ロバート・ウォード(1917-): 序曲「歓喜」(1945)/交響曲第4番(1958)/ サクソフォン協奏曲(1983)/音の構造(1980)/ |
ジェイムズ・フーリク(Sax) ゲルハルト・ツィンマーマン指揮 ノース・カロライナso. | |
発売:1988年。録音:DDD。 | ||
ジョージ・ロイド: サマルカンドを通る道/ 聖アントニウスと沼のほとりの乞食/ 攻撃的な魚/インターホンの赤ん坊/アフリカの聖堂 |
マーティン・ロスコー(P) | |
ジョージ・ロイド: ピアノ協奏曲第4番(*)/ 百合の葉とバッタ/あの裸の猿の変容 |
キャサリン・ストット(P) ジョージ・ロイド指揮(*) ロンドンso.(*) | |
録音:DDD。発売:1988年。 | ||
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 | リン・ドーソン(S) ニール・ローゼンハイン(T) ジョン・チーク(B) ジョエル・レヴゼン指揮 聖ポール室内o. | |
ピストン:交響曲集[第5番/第7番/第8番] | ロバート・ホイットニー、 ジョージ・メスター指揮 ルイヴィルo. | |
AR-012 廃盤 |
ロイ・ハリス: 交響曲 1933(交響曲第1番)(*)/交響曲第5番(#)/ ヴァイオリン協奏曲(+) |
グレゴリー・フルカーソン(Vn;+) ジョージ・メスター指揮(*) ロバート・ホイットニー指揮(#) ローレンス・ レイトン・スミス指揮(+) ルイヴィルo.(*/#/+) |
録音:AAD。発売:1988年。 | ||
モートン・グールド: 新築祝いのパーティ(*)/ アメリカン・シンフォネット第2番(#)/ 黒人霊歌の交響曲(*)/ ファンファーレとギャロップ(*)/ ヴィオラ協奏曲(+)/コロンビア(**)/Soundings(**) |
レオン・ラピアー(Tp;#) ロバート・グレーザー(Va;+) ローレンス・ レイトン・スミス指揮(*/+) ジョージ・メスター指揮(#) モートン・グールド指揮(**) ルイヴィルo. | |
録音:AAD。発売:1988年。 | ||
ジョージ・ロイド: 序曲「ジョン・ソックマン」/交響曲第6番/ 交響曲第10番「11月の旅」 |
ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1989年。 | ||
ゴッツチョーク〔ゴットシャルク〕/ケイ編曲: ケークウォーク・バレエ ピストン:不思議な笛吹き |
遠藤明、ジョージ・メスター指揮 ルイヴィルo. | |
ハイドン:交響曲集 [第47番 ト長調/第65番 イ長調/第35番 変ロ長調] |
ジェイムズ・ボレ指揮 モナドノック祝祭o. | |
ジョージ・ロイド:ピアノ協奏曲第3番 | キャサリン・ストット(P) ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1989年。 | ||
ジョージ・ロイド:交響曲第5番 変ロ調 | ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1989年。 | ||
ジョゼフ・フェニモア: ベルリッツ−フランス語入門/ 構成要素/6つの歌/夕まぐれ |
ジョイス・キャッスル(Ms) ジョゼフ・フェニモア(P) カレン・ウィリアムズ(S) ヒラリー・ジョンソン(Ms) フィリップ・クリーチ(T) ティム・ロレク指揮 チェルシー室内o. | |
アメリカの文書館 ノーマン・デッロ・ジョイオ:ハイドン礼賛 ヴィンセント・パーシケッティ:交響曲第8番 ピーター・シックリー:フレンチ・ホルンと管弦楽のための5つの歌「星型」 ケネス・アルブレヒト(Hr) レナード・スラットキン、 ジョージ・メスター指揮ルイヴィルo. | ||
ロバート・ウォード(1917):歌劇「るつぼ」 | エマーソン・バックリー指揮 ニューヨーク・シティ・オペラ | |
録音:ADD。発売:1989年。 アーサー・ミラーの同名の戯曲を元にした作品。1962年のピュリッツァー賞を受賞。 | ||
TROY-027 廃盤 |
ジョン・ベッカー(1886-1961):短い交響曲(交響曲第3番) ロイ・ハリス:ジョニーが凱旋する時/ 勇気ある人 J.F.ケネディへのエピローグ ウィリアム・シューマン:戦時の祈り/交響曲第4番 |
ジョージ・メスター、 ロバート・ホイットニー指揮 ルイヴィルo. |
ジョージ・ロイド:哀歌/エア/舞曲/ソナタ | タスミン・リトル(Vn) マーティン・ロスコー(P) | |
録音:DDD。発売:1990年。 | ||
ジョージ・ロイド(1913-1998): 交響曲第1番 イ長調/同第12番 |
ジョージ・ロイド指揮 アルバニーso. | |
既出CD(発売:1990年)の同番号でのSACD化。イギリスの作曲家ロイドの最初の交響曲のアメリカ初演と最後の交響曲の世界初演後間もなく、作曲者が指揮した録音。2曲共3部から成る1楽章形式で、第1部は変奏曲となっており、ロイドの音楽の抒情的な性格と指揮者としての高い能力を示している。 | ||
フレデリック・エア:その唇を持ち去ってほしい/蜂が吸う所 エイミー・ビーチ:アリエッタ/その唇を持ち去ってほしい キャリー・ジャコブズ・ボンド:30秒の歌 / ダドリー・バック:バッカスの捕獲 ジョン・オールデン・カーペンター:鏡の川 ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィック:不運/舞曲 ヘンリー・F.ギルバート:フクロウ/海賊の歌 / チャールズ・グリフェス:墓の上で アイヴズ:春の歌 / マクダウェル:娘は軽やかに歌う エセルバート・ネヴィン:ある春の朝/夜想曲 スーザ:結婚したら多くの楽しみを失うだろう/他 ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァエシヨ(P) | ||
モートン・グールド: バレエ「フォール・リヴァーの伝説」 |
ブロック・ピーターズ(語り) ミルトン・ローゼンストック指揮 ナショナルpo. | |
録音:デジタル。発売:1990年。 | ||
スティーヴン・ポールズ: 苦い組曲/私のかわいいものすべて/連作歌曲 |
ホーカン・ハーゲコード(Br) ウォレン・ジョーンズ(P) ルース・ヤコブソン(S) ポール・シェーンフィールド(P) ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァレシヨ(P) | |
ジョージ・ロイド: 犠牲(ピアノ協奏曲第1番)/ピアノ協奏曲第2番 |
マーティン・ロスコー(P) ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1991年。 | ||
オライリー、アメリカのピアノ曲を弾く ロバート・ヘルプス:フォーレ賛 ジョン・アダムズ:中国の門/フリギアの門 トッド・ブリーフ:夜の歌 ロジャー・セッションズ:ソナタ |
クリストファー・オライリー(P) | |
録音:DDD。発売:1990年。 | ||
リスト: ハンガリー狂詩曲第2番(*)/祝典ポロネーズ/ ワーグナー「タンホイザー」〜客たちのワルトブルクへの入場(*)/ ベルリオーズ「ベンベヌート・チェルリーニ」〜祝福と説教(*)/ ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」〜行進曲とカヴァティーナ(*)/ マイアベーア「予言者」より/ コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ(*) コスモ・ブオーノ、デイヴィッド・ブラッドショウ(P) | ||
録音:DDD。発売:1990年。(*)は当版による世界初録音だった物。 | ||
ラッセル・ペック: 栄光と威厳/人生の標識/上への流れ/平和序曲 |
ポール・ポリヴニク指揮 アラバマso. ジェイムズ・フーリク(Sax) ポール・マックレー指揮 ロンドンso. | |
サミュエル・アドラー:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番 ドヴォルジャーク:弦楽三重奏とハルモニウムのためのバガテル マルティヌー:ヴァイオリン、フルートとチェンバロのためのプロムナード ミヨー:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ Op.257 ピストン:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナチネ エドムンド・ラッブラ(1901-1986): フルート、チェンバロと弦楽四重奏のためのマショーの主題による幻想曲 Op.86/ テノール、フルート、チェロ、チェンバロのための田園カンタータ Op.61 チャールズ・キャッスルマン(Vn) バーバラ・ハーバック(Cemb/ハルモニウム) ヴァージニア・レンツ(Va) パメラ・フレーム(Vc) ボニタ・ボイド(Fl) ジュリー・ジャガンテ(Vn) トニー・ブート(T) | ||
録音:ADD。発売:1990年。 | ||
アメリカのロマン的歌曲集 ポール・ボールズ:昔婦人がここにいた/フレディへの手紙/エープリル・フールの赤ん坊 シオドラ・チャンラー:おお、私のいとしい人/鳩/記憶 リチャード・ハンドリー:春の歌/水鳥/妻について/天文学者 ヴァージル・トムソン:聖キャサリンへの祈り/その唇を持ち去ってほしい/他 ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァレシヨ(P) | ||
ロバート・クルカ(1927-1957):組曲「良い兵士シュヴェーク」(*) ピーター・メニン(1923-1983):チェロ協奏曲(#) ウォルター・ピストン:交響曲第1番 ヤーノシュ・シュタルケル(Vc;#) ロバート・ホイットニー指揮(*) ジョージ・メスター指揮(*以外) ルイヴィルo. | ||
録音:ADD。発売:1998年。 | ||
ハイドン:1771-1773年の鍵盤用作品集〜ソナタ集 〔ニ長調 Hob.XVI: 33 /変イ長調 Hob.XVI: 43 /ハ長調 Hob.XVI: 21 / ホ長調Hob.XVI: 22 /ヘ長調Hob.XVI: 23 〕 ローラ・オディアガ(Fp) | ||
バルトーク: ルーマニア民族舞曲/ 「ミクロコスモス」より [シューマン讃/バッハ讃/ ブルガリアのリズム/カノン形式の小舞曲]/ 「子供のために」より[哀悼歌/大騒ぎ/告別/輪舞] コダーイ:アヴェ・マリア/ジプシー/夕べの歌/他 |
ジュリアン・ベアード(S) クロファット・コンソート スティーヴン・リップシット指揮 ボストン大学女声cho. | |
子守歌と舞曲集 J.S.バッハ、ブラームス、ファリャ、フォーレ、ハイドン、 モーツァルト、シューマン、ゼンフル、ヨハン・シュトラウスの作品 ビル・クロファット(バンジョー/Vo) ジュリアン・ベアード(S) カーヴァー・ブランチャード(G/リュート) ジョエル・ブラウン(G) ジム・カウデリー(マンドリン/笛/リコーダー) | ||
録音:DDD。発売:1990年。 | ||
フランク・スペラー:オルガン作品集 トッカータ「キリストの威厳」/ 4つのコラール前奏曲/聖ルイのミサ/パッサカリア/他 |
フランク・スペラー(Org) | |
スクエアダンスではない舞曲集 J.S.バッハ、クリス・ブルーベック、 デーヴ・ブルーベック、ビル・クロファット、 ジェフ・ジョーンズ、スコット・ジョプリン、 ジェイムズ・スコット、ファッツ・ウォーカー、 ジミー・ヤンシーの作品 |
ビル・クロファット(バンジョー) クリス・ブルーベック(P/Vo) ジョエル・ブラウン(G) | |
録音:DDD。発売:1991年。 | ||
ジョージ・ロイド:「イギリスの遺産」 王の庭園/バス主題によるディヴァージョン/夕べの歌/ H.M.S.トリニダード行進曲/他 |
デイヴィッド・キング指揮 ジョン・フォスター ブラック・ダイク・ミルズ・バンド | |
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ/鏡/夜のガスパール | クリストファー・オライリー(P) | |
ジュレ・タナー(ジェリー・タナー)(1939-): 少年と金魚(金魚を持つ少年) (ハワイの伝説に基づく独唱、合唱と 管弦楽のための英雄的幻想曲) |
レオン・シウ、 マリア・エリオット(Vo) リー・ホールドリッジ指揮 LSO、 ナイジェル・ブルックスcho. | |
録音:1979年7月9日&10日、ワトフォード・タウン・ホール、ロンドン、ディジタル。原盤:MALAMA ARTS INC.。1991年に発売された作曲者監修の下編集されてのCDから、今回同番号でハイブリッドSACD化されたもの。 この作品は、象徴主義とユング理論を信奉する画家ジョン・トマスの一連の絵画に基づいている。フランス人とチェロキー族を両親とするタナー自身も、自然の中で育ち、その体験やハワイの神話を題材とした歌劇や管弦楽曲を作曲している。 元は VARASE SARABANDE レーベルからLP (VCDM-1000.30 )として発売された録音で、当時 故・長岡鉄男氏が著書「外盤A級セレクション」にて優秀録音として紹介した(通し番号:89番)。 | ||
アーウィン・バゼロン:らせん/伝説とラブレター/軌道
モーリス・マーフィー(Tp) ハロルド・ファーバーマン指揮 LPO ジョーン・ヘラー(S) フッセル指揮コラージ・ニュー・ミュージック合奏団 マクシミリアン(P) | ||
ジョージ・ロイド: 交響曲第2番(1933 rev.1982)/交響曲第9番(1969) |
ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1991年。 | ||
ジョージ・ロイド:交響曲第7番 | ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
アメリカの連作歌曲集 ロバート・ビーザー:7つの大罪 クリストファー・バーグ:フランク・オハラの6つの詩 ルイ・グルーエンバーグ:動物と昆虫 ラリー・アラン・スミス:沈黙の歌/他 |
ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァラシヨ(P) | |
子供の歌 ジョン・クレア、ビル・クロファット、ランダル・ジャレル、トマス・ムーア、ジェイムズ・スティーヴンズの作品、 ウォルター・デ・ラ・メア、ジェラルド・ホプキンズ、ジェイムズ・ジョイス、ウィリアム・イエイツの詩の朗読 ビル・クロファット(Vo/G/バンジョー) スージー・クロファット(Vo) クリス・ブルーベック(B) ダイウス・ブルーベック(Cemb)他 | ||
ジョージ・ロイド:交響曲第11番 | ジョージ・ロイド指揮 アルバニーso. | |
既出CD(発売:1991年)の同番号でのSACD化。この活気に満ちた交響曲はアルバニーso.の委嘱で作曲され、作曲者の指揮で初演されて喝采を受けた。ロイドは、この作品が他の交響曲と違う点は、オーケストラの異なる音色とそれらが惹起する感情を探求していることだと述べている。 | ||
ハンター・ジョンソン: ピアノ・ソナタ/フルートとクラリネットのためのセレナード/ トランペットとピアノのための短いソナタ/エミリー・ディキンソンの3つの歌/他 ウィリアム・ブラック(P) レベッカ・トロクスラー(Fl) マイケル・ヴォッタ(Cl) ネド・ガードナー(Tp) ドンナ・スティーヴンソン(Ms)他 | ||
ハイドン:1773-1779年の鍵盤用作品集〜ソナタ 〔第24番(第39番) ニ長調/第25番(第40番) 変ホ長調/第26番(第41番) イ長調/ 第35番(第48番) ハ長調/第36番(第49番) 嬰ハ短調/第38番(第51番) 変ホ長調〕 ローラ・オディアガ(Fp) | ||
録音:DDD。発売:1991年。 | ||
ブルックナー:合唱作品集 アヴェ・マリア/エクヴァーレ/乙女たちは王の前に招かれん/ 私は僕ダヴィデを選び/われらがためにキリストは死のもとに/他 サディアス・ステュアート(Org) ロバート・シュワン指揮 ロバート・ウェズリー大学cho.&ブラス・アンサンブル | ||
バーバー: カプリコーン協奏曲Op.21/ 管弦楽のためのエッセイ第1番 コープランド:大草原の冒険談 ロイ・ハリス:交響曲第6番「ゲティスバーグ」 |
キース・クラーク指揮 パシフィックso. | |
発売:1992年。録音:DDD。 | ||
ジョゼフ・フェニモア: チェロ・ソナタ第1番(1974)(*)/ チェロ・ソナタ第2番(1984)(*)/ 恋する白鳥(1981)(*)/四重奏曲(1976)(#) |
テッド・ホイル(Vc;*/#) フアナ・ザヤス(P;*) ラリー・ガイ(Cl;#) モーリーン・ギャラガー(Va;#) デニス・ヘルムリッチ(P;#) | |
録音:DDD。発売:1992年。 | ||
テオドール・ベルガー:コンチェルト・マヌアーレ/おどけたロンディーノ/ ミゲル・デル・アグイラ:クラリネット協奏曲/秋の日/魔女 ヴェンツェル・フックス(Cl) ジュディス・ファーマー(Sax) ホバート・アール指揮アメリカン・ミュージック合奏団 | ||
スティーヴン・ダークナー:過ぎ去った時代の歌/ピアノ六重奏曲
エレン・フローンマイアー(S) フィリップ・フローンマイアー(Br) H.マクラッケン、ローガン・スケルトン(P) ヴァレリー・プーレット、エリック・タナー(Vn)他 | ||
ウィリアム・メーヤー: 失われた領域からの声/「家庭内の死」〜蝶々のアリア/ キリエ/最初の歌/エレクトラへ/丘から/他 ジュディス・クリスティン(Ms) グレゴリー・マーサー(T) ジェイムズ・マキール(Br) スティーヴン・メーヤー(P) ペーター・シューベルト指揮ニュー・カリオペ・シンガーズ | ||
シューベルト:2台のピアノのための音楽 11のレントラー/幻想曲へ短調/ ハンガリー風ディヴェルティメント/3つの軍隊行進曲 |
コスモ・ブオーノ、 デイヴィッド・ブラッドショー(P) | |
レオ・オーンスタイン: ソナタ第4番/アラベスクOp.42 シリル・スコット:ソナタ第1番/他 |
マーサンヌ・ヴァービット(P) | |
ジョージ・アンタイル:ヴァレンタイン・ワルツ ジョゼフ・フェニモア:水晶の階段 ガーシュウィン:淑女よ善良なれ/スワニー レオ・オーンスタイン:森の朝 シリル・スコット:5つの詩/他 |
マーサンヌ・ヴァービット(P) | |
アレンスキー:小さい魚の歌 ボロディン:海の女王/私の歌は毒に満ちている/ まちがった音符/暗い森の歌 グリエール:おお、香る花を摘まないで グリンカ:悲歌 リムスキー=コルサコフ:ひばりの歌声は響き チャイコフスキー:待て/なぜ/他 |
リン・マクスウェル(Ms) ロバート・マコイ(P) | |
アメリカの弦楽四重奏曲集 コープランド(1900-1991): 弦楽四重奏のための楽章(1921-23頃)(*)/ 弦楽四重奏のための2つの小品[レント・モルト(1928)/ロンディーノ(1923)] ロバート・ウォード(1917-):弦楽四重奏曲第1番(1960) スティーヴン・ジャッフェ(1954-):四重奏曲第1番(1991)(*) チオンピSQ | ||
録音:DDD。発売:1992年。(*)の2曲は世界初録音だった物。 | ||
リチャード・ウィルソン: カンタータ「信念」/定着/ヴィオラ・ソナタ/他 |
アミー・バートン(S) ブランカ・ウリベ(Cemb/P) フレッド・シェリー(Vc) ウォルター・トランプラー(Va) | |
ジョージ・ロイド: 交響曲第9番〜フィナーレ/交響曲第5番〜ロンド/交響曲第6番〜第2楽章/ 交響曲第11番〜第2楽章/交響曲第7番〜第1楽章/他 ジョージ・ロイド指揮BBCpo. | ||
渡邊暁雄&日本フィル+ヒリヤー バルトーク:ヴィオラ協奏曲 ヒンデミット:白鳥を焼く男 |
ラファエル・ヒリヤー(Va) 渡邊暁雄指揮 日本po. | |
録音:AAD。発売:1992年。 | ||
アイヴズ:歌曲全集 Vol.1 遅い行進曲/秋に/友情/カノン/ ロザムンデからのバラード/サーカス・バンド/他 |
ウィリアム・シャープ(Br) スティーヴン・ブライアー アリー・アン・ハート(Ms) デニス・ヘルムリッチ(P) ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァレンシヨ(P) ドラ・オーレンステイン(S) フィリップ・ブッシュ(P) | |
アイヴズ:歌曲全集 Vol.2 アレグロ/野の寂しさ/年老いた母/ 夢/春の歌/私は恨まない/献呈/他 | ||
アイヴズ:歌曲全集 Vol.3 私の故国/子供の時間/霧/故国よさらば/ チャーリー・ラットレッジ/夜警/他 | ||
アイヴズ:歌曲全集 Vol.4 生まれつき/グランチェスター/ソロー/ 平穏/8月/9月/12月/他 | ||
アメリカ歌曲選集 バーバー、ロバート・ビーザー、ウィリアム・ビリングズ、ウィリアム・ボルコム、 エリオット・カーター、ヘンリー・カウエル、ジョン・デューク、クルト・ワイル/他の作品 ポール・スペリー(T) イルマ・ヴァレンシヨ(P) | ||
バーバー:チェロ・ソナタ バーンスタイン:「ミサ」から3つの瞑想 ダイアモンド:カディッシュ フォス:奇想曲 ガンサー・シュラー:幻想曲 |
スティーヴン・ホニングバーグ(Vc) キャスリーン・ブレーク(P) | |
解放されたリュート〜カーヴァー・ブランチャードによる作品と編曲 霊歌、カーヴァー・ブランチャード、フォスター、コール・ポーター、J.ヴァン・ヒューゼン/他の作品 カーヴァー・ブランチャード(リュート/Vo) ネル・ムーア(ハーモニカ) グレン・サウンダース(ストリング・バス) ジム・カウデリー(リコーダー) | ||
録音:DDD。発売:1992年。 | ||
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 〔ニ長調 D.850 /変ロ長調 D.960 〕 |
ラッセル・シャーマン(P) | |
J.S.バッハ:イギリス組曲〜ブーレ クリス・ブルベック:カウボーイの歌/赤、白と青 ビル・クロファット:小鳥 スーザ:星条旗よ永遠なれ/他 |
ビル・クロファット (バンジョー/Vo) クリス・ブルベック (Tb/P/G/Vo) | |
カーヴァー・ブランチャード:哀歌/浮かれ騒ぎ ロリス・チョバニアン:イメージ ヴィヴァン・ファイン:歌と踊り アンソニー・ホランド:言葉のない3つの詩 |
ジョエル・ブラウン(G) ジャン・ヴィンチ(Fl) アン・アルトン(Vc) | |
現代ラテン・ギター作品集 アポンテ=レデー、ロケ・コルデロ、タニア・レオン、 アストル・ピアソラ、フランシス・シュワルツ、 エドムンド・ヴァスケの作品 |
アナ・マリア・ロサド(G) | |
ジョージ・ロイド: シャレード/交響曲第3番 へ調 |
ジョージ・ロイド指揮 BBCpo. | |
録音:DDD。発売:1992年。 | ||
ローレンス・ラプチャク: 歌劇「フアン・ディアスの一生の仕事」 |
ローレンス・ラプチャク指揮 シカゴ室内歌劇場 | |
ドナルド・アーブ: 夜警の幻想曲[フレゴリー・フルカーソン(Vn) オードリー・アンドリスト(P/シンセサイザー)]/ オーラ II [リン・ハレル(Vc)]/ 2本のコントラファゴットのための5つのレッド・ホット・デュエット [ブラッドフォード・バックリー、グレッグ・ヘネガー(コントラFg)]/ 弦楽四重奏曲第2番[カヴァニSQ ] | ||
録音:DDD。発売:1993年。 | ||
ハイドン:1776年の5つのソナタ 〔第27番 ト長調/第28番 変ホ長調/第29番 へ長調/ 第30番 イ長調/第31番 ホ長調〕/ 幻想曲 ハ長調Hob.XVII-4 |
ローラ・オディアガ(Fp) | |
アリオシャ・ニコラエフ: おとぎ話「へびの王女」/ネコ小屋組曲 ボリス・ティシチェンコ:ソナタ第7番ハ長調 |
セドマラ・ラットステイン(P) マイケル・ローゼン(Perc) | |
現在レーベルで品切れ中で、再プレスまでには時間がかかります。 | ||
デイヴィッド・ブレンズ:ピアノのための15の例外 | デイヴィッド・ブレンズ(P) | |
アメリカのコラージュ コープランド、ウィリアム・ダックワース、 ジョン・デューク、ジャクソン・ヒル、リー・ホイビー、 リチャード・ハンドリー、ルドルフ・パーマーの作品 |
ウィリアム・ペイン指揮 ルーク礼拝堂cho./他 | |
ジェイ・ワイゲル:室内楽・管弦楽作品集 古い管楽器/光の中と外/家に連れて行って/確認/他 |
サリー・シャーウィン(Fl) フルトクウィスト(Vn) メアリー・セイル(Hp) カレン・レイ(Vc) ジェイ・ワイゲル(多数の楽器) ジョン・ジョルダーノ指揮 フォースワース室内o. | |
ジョージ・ロイド:交響的ミサ | ジョージ・ロイド指揮 ボーンマスso.、 ブライトン祝祭cho. | |
録音:DDD。発売:1993年。 | ||
アーウィン・バゼロン: 劇的序曲/ 前奏曲・・・ハート・クレーンの 弦楽オーケストラのための「橋」へ/ 冬の子供時代の思い出/協力/交響曲第8番 1-2 |
ハロルド・ファーバーマン指揮 ヴァンクーヴァーso. アラン・ヘザリントン指揮 シカゴ弦楽合奏団 ドロシー・ローソン(Vc) マイケル・ボリスキン(P)他 | |
グルック:メロディ グリフェス:ソナタ/白いクジャク リャードフ:前奏曲ロ短調Op.11-1 シューマン:謝肉祭 スクリャービン:練習曲集Op.8 & Op.42から |
ジョゼフ・フェニモア(P) | |
素晴らしいアメリカ人たち チャドウィック、ウィリアム・ヘンリー・ヒューミストン、 フランシス・ジョンソン、エドガー・ スティルマン・ケリー、ハリー・ロウ・シェリーの作品 |
マシュー・フィリップス指揮 アメリカso. | |
アフリカ系アメリカ作曲家の作品集 デイヴィッド・ブレーカー、ヘンリー・T.バーリー、 アドルファス・ヘイルストーク、 ゲーリー・パウエル・ナッシュ、 ジュリアス・ウィリアムズの作品 |
エヴェレット・マコーヴィ(T) ジュリアス・ウィリアムズ指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | |
ロイ・ハリス: ピアノ組曲/アメリカのバラードI, II/ ヴァイオリン・ソナタ/愛は泣かない/ トッカータ/小組曲/ピアノ・ソナタ |
リチャード・ジムダーズ(P) アレクサンダー・ロス(Vn) | |
ダン・エイシア(1953-): 弦楽四重奏曲第1番[ライムアSQ ]/ Shtay / メゾ・ソプラノと室内アンサンブルのための「砂 II 」 [メアリー・ファインシンガー(Ms) リコネシャンス(Ens.) ]/ マイルズ・ミックス/競争[オバーリン現代室内アンサンブル] | ||
録音:DDD。発売:1993年。 | ||
ウィリアム・クリフォード・ヘイルマン:ピアノ三重奏曲ハ長調Op.7 ホレイショ・パーカー・ピアノ三重奏のための組曲 イ長調Op.35 サミュエル・アドラー:ピアノ三重奏曲第1番 ローリンズ・ピアノ三重奏団 | ||
録音:DDD。発売:1993年。 | ||
アメリカの旅 バーバー、ヘンリー・ブライアント、 アーヴィング・ファイン、マシュー・ハリス、 アラン・ホヴァネス、アイヴズ、ロナルド・ペレラ、 ホールジー・スティーヴンズ、ランダル・トンプソンの作品 |
クララ・ロングストレス指揮 ニュー・ アムステルダム・シンガーズ エリザベス・ロジャーズ(P) | |
女性作曲家の歌曲集 エイミー・ビーチ:夜に/妖精の子守歌/西風 ポルドウスキ: Colombine/Bruxelles/Spleen/Dimanche d'Avril/ Cythère/L'attente/ Crépuscule du soir/Dansons la Gigue クララ・シューマン: 私は暗い夢の中に立つ/愛の魔法/ 月は静かに昇る/明るい朝に/他 |
ローラリン・コルブ(S) ドン・マクマホン(P) | |
ノース・カロライナの作曲家たち ハンター・ジョンソン:組曲「世界への手紙」 リチャード・レンドルマン:テナー・サクソフォン協奏曲 ウォルター・ロス:ピアノ協奏曲「モザイク」 ロバート・ウォード:弦楽のためのコンチェルティーノ ジェイムズ・フーリク(Sax) マージョリー・ミッチェル(P) ロレンツォ・ムーティ指揮聖スティーヴン室内o. | ||
ジョゼフ・フェニモア: 休戦のための2つの小品/ ベートーヴェンの主題による変奏曲/ 2つのラグ/フォックストロット/ ロマンス第2番/協奏曲「ピッコロ」 |
ジョゼフ・フェニモア、 フアナ・サヤス(P) ポール・フリーマン指揮 ロイヤルpo. | |
サド・ホィーラー:踊る鳥 | ドミニク・スーシー(Fl) ヴァナスコ(Vc) ヴィクター・ライス (エレクトリックCb) サド・ホィーラー(ヴィブラフォン) | |
オレゴンの作曲家たちの作品の世界初演 ヤコブ・アフシャロモフ、サルヴァドール・ブロトンズ、ブライアン・ジョハンソン、 ジョン・ヴァン・ブーレン、ケヴィン・ウォルチクの作品 ジェイコブ・アフシャロモフ指揮ポートランド青年po. | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 ブラームス:ワルツOp.39-15 ショパン:舟歌/マズルカOp.63-2 D.スカルラッティ:ソナタ(6曲) シューベルト:楽興の時 ジョージ・ウォーカー:ピアノ・ソナタ第1番 |
ジョージ・ウォーカー(P) | |
アメリカの歌曲集 ドミニク・アージェント、エリオット・カーター、 ヘンリー・カウエル、ウィリアム・フラナガン、 リッキー・イアン・ゴードン、 リチャード・ハンドリー、ゲーリー・ショッカーの作品 |
メアリー・アン・ハート(Ms) デニス・ヘルムリッチ(P) | |
スティーヴン・フォスター:歌曲集(全21曲) グレンディ・バーク号/ネリーはいい娘でした/メリンダ・メイ/ 夕べのポルカ/ブラウン夫妻/オールド・ブラックー・ジョー/ 夢見る人/ネリー・ブライ/おおスザンナ/他 ジュリアン・ベアード(S) リンダ・ラッセル(A/ダルシマー) フレデリック・アリー(T) ジョン・ヴァン・バスカーク(Fp) リドリー・エンスロウ(フィドル) スティーヴ・シュナイダー (ダルシマー/ハーモニカ/リコーダー/アコーディオン) | ||
録音:DDD。 | ||
ジョージ・ロイド:歌劇「イェルニン」 | ジェフリー・ポグソン、 マルコム・リヴァーズ(Vo) ジョージ・ロイド指揮 BBCコンサートo.、 BBCシンガーズ/他 | |
ホレイショー・パーカー(1863-1919): オラトリオ「最後の時」/ オルガン協奏曲 変ホ短調Op.55 |
アンナ・ソランノ(S) ジュリー・シムソン(Ms) ケント・ホール(T) デュアン・アンダーセン(B−Br) スティーヴン・クラーン(Org) ジョン・レヴィク指揮 ネブラスカ室内o.、 アーベントムジークcho.、 ウェスレイヤン大学cho. | |
録音:DDD。発売:1994年。 | ||
深紅と青 ロバート・ウォード: ヴァイオリン協奏曲/組曲「深紅の文字」 |
サラ・ジョンソン(Vn) ピーター・ペレット指揮 ウィンストン・セーレムso. | |
録音:DDD。発売:1994年。 | ||
パーセル: 組曲第4番〜前奏曲/一時の音楽/ 恋の病から飛び立とうとした/ 新しいアイルランドの旋律/ 音楽が愛の糧であるなら/他 |
サリー・サンフォード(S) ブレント・ウィシック (バス・ヴィオール/Vc) レーモンド・エリクソン (Cemb/Org) | |
昔のニュー・オリンズ・ジャズ
ナーヴィン・キンバル(バンジョー) パーシー・ハンフリー(Tp) デイヴィッド・グリラー(Cl) ラーズ・エデグラン(P)他 | ||
ハワード・ハンソン: オルガン、ハープと弦楽オーケストラの協奏曲(*) / バレエ組曲「ニンフとサテュロス」(#) [デイヴィッド・クレイグヘッド(Org;*) アイリーン・マローネ(Hp;*) デイヴィッド・フェトラー指揮ロチェスター室内o.]/ ピアノと弦楽四重奏のための室内協奏曲 ハ長調(+) /2つのクリスマスの小品 [ブライアン・プレストン(P) イアン・スウェンソン(Vn;+) カルヴィン・ヴィエルスマ(Vn;+) マリア・ランブロス(Va;+) エリザベス・アンダーソン(Vc;+)]/ 4つの合唱のための小品[シオドア・サイプス(Br) バーバラ・ハーバック(Org) ロバート・シェワン指揮ロバート・ウェスレヤン大学cho.]他 | ||
録音: ADD、DDD 。発売:1994年。 | ||
オクタゴン Vol.1 ケヴィン・ドー、エレン・ハリソン、 アンジェラ・ジェリフェ、キース・コスマン、 ジョナサン・サントア、デフィン・スティーヴンズ/他 |
ニコル・パイアメント ゼルマン・ボクサー指揮 オクタゴン合奏団 | |
ジョージ・ロイド:歌劇「ジョン・ソックマン」(抜粋) | デイヴィッド・ ウィルソン=ジョンソン、 ダイアナ・モンタギュー/他 ジョージ・ロイド指揮 フィルハーモニアo./他 | |
録音:1994年7月2日-5日、ブラックヒース・コンサートホール。 | ||
ヒューバート:パリー: ピアノ・ソナタ第2番/主題と19の変奏/ Charakterbilder/ピアノ・ソナタ第1番/アダージッシモ |
アントニー・ゴールドストーン(P) | |
オクタゴン Vol.2 ブライアン・バンクス、ケヴィン・ドー、 エリク・イェスパーセン、ティモシー・メルビンガー、 デイヴィッド・ペレーラ、エリク・ソーヤー、 ジョン・ヴォーグルの作品 |
ニコル・パイアメント ゼルマン・ボクサー指揮 オクタゴン合奏団 | |
マイケル・ホーヴィット: 幻想二重奏曲/アモスの予言/神はわれらと共に/ 汝の神を愛せ/シェイクスピアの3つのソネット/他 デイヴィッド・ガレット(Vc) ティモシー・ヘスター(P) パティ・スペイン(S) トラヴィス・フランクリン(Br) デブラ・ヘイアーズ(S) チャールズ・ハウスマン指揮ヒューストンcho./他 | ||
セルゲイ・スロニムスキー: 1楽章のピアノ・ソナタ ボリス・ティシチェンコ:ピアノ・ソナタ第5番Op.55 |
サドマラ・ザカリアン・ ルートステイン(P) | |
ジョージ・ウォーカー: 5つのファンシー/イーストマン序曲/ 管弦楽のための変奏曲/カンタータ/ オルガンのための3つの小品/他 |
エリック・トマス(Vc) ジョン・マクドナルド(P) ポール・フリーマン指揮 RPO デイヴィッド・エフロン指揮 イーストマンpo. ミッキー・テリー(Org)他 | |
レオン・カーシュナー(1919-):弦楽四重奏曲全曲 [第1番(1949)/第2番(1958)/ 第3番(弦楽と電子テープのための)(1967)] |
ボストン作曲家SQ | |
録音:DDD。発売:1994年。カーシュナーの75歳記念盤だったもの。 | ||
ベンジャミン・リース: ヴァイオリン・ソナタ[第1番−第3番]/ 独奏ヴァイオリンのためのインヴェンション |
エレン・オーナー(Vn) ジョエル・ウィザンスキー(P) | |
ドナルド・ウィーロック(1940-):弦楽四重奏曲集 〔第3番(1988) /第4番(1992) 〕 |
チオンピSQ | |
録音:DDD /発売:1994年。 | ||
Flights Of Fancy ウィリアム・オルブライト、ハーバート・ビエラワ、 パメラ・デッカーの作品 |
パメラ・デッカー(Org) デイヴィッド・ ロビンズ(ティンパニ) | |
エリオット・カーター:悲歌 ポール・クレストン:組曲 バーナード・ハイデン:ソナタ バーナード・ロックバーグ:ソナタ |
ローレンス・ホィーラー(Va) ルース・トムフォーデ(P) | |
ピアノ二重奏のためのイギリス音楽 ロード・バーナーズ、コンスタント・ランバート、 フィリップ・レーン、アラン・ロースソーン、 ウィリアム・ウォルトンの作品 |
ピーター・ローソン、 アラン・マクリーン(P) | |
ニコラス・フラジェロ:ものういアンダンテ/セレナード ヴィットリオ・ジャニーニ:合奏協奏曲/前奏曲とフーガ モートン・グールド:収穫 |
デイヴィッド・アモス指揮 新ロシアo. | |
スティーヴン・ダンクナー: ピアノ三重奏曲(1991)(*)/舞踊組曲(1985)(#)/ クラリネット三重奏曲(1991)(+) |
スーザン・ドーリング(Vn;*) マイケル・マレイ(Vc;*) デイヴィッド・ベルチャー(P;*) ブリジェット・オラフソン(P;#) スティーヴン・コーエン(Cl;+) アレン・ニスベット(Vc;+) ピーター・コリンズ(P;+) | |
録音:DDD。発売:1994年。 | ||
ジャック・イベール:フルートのための室内楽作品集 間奏曲/たわむれ(ソナチネ)/2つの断章/2つの間奏曲/アリア/ フルート独奏の小品/物語/2つの東洋の石碑/パストラール/アリア/間奏曲 スー・アン・カーン(Fl) アンドルー・ウィリス(P) スーザン・ジョレス(Hp) フレデリック・ハンド(G) カーティス・マコンバー(Vn) クリスティーネ・シャーデベルク(S) デイヴィッド・カラカウアー(Cl) ローレン・ゴールドスタイン(Fg) ペギー・シェクター、エレノア・ローレンス、リー・シュミット(Fl) | ||
録音:DDD。発売:1995年。 | ||
ジョージ・アンタイル: 飛行機ソナタ/野蛮なソナタ/ 歌劇「トランスアトランティック」〜タンゴ/ ピアノ・ソナタ第4番/他 |
マーサンナ・ヴァービット(P) | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 [第14番/第18番/第49番/第32番/第34番/第37番] |
ローラ・オディアガ(Fp) | |
カーティス・カーティス=スミス(1941-):弦楽三重奏のための作品集 ピアノ三重奏曲第2番/スウィートグラス・トリオ[マーリング三重奏団]/ 幻想曲集[レナータ・アートマン・クニフィック(Vn) カーティス・カーティス=スミス(P)]/ ピアノと管楽のための六重奏曲 [デニス・ラッセル・デイヴィス(P) シュトゥットガルト管楽五重奏団] | ||
録音:DDD。発売:1994年。 | ||
スティーヴン・シェワン:室内楽作品集 嵐の中の神の声/マニフィカト/キャロルの饗宴/ 動物と昆虫について/春風の嘆き/弦楽四重奏曲第1番 |
ロバート・シェワン指揮 ロバーツ・ウェスレヤン大学cho. ジル・リチャードソン(S) スティーヴン・シェワン(P) アドホックSQ/他 | |
録音:DDD。発売:1995年。 | ||
エイミー・ビーチ:ソナタ イ短調Op.34 アーサー・フット:オルガンのための3つの小品/ バラードOp.69/メロディOp.44 |
サラ・ジョンソン(Vn) ピーター・カイロフ(P) | |
ロバート・ステアラー(1924-2001): 声を伴う室内楽作品集 [Remambering Felix(*)/To Think of Time(#)/ Night Thoughts(+)] |
ロバート・J.ラートシマ(語り;*) ハリー・クラーク(Vc;*) サンダ・シュルドマン(P;*) アン・ケリ・ドナルドソン(S;#) マリアーニSQ(#) テレサ・サンティアゴ(S;+) ジェニファー・ハインズ(Ms;+) アントニー・グリフェイ(T;+) ニール・マイケルズ(Br;+) アデレイド&エドガー・ロバーツ(P) | |
発売:1995年。録音:DDD。 | ||
ロバート・ステアラー(1924-2001): クラリネット五重奏曲(*)/ ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(#)/ 若くして亡くなった女性への悲歌(+)/ ヴィオラ、チェロとピアノのための「エピソード」(**) |
ミュージック・ イン・ザ・マウンテンズ・ フェスティヴァル・プレイヤーズ(*) ウィリアム・ターウィリガー(Vn;#) アンドルー・クーパーストック(P;#) キャロル・コワン(Vn;+) スーサン・セリグマン(Vc;+) ロイス・マーティン(Va;**) ハリー・クラーク(Vc;**) サンダ・シュルドマン(P;**) | |
発売:1995年。録音:DDD。 | ||
ジョージ・ロックバーグ(1918-):ピアノ三重奏曲(*) ロケ・コルデーロ(1917-): フルート、クラリネット、ヴァイオリン、 チェロとピアノのための五重奏曲(#) ロバート・パーマー(1915-): クラリネット、弦楽三重奏とピアノのための五重奏曲(+) |
キース・クーパー(Vn) フレッド・シェリー(Vc;*/#) メアリー・ルイーズ・ベーム(P) ジョン・ウィオン(Fl;#) アーサー・ブルーム(Cl;#/+) ポール・ドクター(Va;+) ウォーレン・ラッシュ(Vc;+) | |
ジョージ・ウォーカー: ピアノ・ソナタ第2番/チェロ・ソナタ/ ソプラノと室内アンサンブルのための「詩曲」/ ヴァイオリン・ソナタ第1番/管楽のための「聖と俗」 |
ジョージ・ウォーカー(P) イタロ・バビーニ(Vc) イアン・ウォーカー(語り) アンヘロ・フラスカレッリ指揮 キャピトル室内プレイヤーズ グレゴリー・ウォーカー(Vn) アメリカン・ブラス五重奏団 | |
チュー・ウェン=チュン(周文中): 峡谷からのこだま (パーカッション五重奏のための;1989)(*)/ ユー・コ(友好?;1965)(*)/ユン(1969)(#)/ ハープと管楽四重奏のための組曲(1951)(#)/ Windswept Peaks (1990)(+) |
クレール・ヘルドリッチ指揮 ニュー・ミュージック・コンソート(*) ドナルド・パルマ指揮 スペクルム・ムジケ(#) リチャード・ピットマン指揮 ボストン・ムジカ・ヴィヴァ(+) | |
発売:1995年。録音:DDD。同団体の演奏でも、曲により編成は異なる。 | ||
アドルファス・ヘイルストーク:合唱作品集 霊歌(3曲)/生と愛の歌(3曲)/ 「ソロモンの歌」からの曲(2曲)/神の子羊/ ルバイヤートによる7つの歌/ 全ての子供たちのためのキャロル |
ドナルド・マッカラ指揮 マッカラcho. | |
発売:1995年。 | ||
闇と光 Vol.1 〜ホロコースト記念博物館 室内音楽シリーズで演奏された音楽 パウル・ベン=ハイム(1897-1984): ピアノのためのソナチナOp.38(1946)(*) ロバート・ステアラー(1924-2001): 若くして亡くなった女性への悲歌(1990)(#) ヘルマン・バーリンスキ(1910-): 世界の私の父(1948)より(#) ジョージ・パール(1915-):ヘブライの旋律(1945)(+) モイセイ・ヴァインベルグ(1919-): ピアノ三重奏曲Op.24(1945)(**) |
キャロル・ホニグバーグ(P;*) ジェーン・ステュアート(Vn;#) スティーヴン・ ホニグバーグ(Vc;#/+/**) ジョージ・マーシュ(Vn;**) ジョセフ・ホルト(P;**) | |
発売:1995年。録音:DDD。 | ||
クリス・セオファニディス(1967-): I Corinthians 13 (1990) (*) /発見(1992) (#) /2台のピアノのための幻想曲(1988) (+) / 声(1992) (**) /フルートとピアノのための組曲(1989) (##) /Sikelianos (1992) (++) / Statues (1992) (***) /弦楽四重奏曲第1番(1990) (###) /管弦楽のための「Disruption」(1991) (+++) / 聖フランシスに祈る人 (****) / I Corinthians 13 (1990) (****) ピーター・バイチ(Org;*) クリス・セオファニディス(P;##)指揮(*/#/**/+++) ロチェスター・コンポーザーズcho.&ブラス・アンサンブル(*)、バロー室内o.(#/**)、 ロチェスター・コンポーザーズo.(+++) マウリシオ・ネーダー(P;+/***) ナンシー・ウェームス(P;+) ダーラ・バロー=セファニディス(S;**) カレン・ベネット(Fl;##) シェーファー・マホニー指揮(++) 音楽家たち[Fl、Cl、Vn、Vc、P、コンガ、Perc](++) エイドリアン・ジャスタス(Vn;###) マリア・リン(Vn;###) ティモシー・リース(Va;###) ジェイムズ・ホランド(Vc;###) ロバート・シェワン指揮(****) | ||
発売:1995年。録音:DDD。 | ||
アルディッティ四重奏団 〜カリフォルニアの作曲家たち スティーヴン・コーン:混沌の目 バート・ゴールドスタイン:アスペン四重奏曲 ドナルド・デイヴィス:死んでいく分子 ドランス・スタルヴェー:弦楽四重奏曲 1989 |
アルディッティSQ | |
発売:1995年。録音:DDD。 | ||
ジェイコブ・アフシャロモフ:管弦楽作品集 | ジェイコブ・アフシャロモフ指揮 ポートランド青年po. | |
ジョセフ・フェニモア・イン・コンサート II グラナドス:「ゴイェスカス」より ジョセフ・フェニモア: ピアノ・ソナタ第3番(1967)/ロマンス第4番(1984) ブラームス: ラプソディ ロ短調Op.79-1/間奏曲 ホ長調Op.116-4/ カプリッチョ ロ短調Op.76-2/間奏曲 変ホ短調Op.118-6/ カプリッチョ 嬰へ短調Op.76-1/間奏曲 変ロ短調Op.117-2/ ラプソディ ト短調Op.79-2 J.S.バッハ:3つのシンフォニア[ト短調/変ホ長調/イ長調] ショパン:バラード へ短調Op.52 |
ジョセフ・フェニモア(P) | |
Eufish ゴードン・ジェイコブ(1895-1984): ユーフォニウムとバンドのための幻想曲 テレマン:ファゴット・ソナタ ヘ短調(ユーフォニウム版) ジャン・バッハ(1937-):演奏会用変奏曲 ジャン=バティスト・アルバン(1825-1889): ヴェネチアの謝肉祭による幻想曲、主題と変奏 J.S.バッハ: フルート・ソナタ 変ホ長調BWV.1031(ユーフォニウム版) ブラームス(V.レイノルズ編): 声楽作品の編曲集(4曲;Ops.28, 20, 75より) |
マーク・ フィッシャー(ユーフォニウム) マーク・ローソン(P) | |
録音:DDD。発売:1995年。 | ||
アーノルド・ロスナー: 数と鐘について/フレンチホルン・ソナタOp.71/ チェロ・ソナタ第1番/夜の石 |
ティモシー・ヘスター、 ナンシー・ウィームズ(P) ハイディ・ガーソン(フレンチHr) ヨランダ・リーパ(P)他 | |
ロイ・ハリス:合唱作品集 復活祭のモテット「アレルヤ」(1945)/ミサ曲(1948)/ マドリガル 「スーザンには学ぶ心が無いと彼らは言う」(1947)/ ホイットマン・トリプティーク(1938)/ ウォルト・ホイットマンの詩による 3つの民主主義の歌(1941)/ ウォルト・ホイットマンの詩による 声のための交響曲(1935)/ ジョニーが凱旋する時(1937) |
ロバーツ・ウェスレヤン・ ブラス・アンサンブル アン・ハニーウェル(Org) ジェイムズ・E.ボブ(Org) ダリル・スコット(P) ロバート・シェワン指揮 ロバーツ・ウェスレヤン大学cho. | |
発売:1995年。 | ||
心からの歌〜アメリカ女性作曲家の歌曲集 キャサリン・バリー、ドロシー・ゲイナー、 ジェシー・L.ゲイナー、デージー・マクジオック、 メアリー・ターナー・ソルター、エラ・メイ・スミス/他の作品 |
ジェニー・フロスト(S) ジュリー・フロスト(P) | |
ロバート・ホール・ルイス:室内楽作品集 結合II(8人の打楽器奏者とピアノのための)(*)/ 結合IV(チェロとピアノのための)(#)/ 幻想音楽II(クラリネットとピアノのための)(+)/ 室内二重奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)(**)/ 結合I(クラリネット、ヴァイオリン、 チェロとピアノのための)(##) |
ジョン・ベック指揮(*) イーストマン・ パーカッション・アンサンブル(*) スティーヴン・ケーツ(Vc;#) エレン・マック(P;#) ジーン・コペルード(Cl;+) ジェイムズ・ウィン(P;+) ロバート・ゲール(Vn;**) マリリン・ニーリー(P;**) ペン・コンテンポラリー・プレイヤーズ(##) [アーネ・ランニング(Cl) バーバラ・ソニーズ(Vn) ロリ・バーネット(Vc) ランバート・オーキス(P)] | |
発売:1995年。録音:ADD/DDD。 | ||
アメリカのフルート音楽 ロバート・ムチンスキ(1929-):フルート・ソナタOp.14(1960-1) コープランド:フルートとピアノのためのデュオ(1971) メイヤー・クプファーマン(1926-):シャコンヌ・ソナタ(1993) ジョーン・タワー(1938-):ヘクサコーズ(1972-) レオ・クラフト(1922-): フルートとピアノのための幻想曲第1番(1963) バーバー:フルートとピアノのためのカンツォーネOp.38a(1961) |
ローレル・アン・モーラー(Fl) マーティン・ピアス(P) | |
ドナルド・マーティノ:夜曲/ピアニシッシモ/三重協奏曲 | ダニエル・シュルマン指揮 スペクルム・ムジケ デイヴィッド・ホルツマン(P)他 | |
ドナルド・マーティノ: 12の前奏曲/ロジャーのための即興曲/ ピアノ幻想曲/幻想曲と即興曲集 |
デイヴィッド・ホルツマン(P) | |
ジョージ・ロイド:ウェヌスの宵宮 | キャロリン・ジェイムズ(S) トマス・ブース(T) ジョージ・ロイド指揮 ウェールズ国立歌劇場 | |
録音:DDD。原盤:DECCA 430 329-2。初発売:1990年。 | ||
デイヴィッド・マスランカ:子供の夢の庭/交響曲第2番 | マルコム・ローウェル指揮 マサチューセッツ= アムハースト大学管楽合奏団 | |
アメリカの二重唱曲集 ティモシー・ヘクマン、リー・ホイビー、 スティーヴン・ジャッフェ、ペンカ・コーネヴァ、 ロバート・ウォードの作品 |
テリー・ローズ(S) エレン・ウィリアムズ(Ms) ティモシー・ヘクマン(P) スコット・ティリー指揮 デューク大学o./他 | |
3つのコミック室内歌劇 ヒンデミット:歌劇「行ったり来たり」Op.45a メノッティ:歌劇「電話」 ダグラス・ムーア(1893-1969): ソープ・オペラ「ギャランティ」 |
独唱者たち スティーヴン・ラドクリフ指揮 ニューヨーク室内合奏団 | |
録音:DDD。発売:1995年。 | ||
アーウィン・ベイズロン(1922-1995): チェロと管弦楽のための「私たちの間に」(1992)(*)/ 交響曲第7番「管弦楽のためのバレエ」(1992)(#)/ 交響曲第9番「日曜の静寂」(1980)/ |
ドロシー・ローソン(Vc;*) スコット・ダン(P;#) ハロルド・ファーバーマン指揮 ボーンマスso. | |
録音:1995年6月、ドーセット、イギリス。 | ||
アメリカのプロフィール ウォルター・ピストン:ディヴェルティメント(1946)(*) チャールズ・グリフェス: 3つの音画Op.5(1911-12;管弦楽合奏版)(#) ネッド・ローレム: 11人の奏者による11の練習曲(1959-1960)(*) コープランド: 弦楽四重奏、クラリネットとピアノのための六重奏曲(1937) |
スティーヴン・ラドクリフ指揮 ニューヨーク室内合奏団 | |
録音:1993年2月23日、レフラック・コンサート・ホール、クイーンズ大学、ニューヨーク(*)/1992年11月5日、BMGスタジオA、ニューヨーク(#)。 | ||
アーサー・フート:ピアノ五重奏曲Op.38(1897)(*) フアン・オレゴ=サラス: クラリネット、ピアノと 弦楽四重奏のための六重奏曲Op.38(1954)(#) デイヴィッド・ダイアモンド: フルート、ピアノと 弦楽三重奏のための五重奏曲 ロ短調(1937)(+) |
キース・クーパー(Vn;*/#/+) アルヴィン・ロジャース(Vn:*) リチャード・マキシモフ(Va:*) フレッド・シェリー(Vc;*/+) メアリー・ ルイーズ・ベーム(P;*/#/+) アーサー・ブルーム(Cl;#) ユディス・ヤンチュス(Vn;#) ポール・ドクター(Va;#/+) ヤーノシュ・ショルツ(Vc;#) デイヴィッド・ギルバート(Fl;+) | |
発売:1995年。録音:AAD。 | ||
今日地球よ鳴り響け 民謡:今日地球よ鳴り響け(*) ブリテン:キャロルの祭典Op.28(#) 他、スティーヴン・カラッチオーロ、ボブ・チルコット、 ホルスト/他によるキャロル作品 |
ダンナ・フォーチュナート(Ms;*) エリザベス・エタース(Hp;*/#) ウィリアム・ペイン指揮 ルーク・チャペルcho.(*)、 ルーク・チャペル・リンガーズ(*/#)/他 | |
フリードリヒ・ニーチェの音楽 Vol.1 | ローレッタ・アルトマン(P) ピーター・シューベルト指揮 オルフェウス・シンガーズ ヴァレリー・キンスロー(S)他 | |
エイミー・ビーチ:大ミサ曲 変ホ長調Op.5(1980) | マーゴット・ロー(S) マーサ・レミントン(Ms) レイ・ボーウェンス(T) ジョエル・シュナイダー(Br) バーバラ・ジョーンズ指揮 ストー祝祭o.&cho. | |
録音:1995年1月22日、セント・ポール教会大聖堂、ボストン。ライヴ。 | ||
グランヴィル・バントック:合唱交響曲集 [カリュドンのアタランテー/すべては空しい] |
シモン・ジョリー指揮 BBCシンガーズ | |
フリードリヒ・ニーチェの音楽 Vol.2 | スヴェン・マイアー(Vn) ローレッタ・アルトマン(P) ヴァレリー・キンスロー(S) ピーター・シューベルト指揮 オルフェウス・シンガーズ/他 | |
スティーヴン・ポールズ: テノール、メゾ・ソプラノ、 合唱と管弦楽のための「声」(1988)(*) ジェイムズ・ホプキンズ:永遠の歌(1992) |
フランク・ケリー(T;*) マーサ=ジェーン・ウィーヴァー(Ms;*) ジョン・アレクサンダー指揮 パシフィックso.&cho. | |
グレゴリー・ショート:カラスは語る(1987) ジョージ・マッケイ:シアトルのための交響曲(1951) ウィリアム・バーグズマ:To Await the Moon(1965) |
アンソニー・スペイン指揮 ノースウエストso. | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 [第6番 ハ長調Hob.XVI;10/第9番 ニ長調Hob.XVI;4/ 第13番 ト長調Hob.XVI;6/第14番 ハ長調Hob.XVI;3/ 第11番 変ロ長調Hob.XVI;2/第10番 ハ長調Hob.XVI;1/ 第12番 イ長調Hob.XVI;12/第15番 ホ長調Hob.XVI;13] |
ローラ・オディアガ(Fp) | |
録音:1995年5月、ギルフォード、コネティカット州。 | ||
レオ・サワビー(1895-1968):クリスマス音楽集 Love came down at Christmas/ A Carol for New Year's Day(1913)/ A Prayer for Christmas(1967)/ A Great and Mighty Wonder |
ロナルド・スタルフォード(Org) パトリシア・スナイダー(Org) コン・ヴィヴィウム(Ens.) | |
ニール・B.ロルニック: レクイエム・ソングス (国家主義の犠牲者のために)(1993)(*)/ スクリーンの情景(1995)(#) |
エイミー・フラドン(Vo;*) レスリー・リッター(Vo;*) トッド・レイノルズ(Vn;*/#) ハーヴェイ・ソージェン (Perc;*/#、エレクトロニクス;*) ニール・B.ロルニック (エレクトロニクス;*、プリペアドP;#、 シンセサイザー;#) アンドルー・スターマン (Fl;#、テナーSax;#) スティーヴ・ラスト(B;#) | |
録音:1995年8月17日、ドリームランド・レコーディング、ニューヨーク(*)。 | ||
エレーン・ベアラー: ニコルズ・トリオ(科学者の音楽による履歴書)(*)/ トッカータ(#)/Fenestrae(+) |
トマス・ムーア(Vn;*) アンディ・コルブ(Vc;*) ベルニーチェ・ハーバー(P;*) ミッチェル・ハーディン(G;#) クリス・ビストロフ(Va;#) マイケル・ハーディング(G;#) チャールストンSQ(+) | |
発売:1996年。録音:DDD。 | ||
デイヴィッド・マスランカ:打楽器作品集 打楽器のための舞曲「モンタナ・ミュージック」(1993)/ マリンバとパーカッション・アンサンブルのための 協奏曲「アルカディアII」(1988)(*)/とげの王冠(1995) |
トッド・ジョンソン(マリンバ;*) ロバート・ホーナー指揮 中央ミシガン大学打楽器合奏団 | |
カステルヌオーヴォ=テデスコ: ピアノ三重奏曲第1番/ピアノ四重奏曲第1番 |
ネニズ・ゲレンベ(P) フリッツ・ギアハート(Vn) ブライアン・マンカー(Vc)他 | |
イーストマン・シリーズ Vol.1 スティーヴン・アルバート:食の闇の中へ クリストファー・ラウズ: 真夜中の歌/4つのマドリガル |
オースティング(T) レズリー・グイン(B−Br) ホジキンソン指揮 イーストマン・ ムジカ・ノヴァ・アンサンブル/他 | |
アーネスト・シェリング: 主題と変奏/運命論/ロマンス/即興/他 |
メアリー・ルイーズ・ベーム(P) | |
室内管弦楽のためのアメリカ音楽 エリオット・カーター、ダン・コールマン、 ジョン・コリリアーノ、アーヴィング・ファイン/ 他の作品 |
スコット・ユー指揮 メタモーフォーゼン | |
トマス・ルードウィグ: ヴァイオリン協奏曲/2楽章の交響曲 |
マーク・ペスカノフ(Vn) トマス・スリーパー指揮 マイアミ大学so. トマス・ルードウィグ指揮 ロンドンso. | |
レオ・サワビー:歌曲集 さすらい人の歌/5月のある晴れた時/船乗りの祈り/他 |
ロバート・オスボーン(B−Br) マルコム・ハリデー(P) | |
ジョン・デイヴィソン: ホルン・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第1番/ トランペット・ソナタ/ピアノ曲から |
ウィリアム・パーヴィス(Hr) アラン・フェインベルグ(P) | |
ジョージ・ロイド:連祷 | ジャニス・ワトソン(S) ジェレミー・ホワイト(T) ジョージ・ロイド指揮 ギルドフォード合唱協会、 フィルハーモニアo. | |
ダンツィ:協奏曲ヘ長調 ヘンデル:協奏曲へ短調 モーツァルト:協奏曲変ロ長調 |
ジャン=ピエール・ シュヴァイエ(ユーフォニウム) ジョージ・ロイド指揮 シティ・オヴ・ ロンドン・シンフォニア | |
モートン・グールド〜ア・トリビュート モートン・グールド(1913-1996): アメリカのバラード(1976)/ 弦楽のための黒人霊歌(1959)/ アメリカン・シンフォネット第2番(1938)/ アメリカの挨拶(1943) |
ケネス・クライン指揮 LPO | |
録音:DDD。発売:1996年。おそらくM.グールドの追悼盤として発売された物。 | ||
ラフマニノフ:前奏曲集から シチェドリン:バッソ・オスティナート スメタナ:デュパーク チャイコフスキー:ドゥムカ/他 |
クラシミラ・ヨルダン(P) | |
ロバート・ウォード: ヴァイオリン・ソナタ[第1番/第2番]/ アリオーソとタランテラ/他 |
ヴァータ・マヌージャン(Vn) アン・エパーソン(P) マーク・ウォード(Vc) マーゴ・ガレット(P)他 | |
ロバート・ステアラー(1924-2001): ピアニストのための遠足/家にひとりで/ 3つのイスラエルルのスケッチ/ソナタ第1番/他 |
ジェラルド・バーシオーム(P) | |
パーシー・グレインジャー: ある朝早く/リンカンシャーの花束 アイヴズ:田舎バンドの行進曲 ハチャトゥリアン:アメリカの舞曲/他 |
マルコム・ローウェル指揮 マサチューセッツ= アムハースト大学管楽合奏団 | |
ギター四重奏のための新作 レズリー・バセット、レオ・ブルーワー、 エレナー・ホヴダ、デイヴィッド・ケクリー、 関谷なおみ、ヤニカ・ヴァンデルヴェルデの作品 |
ミネアポリス・ギター四重奏団 | |
アメリカの新しい音楽 ロス・リー・フィニー:物語 エドウィン・ロンドン:世界が作られた前に フランシス・ソーン:交響曲第6番 |
ノーマン・フイッシャー(Vc) クリスティーン・シャーデバーグ(S) エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内so. | |
あり得ないクリスマス 〜有名なクリスマス・キャロルの編曲集 |
ゴードン・グリーン(Syn) | |
アーノルド・ロスナー(1945-):室内楽作品集 Vol.2 弦楽四重奏曲〔第2番/第3番/第5番〕[アドホックSQ ]/ ヴィオラ二重奏曲[ディードル・バックリー、マーク・オッテセン(Va)] | ||
ベートーヴェン:ソナタ第30番 グラナドス:「ゴイェスカス」から コルネリウス・カーデュー、 コンロン・ナンカロウの作品 |
ジーン・ゴラン(P) | |
マイケル・コルグラス:都会のレクイエム インゴルフ・ダール:賛歌 マイケル・ドアティ、クラーク・マカリスターの作品 |
ガリー・グリーン指揮 マイアミ大学管楽合奏団/他 | |
ケヴィン・オールダム:ピアノ・声楽作品集 | カレン・クシュナー(P) カメリア・ジョンソン、 スーザン・ローゼンバウム、 マリア・ルッソ(S)他 | |
現代アメリカ音楽 マイケル・ヘナギン、デイヴィッド・マスランカ、 ダン・ウェルチャー、ブレーク・ウィルキンズの作品 |
リチャード・ギプソン指揮 オクラホマ大学打楽器合奏団 | |
声と光 ルネ・クラウセン、アルフレッド・デザンクロ、 ロバート・ガウアー、アルフレッド・ヤンセン、 ドナルド・パトリキン、K.リー・スコット、 フィリップ・ウィルビー/他の作品 |
ジョー=マイケル・シャイベ指揮 マイアミ大学cho. ロバート・ガウアー(P) | |
アフシャロモフ一家3世代の音楽 アーロン、ダヴィート、ヤコブの作品 |
ダニエル・アフシャロモフ(Vn, Va) パメラ・パイル、 ロバート・マクドナルド(P) | |
ウィリアム・クラフト:室内楽作品集 | ジェーン・マニング(S) ダニエル・ヘフナー(Cl) ナンシー・チリロ(Vn, Va) ヒュー・ヒントン(P) ピットマン指揮/他 | |
ハイドン:ソナタと変奏曲集 ソナタ第47番/アリエッタと12の変奏/ アレグレット/アダージョ |
ローラ・オディアガ(Fp) | |
デイヴィッド・マスランカ:ミサ (聖なる知恵ソフィアへの賛歌を含む) |
リディア・イースリー(S) チャールズ・ロー(Br)他 グレッグ・ハンソン指揮 アリゾナ大学管楽o.、 同室内cho.、同交響cho. | |
フィッシャー・タル: 交響的物語/遺産のための序曲/ カプリッチョ/トランペット協奏曲第1番 |
ウィリー・ストリーダー(Tp) チャールズ・ジョンソン指揮 ニュルンベルクso. | |
エドワード・マクダウェル(1861-1908): 組曲第2番「インディアン」Op.48/ 組曲第1番Op.42/ 海の小品Op.55 (チャールズ・ジョンソンによる管弦楽版) |
チャールズ・アンソニー・ ジョンソン指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | |
録音:DDD。発売:1997年。 | ||
エドガー・スティルマン・ケリー: ポロネーズ/ガヴォット楽章のための 抒情的歌劇のスケッチ/花のスケッチ/他 |
ブライアン・コヴァチ(P) | |
レオ・サワビー: サマセットの3つの民謡/フロリダ組曲/北の地方から/他 |
マルコム・ハリデー(P) | |
ベンジャミン・リース: ピアノ・ソナタ第4番/鏡/幻想変奏曲 |
イアン・ホブソン(P) | |
ロバート・ステアラー(1924-2001): ピアノ・ソナタ第3番/ 前奏曲とトッカータ/理想的な自己/他 |
ジュスティン・コルブ(P) | |
闇と光 Vol.2 デイヴィッド・ダイヤモンド(1915-2005):弦楽四重奏曲第1番 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ピアノ三重奏曲第2番 パウル・ベン・ハイム(1897-1984):無伴奏チェロのための音楽 メシアン(1908-1992):「世の終わりのための四重奏曲」〜イエスの永遠性への賛歌 シモン・ラクス(1901-1983):チェロとピアノのためのパサカーユ ユゼフ・コフレル(1896-1943):ピアノのためのソナチネ Op.12 スティーヴン・ホーニグバーグ(Vc) ジョージ・マーシ(Vn) ナンシー・ビットナー(Va) ジョセフ・ホールド、キャロル・ホーニグバーグ(P)他 | ||
録音:ホロコースト記念博物館室内音楽シリーズ、ライヴ/ (P) 1997 。 | ||
ジョージ・ロイド・交響曲第8番 | ジョージ・ロイド指揮 フィルハーモニアo. | |
ジョン・ハービソン、マーティン・ハーマン、 スティーヴン・ジャッフェ、ロバート・キーア、 アウグスタ・リード・トーマス、ランダル・ウルフの作品 |
パトリシア・グッドサン(P) | |
レオ・サワビー: 神のとげ/間奏曲/ファンファーレ第3番/他 |
ウィリアム・フェリス指揮 ウィリアム・フェリスcho./他 | |
レズリー・バセット、ティモシー・グレートバッチ、 ヤン・クシヴィキ、エリック・ストークス、 リチャード・ワーニックの作品 |
チェスナット・ブラス・カンパニー | |
ニコラス・フラジェッロ:室内楽作品集 | ながた・せつこ(Vn) ピーター・ヴィノグレード(P) アリサ・リート(Hp)他 | |
アメリカのロマン派作曲家たち ジョン・ノールズ・ペイン: 前奏曲「エディプス王」Op.35(1881) ダドリー・バック: アメリカ国歌「星条旗よ永遠なれ」による祝典序曲(1887) エドワード・マクダウェル: 交響詩第3番「ラーミア」Op.29(1889) アーサー・フット: 弦楽のための組曲 ホ長調Op.63(1908) ジョン・オールデン・カーペンター:摩天楼(1924) |
ケネス・クライン指揮 ロンドンso. | |
録音:DDD。発売:1997年。 | ||
イーストマン・シリーズ Vol.2 ウォレン・ベンソン:世の終わりのための歌 マスランカ: フルートとピアノの二重奏曲/日暮れに消える天 |
ジャン・デガエターニ(S) ウォレン・ベンソン指揮 ボニタ・ボイド(Fl) ロバート・スピルマン(P)他 | |
ポール・ラムジー:コントラバスのための作品集 | ゲーリー・カー(Cb) クリストファー・ フィンカーマイアー(P) ロベルト・ベルンハルト指揮 ルイヴィルo. | |
レオ・サワビー:声楽作品集 | ロバーツ・ウェズリー管楽合奏団、 ブライアン・クリッカー(T) シオドア・サイプス(Br) ロバート・シェワン指揮 ロバーツ・ウェズリー大学cho./他 | |
ジョージ・パールマン:ヴァイオリン作品集 | ローレンス・ゴラン(Vn) マーティン・ペリー(P) | |
ヘンリー・カウエル:歌曲集 聖アグネスの朝/夢の橋/4月/他 |
メアリー・アン・ハート(Ms) ロバート・オスボーン(B−Br) ジーン・ゴラン(P) | |
ジェイムズ・ヤナトス:三位一体のミサ | ルーシー・シェルトン(S) ミラグロ・ヴァーガス(Ms) ハーヴァード・ラドクリフo.、 コレギウム・ムジクム/他 | |
ラテン・アメリカのピアノ作品集 イサベル・アレツ、フアン・ホス・カストロ、 オルランド・ハシント・ガルシア、 タニア・レオン、マルタ・ガルシア・レナルト、 アリシア・テルシン/他の作品 |
マーサ・マーチェナ(P) | |
太平洋北西部の作曲家たち サルヴァドア・ブロトンズ、 ノーマン・ダイナーステイン、 ブライアン・ジョハンソン、 ヴィジェー・シン、ロバート・スーダーバーグ、 トマス・スヴォボダの作品 |
ブルース・ブラウン指揮 ポートランド州立大学室内cho. | |
ロバート・ステアラー(1924-2001): 消失/ハドソン川組曲 フランシス・ソーン:交響曲第7番/同時性 |
アメリカン・ブラスQ デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso./他 | |
ガードナー・リード: コリント人への書簡/隠れたリュート/ピアノ協奏曲/他 |
トマス・ソコル指揮 コーネルcho.、 ランドール・ホジキンソン(P) デイヴィッド・エフロン指揮 イーストマン・フィル/他 | |
管楽のためのアメリカ音楽 デイヴィッド・マスランカ、ピーター・サッサー、 スティーヴン・ウィスナー、 ジュディス・ラング・ザイモントの作品 |
マンハッタン管楽五重奏団 | |
エリアス・タネンバウム: 影/スターリングラードからの最後の手紙/ 反映されたイメージ |
デイヴィッド・ タネンバウム(G/P) チェスターSQ、 ロバート・オスボーン(T) エイミー・ハーシ(Fl)他 | |
ジョージ・ロイド: オーバード/夕まぐれ/サマルカンドを通る道 |
アンソニー・ゴールドストーン、 キャロライン・クレモー(P) | |
ジェイコブ・アフシャロモフ:24の歌曲 | アリス・ロジャーズ(Ms) リンダ・バーカー(P) | |
ノーマン・デッロ・ジョイオ:空軍力 ジョン・ヴィンセント: デカルトによる交響詩/交響曲 ニ調 |
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィアo. | |
イーストマン・シリーズ Vol.3 ウィリアム・オルブライト、 ノーマン・ダイナーステイン、 ジャニス・ハマー、アン・シルスビーの作品 |
ダグラス・リード(Cemb) テレサ・リングホルツ(S) デイヴィッド・バーゲ(P)他 | |
ショパン:練習曲集から プーランク:トッカータ シューマン:クライスレリアーナ/他 |
ジョージ・ウォーカー(P) | |
現代のラグタイム ウィリアム・オルブライト、ウィリアム・ボルコム、 トニー・カラミア、ロビン・フロスト/他の作品 |
トニー・カラミア(P) | |
チャールズ・ノックス:室内楽作品集 | クリスティーナ・スミス(Fl) ドロシー・ルイス(Vc) ケアリー・ルイス(P)他 | |
バンジョーによるバッハ | ジョン・ブラード(バンジョー) ジョン・パティクラ(G) ニール・グラッド(マンドリン)他 | |
TROY-256 廃盤 |
ロイ・ハリス:交響曲第7番 ピストン:交響曲第4番 ウィリアム・シューマン:交響曲第6番 |
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィアo. |
スティーヴン・スタッキー:管楽合奏のための音楽 | ゲーリー・ハーディ(Vc) マイケル・ハイスコック指揮 ベイラー大学管楽合奏団 | |
アンソニー・ホランド: ピッコロ協奏曲/ニュー・イングランドの詩/ ヴァイオリン協奏曲/他 |
マルコフスキー(ピッコロ) アンソニー・ホランド指揮 ジョー・ブラウン(G) フランティシェク・ ノヴォトニー(Vn)他 | |
カレル・フサ:弦楽四重奏曲第4番 エズラ・レーダーマン:弦楽四重奏曲第7番 メル・パウエル:弦楽四重奏曲 |
コロラドSQ | |
ピーター・メニン: 交響曲第5番/幻想曲/交響曲第6番/他 |
デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
イーストマン・シリーズ Vol.5 シドニー・ホジキンソン、ブルース・マコンビー、 スタンリー・ウォルデンの作品 |
ジャン・デガエターニ(Ms) シドニー・ホジキンソン指揮 ルネ・フレミング(S) リチャード・バド(P)他 | |
ハロルド・ブルーメンフェルド:歌劇「地獄の四季」 | レンダル・グレミリオン、 エリザベス・サンダーズ、 サラ・リンデル(Vo) ゲルハルト・ザムエル指揮/他 | |
ドミニク・アージェント: 6つのエリザベスの歌/春についての歌 アーノルド・クック:3つの無邪気な歌/他 |
ジーン・ダントン(S) トーマス・シュトゥンプフ(P) | |
マイケル・ホーヴィット:管弦楽作品集 | フレデル・ラック(Vn) アドリアン・グナム、 フランツ・クラーガー、 レオン・シュピーラー、 C.ハウスマン指揮/他 | |
20世紀のピアノ音楽 レティー・ベコン・アルストン、 ロジャー・ディカーソン、 アドルファス・ヘイルストーク、 タニア・レオン、ジェフリー・ムンフォード、 ヘール・スミス、ドローレス・ホワイトの作品 |
カレン・ウォルウィン(P) | |
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.2 告解火曜日/演奏会用小品/悲劇的序曲/優雅なワルツ |
レズリー・スティフェルマン(P) マリン・オルソップ指揮 コンコーディアo. | |
コリンズはイリノイ州生まれで、ガンツにピアノを、ヨーロッパでブルッフとフンパーディンクに作曲を師事した。当レーベルのコリンズ・シリーズ(Vol.1は廃盤の模様):TROY-625、TROY-630、TROY-641、TROY-650、TROY-657。 | ||
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 | スティーヴン・ホニグバーグ(Vc) キャロル・ホニグバーグ(P) | |
ジョージ・ウォーカー: セレナード/抒情詩/詩/オルフェウス/民謡 |
グレゴリー・ウォーカー(Vn) アイリーン・ムーア(S) エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内o. | |
カレル・フサ:プラハのための音楽 (1968) リムスキー=コルサコフ/クラーク・マカリスター編: グリンカの主題による変奏曲 (オーボエ独奏と軍隊バンド [吹奏楽]のための編曲版)/ クラリネットと軍隊バンド(吹奏楽)のための協奏曲/ トロンボーンと軍隊バンド(吹奏楽)のための協奏曲 プロコフィエフ:運動会行進曲 Op.69 No.1 (リチャード・フランコ・ゴールドマン版) |
ジョナサン・ ブルーメンフェルド(Ob) エリック・カールソン(Y+Tb) アントニー・M.ジリオッティ(Cl) カレル・フサ、 アーサー・D.チョドロフ指揮 テンプル大学管楽so./他 | |
発売:1997年。 | ||
ヴァージル・トムソン:歌曲集 | ドラ・オーレンステイン(S) ウィリアム・シャープ(Br) フィリップ・ブッシュ(P)他 | |
オスカー・ボーメ、ボザ、 パーシー・グレインジャー、 ルトスワフスキ、サン=サーンス/他の作品 |
アドルフ・ハーセス(Tp) アスベリー管楽五重奏団 | |
ガーシュウィン: リズムをつかんだ/とてもすてき/本当のアメリカ民謡/ 前奏曲[第1番−第3番/だれも奪えぬこの思い/他 |
リン・マクスウェル・ケラー(Ms) リッチ・リデノア(P)他 | |
デイヴィッド・グリンガム、ジョン・ハービソン、 ジョゼフ・ルカシーク、クリス・シオファニディス、 ロバート・ティシナイの作品 |
トム・マイアー(Sax) タニア・ジル、 ロバート・スピルマン(P)他 | |
TROY-276 廃盤 |
アメリカの文書館シリーズ ルイ・ゲゼンスウェー:フィラデルフィアの4つの街区 ヴィンセント・パーシケッティ:交響曲第4番 ウィリアム・シューマン:信条 |
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィアo. |
イーストマン・シリーズ Vol.6 ブライアン・イスラエル、ジェラルド・レヴィンソン、 デイヴィッド・ヌーン、ロバート・スターンの作品 |
ジェフリー・ファネストック(T) ルネ・フレミング(S) シドニー・ホジキンソン指揮 イーストマン・ ムジカ・ノヴァ・アンサンブル/他 | |
ジェイムズ・ヤナトス(1929-): 交響曲第4番「天安門広場」(1992)/ ピアノ協奏曲(1992-1993)(*)/ |
ウィリアム・ドップナン(P;*) ジェイムズ・ヤナトス指揮 ハーヴァード=ラドクリフo. | |
スクリャービン:ソナタ第4番 チャイコフスキー:夜想曲/ワルツ ボリス・ティシチェンコ:ソナタ第9番/他 |
セドマラ・ザカリアン・ ルートステイン(P) | |
アンソニー・イアンナコン:管楽のための作品集 | マックス・プランク指揮 クラリオン管楽so. | |
ハイドン:鍵盤用初期作品集 ソナタ[第5番/第7番/第8番/第9番]/20の変奏曲/他 |
ローラ・オディアガ(Fp) | |
アーウィン・バゼロン:室内楽作品集 | ポール・ドゥンケル(Fl) リチャード・ロドニー・ベネット、 スコット・ダン(P)他 | |
ユダヤ作曲家たちのピアノ作品集 アヴニ、ポール・ベン・ハイム、 エルネスト・ブロッホ、 ステファン・ウォルペの作品 |
デイヴィッド・ホルツマン(P) | |
トビアス・ピッカー:歌劇「エメリン」 | パトリシア・ラセット、 アン=マリー・オウエンズ(Vo) ジョージ・マナハム指揮 サンタ・フェ歌劇場管/他 | |
アンドレイ・エシュパイ・エディション Vol.1 アンドレイ・エシュパイ(1929-): マリ族の主題による交響的舞曲(1952)(*)/ ヴァイオリン協奏曲第4番(1993)(#)/ 交響曲第2番「Praise to Light」(1962)(+) |
レオニート・ニコラーエフ指揮(*) ソビエト放送o.(*) ジェニファー・コー(Vn;#) ヴラディスラフ・ チェルヌシェンコ指揮(#) サンクトペテルブルク・カペラo.(#) コンスタンティン・イワーノフ指揮(+) ソヴィエト放送大so.(+) | |
録音:1980年(*)/1994年4月20日、モスクワ。ライヴ(#)/1964年(+)。 エシュパイはソ連生まれ。ミヤスコフスキー、ハチャトゥリアンに師事し、父親の故郷、旧ソビエト・マリ自治共和国の民族音楽を礎に、多彩な和声とオーケストレーションによりソ連およびロシア共和国作曲家同盟書記、マリ自治共和国功労芸術家、ソ連人民芸術家の称号を受け、国家賞、レーニン賞を受賞した。ただペレストロイカ以降の活動についてはあまり知らされない。 | ||
ヘンリー・ホルデン・ハス:ピアノ作品集 | ブライアン・コヴァチ(P) | |
ハーヴィー・J.ストークス: 弦楽四重奏曲集〔第1番−第3番〕 |
オクスフォードSQ | |
アーウィン・ドレッセル、ウィル・アイゼンマン、 パーシー・グレインジャー、 マスネ、パーセル、笹森武房/他の作品 |
ローレンス・グウォズ(Sax) ルイ・レヴェンタール(P) | |
ロード・バーナーズ:声楽・ピアノ作品集 | フェシリティ・ロット(S) ピーター・ローソン(P) | |
ウラディゲロフ: 夜想曲Op.59-4/前奏曲Op.15-1/無窮動/ 協奏的ソナチネからアンダンティーノ/他 |
クラシミラ・ヨルダン(P) | |
ジョージ・パール: シンフォニエッタII/ピアノ協奏曲第1番/ アダージョ/管弦楽のための3楽章 |
マイケル・ボリスキン(P) ジェラード・シュワルツ指揮 シアトルso./他 | |
フレデリック・コンヴァース(1871-1940): ピアノ・ソナタ第1番(1935) アーン・オールドバーグ(1874-1962): ピアノ・ソナタ 変ロ短調Op.28(1910出版) エイミー・ビーチ(1867-1944): バルカン半島の主題による変奏曲Op.60(1904) |
メアリー・ルイーズ・ベーム(P) | |
録音:1997年10月-11月。 | ||
サラブレッドのいななき ラッセル・アレクサンダー、 ジェイムズ・ブロッケンシャー、 フレデリック・ジュウェル、カール・キング、 ジョゼフ・リチャーズ、スーザ/他の作品 |
マシュー・フィリップス指揮 マシュー・フィリップ・ サーカス・バンド | |
エイミー・ビーチ: 太陽の賛美歌/テ・デウム/丘の上で/ キリエ・エレイソン/サンクトゥス/他 |
ベティ・ブキャナン指揮 キャピトル・ヒル合唱協会/他 | |
ジェイコブ・アフシャロモフ: 丘の上の都市/交響曲「オレゴン」/他 |
オレゴン大学cho.、 マラ・スタール(S) ジェイコブ・アフシャロモフ指揮 ポートランド青年po./他 | |
マリオン・バウアー: ニュー・ハンプシャーの森から/ヴィオラ・ソナタ ルース・クロウフォード・シーガー: 19のアメリカ民謡から/組曲第2番/他 |
ヴァージナル・エスキン(P) アーノルド・ スタインハート(Va) チャールストンSQ | |
発売:1998年。録音:DDD。 | ||
ジョン・イートン、エドウィン・ロンドン、 ロナルド・ペレラ、ハウィー・スミスの作品 |
ネルダ・ネルソン(Ms) エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内o./他 | |
デイヴィッド・ダイアモンド:ソナチネ第1・2番 モートン・グールド:中国の小品 ヴィンセント・パーシケッティ: ピアノのための詩第1〜3集 ブロッホ:海の詩 |
ミリアン・コンティ(P) | |
モートン・グールド(1913-1996): 管弦楽のためのショー・ピース(1954)/ ピアノ協奏曲(1938)(*)/ ストリング・ミュージック(1994)(#) |
ランドール・ホジキンソン(P;) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
録音:DDD。発売:1998年。全て世界初録音。 (#)は1995年のピュリッツァー賞受賞作品。 | ||
バーナード・ハーマン: 航海の思い出/弦楽四重奏曲「こだま」 ジェローム・モロス: ピアノ二重奏と弦楽四重奏のためのソナタ |
ジェフリー・ラーナー(Cl) ケネス・ゴールドスミス(Vn) ナンシー・ウィームズ、 ジョン・センセン(P)他 | |
ウィリアム・クラフト: ティンパニ協奏曲/ピアノ協奏曲/ 夕べのヴォランタリー/他 |
トマス・アキンズ(Perc) モナ・ゴラベク(P) ジェフ・フォン・デル・ シュミット(フレンチHr)他 | |
ザ・ニュー・アメリカン・シーン II ウェンデル・ローガン: 樹木の根と枝、そしてその形 T.J.アンダーソン:室内協奏曲 ルロイ・ジェンキンス:ワンダー・ラスト ドローレス・ホワイト:クリスタル・ゲイジング デヴィッド・ベイカー:パラレル・ブレイン |
ハウィー・スミス(Sax) ルロイ・ジェンキンズ(Vn) エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内so./他 | |
ジョン・デュフィ(1928-): 遺産ファンファーレとコラール(*)/「遺産」組曲(*)/ 交響曲第1番「ユタ」(#)/交響的舞曲「遺産」(*) |
リチャード・ウィリアムズ指揮 RPO(*)、 ジョゼフ・シルヴァースタイン指揮 ユタso.(#) | |
録音:DDD。発売:1998年。 | ||
4人の現代音楽作曲家 ヘンリー・ハドレー:三重奏曲Op.132 ダニエル・グレゴリー・メイソン: センチメンタル・スケッチ エルネスト・ブロック:3つのノクターン チャールス・ウェイクフィールド・ カッドマン:三重奏曲 ニ長調 |
ローリンズ・ピアノ三重奏団 | |
サミュエル・アドラー: 独奏楽器のための「カント(歌)」(8曲) |
デイヴィッド・ビルガー(Tp) フランクリン・コーエン(Cl) チャールズ・ヴァーノン(バスTb)他 | |
ネッド・ローレム:合唱作品集 | ステーシー・グリマルディ(S) リチャード・コフィ指揮 コンコーラ/他 | |
デイヴィッド・ダイアモンド: フルート協奏曲 アンタル・ドラティ:夜の音楽 クルシェネク:組曲 バーナード・ロジャーズ:独白 |
アリソン・ヤング(Fl) チャールズ・ジョンソン指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | |
デイヴィッド・マスランカ:交響曲第2番 ラウダムス・テ/地獄の門 |
グレッグ・ハンソン指揮 アリゾナ大学管楽合奏団/他 | |
カムラン・インス(1960-): こっそり歩くカメの幻想曲/痕跡/線/逃げろ! |
スーザン・ ウォーターベリー(Vn) レナード・シュランゼ(Va) カムラン・インス(P)他 | |
レズリー・バセット、ロバート・マッジョ、 ロバート・ムチンスキ、マーティン・ロキーチの作品 |
ネイサン・ウィリアムズ(Cl) オードリー・アンドリスト(P) | |
ポール・フリーマン Vol.1 ウェンデル・ロガン、リチャード・J.レンドルマン、 ピーター・ザルツマン、 ジェイムズ・キモ・ウィリアムズ、 リチャード・ヤードゥミアンの作品 |
ウィリアム・ブラウン(T) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ジェレ・タナー:コナ・コーヒー・カンタータ | マリリン・テイラー(S) ウィリアム・リヴィングストン(T) ティム・ローレック指揮 プラハ室内o. | |
ロナルド・ペレラ:一番遠い家/太陽の頌歌 | ナンシー・アームストロング(S) マーガレット・ボッシ指揮 チャサムcho./他 | |
ホレイショー・パーカー: 6つの抒情詩/4つのスケッチ/性格的小品集 |
ピーター・カイロフ(P) | |
ジョージ・ロイド: ヴァイオリン協奏曲第2番(1977)/ ヴァイオリンと管楽のための協奏曲第1番(1970) |
クリスティナ・ アンゲレスク(Vn) デイヴィッド・パリー指揮 フィルハーモニアo. | |
アレン・ショーン: タンゴ/思い出第2・3番/ヴァレンタイン/ 4つのジャズ前奏曲/他 |
アレン・ショーン(P) | |
月夜の入り江 デーヴ・ブラハム、ジョージ・M.コーハン、 ポール・ドレッサー、ガス・エドワーズ、 イダ・エマーソン、フレッド・ギルバート/ 他の歌曲(全24曲) |
ジョーン・モリス(Ms) ウィリアム・ボルコム(P) | |
録音:DDD。発売:1998年。 | ||
バーンスタイン:私の家 カーペンター:赤ん坊のまぶたをよぎる眠り コープランド:遠い昔 フォスター:夢見る人 ガーシュウィン:リズムをつかんだ/他 |
ジーン・ダントン(S) トーマス・シュトゥンプフ(P) | |
イーストマン・シリーズ Vol.7 デイヴィッド・リプタク:時計/弧/精神/他 |
キャサリン・テート(Vn) バリー・スナイダー(P)他 | |
サミュエル・アドラー、ドン・フロイント、 カレル・フサ、ジェフリー・ライアン、 マリリン・シュルーデ、 クリス・シオファンディスの作品 |
マイラ・メリット(S) エミリー・フリーマン・ブラウン指揮 ボーリング・グリーンpo. | |
ポール・フリーマン Vol.2 サイ・ブランドン、リチャード・フェルチアーノ、 チャールズ・グリフス、ロバート・ムチンスキ、 デイヴィッド・オスボーンの作品 |
ジャン=マイケル・バーテリ(Cl) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ロバート・ウォード:室内楽作品集 | オーロラ・ムジカリス、 S.シップス(Vn) エリック・ラーセン(P) アスペン管楽四重奏団、 アマデウス三重奏団 | |
バーバー: ピアノ・ソナタ/夜想曲Op.33/バラードOp.46 ダロン・ハーゲン: クオリティーズ・オヴ・ライト/ 夕闇/ビルト・アップ・ダーク/たそがれ |
ジーン・ゴラン(P) | |
ウィリアム・ボルコム:ラグ全曲 | ジョン・マーフィー(P) | |
アンソニー・ニューマン:オラトリオ「無限の喜び」 | メアリー・ジェーン・ニューマン指揮 ムジカ・アンティクァ・ニューヨーク | |
サミュエル・アドラー: アクロスティックス/ピアノ協奏曲第2番/人生を選べ |
アラン・フェインバーグ(P) ティモシー・コッチ指揮 南ミシシッピ大学so.&cho./他 | |
マーガレット・ボンズ、ジョン・ウィリアム・ブーン、 ハリー・T.バーリー、ウィル・マリオン・クック、 R.ナサニエル・デット、ロランド・ヘイズ、 ホール・ジョンソン/他の歌曲 |
ウィリアム・ブラウン(T) アン・シアーズ(P) | |
ウィリアム・モイラン:夜明け/盗まれた子/母なる地球 | ジーン・ダントン(S) デービッド・マーティンズ(Cl) トーマス・シュトゥンプフ(P)他 | |
アメリカのサクソフォン協奏曲集 〜ジーグルト・ラッシャー賛 カール・アントン・ワース(1912-1986): アイドルウッド協奏曲(1954) カレル・フサ(1921-): エレジーとロンドー(1960) ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978): ロマンス(1954) カール・アントン・ワース:イェフタ(1958) ウォーレン・ベンソン(1924-2005): 風神の歌(1953-55) ジョン・C.ウォーリー(1919-1999): クレアモント協奏曲(1962) |
ローレンス・ グウォズ(アルトSax) カーク・トレヴァー指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. ステフェン・ハス (ソプラノSax) | |
録音:DDD。発売:1999年。 | ||
ハリー・T.バーリー:歌曲と黒人霊歌集 | オーラル・モーゼズ(B−Br) アン・シアーズ(P) | |
リチャード・ウィルソン:合唱作品集 | ウィリアム・アップリング指揮 ウィリアム・アップリングo.&cho. | |
ボザ:子供の序曲 マルティヌー:「橋の上の喜劇」組曲 ミヨー:交響曲第5番/他 |
ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール大学管楽合奏団/他 | |
ジェイムズ・モバリー: ピアノ協奏曲/マリンバ協奏曲/競技場 |
リチャード・カス(P) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso./他 | |
ガードナー・リード:歌曲集 | ダンナ・フォーチュナト(Ms) メリラ・レプコ(Hp) ジョン・マクドナルド(P)他 | |
ヤン・クシヴィツキ(1948-): 弦楽四重奏曲[コロラドSQ ]/無伴奏ハープウのための「星の情景」[メアリー・アン・コッパ(Hp)]/ トランペット・ソナタ[テリー・エヴァーソン(Tp) スーザン・ノヴィツキ(P)]/ レックスロスによる4つの歌[エミリー・ゴードン(Ms) エリザベス・ヘイネン(Hp) スーザン・ノヴィツキ(P) アントニー・オーランド(Perc) ヤン・クシヴィツキ指揮] | ||
(P) 1999? 。 | ||
ヴァイオリンとピアノのためのポーランド音楽 ミエチスラフ・カルロヴィチ、パヴェル・コハニスキ、 ポルドフスキ、アントニ・ルトコフスキ、 シマノフスキの作品 |
ティローン・グレーヴ(Vn) エレン・ブルマイスター(P) | |
セルジオ・アサド、デイヴィッド・クリッテンデン、 マリア・カラニエミ、スティーブン・ファンク・ピアソン、 ストラヴィンスキー、モレーノ・トローバの作品 |
ミネアポリス・ギター四重奏団 | |
ジョン・ハービソン、カレル・フサ、 ウィリアム・クラフト、 バーナード・ランズの管楽合奏曲 |
フランク・バッティスティ指揮 ニュー・イングランド 音楽院管楽合奏団 | |
アンドレイ・エシュパイ・エディション Vol.2 トランペット、ピアノ、ヴィブラフォンとコントラバスのための協奏曲(合奏協奏曲)(1966) (*) / ピアノ協奏曲第2番(1972) (#) /交響曲第7番(1991-1992) (+) アナトリー・マクシメンコ(Tp;*) ピョートル・メシャニノフ(P;*) ボリス・ステパノフ(ヴィブラフォン;*) ロディオン・アザルヒン(Cb;*) アンドレイ・エシュパイ(P;#) エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立大so. | ||
録音:1974年、モスクワ、ライヴ、ステレオ(*)/1972年9月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、モノラル(#)/1992年1月30日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、ステレオ(+)。(#)と(+)は初演時のライヴ。 | ||
新しいアメリカの舞台 Vol.3 ウィリアム・ダックワース、ドナルド・アーブ、 サルヴァトーレ・マーティラノ、 ジョージ・パールの作品 |
エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内so. | |
レオナルド・バラダ: サパタ/コロンブス/ディヴェルティメント/他 |
セルジウ・コミッショーナ指揮 スペイン放送so. ラテンアメリカSQ エドゥアルド・ アロンソ=クレスポ指揮/他 | |
ノーマン・デッロ・ジョイオ: ピアノ作品全集 Vol.1 |
デブラ・トロク(P) | |
デイヴィッド・パターソン:声楽作品集 | ヴァレリー・アナスタシオ、 ドナルド・ウィルキンソン(Vo) デイヴィド・パターソン(P)他 | |
グリーグ:悲歌/ヘンデル:舞曲 ジャヌカン:それは喜びではない/他 |
ハイ・アングザイアティ・ ボーンズ (トロンボーン四重奏団) | |
ジェイコブ・ドラックマン、 ジェフリー・ジェイコブ、ジョン・マスト、 アウグスタ・リード・トーマスの作品 |
マーレーン・ローゼン(S) ジェフリー・ジェイコブ(P) ポール・スペリー(T) ローラ・ラッセル(Vn)他 | |
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957): ピアノ五重奏曲 ホ長調Op.15(*)/ 組曲Op.23(2つのヴァイオリン、チェロ、 左手ピアノのための;1930)(#) |
カスリーン・ブレーク(P;*/#) ジョージ・マーシュ(Vn;*/#) クラウディア・チュダコフ(Vn;*/#) ナンシー・トーマス・ウェラー(Va;*) スティーヴン・ホニグバーグ(Vc;*/#) | |
録音:1997年-1998年、ハーモニー・ホール、フォート・ワシントン、メリーランド州。 | ||
スティーヴン・シェワン: 悲歌/放蕩息子/トランペットとピアノのための組曲/他 |
フランツ・アントン・クラーガー指揮 スティーヴン・シェワン(P)指揮 ポール・シェワン(Tp)他 | |
ロイ・ハリス(1898-1979):管弦楽作品集 交響曲第8番「サンフランシスコ交響曲」(*) 子供の日曜日の思い出/交響曲第9番 |
アラン・ファインバーグ(P;*) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
既出CD(発売:1999年)の同番号でのSACD化。すべて世界初録音だった物。 ハリスはアメリカ固有の交響的音楽の確立において最も重要な作曲家の一人だが、中世の旋法やルネサンス・バロックの対位法からゴスペルやジャズまで様々な要素を取り入れている。交響曲第8番はサンフランシスコso.の委嘱で書かれ、第9番の各楽章には合衆国憲法前文から引用した題がつけられている。 | ||
アンソニー・ニューマン:「ニコールと世紀の裁判」 | メリッサ・ファスマン、 マリンダ・ハスレット、 スーザン・ルイス (ニコール・ブラウン・ シンプソン) ジョエル・フレデリクソン、 ポール・ホータリング (O.J.シンプソン)他 アンソニー・ニューマン、 マリー・ジェーン・ニューマン指揮 ムジカ・アンティクァ・ニューヨーク | |
録音:DDD。発売:2000年。 元フットボール選手で映画俳優のO.J.シンプソンと、彼に殺害された妻のニコールをめぐる作品の模様。作曲家のルーカス・フォスから「『ニコール』はバロック様式の驚くべきミュージカルだ!」という賛辞が贈られている。 | ||
マイケル・ホーヴィット:子供の神秘 シモン・ラクス:パッサカリア ドナルド・マッカロー:大虐殺のカンタータ/他 |
ドナルド・マッカロー指揮 ワシントン室内シンガーズ・ マスターcho. ミリアン・ボルコスキー(Vc)他 | |
クリスマスの合唱曲集 トバート・ヤング、エドウィン・フィシンガー、 ウィリアム・マシアス、ドナルド・マッカロー、 ジョナサン・ウィルコックス/他の作品 |
ドナルド・マッカロー指揮 ワシントン・マスターcho. | |
リチャード・アダムズ、アーサー・ブルーム、 エヴァン・チャンバーズ、カムラン・インス、 ジョン・フィッツ・ロジャーズの作品 |
ジル・レヴィ(Vn) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
バーナード・ランズ: マドリガル/メタレプシスII/ チェロ、ピアノと打楽器のための協奏曲 |
エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内so. CORE合奏団 | |
ポール・フリーマン Vol.4 ポール・クレストン:幻想曲 エリー・ジークマイスター:クラリネット協奏曲 グウィネス・ウォーカー:アメリカ協奏曲/他 |
ジョーン・ヤーブロー(P) ロバート・アルマニー(Cl) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso./他 | |
アンソニー・ニューマン:オルガン・声楽作品集 | アンソニー・ニューマン(Org) オセンフォート(T)他 | |
ショパン:夜想曲Op.27-2/子守歌 ドビュッシー:水の反映/月の光 ラフマニノフ:楽興の時Op.16-5 リスト:ため息/他 |
アドリアン・ブリンカーホフ(P) | |
ノーマン・デッロ・ジョイオ: ピアノ作品全集 Vol.2 |
デブラ・トロク(P) | |
ピーター・ディキンソン: ピアノ協奏曲/叫び/オルガン協奏曲 |
ハワード・シェリー(P) M.ディキンソン(Ms) ジェニファー・ベート(Org) デイヴィッド・アサートン指揮 BBCso./他 | |
イーストマン・シリーズ Vol.8 ラモン・リッカー:ジャズ・ソナタ ビル・ドビンズ: 遠い国からのこだま/ソナタ/前奏曲XIII/XIV/他 |
ラモン・リッカー(Sax) ビル・ドビンズ(P) | |
ランダル・トンプソン: デイヴィッド最後の言葉/賞賛の祝祭/アレルヤ/他 |
ロバート・シェワン指揮 ロバーツ・ウェズリーcho.、 同管楽合奏団/他 | |
アーウィン・バゼロン: 交響曲第4番/テューバのために...弦楽付き/ 激しい時のための静かな音楽 |
バヨ・バエフ(Tb) ハロルド・ファーバーマン指揮 ルーセpo. | |
フランク・ブリッジ:組曲「海」 ドビュッシー:海/沈める寺 メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 |
ジョアン・ファレッタ指揮 ロング・ビーチso. | |
ピーター・ディキンソン:連作歌曲集 | マーティン・ヒル(T) メリエル・ディキンソン(Ms) ピーター・ディキンソン(P)他 | |
