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OEHMS CLASSICS

特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)





 元ARTE NOVA社長、ディーター・エームス氏が独立して立ち上げたレーベル。最初期のラインナップはArte Novaから発売されていた録音(OC-200番台)が多かったが、その後はそのほとんどが新録音で、ドイツのレーベル中でも活発な発売を続ける優良レーベルとなっている。

OC-001
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
クラウス・バンツァー、
 心映像の世界〜REFLECTION
レツェク・ザードロ
(SーSax/T−Sax)
シュテファン・クラウゼ
(Perc)
クリスティアン・
 シュターンケ(Va)
クラウス・バンツァー
(Org/P)指揮
エルプトナル・シュラークヴェルク
 打楽器Ens.
ハルヴェステフーデ室内cho.
 クラウス・バンツァーはドイツの作曲家、オルガニスト、ピアニスト、指揮者。また、教会合唱指揮者でもありながら、従来とは異なったコンセプトにより教会音楽を作り上げる。 このアルバムの作品も、室内合唱団、打楽器小アンサンブル、サクソフォン、ヴィオラ、オルガン、ピアノによって演奏される。 バンツァーは当曲作曲の際に、ドイツ・デザイナー界の大御所、ペーター・シュミット(日本では東京丸ビル「ユーハイム」等のデザインで知られ、当CDのジャケット・デザインも担当)から助言を受け、 ポール・ヴァレリーの詩「Dialogue de l'arbre」を題材とした。 結果、作品は「聖書的な合唱」「荘厳なオルガン」「原始的な打楽器軍」「野性的なサックス」を融合し、「人間のすがる神への賛美」対「人間の使う道具」を意味するものになったという。
OC-010
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(3CD)
シュテファン・テミング
 CD1(OC-598) コレッリ(1653-1713):ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5 Nos.7-12(リコーダー版)
  [シュテファン・テミング(リコーダー) オルガ・ワッツ(Cemb)/2007年9月17日-21日]
 CD2(OC-772) ヘンデル(1685-1759):紳士のフルート
  [シュテファン・テミング(Fl/リコーダー)他/2010年4月12日-15日、ドイツ]
 CD3(OC-795) J.S.バッハ(1685-1750):フランス&イギリス組曲
  [シュテファン・テミング(リコーダー) ドーメン・マリンチュチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   アクセル・ヴィルフ(リュート)/2011年1月17日-20日、ドイツ]
OC-011
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(4CD)
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(CT)〜 OEHMS 録音集
 CD1:リローデッド・ハッセ (OC-830)  / CD2:イギリス歌曲集 (OC-870)
 CD3:ペルゴレージ「スターバト・マーテル」他 (OC-831)
 CD4:モーツァルト「カストラートのためのアリア集」(OC-1814)
OC-012
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(8CD)
ヘルベルト・シュフ:OEHMS CLASSICS 録音集
 OC-541, 596, 593, 733, 754 (2CDs), 833, 863 のセット
ヘルベルト・シュフ(P)
OC-013
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(5CD)
2.5CD価格
ベンヤミン・シュミット〜J.S.バッハ:ヴァイオリン作品全集
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ BWV.1001-1006 (*) /
 ヴァイオリン協奏曲〔イ短調 BWV.1041 /ホ長調 BWV.1042 〕(#) /
 オーボエ・ダモーレと弦楽のための協奏曲 イ長調 BWV1055R (#) Ob/
 2台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 (#) Vn2 /
 ヴァイオリン・ソナタ BWV.1014-1019, BWV.1021 Vc, BWV.1023 Vc (+)
  ベンヤミン・シュミット(Vn) クララ・デント(Obダモーレ Ob
  ヘルゲ・ローゼンクランツ(Vn Vn2
  ユルゲン・ガイゼ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・コレギウム・ツィス(#)
  アンソニー・シピリ(Cemb;+) セバスティアン・ヘス(Vc Vc
 録音:1999年7月、9月(*)、1996年4月(#)、2000年2月(+)。既出音源のセット化。
OC-014
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(6CD)
北ドイツ・オルガンの巨匠たち
 CD1:リューベック(1654-1740) (OC-607)  / CD2:ヴェックマン(1616-1674) (OC-627)
 CD3:ブルーンス(1565-1697)&シルト(1593-1667) (OC-641) / CD4:シャイデマン(1595-1663) (OC-682)
 CD5:スウェーリンク(1562-1621) (OC-680) / CD6:ヒエロニムス(1560-1629)&ヤーコプ(1586-1651)・プレトリウス
OC-015
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(9CD)
3CD価格
ワーグナー:初期歌劇集
 「妖精」「恋愛禁制」「リエンツィ」
  セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o. & cho./他
OC-017
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(5CD)
2.5CD価格
モーツァルトピアノ・ソナタ全集 ウィリアム・ヨン(P)
 録音:2013年-2016年。
OC-018
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(6CD)
3CD価格
南ドイツ・オルガンの巨匠たち
 ケルル、ムファット、パッヘルベル、ハスラーの作品、
 ブクスハイムのオルガン曲集
ヨーゼフ・ケーレメン(Org)
 録音:2004年-2005年、2008年-2009年、2014年、2016年。
OC-019
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(20CD)
3CD価格
ベンヤミン・シュミット50歳記念 BOX
OC-020
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(6CD)
2CD価格
J.S.バッハ/アルブレヒト、デュプレ、ラントマン編曲:
 クラヴィーア練習曲〔第1巻−第4巻〕(オルガン版)
  〔パルティータ 全曲 BWV.825-830 /イタリア協奏曲/フランス風序曲/オルガン・ミサ(*) /ゴルトベルク変奏曲〕

 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org) ミュンヘン・バッハcho.(*)
 録音:2007年-2009年、2011年。
OC-025
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(12CD)
6CD価格
ブルックナー交響曲全集〔第00番−第9番〕/
       序曲 ト短調/弦楽四重奏曲 ヘ長調〜アダージョ
 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン放送so.
 録音:1995年-2001年。初出: Arte Nova, 74321-85290-2/前出: Oehms Classics, OC-207
OC-026
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(12CD)
4CD価格
シモーネ・ヤング&ハンブルクpo.〜ブルックナー:交響曲全集
 単売の BOX化
OC-027
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(8CD)
チャイコフスキー:交響曲全集
 〔第1番−第6番/変ホ長調(S.ボガティレフ補筆完成版)〕/マンフレッド交響曲 ロ短調 Op.58 /
 劇付随音楽「雪娘」Op.12 より/ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 Op.33/アンダンテ・カンタービレ/
 バレエ音楽「眠りの森の美女」組曲 Op.66a /イタリア奇想曲 Op.45 /
 歌劇「スペードの女王」Op.68 序曲/ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.75

 レオナルド・エルシェンブロイヒ(Vc) リーリャ・ジルベルシュテイン(P)]
 ドミートリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 OC-665, 666, 667, 668, 669, 670, 671, 672 〔単売はSACD〕の CD &セット化。
OC-029
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(13CD)
5CD価格
マーラー:交響曲全集 マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
OC-030
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(3CD)
ブラームス:交響曲全集 シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
OC-031
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(9CD)
ブルックナー:交響曲全集〔第1番−第9番〕 アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
OC-032
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(9CD)
3CD価格
ベルトラン・ド・ビリー&ウィーン放送so. 名演集
 ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.
ホフマイスター:ヴィオラ作品全集
 ヴィオラ協奏曲〔変ロ長調/ニ長調〕/12の練習曲
アシャン・ピライ(Va)
クリストファー・ホグウッド指揮
グルベンキアンo.
 録音:2003年9月3日-5日、リスボン。サンプラー付限定盤。通常盤: OC-334 。
OC-090
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(28CD)
5CD価格
限定盤
スクロヴァチェフスキ90歳記念コレクション 〜 OEHMS CLASSICS 録音全集
 べルリオーズ:幻想交響曲 Op.14/ロメオとジュリエット Op.17 〜愛の情景
 バルトーク:ディヴェルティメント/管弦楽のための協奏曲 / ベートーヴェン:交響曲全集
 ブラームス:交響曲全集 / ブルックナー:交響曲全集 / シューマン:交響曲全集
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 / スクロヴァチェフスキ:自作自演集

  スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮
 録音:1991年-2011年。
OEHMS CLASSICS "OC-1XX"
OC-101
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廃盤
国内代理店
在庫限り
ブルックナー:交響曲第4番 ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1998年、祝祭大劇場、ザルツブルク音楽祭。ライヴ。
OC-102
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廃盤
国内代理店
在庫限り
ブルックナー:交響曲第9番 ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2002年5月2日、祝祭大劇場、ザルツブルク文化協会記念コンサート。ライヴ。
OC-103
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廃盤
国内代理店
在庫限り
モーツァルト:
 ハフナー・セレナード K.250/行進曲K.249
マルクス・トマジ(Vn)
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1999年、祝祭大劇場、ザルツブルク・モーツァルト週間。ライヴ。
 以上3点、ユベール・スダーン東京響音楽監督就任記念、日本向け完全限定盤。
 ユベール・スダーン&ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団ライヴ、スダーン東京交響楽団音楽監督就任記念日本向け完全限定生産品!
 オランダ出身で長年モーツァルテウム管と共演を行って来たスダーンが東京響の音楽監督に就任、これを記念してOEHMS CLASSICSから、現在日本では入手困難な「モーツァルテウム管弦楽団自主制作盤」と同じ音源を使用した日本向け限定商品3タイトルが登場(国内盤は予定無し)。日本向け完全限定生産で(おそらく)初回プレスがなくなり次第廃盤となるため、是非お早めのご入手を!
 ユベール・スダーン:1946年オランダ・マーストリヒト生まれ。オランダの音楽院で指揮法を学び、これまでにヴィレム・ヴァン・オッテルロー、ジャン・フルネ、フランコ・フェラーラの各氏に師事。1971年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、1973年カラヤン国際指揮者コンクール第2位、1975年グィード・カンテルリ国際コンクール優勝に輝いている。これまでに、ベルリン・フィル、バンベルク交響楽団、ロンドン・フィル、ウィーン交響楽団、オスロ・フィル、ストックホルム・フィル、ゲバントハウス管弦楽団、パレルモ交響楽団、ヒューストン交響楽団、ダラス交響楽団、モントリオール交響楽団ほかと共演、またオペラの分野でも精力的に活動している。1981年よりフランス国立放送フィルハーモニック管弦楽団の首席指揮者、1983年〜86年オランダ・ウルレヒト交響楽団の首席指揮者、1988年トスカニーニ交響楽団の首席指揮者、1985年〜88年メルボルン交響楽団第1客演指揮者。1992年トリノ管弦楽団とともに、ファウストの戯曲で、イヤー・オブ・ベストオペラ賞であるArbate賞に輝く。1995年パリのバスチーユ・オペラでのベルリオーズ「ファウストの劫罰」プレミエ、ロンドンバービカンホールでのフォーレ「レクイエム」やペルゴレージ「スターバト・マーテル」、フランスのモンペリエ音楽祭、ニューヨーク・フィルへの客演、ザルツブルク州立歌劇場でオペラ「カルメン」、祝祭劇場でオペラ「さまよえるオランダ人」など活躍。日本へは、1975年初来日。都響、新日本フィル、札響、日本フィル、広響、群響、大阪センチュリー響等と共演。1994年よりフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロアール管弦楽団の首席指揮者、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の音楽監督に就任。東京交響楽団とは1997年より定期的に公演を重ね、1999年に同団の首席客演指揮者、2004年9月より音楽監督に就任、現在に至る。毎年ザルツブルク音楽祭、モーツァルト週間などのフェスティヴァルに出演。2004年7月、オーストリア・ザルツブルク州ゴールデン勲章及びザルツブルク市名誉市民を授与された。現在、東京交響楽団音楽監督、モーツァルテウム管弦楽団首席客演指揮者。
OC-105
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価格帯:B
限定盤
コルスティック〜
 ベートーヴェン:鍵盤作品集 Vol.1
 (OEHMS総合カタログ付き再発限定盤)

 ベートーヴェン:
  ディアベッリ変奏曲 Op.120
 ハイドン:
  アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2004年3月-4月、バイエルン放送第2スタジオ。元品番:OC-532 にエームズ・クラシックスの2007年カタログを付け、特価でご提供する限定盤。
 第3集が同時発売となるが、ベートーヴェンの聴かせどころを熟知している彼のこと、まさに「つぼにはまった」演奏を繰り広げる「ディアベリ変奏曲」。おなじみのテーマが姿を変えて現れるたび、新たなる感動が押し寄せ、すべての変奏が終わった頃には、聴き手の耳は心地よい疲労と新鮮な感動を享受する。
 当アルバムが2006年ドイツ・シャルプラッテン賞受賞した事を記念し、限定廉価盤での再発売。ちなみにカタログ表紙の写真は、なんと東京オペラシティ・コンサートホール。
OC-107
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(4CD)
2CD価格
限定盤
ヨハネス・トニオ・クロイッシュ(G)〜ギター・リサイタル BOX
 【収録原盤】
 [OC-304]ヨハネス・トニオ・クロイッシュ&マーカス・シュトックハウゼン:PANTA RHEI
 [OC-241]ヴィラ=ロボス:ギターのためのエチュード/ヒナステラ:ギター・ソナタOp.47
 [OC-256]パラグアイ、スペイン、キューバの作曲家によるギター作品集
 [OC-227]ポートレイト・オブ・キューバ(テュリオ・ペラモ:作品集)
 クロイッシュはドイツのクラシックギタリスト。ジュリアード音楽院ではシャロン・イズビンのマスタークラスも受講し、1996年カーネギーホールにデビュー。中南米の楽曲を主にレパートリーとしている。その音楽性はクラシックに限定されたものではなく、アドリブに於けるジャズへの方向性も見受けられる。2008年ギター・ソロ活動20周年記念として、この限定BOXの発売となった。
 なお原盤の内 OC-227 と OC-256は、単売では廃盤となっている。
OC-110
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(2CD)
1CD価格
ブラームス
 クラリネット・ソナタOp.120 (*)
  [第1番 ヘ短調/第2番 変ホ長調]/
 クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115(#)/
 ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34(+)
ラルフ・マンノ(Cl;*/#)
アルフレッド・パール(P;*/+)
ミヒャエラ・ペッチュ・ネフテル、
ラーエル・クンツ(Vn;#/+)
ハルトムート・ローデ(Vc;#/+)
グイド・シーフェン(Vc;#/+)
 録音:1992年8月24日&27日、ブレーメン放送ホール(*)/1995年8月14日-17日、イグレシア・サンフランシスコ・デ・テルデ、パルマ、グラン・カナリア諸島(#/+)。旧品番:OC-232 [74321-27767-2] (*)/ OC-259 [74321-30493-2] (#) [以上すべて廃盤]のセット化再発売。
OC-111
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(2CD)
1CD価格
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 全集
 [第1番−第5番]
グイド・シーフェン(Vc)
アルフレッド・パール(P)
 録音:1998年。
 当盤は国内代理店が「ブラームス」として告知している(2009年8月末現在でも訂正アナウンス無し)が、ベートーヴェンの誤り。旧品番:OC-233 [74321-59215-2][以上すべて廃盤]の再発売。
ピアッツィーニ・プレイズ・ピアソラ&アルゼンチン〜
 ピアソラと他のアルゼンチン作曲家の作品集

 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  アルフレド・ゴビの肖像/ピグマリオン
 カルロス・グァスタビーノ(1914-):バイレシート/ガト
 ホルヘ・フォンテンラ(1927-):山なみの夕暮
 アストル・ピアソラ:天使のタンゴ/ピカソ
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
  ミロンガ/アルゼンチン舞曲集
 カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948):
  バイレシート/カンペーラ(田園のしらべ)
 ペドロ・サエンス(1915-1995):ミロンガ
 アストル・ピアソラ:
  金星の女たちの歌/南十字星へのプレリュード
 アルベルト・ウィリアムズ(1862-1952):
  捨てられた畑小屋Op.32 No.4
 フリアン・アギーレ(1868-1924):ガト/トリステ第4番
 アストル・ピアソラ:チャウ・パリ/死
カルメン・ピアッツィーニ(P)
 録音:1997年7月、ゴッテスアウエ城、カールスルーエ。旧品番:74321-56343-2(国内盤:BVCC-35011)、OC-204(以上すべて廃盤)の再発売。ブエノスアイレス出身のピアッツィーニは名門音楽一家に生まれ、ドイツでレイグラフ、ケンプに師事。現在はカールスルーエ音楽院教授。
OC-113
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(2CD)
1CD価格
エルネスト・ブロッホ:ヴァイオリンのための作品全集
 ヴァイオリン・ソナタ[第1番/第2番「神秘の詩」]/
 無伴奏ヴァイオリン組曲[第1番/第2番/
 組曲「バール・シェム」//アボダ[Abodah]/
 エキゾティックな夜/ヘブライ組曲
ラティカ・
 ホンダ・ローゼンベルク(Vn)
エイヴナー・アラッド(P)
 録音:1999年。旧 Arte Nova 74321-76810-2 / Oehms OC-255 (ともに廃盤)の再発売。
 ラティカ・ホンダ・ローゼンベルクは日系ドイツ人で、1993年エリザベート国際音楽コンクールで入賞し、1998年チャイコフスキー・コンクールで第2位を受賞。現在では、フライブルク音楽大学教授、ベルリン芸術大学客員教授を務めている。
フレンチ・クラリネット・ラプソディー
 プーランク:クラリネット・ソナタ
 オネゲル:ソナチネ
 ミヨー:
  クラリネットとピアノのためのソナチネ Op.100/
  デュオ・コンチェルタント Op.351/
  カプリス Op.335a
 ドビュッシー:狂詩曲第1番/
  クラリネットとピアノのための小品
 フロラン・シュミット:アンダンティーノ Op.30-1
ラルフ・マンノ(Cl)
アルフレード・パール(P)
 録音:1995年4月24日-28日、ブレーメン放送スタジオ(セッション:ディジタル)。74321-30465-2、OC-231(いずれも廃盤)の再発売。
 現在ケルン音楽大学の教授、ラルフ・マンノの代表する1枚。エーラー式のクラリネットを使用し、独特な柔らかな音色と循環呼吸による長いフレーズ演奏は絶品。
OC-115
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(2CD)
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」K.384
 ドンナ・エレン、イングリッド・ハーベルマン(S)
 ピョトル・べチャーラ、オリヴァー・リンゲルハーン(T)
 フランツ・カルフマイアー(B) ハラルト・プファイファー(語り)
 マルティン・ジークハルト指揮リンツ・ブルックナーo.、リンツ州立劇場cho.
 録音:1996年11月19日-22日、1997年3月1日、リンツ・ブルックナー・ハウス、ディジタル、セッション。旧品番:74321-49701-2 [Arte Nova]、OC-249(以上廃盤)。
 日本ではブルックナー&マーラー指揮者として有名なジークハルトが、国際的評価を獲得した初期録音の一つ。歌詞カード・対訳は付いていない。
OC-125
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(10CD)
4枚価格
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集〔第1番−第32番〕
 創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34 /「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35 /
 6つのバガテルOp.126 /やや生き生きと WoO.60/アレグレット WoO.61a /ロンド・カプリッチョ「失われた小銭への怒り」Op.129

  ミヒャエル・コルスティック(P)
 「ドクター・ベートーヴェン」の異名を持つドイツの名ピアニスト、ミヒャエル・コルスティックが10年以上の年月をかけて創り上げたベートーヴェンのソナタ全集。
 #当初、国内代理店のミスによりSACDとしていましたが、CDと判明しました。
OEHMS CLASSICS "OC-2XX〜"
OC-201
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価格帯:B
カールマン:喜歌劇「チャルダーシュ姫」(抜粋) マルティナ・ゼラフィン(S)
フェルディナント・
 フォン・ボトマー、
カースティン・
 グロントリアン、
アドリアン・エレート、
ハラルト・ゼラフィン、他
(以上独唱陣)
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビシュ祝祭o.&cho.
 毎年夏、ヨーロッパ最大のステップ湖、ノイジードラー湖の湖上舞台で行われるオーストリア・メルビシュ湖上音楽祭は、北ブルゲンラントにある同湖畔を舞台にハラルド・ゼラフィン教授の監修のもと繰り広げられる、国際的にも呼び声の高い野外ステージによるオペレッタの祭典。湖畔の6000の観客席が毎年約33公演分売り切れるという。指揮はオペレッタ指揮者界の大物ルドルフ・ビーブル。彼は何と500ものオペレッタを暗譜で指揮できるというから凄い。なお当音楽祭のシリーズは「抜粋」のアイテムも、多くは台詞部分を省略しており、音楽はほぼ全曲収録されている。
OC-202
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価格帯:B
J.S.バッハ:リュート組曲集(ギター版)
 [BWV.995/BWV.996/BWV.997/BWV.1006a]
エドゥアルト・
 フェルナンデス(G)
 ドイツで活躍するスペイン系ギタリスト、フェルナンデス。バッハでは、「バッハの作品には、クラシカル・タイプ・ギター弦のノイズが必要」との考えから、同ギターを使用している。
OC-203
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価格帯:B
モーツァルト:
 交響曲第34番 ハ長調K.338/交響曲第39番 変ホ長調K.543/
 メヌエット ハ長調K.409
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.
OC-205
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(2CD)
価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ベルク:歌劇「ルル」(オリジナル版全曲) アナート・
 エフラーティ(S)
ドリス・ゾッフェル(Ms)
ユルゲン・リン(B)
テオ・アダム(B)他
シュテファン・
 アントン・レック指揮
パレルモ・マッシモ劇場o.
 最近ではチェルハ補筆版で演奏されることの多い「ルル」のオリジナル版による全曲盤。ベテラン歌手ドリス・ゾッフェルとテオ・アダムも参加。その他は日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパの第一線で活躍する歌手たちが起用されている。
OC-206
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(2CD)
価格帯:B
バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ 全曲
ベンヤミン・シュミット(Vn)
 メニューイン・コンクール優勝者でもあるベンヤミン・シュミット(1968生)は、ウィーン出身。1992年のカール・フレッシュ国際コンクール受賞後、1707年製のストラディヴァリウスを借り受け、録音はこの銘器を用いて行なわれている。モダーン楽器を使用しながらも、古楽奏法を取り入れたその現代的表現 は、今を生きる我々の心に残る。
OC-208
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第00番 へ短調/序曲 ト短調 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-209
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価格帯:B
ブルックナー:
 交響曲第0番/
 弦楽四重奏曲 ヘ長調〜アダージョ
  (スクロヴァチェフスキー編)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-210
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第1番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-211
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第2番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-212
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第3番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-213
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第4番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-214
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第5番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-215
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第6番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-216
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第7番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-217
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(2CD)
価格帯:B
ブルックナー:交響曲第8番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-218
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第9番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-219
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
オペラ合唱名曲集
 ベートーヴェン:「フィデリオ」
 ボーイト:「メフィストフェレ」
 レオンカヴァッロ:「道化師」
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
 モーツァルト:「魔笛」
 プッチーニ:「蝶々夫人」
 スメタナ:「売られた花嫁」
 ヴェルディ:「アイーダ」「ナブッコ」「リゴレット」
        「椿姫」「トロヴァトーレ」
 ワーグナー:「ローエングリン」「タンホイザー」
 ウェーバー:「魔弾の射手」より
イヴァン・アンゲロフ指揮
ブラティスラヴァ放送so.、
ブラティスラヴァ歌劇場cho.
OC-220
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価格帯:B
ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」 イングリート・
 ハーベルマン(S)
マリカ・リヒター、他
」 ルドルフ・ビーブル指揮
ブルゲンラントso.
メルビシュ祝祭o.&cho.
OC-221
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価格帯:B
レハール:喜歌劇「ほほえみの国」(抜粋) エリーザベト・
 フレッヒル(S)
ディートマー・
 ケルシュバウム(B)
サンホー・チョイ(T)
田辺とおる(Br)
三谷結子(S)他
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビシュ祝祭o.&cho.
OC-223
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューマン:ピアノ作品集 Vol.1
 フモレスケOp.20/子供の情景Op.15/暁の歌Op.133/トッカータOp.7
ミヒャエル・エンドレス(P)
 エンドレスは通常のピアノをフォルテピアノ風に弾き、なんとも鮮烈な演奏に仕上げる。1961年生まれでミュンヘンで学び、ジュリアード音楽院を卒業、ゲザ・アンダ・コンクールで優勝という経歴。
OC-224
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価格帯:B
ロマンティック・ギター
 アグアド、シューベルト(メルツ編)、
 レゴンディ、ソルの作品
エドゥアルト・
 フェルナンデス(G)
OC-225
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ラティカ・ホンダ=
 ローゼンベルク(Vn)
リオル・シャムバダル指揮
スロヴェニア放送so.
 ラティカ・ホンダ=ローゼンベルクはクロアチア人と日本人の音楽家を両親に持つドイツ生まれの若手女流ヴァイリニストで、1998年のチャイコフスキー・コンクール本選にドイツ人として初めて残り、見事2位を受賞した。なお、彼女は名手ティボール・ヴァルガの弟子でもある。
OC-226
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
コルネリウス・クラウディオ・クロイシュ(P)
 〜ライヴ・アット・ニューヨーク・スタインウェイ・ホール
 ジャズのCD。
OC-227S
廃盤
トゥリオ・ペラモ(1948-):作品集
 大地の歌(1998)(*)/Canto de Septiembre (1999)(#)/
 En Tardes de Lluvia (1999)(#)/
 Tres Imegenes Cubanas
  - Homenaje a Caturla en su 90 aniv(1996)(+)
ヨハネス・トニオ・
 クロイッシュ(G;*/#/+)
ナン=マロ・
 ババハニアン(Ms;*)
グリフィンSQ(+)
 旧品番:74321-77633-2。欧米各地で活躍するギター界の新星クロイッシュ(1970-)は、中南米系の作品を得意としている。キューバを代表する現代作曲家トゥリオ・ペラモの作品集ではクロイッシュのために書かれたギター作品3曲が収録されるなどその存在感を示し、3つ目の作品集では最初と最後に自らが作曲した中南米をイメージした曲を追加し、その雰囲気を楽しませてくれる。
 #限定盤ですが、BOX化再発売されています(OC-107)
OC-228S
廃盤
リスト:ピアノ作品選集 Vol.1
 巡礼の年第2年「イタリア」S.161〜第1曲「婚礼」/
 バラード第2番 ロ短調S.171/
 夜想曲「夢の中に」S.207/
 夜想曲「眠れぬ夜、問いと答え」S.203/
 不運S.208/  詩的で宗教的な調べS.173 より
  〜第3曲「孤独の中の神の祝福」/
 メフィスト・ワルツ第1番S.514
アルフレッド・パール(P)
 旧品番:74321-67525-2
OC-229
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(10CD)
9CD価格
価格帯:B
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ全集(全32曲)/ディアベッリ変奏曲
アルフレッド・パール(P)
 10CDだが9枚分の価格。
OC-230
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ベートーヴェン:
 ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調Op.120
アルフレッド・パール(P)
 アラウの出身地でもあるチリ生まれのパール(1965-)はArte Novaのベートーヴェン「ピアノ・ソナタ全集」で、これまでにない新鮮な解釈が評価された。その後取り組んでいるリストのピアノ作品全集も好評。
OC-234
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
アルゼンチンの歌
 フランシスコ・エルナーニ・ブラーガ(1868-1945)、
 カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948)、
 フランシスコ・デ・カーロ(1898-1976)、
 カルロス・グァスタビーノ(1912-2000)、
 セバスティエン・ピアノ(1903-1994)、
 アストル・ピアソラ(1921-1992)、
 エリック・サティ:(1866-1925)、
 クルト・ワイル(1900-1950)の作品
アリシア・ナフェ(Ms)
カルメン・
 ピアッツィーニ(P)
アルフレード・マルクッチ
(バンドネオン)
OC-235
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価格帯:B
レーガー:無伴奏チェロ組曲全集
 [第1番 ト長調/第2番 ニ短調/第3番 イ短調]
グイド・シーフェン(Vc)
 1990年のチャイコフスキー・コンクール優勝をはじめ受賞歴も豊富なシーフェン(1968-)は、バウアー、パルムらに師事したドイツ期待のチェリスト。
OC-236
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価格帯:B
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集Op.27 全曲
 [第1番〜第6番]
ベンヤミン・シュミット(Vn)
OC-237
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ブラームス:ピアノ作品集
 2つの狂詩曲 Op.79/スケルツォ 変ホ短調Op.4/
 シューマンの主題による変奏曲とフーガOp.9/
 創作主題による変奏曲 ニ長調Op.21-1/
 ハンガリーの歌による変奏曲Op.21-2
アンドレアス・バッハ(P)
OC-238
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価格帯:B
J.シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」(抜粋) ルドルフ・ビーブル指揮
ブルゲンラントso.、
メルビシュ祝祭cho.
OC-239
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価格帯:B
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」(抜粋) ワルデマール・クメント(T)
ペーター・エーデルマン(Br)他
ルドルフ・ビーブル指揮
ブルゲンラントso.
メルビシュ祝祭cho.
OC-240
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューマン:ピアノ作品集 Vol.2
 子供のためのアルバム Op.68
ミヒャエル・エンドレス(P)
OC-241
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価格帯:B
ヴィラ=ロボス:ギターのためのエチュード
ヒナステラ:ギター・ソナタOp.47
ヨハネス・トニオ・
 クロイッシュ(G)
OC-242
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
コルンゴルト:六重奏曲 ニ長調Op.10
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ペーター・ルンデル指揮
ベルリン・オリオールEns.
 前世紀前半に書かれた混沌とした作品を2曲収録。ベルリンで活躍する若手アンサンブルによる演奏。
OC-243
廃盤
リスト:ピアノ作品選集 Vol.2
 巡礼の年第2年「イタリア」S.161 より
  [第4曲 ペトラルカのソネット第47番/
   第5曲 ペトラルカのソネット第104番/
   第6曲 ペトラルカのソネット第123番/
   第7曲 ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」]/
 ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
アルフレッド・パール(P)
 旧品番:74321-71767-2
OC-244
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ベートーヴェン:
 ピアノ三重奏曲第4番
   変ロ長調Op.11「街の歌」(クラリネット使用版)/
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調Op.38(クラリネット使用版)
アルフレッド・パール(P)
ラルフ・マンノ(Cl)
グイド・シーフェン(Vc)
OC-245
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(9CD)
8CD価格
価格帯:B
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集(全52曲) カルメン・ピアッツィーニ(P)
OC-246
廃盤
リスト:チェロとピアノのための作品全集
 エレジー第1番/エレジー第2番/忘れられたロマンス/
 ぺトラルカのソネット第123番/ノンネヴェルスの部屋/
 悲しみのゴンドラ/コンソレーション(慰め)
グイド・シーフェン(Vc)
エリック・ル・ヴァン(P)
 旧品番:74321-76809-2。1873年に製作され、死の直前までリスト本人が弾いていたピアノが使用されている
OC-247
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 [第1番BWV.1041/第2番BWV.1042/
  オーボエ・ダモーレと
   弦楽のための協奏曲 イ短調BWV.1055R(#)/
  2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043(*)]
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ヘルゲ・
 ローゼンクランツ(Vn;*)
クララ・デント
(Obダモーレ;#)
Cis・コレギウム・
 モーツァルテウム・
  ザルツブルク
ユルゲン・ガイゼ(芸術監督)
OC-248
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(2CD)
価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ 全曲 ベンヤミン・シュミット(Vn)
アンソニー・スピリ(Cemb)
OC-250
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューマン:
 ピアノ・ソナタ 嬰へ短調Op.11/森の情景/
 アラベスク/幻想小曲集
アンドレアス・バッハ(P)
 1968年生まれのバッハは、5歳よりピアノを始め、シュネーブ国際コンクールで優勝、現在では南ドイツからフランスを中心に積極的なコンサート活動を続けている。1992年〜1994年には研究に集中するため、コンサート活動を中断するなど研究熱心なところも見せている。彼は元々シューマンを得意としているようで、以前はNOVALISにも録音があった。
OC-251
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価格帯:B
J.シュトラウス:
 喜歌劇「ヴェネチアの一夜」
ルドルフ・ビーブル指揮
ブルゲンラントso.、
メルビシュ祝祭cho.
OC-252
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価格帯:B
オッフェンバック:喜歌劇「パリの生活」 イングリッド・
 カイザーフェルト(S)
マルティナ・
 ゼラフィン(S)他
ルドルフ・ビーブル指揮
ブルゲンラントso.
メルビシュ祝祭cho.
OC-253
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(5CD)
4CD価格
価格帯:B
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(全18曲) ミヒャエル・エンドレス(P)
 数ある同曲集の中でも、最も優れた演奏の一つ。エンドレスの明確なタッチと適切な表現により、節度を保ちつつも非常に聴き応えのある演奏となっている。曲毎の出来にムラがないのも素晴らしい。
OC-254
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ヴィヴァ・ヴェルディ!〜ヴェルディ:序曲&前奏曲集
 「アイーダ」「仮面舞踏会」「ルイザ・ミラー」
 「マクベス」「運命の力」「ナブッコ」
 「リゴレット」「シチリア島の夕べの祈り」より
ウォルフガング・グレース指揮
ヨーロッパco.
OC-256
廃盤
インスピレーション〜ラテン・ギター作品集
 A.バリオス=マンゴレ(1885-1944)、
 タレルガ、アルベニス、ロドリーゴ、
 レオ・ブローウェル(1939-)、クロイッシュの作品
ヨハネス・トニオ・
 クロイッシュ(G)
 旧品番:74321-86937-2
 #限定盤ですが、BOX化再発売されています(OC-107)
OC-257
廃盤
リスト:ピアノ作品選集 Vol.3
 超絶技巧練習曲集S.139
アルフレッド・パール(P)
OC-258
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(2CD)
価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ベートーヴェン:副題付ピアノ・ソナタ集
 第8番 ハ短調Op.13「悲愴」/
 第14番 嬰ハ短調Op.27-2「月光」/
 第15番 ニ長調Op.28「田園」/
 第21番 ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」/
 第23番 ヘ短調Op.57「熱情」/
 第26番 変ホ長調Op.81a「告別」
アルフレッド・パール(P)
OC-260
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第20番 イ長調D.959/
 ピアノ・ソナタ第13番 イ長調D.664
カルメン・ピアッツィーニ(P)
OC-261
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
コダーイ:
 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7(*)/
 無伴奏チェロ・ソナタOp.8
グイド・シーフェン(Vc)
アクセル・シュトラウス(Vn;*)
OC-262
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価格帯:B
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77/
       ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調Op.60(*)
ベンヤミン・シュミット(Vn)
クリスティアン・マンデール指揮
ブカレスト・“ジョルジュ・
 エネスコ”po.
プロ・アルテSQ(*)
 ここで演奏しているプロ・アルテ弦楽四重奏団は、もちろんSP期の団体とは関係なく、ブカレスト・“ジョルジュ・エネスコ”・フィルハーモニー管弦楽団員で構成された団体。
OC-301
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ルツェルン祝祭o.、久々の新録音
 対話〜バッハとオネゲル

  J.S.バッハ:
   「音楽の捧げもの」〜6声のリチェルカール
  オネゲル:弦楽10重奏のための讃歌 ロ短調/ラルゴ
  J.S.バッハ:「フーガの技法」より(5曲)
   〜コントラプンクティス第1
  オネゲル:
   バッハの名による前奏曲、アリオーソとフゲッタ/
   交響曲第2番(1941)
アキム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭o.
 バウムガルトナーの治世以来久々のディスク登場となるルツェルン祝祭弦楽合奏団。これまであまり顧みられることの無かった、バッハとオネゲルの関係の深さがわかる興味深いアルバムとなった。当オケは、Oehms Classicsへ継続的に録音が予定されている。
 若手指揮者、アキム・フィードラー(1965-)はシュトゥットガルト生まれ。ヴァイオリンをサシュコ・ ガヴリロフに、室内楽をアマデウスSQに、ロンドンのギルドホール音楽院では指揮を、それぞれ学んだ後、タングルウッドで小澤征爾にも教えを受け、ハイティンクやジュリーニのアシスタントを務めて研鑽を積み、 1998年からルツェルン祝祭弦楽合奏団の音楽監督を務めている。
OC-303
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価格帯:B
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」(*)
クライスラー:1楽章の協奏曲
 (パガニーニのヴァイオリン協奏曲
   第1番 ニ長調より)(+)
ベンヤミン・シュミット
(Vn)指揮(*)
カメラータ・アカデミカ・
 ザルツブルク(*)
ユベール・スダーン指揮(+)
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.(+)
 ザルツブルクのカリスマ・ヴァオリニスト、ベンヤミン・シュミット。最近の過激ピリオド楽器演奏とは違い、オーソドックスなスタイルを取りつつも、彼のカリスマ的存在をアピールしたアルバム。彼の生まれ故郷で学んだザルツブルクのメンバーによる演奏。
OC-304
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
PANTA RHEI ヨハネス・トニオ・
 クロイッシュ(G)
マーカス・
 シュトックハウゼン(Tp)
 ラテン系クラシック・ギターを得意とするクロイッシュ。すでに彼は3枚のアルバムを発売しているが、その全てが近現代音楽の新たな分野を開く画期的演奏として、高い評価を得た。今回の録音では、ジャズ・トランペットのマーカス・シュトックハウゼン(あの作曲家シュトックハウゼンの息子:ECMなどにも録音がある)と共演。作品は彼ら独自に作り上げたラテン・ジャズ風作品とのこと。
OC-305
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価格帯:B
ヴォルフ:メーリケ歌曲集 ローマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
 以前ARTE NOVAから案内されたものの発売中止となったアイテム。トレケルはバイエルン国立歌劇場来日公演「フィガロの結婚」でアルマヴィーヴァ伯爵を演じ、好評を博した。メーリケ歌曲集だけで22曲収録しているアルバムは意外と少く、反響は大きい。
OC-306
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価格帯:B
スクロヴァチェフスキのバルトーク
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲/
        弦楽のためのディヴェルティメント
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 録音:2002年11月、コングレスハレ、ザールブリュッケン。
 ギュンター・ヴァント亡き後、現代最高のブルックナー指揮者の一人として(1997年にマーラー=ブルックナー協会からゴールド・メダル授与)、また現役最高齢の巨匠(2003年で80歳)として、スクロヴァチェフスキは日本でもN響、読響へ度々客演指揮し、実演でも最高級の賛辞と評価を批評家、聴衆、楽団員から受けている。例えば、N響との1999年のブルックナー第7番は、N響会員が投票するの年間ベスト・コンサートで第3位となった。
 スクロヴァチェフスキはこの2作品を、ミネアポリス響(現ミネソタ響)と1977年5月&9月に録音していた(米Vox)が、今回は実に25年ぶりの再録音。「管弦楽のための協奏曲」は作曲家としてスクロヴァチェフスキ自身も同名曲を作曲し、同郷のルトスワフスキの同名曲とともに、たびたび指揮をしている作品であり、この四半世紀の経験を踏まえ、卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮しつつも、作曲家としての視点から作品の構築性と解釈に新たな光を与え、ヴィルトゥオジックなこの傑作から稀代の名演を創り出している。スクロヴァチェフスキにとっても会心の再録音。
OC-307
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(2CD)
価格帯:B
ラヴェル:2手ピアノための作品全集
 グロテスクなセレナード/古風なメヌエット/
 亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ/ソナチネ/
 鏡/ハイドンの名によるメヌエット/ボロディン風に/
 シャブリエ風に/前奏曲/クープランの墓/
 夜のギャスパール/高雅で感傷的なワルツ
ミヒャエル・エンドレス(P)
 モーツァルト:「ピアノ・ソナタ全集」、シューマン「ピアノ作品全集」(録音中)をこれまで録音し、高い評価を受けたエンドレスは、ヘルマン・プライの伴奏ピアニストとして活躍後、 独奏ピアニストして活躍を始めた人。今回フランス物に初挑戦だが、既出の録音は、息づかいの完璧さが光ったモーツァルト、自然体で見せる高揚感が見事だったシューマンと、どちらも素晴らしい出来だった。
OC-308
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価格帯:B
ノエミ・ナデルマン、オペレッタを歌う ノエミ・ナデルマン(S)
ヤン・シュルツ指揮
ブタペストso.
 ARTE NOVAからのシュレーカーの歌曲集で話題となったナデルマンがオペレッタを歌う。彼女はシュレーカーの研究者としても有名だが、本来はオペラ歌手。ヴェルディなども定評があるが、 一番評価が高いのはオペレッタ。彼女はオペレッタの役を表現を深く掘り下げ、それを歌と演技で演じきる歌手として非常に人気があり、ウィーンでも絶賛されている。最近ではアーノンクールも起用している。
OC-309
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価格帯:B
ベンヤミン・シュミット〜
 コンサート・アンコール・ピース集

 バッジーニ:妖精のロンド
 ブラームス/ヨアヒム編曲:
  ハンガリー舞曲集〜第7番/第20番
 サン=サーンス:ワルツ風奇想曲 Op.52 No.6
 ミヨー:シネマ・ファンタジー Op.58b
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51 No.6
 フバイ:カルメン幻想曲
 ラヴェル/ハイフェッツ編曲:
  高雅にして感傷的なワルツ
 ガーシュイン/ハイフェッツ編曲:3つの前奏曲
 ミクローシュ・スクタ:トッカータ
ベンヤミン・シュミット(Vn)
リサ・スミルノワ(P)
 ベンヤミンのテクニックはこうした小品でも存分に発揮される。
OC-310
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価格帯:B
レハール:喜歌劇「ジュディッタ」(抜粋) 独唱者たち
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ祝祭o.
 ウィーン近郊で毎年行われるメルビッシュ湖上音楽祭の2003年演目だったもの。音楽祭上演時と同じ歌手たちによってスタジオ録音されたもので、抜粋ながらカットはせりふ部分が多く、音楽部分のほとんどは収録されている。この音楽祭は日本でも人気が非常に高い。
OC-311
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(2CD)
1.5CD価格
価格帯:B
アファナシエフ、「皇帝」を弾く!
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 Vol.1

