DIVINE ART | ||
サリヴァン:喜歌劇「ハッドン・ホール」 | プリンス・コンソート・オヴ・ エディンバラ | |
シューベルト:傑作集 Vol.1 ピアノ・ソナタ第18番 D.894/ 同第21番 D.960/同第13番 D.664/ さすらい人幻想曲 D.760/4つの即興曲 D.935/ アレグレット D.915 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
シューベルト:傑作集 Vol.2 ピアノ・ソナタ第19番 D.958/同第20番 D.959/ 2つのスケルツォ D.593/3つの小品 D.946/ 12の高雅なワルツ D.969/楽興の時 D.780/ アダージョ D.612 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
シューベルト:傑作集 Vol.3 ピアノ・ソナタ第16番 D.845/同第15番 D.840/ 同第17番 D.850/ 17のレントラー D.366/アレグレット D.900/ ディアベッリ変奏曲 D.718 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
ルイ・グラス:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ Op.25/ピアノ・ソナタ Op.6/ 幻想曲 Op.35/叙情的なバガテル Op.26/ ピアノ小品集 Op.66/幻想小品集 Op.4 |
ピーター・シーヴライト(P) | |
葬列と極楽 [Exequy and Elysium] 〜ジェイムズ・クック(1966-):オルガン作品集 涙のシンフォニア [Sinfonia Lacrimosa] (2005) (*) /「四つ組」(2003-4)〜葬列/ シンフォニエッタ (2005) /シンフォニア・メロディア (2005) /Plerophoria (#) (2003-4) / 2つの宗教的空想〔Panegyris /極楽〕 (2005) /「四つ組」(2003-4)〜快い音 サミュエル・ハドソン(Org;*) サミュエル・ヘイズ(Org;*以外) ルーシー・ジャック(A;#) | ||
録音:2005年12月14日、ケンブリッジ大学ガートン校(*) /2005年8月16日-17日、ケンブリッジ大学クイーンズ校(*以外)。 | ||
ブラジルの声〜ヴィラ=ロボス:声楽作品集 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番/ セレスタス(セレナード)/ モディーニャとカンサン(第1、2巻)/ 声とヴァイオリンのための組曲/ ブラジル風カンサン(7曲)、他 |
アンナ・マリア・ボンディ(S) フランソワーズ・プティ(P) ソリステ・ド・パリ | |
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 全集エディション Vol.3〜 ジェミニアーニによる12の合奏協奏曲集 [ト長調/ニ短調/ホ短調/ニ長調/変ロ長調/ト短調/ ハ短調/ロ短調/ヘ長調/ニ長調/イ短調(*)/ニ短調] |
パヴロ・ベズノシウク(Vn)指揮 エイヴィソン・アンサンブル | |
世界初録音。ピリオド楽器使用。(*)はベズノシウクの編曲による。 ジェミニアーニのヴァイオリン・ソナタ集Op.1に基づくもの。 | ||
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 全集エディション Vol.4〜 18の合奏協奏曲 Op.9 & Op.10 12の合奏協奏曲集Op.9 [ト長調/ニ長調/イ長調/ト短調/ハ長調/ホ短調/ 変ホ長調/変ロ長調/ハ短調/ヘ長調/イ長調/ニ長調]/ 6つの合奏協奏曲集Op.10 [ニ短調/ヘ長調/ハ短調/ハ長調/変ホ長調/ニ短調] |
パヴロ・ベズノシウク(Vn)指揮 エイヴィソン・アンサンブル | |
ピリオド楽器使用。共に全集としては世界初録音となる2作品。 | ||
ハイドン:作品集 スターバト・マーテル(*)/交響曲第44番「悲しみ」(#)/ ヴァイオリンとチェンバロ、弦楽のための協奏曲 ホ短調(+)/リベラメ・ドミネ(*) アンナ・マリア・ボンディ(S;*) クラウディア・エーデル(Ms;*) アクセル・ライヒャルト(T;*) ユルク・クラッティンガー(B;*) ジャン・ブリディエ合唱指揮フィリップ・カイヤールcho.(*) ジャック・フランソワ・マンツォーネ(Vn;+) フランソワーズ・プチ(Cemb;+) アンリ=クロード・ファンタピエ指揮レ・ソリステ・ド・パリ | ||
録音:1978年3月(*)/1964年(#/+)。おそらく Ars Studiofrance というレーベルからLPで出ていた物で、初CD化と思われる。 ファンタピエ(1938-)はニース生まれ。生地でルネ・サオルジャンに(おそらくオルガンを)師事、その後パリでウジェーヌ・ビゴーとマルケヴィッチに指揮を、デュティユーに作曲を師事し、1960年にはブザンソン国際指揮者コンクールに優勝している。1964年から1982年までレ・ソリスト・ド・パリのディレクターを務めたが、優れた音楽学者でもあり、18世紀音楽の演奏には特に定評があった。学術的見識に基づきながらも瑞々しいハイドン。 | ||
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 全集エディション Vol.5〜 スカルラッティによる12の合奏協奏曲集 [イ長調/ト長調/ニ短調/イ短調/ニ短調/ニ長調/ ト短調/ホ短調/ハ長調/ニ長調/ト長調/ニ長調] |
パヴロ・ベズノシウク(Vn)指揮 エイヴィソン・アンサンブル | |
ピリオド楽器使用。 18世紀イギリスにおける重要な作曲家で、J.C.バッハやハイドンに先駆けて音楽形式を確立させたことでも評価されるエイヴィソンの作品中、D.スカルラッティ作曲による鍵盤楽器のためのソナタから編曲した最も著名な協奏曲集。 奇才ベズノシウク率いるエイヴィソン・アンサンブルによる当シリーズは当初NAXOSからの発売だったが、第3弾以降DIVINE ARTレーベルからの発売となっており、当盤は通算第5弾。NAXOSから発売されている Op.6の作品と副題が似ているが調性は異なっており、別の作品であろう(今回の案内に作品番号は記載されていない)。 | ||
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 全集エディション Vol.6〜 トリオ・ソナタと鍵盤ソナタ集 トリオ・ソナタ Op.1 (2つのヴァイオリンと低音のための6つのソナタ)/ チェンバロ・ソナタ Op.8 (2つのヴァイオリンとチェロ伴奏付の6つのソナタ) |
エイヴィソン・アンサンブル [パヴロ・ベズノシウク、 キャロライン・ ボールディング(Vn) リチャード・タニクリフ(Vc) ロバート・ハワース (Cemb/チェストOrg)] | |
録音:2005年12月11日-14日、パクストン・ハウス、バーウィック・アポン・ツイード(カナ表記はウィキペディアに拠る/イングランド最北の都市)。 エイヴィソン・アンサンブルによるエイヴィソン作品集同レーベルヘの第4集(通算第6集)。エイヴィソンは音楽家の両親のもとに生まれ、ロンドンでコレッリの弟子であったジェミニアーニに師事した。古典派時代の作曲家だが、そのためにイタリア・バロック音楽の影響が強い。 シリーズ既発[品番 8.55〜はNAXOS、DDA-〜はDIVINE ARTからの発売]: 7声ののための12の合奏協奏曲 Op.6(D.スカルラッティの「42の練習曲集」より編曲)(8.557553/4)、 6つの協奏曲 Op.3/8つの協奏曲 Op.4(8.557905/6)、 ジェミニアーニによる12の合奏協奏曲集(DDA-21210)、 18の合奏協奏曲 Op.9 & Op.10(DDA-21211)、 スカルラッティによる12の合奏協奏曲集(DDA-21213)。 | ||
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 2つのヴァイオリンとチェロを伴うチェンバロ・ソナタ集 Ops.5 & 7 6つのチェンバロ・ソナタOp.5/6つのチェンバロ・ソナタOp.7 エイヴィソン・アンサンブル [ゲイリー・クーパー(Cemb) パヴロ・ベズノシウク、 キャロライン・ボールディング(Vn) ロビン・マイケル(Vc)] | ||
録音:2008年4月。 2009年の生誕200年で再評価されつつあるエイヴィソンはイギリス・カッスル出身。音楽家の両親に音楽の手ほどきを受けた後、イタリアの作曲家ジェミニアーニに教えを受けた。主に協奏曲を中心に作品を発表、生涯の殆どを生まれ故郷で過ごし60才でこの世を去った。ラモー、コレルリの影響を受けた軽やかで歌謡性にあふれた音楽。チェンバロのクーパーはオックスフォード大学でチェンバロとフォルテピアノを学び、バッハとモーツァルトに定評があるがベートーヴェン、シューベルトなど古典派から初期ロマン派も取り上げる。 | ||
バッハ:6つのパルティータ [第2番 ハ短調 BWV826/第1番 変ロ長調 BWV825/ 第6番 ホ短調 BWV830/第5番 ト長調 BWV829/ 第3番 イ短調 BWV827/第4番 ニ長調 BWV828] |
ジュディス・ラムデン(P) | |
録音:2008年、イーグルマウント、オーストラリア。 ジュディス・ラムデンはオーストラリア出身でピアノをナディア・ブーランジェ、パウル・バドゥラ=スコダ、チェンバロをグスタフ・レオンハルトに師事したベテラン女流ピアニスト。 | ||
肖像〜アンソニー・ホプキンス(1921-)の音楽(全22トラック) ヴィオラ・ソナタ/ピアノ・ソナタ第2番〜コント/鳥への謙虚な歌/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ/ ピアノ・ソナタ第3番/模倣組曲/3つのフランス歌曲/タンゴ/3つの誘惑/3つの歌曲/4つの舞曲/他 マシュー・ジョーンズ(Va) ジェイムズ・ギルグリスト(T) レスリー=ジェーン・ロジャーズ(S) ジョン・ターナー(リコーダー) マイケル・ハンプトン、ジャネット・シンプソン(P)他 | ||
録音:2011年-2012年。イギリスの作曲家アンソ二ー・ホプキンスは王立音楽院でシリル・スコットに師事、英国内で数々の賞を受賞し、2011年90歳を迎えた(同姓同名の俳優とは別人だが、俳優アンソニー・ホプキンスも作曲を嗜み、しかもCDまで出しているので紛らわしい)。作風は20世紀前半の様々な作曲家の影響を受けており、室内楽にはバルトーク、ベルクのエコーが聞こえ、歌曲にはヴォーン・ウィリアムズやホルストからの影響が感じられる。 | ||
クリストファー・ラングダウン〜ライヴ・イン・ロンドン モシュコフスキ:4つの楽興の時 Op.84 ドビュッシー:前奏曲第2集 より [ビーニョの門/ヒースの荒野/奇人ラヴィーヌ将軍/ 月の光が降り注ぐテラス/水の精/カノープ/花火] ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調Op.31 No.2「テンペスト」 フランク・ブリッジ(1879-1941):ドラマティック・ファンタジア クリストファー・ラングダウン(1971-): Deo Omnis Gloria スクリャービン:練習曲集 より[Op.2 No.1/Op.8 Nos.1, 2, 5, 9, 11, 12] サティ:グノシエンヌ第1番 クリストファー・ラングダウン(P) | ||
録音:2009年6月9日、ウィグモア・ホール、ライヴ。 ラングダウン(1971-)はロンドン王立音楽院でマルコム・ウィルソンに学んだ。彼の演奏したショスタコーヴィチはタチアナ・ニコラーエワからも賞賛された。現在イギリスのみならず、アメリカ、アジアで盛んな演奏活動を行っている中堅。 | ||
ヘンデル:チェンバロのための組曲集 Vol.1 〔ニ短調 HWV.428/イ長調 HWV.454/ホ短調 HWV.438/ハ長調 HWV.443/ ト短調 HWV.439/ト長調 HWV.441/ホ短調 HWV.429/ホ長調 HWV.430〕 ギルバート・ローランド(Cemb) | ||
録音:2010年7月。ローランドは王立音楽院でミリセント・シルヴァーに師事し1970年にデビュー以来、多くの演奏会を行っている他、NAXOSレーベルよりラモーのクラヴサン全集、ソレルのソナタ全集など、録音も多数あり現代イギリスを代表するチェンバリスト。 | ||
ヘンデル:チェンバロのための組曲集 Vol.2 組曲〔ト短調 HWV.432 /ニ短調 HWV.437 /へ長調 HWV.427 /嬰ヘ短調 HWV.431 /変ロ長調 HWV.434 / ト長調 HWV.450 /ト短調 HWV.444 /ヘ短調 HWV.433 /ニ短調 HWV.436 〕/シャコンヌ ト長調 HWV.435 ギルバート・ローランド(Cemb) | ||
録音:2012年7月。Vol.1:DDA-21219 に続くローランドのヘンデル「チェンバロ作品全集」シリーズ。ギルバート・ローランドはスカルラッティ、ラモー、ソレルなどを得意とし、NAXOSレーベルでは13枚組による「ソレル:チェンバロ・ソナタ全集」を完成している。緻密な研究、分析の成果と瑞々しい音楽性の融合により、ヘンデル在世時の姿が今、鮮やかによみがえる。 | ||
ヨゼフ・ハイドン:ノットゥルノ&スケルツァンド全集 ノットゥルノ〔第1番 ハ長調 Hob.II: 25 (*) /第2番 ヘ長調 Hob.II: 26 (*) /第3番 ト長調 Hob.II: 27 (*) / 第4番 ヘ長調 Hob.II: 28 (*) /第5番 ハ長調 Hob.II: 29 (*) /第6番 ト長調 Hob.II: 30 (*) / 第7番 ハ長調 Hob.II: 31 (#) /第8番 ハ長調 Hob.II: 32 (#) 〕/ スケルツァンド(#) 〔第1番 へ長調 Hob.II: 33 /第2番 ハ長調 Hob.II: 34 /第3番 ニ長調 Hob.II: 35 / 第4番 ト長調 Hob.II: 36 /第5番 ホ長調 Hob.II: 37 /第6番 イ長調 Hob.II: 38 〕 デニス・マッカルディン指揮 ジェソップ・ハイドン・アンサンブル(*) トリニティ・ハイドン・アンサンブル(#) | ||
2012年2月11日-13日、シェフィールド高校(*)、2009年1月7日-8日、ロンドン(#)。ノットゥルノ(夜想曲)、スケルツァンド(舞曲)ともに3〜4楽章からなる組曲でセレナードと同様に宮廷での演奏を目的とした貴族の楽しみのために書かれている。ハイドンはこうした機会音楽の作曲を通して交響曲の様式を推敲・実験・完成させていったと思われる。指揮者のデニス・マッカルディンは音楽学者でもあり、イギリス・ハイドン協会のディレクターを務めている。ハイドン研究の成果を演奏に反映させ、鑑賞はもちろんのこと、学術的、資料的にも意義深いディスク。似た名前の異なる2アンサンブルによる演奏。「ジェソップ」のほうはイギリス・ハイドン協会とシェフィールド大学によって設立された若手奏者によるアンサンブル。「トリニティ」のほうはイギリス・ハイドン協会とトリニティ音楽大学によって設立され、「トリニティ」のほうが若干大きいアンサンブルとなっている。 | ||
チオニストラの音〜シリア・ペトリドゥー [Cilia Petridou] (1945-):歌と室内楽作品集 歌曲集(*)〔食料雑貨商/セイレーン/キレニア/愛とは/鏡/楽天主義/包囲〕/ 室内楽曲集〔ピアノ四重奏曲「記憶」(#) /弦楽四重奏曲「襟」(+) /ピアノ三重奏曲「黒い7月1974」(**) / チオニストラのクロッカス(##) /初めての喝采(##) /私を捕まえてごらん(##) /追放へ(##)〕 アリソン・スマート、レスリー=ジェーン・ロジャース(S;*) L.カーグル(Br;*) J.H.モストン(P;*)他 エラー・デール・ピアノ三重奏団(#/+/**) スーザン・コリアー(Vn;+/##) スティーヴン・バーナード(Va;#/+) | ||
録音:2011年。シリア・ペトリドゥーはキプロス島出身の女流作曲家。作品は基本的に調性に基づくロマンティックなもので時にジャズ風な要素も聴かれるが、室内楽に至ってはシューマン、ブラームスの影響すら感じさせる。ギリシャの女流作曲家といえば映画音楽でも知られるエレニー・カラインドルーが有名であるが、ペトリドゥーも時代のトレンドに全く左右されずひたすら自己に忠実な創作を行っている作曲家のようだ。題名の「チオニストラ」とはキプロスの最高峰オリンポス山のこと。 | ||
無言歌〜ポール・タファネルの遺産 ポール・タファネル(1844-1908):ウェーバー「魔弾の射手」の主題による幻想曲 グルック:精霊の踊り / ライネッケ:フルート・ソナタOp.167 ショパン/タファネル編曲:夜想曲 Op.15 No.2 / ポール・タファネル:音楽読譜 アルフォンス・カスリーヌ:夜想曲 / フォーレ:シシリエンヌ/コンクール用小品/幻想曲 ユレ・ムーケ:ギリシャ風ディヴェルティメント第1番 / サン=サーンス:ロマンス クレマンス・ド・グランヴァル:組曲 / エミール・ベルナール:ロマンス フランソワ・ボルン:子鬼のバラードと舞曲 / C.E.ルフェーブル:2つの小品 Op.72 ルイ・レイノー:夜想曲 / C.W.ド・ベリオ:ソナタOp.64 ジョルジュ・バレール:夜想曲 アルベール・ドワイェン:ギリシャ風小品(5つの勇ましい小品) A.ブリュノー:ロマンス / ジャック・デュラン:ロマンス ドップラー:ハンガリー田園詩曲 / シャルル=マリー・ヴィドール:組曲 メンデルスゾーン/タファネル編曲:熟考 ケネス・スミス(Fl) ポール・ローズ(P) | ||