ジェイムズ・ヤナトス: 無伴奏チェロ・ソナタ/俳句/ 無伴奏コントラバスのための変奏曲/他 |
マーサ・バブコック(Vc) ドリオ・アンソニー・ドワイアー(Fl) エドウィン・バーカー(Cb)他 | |
アンドレイ・エシュパイ: フルート協奏曲/コントラバス協奏曲/ 交響曲第1番/他 |
ヴィタリー・シャプキン(Fl) リファット・コマフコフ(Cb) アレクサンドル・ヴェデミコフ指揮/他 | |
レオ・サワビー: オルガンのための組曲/ トランペットとオルガンのための幻想曲/ バラード/狂詩曲/他 |
フェーズ・フリーズ(Org) ボビー・ルイス (Tp/フリューゲルHr) | |
ピーター・ディキンソン: ラグ、ブルーズ、パロディ集 |
ピーター・ディキンソン(P) | |
アーウィン・バゼロン: 交響曲第6番/ シェイクスピア「じゃじゃ馬馴らし」への序曲/ 短い交響曲(第2番) |
ハロルド・ファーバーマン指揮 ルーセpo. | |
エリック・イーワゼン、アーサー・フット、 レオ・クラフト、ゴッドフリー・シュロスの作品 |
マーガレット・ スウィンチョスキー(Fl) ロン・レヴィ(P) ジョアン・ファレッタ指揮 | |
レベッカ・クラーク、マリー・グランドヴァル、 ジョハンナ・センフター、バーバラ・ヘラー/他の作品 |
小林ローラ(Vn) スーザン・グレー(P) | |
バーニー・チルズ:ソナタ J.B.ルイエ:ソナタ第1番 シューマン:3つのロマンス トマジ:トロンボーン協奏曲/他 |
スティーヴ・ウィツァー(Tb) キャスリン・ブラウン(P)他 | |
ハーバート・ビエラワ: パイプ・オルガンの冒険/モノフォニー/ オルガンの小冊子/他 |
サンドラ・ソダールンド(Org) | |
アレクサンドル・ジュルビン: ロック・オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」/ 2つの肖像 |
アルベルト・アサドゥリン、 イリナ・ポナロフスカヤ、 シンギング・ギターズ、 ジャンナ・ ロジェストヴェンスカヤ、 ヴィクトル・クリヴォノス(Vo)他 | |
デイヴィッド・ベーカー: アラバマの風景/屈折/ライフ・サイクル/テューバ協奏曲 |
ウィリアム・ブラウン(T) ダニエル・ペラントニ(Tu) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso./他 | |
スティーヴン・ダンクナー、ウォルター・ハートリー、 ズデニェク・ルカーチ、ロバート・ステアラー(1924-2001)、 スティーヴン・スーバーの作品 |
ローレンス・グウォズ(Sax) ロイス・レヴェンサル(P)他 | |
キャサリン・フーヴァー、ロベルト・シエラ、 アウグスタ・リード・トーマス、ジョーン・タワーの作品 |
ボニタ・ボイド(Fl) ニコラス・ゴルセス(G) デイヴィッド・ギルバート指揮/他 | |
イーストマン・シリーズ Vol.9 シドニー・ホジキンソン、エッケハルト・キーム、 デイヴィッド・リプタク、ディーター・マックの作品 |
クリストファー・ハットン(Vc) ハンスヨルク・コッホ(P) みやもとやすこ(Perc)他 | |
ロバート・ネルソン: 「景色の見える部屋」からの交響的情景/ ソプラノと管弦楽のための2つの黒人霊歌/他 |
フランツ・アントン・クラーガー、 チャールズ・ハウスマン指揮 モアズ学校so./他 | |
ジャック・ビーソン:「歌曲集」 | アンジェラ・ブラウン(S) ディクシー・ロス・ニール(P) | |
パメラ・デッカー:「オルガン作品集」 | ジャニス・ベック(Org) | |
デイヴィッド・ベーカー、 アドルファス・ヘイルストーク、エリス・マーサリス、 コールリッジ=テイラー・パーキンソン、 アルヴィン・シングルトンの作品 |
カレン・ウォルウィン(P) ロドニー・マック(Tp) ブランフォード・ マーサリス(Sax)他 | |
アメリカ女性作曲家たちの歌曲・黒人霊歌集 ジャッキー・ヘアストン、ベティ・ジャクソン・キング、 バーバラ・ポールショック、エイミー・ビーチ、 マーガレット・ボンズ/他の作品 |
ルイーズ・トッピン(S) ジェー・ピアソン(Br) ジョン・オブライエン(P) | |
ウィリアム・フェリス:天使/現代音楽 | ウィリアム・フェリス指揮 ウィリアム・フェリスcho.、作曲家祝祭o. | |
現代アフリカ系アメリカ作曲家たちの歌曲集 レズリー・アダムズ、ヴァレリー・ケーパーズ、 ジョン・カーター、セドリック・デント、 アドルファス・ヘイルストーク、 ユージン・ハンコック、 ウェンデル・ホァルムの作品 |
ダリー・テイラー(T) ルイーズ・トッピン(S) パトリック・オドネル(P)他 | |
ジョン・オールデン・カーペンター:歌曲集 | ロバート・オスボーン(B−Br) デニス・ヘルムリッチ(P) | |
リチャード・ウィルソン: 文明とその不満/変形された羊/確認/他 |
スティーヴン・ジョンズ(Tu) メアリー・アン・ハート(Ms) リチャード・ラリ(Br) リチャード・ウィルソン(P)他 | |
ジョン・ハービソン: 一番よく使われる和音/交響曲第3番/フルート協奏曲 |
ランドルフ・バウマン(Fl) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
ドン・ギリス(1912-1978): 交響曲「X」(The big D)/ 陽気なパーティー(*)/アンコール協奏曲(*/#)/ 交響曲第5 1 / 2番(第5と2分の1番) |
アラン・フェインバーグ(P) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
録音:DDD。発売:2000年。 | ||
デイヴィッド・マスランカ: 歌集/アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ |
スティーヴン・ ジョードヘイム(Sax) デーン・リチェソン(マリンバ) クリスティナ・ダール(P) | |
ローリ・ライトマン:「歌曲集」 | ローレン・ワーグナー(S) ウィリアム・シャープ(Br) ローリ・ライトマン(P)他 | |
ジョン・ビッグズ: チェロ協奏曲/ヴィオラ、木管と打楽器のための協奏曲/ 管弦楽のための協奏曲 |
ヴァージニア・クロン(Vc) ポール・シルヴァーソーン(Va) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ウィリアム・マイアー:歌劇「家庭の中の死」 | デイヴィッド・ギルバート指揮 マンハッタン歌劇場 | |
アラ・パヴロワ: 交響曲第2番/昔のニューヨークの郷愁からの音楽/ ピアノと弦楽オーケストラのための悲歌 |
ピーター・イゾトフ(P) コンスタンティン・クリメツ指揮 「グロバリス」国際so. | |
ネッド・ローレム:オルガン作品集 | ロナルド・プラウズ(Org) | |
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.1 ピアノ・ソナタ第2番/ ヴァイオリンとチェロの二重奏曲/ チェロとピアノの二重奏曲 |
アン・ルイーズ=タージオン(P) キャシー・ロビンソン(Vn) キース・ロビンソン(Vc)他 | |
ジェイムズ・ヤナトス: 弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲/ プリズム ウォルター・ピストン:交響曲第3番 |
メンデルスゾーンSQ、 ジェイムズ・ヤナトス指揮 ハーヴァード=ラドクリフo. | |
ジョン・ハービソン:管楽五重奏曲 パーシケッティ:牧歌 バーバー:夏の音楽 コープランド:素朴な贈り物/他 |
プレーリー・ウィンズ | |
ハロルド・ファーバーマンの音楽 Vol.1 | ジェラルド・タラック(Vn) ロバート・ミラー(P) ハロルド・ファーバーマン(Perc) ドリアン四重奏団/他 | |
ケネス・フックス、マイケル・ドアティ、 デイヴィッド・ジリンガム、 ゴードン・ジェイコブ/他の作品 |
ゲーリー・グリーン指揮 マイアミ大学管楽合奏団 | |
アレック・ワイルダー:歌曲集 | ヴァレリー・エランテ(S) ロバート・ワソン(P) | |
トマス・ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」 | J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
ハイドン: 6つの創作されたカンツォネッタ第1・2集/他 |
ヴィクトリア・ライヴェングッド(Ms) ウィリアム・ルイス(P) | |
ルーカス・フォス、ロバート・ウォード、 ケネス・フラゼレ、アーロン・バチェルダーの作品 |
サラ・ジョンソン(Vn) ジェーン・ホーキンズ(P) アーロン・バチェルダー(Perc)他 | |
ルツェルン室内音楽祭から シーモア・バラブ、ウィリアム・ボルコム、 リビー・ラーセン、アンドレ・プレヴィンの作品 |
テレサ・ トレッドウェー・ロイド(Vo) バート・フィリップス(Vc) トビー・ブルーメンタール(P) | |
ジョニー・マーサー、カエターノ・ヴェローソ、 ラファエル・エルナンデス、ヘンリー・コンテット、 リサ・カーチナー、ジャック・ローレンス、 ジミー・ケネディ/他の歌曲 |
リサ・カーチナー(Vo) J.ウェードマン(P)他 | |
P.ピーター・サッコ: ピアノ協奏曲第1番/交響曲第1番/ ヴァイオリン協奏曲第1番/黙想/偽善者 |
アレクサンドル・トゥトゥノフ(P) リディア・フォーブズ(Vn) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso./他 | |
ハイドン:ソナタ第20番 モーツァルト:ソナタK.282 シューベルト:即興曲Op.90-4 ショパン:夜想曲Op.27-2/マズルカ リスト:忘れられたワルツ/他 |
ジョージ・ウォーカー(P) | |
デイヴィッド・マスランカ:山道 デイヴィッド・ストック:サックスの訴え ラッセル・ペック:激烈な措置 |
トランスコンティネンタル・ サクソフォンQ | |
ハスケル・スモール: 独奏ピアノのための交響曲/ソナタ第3番/ 3つの印象/他 |
ハスケル・スモール(P) | |
アントニー・アイアナコネ(1943-): 弦楽四重奏曲第3番 [アリアンナSQ ]/ チェロとピアノのための協奏的アリア〔第1番/第2番〕[ジェリネク=ガート・デュオ]/ ヴァイオリンとピアノのための典礼[ピニョッティ=メータ・デュオ] | ||
ウィリアム・クラフト:花と鐘と死の歌/静かな大枝/他 | マリリン・ホーン(Ms) アンドルー・ブッシャー(T) シェパード・シンガーズ、 ロサンジェルス室内o. | |
レスピーギ:ボッティチェリの三連画 マルティヌー:フランチェスカのフレスコ ムソルグスキー:展覧会の絵 |
ジョアン・ファレッタ指揮 ロング・ビーチso. | |
レオナルド・バラーダ: モザイク/歌と踊り/カザルス礼賛/サラサーテ礼賛/他 |
レオナルド・バラーダ指揮 バルセロナso. アメリカ管楽五重奏団/他 | |
バーナード・スティーヴンズ:真の闇/峡谷の影 | リチャード・ジャクソン(Br) イゴール・ケナウェー(P) ハワード・ウィリアムズ指揮 ディヴェルティメンティo./他 | |
ジョン・パウエル、アラン・ホヴァネス、 ブルース・キャンベル、 ラマー・ストリングフィールド、マクダウェル/他の作品 |
デブラ・ウェンデルズ・クロス(Fl) バーバラ・チャップマン(Hp) | |
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲第16番 セザール・ゲラ=ペイシェ(1914-1993):弦楽四重奏曲第2番 ジョゼ・ヴィエイラ・ブランダオ(1911-2002): Miniatura ハダメス・ニャタリ(1906-1988):ピアノと弦楽四重奏のための4つの夜想曲 ブラジルSQ ハダメス・ニャタリ(P) | ||
エルンスト・トッホ: チェロ・ソナタ/チェロ協奏曲/3楽章の即興曲 |
スティーヴン・ホニグバーグ(Vc) キャスリン・ブレーク(P) シルヴィア・アリメナ指揮 エクリプス室内o. | |
エヴァン・チャンバーズ: 冷たい水乾いた石/十字路の歌/消火ホースのリール/他 |
ジェニファー・ゴルツ(Vo) クオルム | |
アンゲル・ラサラ、カルロス・ガスタヴィノ、 ピアソラ/他の作品 |
アリソン・ヤング(Fl) ヴィキ・セルドン(P) | |
デイヴィッド・マスランカ: アルト・サクソフォンと管楽合奏のための協奏曲/ マリンバとバンドのための協奏曲 |
ジョゼフ・ルロフ(Sax) ドルー・ラング(マリンバ) グレッグ・ハンソン指揮 アリゾナ大学管楽合奏団 | |
アンドレイ・エシュパイ:バレエ「輪」/「黙示録」 | エミン・ハチャトゥリアン指揮 ソヴィエト全連邦放送so. | |
ビータ・ムーン: 冒険旅行/ピアノ幻想曲/冬の空/メアリー/前奏曲/他 |
デイヴィッド・フェデレ(Fl) 名倉誠(マリンバ) ビータ・ムーン(P)他 | |
ケネス・フラゼレ、チャールズ・ヴァーデル、 ロバート・ウォードの歌曲 |
マリリン・テイラー(S) ロバート・ブルワー(P) | |
H.レズリー・アダムズ: あなたのために歌はない/アメイジング・グレイス/ 夜の歌/ワルツ/愛の記憶/他 |
ダリル・テイラー(T) ロビン・ガイ(P) | |
スティーヴン・ダンクナー: ハリケーン/アルト・サクソフォン協奏曲/ ソロモンの歌(交響曲第3番) |
ローレンス・グウォズ(Sax) クラウスペーター・ザイベル指揮 ルイジアナpo. | |
ロバート・ゼーヴィアー・ロドリゲス: 合唱と管弦楽のための作品集 禁じられた火/守銭奴/他 |
ジョージ・コーズ(Br) ロドニー・ノーラン(T) トマス・スリーパー指揮 マイアミ大学so./他 | |
デイヴィッド・ベーカー:青の陰 H.レズリー・アダムズ:人生への頌歌 スティーヴン・マイケル・ニュービー:黒人霊歌集 |
リチャード・テイラー(Br) ジュリウス・ウィリアムズ指揮 ワシントンso./他 | |
ヴィクター・ハーバート: 歌劇「いたずらなマリエッタ」 |
スティーヴン・バイエス指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.2 ヴァイオリン・ソナタ/二重奏曲/主題と変奏/幻想曲 |
エリック・フリードマン(Vn) エリザベス・パリソット(P) パトリック・ジェー(Vc)他 | |
インゴルフ・ダール:シンフォニエッタ ヘンク・バディングズ: フルートと管楽オーケストラのための協奏曲 ヴィラ=ロボス:管楽四重奏と 管楽オーケストラのための合奏協奏曲/他 |
ドナルド・ペック(Fl) ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール大学管楽合奏団 | |
スコット・スタイドル:渦/火の夢/遠くの稲妻/他 | ジェイムズ・セダレス指揮 ニュージーランドso. | |
闇と光 Vol.3 ロバート・スターン、トム・マイロン、 ルーカス・フォス、カール・ワイグルの作品 |
スティーヴン・ホニグバーグ(Vc) キャロル・ホニグバーグ(P) パトリシア・グリーン(S) ジョージ・マーシュ(Vn)他 | |
キャリー・ジェイコブズ=ボンド:歌曲集 おやすみ/鳥/彼女の最大の魅力/ あなた自身からの贈り物/影/他 |
ペギー・バレンスエラ(Ms) ウィリアム・ヒューズ(P) | |
レティ・アルストン: 旅行/4つの気分/3つの狂詩曲/鍵盤マニア/他 |
フラヴィオ・ヴァラニ(P) | |
アフリカ系作曲家たちのオルガン作品集 フェラ・ソワンデ、 ヴァイオレット・ジョージ・ボワーズ、 ウィリアム・グラント・スティル、 ケヴィン・ジョージ、 ルチウス・ウェザーズビー/他の作品 |
ルチウス・ ウェザーズビー(Org) | |
アレン・ショーン:ピアノ協奏曲 ベンジャミン・リース:ピアノ協奏曲第2番 アンドルー・ビショップ:小声の歌 ポール・クレストン:舞踊序曲 |
アーシュラ・オッペンス、 イアン・ボブソン(P) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
ミルトン・バビット、カレル・フサ、 ウィリアム・オルブライト、 サミュエル・アドラー/他の作品 |
ジョン・サンペン(Sax) マリリン・シュルーデ(P) | |
ハロルド・ブルーメンフェルド: デレク・ウォルコットによる神話/ ジーグフリート・サスーンによる戦争挽歌/他 |
ドニー・レイ・アルバート(Br) アラン・ローゼンコッター(G) グレッグ・スミス・シンガーズ/他 | |
アラン・フレッチャー、ウィリアム・シューマン、 アイヴズ、コープランド/他の作品 |
フランク・バッティスティ指揮 ニュー・イングランド音楽院 管楽合奏団 | |
デイヴィッド・マスランカ: 管楽五重奏曲第3番/小交響曲/オーボエ・ソナタ/他 |
ミズーリ五重奏団 ダン・ウィレット(Ob) ジャニス・ウェンガー(P) | |
シルヴィア・グリックマン: 私は殺人者か/壁は今静かだ/他 |
ジュリアン・ロデスク(Br) ドナルド・スピース指揮 リーハイ・ヴァリー室内o. | |
スコット・アイアリー:歌劇「7つの切妻のある家」 | デイヴィッド・ギルバート指揮 マンハッタン歌劇場 | |
フィッシャー・タル: 九重奏曲/ヴィオラ・ソナタ/ サラバンドとジーグ/トランペット・ソナタ/他 |
シャーロット・タル(P) ティモシー・タル指揮 ローレンス・ホィーラー(Va)他 | |
ジョージ・ロイド:レクイエム/詩編第130番 | スティーヴン・ウォレス(CT) マシュー・オウエンズ指揮 エクソン・シンガーズ/他 | |
フランシス・ソーン: 狂想的変奏曲第7番/自然研究/永遠の光 |
マイケル・ボリスキン(P) クリスティナ・アレサス(S) グレン・コーテース指揮 マンハッタン音楽院po./他 | |
ジャック・ゴットリーブ、 R.マリー・シェーファー、メノッティの作品 |
ティモシー・コッホ指揮 カロライナ室内cho. | |
ヒンデミット: 無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.11-5(1919)(*) J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調BWV.1012 (ヴィオラ版)(#) バルトーク:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1944)(+) |
ラファエル・ヒリヤー(Va) | |
録音:1980年、ワルシャワ放送(*)/1976年、イェール大学、ライヴ(#)/1989年ローベルト・シューマン・ホール、デュッセルドルフ(+)。HDCD対応ディスク。 | ||
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.4 | アルド・パリソット指揮 イェール・チェロズ | |
バーナード・スティーヴンズ: 弦楽四重奏のための主題と変奏/ 弦楽四重奏曲第2番/抒情組曲 |
デルムSQ | |
ラファエル・メンデス:ホタ ロッシーニ:前奏曲、主題と変奏 キュイ:無窮動 ショパン:ワルツOp.64-1/他 |
エリック・ラスケ(フレンチHr) ペディア・ムジエヴィチ(P) | |
20世紀アメリカのチェンバロ音楽 ルー・ハリソン、ガードナー・リード、 ウォルター・ピストン、 ロバート・ステアラー(1924-2001)、 レスター・トリンブル/他の作品 |
マーク・クロル(Cemb) キャロル・リーバーマン(Vn)他 | |
ジョージ・ロイド:チェロ協奏曲 歌劇「農奴」〜管弦楽組曲第1番 |
アンソニー・ロス(Vc) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
既出CDの同番号でのSACD化。録音:2001年4月、2000年1月。 チェロ協奏曲には、ロイドが海兵隊で負った傷と、戦後、旋律的で感覚的な様式が進歩的でないとして退けられ続けたことによる苦しみが表現されているように思われる。組曲は1938年に初演された歌劇の再演を願って編曲されたが、実現しなかった。 | ||
アーメン 〜アフリカ系アメリカ作曲家たちの歌曲と黒人霊歌集 ロバート・オウエンズ、ハリー・T.バーリー、 ロバート・ナサニエル・デット、 ホール・ジョンソン、 ウィリアム・グラント・スティル/他の作品 |
オラル・モーゼズ(B−Br) ジョージ・ベイリー(P) | |
ヘンデル:歌劇「ダイダミア」 | ジュリアン・ベアード、 ブレンダ・ハリス ラファエル・パーマー指揮 ブルワー室内o./他 | |
ジェイムズ・アドラー: moriの時〜エイズ・レクイエム |
ライヴェングッド(Ms) ジェイムズ・ダットン(S) ジョハネス・ソマリー指揮 アモーアーティスo.&cho./他 | |
ジャック・カステレード、アルビノーニ、 クララ・シューマンの作品 |
ホデー・デイヴィス(Tb) エリック・チャーノフスキー(P) | |
マリオン・バウアー:室内楽作品集 前奏曲とフーガ/6つの前奏曲/ソナタ風幻想曲/他 |
デボラ・ボルディン(Fl) ヴァージニア・エスキン(P) イリナ・ミュアサヌ(Vn) | |
メシアン、カール・ウィット、 ジークフリート・カルク=エーレルト、 ヘンク・バディングズ、ブーレーズ、オネゲル/他の作品 |
バーバラ・レーバンドグス(Fl) カール・ウィット(P) | |
ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964): 交響曲第2番Op.43/ 美しき婦人マルシアへのセレナード/ 交響詩「魔法をかけられた島」Op.11 |
ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
録音:DDD。発売:2001年。フライシャー・コレクションの音楽 Vol.1。 裏インレイには、エンリコ・カルーソーの絵によるグルーエンバーグのカリカチュア(1920年10月制作)が掲載されている。 | ||
ノーマン・デッロ・ジョイオ: ピアノ作品全集 Vol.3 家族のアルバム/5つのイメージ/ クリスマス音楽/3つのスケッチ/他 |
デブラ・トロク、 マリルチュネ・ドッセ(P) | |
フランク・レヴィン:歌劇「燃える輝き」 | シェリー・オーヴァーホルト、 リンデ・エカート ロッセン・ミラノフ指揮 ソフィア新so./他 | |
デイヴィッド・マクブライド: ロルカの詩による作曲家の旅 |
クリスティーン・ シャーデバーグ(S) フェデリク・モーゼズ(Br) デイヴィッド・ マクブライド(P)他 | |
エズラ・ラダーマン(1924-): 弦楽四重奏曲集 Vol.1〔第6番−第8番〕 |
カサットSQ | |
レオナルド・バラーダ(1933-): 交響曲第4番「ローザンヌ」(*)/ 増幅ギターと管弦楽のための 協奏交響曲「絶え間なさ」(#)/ 交響曲第1番「黒人の交響曲」 (マーティン・ルーサー・キングを称えて)(+)/ 交響曲第2番「Cumbres」 (バンドのための短い交響曲)(**) |
ヘスス・ロペス=コボス指揮(*) ローザンヌ室内o.(*) ナルシソ・イエペス(G;#) レオナルド・バラーダ指揮(#) カタルーニャ州立バルセロナso.(#) エンリケ・ガルシア・アセンシオ指揮(+) スペイン放送so.(+) リチャード・E.ストレンジ指揮(**) カーネギー・メロン・ シンフォニック・バンド(**) | |
録音:DDD。発売:2002年。 | ||
C.カーティス=スミス: 12の練習曲/大アメリカ交響曲 |
C.カーティス=スミス(P) デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 ケルン放送so. | |
アメリカの賛美歌と黒人霊歌集 アルフレッド・スコット=ガティ、J.C.ラウリー、 ジョージ・F.ルート、エイブラハム・W. ビンダー、 ロバート・ラウリー/他の作品 |
ウィリアム・アップリング指揮 ウィリアム・アップリング・ シンガーズ | |
エリック・イーワゼン: テナー・サクソフォンのための古典的協奏曲/ バラード/フルート協奏曲/室内交響曲 |
ジェイムズ・フーリク(テナーSax) チャールズ・ナイディヒ(Cl) マリヤ・マーティン(Fl) ポリヴニック指揮/他 | |
シルヴァント・カラマヌク:合唱・管弦楽作品集 | ホヴァネス・ミルゾヤン指揮 コミタス室内cho. | |
エリック・イーワゼン: バス・トロンボーンとトロンボーン合奏のための協奏曲/ バラード/バス・トロンボーン協奏曲/狂詩曲/他 |
デイヴィッド・テイラー、 チャールズ・ヴァーノン、 ステファン・サンダーズ、 ジョン・ロジャーク(バスTb) ポール・ポリヴニック指揮/他 | |
ケネス・フックス(1956-):弦楽四重奏曲集 〔第2番「 "Where Have You Been" after five collages by Robert Motherwell 」 / 第3番「 "Whispers of Heavenly Death" after poems by Walt Whitman 」/第4番「 Bergonzi 」 〕 アメリカSQ | ||
(P) 2001? 。 | ||
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ: 架空のパッサカリア/室内協奏曲/クラリネット協奏曲 |
リチャード・ストルツマン(Cl) スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
コープランド:歌劇「入札地」 | アンドレア・ジョーンズ、 ドーン・クーン(Vo) カーク・トレヴァー指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo./他 | |
アンソニー・イアナコン: 日の出を待つ/交響曲第3番「夜の川」/ 時々/ディヴェルティメント/他 |
アンソニー・イアナコン指揮 ヤナーチェクpo. | |
マイケル・デライラ: USA 物語/3つの川/この世は結末ではない/他 |
ランヴェーク・ブラガ(S) ジョエル・スーベン指揮 スロヴァキア放送o./他 | |
DREAM JOURNAL ジェニファー・ヒグドン: wissahickon poeTrees バーナード・ランズ:コンチェルティーノ オーガスタ・リード・トーマス: Passion Prayers ジェイムズ・プリモッシュ:Dream Journal |
リチャード・ウッドハムズ(Ob) スコット・クラクスダール(Vc) ヤン・クシヴィキ指揮 ネットワーク・フォア・ ニュー・ミュージック・アンサンブル [Fl、Cl、バスCl、2Vn、Va、 Vc、Hp、Perc、2P] | |
レオ・クラフト: 6つの小品/線画/記憶の庭/室内交響曲第2番/他 |
ポール・ドゥンケル(Fl) オールドファザー(P/Cemb) マーク・ブリーキー(T) ジョージ・ロスマン指揮/他 | |
ボウリング・グリーンによる新しい音楽 Vol.2 デイヴィッド、ホイザー、ドナルド・クロケット、 スティーヴン・アルバート、バーナード・ランズの作品 |
ケヴィン・シェンプフ(Cl) エミリー・フリーマン・ブラウン指揮 ボウリング・グリーンpo. | |
ブライアン・フェネリー: ソロー・ファンファーレ第2番/反映−変形/ さなぎ(ソロー交響曲から)他 |
クリス・ゲッカー(Tp) ジョエル・スーベン指揮 ポーランド国立放送so./他 | |
ヴィクター・ハーバート: コミック・オペラ「赤い製粉所」(1906) |
独唱者たち J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2001年、オハイオ・ライト・オペラ夏の音楽祭。世界初録音。 | ||
ポール・シェーンフィールド: チェロとピアノのためのイギリス民謡/栄光のきらめき |
ナサニエル・ローゼン(Vc) ポール・シェーンフィールド(P) ジュリエット・カング(Vn)他 | |
トッド・マコーヴァー:歌劇「復活」 | パトリック・サマーズ指揮 ヒューストン大歌劇場 | |
ハロルド・ファーバーマン: 「偉大なアメリカのカウボーイ」組曲/ 弦楽のための悲歌/交響曲第1番/他 |
ルーシー・シェルトン(S) レオン・ウィリアムズ(Br) ハロルド・ファーバーマン指揮 ルーセpo. | |
ジョージ・ロイド:交響曲第4番「北極」 | ジョージ・ロイド指揮 アルバニーso. | |
既出CDの同番号でのSACD化。録音:1987年12月。 ロイドは1942年北極海で海兵隊の巡洋艦に乗船していて爆撃され、どうにか脱出したものの、心身に大きな傷が残り、手も口も不自由になった。そこから立ち直り、北極の自然の美しさを思い出してこの交響曲を1946年に完成した。 | ||
アドルファス・ヘイルストーク、 イジー・ゲムロット、リチャード・フェルチアーノ、 マーク・D.ピータリング、 デイヴィッド・N.ベーカーの作品 |
ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ヴィンセント・パーシケッティ、 ジェイムズ・サイラー、ルイジ・ツァニネッリ、 デイヴィッド・マスランカの作品 |
スティーヴン・スティール指揮 イリノア州立大学管楽so. | |
ヴォーン=ウィリアムズ:バス・テューバ協奏曲 エリック・イーワゼン: バス・トロンボーンと管楽合奏のための協奏曲 R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番/他 |
フロイド・クーリー(Tu) チャールズ・ ヴァーノン(バスTb) ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール大学管楽合奏団 | |
アメリカのクラリネット エリー・ジーグマイスター、 バーネット・コーウィン・ヒル、 ノーマン・デル・ジョイオ、 フレデリック・シェーパード・コンヴァース、 ジェイコブ・アフシャロモフの作品 |
ロバート・アルマニー(Cl) ジョアン・ファレッタ指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ジョセフ・トゥリン: ロマンティックなセレナード デイヴィッド・マスランカ:明けの明星/交響曲第4番/他 |
マルコム・ローウェル指揮 マサチューセッツ・ アムハースト大学管楽合奏団 | |
デイヴィッド・ダイアモンド: 弦楽四重奏のための協奏曲/ 弦楽四重奏曲第3番/第8番 |
ポトマックSQ | |
ロバート・ウォード:歌劇「ロマン的熱狂」 | デイヴィッド・ギルバート指揮 マンハッタン音楽院歌劇場 | |
エリック・モー:「室内楽作品集」 | ジェーン・ロゼンフィールド(Fl) ロフル・シュルテ(Vn) ウィリアム・パーヴィス指揮 エリック・モー(P)他 | |
ジェフ・マヌーキアン: 涙の交響曲/フルート協奏曲 |
ローレル・アン・モーラー(Fl) マヌーキアン指揮 カレン・ダーガリアン指揮 アメリカ国立歌劇場o.&cho. | |
アーウィン・バゼロン: 交響曲第1番/ シェイクスピア「ウィンザーの陽気な 女房たち」による組曲/他 |
ハロルド・ファーバーマン指揮 ソフィアo. | |
ルーカス・フォス、ウィリアム・ボルコム、 ジェイムズ・R.ハンナ、 アレック・ワイルダー、ピアソラ/他の作品 |
ジャニ・フォスター(Fl) ヘンリー・B.ペンシス指揮 ミラマー・シンフォニエッタ/他 | |
カールマーン: 喜歌劇「ジプシー楽団のリーダー」(1912) |
J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
この作品は『ジプシーの王様』と訳される事があるが、原文は "Der Zigeunerprimás" で、直訳すると「ジプシーの大主教(首席司教)」。また、英訳では "The Gypsy Band Leader" (または "Sari and The Gypsy Virtuoso" )とされるため、上記題名が適切だと思われる。 | ||
レナード・サルセード:パルティータ/4つの交唱/顕現 | ルー・ククナート(P) パヴェル・バーダ指揮 ミルウォーキー20世紀合奏団/他 | |
リチャード・ウィルソン:歌劇「エセルレッド無策王」 | ロバート・オスボーン、 エリザベス・ウェーグル(Vo) リチャード・ウィルソン指揮/他 | |
ローレンス・ディロン:室内楽作品集 | ジェフ・キーセッカー(Fg) カサットSQ ランソム・ウィルソン(Fl)他 | |
ロベルト・シエラ:Bayoan/聖テレサの法悦 | ピーター・ステュアート(Br) ギレルモ・フィゲロア指揮 ブロンクス・ アート・アンサンブル/他 | |
ロイ・ハリス:交響曲第2番(1934) モートン・グールド:交響曲第3番(1947) |
デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
発売:2002年。世界初録音。マルチチャンネル/DSDレコーディング。 | ||
チャールズ・ファセル:交響曲第5番 ジェイムズ・ヤナトス:交響曲第5番 イェフディ・ワイナー:序言と語り |
アンドレス・ディアス(Vc) ジェイムズ・ヤナトス指揮 ハーヴァード=ラドクリフo. | |
ダン・ロックレア:管弦楽作品集 | グレゴリー・ダゴスティーノ(Org) カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so./他 | |
闇と光 Vol.4 レオ・ウェイネル、 ロバート・ステアラー(1924-2001)、 ロバート・スターン、コルンゴルト、 ベンジャミン・リースの作品 |
スティーヴン・ホニグバーグ(Vc) キャロル・ホニグバーグ(P) パウリーナ・スターク(S)他 | |
フルート、声と弦楽のためのアメリカ音楽 ロナルド・ペレラ、ドナルド・ホィーロック、 エドウィン・ロンドン、アイヴズ、 オットー・ルーニングの作品 |
キャロル・ウィルソン(Ms) アドリアン・サンシャイン指揮 ブダペスト・カメラータ/他 | |
ネッド・ローレム: 夏の終わり/オーボエの本/4つの無言歌/他 |
トマス・ピアシー(Cl) ロルフ・シュルテ(Vn) ジュディス・オルソン(P)他 | |
異国風の協奏曲集 ジャン・バッハ(1937-):スティールパン〔スティールドラム〕と管弦楽のための協奏曲 モートン・グールド(1913-1996):タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲 グスタボ・レオーネ(1956-):ハープ協奏曲 リカルド・ロレンツ(1961-):マラカスと管弦楽のための協奏曲 リアム・テグ(スティールパン) レーン・アレクサンダー(タップ・ダンサー) ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp) エド・ハリソン(マラカス) ポール・フリーマン指揮チェコ・ナショナルso. | ||
録音:DDD。発売:2002年。 四人ともアメリカで活躍する(した)作曲家で、J.バッハとM.グールドはアメリカ出身だが、レオーネはアルゼンチン、ロレンツはベネズエラ出身。 | ||
デューク・エリントン、ヴォーン=ウィリアムズ、 シューベルト、バッハ、モーツァルト、 ヴィヴァルディ、フォーレ、ラフマニノフ/他の作品 |
ドーン・ ホルト・ローバー(S) サフロン・チャン(P) | |
シューマン:幻想曲 ドビュッシー:ヴィーノの門 ジョージ・ウォーカー:前奏曲と奇想曲 ラフマニノフ:前奏曲Op.32-5 ショパン:バラードヘ短調/他 |
ジョージ・ウォーカー(P) | |
マーク・キャンプハウス: アイヴィ・グリーンからの交響曲 エリック・ウィテカー:馬 ネイ・ロザウロ:マリンバと管楽のための協奏曲 |
エリザベス・カーティス(S) ネイ・ロザウロ(マリンバ) ガリー・グリーン指揮 マイアミ大学管楽合奏団 | |
トマス・スリーパー: ピアノと管楽のための協奏曲 マイケル・コルグラス:夢のダンサー ジェイムズ・サイラー:ブルー |
ヤミルカ・シルヴェストリーニ(P) リン・クロック(アルトSax) ガリー・グリーン指揮 マイアミ大学管楽合奏団 | |
ウィリアム・オルブライト:ソナタ マリリン・シュルーデ:闇と夜明け バートン・ビアマン: アルト・サクソフォンと テープ録音楽器のための協奏曲/他 |
ジョン・サンペン(Sax) マリリン・シュルーデ(P) | |
アルヴィン・シングルトン:打楽器作品集 | ペギー・ベンケザー、 マイケル・チェブルスキ(Perc) ローラ・ゴーディ(P)他 | |
フランク・レヴィン:3つの連作歌曲集 | エレーン・ヴァルビー(Ms) スーザン・ダヴェニー・ワイナー、 ジュディス・ニコシア(S)他 | |
クラリネットとピアノのためのルーマニア音楽 コンスタンティン・シルヴェストリ、ダン・デディウ、 マルティアン・ネグレア、ステファン・ニクレスク |
レイ・ジャケンドフ(Cl) ヴァレンティナ・ サンドゥ=デディウ(P) | |
ヴェネチアのロッシーニ ロッシーニ: 競艇前のアンゾレタ/競艇中のアンゾレタ/ セレナード/ゴンドラでの小散歩/踊り/他 |
ジュリアン・ベアード(S) ローリー・グラティス(Ms) フレデリック・アレー(T)他 | |
ダニエル・カタン: 歌劇「アマゾンのフロレンシア」 |
パトリック・サマー指揮 ヒューストン大歌劇場 | |
マイケル・ホーヴィット:合唱交響曲「神秘的な炎」 | トワイラ・ホィッティカー(S) ジョゼフ・エヴァンズ(T) フランツ・クラーガー指揮 モアズ学校so.&cho./他 | |
ロバート・バクサ:八重奏曲/フルート五重奏曲/九重奏曲 | ブロンクス・アート・アンサンブル | |
デイヴィッド・ガン: トピーカの東のどこかで/闇の外で/流動する光/他 |
ヴァーモント現代音楽合奏団 | |
ロドニー・ロジャーズ:複雑な楽観主義 2つの光景/高まる声/星を数える/他 |
ロバート・ハミルトン、 マーク・フラー(P) ローレンス大学室内合奏団 ロバート・スプリング(Cl)他 | |
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.5 ヴァイオリン二重奏曲/ファゴット協奏曲/六重奏曲 |
ピッツバーグ室内楽プロジェクト | |
アンドルー・インブリー: 春の熱狂/シカゴの鐘/当時と現在の歌 |
ジョージ・トムソン指揮 サンフランシスコ 現代音楽プレーヤーズ、 サンフランシスコ少女cho. | |
メリッサ・シフレット、リー・ホイビー、 エリオット・Z.レヴィンの歌曲、 サラ・ティーズデール、 カーサ・ポリット/他の詩の朗読 |
シャウナ・ホリマン、 アメリア・ワトキンズ(S) アーリーン・シュルート(P)他 | |
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):弦楽四重奏曲集〔第2番/第9番/第10番〕
ポトマックSQ | ||
録音:2001年。 | ||
トマス・スリーパー:歌劇「流血の地」 | トマス・バレット、 デイヴィッド・クロフォード(Vo) トマス・スリーパー指揮 上海放送so./他 | |
ラヴ・オヴ・マイ・ソウル トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、汝らみな スティーヴン・エドワーズ:アヴェ・マリア 折衷のミサ・ブレヴィス [ウィリアム・バード:キリエ/ フランク・マルタン: グローリア/サンクトゥス/ バード:アニュス・デイ] エリック・ウィタクレ:5つのヘブライの愛の歌 ブラームス:「新・愛の歌、ワルツ」Op.65より[12曲] コープランド:ラス・アガチャダス ジェイムズ・サイラー:親愛なるサラ ネイル・ギンスベルク:ガルテン・マザーの子守歌 パウル・ベン=ハイム:愛らしいばら デイヴィッド・ディッカウ:愛らしいばらへ Z.ランダル・ストローペ:Amor de mi Alma |
ジョー=マイケル・シャイべ指揮 マイアミ大学cho. | |
録音:DDD。発売:2002年。 | ||
シャール・ジェー・アトウェル: バレエ「ルーシー」/パルサー(電波天体)/蛇行/他 |
ジェフ・ホランド・クック指揮 グリーンズボロso. | |
ドナルド・ドラガンスキ:「室内楽作品集」 | アニタ・リーダー(Fl) ジュリー・シュミット(Ob) キャロル・ホニグバーグ(P)他 | |
「希望の島」〜現代アメリカ合唱曲集 ロナルド・ペレラ、ランダル・トンプソン、 ポール・レヴィ、リッキー・イアン・ゴードン、 レナード・バーンスタインの作品 |
クララ・ロングストレス指揮 ニュー・アムステルダム・シンガーズ | |
ヴィクター・ハーバート:喜歌劇「恋人たち」(1913) | 独唱者たち L.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2002年、オハイオ・ライト・オペラ夏の音楽祭。全曲は世界初録音。 | ||
アーノルド・ロスナー:管弦楽作品集 Vol.1 | ロバート・マレー、 ジョナサン・マーティン(Tp) ニコラス・パルマー指揮 アルトーナso./他 | |
チャイコフスキー:「雪娘」〜メロドラマ リムスキー=コルサコフ:4つの歌 ショスタコーヴィチ:前奏曲集Op.34〜4曲 ラフマニノフ:私はすべてを奪われた/他 |
ランダル・ホーズ(バスTb) キャスリン・グッドソン(P) | |
ジョン・シュレンク:自分で自分を高めよ/他 | セルゲイ・アクセノフ(Br) ティモシー・マウント指揮 ロシア国立so.、モスクワ新cho. | |
ハロルド・アーレン、サム・ルイス、 デューク・エリントン、アール・ブレント、 レーモンド・エヴァンズ、コール・ポーター/他の歌曲 |
リサ・カーチナー(Vo) ゼーヴィアー・デイヴィス(P) ロン・ジャクソン(G)他 | |
アーバン:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲 ボザ:奇想曲Op.47/歌 コープランド:静かな都会 アルチュニャン:協奏曲/他 |
ロドニー・マック(Tp) カレン・ウォルウィン(P) | |
アーノルド・ロスナー:室内楽作品集 Vol.3 六重奏曲/トロンボーン・ソナタ/他 |
アゴスト六重奏団 ピノタージュ グレゴリー・エリクソン(Tb)他 | |
ポール・ラムジー: 3つの抒情的小品/変奏曲/ 6つのスクリャービン初期作品/他 |
ジョン・ミラー(Cb) ポール・ラムジー(P) | |
トランペットとオルガンを伴うソプラノ・アリア集 ヘンデル、パーセル、テレマン、A.スカルラッティ/他 |
ジュリアン・ベアード(S) ダリン・ケリー(Tp) スティーヴン・ アルトップ(Org) | |
ナンシー・ガルブレース: アタカマ・ソナタ/管楽交響曲第1番/ ピアノ・ソナタ第1番/他 |
アルベルト・アルマルサ(Fl) ラテンアメリカSQ パトリシア・ジェニングズ(P)他 | |
ウィリアム・ウォレス: ピアノ協奏曲第2番/舞踊組曲/交響的変奏曲/他 |
オルガ・ドゥドニク(P) カーク・トレヴァー、 ボリス・ブロット指揮/他 | |
ピストン、ジョン・ハービソン、 サミュエル・アドラー:ヴィオラ協奏曲集 |
ランドルフ・ケリー(Vn) アレクサンドルス・ ヴィルマニス指揮 ラトヴィア国立so. | |
ポール・フリーマン Vol.10 ウィリアム・ニール: ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲 デイヴィッド・ベーカー: ヴィオラと管弦楽のための演奏会用小品/ チェロ協奏曲 |
シャロン・ポリフロン(Vn) ポール・シルヴァーソーン(Va) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso./他 | |
マイケル・ティペット、チェレプニン、 マイケル・コルグラスの作品 |
フランク・バッティスティ指揮 ニュー・イングランド音楽院 管楽合奏団 | |
ウィリアム・クラフト: 「月に憑かれたピエロ」による作曲/ 悲しみの交響曲/ケネディの肖像/他 |
ジェーン・マニング(S) ポール・ポルヴニック指揮 ロイヤル・リヴァプールo.、; チェコ・フィル室内o./他 | |
カールマン:喜歌劇「秋の演習」 | スティーヴン・バイス指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
ベンジャミン・リース: 交響曲第2・3・5番/ピアノと管弦楽のための練習曲 |
スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮 ラインラント=プファルツ州立po. ジェイムズ・ディック(P)他 | |
ウィリアム・シューマン(1910-1992): 信条/ピアノ協奏曲/交響曲第4番 |
ジョン・マッケイブ(P) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
既出CDの同番号でのSACD化。これらの3作品はシューマンが最も多作だった1940年代から50年代に書かれ、生き生きとしたリズム、力強い音の塊の交代、長い旋律線といった彼の作品の特徴を備えている。ユネスコのために書かれた「信条」は米国国務省が初めて委嘱した音楽作品。 | ||
ジョゼル・ブラハ、レーモンド・ヘルブル、 マイケル・ヘナジン、レーモンド・ヘルブルの作品 |
リチャード・C.ギプソン指揮 オクラホマ大学打楽器o. | |
ウィレム・ファン・オッテルロー、ジョージ・パール、 ネッド・ローレム、トム・リッター=ジョージ、 ヘンツェの作品 |
ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール管楽合奏団 メアリー・サウアー(P) メアリー・ストルパー(Fl) | |
ロジャー・セッションズ:五重奏曲 サミュエル・ローズ:五重奏曲 ウォルター・メイズ:弦楽四重奏曲 |
プロ・アルテSQ サミュエル・ローズ(Va) | |
ローリ・ライトマン:歌曲集 | ジェニファー・チェック(S) ウィリアム・シャープ(Br) ローリ・ライトマン(P)他 | |
ジョシュア・ローゼンブルム: 衝動/ピアノ三重奏のための変奏曲/ トマス・ハーディの4つの歌/他 |
フィリップ・スミス(Tp) ヘリック三重奏団 クリス・トンプソン(T) ジョシュア・ローゼンブルム(P)他 | |
バーナード・スティーヴンズ: ピアノ三重奏曲/1楽章のヴァイオリン・ソナタ/ ホルン三重奏曲/他 |
ケネス・シリトー(Vn) スティーヴン・オートン(Vc) ヘーミッシュ・ミルネ(P) ティモシー・ブラウン(Hr) | |
リチャード・ウィルソン: 弦楽四重奏曲第3・4番/ ホルンと弦楽四重奏のための歌 |
シカゴSQ ゲール・ウィリアムズ(Hr) | |
クインシー・ポーター:交響曲第1・2番/詩と踊り | イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
クリストファー・バーグ:歌曲とカンタータ集 | ミラー・ヴィジョンズ・アンサンブル | |
エリック・イーワゼン: ヴァイオリン協奏曲/時の川を下って/弦楽のための交響曲 |
アデル・アンソニー(Vn) リンダ・ストロメン(Ob) 国際ソウル・ソロイスツ | |
ヴィクトリア・ボンド: モリー・メニーブルーム (ジョイスの「ユリシーズ」による)/ 控え目な提案 |
キャロル・メイヤー(S) ポール・スペリー(T) クリーヴランド室内so./他 | |
トマス・パサティエリ:歌劇「海つばめ」 | デイヴィッド・ギルバート指揮 マンハッタン音楽院歌劇場 | |
ジェフ・マヌーキアン: ピッコロ協奏曲/アメリカ民謡による即興/ 2台のピアノのための協奏曲 |
ローレル・アン・モーラー(ピッコロ) ジョン・ピックフォード・リチャーズ(Va) ジェフ・マヌーキアン指揮/他 | |
サミュエル・アドラー:室内楽作品集 コンチェルティーノ第3番/ヴィオラ・ソナタ/他 |
スーザン・ダヴェニー・ワイナー指揮 クリーヴランド室内o. プリマス三重奏団 ランドルフ・ケリー(Va)他 | |
アレン・シンドラー、ビル・ドビンズ、 マーク・フィリップス、マックス・スタイナー、 マイケル・デイヴィスの作品 |
ジョン・マーセラス(Tb) ラモン・リッカー(Sax) ビル・ドビンズ(P)他 | |
ポール・チハラ: 俳句/ピアノ三重奏曲/弦楽三重奏曲/悲歌/他 |
マイアーコート三重奏団 ネヴィル・マリナー指揮 ジェラルディーン・ワルター(Va)他 | |
シューベルト/ベルテ編曲: オペレッタ「3人の少女のいる家」 |
スティーヴン・バイス指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
シオンのバプティスト教会での黒人霊歌 | オラル・モーゼズ(B−Br) | |
スティーヴン・マッキー: 私はとても醜くなった/トルバドゥールの歌/ 煙の断片/他 |
ブレンターノSQ | |
ジョン・パウエル: 交響曲 イ長調「ヴァージニア交響曲」 民謡/カーメン・ドラゴン編:シェナンドー |
ジョアン・ファレッタ指揮 ヴァージニアso. | |
発売:2003年。録音:DDD。 | ||
フランク・ティチェリ:交響曲第1番 ジョン・ヴァン・デア・スライス:幽霊 トマス・スリーパー:ホルン協奏曲 |
ジョナサン・マック(T) トマス・スリーパー指揮 マイアミ大学so./他 | |
ニコライ・ロパトニコフ(1903-1976):祝祭序曲 ロバート・ヘルプス(1928-2001):ピアノ協奏曲第2番 ヴァージル・トムソン(1986-1989):バレエ「給油所」 ロバート・カーカ(クルカ)(1921-1957): 交響曲第2番Op.24 |
アラン・フェインバーグ(P) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
発売:2003年。ロパトニコフはエストニアからアメリカに移住し、この作品にも見られる活気のある推進力と力強い旋律で知られている。ヘルプスは現代音楽のピアニストとしても活動し、繊細な感覚を持っている。トムソンは複調、無調も用いたが、このバレエにはポピュラー音楽の影響も見られる。クルカはアメリカ生まれのチェコ系作曲家で、力強いリズム、ジャズの影響を受けたシンコペーション、とげとげしいが調性的な和声などの特徴がこの交響曲にも表れている。 | ||
スティーヴ・マーゴッシェズ: ミュージカル「フェーム」からのヴァイオリン組曲/ ナポリのセレナード/タンゴによる変奏曲/他 |
バルナバス・ケレメン(Vn) ラースロー・コヴァーチ指揮 ブダペストso. | |
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調 デイヴィッド・オット:アルト・サクソフォン協奏曲 グラズノフ:アルト・サクソフォン協奏曲Op.109/他 |
デブラ・リヒトマイアー(Sax) カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so. | |
カール・ベルター: ゴールドスミスからのイメージ/ヴァイオリン協奏曲/他 |
ズデニェク・ティルサー(Hr) エリザベス・ローウィン(Vn) ポール・フリーマン指揮 チェコ国立po. | |
エドウィン・ロンドン: ジプシーの後継者たち/情景/天空で |
ローラ・マーティン(Vn) ショーン・ガブリエル(Fl) エドウィン・ロンドン指揮 クリーヴランド室内so./他 | |
ジョージ・クインシー: チョクトー族の夜/ゼロ地点からの声/ シェイクスピアの3つの夜想曲 |
ニューヨーク5 | |
エリック・モー: 緊張を和らげる3つの方法/華麗な大練習曲/ 夜想曲/蹴りと叫び/他 |
エリック・モー(P) | |
スティーヴ・マーゴッシェズ: 「フェーム」からのロマン的組曲/ 夢の交響曲/バラード/他 |
スティーヴ・マーゴッシェズ(P) ラースロー・コヴァーチ指揮 ブダペストso./他 | |
ジーナ・ブランスコーム:歌曲集 | キャスリーン・シメタ(Ms) マーティン・ヘネシー(P) | |
ダロン・アリック・ハーゲン:他人の心 デイヴィッド・マスランカ:歌集 |
ジョン・コッホ(Br) キンバリー・ライジンガー(Fl) スティーヴン・スティール指揮 イリノイ州立大学管楽so. | |
ウェイン・ピーターソン: 遍歴/酷評/二重奏曲/弦楽四重奏曲第1番/他 |
アレン・ブルースティン(Cl) カーティス・マコンバー(Vn) トッド・ブロディ(Fl)他 | |
アーウィン・バゼロン: 結合/日曜日の静けさ/夜の精神/他 |
ナンシー・ランディ(S) ハロルド・ファーバーマン指揮 スコット・ダン(P)他 | |
アール・キム:フランス語の3つの詩 ヒンデミット:メランコリー ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロックの断崖で/他 |
スーザン・ナルッキ(Ms) スティーヴン・サープ(T) チオンピSQ | |
トマス・スヴォボダ: 四季の序曲/マリンバ協奏曲/交響曲第1番 |
ニール・デポンテ(マリンバ) ジェイムズ・デプリースト指揮 オレゴンso. | |
スティーヴン・スタッキー(1949-): Son et Lumière (1988) ガブリエル・イアン・グールド(1974-): ウォーターカラーズ(1998)(*) ジョン・ハービソン(1938-):チェロ協奏曲(1993)(#) モートン・グールド: 交響曲第2番「On Marching Tunes」(1944) |
ロバート・シェーナ (イングリッシュHr;*) デイヴィッド・フィンケル(Vc;#) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
発売:2003年。SACDハイブリッド盤。 | ||
アメリカの歌曲集 ウォーレン・M.スウェンソン、 ジェイムズ・A.ブランド、 ジョージ・F.ルート、フォスター/他の作品 |
ジョージ・シャーリー(T) ウィリアム・ボルコム(P) | |
協奏曲集 ハロルド・メルツァー、デイヴィッド・ラコフスキ、 セア・マスグレーヴ、エリオット・カーターの作品 |
サラ・ライモン(Cemb) ダニエル・グラボイス(Hr) ダニエル・パナー(Va) スティーヴン・ベック(P)他 | |
ヴィラ=ロボス、アメリア・カプラン、 マリオ・ラヴィスタ、ジョン・ステインメッツ、 ローレンス・フリッツ/他の作品 |
ベンジャミン・コエーリョ(Fg) タデウ・コエーリョ(Fl) ダニエル・ムーア(Perc)他 | |
アーサー・クレーガー:集会所/狂詩曲/航海/対話/他 | ジュリアード打楽器Q ジーン・コッペルド(Cl) ジェーン・ローゼンフェルド(Fl)他 | |
エリザベス・ホフマン:室内楽作品集 | ジェーン・ローゼンフェルド(Fl) カーティス・マコンバー(Vn) クリストファー・フィンケル(Vc)他 | |
ロバート・ロンバルド:マンドリンのための作品集 | ディミトリス・ マリノス(マンドリン) ディミトリス・デシラス(マリンバ) ジュリア・ベントリー(Ms)他 | |
アドルファス・ヘイルストーク: 落ち葉のように/神聖な場所/アラベスク/ 弦楽四重奏曲第1番/他 |
デブラ・クロス(Fl) ビヴァリー・ベーカー(Va) バーバー・チャップマン(Hp)他 | |
デイヴィッド・ダイアモンド: 弦楽四重奏曲第1・5・6番 |
ポトマックSQ | |
ウィリアム・マクレランド: 雨の季節のための歌/男声のための5つのソネット/森/他 |
ウィリアム・アップリング指揮 ウィリアム・アップリング・ o.&シンガーズ | |
シューベルト:ソナタ ニ長調D.384 モーツァルト:ソナタ 変ロ長調K.378 J.S.バッハ:ソナタ ホ長調BWV.1035/他 |
エリック・ラスケ(フレンチHr) ペドys・ムジエヴィチ(P) | |
チャールズ・フッセル:歌劇「宇宙飛行士の話」 | ウィリアム・ハイト(T) ジュディス・ケロック(S) ジェイムズ・ボレ指揮 モナドノック祝祭アンサンブル/他 | |
ジュディス・ラング・ザイモント: ピアノ・ソナタ/夜想曲−世紀の終わり/木星の月/他 |
ジョアン・ポーク(P) | |
ドン・ギリス(1912-1978): 星で飾られた交響曲/交響的祝祭「アマリロ」(1962)/ 交響曲第8番「舞踊交響曲」(1949) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
録音:2003年2月、ヴィットルド・ルトスワフスキ・ホール、ワルシャワ、ポーランド。 | ||
アメリカのクラリネット作品集 レナード・バーンスタイン、ピーター・シックリー、 ドナルド・マルティーノ、ゲリー・ショッカー、 コープランド/他の作品 |
ショーン・オズボーン(Cl) ブレア・マクミリン(P) | |
カーライル・フロイド: 歌劇「ネズミと人間について」 |
ゴードン・ホーキンズ、 ジュリアン・パトリック(Vo) パトリック・サマーズ指揮 ヒューストン大歌劇場/他 | |
リチャード・オウエン(1922-):歌劇「雨」 | リン・オウエン、 キャサリン・ケリー(Vo)他 リチャード・オウエンJr.指揮 カメラータ・ニューヨーク | |
録音:DDD。発売:2003年。 サマセット・モームの「雨」を元に、作曲者が台本も執筆した作品。 | ||
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.3 ピアノ協奏曲第3番/交響曲 ロ短調 |
ウィリアム・ウォルフラム(P) マリン・オルソップ指揮 スコティッシュ・ナショナルo. | |
コリンズはイリノイ州生まれで、ガンツにピアノを、ヨーロッパでブルッフとフンパーディンクに作曲を師事した。当レーベルのコリンズ・シリーズ(Vol.1は廃盤の模様):TROY-267、TROY-630、TROY-641、TROY-650、TROY-657。 | ||
バーバラ・ホワイト:聖骨箱/小世界/愛の歌/他 | ジェフリー・バールソン(P) ラリー・パッシン(Cl) ナンシー・ゼルツマン(マリンバ)他 | |
エリザベス・ブラウン:室内楽作品集 | エリザベス・ブラウン(Fl) カート・マコンバー(Vn) マーガレット・カンプマイアー(P)他 | |
マルティヌー: チェロのためのコンチェルティーノ オーリック:ディヴェルティメント ウィレム・ファン・オッテルロー: 木管のためのシンフォニエッタ/他 |
クリストファー・コスタンザ(Vc) ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール管楽合奏団 | |
現代フルート作品集 ハロルド・メルツァー、マーティン・ブレスニック、 マシュー・ローゼンブルム、 スティーヴン・バーク/他の作品 |
パティ・モンソン(Fl/ピッコロ) マーティン・ブレスニック(トイP) | |
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.4 ヒベルニア(アイルランド狂詩曲)/ 管弦楽伴奏を伴うピアノのための 協奏曲第1番 変ホ長調/ Lil'David Play on Yo'Harp/哀歌とジグ |
ウィリアム・ウォルフラム(P) マリン・オルソップ指揮 スコティッシュ・ナショナルo. | |
録音:2002年1月22日/2002年10月22日。 | ||
ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「大公」(1896) | 独唱者たち J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2003年、オハイオ・ライト・オペラ夏の音楽祭。全曲は世界初録音。 | ||
ジェニファー・ヒグドン、ブラクストン・ブレーク、 ダニエル・S.ゴドフリー、ジョン・ウィリアムズの作品 |
フェダ・ハーセス(Ms) エミリー・フリーマン・ブラウン指揮 ボウリング・グリーンpo./他 | |
リビー・ラーセン:歌曲集 | テリー・ローズ(S) エレン・ウィリアムズ(Ms) ベントン・ヘス(P)他 | |
ジョン・ビッグズ: 交響曲第1・2番/ウィリアム・シカモアのバラード |
ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
ウィリアム・フェリス: ピアノ・ソナタ./サフォークの思い出/ セレナード/ソナティナ/他 |
ジャスティン・コルブ(P) | |
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.6 ピアノ三重奏曲第1・2番/ 想像上の生活からの情景第1・2巻 |
コネチカット三重奏団、 トマス・ラバドルフ(Cl) | |
ジェイムズ・ヤナトス: 交響曲第2番/聖と俗の交響曲(交響曲第7番) |
ルーシー・シェルトン(S) ジェイムズ・ヤナトス指揮 ハーヴァード=ラドクリフo.、 ハーヴァード・グリー・クラブ/他 | |
H.レズリー・アダムズ:12の練習曲 | マリア・コーリー(P) | |
アンソニー・イアンナコン: クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲/ 2台ピアノのインヴェンション/パルティータ/ キーボード・エッセイ |
アリアンナSQ キンバリー・ルエヴァノ(Cl) ジョセフ・ガート(P)他 | |
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.5 〜室内楽作品 |
フランク・アーモンド(Vn) パリー・カープ(Vc) パトリス・マイケルズ(S)他 | |
コリンズはイリノイ州生まれで、ガンツにピアノを、ヨーロッパでブルッフとフンパーディンクに作曲を師事した。当レーベルのコリンズ・シリーズ(Vol.1は廃盤の模様):TROY-267、TROY-625、TROY-630、TROY-650、TROY-657。 | ||
スティーヴン・スタッキー:室内楽作品集 | カサット四重奏団 スティーヴン・スタッキー指揮 アンサンブルX/他 | |
サリヴァン:喜歌劇「近衛騎兵隊」 | J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
ロバート・マッジョ: アリストテレス/願いの木/漁猟灯 |
デイヴィッド・ドヴェニー指揮 西チェスター大学コンサートcho. カーステン・グウィン(S)他 | |
エリオット・シュワルツ:管弦楽作品集 | 島田俊行指揮 モラヴィアpo. ケネス・ラドノフスキー (アルトSax)他 | |
トマス・マセラ、ポール・ラムジー、 チャールズ・ジョーンズ、 ストラヴィンスキー/他の作品 |
クリストファー・ペギス(Vc) 新谷れいこ(Vn) 松岡かずこ(Va)他 | |
バーバー:チェロ協奏曲Op.22 陳怡:エレナーの贈り物 B.ラニバラン:チェロ協奏曲 |
ポール・トビアス(Vc) ジョアン・ファレッタ指揮 ヴァージニアso. | |
スティーヴン・スコット:鳴り響く風景 | ヴィクトリア・ハンセン(S) ブラウンド・ピアノ合奏団 | |
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.6 地球への賛歌/アイルランド民謡による変奏曲/ カウボーイの没落 |
ジェニ・バーン(S) ジェーン・アーウィン(Ms) マリン・オルソップ指揮 スコティッシュ・ナショナルo.&cho./他 | |
コリンズはイリノイ州生まれで、ガンツにピアノを、ヨーロッパでブルッフとフンパーディンクに作曲を師事した。当レーベルのコリンズ・シリーズ(Vol.1は廃盤の模様):TROY-267、TROY-625、TROY-630、TROY-641、TROY-657。 | ||
ホルヘ・リデルマン: ピアノ五重奏曲/進句V/弦楽四重奏曲第3番/他 |
バークリー現代室内プレーヤーズ ラテンアメリカSQ カレン・ロゼナク(P)他 | |
ヴァイオリンとピアノのためのアメリカ音楽 エイミー・ビーチ、ノーマン・デッロ・ジョイオ、 コープランド、マリオン・バウアー/他の作品 |
エリザベス・スミス(Vn) レズリー・ペティズ(P) | |
ハーバート・ビエラワ:声楽作品集 | マーゲン・ソロモン指揮 サンフランシスコ・ コーラル・アーティスツ スーサン・ナルッキ(S)他 | |
現代アメリカの連作歌曲集 リビー・ラーソン、ダロン・ハーゲン、 ポール・モラヴェツ、トム・チプロの作品 |
ポール・スペリー(T) リビー・ラーセン、 ダロン・ハーゲン、 ポール・モラヴェツ、 トム・チプロ(P) | |
グルック:歌劇「混乱したパルナス山」(1765) | ジュリアン・ベアード(S) マーシャル・コイド(T)他 エレイン・コンパローネ(Cemb) ルドルフ・パーマー指揮 女王の室内楽団 | |
録音:2004年1月12日、アメリカン・アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク。全曲は世界初録音。 | ||
神田めぐみ アメイジング・グレイス〜黒人霊歌集 山の上で語り告げよ/いつくしみ深き(冬の星座)/ 勝利を目指し/聖者の行進/ ゴスペル・ソング・ファンタジー (ブルース・スターク作)/ 夢見るさすらい人/より近く歩かせたまえ/ 輝く日を仰ぐとき/アメイジング・グレイス/ 川辺に降りて/主よ、みもとに近づかん |
神田めぐみ(Tb) ブルース・スターク(P/Perc)他 | |
録音:2002年6月、ロチェスター。国内ではビクターからVICC-60316として発売されている録音。 神田めぐみは20代にしてアメリカのミルウォーキー交響楽団首席トロンボーン奏者に就任した才女。 | ||
エドワード・ジョセフ・ コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.7 バレエ組曲「血の死の覆面」/ アイルランド狂詩曲/4つ組 |
マリン・オルソップ指揮 スコティッシュ・ナショナルo. | |
コリンズはイリノイ州生まれで、ガンツにピアノを、ヨーロッパでブルッフとフンパーディンクに作曲を師事した。当レーベルのコリンズ・シリーズ(Vol.1は廃盤の模様):TROY-267、TROY-625、TROY-630、TROY-641、TROY-650。 | ||
チャールズ・ウォーリネン:チェロ作品集 | フレッド・シェリー(Vc) チャールズ・ウォーリネン(P) | |
ショパン: 序奏と華麗なポロネーズOp.3/協奏的大二重奏曲/ チェロ・ソナタ/他 |
スティーヴン・ホニグバーグ(Vc) キャロル・ホニグバーグ(P) | |
オッフェンバック:喜歌劇「山賊」 | J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
ドン・レイ: ピアノ協奏曲/「家族の肖像」からの組曲第2番 |
コナー・リネハン(P) デレク・グリーソン指揮 フィルハーモニア・ブルガリカ/他 | |
リチャード・フェルチアーノ:室内楽作品集 | アン・アダムズ(Hp) ジャネット・ケチュム(Fl) ジュリー・ジャコバッシ(Ehn)他 | |
チャールズ・ウォーリネン:アーロンの歌 | エリザベス・ファーヌム(S) エミリー・ゴールデン(Ms) ジェイムズ・シャフナー(T)他 | |
ジェイ・ライズ: イエローストーン・リズム/ 「肉体の中の悪魔」から6枚の絵/他 |
マルク=アンドレ・アムラン(P) チャールズ・ウレリー(Fg) ジョディ・アップルバウム(S)他 | |
ピーター・メニン、フランク・ティチェリ、 ノーマン・デッロ・ジョイオ、 レナード・バーンスタイン/他の作品 |
マルコム・ローウェルJr. 指揮 マサチューセッツ管楽管 | |
エリカ・ムール: 慰め/ピアノのための変奏曲/震動/他 |
ノーマン・ウェストン(P) エリカ・ムール指揮 クリーヴランド室内so./他 | |
チェンバロのための現代音楽 ロバート・ステアラー(1924-2001)、 ピーター・チャイルド、 アラン・ホヴァネス/他の作品 |
マーク・クロル(Cemb) フェンウィク・スミス(Fl) キャロル・リーバーマン(Vn) | |
ドメニコ・ジポーリ(1688-1726): オルガンとチェンバロのためのソナタ [Sonate d'intavolatura per organo e cimbalo] (1716) 〜第2巻 [Band II] 「チェンバロのための作品集」 組曲〔ロ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調〕/パルティータ〔ハ長調/イ短調〕 スーザン・アレクザンダー=マックス(クリストフォリ・グランドP) | ||
発売:2004年。「メトロポリタン美術館」という文字があるため、楽器も同美術館所有の可能性有。また、『世界初録音』との記載があるが、TACTUS からセルジョ・ヴァルトロ独奏による録音(TC-682601)が先に発売されているので、前出盤を見逃したか、「チェンバロ以外の楽器を用いた」という意味か、のどちらかと思われる。 | ||
エリック・イーワゼン、デイヴィッド・スノーの作品 | クリス・ゲッカー(Tp) テッド・ゲラント、 リタ・スローン(P)他 | |
ホルヘ・マルティン: スレドニ・ヴァシターによるピアノ幻想曲 ドビュッシー:2つのアラベスク/遊戯/他 |
ジーン・ゴラン(P) | |
飛行100周年記念 ウィリアム・ボルコム、スティーヴン・ウィンターレグ、 マイケル・シェレ、ロバート・ロドリゲスの作品 |
ニール・ギトルマン指揮 デイトンpo. アンドルー・ルッソ(P)他 | |
ロウエル・リーバーマン、プロコフィエフ、 リチャード・プライアー、セア・マスグレーヴの作品 |
ジョナサン・キーブル(Fl) ローズ・グレース、 マリーナ・ロマゾフ(P) | |
アメリカのピアノ音楽 マーティン・アムリン、 アーヴィング・ファイン、コープランドの作品 |
アンドルー・ウィリス(P) | |
ベス・ウィーマン:歌曲・室内楽作品集 | スーザン・ナルッキ(S) クリストファー・ オールドファザー(P) ベス・ウィーマン(バスCl) | |
イディッシュの歌曲集 | ロバート・デ・コーミエ指揮 カウンターポイント | |
デイヴィッド・マクブライド: 2つのソナタ/静かな夜の思い/ ワトソン・モリソンのために/ついでに/他 |
デイヴィッド・マクブライド(P) | |
チャールズ・ウォーリネン: 創世記/アヴェ・クリステ/聖ルカ復活のためのミサ |
エド・デ・ワールト指揮 チャールズ・ウォーリネン(P)指揮 ニューヨーク・ ヴィルトゥオーソ・シンガーズ/他 | |
マーガレット・ガーウッド:合唱三部作 雨の歌/花の歌/墓の歌/他 |
ブルース・ブラウン指揮 ポートランド州立大学室内o.&cho. ルース・ドブソン(S)他 | |
コープランド:ヴァイオリン・ソナタ エリオット・カーター: 感謝「ゴッフレッド・ペトラッシのために」 デイヴィッド・ゴンパー:フィネガンズ・ウェーク/他 |
ウォルフガング・デイヴィッド(Vn) デイヴィッド・ゴンパー(P) | |
デイヴィッド・ラコフスキ:ピアノ作品集 | マリリン・ノンケン(P) ティモシー・フォリー指揮 合衆国海軍軍楽隊/他 | |
ジョン・シュレンク: カニャクマリ−/地の果てのヴィヴェカナンダ/ 3つの晩課の賛美歌 |
ティモシー・マウント指揮 ヴェダンティック・ アーツ合奏団・cho. | |
アレン・ショーン:室内楽作品集 | スティーヴン・クリモフスキ(Cl) カーティス・マコンバー(Vn) アレン・ショーン(P)他 | |
ロウエル・リーバーマン:室内楽作品集 | ウィリアム・ターウィリガー(Vn) アンドレス・ディアス(Vc) アンドルー・クーパーストック(P)他 | |
ルーカス・フォス:幻想ロンド エリオット・カーター:ピアノ・ソナタ レナード・バーンスタイン:7つの記念/他 |
サラ・ライモン(P) | |
クリストファー・グニング: ピアノ協奏曲/嵐!/交響曲第1番 |
オルガ・ダドニク(P) クリストファー・グニング指揮 スロヴァキア放送so. | |
アメリカのソリストたち アンドルー・リスト、リー・マクィラン、 ロドリーゴ、アーサー・ウェルウッドの作品 |
エヴァ・セケリー(Vn) リンダ・リスター(S) エヴェレット・マコーヴィー(T) グレッグ・ホプキンズ(Tp)他 | |
ハロルド・ファーバーマンの音楽 Vol.3 ティンパニ協奏曲/キャシーのための協奏曲/ 昔のハドソン峡谷の情景/他 |
ジョナサン・ハース(ティンパニ) ハロルド・ファーバーマン指揮 ソフィアso./他 | |
ピアノのための新しいワルツ集 ウェイン・ピーターソン、ロバート・ヘルプス、 アンドルー・インブリー、エリック・モー、 ルー・ハリソン/他の作品 |
エリック・モー(P) | |
デイヴィッド・マスランカ: フルートと管楽のための歌集 デイヴィッド・ジリンガム: 独奏クラリネット、ピアノと管楽のための連星 |
クリスティーン・ニールド(Fl) エレン・ローウェ(P) ガリー・グリーン指揮 マイアミ大学管楽合奏団/他 | |
オネゲル、ジャック・ルゲルニーの歌曲集 | レイチェル・ジョゼルソン(S) ルネ・ルクオナ(P) | |
ヘンリー・ホルデン・フス、 モーティマー・ウィルソン、 アドルフ・M.フェアスターの作品 |
ローリンズ三重奏団 | |
ウィリアム・メイソン、マクダウェル、 ダニエル・グレゴリー・メイソン、 アーサー・ファーウェル、ジョプリン、スーザ/他の作品 |
カリコ・ウィンズ | |
グローリア〜神田めぐみ グレゴリオ聖歌(第7旋法):幼子我らに生まれ ビクトリア:アヴェ・マリア カッチーニ(川辺真編):アヴェ・マリア パッヘルベル(川辺真編):カノン J.S.バッハ:「マタイ受難曲」〜憐れみたまえ ペルゴレージ: 「スターバト・マーテル」〜デュエット第1番 ヘンデル:「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ J.S.バッハ:「マタイ受難曲」〜耐え忍ぼう/ 主よ、人の望みの喜びよ グレゴリオ聖歌(第1旋法): よみがえりしイエスをほめよ J.S.バッハ: 「マタイ受難曲」〜おお、血と傷にまみれ バッハ(グノー編):アヴェ・マリア アンドルー・ロイド=ウェッバー: 「レクイエム」〜ピエ・イエス 佐藤直紀(川辺真編):ディパーチャー |
神田めぐみ(Tb) ピーター・デュボワ(Org) イングリッド・ボック(Vc)他 | |
録音:2003年5月24日-28日、第3プレスバイテリアン教会、ニューヨーク。国内ではビクターからVICC-60361として発売されている録音。 神田めぐみは20代にしてアメリカのミルウォーキー交響楽団首席トロンボーン奏者に就任した才女。 | ||
コープランド、クリストファー・バーグ、 ロバート・ヘルプス、ティソン・ストリート/他の作品 |
ベネット・ラーナー(P) | |
ジョージ・ウォーカー:作品と演奏 ジョージ・ウォーカー: 「歌曲集」より(*) [銀色の雨の時に/私は決して荒地を見なかった/ マザー・グース/呼応/柔らかく吹け明るく/ 荒々しい夜/メアリー・ウォアの3つの連鎖]/ 室内アンサンブルのための「モダス」(**) リスト:ペトラルカのソネット(#)/忘れられたワルツ(#) ショパン: マズルカ集(#)[ハ長調/変イ長調/ヘ短調]/ 練習曲 変ト長調(#)/スケルツォ ホ長調(#) ジョージ・ウォーカー: 祈る者(+)/聖テオドルフによる即興曲(+)/霊魂(+) |
ジョージ・ウォーカー(P) パトリシア・グリーン(Ms;*) タラ・オコーナー(Fl;**) ロバート・イングリス(Ob;**) ウィリアム・アンダーソン、 オーレン・フェイダー(G;**) カルヴィン・ウィエルスマ(Vn;**) スザンナ・チャップマン(Vc;**) トレント・ジョンソン(Org;+) | |
ジョージ・ウォーカーはアメリカの黒人作曲家、ピアニスト。彼自身の作品と彼の弾くリスト、ショパンの演奏を収録。エミリー・ディキンソンらの詩に曲をつけた歌曲は近代フランスの影響を受けた抒情的な音楽で、時に日本歌曲を彷彿とさせる。器楽曲はそれよりも現代的な緊張感を持っているが、やはりメシアンらフランスの香りを感じさせる。 | ||
ジェフリー・マンフォード: 結婚/遠い地平線の約束/内なる響きの風景/他 |
ウェンディ・リッチマン(Va) コリリアーノ四重奏団 マーガレット・カンプマイアー(P)他 | |
アリス・シールズ:植物の因縁/ちり/シェナンドア | 電気楽器 | |
ブルース・ブルートン、 ジェイムズ・スティーヴンソン III、 エリック・イーワゼン、ルイ・ステュアート/他の作品 |
リチャード・シュテルツェル(Tp) ティアンシュ・ワン(P)他 | |
ダン・ロクレア:室内楽作品集 | スティーヴ・エステス(Vc) ロバート・ブルーワー(P) ケリー・バーク(Cl)他 | |
アメリカの新ロマン主義 ルロイ・サウザーズ、リー・マクィリアン、 ベス・デニッシュ、ジャック・ジャレットの作品 |
ペトル・ズドヴィハル(Vn) ジュリウス・ウィリアムズ指揮 ドヴォルジャークso. | |
アントニオ・カルダーラ(1670頃-1736): 歌劇「カルタ遊びの楽しみ」(1734)(*)/ 室内ソナタ ト短調Op.2-2(1710)/ ソプラノ独唱のためのカンタータ 「Lungi dal' idol mio」(1708頃)(#)/ コントラルト独唱のためのカンタータ 「Vicino a un rivoletto」(1705頃)(+) |
ジュリアン・ベアード(S;*/#) パトリス・ジェレジャン(A;*/+)他 エレイン・コンパローネ(Cemb) スティーヴン・アルトップ指揮 女王の室内楽団 | |
録音:2004年6月、アメリカン・アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク。 | ||
ポール・フリーマン Vol.11 エマ・ルー・ディーマー: オルガンと室内管弦楽のための 1楽章の協奏曲「アラスカ」(1995) レオ・サワビー: オルガンと弦楽のための古風な協奏曲(1949) ペトル・エベン:オルガン協奏曲第2番(1982) ウィリアム・ボルコム:ゴスペル前奏曲集第4巻 |
マリリン・メイソン(Org) ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. | |
発売:2004年。録音:DDD。 | ||
デイヴィッド・ムーア、エリック・ホィッタクル、 シドニー・ギョーム、アイナル・シェヴィング/他の作品 |
ジョー=マイケル・シャイベ指揮 マイアミ大学cho. | |
アンジェロ・ムソリーノ: 管楽器と管弦楽のための作品集 |
スティーヴン・シルヴァースタイン、 トリスタン・ウィレムズ(Cl) ジュレー・バートス(Tp) カーク・トレヴァー指揮/他 | |
ベス・アンダーソン:歌曲と室内楽作品集 | ジョゼフ・クベラ(P) キース・ボーデン(Br) ジョハネス・ウォールマン(P)他 | |
モリス・ローゼンツウェイグ(1952-): 室内楽作品集 1997-2003 室内アンサンブルのための「メルポメーヌ」(2000)(*)/ ヴァイオリンと電子音のための 「パルティータ・インテレキアータ」(1999)(#)/ What Follows is a Song From the same Fragmented Masque (2003)(+)/ ジャスト・ワン・ステップ・ビヨンド(1997)(**)/ 2台のピアノと2人の打楽器奏者のための「軌跡」(1998)(##) |
キャニオン・ランド・アンサンブル(*) ジェラルド・エリアス(Vn;#) カールトン・ヴィッカース(Fl;+) スコット・ルイス(Va;**) マーカス・スタンジ、 スーザン・ウェンカス(P;##) ダニエル・ブエス、 ラザロ・フダセク(Perc) | |
ローゼンツウェイグはニューオリンズ生まれ。マリオ・ダヴィドフスキとステファン・ウォルペに特に強い影響を受けている。静寂で点描的な音楽は典型的なウェーベルンの直系といえよう。(*)と(##)は彼の代表作。 | ||
チャールズ・ウォーリネン(ウーリネン)(1938-): 増幅チェロのための協奏曲「5」(*)/ 金の踊り(#)/ 増幅ヴァイオリンのための協奏曲(+) |
フレッド・シェリー(Vc;*) チャールズ・ ウォーリネン指揮(*) セント・ルークスo.(*) ヘルベルト・ ブロムシュテット指揮(#) サンフラシスコso.(#) ポール・ ズーコフスキー(Vn;+) エリアフ・インバル指揮(+) フランクフルト放送so.(+) | |
このアルバムはウォーリネン(ウーリネン)の主要な管弦楽作品を集めたものだが、演奏者がすごい。「金の踊り」ではブロムシュテット指揮のサンフランシスコso.、ヴァイオリン協奏曲ではインバル指揮のフランクフルト放送so.にソリストはズーコフスキーとこれ以上考えられないアーティストたちが並ぶ。 | ||
レジナルド・デ・コーヴェン(1859-1920): 歌劇「ロビン・フッド」(1891) |
独唱者たち J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2004年、オハイオ・ライト・オペラ夏の音楽祭。世界初録音。 | ||
アンソニー・インナコン:管楽のための音楽 | ストーン=ルエヴァノ =ペダーセン三重奏団 イースタン・ウィンズ ヒル=プランク二重奏団 | |
ソーリング・スピリット チャイコフスキー/プリムローズ編曲: 孤独な魂しかないOp.6-6 アーサー・ベンジャミン:サン・ドミンゴより シューベルト/プリムローズ編曲: 万霊節の日のための連祷 D.343 ブラームス/プリムローズ編曲: メロディのようなものが僕の心にOp.105-1 ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番Op.240 ジョージ・ロックバーグ:ヴィオラ・ソナタ アラン・シュルマン:主題と変奏 |
ジョセフ・ド・パスクアーレ(Va) アンジェリン・チャン(P) | |
パスクアーレはプリムローズに師事しボストン響、フィラデルフィア管の首席ヴィオリストを長年勤めたヴィオリストの重鎮的存在。ここでは珍しい曲ばかり演奏している。ピアノのチャンはヨーロッパ、アジア、アメリカで数多くのコンサートをこなす期待の若手。 | ||
ラテン・アメリカのフルート音楽 マルコ・グラナドス: ザ・ハイビリー・ジュビリー/ 無伴奏フルートのためのエチュード ホアキン・グティエレス・エラス:単純なソナタ キャサリン・フーヴァー:冬の精霊 サムエル・ジーマン:ソナタ マイケル・コルクホウン:チャランガ アルトゥーロ・サリナス:ムナムカミ モサルト・グァルニエリ: 無伴奏フルートのための3つの即興 パッタピオ・シルバ(タデウ・コーホ編): フルートのための変奏曲 |
メリー・シーゲル(Fl) ジェイ・モークリー(P) | |
中南米の近現代作曲家によるフルート作品。明確な調性をもった温かく抒情的な小品ばかりで、ポンス、チャベスの延長といってよい。フルートのマリー・シーゲルはタングルウッド音楽祭に参加したこともあり、現在アイダホ大学で教鞭をとっている。 | ||
ナサニエル・ストゥーキー: 弦楽のための作品集 1992-2002 弦楽四重奏曲第2番「ミュゼ・メカニーク」(*)/ 弦楽四重奏曲第1番(*)/ サムのためのソナチネ(無伴奏チェロのための)(#)/ 2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲「ダブル」(+) |
シオンピSQ(*) ボニー・スロン(Vc;#) ブライアン・リーギン、 レベカー・ビンフォード(Vn;+) ウィリアム・ヘンリー・カリー指揮(+) ノースカロライナso.弦楽セクション(+) | |
ストゥーキーはストラヴィンスキー、バルトーク、アンタイル、そしてジャズの影響を受けたと思われる烈しいリズムとメカニックな音楽を得意としている。彼の弦楽四重奏曲はいずれもポリスタイリスティックでクロノス・カルテットのレパートリーに向いているだろう。 | ||
アメリカのかたみ ルーカス・フォス:3つのアメリカの小品 ゲイリー・ショッカー: 他愛もない別れ(9月11日の瞑想曲) パーシケッティ:ソロ・ピッコロのためのパラブルXIII マーク・ルイス・レーマン:3つのかたみ [フォーレに敬意を表すメヌエット/ プロコフィエフのかたみ/ プッチーニの主題による舟歌] ゲイリー・ショッカー: フルートとクラリネットのためのエアヘッド キャサリン・フーヴァー:中世組曲 |
ジャニーヌ・デニス(Fl) ドーン・ヘンリー(Cl) フィリップ・アマロング(P) | |
録音:2004年1月。フルートのデニスはサン・ホセ大学で、ピエール・ランパルの弟子イザベル・チャプイスターに師事。自らレーベルEroica Classical Recordingsを主宰し積極的な活動を行っておりオーケストラとも多数共演している。現代の作品だがどれも親しみやすいものばかりである。 | ||
フランク・レウィン:エスニック・カレイドスコープ 〜忘れられた伝統音楽の旋律 アイルランド、ユダヤ、インド、メキシコ、スペイン、チェコ、 アメリカ、スイス、アメリカ、ギリシャ、ドイツ、ロシア、 イギリス、スコットランド風の音楽 |
ウォルター・トランプラー(Obダモーレ) ジュディス・コールドウェル(S) ジョニー・カニングハム(フィドル)他 | |
作曲家レウィンが映画、テレビ、芝居、オペラのために書いたスコアからエスニックな音楽を集めたもの。それぞれの国の伝統音楽の特長が捉えられているが、全てオリジナル作品。しかしインドなどは沖縄民謡と間違えそうな音楽。日本を扱った曲があったら聴きたい。アメリカ人の世界観が分かるというもの。有名なフィドル奏者ジョニー・カニングハムが共演している。 | ||
トム・チプロ、リチャード・ラリ、 リチャード・ピアソン、 クリストファー・バーグ/他の歌曲 |
トベ・マラウィスタ(S) スコット・マーフリー(T) リチャード・ラリ(Br/P) マーガレット・カンプマイアー(P) | |
黒人霊歌集 | アンジェラ・ブラウン(S) タイロン・クーパー(G) ジョゼフ・ジョーバート(P) | |
ジェーン・オーステンの歌集 S.アーノルド、スティーヴン・ストラース、 T.ジョルダーノ/他の作品 |
ローラ・ハイムズ、 ジュリアン・ベアード(S) アンソニー・ブッテ(T) カレン・フリント(P)他 | |
バス・トロンボーンのための作品集 ハルシー・スティーヴンズ(1908-1989):ソナティネ ロバート・スピルマン(1936-): バス・トロンボーンとピアノのための「2つの歌」 エリック・イーワゼン(1954-): バス・トロンボーンとピアノのための協奏曲 アレック・ワイルダー(1907-1980): バス・トロンボーン・ソナタ ジョン・ウィリアムズ:バス・トロンボーン協奏曲 |
チャールズ・ヴァーノン(バスTb) エリック・イーワゼン(P) | |
シカゴ響のトロンボーン奏者、チャールズ・ヴァーノンと作曲家イーワゼンのピアノで送る珍しい作品集。スティーヴンズはブロッホに学び、音楽学者としてバルトークの伝記も書いた。このソナティネでは哀愁を帯びた旋律とリズミカルでエネルギッシュなパッセージという、真にアメリカ的な音世界が現れる。スピルマンはコロラド大学で作曲を教え、アスペン音楽祭の歌劇場センターの共同監督を務めている。「2つの歌」第2曲には印象派的な和声や多調が用いられている。イーワゼンはイーストマン音楽学校とジュリアード音楽院で作曲とピアノを学び、1980年からジュリアード音楽院で教えている。この協奏曲は快活で親しみ易い作品。ワイルダーは、フランク・シナトラ、キース・ジャレットなどポピュラーやジャズの音楽家に作品を提供しており、この5楽章のソナタでもクラシック音楽とジャズの響きが統合されている。ジョン・ウィリアムズは映画音楽で有名だが多数の管弦楽曲や協奏曲も作曲している。この1楽章形式の協奏曲は急緩急の3つの部分からなり、トロンボーンに高度な技術を要求する。 ヴァーノンはボルティモア、サン・フランシスコ、フィラデルフィアの各交響楽団を経て、1986年にシカゴ交響楽団のバス・トロンポーン奏者となり、デポール大学、ノースウェスタン大学、ルーズベルト大学で教えている。 | ||
ポール・チハラ(1938-):作品集〜 ギター協奏曲と2つのバレエ ギター協奏曲 (1975; トランペット・オブリガート付)(*)/ ヤドリギの花嫁 (1978) (#)/ 2台のコントラバスのための協奏曲 「芝」(1972) (+) |
ペペ・ロメロ(G;*) ジェンス・ リンデマン(Tp;*) スーザン・ボッティ(S;#) ジョン・ディーク、 ブエル・ ナイトリンガー(Cb;+) ネヴィル・マリナー指揮 LSO | |
全曲マリナー指揮のLSOの演奏。ギターのソロにはペペ・ロメロも登場。 | ||
ルイス・スプレートラン(1940-):作品集 烏が集まる時(*)/コンチェルティーノ/ オフ・タイムと季節(+)/ズーム(#) |
マーク・カプラン(Vn;*) ルーシー・シェルトン(S;+) ポール・ホステッター指揮(*/+/#) Sequitur (*/+/#) | |
録音:2003年11月。スプレートランは1940年マイアミ生まれ。室内楽のほかオペラも作曲し2000年にはピューリッツァー賞を受賞、タングルウッドの夏季講習では教鞭もとっている。ヨーロッパの前衛音楽をその基本に据えているようであるが、アイヴスばりに聖歌風のコラール、祭の陽気な旋律がシリアスな場面に混入するなど、アメリカ的な側面も多々ある。 | ||
チェロと電子音のための作品集 田中カレン(1961-): チェロと電子音のための「歌の中の歌」 ユッカ・ティエンスー(1948-): チェロと電子音のための「臨時仕事 Oddjob 」 ジ・ガンリュ(1954-): 独奏増幅チェロのための「失われた様式」 カイヤ・サーリアホ(1952-): チェロと電子音のための「花弁」 マリオ・ダヴィドフスキー(1934-): チェロと電子音のための「同時性」第3番 マイケル・ゴードン(1965-):産業 |
マドレーヌ・シャピロ(Vc) | |
田中カレンは三善晃、ミュライユ、ベリオに師事、「歌の中の歌」は旧約聖書の「ソロモンの歌」に基づく、哀愁を帯びた情緒の漂う作品。スウェーデンのティエンスーはチェンバロ奏者、音楽祭やラジオのプロデューサーとしても活動し、IRCAMやカリフォルニア大学など、多くのコンピュータ音楽センターで仕事を行なって来た。ジは中国の最も重要な前衛作曲家と見なされている。1980年代初めに試みていた12音技法とのギャップを感じるようになり、この作品でも中国の打楽器を模した音色によって昔の中国の精神を表現している。フィンランドのサーリアホは1980年代にIRCAMで仕事をし、しばしば電子楽器の生演奏、テープ、コンピュータを用いた作品を作曲している。「花弁」の素材は彼女の弦楽四重奏団「睡蓮」から取られた。ブエノス・アイレスで生まれたダヴィドフスキーは、アメリカに移り1960年代初めに「同時性」と名づけられた一連の電子音楽(現在10番まで作曲)により国際的に認められるようになった。ゴードンの音楽はミニマル・ミュージックから生じ、ポピュラー音楽、特にロックの様々な技法を取り入れている。 シャピロは現代音楽の演奏に力を入れており、1974-1996年にニュー・ミュージック・コンソートのチェロ奏者として多くの作品の初演に加わった後、1997年に室内アンサンブル「モダンワークス」を結成した。ニューヨークのマネス大学で現代音楽の演奏を指導しており、数多くの作品の初演を委嘱されている。 | ||
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-): 弦楽四重奏曲集 Vol.4 [第4番(1951)/第7番(1963-64)]/ アコーディオンと弦楽四重奏のための 「夜の音楽」(1961) |
ポトマックSQ カルメロ・ピノ(アコーディオン) | |
録音:2004年7月、2003年10月。 ダイアモンドは多くの管弦楽・室内楽・声楽作品を作曲し、ジュリアード音楽院で四半世紀以上教えたが、1951年から65年まではいわゆる「赤狩り」を避けフィレンツェに逃れていた。ここに収録された作品は全てフィレンツェ時代の作。古典的な12音技法では作曲しなかったが、12の音をすべて用いる手法は第4番第2楽章フーガの主題などに用いられている。第4番は複雑かつ最も長い四重奏曲で、1965年現代クラシック作曲家によるベスト作品にノミネートされた。第7番は尊敬するウォルター・ピストンの70歳の誕生日に献呈された。「夜の音楽」は静かで抒情的な作品で、同年に亡くなったウォリングフォード・リーガーに捧げられた。 | ||
ヴァイオリンの展望 マリオ・マリー(1961-): ヴァイオリンとテープのための「オーフス」 カイヤ・サーリアホ(1952-): ヴァイオリンと電子音のための「…大地について」 ケント・オロフソン(1962-): ヴァイオリンと電子音のための「タルティーニの夢」 スタン・リンク(1963-): ヴァイオリンとテープのための「RH−」 イヴァン・フロウンベリ(1950-): ヴァイオリンと電子音のための「歌の線」 |
ボディル・レルベク(Vn) | |
録音:1999-2002年。 マリーはブエノス・アイレスで生まれ、パリ音楽院やIRCAMなどで学んだ。「オーフス」は先にヴァイオリンの演奏が録音され、その後デンマークの都市オーフスのスタジオでテープの部分が録音された。サーリアホにとってコンピュータは作曲技法の基本的要素となっている。「…大地について」は作曲者による7つの部分から成るバレエ音楽の第3部。このバレエは、一部は電子音だけ、一部は電子音を用いない楽器と電子音で作られている。マルメ音楽院で学び、現在同校で教えているオロフソンは電子音楽のコンクールで優勝したこともある。「タルティーニの夢」のテープ部分はタルティーニのヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」の録音をコンピュータで加工したもので、これにヴァイオリンの部分が加えられた。リンクはオバーリン音楽院とプリンストン大学で学んだ後、ウィーン音楽大学でハウベンストック=ラマティに師事した。「RH−(マイナス)」のテープ部分はこの師の作品の断片から構成されている。フロウンベリはデンマーク王立アカデミーで学び、オスロの音楽アカデミー教授を務めている。「歌の線」は、演奏者の動きを追跡するセンサーを実験するために作られた。 1967年デンマークで生まれたレルベクは、1990年ベルクの協奏曲を演奏してデビュー、現代作品の初演や録音もしばしば行い、5年前にマルメを拠点とするアンサンブル・アルス・ノヴァの団員となった。 | ||
ドン・ギリス(1912-1978): 交響曲第4番「開拓者たち」(1946)/ ピアノ協奏曲第2番(1966)(*) |
イアン・ホブソン(P;*)指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
録音:2004年2月&4月。2曲とも世界初録音。 交響曲第5・1/2番で知られるドン・ギリスは、テキサスの大学で学んだ後、ジャズ奏者、編曲者、指揮者、シカゴNBCラジオの製作ディレクターなどに多才を発揮、1954年トスカニーニの後任としてNBC交響楽団の生き残りに尽力したものの反共政策を採る政府に解任され、その後はダラスとコロンビアの大学の学部長を務めた。ギリスは、単純な旋律を好む一般の人々にも喜ばれる作品を書くべきだと考えており、その音楽は調性に基づいたわかりやすいものとなっている。 交響曲第4番はNBC勤務時代に着手されたものの、数年前まで忘れられていた。バーバラ夫人がこれをホブソンに知らせ、ホブソンは写譜を完成させ初演も行なった。ピアノ協奏曲はミシガン州の学生オーケストラの委嘱で作曲されたが、学生には難し過ぎたため、1972年グランド・プレーリー交響楽団によって初演された。第1楽章はロマン的、第2楽章にはブルースが現れ、ラテン的に陽気な第3楽章が続く。 ホブソンはケンブリッジ大学、王立音楽アカデミー、エール大学で学び、1981年リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝してピアニストとして国際的に活動している。「シンフォニア・ダ・カメラ」を創立し、イリノイ大学で教えている。 | ||
現代アメリカのピアノ四重奏曲集 リー・ホイビー(1926-):暗いロザリーン (ジェームズ・ジョイスの歌による狂詩曲) リチャード・ウィリス(1929-1997):変奏曲 ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ四重奏曲 |
アメス・ピアノ四重奏団 | |
ホイビーはメノッティに誘われてカーティス音楽院で作曲を学び、メノッティはホイビーの歌劇を1957年イタリアのスポレト音楽祭で演奏させた。ホイビーのルームメートの父はジョイスの友人で、ジョイスがゲール語の詩の翻訳に作曲した歌をホイビーに渡した。暗いロザリーンはアイルランドの象徴と考えられる。ウィリスはアラバマ大学とイーストマン音楽学校で学び、1956年ローマ大賞を受賞し、ベーラー大学の作曲教授になった。この変奏曲は1990年ピアノ四重奏団「クアドリガ」の委嘱で作曲され、最初にヴィオラで提示される短2度音程が作品を統一する要素となっている。ボルコムはミルズ大学でミヨーに師事した後、パリ音楽院とスタンフォード大学で学び、1973年からミシガン大学で教え、ピアニストとしても活動している。1976年にクーセヴィツキー財団からピアノ四重奏曲を委嘱された時、ボルコムは、暴力に通じるアメリカ精神の欠点を懸念し、恐怖さえ感じていると述べた。この作品では暴力と平和、西洋と東洋の文化、不協和音と協和音、絶滅の恐怖と希望などの対照が表現されている。全体は無調的だが第3楽章は変ホ長調のワルツで、作曲者によればこの四重奏曲の形式全体が均衡を保つ軸を形成するという。 | ||
ボリス・チャイコフスキー・エディション Vol.1 ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): チェロ協奏曲(1964)(*)/無伴奏チェロ組曲(1960)(#)/ ピアノ三重奏曲(1953)(+) |
ヴァレンティン・フェイギン(Vc) エドゥアルト・セロフ指揮(*) レニングラード・ アーリー&モダーン音楽o.(*) イーゴリ・ジューコフ(P;+) グリゴリー・フェイギン(Vn;+) | |
