・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
・輸入盤 歴史的アイテム |
・映像アイテム |
・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
BRINRINRI山下和仁(ギター)の自主制作レーベル。 | ||
カランダール王子の物語◎山下和仁 + 山下紅弓 ギターデュオ II セイシャス/山下和仁編曲:ソナタ〔第37番/第8番〕 ヘンデル/山下和仁編曲:エア HWV.604 /メヌエット〔 HWV.602 / HWV.603 〕 ルイ=クロード・ダカン/リヨベー〔リョベト〕編曲:かっこう / ハイドン/フォルテア編曲:セレナータ テレマン/山下和仁編曲:カノン/グラーヴェ / ベートーヴェン/山下和仁編曲:ソナチネ ハ長調 WoO.44a チマローザ/山下和仁編曲:ソナタ〔第25番/第33番/第79番〕 バッハ/山下和仁編曲:イギリス組曲第3番〜ガヴォット / スカルラッティ/山下和仁編曲:ソナタ K.9, L.413 リムスキー=コルサコフ/山下和仁編曲:シェヘラザード より〔カランダール王子の物語/若い王子と王女〕 山下和仁、山下紅弓(G) | ||
録音:2019年12月11日-13日。山下和仁&山下紅弓ギターデュオの新たなる名盤2タイトル。ロシア公演を興奮の坩堝としたシェヘラザード2曲 + バロック・古典新編曲、全17曲! | ||
スライドワルツ〜山下和仁 + 山下紅弓 ギターデュオ III 作曲者不詳/伝・エリス:スライドワルツ / レオンハルト・フォン・カル:ロンド Op.39 ソル:6つのワルツ Op.39 〔 1 de Mohor / 2 de Sor / 3 de Mohor / 4 de Steibelt / 5 de モーツァルト / 6 de Mohor 〕 バッハ/山下和仁編曲:イギリス組曲第6番〜ガヴォット グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37 より 〔蟹のカノン/オリエンタル〕 ルクレール/山下和仁編曲:2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.3 No.5 〜 II ガヴォット ソル:ロシアの思い出 Op.63 山下和仁、山下紅弓(G) | ||
録音:2020年2月17日-19日。山下和仁&山下紅弓ギターデュオの新たなる名盤2タイトル。ソルの傑作≪ロシアの思い出≫、人気曲≪スライドワルツ≫を含む、驚異のデュオの新たな地平『2003年、東京・浜離宮朝日ホールにてデビューした山下和仁&山下紅弓ギターデュオ、翌2004年にローマ国際ギターフェスティバルに出演して以来、国内外で多数の演奏を行い好評を博している。2017年にCDアルバム「ランクラージュマン」を発表、ソルによる表題作を始め、カル、グラナドス、ヴィラ=ロボスらの作品を収めた同作は本格派ギターデュオの始動を告げる意欲作として各所で高い評価を受けた。それから3年後の2020年、同デュオのさらなる飛躍を示す2枚のアルバムが同時発売されることとなった。1枚が本盤「カランダール王子の物語〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオU」(KYBR-2002)であり、もう1枚が「スライドワルツ〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオV」(KYBR-2003)である。詳細についてはぜひそれぞれのアルバムを実際にお聴き願いたいが、両盤とも選曲・演奏・録音に極めて秀でた作品であることは断言できよう。好事家のみならず、万人が楽しめると同時に、このギターデュオの並々ならぬ実力を実感し得る2枚の新たなる名盤の登場を心から喜びたい。』(月刊「現代ギター」編集長 渡邊弘文) | ||
ハピーエコー『音楽出版ハピーエコー〔 happy-echo 〕は、ナカダ音楽事務所とともに(作曲家)中田喜直の情報を扱っている会社です』 | ||
浅き春に寄せて〜大塚恵美子 朧月夜(高野辰之作詩/岡野貞一作曲/村木ひろの編曲)/浅き春に寄せて(立原道造作詩/高木東六作曲) 揺籠のうた(北原白秋作詩/草川信作曲/岩河智子編作)/ゴンドラの唄(吉井勇作詩/中山晋平作曲/岩河智子編作) 鐘が鳴る(北原白秋作詩/山田耕筰作曲)/城ヶ島の雨(北原白秋作詩/山田耕筰作曲) 中国地方の子守歌(岡山地方民謡/山田耕筰編作)/愛と祈り(大木惇夫作詩/山田耕筰作曲) 夜作曲(三木露風作詩/山田耕筰作曲)/落葉松(野上彰作詩/小林秀雄作曲)/ねむの花(壺田花子作詩/中田喜直作曲) 悲しくなったときは(寺山修司作詩/中田喜直作曲)/誰かがちいさなベルをおす(やなせたかし作詩/木下牧子作曲) さびしいカシの木(やなせたかし作詩/木下牧子作曲)/愛されている(星野富弘作詩/なかにしあかね作曲) 野ばら(星野富弘作詩/なかにしあかね作曲)/小さな空(武満徹作詩・作曲) 大塚恵美子(S) 松下倫士(P) | ||
録音:2019年10月9日-11日、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール。幅広いレパートリーを携えて歌い続け、コンクール歴も輝かしい本格派ソプラノ歌手大塚恵美子。初めてのアルバムは「朧月夜」から「小さな空」まで、自身が愛唱してきた日本のメロディー・クロニクル(日本歌曲史)。最良のピアニスト松下倫士との共演が実現し、聴きごたえ充分なアルバムが完成した。特にタイトル曲、高木東六の「浅き春に寄せて」と共に、山田耕筰の「愛と祈り」「夜曲」は、大塚が長年あたためてきた、抒情あふれる佳曲で日本歌曲の歴史上でも貴重な音源!この三曲も聴き逃しなきようだ。さらに、新時代を拓いている、木下牧子、なかにしあかねの歌、岩河智子のピアノ・アレンジを聴けることも嬉しい。充実感溢れるこのアルバムは、我が日本の歌曲ファンを魅了する、必聴の一枚。録音は2019年10月、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールでのセッション録音。エンジニア・山中耕太郎によるフレッシュでクリアな心あたたまる音作りも聴き物。 | ||
ソール・ブルー青柳晋の自主レーベル 〔 Saules Bleus =青い山羊〕。 | ||
リスト: 巡礼の年第1年「スイス」 S.160(全曲) |
青柳晋(P| 使用楽器:スタインウェイ D ) | |
録音:2020年6月3日-5日、ハクジュ・ホール|販売元:有限会社パウ。青柳晋の久しぶりの新譜としてリストの「巡礼の年第1年スイス」を発売する。彼は2006年より、リスト作品をメインに据えた自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部屋」をスタートさせ、自身の1年間の演奏活動を締めくくるコンサートを開催している。2020年のコロナ禍で多くの演奏会が中止になった中、彼は改めてピアノとリストの音楽に向き合い、これらの作品に磨きをかけてきた。その成果がこのアルバムに結実している。第1曲の「ウィリアム・テルの聖堂」はその大伽藍を思わせるスケールの大きさと磨き抜かれた音色に魅了される。第4曲「泉のほとりで」では水のきらめきを表現する繊細な技巧と詩的表現が見事に両立されている。第5曲「嵐」の壮絶なテクニックで表現される緊張感。14分近いバラード、第6曲「オーベルマンの谷」での主人公の心の苦悩と葛藤を表現する音楽的表現の深さは驚嘆に値する。このアルバムを通して青柳晋は自ら「新しいリスト弾き」の誕生を表明している。更にこのアルバムの発売にあたって自らのニューレーベル「Saules Bleus(ソール・ブルー=青い山羊)」を立ち上げ、今後の制作拠点にすることも明らかにしている。今回のリストアルバムだけでなく今後に続く作品についても是非ご注目頂きたい。 | ||
シルフィード・レコーズD00EM-08210のみ新譜、他は未案内旧譜。ギタリスト竹内永和氏が主宰するレーベル。 | ||
セーヌ〜ロマンティックな情景〜 Duo ANIMIS 北欧シリーズ1 シェーグレン:詩曲 Op.40 / シベリウス:パントマイム・バレエ「スカラムーシュ」 Op.71 〜愛の情景 シェーグレン:2つのスウェーデン民謡による演奏会用小品 Op.45 ステーンハンマル:2つの感傷的なロマンス Op.28 / シンディング:人生の情景 Op.51 デュオ・アニミス[寺島貴恵(Vn) 下山静香(P)] | ||
録音:2020年2月25日-26日、五反田文化センター音楽ホール。深い響きと確かな音楽性で彩る、人生の様々なシーン――。寺島貴恵(Vn)と下山静香(P)によるユニット、デュオ・アニミス(2019年結成)の北欧シリーズ第1弾。スウェーデンのシェーグレン、ステーンハンマルや、フィンランドのシベリウス、ノルウェーのシンディング等、貴重な北欧ロマン派の作品を集めた意欲作! | ||
マルコ・メローニ・プレイズ・バッハ、サンス、コスタ、ルコック、ビーバー J.S.バッハ:パルティータ第3番 BWV.1006 / ダ・コスタ:序奏とカナリオス ルコック:スペインのフォリア / サンス:パヴァーヌとカナリオス バッハ:シャコンヌ / ビーバー/イノホサ編曲:パッサカリア(ボーナストラック) マルコ・メローニ(バロックG) | ||
録音:2017年9月1日-2日、かながわアートホール。イタリア、サルディーニャ在住のバロック・ギターの巨匠、マルコ・メローニ、待望の初アルバム。稀代のヴィルトゥオーゾによるバロック・ギターの神髄。独自の奏法を研究、開発し、他の追随を許さない華麗なバロック・ギターの世界を切り拓いたマエストロの、渾身の1作!復弦5コースギターによる、驚異的なバッハの「シャコンヌ」を始め、聴きどころ満載で、他にも、ルコックやビーバー等の貴重な録音を含み、古楽愛好家はもとより、広く一般のクラシックファンにもお薦めのアルバム。日本語解説に加え、本人による、英語、イタリア語の解説付。 | ||
中山晋平:作品集 Vol.2 〜ながれ星 鞠と殿様/肩たたき/ながれ星/銀座の柳/東京音頭/兎のダンス/ペタコ/ちょうちょの町/ 猫のお嫁入り/あひるのせんたく/四季メドレー〔春のお山/夏の雲/秋風/雪だるま〕/里ごころ/ 露地の細道/紅屋の娘/旅人の唄/木の葉のお船/さすらいの唄(ボーナストラック) 竹内永和(G) 早川育(Fl) | ||
録音:2018年11月5日-6日、かながわアートホール。第1作目「砂山」の好評を受け、中山晋平の知られざる作品も収録した、晋平名曲集第2弾。中山晋平記念館(長野県)の協力のもと、貴重な作品群の精査を経て、新たにギター&フルートのアンサンブルのために編曲された名曲の数々が、新鮮な魅力を放っている。「鞠と殿様」「兎のダンス」等の有名曲はもとより、隠れた名曲「ながれ星」や、愉快な動物シリーズ等々、中山晋平作品の幅広い魅力を余す所なく収めたアルバム。晋平の四季メドレーは、このアルバムのために新たにメドレースタイルで編曲された物。年譜、曲目解説に加え、歌詞(抜粋)も収め、器楽演奏に合わせて口ずさむ事もできる。 | ||
中山晋平:作品集 (Vol.1) 〜砂山 砂山/ゴンドラの唄/てるてる坊主/しゃぼん玉/黄金虫/雨降りお月さん/東京行進曲/背くらべ/ 証城寺の狸ばやし/げんげ草/カチューシャの唄/あめふり/波浮の港/あの町この町/船頭小唄 竹内永和(G) 早川育(Fl) | ||
録音:2015年10月10日-11日、かながわアートホール。竹内永和(ギター、編曲)と早川育(Fl)による中山晋平作品集第1弾。オリジナルアレンジによる、晋平メロディーの新たな魅力! 「砂山」から「カチューシャの唄」「船頭小唄」等、代表作を多数収録。童謡、唱歌から、新民謡、歌謡曲に至るまで、様々なジャンルで名曲を残した晋平メロディーの、普遍の魅力を掘り下げたアルバム。詳細な年譜と曲目解説付。 | ||
299 MUSIC合同会社 録音研究室 [Recording Laboratory, LLC.] (レック・ラボ)が擁するレーベル。 | ||
サクバットの舞〜宮下宣子(サクバット)&高本一郎(リュート) J.ショップ(c.1590-1667):涙のパヴァーヌ(*/#) / 作曲者不詳:イタリアーナ(#) J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏フルート・パルティータ BWV.1013 より(*) 〔 Allemande / Corrente / Sarabande 〕 コレッリ(1653-1713):12のヴァイオリン・ソナタ集〜ソナタ第5番(*/#) T.オ・カロラン(1670-1738)/高本一郎編曲:小さな妖精と大きな妖精(#) マレ(1656-1728):ヴィオール曲集第5巻 組曲第6番より(*/#) 〔 Prélude / "Allemande/La Fiere" / Sarabande / "Gigue/La Precieuse" / Gavotte 1 & 2 / Menuet 1 & 2 / Rondeau / Le Troilleur / Chaconne 〕 オルティス(c.1510-c.1570): マドリガーレ「幸せなわが眼よ」によるレセルカーダ第2番(*/#) / レセルカーダ(*/#)〔第1番「パッサメッツォ・アンティコ」/第2番「パッサメッツォ・モデルノ」〕 宮下宣子(サクバット;*) 高本一郎(リュート;#) | ||
録音:2020年2月17日-19日、プラザ・ウェスト「さくらホール」。日本の“金管女子 "のパイオニアで、サクバットの第1人者としても活躍する宮下宣子と、リュート奏者として様々な活躍をみせる高本一郎のデュオが、燦然と輝く名曲に新たな煌めきを与える。優しく舞い踊るかのような響きのサクバットと、繊細かつ暖かい音色のリュートが出会ったとき、立ち上る極上の音世界が目の前に広がる。 | ||
ピカレスク〜無伴奏チェロ作品集 ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):コンチェルト・ロトンド(1998) 平野義久(1971-):ピカレスク〜丸山泰雄に捧ぐ〜(2018) ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72 (1964) ナローン・プランチャルーン(1973-):ファー・フロム・ホーム(2004) フィリップ・グラス(1937-):オービット(2004) 丸山泰雄(Vc) | ||
録音:2020年8月12日-14日、相模湖交流センター「ラックスマン・ホール」。クラシック音楽界に於いて類なき精彩を放つチェロ奏者丸山泰雄。そんな彼の最新作がこの怒涛の無伴奏作品集。「え?多重録音?」と思わず訝しんでしまうソッリマの「コンチェルト・ロトンド」や“一人ダンス・バンド " を展開する平野の「ピカレスク」、タイの伝統音楽から着想を得たプランチャルーンの「ファー・フロム・ホーム」など、丸山の規格外のテクニックと表現力が遺憾なく発揮された一枚。丹田に染み入る魂の演奏を、体感せよ。 | ||
KII | ||
Tahra 音源、メンゲルベルク ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (*) インタビュー〔独語〕(1938) (#) |
ウィレム・メンゲルベルク指揮 アムステルダム・ コンセルトヘボウo. | |
録音:1943年4月13日、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ(*) /1938年2月8日、ミュンヘン(#) |初出・旧品番: Tahra, TAH-391/393 の CD3 (TAH-393) (*) [(P) 2000], TAH-401/402 の CD1 [TAH-401] より(#) [(P) 2001] |共に Tahra 初出盤が初発売だった音源|解説書に(#)の平林氏日本語訳を掲載|カヴァー:スイスの山荘に幽閉されていたメンゲルベルクを玄関前で1947年に撮影した非常に貴重なカラー写真(TAH-401/402の表紙に使用されていたもの)。『 その根源的な情熱の凄さに感動した。第1楽章はそれこそ赤々と燃えさかる炎である。ティンパニの激しい打ち込みはフルトヴェングラーとは別の凄さがあり、展開部やコーダの遅いテンポはいかにも物々しい。第2楽章は熟れたロマンであり、この妖しい音色は魔的である。第3楽章は木管楽器のリズムの刻みが独特であり、コーダでリタルダンドして終わるのもメンゲルベルクらしい。第4楽章、これまた凄い。序奏の濃密な音、続くアルペン・ホルンの雄大さも圧巻、アレグロの主題はフレーズごとにテンポが落とされるのも個性的だ。その後の集中力も凄まじいが、印象的なのはコーダの直前、第2主題がヴァイオリンが濃厚なポルタメントで奏されるところ。こうなる、とわかっていても、思い切りのけぞってしまう。コーダの金管楽器のファンファーレは、それこそ勝利の凱旋、素晴らしい音だと思う。』〔平林直哉/ライナーノーツより〕●「ベートーヴェン交響曲集〜未発表録音集(4CD)」につづく、仏ターラが発掘したメンゲルベルク&ACO(アムステルダム・コンセルトヘボウo. )の未発表ライヴ、こんどはブラームスの交響曲第1番。これが、フルトヴェングラー&北ドイツ放送so. と双璧ともいえる、超ド級の爆演・凄演・大名演!ターラ廃業に伴い、入手困難な輸入盤がメンゲルベルク(1871.3.28-1951年3月21)生誕150年・没後70年周年企画として国内盤で復活する。●ティンパニの強烈連打、巨大なスケール、劇的迫力、濃密な歌いっぷり、ビロードのような弦に代表されるオーケストラの上手さ等、語り尽くせないほど魅力の詰まったCD。●43年という戦時下、ライヴ録音。放送原盤復刻に伴うスクラッチノイズこそ一部に残っているが、総じてターラならではのしっかりと芯のある音。キング関口台スタジオでのリマスタリングでさらに改善される。●余白に、これまた初出音源となるインタビューを収録。38年11月8日、ミュンヘン・フィルとの本番リハーサルの前に行われたもので、この日の演目であるチャイコフスキーの交響曲第5番について、チャイコフスキーの弟モデストからもらった作曲者自身の修正・書き込み付スコアを参 考にしたことなど、貴重な証言をメンゲルベルクの声で聞ける。(解説書に平林氏訳を掲載)●フルトヴェングラー、ワルターアルトゥーロ・トスカニーニらと「世界の4大指揮者」と称され、じつに50年もの長きにわたってACO 常任指揮者の座に君臨してきたメンゲルベルク。その人気・実力ぶりを計り知れる至芸を存分にご堪能頂きたい。 | ||
アール・アンフィニ | ||
ダンツァ フォーレ:シシリエンヌ Op.78 / チャイコフスキー:「眠れる森の美女」〜ワルツ ショスタコーヴィチ:舞台管弦楽のための組曲〜ワルツ第2番 / サン=サーンス:死の舞踏 Op.40 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 / ヘンデル:シシリエンヌ / プーランク:フランス組曲 ポッパー:スペイン舞曲 Op.54 〜第2番 セレナーデ/ハンガリアン・ラプソディ Op.68 アルベニス/ A. L. クリストファーソン編曲:スペイン Op.165 〜第2番 タンゴ 新倉瞳(Vc) 梅村百合(P) | ||
録音:2020年8月27日-28日。 | ||
MClassics株式会社 妙音舎が発売するレーベル | ||
軒下ランプ 加藤昌則:軒下ランプ / J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013(ユーフォニアム版) ベートーヴェン:モーツァルト「魔笛」の主題による7つの変奏曲 / メンデルスゾーン:無言歌 Op.109 オリヴァー・ヴェースピ:ユーフォニアム協奏曲 / フィリップ・スパーク:イーナの歌 佐藤采香(ユーフォニアム) 清水初海(P) | ||
録音:2020年9月8日-10日、相模湖交流センター。 | ||
“白鳥の歌“ 四題 シューベルト:白鳥の歌 D.957 より〔アトラス/彼女の絵姿/漁師の娘/街/海辺にて/影法師〕 ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 より〔人間の成り行きは/私は顔を向け、見た/おお、死よ、なんと辛いことか〕 ヴォルフ:ミケランジェロの詩による3つの歌曲 マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲 より〔この世に私はいない/たおやかな香りをかいだ/真夜中に〕 シューベルト:ミューズの児 D.764 /楽に寄す D.547 宮本益光(Br) 田恵子(P) | ||
録音:2020年9月28日-30日、アイリスホール、かつしかシンフォニーヒルズ。 | ||
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 〔第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 /第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 〕 ヨアヒム(1831-1907):ヘブライの旋律 Op.9 成田寛(Va) 上野真(Fp) | ||
録音:2019年11月27日-29日、相模湖交流センター。 | ||
リスト:巡礼の年「スイス」 S.160 (全9曲)
三舩優子(P) | ||
録音:2020年8月26日-27日、フィリアホール。 | ||
N−crafts SoundNHK 交響楽団メンバーによる金管五重奏団、N-crafts 初のCD | ||
ブラス・クロニクル マルカントワーヌ・シャルパンティエ/ロジャー・ハーヴィー編曲:「テ・デウム」〜前奏曲 ヨハン・セバスティアン・バッハ/ロナルド・ロム編曲:小フーガ ト短調 BVW.578 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル/ロジャー・ハーヴィー編曲:調子の良い鍛冶屋による変奏曲 イアン・マクドナルド:シースケッチ / モーレイ・カルヴェール:3つのダンスの印象 エンリケ・クレスポ:スピリチュアル・ワルツ / 酒井格:たなばた ゴードン・ラングフォード:前奏曲、ポロネーズとプロムナード / ジョン・チータム:スケルツォ N-crafts 〔エヌ - クラフツ〕 [栃本浩規、井川明彦(Tp) 今井仁志(Hr) 川武典(Tb) 池田幸広(Tu)] | ||
録音:2019年12月26日、28日、飛騨芸術堂、飛騨・世界生活文化センター、高山市、岐阜県。 | ||
Sae Higashi Records | ||
Klangfarben 〜響きの彩 クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22 ローベルト&クララ・シューマン:歌曲からの編曲集 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ 東紗衣(Cl) 守重結加(P) | ||
録音: 2020年9月14日-15日、 M.E.T.ホール。 | ||
VIRTUS CLASSICS | ||
パトリック・ガロワの芸術2〜フランス・ロマン派ソナタ集 フランク:ソナタ イ長調 / ピエルネ:ソナタ ニ短調 Op.36 / ヴィドール:組曲 Op. 34 パトリック・ガロワ(Fl) 瀬尾和紀(P) | ||
録音:2019年1月28日-30日、北九州市立響ホール。 |
LIGIA DIGITAL (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)ご案内済旧譜はこちらから(一部の旧譜は価格が異なります。また御注文可能なものでも廃盤&入手不能の場合がございます)。 | ||
(16)80年代、リュリがパリとヴェルサイユの情熱に火を付ける〜リュリのヒット曲集 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):歌劇「ペルセー」LWV 60 (1682) から 〔序曲/ O! Vertu charmante (d/t/bt) / Helas! Il va perir (d) / 司祭たちのためのエール [Air pour les Sacrificateurs]、サラバンド(レシ・タンドル)/ O tranquille Sommeil (t) /パッサカリア〕 ジャン=フランソワ・ラルエット(1651-1728): O Salutaris hostia (d) ルイ・マルシャン(シルー・シャルマン) (1669-1732):オルガン曲集第4巻〜前奏曲 ジャン=バティスト・リュリ:歌劇「ロラン」 LWV 65 (1685) 〜 Ah! j'attendray longtemps (bt) ルイ・マルシャン(シルー・シャルマン):オルガン曲集第4巻〜フーガ ジャン=バティスト・リュリ: 歌劇「イシス」 LWV 54 (1677) 〜 Plainte du Dieu Pan (bt) / 歌劇「ファエトン」 LWV 61 (1683) から 〔第1のエール、春とその続き [Premier air/Le Printemps et sa suite] (グラン・プラン・ジュ)/ Gay, Petit Air pour les mesmes (デュオ)〕/ 歌劇「アルミード」 LWV 71 (1686) 〜 Plus j'observe ces lieux (t) / 歌劇「アティス」 LWV 53 (1676) から 〔楽しい夢への入り口 [Entrée des Songes agréables] (フルートのコンセール)/ 花のニンフのエール [Air pour les Nymphes de Flore] (クルムホルンのレシ)〕 ジャン=フランソワ・ラルエット: O mysterium ineffabile (bt) ジャン=バティスト・リュリ:歌劇「イシス」 LWV 54 から 〔トランペットのエール [Air pour les Trompettes] /第3のエール、メヌエット〕 ジャン=フランソワ・ラルエット: Justus germinabit (d) ジャン=バティスト・リュリ: 歌劇「アティス」 LWV 53 序曲/歌劇「アシスとガラテー」 LWV 73 (1686) 〜リゴードン〔 I & II 〕/ 歌劇「ファエトン」 LWV 61 〜 Dans ce Palais, bravez l'Envie (メヌエット)/ 歌劇「ヴェルサイユの洞窟」 LWV 39 (1668) 序曲/ 歌劇「アルミード」 LWV 71 〜 Ah! Si la liberté me doit être ravie (bt) / 歌劇「ファエトン」 LWV 61 〜シャコンヌ/歌劇「アルミード」 LWV 71 〜 Le perfide Renaud me fuit ユリア・ヴィシュニェフスキ(S; Dessus 声部 (d)) マリー・ゴートロ(Ms; bas-dessus 声部 (bd)) ヴァンサン・リエヴル=ピカール(T; Taille/Haute-contre 声部 (t) ) ジュゼプ・カブレ(Br; Basse taille 声部 (bt) ) ジュアキム・ゲラ(バロックFg) ローラン・ベイハースト(Org)指揮ル・コンセール・トリビュオ | ||
録音:2017年9月、サン=マルタン教会、スール [Seurre] 、フランス|使用オルガン:ジュリアン・トリビュオ [Julien Tribuot] 、スールにて、1699年製。 ジャケットにデザインされたジュークボックスのように、フランス・バロックの大作曲家リュリの1680年代の「人気ナンバー」が次々流れ出るアルバム。 | ||
愛する自然〜イタリア初期バロックにおける鳥と自然の歌 ■第1部 :鳥の歌 クレマン・ジャヌカン(1485頃-1558):鳥の歌 [Le Chant des oiseaux] ジュゼッペ・カイモ(1545頃-1584): カッコウが「カッコー」と歌っていると [Mentre il cuculo il suo cucu cantava] ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):カッコウによるカプリッチョ [Capriccio fatto sopra il cucchu] ヤコブ・アルカデルト(1504頃-1568): 真白な優しい白鳥は歌いながら死ぬ [Il bianco e dolce cigno cantando more] ジャン・ド・カストロ(1540頃-1611):異国のフェニックス [Una strania Fenice] ヤコブ・ファン・エイク(1590頃-1657): イングランドのナイチンゲール [Engels nachtegael (Le rossignol anglais) ] クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):優しいナイチンゲール [Dolcissimo uscignolo] (5声) ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ(リッチョ) (1570-1630):ナイチンゲール(4声のカンツォン) クラウディオ・モンテヴェルディ:おお、何とおまえは優しいのか [O come sei gentile](ソプラノ2声) タルクイニオ・メールラ(1595頃-1665):雌鶏(カンツォン) [Canzon La gallina] (2声) マルコ・ウッチェリーニ(1603頃-1680):エルマフロディータ(カンツォン) [Canzon l'Ermaphrodita] ■第2部 :愛の春 クラウディオ・モンテヴェルディ:悲しみの冬は去り [Fuggi il verno] (Scherzi musicali) パオロ・クアリアーティ(1555頃-1628):甘美な花 [Soavissimi fiori] (La sfera armoniosa) クラウディオ・モンテヴェルディ:おお、ロゼッタ、小さなバラのような [O Rosetta, che Rosetta] パオロ・クアリアーティ:日の出を見よ、美しいクローリよ [Vedi l'Alba bella Clori] マルティーノ・ペゼンティ(1600-1648):春(コッレンテ) [Corrente la Primavera] 不詳:ナインチンゲール [The nightingale](パリ国立図書館所蔵、17世紀の写本) アンドレア・ファルコニエーリ(1585頃-1656):四月のブランド [Brando d'Aprile] ビアージョ・マリーニ(1594-1663): いま日の出が、いま夜明けが [Hor che l'alba, hor che l'aurora] (新しい五月の喜び) ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):カナリオ [Canario] クラウディオ・モンテヴェルディ:西風が戻り [Zefiro torna](チャッコーナによる) ラ・フェニーチェ&ファヴォリーティ [ファニー・アントネロウ(S1) サスキア・サレンビエ(S2/Vn) カタリーナ・ホイティアー(Vn/リコーダー) 五味敬子(Vc) マルク・マイゼル(Cemb/Org) ニコラ・アクテン(バリトン/Hp/テオルボ/ティオルビーノ/G) ジャン・テュベリー(コルネット〔ツィンク〕/リコーダー/声)] | ||
録音:データ記載なし。 | ||
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):ピアノ・ソナタ ロ短調 カロル・シマノフスキ(1882-1937):ピアノのための9つの前奏曲 Op.1 ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
大人の女性たち〜フランスの女性作曲家のトランペットとピアノのための作品集 マリー=ルース・ルーカス(1935-2015):トランペットとピアノのためのバラード(*) ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983): トランペットとピアノのためのコラール(*) /トランペットとピアノのためのガイヤルド(*) エステル・アシュイッド(1997-): ランスロットの誓い [Le serment de Lancelot] (トランペットとピアノのための)(*) / L'Ankou(トランペットとピアノのための) (*) ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):コルネットとピアノのためのファンタジー・コンチェルタント(+) ヴァレリー・ステファン(1961-): ピアノのための5つの前奏曲 〔オーレリアのための前奏曲 [Prélude pour Aurélia] /テーマのない不眠症 [Insomnie sans thème] / 鳥と詩人 [L'oiseau et le poète] /悲しい夢 [Songe triste] /冬とその針 [Un hiver et ses aiguilles] 〕/ 風の中の雲 [Nuage su gré du vent](トランペットとピアノのための) (*) エルザ・バレーヌ(1910-1999):春のファンファーレ [Fanfares de printemps](トランペットとピアノのための)(*) クロード・アリュー(1903-1990): トランペットとピアノのためのコンチェルトシュトゥック [Concertstück] (*) エディト・カナ・ド・シジー(1950-):静寂の前奏曲 [Prélude su silence](ピアノのための) オデット・ガルテンローブ(1922-2014): トランペットとピアノのための3つの小品 [Trois Pièces brèves] (*) ダーナ・チョカルリエ(P) ギー・トゥーヴロン(Tp;*/コルネット;+) | ||
録音:2019年10月28日-30日、メゾン・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス、バニュー、フランス。 希少にして興味深いプログラム。ルーマニア出身のフランスのピアニスト、ダーナ・チョカルリエとトランペットの大家ギー・トゥーヴロンの共演で。 | ||
DISKANT (スロヴァキア) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから | ||
愛する歌、スロヴァキアのハープ音楽〜 カタリーナ・トゥルネロヴァー・プレイズ・ミラン・ノヴァーク(1927-): CD: ハープと室内管弦楽のための協奏曲(1972) (++) /ハープ独奏のためのソナタ(1982) / 詩は疲れている [The Poems Are Tired](ソプラノ、ハープとチェロのための4つの歌) (1969) (+/*) / 子供たちの愛について [About Children's Loves](ハープ独奏のためのロンド) (2017) p / フルートとハープのための古風な様式の組曲(1986) (#) p / カムバックス [Comebacks](ハープ、チェロと管弦楽のための3つの音楽のフレスコ画) (1985) (*/**) p / ハープ独奏のためのロマンティック・ミニアチュア(1967) / 花々とおしゃべり [Chatting with Flowers] (児童合唱とハープのための) (2016) (##)p / 愛する歌 [Canto Amoroso](チェロとハープのための) (2006) DVD: ハープと室内管弦楽のための協奏曲(***) / ハープ独奏のためのロマンティック・ミニアチュア〜ノクターン 私のお気に入り [My favourites] (カタリーナ・トゥルネロヴァーへのインタビュー|TVトーク・ショー「レディーズ・クラブ」より) ミラン・ノヴァークへのインタビュー カタリーナ・トゥルネロヴァー(Hp) エヴァ・ホルニャーコヴァー(S;+) エウゲン・プロハーツ(Vc;*) ツィリル・シクラ(Fl;#) アドリアーン・ココシュ指揮スロヴァキア放送児童 &少女cho.(##) エヴァルト・ダネル指揮スロヴァキア室内o.(++) マリオ・コシーク指揮(**) ヨルダン・カムジハノフ指揮(***) スロヴァキア放送so.(**/***) | ||
録音:2014年-2019年、スロヴァキア放送スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア|世界初録音p 。#当商品のDVDはPAL方式のため再生にはPAL対応のプレイヤーが必要で、再生保証はございません。 ミラン・ノヴァークはアレクサンドル・モイゼス(1906-1984)に師事したスロヴァキアの作曲家。同国楽壇の要職を歴任した。カタリーナ・トゥルネロヴァーは1969年ジリナに生まれ、ジリナ音楽院、プラハ音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのハープ奏者。1990年から1995年までスロヴァキア放送so. の、1995年から2020年12月現在スロヴァキアpo. の第1ハープ奏者。 | ||
MUSIC CENTRE SLOVAKIA
2009年に国内へ新規案内されたスロヴァキアのレーベル。旧譜はこちらから | ||
エウゲン・スホニュ(1908-1993):初期ピアノ作品集 序奏(1924) /赤いバラ(1924) /バレリーナ(1924) /ロマンス ハ短調(1925) /悲劇(1925) / ユリウス・カエサル(オペラ序曲)(1925) /バレエ「アンゲリカ」序曲(1925-26) / 緩やかなワルツ(1925) /ノクターン ハ短調(1926) /ニンフと牧神(1926) / ノクターン 変ニ長調(1926) /気まぐれな間奏曲(1926) /アルバムの綴り(1926) / 無言歌(1926) /ピエロとコロンビーヌ(1927) /アダージョ ト短調(1928) ラジスラウ・ファンゾヴィツ(P) | ||
録音:2013年3月29日-30日、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア。 | ||
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007): 24の前奏曲(2005) |
マグダレーナ・ バユショヴァー(P) | |
録音:2019年5月5日、ライヴ、ドヴォラナ・ホール、ブラチスラヴァ舞台芸術アカデミー、ブラチスラヴァ、スロヴァキア。 イリヤ・ゼリェンカはブラチスラヴァに生まれヤーン・ツィッケル(1911-1989)に師事した20世紀スロヴァキアを代表する作曲家の一人。マグダレーナ・バユショヴァー(1976生まれ)は当収録曲の初演者でもあるスロヴァキアのピアニスト。 | ||
ミスカ・ハウセル(1820-1887):ヴァイオリンとピアノのための作品集 ハンガリー狂詩曲 Op.43 /シチリアの羊飼いの歌 Op.29 /わが祖国に(ハンガリー舞曲 I ) Op.26 / 無言の舟歌 Op.16 No.1 /ハンガリー舞曲 II (チャルダーシュ) Op.29 No.6 /アイルランド狂詩曲 Op.45 / 夏の名残のバラ(アイルランド民謡) Op.9 No.3 /ボレロ(スペインの無言歌) Op.38 No.1 / チャルダーシュ(ハンガリーの無言歌) Op.38 No.2 /スコットランド狂詩曲 Op.47 / わがワルシャワへの別れ(ノクターン) Op.5 /ロシアの歌 Op.6 /ハンガリー国民舞曲 Op.53 / 木の上の鳥(カプリス・ブルレスク) Op.34 (1854) /ハンガリー風 (1902頃) ユライ・トムカ(Vn) マロシュ・クラーチク(P) | ||
録音:2019年8月21日-22日、ベーゼンドルファー・セレクション・センター、ウィーナー・ノイシュタット、オーストリア。 ミスカ・ハウセル(ハウザー)はブラチスラヴァに生まれウィーンに没したオーストリア=ハンガリー帝国の作曲家・ヴァイオリニスト。 | ||
SLOVAK RADIO BRATISLAVA 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)スロヴァキア国営放送ブラチスラヴァ・ラジオ局の制作するCDレーベル。旧譜はこちらから。 | ||
ヴェルディ(1813-1901):レクイエム
ガブリエラ・ベニャーチコヴァー(S) エヴァ・ランドヴァー(Ms) ペテル・ドヴォルスキー(T) ペテル・ミクラーシュ(B) オンドレイ・レナールト指揮チェコスロヴァキア放送ブラチスラヴァso. ルボミール・マートル合唱指揮プラハ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:1982年10月10日、ライヴ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール、ブラチスラヴァ、チェコスロヴァキア〔現・スロヴァキア〕。 日本でもおなじみのスロヴァキアの指揮者オンドレイ・レナールト(1942年生まれ)、40歳時のライヴ放送録音。東欧的な重厚さで満たされた堂々たる演奏。 |
MPMP (葡) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)ポルトガルのクラシカル音楽のデータベース作成、楽譜出版、ソフト制作、演奏会企画、演奏団体(MPMPアンサンブル)の運営等を行うMPMP(Movimento Patrimonial pela Musica Portuguesa [ポルトガル音楽の継承活動] )が擁するCDレーベル。記号部分は複数あり、同番号で重複する異内容の商品があります。特にアイテムの多い "MPMP" と "MPMPCD" においては ご注意下さい。また、 "MPMPCD" 記号のアイテムは品番が4桁表示のものと2桁表示のものがありますが、例えば "MPMPCD-0034" と "MPMPCD-34" は同一の商品です。さらに同内容で異品番が2種(例: MPMP-23 と MPMPCD-57 )振られているものもあります。旧譜はこちらから。 | ||
エヴォラ大聖堂の音楽遺産 マヌエル・カルドーゾ(1566-1650): Mulier quae erat (四旬節に) マヌエル・レベーロ(1575頃-1647): Regina Caeli (*) ドゥアルテ・ロボ(1566頃-1646):マフィニカト第1旋法 (*) エステヴァン・ロペス・モラーゴ(1575頃-1630頃): Erumpant montes (待降節に) / Montes Israel (待降節に) / Laetentur caeli (待降節に) フランシスコ・ジョゼ・ペルディガン(?-1833): Amen dico vobis (待降節第1主日) (*) / Cum audisset Joannes (待降節第2主日) (*) / Omnis vallis implebitur (待降節第4主日) (*) マヌエル・メンデス(1547頃-1605): Alleluia アフォンソ・ロボ(確認できる活躍期:1770-1790):主日のミサ [Missa Dominicalis] (待降節と四旬節のための) 〔 Kyrie / Sanctus / Agnus Dei 〕 ディオゴ・ディアス・メルガス(1638-1700): Adjuva nos (四旬節に) / Salve Regina ミゲル・アンジョ・ド・アマラル(?-1826): Erat Jesus ejiciens (四旬節第3日曜) (*) / Dicebat Jesus (受難節 主日) (*) エステヴァン・ロペス・モラーゴ: Libera me, Domine (*) / Credo quod Redemptor (*) フランシスコ・マルティンス(1622頃-1680): Plange (*) アンドレ・ロドリゲス・ロポ(確認できる活躍期:1770-1800): Sepulto Domino (*) アフォンソ・ロボ: Ductus est Jesus (四旬節第1主日) (*) / Assumpsit Jesus (四旬節第2主日) (*) / Erat Jesus ejiciens (四旬節第3主日) (*) / Cum sublevasset (四旬節第4主日) (*) / Dicebat Jesus (受難節 主日) (*) ペドロ・ヴァス・レゴ(1673-1736): Beati omnes Septimi Toni [Beati omnes 第7旋法] (*) アルマンド・ポサンテ(Br/音楽監督)グルーポ・ヴォカール・オリシポ [エルサ・コルテス(S) マリア・ルイーザ・タヴァレス、 ルシンダ・ジェラルド(Ms) カルロス・モンテイロ(T)] | ||
録音:2020年8月3日-7日、リスボン高等音楽学校、リスボン、ポルトガル| (*):世界初録音。#本体・外装に規格品番表示はありません。 ポルトガル南部の都市エヴォラの大聖堂。16〜17世紀には多声音楽のためのエヴォラ学校を創設し、ポルトガル音楽史に残る重要な作曲家たちを輩出した。オリシポは1988年リスボンに創立したヴォーカル・グループ。年を経るごとに洗練を重ね、ポルトガルを代表する声楽アンサンブルに発展した。 | ||
ヴァスコ・ネグレイロス(1965-):ダンス 組曲第1番(フルート、チェロとギターのための) 〔マズルカ / Chapalloise /ポルカ/ Gavotte / Circle /ワルツ/ Andro / Scottish 〕/ 組曲第2番(フルート、チェロとギターのための) 〔 Hanter-dro /マズルカ/ Bourée / Scottish / Circle 〕 トリオ・モリンクス [ジョアナ・アモリム(Fl) カテリーネ・ストリンクス(Vc) パウロ・アモリム(G)] | ||
録音:データ記載なし。 | ||
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ピアノの詩集 Vol.1 詩的思考(夢想) [Pensée poétique, revêrie] Op.36 / 3つの無言のロマンス[Três romances sem palavras] Op.51 〔瞑想 [Meditação] /たそがれ [O crepúsculo] /哀歌 [Lamentação] 〕/ 軽業師(ファンタジア) [O acrobata, fantasia] Op.25 /気まぐれ(ワルツ) [Volúvel, valsa] Op.19 / 子供の愛(ワルツ) [Amor filial, valsa] Op.16 /休日(ワルツ) [As férias, valsa] Op.14 / 友情(マズルカ) [Amizade, mazurca] /ペナ湖のほとり(牧歌) [Au bord du lac de Pena, pastorale] Op.50 / エレジー [Elegia] Op.45 /ポーランドの [Polaca] Op.37 /浄化(ポルカ) [Purificação, polca] Op.18 / 子供の頃(ポルカ) [A infância, polca] Op.24 / 無邪気な(ポルカ=マズルカ) [Singela, polca-mazurca] Op.17 / ムルシアの洪水 (性格的情景) [Les inondations de Murcie, scène caractéristique] Op.28 ジョアン・コスタ・フェレイラ(P) | ||
録音:2019年9月2日-4日、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス。 | ||
現代ポルトガル音楽〜室内楽作品集 II ジョアン・セイティル(1984-):プラナ [Prana] (+M) ジョゼ・ルイス・フェレイラ(1973-):糸紡ぎ II [Spinning II](ピアノ4手連弾のための) (#/**) マヌエル・モレイラ(1996-):クフ [Quéops] (++) カルロス・マレコス(1963-):山の後ろの土地 [terras por detras dos montes] (**) ジョアン・ラノ(1995):反射 [Reflectir] (##) クリストファー・ボックマン(1950-):テルトゥーリア [Tertúlia] (*) パウロ・ノヴァード(1991-):混乱 [Disruption] (*) ペドロ・ヌネス(1998-):走る [Run] (*) ペドロ・ラタス(1998-): これらすべてに疲れ、安らかな死のために私は泣く [Tir'd with all these, for restful death I cry] (+S) ジョアン・カルロス・ピント(1998-):出現としての非実在 [Nothingness as an Emergence] (***) マリアナ・ゴディーニョ(P;#) ジョゼ・ペドロ・リベイロ(P;**) リタ・メンデス、アフォンソ・ガスパル、マリア・ナシメント(Fl;++) カタリーナ・マルシェル(声;##) ベアトリス・ピカス・マガリャンイス(Vc;***) ジョアン・カルロス・ピント(エレクトロニクス(***) リスボン高等音楽学校クラスターラボ M 〔器楽合奏〕 (+M) リスボン高等音楽学校クラスターラボ S 〔器楽合奏〕 (+S) エヴォラ大学現代音楽グループ〔器楽合奏〕 (*) | ||
録音:データ記載なし。 | ||
現代ポルトガル音楽〜室内楽作品集 I ジョアン・カルダス(1995-7):シーシュポスの岩 [A pedra de Sisifo] (+) ジョルジェ・ラモス(1995-):また恋に落ちて [Falling in Love Again] (#) アンドレ・シモンイス(1998-):肉体と精神 [Corpo e alma] (**) ジョアン・ダマス(1981-):意識の書き取り [Ditados da consciência] (++) ソランジェ・アゼヴェード(1995-): Um ressoar cêntrico dourado (*) オリヴィア・シルヴァ(1996-): 崩壊する世界でのポジティブ・メッセージ [Positive Messages in a Falling Apart World] (*) ルカス・レイ・ラモス(1986-):多元宇宙論に隠れて [Esconder-se no multiverso] (*) ヌノ・トロカード:2458208 / ジョゼ・マシエル(1966-):不在 [Ausência] (*) ジョアン・カルダス(P;+) クリスティアーノ・リオス、フランシスコ・シプリアーノ(Perc;*) ジョアン・ペドロ・サントス(Cl;#) ペドロ・マサリャン(Vc;#) ソフィア・ヴィエラ(P;#) ジョルジェ・ラモス(エレクトロニクス;#) ディエゴ・メンデス(クラリネット;**) アントニオ・マシャード(マルチPerc;**) ペドロ・タヴァレス(ヴィブラフォン;**) ヌノ・コロアード(Cb;**) リスボン高等音楽学校クラスターラボ XL 〔器楽合奏〕 (++) ポルト高等音楽舞台芸術学校現代音楽アンサンブル〔器楽合奏〕 (*) | ||
録音:データ記載なし。 | ||
現代ポルトガル音楽〜吹奏楽作品集 カルロス・カイレス(1968-):ピアニッシモ [Pianissimo] (*) アントニオ・ピニョ・ヴァルガス(1951-):3つの政治的行事 [Three Political Events] ジョアン・マドゥレイラ(1971-):ダブル [Double] (+) ペドロ・リマ(1994-):凹面の吹奏 [Sopro do côncavo] ジョアン・カルロス・ピント(1998-):ナディール [Nadir] アナ・テレス(P;*) スフォルツァンドゥオ(+) [ミゲル・フィリペ、トマス・モイタル(Perc)] アルベルト・ロケ指揮リスボン高等音楽学校吹奏楽団 | ||
録音:データ記載なし。 | ||
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955): ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1908) (*) / チェロとピアノのためのソナタ(1913) (+) |
トマス・コスタ(Vn;*) イザベル・ヴァス(Vc;+) ヴァスコ・ダンテス(P) | |