 [第3番 ハ短調Op.37(*)/
  第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(#)]
ヴァレリー・
 アファナシエフ(P)
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.
 録音:2001年12月12日&13日(*)/2002年6月10日&11日(#)、モーツァルテウム大ホール、ザルツブルク(*/#)。Vol.2も発売(OC-344;これで全集完結)。
 鬼才アファナシエフ、聴き手を挑発するベートーヴェン!!
 モスクワ生まれのアファナシエフ(1947-)は、クレーメルとのデュオやその後に行なったDENONへの録音、そして来日公演でもで日本ではお馴染み。独特なデュナーミクとアゴーギク、時に見せる極度に遅いテンポ、 弾きながら思索するかのような身ぶりといったスタイルは、常に聴衆を魅了するともに賛否の渦を巻き起こしてきた。また、その特異的才能を作曲や演劇(自作の音楽劇「展覧会の絵」の主演、レクチャー)にも費やすだけでは収まらず、フランス語や英語で小説を執筆するなど、多彩で超個性的な芸術活動を精力的に展開している。そんな彼によるOEHMS CLASSICSへの初登場だったもので、それもアファナシェフにとっては意外にも初録音となるベートーヴェンのピアノ協奏曲という意欲的レパートリーでの挑戦。またさらに意外なことに、彼による協奏曲の録音は、ベートーヴェン以外も含めこれが初めてだった。
 この録音の元になったスダーンとの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス」は2001/02年のシーズンにザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の定期公演で行われ、2002年4月にはアメリカ・ツアーも敢行された。録音はそれに併せてザルツブルクでスタジオ収録された。
OC-312
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(2CD)
価格帯:B
オイゲン・ダルベール:歌劇「低地」 ヨハン・ボータ
リサ・ガスティーン
F.シュトルックマン
A.ケイロス K.ユン
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 2003年1月にウィーン・コンツェルトハウスのウィーン放送so.定期演奏会での演奏会形式上演後、同じメンバーによって録音されたもの。ビリーが選出したウィーンで人気の歌手たちを起用し、ほとんど演奏されないこの作品のため、コンツェルトハウスにウィーン子が殺到、当日の国立歌劇場は空席が目立ったらしい。もちろん録音も少ない話題盤。
OC-313
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
クリスティアン・ジョスト(1963-):
 「フェニックスはよみがえった」
ジャック・
 ファン・スティーン指揮
ワイマール・シュターツカペレ
 ジョストはケルンとサンフランシスコで作曲を学び、様々な作曲賞を受賞、ヨーロッパやアジアなどから作曲を依頼されている人気の現代作曲家で、特にダニエル・ハーディング、スラトキンらから高く評価されている。収録作品は、ソプラノ、管弦楽、合唱団、語りによる大作で、2003年シーメンス賞を受賞した。
OC-314
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
バイエルン国王ルートヴィヒ1世の音楽
 ルートヴィヒ1世作詩の声楽作品
ジングフォニカー
 ドイツで非常に高い人気をもつ5人組(+ピアノ)の男声声楽グループが、エームズ・クラシックスに移籍。彼らは今までにCPOやWergo等に録音してきたが、そのハーモニーは感動的なものがあり、これらのCDはヨーロッパで様々な賞を受けている。またレパートリーも幅広く、グレゴリオ聖歌からポップスまで歌いこなす。当アルバムの収録作品は世界発録音。
OC-315
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
プロコフィエフ
 ヴァイオリン・ソナタ第1番/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番/
 5つのメロディ
ラティカ・
 ホンダ=ローゼンベルク(Vn)
E.ネボルシン(P)
 日系ドイツ人ラティカ・ホンダ=ローゼンベルクの久々の録音。彼女はアシュケナナージ&チェコpo.のワールドツアーに同行しており、各地で絶賛を浴びている。
OC-316
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価格帯:B
リスト:
 ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番
アルフレッド・パール(P)
ヤコフ・クライツベルク指揮
BBCso.
 アルフレッド・パールのリスト・ピアノ作品集第4弾で、かれの初協奏曲録音となる物。ストレートで圧倒的な演奏と評価された彼のベートーヴェン「ピアノ・ソナタ全集」はまだ若い頃の録音だったが、最近ではその演奏に貫禄も加わってきており、さらなる成熟を見せている。近年ヨーロッパでは非常に人気のクライツベルクとの共演という点でも注目。クライツベルクはロシア生まれのアメリカ人で、ボーンマス響、ベルリン・コミッシェン・オーパーの指揮者を務めたのち、現在ネザーランド・フィル首席指揮者&ウィーン交響楽団首席客演指揮者(2004年来日予定)を務めている。最近ではNHK-BSにてパリ管とのマーラー/巨人が放映された。
OC-317
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ピアノのためのワルツ集
 ショパン:華麗なる円舞曲Op.34 No.1
 シューベルト:12のドイツ舞曲 D.790
 チャイコフスキー:6つの小品Op.51
 スクリャービン:ワルツ 変イ長調Op.38
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
 サティ:ジムノペディ第1番
 J.シュトラウス/C.タウジヒ編曲:「人生は一度きり」
リサ・スミルノワ(P)
 スミルノワ(1972-)はロシア生まれ。A.カントール、K.H.カンメルリング、M.ツルツィオにモスクワ、ザルツブルグ、ロンドンの各都市で師事。在学中からイタリア、ドイツ、フランス、 アメリカのコンクールで優勝。1992年、20歳でカーネギーホールデビュー、同年、日本にロシアユースco.のソリストして来日、好評を博す。その後ヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を繰り広げており(アムステルダム・コンセルトヘボウ、ロンドン、ウィーンコンツェルトハウス、他)、ザルツブルグ音楽祭、モーツァルト週間、ギーナ・ピアノフェスティバル、ルツェルン国際音楽祭などに招待される。1993年にはS.ホルシュタイン音楽祭にてブラームス賞を受賞。数多くのオーケストラとの共演経験を持つ他、ベンヤミン シュミット、トーマス・ツェートマイアー、クレメンス・ハーゲン、ベルカント弦楽トリオらと精力的に室内楽にも取り組んでいる。オーストリア、ドイツ、オランダ、イギリス、フランスで放送録音を行う他、CD録音も数多く行っている。
OC-318
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(5CD)
4CD価格
価格帯:B
バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのための
  ソナタとパルティータ(全6曲)
 ヴァイオリン・ソナタ」
 ヴァイオリン協奏曲
ベンヤミン・シュミット(Vn)
 OC-206、OC-248、OC-247の3アイテム(5枚分)をBOXにした1枚分お得なBOX。以前 Arte Novaから74321-78481-2として発売されていた物と同一内容。
OC-319
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価格帯:B
ベルリオーズ:
 幻想交響曲
 「ロメオとジュリエット」第3部〜愛の場面
スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 スクロヴァチェフスキはルービンシュタイン、スターン、シュタルケルをはじめとする巨匠からの厚い信頼を得て協奏曲での伴奏を多く手がけ高い評価を得た。1970年代前半よりザールブリュッケン放送交響楽団への客演指揮を頻繁に行い、1994年からは同響の首席客演指揮者のポストにある。アルテ・ノヴァ・レーベルにブルックナーの交響曲全集(現在はOEHMS CLASSICS)を録音・完成し、日本での評価も著しく高いものとなった。
 スクロヴァチェフスキは幻想交響曲をロンドン交響楽団と1989年に録音しているので(Chandos/廃盤)、これはそれから14年の歳月を経ての再録音となるが、卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケン放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキにとっても会心の出来。
OC-320
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価格帯:B
トルステン・ケルル〜オペラ・アリアを歌う
 ベートーヴェン:「フィデリオ」、
 ウェーバー:「魔弾の射手」、
 ワーグナー:「リエンツィ」、
  「さまよえるオランダ人」、「ローエングリン」、
  「ニュルンベルクのマイスタジンガー」、
  「ワルキューレ」、「パルジファル」、
 R.シュトラウス:「ダフネ」、
 コルンゴルト:「死の都」から
トルステン・ケルル(T)
イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 トルステン・ケルルは若きドイツのテノール歌手。エッセンで声楽とオーボエを学んだ。1996年から2000年までバイロイト音楽祭で「まよえるオランダ人」、1999年にハイドンの「アルミーダ」(アーノンクール指揮)、2002年にザルツブルク音楽祭で、R.シュトラウスの「ダフネ」とモーツァルトの「レクィエム」(準・メルクル指揮)で絶賛を浴びた。レコーディングも多く、ブゾーニの「ファウスト博士」(ケント・ナガノ指揮)、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(バレンボイム指揮)、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」(Naxos)、最近ではコルンゴルトの「死の都」のDVDに出演。ウィーン国立歌劇場での小澤征爾指揮による「ジョニーは演奏する」でも絶賛を浴びた。2004年シーズンでは、小澤征爾指揮のワーグナー:「さまよえるオランダ人」、小澤&ウィーン・フィルによるベルリオーズの「レクィエム」にも出演、そして2006年、東京新国立劇場の「マイスタージンガー」で来日予定。今後ますます期待度の上がるテノールだ。
 当アルバムは彼の得意としているアリアを収録。経歴等詳しい情報は、http://www.torstenkerl.comにて。
OC-321
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価格帯:B
ジングフォニカー〜
 サイモン&ガーファンクルを歌う
ジングフォニカー
 サイモン&ガーファンクルの20年ぶりの再結成を予期していたかのごときタイミングのリリース。エームズ・クラシックスからの1枚目、「ルードヴィヒ1世の音楽」とは全く別世界ながら、彼らの幅広いレパートリー、そしてユニークさが発揮されたアルバム。
OC-322
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューマン:ピアノ作品集 Vol.3
 クライスレリアーナ Op.16/
 ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26/
 創作主題による変奏曲 WoO.24
ミヒャエル・エンドレス(P)
 ARTE NOVAから発売が予告されたが中止となっていたもので、当盤が初発売。今回はシューマンの中でも王道を行く作品の録音。
OC-323
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価格帯:B
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第5番 Op.10 No.1
スクリャービン:練習曲 Op.8/同 Op.65
バッハ:パルティータ第4番
アール・ワイルド:エチュード第1番/同第4番
キリル・ゲルシテイン(P)
 2003年9月17日、NHK-FM、 ベスト・オブ・クラシック「シュヴェツィンゲン音楽祭2003」ライヴ放送後、ゲルシテインについての問い合わせ殺到。天才的アーティストとの評判が一気に高まった。ゲルシティン(1979-)は2000年9月、ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレにてブラームスの協奏曲でデビュー。2001年テル・アヴィヴで行われたアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール優勝。さらにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭と、アメリカでのシカゴ交響楽団定期(ともにエッシェンバッハ指揮)においてチャイコフスキーの協奏曲の衝撃的な演奏で大絶賛を浴びた。以来、脚光を浴びている新鋭である。今回のプログラムはバロック・古典・近代にスポットを当てたもので、彼の全貌を知ることができる興味深いCDであるといえる。
OC-324
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価格帯:B
マーラー:
 「さすらう若者の歌」/「告別」/
 5つのリュッケルトの歌
コンラート・ヤルノット(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 2000年パリARDコンクールで優賞した若きバリトン歌手によるマーラー。彼は優賞して以来、リーダーやオペラなど様々なコンサートの客演として好評を博している。レパートリーは、バロックから現代ものまで幅広いが、特にマーラーとR.シュトラウスを得意としている。
OC-325
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価格帯:B
ハイディ・ブルンナー〜アリアと歌曲を歌う
 モーツァルト:レチタティーヴォとアリア
   「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?
   心配しなくともよいのです、愛する人よ」
   K.505
 ハイドン:
  カンタータ「ナクソスのアリアンナ」
   Hob.XXVIb-2
 レスピーギ:歌曲「夕暮れ」
 ワーグナー:ヴェーゼンドンクの歌
ハイディ・ブルンナー(Ms)
クリスティン・オカールンド(P)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 ハイディ・ブルンナーはスイスに生まれ、チューリヒとバーゼルで声楽を学んだ。そのテクニックと表現によりバーゼルやインスブルック音楽祭に招かれ絶賛を浴び、すぐにミラノ・スカラ座、リヨン・オペラ、パリやローザンヌの常連となった。1996年からはウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパーのメンバーとなった。現在はウィーン国立歌劇場のソリストだけでなく、ベルリン・コミッシェ・オーパー、ベルリン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場などの常連であり、ザルツブルク音楽祭やベルリン・フィル等とも共演している。最近の録音ではド・ビリー&ウィーン放送so.のモーツァルト・オペラでも話題となっている。特に彼女の得意としているのはモーツァルトやロッシーニであるが、この録音では別の面も見せ、ワーグナーやあまり演奏されないレスピーギの歌曲も採り上げている。
OC-326
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価格帯:B
ショパン:ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番 エヴァ・クピーク(P)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 エヴァ・クピークはショパンの国ポーランド生まれの女流ピアニスト。幼い時からピアノを始め、ワルシャワのショパン音楽院、ロンドンの王立音楽アカデミーで学んだ後、1992年ミュンヘン国際コンクールで優勝して一躍世界の注目を浴びた。以来、ミュンヘンに定住し、ヨーロッパ、アメリカを中心に活躍を続けている。日本には2002年9月リサイタルで初来日、ショパンの24の前奏曲を弾いて高い評価を得た。スクロヴァチェフスキは、協奏曲第1番をルービンシュタインと、ピアノと管弦楽のための作品全曲をワイセンベルクと録音していたが、このアルバムは36年ぶりの再録音となる。ポーランド生まれのスクロヴァチェフスキにとってショパンのピアノ協奏曲は特別なもので、作曲家の目で見て補ったヴァージョンでを指揮し、絶賛を博したのも記憶に新しい。特に第2番第3楽章など、「えっ?」と驚く方もおられよう。このディスクでも同郷の実力派女流ピアニストを見事にサポートしつつ、スクロヴァチェフスキ自身が理想とするショパン像を描いてる。
OC-327
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ハイドン:
 ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VII-4/
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11/  ヴァイオリンとピアノのための
  二重協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII-6
カルメン・ピアッツィーニ(P)
ミハイル・ガントヴァルク(Vn)指揮
サンクト・ペテルブルク・ソロイスツ
 近年バロックからハイドンの音楽がモダーン楽器で演奏されることは少なくなってきたが、ここではレニングラード音楽院で学んだモダーン楽器軍団による濃厚な演奏が楽しめる。同レーベルの「ピアノ・ソナタ全集」(OC-245)でハイドン演奏者としても名をあげたピアッツィーニも参加。なお、二重協奏曲はもともと「オルガン(またはチェンバロ)とヴァイオリンのための協奏曲」で、ほとんど演奏されない作品。
OC-328
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
フランツ・ラハナー:
 ハイネの詩による歌曲集「Sangerfahrt」Op.33
ルーファス・ミュラー(T)
クリストフ・ハマー(Fp)
 ラハナーはシューベルトと親交があった人だが、シューベルトが長生きしていたら正にこんな音楽を書いたのではないかと思われる作品を作った。たとえば彼の弦楽四重奏曲は、堅実な構成の中に叙情性が浮かび上がるもので、もっと聞かれていい音楽だ。
 ルーファス・ミュラーは、イギリス生まれで、オックスフォード・ニューカレッジ合唱団出身。主に古楽畑を歩んで来た人で、研究も行ない、最近では、ガーディナーが最も信頼を寄せるテノール歌手でもある。 また、歌詞を読み解く能力には定評があり、ここでもそれを聞ける。伴奏はミュンヘンを中心に活躍する鬼才研究家&指揮者&鍵盤楽器奏者、ハマー。
OC-329
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価格帯:B
フランス管弦楽作品集
 ビゼー:「カルメン」組曲
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ラヴェル:亡き王女のパヴァーヌ
 フォーレ:ベルガマスク組曲
 ルーセル:蜘蛛の饗宴
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 ウィーンを中心に人気のベルトラン・ド・ビリーによるフランス管弦楽作品集。ウィーン国立歌劇場を中心として活動していた彼は、2003年秋からはウィーン放送交響楽団の音楽監督も務めており、彼の指揮をする日は他のコンサート会場では空席が出るほどの人気を博しているという。
OC-330
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価格帯:B
ワーグナー・メカニーク〜
 歴史的オルゴールで聴くワーグナー・オペラ

  (全15曲)
オルゴール等の演奏を収録
 ミュンヘン国立博物館で2004年1月まで開かれている特別展「ワーグナーの世界」に関連CD。このミュンヘン国立博物館のコレクションにある世界各国の歴史的オルゴールや自動オルガン、 自動ピアノを使い、ワーグナーのオペラを編曲したものを演奏して録音したもので、当時編曲された形でのオルゴール原盤やロールが使用されている。使用楽器は全て大掛かりなもので、製作は1890〜1910年頃。
OC-331
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(2CD)
価格帯:B
ブラームス:
 ティークの「マゲローネ」によるロマンス(全15曲)
ローマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
ブルーノ・ガンツ(朗読)
 モーツァルト「フィガロ」や、ワーグナーの歌劇では欠かせないバリトン、ローマン・トレーケルの最新録音。非常に繊細な歌い方を要求され、ブラームスの中でもあまり演奏されない作品集ではあるが、詩の内面や微妙な心理状況まで踏み込み、弾力のある声で繊細に歌いこんでいる。
OC-332
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価格帯:B
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ
アルバン・ゲルハルト(Vc)
 ゲルハルトはベルリン・フィルとの共演でソリスト・デビューを果たした後、バンベルク響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、シカゴ響、スイス・ロマンド管等、世界の名門オーケストラと共演、エッシェンバッハ、ビシュコフ、コリン・デイヴィス等、名指揮者たちからも認められ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ベルリン芸術週間、クフモ音楽祭、スポレート等世界的な音楽祭に招かれ出演している。これまでの共演者にはリカド、ピーター・ゼルキン、竹澤恭子、F.P.ツィンマーマン、フォーグラー・カルテット、グローなどがおり、既にHMF、EMI等のレーベルからのCDリリースもある。
OC-333
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
シューベルトとウェーベルンへのディアローグ
 シューベルト:
  弦楽四重奏曲第12番/5つのドイツ舞曲 D.90/
  6つのドイツ舞曲 D.820(ウェーベルン編曲版)/
  弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」(マーラー編曲版)
 ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章/
         弦楽四重奏のための5つの楽章
アキム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 「バッハとオネゲルへのディアローグ」(OC-301)に続くこのコンビ2枚目のアルバム。前作同様、2人の作曲者の関係に光を当てたアルバム。
OC-334
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価格帯:B
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
 ヴィオラのための作品全集

 ヴィオラ協奏曲(2曲)/
 12の演奏会用無伴奏練習曲(*)
アシャン・ピライ(Va)
クリストファー・ホグウッド指揮
リスボン・グルベンキアンo.
 ホフマイスターはドイツの作曲家・フルーティスト。1784年にペータースの前身である音楽出版社を設立、その当時の有名な作曲家の作品、特にモーツァルト、ハイドン、 ベートーヴェン等の作品を出版、これまでむしろその事業の功績の方が高く評価されていた。
 ホフマイスターは同時代人モーツァルトとよく比較されるが、展開部の終わりから再現部にかけての推移には、特にその類似性が感じられる。頭から印象に残るきれいなメロディー、細かいパッセージに、 重音、ハイポジション、3連音符の移弦、最後にカデンツァと技巧を要し、当時としてはかなりの超絶技巧的なヴィオラ協奏曲だったようだ。
 アシャン・ピライはスリランカのコロンボ生まれで、ロンドンとジュリアード音楽院でズカーマンらに学んだ。1994年から様々なコンクールで優勝し、パーセル・ルーム、カーネギーホールでデビューした。 EMI、ASV、Meridian等にフランスの作品を録音。NAXOSへのバックスの作品集は非常に高い評価を得ている。この録音では、古楽の知識を踏まえたホグウッドをバックに、珍しい作品を演奏している。
OC-335
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価格帯:B
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
 [第25番 K.301/第4番 K.9/第42番 K.526/第34番 K.378]
ベンヤミン・シュミット(Vn)
アリアーネ・ヘーリング(P)
 ベンヤミン・シュミットの新録音盤。モーツァルトの幼少期作品も含む充実した作品ばかりを収録。シュミットの新婚の夫人である美しい新鋭女流ピアニスト、ヘーリングとの息のあった演奏を聴かせる。ベートーヴェンで聴かせた大きな表現とは対照的な、細かく繊細な演奏はまさにモーツァルトにぴったり。
 シュミットは2004年7月に来日し小澤征爾の指揮でコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を演奏、8月にはザルツブルク音楽祭で小澤&ウィーン・フィルとも同曲を演奏する予定。
OC-336
廃盤
ピアノ・ニュース〜
 Oehms Classics ピアノ・サンプラー
アファナシエフ、
アンドレアス・バッハ、
エンドレス、ゲルシュタイン、
クピーク、パール、
スミルノヴァ(予定)
OC-337
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価格帯:B
カールマン:喜歌劇「マリツァ伯爵夫人」(抜粋) ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ音楽祭o.
 ウィーン近郊で毎年行われるメルビッシュ湖上音楽祭の2004年演目だったもの。音楽祭上演時と同じ歌手たちによってスタジオ録音されたもので、抜粋ながらカットはせりふ部分が多く、音楽部分のほとんどは収録されている。この音楽祭は日本でも人気が非常に高い。
OC-338
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(5CD)
4CD価格
価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
メルビッシュ湖上音楽祭BOXセット
 J.シュトラウスII:
  喜歌劇「こうもり」(抜粋)/喜歌劇「ジプシー男爵」(抜粋)/
  喜歌劇「ヴェネチアの一夜」
 カールマン:喜歌劇「チャルダーシュの女王」(抜粋)
 レハール:喜歌劇「ほほえみの国」(抜粋)
独唱者たち
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ音楽祭o.
 これまでに発売された中から、「こうもり」(OC-239)、「ジプシー男爵」(OC-238)、「ヴェネチアの一夜」(OC-251)、「チャルダッシュの女王」(OC-201)、「ほほえみの国」(OC-221)の5枚分をセットにした、1枚分お得価格のBOX。
 以前ARTE NOVA時代に発売されていた同種BOXとは組み合わせが変更となっておりますので、御注意下さい。
OC-339
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価格帯:B
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「ザ・グレート」 ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 2002年11月、ムジーク・フェラインザールを揺り動かした、名演! 現在ウィーンで最も人気のある指揮者の一人ド・ビリーの最新録音はシューベルト。2003年よりウィーン放送交響楽団(旧名オーストリア放送交響楽団)音楽監督に就任した彼はもともとオペラ指揮者であり、ザルツブルク音楽祭やウィーン国立歌劇場にも出演、通をもうならせる素晴らしい演奏を聴かせている。彼がウィーン放送交響楽団を振る日は、ウィーン・フィルであっても他会場に空席ができるほど。彼のドイツものには特に定評があり、モーツァルト、シューベルト、マーラーの作品は、柔軟な表現力を身につけたこのオーケストラにより更に魅力的な演奏となり、賞賛を集めている。
OC-340
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価格帯:B
皇帝マクシミリアン1世時代(1459-1519)の
 ウィーン王宮における宗教的作品集

  ハインリヒ・イザーク、ジョスカン・デ・プレ、
  ルートヴィヒ・ゼンフルらの合唱作品と器楽曲集
ルネ・クレマンシック指揮
クレマンシック・コンソート、
ウィーン王宮カペレ
 音楽史の奇才、クレマンシックの新録音。世界中の音楽史を、独自の研究で塗り替えるクレマンシック。今回も全体としては宗教合唱作品集だが、彼の独自の研究により、途中にオルガン曲や器楽曲を挟んでいる。ちなみに1498年、このオーストリア皇帝マクシミリアン1世により宮廷礼拝堂付少年聖歌隊として創設されたのが、現在のウィーン少年合唱団。代理店曰く「クレマンシックには気を付けろ」。
OC-341
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価格帯:B
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
 Op.30(ソナタ第6番−第8番)
ベンヤミン・シュミット(Vn)
アルフレッド・パール(P)
 録音:2004年1月、スイス。
 ウィーン奏法を身につけたシュミットは決して技巧だけに頼らず、音楽を豊かに奏でることに主眼を置いている。すべての作品にウィーンの香りを漂わせ、響きはまろやかで甘美でありながら、するどい弓使いでハッとさせられる部分もあり、新しい今のウイーンの風を感じさせる。
 スケールの大きい正統派のピアニストとしては最近の逸材といわれるパールは、今回シュミットと今回初共演。落ち着いたテンポと真摯な表現に、強勢部の前に大きく引きつけるアゴギーク等、指のメカニズムを遙かに越え、強い精神的エネルギーを感じさせる。
OC-342
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価格帯:B
クルト・シュヴェルトシク(1935-):作品集
 シンフォニア・シンフォニエッタ/
 ヴァイオリン協奏曲第2番/交響曲「シュランフ」/
 ロアルド・ダールの「Goldilocks」(*)
クリスティアン・アルテンブルガー(Vn)
クルト・シュヴェルトシク指揮(語り;*)
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮
ウィーン放送so.
 シュヴェルトシクはウィーンの現代音楽作曲家。オーストリアの伝統音楽を尊重しつつも近代音楽の新しい局面を示す役割を果たし、この大胆で新しい音楽は、シュトックハウゼンの音楽と同様に論争を巻き起こしたことがあるという。ここに収録された作品はウィーン市が委嘱した作品で、ウィーン放送so.によって初演された。(*)のロアルド・ダール(1916-1990)は、イギリスの作家で児童文学で有名。代表作は「チョコレート工場の秘密」。
OC-343
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価格帯:B
モーツァルト:
 交響曲第38番「プラハ」/交響曲第40番
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 アイヴァー・ボルトンはイギリスのランカシャー生まれ。ケンブリッジ大学、ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・スタジオで学ぶ。1984年セント・ジェームズ・バロック・プレイヤーズを創設し、イングリッシュ・ツーリング・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボーン・ツーリング・オペラの音楽監督(1992-97)、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者(1994-96)などのポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデビューし、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウスやグラインドボーンやザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエルン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズンからザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者に就任。2003年以来ザルツブルク音楽祭にも登場し、話題となっている。ボルトンは、2005年バイエルン国立歌劇場来日公演で来日予定。
 このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァルトの交響曲のレコーディング「ザルツブルクからのモーツァルト」シリーズとなるもので、2004年秋のシーズンから音楽監督に就任したボルトンと彼らが最も得意とする、十八番中の十八番、モーツァルトを満を持して録音するもの。ボルトンはバロック演奏の経験を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れつつ、非常に清澄明晰な演奏で現代の最先端を行くモーツァルト像を打ち立てて聴くものを魅了する。
OC-344
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(2CD)
価格帯:B
アファナシエフ、全集完成!
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 Vol.2

 [第1番(*)/第2番(*)/第4番(#)]
ヴァレリー・アファナシエフ(P)
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2001年11月21日&22日(*)/2002年3月20日&21日(#)、以上ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 アファナシエフの演奏スタイルは極めて斬新な先鋭さを示し、それが彼を異才・鬼才と呼ばせしめている。独特なデュナーミクとアゴーギク、時には極度に遅いテンポ、弾きながら思索するかのような、身ぶり豊かな演奏姿で常に聴衆を魅了するともに賛否の渦を巻き起こしている。作曲家・作家としての顔も持ち、多彩で超個性的な芸術活動を精力的に展開している。
 このアルバムはアファナシエフの初の協奏曲録音となったベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番&第5番「皇帝」(OC-311)に続く第2弾で、ピアノ協奏曲全集完結編となるもの。これらの録音は2001/02年のシーズンにザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の定期公演で実現した「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス」に合わせたもの。2002年4月のアメリカ・ツアーでも絶賛を博した演奏を、ザルツブルクでスタジオ録音。ベートーヴェンの「皇帝」は1999年に「東京の夏音楽祭」のオープニングで東京交響楽団と弾いて大きな話題と感動を巻き起こしたが、シューマンのピアノ協奏曲を40分以上もかけた激遅テンポで弾いたこともあるアファナシエフがこのディスクでも異能ぶりを発揮する。
OC-345
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
マーラー:交響曲第9番 グスタフ・クーン指揮
マルキジアーナpo.
 録音:2004年2月、Teatro dell Muse Ancona、ライヴ。
 歌劇の録音が多いクーンだが、久々のオケ物が登場。彼はこのオケの音楽監督を務めており、ザルツブルク生まれの彼の影響もあってかこのオケは、イタリア・オケながらワーグナーの指輪も演奏する程ドイツものを得意としている。。また、クーン&同フィルは、演奏会で既にマーラーの交響曲のほとんどを演奏しているとのこと。
OC-346
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価格帯:B
ヨハン・ボータ〜ワーグナー・オペラ・アリアを歌う
 「マイスタージンガー」「オランダ人」「ロ−エングリン」
 「ワルキューレ」「パルシファル」より
ヨハン・ボータ(T)
シモーネ・ヤング指揮
ウィーン放送so.
 録音:2003年12月&2004年1月。
 ヨハン・ボータ(Johan Botha / ウェブ・サイトあり。http://www.Johan-Botha.com)は1965年南アフリカ生まれ、13歳の時から声楽を始め、1989年ルーデポート国立歌劇場における「魔弾の射手」のマックス役でデビュー。1990年にはバイロイト祝祭劇場で合唱に加わることによりヨーロッパに出るチャンスを得、同年「仮面舞踏会」のグスタフ3世でヨーロッパ・デビュー。ハーゲン、ドルトムント、ボンなどの歌劇場と契約を結び、カターニャのベッリーニ劇場におけるヴェルディの「レクイエム」でイタリアデビューを果たすなど成功を収めた。その後パリのバスティーユ・オペラでの「蝶々夫人」のピンカートン役で国際的に知られるようになり、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ハンブルク国立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、コヴェント・ガーデン、ベルリン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座にも出演、現在ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ロイヤル・オペラを中心として、ワーグナー歌いの一人として活躍している。
 彼はArte Novaからイタリア・オペラのアルバムを1枚発売しているが、今回はOEHMSから登場。指揮はウィーン国立歌劇場を中心として活躍、2033年にはN響を振って話題となった女流シモーネ・ヤング。
OC-348
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価格帯:B
バルトーク:ピアノ作品集
 ラプソディOp.1/3つの練習曲Op.18/ピアノのための組曲Op.14/
 3つのソナチネ/アレグロ・バルバロ/野外にて
アンドレアス・バッハ(P)
 ロマン派作品の演奏で定評のあるアンドレアス・バッハによるバルトーク。これまでにシューマンとブラームスの録音で、特にドイツで高い評価を得たが、 今回のような近代音楽の演奏にも興味が持たれる。彼は「バルトークの比較的初期の作品には、多くのルーマニアの民族的メロディーが存在する。また倍音の独特な使い方が特徴的で、 その2つを融合することにより、非常にロマンティックな作品として演奏することができる」と語っている。
OC-349
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価格帯:B
モーツァルト:
 交響曲第35番「ハフナー」/
 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(ロバート・レヴィン版)
ベリオ:レンダリング
 (シューベルトの未完の交響曲 ニ長調 D.936Aによる)
イングリッド・ハッセ(Fl)
イサベラ・ウンテレル(Ob)
ヴィリ・シュヴァイガー(Hr)
エドァルト・ヴィンマー(Fg)
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:ライヴ。
 このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァルトの交響曲のレコーディング「ザルツブルクからのモーツァルト」シリーズとなるもので、古楽奏法を取り入れて話題となったスダーンのモーツァルトの2枚目(1枚目:OC-203)となるもの。今回は有名な「ハフナー」と、録音が意外と少ない木管のための協奏交響曲K297b。モーツァルトのこの協奏交響曲は、通常ではオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏曲として知られているが、この録音ではロバート・レヴィンによる、コンピュータ解析を行い、モーツァルトの手紙をもとにして実際モーツァルトが作曲したであろう編成のために復元した版を使用。ソリストはザルツブルクの教授たち。ベリオの「レンダリング」は、シューベルト未完の交響曲のスケッチ(第10番 ニ長調 D.936A)を基にした作品で、ベリオによれば「修復であって再構築ではなく」、「シューベルト自身がしたであろうように交響曲を完成する」といった方法論によるとのこと。
OC-350
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価格帯:B
しもべらよ、賛美せよ〜
 バロック時代のクリスマスのための
 アリア、デュエット、パストラーレ集
ルネ・クレマンシック指揮
クレマンシック・コンソート
 毎回独創的な企画と彼独自の研究結果で楽しませてくれる鬼才クレマンシック、今回は少年合唱とバロック楽器によるクリスマス・アルバムだ。現在のところ曲目等詳細は不詳だが、何かしらやってくれていることだろう。
OC-351
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価格帯:B
ラフマニノフ:晩祷 ミヒャエル・グレーザー指揮
バイエルン放送so.
 「晩祷」はロシア正教の典礼曲で、大きな祝日、主日の前夜に夜を徹して行われる礼拝のために書かれた15曲からなる無伴奏の混声合唱曲。東方正教会では楽器の使用を認めないので、教会音楽は必然的に無伴奏の合唱曲となる。ラフマニノフの作品の中でもこの「晩祷」を、彼の最高傑作とするロシア人は多い。
 ミヒャエル・グレーザーは以来ドイツで活躍する合唱指揮の第一人者。これまでライプツィッヒ放送cho.、北ドイツ放送cho.、RIAS室内cho. などを指揮、現在バイエルン放送合唱団の音楽監督を務めている。
OC-353
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価格帯:B
マックス・レーガー:ピアノ・デュオのための作品集
 6つの小品 Op.94/6つのブルレスケ Op.58/
 ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ Op.86
デュオ・ダコール
[シャオ=イン・ファン、
 セバスティアン・オイラー(P)]
 今ドイツでもっとも期待されている若手ピアノ・デュオのひとつ、デュオ・ダコールのデビュー・アルバム。すでにリンカーン・センター、ミュンヘン・ヘラクレスザール、チューリヒ・トーンハレなどメジャーなホールで絶賛を浴びている。ファンは台湾、オイラーはドイツ出身。
OC-354
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価格帯:B
合唱のための現代作品集
 サルヴァトーレ・シャリーノ、ヴォルフガング・リーム、
 イヴァン・ムーディ、ジョン・メトカルフの作品
シンガー・ピュア
ヒリヤード・アンサンブル
 (ゲスト参加)
 シンガー・ピュアはARS MUSICIでCDを出してきた6人(女声1+男声5)の声楽グループ。今までルネッサンス期の宗教作品を主に録音し、団体名どうりピュアな声で心に染み入る演奏を聴かせてきた。また古典的オリジナル作品だけでなく、民族音楽やジャズとのコラボレーション演奏も試みており、絶賛を浴びている。
OC-355
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価格帯:B
コンラート・ヤルノット、ラヴェル&デュパルクを歌う
 ラヴェル:
  歌曲集「シェエラザード」/
  ステファン・マラルメの3つの詩
 デュパルク:12の歌曲
コンラート・ヤルノット(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 ヤルノットは1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウやH.リリングに学ぶ。2000年パリARDコンクール、ミュンヘン国際コンクールで優賞し、以来、リーダーやコンサート歌手を務め絶賛を浴びている。また最近ではミュンヘン・オペラを中心として活躍している。レパートリーはバロックから現代ものまで幅広く、特にマーラーとR.シュトラウスを得意としているが、収録曲を歌ってコンクールで優勝したことがあるなど、フランス歌曲もなかなかいけるようだ、
OC-356
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価格帯:B
ジェミニアーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.4
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1
Lyriarte
 [リュディガー・ロッター(Vn)
 オルガ・ワッツ(Cemb)]
  「彼らの演奏は、最高の現実逃避の音楽だ! それらは私たちを泥酔状態にさせ、そして爆発させられてしまう!」 と最高の批評を受けたアンサンブル、Lyriarte。2000年に結成、ここではピリオド楽器を用いているが、彼らはモダーン楽器も演奏し、すでに現代音楽のCDも発売している。
 ロッターは、モダン&バロック・ヴァイオリンを習得したのち、ムジカ・アンティクァ・ケルン&コンチェルト・ケルンのメンバーを務め、多くのコンサートや録音に加わり、さらにドイツ・カンマーフィルのメンバーにも加わった。なんとミュンヘン・フィルのゲストにも呼ばれたこともある。2004年からはミュンヘン新王宮カペレのコンサートマスターを務めている。ワッツは鍵盤楽器をボブ・ファン・アスペレンに学び、古楽とアンサンブルをブリュッヘン、ゲーベル、ヘンゲルブロックに学び、彼らの多くのコンサートに参加した。
 「とにかく聴いてくれ!」とエームズ社長も絶賛のアンサンブル。現地で行われた2004年の激問題演奏?「ビーバー:ロザリオのソナタ」も発売中(OC-514)。
OC-357
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(2CD)
価格帯:B
ウェーバー:ピアノのための作品集
 ソナタ第1−4番/
 自作の主題による7つの変奏曲 ヘ長調 Op.9/
 ビアンキの「ここにおいで、美しきドリーナよ」
  による7つの変奏曲 ハ長調 Op.7/
 舞踏への勧誘(華麗なるロンド)変ニ長調 Op.65/
 グランド・ポロネーズ Op.21/
 フランス王妃マリー・ルイーズの親しみ易いワルツ
ミヒャエル・エンドレス(P)
 ウェーバーのピアノ作品は非常に美しい作品が多いにもかかわらずあまり演奏されず、CDも少ない。しかしながら、ピアノ学習者には必ず通らなくてはいけない作品もあり、楽譜も数多く出版されている(全音からも出版されている)。ロマン派作品を最も得意としているエンドレスによる演奏。
OC-358
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価格帯:B
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):ミサ・ニグラ
A.ステッファーニ:しもべらよ、賛美せよ
ゲルト・ガグヘール指揮
ミュンヘン・オルフェウスcho.
ミュンヘン新王宮カペレ
 パッヘルベルの師あるケルルは、ドイツのザクセン地方に生まれ、ローマでカリッシミやおそらくフレスコバルディのもとで学んだのち、ミュンヘン、後にウィーンの宮廷や教会で活躍したオルガニスト、作曲家。ケルルのミサ曲には、17世紀イタリアの新しい教会音楽の影響を受けて、コンチェルト様式が使われている。バッハは彼の音楽を非常に尊敬しており、彼の楽譜を数多く持ち、ケルルの音楽をバッハの曲の一部に使用している。
 ステッファーニの収録作品は、2つの合唱群・9声部のために書かれ、当時スカルラッティ以上の素晴らしい作品と称えられた。
 2003年にArte Novaから発売された 74321-98493-2 の続編。
OC-359
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価格帯:B
カール・ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(*)
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ラモン・ヤッフェ(Vc;*)
ダニエル・ライスキン指揮
ワルシャワpo.
 ハンガリーで生まれウィーンで活躍した作曲家ゴルトマルクの、普段あまり演奏される機会の少ない秘曲。ウィーン育ちのベンヤミン・シュミットは1995年にこの曲をフェドセーエフ指揮ウィーン響と共演し絶賛を浴びており、それ以来得意レパートリーの一つとしている。ブラームスの二重協奏曲では、シュミットの良き友人でもあるラモン・ヤッフェが起用されている。彼はゲリンガス、シャフラン、ヴェーグに学び、独特な解釈をするチェリストで、最近ではフラメンコも演奏するらしい。ヴィオラ奏者でもあるライスキンを指揮者に起用して、弦楽器の新しい魅力を引き出すことに成功している。
OC-360
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価格帯:B
フンメル:ピアノ作品集
 ソナタ第2番/同第3番/
 グルックの主題による変奏曲 Op.57/
 幻想曲「ラ・コンテンプラツィオーネ」Op.107 No.3/
 ポロネーズ「ラ・ベラ・カプリチョーザ」Op.55
クリストフ・ハンマー(Fp)
 フンメルの作品は日本ではトランペット協奏曲以外あまり演奏されないが、彼はモーツァルトやハイドンに続く世代の重要な作曲家である。収録された作品は後にピアノ奏法や作曲法に非常に影響を与えた。特にショパンにも影響を与えたピアニズムは実に華麗で、実に画期的な様式と美しさを持っている。また著書「ピアノ奏法」においては、指使いが特徴的であるほか、ペダルの使用は現在とはかなり違ったものであり、それが非常に重要であるとしている。録音は現在ハフ(Hyperion)と一部マイナー・レーベルから発売されている程度。ミュンヘンを中心として活躍している鬼才、音楽学者・指揮者・鍵盤楽器奏者であるハンマーが、当時のフォルテピアノの性能を最大限に引き出し、フンメルの奏法を最も取り入れた演奏を行っている。
OC-361
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価格帯:B
作者不詳:
 トゥルネーのミサ(13世紀;ウエルガスの写本による)
トーマス・キュンネ(CT)
ベルント・オリヴァー・フレーリヒ、
ベルント・ランバウアー(T)
マリオ・エーダー(B)
ルネ・クレマンシック
 (ポジティフOrg)指揮
クレマンシック・コンソート
ウィーン王宮礼拝堂cho.
ウィリアム・ドンゴワ(ツィンク)
 2004年1月、ムジーク・フェライン・ザール、ブラームス・ザールで話題となった演奏会後の録音。
 トゥルネーのミサは、5つの通常文全体を通して作られた現存する世界最古のミサ曲。トゥルネーとは、この楽譜が伝承されていたベルギー西国境近くの大聖堂の所在地。複数の作曲家の手によって作られており、マショーの「ノートルダム・ミサ」よりも古い。この曲の録音には、アンサンブル・オルガヌムなどの美しさを強調した?ものは多いが、クレメンシックによれば当時はそういったものではなく、「最も世俗的宗教作品であるべき!」との考えで、かつて彼の衝撃(笑激?)盤であったマショーの「ノートルダム・ミサ」に続く解釈で行われているようだ。「クレマンシックのことですから、またまた何かしでかしてくれる」と、輸入元の担当者が楽しみにしているとのこと。
OC-362
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価格帯:B
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):
 オルガン作品集
(全19曲)
  カンツォン、トッカータ、リチェルカーレ、パッサカリア
ヨーゼフ・ケーレメン(Org)
 録音:2004年4月、Pramonstratenser-Chorherrenstift Schlagel、オーストリア。使用楽器:エガダッハー、1708年製。
 パッヘルベルの師としても知られるケルルはドイツのザクセン地方に生まれ、ローマでカリッシミやおそらくフレスコバルディのもとで学んだのち、ミュンヘンと後にはヴィーンの宮廷や教会で活躍したオルガニスト&作曲家。17世紀イタリアの新しい教会音楽の影響を受けた作風だが、その作品は大バッハが非常に愛好し、楽譜を数多く所持していただけでなく自身の作品にも使用している、ヨーゼフ・ケーレメンは、フランス、スイス、ドイツで活躍するバロックを専門のオルガニストで、海外ではArte Novaから発売されている「フローベルガー:作品集」(74321-85322-2)」で非常に高い評価を受けた。
OC-363
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ディアローグ〜バロック・ミニマル
 J.S.バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲第3番/
  ブランデンブルク協奏曲第6番
 ジョン・アダムズ:シェーカー・ループス
 スティーヴ・ライヒ:
  トリプル・クァルテット(弦楽合奏版)
アヒム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 バッハの音楽は本当に偉大であり、現代において様々な演奏やアレンジされ、人々を感動させてくれる。このCDはバッハに大きく影響を受けた現代音楽作曲家の作品を収録し、聞き比べてみようという試み。バッハのブランデンブルク協奏曲第3番は「3つのヴァイオリン、3つのヴィオラ、3つのチェロと通奏低音」、第6番は「2つのヴィオラ、2つのガンバ、チェロと通奏低音」のように通常とは違った楽器編成を持っているが、これに非常に似た楽器編成によって作曲されつつも、バロック様式の作曲法とインドやアフリカのリズムを斬新な融合させた2つの「ミニマル・ミュージック」を「バッハとの対話」として収録。バッハ・ファンにもミニマル・ファンにもオススメしたい1枚。
OC-364
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価格帯:B
ブルックナー:交響曲第5番 アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 モーツァルト専門のオーケストラという印象もあるザルツブルク・モーツァルテウム管による意外なレパートリー、ブルックナー。ところが、交響曲第3番の世界初録音はゾルタン・フェケテ指揮のこのオーケストラによるもの(1950年録音)であり、以来、ブルックナーは定期的に演奏されているとのこと。通常編成では人数が少ないため強化編成となるのだが、今回の録音ではフル編成よりあえて少なくし、各パートの動きや表現をくっきりさせているのが特徴。
 2004年からこのオーケストラの音楽監督になったボルトンはバロック演奏のベテラン指揮者であり、ヘンデル、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンと時代を昇ってき、そしてブルックナー初挑戦となった。ボルトンは2005年にバイエルン国立歌劇場とともに来日予定。
OC-365
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価格帯:B
モーツァルト:
 セレナード第5番 K.204/
 オーボエ、クラリネット、
  ファゴット、ホルンのための協奏交響曲 K.297b(*)
イザベラ・ウンテラー(Ob)
ラインハルト・グチー(Cl)
ヴィリ・シュヴァイガー(Hr)
エドゥアルト・ヴィンマー(Fg)
フランク・シュタドラー(Vn)ン
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:ライヴ。
 モーツァルト生誕の町ザルツブルクを代表する歴史あるオーケストラ、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団は、1921年以来ザルツブルク音楽祭でさまざまな役割を果たしてきた。モーツァルトのセレナードや宗教音楽を聖ペータース教会で演奏し、ベルンハルト・パウムガルトナーのもとではモーツァルト・マチネー・シリーズを始めた。1960年代には超多忙なウィーン・フィルに替わって、モーツァルトのオペラやハイドンなども演奏するようになる。そして近年では現代のオペラ作品の初演や、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」なども演奏し、音楽祭にはなくてはならないオーケストラとして、そのプレゼンスをさらに高めている。
 (*)は、OC-349に収録された復元版ではなく、通常の「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット」による版による別録音。
OC-366
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(3CD)
2.5CD価格
価格帯:B
シューマン:ピアノ作品集 BOX
 フモレスケ Op.20/朝の歌 Op.133/子供の情景 Op.15/
 子供のためのアルバム Op.68/クライスレリアーナ Op.16/
 創作主題による変奏曲 WoO.24/
 ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
ミヒャエル・エンドレス(P)
 OC-223、240、322の3枚分をBOX化。分売よりお買い得。
OC-368
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価格帯:B
チェロとピアノのためのアンコール・ピース集
 R.コルサコフ:熊ばちは飛ぶ
 サン=サーンス:白鳥
 フレスコバルディ:トッカータ
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 フォーレ:エレジー
 マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲
 ベルンハルト・コスマン:ファンタジー Op.5
 フレーデマン・ドレスラー:
  トラヴィアータ・パラフレーズ
 ラフマニノフ:ヴォカーリズ
 ダーヴィッド・ポッパー:
  ハンガリアン狂詩曲/セレナード/妖精の踊り
 ジョルジュ・ブーランジェ:ジョルジェット
グイト・シーフェン(Vc)
オラフ・ドレスラー(P)
タンヤ・ヴァグナー(P)
 録音:2004年4月19-20日、バイエルン放送第2スタジオ。
 巨漢チェリスト、グイト・シーフェンの圧倒的なテクニックによる音の世界。1990年にチャイコフスキー・コンクールに入賞して以来、ヨーロッパを中心に活躍しているシーフェン。本当に大柄で、チェロがヴィオラに見えるほどだが、その細やかな音には定評がある。今回は、彼の最も得意とする小名品ばかりを集めており、あまり録音されない珍しい作品も収録されている。
OC-371
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価格帯:B
ワーグナーによるドニゼッティの2ヴァイオリン用編曲!
 ワーグナー:
  2つのヴァイオリンのための
   「ドニゼッティ:歌劇『ファヴォリータ』」(抜粋)
マティアス・ヴォロング(Vn)
イェルク・ファスマン(Vn)
ダニエル・モルゲンロート(朗読)
 ワーグナーの知られざる一面を見出した作品。1839年パリに移住したワーグナーは、まさに貧困のどん底で、出版社を営むシュレザンジェは彼の経済的な窮状を知り、この「ファヴォリータ」を改編させようとした。シュレザンジェの依頼は様々な編成のための編曲で、その仕事に対して1100フラン(即座前貸し500フラン)もの大金を支払うというもの。ワーグナーはこの惨めな作業に一瞬躊躇したが、その報酬の多さに受諾した。この2つのヴァイオリン用編曲版はその中でもほとんど知られてないもので(依頼によると全曲が編曲されたようだが)、ここではその中からの抜粋と、ワーグナーによってこの「ファヴォリータ」のために書かれた「ミニチュア・トーキング・ブック」の朗読も収録されている。
 マティアス・ヴォロング:1968年ベルリン生まれ。ウェルナー・ショルツ、ティボール・ヴァルガらに師事。ヨーゼフ・ヨアヒム・コンクール、ティボール・ヴァルガ・コンクールに入賞して注目を集め、1999年にザクセン州立歌劇場管弦楽団第1コンサートマスターとして迎えられる。現在ドレスデン・シュターツカペレ第1コンサートマスター、2001年からはバイロイト音楽祭管弦楽団の第一コンサートマスターとしても活躍。
 イェルク・ファスマン:1966年デッサウ生まれ。5歳からヴァイオリンを始め、ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽院で学ぶ。ライプツィヒ・バッハ・コンクールなど様々なコンクールで優勝。1989年までドレスデン・シュターツ・カペレの第2コンサートマスターを務め、現在はドレスデン・C.M.ウェーバー音楽院の教授を務めている。
 ダニエル・モルゲンロート:1964年ベルリン生まれの俳優。映画やドラマだけでなく、ベルリン・コミッシェオパーやベルリン・ドイツ・オペラでの役者・朗読、アバド&ベルリン・フィルとの協演など、音楽に関連したものに定評があり絶賛を浴びている。
OC-372
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価格帯:B
廃盤
国内代理店
在庫限り
ROMANZE ITALIANE〜歌曲集
 ドナウディ、ヴェルディ、レスピーギ、トスティの作品
パウル・アルミン・エーデルマン(Br)
マルコ・オズビック(P)
 P.A.エーデルマンは、名バスバリトン、オットー・エーデルマンを父に持つウィーン育ちのバリトン歌手。ウィーン少年合唱団のメンバーとなり、その後ウィーン音楽大学で学んだ。最初ドイツ、コブレンツ州立歌劇場のメンバーとして活躍、1997年からはケルン州立歌劇場、メルビッシュ音楽祭、モーツァルト・シェーンブルン音楽祭などで、「魔笛」「こうもり」で絶賛を博し、1998年からはウィーン国立歌劇場、ウィーン・フォルクス・オーパに出演している。またコンサート歌手としても、ムジーク・フェラインザール、同コンツェルトハウス、リンツ、ミュンヘン、や世界中で客演、日本にも既に2001年バーデン市立歌劇場公演で来日しているが、2006年には東京・新国立劇場での「こうもり(新演出)」ファルケ役で来日予定。
 このアルバムはウィーンで絶賛を博したコンサートをスタジオ収録した物で、オペラ歌手としてではなく、リート歌手としての素晴らしさを全面に出したもの。ピアノのマルコ・オズビックはウィーン国立歌劇場の専属ピアニストで、その豊かな表現は絶賛を博している。
OC-374
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価格帯:B
現代アルメニアのピアノ音楽
 コミタス(1869-1935):ピアノのための3つの舞曲
 アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):トッカータ
 ロベルト・アンドレアシアン(1913-1986):
  コミタス作による歌曲のピアノ用編曲(5曲)
 ゲオルギー・サラディアン(1919-1986):
  コミタス作による歌曲のピアノ用編曲(1曲)
 アレクサンドル・アルチュニアン(1920-):
  アララト渓谷の夕暮れ/兵士の踊り
 アルノ・ババジャニャン(1921-1983):
  ヴァガルシャパトの舞曲/6つの音画
 エドヴァルト・ミルゾヤン(1921-):詩曲
 ルーベン・サルグシアン(1945-):
  「コミタスへの敬意」より[第3番/第4番/第7番]
ソーナ・シャボヤン(P)
 ほとんどが世界初録音。ソーナ・シャボヤンはアルメニアに生まれ、チャイコフスキー音楽院でピアノを学び、その後フライブルク音楽大学でも学んだ。レパートリーは広いが、特に近代から現代ものを得意として、ヨーロッパで話題となりつつあるピアニストである。ここでは彼女の故郷であるアルメニアの作曲家による作品を演奏している。
OC-376
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(5CD)
4CD価格
価格帯:B
ドヴォルザーク:交響曲全集 イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 いかにも劇場の叩き上げと言った、地味ながらも堅実な音楽作りで定評のある指揮者アンゲロフ。ドヴォルザークにはこのくらいの軽くて明るい音色があっているのかもしれない。何とも形容しがたい懐かしさが聴く人をひきつける魅力的な演奏だ。
 この発売に伴い、ARTE NOVAから発売されていたドヴォルザーク:交響曲第6番(74321-91054-2)は廃盤となりましたが、その音源はこの全集に含まれています。
感傷的な様々なアイデア〜エドゥアルド・フェルナンデス・プレイズ・ジュリアーニ
 ロッシーニアーナ第4番/ソナチネOp.71-2/ジュリアナーテOp.148/
 「栄光と愛」による変奏曲 Op.105/英雄的大ソナタOp.150
  エドゥアルド・フェルナンデス(G)
 録音:2010年1月、ハンガリー、モンテヴィデオ(代理店記載ママ、詳細不明)。
ショパン:バラード全集&即興曲全集
 バラード〔第1番 ト短調 Op.23/第2番 ヘ長調 Op.38/第3番 変イ長調 Op.47/第4番 ヘ短調 Op.52〕/
 即興曲〔第1番 変イ長調 Op.29/第2番 嬰ヘ長調 Op.36/第3番 変ト長調 Op.51/第4番 嬰ハ短調 Op.66「幻想」〕
  アミール・カッツ(P)
 録音:2011年9月10日、10月1日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。前作「夜想曲」(OC-779)の録音の際、インタヴューで「俺のショパンを聴け」と言い切った男カッツのショパン第2弾。このアルバムは彼が信頼するテノール歌手、パヴォル・プレスリクに捧げられている。
フランツ・リスト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ショパンのマズルカ 嬰ハ短調 Op.6 No.2によるヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)/
 ラフォンのロマンス「船乗り」による協奏的大二重奏曲/ペトラルカのソネット第104番(J.マルグリス編曲)/
 歌曲「3人のジプシー」によるハンガリー狂詩曲(フバイ(1858-1937)編曲)/
 レメーニの結婚式のための祝婚曲/忘れられたロマンス/悲しみのゴンドラ