録音:1978年(*)/1972年(#)/1967年(+)。(+)はモノラル録音。 チャイコフスキーがモスクワ音楽院でショスタコーヴィチ、ミャスコフスキー、シェバリンに学んだ時は、スターリンによる芸術攻撃が行われていた。1950年代の作品は師の影響を反映しているが、1960年代初めの雪解けにより文化に前衛的な動きが現れ、チャイコフスキーの様式も変化していくことになる。 ピアノ三重奏曲は調性に根差しており、ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲の影響が感じられる。無伴奏組曲はバロック組曲のような構成で5つの楽章から成る。チェロ協奏曲はチャイコフスキーの新しい様式での最初の主要な管弦楽作品で、抒情的な想像力が新たな発展段階に入ったことを示している。ショスタコーヴィチはこれを聴き、この世のものとも思われない美を研究するためにスコアを見せてほしいと頼んだという。 フェイギンは1932年クラクフで生まれ、モスクワ音楽院で学び、カザルス・コンクールで第3位、チャイコフスキー・コンクールで第2位に入賞した。モスクワ音楽院で教え、室内楽や20世紀の作品もしばしば演奏した。 | ||
ルイージ・マンチネッリ(1848-1921): 歌劇「パオロとフランチェスカ」(1907) |
ローザ・ヴェント(フランチェスカ) ニコラス・パーナ(パオロ) レオ・スケッフィントン (ジャンチョット) ラッセル・ヤング指揮 マイアミ大学so. | |
マンチネッリは19世紀末から20世紀初頭に活躍したイタリアの指揮者、作曲家。「パオロとフランチェスカ」は代表作。ダンテの原作にもとづく、リミニのフランチェスカの不倫の悲劇を描いた作品。BONGIOVANNIからCDが出ていただけの珍しいオペラである。 | ||
ロバート・アッカーマン(1940-): 管弦楽のための舞曲/3つの格言/組曲/ 二つの練習曲/朝の歌/豊かな惑星 |
ロバート・アッカーマン(Fl) スティーヴン・ シルヴァースタイン(Cl) パン・パーヴィス(Vo) トリスタン・ウィレムズ指揮 コシツェ国立po. | |
ロバート・アッカーマンはニュージャージー州生まれ。クラシックとジャズの両面で才能を見せ、長くヨーロッパに渡っていた。ここに収められた作品は、いずれも穏やかで近代的な美しさを持っている。 | ||
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978): 歌劇「高速1号線、USA」 |
ルイーズ・トッピン(S;メアリー) ロバート・ ハニーサッカー(Br;ボブ)他 フィリップ・ブルネル指揮 セント・オラフo. | |
録音:2004年1月14日-15日。世界初録音。 スティルは、非白人になかなか扉を開かなかったアメリカ音楽界の中で早くに成功を収めたアフリカ系有色人種の作曲家で、1930年代には既にオーケストラ作品が人気を博した。作風はいたってヨーロッパ風の洗練されたもので、ジャズやゴスペルなどの黒人的要素は強くない。この「高速1号線、USA」は、1942年に書かれた作品を1963年に1幕もののオペラに書き直したもの。50分にも満たない短い作品ながら、注目すべき。 このアイテムの本体標記は "VISIONARY RECORDS VIS-734" となっております。 | ||
スティーヴン・マッキー(1956-): 「バナナ/ダンプ・トラック」(*)/ ディール(1995)(#)/サンフランシスコ(1995)(+)/ フュージョン・チューン(1994)(**) |
フレッド・シェリー(Vc;*/+/**) レイ・ディラード(ドラムス;#) スティーヴン・マッキー (エレキG;#/**、G;+) ジル・ローズ指揮(*/#) ボストン・モダン・オーケストラ・ プロジェクト(*/#) | |
録音:2001年4月、ニュー・イングランド音楽院ジョーダン・ホール(*)/1999年2月、ブランディス大学スロスバーグ・リサイタル・ホール、マサチューセッツ州(#)/2001年10月、タプリン講堂、プリンストン、ニュージャージー州(+/**)。 マッキーはフランクフルト生まれ。 | ||
アレクサンダー・レヴィン:合唱作品集 コロコラ/ノヴァイア・ラドスト/ツァーレヴィッチ/ ストラダニー1/僕の悲しみに何ができるというのだ/ ストラダニー2/そして線が引かれた/ 最後の夢/トット・クト |
ジェイムズ・モーガン指揮 BBCシンガーズ | |
録音:2004年3月、セントポール教会、ナイツブリッジ、ロンドン。 アレクサンダー・レヴィンはモスクワ生まれで、現在は英国在住の作曲家。このCDで聞けるのはいずれも無伴奏合唱曲で、ロシア正教伝来の無伴奏合唱を今の世に見事に引き継いでいる。BBCシンガーズは1924年創立の伝統ある団体。 | ||
ポール・クレストン(1906-1985):作品集 ヤーヌス Op.77(1959)(*)/ ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.78(1960)(#)/ 交響曲第4番 Op.52(1951)(+) |
グレゴリー・フルカーソン(Vn;#) デイヴィッド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
録音:2001年1月(*)/2003年3月(#)/2003年4月(+)。 クレストンは作曲を独学で学んだ。その音楽の特徴は不協和音の計算された使用、常に変化する調関係、創意に富むリズムなどにある。未来を志向するよりは過去を洗練する方を好んだクレストンは1960年代に批評の新しい潮流から認められなくなったが、1985年に死去するまでに、感覚に直接訴える彼の音楽に対する関心は復活していった。 クレストンは標題音楽によって特定の出来事を描写することを嫌っていたので、「ヤーヌス」はローマ神話の2つの顔を持つ神を表現しようとしたのではなく、この作品が前奏曲と舞曲の2つの部分から成ることを示しているものと思われる。ヴァイオリン協奏曲は伝統的な3つの楽章から成るロマン的様式の作品で、独奏ヴァイオリンが主題の展開に主要な役割を果たす。フォード財団の委嘱で作曲され、マイケル・レビンのヴァイオリン、ショルティの指揮で初演された。クレストンの6つの交響曲の中で第4番は最も軽い性格で、陽気さと輝かしさが強調されている。 | ||
ルドルフ・フリムル(1879-1971): オペレッタ「放浪の王」(バガボンド・キング) |
テッド・クリストファー (フランソワ・ヴィヨン) ジュリー・ライト(キャスリーン嬢) ブライアン・ウッズ(ルイ11世) サンドラ・ロス(ユゲット) パトリック・ホウル(タバリー) スティーヴン・バイス指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2004年6月-8月、オハイオ・ライト・オペラ音楽祭、ライヴ。世界初録音。 このCDを日本人が予備知識なしに聞いたら、CD1のトラック5で誰もが目を丸くするだろう。ここでヴィヨンが歌う曲こそ、今日「蒲田行進曲」として親しまれている音楽そのものである。 ルドルフ・フリムルはチェコ出身でドヴォルジャークが校長を務めるプラハ音楽院を優秀な成績で卒業。ヤン・クーベリックの伴奏ピアニストとして米国にやってきた。「放浪の王」は1925年にブロードウェイにかけられ、大成功を収めた作品。まだミュージカルとオペレッタが完全に分離していない頃の作品である。名前ばかりが知られて、全体像がつかめなかったこの名作オペレッタの初録音。 | ||
Laugh Regardless Of Creed ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964): ザ・ダニエル・ジャズOp.21(1924)(*) アラ・ボーザヴァ:母は言った(#) ロベルト・ハビエル・ ロドリゲス(1946-):タンゴ(1985)(+) ラリー・アラン・スミス(1955-):スクロール(1982)(**) |
ポール・スペリー(T) ケネス・クレイン指揮 ニューヨーク・ヴィルトゥオージ ロベルト・ ハビエル・ロドリゲス指揮(+) サンディエゴso.アンサンブル(+) | |
録音:1998年10月18日、SUNY Purchase コンサート・ホール、ニューヨーク(*)/2001年6月8日、アヴァター・スタジオ、ニューヨーク(#)/2003年4月1日、スタジオ・ウェスト、サンディエゴ、カリフォルニア州(+)/1989年7月5日、SMUカルース講堂、ダラス、テキサス州(**)。 古楽から現代音楽まで幅広く手がける米国のテノール、ポール・スペリーが歌う4作品。L.グルーエンバーグはロシア生まれですぐに米国に移り育った。「駅馬車」や「凱旋門」などの映画音楽で広く知られているほか、クラシック音楽の分野でも名高く、ヴァイオリン協奏曲をハイフェッツが好んで取り上げていた事で知られている。 | ||
ラリー・ベル:声楽作品集 不滅の愛/4つの神聖な歌/時と永遠の歌/潔白と経験の歌 |
ダナ・フォルチュネイト(Ms) ラリー・ベル(P) ベンジャミン・ザンダー、 ジャン・メルトゥース指揮 ニューイングランド音楽院ユースpo. 児童cho. | |
ベルはアメリカ・ローマ大賞、チャールズ・アイヴス賞受賞の他、グッゲンハイムやロックフェラー財団からも多くのフェローシップを受けている。作風は穏健明朗で、アメリカのシューベルトかシューマンといったところ。 | ||
ジェラルド・レヴィンソン(1951-):作品集 11の管楽器、ハープ、ピアノ、打楽器のための 「岸壁の歌」(1978)/ ピアノと小アンサンブルのための「時と鐘」(1998)(*)/ 室内管弦楽のための「世界の朝に」(1998) |
マルカントニオ・バローネ(P;*) ジェイムズ・フリーマン指揮 オーケストラ2001 | |
録音:1996年-2001年。 | ||
ザ・コンポーザーズ・ヴォイス 〜New Music From Bowling Green Vol 4 オリアンナ・ウェブ:キシリレム シュラミット・ラン:声 サミュエル・エイドラー: 喜び/愛/優美な7つの舞曲 チェン・イ:中国民族舞踊組曲 ケヴィン・プッツ: インパイアリング・ベートーヴェン |
エミリー・フリーマン・ブラウン指揮 ボーリング・グリーン・ フィルハーモニア | |
いずれも2000年以降の最新作ばかり。前衛的なものとそうでないものが入り混じる中、作品の出来栄えとしては、サミュエル・エイドラーの「喜び、愛、優美な7つの舞曲」の、フランス近代音楽を思わせる音楽が一頭地抜け出ているように思われる。中国の旋律をダイレクトに用いてエキゾティズムに満ちたチェン・イの作品も面白い。 | ||
真面目な楽しみ 〜アムラン夫妻の楽しい歌曲集(全26曲) ロード・バーナーズ(1883-1950): Come on Algernon(1944) ジェレミー・ニコラス(1947-): Maternity / Usherette's Blues / Musical Chairs / Pretty Plain デイヴィッド・ベイカー: Someone is Sending Me Flowers ブルース・モンゴメリー:クリスティアン・ディオール ヴァーノン・デューク(1903-1969): Summer is a comin'(1942) ドナルド・スワン:Madeira M'Dear/Ill Wind(1964)/ A word on my ear マルク=アンドレ・アムラン(1961-):農夫の少年 トム・レーラー:The Masochism Tango(1960) フレデリック・シルヴァー: The Twelve Days After Christmas(1968) アーネスト・チャールズ(1895-1984):緑の目の龍 ウィリアム・ボルコム(1938-): Lime Jello Marshmallow Cottage Cheese Surprise(1976) シェルドン・ハーニック:The Shape of Things(1953) スティーヴン・ソンドハイム(1930-): The Seven Per Cent Solution: I Never Do Anything Twice(1976) ピーター・ウィンクラー(1943-):Tamara, Queen of the Nile トム・レーラー:(I'm Spending) Hanukkah in Santa Monica |
ジョディ・ カリン・アップルバウム(S) マルク=アンドレ・アムラン(P) | |
録音:2000年9月15日-16日。 あの超絶技巧ピアニスト、マルク=アンドレ・アムランがライト・クラシック歌曲の伴奏を務めているCD。歌うは彼の妻、ジョディ・カリン・アップルバウム。26曲いずれも気の利いた楽しい曲だが、中でもアムランの自作「農夫の少年」が大変素敵な曲で驚き。会場の笑い声も収録されており、臨場感満点。 | ||
ジョージ・ホワイトフィールド・ チャドウィック(1854-1931):ピアノ作品集(全22曲) 6つの性格的な小品 Op.7(1888)/2つのカプリス(1888)/ 子供のための3つの小品(1895)/東洋風の歌(1895)/ 夜想曲 変ニ長調(1895)/アスペン(1925)/ 5つの小品(1905)/3つのワルツ(1890) |
ピーター・ケイロフ(P) | |
録音:2004年11月27日、ウェイク・フォレスト大学、ウィンストン=セイラム、ノースカロライナ州。 チャドウィックは、アメリカ合衆国における19世紀後半から20世紀初めにかけての重要な作曲家。ドイツに留学しライプツィヒやミュンヘンで学んだため、19世紀後半のドイツ・ロマン主義をダイレクトに受け継いだ。このCDに収録されているピアノ作品は、いずれもシューマンやメンデルスゾーンらの影響が顕著な一方、19世紀半ばのアメリカ絵画における「ハドソンリバー派」と呼ばれるロマン的な自然描写と共通した大らかな美しさが感じられる。 | ||
アリエル・ラミレス(1921-): ミサ・クリオージャ(1964)/私達のクリスマス(1964)/ 平和と正義のためのミサ(1980)(抜粋)/ コロンビア民謡:La llamita/Por el camino カルロス・チャベス:あなたをさがし求めて ジョゼ・アントニオ・リンコン:Yambambo モサルト・カマルゴ・グァルニエリ:Egbegi |
ロバート・ド・コーミア指揮 カウンターポイント | |
録音:2001年-2004年。 アルゼンチンの作曲家ラミレスが作曲した民族色濃厚の名作「ミサ・クリオージャ」は、今や世界的な人気曲であり、2005年の10、11月にはホセ・カレーラスが日本で歌う公演が予定されている。民俗楽器を取り入れたいかにも南米的な明るさは、あくまで信仰の経験さと厳粛さに結びついており、聞くものを虜にしてしまう。カウンターポイントは、民族色を生かしつつも緻密で精度の高い演奏で、これらの作品が世界にアピールできる名作であることを知らしめている。 | ||
リー・ホイビー(1926-):歌劇「村のひと月」(1964) | ジェニー・レベッカ・ウィナンス (S;ナターリャ) チャールズ・テムキー (BーBr;ラキティン) リアム・ボンナー(Br;ベラエフ)他 スティーヴン・オスグッド指揮 マンハッタン音楽大学歌劇場o. | |
「村のひと月」は、ニューヨーク・シティ・オペラの依頼で作曲された。ツルゲーネフの同名戯曲に基づいている。 | ||
ボリス・チャイコフスキー・エディション Vol.2 〜ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第1番(1944)/ ピアノ・ソナタ第2番(1952)/ 子供のための8つの小品(1952)/ ピアノのためのソナチナ(1946)/ ピアノのための6つの易しい小品 「ペンタトニカ」(1993)/ ピアノのための7つのミニアチュア 「自然旋法」(1993) |
オルガ・ソロヴィエワ(P) | |
録音:2004年9月23日&10月22日、モス・フィルム・スタジオ、モスクワ。 ボリス・チャイコフスキー(1925-1996)のピアノ作品を集めたもの。まだ10代だった頃の作品であるピアノ・ソナタ第1番には、師匠ショスタコーヴィチの影響が顕著。一方晩年の「ペンタトニカ」や自然旋法では、穏やかな表情の中に深みを見せる作風へと変貌している。オルガ・ソロヴィエワのピアノは実に端正な音色で、清楚な美しさが映えている。 | ||
ジョゼフ・サマー:シェイクスピアの詩による作品 「ハムレット」から(5曲)/ 「ベニスの商人」から/ 「ロミオとジュリエット」から/他 |
マリア・フェラント(S) ヤ=ナエ・デュアン(Ms) アラン・シュナイダー(T) エレム・エライ(Br) ミロスラフ・セケラ(P) ジョン・マッギン指揮 ザ・シェイクスピア・コンサーツ | |
録音:2003年7月。 シェイクスピアの劇、ソネットなどの詩をピアノ伴奏の歌曲、重唱曲に仕立てている。ことに「ハムレット」からの場面は、ピアノ伴奏によるオペラ断章のような劇的な作品で、シェイクスピアの原詩を生かした美しさが光る。ジョゼフ・サマーは、オペラ作曲家として知られる人物。 | ||
ヴィラ・ロボス: 弦楽四重奏曲第1番/第6番/第17番 |
ブラジルSQ | |
もともとCBS/Odysseyで出ていたモノラル音源の復刻。ブラジル弦楽四重奏団はリオデジャネイロ州立大学に関わるメンバーで構成された51年の歴史をもつグループ。作曲者とも親交が深かった。 | ||
チャールズ・ジョーンズ(1910-1997):作品集 ヴァイオリンとピアノのための 5つのメロディ(1945)(*)/ ピアノ・ソナタ第2番(1950)(#)/交響曲第3番(1962)(+) |
カーティス・マコンバー(Vn;*) ブレイル・マクミラン(P;*) ウィリアム・マセロス(P;#) マイケル・エイデルソン指揮(+) イェヴレボリso.(+) | |
録音:2003年11月6日(*)/1959年5月10日(#)/1994年11月21日(+)。 チャールズ・ジョーンズはカナダのタムワース生まれ。ジュリアード音楽院で学び、カリフォルニア在住の頃、ダリウス・ミヨーと親交があったという。作風はモダンだが、前衛的な引き攣った表情や機械的なクールさではなく、あくまでも温かさがある。交響曲第3番ではスウェーデンのイェヴレボリ響の透明な響きが映えている。 | ||
陸軍少佐の手紙〜ゲイリー・スマート:歌曲集 ポルトガルからの3つのソネット/ ミーと私の歌/苦いお菓子/陸軍少佐の手紙/ ファースト・リーグ・アウト・フロム・ランド |
ルイーズ・トッピン、 マリリン・スマート(S) ウィリアム・ブラウン(T) ジョン・クラマー(Br) ゲイリー・スマート(P) | |
スマートの略歴をみるとジョン・コリリアーノ、武満徹(!)に師事、アロイス・コンタルスキー、ヘンリー・マンシーニ(!)と共演したとあり、その幅広い活動範囲に驚かされる。しかしこの歌曲集を聴くと意外にも保守的な作風。ユーモラスな詩的センスはブロードウェイに持っていけば大ヒットするかもしれない。 | ||
ポーランドのヴァイオリン作品集 ユリウス・ザレンプスキ(1854-1885): 子守歌 Op.22 (1884) ショパン(クライスラー編): マズルカ イ短調 Op.67-4 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880): メネトリエ Op.19-2/オベルタス Op.19-1 パデレフスキ(クライスラー編):調べ Op.16-2 カロル・シマノフスキ(パヴェウ・コハニスキ編): 「ハルナシェ」Op.55〜山岳地方の踊り ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-): ヴァイオリンとピアノのための変奏曲 Op.4(1956) アダム・ヴロンスキ:マズルカ「私の夢」 ポルドフスキ:フリネー ユゼフ・エルスネル(1769-1854): ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.10-1 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969): ステンド・グラスの窓 ブロニスワフ・カジミエシュ・プシビルスキ(1941-): パガニーニの主題による変奏曲 エミル・ムイナルスキ(1870-1935): スラヴの子守歌Op.4-2 |
タイロン・グレイヴ(Vn) エレン・バーマイスター(P) | |
有名無名のポーランドの作曲家のヴァイオリン曲を収録。タイロン・グレイヴはウィスコンシン=マディソン大学の教授。ポーランドのヴァイオリン音楽の権威で、ポーランド人以上にポーランド的と評されるほど。 | ||
吹奏楽の巨匠作曲家、 ジョン・バーンズ・チャンス(1932-1972):作品集 呪文と踊り/ピアノと24の管楽器のための「序奏とカプリチオ」/ 吹奏楽と打楽器のための「交響曲第2番」/ 「ブルー・レイク」序曲/エレジー(韓国民謡による変奏曲) |
スティーヴン・スティール指揮 イリノイ州立大学ウィンドso. | |
事故で早世したものの、名作「呪文と踊り」や最後の大作・交響曲第2番を残した吹奏楽の巨匠的作曲家、チャンスの作品集。ジェリー・ゴールドスミスの「猿の惑星」「カプリコン1」を思わせるスリリングな作品。 | ||
ヨハネス・ソマリー(1935-):作品集 タロコ協奏曲(2003)(*)/ 復活祭の幻想曲(2004)(#)/ 二千年紀のためのテ・デウム(1999)(+) |
ユヴァル・ウォルドマン(Vn;*) イゴール・シャラポフ(Tp;*/#) シンシア・リチャーズ・ウォレス(S;+) ジョナサン・グッドマン(T;+) リチャード・ホームズ(Br;+) ヨハネス・ソマリー指揮(*/#/+) サンクト・ペテルブルグ祝祭o.(*/#) アモールアーティス室内o.&cho.(+) | |
ヨハネス(ジョハネス)・ソマリーはチューリヒに生まれた後、ニューヨークに移住し、指揮者、作曲家、オルガニストとして活躍している。タロコ協奏曲は4楽章からなる見事なヴァイオリン協奏曲。タロコとは、台湾の観光名所の峡谷「太魯閣」のこと。ここを見物している時に発想が生まれたという。「復活祭の幻想曲」はトランペット・ソロの活躍する幻想的な作品で、グレゴリオ聖歌に多く素材を拠っている。二千年紀のためのテ・デウムは2001年を祝うカンタータ。 | ||
エドワード・ナイト(1961-):作品集 歌曲集「人生は素敵だ」(*)/ クラリネットとピアノのためのロマンス(#)/ 失われた手荷物(+)/日没が血を流す所(**) |
マーキタ・リスター(S;*) ジャン・マクダニエル(P;*) チャド・バロー(Cl;#) アミ・イ=リン・チェン(P;#) デイヴィッド・ステフェンズ(マリンバ;+) デイヴィッド・ラッセル(Vc;**) ジェフリー・バールソン(P;**) | |
録音:2004年。 エドワード・ナイトは、ジャンルを超えて幅広く活動している作曲家。「失われた手荷物」はマリンバ・ソロによる5曲からなる作品。 | ||
カーリスル・フロイド:歌劇「冷たく生意気な木」 | パトリシア・レイチェット(S) ディーン・ピーターソン(T) パトリック・サマース指揮 ヒューストン・ グランドオペラo.&cho. | |
録音:2000年4月、世界初演。 20世紀初頭のアメリカを舞台にした群衆劇。台本は作曲家自身による。作風は分かりやすく、ややシリアスめのミュージカルといった態。バーンスタインの「キャンディード」や「クワイエット・プレイス」に似ていると言えば当たらずとも遠からず。 | ||
ピーター・ディキンソン(1934-):作品集 バッハ・イン・ブルー(2004)(*)/冬の午後(1971)(#)/ 5つの気晴らし(1963)(*)/ ピアノとテープのためのソナタ(1987)(+)/ 4つの平易な小品(1965)(*)/ 8つのとても平易な小品(1979)(*)/ 「ユニコーン」からの3つの歌(1967-1972)(**) |
ピーター・ディキンソン(P;*/#) ロドニー・スラットフォード(Cb;#) キングス・シンガーズ(#) エリック・パーキン(P;+) エリーザベト・ ゼーダーシュトレーム(S;**) ラルス=グンナル・ ビョルクルンド指揮(**) ソルナ・ブラス(**) | |
録音:1974年/1982年/1988年/2004年。音源は様々。 英国の作曲家、ピーター・ディキンソン(1934-)の様々な作品を集めている。「冬の午後」はカウンターテナー二人、テノール、バリトン、バスという声楽アンサンブルに、コントラバスが加わっている。 | ||
ネッド・ローレム(1923-): 歌劇「ミス・ジュリー」(1965 rev.1978)(*)/ アフターマス(Aftermath)(2002)(#) |
ジョスリン・ロンフ(ミス・ジュリー;*) ハワード・レディ(ジョン;*) フィオナ・マーフィ(クリスティン;*)他 デイヴィッド・アグラー指揮(*) カーティスso.(*) ジェイムズ・J.キー(Br;#) ミカエル・エリアセン(P;#) ホセ・マリア・ ブルメンシャイン(Vn;#) ニコラス・カネラキス(Vc;#) | |
録音:2003年11月、ライヴ(*)。おそらく2曲とも初録音。英文台本全文付。 バーンスタインも取り上げたインディアナ州生まれの作曲家、ネッド・ローレム。 | ||
アレック・ワイルダー(1907-1980):ブラス作品集 子供たちの平和への祈り(1968)(*)/ エンターテイメント第1番(1960)(#)/ ピアノと木管アンサンブルのための幻想曲(1974)(+)/ 3つの八重奏曲(#)/ジャズ組曲(**) |
スタッズ・ターケル(語り;*) ガンサー・シュラー指揮(*) ケヴィン・メイドル指揮(*) ジョン・ハーモン(P;+) ロバート・レヴィ指揮(#/+) ローレンス大学木管アンサンブル(*/#/+) アップルトン少年cho.(*) ザ・ワイルダー・ブラス五重奏団(**) [ロバート・レヴィ(Tp) サム・ピラフィアン(Tu) クリス・ゲッカー(Tp) デイヴィッド・ ジョリー(フレンチHr) デイヴィッド・テイラー(Tb)] | |
録音:1996年(**)/2002年-2004年。 ワイルダーはまさに20世紀アメリカらしい作曲家で、クラシックにジャズにポップスと、その活躍はカテゴリーなどとは無縁だった。このCDには、ジャズ要素の濃い木管金管アンサンブルの作品が収録されている。いずれもクラシカルでもあり、ジャジーでもある、ワイルダーならではの世界が繰り広げられている。 | ||
アウトサイド・イン ポール・シェーンフィールド(1947-):4つの思い出 マイク・マウワー:ジャズの作品 ゲイリー・ショッカー(1953-):ジャズバード! ウォーナー:アウトサイド・イン (Echoes of Jazz) |
ブルックス・ デ・ウェッター=スミス(Fl) ポール・ターディフ(P) | |
録音:2004年8月16日-18日。 4人の作曲家によるフルートとピアノのための作品集。いずれもジャズの要素を積極的に取り込み、従来のフルート曲の枠組みを広げているのが特徴。 | ||
アメリカ人作曲家のオルガン作品集 レオ・サワビー(1895-1968): 秋が来た(1917)/マドリガル/ファンファーレ/ ガーシュウィン(マーク・ラウブ編): ガ−ル・クレイジー(1930)/抱きしめたいあなた チャールズ・ステビンズ:宵が深まる時 ルイス・オルター(1902-1980): マンハッタン・セレナーデ ガーシュイン:/ ハロルド・ストヴァー: 星明りの夜/ストヴァーのラグ/影の歌/ 晩に/素早い踊り/巡礼 |
ハロルド・ストヴァー(Org) | |
録音:2003年11月6日-7日、聖ルークス大聖堂、メイン州ポートランド。使用楽器:1928年、アーネスト・M.スキナー製。 | ||
アンドルー・インブリー〜生誕80年を祝して アンドルー・インブリー:レミニセンス(*) ダヴィドフスキ:レシット・アンディ(#) ロバート・ヘルプス:ポストカード(+) [霧のサンフランシスコ/ グリーンヴィッチ村の金曜の夜] ジョン・ハービソン:シャコンヌ(**) ソン=ジャ・リー:ダルハ・ダルハ(##) ウェイン・ペターソン:インスケープ(**) ヒ・キョン・キム:オレンジ・パステル(++) ウィリアム・O.スミス:オッタンタ(##) アンドルー・インブリー:スプリング・フィーバー(**) |
マルク・テイショルツ(G;*) ボニー・ハンプトン(Vc;#) マック・マックレー(P;+) ニュー・ミュージック・アンサンブル(**) ジョン・サケット(Cl;##) ドン・ベーカー、 デイヴィッド・カーリスル(Perc;++) | |
録音:2001年4月、ライヴ。アメリカの作曲家で教育者、アンドルー・インブリーの生誕80年アニバーサリー・コンサートのライヴ。彼はカリフォルニア大学バークレー校、サンフランシスコ音楽院で数多くの後進を育てた。ここでは彼の作品のほか、弟子たちの作品が収められている。インブリーは西海岸で活動していたものの、その音楽はヨーロッパ的な落ち着きを持っている。弟子たちもアメリカの作曲家が陥りがちな、安易なワールド・ミュージックやミニマル志向に走っておらず、好感が持てる。 | ||
ジョセフ・フェニモア・イン・コンサート III オーランド・ギボンズ: ソールズベリ伯爵のパヴァンとガリヤルド/ The Queen's Command ジョセフ・フェニモア:幻想曲 シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調Op.120 ショパン:幻想曲 ヘ短調Op.49 ハイドン:変奏曲 フォーレ:夜想曲 変ニ長調Op.63 No.6 リスト:3つの練習曲 |
ジェセフ・フェニモア(P) | |
ドン・ギリス(1912-1978): 伝説への序曲「ポール・バニヤン」(1964)/ 交響曲第6番「世紀半ばのアメリカ」(1948)/ 交響曲第5番「思い出に」(1945) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
録音:2004年11月6日-7日。ホブソンによるドン・ギリス・シリーズの第3巻。Vol.1:TROY-618、Vol.2:TROY-729。 ドン・ギリス、本名ドナルド・ユージン・ギリスは、日本人にはまずトスカニーニのNBCso.の裏方として知られているだろう。このオーケストラの後継であるザ・シンフォニー・オヴ・ジ・エアの指揮者として1955年に来日してもいる。作曲家のギリスとしては、5と1/2番と言う奇妙な番号付の交響曲が最も知られているが、それ以外の多くの作品はまだ未知の状態である。このCDは3曲とも世界初録音。2曲の交響曲は、娯楽精神に満ちた5と1/2番とまた違いオーケストラの醍醐味を引き出したもの。演奏も、ギリスの再評価を促すだけの高度な内容。 | ||
フランク・レヴィン:宗教曲集 詩篇と賛歌 死者のためのミサ(ロバート・F.ケネディのためのレクイエム) |
ニコライ・ジャニツキ(Br) イェール・カメラータ ロバート・コナント(Org) ウィリアム・トレゴ指揮 プリンストン高校cho. 他 | |
オルガン伴奏による真摯な祈りの音楽。現代とはいっても19世紀の音楽かと見紛うばかりの清純な響き。 | ||
オルフェウス〜ルイス・カーチン(1951-):声楽作品集 メモリー/マラルメの2つの詩/ボエームのカルメン/ 太陽へ/オルフェウス〜バリトン、室内アンサンブル、 ダンサーのためのマスク/ 瞑想曲/わが子の成長/インターリュード/エコー |
ドミニク・インファレーラ(Br) エリザベス・ファーナム(S) スティーヴン・ゴスリング(P) ルイス・カーチン(P)指揮 ワシントン・スクエア 現代音楽協会プレイヤーズ | |
カーチンはフィラデルフィア出身。レオン・キルヒナーらに師事し1971年にはタングルウッドでウォーリネン、マデルナの指導も受けている。無調、クラスターの上に朗誦的な歌が歌われる典型的な現代歌曲といえよう。 | ||
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987): 交響曲集 交響曲第3番 Op.30 (1946) (*)/ 交響曲第4番 Op.51 (1951)/ 交響曲第7番 Op.80 「典礼風」(1958) (*) |
デイヴィッド・ アラン・ミラー指揮 アルバニーso. | |
発売:2005年。録音:DDD。(*)は世界初録音。 | ||
リチャード・ウィルソン(1941-):作品集 無伴奏ヴァイオリンのためのディアベリー/ ピアノ三重奏曲/ 無伴奏チェロのための「彼の息子への ロード・チェスター・フィールド」/ ヴァイオリンとピアノのための3つの間奏曲/ クラリネット、チェロとピアノのための フィギュレーション/ チェロとピアノのためのモチベーション |
ロルフ・シュルテ(Vn) ソフィー・シャオ(Vc) アレン・ブルスタイン(Cl) リチャード・ウィルソン(P) | |
デイヴィッド・マスランカ(1943-): ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲(1976) ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲第2番(2002) テスタメント(2001)/トラベラー(2003) 交響曲第4番(1993) |
アレクサンドラ・ マスコロ=デイヴィッド、 スティーヴン・ヘスラ(P) ステファン・K・スティール指揮 イリノイ州立大学 ウィンド・シンフォニー | |
マサチューセッツ生まれのマスランカは、吹奏楽の世界ではよく知られた存在。ここでも名門イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーが大活躍。作風は極めてモダンで、おそらく電子音楽の経験を経たと思われる。清涼感のあるメタリックな音色(時にヴァレーズを思わせる)が爽快。 | ||
星のメッセンジャー〜 ラリー・ネルソン(1944-):室内楽作品集 星のメッセンジャー(*) ダルセット・ミミクライ(+) 7つのクレイ・ソングス(#) ラプソディ(**) フルートと電子音のための音楽(*) ダンザブル・ヘイズ(++) |
クリスティーナ・ジェニングス(Fl;*) ギュンナー・モスブラッド(S-Sax;+) シャーラ・ナフィガー(S;#) チャールズ・アブラモビーク(P;#/++) ヘイディ・ジェイコブ(Vc;**/++) フラン・バージ(Vn;++) スコット・ワーグナー(Va) | |
ネルソンはネブラスカ州生まれ。作風は旋法的なメロディと無調性の折衷した、現代の印象主義と言えるだろう。イメージ、実験性が豊富で、ひとつひとつアイデアにひらめきが感じられる。 | ||
天の上限 〜ドナルド・クロケットとアレン・ショウンの音楽 ドナルド・クロケット(1951-): ホルン五重奏曲「ラ・バルカ」 アレン・ショウン(1948-): 不眠の夜/管楽五重奏曲第2番 ドナルド・クロケット:天の上限 |
ジョセフ・アンデラー(Hr) エリザベス・ライト(Vn) スー・アン・カーン(Fl)他 | |
クロケットはカリフォルニア生まれ。クロノス・カルテットにも作品を提供している。ショウンはハーバード大学で学び、後にブーランジェに師事。二人ともヨーロッパの伝統を基本に据えた保守的な作風。バルトーク、ヒンデミットあたりを彷彿とさせる。 | ||
ジョン・シュレンク(1936-): 「永遠の探求」(スピリチュアル・ライフを祝福する、 合唱、独唱と室内管弦楽のためのインターフェイス・オラトリオ) |
オルガ・グレコ(S) タチアナ・ルビンスカヤ(Ms) アンドレイ・クズネフ(T) ティモシー・マウント指揮 ロシア国立シネマo. モスクワ新cho. | |
シュレンクはインディアナポリスに生まれ、イーストマン音楽院で学んだ。バーンスタインの「チチェスター詩篇」と共通する世界をもった真摯で美しい宗教音楽。 | ||
モバート・モリス: ピアノ、クラリネット、電子音のための作品集 スティル/オン・ザ・ゴー/14のピアノ小品/ オウト・アンド・アウト/曲がりくねった河〜/ アバウト・ザ・セイム |
サルンガ・ファン・ツ・リュー、 マーガレット・カンプメイヤー(P) マリアンヌ・ギスフェルト(Cl) | |
モリスはイーストマン音楽院に関わりのある作曲家で教鞭もとっている。作風は、ウェーベルン風の寡黙な点描主義から電子音響へと、戦後の前衛音楽の歴史と歩みをともにしている感がある。最短15秒の作品を含む「14のピアノ小品」は彼の代表作。 | ||
デイヴィッド・サンプソン: フリューゲルホルンと弦楽のためのセレナード(*) ソナタ・フォーティ(ホルンとピアノのための)(+) 金管五重奏のためのソナタ(#) 十重奏曲(オーボエ、クラリネット、ホルン、2つのヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための)(**) |
レイモンド・メイス (フリューゲルホルン;*) ポウル・ポリヴニク 指揮チェコ・フィルco.(*) スコット・ブルベイカー(Hr;+) ロン・レヴィ(P;+) アメリカ金管五重奏団(#) J.ブロコヴァ(Ob;**) V.ニドゥル(Cl;**) O.ブラヴィ(Hr;**)他 | |
サンプソンはアメリカの様々なオーケストラのレジデンス・コンポーザーを勤め、多くの管弦楽曲とメンバーのための室内楽を作曲している。「セレナード」はコープランドの「静かな都会」に似た雰囲気を持つ新ロマン主義的な佳品。バルトーク、ヒンデミットの影響を感じさせる。 | ||
エリック・ソウヤー(Eric Sawyer): 弦楽のための作品集 弦楽四重奏曲第3番(*) 5つのバガテル(+) 弦楽四重奏曲第2番 |
ライトハウス・ チェンバー・プレイヤーズ(*) ヘクン・ウ(Vc;+) エリス・ユン(P;+) アーデンSQ(#) | |
ソウヤーはアメリカの両海岸で高く評価され、現在はカリフォルニア大学で教鞭を取っている。作風は新ロマン主義的とも形容され、バルトーク的とも言えるかもしれないが、決してそれに終わるものではなく、繊細なアイデアが随所に感じられ、ざわざわと感覚を揺さぶってくる。 | ||
ロマンティック・ホルン協奏曲集 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): ホルン協奏曲第1番 変ホ長調Op.11/ ホルン協奏曲第2番 変ホ長調(1942) レインホリド・グリエール(1875-1956): ホルン協奏曲 変ロ長調Op.91 フランツ・シュトラウス(1822-1905): ホルン協奏曲 ハ長調Op.8 |
エリック・ラスク(Hr) マイケル・スターン指揮 IRIS室内o. | |
録音:2005年1月20日-23日。エリック・ラスク制作。 ホルン・ファン垂涎のアルバム。シュトラウス親子のホルン協奏曲の他、グリエールも収録。ルスケはクリーヴランド管弦楽団やエンパイア・ブラスのメンバーとしても活躍した名手で、CDでは「モーツァルト:ホルン協奏曲集」(TELARC)、「ヴィルトゥオーゾ作品集」(ALBANY TROY-456)、「クラシック・ホルン」(ALBANY TROY-615)などが出ている。 | ||
アメリカ音楽の傍流 スティーヴン・シェワン:祝典序曲(*) ランドール・トンプソン:フロンティアーナ ロン・ネルソン:テ・デウム・ラウダムス スティーヴン・シェワン:踊る心と音楽のために/光/休息の島 ヴァーツラフ・ネルヒベル:詩篇150 |
フランツ・アントン・クレーガー 指揮ムーアズ・スクールso.(*) スティーヴン・シェワン指揮 ロバーツ・ウェスティヤン・ カレッジco.&cho. 他 | |
20世紀アメリカの様々な世代の作曲家の作品を集めたアルバム。古くは1899年生まれのトンプソンから1962年生まれのシュワンまで。それぞれの作曲家に個性はあるものの、いわばコープランドな明朗さと誠実なプロテスタンティズムが共通して流れている。これぞアメリカ。 | ||
ペール・ハンネヴォルのために書かれたファゴット作品集 デイヴィッド・マスランカ:ファゴット・ソナタ オイヴィンド・ウェストビー:家族の肖像 ジェイムズ・ラッセン:風変わりな間奏曲第3番 |
ペール・ハンネヴォル(Fg) トルレイフ・トルゲルセン(P) ベルゲン室内アンサンブル | |
ハンネヴォルは1979年以来ベルゲン・フィルの首席ファゴット奏者を務めている。ロマンティックでフレンドリーな作品を多く収録。 | ||
ピュア・カラーズ ジュディス・ラング・ザイモント(1945-): ウィザーズ(三人の魔法の巨匠)(*) アストラル…アストラル面における鏡の生活(+) ヴァージー・レイニー (ソプラノ、メゾ・プラノとピアノのための2つの物語)(#) ヴァルス・ロマンティク(**) ターニャ(++) バブル・アップ・ラグ (フルートとピアノのための演奏会用小品)(##) |
ヤン=アー・タク(P;*) ジョン・アンダーソン(Cl;+) ウェンディ・ザロ=ミューリン(S;#) ジャン・デル・サント(Ms;#) ティモシー・ラブレス(P;#) イマニュエル・デイヴィス(Fl;**/##) ターニャ・レメニコーヴァ(Vc;++) ナネッテ・カプラン・ソロモン(P;##) | |
100曲以上の作品で作曲コンクール優勝をしているザイモント。女性らしい繊細な感性を持った抒情性の濃い現代のロマン主義音楽。 | ||
ケン・ベンスホーフ(1933-): 24の前奏曲/パティの客間の小品 |
リサ・バーグマン(P) | |
ベンスホーフはネブラスカ州の農場生まれ。スカルラッティ、ラヴェル、アイヴス、ガーシュイン、ラフマニノフから影響を受けたという言葉通り、彼の音楽は大変ヴァラエティに富んでいる。 | ||
ルイ・シュポア(1784-1859): 歌劇「ゼミールとアゾール」(美女と野獣)(1819) |
マシュー・ペーニャ(アゾール) シリー・キッドロン(ゼミール)他 クリストファー・ラーキン指揮 マンハッタン音楽学校 オペラ劇場o.&cho. | |
録音:2004年頃、ディジタル。当曲全曲の世界初録音。歌唱はドイツ語、台詞は英語。 | ||
クリスマスの西洋スギと樅の木〜 ギターによるクリスマス・ソング集 天使たちよ/私達は天の高みで聴いた/この子は何者/きよしこの夜/ 人の望みの喜びよ/諸人こぞりて/冷たき真冬に/ サンタが街にやってくる/われら三人の王/ 愉快な老聖者ニコラウス/ヴェンツェスラス王は/ ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス |
ジョエル・ブラウン(G) | |
ギターによるクリスマス・ソング。 | ||
レザ・ヴァリ(1952-): カリグラフィーズ〜弦楽四重奏のための作品集 弦楽四重奏曲第2番/同第3番/ カリグラフィーズ第1番/同第2番/同第3番 |
ラテン・アメリカSQ | |
録音:2003年。 ヴァリはテヘランで音楽を学んだ後ウィーンでさらに研鑚を積み渡米、アメリカで数々の賞と奨学金を受けたイランの作曲家。その民族性を反映してか、強い表出力と粘り気と生命力を持った音楽が特徴。極めて才能豊かな作曲家であり、ハチャトゥリアンの好きな人には絶対お薦めとのこと。 | ||
グルック:歌劇「ラ・コロナ」 | ジュリアン・ベアード、 ダニエル・ムンセル・ホワード、 マリー・エレン・キャラハン、他 ルドルフ・パルマー指揮 ザ・クイーンズ・チェンバー・バンド | |
1750年ウィーンで初演されたグルックの初期オペラの蘇演で、世界初の全曲録音。指揮のパルマーとクイーンズ・チェンバー・バンドは、グルックの他、テレマンのオペラなど数々の珍しいバロック・オペラを取り上げている。 | ||
AB2〜ジャーニー、16の歌 | ビル・バンフィールド(G) ティム・アダムス(Perc) | |
ギターとパーカッションによるデュオ・セッション。フュージョン系のポップ・ミュージック。 | ||
ラリー・アラン・スミス(1955-): 管弦楽のための3つの楽章/弦楽のためのセレナード/ クルチフィクスス(ソプラノと管弦楽のための)/ 交響曲第2番「ジェネシス/アンティエタム」 |
カティア・ビヤー(S) ラリー・アラン・スミス指揮 ヴロツワフpo. | |
アラン・スミスはオハイオ生まれ。ジュリアード音楽院ではパーシケッティ、渡仏してナディア・ブーランジェにも師事している経歴から想像できる通り、堅実で保守的な作風。ヒンデミット、バルトーク、ストラヴィンスキー、オネゲルといった作曲家の名前が思い浮かぶ。作曲者自身の指揮による。 | ||
ホルヘ・リデルマン:ウィンド・アップ・トーイズ〜 1台・2台のピアノのための作品集 ウィンド・アップ・トーイズ トロープス IV あれは既に… |
ソニア・ルビンスキー、 グロリア・チェン(P) ザ・ブガーロ・ウィリアムズ・ ピアノ・デュオ | |
録音:2005年。 リデルマンはブエノスアイレスに生まれ、エルサレムのルビン音楽院で学んだ。アメリカでは数々の賞とスカラシップ、作曲委嘱を受けている。彼の音楽はある種のミニマリズムとジャズのイディオムが融合したものと言えよう。溌剌としたリズムと時々音楽が立ち止まる時の微妙な間合いが面白い。 | ||
バーナード・ホッファー(1934-): 子供のためのバレエ「マ・グース」(*) ボストンのシンデレラ |
ボストン・ムジカ・ヴィーヴァ リチャード・ピットマン(音楽監督) ボブ・マックグレース(朗読) | |
ホッファーはチューリヒに生まれ、若い頃渡米しイーストマン音楽院で学んだ。収録の2曲は子供のためのファンタジー作品で、19〜20世紀の様々な語法が折衷されて、今日的「マ・メール・ロワ」「子供と魔法」というべきもの。(*)はホッファーがマザー・グースに新たに書き加えたストーリーによる。 | ||
ウィリアム・ウォレス(1933-):管弦楽曲集 ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲(*)/ まっさかさま〜ヴィオラとオーケストラのための(*)/ 協奏的変奏曲(#)/カンティレーナ(+)/第2舞踏組曲(+) |
ジョエル・ローゼンバーグ(Va;*) カーク・トレヴァー指揮(*/+) スロヴァキア放送so.(*/+) ボリス・ブロット指揮(#) LSO(#) | |
ハイペリオン・レーベルから紹介されているスコットランドの同姓同名の作曲家(1860-1940)とは別人のアメリカのウィリアム・ウォレス。彼はエゴン・ヴェレスやラッブラに学んだネオ・ロマンティックな作曲家。(#)はCAMPION RECORDSより1993年にリリースされた音源と同じもの。 | ||
ドナルド・マルティーノ: ノットゥルノ/クオドリベッツ II(*)/もうひとつの側面から |
ブラッド・ラブマン指揮 ニュー・ミレニアム・アンサンブル レイチェル・ラディック(Fl) | |
マルティーノの作品は、点描的で寡黙で禁欲的な音、時に荒れ狂う激しい身振り、金属的なきらきらした音への好みなど、ポスト・ウェーベルン以後の潮流を体現しているといえよう。(*)世界初録音。 | ||
ロジャー・セッションズ:ピアノ作品全集 ソナタ第1番(1927-1930)/私の日記帳より(1937-1940)/ ソナタ第2番(1946)/5つの小品(1974-1975)/ ワルツ(1978)/ソナタ第3番(1964-1965) |
バリー・デイヴィッド・ソルウェン(P) | |
アメリカの保守派を代表する作曲家セッションズ。30代前半のソナタから晩年の作品まで、これ一枚で彼の作風の変遷を一望出来る。 | ||
ジュディス・ウィア: 歌劇「勉学の慰み」/ピアノ協奏曲/ 歌劇「ハラルド王の伝説」 |
マーク・スカッターデイ指揮 アンサンブルX ジャニス・フェルティ(Ms) ジュディス・ケロック(S) ハク・ビィエルケン(P) | |
ヘンリー・マーティン:弦楽とピアノのための室内楽作品集 ピアノ三重奏曲(2001)/無伴奏チェロ・ソナタ(2000)/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 「ディス・リヴィング・ハンド」(1995)/ チェロ・ソナタ「スウィート・コンバース」(1995) |
イニスフリー・ピアノ三重奏団 | |
マーティンはミルトン・バビット、デル・トレディチに師事、ジャズにも影響を受けたと言う通り、クラシックとジャズを融合した形の音楽を作り出す。作品はキース・ジャレットの書いた室内楽を思い出させる。 | ||
アメリカのトランペット協奏曲 カール・ロスコット:トランペット協奏曲(1993) エドワード・グリーン:協奏曲 ハ調(2004) ロバート・J.ブラッドショウ: トランペットと弦楽のためのソナタ(2003) フレデリック・ティリス: スピリチュアル・ファンタジー第6番(1982) |
ポール・ニーブ(Tp) デイヴィッド・ウィリー指揮 スロヴァキア放送so. | |
世界初録音。ニーブはジュリアード出身で、ヴァージニア州のロアノーク交響楽団の首席奏者。アメリカの現代音楽に取り組み、様々な作品を初演している。また指揮のウィリーもロアノーク響の音楽監督。保守的でわかりやすい作品集。 | ||
ピーター・ウェステルゴール(1931-): 「白鯨」〜イマジナリー・オペラからの場面 |
ロバート・ベーカー、 デイヴィッド・ケレン、 ダグラス・ミラー/他 マイケル・プラット指揮 フィラデルフィア室内o. | |
録音:2004年10月。ウェステルゴール5つ目のオペラ。 | ||
シグムンド・ロンバーグ:歌劇「五月の時」[May Time] | スティーヴン・バイス指揮 オハイオ・ライト・オペラ スティーヴン・ダイグル(音楽監督) | |
「学生王子」で知られるオペレッタおよび初期ブロードウェイ・ミュージカルの作曲家ロンバーグの歌劇の世界初録音。ミュージカル黎明期のヒット・メーカーだけあって、そのメロディ・メーカーぶりは大したもの。古き良きアメリカの雰囲気がたっぷり味わえる。 | ||
花咲く音〜無伴奏ヴァイオリンのための作品集 ヴァッヒェ・シャラフィアン:花咲く音 アダム・コードヤン:ソナタオ ウガスタ・リード・トーマス:パルサー/呪文 セーゲルスタム:なぜイエスかノーなの? デイヴィッド・フェルダー:もうひとつの顔 ヒンデミット:ソナタOp.31-2 |
モフセス・ポゴシアン(Va) | |
録音2003年-2005年。ポゴシアンは1986年チャイコフスキー・コンクール入賞者で、ソ連国内コンクールでも最年少で優勝したことがある実力者。ヒンデミットの名曲の他、セーゲルスタム等の知られざる作品を収録。 | ||
ヨナス・タムリオニス(1949-):ギター作品集 3つのギターのための無窮動Op.292/ 2つのギターのためのソナタOp.25/ ギター独奏のための11の前奏曲Op.57/ 4つのギターのための ペル・ソナーレ・ア・カルテットOp.257 |
コロナ・ギターQ、 デュオ・ラポリ | |
全曲世界初録音。タムリオニスはリトアニアの作曲家。 | ||
ヘンデル:3つのイタリア語カンタータ カンタータ「死に瀕するアグリッピーナ」/トリオ・ソナタ ト短調 カンタータ「ラ・ルクレツィア」/トリオ・ソナタ ト長調 カンタータ「捨てられたアルミーダ」 |
メリッサ・フォガティ(S) ジェニファー・ グリースバック(Cemb) クリスティーヌ・グンメレ(Vc) アメリア・ルーズベルト(Vn)他 | |
メリッサ・フォガティはニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルで絶賛された期待の才能。メト、ニューヨーク・シティ・オペラに度々登場している。その高く伸びやかな声はバロック・オペラにうってつけである。ピリオド楽器使用。 | ||
沖にむかって〜ジョセフ・ウォータース:室内楽作品集 大洋の眼差し/無意識の魔女/宵闇の波の幽霊/ アロイロイ・パクイクイ/ カナシバリ(金縛り)/太陽の孤独 |
トッド・クーンズ(Cl) ロン・ブレシンガー(Vn) フィリップ・ハンセン(Vc) バッケン・トリオ/他 | |
サリヴァン:喜歌劇「魔法使い」 | 独唱者たち スティーヴン・バイエス指揮 オハイオ・ライト・オペラo.&cho. | |
録音:2005年。全曲版は世界初録音。おなじみギルバート&サリヴァンの軽歌劇。ALBANYレーベルの常連で、この種のオペラに定評のあるオハイオ・ライト・オペラによる演奏。 | ||
波立ち〜ヒューストン大学打楽器アンサンブル ロブ・スミス:波立ち ドナルド・グランザム:ヒューストン・ストローク ブレイク・M.ウィルキンス:メロス ヴォーン=ウィリアムズ(ウィルキンス編): トマス・タリスの主題による幻想曲 ブルース・ハミルトン:思いもかけない狂喜 ケヴィン・エリクソン:戦争の夜明け |
ブレーク・ウィルキンス指揮 ヒューストン大学 打楽器アンサンブル | |
録音:2004年5月。ヴォーン=ウィリアムズの「タリスの主題による変奏曲」は5台のマリンバと2台のヴィヴラフォンにより演奏されている。 | ||
ダイアモンド・ジュビリー 〜デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):歌曲集(全25曲) 妹ジェーン/音楽、柔らかな声が死んだとき/エピタフ/ この世界は私の故郷ではない/他 |
ヘレン・ウィリアムズ(S) レナード・レーマン(P) | |
アンジェロ・ムソリーノ:管弦楽曲集 ピアノと管弦楽のための「エキノクス」/ トロンボーンと管弦楽のための 「もし音楽が愛の食べ物にあるなら」/ クラリネット、サクソフォン四重奏と管弦楽のための 「デュークの記憶」/ 木管楽器奏者と管弦楽のための「ダブルのための組曲」/ 2つのフルートと管弦楽のための「雪の庭」/ ヴァイオリン協奏曲/ ア・ファンタマゴリアル・エピソード 2004年11月2日 |
デンヴァー・オルドハム(P) ピーター・カーパット(Tb) ジュリウス・クライン(Cl) アドルフ・サクソフォンQ ロバート・アッカーマン、 ロバート・ズベリン(Fl) カーク・トレヴァー指揮 ラリー・ニューランド指揮 コシツェ国立po. | |
ムソリーノ(マソリーノ?)はニューヨーク生まれ。エド・サリヴァン・ショーをはじめとする多くのTV番組、映画、舞台の音楽を作曲するかたわらコンサート作品も多く手掛けた。ジャズのイディオムをとりいれたブロードウェイ・ミュージカル風のエンターテイメント性とヒンデミット、ストラヴィンスキーらの影響を受けたと思われるシリアスな側面の両方を併せ持っている。 | ||
耳の聞こえない作曲家?〜ウッド&ワイヤー ティモシー・ポラシェク(1972-)の音楽 やまあらしの探索/ピアノ・ソナタ/ガーデン・レイン/ 2つのピアノのためのカイト(凧)ソナタ/ いくつかの内面的な瞬間/ソケット・ノクターン |
エリック・ヒューブナー、 スティーヴン・ベック(P) ティモシー・ポラシェク (ディスクラヴィーア) | |
ポラシェクはアイオワ出身で生まれつき耳が聞こえないという。ジャズのイディオムを取り入れ、やや硬質の抒情を持った作品はアメリカ全土で演奏されている。ガーデン・レインは武満の作品と同じタイトルだがドビュッシーかウィンダム・ヒルの音楽を思わせるリリカルで静かな音のスケッチ。 | ||
ジェイコブ・アヴシャロモフ(1919-):合唱作品集 太陽が輝くとき(*)/ His Fluid Aria (*)/ 路上からの反射(#)/四季の歌(+) |
デニス・スマイリー(バスCl;*) クララ・ロングストレス指揮(*) ニュー・ アムステルダム・シンガース(*) ロバート・カウルズ指揮(#) ホバート&ウィリアム・スミス・ カレッジcho.(#) エリック・ワーナー(Cb;+) ナンシー・クリーヴランド(P;+) メグ・タリー指揮ロヨラ大学cho.(+) | |
アヴシャロモフは中国チンタオ生まれで、コープランドに作曲を師事した。ややメシアンとブロッホを思わせるパステル・カラーの抒情的な祈りの音楽。ALBANYレーベルでも何枚かアルバムが出ている。音楽一家に生まれ、父アーロンはMARCO POLOレーベルから管弦楽作品集が何枚か紹介され、その時指揮をしていたのがジェイコブとその息子。 | ||
サムエル・ザイマン(1956-):循環 マシュー・ハーパー(1966-): フルートと木管合奏のための協奏曲 デイヴィッド・マスランカ(1943-):交響曲第7番 |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学 ウィンド・シンフォニー キンバリー・ マコール・ライジンガー(Fl) | |
ここに収録されているのはイリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーが委嘱した作品。ザイマンはメキシコ出身で、この作品は、周期的に現れるいくつかの部分から成っている。フルート曲を含むハーパーの作品は広く演奏されており、この協奏曲はフルートによる表現の可能性を追求し、ラヴェルの影が絶えずつきまとっている。交響曲第7番は、マスランカが影響を受けたアメリカ民謡の記憶を基に作曲された。 | ||
フロレンシオ・アセンホ:管弦楽曲集 ティアリング[前奏曲/変奏曲/スケッチ/舞曲]/ 2楽章の交響曲「熱情と賛美」/ グリンプセス [平和の対話/美術館にて/ 幼年時代のグリンプセス/川の上の歩行] |
カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキアpo. | |
アセンヨはブエノス・アイレス生まれ。ヒナステラ、もしくはラテン風サティとでも言おうか。とにかくラテン・アメリカの雰囲気たっぷりの作品集。全て2004年に作曲されたそうだが、そのあけっぴろげなリリシズムに驚き。 | ||
元祖「マイム・マイム」を収録 シャロム〜イスラエルのフォーク・ソングとダンス(全20曲) マイム/ロス・ビリビリコス(夜鴬)/イスラエルの周り/ ヒネイ・マ・トフ/他 |
カウンター・ポイント | |
カウンター・ポイントは中世中心の古楽を専門とするヴォーカルと楽器のアンサンブル。ここではイスラエルのフォーク・ミュージックを取り上げている。冒頭のマイムは日本でもおなじみ、フォーク・ダンス定番曲のオリジナル。 | ||
歌と踊り〜レザ・ヴァリ(1952-):室内楽作品集 歌と踊り(1990)(*)/ フォーク・ソングズ・セット第12A番(#)/ カリグラフィ第4番(+)/ フォーク・ソングズ・セット第15番(**) |
ニザン・レイボヴィチ指揮(*) ミミ・ラーナー(Ms;#) イレーネ・シュライアー(P;#) ダリウス・サグハフィ (ペルシャ・サントール;+) ラテン・アメリカSQ(#/+) シアトル室内プレイヤーズ(**) マシュー・ コクミエロスキ(Perc;**) | |
イラン生まれの作曲家レザ・ヴァリによる、弦楽四重奏曲集(TROY-790)に次ぐ第2弾。イランの民族音楽をルーツに持つ現代音楽で、ハチャトリアン、バルトーク、そして最近注目を集めているアルメニア周辺の現代作曲家たちの系譜に入ると言えるだろう。木々の枝が日の光りに向かって伸びてゆくような複数の旋律の装飾的な動きが素晴らしい。 | ||
イン・ファッション・アット・リースト 〜マイケル・サール(1934-)の音楽 セレナード(*)/ ジャングル(#)[イントロダクション/速く/変奏曲] |
ジョセフ・クベラ(P;*) マリー・ローウェル (エレクトリックVn;#) エリック・リジェストランド (エレクトリックG;#) ウィリアム・スロート(ベース;#) ケヴィン・ノートン(ドラムス;#) フィリップ・ブッシュ(P;#) | |
サールはボストン生まれ。コープランドに作曲を師事した。ボサ・ノヴァ、ジャズ、種々の民族音楽の影響を色濃く受けている。この作品集もプログレッシヴ・ロックの要素がかなり入っている。 | ||
ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.1 アーロン・グラッド:レピ・ドップ・テ・オ・ロジー ロバート・マンノ:山からの3つの場面 ダン・クーパー:三重奏曲 リチャード・レーン:三重奏曲第2番 ポール・マック・サマーズ:細密画のアーチ ゴドフリー・シュロス: アパラチアのキャロルによる変奏曲 ジョン・ランプキン:ジョージ・ワシントンここに眠る! |
パリサデス・ヴィルトゥオージ [マーガレット・ スウィンチョフスキ(Fl) ドナルド・モクリンスキ(Cl) ロン・レヴィ(P)] | |
録音:2005年。古くは1927年、若くは1970年生まれのアメリカの作曲家の作品を集めた。パリサデス・ヴィルトゥオージはフルート、クラリネット、ピアノの三重奏からなるアンサンブル。作品は現代音楽というより近代フランス、新古典主義を思わせる親しみやすいものばかり。 | ||
ジョン・アンソニー・レノン(1950-):ギター作品集 ジゴロ/ 演奏会用練習曲 [夜想曲/幻想曲/スケルツォ/トッカータ/エコセーズ/ カヴァティーナ/セレナータ/即興曲/バガテル/ エクローグ/子守歌/ブルレスク]/ 13/幸運/ザ・プレイ・オブ・ザ・シクセス(6人の演奏) |
ダニエル・スタニスラウェク(G) | |
アンソニー・レノンはローマ大賞、グッゲンハイム、チャールズ・アイヴス賞など数々の賞を受賞している。ギターのためのこの作品集は、ジャズ、ロックのイディオムを取り入れながら様々なアイデアを繰り出すおもちゃ箱のようなアルバム。 | ||
ラリー・ベル:ピアノ作品集 4つのコラール前奏曲/ミニアチュア・ディヴァージョン/ ソナタ第2番/リヴァイヴァルス/エレジー |
ラリー・ベル(P) | |
作曲者自作自演による。クラシック、ジャズの要素が巧みに融合された、東海岸のインテリジェンスを感じさせるピアノ作品集。調性があるので聴きやすい。 | ||
ホルヘ・リデルマン:デュオ 46 アイレス・デ・セファラード(スペインのアリア) 〜ヴァイオリンとギターのための46の無言歌 |
デュオ46 [マット・グールド(G) ベス・イラナ・ シュナイダー(Vn)] | |
ブエノス・アイレス生まれの作曲家リデルマンによる、スペインのユダヤ放浪楽士セファルディの音楽を模した新作民族音楽。ヴァイオリンとギターにより、時に荒々しく、時に哀しげな民族音楽そのままの親しみやすい作品集。 | ||
リチャード・トンプソンの音楽 夢の変奏曲(ラングストン・ヒュージズ詩)/ ピアノのためのサー・プレリュード/ 夜明けの影(ポウル・ローレンス・ダンバー)/ メイド・イン・ザ・ウォーター (黒人霊歌のジャズ・クァルテットへの編曲) |
ダリエル・テイラー(T) ルイーズ・トッピン(S) ジョン・ガンサー(Sax) ケン・フィリアーノ(B) マット・キーラー(ドラムス) リチャード・トンプソン(P) | |
シリアス・ミュージックとジャズの両方で活動するリチャード・トンプソン。ピアノ作品と歌曲を「中心とした作品集。ボーナス・トラックに黒人霊歌のジャズ・クァルテットによる演奏が収録。 | ||
ジョン・ダフィ:作品集 信仰告白/ ソプラノ・サクソフォンと ピアノのための組曲「イスラエルの民」/ クラリネット協奏曲/独立宣言/ テナー・サクソフォンと 演奏会バンドのための協奏曲/ ヴァージニアの誇り/ 造船会社のためのファンファーレ |
ジョアン・ファレッタ指揮 ヴァージニア芸術フェスティヴァル・ ウィンド・アンサンブル ヴァージニア交響cho. キャリー・コフマン(S-Sax) チャールズ・ウッドワード(P) パティ・ フェレル・カールソン(Cl) グレン・モリセット(T-Sax)他 | |
アメリカ音楽の偉人の一人と見なされているダフィは、2004年、ヴァージニア芸術フェスティヴァルの監督から、新設する作曲協会の会長就任を要請された。その音楽祭で出会った演奏家たちによって、ダフィの50年に渡る作品がここに録音された。 | ||
フランシス・ソーン(1922-):歌劇「マリオと魔術師」 | リチャード・マーシャル指揮 現代オペラ・センター ジャスティン・ヴィッカーズ(T) リチャード・キャッセル(B)他 | |
1929年にトーマス・マンが書いた小説に基づいていて、魔術師の催眠術によって彼を恋人と間違えたことに気づいたマリオは魔術師を射殺する。魔術師は、当時台頭しつつあったファシズムの象徴と解釈されている。 | ||
ドン・ギリス(1912-1978):交響曲集 Vol.4 交響曲第7番「大草原の学校の物語」/ 辺境の町の肖像/アラモ砦 |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
第8番/他(TROY-618)、第4番/他(TROY-729)、第5番&第6番(TROY-768)に続くホブソンのドン・ギリス交響曲シリーズ。(他にミラー指揮による交響曲X、交響曲5-1/2も出ている[TROY-391])。 「辺境の町の肖像」は「牛の町」というあだ名のフォートワースへの賛歌として書かれた。「アラモ砦」は、1936年テキサス独立軍の守備隊がメキシコにより全滅した所。交響曲第7番は、ギリスの母校テキサス・キリスト教大学の60周年祝典にささげられた。 | ||
青の中へ エリック・イーワゼン(1954-):カンバーランド組曲 ピアソラ:無言歌 アルフレート・ウール(1909-1992):4つの小品 ニーノ・ロータ(1911-1979):小さいささげ物 ジャン・ベルガー(1911-2002):木管五重奏のための組曲 ラヴェル:楽園の3羽の美しい鳥 マーラー:3つの歌 エルネスト・レクオナ(1895-1963):共犯者 グレッグ・ダンナー:青の中へ |
カンバーランド五重奏団 | |
録音:2005年5月。 カンバーランド五重奏団は1972年、テネシー技術大学の学部常勤の合奏団として創設された。あらゆる時代の作品をレパートリーとし、現代音楽やポピュラー音楽も取り入れた独特のプログラムと優れた技量によって確固とした地位を築いた。 | ||
ジェイムズ・ヤナトス(1929-):管弦楽作品集 ヴァイオリン協奏曲/交響曲第1番「短い交響曲」/ コントラバスと室内o.弦楽のための協奏曲 |
ジェイムズ・ヤナトス指揮 ハーヴァード=ラドクリフo. ジョゼフ・リン(Vn) エドウィン・バーカー(Cb) | |
録音:2004年4月、2004年12月、1989年、ライヴ。 ヤナトスはミヨー、ヒンデミットらに作曲、バーンスタインらに指揮を学び、1964年からハーヴァード=ラドクリフo.の音楽監督を務めている。交響曲は4つの楽章と、緩い12音列に基づく2つの間奏曲から成っている。 | ||
忘れられたロマンス〜チェロ作品集 ブルッフ:チェロとピアノのための4つの小品 Op.70 ブロッホ:ヘブライの瞑想曲 ファリャ:3つの小品 ショスタコーヴィチ:モデラート ドヴォルジャーク:ポロネーズ イ長調 遺作 ラフマニノフ:ロマンス ヘ短調 フォーレ:ロマンス イ長調 Op.69 リスト:忘れられたロマンス 他 |
アンソニー・アーノン(Vc) ティモシー・ラヴレース(P) | |
録音:2004年5月。 アーノンはホノルルで生まれ、ニースo.、マディソンso.などでチェロを弾いた後、独奏者、室内楽奏者、指揮者、教師として活動している。メリディアン三重奏団とセッジウィック弦楽四重奏団を創設し、アイオワ音楽大学の助教授を務めている。 | ||
南を見て〜アルゼンチンのピアノ音楽 ヒナステラ: 3つの小品 Op.6/クレオージャ舞曲の組曲 Op.15 フリアン・アギレ(1868-1924): ガト(アルゼンチンの舞曲) ルイス・ジャネオ(1897-1968):ソナティナ フアン・ホセ・ラモス(1930-1995): ガト/静かなミロンガ フアン・ホセ・カストロ(1895-1968):タンゴ集/他 |
ミリアン・コンティ(P) | |
コンティはアルゼンチンのピアニストで、特にスペイン音楽の主要な演奏家の一人。現代音楽を演奏する能力と情熱はアメリカとアルゼンチンの主要な作曲家たちから高く評価されている。 | ||
静止した地点で トマス・ホイットマン(1960-):ピアノ四重奏曲 メリンダ・ワーグナー:ロマンスと偽の変奏曲 ジェラルド・レヴィンソン: 回る世界の静止した地点で〜そこに舞曲がある |
ヤン・クシヴィツキ指揮 ネットワーク・フォー・ ニユー・ミュージック | |
フィラデルフィアを本拠とするこの合奏団がこの都市で活動する3人の作曲家の作品(初めの2曲は委嘱作品)を演奏している。しかし、形式に対する姿勢は異なっていて、ホイットマンは自らの位置を確認するはっきりした道標を提供し、ワーグナーは、過去の痕跡の継続を暗示する意識の流れを表現しようとしている。第3曲の曲名は、外界の舞曲のような面と内面とが存在することを示している。 | ||
スウィング・アロング〜 ウィル・マリオン・クック(1869-1944):歌曲集 私の恋人の唇/赤い赤いばら/一緒にスウィング 雨の歌/小さいジプシーの娘/他 |
ウィリアム・ブラウン(T) アン・シアーズ(P) | |
クックは劇場で成功した最初のアフリカ系アメリカ人の一人で、音楽コメディ、通俗歌曲、シンコペーションを多用した管弦楽曲を作曲した。1960年代にアフリカ系音楽への関心が高まって再発見された。 | ||
ブルー・ムーズ(憂鬱な気分)〜アメリカ歌曲集 ティモシー・キャメロン・ロイド: キャスリーン・ニースによる4つの詩/ アメリカ先住民の4つの愛の詩 ネッド・ローレム(1923-): シオドア・レトケによる2つの詩 ジャック・ビーソン(1921-):望楼から トマス・パサティエリ(1945-): ジェイムズ・エージーによる3つの詩 テレサ・トレッドウェー: ジュディス・ヘレン・ブラウンによる5つの詩 |
テレサ・トレッドウェー・ロイド(Ms) マーシャル・ウィリアムソン(P) | |
録音:1983年12月。 ロイドはコロラトゥーラ・メゾ・ソプラノとして「カルメン」などを得意とするほか、歌曲等を作曲している。これは、アメリカ現代作曲家たちの作品と共に自作を初めてオリオンに録音した「憂鬱な気分」の再発売。 | ||
ティナ・デイヴィッドソン: 弦楽四重奏のための作品集 それは私の歌う心/天使の喜び/紙、ガラス、弦と木 |
カサットSQ スティーヴン・メイニーズ(P) キャロライン・スティンソン(Vc) | |
デイヴィッドソンはヴュルツブルク音楽院、テル・アヴィヴ音楽学校、ベニングトン大学で学んだ後、若い時の外国での音楽体験とアメリカの感性を融合した作品を書いている。作曲者は作曲は生活のあかしだと述べていて、深い情感に満ちた音楽。 | ||
デイヴィッド・ナサニエル・ベーカー(1931-): コスブロ(Kosbro)/ トロンボーンと弦楽オーケストラのための 演奏会用小品/ バレエ「赤い死の仮面」の主題による幻想曲/ アルト・サクソフォン協奏曲 |
ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. イジー・ノヴォトニー(Tb) トマス・ウォルシュ(Sax) | |
録音:2001年3月、2005年6月。 ベーカーはインディアナ大学で学び、インディアナ音楽大学ジャズ学部長を務めていて、様々な楽器の奏者としても活動している。2000曲以上の作品はソナタやジャズから映画音楽にわたる。 | ||
ジュリアス・P.ウィリアムズ: 真夜中の弔鐘(2001年9月11日を祈念して) リー・T.マククィラン(1950-):金の季節 アーマンド・クォリオティン(1954-): ミスティック・ヴァリーの秋 トマス・W.ホイナツキ:交響曲第1番 |
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮 ドヴォルジャークso. リンダ・リスター(S) マーティン・ハイブナー(Vib) ダグマー・ プラティロヴァ(Cemb) | |
あの9.11事件を追悼する作品。ウィリアムズは歌劇、管弦楽曲、室内楽、声楽曲、映画音楽など多数の作品を書いている。ワシントンso.の指揮者・音楽監督を経て現在は桂冠指揮者で、バークリー音楽学校の作曲と指揮の教授を務めている。 | ||
ロバート・ネルソン:影と音楽 南へ/印象・表現/クレオールの歌曲集/影と音楽 |
ウッドロー・ウィット(Sax) デブリア・ブラウン(Ms) フランツ・ アントン・クラーガー指揮 ムーアズ音楽学校ジャズo. ムーアズ音楽学校so. ルス・トムフォード(P) ティモシー・ヘスター(P) ローラ・コーカー・ラナ(S)他 | |
ネルソンは映画・テレビ・劇場のための多数の作品を作曲している。第1曲は、モアズ音楽学校のso.とジャズo.が一緒に演奏できる作品を委嘱されて書かれた。 | ||
ホール・ジョンソン(1888-1970): 声とピアノのための黒人霊歌集 天国と呼ばれる都市/天国は美しい所 主の名は快い/聖霊を感じるたびに 他 |
ルイーズ・トッピン(S) ジョゼフ・ジュバート(P) | |
ジョンソンはヴァイオリン奏者、指揮者、黒人霊歌編曲者として活動した。祖母が歌う奴隷の歌や黒人霊歌を聞いたことがきっかけとなって、1925年ホール・ジョンソン合唱団を創設し、ブロードウェーや映画にも出演した。 | ||
トマス・パスティエリ(1945-): ある時代のプリマ・ドンナたち (2人のソプラノとピアノのための開始場面)(*)/ 喜歌劇「神々しい女」(*)/喜歌劇「デルソ氏」(#) |
ジェー・D.ミーツェ指揮 ブルックリン・オペラ・カンパニー シェリー・グリーナワルド(S;*) アシュレー・パトナム(S;*) アリサ・ローズ(S;#) ブライアン・ グレン・デーヴィス(B-Br;#)他 | |
パスティエリは19の歌劇と何百曲もの歌曲を作曲し、1980年から1984年までアトランンタ歌劇場の芸術監督を務め、1984年ロサンジェルスに映画音楽制作会社を設立した。彼は歌劇を聴衆の楽しみのために作曲すると述べており、ここに収録された作品も19世紀的様式で書かれている。 | ||
トランペットと吹奏楽のための音楽 アンドレイ・ペトロフ(1930-):トランペット協奏曲 モーツァルト: 歌劇「魔笛」〜復讐の心は地獄のように胸に燃え ラフマニノフ:ヴォカリーズ ゴットフリート・ハインリヒ・ シュテルツェル(1690-1749): トランペット協奏曲 ニ長調 フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調 アレクサンドル・アルチュニアン(1930-): トランペットと木管のための狂詩曲/他 |
ジョン・ハグストロム(Tp) ドナルド・デロッシェ指揮 デポール・ウインド・アンサンブル | |
ハグストロムはシカゴで生まれ、カンザス州のウィチタso.首席トランペット奏者を務めた後、1996年シカゴso.の第4トランペット奏者、1年後第2奏者になった。現在はディポール大学のトランペット・スタジオを率いている。 | ||
ダロン・アリック・ハーゲン(1961-):歌劇「バンダナ」 | ダロン・ハーゲン指揮 UNLV歌劇場cho. UNLVウィンドo. レズリー・デグロート(Ms) ジェイムズ・デムラー(T)他 | |
ハーゲンはカーティス音楽院とジュリアード音楽院でバーンスタイン、デイヴィッド・ダイアモンド、ネッド・ローレムに学んだ。7曲の歌劇のほかあらゆるジャンルの作品、多数の委嘱作品を書いている。 | ||
マイケル・ホーヴィット(1932-):広いミズーリ イングリッシュ・ホルンと弦楽四重奏のための協奏曲/ ピアノ三重奏曲/弦楽四重奏曲第2番「広いミズーリ」 |
ダン・ウィレット (イングリッシュHr) エステルハージSQ ティモシー・ヘスター(P) アンジェイ・グラビェツ(Vn) デイヴィッド・ギャレット(Vc) | |
ホーヴィットはコープランド、ルーカス・フォス、ポーターらに学び、ヒューストン・モアズ音楽学校の作曲・理論教授を務めている。第3曲の素材のほとんどは、「広いミズーリを横切って」という言葉で終わる民謡「シェナンドー」から採られた。 | ||
ピーター・レ: 弦楽四重奏曲集[第1番−第3番]/ ディヴェルティメント |
ポートランドSQ グレーバート・ビーチャム(Vn) チェリル・チャンツ(P) スーザン・ポリアシック(Vc) | |
レはエール大学でヒンデミットに学んで1948年に卒業した後、コロンビア大学で修士号を取得し、コルビー大学で音楽理論、作曲、指揮を教えた。作品は広く演奏されており、また、バンガーso.の指揮者・音楽監督を務めてその演奏能力を高めた。 | ||
ゲルノート・ヴォルフガング(1957-):共通の基礎 変容/共通の基礎/ジャズとカクテル 二重の個性/薄い空気/夜の変化 |
マーガレット・バティア(Vn) ブライアン・デンボー(Va) ロバート・エドワード・シーズ(P) ジュディス・ファーマー(Fg) ドローレス・スティーヴンズ(P)他 | |
ヴォルフガングはオーストリアで生まれ、ここのジャズ合奏団のギター奏者としても活動している。ジャズの影響を受けた作品が多く、1990年から1993年までグラーツ音楽院でジャズの作曲と和声の講義をした。 | ||
絶壁〜現代のマリンバ フィリップ・グラス:開始 アラン・シンドラー: 絶壁〜マリンバとコンピュータ音のための グレッグ・ウィルダー: 間奏曲〜マリンバとコンピュータ音のための オーガスタ・リード・トマス:影 スティーヴ・ライヒ(バートレット編曲): ヴァーモント・カウンターポイント |
ナサニエル・バートレット(マリンバ) | |
録音:2005年3月。 バートレットは1978年ウィスコンシン州マディソンで生まれ、イーストマン音楽学校とロンドンの王立音楽アカデミーで学んだ。コンピュータ音楽に関心を持ち、ここに収録された第2〜4曲のほか、多数の現代作曲家に作品を委嘱している。 | ||
ホルンによるシューベルト歌曲集 シューベルトの21の歌曲〜 カジミエシュ・マハラによるホルンとピアノ用編曲 「美しい水車小屋の娘」〜「どこへ」/君こそわが憩い 「白鳥の歌」〜「春のあこがれ」/子守歌/野ばら 糸を紡ぐグレートヒェン/ます/楽に寄す 夜と夢/「冬の旅」〜「郵便馬車」「菩提樹」/他 |
リチャード・キング(Hr) スーザン・テイチャー(P) | |
録音:2005年7月。 キングはジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学び、1988年クリーヴランドo.に加わり、1997年首席ホルン奏者になった。編曲者はポーランド出身で、イリノイ大学ホルン教授を務めており、ホルンのために多数の作品を編曲している。 | ||
シ=フイ・チン(陳士惠):66回〜 松と杉の声/フ(伏)1/フ2/スイ(水)/他 |
エリザベス・ウェーグル(S) ギル・ローズ指揮 ボストン現代 オーケストラ・プロジェクト ウ・マン(琵琶) ノーマン・フィッシャー(Vc) ジーン・キアマン(P)他 | |
録音:1999年、2005年、2003年。 陳は台北で生まれ、同地で学んだ後1982年渡米してボストン大学で博士号を取得し、中国と西洋の両方の影響を受けた作品を書いている。「66回」第1〜3曲の歌詞は古今集、第4曲の歌詞は17世紀禅宗の尼僧による「66回」に基づいている。 | ||
デイヴィッド・マスランカ(1943-): 管弦楽作品集 11時11分〜世界の危機での踊り/ 交響曲第6番「生きている地球」 |
ジェイムズ・ アラン・アンダーソン指揮 アパラチアso. | |
マスランカは、人間は生きている地球の一部であり、危機のない進歩はなく、地球と正しい関係を持つ前に通らなければならない危機があると考えていて、この交響曲はその正しい関係への希望を表現している。 | ||
アメリカのヴィルトゥオーゾ〜 ジェイムズ・ギレス ロウエル・リーバーマン:ピアノ・ソナタ第3番 スティーヴン・ハフ:組曲「 R-B 」 オーガスタ・リード・トーマス:4つの練習曲 ネッド・ローレム:リコーリング C.カーティス・スミス &ウィリアム・ボルコム:コリュージョンズ ジェイムズ・ウィントル:バレット アール・ワイルド編曲:ハラベ・タパティオ (メキシカン・ハット・ダンス) |
ジェイムズ・ギレス(P) | |
アメリカの新しいヴィルトゥオーゾ作品を集めたアルバム。ピアニストとして著名なスティーヴン・ハフの作品やアール・ワイルドが編曲した作品など注目作も収録。 | ||
エネスコ:歌劇「オイディプス王」 | イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ダ・カメラ イリノイ大学室内cho. ステファン・イグナット(Br) マイケル・ヨーク(B) アシュマニ・ジャ(Ms)他 | |
録音:2005年10月、ライヴ。 エネスコは1909年、ソフォクレスの悲劇「オイディプス王」を見て強い印象を与えられ、1931年に完成し、1936年パリでの初演は好評だった。ライトモティーフの手法、複雑で普通でない和声進行、半音階的進行、ヘテロフォニーなどが用いられている。 | ||
スタン・リンク:電子・アコースティック音楽 ヒサルリク/行路の半ばで/[-雪]/帰還 高い土地/カヴァティーナ 他 |
様々な演奏者 | |
詩の朗読や声、過去の演奏からの音、電子的に作られた音が混合されている。リンクはオバーリン音楽院、ウィーン高等音楽院で学び、ヴァンダービルト大学のブレア音楽学校で教えている。 | ||
ジョエル・ホフマン(1953-): ピアノ三重奏曲第1番「立体派のブルース」/ ピアノ三重奏曲第2番「失われた痕跡」/ ピアノ三重奏曲 嬰ハ調 |
クリストファー・カープ(Vn) パリー・カープ(Vc) フランシス・カープ、 ハワード・カープ(P) | |
録音:2003年9月、2005年9月。 ホフマンはカナダで生まれ、ウェールズ大学とジュリアード音楽院でエリオット・カーター、ミルトン・バビットらに学び、ピアニストとしても活動している。東ヨーロッパの民俗音楽、ビバップ、セリー音楽などの要素を採り入れ、力強いリズムの音楽を書いている。 | ||
ローリ・ライトマン:歌曲集 早い雪/娘たち/復活/セコイアになって/ 幸福であること/リンゴ園/再訪した長い池/他 |
ジェニファー・チェック(S) パトリシア・グリーン(Ms) ウィリアム・シャープ(Br) バーバラ・ クインティリアーニ(S)他 | |
録音:2003年9月、2005年4月、6月。 ライトマンはイェール大学で学び、1980年代は主に映画と劇場のための音楽を作曲したが、1991年から声楽曲に集中するようになった。繊細な感覚と暖かみのある表情に満ちた歌曲は150曲以上を数える。 | ||
フランク・レウィン:映画音楽集 劇映画:淑女のように飲みなさい/永遠の子供/ エドワードのための部屋はある?/ドキュメンタリー映画:1プラス1/ ブルックハーヴェン・スペクトル/アメリカ〜芸術家の目/他 | ||
劇映画とドキュメンタリー映画からの抜粋がそれぞれ1枚のCDに収録されている。レウィンはほかにシェークスピアからテネシー・ウィリアムズに至る劇の付随音楽、劇音楽、歌劇、合唱曲などを作曲している。 | ||
目撃者 ロバート・ロンバード: アリア・ヴァリアータ ジョン・ガードナー: 「プリマ・ドンナ!」のための場面 デイヴィッド・ベーカー: 目撃者(黒人霊歌の様式による作品) ヘール・スミス:4つの黒人霊歌 |
ポール・フリーマン指揮 チェコ・ナショナルso. ジュリア・ベントリー(Ms) メアリー・ジェーン・ジョンソン(S) ルイーズ・トッピン(S) | |
録音:1998年11月、2006年3月。 4人のアメリカの作曲家による独唱と管弦楽のための作品が収められている。フリーマンは1987年にシカゴ・シンフォニエッタを創設して音楽監督となり、1996年チェコ国立so.の音楽監督・首席指揮者に任命された。 | ||
愛の詩〜 デイヴィッド・チャイトキン(1938-):作品集 愛の詩(*)/即興曲(#)/3つの舞曲(#)/ラプソディ(+) |
クリスティーン・ シャーデベルグ(S;*) クリストファー・ オールドファーザー(P;*) アンジェラ・フート(P;*) マーゴ・ガレット(P;*) リチャード・ベッカー(P;#) ナサニエル・ チャイトキン(Vc;+) マリー=フランス・ ルフェーヴル(P;+) | |
録音:1999年、2004年(*)、1991年、2000年(#)、1999年(+)。 チャイトキンはニューヨークで生まれ、ポモラ大学とカリフォルニア大学で学び、ダッラピッコラ、インブリーらに師事した作曲家。叙情的な作風と冒険的な和声で知られていて、ここに収録された作品にも皆繊細な感覚が感じられる。 | ||
ジョン・ヴァン・ダー・スライス(1940-): 独奏曲・二重奏曲集 ピアノのための独奏曲/チェロのための独奏曲 なごり(malletkatのために) コントラファゴットとピアノのための二重奏曲 ヴァイオリンのための独奏曲/ テューバのための独奏曲/シダの丘 |
ミッシャ・ダチッチ(P) クレーグ・ハルトグレン(Vc) ヘンリー・ スコルニック(コントラFg) グレン・バシャム(Vn) ジョゼフ・エヴァンズ(T) 他 | |
録音:1992-2005年。 スライスはカリフォルニア大学、ハワイ大学、イリノイ大学で学び、2005年までマイヤーミ大学フロスト音楽学校の音楽理論と作曲の教授を務めた。malletkatとはMIDIマレットコントローラーで、MIDIでプログラムできるマリンバのような電子楽器。 | ||
チャールズ・ウォーリネン (ウーリネン;1938-)・シリーズ 「拍子への適用」〜室内楽作品集 猫のフーガ/キリストの十字架/ 12の短い小品/自分に似たワルツ/ ハワード・クラインのためのアルバムの一葉/ ヴァイオリン変奏曲/ フレッドとイダのためのアルバムの一葉/ evolutio /トルコ軍楽風の音楽/拍子への適用 |
ジェイムズ・ウィン(P) エリザベス・ファーナム(S) ベンジャミン・ハドソン(Vn) フレッド・シェリー(Vc) スティーヴン・シック(Perc)他 | |
録音:1978年、1993年、1995年、2000年。 ウォーリネンはアメリカにおける12音技法のレパートリーと理論に貢献し、12音技法を音価にも適用して作曲してきた。その音楽は知的な精密さと複雑な記譜で知られており、ここには多産な作曲活動からの35年近くに渡る作品が収録されている。一部KOCHから出ていたものの再発売。 | ||
オーケストラとしてのピアノ ガーシュウィン(グレンジャー編曲): ポーギーとベスによる幻想曲 ヘンリー・ウォルキング:真夜中のジャズ組曲 サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリツィオーソ (ドビュッシー編曲)/ 死の舞踏 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章 |
スーザン・デュエルマイヤー、 ボニー・グリットン(P) | |
デュエルマイヤーはボストン大学、グリットンはカリフォルニア大学で学んだ。ユタ大学の教員を務めていた時、たぶんシュナーベルの伝統に基づく教育を受けたために音楽に対する考えが似ていることがわかり、一緒に演奏を始めた。 | ||
アメイジング・グレース〜 アドルファス・ヘイルストーク:オルガン作品集 「アメイジング・グレース」によるファンファーレ/ 黒人霊歌組曲/ ハルマゲドン (オルガンと2つの打楽器のためのソナタ)/ 「アメイジング・グレース」による瞑想曲/ 「来たれエマニュエル」による前奏曲/ 「来たれエマニュエル」によるトッカータ |
ジェイムズ・コスニク(Org) 東ヴァージニア・ブラスQ フランク・ウォード(B−Br) デイヴィッド・ウォーカー、 ロブ・クロス(Perc) | |
ヘイルストークは作曲をダイアモンド、ブーランジェらに学び、教会のオルガン奏者を務めたこともある。「黒人霊歌組曲」は初めは礼拝のために書かれ、5曲がそれぞれバリトン独唱とオルガン独奏で演奏される。 | ||
ヴァーチャル・ガムラン〜 リディア・エアズ:純正調によるコンピュータ・ガムラン作品 前菜/月の影/くもの巣の影/生物発光/バリ島人/木のガムランのための主題と即興/メラピ/他 | ||
エアズは、木製のガムランのためにも純正調やインドの75音音階を用い作曲している。このCDは、ハリー・パーチやルー・ハリソンの音楽、バリ島で聴いたガムランとケチャの演奏、ジャワ島の活火山メラピなどに刺激され、コンピューター作品として作られた。 | ||
パブロ・オルティス(1956-):作品集 闇/ミロンギタス/ハイパーミロンガ 5つの小さいミロンギタス/ラストロジェロ協奏曲 |
デイヴィッド・ミルンズ指揮 シャンティクリア ピーター・ジョシェフ(Cl) ロイ・マラン(Vn) ダニエル・ケネディ(Mar)他 | |
オルティスはブエノス・アイレスで育ち、アルゼンチンのカトリック大学で学んだ。27歳の時コロンビア大学大学院に入学してマリオ・ダヴィドフスキーに師事し、音楽は宗教のようなものだという観念を持つようになり、宗教的作品を多数書いている。1990年代初めにはタンゴと関係のある一連の作品を作曲した。協奏曲の曲名は1950年代の軍工場で量産されたディーゼル車から採られた。あの男声cho.、シャンティクリアも参加している。 | ||
ティボール・シェルイ(1901-1978): 6つのダンス・デザイン/コンチェルティーノ3×3/ ヴァイオリンと吹奏楽のための協奏曲 |
ポール・フリーマン指揮 チェコ国立so. リン・カオ(P) カーラ・トラインチャック(Vn) | |
録音:1999-2004年。 シェルイはハンガリー生まれのヴィオラ奏者・作曲家で、コダーイとバルトークに作曲を、フバイにヴァイオリンを学んだ。シンシナティso.、フィラデルフィアo.、NBCso.のヴィオラ奏者を務め、1937年引退して作曲と教授に従事した。 | ||
谷の声〜ダニエル・ウォーナー、 ハドソン渓谷の作曲家たちの音楽を歌う アラン・シュルマン(1915-): 森の中の月祭の歌 ロバート・バクサ(1938-): 「エミリー・ディキンソンの歌」から ジェイムズ・フィッツウィリアム(1963-): 歌曲集「永遠」 ピーター・シックリー(1935-): 結婚式のための3つの歌 ロベルト・シュターラー(1924-2001): アンナ・マルガリータの願い オーロラ・ノースランド: 「ユニコーンの愛の詩」から |
ダニエル・ウォーナー(S) ジェイムズ・ フィッツウィリアム(P) バーバラ・ピックハード(P) ピーター・シックリー(P) スーザン・セリグマン(Vc)他 | |
録音:2001年、2002年、2005年。 ニューヨーク州のハドソン峡谷で活動している作曲者・演奏者によるCD。ウォーナーはバロック初期から21世紀までの歌曲や歌劇をレパートリーとし、多数の現代作品を初演し、ハドソン峡谷フィル、ウッドストック室内o.などと共演している。 | ||
アメリカのピアノ協奏曲集 ガーシュウィン:「アイ・ガット・リズム」による変奏曲(*) ヴィクトリア・ボンド:昔の調(#) ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(+) ジェフリー・ハス:増幅ピアノと吹奏楽のための協奏曲(#) |
ポール・バーンズ(P) カーク・トレヴァー指揮(*) スロヴァキア放送o.(*) ライ・クラマー指揮(#) インディアナ大学 ウインド・アンサンブル(#) | |
録音:2003年4月(*)、2001年2月(#)。 ガーシュウィンの名曲を中心としたピアノ協奏曲集。女性作曲家ボンドはロジャー・セッションらに作曲を、シクステン・エールリングに指揮を学び、ロアノークso.指揮者、ロアノーク歌劇場とハリスバーグ歌劇場の芸術監督を歴任し、あらゆるジャンルの作品は広く演奏されている。ハスはインディアナ大学の作曲教授と同大学電子・コンピュータ音楽センター長を務めている。 | ||
創造の声〜 ニコラス・アンソニー・アショーティ(1974-):歌曲集 クレド(*)/当然の質問(#)/一人の子供の生活(+)/星の音楽(**) マーガレット・アットウッドの詩による4つの作品(##) |
マーク・ローレンス(T;*/+/**) ケネス・マイヤー(G;*) アイリーン・ストレンペル(S;#/##) クリストファー・ドランチェク(Fl;#) パトリシア・デアンジェリス(P;#) ジョージ・マセロ(Vc;+) ジョン・ラスウェル(Ob;**) カーリンダ・カルディコット(Hp;**) シルヴィー・ボーデット(P;##) | |
録音:2004年8月、2005年8月、9月。 アショーティはニューヨーク州シュラキュースで生まれ、アルバニーの聖ローズ大学とヴァーモント州のベニントン大学で学んだ。生地の現代音楽協会のコンポーザー・イン・レジデンスを務め、20世紀の合唱音楽を主に指揮している。 | ||
ジョージ・ウォーカー〜生誕60年記念回顧 ウォーカー: 弦楽のための抒情詩(*)/ クラリネットとピアノのための「境界線」(#) リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(+) ウォーカー: 木管合奏、声と合唱のためのカンバス(**) |
ソン・ソノラSQ(*) スコット・アンダーソン(Cl;#) ロバート・ポロック(P;#) ジョージ・ウォーカー(P;+) ジョナサン・ハウエル(T;**) ユージン・コーポロン指揮(**) 北テキサスウィンド・ シンフォニー(**) | |
ウォーカーは1945年カーティス音楽院で最初の黒人の卒業生となり、卒業演奏でリストのソナタを演奏した。第1曲は翌年作曲された弦楽四重奏曲第1番第2楽章で、最もよく演奏されるアメリカ作品。第4曲では作曲者が歌詞の一部を書いている。 | ||
ジョゼフ・サマー: 君を夏の日にたとえようか〜 オックスフォード歌曲集 ソネット [第104番「私にとって美しい友よ、 あなたは決して年を取ることは あり得ない」/ 第18番 「君を夏の日にたとえようか」/ 第130番「私の彼女の目は 太陽みたいなんかじゃない」/ 第110番「ああ、私があちこちへ 行ったのは本当だ」/ レーダーと白鳥(イェーツ作詞)/他 |
イヴ・ジリオッティ(S) アラン・シュナイダー(T) ケリー・ ヴァン・ホーン(Ms) ヘザー・カーリー(S) トム・オトゥール(Br) ジョン・マギン(P)他 | |
シェークスピアが17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアだったという説に、サマーは賛成し、シェークスピアの劇中の場面とソネットを歌詞とした「オックスフォード歌曲集」を6集作曲している。 | ||
蝶の踊り〜アメリカ人たちの音楽 デイヴィッド・ゴンパー(1954-):蝶の踊り ノエル・ザーラー(1951-):ピアノ三重奏曲 マリリン・シュルード(1946-):秘密 ジョゼフ・デインジャーフィールド(1977-): 波はとどろき、ゆらめきながら押し寄せる ジョージ・クラム(1929-):鯨の声 |
モスクワ音楽院 スタジオ・フォー・ ニュー・ミュージック | |
録音:2006年4月。 5人の作曲家のうち4人は現在アメリカの中西部で活動しているが、作品に関連はない。この録音は、そのうち最も若いデンジャーフィールドが計画した。 | ||
大草原の騎手〜チェロ協奏曲集 ヴァージル・トムソン(1896-1989):チェロ協奏曲(*) チャールズ・ファセル(1938-):ライト川(#) トムソン: チェロとピアノのための4つの肖像(+)/ フレデリック・ジェイムズの肖像(+) ファセル:チェロとピアノのための2つのバラード |
エマニュエル・フェルドマン(Vc) ポール・ギャンビル指揮(*) ナッシュビル室内o.(*) スーザン・ ダヴニー・ワイナー指揮(#) ニュー・イングランド弦楽合奏団(#) ジョイ・クライン・フィニー(P;+) | |
2004年11月(*)/2002年4月(#)/2005年11月(+)。 トムソンは、普通の三和音による和声が非難される時代にあっても、独自の様式を新しい方法で貫いた。チェロ協奏曲の各楽章にはアルバム・タイトルとなっている名のほか、アメリカ音楽に関する題がつけられている。ファセルはイーストマン音楽学校で学び、トムソンにも師事した。作品の源として文学に強い関心を持っている。 | ||
モーツァルト:フルート四重奏曲集 [ニ長調 K. 285/ ト長調 K. 295a/ イ長調 K. 298/ ハ長調 K.Anh. 171(285b)] |
スー・アン・カーン(Fl) 佐藤瑛里子(Vn) ロナルド・カーボーン(Va) アレクサンドル・クーゲル(Vc) | |
録音:2005年10月。アメリカフルート協会会長のカーン女史のモーツァルト。オルフェウス室内管コンマスの佐藤瑛里子も参加。 アメリカのフルート協会会長を務めるカーンは伸びやかなモーツァルトを聴かせる。オルフェウス室内管のコンサート・マスターとして知られる佐藤瑛里子は1966年第35回音楽コンクール、1971年ティボル・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで1位となり、1970年からヨーロッパ、1980年からアメリカとカナダで活動し、クイーン大学で教えている。最近アレン・ショーンの弦楽四重奏曲を録音した。 | ||
東洋、西洋に出会う 〜ジュディス・ケロックと友人たち ドナルド・ウォマック(1966-): 23の中国のことわざ チェン・イ(陳怡):夢の中のように ローレンス・モス(1927-): チェロとソプラノのための3つの中国の詩 ピーター・アスキム:春の本質 細川俊夫(1955-):ソプラノとハープのための恋歌1 |
ジュディス・ケロック(S) アンナ・ウォマック(Va) シェム・ギボンズ(Vn) ドレーヌ・シャピロ(Vc) ピーター・アスキム(Cb) ソーニャ・ イングルフィールド(Hp)他 | |
録音:2004年7月、2005年11月。 「恋歌」は万葉集と新古今集の和歌3首の英訳を歌詞としていて、1986年フライブルクで佐藤登和子により初演された。その他の歌詞は中国の詩の英訳。ケロックはイタリアやギリシアの歌劇場に出演し、リサイタルや室内楽のほか、現代音楽でも高く評価されている。 | ||
閃光〜ヴァイオリン、チェロ、 クラリネット、ピアノのための室内楽 デニス・カム(1942-): 三重奏曲/ ソナタ(IBIS)(クラリネット、 ヴァイオリン、チェロとピアノのための) ピーター・フレーザー・マクドナルド(1961-): ヴォカリーズ ソフィア・クラエフスカ(1975-):私に触らないで ランシング・マクロスキー(1964-):閃光 フレデリック・グレッサー(1956-):無意味な選択 ライナ・マーナック(1979-):ラガディア |
アイビス・カメラータ | |
ここで取り上げられた作曲家はマイアミ大学の教員か卒業生。カムのソナタは2002年にピアノ独奏曲として作曲され、その後異なる楽器編成の4つの版が作られた。ビス(bis)は2回の意で、これが4人からなるこの演奏団体 IBIS の名の一部となった。 | ||
マーガレット・アストラップ、 ルース・ショーンタルを歌う〜 ルース・ショーンタル(1924-2006): 初期歌曲集 ヴィルドゥング歌曲集/3つの愛の歌 |
マーガレット・ アストラップ(S) ルース・ショーンタル、 ジョーン・ フォーサイス(P) | |
ショーンタルはハンブルクで生まれたが、ユダヤ人であるためメキシコに逃れてポンセとヒンデミットに学んだ。現代の手法を取り入れながら古典派・ロマン派の伝統を基礎とし、現代の問題を扱って深い情緒を表現している。 | ||
ドン・ギリス(1912-1978):交響曲集 Vol.5 交響曲第1番「アメリカ交響曲」/ 交響曲第2番「信仰の交響曲」/ 交響曲第5-2/1番「楽しみのための交響曲」 |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
第8番/他(TROY-618)、第4番/他(TROY-729)、第5番&第6番(TROY-768)、第7番/他(TROY-833)に続くホブソンのドン・ギリス交響曲シリーズ。(他にミラー指揮による交響曲X、交響曲5-1/2も出ている[TROY-391])。 交響曲第5-2/1番はミラー指揮盤に続く当レーベル2種類目の録音。ギリスは放送プロデューサー、指揮者としても活動し、聴き手が歌ったり弾いたりすることのできる旋律によって音楽を聴き手に届けることを目標としていた。ライト・クラシックの大家として知られ、これらの交響曲も肩肘はらず楽しめるエンターテインメント系交響曲となっている。第二次世界大戦の最中にアメリカの理想を示すことを目指して最初の3つの交響曲を作曲したが、発売されるのはこれが世界初となる。 | ||
