ベニャミーノ・ジーリ、歌劇録音全集 Vol.1〜HMV&ビクター録音集 1918-23 | ||
ハイフェッツ、録音年代別エディション Vol.1〜初期録音 1917-22 | ||
ユッシ・ビョルリンク、歌劇録音全集 1930-45 | ||
トスカニーニ 1929-1946 ワーグナー: 「ファウスト」序曲/ 「ローエングリーン」〜第1幕への前奏曲/ 「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死/ 「マイスタージンガー」前奏曲/ 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行/ 「神々の黄昏」より [夜明けとジークフリートのラインへの旅/ ジークフリートの死と葬送行進曲]/ ジークフリート牧歌 J.シュトラウス II: 美しく青きドナウ/トリッチ・トラッチ・ポルカ パガニーニ:無窮動 グルック:精霊の踊り シューマン:「マンフレッド」序曲 グリンカ:カマリンスカヤ メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」から/他 |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCsoi.、 フィラデルフィアo.、 NYP/他 | |
ベニャミーノ・ジーリ、歌劇録音全集 Vol.2〜電気録音集 1925-30 | ||
ハイフェッツ、録音年代別エディション Vol.2〜1922-34 | ||
ヴァイオリン・ディスコグラフィー Vol.3〜ボヘミア楽派-1 ヤン・クーベリック、ヴァーシャ・プシホダ 1903-39 | ||
巨匠達によるパガニーニ演奏集 メニューイン、ハイフェッツ、プシホダ、クーベリック、ミルシテイン、プリムローズ | ||
カルーソーのイタリア・サロン デンツァ、トスティ、レオンカヴァレロ、トリマルキ、他 | ||
ブルーノ・ワルター ベートーヴェン:「コリオラン」序曲[1923年](*) メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」[1923年](*)/ 「真夏の夜の夢」より[1925年2月11日](*) ウェーバー:「魔弾の射手」序曲[1924年12月7日](#) ワーグナー: ジークフリート牧歌[1926年11月19日](#)/「リエンチ」序曲(#)/他 |
ブルーノ・ワルター指揮 BPO(*)、RPO(#)/他 | |
録音:[]内。 | ||
アルトゥーロ・トスカニーニ モーツァルト: 交響曲第35番[1946年11月4日]/ 「ドン・ジョヴァンニ」序曲[1946年1月27日]/ 交響曲第40番[1939年2月28日&3月7日]/ 交響曲第41番[1945年6月22日] ベートーヴェン: 「フィデリオ」序曲[1944年12月10日]/ 交響曲第5番[1939年2月27日、3月1日、3月2日]/ 「プロメテウスの創造物」序曲[1944年12月18日]/ 「コリオラン」序曲[1945年6月1日]/ 「レオノーレ」序曲第3番[1945年6月1日]/ 「エグモント」序曲[1939年11月18日] |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso. | |
録音:[]内。 | ||
ブルーノ・ワルター モーツァルト: 「魔笛」序曲[1928年](*)/ 「フィガロの結婚」序曲[1932年4月15日](#)/ 「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲[1938年1月15日](+)/ アイネ・クライネ・ナハトムジーク[1931年](#)/ 交響曲第38番「プラハ」[1936年12月18日](+)/ 交響曲第39番[1934年5月22日](**)/ 交響曲第40番[1929年1月](##)/ 交響曲第41番[1938年1月11日](+) |
ブルーノ・ワルター指揮 パリ・モーツァルト祝祭o.(*)、 ブリティッシュso.(#)、 VPO(+)、BBCso.(**)、 ベルリン国立歌劇場o.(##) | |
録音:[]内。 | ||
ジュゼッペ・デ・ルーカ、初期録音集 Vol.1〜G&Tフォノティピア録音 1902-07 | ||
ヴァイオリン・ディスコグラフィー Vol.4〜ロシア楽派-1 アウアー、フルジマリーの弟子達の1918年以前の録音、エルマー、ジンバリスト、ハイフェッツ、ペチュニコフ | ||
イタリアのワーグナー Vol.1〜アコースティック時代 1902-25 ボルガッティ、デ・ルーカ、ピント、デ・ルチア、バッティスティーニ、ペルティーレ、コルシ、フォンターナ、ガルビン | ||
カルロ・サバイノの肖像 Vol.1〜アコースティック時代 1905-20 | ||
マッティア・バッティスティーニ全録音 Vol.1〜アリアとデュエット 1902-06 | ||
アメリカ時代のトスカニーニ チャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」 フィラデルフィアo.[1942年2月8日]/幻想序曲「ロメオとジュリエット」 NBCso.[1946年4月8日] ブラームス:交響曲第1番 NBCso.[1941年3月10日、5月14日、12月11日]/ハイドン変奏曲 NYP[1936年4月10日] | ||
録音:[]内。 | ||
IDIS-309 廃盤 |
ルッジェーロ・リッチ パガニーニ:24のカプリース |
ルッジェーロ・リッチ(Vn) |
チェンバロ・ルネッサンス L.クープラン、マルティーニ、バッハ、 パスクィーニ、ツィポーリ、他の作品 |
ガブリエラ・ジェンティーリ・ ヴェローナ(Cemb) | |
録音:1968年-1980年。 | ||
イタリア・サロンの華奏曲集成Vol.2〜ベニアミーノ・ジーリ(T) トゼッリ:嘆きのセレナード デ=クレスチェンツォ:巣のつばめ、悲しい五月、愛の夜 ドナウディ:ああ私の愛する人の、おお愛の住まいよ デンツァ:もし、水色の瞳、妖精の瞳 コットラウ:サンタ・ルチア(*) レオンカヴァッロ:朝の歌 クルチ:ヴェネツィアの夜 トスティ:セレナード、最後の歌、四月、秘め事 ロッシーニ:踊り ディ=キアーラ:スペイン女 | ||
録音:1926年〜1947年。原盤:VICTOR/HMV。(*)の伴奏はバルビローリ。 | ||
ブルックナー:交響曲第7番 | ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO | |
録音:1949年8月30日。 | ||
ベニャミーノ・ジーリ(T)オペラティック録音集 Vol.3 アッティラ、マノン、ラ・ボエーム、ファウスト、真珠取り、サトコ/他のアリア | ||
録音:1930年-1941年、電気吹き込み。原盤:HMV。 ジーリ40代から50代にかけての円熟した歌唱が聞かれる一枚。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ショーソン:詩曲 |
ジネット・ヌヴー(Vn) イザイ・ドヴロヴェン指揮po. | |
録音:1946年。 とされているが、ショーソンの詩曲は1948年ではなかっただろうか? | ||
イタリア・サロンにおけるロマンの精華 Vol.3 デンツァ、トスティ、ロトーリ、ジョルダーニョ、 カリッシミ、F.クァランタの作品 |
マッティーア・ バッティスティーニ(Br) | |
録音:1902年-1924年。イタリアの名バリトンバッティスティーニ(1856-1928)の録音。当時の流行歌を集めたアルバムで、原盤ちがいの同日、同曲の録音まで収録している。 | ||
バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ 全曲 |
ジョルジュ・エネスコ(Vn) | |
録音:1948年&1949年。原盤:レミントン。 | ||
ワーグナー: 「トリスタンとイゾルデ」第1幕より[第3場−第5場](*)/ 「タンホイザー」第2幕より[第1場/第4場](#)/ 「タンホイザー」〜第1幕&第2幕抜粋(+)/ 「ワルキューレ」〜第1幕&第2幕抜粋(**)/ 「ローエングリン」〜第3幕前奏曲、第3幕抜粋(##) |
ラルセン=トルドセン(*)、ヘルム(*) ピストア(*/#)、ボッケルマン(*) バティ(#)、スウェド(#)、 ミュラー(+/**/##)、ローレンツ(+)、 マノワルダ(##)、フェルカー(##)/他 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 バイロイト祝祭o、ウィーン国立歌劇場o. | |
録音:1931年8月18日(*)/1935年10月13日(#)/1936年1月9日(+)/1936年2月13日&17日(**)/1936年7月19日(##)、バイロイト音楽祭&ウィーン。 (*)と(#)の一部が初出とされているが、実際には(*)は以前DANACORDからLPが出ており、初出ではないと思われる。(#)もどうもKOCH盤などに含まれていたようだ。(*)が初CDというのは間違い無いから、フルトヴェングラーのワーグナー初期ライヴを聴きたい方にはとりあえずお薦め。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第6番 ドヴォルザーク:交響曲第9番(*) |
エーリッヒ・クライバー指揮 LPO、BPO(*) | |
録音;1946年/1929年(*)。 | ||
デ・ヴィート(Vn)最初期EMIスタジオ録音集 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ パルティータ第2番〜シャコンヌ ベートーヴェン:ロマンス第2番(*) バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(#) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(+) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) アルベルト・エレーデ指揮 フィルハーモニア(*) アントニー・バーナード指揮 ロンドンco.(#) トーマス・ビーチャム指揮 Rpo(+) | |
録音:1947年-1949年。 意外とスクラッチ・ノイズは少なく、聞きやすい。 | ||
ベートーヴェン&ブゾーニ(*):ヴァイオリン協奏曲 | アドルフ・ブッシュ(Vn) フリッツ・ブッシュ指揮NYP ブルーノ・ワルター指揮ACO(*) | |
録音:1942年/1936年(*)。両曲ともかなりレアな復刻のはず。 | ||
ニーノ・ロータ: ピアノのための13の前奏曲/ アマルコルド/ゴッドファーザー・パート2/「81/2」/ クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲(#) |
ニーノ・ロータ(P) トリオ・エレクタ(#) | |
完全に現代音楽しているクラシック作曲家としてのロータと、おなじみ映画音楽作曲家ニーノ・ロータをいっしょに味わえる1枚。ロータの演奏は1977年のライヴ。 | ||
フランク:交響曲 ドヴォルザーク:交響曲第9番 |
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 NYP | |
録音:1950年、ライヴ。多分以前NUOVA ERAから出ていた演奏と思われるが、資料がなく詳細不詳。 | ||
ミケランジェリ・プレイズ・モーツァルト、ショパン、フランク | ||
録音:1941年、1947年&49年。ライヴを含むが、残念ながら詳細不詳。 | ||
マスネ:歌劇「ウェルテル」(イタリア語歌唱) | ジュゼッペ・ディ・ステファノ(S) ジュリエッタ・シミオナート(S) レナート・チェリーニ指揮 パラシオ・デ・ ベリャス・アルテス劇場o.&cho. | |
録音:1949年7月26日、ライヴ。若きステファノの名唱を楽しめる演奏。チェトラ原盤。 | ||
ドビュッシー: 前奏曲集第1巻〜8曲&第2巻〜7曲 [デルフォイの舞姫/帆/アナカプリの丘/沈める寺/亜麻色の髪の乙女/ パックの踊り/ミンストレル/霧/ビーノの門/ヒースの茂る荒地/ 風変わりなラヴィーヌ将軍/オンディーヌ/花火]/ 映像第1集(*)/映像第2集(*) |
ワルター・ギーゼキング(P) | |
録音:1950年5月23日、ベルリン、ライヴ/1948年、ロンドン、スタジオ(*)。 | ||
バッハ: ピアノ協奏曲第1番(*)/パルティータ第1番/ シチリアーナBWV.1031/主よ人の望みの喜びよ/ イエスよ汝に呼ばわるBWV.639/来たれ異教徒の救い主よBWV.599/ 主よ人の望みの喜びよ(#) |
ディヌ・リパッティ(P) エドゥアルド・ヴァン・ ベイヌム指揮ACO(*) | |
録音:1947年10月(*)/1950年7月/1941年4月(#)。 | ||
メンデルスゾーン:交響曲第4番(*) ハイドン:交響曲第94番(#) ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(+) |
セルジュ・ チェリビダッケ指揮BPO | |
録音:1946年6月7日(+)/1946年9月28日(#)/1950年1月20日(*)。 | ||
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 | マリア・カラス(S;アイーダ) クルト・バウム(T;ラダメス) ジュリエッタ・シミオナート (Ms;アムネリス) ロベルト・ウェーデ(B;アモナズロ) グイド・ピッコ指揮 パラシオ・デ・ベリャス・アルテスo. | |
録音:1950年5月30日、メキシコ・シティ。ライヴ。MYTOやGOLDEN MELODRAMから出ている物。 カラスのメキシコでの「アイーダ」といえば、デル・モナコと共演した1951年の録音が有名だが、これはその前年の録音。51年の録音では第2幕幕切れでのカラスの“ハイEs”がたいへんな話題となったが、その見せ場は1950年のこの公演で始められたものである。クルト・バウムはチェコ出身でメトでも活躍した、ハイCを延々と伸ばせるほど高音に強かったテノール。彼はこの公演でもその高音を飛ばしまくり、おかげで他のキャストの不評を買い、彼らが腹いせにカラスにハイEsを出させたと言われている。果たして客は大喜び、バウムは怒り心頭だったとか。そのような舞台裏を知るとカラス・ファンでなくとも手が出てしまう。 | ||
ヴェルディ:レクイエム(*) 聖歌四篇〜テ・デウム 歌劇「アイーダ序曲」 歌劇「椿姫」〜第1幕前奏曲/第3幕前奏曲 歌劇「運命の力」序曲 歌劇「シチリアの晩祷」序曲 歌劇「ルイザ・ミラー」序曲 |
レナータ・テバルディ(S;*) クロエ・エルモ(A;*) ジャチント・プランデッリ(T;*) チェーザレ・シエピ(B;*) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho.(*) NBCso.(* 以外) | |
録音:1950年6月26日(*)。音楽評論家、山崎浩太郎氏絶賛のレクイエムが久々に復活。テ・デウムを歌っている合唱団については不明。 | ||
ガーシュウィン:作品集
演奏:フレッド・アステア、ルイ・アームストロング、ポール・ロブソン、 | ||
ジーリ〜オペラ録音全集 Vol.4 電気録音(1941-1951) チレーア:「アルルの女」、ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、 マスカーニ:「オザボウ」、「カヴァレリア・ツスティカーナ」、 「友人フリッツ」、プッチーニ:「トゥーランドット」、 ビゼー:「カルメン」、レオンカヴァッロ:「道化師」、ラロ:「イスの王」、 マスネ:「マノン」、「ウェルテル」、他からのアリア |
ベニャミーノ・ジーリ(T) | |
シリーズ最終巻。 | ||
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 | マリア・カラス(S) :レオノーラ ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(T) :マンリーコ 他 トゥリオ・セラフィン指揮 ナポリ・サン・カルロ劇場o. | |
録音:1951年1月27日、ナポリ。 | ||
イタリア人歌手のワーグナー Vol.2 マリア・カラス マリオ・デル・モナコ アウレリアーノ・ペルティーレ ロゼッタ・パンパニーニ ルイジ・ロッシ・モレッリ エットーレ・パルメッジャーニ エンリコ・モリナーリ リッカルド・ストラッチャーリ カルロ・タリアブエ マリア・カニーリア | ||
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲(*) ショーソン:詩曲(+) |
アイザック・スターン(Vn;*) アルバート・スポルディング (Vn;+) ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP | |
録音:1951年、1950年。 | ||
ベニャミーノ・ジーリ(T)〜1951年南米ツアー・ライヴ | ||
ブエノスアイレスでのリサイタル(*) グルック:「パリーデとエレーナ」〜おおわたしのいとしい人よ ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」〜夜が静まったとき 「椿姫」より/「運命の力」〜おお、天使のようなレオノーラ プッチーニ:「トスカ」〜星は光りぬ(アンコール付き) レオンカヴァッロ:「道化師」〜衣装を着けろ ビゼー:「真珠採り」〜耳に残る君の歌声 マスネ:「ウェルテル」〜ああ、わたしを目覚めさせないでくれ フロトウ:「マルタ」〜ああ、かくも素直で愛らしい ゴメス:「奴隷」〜おまえが生まれたとき グノー:アヴェ・マリア/レオンカヴァッロ:マッティナータ |
エンリコ・シルヴィエーリ(P) | |
ヴェルディ:「運命の力」より(+) | エリザベッタ・バルバート(S) エンゾ・マスケリーニ(Br) ジュリオ・ネーリ | |
プッチーニ:「マノン・レスコー」より(#) | エリザベッタ・バルバート(S) アントニオ・ヴォット指揮 リオデジャネイロ劇場o. | |
リオデジャネイロでのリサイタル(**) トマ:「ミニヨン」〜さらば、ミニヨン ドナウディ:ああ、すばらしい愛の巣 モンテヴェルディ:わたしを死なせて シューベルト:子守歌/グリーグ:夢 ヘンデル:「セルセ」〜かつてない木陰 ビゼー:「カルメン」〜おまえの投げたこの花は ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜一粒の涙 ビゼー:アニュス・デイ |
パトリシオ・ マルティネス・グラウ(P) | |
リオデジャネイロでのリサイタル(++) ドナウディ:昔の悪魔が生まれたとき/優雅な面影 ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」〜夜が静まったとき |
エンリコ・シルヴィエーリ(P) | |
録音:1951年。ファンの間で伝説となっているジーリ絶頂期の南米ツアー・ライヴ。ブエノスアイレスでの「運命の力」のアルヴァーロのアリアでは、 曲の途中で感極まった聴衆から盛大な拍手が沸き起こっている。(+)(#)はマニア垂涎の音源。 | ||
マーラー:交響曲第1番 | ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP | |
録音:1951年10月21日、ライヴ。輸入元によれば初CD化かもしれないとのこと。 | ||
ヴェルディ:歌劇「アロルド」 | マリア・ヴィターレ(S) ヴァスコ・カンパニャーノ(T) ローランド・パネライ(Br) アルトゥーロ・バジーレ指揮 トリノRAIo.&cho. | |
録音:1951年10月24日、トリノ(放送用)。ヴェルディ没後50周年記念として放送された物。 若きパネライが聞き物。 | ||
ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」/ 交響曲第8番 ヘ長調Op.83(*) |
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 LPO/NYP(*) | |
録音:1946年5月、ロンドン、SP復刻/1951年3月、ニューヨーク、ライヴ(*)。 サバタの残した稀少なドイツ系交響曲録音よりの2曲。 | ||
# IDIS-6362 :クナ「ブラ3」「驚愕」→IDIS-6730で再発 。 | ||
ヴェルディ:歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」 | レナータ・テバルディ (S;ジョヴァンナ) カルロ・ ベルゴンツィ(T;カルロ) ロランド・ パネライ(Br;ジャコモ) アルフレード・シモネット指揮 ミラノRAIo.、cho. | |
録音:1950年(資料によっては1951年)。現在残されている中では最も年代が古い同曲の録音。以前MELODRAMから出ていた。 | ||
# IDIS-6365 :トスカニーニ「ミサ・ソレムニス」→IDIS-6731で再発 。 | ||
ヴァイオリンの録音史第5巻〜イタリア派Vol.1 パガニーニ: 協奏曲第1番/魔女たちの踊り/ パイジェッロの「もう心に感じない」の主題による変奏曲 |
アルド・フェッラレージ(Vn) フランコ・ガッリーニ指揮 ローマso. | |
録音:1965年。 小品二つはパガニーニの「カノン」と名付けられたヴァイオリンで弾かれている。 | ||
ヴェルディ:歌劇「椿姫」 | レナータ・ テバルディ(S;ヴィオレッタ) ジャチント・プランデッリ (T;アルフレード)他 カルロ・マリア・ ジュリーニ指揮 ミラノRAIso.&cho. | |
録音:1952年。以前SRO等から出ていた物。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(*) ウェーバー/ベルリオーズ編曲:舞踏への勧誘(+) チャイコフスキー: 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(#) |
レオン・フライシャー(P;*) ブルーノ・ワルター指揮 ロサンゼルスo. | |
録音:1949年6月(*)/1950年5月(+)/1942年7月(#)。 ワルターが第二次大戦を避け、アメリカ西海岸で第二の人生を送っていた頃の貴重な録音。 | ||
ロッシーニ:歌劇「アルミーダ」 | マリア・カラス(S;アルミーダ) フランチェスコ・ アルバネーゼ (リナルド) メリオ・フィリッペスキ (ジェルナンド) ジャンニ・ライモンディ (エウスターツィオ)他 トゥリオ・セラフィン指揮 フィレンツェ五月 音楽祭o.&cho. | |
録音:1952年4月26日、フィレンツェ。 伝説的な、カラスによる20世紀復活蘇演。録音状態はあまりよくないが、全盛期・絶好調のカラスのものすごさを実感できる。 | ||
ベニアミーノ・ジーリ(T)〜稀少録音集 ヴェルディ、ショパン、チレーア、ブランク、 ジョルダーノ、マスネ、グノーの作品 |
ベニアミーノ・ジーリ(T) | |
録音:1934年〜1949年。多数の録音を残しているジーリだが、その中でもかなり珍しい録音を集めたアルバム。 極めつけは問題作、ファシスト賛歌「ジョヴィネッツァ」の録音(1937年)。 | ||
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」 | レナート・ウォーレン (ファルスタッフ) ジュゼッペ・ディ・ ステーファノ (フェントン) ジュゼッペ・ヴァルデンゴ (フォード) フリッツ・ライナー指揮 メトロポリタン 歌劇場o.&cho. | |
録音:1949年2月26日、ニューヨーク。 大指揮者フリッツ・ライナーがメトで活躍していたことは有名。録音で聴けるものはあまり多くないが、 この「ファルスタッフ」が聴けるのはうれしい。ライナーのキビキビしたオーケストラのドライブ、 ウォーレンの豪快なファルスタッフを初めとして、ヴァルデンゴ、アルバネーゼ、レズニクなど強力な布陣。 そしてなんと言ってもディ・ステーファノのフェントン! 比較的軽視されがちなこの役がこれほど魅力的に歌われたことはかつてないほど。 | ||
ヴェルディ:「仮面舞踏会」(抜粋) | ユッシ・ビョルリング (リッカルド) スージー・モリズ (アメーリア) マルコ・ロートミューラー (レナート)他 ウォルター・ ハーバート指揮 ニューオーリンズ・ オペラo.&cho. | |
録音:1950年4月、ニューオーリンズ。 ビョルリンクお得意のリッカルド。全盛期のライヴは貴重。 | ||
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 | エツィオ・ ピンツァ(フィガロ) マリアーノ・スタービレ (アルマビーヴァ伯爵) エスター・レティ(スザンナ)他 ブルーノ・ワルター指揮 VPO、ウィーン国立歌劇場cho. | |
録音:1937年、ザルツブルク。 山崎浩太郎氏が絶賛している伝説的なザルツブルク音楽祭での「フィガロ」。とりわけピンツァの伊達男っぷりは天晴れ。 | ||
ジョコンダ・デ・ヴィート〜スタジオ録音集 Vol.2 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 Op.64(*) ブラームス:二重協奏曲(+) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) マルコム・サージェント指揮LSO(*) アマーデオ・ バルドヴィーノ(Vc;+) ボリス・シュワルツ指揮(+) フィルハーモニアo.(+) | |
録音:1951年(*)/1952年(+)。 | ||
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 |
ヒルデ・コツネニ(レオノーレ) カール・フリードリヒ (フレリスタン) エリーザベト・ シュヴァルツコップ (マルツェリーナ) パウル・シェフラー (ドン・ピツァロ) ルードヴィヒ・ ヴェーバー(ロッコ) ペーター・ クライン(ヤキーノ) クレメンス・クラウス指揮 ウィーン国立歌劇場o.&cho. | |
録音:1947年9月、ロンドン、ライヴ。世界完全初出。 クラウスが強力歌手陣を率いて行ったウィーン国立歌劇場のロンドン引っ越し公演のライヴ録音。なのにCD本体には「コヴェントガーデンo.&cho.」と表記されている。演奏会場と間違えたか? | ||
セゴビア〜 バッハ録音集(1927-1947) |
アンドレス・セゴビア(G) | |
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲(*)/ 二重協奏曲(+) |
ヤッシャ・ ハイフェッツ(Vn) エマヌエル・ フォイアマン(Vc;+) ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィアo. | |
録音:1939年4月(*)/1939年12月(+)。 | ||
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」 | ミルト・ピッキ (リッカルド) パオロ・シルヴェーリ (レナート) リューバ・ヴェリッチュ (アメーリア) ジェーン・ワトソン (ウルリカ) アルダ・ノニ (オスカル)他 ヴィットリオ・グイ指揮 グラインドボーン 音楽祭o.&cho. | |
録音:1949年8月29日、ライヴ。 | ||
ヴァイオリン録音の歴史 Vol.6 〜 スペイン楽派 Vol.1 、サラサーテ、マネン、キロガ サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 〜モデラート/バスク奇想曲 Op.24 /序奏とカプリス=ホタ Op.41 / 序奏とタランテラ Op.43 /ミラマール Op.42 /ハバネラ/スペイン舞曲集 Op.23 〜サパテアド ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 / バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調〜前奏曲 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 〜第2楽章 ラルゲット(#) サラサーテ:ホタ・アラゴネーサ Op.27 (#) /ミラマール Op.42 (+) ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出 Op.6 (+) / バッツィー二:妖精の踊り Op.25 (+) サラサーテ:スペイン舞曲集 Op.22 より〔 No.2 ホタ・ナバラ(+) / No.1 アンダルシアのロマンス(*) 〕 ウェーバー:ヴァイオリン・ソナタ第1番へ長調 Op.10 〜第2楽章 ロマンツァ ラルゲット(*) シューマン:12のピアノ小品 Op.85 〜第12曲 夕べの歌(*) サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 (*) /ホタ・アラゴネーサ Op.27 (*) パブロ・デ・サラサーテ(Vn;無印) ジョアン〔フアン〕・マネン(Vn;#) マヌエル・キロガ(Vn;+/*) | ||
録音:1904年(無印)、1922年(#)、1912年(+)、1928年(*)。サラサーテ本人の自作自演による「ツィゴイネルワイゼン」ほか、スペインの伝説的ヴァイオリニスト3人の録音を集めたアルバム。バルセロナ生まれの天才マネン(1883-1971)と、国際的名声を博しながら交通事故のため早くに引退したキロガ(1892-1961)の録音は貴重。 | ||
マーラー:交響曲第1番 | ブルーノ・ワルター指揮 NBCso. | |
録音:1939年4月8日、ニューヨーク。 ワルターがアメリカに移住して直後の録音で、晩年の円熟とはまるで異なる、驚くほどエモーショナルで振幅の大きな演奏で、ヨーロッパ時代のワルターのなごりを示すものとして高く評価する人も多い。 近年入手不可能だった音源だけに、貴重。 | ||
ユッシ・ビョルリング〜オペラ・アリア集 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、 プッチーニ:「マノン・レスコー」、「トスカ」、「ラ・ボエーム」、 グノー:「ロメオとジュリエット」、「ファウスト」、 ヴェルディ: 「ドン・カルロ」、「運命の力」、「アイーダ」、「オテロ」、 ポンキエッリ:「ジョコンダ」、レオンカヴァッロ:「道化師」、 ビゼー:「真珠採り」、マイアベーア:「アフリカの女」から |