録音:2008年-2009年、聖マリー教会、バーグフィールド、バークシャー。フランスのフルート奏者タファネルは、指揮者として永らくパリ音楽院の教授を務め、近代フルート音楽の礎を築いた。伝説のフルート奏者マルセル・モイーズの師としても知られる。彼の演奏は録音としては一切残されていないが、このセットは彼の生きた時代に作曲された(タファネルの自作、編曲を含む)作品を聞くことでその時代を偲ぶ物。よほどフルートに親しんでいる人にしか馴染みのない作品が目白押し。これまで楽譜はあっても音源がなかった曲もあるので、フルート学習者に最適の参考資料音源にもなる。フルートのケネス・スミスはフィルハーモニアo.の首席奏者でソロ奏者としてはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持つが特にイギリス、フランス音楽には定評がある。 | ||
ロナルド・スティーヴンソン(1928-):ピアノ作品集 来たれ甘き死よ BWV478(原曲:J.S.バッハ)/前奏曲とコラール/スコットランドのバラード「君主ランドール」/ ピアノのための新しい歌の技法〔 Vol.1(5曲)/ Vol.2(4曲)〕/ショパンの断片によるフーガ/ ショパンの前奏曲による「感想」/ショパンのワルツによる「3つの対位法的習作」/ 管弦楽なしの協奏曲「アルカンの饗宴」/ソナタ第1番 ト短調(原曲:イザイ)/ソナタ第2番(原曲:イザイ)/ 古代スカンジナヴィアのエレジー/「こうもり」によるカノン風奇想曲/グラズノフを下敷きとする旋律/ サン・ロメリオのリコルダンツァ/機械オルガンのための幻想曲 K.608(原曲:モーツァルト)/ ピアノ協奏曲第20番 K.466〜ロマンツェ(原曲:モーツァルト)/3つの大地(原曲:パーセル)/ トッカータ(原曲:パーセル)/パーセルの「新しいスコットランドの調べ」による小さなジャズ変奏曲/ホーンパイプ/ 女王の悲しみ/2つの肖像/ジョン・ブルによる3つのエリザベス朝風の小品 マレイ・マクラクラン(P) | ||
録音:2009年-2010年、ハーデン=フリーマン・コンサート・ホール、マンチェスター。マーラーの交響曲第10番クック版のピアノ版編曲やソラブジの楽譜の校訂と演奏、知る人ぞ知る名作「アルカンの饗宴」で知られる作曲家・ピアニストのロナルド・スティーヴンソン初のまとまった形での作編曲集。ロナルド・スティーヴンソンはイギリスの作曲家・ピアニスト。ピアニストとしてはブゾーニの流れを汲むヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍してきた。リスト以来、ブゾーニ/ゴドフスキー/グレインジャー/ラフマニノフと続く、この作曲家兼ピアニストの系譜には他人の作品を超絶的なピアノ曲にアレンジしたりその主題に基づいた超絶的な技巧の変奏曲を書いたり、という伝統がある。スティーヴンソンも例外でなく、収録曲のほとんどが他人の曲の編曲か他人の主題による変奏曲であるが、その主題の処理方法は独創的で編曲の域をはるかに超え、スティーヴンソン独自の作品といえる。スティーヴンソンの作品ではとりわけ有名な「DSCH によるパッサカリア」は残念ながら当セットには含まれていないが、いずれも作品もピアノの機能とピアノ技術を総動員した華麗で超絶技巧を要する秀作。現代音楽臭さは皆無でリストやブゾーニ、ゴドフスキーなど19世紀型超絶技巧ピアノ曲が好きな人にお勧めできるセット。 | ||
シマノフスキ:ピアノ作品全集 | シネ・リー(P) | |
リー(国内代理店の記載は「イ・シネ」)は1976年韓国生まれのピアニストで、留学したイギリスで活躍を続けている。当盤は「グラモフォン」を初めとするイギリスの各音楽雑誌やサイトで「推薦」を複数取得。また、国内代理店からはDDA-24100という品番で案内が来ているが、おそらく上記の誤りと思われる。 | ||
ジョージ王朝時代の客間からのカンタータ集 〜18世紀のカンタータ集 |
マーガレット・アシュトン(S) コンサート・ロイヤル | |
A Celebration Of Cellos ジャコッベ・バセヴィ・チェルヴェット(1682頃-1783):チェロ三重奏曲第2番 変ロ長調 ヴァルター・エッシュバッハー(1901-1969):4つのチェロのための組曲 エンリコ・マイナルディ(1897-1976):夜想曲 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):騎士道の2つの小品 メアリー・デア(1902-1976): チェロ・アンサンブルのための5つ(6つ?)の小品「エレジー」 ナイジェル・ダン(1954-):チェロのための四重奏曲 Op.7 アニタ・ヒューイット=ジョーンズ(1926-2007):セレナード(スペイン舞曲) マイケル・ノリス(1973-):ルンバ チェロ・スパイス[アリソン・ローレンス、ジリアン・コップ、 ジョン・デイヴィッドソン、マーク・ベイリー(Vc)] | ||
発売;2001年?。3本、または4本のチェロのためのオリジナル作品集。レーベルの欧文インフォメーションに「8曲が世界初録音」とあるので、おそらく全曲が世界初録音。 | ||
スコティッシュ・ロマンティクス 〜もっとも印象的なピアノ作品集 ヘイミッシュ・マッカン(1868-1916): 6つのスコットランド舞曲/ワルツ ジョン・ブラックウェル・マキュアン(1868-1948): ピアノのための4つのスケッチ/ ピアノのためのソナチナ/3つの「キーツ」前奏曲/ 南の丘で(3曲)/ コート・ダジュールからの5つの小品 アレグザンダー・キャンベル・ マッケンジー(1874-1935): リフレイン/高き精神/蝶の狩/ 3つの小品/ Harvest Home |
マレイ・マクラクラン(P) | |
録音:DDD。発売:1996年。以前、2-5003という型番でご案内していた物。 | ||
マイ・ソング・イズ・ラヴ アイアランド、トムキンズ、タヴナー、 スタンフォード、デュリュフレ、他の合唱曲 |
トータル・アバーディーン・ ユースcho. | |
バッハのトランスクリプションと 現代オーストラリアのピアノ作品集 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調BWV.1004〜シャコンヌ J.S.バッハ/ヘス編曲: カンタータBWV.147〜主よ、人の望みの喜びよ マーガレット・サザーランド(1897-1984): 2つのコラール前奏曲(1935)/ 組曲第1番(1937)/組曲第2番(1937) フェリックス・ヴェアダー(1922-): ブレイクの「無垢と経験のうた」 による3つの小品(1985) ナイジェル・バターリー(1935-): 歌謡曲についてのコメント(1960) J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: 前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532 |
トレヴァー・バーナード(P) | |
バーナードは24歳の時、サージェント指揮フィルハーモニア管とブリスのピアノ協奏曲を初めてステレオ録音(原盤:EMI/DIVINE ARTから復刻されている; DDV-24106 )したオーストラリア在住のピアニスト。ブリスのピアノ・ソナタも録音している(DDA-25011 /+ ブゾーニの前奏曲集)。彼はイギリス出身で、王立音楽院にてブゾーニの弟子ハーバート・フライヤー(コンスタント・ランバートにもピアノを教えている)に学んでおり、ブゾーニの孫弟子ということになる。 #CD-R製版ですので、あらかじめご了承下さい。 | ||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785): ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 [イ短調/ハ短調/変ロ長調/ハ短調/ イ長調/ト短調/ホ長調/ヘ長調] |
ピーター・サイヴライト(P) | |
#CD-R製版となっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785): ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 [ハ長調/ト長調/ヘ長調/ハ短調/ヘ長調/ ニ短調/ニ長調/変ロ長調/イ長調] |
ピーター・サイヴライト(P) | |
ガルッピの全ソナタ90曲を10CDにまとめる予定で進行している、前代未聞の全集。2009年現在 Vol.3(DDA-25015)までが発売中。 #CD-R製版となっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
エレジー 〜20世紀のイギリス・ギター音楽 リチャーズ、トミンズ、ウィリアムソン、 ビバリアン、T.ハリソン、J.タヴナー、 クラウチャー、ソースソーンの作品 |
ジョナサン・リチャーズ(G) | |
クラリネット三重奏曲集 ブラームス(1833-1897): クラリネット三重奏曲 イ短調Op.114 ヒュー・ウッド(1932-): クラリネット三重奏曲Op.40 (*) ベートーヴェン: クラリネット三重奏曲 変ロ長調Op.11 |
トリオ・ジェメッリ [ジョン・ブラッドバリー(Cl) エイドリアン・ ブラッドバリー(Vc) エミリー・シーガル(P)] | |
録音:1998年6月、ブリストル。(*)は世界初録音。以前DivineArt-25009という型番でご案内していた物。 | ||
ギリシャの小島〜ドナルド・スワン(1923-1994):歌曲集(全28トラック) ルシンダ・ブロードブリッジ(S) ジュリエット・オルダーダイス(Ms) ジェフリー・クレスウェル(T) ブルームフィールドSQ ジョン・ジャンソン指揮o. | ||
ブリス:ピアノ・ソナタ ブゾーニ:24の前奏曲 Op.37 |
トレヴァー・バーナード(P) | |
バーナードは、サージェント指揮フィルハーモニア管とブリスのピアノ協奏曲を初ステレオ録音した(EMI原盤/DDV-24106)、ブゾーニの孫弟子にあたるオーストラリア在住のピアニスト。 | ||
セレスティアル・ハーモニーズ 〜シャルル・カミレリ:ピアノ作品集 パガニーニアーナ(四手のための;*)/ 宇宙論、アストラリス、道、人智圏、天体の調和 |
マレイ・マクラクラン(P) キャスリーン・ペイジ(P;*) | |
スティーヴンソン:DSCHによるパッサカリア | マレイ・マクラクラン(P) | |
ブラームス&ヒンデミット:クラリネット・ソナタ集 ブラームス:クラリネット・ソナタ [第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 / 第2番 変ホ長調 Op.120 No.2] ヒンデミット: クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調 |
コリン・ブラッドバリー(Cl) バーナード・ロバーツ(P) | |
録音:セント・ジョージズ、ブランドン・ヒル、ブリストル。発売:2000年。 #CD-R製版となっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785): ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 [ヘ長調/変イ長調/ホ長調/ハ長調/ ニ長調/ト長調/変ロ長調/変ホ長調] |
ピーター・サイヴライト(P) | |
ガルッピの全ソナタ90曲を10CDにまとめる予定で進行している、前代未聞の全集。2009年現在では当 Vol.3 までの発売(Vol.1、Vol.2:DDA-25006、25007)。 #CD-R製版となっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
コープランド:ピアノ作品集 パッサカリア/ピアノ変奏曲/ ピアノ・ソナタ/ピアノ幻想曲 |
レイモンド・クラーク(P) | |
青い小鳥〜オーストラリアの現代ピアノ曲集 ジェフリー・アレン(1927-):3つのピアノ小品 Op.23 フェリックス・ワーダー(1922-):モノグラフ マイケル・バートラム(1935-):ソナチネ(1977) ドリアン・レ・ガリエンヌ(1915-63): ピアノ・ソナタ ティム・ダーガアヴィル(1962-):夜の歌 |
トレヴァー・バーナード(P) | |
ショスタコーヴィチ:5つの前奏曲 Op.2より/ 3つの幻想舞曲集 Op.5/10の格言 Op.13 パヌフニク:ペンタソナタ/映像/12の小習作 |
レイモンド・クラーク(P) | |
ウッド・ワークス〜リコーダー作品集 ルドルフ・レーリヒ:リコーダー・ソナタ ヘンデル:ソナタ ハ長調/トリオ・ソナタ ヘ長調 ヴィヴァルディ:トリオ イ短調RV.86 ツェーンハウゼン:ムジカ・インキエタ 作者不詳:4つのイギリスの仮面劇(1600年頃) クープラン:神秘的なバリケード スティーヴン・クローニン: リコーダーと弦楽のための組曲 |
タマラ・グリーズ(リコーダー) アンサンブル | |
四手のためのチャイコフスキー 交響曲第4番(タネーエフ編)/ ロメオとジュリエット(プルゴールド編)/ 16のロシア民謡 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
皮膚のデコード ポール・ホイッティ(1970b):皮膚のデ・コーディング マックス・ウィルソン(1973-):ザイトリン クセナキス(1922-2001):エヴリアリ ポール・ニューランド:夢見る蝶々 マイケル・フィニシー(1946-): エドワード・マイブリッジ=エドヴァルド・ムンク モートン・フェルドマン:パレ・ド・マリ |
フィリップ・ハワード(P) | |
子供のためのピアノ作品集 バルトーク:10の易しい小品から4曲 ストラヴィンスキー:5本の指で プロコフィエフ:子供の音楽 Op.65 ショスタコーヴィチ:子供のノート Op.69 ハチャトゥリアン:「子供時代」から「絵」 コープランド:「ピアノ・アルバム」〜5曲 ウェーベルン:子供のための小品 バルトーク:「ミクロコスモス」第6集より4曲 |
レイモンド・クラーク(P) | |
天国の幸福 〜ジェイムズ・クック:合唱作品集 |
マイケル・マッカーシー指揮 ヴォーチェス・オクソニエンセス ルフス・フラウデ(Org) | |
エクスプロレーション〜 20&21世紀イギリスのピアノ作品 ケネス・レイトン(1929-88): 前奏曲・賛美歌とトッカータ Op.96 ホルスト(ヴァレー・ラスカー編):日本組曲 Op.33 ロナルド・スティーヴンソン(1928-):2つの中国民謡 アンソニー・ヘッジズ(1931-):3つの探検 Op.145/ ピアノ・ソナタ Op.53/5つの格言 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
クラリネットのオブリガート付き歌曲集 シューベルト、マイアベーア、シュポア、ラハナー、 カリヴォダ他の19世紀の作曲家の作品 |
エイリアン・ジェイムズ(S) ロバート・マリー(T) コリン・ブラッドバリー(Cl) オリヴァー・デイヴィス(P) | |
シューベルト:未出版ピアノ連弾作品集 Vol.1 ピアノ五重奏曲「鱒」(チェルニー編)/ 即興曲 D.899-2/ 「ロザムンデ」序曲(ヒュッテンブレンナー編)/ ポロネーズ(ゴールドストーン完成)/ ワルツ(プロコフィエフ編)/ 弦楽五重奏曲〜アダージョ(ウルリヒ編) |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
天国への道 〜ジェイムズ・クック合唱曲集 |
ルフス・フラウデ指揮 ヴォーチェス・オクソニエンセス イエスティン・エヴァンズ (Org) | |
作曲者自身の編曲、ピアノ連弾による交響曲集 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ [第14番「月光」/第8番「悲愴」/第23番「熱情」]/ 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲/ 「フィデリオ」序曲(モシェレス編) |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
J.S.バッハ:クラヴィーア協奏曲集 〔ニ短調 BWV.1052/ホ長調 BWV.1053/ イ長調 BWV.1055/ト短調 BWV.1058〕 |
ピーター・セイヴライト(P) スコティッシュ・ バロック・ソロイスツ | |
録音:時期記載無し(2003年以降)、グラスゴー/発売:2011年。モダーン・ピアノ使用。セイヴライトは1954年、英国生まれのピアニスト。近現代のピアノ曲を得意とする一方、divine art にガルッピのピアノ・ソナタ全集を録音中(ただし10巻予定の3巻目で中断)。スコティッシュ・バロック・ソリスツは2003年結成。珍しいことに通奏低音にギターを採用している。 | ||
来世の居場所 〜ジェイムズ・クック:オルガン作品集 オルガン交響曲/組曲「4つの気質」/ 2つのヴォランタリー/天国と地獄の縮図 |
マイルズ・ハートリー(Org) | |