  ユーラ・マルグリス(P) アリッサ・マルグリス(Vn)
 録音:2010年12月27日-28日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。既にリリースされたチェロ作品集(OC-415)と併せ、知られざるリストに光を当てる録音の一つ。ピアノのユーラ・マルグリスは、リストやブゾーニなどのトランスクリプション物を得意としているが、「ペトラルカのソネット」も、彼自身が、原曲となるピアノ・ヴァージョンと、3つの異稿版が存在する歌曲全てを研究した上で、ヴァイオリンとピアノ版に編曲しているという。また、フバイによる「ハンガリー狂詩曲」も珍しい作品。
ブルックナー(1824-1896):
 交響曲第6番 イ長調(ノーヴァク版)
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2010年10月23日、25日、ザルツブルク祝祭劇場大ホール。ボルトン&モーツァルテウム管6枚目のブルックナー。
答えなかった問い〜ステファニー・シューマッハー:アコーディオンの世界
 「Chapter1.オルガ」 マシャ・コーティムスキ(1980-):答えなかった問い
 「Chapter2.レオシュ」 ヤナーチェク(1854-1928):「草陰の小道を通って」第1集
 「Chapter3.孤独」 ミナス・ボルボウダキス(1974-):回折思考 / アラシュ・サファイアン(1981-):アルファ
 「エピローグ」 ローセンス・トライガー(1956-):共感

  ステファニー・シューマッハー(アコーディオン)
 録音:2011年5月、ミュンヘン。シューマッハーはフライブルク近郊で生まれた、注目のアコーディオン奏者。「アンサンブル Zeitsprung 」のメンバーでもあり、他にも様々な現代アンサンブルのメンバーとしても活躍。幅広い活動をしている。このアルバムはソリストとしての彼女に焦点を当て、物語性を持たせたコンセプト・アルバム。収録曲の中心はヤナーチェク「草陰の小道を通って」。
ストラヴィンスキー(1882-1971):うぐいすの歌
ドビュッシー(1882-1971):牧神の午後への前奏曲
バルトーク(1881-1945):中国の不思議な役人
アンドレイ・ボレイコ指揮
ユンゲ・ドイチェpo.
 録音:2011年3月14日、ベルリン・フィルハーモニー。ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニーは1974年、ドイツの学生たちによって結成、1976年に「カラヤン賞」を受賞した。毎年18歳から28歳までの学生たちをオーディションで選抜、リハーサル期間を経て、国際的コンサート・ツアーに出掛けるのを常としている。このアルバムは、ボレイコの指揮のもと、「魅惑とダンス」をモティーフにした3つの作品を収録。
ブルックナー
 交響曲第4番 変ホ長調(ノーヴァク版)
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2008年4月25日-26日、ザルツブルク祝祭劇場大ホール、ライヴ。2004年からモーツァルテウム管首席指揮者として活躍するボルトンによるブルックナー交響曲全集7作。
スクロヴァチェフスキ〜ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮
 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2011年2月。
OC-409
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(2CD)
1.5CD価格
ブラームス:交響曲集 Vol.2〔第2番 ニ長調 Op.73 (*) /第3番 ヘ長調 Op.90 (#) 〕
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2011年3月10日-13日(#)、2011年3月17日-19日(*)、コングレスハレ、ザールブリュッケン。2012年に89歳を迎える「Mr.S」スクロヴァチェフスキ。ますますその燃焼度に磨きがかかり、その生み出す音楽はまさに神の領域に届かんばかりの崇高さを備えている。ザールブリュッケンとのブラームス(1833-1897)は、前作「第1番(OC-408)」でも高い評価を受けたが、今回の第2番、第3番はそれを上回る改心の出来。昨今の流れである「テンポ早め、あっさりめ」のブラームスではなく、全体的に濃厚でボリュームある仕上がりであり、なおかつ必要なところはきちんと聞こえるという誰もが納得の行く音楽となっている。
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2011年3月14日-16日、コングレスハレ、ザールブリュッケン。全集完結編。
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):
 オルガン、少年合唱と管弦楽のための協奏曲 Op.38 (1927) (*)/
 オルガンのためのトッカータ、アダージョとフーガ ヘ短調 Op.43 (1933-1942) (#) /
 古いフランス童謡の主題による交響的変奏曲 Op.15 (1909)
  イヴェタ・アプカルナ(Org;*)
  ハンスイェルク・アルブレヒト(Org;#)指揮ミュンヘンso.、テルツ少年cho.
 録音:2012年1月18日-20日、ミュンヘン、ヘラクレスザール。使用オルガン:シュタインマイヤー製作、ヘラクレスザール、ミュンヘン(*) / カヴァイエ=コル&ムタン製作、聖ニコライ、キール(#)。
マーラー(1860-1911):交響曲第2番 ハ短調「復活」
 ミカエラ・カウネ(S) ダグマル・ペツコヴァー(A)
 シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.
 録音:2010年10月24日-25日、ライスハレ、ハンブルク。ハンブルクでマーラーの「復活」が初演されてから100周年に当たる月に行われた録音。ライヴかどうかは代理店案内に明確な記載が無い。
OC-413
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マーラー:交響曲第6番 イ短調 シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2007年4月22日-23日、ライスハレ、ハンブルク。第2番「復活」(OC-412)に続く、シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルのマーラー(1860-1911)第2弾。演奏する際に、第2楽章と第3楽章の順序をどうするかについては、最近の関心事の一つとなっているが、ここでは2003年の国際マーラー協会での見解に従い、第2楽章にアンダンテ、第3楽章にスケルツォが配置されている。
ロート・アン・デル・ロートのホルツァイ・オルガン
 J.S.バッハ(1685-1750):オルガンのための小品〜幻想曲 ト長調 BWV572/パストラーレ ヘ長調 BWV590
 フランソワ・クープラン(1668-1733):教区のためのミサ曲より/修道院のためのミサ曲より
 作曲者不詳(イタリア、ピストイア):トッカータ/高めたまえ/ポスト・コムニオ
 ベルガモのダヴィデ神父(1791-1863):アレグロ
 ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869):パストラーレ ト長調/ソルティエ ト短調
 ジョゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):オルガン・ソナタ第4番 イ短調「第9旋法による」Op.98

  フランツ・ラムル(Org)
 録音:2011年7月、聖ヴェレーナ教会、ロート・アン・デル・ロート、ドイツ。使用楽器:フランス・バロック式(ネポムク・ホルツァイ、1793年製作)。この教会は音響の良さでも知られ、いくつかの名録音が存在する。オルガン柔らかい管楽器の響きと、人の声に近い音色を出せることが特色の一つ。演奏のラムルは1964年ドイツ、シュトラウビング生まれ。トン・コープマンにオルガンとチェンバロを師事し、演奏家として、また教育者として精力的に活躍、このホルツァイ・オルガンによる録音もいくつかある。
ヴィジョンズ〜フランツ・リスト:室内楽作品集
 ヴァイオリンとピアノのための二重奏ソナタ 嬰ヘ短調 /
 ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」(ヴァイオリン、チェロとピアノ版)/
 悲歌〔第1番/第2番〕(チェロとピアノ版)/
 ウィーンの夜会第6番(原曲:シューベルト/D.オイストラフによるヴァイオリンとピアノ編)/
 巡礼の年第3年〜「夕べの鐘、守護天使への祈り」(弦楽四重奏版)/
 悲しみのゴンドラ(チェロとピアノ版)/リヒャルト・ワーグナー、ヴェネツィア(ピアノ独奏)/
 リヒャルト・ワーグナーの墓へ(弦楽四重奏版)

  ルーカス・マリア・クヴェン(P) インゴルフ・トゥルバン(Vn)
  ウェン=シン・ヤン(Vc) バルバラ・トゥルバン(Vn)
  マルティン・アルブレヒト・ローデ(Va)
 録音:2011年4月、6月、7月、ミュンヘン音楽・演劇大学。
カール・ヴォルフラム:オルガン・ソナタ集
 オルガンのためのソナタ〔第1番 ヘ短調 Op.4 /第2番 ハ短調 Op.12 /第3番 ヘ長調 Op.15 〕
  ハルゲイル・シアーゲル(Org)
 録音:2011年6月7日-9日、ルター教会、ケムニッツ。使用楽器:ザウアー・オルガン opus 1011 、1908年製作。20世紀への変わり目に作曲された3つのオルガン・ソナタ。ノルウェー生まれのオルガニストによる演奏。
グローガウの歌の本
 Die nacht die wil verbergen sich / O preclara stella maris / Ave, dei genitrix / Primus /
 J'abandonne le souhaitier / Es leit ein schlos in Oesterreich / Dies estleticie / Adest fi nis mesticie /
 Fulgent nunc natalicia / Amours / Der entrepris / Carmen / Mein gemut das wut in heyser glut /
 Viminibus cinge / Regina celi, letare, alleluia / Surrexit Christus hodie / Der fuchs schwanz /
 Du lenze gut / Der natter schwanz / Veni, sancte spiritus / O sacrummisterium / Die katzenpfote /
 Ich bins erfreut / Bonum vinum / All voll / Zenner, greiner / Der neue bauern schwanz /
 Elslein, liebstes elselein / Else, else mundo

  ルネ・クレマンシック指揮クレマンシック・コンソート
 録音:2011年11月25日-28日、カペラ・デア・アルベルトゥス・マグヌス・シューレ、ウィーン。名前をポーランド語のサンザシに由来し、ポーランド最古の町のひとつであるグウォグフは、ポーランドとドイツの国境近くシレジア地方の西に位置し、様々な国の支配下にあった複雑な歴史を持っている。この「グローガウの歌の本」は1480年頃、装飾的かつ慎重に編纂された曲集写本。
ガーシュウィン
 ソングブック〔私の彼氏/スワニー/ノーボディ・バット・ユー/天国への階段/ドゥ・イット・アゲイン/魅惑のリズム/
        レディ・ビー・グッド!/誰かが私を愛している/スウィート・アンド・ロウ・ダウン/
        クラップ・ユーズ・ハンズ/ドゥ-ドゥ-ドゥ/マイ・ワン・アンド・オンリー/ス・ワンダフル/
        ストライク・アップ・ザ・バンド/フー・ケアズ?/ライザ/すてきな気持ち/アイ・ガット・リズム〕/
 ラプソディ・イン・ブルー/プレリュード〔I/ II / III 〕/ブルー・ララバイ/スパニッシュ風プレリュード/
 ジャズボー・ブラウン・ブルース/プレリュード/4度のノヴェレッテ/リアルト・リップルズ/メリー・アンドルー/
 プロムナード/プレリュード/フラグメント/プレリュード/メロディ第17番/2つの調による即興曲/プレリュード/
 ルバート/スリー・クォーター・ブルース/スイス・ミス/キャブ-ホース

  ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:2011年7月5日-8日、クラウス・フォン・ビスマルク=ザール、ケルンWDR放送。
わが魂よ、大いに喜べ
 F.コレッリ(1653-1713)/J.ヴァームルスト&C.ブレムベック編曲:合奏協奏曲 ト短調 Op.6 No.8「クリスマス」
 J.S.バッハ(1685-1750)/M.デュリュフレ編曲:慈悲によってわれらを死なせ BWV22
 クレープス(1713-1780):いと高きところには神にのみ栄光あれ
 J.S.バッハ/S.カルク=エーレルト編曲:フランス風序曲 ロ短調 BWV831〜エコー
 S.カルク=エーレルト(1877-1933):わが魂よ、おおいに喜び Op.65 No.5 / レーガー(1873-1916):メロディOp.59
 S.カルク=エーレルト:汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん Op.65 No.24/高く戸を上げよ Op.65 No.8
 H.F.ミヒェールゼン(1902-1973):コラールムジークから4つの小品(1936)
 L.J.A.ルフェビュール=ウェリ(1817-1870):人間の声のコーラス〜「アンダンテ」
 G.A.メルケル(1827-1885):アンダンテ イ短調 Op.122 No.2
 F.カポッチ:グレゴリオ聖歌「来たり給え、創造主なる聖霊よ」のメロディによる幻想曲
 フランツ・シュミット(1874-1939):トッカータ ハ長調(1924)

  クリスティアン・ブレムベック(Org;オーストリアマイスホーフェン、)
 録音:2011年10月13日-15日、プファール教会、マイスホーフェン、オーストリア。使用楽器:レンター・オルガン。2010年に建立されたばかりの「オーストリアで最も美しい」25のストップを持つ新しいいオルガンに捧げられたアルバム。
ペトル・エベン(1929-2007):オルガンを伴う作品集
 シャガールの窓(*) /パトモスの風景(#) /オルガン協奏曲第2番(+)
  ギュンター・ロスト(Org) ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp;*)
  バベッテ・ハーグ(Perc;#) ガブリエル・フェルツ指揮バンベルクso.(+)
 録音:2009年4月、2010年9月、2011年9月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。
ハイドン
 交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I: 102 /
 交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」Hob.I: 103
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2011年5月17日-19日、ドロテア・ポルシェ・ザール、クルトゥアフォルム、オデオン、ザルツブルク。モダーン楽器のオーケストラだが、ホルンとトランペット、ティンパニはピリオド楽器を使用。
クシェネク(1900-1991):ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ〔第2番 Op.59 (1928) /第3番 Op.92 No.4 (1943) /第7番 Op.240 (1988) 〕/
 小組曲 Op.13a (1922) /5つのピアノ小品 Op.39 (1925) /オーストリアからの反響 Op.166 (1958)

  スタニスラフ・フリステンコ(P)
 録音:2011年7月23日-24日、シューベルトザール、コンツェルトハウス、ウィーン。ウクライナに生まれ、セルゲイ・ババヤンに師事したピアニスト、フリステンコの演奏。
フランスのピアノ作品集
 ドビュッシー:レントより遅く/版画/子供の領分
 ラヴェル:水の戯れ/夜のガスパール
ベンヤミン・モーザー(P)
 録音:2011年1月19日-21日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。モーザーは2007年のチャイコフスキー国際コンクールで聴衆賞を獲得、デビュー・アルバム(OC-726)はロシア名曲集だった。
J.S.バッハフルート・ソナタ集
 フルートと通奏低音のためのソナタ〔ホ短調 BWV1034 /ホ長調 BWV1035 /
 フルートとチェンバロのためのソナタ〔イ長調 BWV1032 /ロ短調 BWV1030 〕/
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV1013
  ヴェレナ・フィッシャー(Fl;*) レオン・ベルベン(Cemb;#)
 録音:2011年10月3日-6日、昇天教会、ミュンヘン=ゼントリンク。使用楽器:2010年マルティン・ヴェンナー製〔カルロ・パランカ、1760年製のコピー〕(*)/2010年キース・ヒル製〔クリスティアン・ツェル、1728年製のコピー(#)。
J.S.バッハ:カンタータ集
 〔泣き、嘆き、憂い、おののき BWV12 (1714) /心と口と行いと命もて BWV147 (1723) 〕
 ユディト・シュピーサー(S) アンネカトリン・ラブズ(Ms)
 ローベルト・ゼリアー(T) ティモ・ヤンセン(B) トーマス・グロッパー指揮
 ラルパ・フェスタンテ・バロックo.、ミュンヘン・アルツィス=ヴォーカリステン
 録音:2012年3月9日-11日、昇天教会、ゼントリンク、ミュンヘン。2005年に結成された、ミュンヘンの劇場・音楽アカデミーのおよそ50人の学生たちをメンバーとする「ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン」によるバッハのカンタータ第2集。
ラフマニノフ&プロコフィエフ:チェロ作品集
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 / プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.14/前奏曲 Op.2 No.1/東洋風舞曲 Op.2 No.2/リート ヘ短調

  ユリアン・ステッケル(Vc) パウル・リヴィニウス(P)
 録音:2012年1月30日-2月1日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。ユリアン・ステッケルは1982年生まれ。グスタフ・リヴィニウス、ボリス・ペルガメンシコフ、ハインリヒ・シフ、アンチェ・ヴァイトハースから教えを受け、2010年のミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で第1位を獲得した。
ファビオ・マルティーノ:ピアノ・リサイタル
 ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1
 エディノ・クリーガー(1928-):ピアノのための音程の練習曲より〔二度のための/三度のための/四度のための〕
 シューマン(1810-1856):3つの幻想小曲集 Op.111 / ヨルク・ヘラー(1944-):ピアノ・ソナタ第3番

  ファビオ・マルティーノ(P)
 録音:2012年1月3日-5日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。ファビオ・マルティーノは1988年サンパウロ生まれ。マグダ・タリアフェッロ財団から奨学金を得、その後2008年にはカールスルーエ・アカデミーに留学、2011年にはドイツ文化委員会が主催するコンクールで優勝した。
デイヴィッド・イアンニ(1979-):静寂への祈り
 第1部「 LISTEN 」 Obsculta Op.97 /深き淵より Op.71 / Holy Lake Op.91
 第2部「 MOTHER OF GOD」 Thanking Blessed Mary / Rosa Mystica Op.84 / Stella Maris Op.63 / Angelus Op.88
 第3部「 EPILOGUE 」 Afterthought Op.102

  デイヴィッド・イアンニ(P)
 録音:2012年8月、オーストリア。
ピアソラ&ヴィヴァルディ:8シーズンズ
 ピアソラ:春 / ヴィヴァルディ:夏 / ピアソラ:秋 / ヴィヴァルディ:冬
 ヴィヴァルディ:春 / ピアソラ:夏 / ヴィヴァルディ:秋 / ピアソラ:冬
  シン・ヤン(Vn) ハラルト・エーラー(アコーディオン)
 録音:2013年7月15日-17日
メンデルスゾーンピアノ作品集
 無言歌集(抜粋/16曲)/幻想曲 嬰ヘ短調「スコットランド・ソナタ」 Op.28 /
 厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54 /3つの練習曲 Op.104
  ベルント・グレムザー(P)
 録音:2012年6月16日-18日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
W.F.バッハ:ピアノ作品集
 幻想曲〔ニ短調/ホ短調/イ短調〕/フーガ〔ニ短調/ホ短調/ホ短調〕/ソナタ〔ニ長調/変ホ長調/ハ長調〕

  アントニー・スピリ(P)
ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
 ミルコ・ロシュコフスキー(T;シモン・リマノヴィッツ) エルヴィン・ベラコヴィツ(Br;ヤン・ヤニツキー)
 リンダ・プレヒ(S;伯爵夫人パルマティカ) コルネリア・ツィンク(S;伯爵令嬢ラウラ)
 アドリアーネ・クヴェイロツ(Ms;伯爵令嬢ブロニスラヴァ) ヘンリク・ベーム(B;オーレンドルフ大佐)他
 ウヴェ・タイマー指揮メルビッシュ祝祭o.&cho.
 録音:2013年5月30日-6月2日、メルビッシュ湖上音楽祭舞台。
マリー=クロディーヌ&ディミトリー・パパドプーロス〜シューベルト、ガーシュウィン、ディネスク、ラヴェル
 シューベルト(1797-1828):ヴァイオリンとソナタのためのソナタ イ長調 Op.posth.162, D.574
 ガーシュウィン(1898-1937):ポーギーとベスからの5つの小品〔サマータイム − 女は一時の慰みものさ/
  テンポ・ディ・ブルース/なんでもそうとは限らない/ベス、お前は俺のもの/うちの人は逝ってしまった〕
 ヴィオレタ・ディネスク(1953-):ヴァイオリンのための雲の練習曲 − 自由に
 ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

  マリー=クロディーヌ・パパドプーロス(Vn) ディミトリー・パパドプーロス(P)
 録音:2012年12月5日-7日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。シリアとギリシャの血を引き、フランス、ストラスブールに生まれ、2002年からカールスルーエ音大でヘルシャーに師事したヴァイオリニスト、マリー=クロディーヌ・パパドプーロス(1987-)が、一つ違いの兄ディミトリーと組んだデビュー・アルバム。
祥子・古畑=ケルスティング〜ベートーヴェン&シューマン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」 Op.27 No.2 /創作主題による32の変奏曲 WoO.80
 シューマン(1810-1856):交響的変奏曲 Op.13 /交響的変奏曲への5つの遺作追加

  祥子・古畑=ケルスティング(P)
 録音:2013年3月19日-20日、カイザースラウテルン SWR スタジオ。横須賀出身で現在ドイツを中心に活躍、2012年にはサントリーホールに凱旋公演、またスタインウェイのアーティストとしても認定されるなど、注目を浴びているピアニスト、祥子・古畑ケルスティングの OEHMS への、2010年録音の前作メンデルスゾーン、シューマン、リストに続く2枚目の録音。
ユラ・マルグリス〜シューベルト
 3つのピアノ小品(即興曲) D.946 より〔第2番 変ホ長調/第1番 変ホ短調〕
 即興曲集 Op.90 より〔第2番 変ホ長調/第4番 変イ長調〕/楽興の時第2番 変イ長調 Op.94 No.2 /
 即興曲 ヘ短調 Op.142 No.4 /幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op.15

  ユラ・マルグリス(P)
 「弱音ペダル [sordino pedal] 使用」と記載されている。なお、当盤には D [ドイッチュ] 番号が一切記載されておらず、上記は一部当店で追加しました。また、収録曲順ではありません。
ブルックナー:交響曲第1番
 ハ短調 WAB 101 (リンツ版 1865/66)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2013年10月11日-13日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ。
アナテフカ〜屋根の上のヴァイオリン弾き
 〔原作:ショーレム・アレイヘム「牛乳屋テヴィエ」(舞台化:アーノルド・パール)/
  脚本:ジョセフ・スタイン/作曲:ジェリー・ボック/作詞:シェルダン・ハーニック〕
 ゲルハルト・エルンスト(テヴィエ) ベーレ・クムベルガー(ゴールデ) エリザベート・エブナー(ホーデル)
 イリス・グラーフ(チャバ) マリア・マッレ(イェンテ) ラザール・ウォルフ ルペルト・ベルクマン(ラビ)他

 デイヴィッド・レヴィ指揮メルビッシュ祝祭o. & cho.
 録音:2014年5月30日-6月1日、メルビッシュ湖上音楽祭、ライヴ。
シュポア(1784-1859):オラトリオ「最後の審判」(1825-26)
 サリー・マシューズ(S) カタリーネ・ゲルトナー(Ms)
 ジェレミー・オヴェンデン(T) アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(B)
 アロイス・グラスナー合唱指揮ザルツブルク・バッハcho.

 アイヴァー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2013年6月6日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ。
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ&オルガン作品全集
 ピアノ・ソナタ ロ短調/マズルカ ホ長調/スケルツォ ニ短調/
 トリオ 変ホ長調(#) /オルガン・ソナタ ハ短調「詩篇第94番」(#)
  ミヒャエル・シェヒ(P;無印/Org;#)
 録音:2013年7月15日-16日、マリア昇天教会、ランツベルク・アム・レヒ(#) /2014年10月1日-2日、バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(無印)。
ラフマニノフ:交響曲第1番 ニ短調 Op.13 (*) /幻想曲「岩」 Op.7 (#)
 ドミトリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2013年1月(*)、2013年5月(#)、ケルン。キタエンコ、次はラフマニノフの交響曲全集に挑戦。
ラフマニノフ
 交響曲第2番 ホ短調 Op.27 (*) /
 ヴォカリーズ 嬰ハ短調 Op.34 No.14 (#)
ヴェラール・サバドゥス(CT;#)
ドミートリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2013年10月(*) /2013年5月(#)、共にケルン。
ラフマニノフ
 交響曲第3番 イ短調 Op.44 (1935) (*) /
 交響的舞曲 Op.45 (1940) (#)
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2012年2月13日-15日(*)、2013年5月13-17日(#)、ケルン。
炎の写真〜ヤーノシュ・タマーシュ(1936-1995):室内楽作品集
 クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲(1992) /
 クラリネット、ホルンとチェロのための幻想的三重奏曲(1983) /
 クラリネット、ヴィオラとピアノのための「炎の写真」(1986) /
 チェロとピアノのための「夢の泉」(1979) /クラリネットとピアノのための「ザーネンの庭で」(1984) /
 ホルンとピアノのための詩(1952, rev.1961) /チェロとピアノのための詩(初稿版/1952)

  トーマス・ドラトヴァ(P) ファビオ・ディ・チャソーラ(Cl)
  ミッシャ・グロイル(Hr) ディースター・ヒルペルト(Vc) アレクサンダー・ベーサ(Va)
 録音:2013年4月27日-30日、チューリヒ放送スタジオ。
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘスラー(1747-1822):ピアノ作品集
 大ジーグ ニ短調 Op.31 /幻想的ソナタ ハ長調 Op.4 /幻想曲 ハ短調/
 ソナタ ニ長調/ソナタ ト長調/ソナタ第6番 イ短調 ポコ・アレグロ
  アントニー・スピリ(P)
 録音:2004年12月21日-23日、2011年11月14日-16日。
シェーンベルク
 交響詩「ペレアスとメリザンド」 Op.5 (*) /
 ヴァイオリン協奏曲 Op.36 (#)
コーリャ・ブラッハー(Vn;#)
マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2013年1月5-10日(*)、2013年9月7-11日(#)、ケルン。
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):
 交響曲第7番(1983/84) /劇場のための序曲(2012) /
 歌劇「ヤツガシラと息子の愛の勝利」より
  〔蒼い時間/セレナード〕
マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2013年1月21日-23日、2013年10月5日-8日。
ブルックナー
 交響曲第2番(1872年版)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
OC-448
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(2CD)
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」 Op.71
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント「妖精の口づけ」
 ドミトリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2015年10月5日-9日、ケルン。
ブラームス、クララ・シューマン&ローベルト・シューマン:作品集
 アンナ&イネス・ヴァラホフスキー(P)
ヨハン・シュトラウス II/エーリヒ・コルンゴルト編曲:喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」
 ヘルベルト・リッペルト(T;ウルビーノ公爵) リヒャルト・ザメク(T;カラメッロ)
 オットー・ヤウス(語り;エンリーコ) ハインツ・ツェドニク(Br;デラックア)
 ダグマール・シェレンベルガー(Ms;バルバラ) ヨエジ・プロコペッツ(Br;バルバルッチオ)他

 アンドレアス・シューラー指揮メルビッシュ祝祭o.&cho.
 録音:2015年6月28日、メルビッシュ湖上音楽祭。
OC-451
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(2CD)
ショスタコーヴィチ
 弦楽四重奏曲〔第4番 ニ長調 Op.83 /第6番 ト長調 Op.101 〕
 映画音楽 ハムレット Op.32 より〔食卓の音楽/子守歌/ローゼンクランツとギルデンスターンの対話/パントマイム〕/
 映画音楽 人間喜劇 Op.37 より〔ガヴォット/サラバンド/パリのパノラマ〕/
 コルジンキナの冒険 Op.59 〜カーチェイス/ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57 (*)

  デリアンSQ アナトール・ウゴルスキ(P;*)
 録音:2011年10月20-25日、2014年1月20日-21日、室内楽ホール、ドイツ放送、ケルン。
OC-452
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(2CD)
メンデルスゾーン:無言歌集(全曲) ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:2012年3月24日-27日、2013年4月17日-20日、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール、ケルン放送局。
アルゲリッチ参加〜 Arrangements & Adaptations〔特記以外ユーラ・マルグリス編曲〕
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 〜われらは涙ながらここにひざまずき
 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 より〔呪われたもの/涙の日〕
 プッチーニ:弦楽四重奏曲「菊」 / リスト:メフィスト・ワルツ
 シューマン:詩人の恋 Op.48 〜ぼくが君の瞳に見入るときには
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65 〜トッカータとパッサカリア
 サヤト・ノーヴァ(1712-1795)/ アルノ・ババジャニアン編曲:メロディ − エレジー
 ムソルグスキー:禿山の一夜(2台ピアノ版)(*)
  ユーラ・マルグリス(P) マルタ・アルゲリッチ(P;*)
 録音:2014年7月1日-2日(*以外)、2014年6月24日(*)、ルガーノ音楽祭。
パウル・アブラハム(1892-1960):喜歌劇「ヴィクトリアと軽騎兵」
 ダグマール・シェレンベルガー(ヴィクトリア伯爵夫人)他
 デイヴィッド・レヴィ指揮メルビッシュ祝祭o.
 録音:2016年7月5日-7日、メルビッシュ湖上音楽祭。
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 〔ハ短調 Hob.XVI: 20 /ロ短調 Hob.XVI: 32 /
  ホ短調 Hob.XVI: 34 /嬰ハ短調 Hob.XVI: 36 /
  ト短調 Hob.XVI: 44 〕
ベルント・グレムザー(P)
 録音:2015年12月1日-3日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-456
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(2CD)
レーガー:チェ口とピアノのための作品全集
 2つの奇想曲〔イ短調/ロ短調 Op.79 No.1 〕/小さなロマンス Op.79 No.2 /ロマンス ト長調/アリア Op.103a No.3 /
 チェロ・ソナタ〔第1番 ヘ短調 Op.5 /第2番 ト短調 Op.28 /第3番 へ長調 Op.78 /第4番 イ短調 Op.116 〕

  グイド・シーフェン(Vc) ヤコブ・ロイシュナー(P)
 録音:2015年7月13日-15日、2016年4月5日-7日、ドイツ。
キタエンコ&ケルン〜シベリウス&ラフマニノフ
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (*)
 グリーグ:4つの交響的舞曲 Op.64 〜第2番(#) /2つの悲しい旋律 Op.34 〜第2番「過ぎし春」(#)

 ドミトリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2015年6月6日、9日、 Philharmonie Koln (*) /2017年9月8日、Studio Stolberger Strase, Koln (#) 。
シューベルト:即興曲集 Ops.90, 142/他 ミヒャエル・エンドレス(P)
ムソルグスキー:禿山の一夜/歌曲集「死の歌と踊り」
プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」
 ヴラディスラフ・スリムスキー(B−Br) アグンダ・クラエワ(Ms)
 ドミートリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 ペトル・フィアラ合唱指揮ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho.
デビュー〜エリザベート・ブラウス、ピアノ・リサイタル
 エリザベート・ブラウス(P) ファビアン・ミュラー(P)
ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」
 マルティナ・フェンダー、エレナ・プシュタ、ダグマール・シェレンベルガー(S)
 ベルンハルト・ベルヒトールド、マキシミリアン・マイヤー、ヴォルフガンク・ドシュ、
 ライムンド・シュタングル(T) ルペルト・ベルクマン、ゲルハルト・エルンスト(Br)

 ゲリット・プリースニツ指揮メルビッシュ祝祭o.&cho.
OC-462
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(2CD)
Operettenzauber - オペレッタの魔法
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 ロマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
革新的なリズム
 ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
 プロコフィエフ(1891-1953):歌劇「ロメオとジュリエット」組曲〔第1番/第2番〕
 ファリャ(1876-1946):バレエ「三角帽子」組曲第2番より〔近所の人たちの踊り/粉屋の踊り/最後の踊り(ホタ)〕

  カレル・マーク・チチョン指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2013年-2016年。
J.S.バッハオルガン作品集
 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546 /いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV.717 (手鍵盤のみ)/
 幻想曲 ハ短調 BWV.562 /協奏曲 ハ長調 BWV.595 /前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534 /
 フーガの技法 BWV.1080 〜コントラプンクトゥス /われ汝に別れを告げん BWV.736 (ペダルによるコラール)/
 トリオ「いと高きところには神にのみ栄光あれ」 BWV.664 /フーガ ハ短調 BWV.575 /
 パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582

 ヨゼフ・ケレメン(Org|使用楽器:クリストフ・トロイトマン、1734-1737製作
 録音:2017年8月7日-9日、 Klosterkirche Grauhof 。
フォーレ:13の舟歌集 ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:2017年5月22日-24日、クラウス・フォン・ビスマルクザール、ケルン放送曲。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ドヴォルジャーク:ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのロマンス ヘ短調 Op.11
 ベンヤミン・シュミット(Vn) ティボール・ボガーニ指揮パノンpo.
 録音:2017年10月1日。
OC-468
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(2CD)
CANTAI 〜フーガの技法
 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080(弦楽四重奏編曲版)/汝の御座の前に、われ進み出で BWV.668
 ステファノ・ピエリーニ(1971-): Cantai un tempo (*)

 デリアンSQ クラウディア・バラインスキー(S;*) ミリアム・プランディ(Vc;*/P;*)
 録音:2018年。
ムソルグスキー:展覧会の絵/他
 ドミートリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
OC-501
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(2CD)
レヴァイン&ミュンヘン・フィル〜ライヴ Vol.1
 シェーンベルク:グレの歌
ベン・ヘップナー
(T:ヴァルデマール王)
デボラ・ヴォイト(S:トーヴェ)
ヴァルトラウト・マイヤー(Ms:山鳩)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br:農夫)
マシュー・ポレンザーニ(T:道化クラウス)
エルンスト・ヘフリガー(語り)
ジェイムズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.&cho.
アンドレアス・ヘルマン合唱指揮
バンベルクso.併設cho.男声団員
ロルフ・ベック合唱指揮
 録音:2001年7月18日、19日、21日、ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン。ライヴ。
 伝説の巨匠チェリビダッケの薫陶を受けたミュンヘン・フィルは、1999/2000年のシーズンからジェイムズ・レヴァインを首席指揮者に迎え、さらなる充実と飛躍へと歩み出した。レヴァインは2003/2004年のシーズンをもってこのポストを退任したが、このシリーズは、レヴァインとミュンヘン・フィルとの実り多い共演の中から、最も充実したライヴ演奏を選りすぐってCD化するもの。このコンビによる録音はこれまで発売されておらず、その実力が今回はじめて日本の音楽ファンに知らされることになる。
 シェーンベルクの膨大なオーケストレーションを精緻に再現し、ロマンティシズムあふれる演奏を展開するレヴァインならではの「グレの歌」。レヴァインは2001年のシェーンベルク没後50年の記念イヤーに、METオーケストラでこの作品を取り上げており、ニューヨークのカーネギー・ホールと東京文化会館での演奏は「作品の精緻な再現と熱い高揚感を両立させた」と絶賛を浴びた。このライヴでは、ヘップナー、ヴォイト、マイヤーなどの強力な歌手を独唱陣に配するだけでなく、フィナーレを導く重要なパートである語り役に往年の名テノール、エルンスト・ヘフリガーを招くなど、万全の布陣で臨んでいる。
レヴァイン&ミュンヘン・フィル〜ライヴ Vol.2
 〜現代音楽選集

 ロジャー・セッションズ:ピアノ協奏曲(*)
 チャールズ・ウォーリネン:
  弦楽のためのグランド・バンブーラ(#)
 エリオット・カーター:管弦楽のための変奏曲(+)
 ロベルト・ディ・ドメニカ:交響曲(*)
ロベルト・タウプ(P)
ジェイムズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2002年2月2日&3日(*)/2003年9月2日&3日(#)/2003年11月6日、7日、9日(+)、以上ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン。ライヴ。
 "LEVINE & MUNCHEN PO LIVE"。レヴァインは、ミュンヘン・フィルの指揮者に就任してから積極的に現代音楽をプログラムを取り入れてきた。この盤は、彼と交友の深い現代音楽作曲家の作品を収録したもの。どの曲もJazzの要素を大きく取り入れた作品であり、Jazzも演奏するレヴァインらしいプログラムといえる。
OC-503
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(2CD)
レヴァイン&ミュンヘン・フィル〜ライヴ Vol.3
 マーラー:交響曲第9番
ジェイムズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1999年3月27日、29日、30日、ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン。ライヴ。
 RCAへの全集録音が未完となってしまったレヴァインにとって、1979年フィラデルフィアo.との録音以来20年ぶり2回目の録音となる。
レヴァイン&ミュンヘン・フィル〜ライヴ Vol.4
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(*)
 R.シュトラウス:
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの
   愉快ないたずら」(+)
 モーツァルト:交響曲第39番(#)
 コープランド:クラリネット協奏曲(**)
ジェームズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2000年6月16-18日(*)/2002年1月11-12日(+)/2000年12月8日(#)/2002年2月1-3日(**)。
 古典派から近代まで幅広い作曲家の作品を多彩な魅力をたたえたアルバム。オペラティックな躍動感に溢れた「オベロン序曲」や「ティル」に始まり、コープランドの名曲、そして交響曲全集やオペラの録音・上演でモーツァルト指揮者としての名声を得ているレヴァインならではの交響曲第39番を収録。モーツァルト以外はレヴァインにとって初録音。モーツァルトは1989年のウィーン・フィル以来の再録音となる。
OC-505
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(2CD)
レヴァイン&ミュンヘン・フィル・ライヴ Vol.5
 バルトーク:
  歌劇「青ひげ公の城」(演奏会形式)(*)
  ピアノ協奏曲第3番(+)
  中国の不思議な役人
ジョン・トムリンソン
(B-Br:青ひげ公;*)
クレメーナ・ディチェーヴァ
(S:ユーディト;*)
エルス・キスファルディ(語り;*)
ジョナサン・ビス(P;+)
ジェームズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2003年11月14-16日、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー、ライヴ。
 レヴァイン&ミュンヘン・フィルによる最終シーズンとなった2003-2004年は、それ以前にも増して意欲的なプログラムが組まれ、充実した演奏が展開された。このアルバムは、そのクライマックスの一つとなった2003年11月のオール・バルトーク・プロをそっくりCD2枚に収録したもの。前半にバルトーク唯一の歌劇となった「青ひげ公の城」を置き、後半にバルトーク晩年の最高傑作の一つピアノ協奏曲第3番と、表現主義時代の代表作「中国の不思議な役人」を置く、というレヴァインならではの重量級のプログラムだ。
 レヴァインは作風の異なる3つの作品の特徴を絶妙に描き分け、彼らしい精緻な解釈でバルトークの魅力を堪能させてくれる。バルトークの意図通りハンガリー語の語りを冒頭に入れ、イギリスのヴェテラン・バス・バリトン歌手、ジョン・トムリンソンによる重厚な青ひげが堪能できる「青ひげ公の城」、アメリカの俊英ピアニスト、ジョナサン・ブリスの輝かしいピアノ協奏曲第3番、そして、エネルギッシュなレヴァインの棒が冴える「中国の不思議な役人」と、いずれも聴き所満載の名演奏。
レヴァイン&ミュンヘン・フィル・ライヴ Vol.6
 ブラームス:
  交響曲第1番(*)
  運命の歌(+)
ジェームズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
同cho.(+)
 録音:2003年9月2-3日(*)、1999年10月28-29日(+)、ガスタイク・フィルハーモニー、ライヴ。
 その長い演奏活動にも関わらず、レヴァインによるオーケストラ曲の録音はさほどレパートリーが広いとはいえないが、ブラームスの交響曲はそんな彼が2度にわたって全集を録音している(1975-1976年、シカゴso.、RCA / 1992-1993年、VPO、DG)数少ないレパートリーであるだけに、その愛着ぶりのほどが見て取れる。レヴァインの指揮のもと、ミュンヘン・フィルは活力あるビートと明晰さを獲得し、繊細なオーケストレーションの妙を味わいつくさせてくれる。(*)はレヴァイン&ミュンヘン・フィルの最終シーズン開幕を飾った雄大な演奏。レヴァインにとって初録音となる(+)では、ミュンヘン・フィルの併設合唱団がすばらしいハーモニーを聴かせる。
レヴァイン&ミュンヘン・フィル・ライヴ Vol.7
 アメリカ現代音楽集 2