ユッシ・ビョルリング(T) | |
SPからの復刻。 | ||
モーツァルト: ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482(*)/ 交響曲第40番 ト短調 K.550(+) |
パウル・バドゥラ=スコダ(P;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1952年1月27日(*)/1944年6月2日〜3日(+)。 ミステリーに包まれた(*)の完全未編集盤がCD初登場。LP時代から発売されてきた演奏だが、これまでは同じ演奏の複数のテープをつぎはぎした上に、 部分的にはフルトヴェングラーが指揮をしていない音源に差し替えられたりして、どれもが微妙に異なっていた。未編集のものはLPで一度だけ発売されたことがあり、 そのLPはマニアのコレクターズ・プレミアム・アイテムとして高い値が付いている。 (+)の音源はフルトヴェングラー指揮ではないという意見があるが、宇野功芳氏は「ベスト」に挙げている。 | ||
ベートーヴェン: 交響曲第5番「運命」/ ピアノ協奏曲第2番(*) |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P;*) ヘルマン・シェルヘン指揮 ウィーン国立o. | |
原盤:Westminster。 | ||
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 | マリア・カラス (S;ノルマ) フランコ・コレッリ (T;ポリオーネ) ボリス・クリストフ (B:オロヴェーゾ)他 アントニーノ・ヴォットー指揮 トリエステ・ ヴェルディ歌劇場o.&cho. | |
録音:1953年11月、トリエステ。 カラスと若きコレッリの共演。またクリストフのオロヴェーソ役はおそらく唯一の録音となる。 なお、この録音は完全な形で残ってはいないらしく、一部、他の録音から補完しているとの指摘もあるのでご了承を。 | ||
ブラームス:交響曲全集 | ブルーノ・ワルター指揮 NYP | |
録音:1951年頃。原盤:SONY。 | ||
ケルビーニ:歌劇「メデア」 | マリア・ カラス(S;メデア) カルロス・ギチャンドゥ (T;ジャゾーネ)他 ヴィットリオ・グイ指揮 フィレンツェ五月祭o.&cho. | |
録音:1953年5月。 | ||
チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(*) リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェーラザード」(+) |
ダヴィド・オイストラフ(Vn) アレクサンドル・ガウク指揮(*) モスクワ放送so.(*) ニコライ・ゴロワーノフ指揮(+) ボリショイo.(+) | |
録音:1939年(*)/1950年(+)。 商品では(+)の指揮者が従来説のままアノーソフ指揮と誤表記されていますので、あらかじめご了承ください。 | ||
リパッティ〜ショパン録音集(1941-1950) ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11(*) 〔1950年2月7日、ライヴ〕 ワルツ(14曲)/マズルカ第32番 嬰ハ短調 Op.50 No.3 〔1950年7月3-12日、放送〕 ワルツ(13曲)〔1950年9月16日、ブザンソン、ライヴ〕 ワルツ第3番 イ短調 Op.34 No.2 〔1950年7月27日、放送〕 ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.53 〔1947年3月1-4日、スタジオ〕 黒鍵のエチュード Op.10 No.5 〔1941年4月、ブカレスト、スタジオ〕 夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No.2 〔1947年2月、ロンドン、スタジオ〕 舟歌 Op.60〔1948年4月21日、ロンドン、スタジオ〕 華麗なワルツ第2番 変イ長調 Op.34 No.1 〔1947年9月24日、ロンドン、スタジオ〕 夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No.2/ 練習曲 Op.25 No.5 〔1950年2月7日、チューリヒ、ライヴ〕 |
ディヌ・リパッティ(P) オットー・アッカーマン指揮 チューリヒ・トーンハレo. | |
リパッティのショパン録音が24bit/96kHzリマスタリングで甦る。アッカーマンとの共演による正真正銘の協奏曲、有名なブザンソン告別ライヴなど、 ピアノ・ファンならぜひとも確認しておきたいアルバム。 | ||
セゴビア〜バロック音楽を弾く パーセル、D.スカルラッティ、フローベルガー、 A.スカルラッティ、ダウランド、バッハ、 ヘンデル、ハイドンの作品 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1939日〜1952年。前作のバッハ作品集(IDIS-6381)に続くセゴビアのバロック・レパートリー集。ただ、ハイドンは古典派だが・・・。 | ||
カタラーニ:歌劇「ワリー」 | レナータ・テバルディ (ワリー) マリオ・デル・モナコ (ハーゲンバッハ) ジャコモ・グェルフィ (ゲルナー)他 カルロ・マリア・ ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1953年12月7日、ミラノ、スカラ座、ライヴ。 プッチーニとほぼ同世代のイタリア・オペラ作曲家で、将来を期待されながら40歳を前に亡くなってしまったカタラーニの代表作。彼を敬愛していたトスカニーニが娘を「ワリー」と名付けたのは有名な話である。 テバルディとデル・モナコの黄金コンビにジュリーニの指揮という豪華な顔ぶれが興味をそそる。この直後、スカラ座にカラス旋風が吹き荒れるのであった。 | ||
1953年のべニャミーノ・ジーリ ジョルダーノ:「フェドーラ」「アンドレア・シェニエ」 マスカーニ:「ロドレッタ」ビゼー:「真珠とり」 アレヴィ:「ユダヤの女」/ドニゼッティ:「愛の妙薬」 プッチーニ:「トスカ」/フロトー:「マルタ」 からのアリア、場面 |
ベニアミーノ・ジーリ(T) | |
録音:1953年。 1953年、60歳を過ぎてなお瑞々しいシーリの歌声にこだわったCD。ミラノとローマでは放送用の録音でアリアを、ナポリでは「愛の妙薬」のライヴの聞き所が収められている。 | ||
マリア・カラス〜レアリティーズ ドニゼッティ: 「ランメルモールのルチア」〜狂乱の場(2種)(*) ヴェルディ:「アイーダ」から(+) ベッリーニ:「ノルマ」〜清らかな女神よ(#) |
マリア・カラス(S)他 | |
録音:1950年6月14日&26日、メキシコ(*)/1950年6月3日、メキシコ(+)/1949年11月8日、トリノ(#)。 レーベルからの案内によると、(#)はカラス初のスタジオ録音となったCETRAのトリノでのセッション本収録前日のテスト録音とのこと。そのとおりであれば世界初CD化。 | ||
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」〜抜粋 | ベニャミーノ・ジーリ (デ・グリュー) アドリアーナ・グェリーニ (マノン) マリオ・ポリエッロ (レスコー)他 アルフレード・シモネット指揮 RAIミラノo.&cho. | |
録音:1950年12月、ミラノ。 ジーリが歌った数多くの役の中でも、「マノン・レスコー」のデ・グリューはその迫真の演技でとりわけ評価が高かった。この録音当時彼は60歳になっているが、ほどみずみずしい声で絶品の歌を聴かせるのは驚き。 | ||
ブラームス:交響曲第4番 レスピーギ:ローマの祭 コダーイ:ガランタ舞曲 ヴェルディ:「アイーダ」前奏曲 ワーグナー: 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死 R.シュトラウス:死と変容 |
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 BPO | |
録音:1939年3月&4月。原盤:DG(Polydor)。 イタリアの名指揮者サバタが、1939年にベルリンに客演したときにPolydor社が録音したSPを復刻。このときの全ての録音が収められている。 | ||
モーツァルト: オラトリオ「救われたベトゥーリア」 |
エリーザベト・ シュワルツコップ (アミタル) チェーザレ・ ヴァレッティ(オツィア) ボリス・クリストフ (アキオール)他 マリオ・ロッシ指揮 トリノRAIso.&cho. | |
録音:1952年5月。 | ||
パガニーニヘのオマージュ Vol.2 パガニーニ: ラ・カンパネッラ(*)/モト・ペルぺトゥオ(*)/ カプリース第6番(*)/カプリース第20番(*)/ カプリース第24番(#)/ 「モーゼ」の主題による幻想曲(+)/ カプリース第13番(**)/ 協奏曲第1番から(##)/協奏曲第1番(++) |
ユーディ・メニューイン(Vn;*) ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn;#) ルッジェーロ・リッチ(Vn;+) フェレンツ・ フォン・ヴェチェイ(Vn;**) フリッツ・クライスラー(Vn;##) ジノ・ フランチェスカッティ(Vn;++) | |
録音:1930年〜1950年。 パガニーニの歴史的録音を色々集めたシリーズ第2弾。今日では作曲家として目にする機会の方が多いと思われるハンガリーの名手、ヴェチェイ(1893-1935)の録音が入っているのがうれしい。 | ||
ベッリーニ:歌劇「清教徒」 | マリア・カラス:エルヴィーラ ジュゼッペ・ディ・ステファノ :アルトゥーロ 他 グイド・ピッコ指揮 ベラス・アルテス劇場o.&cho. | |
録音:1952年5月25日。カラスがしばしば南米公演を行っていた頃のライヴだが、このときはステファノが共演していた。音質は貧弱ながら、貴重な録音だ。 | ||
ブラームス:交響曲第1番(*) シューベルト:「ロザムンデ」序曲(+) シューマン:「マンフレッド」序曲(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1952年2月10日(*)、1953年9月15日(+)、1949年12月18日(#)、ベルリン、ティタニア・パラスト、ライヴ。 | ||
トスカニーニ、フィラデルフィア録音集 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 R.シュトラウス:「死と変容」 ベルリオーズ: 「ロミオとジュリエット」〜マブ女王のスケルツォ ドビュッシー:海/「映像」〜イベリア メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」から レスピーギ:「ローマの祭」 |
アルトゥーロ・ トスカニーニ指揮 フィラデルフィアo. | |
録音:1941年&1942年。 70歳代半ばでまだまだ気力十分のトスカニーニが、フィラデルフィア管へ客演した折りの録音をまとめたもの。鮮やかな音色を描き出した名演として知られている。 | ||
IDIS-6416 廃盤 |
ヴィクトル・デ・サバタ、熱血ライヴ 〜ザルツブルク・コンサート 1953 ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」 ラヴェル:ラ・ヴァルス |
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 VPO |
録音:1953年8月1日、ザルツブルク。ライヴ。初CD化。 | ||
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 [全曲(*)/抜粋(#)] |
ローズ・バンプトン (レオノーレ;*) ジャン・ピアース (フロレンスタン;*) ヘルベルト・ ヤンセン(ピツァロ;*) エレノア・スティバー (マルツェリーネ;*) ロッテ・レーマン (レオノーレ;#) アントン・ パウマン(ロッコ;#) ルイーズ・ヘルツグルーバー (マルツェリーネ;#) ヘルマン・ガロス (ヤキーノ;#)/他 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso.(*)、VPO(#) | |
録音:1944年12月10日&17日、ニューヨーク(*)/1936年8月16日、ザルツブルク(#)。原盤:BMG/RCA(*)。 トスカニーニの指揮するベートーヴェンはどれも圧倒的であり、交響曲にはずいぶん録音があるが「フィデリオ」はこれだけしか残されていない。(*)は70代半ばながら、生気あふれる音楽はさすが。 (#)は、元々が断片で音質には覚悟が要るが大変貴重なもの。GRAMMOFONO2000やRADIO YEARSから出ていたが、現在は入手不可能。 | ||
IDIS-6419/20 (2CD) 廃盤 |
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 1954
マリア・カラス(ルチア) ジュゼッペ・ディ・ステファノ(エドガルド) ロランド・パネライ(エンリーコ)他 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
アンドレス・セゴビアの黄金時代 ムダラ、フレスコバルディ、ド・ヴィセー、 ラモー、バッハ、ソル、ジュリアーニ、ショパン、 メンデルスゾーン、フランク、アルベニス、 ファリャ、ポンセ、ロドリーゴ、ペドレル、 カステルヌオーヴォ=テデスコ、 ヴィラ=ロボス、トローバの作品 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1952-1954年。代理店によると「初CD化のものを含んでいるようです」とのこと。 | ||
グルック:歌劇「アルチェステ」 | マリア・カラス、 ロランド・パネライ、他 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1954年4月4日、ミラノ。他レーベル(GOLDEN MELODRAM GM-2.0019)からも出ている物。カラスの同曲唯一の全曲録音。 | ||
スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」 | マリア・カラス(S;ジュリア) フランコ・コレッリ(T;リチニオ) ニコラ・ロッシ=レメニ(B) エベ・スティニャーニ(Ms)他 アントニーノ・ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1954年12月7日、ミラノ。他レーベル(GOLDEN MELODRAM GM-2.0047、OPERA DORO等)からも出ている物。 ヴィスコンティの演出がスポンティーニの古典的音楽と合致し、加えて絶頂期のカラスと新人のコレッリという凄い顔合わせで大成功を収めた、スカラ座でも屈指のプロダクションの貴重な記録。 | ||
シュヴァルツコップ&フルトヴェングラー 〜ヴォルフ:歌曲集 [春に/妖精の歌/さようなら/眠れる幼な子イエス/自然の現象/ お澄まし娘/恋に目覚めた女/アナクレオンの墓/花の挨拶/ エピファニアス/どんなに長い間私は待ち望んだことでしょう/ 何をそんなにかっかと怒っているの/いけませんわお若い方/ 私の恋人が私を食事に招いてくれたの/私を花で包んでね/ 主よこの地には何が芽生えるのでしょう/私の髪の影で/ 口さのない人にはいつも/明るい月で遠くが冷たく輝いている/ 夏の子守歌/魔法の夜/ジプシーの娘] |
エリザベート・シュヴァルツコップ(S) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(P) | |
録音;1953年8月12日、ザルツブルグ音楽祭、ライヴ。 EMIからCDH 5 67570 2としてCD化されているもの。フルトヴェングラーのピアノ演奏として現存する唯一の録音。当盤はおそらく以前出ていたCETRA盤を元にしていると思われ、代理店によると「音を変にいじらないナチュラルな音」とのこと。EMIのARTリマスタリングがお好きでない方には、こちらの方が好まれるかもしれない。 | ||
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 | エリーザベト・ シュヴァルツコップ(S;伯爵夫人) イルムガルト・ゼーフリート (S;スザンナ) セナ・ユリナッチ(Ms;ケルビーノ) ロランド・パネライ(Br;フィガロ) マリオ・ペトリ (Br;アルマビーヴァ伯爵) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1954年2月4日、スカラ座、ミラノ。以前MelodramやARKADIA(=HUNT)からCD化されていた物だが、2004年に入ってMYTOから2MCD-041H082として久々に復活した。 カラヤンは1950年に同曲をEMIへスタジオ録音し世評も高いが、それには何故かレチタティーヴォが含まれなかった。このライヴは通常の完全版で、壮年期のカラヤンが振った貴重な名演として重要なライヴといえる。 | ||
スポンティーニ:歌劇「ホーエンシュタウフェン家のアグネス」(イタリア語歌唱)
フランコ・コレッリ(エンリーコ) ルシル・ウドヴィク(アニェーゼ[アグネス]) ドロシー・ドウ(イルメンガルダ) フランチェスコ・アルバネーゼ(フィリッポ) エンツォ・マスケリーニ(ボルゴーニャ公) ジャンジャコモ・グェルフィ(皇帝エンリーコ五世) アンセルモ・コルツァーニ、アルノルト・ファン・ミル/他 ヴィットリオ・グイ指揮フィレンツェ五月音楽祭o.&cho. | ||
録音:1954年5月5日または6日、フィレンツェ。以前MELODRAMからCD化されていたが、実に久しぶりの復活。ほぼ同時にMYTOからもアナウンスされている(2MCD-042H084)。 長らく埋もれていた作品だが、これはおそらく20世紀に入って蘇演された時の演奏。今日でも全曲CDは珍しい。また、2003年に亡くなったフランコ・コレッリ活動初期の音源であり、 1953年のライナー指揮による「カルメン」(ARCHIPEL ARPCD-0130)が発売されるまでは、彼のもっとも若い時の録音だったものである点も見逃せない。 この1954年、コレッリはスカラ座にデビュー[曲は同じくスポンティーニの「ヴェスタの巫女」。マリア・カラスの相手役。GOLDEN MELODRAM(GM-2.0047)他でCD化されている]、大絶賛を受けてスター街道を歩みはじめた。 なお、当演奏ではイタリア語歌唱のため上記のような役名表記になっていますが、当作品は元々ベルリンで初演されているため、そちらを基準にした場合、もしかすると不適切なものがあるかもしれません。 | ||
アンドレス・セゴビア 1952-1954 録音集 ミラン、クープラン、ヴァイス、C.P.E.バッハ、 ハイドン、パガニーニ、マラツ、タンスマン、トローバの作品 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1952年-1954年。 一部に初CD化録音を含むとのこと。 | ||
ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ト長調 Op.26(*)/ ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 Op.44(#)/ スコットランド幻想曲 Op.46(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) マルコム・サージェント指揮(*) ロンドン新so.(*) アイズラー・ソロモン指揮(#) ウィリアム・スタインバーグ指揮(+) RCAビクターso.(#/+) | |
録音:1951年5月18日(*)/1954年11月2日(#)/1947年9月12日(+)。原盤:RCA/BMG。 ハイフェッツお得意のブルッフ。ヴァイオリン協奏曲第1番とスコットランド幻想曲にはステレオの再録音があるが、ヴァイオリン協奏曲第2番は唯一の録音。全盛期の録音だけに切れ味抜群。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K449(*) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83(#) |
マイラ・ヘス(P) ブルーノ・ワルター指揮 NYP | |
録音:1954年1月17日(*)/1951年2月11日、カーネギーホール(#)。 20世紀でもっとも偉大な英国のピアニストの一人、マイラ・ヘス(1890-1965)、日本であまり人気がないのは勿体無いが、ここでは1950年代前半、大指揮者ブルーノ・ワルターとの共演が聴ける。 モーツァルトの心こもった音楽はもちろんだが、それ以上にブラームスが注目。 宇野功芳氏も「女流ながら構えが大きく、決然たる威厳にみち、全ての音が鳴り切ったシンフォニックな響きは男性的とさえいえよう」と絶賛、ワルターの指揮についても 「終始、厚みと充実感と豊かな歌があり、むせるようなロマン、いじらしさ、熱狂的な追い込みなど、音楽を堪能させてくれる」とベタ褒め。ここまで言われれば誰だって聞きたくなるだろう。 | ||
バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041(*)/ ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042(*)/ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043(#)/ 無伴奏ヴァイオリンのための パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) アルフレッド・ウォーレンステイン指揮(*) ロサンゼルスpo.(*) フランツ・ワックスマン指揮(#) RCAビクターso.(#) | |
録音:1953年12月6日(*)/1946年10月(#)/1952年10月24日(+)。原盤:RCA/BMG。 (#)はハイフェッツが二重録音したことで知られているもの。(*)の2曲は彼唯一の録音。 | ||
ジーリ、宗教作品を歌う バッハ(グノー編):アヴェ・マリア 他、チェッコーニ、ビゼー、リヴィアベッラ、 ストラデッラ、ラッファ、シューベルト、 ジビラーロ、ブラームス、カーン、ヴェルディ、 カルネヴァーリ、ヘンデル、フランクの作品 |
ベニアミーノ・ジーリ(T) | |
録音:1932年-1954年。 | ||
IDIS-6441/42 (2CD) 廃盤 |
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します スポンティーニ:歌劇「フェルナンド・コルテス」 ガブリエーレ・サンティーニ指揮ナポリ・サン・カルロ劇場o.&cho. | |
新発見、デ・ヴィートのベートーヴェン「協奏曲」! ジョコンダ・デ・ヴィート Vol.3 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(*) バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043(#) ヘンデル:トリオ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.5-2(+) ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番 イ短調(**) ヴィターリ(レスピーギ編):シャコンヌ ト短調(##) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) 共演者不祥(*) ユーディ・メニューイン(Vn;#/+) アントニー・バーナード指揮(#) ロンドン室内o.(#) ジョージ・マルコム(Cemb;+) ヴィットリオ・グイ指揮(**) グラインドボーン音楽祭o.(**) アルベルト・エレーデ指揮(##) フィルハーモニアo.(##) | |
録音:1950年代(*)/1953年9月(#)/1953年10月(**)/1948年5月(##)。原盤:デ・ヴィート財団(*)/EMI(*以外)。(*)は初出音源。 イタリアが誇る女流ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)は自然で豊かな感興を第一にした滋味溢れる演奏で知られるが、ソリストとして国際的に活躍し始めたのが戦後になってからの上、1962年には引退してしまったので、残された録音は少ない。 今回のアルバムの目玉は、新発見のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。彼女の生地、南イタリアのマルティナ・フランカにあるデ・ヴィート財団が所有していた貴重な録音。残念なことに詳しいデータや共演者の記録は残っていないという。デ・ヴィートはベートーヴェンの協奏曲を得意とし、EMIにも録音の予定があったというが結局残されず、これは非常に貴重な録音。ヴァイオリン・マニアにとっては飛び切りのニュース。 | ||
ルガーノのフルトヴェングラー+パリの未完成 ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調 Op.68「田園」(*) モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466(*)(+) R.シュトラウス:交響詩「ティル・ オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(*) シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」(#) |
イヴォンヌ・ルフェビュール(P;+) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1954年5月15日、ルツェルン(*)/1954年5月4日、パリ(+)。 ルガーノでのコンサート録音は様々なところから発売されているが、一晩のプログラムをまとめた形になっているものはあまりない。演奏は、とくに協奏曲と「田園」に関しては晩年のフルトヴェングラーだけがなしえた深い感動の溢れた名演としてもはや語りつくされているもの。パリでの「未完成」も雄大なスケール。 | ||
伝説の始まり〜 エリザーベト・シュヴァルツコップ 1938-1954 ヴェルディ、レーヴェ、ウェーバー、バッハ、 ヘンデル、ベートーヴェン、フンパーディンク、 プッチーニ、シュトラウス、ベルリオーズ、ヴォルフ、 モーツァルトの音楽 |
エリーザベト・ シュワルツコップ(S) | |
録音:1938-1954年。 90歳と8ヶ月弱で亡くなったシュワルツコップ(1915-2006)の90歳記念盤。ライヴ録音と放送用録音、ディスク用の録音からの復刻とのこと。 | ||
マリア・カラス〜ザ・ゴールデン・イヤーズ Vol.1(1951-1953) | ||
ベッリーニ:歌劇「清教徒」 | マリア・カラス(S:エルヴィーラ) ジュゼッペ・ディ・ステファノ (T:アルトゥーロ) ピエロ・カンポロンギ (リッカルド) 他 グイド・ピッコ指揮 メキシコ・ベラス・ アルテス劇場o.&cho. 録音:1952年5月 | |
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 | マリア・カラス(S:ノルマ) フランコ・コレッリ(T:ポリオーネ) エレーナ・ニコライ (Ms:アダルジーザ) ボリス・クリストフ (B:オロヴェーゾ) 他 アントニーノ・ヴォットー指揮 トリエステ・ジュゼッペ・ ヴェルディ劇場o.&cho. 録音:1953年11月 | |
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 | マリア・カラス(S:レオノーラ) ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ (T:マンリーコ) クロエ・エルモ(Ms:アズチェーナ) パオロ・シルヴェーリ (Br:ルーナ) 他 トゥリオ・セラフィン指揮 ナポリ・サンカルロ劇場o.&cho. 録音:1951年1月 | |
ロッシーニ:歌劇「アルミーダ」 | マリア・カラス(S:アルミーダ) フランチェスコ・アルバネーゼ (T:リナルド) マリオ・フィリッペスキ (T:ジェルナンド) 他 トゥリオ・セラフィン指揮 フィレンツェ五月祭o.&cho. 録音:1952年4月 | |
ケルビーニ:歌劇「メデア」 | マリア・カラス(S:メデア) ジーノ・ペンノ(T:ジャゾーン) フェドーラ・バルビエーリ (Ms:ネリス) 他 レナード・バーンスタイン指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. 録音:1953年12月 | |
マリア・カラスの1950年代初頭のオペラ全曲ライヴ5点。いずれもすでに様々な形でCD化されているが、10CDで5CD価格というのはお買得。 | ||
セゴビアの芸術 Vol.2 タレガ、アルベニス、カステルヌオーヴォ=テデスコ、 ヴィラ=ロボス、メンデルスゾーン、ブラームス、 シューマン、バッハ、ポンセの作品 |
アンドレ・セゴビア(G) | |
録音:1952-1955年。 Vol.1(IDIS-6432)に続くセゴビアのオムニバス復刻集。 | ||
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 | マリア・カラス(S:ノルマ) マリオ・デル・モナコ (T:ポリオーネ) ジュリエッタ・シミオナート (Ms:アダルジーザ) ニコラ・ザッカリア (B:オロヴェーゾ) 他 アントニーノ・ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1955年12月7日、ミラノ、ライヴ。 スカラ座の1955/56年シーズン開幕公演となった「ノルマ」。カラスとデル・モナコが共演している録音はいくつか残されているが、加えてシミオナートという超豪華な舞台は空前絶後。 | ||
何とチアーニの伴奏による「冬の旅」「水車小屋」 シューベルト: 歌曲集「冬の旅」/歌曲集「美しい水車屋の娘」 |
クラウディオ・デズデーリ(Br) ディノ・チアーニ(P) | |