SINTESE (葡) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)国内へ初案内されるポルトガルのレーベル。カナ表記:シンテゼ。 | ||
シャウト〜サクソフォンとピアノのための音楽 フォーレ(1845-1924):エレジー(ソプラノサクソフォンとピアノのための編曲版) (*) マーク=アンソニー・ターネジ(1960-): シャウトをフレームする2つのエレジー [Two Elegies Framing a Shout] (ソプラノサクソフォンとピアノのための) (1994) (*) クリストファー・ボックマン(1950-):ソプラノサクソフォンのためのカプリッチョ(2007) (+) 野田燎 (1948-):舞(アルトサクソフォンのための) (1975) リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):ソプラノサクソフォンとピアノのためのソナタ(1988) (*) カルロス・カニョート(Sax) ナタリア・リアボーヴァ(P;*) | ||
録音:2016年1月-2月、シネ=テアトロ・アヴェンディア、カステロ・ブランコ、ポルトガル。 | ||
ヴィオラとエレクトロニクスのための現代ポルトガルの音楽 ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-):錆び [Rust] (ヴィオラとエレクトロニクスのための) (2014) セルジオ・アゼヴェード(1968-):無伴奏ヴィオラ・ソナタ [Sonata para Viola Solo] (2014) ジョゼ・カルロス・ソウザ(1972-): Violeta's(ヴィオラとエレクトロニクスのための) (2013) ジャイメ・レイス(1983-): フルクサス、遷移流 [Fluxus, Transitional Flow] (ヴィオラとエレクトロニクスのための) (2013) エドゥアルト・パトリアルカ(1970-): 音響について(グリゼー・イン・メモリアム) [A Propos d'un Son (Grisey in Memoriam)] (ヴィオラとエレクトロニクスのための) (2014) ジョアン・ペドロ・デルガード(Va) | ||
録音:2014年11月、サルゲイロ・ド・カンポおよびベルガイス、カステロ・ブランコ、ポルトガル。#本体・外装に規格品番表示はありません。 |
LINDORO (西) 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)アンダルシア地方の中心都市セビリャに本拠を置く、ホセ・マリア・マルティン・バルベルデ(アンダルシア地方政庁〔 Junta de Andalucia /アンダルシア自治州会議/アンダルシア自治州政府〕が運営するアルマビバ [ALMAVIVA] のプロデューサーも務める)が主宰する独立レーベル。旧譜はこちらから 。 | ||
アートリュートで聴くバッハの「無伴奏チェロ組曲」 J.S.バッハ(1685-1750)/ミゲル・リンコン編曲:無伴奏チェロ組曲 〔第4番 変ホ長調(ハ長調に移調) BWV.1010 / 第5番 ト短調 BWV.1011 /第6番 ニ長調(ヘ長調に移調) BWV.1012 〕 ミゲル・リンコン(アーチリュート|使用楽器:1990年、スティーヴン・マーフィー [Stephen Murphy] 製) | ||
録音:データ記載なし(2020年以前)。 アートリュートは「大きなリュート」という意味の、開放低音弦を持つリュート属の楽器。バッハが生まれた頃からテオルボに替わって盛んに使われるようになった。 ミゲル・リンコン(1979年生まれ)はセビリャのマヌエル・カスティリョ音楽院でフアン・カルロス・リベラに師事したリュートおよびピリオド・ギター奏者。ソロの他、数多くの古楽アンサンブルでも活躍している。 当レーベルには師のフアン・カルロス・リベラがキタローネ(テオルボの開放低音弦をさらに伸ばした楽器)で演奏したバッハの「無伴奏チェロ組曲第1, 2, 3番のCD (MPC-0704)があったが、残念なことに廃盤になってしまった。 | ||
わが愛のかくなる不在〜ホセ・マリンのトノにおける恋と失恋 ホセ・マリン(1619頃-1699):歌え、ごしきびわ〔五色鶸〕 [Canta jilguerillo] ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1677以後):ハカラ第1旋法 [Xácaras por primer tono] ホセ・マリン:メンガの浮気 [Del amor las mudanzas de Menga] /シエラ・モレナから [De la Sierra Morena] ガスパル・サンス(1640-1710):エスパニョレタ ニ長調 [Españoletas por la D] ホセ・マリン:もはや死の何が重要なのか [Qué importa la muerte ya] ルカス・ルイス・デ・リバヤス:(フィレンツェの) 大公 [Gran duque (de Florencia)] サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):フランスのハカラ [Jácaras francesas] ホセ・マリン:わが失望よ [Ya, desengaño mio] /おお、何と年の過ぎることよ [Oh, cómo pasan los años] ルカス・ルイス・デ・リバヤス:斧の踊り[Danza del hacha] ホセ・マリン:ああ、神よ、何と甘い悪 [Ay, Dios, qué dulce mal] /愛と不在の [De amores y de ausencias] 不詳:スペインのフォリア [Folías de Espanya] (1700頃) ホセ・マリン:タホ川のやもめのキジバト〔雉鳩〕 [Viuda tórtola del Tajo] /生きたいならば [Si quieres vivir] ガスパル・サンス:十字架のパッサカリア[Pasacalles por la cruz] ムシカ・フィクタ [ハイロ・セラノ(T/打楽器/バロックG) カルロス・セラノ(リコーダー) フリアン・ナバロ(バロックG/ハラナ) レヒナ・アルバネス(テオルボ/ハラナ)] | ||
録音:2018年9月26日-10月1日、サン・イシドロ・ラブラドル教会、チキサ、ボヤカ、コロンビア。 スペインの作曲家でハープおよびギター奏者でもあったホセ・マリンのトノ(声楽曲の一形式) を中心としたプログラム。ムシカ・フィクタ [Música Ficta] はラテンアメリカとスペインの古楽の演奏のため1988年南米コロンビアで結成されたアンサンブル。 | ||
今は喜びの季節〜中世ヨーロッパの音楽と詩 シャンパーニュのティボー4世(1201-1253)? : En mai la roussee - 不詳:ウンギャレスカ [Ungaresca] アルフォンソ10世(1221-1284)編纂 :聖母マリアのカンティガ集から 〔 Como podem per sas sulpas (第29番) / Nas mentes sepre teer(第166番)/ Como Deus - A que avondou(第23番 - 第386番)〕 ギヨーム・ド・アミアン(13世紀): C'est la fin, quoi que nous die 不詳:サルタレッロ [Saltarello] (14世紀) /ダンサ・レアル [Danza Real] (13世紀) /サルタレッロ(14世紀) / カルミナ・ブラーナ〜 Ich was ein chint so wolgetan (第185番)/ エスタンピダ・レアル [Estampida Real] 第3番 (13世紀) ラインバウト・デ・ヴァケイラス(確認できる活躍期:1180-1207):カレンダ・マヤ [Kaleda maia] 不詳:シャンソネタ・テデスカ [Chansoneta Tedesca] (14世紀) バルカン半島のユダヤ系スペイン伝承曲: Ventanas Altas 不詳:カルミナ・ブラーナ〜 Sic mea fata (第116番) アルテファクトゥム [フランシスコ・オロスコ(独唱/撥弦楽器) ホセ・ルイス・パストル(撥弦楽器) アルバロ・ガリド(Perc) フアン・マヌエル・ルビオ(擦弦楽器/撥弦楽器) イグナシオ・ヒル(管楽器) ホセ・マヌエル・バケロ(ハーディガーディ/笛)] | ||
録音:2001年6月、旧イエズス会神学校内礼拝堂、セビリャ、スペイン|初出・旧品番: MPC-0711 |新デザイン、新規格品番での再発売。 中世の音楽から幅広く選曲し、さまざまな中世楽器を用いてちょっとアラブ風な味つけでパワフル&ダンサブルに演奏したアルバム。オロスコの演技たっぷりの歌いっぷりが笑える。にぎやかなサウンドを優秀録音がみごとにとらえている。 | ||
BOTTEGA DISCANTICA (伊) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから | ||
リュートに乗せて歌う〜イタリア・ルネサンスの音楽家・作曲家・即興演奏家・演奏の達人 フランツィスクス・ボッシネンシス(15世紀-16世紀):リチェルカーレ6 [Ricercar 6] (1511) バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1534): Tu dormi io veglio (1509) (*) 不詳:ビチニウム7 [Bicimium 7] (1565) イッポリート・トロンボンチーノ(確認できる活躍期:1545-1565): Perchè son tutto foco (1573) (*) ジャコモ・ゴルザニス(1520頃-1579頃):リチェルカーレ I [Recercare I] (1564) エテロクリート・ジャンカルリ(16世紀-17世紀): Caldi sospir (1602) (*) フランツィスクス・ボッシネンシス:リチェルカーレ8 [Recercar 8] (1509) バルトロメオ・トロンボンチーノ: Per dolor mi bagno il viso (1511) (*) 不詳: Voi ve ne andate in cielo (1509) イッポリート・トロンボンチーノ: Io moro amando (1573) (*) ジャコモ・ゴルザニス:リチェルカーレ II [Recercare II] (1564) エテロクリート・ジャンカルリ: Perchè mi lasci in vita (1602) (*) ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ(16世紀-17世紀):ヴォルタ第4番フランス風 [Volta quarta francese] (1599) ポンペオ・ナターレ(?-1681頃): Polinnia (1681) バルトロメオ・トロンボンチーノ: Ho che i ciel et la terra (1516) (*) イッポリート・トロンボンチーノ: Donna se 'l cor di ghiaccio (1573) (*) エテロクリート・ジャンカルリ: Con la sua man (1602) (*) ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1520-1591): コントラプント1 [Contrapunto 1] (1584) /コントラプント2 [Contrapunto 2] (1584) フランツィスクス・ボッシネンシス:リチェルカーレ20 [Recercar 20] (1509) バルトロメオ・トロンボンチーノ: Son io quel che era quel di (1516) (*) ポンペオ・ナターレ:テルシコーレ [Tersicore] (1681) イッポリート・トロンボンチーノ: Se voi dolci et pietosi (1573) (*) ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ:バッロ第2番ドイツ風 [Ballo secondo alemanno] (1599) エテロクリート・ジャンカルリ: Passer mai solitario (1602) (*) ラクイレージア [L'Aquilegia] [テオドーラ・トマジ(歌;* /Hp) フェデリーコ・ロッシニョーリ(リュート)] | ||
録音:2018年10月、サンタ・マリア・マッダレーナ教会、スリヴィア、トリエステ、イタリア。 ラクイレージアは主に16世紀の知られざる音楽を世に出すために結成されたイタリアのデュオ。2019年、スペインのムルシア・エコス音楽祭のレジデンス・グループに選出された。 | ||
ALBANY (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | ||
クリストファー・テオファニディス(1967-): ヴァイオリン協奏曲(2008) (*) /ヴィオラと室内管弦楽のための協奏曲(2002) (#) チー・ユン(Vn;*) リチャード・オニール(Va;#) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮オルバニーso. | ||
録音:2017年-2018年。テオファニディスはイェール大学とイーストマン音楽院、ヒューストン大学で学んだ後、アメリカ・ローマ大賞を受賞、2007年にはグラミー賞現代音楽部門にノミネートされている。ヴァイオリン協奏曲はダイナミックなオーケストラと書法も華麗なヴァイオリンがぶつかり合う力作でアメリカの新ロマン主義の真骨頂ともいえる秀作。艶やかなメロディと演奏効果の高いヴァイオリンの技巧が聴き物。ヴァイオリン独奏は以前DENONから多数のアルバムを発表していたアイドル的ヴァイオリニスト、チー・ユン。ヴィオラ協奏曲はヴァイオリン協奏曲よりこぶりのオーケストラを相手に室内楽的書法で細やかに書かれており、ヴィオラ・ソロとオーケストラの間で交わされる親密なコミュニケーションが印象的な佳品。 | ||
ロバート・パウンド: 歌曲集「記憶の遺物」(全6曲)/ 歌曲集「不穏な精神」(全6曲)/ 歌曲集「一緒にそして一緒に」(全6曲) |
ジョナサン・ヘイズ(Br) ウィリアム・ファーガソン(T) クレイグ・ケッター(P) | |
録音:2016年。ロバート・パウンドの生年は不明だがおそらく中堅世代の作曲家と思われる。彼は指揮者としても活動し、タングルウッドではドホナーニクルト・マズア、小澤征爾に師事している。そんなパウンドの主要作品は当然オーケストラ曲でアトランタ響、セント・ルイス響ほかにより多くの作品が委嘱されている。このディスクはピアノと歌だけによる歌曲集だが、オーケストラを得意とする作曲家の作だけあったさながらオペラとも言うべき、緊密なドラマが展開する。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 /第2番 イ長調 Op.12 No.2 /第3番 変ホ長調 Op.12 No.3 /第4番 イ短調 Op.23 / 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」/第6番 イ長調 Op.30 No.1 /第7番 ハ短調 Op.30 No.2 / 第8番 ト長調 Op.30 No.3 /第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」/第10番 ト長調 Op.96 〕 ジェリリン・ジョーゲンセン(Vn|使用楽器:アンドレア・カロルス〔ウィーン〕、1797年製作| 使用弓: F. X. トゥルテ(1748-1835)制作) カラン・ブライアント(P|使用楽器:ベーゼンドルファー他〔複数〕、すべてベートーヴェン存命中制作) | ||
録音:2016年-2018年。ベートーヴェン生誕250年記念ディスク。ベートーヴェン在世時の楽器によるヴァイオリン・ソナタ全集。ピアノはフォルテピアノに近い音色で現代のピアノとかなり趣が異なるが、声部の細やかな動きがはっきりと聴こえベートーヴェンが意図したであろう音楽の構造が透視図画法のようにくっきりと見えてくる。 | ||
昼も夜も〜女性作曲家によるモダーン・フルートとピアノのための二重奏作品集 リリ・ブーランジェ(1893-1918):夜想曲 ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):パストラル/フォルラーヌ メラニー・ボニ(1858-1937):フルート・ソナタ リタ・グリアー:フルート・ソナタ / ナンシー・ガルブレイス(1951-):アタカマ エリン・K.マーフィ(Fl) カースティン・イーデ(P) | ||
録音:2015年。リリ・ブーランジェは作曲家で名教師としても知られたナーディア・ブーランジェの妹。20代で惜しくも早世した。タイユフェールはフランス6人組の紅一点。いずれもフランス的に洗練された小品。メラニー・ボニはマスネ、フォーレと同時代の作曲家で近年再評価されつつある。グリエールとガルブレイス現代アメリカの作曲家だがいずれも新ロマン主義風の抒情性豊かな作品。 | ||
現代アメリカのピアノ三重奏曲集 ガンサー・シュラー(1925-2015):ピアノ三重奏曲第3番(2012) ニコラス・アンダーヒル(1953-):ピアノ三重奏曲第1番(2005) マシュー・オーコイン(1990-):ピアノ三重奏曲第1番(2015) グレマーシー・トリオ [シャラン・レーヴェンタール(Vn) ジョナサン・ミラー(Vc) ランドール・ホジキンソン(P)] | ||
録音:2016年-2017年。アメリカの新旧様々な世代の作曲家によるピアノ三重奏曲集。ガンサー・シュラーはジャズと現代音楽を融合した作風で知られるアメリカ作曲界の重鎮。しかしこの作品にはジャズの要素は聴かれず、無調の厳しい様式で書かれている。アンダーヒルの作品は12音技法もしくは自由な無調で書かれている。若手のオーコインはミニマルやロックの影響を感じさせるグルーヴィな快作。 | ||
ロケ・コルデロ(1917-2008):ピアノ作品全集 ピアノのためのミニアチュア/からっぽの揺りかごのための前奏曲/ノスタルジア/リズミックなソナチネ/ 5つのミニアチュア/セカンド・ミニアチュアのための変奏曲/9つの前奏曲/短いソナタ/ アリーナのための3つの小品/5つの新しい前奏曲/ピアノ・ソナタ/3つの詩的な瞑想曲 テュエン・トンヌ(P) | ||
録音:2019年-2020年。ロケ・コルデロはパナマ共和国出身の作曲家、指揮者。作曲をエルンスト・クシェネク、指揮をミトロプーロスに師事した後、母国パナマで音楽院の創設、国立o. を組織し、その音楽監督を務めるなどパナマ音楽界の発展に貢献した。彼の作品は管弦楽、室内楽、ピアノ曲、声楽曲と多岐に渡っているが、このディスクは彼のピアノ作品を集大成しており、彼の作風を知る上で大変貴重。サティ、ミヨーからバルトークなど20世紀初頭の様々な潮流の影響を受けているが、中には無調的な作品、12音技法の作品もある。しかしラテン・アメリカ出身の作曲家だけあっていずれも活き活きとしたリズム、色彩的なハーモニーが魅力。 | ||
シア・マスグレイヴ(1928-):オーボエ作品集 「アンプロンプチュ」〜 Fl, Obのための/「夜明け」〜 Ob独奏のための/「哀歌」〜 E-hr, Pfのための/ 「アンプロンプチュ第2番」〜 Fl, Ob, Clのための/「ニオベ」〜 Ob独奏のための/ 「夜の風」〜 Ob, Pfのための/フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲 エリザベス・サリヴァン(Ob/イングリッシュHr) レベッカ・ジョンソン(Fl) ジェシカ・リンゼイ(Cl) カラ・チャウニング(P) | ||
録音:2017年-2019年。マスグレイヴはイギリス、スコットランド出身。パリで作曲の名教師ナーディア・ブーランジェに学び、タングルウッドでコープランドに師事した。その後ニューヨークで教鞭を執りながら多くの作品を発表。彼女の作風は師事歴からもわかるように、ある時代のフランスのよきアカデミズムを背景とした堅実で誠実な物。モード、無調などを折衷し、ファンタジックな作品となっている。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集(全25曲) 昨日彼は私にバラの花を持ってきた/セレナータ/マリエンリード/ピエロの伊達男/ 日本の雨の歌/夜想曲/さすらいの歌/サンクタ・マリア/祝福された夜/他 ケンドラ・コルトン(S) ローラ・ウォード(P) | ||
録音:1999年。後期ロマン派の歌曲が好きな人なら絶対気に入るはず!R.シュトラウス、ヴォルフの歌曲の濃厚テイストに近代フランスのシャンソンの淡い香りをミックスしたらマルクスの歌曲が出来上がるのではないだろうか。ヨーゼフ・マルクスは同時代のR.シュトラウスの知名度には及ばないが、フランツ・シュレーカー、エーリヒ・コルンゴルトと並び近年再評価が著しい作曲家。ワーグナーの半音階的和声にフランス印象派の光輝く淡い色彩をブレンドしたエレガントの極みともいうべき作品を多く残した。特に歌曲は150曲以上書いたといわれており、彼の作品で重要な位置を占める。この機会にぜひ。 | ||
BMOP SOUND (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト [Boston Modern Orchestra Project] (=BMOP) による自主制作レーベル。代理店によると『近現代のアメリカの管弦楽作品の紹介にこだわったラインナップです。』『ハービソン、ガンサー・シュラー、ルーカス・フォス、ジョン・ケージ、ジョージ・アンタイル、ミルトン・バビットといったアメリカ音楽の前衛たちの作品からヴァージル・トムソン、アラン・ホヴァネスといった分かりやすい作風の作曲家まで幅広く取り上げられています。時代も20世紀前半からバリバリの最新作までバラエティに富んでいます。』とのこと。 | ||
ノーマン・デロ=ジョイオ(1913-2008): 交響曲「聖ジョアンの勝利」(1952) / 歌劇「ルーアンでの裁判」(1956) (#) |
ギル・ローズ指揮 ボストン・モダーンo.・ プロジェクト、 オデッセイ・オペラ(#) | |
録音:2017年-2018年。ノーマン・デロ=ジョイオはニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人作曲家。ジュリアード音楽院で学んだ後、教会のオルガン奏者として生計を立てていたが、パウル・ヒンデミットに作曲を師事し作曲に専念するようになった。ヒンデミットに当時流行していた無調のために自らの叙情的な作風を犠牲にすることはない、との助言を受け自分の方向性を決める。それから多くの叙情的な合唱曲、管弦楽曲、歌劇などを発表した。交響曲「聖ジョアンの勝利」はジャンヌ・ダルクを題材とした同名の歌劇からの音楽をまとめた3楽章27分ほどの作品で近現代的な響きも交えつつ美しいハーモニーとメロディを湛えた秀作。歌劇「ルーアンでの裁判」はフランスのルーアンで行われジャンヌ・ダルクの火刑が決まった異端審問が題材。全2幕からなる大作でジョイオの代表作。 | ||
ジョン・ハービソン(1939-): ヴィオラ協奏曲(1988) (*) /ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲(2009) (#) /バス・ヴィオール協奏曲(2005) (+) ギル・ローズ指揮ボストン・モダーンo. ・プロジェクト マーカス・トンプソン(Va;*) エミリー・バスキン(Vn;#) ジュリア・バスキン(Vc;#) エドウィン・バーカー(バス・ヴィオール;+) | ||
録音:2019年、2017年、2015年。ジョン・ハービソンはアメリカ東海岸流の無調音楽を代表する作曲家。ハーバード大学、プリンストン大学でロジャー・セッションズとウォルター・ピストンに学んだ。ハービソンはメトロポリタン・オペラでジェイムズ・レヴァインの指揮により初演された歌劇「華麗なるギャツビー」の成功で名声を不動のものにした。このアルバムでは弦楽器のための協奏曲が集められている。そのうち二重協奏曲とバス・ヴィオール協奏曲は2000年代に入ってからの作品。いずれも自由な無調あるいは一部セリーによって書かれており、アメリカ東海岸流のアカデミックな無調音楽の伝統は健在。表現主義風の堅固な様式による硬派のロマンティシズム(ベルク流の)で貫かれている。 | ||
BRIDGE (米) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから 。 | ||
アメリカン・ギフト〜マリンバ・デュオ作品集 アーヴィン・ファイン(1914-1962):ピアノのための音楽(マリンバ・デュオ版) (1947) ロジャー・セッションズ(1896-1985):ピアノ・ソナタ第1番(マリンバ・デュオ版)(1930) ジョセフ・ブラケット(1797-1882):シンプル・ギフト(原曲:ピアノ)(1848) マイケル・ティルソン・トーマス(1944-):アイランド・ミュージック(2003) (#) ジャック・ヴァン・ギーム(マリンバ1) ナンシー・ゼルツマン(マリンバ2) レイモンド・フローリヒ、ジェイムズ・リー・ワイアットIII(マリンバ;#) デイヴィッド・ハーバート、トム・ヘンフィル(Perc;#) | ||
録音:2018年5月、ボストン(無印) /2005年1月、サンフランシスコ、ライヴ(#) 。2台のマリンバのためのアメリカ音楽集。ファイン、セッションズ、ブラケットの作品はピアノ曲から2台マリンバへの編曲作品。このディスクのメインはサンフランシスコso. のメンバーとの共演で、この編成のために書かれたマイケル・ティルソン・トーマスの「アイランド・ミュージック」。全4曲からなる30分強の大作。ゆったりした叙情的な曲と打楽器も参加してのグルーヴィなダンス曲で構成されるごきげんな作品マイケル・ティルソン・トーマスの室内楽作品が聴ける珍しいディスクでもあり、打楽器ファン、マリンバ・ファンは必携。 | ||
原曲がフランス語の歌を英語で歌う(全25曲) レイナルド・アーン:5つの小さな歌 / ミヨー:子供の詩(全5曲)/2つの愛の歌 / プーランク:空想 サン=サーンス:桜の木の農園/とってもいいね/ヒマラヤ杉の声 / マスネ:庭に出ておいて ルーセル:別れ/娘に与えた花 / ラヴェル:スコットランドの歌 / グノー:巫女/おやすみ /他 タイラー・ダンカン(Br) エリカ・スウィッツァー(P) | ||
録音:2020年12月8日。古今のシャンソンの名歌を英語で歌うという企画ディスク。フランス語独特の、あれはかすみか雲か、とも思われる音色、イントネーション、アクセントは、やや角ばった、英語に置き換わり、全く別の曲に聴こえるところが面白い。ひとつの試みとして意義あるディスク。 | ||
生き埋め アルテュール・オネゲル(1898-1955):交響的運動「ラグビー」 オトマール・シェック(1886-1957):ゴットフリート・ケラーの詩による歌曲集「生きしまま葬られ」(*) ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960):合奏協奏曲 レオン・ボットスタイン指揮ザ・オーケストラ・ナウ ミハエル・ナジ(Br;*) ザ・バード・フェスティヴァルcho.(*) | ||
録音:2019年11月、バード・カレッジ。メインはオトマール・シェックの演奏時間45分からなる大作、ケラーの詩による歌曲集「生きしまま葬られ」。自由な無調でかかれている。シェックは詩人ヘルマン・ヘッセとも親交があったが戦争中のナチスとの関係を疑われ、戦後の評価は進まなかった。この作品はオペラ的ともいうべき壮大な歌曲集で聴きごたえ充分。そして生前指揮者として名声を博したミトロプーロスの合奏協奏曲もシェックに劣らぬ25分に及ぶ大作。マーラーや新ウィーン楽派また同時代の音楽に理解のあったミトロプーロス自身も先進的な作品を数多く残している。この作品も自由な無調とバルトーク、ロシア系、東欧系の音楽を混ぜ合わせたような面白い作品。いずれも他では聴く機会の少ない貴重な作品の録音。 | ||
象牙の動物寓話集〜動物に関わるピアノ作品集 サン=サーンス/ゴドフスキー編曲:白鳥 / ドビュッシー:黄金の魚 / メシアン:鳩/黄金のオリオール グラナドス:嘆きと乙女と夜鶯 / ラヴェル:蛾 / ウィリアム・ボルコム:蝶とハミングバード バルトーク:蠅の日記/夜の音楽と追跡 / シューマン:預言の鳥 リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランシスコ / ヴィラ=ロボス:鉛の牡牛 / ヘンリー・カウエル:虎 ウィリアム・ボルコム:ぶち猫の散歩/蛇の口づけ / リムスキー・コルサコフ/ラフマニノフ編曲:熊蜂の飛行 シャン・トゥー(P) | ||
録音:2020年。動物、鳥、虫をテーマにしたピアノ曲を集めたユニークな企画。サン=サーンスの「白鳥」やリムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」はおなじみだが、ヴィラ・ロボスの「鉛の牡牛」やクラスターの嵐が吹き荒れるカウエルの「虎」はなかなか聴く機会がないので貴重。その他、メシアンの初期の作品「前奏曲」から「鳩」、鳥のカタログから「黄金のオリオール」なども聴きごたえ充分。ピアノのシャン・トゥーは台湾生まれ。ジュリアードで学んだ後、様々なコンクールに上位入賞を果たしている俊英。 | ||
MUSIC AND ARTS (米) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから(若い番号の商品等、掲載中でも入手出来なくなっている物もございます)。 | ||
夢のカーテン〜バロック弦楽四重奏のための新作集 マーク・メリッツ(1966-):弦楽四重奏曲第2番「レヴォリューション」 ジョセフ・シュワントナー(1943-):バロック弦楽四重奏、コントラルトと 2つのクリスタル・ゴブレットのための「夢のカーテン/ソローの歌」(*) ロバート・モリス(1943-): バロック弦楽四重奏とクリスタル・ゴブレットのための「ラディーフIV /星々と最高のマグニチュード」(#) ガラックスSQ カレン・R.クラーク(A;*/クリスタル・ゴブレット;*/#) デイヴィッド・モリス(クリスタル・ゴブレット;*) | ||
録音:2016年、2018年。ガラックス四重奏団は2005年に結成されたアメリカの弦楽四重奏団。ヴィオラ奏者はヴィオラ・ダ・ガンバを使用、他のメンバーもバロックの弦楽器を使っており、それで現代音楽を演奏することがこのグループの大きな特色。アルバムは全てこのグループのために書かれた作品で、メリッツの第2弦楽四重奏曲「レヴォリューション」はロックとミニマル、ストラヴィンスキーの要素が融合した活気あふれる快作。シュワントナーの「夢のカーテン/ソローの歌」は名著「森の生活」で知られる H. D.ソローの文章からテキストを取った声楽つき弦楽四重奏曲。このディスクでは弦楽四重奏とともにクリスタル・ゴブレットなる楽器が登場するが、これはクリスタル製のグラス・ハーモニカのことでグラスの縁を水で濡らした指でこすることにより、透明な美しい音が発する。シュワントナー作品とモリスの「ラディーフIV」にこの楽器が使用されている。 | ||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤ソナタ全集 Vol.6〔完結編|全119曲〕 パルマ写本第15巻〔第1番−第42番〕/ヴェネチア写本(1742, 1749) 〔 K.31, 33, 36-38, 45, 51-52, 58-68, 70-86, 88-94, 102-103, 117 〕/ その他の出典〔 K.32, 34-35, 39-40, 42, 95, 97, 141-147, 452-453 / L 22-8 / Boivin: v. III, 1, 3, 10 / Barcelona 11 / Bologna / Catalonia 34 / f15v-16r / Granados 10 / Haffner 5 / Munster 5-21a / New Haven X-1, X-2 / Paris 〕 カルロ・グランテ(P|使用楽器:ベーゼンドルファー 280 ウィーン・コンサート) | ||
録音:2018年12月17日-21日、ベーゼンドルファー・セレクション・センター、ウィーン。 MUSIC & ARTSの看板アーティスト、イタリアのピアニスト、カルロ・グランテのスカルラッティ全集がついに完結!全6巻35枚570曲にも及ぶ。555曲で知られるカークパトリック番号のない作品も収録。2009年に録音を開始、足掛け10年をかけての偉業。ソラブジやブゾーニも得意とするグランテだが、ここでは明るい音色のモダーン・ピアノでのお手本のようなスカルラッティ演奏となっている。 | ||
ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) | ||
シェーンベルク:ピアノ作品全集 3つのピアノ曲 Op.11 /6つの小品 Op.19 / 5つのピアノ曲 Op.23 /ピアノ組曲 Op.25 / ピアノ曲 Op.33a /ピアノ曲 Op.33b |
ピナ・ナポリターノ(P) | |
録音:2011年8月、ペスカーラ、イタリア|初出・旧品番: ODRCD-300〔廃盤〕。ピナ・ナポリターノの弾くアルノルト・シェーンベルクの2手のためのピアノ作品全集。これがピナ・ナポリターノのデビューCDで、ノルマン・レブレヒトなど著名な音楽評論家から高く評価され、彼女の名前を一気に高めた。ピナ・ナポリターノは、ナポリ近郊のカゼルタの生まれ。イタリアにおける20世紀ピアノ音楽の第一人者であったブルーノ・メッゼーナに学び、彼女も近現代音楽を得意としている。冴えた演奏でありつつ、南イタリア人的温かな透明感も感じられるところがいい。 | ||
TEMPO E TEMPI カーター:夜の幻想 / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 カーター:ピアノに関する二つの考え / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 マンフォード:2つのエリオット・カーターの讃辞 ピナ・ナポリターノ(P) | ||
録音:2019年3月18日-21日、12月2日-4日、ペスカーラ、イタリア。「時(単数)と時(複数) TEMPO E TEMPI」と題された1枚。これはエウジェニオ・モンターレ(1869―1981)の詩の題名からとられており、このCDでベートーヴェンのピアノ・ソナタとと20世紀米国の作曲家、エリオット・カーターの作品を並べて収録していることを指しているようだ。さらに米国の作曲家、ジェフリー・マンフォード(1955-)のエリオット・カーターを讃える曲も収録。ピナ・ナポリターノは、ナポリ近郊のカゼルタ生まれのピアニスト。ペスカーラ・アカデミーを修了。ロシアを含めたヨーロッパで活躍している。ナポリターノの弾くカーターは、現代的な鋭さが映えつつも無機的にならず温かみがある。一方ベートーヴェンは明るく透明な響きを駆使しつつ情感も十分。ベートーヴェン目当てで聞いてもこの2曲だけで十分満足し得る出来栄えだろう。 | ||
ヴォイシズ〜ベートーヴェン&モーツァルト:珍しい作品集 ベートーヴェン:三重唱「震え上がれ、悪い奴らめ」 Op.116 モーツァルト:レチタティーヴォとロンド「あなたを忘れるって?…恐れないで、最愛の人よ」 K.505 ベートーヴェン/作曲者編曲:ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲 Op.61 ) ヘン・ライス(S) ヤン・ペトリカ(T) パウル・アルミン・エーデルマン(Br) ハビエル・ネグリン(P) トーマス・レスナー指揮ベートーヴェン・フィルハーモニー | ||
録音:2019年11月21日-23日、ライディング、オーストリア。ベートーヴェンとモーツァルトの比較的珍しい作品を集めているのだが、有名歌手に実力の高い指揮者が組んだたいへんに素晴らしいCDとなっている。ベートーヴェンの三重唱「震え上がれ、無謀な奴らめ」は、1802年頃、ベートーヴェンがアントーニオ・サリエーリに舞台声楽曲を学んでいた頃の作品。イタリア語歌詞とはいえ、悪役と思しきバリトンと夫婦か恋人と思しきソプラノとテノールという配置は「フィデリオ」に酷似しており、ここでの経験が3年後に生かされたことは間違いない。ベートーヴェンの隠れた名曲。モーツァルトの「恐れないで、最愛の人よ」は、「フィガロの結婚」初演でスザンナを歌ったソプラノ、ナンシー・ストラーチェのために書かれた物。初演でモーツァルトがピアノを弾いて活躍する。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を自身でピアノ協奏曲に編曲したピアノ協奏曲はここ数十年で人気作の仲間入りをしているだろう、ベートーヴェン自身の編曲だけに原曲とはまた異なった魅力がある。ベートーヴェンの三重唱とモーツァルトのロンドでは、イスラエル生まれでドイツで活躍する歌姫、ヘン・ライスが素晴らしい歌を披露してくれる。また三重唱ではウィーンの名バリトン、パウル・アルミン・エーデルマン(エーデルマン兄弟の弟)も見事な存在感。モーツァルトのロンドとベートーヴェンのピアノ協奏曲でピアノを受け持つハヴィエ・ネグリーンは、カナリア諸島出身でロンドンで学び、2004年にはウィグモア・ホールにも出演。ウィーン生まれのトーマス・レスナーは、独墺系で今最も注目されている中堅指揮者。ウィーンのベートーヴェン・フィルハーモニーの芸術監督。このCDを聞けば彼の実力の高さに目を見張ることだろう。 | ||
アイスランドのヴァイオリンとギターの二重奏曲集 バルドヴィンソン:ソナタ / ソルダルソン:ゲフィオン / シグルビェルンソン:ヴァップ スパイト:絡み合わせる、オルフェウスのこだま / ヨハンソン:響き デュオ・コンコーディア [ラウフェイ・シグルザルドッティル(Vn) パル・エイヨルフソン(G)] | ||
録音:2014年8月、レイキャビク。アイスランドの作曲家によるヴァイオリンとギターの二重奏曲。いずれもデュオ・コンコーディアのために書かれた作品。作風は作曲家により様々ながらも、いずれも研ぎ澄まされた美しさが感じられる。デュオ・コンコーディアは、共にレイキャビク生まれのラウフェイ・シグルザルドッティルとパル・エイヨルフソンによるヴァイオリンとギターのデュオ。シグルザルドッティルはレイキャビクso. の団員でもある。 | ||
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 〔第1番 ヘ長調 Op.5 No.1 /第2番 ト短調 Op.5 No.2 /第3番 イ長調 Op.69 / 第4番 ハ長調 Op.102 No.1 /第5番 ニ長調 Op.102 No.2 〕 アドルフ・グティエレス・アレナス(Vc) クリストファー・パーク(P) | ||
録音:2016年1月25日-26日、ハンブルク。ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集の素晴らしい新録音。ミュンヘン生まれのスペイン人、アドルフ・グティエレス・アレナスは、14歳からチェロを学び、マドリッドのソフィア王妃高等音楽院を修了、すぐにソリストとして広く活躍している。アレナスのチェロは、スペイン人らしく旋律を滑らかに歌わせつつも、ベートーヴェンならでは思索的な深みも強く、踏み込みの激しい部分と抑えた祈るかのような表現の幅が大きく。傑作として名高い Op.69や晩年の Op.102 No.2曲はもちろん、20代の Op.5 No.2曲も大変充実している。またピアノのクリストファー・パーク(バンベルク生まれの韓国系ドイツ人)も、出しゃばることなくしっかり主張し、そして音色が瑞々しい。ことにピアノの比重の高い Op.5ではパークの力量の高さが強く浮かび上がっている。録音も良く、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ好きにしっかりお勧めできる。 | ||
フェニックス ショパン:前奏曲 ヘ短調 Op.28 No.18 / サティ:グノシエンヌ第1番 バルトーク:アレグロ・バルバロ Sz.49 / サイ:黒い大地 / アンナウ:子守歌 ストラヴィンスキー:タンゴ / ヴィラ=ロボス:ショーロ第5番「ブラジルの魂」 リスト:メフィスト・ワルツ第1番 / グルック/ズガンバーティ編曲:精霊の踊り アンナウ:交差する線 / ガーシュウィン:ピアノのための3つの前奏曲 / カールソン:君主 マリア・ラドゥトゥ(P) | ||
録音:2019年3月-7月、ウィーン| HELLO STAGE シリーズ。ルーマニアのブカレスト生まれでウィーンを拠点に活躍するマリア・ラドゥトゥの「フェニックス」と題されたCD 。かなり個性的な選曲のアルバムで、しかもそれぞれの曲にラドゥトゥが意味を与えており、解説も彼女自身が手掛けている。演奏は極めて優秀、リストのメフィスト・ワルツ第1番を聞けば彼女の卓越した技術とことさら派手なひけらかしをしていないにもかかわらず華のある演奏に魅了されることだろう。ピアニストのファジル・サイやオーストリアのマルコ・アンナウら現代の作品も取り入れ、単なるピアノ演奏者に収まらないアーティスト、マリア・ラドゥトゥの魅力に満ちている。 | ||
OTAKEN RECORDS 価格帯記載無し:1枚あたり¥2750(税抜¥2500)旧譜はこちらから。 | ||
フルトヴェングラー、 1951.10.27 〜ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a / 交響曲第1番 ハ短調 Op.68 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 北西ドイツ放送so. | |
録音:1951年10月27日、ムジークハレ、ハンブルク、モノラル、ライヴ|ソース:『ミント盤 LP 』。 『今回の大阪発ミント盤アナログLP復刻は、北西ドイツ放送交響楽団とのブラームス第1交響曲及び、ハイドン変奏曲です。交響曲の方は、アナログ完成期のレコードからの復刻、変奏曲は大変珍しいプライベートレコードからの復刻です。共に、アナログのままで聴くことの出来る、こんにちでは、貴重盤と言えるものです。特に交響曲の盤は、その後、数多くの同曲同演奏のCDが出た中でも、研究者、ファンの人達に、高音質とされて来たものです。変奏曲の方も今回の復刻で、音質、演奏とも交響曲と同等のクオリティーを持つことが判明しました。さて、演奏ですが、交響曲は52年のベルリンフィルとの演奏と、常にベストを争って来たものです。少なとも気迫の面では、北西ドイツ放響の方が勝っていると言われて来ました。しかし、今回の復刻では、切迫感はむしろベルリンの方で、北西ドイツ放響の方は、悠然とした演奏に聴こえました。これは、旧ベルリンフィルのメンバーであったレーン(Vn)やトレースター(Vc)などのトップ奏者たちとの再会がもたらしたものかもしれません。少なくとも、他流試合のよそよそしさは全くなく、古巣に帰って来たかのような親密感溢れる演奏です。是非、ご確認くださいませ。尚、2楽章の終わりの方で、数回の微弱な周期的プチノイズが出ます。又、今回、マスターにおける各曲最終音の、エンジニアによるフェードアウトの失敗を修正しております。お含みおきくださいませ。』(オタケンレコード 太田憲志) | ||
STRADIVARIUS (伊) 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)当レーベルは近年、発売から2年〜3年程度で廃盤となるアイテムが増えて参りました。御早めの入手をお薦め致します。旧譜はこちらから | ||
2ヴァイオリンズ〜プロコフィエフとバルトーク バルトーク(1881-1945):44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98, BB104より(29曲) 〔トランシルヴァニアの踊り/お伽話/ブルレスク/悲しみ/ピツィカート/バグパイプとヴァリアント/ 新年のあいさつ1/アラビアの歌/ハンガリーの行進曲1/ルーマニアの旋舞/前奏曲とカノン/ルーシの歌/ ルーシのコロメイカ/セルビアの踊り/ワラキアの歌/ハンガリーの歌2/収穫の歌/真夏の夜の歌/数え歌/ ゆりかごの歌/蚊の踊り/新年のあいさつ3/婚礼の歌/新年のあいさつ4/マーラマロシュの踊り/ からかいの歌/スロヴァキアの歌/ハンガリーの歌1/遊び歌〕 プロコフィエフ(1891-1953):2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56 クラウディオ・モンディーニ、アンナ・ペコーラ(Vn) | ||
録音:2019年、コルティチェッレ。同時代を生きた二人の作曲家の2つのヴァイオリンのための作品を収録。バルトークの民族音楽研究が結晶化した名作「44のデュオ」は東欧、中欧からアラビアまでの民族音楽を素材としており、いわばもうひとつのミクロコスモス。プロコフィエフの「ソナタ」は1930年代頃の作品でまだ社会主義リアリズムになる前の無調で書かれた野心作。ヴァイオリンのクラウディオ・モンディーニはミラノを拠点に活動する中堅、アンナ・パコーラはモンディーニの愛弟子の若手。ストラディヴァリウス・レーベルが得意とする室内楽の鮮明な録音で各パートの対位法が手に取るように聴きとれ、二人の白熱した演奏が楽しめる。 | ||
ムナオマイ(追憶)〜フィリップ・エルサン(1948-):フルート作品集 エリアード(2007) 〜 Fl, Vn. Va, Vc /砂漠の歌(2010) 〜 Fl solo /砂漠(2002) 〜 Fl, Va, ヴォーカルEns. / 5つのミニアチュア(1996) 〜 Fl solo /3つのノクチュルヌ」(2001) 〜 Fl, Va, Hp ジャン=リュック・メネ(Fl) アンサンブル・アルテルナンス[ Hp, Vc, Vn, Va ] ヴォーカル・アンサンブル・アエデス | ||
録音:2019年。エルサンはローマ出身のフランス人作曲家。パリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェに学んだ。フランス文化省、ラジオ・フランス、パリ・オペラ座などから多くの委嘱を受け、室内楽からオペラまで多様な作品を発表している。このディスクはジャン=リュック・メネのフルートの演奏を中心とした室内楽作品集。ここで聴かれる作風は彼の師匠ジョリヴェの影響もあるようで、フルートの奏するメリスマティックで呪術的なメロディが密教的神秘主義を感じさせる。「砂漠」ではまるでシャーマンが儀式で奏でるようなミステリアスな旋律にヴォーカル・アンサンブルの祈りのハーモニーが加わり迫力満点。ドビュッシーの傑作と同じ編成のフルート、ヴィオラとハープのための3つのノクチュルヌでは遠い異国の異教徒の儀式を思わせる美しい作品。現代音楽でありながら遠い過去を見渡すかのような神秘的ロマン主義の作曲家といってよいだろう。 | ||
愛の信者〜エルマンナ・モンタナーリ、ルイージ・チェッカレッリ:ヴォイス・パフォーマンス集(全7曲) そして夜明けに話す霧/悪魔が泣いている/十字架のロバ/冗談を言う悪魔/自らを蹴るイタリア/他 エルマンナ・モンタナーリ(朗読) ルイージ・チェッカレッリ(音楽/電子音響) マルコ・マルティネッリ(詞) シモーネ・マルツォッキ(Tp) ジュリオ・チントーニ(Perc) ジャンニ・トロヴァルシ(Fl) | ||
録音:2019年。全編、女優であり作家でもあるエルマンナ・モンタナーリのイタリア語の朗読に電子音響とトランペット、フルート、打楽器によるフリー・ジャズ風のセッションがつく朗読劇ともヴォイス・パフォーマンスとも言えるシアター・ピース。モンタナーリの淫靡な声によるイタリア語の詩の朗読には妖しげな魅力がある。音楽を担当したルイージ・チェッカレッリは1970年以来エレクトロ・アコースティック(つまりこのディスクのように電子音響と生楽器を融合した音楽)の制作に携わっており、イタリアのこの分野の第一人者。アングラ演劇の様子を音で聴いている気分になる。サブカルの極致。 | ||
「ラヴェル:鏡/マウロ・モンタルベッティ(1969-):スタンツェ」 モンタルベッティ:夜明けごとに失い再発見する/草と太陽を見よ/自分を映す鏡/反射を観察する/驚いた眼差しと沈黙 ラヴェル:蛾/悲しき鳥/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷 アンドレア・レバウデンゴ(P) | ||
録音:2018年。マウロ・モンタルベッティはイタリアの中堅作曲家。ヴェルディ音楽院でアントニオ・ジャコメッティに師事、その後ジュラール・グリゼイ、マルコ・ストロッパ、フランコ・ドナトーニ、マグヌス・リンドベリらに学んだ。ここで聴かれる彼の作風は近代フランス音楽とグリゼイに代表されるスペクトル楽派の影響が非常に色濃い。このディスクではモーリス・ラヴェルのピアノ曲集「鏡」全曲の間にモンタルベッティのピアノ曲集「スタンツェ」が挟まれており、モンタルベッティとラヴェルが互いに合わせ鏡のように(ラヴェルの「鏡」が選ばれていること自体が一種のアナロジーである)反射、反響する。つまりモンタルベッティは驚くほどラヴェル的に聴こえ、ラヴェルは驚くほどスペクトル楽派を予見していたことに気づかされる一枚。モンタルベッティはイタリアの作曲家だが、近現代フランス音楽、スペクトル楽派ファンは必聴。 | ||
ANSER 〜ヴァージニア・ステラ、アルベルト・ブライダ: 音楽即興〔 I / II / III / IV / V 〕/アンセル/誉め言葉/シナーブロ/アンブラ/ガレナ/テイル/イン・ライン ヴァージニア・ステラ(Vn) アルベルト・ブライダ(P) | ||
録音:2019年。ヴァイオリニスト、ヴァージニア・ステラとピアニスト、アルベルト・ブライダの共作によるヴァイオリンとピアノのための作品集。3〜6分ほどの小品から構成されている。バルトークやシマノフスキを思わせるモダーンな民族主義的な作品が多い。ヴァージニア・ステラはクラシックだけでなくジャズも演奏するマルチ・コンポーザー・ヴァイオリニスト。アルベルト・ブライダはイタリアを代表するジャズ・ピアニスト兼作曲家。ともにクラシックの伝統や枠組みにとらわれない二人が自由なセッションを聴かせてくれる。 | ||
ウッチェリーニ&ロッシ:ソナタ&トッカータ集 ミケランジェロ・ロッシ(1601/2-1656):トッカータ〔4 ハ長調/第6番/第7番/第9番〕/コレンテ〔第9番/第2番〕 マルコ・ウッチェリーニ(1610頃-1680): ソナタ〔第1番−第4番/第8番−第14番〕/ソナタとトッカータ〔第5番−第7番〕 アルパルラ[ダヴィデ・モンティ(Vn) アルベルト・ラ-シ(ガンバ) ロジェリオ・ゴンサルヴェス(ドゥルシアン) マリア・クリスティーナ・クレアリー(アルパ・ドッピア)] | ||
録音:2016年。同時代を生きた二人のイタリアの作曲家のソナタとトッカータ集。ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバにスネサンスのダブルリード楽器ドゥルシアン、バロック・ハープ一種アルパ・ドッピアの四重奏が雅な世界を作り出す。初期バロックのエスプリがここに。古楽を得意とするSTRADIVARIUSの瑞々しい音質が光る。 | ||
デリラ・グートマン(1978-): 「夢/モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ」/管弦楽組曲「ジャンヌとデド」(#) ラウラ・カトラーニ(S) アレッサンドロ・デ・リシ(メモリー・ヴォイス) デリラ・グートマン(P/エレクトロニクス) マルチェロ・ブッファリーニ指揮ローマ・トレo.(#) | ||
録音:2019年11月25日、ライヴ。デリラ・グートマンはスペインのピアニストであり歌手、作曲家でもある。マドリッド生まれ。ミラノのヴェルディ音楽院で作曲と電子音楽について学んだ。ジェルジ・リゲティ、サルヴァトーレ・シャリーノのマスター・クラスで学んだことから考えるとバリバリの前衛音楽作曲家のように思えるがソプラノとピアノのための歌曲集「夢/モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ」はまるで古きよき時代のシャンソンのような優美で心地よい作品。組曲「ジャンヌとデド」は5分半の小品で映画音楽のように親しみやすく美しい音楽。 | ||