 アイヴズ:交響曲第2番(*)
 ガーシュイン:キューバ序曲(+)
 ジョン・ハービソン:交響曲第3番(#)
ジェームズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2002年2月2-3日(*)、2001年12月30-31日(+)、2002年1月11-13日、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー、ライヴ。
 ミュンヘン・フィルにおけるレヴァイン最大の功績の一つ、アメリカ音楽の精髄を満喫できる一枚。ジャズも演奏するレヴァインのこと、アイヴズやガーシュインはお手の物。彼はハービソンと交友が深く、1990年代から様々な作品の初演を行っている。このハービソンの演奏、現代音楽にしては客が沸いている。
OC-508
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(2CD)
レヴァイン&ミュンヘン・フィル・ライヴ Vol.8
 ベートーヴェン:交響曲第7番(*)
 ワーグナー:
  楽劇「ジークフリート」第3幕(演奏会形式)(+)
ベン・ヘップナー
 (T:ジークフリート)
ルアナ・デ・ヴォール
 (S:ブリュンヒルデ)
ジェームズ・モリス
 (B-Br:さすらい人)
ビルギッタ・スヴェンディン
 (A:エルダ)以上(+)
ジェームズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2001年2月15-16日(*)、2000年6月29-30日、7月3日(+)、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー、ライヴ。
 レヴァイン初録音のベートーヴェン「第7番」と、オペラ指揮者としての魅力を堪能できる「ジークフリート第3幕」。現在最高のヘルデン・テノール、ベン・ヘップナーのジークフリートが聴けるのは今のところこのCDだけ。
OC-509
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(12CD)
9CD価格
レヴァイン&ミュンヘン・フィル・ライヴ・ボックス ジェイムズ・レヴァイン指揮
ミュンヘンpo. 他
 Vol.1-8(OC-501〜508)の12枚分をセット化したお得価格ボックス。限定生産品。スリム紙箱仕様、各CDは紙ジャケットに収納、写真集付きの150ページの解説書付き。
OC-510
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(2CD)
モートン・フェルドマン:
 トライアディック・メモリーズ(3組の記憶)
ザビーネ・リープナー(P)
 録音:2001年5月、バイエルン放送局スタジオ。
 20世紀を代表するアメリカの現代音楽作曲家モートン・フェルドマンの代表作。女流ピアノスト、ザビーネ・リープナーは、ミュンヘン音楽大学で学び、ホルショフスキ・マスタークラスでピアノを学んだ。彼女は古典的作品の演奏は行わず、現代音楽専門家として活躍し、バイエルン放送やWDRなど主要放送局で、現代音楽の初演を行っている。1992年から現代音楽シリーズのコンサートを行っており、特に最近は「モートン・フェルドマン&ジョン・ケージ」シリーズと題したコンサートを続けており、絶賛を浴びている。
シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」 ローマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
 べルリン州立歌劇場、バイロイト音楽祭で名ワーグナー歌手として存在感を示すトレーケルは、ヨーロッパではリート歌手としてもすでに幅広い名声を確立している。この録音も、そうした彼の最良の部分を聴き取ることが出来る見事なもの。天性の美声、惚れ惚れするばかりのドイツ語の美しさ、それに感情を極めて自然に歌い上げる類い希な表現力、そうした彼の歌の魅力がここに凝縮されている。最近の若手によるリートには2つの解釈があり、ゲルネやボストリッジのような濃厚表現的なものと、ゲルハーヘルのようなやや軽めで知的解釈のもの。このトレーケルは後者の部類に入るが、聴けば聴くほど感興が高まる。ピアノのポールの、決して大きく出ずしっかりと歌をサポートする弾き方も絶品。
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
 葬送協奏曲/組曲第2番
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番/交響曲第8番
スーヨェン・キム(Vn)
ピエタリ・インキネン指揮
バイエルンco.
 スーヨェン・キムは1987年ドイツに生まれ、1997年ミュンスター学生音楽コンクール、および同年と2000年にコペンハーゲンで行われた若い学生のための国際コンクールで優勝。ドイツの作曲家ハルトンマンは、ナチス政権下で反ファシズムの姿勢を貫き、ドイツ国内での演奏を禁止されたまま表出力の強い作品を書き溜めて、戦後になって交響曲として発表。作品に満ちた悲哀と怒りの情念がやや過剰気味に聴き手に訴えてくる。彼の作品の中でも埋もれた作品である「葬送協奏曲」と、対照的なモーツァルトの協奏曲のカップリングで、両作品の対比をキムがどこまで描き分けるに期待のかかる一枚。
OC-513
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(4CD)
2CD価格
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲全集[第1番−第5番「皇帝」]
ヴァレリー・アファナシエフ(P)
ユベール・スダーン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 奇才(鬼才)ピアニスト、アファナシエフの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」(OC-311、OC-344;各2枚組)がBOX化。特価で御提供!
 アファナシエフのベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集BOX化。アファナシエフならではの遅いテンポ、独特な表情づけなど、本領発揮の異色作。この顔合わせは2001/02年のシーズンにザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の定期公演で実現した「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス」によるもので、ザルツブルクでライヴ収録された。2002年4月にはアメリカ・ツアーも行い絶賛を博している。アファナシエフによるベートーヴェンの録音はピアノ・ソナタ第30番&31番、ディアベッリ変奏曲やモスクワ放送響を指揮(!)した「田園」があるが、協奏曲はこれが初めてで、ほかの作曲家のピアノ協奏曲も録音はなかった。ベートーヴェンの「皇帝」は1999年に「東京の夏音楽祭」のオープニングで東京交響楽団と共演して大きな話題を巻き起こしたが、シューマンのピアノ協奏曲を40分以上もかけた激遅テンポで弾いたこともあるアファナシエフがこのディスクでも異能ぶりを発揮し、聴き手を挑発するレコーディングとして大きな話題になった。当レーベルのレギュラー・プライス・シリーズでの発売のため、その通常価格から換算すると2枚価格だが、元々は廉価シリーズでの発売のため、そちらで換算すると3枚価格となり、結果としては「単売より少々お得」という感じとなる。
 なお2005年11月に、アファナシエフ&スダーン&東京交響楽団、「皇帝」が実現!!
OC-514
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(2CD)
今までの概念を打ち破る新解釈
 ビーバー:「ロザリオのソナタ」
 [第1番 ニ短調「お告げ」/
  第2番 イ長調「聖母マリアのエリザベト訪問」/
  第3番 ロ短調「キリストの降誕」/
  第4番 ニ短調「イエスの神殿への拝謁」/
  第5番 イ長調「神殿における12歳のイエス」/
  第6番 ハ短調「オリーヴの山で苦しみ」/
  第7番 ヘ長調「イエスのむち打ち」/
  第8番 変ロ長調「いばらの冠をかぶせられ」/
  第9番 イ短調「十字架を負ったイエス」/
  第10番 ト短調「十字架にかけられたイエス」/
  第11番 ト長調「キリストの復活」/
  第12番 ハ長調「キリストの昇天」/
  第13番 ニ短調「聖霊降臨」/
  第14番 ニ長調「聖母被昇天」/
  第15番 ハ長調「聖母マリアの戴冠」]/
  パッサカリア ト短調
アンサンブル LYRIARTE
[ルディガー・ロッター(バロックVn)
 オルガ・ワッツ(Cemb/Org)
 アクセル・ヴォルフ(リュート/テオルボ)]
 録音:2004年5月3日-4日、アレルハイリゲン教会、ミュンヘン。ライヴ。ピリオド楽器使用。
 前作「ジェミニアーニ&ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ」(OC-356)で圧倒的なテクニックと表現を聴かせてくれたロッターの第2弾は、あの「ロザリオのソナタ」。エームズ社長がうなったロッター独自解釈は楽譜の中に奥義が隠されたといわれる「謎の調弦」を解明、それは宗教と科学との融合だった・・・。各ヨーロッパ専門誌で、既に絶賛。
 このビーバーの「ロザリオのソナタ」は、別名「ミステリー・ソナタ」と呼ばれているように、「奥義のソナタ」であると同時に、楽譜の中に実際のミステリーが隠されている作品と言われている。第1曲とパッサカリアのみが通常の調弦で、それ以外の全曲でそれぞれ違った調弦法を用いる(更に第11曲目は、4弦の内側の2弦を入れ替えて調弦されるため、下から順番に上に音階は上がらない)ということからもそのことがうかがえるが、これまでは、聖母マリアの生涯を美術的表現で扱った標題音楽で、宗教的独特な音響をもたらした祈りの音楽であると解釈される。しかしロッターの考えは、それとは大きく異なる。
 「これらの曲は、調弦法によって3つの部類に区分けされる[第1グループ(1G):1, 5, 6, 10, 11, 15/第2グループ(2G):2, 4, 7, 9, 12, 14/第3グループ(3G):3, 8, 13]。曲順で追っていくと、1G→2G→3G→2G→1G→2G→3G→2G→1G・・・と順になっているのがわかる。更に各グループの曲番号を足すと、全て4の倍数になっている。当時「4」という数字は「科学的数学」「幾何学」「ハーモニー」「天文学」では非常に重要な数字であった。それ以前の宗教的観念から見ると、「3」が重要視されていた。各グループの調弦の度数をトータルしていくと3の倍数に固定されている。それ以外にも天文学的に星座や惑星の動き(惑星和音)とも一致していることも解析されたのだ。宗教的観念と数学科学的観念(ガリレオ、ピタゴラス、プラトン等)を取り入れた結果における、計算された調弦だったのだ。熱心なカトリック教徒であったビーバーであったが、こうした科学的なものを信じてもいた。しかし当時、科学は宗教への反発行為だったため、それは単なる音響効果を生むだけのものではなく、秘密に音符に織り込まれた作品なのだ。」「この曲集の多くはアリアと舞曲形式によって書かれている。もし一般的宗教音楽であったらならば、こうした形式はとらなかったであろう。演奏するならば宗教的観念をはずし、基本は当時の舞曲演奏法にのっ取って演奏するべきであるが、そこから発せられた和音と開放弦の音色は「宗教的」であり、かつ当時の最新の科学であり、世俗的なものだ。」。実際のCD解説書にはこの内容の10倍もの文章が添えられる(ただし英語と独語のみ)。これら彼の論文は、2005年夏にドイツの専門誌「Concerto」で正式発表される予定。
 ロッターの解釈は宗教的解釈を充分取り込みつつも、上記にあるように「基本は当時の舞曲演奏法にのっ取って演奏」されており、変奏的舞曲形式で書かれた14曲目でテオルボをギターの様にかき鳴らしたりと、快活に演奏されているのは特に印象深い。元となる基本低音はテオルボが受け持ち、チェンバロ又はオルガンは和音を添える程度に控えめにしているため、ヴァイオリンの特徴的な開放弦や和音を多用した独特な音色が強調され、よりいっそう楽しませてくれるアルバムとなっている。ロッターは技巧的にもこの超絶曲を難なくクリアし、ライヴとは思えないほどの出来栄え。
 アンサンブル「Lyriarte」は2000年に結成され、ピリオド楽器のみならずモダーン楽器もこなし、すでに現代音楽のCDも発売されている。ヴァイオリンのロッターは、モダン&バロック・ヴァイオリンを習得したのち、ムジカ・アンティクァ・ケルン&コンチェルト・ケルンのメンバー、さらにドイツ・カンマーフィルのメンバーを務め、多くのコンサートや録音に加わった。ミュンヘン・フィルのソロゲストにも呼ばれたこともある。2004年からは、ミュンヘン新王宮カペレのコンサートマスターを務めている。チェンバロのワッツは、アスペレンに学び、古楽とアンサンブルをブリュッヘン、ゲーベル、ヘンゲルブロックに学び、彼らの多くのコンサートに参加した。リュートのアクセル・ヴォルフは、様々なアンサンブルや歌劇場で活躍。現在はバイエルン国立歌劇場の専属リュート奏者を務めており、アイヴォー・ボルトンお気に入りの通奏低音奏者でもある(この曲のレツボール盤(ARCANA)でも通奏低音を務めている)。「とにかく聴いてくれ!」とエームズ社長絶賛のアンサンブルだ。
ビーバー:器楽と合奏のための作品集
 無伴奏ヴァイオリンのためのチャコーナ/
 食卓の音楽〜Pars III&IV/「Harmonia Artificosa」から/
 6声のバレエ音楽/Sonatae tam Aris quam〜Sonata X&VII/
 Sonata representavia
ヒロ・クロサキ(Vn)
ヘルベルト・ヴァルザー
 (高域クラリーノ・トランペット)
ルネ・クレマンシック
 (Cemb、Org)指揮
クレマンシック・コンソート
 最近何かと話題になるビーバーの作品集にまた1枚が加わる。当時においても現代においてもビーバーの音楽ほど独創的なものはなかなかない。この録音では、クレマンシックの独自研究の結果がふんだんに盛り込まれてもので(毎回のことだが)、ビーバーが特にヴァイオリンとトランペットに対して最も超絶技巧を求めていたことが判ります。その表現をクレマンシックと意気通じるバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキが暖かく人間的な音色で表現している。
 そればかりでなく、トランペットでは、特徴的な高域クラリーノ・トランペット(通常の直管風でなく、巻式ナチュラル・トランペット)を使用し、実際は演奏不可能音をいかに吹かせるかが問題となってくる。そこでクレマンシックが起用したのはヘルベルト・ヴァルザー。彼はジャズ・トランペット奏者でもあり、技巧的なものだけでなく、アドリブ的なものも求めて演奏している。異なる響きと和音効果で、更にビーバーの斬新な音楽の素晴らしさをかもし出すのに成功している。
Herz Tone〜世界のLove Songs
 ニルス・リンドベリ:As you are
 アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
 ドイツ民謡:私は夕べに眠れない/王様の子供たち
 トーマス・レイヴァンズクロフト:The three ravens
 ブラームス:
  私の胸の思いのすべて/美しい乙女よ、私を許して
 シューマン:夏の歌
 ウェルナー・ヘイマン:Wenn der Wind weht uber das Meer
 グレンジャー:ブリッグの定期市
 タウベ:これほど美しい海の光は
 ガーシュイン:Our Love is here to stay
 ジャック・シャイエ:J'ay vu la beaute ma mie
 バート・バカラック:Close to you
 チック・コリア:Crystal silence
 エロール・ガーナー:Misty
 ビリー・ジョエル:Goodnight, My Angel
 メンデルスゾーン:舟歌
 ドロシー・ラヴ・コート:London by night
ジンガー・プール
(Singer Pur)
 録音:2004年9月-10月、ブルクレンゲンフェルト十字架教会。
 ジンガー・プール(シンガー・ピュア:女声1&男声5の声楽グループ)の、エームズ・クラシックからの2枚目のアルバム。この団体はアルト・パートにアルト又はカウンター・テナーを使わず、ハイテナーを起用しているのが特徴で、デビュー以来ARS MUSICI にルネッサンス時代の作品を中心に録音、前作はW.リームの作品を中心とした現代ものだった。今回はクラシック・ポピュラーを問わず、聴きやすいラヴソングを独自に声楽アンサンブル用に編曲。団体名どおりピュアな声で、心に染み入る演奏を聴かせる。コンサートでは、古典オリジナル作品だけでなく、民族音楽やJAZZとのコラボレーション演奏も積極的に行っており、絶賛を浴びているという。
ラド・アタネリ〜イタリア・オペラを歌う
 レオンカヴァッロ:「道化師」
 ヴェルディ:
  「仮面舞踏会」「リゴレット」「椿姫」
  「ドン・カルロ」「オテロ」「マクベス」
  「ナブッコ」「運命の力」
 プッチーニ:「西部の娘」
 ポンキエッリ:「ジョコンダ」
 ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」より
ラド・アタネリ(Br)
イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 今が旬のバリトン歌手、ラド・アタネリによるイタリア・オペラ・アリア集。彼はグルジア生まれ。1989年、トビリシ国立歌劇場で「仮面舞踏会」のレナートを歌いデビュー、その後バルセロナ、ケルン、ウィーンなどの国際コンクールで優勝し、1995年よりヨーロッパとアメリカの主要歌劇場に出演、歌だけでなく演技までも非常に評価されている。彼を絶賛する指揮者も多く、故シノーポリ、故マルチェロ・ヴィオッティ、ファビオ・ルイージ、ムーティ、ドゥ・ビリー、プラッソン、ティーレマン等が起用している。2005年5月21日にもウィーン国立歌劇場での「アンドレア・シェニエ」でウィーン・デビューし、絶賛を浴びた。http://www.ataneli.com/
R.シュトラウス:
 4つの最後の歌/8つの歌曲Op.10/4つの歌曲Op.27
コンラート・ジャルノット(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 マーラー、ラヴェルで深い解釈を聞かせてくれたバリトン、コンラート・ジャルノット。1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウ、リリングに学ぶ。1996年キャスリン・フェリア・アワードでDecca賞を受賞。さらにいくつかのコンクールで優勝し、以来幅広い活動をしている。CDはすでに2枚リリース。そのどちらも一ひねりある選曲も話題になったが、今回の選曲もまた何とも興味深い。彼の得意とするR.シュトラウスの歌曲集だが、注目は「4つの最後の歌」だろう。これは本来ソプラノのためのサンクチュアリなのだ。音楽が終焉を迎える「黄昏」をそのまま音にしたと言われる、あのシュトラウス独特の濃厚な響きをはたして男の声でどこまで表現できるのだろうか。その上ピアノ伴奏というのも面白い。(以前、ボニーは同じくピアノ伴奏で限りなく清楚なものとして表現していた。)
Die Jagd nach Liebe
 〜13&14世紀ドイツ、騎士の愛の歌
ルネ・クレマンシック
(監修/笛/シャルマイ)
クレマンシック・コンソート
[エバーハルト・
  クンマー(バリトン/Hp)
 メルクス・ホルスター(CT)
 エスミール・ヴァッセージ(Perc)]
 またもや奇才クレマンシックによる中世音楽の独自解釈登場!
 ここで歌われる歌詞は、Hadamar von Laber(1300-1355?) によって書かれた文学「Die Jagd」によったものだが、内容は「騎士道的愛」であり、当時最ももてはやされ有名となった文学でもある。それを基にして書かれた世俗的写本と Wolfram von Eschenbach のメロディーによるラヴ・ソングと舞曲を使用した歌曲が収録されている。もちろん彼独自の解釈による当時の楽器編成と歌い方によって、当時の本質を表現して行く。http://www.clemencic.at/
アリーナ・カバノワ〜ピアノ・リサイタル
 シューマン:交響的練習曲
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番
 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:シャコンヌ
 ラフマニノフ:楽興の時〜第3&4番
 アントン・ルビンシテイン:練習曲第2番
アリーナ・カバノワ(P)
 アリーナ・カバノワは1982年ウクライナ生まれ。モスクワ音楽院で学び、ドイツ、オランダ、アメリカ、ウィーン、パリでの国際コンクールで優勝、絶賛を浴びた。このアルバムでは彼女の得意とするドイツとロシアのレパートリーを収録。
スクロヴァチェフスキ
 〜ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.3

  交響曲第1番/交響曲第4番
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
OC-522
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(2CD)
スクロヴァチェフスキ
 〜ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.1

  [第2番(*)/第3番「英雄」(#)]
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 録音:2005年6月、大ゼンデザール(*)/2005年1月15日&16日、コングレスハレ、ザールブリュッケン、ライヴ(#)。
スクロヴァチェフスキ
 〜ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.4

 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」(*)/
 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(#)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 録音:2005年10月17日-19日(*)&2005年10月31日-11月3日(#)、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール。演奏時間:5番:6:59 9:32 4:55 10:53/6番:11:47 14:02 5:23 4:02 9:58。
スクロヴァチェフスキ
 〜ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.5

  交響曲第7番/交響曲第8番
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
スクロヴァチェフスキ
 〜ベートーヴェン:交響曲全集 Vol.2

  [第9番「合唱」]
アネッテ・ダッシュ(S)
ダニエラ・シンドラム(A)
クリスティアン・エルスナー(T)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(B)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.、
バイエルン放送cho.
 録音:2005年、ザールラント放送大ホール、ザールブリュッケン。
 ギュンター・ヴァント亡き後、現代最高のブルックナー指揮者の一人として(1997年にマーラー=ブルックナー協会からゴールド・メダル授与)、また現役最高齢の巨匠(2007年5月現在 83歳)として、スクロヴァチェフスキは日本でもN響、読響へ度々客演指揮し、2007年4月からは読響の第8代常任指揮者へ就任、実演でも最高級の賛辞と評価を批評家、聴衆、楽団員から受けている。
 50年余りの指揮者生活のなかで、スクロヴァチェフスキのベートーヴェン録音は、ライヴを除くと当時の手兵ミネソタ交響楽団との序曲全曲と劇音楽(Vox1978-79年)と、G.バッカウアーとロンドン交響楽団とのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(Mercury/Philips 1962年)があったのみで、交響曲を全曲録音するのは80歳を越して何と初めて。卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケン放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキにとっても記念すべき会心の録音シリーズは、2006年発売の第7番&第8番(OC-524)をもって完結した。「第1&4番」、「第9番「合唱付」」は「レコード芸術」誌特選盤!
 【人間は無限に成熟する】
 「キャリア晩年に日本で"カリスマ"となった指揮者がおられます。ベームあたりから始まり、ヨッフム、ヴァント、朝比奈…などなど。彼らのステージは、熱い称賛に包まれておりました。みな独襖物、なかでもブルックナーを得意とされ、それはもう・・・って、違う! 違うぞ! 今年83歳のスクロヴァチェフスキが、その流れを汲む長老指揮者で、秋終盤にザールブリュッケン放送交響楽団と行うベートーヴェン交響曲サイクルが必聴公演であることなど、知ってる人はとっくに知っている。
 「そうじゃない。『すくろうぁ・・・?』だの『ざーるびゅる? ドイツ? サッカーの試合やってた?』みたいな人こそ、このコンサートに行くべきなのだ。理由は明快、『誰が聴いても素晴らしいから』。スクロヴァチェフスキは、N響や読売日響への客演でも賛辞を得ている現役最高齢の巨匠。手兵というべきザールブリュッケン放送響とのブルックナー交響曲全集で著しく評価を高め、同コンビでの2003年の来日公演も大絶賛を博している。そして今回は、齢80余にして初の全曲録音が進行中(既出のCDも至演!)の"真打ち"ベートーヴェンだ。彼の演奏は、ふくよかな滋味に溢れていながら、瑞々しさと活力も充分。先般N響定期の『未完成』にモーツァルトの交響曲2曲という、NHKホールでは一見辛いと思しきプログラムでも、驚くべき名演を聴かせてくれた。それは、暖かい音の隅々まで味が染み渡り、曲が進むにつれて体の芯がじんわりと熱くなっていくような、本当に"至芸"と申すべき音楽でございました。広いホールにいることなどわたくしすっかり忘れて……と、まずい! また奉り口調になってきた。今回、東京オペラシティでの全曲サイクルは当然の聴き物。それに名古屋、伊奈、西宮近辺の皆さん、地元でこれを聴けるなんて実にツイてます!」(「WEBぶらあぼ」より、文:柴田克彦)
OC-526
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(6CD)
3CD価格
ベートーヴェン:交響曲全集 BOX
 [第1番−第9番]
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送so.
 早くもあの名演奏が全集BOX化決定、読売日本so.第8代常任指揮者就任記念!
 日本のファンへ皆様に、スクロヴァ&エームズ社長からの特別価格でのご提供。BOXの装丁は、BMGの「RCA コンプリート・コレクションBOX」と同じような紙製薄箱となる。なお、国内盤(5枚組)とは同内容ながら枚数が異なります。
ワーグナー:
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から
ロバート・ディーン・スミス(T)
リンダ・ワトソン(S)
イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 新聞などでも話題となっている、大植英次が今年のバイロイト音楽祭出演決定。彼が初日に指揮するのが「トリスタンとイゾルデ」。そこでトリスタン役を歌うのが、ロバート・ディーン・スミスである。最近不足気味といわれる「ヘルデンテノール」にもようやく有望な新人が登場しつつあるが、このスミスもそんな一人。すでに1997年からバイロイト音楽祭の常連となり、ARTE NOVAからワーグナー・アルバムをリリース、新国立劇場での「トウキョウ・リング」でもおなじみで、これからの活躍も本当に楽しみなテノールだ。イゾルデ役のリンダ・ワトソンも1989年ウィーン国立歌劇場デビュー以来、ミュンヘン・オペラやバイロイト、ウィーンのワーグナー歌いとして常連。「トウキョウ・リング」の「ワルキューレ」で圧倒的な声量で聴衆を圧倒した。この二人、未来のメルヒオール&フラグスタートと言っても過言でないかもしれない。ご存知、イヴァン・アンゲロフの濃厚な指揮にも注目。
 ロバート・ディーン・スミスは、2006年3月新国立劇場の「運命の力」、そして同年6月に大植英次指揮ハノファーNDR交響楽団の「ワルキューレ」で2度来日予定。http://www.robertdeansmith.com
モーツァルト:
 弦楽四重奏曲第1番 K.80/
 アダージョとフーガ ハ短調 K.546
メンデルスゾーン:
 弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調/奇想曲 Op.81 No.3
クスSQ
 クス・クァルテットは1991年、エバーハルト・ヘルツの提唱によってベルリンのハンス・アイスラー音楽院の学生で結成され、様々な国際コンクールで優勝。それ以降多くの著名な室内楽演奏会にゲストとして招かれ出演し、現在ヨーロッパではヘンシェルSQ、アルテミスSQとともに大人気の、個性的で完成された音楽家たちである。クレーメルとロッケンハウスで共演。ムジーク・フェラインザールで演奏会。2003年5月には来日も果たし大絶賛を浴びた。2005年にはザルツブルク音楽祭に出演。
 「『テクニックの完璧な四人の奏者が揃った』というのはこのグループのほんの一部分しか紹介したことにならない。問題はそのすばらしい音楽だ。小ホールでの演奏は、いれものがびりびりふるえるような爆音にも驚かされた。そして聴衆全員が焼死するような熱い音楽。彼らの今後から目が離せない。」
ミュンヘン・フルート・アンサンブルの至芸
 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番
 メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第12番
 マックス・ベックシェーファー:Cielo Coperto & Sereno
 ディーター・アッカー:Am Rande des Tages
 ローベルト・デラノフ:Die Grillen von Palagione
ミュンヘン・
 フルート・アンサンブル
 様々な大きさや形態のフルートを使用した、11人からなるアンサンブル。ここではピッコロからコントラバス・フルートの通常種類だけでなく、ミュンヘン市博物館所蔵の13種類の様々な種類のフルートを使用した合奏が聴きもの(通常こうした合奏の場合はは5種類のフルートのみしか使用されない)。最初の3曲はメンバーであるエドムント・ヴェヒターがこの録音のために編曲を行っている。
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」(抜粋)
 Baron Mirko Zeta: Alfred Sramek / Hanna Glawari: Margarita de Arellano
 Graf Danilo Danilowitsch: Mathias Hausmann / Valencienne, seine Frau: Birgid Steinberger
 Camille de Rosillon: Marwan Shamiyeh / Vicomte Cascada: Daniel Serafin
 Raoul de St. Brioche: Alexander Klinger / Kromow, pontevedrinischer Gesandschaftsrat: Peter Branoff
 Bogdanowitsch, pontevedrinischer Konsul: Bernd Ander / Praskowia, seine Frau: Mirjana Irosch
 Pritschitsch: Johann Reinprecht
 ルドルフ・ビーブル指揮メルビッシュ祝祭o.
 「メリー・ウィドウ」作曲100周年記念。日本でも毎年放送され話題となる、ウィーン近郊「メルビッシュ湖上音楽祭」の2005年演目は「メリー・ウィドウ」。コンサートと同じメンバーによる最新録音が本年も発売。いつものとおり、ハイライトといっても省略は台詞部分が多いため、演奏はほとんどが収録されているのが嬉しい。http://www.seefestspiele-moerbisch.at/
カール・オルフと、彼が影響を受け、
 または影響された作曲家の合唱作品集

 モンテヴェルディ(オルフ編):
  「オルフェオ」による2つの合唱曲
   [ Preist diesen Tag der Freude /
     Froher, lichter Tag]
 ハラルト・ゲンツマー(1909-):
  Gelassen stieg die Nacht ans Land /
  Tristissima Nox
 マックス・レーガー(オルフ編):
  8つの宗教合唱曲 Op.138 より
   [第2曲「朝の歌」/第3曲「夜の歌」]
 オルフ(ヘルマン・レグナー(1928-)編):
  Frohlicher Ostersang / Am Weynachtabend
 グレゴリオ聖歌(オルフ編):Veni creator spiritus
 W.ブーへンベルク:Venisancte Spiritus / Magnificat
 マックス・レーガー:
  Oster-Motette /
  8つの宗教合唱曲 Op.138 より
   [第4曲「 Und unser lieben Frauen Traum 」/
    第1曲「 Der Mensch lebet und bestehet 」]
 W.ブーへンベルク:Vidi calumnias etlacrymas
 ヘルマン・レグナー:Alles zu seiner Zeit
  (sechs Miniaturen fur gemischten Chor)
 オルフ(ヘルマン・レグナー編):
  Wessobruner Gebet /
  Sunt lacrimae rerum (fur sechsstimmigen Mannerchor)
ミヒャエル・ガン(T)
ルドルフ・ヒレブラント(Br)
ウルリヒ・バイエルホフ(B)
ローベルト・ブランク指揮
カール・オルフcho.
 このアルバムには、カール・オルフが編曲[編集]した作品と、彼から影響を受けた作曲家による合唱作品を収録。さらにコンセプトには、オルフのラテン語に関する人間的背景と愛に対する知識、そして " omnia tempus habent " という古い聖書の引用文も使用し、「--すべてにその時間(人生の悲劇と全体のプログラムの精髄)」といったものも取り入れられているという。合唱愛好家には有名(楽譜も多く出版されている)でありながら、あまり録音されない作品ばかりを収録。
コルスティック〜
 ベートーヴェン:鍵盤作品集 Vol.1

 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲
 ハイドン:
  アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
ミヒャエル・コルスティック(P)
 ARS MUSICI から移籍したコルスティック。1955年ケルン生まれ。ジュリアード音楽院でピアノを学んだが、拘った性格のため全くコンサートを行わず研究に没頭した。初のコンサートはなんと1993年(38歳)。特にベートーヴェンやシューベルトにこだわって演奏。その独特な解釈は絶賛され、2005年度エコー賞を受賞している。現在でも、一年に数回しかコンサートを行わない演奏家である。その演奏は、確かに「遅咲きの天才」という人は存在するのだと確信せざるを得ないほど。もともと現代音楽などを得意としていたが、たまたま彼の演奏したベートーヴェンが、かの名ピアニスト、クラウディオ・アラウの耳にとまり「これはすごい」と大絶賛され、一躍注目を浴びることとなったのが何と38歳だというのだ。
 「ディアベッリ変奏曲」が特にすばらしい。ベートーヴェンの聴かせどころを熟知している彼のこと、まさに「つぼにはまった」演奏を繰り広げてくれている。おなじみのテーマが姿を変えて現れるたびに新たなる感動が押し寄せる。すべての変奏が終わった頃には、聴き手の耳は心地よい疲労と新鮮な感動を享受するであろう。
OC-533
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(2CD)
21世紀の器楽作品〜ミュンヘン音楽コンクール委嘱作品集
 イェルク・ヴィドマン:ピアノのためのトッカータ イレーネ・ルッソ(P)
 アリベルト・ライマン:オーボエ・ソロ作品 アレクサンドル・ガテット(Ob)
 ハインツ・ホリガー:ファゴットのための3つの小品〜第3番 リンドン・ワッツ(Fg)
 ハンス=イェルク・フォン・ボッセ:三重奏曲「K」 トリオ・コン・ブリオ
 マウリシオ・カーゲル:Der Turm zu Babel ミーシャ・ブリュッゲルゴスマン(S)
 カティア・チェンベルジー:Ma’or ビョルン・ニーマン(Cl)
 ヴァスクス:Bass Trip ロマン・パトコロ(Cb)
 フリードリヒ・ハース:Finale デニス・ブリアコフ(Fl)
 デイヴィッド・ソウアー:Parthenope アントワーヌ・タメスティット(Va)
 ハインツ・ホリガー:パルティータ アントン・シー(Hp)
 ヴォルフガング・リーム:四重奏のための練習曲 Quatuor Ebene
 有名な「ARD ミュンヘン音楽コンクール」の、2001-2003年に行われた最終選考における課題曲集。これらの課題曲は現代を代表する作曲家がこのコンクールのために委嘱したも。その最終選考、つまり優勝者によるライヴ録音。
Californian Concert
 〜ヨーロッパからアメリカへ移住した
   作曲家の作品を中心に

 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調Op.32-12
 J.S.バッハ(アレクサンデル・シロティ編):
  前奏曲 ロ短調
 ミヨー:Tabernacles
 エルンスト・クルシェネク:オーストリアからのこだま
 ヘルマン・フープフェルト:As Time Goes By
 シェーンベルク:ピアノ小品Op.11 No.1
 ストラヴィンスキー:タンゴ
 エルンスト・トッホ:曲芸師
 ヴァルター・ユールマン/ブロニスワフ・カパー:ニノン
 エーリヒ・ザイズル: In the factory
 ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
 ピーター・クネル: Four Snapshots Nos. 1, 4
 アレクサンドル・タンスマン: Cantilena
 ガーシュウィン: The Man I Love
 ハンス・アイスラー: Dritte Sonate〜1楽章
 アレックス・シャピロ: For My Father
 ヘンリー・カウエル: The Tides of Manaunaun
 チャールズ・チャップリン Smile
 ハロルド・アーレン: Somewhere
 ジョン・ケージ:4分33秒
スザンヌ・ケッセル(P)
 録音:2005年7月、ケルン放送局ホール。
 今流行の「退廃音楽曲集」の一端を担う1枚。様々な理由で新天地を求めアメリカに移住した作曲家や、そこで新しい空気に触れ書かれた音楽たち。そこにはヨーロッパの伝統を脱ぎ捨てた新しい音の宝庫がある。ラフマニノフやガーシュイン、シェーンベルクなどはお馴染みだが、ほとんど耳にしたことのない曲を聴く楽しみこそ、このアルバムの醍醐味と言えるだろう。チャプリンも良いし、お約束のジョン・ケージの「4分33秒」も。1993年国際シューベルト・コンクール受賞者でもあるケッセル(1970-)は、現代音楽のスペシャリストとして高い評価を受けており、2000年にドイツで行われた20世紀ピアノ音楽を回顧する50回以上のコンサート・シリーズにもコンタルスキー、ヘンク等とともに出演、絶賛を浴びた。
MACHET DIE TORE WEIT〜クリスマス・キャロル集
 プレトリウス:In dulci jubilo
 J.S.バッハ:Ich steh an deiner Krippen hier
 ブルックナー:Ave Maria
 J.S.バッハ:O Jesulein sus
 ブラームス:Es flog ein Taublein weise/
  O Heiland, reis die Himmel auf/ Ave Maria
 ライヒャルト:Heilige Nacht
 アルマン:Lieb’Nachtigall, wach auf
 ブルックナー:Virga Jesse
 プレトリウス/J.サンドストレーム:
  Es ist ein Ros entsprungen(以上:*)
 E.マウエルスベルガー:Macht hoch die Tur
 ハンマーシュミット:Machet die Tore weit
 レーガー:Es kommt ein Schiff geladen
 エッカルト:Ubers Gebirg Maria geht
 ヴォルタース:Maria durch ein Dornwald ging
 リーデル:Kommet, ihr Hirten
 ボーデンシャッツ:Joseph, lieber Joseph mein
 ジルヒャー:Adeste fideles/ Herbei, o ihr Glaubgen
 エッカルト:O Freude uber Freud
 E.マウエルスベルガー:Vom Himmel hoch, o Englein kommt
 ヴァインフュルター:O du frohliche
 プレトリウス:Es ist ein Ros entsprungen
 レーガー:Schlaf, mein Kindelein
 ミースナー:Stille Nacht, heilige Nacht(以上;+)
ピーター・ダイクストラ指揮(*)
ミヒャエル・グレーザー指揮(+)
バイエルン放送cho.
 これまで15年間バイエルン放送合唱団を率い、バイエルン放送交響楽団との名演を残してきたミヒャエル・グレーザーの引退に伴い、かつての天才ボーイ・ソプラノで、現在「ジェンツ」の指揮者で人気急上昇中のピーター・ダイクストラが若干26歳で音楽監督に就任。これを記念して発売されるのが、ドイツで最も良く知られ歌われているクリスマス・キャロルを、新旧二人の指揮者が振ったこのアルバム。日本では珍しい作品も多いが、ルネサンスから現代までの幅広い合唱作品を聴くことができる。
 ピーター・ダイクストラは1978年生まれ。ローデン聖歌隊で歌を始め、変声するまでソリストを務めた。9歳の時(1987年)、ネザーランド・オペラ・ファンデーション制作のモーツァルト「魔笛」で第一の童子を歌い、アムステルダムで開かれていたレオンハルト、シギスヴァルト・クイケン、マックス・ファン・エグモントらによるJ.S.バッハのカンタータ全曲シリーズではもソプラノ独唱を務めた。22歳(2000年)でヒルフェルスムのオランダ放送合唱団の副指揮者となり、以来、オランダ室内合唱団、スウェーデン放送合唱団、フィンランド放送合唱団ほかヨーロッパのトップクラスの合唱団に度々客演している。2003年10月にはストックホルム国際指揮コンクールで「合唱の神様」と尊敬されるエリク・エリクソンの名を冠した賞を受賞した。
ミヒャエル・ハイドン:
 レクィエム(ジキスムント大司教葬送のためのミサ)
モーツァルト/カンタータ「悔悟するダヴィデ」K.469
イリーデ・マルティネス(S)
アンア・ボニタティバス(A)
クリストフ・シュトレール(T)
ルチア・ピサローニ(B)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
ザルツブルク・バッハcho.
 録音:2004年、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 最近話題となっている、M.ハイドンのレクィエム。彼が敬愛していたジキスムント大司教の死のためでなく、わずか1歳で亡くなった彼の愛娘のことも個人的に影響をもたらしたらしく、その集中力と緊張感は群を抜いており、簡潔さの中に多彩な工夫を凝らした純度の高い傑作となっている。またこの作品はモーツァルトにも大きな影響を与え、モーツァルトのレクィエムはこの曲が手本となったものとされている。
小沢征爾、登場!
 コルンゴルト:
  ヴァイオリン協奏曲 Op.35(*)
  組曲 Op.23(+)
  歌劇「ヘリアーネの奇跡」Op.20〜ヘリアーネの歌(#)
  歌劇「空騒ぎ」Op.11〜4つの小品(#)
ベンヤミン・シュミット(Vn;*/+)
小澤征爾指揮VPO(*)
ハンナ・ヴァインマイスター(Vn;+)
クィリーネ・フィアセン(Vc;+)
ジルケ・アーヴェンハウス(P;+)
ダーヴィト・フリューヴィルト(Vn;#)
ヘンリー・ジークフィドソン(P;#)
 録音:2004年7月25日、8月24日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(*)/2004年8月12日、ザルツブルク、モーツァルテウム、ライヴ(+)。
 2004年ザルツブルク音楽祭祭のテーマ作曲家の一人であったコルンゴルトの作品のライヴ・レコーディング・コンピレーション・アルバム。
 コルンゴルトはオーストリア出身で、ツェムリンスキーらに学び、またR.シュトラウスにも認められ、モーツァルトの再来ともいわれた神童の誉れ高かった作曲家。1934年、ハリウッドに招かれてアメリカに定住し、映画音楽でも大きな足跡を残した。ハイフェッツのために書かれ初演されたこのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツ以後のヴァイオリニストの重要な協奏曲レパートリーとなっている。シュミットの演奏は、協奏曲合わせと後期ロマン派音楽で抜群の能力を発揮する小澤と、国立歌劇場のピットでオペラ「死の都」などの演奏でコルンゴルトの音楽を知り尽くしているウィーン・フィルの最高のサポートに支えられ、理想的な名演を繰り広げている。
 ベンヤミン・シュミット(1968年ウィーン生まれ)はザルツブルク、ウィーン、フィラデルフィア(カーティス音楽院)で学ぶ。アメリカ、ドイツ、南アフリカのコンクールで優勝後、難関として名高いロンドンのカール・フレッシュ国際コンクールで優勝し、一躍世界の注目を浴びる。以後ヨーロッパを中心に演奏活動を開始。世界のトップ・オーケストラと共演しているほか、リサイタルやコンタルスキー、C.ハーゲンやM.リポヴシェクらとの室内楽でも活躍している。またクラシックをこえてジャズの領域でもシュテファン・グラペッリらと共演している。現在は名器ストラディヴァリ「エクス」(1731年)を弾いている。
OC-538
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(2CD)
廃盤
国内代理店
在庫限り
モーツァルト:
 交響曲第36番「リンツ」/
 交響曲第41番「ジュピター」
 クラリネット協奏曲 K.622(*)
ペーター・シュミードル(Cl;*)
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団監督アイヴァー・ボルトンによる、モーツァルト交響曲集の2枚目。このCD は伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァルトの交響曲のレコーディング・シリーズ「ザルツブルクからのモーツァルト」の一環となるもので、2004年秋のシーズンから音楽監督に就任したボルトンと彼らが最も得意とする、十八番中の十八番、モーツァルトを満を持して録音するもの。
 モーツァルトの最後の3大交響曲から第41番「ジュピター」と、第36 番「リンツ」とのカップリング。ボルトンはバロック演奏の経験を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れつつ、非常に清澄明晰な演奏で現代の最先端を行くモーツァルト像を打ち立てて聴くものを魅了する。そして1990年のバーンスタイン&VPO以来の再録音となるシュミードル(現在はVPO楽団長)のウィーン奏法(通常の呼吸法とは異なる)と、ボルトン&モーツァルテウムo.による絶妙なる新モーツァルト解釈が見出される。
 旧ザルツブルク祝祭小劇場が2006年5月、「モーツァルト・ハウス」として改修されるための寄付金込み。
ヘルムート・エーダー(1916-):
 ザルツブルク音楽祭のための作品集

 ディヴェルティメントOp.64(*)/
 … Misa estOp.86(+)
メイ・サンド(S;*)
テオドール・グシュルバウアー
 指揮ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.(*)
エヴァ・リンド(S;+)
マリアーナ・リポフシェク(Ms;+)
ロベルト・ホル(B;+)
レオポルト・ハーガー
 指揮ウィーン放送so.(+)
アルノルト・シェーンベルクcho.(+)
オーストリア放送協会cho.(+)
パッソウ・シュテファン教会cho.(+)
 録音:1976年(*)/1986年(+)。
 オーストリアの現代作曲家の最長老ヘルムート・エーダーがザルツブルク音楽祭のために作曲した作品の中から2曲を収録。エーダーは合唱指揮者でもあり、オルフに学んだだけに、俗謡調の作風も感じられる。1959年からは電子音楽に傾注したが、これらオーケストラを伴うものは原点回顧ともいうべき作品で、素直で聴きやすい作風に戻っている。
フランスの宗教的合唱作品集
 プーランク:サルヴェ・レジナ/
  アヴェ・ヴェルム・コルプス/エクスルターテ・デオ
 デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット
 メシアン:おお聖餐よ
 トン・デ・レーウ:祈り
ペーター・ダイクストラ指揮
バイエルン放送cho.
 これまで15年間バイエルン放送合唱団を築き、バイエルン放送交響楽団との名演を残してきたM.グレーザーの引退に伴い、ペーター・ダイクストラが、若干26歳で音楽監督に就任した。これを記念して、今まではあまり同団が取り上げなかったフランスの宗教合唱作品(デ・レーウのみオランダ)を彼の指揮で録音。今まではかなり濃厚的な声だったのが、清楚な声質に大変身。収録された作品に非常にふさわしい声質の合唱団に変貌しているのが見事である。
 ペーター・ダイクストラは1978年生まれ。ローデン聖歌隊で歌を始め、変声するまでソリストを務めた。9歳の時(1987年)、ネザーデルラント・オペラ・ファンデーション制作のモーツァルト「魔笛」で第一の童子を歌い、アムステルダムで開かれていたレオンハルト、シギスヴァルト・クイケン、マックス・ファン・エグモントらによるバッハのカンタータ全曲シリーズでソプラノ独唱を務めた。22歳(2000年)でヒルフェルスム・オランダ放送合唱団の副指揮者となり、以来オランダ室内合唱団、スウェーデン放送合唱団、フィンランド放送合唱団等を中心にヨーロッパのトップクラスの合唱団に度々客演している。2003年10月には、ストックホルム国際指揮コンクールで「合唱の神様」と尊敬されるエーリク・エーリクソンの名を冠した賞を受賞。
シューマン:クライスレリアーナ
ラヴェル:鏡
ヘルベルト・シュッフ(P)
 ヘルベルト・シュッフは1979年ルーマニア生まれ。1988年ドイツに移住し、ザルツブルク・モーツァルテウムで学ぶ。16歳でダブリンでの若人のための国際コンクールで入賞し、ミュンヘン・ガスタイク・ホールでデビューし「深く機敏な演奏」と絶賛される。2003年からザルツブルク・モーツァルト週間などにも出演しており「聴衆を夢中にさせる強烈な音楽家」と称えられた。2005年6月に行われたウィーン・ベートーヴェン国際コンクールでの最終選考では、ド・ビリー指揮ウィーン放送o.をバックにベートーヴェンの協奏曲を弾き「完璧な超大家」と絶賛された。またアレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノ・コンクール、[ロンドン国際ピアノ・コンクールでも優勝している。このデビューアルバムでは彼の得意としている2つの違ったレパートリーを披露。http://www.herbertschuch.com/
南ドイツのバロック・オルガン作品集 Vol.3
 バッハ:
  オルガン協奏曲BWV.974(原曲:マルチェロ)/
  オルガン協奏曲BWV.972(原曲:ヴィヴァルディ)
 ムファット:パルティータ ニ短調/
 ヨハン・カスパル・ケルル:カプリッチョ
 ドメニコ・ツィポーリ:
  トッカータ/ All'Elevazione / Al Post Comunio /
  All'Offertorio
 フローベルガー:Lamento sopra la dolorosa perdita
 ムファット:トッカータ12番
ハイドルン・ヘンゼル(Org)
 バロック時代、北ドイツでは優秀なオルガン製作者が多く、そのために多くのオルガン作品が書かれたが、南ドイツではどちらかというとあまり発展せず、イタリア音楽の影響で器楽・声楽曲が中心だった。その中でもムファットは、イタリア様式とドイツ様式を融合させ、最も偉大なオルガン作曲家となった。それまでの北ドイツのオルガン作品・演奏法には無い大胆な作品は、その後イタリア様式も多く取り入れられ、ドイツの作曲家に多大なる影響を与えていった。もちろんバッハも影響を受けた一人で、、ヴィヴァルディやマルチェッロなどイタリア作曲家の器楽協奏曲を編曲したものが、オルガン・ソロのための協奏曲として今日に残され、同時に彼が後に作曲した様々な作品に影響を与えた。ここにはそのバッハに多大な影響を与えた作品を収録。ムファット、ケルル、ツィポーリ、フローベルガーがこうしたオルガン作品を書いていなかったら、バッハは現代では忘れられた作曲家になっていたかもしれない。
ドイツ・ロマン派のオルガン作品集
 ブラームス:前奏曲とフーガ ト短調
 シューマン:6つのカノン風小品 Op.56 から
 ラインベルガー:ソナタ第3番 ト長調「田園」Op.88
 レーガー:ハレルヤ!ほむべき神はわが心の喜び Op.52 No.3
シュテファン・
 ヨハネス・ブライヒャー(Org)
 アルテ・ノヴァに、サン=サーンス、リスト、メンデルスゾーンのオルガン作品全集を残してきたブライヒャーの最新録音がOEHMSから登場。ブライヒャーは世界各国の大聖堂のオルガンを弾きこなし、全ての時代と地域の作曲家に合わせた演奏を行うことのできるオルガニスト。その活動は絶賛を浴び、録音盤は30枚以上を数える。アーノンクールに古楽を学び、即興を取り入れた演奏にも定評がある。現在南ドイツ・オルガン・アカデミーのリーダーを務めている。彼が首席オルガニストを務めるスイス、チューリヒ近郊の芸術の街ヴィンタートゥールの教区教会大オルガンを使用。
イグナーツ・モシェレス:
 チェロとピアノのための作品集

 チェロとピアノのためのソナタ ホ長調 Op.121/
 バッハの平均律クラヴィーア曲集による
  ピアノとオブリガート・チェロのための
   10の前奏曲 Op.137A
ラモン・ヤッフェ(Vc)
エリザヴェータ・
 ブルーミナ(P)
 録音:2002年4月、2003年12月、バイエルン放送スタジオ。
 モシェレスと言えば、ピアノを学ぶ人なら旋律的に優れた練習曲を書いた人としてお馴染みだろう。1794年に生まれ、卓越したピアニストとしてヨーロッパ各地を演奏旅行し、ベートーヴェンやメンデルスゾーンとも交流があったと言われる人で、あのディアベリも彼に変奏曲を依頼している。このアルバムは彼のチェロ・ソナタと、バッハの平均律にチェロのオブリガード・メロディを付けた作品が10曲収録されている。古典的な佇まいの中に溢れる美しいメロディが印象的なチェロ・ソナタも聞き物だが、何と言っても注目は平均律に添えられたチェロのパートであろう。このような試みといえば、あの有名なグノーの「アヴェ・マリア」が挙げられるが、モシェレスの書いたメロディはもう少し躍動的かつ雄弁で、ピアノ・パートよりもかなり目立っているのが微笑ましい。珍しいものを聞きたい人に、とにかくオススメしたい1枚。
ユーラ・マルグリス
 〜ピアノ・トランスクリプション集