東洋 [ORIENTALE] アダム・ゴーブ(1958-):ユダヤの踊り(ピアノ・デュオ版) サン=サーンス(1835-1921):アラビア奇想曲 Op.96 ボロディン(1833-1887):中央アジアの草原にて(4手ピアノ版) ホルスト(1874-1934)/ノーラ・デイ(1891-1985)編曲:東洋的組曲「ベニ・モラ」Op.29 No.1 グリエール(1875-1956):24のやさしい小品 Op.38〜第17番「オリエンタル」 コリン・マクフィー(1900-1964):バリの儀式音楽(*) ジョン・メイヤー(1930-2004):「サンギット・アランカーラ」組曲(1988) ジョゼフ・アクロン(1886-1943)/ レオポルド・アウアー&アントニー・ゴールドストーン編曲:ヘブライの旋律 Op.33 キャロライン・クレモウ、アントニー・ゴールドストーン(P) | ||
録音:2005年(*以外)/1998年(*)。 | ||
ツィガーヌ〜ジプシーにインスパイアされた作品 コダーイ、ハイドン、リスト、ブゾーニ、 ブラームス、ドホナーニ、ファリャ、ホルメス、 エネスコの作品 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
ファイヴ=フィフティーン 〜詐欺師のスウィングBBCダンスo.に捧ぐ |
マート・サンダー指揮 スウィング・スウィンドラーズ (スウィングの詐欺師達) | |
マルコム・アーノルド: オデュッセウスの帰還(世界初録音) ヴォーン・ウィリアムズ:未知の世界 ミヨー:フランス組曲 |
グレアム・テイラー指揮 スコットランド歌劇場o. グラスゴー市cho. | |
復活の家でのイヴ バッハ:イギリス組曲 BWV.808/ 幻想曲 ハ長調BWV.906/ 平均率クラヴィーア曲集より [BWV.846、850、851、875] ヘンデル:シャコンヌ ト長調 スカルラッティ:ソナタ K.380 |
ジル・クロスランド (フォルテピアノ; 1824年ジリコフスキー製) | |
グレアム・ウェッタム:ピアノ作品集(独奏、4手) 夜の音楽/ヘブライのバラード/ 前奏曲・スケルツォとエレジー/幻想曲/ 前奏曲・スケルツォとインペトゥオーソ] |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
シューベルト:未出版ピアノ連弾作品集 Vol.2 ピアノ三重奏曲/ノットゥルノ/ アルペジオーネ・ソナタ/ロンド「友情」 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
クラリネットの声〜クラリネットによる歌曲集 グリーグ、シベリウス、ヴォーン・ウィリアムズ、 カッチーニ、リムスキー=コルサコフ、デュパルク、 ブラームス、ラヴェル、フォーレ、他 |
クリスト・バリオス(Cl) クリントン・コーメニー(P) | |
ブクステフーデ:オルガン作品集(全13曲) | デイヴィッド・ハミルトン (Org) | |
録音:2007年1月 | ||
ピアノ協奏曲2P版の世界初録音! グリーグ(1843-1907):ピアノ・デュオのための音楽 グリーグ: ピアノ協奏曲 イ短調Op.16 (第2ピアノ・パート:グリーグ &カーロイ(カール)・テルン(1817-1886))(*)/ 「ペール・ギュント」組曲第1番Op.46 モーツァルト(グリーグ:第2ピアノパート): ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調K.545 グリーグ: ノルウェー舞曲Op.35/ 組曲「十字軍の兵士シーグル」Op.56 〜忠誠行進曲 Op.56 No.3 (*) |
ゴールドストーン& クレモウ・ピアノデュオ [アントニー・ ゴールドストーン、 キャロライン・クレモウ(P)] | |
録音:2006年、聖ジョン(ヨハネ)浸礼派教会、アルクバラ、北リンカーンシャー。(*)は世界初録音。以前DivineArt-25042という型番でご案内していた物。 これは珍しいグリーグ編曲による2台ピアノ作品集。何と言っても注目は、自ら編曲したピアノ協奏曲だろう。共編者として名前があがっているテルンは、オーストリー=ハンガリーの作曲家、指揮者、ピアニストだそうだが、彼らが実際に顔を合わせたことがあるかどうかは不明だとの事。また、モーツァルトのソナタに第2ピアノを足した作品は、リヒテルとレオンスカヤが録音した(TELDEC)事により一般に知られるようになったものだが、それを除けば録音は珍しい。他の作品は全てグリーグ自身がピアノ・デュオ用に編曲した物。 | ||
禁じられた声〜ナチスに禁じられたユダヤ作曲家の歌曲集 シュレーカー、ゴルトシュミット、ウルマン、 シュールホフ、コルンゴルト、ハースの歌曲 |
ジュディス・シェリダン(S) クレイグ・コムズ(P) | |
エルガー:交響曲第2番 ホディノット:任官の踊り |
オウアイン・アーウェル・ ヒューズ指揮 ウェールズ・ナショナル・ユース管 | |
モーツァルト・オン・レフレクション 「魔笛」序曲(ブゾーニ編)/ 2台のピアノ・ソナタ(ゴールドストーン完成版)/ ピアノ・ソナタ K.283(第2ピアノ、グリーグ作曲)/ アダージョとロンド K.617(ゴールドストーン編)/ 2台のピアノのためのソナタ K.448 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
ゴッシアーナ〜 ジョン・ゴスに捧げる1920年代歌曲アンソロジー民謡 モーツァルト、シューベルト、 ウォーロック、モーラン、他の歌曲 |
ジャイルズ・デイヴィス(Br) スティヴン・ディヴァイン(P) ゴス男声四重唱団 | |
遠い国 ジョン・ジェフリーズ:歌曲集(全26曲) |
ジェイムズ・ギルクリスト(T) アンナ・ティルブルック(P) | |
ファンタジー〜ホルン作品集 シューマン:アダージョとアレグロ ダマーズ:アスペクツ マックスウェル・デイヴィス:海鷲 R.シュトラウス:アルペンホルン プーランク:エレジー カミレリ:幻想ソナタ フォーレ:パヴァーヌ |
エティエンヌ・クタジャル(Hr) ジョン・リード(P) アン・マリー・カミレリ・ポデスタ (Hp) クララ・モウリツ(Ms) | |
聴かれなかったモーツァルト 前奏曲 ハ短調/ピアノ・ソナタ ヘ長調/ メヌエット K.Anh.34/アレグロ K.400/ 組曲〜サラバンド K.399/ジグ ハ短調/ ソナタ楽章 ハ長調K.deest/幻想曲 K.397/ ピアノ・ソナタ ト短調 |
アントニー・ゴールドストーン (P、復元、完成) | |
アメリカのピアノ・ソナタ集 エリオット・カーター:ピアノ・ソナタ(1983) ミクローシュ・ロージャ:ピアノ・ソナタ エドワード・マクダウェル: ピアノ・ソナタ第4番「ケルト風」 |
ピーター・セイヴライト(P) | |
録音:2008年。 2008年に100歳を迎え、いまだ現役のカーターによるソナタは、前衛色は影をひそめ、調性を感じさせる比較的穏健な佳曲。「ベン・ハー」などの映画音楽で知られるローザはカーターと同世代。祖国の大作曲家バルトークの影響を感じさせる。マクダウェルはアメリカのリストとも言うべきロマンティックな大作。 | ||
ロバート・ヒューギル:クランマー博士の遺言、他 | ポール・ブラフ指揮 カメレオン・アーツo. エイト・フィフティーン・ ヴォーカル・アンサンブル | |
魔法〜フルートとピアノのための作品集 プーランク:フルート・ソナタ アーン:2つの小品 ロパルツ:ソナチネ デュティユー:フルート・ソナタ フランク:フルート・ソナタ (原曲:ヴァイオリン・ソナタ) |
ケネス・スミス (Fl/フィルハーモニア管首席) ポール・ローズ(P) | |
ブルレスク〜 ブライアン・チャップル:ピアノ作品集(独奏・連弾) ブルレスク/ピアノ・ソナタ/ レクイエス/様々なバガテル 他 |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
ピアノ・デュオによるガーシュウィンとラヴェル ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/ キューバ序曲/「アイ・ガット・リズム」変奏曲 ラヴェル:ボレロ/マ・メール・ロワ/ 耳で聴く風景/魅惑のワルツ(マルケッティ作) |
ゴールドストーン&クレモフ (ピアノ・デュオ) | |
献呈〜クリス・レノックス:ピアノ作品集 献呈/失われたメロディ/京都・夜の花/ ピアノ・ソナタ「クレイグ」 他 |
クリス・レノックス(P) | |
ジョン・ガース:チェロ協奏曲集(第1〜6番) | リチャード・タニクリフ(Vc) エイヴィソン・アンサンブル (ピリオド楽器) | |
デイヴィッド・アール:チェロ・ソナタ(*)/ ピアノ・ソナタ第3番「マンダラ」(#) |
ジョージ・コーベット(Vc;*) ジェイムズ・シャーロック (P;*) デイヴィッド・アール(P;#) | |
イングリッシュ・フルート ジャーマン:組曲 クリストファー・レッドゲイト:3つの民謡 マイケル・ヘッド:春の川にて アーノルド・クック:ソナチネ ヨーク・ボウエン:フルート・ソナタ ジョン・タヴナー:ギリシャ間奏曲 チャールズ・スタイナー:練習曲 |
セリア・レッドゲイト(Fl) マイケル・デュセク(P) | |
アレッサンドロ・グランディ:5声のモテット集(1614) | ムジカ・セクレタ | |
ヴァイオリン・ソングズ エルガー、ベルク、ブリッジ、コープランド、 プロコフィエフ、マスネ、ブーランジェ、 プーランク、ラヴェル、シューベルト、シュトラウス |
マデリーン・ミッチェル(Vn) アンドルー・ボール(P) エリザベス・ワッツ(S) | |
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 ユリウス・ロイプケ:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 |
アンソニー・ヒューイット(P) | |
アイルランドの使徒 〜15世紀アイルランドの単旋律聖歌 |
カンティ(Canty) | |
パンとシリンクスへ マルティヌー:フルート・ソナタ第1番 ルーセル:フルートを吹く人たち エネスコ:カンタービレとプレスト メル・ボニス:フルート・ソナタ ドビュッシー:パンの笛 シューベルト:「しおれた花」による変奏曲 D.802 |
ケネス・スミス (Fl/フィルハーモニア管首席) ポール・ローズ(P) | |
オペラ座の夜〜 オペラの名旋律を主題としたピアノ作品集 リスト:「リゴレット」によるパラフレーズ/ 「ノルマ」回想/イゾルデの愛の死 ショパン:「ドン・ジョヴァンニ」変奏曲 ブゾーニ:「カルメン」幻想曲 R=コルサコフ:熊蜂の飛行 グレインジャー:「薔薇の騎士」愛の二重唱 メンデルスゾーン:「夏の名残のばら」幻想曲 グリュンフェルト: 「こうもり」による「ウィーンの夜会」 |
アントニー・ゴールドストーン(P) | |
多様なチェロ ブラームス:チェロ・ソナタ ヘ短調Op.99 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ストラヴィンスキー:イタリア組曲 モリコーネ:ガブリエルのオーボエ |
スーザン・ビアー(Vc) ギャレス・ハンコック(P) | |
LPOの副首席チェリストを1995年以来務める美人チェリスト、ビアーによる初のソロ・アルバム。 | ||
春の川のほとりで〜近代イギリスのフルート音楽 ハミルトン・ハーティ:アイルランドにて エドワード・ジャーマン:間奏曲 マイケル・ヘッド:春の川のほとりで ウィリアム・オルウィン:ソナタ ヘイヴロック・ネルソン: エイリー・チェリー、ベネズエラにて トーマス・ダンヒル:ヴァルス・ファンタジア ケネス・レイトン:フルート・ソナタ スタンフォード・ロビンソン:月の乙女の踊り エドワード・ジャーマン: フルートとピアノのための組曲 |
ケネス・スミス(Fl) ポール・ローズ(P) | |
録音:2007年。 19世紀末から20世紀半ばまで活躍したイギリスの作曲家によるフルート音楽精選。フランス音楽の影響を受けつつアイルランド民謡を思わせる親しみやすく、どこか懐かしい小品がたくさん入っている。ケネス・スミスはニコレ、ゴールウェイらに師事、長年に渡りフィルハーモニア管の首席を勤めた。ソリストとしてもシノーポリ、モーリス・アンドレらと共演、多くの録音がある。 | ||
ピアノ・デュオのためのショパン ショパン: ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21(2台ピアノ版)/ 2台つのピアノのためのロンド ハ長調Op.73 ショパン/ゴールドストーン編: ロッシーニの主題による変奏曲 シュット:ショパンのピアノ・ソナタ第3番による ワルツ=パラフレーズ ショパン/コーダー編: ワルツ 変ニ長調「小犬のワルツ」 ショパン/ストロ編:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2 ブラームス/ゴールドストーン編: ショパンによる練習曲 ショパン/ゴールドストーン編: ムーアの民謡風な歌による変奏曲 ゴールドストーン:革命的雨だれラグ |
ゴールドストーン &クレモウ(Pデュオ) | |
録音:2008年。半数以上は世界初録音。 有名・無名を問わず良い作品をピアノ・デュオで弾きまくるベテラン・コンビ、ゴールドストーン&クレモフ。 | ||
ジョヴァンニ・アントニオ・グイード(1675-1728):スケルツォ・アルモニコ集「四季」 〔協奏曲第1番「春」/協奏曲第2番「夏」/協奏曲第3番「秋」/協奏曲第4番「冬」〕 キャロライン・ボルディング(Vn) ザ・バンド・オヴ・インストゥルメンツ | ||
録音:2004年4月、ニュー・カレッジ、オックスフォード。ジョヴァンニ・アントニオ・グイードはヴィヴァルディ(1678-1741)と同じ時代のイタリアで活動したが、謎の多い人生を送ったらしく、詳しいことはあまりわかっていない。ジェノヴァ出身で1702年にナポリへ出てヴァイオリンの修行をし、後にフランスのオルレアン公の宮廷ヴァイオリニストとなったと伝えられる。収録の協奏曲集「四季」はヴィヴァルディの名作と楽想、雰囲気ともに共通する面も多く、軽やかで華やかな音楽。演奏のザ・バンド・オヴ・インストゥルメンツはオックスフォードを拠点に活動するバロック音楽アンサンブル。 | ||
ピアノ・アット・ザ・バレエ チャイコフスキー/ゴールドストーン編曲:「くるみ割り人形」〜パ・ド・ドゥ ウェーバー:舞踏への勧誘 / ファリャ:火祭りの踊り ミンクス/ゴールドストーン編曲:「ドン・キホーテ」〜パ・ド・ドゥ モーツァツト:「アルバのアスカニオ」〜バレエ音楽 スコット・ジョプリン:エリート・シンコペーション チャイコフスキー/ゴールドストーン編曲:「白鳥の湖」〜黒鳥のパ・ド・ドゥ ドホナーニ:ドリーブ「ナイラ」〜ワルツの接続部 エルガー:「深紅の扇」〜エコーの踊り チャイコフスキー/ゴールドストーン編曲:「白鳥の湖」〜チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2(レ・シルフィード) アントニー・ゴールドストーン(P) | ||
録音:2008年。 ピアノ・マニアから好評を得ている「ピアノ・アット・ザ・〜」シリーズ第3弾(と代理店は記しているが、「〜カーニヴァル」(DDA-25076)に続く第2弾のはず。レーベルの英文にも同様に「編曲・変奏曲・幻想曲・編曲集を含む三部作」等々と書かれてはいるが、そちらには「ピアノ・アット・ザ・〜」という記載はない。欧文の意味は25076の前作「オペラ座の夜 [ア・ナイト・アット・ザ・オペラ] 」(DDA-25067)を含むという事だろうと推測され、代理店翻訳者の誤記載だろう)はバレエ好きにはお馴染みのナンバーが目白押し。そんな中にもジョプリンのシンコペーションが入っていたり、エルガーが入っていたりと、曲目には独自のこだわりが見られる。中でもゴールドストーンによる編曲は、ピアニスティックなアレンジが原曲以上に華やかな印象をもたらし、彼の妙技もさながら鍵盤上で舞う指のバレエと言えるだろう。 なお、エルガーの作品 The Sanguine Fan は、代理店翻訳者が『「楽天的なファン」〜こだまの踊り』と訳しているが誤り。"Sanguine" は「深紅の・赤みを帯びた」という形容詞であるとともに、確かに「楽天的・楽観的」という意味もあり、The Sanguine Fan の Wikipedia 英語版を Google 翻訳で日本語訳すると「楽観的なファン」と出るが、元々この作品は、イギリスの画家チャールズ・コンダー(1868-1909)の書いた「パンとエコーからの場面」内に書かれた "Sanguine Fan" をモチーフにした物。残念ながら元となった絵がインターネット上で見つからないが、代理店翻訳者の訳では意味が通らない。 | ||
ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル ハチャトゥリアン(1903-1978)/ アレクサンドル・ドルハニアン編(1910-1968): 「仮面舞踏会」組曲(*) シューマン(1810-1856):謝肉祭 Op.9 ショパン(1810-1849):パガニーニの思い出 (ヴェネツィアの謝肉祭) リスト(1811-1886): ハンガリー狂詩曲第9番「ペストの謝肉祭」 シドニー・スミス(1839-1889):ヴェルディの 「仮面舞踏会」による華麗なる幻想曲Op.10 (*) ドヴォルザーク(1841-1904)/ パウル・クレンゲル(1854-1935)編: 序曲「謝肉祭」(*) |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