リヒテル〜グリーグ&ドビュッシー 1993 グリーグ:抒情小品集より(*) 〔アリエッタ Op.12 No.1 /ワルツ Op.12 No.2 /夜警の歌 Op.12 No.3 /妖精の踊り Op.12 No.4 / ハリング Op.38 No.4 /カノン Op.38 No.8 /蝶々 Op.43 No.1 /春に寄す Op.43 No.6 /即興的ワルツ Op.47 No.1 / ノルウェー農民行進曲 Op.54 No.2 /スケルツォ Op.54 No.5 /鐘の音 Op.54 No.6 /秘密 Op.57 No.4 / 彼女は踊る Op.57 No.5 /郷愁 Op.57 No.6 /夢想 Op.62 No.5 /トロルハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6 / 山の夕べ Op.68 No.4 /小妖精 Op.71 No.3 /森の静けさ Op.71 No.4 /過ぎ去りて Op.71 No.6 / 思い出 Op.71 No.7 /夏の夕べ Op.71 No.2(アンコール)/夜想曲 Op.54 No.4(アンコール)〕 ドビュッシー:前奏曲集第2巻より(#) 〔霧/枯葉/ビーニョの門/妖精たちはあでやかな舞姫/ヒースの草むら/カノープ(アンコール)〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:1993年10月19日、アテネ(*)、1993年10月28日、コザニ(#)、ギリシャ(*/#) /1993年1月13日、コゼンツァ、イタリア(#)、すべてライヴ、ディジタル|初出・旧品番: STR-33353 |新リマスター。名演奏として名高いリヒテル(1915-1997)晩年のグリーグ:抒情小品集とドビュッシー:前奏曲集の抜粋がリマスターされ待望の再発売になる。グリーグは1994年の最後の来日公演と同じプログラム。 | ||
WEITBLICK 特記以外 1CDあたり¥2420(税抜¥2200)旧譜はこちらから。 | ||
カイルベルト&ケルン放響〜初出スタジオ録音集 1952-63 モーツァルト:交響曲第30番 ニ長調 K.202 (186b) /協奏交響曲 変ホ長調 K.364 (320d) (*) / 交響曲第40番 ト短調 K.550 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 (#) / シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 (+) ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」(**) / ブルックナー:交響曲第6番 イ長調(##) ヨーゼフ・カイルベルト指揮ケルン放送so. ヴィルヘルム・マイヤー(Ob;*) パウル・ブレシャー(Cl;*) ゲルハルト・ブルダック(Hr;*) カール・ヴァイス(Fg;*) ヴィルマ・リップ(S;**) ルクレツィア・ウェスト(A;**) エルンスト・ヘフリガー(T;**) ゴットロープ・フリック(B;**) ヘルベルト・シェルヌス指揮ケルン放送cho.(**) | ||
録音:1957年9月14日(無印/*)、1958年12月8日(#)、1952年6月6日(+)、1963年6月28日(**)、アナウンスに未記載〔おそらく1962年11月30日〕(##)、すべてクラウス・フォン・ビスマルクザール、ケルン放送局、モノラル、おそらく放送用セッション|おそらくすべて初出音源。 巨匠カイルベルトの完全初出スタジオ録音。密接な関係を築いたケルン放送so. との名演集。モーツァルトはぶっきらぼうなまでの快速テンポで、感傷を排した徹底ぶりの凄まじい演奏。第30番と第40番はカイルベルトが偏愛した曲。さらにケルン放送so. の名手をソロに迎えた協奏交響曲もご馳走。シューマンの第4番はプラハ・ドイツ響とのSP録音しかないので、この演奏は歓迎されようだ。幻想的な雰囲気よりも絶対音楽としての実在感たっぷりの演奏。フィナーレなど徒なテンポアップをせずに音が、そして響きが分厚く迫ってくるのが如何にもカイルベルト節。ベートーヴェンは第4番と第9番を収録。第4番は妙に若ぶらずに堂々たる大交響曲として押し通する。正規録音を遺さなかった「第九」のとゴツゴツとした肌触りと、ティンパニの豪打、そして推進力はタイミングよりも早さを感じる程。豪華なソリストの歌唱。そして合唱団の素晴らしさには満点を与えたくなる。当時一般的な人気の低かった「ブル6」の値打ちを認めて紹介に努めたのがカイルベルトでBPOとスタジオ録音を遺しているが、当ライヴとほぼ同時期ながらケルン放送so. の方が巌のような印象で野人ブルックナーを全面にだした秀演。考えてみると1908年生まれ(カラヤン、朝比奈と同年)のカイルベルトは40歳代から50歳代だった訳で、それなのに、この円熟振り。つくづく当今の演奏家は幼いスタイルが多いように思う。モノラルながら元々が名録音な上にディルク・フランケンの丁寧な復刻により万全の音質。ライナーノート付(英訳あり)。 | ||
AEOLUS 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)〔SACDも同一の価格〕旧譜はこちらから | ||
ルイ・クープラン(1626頃-1661)・エディション Vol.4 〜クープラン氏のパヴァーヌ 組曲〔ト短調/ニ短調/ハ長調/ホ短調/ロ短調/ニ長調〕/パヴァーヌ 嬰ヘ短調/ファンタジー ホ短調(フリギア旋法) ボブ・ファン・アスペレン(Cemb|使用楽器:ヨハネス・リュッケルス、1640年製、オリジナル) | ||
レオンハルトの高弟であり、現在のオランダを代表する世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。「J.S.バッハの鍵盤作品集」、「フローベルガー・エディション」と並行して進められてきたアスペレンの重要録音プロジェクト、「ルイ・クープラン・エディション」の最新巻となる第4巻が、約7年ぶりにリリース! フランス音楽界に栄えたクープラン一族の中で「大クープラン」ことフランソワ・クープランに次ぐ重要人物であり、フランソワの伯父にあたる、ルイ・クープラン(c.1626-1661)のチェンバロ作品集。ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーと親交を結び、大きな影響を受けたルイ・クープランの作品は、フローベルガーのスペシャリストでもあるアスペレンならではの解釈が光る。今作では、ドイツ、ヴェストファーレンのヴァレン城ゆかりのオリジナル・チェンバロ、ヨハネス・リュッケルス1640年製の楽器を使用し、比類なき技術でルイ・クープランの音楽を解明していく。また、ルイ・クープランのチェンバロ作品全集はこれで完結となるが、「ルイ・クープラン・エディション」の第5巻としてオルガン作品集も予定しているとのことで、アスペレンのこれからの活動にもますます期待がかかる。 | ||
マティアス・ヴェックマン:オルガン作品全集 第1旋法による5声の前奏曲 ニ短調/第1旋法によるフーガ ニ短調/カンツォン ト長調/神をほめ、祝しまつらん/ トッカータ ホ短調/カンツォン ニ短調/我ら貧しき罪人を/ファンタジア ニ短調/来て下さい、聖霊、主なる神よ/ カンツォン ハ短調/今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ/第12旋法によるトッカータ ハ長調/ カンツォン・ダル・イステッソ・トゥオーノ ハ長調/トッカータ、または第1旋法による前奏曲 ニ短調/ 第2旋法によるマニフィカト/イエス・キリストよ、賛美を受け給え(2種)/カンツォン ハ長調/ おお、光よ、祝福されし三位一体/トッカータ ニ短調/救いはわれらに来れリ レオン・ベルベン(Org) | ||
録音:2019年7月、タンガーミュンデ/2020年6月、リューベック。貴重なヒストリカル・オルガンの高音質SACD録音で高い評価を得ているドイツのAeolus(エオルス)新録音。グスタフ・レオンハルトの最後の生徒であり、ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバリストとしても活躍した、古楽王国オランダの名手、レオン・ベルベン。作品と同時代の17世紀前半のオルガンによる初の全曲録音となる、ハインリヒ・シュッツの弟子マティアス・ヴェックマン(c.1616-1674)のオルガン作品全集。CD1はリューベック聖ヤコビ教会のフリードリヒ・シュテルヴァーゲン・オルガン(1637)、CD2はタンガーミュンデ聖シュテファヌス教会のハンス・シェーラー・オルガン(1624)を使用。 | ||
CAvi−MUSIC (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)2020年から国内代理店変更。これまで品番は "4260085-5xxxxx" という表記でしたが、新代理店は頭五桁の "42600" (ほぼ全アイテムで同一)と末尾一桁をカットしてハイフンを省き "855xxxx" という形式(本体に記載されているもの)で管理しており、当店もそれに倣います(例: 4260085-534746 → 8553474 )。# "855xxxx" 形式の品番表記(従来の形式では 4260085-5xxxxx )は、NAXOS レーベルにほぼ同じ品番のもの(2桁目にピリオドが入るかどうか)がありますので、ご注意下さい。旧譜はこちらから。 | ||
ドビュッシー:前奏曲集第1巻 ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス I |
マーティン・クレット(P) | |
録音:2019年2月、5月、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン、ドイツ。『■象徴主義的音楽としてのドビュッシー《前奏曲集》と、占星術を念頭に12星座を音楽化したクラムの《マクロコスモス》第1巻をカップリングし、「音の中の魔法」をテーマに、聴き手を不思議な音世界へと誘う1枚。ドビュッシーは、テキストの選択や歌劇《ペレアスとメリザンド》からもわかるように、自分自身を象徴主義に精通していると考えていました。彼の2巻の前奏曲集では、主題や詩的な説明はタイトルとしてではなく、各曲の最後に暗示的に括弧で表示されています。アメリカの作曲家ジョージ・クラムの《マクロコスモス》は、19世紀にシューマンが書いたような、種々の性格的小品を集めたもので、こちらも各曲はみな暗示的な意味を持っています。例えば第5曲「The Phantom Gondolier」は、占星術においてちょうどさそり座の期間が始まる10月24日が誕生日であるクラム自身の見事な自画像となっています。演奏はクラシックのみならず、ジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレットです。』 | ||
東欧の作曲家によるピアノ三重奏曲集 ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65 (1883頃) ジークフリート・ファル(1877-1943):ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.4 (1898/99) マレク・ディアコフ(1976-): Perperikoana (2015) トリオ・イマージュ | ||
録音:2020年2月、ワイマール・フェレンツ・リスト音楽大学、ドイツ。『■マウリシオ・カーゲルのピアノ・トリオ全集(2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞)でセンセーションを巻き起こした若手アンサンブル、トリオ・イマージュの東欧作品集。ドヴォルザークのOp.65を含め、演奏機会の少ないピアノ三重奏曲の魅力を見事に描き出しています。ジークフリート・ファルはオペレッタで有名なレオ・ファルの弟で、ブルッフとヘルツォーゲンベルクに師事したモラヴィア出身の作曲家。父と2人の兄弟はオペレッタ作曲家でしたが、ジークフリートはよりシリアスな作品を書く傾向にありました。Op.4のピアノ三重奏曲は、印象的な楽想に溢れた説得力のある作品で、メンデルスゾーン作曲賞を受賞しています。トリオ・イマージュのメンバーは、ジークフリート・ファルのスコアを偶然にも手に入れ、自分たちのレパートリーにできたことに興奮したといいます。「ほとんど忘れ去られてしまった作曲家の初期の作品であるにもかかわらず、一連の驚くべき、想像力に富んだアイデアと革新性を備えています。この音楽は、若々しい感情と生き生きとしたヴィルトゥオジティに満ちており、ウィーンの民謡の要素が散りばめられており、地平線に迫る数十年の恐怖を漠然と予感させます。」』 | ||
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第14番 ト長調 K.387 /第23番 ヘ長調 K.590 /第2番 ニ長調 K.155 / 第8番 ヘ長調 K.168 /第12番 変ロ長調 K.172 /第21番 ニ長調 K.575 〕 アルミーダSQ | ||
録音:2020年1月、4月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン、ドイツ。『■「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダ四重奏団。彼らはこれまでの聴き慣れた習慣に疑問を投げかけようと、まるで作曲家が自分の肩越しに見ているかのように、モーツァルトの作品を徹底的に吟味し、探求しています。ヘンレ社と音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとのコラボレーションにより、彼らはモーツァルトの弦楽四重奏曲の原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。■アルミーダ四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞し、カルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。』 | ||
CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | ||
夜空〜シューベルト、ベンダー、ダールベルク:歌曲集 シューベルト:秋の夜の月に寄す D.614 /ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576 カール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832):セレナーデ(*) /夕べの幻想(*) シャルロッテ・ベンダー(1792-1870-):乙女の嘆き(*) / Une Demande? (*) ヨハン・フリードリヒ・フーゴー・フォン・ダールベルク(1760-1812):岸辺の乙女(*) /平和へ(*) シューベルト:天の火花 D.651 /夜曲 D.672 ヨハン・ヴェスケ・フォン・ピュットリンゲン(1803-1883):ビッテ(*) ヨゼフィーネ・カロリーネ・ラング(1815-1880):水源にて(*) / メンデルスゾーン:月 エルンスト・フリードリヒ・カウフマン(1803-1856):風の歌(*) / ヒュッテンブレンナー:さすらい人/子守歌 フランツ・ヴィッツム(CT) カタリナ・オリヴィア・ブラント(Fp) | ||
録音:2020年6月23日-26日、ドイツ| (*):世界初録音。男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムフィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マッギガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(リュート)などとコラボレーションしてきた。注目の新録音は、ヴィッツムのデュオ・パートナーであるカタリナ・オリヴィア・ブラントが弾くコンラート・グラーフ1826年モデル(クリストフ・カーン2019年製)のフォルテピアノを伴奏にした、ロマンティックで幽玄なリート集。フォルテピアノ独奏による「ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576」を間に挟みながら、シューベルト、ヒュッテンブレンナー、メンデルスゾーンの歌曲とともに、ツェルター、ベンダー、ダールベルク、ピュットリンゲンら知られざるドイツ・ロマン派の歌曲を歌う。 | ||
DA VINCI CLASSICS (日/伊) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)相愛大学でも教鞭を執るミラノ出身の音楽学者エドモンド・フィリッピーニ [Edmondo Filippini] 氏が2015年に創設し代表を務める楽譜等の出版社、 Da Vinci Publishing 傘下のレーベル。所在地はなんと大阪の都島区だが、奇妙なことに公式サイトはすべて欧文表記のみ(日本語情報なし)で、日本国内でもディスク商品(おそらく日本語は無し|イタリアから出荷されるという情報もあり)は2020年までほとんど流通していなかった。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ&ロンド集 ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454 /ロンド ト長調(ハフナー K.250より/ハイフェッツ編曲)/ ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378 /ロンド ハ長調 K.373(クレンゲル&コセミャン編曲) ルベン・コセミャン(Vn) ナタリア・ムナツァカニャン、マルガリータ・グリゴリアン(P) | ||
録音:2018年11月、アルメニア作曲家協会、エレバン、アルメニア。モスクワ音楽院でマヤ・グレザノワ教授に師事し、コーガン、オイストラフ、ヴァルガ、アハロニアンなど世界的名手たちからも指導を受けたアルメニア系カナダ人ヴァイオリニスト、ルベン・コセミャンのモーツァルト・プログラム。2つのヴァイオリン・ソナタ、2つのロンドを組み合わせたプログラムでコセミャンは哲学的ではなく、楽器の持つ最上の音色、ヴィルトゥオージティを追求している。力強さと洗練された優雅さが同居する独自色を打ち出し、天才モーツァルトの音楽を奏でている。 | ||
ラ・ストラヴァガンツァ〜ヴィヴァルディ:協奏曲&宗教的モテット集 ソナタ ニ短調 Op.1 No.12, RV.63「ラ・フォリア」/モテット「いと公正なる怒りの激しさに」 ハ短調 RV.626 / リュート協奏曲 ニ長調 RV.93 /弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV.129「マドリガーレ風」/ モテット「この世に真の平和なく」RV.630 ファビオ・フルナリ指揮アンサンブル・リ・インヴァギーティ [ジェニファー・スキッティーノ(S) 高橋亜季(Vn1) ブルーノ・ラスピーニ(Vn2) ナタリア・ドゥアルテ・イェレミアーシュ(Va) マッシモ・サルトーリ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) マッシモ・ロンバルディ(バロックG/アーチリュート/テオルボ) カルメロ・ルカ・サンバターロ(スピネット、ポルタティーフOrg)] | ||
録音:2020年6月19日-21日、サン・マルティーノ教会、ブスカ、イタリア。アラン・カーティスとペドロ・メメルスドルフに古楽を師事したイタリアのテノール、ファビオ・フルナリが2008年に創設した古楽演奏団体、アンサンブル・リ・インヴァギーティのデビュー・アルバムとなるヴィヴァルディの協奏曲とモテット集!ファビオ・フルナリはデビューアルバムのプログラムとして、リュート協奏曲(ギター協奏曲)RV.93や、モテットの中でも名作として知られる「RV.626」と「RV.630」の2曲、「フォリア風」のソナタ、「マドリガーレ風」の協奏曲などを選曲。アンサンブル・リ・インヴァギーティの躍動感にあふれ、表情豊かな演奏が、ヴィヴァルディの高貴で天才的な世界に聴衆を引き込んでくれる。アンサンブル・リ・インヴァギーティには、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でバロック・ヴァイオリンを学んだ日本人奏者である高橋亜季が第1ヴァイオリンとして参加。伸びやかな音色でアンサンブルを牽引している。 | ||
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ヘ長調 Op.8 /第2番 ト長調 Op.13 /第3番 ハ短調 Op.45 〕 デイヴィッド・ウィン・ロイド(Vn) ベルナルド・サントス(P) | ||
録音:2020年8月、テアトロ・アヴェイレンセ、アヴェイロ、ポルトガル。デイヴィッド・ウィン・ロイドはアマデウス四重奏団の創設メンバーの1人であるピーター・シドロフに師事し、BBCso. に4年間在籍。その後はポルトガルに活躍の場を移し、イベリアン・ルーツo. やオルケストラ・クラシカ・ド・セントロなどで指揮者として活躍してきたイギリスの音楽家。ポルトガルのピアニスト、ベルナルド・サントスとのデュオで、グリーグの3つのヴァイオリン・ソナタが持つ北欧のリリシズムや情熱性を巧みに表現してくれている。 | ||
リスト:演奏会用独奏曲 大演奏会用独奏曲 S.176 / グレートヒェン S.513 /死の舞踏 S.525 |
ピエル・カルミネ・ガルツィロ (P|使用楽器: YAMAHA CFX ) | |
録音:ヴィラ・ボッシ、ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア。2016年の第4回セザール・フランク国際ピアノ・コンクール(ブリュッセル)で優勝と聴衆賞、第7回ピアノタレント・国際コンクール(ミラノ)で優勝など、持ち前のスキルと音楽性を発揮して様々なコンクールで優勝、入賞を果たしてきた1995年、ナポリ出身のピアニスト、ピエル・カルミネ・ガルツィロのデビュー・レコーディング!デビュー・アルバムのリスト作品集では、「大演奏会用独奏曲」、「グレートヒェン」、そして「死の舞踏」という持ち味のヴィルトゥオージティが存分に活きる難曲3作品を選曲。YAMAHA CFXのコンサート・グランドというパートナーを得て、堂々たる演奏を繰り広げてくれている。 | ||
ベートーヴェンの時代のオルガン ルケージ:ソナタ ハ長調 / ラスキュー:協奏交響曲 ト長調 / ネーフェ:ソナタ ニ短調 ベートーヴェン:フーガ ニ長調 WoO.31 /フーガ ニ長調 Hess.238 No.2 クネヒト:6つの変奏付きアンダンティーノ ヘ長調 / アルブレヒツベルガー:フーガ ホ短調 ベートーヴェン:アレグロ・アッサイ WoO.33 /アレグロ・ノン・ピウ・モルト WoO.33 クネヒト:カンタービレ 変ホ長調 / ヴァンハル:前奏曲 ハ長調 モランディ:エレヴァツィオーネ 変ホ長調 / シューベルト:フーガ ホ短調 Op.post H.152, D.952 エウジェニオ・マリア・ファジアーニ(Org) | ||
録音:2020年5月25日、サン・ミケーレ寺院、ブレッシャ、イタリア。オルガンのレコーディングが活発なイタリアならではの「ベートーヴェン・アニヴァーサリー」は、ベートーヴェンとその同世代の作曲家たちによる「オルガン作品集」。楽聖の師の1人であり聖シュテファン大聖堂の楽長も務めたアルブレヒツベルガー、ドイツの聖マルティン教会のオルガニストだったクネヒト、ウィーン古典派の大家の1人ヴァンハル、そしてシューベルトなど、その顔触れは多士済々!イタリアのアレッツォのラ・ヴェルナ(フランシスコ修道会のサンクチュアリ)で2008年からオルガニストを務めているエウジェニオ・マリア・ファジアーニが、1430本のパイプを持つオルガンでベートーヴェンの時代の音楽を奏でる。 | ||
モーツァルト/作曲者編曲:ピアノ五重奏版ピアノ協奏曲集 〔第11番 ヘ長調 K.413 /第13番 ハ長調 K.415 〕 ピエロ・バルバレスキ(P) トリオ・ヘーゲル [ダヴィド・スカローニ(Vn1) ダヴィデ・ブラーヴォ(Va) アンドレア・マルコリーニ(Vc)] ジュリア・セッラ(Vn2) | ||
録音:2019年9月20日-22日、カステッロ・ディ・モラサスコ、アレッサンドリア、イタリア。1781年にウィーンに到着したモーツァルトは同地を「ピアノの故郷」と定め、自らのピアノ協奏曲の出版を決断。このウィーンで出版された協奏曲の中の2作品、「第11番 K.413」と「第13番 K.415」の「ピアノ五重奏版」をイタリア勢が披露!モーツァルト自身の手で室内楽版へと生まれ変わった2曲の18世紀の宝石が、ディノ・チアーニの師でもあるマルタ・デル・ヴェッキオからピアノを学んだ実力派、ピエロ・バルバレスキが牽引するアンサンブルによってさらなる輝きを放つ。 | ||
ハイドン:エステルハージ侯のための6つのソナタ Op.13 〔第21番 ハ長調 Hob.XVI: 21 /第22番 ホ長調 Hob.XVI: 22 /第23番 ヘ長調 Hob.XVI: 23 / 第24番 ニ長調 Hob.XVI: 24 /第25番 変ホ長調 Hob.XVI: 25 /第26番 イ長調 Hob.XVI: 26 〕 アンドレア・カルカノ(P|使用楽器:スタインウェイ) | ||
録音:2020年7月3日-4日、グリファ・エ・フィグリ・スタジオ、イタリア。作曲家自身の綿密な日記的な存在でもあるハイドンのピアノ・ソナタの数々の中から、自らのパトロンでもあったエステルハージ候に献呈された「ソナタ集 Op.13」を選曲。この「 Op.13」を選んだピアニスト、アンドレア・カルカノは名匠ブルーノ・カニーノの高弟の1人。その活動範囲は幅広く、イタリアはもちろんのことアメリカの各都市、ドバイ、ルガーノ、サンクトペテルブルクやエルジェム(チュニジア)などでコンサートを行っている。またソリストとしての活動の傍ら、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノ科の講師を務めており、カニーノからの教えを広めるべく指導を行っている。 | ||
コスト:ギター作品全集 Vol.1 25の練習曲 Op.38 /「メトード・コスト=ソル」より〔ルソン/前奏曲とアレグレット/レヴリ・ノクターン/前奏曲〕 カルロ・フィエレンス(7弦G|使用楽器:ルネ・ラコート、1855年製) | ||
録音:2020年6月、ヴィラ・パラザーニ、プロヴァーリオ・ディゼーオ、イタリア。ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺したフランスのギターの巨匠、ナポレオン・コスト(1805-1883)の作品の全てを網羅するシリーズの第1巻。「エチュード」をテーマとした第1巻でソリストを務めているのは、名匠リカルド・イズナオラから絶賛を受けたイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。ナポレオン・コストの代名詞でもある7弦ギターを手に、そのエチュードの醍醐味を奏でる。 | ||
ゴリゴイティア(1959-):ソノス・トランスクリベンダ
アンサンブル・イベロアメリカーノ、アウディティフヴォーカル・ドレスデン | ||
録音:データ不詳。南米チリ中部の都市バルパライソ出身の現代作曲家、ラモン・ゴリゴイティア(1958-)の作品集。母国のチリで音楽を学んだ後にドイツへと活動の場を移したゴリゴイティアは、現代音楽の作曲家として活動を展開。現在はケルンを拠点として作曲家、指揮者、ピアニスト、パブリシストとして活躍している。 | ||
パヴロワの歌〜べヌス・レイ・ジュニア(1969-): ソプラノと管弦楽のための「パヴロワの歌」/ソプラノと管弦楽のためのメキシコ風バッハ第2番「物言ったげな詩」/ 無伴奏チェロのためのメキシコ風バッハ第4番「テファンテペックのバッハ」 ナタリア・パヴロワ(S) オルガ・カリノワ(Vc) ファブリツィオ・ダ・ロス指揮モスクワ・ムジカ・ヴィヴァo. | ||
録音:2018年2月6月、モスクワ、ロシア。#当CDはバックインレイの背部分に誤品番「 C00307 」が印刷されていますが、レーベル側で修正や再印刷の予定がなく、現状のままで供給されます。メキシコのコンポーザー=コンダクター、べヌス・レイ・ジュニア(べヌスティアーノ・レイエス/ 1969-)の「歌曲集」と「メキシコ風バッハ」のカップリング。「パヴロワの歌」はロシアの作家、ヴェラ・パヴロワの詩「A Touch in Seven Octaves」を題材として作曲された7部構成の歌曲集。映画音楽的な作風が印象に残る作品。「メキシコ風バッハ」はその名の通り、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」に触発されて書かれた作品で現在、第7番まで作曲されている。 | ||
運命愛 〜20世紀イタリアのギター作品集 カステルヌオーヴォ=テデスコ:24のゴヤのカプリチョ Op.195より第1番、第12番、第24番 ゲディーニ:演奏会用練習曲 / ベッティネッリ:5つの前奏曲 / ペトラッシ:ヌンク ジラルディーノ:地上は暗闇となり カステルヌオーヴォ=テデスコ:忘備録 Op.210 より〔カンパーネ・ア・ヴァレ/アヴェ・マリア〕 アンドレア・フェッラリオ(G) | ||
録音:2019年4月-9月、パッシラーノ、イタリア。フリードリヒ・ニーチェによって提唱された哲学用語である「運命愛(アモール・ファティ)」をアルバムタイトルに冠する近代イタリアのギター作品集。カステルヌオーヴォ=テデスコやペトラッシ、ゲディーニなど20世紀のイタリア人作曲家の作品でプログラムを組んだギタリスト、アンドレア・フェッラリオは今作がデビュー・アルバム。サラエボで行われたIMKA室内楽コンクールやロスピリオージ国際コンクールでの第1位獲得経験を持ち、将来を嘱望されているギタリスト。 | ||
チェーザレ・プーニ(1802-1870):クラリネット四重奏曲集 〔変ロ長調 Op.4 (1824頃) /イ短調 Op.3 (1825頃) /変ホ長調 Op.2 〕 ルイージ・マジストレッリ(Cl) イタリアン・クラシカル・コンソート [ジャコモ・オルランディ(Vn) ルカ・モレッティ(Va) エリザベッタ・ソレシーナ(Vc)] | ||
録音:2018年9月、サント・ステーファノ・ティチーノ、イタリア|全曲世界初録音。#当CDはバックインレイと背部分に誤品番「 C00328 」が印刷されていますが、レーベル側で修正や再印刷の予定がなく、現状のままで供給されます。 プーニは、振付家として名を残すジュール・ペロー(1810-1892)とのコラボレーションによるバレエ音楽「エスメラルダ」「パ・ド・カトル」等で知られるイタリアの作曲家で、7歳で初の交響曲を書き、バレエ音楽は生涯に100作品近くを残した早熟&速筆家だった。バレエ音楽以外の作品が録音されるのは大変珍しく、1枚まるごとバレエ以外のプーニ作品というアルバムはこれが初かもしれない。 ジェノヴァで時計職人の父の下で育ったプーニは早くから音楽的才能を発揮、ミラノ音楽院で作曲を学んだ後にスカラ座、パリ、ロンドン、サンクトペテルブルクで活躍、振付師であるジュール・ペローとのコンビで数多くのバレエを作曲した。当盤のクラリネット四重奏曲は1824年から25年にかけて作曲され、ヴィンチェンツォ・コモッリに献呈されたもの。マリウス・プティパ協会のウェブサイトに掲載されているアダム・ロペス氏による伝記からその存在を改めて知ることが出来る。これらの曲を現代に蘇らせたのは、イタリア国際クラリネット協会の会長を務める重鎮で、カール・ライスターやディーター・クレッカーとの共演も数多いルイージ・マジストレッリ。作曲当時の響きを忠実に再現するため、1960年頃に製作されたドイツ式のC管、B♭管、A管の3本にクラリネットを吹き分けている。 | ||
オルガン4手連弾のための18-19世紀のソナタと幻想曲 マーシュ:前奏曲とフーガ ハ長調 / ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ ヘ長調 Op.18 No.6 モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.381 / ベールヴァルド:田舎の披露宴 / ハッセ:幻想曲 Op.35 ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲 ロドルフォ・ベッラッティ、ルカ・フェラーリ(Org4手連弾) | ||
録音:時期未記載、フラッシノーロ、イタリア。18世紀から19世紀にかけてブルジョワ階級の台頭により貴族階級の特権でもあったサロンコンサートなどのプライヴェート・コンサートが徐々に身近なものになる中、発展を見せた「鍵盤楽器の4手連弾」。その1つでもある「オルガンの4手連弾」のバラエティに富んだプログラムを披露するのは、互いにジェノアで活躍するオルガニスト、ロドルフォ・ベッラッティとルカ・フェラーリ。アッスンタ・エ・サン・クラウディオ教会のジョズエ・アガティが1821年に製作し、その後、1901年、1981年に修復が施されてきたオルガンによる演奏。 | ||
ショパン: 17のポーランドの歌 Op.74 /魅惑/ドゥムカ |
イカス・デュオ [アンナ・カタルジナ(A) ヴァレリオ・セレンターノ(G)] | |
録音:2018年3月、スタジオ52 、ナポリ、イタリア。1829年から1847年にかけて作曲されたものの、出版は作曲家の死の約10年後まで待たなければならなかったピアノの詩人、ショパンの「ポーランド歌曲集」。2013年から活動を始めたイタリアのアルトとギターによるイカス・デュオは、このショパンの19曲の「ポーランド歌曲集」を声楽とギターのためにアレンジ。ギターのヴァレリオ・セレンターノが「歌曲集全曲の最初のギターと声楽のための編曲になるはず」と述べるこのヴァージョンは、ショパンの抒情性をより一層際立たせている。 | ||
ジャコモ・リッジ(1983-):室内楽作品集 弦楽四重奏曲 ト短調[グローリア・メラーニ、パオロ・アルディンギ(Vn) アレッサンドロ・フランコーニ(Va) フィリッポ・ブルキエッティ(Vc)]/ 弦楽四重奏のための「トスカーナの風景」[マルチェロ・ダンジェロ、マルコ・ドメニケッリ(Vn) ヴァレンティナ・ガスペレッティ(Va) ヴァレリオ・カッサーノ(Vc)]/ 弦楽四重奏のための「陽の光」[ピエルパオロ・デル・プレテ、マリア・ミケーラ・セルフェダ(Vn) ラウラ・ペッレ(Va) ティジアナ・ディ・ジュゼッペ(Vc)]/ 5つの楽器のためのラプソディ [グローリア・メラーニ(Vn) アレッサンドロ・フランコーニ(Va) フィリッポ・ブルキエッティ(Vc) ジュリオ・ピエトロパオロ(P) ジャコモ・リッジ(ヴィブラフォン)]/ ピアノ五重奏曲[ダニエーレ・フレディアネッリ(P) キアーラ・モランディ、マルチェロ・ダンジェロ(Vn) ヴァンレンティナ・ガスペレッティ(Va) ヴァレリオ・カッサーノ(Vc)]/ ファゴットとピアノのための即興曲[ジローラモ・ラリキウタ(Fg) ジャコモ・リッジ(P)] | ||
録音:2011年2月、2020年6月、イタリア。1983年11月、イタリアはトスカーナ州のバルガで生まれたイタリアの音楽家、ジャコモ・リッジ。作曲家であると同時にソングライターでもあり「ジャズとゴスペルを愛している」とも述べるリッジが手懸けたクラシックの室内楽作品は、難解な実験音楽とは正反対の調性音楽。ジャズなど他ジャンルとのボーダーレスな響きも感じられる作風。 | ||
プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷音楽 J.S.バッハ:王の主題による無限カノン / プロイセン王フリードリヒ2世:ソナタ第2番 イ短調 J.S.バッハ/ガブリエーレ・トイア編曲:トリオ・ソナタ ト長調( BWV.1027, BWV.1039 から)(*) グラウン:ソナタ ニ長調 IKG.34 / クヴァンツ:ソナタ ロ短調 QV.1: 168 C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 WQ.123 / トイア:ポツダムへの別れ(*) ガブリエーレ・フォルメンティ(Fl−tr| 使用楽器:ファビオ・ディ・ナターレ製作〔モデル:フリードリヒ2世使用〕) ガブリエーレ・トイア(Cemb) | ||
録音:2019年7月、ストゥーディオ・クラシカ・ヴィヴァ、パヴィア、イタリア| (*):世界初録音。第3代プロイセン国王であると同時に卓越した芸術的才能を備え、自らも優れたコンポーザー=フルーティストとして当時の宮廷における音楽文化の発展に影響を与えたことがあまりにも有名なフリードリヒ2世(1712-1786)。この「プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷での音楽」では、「北のヴェルサイユ」とも称されプロイセン王国の宮殿や施設が数多く存在したポツダムで演奏されたであろう、トラヴェルソのために傑作の数々を収録。フリードリヒ2世はもちろん、王に仕えたクヴァンツやグラウン、C.P.E.バッハの作品はもちろんのこと、この地で「音楽の捧げもの」の着想を得たと伝わる大バッハの作品を、バルトルド・クイケンらに師事したミラノの名手、ガブリエーレ・フォルメンティが奏でている。 | ||
フェルディナンド・レバイ(1880-1953):ギター作品集 ソナタ〔ニ長調/イ長調〕/一楽章のソナタ/10の小品/ ベートーヴェンに基づく変奏曲/ヘンデルのサラバンドに基づく変奏曲 レオポルド・サラチーノ(G) | ||
録音:2019年7月25日-26日、マジスター・レコーディング・エリア、プレガンツィオール、イタリア。 21世紀初頭まで忘却の淵にあったオーストリアの音楽家、フェルディナンド・レバイ(1880-1953)は、ハイリゲンクロイツ修道院の聖歌隊員として音楽に接し、1901年に入学したウィーン音楽院でヨーゼフ・ホフマン、そしてローベルト・フックスに師事。1904年に完成させた管弦楽のための作品「魔王」がフックスに大絶賛され順風満帆なキャリアを築きながらも、ヒトラーによるオーストリア併合によって名誉を失い、さらには職を追われ貧困の中この世を去るという悲劇的な最期を遂げた人物。 | ||
ケミカ・ソノーラ・シンボリカ〜バジーレ:フルートとエレクトロニクスのための音楽寓話
ベネデット・バジーレ(Fl/エレクトロニクス) | ||
録音:2020年2月、ストゥーディオ・オンダ・ソノーラ、モンレアーレ、イタリア。ジャズとインプロ、コンテンポラリーを中心に様々な分野で活躍するイタリアのマルチ・フルーティストであるベネデット・バジーレが、エレクトロニクスを駆使してフルートによる独自の世界を構築している。 | ||
角笛の音〜ソプラノ、ホルンとピアノのためのフランス音楽集 フォーレ:ソプラノ、ホルンとピアノのための「タランテラ」 Op.10 No.2 / ソプラノとピアノのための「川のほとりで」 Op.8 No.1 サン=サーンス:ホルンとピアノのための「ロマンス」 Op.36 /ソプラノとピアノのための「死の舞踏] フォーレ:ソプラノ、ホルンとピアノのための「黄金の涙」 Op.72 サン=サーンス:ホルンとピアノのための「演奏会用小品」 Op.94 マスネ:ソプラノ、ホルンとピアノための「閉じた眼」 アーン:ソプラノとピアノのための「彼女の館に捕われた時」/ソプラノとピアノのための「タンダリス」 デュカ:ホルンとピアノのための「ヴィラネル」 ベルリオーズ:ソプラノ、ホルンとピアノのための「ブルターニュの若い羊飼い」 H.65 フォーレ:ソプラノとピアノのための「月の光」 Op.46 No.2 マスネ:ソプラノ、ホルンとピアノのための「祝福された愛」 / ボザ:ホルンとピアノのための「森にて」 フォーレ:ソプラノとピアノのための「夢のあとで」 Op.7 No.1 ベルリオーズ:ソプラノ、ホルンとピアノのための「激しい炎のような愛は」 トリオ・モルゲン [バルバラ・コスタ(S) ロベルト・ミエーレ(Hr) エマヌエレ・デルッキ(P)] | ||
録音:2019年12月21日-23日、オミクロン・スタジオ、カプリオーロ、イタリア。ソプラノ、ホルン、ピアノの編成によるトリオ・モルゲンは、主にフランスの声楽と室内楽のレパートリーの紹介、発掘に取り組んでいるイタリアのアンサンブル。フォーレ、サン=サーンス、マスネ、アーン、ベルリオーズなどの作品を集めたこのフランスのロマンティシズムに満ちた「角笛の音」では、ホルンがソプラノと共に存在感抜群の主役として大活躍!ホルンのロベルト・ミエーレは1978年、イタリアのカッシーノ出身。サンタ・チェチーリア国立アカデミーo.、フィレンツェ五月音楽祭o. などへの参加を経て、現在はミラノ・スカラ座o. (ミラノ・スカラ座po. )で活躍する同国有数のホルニスト。ミラノ・スカラ座管のメンバーで構成されるラ・スカラ・ホルンなどのアンサンブルでも活躍中の名手が奏でるボザやデュカの名作も必聴。ソプラノのバルバラ・コスタもクレモナのポンキエッリ劇場での「蝶々夫人」でタイトル・ロール・デビューを果たし、現在はミラノ・スカラ座を中心に活躍する実力派。アンサンブルの経験も豊富で、ここでも歌声はもちろんのこと、絶妙なバランス感を披露してくれている。 | ||
インプレッションズ〜リヴィオ・トレサン(1956-):ギター作品集 ソナチナ/詩的な練習曲第6番「ニンナ・ナンナ」4つの演奏会用練習曲/夜想曲/印象/幻想曲/レオへのカンツォーネ レオナルド・デ・マルキ(G) | ||
録音:2018年5月-2020年7月、トレヴィーゾ、イタリア。1998年にトレヴィーゾで開催された「ラ・ノストラ・カンツォーネ」作曲コンクールで第1位を受賞し、翌年の1999年にヴァレンナで開催された国際ギター作曲コンクールでは自身の「ソナチネ」が同じく第1位に輝くなど、堂々たる経歴を持つイタリアのコンポーザー=ギタリスト、リヴィオ・トレサン(1956-)。2014年に作曲された「印象」からはドビュッシー的な響きを感じることが出来るなど、非常に幅広い作風を持ち味とする作曲家。 | ||
非対称的な思想〜ギターとエレクトロニクスのためのイタリア音楽集 ミラン:ファンタジア第16 番 /コルギ:和声と音階 / ヴェルリンジェリ:共鳴と連打 ガヴァッツァ:12弦とメッツォ / サンニカンドロ:御顔の光を / コンフォルティ:ネイラル ジョルジ:非対称的な思想 / フィッコ:アーバヤ・ダルン / シャラッファ:フィオレカッラ アンドレオーリ: EA / ベルターニ:茶色 / リ・カルツィ:不安定な平衡主義者 / コミーノ:プレッシャー トリヴェッラート:ノットゥルノ / ソラッツィ:憂いの壁 / ジャッキーノ:死ぬほど バロンティーニ:前奏曲 / ズッコ:適切な影の中で / ベネデッティ:プロムナード ダヴィデ・フィッコ(G) | ||
録音・収録:時期未記載、クーネオ音楽院、イタリア| DVD 内容:CD収録曲と同一曲目。# DVD は PAL 方式のため国内の通常映像機器では再生できず、再生保証もございません。現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ(1962-)が、まさに「非対称的」な存在であるアコースティックなクラシック・ギターと電子音との共存、融合に取り組んだ壮大なプロジェクト。16世紀のルイス・デ・ミランのファンタジア第16番で幕を明け、フィッコ自身を含む計18人の現代作曲家たちが生み出した新しいスタイルのギター作品の数々を4本のギターを駆使して弾き分けている。 | ||
フルートとピアノのための20世紀と21世紀の幻想曲とロマンス集 ブルン:ロマンス Op.41 / ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26 / マッコンヴィル:浜辺のロマンツァ フォーレ:幻想曲 Op.79 / ルッソ:幻想曲 / タファネル:「ミニョン」の主題によるグランド・ファンタジー サン=サーンス:ロマンス Op.37 / マガリフ:ロマンス リタ・ダルカンジェロ(Fl) ジュリアーノ・マッツォカンテ(P) | ||
録音:2019年4月15日-16日、テアトロ・マルッチーノ、キエーティ、イタリア。ドップラーやフォーレ、タファネル、サン=サーンスなど19-20世紀の作曲家たちと、3人の現代作曲家たちが書き上げたフルートのための「幻想曲(ファンタジー)」と「ロマンス」を集めた好プログラム。フルート奏者にとって重要なレパートリーとしての地位にあり続けている「幻想曲」と「ロマンス」を奏でるのは、イタリアの女流フルーティストのリタ・ダルカンジェロ。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェイムズ・ゴールウェイに師事した才女。 | ||
レナート・ブロージ(1873-1924):14の歌曲とピアノのための4つのワルツ 白夜/思い出/悲しいワルツ/古い鳴き声/ロマンツァ/予感/悲しげなワルツ/凧の歌/海沿い/物憂げなワルツ/ 私は待っている/ヴェネツィアの風景/華やかなワルツ/知る由もなく/黄色い帯/風の中のため息/かっこう/紡ぎ女/蛍 モニカ・ベンヴェヌーティ(S) ジュゼッペ・ブルーノ(P) | ||
録音:2020年1月3日-4日、ブルーノ・バルトレッティ音楽学校、セスト・フィオレンティーノ、イタリア。19世紀末から20世紀初頭にかけてのイタリアで活躍したオペラ作曲家でありながらも、現在ではほとんどその名前を知られていないレナート・ブロージ(1873-1924)のソプラノのための歌曲に4曲のピアノのためのワルツをカップリング。ブロージは1896年に歌劇「最初の夜」でウィーンのコンクールで優勝を果たし、1923年にフィレンツェで初演されたオペレッタ「トスカーナのバッカス」で成功を収めている。内省的かつサロン風の雰囲気を備えた歌曲の数々が、作曲家と同じくフィレンツェ出身のソプラノ、モニカ・ベンヴェヌーティの歌声で蘇る。 | ||
ローラン・ディアンス(1955-2016):ギター作品集 サント・ティルソ/多国籍の3つの小品/パリ再訪/シラキューズ/自転車乗り/ カプリコーンの夢/3つのサウダージ/アルバ・ネラ/リブラ・ソナチネ/手紙ふたたび ミケーレ・ディ・フィリッポ(G) | ||
録音:2020年3月-5月、アッソロ・プロドゥツィオーニ・ムジカーリ、ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア。チュニジア出身で20世紀〜21世紀初頭のフランスを代表するコンポーザー=ギタリストとして君臨したギター界の巨匠、ローラン・ディアンス(1955-2016)が遺したギター作品の数々を収録。ディアンスの名前が先行しがちなその作品の数々に対し、演奏のミケーレ・ディ・フィリッポはあくまでもギターを絶対的な主人公として、この作品たちの内面的なビジョンにスポットライトをあてるというアプローチを選択している。ディ・フィリッポはイタリアの新世代のギタリスト。作曲活動も活発で「アーロン・コープランドへのトリビュート」などの佳作を続々と発表している。 | ||
音の反射〜現代イタリアのピアノ三重奏曲集 マニアーチ:希望の風 / マンディーナ:デカトロン ピライーノ:そっと寄り添って リコッタ:椿姫 / カセサ:テン |
トリオ・アルテ [ミルコ・ダンナ(Vn) ジョルジョ・ガロファロ(Vc) ヴァレンティナ・カセサ(P)] | |
録音:2019年6月、メダルト・ステューディオ、パレルモ、イタリア。#当CDは背部分に誤品番「 C00315 」が印刷されていますが(バックインレイ部分は正しく 00314 )、レーベル側で修正や再印刷の予定がなく、現状のままで供給されます。 イタリアのアンサンブル、トリオ・アルテの創立10周年を記念して6人のシチリア島の作曲家たちによって書かれたピアノと弦楽器による三重奏のための新作の数々を同アンサンブルがレコーディング。イタリア、シチリア島における現代の音楽言語と、ピアノを伴う三重奏の室内楽を結び付けることにより、現在のイタリアの音楽の普及と世界への発信を目指している。 | ||
下り道〜サクソフォンとピアノのための現代音楽集 フェレーロ:ナッシュヴィルの夜 / マローネ:インプロヴィザメンテ / ガランテ:エウメニドゥム・クリネス パレルモ:ジェメロの歌 / デル・プレテ:ハバネラ / ギドーニ:フラッシュノーツ ファッツォラーリ:ソナタ第4番 Op.14 No.1 / ルカ:チェンジング トゥー・フォー・ニュー・デュオ [ジョヴァンニ・デ・ルカ(Sax) フランチェスコ・シルヴェストリ(P)] | ||
録音:2016年-2018年、イタリア&スペイン。2011年に活動を開始したイタリアのサクソフォンとピアノの二重奏、トゥー・フォー・ニュー・デュオが2016年から2018年にかけてイタリアとスペインで取り上げてきた現役の作曲家たちによる8作品を収録。フェレーロの「ナッシュヴィルの夜」とデル・プレテの「ハバネラ」を除く6作品は、トゥー・フォー・ニュー・デュオに献呈された新作。サクソフォンとピアノの可能性を広げてくれるこの作品集は、トゥー・フォー・ニュー・デュオにとっての楽旅日記でもある。 | ||
ピッツェッティ:ヴァイオリンを伴う室内楽作品集 ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ アリア ニ長調/3つの歌 |
ルッジェーロ・マルケージ(Vn) フェデリコ・ロヴィーニ(P) | |
録音:2019年11月、アウディトリウム・サイエンス&ミュージック、ピサ、イタリア。イタリアにおける新古典主義音楽を牽引する存在とされながらも、ロマン派、または新ロマン主義的な作風を持ち、さらにはルネサンス音楽やバロック音楽への回帰を掲げ、オペラが隆盛を誇った同国において器楽復興にも尽力したイルデブラント・ピッツェッティ(1880-1968)。ドーラ・シュヴァルツベルクに師事した後、ラ・カメラータ・ドゥカーレ・ディ・パルマを創設し、第1ソロ・ヴァイオリン奏者として活躍する実力派、ルッジェーロ・マルケージ(1964-)が奏でるピッツェッティの音楽は、知られざる近代イタリアの傑作「 イ長調のソナタ」を含む3作品。日本においては「皇紀2600年奉祝曲」の1つ「交響曲イ調」の作曲者としても有名なピッツェッティの芸術の本質を知る上でいずれも重要な作品。 | ||
マンドリンを伴う20世紀の室内楽作品集 ムニエル:フィジオロジー・ムジカーリ Op.194 / ソレンティーノ:プレニルーリオ(満月) ロマーノ:恋のつぶやき / アンコナ:ネニア・ダモーレ / ナポリ:フラメント / メッツァカーポ:ナポリ カラーチェ:サルタレッロ Op.79 /セレナータ・ロマンティカ Op.94 /ファンタジア・ポエティカ Op.56 グラン・デュオ・ヴェスヴィウス [ジャンルイジ・スペリンデオ(マンドリン) ジュゼッペ・ガンゼルリ(P)] | ||
録音:2020年2月、ステューディオ・ガンゼルリ、サン・ジョルジョ・ア・クレマーノ、イタリア。 ナポリから世界へ。イタリア、ナポリ音楽の伝統に深く根ざしながらもアメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパなど世界各国へのマンドリンの普及に積極的に貢献してきたムニエルやカラーチェ、メッツァカーポなどの作曲家たちの作品を収録したイタリアのレーベルならではのマンドリンのための室内楽作品集。すべてがナポリに通じる3つのイタリアの代名詞的存在である「ピッツァ・スパゲッティ・マンドリン」。マンドリンがピッツァやスパゲッティと同じイタリアのシンボルであるという事実は、この楽器のイタリア、特にナポリでの存在感の大きさと重要性を物語っている。まさにイタリアの至宝、マンドリンのための傑作を奏でているのはヴィンチェンツォ・ディ・ベネデットとステファノ・カルディに学んだマンドリン奏者ジャンルイジ・スペリンデオ。オルケストラ・ジョヴァニーレ・ナポレターナの首席指揮者を務め、17〜20世紀のマンドリン作品、ナポリ民謡をレパートリーとする。 | ||