録音:1973、1974年。以前CETRAからLPで「冬の旅」全曲と「水車小屋」から2曲のLPが出ていたが、その際には1974年3月4日のライヴとされていた。少なくとも「水車小屋」の大部分は今回初登場となる音源。 驚くべき録音の登場。1974年3月28日に33歳の若さで交通事故で亡くなった幻の名ピアニスト、ディノ・チアーニ(1941-1974)の亡くなる直前の録音。コンサートがたまたま録音されていたそうで、音の状態はともかく、チアーニ・ファンにはまたとない貴重な記録である。クラウディオ・デズデーリ(1943-)は、今では指揮もするキャリア40年以上の名歌手。モーツァルトやロッシーニのブッフォ役で定評がある。 | ||
レナータ・テバルディの神話〜オペラ・アリア集 ヴェルディ:「ジョヴァンナ・ダルコ」、 「トロヴァトーレ」、「椿姫」、「運命の力」、 「オテロ」、「アイーダ」、レクイエム、 プッチーニ:「ボエーム」、「蝶々夫人」、 「マノン・レスコー」、「トスカ」、 ボーイト:「メフィストーフェレ」、カタラーニ:「ワリー」、 ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、 G.シャルンパンティエ:「ルイーズ」、 ワーグナー:「タンホイザー」、グノー:「ファウスト」、 モーツァルト:「フィガロの結婚」からのアリア、場面 |
レナータ・テバルディ(S) | |
録音:1949-1953年。 2004年12月に惜しまれつつ亡くなったプリマドンナ、レナータ・テバルディの若い頃の録音を集めたアルバム。1枚目は1949年のDECCA録音のアリア集と1950年のミラノでのRAIの録音。2枚目はオペラのライヴが中心。1950年トスカニーニ指揮のレクイエム、1951年の「ジョヴァンナ・ダルコ」、1953年フィレンツェでの「運命の力」、1950年ナポリの珍しい「タンホイザー」(伊語)など全曲がCDになっているものばかりだが、テバルディだけが目当てのファンにはありがたい。 | ||
カラヤン、初CD化あり ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83(*) モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550(+) |
ゲーザ・アンダ(P;*) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 RAIローマso.(*)、EIARso.(+) | |
録音:1954年12月11日、ローマ、放送(*)/1942年10月、トリノ(+)。 (*)はLPのみで出ていたライヴでおそらく初CD化。アンダとカラヤンは13年後にDGでセッション録音しており、それと比べるのも面白いであろう。(+)はDG原盤で、トリノでの一連のセッション録音から。どちらも若き日のカラヤンの颯爽とした指揮を楽しめる。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」 |
ヴィルヘルム・バックハウス(P) クレメンス・クラウス指揮VPO | |
録音:1951、1952年。原盤:DECCA。 バックハウス全盛期の録音として名高いもの。 | ||
ディノ・チアーニ〜リサイタル ドビュッシー:前奏曲 バルトーク:戸外にて フランク:前奏曲、コラールとフーガ アルベニス:グラナダ フォーレ、グリーグの作品(以上(*)) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111(+) |
ディノ・チアーニ(P) | |
録音:1970年1月19日、ミラノ、マンツォーニ劇場、リサイタル、ライヴ(*)/1968年2月5日(+)。フランク、アルベニス、フォーレ、グリーグは彼の作曲家レベルでの初音盤レパートリー。 近年再評価が著しいディノ・チアーニ、また新たな音源が発掘された。彼があまり頻繁に取上げなかった曲が含まれる興味深いリサイタルで、初音盤レパートリーを多く含む大注目のCD。生きていてもまだ60台半ば、この20代終わりの録音を聴けば、あまりにも早い死を嘆きつつ、録音が残されていたことに感謝する思い。 | ||
ベルマンのリスト・ライヴ、初出 リスト: 巡礼の年 第1年「スイス」 より[第1曲/第6曲](*)/ ピアノ・ソナタ ロ短調(*) 巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」(*) 巡礼の年 第2年「イタリア」 より[第1曲/第5曲](*)/ スペイン狂詩曲(*) シューベルトの5つの歌曲(#) [アヴェ・マリア/魔王/糸を紡ぐグレートヒェン/ 若い尼僧/辻音楽師] |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音:1974年5月3日、ブレシア、イタリア(*)/1989年11月22日、ミラノ(#)。共にライヴ、初出音源。 1970年代に西側に登場、大変なセンセーションを巻き起こしたロシアのピアニスト、ラザール・ベルマン。惜しくも2005年2月に亡くなったが、彼の超絶ピアノに魅せられた人も多いはず。この録音はベルマンの全盛期のリスト、ことに(*)は絶頂期の演奏を収録。彼は「巡礼の年」全曲を1977年にDGへ、他にも同曲集から個々の曲を何度も録音しているが、複数の曲集にまたがった録音としては一番若い時の物となる(第1年抜粋や「ダンテ・ソナタ」のみなら、1972年や1971年の録音がある)。(#)はこの6日後にスイスのルガノでも演奏しており、その時のライヴは AURAから発売されていた(AUR-161/廃盤)。 | ||
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの芸術 モーツァルト、ワーグナー、グノー、マスネ、 プッチーニ、グラナドスの作品、スペイン民謡 |
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) | |
録音:1949-1955年。 ソプラノにはいろいろなタイプがあるが、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの魅力は全く独自のもの。どんな役であれ、聴いていると「ホッ」とさせられる優しさは、なかなか他では得られない。このCDには、彼女が1948年にロンドン・デビューして国際的キャリアに乗った頃から、世界的プリマドンナにのし上がるまでの時期の歌が収録されている。 | ||
マグダ・オリヴェーロの伝説 ヴェルディ、プッチーニ、ボーイト、チレーア、 シャルパンティエ、マスカーニ、マスネ、 アルファーノ、フランクの作品 |
マグダ・オリヴェーロ(S) | |
録音:1938-1953年。 マグダ・オリヴェーロは1910年生まれのイタリアのソプラノ。1932年にデビューして以来、長年に渡ってプリマドンナとして君臨した名ソプラノである。イタリアで名声を築き、1975年には65歳でメトにデビューし大成功、1981年まで舞台に立ち、最後の録音は1993年、83歳の時。2005年現在、まだ存命(2003年にコンクールの審査をした際の写真がネットで公開されている)。そんなスーパー・ソプラノ、オリヴェーロも録音は極端に少なく、幻の名ソプラノと言われていた。このCDには、20代末から40代初めの、若きオリヴェーロの歌が集められている。 | ||
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(*)/ ロマンス[第1番(+)/第2番(+)] シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 Op.47(#) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso.(*) ウィリアム・スタインバーグ指揮(+) アイズラー・ソロモン指揮(#) RCAビクターso.(+/#) | |
録音:1951-1955年。原盤:BMG。 | ||
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
アントニエッタ・ステッラ(S;アイーダ) フランコ・コレッリ(T;ラダメス) フェドーラ・バルビエーリ(Ms;アムネリス) アンセルモ・コルツァーニ(Br;アモナズロ)他 ヴィットリオ・グイ指揮サン・カルロ歌劇場o.&cho. | ||
録音:1955年11月24日、サン・カルロ劇場、ナポリ、ライヴ。前出CD: GAO, GAO-116/7。 ステッラ、コレッリ、バルビエーリと、強力なキャストに加え、指揮はグイ。音の状態はそこそこと思われますので、御注意ください。 | ||
アンドレス・セゴビアの芸術 Vol.3 ナルバエス、ド・ビゼ、ガリレイ、スクリャービン、 スカルラッティ、シューベルト、タレガ、リョベトの作品 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1955-1956年。 | ||
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」 | マリア・カラス(S:ロジーナ) ティート・ゴッビ(Br:フィガロ) ルイジ・アルヴァ (T:アルマヴィーヴァ伯爵)他 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座o.&cho. | |
録音:1956年、ライヴ。 カラスとスカラ座がまだ蜜月の関係だった頃の録音。この年がスカラ座の音楽監督最後の年だったジュリーニの指揮というのも貴重。 | ||
ケンプのベネズエラ・ライヴ、初出 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58/ ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」/エコセーズ シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899 No.3 グルック/ブラームス編曲:ガヴォット |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) リオス・レイナ指揮 ベネズエラso. | |
録音:1956年3月9、11日、ベネズエラ、カラカス、ライヴ。初出音源。 1956年春、ケンプは南アメリカでコンサート・ツアーを行い成功を収めたが、今回登場するのはベネズエラの首都カラカスで行われた2回のオーケストラとの共演中心ライヴ。中でも珍しいのはグルックのガヴォットで、おそらくこれまでSP録音があったのみ。また、シューベルトの即興曲とモーツァルトの協奏曲第20番も、DGのスタジオ録音は知られているが、ライヴ演奏のCDはこれが初登場かもしれない。レーベルによると「エクセレント・サウンド・クォリティ」とのことで、音質にも期待が持てそうだ。 | ||
ダヴィド・オイストラフ〜ベートーヴェン・ライヴ ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(*)/ ロマンス第1番 ト長調 Op.40(*)/ ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50(+) |
ダヴィド・オイストラフ(Vn) ヘルマン・アーベントロート指揮 ベルリン放送so.(*) キリル・コンドラシン指揮 モスクワso.(+) | |
録音:1950年(*)/1947年(+)。 ディスコグラフィによると、(*)は1950年3月31日のベルリンでのライヴで、MELODRAM やTAHRA(TAH-129)からCD発売されていたものと同じ。(#)も同日のもの。(+)は、DOREMIからCD発売されている(DHR-7714)。 | ||
レナータ・テバルディ〜ライヴ(1950-1956) ヴェルディ:歌劇「椿姫」、「運命の力」、「オテッロ」、 ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」、 ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」、 マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」、 ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」、 チレーア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」、 プッチーニ:歌劇「ボエーム」、「修道女アンジェリカ」、 チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」 からのアリア、場面 |
レナータ・テバルディ(S) | |
録音:1950-1956年、ライヴ。 テバルディ全盛期のライヴ録音からの抜粋。「エフゲニー・オネーギン」が珍しい。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンpo. | |
録音:1956年10月18日、スイス、アスコーナ、ライヴ。 ミュンヘン・フィルとの演奏旅行時における演奏。AURA(旧 ERMITAGE)から発売されているものと同じ音源。 | ||
プッチーニ:歌劇「トスカ」 | レイラ・ゲンジェル(S:トスカ) ジュゼッペ・タデイ (Br:スカルピア) ヴィットリオ・デ・サンティス (T:カヴァラドッシ) ピエロ・デ・パルマ (T:スポレッタ) 他 ヴィンチェンツォ・ベレッツァ指揮 ナポリ・サンカルロ歌劇場o.&cho. | |
録音:1955年1月21日、ライヴ。 トルコ生まれのプリマドンナ、レイラ・ゲンジェル(ジェンチェル)の若き日のライヴ。おそらく初出。「音質はご覚悟ください」(輸入元)とのこと。余白に、1956年、RAIトリノでのアリアの放送録音を収録。 | ||
ジョコンダ・デ・ヴィート〜室内楽録音集 パーセル:トリオ・ソナタ ヘ長調 ヘンデル:2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調 Op.2 No.8 ヴィオッティ:二重奏曲 ト長調 シュポア:二重奏曲 Op.67 から ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30 No.2 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
ジョコンダ・デ・ヴィート、 ユーディ・メニューイン(Vn) レイモンド・レパード(Cemb) ティート・アプレア(P) | |
録音:1955年。 諸々のスタジオ録音を集めたもの。パーセル、ヘンデル、ヴィオッティなどが珍しい。 | ||
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004(*) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005 ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016(*) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001 |
アドルフ・ブッシュ(Vn) | |
録音:1928-1943年。(*)は2テイク収録。 | ||
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」 モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338 |
カール・ベーム指揮 NDRso. | |
録音:1956年10月29日。ORIGINALS、LIVING STAGE (LS-4035165) などから出ている音源。 ベームが客演した際の録音。62歳のエネルギッシュなベームの音楽が楽しめる。 | ||
シャルパンティエ:歌劇「メデ」(抜粋) | イルマ・コラッシ(S:メデ) ポール・ドゥレヌ(T:ジャソン) ナディーヌ・ソートロー (S:クレユーズ) 他 ナディア・ブーランジェ指揮 合奏団、cho. | |
録音:1953年。 フランス・バロック・オペラの先駆的演奏。 | ||
ワーグナー: 「ファウスト」序曲/歌劇「リエンツィ」序曲/ 楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽/ 楽劇「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅/ ジークフリート牧歌 |
グイド・カンテッリ指揮 NBCso.、NYP、 フィルハーモニアo. | |
録音:1951年-1956年。 | ||
ホロヴィッツ、ショパンを弾く〜初期ショパン録音集 練習曲集/夜想曲集/マズルカ集/バラード第1番 バラード第3番/スケルツォ第1番/スケルツォ第4番 即興曲 Op.29/ポロネーズ幻想曲 Op.61/ポロネーズ Op.53 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ |
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P) | |
録音:1932年-1951年。ホロヴィッツの30、40歳代の録音を集めたもの。 | ||
ラザール・ベルマン〜1976年ミラノ・ライヴ ラフマニノフ: 楽興の時 Op.16/前奏曲 ト短調 Op.23-5 リスト: 超絶技巧練習曲(12曲)/ 巡礼の年第2年「イタリア」 〜ペトラルカのソネット第104番/ 巡礼の年第1年「スイス」〜夕立 |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音:1976年4月29日、ミラノ。リスト「巡礼の年」を中心とした1974年&1989年ライヴ集(IDIS-6470)に続く同レーベルからのベルマン・ライヴ、これはうれしい第2弾。 まず注目は全曲収録とされている「超絶技巧練習曲集」。彼の同曲全曲録音は、これまで1959年モノラルと1963年ステレオという2種のMELODIYA録音のみで、今回登場する1970年代の全曲ライヴは正にファン待望(1971年に3曲を弾いた録音[ARKADIA;廃盤]を除くと、残りは抜粋も全て1950年代の演奏)。また、ラフマニノフに目を写すと、「楽興の時」は3種の録音がある内、ライヴはこれまで1989年のAURA/ERMITAGE盤(AUR-161)のみで、さらに1956年MELODIYAと1975年DGの2種の録音がほぼ廃盤&未CD化で入手困難、「前奏曲」は、CBS録音がオムニバス盤でCD化されてはいるものの、既に廃盤で入手困難という状況で、こちらも愛好家にとっては嬉しい発売と言える。 もうひとつ見逃せないのは、これは彼が1970年代後半になってようやく西側に知られ、一大センセーションを巻き起こした時期の録音であること。彼の代名詞となった超絶技巧練習曲をライヴでバリバリ披露したわけで、聴衆の反応も興味深い所だ。コンサートの全貌を2CDに完全収録。 | ||
カンテッリ、ハイフェッツ&ギーゼキング〜協奏曲集 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 Op.64(*) モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 K.467(#) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn;*) ヴァルター・ギーゼキング(P;#) グイド・カンテッリ指揮 NYP | |
録音:1954年3月14日(*)&1955年2月6日(#)、以上ニューヨーク。 カンテッリとハイフェッツ、ギーゼキングという豪華な組み合わせ。2曲とも1990年代前半までにAS DISCなどイタリア系レーベルから出ていた音源だが、現在では入手困難なはず。 | ||
ついに登場、 トスカニーニ幻のステレオ版「悲愴」!! チャイコフスキー: 交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」(*) ワーグナー: 「ローエングリーン」第1幕前奏曲(#)/ 「ジークフリート」〜森のささやき(#)/ 「神々の黄昏」〜夜明けとラインへの旅(#)/ 「タンホイザー」序曲とバッカナーレ(#)/ 「マイスタージンガー」第1幕前奏曲(#) |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so. | |
録音:1954年3月21日(*)&4月4日(#)。ステレオ(ただし(*)の第3楽章最終部のみ、モノラル)。同時にMUSIC AND ARTSからもMUA-1194としてアナウンスされた(M&A盤には「セビリャの理髪師」序曲も収録されている)。 トスカニーニの幻のステレオ「悲愴」がついに登場!! 1954年、RCAはステレオ録音の実験を行っており、4月6日にカンテッリの指揮したフランクの交響曲がステレオで収録されている。その直前、4月4日のトスカニーニのラスト・コンサートもステレオでライヴ収録されており、これは比較的存在が有名だった。しかし、トスカニーニにはもう一つのステレオ録音、3月21日のチャイコフスキーの「悲愴」があるという噂が根強く語り継がれていた。今回、ついにその幻の録音がついに日の目を見た! 聞けば驚き、たしかに間違いなくステレオ、左右の分離も悪くなく、まるで白黒映画が総天然色に変わったかのような情報量の多さ。真のトスカニーニ・サウンドに触れたような、新鮮な感覚にとらわれること間違いなし! 今盤には併せてラスト・コンサートも収録し、大変に貴重な記録となっている。なお、「タンホイザー」のバッカナーレは有名な中断部分を繋いでいる。 | ||
アストリッド・ヴァルナイ追悼〜ワーグナー 「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」 「ローエングリーン」「ワルキューレ」 「ジークフリート」「神々の黄昏」 「トリスタンとイゾルデ」「パルジファル」からの場面 |
アストリッド・ヴァルナイ(S) | |
録音:1942年&1954年。 2006年9月4日に亡くなった、1950、60年代を代表するワーグナー・ソプラノ、アストリッド・ヴァルナイのワーグナー録音集。彼女の比較的若い頃の録音が中心となっている。 | ||
ミケランジェリ、ワルシャワ・ライヴ D.スカルラッティ:ソナタ [ニ短調K.9/ハ短調K.11/ロ短調K.27/イ長調K.322] バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3 ブラームス: パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54/ ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 ショパン:ワルツ第14番 ドビュッシー:ラモーを讃えて |
アルトゥーロ・ベネデッティ・ ミケランジェリ(P) | |
録音:1955年3月13日&27日、ワルシャワ。POLSKIE NAGRANIA (MUZA)とALTARA から発売されている各2枚と同内容とされているが、記載されている収録曲が少ないようだ(モンポウが抜けている)。 | ||
エーリヒ・クライバー チャイコフスキー: 交響曲第4番 ヘ短調 Op.36(*)/ 交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」(#) シューベルト: 交響曲第5番 変ロ長調 D.485(+)/ 交響曲第8番 ロ短調 D.759 「未完成」(**) |
エーリヒ・クライバー指揮 NBCso.(*)、ケルン放送so.(#)、 NDRso.(+)、BPO(**) | |
録音:1948年1月3日、ニューヨーク、ライヴ(*)/1955年3月28日、ケルン(#)/1953年1月29日、ハンブルク(+)/1935年1月28日(**)。原盤 or 既出レーベル&発売番号:TAHRA TAH-450 (*)/TELEFUNKEN (**)。 | ||
バッハ: フーガの技法 BWV 1080/ トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565/ パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582 |
ヘルムート・ヴァルヒャ(Org) | |
録音:1956年、1947年、1952年。フーガの技法はステレオ録音。 | ||
ブルーノ・ワルター ドヴォルザーク: 交響曲第8番 ト長調 Op.88(*)/スラヴ舞曲 Op.46-1(#) スメタナ:「モルダウ」(#)/「売られた花嫁」序曲(+) |
ブルーノ・ワルター指揮 NYP(*/#)、LSO(+) | |
録音:1947年11月28日(*)/1941年2月4日(#)/1938年9月12日(+)。 ワルターのスメタナとドヴォルザークの音楽。実はいずれもワルターのお得意曲で、スラヴ舞曲以外は、ライヴでも数種録音が残っている。 | ||
ワーグナー:「タンホイザー」 | カール・リーブル(T;タンホイザー) グレ・ブラウエンスティン (S;エリーザベト) エーベルハルト・ヴェヒター (Br;ヴォルフラム) デジェー・エルンスター (B;ヘルマン) ヘルタ・ヴィルヘルト (S;ヴェーヌス)他 アルトゥール・ ロジンスキー指揮 RAI ローマso. | |
録音:1957年11月。 放送用の録音。カール・リーブルは1915年生まれのヘルデンテノール。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ ヴィエニャフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22(*) ヴュータン: ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 Op.37(#)/ ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 Op.31(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) アイズラー・ソロモン指揮(*) RCA ビクターso.(*) マルコム・サージェント指揮(#) LSO(#) ジョン・バルビローリ指揮(+) LPO(+) | |
録音:1954年11月5日、RCA スタジオ、ハリウッド(*)/1947年11月8日、RCA スタジオ、ハリウッド(#)/1935年3月14日、アビ−ロード・スタジオ、ロンドン(+)。 | ||
ディーノ・チアーニ、未発表ライヴ、 幻想曲ばかりの一夜!! モーツァルト: 幻想曲とフーガ ハ長調K.394 幻想曲 ハ短調 K.475 ベートーヴェン:幻想曲 ロ長調 Op.77 シューベルト: 「さすらい人」幻想曲 ハ長調 D.760 ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 |
ディーノ・チアーニ(P) | |
録音:1969年10月30日、ブスト・アルシーツィオ、ライヴ。 僅か33歳で交通事故で亡くなった、イタリアの伝説的ピアニスト、ディーノ・チアーニ(1941-1974)の初出ライヴ録音。ロンバルディア州とピエモンテ州の州境に位置するブスト・アルシーツィオで行われた演奏会は、何と幻想曲ばかりを5曲演奏しているという面白い選曲。いずれもチアーニの求心力の強い深みのある音楽が最高で、さらにベートーヴェンの幻想曲とショパンの幻想曲は、他に録音が残っていない貴重なもの。 | ||
ハイフェッツ〜モーツァルト:協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」(*)/ ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218(#)/ 協奏交響曲 変ホ長調 K.364(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) マルコム・サージェント指揮(*) LSO(*) トーマス・ビーチャム指揮(#) ロイヤルpo.(#) ウィリアム・プリムローズ(Va;+) アイズラー・ソロモン指揮(+) RCA ヴィクターo.(+) | |
録音:1951年(*)/1949年(#)/1956年(+)。 | ||
ラザール・ベルマン、 1977 カーネギー・ホール・ライヴ、初出 J.S.バッハ/ブゾーニ編: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調BWV.1004〜シャコンヌ プロコフィエフ: ロメオとジュリエットからの 10の小品Op.75 より (*) [第2番−第10番] リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調S.178/ 詩的で宗教的な調べ S.173〜第7曲「葬送」 ショパン:練習曲第19番 嬰ハ短調Op.25 No.7 (*) スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調Op.8 No.12 シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ハ短調Op.11(+) |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音;1977年10月26日、カーネギー・ホール、モノラル(+以外)/1972年11月23日、ミラノ、モノラル?(+)、以上共にライヴ、初出音源。(#)はベルマンにとってCD初レパートリー(他演奏の LP があったが未CD化)。(*)は彼の初ライヴ録音となるもの。(+)はもっとも若い時のライヴ。 当時の著名評論家ハロルド・C.ショーンバーグや聴衆たちから大絶賛された、ベルマンの1977年カーネギー・ホール・リサイタルの世界初発売。ベルマン一家の同意を得て発売されるもので、曲間が数ヶ所狭められている以外は、オリジナルの音そのままだとの事。1975年の衝撃的なアメリカ・デビュー、そしてこの演奏会の約1ヶ月前には日本への演奏旅行も行い、正に脂の乗り切った時期であったベルマンの至芸を堪能できる。余白に、ベルマンが西側にセンセーションを巻き起こす直前、イタリアで残された貴重なシューマンのライヴを収録。この時期、まだ自由な演奏活動を行えなかったベルマンの西側ライヴは他に殆ど存在しない。 おそらく記録用とおぼしき録音はモノラルだが、音は悪くない。 | ||
マリオ・デル・モナコ、ライヴ録音集 ベッリーニ:「ノルマ」 ヴェルディ:「エルナーニ」「トロヴァトーレ」「運命の力」「アイーダ」 からのアリア、場面 | ||