録音:2008年-2009年、イギリス。(*)の3曲は世界初録音。 まずドヴォルザーク「謝肉祭」のピアノ独奏版に注目。P.クレンゲルはブラームスと知り合いだった、ピアニスト、ヴァイオリニスト&合唱指揮者(弟でチェリスト&作曲家だったユリウス・クレンゲル(1859-1933)の方が今日では有名かもしれない)。ブラームスやドヴォルザークの作品を出版していたジムロック社で、室内楽用の編曲者も務めていたという事なので、これもその折の編曲なのだろうか。「仮面舞踏会」の編曲者ドルハニアンは、ハチャトゥリアンと同郷(夫人のメゾソプラノ、ザラ・ドルハノワも)にあたるアルメニアの作曲家。シドニー・スミスはドイツで学んだイギリスのピアニスト&作曲家で、生涯に約400曲(ほぼ全てがピアノ曲だと言う)を書いたが、今日ではほぼ忘れられている。 カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ゴールドストーンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛された。クレモフと組んだピアノ・デュオの録音も多数ある。最初の収録曲は、スケートの浅田真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯びたワルツに始まるが、最後のギャロップなど酒場のピアノのよう。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバム。 | ||
聖なる心と聖なる音楽〜映画「セイクリッド・ハーツ」のためのサウンド・トラック パレストリーナ:ミサ「来たれキリストの花嫁」/聖土曜日の哀歌/パレストリーナ/ デ・ローレ:モテット集/聖アグネスの祝日のための聖歌集 ムジカ・セレクタ&セレスティアル・セイレーン | ||
録音:2009年4月。 サラ・デュナント原作の映画「セイクリッド・ハーツ」(日本未公開)のサウンド・トラック。女声コーラスにハープ、オルガン、ヴィオールが加わる。ムジカ・セレクタは1990年設立、16世紀後半から17世紀前半にかけての宗教曲を専門とする。セレスティアル・セイレーンは2003年設立のアマチュア・コーラス・グループだが、素朴で衒いのない歌唱はパレストリーナに相応しい。 | ||
ピアノ版マーラー第10全曲 マーラー:交響曲第10番(クック校訂全曲版/ ロナルド・スティーヴンソン&クリストファー・ ホワイトによるピアノ・ソロ編曲版) |
クリストファー・ホワイト(P) | |
録音:2008年8月27日-28日、ロンドン。当版による世界初録音。 マーラー生誕150年の年に異色のリリース。この第10交響曲のピアノ・ソロ版は、一部に熱烈なファンがいるコンポーザー・ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソンが第1楽章の編曲を手がけ、残りをピアニストのクリストファー・ホワイトが仕上げたもの。ピアノ曲となったことで細部の和声構造がより把握しやすくなり、シェーンベルクのピアノ曲との近親性を再認識させられたり、スクリャービンのソナタを思わせたりとなかなか新鮮な発見がある。特に第2楽章のスケルツォはメカニックで機知に富んだ曲のためピアノ曲として充分通用する出来栄えで、ショスタコーヴィチのソナタを思わせる。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.1 ショスタコーヴィチと仲間たち カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番 ミヤスコフスキー:歌とラプソディ Op.58 ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番 R.スティーヴンソン: レチタティーフとアリア(DSCH) ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番 シチェドリン: ピアノ独奏のための協奏曲「チャストゥシキ」 |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2006年。活動を停止した DUNELM よりのレーベル移行再発盤だとの事だが、既出盤は未確認。録音はされたものの、未発売だった物ではないだろうか。 近代から現代にかけてのソビエト・ロシアの珍しいピアノ曲のシリーズが登場。 Vol.1は、まとめて収録されることは少ないショスタコーヴィチのピアノ・ソナタ2曲が中心。カバレフスキーのメカニックで奇想天外なソナタ、マーラーの第10交響曲のピアノ編曲も行っているティーヴンソンの DSCH によるレチタティーフとアリアが注目。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.2 ウラディミール・レビコフ(1866-1920):ピアノ作品集 悪魔の娯楽/ダンスの巨人/紅葉/ 祭り/白い曲/奴隷制と自由/ 「ヨルカ」からの2つのエピソード (クリスマス・ツリー)/ 3つの牧歌/牧歌的情景/子供のための絵/それらの間 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
録音:2009年。 レビコフはシベリアのクラスノヤルスク生まれ。モスクワ音楽院でチャイコフスキーの弟子であるクレノフスキーに作曲を学び、ピアノ曲から管弦楽曲、声楽、劇音楽、オペラと幅広く作曲を行った。ここに収録されているのは、フランスの香り高き名品ばかりでサティや古きよき時代のパリのカフェを思わせる独特なタイトルを持つお洒落な小品ばかり。 | ||
牧歌と悲歌〜ジョン・ジェフリーズ(1927-): 弦楽セレナード[ケネス・ペイジ指揮オーケストラ・ダ・カメラ](*)/ トビーの夢とエレジー(全8曲)[ポール・ベイトマン(P)](#)/ 狂気のスウィーニー(+)/通夜の挽歌(+)/ジョン・フライのためのエレジー(**)/ 終わりのための詩(##)/指揮者のためのエレジー(**)/ビックレイ牧歌(**) [ジョナサン・ヴェイラ(Br;+/##) シェリー・カッツ(P;+) ポール・ベイトマン指揮フィルハーモニアo.(**/##)] | ||
録音:1996年(*)/1998年(+)/2009年(#/**/##)。 イギリスの作曲家ジェフリーズの作風は、現代にもかかわらずイギリス田園楽派を思わせ、フランク・ブリッジ、ヴォーン・ウィリアムズ、ディーリアス、オルウィン、ブリテンらを彷彿とさせる。感傷的でメランコリックな作品が多く、イギリス音楽ファンにお薦め。彼のCDは当divine artより他に歌曲集が2枚(DDV-24128、DDV-25049)出ている。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.3 レインゴリド(ラインホルト)・グリエール (1875-1956):ピアノ作品集 25の前奏曲集 Op.30 (*)/3つのマズルカ Op.29/ 12の素描 Op.47 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
録音:2002年。代理店翻訳者は何も記載していないが、以前 OLYMPIA UK から OCD-711(廃盤)で発売されていた録音。また、(*)が『24の前奏曲』となっているが、誤り。 グリエールはバレエ「けしの花(赤い花)」や「青銅の騎士」、交響曲第3番「イリヤ・ムロメッツ」などで民族的で壮大な管弦楽作品がロシア音楽ファンには人気の作曲家。そんなグリエールの珍しいこのピアノ作品集も、ロシアの香りたっぷりのロマンティックで骨太な音楽。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.4 セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.27/舟歌 嬰ト短調Op.46/ グルジアの主題による変奏曲 Op.60/ クリスマスの祭り(4つの絵)Op.41/ 夜想曲 変ニ長調Op.8/マズルカ第8番 ト短調Op.36 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
録音:2000年。前出: OLYMPIA U. K. , OCD-688(廃盤)。 約25分の大曲「ピアノ・ソナタ」から5分弱の小品「マズルカ」までバラエティ豊かな収録内容。ショパン、ボロディン、チャイコフスキーの影響が濃厚な、ロシア・北ヨーロッパの雰囲気満点の味わい深い名品ぞろい。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.5 アレンスキー(1861-1906):ピアノ作品集 12の前奏曲 Op.63/ 忘れられたリズムに寄せて Op.28/ 12の練習曲 Op.74/アラベスク(組曲)Op.67/ 3つの小品 Op.42 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
録音:2001年。おそらく初出音源。 アレンスキーはリムスキー=コルサコフの弟子で、後に名教師としてスクリャービン、ラフマニノフを育てた。師リムスキー=コルサコフや先輩チャイコフスキーの影響を受けつつ、優雅で抒情的なピアノ作品を数多く残している。ロシア民謡の要素が聴かれるものの土臭くなることはなく、西洋の洗練されたサロン音楽の趣きを持つ。ロシアのショパン、メンデルスゾーンというに相応しい。 | ||
インスピレーション〜マリア・クルチョへのオマージュ シューベルト/リスト編曲:アヴェ・マリア / ロッシーニ/リスト編曲:ナポリのタランテラ ヴィラ=ロボス:ブラジルの魂(ショーロ第5番) / カゼッラ:シャコンヌ主題による変奏曲 アルトゥール・シュナーベル:ワルツ集 Op.15 No.3 / モーツァルト:ロンド イ短調 K.511 ベートーヴェン:幻想曲 Op.77 / ショパン:ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44 レーガー:マリアの子守唄 / シューマン/リスト編曲:献呈 ・ボーナス・トラック モーツァルト:コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れられよう?」(*) アントニー・ゴールドストーン(P;*以外) マリア・クルチョ(P;*) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S;*) オットー・クレンペラー指揮ACO(*) | ||
録音:2009年、セント・ジョン・バプティスト教会、イギリス(*以外)/1957年、ライヴ、モノラル(*)。イヴォンヌ・ロリオ、アルゲリッチ、エマール、ル・サージュらを育て、一時内田光子も師事したイタリアのピアニスト&名教師マリア・クルチョ(クルシオ、クルチオ; 1918 or 1919-2009)に因んだ作品を、彼女の弟子ゴールドストーンが弾く。彼女の得意としたロマン派、イタリア物、同時代で親交のあったカゼッラ、そして彼女の師だったシュナーベルの作品を収録。最後にボーナス・トラックとしてクルチョがシュヴァルツコップ、クレンペラーと共演した(*)を収録。 | ||
ジョン・エリス(1943-2010):オルガン作品集 Vol.2 ピカルディの変奏曲(2005)/スケルツォ・ファンタジー(2002)/ 祝祭ヴォランタリー(2006)/2つの賛歌の前奏曲(2000)/トッカータ(2002)/ メヌエット(2002)/3つの小品(2003)/オルガン交響曲(2009) ロビン・ウォーカー(Org) | ||
録音:2009年。Vol.1:DDV-24141(旧・英 Dunelm Records DRD-0152) ジョン・エリスはマンチェスター大学で医学を専攻したものの音楽への情熱やみ難く、やがて作曲家に転向、オルガン音楽のほかカンタータなど教会音楽に関係する作品を多数発表している。調性に基づく音楽でブリテン、プーランク(彼のオルガン協奏曲に似た雰囲気を持つ)を思わせる美しい音楽。大作「オルガン交響曲」はオーケストラ曲なみの大迫力。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品集 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV.645/パッサカリア ハ短調 BWV.582/ おお主なる神、われを憐れみたまえ BWV.721/幻想曲 BWV.572/ おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV.622/トッカータ ハ長調 BWV.564/ これぞ聖なる十戒 BWV.678/前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552 デイヴィッド・ハミルトン(Org) | ||
録音:2010年2月、キャノンゲート教会、エディンバラ。 ハミルトンはグラスゴーの大学でオルガンを学んだ後、オランダで古楽全般について研鑽を積んだ。イギリス王立音楽院のオルガン・コンクール、ヨーロッパ・オルガン・コンクールの優勝者。現在はブクステフーデのオルガン作品全集の録音に取り組んでいる。 | ||
ザ・ジャズ・エイジ〜ピアノ・デュオ作品集 ガーシュウィン/作曲者編曲:パリのアメリカ人(ピアノ・デュオ版) エドワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960):ジャズ・スタディ ダリウス・ミヨー(1892-1974)/作曲者編曲:世界の創造(ピアノ・デュオ版) アレクサンデル・モイゼス(1906-1984):ジャズ・ソナタ マーティアーシュ・シャイベル(1905-1960):やさしいダンス(抜粋) ホーギー・カーマイケル(1899-1981)/ルイス・マーカー編曲:スター・ダスト ガーシュウィン/グレインジャー&ホイットニー編曲:エンブレイサブル・ユー ゴールドストーン&クレモウ・ピアノ・デュオ [アントニー・ゴールドストーン、キャロライン・クレモウ(P)] | ||
録音:2010年。 イギリスではよく知られた夫婦ピアノ・デュオによる、ジャズに影響を受けた作品集。作曲者オリジナル編曲の「パリのアメリカ人」を始め、ジョージ・アンタイルを思わせるヒルの「ジャズ・スタディ」(掘り出しものといってもよい名品!)、ラヴェルを思わせるモイゼスの「ジャズ・ソナタ」など珍しいが楽しい作品が目白押し。シメはスタンダード・ジャズの「スター・ダスト」に「エンブレイサブル・ユー」としゃれた1枚。 | ||
レインライト〜水に喚起された作品集 リスト:エステ荘の噴水 / ドビュッシー:雨の庭/水の反映/喜びの島 アリシア・グラント(1978-):漂流する声/雨光/水影/交差する流れ/超現実的帆走 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 Op.31 No.2「テンペスト」 ショパン:前奏曲 Op.28 No.15「雨だれ」/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 イェレミー・エシュケナージ(P) | ||
イェレミー・エシュケナージは1978年、パリに生まれたピアニスト。透明度の高い美しい音色と卓越したテクニックを駆使して、いかにもパリジャンらしい洒落て洗練された音楽を生み出している。ことにリスト、ドビュッシーは聞き物。アリシア・グラントはオーストラリア系英国人作曲家。 | ||
ヴェニス・イン・メヒコ〜ファッコとヴィヴァルディの協奏曲集 ジャコモ・ファッコ(1676-1753): 協奏曲集「和声復興への考察」Op.1 より〔第1番 ホ短調/第5番イ長調〕 ヴィヴァルディ(1678-1741): 協奏曲 ニ長調 RV.121/協奏曲 イ短調「調和の霊感」Op.3 No.6/ リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443/協奏曲 ニ短調 RV.127/ プサルタリー協奏曲 ハ長調 RV.425(原曲:マンドリン)/リコーダー協奏曲 イ短調 RV.445 ミゲル・ラウレンセ(リコーダー)指揮メキシカン・バロックo. マヌエル・ゾグビ(Vn) ダニエル・アルマス(プサルタリー) | ||
録音:2009年-2010年、メキシコ。メキシカン・バロックo.は、ロンドンでリコーダーとフルートをフィリップ・ピケットに学び、帰国後はソリタス・デ・メヒコの首席フルート、リコーダー奏者、指揮者としてメキシコのみならずヨーロッパで活動しているミゲル・ローレンスにより、2009年に結成されたバロック・アンサンブルで、メンバー全員が18世紀の植民地時代の楽器を使用している。 | ||
ジョン・ローズ(1928-):室内楽作品集 弦楽四重奏曲〔第1番(1997) /第2番(1999) 〕(*) /前奏曲とフーガ(2001) (#) / 前奏曲と2つのフーガ(2001) (#) /DSCHによるエッセイ(1970) (#) エディンバラSQ(*) ロバート・メリング(P;#) | ||
録音:2009年、スコットランド(*)/2010年、エディンバラ(#)。ジョン・ローズはロンドン出身。ロンドン王立音楽院でエドムンド・ラッブラに作曲を師事した。無調と調性の間を行くほの暗い叙情性はラッブラ譲り。 | ||
チャイコフスキーの珍しいトランスクリプションとパラフレーズ集 Vol.1 スラヴ行進曲 Op.31(H.ハンケ編曲)/ 歌劇「ヴォエヴォーダ(地方長官)」の主題によるポプリ(作曲者編曲)(*) / 管弦楽組曲第3番〜主題と変奏(M.リポルド&A.ゴールドストーン編曲)/ 弦楽セレナード(M.リポルド&A.ゴールドストーン編曲) アントニー・ゴールドストーン(P) | ||