ダヴィド・フォンターネイジ(1969-):4つの協奏曲 ヴァイオリンと管弦楽のための「悲劇的な協奏曲」/チェロと管弦楽のための「田園風の協奏曲」/ フルートと管弦楽のための「学術的な協奏曲」/ピアノと管弦楽のための「質素な協奏曲」 ヴィンェンツォ・ボロネーゼ(Vn) フランチェスコ・ステファネッリ(Vc) ジネーヴラ・ペトルッチ(Fl) ミケランジェロ・カルボナーラ(P) アルベルト・マルティーニ指揮イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ | ||
録音:2019年7月7日-10日、テアトロ・リスト―リ、ヴェローナ、イタリア。 パドヴァ大学で中世哲学の歴史を学んだ経歴を持つイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンターネイジ(1969-)の協奏曲集。フォンターネイジは協奏曲などを作曲するに際し、マリピエロの「チマロジアーナ」やカゼッラの「スカルラッティアーナ」などのように、イタリアの古典的な作曲家たちの音楽から主題や旋律をソースとして引用するのではなく、形式の統一性や対位法の複雑性などのインスピレーションを得て、自らの作品に反映するという手法を採っている。 | ||
想い出の宮殿〜ダニーロ・コミティーニ(1986-):サクソフォンを伴う室内楽作品集 ソプラノ&アルト・サクソフォン、ヴィオラとピアノのための「5つの格言」/ ソプラノ・サクソフォンとピアノのための「フィアベスク組曲」/アルト・サクソフォンとピアノのための「悪魔」 ミケーレ・パオリーノ(ソプラノ&アルトSax) アルド・マリア・ザンゲーリ(Va) ロベルタ・パンドルフィ(P) | ||
録音:2020年1月、ルニク・レコーディング・スチューディオ、ペーザロ、イタリア。イギリス出身のイタリア新世代の作曲家、ダニーロ・コミティーニが人間の内面、「内なる肖像画」に焦点をあてた「サクソフォン」を伴う室内楽作品の数々。コミティーニはエドガー・アラン・ポーの小説を題材とした歌劇「眼鏡」で2017年にペーザロのロッシーニ劇場へのデビューを果たし、今後の活躍が期待されている。 | ||
ルドヴィコ・ペローニ(1990-):実験的歌劇「夢追い人」
フィリッポ・ダヴォリ(Vo) ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(Cl) ルドヴィコ・ペローニ指揮クイック・レスポンスo. | ||
録音:2020年1月25日-26日、ヌファブリック・ベースメント・スタジオ。2017年「テアトロ・ムジカ・エ・ショア」入賞作品。イタリアの詩人フィリッポ・ダヴォリ(1965-)の詩を題材として作曲された全9場で構成される実験的歌劇。イタリアの気鋭の作曲家ルドヴィコ・ペローニ(1990-)の野心作にしてデビュー作。 | ||
希少と驚愕〜ザンドナーイ:アート・ソング・トランスクリプションズ&室内楽作品集 メヌエット(リュリ「町人貴族」による)/ 前奏曲第8番(J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」による)/ ホーンパイプ(ヘンデル「合奏協奏曲 Op.6 No.7 」による)/ カンツォネッタ(メンデルスゾーン「弦楽四重奏曲 Op.12 No.1」による)/夢(シューマン「子供の情景」による)/ 楽興の時(シューベルト「楽興の時 D.780 No.3 」による)/ マズルカ/インプレッショーネ・メロディカ/子守歌/ミステロ/セレナータ/ネラ・ネレッラ シモーネ・ズッカッティ指揮スペットロ・アルモニコ室内o. マリア・レティツィア・グロセッリ(S) フランチェスカ・ティラーレ(Hp) アントニオ・ヴィチェンティーニ(ハーモニウム) セルジオ・ラ・ヴァッカラ(Vn) アントニオ・ヴィチェンティーニ、パオロ・オルランディ(P) | ||
録音:2019年10月、2020年1月、イタリア。マスカーニに師事し、19世紀後半〜20世紀前半におけるイタリアでオペラ作曲家として活躍したリッカルド・ザンドナーイ(1883-1944)のトランスクリプションと室内楽曲、声楽曲を集めた希少かつ驚きが詰まったプログラム。 | ||
幸運の輪〜タロットの音楽的な肖像画 ダウランド:ウィルビー卿ご帰館/ラッセル夫人のパヴァン/ナイト氏のガリアード/ 艦長ディゴリー・パイパーのガリアード/ホワイト夫人に事なし/リール子爵閣下のガリアード/ ハンソン夫人のパフ/ジョン・スミス卿のアルメイン/ケイス博士のパヴァン/ダウランド氏の真夜中 トマス・マルコ(1942-):太陽/女帝/力/正義/死神、運命の輪、隠者/恋人/愚者/魔術師/月 フランチェスコ・モルメンティ(G) | ||
録音:2019年1月、サーラ・ムジカーレ・ジャルディーノ、クレマ、イタリア。イングランドのエリザベス朝時代に活躍したコンポーザー=リューティストであり、音楽史上有数のメロディメーカーでもあったジョン・ダウランド(1563-1626)。ここでイタリアのギタリスト、フランチェスコ・モルメンティが構成したプログラムは、ダウランドが音楽的に描いたエリザベス朝時代の人物を、スペイン、マドリッド出身の作曲家トマス・マルコ(1942-)が音楽的に翻訳した"タロットカード"で表現するという非常にユニークな内容。エリザベス朝のイングランドの人物とタロットカードが結び付き、魅惑的なおとぎ話を創り上げている。 | ||
愛の白炎〜スタンフォード:歌曲集 Vol.1 「愛の勝利」からの5つのソネット Op.82 /ケーフェラール参り Op.72 / 4つの歌 Op.125 より〔アジアの歌/ジョン・ケリー〕/デインティー・デイビー/コルシカの哀歌/ 5月の愛/日本の子守歌/リネット/かっこう/美しいけれど無慈悲な乙女/キャリコのドレス エリザベッタ・パリア(Ms) クリストファー・ハウエル(P) | ||
録音:2018年10月27日、11月24日、グリファ&フィリ、ミラノ、イタリア。ホルストやヴォーン・ウィリアムズを指導し、自らも作曲家として近代におけるイギリス音楽の再興の立役者として大きな役割を担ったチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924)。イタリアのレーベルで始まる「歌曲集」の第1巻を歌うのは、イタリアのメゾ・ソプラノ、エリザベッタ・パリア。アメリカの詩人ユージン・フィールドが書いた詩を題材とした「日本の子守歌」を収録している。 | ||
ブルーノ・カニーノ伴奏 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13 |
パオロ・アルディンギ(Vn) ブルーノ・カニーノ(P) | |
録音:2009年9月14日-16日、ピエーヴェ・ヴェッキア〔ヴェッキア教会〕、サンタ・マリア・デル・ジュディーチェ、ルッカ州、イタリア| (P) (C) 2020 。 | ||
18世紀初期のイタリアにおけるフルート作品集 コレッリ:「フルートと通奏低音のための6つのソロ」〜ソナタ ト長調 / ボーニ:ソナタ第2番 ホ短調 チャブード:ソナタ第5番 ト長調 / ヴァレンティーニ:ソナタ第5番 ホ短調 Op.12 テッサリーニ:ソナタ ト長調 Op.2 No.4 / ブリーヴィオ:ソナタ ニ長調 エンリコ・カスラーロ(Fl−tr) アンドレア・コーエン(Cemb) | ||
録音:2018年6月22日-25日、ネーピ教会、イタリア。オランダでトラヴェルソの巨匠フランス・フェスターに師事し、フラトゥス・アンサンブルを創設。2012年からはローマのサンタ・チェチーリア音楽院でトラヴェルソの指導にもあたっているイタリアの古楽系フルーティスト、エンリコ・カスラーロが、チマローザの鍵盤ソナタ全集のクリティカル・エディションや60巻におよぶクレメンティの作品全集の監修を任されたイタリアの古楽系鍵盤楽器奏者、アンドレア・コーエンと共にたどる1700年代のイタリアにおけるFl−trの歴史。コレッリのソナタで始まるカスラーロとコーエンのプログラムは、18世紀のイタリアにおけるトラヴェルソのための音楽がどのように発展していったのか、チャブードやボーニ、ブリーヴィオなどの珍しい作品を交えながらその起源と歴史を聴くことができる。 | ||
アバウトケージ Vol.5 〜ジョン・ケージ:オルガン作品全集 「オルガン2/ ASLSP 」/想い出/メインのハーモニーのいくつか ピエルジョヴァンニ・ドメニギーニ(Org) | ||
録音;2019年12月13日、ペルージャ大聖堂、イタリア。ケージのオルガンと言えばやはり「オルガン2 / ASLSP」。楽譜は約8ページのみながら「ASLSP / As Slow as Possible=可能な限り遅く」とタイトルにある通り、演奏時間は事実上無限で、2001年から639年をかける予定の演奏がドイツで進行中。当盤では約17分で演奏。 | ||
ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21
パオロ・ギドーニ(Vn) レオナルド・ズニカ(P) ボイトSQ [ジャコモ・インヴェルニッツィ(Vn1) ニコラ・タッソーニ(Vn2) ルチアーノ・カヴァッリ(Va) ジョルジョ・ブーティ(Vc)] | ||
録音:2014年4月15日-16日、アウディトリウム・モンテヴェルディ、マントヴァ、イタリア。パリ音楽院でマスネとフランクに学び、バイロイトではワーグナーに師事し、その影響を色濃く受けた19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるエルネスト・ショーソン(1855-1899)。1899年に自転車事故により44歳という若さでこの世を去ったショーソンが、1889年から91年にかけて作曲した代表作の1つである「コンセール」。フランクの影響が随所に見られる「コンセール」は、まさに近代フランスのリリシズムの宝庫と呼ぶに相応しい秀作。ヴァイオリンのパオロ・ギドーニは17歳という若さで地元のマントヴァ音楽院を卒業し、フランコ・グッリ、サルヴァトーレ・アッカルド、イヴリー・ギトリスといった錚々たる名ヴァイオリニストたちの薫陶を受けたイタリアの名匠。イタリアの大作曲家アッリーゴ・ボーイトの名前を冠し、パルマのアッリーゴ・ボイト音楽院で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたボイト弦楽四重奏団、エミール・ナウモフやイリーナ・チュコフスカヤの下で学び、パオロ・ギドーニとはマントヴァ・トリオとして共演を重ねているピアニスト、レオナルド・ズニカのイタリア勢が奏でるショーソンは格別の美しさ。この演奏はデュオ・グッリ=カヴァッロの想いでに捧げられている。 | ||
デイブレイク〜トロンボーンとピアノのための現代音楽作品集 ウジェーヌ・ボザ:バッハへのオマージュ/バラード / アレクサンドル・ギルマン:交響的断章 Op.88 ジョー・シティーノ(1977-):マッドキャップ・ミュージングス・アット・ハニーサックル・スクエア ニコラ・フェッロ(1974-):デイブレイク ジャン=ミシェル・ドゥファイ(1932-):カルメナリア(カルメン・メドレー) ジョン・クレネスク・モーティマー(1951-):前奏曲と舞曲 / カロリーナ・カルバチェ(1985-):トロンボンシロ ヴィンチェンツォ・パラトーレ(Tb|使用楽器:アントワーヌ・クルトワ、 Legend 420 BO / 使用マウスピース: K&G T5.5C ) マヌエラ・チーニョ(P) | ||
録音:2019年12月11日-13日、スタジオ・テープ、カターニア、イタリア。 パラトーレは、パリ国立高等音楽院とローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで現代を代表する名手の1人、ジャック・モージェに師事。これまでに国内外のコンクールにおいて多数入賞をし、第2回国際音楽コンクール(キエーリ市)、第18回国際ポルチャ市コンクール、第5回済州国際金管打楽器コンクール・トロンボーン部門第1位を受賞、イタリア人トロンボーン奏者として初の快挙を成し遂げている。オーケストラ奏者としてもその才能を発揮し、これまでにトリノ王立劇場o.、シチリアso.、ミラノ・スカラ座o.、サンタ・チェチーリア国立アカデミーo. のトロンボーン奏者を歴任。2003年以降、カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場o. の首席奏者を務めている。また、イタリアを中心にマスタークラスを開催するなど後進の指導にも力を注いでいる。当アルバムでは、師匠譲りのテクニックに加え、イタリア人らしい歌心に溢れた演奏を聴かせてくれる。 | ||
エンスウィート〜ピアノ4手連弾のための組曲集 フォーレ:組曲「ドリー」 Op.56 / ドビュッシー:小組曲 L.65 ラフマニノフ:6つの小品 Op.11 / バーバー:バレエ組曲「思い出」 Op.28 メティス・ピアノ・デュオ [アレッサンドロ・フェリーチェ、ロレッタ・プロイエッティ(P)] | ||
録音:2019年6月25日、チューブ・レコーディング・スタジオ、リエーティ、イタリア。ルネサンス時代からバロック時代にかけて数えきれないほどの数が作曲されてきた「組曲」。この19世紀から20世紀、フォーレからバーバーに至る「ピアノ4手連弾」のための組曲集は、スタイルも音楽的アプローチも全く異なる4人の作曲家のコントラストが描かれているのと同時に、2人のピアニストの音楽的対話が生み出す新鮮さと軽やかさが魅力。ギリシャ神話の知恵の女神メティスの名前を冠するメティス・ピアノ・デュオは2人のイタリア人女流ピアニスト、アレッサンドロ・フェリーチェとロレッタ・プロイエッティによって2014年に結成された。古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、イタリア国内を中心に活発な活動を展開している期待のピアノ・デュオ。 | ||
たそがれ〜ラフマニノフ:コントラバスとピアノのための作品集 ひそかな夜のしじまの中で Op.4 No.3 /チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(コントラバス版)/ 哀しき夜 Op.26 No.12 /あなたは皆に愛される Op.14 No.6 /ヴォカリーズ Op.34 No.14 /たそがれ Op.21 No.3 オラツィオ・フェラーリ(Cb) マルコ・サンナ(P) | ||
録音:2019年3月、9月、カンマームジークザール、ケルン、ドイツ。ロシアン・ロマンティシズムの代名詞的存在であるセルゲイ・ラフマニノフが遺した室内楽の傑作中の傑作である「チェロ・ソナタ」と、美しき歌曲の数々を「コントラバスとピアノ」のデュオで奏でた低弦楽器&低音楽器ファン必聴のラフマニノフ作品集!イタリアのクロトーネ出身でナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院で音楽を学んだコントラバスオラツィオ・フェラーリが、ラフマニノフの作品を単純に旋律をなぞるのではなく、精神分析的にもアプローチ。交響曲第1番の初演失敗時の精神的ダメージに代表されるような、その音楽活動や作風の裏にあった脆さをくみ取ろうと試みている。「チェロ・ソナタ」はもちろんのこと、「ヴォカリーズ」などの声楽作品の名作の数々も、コントラバスの優しくも深みのある音色が聴き手に安堵感を与えてくれる。 | ||
エアカ〜ホルンとハープのための近現代作品集 フェッロ:ホルンとハープのための「エアカ(AIRKA)」 ダマーズ:ホルンとハープのための5つの小品「アスペクツ」 / シンガー:ホルンとハープのための組曲 アンドレス:ホルンとハープのための「晩秋の歌」 / クーツィール:ホルンとハープのためのソナタ Op.94 ヴィットリオ・スキアヴォーネ(Hr) ラウラ・ディ・モナコ(Hp) | ||
録音:2018年7月、カステッロ・ディ・モルサスコ、モルサスコ、イタリア。ホルンとハープという意外とも思える組み合わせで独自性に富んだ美しさと、このホルン&ハープの編成のために書かれた音楽がもたらすことのできる新たな表現力の可能性を示してくれているヴィットリオ・スキアヴォーネとラウラ・ディ・モナコ。パックスマンのホルン・プレイヤーであるヴィットリオ・スキアヴォーネは、ボルツァーノ・トレント・ハイドンo. の首席奏者を務めた後、活動の拠点をイギリスへと移し、2015年以降は首席客演奏者としてLSOのコンサートやレコーディングに定期的に参加しているイタリアの名手。LSOのレコーディングでは、ガーディナーのシューマン、ノセダのショスタコーヴィチやヴェルディのレクイエムなどに参加しており、2016年にはロトが指揮したマーラーの交響曲第5番での演奏で大喝采を浴びるなど、名実ともに現在のイタリアを代表するホルニストの1人。 | ||
パガニーニ: ヴァイオリン協奏曲第6番 ホ短調 MS.75 (ギター伴奏原典版) (*) / ヴァイオリンとピアノのための「6つのカンタービレとワルツ」 〔第1番 MS.124 /第2番 MS.125 /第3番 MS.126 /第4番 MS.127 /第5番 MS.128 /第6番 MS.129 〕 パオロ・ギドーニ(Vn) ガブリエーレ・ザネッティ(G) | ||
録音:2019年9月20日、オラトリオ・デイ・カンピ・ボネッリ、マリアーナ・マントヴァーナ、イタリア| (*):世界初録音。 1972年にイギリス、ロンドンのアンティーク・ディーラーの下でエドワード・ニールによって発見されたパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番。発見された際、そこには2つのフォルダがあり、片方には「ヴァイオリンの独奏パート」と「オーケストラ伴奏の概要」が、そしてもう一方には「ギター伴奏譜」が収められていた。現在では、この時に発見されたオーケストラ伴奏譜の記録を元としてモンペリオ、またはフィオーレによって復元されたオーケストラ伴奏譜を用いて演奏されることが多いが、今回のレコーディングに用いられたのは、まさに初期稿、またはオリジナル版と呼ぶに相応しい「ギター伴奏版」。パガニーニ自らもギタリストであったことからヴァイオリンとギターのために優れた作品を数多く遺し、さらには作曲の際にピアノではなくギターを頻繁に使用していたという事実からも、この「ギター伴奏版」が持つ意味の大きさは非常に大きいと言えるだろう。パガニーニの後期の作風の発展を示しヴァイオリンの技巧の極限を要求しているように見えるのと同時に、ヴィオッティやクロイツェル、ローデの協奏曲を彷彿とさせる作風もこのヴァイオリン協奏曲第6番の特徴。マントヴァ出身のヴァイオリニスト、パオロ・ギドーニはシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積んだのち、スイスのシオンでイヴリー・ギトリスに師事。19歳という若さでフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞した経歴を持ち、トリオ・マティスを1983年に創設し、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍する名手。ギタリストのガブリエーレ・ザネッティは、ブレーシャ音楽院(ルカ・マレンツィオ音楽院)でギターを学び、アコースティックとエレクトリックの2つのギター、そしてマンドリンを弾きこなす秀才。このギター伴奏版ヴァイオリン協奏曲第6番の手稿譜を発見し楽譜を校訂、録音を実現させた"立役者"でもある。 | ||
J.S.バッハ:チェンバロのために編曲されたソナタ集 〔第3番 ト長調 BWV.1005(編曲:J.S.バッハ、またはW.F.バッハ[第1楽章]/ サルヴァトーレ・カルキオーロ[第2楽章−第4楽章])/ 第1番 ニ短調 BWV.1001 (編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ)/ 第2番 ニ短調 BWV.964(編曲:J.S.バッハ、またはW.F.バッハ/ 原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV.1003 )/ イ短調 BWV.965(編曲:J.S.バッハ/原曲:ラインケンのソナタ第1番)/ ハ長調 BWV.966(編曲:J.S.バッハ/原曲:ラインケンのソナタ第3番)〕 サルヴァトーレ・カルキオーロ(Cemb|使用楽器:トニー・チネリー制作、 ジャーマン、2マニュアル〔モデル:ミヒャエル・ミートケ、1710年製〕のレプリカ) | ||
録音:2009年4月、カプラニカ、サン・テレンツィアーノ、イタリア。シチリア島のカターニャ出身で、アムステルダムのスウェーリンク音楽院で名匠ボブ・ファン・アスペレンに古楽系鍵盤楽器の奏法を師事し、現在はカターニャ音楽院のチェンバロ科の教授としてイタリア古楽界の発展に尽力しているチェンバロ奏者、通奏低音奏者、そして音楽学者のサルヴァトーレ・カルキオーロが、"アレンジされた"J.S.バッハのチェンバロのためのソナタの数々をレコーディング。 カルキオーロは「バッハの時代の編曲」からJ.S.バッハが編曲したラインケンの2つのソナタ、大バッハ、または長男のW. F. バッハが編曲したとされる BWV.964 を選曲。さらに「現代の編曲」として、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3曲のチェンバロでの演奏を実現するために「ソナタ第1番 BWV.1001」の全曲を、そして「ソナタ第3番 BWV.1005」については第2楽章から第4楽章までを自らの手で編曲し、「バッハ」と「トランスクリプション」という壮大なテーマに対する長年の研究の成果を自身の演奏で表現している。 | ||
アバウトケージ Vol.4 〜ジョン・ケージ:チューバ、またはトロンボーンのための作品集 トロンボーンとピアノのための「 Two5 」/チューバのための「ソロ」/ スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための「ソロ」 ジャンカルロ・スキャッフィーニ(Tb/Tu) フランチェスカ・ジェモ(P) | ||
録音:時期未記載、イル・ポライオ、ロンコ・ビエッレーゼ、イタリア。イタリアのヴィブラフォン奏者でジョン・ケージに影響を受け、その作品に精通しているセルジオ・アルマローリの監修による「アバウトケージ」シリーズの第4集。現代の音楽シーンにおいて革命的な役割を果たし「音楽」の定義を広げたジョン・ケージが遺した低音金管楽器、トロンボーンとチューバのための音楽。特に1957年から58年にかけて作曲された「スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための「ソロ」」での先見性、天才的発想には改めて驚かされる。トロンボーンとチューバの両方を駆使しケージの作品に取り組むのは、イタリアのマルチ・プレイヤー、ジャンカルロ・スキャッフィーニ。1970年にはダルムシュタットでシュトックハウゼン、リゲティ、グロボカールに音楽を学び、現代音楽の室内アンサンブル、ヌオーヴェ・フォルメ・ソノーレを創設、イタリアの金管楽器界における近現代音楽の大御所的存在。 | ||
ラーザリ・ベルマン〜初出ミラノ・ライヴ 1982-85 リスト:メフィスト・ワルツ/巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」 S.162 (#) / シューベルトの「12の歌曲」S.558 より〔アヴェ・マリア S.558 No.12 /若き尼僧 S.558 No.6 / 糸を紡ぐグレートヒェン S.558 No.8 /魔王 S.558 No.4 〕 スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28 / ラフマニノフ:楽興の時第3番 ロ短調 Op.16 No.3 リスト:ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調 S.244 No.9「ペストの謝肉祭」(+) ラーザリ・ベルマン(P) | ||
録音:1982年10月28日(+)、1984年2月14日(#)、1985年10月16日(無印)、すべてミラノ、ライヴ|おそらく初出音源| Da Vinci Historical Series |収録&ヒストリカル・シリーズ芸術監督:ルーカ・キエリーチ|ラフマニノフは演奏の2日前、1985年10月14日に他界したエミール・ギレリス(ベルマンの才能をいち早く見出し、知らしめた)への追悼として演奏されたものだとのこと。# (#)など一部は客席録音と思われ、マイク近くでの咳や衣擦れなど観客による雑音、テープ劣化によるドロップ・アウトが混入する箇所があります。 ベルマン(1930-2005)はレニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕に生まれ、モスクワ音楽院でゴリデンヴェイゼルらに師事し13歳で音楽院を卒業、1956年にブダペスト国際音楽コンクール(フランツ・リスト・ピアノ・コンクール)において第3位になるとともに同年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第5位に入賞(第1位がアシュケナージ)、国際的なキャリアが開始されるように見えた。1958年にイギリスを演奏旅行した際に Saga レーベルへ録音を残したが、以降ユダヤ人だった彼の旧・共産系以外への出国許可は1970年代まで下りず、西側では一部の好事家に知られるのみとなっていた所、1975年にアメリカ合衆国へのデビュー・リサイタルで演奏したリストの「超絶技巧練習曲集」が大センセーションを巻き起こし、1980年までの短期間ではあったが大手レーベルが競うように彼の録音を発売した。西側諸国での演奏機会は増えていたが、ソヴィエト当局はこの時期になっても活動を制限し続けた(ベルマンがソヴィエトで禁書となっていたアメリカの本を所持していたことが見つかってしまったためだという)ので、彼による1980年代のセッション録音は極端に少ない。ソヴィエト末期の国力低下によってベルマンへの干渉は少なくなり、彼は1990年、人気のあったイタリアへ移住し1994年には市民権を取得、亡くなるまで同国で過ごした。 当盤はちょうどベルマンによるセッション録音が殆ど残されなかった時期のライヴ。音質は万全とは言えないが、彼のピアニズムに惹かれるリスナーならば必聴盤だろう。 | ||
オマージュ〜サティ:ピアノ作品&弦楽四重奏のための編曲集 サティ:6つのグノシエンヌ/12の小コラール/1906年から1913年までの6つの作品 ジャンカルロ・シモナッチ(1948-):弦楽四重奏のためのコラール(2016) サティ/ ジャンカルロ・シモナッチ編曲:6つのグノシエンヌ より〔第1番−第4番〕(弦楽四重奏版)/ 快い絶望(弦楽四重奏版)/うつろな空想(弦楽四重奏版) ジャンカルロ・シモナッチ(P|使用楽器:ファツィオリ F 278 ) ダヴィド・シモナッチ、ファヴィオラ・ガウディオ(Vn) ロレンツォ・ルンド(Va) マルコ・シモナッチ(Vc) | ||
録音:2018年11月8日-9日、ロッキ寺院、ローマ、イタリア。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でカルロ・ゼッキにピアノを、サンタ・チェチーリア音楽院でアルド・クレメンティに作曲を師事し、現在では特に近現代音楽の解釈に高い評価を受けているイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ジャンカルロ・シモナッチ。様々な近現代作品を演奏、録音してきたスペシャリストであるシモナッチは、当時の西洋音楽に一石を投じ、現代音楽美学の創始者的な存在ともなったエリック・サティの音楽に着目。サティの音楽の録音をシンプルな「ピアノ作品集」に留めず、名作「グノシエンヌ」などを"弦楽四重奏版"として再構築することにより、サティの音楽の表現の幅を広げ、新たな視点と発見をもたらしてくれている。特に「グノシエンヌ」では、"ピアノ・ソロ"と"弦楽四重奏"での響きの違いが非常に興味深い仕上がりとなっている。 | ||
バスポザウネのための4つの協奏曲集 カール・ハインリヒ・マイヤー:バスポザウネのための「コンチェルティーノと変奏」 フリードリヒ・アウグスト・ベルケ/エリック・バーガー校訂・編曲: バスポザウネのためのコンチェルティーノ Op.40(ピアノ伴奏編曲版) クリスティアン・ゴットリーブ・ミュラー:バスポザウネのためのコンチェルティーノ 変ホ長調 Op.5 ヨハン・インマヌエル・ミュラー:前奏、コラール、変奏とフーガ アルド・カテリーナ(バスポザウネ〔バスTb〕| 使用楽器:アルベルト・ヴォルフラム、Model Sinfonia, Weite 3、1976年製〔モデル:製作者不明、19世紀前半〕/ F管アタッチメント追加:ゲルハルト・ヴォルフラム〔マルクノイキルヒェン〕、2018年1月) ジョヴァンニ・サベーラ(P|使用楽器:シュタインバッハ〔トリノ〕、1913年製/ 復元:ジョコンディ社〔サン・ベネデット・デル・トロント、イタリア〕) | ||
録音:2019年3月、アウディトリウム・アッカデミア・デッラ・ムジカ・ランチャーノ、イタリア。ドイツのマイスターたちによって製作されるドイツ製のトロンボーン「ポザウネ」。ベートーヴェンの「運命」の第4楽章に用いられ、その後の19世紀のロマン派時代にクラシック界、特にドイツで市民権を得て発展を遂げたポザウネ(Tb)のために作曲された4曲の初期ロマン派の重要作を収録した音楽史的観点からも興味深いプログラムが登場(ここではF管アタッチメント付きのバスポザウネ/バス・トロンボーン)。19世紀前半のドイツを代表するトロンボーン奏者であり、共にライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. に所属した経歴を持つフリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795-1874)とカール・トラウゴット・クヴァイサー(1800-1846)。この2人の活躍により発展したトロンボーンの演奏技術、楽器のメカニズム、音楽、そして伝統のジャーマンサウンドに接することの出来る貴重な録音の登場。1976年製のバスポザウネを吹くアルド・カテリーナは2017年11月にローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂で行われた国際コンクールにおいて第2位、最優秀イタリア人演奏家賞を獲得した。現在はドイツを活動の拠点としており、ロマン派時代のドイツにおけるポザウネのためのレパートリーの発掘、演奏に情熱を注いでいる。◆使用バスポザウネについて:19世紀前半の製作曲者不詳トロンボーンをモデルとして1976年アルベルト・ヴォルフラムが製作した楽器に、2018年1月、アルベルトの息子でマルクノイキルヒェンに工房を構えるゲルハルト・ヴォルフラムがアタッチメントを追加し、ロマン派時代のサウンドを再現できるドイツ管のシングルローターのバスポザウネ(バストロンボーン)として復元した。 | ||
DREYER−GAIDO (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから 。 | ||
リスプレンデンティ、リヴェルシ コソボ伝承曲:ツバメ / アンドレア・ファルコニエーロ / ナターシャ・ミルコヴィチ:柔らかいメロディー クロアチア伝承曲:大天使ガブリエル/マレア・アルタ / ボスニア伝承曲:サマイ ミシェル・ゴダール/ナターシャ・ミルコヴィチ:ア・トレース・オヴ・グレイス/ヘリソンの歌 ルチアーノ・ビオンディーニ:ヴェルソ・テ / フランチェスコ・カヴァッリ:あなたのために私は生きる ドラギシャ・ネドヴィチ: Jutros rano / アルバニア伝承曲: Kom shtepin ナターシャ・ミルコヴィチ(Vo) ミシェル・ゴダール(セルパン/エレクトリック・ベース) ルチアーノ・ビオンディーニ(アコーディオン) ジャロッド・カグウィン(Perc) | ||
録音:2019年1月、オーストリア。ドイツ・レコード批評家賞を受賞したアルバム「En el Amor」に続く、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身の歌手ナターシャ・ミルコヴィチと、セルパンの名手ミシェル・ゴダールによるアルバム。バルカン半島を中心に、アルバニア、コソボ、セルビア、ボスニア、クロアチア、イタリア、フランスなど近隣の文化にまたがる音楽を、感傷的な歌声とセルパンの柔らかい音色で紡ぐ。 | ||
DUX (波) 〔含映像商品〕 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)#当レーベルの商品は制作後まず関係者に配布、次にポーランド国内で販売、その残りが輸出に回されますが、製造開始前に製作数の調整などを行わない模様なので、ポーランド国外への流通が延期となったり、未流通のまま廃盤となる可能性があります。旧譜はこちらから | ||
深淵への旅〜スタンチンスキー:ピアノ作品集 フモレスク/マズルカ〔変ニ長調/嬰ト短調〕/夜想曲/3つの前奏曲/ソナタ 変ホ短調/ リディア旋法による前奏曲/カノン/前奏曲とフーガ/カノン形式による前奏曲 ヴィトルト・ヴィルチェク(P) | ||
録音:2020年3月10日-12日、ルスワビツェ、ポーランド。モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに作曲を学び将来を大いに嘱望されたものの、父親の他界を機に精神を病んでしまい医者からもさじを投げられ、遂にはクリミア地方の友人を訪ねた際に謎の溺死によってこの世を去るという悲劇的な生涯を送ったアレクセイ・スタチンスキー(1888-1914)。そのピアノ作品は、師であるタネーエフや生まれ故郷の民族音楽、ムソルグスキーからの影響の中にスクリャービンの響きが内包されているなど、その才能の豊かさを証明する秀作揃い。学友だったメトネルも絶賛したという夭折の天才スタチンスキーのピアノ作品を弾くのは、1988年生まれのポーランドのピアニスト、ヴィトルト・ヴィルチェク。パリのフランス音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールで優勝、入賞している。 | ||
フルートとピアノのためのアメリカのフルート作品集 ムチンスキー:ソナタ Op.14 / エルディン・バートン:ソナチナ トムリンソン・グリフィス:詩曲/リーバーマン:ソナタ Op.23 オルガ・レオンキエヴィチ(Fl) キンガ・フィルレイ=クビカ(P) | ||
録音:2019年11月2日-3日、クラクフ、ポーランド。リーバーマンやトムリンソン・グリフィスなど20〜21世紀アメリカのフルート作品4曲を奏でるのは、ポーランドのルブリン出身のフルーティスト、オルガ・レオンキエヴィチ。2011年のフリードリヒ・クーラウ国際フルート・コンクールで第2位、2013年の第7回ポーランド・フルート・コンクール(ヴロツワフ)で第3位、さらには2015年の第7回国際フルート・コンクール(クラクフ)で第2位に入賞。 | ||
パデレフスキ:交響曲 ロ短調 Op.24「ポーランド」 | ボフダン・ボグシェフスキ指揮 リヴィウ・ナショナルpo. | |
録音:2019年8月、リヴィウ・ナショナル・フィルハーモニック・コンサート・ホール、リヴィウ、ウクライナ。ポーランドの国境からわずか70kmという場所に位置し、過去にはポーランドやオーストリア=ハンガリー帝国に支配され、ドイツ軍による占領、旧ソ連への併合など、歴史に翻弄され続けてきたウクライナ西部の都市リヴィウ。世界遺産にも登録されているリヴィウ歴史地区群があり、様々な国々の文化併せ持つこの都市を本拠地とするオーケストラ、リヴィウ・ナショナル・po. がポーランドの巨匠パデレフスキの「交響曲 Op.24」を録音するという歴史的にも非常に興味深いプロジェクトが実現した。ピアノの詩人、ショパン以降のポーランドにおける最も優れたコンポーザー=ピアニストであり、同国の首相や外務大臣を務めるなど政治家としても活躍した偉人であるパデレフスキ。政治家としての活動を本格化する前、作曲家としてのパデレフスキの最後期の作品の1つである「交響曲 Op.24」は、演奏時間60分を超える20世紀初期のポーランドを代表するシンフォニーとして知られている。ポーランドのマエストロ、ボフダン・ボグシェフスキは、パデレフスキの構想を忠実に再現するために3本のコントラバス・サリュッソフォーンとトルトニオン(パデレフスキ独自のサンダーマシン)の使用を決断。さらに第2楽章の「カンティレーナ」では、コンサートマスターのみではなく、第1ヴァイオリンのセクション全体の演奏に変更、まさに完全版と呼ぶべき演奏となっている。交易拠点として発展したが故に支配権の争奪戦に巻き込まれ続けてきたリヴィウのオーケストラと、ポーランドの指揮者のコンビが壮大なスケールで奏でるパデレフスキの「ポーランド」。 | ||
シマノフスキ:ピアノ作品集 Vol.2 9つの前奏曲 Op.1 /変奏曲 変ロ短調 Op.3 /4つの練習曲 Op.4 /幻想曲 ハ長調 Op.14 ヨアンナ・ドマンスカ(P) | ||
録音:2020年2月、カトヴィツェ、ポーランド。クラクフ音楽アカデミーでヤン・ホフマン、シマノフスキ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキ、そしてパリではリヴィア・レフにピアノを師事し、2011年から2017年までカロル・シマノフスキ音楽教会の会長、また「カロル・シマノフスキ・ミュージック・デイズ」国際音楽祭の芸術監督を務めるなど、現在のポーランドにおけるシマノフスキ演奏の第一人者として知られるスペシャリスト、ヨアンナ・ドマンスカ。ドゥクス(Dux)レーベルで進行中のシマノフスキのピアノ作品集の第2巻には、ワルシャワ音楽院に進学する前後の1899年から1905年の間に作曲された若かりし日の4作品を収録。初期ロマン派的な作風を特徴とするシマノフスキの初期作品の知られざる魅力を描き出す。 | ||
フルート! ブールダン:オリキュレール・マキシレール・パーティ(耳と顎のパーティ)/バッハニアーナ/ スタク=フラット/パーンのシャンソン/パーンの祝福/ヴィヴ・アルディ J.S.バッハ/べロック編曲: IB BWV.1013(アルマンド) / カステレード:4月のソナチネ ベロック:ソナタ / ヴィヴァルディ/ベロック編曲:フルート協奏曲 ニ長調 RV.428「ごしきひわ」 イヴァネ・ベアトリス・ベロック(Fl) パスカル・パルネ=フーゲール、ジャン=マルク・ズヴェレンルテール(G) | ||
録音:2019年4月、9月、パリ、フランス。フランスの女流コンポーザー=フルーティスト、イヴァネ・ベアトリス・ベロックが無伴奏、ギターとのデュオで繰り広げるリサイタル・プログラムは、自らの師である20世紀フランスにおけるフルート界の巨匠ロジェ・ブールダン(1923-1976)へのオマージュ。作曲家としても第24回ラジオ=フランス国際作曲コンクール優勝など華々しい実績を持つベロック。2011年にはフランスのマイエンヌにイヴァネ・ベアトリス・ベロック音楽院を創設するなど教育者としての活動も活発。 | ||
アントニ・コンツキ〔コントスキ〕(1816-1899): ピアノ・ソナタ集 〔第1番 ヘ長調 Op.156 /第2番 ヘ短調 Op.310 〕 |
アンナ・パルキータ(P) | |
録音:2019年11月23日-24日、12月7日-8日、キェルツェ、ポーランド。アントニ・コンツキ [Antoni Kątski] は、ドイツ風のアントン・デ・コンツキ [Anton de Kontski] 、フランス風のアントワーヌ・ド・コンツキ [Antoine de Kontski] としても知られるポーランドのコンポーザー=ピアニスト。来日したこともあり(1890年と1897年頃の2度)、フィリピンで演奏会を行った最初のクラシック・ピアニスト、かつアゼルバイジャンの民族音楽を西洋の楽譜に書き写した最初の音楽家でもあったが、死去後は急速に忘れられた。 クラクフで音楽家の家系に生まれ、4歳のときに初公開演奏を行う等 神童として活躍、モスクワでジョン・フィールドに、ウィーンでジギスモント・タールベルクにも学んだ。1845年にはパリのチャルトリスキのサロンで行われた演奏会でショパンと共演している。 その後リスボン、ベルリン、サンクトペテルブルク、ロンドン、アメリカ合衆国各地に数年〜十数年づつ定住しつつヨーロッパやトルコ、エジプトなどをツアーで回っている。1892年には合衆国へ帰化し、亡くなる2年前には世界ツアーを開始し、カリフォルニア、マカオ、香港、日本、インド、タイ、フィリピン、ペルシャ、ロシア帝国の多くの地方でコンサートを行った。生前は大変な人気を誇りショウ・マンとしての才能もあった。「ベートーヴェンの弟子の唯一の生き残り」だと喧伝し(経歴からわかるように虚構と思われる)、演奏会のたびに少なくとも1曲、鍵盤の上に折りたたんだ毛布を置き、その下に手を差し入れて演奏を行った。 作曲家としても多作で400曲以上が残され、生前はこちらも多く出版され人気を博していたという。録音はピアノ作品集が同じくポーランドの Acte Prealable から2021年現在2枚分出ている (AP-0388, AP-0424) 。 ポーランドの若手ピアニストアンナ・パルキータはロマン派作品の演奏を得意とし、2013年に国立ショパン研究所からショパン賞を贈られている。 | ||
ポーランドの木管五重奏曲集 スピサク:木管五重奏曲 バチェヴィチ:木管五重奏曲 パチョルキェヴィチ:木管五重奏曲 キラル:木管五重奏曲 スヴィデル:小さな木管五重奏曲 |
クラクフ・ ゴールデン・クィンテット [ナタリア・ヤルゾンベク(Fl) ダミアン・スヴィスト(Ob) トマシュ・ソワ(Cl) マウゴジャータ・ヴィゴタ(Fg) コンラード・ゴルダ(Hr)] | |
録音:2020年7月20日-23日、ジェシュフ。クラクフ・フィルの首席フルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクや、ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスo. のホルニストのコンラード・ゴルダなどポーランドの木管楽器奏者たちによって2015年に結成された木管五重奏団、クラクフ・ゴールデン・クィンテットのデビュー・アルバム。2019年にポーランドのジェシュフで開催された第1回スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクールで第2位を獲得し、その他にもベオグラード、マドリッド、ローマ、ヤボル、ロンドンで行われたコンクールで第1位に輝いてきたポーランドの精鋭集団。デビュー・アルバムのプログラムは、バチェヴィチを筆頭とした母国ポーランドの作曲家たちによる5つの木管五重奏曲。 | ||
ケルビーニ:歌劇「ファニスカ」(イタリア語版)
ナタリア・ルビス(S) クリスティアン・アダム(T) カタルジナ・ベルキウス(S) ロベルト・ギエルナッハ(B−Br) トマシュ・ラク(Br) ユスティーナ・オジョウ(Ms) ピオトル・カリーナ(T) ウカシュ・ボロヴィチ指揮ポズナンpo.、ポズナン室内cho. | ||
録音:2020年8月24日-27日、10月12日-16日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール、ポーランド。フランス、パリで活躍したイタリア人作曲家ルイジ・ケルビーニ(1760-1842)がウィーンで作曲した3幕のオペラ・コミック、歌劇「ファニスカ」のイタリア語版!1791年に初演された「ロドイスカ」の成功によりウィーンに招聘され新たなオペラの作曲依頼を受けたケルビーニは、フランスの劇作家ルネ・シャルル・ギルベール・ド・ピクセクールが1803年に書いたメロドラマ「ポーランドの鉱山」を題材としたヨーゼフ・ゾンライトナーのドイツ語の台本を得て「ファニスカ」を完成。その成功によりハイドンからは交響曲第103番の筆写譜が贈られ、ベートーヴェンからも熱烈な支持を受けたと伝えられている。ルイージ・プリヴィダーリによるイタリア語版の「ファニスカ」は2020年10月10日から22日にかけてワルシャワで行われた第24回ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン・イースター・フェスティヴァルで上演され、この公演がポーランド初演となった。新型コロナ禍の中、ソーシャルディスタンスを保つためにオーケストラの規模を可能な限りコンパクトなサイズと、数々の制約や困難を乗り越えて演奏を成功へと導いたのはポーランド楽壇の鬼才ウカシュ・ボロヴィチ。ポズナン・フィル、ポズナン室内合唱団、そしてポーランドの実力派歌手陣を見事にまとめ上げた手腕はお見事。イタリア語版「ファニスカ」のポーランド初演の成功は、世界の音楽シーンから注目を集めるボロヴィチの快挙と言っても過言ではないだろう。 | ||
小路の間〜ポーランドのアコーディオン作品集 ヤナス:ソナタ・インフィニティ / ブレシャルツ:ハイポプニア / ジムカ:小路の間 ザガエフスキ: TR13 / オルチャク:シャンソン / シェラー:冬 / ペシャト:ジェニーの魂 ヴィエスワフ・オフヴァト(アコーディオン) | ||
録音:2017年1月10日、10月30日、クラクフ、ポーランド。現役のポーランド人作曲家たちによって21世紀に入ってから作曲されたアコーディオンのためのコンテンポラリー作品7曲を収録。現在、クラクフ音楽アカデミーの木管&アコーディオン科でアシスタントを務めているヴィエスワフ・オフヴァトが、ポーランドで生まれたアコーディオンのための現代作品を演奏。オフヴァトはポーランドをはじめとする新作の初演に積極的に取り組んでおり、アコーディオンのレパートリーの拡大に力を注いでいる。 | ||
ミハウ・ベルクソン(1859-1941): ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 Op.62 /マズルカ〔 Op.1 No.1 / Op.4 No.1 〕/英雄的な大ポロネーズ/ マズルカ「ポーランド!」/歌劇「モンフォートのルイーザ」 Op.82 への序奏/ クラリネットと管弦楽のための情景とアリア(歌劇「モンフォートのルイーザ」 Op.82より)/ ソプラノと管弦楽のための「帰還」 ジョナサン・プロウライト(P) ヤクブ・ドルィガス(Cl) アレクサンドラ・クバス=クルク(S) ウカシュ・ボロヴィチ指揮ポズナンpo. | ||
録音:2020年8月10日-12日、&9月8日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール、ポーランド|全曲世界初録音。ポスト=ショパン世代のポーランドを代表するコンポーザー=ピアニストの1人であり、そのショパンのプロモーターとしても活躍したミハウ・ベルクソン(1820-1898)。フランスの高名な哲学者アンリ・ベルクソン(1859-1941)の父親として歴史にその名を残しているものの、現在ではその作品や経歴はほとんど忘れ去られてしまっているベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」などを収録したポーランド音楽ファン要注目の作品集。ドイツのフリードリヒ・シュナイダー、カール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲンやヴィルヘルム・タウベルトに音楽を学び、主にイタリアやスイスで活躍。ジュネーヴ音楽院の教授を務め、後に院長まで上り詰めるなど教育者としても確かな足跡を残したベルクソンはその後、妻の母国であるイングランド、そしてフランスを渡り歩き、1898年にロンドンでその生涯を閉じている。ポーランド・ロマンティシズムの知られざる秀作と評するべき「交響的協奏曲」でソリストを務めるのは、ポーランドのピアノ作品の演奏と解釈において当代屈指との評価を受けているジョナサン・プロウライト。Hyperionでの録音に代表されるように、プロウライトが奏でるポーランド・ロマン派のピアノ協奏曲の演奏は超一級品として大絶賛されている。ポーランドのオーケストラ・シーンを牽引する鬼才にして次代の巨匠候補、ウカシュ・ボロヴィチのタクトも冴え渡っている。 | ||
おやすみなさい、グレツキ氏 グレツキ:ヴァレンタインの小品 Op.70 /アン=リル、あなたのために Op.58 /おやすみなさい Op.63 ゼムラー:グッド・ラック エヴァ・リープヒェン(Fl/アルトFl) エミリア・カロリーナ・シタルツ(P) バルバラ・キンガ・マジェフスカ(S) フベルト・ゼムラー(Perc) | ||
録音:2020年8月、ワルシャワ、ポーランド。ポーランドのフルート界における現代音楽のスペシャリスト、エヴァ・リープヒェンによるグレツキ・アルバム。2010年に発表した自身のデュオ「Flute o'clock」の録音が「Hi-Fi i Muzyka」誌の年間最優秀アルバムに選出されるなど、特殊奏法や最先端の現代作品の解釈は高い評価を受けている。 | ||
EUDORA (西) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | ||
TUHU ローラン・ディアンス:ヴィラ=ロボス賛歌〜第4曲「トゥフ」/3つのサウダージ〜第3番 ピシンギーニャ:カリニョーゾ / ギンガ/マルクス・タルデーリ編曲:コンスタンス エイトル・ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番/前奏曲〔第2番/第3番〕/ブラジル民謡組曲 より 〔第1番「マズルカ=ショーロ」/第2番「スコットランド風ショーロ」〕 ヴィラ=ロボス/マルセロ・ゴンサルヴェス、ガエル・ソラル編曲:トリストローザ ヴィラ=ロボス/イサイアス・サヴィオ編曲:モジニャ / エルネスト・ナザレ/ガエル・ソラル編曲:ブレジェイロ アントニオ・カルロス・ジョビン:ショーラ・コラソン / エグベルト・ジスモンチ/ガエル・ソラル編曲:水とワイン アニバル・アウグスト・サルディーニャ&ガロト/ガエル・ソラル編曲:ラメントス・ド・モーホ ガエル・ソラル(G) | ||
録音:2019年9月10日-12日、オーディトリオ・サンフランシスコ、スペイン、アビラ|当盤は SACD Stereo / Multichannel と MQA-CD のハイブリッド・ディスク。 MQA対応機器を使用することにより、 CD層をハイレゾ再生することも出来る(非対応機器では通常CDとして再生)。世界でも有数のクラシック・ギター・コンクールであるシティ・オブ・アレッサンドリア・コンクールで、フランス人女性音楽家として初めて優勝したギターの名手ガエル・ソラルが、ヴィラ=ロボスをベースに創り上げた珠玉のギター・アルバム。2009年、ヴィラ=ロボス没後50年を記念して開催されたラジオ・フランスのフェスティヴァルにおける、素晴らしいブラジル人ミュージシャンとの出会いをきっかけに、ソラルはブラジルへ旅し、リオデジャネイロで人生を変えるような音楽体験をした。リオからは楽譜や録音物、インスピレーションの詰まった荷物を持ち帰り、最終的に完成したのが、ヴィラ=ロボスの少年時代の愛称をタイトルとした本アルバム「トゥフTuhu」だった。ここには彼女が数年をかけて研究を重ね、自身で編曲したギター曲が収録されており、ブラジルの偉大な作曲家の作品と、ピシンギーニャ、ナザレー、ジョビン、ディアンスらの繊細で陽気な作品が交互に演奏され、ブラジルの民族音楽とクラシック音楽の融合を楽しむことが出来る。 | ||
ショパン&リスト:ロ短調ソナタ集 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 /夜想曲〔第17番 Op.62 No.1 /第18番 Op.62 No.2 〕 リスト:凶星! S.208 /ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 ジュゼップ・コロン(P) | ||