録音:1951年-1957年。いずれも全曲盤としても有名なもの。 | ||
プッチーニ:歌劇「トスカ」 | マグダ・オリヴェーロ (S;トスカ) エウジェニオ・フェルナンディ (T;カヴァラドッシ) シピオ・コロンボ (Br;スカルピア) ジョヴァンニ・オモデイ (Br;アンジェロッティ)他 エミディオ・ティエリ指揮 RAIミラノso.&cho. | |
録音:1957年10月31日。 偉大なプリマドンナにもかかわらず、録音が極端に少ないマグダ・オリヴェーロ(1910-)の歌う「トスカ」。オリヴェーロは「トスカ」を得意とし、各地で歌って絶賛された。これは最も初期の録音。といっても、オリヴェーロは既に47歳。1979年、69歳でパヴァロッティ相手にトスカを歌っているから、只者じゃない。筋金入りのトスカをどうぞ。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ〜モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296 ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378 ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454 ヴァイオリンとヴィオラのための 二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424 |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマニュエル・ベイ(P) ウィリアム・プリムローズ(Va) | |
録音:1936年-1947年。ハイフェッツによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集ほか。 | ||
ベニアミーノ・ジーリ、アリア集 ヘンデル:「セルセ」/グルック:「パリーデとエレナ」/モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」 フロトー:「マルタ」/ドニゼッティ:「ルチア」「愛の妙薬」 ヴェルディ:「トロヴァトーレ」「ロンバルディ」「リゴレット」「アイーダ」 アレヴィ:「ユダヤの女」/グノー:「ファウスト」/マイヤベーア:「アフリカの女」 トーマ:「ミニヨン」/ラロ:「イスの王様」/ビゼー:「真珠採り」「カルメン」 マスネ:「マノン」「ウェルテル」/ポンキエッリ:「ジョコンダ」 レオンカヴァッロ:「道化師」/リムスキー=コルサコフ:「サトコ」 プッチーニ:「トスカ」「ボエーム」「マノン・レスコー」からのアリア | ||
録音:1927年-1946年。偉大なテノール、ベニアミーノ・ジーリの、20年に渡る録音を集成。 | ||
トスカニーニ、 スカラ座ラスト・コンサート ワーグナー: 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 〜第1幕への前奏曲/ 楽劇「ジークフリート」〜森のささやき/ ジークフリート牧歌/ 「神々の黄昏」 〜ジークフリートのラインの旅/ 楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽/ 「神々の黄昏」 〜ジークフリートの死と葬送行進曲/ 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 〜前奏曲と愛の死/ 楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行 |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 ミラノ・スカラ座o. | |
録音:1952年9月19日、ミラノ・スカラ座、ライヴ。2007年にスカラ座自主製作盤(LSB-0094072)で初発売されたもの。 第二次世界大戦後、トスカニーニは何度かスカラ座のオーケストラを指揮しているが、その最後の機会となったのがこの9月19日のワーグナー・コンサート。存在は広く知られていたにもかかわらず、わりと最近になってようやく聞けるようになった。今回の IDIS 盤では、全8曲の演奏内容に加え、前半後半それぞれの前後の放送アナウンス(ブックレットに伊文と英訳を掲載)までを初めて収録、もちろん曲毎の観客の熱狂的な反応もそのままで、1952年9月19日にラジオから放送を聞いているような気分にさせてくれる。トスカニーニがスカラ座のオーケストラを指揮すると、両者が理想的な「化学反応」するのが常で、ここでもどの曲も惚れ惚れとするような見事な演奏ばかり。「神々の黄昏」からの2曲、「ジークフリート牧歌」も名演だが、圧巻は「トリスタン」! 音楽は徹底的に歌い抜いていながら、美しさと悲しさと感動が渾然一体となったとてつもない名演! 録音状態は、1952年のスカラ座ライブとしては並というところ、決して良好ではないが、、感動的な一夜を楽しむことができる。 | ||
セゴビア、バッハ全録音集 1927-1955 組曲 ホ短調 BWV.996 [アルマンド/サラバンド/ブーレ]/ 前奏曲 ハ短調 BWV.999/フーガ ト短調 BWV.1000/ 無伴奏ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001〜シチリアーノ/ 無伴奏パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002〜 テンポ・ディ・ブーレ/ 無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ/ 無伴奏パルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006〜ガヴォット/ 無伴奏組曲第1番 ト長調 BWV.1007 [前奏曲/ガヴォット]/ 無伴奏組曲第3番 ハ長調 BWV.1009 [クーラント/ルーレ]/ 無伴奏組曲第6番 ニ長調 BWV.1012 〜ガヴォット/他 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1927年-1955年。 「ギターの神様」セゴビアの演奏したバッハの録音を集めたCD。リュート曲だけでなく、無伴奏ヴァイオリン曲、無伴奏チェロ曲まで、高い説得力で弾けるのは、やはり卓越した音楽性ゆえだろう。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(*) ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(#) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ディミトリ・ミトロプーロス指揮(*) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮(#) NYP | |
録音:1956年2月9日(*)/1935年2月24日(#)。 トスカニーニと共演したブラームスは、DOREMIから出ているものと同じ。ベートーヴェンは、かつて各社から発売されていたが、現在はこれが唯一の模様。 | ||
ラザール・ベルマン〜 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」(*)/ 第19番 ト短調 Op.49-1(*)/ 第20番 ト長調 Op.49-2(*)/ 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」(#)/ 第31番 変イ長調 Op.110(+)] |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音:1972年11月12日(#)/1975年2月26日(*)/1984年2月14日(+)、以上全てミラノ、ライヴ。モノラル、全て初出音源。遺族の承認を得てのCD化。第19番と第31番は彼の初音盤作品。 大好評のラザール・ベルマンのライヴ録音シリーズ、今回はベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。ベルマンのベートーヴェンの録音は元々多くない上、特にCDではまとまった物が少なく、廃盤だったり他の録音と合せたセット物でしか入手出来なかったりと、なかなか聴くのが困難だったので、これは非常に嬉しいリリース。ベルマンというと超絶技巧の側面ばかりが目立っているが、こうした古典派の音楽でも実に立派なピアニストだったことがはっきり分かるものばかり。録音はモノラルとなっているが、良好。 | ||
トスカニーニ、プッチーニ録音集
歌劇「ボエーム」(全曲)(*)/ 「マノン・レスコー」より[間奏曲(#)/第3幕(#)/間奏曲(+)] リチア・アルバネーゼ(S;ミミ;*) ジャン・ピアース(T;ロドルフォ;*) アン・マックナイト(S;ムゼッタ;*) ジョージ・チェハノフスキー(Br;ショナール;*) フランチェスコ・ヴァレンティーノ(Br;マルチェッロ;*) ニコラ・モスコーナ(B;コリーネ;*) サルヴァトーレ・バッカローニ(B;ベノア、アルチンドロ;*) マファルダ・ファヴェーロ(S;マノン;#) ジョヴァンニ・マリピエロ(T;デ・グリュー;#) マリアーノ・スタービレ(Br;レスコー;#) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBCso.(*/+)、ミラノ・スカラ座o.&cho.(#) | ||
録音:1946年2月3日、10日(*)/1946年5月11日(#)/1949年12月10日(+)。 「ボエーム」は、1896年2月1日の初演でトスカニーニが指揮を執った記念すべき作品。その50年後に行われた放送用の上演で、トスカニーニが残したオペラの中でも最もトスカニーニの凄さが伝わる演奏として知られている。(#)は、スカラ座再開記念演奏会でのもの。 | ||
フルトヴェングラー&デ・ヴィート ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(*) メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(#) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 RAIトリノso. | |
録音:1952年3月7日(*)/1952年3月11日(#)。 ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)は、イタリア人ながらドイツ音楽で高く評価され、バッハの無伴奏や、エトヴィン・フィッシャーの伴奏によるブラームスのソナタなどは今でも人気が高い。このCDにはトリノでフルトヴェングラーと共演したブラームスとメンデルスゾーンの協奏曲が収録されている。どちらも両者の音楽性の融合が見事な結果になっている。 | ||
ワルター&シカゴ響1958年の「モツレク」、 約20年ぶりの再発 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626 |
マリア・シュターダー(S) モーリーン・フォレスター(A) デイヴィッド・ロイド(T) オットー・エーデルマン(B) ブルーノ・ワルター指揮 シカゴso.&cho. | |
録音:1958年3月13日。以前国内キングがCD化(加 CAVIAR 原盤とされていたが、このレコード会社が直接発売した音盤は一切存在しない)して以来の再発売。 ワルター・ファン待望のリリース! このシカゴso.を指揮したモーツァルトのレクイエムのライヴ録音は、20年ほど前にCDで1回出たきり(LPでも日本ワルター協会から1度出たのみ)のかなり珍しい音源。ワルターはシカゴso.と共演の録音そのものが少なく、モーツァルトの交響曲第28番やシューベルトの未完成交響曲などがシカゴso.の自主製作盤で出いていたくらい。ライナー時代のシカゴso.のライヴ録音としても興味深く、いろいろな意味で喜ばしいリリース。 | ||
アンドレス・セゴビアの芸術 Vol.4 ムルシア:前奏曲とアレグロ ロンカッリ:パッサカリア/ギガとガヴォルタ ヴァイス:前奏曲 ヘンデル:アレグレット・グラツィオーゾ/ ガヴォットとメヌエット ソル:練習曲[第1番/第9番/第20番]/ 2つのミヌエット ムソルグスキー:古城 グラナドス:悲しい踊り/ゴヤのマハ ルーセル:セゴビア Op.29 タンスマン:カンツォネッタ/ポーランド風/ 東洋の子守歌 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1952年-1958年。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ〜バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ (全曲)[BWV.1001-1006] [ボーナス・トラック] 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001(*) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) | |
録音:1952年、ハリウッド/1935年12月11日、ロンドン(*)。原盤: RCA (*) / HMV (#)。 | ||
ライナーのモーツァルト モーツァルト: 交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(*) 交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」(#) 交響曲第40番 ト短調 K.550(+) |
フリッツ・ライナー指揮 ピッツバーグso.(*/+) シカゴso.(#) | |
録音:1945年(1946年2月2日)、ピッツバーグ(*)/1954年(1954年4月26日)、シカゴ(#)/1947年(1947年4月1日)、ピッツバーグ(+)。以上、()内はディスコグラフィによる。原盤: 米COLUMBIA (*/+) / RCA (#)。 | ||
レナード・バーンスタイン シューベルト: 交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」(*) ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(#) |
レナード・ バーンスタイン(P;#)指揮 ボストンso.(*)、 フィルハーモニアo.(#) | |
録音:1957年、ボストン(*)/1946年7月1日、ロンドン(#)。(*)はLIVING STAGEからCD化されている物。(#)はおそらくBMGから出ている物。 1946年夏、バーンスタインは初めて海を渡り、5月にはプラハでチェコ・フィルを指揮、7月にはロンドンでの演奏会で指揮している。ラヴェルはこの時のライヴ。後におなじみとなる弾き振りでの演奏。 | ||
ラザール・ベルマン〜 シューベルト&クレメンティ、ライヴ 1972 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2 |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音:1972年11月12日、ミラノ。モノラルかステレオかは記載無し。 IDISが次々とライヴ録音を発掘したことで、ラザール・ベルマンの再評価が進んでいる。今回は1972年11月12日にミラノで行われたリサイタルのライヴ録音。シューベルトの長大なD.960は、ベルマンらしくスケールが大きくロマンティシズムに溢れた名演。これまででもっとも若い時の記録(次が未CD化のEMIへの1978年録音となる)。クレメンティは、意外にもベルマンの十八番で、既に2種のライヴ(1968年; BRILLIANT /1979年; SONY[未CD化])が発売されているほどの得意曲。どちらもベルマンの美点が発揮された名演。ベルマンの家族からの承認を受けての発売。 | ||
ハイフェッツ〜 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 [第1番 ト長調 Op.78(*)/ 第2番 イ長調 Op.100(*)/ 第3番 ニ短調 Op.108(#)] |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマニュエル・ベイ(P;*) ウィリアム・カペル(P;#) | |
録音:1936年(*)/1950年(#)。 名手ヤッシャ・ハイフェッツの弾くブラームスのヴァイオリン・ソナタ3曲。第1番は珍しい音源で、3曲が1枚にまとまったCDはこれが初めてだろう。 | ||
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
マリア・カラス(S;ヴィオレッタ) チェーザレ・ヴァレッティ(T;アルフレード・ジェルモン) マリオ・ザナージ(Br;ジョルジョ・ジェルモン) マリア・コリアー(S;フローラ) リー・ロバーツ(Ms;アンニーナ)他 ニコラ・レッシーニョ指揮コヴェントガーデン王立o.&cho. | ||
マリア・カラスの歌った「椿姫」は数種類あるが、その中でも最も円熟しているものとして知られているのが、このロンドン・ライヴ。しかもチェーザレ・ヴァレッティのアルフレード、マリオ・ザナージのジェルモンと、共演者にも恵まれている。 | ||
フルトヴェングラー〜シューマン:交響曲集 [第4番 ニ短調 Op.120(*)/ 第1番 変ロ長調 Op.38「春」(#)] |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、VPO(#) | |
録音:1953年5月14日、ベルリン(*)/1951年10月29日、ミュンヘン(#)。 フルトヴェングラーが指揮したシューマンの交響曲2曲を1枚に。第4番はDG録音。第1番はウィーン・フィルとのツアー中のミュンヘン、ライヴ。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ ラロ:スペイン交響曲 Op.21(*) サン=サーンス:ハバネラ Op.83(*) サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20(*) ショーソン:詩曲 Op.25(#) サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリツィオーソ イ短調 Op.28(*) ラヴェル:ツィガーヌ(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ウィリアム・ スタインバーグ指揮(*) アイズラー・ソロモン指揮(#) RCAヴィクターso.(*/#) アルフレッド・ ウォーレンステイン指揮(+) ロサンゼルスso.(+) | |
録音:1951年(*)/1952年(#)/1953年(+)。 いずれもハイフェッツの1950年代前半の代表的録音。録音史上でも特筆すべき豪演として名高いツィゴイネルワイゼンを始め、いずれもこの時期のハイフェッツの凄みを感じさせるものばかり。 | ||
おそらく初CD化、ビーチャム唯一の「オテロ」 ヴェルディ:歌劇「オテロ」 ラモン・ヴィナイ(T;オテロ) アントニエッタ・ステッラ(S;デスデモーナ) ジュゼッペ・タデイ(Br)(Br;イアーゴ) ジュゼッペ・モデスティ(B;ロドヴィーコ)他 トーマス・ビーチャム指揮コロン劇場o. | ||
録音:1958年7月4日、ブエノス・アイレス。以前 GOP や STRADIVARIUS からLPが出たことがあるようだが、おそらく初CD化。 ビーチャムは生涯に渡ってオペラを積極的に指揮しており、コヴェントガーデン歌劇場はもとより、メトなど各地の劇場で大変な人気を博していた。このブエノスアイレスでの「オテロ」は、オペラ指揮者ビーチャムの真価を伝える録音として知られていたものの、長いこと入手難だった。ヴィナイ、ステッラ、タッデイとキャストも充実。ビーチャムがいかにすごいオペラ指揮者だったかを知るに打ってつけの貴重な録音。 | ||
カラヤン、全曲は初出!ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ハンス・ホッター(B;ヴォータン) ビルギット・ニルソン(S;ブリュンヒルデ) ルートヴィヒ・ズートハウス(T;ジークムント) レオニー・リザネク(S;ジークリンデ) ゴットロープ・フリック(B;フンディング) ジーン・マデイラ(Ms;フリッカ) ロッテ・リザネク(S;ヘルムヴィーゲ) クリスタ・ルートヴィヒ(Ms;ワルトラウテ) ロゼッテ・アンダイ(Ms;ロスヴァイセ) ヒルデ・レッスル=マイダン(A;シュヴェルトラウテ)他 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座o. | ||
録音:1958年4月29日。全曲は初出となる音源。 IDISから凄い音源が登場! カラヤンが1958年にスカラ座で上演した「ワルキューレ」。カラヤンは1948年からスカラ座のドイツオペラ部門の監督に就任、さらに1956年からウィーン国立歌劇場の芸術監督に就任したことで、二つの大歌劇場の名歌手を相互交換、その結果、スカラ座で充実したワーグナーが可能になったのだった。これはその時期の「ワルキューレ」。ホッター、ニルソン、ズートハウス、リザネク、フリック、マデイラ、さらにルートヴィヒと、超豪華キャスト! 代理店によると「一部分はCDになっていたことはある」とのことだが、全曲は今回初めての発売。当時のカラヤンの帝王ぶりを思い知らされる強烈な演奏をお楽しみ頂きたい。 | ||
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
レイラ・ジェンチェル(S;アメーリア) ティト・ゴッビ(Br;シモン・ボッカネグラ) フェルッチョ・マッツォーリ(B;ヤコポ・フィエスコ) ミルト・ピッキ(T;ガブリエーレ・アドルノ)他 マリオ・ロッシ指揮ナポリ・サン・カルロ歌劇場o. | ||
録音:1958年12月26日、ナポリ、ライヴ。HARDY CLASSICS から HCA-6002-2 で発売されている物。 ティト・ゴッビのタイトルロール、2008年5月に亡くなったレイラ・ジェンチェルのアメーリア、そして指揮はマリオ・ロッシと、かなり豪華。 | ||
フルトヴェングラーのブラームス ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調Op.68(*)/ ヴァイオリンとチェロのための 二重協奏曲 Op.102(#) |
ヴィリー・ ボスコフスキー(Vn;#) エマヌエル・ブラベッツ(Vc;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 アムステルダム・ コンセルトヘボウo.(*)、 VPO(#) | |
録音:1950年7月13日、アムステルダム(*)/1952年1月27日、ウィーン(#)。 どちらも良く知られている演奏。1CDギリギリにカップリングしたお徳盤。 | ||
ケンプのショパン〜DECCA録音集 バラード 変イ長調Op.47/ アンダンテ・スピアナートと 華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22/ 幻想曲 ヘ短調 Op.49/ ポロネーズ 変イ長調 Op.61「幻想」/ 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/即興曲 変イ長調 Op.29/ スケルツォ 嬰ハ短調 Op.39/子守歌 変ニ長調 Op.57/ 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) | |
録音:1958年3月。原盤:DECCA。代理店によると「一部はCDで復活しているが、現在聞けない音源もあるので貴重」とのこと。 | ||
レナード・バーンスタイン ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92(*) ガーシュウィン:パリのアメリカ人(#) |
レナード・バーンスタイン指揮 ボストンso.(*)、 RCAヴィクターso.(#) | |
録音:1957年(おそらく1957年4月26日)、ボストン(*)/1947年12月6日、ニューヨーク(#)。 ベートーヴェンの第7交響曲はボストン、ライヴ。日付が正しければLIVING STAGEからCDが出ていたもの。パリのアメリカ人は、RCAへの録音。バーンスタインの比較的初期の録音の一つ。 | ||
レオニード・コーガン ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(*) チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(#) |
レオニード・コーガン(Vn) ルドルフ・ケンペ指揮(*) RAIトリノso.(*) ワシリー・ネボリシン指揮(#) モスクワ放送so.(#) | |
録音:1958年1月17日、トリノ(*)/1950年10月31日、モスクワ(#)。 ソ連の大ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンが弾くベートーヴェンとチャイコフスキーの協奏曲。ベートーヴェンは、トリノでの録音で、指揮がルドルフ・ケンペという面白い組み合わせの演奏。チャイコフスキーはLP時代から有名な録音。 | ||
マリア・カラス(S)、場面集 ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」/ベッリーニ:「ノルマ」 ヴェルディ:「仮面舞踏会」/「椿姫」ケルビーニ:「メデア」 スポンティーニ:「ヴェスターレ」からの場面 | ||
録音:1954年-1958年。 マリア・カラス全盛期のライヴ録音を集めたもの。「椿姫」が1958年のコヴェント・ガーデン歌劇場、「メデア」が1958年のダラス、それ以外はスカラ座、ライヴ。いずれも全曲録音として有名なもので、そこからカラスの聞き所をピックアップしている。 | ||
バックハウスのショパン ショパン: 12の練習曲 Op.10(*)/12の練習曲 Op.25(*)/ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35「葬送」(#) |
ヴィルヘルム・バックハウス(P) | |
録音:1928年(*)/1950年(#)。 ドイツの偉大なピアニスト、ヴィルヘルム・バックハウスは、晩年のベートーヴェンなどの味わい深い録音で知られているが、若い頃はむしろ技巧派として鳴らした人。ショパンも得意としており、ここに収録されているHMV録音の練習曲集は、SP時代の名盤として名高いものだった。全24曲でのCDは久々。(#)はDECCA録音。 | ||
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 [第1番 ニ長調 Op.12-1/第2番 イ長調 Op.12-2/ 第3番 変ホ長調 Op.12-3/第4番 イ短調 Op.23/ 第5番 ヘ長調 Op.24「春」/第6番 イ長調 Op.30-1/ 第7番 ハ短調 Op.30-2/第8番 ト長調 Op.30-3/ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(*)/ 第10番 ト長調 Op.96] |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマニュエル・ベイ(P) ベンノ・モイセイヴィチ(P;*) | |
録音:1947年-1952年。 ヤッシャ・ハイフェッツによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。「クロイツェル」は1960年に再録音されているが、これは1951年5月にモイセイヴィチの伴奏で録音したもの。 | ||
シュヴァルツコップ、アリア集 モーツァルト:「牧人の王」/「後宮からの逃走」/「ドン・ジョヴァンニ」 ベートーヴェン:「フィデリオ」/ヴェルディ:「椿姫」/シャルパンティエ:「ルイーズ」 プッチーニ:「ボエーム」/「蝶々夫人」/「トゥーランドット」からのアリア、場面 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) ヨゼフ・クリップス指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 アルチェオ・ガリエラ指揮 VPO、フィルハーモニアo./他 | ||
録音:1946年-1954年。 エリーザベト・シュヴァルツコップ(1915-2006)のオペラというと、モーツァルトばかりが有名だが、若い頃は様々なオペラで歌っていた。ここには比較的若い頃の珍しい録音を集めている。彼女の歌うヴィオレッタ、ムゼッタ、蝶々さん、ルイーズなどはいずれも貴重。また「フィデリオ」では、持ち役のマルツェリーネではなく、レオノーレのアリアを歌っている。 | ||
バッハ: ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042(*)/ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004(#) モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216(+) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ラファエル・クーベリック指揮 LSO(*)、ロイヤルpo.(+) | |
録音:1959年(*/+)、1947年、1950年(#)。 今日でも人気の高い、イタリア出身のヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィートが、ラファエル・クーベリックと共演した録音。おそらく東芝EMI発売のジョコンダ・デ・ヴィートの芸術でCDになっただけだろう。バッハは、1947年に録音したシャコンヌが好評で、3年後に残りの曲を録音して全曲にしたもの。 | ||
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T;ラダメス) アントニエッタ・ステッラ(S;アイーダ) ジュリエッタ・シミオナート(Ms;アムネリス) ジャンジャコモ・グェルフィ(Br;アモナズロ) ニコラ・ザッカリア(B;ランフィス)シルヴィオ・マイオニカ(B;エジプト王) ジュゼッペ・ザンピエーリ(T;伝令)他 アントニーノ・ヴォットー指揮ミラノ・スカラ座o.&cho. | ||