録音:2012年、洗礼者ヨハネ教会、アルクバラ、ノースリンカーンシャー。(*)を除き世界初録音。Vol.1: DDA-25106 。ゴールドストーン&クレモウの一人としてこれまで珍曲、珍編曲に取り組んできたアントニー・ゴールドストーンが弦楽セレナードを中心に編んだチャイコフスキーの珍しいピアノ編曲集。 | ||
マドリガル〜炎とバラ(全22トラック) モーテン・ローリゼン(1943-):イタリア・ルネサンスの詩によるマドリガル集「6つの炎の歌」 モンテヴェルディ(1567-1643):あなたのことを切実に思うと / ジェズアルド(1566-1613):穏やかで澄んだ目 ポール・ミーラー(1975-):いま深紅の花びらは眠る / 作者不詳(15世紀):このようなバラはない ホルスト(1874-1934):いま深紅の花びらは眠る / ジェイムズ・マクミラン(1959-):かくも深く/他 ポール・ミーラー指揮コン・アニマ室内cho. | ||
録音:2010年11月。現代のマドリガル(多声歌曲)にモンテヴェルディやジェズアルドなどルネサンスのマドリガーレを間に挟んだ内容で聴き手を超時代的な異次元空間へと誘う。コン・アニマ室内合唱団は2001年に設立されたスコットランドの合唱団でルネサンスから古典、現代とレパートリーは幅広い。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.6〜セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 (#)/コレルリの主題による変奏曲 Op.42(*)/ 7つの前奏曲集(#) [ Op.3 No.2, Op.23 Nos.2 No.5, Op.32 Nos.5, 12 ]/ エレジーOp.3 No.1 (+) /ホ長調の旋律 Op.3 No.3(+)/音の絵 Op.33 Nos.2,6,9 (+) セルゲイ・デュカチェフ(P) | ||
録音:2002年(*)/2005年(#)/1999年、ライヴ(+)。好評のロシアのピアノ音楽シリーズ、今回からロシアのベテラン、デュカチェフによる演奏になる。ウラル山脈南部の町マグニトゴルスク出身で、ソヴィエト時代末期の1985年に全ロシア・ピアノ・コンペティションに優勝。レパートリーはお得意のロシア物の他、ベートーヴェン、シューマン、果てはガーシュウィンと幅広い。その圧倒的なピアノの量感はロシアン・ピアニズムの正統な継承者といえる。 次回以降はプロコフィエフ、ムソルグスキーが予定されている。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.7〜プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14(*)/ 束の間の幻影 Op.22(#) より 〔Nos.1, 3, 4, 5, 6, 7, 10, 11, 17 〕/ ロメオとジュリエットからの10の小品 Op.75 より (+) 〔少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家/ マーキュシオ/別れの前のロメオとジュリエット〕/ ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83(**) |
セルゲイ・デュカチェフ(P) | |
録音:2005年8月28日、マンチェスター(*)/2000年1月26日、ロンドン(#)/2002年2月16日、シュルーズベリー(+)/2001年7月18日、ロンドン(**)。セルゲイ・デュカチェフは、ロシアの中南部のマグニトゴルスク出身。現在は英国を拠点としている。名教師としても知られる人だけに、実直に作品に向き合う音楽作りが好ましい。 | ||
J.S.バッハ:フーガの技法 | ダイアナ・ボイル(P) | |
録音:2007年3月26日-31日、Forde Abbey 、ドーセット。使用楽器:グロトリアン=スタインヴェグ、モデル 225 (1990年頃制作)。本体記載レーベル: Elective Slolitude 。ダイアナ・ボイルはロンドン生まれのベテラン・ピアニストで、現在はポルトガル在住。バッハの演奏に強いこだわりを持っており、このフーガの技法も、モダーン・ピアノでなければできない表現を追求した物。 | ||
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ・デュオ作品全集 3つのマリオネット(*) /セルビア舞曲(*) /コンチェルティーノ(#) /3つの即興曲(#) / 田園詩曲(A.ゴールドストーン編曲/原曲:1台6手のための)(#) ゴールドストーン&クレモウ(Pデュオ;*/2台P;#) | ||
録音:2001年、イギリス。前出: OLYMPIA U. K. , OCD-709(廃盤/入手不能)。ハンス・ガルはオーストリア・ハンガリー帝国に生まれ、スコットランドのエディンバラに没した作曲家、ピアニスト、教育者。ウィーンで学び、その才能はフルトヴェングラー、R.シュトラウスにも評価された。作風は19世紀末から20世紀の激動の時代を生きた作曲家には珍しく無調や12音技法の影響を一切受けず、さらに後期ロマン派というよりはシューマン、ブラームス、ドヴォルジャークなどの影響が色濃い。オーストリア=ドイツ的伝統に深く根ざし、ことにブラームスの遺産の真の継承者の名にふさわしいその音楽性は、メロディの間断がなく複雑な構成だが、音色豊かで明瞭。 | ||
テルツェツティ〔三重奏〕〜フルート、ヴィオラとハープのための作品集 バックス:エレジー三重奏 / ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(*) ラヴェル/カルロス・サルセード編曲:フルート、ヴィオラとハープのためのソナチネ(#) ウィリアム・マサイアス〔マティアス〕(1934-1992):ゾディアック三重奏 Op.70 テオドール・デュボワ:テルツェッティーノ〔小三重奏曲〕 ドビュッシー・アンサンブル [スーザン・ミラン(Fl) マシュー・ジョーンズ(Va) ジュアン・ジョーンズ(Hp)] | ||
録音:2010年。ドビュッシーの古風的情感な名曲(*)の編成で様々な作曲家による作品を。バックスはアイルランド性を前面に押し出した佳曲。またラヴェルの名ピアノ曲をこの編成に編曲した(#)も特に聴き物。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.8〜ムソルグスキー: ゴパック(初期稿)/クリミア南岸にて〜グルズフ/子供の遊び(改訂稿)/ 子供の頃の思い出(2曲)/村にて/組曲「展覧会の絵」/紡ぎ女/情熱的な即興曲/ 古典様式による間奏曲(改訂稿)/「展覧会の絵」初期稿 より〔小人/バーバ・ヤガ/キエフの大門〕 アントニー・ゴールドストーン(P) | ||
録音:2011年1月、ノース・リンカーンシャー。「展覧会の絵」を中心としたムソルグスキーのピアノ作品。同レーベル看板アーティストの一人、ゴールドストーン(1944-)はリヴァプール生まれの英国の重鎮ピアニスト。「展覧会の絵」は、やや遅めテンポで味わいの深さを大切にした物。豪快に鳴らした演奏にはないムソルグスキーの美しさを発見できる。 | ||
デリシャス〜ピアノ・デュオによるスペインの楽しみ シャブリエ:スペイン / レクオーナ/ナッシュ編曲:マラゲニャ グラナドス/バートレット&ロバートソン編曲:嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす ロドリーゴ:アランフェス協奏曲〜アダージョ / シャミナード:セビリャの女 ファリャ/ベルトラム編曲:スペインの庭の夜 / サン=サーンス:ホタ・アラゴネーサ リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 / タレガ/ゴールドストーン編曲:大ワルツ ゴールドストーン&クレモウ[キャロライン・クレモウ、アントニー・ゴールドストーン(P)] | ||
録音:2011年、ノース・リンカーンシャー。シャブリエのスペインとロドリーゴのアランフェス協奏曲からのアダージョは、それぞれ作曲者自身による編曲。キャロライン・クレモウとアントニー・ゴールドストーンは1984年にコンビを組み、1989年に結婚した夫婦デュオ。当レーベルでも興味深いアルバムが多数発売されている。 | ||
魔法の場所〜ピアノ・デュエットによる刺激的な交響詩 ムソルグスキー/ニコライ・アルツィバーシェフ編曲:禿山の一夜(*) アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番 / イベール:組曲「寄港地」 リャードフ/ヴァシリー・カラファティ編曲:魅入られた湖 / アイアランド:忘れられた祭り ブリテン/E.スタイン編曲:「ピーター・グライムズ」〜4つの海の間奏曲 ゴールドストーン&クレモウ(Pデュオ) | ||
録音:2012年。(*)を除き世界初録音。禿山の一夜やスウェーデン狂詩曲など、ピアノ作品としても演奏効果の高い作品から、もともと繊細なオーケストレーションが売りの組曲「寄港地」がピアノ・デュオで一体どのように生まれ変わるのかも聴き物。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.9 〜 モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 ピアノ・ソナタ〔第1番 Op.5 (1940) /第2番 Op.8 (1942) /第3番 Op.31 (1946) 〕/ 17のやさしい小品 Op.24 (1946) マレイ・マクラフラン(P) | ||
録音:1996年12月、アンサンブル・ホール、イェーテボリ大学音楽学部、スウェーデン。原盤・前出・旧題: Olympia U.K., OCD-595 (Vainberg Vol.12)。ロシアン・ピアノ・ミュージック Vol.9と Vol.10の二枚ではワインベルクのピアノ・ソナタ全6曲を収録。初期ソナタは無調、複調など様々な手法を用いた苦悩の音楽。併録の「17のやさしい小品」はこどものための小品で平易な表現の中にも内省的で豊かな抒情が感じられる佳曲。 | ||
ロシアのピアノ音楽シリーズ Vol.10 〜 モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 ピアノ・ソナタ〔第4番 Op.56 (1955) /第5番 Op.58 (1956) /第6番 Op.73 (1960) 〕 マレイ・マクラフラン(P) | ||
録音:1996年12月、アンサンブル・ホール、イェーテボリ大学音楽学部、スウェーデン。原盤・前出・旧題: Olympia U.K., OCD-596 (Vainberg Vol.12)。1950年代以降のソナタには初期ソナタの激しく先鋭的な作風とは異なり、内容には新古典主義的な様式への変化が見られ、独自の叙情性を生み出している。 | ||
カールスルーエのスティーヴン・ベヴィル ショパン:スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 / ブーレーズ:12のノタシオン ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集〔第32番 ハ短調 Op.111 /第26番 変ホ長調 Op.81a 〕 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 スティーヴン・ベヴィル(P) | ||
録音:2003年-2004年、フェルテ・ザール、カールスルーエ、一部ライヴ。ベヴィルはイギリスのロイヤル・アカデミーで作曲とピアノ、指揮を学んだ後、ドイツのカールスルーエ音楽大学に留学、ヴォルフガング・リームらに作曲を師事し、作曲家としてもエレクトロニクスを使った前衛的な作品を発表している。このディスクではショパンからベートーヴェン、ブーレーズまで、それぞれが全く異なる様式にも関わらず見事に弾き分けている。ショパンは現代風に白けた演奏ではなく、立派にロマン派の抒情を湛え、ブーレーズをまるでドビュッシーの曲のように弾いている。有望新人の登場。 | ||
時間と季節の〜ピーター・リー=コックス(1945-):歌と賛美歌 ジェラルド・マンリー・ホプキンズの6つの歌曲/8つの季節の賛美歌/夜の大聖堂(*) /季節があなたの精神を/ 土と小石/冬の前奏曲/その後/ビザンチウムへの航海/雨粒の感触のように/にんにくとサファイア/眠る赤ん坊 レスリー=ジェーン・ロジャース(S;*以外) ジェニー=ヘレン・モストン(P) | ||
録音:2012年8月。ピーター・リー=コックスはイギリス・ボーンマス出身で、ロンドンの王立音楽院で学んだ後、指揮者、オルガニスト、作曲家として活動、合唱団レコサルディ・アンサンブルを30年に渡って率いている。合唱指揮者、オルガニストとして活動することが多く、作曲家としては19世紀後半のイギリス音楽を思わせる素朴で抒情的な歌曲を数多く作曲している。 | ||
デイヴィッド・ジェニングス(1972-):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ Op.1 /ソナチネ〔第1番 Op.2 No.1 /第2番 Op.2 No.2 /第3番 Op.2 No.3 〕/ 前奏曲とフーガ Op.6 /3つの詩的小品 Op.17 /ミニアチュア組曲 Op.18 /ハーベスト・ムーン組曲 Op.19 ジェイムズ・ウィルシャー(P) | ||
録音:2012年。デイヴィッド・ジェニングスはイギリス・ヨークシャー生まれの若手作曲家でマンチェスター大学でジョン・カスケンに師事した。彼はヴォーン・ウィリアムズ、フランク・ブリッジ、モーラン、バックスに影響を受けたと公言する通り、現代にあって大変ロマンティックな音楽を作曲している。ピアノ・ソナタは21世紀のショパンかと思わせ、その他の作品では近代イギリスの音楽はもちろんのこと、19世紀後半のロシア音楽やジャズからの影響も感じられる。現代におけるロマンティシズムの在り方を追求するユニークな作曲家。 | ||
クロスランド・プレイズ〜モーツァルト、ベートーヴェン、バッハ=ブゾーニ モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397 /「ああ、ママに言うわ」の主題による変奏曲 ハ長調 K.265 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」/6つのバガテル Op.126 バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲集 〔目覚めよと声が呼ぶ/来たれ、異邦人の救い主よ/私はあなたを呼ぶ、主イエス・キリストよ〕 ジル・クロスランド(P) | ||
録音:2010年8月13日-15日、聖ポール教会、デプトフォード。ジル・クロスランドは、英国、ウェスト・ヨークシャーの生まれ。モーツァルトやベートーヴェンを得意としている他、バロックの鍵盤作品を好んでピアノで弾いている。DIVINE ART & DIVERSIONS からはバッハ・ヘンデル・スカルラッティ作品集(DDA-25036)、ベートーヴェン「テンペスト」他(DDV-24147)が発売になっている。ベートーヴェンの「月光」や6つのバガテルで、端整ながらも熱の入った演奏を聞かせてくれる。 | ||
DIVINE ART "diversions" | ||
丘の上のオルガン バッハ、ラインベルガー、レーガー、 メンデルスゾーン:、フィッシャー、フランク、 デュボワ、フリーベルガー、スウェーリンク |
ヘンリー・ウォレス(Org) | |
サリヴァン:喜歌劇「コックスとボックス」 (または「永らく不明の兄弟」) |
レオン・バーガー(Br) イアン・ケネディ(T) ドナルド・フランケ(B) ケネス・バークレイ(P) | |
ソサイエティ・クラウン 〜ジョージ・グロースミス歌曲集 |
レオン・バーガー(Br) セルウィン・ティレット(P) | |
ブリス:ピアノ協奏曲 | トレヴァー・バーナード(P) マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1962年5月。原盤&ライセンサー:EMI。同曲初のステレオ録音だった物。1曲約38分しか収録されておらず、音質的にも最高とはいえないと言う評の多い中、欧米各誌で「収録分数や音質以上の価値がある復刻」と絶賛された。バーナードはブリスのピアノ・ソナタも録音している(DDA-25011)。 | ||
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770): 12の合奏協奏曲集Op.9 〜抜粋 [第1番 ト長調/第4番 ト短調/第6番 ホ短調/ 第7番 変ホ長調/第8番 変ロ長調/第9番 ハ短調] |
ピーター・ハリソン指揮 グレゴリアン・コンサート | |
代理店提供のリストから漏れており、入荷しない可能性もございます。 | ||
グロースミス・レガシー | レオン・バーガー(Br) セルウィン・ティレット(P) | |
ライオネル・モンクトン:「シンガリー」(抜粋)/ 「アルカディア」(抜粋)/ 「クエーカー教徒の少女」(抜粋) |
マート・サンダー指揮 ベル=エタージュ劇場 | |
ウィリアム・マティアス: ピアノ・ソナタ第1番/同第2番 ジョン・ピカード: 星に照らされたドーム/ピアノ・ソナタ |
レイモンド・クラーク(P) | |
旧 ATHENE ATH-CD15 のレーベル移行再発売。 | ||
シューベルト:即興曲D.899&D.935 | ピーター・ケイティン(P) | |