録音:2018年3月27日-30日、サラ・モサルト〔モーツァルト・ホール〕、アウディトリオ・デ・サラゴサ、サラゴサ、スペイン。スペイン・ピアノ界の知る人ぞ知る巨匠ジュゼップ・コロン、ユードラ・レコーズ4枚目のアルバムはショパンとリストの ロ短調ソナタ!ピアノ・レパートリーのピークとも言える2つの名作にショパンの夜想曲とリスト晩年の「凶星! Unstern!」を加え、円熟の演奏で濃密な時間を作り出している。ユードラ・レコーズの鮮やかな録音も相俟って、コロンの明瞭な音楽表現が際立つ名盤に仕上がった。 | ||
FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。 | ||
ゴンベール:ミサ曲集 戴冠式ミサ(ミサ・ア・ラ・インコロネーション)(5声)/生涯の真中で(メディア・ヴィータ)(6声)/ ミサ曲「生涯の真中で」(ミサ・メディア・ヴィータ)(5声)/ミサ・フィロメナ・プレヴィア(5声)(*) / 主を畏れたるすべての者は幸いなり(ベアティ・オムネス)(5声)(*) / ミサ曲「主を畏れたるすべての者は幸いなり」(ミサ・ベアティ・オムネス)(4声) ビューティー・ファーム | ||
録音:2019年5月、10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院、オーストリア| (*):世界初録音。これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームのレコーディング第8弾。既にビューティー・ファームが2つのモテット集(FB-1612457、FB-1504211)も録音しているニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560)のミサ曲集。有名な「ミサ・メディア・ヴィータ」から、世界初録音となる「ミサ・フィロメナ・プレヴィア」まで、ジョスカンの弟子にあたるフランドル楽派の巨匠の巧みな作曲技法を探求。 | ||
ド・ヴィゼー:テオルボ作品集 前奏曲/アルマンド/パッサカイユ/ロジスティーユ(リュリ氏)/前奏曲/アルマンド「会話」/クーラント/ ロンドー「ラ・ミュゼット」/サラバンド/ハーレクインのシャコンヌ(リュリ氏)/ 「嘆き」または「ド・ヴィゼー嬢のトンボー」/前奏曲/アルマンド/シャコンヌ/サラバンド/ジグ ヨハネス・エッツブルガー(テオルボ) | ||
録音:2019年10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院図書館、オーストリア。ヨハネス・エッツブルガーは、Fra Bernardoレーベルでは「アンサンブル392」のメンバーとして複数のレコーディングに参加しているオーストリアのヒストリカル・リュート、テオルボ、バロック・ギター奏者。ルイ14世の宮廷音楽家、王のギター教師を務め、当時パリ最高のギター&テオルボ奏者と評されたロベール・ド・ヴィゼー(c.1656/60-1732)のテオルボのための3つの組曲。 | ||
シルク&ツイード〜ニコラ・マッテイスのセンティメンタル・ジャーニー ニコラ・マッテイス:パッサージョ・ロット/アダージョ/アッレマンダ/サラバンダ・アモローサ(愛のサラバンド) ヴィヴァルディ:ソナタ ニ短調 Op.2 No.3 / ジョヴァンニ・ザンボーニ:ソナタ ト短調 Op.1 No.6 ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番 ト短調 ゴットフリート・フィンガー:ソナタ第2番 ヘ長調 ジョン・プレイフォード:ノーフォード公/イタリアのグラウンド/ジョン今キスして ヴェロニカ・スクプリク(Vn) アンドレアス・アレンド(アーチリュート) | ||
録音:2020年2月25日-26日、ドイツ。ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。ナポリに生まれイギリスで名声を得た17世紀のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ニコラ・マッテイス(c.1644-1649-before1695)からスタートし、ヴィヴァルディ、ザンボーニ、ヴィヴィアーニ、フィンガー、プレイフォードへと至るセンティメンタルなヴァイオリンの旅。 | ||
A FLOCK ASCENDING (英) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)ジョン・タヴナーに師事したイギリスの作曲家、ピアニスト、作家、マイケル・スチュワートが2017年に設立したレーベル | ||
パリントロポス ジョン・タヴナー:ピアノと管弦楽のための「パリントロポス」(*) マイケル・スチュワート:ピアノ、エレクトロニクスとキーボードのための 「ビヨンド・タイム・アンド・スペース」(ジョン・タヴナーの思い出に)(#) ARUHI 〔原綾佳〕(P;*) ロナルド・コープ指揮ニュー・ロンドンo.(*) マイケル・スチュワート(キーボード、エレクトロニクス、プログラミング;#) | ||
録音:2020年1月21日、セント・ジュード教会、ハムステッド、ロンドン(*) /データ記載無し(#) |世界初録音。イギリス、フランスなど国際的に活躍し、2020年7月にはTV番組「幸せ!ボンビーガール」にも出演して注目を浴びた日本人ピアニスト&作曲家、原綾佳(アーティスト名:ARUHI)が、デビュー・アルバムでジョン・タヴナーのピアノ協奏曲「パリントロポス」をレコーディング。1978年に作曲されたこの驚くべきスコアは、41年以上にわたって商業録音されておらず、世界初録音となるこのアルバムが、ジョン・タヴナーの初期の傑作の1つを発見する良い機会となるだろう。タヴナー自身が「ドビュッシー風のトーン・ポエムに近づいた唯一の私の作品」、「私が書いたなかでもっとも印象派的な作品」などと表現しており、爽快で荒々しいピアノ、美しく抒情的なアラベスクなどが繰り返されるダイナミックな作品を、多彩なジャンルを弾きこなすARUHIが才能溢れる見事なピアニズムで披露。カップリングでは、A Flock Ascending レーベルの創設者であり、ロンドンのトリニティ・カレッジ・オヴ・ミュージックでジョン・タヴナーに作曲を学んだ作曲家、ピアニスト、作家、マイケル・スチュワート(1958-)が2020年に作曲したジョン・タヴナー追悼作品「ビヨンド・タイム・アンド・スペース」も収録。 | ||
GLOSSA (西) 特記以外
旧譜はこちらから。 | ||
ラモー:抒情悲劇「ダルダニュス」(パリ、1744)
ジュルジ・ヴァシェギ指揮オルフェオo.、パーセルcho. ユディト・ファン・ヴァンロイ(イフィス/ラムール) シャンタル・サントン=ジェフリー(ヴェニュス/フリジアの女) シリル・デュボワ(ダルダニュス) トマ・ドリエ(テウケル/イスメノール) タシス・クリストヤンニス(アンテノール) クレマン・ドビューヴル(アルカス) | ||
録音:2020年3月7日-9日、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール、ブダペスト芸術宮殿、ハンガリー。エルヴェ・ニケに代わりGlossaのフランス・バロック・レコーディングを充実させてきたハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェギとオルフェオo. &パーセル合唱団。Glossa移籍後も驚異的なペースで録音活動を続けてきたヴァシェギのフランス・バロック・プロジェクト最新作は、ジャン=フィリップ・ラモーの抒情悲劇(トラジェディ・リリック)「ダルダニュス」。シャルル=アントワーヌ・ルクレール・ド・ラ・ブリュエールによるフランス語の台本にラモーが音楽を付けたプロローグと5幕の大作で、1739年にパリ・オペラ座で初演されたがドラマの弱さのため大成功とはいかず、ラモーとラ・ブリュエールは後半3幕を全面的に改定。悲劇的なドラマを強化した1944年版として復活させ、1760年の再演時にはラモーのもっとも偉大な作品の1つとして賞賛を浴びた。ジュルジ・ヴァシェギの録音シリーズではお馴染みとなっているフランスの名ソプラノ、シャンタル・サントン=ジェフリーを始めとするまばゆいばかりのソリスト達、古楽界の名手サイモン・スタンデイジがコンサート・マスターを務めるオルフェオo. の華やかなオーケストラ演奏(有名な「シャコンヌ」を含む)をご堪能あれ。 | ||
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) 〔ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001 /パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002 /ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003 / パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004 /ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005 /パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 〕 ライラ・シャイエーク(バロックVn|使用楽器:アンドレア・グァルネリ、1675年製) | ||
録音:2019年9月9日-11日、2020年1月21日-23日、 TPR 音楽ルーム、ラ・ショー=ド=フォン、スイス。 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートやレコーディングで存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。これまで、ルクレールやブラームス、ヴィヴァルディなどの才気煥発なアルバムを送り出してきたシャイエークのGlossa録音第8弾。プロフェッショナルからアマチュアまで、あらゆるヴァイオリニストにとっての永遠の課題であり聖典となる記念碑的な作品、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ( BWV.1001-1006)をついに録音。2015年にはイェルク・ハルベクとの共演で"伴奏付き"のバッハのヴァイオリン・ソナタ集(BWV.1014-1019)を録音し、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、仏ディアパソン誌の「ディアパソン・ドール年間最優秀賞(古楽部門)」に選ばれるなど、既にバッハ演奏の誉れ高き実績を誇る。スペインの古楽専門レーベルGLOSSA(グロッサ)としても(意外にも?)初となる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音。満を持してリリースされるライラ・シェイエークの雄姿にご期待頂きたい。 | ||
INDESENS (仏) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜(価格が異なります)はこちらから | ||
木管楽器とピアノのためのフランスの室内楽作品集 ルーセル:ディヴェルティスマン Op.6 / ケクラン:ファゴットとピアノのためのソナタ Op.71 タファネル:フルートとピアノのための「アンダンテ・パストラール」/ フルートとピアノのための「スケルツェッティーノ」 ダンディ:サラバンドとメヌエット Op.72 / メサジェ:クラリネットとピアノのための「ソロ・ド・コンクール」 フランセ:たそがれ時(恋人たちの時間) / シャブリエ:ホルンとピアノのための「ラルゲット」 ボザ:オーボエとピアノのための「田園幻想曲」 / タンスマン:バレエ音楽「楽園の花園」〜魔女の踊り パリ管弦楽団の首席奏者たち [ヴァンサン・リュカ(Fl) アレクサンドル・ガテ(Ob) フィリップ・ベロー(Cl) アンドレ・カザレ(Hr) マルク・トゥレネル(Fg)] ローラン・ヴァグシャル(P) | ||
録音:2020年3月3日-5日、スタジオ・リブレット、アントニー、フランス。世界的管楽器奏者たちのよる超一級の演奏を続々と発表しているフランスのレーベル「アンデサンス(Indesnes)」が万全の態勢を敷き、絶対の自信を持って送り出すのは同国の名門パリo. の木管セクションを支える首席奏者たちとイヴォンヌ・ロリオとミシェル・ベロフの高弟ローラン・ヴァグシャルの豪華共演による「フランスの室内楽作品集」!パリo. の木管セクションの首席奏者たちは、19世紀後半の楽器製造技術の近代化と驚異的な進歩に伴い、さらに色彩感に富んだ音色を持つようになった「木管楽器」におけるフランス楽派の伝統の象徴でもある重要な作品の数々を収録。フルートのリュカ、オーボエのガテ、クラリネットのベロー、ホルンのカザレ、ファゴットのトゥレネル、そしてピアノのヴァグシャルというまさにフランス楽壇のオールスターたちが、ルーセル、シャブリエ、ダンディからボザ、タンスマン、フランセに至るまでのこの魔法のようなレパートリーの進化を辿る。木管楽器関係者、フランス音楽ファン必携の大注目盤。 | ||
KAIROS (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから 。 | ||
マルコ・ストロッパ(1959-): ミニアテューレ・エストローゼ第1巻 |
エリック・バーチ(P) | |
録音:2020年2月-3月。数々の現代作品で成功を収めているイタリアの作曲家、マルコ・ストロッパ(1959-)の「ミニアテューレ・エストローゼ」は、ピエール=ロラン・エマールからの委嘱で、1991年から2003年の間、約20年をかけて作曲された、現代ピアノ音楽の古典ともいえる作品(2009年に改訂)。ここで使われているMiniatureは、中世の写本における精巧に装飾されたイニシャルのような、細部に至るまで緻密に作られたものを指すのではなく、単に短い作品を指している。Estroseという言葉には様々な意味が込められており、想像力、創造的な直観力、ひらめき、天才、さらには贅沢さや奇抜さといった意味が含まれている。(ヴィヴァルディの有名な「調和の霊感L'estro Armonico」でもこの言葉が用いられている。作曲家、研究者、教育者であるストロッパは、イタリアで音楽を学び、MITのメディア研究所で研究(コンピュータサイエンス、認知心理学、人工知能)を重ねた。1980年から1984年にかけては、パドヴァのCSC(Centro di Sonologia Computazionale)に勤務し、そこで作曲した作品「トライエットーリア」はすぐに大きな成功を収め、現在も定期的に演奏されている。1982年にはブーレーズに誘われIRCAMに参加。1999年にヘルムート・ラッヘンマンの後を継いでシュトゥットガルト音楽演劇大学の教授に就任している。 | ||
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-): De vulgari eloquentia (1984) / Icaros (1981) / A guisa di un arcier presto soriano (1981) / Rondo di forza (1981) / Rousseau, le Douanier: "Follia d 'Orlando" (1983) / Tutti parlano (1993) (*) / "Oh, mia Euridice..." a fragment (1981) / Prelude a l'apres-midi d'un fauve (1994) エクス・ノーヴォ・アンサンブル ソニア・ビセンティン(S;*) | ||
録音:1988年、1997年、1999年。クラウディオ・アンブロジーニはイタリア・ヴェネツィア出身の作曲家、指揮者。ヴェネツィア音楽院で学び、ヴェネツィア大学(音楽)とミラノ大学(言語学)を卒業したほか、ヴェネツィアではブルーノ・マデルナやルイジ・ノーノと頻繁に会い、彼らはアンブロジーニをお気に入りの作曲家の一人に挙げていた。アンブロジーニは声楽、器楽、電子作品、オペラ、ラジオのための劇、オラトリオ、バレエなどを幅広く作曲し、イタリアの作曲家として初めてフランスからローマ賞を受賞(1985年)、ヴェネツィア・ビエンナーレ現代音楽祭をはじめ、世界各国の主要な国際フェスティヴァルに参加している。「楽器」に魅了された作曲家アンブロジーニは、木管楽器、金管楽器、弦楽器、撥弦楽器、鍵盤楽器、打楽器... と、一つ一つの楽器について体系的な研究を行い、その成果を最初は一連のソロ作品で、次に本アルバムに含まれるようなトリオや五重奏の形で発表してきた。「楽器は私を魅了する。楽器を生き物だと思っている。楽器の音を聴くのが好きで、楽器は私に何かを示唆しているようで、私にヒントを与え、新しい道を示してくれる。私は楽器で音楽を作り、自分のアイデアを楽器と一緒に命を吹き込んでいると思うのが好きだ。」(クラウディオ・アンブロジーニ、2020年) | ||
フルート&バス〜ベルンハルト・ラング(1957-): フルートのための Monadologie XVI "solfeggio" (2011) / コントラバスのための DW25... more loops for U. (2015) / フルートとコントラバスのための DW22 "Winterlicht" (2010) マヌエル・ズリア(Fl/バスFl) ダリオ・カルデローネ(Cb) | ||
録音:2018年11月、2020年5月。フリージャズや即興演奏、ヒップホップやDJカルチャーに至るまで、様々な音楽スタイルやジャンルを参照し、決して枠にはまることのない作曲活動を行っているオーストリア出身の作曲家ベルンハルト・ラング(1957-?)。本アルバムはフルートとコントラバスという珍しい組み合わせの2楽器に捧げられており、非常に高度な技術を必要とする3つの作品が収録されている。複雑な音楽細胞の絶え間ない高速な繰り返しは、演奏者とリスナーの双方に集中力を要求する。 | ||
PERFECT NOISE (独) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)「ドイツで活躍する若手アーティストをコンサートと録音の両面で支援するレーベル」とのこと。 | ||
リスト:ピアノ作品集 巡礼の年第2年「イタリア」 S.161 より 〔第5曲 ペトラルカのソネット第104番/第7曲 ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」〕/ 巡礼の年第3年 S.163 〜第4曲 エステ荘の噴水/ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 コルビン・バイスナー(P) | ||
録音:2019年10月、イェフディ・メニューイン・フォーラム、ベルン、スイス。1988年生まれ、ブダペストのフェレンツ・リスト音楽院卒業のピアニスト、コルビン・バイスナーのデビューCD 。フェレンツ・リストの主要なピアノ作品の神秘性、情熱を存分に味わうことができる、卓越した演奏。録音はスイスのメニューイン・フォーラムで行われており、アコースティックなサウンドの美しさも特筆される。 | ||
スワン・ヘネシー(1866-1929):ピアノ作品選集 女性のスケッチ Op.33 /森のはずれで Op.21 /祭 Op.36 /旅の途中…(自然のエチュード) Op.40 / 気まぐれなワルツ Op.41 /ピアノ・ソナチネ Op.43 /ケルトの小品 Op.45 /パリジャンのスケッチ Op.47 / 郊外 Op.69 /「複数の作曲家風の音楽」より〔ボロディン/シャブリエ/ドビュッシーとゴダール/ラヴェル〕 モーリッツ・エルンスト(P|使用楽器:シュタイングレーバー 602285 ) | ||
録音:2020年6月、シュタイングレーバー室内楽ホール、バイロイト、ドイツ。フランスの印象主義ピアノ音楽の愛好家にとって真の発見となること間違いなしの、スワン・ヘネシーによる美しいピアノ曲の世界初録音。スワン・ヘネシー(1866-1929)はシカゴで育ったアイルランド系の作曲家で、後にイギリスに渡った後は各地を転々としていたが、最終的にパリに落ち着き、1903年から1929年に亡くなるまでの間をフランスで過ごした。当初、彼の音楽はローベルト・シューマンへの偏愛に大きく影響されていたが、1907年以降、印象主義的な作風の作品が多くなる。「Croquisparisiens」や「Etudes d 'apres nature」といった作品タイトルからも分かるように、ヘネシーは描写的な「音による絵画」を得意とした。最後に抜粋で収録されている「複数の作曲家風の音楽 A la maniere de... 」のようなパロディ風の作品は、当時カゼッラやラヴェルをはじめ色々な作曲家が手掛けており、ヘネシーは1926年から27年にかけて30の作品を書いている。「ボロディン風」と「シャブリエ風」の音楽ではラヴェルが書いたバージョンとの比較をお楽しみ頂ける。 | ||
RUBICON CLASSICS (英) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)長年ワーナー・クラシックスとドイツ・グラモフォンで要職を務め、2009年以降 2017年現在 ONYX CLASSICS のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めるマシュー・コスグローヴ氏が設立、2017年1月からリリースを開始したイギリスのレーベル。第一線で活躍する世界的アーティストたちの演奏を発売する ONYX に対し、 Rubicon は才能を持ち次代を担うべき若きアーティストたちの「クリエイティヴ・ホーム」となるべく立ち上げられたという。#2021年1月下旬以降発売予定。旧譜はこちらから。 | ||
マハニ・テアヴェ・ピアノ・リサイタル〜ラパ・ヌイ・オデッセイ J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV.903 / リスト:バラード第2番 S.171 /オーベルマンの谷 S.161 ヘンデル:組曲第5番 ホ長調 HWV.430 / スクリャービン:2つの左手のための小品 Op.9 〔前奏曲/夜想曲〕 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 / 夜想曲〔第1番 変ロ短調 Op.9 No.1 /第19番 ホ短調 Op.72 No.1 〕 ラフマニノフ:楽興の時第4番 Op.16 No.4 マハニ・テアベ(P) | ||
イースター島(ラパ・ヌイ島)出身の並外れた才能を持つピアニスト、マハニ・テアベのデビュー・アルバム!彼女は素晴らしい音楽性を持ったイースター島唯一のプロフェッショナル・ピアニストとして、1999年にクラウディオ・アラウ国際ピアノ・コンクールで優勝、その後スタインウェイ&サンズのアーティストに選ばれるなど、国際的なコンサートの舞台で輝かしいキャリアを歩むことを運命づけられていたが、その人生に背を向けてラパ・ヌイ島に戻り、島の子供たちのために音楽学校を設立したという、注目すべきエピソードの持ち主。今回のレコーディングのきっかけにも物語めいたものがあり、ストラディヴァリウスなどクレモナ製の銘器の世界的コレクターとして有名なデイヴィッド・フルトンが、クルーズでイースター島に寄港した際に、偶然テアベの演奏を聴く機会に恵まれ、その演奏に大きな感銘を受けたことがデビュー盤のリリースに繋がったとのこと(その後、彼女の演奏を聴いたシアトルso. のマネージャーとレコーディング・プロデューサーもその素晴らしさに驚いたそう)。2枚のCDにショパン、リスト、ラフマニノフらのピアニスティックな作品、スクリャービンの左手用作品、そしてバッハ、ヘンデルを詰め込んだ充実のリサイタル・プログラム。音楽通たちを唸らせたテアベのピアノをじっくりと味わうことが出来る。ご期待頂きたい。 | ||
ベートーヴェンの編曲によるスコットランド民謡集 横町のサリー Op.108 No.25 /アイラの娘 Op.108 No.4 /この病める世がどうかして Op.108 No.16 / おおメアリーよ、窓辺においで Op.108 No.17 /日没 Op.108 No.2 /思いやり Op.108 No.10 / おお、お前と私の運命がひとつになれば Op.108 No.12 /羊飼いの歌 Op.108 No.23 / インヴァネスのかわいい娘 Op.108 No.8 /魅惑の人よ、さらば Op.108 No.18 /誠実なジョニー Op.108 No.20 / ポリー・ステュワート WoO.156-7 /おお、あの頃はすばらしかった Op.108 No.3 / もう一度、私の竪琴を Op.108 No.24 /陽気な若者、山の若者 Op.108 No.7 ルーファス・ミュラー(T) ハンマー・クラヴィーア・トリオ [クリストフ・ハンマー(Fp) シンシア・ロバーツ(Vn) アレン・ウェアー(Vc)] | ||
イギリス・ドイツのベテランテノール、ルーファス・ミュラーの歌唱で楽しむベートーヴェンのスコットランド民謡編曲集。これらの編曲は、当時エディンバラを拠点に出版社を営んでいた敏腕コレクターのジョージ・トムソン(1757-1851)がベートーヴェンに依頼した物。民謡の編曲は当時経済的な不安を抱えていたベートーヴェンにとって魅力的な仕事であったというだけでなく、ベートーヴェンの伝記作家バリー・クーパーが示唆するように、彼は金銭的な対価を超えて、民謡の持つの永続的な力と、このプロジェクトと自分自身の音楽的な関わりがもたらす潜在的な利益を感じており、後世のため、トムソンと一緒に民謡のムーブメントを創造したいと考えていた。ルーファス・ミュラーはニューヨーク・タイムズ紙で「... 私が生の「メサイア」で聴いた中で最高のテノール」、「彼はバッハの受難曲の福音史家として有名であり、そのユニークでドラマティックな解釈は、世界で最も求められている演奏家の一人であることを証明している」などと絶賛されているベテランのテノール歌手。著名な音楽家との共演も多く、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスとはウィグモア・ホールでのシューベルティアーデをはじめ世界各地で共演している。 | ||
ACCENT (白→独) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)#2021年2月中旬以降発売予定。 旧譜はこちらから 。 | ||
1月のカンタータ〜J.S.バッハ: 〔第72番「すべては御心のままに」 BWV.72 / 第156番「わが片足はすでに墓穴に」 BWV.156 /第92番「我は神の御胸の思いに」 BWV.92 〕 アンナ・グシュヴェント(S) ルチア・ナポリ(A) シュテファン・シェルペ(T) トーマス・バウアー(B) シギスヴァルト・クイケン(Vn)指揮ラ・プティット・バンド | ||
録音:2020年2月2日-5日、コンツェルトハウス、ブライバッハ。ラ・プティット・バンドによるバッハのカンタータ3曲。公現祭後の第3日曜日のために書かれた第72番と第156番、その2週間後の七旬節のために書かれた第92番を収録。これらは1725年から1729年の間で作曲されライプツィヒの聖トーマス教会で演奏された作品で、どれも1月から2月始めの期間に書かれた物。器楽も声楽もすべて1パート1人ずつで演奏されていて、非常に透明感のあるサウンド。演奏も素晴らしく、バッハの複雑なポリフォニー構造を明瞭に聴き取ることが出来る。 | ||
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):オラトリオ「ペトロに否認されしキリスト」(1719)
グナール・レツボール〔グナー・レツボア〕(Vn)指揮アルス・アンティクヮ・アウストリア | ||
録音:2020年1月24日、モーツァルトザール、コンツェルトハウス、ウィーン、レゾナンツェン音楽祭、ライヴ(300年ぶりの復活上演)。ウィーンの宮廷楽長を務め、また現代対位法の創始者として名著「グラドゥス・アド・パルナッスム」を残しているヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741)。厳格な書法のみならず豊かな感情表現も得意とし、オペラや宗教的オラトリオではスタイルに縛られない自由な作風を見せる。ペテロがイエスを否認する有名で劇的な場面を題材にしたこのオラトリオも、情熱的な人間のドラマと論理的な音の組み合わせが高度に織りなされた深みのある音楽。古楽界の大御所レツボールとアルス・アンティクヮ・アウストリアが300年ぶりに復活上演した際のライヴ。 | ||
ACCENTUS MUSIC 特記以外
#2021年2月中旬以降発売予定。
旧譜はこちらから。 | ||
モーツァルト:ディヴェルティメント第11番 ニ長調 K.251(ナンネル・セプテット)(*) ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20 (#) ルツェルン祝祭管のソリストたち [ルーカス・マシアス=ナバロ(Ob;*オーボエ) ビセンテ・アルベローラ(Cl;#) マティアス・ラッツ(Fg;#) シュテファン・ドール(Hr) ヨナタン・ウェグループ(Hr;*) グレゴリー・アース、コルビニアン・アルテンベルガー(Vn;*) ラファエル・クリスト(Vn;#) ヴォルフラム・クリスト(Va) イェンス=ペーター・マインツ(Vc;#) リック・ストテイン(Cb)] | ||
録音:2020年8月、KKL ルツェルン・コンサート・ホール、ライヴ。2020年新型コロナウイルスの感染拡大を受けて通常開催は中止となったスイスのルツェルン音楽祭。10日間という短期間で新たに公演が組まれ、メイン会場であるカルチャーコングレスセンターは、感染予防のため1898席のち1000 席を稼働して行われた。このライヴ録音は、そんな中に行われ、名手揃いのルツェルン祝祭o. のメンバーによるモーツァルトのディヴェルティメント第11番とベートーヴェンの七重奏曲が演奏された。モーツァルトのディヴェルティメント第11番は、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの弦4とオーボエ、ホルン2の管3というユニークな楽器編成でオーボエが活躍する華やかな作品。姉ナンネルの誕生日のお祝いに書かれたので、「ナンネル・セプテット」とも呼ばれる。そして作曲当時から人気を博したベートーヴェンの七重奏曲。時の皇妃マリア・テレジアに献呈されている。メンバーは世界各国で活躍する一流奏者たち。オーボエ奏者のルーカス・マシアス=ナバロは、アバドからの信頼が厚く、2008年にはルツェルン祝祭管の首席奏者に招かれ、現在は母国スペインのグラナダ市o. の芸術監督を務める多才な音楽家。クラリネットは、マーラー室内管、レ・ディソナンスの首席クラリネット奏者として活躍しているビセンテ・アルベローラ。ベルリン生まれのファゴット奏者マティアス・ラッツ。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで第1位なしの第2位を受賞、チューリヒ・トーンハレ管。およびルツェルン祝祭管の首席ファゴット奏者をつとめている。そして世界最高峰のホルン奏者でBPOの首席を長らく務めるシュテファン・ドール。マーラー室内管のホルン奏者ヨナタン・ウェグループ。ルツェルン祝祭管のコンサートマスター、カメラータ・ザルツブルクの第一コンサートマスターを務め、室内楽者、ソリストとして、世界 各地で活 躍を続けているグレゴリー・アース。バイエルン放送so. コンサートマスターを務めるコルビニアン・アルテンベルガー。そしてBPOの首席ヴィオラ奏者を22年にわたって務めたヴォルフラム・クリストとその息子ヴァイオリン奏者のラファエル・クリスト。ベルリン・ドイツso. の第1ソロ・チェロ奏者を9年間務めた後、世界中の大舞台で活躍しているイェンス=ペーター・マインツ。スウェーデン放送so. とマーラー室内管の首席奏者を担うオランダを代表する名コントラバスリック・ストテイン。名手たちの息の合ったアンサンブルを堪能できる1枚。 | ||
ATMA (カナダ) 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)#2021年2月中旬以降発売予定。 旧譜はこちらから。 | ||
TAPEO カサド:レクイエブロス / ファリャ:スペイン民謡組曲 / ラヴェル:ハバネラ形式の小品/道化師の朝の歌 トゥーリナ:ポリムニア / グラナドス:間奏曲 / アルベニス:アストゥーリアス ヒナステラ:悲しみ / ポンセ:エストレリータ / アルベルト・ゲレーロ:忘却の歌 キャメロン・クロズマン(Vc) フィリップ・チウ(P) | ||
録音:2020年8月。スペインにまつわる音楽を集めたチェロ・アルバム。スペインのタパス・バルをはしごする意の「タペオ」をタイトルに掲げ、様々な作曲家の多様にして美味なる小品を少しずつ味わう内容のアルバムとなっている。クロズマンが使用する楽器は1769年頃のスペイン製チェロ「エル・ティブロン」。 | ||
AUDITE (独)
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フランチェスコ・ヴェントゥリーニ(1675-1745): 室内協奏曲〔第2番 イ短調 Op.1 No.2 /第11番 ロ長調 Op.1 No.11 /第9番 ト短調 Op.1 No.9 〕/ 序曲〔第5番 ホ短調/第6番 イ長調〕 ラ・フェスタ・ムジカーレ | ||
録音:2019年10月21日-24日、ゼンデザール、ブレーメン。ベルギーのヴァイオリニストで作曲家のフランチェスコ・ヴェントゥリーニ(1675-1745)。バッハと同時代を生きたヴェントゥリーニはヴァイオリンのヴィルトゥオーソとして知られ、メロディアスかつエレガントそして舞曲を取り入れた作品を残したが、現在ではほとんど演奏されることがなく録音も非常に貴重。ヴェントゥリーニは18世紀に入り、ハノーファーの宮廷で活躍していたころに自身の音楽を形成していった。コンチェルト・ダ・カメラ(室内協奏曲)は1715年頃にアムステルダムで出版され、イタリア様式とフランス様式の混合を試みた「趣味の融合」として知られている様式で作曲された革新的な作品。フランス風の堂々とした序曲とイタリア風の見事な協奏曲、そしてオーケストレーションはバッハ、テレマン、ラモーのような色彩感覚を持ち合わせている。またヴェントゥリーニの協奏曲においての特徴として、ソリストは1つまたは2つではなく実に多様なその組み合わせで書かれていること。例えばオーボエ、リコーダー、ヴァイオリン、ファゴット2本そしてチェロ2本など。それはまるでバッハのブランデンブルク協奏曲を彷彿とさせる。今回、室内協奏曲第2番 イ短調 Op.1 No.2、序曲第5番 ホ短調、序曲第6番 イ長調は世界初録音となる。名手が揃った北ドイツのバロック・アンサンブル、ラ・フェスタ・ムジカーレがヴェントゥリーニの美しい音楽を色鮮やかに奏でる。 | ||
BONGIOVANNI 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)旧譜はこちらから。 | ||
レオナルド・レーオ(1694-1744):3幕の宗教劇「マグダラのマリア、死から生へ」
アガタ・ビエンコフスカ(S;マグダラのマリア) ジャンルカ・パゾリーニ(T;リヴィア) ジュゼッペ・ナヴィリオ(B;アントゥオーノ) エンリコ・トッレ(CT;マテルノ) アウレリオ・スキアヴォーニ(CT;アンジョロ) カルロ・トッリアーニ(B;デモーニオ) パオロ・リロペス(ソプラニスタ;リコ) コジモ・プロンテラ指揮ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ・バロックo. | ||
録音:2019年12月22日、聖パオロ教会、ブリンディジ、イタリア、レオナルド・レーオ・バロック音楽祭、ライヴ。ナポリ楽派の重要な作曲家であるレーオ。このオペラは当時演奏されたきり忘れ去られていた作品。作曲家自身の手による楽譜が2009年にフランスで発見され、入念な準備の結果、2019年に復活蘇演がなされた。そのライヴ録音を収録したのがこのアルバム。イエスの死と復活を見届けたとも言われるマグダラのマリアをテーマにした音楽で、様々な登場人物の美しいアリアに魅了される。 | ||
モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」
オクサーナ・マルツェヴァ(S;ポッペア) シン・ヨーウォン(S;ネローネ) スザンナ・リガッチ(S;フォルトゥーナ)他 フェデリコ・バルダッツィ指揮アンサンブル・サン・フェリーチェ | ||
録音:2020年1月、フィレンツェ。初期バロックオペラの名作「ポッペア」。この録音ではイタリア、フランス、ロシア、ウクライナ、トルコ、ブラジル、メキシコ、中国、韓国などなど様々な国の若手がキャストに参加している。またピリオド楽器によるオーケストラもリコーダーやギター、打楽器を鮮やかに用い、迫力ある通奏低音も勇ましい聴き応えのある演奏となっている。 | ||
マスカーニ:歌劇「ランツァウ家の人々」
バリー・アンダーソン(ジャンニ・ランツァウ) オッターヴィオ・ガラヴェンタ(ジョルジョ) リタ・ランティエーリ(ルイーザ) ジャコモ・ボルドリーニ(ジャコモ・ランツァウ) ドメニコ・コライアンニ(フィオレンツォ) フルヴィア・ベルトリ(ジュリア) カルロ・ボージ(レベル) ブルーノ・リガッチ指揮リヴォルノ歌劇場o. | ||
録音:1992年9月、グラン・グアルディア劇場、リヴォルノ、ライヴ|初出・旧品番: Fone (Italy), 93 F 13 〔当店未案内、廃盤〕。おそらく2020年時点においても、同曲唯一の全曲録音と思われるもの。1892年11月10日、フィレンツェのペルゴラ劇場で初演された「ランツァウ家の人々」。聴衆の反応は上々で6曲がアンコールされ、マスカーニの妻のリナは気を失うほど感動したという作品。初演100周年記念として1992年に取り上げられた際のライヴ録音。マスカーニらしい美しい旋律が魅力。 | ||
CHALLENGE CLASSICS (蘭) 特記以外
旧譜はこちらから | ||
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761):合奏協奏曲&ヴァイオリン協奏曲集 合奏協奏曲〔ニ長調 Op.10 No.4 /ハ長調 Op.3 No.1 /ホ短調 Op.3 No.5 / イ短調/ハ長調 Op.10 No.3 /ヘ長調 Op.10 No.5 〕 ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 Op.5 No.5 リーデウェイ・ヴァン・デル・ヴォールト(Vn) マイク・フェントロス指揮ラ・スフェラ・アルモニオーサ | ||
録音:2019年11月17日、アルクマール、オランダ。ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761)はオランダのアルクマール生まれの作曲家。1708年にアムステルダムの劇場オーケストラのヴァイオリニストに任命され、劇場公演のために多く作曲した。ヘンデルやヴィヴァルディを思わせる作風を持ち、完成度の高さに驚かされる。パーセル(CC-72783)、カヴァッリ(CC-72774)に続くラ・スフェラ・アルモニオーサ3枚目のアルバム。 | ||
ヴィレム・イェツ(1959-):歌劇「肖像」
ジェフリー・パターソン指揮アムステルダム・シンフォニエッタ、オランダ国立オペラ | ||
録音:2020年3月12日、アムステルダム市立劇場。オランダを代表する現代作曲家ヴィレム・イェツ、交響曲を収録したCD (CC-72693)に次いでチャレンジ・クラシックス2枚目のアルバムが登場。歌劇「肖像(Ritratto)」は、20世紀初頭のイタリアで最も裕福な女性であり、多くの偉大な芸術家のミューズであったルイーザ・カザーティの伝説に焦点を当てたオペラ。ロマン派オペラのように濃密に歌い上げる書法もみられ、壮大なオーケストラと力強い歌声が白熱したドラマを奏でる。 | ||
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1 〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 /第2番 イ長調 Op.12 No.2 /第4番 イ短調 Op.23 /第5番 ヘ長調「春」 Op.24 〕 マイケル・フォイル(Vn) マクシム・シュトシュラ(P) | ||
録音:2020年7月7日-9日、ベルギー。2012年結成のフォイル・シュトシュラ・デュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音シリーズ第1弾。彼らは2015年にヨーロッパ・ベートーヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝している。またヴァイオリンのマイケル・フォイルは、2016年オランダ・ヴァイオリン・コンクールでも優勝。正確無比な音の運びと輝きのある音色が持ち味。第1次世界大戦時代のヴァイオリン・ソナタを録音したディスク(CC-72786)も過去にリリースしている。 | ||
CONCERTO (伊) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)#海外の文字資料に一部商品が "CD-R" と記載されており、当店では DVD 商品も含め全点、プレス盤であることの保証をいたしません。#2021年2月上旬以降発売予定 ##2020年12月現在、レーベルの公式サイトにアクセスすると、ブランド品の日本語偽販売サイトへリダイレクトされる場合があります。日本の IP アドレスを検出するとリダイレクトが行われる模様であり、ハッキングを受けている可能性がありますのでアクセスはおすすめいたしません。 ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690): クリスマス・ミサ〜1685年、サン・マルコ大聖堂 〔第3ソナタ(4声)/ Quid timetis pastores(3声)(*) /キリエ(13声)(*) / グローリア(13声)(*) / Non sussurate(独唱)/クレド(13声)(*) / O mirandum(独唱)/ 第4ソナタ(4声)/ Obstupescite(4声)(*) / Alma redemptoris(5声)(*) 〕 マルコ・ジェンマーニ指揮カペッラ・マルチアーナ | ||
録音:2019年12月17日。「カペッラ・マルチアーナ」はヴェネツィアのサン・マルコ教会の聖歌隊と器楽奏者たちに冠せられたグループ名で、16世紀以前から脈々と続く伝統があり、モンテヴェルディ、カヴァッリといった作曲家も楽長を務めていた。このCDで取り上げられているレグレンツィもまた1685年から1690年まで楽長を務めた作曲家。そのレグレンツィ作品で構成された本作は2000年から同グループの指揮者を務めているマルコ・ジェンマーニが1685年のクリスマス・ミサを再現した意欲的なライヴで、世界初録音も多く収録している。サン・マルコ大聖堂でのクリスマス・ミサはヴェネツィアの街にとって最も重要なイベントの一つで、当時はヴェネツィア中の貴族が参加してたため、作曲家にとっても腕の見せ所だったと言えるだろう。ダイナミックなリズム感と独特な対話性に富んだレグレンツィの音楽をお楽しみ頂きたい。 | ||
COVIELLO (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)#2021年2月中旬以降発売予定旧譜はこちらから。 | ||
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):メロドラマ「メデア」(1775)
カタリナ・タールバッハ(語り) マルクス・ボッシュ指揮カペッラ・アクイレイア | ||
録音:2018年10月26日-27日、ライヴ。ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795)のメロドラマ「メデア」(1775年)はモーツァルトが激賞したという作品。話し言葉のテキストと劇的な音楽の組み合わせが感情豊かな表現を生んでいる。正確で透明感あるサウンドが持ち味のボッシュ&カペッラ・アクイレイアと、ドイツの女優カタリナ・タールバッハのナレーションによる演奏。 | ||
オステルターク〜J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012 〔第1番 ト長調 BWV.1007 /第4番 変ホ長調 BWV.1010 /第2番 ニ短調 BWV.1008 / 第5番 ハ短調 BWV.1011 /第3番 ハ長調 BWV.1009 /第6番 ニ長調 BWV.1012 〕 マルティン・オステルターク(Vc|使用楽器:エルセン・エイケン、2005年制作、モダーン) | ||
録音:2006年6月14-20日、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン| (P) (C) 2008 |旧品番: COV-20708 (HYBRID_SACD) 〔おそらく廃盤〕。 マルティン・オステルターク(1943-)はバーデン=ヴュルテンベルク州、レーラッハ出身のチェリスト。カールスルーエでレオ・コスチェルニーに、パリとデトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事。イラクso.、デュッセルドルフ響、ベルリン・ドイツ・オペラo. などで演奏し、1974年には恩師コスチェルニーの後任として SWRso.首席奏者となった。1980年にはカールスルーエ音楽大学教授に就任。後進の指導にあたるほか、ソリストや室内楽奏者としても演奏活動を行っている。 | ||
ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):オルガン作品集 オルガン協奏曲 ハ短調 GG /アダージョ ニ長調 Op.57 No.10 BH / コラール変奏曲「いざ、もろびと神に感謝せよ」 Op.127 NJ /後奏曲 ニ長調 SH /アダージョ イ短調 Op.57 No.7 BH / 後奏曲 ハ長調 CK /アダージョ ホ長調 Op.57 No.8 BH /後奏曲 ホ短調(コン・モート) Op.48 No.10 AZ / アダージョ イ長調 Op.57 No.1 BH /後奏曲 ヘ長調 Op.48 No.6 DEF /アダージョ ハ長調 Op.57 No.5 SH / 幻想曲とフーガ 変ホ長調 (WoO.) BH /フーガ(モデラート) BH /オルガン協奏曲 ヘ長調 SR / コラール変奏曲「イエス、わが喜び」 Op.127 CK /後奏曲 ト長調 Op.55 AZ /アダージョ ホ短調 Op.57 No.4 BH / 後奏曲 イ長調 Op.48 No.11 DEF /アダージョ ト長調 Op.57 No.2 SH /9つの変奏と終曲 Op.90 NJ ゲルハルト・グナンGG と学生たち(Org) [ベルンハルト・ヘルツォークBH、ニクラス・ヤーンNJ、スヴェン・ハナガースSH、キャロリン・カイザーCK、 アンナ・ツィエルトAZ、ダヴィド・エマヌエル・フランケDEF、ステファン・ラーンSR ] | ||
録音:2020年5月。ベートーヴェンと同年生まれのヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846)。オルガン名手としても活躍した、2020年生誕250周年の知られざる作曲家。マインツの聖イグナチオ教会にあるオルガン(ベルンハルト・ドレイマン1837年制作) を使用し、マインツ音楽大学教授のゲルハルト・グナン氏と、オルガン科の学生たちがリンクの作品を演奏。古典派からロマン派への移行期にあたる時代に書かれた興味深い音楽が聴ける。 | ||
バルタザール・エルベン(1626-1686):宗教コンチェルト集 ディクシット・ドミヌス(*) / Ach, dass ich doch in meinen Augen hatte (*) /12声のマニフィカト(*) / パッサカリア、クーラントとサラバンド(*) / Erbarm dich mein, o Herre Gott (*) /ラウダーテ・ドミヌム(*) / ソナタ「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ」(*) / Ich freue mich im HerrnPeccavi super numerum (*) マティアス・ヴェックマン:トッカータ イ調 イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー(Org/Cemb)指揮アーベントムジーケン・バーゼル | ||
録音:2020年1月5日-9日|(*):世界初録音。1626年ダンツィヒ生まれのバルタザール・エルベンは国際色豊かな人物だった。27歳の時に故郷の聖マリエン教会のカペルマイスターに応募し落選するが、市議会が彼の将来に可能性を感じ奨学金を支給、それを旅費として5年間ヨーロッパ各地を巡ります。ローマをはじめとする文化の中心地を訪れたこの間に彼の音楽観は大いに深まり、様々な影響を巧みに織り交ぜた独特の作風を確立した。その後一度は落選したマリエンキルシェのカペルマイスターに任命されることになり、亡くなるまでダンツィヒでその職を全うした。 | ||
EDA RECORDS 〔EDITION ABSEITS〕 (独) 1CDあたり¥4400(税抜¥4000) | ||
フランツ・シュレーカーのマスタークラス in ヴィーン&ベルリン Vol.4 フーゴ・ヘアマン:ヴァイオリン・ソナタ Op.17 (1925) (*) /ゴシック風トッカータ Op.16 (1926) (#) 祈り Op.18 No.1 (1925) /セラフィムの音楽「楽園にて」(1951) フェリクス・ペティレク:6つのギリシャ狂詩曲(1927) / レオン・クレッパー:2つの舞曲 イスコ・ターラー:ラビの審判(1950) /安息日の終り(1950) コーリャ・レッシング(Vn;*/P;無印) アンドレアス・ケルステン(P;*/#) | ||
録音:2017年1月22日、11月3日、2018年1月28日、7月1日、十字架教会、ロイトリンゲン|全曲世界初録音。シュレーカー門下の作曲家の珍しい作品を発掘する貴重なシリーズ第4弾。今回はフーゴ・ヘアマン(1896-1967)、フェリクス・ペティレク(1892-1951)、レオン・クレッパー(1900-1991)、イスコ・ターラー(1902-?)ら4名の作品。才人コーリャ・レッシングがヘアマン作品でヴァイオリンを、他の曲はピアノを担当している。4名ともドイツ語圏の作曲家ながらペティレクはギリシャへ、クレッパーとターラーはイスラエルへ渡った。しかし作風はいわゆる「頽廃音楽」といわれるドイツ表現主義の典型で、「ギリシャ狂詩曲」と題されていても国民楽派的な色彩はあまりない。ペティレクはゴドフスキーとザウアーに、クレッパーはコルトーにピアノを学んだ名手でもあったため、技巧的な面も注目。ヘアマン1926年作の「ゴシック風トッカータ」は名ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプに献呈されていて、ピアニズムが興味津々。 | ||
EVIDENCE (仏) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)APARTÉ の妹的な役割を担い、フランスの若手を中心としたリリースのレーベル。 旧譜はこちらから。 | ||
Notes 〜コンスタンチン・ココウロフ(1992-): 燃える太陽/つむじ風/魔女の家で/内なるエレジー/森の住民/シベリアの声/ 氷穴/追憶のワルツ/エアー(ジェイソン・ベッカー原曲)/アウトロ パヴェル・シャツキー(P) ベルンハルト・ヴュンシュ指揮スコアリング・ベルリンo. エフゲニー・ヴォルコフ指揮スヴェシニコフ国立アカデミーcho. | ||