幻想的なオスティナート ピエール・マックス・デュボワ: ファンファーレによる3つの前奏曲 マルコ・ピュッツ: B管クラリネットのための協奏曲 カルロス・スリナック(1915-): ソレリアーナ(ソレル風の) ジョージ・パール:ヴィオラと 室内管弦楽のためのセレナード第1番 ブラス・アテオルトゥア(1933-): コラールと 幻想的オスティナート Op.200 |
ドナルド・デロッシュ指揮 ディポール 管楽アンサンブル | |
オスティナートは同じ音型を曲全体にわたって反復する作曲技法。この合奏団がAlbanyレーベルに録音する際に持ち続けている、重要な作曲家によるめったに録音されない作品と、優れた独奏者による管楽伴奏付き独奏曲を選ぶという方針も意味している。 | ||
錬金術〜オーボエと イングリシュ・ホルンのためのアメリカ音楽 ジョージ・ホイセンスタム(1926-): 無伴奏オーボエのための「錬金術」Op.60 (Ob) デーナ・ウィルソン(1946-): オーボエとピアノのための「曼陀羅」(Ob/PAA) グレッグ・ダレッシオ(1963-): イングリッシュ・ホルンと電子音のための 「歌についての省察」(EHr) ジョン・コリリアーノ(1938-): オーボエと弦楽五重奏のためのアリア(Ob/*) ガンサー・シュラー(1925-): オーボエとピアノのためのソナタ Op.17(Ob/PSK) ティソン・ストリート(1943-): オーボエと弦楽五重奏のための アダージョ 変ホ長調(Ob/*) |
マーク・ヒル (Ob;Ob/ イングリッシュHr;EHr) オードリー・ アンドリスト(P;PAA) ヴィオレーン・メランコン、 ジェイムズ・スターン(Vn;*) キャスリーン・マードック(Va;*) イヴリン・エルシング(Vc;*) ロバート・ネアン(B;*) セス・クノップ(P;PSK) | |
録音:2005年12月、2006年3月。 ヒルはニューヨーク州立大学を1976年に修了し、ニューメキシコ大学でも学び、ニューヨーク室内so.ナショナル・フィルなどで演奏してきた。またソリストとしてNYPやナショナル響とも共演したこともある。現代アメリカの作品をしばしば演奏し、このCDのうちの4曲は作曲者との協力によって作られた。 | ||
ルドルフ・フリムル(1879-1972): オペレッタ「ほたる」 |
ロビン・ディレオン(S) ジャック・ビートル(T) ジェーソン・アルティエリ指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2006年。全曲は世界初録音。 フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住、1912年に作曲した「ほたる」で一躍有名となり、アメリカにおけるオペレッタの最盛期を作った。「ほたる」という歌を街頭で歌う貧しい歌手ニーナが最後に裕福なジャックと結婚するという物語。 | ||
幻影、夢と記憶 マイケル・モールディン(1947-): 光の子供の夢 デイヴィッド・イェグリー:巻き毛 ハイグ・ボヤディアン(1938-): セヴァン湖 ナンシー・ブルーマー・ デュッセン:夜の森 ランダル・スナイダー:悲歌 ウィリアム・ヒル:瞑想と儀式の踊り |
ジェイムズ・ジョン・ ペレリット (米ネイティヴFl) ローレンス・ゴラン指揮 モラヴィアpo. | |
録音:2006年8月。 ペレリットはフィラデルフィアo.などの独奏フルート奏者やインディアナ大学教授を務めた。音楽の強さは伝統との直接の接触から生まれると考え、1995年からほとんどもっぱら米国北部平野土着のフルートを演奏している。 | ||
ラッパの音〜 トロンボーンを伴う室内三重奏曲集 ジャック・カステレード(1926-): トランペット、トロンボーンと ピアノのための小協奏曲 (1958) ロナルド・ローズマン(1933-2000): オーボエ、トロンボーンと ピアノのための三重奏曲 (1985) フランク・ステンパー(1951-): ラッパの音 (2001) ジョン・スティーヴンズ(1951-): 三つ組 Triangles (1985) ボリス・ブラッハー(1903-1975): ディヴェルティメント (1946) |
デイヴィッド・ギア(Tb) シャリ・ローズ(P) デイヴィッド・ グリーンホー(Tp) マーク・ウェイガー(Ob) ジェフリー・ アグレル(Hr) ジョン・マニング(Tu) | |
ギアはミシガン大学とイェール大学で学び、スプリングフィールドso.とニューイングランドo.で演奏した。現在はクワド市so.とセダー・ラピズ歌劇場o.の首席トロンボーン奏者を務め、アイオワ大学で教えている。 | ||
マトリックス(母体)〜 ルイ・カーチン(1951-)の音楽 レトケの歌(*)/ 無伴奏フルートのための ファンファーレとパヴァーヌ(#)/ マーティのためのファンファーレ(+)/航海(**)/ 打楽器のための四重奏曲(##)/嘆き(*)/母体と夢(*) |
ルーシー・シェルトン(S;*) スティーヴン・ゴスリング(P;*) パトリシア・スペンサー(Fl;#) マリリン・ノンケン(P;+/**) テイマー・サリヴァン (アルトSax;**) ポール・ホステッター指揮(##) マシュー・ゴールド、 エドゥアルド・レアンドロ、 トム・コラー、 マシュー・ ウォード(Perc;##) | |
カーチンはフィラデルフィアで生まれ、タングルウッドでガンサー・シュラー、ウォリネン、カーターらに師事した。その作品は世界中で演奏され、ワシントン・スクエア現代音楽協会の指導者の一人としてしばしば指揮もしている。 | ||
私を飛ばせて 〜アメリカ黒人の苦闘・慰め・生存の音楽 子供たちと一緒に歩け/それは良いニュースではないのか/ 神の精神に従え/ジョン・ヘンリー/私の肩の周りの虹/ アーメン/私を飛ばせて/彼らは彼女をモーセと呼んだ |
ジョニタ・ラティモア(S) ロバート・デ・コーミア指揮 カウンターポイント | |
録音:2006年8月。 コーミアは1940年代末にユダヤ人の合唱団の指揮者となり、彼らが東ヨーロッパのイディッシュ語の歌や黒人霊歌に興味を持っていたことや、その頃からアフリカ系アメリカ人歌手たちと仕事をしたことから、ずっとアフリカ系アメリカ音楽に従事している。1963年にプロ合唱団「デ・コーミア・シンガーズ」を結成し、このCDにはそのために編曲した曲が多数収録されている。 | ||
ロバート・オウエンズ(1925-): 歌曲と黒人霊歌集 「姿」〜姿を映さない/4つの欲求(*)/ 音楽のための「連」/ What Lips My Lips Have Kissed / Euclid Alone /カウンティ・カレンの3つの詩/ 奇跡の野(#)/キリストの磔/ I Got a Home In-a Dat Rock (+) |
ダリル・テーラー(T) ロバート・オウエンズ(P) アナ・ミロサリェヴィチ (Vn;*/+) エディー・マラーヴ(Vn;*) スティーヴン・タッカー指揮(#) フィールズ・ オヴ・ワンダー弦楽o.(#) | |
オウエンズはテキサス州で生まれ、エコール・ノルマルでコルトーにピアノを学び、1952年ピアニストとしてデビューした。1957年帰国し、黒人の詩人ラングストン・ヒューズに会って「奇跡の野 (Fields of Wonder)」に作曲してほしいと言われた時から本格的に作曲を始めた。その後多数の歌曲を作曲したが、特定の人種のためではないと作曲者は強調している。 | ||
火に似て〜レイモンド・ ウォイチク(1957-):管弦楽作品集 二十五年祭(*)/火に似て(*)/舞踏交響曲(#) 芸術の精神 (若人たちの絵による8つの細密画)(#) |
ジョエル・エリック・ スーベン指揮(*) モラヴィアpo.(*) レイモンド・ウォイチク指揮(#) ジェシュフpo.(#) | |
録音:2004年(*)、2005年12月(#)。 ウォイチクはニュージャージー州で生まれ、指揮者としても活動している。「芸術の精神」は、同州にある大西洋岸中部芸術センターの「視覚と音」教育プログラムのために委嘱された2つの組曲からの抜粋。 | ||
Common Sense Composers ' Collective(常識作曲集団):TIC マーク・メリッツ:スパム ベリンダ・レノルズ:回って来る… エド・ハーシ:一晩の空ではない ランダル・ウルフ:代替音楽 ダン・ベッカー:S.T.I.C. (Sensitivity to initial conditions) キャロリン・ヤーネル:青金石 ジョン・ハレ:街の声 |
ニュー・ミレニアム合奏団 | |
録音:2002年1月。 「常識作曲集団」と名乗る8人のアメリカの作曲家たちが10年近く前に初めて発売したCDは、当時まだ現代音楽で支配的だった禁欲主義への挑戦と見なされた。このCDに収録されているのは、1996年に作曲された作品を、ピアノと管弦打楽器の六重奏からなるこの合奏団のために書き直したもの。 | ||
怪物論〜アイオワからの新しい音楽 ローレンス・フリッツ:怪物論/音楽測定法 マイケル・エッカート(1950-): こだまの歌/戻らない点 デイヴィッド・ゴンパー(1954-): 古い棒/私たちが失った楡 |
エスター・ラムネック(Cl) ジェフリー・ライマン(Fg) ウィリアム・ラリュー・ ジョーンズ指揮 アイオワ大学室内o. デイヴィッド・ゴンパー指揮 ティモシー・スタルター(T) ジョン・ムリエロ(Br)他 | |
録音:2005年、2006年。 アイオワ大学の作曲教員たちによって21世紀に作曲された作品集。フリッツは数学のアルゴリズムとコンピュータを用い、エッカートは新古典主義的な無調、ゴンパーは調性以後の中心音に基づいて作曲している。 | ||
トマス・パスティエリ:「ソングブック」 夢の国/太り過ぎ、働き過ぎ/ オフィーリアの嘆き/ オスカー・ワイルドの3つの詩/ ジェイムズ・エージーの3つの詩/ 天使たちの精力的な活動 |
シェリ・ グリーナワルド(S) ヴィクトリア・ リヴェングッド(Ms) カレン・スラック(S) ジョーダン・シャナハム(Br) ウォーレン・ジョーンズ(P) | |
録音:2006年8月。 パスティエリはジュリアード音楽院在学中から仕事を始め、1984年までに多数のオペレッタで大成功を収めたが、再演されないことに飽き足らず、西海岸へ行って映画音楽を作曲した。しかしパスティエリの天職は歌劇で、その作曲の合間に書いた歌曲がここに収録されている。 | ||
アルヴィン・シングルトン(1940-): 太陽に歌う 欲の機械/アルゴル3/太陽に歌う/ リンゴ/太陽の周りを50回 |
テレサ・マカラ(P) ペギー・ベンクサー(Vib) サラ・ヴァーガス= バリット(Fl) スピヴィ・ホール児童cho. デイヴィッド・ シフリン(Cl)他 | |
録音:1993年、1999年、2003年、2004年。 シングルトンはニューヨーク大学、イェール大学、サンタ・チェチリア国立アカデミーで学び、アトランタso.、アトランタのスペルマン大学、デトロイトso.、フロリダ州ジャクソンヴィルのリッツ室内プレイヤーズのコンポーザー・イン・レジデンスを務めた。 | ||
エリック・ラスク〜 ジャスト・ミー&マイ・ホルン ベルンハルト・クロル(1920-):賛美 J.S.バッハ:パルティータ イ短調 BWV1013(原曲:Fl) パーシケッティ(1915-1987): 無伴奏ホルンのためのパラブル(寓話) C.P.E.バッハ: ソナタ イ短調 H. 562 テオドーレ・アントニオウ(1935-): 哀歌 アヴラム・デイヴィッド(1930-2004): 無伴奏ホルンのためのソナタ Op.101 オットー・ケッティング(1935-): イントラーダ |
エリック・ラスク(Hr) | |
録音:2006年6月。 ホルンの名手ラスクによる無伴奏のホルン作品集。バッハから最近の作品まで幅広い作品が演奏されている。ラスクは1987年アメリカ・ホルン・コンクール、1988年フランスのランスでの国際コンクールで優勝した。20歳の時クリーヴランドo.の副首席ホルン奏者になり、エンパイア・ブラス(金管五重奏団)で演奏し、東京音楽大学でも教えた。 | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ: オラトリオ「ジュディッタ」 |
ジュリアン・ベアード(S) マーシャル・コイド(CT) フィリップ・アンダーソン(T) クイーンズ室内バンド/他 | |
旧約聖書外典ユディト書にある、アッシリアの将軍ホロフェルネスに攻められ、その首を切り落としてユダヤを救った未亡人ユディトの話。1693年にナポリで歌劇として作曲されたが、イタリアでは18世紀最初の10年に歌劇が禁止されたので、オラトリオとして書き直された。 | ||
レオン・カーシュナー(1919-): ピアノ独奏のための作品集 ピアノ・ソナタ第1番/間奏曲1/ 5つのピアノ曲/間奏曲2/ 禁じられたもの/ソナタ第2番 |
レオン・フライシャー、 ピーター・ゼルキン、 マックス・レヴィンソン、 ジョナサン・ビス、 ジョエル・ファン、 ジェレミー・デンク(P) | |
カーシュナーはロサンジェルスのカリフォルニア大学でシェーンベルクに学んだが、無調的作品でも12音列は用いなかった。ブロッホ、セッションズにも学び、指揮者、ピアノ奏者としても活動した。「5つのピアノ曲」はエミリー・ディキンソンの詩による歌曲集の編曲。 | ||
モリス・ローゼンツワイグ(1952-): 連作集 場所と物語/出来事のある連続 |
スティーヴン・ ゴスリング(P) ラニ・ポールソン(Ms) スーザン・ウェンクス(P) | |
録音:2004年3月、2003年8月。 ローゼンツワイグはイーストマン音楽学校、ペンシルヴァニア大学、コロンビア大学で学び、ユタ大学教授を務めている。第1作は12のピアノ曲、第2作は9つの歌曲と前奏曲、間奏曲、後奏曲から成り、いずれも各曲が音階の12の各音に基づいている。 | ||
思考と夢〜ピアノ三重奏のための現代作品 レイフ・セーゲルスタム(1944-): 「1楽章の思考」の三重奏曲第2番(1977)(*) ヘンツェ(1926-):室内ソナタ(1948 rev. 1963) ヴァッケ・シャラフィアン(1966-): ピアノ三重奏曲第2番「夢の中の夢」(2003)(*) ジョナサン・ゴラヴ:悪夢(2002-04)(*) ティグラン・マンスリアン(1939-): 5つのバガテル(1985) |
ベアード三重奏団 [スティーヴン・メイニーズ(P) モヴセス・ポゴシアン(Vn) ジョナサン・ゴラヴ(Vc)] | |
(*)は世界初録音。シャラフィアンはアメリカの文化遺産に根差し、その精神と意味を探求している。「夢」は宇宙自体であり、夢のように心を感動させる音楽語法を作ろうとしたと述べている。ゴラヴはバッファロー大学で教えながらエレクトリック・チェロ奏者としても活動している。「悪夢」は歌劇「赤い報い」に基づいてこの三重奏団のために書かれた。マンスリアンの様式は昔のアメリカ音楽の伝統と現代ヨーロッパの作曲技法を総合したもので、「バガテル」は深い思索と豊かな情緒を示している。 | ||
不安な心〜アメリカの歌曲集 ロナルド・ペレラ(1941-):さあ眠れ リビー・ラーセン(1950-): 私を試して下さい/ 善良な王様 〜ヘンリー8世の妻たちの最後の言葉 スティーヴン・ポールズ(1949-): 愛とあこがれの歌曲集 ブルース・アドルフ(1955-):愛の千年 |
カレン・スミス・ エマーソン(S) アーリーン・ シュルート(P) | |
録音:2006年5月。 「愛とあこがれの歌曲集」の歌詞は大伴家持、小野小町ほかの和歌の英訳。エマーソンはニューヨークのオラトリオ協会の独唱コンクールなどに入賞し、バロックから近代までの歌劇に出演するほか、アメリカの主要な楽団や合唱団と共演し、スミス大学で教えている。 | ||
イギリスのピアノ四重奏曲集 アレクザンダー・キャンベル・ マッケンジー(1847-1935): 四重奏曲 変ホ長調 Op.11 フランク・ブリッジ(1879-1941):幻想曲 ハーバート・ハウエルズ(1892-1983): 四重奏曲 イ短調 Op.21 チャールズ・ヴィリアーズ・ スタンフォード(1852-1924): 四重奏曲 へ長調 Op.15 ゴードン・ジェイコブ(1895-1984): 四重奏曲 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983): 四重奏曲 |
エイムズ・ ピアノ四重奏団 | |
録音:2005年12月、2006年3月、5月。 マッケンジーはエディンバラを訪れたアントン・ルビンシテインに「イギリスには作曲家がいない」と言われたというが、19世紀半ばに生まれたスタンフォードやエルガーと共に、マッケンジーはイギリスに立派な作曲家がいることを示し、ブリッジ、ハウエルズ、ウォルトンが続いて国際的に認められるようになった。 | ||
ウェイン・ピーターソン(1927-):変転 変転/12音音楽/迷宮/カプリッチョ/二部作 |
ニューヨーク・ ニュー・ミュージック 合奏団 | |
録音:1995年、1996年、1999年。 ピーターソンはミネソタ大学とロンドンの王立音楽アカデミーで学び、サンフランシスコ州立大学教授を務めている。ジャズ・ピアノ奏者として活動したこともあるため、流動的なリズムが特徴。 | ||
青銅の音楽 ジェラルド・レヴィンソン: 山の光/青銅の音楽 リンダ・ダンスマン:至 ジョシュア・フェルトマン: フビライハーン マルコム・ペイトン: 木管、金管と打楽器のための2つの幻想曲 ラリー・ベル:バンドのための短い交響曲 デイヴィッド・マクブライド:川の舞曲 ピーター・チャイルド:ファンファーレ |
ウィリアム・ドルリー指揮 ニューイングランド音楽院 ジョーダン・ウィンズ | |
1867年に創立されたニューイングランド音楽院は、アメリカ最古の独立した音楽学校で、優れた教授陣と幅広いカリキュラムを誇っている。このバンドのプログラムでは、普通でない楽器編成のため無視されている作品や世界初演の作品が重要な部分となっている。 | ||
子馬の協奏曲〜 ハワード・ハーシ(1940-): 室内楽作品集 2000-2005 子馬の協奏曲/ ヴァイオリンと打楽器のためのソナタ/ 網目状の川の夜 |
ハワード・ハーシ指揮 サクラメント室内楽協会 ウィリアム・バービニ(Vn) デイヴィッド・カーライル (Perc) マシュー・クレイチ(Fl) マシュー・ダーリング (マリンバ) | |
ハーシは、音楽的抽象と具象的な人間性とのつながりを求めて作曲すると述べていて、スピード感のある現代的な手法と並んで、叙情的な表現が随所に現れる。「子馬の協奏曲」という題は、作曲していたカリフォルニアの森で子馬を見て思いついたもの。 | ||
サリヴァン:コミック・オペラ 「ゴンドラのこぎ手、又はバタラリアの王」 |
テッド・ クリストファー(Br) サンドラ・ロス(Ms) ゲーリー・モス(Br) リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2006年。 ギルバートの台本によるこの作品は1889年ロンドンで初演されて大成功を収め、554回続けて上演された。バタラリア王の幼い息子は、スペイン公爵の娘との結婚に反対する宗教裁判所長に誘拐されてゴンドラのこぎ手に育てられる。成長してそれぞれ好きな人ができた彼らは結婚話に困惑するが、実は王子でないことがわかってハッピー・エンドとなる。 | ||
四季の詩人の恋 〜シューマン「詩人の恋」英語版/他とピアノ作品集 シューマン: くるみの木(*)/君は花のごとく(*)/献呈(*)/ 「ウィーンの謝肉祭の道化」 Op.26〜ロマンス ト短調/ 3つのロマンス Op.28 より[第1曲/第3曲] クララ・シューマン:3つのロマンス [イ短調 Op.21-1/へ長調 Op.21-2/イ短調遺作] シューマン:詩人の恋(*) (エリザベス・カーシュナーの英訳歌詞による) |
ジーン・ダントン(S;*) トマス・シュトンプフ(P) | |
録音:2006年1月。 アメリカの詩人カーシュナーは「詩人の恋」の歌詞を英訳し、4つの季節に4曲又は5曲を割り当てた。透明な声で明確な歌唱を聴かせているダントンは、独唱、歌劇、オラトリオ、ミュージカルと広く活動し、アメリカの現代作品も多数演奏している。 | ||
クインシー・ポーター(1897-1966): 弦楽四重奏曲全集 弦楽四重奏曲[第1番−第9番]/修道院で/ ポチャイフの聖母マリア(ウクライナ民謡)/ スケルツォ(1923)/フーガ(1941) |
ポトマックSQ | |
ポーターはダンディ、ブロッホなどに学び、ニューイングランド音楽院とイェール大学で教えながら多くの弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活動した。その弦楽四重奏曲はアメリカの現代音楽への重要な貢献で、和声はしばしば半音階的でも常に調的で、対位法を好んで用いている。 | ||
ロス・バウアー:儀式の断片 エスキモーの歌(*)/石のスープ(#)/運動(+)/ 儀式の断片(**)/支流(##) |
ロス・バウアー指揮(*) クリスティーン・ シャーデバーグ(S;*) ペギー・フリードランド (Fl;*) ジョシュア・ゴードン (Vc;*) クリストファー・ オールドファザー(P;*) ジェフリー・ ミラースキー指揮(#) ニューヨーク・ニュー・ ミュージック合奏団(#) トリプル・ヘリックス 三重奏団(+) スーザン・ナルッキ(S;**) Yu-Hui Chang 指揮(**) エンパイアリアン 合奏団(**) ニューヨーク・ ニュー・ミュージック アンサンブル(##) | |
バウアーはニュー・イングランド音楽院で学び、タングルウッドでベリオに師事した。ここには1990年代の作品が収録されており、叙情的な部分から激しい部分まで表現の幅は大きく、表面は複雑に見えても、形式と声部進行に対する確かな感覚によって形式は明確になっている。 | ||
音楽による賞賛〜 ドビュッシーとフォーレの思い出 に敬意を表わした作品集 *クロード・ドビュッシーの墓碑名 デュカ:牧神のはるかな嘆き(*) ルーセル:ミューズの歓待(*) マリピエロ:クロード・ドビュッシー(*) ユージン・グーセンス(1893-1962): ドビュッシー讃(*) バルトーク: ハンガリー農民の歌による即興曲(*) フロラン・シュミット: Et Pan au fond des blés lunaires, s'accouda Op.70 No.1 (*) ストラヴィンスキー: 管楽のための交響曲からの断片 (C.A.ドビュッシーの思い出に)(*) ラヴェル: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(#/+) ファリャ:讃歌(**) サティ:Que me font ses vallon (*/##) *ガブリエル・フォーレ讃〜 ガブリエル・フォーレの名による7つの小品 (ラヴェル、エネスク、オーベール、 フロラン・シュミット、ケックラン、 ラドミロー、ロジェ=デュカス共作) ラヴェル: ガブリエル・フォーレの名による子守歌(++) ジョルジュ・エネスク: ガブリエル・フォーレ讃(***) ルイ・オーベール: ガブリエル・フォーレ讃(***) フロラン・シュミット: ガブリエル・フォーレ讃(***) シャルル・ケックラン: 4手のためのガブリエル・フォーレ讃(*/***) ポール・ラドミロー: ガブリエル・フォーレ讃(***) ジャン・ロジェ=デュカス: 4手のためのガブリエル・フォーレ讃(*/***) |
アンドレイ・カスパロフ(P;*) デジレ・Ruhstrat (Vn;#) デイヴィッド・カンリフ(Vc;+) ティモシー・オルブリチ(G;**) リーザ・リラフォード・ コストン(Ms;##) パヴェル・ イリャショフ(Vn;++) オクサナ・ リュツィシン(P;***) | |
前半は、ドビュッシーの死後、1920年にパリの音楽雑誌 Revue musicale がドビュッシーを賞賛するために委嘱した作品。後半は、それが成功したため、編集長がフォーレ存命中の1922年に7人の弟子に委嘱した「ガブリエル・フォーレ讃」と題する作品。 | ||
アラ・ボルゾヴァ:室内楽作品集 マジュヌーンの歌〜テノールと合奏のためのカンタータ/ スケルツォ/フランスのイメージ/ピンスクと青/母は言った |
ジェイムズ・リオ(T) アラ・ボルゾヴァ指揮 ダ・カーポ室内 プレイヤーズ ミーガン・ストゥープス(Cl) イェフゲニア・ ストレンガー(Vn) ウィリアム・シメル (アコーディオン) アラ・ボルゾヴァ(P) ポール・スペリー(T)他 | |
録音:2002年-2004年。 ボルゾヴァはベラルーシで生まれの女性作曲家、モスクワ音楽院で学んだ後、1993年にアメリカに移住し、指揮者、ピアニスト、オルガニストとしても活動している。マジュヌーンは7世紀アラビアの詩人、ピンスクはベラルーシの都市。 | ||
変わった小さな甲殻類〜 ウィリアム・ヒル:作品集 変わった小さな甲殻類/ 北の曙光〜アメリカ土着フルートと 管弦楽のための交響詩(*)/ 7つの抽象的な細密画(#) |
ジェイムズ・ J.ペレリット (アメリカ土着Fl;*) ウィリアム・ヒル (Perc;#) ローレンス・ゴラン指揮 モラヴィアpo. | |
録音:2006年8月。 ヒルはコロラドso.首席打楽器奏者を務め、デンヴァー大学で作曲を教えている。画家としても活動していて、「7つの細密画」は作曲者が描いた抽象的なスケッチからの7点に作曲したもの。 | ||
ロバート・ヘルプス(1928-2001): ピアノ作品全集 Vol.1 シャル・ウィ・ダンス?(1994)/回顧して(1977)/ 夜想曲(1973)/幻影のワルツ(1977)/ 左手のための音楽 〜ピアノ独奏のための3つの練習曲(1975) 泉の幻想曲(1977)/3つの賞賛(1972)/ 発光(1997)/葉書(2000)/4つの歌曲編曲 |
ナオミ・ニスカラ(P) | |
録音:2006年5月、8月。 ヘルプスはセッションズに作曲を学び、ピアニストとしてその作品や現代音楽も演奏した。作品は新ロマン主義、印象主義、ミニマル・ミュージックの影響を受けている。ニスカラはフィンランド系アメリカ人の父と日系2世の母との間に生まれ、南フロリダ音楽大学助教授を務めている。 | ||
トロンボーン上のX〜 ジャンルを破壊する21世紀のトロンボーン協奏曲集 ナサニエル・シルクレット(1889-1982): トロンボーン協奏曲(1942) ジェイムズ・プー:トロンボーン協奏曲(1992) ジェフ・ティジク:トロンボーン協奏曲(2003) |
ジェイムズ・プー(Tb) ジェフ・ティジク指揮 コロラドso. | |
録音:2004年7月。 ここに収録された協奏曲は皆ポピュラー音楽の要素を含んでいる。プーはイーストマン音楽学校を卒業し、ウッディ・ハーマン・バンドに加わった後、チック・コリアと演奏旅行をし、2000年からはスティーリー・ダンのロック・グループと演奏して来た。現在は主にトロンボーン独奏者とイリノイ大学トロンボーン教授として活動している。 | ||
シリル・ローズ(1830-1903): クラリネット独奏のための32の練習曲 |
ショーン・オズボーン(Cl) | |
録音:DDD。クラリネット学習者には有名なローズの32の練習曲(エチュード)を収録したCD。オズボーンはメトロポリタン歌劇場o.の最年少クラリネット奏者だった他、NYP、シアトル響、ピッツバーグ響で首席を務めたあと、現在はソリスト、作曲家として活躍している。ローズはパリ音楽院でクラリネットを学び、1857-91年パリ・オペラ座のクラリネット奏者、1876-1900年パリ音楽院教授を務め、19世紀で最も尊敬されたクラリネット奏者の一人だった。この練習曲集は、オーボエ奏者フェルリング(1796-1874)のオーボエのための48の練習曲Op.31に基づいている。 | ||
生きている水〜ペテル・レウェン:作品集 生きている水/ クラリネット、バス・クラリネット、 ピアノとチェロのための「時代錯誤」/ ヴァイオリン協奏曲「星」/ クラリネット、ハープ、ピアノと 弦楽のための「水晶の光の川」 |
フランツ・アントン・ クラーガー指揮 ヒューストン・ムーアズ大学so. ジェフリー・ラーナー(Cl) ウェルナー・ローズ(P) アンジェイ・グラビェツ(Vn) デイヴィッド・ キャンベル(Cl)他 | |
録音:1989年、2005年。 レウェンはユトレヒトで生まれ、ニュー・メキシコ大学とカリフォルニア大学で学んだ。1980年代末にテキサスに移住して、テキサスA&M大学教授を務め、「生きている水」は同大学のオペラ・演奏芸術協会組合の委嘱によって書かれた。 | ||
ロバート・ウォード(1917-): 交響曲第3番(*)/ ヴァイオリン、チェロとピアノのための 三重協奏曲「対話」(#)/ 交響曲第6番(+)/ 歌劇「コロラドから来た女性」 〜西部の曲集(**) |
イーゴリ・ブケトフ指揮(*) アイスランドso.(*) ニコラス・キッチン(Vn;#) イェースン・キム(Vc;#) ミンチェ・リュウ(P;#) ロレンツォ・ムーティ指揮(#/+) トライアングル室内o.(#/+) アラン・バルター指揮(**) チェコ・フィル室内o.(**) | |
録音:DDD。ウォードはイーストマン音楽学校とジュリアード音楽院で学び、コープランドにも師事した。調性は明確で、ヒンデミットやガーシュウィンの影響も受けている。三重協奏曲はヴァイオリンとチェロのための作品の改作。 | ||
サミュエル・ コールリッジ=テイラー(1875-1912): 24の黒人の旋律集 Op.59 [南東アフリカ/南アフリカ/ 西アフリカ/西インド/アメリカ] |
デイヴィッド・シェーファー= ゴッツチョーク(P) | |
録音:2005年1-4月。 コールリッジ・テーラーはシエラ=レオネ人の父とイギリス人の母との間にイギリスで生まれ、王立音楽アカデミーでスタンフォードに師事した。アフリカやアフリカ系アメリカの民謡を収集し、それらを保存しヨーロッパ文化に受け入れ易いものにしようと尽力した。 | ||
デイヴィッド・フェザーロルフ(1956-): 室内楽作品集 弦楽四重奏曲第1番「月だけが騒ぐ時」(*)/ 夢でも見てろ、おお太陽たち(#)/ 組曲〜チェロのための幻想曲(+) |
ガマヴィラSQ(*) ヴィット・ムジク(Vn;#) マリアーン・ パヴリク(Vc;#/+) | |
録音:2002年9月。 フェザロフは初めチェロを学び、パーチェス音楽大学で作曲修士を取得し、ニューヨークの作曲家集団「ランダム・アクセス・ミュージック」を創立した。「弦楽四重奏曲」の曲名はディラン・トマスの詩から採られ、「夢でも見てろ、おお太陽たち」は「モーゼとアロン」の文字の綴り替え。 | ||
ドン・ギリス(1912-1978): 交響曲X-ビッグ D (1968) / 「タルサ」〜石油についての交響的肖像/ 交響曲第3番 「自由な人々のための交響曲」 |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ ヴァルソヴィア | |
録音:2006年2月。 ギリスはダラスに転居してすぐ、この作曲家通例の陽気で親しみ易い「交響曲 X 」を完成した。Dはニ調とダラスを意味している。タルサはオクラホマ州にある石油都市。交響曲第3番は、30歳になる前に、アメリカの理想を音楽で示そうとして作曲された。 | ||
ドン・レイ: 西部入植者の踊り(全9曲)/ 家族の肖像(組曲第1番) |
デリク・グリーソン指揮 ダブリンpo. | |
録音:2004年11月。 レイはカリフォルニア大学を卒業して1956年CBCテレビの音楽スタッフとなり、テレビのための音楽も作曲している。親しみ易い様式で書かれ、第1曲は、元入植者である祖父母が住んでいたロサンジェルス近くの田舎の懇親会で行われた踊りを素材としている。 | ||
アーマンド・クォリオティン(1954-): 室内楽作品集 バッハ幻想曲/蜂鳥/ホタルの愛の祭/フォノコピア/ サクソフォン、チェロとピアノのための三重奏曲/ 緑色の蝶 |
ラドノフスキー・ サクソフォン四重奏団 ジョン・マクドナルド(P) ペイ=チュン・リン (ピッコロ) ケネス・ラドノフスキー (Sax) ジル・ドレーベン (ピッコロ/Fl) 新しい音楽のための グループ「アウロス」/他 | |
クォリオティンは初めジャズ・ギター、続いてクラシック・ギターと作曲を学び、ブーレーズとバビットにも師事した。「幻想曲」は友人ラドノフスキーの四重奏団のために書かれ、BACHの4音を12音音列を統合するために用いている。 | ||
ジェラルド・レヴィンソン(1951-): 室内楽作品集 1973-2001 クラリネット、 チェロとピアノのための三重奏曲(1976)/ 声とピアノのための「慰め」(1997)/ ヴァイオリンとピアノのための 二重奏曲(光の風)(1973)/ ピアノのための4つの小品「ラガマリカ」(2001)/ 室内アンサンブルのための 「驚くべきほとんどが今ここに」 (器楽による12の細密画)(1999) |
グレゴリー・フルカーソン(Vn) マーカントニオ・バロン(P) チャールズ・ アブラモヴィック(P) バーバラ・ アン・マーティン(S) イーゴリ・ベゲルマン(Cl) クランシー・ニューマン(Vc) ジェイムズ・フリーマン指揮 オーケストラ 2001 | |
録音:1993年-2006年。 レヴィンソンはクラム、メシアンなどに師事し、1979-80年はバリ島で同地の音楽を学んだ。第3曲の曲名はラーガ(インドの旋法)の花輪という意味で、第4曲はクラムの70歳の誕生日を祝って、俳句とロルカ、カミングズの詩に基づいて作曲された。 | ||
田舎の星〜ヴァイオリンとピアノのための新しい音楽 デイヴィッド・ゴンパー(1954-):峡谷の音楽/田舎の星 ジョゼフ・ダンガーフィールド(1977-):フィンの夢 チン=チュー・フー(1969-):氷河の赤〜覆われた景色 ノエル・ザーラー(1951-):ヴァイオリンとピアノのために ジョン・アルマイア(1970-):キングズ・クロス |
ヴォルフガング・ ダーフィト(Vn) デイヴィッド・ゴンパー(P) | |
録音:2005年9月、2006年9月。 ここにはアメリカの作曲家たちが2人の演奏者のために作曲した作品が収録されている。ゴンパーは1991年からアイオワ大学教授と現代音楽センター長を務め、ピアニスト、指揮者としても活動している。 | ||
ロジャー・セッションズ(1896-1985): ヴァイオリン協奏曲 ジェイムズ・ボレ:儀式 |
オレ・ベーン(Vn) ジェイムズ・ボレ指揮 モナドノック祝祭o. | |
録音:2006年8月。 ボレはミヨーらに作曲、ローゼンストックらに指揮を学んだ。1966年モナドノック・ミュージックを設立し、1974年から28年間ニュー・ハンプシャーso.音楽監督を務めた。「儀式」は厳粛で叙情的な作品。 | ||
エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.7 ピアノ・ソナタ第3番/ B 'shert (*) |
スィンアイ・スー(P) | |
ラダーマンは調性的な素材と無調的な素材を組み合わせて用い、現代的な文脈の中に叙情的な様式を混合している。アメリカ音楽センター長を務め、2006年アメリカ芸術・文学アカデミーの会長に選ばれた。(*)はイディッシュ語で「…を意味した」の意。スーは北京で生まれ、1996年ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールで2位となった。 | ||
7部からなる贈り物 セオドア・モリソン(1938-):聖霊の贈り物 マーガレット・ヴァーデル・ サンドレスキー(1921-): 「十字架を高く上げよ」による序奏と変奏 エマ・ルー・ディーマー(1927-): 「季節の詩編」〜御子が私たちに メンデルスゾーン: オルガン・ソナタ ニ短調 Op.65-6 「天にまする我らの父よ」 J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582 パメラ・デッカー(1955-): サンフランシスコのためのフルート フローレンス・ベアトリス・ プライス(1887-1953): 民謡による変奏曲 |
マーガレット・マーティン・ クヴァム(Org) | |
録音:2006年5月。 メンデルスゾーンとバッハ以外はアメリカの作曲家によるオルガン曲。クヴァムはカナダで生まれ、1993年フロリダでのナポリ国際オルガン祭コンクールで1位となり、オンタリオ州、ミシガン州、カリフォルニア州の教会で音楽監督を務めた。 | ||
SONYC 最初の録音 クリストファー・ シオファニディス(1967-):幻と奇跡 ポール・モラヴェック:異形態 リーサ・ビーラワ:トロイアの女たち ミハル・ガトニスカ(1967-):蜂鳥の変形 |
SONYC (ニューヨーク市 弦楽o.) | |
SONYCは、1999年に結成された、指揮者を置かない室内合奏団で、17曲の現代作品を世界・アメリカ初演している。ポーランド出身のガトニスカの作品は現代的語法を用いている部分が多いのに対し、他のアメリカの作曲家たちの3曲はより伝統的で理解し易い様式。 | ||
ロベルト・シエラ(1953-):交響曲集 [第3番「ラ・サルサ」/ 第2番「大パッサカリア」/第1番] |
トマス・M. スリーパー指揮 フロストso. | |
録音:2006年4月、11月。 シエラはプエルトリコで生まれ、ロンドンとユトレヒトで学び、ハンブルクでリゲティにも師事した。生地カリブ海の出自を根底として他の国々の特徴を採り入れ、独自の様式に総合している。第1曲「サルサ交響曲」はモートン・グールドのラテン・アメリカ・シンフォニエッタのような雰囲気で、プエルトリコ、ドミニカ、キューバの音楽の様々なリズムが用いられている。ラテンのリズムに乗ったノーテンキなだけでなく、まじめな舞曲もありなかなか聴き応えがある。いわゆる「現代音楽」の類ではない。 | ||
マイケル・S.ホーウッド(1947-): 組曲とシリアスな作品集 「国立公園」組曲/交響曲第1番/ 内部の変奏曲(*)/「遊園地」組曲 |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ ヴァルソヴィア ジョゼフ・クベラ(P;*) | |
録音:2007年1月。 ホーウッドはバッファローで生まれ、ニューヨーク市立大学でルーカス・フォスらに学んだ。アカデミックな様式からポピュラーな様式まで、ロマン派的語法から無調まで、堅固な構造から偶然性までのあらゆる技法を効果的に用いている。このアルバムは2曲の組曲とシリアスな作品(交響曲、変奏曲)のカップリング。遊園地組曲の終曲「ローラー・コースター」はスピード感溢れる爽快な作品。激しい系イギリス風の交響曲やバルトーク系の変奏曲も聴き応えあり。 | ||
ブルノ・スクルテ(1905-1976): 歌劇「ヴィルカチーの女相続人」 |
アンドゼラ・ゴバ(S) アルマンドス・ シリンシュ(B) グンタルス・ルンギス(T)他 アンドレイス・ヤンソンス指揮 ラトヴィア国立歌劇場o.&cho. | |
ラトヴィアの作曲家スクルテは1949年ニューヨークに移住し、教会のオルガン奏者・合唱指揮者としても活動した。ラトヴィアの農家を舞台とするこの歌劇は、19世紀のロマン派的様式で書かれ、作曲者の生誕100年を記念して2005年に未完のオーケストレーションが完成された。 | ||
暗い風が起こる ジョン・ランプキン:ショーの庭を通る散歩/移動 ベス・デニッシュ:ジョーダンと犬女 フィリップ・ビムシュタイン:暗い風が起こる |
エキノックス室内プレイヤーズ [ポーラ・カシカ(Fl) アン・ホマン(Ob) ジェニーン・ヨーク= ガレシェ(Cl) ドニタ・バウアー(Fg) キャロル・レマイア(Hr)] | |
アメリカの現代作曲家による比較的穏健な作風の組曲が収録されている。ユタ州スプリングデール町長も務めたビムシュタインは環境問題に関心を持ち、「暗い風が起こる」はごみ焼却炉による汚染を恐れるヴィヴィアン・ジェークの歌に基づいている。 | ||
世界のフルートの風景 ハインツ・ベンカー(1921-2000): 日めくり暦〜細密画組曲 福島和夫(1930-):冥 シュエユン・シェン(1952-): それから、事情が変わった ヴォーン・ウィリアムズ:バレエ組曲 ルネ=バトン(1879-1940):パッサカリア マーク・ヴィンチ(1960-):あなたに会う時 ノルマン・ティボド(1959-): ハティクヴォーによる序奏と変奏 ジェニファー・ヒグドン(1962-):子守歌 ヴィットリオ・リエティ(1898-1994): ソナティナ |
ジャン・ヴィンチ(Fl) フー・スン(P) マーク・ヴィンチ(Sax) ジェニファー・ ヒグドン(Fl) | |
録音:2006年5月。 アメリカ人のほか、イギリス人、フランス人(ルネ=バトン)、イタリア人(リエティ)などの作曲家のフルートを含む室内楽作品集。福島和夫の「冥」は東洋の笛を思わせる、無伴奏フルート曲の代表作で、ハティクヴォーはイスラエルの国歌。ヴィンチはクリーヴランド音楽院とジュリアード音楽院で学び、英国国際演奏コンクールで優勝した。 | ||
神話と伝説〜 アメリカのトロンボーン四重奏作品集 エリック・イーワゼン(1954-):神話と伝説 レスリー・バセット(1923-):四重奏曲 チャールズ・ウォーリネン(ウーリネン)(1938-): 4本のトロンボーンの合奏曲 フィッシャー・タル(1934-1994):四重奏曲 ジョン・ラ・モンテーン(1920-):四重奏曲 フィリップ・シュレーダー(1956-):ジムのために フィル・スネデコー(1966-):トッカータ |
ステントリアン・コンソート (トロンボーン四重奏団) | |
ステントリアン・コンソートは2003年に結成されたアメリカのトロンボーン四重奏団で、柔軟なプログラムを演奏するために四重奏団とは称していない。この最初のCDはすべてアメリカの作曲家による作品で、最後の2曲は演奏者による委嘱作品。 | ||
ロストロポーヴィチへの賞賛 〜ロストロポーヴィチの作品と初演した作品 ペンデレツキ(1933-):スラヴ風に(1986) ウォルトン(1902-1983):パッサカリア(1982出版) モイセイ・ヴァインベルク(1919-1996): 無伴奏ソナタ Op.72 (1960) ヒナステラ(1916-1983): プネーニャ第2番 Op.45 「パウル・ザッハーへの賞賛」(1977出版) ロストロポーヴィチ(1927-2007): モデラートとヴィヴァーチェ(1940's) ヨアヒム・ストゥチェフスキー(1927-1982): 作品1970(1977出版) ルトスワフスキ(1913-1994): ザッハー変奏曲(1976出版) デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005): 演奏会用小品(1995) ロベルト・シュターラー(1924-2001): 孤独の歌(2000出版) |
スティーヴン・ ホニグバーグ(Vc) | |
2007年4月27日に死去したロストロポーヴィチを追悼して、彼のために書かれた無伴奏チェロ作品が深みのある音色で演奏されている。ロストロポーヴィチはチェリストとして約150曲、指揮者として約70曲を初演した。ホニグバーグはジュリアード音楽院でレナード・ローズに学んだ。1984年ロストロポーヴィチが音楽監督を務めるナショナルso.の団員となり、その独奏者としてもたびたび出演している。ソリストとしては「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集」(TROY-268/69)やアメリカの現代作品など、ポトマック弦楽四重奏団の団員としてダイアモンド(TROY-504,540,613,727)とクインシー・ポーターの弦楽四重奏曲全曲(TROY-918/19)を録音した。 | ||
ダニエル・マッカーシー:弦楽四重奏曲集 ストンプ!(弦楽四重奏曲第5番)/ 聖別の幻影(弦楽四重奏曲第4番)/ 臆病者の幻影(弦楽四重奏曲第3番) |
ハーリントンSQ | |
マッカーシーはアメリカの作曲家で近年注目を浴びている。USAトゥデイ紙でも「ポップ・ミュージックの活力、ジャズの自発性を持つ音楽」と高く評されている。またALBANY、CENTAUR、KLAVIERなどのレーベルによって録音も行われている。無調とは無縁の、ノリのよいカッコいい作品。 | ||
たくさんの月〜 ホルヘ・リデルマン(1957-):独奏、二重奏、三重奏集 たくさんの月/ドレミファソラ/シャコンヌ/ 古い時代/進句/ホケトゥス/歌/歩道 |
カーラ・キルステッド(Vn/歌) キャサリン・ヒーター(Cemb) バークリー現代室内プレイヤーズ フロリアン・コンツェッティ (Perc) ケアリー・ベル(Cl) アンソニー・ ストリップレン(Cl)他 | |
リデルマンはブエノス・アイレスで生まれ、シカゴ大学で博士号を取得した。1987年から2006年の作品が収録されており、性格は異なっているが、「進句」以外は、バード、マショーからアルゼンチンの民俗舞踊まで、既存の音楽を素材としていて、「たくさんの月」の歌詞は俳句に基づいている。 | ||
オハイオ・ライト・オペラ〜 序曲・間奏曲集 ハーバート:「おてんばなマリエッタ」より [序曲(*)/第2幕間奏曲(*)] サリヴァン: 「ゴンドラのこぎ手」序曲(#)/ 「魔術師」序曲(*) オッフェンバック:「山賊」より [序曲(#)/第2幕間奏曲(#)/第3幕間奏曲(#)] カールマン:「秋の演習」序曲(*) ハーバート:「赤い風車」より [序曲(#)/第2幕間奏曲(#)] フリムル:「蛍」序曲(+) サリヴァン:「大公」序曲(#) |
スティーヴン・バイエス指揮(*) リン・トンプソン指揮(#) ジェーソン・ アルティエリ指揮(+) オハイオ・ライト・オペラo. | |
録音:2001年-2006年、OLOサマー・フェスティヴァル。 オハイオ・ライト・オペラは1979年にウスター大学によって創設された、アメリカで唯一のプロのオペレッタ専門団体で、その夏季フェスティヴァルでの録音からの抜粋。フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住してオペレッタで成功した。 | ||
エリック・モー(1954-):セイレーンの歌 セイレーンの歌(*) / " & a Warm Hello from the Alien Ant Farm" (#)/ オルフェウスへのソネット(+) |
エリザベス・ファーナム(S;*) エリック・モー(P;*/#) ロブ・フランケンベリー(T;#) クリスティン・ブランデス(S;+) 現代音楽グループ(+) | |
録音:2000年-2007年。 モーはピッツバーグ大学教授を務め、ピアニストとして多数の現代作品を演奏し、サンフランシスコを拠点とするイヤープレー合奏団の創立メンバー。初めの2作品は大体調性的だが、モーは様式的正統性を無視し、旋律(しばしば角張っている)と和声がその作品で重要な役割を果たす。 | ||
エリック・イーワゼン(1954-): トロンボーンを含む室内楽作品集 トランペット、トロンボーンと ピアノのための二重協奏曲(*)/ 死者と生者のための賛歌/ トロンボーンとピアノのための協奏曲/ トロンボーンとピアノのためのバラード/ トロンボーン三重奏のための オオイヌワシ(#) |
ジェイムズ・C. レベンズ(Tb) エリック・イーワゼン(P) ニクラス・ エクルンド(Tp;*) イヴァン・モロー(Tb;#) マイケル・プリディ (バスTb;#) | |
イーワゼンはクリーヴランドで生まれ、ジュリアード音楽院でレベンズと共に学んだ。旋律や形式は明快で、和声は全音階的、時に旋法的。第2曲は2001年9月11日の航空機衝突事故の数日後ニューヨークでの葬送の行進を見て作曲された。 | ||
自然は〜 シンディ・コックス(1961-):作品集 ヒエロスガモス(聖なる結婚) 〜和声と響きの練習曲(*)/ 宇宙軸(#)/自然は(+) |
シンディ・コックス(P;*) イアプレイ・アンサンブル(#) コンティネンタル・ トロンボーン 四重奏団(+) | |
コックスはインディアナ大学で作曲の博士号を取得し、その後ジョン・ハービソンに作曲、リリー・クラウスにピアノを学んだ。新旧の技法を総合した「ポスト・トーナル(調性後)」とも言える様式で、「自然は」は環境保護に関心を持つ詩人ジョン・キャンピオンの詩によっている。 | ||
イントゥ・ザ・フューチャー(未来へ) デイヴィッド・ゴンパー(1954-):秘密の音楽(*) ジョン・バーナーズ(1961-): ピッコロとプランジャー(#) ルーク・ダーン(1976-):刃(+) マイケル・エカート(1950-): 木管五重奏曲(**) ローレンス・フリッツ(1952-):4 mod 4(##) ジョゼフ・デンジャーフィールド(1977-): 波は押し寄せ、大音をたてて打ち、ゆらめく(++) |
カティ・ウォルフェ(Fl;*) タマラ・スウェット (Fl/Picc;#) デイヴィッド・ゴンパー指揮(+) サラ・ハーク(Fl;+) アイオワ木管五重奏団(**) グロ・サンドヴィク(Fl;##) メガン・ルリャク(Fl;++) | |
録音:2005年、2006年。 このCDは、アイオワ大学現代音楽センター創立40周年を祝して制作され、6人の作曲者のうち3人は教員、1人は客員助教授、2人は博士課程修了者。プランジャーは金管楽器の弱音器の一種で、4 mod 4とはmodの前の数を後ろの数で割った剰余を表する。 | ||
カレル・フサの肖像〜 カレル・フサ(1921-):作品集 スメタナ・ファンファーレ/ フレスコ画に/ ピアノとウィンド・アンサンブルのための 小協奏曲/ プラハための音楽1968 |
スティーヴン・K. スティール指揮 イリノイ州立大学 ウィンド・シンフォニー グレシャム桃子(P) | |
録音:2005年11月。 フサはプラハで生まれ、パリでオネゲルやブーランジェに学び、1959年アメリカの市民権を得て、1954年から1992年までコーネル大学で教えた。1968年はチェコの改革派をソ連などが武力で制圧した年で、これを題材とした最後の曲は広く演奏されている。グレシャム桃子は桐朋学園とマンハッタン音楽院で学び、ニューヨークで主に伴奏ピアニストとして活動している。 | ||
ウィリアム・ボルコム(1938-): ヴァイオリンとピアノのための作品集 ソナタ第2番/ソナティナ/ソナタ第1番/ ソナタ第3番「風変わりなソナタ」/ 幻想二重奏曲/牧歌/空想的な話/ 無伴奏ヴァイオリンのための組曲 優雅な幽霊〜演奏会用変奏曲/ソナタ第4番 |
アメリカン・ダブル [フィリップ・ フィクソー(Vn) コンスタンティン・ ファインハウス(P)] | |
録音:2005年6月、2006年12月。 ボルコムはワシントン大学で学んだ後、ミルズ大学でミヨーに師事し、ワシントン大学、ニューヨークのクイーンズ・カレッジなどで教え、ピアニストとしても活動した。初期の実験的作品から1970年代の半音階的、90年代半ばの新古典主義的作風まで、ボルコムの作曲様式の変化を概観出来る。 | ||
ユリシーズ・ケイ(1917-1995): 室内管弦楽のための作品集 記録映画「静かな一人」組曲/ ブレークによる3つの小品(*)/ 音楽の戯れ/アウロス(#) |
ケヴィン・スコット指揮 メトロポリタンpo. ジャネット・ ホプキンズ(S;*) メラニー・ バレンシア(Fl;#) | |
ケイはイーストマン音楽学校で学び、イェール大学でヒンデミットに師事した。黒人作曲家ウィリアム・グラント・スティルから影響を受け、スティルと共に最も重要な黒人作曲家と見なされている。初めはドイツやイタリアの影響が強かった様式は後に半音階的になったが、厳格な12音技法は用いず、新古典主義的調性音楽の中にとどまり続けた。 | ||
クラリオン(明快なラッパの響き) エリック・イーワゼン(1954-):ヴァイオリン、 トランペットとピアノのための三重奏曲(*) デイヴィッド・ホドキンソン:クラリオン〜 トランペットのためのカノン的前奏曲(#) ジェイムズ・ウイントル(1942-):鍵(#) エリック・イーワゼン: ニュー・イングランドの肖像(+) |
クリス・ゲッカー(Tp) デイヴィッド・サルネス (Vn;*) リタ・スローン(P;*/#) エリック・イーワゼン(P;+) | |
録音:2006年7月、11月、2007年4月。 ゲッカーはイーストマン音楽学校とメリーランド大学で学び、現在同大学教授。18年間アメリカ金管五重奏団に所属し、聖ルカo.首席トランペット奏者も務め、オルフェウス室内o.の首席奏者としてしばしば演奏した。 | ||
ネッド・ローレム(1923-): 見えない物の証拠〜36の歌曲集 |
タミー・ティパーツィ(S) アレクシス・バーセレミー(Ms) グレン・アルミラ(T) ジェイムズ・J.キー(Br) ミカエル・エリアセン(P) | |
録音:2006年8月。 ローレムはアメリカで最も重要な声楽曲の作曲家一人。この曲名は、見えない物は永遠だというコリント書の言葉から採られ、古今の24人の作家による歌詞に叙情的な音楽が付けられ、全体は内容によって3部に分かれている。 | ||
トマス・パスティエリ(1945-): 歌劇「マルゴット夫人」 |
ローレン・フラニガン(S) モーガン・スミス(Br)他 ジョゼフ・イリック指揮 フォート・ワース歌劇場 | |
録音:2007年6月。 パスティエリはジュリアード音楽院で学び、1984年までアトランタ歌劇場の芸術監督を務めてオペレッタで成功を収めた後、映画音楽制作会社を設立、19の歌劇のほか多数の映画音楽も作曲している。この作品は、レナード・バーンスタインがベルクの未亡人に「ルル」の完成を依頼したという実話によった、伝統的様式の歌劇。 | ||
ダニエル・ロスマン(1958-):作品集 裸の女-澄んだ夜に走る狂女/ 女王たちの広場/蜂に告げる |
エリック・ヒューブナー(P) | |
録音:2007年1月、2月。 ロスマンは歌劇や管弦楽曲から電子音楽まであらゆるジャンルの作品を書いている。第1曲はスペインの詩人ヒメネスの詩、第2曲はドイツの画家ベスゲンの絵に触発されて書かれた。第1曲の後半も第2曲も、同じようなリズム・音型の伴奏が執拗に繰り返される上で旋律が奏されるが、第3曲では高音域で繊細な音が響く。 | ||
チャールズ・ウォーリネン (ウーリネン)(1938-)・シリーズ〜声楽作品集 二つの機械の肖像/長い船/弦をはじく/見えるもの/ 2006年9月11日/フェントン歌曲集/ トマス・モーリーのキリストの十字架/聖霊降臨日/ 音楽のリュートへの歌/冬の物語/他 |
ライアン・マクファーソン(T) メアリー・ネッシンガー(Ms) フィリス・ ブリン=ジュルソン(S) エリザベス・ファーナム(S) ウィリアム・ファーガソン(T) チャールズ・ウォーリネン (ウーリネン)指揮 リンカーン・センター 室内楽協会/他 | |
録音:1993年-2006年。 ウォーリネン(ウーリネン)は叙情的で表情に富み、劇的な出来事に満ちた音楽を書く「マキシマリスト」と評され、その作品は力強い和声と優雅な技巧を特徴としている。ここに収録された作品は1作品を除いて過去20年の間に、ほとんどがニューヨークのグッゲンハイム・シリーズのために作曲された。 | ||
ミロス・ライコヴィチ(1956-):バクダッド B-A-G-D-A-D(バクダッド)〜6音主題による音楽 (ハープ用・弦楽四重奏用・ピアノ用の3曲)/ アメリカよ、戦争をやめろ/ 警告(ピアノ三重奏用2曲)/イラクの連祷/ 小さな平和の音楽/哀歌 |
ニーナ・ケルマン(Hp) アナ・ミロスヴィエヴィチ(Vn) ミロス・ライコヴィチ(P) アルコSQ エヴァルト・ヘンゼラー、 時光芳恵(BFl) アレクサンドル・ゼムゼロフ指揮 ソボリャネ・ロシア室内cho./他 | |
録音:1991年-2007年。 ライコヴィチはベオグラードで生まれ、1999年に同地がアメリカとNATOに78日間爆撃された後に、初めての反戦作品「警告」を作曲した。ここに収録されているのは皆反戦を主題とした作品で、「アメリカよ、戦争をやめろ」は2003年1月ワシントンでの反戦集会の録音。 | ||
バレンボイム&シカゴ響が参加、 シュラミット・ラン(1949-):作品集 伝説(1992-93)(*)/ ヴァイオリン協奏曲(2002-03)(#) |
ダニエル・バレンボイム指揮(*) シカゴso.(*) イッタイ・シャピラ(Vn;#) チャールズ・ ヘイズルウッド指揮(#) BBCコンサートo.(#) | |
録音:2004年6月3日-8日、ライヴ、シカゴ(*)/2003年6月5日、ロンドン(#)。 ランはイスラエル出身の女性作曲家。生地でボシュコヴィッチやベン=ハイムに学んだのち、アメリカでデロ=ジョイオに学んだ。1990年-1997年にシカゴso.のコンポーザー・イン・レジデンスとなり、彼女の作品はバレンボイムやブーレーズなど錚々たる指揮者たちにより演奏された。作風は調性にはよらないもののメロディ・ラインのようなものが高らかに歌われたりするなどそれほど難解ではなく、大オーケストラを用いた様々な音色や広いダイナミック・レンジによって聴かせるものとなっている。 | ||
逆流 アンドリアン・ペルトー:旋法的逸脱 ミクロス・マロス(1943-):アラベスク ファーナンド・ベナドン:歌72 スコット・リンドロス: ダルムシュタットからトレーンを追いかけて ロナルド・ローズマン:パルティータ グレゴリー・ワナメーカー: ソナタ「機械仕掛けのサックスによる めでたい結末」(*) |
ノア・ゲッツ(Sax) ジェフリー・チャペル(P) | |
クラシック音楽にジャズの要素を混合する実験においてサクソフォンは重要な役割を演じてきていて、ここにはそのような20世紀の作品が収録されている。ゲッツはマンハッタン音楽学校とカリフォルニア州立大学で学び、ジャズ演奏家としても活動している。(*)は翻訳者によると「 dues ex machina(急場の救いの神)のもじり」なのだという。 | ||
チェロのためのアメリカ音楽 ピストン(1894-1976):チェロと管弦楽のための変奏曲 アーサー・バーガー(1912-2003): チェロとピアノのための二重奏曲 アーサー・フット(1853-1937): チェロとピアノのための3つの小品 Op.1 ピストン:チェロとピアノのための二重奏曲 ロバート・エヴェット(1922-1975): チェロ協奏曲代2番 |
ルイス・レギア(Vc) ケヴィン・ノエ指揮 テキサス大学o. ロバート・フリーマン(P) リチャード・ベールズ指揮 ナショナル・ギャラリーo. | |
録音:1971年、2003年、2006年。 レギアはパリのエコール・ノルマルとジュリアード音楽院で学び、レナード・ローズ、カザルスらに師事した。1963年から2007年までボストンso.に所属し、独奏者として世界各地で演奏し、多くの現代作品を初演した。バーガーのピアノでこの二重奏曲を演奏したこともある。 | ||
メイラ・ワーシャウアー:砂漠の中の流れ〜 ユダヤ教聖典に触発された合唱と管弦楽のための作品 安息日の朝の礼拝(*)/ 砂漠の中の流れのように/愛(#) |
ステファニー・ グレゴリー(S;*) マイケル・ヘンドリック(T;*) キャロル・ポッター(語り;*) ジェニファー・ハインズ(Ms;#) カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so. スロヴァキア・フィルcho. | |
録音:2006年1月。 ワーシャウアーはニュー・イングランド音楽院、南カロライナ大学で学び、ユダヤを主題とする作品を多数作曲している。第1曲と第3曲の歌詞はヘブライ語の聖書を作曲者が翻訳したもので、第2曲は1998年、イスラエルの建国50年を祝ってデートンpo.から委嘱された。 | ||
ウィリアム・セペダ:ボンバ・シンフォニカ 序曲〜ロイサのための歌/ボンバ組曲/新世界組曲/ 色とりどりの組曲/声を伴う組曲 |
アンドレス・モンタネス(T) カルロス・アポンテ(T) ネリー・レブロン(A) アドリアーナ・ クライセンバーグ(S) デイヴィッド・ギルバード指揮 ブロンクス・アート・アンサンブル | |
ボンバはアフリカの音楽や踊りに起源を持つプエルトリコの音。ここで育ったセペダは、バークリー音楽大学とクイーンズ大学で学んだ後、この音楽を基礎として、クラシックとジャズの領域で作曲家・トロンボーン奏者として活動している。 | ||
ソナタ幻想曲 サミュエル・ザイマン(1956-):フルート・ソナタ マシュー・ハルパー(1966-):私は甘い歌を作る ポール・シェーンフィールド(1947-): 私が求めた唯一の事 デイヴィッド・マスランカ(1943-): フルートとピアノのための二重奏曲 ジョゼフ・シュワントナー(1943-):黒いアネモネ マシュー・ハルパー:ソナタ幻想曲 |
キンバリー・マコール・ ライジンガー(Fl) アリソン・ブルースター・ ランゼッティ(P) | |
録音:2005年11月。 ライジンガーはマーナ・ブラウン国際コンクール、2003年中部アメリカ室内楽コンクールで入賞した。イリノイso.、イリノイ室内管、シュガー・クリークso.の首席フルート奏者と務め、ソネリーズ木管五重奏団、リンデン・フルート・ギター二重奏団のメンバーで、多数の現代曲を初演している。 | ||
イスラエルの作曲家によるチェンバロ音楽 ハイム・アレクサンダー(1915-): ペルシアの歌による即興 イーナム・レーフ(1953-): 悲歌(カナン人の幻想曲第3番) イェヘズケル・ブラウン(1922-): 鍵盤楽器の4つの小品 ウリ・ブレナー(1974-):7時〜11時とずっと遅く ディナ・スモルゴンスキー(1947-): チェンバロのための3つの舞曲 ベンジャジン・バル=アム(1923-): リコーダーとチェンバロのための小組曲 セルジュ・ナトラ(1924-):チェンバロのための変奏曲 ベン=ハイム(1897-1984): マンドリン、ギターとチェンバロのためのソナタ |
マリナ・ミンキン(Cemb) ドロラ・ブルック(BFl) アロン・サリエル(Mand) ハナン・フェインステイン(G) | |
録音:2006年8月、2007年3月。 ミンキンはウクライナで生まれて、1981年イスラエルに移り、イェルサレム音楽院とボストン大学で学んだ。独奏者、テル・アヴィヴ・バロック三重奏団、フェニックス合奏団、イスラエル現代音楽プレイヤーズのメンバーとして活動するほか、アド・リビトゥム合奏団を創立して監督を務めている。 | ||
ジョシュア・ローゼンブラム:作品集 様々な詩へのソネット集 (シェイクスピアの偽作による;*)/ 「どうぞ、真面目になって」 (弦楽四重奏のための;#)/ 5×4=20(+)/スカリオンによる3倍の喜び/ 遠足/ピアノ三重奏のための6つの小品/ トッカータとブルース(**) |
ジョアン・レスナー(S;*) ミサ・イワマ(Ms;*) ローラ・チェコラトヴァ& オーフラ・イザーキ(P;*/+) エセル(弦楽四重奏団;#) ヘイム・アヴィツァー(Tb;**) ジョシュア・ ローゼンブラム(P;**)他 | |
ローゼンブラムはミュージカルの作曲家としても知られ、オフ・ブロードウェイではかなりのヒット作を作っている。さらに指揮者。ピアニストとしても活躍するマルチ・プレイヤー。 | ||
プレイシズ・イン・タイム リー・T.マッキラン(1950-):スイート・ホーム組曲 アーマンド・クオリオティン(1954-): 悲しい私たち、失意のペン クリストファー・モンゴメリー:2つの都市 (再生、ニューヨーク1948/ アメリカのアトランティス、 ニュー・オーリンズ2200) ヘルムート・フックス(1931-):シカゴ幻想序曲 アーマンド・クオリオティン: 彼の入り江は今は大空だ |
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮 ドヴォルジャークso. ルーシー・イエイツ(S) | |
保守的なアメリカの作曲家の近作管弦楽作品集。「スイート・ホーム組曲」は「コーヒー・ハウス」で始まる分かりやすい作品。「悲しい私たち、失意のペン」「彼の入り江は今は大空だ」のクオリオティンは思索的な作風。「2つの都市」はジャジーな感じがいい感じ。 | ||
空の景色 ブライアン・フェネリー(1937-):室内楽作品集 空の景色3/ アリアと間奏曲集(弦楽四重奏曲第2番)/スヒ!/ カンツォーナと舞曲/3つのピアノ曲 |
ダ・カーポ室内プレイヤーズ プロ・アルテSQ ブレア・マクミリン(P)他 | |
録音:2004年10月、2005年5月、11月。 フェネリーはイェール大学で学び、1968年から1997年までニューヨーク大学教授を務めた。ここに収録された作品ヨーロッパとアメリカの伝統に根差しており、20世紀初期オーストリーの室内楽やフランス楽派の繊細な音の影響を受けている。第3曲は作曲家、姜硯煕(カン・スヒ)のソウル大学退官を祝って書かれた。 | ||
ウィリアム・クラフト(1923-):作品集 3人の協奏曲/呪文/ ヴィンテージ・ルネサンスとビヨンド/出会いⅫ/ 半透明/ストラヴィンスキーの思い出に/ カンディンスキー変奏曲 |
シェリル・ステイプルス(Vn) ブライアン・ヘッド(G) ミッチェル・フェネル指揮 カリフォルニア州立大学 ウィンド・シンフォニー ジェフリー・パーゾンズ(Hp) グロリア・チェン(P)他 | |
ウィリアム・クラフトはシカゴ生まれの作曲家。ロサンゼルス・フィルの打楽器奏者・首席ティンパニストを務めたあと、ロサンゼルス・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスになったこともある。このアルバムには1972年から2006年までの室内楽、ピアノ曲、吹奏楽曲とあらゆる分野の作品が収められている。 | ||
ジーン・バーガー(1909-2002):歌曲集 | メラニー・エメリオ(S) ビヴァリー・ミン(P) | |
ドイツ出身でアメリカで活躍する作曲家・合唱指揮者、バーガーの歌曲集。 | ||
フランク・レウィン:管弦楽作品集 シレジアの主題による協奏曲(1966)(*)/ コンチェルト・アルモニコ(1962)(*)/喚起(1960) |
ロッセン・ミラノフ指揮 ソフィア新so. ブレット・ ドゥーブナー(Va;*) | |
アメリカのベテラン作曲家フランク・レウィンのALBANYレーベル6枚目のアルバムにして、初の管弦楽作品集。いずれもいわゆる現代音楽とは無縁の聴きやすい作品だが、どこか影のある作風。(*)の2曲は実質ヴィオラ協奏曲。 | ||
エリック・イーワゼン(1954-):雲を彫刻する クラリネットとピアノのためのバラード ピアノ三重奏曲 ピーター・ロクジェウィツの3つの歌 彼の熱を静める音楽に/朝の歌 クラリネット、ヴァイオリン、 チェロとピアノのための四重奏曲 |
カレン・ニール(S) アイビス・カメラータ | |
録音:2006年。 イーワゼンはジュリアード音楽院で学んで、1980年から同校で教え、国際現代音楽協会副会長を務めている。ここには、1980年代半ばから1990年代半ばまでの作品が収録され、この時期の作品は、長く叙情的な旋律、東ヨーロッパの影響を受けたリズム、基本的には調的、旋法的だが、続く時期よりは半音階的な和声が特徴。 | ||
ヴァーモントのクリスマス ダニエル・ピンカム(1923-2006): クリスマス・カンタータ ジェスター・ヘアストン:聖母マリアの男の子 クリスマスのクラッカー[1−3](民謡) おお来たれ、信仰篤き者皆 ジョゼフ・オーガスティン:ハイチ島のクリスマス タントゥム・エルゴ(民謡) ファーナビー(1563頃-1640):ファンシー、トイと夢 お部屋を飾ろう(ウェールズのキャロル) おはよう、クリスマスだ (カリブ人のクリスマスの歌)他 |
カウンター・ポイント デイヴィッド・ ニーウィーム(Org) ヴァーモント響金管五重奏団 | |
録音:2007年6月。 声楽アンサンブルのカウンター・ポイントとヴァーモントso.金管五重奏団は、2003年に一緒に演奏会を始めるとすぐに聴衆からCDを求められ、ここに初めて発売された。「クリスマスのクラッカー」は「荒野の果てに」「ジングル・ベル」「クリスマスおめでとう(We wish you a merry Christmas)」として知られている。 | ||
ラリー・ベル:弦楽のための音楽 弦楽四重奏曲第3番(ベートーヴェンへの敬意)/ 天国の反復句/タラブ |
ボロメオSQ ジョン・ミュラトア(G) タラブ・チェロ合奏団 | |
録音:2007年、1999年、2004年。 ベルはジュリアード音楽院でパーシケッティ、セッションズに学び、ニュー・イングランド音楽院教授、バークリー音楽大学准教授を務めている。第1曲は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品131と132の影響を受けて前衛の外側で書かれた(カデンツァ注:翻訳者原文ママ)作品。ボロメオ四重奏団は元淵舞がヴィオラ奏者として加わっている。 | ||
イレアナ・ペレス・ベラスケスの音楽風景 翼のある子鬼たち(*)/野生の藤(#)/魔法(+)/ 優しさと濃い青の間に(**)/私たちの神聖な場所(##)/ シプレス(++)/ 神秘的なもの、しょっぱい水、無限の石・・・(***) |
フラックス四重奏団(*) ミケーレ・グラナドス(Hp;#) ジュリア・マルコヴァ(Va;#) サリー・ピンカス(P;+) ナサニエル・パーク(Vc;**) イリアナ・マトス(G;##) アンサンブル・ポルティーク(++) シリアムス室内プレイヤーズ(***) | |
ペレス・ベラスケスはキューバ生まれの女性作曲家。楽器編成のせいかどことなくドビュッシーを思わせる作品が多い。 | ||
愛の河〜 シェーカー教の音楽とシェーカーの主題による作品集 シェーカー教の音楽、 コープランド(1900-1990)、 ウィリアム・カッター(1956-)、 エリック・ソーヤー(1962-)、 ジェイコブ・ドラックマン(1928-96)の作品 |
マルコム・ホーリデイ指揮 ニュー・イングランド・ヴォイシズ エミリー・ブラウダー(S) パメラ・デロール(Ms) アンドルー・レナード(T) ロバート・ハニーサッカー(Br) ビル・ゲハ(P) | |
アメリカのキリスト教から分派したシェーカー教徒に伝わる歌や合唱曲にそれらを元にした作品を挟んだアルバム。 | ||
コープランド:ピアノ作品集 ピアノ変奏曲(1930)/ピアノ・ソナタ(1939-41)/ ピアノ幻想曲(1955-57) |
ロバート・ウェイリッチ(P) | |
アメリカ音楽には今なお絶大な影響を残しているコープランドのピアノ作品集。このアルバムではシリアスな大作が集められている。ウェイリッチはアメリカで作曲家、著述家、教師としても活躍するピアニスト。 | ||
メノッティ:歌劇「泥棒とオールドミス」
ナタリー・アーデュイノ(Ms) リン・パー・モック(S) ニコール・フランクリン(S) ブレイク・デイヴィッドソン(Br) ヴィクトリア・ボンド指揮ローン・スプリング・アーツo. | ||
かなり知られた作品だが、意外にも全曲は世界初録音だとの事。メノッティはたくさんのオペラを書いているが、これはラジオのために書かれた物。日本でもときおり上演される楽しい風刺作。ローン・スプリングo.はダラスso.の首席奏者たちにダラス歌劇場のメンバーが加わったオーケストラ。 | ||
アメリカの男声合唱曲集 ランダル・トンプソン(1899-1984)、 チャールズ・フッセル(1938-)、 ジョン・ハービソン(1938-)、 レナード・バーンスタイン(1918-90)、 ダリウス・ミヨー(1892-1974)、 クリス・トラパーニ(1980-)、 コープランド(1900-1990)他の作品 |
ジェイムソン・マーヴィン指揮 ハーヴァード・グリー・クラブ | |
録音:1983年-2007年、ライヴ。 2008年のハーヴァード・グリー・クラブ創立150年記念CD。 | ||
チャールズ・ウォーリネン・シリーズ Vol.7 ウォーリネン: ヒュペリオン(1975)(*)/ 始祖鳥(1978)〜バス・トロンボーンと 10人の奏者のための(#) シェーンベルク/ウェーベルン編: 管弦楽のための5つの小品(2台のピアノ版)(+) シェーンベルク/ウォーリネン編: 管弦楽のための変奏曲(2台のピアノ版)(**) |
チャールズ・ウォーリネン指揮(*/#) セント・ルーク 室内アンサンブル(*/#) デイヴィッド・ テイラー(バスTb;#) ジェイムズ・ウィン(P1;+) リチャード・ モアドック(P1;**) キャメロン・ グラント(P2;+/**) | |
録音:1991年6月14日、17日、ニューヨーク(*/#)/1995年1月(+)/1998年9月(**)。(*)と(#)は KOCHレーベルから発売されていたもの。 KOCHレーベルから出ていた2曲の自作自演が嬉しい復活、さらにカップリングはウォーリネンとウェーベルンが2台ピアノ用に編曲したシェーンベルクの管弦楽曲。 | ||
オッフェンバック:喜歌劇「青ひげ」(英語歌唱) | マイケル・ボロウィッツ指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2006年/2007年。 好調なオハイオ・ライト・オペラによるオッフェンバックの「青ひげ」、珍しい英語歌唱。 | ||
すずめの目〜カール・モールツバイ:合唱作品集 | カール・モールツバイ指揮 リジョイスアンサンブル! セント・バーツ・ シニア少女聖歌隊 | |
モールツバイは音楽、テレビ、映画、レコード等など、現代のルネサンス・アーティストと呼ばれているほど多彩な活動をしているという。アンサンブル名称は末尾に「!」付き。 | ||
ジャック・スタンプ(1954-):交響曲第1番 「デイヴィッド・ダイアモンドの思い出に」(2006) ケヴィン・クルーメンナウアー(1977-): ブルー・オン・レッド(2005) マスランカ(1943-):交響曲第2番 |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学 ウィンド・シンフォニー | |
吹奏楽の名門イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーによる新作2曲と吹奏楽界の大御所マスランカの交響曲第2番を収めたアルバム。 | ||
ジョン・ハービソン: 歌曲集「モンターレ・オケージョンズ」 |
ジャニス・フェルティ(Ms) ジュディス・ゴードン(P) | |
アメリカでは人気の作曲家ハービソンがイタリアの詩人モンターレの詩を題材にした歌曲集。 | ||
フレーム・ダンス〜ランス・ヒューム(1960-):作品集 炎を盗む[Stealing Fire][大野和士指揮バーデン州立歌劇場o.](*)/ フレーム・ダンス [クリスティーナ・ジェニングス(Fl) ジョアンナ・コックス(Ob) マシュー・デーン(Va) デイヴィッド・ヘルムス(Perc)]/ 電子音詩「魔女」[電子音楽]/ この葡萄からできるワイン[クララ・オブライエン(Ms) ハワード・ルビン(P)]/ 2001年9月11日の犠牲者への哀悼歌[ランス・ヒューム指揮哀悼歌o.&cho.]/ オデッセイの隠喩 [アンドレア・スミス(Fl) アーマンド・アンブロジーニ(Cl) サラ・プラム(Vn) ジョナサン・ラック(Vc) ステファニー・シェームス(P) デイヴィッド・ヘルムス(Perc) リー・パーハム(Perc) ランス・ヒューム指揮] | ||
録音:1999年5月(*)/他。 アメリカの作曲家ヒュームはジャズ・フュージョン・バンドでキーボード奏者をしていたこともある。現在はドイツにも活動拠点を持ちジャズ・オペラからシリアスな作品まで精力的に作品を発表している。(*)はプロメテウスの神話に基づく作品でいたってシリアスかつ密度も濃く、1998年のルトスワフスキ作曲コンクールで優勝した作品。東京フィルで演奏されたこともある。「フレーム・ダンス」はドイツの「アンサンブル・サプライズ」のために作曲され彼の代表作となっている。他に歌曲あり、電子音楽あり、9.11テロの犠牲者のための沈痛な作品、ジャズの要素が入った作品とヒュームの色々な面が味わえる作品集。 | ||
デリヴェーションズ マルコ・ピュッツ:起源 伊藤康英:シンガポール・シンフォニー ジョン・エスタシオ:フレナジー マイケル・トーキー:キス シュワントナー:打楽器のための協奏曲 |
グレン・D.プライス指揮 カルガリー大学 ウィンド・アンサンブル | |
録音:2006年-2007年、カルガリー大学エックハルト=グラマッテ・ホール。 カナダを代表する吹奏楽団カルガリー大学ウィンド・アンサンブルの新録音。伊藤康英のシンガポール・シンフォニーやシュワントナーの打楽器協奏曲など名作が楽しめる。 | ||
ドン・ギリス:作品集 すばしこい人/ ハープと管弦楽のための狂詩曲(*)/ アンコール・コンチェルト/ 書かれていないオペラのための短い序曲/ トランペットと管弦楽のための狂詩曲(#) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア アナ・シコルザク= オレク(Hp;*) クシシトフ・ ベドナルチク(Tp;#) | |
アメリカのライト・クラシックの大家ドン・ギリス・シリーズ最新盤。10曲 + 番外編の2曲の交響曲シリーズの録音が発売済だが、まだ続く。ドン・ギリスは1955年のシンフォニー・オヴ・ジ・エアの来日公演で指揮者として来日し、交響曲第5-1/2番も演奏した。あのトスカニーニのオケ、NBCso.のプロデューサーでもあったギリスは「ハープと管弦楽のための狂詩曲」「アンコール・コンチェルト」をNBC響団員のために書いた。「トランペットと管弦楽のための狂詩曲」ではボンゴが活躍するなどちょっとモダーンなサウンドが楽しめる。 | ||
エレメンツ フィリップ・ボディン:内なる旗(2004) トム・フラハーティ:リヴァーウィング(1984)/ ナイトスターズ(1996)/上機嫌のヴァリアンツ(2004) |
ジェネヴィーヴ・ フェイエン・リー(P) | |
フィリップ・ボディンはフランスのカレに生まれた作曲家。ルトスワフスキ国際作曲コンクールなど様々な賞を受賞。現在イェール大学教授を務めている。ドビュッシーやメシアンなどフランスのピアノ音楽の伝統を引き継いだ作品と言えるだろう。フラハーティはアメリカの作曲家で近年評価も高くアメリカの様々なレーベルからCDが発売されている。こちらはやや点描的な表現が多いもののキラキラしたやはりフランスの影響のみえる作風。 | ||
クリスタル・ドロップス〜キム・ヒヒョン:作品集 大洋の縁で(2001/2003)(*)/水晶のしずく(2003)(#)/ トリオ、ソリ(2002)(+)/太古の踊り(1999)(**) |
アンサンブル・パラレル(*) 高橋アキ、レエ・イマムラ(P;#) ス・センミ(デグム;+) ジョン・サケット(Cl;+) ジャン=ミシェル・ フィンテノー(Vc;+) アレクサンダー弦楽四重奏団(**) | |
キム・ヒヒョンは韓国出身でアメリカ在住の女性作曲家。韓国伝統音楽と西洋音楽の融合を目指しているとのことで、硬派な中にも打楽器使用法やちょっとしたフレーズに民族性を感じさせる。「水晶のしずく」では高橋アキが日系アメリカ人のレエ[レイ?]・イマムラと共に弾いている。デクムとは韓国の竹横笛。 | ||
フロム・ザ・バック・ロウ 〜ピッツバーグso.低音金管楽器奏者たち アルカディ・ドゥベンスキー:3つのトロンボーンと チューバのためのコンチェルト・グロッソ J.S.バッハ: 前奏曲 変ロ短調 BWV.867/ トッカータとフーガ ニ長調 BWV.656 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 ガブリエル・グロヴレス:小連祷 ラヴェル:ボレロ(抜粋) トマジ:生きるべきか死ぬべきか ジョー・サリヴァン:フロム・ザ・バック・ロウ ブルックナー: 交響曲第7番(抜粋)/タントゥム・エルゴ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番より 「アダージョ・カンタービレ」 フレスコバルディ:トッカータ ヒンデミット:画家マチス(抜粋)/ 朝の音楽/交響的変容(抜粋) |
ピッツバーグso.の 低音金管奏者たち [Tb/Tu] | |
ピッツバーグso.のトロンボーン&チューバ奏者の面々がやりたい放題のアルバム。ボレロ、ブル7、画家マチスといった大作の抜粋や、バッハ、ドビュッシー、ベートーヴェンの名旋律まで。 | ||
ジェイ・ライズ:室内楽作品集 地平線を横切って(*)/オープン・ナイト(#)/ 記憶の繰り返し(+) |
チャールズ・ アブラモヴィッツ(P;*) アリソン・ハーツ(Cl;*) カレン・ベントレイ・ ポリック(Vn;*) マイケル・シュミット(Vc;*) フレッシュ・インク・ プレイヤーズ(#) カサット四重奏団(+) | |
ライズのALBANY2枚目のアルバム。ジョージ・クラムやジャズのアーティストに影響を受けている。 | ||
トーマス・パサティエリ: 喜歌劇「ホテル・カサブランカ」(2007) |
ジョン・ノラドリリョ指揮 ケンタッキー大学歌劇場 | |
パサティエリはシリアスなものから今回のコミック・オペラまで、オペラを勢力的に発表している作曲家。ALBANYからも「かもめ」(TROY579-80)、「マルゴット夫人」(TROY965-66)のオペラ全曲が発売になっている。 | ||
喜ばしい機会のための音楽 ウィリアム・オルウィン: 喜ばしい機会のためのファンファーレ/ フルートと8つの管楽器のための協奏曲 コンスタント・ランバート:「テレイシアス」組曲 ガンサー・シュラー: アイネ・クライネ・ポザウネムジーク(*) |
ドナルド・デロッシェ指揮 デポール大学 ウィンド・アンサンブル チャールズ・ ヴァーノン(バスTb;*) | |
イギリスとアメリカの作曲家による吹奏楽作品集。シュラーの作品ではソリストとしてシカゴ響のバス・トロンボーン奏者チャールズ・ヴァーノンがゲスト出演している。 | ||
愛と叱責〜 愛についての現代版イタリア・アート・ソング リチャード・ピアソン・トーマス、 ラッキー・ロバート、ハロルド・アーレン、 ヴァーノン・デューク、 ジョージ&アイラ・ガーシュウィン、 マイケル・レナード、リチャード・ロジャーズ、 バート・カルマー、コール・ポーター、 デイヴィッド・シャイアー、 スティーヴン・ソンドハイム、の歌曲 |
ジョン・ムレイロ(Br) リチャード・ピアソン・ トーマス(P) | |
現代(といってもミュージカル作曲家が多いが)の歌曲とイタリア・アート・ソングについての類似性に注目し、現代の古典歌曲集のようにまとめたアルバム。 | ||
ボリス・ブラッハー:歌劇「ロメオとジュリエット」(1943)
デイヴィッド・ロニンソン、ヌケンジ・シンプソン、 キャスリーン・ウィルソン、アーヴィン・パターソン、 ルネイダ・クロフォード、ラリー・ヴォート、マイケル・トレイド ジェフリー・シルバーシュラグ指揮チェサピーク室内o. | ||
ブラッハーの珍しいオペラ。戦後の1947年に初演された作品で、ストラヴィンスキー「兵士の物語」と類似していると言われる。 | ||
ジャック・ビーソン(1921-): 対話形式の歌劇「ごめんなさい、電話番号間違えた」(*)/ オペリーナ「芸術的発声法の練習」(#) リチャード・マーシャル指揮現代オペラ・センター(*) マリア・ベド(*) ルーズヴェルト・アンドレ・ヅレディット(*) パトリシア・デル(*)/他 ウェンディ・ヒル(S;#) ジェラルド・スタイチェン(P/俳優;#) | ||
ビーソンはインディアナ生まれの作曲家。(*)は同じ電話ネタのプーランクの「声」やメノッティの「電話」とは違い2人づつの組み合わせで登場人物が大勢出て来る。(#)は2人だけの小規模オペラだが、35分ある「大作」。 | ||
デイヴィッド・マスランカ(1943-): 独奏と吹奏楽のための作品集 砂漠の道(2005)〜 クラリネットと吹奏楽のための4つの歌(*) [砂漠の道/独白〜知らないこと/家に帰る/ 闇のなかの清らかな声のための祈り]/ ダヴィデの書(2006)〜 独奏パーカッショニストと吹奏楽のための(#) [今日は苦痛にもってこいの日だ/ 我らはひとりの神を信じる/ 汝の魂と汝の夢は瞬間に../ 忘れがたい傷/それで充分だ] |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学 ウィンド・シンフォニー デイヴィッド・ グレシャム(Cl;*) デイヴィッド・コリアー (Perc;#) | |
録音:2005年11月(*)/2006年11月(#)。 吹奏楽の世界では絶大な人気があるデイヴィッド・マスランカの大作2曲。どちらも聖書に関わりのある作品で、作曲者によれば「砂漠の道」は内的探求の時間の旅であり、クラリネットと吹奏楽のためのロマンティックな無言歌であること、交響的表現というよりむしろ作曲者の愛するシューベルト、シューマン、ブラームスの歌曲と親密な関係があるという。「ダヴィデの書」はバッハの4声のコラールをモティーフとして、マルチ・パーカッション・ソロと吹奏楽が穏やかな対話を繰り広げる。 | ||
アメリカの歌 子供と歩こう/私は長い間嵐の中にいた/この川/ シオンの壁/アメイジング・グレイス/他 |
オーラル・モーゼス(B-Br) ロザリン・フロイド(P) ティモシー・ハレイ(Vc) | |
オーラル・モーゼスはアフリカ系アメリカ人のベテラン歌手。「ポギーとベス」のポギーなどを得意とし、アフリカ系アメリカ人作曲家の歌曲などを録音している。このアルバムでもアフリカ系の伝承曲を中心に歌っている。上質なゴスペルといった趣。 | ||
カール・ツェラー(1842-1898):喜歌劇「小鳥売り」 | ナサニエル・モッタ指揮 オハイオ・ ライト・オペラo.&cho. | |
ツェラーの代表的オペレッタ。 | ||
ジェイムズ・アドラー・ プレイズ・シコペーテッド・リズム ゴッツチョーク:パスキナード ジョプリン/アドラー編: 「トリーモニシャ」より3つの断章 オーンスタイン:9つの小品 Op.7より3曲 アンタイル:小さなシミー/ベン・ヘクト・ワルツ メノッティ:リチェルカーレとトッカータ アドラー:前奏曲とトッカータ アンタイル:トッカータ第2番 コープランド:「ロデオ」より [土曜の夜のワルツ/ホー・ダウン] アドラー:一度に2つの踊り ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー |
ジェイムズ・アドラー(P) | |
録音:2007年12月、ニューヨーク。 16才でシカゴ響と共演したというピアニスト、作曲家のジェイムズ・アドラー。このアルバムはゴッツチョークやアンタイル、メノッティにコープランドといった名作曲家の軽めなノリの作品やジャジーなものを中心にしたアルバムで自作も交えている。最後はピアノ独奏版ラプソディ・イン・ブルーで締めている。 | ||
ジョン・ジェイコブ・ ナイルズ(1892-1980):歌曲集(全18曲) 黒は色/野性的な騎手/ちいさな黒い星/鳥のキャロル/ 賭博者の妻/スイート・リトル・ジーザス・ボーイ/ 黒いドレス/歌が歌われたこと/私が天国に行く時/他 |
ホープ・ケーラー(Vo) ジェイムズ・ダグラス(P) | |
ナイルズはケンタッキー出身のダルシマー奏者で作曲家。第一次世界大戦では戦闘機パイロットになったが九死に一生をえる事故の後、パリに留学。生涯に1000曲以上の歌曲と民謡の作編曲を行った。作風はガーシュウィンの「サマー・タイム」を思わせる民謡風のものが多い。 | ||
ソロ・エクリプス ギジェルモ・クライン(1696-): ソーラー・リターン組曲(*) ラン・ブレイク(1935-)/ケネス・アミス編: ペール・ラシェーズ墓地の幽霊(#)/死の興行師(#) ケネス・アミス(1970-):チューバ協奏曲(+) |
フレデリック・ハリスJr指揮 MITウィンド・アンサンブル ビル・マクヘンリー (テナーSax;*) ケネス・アミス(Tuba;#/+) | |
録音:2005-2007年、ライヴ(*/+)。 吹奏楽とソロ楽器による協奏的作品集。1999年にフレデリック・ハリスJrによって創設された吹奏楽団「MITウィンド・アンサンブル」は積極的に新作を依頼しており、2001年以来18もの作品を初演している。このアルバムに収録された作品もこのアンサンブルのための作品で(*/+)は初演時のライヴ。 | ||
リー・アクター(1952-):作品集 ヴァイオリン協奏曲(2005)(*)/ 交響曲第2番(2006)(#)/ ティンパニ協奏曲(2005)(+) |
カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so. ピップ・クラーク(Vn;*) ステュアート・シャフェッツ (ティンパニ;+) | |
録音:2007年5月、6月、ブラティスラヴァ。 デンヴァー生まれで指揮者でもあるアクターの作品集。アクターはオルバニーso.のヴァイオリン奏者でもあったが、現在は作曲に専念している。ここに収録されている作品は全て21世紀のもの。しかしいずれも明快で巨大編成の20世紀初期の音楽を思わせる。特にヴァイオリン協奏曲が顕著で、映画音楽のようだ。ロマン派好きの方は、すんなりと聴くことができるCD。又、編成の珍しいティンパニ協奏曲も要注目。 | ||
バーナード・ホッファー(1934-):室内楽作品集 室内協奏曲(2007)(*)/4つの短いエピソード(2004)/ もう一組の短いエピソード(2004)/ ディヴェルティメント(1988)(#) |
ネオテリック [M.マッケイ(Fg) J.プレーザー(Hr) E.レンツ(Vc)] ハイディ・ルイーズ・ ウィリアムズ(P;*) E.マンダット(Cl;#) M.バルタ(Vn;#) J.メキス(Vn;#) M=C.チ(Va;#) P.ブラウン(Cb;#) C.モアハウス指揮(#) | |
ホッファーはスイス生まれで現在アメリカで活躍する作曲家。映画、TVの仕事を数多く手掛ける傍ら、シリアスな現代音楽も発表している。作風は基本的に無調だが、調性的な部分もある。叙情的で静かな部分あり、カーチェイスを思わせる動きのある部分ありと、TV畑で培った経験が活かされているようだ。この人の作品集はALBANYではほかに「マグース」(TROY-798)がある。 | ||
フロレンシオ・アセンホ:作品集 レゾナンス〜ソリストと管弦楽のための交響曲(2006)/ オデッセイ(2006)/さいころ投げ(2006) |
カーク・トレヴァー指揮 カペラ・イストリポリターナ | |
録音:2007年5月、6月、ブラティスラヴァ。 管弦楽作品集(TROY-822)に続くアルゼンチンの作曲家、アセンホの作品集第2弾。全て2006年の作曲。1曲目は協奏交響曲というわけではなく、各楽章でオーケストラ奏者の中から二人づつのソリストをフィーチャーした、全般的に穏やかな作品。2曲めはバロック風なところもあり、こちらも穏やか。第3曲も、タイトルから危惧されるような不真面目さは無い。 | ||
ザ・コンポーザーズ・ヴォイス〜 ニューミュージック・フロム・ ボーリング・グリーン Vol.5 スティーヴン・ブライアント:ルーズID (**) フアン・ルオ[黄若]:リーヴィング・サオ(*) サミュエル・アドラー:かなえられた願望 シュラミット・ラン:勇気と希望の船(##) ジョン・ロス:境界線の後ろで(#) マイケル・ドアティ:大騒ぎ(2003)(+) |
エミリー・フリーマン・ ブラウン指揮 ボーリング・グリーン・ フィルハーモニア フアン・ルオ(Vo;*) ジェーン・シューンメイカー・ ロジャーズ(S;#) ロジャー・シュップ (ティンパニ;+) | |
それぞれの作品の前に各作曲家のコメントを収録。(**)は暴力的で猛烈なハイテンションで突き進む4分半の小品。(*)は中国の海南島生まれの男性若手作曲家によるソプラノか中国民謡歌手をフィーチャーした怪しげな作品(クレジットでは作曲家が歌っていることになっているが、どう聴いても女声なので裏声なのか?)。(##)のランはシカゴ響のコンポーザー・イン・レジデンスを務めたイスラエル出身の女性作曲家。(+)のご存知ドアティの作品は、都会的でティンパニが大活躍。 | ||
ジョン・マグナッセン: リモン・ダンスのための音楽 ザ・ウィングド(*)/詩篇(#) |
デイヴィッド・ブリスキン指揮(*) ジュリアード音楽院o.団員(*) M.レイコック指揮(#) ウェストミンスター・ カレッジcho.(#) S.トンプソン(Br;#) インスティテュート祝祭o.(#) | |
マグナッセンはダンスや演劇のための音楽を数多く手掛けており、そうした媒体に適した作風。調性、ミニマル、ポップスのイディオム、ドビュッシー、ストラヴィンスキー的な要素と多様なスタイルが折衷されている。一聴した印象ではマイケル・ナイマン、ギャヴィン・ブライヤーズに近いものを感じる。 | ||
ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.2 キャロライン・ニューマン(1951-): ファンタジー(2006) フランク・エズラ・レヴィ(1930-): トリオ第2番(2006) ゲリー・エスコウ(1951-): ソナタじゃないよ! (2005) アレン・ショウン(1948-):3つの夜の風景 カルロス・フランツェッティ(1948-): ヴィルトゥオージのための4つの楽章(2006) |
パリサデ・ヴィルトゥオージ [マーガレット・ スウィンコスキ(Fl) ドナルド・モクリンスキ(Cl) ロン・レヴィ(P)] | |
パリサデ・ヴィルトゥオージはフルート、クラリネット、ピアノの三重奏からなるアンサンブルでCDはこれが当レーベル2枚目のアルバム(一枚目はTROY-826)。前回より作曲家の世代は若くなっているが、曲はやはり近代フランス、新古典主義を思わせる親しみやすいものばかり。 | ||
アルゼンチンの花〜 カルロス・グァスタビーノ:歌曲集(全31曲) アルゼンチンの花/揺りかごの6つの歌/ アルゼンチンの4つの歌/他 |
デジレ・ハラク(Ms) ダルトン・ボールドウィン(P) | |
グァスタビーノはヒナステラとほぼ同世代のアルゼンチンの作曲家。器楽曲では野心的な試みもしたようだが、歌曲は民謡風の穏健な作風。モンポウやアルベニスの歌曲を思わせる。伴奏はなんとスゼーやアメリングなどの名歌手の伴奏で知られるピアニスト、ボールドウィンが務めている。 | ||
クリストファー・テオファニディス:歌劇「避難所」 [プロローグ/アフリカ/ベトナム/メキシコ/パキスタン/インド/ ソヴィエト時代のユダヤ人/中央アメリカ/フィナーレ] パトリック・サマーズ指揮ヒューストン大歌劇場o.&cho. | ||
録音:2007年11/10、世界初演時ライヴ。 「避難所」とは世界の難民や移民を受け入れて、多くの人種が住むヒューストンのこと。移民の人たちのルーツやヒューストンに家庭を築く様子などを各国の民族音楽風のメロディが使われたりして表現されている。 | ||
マーガレット・シェルトン・マイアー:合唱作品集 テ・デウム(1987)(*)/生涯の(2007)(*)/ 苦痛の後(2007)(*)/SOCSAのキルト(1997)(#) |
ブルース・ロジャース指揮(*) サン・アントニオ山大学 室内シンガーズ(*) アンドレアス・H. バウムガルトナー指揮(#) アルス・ブルネンシスcho.(#) ダン・カロウシェク合唱指揮(#) モラヴィア・フィルハーモニー o.(#) | |
アメリカの女性作曲家マイアーの合唱作品集。(*)はどれも美しく輝かしい作品で、1曲目に金管アンサンブルの伴奏が入る。(#)のSOCSAとは児童期性的虐待の生存者[Survivors Of Childhood Sexual Abuse]のことで、45分もかかる深刻な大作。 | ||
チャイコフスキー6とチャイコフスキー6.1 ピーター・ボイヤー(1970-): 祝典序曲/シルヴァー・ファンファーレ チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ピーター・ボイヤー:チャイコフスキー6.1 |
ローレンス・ゴラン指揮 モラヴィアpo. | |
録音:2007年6月。 ボイヤーは1970年生まれの若手作曲家。個人的にコリリアーノに師事。映画音楽、テレビ音楽も手掛けている。祝典序曲、シルヴァー・ファンファーレは明るい曲。この2曲を聴く限り明快な音楽がボイヤーの作風のように思われる。「チャイコフスキー6.1」は世界初録音で、「悲愴」が終わった後、曲が変わったことが分からないほど自然に始まる。次いで和風の雰囲気と移り、最後に「悲愴」の第1楽章の有名な旋律がボイヤー風に低音金管楽器で派手に流れる。 | ||
リー・ホイビー(1926-):一幕の歌劇「ボナペティ(たっぷり召し上がれ!)」(*)/ 一幕の歌劇「これはリルが言ったこと」(#) ベントン・ヘス指揮イーストマン歌劇場o. キャスリーン・チャドウィック(Ms;*) ケイト・ハンニガン(#) ジョーダン・ウィルソン(#)他 | ||
ホイビーはメノッティに学んだアメリカの作曲家。ALBANYにはオペラ「村のひと月」(TROY-747-78)のほか様々な作品が録音されている。このディスクにはホイビーの穏健な作風の一幕もののオペラが2作品収録されている。(*)は台所で一人だけで演じられる作品。(#)も家族の会話によるオペラ。 | ||
アメリカン・ビューティ〜ラグタイムの花束(全14曲) ジョセフ・ラム:ラグタイム・ナイチンゲール/ アメリカン・ビューティ ゲイリー・スマート: ララミー・ラグ/2つの花のラグ/クラッカー・ラグ/ ピーナッツ・バター・ラグ/ウィーンの夜/ ハーレクイン・ラグ/ベル・ラグ ジェイムズ・スコット:優美 ロバート・ハンプトン:カタラット・ラグ スコット・ジョプリン:メキシカン・セレナード/ グラジオラス・ラグ/他 |
ゲイリー・スマート(P) | |
アメリカではよく知られた作曲家兼ピアニストで、既に当ALBANYレーベルに多くのCDがあるスマートの自作7曲を中心とした、古き良きアメリカを思わせるノスタルジックなピアノ・ラグタイム集。 | ||
レオン・カーシュナー(キルヒナー; 1919-): 弦楽四重奏曲全集[第1番−第4番] |
オリオンSQ [ダニエル・フィリップス、 トッド・フィリップス(Vn) スティーヴン・ テネンボム(Vn) ティモシー・エディ(Vc)] | |
カーシュナーはエルネスト・ブロッホとシェーンベルクに作曲を師事。特に後者の影響を強く受けた。12音技法が基本にあるが、激しいリズムにはバルトークの影響も感じられる。 | ||
チェイシング・タイム〜 エリナー・コリー(1943-):作品集 チェイシング・タイム(2002)(*)/会話(2004)(*)/ 3つの歌(2001)(*)/鏡(2005)(*)/ 弦楽四重奏曲第2番(2000/2004)(#) |
ニューヨーク・ニュー・ ミュージック・アンサンブル(*) [J.ローゼンフェルド(Fl) J.スタンバーグ(Cl) L.クァン(Vn) C.フィンケル(Vc) S.ゴスリング(P)] アトランティックSQ(#) | |