旧 ATHENE ATH-CD5 のレーベル移行再発売。 | ||
クレメンティ:ピアノ・ソナタ集 [ 嬰ヘ短調Op.25-5/ 変ロ長調Op.24-2/ ト短調Op.7-3/ ニ長調Op.25-6/ ヘ短調Op.13-6] |
ピーター・ケイティン(P) | |
旧 ATHENE ATH-CD4 のレーベル移行再発売。 | ||
R.シュトラウス&ラフマニノフ:歌曲集 | テレサ・ケイヒル(S) ロジャー・ヴィニョールズ(P) | |
サラバンド〜 バッハ:ギター作品集 |
ジョナサン・リチャーズ(G) | |
ショパン・ファースト&ラスト 華麗なる変奏曲 Op.12/マズルカ Op.24(全4曲)/ ロンド Op.1/夜想曲 嬰ハ短調/ ワルツ[Op.64-1「子犬」、64-2、64-3]/ ソナタ第1番〜第3楽章/ ポロネーズ[ ト短調/ 変ロ長調/ 変イ長調]/子守歌 |
ピーター・ケイティン(P) (使用楽器:1836年製コラード& コラード社スクエア・ピアノ) | |
旧 ATHENE ATH-CD11 のレーベル移行再発売。 | ||
ハイドン: 4つのフルート三重奏曲「ロンドン・トリオ」 シュターミッツ:二重奏曲第1番 ニ長調/ 三重奏曲第6番 ト長調 |
レスリー・ホリデイ(Fl) ピーター・ハリソン(Fl) レイチェル・グレイ(Vc) | |
ブリテンの反響 ブリッジ:ドラマティック・ファンタジア/ガーゴイル アイアランド:ロンドンの夜のバラード ブリテン:5つのワルツ/小牧歌/夜の小品 バークレイ:6つの前奏曲 スティーヴンソン:ソナティナ・セレニッシマ コリン・マシューズ:5つの習作 |
アントニー・ ゴールドストーン(P) | |
永遠に〜30のギター小品集 トローバ、グラナドス、アルベニス、 シューマン、ショパン、他 |
ジョナサン・リチャーズ(G) | |
作者不詳:ロスリン・モテット T.ミッチェル:シャルトルの迷路の歌 |
タリス室内合唱団員 シャルトル・シンガーズ | |
豪華で壮大〜バロック・トランペットの栄光 ドラランド、カウフマン、ヴィヴァルディ、 テッサリーニ、マリーニ、ジェルヴェーズ、 ペーツェル、パーセル、ホミリウス、 カッツァーティ、ムレの作品 |
ギー・トゥーヴロン(Tp) ヴォルフガング・カリウス (Org) イヴ・クェフェ(2nd.Tp) ブノワ・カンブルラン (ティンパニ) | |
カミレリ:管弦楽作品集 バレエ組曲「マルタの騎士」/ コンチェルティーノ第4番「マルタの夏の夜」 (2台のための)/ 4つの伝説/古典的序曲/ 「イル・ウェグダ」〜間奏曲、マルタ組曲 |
ブライアン・シェンブリ指揮 ボーンマスso. ゴドフリー・ミフスド(Cl) ジェニファー・ミカレフ& グレン・イナンガ(P) | |
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 ラヴェル:鏡 シューマン:ユモレスク Op.20 |
カタリナ・ブトカル(P) | |
ノーザンバーランドとその向うに〜 ジョン・ジェフリーズ:歌曲集(全24曲) ノーザンバーランド/陽気な目/Black Stitchel/オッターバーン/ Stow on the Wold/Candle Gate/Jillian of Berry/ In Pride of May/That Ever I Saw/My Little Pretty One/ 'Tis Time I Think/密猟者の犬/私はキリストの従者/鷹/ O my Dere Hert/窓辺にいるのはだれ/What Evil Coil of Fate/ セヴァーン川の草地/冬だ/それでも彼女を愛す/ 小さなかわいいナイチンゲール/Ha'nacker Mill/ 乳搾りの少女/Little Trotty Wagtail |
イアン・パートリッジ(T) ジェニファー・パートリッジ(P) | |
録音:1990年代。旧 MEDRIDIAN CDE-84343 のレーベル移行再発売。旧盤とは完全に異なる、優れたマスター・テープからリマスタリングされたとの事。 | ||
ショパン:ピアノ作品集 夜想曲 Op.48-1、Op.48-2/ 4つのマズルカ Op.24/ 3つのマズルカ Op.59/バラード Op.47/ 前奏曲 Op.45/幻想ポロネーズ Op.61 |
アリシア・ フィデルキエヴィチ(P) | |
デイヴィッド・スネル:ハープのための室内楽作品集 抒情ソナタ(*)/エレジー(#)/幻想曲(+)/ カヴァティーナと行進曲(**)/イントラーダとワルツ(##) |
スカイラ・カンガ(Hp) カレン・ ジョーンズ(Fl;*/#/**) ジュディス・ バスブリッジ(Va;*) キャロライン・ ダーンリー(Vc;#) ニコラス・バックネル(Cl;+) リチャード・ビシッリ(Hr;+) マルシア・ クレイフォード(Cn;##) | |
作曲だけではなく、指揮者やハーピストとして、クラシックとポップの両分野で活躍するスネルの作品集。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.1 Straloch Suite (1933)/ 子供のための23のスコットランド民謡(1940年代)/ ピアノ・ソナタ イ長調 「 An Riobain Dearg 」(1939; 短縮版;*) |
マレイ・マクラクラン(P) | |
録音:2004年4月5日-7日、ホイッテリー・ホール、チータムズ・スクール、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0222。(*)は短縮版(2004)による世界初録音。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.2 偉大なる世界の真淵からの24の前奏曲集 [前奏曲集 from the True Edge of the Great World] (1943) より [ No.1, Port a beul/ No.2, Song of the Mavis / No.3, Sea-sorrow / No.4, The Sheiling / No.5, Sea Tangle / No.6, Spinning Song / No.8, Ossianic Lay / No.19, Stravaiging / No.23, Rudha Bàn / No.24, The Hour of the Sluagh ]/ パトリック・マクドナルド・コレクションからの 26のエア (rev.1951) / 5楽章の小組曲 |
マレイ・マクラクラン(P) | |
録音:2004年10月26日-27日、ホイッテリー・ホール、チータムズ・スクール、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0223。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.3 ピアノ独奏のためのピーブロホク[第1番-第4番]/ ソナチネ[第1番/第2番]/ ピーブロホクによる2つのラメント/ コーンウォールの舞曲によるソナタ (1926) |
マレイ・マクラクラン(P) | |
録音:2006年12月、ホイッテリー・ホール、チータムズ・スクール、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0224。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.4 ピアノ独奏のためのピーブロホク [Piobaireachd] [第5番-第8番/第10番-第13番]/ ソナチネ第3番/8つのカメオ/ ハイランドの6つのスケッチ/6つの肖像 |
マレイ・マクラクラン(P) | |
当シリーズは、当盤以降おそらく初発売となるもの。 スコットランドに生まれたチゾームは著名とは言い難いが、ピーブロホク(18世紀までバグパイプで演奏されていたという)のようなスコットランド民謡を題材とし、幅広いジャンルに作品を残したイギリス近代の重要な作曲家の一人。このピアノ作品集は、同じくイギリスの Dunelm Records から3巻まで発売されていた物だが、今回は2009年までに9枚が発売される予定だという。 #当シリーズは第5集(DDV-24140)までがCD-R製版によるリリースのため、国内代理店が扱っていません(第6集; DDV-24149〔以降?〕はプレス盤のため扱いあり)。すべて特注となるため、入荷までにはお時間がかかります。 | ||
ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第2番「ロンドン交響曲」 ウィリアム・マサイアス(1934-1992): ケルト舞曲集 Op.60 |
オウェイン・アーウェル・ ヒューズ指揮 ウェールズ・ナショナル・ユースo. | |
録音:2008年8月6日、カーディフ。 2006年に創立60周年を迎えた伝統あるユース・オケの第2集。(Vol.1:DDA-25045[エルガー:交響曲第2番/ホディノット:任官の踊り]。まずはヒューズ得意の「ロンドン交響曲」。彼はフィルハーモニア管と当作品を録音していた(ASV)。マサイアスはヴォーン・ウィリアムズの次世代にあたる作曲家で、収録曲は色彩豊かな組曲。 | ||
アニヤ・ゲルマン、デビュー ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ短調 Hob.XVI.20 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調D.958 ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31 |
アニヤ・ゲルマン(P) | |
スロヴェニア生まれで、現在オーストリアで学んでいる美人女流のデビュー録音。2007年の第1回「若いピアニストたちのためのマンチェスター国際協奏曲コンクール」22歳以下の部門で優賞(優勝時は22歳)、その副賞としてこの録音が成された。 | ||
カンティレーナ〜フルートとピアノのための音楽 J.S.バッハ: フルート・ソナタ第6番 ホ長調BWV1035 サン=サーンス:ロマンス プーランク:フルート・ソナタ フランソワ・ボルン:カルメンによる華麗なる幻想曲 プロコフィエフ:フルート・ソナタ Op.94 |
オディン・ ボールドヴィンソン(Fl) パトリシア・ロメロ(P) | |
録音:2007年。 | ||
AWAKE O HARP ヘンデル/レイチェル・デント編曲:オルガン協奏曲 変ロ長調Op.4 No.6 (*) マルセル・トゥルニエ(1897-1951):演奏会用練習曲「朝に」(1925) ジョン・トーマス(1836-1913):吟遊詩人の故郷への別れ/小麦の番をして マルセル・グランジャニー(1891-1975):古風な様式によるエア(*) デイヴィッド・ワトキンズ(1939-):火の踊り(1961頃) ウィリアム・クロフト(1678-1727)/D.ワトキンズ編曲:サラバンドとグラウンド ロジャー・ニコルズ(1945-):即興曲(1972) ヘンデル/ヘンリク・ボイエ編曲:シャコンヌ ハ長調 オレステ・ラヴァネッロ(1871-1938):前奏曲=子守歌(*) ウィリアム・マサイアス(1934-1992):サンタ・フェ組曲 レイチェル・デント(Hp) ロナルド・フロスト(Org;*) | ||
録音:2003年頃、聖アン教会、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0221(当店&日本国内未案内)。 | ||
南風よ吹け〜イギリス北東部で歌い継がれている歌 ボビー・シャフト/古いタインマウスの断崖/ スティーム・ボート/南風よ吹け/他(全20曲) |
マーガレット・アシュトン(S) ピーター・ハリソン(Fl) レイチェル・グレイ(Vc) ジョン・トレハーン(P) | |
録音:2006年/2008年。ピリオド楽器使用。 イギリス・ヴィクトリア朝時代(1837-1901)に歌われていた民謡と町の流行歌。20曲中5曲は器楽のみ、1曲はピアノのみ。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.5 ピアノ独奏のためのピーブロホク [Piobaireachd] 〜 Nos 14, 16, 17, 19-23 / ソナチネ[第5番/第6番]/12のカメオ/ ソナチネ・エコセーズ/ハリス舞曲/タンゴ/ エレクトラ・ソナタ/バッカナール舞曲 |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2006年12月18日-22日、ホワイトリー・ホール、チータム音楽学校、マンチェスター。Vol.1-Vol.4:DDV-24131, 24132, 24133, 24144(すべてCD-R製版)。当シリーズは Vol.6 (DDV-24149) 以降? はプレス盤での発売になるとの事。 | ||
ジョン・エリス(1943-2010):オルガン作品集 Vol.1 アレグロとパッサカリア/パストラル ロ長調/「来たれ、創造主なる聖霊よ」による変奏曲/ 3つの賛美歌のヴォランタリー/組曲 イ長調(ディヴェルティスマン)/演奏会用ワルツ/ 3つの小ヴォランタリー/ロッキンガムによる瞑想/瞑想「コヴェントリ・キャロル」/ 「 Orientis Partibus 」によるフィナーレ=ファンタジア ロナルド・フロスト(Org) | ||
録音:2000年、聖アン教会、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0152(当店&日本国内未案内)。Vol.2:DDA-25087(演奏者は異なります)。エリスは当盤再発直後に死去したようで、レーベルのサイトには(おそらく亡くなった事を当盤に記せなかった事に対しての)お詫びが掲載されている。 | ||
暗い雲 リスト(1811-1886): 暗い雲/悲しみのゴンドラ I/不運/オーベルマンの谷 ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調Op.109 パナヨティス・デモプーロス(1977-): ピアノ独奏のための「テトラクティス」(2000) |
パナヨティス・デモプーロス(P) | |
録音:2003年4月18日、5月18日、ホワイトリー・ホール、チータム音楽学校、マンチェスター。前出:英 Dunelm Records DRD-0213(当店&日本国内未案内)。ギリシャ出身で、現在はイギリスを中心に活躍する若手ピアニストによる、自作を含むアルバム。 | ||
ジョン・R.ウィリアムソン(1929-): ピアノ作品集 Vol.1 12の新ピアノ前奏曲集(1993) / ピアノ・ソナタ第2番 嬰へ長調(1991) / 12の回文的前奏曲集(1996) / ソナチネ第2番 ハ長調(1990) |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2001年頃。前出:英 Dunelm Records DRD-0134(当店&日本国内未案内)。 | ||
ジョン・R.ウィリアムソン(1929-): ピアノ作品集 Vol.2 自然の歌(1993) /12の回文的前奏曲第5集(2000) / ピアノ・ソナタ第4番「回文」(1998) / 7音程の練習曲集(2001) /サラのための悲歌(1998) |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2003年頃。前出:英 Dunelm Records DRD-0176(当店&日本国内未案内)。 | ||
ジョン・R.ウィリアムソン(1929-): ピアノ作品集 Vol.3 回文的前奏曲集より(様々な集よりの12曲)/ ピアノ・ソナタ第6番(2004) / 音列による13の変奏曲集(2007) / 7つの2声のインヴェンション(2008) |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2009年頃。初発売音源。 J.R.ウィリアムソンはマンチェスター生まれ。同地の王立音楽院で作曲とピアノを修め、同時に短期間ながらレノックス・バークリーにも教えを受けた。その後は長くイングランドとウェールズで教師として活躍、作品には5つのピアノ協奏曲、様々な編成による25のソナタ、140曲に及ぶ歌曲(うち50曲は Dunelm Records への録音あり)などがあると言う。 | ||
A Touch of Class〜双子姉妹デュオによる4手ピアノ作品集 フィリップ・レーン(1950-):「バディナージュ」〜第1楽章「無窮動」 ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.165b (*) グリーグ(1843-1907):ノルウェー舞曲Op.35〜第2番/ 「ペール・ギュント」組曲第1番〜アニトラの踊り アルフレード・カゼッラ(1883-1947):5つの易しい小品集「人形」Op.27 ガーシュウィン(1898-1937)/ヘンリー・レヴァイン編曲:ラプソディ・イン・ブルー(*) チャールズ・カミレッリ(1931-2009):4手ピアノのためのパガニーニ変奏曲集 サン=サーンス(1835-1921):組曲「動物の謝肉祭」(*) ルロイ・アンダーソン(1908-1975):フィドル・ファドル Paolo di BIASE (1942-):デュオ・タンゴ レイチェル&ヴァネッサ・フューイジ(4手P) | ||