録音:テルデックス・スタジオ、ベルリン&マトヴェンコ・スタジオ、モスクワ。コンスタンチン・ココウロフは1992年イルクーツク生まれのピアニストで作曲家。20歳の時、家族とともにクロアチアのザグレブに移住し、この地で活躍している。デス、パンテラ、ドラゴンフォースなどヘヴィメタやパンクを聴いて育ち、後にクラシック音楽を学んだ。クラシック作曲家としてはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフらの伝統を受け継ぐロマンティックで流れるようなメロディとボルテージの高さに、ポップな感覚 を 加えた新しいロシア音楽を示している。ここに収められた10曲はいずれもココウロフの作風を明確に表しているが、興味深いのは30年前にリリースされたジェイソン・ベッカーのアルバム「Perpetual Burn」のAir をピアノとオーケストラへのカバー。完全なロシアのオーケストラ曲となっているのが聴き物。他も映画音楽風、ゲーム音楽風の壮大な世界が広がり、ピアノやオーケストラが熱く謳いあげる。興味深いのはベルリンで器楽部分、モスクワで合唱部分を別々に録音してミキシングしていること。全く自然な出来に感心させられる。ロシア音楽好きには超オススメの不思議なアルバム。 | ||
FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)#2021年1月下旬〜2月中旬以降発売予定。旧譜はこちらから。 | ||
蛾 ラヴェル:鏡 メトネル:第2即興曲(変奏曲形式で) Op.47 |
マイケル・ブラウン(P) | |
録音:2019年1月2日-10日|含・世界初録音。コンポーザー・ピアニストとしても活躍するマイケル・ブラウンによるアルバム。メトネルの第2即興曲はテーマと15の変奏、終曲からなる作品として知られていたが、さらに2つの変奏の楽譜が新たに発見され、それらを含む形で世界初録音されたのがこのアルバム。 | ||
シューマン、1839年 フモレスケ 変ロ長調 Op.20 /4つの夜曲 Op.23 /アラベスク ハ長調 Op.18 / 花の曲 変ニ長調 Op.19 /ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 /3つのロマンス Op.28 / 色とりどりの小品 Op.99 より〔3つの小品 Op.99 Nos.1-3 /前奏曲 変ロ短調 Op.99 No.10 〕/ 4つの小品 Op.32 No.4 /小フーガ/アルバムの綴り Op.124 No.19 /幻想的小品 アレクサンドラ・パパステファノウ(P) | ||
録音:2020年6月23日、7月28日。シューマンは同種の楽曲を集中して作ることがあり、1839年はピアノの年と言われている。このアルバムの収録曲は、1838年に書かれた「 Op.99 No.1〜3 3つの小品」を除いてすべてが1839年に書かれた物。ちなみに翌年1840年は歌曲の作曲に集中した「歌の年」として知られている。アレクサンドラ・パパステファノウはジェルジ・シェベックやアルフレート・ブレンデルにもレッスンを受けたことのあるギリシャ生まれのピアニスト。 | ||
GRAZIOSO 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)#2021年2月上旬発売予定 『吉野直子の自主レーベル第6弾』 | ||
吉野直子〜ハープ・リサイタル6 トゥルニエ:ハープのためのソナチネ Op.30 / ルニエ:交響的小品(3つのエピソードによる) カプレ:2つのディヴェルティスマン / カゼッラ:ハープのためのソナタ Op.68 サルゼード:バラード Op.28 / フォーレ:即興曲 Op.86 吉野直子(Hp) | ||
録音:2020年7月6日-8日、9月5日-7日、軽井沢|日本語・英語・帯・解説付。『自主レーベル“grazioso”からの 6 枚目の CD は、ハープの重要なオリジナル作品を集めたアルバムです。どの曲も、ハープの幅広さと奥深さを伝えるために欠かせないものばかりです。いかにもハープらしい響きはもちろん、ハープの少し意外な一面も発見していただけるのではないかと思います。』(吉野直子) 今回の収録作品はトゥルニエのハープのためのソナチネ、ルニエの交響的小品、カプレの2つのディヴェルティスマン、カゼッラのハープのためのソナタ、サルツェードのバラード、そしてフォーレの即興曲と、すべてハープのオリジナル作品を集めた充実のアルバム。吉野直子が紡ぐ美しいハープの音色をご堪能いただきたい。 「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」(GNY-701)、「ハープ・リサイタル2〜ソナタ、組曲と変奏曲」(GNY-702)、「ハープ・リサイタル3〜バッハ・モーツァルト・シューベルト・ブラームス他」(GNY-703)、「ハープ・リサイタル4〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ」(GNY-704)、「ハープ・リサイタル5〜その多彩な響きと音楽II」(GNY-705)も好評発売中。いずれもレコード芸術特選盤。 本ディスクは原盤音質を極限まで再現する新技術であるUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)が用いられている。 | ||
HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから 。 | ||
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 (*) チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 |
アレクサンダー・ コルサンティア(P;*) ダン・エッティンガー指揮 シュトゥットガルトpo. | |
録音:2020年9月24日-26日、シュタットハレ、ジンデルフィンゲン。ダン・エッティンガー率いるシュトゥットガルトpo. とのチャイコフスキーの交響曲と実力派ピアニストがソロをつとめるラフマニノフの協奏曲をカップリングとする好評のシリーズ第2弾は、チャイコフスキーの交響曲第4番とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。人気・実力を兼ね備えた指揮者エッティンガーは2015年よりシュトゥットガルトpo. の首席指揮者をつとめ、同団と精力的な演奏活動を展開してきた。しかし、新型コロナウィルスのロックダウンにより演奏活動ができない状況の中、2020年9月に本拠地シュタットハレ、ジンデルフィンゲンにて録音が実現。当録音では団員のソーシャルディスタンスを保ち行われた。エッティンガーが最も得意とし、録音したかった作品と語るチャイコフスキーの交響曲。自 身の構 想では全集録音も視 野に入れているとのこと。オペラとシンフォニーの両輪で活躍するマエストロだからこその解釈で創造性あふれたドラマティックな表現で聴き手を魅了する。ことにコロナ禍で表現することのできなかった音楽への思いがこの録音で爆発しており、エッティンガーらしい熱演は感動せずにはいられない。カップリングは実力派ピアニスト、アレクサンダー・コルサンティアをソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。1965年生まれ、ジョージア出身のコルサンティアはシドニー国際ピアノ・コンクール(1988年)、ルービンシュタイン国際コンクール(1995年)で優勝している実力派 。エッティンガーの好サポートを得てラフマニノフの情熱的かつ官能的な美しい旋律を歌わせながら奏でる。実に感動的なラフマニノフも聴き逃せない。 | ||
ブリテン: 無伴奏チェロ組曲(全曲) 〔第1番 Op.72 /第2番 Op.80 /第3番 Op.87 〕/ テーマ・ザッハー(1976) |
ヤコブ・シュパーン(Vc) | |
録音:2020年4月17日-19日、フェストザール、キュンストラーハウス・ミュンヘン。ドイツの俊英チェリスト、ヤコブ・シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音した。1983年ベルリン生まれのシュパーンは幼いころ聴いたベルリンpo. が演奏した「動物の謝肉祭」の録音に魅了され、7歳からチェロを習いはじめた。その後、ハンス・アイスラー音楽大学にて名チェリストにして名教師のダーヴィト・ゲリンガスに師事しその才能を開花させた。2011年よりバイエルン国立o. の首席チェリストをつとめる一方、ソリストとしても活躍。今後更なる活躍が期待されるドイツの俊英チェリスト。ヘンスラー・レーベルより名ピアニストにして作曲も手がけたフリードリヒ・グルダ(1930-2000)のチェロ協奏曲&チャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲(HC-18016)をリリースしており、その腕前と雄弁な語り口で評価されている。期待の無伴奏録音。名手ロストロポーヴィチのために書かれたブリテンの3つの無伴奏チェロ組曲は高い技術と音楽性が要求される難曲だが、シュパーンは集中力が途切れることなくブリテンの独自の宇宙を描く。 | ||
北欧の合唱音楽 ヤン・ホーカン・オーベリ(1916-2012)編曲:天つみ国に(スウェーデン賛美歌本) オーラ・ヤイロ(1978-):慈しみと愛のあるところ ヴァルデマル・オーレーン(1894-1982):夏の賛美歌「谷と野原はやさしい緑におおわれ」 モッテン・ヤンソン(1965-):雫(チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965-)のラテン語の詩) ホーカン・パルクマン(1955-1988)編曲:東の国へ私は行こう / モッテン・ヤンソン(1965-):マリア IV ヤン・サンドストレム(1954-):サンクトゥス(聖なるかな) クヌート・ニューステット(1915-2014):不滅のバッハ ヤン・サンドストレム(1954-):山の風に寄せるヨイク(1998)(ユーハン・メーレクのヨイクによる)(*) ペア・ヌアゴー(1932-):喜べ神の御母を(#) /一輪のばらが咲いた(#) ヤーアン・イェアシル(1913-2004):私の大好きな谷(1957) (#) ニルス・リンドベリ(1933-):きみを夏の一日にくらべたらどうだろう(#) ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):海の惨事の頌歌(1997) (+) エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):第一の悲歌(1993) (#) フェリクス・ハイトマン指揮(無印) ステファン・パルクマン指揮(*/#/+) ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサートcho.(無印/*) 、 WDR 放送cho.(*/#/+) リヒャルト・ロギーヴァ(Br;*) ミン・インソン(S;+) アレクサンダー・シュミット(Br;+) | ||
録音:2019年10月21日-24日、2018年9月5日、9月3日-6日、2011年11月8日、2012年10月22日、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ホール、ケルン、ドイツ。スカンディナヴィアの文化はこれまでずっと、人々を魅了し、心をつかんできた。スカンディナヴィアの音楽には神秘的で「典型的に北欧」の響きがあることがしばしば言われ、とりわけ、民俗音楽と民謡と順応しながら発展してきた合唱音楽には、自然の中にいる人間の姿と心が深く刻まれている。季節の変化とともに変わる人々の日常生活を映し、生と死に対する基本的な問いを投げかける、これらの国々の合唱音楽。ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団とWDR放送cho. のアルバムでは、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの合唱レパートリーから15曲が歌われる。「スウェーデン賛美歌本」の一曲をヤン・ホーカン・オーベリが編曲した「天つみ国に」。グレゴリオ聖歌のアンティフォナに基づく、オーラ・ヤイロの「慈しみと愛のあるところ」。暗い冬が過ぎ、夏の訪れを告げるオーレーンの「夏の賛美歌」。モッテン・ヤンソンが、国際ベーレンライター合唱コンペティションに優勝した記念にドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団に献呈した「雫」と、スウェーデン王室の委嘱で作曲した「マリアIV」。ヤン・サンドストレムが「ヨイク」を素材に作曲した「山の風に寄せるヨイク」と、パリのノートルダム寺院で初演された「サンクトゥス」。バッハの4声のコラールを「即興」風に展開させたニューステットの「不滅のバッハ」。ペア・ヌアゴーが、中世デンマークのラテン語ミサのメロディを素材にして作曲した「喜べ神の御母」と、聖母マリアを讃える中世の旋律を「現代の音楽」に作った「一輪のばらが咲いた」。若かったころを懐かしむ、ヤーアン・イェアシルの「私が大好きだった谷」。ジャズピアニストで作曲家のニルス・リンドベリが、シェイクスピアの「ソネット18番」に作曲した「きみを夏の一日にくらべたらどうだろう」。フィンランドのマンテュヤルヴィが、1994年9月28日、フィンランド群島、ウト島沖のバルト海で起きた海難事故の犠牲者を追悼する「レクイエム」として作曲さした「海の惨事の頌歌」(レクイエム zum Untergang der Estonia)。ラウタヴァーラの「第一の悲歌」は、彼が若いころ興味をもっていたというリルケの詩に作曲された。「ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団(Jugendkonzertchor der Chorakademie Dortmund)」は、ヨーロッパ最大の「歌」の学校のひとつ、ドルトムント・コンサートホールの運営する「合唱アカデミー」のアンサンブル。監督を務めるフェリクス・ハイトマンFelix Heitmannが創設、年長クラスの男女、約40人が所属している。ケルンに本拠を置く「WDR放送cho. (WDR Rundfunkchor)」は、43人のアンサンブル。2014年から2020年にかけてスウェーデンのステファン・パルクマンStefan Parkman (1952-)が首席指揮者を務めた。西部ドイツ放送(WDR)のホールでのセッション録音を集成したアルバム。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 〔第10番 ハ長調 K.330 /第2番 ヘ長調 K.280 / 第8番 イ短調 K.310 /第16番 ハ長調 K.545 〕 |
ジャン・ミュラー(P| 使用楽器: Steinway D 573968 ) | |
録音:2017年1月、ルクセンブルク国立音楽学校。ルクセンブルク生まれのジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第3弾が登場した。ミュラーはヘンスラー・レーベルからリリースしたゴルトベルク変奏曲(HC-17059)では、高度な技術に裏付けされた圧倒的なテクニックを武器に変幻自在に各変奏、音色の変化をつけて演奏し好評価を得た。透き通るように美しいタッチで絶賛されるミュラーが満を持して臨んだモーツァルトのピアノ・ソナタ、大注目の全曲録音。なお、ミュラーは2016年7月よりルクセンブルク室内o. の芸術監督もつとめている。ジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第1集[第3番 変ロ長調 K.281、第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」、第12番 ヘ長調 K.332、16番 変ロ長調 K.570](HC-18068)、第2集[第1番 ハ長調 K.279、第4番 変ホ長調 K.282、第6番 ニ長調 K.284、第8番 ニ長調 K.311](HC-19074)。 | ||
サリエリ&ベートーヴェン・イン・ダイアログ サリエリ:「ハプスブルグ」序曲(1803) (*) /「ファルマクーザのチェーザレ」序曲(1800) / 「無言の神託」序曲(1802) (*) /「エルサレムの再建」終結部(1805) (*/#/+) ベートーヴェン:未完のオペラ「ヴェスタの火」導入部(1805) (#/t2) / 三重唱「おののけ、背徳者」 Op.116 (1802/03) (#) ティモ・ユーコ・ハーマン指揮ハイデルベルクso. ディアナ・トムシェ(S;#) ジョシュア・ホワイトナー(T;#) カイ・プレウスケ(B;#) トーマス・ヤーコプス(T;t2/+) トーマス・ドルン(T;+) マティアス・エシュリ、シュテファン・ミュラー=リュッペルト(B;+) | ||
録音:2020年3月、マルティン・ルター・ハウス、ドッセンハイム|(*):世界初録音。アントニオ・サリエリ(1750-1825)は2020年に生誕270周年を迎えた。サリエリといえば、映画「アマデウス」により、「モーツァルトの同時代の人」というイメージしかないといっても過言ではないが、オーストリア皇帝に仕える宮廷の楽長としてヨーロッパ楽壇の頂点に立った人物として活躍し、またベートーヴェン、リスト、シューベルトなどの名作曲家を教えたことでも知られる。近年クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリクが世界初録音した歌劇「タラール」(AP-208)でも話題の作曲家で、またヘンスラー・レーベルからはトーマス・ファイ指揮マンハイム・モーツァルトo. による「序曲、バレエ曲集」(98-506)と「序曲、舞台音楽集」(98-554)、ティモ・ユーコ・ハーマン指揮ハイデルベルクso. による「カンタータ集」(HC-19079)をリリースしている。当アルバムには世界初録音を含むオペラ、カンタータの序曲を中心としたサリエリとベートーヴェンの作品が収録されている。1795年3月、ベートーヴェンはサリエリのピアノ協奏曲を作曲家自身の指揮のもとソリストとしてウィーン・デビューを果たした。その後、ベートーヴェンは1797年から翌1798年にかけてヴァイオリン・ソナタ第1-3番 Op.12を作曲。この3曲のソナタは1799年に刊行され、サリエリに感謝の意を表し献呈。また、1799年にはサリエリの歌劇「ファルスタッフ」の二重唱「まったく同じだわ」の主題による10の変奏曲 WoO.73を作曲している。二人の偉大な作曲家が1800年初頭に作曲したオペラやカンタータからの作品を当アルバムはまさに二人が濃密な対話を楽しんでいた時代の作品が凝縮されていると言える。演奏はサリエリの研究者としても名高いハーマン率いる颯爽とした演奏がたまらないハイデルベルクso. 。当団といえばトーマス・ファイによるハイドンの交響曲録音でも知られており、ピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりが印象的。 | ||
HORTUS (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから(発売が古いものには廃盤があり、2021年1月現在、旧譜は新代理店からアナウンスされていないため入荷までにお時間がかかります)。 | ||
グレゴワール・ロラン:サクラメント グレゴリオ聖歌:洗者ヨハネの誕生/御聖体の祝日の奉納唱/十字架賛歌/ 主の御あわれみを/高位聖職者の教会訪問のための聖歌 グレゴワール・ロラン(Org) ピエール・タウドー指揮 エクサン=プロヴァンス大聖堂グレゴリオ聖歌隊 | ||
録音:2019年、サン・ソーヴール大聖堂、エクサン=プロヴァンス。2018年3月よりエクサン=プロヴァンスのサン・ソーヴール大聖堂のオルガニストを務めるグレゴワール・ロランが作曲家兼オルガニストとしてのファースト・アルバム「サクラメント」をリリースした。ロランは2020年にはウィーン大聖堂(オーストリア)の作曲コンクールで1位を獲得し現在、複数の新曲の委嘱している注目の音楽家。サクラメントとはキリスト教においての神の見えない恩寵を具体的に見える形で表現することを意味している。このアルバムではグレゴリオ聖歌とロラン作曲のオルガン曲「サクラメント」を交互に演奏することで、過去から現在へと脈々と受け継がれるキリストの音楽を表現している。エクサン=プロヴァンス大聖堂の神秘に迫るオルガニスト、グレゴワール・ロラン渾身の録音。サン・ソーヴール大聖堂に据え付けられた銘器デュクロケ製作のオルガンが大聖堂に響き渡る。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第1番 ヘ短調 Op.2 No.1 /第13番 変ホ長調 Op.27 No.1 / 第3番 ハ長調 Op.2 No.3 〕 |
シモン・ザウイ(P| 使用楽器:ゲバウアー、1850年頃製作) | |
録音:2019年、フランス。当録音では1850年頃に製作されたゲバウアーのピアノを用いて演奏。ウィーン風のメカニズムを持ち、ハンマーはフェルトの薄い皮で覆っているのが特徴。その響きはドイツとウィーンのロマン派を携えており、低音域から中音域はまるでビロードのような多彩な音色をもち、高音域はクリスタルな音が魅力と言える。 | ||
イギリス、フランスの作曲家による 2つのヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)のための作品集 マシュー・ロック:幻想曲―サラバンド / トバイアス・ヒューム:ガンバの魂/音楽の受難 トマス・モーリー:2声のカンツォネッタ / マイケル・イースト:そしてあなたのように私も/ホールド・ライト クリストファー・シンプソン:2つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのディヴィジョンズ ルイ・クープラン:ヴィオールのためのファンタジー サント=コロンブ氏:2つのヴィオールのための合奏曲集〜第42番「ダラン」/コンセール第3番「優しさ」 マラン・マレ:田園の合奏 / ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:ヴィオールの小品集第4巻 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:ソナタ第1番 ホ短調 Op.10 / マレ:夢 オリヴィエ・グラドフォーファー、エリナー・ルイス=クロエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) | ||
録音:2019年、フランス。ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)は、16世紀末から18世紀にかけてイギリスとフランスで人気を博した。表現力の優れた楽器として聴き手を感動させる。当アルバムはモーリー、ヒューム、イースト、ロック、シンプソン、クープラン、サント=コロンブ、マレ、ボワモルティエ、ケ=デルヴロワの作品をアンソロジーとして収録し、黄金時代を想起させる充実の演奏を聴かせる。 | ||
J.S.バッハのコラールの芸術 いと高きところにいる神にのみ栄光あれ BWV.711 /いざ来ませ、異邦人の救世主よ BWV.599 / 汝にこそわが喜びあり BWV.615 /キリスト、汝神の小羊 BWV.656a /キリストは死の絆につきたまえり BWV.625 / 来ませ、造り主なる聖霊の神よ BWV.667 /われらみな唯一の神を信ず BWV.680 / 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ BWV.734 /主を頌めまつれ BWV.650 /装いせよ、わが魂よ BWV.654 / 目覚めよ、と呼ばわる物見らの声 BWV.645 /主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる BWV.639 / われ汝に別れを告げん BWV.736 /いと高きところの神にのみ栄光あれ BWV.664 ダニエル・メイラン(Org)指揮ラ・カメラータ・バロックcho. | ||
録音〔使用楽器〕:2013年、イエスズ教会、ポラントリュイ市、スイス〔ユルゲン・アーレント製作〕。バッハのオルガン・コラールの中でも最も美しく有名な作品ばかりを集めた当アルバムでは、オルガンとともに声楽も加わって演奏されており実に感動的な内容となっている。オルガンは現代屈指のオルガン・ビルダー、ユルゲン・アーレントがスイス・ポラントリュイ市のイエスズ教会に建造したバロック・オルガン。その澄み切った美しい響きが特徴。 | ||
IDIS (伊) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | ||
フランス・ブリュッヘン初期録音集 Vol.1 サンマルティーニ:リコーダー協奏曲 ヘ長調(*) ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443 (#) テレマン:6つのリコーダー・ソナタ(+)〔 TWV.41: F2, B3, C5, f1, d4, C2 〕 フランス・ブリュッヘン(リコーダー) アンドレ・リュウ指揮アムステルダム室内o.(*/#) アンナー・ビルスマ(Vc;+) グスタフ・レオンハルト(Cemb;+) | ||
録音:1962年(*)、1963年(#/+)、すべてセッション。リコーダーという楽器がまともに聴かれたことのない時代フランス・ブリュッヘンは自らの凄まじい演奏でもってこの楽器の素晴らしさを世に知らしめた。バロック時代にはこんな音があったのか、と当時の人々に衝撃を与えた初期録音集。(*/#)で指揮を担うアンドレ・リュウ(1917-1992)は、ウィンナ・ワルツの弾き振り等で知られる同名のヴァイオリニスト(1949-)の実父。 | ||
ナルシソ・イエペス録音集 Vol.4 J.S.バッハ:シャコンヌ ニ短調 BWV.1004 (*) ハイドン:ギター五重奏曲 ニ長調(原曲:弦楽四重奏曲第8番)(#) / マヌエル・パラウ:東方の協奏曲(+) ナルシソ・イエペス(G) マドリッド古典四重奏団(#) オドン・アロンソ指揮スペイン国立o.(+) | ||
録音:1959年(*/+)、1960年(#)、すべてセッション。ギターの巨匠イエペスの録音集。壮大なソロの「シャコンヌ」に爽やかな室内楽、色彩的な協奏曲と3種の編成でイエペスの至芸を楽しめる。 | ||
ジョン・ウィリアムズ録音集 Vol.3 フェデリコ・モレノ・トロバ:ソナティナ/ノクチュルノ/カスティリャ組曲 マヌエル・ポンセ:ワルツ/主題、変奏とフィナーレ/ 12の前奏曲 / 14の民謡集(#) ジョン・ウィリアムズ(G) ウィルフレッド・ブラウン(T;#) | ||
録音:1961年、セッション。モレノ・トローバとポンセでは技巧の冴えが見事。後半の民謡は歌の伴奏でギターが使われ、味わい深い響きをつくる。 | ||
フランス・ブリュッヘン初期録音集 Vol.2 テレマン:リコーダーとFl−trのための協奏曲 ホ短調(*) J.S.バッハ:カンタータ第106番〜ソナティナ(#) /カンタータ第182番〜ソナタ・コンチェルト(+) ヘンデル:6つのリコーダー・ソナタ(**) 〔イ短調 Op.1 No.4 /ハ長調 Op.1 No.7 /変ロ長調/ト短調 Op.1 No.2 /ニ短調/ヘ長調 Op.1 No.11 〕 フランス・ブリュッヘン(リコーダー) フランス・フェスター(Fl−tr;*) アンドレ・リュウ指揮アムステルダム室内o.(*) ジャネット・ファン・ウィンゲルデン(リコーダー;#) ハインリヒ・ハーフェルラント、 ヴェロニカ・ハンペ(ヴィオール;#) グスタフ・レオンハルト(Org;#/+) マリー・レオンハルト(Vn;+) レオンハルト・コンソート(+) アンナー・ビルスマ(Vc;**) グスタフ・レオンハルト(Cemb;**) | ||
録音:1962年(*/**)、1963年(#/+)、全てセッション。フランス・ブリュッヘン初期録音集第2弾。レオンハルト夫妻やビルスマと共に古楽の世界を果敢に切り拓いたブリュッヘンの見事すぎる演奏に圧倒される1枚。何年たっても色褪せない名演。 | ||
セゴビア・プレイズ・ソル モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9 /グランド・ソナタ Op.25 より〔 Allegro non troppo / Minuetto 〕/ グランド・ソナタ Op.22 〜 Minuetto /アンダンティーノ Op.2 No.3 /メヌエット ニ長調 Op.11 No.5 / グラン・ソロ Op.14 より〔 Introduction /アレグロ〕/メヌエット〔ホ長調 Op.15a /イ長調 Op.11 No.6 〕/ 練習曲〔イ長調 Op.6 No.12 /ト長調 Op.29 No.11 /ロ短調 Op.35 No.22 /イ長調 Op.6 No.6 〕/ メヌエット〔ハ短調 Op.24 No.1 /ハ長調 Op.5 No.3 〕/ 練習曲〔ハ長調 Op.6 No.8 /イ長調 Op.6 No.2 /ニ長調 Op.35 No.17 /イ短調 Op.31 No.20 /イ長調 Op.31 No.19 / ニ短調 Op.35 No.16 /ホ短調 Op.6 No.11 /変ロ長調 Op.29 No.13 /ハ長調 Op.29 No.17 〕 アンドレス・セゴビア(G) | ||
録音:1952年-1958年、セッション。ギター音楽の発展になくてはならないソルとセゴビア。この曲を、こう弾ける演奏家がいたからこそ、ギター音楽が進化したのだとうなずける名演。 | ||
アントルモン・プレイズ・ショパン バラード(*) 〔第1番 ト短調 Op.23 /第2番 ヘ長調 Op.38 /第3番 変イ長調 Op.47 /第4番 ヘ短調 Op.52 〕/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 /ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄ポロネーズ」 Op.53 / 即興曲第3番 変ト長調 Op.51 /夜想曲 ヘ長調 Op.15 No.1 / ワルツ 変イ長調 Op.42 「大円舞曲」/マズルカ 嬰ハ短調 Op.50 No.3 フィリップ・アントルモン(P) | ||
録音:1955年(無印)、1959年(*)。1934年生まれのアントルモン、20代のショパン録音。絶妙にテンポを揺らしながらも打鍵は素晴らしく精確、トリルのはまり具合もぴったり。豪快な和音も脱力系旋律も、いとも簡単にこなす凄まじい技巧と音楽性が聴いてとれる。4曲のバラードや英雄ポロネーズはとんでもない聴き応え。2019年デジタル・リマスターで音質も充分! | ||
セレドニオ&セリン・ロメロ〜スタジオ録音集 ホアキン・マラツ:セレナータ・エスパニョーラ / タレガ:マズルカ / ソル:メヌエット ニ長調 アルベニス:アストゥーリアス / セレドニオ・ロメロ:幻想曲/サパテアード・クラシコ サンス:パヴァーナ/スペイン舞曲 / ヴィゼー:サラバンド/ブーレ / アルベニス:入り江のざわめき(*) ソル:メヌエット ハ長調(*) /グランド・ソナタ〜メヌエット(*) /練習曲 ロ短調(*) / タレガ:ラグリマ パヴァーナ(*) / リョベート:聖母の御子(*) /アメリアの遺言(*) ド・ヴィゼー:前奏曲 ニ短調(#) /メヌエット(#) 〔第1番 ニ短調/第2番 ニ短調〕/ガヴォット ニ短調(#) J.S.バッハ:メヌエット(#) /ブーレ(#) /ガヴォット(#) / ラモー:ロンド風ガヴォット(#) セレドニオ・ロメロ(G;無印/#) セリン・ロメロ(G;*) | ||
録音:1960年(#以外)、1962年(#)、すべてセッション。ロメロ四重奏団の創設者として知られるセレドニオ・ロメロ(1913-1996)と、同四重奏団員である息子セリン・ロメロ(1936-)のソロ録音集。 | ||
カラヤン・スペクタキュラー Vol.6 ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84 (*) /「コリオラン」序曲 Op.62 (*) ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲(#) /「タンホイザー」序曲/ 「ローエングリン」第1幕への前奏曲(#) /「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニアo.(*)、 BPO (*以外) | ||
録音:1953年(*)、1957年(無印)、以上モノラル/1960年、ステレオ(#)、すべてセッション。フィルハーモニアとBPOを振った若きカラヤンの壮絶演奏!覇気にあふれた炎のようなトゥッティと抜群のコントロールで磨かれた宝石のようなメロディ。大得意のベートーヴェンとワーグナー、すでに完璧に曲を自分のものとしているカラヤンの見事な指揮ぶりが堪能出来る。2020年最新デジタル・リマスターがなされており、53年録音のベートーヴェンもストレートに胸に迫りくる驚きの音質!ワーグナーは(#)がステレオ音源で、さらに眼の醒めるような音質。素晴らしきカラヤン・サウンドここに極まれり! | ||
フランス・ブリュッヘン〜デビュー・レコーディング 1962 + ハンス=マルティン・リンデ 1960/62 テレマン:カノン風ソナタ ニ短調/リコーダー・ソナタ ホ短調 ウィレム・デ・フェッシュ:リコーダー・ソナタ ト長調 ジャン=バティスト・ルイエ:リコーダー・ソナタ ヘ短調 / ヴェラチーニ:リコーダー・ソナタ ト長調 ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443 (*) クヴァンツ:リコーダー、Fl−trと通奏低音のためのソナタ ハ長調(#) フランス・ブリュッヘン(リコーダー;無印) ヤニー・ファン・ウェリング(Cemb;無印) ハンス=マルティン・リンデ(リコーダー;*/Fl−tr;#) ヴォルフガング・ホフマン指揮エミール・ザイラー室内o.(*) グスタフ・シェック(リコーダー;#) ヨハネス・コッホ(ヴィオラ・ダ・ガンバ;#) エドゥアルド・ミュラー(Cemb;#) | ||
録音:1960年(#)、1962年(無印/*) 、すべてセッション。今でこそピリオド楽器としてのリコーダーは当たり前になっているがフランス・ブリュッヘンの力なくしてこの楽器が市民権を得ることはなかっただろう。古楽復興の最前線で活躍したフランス・ブリュッヘン、これがデビュー・レコーディング。リンデのソロ録音をカップリングしており、こちらも今となっては貴重! | ||
KLARTHE (仏) 特記以外 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)Klarthe はクラリネット奏者のジュリアン・シャボとホルン奏者のピエール・レモンディエルが2014年に創設、イヴリーヌ県(パリの西)にあるヴェルヌイエにおいて、レーベル、マネジメント、そして出版の各事業を総合的に行っている。 #当店でご案内していないアイテムも、廃盤等でなければお取り寄せ可能ですので、お問い合わせください。旧譜はこちらから。 | ||
…光は古風に流れ…〜ドビュッシー: シランクス(レンスキー編曲)/美しき夕べ/巷に雨の降るごとく/ビリティス(6つの古代碑銘)/ そぞろなる悩める心/グリーン/ヴァイオリン・ソナタ/星月夜/木々の影は/牧神の午後への前奏曲 ジョナータ・ズガンバロ(Fl/編曲) フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(P) | ||
録音:2016年9月12日-13日、サン・ジャングー・ル・ナシオナル、ブルゴーニュ。ジョナータ・ズガンバロはロト率いるレ・シエクルの首席フルート奏者を務める俊英。アントニオ・カラーロやジャン=ミシェル・ダマーズに師事し、演奏のみならず編曲の才も示している。ドビュッシーのフルート曲は「シランクス」しかないが、ここでは美しい歌曲を編曲。さらにフルートが活躍する「牧神の午後への前奏曲」もフルートとピアノで演奏。意外なのがヴァイオリン・ソナタ。フルートで奏されると落着いた典雅さに満ち、聴き惚れてしまう。 | ||
熱狂のバロック ヴィヴァルディ:「お願いだ、もうやめてくれ」 RV.684 〜ああ、いつもどんなに不幸か/ 「ファルナーチェ」 RV.711 〜全身の血管が凍りついたように/ 「狂乱を装ったオルランド」 RV.728〜この深き闇の世界で ヘンデル:「ジュリオ・チェーザレ」〜この胸に息のある限り モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」〜ただあなたを見つめ フレスコバルディ:アリア集第1巻〜そよ風吹けば / ヴィヴァルディ:「ユスティヌス」〜胸で感じる涙の雨 ヘンデル:「セルセ」〜いいえ、彼女は私のもの パーセル:「メアリー女王の誕生日の頌歌」〜ラッパを吹き鳴らせ ヘンデル:「エジプト王トロメーオ」〜静かなる祈り パーセル:「メアリー女王の誕生日の頌歌」〜リュートをつま弾け / ヘンデル:「ラダミスト」〜かかって来い マテュー・サラマ(CT) ジャンヌ・パリ(Ms) ベンジャミン・ロチャー(CT) ステファノ・イントリエリ指揮ラ・レジュイサンス | ||
録音:2020年2月、ボン・スクール教会。マテュー・サラマは1980年生まれのフランスのカウンターテナー。なんと30歳を過ぎるまでポップス歌手として活動していたが、ヴェネツィアでクラシックに開眼し、ニコール・ファリエンに師事してカウンターテナー歌手の修業を積んだ。現在ではさまざまな古楽団体やバロック・オペラにひっぱりだこの人気者となった。このアルバムでは喜び、憂鬱、情熱、苦悩、狂乱を表すアリアと二重唱から成り、それぞれがこのバロック音楽への旅を織り成している。名チェンバロ奏者ステファノ・イントリエリ率いる古楽団体ラ・レジュイサンスがフレッシュに支えている。 | ||
ベートーヴェン、あなたが私たちを聞くことができれば〜 ベートーヴェン主題/ロビン・メルシオール再構築: 前奏曲/学習/間奏曲1/近寄りがたい情熱/間奏曲2/反感/間奏曲3/英雄の死/和解 ニコラ・シモン指揮ポケットso. | ||
録音:2020年8月9日-12日、スタジオ・セクスタン、マラコフ。ベートーヴェン・イヤー一番の抱腹絶倒CDが登場する。作曲家ロビン・メルヒオールがベートーヴェンの9篇の交響曲の有名なメロディを中心に、「月光」ソナタなど有名曲もさしはさみつつ再構築した9つの楽曲。それをヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、バスクラリネット、バリトン・サクソフォン各1にアコーディオン、ハープ、打楽器による「ポケットso. 」が演じる娯楽アルバム。コンセプトはベートーヴェンの生涯をムソルグスキーの「展覧会の絵」のスタイルで見て回るもので、深い知識に裏付けされた多くの仕掛けはベートーヴェン好きをニンマリさせる。アルバム・タイトルは聴覚障害に苦しんだベートーヴェンが聴いたらば、さぞや喜んでくれたであろうという自信にあふれている。意外なのはアコーディオンが違和感なく活躍すること。「田園」の冒頭を奏しているのは仰天されられるが、カラフルな色彩と教条的でない世界は大人から子供まで楽しめる。コロナ禍中の2020年8月にフランスで録音されたが、全員が楽しんで演奏しているのが伝わって来る。 | ||
ショーソンと文学〜ショーソン: 終りなき歌 Op.37 /劇付随音楽「テンペスト」 Op.18(全5曲|根本雄伯 復元)/ ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲 Op.21 エレオノール・パンクラジ(Ms) ルイーズ・パンジュ(S) パブロ・シャツマン(Vn) ジャン=ミシェル・ダイエ(P/チェレスタ) 根本雄伯指揮ムジカ・ニジェラ | ||
録音:2019年5月23日-26日、シャルトレーズ・ド・ヌーヴィル=ス=モントルイユ、パ=ド=カレー、24日のみライヴ。ショーソンは1888年にシェイクスピアの「テンペスト」のために付随音楽を作った。もとは独唱を含むオーケストラ曲だったが、ショーソン自身がそこから5曲を独唱、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープ、チェレスタのために編曲したとされる。ムジカ・ニジェラの指揮者、根本雄伯は楽譜を捜したものの発見できず、オーケストラ・スコアとショーソン自身によるピアノ・リダクションに基づいて復元を試みた。これが驚きの世界。チェレスタとハープが織りなす夢幻的な音響とフランス語の美しい歌唱で非現実的な世界へ誘ってくれる。ムジカ・ニジェラはパ=ド=カレーの音楽家たちで2019年に結成された新しいアンサンブル。ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊の首席ホルン奏者・根本雄伯が音楽監督を務め、急速に知名度をあげている。フランスならではのオシャレな音色が魅力。 | ||
ジョアン・ファルジョ(1975-): 幼年時代1[カロル・ベッファ(P)]/俳句1[カリーヌ・デエ(Ms) デイヴィッド・ビスムート(P)]/ モリーの歌[ヒューズ・ボルサレッロ(Vn) アルノー・トレット(Va) アントワーヌ・ピエルロ(Vc) ジェローム・デュクロ(P)]/ 天にまするわれらの父よ/俳句3(*)[パコ・ガルシア、マルティン・カンデラ(T) イーゴル・ブワン、 オリヴィエ・グルディ(Br) ジョアン・ファルジョ(P;*)指揮(*) ]/ ニューヨーク・シティ[ジョアン・ファルジョ指揮アンサンブル・サクソ・ヴォーチェ]/ カルメン・ドスカル[ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(Vn)]/ 人生の道の半ばで[アメリー・レゾン(S) アンブロワジーヌ・ブレ(Ms) マチルド・ボルサレロ=エルマン、 ブルーエン・ル・メートル(Vn) アルノー・トレット(Va)、アントワーヌ・ピエルロ(Vc)]/ 俳句2[アンブロワジーヌ・ブレ(Ms) アルノー・トレット(Va)]/摩天楼[ピエール・ジェニソン(Cl)]/ 幼年時代2[ラファエル・アンベール(Sax) ギヨーム・コルニュ(P)]/ シー・シャンティーズ[アンサンブル・コントラスト]/さよならの夜[アルノー・トレット(Va)] | ||
ジョアン・ファルジョはフランスの作曲家。ピアニストとしてコンサートやCDも多く、パリのジャズ・クラブのディレクターも務める多才さを見せている。このアルバムは彼の作品だけを集めたもので、クラシックの枠にとらわれないオシャレな世界を楽しめる。 | ||
シラス・バッサ:自作自演集 ワンダー/ゴーイング・ウイズ・ザ・グロウ/暴走するカーチャ/母の愛/コール/ 私自身への手紙/マグマ/信頼/猫と金魚/ローザ・ボヌール シラス・バッサ(P) | ||
録音:2019年11月、ムードン|#解説等ブックレットが付いていない。シラス・バッサはアルゼンチン出身、ゲルバーに師事したコンポザー・ピアニスト。彼のピアノ曲はニューエイジ風のオシャレなもので、BGMとしても最適。ここに収められた10篇もかっこいいの一言に尽きる曲ばかり。 | ||
鏡 ラロ:ピアノ三重奏曲第1番 Op.7 (*) ガブリエル・フィリポ:鏡 ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ Op.36 デザンクロ:古典様式による小組曲 |
ジャン・ ドーフレンヌ(サクソルン) マティルド・ヌエン(P) アレクサンドル・ コラール(Hr;*) | |
サクソルンはサクソソンと同じアドルフ・サックスが1845年に考案した金管楽器。チューバと似ているが、ソプラニーノからバスまで7種あり、ブラス・バンドでは重要な役割を演じている。ジャン・ドーフレンヌはノルマンディ出身。パリ音楽院でフィリップ・フリッチュ、ジャン=リュック・プティプレに師事。新楽器の開発や即興演奏など、サクソルン界を担う若手。室内楽に熱心で、弦楽器のために書かれたものをサクソルンで見事に演奏。抜群のテクニックに加え、歌心にも満ちている。 | ||
フランク・ヴィラール(1966-): モテット「キリストはおのれを低くして」(合唱版)(2011) /幻想曲風に(2007) / 聖木曜日のためのテネブレ(2007) /エクス・アブルプト(2014) / モテット「キリストはおのれを低くして」(合唱とオルガン版)(2011) オリヴェエ・オプデビーク指揮コーリ・スペッツァーティ ドニ・コムテ(Org) | ||
録音:2018年-2020年、聖フランソワ・グザヴィエ教会、パリ。フランク・ヴィラールはフランスの作曲家。オペラ指揮者としても活躍している。彼の宗教作品はトマス・ルイス・デ・ビクトリアの伝統をプーランクの精神で蘇らせた美しいもので、グレゴリオ聖歌の引用も見られる。 | ||
女優による芝居形式〜シューベルト:「冬の旅」より(13曲) 〔おやすみ/かじかみ/菩提樹/あふれる涙/川の上で/憩い/春の夢/ 霜おく頭/からす/最後の希望/道しるべ/宿屋/辻音楽師〕 ノエミ・ウェイズフェルド(Vo) ギヨーム・ド・シャシー(P) | ||
録音:2019年9月、ラ・ビュイソンヌ・スタジオ、ペルヌ=レ=フォンテーヌ。ノエミ・ウェイズフェルドはフランスの女優でシンガー。クレズマー、タンゴ、ファドやロシア民謡で人気がある。そのウェイズフェルドがシューベルトの名作「冬の旅」に挑戦。ジャズ・ピアニストのギヨーム・ド・シャシーが共演し、全体を芝居形式で演じている。もちろんクラシック歌唱ではなく、ある時はささやくよう、ある時は声を張るなど、この名作の先入観を覆す新鮮さに満ちている。 | ||
両性具有〜シューマン: 暁の歌 Op.133 /クライスレリアーナ Op.16 /「ミルテの花」〜献呈(リスト編曲) ロラン・バルトの「自明の意味と鈍い意味」より(朗読)〔速く/シューマンへの愛/ロマンティックな歌〕 ロリアンヌ・コルネイユ(P|使用楽器: Yamaha CFX /朗読) | ||
録音:2019年2月26日-28日、ラ・セーヌ・ミュジカル。ロリアンヌ・コルネイユはブリュッセル音楽院でエフゲニー・モギレフスキーに師事したピアニスト。ピアニストのみならず、文筆家、音楽学者としてCDライナーの執筆も行なっている。このアルバムはシューマンの存在を問う内容で、晩年、精神錯乱する直前の奇妙な作品「暁の歌」と若き日の狂気に満ちた「クライスレリアーナ」、婚礼の前日に新妻に捧げた「献呈」をリストが編曲したものまで意味深なプログラムが続く。最後にロラン・バルトの「自明の意味と鈍い意味」から3章をコルネイユがフランス語で朗読。女優としての才能も示している。 | ||
シューマン一族による楽興の時 カミッロ・シューマン:チェロ・ソナタ第1番 Op.59 ローベルト・シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102 ゲオルク・シューマン:チェロ・ソナタ Op.19 |
シリエル・ゴラン(Vc) アントワーヌ・ムルラ(P) | |
録音:2019年1月2日-4日、聖マルセル寺院、パリ。シューマン姓の3作曲家によるチェロ作品集。ゲオルク・シューマン(1866-1952)は名教師として多くの門下を育て、日本の諸井三郎、信時潔、近衛秀麿も彼に師事している。ゲオルクとカミッロは兄弟だが、ふたりとも大ロベルトとは血縁関係がない。 | ||
ブリュノ・デコル(1949-): アドネイス、または大気と夢想 Op.47 (*) /コリンナへ II Op.18 No.2 / 太陽への讃歌 Op.46 (#) /すべての黄色は色褪せる(アポリネール詩) Op.48bis (*) ベーラSQ ローラ・ホルム(S;*) ジュリー・ブルネ=ジェリー(Fl;#) | ||
ブリュノ・デコルはパリ音楽院でメシアン、ブクシュリエフに師事した作曲家。収録曲は2014年から16年までラ・プレ修道院滞在中に作ったもので、弦楽四重奏を中心に歌やフルートの不思議な世界が広がる。 | ||
ブルターニュ ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ長調 / ジャン・クラ:ピアノ三重奏曲 ブノワ・メニュ:碑銘 / ロパルツ/メニュ編曲:海 アンサンブル・ギュスターヴ [スリマン・アルトマイヤー(Vn) マイユール・ジラール(Va) トリスタン・コルニュ(Vc) アントワーヌ・ド・グロレ(P)] | ||
録音:2018年9月10日-13日、カーン講堂。フランス北西部ブルターニュ地方はケルト文化圏で、フランスの他の地方とはひと味異なる伝承芸術で知られている。音楽も独特で、この地出身のロパルツ、クラらが民俗音楽を源泉とする作品を残している。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノの4名によるアンサンブル・ギュスターヴがロパルツ、クラに加え、1977年生まれのブノワ・メニュの作も含め、ブルターニュ精神あふれる音楽を聴かせてくれる。 | ||
LSO LIVE (英) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)#2021年2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲 〔第9番 変ホ長調 Op.70 (*) /第10番 ホ短調 Op.93 〕 |
ジャナンドレア・ノセダ指揮 LSO | |
録音:2018年6月24日(無印)、2020年1月30日(*)、2月9日(*)、バービカン・ホール、ロンドン、ライヴ。LSOと、2016/17年シーズンから首席客演指揮者を務めているジャナンドレア・ノセダは、継続的にショスタコーヴィチの交響曲を取り上げてきた。このうち、2016年9月の第5番、2018年4月の第8番、11月の第4番、2019年3月の第1番までの録音がLSO Liveレーベルでリリースされている。今回は2018年6月の第9番と現在のロックダウン前の2020年1月-2月に収録された第9番を含んだ第4弾リリース。ノセダは、1997年から10年間、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場でヴァレリー・ゲルギエフのもと、首席客演指揮者を務め、その時にショスタコーヴィチの生まれ育ったこの町で、毎年3ヶ月間を過ごした。ノセダがロシア音楽、特にショスタコーヴィチに強い思い入れを持つようになったのは、このときの経験がきっかけとなっている。交響曲第9番は、第二次世界大戦の勝利を祝うために手掛けられた作品で、終戦の前年1944年の暮れから書きはじめられ、1945年11月3日、ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo. で初演された。ベートーヴェンの「第9」をモデルとした祝祭的な大規模な作品を政府からも期待されていたが、軽妙で人を小馬鹿にしたような異なる作品を完成させ、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなった。このような経緯があったためか、初演者ムラヴィンスキーは、その後演奏しなかったため録音が残っていない。ノセダの録音は、ショスタコーヴィチの屈折した思いをメリハリの利いた表現で聴かせてくれる。交響曲第10番は、スターリンが死去した1953年に書かれた作品で、「スターリン政権の雪解け」を象徴すると言われている。ノセダは、ショスタコーヴィチの厳しく深淵な世界を覗くような説得力のある指揮をみせている。 | ||
MD+G (独) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)〔SACDも同一価格〕前・代理店の品番表記は「 3桁(アーティストや団体の固有番号) + ハイフン + 3桁(企画?順) + 1桁(CDは「2」、SACDは「6」など)=7桁数字のみ|例:906-21376 」というものだったが、「 MDG + ハイフン + 7桁数字|例:MDG-90621376 」表記となり、当店では下5桁順に並べます。旧譜はこちらから(当分の間、入荷までにお時間がかかり、廃盤の物があるかもしれません)。 | ||