 グルック/ジョヴァンニ・ズガンバーティ:
  「オルフェオとエウリディーチェ」からのメロディー
 J.S.バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ
 シューベルト/リスト:
  水車職人と小川/水の上で歌う/影法師/魔王
 アンドレ・カプレ/マルグリス:幻想物語「赤い死の仮面」
 ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死
 ワーグナー/マルグリス:ジークフリートの葬送行進曲
 サン=サーンス/リスト&マルグリス:交響詩「死の舞踏」
 リムスキー=コルサコフ/ラフマニノフ編):熊ばちの飛行
ユーラ・マルグリス(P)
 録音:2004年5月3日-5日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ。
 「ホロヴィッツのスタインウェイを演奏する」ことで話題となったユーラ(ユラ)・マルグリスの最新録音。彼はすごいらしい、と話題ばかりが先行する中、発売されるのは過去の演奏の再発物ばかり。そろそろ新鮮な演奏が聴きたいと思っているファンも多いことだろう。今作は2004年5月の録音。選曲は彼らしくトランスプリクションものばかり。とは言え、ワーグナー=リスト「愛の死」やバッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」はもう巷に溢れていてちょっと物足りない・・・・というファンのためにマルグリスが用意したのが、自ら編曲した3曲。代理店によると「これを聴いたらもう何も言えません」とのこと。公式サイト:http://www.juramargulis.com/
チェロと管弦楽のための「オペラ・ヴォイス」
 ヴェルディ:歌劇「群盗」〜前奏曲
 ウェーバー:大ポプリ Op.20
 R.シュトラウス:「ロマンス」AV.75
 ロッシーニ:「老年のいたずら」〜「涙」による変奏曲
 J.シュトラウスII:
  ロマンス第1番/ロマンス第2番/ロマンス「 Dolci Pianti 」
 ダニエル=フランソワ=エスプリ・オーベール:ロンド
ラモン・ヤッフェ(Vc)
ダニエル・ライスキン指揮
イエナpo.
 ヴィヴァルディやボッケリーニはチェロのために多数の作品を残したが、チェロを声のように「歌わせる」形式は、ハイドン兄弟の作品中に、レチタティーヴォとしてよく現れる。その後、ウェーバー、ロッシーニ(「ウィリアム・テル」序曲は有名)、ヴェルディやチャイコフスキーなどが、独奏チェロを舞台中央に配置するように指定した管弦楽やオペラの作品を多く作曲した。
 チェロの魅力は「男声のナイトのような柔らかさ」のように演奏することとも言われ、偉大なる歌手シャリアピンは、良くチェロを聴き、チェロのように歌ったと言われる。まさに19-20世紀はチェロにとっての最盛期だった。ここに収録されたチェロ作品からは、まさにオペラの発声法と本質的に同一のものを見出すことができる。カンタービレ、レチタティーヴォ、モノローグなどのオペラ場面と同様に、チェロとオーケストラとの自然な対話が、短い作品の中に集約されている。
 ラモン・ヤッフェはリガ生まれ。父親にチェロを学び、その後シャフランに学んだ。チェロ独奏者としてヨーロッパの名門オケと共演するだけでなく、室内楽でもブロンフマン、B.シュミット、N.スナイダー、ムストネン等と組み、好評を得ている。現在チロル室内楽音楽祭芸術監督やドレスデン・ウェーバー音楽院の教授を務めている。
南米ギター作品集〜エドゥアルト・フェルナンデス
 カチョ・ティラオ:ドン・タコのミロンガ
 アグスティン・バリオス・マンゴレ:大聖堂/マヒーヘ
 アストル・ピアソラ:
  5つの小品/バチン酒場の少年(藤井敬吾 編)
 ヘンティル・モンターニャ:組曲第4番
 カルロス・グァスタビーノ:ギターのためのソナタ
 マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
エドゥアルト・フェルナンデス(G)
 録音:2003年7月15日-17日、テイエ・ヴァン・ギースト・トーンスタジオ、クララ=ヴィーク・オーディトリウム。
 今回のフェルナンデスのアルバムでは、彼が最も得意としている南米近現代作品の中でも、ギターの性能と魅力がが最も発揮できる曲が選ばれた。フェルナンデスは「古典ギターの基礎はスペインだが、現代におけるギター作品の文化は南米が中心となり、南米ポピュラー音楽の全ては民族音楽と融合したヴィラ=ロボスから始まった」と語っている。ギターの鄙びた音色と、心が沸き立つような南米特有の作品、これらの現代作品で、ギターの持つ歌心を聴きとってみて頂きたい。
 エドゥアルト・フェルナンデス:
 1952年、ウルグァイ、モンテビデオ生まれ。7歳でギターを始める。ラウル・サンチェス、アベル・カルレバーロにギターを、エクトル・トサールに作曲を、グィド・サントルソラに和声学その他を学ぶ。11歳の時に兄弟でデュオ・リサイタルを開く。1971年、ウルグアイ・ギターコンクール優勝。1972年、ブラジルに於けるポルト・アレグレ国際コンクール入賞、ソリストとして活動を開始。1975年、パリ国際ギターコンクール第2位、セゴビア国際コンクール優勝。1977年、ニューヨーク・デビュー。1983年、ウィグモア・ホールにてロンドン・デビュー。1984年、英デッカと長期専属契約。2000年、アルテ・ノヴァ→エームズ・クラシックスに移籍。
ジングフォニカー、ドイツ国民的歌集を歌う
 〜ジルヒャー、ブラームス、レーガー:合唱作品集

 ・第1部「愛の思想」
  ジルヒャー:ローレライ/ターラウのエンヒェン/おやすみ
  ブラームス:
   私の胸の思いのすべて/美しい乙女よ、私を許して/
   目覚めよ、美しい恋人/古い民謡
  レーガー: Trutze nicht /あこがれ
 ・第2部「喜び」
  ジルヒャー:
   Frisch gesungen / Burschenlust /
   Suss Liebeliebt den Mai / Wohin mit der Freud
  ブラームス:Mein Madel hat einen Rosenmund
  レーガー: Das Lieben bringt gros Freud /
       Ich geh durch einengrasgrunen Wald
 ・第3部「別れ」
  ジルヒャー: Abschied / Lebewohl /
         3つの小さいばら/菩提樹
  ブラームス:別れの歌/別れ
  レーガー: Ach Baumchen, du stehst grune
 ・第4部「別離」
  ジルヒャー:不貞
  ブラームス:Die Sonne scheint nicht mehr /
        嘆きの谷に角笛を吹く/
        Es steht ein Lind in jenem Tal
  レーガー: Ich hab' die Nacht getraumet /
        Verlorenes Lieb' /
        Der Tod als Schnitter
ジングフォニカー
 あの有名な歌曲「ローレライ」の作曲者フリードリヒ・フィリップ・ジルヒャーの、そしてブラームスとレーガーの現在でも良く歌われている歌曲を、男声6人による瑞々しくて心温まる、素晴らしいハーモニーで聞くことができるアルバム。
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 [第1番K.80/第15番K.421/第19番K.465]
ザルツブルク・モーツァルテウムSQ
 初代モーツァルテウム弦楽四重奏団は1930年に結成されたが、1955年からはパウムガルトナーが主導して、モーツァルテウム管弦楽団の首席奏者からなる弦楽四重奏団となった。1998年からは、モーツァルテウム財団より任命されたコンサートマスターでもあるマルクス・トマジがリーダーとして演奏活動を行い、ザルツブルク音楽祭だけでなくヨーロッパの音楽祭などへも客演、モーツァルトなどの古典的作品だけでなく、オーストリアの現代作品も数多く初演している。2005年からはこの弦楽四重奏団として単独コンサートを行うようになり、それ以来として短い期間ながら、すでに絶賛を浴びている。このアルバムは、スダーン&ボルトンによる「ザルツブルクからのモーツァルト」シリーズの一環として制作されているが、ピリオド楽器演奏の要素も加えながら、どこかホッとさせられる古典的な和やかさが特徴。これこそ新・モーツァルト室内楽演奏だろう。
OC-550
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廃盤
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シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
シェーンベルク:ピアノのための組曲Op.25
アルフレッド・パール(P)
 南米チリ出身、クラウディオ・アラウの系譜を継ぐ名手アルフレッド・パール。既にリリースされているリストなども名演の声が高いが、今回はシューベルトとシェーンベルクでその才能の真価を問う。
 シューべルトの第20番のピアノ・ソナタは、その深遠な内容と堂々たる曲想でベートーヴェン以降のピアノ・ソナタの最高傑作の一つとされる作品。かたやシェーンベルクの組曲は、彼が12音技法を確立した直後の作で、古典の形式を踏襲しながらも、伝統的な調性には依存しない音列で書かれている。
エバースミュンスター教会の
 ジルバーマン・オルガン
 パーセル:
  シャコンヌ ト短調/グラウンド ハ短調/
  グラウンド ニ短調/新グラウンド ホ短調
 ゲオルク・ベーム:
  コラール・パルティータ
   「装いせよ,おお,魂よ」
 ニコラ・ド・グリニー:
  詩篇「来たれ、創造主たる聖霊よ」
 ジョン・ブロウ:
  コルネット・ヴォランタリー ニ短調/
  ヴォランタリー[イ長調/ニ長調]
 J.S.バッハ:
  コラール「バビロンの流れのほとりに BWV.653/
  幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.562
マリオ・
 ホスパッハ=マルティニ(Org)
 録音:2005年4月28日-30日、エバースミュンスター教会、エルザス(アルザス)、フランス。
 エルザス(ドイツ語での呼び方/フランス語ならばアルザス)地方で最大のバロック様式の大修道院教会。17世紀初に建築されフレスコ画(聖ベネディクト、マリア昇天、聖モーリッツの生涯)は有名であるが、そこには当時から最も素晴らしい音色をもつオルガン製作家、アンドレアス・ジルバーマンによるオルガン(1730年製)が現存し、それを使用して録音されたもの。ジルバーマンは1699年からこのアルザスでオルガン製作を開始したと言われている。ジルバーマンの製作したオルガンはドイツに多いようだが、実際はフランス式製法がとられており、ここに収録された曲もフランス様式に最も適したものが選曲されている(イギリスのオルガンも、実際はフランス様式で作成されている)。
ステファン・グラッペリ讃
 ラインハルト/グラッペリ: Souvenirs / Swing 39
 ポーター:ナイト・アンド・デイ
 ラインハルト: Manoir de mes reves
 ラインハルト/グラッペリ: Tears
 ラインハルト: Troublant Bolero
 ベックマン/マッケベン:
  Bei dir war es immer so schon
 ユーマンス/アダムソン/ゴードン: Time on my Hands
 ガーシュウィン:エンブレイサブル・ユー
 ピンカード/ケイシー/バーニー:
  スウィート・ジョージア・ブラウン
 ウォーラー/ラザフ:ハニーサックル・ローズ
 ラインハルト: Place Broukere
 ガーシュウィン:ファッシネイティング・リズム
 ラインハルト/グラッペリ: Sweet Chorus
 ラインハルト: Nuages
 ラインハルト/グラッペリ: Nocturne
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ゲオルク・ブラインシュミット(ベース)
エディ・ケールドルファー(エレキG)
ビレリ・ラグレーン(G)
エルンスト・レイズグル(Vc)
 録音:2003年-2004年、ザルツブルク・ソニック・フロー・スタジオ。
 バッハや、イザイの無伴奏、そしてザルツブルク音楽祭における小澤征爾&ウィーン・フィルとの共演でも話題のヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットが率いるカルテットが、マヌーシュ(ジプシー)・スウィングのジャンゴ・ラインハルト(没後50年を過ぎても人気)=ステファン・グラッペリの双頭バンドをクラシカルかつ現代的な視点で選曲&アレンジし、カヴァーした作品集。コンテンポラリー・マヌーシュ・スウィングとくれば当代一の凄腕ギタリスト、ビレリ・ラグレーンをゲストに迎え、熱く軽快にスウィングする弦楽器のハーモニーがひたすら気持ち良いサウンド。選曲はジャンゴ=グラッペリでおなじみの楽曲に加え有名なスタンダード曲も半々に配し、絶妙なバランスを保ったと構成。ちなみにこのアルバムのベース、ブラインシュミットは元ウィーン・フィルのコントラバス奏者で、いきなり退団してJAZZ奏者になったという名人。
ドヴォルザーク:
 交響曲第9番「新世界より」Op.95/「ボヘミア組曲」Op.39
イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 「交響曲全集」からの分売で、特にこの9番は海外でも「非常に哀愁を感じる名演の1つ」と評価されている。
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):
 ウィーン王宮のための室内楽作品集

 4声のための序曲(器楽のための協奏曲第3番&第6番)/
 3声のためのカンツォン/パルティータ・トリオ/
 3声のためのパルティータ/
 3声のためのシンフォニア「トルコ風」
ルネ・クレマンシック
(Cemb/Org)指揮
クレマンシック・コンソート
[ヒロ・クロサキ(Vn)
 イシュトヴァーン・ケルテス(Vn)
 ウルスラ・コルチャック(Va)
 クラウディオ・ロンコ(Vc)
 ヘルヴィヒ・
  ノイゲバウアー(ヴィオローネ)]
 録音:2004年5月26日-28日、ウィーン、W*A*R スタジオ。
 大ベストセラー「フックス:レクィエム」(Arte Nova 74321-27777-2)に続く、クレマンシック2枚めとなるフックスの録音。フックスはオーストリアの代表的かつ重要なバロック作曲家だが、その録音は意外と少ない。ウィーン在住のクレマンシックにとって、フックス研究はライフワークのひとつでもあり、ほとんど出版されていなかった器楽室内楽作品を研究し、演奏を試みた。これらの作品はフランス様式で作曲されているもののイタリア的要素が多く、雰囲気は独特。中でも「トルコ風」と呼ばれる「3声のためのシンフォニア」は、王宮を熱狂に陥れたという逸話どおり、このCDでもはちきれんばかりに楽しい。クレマンシック・コンソートで既に10年以上もコンサート・マスターを務め、クレマンシックの研究成果を完璧に汲み取ったヒロ・クロサキの技巧的ながらも優雅で暖かいバロック・ヴァイオリンを筆頭に、素晴らしい演奏が繰り広げられている。
Huj
 〜バルトークによるハンガリー民族音楽
   コレクションへのイマジネーション
ヴォルフガング・ネッツァー(G/アレンジ)
オードリー・ルーナ(S)
ガブリエレ・ミラバッシ(Cl)
サーシャ・ゴトワシュコフ(Perc)
 録音:2004年秋、W.ネッツァー・スタジオ&ミュンヘン・アマデウス・スタジオ。
 ドイツ・オーストリア音楽の強い影響から出発したバルトークは、東ヨーロッパ民族音楽の収集も行った上、アフリカのアルジェリアまで足を伸ばすなど、学問分野としての民族音楽学の祖の一人であり、ハンガリーやその周辺の民族音楽語法を自分のものとした側面と、同時期の音楽の影響を受けた側面の二律背反的なバランスの中で独自の道を歩んだ。ただ彼の楽曲はソナタ形式の活用など、西洋音楽技法の発展系で成立しており、音楽史的には新古典主義の大きな流れの一人と位置付けられる。バルトークによる民族音楽の収集は非常に重要な業績ではあるが、これらの農民的旋律とリズム、比較にならないほどメロディックな流れ、および五音音階のハーモニーの吟味はバルトークだけが自作に取り入れたわけではない。
 作曲家兼ギター奏者であるヴォルフガング・ネッツァーは、これらの素材から完全にオリジナルな当アルバムを作成した。その独特なアレンジは、バルトークの作品とは全く違う世紀末感漂う怪しいジャズ風で、なんとも不思議な気持ちにさせてくれる。
ベルント・グレムザーのラフマニノフ
 ラフマニノフ:
  ピアノ・ソナタ第2番Op.36/
  コレッリの主題による変奏曲/幻想的小曲集Op.3
ベルント・グレムザー(P)
 グレムザーは1967年ドイツ生まれ。ザールランド大学でギーゼキングの直弟子ヴィターリ・マルグリスに師事、1981年以降、コルトー、ルービンシュタイン、チャイコフスキーなど、17以上の国際コンクールに入賞し、早くから批評家達の注目を集めた。各地の主要音楽祭にも出演し、これまでにシューベルティアーデ、コロラド音楽祭、ルール・ピアノフェスティバル、メニューインフェスティヴァル、ルツェルン国際音楽祭、ラインガウ、ブランデンブルク等のフェスティヴァルに登場、コンサート活動もヨーロッパを中心にその範囲を広げつつある。バロックから現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーを誇るが、リスト、ゴドフスキー、ブゾーニ、ラフマニノフ等、19世紀後半から20世紀前半に活躍した作曲家の難曲を好み、中でもラフマニノフを最も得意としている。録音はNAXOSを中心に多く行っており、評価も高い。2003年、ドイツ連邦共和国大統領より最高の栄誉である功労十字勲章を授与された。
OC-559
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(3CD)
2CD価格
モーツァルト:後期交響曲集
 交響曲第39番(*)/交響曲第34番(*)/メヌエットK.409(*)/
 交響曲第36番「リンツ」(#)/交響曲第38番「プラハ」(#)/
 交響曲第40番(#)/交響曲第41番(#)
ユベール・スダーン指揮(*)
アイヴォー(アイヴァー)・
 ボルトン指揮(#)
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 これが、現代本場ザルツブルク風のモーツァルト演奏、OC-203, 343, 538からセレクションされたモーツァルト生誕特別記念盤。
 伝統と歴史を誇り、モーツァルト生誕の地を代表するザルツブルク・モーツァルテウム管が、前音楽監督のスダーン&新たなシェフ、ボルトンと録音した「ザルツブルクからのモーツァルト」シリーズからセレクトされたモーツァルト生誕記念にふさわしいスペシャル・アルバム。スダーンはモーツァルテウム管に斬新な改革を行い、現代にふさわしいモーツァルト演奏で絶賛を浴びた。ヨーロッパで大きな注目を集める指揮者ボルトンは、2005年10月のバイエルン国立歌劇場の日本公演で初来日、ヘンデルのオペラ「アリオダンテ」を振って、日本でも高い評価を得た。スダーンの後を引き継いだこの録音も、バロック演奏の経験を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れつつ、非常に清澄明晰なモーツァルト像を築いている。特別価格。
新アレンジによるドイツ民謡集(全22曲))
 Auf einem Baum ein Kuckuck saß (Arr.: Wolf Kerschek) /
 Der Mai ist gekommen (Arr.: William Hawley) /
 Rosestock Holderblüh (Arr.: Peter Wittrich) /
 Zu Regensburg auf der Kirchturmspitz (Arr.: Norbert Ochmann) /
 Es klappert die Mühle (Arr.: Marcus Schmidl) /
 Wenn alle Brünnlein fließen (Arr.: Guido Heidloff) /
 Mädle, ruck, ruck, ruck (Arr.: Peter Wittrich) /
 Es geht ein dunkle Wolk herein (Arr.: Reiko Füting) /
 Es, es, es und es (Arr.: William Hawley) /
 Wenn ich ein Vöglein wär (Arr.: Max Beckschäfer) /
 Feinsliebchen, Du sollst mir nicht barfuß gehn
  (Arr.: Georg Friemel) /
 Bunt sind schon die Wälder (Arr.: Wolfram Buchenberg) /
 Heißa Kathreinerle (Arr.: Jaakko Mäntyjärvi) /
 Ach, bittrer Winter (Arr.: Jaakko Mäntyjärvi) /
 Komm, lieber Mai und mache
  (Arr.: Wieland Reißmann nach W.A. Mozart) /
 Nun will der Lenz uns grüßen (Arr.: Graham Lack)
  (Recorder: Claudia Reinhard, Violin: Manuel Warwitz) /
 Der Kuckuck und der Esel (Arr.: René Veen) /
 Ein Jäger längs dem Weiher ging (Arr.: Wolf Kerschek) /
 Kein schöner Land (Arr.: Wolfgang Braun) /
 In stiller Nacht (Arr.: William Hawley nach J. Brahms) /
 Der Mond ist aufgegangen (Arr.: Hans Huber) /
 Guten Abend, gut’ Nacht (Arr.: Heike Beckmann nach J. Brahms)
ジンガー・プーア
 「ドイツ民謡は、非常に古くから伝統があり、現代にまで歌われ続けています。そして私たちのドイツ人の心に根付いています。しかしそうしたドイツ民謡は、編曲されてもそれは古くからの伝統に乗っ取ったもので、新しい革新が無いのが実状です。そのことにより若い人たちの、ドイツ民謡離れがすすんでしまったのです。それは大変残念なことです。イギリスではキングズ・シンガーズが、イギリス民謡を新しい音楽様式編曲で歌い、そうしたことによりイギリス民謡がまた復活し、若い人たちにも受け入れられてきています。私たちは、ドイツ民謡を革新するべきだと考えました。そのことを様々な音楽家に協力を依頼したところ、賛同する音楽家がたくさん募り、私たち用(声楽六重唱用)にしていただいた。それも世界中から。その編曲されたドイツ民謡は、どれも素晴らしく楽しいものです。そこで私たちはコンサートとそして録音し、ドイツ民謡の普及を図っていきます。是非ともその編曲された音楽だけでなく、ドイツ民謡の素晴らしさを、全世界の人々に聞いてほしいのです。」(シンガー・プーア[ Singer Pur ])
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ、弦楽とトランペットのための協奏曲
  (ピアノ協奏曲第1番) ハ短調 Op.35/
 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op.110
  (バウムガルトナー編曲による弦楽合奏版)/
 「24の前奏曲とフーガ」〜前奏曲第1番
  [ピアノ版原曲/
   バウムガルトナー編曲による弦楽合奏版]
ベルント・グレムザー(P)
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)
アヒム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 録音:2005年10月11日-14日、スイス・シュタルデン・ガブリエル・トーンスタジオ。
 アヒム・フィドラー&ルツェルン祝祭弦楽合奏団による4枚目のアルバムは、ショスタコーヴィチ。ここに収録された作品は、ショスタコーヴィチの作品群中でも対極的内容にある。協奏曲は1933年の習作でありながら、西ヨーロッパの音楽と融合され、憂うつ、パロディー、悲しみ、茶番劇、そしてバロック様式など斬新な音楽を織り込んだ。ショスタコーヴィチは「私は洗練されたリスナーのためでなく、単なる愉快な音楽を作曲したかった」とも述べている。逆に弦楽四重奏曲第8番は1960年、やむえず共産党に加わった年に旅行先のスイスで、わずか3日間で書かれたもので、「ファシズムと戦争の犠牲者」に捧げられた。自作を引用し、権力と戦争に苦しめられた半生を物語る自伝的作品の色が濃い。ここではバウムガルトナーが弦楽用に編曲した版で演奏されているが、この編曲についてはバウムガルトナー自身が「この合奏団のために、コントラバス・パートを加えて、出来る限り弦楽四重奏そのままを再現したかった。しかしそれはたやすいように見えながら、非常に困難を要した。単純にオクターヴを入れ替えただけでも、別の曲になってしまうのだ。この曲の偉大さは素晴らしく、この編曲の重大さを感じた」と語っている。
 ピアノのグレムザーは1962年ドイツ生まれで17以上の国際コンクールに入賞。幅広いレパートリーと技巧持った彼はナクソスにも多数録音し、評論家のみならずリスナーからも多くの支援を得ている。2003年6月には、ドイツ連邦共和国大統領より最高の栄誉である功労十字章を授与された。
 そして今や、新生ルツェルン祝祭管の「顔」とも言える名手R.フリードリヒ。その彼が独奏を務めるのだから、いやがおうにも期待は高まる。あの圧倒的存在感を味わえる事は間違いないだろう。
OC-562
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(5CD)
4CD価格
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 ザールブリュッケン・
 ラズモフスキーSQ
[ドラ・ブラチュコワ、
 エフゲニア・グランジェン(Vn)
 ゲルハルト・ミュラー(Va)
 アリーナ・クデレヴィチ(Vc)]
 この全集によって、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の真の姿が明らかになる。
 当録音に際しては、モスクワのDSCH出版社から現在も出版が続けられている、最新の全集版の楽譜が使われている。この全集版は、作曲者の最終の自筆譜のみを参照して作成されているが、弦楽四重奏曲については、まだ全曲が出版されているわけではなく、それらに関しては、既存の出版譜と自筆譜との比較検討が行われ、これまで放置されていた出版時のミスプリントなどが修正された(例えば第12番での12音列の誤りなど)。この過程で、作曲者の息子で指揮者のマクシムと未亡人のイリーナが全面的に協力しており、これらの修正もマクシムの承認ずみ。それゆえに、この全集録音によって初めてショスタコーヴィチが書いたとおりの音が再現されることになった。「父の弦楽四重奏曲の最高の解釈」とマクシムが絶賛する決定盤の登場。
 ラズモフスキー・クァルテット・ザールブリュッケン:2001年に結成。主にロシアとウィーンの音楽をレパートリーにしている弦楽四重奏団。ザールブリュッケン放送so.のコンサートマスター、ドラ・ブラチュコワを第1ヴァイオリンに迎え、更なるショスタコーヴィチの真に迫る。公式サイト:http://www.rasumowsky.de/
 ドラ・ブラチュコワ(Vn):ブルガリア生まれで、ヴァイオリンをマンハイムで学ぶ。ライプツィッヒ・バッハ国際コンクールなどで優勝して以来、ソリストとして活躍していたが、現在ではザールブリュッケン放送so.のコンサートマスターとして、またスクロヴァチェフスキーの片腕として務めている。CPOやダイナミックなどにソロ録音もしている。また室内楽も演奏も積極的に行い、ピリオド楽器によるアンサンブルも行っている。CPO、Kochなどにもソロ・アルバムを録音。
 エフゲニア・グランジェン(Vn):ワイマール、ベルリン、ザールブリュッケンでヴァイオリンを学んだ。ザールランド州立o.を経て、現在ザールブリュッケン放送so.の第2首席コンサートマスターを勤めている。
 ゲルハルト・ミュラー(Va):ヴァイオリンをカールスルーエ音楽院で学ぶ。室内楽を中心としたヴァイオリンやヴィオラ奏者を務め、現在ではピリオド楽器の演奏を中心に行っているが、現代音楽も最も得意としている分野でもある。
 アリーナ・クデレヴィチ(Vc):チャイコフスキー音楽院でチェロを学んだ。その後様々なコンクールで優勝。現在では室内楽を中心として演奏活動を続けている。彼女が最も触発されたアーティストは、アンナー・ビルスマ。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ選集
 [ヘ長調K.280/ヘ長調K.332/ハ短調K.457/
  ハ長調K.545/ニ長調K.576]
ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:1998年9月-10月 ケルン・ビスマルク・ザール。全集(OC-253)からの抜粋発売。
 ここに収録された5曲は、エンドレス自身が「モーツァルトのソナタの中でも、とりわけモーツァルトらしいもの」に拘って選んだものだという。もちろん全集発売時にも高い評価を得たエンドレスの演奏は、あらゆる点で申し分のないもの。
モーツァルト三代の歌曲集
 レオポルド・モーツァルト:
  低い境遇にある満足/悠然たる落ち着き/別れ/ひそかなる愛
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
  歓喜に寄す鳥たちよ、お前たちは毎年/寂しく暗い森で/
  静けさはほほえみつつ/戒め/すみれ/クローエに寄す/
  夕べの想い/別れの歌/夢に見る姿/おお聖なる絆
 フランツ・クサヴァー・モーツァルト:
  つれない美人たちに/それはだめ/忘れな草にとまる蝶/
  月への嘆き/収穫の歌/宵の明星に/見つける/思い出/エマに
 Julie von Baroni-Cavalcabo (1813-1887):なぜに?
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(P)
 録音:2005年12月20日-22日、ヴェルトゼー。
 ヴォルフガングの父レオポルドは、宮廷楽長、理論家、音楽教師として知られ(特にヴァイオリン教則本は有名)、様々な作品を作曲したが、そのほとんどは失われてしまった。そのため現代において、彼の作品はよく過小評価されている。ここに収録された作品は、一時的にヴォルフガングの作品とされていたものだが、間違えるのも理解出来るほど、最高の才能の持ち主であった息子と同等か、またはそれ以上に素晴らしい作品である。これらの曲は、ヴォルフガングも知人友人たちのために家で演奏したようだ。もちろんヴォルフガングの有名な作品は、彼自身の人生の快楽、悲しみなどを率直かつ見事に歌いあげており、短いながらもまさにオペラのよう。ヴォルフガングの息子、フランツ・クサヴァーはコンスタンツェの夢とヴォルフガングの名声を継承する事を期待され、幼少の頃から最高の教育を受けた。ピアノの教師としてはノイコムやフンメル、作曲ではフォーグラー神父(マイアベーアやウェーバーの師)やアルブレヒツベルガー(ベートーヴェンの師)が就いていた。父の作品に影響を受けていると言われるフランツ・クサヴァーの作品中、歌曲やピアノ作品においては比較的その影響が弱く、彼独自の才能が見いだせると言われている。フランツ・クサヴァーは1819年に始まった彼のコンサート・ツァーの後、ウィーンで Julie von Baroni-Cavalcabo を教えることとなり、彼女にピアノと作曲法を教授した。彼は女性作曲家に対しての偏見を持っていたと言われているが、彼女のことは好意的に思っていたようだ。その Julie von Baroni-Cavalcaboは多くのすばらしい歌曲を作ったが、残念な事にその作品はほとんど残っていない。シューマンやメンデルスゾーンも彼女の作品を好意的に思い、特にシューマンは実際に彼女に会い「フモレスケ」を捧げたということである。
 ここで歌うのは、マーラー、ラヴェルで深い解釈を聞かせてくれたバリトン、コンラッド・ジャーノット。ジャーノットは1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウやH.リリンクに教えを受け、1996年キャスリーン・フェリアー・アワードで Decca 賞を受賞。さらにいくつかのコンクールで優勝し、以来幅広い活動を行っている。CDはすでに3枚をリリース、どれも一ひねりある選曲が話題になった。2006年5月の「熱狂の日」で、「モーツァルト:レクィエム」の独唱者として来日した。
OC-565
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(2CD)
エンドレスのバックス
 アーノルド・バックス:番号付きピアノ・ソナタ全集

  [第1番/第2番/第3番/第4番/
   ソナタ 変ホ長調(交響曲第1番の原曲)]
ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:2005年1月-3月、ケルン放送ビスマルク・ザール。
 ドイツ・ロマン派作品を主に録音して来たエンドレスが放つバックス。実演ではゴドフスキ、トゥービンなどと共に、このバックスも重要な定評あるレパートリーなのだという。バックスの管弦楽作品、特に交響曲においては力強く雄弁に語らせたスケールの大きい管弦楽法が魅力だが、若い頃よりピアノ演奏に卓越した才能を発揮した彼のピアノ作品は、そうした作曲の根源でもある。ピアノ・ソナタは全部で8作あるようだが、番号が付されたのは当盤に収められた4曲のみ(無番で作品番号付きというのはある)。第2番の後に書かれた番号無しのソナタ(未出版)は、試演を聞いた名女流ピアニストのハリエット・コーエンから「オーケストラ向き」との指摘を受け、後に交響曲第1番に改作され、バックス最高の作品といわれるようになった。
 「バックスは、20世紀最高のピアノ作品を書いた作曲家であると思います。しかし現代のほとんどのピアニストは、バックスのピアノ作品に関心を持ちません。なぜならバックスは交響曲の作曲家で管弦楽作品に魅力があると信じ込んでいるからです。オーケストラによる効果は、ハンドリー指揮盤(CHANDOS)によって最大の効果を聞くことができます。しかし彼のピアノ曲は、交響曲のオーケストレーションと同じ効果を醸し出します。彼が管弦楽の作曲を始めたのは意外と遅く、もともと最初彼はピアノ作品の作曲家で、彼の本来の作品の良さは、既にこれらのピアノ作品に全て凝縮されていました。」(ミヒャエル・エンドレス)
モーツァルト:
 2台のピアノのための協奏曲 K.242/同 K.365
アンナ&イネス・
 ワラホフスキ・ピアノ・デュオ
マルクス・ボッシュ指揮
アーヘンso.
 録音:2005年9月27-29日、アーヘン福音教会自由連盟ザール。
 アンナ&イネス・ワラホフスキ姉妹はポーランド出身で、4歳、6歳より音楽教育を受け始め、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、ハノーファー大学を卒業、コンタルスキーらに師事した。1996年にデビューし、イタリア、ドイツ、ポーランドの国際音楽コンクールで優勝、ベルリン・フィル、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ドレスデンなど様々な欧州の有名オーケストラなどとも共演を続けている。
 彼女らのレパートリーはバッハから現代音楽まで幅広く、すでにベルリン・クラシックなどから6枚のCD を発売し、ベストセラーにもなっている。またテレビなどにも多く出演、WDRの教育番組は最も人気があり、BBCやラジオ・フランスからも放映された。またWDR製作の芸術番組「ピアノ・デュオの肖像」はヨーロッパ中で放映され絶賛された。
 彼女らの今回の収録曲の演奏は、「このモーツァルトの協奏曲はしばしば評価の低い作品と思われがちだが、彼女らの演奏解釈によってその考えは無となる。彼女らはモーツァルトの大胆なアイデアやジョークを、見出すことに成功した。もちろん彼女らのデュエットは見事なほど完璧に一つになっており、トリル一つを聴くだけでも見事にそろっている。わたしたちを至福に至らしめる演奏だ。」と絶賛された。
 なお、「K.242」は通常「3台のピアノのための協奏曲」として有名だが、ここでは後にモーツァルト自身が2台用に改作したと言われている版で演奏されている。http://www.walachowski.com
モーツァルト:ホルン協奏曲集
 第2番 K.417(+)/第3番 K.447(+)/第4番 K.495(+)/
 第1番 K.412(ジョン・ハンフリーズ補筆版)(*)/
 ロンド ニ長調 K.514(ジュスマイヤー作曲)(*)/
 ロンド 変ホ長調 K.371(ジョン・ハンフリーズ補筆版)(*)/
 協奏曲 ホ長調 K.494a(同補筆版)(+)
 (カデンツァ全曲:ヨハネス・ヒンターホルツァー)
ヨハネス・ヒンターホルツァー
 (ナチュラルホルン;*、Hr;+)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2005年10月31日-11月1日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール。
 ヨハネス・ヒンターホルツァーは1974年生まれ。モーツァルテウム音楽院でヨゼフ・マイヤーとヴィラトコヴィチに学び、フレンチホルンのペーター・ダム、ナチュラルホルンのアンソニー・ハルステッドとアンドリュー・クラークのマスタークラスにも参加した。わずか23歳でザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席奏者となり、さらにリンツ・ブルックナー管弦楽団やウィーン室内管弦楽団のメンバーも務めた。2000年からはベルリン・フィル、シュトゥットガルト放送管弦楽団、バーゼル室内管弦楽団、カメラータ・ザルツブルク、マーラー室内管弦楽団のソロ・ホルン奏者としてたびたびゲスト出演している。
 ヒンターホルツァーはモダン・ホルンだけでなくナチュラルホルンの名手としても有名で、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(アーノンクール指揮)、ウィーン・アカデミー(ハーゼルベック指揮)、ルーヴル宮音楽隊(ミンコフスキ指揮)のホルン奏者も務めている。現在モーツァルテウム管弦楽団の首席を務めながら、私立リンツ・ブルックナー大学の教授も務めている。2006年12月来日予定。
 ヒンターホルツァーはこのように述べている。「私たちのモーツァルテウム管弦楽団はモダン楽器による楽団です。よって当然のことながらモダン・フレンチホルンで演奏するのは最も相性の良い方法でしょう。しかしモーツァルトのホルン協奏曲に関して言えば、ナチュラル・ホルンの音色の変化をこれほど有用に使用した曲は他にありません。吹き抜けの良いすがすがしい明るい音色(途中にバルブ内を通らないため)、ゲシュトップ(右手でベルをふさぐ)奏法によるくすんだ音色など、モーツァルトの音楽的感情を最も有効に伝えることができます。マエストロ・スダーンとボルトンは、オリジナル楽器奏法を取り入れ、私たちの楽団の大幅な改革に成功し、2種類のホルンの性能を十分に引き出すことができるようになりました。そこで、新旧方式のホルンの音色の違いを皆様に聴いていただきたいと、私は考えたのです。」
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノーヴァク版) アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2006年2月7日、ザルツブルク祝祭劇場大ホール、ライヴ。
 伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団による、モーツァルトの交響曲のレコーディング・シリーズ「ザルツブルクからのモーツァルト」と並行する形で始動したブルックナー・チクルスの、第5番に続く第2弾。となるアルバム。2004年のシーズンから首席指揮者に就任し、2005年バイエルン州立オペラ日本公演で高い評価を得たアイヴォー・ボルトンの指揮する傑作、第7番である。
 彼らが最も得意とするモーツァルトに続いてのブルックナー・チクルスというのは意表をついた形だが、これは新首席指揮者に就任したボルトンが意欲的かつ野心的に、定期公演で始めたチクルスのパートリーである。バロック演奏の経験(フライブルク・バロック・オーケストラなどにも客演指揮している)を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果である。
 アイヴォー・ボルトンはイギリスのランカシャー生まれ。ケンブリッジ大学、ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・スタジオで学ぶ。1984年セント・ジェームズ・バロック・プレイヤーズを創設し、イングリッシュ・ツーリング・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボーン・ツーリング・オペラの音楽監督(1992-1997)、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者(1994-1996)などのポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデビューし、ブエノスアアイレス、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウスやグラインドボーン、ザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエルン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズンからスダーンの後を継いでザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者に就任。2005年9月にはバイエルン州立歌劇場の日本公演にメータとともに同行して初来日を果たし、ヘンデルの「アリオダンテ」(デイヴィッド・オールデン演出)を振り高い評価を得た。
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:
 3つの幻想曲、3つのフーガ、3つのソナタ集

 幻想曲 ハ短調 from MSP883/
 フーガ ハ短調 FK31 2 /
 ソナタ ニ長調 FK3
 フーガ ニ短調 FK31 4 /
 幻想曲 ホ短調 FK20 /
 フーガ ホ短調 FK31 6 /
 ソナタ ニ長調 from MSP883 /
 幻想曲 イ短調 FK23 /
 ソナタ ト長調 from MSP883
アントニー・スピリ(P)
 録音:2004年12月21日-23日。
 偉大なる父親に最も溺愛されたと言われる大バッハの長男、W.F.バッハ。恵まれていた才能を、きっちりと開花させるだけのハングリー精神には欠けていたらしい、と言われる。その作品を聴いてみれば「恐らくこの人は大変な夢想家であったに違いない」と思わせるもので、曲を構成するメロディは当時の様式(といってもバロック風というよりハイドン風)ながらその展開は予想を超え、あとからあとから沸いてくるメロディをそのまま書き付けた感がある。「ファンタジア」に至っては、まるでシューマンやブラームスの作品を彷彿させる、一度聴いたら忘れられない楽曲集。ピリオド楽器鍵盤奏者でもあるA.スピリはあえてモダーン・ピアノを使用し、独創幻想的な世界を強調しているようにも感じられる。
 アントニー・スピリ:ニュージャージーに生まれる。7歳でピアノと作曲のレッスンを始め、声楽のトレーニングも受ける。その後クリ-ヴランドとボストンで修業を積むが、とくに古典鍵盤楽器に強い興味を持つ。1977年、ワトソン基金から奨学金を受けヨーロッパに渡り、さらに古典的な演奏法を学ぶ。E.フリース、H.ライグラフ、E.ヴェルバ、P.シルハウスキー、K.ギルバートに師事。1970年、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院を優秀な成績で卒業すると同時に同音楽院で教鞭をとる。現在ピアニスト、チェンバリスト、ハンマーフリューゲル奏者として、独奏、室内楽等に活躍し、著名な音楽家、数多くのオーケストラ、アンサンブルと共演、ヨーロッパ各地の主要な音楽祭にも招かれている。又、E.マティス、P.シュライヤー、M.リポヴシェクはじめ世界的な歌手たちが最も信頼を寄せている伴奏者として広く知られている。バロック、クラシックから現代曲まで幅広いレパートリーを有しCDも多数。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で歌曲解釈、ケルン音楽大学で室内楽の教授を務める。
レハール:喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」(抜粋) Michael Suttner, Alfred Sramek,
Marika Lichter, Marko Kathol,
Ruth Ohlmann, Ana-Maria Labin,
Johannes Beck, Stephan Paryla,
Franz Leitner
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ祝祭o.&cho.
 録音:2006年3月19-21日、アイゼンシュタット、クルターツェントラム。
 BSなどで毎年放送され話題となる、ウィーン近郊で行われる恒例「メルビッシュ湖上音楽祭」の2006年の演目は「ルクセンブルク伯爵」。毎年のように上演と同じメンバーによる最新録音。いつものとおり、ハイライトといってもしゃべり部分が多いのでその部分は省き、演奏部分はほとんど収録されているのが嬉しいところ。
ローマン・トレーケル〜シューマン:歌曲集
 歌曲集「詩人の恋」Op.48/歌曲集「リーダークライス」Op.24/
 ハイネの詩による5つの歌曲
  [あなたの顔はOp.127-2/2人の擲弾兵Op.49-1/
   憎しみ合う兄弟Op.49-2/ベルシャザル王Op.57/
   浜辺の夕暮れOp.45-3]
ローマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
 録音:2005年11月21日-25日、ベルリン、アンドレア教会。
 べルリン州立歌劇場、バイロイト音楽祭で名ワーグナー歌手として存在感を示すトレーケルは、ヨーロッパではリート歌手としても幅広い名声を確立している。最新録音となるこのシューマンも、そうした彼の最良の部分を聞き取ることが出来る見事なもの。最近の若手によるリートには大きく分けて、ゲルネやボストリッジのように感情表現を前面に押し出した物と、ゲルハーヘルのように知的解釈を優先させたものの2種があるが、トレーケルは後者に属し、天性の美声、惚れ惚れするばかりのドイツ語の美しさ、感情を極めて自然に歌い上げる類い希な表現力、そうした彼の歌の魅力がここに凝縮され、聴けば聴くほどジンと来る。ピアノのオリヴァー・ポールも決して前に出過ぎることなく、しっかりと歌をサポートする。
ヴォルフゾーン&リスト:ピアノ作品集
 ユリウス・ヴォルフゾーン(1880-1944):
  古いユダヤ民謡によるパラフレーズ/
  ユダヤ狂詩曲/ヘブライ組曲
 フェレンツ・リスト(1811-1886):
  「ハンガリー狂詩曲集」より
   [ Nos.3, 7, 8, 13 ]
ヤッシャ・ネムツォフ(P)
 録音:2005年11月21日-23日、ミュンヘン、バイエルン放送。
 ユリウス・ヴォルフゾーンは世界シオニスト機構のユダヤ機関代表を務めた。その後、ワルシャワ、モスクワ、パリ、ウィーンにてピアノを研究した。彼は1910年代にサンクトペテルブルクで、ユダヤ民謡をアレンジした作品を書き始め、1920年にここに収録された作品を出版、大成功をとげた。その後彼はウィーンに移り住んで、有名な音楽評論家としてユダヤの芸術音楽を支持、1939年ユダヤ人迫害のためニューヨークに移住した。
 1963年生まれのピアニスト、ヤッシャ・ネムツォフは、レニングラード音楽院でピアノを学び、ユダヤ音楽研究家の第一人者として知られており、ヘンスラーやCPOなどにも録音し、様々な賞を受賞している。現在、ポツダム大学のユダヤ研究の教授を務めている。
J.S.バッハ:オルガン作品集
 幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
 トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV.525
 パルティータ「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV.768
 オルガン協奏曲第3番 ハ長調 BWV.594
 (原曲:ヴィヴァルディ作曲)
 コラール「イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ」 BWV.604
 パッサカリア ハ短調 BWV.582
フランツ・ラムル(Org)
 録音:2005年11月2日-3日、ドレスデン、ホーフ教会。使用楽器:ジルバーマン製、1755年。
 バッハ時代、最高の名オルガン製作者ジルバーマンが最後に製作したオルガン(1755年製)を使用し、バッハの真髄に迫った録音。このオルガンの特徴は独特な音色。バス・リード管の音色は、スーザホーンとコントラ・ファゴットをあわせたような「ブッカブッカ、ブーブー」という音色は今までにはないもの。最初は妙な感覚だが、何回も聴いているうちに、バッハのオルガン曲は壮大というより、祝典的な雰囲気の方が実は合っているのでは、と納得させられた。フルート管も非常に柔らかい音で美しく、当時と製作された当時と同様に戻されたメカニカル部分の「カタカタ」といった音も、演奏の生々しさまで録音されている。
 1964年バイエルン生まれのオルガン奏者F.ラムルは、トン・コープマンにオルガンとチェンバロを学んだ。1990年からはハーグ王立音楽院のバロック・オルガンの教授を務め、ハスラー・コンソートの音楽監督も務めている。彼の演奏は、確固たるしっかりした作りの上に歯切れの良いテンポを乗せていくという方式で、このオルガンの音色にすばらしく同調したもの。エームズ社長も、「様々なオルガンを聴いてきたが、このオルガン非常に独特で、興味深いものである」と感心したオルガン。この盤は通常のCDだが、優秀な録音のおかげで、素晴らしい広がりと響きを再現している。
ヴェルナー・エック:
 バレエ音楽「アブラクサス」(1948)
マルク・マスト指揮
アイゼナハ州立歌劇場o.
 録音:2005年7月4-6日、アイゼナハ劇場。
 オルフの弟子エックのバレエ音楽で、原作はハイネの詩「ファウスト」。「反主知主義的作風」「伝統的なドイツ音楽の延長線上」にある作品で、12音技法によらないもの。曲風は、R=コルサコフやハチャトゥリヤンのようで、ドイツ的というよりはややロシア風舞曲的要素を含み、リズミカルで明快なメロディーやリズムと、オーケストラの複雑な動きを熟練した筆の力で纏め上げたこの作品は、エックの力量を推測させるに十分なもので、彼の作品中最も彼独自の作風が現れた作品のひとつ。カルロス・クライバーが、デュッセルドルフ時代(1962-1963)に指揮したこともあるようだ。
Dudana 〜ピアノ・リサイタル
 J.S.バッハ:イギリス組曲第6番
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
 リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番
Dudana
(ドゥダナ・
  マツマニシュヴィリ)(P)
 録音:2005年10月10-12日、バイエルン放送第2スタジオ。
 Dudana (Dudana Mazmanishvili) は、ジョージア州生まれ。8歳でモーツァルト:ピアノ協奏曲第15番でデビュー。14歳でラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番を演奏した。2005年ワシントンDCピアノ・コンクール、ミュンヘン国際音楽コンクールで入賞。聴衆より絶賛を浴び、これから注目のピアニスト。多くの新進ピアニストが「デビュー・アルバムで何を演奏しよう?」と悩むに違いない。この人もそうだろう。演奏効果も高く、なおかつ自分の個性を余すことなく発揮できる曲。それは人によりショパンであったり、ベートーヴェンであったり、リストだったり、バッハだったり、ラフマニノフであったり・・・。このアルバムの曲を眺めてみよう。「彼女はショパンは外し、リストとブゾーニか。そこにバッハとラフマニノフを加えたな。超絶技巧を売り物にしつつも堅実な音楽性も提示しているのだろう」などと想像できる。美貌と音楽性。これだけあれば充分だ。彼女の才能に浸ってみよう。
ジョン・トレレーヴェン
 〜ワーグナー・オペラ・アリアを歌う