録音:2005年4月5日、ホワイトリー・ホール、チータム音楽学校、マンチェスター(*以外)/2009年(*)。前出:英 Dunelm Records DRD-0241(当店&日本国内未案内)から小品8曲をカットし、新録音の大曲3つをプラスした物。「動物の謝肉祭」は前出盤にも2曲が収められていたが、当盤には全曲収録されており、新録音と思われる。また、ミヨーの「スカラムーシュ」のみは2台ピアノによる演奏。 双子のフューイジ姉妹(1988-)(国内のダウンロード・サイトで『フージ』と表記している所があるが、原文は Fuidge であり誤り)は、2003年?に、チータム国際夏期講習会に参加し、マルタ島出身の作曲家チャールズ・カミレリから、当盤に収録された「パガニーニ変奏曲」を直接教授されている。2005年の初録音時は17歳だった。 | ||
クロスランド・プレイズ・モーツァルト&ベートーヴェン モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533 + 494 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 〔第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31 No.2/ 第31番 変イ長調 Op.110〕 |
ジル・クロスランド(P) | |
録音:2003年3月。前出: Calico Classics, CCCR-101(当店&国内未案内)。ジル・クロスランドはイギリス・西ヨークシャー州出身で王立ノーザン・カレッジで学んだ後、ウィーンでパウル・バドゥラ=スコダに師事した。現在はロンドン、ウィーンを中心に演奏活動を行っている。当レーベルからは「フォルテピアノ・リサイタル」(DDA-25036)が発売されている他、ワーナーAPEXからバッハ:ゴルトベルク変奏曲も出ている。バッハ、スカルラッティ、モーツァルト、ベートーヴェンを得意としており、ペダルを控えた、粒の揃った端正な音は古典派にぴったり。ペンギン・ガイドでは「自然なモーツァルト、素晴らしく詩的なベートーヴェン」と評されている。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.6 キョール・モール舞曲 [Ceol Mor Dances](全6曲)/ ダニディン組曲(全3曲)/ 9つのスコットランドのエア/ ジャシュヤ=シーナ王妃の踊り/ 知恵の書(全11曲)/6つの夜想曲「鳥たちの夜の歌」 |
マレイ・マクラフラン(P) | |
録音:2006年。Vol.1-Vol.5:DDV-24131, 24132, 24133, 24134, 24140(すべてCD-R製版)。 エリック・チゾームは20世紀半ばまで活躍したスコットランド出身の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパでは自国の民謡を採集・研究し創作に取り入れた運動が盛んだったが、チゾームもその流れのなかで自らの音楽を育んでいった。遠くにグリーグ、少し近くにバルトーク、そしてすぐ近くにヴォーン・ウィリアムズ、バックス、モーランらイギリス田園楽派の影響を感じさせ、作品の多くがスコットランド民謡に基づき、快活な舞曲などはグレインジャーを思わせる。しかし激動の20世紀音楽の革新のなかに生き、プロコフィエフとも親交の深かった彼は前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れている。当盤はプレス盤での発売になるとの事。また、マクラフランは1997年頃、OLYMPIA U.K.へチゾームのピアノ作品を1枚分録音(OCD-639)していたが、その分も全て再録音しているようだ。 | ||
キャロル・ジャーヴィス(Tb)〜スマイル What are you doing New Year's Eve (Loesser) / When you Wish upon a Star (Washington) / Carol's Tune (Dunk) (*) / How High the Moon (Lewis/Hamilton) / Polka Dots and Moonbeams (van Heusen) / But Beautiful (van Heusen) / Caravan (Ellington/Mills/Tizol) / Sång till Lotta (Sandström) / Night & Day (Porter) / バート・バカラック:アルフィー / For Absent Friends (Purves) (*) / アブレウ:ティコ=ティコ / Principal Uncertainty (Booth) (*) / チック・コリア:スペイン / In the Wee Small Hours of the Morning (Mann)/ チャップリン:スマイル キャロル・ジャーヴィス(Tb) ロデリック・ダンク指揮o. | ||
録音:2009年。(*)は当アルバムのための書き下ろし作品。ジャズ、ロック、ポップ、そしてクラシックと、幅広い活動を行う女流トロンボーン奏者、キャロル・ジャーヴィスは2004年、26歳で癌の一種ホジキンリンパ腫(ディヌ・リパッティの死因となった)と診断されたが、病と戦い続けている。当アルバムの収益の内半分(最低でも1.5ポンド)がマクミラン癌サポート財団へ寄付されるとの事。 | ||
ハイドン(1732-1809): ディヴェルティメント(カッサシオン) ハ長調 Op.1-6 Hob.III; 6 / 弦楽四重奏曲第55番 ニ長調 Op.71-2 Hob.III; 70 / 弦楽四重奏曲第82番 ヘ長調 Op.77-2 Hob.III; 82 |
フィッツウィリアムSQ | |
録音:2001年、ロンドン大学美術館、ライヴ。前出:英 Dunelm Records DRD-0172(当店&日本国内未案内)。ピリオド楽器使用。 1968年にケンブリッジ大学の卒業生により結成、DECCAへハイドンの弦楽四重奏曲全集を録音して知名度を高めたこのクァルテットは、モダン楽器だけでなくピリオド楽器での演奏も行っており、一晩のコンサートで両方を持ち変えて弾くこともあるという。当録音は、2000年に LINN RECORDS へ録音された(もちろんピリオド楽器使用の)「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(CKD-153)に続くハイドンだった物。ただ、LINNで予定されていたチャイコフスキーの弦楽四重奏曲全曲などは、その後頓挫してしまった模様で、(他奏唱者を加えた編成のアルバムは2枚ほどあるものの)純粋な弦楽四重奏作品集としては、2010年現在でも同団体による最新録音盤となっている。団体公式サイト:http://www.fitzwilliamquartet.org/。 | ||
ストリングス・イン・ジ・アース・アンド・エア〜イギリス田園楽派 E.J.モーラン(1894-1950): ノーフォーク地方の6つの民謡/ジェイムズ・ジョイスの詩による7つの歌曲 ピーター・ウォーロック(1984-1930):キャンドルの光/3つの歌曲 ジェフリー・スターン(1935-2005): ワーズワースの詩による3つの歌曲/ジェイムズ・ジョイスの詩による4つの歌曲/伝説 ポール・マーティン=ウェスト(T) ナイジェル・フォスター(P) | ||
録音:2005年12月、ロンドン。制作:Dunelm Records。 20世紀初頭、変貌する激動の時代に背を向けるかのように都会を離れ、大自然に分け入り、ひたすら静かに己の内面の世界に沈潜する作曲家たちがイギリスに存在した。ディーリアスがその代表的作曲家だが、このディスクにはディーリアスの次の世代に属する作曲家の歌曲を収録。ジェイムズ・ジョイス、ワーズワースの詩やスコットランド、アイルランド民謡に基づく歌で、どれも控えめながら幻想的な雰囲気に溢れている。微妙に半音階的ではっきりしないハーモニーはまさにイギリス、アイルランドの曇りがちな空の色。イギリス音楽ファンは必聴。 | ||
ジョン・R.ウィリアムソン(1929-):歌曲集 愛/戦争/悲しみと遺憾/失われた愛/宗教/田園/競合 |
マーク・ローリンソン(Br) デイヴィッド・ジョーンズ(P) | |
録音:2006年6月12日。前出: Dunelm Records, DRD-0265(当店&国内未案内)。バイロン、A.E.ハウスマンらの詩に作曲した歌曲集。ウィアムソンの音楽はブリテンよりもさらに前の世代の様式を継承しており、印象派、ヴォーン・ウィリアムズ、フランク・ブリッジを思わせる、現代のイギリス田園楽派。 | ||
「惑星」他 〜2台ピアノによるイギリス音楽集 ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」(作曲者によるオリジナル版) / エルガー/作曲者編曲:弦楽セレナードOp.20 フランク・パリー(1910-1944):前奏曲とフーガ 変ホ短調 / エドガー・ベイントン(1880-1956):ミニアチュア組曲 ホルスト/作曲者編曲:エレジー〜ウィリアム・モリスの追憶に(コッツウォルズ交響曲より) ゴールドストーン&クレモウ(ピアノ・デュオ) | ||
録音:1996年。前出: ALBANY, TROY-198 / OLYMPIA U. K. , OCD-683。ゴールドストーン&クレモウ・デュオはピアノ・デュオとして古典凛からイギリス音楽まで多くのディスクを発表してきた。ここではホルストのコッツウォルズ交響曲からのエレジー、惑星の作曲者自身によるオジジナル編曲版が聴き物。 | ||
エリック・チゾーム(1904-1965):ピアノ作品集 Vol.7 エレジー(4曲)/ソナティナ第4番/組曲〔第1番/第2番/第3番〕/ ピーター・パン組曲(1924)〔ピーター/ウェンディ/クロコダイル/ティンカーベル/キャプテン・フック〕 マレイ・マクラクラン(P) | ||
録音:2006年5月30日、12月18日-20日、マンチェスター。エリック・チゾームはスコットランド出身の作曲家。独特の渋い作風。ピーター・パン組曲は幻想的で美しい。マクラクランは1965年、スコットランドのダンディー生まれのピアニスト。 | ||
ブラームス:ピアノ作品集 7つの幻想曲集 Op.116 /3つの間奏曲 Op.117 / 2つのラプソディOp.79 / ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24 |
ピーター・ケイティン(P) | |
録音:1990年5月21日-22日、24日、スキ、ノルウェー。前出:OLYMPIA U. K. , OCD-263(当店未案内)。 ケイティン(1930-)は英国の長老ピアニスト。若い頃にDECCAに録音しているように実力は一流であったにもかかわらず、国際的名声は広がらず、録音もその後はマイナーな会社ばかりだった。派手さのない音楽作りの中に、誠実で微笑みに満ちた音楽の喜びが溢れている。間奏曲第1番のしみじみとした深みのある、しかし透明感も湛えた音楽や、ヘンデル変奏曲における穏やかで決して重々しくならない響きを聞けば、ケイティンの非凡さは即座に理解できるだろう。現在ケイティンの録音は各社に分散してリリースされているが、このブラームス集はとりわけ重要なものだろう。 | ||
小品集 フォーレ:パヴァーヌ ジム・ホーク:青い郵便箱[Nos.1-3] フランク・ザッパ: Mom and Dad ジョン・ジル・グローヴァー:ミニョン ジム・ホーク:Bells of Porlock デイヴィッド・バーン:事故 サティ:3つのグノシエンヌ ミヨー: Sumare ブライアン・ウィルソン: Don't Talk ジム・ホーク: Fable for Four / Two and Two フランク・ザッパ: Aybee Sea ヤング/ヴァンダ: Friday on my Mind ジム・ホーク: Vaguely French |
オットー(Ens.) [ジム・ホーク (ペダルスチール/ オートハープ) オースティン・ホーク(Vc) ロビー・シャンクル (Fl/Cl/Sax) カービー・シェルスタッド (ヴィヴラフォン)] | |
DIVINE ART アメリカ・ブランチの初企画盤。ナッシュヴィルで活躍する4人の音楽家(2人はクラシック、2人はライト・ジャズ)によるアンサンブル。 | ||
フィンク・アルバム〜ハーマン・フィンク(1872-1939)の音楽(全18曲) チーロ!/影の中で/ハロー・ガール!/わがワルツの女王/バレエ組曲「わがトンボ夫人」/花々の女王/他 ケリ・ウスターニ、ピルジョ・レヴァンティ(S) マート・サンダー(Br)指揮シアター・ベル・エタージュ | ||
録音:2007年。フィンクは数々のライト・ミュージック、オペレッタ、無声映画の伴奏音楽、カフェ・ミュージックを書いたイギリスの作曲家。彼の音楽は沈没したタイタニック号のような大西洋横断の豪華客船内でも好んで演奏されていたという。19世紀末から20世紀初頭の時代の空気を伝えるレトロなサロン音楽。 | ||
DIVINE ART "HISTORIC SOUND" 同レーベルのヒストリカル復刻シリーズ。製版はCD-Rのようですので、あらかじめご了承下さい。また、入荷までにお時間がかかる可能性があります。 | ||
シベリウス:交響曲集 交響曲第5番 変ホ長調Op.82(*)/ 交響詩「タピオラ」Op.112(*)/ 交響曲第6番 ニ短調Op.104(#) |
ロベルト・カヤヌス指揮(*) LSO (*) イェオリ・ シュネーヴォイクト指揮(#) フィンランド国立o. | |
録音:1932年6月22日-24日&29日、ロンドン(*)/1934年6月3日(#)。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。 | ||
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」
ハロルド・ウィリアムズ(Br) パリー・ジョーンズ(T) イゾベル・ベイリー(S) クララ・セレーナ(A)、トム・パーヴィス(T) バークリー・メイスン(Org) スタンフォード・ロビンソン指揮 BBC ナショナルo.&cho. | ||
録音:1930年、中央ホール、ウェストミンスター、ロンドン。初CD化。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。多少のカットがあるが、当曲全曲の世界初録音だった物。 | ||
トリオ・サントリクィド〜 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 [第3番 ハ短調Op.1 No.3 (*)/ 第5番 ニ長調Op.70 No.1「幽霊」(#)/ 第11番 ト長調Op.121a(カカドゥ変奏曲)(#)] |
トリオ・サントリクィド [オルネッラ・サントリクィド(P) アリーゴ・ペリッチャ(Vn) マッシモ・ アンフィテアトロフ(Vc)] | |
録音:1942年、ベルリン(*)/1952年3月(#)。原盤: Polydor Meisterklasse 67872-5 (78s; *) / DG 18044 (LP; #)。おそらく共に初CD化。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。 1942年にローマで結成され、1956年からはもう一人ヴァイオリニストを加えて四重奏でも活動、当時は高く評価されたものの(DGへ録音を残した事からもそれが伺える)、同時期に活動したトリエステ・トリオの影に隠れてしまったと言われ、忘れられてしまった団体。録音は後年コンサート・ホールへも残しているようだが、曲を問わずCD自体当盤が初だろう。女流で団体名も彼女の名字から取られたサントリクィド(1907-1977)、カール・フレッシュらに師事し、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲をヨーロッパ初演したペリッチャ(1912-1987)、「チェリストのカルーソー」との異名を取ったアンフィテアトロフ(1907-1990)の3人ともイタリアの演奏家(アンフィテアトロフはロシア系でパリ出身)。なお弦の2人は、レナート・ファザーノ率いるヴィルトゥオージ・ディ・ローマ〔ローマ合奏団〕にも参加している。 | ||
ロートSQ〜フーガの技法 J.S.バッハ/ロイ・ハリス編曲: フーガの技法BWV.1080(弦楽四重奏版)(*) ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875-1940): バッハ「フーガの技法」最後のフーガの 推測上の完成 [Conjectural completion] (1931)(#) |
ロートSQ (*) [フェリ・ロート、 イェネー・アンタル(Vn) フェレンツ・モルナール(Va) ヤーノシュ・ショルツ(Vc)] ドナルド・フランシス・ トーヴィ(P;#) | |
録音:1934年12月6日(*)/1935年5月10日、ロンドン(#)。原盤: US Columbia (*)。初CD化か。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。 | ||
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(英語歌唱)(*) レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」(英語歌唱)(#) メイ・ブライス(サントゥッツァ;*) ヘドル・ナッシュ(トゥリッドゥ;*/ベッペ;#) ハロルド・ウィリアムズ(アルフィオ;*/トニオ;#) マージョリー・パリー(ローラ;*) ジャスティン・グリフィス(ルチア;*) フランク・マリングス(カニオ;#) ミリアム・リセット(ネッダ;#) デニス・ノーブル(シルヴィオ;#) エイルマー・ビュスト指揮(*) ユージン・グーセンス指揮(#) ブリティッシュ・ナショナル・オペラo.&cho.(*/#) | ||