コリーはニュージャージー州出身の女性作曲家。ハーヴァード大学、コロンビア大学に学び、作曲はウォーリネンに師事した。セリーを基本とした新保守主義ともいえる手堅い作風で典型的な東海岸流アカデミズムの作曲家。 | ||
コスミック&ドメスティック・マスターズ〜 アメリカの新しい歌曲 クリストファー・バーグ:リンカーンの手紙(*) ダロン・アリック・ヘイゲン: 「親愛なる若者たちよ」より(#) ラッセル・プラット: ウォルト・ホイットマン・カンタータ 「午後から星月夜へ」(+) |
ミラー・ヴィジョンズ・ アンサンブル [スコット・マーフリー(T;*/+) リチャード・ラリ(Br;#/+) トーブ・マラウィスタ(S;#) ジョディ・ シャインバウム(S;+) マーガレット・ カンプマイヤー(P;*/#) アレン・ダーリング(P;+)] | |
アメリカの中堅世代以上の作曲家による歌曲。(*)は19世紀の曲と言われても信じてしまいそう。(#)は無調的語法とコープランド的素朴さが奇妙に合体、(+)も、ある時は無調、またある時はスティーヴン・フォスターと見紛うほど、飄々と時代を超越(?)したような折衷主義。 | ||
名手ショーン・オズボーンのモーツァルト モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調K.581/ クラリネット四重奏曲 ヘ長調K.496 |
ショーン・オズボーン(Cl) サイモン・ジェイムズ(Vn) マイケル・ミロポルスキー(Vn) スコット・リゴツキ(Va) ウォルター・グレイ(Vc) | |
クラリネットのショーン・オズボーンはメトロポリタン歌劇場o.の首席を永らくつとめ、またNYP、ピッツバーグ響、アメリカso.の首席客演もつとめた名手。 | ||
ハロルド・ブルーメンフェルド:作品集 悪魔の詩〜ボードレールの詩による(*) [ウォーター・ジェット/時計/間奏曲/前の生活] 呪いのカルネ〜ランボーの詩による(#) [さよなら〜地獄の季節より/永遠〜新しい詩より] 神話〜デレック・ウォルコットの詩による(+) [夢/ヨーロッパ/群島] |
ドニー・ レイ・アルバート(Br;*/+) クリスティーネ・ シェイドバーグ(S;*/#) ジョエル・ エリック・スーベン指揮(*) ポーランド国立放送so.(*) ハロルド・ ブルーメンフェルド指揮(#) セント・ルイス・アンサンブル・ オブ・エイト(#) ポール・フィリップス指揮(+) ダラス・ヴォイセス・ オブ・チェンジ(+) | |
ブルーメンフェルドは声楽への関心が深く、オペラを始め多くの声楽作品を発表している。作風は無調でシェーンベルク、ベルクに似た緊張した空間を作り上げる。ALBANYレーベルには、やはりランボーの詩によるオペラ「地獄の季節」(TROY-262)、デレク・ウォルコットによる神話/ジーグフリート・サスーンによる戦争挽歌(TROY-443)がある。 | ||
愛と切望の歌〜アメリカの新しい歌曲 スティーヴン・ポールズ:愛と切望の歌(*) イェフダ・ヤンナイ:記憶されたエロス ヘンリー・モリコーネ:5つの愛の歌/3つの単純な歌 ジョン・ダウニー:包含/私は愛する リチャード・フェイス:水兵の歌/もし私だったら/ シレーヌの夕べ/暇乞い/春 |
ヴァレリー・エランテ(S) ジェフリー・ピーターソン(P) | |
アメリカの様々な世代の作曲家の歌曲を収録。7つのごく短い曲からなる(*)は日本の短歌の形式に霊感を受けたという。全体にロマン派、近代の様式で書かれた穏やかな音楽。 | ||
イン・プレイズ・オブ・シンギング 〜ジャック・ビーソンの合唱音楽 ベイ詩篇からの3つのセッティング (2種類:アカペラ、ピアノ伴奏付)/ ミランダの潮流/3つのラウンド/結び目/ イン・プレイズ・オブ・シンギング/ サマー・ラウンドとカノン/碑文 |
グレッグ・スミス指揮 グレッグ・スミス・シンガース | |
ジャック・ビーソンは1921年インディアナ州生まれの作曲家。ハワード・ハンソンの影響を受け、後にナディア・ブーランジェにも師事した。近代的な和声のなかに抒情を漂わせる。 | ||
アウトサイド・ミュージック〜 エドムンド・キャンピオン(1957-):作品集 アウトサイド・ミュージック(2005)/ 黄金のダムス(2000)/完全な豊富な時間(1990)/ 汝の素敵な数で私を溶かして(2002)(*)/ ルージング・タッチ(1994)(*) |
サンフランシスコ・ コンテンポラリー・ ミュージック・プレイヤーズ | |
キャンピオンは1957年ダラス生まれ。コロンビア大学で学んだ後、パリ音楽院でスペクトル楽派のジュラール・グリゼーに師事した。またIRCAMでも研鑽を積み作品を制作している。ミニマル・ミュージック、コンピューター、ゲーム音楽などポップな軽さとヨーロッパの前衛音楽を融合した作風。(*)の2曲は、ライヴ・エレクトロニクスを使ったアメリカの作曲家には珍しくシリアスな作品。 | ||
レガシー〜アフリカ系アメリカ人の作曲家による ファゴットのための作品集 W.G.スティル(1895-1978): あなたが行くなら/孤独の歌/支流の家 A.ヘイルストーク(1941-):ファゴット・セット エド・ブランド(1926-): 「ワン・オン・ワン」、ファゴットのために ユリシーズ・ケイ(1917-1995):ソナタ ゲイリー・パウエル・ナッシュ(1964-): デフォーメーションV(バッハによる) スウェーデン民謡: ウティ・ヴォル・ハーゲ(私たちの牧場に) ダニエル・バーナード・ルーメイン(1970-): レコライオン・ループス (ウティ・ヴォル・ハーゲに基づく) |
レコライオン・ワシントン(Fg) カリーナ・ナイバーグ・ ワシントン(Cl/Vo) マーク・エンズリー(P) | |
いわゆるクラシック音楽におけるアフリカ系アメリカ人の作曲家は、アメリカの国民楽派にもたとえられるスティルが辛うじて知られているくらい。これはそうした知られざる作曲家たちの足跡を知る事が出来るだけでなく、さらにファゴットのための作品集だという珍しいアルバム。最も若い1970年生まれのルーメインは印象主義ともミニマルともいえる作風。 | ||
ソナタとアザー・インターリュード ジョン・ケージ:ソナタI D.スカルラッティ:ソナタ K.17 ジョン・ケージ:ソナタIV リスト:眠れない! 質問と回答 ジョン・ケージ:ソナタII W.F.バッハ: ハ短調のファンタジア ジョン・ケージ:ソナタXIVとXV シューマン:ノヴェレッテ ジョン・ケージ:ソナタIII R.シュトラウス/ゴドフスキー編:セレナード ジョン・ケージ:ソナタV リスト:調性のないバガテル ジョン・ケージ:ソナタXII ミハウウォスキ(ミハウォフスキ/ミハロフスキ): ショパンのワルツによるパラフレーズ ジョン・ケージ:インターリュードIII D.スカルラッティ:ソナタ K.247 |
ペドヤ・ムジイェヴィッチ(P) | |
録音:2005年2月、ニューヨーク。 ケージ初期の傑作プリペアード・ピアノのための「ソナタとインターリュード」はソナタと間奏曲が交互に組み合わされた曲集だが、これはケージのインターリュードの代わりにバロックからロマン派の様々なピアノ曲を配した試み。ムジジェヴィクはサラエボ出身、渡米後ジュリアードで学んだ若手ピアニスト。 | ||
ラトヴィアのクリスマス・カンタータ ヴィルニス・サラクス(1939-):クリスマス・イヴに ウギス・プラウリンス(1957-): 新世界におけるラトヴィアの至点 ブルノ・スクルテ(1905-1976):クリスマス・タイム パウルス・ダンビス(1936-):ようこそクリスマス! ユリス・カルルソンス(1948-): クリスマス・カンタータ リハルズ・ドゥブラ(1964-):我らの主の誕生 |
アンドレイス・ヤンソンス指揮 ニューヨーク・ラトヴィア・ コンサートcho.、 新リガ室内o.、 バルシス・ユースcho. ソリスト | |
録音:2008年、リガ。 ラトヴィア出身の作曲家による新作クリスマス・カンタータ集。新作といっても現代音楽的ではなく、どれもヒーリング系や映画音楽のような聴きやすい音楽。 | ||
オン・コース/ローリー・アルトマン作品集 弦楽四重奏のための「ニュージャージーの南」(1997)/ 八重奏のための「ストラヴィンスキーへのオマージュ」(2006)/ ソプラノ、フルートとピアノのための「苦味の通り」(1995)/ 2台ピアノのための主題と変奏、フィナーレ(1985)/ バリトンとピアノのための3つの南極の歌(2006)/ 八重奏のための「オン・コース」(2006)/ 弦楽四重奏とピアノのための「カム・ダンス・ウィズ・ミー」(2005)/ 独唱のための「ステーツ・オブ・ウェイティング」(1989) K.エリソン(Cl) T.ブックリュー(アルトSax/バスCl) J.デイ(G) R.バウアー(P) V.ゲレフ(Vn) Z.ブロック(Vn) C.バーハン(Va) E.トンプソン(Vc) R.オクス指揮 パトリス・マイケルズ(S)他 | ||
録音:2007年。 ローリー・アルトマンはセロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンらのモダーン・ジャズの影響を受けたジャズ・ピアニスト。それらとクラシック系現代音楽を融合しようとしている。弦楽四重奏のための「ニュージャージーの南」はクロノス・カルテットが好みそうな小品。彼は「ストラヴィンスキーへのオマージュ」を作曲していることからもわかる通り、ジャズや様々な音楽の要素を取り入れたストラヴィンスキーこそアルトマンが敬愛し、模範とする作曲家であることは想像に難くない。 | ||
モートン・グールド(1913-1966): カウボーイ・ラプソディ(1943) ロイ・ハリス(1898-1979):交響曲第11番(1967) セシル・エッフィンガー(1914-90): 小交響曲第1番 Op.31(1945) ダグラス・ムーア(1893-1969):交響曲第2番(1945) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
録音:2008年。 アメリカを代表するシンフォニスト、ロイ・ハリスの交響曲を軸としたアルバム。グールドの「カウボーイ・ラプソディ」はコープランドの「ロデオ」と同じ雰囲気を持つ10分ほどの快活な曲。ロイ・ハリスの交響曲はコープランド、オネゲルなどのエコーを感じさせつつ硬質の抒情のなかに20世紀半ばのアメリカの楽観主義を感じさせる。アーロン・ジェイ・カーニスの系譜に連なる音楽と言えよう。エッフィンガーもハリスと同じくナディア・ブーランジェの弟子で、プロコフィエフの影響を感じさせるエネルギッシュな音楽。ムーアもブーランジェの弟子で基本的に新古典主義的な作風。 | ||
ダーク・ラヴ・イン・ワンダーランド ホセ・ルイス・グレコ(1953-):作品集 「ダーク・ラヴ」〜ヴァイオリンとピアノのための 6つのエッセンス(2000)/ 「ニラ」〜チェロ・ソナタ(1998)/ 「南の安らぎ」〜ヴィオラ・ソナタ(2003)/ ワンダーランド〜弦楽三重奏(2001) |
ファトゥム弦楽三重奏団 [ユリア・イグリノヴァ(Vn) アントン・ガッケル(Vc) ジュリア・マルコヴァー(Va)] イロナ・ティムチェンコ(P) | |
録音:2008年、スペイン。 グレコはニューヨーク生まれで1994年以来マドリッドに住んでいる。スペインの国立バレエ団のために作曲することもある彼の音楽はダンサブルで激しく、時に無調、クラスターも使用されるが基本は調性で書かれ聴きやすい。弦楽三重奏のための「ワンダーランド」は様々なアイデアあふれる、文字通りワンダーランドに迷い込んだような佳品。 | ||
ランシング・マクロスキー(1964-):室内楽作品集 ワイルド・ベル [レティシア・オークス=ストロング(Va) ティモシー・ダーコビク(P)]/ オク=オク [Ok-Ok] [フロスト・サックス四重奏団]/ ソルサンゲ(太陽の歌)(*)[メラニー・ガーモンド(S) キャロラン・バフ(A) ウィリアム・ハドソン(T)]/ 染色(#)[ジョアンナ・カーコウィッツ(Vn) アンドルー・テイル(Vc) ニーナ・フェリーノ(P)] かすり傷[アトランティック金管五重奏団 ロバート・シュルツ(ドラムス)] | ||
マクロスキーは様々な音楽の影響を受けながら独自の世界を築いている。(*)は東方聖歌、ジョスカン・デ・プレに現代的感性をブレンドした秀逸な作品。(#)は激しいリズムと鮮烈な色彩の対比が美しい。豊かな才能を感じさせる作曲家。 | ||
ジョエル・ホフマン(1953-):自画像 チェロ・ソナタ(*)/ 無伴奏の少数派(unaccompanied minor)(#)/ ゲブタイグと一緒の自画像(+)/カープテット(**) |
パリー・カープ(Vc;*/#/**) クリストファー・カープ (P;*/Vn;**) ゲイリー・ホフマン(Vc;+) ローマン・コフマン指揮(+) キーウ〔キエフ〕室内o.(+) カーティン・タルボット (Va;**) ハワード&フランセス・カープ (P;**) | |
録音:2006年、2007年。 ホフマンはカナダ・ヴァンクーヴァー出身。音楽一家に生まれ、ジュリアード音楽院で作曲を学んだ。作風は無調から新ロマン主義と様々。チェロ協奏曲である「ゲブタイグと一緒の自画像」は中東風、ユダヤ風のねばっこい楽想に溢れ、もろブロッホという感じで楽しい。指揮はMD+Gレーベルのショスタコーヴィチ:交響曲全集でちょっとブレイクしたコフマン。「カープテット」は一転して新古典主義とミニマルを折衷したような軽やかな佳曲。 | ||
絵とお話〜レイモンド・ウォイチク(1957-):作品集 スケッチ・ブック(2006)(*)/消えた島(2002)(#)/ セドレー卿の仮面、 あるいは明らかにされた愛の酒盛り(1982)(+)/ クローザー・トゥ・ホーム(1999)(**)/ 海の歌(1981/1997)(##) |
レイモンド・ウォイチク指揮 モラヴィア・フィル団員(*/#/+) ジェショフ・フィル(**) モラヴィア・フィル(##) アーサー・ウィルソン(語り;*)/他 ダグラス・ウートン(T;+) リュドミラ・ホドゥリコヴァー (アコーディオン;##) | |
当レーベルでは2枚目となるウォイチク作品集(1枚目はTROY-898)。童話を朗読つき音楽劇に仕立てている。ラヴェルの「子供と魔法」を聴くようなメルヘンチックな音楽。 | ||
おばけ(BUGABOO)〜クレイグ・ウォルシュ(1971)作品集 ズーク(1997)/ラインズ(2000)/ ネシャニック・ウェインズ(2007)/ズーム(1995)/ おばけ(2002)/1098.5における0〜33(1994) |
ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル [J.コッパルト(Cl) N.バルム(Tp) ★L.クzン(Vn) C.フィンケル(Vc) S.ゴスリング(P) D.ドラックマン(Perc) ジェイムズ・ベーカー指揮/他] | |
録音:2007年。 彼の音楽は激しくエネルギッシュな音楽で反復性もあるが決してミニマルではない。すばやい音の運び、点描主義、静寂のなかにも緊張した音空間を作るなど、ヨーロッパの前衛に似たスタイルを持つ。全てアコースティック楽器のための作品だが、ウォルシュは電子音楽の研鑽も積んでいるため、音色に対するアイデアにひらめきがある。またアメリカの作曲家にありがちなポップスとの安易なクロスオーバーはない。近年のアメリカの作曲家の中では久々の硬派現代音楽作曲家の登場。 | ||
アンドルー・インブリー&キム・ヒヒョン 独奏・二重奏作品集 インブリー:わが子へ(2006)(*) キム:クリスタル・ドロップ(2003/06)(#) インブリー:伽耶琴のための旋律(2006)(+) キム:ある物語(2006)(+) インブリー:2人の友のための二重奏(2002)(**) キム:綱引きして2年(2007)(**) インブリー:ムカシ、ムカシ(1997)(#) |
高橋アキ(P;*/#) レエ・イマムラ(P;#) アエリ・ジ(伽耶琴;+) ジョン・サケット(Cl;**) ジャン=ミシェル・フォントノー (Vc;**) | |
キム・ヒヒョン単独の作品集(TROY-1002)にひき続き高橋アキが日系のピアニスト、レエ・イマムラとの連弾で登場。インブリーはナディア・ブーランジェ、ロジャー・セッションズに師事、キムはインブリーの弟子で、パリではジェラール・グリゼイに師事している。ともにセリー、点描主義的な作風で二人が韓国の琴:伽耶琴(カヤグム)のために書いた作品は注目。日本の高橋アキが参加しているのも話題のひとつ。 | ||
「独白」〜チェンバロとオルガンのための 新しい日本と中国の音楽 朝岡真木子(1956-): チェンバロのための4つの小品 長尾愛作(1938-): チェンバロのための「古代都市」 平林朝子(1960-): チェンバロのためのソナタ第1番 ペイルン・ベッキー・チャン(1966-、台湾系): オルガン・ソナタ チャン・カ・ニン(1949-、香港系): オルガン独奏のためのリフレクションとプロムナード ワン・アンミン(1929-、中国系): オルガンのためのファンタジー 武満徹(1930-96): チェンバロのための「夢見る雨」 田中カレン(1961-): チェンバロのための「草の庭」 有馬礼子(1933-): 「雅(みやび)」〜オルガンのためのバラード |
カルヴァート・ジョンソン (Cemb/Org) | |
録音:2007年。 日本と中華系アメリカ人作曲家のチェンバロ、オルガン曲を集めた珍しい作品集。カルヴァート・ジョンソンは現在アグネス・スコット・カレッジでチェンバロ、オルガン、宗教音楽、音楽史の教師として教鞭をとっている。演奏家としてはアメリカのみならずヨーロッパ、日本でも幅広く演奏活動を行っている。 | ||
漂流と影〜新世紀のためのアメリカの歌 トム・シプロ:漂流と影 デイヴィッド・エドルマン: どれだけあなたを愛しているか/ 私たちはお互いを完全に理解している デーロン・ヘイゲン:さあ行こう マーティン・ヘネシー:「反芻」から3つの歌 リチャード・ハンドリー: 準備して私を見よ/地と大気のなかの糸 リー・ホイビー:私はそこにいる |
エレム・エリー(Br) J.J.ペンナ(P) | |
録音:2007年。 エレム・エリーはアメリカ各地のオペラ・ハウス(シンシナティ、ハワイ、ニューヨーク・リリック・オペラなど)で活躍、スタンダードなレパートリー以外にアメリカの新作オペラにも数多く携わっている。CDは当Albanyの他にNAXOSなど複数レーベルよりリリースされている。 | ||
絶滅の危機に瀕して」〜ピアノ作品集 ジョセフ・フェニモア:5つの川(2007-08) ピーター・リーバーソン:海に洋の東西はない(1997) ヒラリー・タン:「崖」から光(2005) ジョン・ケネディ: Naturali Periclitati(絶滅した自然) (2007) スティーヴ・ハイツェグ:カナダ鶴(1998) |
マーサンナ・ヴァービット(P) | |
ヴァービットは20世紀の作曲家の作品の演奏に力を入れており、彼女の最初のレコーディングはシリル・スコット作品集であった。その後、シマノフスキ、アンタイルの作品を積極的に取り上げた。とりわけ19世紀後半から20世紀初めにかけてのアメリカの作曲家に力を入れており、当レーベルにはこれまでに2枚録音している(TROY-072:シリル・スコット&ジョージ・アンタイル作品集、TROY-146:飛行機ソナタ〜ジョージ・アンタイル:ピアノ作品集)。 | ||
天使の死〜20世紀のピアノ四重奏曲 トゥーリナ:ピアノ四重奏曲 Op.67 タンスマン: スイート・ディヴェルティスマン(喜遊的組曲) スリナッチ(1915-97):ピアノ四重奏曲 ピアソラ(ブラガト編):死の天使 |
アメス・ピアノ四重奏団 | |
録音:2007年。 タンスマンの喜遊的組曲はよき時代のパリの香り漂う小品集、スリナッチの作品は新古典主義のなかにスペイン情緒溢れる佳品、そしてピアソラ作品はこのアルバムのなかではアンコール的な位置づけだが、あらためて聴くと、ファリャ、トゥーリナらと比肩するシリアスな作曲家であったことがわかる。 | ||
新しき夜明け〜 カーソン・クーマン(1982-)の歌曲集とピアノ作品 ダイヤモンドへの黄金(全4曲;*)/新しき夜明け/ コラール前奏曲/ベル・モザイク/7つの俳句(*)/ 子供のための組曲「オークデール・スケッチブック」/ アリア:まだ明るい光/レイン・シャワー/ カーレンベルク/引く孤独を呼び出す(全8曲;*)/ ウィンター・ソナチネ/山のトッカータ |
ジェフリー・グロスマン(P) アマンダ・フォーサイス(S;*) | |
録音:2008年。 クーマンは1982年生まれで作曲をバーナード・ランズ、ジュディス・ウィアーに学んだ。彼の作風は穏健で、時にグリーグ、プロコフィエフと素朴な抒情を感じさせる。 | ||
BUZZED(ぶんぶん鳴らせ)〜現代のチューバ作品集 クリステル・ダニエルソン(1942-1989): チューバと4つのホルンのための小協奏的組曲(*) ジェイムズ・グラント(1954):3つの怒り ジェイムズ・メドール(1974):相互関係(#) ジェイムズ・グラント(1954):スタッフ ヤン・サンドストローム(1954):宝くじの歌(+) ジェイムズ・メドール:6つのパック (クリスティアン・リンドベリ編): 涙色のローズの詩(**) ザ・ヒューマン・ファクター(打ち合わせ風景) |
ティモシー・バズビー(チューバ) オグニベネ(Hr;*) ベルンハルトセン(Hr;*) ヨエルセン(Hr;*) フリドフィンセン(Hr;*) ジェシカ・バズビー(Tb;#/**) ジュディ・ソーバーグソン (P;+) J.E.キャルタンスドッティル (Vn;**) トルファドッティ(Vn;**) バルドゥルソン(Va;**) B.ビョルグビンスドッティル (Cb;**) T.ヨハンソン(Cbv) | |
録音:2008年。 ティモシー・バズビーはテキサス出身でアカプルコ・フィルの首席チューバ奏者を勤めた後、シカゴ響とも共演、その後シンガポール響の首席となり、BPOと共演する機会も得、現在、世界各地で活躍している。BIS、NAXOS、SONYなどたくさんのレーベルの録音に参加している。このアルバムは洒落た小品ばかりを集めたもので、彼の妙技を知るのにうってつけ。チューバ&ユーフォニウム・ファン、吹奏楽ファンにお薦め。 | ||
マンハッタン・ストーリー〜 フェイ=エレン・シルバーマン作品集 トランスレーション(2004)(*)/対話(1976)(#)/ 続けられた対話(1976)(+)/ 慣らされてゆく怒り(2003)(**)/ 守られた眠り(2006)(##)/ サラ・ティースデイルの詩による愛の歌(1997)(**)/ レフト・ビハインド(2006)(++) |
B.アイヒャー(Vn;*) K.J.ドクター(Vc;*) A.エルスワース(Hr;#/+/++) A.ボーヴ(Tuba#/+) L.アルブレヒト(Tb;+) M.バルト(Fl;**) D.ジョリー(Hr;##) M.リプシー(マリンバ;##) J.C.ゴフィ=フィン(S;##) J.ウィリアムソン(Ms;##) | |
録音:2007年。 シルバーマンはニューヨーク出身、作曲をハーヴァード大ほかで学んだ。ホルンとチューバのデュオ、マリンバとホルンのデュオ、ホルン、トロンボーンとチューバのトリオなど、その組み合わせからもわかるように彼女の音楽はユニーク。 | ||
私の兄は戦場にいたか?〜戦争歌曲集 W.ステッフェ:リパブリック賛歌(1862) S.フォスター:父アブラハムよ、 われらは30万人余でやってきた(1862) C.アイヴズ:3つの戦争の歌(1917/1919)(*) G.シェアー(リー・ムジカー編): 第二次世界大戦からの声(2000) T.レーラー:とても長いよ、母さん(1965) M.フランダース&D.シュワン:ダチョウ T.レーラー: ワイルド・ウェストに僕はなりたかった(1953) S.ハーニック: メリー・リトル・ミニュエット(1958) エリック・ボーグル(D.ゴンパー編): そしてバンドはワルツィング・マチルダを演奏した (1976) ボブ・ディラン(D.ゴンパー編): 戦争の親玉(1963) トム・パクストン(D.ゴンパー編): ジミー・ニューマン(1969) S.フォスター:私の兄は戦場にいたか?(1862) D.ゴンパー:ミセス・ビクスビーの息子(2004) |
スティーヴン・ スウォンソン(Br) デイヴィッド・ゴムパー(P) ニコール・エスポジート (Fl/ピッコロ;*) | |
録音:2007年。 アメリカの戦争に因んだ歌を集めた。CMソングでお馴染みの「リパブリック賛歌」を立派なバリトンで聴ける。スウォンソンはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、、スイス、ドイツ、オーストリアの歌劇場で活躍している。このディスクはスウォンソン自身が企画したもので、フォスターからポピュラー音楽まで、19世紀から21世紀の戦争の歌を集めることで反戦の意志を示そうとしている。 | ||
エズラ・ラダーマンの音楽第8集 フルートとクラリネットのための二重奏(*)/ フルートと弦楽四重奏のための「水晶の体」(#)/ クラリネットと弦楽のための協奏曲(+) |
ランサム・ウィルソン (Fl;*/#)指揮(+) デイヴィッド・ シフリン(Cl;*/+) カサットSQ(#) イェール・ フィルハーモニア弦楽合奏団(+) | |
ラダーマンはアメリカで早い時期に12音技法を取り入れた作曲家として知られ、12音技法ながらほのかな抒情を感じさせる音楽。デイヴィッド・シフリンはクラリネットの名匠としてモーツァルトの協奏曲(DELOS,DG)、モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲(DG)が高い評価を得るなど数多くの録音がある。またフルートのランサム・ウィルソンも現代音楽の名手として知られ、ライヒの「ヴァーモント・カウンターポイント」やダマーズの四重奏曲「ランサム・ウィルソンに」などの名曲が彼の依頼により生まれた。またEMIなどに多数の録音も行っている。 | ||
収穫感謝祭のための音楽 コープランド、ロバート・ウォード、 ヴァージル・トムソン、ドン・レイ、 ジョン・パウエル、G.F.ルート、 モートン・グールド、ランダル・トンプソン、 ドン・ギリス、ロバート・ローリーのほかの作品 |
ニュー・イングランド音楽院 ウィンド・アンサンブル 聖ステファン室内o. ダブリンpo. LPO ウィリアム・アプリング・ シンガーズ/他 | |
ALBANYの既出CDのなかから収穫感謝祭に因んだ音楽を集めたコンピレーションCD。 | ||
ミュージック・オブ・スーパー・パワー/ スプートニク、スパイ、そして宇宙開発競争 ロベルト・ムチンスキ(1929-): フルート・ソナタ Op.14 エディソン・デニソフ(1929-1996):フルート・ソナタ ヴァーン・レイノルズ(1926-):フルート・ソナタ ガリーナ・スミルノバ(1910-1980):ソナチネ ロ短調 サミュエル・バーバー(1910-1981): カンツォーネ Op.38 オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989): フルート・ソナタ |
ブライアン・ルース(Fl) レックス・ウッズ(P) | |
録音:2007年、アリゾナ大学。 宇宙開発競争当時(1960年代)の旧ソ連とアメリカの作曲家による、いたって真面目なフルート・ソナタ集。フルート奏者にはよく知られたタクタキシヴィリのソナタやデニソフ、バーバーや吹奏楽で著名な作曲家V.レイノルズの作品などフルート好きの方には興味深いアルバム。ブライアン・ルースはアメリカ中西部を中心に活動するフルート奏者で現代音楽を得意としている。現代ものとは言え前衛ではなく比較的聴きやすい。 | ||
スティーヴン・パーソンズ〜トロンボーン・リサイタル F.モレル: ヘ短調の小品 D.H.ホワイト:トロンボーン・ソナタ A.ヨーアンセン:ロマンス J.プレスコット:ロンデレット B.エドワーズ:青い狼 D.ウェールズ:トロンボーン・ソナタ M.サミュエル=ルソー:協奏的小品 J.クーツィール:ソナチネ/ チューリヒ行進曲(変奏曲) |
スティーヴン・パーソンズ(Tb) パトリシア・フォルツ(P) | |
パーソンズはブラスの名門イリノイ州立大学の教授でソロからオーケストラ奏者まで幅広く活躍。収録曲は20世紀の作品だが親しみやすい。 | ||
グレート・アメリカンo.・ワークス Vol.1 ジョージ・ウォーカー:管弦楽作品集「アドレス」/ 序曲「愚の賞賛のなかで」/シンフォニア第1番/ シンフォニア第3番/フープラ(喜びの接触) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
録音:2007年-2008年。 ジョージ・ウォーカー(1922-)は黒人として始めてピューリッツァー賞を獲得した作曲家。黒人はジャズほかポップス方面に行く音楽家が多い中、ウォーカーはクラシック系の音楽の作曲にこだわってきた。激しいリズムとエネルギッシュな展開、調性、無調を駆使したダイナミックな音楽は映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミスを思わせる。 | ||
アメリカン・リフレクション 〜フルート、ピッコロのための現代音楽集 ロベルト・ビーザー:おみやげ(*) ルーカス・フォス:3つのアメリカの小品(#) インゴルフ・ダール: スウェーデン民謡による変奏曲(+) ロベルト・ビーザー:変奏曲(*) |
レナード・ギャリソン (Fl;#, +/Picc;*) ジョナサン・ソカシツ(P;*/#) | |
録音:2007年。 ギャリソンはアイダホ大学の准教授を勤め、現在はワラワラso.の首席フルート奏者。2003年にはシカゴ響の日本ツアーに参加したこともある。コープランドにも似た朴訥な味わいのビーザー「おみやげ」、プーランク調のフォス「アメリカの小品」など親しみやすい作風。 | ||
ロバート・ウォード(1917-):作品集 オーボエと弦楽四重奏のための五重奏曲(*)/ 九重奏のための 「レリーフ・ディヴェルティメント」(#)/ バス・カウンティ狂詩曲 〜ピアノと弦楽四重奏のための(+)/ アリオーソとタランテラ 〜ヴィオラとピアノのための(**)/ 交響曲第1番(##) |
J.ロビンソン(Ob;*) チョンピSQ(*/+) チェコ九重奏団(#) J.ホーキンス(P;+/**) J.バグ(Va;**) アラン・バトラー指揮(##) チェコ・フィル室内o.(##) | |
ウォードはクリーヴランド出身の作曲家でハワード・ハンソン、コープランドに師事しただけあって穏健、保守的な作風で、時にラヴェル、マルティヌーの音楽を思わせる。交響曲第1番は全曲(3楽章)で13分の小さな作品。 | ||
チョウ・ウェン=チュン[周 文中] 生誕80年記念トリビュート 「チョー・ウェン・チュンの師匠と仲間たち」 チョウ・ウェン=チュン:吹きさらしの山頂(1990)(*) イサン・ユン:ピリ(1971)(#) 湯浅譲二:弦楽トリオのためのプロジェクション(2001)(*) チナリー・ウン:グランド・アラップ(1996)(*) エドガー・ヴァレーズ:アンテグラル(1926)(+) 「チョウ・ウェン=チュンの著名な弟子たち」 ヒ・キュン・キム:三重奏曲「ソリ」(2002)(*) ブライト・シェン:ピアノ三重奏のための4つの楽章(1990)(**) ゾウ・ロン:ディヤナ(1990)(**) パブロ・オルティス:ハイパー・ミロンガ(1997)(**) エドムンド・キャンピオン:汝のおいしい数字で私を溶かせ(2002)(##) ジェイムズ・テニー:ハーモニウム#5(1978)(**) チェン・イ(陳 怡):「クィ」(1997)(**) |
アンサンブル・パレラル(*) ジョン・サケット(P;#) サンフランシスコ音楽院 ニュー・ミュージック・ アンサンサンブル(+) エンピリアン・アンサンブル(**) エレン・ ルース・ローズ(Va;##) | |
周文中は中国生まれで1946年からはアメリカ在住、現在コロンビア大学名誉教授。多くの弟子を輩出したことでも知られている。中国の伝統音楽と現代技法を融合した独自の世界を確立した。 | ||
キャスリーン・ルウェック、カリー・ラトクリフを歌う カリー・ラットクリフ: 2つの歌/2つのリズムと暗喩/ ムーン・タイガー・ソングズ/夜の歌/他全19曲 |
キャスリーン・ルウェック(S) カリー・ラトクリフ(P) | |
録音:2008年。 ラトクリフはカリフォルニア出身の中堅作曲家でオペラ、オラトリオなど声楽曲を得意としている。作風は調性によるロマンティックなもの。 | ||
ジェレミー・ギル:室内楽作品集 金管のための組曲(2004)(*)/ パラベイシス(2006)(#)/25(2006)(+) |
エクステンション・ アンサンブル(*) ミミ・スティルマン(Fl;#) C.アブラモヴィク(P;#) パーカー弦楽四重奏団(+) | |
録音:2007年-08年。 ジェレミー・ギルはオーケストラを始めとして広範囲に多くの作品を発表している。作風は無調あり新古典主義ありコラージュありと多彩。 | ||
不変の愛〜 ラリー・ベル:金管とオルガンのための作品集 詩曲(*)/典礼的組曲(#)/4つの詩(*)/ 不変の愛(+)/忘れがたきAI(**) |
ラリー・ベル(P;*/**)指揮(+) クリス・ゲッカー(Tp;*) リチャード・バンブリー (Org;#) ハリーリン・ハフ(Org;+) ケンブリッジ・シンフォニック・ ブラス・アンサンブル(+) | |
録音:2008年。 ラリー・ベルはアメリカ・ローマ大賞を得た他、チャールズ・アイヴズ賞などアメリカ国内で数々の賞を得ている。作風は時に新古典主義的で保守的。楽器の特性をよくつかんで作曲している。 | ||
「マップ」〜ミッド・ウェスト・ピアノ・プロジェクト デイヴィッド・ゴンパー: W.A.へのオマージュ(2001) ルーク・ダーン:下方への道(2006) デイヴィッド・マキ:レイク・ソナタ(2007) ジョン・アレマイヤー:静かな音楽(2006) ステイシー・バレロス:無料と無賃乗車(2007) ジョセフ・ダンガーフィールド: 2つの幾何学的練習曲 |
ステイシー・バレロス(P) | |
録音:2007年。 ピアノのバレロスは1978年生まれの若手ピアニストで現代音楽に定評があり、彼が弾いたカウエル作品をガンサー・シュラーが激賞したと言われる。収録作品は30歳代の作曲家の曲でポスト・セリーによる激しいもの。 | ||
ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「ミカド」 | J.L.トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2008年、ライヴ。 ご存知、勘違い日本の定番とも言うべきオペラの最新ライヴ録音。 | ||
どこか遠くへ〜ジュリアス・ウィリアムズの音楽 弦楽のためのトッカーティナ/どこか遠くへ(*)/ 自由と栄光への旅 〜アメリカの英雄ジョン・ダニエルズ(#) |
ジュリアス・ウィリアムズ指揮 ドヴォルジャークso. ウィンストン・セイラム州立大学 cho.(*/#) G.グッドマン(S;*) A.クリスティアン(T;*)/他 L.トッピン(S;#) D.ドゥボウズ(Ms;#) ジュリアス・ウィリアムズIII (T;#)/他 | |
ジュリアス・ウィリアムズは指揮者、作曲家、教育者と多彩な顔を持つ。ジャズの影響を受けているが作品はコープランドを思わせる、温かな音楽。 | ||
ジェイク・ヘギー:歌劇「三つの12月」 (第1幕:1986、第2幕:1996、2006) |
フレデリカ・ フォン・シュターデ(Ms) クリスティン・クレイトン(S) キース・フェアーズ(Br) パトリック・サマーズ指揮 ヒューストン・グランド・オペラ | |
録音:2008年。 ヘギーはメトロポリタン・オペラ、リンカーン・センターでも作品を上演する新進のオペラ作曲家。作風はミュージカルとオペラを折衷したような親しみやすいもの。人気歌手のフォン・シュターデはヘギー作品を積極的に歌っており、ERATOからスーザン・グレアム主演による歌劇「デッド・マン・ウォーキング」やRCAからルネ・フレミングなどと共に歌曲集も出していた。 | ||
エフレイン・アマヤ: 「ファンタスマゴリラか? いいえ!ファンタスマゴリア」 〜子供のための1幕の歌劇(*)/ 「クレプシドラ」〜13人のパフォーマーのための オペラ・インスタレーション(#) |
アマディス・アマヤ(*) チャーリーン・キャンティ(*) ショーン・ドナルドソン(*) アニー・レーゴ(*) キンバリー・スタインハウアー(*) エフレイン・アマヤ指揮(#) ポイント室内o.(#) ダグラス・アールステッド(#) ジーン・ウェントワース(#) | |
録音:2007年(*)、1999年(#)。 アマヤはベネズエラ出身でインディアナ大学で作曲を学んだ。メノッティ風の軽快、快活なメルヘン・オペラ。 | ||
あそこしかない ロブ・スミス(1968-):スプリント(2006) ピエール・ジャルベール(1967-): ウッド=メタル・ミュージック(2006) クリストファー・ディーン(1957-):夕刻の形成(2003) デイヴィッド・ヒューザー(1966-): あそこしかない(2006) エックハード・コペツキ(1956-):時間の探査(2003) レーン・ハーダー(1976-):サーカス・プレヌス・ クレモア・インゲンス・ラヌエ・テンセ デイヴィッド・マスランカ(1943-):ホーナー(2001) マーカス・カール・マロニー(1976-): パンテオン(2006) |
ブレイク・ウィルキンス指揮 ヒューストン大学 打楽器アンサンブル | |
主に東部、中西部で活動する中堅作曲家の作品を演奏。マスランカは吹奏楽で有名。 | ||
チャールズ・ウォーリネン(ウーリネン)・シリーズ チャールズ・ウォーリネン:二重奏作品集 ギター・ソナタ(1995)[W.アンダーソン(G) J.フォーサイス(P)]/ 決して同じことは繰り返さない(2006)[W.ポーリー(B) C.ホール(Tu)]/ 11の小品(2006)[E.カールソン(Vn) M.カテリサーノ(Vib)/ ディヴェルティンメント(1982) [E.ガッテーニョ(A.Sax) E.ウベルス(P)]/ パーカッション・デュオ(1979)(*) [J.フェラーリ(Mrb/Vib) M.カンプマイアー(P)]/ 詩篇39(1979)[T.メグリオランザ(Br) W.アンダーソン(G)]/ デュオ・ソナタ(2004)[ロバート・エイトケン(Fl) J.アヴェリー(P)] | ||
録音:2006年-2007年(*以外)/1996年(*)。 順調にリリースが続くウォーリネン(ウーリネン)・シリーズの第8集。ウォーリネン(ウーリネン)の様々な編成の二重奏を収録。デュオ・ソナタではBISやNAXOSでお馴染み、現代音楽で評価の高いフルーティスト、ロバート・エイトケンが演奏している。 | ||
「思い出」〜ロベルト・シエラ作品集 シエラ:ファンダンゴ〜管弦楽のための(*) ルイ・モロー・ゴッチョーク: プエルトリコの思い出(#) シエラ: 「思い出」のリフレクション(#)/ 「思い出」による変奏曲(+)/トッカータ(#) |
イアン・ホブソン (P;#/+)指揮(*) エドゥアルド・ ディアスムニョス指揮(+) シンフォニア・ダ・カメラ(*/+) | |
録音:2008年。 ラテン系アメリカ人の作曲家シエラの中南米の色彩豊かな管弦楽曲を含む作品集。ALBANYレーベルからは交響曲集(第1番、第2番「大パッサカリア」、第3番「ラ・サルサ」、品番:TROY-942)が発売になっており、好評を得ている。ファンダンゴはBBCプロムスのために作曲。ゴッチョーク(ゴッドシャルク)の主題による自由な変奏作品が聴きもの。 | ||
ロバート・ヘルプス(1928-2001):管弦楽作品集 交響曲第1番(1955)(*)/ ゴッサマー・ヌーン、くもの糸の午後(1974)(#)/ 五重奏曲(1975)(+)/交響曲第2番(2000)(*) |
ウィリアム・W. ウィードリッチ指揮(*/#) 南フロリダ大学so.(*/#) ジョアンナ・カーティス(S;#) ヤナ・ヨルダノヴァ(Fl;+) M.J.ペインター(Vn;+) アン・スターフィールド(Cl;+) G.ジュリアーノ(Vc;+) T.アンカヤ(P;+) | |
ヘルプスは1928年生まれの作曲家でセッションズの影響を強く受けた。無調、調性音楽の折衷様式で表出性の強いロマン的な作風の作曲家。ヒンデミット、オネゲルを思わせる部分もある。交響曲第1番は初期の代表作で先に完成していたアダージョはストコフスキーによって初演され、すぐに全曲がコロンビアによって録音もされた(現在CRIレーベルから復刻されている)。第2番はその後45年を経た作品で作曲者の死の1年前の作。こちらも深刻な作風。 | ||
生意気な攻撃〜リチャード・ウィルソン:作品集 生意気な攻撃[S.マサイ(Tp) M.ボッシェン(Tb)]/ グラヴィタス[Y.デボスト(Cb)]/ ピアノのための3つの小品[リチャード・ウィルソン(P)]/ 皮肉[L.アールベック(Ob)]/ タイム・シェア[M.カッツ(Cl) S.シャオ(Vc)]/ すっぱい花々[リチャード・ウィルソン(P)]/ センツァ・フュローレ(怒りなしで) [J.アームズ(Fl) L.フラックス(Cl) A.L.ヌー(Va) リチャード・ウィルソン(P)] | ||
ウィルソンはオペラを含む多作家でサンフランシスコ響などからも委嘱を受けている。無調様式でアカデミックな作風。金管、木管楽器のアンサンブルやピアノ・ソロ、管と弦の組み合わせなど様々な編成の作品を収録。 | ||
「フェミニッシモ!」 〜女性演奏家が弾く女性作曲家による音楽 メイラ・ウォーシャワー(1949-):ブラカ グラツィナ・バツェヴィッツ(1909-1969): ヴァイオリン・ソナタ第3番 フローレンス・プライス(1887-1953):廃園 シグネ・ルンド(1868-1950):舟歌 Op.33-第1番 アンナ・プリシラ・ライシャー(1873-1945): 華麗なるマズルカ エンマ・ルー・ディーマー(1927-):春の前に ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821-1910): 6つの小品 ヴィテズスラヴァ・カプラロヴァ(1915-1940): エレジー エリセンダ・ファブレガス(1955-): ヴァイオリン・ソナタ第1番 |
ローラ・コバヤシ(Vn) スーザン・キース・グレイ(P) | |
録音:2006年-2007年。 様々な国の女性作曲家によるヴァイオリン曲。ウォーシャワー、ライシャー、ディーマーはアメリカ、バツェヴィッツはポーランド、ルンドはノルウェー、ファブレガスはスペイン出身。ファブレガスはオペラ歌手でもあった。ロマンティックな曲が多いが作風も個性も多様でユニークなアルバム。ローラ・コバヤシはミルシテイン、リッチ、グリュミオーに師事している。 | ||
グレート・アメリカン・チェンバー・ミュージック ジョージ・ウォーカー:室内楽作品集 弦楽四重奏曲第1番(1946)(*)/ 弦楽四重奏曲第2番(1968/1987)(*)/ ピアノ・ソナタ第4番(1985)(#)/ 歌曲集(3曲;+)/無言歌(**) |
ソン・ソノラSQ(*) フレデリック・モイヤー(P;#) ジェイムズ・マーティン(Br;+) ジョージ・ウォーカー(P;+/**) | |
管弦楽作品集(TROY-1061)に続くジョージ・ウォーカーの室内楽作品集。弦楽四重奏曲第1番ではドビュッシーとドヴォルジャークの間をゆくような作風だが20年後の第2番では一転して無調の激しい作風に変わっている。1985年のピアノ・ソナタ第4番では旋法性と無調が折衷されている。ウォーカーはアフリカ系アメリカ人の作曲家だが、こういう出自の作曲家にありがちなジャズ、民謡路線には行かずアカデミックな現代音楽を目指した。 | ||
トーマス・パサティエリ(1945-): モノローグ「朝食の前に」/ モノローグ「マクベス夫人」 |
ローレン・フラニガン(S) ジョセフ・イリック(P)指揮 ヴォイス・オブ・チェンジ 室内アンサンブル | |
パサティエリはオペラを作曲を中心に活動しており、既に20曲以上のオペラがある。 | ||
コロナ・ギター四重奏団コンサート J.S.バッハ/G.A.スタインケ編: イタリア協奏曲 ラヴェル/P.ベラルド編: 組曲「マ・メール・ロワ」 トマス・モーリー/コロナ編: コンソート・レッスン第1集より スー=ユン・シェン:極夜(夜想曲第3番) ピアソラ:リオ・セナ/ジータ/ アディオス・ノニオ/フーガと神秘 ボーナス・トラック(映像) Z.アブリュー:ティコ・ティコ・ノー・フーバ |
コロナ・ギター四重奏団 | |
録音:2007年、デンマーク。 デンマークのコロナ・ギター四重奏団による編曲物からオリジナル作品まで収録したアルバム。特にギター四重奏によるイタリア協奏曲は新鮮な驚き。もともとチェンバロは弦をはじく楽器であり、その発音構造はギターと同じと言ってもよい。そのためギターで演奏すると響きが意外にチェンバロに似ている上、しかもチェンバロよりも音量が豊か、ヴィブラートもかかる上、ラテン情緒も加わるという、よい事づくし。特に4つの楽器が一斉に音を出すとフォルテ・ピアノのような印象さえ与える。 | ||
カレン・ウォルウィン:リフレクションズ・オン・9/11 [あの日/余波/苦悩/答えのない質問/ 記憶/埋葬/新たな素晴らしい] |
カレン・ウォルウィン(P) | |
録音:2008年。 ウォルウィンはアメリカの作曲家、ピアニストで自身の作品と20世紀アメリカのピアノ曲を主なレパートリーとしている。9.11同時多発テロを題材にしたピアノ曲はミニマル、印象派、無調の様式を折衷した真摯な音楽。 | ||
エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽 Vol.8 夜想曲/練習曲/ピアノ三重奏曲/4つのワルツ/ 6つの性格的ワルツ/他全17曲 |
ジュリー・アルバース(Vc) パトリス・マイケルズ(S) アンナ・ポロンスキ(P) アーノード・サスマン(Vn) ジェフリー・サイクス(P) | |
録音:2001年-08年。 E.J.コリンズ(1886年-1951年)は、イリノイ州出身のピアニストで指揮者、ロマン派の作曲家でもあった。このCDは、彼の歌曲、ピアノソロ作品、ピアノ・トリオOp.1の初レコーディング。 | ||
物語の始まり デイヴィッド・デル・トレディチ:3つのジムノペディ C.セオファニディス: 「全ての夢は地平線とともに始まる」 スザンヌ・ファーリン: 「これは彼女が始めた物語」 シェイラ・シルバー: ボードレールの詩による6つの前奏曲 |
ターニャ・バニスター(P) | |
バニスターはニューオリンズ国際ピアノ・コンクールに優勝して以来、オランダ、日本を始めとして世界中でリサイタルを行っている。ことに現代音楽の演奏に力を入れており、数々の初演を行っている。デル・トレディチの3つのジムノペディは、サティよりもドラマティックだが都会的で粋。現代音楽といってもエンターテイメントの要素を多く含んだ作品がメインに選曲されている。 | ||
カウンター・ポイント・プレミエ レナード・バーンスタイン: ミュージカル「ひばり〜ジャンヌ・ダルクの生涯」 からの合唱曲 [前奏曲/春の歌/裁判所の歌/ベネディクトゥス/ 兵士の歌/サンクトゥス/レクイエム/グローリア] ルイ・モイーズ:フランス風のソルフェージュ ポウル・アラン・レヴィ:バイバイねえちゃん マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ: ロマンセロ・ギターノ |
ロバート・デ・コーミア指揮 カウンターポイント (ヴォーカル・アンサンブル) | |
録音:2004年、2008年。 バーンスタインのミュージカル「ひばり」は1955年の作品。傑作「ウェスト・サイド・ストーリー」に先立つこと2年、「キャンディード」の前年に作曲された。ひばりのThe Larkは the Life of Joan of Arcの略。ウェスト・サイド・ストーリーのような躍動感はないが、当時のミュージカルの常識を越えた緻密な作曲作法が純然たるクラシック作品といってよいほどの完成度を見せ、レニーの後年の作品「チチェスター詩篇」を思わせる。カウンターポイントは混声のヴォーカル・アンサンブル。当Albanyレーベルにはミサ・クリオージャ、クリスマス・キャロル集などがあり、宗教もの、民族ものを得意としているようだ。 | ||
バズ・マ・タズ(パーカッション・アンド・モア)〜 アーウィン・ベイズロン(1922-1995):作品集 クインテッセンシャルズ(*)/ ダブル・クロッシングズ(#)/ パートナーシップ(+)/討論中の3人の男(**)/ バズ・マ・タズ(##)/トリプル・プレイ(++) |
ジョナサン・ハース (Perc;*/#/+/++)指揮(##) K.アンダーウッド(Fl;*) W.マーシュ(マリンバ;*/+) A.エヴェーオール(Cl;**) アスペン打楽器アンサンブル団員& トロンボーン・クワイア(##) デイヴィッド・テイラー (バスTb;++) ジェイムズ・プー (テナーTb;++)他 | |
ベイズロンはイリノイ州出身であだ名はバズ。イェール大学でヒンデミットに学び、後にニューヨークでミヨーにも師事した。ヴァレーズ風だったりジャズの要素があったりと様々な様式が折衷されている。 | ||
アレン・ショーン:ピアノ作品集第2集 ピアノ・ソナタ第2番(2007)(*)/ メッセージ集(2006)(#)/ ピアノ・ソナタ第3番(2007)(*)/ 郷愁の小品(ワルツ、ブギウギ)(1983/2007)(*)/ 3つのエレジー(2007)(*) |
アレン・ショーン(P;*) ジョン・ヴァン・ バスカーク(P;#) | |
アレン・ショーンは1948年ニューヨーク出身で作曲をレオン・カーシュナー、ナーディア・ブーランジェに師事した。色彩感のあるピアニズムが魅力的。 | ||
マイルド・ファンタジー ジェイムズ・スティーヴンソン: 幻想曲/トリオ・ソナタ(*) エリック・モラレス:トランペット協奏曲 ハ長調 エリック・イーワゼン(1954-): 亡くなった者と生きる者への賛歌 ロバート・ブラッドショー:アルボレトゥム/協奏曲 |
リチャード・ストールゼル(Tp) クセニア・レレトキナ(P) エリック・タナー(Vn;*) | |
ストールゼルはパーム・ビーチ歌劇場o.の首席奏者のほか、ルイジアナ・フィルハーモニー、マイアミ・シティ・バレエの主要なポストを勤めている。柔らかく甘い音色が特徴。娯楽性に富んだ聴きやすい作品ばかり。 | ||
チェロのための新作集 ポール・スタインバーグ: アッパー・ウェストサイド(1997) ポール・シスキンド:3つの悟り(1987) マシアス・ウェクスラー:夜のそよ風(2001) グレゴリー・ワナメーカー: メタリチェリッシモ(2001) デイヴィッド・ハイニック:チェロ・ソナタ(2001) |
マシアス・ウェクスラー(Vc) デイヴィッド・ハイニック(P) | |
ウェクスラーは自らも作曲を手がけるとともに現代作品の普及を積極的に行っている。これまでにニコラス・モーを始めとする多くの作曲家の作品の初演を行っている。室内楽奏者としてクーセヴィッツキー賞、またグラミー賞にもノミネートされている。 | ||
アラン・サイドラー:声楽・合唱作品集(1990-2006) おもちゃ(1990)/2つの聖なる小品(1990)/ あなたの木槌の中の弧(1999)/ 神秘的なトランペット吹き(1999-2006) |
ジョエル・ソーメ指揮 オーケストラ・オヴ・アワ・タイム コリジエートcho. ローラ・ラスト(S) スティーヴン・ゴールドスタイン (T) グレアム・アシュトン(Tp)/他 | |
サイドラーはニューヨーク出身、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事した。現代的な語法のなかにもみずみずしい叙情性が感じられる。 | ||
ブライアン・ハルス:プセウドシンセシス ピンチ(*)/シーストーン(#)/ルミのための(+)/ スイート(**)/サンストーン(##) |
ナサニエル・メイ(P;*/**/##) B.I.シュナイダー=グールド (Vn;#/##) マット・グールド(G;#/**/##) リサ・セラ(Fl;+) T.ローゼンクランツ(P;+) | |
ハルスはハーヴァード大学出身、合唱曲、室内楽、映画音楽など多くの作品を手がけている。現代音楽の技法のなかに軽快さ、ポップな要素を巧みに融合している。ヴァイオリンとギターのための「シーストーン」は繊細なアイデアあふれる佳曲。 | ||
「スパイラル」〜モスクワのアメリカ音楽 チン=チュ・フー:水と赤の奔流(2008) ルーク・ダーン:ペナンブレ(2008) デイヴィッド・K.ゴンパー:スパイラル(2007) ゴンパー:クロスド(2003/2007) ジョセフ・デンジャーフィールド: ピアノ五重奏曲(2007) マーク・キルストフテ:弾道練習曲3.1(2008) |
スタニスラフ・マリシェフ(Vn) インナ・ジルバーマン(Vn) アンナ・バーチク(Va) オルガ・カリノヴァ(Vc) オレグ・タンツォフ(Cl) モナ・ハーバ(P) イゴール・ドロノフ指揮/他 | |
アメリカの作曲家がモスクワの演奏家たちとコラボレーションしたアルバム。作品は2003年から2008年にかけて書かれ、録音は2008年にモスクワで行われた。チン=チュ・フーの「水と赤の奔流」は中国民謡風の旋律が自由に展開される楽しい曲。K.ゴンパーの作品も民族的な素材を現代風に展開した秀作。 | ||
「カラスの影」リサ・カーシュナー作詞の歌 | リサ・カーシュナー(Vo) | |
自身が作詞したテキストに基づくソング集。内容はジャズ。 | ||
「アメリカン・ヴィスタ」 〜ソプラノとフルートのための作品集 コリリアーノ(1938-)、アムリン(1953-)、 ガブロ(1926-93)、 ブラックストン・ブレーク(1954-)、 カウエル(1897-1965)、シェイピー(1921-2002)、 ジェンデル(1977-)、ストールマン(1964-)、 モーラ・ボッシュ(1956-)、コープランド(1900-90) |
ミンミ・フルマー(S) レオーネ・バイズ (Fl/アルトFl) | |
フルマーはバロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持っている。現在はニューヨーク・シティ・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラなど世界中の歌劇場で活躍している。 | ||
ドミニク・アージェント(1927-): 歌劇「モロッコからの手紙」 |
ロッセン・ミラノフ指揮 カーティス歌劇場 カーティス室内アンサンブル | |
アージェントは1927年生まれ。作曲をヘンリー・カウエル、ハワード・ハンソン、アラン・ホヴァネスに師事した。現代ミュージカルといったような雰囲気を持つオペラ。 | ||
エネスコ:幼時の印象 Op.28 (管弦楽伴奏版、テオドル・グリゴリュー編;*)/ 室内交響曲 Op.33(12楽器のための;#)/ ピアノ四重奏曲第2番 Op.30(+) |
シェルバン・ルプー(Vn) イアン・ホブソン (指揮;*/#/P;+) シンフォニア・ダ・カメラ(*) チャバ・エルデーイ(Vn;#/+) ミレル・イアンコヴィッチ (Vc;+)/他 | |
エネスコの比較的聴く機会の少ない管弦楽、室内楽作品を集めた。ヴァイオリンのシェルバン・ルプーはメニューイン、ヴェーグ、シェリング、ミルシテインに教えを受けている。ルプーはエネスコ作品を得意としており、ELECTレコードにピアノ伴奏版の「幼時の印象」やヴァイオリン・ソナタなどを録音している。ラテンの血が燃え滾る情熱的な音楽作りが魅力。 | ||
ウィズアウト・ボーダーズ ロベルト・シエラ(1953-/プエルト・リコ): フルート・ソナタ(2003)(*) ホアキン・グティエレス・エラス(1927-/メキシコ): 素朴なソナタ(1965)(#) C.S.グティエレス(1964-/メキシコ): さえずる機械(2003)(*) リタ・グリアー(1937-/アメリカ): フルート・ソナタ(1956) マリオ・ラビスタ(1943-/メキシコ): エレジア(2003)(*) アルマンド・ルナ(1964-/メキシコ): 6つの幻想曲(1992)(#) |
あらい・あさこ(Fl) クリスティナ・バルデス(P;*) アナ・マリア・トラダッティ (P;#) | |
あらいはメキシコ・シティ木管五重奏団のメンバー。香港フィル、エマーソン四重奏団とも共演している。メキシコの若手から中堅世代の作曲家の作品を中心に選曲。プエルトリコのシエラの色彩的なソナタ、メキシコの中堅グティエレスの切れ味鋭い「さえずる機械」などが聴きもの。 | ||
リー・ホイビー歌曲集 冬の歌/夏の歌/彼女は愛を語った/28人の若者/伝言/ 他全19曲 |
アーシュラ・ クライネッケ=ボイヤー(S) マリア・ペレス・グッドマン(P) | |
録音:2005年。 アメリカの芸術歌曲のジャンルで最も重要な作曲家のうちの1人であるホイビーの歌だけを集めた唯一のCD。叙情性、ユーモラス、皮肉、甘美と色彩豊かな世界。 | ||
ジェローム・カーン:キャバレー・ガール | マイケル・ボロウィッツ指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
巨匠ジェローム・カーンのミュージカル。オハイオ・ライト・オペラは初期ミュージカルも重要なレパートリーとして積極的に取り上げている。 | ||
ソー・メニー・ジャーニーズ〜 ジョセフ・サマー(1956-):作品集 小川に柳の木が斜めに横切って立っている/ ソネット/慈悲の質/無言の詳細/ とてもたくさんの旅/チェロ・ソナタ |
シェイクスピア・コンサーツ [K.V.ホルン(S) C.V.ホルン(B/Br) M.セケラ(P) P.ヌーゾフスキー(Vc)] | |
録音:2008年。無調の歌曲だとのこと。 | ||
リー・ホイビー:歌劇「テンペスト」 | ヒュー・マーフィ指揮 パーチェイス・オペラ パーチェイスso. | |
シュークスピアの戯曲に基づくオペラ。ホイビーは1926年ウィスコンシン出身。大オーケストラを使ったオラトリオ風の大作オペラ。 | ||
タワーズ・オヴ・パワー ダニエル・マッカーシー:サクソフォンと 吹奏楽のための室内交響曲第4番「力の塔」(*) アンソニー・プロッグ:フルート協奏曲(#) フィリップ・グラス/M.ロルツ編: 2人のティンパニストとオーケストラのための コンチェルト・ファンタジー(+) |
グレッグ・I.ハンソン指揮 アリゾナ大学 ウィンド・アンサンブル ティモシー・ マカリスター(Sax;*) ブライアン・ルース(Fl;#) ジョナサン・ハース、 ゲイリー・クック (ティンパニ;+) | |
録音:2006年、2008年。 ソリストと吹奏楽のための作品集。ファンク・バンド「タワー・オブ・パワー」の影響を受け書かれた「タワーズ・オヴ・パワー」、14台のティンパニを使用した「コンチェルト・ファンタジー」ともにパワフルなソロがカッコイイ。 | ||
ジョン・マスト:歌劇「同じ夜遅く」 〜マーク・キャンベルによるリブレット |
マイケル・バレット指揮 マンハッタン音楽院 オペラ・シアター | |
録音:2008年12月。 | ||
ヴィヴァ・コンチェルタンテ! D.ゴムパー:スパイラル(*) J.デンジャーフィールド:ウィンター・ライツ(#) K.ネッツ:ビヨンド・リリース(+) チン=チュウ・フウ:ア・テンパード・ウィッシュ(+) J.D.ロバーツ:命のラインII(+) A.ウェーベルン(ケイン編):2つの歌(+) N.ザーラー:クラリネット協奏曲(+) F.ドナトーニ:レムII(+) |
カーク・トレヴァー指揮(*) スロヴァキア放送so.(*) イゴール・ドロノフ指揮(#) モスクワ音楽院新音楽スタジオ(#) デイヴィッド・ゴムパー指揮(+) センター・オブ・ ニューミュージック・ アンサンブル(+)/他 | |
録音:2007年-2008年。室内管弦楽とソリストのための曲集。 | ||
鬼火〜アドルファス・ヘイルストーク(1941-): ピアノ作品集 2つのスケルツォ/トリオ・ソナタ/ 鬼火(イグニス・ファタス)/ シャロン・セブリムによる8つの変奏曲/ ピアノ・ソナタ第2番/2台ピアノのためのソナタ |
アンドレイ・カスパロフ、 オクサナ・ルトシシン(P) | |
作曲家で教育者でもあったヘイルストークはニューヨーク生まれのアフリカ系アメリカ人。そのため、彼の作品は、アフリカ系アメリカ人とヨーロッパの伝統の影響を受け継いでいる。 | ||
イノセンス・ロスト 〜ベルク・ドビュッシー・プロジェクト ドビュッシー:ビリティスの3つの歌 ベルク:7つの初期の歌 A.ウィースナー:遠い心/他(全20トラック) |
メアリー・ネッシンガー(Ms) ジーン・ゴラン(P) | |
録音:2007年。 ジュディス・シャーマンのプロデュースにより、20世紀において、多くの人を感動させた作曲家のうち10人の歌曲をまとめたもの。演奏は、8年間コラボレーションを続け、ニューヨーク・タイムズ誌も絶賛するネッシンガー&ゴラン。 | ||
ダブルズ〜ピーター・チャイルド:作品集 4手ピアノのためのデュオ(*)/ エミリー・ディキンソンの詩による歌曲(#)/ 変奏曲(+)/ダブルズ(**) |
ハーシュ・ピンカス・ ピアノ・デュオ(*) J.ブライデン(S;#) S.ピンカス(P;#) D.ステップナー(Vn;+) E.チュウ、 D.デヴォー(P;**) | |
録音:2000年-2003年。 無調の現代音楽。1996年から1999年までマサチューセッツ工科大学の音楽&演劇部門議長を務め、現在は同校の音楽教授&マックヴィーカー・ファカルティー・フェローであるピーター・チャイルドは、オーケストラ、合唱、コンピュータシステム、歌と多種多様なジャンルの音楽を書いている。 | ||
「ホット・ソナタ」〜ゲイリー・スマート作品集 メイブルック・ファンシー(*)/ ソナタ・イン・ファンシー(#)/ パッシング・ファンシー(+) |
ゲイリー・スマート(P) クリスティーネ・ グスタフソン(Fl;*) マイケル・フィンケル(Vc;#) ガイ・イェーダ(Cl;+) | |
録音:フロリダ。 ジャクソンビル北フロリダ大学の教授ゲイリー・スマートは、アメリカのワールド・ミュージックとジャズに関心をもち、作曲家=ピアニストとして演奏、作曲、即興演奏を行っている。 | ||
チリからキューバへ〜 ラテン・アメリカのピアノ音楽 ヴィラ=ロボス(1887-1959,ブラジル): 「ブラジルの詩」より 「吟遊詩人の印象」「白色オンディオの踊り」/ ブラジル風バッハ第4番〜前奏曲 アルフォンソ・L.リョーナ(1912-94,チリ): 4つの小品 ペドロ・H.アレンデ(1885-1959,チリ): チリ民謡による12の性格的小品より イレアナ・ペレス=ベラスケス(1964-,キューバ): 魅惑 アルフォンソ・レング(1884-1974,チリ): ドロラス〜ピアノのための詩曲 ヒナステラ(1916-83、アルゼンチン): クレオールの舞曲組曲 Op.15 |
ポーラ・バイテルマン(P) | |
録音:2007年。 チリで生まれたピアニスト、バイテルマンが、ラテン・アメリカのピアノ作品を紹介。 | ||
ジェーン・ワンはトンボのことを考えている〜 エレナ・ルーアー:作品集 クロイチゴ/3つの前奏曲/黒と白/他全8曲 |
サラ・ボブ(P) サラ・ブラディー(Fl) アレクセイ・ゴンザレス(Vc) ヘン=ジン・パク(P) ベンジャミン・セルツァー(Cl) | |
エレナの処女作「弦楽四重奏曲」(1988)は、ASCAP賞を得て国際的に注目を浴びた。その後、声楽曲、オーケストラ、室内楽、フィル音楽等を手掛け、衝撃的で美しい彼女の音楽は多くの人を魅了している。トンボの事を考えている「ジェーン・ワン」とは、彼女の友人で航空力学の研究者だという。 | ||
その空間のなかに〜ロリ・レイトマン(1955-):歌曲集 その空間のなかに/浜辺の泳ぎ人/一つか二つの出来事/ 荒々しいソステヌート/2つのディキンソン歌曲/ 完全な人生/そして音楽は終わらない/他(全34曲) |
ジェニファー・チェック(S) キャリン・フリードマン(Ms) アマンダ・ゴシアー(S) サリー・グルーバー(S) ウォーレン・ジョーンズ(P) ロリ・レイトマン(P) ランダル・スカルラータ(Br) | |
録音:2005年-2008年。 レイトマンはニューヨークに生まれ、作曲をジョナサン・クレイマーとフランク・リューインに師事し、エールカレッジを優秀な成績で卒業した。彼女の作品は、芸術歌曲の分野で、アメリカ合衆国内外で称賛されている。 | ||
アーノルド・ロスナーのピアノ音楽 「命の木」 アダムとイヴ Op.4/ ピアノ・ソナタ1番/同2番/同3番/ そして彼は鳩を飛ばす/結婚行進曲/命の木 |
ドンナ・アマ-ト(P) | |
録音:2008年、ニューヨーク。 アーノルド・ロスナーは、1945年生まれ、主にアメリカ合衆国とイスラエルで活動している。現在ニューヨーク市立大学Kingsborough コミュニティーカレッジで教鞭をとる。彼のパワフルで情感あふれ、エスニックな魅力を持ち合わせたピアノ曲(世界初演曲5作品を含む)をピッツバーグ生まれ、アメリカの芸術的なピアニスト、ドンナ・アマートがお届けする。 | ||
霧〜ジャネット・マグワイア:室内楽作品集 霧/スオナタ/山道/ÅTrois (3)/フリルス/ Fumees d'Ivresse/スケッチ/変奏曲/悲劇/干潮と満潮 |
ジョバンニ・マンキューゾ指揮 エクス・ノーヴォ・ アンサンブル三重奏団 ヴェニス・チェロアンサンブル パウル・クレー四重奏団 リウ・ファン(古筝) 河合祝子、 アレッシア・トッファニン、 アンナ・バルッティ、 ステファノ・チェレギン(P) グイード・ファッキン、 チンツィア・ホノラート、 アンヌンツィアータ・ デッリサンティ(Perc) ラファエル・アルトゥーソ (ベース) | |
現代音楽・無調。作曲家ジャネット・マグワイアは、シカゴで生まれ、作曲をパリで学ぶ。2006年コープランド財団より住居、2008年グッゲンハイム助成金を授与。現在ヴェネチアの "Musica in Divenire" 協会社長(代理店翻訳者記載ママ; 会長では?)、ヨーロッパ文化協会の会員。 | ||
フェノメノン〜 ナローン・プランチャルーン(1973-):作品集 チャクラ(*)/サッタ(#)/ 3つのマインド(+)/太陽の呼吸(#)/ ファー・フロム・ホーム(**)/フェノメノン(#) |
サラ・マッコイン指揮(*) テキサス工科大学 ウインド・アンサンブル(*) アンドレアス・エルム・ バウムガルトナー指揮(#) ボフスラフ・マルティヌーpo.(#) クリストファー・ジャンワン・ マクキガン(P;+) ニック・ディナースタイン (Vc;**) | |
プランチャルーンはタイ出身。1996年バンコクのシーナカリンウィロット大学で音楽の学位を修め、アメリカに留学。2002年イリノイ州立大学にて作曲専攻、修士課程修了後、現在はカンザス・シティのミズーリ大学博士課程に在籍し、作曲と指揮を学ぶかたわら2002年より同大学にて助手を務めている。無調の作品。 | ||
パーカッショニーク [PERCUSSIONIQUE]〜 マイケル・S.ホーウッド(1947-):打楽器作品全集 パーカッショニークな小品 [第1番/第3番/第4番/第5番/第6番「レクイエム」]/ ダイナマイト/あなたのドラムの影/ リトル・ボウ・ピース/数学/フラグメンツ |
トロント・ パーカッション・アンサンブル | |
録音:1972年-2008年。 ホーウッドはバッファロー出身で作曲をルーカス・フォスに学んだ。活発に創作活動を行い「国立公園組曲」や「遊園地組曲」、交響曲第1番、他(TROY-943)が入った管弦楽作品集は意外なヒット作。伝統的な作風から実験主義まで多様な作品を発表。1960年代から最近の作まで収められ、初期はヴァレーズ、ケージ(3つのコンストラクションなど)を思わせる。近作はコンピュータ音響の発想に近づいているように感じられる。作曲者自らも演奏に参加している。全集なのに「パーカッショニークな小品第2番」が収録されていないのは、作曲者によって破棄されたから、だとのこと。 | ||
ジェフリー・ミドルトン・ プレイズ・ジョセフ・フェニモア フェニモア:中国/トルマリン/5つのロマンス |
ジェフリー・ミドルトン(P) | |
現代音楽・無調。ジョセフ・フェニモアのピアノ曲。 | ||
ジョン・メルビー(1941-): コンピューターとオーケストラのための協奏曲(*)/ ヴァイオリン、ピアノと コンピューターのための協奏曲(#)/ ピアノとコンピューターのための協奏曲第2番(+) |
ジョエル・エリック・ スーベン指揮(*) ポーランド国立放送so.(*) ミンホワン・シュイ(Vn;#) ウィンストン・チョイ(P;#/+) | |
録音:2008年-2009年。 ジョン・メルビーはウィスコンシン州ホワイトホール生まれ。1973年にイリノイ大学の音楽学校で作曲/理論の教師に任命された。彼の作品は、NEA Fellowship (1977)他多数の賞を獲得し、アメリカ合衆国と海外で広く演奏されている。 | ||
アメリカン・ディスカヴァリーズ 〜アメリカのピアノ三重奏曲 エドウィン・グラース(1884-1954): ピアノ三重奏曲第2番 イ長調 ダイエル・バーナード・ルーメイン(1971-): ヴォルヴィック・マリティム ヘンリー・カウエル(1897-1965):三重奏 「3つの楽器のための4つのコンビネーション」 アンナ・プリシラ・リッシャー(1875-1946): アンダンテ・レリジオーソ/子守唄/マズルカ/西から モーティマー・ウィルソン(1876-1932): 「青年時代より」第1巻 |
ロ-リンズ・ピアノ三重奏団 [ジョン・トムソン(Vn) スーザン・キース・グレイ(P) マリー・エレイン・ギャニオン (Vc)] | |
録音:2008年。 ローリンズ・ピアノ三重奏団は1987年に結成され、アメリカ、アジアやラテン・アメリカで定期的に演奏活動を行い、加えてサウスダコタ大学音楽部の教職員としても活発に活動している。 | ||
アメリカン・ピアノ・ミュージック、1900-1930 チャールズ・アイヴズ:ピアノ・ソナタ第1番 ヘンリー・カウエル:3つのアイルランド伝説 デーン・ルディア:3番目のペントグラム アーロン・コープランド:ピアノ変奏曲 |
リチャード・ジムダーズ(P) | |
録音:2007年-2008年。 エキゾチックで実験的な作品が魅力のカウエル。哲学者、占星術師でもあり、科学と神秘主義の概念に基づいた作曲活動をしたルディア。作曲の概念が大きく変貌を遂げる時代、アメリカの作曲家達の功績を、ジョージア大学教授のジムダーズが紹介。 | ||
パリからの音楽〜フランスの吹奏楽 クロード・パスカル(1921-):吹奏楽器のための八重奏 クロード・アリュー(1903-1990): 吹奏楽器のための十重奏 ジュール・ムケ(1867-1946):組曲 フランソワ・カサドシュ(1870-1954): ロンドンのスケッチ ピエルネ(1863-1937):古い様式による田園風変奏曲 フランシス・シャグラン(1905-1972):7つの小品 |
ロバートJ.アンブローズ指揮 アトランタ・チェンバー・ウインズ | |
録音:2006年-2008年。 現代で前衛的な音楽の熱心な支持者、アンブローズ博士は、アトランタに拠点を置く現代音楽アンサンブルBent Frequencyの共同創設者、指揮者、ギタリスト、そして、現在は大学バンドディレクター国際アソシエーションの職で活躍中。 | ||
フロレンシオ・アセンホ:管弦楽作品集 クラリネットとオーケストラのための「千一夜」(*)/ 協奏交響曲/ドン・キホーテからの3つのイメージ |
カーク・トレヴァー指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. イジー・クンドル(Cl;*) | |
録音:2009年。 アセンホは、ブエノス・アイレス生まれ。ラテン・アメリカのムード漂う管弦楽の響きは、独特な世界を作り出し、聴く人を異国への旅へといざなう。 | ||
マイケル・デライラ(1949-): 室内オペラ「チェリ」(2005; 抜粋) |
マーク・シャピロ指揮 アクターズ・スタジオ・ ワークショップ・プロダクション | |
録音:2005年。 デライラはニューヨークを中心に活躍する作曲家でオペラ、ミュージカルを多数発表している。「チェリ」はポップとクラシックの要素が折衷された、バーンスタイン直系のオペラ。 | ||
命の絶えざる流れ〜 デイヴィッド・マスランカ:吹奏楽作品集 モーニング・スター(1997)/ 命の絶えざる流れ(2007)/ラウダムス・テ(1994)/ この日をわれらに(吹奏楽のための短い交響曲)(2005) |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学 シンフォニック・ウィンズ | |
録音:2009年3月。 おなじみ吹奏楽界を代表するマスランカ。「命の絶えざる流れ」は作曲者がベトナムの仏教寺院を訪れた際に受けた霊感をもとに作曲された。信頼関係のあるイリノイ州立大のダイナミックなブラスの咆哮が聴きもの。 | ||
カリム・アル=ザンド(1970-):室内楽作品集 パターン・プレリュード第1集〜 ピアノのための(2005)(*)/ レイラ〜 バリトン、ギター、弦楽四重奏のための(2001)(#)/ 戦争被害への哀悼/ゴヤの絵を見て〜 弦楽六重奏のための(2006)(+)/ ハープとヴィオラのためのデュエット(1998)(**)/ チェロとピアノのための 「タブローとディテイル」(2006)(##) |
カロゲロ・ディ・リベルト(P;*) エンソ弦楽四重奏団(#/+) P.バッセルバーグ(Br;#) A.ホルツマン(G;#) キャサリン・ルイス(Va;+) V.リッチー(Vc;+) モリー・マーキュソン(Hp;**) アブヒジト・セングプタ(Va;**) フィッシャー・デュオ(##) | |
録音:2005年-2008年。 アル=ザンドは既に米国内で数多くの賞を受賞、作品はアメリカ、カナダで演奏されている。「パターン・プレリュード」はバッハ、ショパン、ドビュッシーを下敷きにして時に無調、時にブルース調にパラフレーズを行う。その他、戦争被害へのラメンテーション、デュエット、タブローとディテイルでは硬質の音の中にも乾いた抒情が拡がっている。 | ||
デイヴィッド・マスランカ: トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(2007)(*)/ 交響曲第8番(2008) |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学 シンフォニック・ウィンズ スティーヴン・ パーゾンズ(Tb;*) アドリアーナ・ ラ・ロサ・ランソム(Vc;*) | |
録音:2007年-2008年。 トロンボーン協奏曲におけるS.パーソンズの柔らかなトロンボーン・ソロが聴きもの。この曲では吹奏楽では珍しくチェロが参加し、事実上トロンボーンとの二重協奏曲となっている。第2楽章でのチェロのゆったりとしたカンタービレは絶品。交響曲第8番はミニマル・ブラスとでも言うべきか、ジョン・アダムスやフィリップ・グラスが吹奏楽に手を出したら、こんな感じになるのかもしれない。 | ||
RAW EMOTIONS〜アメリカのチューバ協奏曲集 ブルース・ボートン:チューバ協奏曲 ジェイムズ・グラント:「3つの怒り」 スティーヴン・ウィンターレッグ:チューバ協奏曲 バーバラ・ヨーク:チューバ協奏曲 |
ティモシー・バズビー(Tu) ジャコモ・ラファエロ・ バイロス指揮 アイスランドso. | |
録音:2007年-2008年。 「BUZZED」(TROY-1054)に続くバズビーによるALBANYへの2枚目のアルバム。チューバ協奏曲といったらヴォーン・ウィリアムズくらいしか思い出せないほど独奏楽器としてのチューバは影が薄い。低音パートを受け持つ縁の下の力持ち楽器だけに作曲家にとっては協奏曲が書きにくかったのは事実だ。しかしここに、管弦楽伴奏による本格的なチューバ協奏曲ばかりを集めたアルバムが登場した。バックを受け持つオーケストラはなんとレイフスやシベリウスに定評があるアイスランドso.。そしてそのアイスランド響のチューバ奏者がバズビーだ。曲はやはりヴォーン・ウィリアムズの流れを汲むような、北欧、イギリス系の清新な空気感のある美しい曲ばかり。ボートン作品はヴォーン・ウィリアムズにスター・ウォーズ、ハリーポッターのサウンド・トラックを合わせたような感じ、グラントはジャズ系、ウィンターレッグはショスタコーヴィチとウォルトン系? ヨークはニルセンにジャズを加えたテイスト。オーケストラはどれも色彩鮮やか。バズビーの妙技は今更言うまでもない。 | ||
ドナルド・サー(1936-):作品集 ユニコーンと淑女/ ヴァイオリンとピアノのための子守唄/ パークアヴェニューのサトリ(悟り)/ カテーナI〜III/ 反復しながら交差するネオ・プラトニックな結句/ 打楽器アンサンブルのためのレッド・ダスト |
デイヴィッド・フース指揮 フランク・エプスタイン指揮 カレッジ・ニュー・ミュージック | |
録音:1972年-2008年。 ドナルド・サーは韓国人を両親にホノルルで生まれた。プリンストン大学でロジャー・セッションズに師事。現在はボストンを中心に活動している。ヴェーベルンの影響を感じさせる点描的な音楽に韓国の民族音楽の要素をブレンドしたような作風。 | ||
ジェイムズ・ボレ:作品集 交響曲第3番(*)/交響曲第2番「E」(#)/ ヴァイオリン・ソングズ(*)/交響曲第4番(*) |
ジェイムズ・ボレ指揮(*) モナドノック音楽祭o.(*) スーザン・ナルッキ(S;#) Cマコンバー(Vn;#) | |
録音:2005年-08年。 ボレはイリノイ州出身の作曲家で指揮者。ハーヴァード大学で作曲を学んだ。指揮者としてはニュー・ハンプシャーso.の音楽監督を1974年から28年もの間務めた。またボレが創設したモナドノック音楽祭は1966年に始まり、現在まで続いている。交響曲はどれも小編成のオーケストラのために書かれている。作風はストラヴィンスキーの新古典主義期の作品に近い。限られた少ない音を最大限に使って大きな波を作ってゆくのが特徴。 | ||
ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(1946-): 室内楽作品集 メタ4(1997)(*)/ トリオIII「Sor(tri)lège」(2007)(#)/ トリオII(1970)(#)/トリオI(1971)(+) |
コロラド四重奏団(*) クラヴィーア三重奏団(#) ヴォイシズ・オヴ・チェンジ(+) | |
ロドリゲスはサンアントニオ出身。ブーランジェに1969年から10年間師事した。全米で作品が演奏され、タングルウッド音楽祭でも演奏されたことがある。ここには弦楽四重奏とピアノ三重奏のための作品が収録されている。旋法的で叙情的な作風が信条のようだが、トリオIでは新ウィーン楽派への接近も感じられる。 | ||
シャマイム(shamayim)〜 エリオット・キャプラン(映像)と デイヴィッド・フェルダー(音楽)による映像作品 チャッシュマル/サ・アラー/黒い炎・白い炎 |
ニコラス・イッシャーウッド (バス・ヴォイス) | |
制作:2009年。声とコンピューター合成による音響が水面の波紋や木々の映像とともにまったりとした時間を作り出すアンビエント・ヴィデオ。 | ||
ヴァイオリンガイスティックス〜 アメリカン・ヴォイセズ K.ビーヴァーズ(1971-): ヴァイオリン・ソナタ(1996) W.ボルコム(1938-): グレイトフル・ゴースト・ラグ(1983) チン=チュ・フー(1969-):スノウ・アッシュ(2008) ブライト・シェン(1955-): ストリーム・フロウ〜無伴奏Vnのための J.パケット(1977-):口語のスレッド(2003) K.プッツ(1972-):アリア |
スコット・コンクリン(Vn) アラン・ハックルベリー(P) | |
録音:2008年1月。 アメリカの新世代によるヴァイオリン作品。ビーヴァーズ作品は自由な無調を使いながらジャズのイディオムを持った痛快な一曲。ボルコム作品は1930年代のダンス音楽と見紛うばかりのノスタルジックな小品。中国系作曲家のブライト・シェン作品は、中国の民謡的な節回しと現代的な語法が融合したエキゾチックな曲でタン・ドゥンや佐藤聡明が好きな人にはたまらないだろう。若手作曲家パケットの作品も汎民族的でアジア的なテイスト満点、要素とポップス、ミニマル的要素が折衷している。作品のクオリティはどれも高く理屈抜きに楽しめる。ヴァイオリンのコンクリンはアメリカ中西部を中心に活動、ALBANYに多数の録音がある。 | ||
J.マーク・シアース(1960-): 99の神の美しき名前(イスラムの祈りに基づく) [第1巻−第4巻] |
ジョン・チーク(P) | |
シアースは管弦楽、オペラ、室内楽など様々な作品を手がけている。当作品はイスラム教の祈りの言葉に基づいた、各10曲ほど&4巻で構成される。作風は20世紀最大のオカルティスト、グルジェフの音楽やキース・ジャレットを思わせるエキゾティシズムとモダニズムがほどよく融合したもの。曲中、ドビュッシーの「沈める寺」があからさまに引用されるのは、この曲集が祈りの音楽だからだろうか。 | ||
エスペランツァ〜希望の歌 ラテン・アメリカのピアノ音楽 カルロス・ガスタビーノ(1912-2000):ラ・シエスタ アルベルト・ウィリアムズ(1862-1952): 「男の子の歌」第1番/牧場よさようなら アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴ集〜 [セナ川/センティード・ウニコ/ 天使のミロンガ/さらばパリ] フロロ・ウガルテ(1884-1975): ロマンティックな前奏曲/ 「ミ・ティエラ」組曲[快活に/非常に遅く/速く] フリアン・アギーレ(1868-1924):クレオールの風 アンヘル・ラサラ(1914-2000):ロマンティックに アルベルト・ヒナステラ(1916-1983): 3つのアルゼンチンの舞曲 |
ロサ・アントネッリ(P) | |
録音:2007年。 ピアソラ、ヒナステラは知られていても、他はおそらく、当盤が本邦初紹介となるであろう作曲家ばかり。 | ||
ケリー・ターナー(1960-):管弦楽作品集 交響詩「カランカワ」/ 序奏とメイン・イヴェント〜 ホルン四重奏と管弦楽のための(*)/ チューバ協奏曲(#)/ 低音ホルンと室内オーケストラのための協奏曲(+) |
ダリウス・ヴィスニェフスキ指揮 シンフォニア・ユヴェントゥス (ポーランド青年so.) アメリカン・ホルン四重奏団(*) カイル・ターナー(Tu;#) チャールズ・ パットナム(Hr;+) | |
録音:2009年1月。 ケリー・ターナーはケルン・ギュルツェニヒ管やアンサンブル・モデルンでホルン奏者として活躍し、アメリカ・ホルン四重奏団のメンバーも務めるプレイヤー兼作曲家。オーケストラの機能とダイナミズムをフルに駆使した管弦楽作品を作る。ジョン・ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、アイヴズ、クラム、その他、ありとあらゆるハリウッドの映画音楽の影響を恥ずかしげもなく受けつつ自分のロマンをブルドーザーのごとく推し進めてゆくパワーには脱帽。 「カランカワ」はアメリカ先住民の神話に基づく交響詩で先住民の旋律やドンドコドンという野性的なリズム、また時にベン・ハーのサントラ風響きがあふれる傑作。 | ||
タッチ/ザ・トッカータ・プロジェクト〜 1900年以降のピアノ・トッカータ集 Vol.1 「アメリカの作曲家」(全20曲) ローレム:トッカータ ジョージ・アンタイル:トッカータ[第1番/第2番] アーヴィン・ファイン:小さなトッカータ ロイ・ハリス:トッカータ メノッティ:リチェルカーレ/トッカータ パーシケッティ:トッカータ[第1番−第3番] 他、ホイビー、サワビー、ロウエル・リーバーマン、 ベンジャミン・リース、マーク・ルイス・レーマン、 ムチンスキ、レイモンド・レーウェンタール、 ウォリングフォード・リーガー、ジェイムズ・バスティアンの作品 |
フィリップ・アマロング(P) | |
20世紀に書かれたトッカータばかりを集めたユニークなシリーズが開始、第1巻はアメリカの作曲家特集。ローレム、アンタイルらの薬味の効いたハーモニーとメカニックな音楽は20世紀前半のアメリカの台頭と躍進そのものであり、その楽観ぶり脳天気ぶりが楽しい。一聴してプロコフィエフ、ミヨー、サティらの影響を受けた作曲家が多いようだ。後のアメリカのミニマリストたちは意外とこの時代のこういう音楽の影響(もしくは先祖帰り?)を受けているのかもしれない。今だったらジョン・アダムスが書きそうな曲もある。 | ||
カーソン・クーマン(1982-):オラトリオ「神の愛の啓示」(2009)
レベッカ・ヘニング(S) ジョナサン・マーク・ロバーツ(Br) ルパート・ゴフ指揮バットリック・シンフォニア、ロンドン大学ロイヤル・ハロウェイ校cho. | ||
録音:2009年6月26日。 米国の作曲家クーマンの最新作は、14世紀英国の女性キリスト教神秘主義者ノリッチのジュリアンによる『神の愛の十六の啓示』によるオラトリオで、ロンドン大学ロイヤル・ハロウェイ校合唱団の依頼によって作曲された。 | ||
アンソニー・ブラント(1961-): 室内オペラ「何かの誕生」(*)/歌曲「ドラゴンと不死者」/眠りの歌(#)/クリーリー歌曲集(+) キャロル・ベネット(S) マイケル・キオルディ(Br;*) ジョナサン・シェイムズ指揮マイアSQ(*) ブレイク・ウィルキンズ(Perc;*) エンソSQ(#) ブライアン・コネリー(P;+) | ||
アンソニー・ブラントは米国の作曲家。(*)30分ほど&5幕の小オペラ。(+)はロバート・クリーリー(1926-2008)の詩に曲をつけた物。 | ||
形をもった風景〜トム・シプロ:声楽作品集 ノッドの島・・・/エクアドルの船員/ゴーイング/雨/形をもった風景 マリー・アン・ハート(Ms) モニカ・ハート(S) ポール・スペリー(T) デイヴィッド・ストック指揮ピッツバーグ・ニューミュージック・アンサンブル/他 | ||
録音:1997年/2000年/2008年。 トム・シプロはニューヨークを中心に活動する作曲家。これまでにアメリカ詩人の詩に多く作曲、調性に基づく抒情的で温かな作風で、歌曲というよりモノ・オペラといった趣き。 | ||
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):オペレッタ「帽子屋の娘」(1905)
サラ・アン・ミッチェル(フィフィ) トッド・ストレンジ(エティエンヌ) ジュリー・ライト(セシリ嬢) ボイド・マッカス(サン・マール伯爵) デニス・ジェシー(ハイラム・ベント) ジェイコブ・アレン(ガストン)他 マイケル・ボロウィッツ指揮オハイオ・ライト・オペラ | ||
録音:2009年。 アイルランド出身で米国に移住した作曲家ヴィクター・ハーバードはライトオペラの分野で活躍した。パリの帽子屋の人気モディスト(洋服や帽子の仕立職人。この場合はカリスマ店員と言うような意味)であるフィフィを他店に引き抜かれたくないセシリは、彼女を息子のガストンと結婚させようとする。フィフィは大尉エティエンヌを愛しているが、身分違いの恋だとエティエンヌの親族から反対されている。ところがパトロンを得たフィフィは歌手として大成功を収め、ついにエティエンヌと結ばれる、という話。 | ||
アメリカのヴァイオリン協奏曲 バーバー:ヴァイオリン協奏曲(1939)(*) デイヴィッド・ストック: ヴァイオリン協奏曲(1995)(*) コープランド/ジェラルド・エリアス編: ヴァイオリン・ソナタ(1943)(#) (室内管弦楽伴奏版) |
アンドレス・カルデネス(Vn) イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴォルソヴィア(*) シンフォニア・ダ・カメラ(#) | |
録音:2004年-2007年。 アダージョで有名なバーバーの協奏曲は予想に違わぬロマンティックな名品。保守的な作風だが、20世紀のメンデルスゾーンかグラズノフとでも言いたくなるような美しい旋律にあふれている。ストックはピッツバーグ響とシアトル響のコンポーザー・イン・レジデンスでヴァイオリン協奏曲はピッツバーグ響100周年記念としてマゼールとカルデネスによって初演された。ハリウッドのSFスペクタクル映画のようなダイナミックな曲でジェイムズ・ホーナーかアラン・シルヴェストリあたりを彷彿とさせる。おしまいはコープランドのヴァイオリン・ソナタの珍しいオケ版。ヴァイオリンのカルデネスはピッツバーグ響のコンサート・マスターを長年勤めたベテラン。 | ||
ジャック・ビーソン(1921-):ロマンティック・コメディ「騎馬水兵隊のジンクス大尉」(1975)
ロバート・オウエン・ジョーンズ(T;ジョナサン・ジンクス) キャロル・ウィルコックス(S;アウレリア・トレントーニ、本名オーレリア・ジョンソン) ユージン・グリーン(Br;メイプルソン) ブライアン・スティール(Br;ウィリー) ロナルド・ハイリー(Br;チャーリー) ウォルター・フック(Br;ベリアルティ)他 ラッセル・パターソン指揮カンサスシティpo.団員 | ||
録音:1976年、セッション。原盤:CBS (SONY) 。初CD化 35年ぶりに復活する「騎馬水兵隊のジンクス大尉」は、米国の劇作家クライド・フィッチが1900年に発表して大人気となった喜劇を原作として、1975年9月にカンサスシティで初演されたオペラ。 物語は歌劇場の裏話。真面目な青年ジンクスが、悪友との賭けでプリマドンナのアウレリア・トレントーニ(実はニュージャージ生まれの米国人)を口説くことに。二人はすぐに惹かれ合うも行き違いに。ジンクスは賭けの件を白状し、トレントーニがそれを許して二人は結ばれるという内容。題名の“騎馬水兵隊 "とは、海上の騎馬隊、つまり「場違いなもの」を意味しており、嫌々賭けを実行するジンクスと掛けている。第2幕の後半、ヴェルディ「椿姫」のリハーサル風景と物語を絡めた場面は、オペラ好きには大いに楽しめるだろう。 | ||
ディーズ・アー・ディファレント・タイムズ〜 メアリー・リー・テイラー・キノシアン: ピアノ三重奏のための作品集 ジ・アメリカン・ストーリー/ 喚起:2001年9月11日の追憶に/四大元素 |
アップトン・トリオ [メアリー・リー・テイラー・ キノシアン(Vn) デュサン・ヴカイロヴィチ(Vc) ビリー・シェファード(P)] | |
録音:2009年。 キノシアンはサン・ホセ響、ナッシュヴィル響、グリーンビル響のコンサート・マスターを歴任、近年は作曲と室内楽に力を注いでいる。収められた作品はジャズ、ロックと現代音楽の要素を融合した作風。 | ||
マスランカ(1943-):学者の行列(2006) キンバリー・K.アーチャー(1973-):交響曲第3番(2007) マスランカ:カール・サンドバーグを読む者(2006)(*) ジョン・コッチ(Br;*) トレイシー・コッチ(S;*) デイヴィッド・ストランド(語り;*) スティーヴン・K.スティール指揮イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー | ||
吹奏楽界の巨匠マスランカの近作と女流作曲家アーチャーの大作交響曲の組み合わせ。アーチャーはイリノイ州立大学出身で中西部を中心に活動しており、すでに多数の吹奏楽曲があり、吹奏楽ファンからは注目を得つつある。交響曲第3番はホルストの惑星の中の「火星」を思わせる勇ましい冒頭部にわくわくさせられる事請けあい。マスランカの(*)は朗読つきの吹奏楽曲。 | ||
デイヴィッド・フェルダー(1953-):作品集 シュトゥック・シュティッケ(固い小品)(2007-08)〔アルディッティSQ〕/ メメント・モリ(死を思え)(2002-03)〔ニューヨーク・ヴァーテュオーゾ・シンガーズ〕/ パーシャル[ディスト]レス[ス]トレーション(2001-03) 〔ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル〕/ ボックス・マン(1987/08)〔マイルス・アンダーソン(Tb/ライヴ・エレクトロニクス) | ||
録音:1994年-2009年。 アメリカの中堅世代をリードする作曲家。作品は主に ISCM world music days、IRCAM 等、ヨーロッパを中心に演奏され、現在はカリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭を取っている。ザクザクをした激しいリズムと抒情の鮮やかなコントラストや美しい旋律性が感じられるユニークな音楽。アルディッティが演奏している「シュトゥック・シュティッケ」は前衛の語法を使いながらも軽快で美しいハーモニーを持った佳品。「メメント・モリ」はグレゴリオ聖歌と現代が融合した現代声楽作品の傑作といえるだろう。 | ||
アメリカン・ハンドスタンズ デイヴィッド・デル・トレディチ(1937-): 3つのジムノペディ エリック・モー(1954-): バラード「悲しい三人組の伝説」 トム・シプロ(1957-):2つの瞑想/睡蓮 レオ・オーンスタイン(1892-2002): 2台ピアノのためのソナタ(*) (原曲:ピアノ協奏曲/作曲者自編) |
ジーン・ゴラン(P) クリストファー・ オールドファーザー(P;*) | |
録音:2008年-2009年。 ピアノのゴランはフィリップ・グラス・アンサンブルのメンバーとして長く活動する一方、ブルックリン・フィルハーモニック・チェンバー・プレイヤーなどでソリストとしても活動している。現代音楽のスペシャリストで、ここに収められた都会的でロマンティックな作品に彼女の特性が生かされている。 | ||
エズラ・ラダーマン(1924-):作品集 Vol.9〜 弦楽四重奏曲集[第9番/第11番/第12番] |
アリアンツァSQ | |
ブルックリン生まれのラダーマンは室内楽を中心に多くの作品を発表、12音技法が彼のとる主要な方法で、表現主義的でドラマティックな展開を信条としている。アリエンツァ弦楽四重奏団は2004年にイエール大学の学生で結成され、すでに数々の室内楽コンクールで優勝している俊英グループ。 | ||
エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951):作品集 Vol.1 アイルランド民謡による変奏曲(*)/黒人霊歌集(*)/6つの性格的なワルツより(*) Nos.5, 3, 4, 1 / エキセントリックなワルツ(*)/カウボーイのブレイク・ダウン(*)/タンゴ(*)/パッサカリア(*)/ 弦楽四重奏曲第1番(未完)〜アレグロ・ピアーチェヴォーレ(#)/ 6つの性格的なワルツより(+) Nos.1, 2, 4, 6 /タンゴ(+)/カウボーイのブレイク・ダウン(+) アール・ワイルド(P;*) マンハッタンSQ(#) グンナー・ヨハンセン(P;+) | ||
録音:1988年11月(*)/1986年3月(#)/他。旧 CRI からNWCR-644 [CRI CD-644]で出ていた(*)と(#)(発売:1992年/当店未案内)に(+)を追加しての再発売。 これで ALBANY レーベルから発売中の同シリーズは第8集までが揃った(全10集を予定)。 コリンズはイリノイ州出身で、生前はピアニストとしても活躍、ヨーロッパを中心に華々しい演奏活動を行ったが、アメリカ帰国後は教職と作曲に専念。彼の作曲語法は微妙な半音階とフランス印象派の影響を受け、ディーリアス、モーラン、バターワースら同時代のイギリスの作曲家、またグレインジャーに驚くほど似ている。「6つの性格的ワルツ」は明らかにラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」を意識している。アメリカでは珍しいデリカシーに溢れた作曲家。巨匠アール・ワイルドの独奏も聴きどころ。 | ||
ヴィンテージ・ルネサンス・アンド・ビヨンド〜ウィリアム・クラフト(1923-):作品集 豊かなルネサンスを越えて(Fl, Cl, Vn, Va, VC, Pf, Celesta)〔イヤープレイ(アンサンブル)〕/ 打楽器のための組曲〔T.アドカッツ、J.タンザー、S.ヴィンセント、H.モリソン(Perc)/ 4人の打楽器奏者とウィンド・アンサンブルのための協奏曲〔M.マンタラク、E.ミルスタイン、 J.タンザー、S.ヴィンセント(Perc) ニューイングランド音楽院ウィンド・アンサンブル〕/ 遭遇VI〜ロト・トムと打楽器四重奏のためのコンチェルティーノ〔C.マクナット(ロト・トム) R.デル・カンポ、M.マンタラク、J.リッジウェイ、J.スタッキー(Perc)〕/ 遭遇\〔M.テイラー(アルトSax) D.リウッツィ(Perc)〕 | ||
クラフトは長年ロサンゼルス・フィルの打楽器奏者を勤め、またコンポーザー・イン・レジデンスも勤めた。作曲をヘンリー・カウエルに学び、プロデューサーとしてはヒナステラ、ヴァレーズ、ストラヴィンスキー、ルー・ハリソンの音楽を紹介している。そんな経歴からも想像できるように、彼の音楽は様々な過去の音楽(特に中世、ルネサンス)、民族的要素(ガムランなど)、呪術的雰囲気を持った魅力的な物。 | ||
ドナルド・ホイーロック:室内楽作品集 ピアノ変奏曲(Pf solo)(*)/ 7奏者のための音楽(Fl,Cl,Perc,Pf,vn,Va,Vc)(#)/ 10のバガテル(Ob,Vn,Va,Vc)(+)/独り言(**) |
ジュディス・ゴードン(P;*/#) マシュー・ゴールド (Perc;#) ジョエル・ピチョン(Vn;#/+) ローラ・アールベック(Ob;+) マット・ハイモヴィッツ (Vc;**)/他 | |
録音:1997年、2000年、2008年。 ホイーロックは室内楽を中心に作品を多数発表、5つの弦楽四重奏曲、11の歌曲集、管弦楽作品などがあり、ハートフォードso.コンクールで優勝。作風は無調と調性を適宜折衷したもので現代的なロマンティシズムを持っている。「独り言」は5分弱の小品だが名チェリスト、ハイモヴィッツが弾いている。 | ||
脱出速度〜TCUパーカッション・アンサンブル デイヴ・ホール:脱出速度 E.イーワゼン:打楽器のための交響曲 リカルド・スーザ:オフェレンダス第3番 レイモンド・ヘルベル:前奏曲と行進曲風ロンド ティル・マイン:ZZZing! ブレイク・タイソン:星降る天上 ドウェイン・ライス:易経 |
ブライアン・A.・ウェスト指揮 TCUパーカッション・アンサンブル | |
TCUパーカッション・アンサンブルはアメリカ打楽器アーツ・ソサエティの国際打楽器アンサンブル・コンクールに入賞したメンバーから構成され新しい作品の紹介のため活動している。ここに収められた作品は現代音楽といっても、どれもラテン要素ありロック的要素あり、ロマンティックなものばかりで気軽に打楽器の面白さが楽しめる内容になっている。 | ||
ヘイズ・ビッグス: おお、英知よ〜スティール・アウェイ(2004) エザン・ウィックマン:ナマステ(2008) スティーヴン・グリック:弦楽四重奏曲(2004) デイヴィッド・マクブライド:ミューズ(2002) |