録音:1956年12月7日、ミラノ、ライヴ。LEGATO、GOP等からCD化されていたが、現在入手困難となっている物。 スカラ座 1956/57年シーズンの開幕公演音。これは1950年代のスカラ座としても飛び切りの超豪華キャストで、名歌手の名がズラリと並んでいる。ことにディ・ステファノがラダメス役を歌った録音は、意外なことにこれが唯一なので貴重。 | ||
ヴェルディ:レクイエム(*) +ボーナス(#) ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲/「セミラーミデ」序曲 オッフェンバック:「ホフマン物語」〜舟歌/ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜時の踊り グレ・ブラウエンスタイン(S;*) オラリア・ドミンゲス(Ms;*) ジュゼッペ・ザンピエーリ(T;*) ニコラ・ザッカリア(B;*) ゲオルグ・ショルティ指揮ケルンWDR o.&cho.(*)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場o.(#) | ||
録音:1958年11月17日/1958年(#)。(*)は(何故か)蘭 GLOBEから GLO-5141 で発売されている物。(#)はおそらくDECCA原盤。 ショルティは(*)を、当演奏以降1967年(DECCA、VPO)と1977年(BMG、シカゴso.)の2回録音しており、ちょうどほぼ10年毎の演奏が辿れることになる。1958年といえばDECCA の「ラインの黄金」の年、野心的プロジェクトに取り組んだ46歳のショルティのギラギラが感じられる演奏。 | ||
初CD化あり、クナッパーツブッシュ〜 ワーグナー:管弦楽作品集 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 〜第1幕への前奏曲 (#)/ 「神々の黄昏」より [ジークフリートのラインへの旅/ ジークフリートの葬送行進曲]/ 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/ ジークフリート牧歌(*) |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ベルリン国立歌劇場o.、 ケルン放送so.(*) | |
録音:1959年11月11日(となっているが、おそらく1959年11月19日)、ライヴ/1953年5月(おそらく1953年5月8日)(*)。(#)は今回初CD化と思われる。 メインは1959年、壁ができる2年前の東ベルリンで、クナッパーツブッシュがワーグナーを演奏したライヴ。晩年に近づいた彼による勇壮な演奏で、1曲を除き MUSIC AND ARTS やキング国内盤でCDが数種に別れて出ていたものの、(#)のみはなぜか今までCD化されたことがなかった。他の3曲も全て1990年代初頭までの発売で、現在では入手難になっている。(*)は、日付が正しければ、ORFEOからORFEOR-723071で発売されている演奏。 | ||
ベルマン、ライヴ シューマン: ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調Op.11(*)/ ピアノ・ソナタ第2番 ト短調Op.22(#) ショパン:夜想曲第15番 ヘ短調Op.55-1(+) |
ラザール・ベルマン(P) | |
録音:1972年11月23日(*)/1971年(#)/1979年(+)、以上全てミラノ、ライヴ。(*)を除き初出音源。(*)は先に IDIS-6516(カーネギー・ホール・ライヴ 1977)の余白に収録されていた。 好評のIDISによるベルマン・シリーズ、今回はシューマンのピアノ・ソナタが2曲。第1番が1972年、第2番が1971年と、ベルマンが西側に現れて間もない時期のライヴだけに、聴衆の度肝を抜いた豪演が楽しめる。特に、第2番は演奏機会が少なかったようで、ライヴ演奏は初登場だろう。ボーナスとして収録されたショパンも、彼の初音盤作品と思われる優れもの。ベルマンの家族から承認を受けての発売。 | ||
ビゼー:「カルメン」(イタリア語歌唱)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms;カルメン) フランコ・コレッリ(T;ドン・ホセ) ミレッラ・フレーニ(S;ミカエラ) ジャンジャコモ・グェルフィ(Br;エスカミーリョ)/他 ピエール・デルヴォー指揮パレルモ・マッシモ歌劇場o.&cho. | ||
録音:1958年2月8日(代理店記載。ただし、これまでは一般に1959年2月8日とされている)、パレルモ、ライヴ。1990年代に GOP から CD化されていた演奏だが、久々の再発。 豪華な「カルメン」。タイトルロールはイタリアのメッゾの至宝、シミオナート。ホセは、この役をその後20年ずっと得意にしつづけたコレッリ。そしてミカエラにはまだ23歳にもなっていない若いフレーニ。エスカミーリオには、迫力のあるグェルフィ。強力なイタリア人歌手の共演に対し、デルヴォーの指揮がフランスの香りを加えている。イタリア語上演で音質はちょっと厳しいものの、貴重なライヴ。 | ||
ギーゼキング〜ベートーヴェン:初期ピアノ・ソナタ集 [第1番 ヘ短調Op.2-1/第2番 イ長調Op.2-2/第3番 ハ長調Op.2-3/ 第4番 変ホ長調Op.7/第5番 ハ短調Op.10-1/第6番 ヘ長調Op.10-2/ 第7番 ニ長調Op.10-3/第8番 ハ短調Op.13「悲愴」] |
ヴァルター・ギーゼキング(P) | |
録音:1956年。原盤:EMI。Vol.2: IDIS-6578、Vol.3: IDIS-6581、Vol.4:IDIS-6585。 EMI録音。ギーゼキングは1955年から集中してベートーヴェンのソナタ全集を録音中だったが、全32曲中の23曲(うち1曲は途中まで)を録音したところで急死してしまった。 | ||
ワルター唯一の「ヴェルレク」、久々の復活 ヴェルディ:レクイエム ジンカ・ミラノフ(T) ロザリンド・エリアス(A) カルロ・ベルゴンツィ(T) ジョルジョ・トッツィ(B) ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場o.&cho. | ||
録音:1959年3月29日、ニューヨーク。以前 AS DISC から出ていたものだが、約15年ぶりの再発売。 ブルーノ・ワルターはヴェルディには格別の愛着があったのだが、米国移住後は指揮をする機会があまりなく、録音も僅か。このレクイエムはそのうち最も後年の録音で、ワルターを語る上で貴重なもの。テノールが若き日のベルゴンツィというのも注目。 | ||
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) レア録音集 Vol.2 プッチーニ:「ボエーム」から/ヘンデル:「快活の人、沈思の人、温和の人」から J.シュトラウス:春の声/ J.S.バッハ:「狩りのカンタータ」BWV208から/あなたがそばにいれば BWV508 シューベルト:鳥たち D.691/アルプスの狩人 D.588 グルック:小川は流れる/グルーバー:静かな夜(清しこの夜) モーツァルト:夕べの想い K.523/魔法使い K.472/他 | ||
録音:1946年-1954年。 Vol.1:IDIS-6563。シュヴァルツコップによる比較的初期の録音。彼女にしては珍しい曲もあれば、引退まで歌い続けた曲もあり、ファンなら興味深い。 | ||
レナード・バーンスタイン チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36(*) ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84(#) ラヴェル:ラ・ヴァルス(+) |
レナード・バーンスタイン指揮 NYP | |
録音:1958年(*)/1959年8月28日、レニングラード、ライヴ(#)/1959年8月24日、モスクワ、ライヴ(+)。 バーンスタインによる1950年代末の録音。(*)はおそらく米 COLUMBIA/SONY 録音。 | ||
ギーゼキング〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 [第9番−第15番/第16番] |
ヴァルター・ギーゼキング(P) | |
録音:1956年。原盤:EMI。Vol.1: IDIS-6573、Vol.3: IDIS-6581、Vol.4:IDIS-6585。 ギーゼキングは1955年から集中してベートーヴェンのソナタ全集を録音中だったが、全32曲中の23曲(うち1曲は途中まで)を録音したところで急死してしまった。 | ||
マルケヴィッチ〜ベートーヴェン:序曲集 [コリオラン Op.62/レオノーレ 第3番 Op.72b/ フィデリオ/献堂式 Op.124/命名祝日 Op.115 / エグモントOp.84 ] |
イーゴル・マルケヴィチ指揮 コンセール・ラムルーo. | |
録音:1958年11月、パリ、モノラル。原盤:DG。代理店によると『全6曲が1枚のCDにまとめられたのはこれが初めて』とのこと。 | ||
ギーゼキング〜 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3(完結編) [第18番−第21番/第23番/第30番−第31番] |
ヴァルター・ギーゼキング(P) | |
録音:1956年。原盤:EMI。Vol.1: IDIS-6573、Vol.2: IDIS-6578、Vol.4:IDIS-6585。 ギーゼキングは1955年から集中してベートーヴェンのソナタ全集を録音中だったが、全32曲中の23曲(うち1曲は途中まで)を録音したところで急死してしまった。 | ||
ダヴィド・オイストラフ ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61 (*) ルクレール:ソナタ ニ長調 (#) ロカテッリ/イザイ編:ソナタ ヘ短調 (#) パガニーニ:ロッシーニ「モーゼの祈り」による ソナタ 変ホ短調 M.S.23 (+) |
ダヴィド・オイストラフ(Vn) ヴィットリオ・グイ指揮(*) RAI ミラノ so. (*) ウラディーミル・ ヤンポリスキー(P;#/+) | |
録音:1960年4月5日(*)/1955年3月7日-8日(#)/1951年(+)、以上モノラル。(*)は1980年代-1990年代にイタリアの各ライヴ・レーベルから出ていた演奏だが、約15年ぶりの再発売と思われる。(#)はおそらく日本で VICTOR に録音したもの。国内BMGからCD化されているが、海外では初CD化だろうか。(+)はおそらくMELODIYA音源で、CDは1980年代の CHANT DU MONDE盤以来かもしれない。 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は名ヴァイオリニスト、オイストラフの得意中の得意。この録音は1960年にミラノで放送用ライヴで録音されたもの。イタリアの名匠グイとの共演が興味深い。 | ||
リヒテルのシューベルト シューベルト:ピアノ・ソナタ [第16番 イ短調D845(*)/第19番 ハ短調D958(#)] |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1956年8月11日、モスクワ(*)/1958年2月8日、ブダペスト(#)、友にライヴ、モノラル。(*)は日付からすると初出の可能性があるが、この日付は録音記録に見当たらない。この日にはD.845ではなく第17番のD.850を演奏しており、だとするとこの日のD.850とMELODIYAのCDでカップリングされていた、1957年3月2日のMELODIYA録音では無いかと言う推測が成り立つ。(#)は AS DISC 等から出ていたもの。WEST HILL RADIO ARCHIVE から1958年2月9日の演奏も出ており(WHRA-6023)、これと同一の可能性もある。 | ||
ギーゼキング〜 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集(補遺) [第16番/第24番−第29番「ハンマークラヴィーア」] |
ヴァルター・ギーゼキング(P) | |
録音:1949年、ライヴ。Vol.1:IDIS-6573、Vol.2: IDIS-6578、Vol.3: IDIS-6581。 ギーゼキングはEMIにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を開始したものの、急死してしまい計画は頓挫してしまった。23番までは大半が録音されていたものの、傑作揃いの24-29番がゴッソリ抜けているため、どうしても欠落感が拭えなかった。IDISでは、これらの録音を3巻で紹介したが、さらに抜けていたうちの8曲をライヴ録音で補い、真のピアノ・ソナタ全集を完結させてしまった。かつてTAHRAからTAH 394-400(7CD/27曲/廃盤)で発売された、ザールブリュッケンでの放送用録音と同じだと思われる。これでギーゼキングによる録音がこれまでリリースされたことがない第22番(これもザールブリュッケン放送局で録音したのではないかという話もあるが、未発売)を除くすべての曲がIDISから出揃ったことになる。 | ||
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ビルギット・ニルソン(S;レオノーレ) ジョン・ヴィッカーズ(T;フロレスタン) ハンス・ホッター(Br;ドン・ピツァロ) ゴットロープ・フリック(B;ロッコ) ヴィルマ・リップ(S;マルツェリーネ) ゲルハルト・ウンガー(T;ヤキーノ) フランツ・クラス(B;ドン・フェルナンド)他 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座o.&cho. | ||
録音:1960年12月20日,ミラノ、ライヴ。 カラヤンは「フィデリオ」を度々取り上げており、スタジオ録音の他、数種のライヴ録音が知られている。この1960年12月の録音は、当時スカラ座とウィーン国立歌劇場を牛耳っていたカラヤンがウィーンの名歌手たちをスカラ座に引き連れて上演したもので、当時のカラヤンの帝王ぶりを象徴する物。ニルソンとヴィッカース豪腕(豪喉?)カップルが抜群。年明け1月の公演を三島由紀夫が観劇したことでも知られている。 | ||
ナタン・ミルシテイン グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82(*) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53(*) チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(#) |
ナタン・ミルシテイン(Vn) ウィリアム・ スタインバーグ指揮(*) ピッツバーグso.(*) フレデリック・ストック指揮(#) シカゴso.(#) | |
録音:1957年(*)/1940年(#)。 ナタン・ミルシテイン(1903-1992)は、優れた技巧と気品ある音楽性で一世を風靡した名ヴァイオリニスト。若い頃のチャイコフスキーの録音と、円熟してからのグラズノフとドヴォルザークの録音と、どちらも完成度の高い演奏が楽しめる。 | ||
アンドレス・セゴビアの芸術 Vol.5 サンス:ガリャルダ/エスパニョレタス D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.391,L.79 ハイドン:ラルゴ・アッサイ/メヌエット トロバ:特徴のある小品集から(6曲)/ ロス・ピノスのロマンス カステルヌオーヴォ=テデスコ: ソナタ「ボッケリーニ讃」 ハウク:アルバ/後奏曲 |
アンドレス・セゴビア(G) | |
録音:1956年-1960年。 ギターの神様、アンドレス・セゴビア(1893-1987)は長い演奏活動を誇ったが、ここに収録されているのは彼が50代の頃の物。脂の乗り切った演奏には唸らされる。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ フォーレ: ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13(*) ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(#) サン=サーンス: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75(#) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマヌエル・ベイ(P) | |
録音:1936年(*)/1950年(#)。 ハイフェッツによる近代フランスの作曲家三人のヴァイオリン・ソナタ。彼ならではの怜悧な音楽が冴えている。 | ||
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」(*) リスト:交響詩「前奏曲」(*) J.シュトラウス II:美しく青きドナウ(#) チャイコフスキー: 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(#) ドビュッシー:交響詩「海」(*) |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニアo.(*)、 VPO(#) | |
録音:1946年(#)、1958年(*)。原盤:COLUMBIA UK / EMI。 若き日のカラヤンによる若々しく颯爽とした演奏には、後の帝王時代とはまた違った魅力がある。(#)は第二次世界大戦直後に演奏活動を停止されていた時期の物。 | ||
シェルヘン〜ウェーバー&リスト ウェーバー: 「オベロン」序曲(*)/ 「アブ・ハッサン」序曲(*)/ 「ペーター・シュモル」序曲(*)/ 「オイリアンテ」序曲(*)/ 「プレチオーザ」序曲(*)/祝典序曲(*) リスト:交響詩「マゼッパ」(#)/交響詩「前奏曲」(#) |
ヘルマン・シェルヘン指揮 パリ・オペラ座o.(*)、 ウィーンso.(#) | |
録音:1957年(#)/1959年(*)。 鬼才シェルヘンの指揮するウェーバーの序曲集だが、有名な「魔弾の射手」序曲が元々なぜか録音されていない。なにせシェルヘン、オーケストラがパリ・オペラ座巻と言うこともあって、かなり風変わりなウェーバーだが、そこが逆に魅力。 | ||
フランコ・グッリ〜パガニーニ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調(*)/ ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調(#) |
フランコ・グッリ(Vn) ニーノ・サンツォーニョ指揮(*) ナポリ・A.スカルラッティo.(*) マリオ・ロッシ指揮(#) RAIローマso.(#) | |
録音:1961年7月13日(*)/1960年7月20日(#)。 トリエステ出身のイタリアの名ヴァイオリニスト、グッリの弾くパガニーニの協奏曲。第5番はヴァイオリン・ソロの楽譜しか伝わっておらず、オーケストラ伴奏をフェデリーコ・モンペリオが補筆、1959年の初演でヴァイオリンを弾いたのがグッリだった。 | ||
ルドルフ・ゼルキン〜ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15(*)/ ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58(#) |
ルドルフ・ゼルキン(P) フランコ・カラッチオーロ指揮(*) ナポリ・A.スカルラッティo.(*) フェルッチョ・スカーリア指揮(#) RAIローマso.(#) | |
録音:1958年6月、ナポリ(*)/1958年6月、ローマ(#)。以前 MOVIMENTO MUSICA から出ていた物だが、十数年ぶりとなる再発売。 20世紀を代表するベートーヴェン弾きの一人、ルドルフ・ゼルキンがイタリアで演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲の録音二つ。ゼルキンは度々録音しているが、イタリアのオーケストラとのライヴというのが珍しい物。 | ||
チェリビダッケの1960年ドイツ・レクイエム、久々の復活 ブラームス:ドイツ・レクイエム アグネス・ギーベル(S) ヘルマン・プライ(Br) セルジュ・チェリビダッケ指揮RAIミラノso.&cho. | ||
録音:1960年2月19日、ミラノ、ライヴ。以前 ARKADIA (=HUNT) から出ていた演奏だが、約15年ぶりの再発売。彼の同曲は他に、1957年(ケルン放響、ギーベル&ホッター)と1981年(ミュンヘン・フィル、オジェー&ゲリーセン)の演奏が知られている。 チェリビダッケはブラームスのドイツ・レクイエムに並々ならぬ愛情があったようで、各地で度々取り上げている。有名なBPOとの決裂騒動もこの作品のリハーサルの時のことだったから、その思い入れは半端なものではないのだろう。この頃チェリビダッケは頻繁にイタリアの放送オーケストラに客演し、ミラノでは前年に交響曲全曲を演奏したばかり。まだ40代のチェリビダッケの気迫のこもった演奏が楽しめる。ソリストもギーベルにプライと豪華。 | ||
ルドルフ・ゼルキン〜ベートーヴェン Vol.2: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19(*)/ ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(#) |
ルドルフ・ゼルキン(P) フェルッチョ・スカーリア指揮(*) RAIローマso.(*) フランコ・カラッチオーロ指揮(#) ナポリ・A.スカルラッティo.(#) | |
録音:1958年6月3日、ローマ(*)/1958年6月7日、ナポリ(#)。以前 MOVIMENTO MUSICA から出ていた物だが、十数年ぶりとなる再発売。 第1番&第4番の第1集(IDIS-6595)に続く、ゼルキンがイタリア楽旅の際に収録したベートーヴェン「協奏曲集」第2弾。ドイツ伝統のゼルキンのピアノが、イタリアの指揮者とオーケストラの伴奏で、微妙な変化を見せるところが味。 | ||
ルドルフ・ゼルキン〜ベートーヴェン Vol.3: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73(*)/ ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」(#) |
ルドルフ・ゼルキン(P) フランコ・カラッチョーロ指揮 RAIナポリ・ A.スカルラッティo.(*) | |
録音:1958年6月、ナポリ(*)/1957年5月、ルガノ(#)。 名ピアニスト、ルドルフ・ゼルキンが1958年6月にイタリア楽旅した折にローマとナポリで演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲集はこれで全5曲完結(第1番と第4番の第1集:IDIS-6595/第2番と第3番の第2集:IDIS-6597)。「皇帝」は、第1番、第3番と同じくナポリでの録音。「熱情」は、1957年5月のルガーノでのリサイタルから。どちらも50代半ばのゼルキンの素晴らしい演奏。 | ||
バルビローリ&トリノRAI〜マーラー: 交響曲第9番 |
ジョン・バルビローリ指揮 トリノ RAI o. | |
録音:1960年11月25日。同月、日 DELTA CLASSICS からも再発売(DCCA-0073)され、そちらでは『第1楽章−第3楽章:ステレオ/第4楽章:モノラル』となっているが、当盤案内には「モノラル」としか記載されていない。 ジョン・バルビローリのマーラーはたいへん人気があり、近年、ライヴ録音もいろいろ発掘されている。このRAIトリノ放送so.を指揮した演奏は、有名なEMIのBPO盤よりテンポも早く英独のオーケストラとは違った面白さがある。 | ||
ジョン・ウィリアムズ、デビュー録音 バッハ:無伴奏組曲 ト長調 BWV.1007(原曲:無伴奏チェロ組曲第1番) D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調 K11 A.スカルラッティ:ガヴォッ〔代理店記載ママ〕 ソル/セゴビア編:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9 アルベニス:朱色の塔 ポンセ:3つのメキシコ民謡[小鳥売り/わが心よ、君ゆえに/バレンティーナ] デュアルテ:カタルーニャ民謡による変奏曲 / セゴビア:祈り/練習曲第1番 ホ短調 タンスマン/セゴビア編:舟歌 / グラナドス:ゴヤのマハ ジョン・ウィリアムズ(G) | ||
録音:1958年。原盤:仏 Delysé 。「ギターのプリンス」と讃えられたオーストラリア出身のギタリスト、ジョン・ウィリアムズのデビュー録音。彼は1958年、17歳の時にロンドンのウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルを催しているが、この録音はその直前に行われた物。セゴビアが絶賛した若者のギターが楽しめる。 | ||
ホルショフスキ、シュナイダー他〜 シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 フォーレ:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.15 |
ニューヨーク四重奏団 [ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) アレクサンダー・シュナイダー(Vn) ミルトン・ケイティムス(Va) フランク・ミラー(Vc)] | |
録音:1953年。貴重な録音が復活。「百歳のピアニスト」として日本でも人気の高かったミェチスワフ・ホルショフスキが中心となったニューヨーク四重奏団は、ブダペスト弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者でカザルスと親交が深かったことでも知られるシュナイダー、ウィリアム・プリムローズの後任としてNBCso.の首席ヴィオラ奏者を務め、またシアトルso.の音楽監督を22年間務めた指揮者としても有名なケイティムス、そしてNBCso.とシカゴso.で長きに渡って首席チェロ奏者を務めたミラーと、非常に豪華な四人で構成。これほどの団体にもかかわらず、録音は少なく、この復刻CDはたいへん貴重。 | ||
ホロヴィッツ〜スクリャービン: ピアノ・ソナタ〔第3番 嬰ヘ短調 Op.23(*)/第9番 Op.68「黒ミサ」(#)〕/ 練習曲〔変ロ短調 Op.8-11(#)/嬰ハ短調 Op.42-5(#)〕/ 前奏曲 〔ハ長調 Op.11-1/ト長調 Op.11-3/ホ長調 Op.11-9/嬰ハ短調 Op.11-10/変ト短調 Op.11-13/嬰ホ短調 Op.11-14/ 変ロ短調 Op.11-16/ロ短調 Op.13-6/嬰ヘ短調 Op.15-2/ロ長調 Op.16-1/変ホ短調 Op.16-4/ト短調 Op.27-1/ 変ニ長調Op.48-3/イ短調 Op.51-2/Op.59-2/Op.67-1/ニ長調 Op.11-5(+)/嬰ト短調 Op.22-1(+)〕 ウラディーミル・ホロヴィッツ(P) | ||
録音:1953年、ライヴ(#)/1955年(*)/1956年(+)/1955年(無印)。 | ||
アンドレス・セゴビアの芸術 Vol.6 ミラン:パヴァナ〔第1番/第2番〕 / サンス:パヴァナ / 不詳:カンツォーナ/サルタレッロ ヴィゼー:オントラーダ/ジーグ/ブーレー/メヌエット / ヘンデル:サラバンド/メヌエット グルック:精霊の踊り / トロバ:ソナタ イ短調 / エスプラ:2つのレヴァンテの印象 / マネン:幻想ソナタ アンドレス・セゴビア(G) | ||
録音:1944年-1956年。ギターの神様、セゴビア(1893-1987)50代を中心とした録音。スペインの作曲家が多く収録されている。 | ||
ギレリス〜チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23(*)/ ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44(#) |
エミール・ギレリス(P) フェルナンド・ プレヴィターリ指揮(*) RAIミラノso.(*) キリル・コンドラシン指揮(#) レニングラードpo.(#) | |
録音:1959年2月3日(*)/1959年12月23日(#)。既出CD:ARKADIA (*) / RUSSIA MK (#)。(#)は比較的珍しい音源で、15年ほどは入手出来なかったもの。 | ||
チェリビダッケ&RAIローマ シューベルト: 交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」(*) シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61(#) |
セルジュ・チェリビダッケ指揮 RAIローマso. | |
録音:1958年3月11日(*)/1960年3月18日(#)。既出CD:ARKADIA, ARCHIPEL (*) / LIVING STAGE, URANIA (#)。 | ||
ジュリアン・ブリーム バッハ:シャコンヌ(*) / アルベニス:ソナタ フレスコバルディ:アリア「ラ・フレスコバルダ」 D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調 チマローザ:ソナタ 嬰ハ短調/ソナタ イ長調 バークリー:ソナティナ / ロドリーゴ:小麦畑で ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ルーセル:セゴビアOp.29 |
ジュリアン・ブリーム(G) | |
録音:1956年(*)-1960年。ロンドン出身の名手、ジュリアン・ブリーム(1933-)による20代の録音集。(*)は彼最初期の録音。 | ||
ヴィルヘルム・バックハウス ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(*) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332(#)/ ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330(#)/ ロンド イ短調 K.511(#) |