録音:1927年12月12日-1928年9月26日(電気収録)。原盤 (SP):UK Columbia 。初CD化。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。イギリスで電気収録された初のオペラ全曲録音だったという。 | ||
知られざるイギリスのヴァイオリン協奏曲2曲 ダグラス・コーツ(1898-1974): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(1934)(*) アーネスト・モーラン(1894-1950): ヴァイオリン協奏曲(1937-1941)(#) |
コリン・サウアー(Vn;*) チャールズ・グローヴズ指揮(*) BBCノーザンso.(*) アルフレード・ カンポーリ(Vn;#) エイドリアン・ボールト指揮(#) BBCso.(#) | |
録音(放送日/年):1951年3月15日(*)/1954年(#)。モノラル。おそらく初出音源。元々はどちらもBBCの放送録音だが、BBC局内テープは放送後、再利用あるいは破棄され、失われたようだ。以前DivineArt-27806という型番でご案内していた物。 (*)はイギリスでは合唱とオルガン作品で知られるダグラス・コーツ(と言っても英文バイオグラフィすら容易には出て来ない人なので、日本ではほとんどその名は知られていないだろう。アルバート・コーツとは無関係とのこと)の極めて珍しいヴァイオリン協奏曲。演奏されたのはこの録音時のみで、現在ではスコアも完全に行方不明。この録音は現在、コーツ自身が私的に(おそらく)演奏会場で録音したテープを元に作られた、たった2本のコピーが現存しているだけだという。音質は悪くないようだ。 (#)の録音には、初スタジオ録音となった Lyrita のジョージアディス盤、CHANDOSのモルドコヴィッチ盤、SYMPOSIUMから出た1946年のサモンズによる放送録音(SYMPCD-1201)などがあるが、当盤は、なんと言ってもカンポーリとボールトという名手による演奏というのが売りもの。こちらの音質は、残念ながら今ひとつの模様。 | ||
ダリウス・ミヨー:管弦楽&室内作品集 ヴァイオリン、クラリネットと ピアノのための三重奏曲(組曲?)(*)/ 交響組曲第2番Op.57(#)/小室内交響曲第3番(+)/ 管弦楽のためのセレナード(**)/ 組曲「マクシミリアン」(**)/ 3つのラグ・カプリス(**)/ ピアノと管弦楽のための5つの練習曲(##) |
ジャック・パルナン(Vn;*) ユリス・ドレクリューズ(Cl;*) アネット・ ハース=ハンブルガー(P;*) ピエール・モントゥー指揮(#) サンフランシスコso.(#) ヴァルター・ゲール指揮(+) アンサンブル(+) [ジャン・プーニェ(Vn) アントニー・ピーニ(Vc) レジナルド・ケル、 チャールズ・ドレイパー(Cl) ジョージ・ エスクデイル(Tp)] パウル・ バドゥラ=スコダ(P;##) ヘンリー・スウォボダ指揮(**/##) ウィーンso.(**/##) | |
録音:1953年(*)/1946年(#)/1936年(+)/不詳(**/##)。原盤 (78 rpm or LP) : Felsted RL 89006 or Period SPL 563 (*) / Columbia DB 1788 (#) / RCA Victor 11-8977-79 (+) / Westminster WL 5051 (**/##)。以前DivineArt-27807という型番でご案内していた物。 おそらくほとんどが初CD化。 | ||
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):78回転盤録音コレクション 弦楽三重奏曲 ト長調[ジャン・プーニェ(Vn) フレデリック・リドル(Va) アントニー・ピーニ(Vc)/録音:1941年]/ 交響曲 ト短調[レスリー・ヒュアード指揮ハレo./録音:1942年]/ Diaphenia & The Sweet o' the Year [ヘドル・ナッシュ(T) ジェラルド・ムーア(P)/録音:1945年]/ Sheep Shearing / Sweet fa's the Eve / Can't you Dance the Polka [ジョン・ゴス指揮? 大聖堂男声四重唱団/録音:1925年-1926年] | ||
モーランの生前に作られた商業録音を全て復刻した稀少なアルバム。 | ||
ビゼー:歌劇「カルメン」
レイモンド・ヴィスコンティ(Ms;カルメン) ジョルジュ・ティル(T;ホセ) ルイ・ゲノ(Br;エスカミーリョ) マルテ・ネスプルプス(S;ミカエラ) アンドレー・ヴァノン(S;フラスキータ) アンドレー・ベルナデット(S;メルセデス) ロベール・ルーセル(T;ダンカイロ) テオ・マティル(T;レメンダード) エリー・コーエン指揮、フィリップ・ゴベール指揮(*) パリso.(オペラ・コミークo.)&cho. | ||
録音:1928年2月11日-1929年6月9日/1927年2月11日(*; 第13曲「花の歌」のみ)、以上パリ。原盤 (SP):France Columbia 。全曲は初CD化。リマスタリング:プリスティーン・オーディオ。 MALIBRANからCDRG-149で抜粋が出ている演奏だが、何故かCDフォーマットでは全曲が復刻されていなかった(ディスコグラフィによってはCDRG-154という番号で全曲が出ているとしているものがあるが、誤り)。 | ||
グノー:歌劇「ファウスト」(イタリア語歌唱)
ジュリアーノ・ロマニョーリ[ロマニョーラ](ファウスト) フェルナンド・アウトーリ(メフィストフェレ) ジェンマ・ボシーニ(マルグリート) アドルフォ・パチーニ(ヴァランタン) ジルダ・ティミッツ(ジーベル) ネルダ・ガローネ(マルト) ナポレオーネ・リモンタ(ワーグナー) カルロ・サバイーノ指揮ミラノ・スカラ座o. | ||
録音:1920年2月7日&6月14日、スカラ座、ミラノ(アコースティック収録)。原盤 (SP):Società Nazionale del Grammofono «"La Voce del Padrone" (HMV) 。初CD化。リマスタリング:アンドルー・ローズ(プリスティーン・オーディオ)。イタリア語歌唱による初の当曲全曲録音だったもの(歌唱言語を問わなければ古い方から3つめ)。ブックレットにはイタリア語のリブレットが収められており、フランス語、イタリア語、英語のリブレットはCD2に収められているPDFファイルをパソコンで見る形式になっているとの事。 | ||
ピーター・ウォーロック:78回転盤によるコレクション 1925-1951 (ジョン・ビショップ・コレクションによる) ピーター・ウォーロック: キャプリオール組曲[アントニー・バーナード指揮ロンドン室内o./録音:1931年]/ 弦楽セレナード[ジョン・バルビローリ指揮 NGS 室内o./録音:1927年](*) パーセル/ウォーロック編:幻想曲第3番[パスキエ三重奏団/録音:1935年]/ 4声の幻想曲第9番[グリラーSQ/録音:1947年] ピーター・ウォーロック: キャプリオール組曲[ヨーゼフ・シゲティ(編曲/Vn) ニキタ・マガロフ(P)/録音:1936年]/ だいしゃくしぎ[ルネ・ソームズ(T) フローラ・ニルセン(Ms) エオリアンSQ/録音:1950年]/ 弦楽セレナード/キャプリオール組曲 [コンスタント・ランバート指揮ランバート弦楽o./録音:1937年] 歌曲集(全35曲/複数演奏収録曲あり; ウォーロックによる編曲作品を含む) [Captain Stratton's Fancy / Oh good ale / Flow not so fast, ye fountains(原曲:ダウランド)/ There is a Garden in her face(原曲:キャンピオン)/ O eyes, O mortal stars(原曲:フェラボスコ)/ Come, my Celia(原曲:フェラボスコ)/Corpus Christi /眠り/ The Fox / Take o take those lips away / Sweet and Kind / As Ever I Saw / The Passionate Shepherd / A Cornish Christmas Carol / Six Nursery Jingles / Milkmaids / Sigh no More / Pretty Ring Time / Passing By / My Own Country / Fair and True / Piggesnie / Sweet and Twenty / Rest Sweet Nymphs / The First Mercy / The Frostbound Wood] [ピーター・ドウソン(B−Br ジェラルド・ムーア(P) ジョン・ゴス(B) ダイアナ・ポウルトン(リュート) イングリッシュ・シンガーズ ジョン・アームストロング(Br) インターナショナルSQ パリー・ジョーンズ(T) アン・ウッド(Ms) ピーター・ピアーズ(T) レスリー・ウッドゲイト指揮BBC cho.、祝祭シンガーズ セシル・コープ(B) ロイ・ヘンダーソン(Br) エリック・グリフィン(P) ナンシー・エヴァンズ(Ms) トルロー郡少女学校cho. ビリー・ニーリー(ボーイS) フローラ・ニルセン(Ms) ルネ・ソマーズ(T) デニス・ノーブル(Br) オスカー・ナツケ(B) | ||
バルビローリによる唯一のウォーロックで初CD化となる(*)など、貴重な録音が含まれている。 イギリス音楽ファン必聴のCD登場。ピーター・ウォーロック(1894-1930)、本名フィリップ・ヘセルステイン。19世紀から20世紀初めのイギリスで活躍したイギリス田園楽派の作曲家の一人。ディーリアスの友人、弟子としても知られており、民謡を主な素材とした牧歌的な作品に隠れた人気がある。CD1にオーケストラ、器楽作品、CD2に歌曲、声楽作品が収められている。代表作「カプリオール組曲」だけでも3種の録音(うち一つはシゲティによるヴァイオリンとピアノの版)が収録、バルビローリによる弦楽セレナーデもうれしい。CD2に彼が最も力を入れた歌曲がこれだけまとめられているのは快挙としか言いようがない。録音は1927〜51年と文字通りの年代ものべてモノラルだが、原盤の状態がよいのと、リマスタリングで立体感のある処理(擬似ステレオではない)が施されているため驚くほど鮮やか、資料的価値を遥かに越えている。時にディーリアスのように繊細で妖艶、また時にグレインジャーのように快活、豪放。この機会にウォーロックの再評価を! | ||
DIVINE ART "ATHENE" | ||
3台のスクエア・ピアノによる フィールド:夜想曲集 ジョン・フィールド:夜想曲第1番〜第16番 |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ; 1823〜1835年製) | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集第1集 変奏曲 Hob.XVII; 6/ ピアノ・ソナタ第35、49、20番 |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ; 1787〜1823年製) | |
4台のスクエア・ピアノ ソレル:ソナタ第90番 ハイドン:ソナタ:第1番 バッハ:パルティータ第1番 モーツァルト:幻想曲 K.397 シューベルト:即興曲 D.899-4 メンデルスゾーン:無言歌 Op.19-1 モーツァルト:ソナタ「トルコ行進曲付き」 |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ; 1787〜1835年製) | |
シューベルト:美しき水車小屋の娘 | リチャード・エドガー=ウィルソン (T) ジョアンナ・リーチ (フォルテ・ピアノ) | |
シューベルト:ピアノ作品集 3つのピアノ小品 D.946/ 高雅なワルツ集 D.969/楽興の時 D.780 |
ピーター・ケイティン (スクエア・ピアノ) | |
シューマン:ピアノ作品集 謝肉祭 Op.9/森の情景 Op.82/ 子供のためのアルバムより7曲 |
アンドレアス・ボイド(P) | |
録音:デュッセルドルフ、ライヴ。 | ||
リスト:ピアノ・ソナタ/ペトラルカのソネット123 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ |
ピーター・ケイティン(P) | |
録音:1983年、カナダ、ライヴ。 | ||
デュセック:ハープと鍵盤楽器のための作品集 デュオ・コンチェルタント Op.69-1、Op.69-3/ ピアノ・ソナタ Op.61 |
デレク・ベル(ギリシャ・ハープ) ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ) | |
ハヴァーガル・ブライアン:ピアノ作品全集 前奏曲「ダウランド幻想」/二重フーガ/4つの小品/ 前奏曲とフーガ(2曲)/夢の組/鳥/ デファイルド・サンクチュアリー/ 3つのイルミネーション |
レイモンド・クラーク(P) エスター・キング(Ms) テッサ・スポング(語り) | |
ロナン・マギル:「タイタニック、1912年4月10-15日」 | ロナン・マギル(P) | |
デレク・ベル:管弦楽作品集 交響曲第2番「紫の炎」/変奏曲と音楽の引用、他 |
ヴァレリー・ヴァチェフ指揮 ヴラツァ国立フィル ブルガリア国立 フィルハーモニーcho. デレク・ベル(Hp)/他 | |
フライブルク・エディション チャイコフスキー(1840-1903): ピアノ協奏曲第2番 ト長調Op.44 (*) ショスタコーヴィチ(1906-1975): 交響曲第9番 変ホ長調Op.70 |
アンドレアス・ボイデ(P;*) ケイコ・ヨシノ=スキバ(Vn;*) ガービス・アトマカヤン(Vc;*) ヨハネス・フリッチュ指揮 フライブルクpo. | |
録音:1997年2月13日-14日、南西ドイツ放送局スタジオ&コンツェルトハウス、フライブルク。放送用ライヴ。 ピアニストは、よく「ボイド」と書かれる人だが、ドイツ人で Boyde という綴りなので「ボイデ」のほうがよいだろう。(*)の2楽章でソロを務めるヴァイオリニストは、ドイツ人?と結婚し同国で活躍する日本人のようだが、詳細な経歴等は不明。おそらくこの録音時にはオケのコンサート・マスターか団員だった物と思われる(CD本体には "Yoshono" という誤表記あり)。 #当盤は2009年半ばで一旦レーベル品切れとなり、2011年初頭に再プレスされたものの、CD-Rでの製造となった模様です。今後の入荷分はCD-Rとなりますので、その旨御了承下さい。 | ||
ムソルグスキー:展覧会の絵 ラヴェル:鏡 |
アンドレアス・ボイド(P) | |
ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集 24の前奏曲 Op.24/ピアノ・ソナタ第1番/同第2番/ 前奏曲とフーガ Op.87-2 |
レイモンド・クラーク(P) | |
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第1〜3番/ 前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 |
レイモンド・クラーク(P) | |
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ハ短調 シェーンフィールド:ピアノ協奏曲「4つの寓話」 |
アンドレアス・ボイド(P) ヨハネス・フリッチュ指揮 フライブルクpo. ジョナサン・ノット指揮 ドレスデンso. | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集第2集 ピアノ・ソナタ[第37、36、23、34、51番]/ 奇想曲 Hob.XVII; 1 |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ;1823年製) | |
シューマン: シューベルトの主題による変奏曲(ボイド完成版)/ クララ・ヴィークの主題による変奏巨億/ ベートーヴェンの主題による変奏曲/ オリジナル主題による変奏曲 ブラームス: シューマンの主題による変奏曲(キルヒナー編) |
アンドレアス・ボイド(P) | |
ショパン:スケルツォ&即興曲全集 | ベルナール・ダスコリ(P) | |
スカルラッティ:16のピアノ・ソナタ [K.27、466、461、1、54、113、481、198、 208、209、491、492、64、25、9、380] |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ;1823年製) | |
家庭の鍵盤楽器の100年 1727〜1832年 クープラン、バード、ヘンデル、バッハ、 ソレル、モーツァルト、シューベルト、 メンデルスゾーン:の作品 |
ジョアンナ・リーチ (スクエア・ピアノ; 1727、1787、1823、1832年製) | |
ショパン:夜想曲全集 | ベルナール・ダスコリ(P) | |
シューマン、フランツ、ブラームス:歌曲集 | シュテファン・ロゲス(Br) アレクサンダー・シュマルツ(P) |