アヴァロンSQ | |
録音:2008年。 アヴァロン弦楽四重奏団は1995年結成で多くの音楽祭に出演、現代音楽を得意としており、世界初演も多い。このCDではクロノス・カルテットが好みそうなモダーンでのりのよいビート、ミニマル、時に民族色を兼ね備えたクォリティの高い作品が揃っている。 | ||
独特の植物〜ヴィクトリア・ボンド:作品集 独特の植物〔ケネス・クーパー(Cemb)〕(*)/ 祝福された姉妹〔R.ジョレス(Vn) S.ジョレス(Hp)〕/ 橋(#) 〔バーズ&フェニックス [テレサ・ライリー(Cl) ジョン・ブルース・イェー(バスCl) ワン・グオウェイ(二胡) ヤン・ウェイ(琵琶)]〕 ジャスミンの花〔ダニエル・パンナー(Va)〕/ 不織布〔R.ジョレス、S.ラインホールド(Vn)〕 | ||
ヴィクトリア・ボンドはヒューストンと上海を中心に活動する女流作曲家。(*)は叙情的に始まるものの、やがて激しさを増しカオスへと至る、朗読つき(カデンツァ注:朗読者の記載は代理店案内に無い)の作品。(#)はまさに東西に架ける橋を意味するのだろう、中国楽器がジャズっぽいことをやったり反対にクラリネットが中国音楽っぽいことをやったりと、あざといと思えることを堂々とやっており、逆に好感が持てる。 | ||
空飛ぶ亀の夢〜ゲイリー・スマート:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第1番/3つのピアノ小品/ ピアノ・ソナタ第2番 |
ゲイリー・スマート(P) | |
作曲家=ピアニスト、ゲイリー・スマートは、アメリカのワールド・ミュージックとジャズに関心をもち、演奏、作曲、即興演奏をする。現在ジャクソンビル北フロリダ大学の教授。調性、モード、無調を自在に使い分けユニークな世界を作っている。それぞれの作品の各楽章にタイトルが付けられており、「空飛ぶ亀の夢」はピアノ・ソナタ第1番の第3楽章のタイトル。 | ||
ウィリアム・アプリング、ジョプリンとバッハを弾く スコット・ジョプリン: エリート・シンコペーションズ/ オーガスタン・クラブ・ワルツ/ マグネティック・ラグ J.S.バッハ:イタリア協奏曲 スコット・ジョプリン: ラグタイム・ダンス/グラジオラス・ラグ/ ユーフォニック・ラグ/判事席のワルツ J.S.バッハ:パルティータ第1番 BWV.825 |
ウィリアム・アプリング(P) | |
録音:2004年-2007年。 ウィリアム・アプリングは指揮者でピアニスト、教育者という多彩な顔を持つ。アフリカ系アメリカ人である彼は、ジョプリンとバッハには、その時間の感覚において共通点があるという。どちらもクラシカルに端正な弾き方をしている。 | ||
サリヴァン:歌劇「ラディゴー、または魔女の呪い」(1887)
テッド・クリストファー(Br;ロビン・オーカップル) セシリー・エリス(S;ローズ・メイバッド) フレデリック・リーダー(Br;ディスパード・マーガトロイド) アンソニー・バック(Br;リチャード・ドーントレス) サハラ・グラスナー=ボウルズ(Ms;マッド・マーガレット)他 マイケル・ボロウィッツ指揮オハイオ・ライト・オペラo.&cho. | ||
録音:2009年。 ギルバート&サリヴァンの名コンビが放った10作目の喜劇で、大ヒット作「ミカド」の次作。1887年1月に初演され、300近い公演を数えた。魔女狩りを行ったために代々呪われているマーガトロイド家の末裔で農夫を偽っているロビン、彼を愛する孤児の娘ローズ、ロビンの代わりに呪いを受けた弟ディスパード、彼に棄てられ狂ってしまったマーガレットと、強烈な個性を持った登場人物が織り成す奇想天外の物語はギルバート&サリヴァンならでは。ギルバート&サリヴァンを積極的に上演しているオハイオ・ライト・オペラの手馴れた演奏も聞き物。 | ||
天は音楽〜ヴァージル・トムソン:合唱&声楽作品集 深淵より/おお私のハートよ/ようこそ新しき年/ トマス・キャンピオンの詩による4つの歌/ 2声の合唱と打楽器のためのミサ/ 「エウリピデスのメディア」〜7つの合唱曲/ 「古い南部」から聖歌/他(全26曲) |
グレッグ・スミス指揮 グレッグ・スミス・シンガーズ ロザリンド・リーズ(S)/他 | |
映画音楽「大地を耕す鍬」や数々の交響曲、管弦楽曲で知られるトムソンの珍しい声楽作品集。堅実で大地にしっかりと根を生やした骨太な音楽。 | ||
ドナルド・マルティーノ(1931-2005):後期室内楽作品集 ピアノ三重奏曲(*)/弦楽四重奏曲第5番(#)/ クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(+)/ヴァイオリン・ソナタ第2番(**) カーティス・マコンバー(Vn;*/#/**) G.ヘッセリンク(Vc;*) M.カンプマイアー(P;*) C.ジーヴィン(Vn;#) L.マーティン(Va;#) C.フィンケル(Vc;#) A.R.ケイ(Cl;+) F.シェリー(Vc;+) S.ゴスリング(P;+) A.カリス(P;**) | ||
録音:2009年。 ダッラピッコラ、セッションズ、ミルトン・バビッドに師事したアメリカの作曲家で、1974年にピューリッツァー賞を受賞している。作風は12音技法で、劇的で激しい表出力を持った音楽。 | ||
アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991): ピアノ作品集 組曲 Op.2より「主題と変奏」(1931)/ アクサク・リズムによる10のスケッチ Op.58(1976)/ インチの本 Op.10(1934)/ アクサク・リズムによる練習曲 Op.38(1964) より Nos.3, 4, 5, 7, 10 |
キャスリン・ウッダード(P) | |
20世紀初頭に生を受けたトルコの作曲家サイグンは、トルコ音楽の西洋化近代化に大きく貢献した。最近CPOレーベルの交響曲シリーズなどで、徐々に認知されつつある。彼はフランスに留学しヴァンサン・ダンディに師事しているが、作風は20世紀前半の諸潮流、つまり自国の民族要素と西洋近代の語法との融合、自由な不協和音、モード、バーバリズム、複雑なリズムなどの影響を一身に受け、今聴いても新鮮で個性的な世界を確立した。ドビュッシー、バルトーク、ストラヴィンスキーとも共通する雰囲気を持つ一方、トルコ独自のリズムと旋律を取り入れた、たくましくも優美な音楽。 ピアノのウッダードはサイグンの音楽の紹介をライフ・ワークにしており、その他にも中央アジアで初めてカウエル、ケージを演奏したことでも知られている。 | ||
聞いたことがない不思議に耳を傾ける 〜ケティ・ネッツ:作品集 1930年代の手紙から(*)〜[ヘルツェゴヴィナ/ ダルマチア/ボスニアの手紙/全13曲](2008)/ 時の曲り角(Fl/Pic, Cl, Vn, Vc. Pf)(2008)(#)/ ビトイーン(2008)(*)/ ビフォー(2007)(+)/ウィンド・ダウンII(2008)(**) |
ケティ・ネッツ(P) K.ウルフェ(Vn;*) エクス・ノヴォ・アンサンブル(#) A.ストライスフェルド (Vn;+) M.バーガー(Vn;**) | |
録音:2009年。 ケティ・ネッツはボストン大学で作曲を学び、後にカリフォルニア大学バークレー校でも研鑽を積んでいる。彼女の音楽はユダヤ音楽、ロマ(いわゆるジプシー)音楽の要素を色濃く反映している。「1930年代からの手紙」は1分から2分の小品13曲からなる組曲で時にバルトーク、ストラヴィンスキーを思わせる。 | ||
ローレンス・ディロン:作品集 入り口(2007)(Actor, Fl, A.Fl, Vn, Va, Pf)/ ひっそりとした所(2007)(M.Sop, Va, Pf)/ 肢(1993)(Sop, Cl, Sax, Vn, Va, Vc, Pf)/ 出口(2007)(Actor, A.Sax, Tp, Vc, Db, Pf) |
ローレン・フラナガン(S) ランソム・ウィルソン指揮/他 | |
録音:2009年。 ローレンス・ディロンは北カリフォルニア大学で教鞭を取る一方、数々の団体から主に室内楽作品の作曲委嘱を受けている。近年はラヴィニア音楽祭のプロデュースも行っている。穏健で叙情的な作風が特徴。 | ||
ヘンリー・マーティン:ピアノ作品集 ピパの歌/ピアノ・ソナタ第4番「真夜中の時間」/ インヴェンションズ〔I-VII〕/新しい前奏曲XVI/ 新しいフーガXVI/4つのジャズ・シーン |
ヒラリー・デムスク(P) | |
録音:2009年。マーティンはアメリカの中堅世代の作曲家で、このアルバムには1980年から2007年までに書かれたピアノ作品が収められている。マーティンは放送用の音楽を手がける傍ら、多くの室内楽、交響楽、ピアノ作品を発表している。曲名からも察せられるようにバッハに深く傾倒し、その対位法を現代流に組み替えようとしているのが彼の音楽。バッハ、ジャズ、バルトーク、シェーンベルクが矛盾なく融合され、キース・ジャレットのような無国籍民族音楽のように聴こえる。 | ||
ラヴェル:夜のギャスパール イヴァー・ミハショフ(1941-1993):元素図 |
ウィンストン・チョイ(P) | |
録音:2008年。 ピアノのウィンストン・チョイは中国系カナダ人で2002年オルレアン国際ピアノ・コンクール入賞者。「元素図」の作曲者ミハショフは作曲家兼ピアニスト。ジョン・ケージとのコラボレーションやオペラ・アリアなどをピアノ独奏に編曲したことで知られる。また作曲家としては、効果満点のピアノ曲を書いている。チョイはラヴェル共々、超絶技巧の曲を若々しい情熱で見事に弾ききっている。 | ||
チューバ・サファリ〜グレゴリー・フリッツェ:作品集 金管五重奏のための小組曲/キリマンジャロ/ チューバと管弦楽のためのコンチェルティーノ/ ウルル/前奏曲と舞曲(チューバ五重奏曲)/ チューバのための15のサファリ・デュエット〜4曲/ ブロードウェイ・リミテッド (ユーフォニウム&チューバ・アンサンブル) |
ゲイリー・ バード(Tu)と仲間達 [フードルブック・ブラス (金管五重奏) グレゴリー・フリッツェ(Tu)] ジャック・スタンプ指揮 オーク・グローヴso./他 | |
録音:2007年-2008年。 フリッツェはロード・アイランド・フィルの首席チューバ奏者を務める傍ら、金管楽器の作品を中心に多くの作品を発表している。ETのテーマをもろにパクっているとしか思えないようなチューバ・コンチェルティーノ。その他プロコフィエフっぽかったり、昔の西部劇のサントラみたいな雰囲気の曲があって楽しめる。 | ||
モートン・グールド(1913-1996):管弦楽作品集 アメリカン・シンフォネット第2番(1938)/ 管弦楽のための協奏曲(1944)/ インタープレイ (アメリカン・コンチェルテット第1番)(1943)(*)/ アメリカン・シンフォネット第3番(1938)/ コラールとフーガ・イン・ジャズ(1934) |
デヴィド・アラン・ミラー指揮 アルバニーso. フィンドリー・コックレル(P;*) | |
録音:2005年-2008年。 暖かく、楽しく、サービス精神満載のモートン・グールドの名作アメリカン・シンフォネットとあまり演奏されることのない作品を収録。シンフォネット第4番「ラテン・アメリカン・シンフォネット」は比較的演奏されるが、このアルバムではあまり演奏されない第2番と第3番が収録されている。また意外とグールドだけの作品集も出ていないので貴重なアルバム。ルロイ・アンダーソン、コープランドと並ぶ古き良きアメリカの管弦楽作曲家、それがモートン・グールドだ。 | ||
ドナルド・リード・ウォマック(1966-):作品集 太陽の表面を歩いて渡る(2008)(*)/麻薬中毒(2007)(#)/無限の瞬間(2007)(+)/ スケルツォフレニック(2005)(**)/「箏/色彩の書」(2008)(##)/水(滝)(2006)(++)/ 空の光る縁(2008)(***)/ア・リトル・サムシング・エクストラ(2007)(+) 榊原徹指揮オーラJ(+) [田島和枝(笙) 澤田由香(篠笛) 山口賢治、坂田誠山(尺八) 野澤徹也(三味線) 桜井亜木子(琵琶) 若月宣宏(Perc) 松村エリナ、桑子裕子(21絃筝) 小林道恵(17絃筝)] イグナス・ジャン(Vn;#/+) 木村玲子(筝;#/***#) 坂田誠山(尺八;***) トーマス・ローゼンクランツ(Vc;+/++) イ=ベイ・リン(Vc;**) | ||
録音:2008年3月、東京メトロポリタン・アート・スペース(+)/2008年5月、白樺スタジオ、東京(#/+/##/++/***)/2009年、ホノルル(**)。 作曲家ドナルド・レイド・ウォマックは2007年から2008年、研究のため日本に滞在、多くの日本人音楽家と交流し、また日本の音楽について学んだ。彼は非ヨーロッパの音楽に深い関心を寄せ、これまでに800曲以上の管弦楽曲、室内楽、独奏曲を発表。作品は南米、米国、日本を初めとしてアジア各地で演奏されている。各地の民族音楽と現代音楽の要素を見事に違和感なく融合させた無国籍風ワールド・ミュージックはかのルー・ハリソンの再来かと思わせる。弾けるリズムと悠々と歌われる悠久の旋律は聴く者を一瞬にして虜にする。 | ||
ボストン・ダイアリー マルコム・ペイトン:チェロ・ピース ガンサー・シュラー:ピアノ三重奏曲 ジョン・ハイス:エピソード(ヴァイオリン独奏) ハイス:4つの短い小品 ポッジ・エスコット:クラリネット協奏曲(*) モハンマド・フェロウズ:盆栽ジャーナル (ソプラノ&ピアノ;#) カティ・アゴーチ: スーパーナチュラル・ラヴ(Vn&Pf) |
IBISカメラータ カリサンピアン・コンソート(*) R.シュミージュ(S;#) | |
シュラーはジャズとクラシック、現代音楽を融合する作風で注目されたが、ここに収められたピアノ三重奏曲にジャズの要素はなく、厳しい表現主義的作品となっている。モハンマド・フェロウズの「盆栽ジャーナル」はタイトルの可笑しさに反し、とても真面目に書かれたソプラノのための現代歌曲。 | ||
レオン・カーシュナー(キルヒナー)(1919-2009):室内楽作品集 ポーラのためのフルーティング(1973)(*)[ポーラ・ロビソン(Fl) 片岡綾乃(P)]/ ピアノ三重奏曲第2番(1993)(#)[カリクシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ]/ デュオ第2番(2001)(+)[C.セロヴセク(Vn) J.デンク(P)]/ ピアノ三重奏曲第1番(1954)(**) [M.ロウ(Vn) J.エスキン(Vc) G.カリッシュ(P)]/ デュオ/協奏的ソナタ(##)[E.シャピロ(Vn) L.キルヒナー(P)] | ||
録音:2009年(*/+)、1956年(##)、原盤:E1ミュージック(+)、ノンサッチ(**)、ソニー・ミュージック(##)。 2009年亡くなったアメリカの作曲家レオン・カーシュナー(キルヒナー)はエリオット・カーターと並ぶアメリカ東海岸のアカデミックな楽派の代表と目されている。しかしカーターとは対照的に彼の音楽にはモード、無調、12音技法を折衷しながらも、豊かなロマンティシズムとリリシズムが溢れている。彼がジョン・アダムズの先生であり、武満徹も賞賛したのも充分肯ける。「ポーラのためのフルーティング」は新印象主義ともいえる抒情的な美しい作品。 | ||
グレート・アメリカン・ オーケストラル・ミュージック Vol.2〜 ジョージ・ウォーカー: ヴァイオリン協奏曲/シンフォニア第2番/ フォイルズ(サン・ジョルジュへのオマージュ)/ ページェントと宣言 |
グレゴリー・ウォーカー(Vn) イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
すでに当ALBANYから多くの作品集が出ているジョージ・ウォーカーの最新管弦楽曲集。彼はアフリカ系アメリカ人としては珍しく、クラシック系の現代音楽の作曲家として成功しあらゆるジャンルの音楽を手がけている。ここでは無調の作品が中心でエリオット・カーターらの影響も感じられる。 | ||
スティーヴン・アンドルー・テイラー(1965-):作品集 機械が目覚める(2007/2009)[A.V.ローケル(S) S.A.テイラー指揮室内シンフォニア]/ 6つのメモリアル(2003)[グロリア・チェン(P)]/ クォーク・シャドウ(2001)[O.カリーロ(Hr) M.ロスタド(Va) M.キャメロン(Cb) D.シュロスバーグ(P)]/ ハープとエレクトロニクスのための「星雲」(2005)[アン・ヤン(Hp)] | ||
テイラーはカレル・フサに作曲を師事。様々なジャンルの作品を手がけ高い評価を得ている。「星雲」ではアカデミックな作風を離れ、自由奔放に幻想を拡げた傑作。 | ||
新世紀のチェンバロ〜平林朝子(1960-):自作自演集 シシリアーノ(*/#)/ファンダンゴ(*/#)/ソナチネ第2番(*)/ モーメンツ[ I (#) / II (*) / III (*/#) ]/ スケルツォ(*/+)/子供のための組曲(*/#)/ダンス(*)/ ソナチネ(*/#)/ヴォカリーズ(*/#)/ストリート・ミュージック(*/#) |
平林朝子(Cemb;*) ジーナ・ディベロ(Vn;#) ゲイル・オルジェフス(Fp;+) | |
作曲家、チェンバロ奏者の平林朝子は名古屋出身。これまでにも当ALBANYから断片的に紹介されてきたが全て彼女の作品によるアルバムはこれが初めて。チェンバロの音色、機能を充分知り尽くした作品は色彩溢れた完成度の高いものばかり。フォーレ、プロコフィエフ、大島ミチルを思わせる抒情的な曲があったかと思えば、ミニマル風あり無調によるゲンダイオンガク風ありと器用に作風を変える。 | ||
協奏曲集II〜SEQUITUR マーティン・マタロン:トレームI(1997)(*) スティーヴン・バーク:移動する風景に(2006)(#) ロス・バウアー:薄氷(2006)(+) ジャクリーヌ・ルクレール(Ob;*) マイケル・ローウェンスターン(バスCl;#) グレッグ・ヘッセリンク(Vc;+) ポール・ホステッター指揮セクィトゥル | ||
1996年設立でニューヨークを拠点に活動する現代音楽アンサンブル、セクィトゥルの「協奏曲集」(TROY-607)に続く第2弾。アメリカの中堅世代の作曲家による独奏楽器と室内オーケストラによる協奏曲集。 | ||
コネクションズ〜バリトン・サックス作品集 キャスリーン・マクマイケル:フュージョン組曲[C.マクマイケル(P)]/ ジャン・クルジウィキ:寓話[S.ノヴィツキ(P)]/ デイヴィッド・ジェックス:3つのダンス[S.ベイリー(P)]/ クリフトン・J.ノーブル Jr. :深淵より[C.J.ノーブルJr(P)]/ サルヴァトーレ・マッキア:シャドウニング・ニック[N.シャンク(P)] リン・クロック(バリトンSax) | ||
珍しいバリトン・サックスの作品集。リン・クロックは、スプリングフィールド響のバス・クラリネット奏者としても活躍、これまでに50曲以上の現代作品を初演している。なぜか全曲ピアニストが異なるが、作品はジャズ、フュージョン、ロックの影響を受けたものが多く、グレアム・フィットキン、ミヨーなどを思わせる。 | ||
シカゴ・トロンボーン・コンソート(全15トラック) V.ネリベル(1919-96):タワー・ミュージック / J.ディブ(1960-):プロヴェンス ペルゴレージ:トリオ・ソナタ / R.シュトラウス/B.マンステッド編:アルペン・ファンタジー R.ディーマー(1970-):衝撃と畏怖(トロンボーン四重奏) / E.クレスポ(1941-):ブルックナー・エチュード ボザ:アンダンティーノ(トロンボーン三重奏) / バッハ/ハンスバーガー編:パッサカリア ハ短調 /他 シカゴ・トロンボーン・コンソート [R.キャプショウ、P.エレフソン、M.フィッシャー、J.モーラー、 A.モーン、J.ロドリゲス、T.スターク、D.ベッカー、J.シュワルム] | ||
録音:2010年。 シカゴ・トロンボーン・コンソートは9人からなるトロンボーン・アンサンブル。バロックから新作まで幅広い選曲、編成も三重奏から九重奏まで、トロンボーンの魅力をあますところなく披露している。 | ||
エヴリシング・マスト・ゴー〜マーティン・ブレスニックの音楽 ウィリーのやり方(2006)(*)/落下(1993)(#)/バラード(2004)(+)/ 3つの合唱曲〜アミカイの詩による(1988)(**)/エヴリシング・マスト・ゴー(2007)(##) リサ・ムーア(P;*/+) A.ニムズ(S;#) ウェイ=イ・ヤン(P;#) A.バスゲイト(Vc;+) M.ブルックス指揮エール・カメラータ(**) プリズム・サクソフォン四重奏団(##) | ||
ブレスニックはクラシックから映画音楽まで幅広い分野で作品を発表している。第1回アイヴズ賞、アメリカ・ローマ大賞、ベルリン賞など多数の賞を受賞。作品はジャズの影響を受けた(*)、バーンスタインやコープランドを思わせる叙情的な(**)、ミニマルの影響を受けた(##)など多彩。 | ||
ヴォヤージュ〜フルートとハープのためのアメリカ音楽 ステラ・サン(1959-):銀色の月の下の白い蓮の踊り ジョン・コリリアーノ(1938-):ヴォヤージュ(旅) ジェニファー・ヒグドン(1962-):ラピッド・ファイヤー チャールズ・ロチェスター・ヤング(1965-):雲雀の歌 スティーヴン・アンドルー・テイラー(1965-): パルス・アリア/アチョー・ララバイ/アゴラフォビア マルセル・グランジャニー(1891-1975): O bien aimée ゲイリー・ショッカー(1959-):イン・メモリアム ジョナサン・キーブル(Fl) アン・ヤン(Hp) | ||
録音:2009年。 アメリカの中堅からベテラン作曲家のフルートとハープのための作品。現代的、前衛的ではなく、エキゾチックで幻想的な作品が多い。グランジャニーはフランス生まれだが、1938年以降亡くなるまでジュリアード音楽院で教鞭を取り、米国ハープ協会の設立にも尽力した。ハープのアン・ヤンは2008年、草加で行われている国際ハープ・フェスティヴァル(東武鉄道も後援している)でコンクールの審査員を勤め、コンサートも行った。 | ||
水銀〜フルートとギターのためのアメリカ大陸の歌と踊り ロバート・ビーザー:山の歌(1985)(*) / アストル・ピアソラ:タンゴの歴史(1986)(#) デイヴィッド・リプタク:ペルセポネのための歌(1997) ボニタ・ボイド(Fl) ニコラス・ゴルセス(G) キャスリン・レウェック(S;*) | ||
録音:2009年。ボニタ・ボイドはアメリカを代表する女流フルート奏者で、若くしてロチェスター・フィルの首席を勤め、現在はソリストとして多くの新作初演を行っている。その中にはミクローシュ・ロージャ、シエラの作品も含まれている。ギターのゴルセスとのユニットは1993年に結成され、アメリカ国内、ヨーロッパで盛んに活動している。(*)はアメリカ民謡による組曲。素朴な旋律が懐かしく味わい深い。(#)では二人の息のあったアンサンブルを聴かせる。 | ||
アラン・シュルマン(1915-2002):チェロのための作品集 無伴奏チェロ組曲(1951)/エリック・サティへのオマージュ(1938)/ 若いチェリストのための組曲(1960)(*)/ラメント(1939)(*)/セレナーデ(1941)(*)/ ラメントII(1983)(*)/コル・ニドレ(1970)(*)/チェロ協奏曲(1948)(#) ウェズリー・ボールドウィン(Vc) ケヴィン・クラス(P;*) ジーン・レイズ指揮ホット・スプリングス音楽祭o.(#) | ||
録音:2009年。シュルマンはジュリアード音楽院でチェロを学んだ後、作曲をヒンデミットに師事。チェリストとしては室内楽に力を入れると同時にトスカニーニのNBCso.に在籍したこともあった。作曲家としても多くの作品を残し、大作(#)はレナード・ローズのために作曲されミトロプーロス&NYPによって初演された。ブロッホの「シェロモ」を思わせる神秘的でロマンティックな秀作。 | ||
デイヴィッド・ストック(1939-):弦楽四重奏曲集 〔第6番(2000)/第5番(2000)/第7番(2006)〕 |
ラテン・アメリカSQ | |
録音:2008年。ストックはデューケンス大学で教鞭を取る一方指揮者としても活動、ピッツバーグ響、シアトル響のレジデンス・コンポーザーを勤めたこともある。多くの委嘱を受け、NYP創立150周年記念として委嘱された管弦楽曲「キック・オフ」はクルト・マズアによって初演され絶賛された。2000年に入ってから集中的に書かれた3つの弦楽四重奏曲は様々な様式が折衷されている。バルトーク、ミニマル、ベルク、コープランド、民族音楽の要素などが巧みにブレンドされ独自の世界を生み出している。 | ||
必然〜ホルヘ・ヴァリエゴの一人クラリネット・アンサンブル(全11曲) ホルヘ・ヴァリエゴ(1975-):クラリネット四重奏のための「ステイトメンツ」(2007) セルヒオ・フィデムライサー:バスクラリネットとテープのための「南風」(2008) ヴァリエゴ:クラリネットとバスクラリネットのための歌(2009)/ プリペアド・クラリネットとコンピュータのための「巨大な形」(2008) マイク・ソロモン:フィクスド・クラリネット・アンサンブルのための 「サン・マルコ広場へは徒歩」(2008) ビリー・ホリデイ:ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド/他 ホルヘ・ヴァリエゴ(Cl) | ||
録音:2008年。複数パート作品は全て多重録音。ヴァリエゴはアルゼンチン出身のクラリネット奏者・作曲家。カーネギー・メロン大学で学び、フロリダ大学で博士号を取得した。このCDには彼と彼の仲間の作曲家の作品が収められている。テープ、コンピュータとのコラボレーション作品など実験的な傾向の作品が主体。 | ||
魂の歌〜アフリカ系アメリカ人作曲家の室内楽 ウンディーヌ・スミス・ムーア:フルート、チェロとピアノのための「アフロ・アメリカン組曲」(1969) トーマス・ジェファーソン・アンダーソン:チェロとピアノのための「スピリット・ソングズ」(1993) ウィリアム・バンフィールド:室内アンサンブルと声のための「魂が家に帰った」(2001)(*) アンソニー・ケリー:フルート、クラリネット、チェロと打楽器のための「製粉工場」(2005) マラルメ室内プレイヤーズ ネンナ・フリーロン(Vo;*) | ||
録音:2008年。アメリカのアフリカ系アメリカ人の作曲家の作品を集めた楽しいアルバム。多少の差はあれ、どの作曲家もジャズ、黒人霊歌の要素が含まれ、ブルース調ありスウィンギーな曲ありと理屈ぬきに楽しめる。 | ||
遠く離れて〜ミロス・ライコヴィッチ(1956-)の音楽 空飛ぶ三人(1979-1980)[EVIトリオ(ピアノ三重奏)](*)/ ピアノ・ソナタ(1988-1989)[タチアナ・ランコヴィッチ(P)]/ 6音の主題による音楽「B-A-G-D-A-D(バグダッド)」(2004)(+)[ミレン・ナチェフ指揮セルビア放送so.]/ エル・コントルノ〔輪郭〕変奏曲(2000)(**)[ヴァレリヤ・ショロホヴァ(Vc) ミロス・ライコヴィッチ(P)]/ 3つのロマンス(1988)[B.クロフォード(Fl) ヤスナ・ポポヴィッチ(P)]/ 冬のワルツ(2006)[ボヤン・スジッチ指揮セルビア放送so.] | ||
録音:2008年-2009年。 ライコヴィッチはセルビアのベオグラード出身の作曲家で指揮者。かの地の紛争のため世界各地を転々とし、日本にも滞在したことがある。メシアン、デル・トレディチという全く個性の異なる作曲家に師事し、作品も変わっている。(*)は一度の三和音がメジャーとマイナー・コードが時々変わるだけでひたすらジャカジャカ鳴らされ、ヴァイオリンとチェロは「ドソミソ・ドドミソ・ソミドミソ・・・」といった態のアルペジオだけというぶっ飛んだ曲。ちょっとフィリップ・グラスのミニマル手法を思わせるがアルペジオの音形パターンになかなか工夫が凝らされてれてパズルを見ているような面白さがある。(+)のハープ版、弦楽四重奏版、ピアノ版は既に録音されている。(**)はペルトと佐藤聡明を組み合わせたような瞑想的な音楽。 | ||
エズラ・ラダーマン(1924-)の音楽 Vol.1(TROY-399) ピアノ・ソナタ第2番[アン・ルイーズ=タージオン(P)] ヴァイオリンとチェロの二重奏曲[キャシー・ロビンソン(Vn) キース・ロビンソン(Vc)] チェロとピアノの二重奏曲[パンジー・チャン(Vc) E.パリソット(P)] Vol.2(TROY-434) ヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲/ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏(*) [エリック・フリードマン(Vn) ユ・キョンハク(Vn;*) エリザベス・パリソット(P)] チェロのための幻想曲[パトリック・ジェー(Vc)] Vol.3(TROY-473) 弦楽四重奏曲〔第6番−8番〕[カサットSQ] Vol.4(TROY-454) アルド/シモンエス/パリゾ〔ピアティゴルスキー/カザルス/フォイアマン/シュタルケル/パリゾ〕 [アルド・パリゾ指揮イェール・チェロ・アンサンブル] Vol.5(TROY-537) ヴァイオリン二重奏曲/ファゴット協奏曲/六重奏曲[ピッツバーグ室内楽プロジェクト] Vol.6(TROY-637) ピアノ三重奏曲〔第1番/第2番〕[コネティカット三重奏団] 想像上の生活からの情景第1・2巻[トマス・ラバドルフ(Cl)] Vol.7(TROY-939) ピアノ・ソナタ第3番/…を意味した [B 'shert][スィンアイ・スー(P)] Vol.8(TROY-1057) フルートとクラリネットのための二重奏/フルートと弦楽四重奏のための「天体」/ クラリネットと弦楽のための協奏曲[ランサム・ウィルソン(Fl)指揮 イェール・フィルハーモニア弦楽合奏団 デイヴィッド・シフリン(Cl) カサットSQ] Vol.9(TROY-1155)弦楽四重奏曲〔第9番/第11番/第12番〕[アリアンツァ弦楽四重奏団] | ||
これまでリリースされたアメリカの作曲家ラダーマンのCDをボックスとしてまとめた物。エズラ・ラダーマンはブルックリン生まれ。アメリカ人としては最も早い時期に12音技法を取り入れた作曲家として知られ、ほのかな抒情を感じさせる音楽室内楽を中心に多くの作品を発表。12音技法は彼の主な手法だが、時に調性的な素材と無調的な素材を組み合わせて用い現代的な文脈の中に叙情的な様式を混合している。クラリネットの名匠デイヴィッド・シフリン、ハイフェッツの高弟エリック・フリードマン、EMIなどに多数の録音も行っているフルートのランサム・ウィルソンら演奏陣も一流。 | ||
タービュレント・ウィンズ(乱気流)〜東ヨーロッパの木管アンサンブルのための音楽 フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):17世紀ハンガリー舞曲(1959)(全5曲) エンドレ・セルヴァンスキー(1911-1977):木管五重奏曲第1番(1953) ジェルジ・リゲティ(1923-2006):6つのバガテル(1953) パヴェル・ハース(1899-1944):木管五重奏曲 Op.10(1929) プレイリー・ウィンズ木管五重奏団 | ||
録音:2004年-2005年。プレイリー・ウィンズ木管五重奏団は1996年に結成された。20世紀ハンガリーの木管五重奏が集められているが現代音楽的要素は皆無で、素朴な味わいある小品ばかり。ファルカシュはリゲティの先生で明るく朴訥で親しみやすい音楽。リゲティの木管五重奏曲はウィーン亡命前のまだ師匠ファルカシュと大先輩バルトークの影響下にある民族的要素の濃い楽しい組曲。 | ||
いま再び〜バーナード・ランズ(1934-)の音楽 フルート、ヴィオラとハ=プのための前奏曲(2004)/ フルート、ヴィオラとハ=プのための「・・・声なき人の間で・・・」(2004)/ クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「スケルツィI-V」 (1974)/ メゾソプラノとチェロのための「ウォルコット歌曲集」(2004)(*)/ 3人の女声と8人のアンサンブルのための「いま再び〜サッフォーからの断章」(2006)(#) ヤン・クシヴィツキ指揮ネットワーク・オブ・ニューミュージック・アンサンブル ジャニス・フェルティ(Ms;*/#) ジェニファー・ウィアー(S;#) バーナデット・ディマジオ(A;#) | ||
録音:2009年-2010年。ランズはベリオ、ダッラピッコラに師事し、作品はメータ、バレンボイムらによって盛んに取り上げられている。1984年にはピューリツァー賞を受賞。この賞の受賞者には保守的で型にはまった作風の作曲家が多いが、ランズは例外的で前衛と保守の間のバランスをうまく保ちながら、現代の抒情的表現を追求し続けている。武満徹が彼の才能に惚れ込み、サントリー国際作曲委嘱シリーズ作曲家として日本に招聘したこともある。ドビュッシーの色彩感とヴェーベルンの切り詰められた表現が融合した声楽と室内アンサンブルのための最新作(#)は近年の傑作。 | ||
ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.3(世界初録音集) エリック・イーワゼン(1954-):パリサデ組曲(2007) ブライアン・ショーバー:ウィンド・スペース(2007) フレッド・メスナー: アイネ・クライネ・アーベント・ムジーク(2007) ディック・ハイマン:オウムのための寓話(2007) ランダル・E.ファウスト: 3つのアメリカの肖像(2007) ベン・モデル:プログラムのスパイス(2005) |
パリセイド・ヴィルトゥオーゾ [M.スウィンコスキ(Fl) D.モクリンスキ(Cl) ロン・レヴィ(P)] | |
録音:2007年。パリサデ・ヴィルトゥオーゾが委嘱した作曲家の作品を集めたアルバム。アメリカの中堅からベテランの作曲家の作品が収録。現代音楽というより良質のサロン音楽といった趣向の内容。 | ||
セカンド・チャンス〜マーティン・ボイカン(1931-)の音楽 セカンド・チャンス(*)/ソングラインズ(#)/モテット(+)/弦楽四重奏曲第3番(**) P.デラル(Ms;*/+) D.バーマン(P;*/+) S.ブレディ(Fl;#) H.ブラウン=ヒル(Vn;#) M.マルゴリーズ(Cl;#/+) R.ポッパー=カイザー(Vc;#/+) リディアンSQ(**) | ||
録音:2007年。ボイカンは作曲をピストン、コープランド、ヒンデミットに師事しハーバード大学で学士号を取得。作品もそうした堅実な経歴を表すかのように東海岸流の前衛アカデミズムの系統を受け継いでいる。ベルク、ヴェーベルンらセリエリストの影響が濃く、緊密な構成のなかに乾いた抒情が漂う。 | ||
ヴィクトル・バシュティクス(1912-2001): レクイエム/クリスマス・カンタータ/ 讃美歌/ラトヴィアの民謡集 |
アンドレイス・ヤンソンス指揮 ラトヴィア国立歌劇場室内o. ラトヴィア音楽アカデミー混声cho. ニューヨーク・ラトヴィア・ コンサートcho./他、ソリスト | |
録音:2010年2月、リガ。バシュティクスはラトヴィアの教会の合唱指揮者の父と合唱団員の母のもと生まれた。第二次大戦中はドイツに占領され、戦後がソ連に蹂躙されるという国家的民族的苦難を味わったが、作品はそんな苦労を打ち払うかのように力強く、清冽なリリシズムを恥らうことなく大らかに歌い上げる。 | ||
ピーター・ウェスターガード(1931-):アンサンブル・オペラ「不思議の国のアリス」(2007)
ジェニファー・ウィン(S;アリス) アマイア・アーティガ(S;イーディス/鷲の子/ビル/他) カレン・ジョリクール(S;ネズミ/公爵夫人の料理人/スペードの7/クラブの2/他) アビガル・フィッシャー(Ms;ロリンダ/鸚鵡/醜い公爵夫人/クラブの6/他) マーシャル・コイド(CT;白うさぎ/年よりのカササギ/他) デイヴィッド・ケレット(T;アヒル/芋虫/チュシャ猫/他) エリック・ジョーダン(B;ドードー/魚の召使/他) マイケル・プラット指揮アンサンブル ピーター・ウェスターガード(演出) アリソン・カーヴァー(舞台装置) サラ・カベイジ(衣装) | ||
収録:センター・フォー・コンテンポラリー・オペラ、おそらくライヴ。 リージョン・オール、NTSC、dts。 ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を小オペラに仕立てた物。ウェスターガードは米国イリノイ州シャンペーン生まれ。「不思議の国のアリス」は2006年の作品(上記と異なるが、代理店記載ママ)。 | ||
プレイング・ジ・エッジ〜ヴァイオリンと打楽器のための音楽 マイケル・ドアティ(1954-):レックス(*) ルー・ハリソン(1917-2003):ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲(#) クレイグ・ウォルシュ(1971-):あなたの策略を指摘する(+) ケヴィン・プッツ(1972-):そして軍団は上昇する(**) マーク・ラッシュ(エレクトリックVn;*/Vn;#, +, **) ノーマン・ウェインバーグ(マリンバ;+/**)指揮(*) ゲイリー・クック指揮(#) アリゾナ・パーカッション・アンサンブル(*/#) ジェリー・カークブライド(Cl;**) | ||
エレクトリック・ヴァイオリンが吠えるロックン・ロールばりのポップな「レックス」、無調とガムランが出会うエスニックな香り一杯のハリソンのヴァイオリン協奏曲、一柳慧を彷彿とさせるウォルシュの「あなたの策略を指摘する」、ポスト・ハリソンともいうべき新しい抒情性を感じさせるプッツの「そして軍団は上昇する」など秀作ぞろい。 | ||
アフリカのディアスポラの音楽 メアリー・D.ワトキンス:色つきの5章(1994)(*) オリー・W.ウィルソン:歌曲集「幻と真実」(1991)(#) ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル L.B.ダナー指揮(*) カーク・スミス指揮(#) ボニータ・ハイマン(Ms;#) ロドリック・ディクソン(T;#) ドニー・レイ・アルバート(Br;#) | ||
録音:2009年8月。アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集。メアリー・D.ワトキンスは当初ジャズ・ピアニストとして活動していたが、東海岸からカリフォルニアへ移住したのを機に作曲家に転進。クラシック、ジャズ、アフリカ音楽を融合した力強い作風を特徴とする。オリー・W.ウィルソンはグッケンハイム、ロックフェラーなどの財団から数々の賞を受賞しており、12音技法などの現代音楽の手法とアフリカ音楽を融合した極めて異色の作風を持った作曲家。 | ||
ヨハン・シュトラウス II:喜歌劇「こうもり」(英語歌唱)
D.ジョンソン、J.ラドーサー、E.グレアム(Vo)/他 ジョン・ナードリロ指揮ケンタッキー大学歌劇場ケンタッキー大学so. | ||
録音:2007年。 | ||
ロイ・マグヌソン(1983-):求めよ求めよ(2009) デイヴィッド・ギリングハム(1947-):2008年夏(*) デイヴィッド・マスランカ(1943-):交響曲第3番 |
スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学ウィンドso. ジェイソン・ハム(Eu;*) | |
録音:2008年-2009年。イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー最新録音。巨匠マスランカの交響曲第3番はショスタコーヴィチと見紛うばかりの大作。若手のマグヌソンによる「求めよ求めよ」はインディ・ジョーンズかと思うほどのジョン・ウィリアムズばりの鳴り鳴りイケイケの音楽で興奮間違いなし。ギリングハムの「2008年夏」は事実上のユーフォニウム協奏曲で作曲者の個人的な思い出を優しい情感で音楽化。 | ||
ヒマラヤにおけるセッション Vol.1「失われたピアニスト/行き過ぎと言い訳」 ショパン:夜想曲 Op.27 No.2/前奏曲 Op.28 No.15 / ドビュッシー:水の反映 / サティ:サラバンド第3番 ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 No.5 / リスト:風景 / コープランド:田舎道を下って リスト:ため息/夕べの調べ / ショパン:子守唄 / ドビュッシー:月の光 / リスト:コンソレーション ピーター・ハルステッド(執筆/P) | ||
ハルステッドはアメリカの作家でピアニスト。世界各地の辺鄙な所でピアノを演奏することが彼の長年の夢で、これまで冬のアラスカ・チュガチ山脈山中(標高2000m弱地点)で演奏したことがあり、このディスクではなんとヒマラヤ山中での演奏が収録されている。代理店によると『なお演奏の方はなかなかの腕前だが、プロのピアニストとしてはやや難あり?で本職が作家であることと演奏している場所が場所だけに(おそらく手がかじかんでいるであろう)その勇気とロマンと洒落っ気を買って頂きたい内容。』とのこと。 装丁・内容:ブックレット〔本/英語のみ〕130ページ + HYBRID_SACD ディスク + ブルーレイ・ディスク〔音声のみ/画面は静止画像〕。SACDとブルーレイ・ディスクは同内容で、高音質・マルチチャンネルの音声を収録、とのこと。 | ||
エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽 Vol.9 エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951):歌劇「南部の娘」〜1幕2場のための P.オーティ(T) J.K.ワトソン(B/Br) A.ベイカー(Ms) R.ウォーレン(T)他 マリン・オールソップ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo.&cho. | ||
録音:2009年5月、グラスゴー。 ALBANYレーベルではこれが第9集となるE.J.コリンズの作品集(先に第10集が発売になっている)はコリンズの歌劇「南部の娘」。プッチーニの歌劇に似たタイトルだが、こちらは南北戦争さなかのアメリカ・ヴァージニア州を舞台にした恋の物語。E.J.コリンズはイリノイ州生まれでベルリンで音楽を学んだものの、その作品はバックス、モーラン、ディーリアスらイギリス田園楽派に驚くほど似ていてアメリカ音楽とは思えないほどの品位と豊かさを持っている。アメリカ南部を舞台にしているだけあって、黒人音楽の旋律もふんだんに使われており、ディーリアス、パーシー・グレインジャーの音楽を思わせる部分もある。 ALBANYはコリンズ作品全集を録音する予定で、これを機にコリンズのリヴァイヴァルが進むことだろう。第2集(TROY-267)、第3集(TROY-625)、第4集(TROY-630)、第6集(TROY-650)、第7集(TROY-657)に続いて、現在注目の女性指揮者マリン・オールソップの登場。 | ||
アンジェイ・アンワイラー(1947-2009): ディヴァージョン マックス・ライミ(1956-):輝かしいクラリネット奏者 たちのためのチャレンジング・エチュード(*) ジョン・マッケイブ(1939-):バガテル ラリー・コムズ(B.1939):ディヴァージョン(*) エディ・モラ・ベルムデス(1965-):レトラートVI(#) |
シカゴ・クラリネット・トリオ [ラリー・コムズ ジュリー・デロッシュ ワグナー・カンポス(*/#)] リック・ファーガソン(P;#) ブラッド・オプランド(Cb;#) フレッド・セルヴァッジョ (Perc;#) | |
シカゴ・クラリネット・トリオはその名の通りシカゴで活躍するグループで名プレイヤーだったラリー・コムズを始め全員がシカゴso.の団員もしくは団員であった。作品は新古典主義的もしくはジャズの影響を受けた親しみやすいもの。 | ||
トーマス・スリーパー(1956-): 交響曲第1番[ポウル・フィリップス指揮ミードウズso.]/ ゼニア[ジョン・ダイカーズ(T) ゾー・ゼニオディ指揮フロストso.]/ チェロと管弦楽のための6つのアリア[アシュリー・ギャリットン(Vc) トーマス・スリーパー指揮ロシア・ナショナルo.] | ||
録音:2006年-2010年。スリーパーはオクラホマ出身で、テキサス大学で音楽を学んだ。後期ロマン派から(クシェネクやヒッチコックの映画音楽を担当したバーナード・ハーマンに似た雰囲気を持っている)近現代音楽の語法を折衷しダイナミックな音楽を聴かせる。「6つのアリア」では新古典主義のストラヴィンスキーを思わせる。いずれも映画音楽のサントラを思わせるオーケストラのダイナミズムにあふれている。 | ||
オブジェクト・レッスンズ〜ピーター・アイヴァン・エドワーズ(1973-):作品集 暗い部屋(2006)[レッド・フィッシュ・ブルー・フィッシュ(打楽器Ens.)]/ カーヴとカラー(2007)[ジョンガー・ユーン(P)]/ バーゲン漁り(Schnäppchenjagd)(2009)[アイユン・ファン(Perc)]/ ハレウ!ハレウ!(2005)[コリン・マカリスター(G)] | ||
エドワーズはニューヨーク出身、アメリカ国内でヨーロッパの前衛音楽についての研究が特に進んでいるカリフォルニア大学サン・ディエゴ校で学んだ。彼はアメリカ実験主義とヨーロッパ前衛音楽の両方、特にケージ、フェルドマン、ノーノ、リゲティ、ラッヘンマン達から多大な影響を受けていると語る。「暗い部屋」における無秩序なリズムの連続、ジャズの響きが抽象化されてエコーする詩的な「カーヴとカラー」、ギヨーム・ド・マショーの作品に基づく抒情的な「ハレウ!ハレウ!」が聴き物。 | ||
ザ・ヴォイス・オブ・ザ・コンポーザー〜 ニュー・ミュージック・フロム・ボウリング・グリーン Vol.6 マリリン・シュルード:ヴァーチャル・リアリティ スティーヴン・スタッキー:アメリカのミューズ(*) / レイモンド・ルスティグ:はずれ エリオット・カーター:パストラル(#) / アヴナー・ドーマン:主題のない変奏曲 ジェシー・ブルームバーグ(Br;*) ジャクリーン・ルクレア(E-Hr;#) エミリー・フリーマン・ブラウン指揮ボウリング・グリーンpo. | ||
録音:2008年。ストックはデューケンス大学で教鞭を取る一方、指揮者としても活動している。ピッツバーグ響、シアトル響のレジデンス・コンポーザーを務めたこともある。多くの委嘱を受け、NYP創立150周年記念として委嘱された管弦楽曲「キック・オフ」はクルト・マズアによって初演され絶賛された。2000年に入ってから集中的に書かれた3つの弦楽四重奏曲は様々な様式が折衷されている。バルトーク、ミニマル、ベルク、コープランド、民族音楽の要素などが巧みにブレンドされ独自の世界を生み出している。 | ||
同時の世界〜フルートと打楽器のための新しい音楽 アレジャンドロ・ラッティ:同時の世界 / デイヴィッド・マキ:イルタ マーク・エンゲブレットソン:2つのデュオ / ジョン・アレマイヤー:大地と空の歌 ジェフ・ヘリオット:思考の消費電力 / カール・シンメル:気性の変異 デュー・イースト[グレッグ・バイヤー(Perc) エリン・レッサー(Fl)] | ||
録音:2009年。デュー・イーストは2008年アメリカ・ナショナル・フルート協会の室内楽コンペティションで優勝して以来、南米、カナダ、ヨーロッパで演奏を行っている。ラッティの「同時の世界」はミニマル風アフリカ音楽、デイヴィッド・マキの「イルタ」は似非・東洋音楽で笑え、エンゲブレットソンの「2つのデュオ」もジャズとルー・ハリソンが聴いたら喜びそうな妖しい擬似アジア音楽の折衷。シンメルの「気性の変異」もどうやらアメリカ人から見た東洋を表現しているらしく、彼らが武満徹や佐藤聡明を模倣したらこうなる、というような作品。どの作品も実際にはどこにも存在しない不思議の国、あこがれの国アジアを表現した作品ぞろいで大変面白い。 | ||
ホーム・アンド・アウェイ〜モリス・ローゼンズワイグ(1952-):室内楽曲集 過去の光(Cl,Vn,Vc,Pf)/一歩を越えて(Va,Cimbalom)/最もよく使われる和音のテーブル(Horn四重奏)/ 人々、場所、エトセトラ(Fl,Perc)/反復(Vn,Va,Vc,Cb,Pf)/ラフ・スリーパーズ(Fl,Cl,Vn,Vc,Pf,Perc) ニューヨーク新音楽アンサンブル、キャニオンランド・アンサンブル/他 | ||
録音:2004年-2008年。ローゼンズワイグはニューオリンズ出身。グッゲンハイム、ロックフェラー財団から多数の作品委嘱を受け、作品は全米、ヨーロッパ、アジアで演奏されている。ヴェーベルンを始めとしたセリー音楽に多大な影響を受けたアカデミックな作風だが、次第に自由な無調様式へと移行し「反復」では旋法、調性的な音響も登場、「ラフ・スリーパーズ」では予めテープに録音された人声と器楽がアンサンブルするといった実験的な側面を見せる。 | ||
極端な措置 [Extreme Measures] デイヴィッド・フェルダー:まれな大気〜blews / エリック・モー:グランド・プリズマティック パオロ・カヴァローン:[ディス]テンショーニ / デイヴィッド・フェルダー:まれな大気〜 boxmunsdottir スティーヴン・リックス:扁桃体 / ジェイムズ・プリモシュ:タイムズ・ライク・ジーズ デイヴィッド・フェルダー:まれな大気〜 boxmunssum / ジェイソン・エッカート:演出 ハーベイ・ソルバーガー:宿敵 / デイヴィッド・フェルダー:アリア・ダ・カーポ ジーン・コペルド(Cl) スティーヴン・ゴスリング(P) | ||
録音:2009年。アメリカの若手から中堅世代の作曲家によるクラリネットのための作品集。全てジーン・コペルドのために書かれた。彼女はジュリアード音楽院出身でニューヨーク・ニューミュージック・アンサンブルでも演奏している。作品の多くはアメリカ東海岸のアカデミックでセリエルな前衛音楽の傾向が強く、贅肉のない切り詰められた硬派の音楽。 | ||
ヘイグ・ボヤジアン(1938-):作品集 クラリネット、チェロとピアノのための「カシオペア」(2003)/ギターのための「ミ・タンゴ」(2003/2010)/ フルートとチェロのための「ペルセウス」(2008)/ソプラノとピアノのための「深淵より」(2008-09)/ ギター、ヴァイオリンとマンドリンのための「ヴィエントス」(2010)/ ネイティブ・アメリカン・フルート、フルート、ヴィオラ、チェロとマリンバのための「プレアデス」(2004) S.ホロズィアン(Cl) K.コチャリアン(Vc) A.グリゴリアン(P) アーロン・ラルゲ=カプラン(G) ティグラン・ゲヴォルギアン(Fl) G.ゲガミアン(S) アンナ・マンダリアン(P) デュオ46(G&Vn)他 | ||
ボヤジアンはパリに生まれ、少年時代にアルゼンチンに移住、やがて20才の時にアメリカに移住。ニューイングランド音楽院にてヒナステラの弟子ベアトリズ・バルツィに師事した。同級生にはシーモア・シフリン、アルヴィン・ルシエらがいた。作風は生誕の地パリと育ったアルゼンチンの風土を反映するかのように洗練された感性と野卑なパワーが共存しヒナステラ、ストラヴィンスキーを思わせる。 | ||
マイケル・ホワイト:ピアノ作品集 ソナチネ(2009)/夜想曲とタンゴ(1990)/ 「真夏の夜の夢」よりの情景(2008)/ パルティータ(2008)/4つの幻想曲(2009)/ ピアノ四重奏曲(2007)(*) |
ミリアン・コンティ(P) K.オーグスティン(Vn;*) ウェイヤン・ アンディ・リン(Va;*) アンドルー・ジャンス(Vc;*) | |
録音:2008年。ホワイトはシカゴ出身でジュリアード音楽院でパーシケッティに学んだ。その後、ガーシュウィン、バーンスタイン、コープランドに強い影響を受け、ジャズとクラシックを融合したスタイルを作る。ソナチネは軽快なラグ・タイムで始まる。激しいリズムで始まる「真夏の夜の夢」よりの情景はストラヴィンスキーばりの生き生きとした音楽。大作ピアノ四重奏曲は室内楽版「春の祭典」と形容したくなるエネルギッシュな音楽。 | ||
ザ・ヤング・ドビュッシー〜ドビュッシー:歌曲集 美しい夕暮れ/感傷的な風景/時は春/麦の花/シャルル・ボードレールの5つの詩/ 星降る夜/鐘/忘れられたアリエッタ/み告げの鐘/庭で/眠りの森の美女/華やかな宴1 ダレン・チェイス(T) マーク・コグレイ(P) | ||
ドビュッシーが30歳になるまでに作曲した歌曲を集めている。ダレン・チェイスは米国カリフォルニア州サン・ディエゴ生まれのテノール。主としてドイツリートなど歌曲の歌手として活躍している。 | ||
ブラス・トリオ〜メリーランド大学ブラス・トリオの至芸 エリック・イーワゼン(1954-):フィルハーモニック・ファンファーレ ローレン・バーノフスキー(1967-):ブラスのためのトリオ / アンソニー・プログ(1947-):ブラスのためのトリオ ヴァーツラフ・ネリベル(1919-1996):ブラスのためのトリオ アラン・ホヴァネス(1911-2000):3つのファンタジー / デヴィド・サンプソン(1951-):ダンカン・トリオ メリーランド大学ブラス・トリオ [クリス・ゲッカー(Tp/フリューゲルHr) グレゴリー・ミラー(フレンチHr) マシュー・ギルフォード(バス&テナーTb)] | ||
録音:2009年。グレゴリー・ミラーはエンパイア・ブラスほかピッツバーグ響、マシュー・ギルフォードはサンフランシスコ響、ボストン・ポップスで、クリス・ゲッカーはNYP、サンフランシスコ響でそれぞれ首席を勤めた名手たち。ホヴァネスのミステリアスな作品は聴き物。 | ||
シンディ・コックス(1961-):作品集 ヴァイオリン、チェロとピアノのための「苦い海」(2007)/ 増幅チェンバロとプリペアード・ピアノのための「プレイング・アラウンド」(2007)/ ピアノのための「シルヴァン・ピース」(2009)/ ヴァイオリンとピアノのための「バック・トゥ・スクエア・ワン」(1999) グレアム・ジェニングス(Vn) レイトン・フォング(Vc) クリストファー・ジョーンズ、シンディ・コックス(P)他 | ||
コックスはインディアナ大学でバーナード・ランズ、ジェイコブ・ドラッグマン、ジョン・ハービソンに学んだ。彼女自身はポスト・トーナル・ミュージック(調性後の音楽)を提唱し調性、無調を自由に折衷した生き生きとしたリズムを持つ抒情豊かな音楽を聴かせる。 | ||
サーモン・イズ・ジャンピン〜ジョン・サーモン:ピアノ作品集(全14曲) 小さなダイヤモンド/イミテーション・ロック/パーセルの嘆き/スカティテュード/ マンボ・マッドネス/マリ・ピノ/夕べ/ボッサ・バッキアーナ/他 ジョン・サーモン(P) | ||
録音:2009年。サーモンはジャズ、クラシック両方を修めたピアニスト、作曲家で作品はバッハの対位法とジャズのリズムを融合したユニークな物。キース・ジャレット、ビル・エヴァンズに似た洗練されたジャズという雰囲気を持つ。「小さなダイヤモンド」はエヴァンズの傑作「ワルツ・フォー・デビー」に似た主題がフーガとして展開される。 | ||
ベン・リーズ・カーソン:打楽器のための音楽 アはアジマスとアルニカのア [A is for Azimuth and Arnica] (*) / Mediations, Tenors クリス・フロー、イアン・アントニオ、ラッセル・グリーンバーグ、エユン・フアン(Perc) | ||
(*)はレイ・ブラッドベリのSF短編集「ウは宇宙船のウ [R Is for Rocket] 」から題名のヒントを得たとおぼしき作品で「アジマス」は方位角の事、「アルニカ」は貼り薬などに成分が使われる薬草名と思われる。代理店翻訳者は『 Aは方位角(azimuth)とアルニカ(arnica)のA 』としてしまっているが、音韻が崩れてしまうので上記のほうが良いだろう。ベン・リーズ・カーソンはアメリカの若手でアメリカ国内でも特にヨーロッパ前衛音楽の研究が進んでいるカリフォリニア大学サン・ディエゴ校で作曲をブライアン・ファーニホー、ロジャー・レイノルズに師事した。作品は大中小のガラスのコップを叩いたり木や紙をこすったり、更には奏者に歌わせたりと変わった作風だが、その殆どが即興ではなく厳密に記譜されているのがユニーク。ケージの「ソナタとインターリュード」に似た風通しのよい乾いたリリシズムが感じられる。 | ||
ホルヘ・マルティン(1959-):歌劇「夜が来る前に」 (レイナルド・アレナスの自伝に基づく2幕のための) |
独唱者たち ジョセフ・イリック指揮 フォート・ワース歌劇場o.&cho. | |
録音:2010年。原作となった自伝を執筆したキューバの作家レイナルド・アレナスは、カストロ政権下で反体制的な作品を発表したため投獄、作品はすべて発禁にされ後にアメリカに亡命したが、1987年にエイズが発覚し1990年に自殺した。原作は映画化もされ、作家は主役として登場する。キューバ音楽のイディオムもさかんに登場し全体にメランコリーな中にもノスタルジックな雰囲気を醸し出している。ホルヘ・マルティンもキューバ生まれの作曲家で、幼少期にアメリカに移った。 | ||
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40 テオドール・デュボワ(1837-1924): トリオ・カンタービレ(*) ジョセフ・ホルブルック(1878-1958): ホルン三重奏曲 ニ長調 Op.28 |
ジェニファー・フラウチ(Vn) エリック・ラスク(Hr) スティーヴン・プラッツマン(P) | |
録音:2010年4月2日-3日、ボストン。(*)は世界初録音。ブラームス、フランスの作曲家デュボワ、英国の作曲家ホルブルックによるホルン三重奏作品をカップリング。エリック・ラスクは1963年、シカゴ生まれ。元クリーヴランドo.の奏者で、エンパイア・ブラス・カルテットにも所属。その後ソリストとして活躍し、チャールズ・マッケラスの伴奏でモーツァルトのホルン協奏曲全曲を録音している。 | ||
アーマンド・クオリオティン(1954-):ヴィブラフォン、マリンバとピアノのための作品集 石の谷を非難して[サラ・ボブ(P)](2003)/8つの音図(2000)[ジェイムズ・ラッセル・スミス(Vib)] / D Flat ヒプノシス(2003)[ジョン・マクドナルド(P)]/緑の妖精の幻(2006)[アーロン・トラント(Vib)](**)/ ピアノは柔らかい手でキスされた(2003)[山宮祥子(P)]/カプリスと変奏(2007-08)[チェン・シンイ(Mar)]/ クワジ・ジェレミ(2003-07)[アーロン・トラント(Vib) ジョン・マクドナルド(P)]/ 4つのララバイ(2003-08)[リン・ペイチュン(P) アーマンド・クオリオティン(P;4曲目のみ)] | ||
クオリオティンはニューヨーク・ブルックリンに生まれ、当初ジャズ・ミュージシャンとして活動、やがてニューヨーク州立大学でピエール・ブーレーズ、ミルトン・バビッドらに現代音楽の手法を学ぶ。ISCM World Music Daysほか数々の現代音楽祭に入選、入賞。モードとセリーを折衷しながら現代のリリシズムとでもいうべき硬質できらめくような音を紡ぎだす。 | ||
エドワード・ジョセフ・コリンズ (1886-1951)の音楽 Vol.10 ソナタ(*)/アラベスク(*)/ 黒人の歌の主題による変奏曲(#)/ アイルランド民謡の主題による変奏曲(#)/カノン(#)/ カノン様式による6つのテクニカル・スタント(#)/ 誰が言うことができる?(オペレッタよりの歌曲)(+)/ 6つの性格的ワルツOp.18(**) |
アンナ・ ポロンスキー(P;*/#/+) アーノード・サスマン(Vn;*) パトリス・マイケルズ(S;+) ウィリアム・ ブラウニング(P;**) | |
録音:1999年-2008年。コリンズはイリノイ州出身の作曲家・ピアニスト。フォーレ、ドビュッシーらフランス楽派からの影響が色濃く、同時代のアメリカの他の作曲家と比べるとその洗練度と完成度において格段に水準が高い。ワーグナーの半音階的和声も極めて洗練された形で消化され、部分的には無調となっている箇所もある。民謡を主なテーマにして作曲する点、印象派の影響を受けていることからイギリスの同時代の作曲家バックス、モーラン、ブリッジたちと美意識の多くを共有している。 | ||
ハロルド・ファーバーマン(1929-):コミック・オペラ「ダイヤモンド・ストリート」
C.P.スプロウルズ(B) P.レイトン(T) キース・スペンサー(Br) M.ウェストン(S) M.D.ハック(Ms)他 ハロルド・ファーバーマン指揮アンサンブル | ||
録音:2010年。ハロルド・ファーバーマンはボストンso.の打楽器奏者を長らく勤めた後、作曲と指揮に転向、ロンドン響やフィルハーモニア管などを指揮する傍ら、多くの管弦楽曲、室内楽を作曲し、ピューリッツァー賞にノミネートされたこともある。「ダイヤモンド・ストリート」は近年の作品で、19世紀から20世紀に変わる頃のニューヨーク・ハドソン川付近を舞台にした政治風刺を含めたコミック・オペラ。ブロードウェイ・ミュージカルに近いテイストを持っている。 | ||
クエスト〜ヴァイオリンとチェロのための新しい音楽 ジョセフ・デンジャーフィールド:ノミナ・スント・オミナ / ジョン・オルマイヤー:ロケット デイヴィッド・マキ:青い屈折 / ジョン・オルマイヤー:フォルクローレ ロナルド・キース・パークス:ア・マター・オブ・パースペクティヴ / スティーヴン・R.アンダーソン:探索 デュオ21[アンナ・クロムウェル(Vn) ミラ・フリッシュ(Vc)] | ||
デュオ21は2007年に結成された二人の弦楽器奏者によるデュオ。アンナ・クロムウェルは演奏活動の傍らイースタン・イリノイ大学で、ミラ・フリッシュはノース・カロライナ大学でそれぞれ教鞭を取る。ヴァイオリンとチェロの二重奏はラヴェルの他若干の前例があるが、これらの新曲はいずれも完成度が高く、新ロマン主義的な抒情的な音楽で親しみやすい内容。 | ||
バーン・ダンス(萌えるダンス) リビー・ラーセン(1930-):バーン・ダンス(萌えるダンス)(2001)(*) ジーン・カータン(1906-1932):ソナチネ(1931) / ジョン・アディソン(1920-98):5つの対話(1992) ダン・ウェルチャー(1948-):リバー・サイド・ジャケット(1987) ロジャー・ニクソン(1921-2009):ピッコロとE♭クラリネットのための2つの二重奏曲(1982) ロバート・ワイクス(1926-):3つの友情の要素(1991) / ユルク・ヴィッテンバッハ(1935-):セレナーデ(1959/1979) ロバート・ラッセル・ベネット(1894-1981):組曲(1973) / ロバート・ディッカウ(1949-):4つの小二重奏曲(1997) スコット・ガリソン・デュオ[シャノン・スコット(Cl) レナード・ガリソン(Fl)] ジェイ・モークリー(P;*) | ||
スコット・ガリソン・デュオは1988年に主にアメリカの現代音楽を演奏する目的で結成された。収録の作品は彼らのために作曲された物。穏健でロマン的、新古典主義的な親しみやすい作品で統一されている。 | ||
ヴォーチェス・インテルナス〜現代メキシコのチェロ音楽 ニカンドロ・タメス(1938-1985):序奏とデュオ(1976) レアンドロ・エスピノーサ(1955-):デュオ「暗闇からの光」(1976) マリオ・ラビスタ(1943-):旅行(1989/2002) オマール・タメス(1974-):ヴォーチェ・エテルナ(2006)(*) ラビスタ:引用(1976) / マヌエル・デ・エリアス(1939-):オメリカ(1996) ニカンドロ・タメス:モノマキアI(1976) ジョナサン・ゴラヴ(Vc) スティーヴン・メーンズ(P) エミリオ・タメズ(Perc;*) | ||
メキシコの現代音楽史をチェロでたどる企画。ベテランから若手まで作風は極めて多様な様相を呈しており大変興味深い。ジョナサン・グローブズはニューヨーク・バッファロー大学で教鞭を取りる一方、バッファロー・フィルの首席を務めている。 | ||
ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932):オペレッタ「エル・カピタン」(1896)
ニコラス・ユーマン(T;ドン・メディガ) アルタ・ダンツラー(Ms;王女) ナンシー・マリア・バラチ(Ms;イザベラ) カイル・ナップ(Br;ヴェラダ) タニア・マンジー(Ms;エストレルダ) コリー・コリンズ(T;スカランバ) デイヴィッド・ケレハー=フライト(Br;ドン・カサロ)他 スティーヴン・バイス指揮オハイオ・ライト・オペラo.&cho. | ||
録音:2010年、ライヴ。世界初録音。マーチ王ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)は、オペレッタでもかなりの成功を収めたのだが、作品はほとんど忘れられている。「エル・カピタン」はボストンで初演され、直後のニューヨーク公演で100回を越すロングランを記録、さらにロンドンでもそれ以上の上演数に達した人気作。その音楽を利用した行進曲「エル・カピタン」は今でも親しまれている。新たにペルー副王に着任するスペイン人ドン・メディガは、前副王派が反乱のため呼び寄せていた凄腕の傭兵エル・カピタン(=隊長)が道中で亡くなったことを知り、自らエル・カピタンに変装。反乱軍を無駄に率いて消耗させた上に酔っ払わせ、到着したスペイン軍に鎮圧させる、という物語。 | ||
呼び声〜ダリット・ハダス・ウォーショウ(1974-): デザート・コール(2001)(*)/変容(2007)(#)/「ドレイドゥル」変奏曲(2007/10)(+)/ 寓話(2007)(**)/ソプラノとピアノのための「キダッシュ・ハ・レヴァナー」(2002)(##)/ 2つのテレミンとピアノのための「ニズコラー」(2010)(++) リット・ハダス・ウォーショウ(テレミン;#, ++〔多重録音〕/P;+, ##) ウェンディ・ワーナー(Vc;*) モメンタSQ(#/**) リュートベン・ゼエフ(S;##) | ||
ダリット・ハダス・ウォーショウはコロンビア大学とジュリアード音楽院でミルトン・バビットとデイヴィッド・デル・トレディチに師事、数々の作曲賞を受賞して作品はNYP、ボストン響、クリーヴランド管などで演奏されている。彼女はテレミン奏者としても活動し、このCDではクララ・ロックモアが使用したテレミンで自作自演している。音楽は現代の抒情主義とでもいうべきロマンティックな作風。 | ||
時の本〜ウィリアム・マシューズ(1950-): ピアノ三重奏のための「時の本」〔マーティンの猫まね鳥/朝の歌/アーノルド・シェ・・・の午後に/ 宵闇の歌/金曜の夜に魚が飛ぶ/モンクの墓〕/ ピアノ三重奏とエレクトロ・アコースティック音のための「ジョナサン・クレーマーのために」/ エレクトロ・アコースティック音のための「島」/ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 キャピタル三重奏団[ダンカン・カミング(P) ヒラリー・カミング(Vn) セーレン・ダイクナー(Vc)] | ||
ウィリアムズ・マシューズはオハイオ州出身で当初フルート奏者として活動の後、作曲家に転向。イェール大学でドラックマン、ペンデレツキに師事した。作品のタイトルに「アーノルド・シェ(ーンベルク)の午後に」とか「(セロニアス)モンクの墓」がある事からも察せられるようにジャズが好きでアンチ・現代音楽志向の作曲家。調性、ジャズ和声、ニュー・エイジ的な感性を感じさせる作品。エレクトロ・アコースティック音の入る「島」は波の音が入ってまさにヒーリング・ミュージック。 | ||
ジョン・デュフィ(1926-):管弦楽作品集 語りと弦楽四重奏、歌手のための 「我らマーク・トウェインを望む」(*)/ 弦楽四重奏、コントラバスとサックスのための サクソフォン協奏曲(#)/ 管弦楽のための「肖像」(+) |
カサットSQ(*/#) I.シェーファー(語り;*) S.モーテンセン(Vo;*) 青森ともや(Cb;#) グレン・モーリセット (テナーSax;#) リチャード・ウィリアムズ指揮(+) RPO(+) | |
デュフィはコープランド、ヘンリー・カウウェル、ダッラピッコラに作曲を学んだ。作風は極めて穏健でコープランドの影響が強く肩に力を入れずに楽しめる音楽。 | ||
サリヴァン:オペレッタ「ペイシェンス」(1881)
セシリー・エリス=ビルス(S;ペイシェンス) カイル・ナップ(Br;バンソーン) ジョン・ガーハード(Br;グローヴナー) ジュリー・ライト(S;ジェイン嬢) チェルシー・ベイスラー(S;サフィア嬢) タニア・マンジー(Ms;アンジェラ嬢) ボイド・マッカス(Br;大佐) ドレイク・ダンツラー(T;公爵) コリー・コリンズ(T;少佐) マイケル・ボロウィッツ指揮オハイオ・ライト・オペラo.&cho. | ||
録音:2010年、ライヴ。オハイオ・ライト・オペラは、2010年シーズンに6月19日から8月7日までの50日で7演目55公演も行っており、人気の高さが窺える。「ペイシェンス」はギルバート&サリバン絶頂期の傑作。初演当時英国でブームになっていた耽美主義芸術を皮肉ったヒネリのきいたコメディ。ギルバート&サリヴァンものはオハイオ・ライト・オペラのお得意で、ここでも台詞まで含めて演技達者な上演が楽しめる。 | ||
ダーク・ダンセズ〜ジョン・アルマイアー: 複数の声(Fl、バスCl、Vn、Va、Vc)/ダーク・ダンセズ(打楽器アンサンブルのための)/ 至点(Fl、アルトSax、Vn、Vc、Cb)/4(Vn、Va、Vc、P) E.フレチェッテ(Fl) A.クロムウェル(Vn) K.ルイス(Va) M.フレッチュ(Vc) S.テイヒャー(P) UNCシャーロッテ打楽器アンサンブル/他 | ||
ジョン・アレマイアーはアメリカン・レコード・ガイドで「神秘的で甘美なセンスを持った作曲家」と評され、アメリカのみならずヨーロッパ、アジアでも作品が演奏されている。ジャズ、民族音楽、無調を器用に折衷した独自の世界を確立している。 | ||
なんて甘い響き〜ダリル・テイラー、黒人霊歌を歌う(全20曲) アメイジング・グレース/深い河/ピーター鐘を鳴らしに行きなさい/ 主よ私は参ります/私の足を導いて頂きたい/高い山への登り/誰かここにいる?/他 ダリル・テイラー(CT) ブレント・マックマン(P) | ||
録音:2010年。ダリル・テイラーはミシガン州出身のカウンターテナー歌手でカーネギー・ホール、ケネディ・センターを始めとする全米はもとよりヨーロッパでも盛んに活動している。黒人特有の柔らかい高音はまさにアルバム・タイトルの「How sweet the sound」。 | ||
ジェイムズ・ウィリー(1939-): 弦楽四重奏曲集〔第3番/第7番/第8番〕 |
エステルハージSQ | |
録音:2010年1月-5月。ジェイムズ・ウィリーはハワード・ハンソン、ガンサー・シュラーに師事、作品はバッファロー・フィル、ミネソタ響、ロチェスター・フィルなどによって演奏されている。ベルク、バルトークの影響を感じさせる表現主義的な暗い叙情性を持った烈しい音楽。 | ||
肖像とパッセージ〜イーサン・リックマンの音楽 メスキータの聖ヴィンセントのためのインヴェンション(2003)/ピアノのためのパッセージ(2008/10)/ 禁断の類似点(2005)/冬に〜主題の残響(2010)/ハッブルの道具箱のなかに(2009) ニコラス・フィリップス(P) | ||
イーサン・リックマンはアスペン・コンサートo.、ファーゴ・ムア・ヘッド響、ニュートン響などで作品が演奏されている。バッハ、ストラヴィンスキー、バルトークの影響の上にジャズ、ロックのイディオムが加えられたアメリカ人らしい乗りのよい音楽。 | ||
矛盾の音楽〜デイヴィッド・S.レフコウィッツ: デュオ[ワルター・ポンス、ステッラ・マクスディアン(P)]/ "With/Without [Con/Sol (-ation)]" [ジュリー・ジョング(Fl)(*)]/ "(Sur)Real (Cine-) Music I" (エッシャーの変容を通じての追跡) [ジェニファー・ロス(Fl) デフネ・チェン(Vn) バズ・グレイヴェル、サム・ヴィエラ(G)]/ "With/Without [Con/Sol (-ation)]" [アンドレア・ティーレ(Hp)]/ 混乱したサーファーのためのガイド(あるいは荒れ狂う海のヨナ)[ザ・ディフィニアンズ・プロジェクト]/ "With/Without [Con/Sol (-ation)]" [ジュリー・ロング(Fl)(*) カーター・デュウベリー(Vc)]/ エ・デュオ・ウナム[ポール・コレッティ、シルー・フェイ(Va)]/ "With/Without [Con/Sol (-ation)]" [ジュリー・ロング(Fl)(*) カーター・デュウベリー(Vc) アンドレア・ティーレ(Hp)]/ 標準的な変奏曲[ラルフ・ウィリアムズ、ジョナサン・サクデイラン(Cl)]/ 洒落た組曲[ジェル=メイ・アストルフィ(P)] | ||
録音:2003年-2010年。一部フルート奏者(*)に別表記ながら同一人物と思われる人がいるが、レーベル記載ママ。レフコウィッツはニューヨーク出身の若手作曲家でイーストマン音楽院とコーネル大学でジョージ・クラム、カレル・フサに師事、作品は米国、アジア(日本を含む)、ヨーロッパで演奏されている。エッシャーの絵画に影響を受けているというレフコウィッツの音楽はミニマルではないが、幾つかの音形パターンの持続とその変容で構成され、民族音楽、ジャズからの影響も感じられる。 | ||
ショート・ストーリーズ〜ガーノット・ウルフガング:室内楽作品集 程度の低い議題[Fg/Cb]/テレミンの旅[テレミン/P/電子音響]/回転する丘とぎざぎざした尾根[Vn/P]/ 静かな時[Va/P]/遭遇[Vn/Fg]/澄み切った水[P]/3つのショート・ストーリーズ[Va/Fg] J.ファーマー(Fg) J.P.マーティン(テレミン/P) S.パーキンス(Vn) デンボウ(Va)他 | ||
録音:2010年。ガーノット・ウルフガングはオーストリア出身で現在はカリフォルニア在住の作曲家。ジャズの演奏と理論家としての地位も確立しており、TV、映画音楽も手がけている。作品はジャズ風のものからメシアン風の和声を使った純現代音楽、テレミン、電子音楽までと多種多様。 | ||
インヴォケーション〜イングリット・アローコの音楽 エンヴォイ(終結部)[P]/リトルノ(反復)[P]/ピエロのためのオマージュ[P]/ 幻想的四重奏曲[Vn/Vc/Cl/P]/チェロ・ソナタ /ピアノ四重奏曲 M.ベングトソン(P) 岡ひろの(Vn) バーチャード・タン(Va) J.コーエン(Vc) P.デーマー(Cl) C.アブラモビック(P)他 | ||
アローコはジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグらに師事、作品はアトランタ響などで演奏されている。20世紀ヨーロッパの正統的な作曲技法に基づいたしっかりとした構成が特長。作品からはラヴェルからベルク、デュティユーといった20世紀前半の洗練された作曲家たちの影響が聴き取れる。 | ||
大西洋横断の物語〜フェイ=エレン・シルバーマンの音楽 行列[G]/3つのギター[3G]/影のなかで(3つの歌と2つの間奏曲)[S/G/Cl]/ ワイルドの世界(オスカー・ワイルドの詩による)[T/Va/G]/デンマークの日の光[S/G]/産休[4G] フォルクマール・ツィンマーマン(G) コロナ・ギター四重奏団 J.ルンド(T) SYZYGY(Cl/G/S) M.S.ガーマーク(Cl)他 | ||
録音:2009年。ボーナス:映像トラック付き。フェイ=エレン・シルバーマンはハーバード大学で作曲を学び、13才でレオポルド・ストコフスキーに才能を認められて作曲家としてデビュー。アメリカ内外で作品が演奏されている。このCDはデンマークのギタリスト、フォルクマール・ツィンマーマンとの出会いから生まれたギターを中心とした作品集。無調的な作風の中にほの暗いロマンティシズムが漂う。 | ||
マッド・ダンセズ〜サクソフォンとピアノのための現代アメリカ音楽 リビー・ラーセン(1950-):ホリー・ローラー / ケヴィン・J.アイザックス(1959-):スクークム組曲 ウィリアム・オルブライト(1944-1998):サクソフォン・ソナタ デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):サクソフォン・ソナタ デイヴィッド・デル・トレディチ(1937-):アクロスティック・ソング〜ファイナル・アリスより ダン・ゴブル(Sax) ラッセル・ハーシュフィールド(P) | ||
録音:2009年。ダン・ゴブルはNYP、ブルックリン・フィルとも共演、ヒンデミット、ヴェーベルンなど現代音楽を得意としている。本CDはアメリカの中堅からベテラン作曲家の作品が収められており、いずれも現代音楽とはいえ、ジャズ、民族音楽の影響のある親しみやすい作品ばかり。 | ||
コミッションズ・アンド・コンチェルトズ マーク・エンジェブレットソン:吹奏楽のための交響曲 ジェルジー・サピイェフスキ:トランペットと吹奏楽のための協奏曲(*) フリジェシュ・ヒダーシュ:バス・トロンボーンと吹奏楽のための狂詩曲(#) 黛敏郎:打楽器と吹奏楽のための協奏曲 / カール・ベールター:山々とメサ ポーラ・ホルコム指揮SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブル A.ジョキピー(Tp;*) ランドール・ホーズ(Tb;#) | ||
フレドニアはニューヨーク州北部、カナダ国境近くの街で、SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブルはその街の音楽院の教授と学生によるウィンド・アンサンブル。 | ||
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):吹奏楽作品集 ディヴェルティメント Op.42/仮面舞踏会 Op.102/ページェント Op.59/ バンドのための交響曲(交響曲第6番) Op.69/詩篇 Op.53/寓話\ Op.121 スティーヴン・K.スティール指揮イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー | ||
吹奏楽ファンの信任厚い団体が、アメリカ作曲界と吹奏楽界に大きく貢献したパーシケッティの主要な吹奏楽曲をまとめた吹奏楽ファン必聴の一枚。 | ||
コメディア〜イェフディ・ワイナー(1929-):作品集 コメディア(2002)(*)/デ・ノヴォ(1971)(#)/ パルティータ(1952)(#)/贖罪の踊り(1976)(#)/ カデンツァ!(1969)(#) |
リチャード・ ストルツマン(Cl;*) Y.ワイナー(P;*) IBISカメラータ(#) | |
BRIDGEレーベルから3枚の作品集が発売になっているピューリッツァー賞作曲家イェフディ・ワイナー(室内楽作品集・BCD-9134、管弦楽作品集・BCD-9282、宗教作品集・BCD-9333)。アメリカでは評価が高く、ALBANYレーベルからも作品集が発売になった。1曲目の「コメディア」はなんと名クラリネット奏者リチャード・ストルツマンが吹いている。 | ||
ザ・ロング・グッドバイ〜チャールズ・ベスター(1924-):管弦楽作品集 交響曲第1番「夜に見える3つの道」/レクイエム(*)/ホルン協奏曲(#)/ザ・ロング・グッドバイ ランフランコ・マルセレッティ指揮カユガ室内o. ウィリアム・ハイト(T;*) ローラ・クロック(Hr;#) | ||
録音:2010年6月。チャールズ・ベスターはイェール大学でヒンデミットに、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事。ジュリアード音楽院では教鞭も執り多くの後進を育てた。12音技法とジャズを組み合わせた作風としてアメリカ国内で独自の地位を確立した。現代音楽色はなく、ジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズらの映画音楽を思わせる抒情的な作品ばかり。 | ||
愛の影〜コンスタンティン・カヴァフィ(1863-1933)の詩による4つの歌曲集 デイヴィッド・ゴムパー(1954-):愛の影 / ジェレミー・デール・ロバーツ(1934-):同じ空間で カトリーナ・スタマテロス(1951-):愛と恐怖 / リチャード・ピアーソン・トーマス(1957-):遠方 ジョン・ムリエロ(Br) デイヴィッド・ゴムパー(P) | ||
録音:2010年3月。コンスタンティン・カヴァフィはギリシャ人の両親のもとエジプトで生まれ、後にイギリス国籍を得た詩人でノーベル文学賞を受賞している。彼の詩に4人の作曲家が曲をつけたCD。 | ||
ナイト・ストリングス〜ヴィオラとギターのための音楽 ビル・ドビンズ編:夜の組曲 〔ナイト・ドリーマー(ウェイン・ショーター)/ラウンド・ミッドナイト(セロニアス・モンク)/ チュニジアの夜(ディジー・ギャレスピー)〕 ファリャ:スペイン民謡組曲 / サミュエル・アドラー:光の放射界へ ラダメス・グナターリ:ソナタ / マイケル・キンバー:ヒスパニック幻想曲 ジョージ・テイラー(Va) ニコラス・ゴルーゼス(G) | ||
ヴィオラとギターの二重奏という珍しい組み合わせ。ヴィオラのジョージ・テイラーはイーストマン音楽院出身でアフリカ系アメリカ人作曲家の作品の初演と紹介を行うことで知られているという(本人もアフリカ系)。ジャズの名曲の編曲からラテン情緒あふれるファリャのスペイン民謡組曲、キンバーのヒスパニック組曲までご機嫌な作品が揃っている。ヴァイオリンと違い、ヴィオラの音は落ち着いたアルト歌手の声を思わせ、リラックスして楽しめる内容。 | ||
フランク・ティチェリ(1958-):アメリカの夢(歌の交響曲) [レイラー・ディオン・エズラ(S) ゾー・ゼニオディ指揮フロストso.] ランシング・マクロスキー(1964-):プレックス・ペニテンティアリス [アンドレア・フリングトン(S) ブラッド・ラブマン指揮HGNM室内o.] | ||
ティチェリは南カリフォルニア大学で学び、作品はアトランタ響、フィラデルフィア管、デトロイト響などでさかんに演奏されているという。武満トーンの影響が感じられる詩的なオーケストラ付き歌曲。マクロスキイもアメリカ国内の作曲賞を数々受賞し、作品からは武満、ストラヴィンスキーと幅広い影響が聴き取れる。 | ||
フロレンシオ・アセンホ(1926-): バトラチョミョマキア/手のひらの物語/ バジルズ・ペンタメロン |
カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア・ナショナルso. | |
録音:2010年9月、ブラチスラヴァ。カーク・トレヴァー指揮によるアセンホの管弦楽作品集第4集(既発売はTROY-822、TROY-1019、TROY-1128)、更にトレヴァーはMMCレーベルに4枚のアセンホ作品集をいれている(面白いことにこの8枚、チェコとスロヴァキアの7つオーケストラを起用している)。アセンホはアルゼンチン・ブエノスアイレス出身の作曲家で現在はピッツバーグに在住しアメリカで活動している。交響曲、室内楽、オペラとたくさんの作品を発表している。平易でラテン情緒のある親しみやすいオーケストラ作品。コープランドと近い雰囲気を持っている。「バトラチョミョマキア」は4分程度の短い作品。 | ||
グラス・ビード ジェイムズ・A.ベッケルJr.: グラス・ビード・ゲーム(1997) (*) スコット・マッカリスター:黒い犬(#) デイヴィッド・マスランカ:トロンボーンと ウィンド・アンサンブルのための協奏曲(+) |
ケネス・オゼロ指揮(*/+) ランドール・コールマン指揮(#) アラバマ・ウィンド・アンサンブル チャールズ・スニード(Hr;*) オシリス・J.モリーナ(Cl;#) ジョナサン・ウィテイカー(Tb;+) | |
録音:アラバマ大学。アメリカの吹奏楽界でよく知られた作曲家の作品を収録。アラバマ・ウィンド・アンサンブルはアラバマ大学音楽学部の学生で組織され、吹奏楽の世界では既に確固とした地位を築いており、アメリカ国内のみならずイギリスへも演奏旅行を行っている。 | ||
アラン・ブランク(1925-):サクソフォンのための作品集 雑録[アロイ・サクソフォン四重奏団]/耳の情景[アイダホ・サクソフォン三重奏団]/ 線描画/5つのスケッチ/序奏と7つのビネットと集結部(*) [ビル・パーコンティ(A−Sax) パトリック・マクナリー(Cb;*)] | ||
ブランクはジュリアード音楽院で作曲と指揮を学び、ヴァイオリンの名手でもあることからピッツバーグ響でヴァイオリン奏者としても活動、西イリノイ州立大学で教鞭を執る作曲家。サクソフォン・アンサンブルのために書かれたこの作品集はジャズと無調が違和感なく折衷され、洗練された香りを湛えている。 | ||
時の本〜ジェレミー・ギル:作品集 時の本(2007)(*)/ヘリアン(2009)(#) |
ピーター・オース(P;*) ジョナサン・ヘイス(Br;#) ジェレミー・ギル(P;#) | |
録音:2010年。ギルの作品はアメリカ、イギリスで盛んに演奏されており、またピアニストとして現代音楽を得意として活躍している。作品はメシアン、ジョージ・クラムを思わせる色彩と圧倒的なエネルギーを持っている。 | ||
デイヴィッド・ダイス(1972-):室内楽作品集 無伴奏チェロのための「歌の庭」/ロルカ歌曲集/パーシケッティの主題によるダンス変奏曲/ ウン(ビー)モ/ Kai-'r/ Xhqt(i)s/祈る人と瞑想/白いお茶/参照点/耳鳴り ジェイクブ・オムスキ(Vc) ジュディス・ケロック(S) クリストファー・テイラー(P)他 | ||
ダイスは民族的要素と新ロマン主義を折衷した作風を持つ作曲家。ロルカ歌曲集が代表作。 | ||
ジョージ・エドワーズ(1943-):作品集 島はノイズに満ちている[ジェフリー・ミラースキー指揮マンハッタン・シンフォニエッタ]/ 弦楽四重奏曲第2番[ジャックSQ]/ スワベ・マリ・マーニョ/チェコ化されたスウィング/ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(*) [スティーヴン・ゴスリング(P) P.プライドモア(Hr;*) アーロン・ボイド(Vn;*) | ||
録音:2009年。ジョージ・エドワーズはオバーリン大学で学び、タングルウッドではクーセヴィッツキー作曲賞を受賞、現在はマサチューセッツ工科大学内の音楽部門で教鞭を執っている。作風は12音技法に基づくものでヴェーベルンの影響のもと、繊細で静謐な中に豊かな色彩を兼ね備えている。アメリカ東海岸の正統的前衛音楽だが、厳しい表現の中にもクリスタルのような抒情がきらめく。 | ||
トーマス・パサティエリ(1945-):歌劇「我々みんなに、神の祝福あれ!」 (チャールズ・ディケンズ原作「クリスマス・キャロル」に基づく) ジョン・ナードリロ指揮ケンタッキー大学歌劇場、ディカポ歌劇場 | ||
録音:2010年。世界初録音。パサティエリは十代でN.ブーランジェに作曲を師事、16才でジュリアード音楽院に入学した。数多くのオペラを作曲しており、メノッティの流れを汲む親しみやすい作風としてアメリカでは人気がある。この歌劇は「クリスマス・キャロル」を原作とした楽しいクリスマス・オペラ。 | ||
ダーウィンの夢〜エリオット・シュワルツ(1936-): 弦楽四重奏曲第2番「ルイーズとアーロンのために」[ボロメオSQ]/ 夏の旅〔海上からの日の出/黄昏が来た〕[E.シュハン(Fl) A.シュハン(Hr) スティーヴン・ピーターソン指揮イサカ大学ウィンド・アンサンブル]/ エレクトロニクスのための「ダーウィンの夢」 | ||
録音:2008年。エリオット・シュヴァルツはコロンビア大学で学び、現在はオハイオ州立大学で教鞭を執っている。12音技法を基本とした厳格な前衛音楽だが、聖歌など、調性音楽を部分的に引用、チャールズ・アイヴズ的な側面も持っている。 | ||
天と地の炎〜セオドア・ウィプラッド(1958-): 第二の天国のホザンナ[カーク・トレヴァー指揮ボフスラフ・マルティヌーpo.]/ 弦楽四重奏曲第1番「火の精製」[チオンピSQ](#)/ ジョージア・ソング・ソング [ダリル・タイラー(T) ティム・ライズ(ソプラノSax) マリア・コーリー(P)]/ サクソフォン四重奏曲[ファイヴ・レター・フォー] | ||
録音:1999年-2008年。セオドア・ウィプラッドはハーヴァード大学で作曲をデル・トレディチに師事した後、アスペン音楽祭でバーナード・ランズ、ジェイコブ・ドラッグマンと共に仕事をし影響を受けている。彼の音楽はモード、調性、無調などを自由に折衷したアグレッシヴかつイマジナリーな物。弦楽四重奏曲第1番「火の精製」は民謡的な旋律素材が幾重にも絡み合って、燃え立つ炎のようなイメージを作り出す。 | ||
サムシング・トゥ・シング・アバウト〜ジャズ・アレンジで聴くアメリカ現代音楽(全18曲) アイヴズ:秋に / P.チハラ:街の王女 / コリリアーノ:フォート・トライイオン・パーク J.アダムズ:レイラの歌 / D.デル・トレディチ:アクロスティック・ソング レオン・カーシュナー:リリー / W.マルサリス:ソフィー・ローズ・ロザリー / バーバー:柳の木の下で/他 リサ・カーシュナー(Vo) S.アーヴィ(A−Sax) J.ファン、X.デイヴィス(P) D.ブルーノ、V.アーチャー(ベース) R.ジャクソン(G) W.ジョーンズ3世(Dr) W.シンメル(アコーディオン) | ||
録音:2010年10月。アメリカ現代音楽の父アイヴズからバーバー、コープランド、ミニマリストの人気作曲家ジョン・アダムズ、そしてジャズ・トランペットの貴公子ウィントン・マルサリスの曲まで、小編成のバンドに女性ヴォーカル(作曲家レオン・カーシュナーの娘とのこと。もちろん父親の曲も収録)のアレンジはニューヨークの秋とはこんな感じかと思うような抜群のセンス。 | ||
ドナルド・クロケット(1951-): 暗闇の中で笛を吹く(1999)/内陸追跡(2001)/ ウェット・インク(9楽器版)(2009)/現存(1997) |
ドナルド・クロケット指揮 XTET(室内アンサンブル) | |
録音:2008年-2010年。ドナルド・クロケットはロサンゼルス室内アンサンブル、パサデナ室内o.のコンポーザー・レジデンスの他、ロサンゼルス・フィル、クロノス四重奏団、アルディッティ四重奏団、ヒリアード・アンサンブルなどのために多くの作品を作曲している。彼の作風はミニマル的な音の持続のなかに様々な音のイヴェントが次から次へと移り変わるというものでストラヴィンスキー、コープランドのような20世紀の古典からジョン・アダムズらの自由なミニマリズムの影響を広範に受けている。軽く弾ける心地よいポップな音と繊細で色彩豊かな美しい音の移ろいに耳を奪われる。 | ||
エリック・イーワゼン(1954-):フルートを含む室内楽作品集 フルート・ソナタ第1番(*)/モザイク(#)/ブリッジハンプトン組曲(+)/シースカイ歌曲集(**) マリヤ・マーティン(Fl) ジェウォン・パク(P;*/**) P.コルケイ(Fg;#) 片岡綾乃(Perc;#/**) J.ミルズ(Vn;+) D.ファリーナ(Va;+) スーザン・ナルッキ(S;**) A.サスマン(Vn;**) C.ブレイ(Vc;**) | ||
エリック・イーワゼンはクリーヴランド出身でジュリアード音楽院でミルトン・バビット、サミュエル・アドラーらに師事。吹奏楽器のための作品を中心に全米で演奏されている。作風は師事した師匠の作風とは対照的でコープランド、時にはフォーレを思わせる穏健で喜遊曲的な性格を持ち、親しみやすい。 | ||
リー・ホイビー(1926-2011):歌劇「夏と煙」 | S.オズグッド指揮 マンハッタン音楽院歌劇場 | |
テネシー・ウィリアムズの同名の演劇を原作とするオペラ。ホイビーはデンマーク系アメリカ人で後期ロマン派風の耽美的なオペラ。 | ||
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):ピアノ作品集 幻想的スケルツォ/ソナチネ/ 10の音楽的印象(それぞれの永続的な1分)/ パルティータ/8つの習作 |
ニコラス・フィリップス(P) | |
パパンドプロはクロアチアの作曲家。ピアノ作品だけでアルバムが作られるのは大変珍しい。指揮者としてもクロアチア国立歌劇場とクロアチア放送so.〔カデンツァ注:どちらも2011年現在の表記と思われ、当時の表記はおそらくユーゴスラヴィアXXX〕の音楽監督を勤め、20世紀の同地域音楽界の発展に尽力した。リスト、ドビュッシー、バルトーク、ハチャトゥリアン等ロシア音楽の影響を感じさせつつ、クロアチア民謡を取り入れた独自の個性を持つその作品は歌劇、管弦楽、室内楽など440曲以上が残され、マタチッチが指揮したCD(クロアチア ORFEJ /廃盤、入手不能)も一時流通した。 | ||
レオン・カーシュナー(1919-2009):管弦楽作品集 管弦楽のための音楽(1969)[レオン・カーシュナー指揮 元ハーヴァード室内o./録音:1992年7月]/ ソプラノと室内管弦楽のための「リリー」(1973) [ダイアナ・ホーグラウンド(S) ジェイムズ・バスウェル(Vn) 今井信子(Va) ローレンス・レッサー(Vc) ポール・ダンケル(Fl) リチャード・ストルツマン(Cl) A.フォーゲル(Ob) A.ヘラー(Fg) ロバート・ラウチ(Hr) A.ベアード(Perc) L.ホランダー(チェレスタ) レオン・カーシュナー(P)指揮 /録音:1973年8月] ピアノ協奏曲第1番(1953)[レオン・カーシュナー(P) ディミトリ・ミトロプーロス指揮NYP/ 録音:1956年2月24日、ニューヨーク・コロムビア・スタジオ、モノラル] | ||
カーシュナーはニューヨーク出身でカリフォルニア大学ロサンゼルス校でブロッホとシェーンベルクに師事、その後セッションズにも師事した後ハーヴァード大学で長らく教鞭を執っていた。作風は12音技法を主軸とする前衛音楽でアメリカ国内ではエリオット・カーターと双璧に目される。彼の音楽はアメリカの現代音楽作曲家にありがちなハリウッド流の安手な表現との折衷に陥ることもなく、ヨーロッパ前衛にも勝る厳しい表現と品格を備えている。カーシュナーの自作自演ピアノによるミトロプーロスの現代音楽の演奏が聴けるのも貴重。 | ||
スティル・ライフ〜現代のサクソフォン音楽 アンドルー・シンプソン:黄金の予言 / デイヴィッド・アムラム:プロローグとスケルツォ ネイサン・リンカーン=デクサティス:シャドウ・リミックス マシュー・ヴァン・ブリンク:アルト・サクソフォン・ソナタ / アンドリアン・ペルトゥート:偉大な一歩 ノア・ゲッツ(Sax) アンドルー・シンプソン(P) | ||
ノア・ゲッツはワシントンDCを拠点にジャズとクラシック双方の演奏活動を行っている。現代作品の初演も意欲的でアーロン・ジェイ・カーニスの作品も度々初演している。ここに収められた作曲家は、上記順にヨーロッパ前衛系、抒情系、電子音楽ノイズ系、ポスト・ミニマル系、ゲーム音楽系?。様々なスタイルが楽しめる。 | ||
心の歌とオーデュボン(全33曲) カーヴァー・ブランチャード:イルカ/私は一人で目覚めた/鳥の踊りとトッカータ / 民謡:天国 バルトーク:ルーマニア民族舞曲より / フォスター:ケンタッキーの我が家/金髪のジェニー /他 カーヴァー・ブランチャード(Vo/リュート) | ||
録音:2011年。カーヴァー・ブランチャードは1943年生まれのリュート奏者兼ヴォーカリスト。ALBANYからすでに3枚のアルバム「子守歌と舞曲集」(TROY-048)、「解放されたリュート」(TROY-083)、「哀歌、浮かれ騒ぎ」(TROY-086)がリリースされている。前作同様ルネサンス音楽、トラッド、フォスターの歌曲、アメリカ民謡などを表情豊かに歌い、演奏。リュートをこれほど豊かに親しみやすく聴かせるアーティストは少ないだろう。時にエリック・クラプトンばりにはじけた曲もあって楽しめる。 | ||
C.カーティス=スミス: 黄金はわが花々[カーメン・ペルトン(S) ジャン・オパラック(Br) ジョー・ミラー指揮室内アンサンブル]/ 南北戦争歌曲集[メアリー・ボンハグ(S) C.カーティス=スミス(P)] | ||
カーティス=スミスはタングルウッド音楽祭でクーセヴィッツキー賞を受賞のほか、ロックフェラー、グッゲンハイム財団より多くの支援を受けるアメリカの重鎮的作曲家。収録作品は歌曲というより室内オペラに近い。無調と素朴な民謡調の旋律が混在する独特の音楽。 | ||
ホルヘ・マルティン(1959-):チェロ作品集 チェロ・ソナタ「4つの高貴な真実」(*)/無伴奏チェロのための「記憶」/ 3つの夜想曲(*)/古着(#)/ハリウッド変奏曲(*) イェフダ・ハナミ(Vc) ウォルター・ポンス(P;*) ウィリアム・シンメル(アコーディオン;#) アーティ・ディクソン(Perc;#) | ||
マルティンはキューバ出身で6歳に家族でアメリカに移住、イェール大学とコロンビア大学で作曲を学んだ。歌劇、管弦楽ほかあらゆるジャンルの作品を発表している。作風は激しいリズムと骨太な旋律がラテンの血の濃さを感じさせ、時にストラヴィンスキー、ヒナステラ、レブエルタス、ピアソラを思わせる。 | ||
ウィリアム・シューマン(1910-1992): アメリカ祝典序曲/ウォルト・ホイットマン「草の葉」によるカンタータ「自由の歌」(*/#)/ バリトン、合唱と管弦楽のためのアメリカン・カンタータ「自由の地に」(*) [リカルド・ヘレーラ(Br;*) イリノイ大学cho. & オラトリオ協会(*) イアン・ホブソン指揮シンフォニア・ダ・カメラ]/ 混声合唱とソプラノのための前奏曲[イングリッド・カミン(S) フレッド・ストルツフス指揮イリノイ大学cho.] | ||
録音:2010年11月、イリノイ大学クラナート・センター。(#)は世界初録音。アメリカの20世紀前半の保守陣営を代表する作曲家ウィリアム・シューマンはジュリアード音楽院の学長を勤める一方、交響曲を第10番まで発表するなど精力的に活動した。「自由の歌」は1943年に創設されたピューリッツァー賞音楽部門の第1回受賞作品。アメリカ祝典序曲もよく演奏される代表作。いずれも明朗快活なアメリカン・スピリットに溢れた作品。 | ||
ラインズ〜20世紀チェロ作品リサイタル ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第3番 / セッションズ:6つの小品 / ジョン・ハービソン:無伴奏チェロ組曲 ルトスワフスキ:重く(*) / スティーヴン・スタッキー:対話 / アンドルー・ワゴナー:名前 アンナ・ウィースナー:実現可能な物語 / ナディア・ブーランジェ:3つの小品 / エリオット・カーター:案出 キャロライン・スティンソン(Vc) モリー・モルコスキ(P;*) | ||