 「ローエングリン」より
  [私と共に吸っている芳しい薫りが
    そなたには感じられないのか?/
   私はあなたの誓いを固く信頼しているのだ/
   遥かな国に/愛しい白鳥よ]/
 「リエンツィ」〜全脳の神よ/
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
  [静かな炉端で/朝はばら色に輝き/
   「はじめ!」と春が森に我らをいざない寄せる声響く]/
 「タンホイザー」より
  [あなたのための賛歌よ響け!/
   罪ある者に救いをもたらすべく/
   ヴォルフラム、きいてくれ〜いかなる懺悔者も/
   今まで感じなかったほどの熱烈さを持って]/
 「パルジファル」より
  [アンフォルタス!あの傷!/ただ1つの武器だけが
ジョン・トレレーヴェン(T)
イヴァン・アンゲーロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 録音:2006年2月20日-26日、ブラティスラヴァ、スロヴァキア放送コンサートホール。今、数少ないヘルデン・テノールの一人、トレレーヴェンのワーグナー・アリア集、「ニーベルングの指環」名場面集(74321-72114-2)に続く待望の第2弾!
 トレレーヴェンにとって2枚目のソロ・アルバムとなる当ディスクは、「指環」以外のワーグナーのテノール役どころを網羅。ワーグナーのオペラのテノール役中、最も超人的なスタミナを要求されるジークフリート。現在その役を歌える数少ないテノールとして、世界中のオペラハウスから引っ張りだこの人気を誇るイギリス・コーンウォール出身の名歌手ジョン・トレレーヴェン。ウィーン国立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、チューリヒ歌劇場、ロンドン・コヴェントガーデン王立歌劇場、ヘルシンキ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ドレスデン歌劇場などの名だたるオペラハウスでのジークフリートは絶賛に彩られ、2003年と2004年には東京・新国立歌劇場での「ジークフリート」「神々の黄昏」でもセンセーションを巻き起こしている。DVDでもリセウ劇場のライヴでの「ジークフリート」「神々の黄昏」「トリスタン」、アバド&ルツェルンの「トリスタン」、最近発売されたCDでもラニクルズ指揮BBC響の「トリスタンとイゾルデ」でも好評。すでに1989年にはバースタインの「キャンディード」(DG盤)にも出演いた彼だが、今回の録音時は56歳、さらに歌唱に円熟味をにじませる現代最高のワーグナー・テノールの魅力をたっぷりと味わうことができる。公式サイト:http://www.johntreleaven.com/
シューマン:ピアノ・デュオのための作品集
 東洋の絵」Op.66/アンダンテと変奏Op.46/
 ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44
  (クララ・シューマン編曲による
    4手のためのピアノ編曲版;世界初録音)
デュオ・ダコール
[シャオ=イン・ファン、
 セバスティアン・オイラー(P)]
 録音:2006年1月16日-18日, ミュンンヘン、バイエルン放送第2スタジオ。
 ドイツ人と台湾人の若手デュオによるシューマン作品集。「東洋の絵」はシューマン38歳の作品で、アラビアの詩人ハリリの散文詩「マカーメン」から印象を得て作曲されたもの。西洋と東洋の美しき融合は、まさにこのデュオそのものと言えるだろう。世界初録音となる「ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44(クララ・シューマン編曲による4手のピアノ版)」も興味深い。シューマンの室内楽作品の中でも「最もシューマンらしい」と言われるこの曲を、ピアノの音色のみで表現することによって、何が見えてくるのだろうか? じっくりと味わいたい1枚。公式サイト:http://www.duo-daccord.de/
シュトライヒ、アンダ、パウムガルトナー
 ザルツブルク音楽祭 1956
  〜モーツァルト・マチネ・ライヴ

 モーツァルト:
  歌劇「羊飼いの王様」序曲K.208/
  ピアノ協奏曲第22番 K.482/交響曲第31番 K.297/
  コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583/
  「いえ、いえ、あなたには無理なこと」K.419/
  「わが感謝を受けたまえ、やさしき保護者よ」K.383
リタ・シュトライヒ(S)
ゲザ・アンダ(P)
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1956年8月19日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール、ライヴ、モノラル。
 シュトライヒは、1920年旧ソ連のバルナウル生まれのソプラノ。1943年にデビューして以来、コロラトゥーラ・ソプラノの第一人者として活躍した。この演奏は1953年にウィーン国立歌劇場のメンバーとなり、華々しい活躍を始めたばかりの頃のもの。とりわけモーツァルトのオペラを得意としていただけに、このコンサートアリアも実に見事。持ち前のハイソプラノで、細かいパッセージも難なく歌いきるさまはさすが「音楽史上、最も魅力的な歌手のひとり」と言われただけのことはある。ピアニストのゲザ・アンダは、1921年ハンガリー生まれ。お国物であるリストよりもモーツァルトを愛し、自ら「カデンツァ集」を出版したことでも知られている。この協奏曲第22番は前後の21番や23番ほど有名ではないが、自由な曲想に満ち溢れた流麗で美しい作品。特に終楽章に突然現れるアダージョの部分素晴らしく、その第21番の第2楽章の演奏が映画「短くも美しく燃え」で使われた事でも知られるアンダにぴったりの曲かもしれない。
ツェートマイアー、リポヴシェク、ハーガー
 ザルツブルク音楽祭 1981
  〜モーツァルト・マチネ・ライヴ

 モーツァルト:
  ディヴェルティメント第7番 ニ長調K.205(*)/
  ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K.218/
  交響曲第25番 ト短調K.183/
  レチタティーヴォとアリア
   「幸せの影よ・・・私はお前を残してゆく」K.255/
  コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583
トーマス・ツェートマイアー(Vn)
マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
レオポルド・ハーガー指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1981年8月15日、30日(*)、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 この年は、モーツァルトが1773年から1777年の間に、ザルツブルクで書かれた作品を中心にプログラムされた。ツェートマイアーは、1990年にフィルハーモニア管とモーツァルトの協奏曲を弾きぶりで録音しているが、このライヴはまだデビューしたての20歳の時の録音。ザルツブルク生まれのツェートマイアーと、ハーガー&モーツァルテウム管によるモーツァルト心を知り尽くした演奏には、故郷の生んだ大作曲家への深い共感と尊敬が込められている。「個々の音、そのスリムで非常にフレキシブルなイントネーションは、将来的に新しいモーツァルト解釈として、スタンダード化されるだろう」と報じられた。そして今や、ワーグナー、R.シュトラウス歌いとして有名なスロヴェニア出身のリポヴシェク。彼女は当時からアーノンクールが頻繁に起用し、ここでもモーツァルトを感情豊かに歌いあげる。「光り輝く声と伸びやかな語法。今後ザルツブルク音楽祭に不可欠な歌手」と絶賛されたコンサートで、この直後ウィーン国立歌劇場から契約の依頼があったということだ。
ブリュッヘン登場
 ザルツブルク音楽祭 1995
  〜モーツァルト・マチネ・ライヴ

 ハイドン:
  2つのリラ(リコーダー)、2つのヴァイオリン、
   2つのヴィオール、コントラバスとホルンのための協奏曲 ト長調
   (リラ・オルガニザータ協奏曲第3番 ト長調Hob.VIIh-3)(*)/
  交響曲第85番 変ホ長調 Hob.I-84
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調「プラハ」K.504
カトリーネ・ラグマイアー(BFl;*)
ラファエラ・ダンクザクミュラー(BFl;*)
ピエーレ・ピツル(Gamb;*)
ジェーン・ベリ(Gamb;*)
フランス・ブリュッヘン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1995年8月20日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 フランス・ブリュッヘンがザルツブルク音楽祭への2回目に出演したときのライヴ。ここでは大変珍しい作品が演奏されることとなった。ハイドンがリラ・オルガニザータ(リラの形をした独特な音質を持った小型オルガンといわれている)のために書いた協奏曲。現代ではオーボエかフルートに移行するか、ハイドンがその後リラ・オルガニザータ・パートをはずし、クラリネットを含めたディヴェルティメント形式に編曲したものが演奏される。実際リラ・オルガニザータは現存しないので、ブリュッヘンは一つの可能性・提案として、その音をリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバに持たせることによって、作曲当時の音を蘇がえらせることに成功した。2つの交響曲は、それまでブリュッヘンが18世紀オーケストラで行ってきたオリジナル楽器奏法を、モーツァルテウム管のモダン楽器に適用し、「画期的な解釈」とザルツブルクの聴衆を驚かせた演奏。
ヴラダー&ボルトン
 ザルツブルク音楽祭 2003
  〜モーツァルト・マチネ・ライヴ

 ヨーゼフ・マルティン・クラウス:交響曲 ハ短調 VB148
 フンメル:ピアノ協奏曲 ヘ長調 Op.post.(1833)
 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調K.201(186a)
シュテファン・ヴラダー(P)
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2003年8月17日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 この年のテーマは「モーツァルトと同時代」で、ボルトンが取り上げたのはJ.M.クラウスとフンメル。なおこの演奏会では、「今までにザルツブルクには無い、斬新なアプローチ。よりモーツァルトの時代に近づいた演奏で、モーツァルトの音楽はカジュアルで、甘くなく、非感傷的で、ダイレクトに私たちを打ちのめされるものであることが実証された」と絶賛を浴びた演奏。
ドイツ・ホルンのためのロマンティック作品集
 リヒャルト・シュトラウス:アンダンテ
 フランツ・ラハナー:スイス民謡による変奏曲
 フランツ・シュトラウス:主題と変奏 Op.13/夜想曲 Op.7
 シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
 カール・ピルス:ソナタ風の3曲
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hr)
デイヴィッド・ジャルバート(P)
 録音:2006年5月16日-19日、ミュンヘン、バイエルン放送局スタジオ。
 カナダ出身のホルン奏者マルソレのソロ・デビュー盤。第2回 Audi モーツァルト・コンクール優勝で、エームズ社長も大絶賛。2005年 ARD ミュンヘン国際コンクール、ホルン部門で第2位を受賞した時は現地の批評家や聴衆が「2位を受賞したマルソレの方が、音楽的に素晴らしい!」と評価したという。現在彼は、様々なオーケストラとの共演、そして室内楽を中心として活躍している。ホルンでは基本となるシュトラウス父子とシューマンをあえて選曲しているだけあって、その自信が伺える。
古いハンガリーのクリスマス作品集 ルネ・クレマンシック
(バロック・ポシティヴOrg/
 角笛/リコーダー/
 Schamanenpfeife
  (saman cserepsip))指揮
クレマンシック・コンソート
[タマーシュ・キシュ
 (歌/ハーディ・ガーディ/コボズ/
  Kurbistambura (tokcitera))
 アンドラーシュ・ケチケーシュ
 (歌/ルネサンス・リュート/
  コボズ/口琴)  ペーテル・ケチケーシュ
 (歌/Hp/
  Schamanentrommel (samandob) /
  Rummelpot (köcsögduda)
 トマス・ヴィンマー
 (バグパイプ/
  ヴィオローネ/フィドル)
 ヴォルフガング・ライトホーファー
 (太鼓/タンブラン)]
 録音:2006年8月16-18日、ウィーン、W * A * R. スタジオ。
 「古いハンガリーのクリスマス音楽ほど、深く人間的な要素を含んでいるクリスマス音楽はありません。また、深く神秘的で、楽しく感情的な至福と潔白で陽気なものが共存しています。人間的な要素が様式化され、さらに異教的要素がクリスチャンと共に融合されています。それは自然なことでもあります。また、クリスマスの特定の期日を楽しむだけではない18世紀の音楽を含むように広がっているのです。ここに収録されている大部分は、ハンガリーの民族音楽の要素も多く含まれています(ハンガリーの民族音楽は、メロディーの宝庫です。バルトークやコダーイはこれらを大事にした作曲家)。ハンガリーはヨーロッパのちょうど中央に位置し、その音楽はヨーロッパ中に広がって、ダイレクトに身近に感じます。私たちは様々な史実を研究し、中世のポリフォニーの断片と、バロック時代の単旋律の民族音楽を補い、当時のハンガリー音楽に行き着くことができました。それは、古く聴こえる音楽ですが、容易に新しい音楽として感じることができるでしょう。」(ルネ・クレマンシック)
ブラームス:ピアノ作品全集 Vol.1
 ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第2番/
 スケルツォ Op.4
アンドレアス・ボイデ(P)
 録音:2005年7月25-28日、ケルン放送、ビスマルク・ザール。
 陶磁器で有名なマイセンの東10kmにある、Oschatz(オーシャッツ)という街で生まれたピアニスト、アンドレアス・ボイデ。彼の演奏は今までにもマイナー・レーベルからいくつか発売されており、一部の熱狂的なファンの間で語り草となっていた。この度、OEHMSレーベルからブラームスのピアノ作品全集をリリースすることになり、ファンとしても大きな喜びとなるはず。このアルバム、若きブラームスの力のこもった作品を3曲収録している。まるで、あのベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」を聴いているような力のこもったピアノ・ソナタ第1番。シューマンの影響が見え隠れする第2番。そして、まるでショパンの作品を思わせるスケルツォ。どの曲も、晩年の作品のような渋さはあまり見受けられないが、意欲的で貪欲に音楽を貪ろうとするブラームスの気合が聴こえてくるようで、微笑ましさすら覚えるだろう。
 ボイデの演奏は、ブラームスの構造性の確かさをきっちり押さえ、その上で叙情的な部分も漂わせるという、まさにブラームスを演奏する理想的な形と言えるもの。これから発売されるであろう、後期の小品集が楽しみでならない。
 アンドレアス・ボイデ:ドイツのピアニスト。ドレスデンとロンドンでピアノを学び、マルコム・フレージャーにも師事。様々なヨーロッパのオーケストラと共演、音楽祭に出演し、絶賛を浴びている。また、現代音楽も得意としており、初演も行ってきている。2000年にはシューマンの作品の校訂版を出版。Athene レーベより5枚のCDを発売している。
OC-585
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(2CD)
アンドレアス・ボイデ〜
 ブラームス:ピアノ作品集 Vol.2

 ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5/
 シューマンの主題による変奏曲 Op.9/
 4つのバラード Op.10
アンドレアス・ボイデ(P)
 録音:2005年-2006年、ケルン放送ビスマルク・ザール。
 前作ピアノ・ソナタの第1番と第2番(OC-584)でその才能の片鱗を見せ付けた彼だが、今回は、ブラームスのピアノ・ソナタの中でも最も劇的な表現力に富み、難易度も高い第3番を取り上げる。曲全体が関連付けられた動機からなる重厚な作品で、演奏時間は40分近くの長丁場。後期の作品のような渋さを追求するよりは、ダイナミックさや華やかさに重きが置かれがちな曲だが、ボイデの演奏はとても落ち着いたもので、決して技巧をひけらかすことなく、冒頭なども力まずスタイリッシュにまとめている。第2楽章や第4楽章での、一音一音の粒の際立つ様の美しさも筆舌に尽くしがたいほど。男の独白、または、渋いモノトーンで描くブラームス。そんな味わいのソナタと小品。
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.3
 創作主題による変奏曲 ニ長調Op.21-1/
 ハンガリーの歌による変奏曲 ニ長調Op.21-2/
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調Op.24/
 パガニーニの主題による変奏曲 イ短調Op.35
アンドレアス・ボイデ(P)
 録音:2006年7月14日、2007年1月2日-6日、ケルン放送、ビスマルク・ザール。
 ドイツ生まれで、現在ロンドンに居を構えている中堅ピアニスト、アンドレアス・ボイデによるブラームス・ピアノ作品全集の第3集。今回は全て変奏曲という重厚なプログラミングで、彼の熱い闘志が感じられる。
 「変奏曲の大家」と評されるだけあって、ブラームスの書いたこれらの作品は全てが素晴らしく独創性あふれるものとして知られている。どれも若い頃に書かれていて、彼自身の作曲技法を高める目的もあったのか、元のメロディを飽くことなく追求し、形を変えて、対旋律を加え、曲によっては巨大なフーガまで添付されているほどの凝りようだ。
 「創作主題による変奏曲 Op.21-1」は1857年、「ハンガリーの歌の主題による変奏曲 Op.21-2」は1953年の作品だが、すでに習作の域を飛び越え、悠然たる大家の筆によるもののような佇まいを見せているところがブラームスたる所以。そしてOp.24の「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」に於いては、まさに巨匠の域にまで達してしまっていると言っても過言ではない。主題はヘンデルのクラヴィーア組曲第2巻(HWV434)の第1曲「エア」で、8小節の単純なものだが、これがブラームスの手にかかると巨大な音絵巻として聴き手の前に降臨する(あのワーグナーでさえ驚いたと言われる)。もう1曲のパガニーニの変奏曲も、極限まで趣向を凝らした作品。
 前作までのソナタの演奏でもおわかりの通り、ボイドによる一点の揺るぎもない完璧な解釈は、ある時は力強くきっちりと、繊細に歌うところは美しく、ヘンデル〜のフーガでは、昔のアラウの演奏を思い起こさせる武骨さも持ち合わせている。今までの演奏にはなかった不可能に挑戦している。「若々しい横溢による力強さは、ピアノ音楽の透明度と叙情性のように突然見える優しさとが結合されているようだ。」「ボイデの透明でかつ濃い2つの音色の使い分けは、ブラームスのピアノ作品の解読に成功している。彼はそれができる最も技術の高いピアニスト。」「ボイデは、今まで染みついた過度な感傷的なロマンティシズムを取り除き、音楽に明快さを与え、新鮮なブラームス像を作り上げることに成功している。」と、前2枚のアルバムも海外では高い評価を得ている。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 [第7番 ニ長調 Op.10-3/
  第9番 ホ長調 Op.14-1/
  第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」/
  第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」]
イゴール・カメンツ(P)
 録音:2005年4月4日-7日、シュトゥットガルト・カンマームジーク・スタジオ。
 カメンツはリストなどの、どちらかというと超絶技巧系の作品の録音で評価が高いのだが(ARS MUSICI AM-13192、AM-12632)、今回はベートーヴェンという、いわゆる「ドイツ正統派」の作品でその真価を問う。音色は録音のせいもあってか柔らかめ。ベートーヴェンの初期の作品の中でもとりわけ躍動的な第7番のソナタや第14番“月光 "では、良く回る指を活かし眼の覚めるような鮮やかさで駆け抜けていく。第9番で一息入れて、最後の第23番“熱情 "で面白さ爆発。終楽章のテンポ設定は???。彼の主張を想像するだけで楽しいだろう。
 イゴール・カメンツ:1968年ハバロフスク生まれの指揮者&ピアニスト。1974年からノヴォシビルスク・ジュニア音楽学校で指揮法をアルノルド・カッツに学び、そして市立コンセルヴァトワールでヴァイオリンをザハール・ブロン、ピアノをマリー・リーベンソンに学ぶ。彼が指揮者としてデビューしたのは、なんと1975年。ノヴォシビルスク・フィルハーモニーと共にハイドンの第94番の交響曲「驚愕」を演奏。それからはピアニストとしても頭角を現す。
奏者が発見したオリジナル譜による校訂版、
 レオポルド・コジェルフ:ピアノ協奏曲集

 [第1番/第4番/第5番]
タマス・ドラトヴァ(P)
オリヴァー・フォン・ドホナーニ指揮
スロヴァキア・シンフォニエッタ
 録音:2004年12月17-19日、Haouse of Arts Fatra, Zilina, Slovakia。
 コジェルフは、モーツァルト晩年の1780年代には、モーツァルトを凌ぐ名声と人気を得ていた。1791年には、モーツァルトの後を継いでウィーン宮廷作曲家に任命。主にピアノのための作品を数多く作曲した。23曲のピアノ協奏曲、55曲のピアノ・ソナタ、65曲のピアノ三重奏曲を作曲。しかし後、ベートーヴェンらが有名となっていき、彼は忘れらた存在となって行った。ここに収録された作品は、彼の最も初期の作品で、2002年にタマス・ドラトヴァが偶然に3曲のオリジナル譜を発見。音楽学者でもあるウラディーミル・ゴダール氏と共に校訂を行い、2004年12月に演奏・録音されたもの。カデンツァは、タマス・ドラトヴァが作曲。
 さて、このコジェルフ。最近、モーツァルトは食傷気味で・・・。という方にぜひオススメしたい音楽。一瞬モーツァルト?と思わせるメロディラインに、一瞬垣間見えるこじゃれた響き。とは言え、ハイドンのような凝りに凝った曲ではなく、あくまでも自然な音楽の流れ。小気味良いパッセージが耳を刺激する。
バイエルン放送cho.〜ロマンティック名唱集
 ブラームス:
  5つの歌 Op.104(*)/3つの歌 Op.42〜第3番/
  12の歌とロマンス Op.44より
   [愛の歌/山は険しく/渓流のほとりの牧場]
 メンデルスゾーン:
  6つの歌 Op.59 より[第5番/第6番]/
  最初の春の日 Op.48〜第5番
 シューマン:ロマンス第2集 Op.91
 ブルックナー:慰めの音楽
 シューベルト:菩提樹
 レーガー:
  Es waren zwei Konigskinder / Trutze nicht
 フリッツ・シュタイン:Das Heimattal
 ジルヒャー:Untreue
 フランツ・ビーブル:
  Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfus gehn
ミヒャエル・グレーザー指揮
ペーター・ダイクストラ指揮(*)
バイエルン放送cho.
 録音:1990年-2004年、バイエルン放送スタジオ/他。
 1946年に創立された長い伝統を誇るバイエルン放送cho.。クーベリックやコリン・ディヴィス、ロリン・マゼールなどの多くの大指揮者と共演し、当時の現代作品から古典的な作品まで大変幅広いレパートリーを持つことで知られている。このアルバムは、当団体が1990年から2004年までに録音したロマン派の小品を集めたもの。ブラームスやメンデルスゾーン、ドイツではおなじみのジルヒャー、そしてブルックナー、レーガーと言った、ドイツ合唱音楽を聴く際にはずすことのできない作品がぎっしり詰め込まれている。もう一つの注目点は、2005年に重鎮M.グレーザーの引退に伴い、当時弱冠26歳だったP.ダイクストラが音楽監督に就任したことで、この合唱団の色合いがどのように変化したのかを感じることもできるはず。(新旧2人の指揮者の聞き比べは「MACHET DIE TORE WEIT 〜クリスマス・キャロル集」OC-535でも可能)。合唱ファン必聴の1枚といえるだろう。
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ Op.48
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ Op.22
アヒム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 録音:2006年2月2日-5日、スイス、ガブリエル・トーンスタジオ。
 今や世界で最も人気の音楽祭となった、ルツェルン音楽祭の名を冠した名門オーケストラ。2007年設立50周年を迎えた、数々の名演に裏付けられた確固たる実力をもつルツェルン祝祭弦楽合奏団の最新録音は、弦楽の原点でもある、チャイコフスキーとドヴォルザークの弦楽セレナーデ。もちろん50年前の演奏様式は変化し、ややヴィブラートを押さえ、スマートで起伏の大きい現代的表現は、新鮮に感じられる。メンバー全員の揃った弦楽アンサンブルには、見事としかいいようがない。
 アヒム・フィドラー:シュトゥットガルトに生まれる。ケルン音楽院、ロンドンのギルドホール音楽院で学んだ後、タングルウッドにおける小澤征爾主宰のマスタークラスに招かれ、またまもなく、ベルナルト・ハインティクとカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントを務める。1997年にカラヤン奨学金を獲得。1996年カダケス国際指揮コンクール(スペイン)にて第1位、他入賞多数。ドレスデン国立歌劇場o.、ベルリンso.、ハノーヴァー北ドイツ放送フィルハーモニックなど多くの著名オーケストラに客演。1998年よりルツェルン祝祭弦楽合奏団の芸術監督を務める。http://www.festivalstringslucerne.org/
シューベルト:
 アルペジオーネ・ソナタ D.821
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ:
 6つの夜想曲 Op.186
シューベルト/A.ピライ編:
 「白鳥の歌」より(ヴィオラとピアノのための版)
  [愛の使い/セレナード/
   別れ/海辺にて/鳩の便り]
アシャン・ピライ(Va)
ミヒャエル・エンドレス(P)
 録音:2005年9月13日-14日、イギリス、サフォーク州、ポッテン・ホール。しっとりとしたヴィオラの音に、あなたの心は洗われる!
 若手実力派のヴィオラ奏者、アシャン・ピライのセカンドアルバム。1st. アルバムでは、ホフマイスターの超絶技巧作品(OC-334)を演奏し、この盤は現在では定番の1枚となった。
 今回は、ロマティックな作品の録音。もちろん最も定番曲である「アルペジオーネ・ソナタ」と、プラハ生まれの作曲家カリヴォダ(当時ベートーヴェンの再来と言われていた。ドイツ語名:ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ)の、ボヘミア民謡的な郷愁メロディーは、心を洗われるような本当に美しい。そしてシューベルトの「白鳥の歌」を、ピライ自身がヴィオラ用に編曲した版で。伴奏には、長年ヘルマン・プライの伴奏者を務めたベテラン、ミヒャエル・エンドレスが、サポートを務める。
 アシャン・ピライ:1969年コロンボ生まれで、ロンドンとジュリアード音楽院でズカーマン等に学んだ。1994年から様々なコンクールで優勝し、パーセル・ルーム、カーネギーホールでデビューした。EMI、ASV、Meridian 等にフランスの作品を録音。NAXOSへ録音したバックスの作品集は非常に高い評価を得ている。
アレクサンダー・ギルマン、
 デビュー・アルバム

 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ Op.94a
 ヴィエニャフスキ:
  創作主題による華麗なる変奏曲 Op.15
 フォスター/クライスラー編曲:
  故郷の人々(スワニー川)
 フォスター/ハイフェッツ編曲:
  金髪のジェニー
アレクサンダー・
 ギルマン(Vn)
マリーナ・
 ゼルテンライヒ(P)
 録音:2007年1月11日-13日、バイエルン放送第2スタジオ。
 ギルマンのヴァイオリンは音色も表現もとてもシャープで、叙情的なブラームスでは、最近発売された BMG のズナイダー盤のような表現とは全く異なっており、評価も少々分かれるかもしれない。しかし、プロコフィエフでの諧謔性と技巧性に関しては文句のつけようがないだろう。それに続くヴィエニャフスキも、その鮮やかさに快感を覚えてしまうはず。そして、最後に置かれた歌心にあふれたフォスターは泣きたくなるほど切ない。やはり全体を通して聴いてみると、そのバランス感覚のよさには脱帽せざるを得ない。なお、フランスの作曲家ギルマン [ Alexandre Guilmant ]と、カナではほぼ同姓同名となるが、綴りは異なる。
 アレクサンダー・ギルマン[ Alexander Gilman ]:2007年現在、23歳のヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを学び始め、7歳でミュンヘン・ガスタイクにデビュー。12歳でミュンヘンの「Jungend Musiziert」で優勝。イツァーク・パールマン及びブロン教授のマスター・クラスに参加。15歳でニューヨーク国際サミット・コンクール優勝した。現在はケルン音楽大学にて、ブロン教授に学んでいる。使用楽器は1684年製ストラディバリ「 ExCroall 」。
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537 /
 ピアノ・ソナタ第18番 ト長調「幻想」D.894
ヘルムート・ラッヘンマン:
 シューベルトの主題による5つの変奏曲/
 独奏ピアノのためのグエロ
ヘルベルト・シュッフ(P)
 録音:2007年9月、ベルリン、テルデックス・スタジオ。H.シュッフの2枚目のアルバムは、2008年没後180年を迎えたシューベルトの、ピアノ・ソナタを2曲。そして、ノーノ、シュトックハウゼンに作曲を学んだシュトゥットガルト出身の作曲家ヘルムート・ラッヘンマンによる、シューベルトの「ドイツ舞曲 嬰ハ短調D.643」を主題とした変奏曲と、彼の代表ピアノ作品「グエロ」を収録し、意欲的なプログラムで、彼の新しい面が発揮されている。
 彼のシューベルトはすでにヨーロッパで大評判、「まさにルプーや内田光子を凌ぐ才能」と賛美されている。光と暗黒に満ちたシューベルトの音楽とラッヘンマンの特異な世界を完璧に再現するために必要なもの。それは大いなる表現力と繊細な音、そして絶妙なバランス感覚だが、もちろんシュッフはそれらを全て満たしている。
 ヘルベルト・シュッフ:1979年ルーマニア生まれ。1988年ドイツに移住し、ザルツブルク・モーツァルテウムにて学んだピアニスト。16歳でダブリンでの若人のための国際コンクールで入賞し、ミュンヘン・ガスタイク・ホールでデビュー。「深く機敏な演奏!」と絶賛された。2003年からザルツブルク・モーツァルト週間などにも出演しており、「聴衆を夢中にさせる強烈な音楽家」と称えられ、2005年6月に行われたウィーン・ベートーヴェン国際コンクールでの最終選考では、ド・ビリー指揮ウィーン放送Oをバックに、ベートーヴェンの協奏曲を弾き、「完璧な超大家!」と絶賛。エームズ社長も絶賛し、OEHMS CLASSICSと契約。ファーストアルバム『ラヴェル&シューマン』(OC-541)では、ドイツではすでに8000枚以上のセールスをあげており、「彼の演奏は、迫力と輝きに満ちたもの」とグラモフォン・エディターズ・チョイスに選ばれた。また、「ホロヴィッツ、ペライア、内田光子、ルプーなどと並ぶシューマンであり、最も自然体な演奏」と絶賛されている。2007年5月にブーレーズに認められ、競演を果たしている。
OC-594
buyボタン
(2CD)
モートン・フェルドマン:ピアノ作品集 Vol.2
 For Bunita Marcus (1985) /
 Palais De Mari (1986)
ザビーネ・リープナー(P)
 録音:2006年2月4日-5日、バイエルン放送第1スタジオ。
 前作、Vol.1 (OC-510) にて通常の1.5〜2倍の遅さで演奏、リスナーをびっくりさせてくれたリープナーによるフェルドマン作品集第2弾は、2曲ともフェルドマンの最晩年のピアノ作品。彼の弟子である Bunita Marcus のために書かれた "For Bunita Marcus" は本来、空白に一つ一つ音をはめていく感のある作品で、満天に輝く星を数えているような気分にさせてくれる不思議な音の世界に満ちている。各々の音の動きを追うことも困難だし、リズムを把握するのも難しいのだが、ただ音の流れに身を任せながら、心地良い眠りをむさぼるのも良いかもしれない。今回の演奏もとりわけゆったりとしていて、演奏時間はゆうに80分を越えている。
 もう一つの曲 Palais De Mari "廃墟の静寂" も基本的には同じ作風。移り変わる響きの美しさは、まるで万華鏡のよう。ただただ聞いているだけで癒されることだろう。
 ザビーネ・リープナー:ミュンヘン音楽大学やホルショフスキのマスタークラスでピアノを学んだ彼女は、古典的作品の演奏は行わず、現代音楽専門家として活躍、バイエルン放送や WDR など主要放送局で現代音楽の初演を行っている。1992年から現代音楽シリーズのコンサートを行っており、特に最近は「モートン・フェルドマン&ジョン・ケージ」シリーズと題したコンサートを続けており、絶賛を浴びている。
ヨハン・シュトラウス:
 喜歌劇「ウィーン気質」(抜粋)
ロルフ・ヴォルラート、
クリスティアン・ツェンカー、
ウルズラ・プフィッツナー、
マルガレータ・
 クロブチャール、
アレクサンデル・グリル、
ルネー・
 シュッテングルーバー、
ダニエル・ゼラフィン/他
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ
 湖上音楽祭o.&cho.
 録音:2007年2月21日-24日、アイゼンシュタット文化センター。
 毎年恒例のメルビッシュ音楽祭、2007年の演目はウィーン気質。この音楽祭も年を追う毎に、一般のリスナーにも知られるようになり、最近はBS放送で放映されたり、DVDも入手しやすくなったりと、着実に人気も高まっている。このアルバムはご存知の通り、音楽祭が開催される際の現地即売用として、あらかじめ出演者たちにより録音されたもの。台詞などは省略してあるため、長いお話も1枚のCDに収まってしまうというすぐれもの(こまかいやり取りは実演で!ということだろう)。いつものことながら、2007年も芸達者たちの饗宴! ジャケット通り、お洒落で妖艶な舞台が想像できる1枚。
ミリヤム・コンツェン〜
 ロマンティック・ヴァイオリン・リサイタル

 ツェムリンスキー:
  ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
 シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934, Op.159
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ミリヤム・コンツェン(Vn)
ヘルベルト・シュッフ(P)
 録音:2006年11月26日-29日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ。
 以前リリースされたコンツェンによる3枚の小品集アルバムも、なかなか意欲的な選曲だったが、今回もそれに負けず劣らず魅惑的な曲が並んでいる。3曲ともウィーンをモティーフに選ばれたもので、ツェムリンスキーはブラームスの影響を受け、もちろんブラームスはシューベルトの曲を念頭においていたに違いない。冒頭のツェムリンスキーの作品は、彼特有の噎せ返るような半音階的な響きはあまり感じられず、あくまでも典雅で愛らしいもの。まるで民謡を思わせるような軽快なメロディが心地良い。シューベルトの大作での若々しく伸びやかな音も好ましく、ブラームスの第3番のソナタでの、思いの他堂々とした演奏には驚くばかり。いつの間にか大人の雰囲気を身に着けたコンツェンの渾身の演奏、シュッヒュの雄弁なピアノもききもの。
 ヴァント、アバドに絶賛されたドイツの俊英ヴァイオリニスト、ミリヤム・コンツェン。ミリヤム・コンツェンはドイツ人の父親と日本人の母親に1976年ドイツのミュンスターで生まれる。2歳でヴァイオリンを手にし、3歳よりレッスンを受け始める。5歳で人前で演奏し、7歳よりヴァイオリンの名手・名教師として名高い、ティボール・ヴァルガ(1921-2003)に師事する。数々の受賞を経て、16歳の時「ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール(1993年)」で優勝し、世界の桧舞台に登り、バービカン・センター、クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)、スメタナ・ホール(プラハ)、ムジークハレ(ハンブルク)、ベルリン・フィルハーモニー(室内楽ホール)など世界の一流のコンサート・ホールで、ハンブルク国立フィル(アルブレヒト)、ハンガリー国立フィル、フランクフルト放送so.などの一流オーケストラと共演する。1995年クラウディオ・アバドの招きでベルリン芸術週間で「ベルリンの出会い」コンサートに出演、ゲルト・アルブレヒトからもハンブルクにたびたび客演を依頼されたほか、エリザベート・シュヴァルツコプフからは「卓越した芸術家としての個性」、ギュンター・ヴァントからは「たぐい稀な音楽性」と賞賛を贈られている。日本では1999年にプラハ室内o.との共演を皮切りに、読売日本so. ヘルシンキ・フィル(2001年)、水戸室内o.(2000年&2002年)とオーケストラとの共演で来日を重ね、メンデルスゾーン、ブルッフやシベリウスのヴァイオリン協奏曲でその卓越した音楽性で高い評価を得ている。
 このCDは3枚のCDを出したアルテ・ノヴァ・レーベルからエームズ・クラシックスへの移籍第1弾CDで、彼女にとって4作目のアルバムとなるもの。シェーンベルクら新ウィーン楽派の師で後期ロマン派の文脈で生まれた傑作「抒情交響曲」の作曲家ツェムリンスキーのセレナード、シューベルトのピアノ曲の傑作「さすらい人幻想曲」と同系列に属し、高度なヴィルトゥオージティが要求される名作「幻想曲」、そしてブラームスの晩年の重厚で内省的な情緒が色濃い傑作、ソナタ第3番といった、一晩のヴァイオリン・リサイタルと同じようにソリストとしての資質を問われる考え抜かれたプログラム。ミリヤムはこのディスクでも、前3作を上回る洗練された卓越の技術に裏付けられた類い稀な音楽性で真価を発揮し、聴くものを魅了する。
ベンヤミン・シュミット〜
 近代ポーランドのヴァイオリン協奏曲集

 ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
 ルトスワフスキ:チェイン2:対話
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ダニエル・ライスキン指揮
ヴロツワフpo.
 録音:2006年12月、ヴロツワフ・フィルハーモニー(*)/2006年2月、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール、スイス。
 ジャズの分野でも目覚ましい活躍を披露するベンヤミン・シュミット。今作はポーランドの偉大な作曲家3人のヴァイオリン協奏曲を取り上げる。ヴィエニアエフスキの協奏曲2番は、この作曲家の作品の中でもとりわけ有名なもので、厳粛な第1楽章、夢見るような第2楽章、そして情熱的な終楽章と、聞かせどころの多き名曲。彼の演奏はとてもクール。もちろん歌わせるところはきっちりつぼを押さえているが、全体的にべとつかず、すっきり爽やかな仕上がり。終楽章での目まぐるしいパッセージにおける見事な処理をお聞き頂きたい。シマノフスキの協奏曲第2番は作曲家の最晩年の作品。音色、リズム・・すべてにおいて大胆さが際立つものだが、シュミットはいとも楽しげにこの曲を征服する。そしてルトスワフスキ。難解さの中にユーモラスな表情を湛えた独特の作品だが、彼は何とも明晰な切り口でこの曲を楽しませてくれる。
コレッリ:ソナタ集 Op.5-7〜12
 (18世紀の作曲家の装飾法によるリコーダー編曲版)
シュテファン・テミング(bfl)
オルガ・ワッツ(Cemb)
 録音:2007年9月、チューリヒ、ノイミュンスター教会。
 コレルリのこれらのソナタ集は、もともとヴァイオリンのためのソナタ集であり、「ウィリアム・バベル」「ミシェル・ブラヴェ」「ピエトロ・カストゥルッチ」「マシュー・デュボーグ」「タルティーニ」「ジェミニアーニ」「ヴェラチーニ」「マンチェスター出版」らの装飾法によった50以上の出版譜によって現代まで伝えられている。ブリュッヘンなど様々なリコーダー奏者がレパートリーを増やすために、当時のこれらの重要な装飾法による楽譜が残されているのにもかかわらず、独自に編曲し演奏・録音されていた。ここでは、テミングがそれらの重要な貴重な装飾法を守りつつ、当時のもっともすばらしい装飾法の楽譜を選出し、リコーダーで演奏した世界初録音となる。リコーダーの特性を十分生かすために、あえて通奏低音はチェンバロのみで演奏。
 シュテファン・テミング:1987年ケープタウン生まれ。ミュンヘンとフランクフルト大学でミヒャエル・シュナイダーにリコーダーを学ぶ。様々な音楽コンクールで優勝した後、リコーダー・アンサンブル、古楽アンサンブルに参加。様々な現代音楽作曲かも、彼のために曲を書いている。すでに彼の演奏は「既に巨匠の域」と絶賛されている。
ヘンデル:カンタータと、鍵盤楽器のための作品集
 カンタータ「残酷な暴君、愛の神 (Crudel tiranno amor) 」
  HWV.97b(2005年新発見の自筆譜、チェンバロ伴奏版による)/
 チェンバロ組曲第7番 ト短調 HWV.432/
 音楽時計のための小品 〜(9曲)/
 オルガンまたはチェンバロのための、フーガまたは
  ヴォランタリーOp.3 より[HMV.605/HMV.609]
シルヴィア・グリーンベルク(S)
エドガー・クラップ(Cemb/Org)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
 録音:2006年5月17日、ミュンヘン、アレルハイリゲン教会、ライヴ。
 2005年、バッハとヘンデルの自筆譜が相継いで発見された。ヘンデルの自筆譜は、1899年にミュンヘン・バイエルン州立図書館へ寄贈された芸術史学者フォン・リール氏の纏めた曲集に含まれており、内、比較的有名なヘンデルのカンタータ「イタリアン・カンタータHWV.97 (Crudel tiranno Amor)」の楽譜が鑑定の結果自筆譜であることが確認されたもの。既に知られていたヘンデルの片腕クリストファー・スミスの8つの楽譜に紛れており、特定するのは困難であったようだ。新たに発見された楽譜は、通常知られているソプラノ独唱と通奏低音付きオーボエ(または弦楽合奏)版の楽譜ではなく、チェンバロのみによる伴奏版である。レチタティーヴォ部分に、稀な作曲家本人による通奏低音和音記載がされているため、当時の通奏低音の研究に計り知れない意味を持つ。また、ここでは珍しいヘンデルのキーボード作品も収録されている。
 エドガー・クラップ:1947年生まれのドイツのオルガン奏者。ヘルムート・ヴァルヒャの後任としてフランクフルト音楽大学教授を務める。モーツァルテウム音楽院客員教授も兼務し、93年からはミュンヘン国立音楽大学教授を務めている。レコード史上唯一であるヘンデル「オルガンとチェンバロのための作品全集」を録音し、ヘンデルの鍵盤楽器のスペシャリストとしても知られている。
 シルヴィア・グリーンベルク:イスラエル生まれのソプラノ歌手。メータ指揮イスラエル・フィルの「マーラー:復活」でデビューし絶賛を浴びた。その後チューリヒ・オペラのメンバーとなり、特に「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタ役、「魔笛」の夜の女王役では定評がある。録音でも「オルフ/カルミナ・ブラーナ(シャイー指揮)」や、「プーランク/グローリア(J.L.コボス指揮)」など多数。最近では「マーラー/千人の交響曲(ケント・ナガノ指揮)」のソロも務めた。
 ウェン=シン・ヤン:16年間に渡ってバイエルン放送so.の首席チェリストを務めた。最初、クロード・シュタルクとヴォルフガング・ベトヒャーに師事。のちにシュタルケルとゲリンガスにも学ぶ。音楽監督のマゼールからもその実力を高く評価され、マゼール作曲の「チェロ協奏曲」をヨーロッパ初演した。
OC-601
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調
パスカル・ロジェ(P)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
オーストリア放送so.
 今やフランス最高のピアニストの地位を築いているロジェ。彼の描き出す音の世界は、まさにフランスのエスプリそのもの、洗練された響きから生まれる繊細な美しさや生き生きとした表情は、フランス絵画をも想わせる豊かな色彩に溢れている。最近録音は少なくなった彼だが、今回ラヴェルとガーシュインをウィーンでの人気指揮者ビリーの伴奏で聴かせてくれる。
OC-602
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
デボラ・ポラスキー〜ワーグナーを歌う デボラ・ポラスキー(S)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 今、バイロイト音楽祭、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場にはなくてはならないワーグナー歌い、デボラ・ポラスキーの待望のワーグナー・アルバム。ポラスキーはアメリカ、ウィスコンシン生まれ。1992年に、ワーグナー「パルジファル」のクンドリ役でメトロポリタン歌劇場にデビュー、96年には再びメトに出演、「ローエングリン」のオルトルートを歌った。1991年から98年まで、毎年バイロイト音楽祭に出演、最初は「ニーベルンクの指輪」のブリュンヒルデを、後に「パルジファル」のクンドリを歌い、絶賛を浴びている。
OC-603
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(HYBRID_SACD)
バルカン・ラプソディー〜
 パンフルートと管弦楽のための音楽

 ウルリヒ・ヘルケンホフ:ルーマニアへの手紙(*)
 マティアス・ケラー:バルカニア(*)
 パラシケフ・ハディエフ:12のルーマニア舞曲(*)
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲(+)
ウルリッヒ・ヘルケンホフ
 (パンフルート)
上岡敏之指揮(*)
ヘンリー・ラウダレス指揮(+)
ミュンヘン放送o.
 録音:2002年6月(*)、2004年7月(+)、バイエルン放送局第1スタジオ。
 若きパン・フルート奏者ヘルケンホフ。彼はドイツで最も人気と技巧を持つ奏者で、モリコーネとも共演している。この録音ではバルカン半島への思いを綴った作品が収録され、ヒーリング的な美しいメロディーとパンフルートの音色で、泣かせてくれる。
OC-604
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(2HYBRID_SACD)
価格帯:C
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
 オルガン音楽の練習(1690)
ヨゼフ・ケレメン(Org)
 使用楽器:オーストリア、シュティフト=クロスターノイブルク教会、1642年、D’Ebermunster(フランス)製、1732年、ジルバーマン製・
 ゲオルク・ムッファトはフランスとイタリア形式をドイツ音楽に取り込んだバイエルンの最も重要な作曲家で、1693年、パッサウ大聖堂の楽長に任命された。
 オルガン研究家でもあるJ.ケレメンは「南ドイツの重要な作曲家シリーズ」としての第2弾としてムッファトの重要な作品である「オルガン音楽の練習」を選んだ(第1弾はカスパール・ケルルの作品集(OC-362)で、これはドイツ音楽録音賞受賞)。それぞれの曲の個性にあったフランスとオーストリアのオルガンを使用。
OC-605
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
イル・ジャールディーノ・アルモニコ流(?)の
 ベートーヴェン!