コミタス&バルトーク:民謡集 バルトーク:チーク県の3つの民謡(1907) /15のハンガリー農民の歌(1914/18) / ルーマニア民俗舞曲(1915) /ルーマニアのクリスマス・キャロル(1918) コミタス:7つの踊り(1916) /7つの歌(1911) /子供のための12の小品集(1910) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
バルトークとコミタスが民謡をもとに書いたピアノ作品集。アルメニアの作曲家コミタス・ヴァルダペット(1869-1935)はアルメニアの古謡を採集してバルトークにも似た功績を残し、近年再評価されている。ここに収録されている「7つの踊り」の中にはアルメニアの民族楽器ドゥドゥクを思わせるようなフレーズも出てきて、エキゾチシズムを感じさせる。バルトークとコミタスは、民族に根ざした音楽を探求した功績は多大なる物。またバルトークの初期作品「チーク県の3つの民謡」やあまり演奏されることのない「ルーマニアのクリスマス・キャロル」などシュライエルマッハーの選曲も絶妙。 | ||
オルゲルプンクト〜ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガン メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ第1番 ホ短調 Op.35 No.1 マルコ・エンリコ・ボッシ:主題と変奏 Op.115 (*) / リスト:コンソレーション J.S.バッハ:幻想曲とフーガ BWV.542 (#) / ジャン・アラン:幻想曲第2番(#) デュリュフレ:シシリエンヌ/トッカータ(組曲 Op.5より) ジョゼフ・ジョンゲン:マイのうた Op.53 No.1 (+) /スケルツェット Op.108 No.1 (+) ルイ・ヴィエルヌ:交響曲第6番 Op.59 〜終楽章 (+) ステファン・ロイトホルト(Org;無印) フェリックス・メンデ(Org;*) リー・スッター(Org;#) ダーヴィト・ショルマイヤー(Org;+) | ||
録音〔使用楽器〕:ブレーメン大聖堂〔ヴィルヘルム・ザウアー製〕。1928年にブレーメンの大聖堂のオルガンが完成した時、その響きを聴いた聴衆や評論家からは大絶賛されたという。ドイツの名オルガン製作者ヴィルヘルム・ザウアーによって作られた。そしてこのオルガンは戦火を逃れ、数年前に修復され新たに甦った。本盤は、4人のオルガニストによって録音されており、圧倒的な音響と存在感を放つオルガンで個性光る演奏を聴かせてくれる。 | ||
チェロ&ピアノ版〜ブラームス/ アルフレッド・ピアッティ編曲:ハンガリー舞曲集 |
グィド・シーフェン(Vc) マルクス・クロイル(P) | |
当版の全21曲は世界初録音。ブラームスがハンガリーに旅して収集したジプシーや農民の音楽をもとに作曲したハンガリー舞曲集は、ブラームスの作品の中でもよく知られた名曲。それを19世紀イタリアの名チェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティ(1822-1901)がチェロとピアノ版に編曲している。これまでにも部分的には録音されていたが、全21曲をグィド・シーフェンが初録音した。ピアッティは、ヨーゼフ・ヨアヒムと同じく、度々クララ・シューマンと室内楽を演奏していたメンバーであり、ブラームスとも親交があった。ピアッティの編曲は、オリジナルのピアノ4手の華やかさに加え、チェロの美しい音色や響きも楽しめるように作られている。チェロのグィド・シーフェンとピアノのマルクス・クロイルの演奏は、茶目っ気の中にも優雅さが感じらえる第3番、リズミカルな第10番、哀愁と陽気さが共存する第4番、と誇張のない表現で聴かせてくれる。 | ||
バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ Vol.8 〜 ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒ(1687-1764):世俗カンタータ集 〔ミューズの子供たち PL-GD Ms.Joh.37 FreisWV E28 (1749年1月9日、教授就任記念のための/ソロ、合唱、オケ)/ 喜びの船が急いで東方からやってくる PL-GD Ms.Joh.11 FreisWV E33(コーヒーカンタータ/バス・ソロ、オケ)/ グダンスクで歓喜の合唱を PL-GD Ms.Joh.15 FreisWV E20 (1754年2月27日、ドイツ騎士団からの解放を祝って/ソロ、合唱、オケ)〕 アンドレイ・シャデイコ指揮ゴルトベルク・バロック・アンサンブル、 ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル | ||
独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第8弾は、ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒ(1687-1764)の世俗カンタータ集。ポーランドの湾岸都市で古い歴史を誇る街グダンスクは、14世紀にバルト海周辺で隆盛を誇ったハンザ同盟に加盟し、交易の中心地として栄え、16世紀にはポーランド王国の直接の庇護を得て、黄金期を迎える。そのグダンスクの美しい教会聖母マリア教会では、当時頻繁にオルガン演奏が行われ、カペルマイスターはそのために作品を次々と生み出す必要があった。ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒは、J.S.バッハより2歳年下で、すでに次世代の音楽を感じさせる作風。ヨーロッパの中心部から離れているものの、グダンスクの中産階級の人々に向けた華麗な音楽で、凛々しくも、繊細な技法で書かれている。豊富なバルト音楽の遺産を発見できると魅力的なアルバム。 | ||
LE PALAIS DES DEGUSTATEURS (仏) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)国内&当店未案内旧譜。フランスのパレ・デ・デギュスタトゥール音楽祭傘下のレーベル。「パレ・デ・デギュスタトゥール」は「ワイン鑑定人たちの館」という意味。香り立つような美演をご堪能頂ける。旧譜はこちらから。 | ||
ブラームス: クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114(ヴィオラ版)(*) / ヴィオラ・ソナタ〔第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 /第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 〕 エットーレ・コーザ(Va) ボリス・ベルマン(P) クライヴ・グリーンスミス(Vc;*) | ||
録音:2018年1月12日-15日、ゴワイヨット、ヴォーヌ=ロマネ。近年ブラームスの作品を集中的に録音しているピアニスト、ボリス・ベルマンが2つのソナタ Op.120と三重奏曲 Op.114を録音した。ボリス・ベルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けている。このアルバムに収録されたブラームスの3つの作品はクラリネット奏者のリヒャルト・ミュールフェルド(1856-1907)とブラームスの友情がなければ、おそらく作曲されなかった作品と言える。しかしブラームスは各スコアにヴィオラに置き換えることができることを明確に示している。ヴィオラを演奏するのは数々の編曲録音でも有名なエットーレ・コーザ。コーザはベルマンとともにシューマン&ブラームスのアルバム(50-1511)をリリースするなど長年共演している。またチェロは東京クァルテットの最後のチェリストを務めたクライヴ・グリーンスミスが演奏している。名手が雄弁に語るブラームスの後期作品をご堪能頂きたい。 | ||
PAN CLASSICS (瑞) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)#2021年2月中旬以降発売予定。 | ||
フィリップ・ヴェルドロ(c.1480-c.1530):4声のマドリガル集 Se l 'ardor foss ' equale / Se mai provasti donna / Gloriar mi poss'io donne / Igno soave / Io son tal volta(器楽演奏)/ Divini occhi sereni / Trist ' Amarilli mia / Ognor per voi sospiro / Madonna, qual certezza / Madonna, per voi ardo / Se dimostrarvi a pieno(器楽演奏)/ Si lieta e grata morte / Deh, perche si veloce / Con suave parlar con dolce accento / Quando Amor i belli occhi a terra inchina / Passer mai solitario in alcun tetto / Non vi fidate o simplicetti amanti / Ben che 'l misero cor(器楽演奏)/Con lagrime et sospir(器楽演奏)/ La bella man mi porse Madonna / Fuggi, fuggi, cor mio! / Gran dolor di mia vita プロフェーティ・デッラ・クインタ | ||
録音:2020年6月30日-7月2日、7月19日-20日、ヴァルデンブルク・スタジオ、スイス。フランスに生まれて若くしてイタリアに移住、イタリア・ルネサンス期のマドリガルの発展に大きく寄与したフィリップ・ヴェルドロ。1520年代はフィレンツェ教会音楽の権威として大聖堂のマエストロ・ディ・カペラも務める人物だったが、1530年以降に彼の痕跡はほとんど残されておらず、メディチ家追放のいざこざに巻き込まれたという説もある。このアルバムでは(おそらく彼の死後)1540年と1565年に編まれたアンソロジーから、4声部のマドリガルが選ばれ演奏されている。 | ||
オペラこそわが人生〜ステッファーニ:オペラ・アリア集 *ミュンヘン 1666-88 アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728): Guardati, o core / Dal mio petto / Ogni core puo sper ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(1690頃-1758):トリオ・ソナタ第6番 ロ短調 *ハノーファー 1688-1703 アゴスティーノ・ステッファーニ: La cerasta piu terribile / Il pelago ondoso. Onde chiare / Spiriti del Tartaro *デュッセルドルフ 1703-09 ヨハネス・シェンク(1660-1717頃):幻想曲 イ短調 Op.7 No.1 アゴスティーノ・ステッファーニ: Padre, s'e colpa in lui / Piu non v'ascondo シルヴィア・フリガート(S) アンサンブル・カストール | ||
録音:2020年8月22日-25日、中ホール、ブルックナーハウス、リンツ。作曲家にして外交官、聖職者と多彩な活躍を見せたステッファーニ。幼くしてミュンヘンに渡り音楽を本格的に勉強、1688年にハノーファー宮廷楽長に就任、その後デュッセルドルフで仕官、各所の劇場のためにオペラを作曲している。このCDはステッファーニのオペラ・アリアの抜粋と、同地に縁のある作曲家の器楽作品を組み合わせた構成がとられ、常にオペラと共にあったステッファーニの音楽人生を順に辿ることができる。 | ||
PASSACAILLE (白) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)#2021年2月中旬以降発売予定。 旧譜はこちらから。 | ||
ブラームス:4手ピアノ作品集 ハンガリー舞曲集 WoO.1 から Nos.1-5, 8, 11, 13 / シューマンの主題による変奏曲 Op.23 / ワルツ集「愛の歌」 Op.52a |
ウィネケ・ヨルダンス、 レオ・ファン・ドゥセラール(P| 使用楽器:ブリュートナー、1867頃) | |
録音:2020年5月19日-21日。自らの様々な作品を4手ピアノ用に編曲したブラームス。ハンガリー舞曲集ではカラフルな音楽が巧みにピアノで奏でられる。またシューマンの主題による変奏曲 Op.23は、シューマンが精神に異常をきたし亡くなる直前に書いた「幽霊変奏曲」のテーマを使った作品で、偉大な作曲家シューマンへの畏敬の念が感じられる音楽。ウィネケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールは長きにわたって共演しているピアノ・デュオ。このアルバムではブラームス時代のブリュートナー製のヒストリカル・ピアノ(ベルリン、1867年頃)を使用しており、その音色にも注目。 | ||
アントニオ・ヴァンディーニ(1691-1778):作品全集 ソナタ〔イ短調 Van.4 /ハ長調 Van.1 /ハ長調 Van.2 /変ロ長調 Van.3 /変ロ長調 Van.6 /ホ長調 Van.7 〕/ 協奏曲 ニ長調 Van.5 エラナー・フレイ(独奏Vc) イザベラ・バイソン、ロレンツォ・グゴール(Vn) マリア・ボチェッリ(Va) マルク・ファンスヘーウヴェイク(Vc/バッソ・ディ・ヴィオリーノ) パッツィ・モンテーロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/Cb) フェデリカ・ビアンキ(Cemb) | ||
録音:2019年9月26日-28日。18世紀のもっとも重要なチェリスト兼作曲家のひとりであるアントニオ・ヴァンディーニ。残された6つのソナタと1つの協奏曲はすべてチェロのために書かれた物。ヴィヴァルディやタルティーニといった弦のヴィルトゥオーゾに比肩する眼の醒めるような叙情性と技巧性の両立がここにある。またヴァンディーニはジャケットの絵からも分かるようにガンバのように弾く「アンダーハンド・ボウ」奏法を最後まで使い続けたチェリストとも言われている。このアルバムではヴァンディーニの音楽に魅せられたエラナー・フレイが同じ奏法で演奏しており、当時随一の輝きを持ったであろうチェロ音楽がみごとに蘇る。 | ||
ボローニャのフェルメール ジョルジョ・マイネリオ、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ヤコブ・ファン・エイク、 ヨハン・ショップ、ヨハン・アダム・ラインケン、作者不詳、他の作品集 ヤープ・シュレーダー(Vn) ピーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー) リウヴェ・タミンハ、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(Cemb) | ||
録音:2013年12月| (P) (C) 2014 |何らかの理由で一般流通は行われなかった録音で、市場に出回るのは2021年が初。2014年にボローニャのパラッツォ・ファーヴァで開催されたフェルメール展にちなんで制作されたCD 。フェルメール時代のオランダ古楽の名作選といった趣で、様々なアーティストが参加。2019年に亡くなった名ヴァイオリニスト、ヤープ・シュレーダー(1925-2019)(彼のラストレコーディングの一つかもしれない)、古楽ファンには馴染み深いルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(1929-2017)も参加している。 | ||
PREISER 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)#2021年2月中旬以降発売予定。 旧譜はこちらから | ||
ヴィヴァルディ:ニシ・ドミヌス RV.608 ペルゴレージ:スターバト・マーテル(#) アロイス・ミュールバッハー(CT) クリスティアン・ツィエムスキ(ボーイS;#) フランツ・フランベルガー指揮アンサンブル・スカラムーシュ | ||
録音:2020年。ヴィヴァルディとペルゴレージの名品をカップリング。聖フロリアン少年合唱団の歌手が参加、「スターバト・マーテル」のソプラノ・パートはボーイソプラノで歌われている。 | ||
シューベルト:ゲーテ歌曲集 歌手 D.149a /湖上にて D.543 /流れのほとりで D.160 /流れのほとりで D.766 / 羊飼いの嘆きの歌 Op.3 No.1 /朝の歌 D.266 /遠く離れた人に D.765 /竪琴弾きの歌 D.478-480 / 海の静けさ Op.3 No.2 /月に寄せて D.259 /月に寄せて D.596 /さすらい人の夜の歌 D.224 / さすらい人の夜の歌 D.768 /聖霊の挨拶 D.142 /プロメテウス D.674 /人間の限界 D.716 /希望 D.295 ローベルト・ホル(B−Br) デイヴィッド・ルッツ(P) | ||
録音:2020年。1947年ロッテルダム生まれの名歌手ローベルト・ホルによるシューベルト歌曲集。ゲーテのテキストを用いた作品でまとめられている。自然体で美しい歌唱。 | ||
PROFIL 特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)ご案内済旧譜はこちらから 。 | ||
フランク:交響詩「呪われた狩人」/交響変奏曲(*) リヒャルト・シュトラウス:ブルレスケ(*) /交響詩「死と変容」 Op.24 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(P;*) ジョナサン・ブロックスハム指揮北西ドイツpo. | ||
録音:2020年1月27日-30日、ヘルホルト・シュッツェンホフ国立公園。1986年生まれのロシアの若手リトヴィンツェヴァProfilレーベル第6弾。協奏曲とは銘打たれないものの難曲なフランクの「交響変奏曲」とリヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」に挑戦。この2篇は同じ1885年に作曲されているが、他の収録曲もほぼ同時期のもので、時代的な雰囲気と作者の個性の違いも味わえる。指揮のジョナサン・ブロックスハムはイギリスの新進。2020年3月に大阪フィル、東京so.、日本センチュリーso. で日本デビューが予定される注目株。リトヴィンツェヴァと息の合った解釈を披露している。 | ||
ルドルフ・ショック〜ドイツ語によるオペラ名演集 Vol.2 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(要・閲覧ソフト)をご覧ください | ||
録音:1946年-1948年、1950年、1952年、1954年。ルドルフ・ショックのドイツ語歌唱による名作オペラ集の第2弾。今日でこそオペラは書かれた言語で歌われるのが通例だが、20世紀前半は上演国語に翻訳され歌われることが当り前だった。ここではフランス語の「ホフマン物語」や「フラ・ディアヴォロ」、ロシア語の「エフゲニー・オネーギン」と「スペードの女王」、イタリア語の「コジ・ファン・トゥッテ」がいずれもドイツ語で現れる。ルドルフ・ショック(1915-1986)はデュイスブルク生まれのテノール。1937年にデビューするものの兵 役に就いていたため本格 的な活 動は戦後になってからだが、フルトヴェングラー、セル、ベームらと共演するかたわら、オペレッタやポピュラー・ソングまでレパートリーに持ち、テレビでもおなじみの存在となった。ショックは独特な陽性で官能的な美声を持ち人気を誇ったが、ここではその芸風を存分に堪能することが出来る。共演者も豪華なうえ、指揮もイッセルシュテットや日本とも縁の深いシュヒターと興味津々。おまけとしてチャイコフスキーの歌曲4篇が入っているのも大歓 迎。もちろんドイツ語歌唱。 | ||
TYXart (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)公式サイト:http://www.tyxart.de/ 。 | ||
夢のかたち ドビュッシー:忘れられた映像(全3曲) ジョージ・クラム:「マクロコスモスI」〜夢のかたち(愛と死の音楽―双子座) / ラヴェル:鏡 スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16 / ヴェラ・シュミット:覆い隠された洞窟 ヨゼファ・シュミット(P) | ||
録音:2019年1月。1998年ドイツ、シュトゥットガルト生まれのヨゼファ・シュミットによる「夢」をテーマとしたアルバム。彼女は2018年からハノーファーの音楽学校でローランド・クリューガー氏に師事していて、数々のコンクールに入選しいている逸材。 | ||
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76 (1922) ローランド・ライストナー=マイヤー:ヴィオラ・ソナタ Op.156 (2018) ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1914-21) ブルクハルト・マイス(Vn/Va) ユー・ジヨン(P) | ||
録音:2019年。ヴァイオリンとヴィオラの二刀流が特徴的な「デュオ・マイス・ユー」による当レーベル2枚目のアルバム(前作はTXA-18110)。ハンガリー、モラヴィアの民俗音楽を出発点として大胆でインスピレーションに満ちた作品を生み出したバルトークとヤナーチェク、それぞれのヴァイオリン・ソナタに、1945年チェコ生まれの作曲家ライストナー=マイヤーによるヴィオラ・ソナタをカップリングしている。ヴァイオリニストでありヴィオリストであるブルクハルト・マイスはジャック・ティボー・トリオの創設メンバーとして25年以上国際的な活動を続けている名手。ピアニストのユー・ジヨンは音楽的功績から故郷の韓国・麗水市で名誉市民に選ばれている。 | ||
有言歌と無言歌 R.シュトラウス/レーガー編曲:歌曲集(ピアノ独奏版) 〔 Breit' uber mein Haupt dein schwarzes Haar, Op.19 No.2 /Morgen!, Op.27 No.4 / Traum durch die Dammerung, Op.29 No.1 / Ich trage meine Minne, Op.32 No.1 /満足 Op.37 No.4 / Meinem Kinde, Op.37 No.3 / Allerseelen, Op.10 No.8 / All' me in Gedanken, Op.21 No.1 / Du meines Herzens Kronelein, Op.21 No.2 / Cacilie, Op.27 No.2 / Heimliche Aufforderung, Op.27 No.3 / Nachtgang, Op.29 No.3 〕 R.シュトラウス:歌曲集(#) 〔 Die erwachte Rose Av66 / Hat gesagt -Bleibt's nicht dabei, Op.36 No.3 / Die Nacht, Op.10 No.3 / Die Georgine, Op.10 No.4 / Die Verschwiegenen, Op.10 No.6 /満足 Op.37 No.4 /Meinem Kinde, Op.37 No.3 / Schlagende Herzen Op.29 No.2 / Schlechtes Wetter Op.69 No.5 / Du meines Herzens Kronelein Op.21 No.2 / Ach Lieb, ich muss nun scheiden, Op.21 No.3 / Ich schwebe, Op.48 No.2 / Waldeinsamkeit, Op.76 No.3 〕 シェバ・テホヴァル(S;#) ゲオルク・ミヒャエル・グラウ(P) | ||
録音:2018年11月。R.シュトラウスの歌曲集に、レーガーがピアノ独奏用に編曲したR.シュトラウスの歌曲をカップリング。言葉のある歌と、言葉の無い歌を一緒に聴くという珍しいアルバム。同じピアニストがソロと伴奏を弾き分けているので一貫した演奏になっていて興味深いものがある。 | ||
J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV.1079 〔3声のリチェルカーレ (cemb) /無窮カノン (fl/vn/vc) /2声の蟹のカノン (2vn) /2声の同度のカノン (2vn/vc) / 2声の反行カノン (fl/cemb) /2声の拡大と反行のカノン (2vn/gamb) /2声の螺旋カノン (vn/cemb) / カノン風フーガ (fl/vn/vc) /トリオ・ソナタ(fl/vn/vc) /2声のカノン (vc piccolo/vc) / 無窮カノン (fl/vn/vc) /4声のカノン (2vn/2vc) /6声のリチェルカーレ (cemb) 〕 アンサンブル・バロッキン [佐藤こずえ(Fl−tr) ドミトリー・レペホフ、レナ・カイダノフスカ(バロックVn) パヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ/バロックVc) フェリックス・ストロス(バロックVc/Vcピッコロ) フランシス・ジャコブ(Cemb)] | ||
録音:2019年。ロシア、フランス、ドイツ、日本の音楽家で構成されるピリオド楽器アンサンブル「アンサンブル・バロッキン」は、ドイツのインゴルシュタットで活動しているフルーティスト・佐藤こずえが2011年に結成したグループ。今作はCD.LP同時発売で、バッハの対位法的名作「音楽の捧げもの」を収録。大王のテーマをもとに作曲技法の限りを尽くして書かれた曲集から、雄弁で美しい演奏を引き出している。 | ||
聖オズワルド教会のシュペート・オルガン ハインリヒ・シャイデマン(ca.1596-1663):トッカータト調 J.S.バッハ(1685-1750): Nun komm, der Heiden Heiland BWV.659 /幻想曲 イ短調 BWV.561 ゲオルク・ベーム(1661-1733): Freu dich sehr, o meine Seele Choralpartita ヨハン・ヤーコプ・ヌフヴィル(1684-1712):シャコンヌ ロ短調 モーツァルト(1756-1791):グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):スケルツォ付きトッカータ ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780): 幻想曲ヘ調 Krebs-WV 419 /イタリア風幻想曲 Krebs-WV 422 /幻想曲ヘ調 Krebs-WV 420-1 ルーマン・エミリウス(Org) | ||
録音:2020年2月、バイエルン。レーゲンスブルクにある聖オズワルド教会のオルガンを使用。このオルガンは1750年に作られたもので、2020年に制作270年を記念して録音された。今も現役で十分に演奏することが出来る貴重な歴史的楽器。製作者はフランツ・ヤーコプ・シュペート(1714-1786)。彼はオルガンのみならず当時最先端のピアノ製作者としても有名な人物で、タンジェント・ピアノの発明者でもある。 | ||
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36 (1913年版)/ 10の前奏曲 Op.23 |
エムレ・ヤヴズ(P| 使用楽器:ベーゼンドルファー) | |
録音:2019年12月。ウィーン在住のエムレ・ヤヴズは1990年トルコのイズミル生まれのピアニスト。幼少から英才教育を受け若くしてオーケストラと共演し、数々のコンクールで入賞。ウィーン音楽院卒業時の最終試験は満点の成績。2018年にラフマニノフに特化したツアーを行い、ソロから室内楽、協奏曲まで弾きこなした。このアルバムはその経験が生かされたもので、第2ソナタは初版の1913年版を用いている所にこだわりが感じられる。 | ||
向井山朋子財団 [Tomoko Mukaiyama Foundation] 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)オランダ・アムステルダム在住のピアニスト・美術家、向井山の自主レーベル。商品本体のレーベル・品番は、国内代理店のアナウンスと異なっている可能性があります。予めご了承下さい。 | ||
ラ・モード〜ヤニス・キリアキデス(1969-): キャットウォーク/夜行性/幼き頃の思い出/ ドレスコード/伊東ルンバ |
向井山朋子 (P/パフォーマンス) | |
録音:2020年6月2日-3日、ロバイン・コンサートスタジオ、オランダ。 舞台に建築家・伊東豊雄のデザインを使ったセットを用い、コンテンポラリーバレエのダンサーが登場、楽器はピアノのみだがエレクトロニクスも大胆に使用し、ひとつの枠に留まらない刺激的で示唆的な世界を生み出した印象的なインスタレーション作品の音部分をセッション収録。 アムステルダムを拠点に活動する、現代音楽を得意とする名ピアニストであり建築や美術などあらゆる芸術を総合した独自の世界を創り上げる名アーティスト・向井山朋子による自主レーベル新作アルバム。収録されている「ラ・モード」は2016年に台湾の台中国立歌劇院のこけら落とし公演で初演、次いで同年に日本でも上演された向井山の話題作で、コロナ禍の2020年6月にオランダで改めて取り上げられライヴ配信された。その直後にレコーディングされたのがこのCD 。1969年キプロス生まれのヤニス・キリアキデスが作曲を手掛けた。作品のテーマは「ファッション」で、一見華やかな世界を思わせるが同時に一筋縄ではいかない強烈な何かを纏った内容となっている。「ファッションとは人類を最も熱狂させる現代の宗教であり、また最も脆弱で危険なコミュニケーション手段である」といった思想が制作にあたっての核にあるようだ。音楽は5つの楽章からなり1時間を要する大作。ピアノの最高音の連打からすべてが始まってミニマル、ノイズ、電子音楽、ダンスミュージックなど様々な手法を取り込みながら大きく展開し、同時に研ぎ澄まされた感性と切り詰めた表現力で独自の世界を創り上げていく。CD化に際して作品が持つ力を損なうことのないよう、向井山本人が監修したデザインもこだわりに満ちた物。たいへん美しく力強い、魅力的なパッケージになっている。 | ||
CPO (独)
旧譜はこちらから | ||
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
イェルク・ハルベク指揮イル・グスト・バロッコ、シュトゥットガルト・バロックo. | ||
録音:2019年6月14日-16日。 | ||
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ 〔第1番 ハ短調 Op.4 /ホ短調/第3番 ヘ長調 Op.64 /第4番 ト長調 Op.85 /第2番 ハ長調 Op.50 〕/ 序奏とアレグロ・アパッショナート Op.38 /アンダンテ ヘ長調 クリストフ・シッケダンツ(Vn) エルンスト・ブライデンバッハ(P) | ||
録音:2019年5月、10月。 | ||
テオドール・デュボワ(1837-1924): ピアノ五重奏曲 ヘ長調(1905) (*) /ピアノ四重奏曲 イ短調(1907) オリヴァー・トリンドル(P) ニーナ・カーモン(Vn) アニア・クレイナッケ(Va) ヤコブ・シュパーン(Vc) シュテファン・シーリ(Ob;*) | ||
録音:2020年2月14日-16日。 | ||
トビアス・ツォイチュナー(1621-1675):クリスマスの歴史
マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス | ||
録音:2020年1月3日-5日。 | ||
グラウプナー:歌劇「アンティオクスとシュトラトニカ」
クリスティアン・イムラー(Br) ハナ・ブラジーコヴァー(S) ハリー・ファン・デア・カンプ(B) イム・スンヘ(S) カペラ・アンスガリ(cho.) ポール・オデット&スティーヴン・スタッブズ(音楽監督)ボストン古楽音楽祭o. | ||
録音:2020年1月23日-2月2日、ゼンデザール、ブレーメン。 | ||
クーナウ:宗教音楽全集 Vol.6
グレゴール・メイヤー指揮カメラータ・リプシエンシス〔ピリオド楽器使用〕、オペラ・ムジカ〔声楽アンサンブル〕 | ||
録音 2019年7月3日-5日。 | ||
ロゼッティ:3つのヴァイオリン協奏曲集 〔ハ長調 Murray C5 /ニ長調 Murray C7 /ヘ長調 Murray C11 〕 レーナ・ノイダウアー(Vn) ヨハネス・メーズス指揮南西ドイツ・プフォルツハイム室内o. | ||
録音:2019年5月20日-22日。 | ||
ハイドン:ピアノ協奏曲全集 〔ヘ長調 Hob.XVIII: 3 /ト長調 Hob.XVIII: 4 /ニ長調 Hob.XVIII: 11 /ハ長調 Hob.XVIII: 5 / ハ長調 Hob.XVIII: 8 /ハ長調 Hob.XVIII: 1 /ニ長調 Hob.XVIII: 2 〕/ コンチェルティーノ ハ長調 Hob.XVIII: 10 / ヴァイオリンと鍵盤楽器のための協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII: 6 (*) メロディー・ツァオ(P) ダヴィッド・ネーベル(Vn;*) ハワード・グリフィス指揮カメラータ・シュヴァイツ | ||
録音:2020年7月-8月。 | ||
ヨハン・ネポムク・ダーフィト:5つの弦楽三重奏曲集 〔 Op.33 Nos.1-5 (DK.383, 384, 396, 397) /ト長調 DK.267 〕 ダーフィト三重奏団 | ||
録音:時期未記載、 Anton Bruckner Privatuniversität 、リンツ。 | ||
テレマン:様々な楽器のための協奏曲集 777 859-2, 777 890-2, 777 891-2, 777 892-2, 555 082-2, 555 239-2 のセット化 ミヒャエル・シュナイダー&ラ・スタジオーネ・フランクフルト〔ピリオド楽器使用〕 | ||
録音:2013年-2014年、2016年、2018年。#上記初出分売品は徐々に入手不能となります。 | ||
ロンベルク:交響曲集〔第1番/第3番〕/序曲「スキピオの寛大さ」 Op.54
ケヴィン・フリフィス指揮フィオン〔ヘルダーラント&オーファーアイセルo.〕 | ||
録音:2018年6月。 | ||
ベートーヴェン:劇場のための音楽 Vol.2 付随音楽「シュテファン王」/「レオノーレ」序曲〔第1番−第3番〕/「フィデリオ」序曲 マルクス・ボッシュ指揮カペラ・アクイレイア、ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:2019年7月8日-9日。 | ||
ゴセック(1734-1829): キリスト降誕(クリスマス・オラトリオ)/ モテット「全ての救い主であるキリストよ」(2声)/レクイエム(*) フロリアン・ハイアリック指揮マンハイム・ホーフカペレ、 エクス・テンポーレ(cho.)、レ・ザグレマン(cho.) | ||
録音:2009年12月(*) /2016年3月(*以外) 。 | ||
ARCO DIVA (ULTRAPHON/チェコ)
既案内分はこちらから。 | ||
スクリャービン/パステルナーク:ピアノ作品集
マリア・サムソン=プリマチェンコ(P) | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414(弦楽四重奏伴奏版) 他、D.スカルラッティ、ショパン、リスト、ラフマニノフ:ピアノ作品集 ヤン・シュルマイスター(P) ウィハンSQ | ||
シェーンベルク/チャイコフスキー:弦楽六重奏曲集
マルケータ・ヴォカツォヴァー、ヤン・ムラーチェク(Vn) カレル・ウンテルミュラー、クリスティーナ・フィアロヴァー(Va) ピョートル・ノウゾフスキー、イヴァン・ヴォカーツ(Vc) | ||
B RECORDS (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)演奏会のライヴ収録に特化、才能ある若い演奏家と聴衆を繋ぐ音楽をそのまま高音質で記録するというレーベル。 | ||
絵葉書〜シューベルトと近代フランスの歌曲集
ヴィクトワール・ビュネル(Ms) エレナ・ハルシャーニ(S) ファビアン・ラングート、ミヒャエル・ラコトアリヴォニー(Br)他 | ||
BR KLASSIK 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから | ||
ペーテリス・ヴァスクス:旅人・遠い光・声
スタンコ・マディチ(Vn) イヴァン・レプシッチ指揮ミュンヘン放送o. | ||
エルガー:パート・ソング集 | ハワード・アーマン指揮 バイエルン放送cho. | |
愛は彷徨う〜シューベルトの生涯 + ブロムシュテットの「グレイト」(*)
ウード・ヴァハトヴァイトル(ナレーター) ローベルト・シュタートローバー(シューベルト) ヘルベルト・ブロムシュテット指揮バイエルン放送so.(*) | ||
CANTALOUPE (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)2001年に作曲家の Michael Gordon 、David Lang 、Julia Wolfeらによって設立されたレーベル。ミニマル・ミュージック第三世代という肩書きを与えられている Bang On A Canを中心に、アメリカの現代のある意味でのハイ・ミュージックを伝えるのに重要な役割を果たしている。 | ||
ジョン・ルーサー・アダムズ:ビカム三部作
ルドヴィク・モルロー指揮シアトルso. & cho. | ||
CLAUDIO RECORDS (英) 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲 全曲 BWV.1007-1012 |
ロハン・デ・サラム(Vc) | |
録音:2009年-2016年、聖バーソロミュー教会、ブライトン、 UK |ブルーレイ・オーディオ商品は再生に対応機器が必要です。また、ともにレコーダブル・メディアで製版されています。 | ||
COL LEGNO 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)旧譜はこちらから | ||
VOS - Charlatan
ボリス・ヴァレンティニチュ(P) マキシミリアン・エルツ(ベース) ユディト・シュヴァルツ(ドラムス) | ||
Lukas Lauermann - I N
ルーカス・ラウアーマン(Vc) | ||
Franui & Florian Boesch - Alles wieder gut
フローリアン・ベッシュ(Br) フラヌイ〔アンサンブル〕 | ||
DB PRODUCTIONS 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから(価格が異なり、入荷までに時間がかかります)。 | ||
アマンダ・マイエル&エセル・スマイス:弦楽四重奏曲 アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894)/B.トミー・アンデション補筆&再構成:弦楽四重奏曲 イ長調 エセル・スマイス(1858-1944):弦楽四重奏曲 ハ短調 マイエルSQ | ||
録音:2020年|世界初録音。 | ||
DIVINE ART (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)なお、CD-R 製版品が含まれる可能性があり、プレス盤の指定はお受けできません。旧譜はこちらから | ||
ババジャニアン、チェボタリアン、ピアソラ:ピアノ三重奏曲集
トリオ・ド・リール | ||
GRAMOLA (墺) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから 。 | ||
ハンマークラヴィーア・ライヴ
ベス・レヴィン(P) | ||
ストラヴィンスキー:ヴァイオリンのための作品集
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn) ドロン・ザロモン指揮ウィーン放送so. パヴェル・カシュパル(P) | ||
シューベルトの女性たち
クラウディア・タンドル(Ms) ガブリエーレ・ヤコビ(朗読) ナイアル・キンセラ(P) | ||
ベルク、メトネル、ヤナーチェク、シューベルト:ピアノ作品集
クリスティアーネ・カライェーヴァ(P) | ||
ショパン作品を歌曲に
リディア・トイシャー(S) オリヴィア・フェルミューレン(Ms) カロル・コズウォフスキ(T) アンドレアス・シュミット(Br) ヴォルフガンク・ブルンナー(Fp) | ||
ヴァイオリンにおけるウィーン楽派 Vol.1
アデラ・フラジネアヌ、ライムント・リッシー(Vn) | ||
Poetry of Silence 〜ギヤ・カンチェリ:作品集
ケテヴァン・セパシュヴィリ(P) テモ・ハルシラーゼ(Fl) マディナ・カルベリ(S) | ||
ハイフェッツのお気に入り編曲集とアンコール・ピース
ベンヤミン・シュミット(Vn) アリアーネ・ヘーリンク(P) | ||
ブルックナーの手紙と音楽 Vol.2
ヴォルフガンク・ベック(朗読) エリザベート・ヴィンマー(S) ダニエル・リントン=フランス(P) アレクサンダー・クナーク(Vn) | ||
GRAND PIANO (香港?) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012年に発足したレーベル。発売元は、一時の NAXOS と同じ HNH INTERNATIONAL 名義となっている。世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程新譜がリリースされる予定。 | ||
ハルシャーニ:ピアノ作品全集 Vol.3
ジョルジョ・コウクル(P) | ||
スペンジアリャン:ピアノ作品全集&ピアノを伴う室内楽作品集
ミカエル・アイラペティアン、ユリア・アイラペティアン(P) ウラディーミル・セルゲーエフ(Vn) デミアン・フォーキン(Vc) | ||
20世紀のタンゴ集 Vol.1
ミリアン・コンティ(P) | ||
アルヴィン・ルシエ:ピアノと正弦波オシレーターのための音楽
ニコラス・ホルヴァート(P) | ||
ティグラン・チュハジャン:ピアノ作品集
ミカエル・アイラペティアン(P) | ||
HITASURA PRODUCTIONS (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)レーベル公式紹介文の機械翻訳『 Hitasura を設立するにあたり、私は自由な空間を作ることを決意しました。何年もの歳月を経て、私たちの情熱はそのままに、何年もの研究と実験、そしてたゆまぬ練習を経て、成熟した今こそ、これまで以上にレコーディングをするにふさわしい時期だと思います。ディスクの編集には多くの困難が伴うため、プロデューサーはより慎重になり、より合理的な選択をするようになりました。しかし、私たちアーティストの天職とは、まさに理不尽であること、予測不可能であること、そしてそれによって夢を創造することであり、主流の陳腐な方法や安全な賭けには決して従わず、むしろ新しい道を切り開くことなのです。もし音楽が中心にあり、私たちの努力の大部分の焦点であるならば、偉大な製本家の仕事が重要なテキストの提示と手を携えているのと同じように、ディスクというオブジェクトは、本当に音楽と手を携えてこそ意味があるのです。私が初めて「 Hitasura 」という言葉を聞いたとき、それは私にとって最も重要で、感動的で、中心的な概念を表しているとすぐに感じました。私はすぐに、それがスペイン語の「デュエンデ」の日本語版であることに気がつきました。そして、ヒタスラには、直進性、ユニークな行為への献身もあることに気がつきました。あえて多くを語らずとも、音楽に求めるものについて、これ以上の定義はありません。目的も感覚もなく、感情も色相もない音が一音たりとも残されていないでほしい。私たちは、これらの由緒ある形を復活させるために、私たちが考えていることをすべて見直し、すでに知っていることをすべて忘れなければなりません。もし私たちが本当にそれらを尊敬し、愛するならば、それらは復活し、生き生きとした永遠の印象を与えてくれるでしょう。私たちの挑戦は、音符ではなく音楽が浸透するように、演奏方法、テクニックのすべてを再発明することなのです。」(フレデリク・ハース) | ||
C.P.E.バッハ&タルティーニ:協奏曲とソナタ ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 B.g5「悪魔のトリル」 C.P.E.バッハ(1714-1788):識者と愛好家のための鍵盤ソナタ第6番 Wq.61 〜第1ロンド 変ホ長調 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 D II 2 /無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ イ短調 a3 C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲 ホ短調 Wq.15 ミラ・グロデアヌ(Vn) フレデリク・ハース(Cemb/Org) オーゾニア〔ピリオド楽器使用〕 | ||
録音:2019年12月1日-3日、アルソニック音楽堂、モンス舞台芸術センター、ベルギー。 | ||
アントニオ・ヴァレンテ(1520頃-1580以降):「鍵盤譜表集」(1576、ナポリ刊)
パオラ・エルダス(ヴァージナル/Camb)) | ||
録音:2019年3月19日-21日、コルセル、スイス。 | ||
受難にまつわる17世紀ドイツ語圏の音楽〜ビーバー、ローゼンミュラー、フローベルガー ビーバー:「ロザリオのソナタ」より〔第6番−第10番〕 ローゼンミュラー:聖週間の第3の朝課 より〔聖金曜日/聖木曜日 I-II 〕/他 オーゾニア〔ピリオド楽器使用〕 [マイリス・ド・ヴィルトレ(S) ミラ・グロデアヌ(Vn) ジェイムズ・マンロー(ヴィオローネ/ヴィオラ・ダ・ガンバ) フレデリク・ハース(Cemb/Org)] | ||
録音:2017年 サン=ミシェル大修道院、ティエラルシュ、フランス。 | ||
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア第2巻 BWV.870-892
フレデリク・ハース(Cemb|使用楽器:エムシュ工房、パリ、1751年製作) | ||
録音:2016年4月1日-3日、フラジェー第1スタジオ、ブリュッセル。 | ||
D.スカルラッティ:ソナタ集〜2つのヴェネツィア写本(1742/49)から 〔ハ長調 K.170 /ハ短調 K.56 /ハ短調 K.126 /ハ長調 K.49 /ヘ長調 K.150 /ヘ長調 K.151 /変ロ長調 K.172 / ニ短調K.176 /ニ長調 K.33 /ニ長調 K.53 /ト短調 K.121 /ト長調 K.144 /ト短調 K.108 /イ長調 K.113 / イ短調 K.109 /イ短調 K.110 /イ短調 K.175 /ハ長調 K.132 /ハ長調 K.133 /ト長調 K.105 /ト短調 K.111 / ロ短調 K.173 /ロ長調 K.87 /ハ長調 K.115 /ハ短調 K.116 /イ長調 K.114 /イ短調 K.148 /イ短調 K.149 / イ短調 K.54 /イ長調 K.62 /ホ長調 K.162 /ホ長調 K.136 /ニ長調 K.119 /ニ長調 K.140 /ニ短調 K.120 〕 アントニオ・ソレル(1729-1783):ファンダンゴ フレデリク・ハース(Cemb|使用楽器:エムシュ工房、パリ、1751年製作) | ||
録音:2014年10月7日-9日、ト・ハイス・テ・ポールト旧カトリック教会、スヒーダム、オランダ。 | ||
J.S.バッハ:協奏曲集 チェンバロ協奏曲〔第1番 ニ短調 BWV.1052 /第2番 ホ長調 BWV.1053 〕/ ヴァイオリン協奏曲〔第2番 ホ長調 BWV.1042 /第1番 イ短調 BWV.1041 〕 フレデリク・ハース(Cemb)指揮オーゾニア〔ピリオド楽器使用〕 [ミラ・グロデアヌ(Vn独奏) タミ・トロマン、ベネディクト・ペルネ(Vn) バンジャマン・レスコア(Va) ジュヌヴィエーヴ・クルフェル(Vc) ジェイムズ・マンロー(Cb)] | ||
録音:2015年10月16日-18日、サン=ミシェル修道院、ティエラシュ、フランス。 | ||
IBS CLASSICAL (西) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)品番部分は「年ごとの発売順(1桁か2桁)」 + 「西暦4桁」=「 IBS-数字5桁か6桁」(初期の盤にはこの法則に当てはまらない物あり)。旧譜はこちらから 。 | ||
TRASCENDO
ホナタン・メソネロ(Vn) | ||
IMPRESSOES
ハビエル・レイミークス(P) | ||
HOMMAGE
マリアーノ・ガルシア(Sax) アニアナ・ハイメ、三田貴広(P) | ||
METIER (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | ||
混乱状態〜サクソフォン四重奏作品集
エボナイト・サクソフォン四重奏団 | ||
MUSIQUE EN WALLONIE (白) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | ||
アリアと歌曲集 ボワエルデュ、トマ、マスネ、ビゼー、グノー、オフェンバック、スッペ、R.シュトラウス、フンパーディンク、 ラヴェル、ファリャ、ド・ブーク、チャイコフスキーの歌劇&オペレッタからのアリア/他 リヴィーヌ・メルテンス(Ms) | ||
録音:1930年代〔含・不明〕|原盤: Columbia 。 Livine Mertens (1898-1968) はアントワープに生まれ、モネ劇場等で活躍、ブリュッセルで亡くなったメゾ・ソプラノ歌手。 | ||
NXN RECORDINGS (諾) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | ||
Ghosts - Live in Jacobskirken
Eple Trio | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
Scar
Harr & Hartberg Band [vocals, double bass, saxophones, trumpet, piano and keys, drums] | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
Memorabilia
Mats Eilertsen Trio, Trio Mediæval | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
CIRCLES
Magnar Karlsen, Jacob Young | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
Hidden Soul of the Fjords 〔秘められたフィヨルドの魂〕
Heidi Torsvik, Lazerus Winter, Karl Seglem, Alexander Grieg, Stein Urheim, Benedicte Maurseth, David Chelsom Vogt, Ivar Thormodsæther | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