録音:2009年。スティンソンはジュリアード音楽院で芸術博士号を取得した若手チェリストで艶のある音色、ダイナミックな音楽作り、確かな技術で注目の存在。レパートリーは幅広いがとりわけ現代音楽に意欲的に取り組み、作曲家への委嘱も行っている。ブロッホ、ルトスワフスキの演奏は圧巻。大変な才能。 | ||
噴火!〜低音金管楽器のための管弦楽作品抜粋集(全34トラック) ブラームス:交響曲第4番〜第4楽章コラール部分 / ブルックナー:交響曲第8番〜フィナーレ シベリウス:交響曲第2番〜フィナーレ / ワーグナー:ワルキューレの騎行、ラインの黄金より マーラー:交響曲第2番〜フィナーレ、第4楽章42小節/交響曲第5番第1楽章11小節後 他、ヒンデミット、ニルセン、ヴェルディ、サン=サーンス、R.シュトラウス、レスピーギ、ベルリオーズ、 ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、チャイコフスキー、バルトーク、プロコフィエフ、コープランド (トロンボーンとチューバが活躍する部分のみ) ジェシカ・バズビー、リー・ロジャーズ、ジャヴィアー・コロマー、 ティモシー・バズビー(Tb) デイヴィッド・ボブロフ(バスTb) | ||
プロ・アマを問わずオーケストラの団員は、他の団体の演奏やCDを聴いていても自分のパートばかりが気になってしまうもの。特に金管パートは音量も大きく目立ち効果も荘厳なため「そのパートだけ聴きたい」「弦楽も他のパートもいらない」という人にぴったりのCD。音大のキャンパスを歩いていると必ず聴こえてくる名曲傑作のパート練習みたいな内容のCDをまじめに作ってしまった。 | ||
静けさと変化〜ジョン・アイルウォード:作品集 静けさと変化(Fl,Cl,Vn,Vc,Pf,Perc)/出発の映像(Va,Pf)/ 「野生の菖蒲」からの歌曲(Sop,Vn,Vc,Cl,Perc)/相互協定(Vn,Vc) マティアス・ピンチャー指揮イースト・コースト・コンテンポラリー・アンサンブル | ||
録音:2009年。アイルウォード(生年は不明、若手?)はハーヴァード大学で作曲を学び、ISCM(国際現代音楽協会)に入選後、様々な音楽祭で作品を発表している。作風はブーレーズ以後のヨーロッパ・ポスト・セリエリズムの様式で書かれており、ヴェーベルンを起源とするぽつぽつとした点描画のような筆致、ブーレーズばりのきらきらとした色彩感が耳に心地よい。KAIROSでお馴染の前衛作曲家ピンチャーによる指揮。 | ||
タニア・レオン: ナレーターとミクスト・アンサンブルのための「 HAIKU 〔俳句〕」(*) [ダンス・シアター・オブ・ハーレム・アンサンブル(Fl、Fg、G、筝、Vc、Cb、Perc) 声、弦楽と打楽器のための「イヌラ」(#) [ソン・ソノーラ・ヴォイセズ&アンサンブル、ダンス・ブラジル・パーカッション] タニア・レオン指揮 | ||
録音:1973年(*)/2009年(#)。タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者。代表作の歌劇「ヒヤシンスの惨劇」はヘンツェの依頼で作曲、初演された。また作品はオルフェウス室内管、シンシナティ響、アンサンブル・モデルンなどによって演奏されている。アメリカではローリー・アンダーソン、メレディス・モンクらと並んで女性作曲家の三羽烏と目されているという。(*)は松尾芭蕉、与謝蕪村、寺村百池、小西来山の俳句の英訳をナレーターが朗読、背後で読経のようなコーラス、ミステリアスな無国籍風のアンサンブルが音楽をつけてゆく30分あまりの大作。(#)も屈託のないペンタトニックの響きがのどかに拡がる似非アジア風音楽かと思えば、途中から作曲者の故郷キューバのリズムが加わりどこまでも平和で脳天気な(ルー・ハリソンみたいな)音楽が続く。実に楽しいアルバム。 | ||
スネル・セッションズ デイヴィッド・ヘイニック(1954-):カマキリ ウィリアム・オルブライト(1944-1998):ソナタ ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):熱情ソナタ ガブリエル・フォーレ(1845-1933):ヴォカリーズ・エチュード デニス・ベダール(1950-):幻想曲 ロベルト・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ |
クリストファー・ クレヴィストン(Sax) ハンナ・グルーバー(P) | |
クリストファー・クレヴィストンはソリストとしてデトロイト響、インディアナポリス響などとも共演するほか、自らサクソフォン・アンサンブルを組織した活動も行っている。ヨーロッパ前衛のスタイルで書かれたヘイニック作品、後期ロマン派から無調までを取り込んだエラルト作品、ザクザクと小気味よいジャズ風のリズムが特徴のムチンスキ作品など個性派作品が揃っている。 | ||
花々〜ゲイリー・スマート(1943-):自作自演ピアノ作品集(全25曲) ピアノとラジオのためのファンファーレ/花々〔I- VII 〕/内部/ 4人のアメリカの画家〔デ・クーニング/ロスコ/ポロック/フランンケンザーラー〕/ 線描画/黒と白のなかで/3人のアメリカの詩人〔ジンマー、オリヴァー、コリンズ〕/他 ゲイリー・スマート(P) | ||
スマートは作曲家以外にピアニストでジャズの演奏活動もしているが、ここに収録された作品はいずれもクラスターなどを含む無調Op.で絵画や詩から触発された極めて奔放な作品。「4人のアメリカの画家」の中の「ポロック」ではポロックの代名詞であるドリッピングなどのアクション・ペインティングを鍵盤上で再現しようとしているところが面白い。 | ||
ロッキー・ストリーム〜ポール・オスターフィールド(1973-): ディヴェルティメント(Cl,Sax,Fg,トランペット,Pf,Cb)/愛の歌(Ten,Pf)/クレーの抽象画(Cl,Gtr)/ ウォルト・ホイットマンのアメリカ(Ten,Pf)/ロッキー・ストリーム(Fl,Ob,Cl,Sax,Tp,Tb) ポール・オスターフィールド指揮アンサンブル | ||
録音:2009年。オスターフィールドはオハイオ出身の若手作曲家で作品はクリーヴランドo.でも演奏されている。作風はセリー、無調の中に静かな叙情が漂う。 | ||
ザ・フォッグ・プロジェクト カリム・アル=ザンド(1970-): パターン・プレリュード〔第2巻/第3巻〕(2009) ジョセフ・デンジャーフィールド(1977-):残骸(2009) ティム・サリヴァン(1971-):壊れやすい空間(2009) ルーク・ダーン(1976-):痕跡(2009)/下降線(2006) ブルース・ベネット(1968-):回路図夜想曲(1997) |
ライアン・フォッグ(P) | |
録音:2009年。ライアン・フォッグはアメリカ中西部の複数の大学で後進の指導に当たりつつ現代音楽の普及に努めているピアニスト。60年代-70年代出身のアメリカの作曲家の作品に焦点をあてた内容でいずれも厳しい前衛風の作品。そんな中ティム・サリヴァン作品はメシアンの鳥の歌を思わせる楽しい曲。 | ||
ザ・ピアノ・イン・チャイナ〜中国魂の発展と表現 アレクサンダー・チェレプニン(1899-1977):演奏会用練習曲 Op.52 ホア・ルティチン〔賀緑汀〕(1903-1999):野牛少年の笛 / リ・インハイ(1927-2007):日没の歌 タン・ドゥン〔譚盾〕(1957-):7つの水色の記憶 / チュ・ワンホワ(1941-):ジャスミンの花 ジャン・ジャオ〔張昭〕(1964-):ピー・フアン / ジョナサン・グリーン(1964-):鳳凰の生存様式における修練 ワン・ティエンシュウ〔王天舒〕(P) | ||
録音:2010年。シノワズリ(中国趣味)の影響を受けた西洋の作曲家と近代ヨーロッパの音楽を吸収した中国の作曲家たちによるピアノ作品集。五音階が終始鳴り響くエキゾチックで楽しいアルバム。ピアノのシュンシュワ・ワンは2005年に北京国立ピアノ・コンクールに上位入賞以来、アメリカで博士号を取得、現在はアメリカと中国で演奏活動を行っている若手ピアニスト。 | ||
ポール・チハラ(1938-)の音楽 ポール・チハラ: ヴァイオリン、クラリネットと管弦楽のための協奏曲「愛の音楽」(1997-2010) [アリッサ・キム(Vn) ゲイリー・グレイ(Cl) J.モーゼス(クレツマーCl) D.マシェク(A−Sax) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア放送so.]/ 2つの映像(2009)[アンソニー・コスタ(Cl) ティム・デイトン(Va) エンリコ・エリシ(P)]/ 2つのエリントン弦楽四重奏ファンタジー(1984)[ハーレムSQ]/ デュオ・コンチェルタンテ(1986) ガーシュウィン/チハラ編曲:エンブレイサブル・デュオ(1986) [アニ・カヴァフィアン(Vn) ポール・ニューバウアー(Va)] | ||
チハラはシアトル出身の日系アメリカ人でパリでN.ブーランジェ、ベルリンでペッピング、タングルウッドでG.シュラーに師事した。ロサンゼルス・フィル、クリーヴランド管などから多数の委嘱を受けるほか、映画音楽も数多く手掛けるアメリカ作曲界の重鎮的存在。また映画「タイタニック」の音楽を担当したJ.ホーナーの師でもある。ここに収められた二重協奏曲「愛の音楽」はクラリネットがジャズを、ヴァイオリンがヨーロッパの音楽を奏で、ともに歩み寄ったり拮抗しつつ管弦楽がそれを大きく包み込む、というガーシュウィンとベルク(因みにガーシュウィン渡欧時、二人は出会っている)が融合したような面白い曲。「2つの映像」では山田耕筰の「赤とんぼ」が引用されて己の出自を回顧する。ほかにガーシュウィン、エリントンへのオマージュ的作品もあって終始飽きることがない。 | ||
イン・スタイル・オブ・・・ ロディオン・シチェドリン:アルベニスのスタイルで エレーナ・ルーサノーヴァ・ルーカス:トランペット小協奏曲 ダニエル・ピンカム:トランペット・ソナタ エリック・イーワゼン(1954-):トランペット・ソナタ テリー・R.エヴァーソン:24番目のアイデア(*) グレゴリー・パスクッチ:スコットランド聖歌による瞑想曲(#) |
テリー・エヴァーソン(Tp) シエラ・ケーブ(P) E.バーリン、R.ケリー、 リチャード・ワトソン、 ダナ・オークス(Tp;*) K.ブリツニク、K.マロニー、 M.マッシュバーン(Tp;#) A.ホルダウェイ(バグパイプ;#) | |
エヴァーソンはアレンジ、作曲も手がけるトランペッター。レパートリーはバロックから現代まで幅広い。ボストン・ポップスの演奏会にも度々出演、ニュー・イングランド・ブラスのメンバーとしても活動している。 | ||
レガシー〜アフリカ系アメリカ人作曲家によるヴァイオリン作品集 フランシス・ジョンソン:バーミンガムのコティヨン(1820) ジョージ・モリソン:5つのヴァイオリン・ソロ(1947) / デイヴィッド・ベイカー:ジャズ組曲(1979) オジー・カージャイル:ミクスト・フィーリング(2000) / チャド・サー・ウィック・ヒューズ: S.L.I.C.E(2009) タミ・リー・ヒューズ(Vn) エレン・ボットーフ(P) | ||
アフリカのディアスポラの音楽 Vol.2。19世紀から現代までのアフロ・アメリカンの作曲家のヴァイオリン作品。作風はブルース調、黒人霊歌風、純然たるヨーロッパ調など様々。ヴァイオリンのタミ・リー・ヒューズもアフロ・アメリカンでソリストとしてアメリカ、ヨーロッパなどで活躍。いわゆる白系のヴァイオリニストには決して出せない旋律の歌いまわし、ヴィヴラートなど独自の泣かせる表現が満載。 | ||
アレック・ワイルダー(1907-1980):ピアノ作品集 幻想ソナタ/ハーディ組曲/組曲〔第1番−第4番〕/エッセイ第2番/12のモザイク ジョン・ノエル・ロバーツ(P) | ||
録音:2010年6月。ワイルダーはフランク・シナトラ、トニー・ベネット、スタンゲッツらとも深く関わり、ポピュラー、クラシック両方で活躍した。作品はジャズの影響を受けたものが多いが、古典派、印象派、無調の影響を受けたものもあり、多岐に渡っている。 | ||
フローレンス・B.プライス(1887-1953):1楽章の協奏曲(*)/交響曲第1番 ホ短調
ケレン・ウォルウィン(P;*) レスリー・B.ダナー指揮 ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル | ||
録音:2011年3月。プライスはアーカンソー州出身のアフリカ系アメリカ人の女性作曲家で、ニュー・イングランド音楽院、シカゴ音楽大学などで学んだ。生涯に300曲以上の作品を残し、彼女が編曲した黒人霊歌はマリアン・アンダーソン、レオンタイン・プライスらが好んで取り上げたと言う。(*)は黒人霊歌風の温かな旋律がラフマニノフを彷彿とさせる華麗なピアノと管弦楽法で展開する秀作。交響曲 ホ短調はアメリカ黒人女性による最初の交響曲。1932年ロッドマン・ワナメイカー財団賞の第1等賞を受賞した作品で、黒人霊歌の旋律を基本素材とし、ドヴォルジャークの「アメリカ」や「新世界より」と思わせる堂々とした力作。 | ||
ドン・デイヴィス:歌劇「リオ・デ・サングレ」(全3幕)
ジョセフ・レシーニョ指揮ミルウォーキーso.、フロレンタイン・オペラ・カンパニー&cho. | ||
録音:2010年10月22日-24日、ミルウォーキー、ライヴ。ドン・デイヴィスは映画音楽の作曲家として著名で、マトリックス三部作、ジュラシック・パーク III などヒット作を連発している。いわゆるシリアスな作品も発表しており、このオペラでは映画で培った多様で豊かな表現を駆使。アメリカ南西部の人間模様を描いた内容で、21世紀のヴェルディはかくや、と思わせる音楽。 | ||
ドライヴ・アメリカン ジョン・アダムズ:アメリカン・バーサーク(2001) / ジョーン・タワー:ノー・ロンガー・ヴェリー・クリア(2000) ダニエル・クローズィアー:冬のオーバード(2009) / 陳怡〔チェン・イ〕:バ・バン(1999) オーガスタ・リード・トーマス:痕跡(2007) 〔夢:シューマン×クラム風/奇想曲:スカルラッティ×アート・テイタム風/タンゴ:ピアソラ×コルトレーン風/ 即興曲:ストラヴィンスキー×ショパン&セロニアス・モンク風/トッカータ:バッハ×ビバップ風〕 ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード第4集(1988) ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(P) | ||
録音:2009年5月-7月。アメリカ在住の作曲家によるピアノ新作集。ポスト・ミニマリズムの旗手としていまや巨匠の域にまで達したジョン・アダムズのミニマル流ラグタイムの軽〜い味わいが楽しい「アメリカン・バーサーク」、様々な作曲家の様式をミックスしたというA.R.トーマスの「痕跡」、巨匠ボルコム作品など聴き所満載。 | ||
ホセ・ペペ・マルティネス:マリアッチ・オペラ「月の表面を横断する」(歌唱:スペイン語/台詞:英語)
ヒューストン・グランド・オペラ、マリアッチ・バルガス・テカリトラン | ||
祭り、結婚式、宴会などで座を盛り上げるため演奏するメキシコを代表する民族的バンド、マリアッチのスタイルで書かれた歌劇。明るくゴキゲンなメキシコ情緒がたっぷり味わえる。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92 ウィリアム・ヒル: 交響曲第2番「ベートーヴェン7.1」(2009-10) |
ローレンス・ゴラン指揮 ラモントso. | |
チャイコフスキー「第6番 悲愴」+ ピーター・ボイヤー「チャイコフスキー6.1」(TROY-1027; オケはモラヴィア・フィル)に続く、ゴラン指揮の「X.1」アルバム。コロラドso.の打楽器奏者としても活動し、デンバーのラモント音楽大学作曲科の教鞭も執っているウィリアム・ヒルの交響曲第2番は、ベートーヴェンの交響曲第7番の素材に基づく一種のパラフレーズ、オマージュとして作曲、幾つもの印象的なモティーフが無調によって見事に展開されている。なおラモントso.はコロラド州デンバーにあるラモント音楽大学のレジデントo.。 | ||
イン・ノミネ クルターク(1926-):サイン、ゲームそしてメッセージ(1986-2006) アルトゥール・アヴァネソフ(1980-):G.Kへのオマージュ(*) ティグラン・マンスリアン(1939-):ラメント(1980) プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56 (#) アヴァネソフ:ゼメスターニ、バハーリ、ベヘシュティ(+) |
モヴセス・ポゴシアン(Vn) ヴァーティ・ マヌーエリアン(Vn;*/#) アルトゥール・ アヴァネソフ(P;*/+) | |
録音:2010年。ヴァイオリンのポゴシアンは旧ソ連アルメニア出身。1986年にチャイコフスキー国際コンクールに入賞、1990年にはボストンでチャイコフスキーの協奏曲でアメリカ・デビュー以来、ソリストとして世界中で活躍している。また共演のマヌーエリアンはポゴシアン夫人。東京カルテット、クロノス・カルテットとも共演しクラシックのみならず現代作品の紹介にも力を入れている。巨匠クルタークの代表作と近年評価の著しいマンスリアンの哀感あふれる作品の世界初録音が聴き物。 | ||
エマ・ルー・ディーマー: トランペット、ホルン、トロンボーンとピアノのための四重奏曲(#)/ ピアノ三重奏曲(*) /マリリンのための7つの小品(+) ジョーン・デヴィー・ディクソン(P;*/#) ローラ・コバヤシ(Vn;*) エレン・グロールマン(Vc;*) ロリ・アントン(Tp;#) サンドラ・ウッドワード(Hr;#) ブライアン・アントン(Tb;#) エマ・ルー・ディーマー(P;+) | ||
ディーマーはイェール大学とイーストマン音楽院で学び、サンタバーバラso.のレジデンス・コンポーザーを勤める中堅作曲家。作風は印象派、新古典主義に更にモダーンな要素を加えた洗練された物。(+)は洒落たピアノ小品集かと思いきや突然ヘンリー・カウエル風の似非民族音楽とピアノの内部奏法が出てきて楽しい。 | ||
バーバラ・ホワイト: 5つの元素(2003) (*) /十分なロープ(2006) (#) /傷と目(2007) (+) / 私の納屋が焼失した今、私は月を見ることができる(2008) (**) ジェニファー・フラウチ(Vn;*) ローラ・フラウチ(Vn;*/**) ダニエル・パナー(Va;*) ソフィー・シャオ(Vc;*/**) ジョン・ブラックロウ(P;*/+/**) サブリナ・リアーマン(S;#) デボラ・ボールディン(Fl;#) タラ・ヘレン・オコーナー(Fl;**) アラン・ケイ(Cl;**) | ||
ホワイトはニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル、ボストン・ムジカ・ヴィヴァなどから作品を委嘱され、セント・ルークス室内アンサンブルにも作品を提供している。モード、調性的な響きと現代の新しい楽器法によるユニークな音響を折衷して独自のリリシズムを確立している作曲家。懐かしい「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチも参加している。 | ||
神聖なる声〜グレアム・ゴードン・ラムジー(1962-): アヴェ・マリア(2007) /聖ステファニーのミサ(2007) /服従(2008) /もしあなたが私を愛するなら(2008) / 深き淵より(1990) /3つの詩篇(2002) /ラウダーテ・ドミヌム(2009) ハインリッヒ・クリスティアンセン指揮cho. | ||
ラムジーはカリフォルニア出身で作曲をデイヴィッド・デル・トレディチらに師事。主に宗教音楽の分野で作曲を行っており、作品はアメリカのみならず、イタリア、デンマークでも歌われている。20世紀初頭のイギリスの作曲家の合唱曲に似た精妙な和声と繊細な情感に溢れている。 | ||
盗まれた黄金〜ヴァイオリンとテープ、ライヴ・エレクトロニクスのための作品集 タニア・レオン:アバニコ(2007) / 田中カレン:ウェイヴ・メカニクスII (1994) ミリカ・パラノシク:アル・アイリ・レポ・スヴィリ(2005) アンナ・ルビン:盗まれた黄金(1991,ヴァイオリン版:2005) リンダ・ダスマン:マニフィカト3「ラメント」(2004) アリス・シールズ:キリエル(2004-05) / ベッカ・シャック:パルス(2002) 吉岡愛理(Vn/エレクトリックVn) | ||
いずれもヴァイオリンとテープもしくはライヴ・エレクトロニクスなどとのコラボレーションによる作品集。ラテン情緒あふれる楽しいタニア・レオンのアバニコ、田中カレン女史のウェイヴ・メカニクス、中近東のエキゾチシズムが神秘的なルビンの盗まれた黄金ほか新しさとポップさがほどよくミックスされた鮮烈な一枚。吉岡愛理はニューヨーク在住。アメリカ、カナダ、ヨーロッパで活動し日本でも度々リサイタルを行っている期待のヴァイオリニスト。 | ||
ラファエル・ルーカス:歌劇「告白」
ヒュー・マーフィ指揮パーチェスso.、パーチェス音楽院歌劇場/他22:52 2011/11/24 | ||
録音:2011年5月14日、SUNY。プッチーニの「修道女アンジェリカ」の前編にあたる物語をオペラ化。プッチーニの様式を意図的に模倣した部分もあり親しみやすい音楽。アメリカ国内ナショナル・オペラ・アソシエーション2010-2012年度室内オペラ賞優勝作品。 | ||
恐怖と記憶〜アンドルー・ワッゴナー(1960-) インプロヴィゼーション(2種)/恐怖の目録(2009)[オープン・エンド(弦楽四重奏/P)]/ 弦楽四重奏曲第3番(2002)[コリリアーノSQ]/ エクソシスト(2006)[フレキシブル・ミュージック(Sax/G/Perc/P)]/ リーヴル(本)(2001)[C.スティンソン(Vc) M.モルコスキ(P)]/ ひとつの優しさ(2008)[アンサンブル・ノードリーズ(Vn/Vc/P/Cl)] | ||
録音:2010年。ワッゴナーはニューオリンズ出身。イーストマン音楽院とコーネル大学で学び、ロジャー・セッションズ賞の始めアメリカ国内の数々の作曲賞を受賞している。作風はバルトーク、ストラヴィンスキーを思わせるリズムにジャズ風のコードやメロディを加え、ニュー・ジャズ、プログレシヴ・ロックを彷彿とさせるポップな現代音楽。クロノスQのレパートリーが好きな人は気に入るだろう。 | ||
ラリー・ベル: エリザベス・カーシュナーの詩によるカンタータ「四季」Op.101 [E.ホームズ(S) B.A.コンドン(Ms) トーマス・グレッグ(T) フィリップ・リマ(Br) E.ローレンス(Hp) P.シエンニワ(Cemb) J.ムラトレ(G) ラリー・ベル(P)指揮/他]/ 通奏低音付きチェロ組曲 Op.110 (#) /パルティータ第1番 Op.97 (+) / パルティータ第2番 Op.102 (+) /セレナード第2番 Op.98 (#) [サム・ウ(Vc;#) ポール・シエンニワ(Cemb;#/+)]/ カプリース第3番 Op.54[アルド・アブロー(リコーダー)] | ||
録音:2010年-2011年。ベルはニュー・イングランド音楽院、バークレー音楽大学で教鞭を執る他、ピアニストとしても活動し、NAXOSよりパーシケッティのピアノ作品集をリリースしている。作曲家としては穏健な新ロマン主義的な作風を持つ。カンタータ「四季」は80分の大曲だが、カンタータと言いながら「秋」〜「夏」は独唱の歌曲、フィナーレでようやく全員が揃う。全編、調性のある美しい旋律が優れたヴォーリストたちによって歌われる。グランマ・モーゼスの絵画を見るような穏やかな作品。 | ||
パーシケッティと彼の弟子たちによるピアノ音楽 ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1978):ピアノ・ソナタ第9番/冬至(*) マーガ・リヒター:ピアノ・ソナタ/記憶(*)/8つの小品(*) ジェイコブ・ドラックマン:7つの大罪(*) リチャード・ズィムダーズ(P) | ||
録音:2010年-2011年。(*)は世界初録音。パーシケッティはイタリア系アメリカ人でジュリアード音楽院で長らく教鞭を執った。そんな彼の弟子の作品を含むピアノ作品集。パーシケッティ自身は新古典主義の傾向が見られるが弟子たちの作品は様々な様相を呈している。 | ||
アルベニス風に〜クリス・バックホルズ、トロンボーン・リサイタル シチェドリン(1932-):アルベニス風に / ビュッセル(1872-1973):12の旋律的なヴォカリーズ練習曲より(4曲) ジャン・オーバン(1928-):アリア、スケルツォとフィナーレ ヒンデミット(1895-1963):アルト・ホルンのためのソナタ / レオン・ステッケ(1904-1942):嬰ヘ調の変奏曲 ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品 / ガーデル・シモンズ(1878-1945):ゴンドラの船頭 クリス・バックホルズ(Tb) ジーン・ボトキン(P) | ||
バックホルズはクラシックとジャズの世界で活躍しトニー・ベネット、ナタリー・コールとも共演する一方、ピッツバーグ響、デトロイト響。ボストン・ポップス、シンシナティ・ポップスとも度々共演しているベテラン。甘い音色と朗々としたメロディの歌いまわしが魅力。 | ||
ジャック・ビーソン(1921-2010): 歌劇「ハイデッガー博士の不老泉」(*)(シェルドン・ハーニック台本) [C.ウィルコックス、J.クリスティン/他 トーマス・マーティン指揮室内o.]/ 室内歌劇「おーい、助けてくれ」(#) [J.リアードン(Br) L.ガブリエル(S) フレデリック・ウォルトマン指揮コロムビア室内o.] | ||
ビーソンはイーストマン音楽院とコロンビア大学で学び、多くのオペラ、歌曲、室内楽を作曲、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。幾分ベルクを思わせるシリアスな(*)、メノッティを思わせる親しみやすい(#)と対照的な2つのオペラを収録。 | ||
転換〜トロンボーンのための音楽 フィッシャー・タル:変奏(ディヴァージョン;*) / サイモン・ウィルズ:トロンボーン四重奏のためのソナタ ジャック・カステレード:前奏曲と舞曲(#) / エリック・イーワゼン(1954-):ダンツァ・デラ・ヴィータ アンソニー・バーフィールド:独白(+) / マイケル・ダイヴァーズ:主題によるディヴァージョン ステントリアン・コンソート[デイヴィッド・ベノチェ、ブレント・フィリップス、 ジョナサン・ホワイテイカー(Tb) バーニー・マッコラム(バスTb)] ジョセフ・アレッシ(Tb;*/+) ピーター・エルフソン(Tb;*) エルヴィア・プッチネッリ(P;#) トッド・ミーハン&ティム・タル(Perc;#) | ||
ステントリアン・コンソートは2003年に結成以来、数々の音楽祭、大学のセミナーなどに招かれコンサートを行っている。NYPの首席トロンボーン奏者ジョセフ・アレッシとも度々共演しここでも息の合ったところを聴かせている。 | ||
ハート・オン・ザ・ウォール〜アフリカ系アメリカ人によるアート・ソング集 ロバート・オウエン:ハート・オン・ザ・ウォール / ジュリアス・P.ウィリアムズ:歴史の神話 ロバート・L.モリス:抒情組曲 / ヌケイル・オコイェ:ハリエット・タブマン歌曲集 ルイーズ・トッピン(S) ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮ドヴォルジャークso. | ||
録音:2006年-2007年。クラシック系音楽の分野で活躍するアフリカ系アメリカ人作曲家によるオーケストラ伴奏つき歌曲集をまとめた物。いずれも素朴で力強いメロディと繊細な情感にあふれた生命力のある作品が揃っている。ソプラノのトッピンはアメリカ、ヨーロッパ、日本などで活躍するオペラ歌手。ALBANYにはスティルの歌劇ほか複数の録音があり、このCDのプロデュースも自ら手掛けている。 | ||
スティーヴン・ワイスマン:歌劇「ダークリング」(台本:アンナ・ラヴィノヴィッツ)
M.ヘグルンド(S) ハイ=ティン・チン(Ms) J.ガリソン(T) M.ウーレマン(B,Br) ブライアン・デマリス指揮弦楽四重奏団/他 | ||
ワイスマンはニューヨークを中心に活動する若手作曲家で作曲をデイヴィッド・ラングらに師事した。両大戦間の不況と混迷のアメリカを舞台にしたこの歌劇はアメリカン・オペラ・プロジェクトの委嘱により作曲された。数人の歌手と語り手、それに弦楽四重奏という極めて切り詰められた編成で淡々と進められるモノクロームの人間模様。弦楽四重奏は無調から当時の流行音楽のスタイルまで幅広く取り込む。 | ||
錬金術〜ジャン・クルジウィキ(1948-): 寓話(*)/パルティータ(#)[リン・クロック(バリトンSax;*) フレデリック・T.コーエン(Ob;#) スーザン・ノウィキ(P)]/ 錬金術[マシュー・ベングトソン(P)]/ 5つの詩曲[ジェフリー・カナー(Fl) チャールズ・アブラモヴィッツ(P)]/ 夕べの影に[スーザン・ナルッキ(S) J.ヴィオー(G) 岡浩乃(Vn) レイチェル・ク(Va) ユミ・ケンドール(Vc)] | ||
録音:2007年8月。クルジウィキはフィラデルフィアを中心に作曲のほか、指揮者、教育者として、また音楽祭の企画など多彩な活動を行っている。作風はヨーロッパの前衛に近い位置を保っており、その厳しい姿勢に他のアメリカの作曲家にはない品格が感じられる。声楽曲「夕べの影に」は厳しい表現のなかに象徴主義的なほの暗いロマンティシズムが感じられる傑作。 | ||
フリー・フライング ジョン・スティーヴンス:トロンボーン・ソナタ(2002)(*) / スティーヴ・ラウズ:フライング・ボーイ(2005)(#) フレデリック・スペック:自由落下(*) / スタンリー・フリードマン:トロンボーン・ソナタ(1999)(*) ポウル・ブリンク:トロンボーンとバンドのための変奏曲(+) ブレット・シャスター(Tb) クリスタ・ウォレス=ボーズ(P;*) ルイスヴィル大学金管五重奏団(#) フレデリック・スペック指揮ルイスヴィル大学ウィンド・アンサンブル(+) | ||
シュスターはニュー・イングランド音楽院、アリゾナ州立大学で学び、現在フィラデルフィアを拠点に活動している。ソリストとしてオーケストラとの共演も多く、ルイスヴィル響、サンディエゴ響とも共演。数々のワークショップ、音楽祭にも招かれている。このCDは彼名義の初のソロ・アルバムであり、ピアノ伴奏によるものから大規模なウィンド・アンサンブルを従えたものまでヴァラエティ豊か。 | ||
デイヴィッド・マスランカ(1943-): アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲(*) /リベレーション〔解放〕(#) ポール・ノーレン(アルトSax;*) スティーヴン・K.スティール指揮 イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー(*)、イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ(#) | ||
(*)は5楽章からなる大作で各楽章には1:歌「地上の炎」/2:間奏曲「明るい窓、あなたの夜は星に満たされ」/3:歌「親愛なるイエス、あなたは私に何をしたのか?」/4:間奏曲「星月夜」/5:歌「人間よ、これを見たことがあるか?」と標題が付けられ、ドラマティックに展開する。(#)は2010年 JWECC(日本管楽合奏指揮者会議)の委嘱作。吹奏楽の機能とダイナミズムを存分に使い切った快作。イリノイ州立大学のウィンド・シンフォニーとシンフォニック・ウィンズは名前とメンバーは違うが、編成はほぼ同じ。 | ||
ブルーノ・スクルテ(1905-1976):歌劇「ヴィルカチーの女相続人」(全5幕)
ダナ・ブラマネ(S) アルマンドス・シリンシュ(B) ライモンドス・ブラマニス(T) グンタルス・ルンギス(T)他 アンドレイス・ヤンソンス指揮ラトヴィア国立歌劇場o.&cho. | ||
収録:2011年6月3日、ラトヴィア国立歌劇場、世界初演時ライヴ。NTSC|16:9|カラー|ステレオ|DVD-5|98min。スクルテはウクライナのキーウ〔キエフ〕出身の作曲家で後にラトヴィアへ移住、ラトヴィア音楽院で作曲をヤーゼプス・ヴィートルスに学んだ。1949年にアメリカへ移住し、教会のオルガン奏者、合唱指揮者としても活動した。弟のアードルフス・スクルテも、作曲家。ニューヨークのブルックリンで死去した。「ヴィルカチーの女相続人」はラトヴィアの民話を題材にした歌劇で、先に別録音がCDでも発売になっていた(TROY-944/45)。作風は初期ワーグナーから印象派、後期ロマン派、ロシア国民楽派まで19世紀音楽の諸語法が折衷、ラトヴィア民謡もたくさん取り入れられて親しみやすい。もともと未完成で残されたが、作曲者生誕100年を機に研究者によって補作完成された。プッチーニの「ラ・ボエーム」ばりの美しい旋律、ディーリアスを思わせる華麗な和声もたびたび現れ、19世紀ロマン・オペラ、北欧音楽ファンにお薦め。 | ||
フランスとの対話〜フランスのホルン名曲集 ウジェーヌ・ボザ:森の中 Op.40 / グノー/ダニエル・ブルグ編曲:6つのメロディ フランセ:オクターヴのカノン / デュカ:ヴィラネル / プーランク:悲歌「デニス・ブレインの追憶に」 サン=サーンス:演奏会用小品 Op.94 / マラン・マレ:バスク バーナード・スカリー(Hr) ジョアン・ミネッティ(P) | ||
録音:2011年、ミネアポリス。バーナード・スカリーはカナディアン・ブラスのメンバーや、セント・ポール室内o.の首席奏者を勤め、その他にもシカゴ響、サン・フランシスコ響、NYPの公演にも度々参加している。フランスの近代作品を中心に艶のある音色を聴かせている。 | ||
ナローン・プランチャルーン(1973-): ささやき[ニューイヤー・コンテンポラリー室内アンサンブル]/ 天と地の間[J.ボージャ(Fl) J.マキガン(P)]/アンタカラーナ[M.ホール(Va)]/ ベンチャロング[J.ボージャ(Fl) B.ギター(Vc) B.キンセラ(P)]/ ヴァダナ[第3の天使新音楽アンサンブル]/ マントラ[J.サンペン(S.Sax) B.モス指揮リング・グリーン州立大学ウインド・シンフォニー] | ||
制作:2012年。タイ出身で現在アメリカを中心に活躍しているプランチャルーンによるALBANYへの2枚目のアルバム。これまでにツェムリンスキー国際作曲コンクール、入野賞、武満徹作曲賞に入賞している。作風は作品によって様々でヨーロッパ前衛の手法で書かれたものからアジアの民族音楽を現代の視点から組みなおしたものまで多様。20世紀後半の現代音楽の諸技法を吸収しバランスよく作品に生かしている。ソプラノ・サックスと吹奏楽のための「マントラ」はラヴェルとストラヴィンスキー、さらには伊福部昭を東南アジア風にリミックスしたような作品で吹奏楽の新しいレパートリーとして注目に値する。 | ||
イーヴァン・マック:歌劇「アマゾンの天使」
ケイトリン・メーセス、ホセ・ルビオ、マイケル・アームストリング・バー(Vo)他多数 マーラ・ウォルドマン指揮イオニザシオン新音楽アンサンブル | ||
マック(生年不詳)はアメリカの作曲家、ピアニストでシンシナティ大学で学んだ後、シンシナティ響などで演奏活動の傍ら作曲活動に入る。この「アマゾンの天使」はボストン・メトロ・オペラ・メイン・ステージ賞を受賞した彼の出世作。作風は穏健な室内オペラで劇中にはミュージカルに近いナンバーもある。 | ||
ホルンのための室内楽曲集 ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40 (*) / モーツァルト:ホルン五重奏曲 K.407 (#) ベートーヴェン:2つのホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲 Op.81b (+) シューベルト:「流れの上で」Op.post119, D.943 (**) リチャード・キング(Hr) エイミー・リー(Vn;*/+) オリ・シャハム(P;*/**) 佐藤マリ(Vn;#/+) リン・ラムゼイ(Va;#/+) スタンリー・コノプカ(Va;#) ジュリー・マイヤーズ・キング(P;#) ジェシー・マコーミック(Hr;+) ポール・クシウス(Va;+) ジュンユン・オー(S;**) | ||
録音:2011年5月-6月。リチャード・キングはクリーヴランド管の首席ホルン奏者。ソリストとして東京so.とも共演したことがあり、日本でもコンサート、マスター・クラス開講を行い人気がある。ここではホルンを中心にすえたお馴染みの名曲を集めた。その甘い音色はクリーヴランド管の首席に恥じない名演奏。 | ||
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):歌劇「占い師」
エイミー・マップルス、スティーヴン・フォーク/他 スティーヴン・バイエス指揮オハイオ・ライト・オペラ | ||
ハーバートはアイルランド出身で後にアメリカに帰化し、当時ライト・オペラと呼ばれた創成期のミュージカルの基礎を築いた重要な作曲家。チェロ奏者としてヨハン・シュトラウスIIの楽団に在籍しシュトラウスのスタイルを吸収し後に自分の音楽へ昇華させる。ハーバートのチェロ協奏曲はドヴォルジャークに霊感を与え、チェロ協奏曲作曲を決心させたとも言われている。しっかりとした構成と美しい旋律と管弦楽法は今聴いても色褪せない。オペラ・ファン、ミュージカル・ファンはぜひ。 | ||
天使と悪魔〜チューバのための作品集 アルフレッド・リード:二重奏のファンタジア / バーバラ・ヨーク:天使のためのエレジー ジョン・スティーヴンス:サルヴェ・ヴェネーレ、サルヴェ・マルテ / シューマン:異郷にて ブラームス:永遠の愛を、歌の調べのように / ファーラー・フェラン:堕ちた天使のソナタ ジェイムズ・グラント:ワルツ・フォー・ベッツ / アンソニー・プロッグ:3つの細密画 エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ / ジェイムズ・ミードア:黙示録的声 ニルセン:カント・セリオーソ / ティム・バズビー:チューバ吹きの伝説 ティム・バズビー(Tu) フェイス・デボウ(P) | ||
録音:2010年7月。吹奏楽関係者の間では有名なチューバ奏者ティム〔ティモシー〕・バズビーは前回も古今のオーケストラ名曲のトロンボーン・チューバ・パートだけを集めたCD(TROY-1282)で話題となったが、こちらはチューバのためのオリジナル作品(一部編曲物あり)を中心にしたアルバム。バズビーは最近メルボルン響の首席チューバ奏者に就任した他、ソリストとしても各国のオーケストラを共演し活動の幅を広げている。 | ||
回想〜アメリカのフルート音楽 ジョセフ・シュワントナー:回想(2009) (*) / エリオット・カーター:私は風に描く(1991) ドナルド・マルティーノ:クォドリベッツ(1954) / ロバート・ディック:魚は跳ね上がる(1999) ヴィンセント・パーシケッティ:寓話(アルトフルートのための)(1965) ロバート・ビーサー:水の中で自分自身を賞賛する老人(1986) (*) バーバー:カンツォーネ(1959) (*) / ジョセフ・シュワントナー:黒いイソギンチャク(1982) (*) レナード・ギャリソン(Fl) ジェイ・マウチェリー(P;*) | ||
録音:2011年5月。ギャリソンはワラ・ワラ響の首席フルート奏者で、モンタナ・レッド・ロッジ音楽祭の音楽監督を務め、ソリストとしてはシカゴ響とも共演したことがある実力派。20世紀の様々な傾向のフルート作品を収録。 | ||
クラリネット・コレクティヴ レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-1994):6つの音楽的エチュード(1955) (*) フランク・ウィリー(1949-):起動と精霊の踊り(2000) アラン・ストート(1932-):ムーヴメント(2000) (#) マリー・アン・グリーブリング(1936-):四大元素(+) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ClとPのための編曲版)(+) / 4つの歌曲(Clと弦楽四重奏のための編曲版)(#) ケント・ケンナン(1913-2003):哀歌 モーツァルト:4つの教会ソナタ(Cl、木管八重奏とコントラバスのための版)(**) デニス・ナイグレン(Cl) ジェリー・ワン(P;+) ワイン・ゴーダー指揮(*/**) ガロワ・モンブラン・アンサンブル(*)、モーツァルト・アンサンブル(**) エイデンSQ(#) | ||
ナイグレンはミシガン州立大学で学び、現在ケント州立大学でクラリネットの教授を行う傍ら、主にソリストとして吹奏楽の分野で活躍し近現代の作品の演奏に定評がある。本CDでは特にドビュッシーにおける彼の極めて繊細な表現に驚かされる。 | ||
サリヴァン(1842-1900):喜歌劇「ペンザンスの海賊」
ニコラス・ウーアーマン、カーラ・ヒューズ、スティーヴン・フォーク、テッド・クリストファー/他 J.リン・トンプソン指揮オハイオ・ライト・オペラ | ||
イギリスの喜歌劇作曲家アーサー・サリヴァンの代表作で1879年、作曲者自身の指揮でニューヨークの五番街劇場で初演され、今日のいわゆるミュージカルの祖となった。孤児の集団で作られた海賊たちとやたら人のよい船長たちが出会う人々との涙あり笑いありのラヴ・コメディ。親しみやすい楽しい旋律満載で今日いまだ根強い人気を誇っている名作。オハイオ・ライト・オペラの歌手たちの安定した歌唱で思わず引き込まれる。 | ||
エヴリウェア・エンタングルド ブレーク・ウィルキンス(1965-):蛇との踊り / クリストファー・ディーン(1957-):たてがみのスクロール エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン / スティーヴン・ゴーボス(1978-):プッシュ スティーヴン・A.テイラー(1965-):エヴリウェア・エンタングルド / 後藤洋(1958-):見えざる者が通り過ぎる スティーヴン・ハートキ(1952-):パーコレーション・プロセスズ デイヴィッド・クラム(1962-):キネティクス / ジャスティン・メリット(1975-):疾風怒濤 ブレーク・ウィルキンス指揮ヒューストン大学打楽器アンサンブル | ||
録音:2011年5月。打楽器アンサンブルの古典的名作ヴァレーズのイオニザシオンから最新の作品までを収録。新ロマン主義なもの、ラテン的なノリのよいもの、ミニマル・ミュージック風なものまで多種多様。 | ||
ジョージ・ウォーカー(1922-):偉大なるアメリカの管弦楽曲作品集 Vol.3 軌道上のイカルス(*)/ピアノ協奏曲(#)/「アブ」〜語りと室内アンサンブルのための(+)/ 「対話」〜チェロとオーケストラのための(**)/ 「ダ・カメラ」〜ピアノ三重奏とハープ、チェレスタ、弦楽と打楽器のための(##) イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ダ・カメラ(*/##)、シンフォニア・ヴァルソヴィア(#/**) ロチェリー・セネット(P;#/+/##) R.ヘレーラ、Y.G.レッドマン(語り;+) シェルバン・ルプー(Vn;+/##) ブランドン・ヴェイモス(Vc;+/##) ディミトリ・コウゾフ(Vc;**) | ||
録音:2011年5月、アーバナ、イリノイ州(*/+/##) /2010年12月、ワルシャワ、ポーランド(#/**)。ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人の現代音楽作曲家でピアノをルドルフ・ゼルキンに、作曲をサミュエル・バーバーに師事した経歴を持つ。1996年にピューリッツァー賞を受賞、多くの作品を発表しており、作品はボストン響、NYP、クリーヴランド管などメジャーo.で度々取り上げられている。作品はヒンデミットからシェーンベルク、バルトーク、メシアンあたりまでのスタイルをバランスよく取り入れた保守的で手堅く書かれた現代音楽といった印象を与える。ルーマニアの名手シェルバン・ルプーやパシフィカSQのB.ヴェイモスも参加している。 | ||
リジェネシス〜再生の音楽 アンソニー・プロッグ:コンチェルト2010 (2010) (*) アルフレッド・リード: ワーグナーのポラッツィの主題による変奏曲(1983) デイヴィッド・マスランカ:交響曲第8番(2008) |
ボビー・R.フランシス指揮 テキサス・クリスティアン大学 ウィンド・シンフォニー アメリカン・ブラス五重奏団(*) | |
吹奏楽では名作と言われるリード作品とマスランカの大作に加え、プロッグの最新作。 | ||
幻影 ジム・テリート:ファンファーレ「1クロニクルズ13:8」 / ジェイソン・ノーブル:ドッペル・ポリティーク リチャード・ロドニー・ベネット:トランペット協奏曲〜第2楽章「マイルス・デイヴィスへのエレジー」(*) 後藤洋:ラクリメ / アーネスト・トムリンソン:イギリスのフォーク・ダンス組曲 アンソニー・イアナコン:幻影 ショーン・スパイサー(Tp;*) コリーン・リチャードソン指揮 ウェスタン・オンタリオ大学ウィンド・アンサンブル | ||
録音:2007年-2010年。ウェスタン・オンタリオ大学ウィンド・アンサンブルは1980年代に結成され、カナダで有数のウィンド・アンサンブルとして目されている。イギリスの巨匠リチャード・ロドニー・ベネットの「マイルス・デイヴィスへのエレジー」はモダーン・ジャズのテイスト満載の物悲しくも都会的でお洒落な秀作。 | ||
おお地球よ、おお星々よ デイヴィッド・マスランカ:おお地球よ、おお星々よ(*) / カルロス・フランツェッティ:交響曲第3番 スティーヴン・K.スティール指揮イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー キンバリー・マクカウル・ライジンガー(Fl;*) エイドリアーナ・ランソム(Vc;*) | ||
吹奏楽の巨匠デイヴィッド・マスランカの「おお地球よ、おお星々よ」はフルートとチェロと吹奏楽のための二重協奏曲で主題をバッハのコラール「イエスよ、わが喜び」から取っている。荘厳な出だしの後、主題が提示され、その後、ミニマルに近い展開で進む様子はマイケル・ナイマンを思わせる。カルロス・フランツェッティはジャズのアーティストとして著名だが、作曲家としては主に映画音楽の世界で活躍しておりグラミー賞を何度も受賞している。アクション映画のサウンド・トラックを思わせる快活な交響曲。 | ||
減少する半径〜トロンボーンのための幻想曲集 ローベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.73 / シギスムント・ストヨフスキ:幻想曲 Op.27 ロジェ・ブトリ:ファンタジア / エリザベス・ローム:トロンボーンのための幻想曲 ポール・クレストン:ファンタジーOp.42 / カレブ・バーハンズ:ファンタジー リック・スタウト(Tb) クリスティーナ・ダール(P) | ||
録音:2011年6月。ファンタジーと名づけられた作品ばかりを集めた一枚。トロンボーンのリック〔リチャード〕・スタウトは2000年以来、クリーヴランド管のメンバーを勤める一方、ソロ活動にも力を入れている俊英。柔らかな音色と大らかな歌い回しが見事。 | ||
ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.4 ジョセフ・タリン(1947-):ステートメンツ / メリンダ・ワグナー(1957-):親指の月 ライアン・フランシス(1981):トリオ / グィネス:ウォーカー(1947-):フル・サークル(*) スンビン・キム(1989-):旋風 / マシュー・ハルパー(1966-):トリオ アマンダ・ハーバーグ(1973-):パリサデでバード・ウォッチング(*) マーニ・ニクソン(語り;*) パリサデ・ヴィルトゥオージ [マーガレット・スウィンコスキ(Fl) ドナルド・モクリンスキ(Cl) ロン・レヴィ(P)] | ||
録音:2011年7月。パリサデ・ヴィルトゥオージは2003年に結成されたグループでニューヨーク、ニュージャージーを中心に活動しており、多くの作曲家に作品を委嘱し初演している。本CDは典型的な前衛書法によるものからコープランド風の抒情的な作品、民族音楽をモティーフとしたものまで多様。 | ||
ジョセフ・サマー:弦楽四重奏曲 ハ長調「分かれた小道のある庭」 〔ピエール・メナール:ドン・キホーテの作者/シェイクスピアの記憶/ 過ぎ去った過去への賛美/ハーバート・カインの作品考察/バベルの図書室〕 カルミアSQ | ||
録音:2011年5月。ジョセフ・サマーはアメリカの中堅作曲家。「分かれた小道のある庭」は文学に因んだタイトルが付けられた5つの楽章からなる大作。近代イギリスの作曲家(ヴォーン・ウィリアムズやブリテンなど)か、はたまたラヴェルを思わせる近代的な抒情性を持った弦楽四重奏曲。 | ||
コロンビア・セッション プーランク(1899-1963)/クレヴィストン編曲:フルート・ソナタOp.164(サックス版) デルヴァンクール(1888-1954):クロカンブッシュ / ヴィラ=ロボス(1887-1959):ファンタジアOp.630 ドロシー・チャン(1970-):2つの前奏曲 / ウィリアム・ボルコム(1938-):演奏会用組曲 クリストファー・クレヴィストン(ソプラノSax/アルトSax) ハンナ・グルーバー(P) | ||
録音:2011年6月。クリストファー・クレヴィストンはアンドレ・プレヴィン、ネーメ・ヤルヴィらと共演する一方、ジャズ・プレイヤーとしても確固とした地位を築いている。20世紀前半のフランスのキッチュでお洒落な雰囲気が楽しいプーランクとデルヴァンクール、ラテンとモダーンが程よく融合したヴィラ=ロボスが聞き物。 | ||
スレッド〜モリー・モルコスキ、ピアノ・リサイタル ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126 / ウォーリネン:ブルー・バンブーラ ショパン:バラード ヘ短調 Op.52 / ルイ・アンドリーセン:トッカータ「モローの印象」 ジョン・アダムズ:チャイナ・ゲイツ / プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 Op.28 モリー・モルコスキ(P) | ||
録音:2007年5月、マンハッタン。モリー・モルコスキはクラシックのレパートリーのみならず、現代の作曲家たちとも親しくコラボレーションし、これまでにジョン・アダムズ、ルイ・アンドリーセン、デル・トレディチ、スティーヴ・ライヒらの作品を数多く演奏している。澄み切った音色と繊細なタッチはドビュッシーやラヴェル、現代音楽に最適と思われるが、そんなタッチで弾かれるベートーヴェンは新鮮。 | ||
キネシス〜フルートとハープを中心とした近現代音楽 カタリスト〔触媒〕[ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル]/ 収束[シグナス〔Fl、Vn、Vc、G〕]/月の入り第1番[L.ラーソン(S) R.マクダウエル(Cl)]/ 黄金〜朱色/キネシス[ダ・カーポ・チェンバー・プレイヤーズ O.フェイダー(G) モメンタSQ] | ||
録音:2010年4月。グレイザーはニューヨーク出身の作曲家。典型的な東海岸のアカデミズムの流れの中にあり、基本技法はセリエリズムであるが、限られた楽器のなかでの独創的な音色の変化や思いがけない音響効果に新鮮な驚き。 | ||
オーゲンブリック〔瞬間〕 クリストファー・スターク(1980-):オーゲンブリック / ライアン・ギャラガー(1984-):エクソシズム(*) ザカリー・ウォズワース(1983-):「ア・シンフォニー・オブ・グランセズ」〜第2楽章「荒涼たる星の路を下る」 キャスリーン・リフタ(1981-):アウト・ラウド / 伊藤琢磨(1984-):デイ・ドリームズ ジェシー・ジョーンズ(1978-):スルー・ザ・ヴェイル デレク・ロディ(ドラムセット;*) シンシア・ジョンストン・ターナー指揮コーネル大学ウインド・アンサンブル | ||
録音:2008年-2011年、コーネル大学。コーネル大学ウインド・アンサンブルが委嘱初演した若手作曲家の作品集。アメリカ在住の日本人作曲家 伊藤琢磨はモートン・グールド賞を4回受賞した他、数々の賞を受賞。その他、次世代の吹奏楽界を担う新進気鋭の作曲家たちの作品を収録。 | ||
ブラック・スワンの歌〜フルートとハープを中心とした近現代音楽 ギャレス・ファー(1968-):ターヘケ(2002) / シェーファー・マホニー(1968-):輝く河(2007/08) セザール・ヴィヴァンコ(1949-):アンデス山脈の幻想曲 スーザン・マクドナルド(1935-)/リンダ・ウッド・ロロ(1945-):ハープのための俳句(1985) より(6曲) ケント・ケナン(1913-2003):夜の孤独(1936) / レイノルド・タープ(1973-):茂み ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915) (*) ジョン・ケージ(1912-92):風景の中で〜ハープのための(1948) ヴィラ=ロボス(1887-1956):黒鳥の歌(1916) / ニルセン(1865-1931):霧が上る(1920) アレセイア・デュオ[ジョナサン・キーブル(Fl) アン・ユン(Hp)] マスミ・ペーア・ロスタッド(Va;*) | ||
録音:2010年12月。ドビュッシーのフルート、ヴィオラとハープのためのソナタをプログラムの核としてフルート、ハープを中心とした近現代作品を収録。これに武満のいくつかの作品を加えたら完璧なのだが、残念ながら未収録。アレセリア・デュオは2002年に結成され、以後、ヨーロッパ、アジア、北アメリカで活動している。ヴィヴァンコの「アンデス山脈の幻想曲」では有名なアンデス民謡「コンドルは飛んでゆく」に基づく幻想曲で楽しめる。 | ||
アレン・ショーン(1948-):ピアノ作品集 Vol.3 ピアノ・ソナタ(*)〔第1番(1982) /第4番(2009) 〕/リコレクションズ(1998) (#) /Yための夜想曲(2001) (+) アレン・ショーン(P;*) ダニエル・エプステイン(P;#) 佐藤よしこ(P;+) | ||
録音:2010年。アレン・ショーンはハーバード大学で学んだ後、パリでナディア・ブーランジェにも師事した。無調と種々の旋法を程よくミックスした独自の無調様式でアメリカらしい明朗な抒情を表現している。 | ||
マーク・G.グラント:作品集 ソプラノと室内アンサンブルのためのメロドラマ「オート・ダ・フェ」 [キャロル・ウィルソン(S) ポール・ホステッター指揮アンサンブル]/ アルバ〜暁に恋人は旅立つ[ホルヘ・カバレロ(G)]/鳥の楽園[リディア・カヴィーナ(テレミン)]/ 2人のソプラノとピアノのための「光の書」 [シャーラ・ナフジガー、エリザベス・ファーナム(S) スティーヴン・ゴスリング(P)] | ||
録音:2009年-2011年。マーク・G.グラントはニューヨーク出身で、イーストマン音楽院に学んだ後、ジュリアード音楽院でさらに研鑽をつんだ。アメリカ東部の作曲家特有の保守的で穏健な作風にポピュラー音楽の要素も加えられた幅広い作風が特徴。「鳥の楽園」は現代曲では珍しいテレミン独奏のための曲。 | ||
キャシディ・プレイズ・ドビュッシー、モーツァルト、ヌーン ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻 / モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ハ短調 K.475 デイヴィッド・ヌーン(1946-):エレジー・ヴァリエーションズ Op.97 ロバート・キャシディ(P) | ||
録音:2011年6月。キャシディはマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキとマーク・シルバーマンに師事。古典から現代までレパートリーは幅広く、特にアメリカの作曲家と盛んにコラボレーションし初演作品も数多い。 | ||
ハートランドより カーク・L.メシェム(1925-):4つの歌 / トーマス・パサティエリ(1945-):オスカー・ワイルドの3つの詩 ドミニク・アルジェント(1927-):ペトラルカの歌 / ティモシー・ヘックマン(1954-):それは恋人と若者だった(*) カーク・L.メシェム:ハートランドより ロバート・ピーヴラー(Br) アーリーン・シュラット(P) アリッサ・ディーター(S;*) | ||
録音:2011年8月。ピーヴラーはミシガン大学で学び、現在はインディアナ大学で後進の指導にもあたっている。作品はコープランド、バーバーなど思い起こさせるアメリカの保守的な作曲家特有のロマンティシズムに溢れている。アルバム・タイトルの「ハートランドより」というのが的を得ている、懐かしい響きの作品揃い。 | ||
時のもうひとつの側面〜ブライアン・フェネリー(1937-): 弦楽のための「シゴル」 〔夢と幻想/フーガ〕[ジョエル・エリック・スーベン指揮モラヴィアpo.]/ 協奏的幻想曲[デュオ・パルナス(Vn/Vc) デイヴィッド・ズベイ指揮 IU 〔インディアナ大学〕新音楽アンサンブル]/ トロープスとエコー[ジーン・コペルド(Cl) ルイス・カーチン指揮ワシントン・スクエア・アンサンブル]/ 必然 III [クリス・ゲッカー(Tp) リタ・スローン(P)]/ 時のもうひとつの側面[チャールズ・ペルツ指揮ニュー・イングランド音楽院ウィンド・アンサンブル] | ||
録音:2008年-2011年。フェネリーはイェール大学でガンサー・シュラーらに師事。12音技法を中心にしたヨーロッパ寄りの厳格な技法の中に仄かな調性臭を漂わせるあたりはベルクと深い近親性がある。セリーで書かれていながら、朗々とした旋律をチェロに歌わせたりと、20世紀の手法を使いながらロマンティックな側面を持つ。 | ||
クロック・ワーク〜セバスティアン・キュリアー:ヴァイオリン作品集 クロック・ワーク〔時計仕掛け〕/エンタングルメント〔もつれあい〕/アフター・ソング イェホナタン・ベリック(Vn) ローラ・メルトン(P) | ||
録音:2010年12月。セバスティアン・キュリアーはアメリカの中堅作曲家で、これまでにグロウマイヤー賞、ベルリン賞、ローマ賞など数々の賞を受賞。作品はサン・フランシスコ響、NYP、クロノスQによって盛んに演奏されている。作風は自由な無調とモードを用いた硬質のリリシズムを特徴としている。アメリカ東海岸の冬の灰色の空を思わせるメランコリーに溢れた音楽。 | ||
ハロルド・ブラウン(1909-1979): 弦楽四重奏曲第1番(1932) /弦楽五重奏曲(1935) (*) /弦楽四重奏曲(1930) テッセラSQ ルイーズ・シュルマン(Va;*) | ||
録音:2011年5月。ハロルド・ブラウンはニューヨーク出身でヴィオラ奏者でもあった。作曲はコープランド、ネッド・ローレムに師事、自ら弦楽奏者であるため、弦楽器を中心とした作品を数多く発表した。作風はバルトーク、プロコフィエフらを思わせ、活き活きとしたリズムと都会的なロマンティシズムが共存する。 | ||
光と天使たちの歌〜アーノルド・ロスナー(1945-):歌曲集 詩篇第23番 Op.22 /去り行く光 Op.55 /3つのエレジー Op.58 /不安な女性へのミンストレル Op.77 / 「9の年代記」Op.81 〜汝の手/悲しげなハーモニー Op.85 /光と天使たちの歌 Op.90 / ポセイドン Op.96 /歌とソネット Op.108 /鋭い星々 Op.111 /厳粛な出会い Op.116 /ファイヴ Op.120 エリザベス・ファーナム(S) ドミニク・インファーレラ(Br) M.カンプマイヤー(P) ジェフリー・グロスマン(Cemb) ジョナサン・グッドマン(T) ダニエル・グラボイス(Hr) | ||
録音:2010年8月。ロスナーはニューヨーク出身で数学を専攻した後に作曲に転向。作曲をアンリ・プッスールらに師事した。作風は新古典主義ともいうべき穏健なもの、聖書や宗教的題材をテキストに使っている。 | ||
ロベルト・ザビエル・ロドリゲス(1946-):チェロとピアノのための作品全集 サンバで誘惑(2006) /仮面(1993) /アーサ(1990) /寓話I(1977) /ル・ラ・ベアー(1990) ヘスス・カストロ=バルビ(Vc) グロリア・リン(P) | ||
録音:2010年。ロベルト・ザビエル・ロドリゲスはサンアントニオ出身でロサンゼルスで学んだ後、渡欧、N.ブーランジェ、ブルーノ・マデルナ、エリオット・カーターらに作曲を師事した。作風は出身地と出自(スペイン系アメリカ人)を反映し、ラテン的で情熱的なリズムを特徴とし、現代のファリャ、アルベニスといった趣き。 | ||
バーナード・ホッファー(1934-):管弦楽楽曲集 マックネイル/レーラー変奏曲/ 友人のためのエレジー(*)/ ヴァイオリンと弦楽のためのエレジー(#)/ ポーセット=ダート交響曲 |
リチャード・ピットマン指揮 アイルランド国立放送(RTE)so. デボラ・クリフォード (イングリッシュHr;*) アラン・スメイル(Vn;#) | |
録音:2011年6月、ダブリン。ホッファーはスイス、チューリヒ出身。渡米してイーストマン音楽院で学んだ。主にテレビ、映画、コマーシャルの音楽を手がけ、指揮者、アレンジャーとしても活躍している。作風はそうした経歴を反映して様々なスタイルを折衷、駆使してエンタータイメント性を追求した肩の凝らない親しみやすい音楽。 | ||
素晴らしき愛〜オルガンのための新しい音楽 パトリシア・ヴァン・ネス(1951-):7人の祈り人のための田園組曲 ジム・ダルトン(1957-):G.F.Hのためのセスティーナ / ティム・ロゼーナ(1953-2008):前奏曲とフーガ アル・ベナー(1955-):前奏曲とフーガ / トマス・オーベリ(1952-):幻想曲 イ短調 ハロルド・ストーヴァー(1946-):シシリアーナ / ペーテル・マチャイディク(1961-):光の七つの色の上で カーソン・クーマン(Org) | ||
録音:2010年。アメリカの中堅からベテランの作曲家によるオルガン曲。全て2000年以降に作曲されているにも関わらず、作風は極めて穏健でバロックから19世紀半ばから20世紀初頭にかけての音楽と見紛うほどの抒情性と親しみやすさを持っている。演奏は作曲家としても活躍しているカーソン・クーマン。 | ||
アンドルー・アール・シンプソン:結婚オラトリオ「星の王冠」(2006/10) / シュニトケ:レクイエム(1975)
リサ・エドワーズ=バーズ(S) ジョセフ・ディートリッチ(T) ジゼル・ベッカー指揮カンターテ室内cho.、メリーランド州少年cho. | ||
録音:2011年3月。アンドルー・アール・シンプソンはアメリカの中堅作曲家で映画音楽、オペラなど多くの作品を手がけている。「星の王冠」はブロードウェイ・ミュージカルに近い雰囲気を持つ佳作でバーンスタインのチチェスター詩篇を思わせる楽しい作品。シュニトケは作曲者40代の脂の乗り切った時期の傑作。 | ||
リトル・ヘヴン〜ロウエル・リーバーマン(1961-):歌曲集 ネリー・サックの詩による6つの歌曲集/ストウェルピーター歌曲集(*) /アパラチア山地の愛の歌曲集(#) ブレンダ・レエ(S) ウィリアム・ホッブス(P) エドワード・クローマン(Va;*) ジョン・ハンコック(Br;#) ジョン・マスト(P2;#) | ||
録音:2011年3月。ロウエル・リーバーマンはニューヨーク出身で16歳で自作のピアノ・ソナタを弾いてカーネギー・ホール・デビューを果たしたという。ジュリアード音楽院でデイヴィッド・ダイアモンドとヴィンセント・パーシケッティに師事した。自由な無調と調性を折衷した現代の乾いた叙情を聴かせる秀作歌曲。 | ||
デイヴィッド・マスランカ(1943-):交響曲第9番(2012)
ジョン・コッチ(語り) スティーヴン・K.スティール指揮イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー | ||
同団体による好評の吹奏楽界の巨匠「マスランカ:交響曲シリーズ」最新作。既出:第2番(TROY-996) 、第3番(TROY-1203) 、第4番(TROY-774-75) 、第5番(TROY-500)、第7番(TROY-821)、第8番(TROY-1132)〔第6番は管弦楽のための交響曲(TROY-859))。第9番は JWECC〔日本管楽指揮者会議〕で共同委嘱された作品で、時間や自然をテーマとし、全体で70分を超える。また各楽章に様々なコラールや歌(某カメラのCMで有名なメロディも)が引用されている。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304 / シェーンベルク:幻想曲 Op.47 ジョージ・パール:トリプティーク / シューベルト:ロンドOp.70 D.895 E.カーター:無伴奏ヴァイオリンのための4つのラウダ フランチェスカ・アンデレッグ(Vn) ブレント・ファンダーバーク(P) | ||
録音:2011年1月。フランチェスカ・アンデレッグは現代音楽を得意としている若手で、2007年にリゲティのヴァイオリン協奏曲でニューヨーク・デビューを果たした。そのほか、エリオット・カーターのオペラ「次は何?」の初演に参加、意欲的な活動を行っている。このディスクでもシェーンベルク、カーターなどで精緻で感性の鋭い演奏を聴かせているが、その一方、モーツァルト、シューベルトでの抒情的な旋律の歌いまわしなど、その幅広い芸風に今後の更なる活躍が期待される。 | ||
エドワード・コリンズ(1886-1951)の音楽 アイルランド民謡による変奏曲/黒人霊歌集/6つの性格的ワルツ集 Op.18 〜Nos.5, 3, 4, 1 /風変わりなワルツ/ カウボーイの挫折/タンゴ/パッサカリア[アール・ワイルド(P)]/弦楽四重奏曲第1番〜楽しいアレグロ[マンハッタンSQ]/ 6つの性格的ワルツ集 Op.18 〜Nos.1, 2, 4, 6 /タンゴ/カウボーイの挫折[グンナー・ヨハンセン(P)]/ マルディ・グラ/演奏会小品(ピアノ協奏曲第2番)/悲劇的序曲/優雅なワルツ[レスリー・スティフェルマン(P) マリン・オールソップ指揮コンコーディアo.]/ピアノ協奏曲〔第3番/第1番〕交響曲 ロ短調「大地は我々を待っている」/ アイルランド狂詩曲「ヒルベニア」/デイヴィッドはハープを弾く/ラメントとジグ[ウィリアム・ウォルフラム(P) マリン・オールソップ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo.]/アラベスク[フランク・アーモンド(Vn) ジェフリー・サイクス(P)]/水仙/松/森の奥の湖/落ち葉の死/蝶々/マグダレーヌ/小さき子に/C.H.Sへの祈り [エリザベス・ブッチェリ(P)パトリス・マイケルズ(S)]/祈り[ジェフリー・サイクス(P)バリー・カープ(Vc)]/ 色あせた紫/柔らかな声が死んだ時の音楽/霧/バヤデール[エリザベス・ブッチェリ(P)パトリス・マイケルズ(S)]/ チェロとピアノのための組曲[バリー・カープ(Vc)]/パイプ吹き/アナベル・リー/歌と泡/アイルランド民謡による変奏曲/ 独唱、合唱と管弦楽のための「大地への賛歌」/カウボーイの挫折[ジェニ・バーン(S)ジェーン・アーウィン(Ms) ピーター・オーティ(T)ワディントン(B)オールソップ指揮スコティッシュ・ナショナルo.&cho.]/アイルランド狂詩曲/ バレエ組曲「赤死病の仮面」/セット・オブ・フォー[オールソップ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo.]/ 夜想曲/エチュード[アンナ・ポロンスキー(P)]/年は春に再び巡ってくる/六月の夜[パトリス・マイケルズ(S) アンナ・ポロンスキー(P)]/ピアノ三重奏曲[サスマン・アルバース・ポロンスキー三重奏団]/4つのワルツ Op.15/ 6つの性格的ワルツ Op.15 〜 Nos.2, 6/フレデリク・フランソワ/ジェリコの戦い/The5:48[ジェフリー・サイクス(P)]/ 歌劇「南部の娘」[コールマン=ライト(Br)ミルン(S)他 マリン・オールソップ指揮スコティッシュ・ナショナルo.]/ ヴァイオリン・ソナタ Op.2/14/アラベスク[アルノー・ススマン(Vn)アンナ・ポロンスキー(P)]/ 黒人の主題による変奏曲/アイルランドの主題による変奏曲/カノン/6つのカノン的テクニカル・スタント [アンナ・ポロンスキー(P)]/「誰が言えるの?」(オペレッタからの歌曲) [パトリス・マイケルズ(S)アンナ・ポロンスキー(P)]/6つの性格的ワルツ Op.18[ウィリアム・ブラウニング(P)] | ||
エドワード・ジョゼフ・コリンズはアメリカの作曲家。イリノイ州出身で20世紀初頭にベルリンに留学し、作曲をブルッフとフンパーディンクに師事し、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしても活躍した。しっかりとしたドイツ流の音楽教育を受けたものの、彼の音楽はむしろイギリス近代音楽との近似性が聴き取れ、特にアイルランド民謡、黒人音楽を好み、そうした旋律素材に印象派的な色彩豊かな和声を施したピアノ曲は時にイギリス田園楽派すなわちディーリアス、モーラン、バックス、アイアランドと見紛うほど。これまで当ALBANYはこの作曲家の作品の録音を続け、そのリヴァイバルに尽力してきたが、このほどそれをまとめて10枚組のボックス・セットとしてまとめた。ピアノのアール・ワイルド、そしてコリンズの作品演奏をライフ・ワークとする巨匠マリン・オールソップなど演奏も一流。 | ||
これが世界だ デイヴィッド・マスランカ(1943-):これが私たちの知る世界だ、大気と呼吸と太陽と高鳴るハートの世界 リビー・ラーセン(1950-):ガベル・パター ルトスワフスキ(1913-1994):2台のピアノのためのパガニーニ変奏曲 カンナム・ピアノ・デュオ[カレン・ビアース、クリストファー・ハーン(P)] ランス・ドレージ、デイヴィッド・ステッフェンス(Perc) | ||
録音:2011年8月。バルトークの名作と同じ編成による2台ピアノと打楽器のための作品集。吹奏楽に多くの傑作を送り出しているマスランカは吹奏楽の世界とはまた違った味わいがあるが、ドラマティックな構成と流麗なメロディ、華麗なハーモニーはまさにマスランカ・ワールド。ラーセンのガベル・パターはミニマル的な要素のある歯切れのよい秀作で、おしまいのルトスワフスキ若き日の作品パガニーニ変奏曲では演奏者の超絶技巧が炸裂し圧倒的な存在感を示す。 | ||
アラン・ブランク(1925-):コントラバスとピアノを伴う歌曲集 ホロコーストからの詩集(*) 〔深淵より/テレジンにて/玩具/人が提案し神が提案する/ Makh Tsu Di Eygelekh /蝶々/カディッシュ〕/ 導入、5つの詩、序奏と結尾(#) キャサリン・シーム(Ms;*) ジェニファー・ミラー(S;#) アンドルー・コーン(Cb) ロバート・シーム(P;*) ロバート・フランケンベリー(P;#) | ||
ヴァイオリニストでもあるアラン・ブランクは、ジュリアード音楽院で学んだ後、ピッツバーグ響でヴァイオリニストとして活動の傍ら、多くの作品を発表している。(*)は第二次大戦中の強制収容所で亡くなった子供の詩と2人のユダヤ人の詩人アブラハム・スツケーベルとイザヤ・シュピーゲルの詩に基づくヒューマニスティックな内容の歌曲集。(#)はジェーン・ケニュオンの詩による、近代フランス音楽を思わせる抒情的な歌曲。 | ||
アニマル・ソングズ〜英・仏・独語の動物寓話集 ラヴェル:博物誌 / レーガー:素朴な歌 Op.76〜6曲 ドナルド・スワン:「フランダースの動物寓話と白鳥」〜3曲 / マイケル・フランダース:怠け者 ドナルド・スワン:野生のイノシシ / デイヴィッド・ゴムパー:動物たち(全9曲) スティーヴン・スワンソン(Br) デイヴィッド・ゴムパー(P) | ||
録音:2011年。動物に因んだ歌曲を集めたアルバム。ラヴェルの「博物誌」を始め、レーガーの有名な歌曲集「素朴な歌」からは子供に関係のある曲が選ばれている。残りの作曲家はアメリカの作曲家と思われ、ミュージカル風の親しみ易い音楽。バリトンのステファン・スワンソンはショルティ、デ・ブルゴス、ライトナーらとも共演経験のあるベテラン歌手で、現代オペラにも定評がある。よく伸びる柔らかなバリトンが情感豊か。 | ||
ジョン・イートン:歌劇「ベンジャミン・バトン数奇な人生」
ジョン・イートン&ポケット・オペラ・プレイヤーズ | ||
制作:2010年、アメリカ音楽 ACA フェスティヴァル、オープニング・イヴェント、ライヴ。「華麗なるギャッツビー」でなどで知られるアメリカの文豪F.スコット・フィッツジェラルドの原作によるオペラ。原作は2008年にハリウッドでデイヴィッド・フィンチャーが映画化、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの共演でも話題となった。物語は20世紀初頭のニューオリンズが舞台。なんと80歳の姿で生まれた赤ん坊ベンジャミン・バトンは歳を取るにつれ日に日に若返ってゆく。オペラの作曲は映画音楽とはもちろん別人によるもので小編成の室内アンサンブルの伴奏に歌手はシュプレッヒ・シュティンメ(シェーンベルク流の語り歌い)で歌う。全体は「月に憑かれたピエロ」に似た表現主義的なカラーで統一されており、原作の持つ暗喩に満ちた幻想的世界に相応しい音楽の創造に成功している。 | ||
時の音〜チャールズ・ベスター(1924-): サイクルズ/「経路」〜夢の呪文シリーズより/迷宮の中へ/時と川の流れ/見つからない扉/ トランペットとエレクトロニクスのためのコンチェルト・ピッコロ より〔前奏曲/幻想曲/オスティナート〕 エリック・バーリン(Tp) マサチューセッツ大学コンピューター・スタジオ(電子音響) | ||
録音:2010年。アメリカの作曲家チャールズ・ベスターは、イェール大学でヒンデミット、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事した。このアルバムは全てトランペット・ソロと電子音響のための作品で、伝統的なトランペットの奏法と、今ではもはやどこか昔なつかしい観のある「ピー・ポポ・ピュルピュル〜」といった電子音響がミックスされている。アンビエント系やエレクトリック・マイルスの好きな人にお薦め。 | ||
ザ・ホルン・オヴ・エリック・ラスク CD1 (*) ヴィルトゥオーゾ・ミュージック (TROY-456) メンデス:ヴァルス・スリアーノ/ホタ / ロッシーニ:前奏曲、主題と変奏 / キュイ:無窮動 C.チェルニー:シューベルトによる幻想曲第1番 Op.339 No.1 / ショパン:ワルツ Op.64 No.1 ヘンデル:変奏を伴うアリア / モンティ:チャルダーシュ / フランセ:オクターブのカノン サン=サーンス:ロマンス Op.36 / マレ:バスク / アーバン:ヴェネチアの謝肉祭による幻想曲と変奏曲 CD2 (*) クラシック・ホルン (TROY-615) シューベルト:ソナチネD.384(原曲:ヴァイオイン) / メンデルスゾーン:無言歌 Op.109 モーツァルト:ソナタKV378(原曲:ヴァイオリン) J.S.バッハ:ソナタBWV1035(原曲:フルート) / シューマン:幻想小曲集 Op.73 CD3 (#) ロマンティック・ホルン協奏曲 (TROY-782) R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 / グリエール:ホルン協奏曲 Op.91 フランツ・シュトラウス:ホルン協奏曲 ハ長調 / R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 CD4 ジャスト・ミー&マイ・ホルン (TROY-903) クロル:賛美 / J.S.バッハ:パルティータ イ短調 BWV.1013 / アントニオウ(1935-):哀歌 パーシケッティ:無伴奏ホルンのための「パラブル」 / C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調 H.562 アヴラム・デイヴィッド:無伴奏ホルン・ソナタ / ケッティング(1935-):イントラーダ CD5 (+) 3人のための音楽(TROY-1228) ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40 / デュボワ:トリオ・カンタービレ ホルブルック:ホルン三重奏曲 ニ長調 Op.28 CD6 (**) モーツァルト:ホルン協奏曲全集(J.ハンフリーズ補筆;*) 〔第1番 ニ長調 K.412 (*) /第2番 変ホ長調 K.417 /第3番 変ホ長調 K.447/第4番 ホ長調 K495〕/ 協奏的ロンド 変ホ長調 K371 (*) /断片 ホ長調 K494a (*) / フランダース&スワン:イル・ウィンド(##) (ホルン協奏曲 K.495の第3楽章ヴォーカル版) CD7 (++) 夜の詩 フランツ・シュトラウス:夜想曲 Op.7 / グラズノフ:夢 / サン=サーンス:演奏会用作品 Op.94 グリエール:4つの小品 Op.35 / デュカ:ヴィラネル / シューマン:アダージョとアレグロ プロスペル・ファン・エーシャウテ(1904-1964):夜の詩 / R.シュトラウス:アンダンテ エリック・ラスク(Hr) ペドヤ・ムジイェヴィチ(P;*) マイケル・スターン指揮IRIS室内o.(#) ジェニファー・フラウチ(Vn;+) スティーヴン・プラッツマン(P;+) リチャード・ステュアート(Vo;##) チャールズ・マッケラス指揮スコットランド室内o.(**) アン・エッパーソン(P;++) | ||
録音:1993年12月(**/##)、1990年4月(++) /他。原盤・前出(ALBANYのアイテムは上記内に記載): TELARC, CD-80367 (**/##) 、Music Heritage Society, MHS-513394 (++)。元クリーヴランドo.の副首席ホルン奏者で、元エンパイヤ・ブラスのメンバー、名人ホルン奏者エリック・ラスクがこれまでに当ALMANYに録音したソロ・アルバムにTELARC音源の名盤「モーツァルトのホルン協奏曲全集」(伴奏:マッケラス)を加え、さらに Musical Heritage Society 音源の初アルバムを加えたコンプリート・ソロ・アルバム全集。 | ||
アメリカの風 スティーヴン・スタッキー(1949-):木管五重奏のためのセレナーデ / ジェニ・ブランドン(1977-):5匹のカエル ブルース・アドルフ(1955-):夜の旅 / エイミー・ビーチ(1867-1944):パストラル ジェニファー・ヒグドン(1962-):秋の音楽 / デイヴィッド・マスランカ(1943-):五重奏曲第4番 ミュージカル・アーツ木管五重奏団 | ||
録音:2011年6月。アメリカの様々な世代の作曲家による木管五重奏曲を収録。スタッキーの「セレナーデ」は現代の語法の中に神秘的なロマンティシズムを湛えた秀作、ジェニ・ブランドンの「5匹のカエル」はコミカルな中にのどかなアメリカの牧草地帯を想像させる抒情な曲。そして吹奏楽界の巨匠マスランカの五重奏曲第4番は彼の吹奏楽曲のミニ版ともいえるような起伏の富んだ内容で時にストラヴィンスキーやフランス六人組を思わせる。 | ||
グレート・アメリカン・コンサート・ミュージック〜ジョージ・ウォーカー(1922-): ピアノ・ソナタ第3番[レオン・ベイツ(P)]/3のための音楽[リッツ室内三重奏団]/ 歌曲集(全17曲)〔荒々しい夜/私は天国へ行った/私はイエスからの手紙を受け取った/他〕 [アリソン・ブキャナン(S) ジョージ・ウォーカー(P)]/ 無伴奏ヴァイオリンのためのブルー[グレゴリー・ウォーカー(Vn)]/ ピアノ・ソナタ第5番[ロバート・ポロック(P)] | ||
ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人の作曲家でピアノをルドルフ・ゼルキン、作曲をサミュエル・バーバーらに師事した。1996年にはピューリッツァー賞を受賞している。ALBANYはこの作曲家の紹介を積極的に行っており、このアルバムでは若干の室内楽と器楽曲と多くの歌曲が取り上げられている。ウォーカーは器楽、室内楽では無調の厳しいゲンダイ・オンガクを書く一方、歌曲では調性のある抒情的な音楽を書く傾向があるようだ。詩はエミリー・ディキンソンのような著名なアメリカ詩人の作品のほか、黒人霊歌の歌詞をテキストに作曲している。 | ||
シュトックハウゼン(1928-2007):フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、 クラリネットとファゴットのための「ツァイトマッセ〔時間の度量〕」(*) シェーンベルク(1874-1951):フルート、オーボエ、クラリネット、 ホルンとファゴットのための木管五重奏曲 Op.26 (#) フェニックス・アンサンブル | ||
録音:2011年(*) /2010年(#)。時代を隔てた現代音楽のパイオニア二人による木管五重奏作品。ツァイトマッセはシュトックハウゼンの総音列主義時代の終わり頃の作品。フェニックス・アンサンブルはニューヨークを拠点に活動するグループで木管だけでなく、全メンバーを合わせると室内オーケストラ規模のアンサンブルとなり、現代音楽を専門とするアメリカの重要なアンサンブル。 | ||
ジョエル・ホフマン(1953-): 3つの小道[パリー・カープ(Vc) クリストファー・カープ(P)]/ ピアノのための9つの小品[ジョエル・ホフマン(P)]/ ...最初と最後に[デカチェリ(チェロ・アンサンブル)] | ||
ジョエル・ホフマンはカナダ・ヴァンクーバー出身。東ヨーロッパの民族音楽を自身の音楽の重要な要素のひとつと公言しており、彼の作品には直接的な形ではないものの民族音楽のイディオムが多く聴き取れる。「3つの小道」では五音階の単純な旋律が何回も繰り返される内、次第に高揚し旋律の織物を形成してゆく。「ピアノのための9つの小品」ではメシアン風あり、ドビュッシー風ありの絵画的な組曲。チェロ・アンサンブルのための「...最初と最後に」では東欧・中世風の典礼音楽の旋律がアルヴォ・ペルトばりに清らかに歌われる。 | ||
バーナード・ホッファー(1934-): ピアノ三重奏曲「コスミック」(*) /サクソフォンと弦楽三重奏のための5つの逸話(#) / チェロと室内アンサンブルのためのコンチェルト・ディ・カメラ第2番(+) アルバート・レーニ(ソプラノ&アルトSax;#) リチャード・ピットマン指揮(#/+) ボストン・ムジカ・ヴィヴァ団員(*/#)、ボストン・ムジカ・ヴィヴァ(+) | ||
録音:2010年-2011年。ホッファーはチューリヒ出身でアメリカのイーストマン音楽院で学んだ。あらゆるタイプの音楽を作曲しており、その中には邦楽器と弦楽のためのバレエ「貞子」(!?)というものまで。作風はモードとセリー、自由な無調などを折衷したもので、現代音楽の諸技法を駆使したバランスのよい音楽。 | ||
フロレンシオ・アセンホ: 「ダンサニー卿の物語」2部作/管弦楽のための協奏曲/ ヴァイオリンと管弦楽のための3つの印象「ボルヘスの宇宙で見え隠れ」(*) マリオ・フィリポフ(Vn;*) カーク・トレヴァー指揮ブルガリアpo. | ||
録音:2012年5月。フロレンシオ・アセンホはアルゼンチン出身の作曲家で現在、アメリカで指揮者としても活動している。当レーベルのカーク・トレヴァーによるアセンホの管弦楽作品集もこれで5枚目。作風は親しみやすく、ヒナステラやレブエルタス、チャベスなど南米の作曲家の系譜に連なる民族色の豊かな音楽。オーケストレーションも色彩に富み、肩肘張らずに楽しめる内容。 | ||
シフティング・セルズ〜コロンバス州大学打楽器アンサンブル チャールズ・グリフィン(1968-):フィスト・スルー・トラフィック(1993) ジェイムズ・M.デイヴィッド(1978-):シフティング・セルズ(2008) ニコ・マーリー(1981-):思うとぞっとする(2008) ブライアン・チャーニー(1942-):天使のいる静かな庭にて(2006) ロバート・ランベロー(1965-):オルガンと打楽器アンサンブルのための音風景(2009) (*) ジェイムズ・M.デイヴィッド:機関車ゲリュオン(2002/08) コロンバス州大学打楽器アンサンブル ジョナサン・ライアン(Org;*) | ||
このアンサンブルはアメリカ・ジョージア州にあるコロンバス州立大学音楽学部打楽器科の学生有志と教師によるもので、多くの打楽器アンサンブル同様、ヴァレーズやケージ、クセナキスなどの定番レパートリーの他、作曲家に作品を委嘱し初演する活動を続けている。このディスクではこれまでに同アンサンブルが委嘱した作品を一挙に演奏、収録している。ヴァレーズ風、一柳風、クセナキス風、アフリカ風、ジャズ・ミニマル折衷主義などヴァラエティに富んだ作品が並んでいる。 | ||
ジェイムズ・ボール(1931-):最新作品集 チェロとコントラバスのための「2匹の海の怪物」(*) /フルート、弦楽と木片のための音楽(#) / 弦楽四重奏曲第3番「闇夜の口笛」(+) /シンフォニア VI (**) クリストファー・グロス(Vc) ロバート・ブラック(Cb;*/**) ジェシー・レシンスキ(Fl;#) クリスティーナ・マクガン(Vn;#/+) エリザベス・ワイザー(Va;#/+) スティーヴン・ミヤーキー(Vn;+) ベイシル・リーヴ(Ob;**) デイヴィッド・フルマー(Vn;**) ベン・ウレリー(Va;**) ニコラス・グリーソン(Perc;**) | ||
ジェイムズ・ボール(James Bolle)はシカゴ出身でニューハンプシャー響の指揮者としても長年活躍した作曲家。ブーランジェやミヨーに学んだ作曲家らしく、現代的な響きの中にロマンティックな情感が漂い、調性音楽と無調の間を微妙にたゆたう。「フルート、弦楽とウッド・ブロックのための音楽」ではウッド・ブロックの軽やかでどこかトロピカルなリズムの上に近現代ヨーロッパの様々な音楽語法が絡む。 | ||
イースト・ミーツ・ウェスト〜海外在住の中国人作曲家によるクラリネット音楽 メイチュン・チェン〔陳玫君〕(1968-):古風な組曲 ブライト・シェン〔盛宗亮〕(1955-):子供時代からの小品/小さな白菜 ガオ・ホン〔高虹〕(1964-):ノスタルジア(*) チェン・イ〔陳怡〕(1953-):中国古代舞曲、「阿Q正伝」による印象 シーフイ・チェン〔陳士惠〕(1962-):「梅の花」の主題による幻想曲 ミンシュ・イェン〔顏名秀〕(1980-):光の束/レゴ・シティ(#) ジュン・キアン〔錢俊〕(Cl) ケント・マクウィリアムズ(P) ガオ・ホン(中国琵琶;*) フランチェスカ・アンダーレッグ(Vn;#) デイヴィッド・カーター(Vc;*/#) | ||
アメリカ在住の世代も様々な中国人作曲家によるクラリネットのための作品集。ヨーロッパ前衛音楽の影響を受けたものはなく、多少の差はあっても全て中国の民族音楽の要素を近代西洋音楽の中で翻案、とらえ直した作品集。そんな中でメイチュン・チェンの「古風な組曲」ではなぜかラヴェルの「ラ・ヴァルス」が曲中で引用される。ガオ・ホンの「ノスタルジア」では中国琵琶ピパまで加わり、エキゾチックな情緒あふれる作品となっている。 | ||
超現実的な音風景〜マンチン・ドナルド・ユー〔余文正〕(1960-): 交響曲第1番(2008)[セルヘイ・チェルニャク指揮ルガンスク・アカデミーpo.]/ ソプラノ、合唱とオーケストラのための「深層」(2010) [アマンダ・リー(S) ジミー・チャン指揮香港室内o.、香港歌劇cho.]/ 弦楽八重奏曲(2009)[ウクライナ弦楽八重奏団]/わが故郷の日没(2011)[エキノクス三重奏団]/ フルートとピアノのための「ラファエロの聖母における最高速度 [The Maximum Speed on Raphael's Madonna]」(2008)[ボニー・チュン(Fl)] P / ピアノのための「爆発」(2007) P /ピアノとエレクトロニクスのための「崩壊」(2008) P / バリトンとピアノのための「ヤ・シエンの2つの詩」(2006)[カレブ・ウー・ウィン・チン(Br)] P / 無伴奏フルートのための「風」(2011)[エドウィン・ユー(Fl)] ドナルド・ユー(P)P | ||
録音:2008年-2011年。マンチン・ドナルド・ユーは香港出身の作曲家、ピアニストでこれまでに既に150曲を超える作品を発表しているという多作家。アメリカのベイラー大学、ザルツブルクのモーツァルテム音楽院で作曲を学んだ。様式的には調性、自由な無調、バルトークなどの影響の折衷と聴こえるが、交響曲第1番の大時代的な管弦楽法を惜しげもなく鳴らす大げさな表現はソ連か東欧の作曲家に似た雰囲気を持つ。それに比べると室内楽ははるかに真面目に(?)ゲンダイオンガクしており、無伴奏フルートのための「風」は民族音楽の要素と現代音楽の語法、奏法がほどよく消化・吸収・折衷されており、日本の現代作曲家の作品と言われてもわからない。タン・ドゥン以降の中国の作曲家の中で最も注目される才能と言ってよいだろう。 | ||
遠くから〜ニコラス・ゴルーセス、ギター・リサイタル ファリャ:ドビュッシーの墓へのオマージュ / シュワントナー:幻想曲「遠くから」 ポンセ:スペインのラ・フォリアによる変奏曲とフーガ ブリテン:ジョン・ダウランドによるノクターナル Op.70 / テオドラキス:3つの墓碑銘 ニコラス・ゴルーセス(G) | ||
録音:2012年1月。ニコラス・ゴルーセスはアメリカ、ヨーロッパで活躍するギタリストでBMG、NAXOSでもCDがリリースされている。バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、現在イーストマン音楽院で後進の指導にも当っている。このディスクは過去の作曲家の作品の素材による作品や過去の作曲家へのオマージュまたはその追悼の意を表した作品ばかりが収められている。いずれも普段聴く機会の少ない作品ばかりでギター・ファンならずとも楽しめる内容。 | ||
ロウエル・リーバーマン(1961-): 管弦楽のための協奏曲/お祭り騒ぎ/ モーツァルトの主題による変奏曲/夜想曲 |
グラント・ルウェリン指揮 BBCso. | |
録音:2002年-2003年。ロウエル・リーバーマンはニューヨーク出身の作曲家、指揮者、ピアニストでジュリアードでデイヴィッド・ダイアモンドとヴィセント・パーシケッティに師事した。作風は調性音楽の要素と無調を程よくブレンドし、いかにもアメリカらしい豪放な管弦楽法を駆使して起伏のあるドラマを作り出す。「管弦楽のための協奏曲」はコープランドからジョン・ウィリアムズ、ジェリー・ゴールドスミス、ジョン・アダムズまでを想起させる壮麗な作品。「モーツァルトの主題による変奏曲」はNHKso.の創立75周年の記念委嘱作でシャルル・デュトワによって世界初演された。 | ||
ピーター・アッシュ:歌劇「ゴールデン・チケット」 (原作:ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」) ベンジャミン・P.ウェンゼルバーグ(チャーリー) ダニエル・オクリッチ(ウィリー・ウォンカ) ジェラルド・トンプソン(マイク・テービー) アビゲイル・ニムズ(ベルーカ・サルト) アシュリー・エマーソン(バイオレット・ボールガード)他 ピーター・アッシュ指揮アトランタ歌劇場o.&cho. | ||
録音:2012年3月、アトランタ歌劇場、ライヴ。原作は1964年に発表されたダールによる児童文学(カデンツァ注:代理店記載は『原作:ロナルド・ダール「チャーリーとチョコレート工場」』となってるがこれは映画名で、作者の名前も誤り。登場人物名は日本語版初版の田村隆一訳に従って修正した)で、秘密のお菓子工場に招かれた子供たちと謎めいた『工場長』(カデンツァ注:工場主〔社長〕の誤り)ウィリー・ウォンカの物語。2005年にジョニー・デップを主演にティム・バートンが映画化し大ヒットしたが、それ以前にも映画化されており、今回のオペラは同小説の3度目の視覚化された作品となる。音楽は原作のファンタジーに相応しく、良質のミュージカル、オペレッタといった作りになっている。歌手陣も優れており、同小説や映画に感動したファンは買っておいて損のないディスク。 | ||
ピアノ・デュオ・プロジェクト ドローレス・ホワイト:ロックわが魂/クラーヴェスのリズム ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):サマー・ランド/ケインタック/スケルツォ ヘイル・スミス(1925-2009):2台ピアノのためのロンドと変奏曲「鏡」 セドリック・アダレー(1965-):アレグロ・ジョコーソ ピアノ・デュオ・プロジェクト[メイシャ・アダリー、ステイシー・ホリデイ(P)] | ||
録音:2011年。アフリカ系アメリカ人作曲家による2台ピアノのための作品集。ピアノ・デュオ・プロジェクトは2人のアフリカ系アメリカ人女性ピアニストのユニット。ドローレス・ホワイト作品はどこか懐かしい民謡の変奏曲とクラーヴェス伴奏つきの快活なダンス。アフリカ系作曲家の草分け的存在スティルの作品は素朴な旋律に印象派的な自由な和声がついてどこかディーリアスのアメリカ時代の作品を彷彿とさせる。因みにスティルの和声の感覚は極めて先進的で後のデューク・エリントンやビル・エヴァンズを思わせる。ヘイル・スミス作品はバルトークとジャズの要素を組み合わせたようなお洒落な音楽で、セドリック・アデレー作品は久石譲ばりのハーモニーとメロディが美しい。 | ||
ミュージカル・セレブレーション〜クラリネット、ヴィオラとピアノのための新作品 エレーナ・ソコロフスキ:3人のソリストと9楽器のための合奏協奏曲「ヴェネツィア組曲」(2006) (*) エリック・イーワゼン(1954-):クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(2005) (#) トリオ・コン・ブリオ [ゲリー・ホイットマン(Cl) ミッシャ・ガラガノフ(Va) ジョン・オウィングス(P)] | ||
録音:2009年(*)、2006年(#)。ソコロフスキはロシア出身でモスクワ・チャイコフスキー音楽院で学び、2005年にロシア国内でベスト・ミュージカル・クリエーション賞を受賞している。「ヴェネツィア組曲」は9楽器とあるが3人のソリストがそれぞれ楽器を持ち替えて演奏する。バロック、ロマン派などの様々な要素が換骨奪胎され再構成された楽しい作品。イーワゼンは国際現代音楽協会の副会長を務めたこともある重鎮で、ここではストラヴィンスキーを思わせる活気のある音楽を聴かせる。 | ||
クローズ・トゥ・ホーム〜アメリカのクラリネット作品集 レナード・バーンスタイン:クラリネット・ソナタ / ジーニー・シンガー:ノクターン エリック・マンダット:ラウザー! / ヴァレリー・コールマン:ソナチネ コープランド:クラリネット・ソナタ / スティーヴ・ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント マイケル・ロウレット(Cl) ステイシー・ロジャーズ(P) | ||
クラリネットのマイケル・ロウレットはアメリカ国内の主要なオーケストラで活動しつつソロも旺盛に行っている若手。コープランドとバーンスタインのいまやクラリネットのレパートリーとしては古典的な傑作のほか、多重録音を必要とするライヒ作品までアメリカが生んだクラリネットのための作品を集めた。 | ||
アルメダ・トリオ ポール・ファーガソン(1960-):夏至の組曲 / アストラ・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季 ポール・シェーンフィールド(1947-):カフェ・ミュージック アルメダ・トリオ [カラ・トゥウィード(Vn) アイダ・マーサー(Vc) ロバート・キャシディ(P)] | ||
録音:2011年。ラテン情緒あふれるピアノ三重奏のための3つの作品を収録。アルメダ・トリオは2008年に結成され伝統的なレパートリーのほか、現代曲、民族音楽、ジャズの要素を持った作品にも意欲的に取り組んでいる。そうした取り組みはピアソラのブエノスアイレスの四季に特に顕著に表れており、チェロの粘っこいメロディ、ピアノの情熱的なリズム、ヴァイオリンの哀感のある歌いまわしは絶品。 | ||
ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィック(1854-1931):歌曲集(全25トラック) 星が静かな空にある時/愛の印象/歌曲集「花のめぐり」(全12曲)〔クロッカス/ジャスミン/水仙/他〕/ アラー/メンドーザの娘/4つのアイルランドの歌/他 グレン・シーバート(T) ピーター・カイロフ(P) | ||
チャドウィックはマクダウェルと同世代でアメリカの本格的なクラシック音楽の最初期の作曲家と目される。ドイツでヤーダースゾーン、ライネッケ、ラインベルガーらに師事し堅固な作曲様式を確立するが、アメリカ民謡を積極的に作品に取り入れるなど、アメリカ独自の音楽の創造に尽力した。ここに収められた歌曲はドイツ仕込みのしっかりした和声とピアノ伴奏から時にシューマンの影響を感じさせるが、明るく抒情的で親しみやすい旋律はまさにアメリカの音楽。 | ||
リメンバランサ〜ラテン・サウンドの追憶 アストル・ピアソラ(1921-1992):最後の女/二人の世界/アディオス・ノニーノ/インペリアル エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):シンプルな詩/痛みのワルツ / エルネスト・ナザレ(1863-1934):オデオン エンリケ・グラナドス(1867-1916):嘆きまたはマハと夜鳴きうぐいす/演奏会用アレグロ イサーク・アルベニス(1860-1907):グラナダ/カディス/秋のワルツ ローザ・アントネッリ(P) | ||
南米とスペインの作曲家によるピアノ作品を収録。ピアノのアントネッリはブエノスアイレスの出身でクラウディオ・アラウに短期間ではあるが師事している。彼女はスペイン、南米のピアノ音楽をライフ・ワークにしており、リズム感はもとより、旋律のたゆたうような歌いまわしにラテンの熱い血が感じられる。 | ||
ラトヴィアの冬の祭り〜ラトヴィアのクリスマス・カンタータ エーリクス・エーシェンヴァルドス(1977-):クリスマス・イヴ ヴァルトス・プーツェ(1962-):クリスマス・カンタータ / アルドニス・カルニニシュ(1928-):冬至の神秘 アンドレイ・ヤンソンス指揮ラトヴィア国立歌劇場室内o.、 RLB オーストラム室内cho.、ニューヨーク・ラトヴィアン・コンサートcho./他 | ||