 ベートーヴェン:交響曲第1番/交響曲第2番(原典版)
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
バーゼル室内o.
 録音:2004年11月&2005年1月、ルツェルン大会議場。
 イタリアの衝撃バロック演奏軍団「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」のリーダー、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮によるベートーヴェンの交響曲! これまでバロック作品を中心に斬新な演奏を続けてきた彼が、今さらなる衝撃を私たちに投げかける。バーゼル室内管弦楽団との演奏というのも驚きだが、彼は当団体の客演指揮者を5年も務めており、当盤は数年間もの研究と実演を繰り返した成果である。
 最近のバロック系指揮者がよく行なうように、ナチュラル・トランペット、ケトル・ドラムを使用するのはもちろん、ナチュラル・ホルンや、弦楽器の全てでガット弦を張りクラシカル・ボウ(弓)を使用。さらに当時の古典的配置はもちろん、ヴァイオリンの6人&6人という小編成に対し、チェロ4人とコントラバス3人と低音域がやや多目の編成のため、特に低音楽器群によるうねるようなダイナミズムとアクセントが加えられているのが印象深い。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野な荒々しさ、木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新らしい発見が多数見出される。
 ベートーヴェンはこれらの交響曲を作曲するにあたり、C.P.E.バッハとハイドンの交響曲のユーモアを多く取り入れている。また1番の主題と調性はモーツァルトの「ジュピター」交響曲も参考にしたようだ。また、作曲の少し前までイタリア人のサリエーリに師事していた事も影響があると言われているが、自らもイタリア人であるアントーニは、今回これまでのイタリア古楽演奏研究の結果も取り入れているようだ。
 柔和な考えを持つバーゼル室内管弦楽団は、その彼の考えを見事なまでに実現し、抜群に小回りが効く演奏となった。現地批評でも「最もリズミカルでスリリングな演奏」と絶賛されている。
OC-606
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
オルガン・スペクタキュラー
 バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
 ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲
 ニーノ・ロータ:オルガン・ソナタ
 J.ウィリアムズ:「スターウォーズ」組曲
 ヴィエルヌ:ファントム
ハラルト・フェラー(Org)
 演奏のフェラーは、1951年ミュンヘン生まれ。ミュンヘン芸術大学でオルガンを、パリでマリー=クレール・アランから教会音楽を学んだ。1979年にミュンヘン、ベルリン、ニュルンベルクの国際コンクールで優勝。1980年にはオランダ、ハールレムでのオルガン即興コンクールで優勝し、1983年よりミュンヘン芸術大学教授を務めている。もちろん古典的オルガン作品も多く演奏するが、様々なテレビや映画音楽の作曲と演奏でも絶賛を浴びており、当盤では彼のこちらの面での得意作を収録。SACDマルチチャンネルの特性を存分に引き出した録音(バイエルン放送録音技術研究部が担当)でもある。
OC-607
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ヴィンツェント・リューベック(1654-1740):
 オルガン作品集

 前奏曲/前奏曲とフーガ/
 コラール「主イエス・キリストよ、
       われ汝の名を呼ぶ」
ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2005年7月、Ss. Cosmae et Damiani in Stade。使用楽器::1675年、シュニットガー製作/1688年&1975年改修。
 ヴィンツェント・リューベック(Vincent Lubeck、1654年ブレーメン近郊-1740年2月9日ハンブルク)は、ドイツ盛期バロック音楽の作曲家・オルガニスト。1675年にシュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師として名声を勝ち得た。1702年にハンブルクの聖ニコライ教会(この教会のパイプオルガンは、名匠アルプ・シュニットガーによって建造された、世界で最も美麗なオルガンの一つであった。) に地位を得、終生にわたってこの座にあった。また、バッハは青年時代にハンブルクを訪ねた折に、リューベックの演奏にも触れており、バッハの初期のオルガン作品には、彼の影響が歴然としている。しかし長い生涯のわりに、ごく僅かな作品数しか現存しなく、ここに収録された記念碑的なコラール「主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ」と、「前奏曲とフーガ」は、彼の最も優れた作品と言われている。
OC-608
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):合唱作品集
 詩篇第130番/ Alle Menschen mussen sterben /
 ドイツ・ミサ曲 /大地=ツァラトゥストラ: Yasna29 /
 三連画/ Der Mensch /6つのコラール/
 アーメン/ Geistliche Chore
ゲルト・グクルヘール指揮
ミュンヘン・オルフェウスcho.
 録音:2005年7月15日-18日、ミュンヘン・聖ウルスラ教会。
 近代合唱作品に大きな影響を与えたカミンスキは、ハイデルベルクで化学を学んだが、1909年に音楽に転向して1914年にはピアノ教師として働き始めた。第一次世界大戦中は聖歌隊の指揮者、ベルリンやプロイセン大学の教授を務め、同僚にプフィッツナー、そして教え子にカール・オルフがいてお互いに刺激し合ったという。ナチス時代になると彼は政府から「半ユダヤ教徒」とされ、スイスやフランスを逃げ回ったが、力尽きたのか戦後の1946年に亡くなっている。バッハとレーガーの厳格な対位法に従いながらも複雑な構造と自由なハーモニーを持つ作風で、最高の作品とされる「ドイツ・ミサ曲」では調声と言語が絶えず展開し、絶望のドイツ政局に対するメッセージが宣言される。ちなみに、曲名にある「Yasna 29」とはゾロアスター教の経典の名前。
OC-609
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 ミア・ペーション(S)
トピ・レティプ(T)
デイヴィッド・
 ウィルソン=ジョンソン(Br)
アイヴァー・ボルトン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.、
ザルツブルク・バッハcho.
 録音:2005年11月20日-22日、ザルツブルク・モーツァルテウム・大ホール、ライヴ。
 オラトリオ「四季」に続くアイヴァー・ボルトンのハイドン続編。今回テノールが代わり、ラモーの「遍歴騎士(レ・パラダン)」でも清楚な声を聞かしてくれたトピ・レティプが歌う。金管楽器と打楽器はピリオド楽器を使用。他楽器もピリオド奏法を取り入れて、天地創造の様々な要素を動画のように見せてくれるのは、様々なオペラ演奏を経験してきたボルトンの創造性が発揮されてのことだろう。
 「この演奏は比較的小人数の演奏であったが、身の毛もよだつエネルギーと強い説得力を持つものであった。現代において、この曲の理想的な歌手は見つけ出すことは難しい。しかし、ミア・ペーションとトピ・レティプの清楚で柔軟な声。また弁者としての役割を持つデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン、高次元で自発的意思と柔軟性をもった合唱によって、素晴らしい場面場面を作り出した。ボルトンは古楽奏法を活用し、さらにオーケストラから様々な色を出すことに成功した。それらは、まさに理想的であるしか言いようが無かった。各個人の突出した素晴らしい演奏を引き出すことも重要ながら、全体のハーモニーを調和させることが、この曲には一番重要であるということを感じた。物語芸術と音楽の調和を一致させたボルトンの、次元の違った解釈には脱帽」と、演奏会の批評でも絶賛された。
OC-610
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ウルリヒ・ヘルケンホフ、
 パン・フルート・リサイタル

 J.S.バッハ:
  フルートと鍵盤楽器のための協奏曲 ハ長調
  (フルート・ソナタBWV1032による)
 モーツァルト:ソナタ ト長調
  (フルート四重奏曲K.285aによる)
 ドビュッシー:小船にて/小さな羊飼い/月の光
 ミクローシュ・ローザ:
  北ハンガリーの農民の歌と踊り Op.5
 ヨハン・S.スヴェンセン:ロマンス Op.26
 ハラルト・ゲンツマー:
  無伴奏パン・フルートのためのソナタ
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パン・Fl)
マティアス・ケラー(P)
 録音:2006年1月15-17日、ロイトキルヒ・フェストハレ。
 ドイツで最も有名なパン・フルート奏者、ヘルケンホフ。すでにヨーロッパでは10枚以上のソロ・アルバムや、多数のアルバムにゲスト参加している。また、映画やテレビ音楽などにも参加しており、モリコーネも絶賛するアーティストでもある(DVDで発売されている「モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ」にも参加)。今回のアルバムでは、まずバッハ、モーツァルトのフルートのための作品をアレンジ。跳躍の困難なパン・フルートでどこまでこなせるか。そして幻想的なドビュッシーの作品はこの楽器にぴったり。そして、ドイツを代表する現代音楽作曲家の長老、ゲンツマーがヘルケンホフのために作曲した作品も収録。民族音楽&楽器としてではなく、パン・フルートという一つの楽器としての可能性を見出したアルバム。
 ウルリヒ・ヘルケンホフ:1966年ドイツ生まれ。4歳からピアノを学び、14歳のときにパン・フルートの巨匠ザンフィルの演奏に衝撃を受けた。R.シュトラウス音楽院でフルートを学ぶと同時に、彼はドイツ初のパン・フルート奏者として認められた。その後、ルーマニアの民族音楽を本格的に学び、ミュンヘン州より賞を受賞される。2000年にはエコー賞を受賞している。
OC-611
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
アルディッティ&ロッターが弾く
 ビーバー&ベリオ:ヴァイオリンのための作品集

 ベリオ:
  「2台のヴァイオリンのためのデュエット」より(*)
   [ Maurice / Bela / Jeanne /
     Alfred / Peppino / Piero ]
  セクエンツァ VIII(#)
 ハインリヒ.I.F.ビーバー:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ より(+)
   [第3番/第5番/第6番]
  2台のヴァイオリンと
   通奏低音のためのパルティータ(**)
アーヴィン・アルディッティ(Vn;*/#/**)
ルディガー・ロッター
(Vn;*、バロックVn;+/**)
オルガ・ワッツ(Cemb)
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
 録音:2005年12月12日-15日、グリュンヴァルト・オーガスト・エヴリディンク・ザール、ミュンヘン近郊。
 ドイツで今、頭角を現しているバロック・ヴァイオリン奏者ルディガー・ロッターと、現代音楽のスペシャリスト、アーヴィン・アルディッティの協同企画盤登場!ビーバーこそ最高の現代音楽作曲家、ベリオこそ最高の古典作曲家!
 「バロック音楽復興初期(1960年ごろ)、一部の聴衆のために、多少の歴史的知識を持った演奏家がロマン的演奏法によってバロック音楽は演奏されていました。1980年頃一部のオリジナル楽器演奏家は、音楽学者の研究結果、自分の歴史的演奏方法と解釈など、貴重な洞察を取り入れ始めました。これは、西洋音楽の傑作に新しい視点への扉を開けたことになります。それまでの情緒的な演奏は、基本的に疑われ、払いのけられました。例えば、アーノンクールやゲーベル、フライブルク・バロックオーケストラの演奏は、最初は挑発的な解釈と言われ、激しい対立を生みました。アーノンクールがウィーン・フィルを初めて指揮した時は、ブーイングの嵐でした。しかし現在ではその挑発的と言われた演奏は絶大なる支持を得、むしろ一般的となっています。よってその対立は無くなり、あえて伝統的なオーケストラは、有名なバロック指揮者が指揮しない限り、バロック演奏は行わない状態です。昔の演奏解釈による頑固な芸術家は、忘れられていっています。しかし、私はそれぞれの時代的専門的考えだけを貫くことはよくないと考えます。例えばここに収録したビーバーの作品は、バロック的奏法だけ、またはモダン・ヴァイオリン奏法だけでは、余りにも均等的でつまらないもので、この両立こそ感情を豊かにしていくのです。私がコンサートを行ってみると、バロック演奏の時と現代音楽の演奏会との聴衆が一致するのです。フライブルク・バロックオーケストラなど、最近の若手オリジナル楽器奏者は、しばしば現代音楽のコンサートも行います。つまり現代音楽とバロック音楽は、ベクトルは同じ方向にあり、新しいアヴァンギャルドを求め、私たちは、その方向性によって挑発し合います。ビーバーとベリオには300年離れていますが、まるで対話をしているようで、ビーバーの構成は驚くほど現代的なのです。」(ルディガー・ロッター)
OC-612
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
2台のオルガン用編曲版によるワーグナーの指環
 ワーグナー/ハンスイェルク・アルブレヒト編:
  「ラインの黄金」前奏曲/ヴァルハラ城/
  ワルキューレの騎行/
  「ジークフリート」〜森のささやき/
  「神々の黄昏」より
   [葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲]
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2006年5月、トゥルコアン聖ニコライ教会、フランス北部。
 フライブルク生まれの若手鬼才オルガニストが自ら編曲した、複数台オルガン用ワーグナー「指環」。この録音では、トゥルコアン聖ニコライ教会に設置されている大小2台のオルガンを、1つのコンソールから2台同時に演奏。5本のマイクを教会中央へ最適にセッティングした上で最新録音機器とコンピュータを用いて、あたかも一度に5人のオルガニストが10台のオルガンを演奏しているように多重録音、ワーグナーによる管弦楽効果を十分引き出すことに成功した。
 通常のステレオCDでも十分な音響効果を得られるようにミックスしてあるが、ぜひ5.1chのサラウンド効果を聴いて欲しいとはレーベルの弁。
OC-613
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
パッヘルベル:オルガン作品集
 プレリュード ニ短調/われらみな唯一なる神を信ず/
 チャコーナ ヘ短調/
 オクターヴ・トーンによるマニフィカト/
 リチェルカーレ ハ長調/トッカータ ハ長調/
 リチェルカーレ ハ短調/フーガ ニ短調/
 トッカータ ハ短調/フーガ ハ長調/
 神なしたもう御業こそ、いと善けれ/
 神のひとり子なる主キリスト/
 さあ、主を讃美せよ、私の魂よ/
 高き天より我は来れり/第3アリア/
 われらの救い主なるイエス・キリスト/
 暁の星はいと麗しきかな/トッカータ ハ長調
ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2006年5月30日-31日、エルフルト=ビュスレーベン、聖ペトリ教会。使用楽器:G.C.シュテルツィング 1702年製/J.クラップ 1722年製。
 当時南ドイツの巨匠として、北ドイツの巨匠ブクステフーデと並び称されていた、あの「カノン」で有名なパッヘルベル。バッハ一家とも交流があったと伝えられ、バッハの兄、クリストフに音楽を教えたことは有名。特にオルガンに関しては、J.S.バッハも大変尊敬し、研究した作曲家の一人。彼の作品で伝えられている殆どはオルガン作品で、コラール旋律を元にする「コラール編曲」作品が主なものとなっている。この時代のオルガン作品研究家でもあるヨーゼフ・ケレメンは、パッヘルベルの作品に最も適したオルガンを使用して、パッヘルベルの作品の本質にせまる。
OC-614
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ウィーン・フィルを振った史上初の女流、
 シモーネ・ヤングによる「ブル2」

  ブルックナー:交響曲第2番(1871/72年第1稿)
   [校訂:ウィリアム・キャラガン、2005年]
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルク州立po.
 録音:2006年3月12日&13日、ハンブルク、ムジークハレ、ライヴ。2006年度 Opernwelt 誌年間最優秀指揮者賞受賞、ウィーン・フィルを振った初の女性指揮者、シモーネ・ヤングの初のシンフォニー録音! 現地で超話題の記念碑的演奏、ハイブリッドSACDで登場!!
 このディスクは、そのシモーネ・ヤングがその真価を問う、初のシンフォニー・レコーディングとなるもので、手兵ハンブルク州立フィルハーモニーo.(フィルハーモニッシェス・ハンブルク=州立歌劇場o.のコンサート活動での名称)と開始したブルックナーの交響曲第1弾。1872年にウィーン・フィルが初演した、第2交響曲の第1稿(1871/72年)に基づく版による録音で、ウィリアム・キャラガンが校訂し2005年に出版された譜面によっている。これは1871年10月のウィーン・フィルの試演を経て、スケルツォの反復なし、終楽章を56小節短縮し、一部を差し替えて演奏されたもの。初演に関して新聞評は賛否両論だったが、ハンスリックは好意的に書いたといわれる版であり、ベートーヴェンの第9交響曲をモデルにしたといわれるこの第2交響曲では、中間楽章は第9と同じスケルツォ→アンダンテ(急→緩)の順となっている。
 ワーグナーなどの重厚なドイツ・オペラを得意とするシモーネ・ヤング(「アレヴィ:ユダヤの女」(全曲)ウィーン国立歌劇場、1998年10月23日、ライヴ[74321-79596-2] 、ヨハン・ボータのサポートでウィーン放送so.を指揮したワーグナー・オペラ・アリア集[OC-346]などの録音でも証明済み)が、その実力・真価をブルックナーのシンフォニーでも十分に発揮し、腕っこき揃いの手兵ハンブルク州立フィルとともに見事な演奏を繰り広げている。エームス・クラシックスへの続いての録音としては、ハンブルク州立歌劇場の音楽総監督に就任した最初の新演出の上演で取り上げ、大きな話題と高い評価を得たヒンデミットのオペラ「画家マティス」(全曲)のライヴ・レコーディングが予定されている。
 [第1楽章; 20:40,第2楽章; 10:47,第3楽章; 19:32,第4楽章; 20:23]
 シモーネ・ヤング:1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこでピアノと作曲を学ぶ。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウス)でアシスタントを務めたが1985年、急病の指揮者に替わり、実演までわずか数時間という期間で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たした。その後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でアシスタントや専属指揮者などを務めた。パリではダニエル・バレンボイムのアシスタントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク「ヴォツェック」の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の「ニーベルングの指環」でもアシスタントでその実力を蓄えていく。1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して短期間のうちに名声を築き上げた。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での「ラ・ボエーム」公演で、女性として初めて歌劇場o.を指揮したこと、パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィレンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれる。また、コンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、ハンブルク・フィル、NYPなどの指揮台に招かれているが、1997年に女性団員を受け入れると表明したウィーン・フィル(実際に正団員は今もいない)を2005年11月ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振ったことでも世界的な話題になった。1999年から2002年までベルゲン・フィルの首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的な活動を繰り広げている。わが国でも1997年と2003年にNHKso.に客演指揮して、好評を博している。また2006年にはハンブルク高等音楽演劇院の教授に就任し、後進の指導にもあたっている。2006年「オペラ・ワールド」誌の「コンダクター・オブ・ジ・イヤー」を受賞。
OC-615
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価格帯:C
コルスティック〜
 ベートーヴェン:鍵盤作品集 Vol.2

  3つのピアノ・ソナタOp.2
  [ピアノ・ソナタ第1番−第3番]
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2005年12月20日-22日、ハノーファー・コングレス・センター、ベートーヴェン・ザール。コルスティックは1955年ケルン生まれ。ジュリアード音楽院でピアノを学んだが、拘った性格のため全くコンサートを行わず研究に没頭した。初のコンサートはなんと1993年(38歳)。特にベートーヴェンやシューベルトにこだわって演奏。その独特な解釈は絶賛され、2005年度エコー賞を受賞している。現在でも、1年に数回のコンサートのみしか行わない演奏家である。その演奏は、確かに“遅咲きの天才”という人は存在するのだ!と確信せざるを得ないだろう。もともと現代音楽などを得意としていたが、たまたま彼の演奏したベートーヴェンが、かの名ピアニスト、クラウディオ・アラウの耳にとまり「これはすごい!」と大絶賛され、一躍注目を浴びることとなったのが38歳だというのだ。そんな彼の前作の「ディアベッリ変奏曲」(OC-532)では、その才能の片鱗を見せてくれたが、今回は同じくベートーヴェン。最初のソナタ3曲である。まず学習用にも使われることの多いOp.2-1。何という迫力だろう。決然とした第1主題はもちろんのこと、叙情的な第2主題までもが激しく、聴き手はまるで燃え盛る炎に炙られているようだ。美しい第2楽章で一息ついて、また目まぐるしい第3楽章が始まる頃にはすっかり音の魅力にはまるだろう。Op.2-2も負けずに激しい。時としてデフォルメされるテンポ、そして湧き上がるような上昇アルペジオ。ただただ翻弄されるのみである。全曲を通じて感じられるのが「思い切りのよさ」。オトコだったらベートーヴェン!そんな硬派な演奏である。5.0ch のマルチの音も非常に自然で優秀。
OC-616
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価格帯:C
コルスティック〜
 ベートーヴェン:鍵盤作品集 Vol.3

 [第4番 変ホ長調 Op.7/
  第9番 ホ長調 Op.14-1/
  第10番 ト長調 Op.14-2/
  第12番 変イ長調 Op.26]
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2006年9月5日-7日、プフォルツハイム・コングレスセンター。
 ミヒャエル・コルスティックのベートーヴェン作品集 Vol.3。このうち、第9番と第10番はあの「ソナタ・アルバム」にも収録されている学習者にはおなじみの作品。19世紀の末、ドイツのペーター社が「中級者のために」選曲した楽譜と言われるが、とてもそんな難易度には聞こえないのは、コルスティックのうますぎる演奏のせいだろうか。これまでのアルバムと同様、楽譜をきちんと読み込み、丁寧な解釈を施し、そして鮮やかな技巧で弾き切っており、特に第12番「葬送行進曲」では重苦しい第3楽章と疾風のような終楽章の対比が美しい。
 なお、当盤はジャケットにも「ピアノ・ソナタ集 Vol.3」との記載があるが、当レーベルからは先のOp.1の3曲(OC-615)しかソナタは発売されておらず、矛盾がある(ディアベッリ変奏曲 OC-532 を含めばベートーヴェンの第3作だが、続編のOC-617の本体にも「ソナタ集」Vol.4とある)。今後、巻番号が若いアイテムが発売されるのかもしれない。
OC-617
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価格帯:C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.4
 [第5番 ハ短調 Op.10-1/第6番 ヘ長調 Op.10-2
  第7番 ニ長調/第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」]
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2006年5月17日-20日、ブレーメン放送ゼントザール。
 ドイツ・ピアノ界の、シルヴェスター・スタローンではなく、今や“ドクター・ベートーヴェン "と呼ばれる鬼才ピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。この4枚目のアルバムで爆発か!?
 ヨーロッパで「ドクター・ベートーヴェン!」と呼ばれ、エコー賞を受賞するなど非常に高い評価を得ているコルスティックのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ集、4枚目。今回は超名曲「悲愴」を含む初期の作品を4曲収録。爆発的なエネルギーを秘めた第5番 ハ短調の第1楽章の冒頭部分と叙情的過ぎるほどの第2楽章のコントラストに唖然として頂きたい。そしてその驚きはアルバムの最後まで持続する。柔和な第6番、そして疾走するかのような第7番。どこもかしこにも漲るエネルギーは爆発寸前。余裕あふれる「悲愴」での歌い口もたまらない。(絶妙な強弱とテンポ設定の第2楽章の美しさは絶品。)もちろん全て、ベートーヴェンの自筆譜から研究し演奏に望んでいる。派手さはなくとも味のある、コルスティックのベートーヴェン。これからも楽しみ。
OC-618
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価格帯:C
コルスティック〜
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.5

 [第11番/第13番/第14番/第19番/第20番]
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2007年7月2日-4日、ハノーファー・ベートーヴェン・ザール。
 今回は中期の傑作「月光」を中心とした5曲を収録。いかにも彼らしいのが19番と20番。出版が遅くなってしまったため、Op.49がついてしまったが、実はもっと以前の作品で、ベートーヴェンがピアノ・ソナタを書き始めた1795年から1797年頃のもの。当然難易度も低く、現在ではピアノを習い始めた人が最初に手がけるベートーヴェンの作品としておなじみ。そんな曲でも決して力を抜かないのがコルスティック。詩情あふれる小品としてこれらの曲の新たな魅力を描きだすことに成功している。
OC-619
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(HYBRYD_SACD)
価格帯:C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.6
 ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調Op.28「田園」/
 創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調Op.34
 「エロイカ」の主題による
   15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2007年8月1日-3日、プフォルツハイム・コングレスセンター。
 ヨーロッパで「ドクター・ベートーヴェン!」と呼ばれ、エコー賞、そして2009年ミデム賞も受賞、非常に高い評価を得ているコルスティックのベートーヴェン・ソナタ集6枚目。もちろん全て、ベートーヴェンの自筆譜から新たに研究しなおし演奏に望んでいる。
OC-620
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価格帯:C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.7〜
 3つのソナタOp.31

 [第16番 ト長調/第17番 ニ短調「テンペスト」/
  第18番 変ホ長調]
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2008年2月12日-14日、ハノーファー・コングレス・センター、ベートーヴェン・ザール(PCM 5.0ch./セッション)。
 ミヒャエル・コルスティックは1955年生まれの中堅ピアニストだが、既にヨーロッパでは「ドクター・ベートーヴェン」とよばれており、エコー賞や2008年度ミデム賞も受賞している注目のピアニスト。ベートーヴェンの自筆譜から新たに研究し直した彼のベートーヴェンは、余裕あふれる歌い口と、絶妙な強弱とテンポ設定による考え抜かれた美しさを持っている。作品の解釈として感情的な面だけでなく、展開を十分考え抜かれた最も理想的なアルバムといえるだろう。
OC-621
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価格帯:C
ベルトラン・ド・ビリーのベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」/「コリオラン」序曲/
  「エグモント」序曲
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 録音:2006年、ORFゼンデザール。世界が注目する指揮者の最右翼、ベルトラン・ド・ビリー。日本デビューを前に期待の公演曲「エロイカ」が登場!
 ベルトラン・ド・ビリーは1965年パリ生まれ。ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場(1995)、ベルリン州立歌劇場(1996)、パリ・バスティーユ・オペラ(1996)、ブリュッセル・モネ劇場(1996)、ハンブルク州立歌劇場(1997)、バイエルン州立歌劇場(1997)と立て続けにヨーロッパ一流のオペラ・ハウスにデビューし高い評価を得る。2001年にはジュネーヴ大劇場、2002年夏ザルツブルク音楽祭でもデビューを飾り国際的な名声を獲得する。アメリカにはドミンゴの招きで1997年にワシントン・オペラでグノーの「ロメオとジュリエット」で、1998年にはメットにも同作品で、そして同年ロサンジェルス・オペラでも「カルメン」でデビューを飾った。その後メットには2001年、2002年、2003年にも登場し、2005年には「サムソンとデリラ」、「トゥーランドット」、「ロメオとジュリエット」を指揮した。ウィーン国立歌劇場でも数多くの演目を定期的に指揮しているが、各国のオーケストラも指揮しており、名門バルセロナ・リセウ大劇場の首席指揮者もつとめた(1999年〜2004年)。2002年には、ウィーン放送so.の首席指揮者・芸術監督をつとめているが、2006年からは改修になった伝統のウィーン・アン・デア劇場のレジデント・オーケストラの活動にも加わっている。
 このディスクはそのド・ビリーと手兵ウィーン放送so.との最新アルバムで、彼の日本デビューとなる同響とのコンサートのメイン・プログラムである「エロイカ」と序曲2曲。モーツァルト「ダ・ポンテ3大オペラ」に始まり、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ「レクイエム」と立て続けに注目すべき録音を行ってきた彼らが、いよいよ真価を問うレパートリー、ベートーヴェンを取り上げた。ウィーンの伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、磨き上げたディテールと音の透明性が見事な出来映えで、ウィーンの音楽シーンに新風を吹き込んでいる彼らのフレッシュで感動に満ちた名演に仕上がっている。
 なお、同時発売予定の国内盤は、通常CD仕様となります。
 ・参考;当録音中「英雄」の演奏時間:16:09, 13:17, 5:45, 10:32
OC-622
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価格帯:C
ミュンヘン・オデオンのオルガン
 ブルックナー:前奏曲とフーガ ハ短調
 リスト:「泣き、悲しみ、悩み、おののき」
       の主題による変奏曲
 ラインベルガー:
  オルガン・ソナタ第9番 ニ短調 Op.142
 マックス・レーガー:
  コラール幻想曲 Op.52-2「目覚めよ、と呼ぶ声あり」
 ヴィンツェンツ・ゴラー:
  ブルックナーへのメモリアルによる祝祭前奏曲
アンドレアス・ゲッツ(Org)
 録音:2005年10月17日-21日、ミュンヘン、聖ルペルト教会。
 ミュンヘン王立オデオンは1828年に建てられ、1944年の第2次世界大戦によって破壊されるまで、ミュンヘンの公的な音楽の場、及び音楽教育の場の一つだった。そこでは、シューマン、ブラームス、マーラー、R.シュトラウス、ラインベルガーなど偉大な作曲家たちも働いたことがあった。もともとここには1887年にメルツ社製の当時もっとも美しいといわれたロマンティック・オルガンが備え付けられていたが、残念ながら1907年に聖ルペルト教会へ移動されてしまった。しかしその間に、様々な作曲家のオルガン作品が初演されたという。
 このオルガンの特色は、とにかく音色が美しく響きがたっぷりとしていること。だからこそ、フーガのように、「音の絡まりを楽しむ曲」よりも、ここに選ばれているようなロマン派以降の作品を演奏する時のほうが、その特性が最大限に発揮されることは間違いない。音が複雑になればなるほど、ねっとりとした響きが層を増す、まさに、あの有名店「キム○ツ」のミルフィーユとんかつのように芸術的な音が楽しめる。ゴラーの作品で聴こえてくるブルックナーのおなじみのメロディも、更に荘厳になり、まさに天上から響いてくるかのよう。リストの音楽の持つ「切なさ」も、ラインベルガーの「夢想的な感傷」も丁寧に表現されているのには、全く恐れいる他ない。
OC-623
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
パスカル・ロジェのガーシュウィン&ラヴェル Vol.2
 ガーシュウィン:
  パリのアメリカ人/ラプソディー・イン・ブルー
 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
パスカル・ロジェ(P)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 録音:2006年5月、2007年1月、3月、ウィーン、ORFオーストリー放送局ゼンデザール。SA-CD Hybrid、CD 2.0ch./SACD 2.0ch./SACD 5.0ch、DSD Mastering。20世紀初頭の同時代に生き、時代の寵児として活躍したラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲をフランスの名手ロジェが快演した話題の録音、第2弾!
 パスカル・ロジェは、フランスのピアニズムを代表する名演奏家として地位を確立している。プーランク、サティ、フォーレ、サン=サーンス、特にラヴェルの演奏は、その優雅さ、美しさ、デリケートなフレージングによって特徴づけられ、いまや彼の名は“フランス・レパートリーの名演奏 "と同等の意味を持つ。
 このディスクはそのロジェが、ラヴェルとガーシュウィンの記念イヤーに向けて満を持して録音した「ガーシュウィン&ラヴェル:ピアノ協奏曲」(OC-601)に続く第2弾。同時代を生き、1928年に初めてアメリカを訪れたラヴェルが53歳の誕生日プレゼントの代わりに「ガーシュウィンに会って演奏を聴きたい」と希望したことで実現した2人の邂逅、同年のパリでの再会、ガーシュウィンがラヴェルに弟子入りを希望した等々、2人には接点や共通点(脳手術後1937年没、生涯独身、存命中から人気作曲家、今もなおその作品が愛され続けていること)も多く、2人の作品を並べて収録することによって、同じ時代に生み出されたそれぞれの作品の本質を、ラヴェルを最も得意とするロジェのヴィルトゥオジティが鮮やかに切り拓いた新たな名演がここに登場。2007年2月にウィーン放送so.の日本公演で初来日を果たし、日本でも大きな注目を浴びたフランスの指揮者ベルトラン・ド・ビリーの、絶妙なサポートも見事な必聴のアルバム。
OC-624
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
シモーネ・ヤングのブルックナー Vol.2
 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調
  WAB103「ワーグナー」(1873年第初稿版)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2006年10月15日-16日、ハンブルク、ライスハレ[旧称ムジークハレ]、ライヴ。ウィーン・フィルを振った初の女性指揮者、シモーネ・ヤングのブルックナー交響曲第2弾。ワーグナーに献呈された第1稿によるレコーディング登場!
 このディスクは、ウィーン・フィルを振った史上初の女性指揮者シモーネ・ヤングが手兵ハンブルクpo.(フィルハーモニカー・ハンブルク=州立歌劇場o.のコンサート活動での名称)と開始したブルックナーの交響曲レコーディング第2弾。第2交響曲第1稿(1872年[1990年ウィリアム・キャラガン校訂2005年出版])に続き第1稿による注目の録音。第1稿は「詩と音の芸術の前人未到の世界的に顕著な優れた大家であるリヒャルト・ワーグナー閣下に、深甚の敬意をもって」献呈された初稿で、トリスタンやワルキューレなど、ワーグナーからの引用がいくつか見られるものだが、ウィーン・フィルから初演を拒否され、今日でも演奏・録音される機会は少ないが、ワーグナーは気に入ったといわれている。
 ワーグナーなどの重厚なドイツ・オペラを得意とするシモーネ・ヤング(エームス・クラシックスにヨハン・ボータのサポートでウィーン放送so.を指揮したワーグナー・オペラ・アリア集あり)が、その実力・真価をブルックナーのシンフォニーでも十分に発揮して腕っこき揃いの手兵ハンブルク・フィルとともに見事な演奏を繰り広げている。
 彼女は、ハンブルク州立歌劇場の音楽総監督(契約は2010年まで延長された)に就任した最初の新演出の上演で取り上げ、大きな話題と高い評価を得たヒンデミットのオペラ「画家マティス」のライヴ・レコーディング(OC-908)も好評発売中。
OC-625
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
オルガン版「ゴルトベルク」!
 J.S.:ゴルトベルク変奏曲
  (ハンスイェルク・アルブレヒトによる
    オルガン編曲版)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2007年4月27日-30日、バート・ガンデルスハイム、参事会教会。使用楽器:ミューライゼン・オルガン、2000年製。あの「オルガン版:ワーグナーの指輪(OC-612)」から1年。今回は、バッハのゴルトベルク変奏曲に挑戦!
 『私はバッハの研究中に、「ゴルトベルク変奏曲」が最高のバッハの鍵盤楽器のための作品であることを実感しました。この魅力的な作品は感情や色彩だけでなく、演奏者にとって最も技術を要求する作品でもあります。この曲は、バッハは2段式マニュアル・チェンバロで演奏するように指定しており、イタリア協奏曲やフランス風序曲もこの楽器を指定しています。現代においては伝説的なグールドの録音以来、グランド・ピアノでも演奏されています。チェンバロでもピアノでも演奏者の考えによって、色彩豊かな音を出せる楽器で演奏するべきであることを要求しているのです。さて、もう一つ重要な鍵盤楽器としてオルガンの可能性があります。バッハ自身、ヴィヴァルディなどのイタリア風協奏曲をオルガン1台用協奏曲に編曲を多数試みています。もちろんゴルトベルク変奏曲は、2手のための作品なので、足鍵盤用の適した音を抜き出し(付けたし)、多彩な音の洪水にならないように置き換えることは大変困難な事でした。また、決してバロック時代の、バッハの作曲様式を崩してはなりません。よって、この編曲版を演奏するには、色彩豊かな音色を持つだけでなく、このような表現を完璧に演奏可能なオルガンと空間でないと演奏はうまくいきません。私が演奏旅行の中で見出した最適な楽器に出会ったとき、この編曲版の演奏をしようと決心しました。バート・ガンデルスハイムの参事会教会のオルガンは、中型の新しい楽器ではありますが、見事にバロック様式の流れを汲んだその当時の様々な音色を出すことができる楽器です。ここに私の編曲とそのベストな楽器での演奏を、皆様にSACDのマルチ・チャンネルを使用して、教会の空間に広がる散りばめられた色彩豊かな音楽をお聴きいただくことが可能となりました。』(ハンスイェルク・アルブレヒト)
 ハンスイェルク・アルブレヒト:フライブルク生まれザクソン育ち。ドレスデン聖十字架教会聖歌隊のメンバーとなり、カウンター・テナー歌手を務める。その後ハンブルクとケルンにて、オルガンとチェンバロを学び、ハンブルク聖ミヒャエリス教会のアシスタント・オルガン奏者を務める。ペーター・シュライヤーのアシスタントとして5年間、日本を含め世界中を廻った。カメラータ・ザルツブルク、CPE.バッハ室内管弦楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団、北ドイツ放送交響楽団などのゲスト指揮者を務め、2005年よりミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の音楽監督に就任。「マルチな鬼才オルガニスト」と呼ばれ、現在ドイツで人気のある演奏家の1人。
OC-626
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ポラスキー&ボータ〜ワーグナー:
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜デュエット場面集

 [第1幕第5場/第2幕第2場/第2幕第3場/より]
デボラ・ポラスキー(S)
ヨハン・ボータ(T)
ハイデ・ブルンナー(Ms)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 録音:2004年-2005年、オーストリー放送クルターハウス。21世紀のイゾルデといえば、この人をおいて他にはいない。ワーグナー・ディーヴァ、デボラ・ポラスキ、その官能美を堪能!
 包容力と表現力たっぷりのポラスキ、若々しく直情的ながらも品のあるボータ。この2人が息詰まるニ重唱を聞かせる。そのバックでこれでもかと鳴りまくるオーケストラの咆哮と官能。SACDフォーマットの音質の良さを最大限に活かした広がりのある音場も魅力的で厚みのある音のうねりに身を任せる快感を存分に味わうことが可能。ぜひ全曲で録音してもらいたい!と熱望のプロジェクト。
 現在、ブリュンヒルデ、イゾルデ、ゼンタ、ヴェーヌス、オルトルート…といった、ワーグナー・オペラの女主人公の役柄を一手に引き受けているアメリカ出身のドラマティック・ソプラノ、デボラ・ポラスキ。1983年にイゾルデ役を初めて手がけて以来、アバド指揮BPO、メータ指揮フィレンツェ歌劇場、バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場。ウィーン国立歌劇場では、彼女無しのワーグナーは考えられないほど大きな成功を収めてきたポラスキ。豊麗な歌声を見事にコントロールする知的な歌唱は、まさに21世紀のワーグナー歌手に相応しい新鮮な魅力を放っている。2005年の東京オペラの森での「エレクトラ」、2006年メトロポリタン歌劇場来日での「ワルキューレ」(ブリュンヒルデ役)での迫真の歌と演技のゆえに日本でも鮮烈な印象を持っている音楽ファンは数多いはず。当アルバムでは、ポラスキが最も得意とするイゾルデを満喫できるはず。2008年7月パリ国立オペラ、デュカの歌劇「アリアーヌと青ひげ」で、アリアーヌ役での来日が決まっている。
 ウィーンを本拠に、ワーグナー、R.シュトラウスからヴェルディ、プッチーニ、レオンカヴァッロなどのヒロイックな役柄を幅広く手がけ、大きな人気を誇るヘルデンテノール、ヨハン・ボータ。カイザースラウテルン、ハーゲン、ボンなどドイツの歌劇場を中心に活動を開始し、瞬く間に欧米のオペラハウスで引っ張りだことなった輝かしい経歴を持つ。ワーグナー・テノールの真髄、豊かな感情をこめてヒロイックに歌うボータの特質が100%発揮された。
 今や、ウィーンで最も実力・人気のド・ビリー。バルセロナの名門リセウ歌劇場で「リング」「トリスタン」をはじめとするワーグナー上演で大成功を収めてきた気鋭のベルトラン・ド・ビリーがバックをつとめているのも大きなポイント。ワーグナー指揮者としての大きな呼吸がそれに続くドラマを予感させる。主兵のウィーン放送so.も、彼が来てから、他の2つのメジャーオケの実力さえをも脅かしているらしい。
OC-627
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
マティアス・ヴェックマン(1616頃-1674):
 オルガン作品集
ヨゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2006年10月12日-15日、ハンブルク、聖ヤコビ教会。使用楽器:1693年製シュニットガー・オルガン。
 マティアス・ヴェックマン(1616年頃生)は、ハンブルクで活躍した作曲家。ドレスデンでシュッツより音楽教育を受け、イタリアヘ留学しモンテヴェルディやガブリエリの音楽に影響を受けた。またハンブルクでスウェーリンクの作曲様式にも影響され、ザクセン選帝侯の宮廷オルガニスト、ハンブルクのヤコビ教会専属オルガニストを務めた。彼の作品はシュッツをさらに発展させた様式で、半音階的、対位法的なものが感じられる。
 当盤はヴェックマンが務めた教会で録音された物で、使用されたシュニットガー・オルガンはヴェックマンの死後に作られたものではあるが、既に300年の歴史を持つオルガン界のストラディバリとも呼ばれるほどの名器。第2次世界大戦中も分解され、オリジナルのパイプのまま保存、破壊を免れた。1992年にユルゲン・アーレント(現代最高のバロック・オルガン製作者)によって、当時のままに復元されている。
OC-628
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
J.S.バッハ:「ゴルトベルク変奏曲」BWV.988 イルマ・イサカーゼ(P)
 録音:2004年8月19日-21日、カリフォルニア、メディア・ハイペリウム・スタジオ。DSDレコーディング。使用楽器:カワイ SK7 ·  Balance Engineer: Ted White、microphones: main: Neumann Gefell MV 692 / M 94、additional : T.H.E. Audio BS-3D Binaural Sphere, Schoeps CMC 6/MK 2、microphone preamps: API Audio 212L、DSD converters: dCS 904 &954、DSD recording: Pyramix、multichannel mix: API Vision console &Pyramix、【Disk1:アリア〜第15変奏 39:53 /  Disk2:第16変奏〜アリア(rep) 45:24】。「彼女こそ、グールドの再来」と評価される、話題の新人!
 彼女の演奏は、アリアの冒頭から心が込められている。装飾音の付け方には少々驚く人もいるかも知れないが、この独特な味付けに慣れていくとどんどん彼女の世界にはまっていくだろう。微妙に揺らす右手のメロディと左手のメロディが交錯したところに現れる不思議な響き。これは一体バッハに内包されるべき音なのだろうか?と戸惑ううちに、あっさりと終結部に至る。アリアだけでここまで心が揺り動かされる演奏はそうそうあるものではない。それに続く変奏の見事なこと。聴き手は30の異なる世界へと案内されるであろう。例えば第3変奏での雄弁な左手の動きや、第4変奏での巨大な建築物がそそり立つような堂々とした音。曲が一つ進むたびに新たな扉が開いていく。
 現地の音楽評では「グールドの再来」と言われているが、音楽の作り方はグールドとは全く違う。もしバッハ演奏家の最大の讃辞がその言葉であるのなら、間違いなく彼女のための惹句となり得るだろう。
OC-629
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ヤングのブルックナー Vol.3
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調
  「ロマンティック」(1874年第1稿版)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2007年12月1日-3日、ハンブルク、ライスハレ(旧称ムジークハレ)、ライヴ。
第1稿によるブルックナー交響曲録音を推進し、絶賛を博すシモーネ・ヤングとハンブルク・フィルのシリーズ第3弾。
 今までのどのブルックナー解釈とも違う、自然体の純音楽的なブルックナー像を提示し、熱い注目を浴びているシモーネ・ヤング/ハンブルク・フィルのブルックナー・チクルス。第2番、第3番に続くシリーズ第3弾は、交響曲第4番「ロマンティック」。通常親しまれている第2稿と比較すると、第1稿は、第3楽章スケルツォが全く別の音楽であり、また第4楽章に演奏至難な5連符が執拗に用いられているのが大きな特徴。インバルによるテルデック盤でようやく広く知られるようになったが、録音量が増える傾向にある第3番第1稿に比べると、まだまだCDの数は少ないので、シモーネ・ヤングのフレッシュなアプローチには大きな期待が持てる。
 今後エームス・クラシックスはシモーネ・ヤングの新録音を続々発売予定で、ブルックナー・チクルスは、いよいよ交響曲第8番[第1稿]が2008年12月に録音予定であるほか、今後ブラームスの交響曲全集、2008年から新演出上演が開始された「ニーベルングの指環」全曲も、エームス・クラシックの発売予定ラインナップに上がっている。
OC-630
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ビリーのベートーヴェン Vol.2
 交響曲第5番「運命」(*)/交響曲第6番「田園」(#)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
  録音:2007年8月(*)、2008年2月(#)、ORFオーストリア放送ラディオクルトゥアハウス、ウィーン。Recording Producer: Erich Hofmann、Recording Engineer: Anton Reininger。使用楽譜:Bärenreiter-Verlag Kassel, edited by Jonathan Del Mar、【演奏時間 5番:6:58/8:36/7:37/10:07 6番: 11:14/11:36/5:11/3:38/8:36】 世界が注目する指揮者の最右翼、ベルトラン・ド・ビリー、ベートーヴェン:交響曲チクルス第2弾!
 2007年2月に初来日、第1弾CDと同じ交響曲第3番「英雄」で期待に違わぬ素晴らしい演奏を披露し高い評価を得たビリー。モーツァルト:ダ・ポンテ3大オペラ、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ「レクイエム」、フランスの名ピアニスト、ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして2008年7月に初来日するパリ・オペラ座の公演曲デュカ「アリアーヌと青ひげ」やポラスキとのワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行ってきたが、真価を問うレパートリー、ベートーヴェンのこの第2弾で、さらに大きな注目と評価を得ること必定。伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、磨き上げたディテールと音の透明性が見事で、ウィーンの音楽シーンに新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちた名演となっている。
OC-631
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ビリーのR.シュトラウス
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」Op.20/
  交響的幻想曲 ト長調Op.16「イタリアより」
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 録音:ウィーン、ORFオーストリア放送局ラディアクルトゥーアハウス。ハイブリッドSACD仕様:CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch。絶好調のベルトラン・ド・ビリー&ウィーン放送so.のR.シュトラウス登場!
 このディスクはそのド・ビリーと手兵ウィーン放送so.との最新レコーディング。モーツァルト:ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ:レクイエム、ベートーヴェンの交響曲ツィクルス、フランスの名ピアニスト、パスカル・ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして2008年初来日するパリ・オペラ座の公演曲デュカ「アリアーヌと青ひげ」やポラスキとのワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行ってきたが、このR.シュトラウスで、さらに大きな注目と評価を得るべき充実の出来映えの録音。豊かな色彩感と性格描写に優れた傑作「ドン・ファン」とイタリア旅行での印象を元に書き上げた南欧的なものへの憧れを表現した「イタリアより」という、ともに22〜24歳の青年期に作曲された作品を、ウィーンのR.シュトラウス演奏の伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、磨き上げたディテールと音の透明性で見事に表現、ウィーンの音楽シーンに新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちたものとなっている。
OC-632
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ハンスイェルク・アルブレヒト〜
 オルガン編曲によるロシア作品集