The Long Journey
Mr. Mibbler | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
Time and Mass 〜ビョルン・チャールズ・ドライエル(1968-): Undying-Dying / Entirety for Guitar, Electronics and Orchestra (*) / Entirety for Piano and Electronics / Germinal / Beneath the Lilac / Time and Mass / The Always Juvenilia / State of Fruition ビョルン・チャールズ・ドライエル [Bjørn Charles Dreyer] (エレキG) ペール・クリスチャン・スカルスタード指揮クリスチャンサンso.(*) /他 | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。レーベル・アナウンスの機械翻訳『 "Time and Mass" は、ギターの音に対する我々の認識に挑戦しています。ビョルン・チャールズ・ドライエルの初のソロ・アルバムは、クリスチャンサン交響楽団との共演で録音されたもので、彼の30年に及ぶセッション・ミュージシャンとしての長い歴史とは異なる方向性を持っています。アルバムのジェットコースターのような強烈な感情の中を、抽象的な方法で引っ張っていく。悲しみ、不安、平和、そしてカオスのような感情が37分間、あなたにもっと欲しいと思わせてくれます。ドライエルは、作曲の構造、形式、そして通常作曲が構築される伝統的な要素に挑戦しています。リズム、メロディ、ハーモニーを提案するだけで、彼の音楽は有機的で限りなく美しいものに仕上がっています。それは、心に響くもの、感情に普遍的な音楽表現を与えるものです。激しい感情は、多くの場合、激しい経験の結果です。ドライエルがこのアルバムを書いたのは、彼の人生のパートナーが不治の病と診断され、1年も経たないうちに他界し、2人の子供を持つひとり親として悲嘆に暮れていた時でした。このアルバムの制作はセラピー的なものでもあり、音楽を通して彼のプロセスを追うことができます。このアルバムは特定の出来事や人生の危機に関連していますが、私たちは彼が表現する感情の中に自分自身を認識することができます。ビョルンはノルウェー最南端のソランデットのキルデンとプンクトスタジオで "Time and Mass" を録音し、プロデュースはヤン・バン、ミックスはエリック・オノレ、マスタリングは Tinfoil Audio の Xploding Plastix が担当しました。』 | ||
クリスマス・ソング [Christmas Songs]
Thom Hell, Andreas Ulvo | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
NORTHERN LULLABIES
アンドレアス・イーレベック(P) | ||
レーベル公式リーフレット PDF (要・閲覧ソフト)。。レーベル・アナウンスの機械翻訳『ノルウェーのコンポーザー=ピアニスト、Andreas Ihlebæk がソロピアノアルバムでデビューします。ポップス/ソウルアルバム "the Guest" のリリース後、 Bild, Stern, Jazz Thing などのドイツのメディアは、このアルバムと彼のパフォーマンスを絶賛しました。ノルウェーに戻ったアンドレアスは、より裸で温かみのあるサウンドスケープを探求したいと考え、有名なノルウェーの民謡や子守唄に目を向けるようになりました。ハンブルグとサンフランシスコで育ったアンドレアスは、これらの馴染みのある曲を演奏し、即興で演奏することに落ち着きとアイデンティティーを見出しました。 Northern Lullabies は、深夜の夜や夜のための優しくて甘いリスニング体験となっています。』 | ||
OEHMS CLASSICS 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | ||
新世界より〜オルガン編曲版作品集 ドヴォルジャーク:序曲「謝肉祭」 Op.92 (E.H.ルメア編曲)/ 交響曲第9番「新世界より」 Op.95 (ジグモンド・サットマーリ〔サットマリー〕編曲) コープランド/J.フェスパーマン編曲:パッサカリア バーバー/W.ストリックランド編曲:弦楽のためのアダージョ Op.11 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org) | ||
録音:2020年6月2日-5日、聖ミヒャエル教会、ハンブルク。 | ||
スクリャービン:交響曲集 〔第2番 ハ短調 Op.29 /第4番 Op.54 「法悦の詩」(ユーリ・アーロノヴィチ編曲/合唱付き版)〕 ドミートリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.、ケルン WDR 放送cho. | ||
録音:2019年10月28日-29日。 | ||
ROOTS
サラプティア・ブラス | ||
ORCHID CLASSICS 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)イギリスのヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーによって2005年に設立されたレーベル。ロイヤル・フィルの自主製作盤( RPO 記号 で始まるもの)も含む。旧譜はこちらから | ||
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」
グウェンドリン・メイシン(Vn) メリスマ・サクソフォン四重奏団 | ||
HYMNS OF LOVE 〔愛の讃歌〕
ドミトロ・ポポフ(T) ミハイル・シモニャン指揮ベルリン・ドイツso. | ||
TRANSATLANTIC 〔大西洋横断〕
カラム・スマート(Vn) リチャード・ウットリー(P) | ||
GEYSIR 〜マーク・シンプソン、モーツァルト
マーク・シンプソン、フレーザー・ラングトン(Cl) ニコラス・ダニエル(Ob)他 | ||
ORFEO 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | ||
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 Op.60
ソイレ・イソコスキ、ダニエラ・ファリー(S) ゾフィー・コッホ(Ms) ヨハン・ボータ(T)他 クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン国立歌劇場o. | ||
録音:2014年10月、ウィーン国立歌劇場、ライヴ。 | ||
マーラー:嘆きの歌
ブリギッテ・ポシュナー=クレーベル(S) マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) デイヴィッド・レンドール(T) マンフレート・ヘム(Br) ミヒャエル・ギーレン指揮ウィーン放送so.、ウィーン・ジングアカデミーcho. | ||
録音:1990年6月8日、コンツェルトハウス、ウィーン、ライヴ。 | ||
オペラ・レアリティーズ〜 ORFEO レーベル40周年記念 | ||
グルック:オペラ・ガラ (同レーベル既出音源からのコンピレーション) | ||
レーベル提供のバックインレイ PDF(要・閲覧ソフト)。 | ||
PHILHARMONIA BAROQUE (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | ||
ヘンデル:オラトリオ「ヨセフとその兄弟」
ダイアナ・ムーア(Ms) アビゲイル・リーヴァイス(Ms)他 ニコラス・マッギガン(音楽監督)指揮フィルハーモニア・バロックo. | ||
RADIO FRANCE 特記以外 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)国内&当店未案内旧譜。ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
ポップアップ・シンフォニー
マリナ・セドロ(作詞作曲、ピアノ、歌) ジャン=クロード・ジャンジャンブル(器楽曲作曲、編曲) ジャン=リュック・フロマンタル(物語、スペイン語歌詞) ジェラール・ロ・モナコ(イラスト、紙細工) フランス放送po.団員 | ||
SEATTLE SYMPHONY MEDIA (米) 特記以外 1枚あたり:¥3080(税抜¥2800) | ||
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき スクリャービン:法悦の詩 トーマス・ダウスゴー指揮シアトルso. | ||
SOLO MUSICA (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)クラシックを中心とし、クロスオーヴァー、ジャズのアイテムも発売するレーベル。旧譜はこちらから。 | ||
Dimensionen - Mensch & Lied 〔 SM-274, SM-294, SM-316, SM-351 (Digital Only) のセット化〕 マーリス・ペーターゼン(S) シュテファン・マティアス・ラーデマン、カミロ・ラディッケ(P) | ||
SOMM (英) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)一部にCD-R製版品があり、プレス盤を指定した御注文はお受け出来ません。旧譜はこちらから。 | ||
キャスリーン・フェリアー〜 20世紀英国歌曲の宝物 レノックス・バークリー(*)、チャールズ・ヴィリアーズ スタンフォード、エドマンド・ラッブラ、 ハワード・ファーガソン、ロジャー・クィルター、ピーター・ウォーロック、 ウィリアム・ワーズワース、モーリス・ジェイコブソン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、 ベンジャミン・ブリテン、ヒューバート・パリー、フランク・ブリッジの作品 キャスリーン・フェリアー(A)、他共演者たち | ||
(*):初出音源。レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
Hush! 〜宗教的、世俗的、優しい、癒やしの、機知に富んだ、アーバンな、女声アンサンブルのための歌曲集
パパゲーナ[3S/2A] | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
新世界からの宝〜ビーチ、オスワルド、ノブレ:ピアノ五重奏曲集
クレリア・イルズン(P) コウルSQ | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
クレア・ホウィック(Vn) サイモン・キャラハン(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
エセル・スマイス:歌曲とバラード集
ルーシー・スティーヴンス(A) エリザベス・マーカス(P) オダリーネ・デ・ラ・マルティネス指揮バークリー・アンサンブル | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
五大陸より〜ペネロープ・スウェイツ:合唱曲集&歌曲集
キャロリン・サンプソン(S) ジェイムズ・ギルクリスト(T) ウィリアム・デイズリー(Br) ペネロープ・スウェイツ(P) ジェフリー・スキッドモア指揮エクス・カセドラ〔ヴォーカル・アンサンブル〕 | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
ピーター・ドノホー(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
スタンフォード:弦楽五重奏曲集&間奏曲集
ダンテSQ 団員、エンデリオンSQ 団員 ベンジャミン・フリス(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3
レオン・マッコーリー(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
ENTENTE MUSICALE 〜ヴァイオリンとピアノののための音楽
クレア・ハウィック(Vn) サイモン・キャラハン(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
ベル・エポック 1886 〜フランク&ゴダール:チェロ・ソナタ集
コリン・モリス(Vc) ペトル・リモノフ(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
信仰、愛とナンセンスの歌〜スタンフォード:歌曲集
ロデリック・ウィリアムズ(Br) ジェイムズ・ウェイ(T) アンドルー・ウェスト(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
STEINWAY & SONS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔SACD盤も同一価格〕1853年にニューヨークで設立されたピアノメーカー "Steinway & Sons" 、いわゆる「スタインウェイ」が、2010年10月に立ち上げたレコード・レーベル。ウテ・レンパーの官能的な歌声や、カナディアン・ブラスの妙技など、ピアノ関連以外のアルバムもリリースしている。 | ||
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830
セルゲイ・シェプキン(P) | ||
ドルー・ピーターセン、ピアノ・リサイタル
ドルー・ピーターセン(P) | ||
Melancholie 〜リ・ゼンニ、ピアノ・リサイタル
リ・ゼンニ(P) | ||
FROM THE EARLY 20th. 〜 20世紀初頭のピアノ音楽
アンドルー・ランジェル(P) | ||
Meditations and Reflections 〜無伴奏ヴァイオリンのために
タチアーナ・チュロチニコヴァ(Vn) | ||
音楽のおもちゃ箱〜子供たちのために
ザ・ファイヴ・ブラウンズ | ||
SWR MUSIC 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)元々 HANSSLER 社から「 SWF MUSIK (旧 FASZINATION MUSIK ) 」として出ていたシリーズ(品番:主に 93.XXX)だが、 HANSSLER 社(2015年に PROFIL が買収)から離れ、NAXOS が世界配給する事になった。旧譜はこちらから。 | ||
フリードリヒ・グルダ(1930-2000): 交響曲 ト長調(1970?) (*) /「ピアノ・ソナチネ」〜第1楽章 Entrée / ピアノ変奏曲/「プレイ・ピアノ・プレイ」〜第4番/前奏曲とフーガ フリッツ・パウアー(1943–2012):「メディテーション」〜エチュード第2番 フリードリヒ・グルダ(P;*以外)指揮(*) シュトゥットガルト放送so.(*)、南ドイツ放送ダンスo.(*) | ||
録音:1970年11月20日、ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト、放送用(?)セッション(*) /1971年6月6日、ハイデルベルク・ジャズ・フェスティヴァル、ライヴ(*以外) |初出音源| (*):世界初録音。 | ||
グルダ〜 SWR スタジオ・レコーディング 1953, 1968 ショパン:24の前奏曲集 Op.28 (*) ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80 (#) / ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 Op.120 (#) フリードリヒ・グルダ(P) | ||
録音:1953年4月11日、 クローネ、ウンターテュルクハイム、モノラル(*) /1968年11月6日、ヴィラ・ベルク、ゼンデザール、南ドイツ放送局、ステレオ(#)、すべてシュトゥットガルト|おそらく初出音源。 | ||
グルダ〜2つのソロ・リサイタル 1959 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333 (*) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31 No.2 「テンペスト」(*) ドビュッシー:映像第1集〜水の反映(*) /版画〜グラナダの夕べ(*) /喜びの島(*) ラヴェル:夜のガスパール(*) / ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO.83 No.1(アンコール)(*) J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(#) ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII: 6 (#) /ピアノ・ソナタ第62番 変ホ長調 Hob.XVI: 52 (#) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ(#)〔第10番 ト長調 Op.14 No.2 /第31番 変イ長調 Op.110 〕 フリードリヒ・グルダ(P) | ||
録音:1959年1月29日、ブルッフザール城(*) /1959年6月3日、シュヴェツィンゲン城(#)、すべてモノラル| (*):おそらく初出音源|既出CD: Hänssler/SWR Music, 93-704 (#) 。ベートーヴェンのエコセーズ WoO.83 No.1 は、ブックレット写真でもこの記載だが、正しければグルダの初音盤。ただ第2番を度々弾いているので、そちらが正しいように思われる。 | ||
バルト三国の合唱作品〔映像商品〕
マーカス・クリード指揮南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル | ||
リヒャルト・シュトラウス:交響詩全集
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送so. | ||
TOCCATA CLASSICS 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから | ||
フェレンツ・ファルカシュ:チェロを伴う室内楽作品全集 Vol.2
ミクローシュ・ペレーニ(Vc) ガボール・ブレッツ(B) ヴェロニカ・オロス(Fl) クリストフ・バラーティ(Vn)他 | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
リスト/A.ストラーダル編曲:ピアノ編曲版交響詩全集 Vol.4
リスト=マッティ・マリン(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
フランシス・ジョージ・スコット:ピアノ作品全集
クリストファー・ギルド(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
マスランカ:管楽アンサンブルのための音楽
ミドル・テネシー州立大学管楽アンサンブル/他 | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
サイモン・ベインブリッジ:室内楽作品集
リンダ・メリック(Cl) クロイツァーSQ | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
シフテンホルスト・メイェル:ピアノ作品集
アルベルト・ブルッセー(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
グリゴリー・クレイン:ピアノ作品集
ジョナサン・パウエル(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
アレクサンドル・チャイコフスキー:管弦楽作品集 Vol.1
アンドレイ・ロパティン(Vn) ドミートリー・ヴァシリエフ指揮シベリアso. | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
ジョリー・ブラガ・サントス:室内楽作品全集 Vol.3
アントーニオ・サイオテ(Cl) レオノール・ブラガ・サントス(Va) カロリーノ・カレイラ(Fg) ヌーノ・イーヴォ・クルス(Fl)他 | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
グリラー:管弦楽作品集 Vol.3
カミラ・ビドロフスカ(Vn) マティルダ・ロイド(Tp) ポール・マン指揮リエパーヤso. | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
フリードリヒ・ゲルンスハイム:ピアノ作品集 Vol.2
イェンス・バルニーク(P) | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。 | ||
リヴィア・テオドレスク=ショケニア(1959-):バレエ音楽「赤と黒」(2000)
ミハエラ・スタンチュ(S) ロメオ・コルネリウス(CT) ラズヴァン・チェルナット指揮ルーマニア国立歌劇場o.&cho.男声セクション | ||
レーベル公式ブックレット PDF (要・閲覧ソフト)。レーベル・アナウンスの機械翻訳:『1830年に発表されたスタンダールの心理小説の草分け的存在である「赤と黒」は、これまでにも何度も映画化されていますが、音楽では意外にもほとんど扱われていません。ルーマニアの作曲家 Livia Teodorescu-Ciocănea (1959年生まれ) が2000年に初演したこの3幕バレエは、その不備を見事に補っています。小説の通り、暗く情熱的な雰囲気が漂い、音楽的な言語は、20世紀後半にエネスクの音楽から生まれたルーマニア・モダニズムの驚くべき伝統を反映しています。』 | ||
MARCO POLO 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | ||
DACAPO | ||
ロマンス
クリスティーナ・オストラン(Vn) ユッカ・イーサッキラ指揮トゥルクpo. | ||
ボー・ホルテン:歌劇「裸の王様」/他
ゲルト・ヘニング=イェンセン(T) パレ・クヌセン(Br) クリスティーネ・ノンボ・アンデルセン(S) モーテン・オステルゴール(Fg)他 ボー・ホルテン指揮オーデンセso. | ||
ヤコブ・ブキャナン: On Rosenhill
ヤコブ・ブキャナン(フリューゲルHr) インドラ・リオス・ムーア(Vo/リーディング)他 | ||
ホルムボー:弦楽四重奏曲集 Vol.1
ナイチンゲールSQ | ||
トマス・エーヤフェルト・オレセン:風が吹く場所
ヨハネス・モーザー(Vc) オットー・タウスク指揮デンマーク国立so. | ||
アウゴスト・エナ:歌劇「クレオパトラ」
エルセベート・ドライジグ(S) マグヌス・ヴィジリウス(T)他 ヨアキム・グスタフソン指揮オーデンセso.、デンマーク国立歌劇場cho. | ||
OUR RECORDINGS | ||
BLUE 〜〜ラース・ハニバル:作編曲集
ラース・ハニバル、ミカラ・ペトリ、 アウニーテ・ハニバル・ペトリ、アマーリエ・ハニバル・ペトリ | ||
YARLUNG RECORDS (米) 1CDあたり¥3960(税抜¥3600)ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
YUKO MABUCHI PLAYS MILES DAVIS (Remaster) 1. All Blues (Miles Davis) / 2. Blue In Green (Miles Davis) / 3. Milestones (Miles Davis) / 4. Ikumi’s Lullaby (Yuko Mabuchi) / 5. So What (Miles Davis) / 6. Nardis (Miles Davis) / 7. Sky With No Tears (Yuko Mabuchi) / 8. Missing Miles (Yuko Mabuchi) 馬渕侑子(P) J.J.カークパトリック(Tp) デル・アトキンス(ベース) ボビー・ブレトン(ドラムス) | ||
Recorded live in the Brain and Creativity Institute’s Cammilleri Hall, CA, on April 25, 2018 |旧品番:YR-88171 〔当店未案内、廃盤〕。 | ||
告白 〜現代アメリカ歌曲集
ローラ・ストリックリング、ジョイ・シュライアー | ||
調和を生み出す(同レーベルの室内楽録音からのコンピレーションと、 欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器で得られたサウンドの再構成) | ||
同レーベルの室内楽録音と、欧州原子核研究機構(CERN)が開発した大型ハドロン衝突型加速器 [Large Hadron Collider (LHC) ] で得られた原子崩壊時のサウンド を midi 音源で再生したもの(ピアノ&ヴァイオリン〔後者は Apple, Logic Pro X 使用〕)を組み合わせたアルバム。 | ||
ALPHA (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから 。 | ||
ロンベルク:ヴァイオリン協奏曲集 〔第4番 ハ長調/第12番 ト短調/第9番 イ長調〕 シュシャーヌ・シラノシアン(Vn) カプリッチョ・バロックo.〔ピリオド楽器使用〕 | ||
録音:2018年4月。 | ||
照らし出された快楽〜弦楽合奏の20世紀
パトリツィア・コパチンスカヤ、ソル・ガベッタ、 フランシスコ・コーイ、カメラータ・ベルン | ||
ドビュッシー:子供の領分 ショパン:24の前奏曲 ムソルグスキー:展覧会の絵 |
ベフゾド・ アブドゥライモフ(P) | |
王のヘンデル〜ロンドン1720年代のヘンデル・アリア集
エヴァ・ザイシク(Ms) ル・コンソート | ||
暴君の愛〜英国バロックの舞台音楽に現れる暴君たち ジョン・ブロウ(1649-1708)、ヘンリー・パーセル(1659-1695)、ダニエル・パーセル(1664頃-1717)、 ジョン・エックルズ(1668-1735)、ジェレマイア・クラーク(1674頃-1707)の作品 アンサンブル・レ・シュルプリーズ、ウジェニー・ルフェビュール、 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ | ||
ピアソラ・リフレクションズ
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン) アレクサンダー・シトコヴェツキー(Vn) トーマス・ヘンゲルブロック指揮 NDR エルプpo./他 | ||
Haydn 2032 Vol.9: L'ADDIO 〜ハイドン: 交響曲〔第35番 変ロ長調 Hob.I: 35 /第45番 嬰ヘ短調 Hob.I: 45 「告別」/第15番 ニ長調 Hob.I: 15 〕/ ベレニーチェの告別の場面(レチタティーヴォとアリア) Hob.XXIVa: 10 サンドリーヌ・ピオー(S) ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ | ||
録音:2018年11月1日-5日、グスタフ・マーラー・ホール、エウレジオ文化センター、ドッビアーコ、イタリア。 | ||
ショパン:バラードと即興曲
アンナ・ヴィニツカヤ(P) | ||
ホルン・ディスカヴァリーズ
サラ・ウィリス(Hr) 町田琴和(Vn) フィリップ・メイヤーズ(P) クラウス・ヴァレンドルフ(Hr) | ||
録音: 2014年、室内楽ホール、フィルハーモニー、ベルリン|初出: Gebr. Alexander 〔金管楽器メーカー〕, 品番無し。 | ||
ARCANA (仏→伊→仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから(旧譜は価格が異なります)。 | ||
装飾楽句の嵐〜木管コルネットのための作品集
イ・カヴァリエーリ・ディ・コルネット | ||
オーボエ四重奏曲集 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):オーボエ四重奏曲 変ロ長調 WB 60 (1770頃) モーツァルト(1756-1791):オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (368b) (1781) シャルル・ボクサ〔父〕(1760頃-1821):とっておきのロマンス ヘ長調「このうえなく可愛らしい言葉」(1806頃) ユストゥス・ヨハン・フリードリヒ・ドッツァウアー(1783-1860):オーボエ四重奏曲 ヘ長調 Op.37 (1818) アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):オーボエ小四重奏曲 ハ長調 BI 425 (1814) ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):キルンベルガー氏による4声のカノン イ短調 (1802頃) ベルナルディーニ四重奏団〔ピリオド楽器使用〕 [アルフレード・ベルナルディーニ(Ob) チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn) ジモーネ・ヤンドル(Va) マルクス・ファン・デン・ミュンクホフ(Vc)] | ||
録音:2020年1月8日-11日。 | ||
シュッツ:「音楽による葬送」、およびその他の17世紀ドイツ葬送音楽
ヴォーチェス・スアーヴェス | ||
ヴェルサイユ宮殿スペクタクル [Chateau de Versailles Spectacles] (仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200) | ||
国王御就寝〜ルイ14世の寝室に響いた「入眠の宮廷音楽」 ミシェル・ランベール(1610-1696)、セバスティアン・ル・カミュ(1610頃-1677)、 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)、エティエンヌ・ルモワーヌ(1640頃-1715)、マラン・マレ(1656-1728)、 ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726)、ロベール・ド・ヴィゼー(1650/65-1732以降)、 フランソワ・クープラン(1668-1733)、ミシェル・ド・ラ・バル(1675-1745)、 アンヌ・ダニカン・フィリドール(1681-1728)の作品 ティボー・ルーセル(G/テオルボ)指揮/他 | ||
FUGA LIBERA (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから(価格が異なります)。 | ||
aer 〜大気 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)、ペロタン〔ペロティヌス〕(1160-1230)の作品、 ウエルガス写本(14世紀編纂)、ピエ・カンツィオーネス(フィンランド聖唱歌集/ フィンランドのヤコブス編纂、1582年刊)、モンセラート修道院の「朱い本」(14世紀に編纂)からの作品 トリオ・ペルトマー・フラーニェ・ペルコラ | ||
LICANUS 特記以外 1CDあたり¥2970(税抜¥2700)スペインのバレンシアに本拠を置いて活動するピリオド楽器アンサンブル、カペリャ・デ・ミニストレルス自らが創設したレーベル。旧譜はこちらから。 | ||
戦争と平和のルネサンス音楽〜ヘルマニア反乱(1519-23)に寄せて ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517)、マテオ・フレチャ(1481頃-1553)、クリストバル・デ・モラレス(1500-1553)、 ティルマン・スザート(1500頃-1564)、アンドレア・ガブリエーリ(1510頃-1586)、 クロード・ジェルヴェーズ(1525-1583)、オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)、 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1556-1609)、ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612)、 ミヒャエル・プレトリウス(1571/72-1621)、ザムエル・シャイト(1587-1654)の作品 カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
LINN (英) 特記以外:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから 。 | ||
J.S.バッハ/ブゾーニ編曲、シーヤン・ウォン改訂:ゴルトベルク変奏曲(*) (ブゾーニ版 BV B 35 (1914) |第3, 9, 12, 16-18, 21, 24, 27 変奏を省略) シーヤン・ウォン(1988-): バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 第15変奏の反転 ブゾーニ(1866–1924): ソナチネ第4番「キリスト生誕1917年の日に」 BV 274 (1917) J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 より|ブゾーニ版 BV B 24 (1893) ) シーヤン・ウォン(P) | ||
録音:2019年4月18日、セント・ジョージ教会、ブリストル(*) /2020年10月11日、英国王立音楽院、ロンドン(*以外) 。 『シーヤン・ウォンは、刺激的かつ独創的で思慮深いピアニストです』(スティーブン・ハフ)|ピアニスト公式サイト・バイオグラフィの機械翻訳『ピアニスト、シーヤン・ウォンの大胆さとビジョンは、初期バロックから21世紀までのレパートリーでリスナーを魅了し、特にフランツ・リストとフェルッチョ・ブゾーニの音楽に興味を持っていることで、微妙なニュアンスを持っています。批評家から絶賛されたデビュー・アルバム「リストの変容」(CKD-561)に収録されているトランスクリプションを完成させ、編集した。このアルバムは、その芸術的価値が認められ、ハンガリーのブダペストで開催されたフランツ・リスト協会より第40回フランツ・リスト・インターナショナル・グランプリ・デュ・ディスクを受賞した。最近では、バッハのゴールドベルク変奏曲とブゾーニ版の同作品を組み合わせたセカンド・アルバム〔当盤〕をリリースしている。香港芸術祭、フランスのディナール国際音楽祭、シンガポール国際ピアノフェスティバルなどでデビューし、注目を集めている。 香港フィルハーモニー管弦楽団とのソリストとしても何度か出演しており、2017年にはザルツブルクの国際モーツァルテウム・サマー・アカデミーで入賞し、ロンドンのウィグモア・ホールでのデビュー公演ではオール・リストのリサイタルを行った。祖国の香港で音楽教育を受け始めたチヤンは、12歳でイギリスに渡り、チェーサムズ・スクール・オブ・ミュージックのノーマ・フィッシャーのクラスで学び、その後マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックで学ぶ。その後、ロンドンの王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。作曲に興味を持ったシーヤンは、プルシア・コーヴ国際音楽セミナーでトマス・アデスに師事し、パリではナジ・ハキムに対位法を個人的に学ぶ。これらの出会いは、シーヤの音楽作品に強い足跡を残している。現在、リー・ハイサン奨学生として、ロンドンの王立音楽院でブゾーニについての博士号を取得している。』 | ||
暗き夜は過ぎ去り〜グリーグ、ブラームス、ラング、シューマン: 歌曲集
カトリオーナ・モリソン(Ms) マルコム・マルティノー(P) | ||
ハイドン:第2アポニー四重奏曲集
マクスウェルSQ | ||
RAMEE (独→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
「優 Yuu 」 〜無伴奏ヴィオール作品集 ヒューム、サント・コロンブ親子、A.フォルクレ、マレ、アーベル、テレマンの作品 上村かおり(バス・ド・ヴィオール) | ||
SERENISSIMA 、いとも晴朗なる都〜ヴェネツィアという都市の肖像、1726年頃 1750 プロジェクト、ブノワ・ローラン(Ob) | ||
RICERCAR (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)ご案内済旧譜はこちらから。 | ||
ジョスカン・デ・プレ:世俗歌曲集
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル | ||
クープラン氏のクラヴサン曲集〜ルイ・クープランと二人の弟
ブリス・サイー(Cemb) |
EURO ARTS DVD/Blu−ray
/CD 特記以外
旧譜はこちらから | ||
小澤征爾〜レトロスペクティブ シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485 (*) / 武満徹:ノヴェンバー・ステップス(#) ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (*) / モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136 〜第2楽章(*) [横山勝也(尺八;#) 鶴田錦史(琵琶;#) 秋山和慶指揮(*) 小澤征爾指揮(#) サイトウ・キネンo./1989年、アルテ・オーパー、フランクフルト、ライヴ] ヴァルトビューネ・コンサート1993 〜ロシアン・ナイト リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」 / チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」 ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜ダッタン人の踊り / ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」抜粋 チャイコフスキー:序曲「1812年」 / ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガヤネー」〜剣の舞 チャイコフスキー:弦楽セレナード〜エレジー (アンコール) ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲 パウル・リンケ:ベルリンの風[小澤征爾指揮 BPO /1993年6月21日、ヴァルトビューネ野外劇場、 ベルリン、ライヴ|映像監督:ブライン・ラージ] ヴァルトビューネ 2003 〜ガーシュウィン・ナイト ガーシュウィン/マーカス・ロバーツ編曲(*):パリのアメリカ人/ラプソディ・イン・ブルー(*) /ピアノ協奏曲(*) マーカス・ロバーツ:コール・アフター・ミッドナイト / ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド/ アイ・ガット・リズム (アンコール)パウル・リンケ:ベルリンの風[小澤征爾指揮 BPO マーカス・ロバーツ・ トリオ/2003年6月29日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン、ライヴ|映像監督:アンドレアス・モレル] カラヤン・メモリアル・コンサート 2008 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調〜第3楽章 サラバンド チャイコフスキー:交響曲第6番 変ロ短調 Op.74「悲愴」[アンネ=ゾフィー・ムター(Vn) 小澤征爾指揮 BPO /2008年1月28日、ムジークフェラインザール、ウィーン、ライヴ] ベートーヴェン:交響曲〔第2番 ニ長調 Op.36 [2015年9月6日]/第7番 イ長調 Op.92 [2016年8月18日]〕 [小澤征爾指揮サイトウ・キネンo. /日付前行、キッセイ文化ホール、ライヴ] ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 Op.80 [小澤征爾指揮サイトウ・キネンo. マルタ・アルゲリッチ(P) リディア・トイシャー(S) 三宅理恵(S) ナタリー・シュトゥッツマン(A) 福井敬、 ジャン=ポール・フシェクール(T) マティアス・ゲルネ(Br) OMF 合唱団/ 2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ] | ||
NTSC |リージョン・オール。音だけよりも映像の方がはるかに面白い。小澤征爾が1989年にサイトウ・キネンo. と行った2回目のヨーロッパツアーの映像。ブラームスの交響曲第4番は、以前 LDでリリースされていたが、今回は秋山和慶指揮のシューベルト交響曲第5番、さらにLDでは未収録だった小澤征爾指揮の「武満徹のノヴェンバー・ステップス」も収録され、フランクフルトで行われたコンサートの全体を聴くことが出来る。サイトウ・キネンo. は、故齋藤秀雄 (1902-74)の業績を称えるため小澤征爾と秋山和慶により1984年に創設された。1987年には第1回ヨーロッパツアーを成功させ、その高い演奏技術と音楽性は世界的に広く認められるようになった。今回のDVDに収録されている演目は、冒頭に秋山和慶指揮のシューベルト交響曲第5番、続いて1967年に小澤征爾もよって初演された「武満徹のノヴェンバー・ステップス」(ソリストの尺八の横山勝也、琵琶の鶴田錦史がツアーに同行)。そしてブラームスの交響曲第4番がメインプログラムとして選ばれた。サイトウ・キネンo. の当時の構成メンバーは、故齋藤秀雄に指導を受けた音楽家たちをメインにしており、ヴァイオリンには宗倫匡、安芸晶子、藤原浜雄、ヴィオラには今井信子、チェロには徳永兼一郎、岩崎洸、フルートには工藤重典、オーボエには宮本文昭といった国内外で活躍している名手が名を連ねている。さらにこのヨーロッパツアーでは、クラリネットにカール・ライスター(BPO)、ティンパニのエヴァレット・ファース(ボストン響)、ファゴットのシャーマン・ウォルト(ボストン響)といった当時一流の海外オケで活躍していた3名がゲスト参加しており、見事な演奏を聴かせる。この日の会場の熱気は、今日までのサイトウ・キネンo. の活躍を確信するような、感動的な公演となっている。このDVDボックスには、小澤征爾がはじめてヴァルトビューネに登場した1993年の映像、盲目のジャズ・ピアニスト、マーカス・ロバーツ率いるトリオが出演した2003年のヴァルトビューネ「ガーシュウィン・ナイト」、アンネ=ゾフィー・ムターがソリストとして登場したカラヤン生誕100年を記念したBPOのウィーン公演「カラヤン・メモリアル・コンサート」、そして2015& 2016「セイジ・オザワ松本フェスティヴァル」のオール・ベートーヴェン・プログラムの映像が収録され、小澤征爾の華々しい活躍を映像で堪能することが出来る。小澤&サイトウ・キネンを代表する演奏! '89年フランクフルト・ブラ4!日本人大家・若手・巨匠、総出演!さらにライスターら豪華助っ人外人部隊も炸裂!空前の体制で臨んだ '89年ヨーロッパツアーの爆発の映像記録が遂に初DVD化!!LD未収録であった秋山のシューベルト5番と小澤の武満も加わり完全版で登場!! | ||
C−MAJOR 特記以外
旧譜はこちらから。 | ||
キット・アームストロング・プレイズ・ワーグナー、リスト&モーツァルト ワーグナー: M. W夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調 WWV 85 リスト:巡礼の年第1年「スイス」より〔泉のほとりで/ペトラルカのソネット第123番〕/ 巡礼の年第3年 より〔エステ荘の糸杉に/エステ荘の噴水〕/ピアノ・ソナタ ロ短調 モーツァルト/リスト編曲:アヴェ・ヴェルム・コルプス モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475/組曲 ハ長調 K.399 キット・アームストロング(P) | ||
収録:2019年7月、バイロイト辺境伯歌劇場、ライヴ|映像監督:ベルンハルト・フライシャー。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 95分。 ブルーレイ仕様: 1080i | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 。 アルフレート・ブレンデルも「私が出会ったなかで最高に美しい演奏だ。私は彼のために時間を作らなくてはならないと思った。」と称賛を惜しまない新鋭ピアニスト、キット・アームストロング。2016年秋にはブロンフマンの代役を務めクリスティアン・ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレとベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏し日本でも注目を集めた。1992年ロサンゼルス生まれの彼は、2013年にフランスの教会を購入し、地域の人々と交流しながら演奏や作曲活動を行い、さらには数学や物理学、生物学の分野でも才能を発揮する多才な人物。この映像は、世界遺産にも登録されているバイロイトの辺境伯歌劇場で行われたライヴを収録している。ここは、ドイツの有名劇場建築家ジュゼッペ・ガリ・ビビエーナとその息子カルロによって1746年から1750年にかけて建造され、18世紀の完璧な傑作と言われているバロック劇場建築。金をふんだんに使った眩しいばかりの豊かな内装は、この映像でも圧倒されるような豪華絢爛な内部を楽しむことが出来る。演目はこの地にゆかりのあるワーグナー、リスト、そしてモーツァルトの作品が選ばれている。キット・アームストロングの華麗なテクニックと知的で卓越した演奏に圧倒されるライヴ映像。 | ||
ティーレマン & SKD + バティアシュヴィリ&ゴーティエ・カピュソン 2016.11 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 Op.102 シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲〜第2楽章「ジンギャレスカ」 チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(1880年第3稿) リスト:交響詩第3番「前奏曲」 S.97 クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデン リサ・バティアシュヴィリ(Vn) ゴーティエ・カピュソン(Vc) | ||
収録:2016年11月11日-13日、ゼンパーオーパー、ドレスデン|映像監督:ベルンハルト・フライシャー。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 86分。 ブルーレイ仕様: 1080i | dts-HD MA 5.1 〔代理店記載ママ〕。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 〔代理店記載ママ〕 。 シュターツカペレ・ドレスデンと首席指揮者クリスティアン・ティーレマンによる2016年11月に行われた、本拠 地ゼンパーオーパーでの公演のライヴ映 像。前半は「ブラームスの二重協奏曲」。世界トップクラスの豪華ソリストが登場。ヴァイオリンはリサ・バティアシュヴィリ、チェロはゴーティエ・カピュソン。この「ブラームスの二重協奏曲」は、ブラームスが親友ヨアヒムとの関係悪化中で「和解の協奏曲」として作曲されたとも言われている。2つのソロ楽器の絡みの非常な美しさは、ブラームスらしい重厚さ、ノスタルジックな歌心を堪能出来る。ここではソリストふたりと指揮のティーレマンの3人は頻繁にアイコンタクトを取り、生き生きとした音楽が作り上げられている臨場感が伝わるライヴ映像。アンコールはふたりのデュオで、「シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲〜第2楽章」を披露。シュルホフはプラハ出身の作曲家。第一次大戦で従軍後、ダダイズムとジャズに傾倒し、ベルリンを経てプラハに戻り精力的に活動。この二重奏曲は1925年プラハで書かれた作品。晩年親交があったヤナーチェクに捧げられている。後半はチャイコフスキー幻想序曲「ロメオとジュリエット」とリスト「前奏曲」。 ドレスデンの絹のようにきめ細やかな響きを存分に聴かせてくれる。 | ||
BEL AIR CLASSIQUE DVD/Blu−ray Disc
旧譜はこちらから。 | ||
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」
ミヒャエル・ケーニヒ、シモーネ・シュナイダー、マーティン・ガントナー/他 コルネリウス・マイスター指揮シュトゥットガルト州立歌劇場 | ||
収録:2018年10月。 | ||
NAXOS/OPUS ARTE 国内盤 DVD/Blu−ray | ||
バレエ映画「ロメオとジュリエット」 原振付:ケネス・マクミラン(1929-1992)|作曲:セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953) デザイン:ニコラス・ジョージアディス(1923-2001)|監督:マイケル・ナン|撮影監督:ウィリアム・トレヴィット 特典映像:メイキング・オブ・「ロミオとジュリエット」/レッド・カーペット/キャスト・インタビュー/ギャラリー フランチェスカ・ヘイワード、ウィリアム・ブレスウェル、マシュー・ボール/他 英国ロイヤル・バレエ団員/他 | ||
収録:2019年、イギリス|日本公開:2020年|原盤: Opus Arte, OA-1294D, OABD-7261D 〔国内代理店取扱なし〕|収録時間:本編91分 + 特典映像54分|字幕(特典映像):日| PCMステレオ | DTS 5.1 サラウンド (DVD), DTS-HD マスターオーディオ 5.1 サラウンド (Blu-ray) | NTSC | シネマスコープサイズ: SD (DVD), Full HD (Blu-ray) |リージョン:2 (DVD) / A (Blu-ray) 。 | ||
OPUS ARTE DVD/BD/CD
旧譜はこちらから | ||
バレエ「くるみ割り人形」
ルドルフ・ヌレエフ(ドロッセルマイヤー/王子) メール・パーク(クララ) 英国ロイヤル・バレエ ジョン・ランチベリー指揮コヴェントガーデン王立歌劇場o.&cho. | ||
収録:1968年3月10日、コヴェントガーデン王立歌劇場| 4:3 |カラー| NTSC |リージョン・オール| LPCM mono | 96分。 | ||
シェイクスピア:アテネのタイモン
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー | ||
バレエ「雪の女王」 | スコティッシュ・バレエ | |
映画「ロメオとジュリエット」オリジナル・サウンド・トラック
コーエン・ケッセルス指揮英国ヴェント・ガーデン王立歌劇場o. |