録音:2012年、リガ。ラトヴィアのクリスマス合唱曲集。収録曲はいずれも現代音楽色は皆無で、親しみやすい旋律と和やかな雰囲気を持っている。北国が舞台の絵本を見ているようなファンタジーあふれる音楽。 | ||
ローラ・エリス・シュウェンディンガー: チェロと管弦楽のための「エスプリメーレ〔急行〕」(*) /ヴァイオリンと室内管弦楽のための「青い明暗法」(#) [マット・ハイモヴィッツ(Vc;*) カーティス・マコンバー(Vn;#) ニコル・ペイーメント指揮マディソン・シンフォニエッタ(*/#) ]/ フルートと室内管弦楽のための「白昼夢」[クリスティーナ・ジェニングス(Fl;+) ジェイムズ・スミス指揮ウィスコンシン大学室内o.] | ||
録音:2009年-2010年。シュウェンディンガーはメキシコ出身の中堅作曲家で現在、ウィスコンシン大学で教鞭を執っている。彼女の作品は歌手のドーン・アップショウやアルディッティ四重奏団、ジェニファー・コーなど名だたる演奏家や団体が演奏している。作風はアメリカ北部・中西部で活動する作曲家にありながら、ヨーロッパ前衛に近い立場をとっており、その洗練された書式とオーケストレーションにひんやりとしたロマンティシズムと独自の詩学が感じられる。 | ||
エメリヒ・カールマーン(1882-1953):喜歌劇「謝肉祭の妖精」 (1917)(英語版/ニューヨーク上演時タイトル「ミス・スプリング・タイム」) スティーヴン・バイェス指揮オハイオ・ライト・オペラ | ||
録音:2012年。オペレッタ、初期ブロードウェイ・ミュージカルに多大な影響を与えたカールマンのあまり知られていないオペレッタ。全曲盤のCDリリースは極めてまれだが、豊かなメロディと華やかな雰囲気の楽しい作品で、オハイオ・ライト・オペラも安定した歌唱で聴かせる。 | ||
ローラ・カミンスキ(1956-):室内楽曲集 「ヴコヴァール」三重奏曲/チェロとピアノのための二重奏/ヴァイオリンとピアノのための「波の丘」/ ピアノのための「アルトゥールのための音楽」/ピアノのための「トリフト・ムジーク」[アンサンブル Pi 〔アイリ・ヨシカワ(Vn) クレア・ブライアント(Vc) イディス・メシュラム(P)〕]/ カドミウム・イエロー[カサットSQ ]/トランスフォーメーション[コロラドSQ ] | ||
録音:2011年5月。 | ||
ジェニファー・ヒグドン(1964-):室内楽作品集 フルート、ソプラノ・サックスとピアノのための「疾走」(*) /アルト・サックスとピアノのためのソナタ(*) / トランペットとピアノのための「トランペット・ソングズ」 /無伴奏フルートのための「歌」(#)/ ヴァイオリンとピアノのための「遺産」/ピアノ三重奏曲(*) ヴェリズモ・トリオ[ニコール・ライナー(Fl) スコット・ターペン(ソプラノ&アルトSax) テレサ・ボガード(P;*)] スコット・メレディス(Tp) ルビア・サントス(P;*, #以外) ジョン・フェイディアル(Vn) ベス・ヴァンダーボーグ(Vc) | ||
録音:2010年12月。ヒラリー・ハーンが録音したヴァイオリン協奏曲(DG)で一躍有名になった作曲家ヒグドンの作品集。ヒグドンはペンシルバニア大学でジョージ・クラムに師事し作品はクリストフ・エッシェンバッハ、レオナルド・スラットキンらによって盛んに演奏されている。作風は無調、モード、調性の折衷でアメリカでは新ロマン派の作曲家として認識されている。2010年にヴァイオリン協奏曲でピューリッツァー賞を受賞している。収録曲は20世紀末から21世紀にかけて書かれた彼女の主要な室内楽曲。 | ||
ビッツ&ピース〜無伴奏クラリネット作品集 ドニゼッティ:クラリネット練習曲第1番 / ショーン・オズボーン:「断片と小品(ビッツ&ピーシズ)」(2011) ストラヴィンスキー:3つの小品 / メシアン:鳥たちの深淵 / エリック・マンダット:フォーク・ソングズ ハインリヒ・ズーターマイスター:奇想曲 / ウィリアム・O.スミス:5つの小品 ウィルソン・オズボーン:狂詩曲 / デレク・バーメル:主題と不条理 / ショーン・オズボーン:性格的小品(2004) ショーン・オズボーン(Cl) | ||
録音:2011年-2012年。ショーン・オズボーンはメトロポリタン歌劇場o.、NYP、ピッツバーグ響の首席奏者を歴任しソリストとしても盛んに活動している。現代音楽の紹介にも力を入れており、これまでにジョン・アダムズ、ジョン・コリリアーノ、フィリップ・グラスの作品の初演を行っている。本CDはドニゼッティからメシアン、そして自作と最新の作品まで全て無伴奏クラリネットのための作品だけで一枚のアルバムを作っている点で大変ユニーク。 | ||
スティーヴン・ホロクワスト(1978-): ピアノのための5つのエチュード(*) /ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲(#) / ピアノのための5つのプレリュード(*) /クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(+) ウェイイン・チェン(P;*) アンドルー・コーラー(Vn;#) サラ・ヘトルンド(Va;#) キャリー・ピアース(Vc;#) アーゴット三重奏団(+) [ジョササン・ホールデン(Cl) キャロライン・ホールデン(Vn) ロイス・ローベンタール(P)] | ||
スティーヴン・ホロクワストはイェール大学で音楽と心理学を学び、チャールズ・ウォーリネンの薫陶を受けた。アメリカのトラッド、フォーク・ミュージックと現代音楽を融合したような作風で、素朴な旋律に対して付けられる切れ味のあるリズムとハーモニーが特色。コープランドからキース・ジャレットまで、良質なアメリカン・コンテンポラリー・ミュージックの要素を吸収した作曲家。 | ||
アレック・ワイルダー(1907-1980):ホルン作品集 ホルン・ソナタ第1番(*) /5つのラブ・ソング(#) / ホルン・ソナタ第3番(*) /ジョン・バロウズ(#) / ホルンとピアノのための組曲(#) |
チャールズ・ティベッツ(Hr) ヴォルフガング・ ハインツェル(P;*) ペネロープ・チェッチーニ(P;#) | |
録音:2001年(*)、2012年(#)。アレック・ワイルダーは11のオペラと多くのクラシックの作曲を行う一方、ポピュラー音楽の分野でも活躍し、フランク・シナトラ、トニー・ベネット、ペギー・リーらに楽曲を提供した。クラシック音楽の作曲家としてはジャズの影響を受けつつ、意外にもその構成は堅実、保守的であり、結果的にポピュラーの影響を程よく受けたおしゃれな室内楽曲となっている。ホルンのチャールズ・ティベッツはバリー・タックウェル、ヘルマン・バウマンに師事し、フィルハーモニア・フンガリカ、SWR放送so.のメンバーとして活躍、現在は室内楽を中心にソリストとして活動している。 | ||
アウグスト・ネルク(1862-1928):チェロのためのサロン音楽 ネルク:スペイン風セレナード/優雅なマズルカ/アモローソ/ブルレスケ/子守歌/伝説/ 悲歌/セレナード/憂愁/抒情的な贈り物/6つのサロンのための小品 メンデルスゾーン/ネルク編曲:無言歌 より Nos.1, 6, 12, 18, 30, 23 ベス・ヴァンダーボーグ(Vc) テレサ・ボガード(P) | ||
録音:2010年。アウグスト・ネルクは今日ではほとんど忘れられたドイツの作曲家、チェリストで在世中はヴィルトゥオーゾ奏者として著名な存在であった。ウィーン音楽院で教鞭を執り、多くの後進を育て、作曲家としてはチェロ協奏曲からチェロのためのサロン音楽風の小品の三百曲以上残している。本CDはシューマン、メンデルスゾーンらの影響を感じさせる、旋律豊かで粋な小品を収録、メンデルスゾーンの無言歌のチェロ用編曲版も聴き物。 | ||
ジェローム・モロス(1913-1983): バレエ「フランキーとジョニー」(1938) (*) /ビギン(1934) / 管弦楽のための「トール・ストーリー」(1938) /フルートと弦楽のための協奏曲(1978) (+) アーシュラ・アレン、ウェンディ・トムソン、アマンダ・ウィンフィールド(Vo;*) ジョアン・ファレッタ指揮ニュージーランドso.(+以外) アレクサ・スティル(Fl;+) ドナルド・アームストロング指揮ニュージーランド室内o.(+) | ||
録音:1996年、ウェリントン。原盤・ライセンサー・旧品番: KOCH INTERNATIONAL (U.S.A.), 3-7367-2(当店未案内/廃盤)。ジェローム・モロスは十代の頃、既にバーナード・ハーマンと知り合い、互いに切磋琢磨していたという。映画音楽・ミュージカル等も手がけたが、いわゆるクラシックの作品も多く残した。「フランキーとジョニー」はヴォーカル・アンサンブルと管弦楽のための作品で、ほとんどミュージカルに近い雰囲気だが、作曲された年代を考えると大変先進的で、バーンスタインによる1950-1970年代のミュージカル語法を先取りしている。それに対して約40年後のフルート協奏曲はどこかモートン・グールドを思わせる軽やかでポップな佳曲で、肩の力を抜いて楽しめる。 | ||
シグマンド・ロンバーグ(1887-1951):オペレッタ(ミュージカル)「花咲く時」(1921)
ジャスティン・バーコヴィツ(シューベルト) エイミー・マップルス(ミッツィ・クランツ) ルーク・バール(ショーバー男爵)他 スティーヴン・バイェス指揮オハイオ・ライト・オペラo.&cho. | ||
録音:2012年。オハイオ・ライト・オペラは、ハンガリー出身でウィーンで学んだ後、アメリカで多くのオペレッタを発表して創成期のブロードウェイ・ミュージカルの確立に貢献したロンバーグのオペレッタを継続的に上演している。「花咲く時」はフランツ・シューベルトを主人公にしたオペレッタで、彼の音楽の発展と恋が描かれ、シューベルトの有名な旋律が多数、引用・編曲・変奏されて登場する。ロンバーグのみならずシューベルトが好きな人にもお奨め。 | ||
ジェローム・モロス(1913-1983): 交響曲第1番(1941-42) /最後の審判(1953) / ワルツによる変奏曲(1946/66) |
ジョアン・ファレッタ指揮 LSO | |
録音:1993年3月1日-2日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン。原盤・ライセンサー・旧品番: KOCH INTERNATIONAL (U.S.A.), 3-7188-2(当店未案内/廃盤)。ジェローム・モロスはニューヨーク出身でニューヨーク大学でピアノと作曲を学び、後にジュリアードで指揮も学んだ。アカデミックな技法のほか、ジャズ、ラグ、フォックストロットなど当時のあらゆる音楽の要素を吸収し、作品に反映させた。ハリウッドの映画音楽(「大いなる西部」など)、ブロードウェイ・ミュージカルの仕事に携わる一方、多くのクラシック作品を発表した。ビーチャムにより初演された交響曲第1番はジャズの影響が濃い作品でコープランド、モートン・グールド、ロイ・ハリスなど、この時代の作曲家に共通の様式、雰囲気を持っている。「最後の審判」は旧約聖書に基づく大作だが、深刻さは皆無でどこまでもアメリカ的な明朗さ、快活さにあふれている。 | ||
ダニエル・ドーフ(1956-):フルートとクラリネットのための作品集 多年生植物(2011) (*) /3つのロマンス(2007) /変奏曲を伴うアンダンテ(1975) / 3つの小さなワルツ(2010) /2匹の猫(2007) /ダンスとカノン(1976) /パストラル(1994) (*) J.S.バッハ/ドーフ編曲:インヴェンション 〔第1番 BWV.772 /第4番 BWV.775 /第6番 BWV.777 /第8番 BWV.779 〕 スコット・ガリソン・デュオ[レナード・ガリソン(Fl) シャノン・スコット(Cl)] ラジュン・ヤン(P;*) | ||
録音:2012年5月。ダニエル・ドーフはコーネル大学でジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグ、カレル・フサらに師事した。作品はマルク=アンソレ・アムラン、ジャン=ピエール・ランパルや指揮者のサヴァリッシュらに多く取り上げられているという。作風は調性を基本とした新古典主義的なもので時にプロコフィエフ、プーランクを思わせる作品もある。J.S.バッハのインヴェンションを編曲して自作と並べている所からバロックや対位法、古典的な造型を重んじる作曲家と思われる。 | ||
エクストリーム・ミージャーズ〔極端な措置〕 II マシュー・ローゼンブルーム:喉 / イオルゴス・ヴァシランドナキス: X-Asti ジョン・アイルウォード:ツイン・サスペンション ジェフ・ステーデルマン:ウィルス&ワンツ / ルイス・カーチン:喚起 ジーン・コペルド(Cl) トム・コラー(Perc) | ||
録音:2011年6月。コペルドの「極端な措置」、第1弾 (TROY-1217/18) に続く物。前作はピアノ伴奏によるものだったが、今回はクラリネットと打楽器のデュオによる実験的な作品を収録。ローゼンブルームの「喉」はサンプリング音響を加えたもので大都会のグラフィティを見ているようなパンクな作品。女性の喘ぎ声などが入ってなかなか笑える内容。スターデルマンの「ウィルス&ウォンツ」はクラリネットと打楽器の息をつかせぬ緊密な対話が聴き物。クラリネットのコッパラドと打楽器のトム・コラーは共にジュリアード出身でシュトックハウゼンからジョン・ゾーンまであらゆる現代音楽を得意としている。 | ||
対話の技法〜カリム・アル=ザンド(1970-):作品集 Vol.2 想像上の場面(2005) [ユン=シン・ワン(Vn) タリ・モーグリス(P)]/ バルトークの主題による変奏曲(2002) [イヴォ=ジャン・ヴァン・デル・ウェルフ(Va) ブライアン・コネリー(P)]/ カプリチョス(2002-2011)[エリック・シュウ(Vn)]/ 4つの寓話(2003)[ミシェル・チェラミー(Fl) 佐々木麻衣子(Cl) 三牧可奈(P)]/ 7つのディアローグ「対話の技法」(2007)[エンソーSQ ] | ||
録音:2011年-2012年。カリム・アル=ザンドはカナダ系アメリカ人で世界の民族音楽、ジャズとクラシック音楽を融合した作風が特徴。「想像上の場面」はまるでラヴェルとシマノフスキを足して二で割ったような後期ロマン派/印象主義的な音楽で、これが2005年の作と聞いていささか驚かされる。「バルトークの主題による変奏曲」はバルトークの管弦楽のための協奏曲からの主題の自由な変奏、弦楽四重奏のための大作「対話の技法」もバルトークや20世紀初頭のヨーロッパ周辺諸国の作曲家の影響が色濃く、民族主義と現代の技法をいかに結びつけるかという事がこの作曲家のテーマと思われる。 | ||
デイヴィッド・ウルフソン: 17の窓/チェロ・ソナタ(*) |
ジェニー・リン(P) ローラ・ボントレーガー(Vc;*) | |
録音:2012年8月。デイヴィッド・ウルフソンはニューヨーク在住の作曲家、ピアニストでオペラからバレエ、ミュージカル、児童劇、管弦楽、ピアノ曲まであらゆるジャンルの音楽を手掛けている。モード、調性を基本としつつ、ジャズ、ポップスの要素を取り入れたニューヨーク在住の作曲家らしい作風を持つ。「17の窓」は17曲の小品からなる音による都会のスケッチでキース・ジャレットやチック・コリアのピアノ曲を思わせる佳品。 | ||
ゴドフリー・ウィンハム(1934-1975)の音楽 完璧癖〔ザ・ハビット・オブ・パーフェクション〕(1956) (*) / シェイクスピアの3つのソネットによる「わが愛の証明のために」(1957-60) (#) / ジェイムズ・ピアポントの主題による変奏曲(1970-74) (+) / コンピュータ音響のための2つの小品「 NP 」(1970-73) (**) トニー・アーノルド(S;*/#) アラン・ファインバーグ(P;#/+) デイヴィッド・フルマー、カイル・アームブラスト(Vn;*) シラス・ベロウキム(Va;*) クリストファー・グロス(Vc;*) 電子音楽(**) | ||
録音:2010年-2011年。ゴドフリー・ウィンハムはロンドン出身で渡米し40歳の若さで没した作曲家。ウェストミンスター王立音楽院で学び、1954年にミルトン・バビットと出会い、その紹介でプリンストン大学でロジャー・セッションズに師事。コロンビア・プリンストン電子音楽センターで電子音楽の研究と制作を行う。「完璧癖」は12音技法を基本とし、「わが愛の証明のために」ではテキストに合わせて柔軟な技法、語法の折衷を行い、「ピアポントの主題による変奏曲」は有名なクリスマスの歌「ジングル・ベル」を主題にモーツァルト風の自由な変奏を行う。最後の「NP」は初期のコンピュータ音楽でオルガン風の音響が点描的、断続的にピー・ポポと鳴る、今日ではもはや懐かしささえ感じる作品。 | ||
ロジャー・C.ヴォーゲル:語りとアンサンブルのための「崩れゆく絆 [Things Fall Apart] 」
オデヒレン・アマイゼ(声&語り) トッド・ミューラー(Perc) マーサ・トーマス(P) アンジェラ・ジョーンズ=レウス(Fl) | ||
録音:2012年8月。ロジャー・C.ヴォーゲルはオハイオ州立大学で学び、長くジョージア州立大学で教鞭を執りつつこれまでに140曲もの作品を発表している。この作品は日本語訳も出版されていたナイジェリアの作家チヌア・アチェベの小説「崩れゆく絆」に基づく語りとアンサンブルのための作品でアフリカの大地を思わせるモーダルなフルートの旋律と力強い太鼓のリズムが印象的。 | ||
セレブレーション・オブ・ザ・ニュー〜アメリカの作曲家たち ジョセフ・フェニモア(1940-):古くて柔らかい靴(1977) キャスリーン・フーバー(1937-):中世の組曲(1984) (*) ジョージ・クラム(1929-):AD1979年のクリスマスのための小組曲 ローウェル・リーバーマン(1961-):ガーゴイル Op.29 (1989) ポーラ・ベイトルマン(P) ジャン・ヴィンチ(Fl;*) | ||
録音:2012年1月。世代の異なる様々なアメリカの作曲家のピアノのための作品集(1曲のみフルートをフィーチャー)。フェニモアの「古くて柔らかい靴」はブロードウェイの舞台を彷彿とさせるおしゃれなダンス風のピアノ小品。フーバーの「中世の組曲」はジャズ、タンゴから無国籍民族音楽風の要素を詰め込んだ楽しい組曲。クラムのピアノ曲「クリスマスのための小組曲」は内部奏法を含む神秘的な音色が魅力。「ガーゴイル」とは大聖堂や古いヨーロッパの建築に取り付けられた怪物などをかたどった石像を意味する。リーバーマンの音楽はその怪奇的、神秘的な雰囲気を印象派的な手法で表現している。 | ||
オデュッセイア セオドア・アントニオウ(1935-):セレブレーションXV (2009) (*) ニキタス・デモス(1962-):トノイVII (2009) (#) ジョージ・ツォンタキス(1951-):3つのため息、3つの変奏曲(1981) (+) クリストス・サマラス(1956-):ウルティナムIII(2008) (**) ニキタス・デモス:空のブラウス(2010) (##) ネヴァート=ヴェロン・ガリレアス(Fl;*/##) テオフィロス・ソティリアディス(A-Sax;*/#/**) クリストス・ガリレアス(Vn;*/+/##) ブラント・フレドリクセン(P;*/+/**/##) W.ドウェイト・コールマン(Br;##) ケン・ロング(Cl;##) | ||
録音:2011年5月。ギリシャ及びギリシャ系アメリカ人作曲家の室内楽曲を収録。アントニオウ、デモスの二人はジャズ、ロックの影響を感じさせ、ソンタキスは12音および無調の厳しい作風で、サマラスはジョン・ゾーン風のはじけたパンク風の現代音楽、というようにあらゆるジャンルの音楽が混在、炸裂する白熱の一枚。 | ||
ボッテジーニ・グレイテスト・ヒッツ〜ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889): 序奏とガヴォット/「夢遊病の女」の主題による幻想曲/夢/タランテラ/エレジー/ 「ヴェネチアの謝肉祭」の主題による序奏と変奏曲/哀しいロマンツァ/ 「もはや私の心には感じない」の主題による変奏曲/「愛の妙薬」〜人知れぬ涙/ 華麗なるカプリッチョ/「ランメルムールのルチア」による幻想曲 ニコロ・パガニーニ(1782-1840):ロッシーニ「エジプトのモーゼ」の主題による変奏曲 マーク・モートン(Cb/P) | ||
録音:2009年-2011年、テキサス工科大学ヘンムル・リサイタル・ホール。奏者一人による多重録音。CD 2 には、上記 CD 1 と同曲目を、ピアノ伴奏部のみ(カラオケ)で収録。このようなアイテムは半額となる事が多いが、残念ながら通常の2枚分価格となっている。ボッテジーニは卓越した技術によりコントラバスのパガニーニと呼ばれたイタリアのコントラバス奏者・指揮者・作曲家。ヴェルディ「アイーダ」の世界初演を指揮している。 | ||
フィンドレー・イン・ブルー〜ガーシュウィン、ゴッツチョーク、モートン・グールド:ピアノ作品集 ジョージ・ガーシュウィン:3つの前奏曲/3つの小品〔眠らない夜/メリー・アンドルー/4番街の夜想曲〕 ルイ=モロー・ゴッツチョーク:3つの小品〔プエルトリコの思い出/子守歌/マンチェガ〕 モートン・グールド:3つの小品〔ブルース/パヴァーヌ/ブギウギ・エチュード〕 ジョージ・ガーシュウィン:「ポーギーとベス」より〔 Jasbo Brown Blues /サマータイム/くたびれもうけ〕/ 3つのエチュード〔リザ/君を抱いて/魅惑のリズム〕 ルイ=モロー・ゴッツチョーク:バンジョー フィンドリー・コックレル(P) | ||
録音:1998年、2010年、ライヴ。ジャズ・テイストあふれる楽しいアルバム。ピアノのコックレルはジュリアード音楽院出身でニューヨークを拠点にソリストとして活躍、CBSテレビの出演やアーサー・フィードラーとの共演でアメリカでは著名な存在。ジャズのノリとクラシックの19世紀的なヴィルトゥオジティを兼ね備えたピアノとして人気を博している。 | ||
クロッシングズ〜エーミー・ウィリアムズ:ピアノと弦楽のための作品集 弦楽四重奏のための「 Richer Textures 」(2011) (*) /ピアノのための「 Brigid's Flame 」(2009) (#) / ピアノのための「落下」(2012) (#) /ピアノのための「アストリア」(2004) (+) / ピアノ・デュオのための「クロッシングズ」(2009)(**)/ピアノ・デュオのための「抽象芸術」(2001-02) (**) / ピアノ五重奏のための「シネシェイプ2」 (2007) (##) ジャックSQ (*/##) エーミー・ウィリアムズ(P;#/##) ジェフリー・ジェイコブ(P;+) ブガロ・ウィリアムズ・ピアノ・デュオ(**) | ||
エーミー・ウィリアムズの作品はオランダのガウデアムス音楽週間、ベルギーのアルス・ムジカ、ドイツのドレスデン・ニュー・ミュージック・ウィークで演奏されるなど、ヨーロッパでの評価の高さからもわかる通り、洗練された作風を持ち、クリスタルのようにきらめく色彩感覚や鋭い非周期的リズムによる不協和音が繊細なアイデアのもとエネルギッシュに炸裂する。 | ||
スティーヴン・R.ガーバー(1948-):(ほぼ)ピアノ独奏作品集 3つの小さなデュエット(2011) /2つの間奏曲(1984-85) /ピアノ・ソナタ(1980-82) / ピアノ、ヴァイオリンとピアノのための3楽章の二重奏曲(1981-84) (#) /ヴォイセス(1975-76) / ピアノのための変奏曲(1969-70) /カクテル・ミュージック(無言歌) (1989, rev.2005-08) スティーヴン・ガーバー(P) グレゴリー・フルカーソン(Vn;#) ジェニファー・ラインハート(P;#) | ||
録音:1979年、1986年、2011年。スティーヴン・R.ガーバーはワシントンDC出身でミルトン・バビットらに作曲を師事した。無調、12音技法によりながら抒情的でドラマティック作風を持ち、その作品はユーリー・バシュメット、ウラディミール・アシュケナージらによって演奏されている。このアルバムではピアノ作品を中心に作曲者の様々な時代の作風の変遷を知ることができる。 | ||
点滅する水鳥の尾〜デイヴィッド・パターソンの音楽 メシアンの追憶に/スピン/チキス/オブジワ・オー/ビーバー・ムーン/影の島/ パク・エリック・サティのスラッシュ/水曜日のオブリガート/2つの賛美歌編 チャールズ・ペルツ指揮ニューイングランド音楽院ウィンド・アンサンブル オーストリア現代音楽協会o./他 | ||
デイヴィッド・パターソンはパリでナディア・ブーランジェとメシアンに師事し現在はマサチューセッツ大学の芸術学部で教鞭を執っている。アメリカ先住民の音楽から霊感を得てネイティブ・フルートや太鼓のための作品や西洋楽器のためであっても先住民の音楽の要素を取り入れた作品を作曲している点は同じアメリカの作曲家ピーター・ガーランドに似ているが、パターソンの場合は実験的要素は少なく、コープランド的な親しみやすさにあふれている。 | ||
内なる空〜デイヴィッド・フェルダー(1953-):作品集 Rare Air: Blews / Rare Air: Boxmunsdottir / Rare Air: Boxmunsson / Rare Air: Aria Da Capo [ジーン・コパーラッド(Cl/バスCl) スティーヴン・ゴスリング(P)]/ Tweener Perc (*) / Requiescat G (*) / Inner Sky Fl [トム・コラー(PercPerc) マグヌス・アンデション(GG) マリオ・カローリ(FlFl) ジェイムズ・ベイカー指揮Fl以外 ブラッド・ラブマン指揮Fl スリー・シンフォニエッタ室内プレイヤーズ]/ Canzonne XXXI (*) [ジョン・ネルソン、シシル・マタイ(Tp) アダム・アンスワース(Hr) ベン・ヘリングトン(Tb) ジム・ダニエルズ(バスTb)]/ ロケット・サマー(*)[イアン・ペイス(P)]/ Incendio (*) [マグヌス・マテンソン指揮バッファロー6月祝祭ブラス]/ Dionysiacs [キャスリーン・チャステイン、シェリル・ゴベッティ=ホフマン、サバティーノ・スクィリ、 デレク・チャーク、アリス・テシア、アン・トンプソン(Fl)他 ジェイムズ・アヴェリー指揮 スリー・シンフォニエッタ室内プレイヤーズ] | ||
(*)の5作品のみ CD へも収録されており、無印の作品はCDプレーヤーで聞くことができませんので、ご注意下さい(ブルーレイ・オーディオ・ディスクには(*)を含む全曲を収録)。デイヴィッド・フェルダーはカリフォルニア大学サンディエゴ校で湯浅譲二、ロジャー・レイノルズ、バーナード・ランズらに師事し、その後、バッファロー・フィルのコンポーザー・レジデンスとして多くの作品を発表してきた。色彩的な和音と管弦楽法がエネルギッシュに変動、流れ行く過程には師匠、湯浅譲二の影響が感じられる。エレキ・ベースやドラムなどロックの要素も一部取り込まれ、楽しめる現代音楽になっている。全曲は一枚目の Blue-ray disc に収録されており、2枚目の CD は Blu-ray disc から5作品を抜粋した物。 | ||
あなたがイサカに向けて出かけるので(全24トラック)〜 デイヴィッド・アシュリー・ホワイト(1944-): 2つのコラール・スケッチ (cho.) /オマージュ (Va, M. Sop, Pf) /5つのグリンプス (Pf) / もう熱い太陽を恐れない (女性cho.,Pf) /このひどく美しき島〜2つの合唱曲 (cho., Cl, Pf) /他 ベッツィ・クック・ウェーバー指揮ムーアズ・スクール・コンサートcho. メレイン・ソネンバーグ(Ms) ティモシー・ヘスター(P) リタ・ポーフィリス(Va)他 | ||
D.A.ホワイトはテキサス大学の音楽学部で学び、現在も中西部を中心に活動しており、合唱、独唱のための作品を多く発表している。調性を基本としつつブリテンらの音楽を思わせる近現代的な要素を加味した現代のロマン主義といった作風。 | ||
私があなたに話したいこと〜ジェシカ・クラッシュ: ピアノのための「セカンド・ハンド」/ヴァイオリンとピアノのための「1940年代のシャイアン・ラビ」(*) / ピアノと弦楽四重奏のための「ビー・シーイング・ユー」(#)/ヴァイオリンとピアノのための「本当に誠に」(+) / ピアノのための「危険な曲がり角」/チェロとピアノのための「私があなたに話したいこと」(**) / クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための5つのバガテル(##) ジェシカ・クラッシュ(P) イアン・スウェンセン(Vn;*) サンライズSQ (#) エリザベス・アドキンス(Vn;+) ターニャ・アニシモーバ(Vc;**) ポール・シガン(Cl;##) キャロル・タフォヤ・エヴァンズ(Vn;##) マーク・エヴァンズ(Vc;##) | ||
ジェシカ・クラッシュはワシントンDC出身の作曲家、ピアニスト。ニューヨークを拠点に活動し、ケネディ・センターにおけるパフォーミング・アーツのレクチャー・プログラムを長年担当、教師としても多くの音楽家を育てている。作曲家としては、無調、モード、ジャズの要素を折衷したニューヨークで活躍する作曲家らしい、様々なジャンルをミックスした都会的な音楽を聴かせる。 | ||
エル・モティボ(理由)(全17曲) アンヘル・ビロルド:とうもろこし / エドアルド・アロラス:マルヌ / ジュリアン・プラザ:夜想曲 パブロ・オルティス:3つのタンゴ / フアン・カルロス・コビアン:ノスタルジア チャーリー・ニーセン:希望のタンゴ/他 ゼブラ・トリオ [エルンスト・コヴァチッチ(Vn) スティーヴン・ダン(Va) アンシ・カルットゥネン(Vc)] | ||
録音:2011年。弦楽三重奏によるタンゴ、ラテン音楽を収録。ゼブラ・トリオはソリストとしても著名な3人によるグループでタンゴ以外にも現代音楽を得意としており、これまでにカイヤ・サーリアホ、フリードリヒ・チェルハ、パブロ・オルティスらに作品を委嘱、世界初演している。どこかクロノスQを思わせる現代的な感覚あふれるおしゃれなラテン・ミュージック。 | ||
フラックス・フルモクスド〔面食らった溶剤〕〜 ヴァイオリンとピアノのための新しいアメリカ音楽 デレック・ジョンソン:フラグメンツ(2002-03/05) / カーティス・K.ヒューズ:傷害への屈辱(2002-03) クリスティアン・A.ジェントリー:フルックス・フルモクスド〔面食らった溶剤〕(2009) ショーン・シェパード:ダスト(2008-09) ベンジャミン・サング(Vn) ジヘ・チャン(P) | ||
録音:2010年。アメリカの若手作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集。ジョンソンの「フラグメンツ」は無調とミニマル様式が折衷され、どこか一柳慧の作品を思わせる。ジェントリーの「フルックス・フルモクスド(面食らった溶剤)」は4つの性格的小品の中に現代音楽の様々な手法が集約される。シェパードの「ダスト」はミニマリズムとヴェーベルンが合体したかのような音楽。 | ||
1900年代ボストンの音楽風景 ハリー・ニュートン・レッドマン(1869-1958): 2つのヴァイオリン・ソナタ〔ニ長調 Op.17 /ハ短調 Op.16 〕 クララ・キャスリーン・ロジャース(1844-1931):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.25 デイヴィッド・C.ニーリー(Vn) キャスリーン・ハーブナー(P) | ||
録音:2011年。19世紀後半から20世紀にかけてボストンで活動した知られざる作曲家たちのヴァイオリン作品集。レッドマンはイリノイ州出身でニューイングランド音楽院に学び、G.W.チャドウィックに師事、後にチャドウィックの跡を継いで同音楽院で教鞭を執った。作風は当時、主流であった何人かの作曲家、特にブラームスの影響を強く感じさせる他、時折フォーレあたりのフランス的な情緒が聴かれる。ロジャースは生涯に100曲の歌曲、2つの弦楽四重奏曲ほか、多くの室内楽を作曲した。彼女のヴァイオリン・ソナタもドヴォルジャーク、フォーレ、ブラームスらの影響が感じられる。いずれも真のアメリカ音楽の個性の誕生にはあともう少し、といったところだが、歌心あふれる楽しいヴァイオリン。ソナタ。 | ||
マーク・グスタフソン(1959-): 消失する印象[リサ・ムーア(P)]/ジャグ(Fl,Cl,Trb,Pf,Vn,Vc)[EITHER/ OR(室内アンサンブル)]/ 五重奏曲(Cl,SQ)[コンテンポ(クラリネット&弦楽四重奏)]/トリック・スター[エドワード・ギルモア(Cl)]/ 馬鹿者の旅(Fl,Cl,Pf,Perc,Vn,Vc)[パルナッソス(室内アンサンブル)] | ||
録音:2011年-2012年。マーク・グスタフソンは北イリノイ大学、コロンビア大学、アムステルダム音楽院で学び、作曲をチナリー・ウン、ベン・ジョンストンらに師事した。ISCM主催のコンペティション入賞の他、数々の作曲賞を受賞している。現代音楽の諸技法を駆使しながら、ロックンロールを思わせる強い推進力を持つ作風でアメリカでは様々な音楽祭で作品が取り上げられている。 | ||
新しき人々〜声、ヴィオラとピアノのための現代アメリカの作品 ダニエル・パワース(1960-):雨で幽霊がいっぱい(2006) / ロブ・ディーマー(1970-):エロティカ(2012) マイケル・コルグラス(1932-):新しき人々(1969) / ジョナサン・サントーレ(1963-):フロントポーチの詩(2006) グレアム・レイノルズ(1971-):ジャバウォッキー(2012) キアロスクーロ三重奏団 [エリザベス・ペティロット(A) オーレリアン・ペティロット(Va) ユウコ・カトウ(P)] | ||
録音:2012年8月。キアロスクーロ三重奏団は2010年にブラームス、ブリッジらの作品でCDデビューし、その後アメリカの様々な音楽祭に出演し、2013年にはヨーロッパ・デビューを果たし、これからの活躍が期待されているグループ。「キアロスクーロ」とは絵画の技法で明暗法という意味。このアルバムにはアメリカの様々な世代の作曲家の作品が収められているが、いずれもいわゆる現代音楽とは無縁のロマンティックな音楽。 | ||
サミュエル・アドラー(1928-): 弦楽四重奏曲〔第8番/第9番〕ピアノ五重奏曲(*) |
エステルハージSQ ジェローム・ ローウェンタール(P;*) | |
録音:2009年。サミュエル・アドラーはドイツ・マンハイム出身で1939年に渡米、5つの歌劇、6つの交響曲、12の協奏曲、8つの弦楽四重奏曲など、出版されているものだけで400曲以上の作品を発表している。ボストン大学とハーヴァード大学で学び、後に多くの音楽大学で教鞭を執っている。作風は無調、12音技法を中心とする表現主義と呼べる。激しい内面表出はシェーンベルク、ベルクの後継者というに相応しい。 | ||
ピアノ・デュオのためのアメリカン・マスターピース ウィリアム・ボルコム(1938-):思い出(3つの伝統的なラテン・アメリカの舞曲) アーロン・コープランド(1900-1990):エル・サロン・メヒコ デイヴ・ブルーベック(1920-2012):ポインツ・オン・ジャズ 〔前奏曲/スケルツォ/ブルース/フーガ/ラグ/コラール/ワルツ/アラ・トルコ&フィナーレ〕 レナード・バーンスタイン(1918-1990):アリアと舟歌(全8曲)(*) ワン=ロジャーズ・ピアノ・デュオ[ダイアン・ワン、ステイシー・ロジャーズ(P)] ジェニファー・ロビンソン(S;*) ブラッドリー・ロビンソン(Br;*) | ||
録音:2006年8月、10月、オックスフォード・ミシシッピ大学。ワン=ロジャーズ・ピアノ・デュオは1983年に結成されたベテラン夫妻コンビ。前半は親しみやすいピアノ・デュオ作品を並べ、メインはバーンスタインの歌曲集「アリアと舟歌」で締めている。 | ||
心のスレッド〜デイヴィッド・ウォルサー(1974-):作品集 4つのポストカード(2008) [ドビュッシー・トリオ(Fl/Va/Hp)]/ フィラデルフィア・パーク(2008) (#) /エシェト・ハイル(2010) (+) [デイヴィッド・ウォルサー(Va;#/+) ダンカン・カミング(P;#)]/ アザー・ウェイ(2009) [キャピタル・トリオ(Vn/Vc/P)] | ||
録音:2010年-2012年。作曲家でヴィオラ奏者でもあるデイヴィッド・ウォルサーの作品集。ウォルサーはドビュッシー・トリオのメンバーでもある。作曲は独学だが、古典音楽の書法に、ロック、ポップ、ヒップホップ、ラップ、ジャズといった現代の様々な書法を巧みに取り入れている。 | ||
ポーランドの祈り〜ショパン:室内楽作品集 序奏とポロネーズ Op.3 (1829-30) / チェロ・ソナタ ト短調 Op.65 (1845-46) / ピアノ三重奏曲(1828-29) (*) |
ブレント・ウィシック(Vc) アンドルー・ウィリス(P;+) リチャード・ルビー(Vn;*) | |
録音:2010年1月2日-5日、ノース・カロライナ大学。使用ピアノ:プレイエル、1848年製作(+) 。ショパンがピアノの次に愛した楽器と言われるチェロを中心とした室内楽作品集。ウィシックはガンバも得意とするチェリストで古楽から現代まで幅広いレパートリーを持ち20世紀作品ではブリテンを得意としている。1982年からノース・カロライナ大学で教鞭をとっている。ピアノのウィリスはホルショフスキやランバート・オーキスに学び、このCDではプレイエル製のピアノを使い鄙びた味わいを楽しめる。 | ||
ジョージ・ウォーカー(1922-): 偉大なるアメリカの管弦楽曲作品集 Vol.4 シンフォニア第4番「ストランズ」(2012) (*) / アンティフォニス(1967)〜弦楽のための(*) / ライラック(1996) (#) /運動(2012) (+) |
イアン・ホブソン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア(*) シンフォニア・ダ・カメラ(#/+) アルバート・リー(T;#) ドミトリー・コウゾフ(Vc;+) | |
Vol.1: TROY-1061、Vol.2: TROY-1178、Vol.3: TROY-1334 。アフリカ系アメリカ人として初めてピューリッツァー賞を受賞した偉大な作曲家、ジョージ・ウォーカーの管弦楽作品集第4集。シンフォニア第4番は11分弱の単一楽章の作品で、冷たく程よくモダーンな作品。また「ライラック」はホイットマンの「前庭に最後のライラックが咲くとき」から歌詞がとられ、小沢征爾/ボストン響とフェイ・ロビンソンによって初演、1996年のピューリッツァー賞を受賞した。「運動」は3つの楽章からなるチェロと管弦楽のための協奏的作品。 | ||
あなたの心を開く〜現代アメリカ歌曲集 アントニオ・カルロス・デフェオ(1973-):別離の歌(全3曲) ゲイリー・パウエル・ナッシュ(1964-):ポール・ローレンス・ダンバーによる2つの歌曲 トム・シプロ(1960-):晩夏(全3曲) / ジャクリーン・ヘアストン:意識の流れ(全3曲) アントニオ・カルロス・デフェオ:3つの素朴な歌 / トム・シプロ:人生の真ん中で(全5曲) マルシア・ポーター(S) ヴァレリー・M.トゥルージロ(P) | ||
録音:2012年6月。アメリカで現在活躍する4人の作曲家の歌曲集を集めた。ソプラノのポーターはカーネギー・ホールでリサイタルを行った他、各地の歌劇場でも活躍している。ブラジルに留学した経歴もあり、アフリカ系アメリカやブラジルの歌曲を積極的に紹介している。 | ||
この瞬間に〜女性作曲家の歌曲集 ジュリアナ・ホール:エドナからの手紙(8曲)(1993) / ロリ・レイトマン:ホームレス(2002) /エコー(1995) リビー・ラーセン:ラズベリー・アイランド・ドリーミング(3曲)(2002) ジュディス・クラウド: 歌と魔法(2011) /湖は空全体を飲み込んだ(2002) /酔っ払いの歌(2002) /笑いの形(1994) / もしあなたが塩バラかトパーズだったら愛さない [I do not loveyou as if you were salt-rose, or topaz] (2006) / 部屋は池だった(2002) /死のタンゴ(2002) /私が若かった時(1994) キャスリーン・エバリー(Ms) クセニア・ニシコヴァー(P) | ||
録音:2012年12月。現代アメリカ女性作曲家の歌曲集。 | ||
トム・シプロ:劇的室内歌劇「拒否された栄光」
マイケル・メイズ(老トンプソン) キャロライン・ワーラ(老アリス) デイヴィッド・ブラロック(若いトンプソン) シドニー・マンカソラ(若いアリス) タイソン・ディートン指揮フォートワース・オペラ・フェスティヴァル | ||
録音:2013年5月、フォートワースオペラ・フェスティヴァル、ライヴ。ベトナム戦争時に捕虜となったジム・トンプソン大佐を題材にしたオペラ。戦争時における道徳と苦みのようなものがシプロによって見事に音化されている。 | ||
OPENING VEINS - SLEE SINFONIETTA アンドルー・リンドフライシュ(1963-):静脈が開く(2008) (*) /どんな感じ!(2000) (*) デイヴィッド・フェルダー(1953-):ディオニソス(2004) (#) /内なる空(1994/98) (+) アンドルー・リンドフライシュ指揮(*) ブラッド・ラブマン指揮(+) スリー・シンフォニエッタ ジェイムズ・エイヴリー指揮6人のフルート奏者(#) | ||
2人のアメリカ中堅作曲家の作品集。ポップな雰囲気とモダーンな雰囲気が入り混じる不思議な管弦楽作品集。 | ||
グレアム・ゴードン・ラムジー(1962-):独奏楽器のための作品集 4つの秋のスケッチ(2005) (*) /前奏と2つの情景(1984) (#) /6つの前奏曲(2012) (+) / ヴァイオリンと4つの声のためのソナタ〜アンダンテ(1985) (**) /エレジー(2008) (**) /ララバイ(2005) (*) ティモシー・マクリ(Fl;*) スコット・ニコラス(P;*/+/**) トッド・シーバー(Cb;#) ジョディ・ハーゲン(Vn;**) | ||
録音:2006年-2013年。ラムジーは合唱や器楽を主とする作曲家。カリフォルニア生まれでタングルウッドやボストン大学で学び、フランスのフォンテーヌブロー音楽学校にも留学した。ロベルト・シロタ、ジョイス・マッキール、セオドア・アントニウ、デイヴィッド・デル・トレディチ、ナルシス・ボネ、アンドルー・トーマス等に学んだ。古典的で親しみやすいものから厳しく孤高な雰囲気のものまで、作品によって作風が異なる。 | ||
静寂の門〜スーザン・ボッティ:作品集 ラメント〜倒れた都市/彼女なしの旅行(*) /ディドは話すことを拒否した(#) スーザン・ボッティ(S;#) ブレークモア・ピアノ三重奏団 [キャロリン・フーベル(Vn) フェリックス・ワン(Vc;*/#) エイミー・ドーフマン(P)] | ||
録音:2010年6月。スーザン・ボッティはクリーヴランド出身の女性作曲家でバークレーで学んだ。クリーヴランドo. 協賛のダニエル・R.ルイス・ヤング・コンポーザー・フェローに選ばれたこともあり、「エコーテンポ」という作品はクルト・マズア指揮 NYP によって初演された。ここに納められた室内楽と歌曲は静けさと激しさがメシアンを思わせる。 | ||
マジック・フルート ランソム・ウィルソン(1951-):カルメン幻想曲 / ゲイリー・ショッカー(1959-):エアボーン クーラウ(1786-1832):無伴奏フルートのための幻想曲 / クヴァンツ(1697-1773):フルート・ソナタ 変ロ長調 イアン・クラーク(1964-):オレンジ色の夜明 / テオバルト・ベーム(1794-1881):グランド・ポロネーズ Op.16 マイク・マウアー(1958-):オーパス・ディ・ジャズ〔シャッフル/バラード/ブルーバップ〕 ティア・ローパー(Fl) ミッチェル・ヴァインズ(P) | ||
録音:2013年1月。ティア・ローパーは日本でPMFオーケストラの首席フルートも勤めたことのある実力派。ニューヨーク・フルート・クラブ・コンクールでの優勝をはじめフランク・ボウエン・ヤング・アーティスト・コンクールやパプトゥサキス・コンクールでも入賞した実績を持つ。このCDはフルートの古典ともいうべきクーラウやクヴァンツ、ベームの作品に現代アメリカの作品をバランス良く配置したアルバムとなっている。 | ||
ハープ・フォー・クリスマス Vol.1〜ゲイリー・ ショッカー編曲による 21 + 1 のクリスマス・キャロル |
エミリー・ミッチェル(Hp) | |
録音:2012年9月。RCAへの録音で知られるベテラン・ハープ奏者エミリー・ミッチェルによるハープによるクリスマス・キャロル集。鄙びた味わいがある一枚。 #入荷は2014年になると思われますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
シチズンズ・オヴ・ノーフェア グレゴリー・ワナメーカー(1968-):デュオ・ソナタ(2002) ニキタス・デモス(1962-):シチズンズ・オヴ・ノーフェア(2011) / ランシング・マクロスキー(1964-):ブラー(2011) ペリー・ゴールドスタイン(1952-):ミスチーフ(2011) / リー・ハイラ(1952-):我々はエトルリア語を話す(1992) ジーン・ベリー・ベーカー(Sax) ケネス・ロング(Cl) | ||
録音:2011年-2013年。ベーカーはカナダのアルバラータ出身の女性サクソフォン奏者。シカゴ・リリック・オペラやグラント・パークo. のサックス奏者として出演している他、カナダやウクライナのオーケストラと協奏曲で共演している。ケネス・ロングはアトランタのジョージア州立大学で助教授を務めるアメリカのクラリネット奏者。このアルバムはサックスとクラリネットの作品集。 | ||
ドラゴン〜ジェフスキ 他のサックス・アンサンブル作品集 ジェフスキ:スポット〔1/7/6/12/8/9/3/2〕/シュティック ジョーン・タワー:ファンタジー(…これらの港の灯) / アラン・ブランク:コントラスツ ヒラリー・タン:ウィンドホヴァー / ジョセフ・マーティン・ウォーターズ:ドラゴン ウィリアム・パーコンティ(アルトSax) アロイ・サクソフォン四重奏団 | ||
ジェフスキの連作「スポット」を中心とし、間に他のサクソフォン・アンサンブルのための作品を挟んだアルバム。分かりやすいような分かりにくいような作品がずらっと並んでいる。 | ||
バーバラ・ホワイト:ウィークネス [サラ・デイヴィス(S) ダグラス・ギャレスピー(語り) ライリー・リー(竹笛) バーバラ・ホワイト(Cl/バスCl) テイラー・レヴァイン(電気G) ドミニク・ドナート(Perc) マイケル・プラット(指揮/語り) クラウド(石の打楽器アンサンブル/語り)他] トム・コワン:マチャ [ローズ・マリー・マクスウィーニー(ペニー・ホイッスル/竹笛/アイリッシュFl/Cl/バスCl) グレッグ・シルヴァー(フィドル;#) コンラッド・カツマレク(エレクトロニクス;#)他] | ||
録音:2012年、2013年。西洋の楽器、民族楽器、海の音などの自然音等をコンピューター処理した音響の上で歌ったり語ったりした作品。 | ||
聞こえない音楽〜アメリカの吹奏楽のための新作集 ランシング・マクロスキー:私達がやっている事は秘密(2011) (*) ニコ・マーリー:ソー・トゥ・スピーク(2004) / キース・カステラー:オヴ・パティナ(2013) ジャスティン・バリッシュ:マシーン・ミュージック(2011) / ランシング・マクロスキー:狂気の群衆(2007) (+) エリック・ヒューイット指揮ボストン音楽院ウインド・アンサンブル(+以外) トリトン・ブラス(金管五重奏)(*/+) | ||
録音:2007年-2012年、ボストン。アメリカの管楽のための新作集。ボストン音楽院ウインド・アンサンブルは2005年以降15曲以上の新作を初演している。このアルバムには打楽器も激しい大編成の作品が多く収録されている。(*)は金管五重奏をソリストにした4楽章構成の、(+)は金管五重奏のための各作品。 | ||
比重〜ランシング・マクロスキー(1964-):室内楽作品集 比重2.72 (2012) [スティーヴン・D.デイヴィス指揮ニュー・イヤー〔新耳〕アンサンブル]/ 突然の音楽(2009) [レベッカ・ダレン(S) アラン・オスカー・ジョンソン(P)]/ レクイエム,v.2.001 (2000) /クアルテットロペ(2008) [エドゥアルド・リーンドロ指揮ストーニー・ブルック現代室内プレイヤーズ]/ 涙の行列(パヴァーヌ)(2009) [フィリップ・A.シュトイトリン(Sax) ゾヤ・ツヴェトコワ(Vn) スコット・ウールウィーヴァー(Va) ジョシュア・ゴードン(Vc)] | ||
録音:2009年、2012年。マクロスキーは変わった経歴の持ち主で、1980年代のサンフランシスコ・ベイ・エリアのパンク・バンドでギターを弾きつつソングライターをしていたのが始まりだった。彼にとっての3大Bはバッハ・ベートーヴェン・ブラームスではなくてビートルズ・バウハウス・ブラックフラッグだったとか。作風は無調ではないものの、点描的なもの、流麗なもの、激しいものと色々だが、真摯な聴きごたえのある作品ばかり。 | ||
リフレクション&リレーションシップ リスト:巡礼の年第2年〜ペトラルカのソネット第104番 / フランク:フルート・ソナタ(原曲:ヴァイオリン)(*) イベール:ソナチネ「戯れ」(*) / ラリサ・クズメンコ:チェルノブイリの犠牲者への追憶(*) ウィリアム・デイヴィッド・スミス(1949-):映像 Op.33 / リーヴズ・マダリア=ミラー:練習曲第1番 ハ短調 Op.8 ヤロスラフ・セニュシン(P) スーザン・オニール=セニュシン(Fl;*) | ||
スタインウェイ・アーティストであるヤロスラフ・セニュシンのアルバムに夫人であるフルーティスト、スーザン・オニールが参加。フランク「ヴァイオリン・ソナタ」のフルート版も収録。 | ||
感情の浮き沈み〜ラフマニノフ&吉仲淳:作品集 ラフマニノフ(1873-1943): 前奏曲集 より〔ト長調 Op.32 No.5 /ロ短調 Op.32 No.10 /嬰ト短調 Op.32 No.12 / ト短調 Op.23 No.5 /ニ長調 Op.23 No.4 /変ロ長調 Op.23 No.2 〕/ 音の絵 より〔ハ長調 Op.33 No.2 /変ホ長調 Op.33 No.7 /ト短調 Op.33 No.8 / 変ホ短調 Op.39 No.5 /イ短調 Op.39 No.2 /嬰ハ短調 Op.33 No.9 〕 吉仲淳〔よしなか・あつし〕(1963-):瞑想/痛み ヤロスラフ・セニシン(P) | ||
セニシンはカナダのピアニストで、ワシントン・ポスト紙から「巨大な力」をもつピアニストと絶賛された。彼は演奏活動に加え、サイモン・フレイザー大学で美学と倫理学も教えている。このアルバムではラフマニノフの名作に加え、日本の吉仲淳の小品が2曲収録されている点も特徴。 | ||
ポール・チハラ:白木蓮(大連雑技団の アクロバット、ダンスと映像の祭典のための音楽) |
ポール・チハラ指揮 北京インターナショナル・チーフpo. | |
日系アメリカ人作曲家として確固たる地位を築いているポール・チハラ(1938-)が、作曲・指揮をした舞台音楽。中国の大連雑技団の演目のための音楽。 | ||
ジョージ・ウォーカー(1922-):宗教的合唱作品集とブラームス演奏 ジョージ・ウォーカー: ミサ曲(1977) [クローディア・リンゼイ(S) ノーマ・ハーシュ(A) ウィリアム・ブラウン(T) エイブラハム・リンド=オケンド(Br) セルジュ・コミッショーナ指揮ボルティモアso.、モーガン州立大学cho.]/ 詩篇117/詩篇96[ネイサン・カーター指揮モーガン州立大学cho.] ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 [ジョージ・ウォーカー(P) ハワード・ハンソン指揮 イーストマンpo./1956年3月1日、ライヴ] | ||
(P) (C) 2013 。ウォーカー作品の録音データは記載されていない。# CD-R 製版の可能性があります。 | ||
バートン・ビアマン:室内オラトリオ「ティクヴァ〔期待〕」(2002-03)
ウゼー・ブラウン Jr. 指揮ウゼー・ブラウン合唱協会 キャンター・アンドレア・レエ・マーコウィッツ(S) フィリップ・マーコウィッツ(語り) レッド・クレイ・サクソフォン四重奏団 | ||
コンパドラズゴ〜ガブリエラ・レナ・フランク: ピアノ独奏のための「ソナタ・アンディナ」(2000) /フルートとピアノのための「チャンビの夢」(2002) / フルート、クラリネット、ピアノのためのハラウィの歌「アマデオーソ」(2005) / ピアノ四重奏のための3つの賛辞「コンパドラズゴ」(2007) アンサンブル・メメ[P、Fl、Cl、2Vn、Va、Vc] | ||
録音:2011年12月、2012年9月。ガブリエラ・レナ・フランクはペルーと中華系の混血の母とリトアニアとユダヤの混血の父を持ちカリフォルニアに生まれた。このアルバムはその血脈の一つであるアンデスに題材をとった作品集。 | ||
マイケル・レライラ: 歌劇「秘密諜報員〔シークレット・エージェント〕」 |
サラ・ジョビン指揮 現代オペラ・センター | |
録音:2012年6月。 | ||
チェンジ・イン・ミー(全17曲) メンケン:「美女と野獣」〜チェンジ・イン・ミー / コール・ポーター:ソー・イン・ラヴ ロジャース:「南太平洋」〜ディス・ニアリー・ワズ・マイン ハワード・ショア:「ロード・オヴ・ザ・リング」〜イントゥ・ザ・ウェスト/他 ジーン・ダントン(Vo) ダグ・ハマー(P/オーケストレーション) スティーヴ・チャガリス(Dr/Perc) | ||
映画やミュージカルの名曲をアメリカのソプラノ、ジーン・ダントンが歌う。 | ||
エクスペリエンス〜ロリ・レイトマン&リチャード・ピアソン・トーマス:歌曲集
ナタリー・マン(S) ジェフリー・パンコ(P) | ||
大地と私〜アメリカの新しい合唱作品集 ロリ・レイトマン(1955-)、パトリシア・プルード(1957-)、スティーヴン・チャットマン(1950-)、カーク・メチェム (1925-)、ノーマン・ダイナースタイン(1937-1982)、サミュエル・バーバー(1910-1981)、ロス・リー・フィニー (1906-1997)、セシル・エッフィンガー(1914-1990)、モーテン・ローリゼン(1943-)、ドナルド・マクカラー(1957-) トーマス・コロハン指揮ワシントン・マスター・コラール マーク・ヴォーゲル(P) | ||
ELEMENTS 〔五行〕〜アメリカの作曲家による琵琶のための新作集 ドナルド・リード・ウォマック: ELEMENTS〔五行; 火水木土金〕 (2010) ジェフ・マイアーズ:亀と鼠(2012) / E.タケオ・クドー:白鶴(2011) トーマス・オズボーン:ジャラール・ルーミーの詩による「ルーミーの歌」(2011) (*) ドナルド・リード・ウォマック:聚散的雨(2011) (#) 楊静〔シズカ・ヤンジン〕(中国琵琶) レイチェル・シャッツ(S;*) レイ・イチー(古筝;#) アナ・ウォマック(Va;#) | ||
録音:2012年3月、ホノルル。三木稔の琵琶協奏曲や三木稔主催のアンサンブルでも活躍して日本でもお馴染の中国琵琶奏者、楊静。日本ではシズカ・ヤンジンという名前でも親しまれていた。このアルバムでは日本や中国などアジアの楽器の作品を多く手掛けるウォマックの作品を中心としている。オズボーンの「ルーミーの歌」はイランの詩人ルーミーによる作品で独特の沈んだ雰囲気。タケオ・クドーは日系のホノルルの作曲家。楊静のヴィルトゥオーゾ的な中国琵琶は琵琶法師のイメージの日本の琵琶とは全くイメージが異なる。 | ||
ティモシー・ネルソン:漁師の歌 [ブライアン・アレオラ(T) アリソン・ミクソン(踊り) ウェイウェイ・リー、 カリ・ジャイルズ(Vn) カーステン・スウォンソン(Va) ミラ・フリシュ(Vc) スコット・クリスティアン(Perc) イン・ゼン(P)] ホルヘ・ビリャビンチェンチョ・グロスマン:精神世界の探求 [ウェイウェイ・リー(Vn) マット・ファーゲン(ライティング・デザイン)] | ||
薄暗い舞台でのテノールやヴァイオリンの現代音楽パフォーマンス。 | ||
インサイト〜コントラバスのための新作集 デイヴィッド・マキ:森の外で(2012) (*) / マーヴィン・ラム:ミンガス・アマング・アス(2012) チンチュ・フー:ビヨンド(2012) / ジョン・オールマイアー: Hmm (2012) デイヴィッド・マキ:ゴー・ゲット・イット!(1999) / チンチュ・フー:インサイツ(1999) (#) アンソニー・ストゥープス(Cb) デイヴィッド・マキ(P;*) チンチュ・フー(P;#) | ||
録音:2012年12月。 | ||
ハートストリングス〜ロス・バウアー(1951-): ハートストリングス(2012) [メイター・アンサンブル]/ザ・ニア・ビヨンド(2005) [エンピリアン・ アンサンブル]/空が遭難した水(2011) [サラ・ペレティアー(S) ロイス・シャピロ(P)]/ トリビュート(2000) [ジャン=ミシェル・フォントノー(Vc) エリック・ジヴァイアン(P)]/ ピアノ四重奏曲(2004) [レフト・コースト・アンサンブル](*) | ||
録音:2012年(*以外)、2007年(*)。ロス・バウアーはジャズのサックス奏者として音楽活動を始めた作曲家。作品はリリカルでドラマティックなものが多い。 | ||
アーサー・サリヴァン(1842-1900): 喜歌劇「軍艦ピナフォア」(1878) |
J.リン・トンプソン指揮 オハイオ・ライト・オペラ | |
録音:2013年、ライヴ。サリヴァン&ギルバートの共作4作目で、出世作ともいえる「軍艦ピナフォア」。数々のオペレッタの上演で定評のあるオハイオ・ライト・オペラの録音。 | ||
アルヴァ・ヘンダーソン:歌曲選集(全26トラック)
メラニー・エメリオ(S) ジョン・クレーマー(Br) ルイーズ・ロフクイスト(P) | ||
録音:2012年8月。 | ||
都会の教会音楽〜グレッグ・スミス(1931-): 聖ペトロのためのジャズ・ミサ(1972) (*) /「我らの父」による献呈主題と変奏曲(1977) / ドレイク「イエスはゆだねられる」(1987) /復活祭の7つの詩(1955) / リベラル・ハートによる歌(2005) /ミサ・ブレヴィス(聖ペトロのための)(1994) (+) 独唱者多数 グレッグ・スミス指揮(*/#) ロング・アイランド交響合唱協会(*)、 セント・ピーターズcho. (無印) エリック・ステュアート指揮グレッグ・スミス・シンガーズ(+) | ||
録音:1978年-2013年。セント・ピーターズ(聖ペトロ)教会はニューヨークのイースト・ミッドタウンにある。主にその教会のために書かれたグレッグ・スミスの宗教音楽集。特にジャズ・ミサはユニークでトランペットやギター、コントバス、パーカッションによって伴奏されている。グレッグ・スミスは自分の合唱団グレッグ・スミス・シンガーズを設立するなどアメリカの合唱界をリードする働きをしてきた指揮者・作曲家。ルネサンスやバロック作品を多数アメリカ初演を行ってきた一方で自らも400曲を超す作品を作曲している。 | ||
アリュメール モンティ:チャールダッシュ / ブラヴェ(1700-1768):ソナタ第2番「アンリエット」 デュラン(1830-1909):キリストは我らのために / ゴダール(1849-1895):3つの小品 キャロル:マクロホリン(1954-):アリュメール/イマニュエル/天使達に引き上げられる/愛の聖域「フィラエ神殿」 ハワード・バス(1951-):海辺の反射 / ジャック・ボンドン(1927-):スウィング第1番 ピアソラ(1921-1992):カフェ1930 / パガニーニ(1782-1840):カプリス第24番 ブライアン・ルース(Fl) キャロル・マクロホリン(Hp) | ||
録音:2012年-2013年。ブライアン・ルースはアリゾナ音楽大学での教職につき、アリゾナ木管五重奏団のメンバーとしても活躍している。高度な技術力と抒情性が高く評価されている。1996年からヤマハ・パフォーミング・アーティスト。ハープとの楽しい共演アルバム。 | ||
風の抱擁〜ネイティヴ・アメリカン・フルートのための室内楽(全20トラック) ジャスティン・ルービン、マーティン・ブリス、ランドール・スナイダー、マイケル・モールディン、 レイ・フレンドリー、デイヴィッド・デブーア・キャンフィールド、ジョン・ヘインズ、フィリップ・パーカーの作品 ジェイムズ・J.ペレライト(ネイティヴ・アメリカンFl) リンゼー・マクリーナン(S) アマンダ・ルッソ(Ms) カレン・エヴァンズ・モラッツ(Fl/アルトFl) レイチェル・パトリック(Vn) アンドルー・フランソワ(Va) コール・トゥティノ(Vc) ブライアン・ブルーム(Perc)他 | ||
縦笛のようなネイティヴ・アメリカン・フルートと様々な声楽・器楽との室内楽集。 | ||
LINKS〜サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲新作集 サミュエル・ヘイゾ:アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲 デイヴィッド・ジェックス:アルト・サクソフォン協奏曲「スウィート・ソロウズ」 キャサリン・マクマイケル:ウッドランドセレナーデとロンド / ブライアン・ボルメイジス:アポロ デイヴィッド・ジェックス:アルト・アドヴェンチャー / キャサリン・マクマイケル:サファイア ディニク/S.フェランディノ編曲:ホラ・スタッカート リン・クロック(Sax) デニス・ザイスラー指揮ヴァージニア・ウィンド・シンフォニー | ||
録音:2006年-2013年。クロックはマサチューセッツ大学アマースト校で教鞭をとるアメリカのベテラン・サクソフォン奏者。スプリングフィールドso. のバス・クラリネット奏者も務めている。 | ||
バックリー・チェンバー・プレイヤーズ ダニエル・パルコウスキー:セレナック午前4時(*) ルイス・スプレイトラン:クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(*) エリック・ソーヤー:クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(#) サルヴァトーレ・マッキア:収束線(+) / エリック・ソーヤー:ノット・ソー・アローン(**) バックリー・チェンバー・プレイヤーズ [デイヴィッド・シュナイダー(Cl;*/#/**) アリサ・ライサー(P;*/#) エリザベス・チャン(Vn;*/+) リラ・ブラウン(Va;#) ジュディス・ゴードン(P;+) リン・サスマン(Cl;**)] | ||
録音:2011年-2012年。バックリー・チェンバー・プレイヤーズは2008年設立のアンサンブルで、ピアノのアリサ・ライサーとクラリネットのデイヴィッド・シュナイダーによって設立された。アマースト大学のバックリー・リサイタル・ホールに因んで命名されたアンサンブル。作曲家とのコラボにより新作を多く初演している。 | ||
洪水の歌 イングラム・マーシャル(1942-):ハックニー・チューン「おお、神よ耳を傾けて下さい」 アン・ルバロン(1953-):洪水の歌(*) / メレディス・モンク(1942-):結婚行進曲(+) フランセス・ホワイト(1960-):はるかに、未だに(#) ジゼル・ワイアーズ指揮ソラリス・ヴォーカル・アンサンブル フィル・カーティス(エレクトロニクス;*) ソニヤ・ マイクルバスト(Vc;#) ヒョンジャ・チョイ(Org;+) | ||
録音:2012年4月、ワシントン。ソラリス・ヴォーカル・アンサンブルは合唱の技術革新を目標に設立された。 | ||
プロ・アルテ四重奏団100周年記念委嘱作品集 ウォルター・メイズ(1941-):弦楽四重奏曲第2番「夢見る蝶々」(2011) (*) ポール・シェーンフィールド(1947-):3つの狂詩曲(2011) (#) ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ五重奏曲第2番(2011) (+) ジョン・ハービソン(1938-):弦楽四重奏曲第5番(2011) (**) プロ・アルテSQ [デイヴィッド・ペリー、スザンヌ・バイア サリー・チショルム(Va) パリー・カープ(Vc)] ブライアン・シュー(P;#) クリストファー・テイラー(P;+) | ||
録音:2011年12月(*/#)、2012年5月(+/**)、ワシントン。1911年にベルギーで誕生した名門弦楽四重奏団「プロ・アルテ四重奏団」。1940年からはアメリカに居を移し、メンバー交代しながら脈々と存在し続けた。一番交代が少ないのがヴィオラで現在のサリー・チショルムは4代目。最も交代が多いのはチェロで、現メンバーのパリー・カープが正式メンバーとしては9代目だが、現メンバーの中では1976年から続く最古参メンバー。プロ・アルテ四重奏団はこの100年の間に100を超える新作を委嘱・初演している。このアルバムは2011-12年のシーズンにプロ・アルテ四重奏団100周年記念委嘱作品全6作から、特に選ばれた4作を初演ライヴによって初演された作品を改めてセッションで録音した物。プロ・アルテ四重奏団はメイズの弦楽四重奏曲(第1番)を既に録音している(TROY-569)。 | ||
打楽器独奏のためのアメリカのマスターピース ミルトン・バビット(1916-2011): ヴィブラフォン独奏のための「コンチェルト・ピコリーノ」(1999) / マリンバ独奏のための「踏み固められた小道」(1998) ジョン・ケージ(1912-1992):スネア・ドラム独奏のための「コンポーズド・インプロヴィゼーション」(2011?) / One 7 (1992) トム・コラー(Perc) | ||
録音:2011年7月-12月、スリー・ホール、SUNY 。アメリカの前衛音楽を代表する二人の作曲家、ジョン・ケージとミルトン・バビット。意外と録音が少ないこの二人だが、現代を代表する打楽器奏者トム・コラーが録音。バビット作品とケージの「コンポーズド・インプロヴィゼーション」は1つの楽器による作品。「One7」は元々4人の奏者のための作品だったが、これは一人の打楽器奏者による版で、チベットやインドネシアの民族楽器なども駆使し多くの打楽器が使用されていて幻想的な雰囲気を醸し出している。何れも静けさの中に混ざる苦み辛みが効いた、現代音楽ファンにはたまらない作品。 | ||
フロレンシオ・アセンホ(1926-): ヴィーナスの誕生(2012) /世界の大劇場(2012) / ラフカディオ・ハーンの世界からの拾遺集(2012) |
カーク・トレヴァー指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | |
録音:2013年5月3日-9日、ボフスラフ・マルティヌー・ホール。カーク・トレヴァーによるアセンホ作品集第6集。ブエノス・アイレス出身の作曲家アセンホは積極的に管弦楽作品を発表していて、作風は親しみやすいもので抒情的で美しいものが多い。 | ||
艶やかな静寂の中で〜ジェフリー・マムフォード:(1955-) 複数声部の広がった距離(2005) (*) /艶やかな静寂の中で(2011) (#) [ミランダ・カックソン(Vn;*/#) マイケル・グランテ指揮アージェント室内アンサンブル(#) ]/ かすかな空気の中の発見...重なった青の継続的な浮力(2010) [ジュリア・ブラスキン(Vc)]/ 進展したロマンス(2005) [クリスティーナ・ジェニングス(Fl) ルーラ・ジョンソン(P)]/ 夜明から真昼まで(2001) [エリーシャ・ネルソン(Va) スコット・ディクソン(B)]/ 2つのエリオット・カーター・トリビュート[ウィンストン・チョイ(P)]/ 2つのラプソディ(2009-10/13) [ピーター・ウィルソン指揮ナショナル・ギャラリー室内プレイヤーズ]/ 蒸発する夜明の森にて(1996) [アヴァロンSQ ]/ウェンディング(2001) [ウェンディ・リッチマン(Va)] | ||
録音:2001年-2013年。マムフォードはワシントン生まれの作曲家。エリオット・カーターに作曲を学んだ。アトランタso. によるナショナル・ブラック・アーツ・フェスティヴァル発足記念作曲賞で優勝した経歴を持つ。 | ||
トーマス・スリーパー(1956-):4つの協奏曲 ヴァイオリン協奏曲第1番「ヒプナゴギア」(2011) (*) / アルト・サクソフォン協奏曲(2010) (#) /半透明(2009) (+) /チェロ協奏曲(2007) (**) フイファン・チェン(Vn;*) デール・アンダーウッド(アルトSax;#) ティム・コーナー(Tb;+) ジェニファー・カルプ(Vc;**) トーマス・スリーパー指揮(+以外) ゾー・ゼニオディ指揮(+) ブルノpo. | ||
録音:2012年5月10日-11日、ブルノ、チェコ。トーマス・スリーパーは1956年オクラホマ出身。19歳からプロとして作曲家・パフォーマンスのグループに属している。指揮者としても他の作曲家の作品をALBANYやCENTAUR 、NAXOSなどに多数録音をしている。既に3曲の交響曲、14曲の協奏曲をはじめとして多数の作品を発表しており、作風は近現代の技法を取り入れているものの、調性音楽によるダイナミックなものが多く聴いていて楽しめるものとなっている。ヴァイオリン協奏曲の副題「ヒプナゴギア」は覚醒と睡眠の中間のことで、画家のサルバトーレ・ダリがスケッチ中に居眠りから覚めた時にひらめいたエピソードにちなんでいる。何れの作品もバルトーク・ショスタコーヴィチ系の暗く激しい雰囲気。静けさとダイナミックさの対比が素晴らしいが、やかましすぎて嫌になるかもしれない。 | ||
ピーヴァン・マンソン: カリフォルニア・コンチェルティーノ[サラ・アンドン(Fl) スコット・ホスフェルド指揮ハリウッド・スタジオso.団員]/ ピアノ四重奏曲[エイミー・ハーシュバーガー(Vn) ジェニー・ハンセン(Va) ウルフ・セバスティアン(Vc) ビーヴァン・マンソン(P)]/ ガッチャ![アンドルー・レナード(Cl)]/ニンニクの時間の愛[イリーナ・ ヴォロシナ(Vn) ジェニー・ハンセン(Va) ウルフ・セバスティアン(Vc)] | ||
録音:2005年-2012年。ジャズ・ピアニストとして著名なビーヴァン(ベヴァン)・マンソンのクラシカル作品集。 | ||
ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(1946-):ピアノ作品集 カプリッチョ(2012) /好色な幻想曲(1989) /エスタンピー(1981) / 7つの致命的なシークエンス(1990) /セミ・スイート(1980) /ホット・バターレッド・ルンバ(1992) ジェフ・ランコフ(P) | ||
録音:2013年10月。ロドリゲスはアメリカ・テキサス州出身でナディア・ブーランジェ、ブルーノ・マデルナ、エリオット・カーターらに師事した。ピアニストのジェフ・ランコフは南北アメリカの現代音楽を得意としており、ガーシュウィンからケージ、フィニシー、ピアソラまでレパートリーにしている。 | ||
ジョージ・ウォーカー(1922-):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1979) (*) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 Op.73 (#) ジョージ・ウォーカー(P) グレゴリー・ウォーカー(Vn;*) エドウィン・ロンドン指揮スミス・アムハーストo.(#) | ||
録音:不詳(*) /1967年、モノラル (#)。ジョージ・ウォーカーは現代音楽の世界では珍しいアフリカ系アメリカ人の作曲家、ピアニスト。作品は12音技法に基づいた正統派現代音楽でピューリッツァー賞を受賞した経験もある。ウォーカーはかつてピアニストとしても活躍し、ここではソロを務めた「皇帝」のライヴ録音を併録。 | ||
モーツァルト:「劇場支配人」序曲 K.486 /ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」K.219 (*) ロバート・クサヴァー・ロドリゲス:物の本質(#) ロバート・クサヴァー・ロドリゲス指揮ムジカ・ノーヴァo. クロエ・トレヴァー(Vn;*/#) オリバー・シュレーファー(Vc;#) | ||
録音:2011年12月、2012年9月。ロドリゲスの「物の本質」は岩波文庫でも邦訳が手に入る古代ローマの哲学者ルクレティウスの同名の著作に基づく交響詩だが、ハリウッドの映画音楽の手法による親しみやすい内容。モーツァルトの「トルコ風」のソリスト、クロエ・トレヴァーは2006年のリン・ハレル・コンクール、2003年のダラス・シンフォニック・コンクールなどに入賞の若手ヴァイオリニスト。 | ||
良心〜アレックス・フリーマン(1972-):ピアノ作品集 チャールズ・フッセルの主題による変奏曲「エアリアル・ヴォイス」(2013) (*) / アウトサイド・ヴォイス(2010) (#) /草原の夜(2007) (#) /3つの小品(2004) (+) /ピアノ・ソナタ(2000) (**) サラ・カラコルピ(P;*) リスト=マッティ・マリン(P;#) マティルダ・カルッカイネン(P;+) ブライアン・リー(P;**) | ||
フリーマンはイーストマンやジュリアードで学んだ後、フィンランドで6年間研鑽を積んだ。現在もアメリカとフィンランドを行き来して活動している。 | ||
ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.5 ポール・モラヴェック(1957-):パリセーズ・アミューズメント ジェイムズ・チュワリック(1987-):前代未聞の時間 / デイヴィッド・サンプソン(1951-):底流の回帰 ドナルド・リード・ウォーマック(1966-):アイナ / レイモンド・ウォジチク(1957-):世界の狭間で セルジオ・ガルシア=マルース(1949-):パリセーズ・ラッシュ / スティーヴ・ペリーロ(1955-):功績 パリセーズ・ヴィルトゥオージ [マーガレット・スヴィンコフスキ(Fl) ドナルド・モクリンスキ(Cl) ロン・レヴィ(P)] | ||
録音:2013年。全曲世界初録音。フルート、クラリネット、ピアノによるアンサンブル、パリセーズ・ヴィルトゥオージがこれまで委嘱した作品を収録。新古典主義もしくはロマンティックな作風の音楽が多い。 | ||
ジョン・ソロモン、ブルーベックを弾く(全16曲) デイヴ&クリス・ブルーベック:アンセル・アダムズ/アメリカ / デイヴ・ブルーベック:オール・マイ・ラヴ J.S.バッハ:平均律第1巻〜前奏曲 ニ短調 / J.S.バッハ/デイヴ・ブルーベック:フーガ ヘ長調 デイヴ・ブルーベック:われらは全てを忘れないだろう/彼女の名はナンシー/雪が降る/ ベシーの歌/マデレーヌ・ミヨーの思い出/ウィーンが大好き/他 ジョン・ソロモン(P) | ||
録音:2010年-2012年。「テイク・ファイヴ」で有名なデイヴ・ブルーベック(1920-2012)はグラミー賞受賞の経験もあるアメリカのジャズ・ミュージシャンでジャズ音楽家の活動のほか、バレエ音楽、弦楽四重奏曲、管弦楽曲の作曲も行った。このCDでは彼のピアノ曲を間に時折り、バッハを挟みつつ聴く。 | ||
エレーション〔高揚感〕 スコット・リンドロース:アルトフルート、ヴィオラとギターのための「イエット」 スティーヴン・ジャッフェ:ヴィオラとピアノのための4つのソナタ風小品 ミリアム・ギデオン:メゾソプラノ、フルートとハープのための「クリーチャー・トゥ・クリーチャー」 スティーヴン・ジャッフェ:フルート、ヴィオラとハープのための「捧げもの」 ローラ・ギルバート(Fl) ジョナサン・バッグ(Va) ダニエル・リッペル(G) ドナルド・バーマン(P) ステイシー・シェームズ(Hp) E.シャマシュ(Ms) | ||
ヴィオラ、ハープ、ギター、フルート、声楽による様々な室内楽。新ロマン派的な抒情的音楽が多く、親しみやすい内容。 | ||
遭遇〜ジ・オイヴァン・コンソート オズカン・マナフ:ヴァイオリン、チェロとピアノのための「ラシーヌ」 チェン・イ〔陳怡〕:クラリネットとピアノのための「古代中国の舞曲」 ミゲル・デル・アギーラ:フルート、クラリネットとピアノのための「誘惑」 ケン・ワリツキ:フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「避難」 ウィリアム・クラフト:クラリネットと打楽器のための「遭遇 XVII 」 ハチャトゥリアン:ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲 ジ・オイヴァン・コンソート | ||
トルコ、中国、アルメニア、アメリカの世代も異なる作曲家たちによる様々な室内楽作品集。トルコ出身の作曲家マナフの「ラシーヌ」はエキゾチックな民族舞曲に現代的は風味を加えた魅力的な小品。巨匠ハチャトゥリアンの三重奏曲もアルメニア情緒たっぷりでホヴァネス、ヘンリー・カウエルを思わせる楽しい作品。 | ||
グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36 /ピアノのためのノットゥルノ Op.54 No.4 プロコフィエフ:ピアノのための前奏曲 Op.12 No.7 /チェロ・ソナタ Op.119 シャオ=ダン・ジェン(Vc) クララ・ヤン(P) | ||
録音:2012年。シャオ=ダン・ジェンは中国出身のチェリストでロサンゼルス歌劇場o. の終身首席奏者のほかハリウッドボウルo. のメンバーも勤めている。これまでにズッカーマン、パールマン、ヨーヨー・マからジェイムズ・レヴァイン、ジョン・ウィリアムズらと共演。来日公演したこともある。艶のある音とたっぷりと歌いこむ音楽作りは若手ながら既に巨匠の風格さえ感じられる。 | ||
ヴァージル・トムソン(1896-1989): 歌劇「われら全ての母」全二幕(1947) (台本:ガートルード・スタイン) |
スティーヴン・オズグッド指揮 マンハッタン音楽院歌劇場 | |
録音:2013年。映画音楽「大平原を耕す鋤」や「ルイジアナ物語」や数々の交響曲で知られ、コープランドに影響を与えたといわれるトムソンによる、詩人ガートルード・スタインとの共作による群集劇。質実剛健でアメリカのよき保守主義を体現した骨太な音楽。 | ||
ジョン・アレマイアー: 弦楽四重奏のための「貧しいエレン」[マディソン・パークSQ ] / フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロと打楽器のための「銀のかけら」/ フルート、クラリネット、サックス、イングリッシュ・ホルン、 トランペットとピアノのための「ディープ・ウォーター」 | ||
録音:2011年-2013年。アレマイアーはアメリカの中堅世代の作曲家で作品はアメリカ国内の様々な団体によって演奏されている。作風は国籍不明の民族音楽のテイストに近現代のスパイスを加えた物。弦楽四重奏のための「貧しいエレン」はいかにもクロノスQが好んで演奏しそうな作品。 | ||
天使降臨と水の災難〜黒人霊歌集(全19曲) 天使降臨と水の災難/よい知らせ/私に下さいイエス様/6つの黒人霊歌より(5曲/ロバート・オウエンズ編曲)/ 時には母のない子のように/どんな時にも私は精霊を感じる/深い河/他 オーラル・モーゼス(B-Br) ロザリン・フロイド(P) ジョニー・ブラウン(Fl) | ||
録音:2013年。 深い河や時には母のない子のよいに、など有名な黒人霊歌を多数収録。バス・バリトンのオーラル・モーゼスはアメリカ南部、中西部のオペラ・ハウスを中心に活動し、オーストリア、ベルリンではガーシュウィンの「ポーギーとベス」のポーギー役で好評を博した。 | ||
バッハの息子たちによるフルート作品集音楽 C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 Wot.83 FP1 /無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wot.132 J.C.F.バッハ:ピアノフォルテ・オブリガート付きのフルート・ソナタ イ長調FP1 / フルートと通奏低音のための三重奏曲 ニ長調 VC1/FP2 C.P.E.バッハ: 2つのフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ Wot.162 FL2/VC1/FP2 / フルート、ヴィオラ、チェロとチェンバロのための四重奏曲 VA/VC2/FP2 〔イ長調 Wot.93 /ニ長調 Wot.94 /ト長調 Wot.95 〕/ フォルテピアノのための〔ロンド ハ短調 Wot.59 (#) /幻想曲 ハ長調 Wot.61 (#) 〕 レベッカ・トロクスラー(Fl;#以外) デイヴィッド・シューレンバーグ(Fp FP1 ) ブレント・ウィシック(Vc VC1 ) スティーヴン・ルービン(Fp FP2 ) サンドラ・ミラー(Fl; FL2 ) ゲサ・コルデス(Va VA ) バーバラ・ブレーカー・クルムディーク(Vc VC2 ) アンドルー・ウィリス(Fp;# FP3 ) | ||
録音:1998年-2013年。カール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハのフルートを中心とした珍しい作品集。なおチェンバロのためのパートをここではフォルテピアノで演奏している。フルートのレベッカ・トロクスラーはジュリアードで学んだ後、パリでミシェル・デボストに師事している。オルフェウス室内o. の創立メンバーでもあり、ノース・カロライナ・バロックo. にも所属している。 | ||
ハワード・カープ、コンサート録音集 1962-2007 シューマン:幻想曲 Op.17 /ソナタ ヘ短調 Op.14 / ショパン:ソナタ ロ短調 Op.58 /マズルカ Op.56 No.3 シューベルト:ソナタ〔ハ短調 D.958 /変ロ長調 D.960 /ト長調 D.894 〜第3楽章 / ニ長調 D.850 〕/即興曲集 Op.142 〜第4番 リスト:バラード第2番 ロ短調/「巡礼の年」より〔ウィリアム・テルの聖堂/泉のほとりで/オーベルマンの谷/ ヴァレンシュタットの湖で/ジュネーヴの鐘/エステ荘の噴水〕 ベートーヴェン:ソナタ〔第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」 Op.106 / 第32番 ハ短調 Op.111 /第2番 イ長調 Op.2 No.2 〜第4楽章〕 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲/パルティータ第4番 ニ長調 BWV.828 モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.576 / コープランド:ピアノ変奏曲 / レオン・カーシュナー:ソナタ(1948) ハワード・カープ(P) | ||
録音:1962年-2007年。ハワード・カープは1929年シカゴ出身のピアニストで、ジュリアード音楽院でロジーナ・レヴィンに師事、さらにフルブライトの奨学金を得てウィーンでウィルヘルム・ケンプにベートーヴェンについての指導を受けた。バッハからモーツァルト、ベートーヴェン、リスト、ショパンなどピアニストの主要なレパートリーをほぼ手中に収めるほか、当時のアメリカ現代音楽作曲家であるコープランド、カーシュナーの無調音楽にも意欲的に取り組んだ。ベートーヴェンのハンマークラヴィーアではケンプ譲りの彫りの深い堅牢な建築物のような演奏を聴かせる。 | ||
シューマン:3つのヴァイオリン・ソナタ 〔第1番 イ短調 Op.105 /第2番 ニ短調 Op.121 /第3番 イ短調 WoO.2 〕 j ジェニファー・フラウチ(Vn) ジョン・ブラックロウ(P) | ||
ジェニファー・フラウチはハーヴァード大学とニューイングランド音楽院、ジュリアードを卒業した後、ロサンゼルス・フィル、シカゴso. と共演、2004年にはカーネギー・ホールでデビュー・リサイタルを開き、ザルツブルク音楽祭にも登場している。可憐な容姿からは想像も出来ないほどの情熱的で骨太な音楽つくりは、このシューマンで見事に発揮されている。余談だが人気があったデュオ「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチ(Vn)はジェニファーと姉妹関係。 | ||
アルケブランの息子〜ジェイムズ・リー3世(1975-):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ〔第1番/第2番「レムナント」〕/アルケブランの魂/ファンタジア・リトミカ ロシェル・セネット(P) | ||
録音:2013年8月。ジェームズ・リー3世はミシガン生まれ。マイケル・ドアティ、ウィリアム・ボルコム、ブライト・シェンらに作曲を学んだ。いくつかの管弦楽作品はレナード・スラットキンによって初演されている。 | ||
答え探し〜トム・フラハーティ(1950-): チェロ・ピアノ便(2008) [ジュヌヴィエーヴ・フェイエン・リー(P)]/ 現状の思い出(2006) /公園の通り(2011) [ロジャー・レボウ(Vc)] / トリフォリア(2009) [トリオ・ユーフォニア(弦楽三重奏)]/ 答え探し(2011) [モジェイヴ・トリオ(ピアノ三重奏)] (+) / ユーフォリック・ワルツ(2004)[カルテット・ユーフォニア(弦楽四重奏)] トム・フラハーティ(Vc;+以外) | ||
フラハーティは作曲家・チェロ奏者。このディスクでも (+) を除く全ての作品でチェロを演奏している。 | ||
破片〜ジョナサン・パイズラック(1974-):ピアノ作品集 破片/バクティ・アンバーデニング/スパイラル/アメリカン・アトモスフィア(全11曲)/プレドゥニソムニア ロバート・オーラー(P) | ||
録音:2013年。パイズラックは2011年にグッゲンハイムのフェローシップを得て、多くの作品を発表しているアメリカ若手中堅世代の作曲家。代表作「アメリカン・アトモスフィア」は11曲の小品からなるアメリカの様々な心象風景のスケッチ。 | ||
チャールズ・ウォーリネン〔ウーリネン〕(1938-)・シリーズ ピアノと金属打楽器のための「メタゴング」(2008)[ジェイムズ・ベーカー、ダニエル・ドラックマン(Perc) スティーヴン・ゴスリング、スティーヴン・ベック(P)]/ フルート、バスクラリネットとピアノのための三重奏曲(2008) [ジェイン・ローゼンフェルド(Fl) J.コペルド(バスCl) スティーヴン・ゴスリング(P)]/ ヴァイオリン・ソナタ(1988) [マーク・スタインバーグ(Vn) アラン・ファインバーグ(P)]/ 打楽器のための「信奉者の音楽」(1966)[ジョージ・ニクソン(Perc)] | ||
録音:2009年-2013年。ウーリネンはシュテファン・ヴォルペに師事し史上最年少でピューリッツァー賞を受賞。セリエリズムを基調とした作法からやがてフラクタル幾何学といった科学の法則を反映させた独自の音楽を確立した。このアルバムには20代の若書きから近作までの室内楽が収められており、ウーリネンの思考と作風の変遷をたどることが出来る。 | ||
キイ・パンチ〜2手および4手のためのピアノ作品集(全10曲) ジョン・マクドナルド:リングレット・フォー・チェンジ(4手)/ライアン・ヴィジル(ソロ)/失踪(ソロ) デイヴィッド・クラマン:アンパクト(4手) / ライアン・ヴィジル:無題(4手)他 デイヴィッド・クラマン、ライアン・ヴィジル、ジョン・マクドナルド(P) | ||
録音:2006年。3人の作曲家がそれぞれのピアノ作品を共演しあいつつ自作自演した一枚。ヴェーベルンのように寡黙な作品あり、ミニマル風の作品ありと様式は様々。 | ||
ハープの願い〜デイヴィッド・F.レフコヴィッツ:ハープ作品集 フルート、ヴィオラとハープのための「レヴェルティゴ」/ハープ独奏のための「雲の上に書いたのは誰・・・」/ ヴァイオリンとハープのための「彼女の弾くハープを聴いて」/ハープ独奏のための練習曲/ ヴァイオリン、クラリネットとハープのための子守歌/フルートとハープのための「至点の前」/ ハープ独奏のための「古代の儀式・遠い風景」/フルート、チェロとハープのための「ウィズ・ウィズアウト」/ ハープ、ピアノ、ヴィブラフォンと打楽器のための「カルダーのクローゼット」 アンドレア・ティーレ、グレース・クラウティアー、キョンヘ・キム=シュートル、 リースル・アーマン、篠田恵里(Hp) E.ブック(Fl) P.コレッティ(Va) ギヨーム・シュトール(Vn)他 | ||
レフコヴィッツはニューヨーク出身で作曲をコーネル大学、イーストマン音楽院で学んだ。このアルバムはハープ独奏およびハープを中心とした室内楽で印象派を思わせる繊細な作品が多い。時にドビュッシー、時に無国籍風の民族音楽といったテイストを持つ。 | ||
リッキー・イアン・ゴードン(1956-):一幕の室内歌劇「エジプトの棺」
フレデリカ・フォン・シュターデ、デイヴィッド・マトランガ、セシリア・デュアルテ、アダム・ノーブル ティモシー・マイヤー指揮ヒューストン・グランド・オペラ/他 | ||
録音:2014年3月、世界初演時ライヴ。なんとフレデリカ・フォン・シュターデ主演。2014年3月に世界初演されたこのオペラはゴスペルの要素も加わったミュージカル風の内容で、いかにもアメリカの地方の歌劇場が好みそうな穏健で保守的な、特にどうという事もない音楽だが、2014年69歳になるシュターデが主役を務めていることを知って驚き。全盛期とは比べるべくもないが、それでも年齢の割には元気のよいところを聴かせてくれる。 | ||
スイート・シャリオット〜アルヴィン・シングルトン(1940-): ピアノのための「私自身の肌」/アルゴル〔I(ピアノのための)/ II(チェロのための)/ "V/A" (バス・クラリネットのための)/ VIII (スネアのための)〕/ ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための「ジャスパー・ドラッグ」/ 2つのフルート、ファゴット、サックスとチェロのための「スィート・シャリオット」 ローラ・ゴーディ(P) ロナルド・クラッチャー(Vc) ペギー・ベンケサー(Perc)他 | ||
録音:2008年-2011年。シングルトンはニューヨーク・ブルックリン出身でアトランタ響のレジデンス・コンポーザーを務めている。限られた音と激しい音の強弱のコントラストはヴェーベルンを思わせる。 | ||
セレスティアル・ウィンド〜ロバート・シロタ:オルガン作品集 トッカータ(1979) /4つの小品(1975) /イースター・カンティクルス(1993) /異国への手紙(1982) / 2つのゆっくりとしたコラール前奏曲(1978/79) /セレスティアル・ウィンド(1987) ヴィクトリア・シロタ(Org) | ||
ロバート・シロタはニューヨーク出身の現代音楽の作曲家でナディア・ブーランジェ、レオン・カーシュナーに師事。東海岸流のアカデミックな現代音楽の手法による堅固で正統的な無調音楽を発表し続けている。 | ||
タゴリアーナ〜詩人ラビンドラナート・タゴールに魅せられた作曲家たちによる歌曲集 J.A.カーペンター(1876-1951):詩集「ギーターンシャリ」より フランク・ブリッジ(1879-1941):タゴールの3つの歌 フランコ・アルファーノ(1876-1954):タゴールの3つの詩集より カロル・シマノフスキ(1882-1937):4つの歌曲より / カリム・アル=ザンド(1970-):タゴールの愛の歌 ポール・ビュッセルバーグ(Br) エイダン・ソーダー(S) カロゲロ・ディ・リベルト(P) | ||
録音:2012年1月。ラビンドラナート・タゴールはアジア人として初めてノーベル文学賞を受賞したインドの大詩人。彼の詩は19世紀末から20世紀半ばにかけて同時代の作曲家の想像力を刺激し、さかんに歌が作曲された。フランク・ブリッジやカロル・シマノフスキも付曲しているのは興味深い。 | ||
ポール・クレストン(1906-1985):歌曲集 3つの歌 Op.46 /夜想曲 Op.83 (*) /タナトロープス(死についての4つの歌) Op.7 / ダンス・ヴァリエーション Op.30 (*) /フランス系カナダ移民の民謡集/子守歌/ポールの楔 レベッカ・シャーバーン(S) パトリシア・ヒグドン(P) ロバート・オルソン指揮 UMKC 音楽院室内o. (*) | ||
ポール・クレストンはイタリア系アメリカ人で独学で作曲を学び、ヘンリー・カウエルに認められてデビュー。その後あらゆるジャンルの音楽を手掛けたが、サクソフォンのための作品は定番レパートリーとして演奏機会が多い。そんなクレストンの歌曲集がリリースされることは珍しく、ファンは必携。近代フランスとジャズの影響を色濃く感じさせる洒落たソング集。 | ||
ソリ室内アンサンブル ティモシー・クレーマー:循環と神話 ロバート・クサヴァー・ロドリゲス:時のための音楽 デイヴィッド・ヒューザー:上昇気流をつかまえて アレクサンドラ・ガードナー:烏 |
ソリ室内アンサンブル [ステファニー・キー(Cl) デイヴィッド・モレナワー(Vc) エタン・トーグル(Vn) キャロリン・トゥルー(P)] | |
録音:2010年-2012年。ソリ室内アンサンブルは1994年に20-21世紀の音楽を専門に演奏するグループとして結成、テキサスを拠点に活動している。意識してのことかどうかメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」や武満の「カトレーンII」が演奏できる編成であり、同時にかつてピーター・ゼルキンが結成したアンサンブル・タッシと同じ編成でもある。ここに収録された作品は若手から中堅世代のアメリカの作曲家の作品であり、新古典主義風、タンゴ風、新ロマン主義風と作風もさまざま。 | ||
雪かき〜デイヴィッド・オウエンズ: 2台のピアノのためのソナタ(2010)[サンヨン・キム、ヴィクター・ケイレス(P)]/ ヴィオラとピアノのための「ケルトの歌による幻想曲」(1985) (#) / エリザヴィエッタ・リッチーによる6つの歌曲「雪かき」(2008) (+)[デイヴィッド・オウエンズ(P) クリスティーナ・ジャイルズ(Va;#) ダナ・フォーチュナート(Ms;+)] | ||
録音:2013年。デイヴィッド・オウエンズは作曲のほか、ピアニスト、オルガニスト、指揮者そして著述家として幅広い活動をしている。作品はNYP 、クリーヴランド管などによってさかんに演奏されている。作風は微妙な調性感と無調が折衷された硬質の叙情が特徴。 | ||
マイケル・チン:アカペラ歌劇「真夏の夜の夢」(台本:ウィリアム・シェイクスピア)
カーティス・タッカー指揮メンフィス歌劇場 デルタ・カペラ、リヴァ(無伴奏cho.) | ||
録音:2011年1月。無伴奏オペラと銘打たれたこの作品は、伴奏が管弦楽の代わりに全てアカペラ混声合唱(ヴォイセストラ)なのが特色。いわゆるドゥーワップ(「ドゥーワッ」や「シュビドゥビ」などのスキャットのほか、シンバルやドラムの真似を口で行う)の手法で行われ、いかにもアメリカらしい雰囲気にあふれる。無伴奏コーラスの絶妙なハーモニーが聴き物。 | ||
いたずらのための機会〜アレン・アンダーソン: 織物で包む(2003)[カーティス・マコンバー(Vn) チャールズ・カーティス(Vc) アレック・カリス(P)]/ 集められた手紙(1999)[デイヴィッド・ラッセル(Vc)]/ いくつかのボロいスポット(2008)[トーマス・ウォーバートン(P)]/ これらすべて長方形の周りの生活の場面はいたずらのための機会にある(2001)[ラサ・サクソフォン四重奏団]/ 雲の襟(1997)〜Fl, Cl, F. h, Pf, Vn, Va, Vc [ロス・バウアー指揮エンピリアン・アンサンブル] | ||
録音:1999年-2009年。アレン・アンダーソンはカリフォルニア大学バークレー校とブランディス大学で哲学と音楽理論、作曲を学び、その後クーセヴィツキー財団やグッゲンハイム財団より委嘱を受け、多くのオーケストラ、アンサンブルのために作品を提供している。作風は無調によるもので巧みな楽器法により厳しい中にも生き生きとしたエネルギーが迸る。 | ||
「無言歌」バッハからバッハ風まで〜チェロとギターによる名旋律集 J.S.バッハ&グノー:アヴェ・マリア / キュイ:オリエンタル / フォーレ:シシリエンヌ レクオナ:アンダルシア / モンティ:チャルダーシュ / ブロッホ:祈る人 シューベルト:歌曲編曲集〔音楽に/どこへ?/糸を紡ぐグレートヒェン/菩提樹/漁師の娘/ おやすみ/ミューズの子/セレナード〕 ロバート・ビーザー:山の歌(4曲) / ボッケリーニ:ソナタ イ長調 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜アリア イェフダ・ハナニ(Vc) エリオット・フィスク(G) | ||
チェロとギターという、ありそうでなかったデュオ。シューベルトの歌曲の編曲集やバッハ/グノーのアヴェ・マリアなど名曲の他、キュイのオリエンタルやモンティのチャルダーシュなど異国情緒あふれる小品を多数収録。チェロのイェフダ・ハナニはシカゴso. 、フィラデルフィア管などで演奏していた名手。 | ||
鉄蝉〜ヴァイオリンとチェロのための新しい音楽 デイヴィッド・マキ:アメリカ落葉松 / ポール・ジョンストン:夏のスケッチ(*) ブライアン・アレオーラ:マークが言ったこと(#) / スティーヴン・アンダーソン:3つの方言の歌 フェルディナント・デ・セナ:都市の間隔 / ジョン・アレマイヤー:非言語的コミュニケーション ジョナサン・カーク:鉄蝉 デュオ21[アンナ・クロムウェル(Vn) ミナ・フリッシュ(Vc)] ポール・ジョンストン(P;*) ブライアン・アレオーラ(T;#) | ||
録音:2011年。ヴァイオリンとチェロのデュオ・グループ、デュオ21は21世紀の音楽を初演紹介するべく結成され2010年に初めてアルバニーで録音を行った。二人はアメリカ中西部を中心に演奏と教授活動をしている。作品は21世紀の多様な文化を反映してアカデミックな硬派の現代音楽からジャズ、カントリー・ミュージックの影響を受けたものまで十人十色。 | ||
チェリー・カルーダ、アメリカ歌曲を歌う(作曲者自伴奏による) ジョン・マスト:十分なロープ/ペネロープ/私は詩を書くのをやめた/ラメント |