ヴィルヘルム・バックハウス(P) カール・ベーム指揮(*) VPO(*) | |
録音:1950年(*)、1961年(#)。原盤:DECCA。 | ||
クレンペラー&フィルハーモニア、1960年ウィーン〜 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会 Vol.1 交響曲第1番 ハ長調 Op.21 (*) / 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(#) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年6月7日(*)/1960年5月29日(#)、ウィーン、ライヴ。伝説的名演として知られるチクルス。既に様々なレーベルから出回っている演奏だが、音源収集能力には定評のあるIDISのこと、今回は音質にも自信を持っているようだとのこと。 | ||
チェリビダッケ、初出あり? フランク:交響曲 ニ短調(*) チャイコフスキー: 幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(#) |
セルジュ・チェリビダッケ指揮 RAIローマso.(*)、RAIトリノso.(#) | |
録音:1957年7月27日、ローマ(*)/1960年4月4日、トリノ(#)。(*)は演奏日などが正しければ、おそらく初出音源。彼の同曲は意外に少なく、イタリアでのライヴはトリノRAI管を振った 1962年1月12日の演奏(既出:HUNT, ARKADIA, URANIA [URANIA盤は代理店の案内に "1957年"と記載、RAIローマの可能性もあり?])しかなかったものと思われる。(#)はCETRAなどから出ていたもの。 | ||
クレンペラー&フィルハーモニア、1960年ウィーン〜 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会 Vol.2 交響曲第2番 ニ長調 Op.36 (*) / 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 (#) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年5月29日(*)/1960年5月31日(#)、ライヴ。Vol.1:IDIS-6610。いずれも名演揃いのチクルス中でも、ことに(#)は巨岩のごとく揺ぎ無いのに熱気をはらんだ名演で、この時期のクレンペラーの凄さをまざと感じさせる。今回当曲に関しては、この年代のライヴ録音としてはかなり良好な音源を得られたとのことで、期待出来る。 | ||
ジョン・ウィリアムズ、ホセ・レイ・デ・ラ・トーレ J.S.バッハ:組曲 ハ長調 BWV1009(原曲;無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調) ヴィラ=ロボス:練習曲第1番 / クレスポ:ノルテーニャ マドリゲーラ:ウモラーダ / ラウロ:クリオージョ風ワルツ / ソル:大ソナタOp.22(#) タレガ:アルハンブラの思い出(#)/アデリタ(#)/マリエタ(#)/ミヌエット(#)/マズルカ(#) ジョン・ウィリアムズ(G;無印) ホセ・レイ・デ・ラ・トーレ(G;#) | ||
録音:1958年(無印)/1950年頃(#)。 ジョン・ウィリアムズの録音は『彼の最初の最初の』(代理店記載ママ)セッション録音から。若々しくも高い完成度を誇る演奏。余白には、キューバ出身の名ギタリストで、タレガの高弟ミゲル・リョベトに学んだホセ・レイ・デ・ラ・トーレ(1917-1994)の貴重録音を。 | ||
グールド・プレイズ・バッハ: パルティータ第5番 ト長調 BWV.829(*)/イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971(#)/ 前奏曲とフーガ(+)〔第7番 変ホ長調 BWV.876/第22番 変ロ短調 BWV.891/ 第9番 ホ長調 BWV.878/第14番 嬰ヘ短調 BWV.883〕/ クラヴィーア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052 グレン・グールド(P) アーネスト・マクミラン指揮トロントso. | ||
録音:1954年10月4日、トロント(*)/1952年10月21日、トロント(#)/1955年3月29日、1952年-1954年(+)。カナダ時代のグールドによる録音。ここには「獅子の子、猫に非ず」を証明する強い個性の放出がすでに見て取れる。 | ||
クレンペラー&フィルハーモニア、1960年ウィーン〜 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会 Vol.3 交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」(*)/ 「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43(#) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年6月7日(*)、1960年6月2日(#)。1番3番(IDIS-6610)、2番5番(IDIS-6612)に続く、1960年ウィーンでのクレンペラーとフィルハーモニアo.のベートーヴェン・チクルス。IDISは今回も良質な音源を見つけ出したとのこと。余白に「プロメテウスの創造物」序曲を収録。 | ||
初CD化曲あり、ジョルジュ・シフラ〜リスト: ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 [フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮RAIトリノso./1958年3月18日]/ ピアノ協奏曲第2番 イ長調/ハンガリー民謡による幻想曲(*) [ベルンハルト・コンツ指揮RAIミラノso./1959年3月6日]/ 死の舞踊(#)[ウンベルト・カッティーニ指揮フェニーチェ劇場o./1960年3月6日] ジョルジュ・シフラ(P) | ||
(*/#)はおそらく初CD化。(#)はこれまで、ディスコグラフィ等では1959年の録音とされていたもの。これら4曲は、LP期にはCETRAから発売されていた。協奏曲2曲は2010年初頭にARCHIPELから ARPCD-0411 で初CD化されたが、音はあまり良くなかったので当 後発盤に期待。リストを得意としたジョルジュ・シフラだが、ことに1960年代までの演奏は強烈なものばかり。ここにはその頃のイタリアにおけるライヴ録音が集められている。 | ||
ショパン: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 |
エミール・ギレリス(P) | |
録音:1961年(おそらく1961年10月10日)。ギレリス極めつけの名演として知られる2曲。どちらもMelodiyaから出ているモスクワでのライヴと思われる。 | ||
シューベルト: ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385(*) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 〔第10番 ト長調 Op.96(#)/第7番 ハ短調 Op.30-2(+)〕 |
アレクサンダー・ シュナイダー(Vn;*) ヨゼフ・シゲティ(Vn;#/+) ミェチスワフ・ ホルショフスキ(P) | |
録音:1957年4月、プエルト・リコ、カザルス音楽祭、ライヴ(*)/1951年3月(#)/1949年3月(+)。原盤:COLUMBIA U. S. A. (#/+)。名ピアニスト、ホルショフスキが、二人の偉大なヴァイオリニストの伴奏を務めた録音。 | ||
クレンペラー&フィルハーモニア、1960年ウィーン〜 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会 Vol.4 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(*)/ 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60(#) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年6月2日(*)、5月31日(#)、ウィーン。標題性にこだわらない「田園」も見事なら、冷静かつ広い視野の音楽作りが映える第4番と、クレンペラーの素晴らしさが堪能できる2曲。 | ||
ナルシソ・イエペス ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(*) / 作者不詳:禁じられた遊び ラモー:メヌエット / ド・ヴィゼ:サラバンド/ブーレ D.スカルラッティ:ソナタL.352 / バッハ:ガヴォット / サンス:フォリア ソル:メヌエットOp.11より〔イ長調 Op.11 No.8/ト長調 Op.11 No.1/ト長調 Op.11 No.3〕/ ソナタOp.22〜ロンド ハ長調 ナルシソ・イエペス(G) アタウルフォ・アルヘンタ指揮マドリッド室内o.(*) | ||
録音:1953年-1956年(*以外) /1957年(*) 〔以上、当盤表記〕、すべてセッション。名ギタリスト、ナルシソ・イエペスの比較的初期の録音を集めている。 #アランフェス協奏曲は、オケの表記が正しければ同コンビ第1回の1954年頃モノラル録音ですが、商品に記載されたデータ1957年は第2回ステレオ録音のもので、どちらが収録されているのか不明です。 | ||
ヘルベルト・フォン・カラヤン〜ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界」(*) /スラヴ舞曲集より(#) 〔第1番 ハ長調 Op.46 No.1/第10番 ホ短調 Op.72 No.2/第3番 変イ長調 Op.46 No.3/ 第16番 変イ長調 Op.72 No.8/第7番 ハ短調 Op.46 No.7〕 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮BPO | ||
録音:1958年-1959年。原盤:EMI (*) / DG (#)。カラヤンはEMIに2度新世界交響曲を録音しており、これは旧録音。 | ||
レナート・デ・バルビエーリ、歴史的 HMV 録音集 1956 ディニク/ハイフェッツ編曲:ホラ・スタッカート / パラディス:シチリアーノ モシュコフスキ/サラサーテ編曲:ギターレ /カステルヌオーヴォ=テデスコ:懐かしのウィーン ラヴェル:ツィガーヌ / シューマン:ロマンツェ Op.94 No.2 / エルガー:気紛れな女 アクロン:ヘブライの旋律 / ヴィェニャフスキ:華麗なるポロネーズ Op.4 パガニーニ:魔女たちの踊り / プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80 レナート・デ・バルビエーリ(Vn) トゥリオ・マコッジ(P) | ||
録音:1956年。原盤:HMV (EMI)。ソース:LP。 パガニーニ国際コンクール記念賞にその名を残すレナート・デ・バルビエーリ(1920-1991)は、ジェノヴァ出身で、ミッシャ・エルマンとヴァーシャ・プシホダに学んだ人だが、録音が極めて少なく、今ではよほどのマニアでないと知らないであろう名手。イタリア人ならではの美しく歌い上げるヴァイオリンに酔える。 | ||
クレンペラー&フィルハーモニア、1960年ウィーン〜 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会 Vol.5(完結編) 交響曲第7番 イ長調 Op.92 (*) / 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 (#) / 「エグモント」序曲 Op.84 (+) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年5月31日(+)/1960年6月2日(*)/1960年6月4日(#)、すべてウィーン。1番&3番(IDIS-6610)、2番&5番(IDIS-6612)、9番&プロメテウス(IDIS-6615)、第6番&第4番(IDIS-6619)に続く、1960年ウィーンでのクレンペラーとフィルハーモニアo.のベートーヴェン・チクルスも当盤で完結。この時期のライヴとしては音が良いと評判のこのシリーズ、ここでも優良音源を用いている。クレンペラーの指揮した交響曲第7番は、残されたいずれの録音も名演として知られており、ここではライヴということもあってゆったりとしながら内部で燃え盛るクレンペラーの特徴が見事に現れている。第8番も大きく枠を取ったスケールの大きな演奏。 | ||
バルビローリ&ナヴァラ〜エルガー: エニグマ変奏曲 Op.36 /チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85 / 弦楽のためのエレジーOp.58 |
アンドレ・ナヴァラ(Vc) ジョン・バルビローリ指揮 ハレo. | |
録音:1956年-1957年、ステレオ。原盤: 英NIXA(=PYE、後のPRT/現 EMI )。バルビローリはエルガーの作品を度々録音しており、上記3曲はいずれも後にEMIで録音、エニグマ変奏曲はこの前の1947年にも録音していた。 | ||
伝説の始まり Vol.2〜イェペス ヴィラ=ロボス:前奏曲 タレガ:アルハンブラの思い出/ アラビア風奇想曲/グラン・ホタ マラツ:スペインのセレナーデ アルベニス:入江のざわめき/アストゥリアス ファリャ:粉屋の女房の踊り サビオ:ブラジルの風景 |
ナルシソ・イエペス(G) | |
録音:1960年頃。原盤(代理店推定):サフィロ、スペイン。ナルシソ・イエペス30代前半の若々しい演奏を楽しめる。 | ||
ヤング・アルゲリッチ Vol.2 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11(*) ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(#) リスト:演奏会用練習曲第2番「軽やかさ」(+) |
マルタ・アルゲリッチ(P) ルイ・マルタン指揮(*) スイス・ロマンドo.(*) シャルル・デュトワ指揮(#) ローザンヌ室内o.(#) | |
録音:1959年9月25日、ジュネーヴ(*)/1959年1月19日、ローザンヌ(#)/1957年、ボルツァーノ(ブゾーニ・コンクール)(+)、全てライヴ。前出:IRCO (アルゼンチン)、IRCO-275〔廃盤〕(*/#)。(*)と(#)はかつてアルゼンチン盤CDが限定的に入手できたのみだった幻の録音。当時アルゲリッチは1957年にブゾーニとジュネーヴのふたつの国際コンクールで優勝、彗星のように出現した天才として注目されていた。(+)はブゾーニ国際コンクールのファイナルの実況で、NUOVA ERA などから出ていたが、2011年現在入手可能な他盤はないはず。玉を転がすようなタッチの美しさに加え、色彩の無限の変化を見せているのが驚き。これを聴けば、彼女の優勝を疑うはずなしの神業。ショパンのピアノ協奏曲第1番はその2年後、18歳の折の演奏で、自由奔放かつエネルギーと霊感に満ち、その後のどの演奏よりも彼女の天才性を実感させる。ラヴェルの協奏曲は後に夫となるデュトワとの初共演時という歴史的な記録。これもフレッシュ極まりない快演で、デュトワの伴奏の巧さも光る。 | ||
ヤング・アッカルド〜パガニーニ: 魔女たちの踊り/パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲/無窮動/ ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.3 No.6 /祈りのソナタ/ ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による変奏曲/ 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲 サルヴァトーレ・アッカルド(Vn) アントニオ・ベルトラミ(P) | ||
録音:1959年-1960年。1958年に行われたパガニーニ国際コンクールに17歳で優勝を果たし、「パガニーニの再来」と称されたサルヴァトーレ・アッカルド。彼がその直後に行った貴重な録音が日の目をみた。演目は得意のパガニーニ。少年とは思えぬ驚異的なテクニックは天晴れだが、イタリアの太陽のように明るい音色、オペラ歌手顔負けの朗々たる歌ごころに陶酔させられる。いずれの作品も後年再録音しているが、鮮烈な生命感と真摯さは少年時代ならでは。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216 / ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218/ J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 |
ヴァーシャ・プシホダ(Vn) フランコ・ノヴェッロ(Vn) エンニョ・ジェレッリ指揮 RAIリノso. | |
録音:1957年。原盤: CETRA (WARNER FONIT) 。5046-63248という品番で本家から出ていた3枚組の「チェトラ録音全集」に含まれていた物だが、廃盤となっている。チェコ出身の名ヴァイオリニスト、プルジーホダ〔プシホダ〕(1900-1960)による晩年の珍しい録音。戦前の録音が持てはやされる人だが、改めて聞くと戦後の演奏も充実したものだと分かる。 | ||
ホルショフスキ、おそらく初CD化あり ベートーヴェン:歌曲集「遥かな恋人に」Op.98(全6曲)(*) J.S.バッハ:イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810 / フルート、ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1044 (+) ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) アクセル・シェッツ(T;*) アレクザンダー・シュナイダー(Vn;+) ジョン・ワマー(Fl;+) | ||
録音:1950年-1951年。原盤:おそらく COLUMBIA 。(*)はおそらく当盤が初CD化。マイケル・グレイのディスコグラフィによると(*)は1950年7月17日、オケの記載が無い(+)も独奏陣の顔ぶれからすると1950年6月16日の Columbia 録音ではないかと推測される(その場合(+)はパブロ・カザルス指揮プラド祝祭管のバックということになる)。また(#)も1950年6月とされるので、1951年の録音が含まれているかどうかは不明。ミェチスワフ・ホルショフスキ(1892-1993)が60歳を目前にした時期の録音。デンマークの名テノール、アクセル・シェッツ(1906-1975)と共演した(*)が珍しい。シェッツの録音は母国DANACORDが体系的な10CDセットを発売しているが、1933年-1946年の録音集であるため、当演奏は含まれていない。BWV1044のフルーティスト、ジョン・ワマーは、NBCso.の創設メンバーの首席フルート奏者で、1942年から1965年までの長きに渡ってNYPの首席フルート奏者を務めた名手。 | ||
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
エットレ・バスティアニーニ(Br;ナブッコ) ミレッラ・パルット(S;アビガイッレ) イーヴォ・ヴィンコ(B;ザッカリア) ルイージ・オットリーニ(T;イズマエーレ)他 ブルーノ・バルトレッティ指揮フィレンツェ五月音楽祭o.&cho. | ||
録音:1961年8月26日、フィレンツェ。既出CD:GOP、MYTO。日本でも根強い人気のある美声バリトン、エットレ・バスティアニーニ(1922-1967)。バリトンとしてはまだまだこれからという44歳に病に亡くなっただけに、残された録音はいずれも貴重。このCDで聞けるのは、1961年8月にフィレンツェ市立劇場で上演された「ナブッコ」のライヴ録音。朗々と響き渡る美しいバリトンの声がたまらない。アビガイッレのミレッラ・パルットはイタリアを中心に活躍したプリマドンナ。十年ほどソプラノとしての活動した後、メゾ・ソプラノに転向してしまったので、プリマドンナとしての録音が極めて少なく、「幻のソプラノ」の一人。今や長老指揮者のブルーノ・バルトレッティはこの時35歳、活きの良いヴェルディを聞かせてくれる。 | ||
パヴァロッティのデビュー公演、久々の復活〜プッチーニ:歌劇「ボエーム」
ルチアーノ・パヴァロッティ(T;ロドルフォ) アルベルタ・ペッレグリーニ(S;ミミ) ビアンカ・ベッレージア(S;ムゼッタ) ヴィート・マッティオーリ(Br;マルチェロ) ドミトリー・ナボコフ(B;コッリーネ) ワルテル・デ・アンブロシス(Br;ショナール) フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮レッジョ・エミーリア市立劇場o.&cho. | ||
録音:1961年4月29日、レッジョ・エミーリア、ライヴ。以前 CLAQUE や FOYERからCD化されていたものだが、約20年ぶりの再発売。偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)は、小学校教師を2年務めた後 本格的に声楽を学び、1961年に故郷モデナの隣の都市レッジョ・エミーリアでのアキッレ・ペーリ国際コンクールで優勝、そのご褒美として4月29日に当地の劇場で「ボエーム」のロドルフォを歌って舞台デビューを飾った。そしてこれがまさにそのパヴァロッティ・デビュー公演のライヴ録音。25歳のパヴァロッティの初舞台での歌は、まさに世紀の天才が世に現れたことを高々と告げる物。まだ緊張した面持ちこそ残すものの、若く瑞々しい声とひた向きな歌いっぷりは、間違いなく一流テノールの物。「冷たい手」で素晴らしく美しいハ音を朗々と伸ばすと、会場から驚嘆のどよめきが湧き、アリアが終わるや割れんばかりの大喝采。大スター、パヴァロッティが誕生した瞬間。彼の素晴らしさに触発されて、公演そのものが異様な熱気に包まれた興奮に満ちたものになっている。ミミのアルベルタ・ペッレグリーニは、有名な歌手でこそないものの、1960年代に活躍したソプラノ。フィレンツェで体調不調から途中降板したレナータ・テバルディの代役としてミミを歌ったことがあるほど得意とした役。実力のある歌手であることはこの録音からも分かる。コッリーネ役のドミトリー・ナボコフは、「ロリータ」で有名な作家ウラジーミル・ナボコフの息子。彼も同じコンクールのバス部門で優勝し、これがオペラ舞台のデビューだった。この公演が録音されたのも、もともと彼の歌を記録しておくためだったと言われている。指揮は名匠フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ。若い歌手たちを巧みにリードして、上演を成功に導いている。 | ||
イダ・プレスティ ド・ヴィゼ:メヌエット/ブーレ/メヌエット/ガヴォット J.S.バッハ:組曲 ハ長調 BWV.1009〜クーラント/ソナタBWV.1003〜アンダンテ パガニーニ:ロマンス イ短調 / アルベニス:入り江のざわめき マラツ:スペインのセレナーデ / フォルテア:アンダルーサ モレノ・トロバ:ソナティナ イ長調〜アレグロ / ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番 ホ短調 ソル:アンダンテ・ラルゴOp.5 No.5 / プジョル:グァヒラ / ラゴヤ:夢/カプリス イダ・プレスティ(G) | ||
録音:1938年-1956年。イダ・プレスティは、1924年、フランス北部シュレンヌの生まれ。子供の頃からギターの才能を示し、まだローティーンの頃に初録音を果たしているほど。1955年に5歳年下のエジプト出身のギタリスト、アレクサンドル・ラゴヤと結婚、依頼夫婦の二重奏活動も評判だった。名声を築いたプレスティだったが1967年、肺癌が原因の体調不良から楽旅先の米国で死去、あと一月で43歳になるという若さだった。そうした事情から彼女の録音はいずれも貴重。この録音には、まだ少女だった頃の録音から30代始めまでの、プレスティの見事な腕前を楽しみ事が出来る。 | ||
グールド・プレイズ・バッハ Vol.2 ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056[ニコラス・ゴルトシュミット指揮CBCso./録音:1957年9月11日、トロント]/ ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050[ミーシャ・ミシャコフ(Vn) アルバート・トリプトン(Fl) ポール・パレー指揮デトロイトso./録音:1960年10月13日、デトロイト]/ 3声のインヴェンションBWV.787-801[1955年3月15日、トロント] グレン・グールド(P) | ||
録音:すべてライヴ。 West Hill Radio レーベルからリリースされた6枚組のグールド・アルバムと同一ソース。音質は万全とは言えないが、グールドのピアノは冴えに冴えていて痺れる。ピアノ協奏曲第5番は遅めのテンポによる明快きわまりないソロで、グールド節満開。甘美な第2楽章も孤高な気品漂う逸品。ブランデンブルク協奏曲第5番はグールドのソロとならんで、ポール・パレー指揮というのも興奮のライヴ。パレーらしいビシっと決まったアンサンブル、快調なテンポと大きな表現が魅力。グールドも冒頭からノリまくり、トゥッティのなかでも唸り声が響き渡るが、物凄い没入ぶりで聴き手の心を掴んで離さない。ことに第1楽章のカデンツァは期待以上の名人芸で息をのむ。グールドにしかできない、至高のブランデンブルク協奏曲。 | ||
ハイフェッツ・プレイズ・フレンチ・ミュージック Vol.2 ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 Op.21 [ヘスス・マリア・サンロマ(P) ミュージカル・アートSQ /録音:1941年]/ 詩曲 Op.25[アイズラー・ソロモン指揮RCAビクターso./録音:1952年] フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 [イスラエル・ベイカー(Vn) ウィリアム・プリムローズ(Va) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) レナード・ペナリオ(P)/録音:1952年] ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) | ||
録音:すべてスタジオ/原盤:RCA。全盛期のハイフェッツは本当に凄すぎる。ヴァイオリンが現れたとたん、魔術にかかったような感覚に陥る。漠然としたイメージのショーソンの詩曲もハイフェッツの手にかかるとゾクゾクするほど神秘的になる。また、大曲の協奏曲もきびきびとテンポが早く、表現もドライながら信じられないほどの説得力に満ちている。聴きこむと、他の演奏が受け付けられなくなるような麻薬性録音。 | ||
ミルシテイン〜ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第5番 ヘ長調 Op.24「春」(*) /第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(#) /第8番 ト長調 Op.30 No.3 (#) 〕 ナタン・ミルシテイン(Vn) ルドルフ・フィルクシュニー(P;*) アルトゥール・バルザム(P;#) | ||
録音:1957年-1958年。ディスコグラフィによると、(*)は1950年6月の米RCA録音、(#)は1957年12月の米Capitol録音だとのこと。名手ミルシテインのベートーヴェン。鋭い切れ味と熱気の入り混じった演奏は1950年代の彼ならではの魅力。 | ||
ラーザリ・ベルマン・レアリティーズ バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826 ショパン:夜想曲 ヘ短調 Op.55 No.1 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 |
ラーザリ・ベルマン(P) | |
録音:1979年-1985年、ライヴ。曲毎録音年等の詳細が不明だが、おそらくほぼ初出。ベルマンの遺族の承認を得ての発売。なお録音状態はあまり芳しくないのでご了承頂きたい。IDISで好評のベルマンのシリーズ。今回はベルマンのレパートリーとしては珍しい曲を集めている。ことにブラームスのピアノ・ソナタ第3番は他にベルマンの録音はなかったかもしれない。バッハのパルティータ第2番にはソ連時代の録音(MELODIYAではなく伊 PHOENIX CLASSICSからの発売)があったが、どちらにせよレア。ショパンの夜想曲も含め、嬉しい音源の発掘。 | ||
マリア・カラス(S)「清き女神」を歌う〜ベッリーニ:「ノルマ」から「清き女神」 [フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮RAIトリノso./1949年3月7日、トリノ] [トゥリオ・セラフィン指揮コロン劇場o./1949年7月9日、ブエノスアイレス] [グイード・ピッコ指揮ベジャス・アルテス宮o./1950年5月、メキシコシティ] [ヴィットリオ・グイ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場o./1952年11月18日、コヴェント・ガーデン王立歌劇場] [アントニーノ・ヴォットー指揮トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場o./1953年11月19日、トリエステ] [トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座o./1954年4月-5月、ミラノ] [トゥリオ・セラフィン指揮RAIローマo./1955年6月29日、ローマ] [アントニーノ・ヴォットー指揮ミラノ・スカラ座o./1955年12月7日、ミラノ] [ガブリエーレ・サンティーニ指揮ローマ歌劇場o./1958年1月2日、ローマ] [ジョルジュ・セバスティアン指揮パリ・オペラ座o./1958年12月19日、パリ] | ||
ひたすらカラスの歌った「清き女神」を集めた酔狂なCD。放送用リサイタルとして収録された1949年のトリノの録音は、あまり盤がなく珍しいもの。同年ブエノスアイレスでのものは、アルゼンチン独立記念演奏会のライヴ録音。1954年のものは、EMIの全曲録音から。1958年のローマのものは、第1幕の後突如キャンセルして大スキャンダルとなったそのライヴ。同年パリのものは、オペラ座でのリサイタルのライヴ。その他は全曲公演からのライヴ。CD2枚ドップリとカラスの魅力に浸りたい。 | ||
レスピーギ:ドリア旋法による弦楽四重奏曲(*) /夕暮れ(#) /降誕祭のためのラウダ(+)
バリリSQ (*/#) セーナ・ユリナッチ(S;#) トマゾ・フラスカーティ(T;+) リリアーナ・ロッシ、リディア・マリンピエトリ(S;+) ニーノ・アントネリーニ指揮ローマso.団員 & cho.(+) | ||
録音:1960年(*/#)、1961年(+)。原盤: Westminster (*/#) / Istituto internazionale del disco [Istituto Nazionale del Disco] (+)。(*/#)はどちらもこの録音で知名度が上がった作品だが、21世紀に入っても録音は多くない。(+)は 1960年代に上記レーベルから LP で発売され、1990年代には当盤と同カップリングで Theorema から TH 121193 で一度だけCD化されたことがあるものの、相当珍しい音源。 | ||
アッカルド〜パガニーニ&ヴィオッティ パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 Op.7 (*) /24のカプリス Op.1 ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番 イ短調(*) サルヴァトーレ・アッカルド(Vn) エリオ・ボンコンパーニ指揮ローマpo.(*) | ||
録音:1962年。原盤: RCA。若き日のサルヴァトーレ・アッカルドの録音が復活。アッカルドのパガニーニといえば極め付けとして名高い。彼は大作24のカプリースを3回録音しているが、これは22歳の時の最初の全曲録音で、事実上のデビュー録音だった。弾きっぷりは実に気持ちよく、まさに快刀乱麻を断つ趣。なお2回目のDG録音は、LPで発売された時は3面強で総演奏時間が90分を越えていたのに、現在のDGのCDは刈り込まれて75分しか収録されていない。今回発売の録音は82分ほど。アッカルドのカプリースを少しでもたくさん楽しみたい方には今回の盤はありがたいものだろう。パガニーニとヴィオッティの2曲の協奏曲も同時期の録音。後にオペラ指揮者として活躍したエリオ・ボンコンパーニが伴奏を務めている。 | ||
クナ&VPO 1961 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」/「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮VPO | ||
録音:1961年。『晩年のクナッパーツブッシュがウィーン・フィルを指揮したライヴ録音2種を2CDに。CDには単に「1961年」としかありませんが、ベートーヴェンはおそらく1962年2月17日、ムジークフェラインザールでのライヴ。晩年のクナらしいゆったりとした流れが大きくうねって巨大な力へと至る演奏で、ことに葬送行進曲での熱の入った演奏はクナの魅力がたっぷり。ちなみにこの1962年2月17日はブルーノ・ワルターが亡くなった日です。ブルックナーの交響曲第8番は、1961年10月29日、ムジークフェラインザールでのライヴ。クナがウィーン・フィルを指揮して残した唯一の8番です。』とのこと。 | ||
イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ・デュオ Vol.1 ダウランド:メヌエット、ブーレ、メヌエット / J.S.バッハ: BWV808〜ガヴォット カルッリ:ラルゴとロンドーOp.34 / ディアベッリ:ロマンツェと行進曲 / ソル:激励 Op.34 アルベニス:タンゴ / ジャック・シモノ:王宮舞曲組曲 / ファリャ:「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番 イダ・プレスティ:ハンガリー舞曲 / ダニエル=ルシュール:エレジー / ジョリヴェ:セレナード イダ・プレスティ、アレクサンドル・ラゴヤ(Gデュオ) | ||
録音:1956年-1960年、モノラル。ディジタル・リマスタリング:2012年9月。 | ||
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 R.シュトラウス:「死と変容」 |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO | |
録音:1962年12月16日、ウィーン、ライヴ。晩年のクナによる雄大な音楽が楽しめる2曲。 | ||
イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ・デュオ Vol.2 J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV862 /イギリス組曲 BWV808 より〔クーラント/アルマンド/ジーグ〕 D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 L 23 / マレッラ:組曲第1番 / カルッリ:セレナード第3番 アルベニス:スペイン舞曲 Op.92 No.1 / ファリャ:「恋は魔術師」〜漁師の物語 / ドビュッシー:月の光 グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」間奏曲/スペイン舞曲集 より〔ビリャネスカ、オリエンタル〕 ピエール・プティ:トッカータ / プーランク:即興曲第12番「シューベルトを讃えて」 イダ・プレスティ、アレクサンドル・ラゴヤ(Gデュオ) | ||
録音:1956年-1961年、モノラル。ディジタル・リマスタリング:2012年9月。音楽史上最も成功したギター・デュオ、イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤの貴重な名演集。ギターは「小さなオーケストラ」と称されるほど表現力を持つ楽器だが、デュオとなれば音色と表現の可能性が大きく広がる。その神ふたりによる録音はいずれも絶品だが、1967年のプレスティ急逝のため、録音物が限られているのが残念だが、この2枚で存分に堪能出来る。バロック作品は端正かつ正確で、あらゆる演奏者の基準となる物。ギタリスト作曲家作品とスペイン作品の巧さも絶品。切れ味抜群の技巧、ニュアンスの多様さ、編曲の優秀さいずれも完璧。現代作品はこのデュオを想定して書かれたものが多く、まさに彼らの独壇場。ジョリヴェの「セレナード」やプティの「トッカータ」などまさに神業で、ギターの真の魅力を知らしめてくれること間違いなしのアルバム。 | ||
レナート・デ・バルビエーリ、歴史的 HMV 録音集 Vol.2 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(*) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ イ短調 Op.28 (*) ノヴァーチェク:無窮動(*) / クライスラー:美しきロスマリン(#) / サン=サーンス:白鳥(#) レナート・デ・バルビエーリ(Vn) トゥリオ・マコッジ(P;*) ジュゼッペ・グァスタッラ(P;#) | ||
録音:1956年(*)、1947年(#)。原盤: LA VOCE DEL PADRONE [HMV ITALIANA] (*)。Vol.1: IDIS-6622。パガニーニ国際コンクールの記念賞にその名を残す、ジェノヴァ生まれの名ヴァイオリニスト、レナート・デ・バルビエーリ(1920-1991)。第1集が好評で第2集が発売に。今回はベートーヴェンとサン=サーンスの名曲二つが含まれているのが嬉しい。余白にSP復刻の(#)を収録。 | ||
ゴリトシュテイン〜ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第1番 ト長調 Op.78 /第2番 イ長調 Op.100 /第3番 ニ短調 Op.108 〕 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ボリス・ゴリトシュテイン(Vn) ユリア・ゴリトシュテイン(P) | ||
録音:1985年。ヴァイオリン・マニア待望のCD。ボリス・ゴリトシュテイン(1922-1987)は、ソ連時代のウクライナ、オデッサ生まれのヴァイオリニスト。姓はドイツ語風にゴルトシュタインとも、独英折衷でゴールドシュタインとも表記。ちなみにオデッサといえばナタン・ミルシテイン、ミッシャ・エルマン、ダヴィド・オイストラフら多くの名ヴァイオリニストを生んだ地として知られている。ゴリトシュテインは少年期から才能を発揮し、1935年、ワルシャワでの第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第4位を獲得。この時は、優勝がジネット・ヌヴー、準優勝がダヴィド・オイストラフ、第3位がアンリ・テミアンカ、さらにゴルトシュタインより下位にイダ・ヘンデルやブロニスワフ・ギンペルが入るというとてつもない水準の高さで、まだ12歳だったゴリトシュテインがいかに天才少年だったかを物語っている。 さらに1937年、ブリュッセルでのイザイ・ヴァイオリン・コンクール(エリザベート王妃国際音楽コンクールの前身)で第4位。この時も優勝がダヴィド・オイストラフ、準優勝がリカルド・オドノポゾフ、第7位にローラ・ボベスコがいるという激戦の中の第4位だった。この頃の映像が残されており、ゴリトシュテイン少年の演奏の完成度の高さに驚かされる。そんなゴリトシュテインだが、ソ連時代には録音が極めて乏しく、幻のヴァイオリニストだった。1970年半ばに西ドイツに亡命(弟の作曲家、ミハイル・ゴルトシュタインが先に西ドイツに亡命していた)、教職の傍ら演奏活動も行なうが、国際的な注目を浴びることはないまま亡くなった。このCDには、晩年の1985年に娘ユリアの伴奏で録音したブラームスの3つのソナタとフランクのソナタが収録されている。録音そのものが極めて乏しい人なので、激動の人生の集大成とも言えるこの録音は非常に意義深い物。 | ||
アリリオ・ディアスの伝説 Vol.1 フレスコバルディ:ガリアルダ/コレンテ/ラ・フレスコバルダ / サンス:パヴァーナ/フォリア D.スカルラッティ:ソナタ / J.S.バッハ:ガヴォット/フーガ/プレリュード/フーガ ハイドン:メヌエット / ソル:モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9 タレガ:アルハンブラの思い出 / アルベニス:アストゥリアス アリリオ・ディアス(G) | ||
録音:1956年、1960年。アリリオ・ディアスは1923年、ベネズエラ生まれのギタリスト。セゴビアの高弟で、非常に大きな尊敬を受ける大ギタリストなが、録音はたいへん少なく、知る人ぞ知る的存在。このCDには、二つのLPアルバムを収録。ディオスの魅力をたっぷり楽しめる。 | ||
グールド〜J.S.バッハ: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052 (*) / ゴルトベルク変奏曲 BWV988 (#) |
グレン・グールド(P) ゲオルク・ ルートヴィヒ・ヨッフム指揮(*) スウェーデン放送so.(*) | |
録音:1958年10月5日、ストックホルム(*) /1958年7月23日、ヴァンクーヴァー(#)。前出CD: WEST HILL RADIO ARCHIVES, WHRA-6038 (6CDs / 2011年発売)。共に前出盤が初出だった演奏。グレン・グールドは20代の若い頃は精力的な演奏会活動を行っていた。このCDには、1958年の二つの演奏会からバッハの演奏が収録されている。(*)はBISから発売されたストックホルム・ライヴ録音集(BIS-323/4)には含まれていなかった。どちらも初出ではないものの、セットものに入っていることが多く(と代理店は記載しているが、前出盤以外での発売はこれまで無し)、1枚での発売は初。 | ||
ワーグナーの名歌手たち 「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己犠牲[キルステン・フラグスタート(S) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニアo./1948年3月26日] 「ジークフリート」〜ごきげんよう、太陽よ[アイリーン・ファーレル(S) セト・スヴァンホルム(T) エーリヒ・ラインスドルフ指揮ロチェスターpo./1949年4月9日] 「ワルキューレ」〜ヴォータンの告別[ジョージ・ロンドン(B) クナッパーツブッシュ指揮VPO/1959年] 「ラインの黄金」〜幕切[フェルディナント・フランツ(Br) ヘルムート・メルヒェルト(T) リザ・オットー(S) ジークリンデ・ワーグナー(Ms)他 ケンペ指揮シュターツカペレ・ベルリン/1959年] 「ワルキューレ」〜第1幕第3場[ラウリツ・メルヒオール(T) ヘレン・トラウベル(S) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBCso./1941年2月22日] 「トリスタンとイゾルデ」〜第2幕の愛の二重唱[ルートヴィヒ・ズートハウス(T) マルガレーテ・ボイマー(S) エルナ・ヴェステンベルガー(Ms) コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo./1950年10月] 「ローエングリン」〜第3幕の婚礼の場面[ティアナ・レムニツ(S) フランツ・フェルカー(T) アルトゥール・ローター指揮ベルリン放送so./1944年] | ||
1940年代、1950年代の偉大なワーグナー歌手たちが歌ったワーグナーの名場面。いずれもよく知られている録音だが、こうやってCD2枚に収められると、この時代のワーグナー上演の活況ぶりが伝わって来る。いずれも圧倒的。指揮も大御所ばかり。 | ||
マルケヴィッチ〜ワーグナー&ドビュッシー ワーグナー;「ローエングリン」より(#)〔第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲〕/ 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行(*) /ジークフリート牧歌(*) / 「タンホイザー」より〔序曲(#) /ヴェヌスベルクの音楽(*) 〕/ ドビュッシー(+):神聖な舞曲/世俗的な舞曲 イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 ラムルーo.(#/+)、BPO (*) | ||
録音:1954年(*)、1958年(#)、1959年(+)。いずれも1950年代のマルケヴィッチらしい冴え渡った演奏。 | ||
おそらく初CD化、マゼール〜マーラー:大地の歌
リチャード・ルイス(T) シャスティン・マイヤー(A) ロリン・マゼール指揮フェニーチェ劇場o. | ||
録音:1960年9月11日、ヴェネツィア、ライヴ。おそらく初CD化。マゼールの同曲には、他に1959年3月7日ローマでのライヴ (ARCHIPEL, ARPCD-0527) があるが、歌手は二人とも異なっている。1960年と言えば、マゼールがバイロイト音楽祭に史上最年少の30歳で指揮者を務めた直後のこと。若き日のマゼールらしい切れ味鋭い音楽が楽しめる。ウェールズの名テノール、リチャード・ルイスはフリッツ・ライナーの RCA 録音やユージン・オーマンディのCBS録音でも同曲を歌っており、この5ヶ月前にニューヨークでブルーノ・ワルターの指揮で歌ったライヴ録音も有名、まさに「大地の歌」のテノールの第一人者。アルト独唱は、スウェーデンの名メゾ・ソプラノ、シャスティン(ケルスティン)・マイヤー。1960年代にバイロイト音楽祭でも活躍した人。当演奏はおそらく30年ほど前にイタリア製LPが出回っただけの珍しい音源。音質は決して良好ではないが、この時代のイタリアのライヴ録音としては比較的瑕は少ない方。 | ||
ブルーノ・ワルター〜ワーグナー集 「さまよえるオランダ人」序曲/「タンホイザー」〜序曲とバッカナーレ/「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲/ 「マイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲/「パルジファル」より〔第1幕への前奏曲/聖金曜日の音楽〕/ ジークフリート牧歌[コロムビアso.、オクシデンタル大学コンサートcho./録音:1959年、1961年]/ 「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲/「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死 [NYP/録音:1944年5月14日、ニューヨーク、ライヴ]/「ファウスト」序曲[NBCso./録音:1939年4月、ライヴ] 「パルジファル」〜クリングゾルの魔法の庭園(*) /「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅(#) [ロイヤルpo./録音:1925年(*)、1927年(#) ] 以上、ブルーノ・ワルター指揮 | ||
ブルーノ・ワルターによる様々な時期のワーグナー録音。半数以上は米 COLUMBIA 社へのステレオ録音。1944年5月14日の2曲中「トリスタン」の前奏曲と愛の死は様々に発売されてきた。ファウスト序曲は、国内代理店の資料では1944年5月14日 & NYP となっていたので初出かと思われたが、実際には1939年の既出音源だった。1925年の「パルジファル」のクリングゾルの魔法の庭園の音楽は、ワルター・マニアには有名な録音で、まだワーグナーは細切れ録音が一般的だった時期に13分もまとまった一場面を録音しており、ワーグナー指揮者としても高名だった時期のワルターの姿を伝えるものとして貴重な物。歌が省かれている分、ワルターの音楽作りがよく分かる。 | ||
フェリアー&ベイカー〜イギリス歌曲集 伝承歌:おれの仲間/船漕ぎ/あたしはボンネットを青で飾ってもらうの/わたしの坊やウィリー/私の心は私だけが/ むずがる幼子/愛しい人と歩こう/牝羊を丘に集めよ/柳の歌/私だけに乾杯して/サリーガーデンの畔で クィルター:紅の花が眠れば/ヒナギク [キャスリーン・フェリアー(A) フィリス・スパー、ジョン・ニューマーク(P)/録音:1949年-1951年] ヴォーン・ウィリアムズ:呼び声/若者と愛 / アイアランド:感謝/彼女の歌 / ヘッド:笛吹き ギブズ:ここは聖なる都市/恋は病 / ダンヒル:天の衣 / ウォーロック:子守歌/若さ ハウエルズ:ダヴィデ王/歌って踊りにおいで / ガーニー:眠り/お父さんと一緒に行く ダンヒル:天の女王に / フィンジ:去れ、死よ、恋する男とその彼女 [ジャネット・ベイカー(A) マーティン・イセップ(P)/録音:1962年] | ||
英国の二人の名コントラルトによる英国民謡、歌曲集。キャスリーン・フェリアー(1912-1953)の民謡集は、彼女の代表盤の一つとして知られている物。DECCA録音。ジャネット・ベイカー(1933-)は、1956年にキャスリーン・フェリアー賞を受賞したという縁がある。この歌曲集は、彼女が国際的に知られるようになった頃の初期の名盤。SAGA録音。こちらはあまり広がりがないがステレオ録音。 | ||
リヒテル〜シューマン: 蝶々 Op.2 (*) /ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 / ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22 |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1962年10月21日、フィレンツェ(*) /1962年10月15日、ミラノ(無印)。1962年、リヒテル初のイタリア楽旅の際行われた録音。40代のリヒテルのシューマンは、幻想味に流れず強く逞しく音楽を打ち掘ったもので、無二の魅力を讃えている。なおライヴ録音とあるが、 Op.2と Op.26の演奏後に拍手はない。 | ||
ジャン・ピエール・ランパル・プレイズ シューベルト:「しぼめる花」による序奏と変奏曲 D802 (*) シューマン:3つのロマンス Op.94 (*)〔第1番 イ短調/第2番 イ長調/第3番 イ短調〕 ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ(#) ラヴェル:ハープ、フルートとクラリネットのための序奏とアレグロ(+) ジャン=ピエール・ランパル(Fl) ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(P;*) ピエール・パスキエ(Va) オデット・ル・ダンテュ(Hp;#) リリー・ラスキーヌ(Hp;+) ユリス・ドレクリューズ(Cl) パスカルSQ | ||
録音:1958年(*)、1951年(#)、1955年(+)。原盤: ERATO (*), Ducretet-Thomson (#), La Voix de son Maitre (= EMI) (+) 。20世紀後半を代表する偉大なフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパル(1922-2000) 1950年代の録音。ランパルが国際的名声を確立しつつある時期の録音で、いずれも驚異的な気品と美しさ。(#)は、後にハープがラスキーヌに替わったERATOのステレオ録音が有名だが、これはそれよりずっと前のもので、濃厚なパリ趣味が楽しめる。 | ||
コールリッジ=テイラー(1875-1912):「ハイアワサの婚礼」組曲(4曲)(*) ドヴォルジャーク:交響的変奏曲 Op.78 (#) リチャード・ルイス(T) マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニアo.、ロイヤル・コラール・ソサエティ | ||
録音:1962年(*) /1959年(#) 、共にステレオ、セッション。サージェントとフィルハーモニア管による初期ステレオ録音。コールリッジ=テイラーはシェラレオネ出身の父を持つイギリスのアフリカ系作曲家。英国王立音楽大学でスタンフォードに作曲を師事、アフリカ国民主義音楽を目指したものの夭折した。「ハイアワサの婚礼」はアメリカン・インディアンの英雄を主役としたカンタータ。非常に清明で、ヘンデルのカンタータに匹敵する感動的な作品。宗教的でありながら、どこかミュージカルのようなポップ感は独特。サージェントの誠実な棒さばきが光る。 | ||
カルロ・マリア・ジュリーニ シューマン: 交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」(*) ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73(#) |
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 RAIトリノso.(*)、 フィルハーモニアo.(#) | |
録音:1961年3月24日、トリノ、おそらく ライヴ、モノラル(*) /1962年10月、ステレオ、スタジオ(#)。原盤: CETRA (*) / EMI (#) 。(*) はWARNER 移管後は発売されていないはずで、比較的珍しい録音。カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)指揮による1960年代初頭の2曲。彼はもっぱら1970年代以降に人気が上がったので、1960年代初頭というと若い頃のように思われがちだが、実は既に50歳目前、気力溢れる頃だった。(*)において一貫してマーラー版を使っていたジュリーニは、ここでも同様のようだ。 | ||
イ・ムジチ〜ロカテッリ&ヴィヴァルディ ロカテッリ:合奏協奏曲集 Op.1 より(*) 〔第8番 ヘ短調/第11番 ハ短調/第12番 ト短調〕 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4 より(#) 〔第1番 変ロ長調/第2番 ホ短調/第3番 ト長調〕 イ・ムジチ合奏団 [フェリックス・アーヨ、アンナ・マリア・コトーニ、ワルター・ガロッツィ(Vn) ブルーノ・ジュランナ(Va) エンツォ・アルトベッリ(Vc)] | ||
録音:1959年(*)、1963年(#)、セッション/リマスタリング:2013年11月、Philip & Cyril Studio 。アーヨ時代のイ・ムジチによるヴィヴァルディとロカテッリ。 | ||
トリエステ三重奏団、初代メンバー ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 Op.97「大公」(*) シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.99 D.898 (#) トリエステ三重奏団 [レナート・ザネットヴィチ(Vn) リベロ・ラーナ(Vc) ダリオ・デ・ローザ(P)] | ||
録音:1959年9月23日(*)、1958年3月12日(#)、共に ケルン、放送用セッション。リマスタリング:2013年11月、Philip & Cyril Studio 。イタリアの伝説的常設トリオ、トリエステ三重奏団〔トリオ・ディ・トリエステ〕初代メンバーによる録音集。故郷の町、アドリア海を望むイタリア北東部のトリエステの名を冠して1933年に結成、当時3人は12歳の若さであった。チェロのリベロ・ラナは1962年に30年間の活動に終止符を打ってアメデオ・バルドヴィーノに交替、1995年にシエナで最後のコンサートを行うまで、彼らは世界中でコンサートを行い、ドイツ・グラモフォンに名録音を残し、室内楽ファンに愛された。その後故郷トリエステで音楽学校、国際室内楽コンクールを設立し後進の指導に力を注ぎ、1998年5月にアメデオ・バルドヴィーノが、2013年4月16日にダリオ・デ・ローザがこの世を去っている。当盤の曲目は名演・名盤として誉れ高いベートーヴェンの「大公」とシューベルトの第1番。常設トリオならではのバランスの取れたアンサンブルと、豊かな音楽性が聞き物。 | ||
ジュリーニ・コレクション Vol.3 〜コンダクツ・チャイコフスキー 交響曲第2番 ハ短調 Op.17「小ロシア」[1956年]/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」[1962年]/ 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」[1959年]/幻想序曲「ロメオとジュリエット」[1962年] カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニアo. | ||
ジュリーニのチャイコフスキーの「悲愴」の録音は、フィルハーモニア管とロス・フィルとの2つの録音がある。造形美と彫りの深い立体的なフィルハーモニア管との演奏。明るい響きと見通しの良いジュリーニの指揮で名演と言われているロス・フィルとの演奏。両者には20年ほどの開きがあるが、前者のフィルハーモニア管との録音のほうが、ジュリーニらしい精巧さと明確な構成力が反映されていると言えるのではないだろうか。 | ||
クナッパーツブッシュ 1962 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 (*) ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67 (#) |
ヴォルフガング・ シュレーター(Cl;*) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンpo.(*)、 ヘッセン放送so.(#) | |
録音:1962年1月6日(*)、1962年3月20日(#)、ライヴ。これまで出ていた盤では音質上で問題があったが、この度慎重にディジタルリマスターされ、真の演奏を聴くことができるようになったとのこと。 | ||
トリエステ・トリオ Vol.2 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 Op.100 (D929) ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 Op.1 No.3 |
トリエステ・トリオ 〔トリオ・ディ・トリエステ〕 [レナート・ザネットヴィチ(Vn) リベロ・ラーナ(Vc) ダリオ・デ・ローザ(P)] | |
録音:1962年、1957年、おそらくライヴ。ただし、この初期メンバーによるシューベルトはディスコグラフィに無く、詳細不明( DG 録音ならば1966年でメンバー交代後)。ベートーヴェンはおそらく団体の自主製作盤 CD で出ている演奏と同一。イタリアの伝説的常設トリオ、トリエステ三重奏団。メンバーの故郷の町、アドリア海を望むイタリア北東部のトリエステの名を冠したピアノ三重奏団は1933年に結成。初期メンバーはヴァイオリンのレナート・ザネットヴィチ、ピアノのダリオ・デ・ローザ、チェロのリベロ・ラナで、当時3人は12歳の若さであった。チェロのリベロ・ラナは1962年に30年間の活動に終止符を打ち、その後アメデオ・バルドヴィーノが加入、1995年にシエナで最後のコンサートを行うまで、彼らは世界中でコンサートを行っていた。この録音は初期メンバーでの収録。シューベルトが晩年に作曲したピアノ三重奏曲第2番は、シューベルトらしい歌心溢れる美しさ溢れる作品。ベートーヴェン初期の作品ピアノ三重奏曲第3番。トリエステ三重奏団の息のあったアンサンブルで聴後感清々しい演奏。 | ||
ラーザリ・ベルマン・レア音源集 Vol.2 リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 Op.30 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調 Op.84 ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23 No.5 スクリャービン:練習曲 変ロ短調 Op.8 No.11 (*) プロコフィエフ/作曲者編曲:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲 スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8 No.12 (*) ラーザリ・ベルマン(P) | ||
録音:1972年11月25日、ミラノ、ライヴ。おそらく初出音源。(*)はアナウンスで Op.12 と誤記されており、本体も同様となっている可能性があります。ご承知置きください。ラーザリ・ベルマンは1970年代前半に突然世界的に注目され、スターとなった。このアルバムはまさにその頃のライヴで、得意の難曲を集めたプログラム。ベルマンのテクニックは超絶的で難曲でも格闘しなくて良いため、作品の素晴らしさをじっくり味わえる。また豊潤で明るい音色も魅力。今聴いても凄い伝説の演奏。 | ||
レナート・デ・バルビエーリ Vol.3 レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(*) カステルヌオーヴォ=テデスコ: ヴァイオリン協奏曲第2番「預言者たち」(#) |
レナート・ デ・バルビエーリ(Vn) トゥリオ・マコッジ(P;*) カルロ・ファリーナ指揮(#) サンレモo. (#) | |
録音:1962年、放送用セッション(*) /1960年代。ライヴ(#)、共にモノラル。レナート・デ・バルビエーリ(1920-1991)の第3弾。プシホダとエルマンの門下で、決して古い人ではないが、録音が極めて少ないため「幻のヴァイオリニスト」の感がある。このアルバムはイタリア近代の名作2篇を収めている。明るい音色と超絶技巧が聴き物。カステルヌオーヴォ=テデスコの「ヴァイオリン協奏曲第2番」はハイフェッツの委嘱で作曲され、彼の録音で知られているが、バルビエーリはユダヤ色よりもイタリア音楽としての表現で説得力満点。レスピーギのソナタとともの、感動させられる。 | ||
ボリス・ゴリトシテインの芸術 II〔 LP 題名:ヴァイオリンとオルガン〕 ベルトルト・フンメル(1925-2002): ヴァイオリンとオルガンのためのディアローグ Op.63 (1977) ジョゼフ・ギブス(1699-1788:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 ヴィターリ(1653-1713):シャコンヌ ボリス・ゴリトシテイン(Vn) クラウス・キューンル(Org) | ||
録音:1977年-1978年、セッション、ステレオ。原盤・初出: Christophorus (GERMANY), SCGLX 73902 [LP] 。初CD化。ボリス・ゴリトシテイン(1922-1987)は。ザハール・ブロンの師として知られる旧ソ連出身のヴァイオリニストで、1974年にドイツへ亡命した。レーピン、樫本大進、庄司紗矢香の師筋にあたるロシア楽派の大御所。このアルバムはオルガン伴奏という点がユニーク。現代作曲家ベルトルト・フンメル、イギリス・バロックの作曲家ギブスの儚い美しさ、名作ヴィターリのシャコンヌの巨匠ぶり、いずれもヴァイオリン関係者必聴の演奏。 | ||
フランコ・グッリ バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番(*) プロコフィエフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19 (#) |
フランコ・グッリ(Vn) マリオ・ロッシ指揮(*) イタリア国立放送o.(*) セルジュ・チェリビダッケ指揮(#) ナポリ・A.スカルラッティo.(#) | |
録音:1959年12月31日(*)、1957年12月22日(#)。共にライヴ、モノラル。フランコ・グッリ(1926-2001)はシゲティ門下のイタリアのヴァイオリニスト。ローマ合奏団のメンバーを務め、東京音大でも教鞭を執ったため、日本にも教え子が多くいる。ここでは20世紀のヴァイオリン協奏曲名作2篇に挑戦。いずれもシゲティ譲りの辛口で深い精神性が特徴で、明るい音色に魅せられる。さらにプロコフィエフ作品はチェリビダッケが指揮という注目の演奏。チェリビダッケのプロコフィエフ演奏は、録音に残されたものの素晴らしさからうかがえるが、このヴァイオリン協奏曲第1番の伴奏は驚愕の巧さ。独奏にピッタリ合わせつつ、完全にチェリの音楽となっていて面白さの極み。 | ||
ラーザリ・ベルマン・レアリティーズ Vol.3 〜1970's ミラノ・ライヴ集 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」(*) ハイドン:ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI: 27 (#) ラーザリ・ベルマン(P) | ||
録音:1975年2月26日(*)、1972年11月12日(#)、共に ミラノ、ライヴ。おそらく共に初出音源。ハンマークラヴィーアは彼の初音盤レパートリーと思われる物。 ロシア・ピアニズムの出身の超絶技巧ピアニスト、ベルマンによるベートーヴェンは意外と少なく、ソナタは第23番までの5曲と第31番(おそらく、同じくミラノでの1984年ライヴのみ。当レーベルから IDIS-6529 で発売)程度に限られていた。後期作品、しかも彼の気質にあうと思われるハンマークラヴィーアの登場は大歓迎。ハイドンはおそらくこの曲しか録音が無いが、1975年11月10日、モスクワでのライヴが Brilliant から発売されていた。 | ||
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・アンドレス・セゴビア〜スタジオ録音集 1949-1962 フレスコバルディ:アリアと変奏「フレスコバルダ」/クーラント / ロンカッリ:パッサカリア サンス:ガイヤルドとビリャノ/エスパニョレタ / D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K 11, L 352 J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲〜前奏曲 ニ長調 BWV1007 /ガヴォット ホ長調 BWV1012 /ブレー イ短調 BWV996 / シャコンヌ ニ短調 BWV1004 /ロンド形式のガヴォット ホ長調 BWV1006 /フーガ イ短調 BWV1000 ヘンデル:サラバンド / ソル:魔笛の主題による変奏曲 Op.9 /グランド・ソナタ Op.25 グラナドス:アンダルサ/悲しき舞曲 / アルベニス:スペイン組曲〜伝説/サンブラ・グラナディナ/グラナダ タレガ:アルハンブラの思い出/アラビア風奇想曲 / ポンセ:南のソナチネ / トゥリナ:ファンダンギリョ ファリャ:ドビュッシーの墓のために / カステルヌオーヴォ・テデスコ:悪魔のカプリッチョ ヴィラ=ロボス:エチュード第1番 / モレノ・トロバ:マドロニョス/ソナチネ イ短調 アンドレス・セゴビア(G) | ||
20世紀最高のギタリスト、巨匠アンドレス・セゴビアが円熟期を迎えようとしていた頃、1949年から1962年にかけてのスタジオ録音。充実した内容で名曲を集めており、至芸を堪能できる。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ・プレイズ〜スタジオ・レコーディング 1954-1962 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 (*) /スコットランド幻想曲 Op.46 (#) ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 Op.37 (#) / チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26 (+) ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) マルコム・サージェント指揮ロンドン新so.(*/#) アルフレッド・ウォーレンステイン指揮ロサンゼルスpo.(+) | ||
録音:1962年(*)、1961年(#)、1954年(+)。1950年代後半のステレオ録音登場により、ハイフェッツを含む大物演奏家は、モノラル録音で録音された曲をステレオ録音で再録音している。ここに収録されているブルッフのヴァイオリン協奏曲も、ハイフェッツは1951年に同じくサージェントとこの曲を録音しており、名盤として聴き継がれている。 | ||
プレスティ&ラゴヤ・ギター・デュオ Vol.3 〜スタジオ・レコーディング 1963 ソレル:ソナタ ニ長調/ソナタ ニ短調 / ギャレス:ソナタ ロ短調 / ソル:二重奏「励まし」 ファリャ:歌劇「はかなき人生」〜舞曲第1番 / グラナドス:「ゴイェスカス」〜間奏曲 / アルベニス:タンゴ ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調/協奏曲 ト長調 / マルチェッロ:協奏曲 ニ短調 / ハイドン:協奏曲 ト長調 イダ・プレスティ、アレクサンドル・ラゴヤ(G) クルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテo. | ||
録音:1963年。20世紀の偉大なるギター・デュオ、イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ夫妻。1950年代から60年代に華々しく活躍するも、イダ・プレスティが42歳の若さで演奏旅行中に早逝したため、今やその超絶技巧と高い芸術性を持つ彼らの演奏は伝説となっている。二人のために多くの作曲家がギター二重奏曲を献呈し、彼らはスペイン音楽やヴィヴァルディ、ハイドンなどをギター二重奏に編曲するなど幅広いレパートリーを持っていた。 | ||
トリエステ三重奏団 1981年ライヴ ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番 Op.60 (*) シューマン:ピアノ四重奏曲 Op.47 (#) |
トリエステ三重奏団 [レナート・ザネットヴィチ(Vn) アメデオ・バルドヴィーノ(Vc) ダリオ・デ・ローザ(P)] ピエロ・ファルッリ(Va) | |
録音:1981年8月19日、シエナ(*) /1981年2月28日、フィレンツェ(#)、共にライヴ。1933年に創設されたイタリアの伝説的常設トリオ、トリエステ三重奏団。この録音は初期メンバーであったチェロのリベロ・ラナ脱退後の録音でチェロにはアメデオ・バルドヴィーノが参加。1981年に行われた2つのライヴ演奏を収録。ピアノ四重奏の重要レパートリーであるブラームスとシューマンをヴィオラ奏者のピエロ・ファルッリを迎え演奏している。ブラームスは彼らが1995年に最後の演奏会を行ったシエナでのライヴ。 | ||
伝説の始まり Vol.3 〜ナルシソ・イエぺス ナルバエス:「牛を見張れ」によるディファレンシア / サンス:組曲 ソル:メヌエット ニ長調/モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9 /練習曲第17番 ホ短調 モレノ・トロバ:マドロノス / サインス・デ・ラ・マサ:ハバネラ タレガ:タンゴ「マリア」/4つのマズルカ/アルボラダ / ムニョス・モリエダ:ファルカ アルベニス:スペイン組曲 Op.47 /12の性格的小品 Op.92〜第12曲「朱色の塔」 トゥーリナ:タレガへのオマージュ Op.69 /疾風 Op.53 /ファンダンギリョ Op.36 ナルシソ・イエペス(G) | ||
録音:1960年、1963年、セッション。 | ||
カラヤン・スペクタキュラー Vol.4 〜ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (*) /悲劇的序曲 Op.81 / ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (+) |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 VPO (*/#)、フィルハーモニアo.(+) | |
録音:1960年(*) /1964年(無印) /1955年(+)、すべてセッション。カラヤンとVPOによるブラームスの第1番。1959年にデッカに録音した名盤の翌年の物。1959年にカラヤンは、VPOと世界ツアーを行い、アメリカ、カナダ、日本を含めたアジア各国に同行した。カラヤンはBPOとの強い関係があるが、この頃は名門VPOとの結びつきを深めており、この演奏からも感じ取ることが出来る。 | ||
ワルター& NYP モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 KV.551「ジュピター」[1945年1月23日、セッション] ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 [1948年2月15日、ライヴ] シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレイト」D.944 [1946年4月22日、セッション](+) シューマン:交響曲第4番 Op.120 (*) [1940年3月2日、ライヴ] ブルーノ・ワルター指揮 NYP (*以外)、NBC so. (*) | ||
録音:[内]、すべてニューヨーク。ナチスから逃れたワルターが、ウィーンを経由し1939年、アメリカに渡ってからの録音。特に1945年に録音されたモーツァルト「ジュピター」は、巨匠の風格漂う堂々とした演奏。 | ||
マルタ・アルゲリッチ・イン・ニューヨーク 1966 〜合衆国デビュー・コンサート プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 リスト:3つの演奏会用練習曲〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」 ショパン:練習曲第4番 嬰ハ短調 Op.10 No.4 /夜想曲第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 / 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /3つのマズルカ Op.59 〔第36番 イ短調 Op.59 No.1 /第37番 変イ長調 Op.59 No.2 /第38番 嬰ヘ短調 Op.59 No.3 〕/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 マルタ・アルゲリッチ(P) | ||
録音:1966年1月(1966年1月16日)、ニューヨーク、ライヴ。既出 CD 〔おそらく後者が初出〕: ARTISTS (Italy), FED 074 / ENTERPRISE (Italy), LV 966 〔共に廃盤、入手不能〕。約20年ぶりの再発。なお当盤、既出盤とも録音会場はすべて「カーネギー・ホール」とされているが、実際にはフィルハーモニック・ホール〔1962年オープン、1973年から2015年までエイヴリー・フィッシャー・ホール、2015年からディヴィッド・ゲフィン・ホール〕である可能性がある。アルゲリッチが 25歳でニューヨーク・デビューした際のライヴ。得意曲目ばかりで、圧倒的な集中力と情熱がほとばしり、圧巻。 | ||
チェリビダッケ&フェニーチェ劇場 1965.10.31 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 ケルビーニ:交響曲 ニ長調 スヴェン・エーリク・ ベック(1919-1994):イントラーダ |
セルジュ・チェリビダッケ指揮 フェニーチェ劇場o. | |
録音:1965年10月31日、ヴェネツィア、ライヴ。既出 CD 〔おそらく初出〕: ORIGINALS (Italy), SH 857〔廃盤、入手不能〕。約20年ぶりの再発。「展覧会の絵」は音の魔術師チェリビダッケが得意とし何度も取り上げた曲目。ケルビーニ唯一の交響曲とストックホルム出身のベックの作品は珍しいレパートリーで、他に同じく1960年代の録音が1種づつある程度と思われる。 | ||
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」
マルゲリータ・リナルディ(S;ジュリエッタ) ジャコモ・アラガル(T;ロメオ) ルチアーノ・パヴァロッティ(T;テバルド) ニコラ・ザッカリア(B;カペッリオ) ワルター・モナケージ(B;ロレンツォ) クラウディオ・アバド指揮ハーグ・レジデンティo.、ボローニャ市立劇場cho. | ||
録音:1966年6月30日、ハーグ、ライヴ。既出CD: MELODRAM, OPERA DORO 。通常メゾ・ソプラノによって歌われるロメオをテノールのアラガルが歌っており、ジュリエッタ役との対比が良い。この時期アバドは複数の録音を残しているが、いずれもロメオはアラガルが演じている。 | ||
ベッリーニ:歌劇「清教徒」(抜粋)
ジョーン・サザーランド(S;エルヴィーラ) アルフレード・クラウス(T;アルトゥーロ) ニコラ・ギュセレフ(B;ジョルジョ) レイモンド・ウォランスキー(Brリッカルド) ドロシー・コール(エンリケッタ) リチャード・ボニング指揮サンフランシスコ歌劇場o. & cho. | ||
録音:1966年9月20日、サンフランシスコ、ライヴ。前出 CD: GAO [The Golden Age of Opera/Bongiovanni], GAO 133(1CD, 抜粋)。全曲の録音が残っている演奏だが、なぜかCD期以降の商業発売は抜粋のみ。マニア間のプライヴェート CD-R では全曲が出まわっている。 | ||
アリリオ・ディアスの伝説 Vol.2 アルベニス:12の性格的な小品集 Op.92 より〔第12番「朱色の塔〔セレナータ〕」/第7番「サンブラ」〕/ スペイン組曲 Op.47 より〔第1番「グラナダ〔セレナータ〕」/第3番「セビリャ」〕/ グラナドス:昔風のスペインの歌曲集〜第7曲「ゴヤのマハ」 / ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌 マラツ:スペインのセレナード / セゴビア:練習曲「思い出」 / トゥリナ:ファンダンギリョ Op.36 モレノ・トロバ:ソナチネ / デ・ラ・マサ:暁の鐘/エル・ビト/ハバネラ/アンダルシアのスケッチ アリリオ・ディアス(G) | ||
録音:1963年。Vol.1: IDIS-6661 。セゴビアに師事したこともあるギタリスト、アリリオ・ディアス(1923-)の録音集第2弾。珠玉のスペイン作品を抜群のテンポ感で自然に弾き分けた味わい深い演奏。音色の変化が絶妙な「ファンダンギリョ」が特に惹きこまれる。 | ||
プレスティ&ラゴヤ Vol.4 ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435 /フーガ ト長調 HWV.606 / ロドリーゴ:トナディリャ A.マルチェッロ:アンダンテ ニ短調 / パスクィーニ:カンツォーネ ホ短調 D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.87 / ジャゾット:アルビノーニのアダージョ ト短調 J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV 816 (*) イダ・プレスティ、アレクサンドル・ラゴヤ(G) | ||
録音:1965年、セッション(無印) /1965年、ライヴ(*) 。 | ||
グレン・グールド〜ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ〔第19番 ト短調 Op.49 No.1 /第28番 イ長調 Op.101 /第30番 ホ長調 Op.109 〕/ エロイカ変奏曲 Op.35 (#) /6つのバガテル Op.126 グレン・グールド(P) | ||
録音:1952年、放送用(無印)/1957年、ライヴ(*)。グレン・グールド(1932-1982)、20歳の時の録音を収録。 | ||
初出あり〜マルタ・アルゲリッチ・ライヴ 1965-1966 ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ長調 Op.39 /ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」/ 練習曲〔ハ長調 Op.10 No.1 /変イ長調 Op.10 No.10 〕/ 3つのマズルカ Op.59 〔第36番 イ短調 Op.59 No.1 /第37番 変イ長調 Op.59 No.2 /第38番 嬰ヘ短調 Op.59 No.3 〕/ スケルツォ第2番 変ロ長調 Op.31 (#) / マズルカ(#)〔第15番 ハ長調 Op.24 No.2 /第27番 ホ短調 Op.41 No.2 〕 リスト:3つの演奏会用練習曲 S.144 〜第2曲 ヘ短調「軽やかさ」(#) / ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調 S.244(#) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 〜第3楽章 Precipitato (+) マルタ・アルゲリッチ(P) | ||
録音:1965年〔おそらく1965年2月22日、3月5日〕、ワルシャワ(無印) / 1966年、ミュンヘン(#) / 1966年、ケルン(+) 、以上すべてライヴ〔となっているが、(#)と(+)は放送用のセッション収録である可能性が高く、特に(+)は映像も残されており、それからするとライヴではない〕。 (#) と (+)はおそらく初出音源。(無印)のショパンは、おそらくショパン・コンクール予選でのライヴ。多くのディスクで出ていたが、Op.59 のマズルカ3曲は、2016年現他盤での入手が難しいかもしれない。 | ||
グレン・グールド〜協奏曲ライヴ集 1959 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 [ヴィクター・フェルドブリル指揮 CBC so./1959年10月8日、ウィニペグ] モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 [レナード・バーンスタイン指揮 NYP /1959年4月4日、ニューヨーク] グレン・グールド(P) | ||
録音:[/内]、ライヴ、モノラル。 | ||
イ・ムジチ アルビノーニ:弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調 (*) /オーボエ協奏曲 ト短調 Op.9 No.8 (#) ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲集(+)〔ニ長調 Op.3 No.1 /ホ短調 Op.3 No.8 /ト長調 Op.3 No.9 〕 イ・ムジチ マリア・テレサ・ガラッティ(Org;*) レオ・ドリーホイス(Ob;#) ロベルト・ミケルッチ(Vn;+) | ||
録音:1961年(*) 、1960年(#) 、1963年(+) 、すべてセッション、ステレオ。 | ||
ボリス・ゴリトシテイン〔ゴリドシュテイン〕の芸術 III ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.14 (*) グリエール:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.100 (#) / コニュス:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(+) ボリス・ゴリトシテイン〔ゴリドシュテイン〕(Vn) キリル・コンドラシン指揮(*) ウラジーミル・エシポフ指揮(#) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮(+) モスクワpo. | ||
録音:1959年(#)、1962年(*/+)、セッション、モノラル。 ボリス・ゴリトシテイン〔ゴリドシュテイン〕(1922-1987)は旧ソ連出身のヴァイオリニスト。ザハール・ブロンの師であるため、レーピン、樫本大進、庄司紗矢香の師筋にあたるロシア楽派の大御所。ソ連時代はオイストラフ、コーガンと三羽烏で、かのハイフェッツが尊敬していたということからも実力がうかがえる。1974年にドイツへ亡命したため最盛期の録音がお蔵となっていたが、今回待望の復刻。いずれも美しいメロディに満ちた作品だが、秘曲中の秘曲がグリエール遺作の協奏曲。未完だったため、弟子のリャトシンスキーがオーケストレーションを施した。60年前の作とは思えぬほど完全にロマンティックで、メロディ・メーカーだったグリエール最高の旋律美を味わえている。指揮者陣も豪華。ヴィエニャフスキをコンドラシン、コニュスをロジェストヴェンスキーによる充実したバックも聴き物。 | ||
グールド〜ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ〔第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」(*) / 第31番 変イ長調 Op.110 〜第3楽章(#) 〕/ 創作主題による6つの変奏曲 Op.34 (+) / 創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35(エロイカ変奏曲)(*) グレン・グールド(P) | ||
録音:1960年(*)、1963年(#)、1962年〔1970年?〕(+)、 CBC テレビ放送用収録。 おそらく すべて映像が残っている演奏で、 DVD が SONY から発売されていた。代理店は初CD化を謳っているが、一部は MUSIC AND ARTS から発売されたことがあるはず。 | ||
カラヤン・スペクタキュラー Vol.5 ビゼー:カルメン組曲(*) / レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲(#) フランツ・シュミット:「ノートルダム」間奏曲(#) / ムソルグスキー:ペルシャの奴隷たちの踊り レスピーギ:ローマの松(*) / ボロディン:だったん人の踊り ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニアo. | ||
録音:1958年(*) 、1959年(#) 、1960年(無印)、すべてセッション、ステレオ。演奏効果抜群の曲が並び、カラヤンのしなやかにして痛快な棒さばきに痺れる。ビゼーの熱気、フランツ・シュミットの壮麗さ、レスピーギの輝き。歌が主体の音楽でもヒリヒリとした迫力がある。スペクタクルな音像をお楽しみ頂きたい。 | ||
ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」/管弦楽のための4つのエテュード/ カンタータ「星の王」/管楽器のためのサンフォニー/カンタータ「説教、物語と祈り」 ジョアンナ・ピータース(A) ハーバート・ハント(T) セバスティアン・ショウ(朗唱) ピエール・ブーレーズ指揮 フランス国立o.、フランス放送cho. | ||
録音:1963年6月18日、ライヴ、ステレオ。既出CD: Disques Montaignes, Altus 。 有名なコンサートホール盤セッション録音の2日前に録られた『春の祭典』ライヴ。嬉しいことにステレオ録音。ブーレーズならではの完璧な解釈に基づく精緻な演奏で、かつライヴの熱気が加味された白熱の内容。ストラヴィンスキーで固めたこだわりのプログラムも秀逸。。 | ||
ハンス・クナッパーツブッシュ ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 (*) ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(#) |
ハンス・ クナッパーツブッシュ指揮 BPO | |
録音:1950年、放送用(*) /1950年2月1日、ライヴ(#) 、モノラル。旧品番:IDIS-6362 。装丁&品番変更再発。 ここに収録されているブラームスの3番は知る人ぞ知る超巨大演奏。出だしの3音がとんでもない重さで地の底から沸き起こる。クナッパーツブッシュの圧倒的なスケール感に度肝を抜かれる。もちろんハイドンもクナ節炸裂の重厚演奏。 | ||
トスカニーニ〜ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
ジンカ・ミラノフ(S) ブルーナ・カスターニャ(Ms) ユッシ・ビョルリンク(T) アレグザンダー・キプニス(B) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.、ウェストミンスターcho. | ||
録音:1940年11月28日、ライヴ、モノラル。旧品番:IDIS-6365〔廃盤〕。トスカニーニが指揮したベートーヴェンのミサ・ソレムニスは3種類録音が残されているが、キャストが最も充実しているのはこれ。若きビョルリンクの伸びまくる美声が堪能できる。 | ||
ポリーニ〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 〔第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*) / 第3番 ハ短調 Op.37 (#) 〕 |
マウリツィオ・ポリーニ(P) マッシモ・プラデッラ指揮(*) ローマ RAI so.(*) アントニオ・ヤニグロ指揮(#) ミラノRAIso.(#) | |
録音:1959年3月17日、ローマ(*)、1963年2月1日、ミラノ(#)、ともにライヴ|2017年ディジタルリマスター。 説明不要のピアニストマウリツィオ・ポリーニのお宝音源。ベートーヴェンの協奏曲ライヴ!18歳でショパン・コンクールに優勝したのが1960年。となると「皇帝」は若干17歳の時の演奏で、この完璧な指の回りと強靭な打鍵はまさに驚異としか言いようがない。すでにポリーニ以外何者でもない鮮烈な演奏になっており、ライヴとは思えぬ隙のないピアニズムがとことん爽快!ヒストリカル音源だけに音質はまずまず。「皇帝」の方が3番より幾分聴きやすい。ポリーニ好きなら聴いて損はないだろう。 |