 ムソルグスキー/H.アルブレヒト編:
  展覧会の絵(オルガン編曲版)
 ラフマニノフ/アレックス・ラングマン編:
  交響詩「死の島」(オルガン編曲版)
 ストラヴィンスキー/H.アルブレヒト編:
  ペトルーシュカからの3楽章(オルガン編曲版)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2008年4月21日-27日、キール、聖ニコライ教会、ドイツ。毎回大好評の、ハンスイェルク・アルブレヒトのオルガン編曲版SACD第3弾。
 ワーグナー「指環」(OC-612)、バッハ「ゴルトベルク変奏曲」(OC-625)の珍しい編曲で楽しませてくれたハンスイェルク・アルブレヒトよる第3弾はロシア物。今回は「展覧会の絵」に挑戦。すでにこの曲のオルガン版は、様々なオルガニストによって演奏録音されてきているが、SACDで初めての盤だろうか。自らの編曲である事も注目だが、今回のカップリングでは、アレックス・ラングマン編曲の「死の島」が追加されているのも見逃せない。
 この録音が行われた教会にある、ロマンティック様式に改修された大小2つのオルガンは、最近更に電子的な改造が施され、同時に2台を鳴らすことができるようになったという画期的なもの。ここで聴ける3つの作品も耳を疑うこと間違いなし。メインの「展覧会の絵」はもちろんのこと、「ペトルーシュカ」に至ってはまるで別の作品かと思うほど。オルガンだけに、原曲の持つリズミカルさは若干不足気味ではあるが、ここまで重厚な音の響きに彩られてしまえば、もう何もいうことはないだろう。「死の島」での不気味な音の連続も、ぞくぞくするような快感をもたらしてくれる。
OC-633
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー
 交響曲第1番 ハ短調(1865-66年第1稿/リンツ版)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2010年1月、ハンブルク、ライスハレ、ライヴ。
OC-634
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
J.S.バッハ(1685-1750):オルガンで聴く様々な作品集
 カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」BWV.29〜シンフォニア(マルセル・デュプレ編曲)/
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ(A.ランドマン編曲)/
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971/フランス風序曲 ロ短調 BWV.831(以上、ハンスイェルク・アルブレヒト編曲)/
 パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582

  ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)
 録音:2009年10月30日-11月2日、聖パウル教会、ハルゼヴィンケル。使用楽器:ミュールアイゼン・オルガン。
OC-635
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
クレマンシックの「カルミナ」再録音
 カルミナ・ブラーナ
  (13世紀ブルナス写本による
   オリジナル・ヴァージョン)
ルネ・クレマンシック
(リコーダー/ゲムショルン)指揮
クレマンシック・コンソート
マルコ・アンブロジーニ
(ニッケルHp/
 ジューズHp/バグパイプ)
マルクス・フォルスター(CT)
エーベルハルト・クマー(B−Br)
ヴォルフガング・ライトホーファー
(ドラム/タンブーラン/ダラブッカ)
エスメイル・ヴァッセージ
(ドゥルシメア/ドラム/ベル)
トーマス・ヴィマー(フィデル/
 中世リュート/バグパイプ)
ルネ・ゾッソ(ヴォーカル/
 ハーディ・ガーディ)
 録音:2008年年6月13日-15日、ウィーン、インツェルスドルフ・フォルクスハイム「ダ・カーポ」。衝撃の初録音から35年。中世音楽の巨匠クレマンシックが挑む「カルミナ・ブラーナ」SACDマルチで再録音、待望のリリース!その新たな解釈は、奇才クレマンシックだけのもの!
 カルミナ・ブラーナといえば、20世紀前半にドイツのカール・オルフが作曲した世俗カンタータとして有名で、TVやコマーシャルなどでも今日よく耳にする曲(冒頭の「おお、運命の女神よ」)だが、オリジナルは、南ドイツ・バイエルン州にあるベネディクト会のボイレン修道院(Benediktbeuren)で発見された詩歌集。
 1803年、ボイレン修道院が国有化されることになり、調査が行われた。その結果、図書室から古い歌を集めた写本が発見された。その中の歌は約300編にのぼり、ラテン語、古イタリア語、中世ドイツ語、古フランス語などで書かれていた。歌詞の内容は若者の怒りや恋愛の歌、酒や性、パロディなどの世俗的なものが多く、おそらくこの修道院を訪れた学生や修道僧たちによるものと考えられた。中にはネウマ譜によって簡単な旋律が付けられているものも10曲(9つの歌及び『賭事師たちのミサ曲』という曲)ある。これらの写本は11世紀から13世紀の間に書かれたと推測され、『カルミナ・ブラーナ』(ボイレンの歌)という題名で編纂され、1847年に出版された。現在、写本はミュンヘンのバイエルン州立図書館に所蔵されている。なお、ネウマ譜が残っている歌については別の写本などからネウマ譜を復元する試みがいくつかなされており、CDもリリースされている。
 このアルバムは中世音楽の巨匠(81歳)ルネ・クレマンシックが1974年に録音し、衝撃を与えた「カルミナ・ブラーナ」(ハルモニア・ムンディ・フランス)から35年、13世紀のカルミナ・ブラーナの手稿譜を再度、丹念に調査・精査して再録音したニュー・レコーディング。激しい調子で時代を非難する歌のほかにも、カルミナ・ブラーナには、優雅な愛の歌、春の歌、内面的な感情を歌った歌、そして淫らな歌……実に様々な内容のものがあり、また旋律にも、グレゴリオ聖歌、トルヴェールやミンネゼンガーの歌の影響がみられ、様々な趣味のものが収められた興味深いもので、ファン必聴のニュー・アルバム。2009年秋には「カルミナ・ブラーナ」を含むプログラムを演奏するクレマンシック・コンソートの初来日公演がようやく実現する(2008年9月に講演で単独来日した際に行ったインタヴューが「レコード芸術」「音楽の友」「アンドレ」に掲載予定)。
 ルネ・クレマンシックは1927年ウィーン生まれ。リコーダー、鍵盤楽器を学びウィーン大学で哲学の博士号を取得。叙情的な演奏様式を追求し、古い音楽および現代音楽双方の即興技法に強く引かれた。彼の楽器コレクションには現存する最古のテナー・トロンボーン(1557)がある。1958年にムジカ・アンティカを創立し、中世からバロックの音楽を当時の楽器を用いて演奏するようになる。1968年には中世、ルネサンス、バロック期の音楽と、前衛音楽の演奏を目的にした自身のクレマンシック・コンソートを結成。ウィーンを本拠にし、17世紀の知られざるオペラ、教会カンタータ、典礼劇などの発掘蘇演を行い、レコード録音とともにその名声と評価を定着させた。
OC-636
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(HYBRYD_SACD)
価格帯:C
J.S.バッハ/グンター・ロスト編
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(オルガン編曲版)
グンター・ロスト(Org)
 録音:2007年8月27日-31日、サン・ルイ・アン・リル教会、パリ。使用楽器:ベルナール・オーベルタン作製、2005年。
 ハンス=イェルク・アルブレヒト盤(OC-625)に続き、エームス・クラシックスでは何と2枚目となる「オルガン版ゴルトベルク」。ロストは作品の構造や複素数象徴性に注目し、この作品を解き明かしていく。
 グンター・ロストは1974年にヴュルツブルクに生まれ、パリでマリ=クレール・アランにオルガンを学んだ。ライプツィヒ・バッハ・コンクールや、ダラス、ニュールンベルク、ハンガリーなどで10以上のコンクールで受賞、2002年までツィルヒャー音楽院とヴュルツブルク音楽大学でオルガンについて教え、バイエルン芸術賞を受賞。その後グラーツ音楽大学教授とチャイコフスキー音楽院のマスタークラスを受け持っている。
OC-637
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
プーランク:鍵盤楽器のための協奏曲集
 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調FP.61(*)
 (2台のピアノ、オルガン、打楽器のための/H.アルブレヒト編曲版)/
 クラヴサンと管弦楽のための「田園のコンセール」FP.49(#)
 (クラヴサン、オルガン、打楽器のための/H.アルブレヒト編曲版)/
 オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調 FP.93(+)
  ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)指揮
  タール&グロートホイゼン(Pデュオ;*) ペーター・コフラー(Cemb;#)
  バベッテ・ハーグ(打楽器/ティンパニ;+) バッハ・コレギウム・ミュンヘン(+)
 録音:2009年1月、ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー、ライヴ(+)/2009年4月、7月、ミュンヘン音楽大学 大ホール、セッション(*/#)。共にSACD層は PCM 5.0ch.。
 「ワーグナー:指輪」「展覧会の絵」「ゴルトベルク変奏曲」など、画期的なオルガン編曲&演奏をしてきたオルガン編曲&演奏の達人、ハンスイェルク・アルブレヒトが、今回はプーランクの協奏曲に挑戦。
 FP.61とFP.49は、バックの管弦楽部分をオルガン用に編曲した物。「プーランクの音楽は、刺激的な和声、心を湧き立てさせるメロディ。通俗性を特に持ち合わせ、フランス6人組の中では最も人気のあった作曲家。彼の作風は、古典派からロマン派の作品を引用する名手でもあった。また彼の人生で何回もの悲劇的なこともあり、精神的な生命が吹き込まれている。無数の種類のレジスターやストップを最大限有効に使用し、オーケストラの音を再現する。それは、私とって全く違和感は無かった。逆に、より魅惑的な輝きを導きだしていく。彼の作品において最も優れたジャンルは合唱作品で、そこで取り扱われるオルガンの伴奏の美しさは特筆に値する。それを考慮しながら演奏を心がけた」とアルブレヒトは語っている。FP.61では、SONY CLASSICAL でも数多くのCDを発売、ヨーロッパで最も人気・実力を持つピアノ・デュオ、タール&グロートホイゼンがピアノを担当。FP.49はランドフスカのために書かれた作品として有名だが、この録音ではノイペルト製のモダーン・コンサート・チェンバロ(カール・リヒターが使用していたタイプ)を使用し、想像的でカラフルな万華鏡を提供している。FP.93は20世紀オルガン協奏曲の傑作のひとつで、新しい宗教的な情熱とラプソディーとの融合を、見事にアルブレヒトは表現している。
OC-638
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー(1824-1896):
 交響曲第8番 ハ短調WAB108
 [1887年第1稿(ノヴァーク版)]
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 シモーネ・ヤング&手兵ハンブルクpo.によるブルックナー交響曲初稿レコーディング・チクルス第4弾。
OC-639
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲第3巻
 プレリュード 変ホ長調BWV552-1/
 21のコラール前奏曲
  (ドイツ・オルガン・ミサ)BWV669-689/
 4つのデュエットBWV802-805/
 フーガ 変ホ長調BWV552-2
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)指揮
ミュンヘン・バッハcho.
 録音:2008年10月。
OC-640
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ド・ビリー&ウィーン放響〜
 ベートーヴェン・ツィクルス Vol.3

 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92/
         交響曲第8番 ヘ長調Op.93
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 世界が注目する指揮者の最右翼、ベルトラン・ド・ビリー、ベートーヴェン:交響曲チクルス第3弾!
 交響曲第3番(OC-621)、交響曲第5&6番(OC-630)で期待に違わぬ素晴らしい演奏を披露し、高い評価を得た「進化中の理想のコンビ」、ド・ビリー&ウィーン放送響。彼の解釈は慎重に楽譜を細かく読み取り、毎回ますます彼独自の主張が強くなってきている。それは決して最近のセンセーショナル的ににぎわす演奏に惑わされずに、練り込まれたベートーヴェンの楽譜どおりに演奏することだからだろう。
 モーツァルト:ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベルリオーズ:レクイエム、フランスの名ピアニスト、ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、デュカ「アリアーヌと青ひげ」やポラスキとのワーグナー「トリスタン」ハイライト、R.シュトラウスの「ドン・ファン」など、立て続けに注目すべき録音を行ってきた。
 今回は高揚感絶頂感満載の第7&8番。ウィーンの伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、磨き上げたディテールと音の透明性が見事な出来映えで、ウィーンの音楽シーンに新風を吹き込んでいるド・ビリーならではのフレッシュで感動に満ちた気迫溢れる名演となっている。
OC-641
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(HYNRID_SACD)
価格帯:C
北ドイツオルガン楽派作品集 Vol.3
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
  大前奏曲 ホ短調/小前奏曲 ホ短調/前奏曲 ト短調/
  前奏曲 ト長調/アダージョ ニ長調/
  いざ来ませ、異邦人の救い主よ
 メルヒオール・シルト(1592-1667):
  前奏曲 ト短調/前奏曲 ト長調
ヨーゼフ・ケーレメン(Org)
 録音:2008年、ノルデン・ルドゲリ教会、ドイツ。使用楽器:1692年製シュニットガー・オルガン。
 17世紀を代表する天才的音楽家ブルーンスは、父親より音楽的教育を受けた後ブクステフーデに師事、最も優れた門人として認められ、コペンハーゲン宮廷のヴァイオリン奏者兼作曲家を務めた。その後、1689年にシュレスヴィヒ=ホルシュタインのフースム市のオルガン奏者に任命されたが、不慮の事故により32歳で亡くなった。残念ながら、彼の作曲した作品の多くは失われてしまっている。シルトはハノーファーで生まれで、スウェーリンクに学んだ。
 ケレメンは1957年生まれで、フランツ・リスト音楽院とバーゼル・スコラ・カントールムで学んだ。カナダで哲学も学び、17世紀ドイツ・オルガン研究家としても有名なオルガニスト。
 曲目変更の可能性有。
OC-642
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ヴィヴァルディ/J.S.バッハ&G.ロスト編曲:6つの協奏曲集
 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op.3-8,RV.522
  (バッハ編:オルガン協奏曲 イ短調BWV.593)/
 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 Op.4-1,RV.383a(G.ロストによるオルガン独奏用編曲版)/
 協奏曲 ロ短調 Op.3-10,RV.580(G.ロストによるソロ・オルガン用編曲版)/
 ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3-3,RV.310(G.ロストによるオルガン独奏用編曲版)/
 協奏曲 ニ短調 Op.3-11,RV.565(バッハ編:オルガン協奏曲 ハ短調BWV596)/
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調「グロッソ・モグール」RV.208(バッハ編)
  グンター・ロスト(Org)
 録音:2009年8月30日-9月5日、ナウムブルク、聖ヴェンツェル教会、ディジタル、セッション。使用楽器:ヒルデブラント製。
 グンター・ロストは1974年にヴュルツブルクに生まれ、パリでマリ=クレール・アランにオルガンを学んだ。ライプツィヒ・バッハ・コンクール、ダラス、ニュールンベルク、ハンガリーなど10以上のコンクールで受賞、、2002年までツィルヒャー音楽院とヴュルツブルク音楽大学でオルガンについて講義を持ち、バイエルン芸術賞を受賞。その後グラーツ音楽大学教授とチャイコフスキー音楽院のマスタークラスを受け持っている。
 あくまでも歴史的オルガンを使用し、当時のオルガン編曲であったらこうしたであろうということにこだ わって演奏される。その成功例が「バッハ:ゴルトベルク変奏曲(OC-636)」だろう。J.S.バッハは、イタリア風協奏曲の習作のために、ヴィヴァルディらの協奏曲をオルガン・ソロのために 編曲を行っていた(BWV.592〜597)。その中からバッハが編曲したものを3曲。そしてG.ロスト自 身がバッハと同じように編曲した版で3曲を収録した。
 今回使用されたオルガンは、ツァハリアス・ヒルデブラントが建造した豪華なバロック様式で、師匠のゴットフリート・ジルバーマンや、J.S.バッハによって試奏され、木管楽器のような、やさしく、やわらかい響きが魅力的。また「a '=464Hz」の若干高めなピッチも独特 。
OC-643
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価格帯:C
ペトル・エベン(1929-2007):
 オルガン協奏曲第1番「シンフォニア・グレゴリアーナ」(1954)
 グンター・ロスト(Org) ガブリエル・フェルツ指揮バンベルクso.
 録音:2009年4月14日-16日、バンベルク・コンサートホール「ヨーゼフ・カイルベルト・ザール」。
 エベンはボヘミアで生まれ、ピアノ、チェロ、オルガンを学んだが、ナチの強制収容所に抑留され苦悩の日を過ごした。戦後はプラハ音楽アカデミーに入学し、イギリスのマンチェスターで作曲法の教授を務めた。1990年にプラハの春音楽祭会長を務め、現代チェコ音楽壇を代表する作曲家でもあった。作品は様々なジャンルにあり、ウィーン・フィルやザルツブルク大聖堂のからの委嘱作もある。
 当盤の初期作品は、グレゴリオ聖歌のメロディーを主題として書かれた大規模作で、現代的で荘厳さが魅惑的。1974年ヴュルツブルク生れ。生地でギュンター・カウンツィンガーに、パリではマリー=クレール・アランに学んだドイツの若手グンター・ロストがオルガンを担当している。ライプツィヒ・バッハ・コンクールや、ニュルンベルク、ハンガリーなど数多くのコンクールで入賞したロストは、バイエルン芸術賞を受賞し、グラーツ音楽大学教授も務めている。
OC-644
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価格帯:C
マックス・レーガー:オルガン作品集
 3つの幻想曲 Op.52〜「目覚めよと呼ぶ声あり」による幻想曲とフーガ/
 52の易しいコラール前奏曲 Op.67 より
  〔いざ来たれ、異教徒の救い主よ/こぞりて讃えよ 主のみ民ら/
   いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち/高き天よりわれは来れり〕/
 12の小品集 Ops.59 & 80 より
  〔キリエ/グローリア/ベネディクトゥス/アヴェ・マリア/パストラーレ〕/
 7つのオルガンのための小品 Op.145〜クリスマス/
 2つの幻想曲 Op.40〜「暁の星はいと麗しきかな」による幻想曲とフーガ
  ハラルト・フェラー(Org)
 録音:2009年、オーバープファルツ、ヴァイデン聖ミヒャエル教会。
 レーガーのオルガン作品の録音は数多くあるが、この録音ではレーガーが育った街、ヴァイデン・イン・デア・オーバープファルツにある聖ミヒャエル教会のオルガンを使用しているのが特徴だろう。このオルガンも幼少の時期から聴き、そして演奏された物。
 H.フェラーは、1951年ミュンヘン生まれ。ミュンヘン芸術大学でオルガンを学び、パリでマリー=クレール・アランから教会音楽を学んだ。ドイツで奨学金を得、1979年にミュンヘン、ベルリン、ニュルンベルクの国際コンクールで優勝。1980年オランダ・ハールレムでのオルガン即興コンクールで優勝し、1983年よりミュンヘン芸術大学教授を務めている。彼はもちろん古典的オルガン作品も多く演奏しているが(以前 CALIG などに多数の録音があった)、様々なテレビや映画音楽の作曲と演奏を行い、絶賛されている。この録音では、オルガンの録音には定評のあるこのレーベルの、SACDマルチチャンネルの特性をいっぱいに引き出した録音。
OC-645
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブクスハイムのオルガン曲集
 Glockenläuten, Glocke St/Andreaskirche Ostönnen, gegossen am 24/Juni 1306/Redeuntes in idem (231)/
 Wolhin laß vögelin sorgen (14)/Portigaler (43)/Vil lieber Zit uff diser Erde (51)/
 Kyriel(eyson) Angelicum -Christeleyson -Ultimum Kyriel(eyson) (153-155)/Praembulum Super C (232a)/
 Praembulum Super Mi (233a)/Redeuntes in mi (232d)/Allegalea (185)/Praembulum Super D (232c)/
 Gaudeamus (omnes in Domino) (35)/Ellend du hast umbfangen mich (48)/
 Sequitur adhuc semel Ellend und Jamer (49)/Redeuntes in idem (231)/Ein fröuwlin edel von natueren (19)/
 Veni virgo (76)/Salve Radix Josophanie (250)/Se la phase pale (255)/Redeuntes in d (232b)/
 Descendi in ortum meum (161)/Rorate celi desuper et nubes pl(uant iustum)/Jeloy mors (18)/
 Redeuntes in La (234)/Anna vasanna (92)/
 Kyrieleyson de S(ancta) Maria V(irgine) -Christeleyson -Kyrieleyson Ultimum (150)/Ave Regina (258)

  ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2008年11月、2009年4月。使用楽器:ゾースト=オステンネン・アンドレアス教会、1425年製オルガン、インスブルック宮廷教会、1558年製エーベルト製オルガン。1460年から1470年の間に編纂された250曲以上にも及ぶ、ブクスハイム修道院のタブラチュアのコレクション。ほとんどが3声のもので、ミュンヘンでの最後の数年に、パウマン指導の下で書かれた可能性があるようだ。トランスクリプションの技法は、右手のパートは自由に作られたか、シャンソンのカントゥスに基づいており、キリエなどの典礼の曲のメロディでさえ装飾や大きく変形され、極めて華麗な音形に感じられるだろう。また、ドイツ、イギリス、ブルゴーニュ、イタリアの曲をも含み、このブクスハイム・オルガン曲集は、15世紀中期のヨーロッパ音楽の著しい記念碑。このアルバムでは、現存する非常に古い1425年製と1558年製のオルガンを使用し、当時の作品を再現していく。ケレメンは1957年生まれで、フランツ・リスト音楽院とバーゼル・スコラ・カントールムで学んだオルガニスト。カナダで哲学も学び、その後17世紀ドイツ・オルガン研究家としても有名。この録音においても、これらの作品に適したオルガンを使用。
OC-646
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー:交響曲第1番 ニ長調 マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2011年7月3日-5日、フィルハーモニー、ケルン、ライヴ。
OC-647
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー(1860-1911):交響曲第2番 ハ短調「復活」
 クリスティアーネ・エルツェ(S) ミカエラ・シュスター(Ms)
 マルクス・シュテンツ指揮ケルン・ギュルツェニヒo./他
 録音:2010年10月23日-27日、ケルン・フィルハーモニー。
OC-648
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー:交響曲第3番 ニ短調
 ミヒャエラ・シュースター(A) マルクス・シュテンツ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 エーベルハルト・メッテルニヒ指揮ケルン少年少女cho.、アンドルー・オリヴァント指揮ケルン・オペラ女性cho.
 録音:2010年7月4日-6日、フィルハーモニー、ケルン。
OC-649
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー
 交響曲第4番 ト長調(ウィーン原典版)
クリスティアーネ・エルツェ(S)
マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2009年8月23日-26日、9月28日-29日、ケルン・フィルハーモニー、ディジタル、セッション。
 バーンスタインらの演奏とは真逆的演奏ながら、ジンマンの新解釈とも全く異なった演奏として、古典的新解釈を提唱するシュテンツの、マーラー録音第2弾。第5番の演奏と同じように指揮者マルクス・シュテンツは、この曲をできるだけ元の形のまま演奏していく。近年のシャープなマーラーに慣れている耳には、若干のんびりした響きとして聞こえるかもしれないが、初演時にワルターが感じたという「管弦楽法が声部の対位法的構造を明白に表していなかった」不満を体感できるかもしれない。またメンゲルベルクが提唱した自由なテンポのゆらぎが多く再現し、初演時の興奮を聴き手に届けることに成功したと言えるだろう。この録音では、カプリッチョ・レーベルのキタエンコのシリーズと同じく、プロデューサーはイェンス・シューネマンが、エンジニアはクラウス・ヴァッハシュッツが担当しており、優秀で安定したサウンド・クオリティを確保、ケルンのフィルハーモニーの美しい響きとともに収録されているのもポイント。既にマーラーの5番の録音(OC-650)で録音面でも高い評価を得ている。
 なおマルスク・シュテンツは、2010年11月にNHKso.定期演奏会に招かれ、マーラー:交響曲第2番「復活」を演奏する予定。(2010年11月19-20日:NHKso.第1686回定期演奏会、NHKホール)
OC-650
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2009年1月26日-29日、ケルン・ビューネン、プロベンザール、スタジオ。
OC-651
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー:交響曲第6番 イ短調 マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2013年11月10日-12日、フィルハーモニー、ケルン。シュテンツのマーラー・ツィクルスもあとは第9番を残すのみ。楽章の順序は最近の傾向に従い、第2楽章にアンダンテが来ている。
OC-652
(HYBRID_SACD)
廃盤
マーラー:交響曲第7番 ホ短調(1904/1905) マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
OC-653
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー:交響曲第8番 変ホ長調
 バーバラ・ハーヴェマン(S;罪深き女) オルラ・ボイラン(S) クリスティアーネ・エルツェ(S;懺悔する女)
 アンナ・パリミナ(S;栄光の聖母) ペトラ・ラング(Ms;サマリアの女)
 マリア・ラドナー(A;エジプトのマリア) ブランドン・ジョヴァノヴィチ(T;マリア崇敬の博士)
 ハンノ・ミュラー=ブラハマン(Br;法悦の教父) ギュンター・グロイスベック(B;瞑想する教父)
 マルクス・シュテンツ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.、ケルン大聖堂少女少年cho.、ケルン・バッハフェラインcho.、
 ケルン大聖堂聖歌隊、ボン市フィルハーモニーcho.、ケルン大聖堂ヴォーカルアンサンブル
 録音:2011年9月23日-27日、フィルハーモニー、ケルン。
OC-654
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
マーラー交響曲全集 Vol.9(完結編)
 〔第9番 ニ長調(*) /第10番 嬰ヘ長調〜アダージョ(#) 〕
マルクス・シュテンツ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2011年6月(#)、2014年1月(*)、ケルン。
OC-658
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ハンス・レオ・ハスラー:オルガン作品集 ヨーゼフ・ケレメン(Org)
OC-661
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
コルスティック〜ベートヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.8
 〔第21番 ハ長調 Op.53
  「ワルトシュタイン」(*)/
  第22番 ヘ長調 Op.54(#)/
  第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」(#)〕
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2003年8月6日、プフォルツハイム・コングレスセンター(*)/2008年6月3日、4日、ケルン・ドイチュランド放送スタジオ(#)。
 ヨーロッパで「ドクター・ベートーヴェン」と呼ばれ、エコー賞を受賞するなど非常に高い評価を得ているコルスティックのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ集、8枚目。今回は超名曲「ワルトシュタイン」「熱情」を含む作品を3曲収録。ボン・ベートーヴェン・ハウスのアーカイヴに保存されているベートーヴェンの自筆譜を使用、彼ならでは着眼点によって様々な演奏表現を見出すことに成功し、今までにない爆発的なエネルギーを表現していく。
OC-662
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.9
 〔第24番 嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」/第25番 ト長調 Op.79/
  第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」/第27番 ホ短調 Op.90/
  第28番 イ長調 Op.101〕
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2008年。
OC-663
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.10
 ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106 /6つのバガテルOp.126 /
 ピアノのための小品 変ロ長調 WoO 60 /ピアノのための小品 ト短調 WoO 61 /
 ロンド・カプリッチョ ト長調「失われた小銭への怒り」Op.129

  ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2003年8月5日-6日、コングレス・セントラム、プフォルツハイム/2005年12月22日、ベートーヴェンザール、ハノーヴァー。
OC-664
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.11(完結編)
 〔第30番 ホ長調 Op.109 /第31番 変イ長調 Op.110 /第32番 ハ短調 Op.111 〕
 ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:1997年7月11日-13日、ノイマルクト・イン・デア・オーバープファルツ。
OC-665
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」Op.58 ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2009年3月29日-31日、ケルン・フィルハーモニー、ディジタル、セッション。SACD (ハイブリッドSACD仕様) CD 2ch / SACD 2ch / SACD 5.0ch。キタエンコ、ギュルツェニヒ管名誉指揮者任命記念〜チャイコフスキー交響曲全集第1弾!
 ケルン・ギュルツェニヒo.は2010年3月29日、ドミトリー・キタエンコを、ギュンター・ヴァント以来二人目となる名誉指揮者として任命した。キタエンコは音楽監督こそ務めなかったものの、1986年以降ギュルツェニヒ管のコンサートを毎年約50回ふり、この楽団の演奏の質を上げ、レパートリーを広げ、その芸術性に対し高い評価を得てきた。その演奏は、多くの賞を受賞した「ショスタコーヴィチ:交響曲全集」「プロコフィエフ:交響曲全集」で高い評価を得ているのでもわかる。
 様々なロシアの作曲家の作品を数多く録音してきたキタエンコだが、以外にもチャイコフスキーの交響曲の録音は1枚もなかったのが不思議。濃厚で派手なロシア音楽を含みながら、深いロマンティシズムにあふれた雄弁さは、キタエンコならではの解釈だろう。
 この録音ではプロコフィエフ交響曲全集と同じく、プロデューサーはイェンス・シューネマンが、エンジニアはクラウス・ヴァッハシュッツが担当しており、優秀で安定したサウンド・クオリティを確保。ケルン・フィルハーモニーの美しい響きとともに収録されているのもポイント。
OC-666
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー(1840-1893):
 交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2010年1月、ケルン。
OC-667
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー(1840-1893):
 交響曲第5番 ホ短調 Op.64 (*)/
 歌劇「スペードの女王」序曲(#)
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2011年3月20日-22日、ケルン・フィルハーモニー(*)/2011年3月、シュトルバーガー・シュトラッセ・スタジオ、ケルン(#)。
OC-668
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー
 交響曲第1番 ト短調「冬の日の幻想」(*)/付随音楽「雪娘」より(#)〔序奏/メロドラマ/スコモロフたちの踊り〕
  ドミトリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2009年11月8日-10日、ケルン・フィルハーモニー(*)、2011年12月、ケルン、Studio Stolberger Strase (#)。
OC-669
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー
 交響曲第2番 ハ短調「小ロシア」 Op.17 /ロココの主題による変奏曲(*) /
 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調〜アンダンテ・カンタービレ(管弦楽版)
  レオナルド・エルシェンブロイヒ(Vc;*)
  ドミートリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2009年8月、2012年3月、シュトールベルク通りスタジオ、ケルン。
OC-670
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー
 交響曲第3番 ニ長調「ポーランド」 Op.29(1875)/
 組曲「眠りの森の美女」 Op.66a より
  [序奏とリラの精/パ・ダクシオン/パノラマ/ワルツ]
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2010年11月、2011年12月。ケルン。
OC-671
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー
 交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 /
 イタリア奇想曲 Op.45
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2010年11月、2011年12月、ケルン。
OC-672
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
チャイコフスキー
 交響曲第7番 変ホ長調(ボガティレフ編曲) (*) /
 ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.75 (#)
リーリャ・
 ジルベルシュテイン(P;#)
ドミトリー・キタエンコ指揮
ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:2012年4月(*)、2013年5月(#)、フィルハーモニー、ケルン。
OC-673
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第2番 ニ長調 Op.36 (*)
ブラームス(1833-1897):テノール独唱と男声合唱のためのカンタータ「リナルド」Op.50 (#)
 ヨハン・ボータ(T;#) ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.、ウィーン国立歌劇場cho.(#)
 録音:2007年8月9日、フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭、ライヴ(#) /2010年6月28日、7月2日、ORF 大ゼンデザール、ウィーン(*)。ド・ビリーとウィーン放送so.によるベートーヴェン・交響曲シリーズ第4弾
OC-675
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2007年3月11日、12日、ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)、ライヴ。レコーディング・プロデューサー&マスタリング:イェンス・シューネマン、サウンド・エンジニア:クリスティアン・フェルトゲン。シモーネ・ヤングと手兵ハンブルク・フィルによるブラームス交響曲チクルス始動!
 ウィーン・フィルを初めて振った女流指揮者シモーネ・ヤングが手兵ハンブルクpo.。「ブルックナー:交響曲初稿版シリーズ」や、ワーグナーの「指輪」、ヒンデミットの「画家マティス」など、『重厚ということだけでなく、細部までこだわったオーケストラへの要求を完璧にこなした精密な演奏』と、高い評価を得ている。
 今回はロマン派古典的ブラームスの演奏。彼女が新たにスコアを見直した結果は、濃厚的なロマンティックの中に秘められた古典的な舞曲や民謡だったのかもしれない。それを融合することに、独特な新しいブラームス像なのだ。もちろんシモーネ・ヤングはすみずみまで神経が行き届き、更に練り上げられ、それに応じたハンブルク・フィルの演奏は、別の意味で最も現代的に感じるに違いない。
OC-676
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブラームス(1833-1897):
 交響曲第2番 ニ長調 Op.73(*)/悲劇的序曲 Op.81(#)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2008年3月(*)、2010年1月(#)、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。
OC-677
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブラームス:交響曲集
 〔第3番 ヘ長調 Op.90 /
  第4番 ホ短調 Op.98 〕
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2009年10月8日-10日、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。全集完結編。
OC-678
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
愛と死
 ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番〜トッカータ
 サン=サーンス(1835-1921)/E.ルメア編曲:交響詩「死の舞踏」Op.40
 ビゼー(1838-1875)/J.アビンク編曲:「アルルの女」〔第1組曲/第2組曲〕
 サン=サーンス/アレクサンドル・ギルマン編曲:英雄的行進曲 変ホ長調 Op.34
 フォーレ(1845-1924)/I.アプカルナ編曲:パヴァーヌOp.50
  イヴェタ・アプカルナ(Org)
 録音:2007年10月、2009年9月、フィルハーモニー、エッセン。使用楽器:クーン・オルガン。
OC-679
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
トリオロジー
 マルセル・デュプレ(1886-1971):
  3つのプレリュードとフーガOp.7
 ジュアン・アラン(1911-1940):
  3つの舞曲 JA.120,AWV119
 マルセル・デュプレ:3つのエスキース(素描)Op.41
グンター・ロスト(Org)
 録音:2010年4月6日-9日、ユリウス・マクシミリアン大学新教会、ヴュルツブルク。使用楽器:シュッケ・オルガン。
OC-680
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
スヴェーリンク(1562-1621):オルガン作品集
 第1旋法によるトッカータSwWV286 /ファンタジア「ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ」SwWV286 /
 エコー・ファンタジアSwWV261 /我らはみな唯一の神を信ず SwWV316 /半音階ファンタジアSwWV258 /
 詩篇第23「私の守護神、私の羊飼い」SwWV310 /いと高き神に栄えあれ SwWV299 /
 ああ神よ、御空より見そなわせ SwWV303 /御子がわたしたちに生まれた SwWV315 /
 戦いの神マルスSwWV321 /涙のパヴァーヌ(ダウランド原曲)SwWV328 /第9旋法によるトッカータSwWV296

  ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2012年7月19日-21日、ピーテル教会、レイデン〔ライデン〕、オランダ。1957年ブダペスト生まれのオルガニスト、ケレメンのスヴェーリンク。
OC-681
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ショパン:24の前奏曲 Op.28(オルガン編) ギュンター・ロスト(Org)
 録音:2010年11月10日-13日、ケヴェラー、Stiftsbasilika。
OC-682
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
北ドイツのオルガン作品集 Vol.4〜ハインリヒ・シャイデマン(1595?-1663):オルガン作品集
 前奏曲 ト長調 WV73/われを憐れみたまえ、おお主なる神よ WV87/第6旋法によるマニフィカトWV19/
 カンツォン ヘ長調 WV44/イエス・キリスト、我らの救い主 WV10/よき羊飼いは見出した WV55/
 われらみな唯一なる神を信ず WV29/トッカータ ト長調 WV43/高き空よりわれは来れり WV69/
 涙のパヴァーヌWV106/前奏曲 ニ短調 WV34

  ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2010年8月3日-5日、オールグリューテ新教会、イェーテボリ、スウェーデン。オランダのオルガニスト・作曲家シャイデマンは、スウェーリンクに学び、ブクステフーデ、J.S.バッハの先駆者として高く評価されている。ケレメンは1957年ブダペスト生まれのベテランで、J.S.バッハのオルガン演奏の権威でもある。
OC-683
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
グスタフ・ホルスト/ピーター・シークス編曲:
 組曲「惑星」(オルガン編曲版)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2010年4月23日-28日、聖ニコライ(教会?)、キール。
OC-684
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(2 HYBRID_SACD)
1.5枚価格
価格帯:C
J.S.バッハ/ハンスイェルク・アルブレヒト編曲:
 6つのパルティータ BWV 825-830(オルガン版)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2011年6月5日-11日、聖クリアクス・プファル教会、クレフェルト=ヒュルス。使用楽器:メッツラー・オルガン。
OC-685
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー
 交響曲第0番 ニ短調 WAB100(1896)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2012年5月20日、21日、ハンブルク、ライスハレ、ライヴ。
OC-686
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー交響曲全集 Vol.7
 交響曲第00番 ヘ短調「習作交響曲」
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2013年2月22日-26日、ライスハレ、ハンブルク。
OC-687
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー:交響曲第6番(1881) シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2013年12月14日-16日、ライスハレ、ハンブルク。
OC-688
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
 (1885年ノヴァーク版)
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2014年8月30日、ハンブルク、ライヴ。
OC-689
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー
 交響曲第5番 変ロ長調
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2015年3月1日-2日、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。
OC-690
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
オルガン・ファイヤーワークス〜ワーグナー/
 エドウィン・ヘンリー・ルメア、アーヴィン・ホルン編曲:オルガンで聴く序曲と前奏曲集
 序:歌劇「タンホイザー」序曲 WWV70/アダージョ:楽劇「パルジファル」序曲 WWV111/
 スケルツォ:歌劇「さまよえるオランダ人」 WWV63/間奏曲:楽劇「トリスタンとイゾルデ」序曲 WWV90/
 終曲:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」WWV96

  ハンスイェルク・アルブレヒト(Org))
 録音:2012年4月24日-29日、聖ニコライ教会。オルガンによる「惑星」が2012年のグラミー賞にノミネートされたハンスイェルク・アルブレヒトによるワーグナー生誕200年記念盤は、以前リリースされた2台オルガンのための「指環」(OC-612)に続き、楽劇、歌劇の序曲から5曲を選び、その曲想を基にして「一つの組曲」として編成したもの。ブックレットの解説は「ワーグナーとアルブレヒトの対談」。
OC-691
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ヒエロニムス&ヤコプ・プレトリウス:オルガン作品集
 ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):
  賛歌「キリストの光」/賛歌「一日の終わり」/われらの主キリストはヨルダン川に来たり/
  賛歌「あなたは光」/第5旋法によるマニフィカト
 ヤーコプ・プレトリウス(1586-1651):
  前奏曲 ニ短調/いかなる辛苦はわれらを襲えども/全ての人々から離れて/第3旋法によるマニフィカト

 ヨーゼフ・ケレメン(Org)
 録音:2013年8月5日-7日、聖シュテファン教会、タンガーミュンデ。使用楽器:シェーラー、1624年製作。
OC-692
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
オルガン独奏編曲によるベルリオーズ
 ラコッツィ行進曲(アンリ・ビュッセル編曲)/
 幻想交響曲 Op.14(A.トロヴァート編曲)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト(Org)
 録音:2014年3月31日-4月2日、クルトゥーア&コングレスツェンザール、ルツェルン。使用楽器:アン・デア・ゴル・オルガン。
OC-693
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109 シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
 録音:2014年10月25日-27日、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。
OC-700
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(10CD)
5CD価格
メルビッシュ音楽祭
 50周年記念スペシャルBOX

 オッフェンバック:「パリの生活」
 J.シュトラウス:
  「こうもり」「ヴェネツィアの一夜」
  「ジプシー男爵」
 カール・ツェラー:「小鳥売り」
 レハール:「メリー・ウィドゥ」
  「ルクセンブルク伯爵」「微笑みの国」
 カールマン:「チャルダーシュの女王」
  「マリッツァ伯爵令嬢」(各ハイライト)
ルドルフ・ビーブル指揮
メルビッシュ祝祭o.&cho.
 毎年夏ウィーン近郊で行われている恒例のメルビッシュ湖上音楽祭。この音楽祭も、最近は BS で放映されたり、DVD も入手しやすくなったりと、日本でも年を追う毎に認知度と人気が高まっている。2007年で50周年を迎えるこの音楽祭を記念して、ここ10年間の演目をお買い得BOXセットを発売(分売商品は、全点既発売)。このアルバムはご存知の通り、音楽祭が開催される際に現地での即売用としてあらかじめ出演者たちにより録音されたもの。台詞などは省略してあるため、音楽部分のみを収録してあり、長いお話も各オペレッタが各1枚のCDに収まってしまうというすぐれもの。ちょっと淫靡なジャケット通り、お洒落で妖艶な舞台が想像できるお買い得なセット。
 BOXの大きさは、縦横12cmx12cm 厚さ2.5cm のコンパクトな紙製。歌詞対訳は付いておらず、簡単なドイツ語による曲目のみ。
ベンヤミン・シュミット〜
 From Fritz to Django

 ・第1部・
  「ベンヤミン・シュミット・
    プレイズ・クライスラー」(*)
 クライスラー:
  ウィーン狂詩曲風幻想曲/ジプシー奇想曲/
  ジプシーの女/はすの花の国/
 ファリャ:スペイン舞曲/Im Paradies
 パデレフスキ:
  メヌエット Op.14-1/
  Mitternachtsglocken
  クープランの様式による
   ルイ13世の歌とパヴァーヌ
 グルック:メロディー
 ・第2部・
  「ベンヤミン・シュミット編曲による
    クライスラー作品の即興
   Improvisations on Kreisler
    on arranged by Benjamin Schmid 」(#)
  前奏曲、アレグロとブルース/
  Perpetual Love's Joy /愛の悲しみ/
  甘きロスマリン/
  「 J. Brandl / Fritz Kreisler:
    古きリフレイン」
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ミクローシュ・スクタ(P;*)
ビレリ・ラグレーン(G;#)
ゲオルク・
 ブラインシュミット
(ベース;#)
 録音:2000年11月27-28日、ウィーン・ベーゼンドルファーザール(*)/2006年5月3日、ソニック・フロー・トーンスタジオ(#)。
 現代ウィーン感覚のクライスラー演奏は、大胆かつスマート!さらにマヌーシュ・スウィング版クライスラーも収録!これは楽しい!
 ベンヤミン・シュミットの1年ぶりのアルバム。この盤の前半では、クライスラーの10曲を演奏。やはり彼の演奏はスマートかつ現代的で、もちろんテクニックは申し分ないが、それだけではなく、その中にウィーンの様式が生きていることを感じさせてくれる。これだけなら大して驚く企画ではないが、第2部ではクライスラー作品の主題を用いて、即興的にベンヤミン自らアレンジしたマヌーシュ・スウィング!! しかも、ジャコ・パストリアス等、多数のジャズ・ジャイアンツとの共演でも有名で、ジプシー・ジャズ=マヌーシュ・スウィングを演らせたら当代随一!の超有名ギタリスト=ビレリ・ラグレーンががっつりと参加!! ベンヤミンの兄弟でベーシストのゲオルグとのアコースティック・トリオで、現代版ジャンゴ・ラインハルトとでもいうべき心地好いマヌーシュ・スウィングと、ライト・クラシック・サウンドの融合をお愉しみいただけることをお約束する。(代理店 Jazz 担当者も、のけぞってしまった演奏だという!)
 マヌーシュ・スウィング:フランス北部〜ベルギー周辺で放浪生活していたジプシーの音楽家たちによって演奏されて広まったアコースティックでアップ・テンポな4ビートで、ジプシー・スウィングとも呼ばれる。ジャズ界ではジャンゴ・ラインハルトやステファン・グラッペリがあまりにも有名だが、映画「ギター弾きの恋」や「僕のスウィング」のヒットにより、近年ノスタルジックなアコースティック・ギター・サウンドの人気が再燃した。
 ベンヤミン・シュミット:1968年ウィーン生まれ、ザルツブルク、ウィーン、フィラデルフィア(カーティス音楽院)で学ぶ。アメリカ、ドイツ、南アフリカのコンクールで優勝後、難関として名高いロンドンのカール・フレッシュ国際コンクールで優勝し、一躍世界の注目を浴びる。以後ヨーロッパを中心に演奏活動を開始。ヨーロッパ室内管、パリ管、フランス国立管、フィルハーモニア管、チェコ・フィル、バイエルン国立管、サンクトペテルブルク・フィル、ウィーン・フィルなど世界のトップ・オーケストラと共演しているほか、リサイタルやコンタルスキー、C.ハーゲンらとの室内楽でも活躍している。またクラシックをこえてジャズの領域でもシュテファン・グラペッリらと共演した。現在は名器ストラディヴァリ「エクス」(1731年)を弾いている。
 ビレリ・ラグレーン(G):ジャズ・ギターのパイオニア、ジャンゴ・ラインハルトのフレイズを若干11歳で弾きこなし、ジャンゴ・ラインハルトの再来と言われて登場したジプシー・ミュージックの名天才ギタリスト。
 ゲオルク・ブラインシュミット(ベース):ウィーンのコントラバス。ウィーンso.をはじめ、様々なオーケストラのコントラバスを務め、1996〜1998年にウィーン・フィルのコントラバスも務める。その後ジャズ・ベース奏者に転向し、世界各国の名ジャズ奏者と共演している。その天才的な技巧は、絶品と評価されている。
チャイコフスキー「ロココ風の主題による
 変奏曲」の初演者&現在一般に使われる版の編曲者
 ヴィルヘルム・
  フィッツェンハーゲン(1848-1890):作品集

 チェロ協奏曲第2番 イ短調 Op.4(*)/
 エレジー Op.21/カプリッチョ Op.40/
 セレナーデ Op.35/ガヴォット Op.42/
 即興曲 Op.43/アヴェ・マリア Op.41/
 悪魔の幻想曲 Op.34(アントン・
  ルビンシュテインの歌劇
   「悪魔」のモチーフによる)/
 アヴェ・マリア Op.41
 (チェロとピアノ版/チェロとハルモニウム版)
イェンス・ペーター・
 マインツ(Vc)
ペーター・ルンデル指揮(*)
ミュンヘン放送o.(*)
パウル・リフィニウス
(P/ハルモニウム)
 録音:2003年9月19日(*)、2005年12月12日-13日、バイエルン放送第1スタジオ。
 作曲家としてはほとんど知られていないこのフィッツェンハーゲンだが、ある意味「彼による作品」で、実は大変良く知られている1曲がある。それは、あのチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」。この曲を初演し、なおかつ勝手に編曲して出版してしまったのが、何を隠そうこのフィッツェンハーゲンだった(現在入手できるこの曲のCDは、ほとんどがフィッツェンハーゲン版を使用しているのだそうだ)。
 そんな彼自身の作品は、どちらかというとシューマンを思わせる至って叙情的で内省的なもの。ちょっぴりドヴォルザークも感じさせ、日本人の琴線に触れるメロディもふんだんに聴こえてくる。時代に埋もれてしまった名手の発掘。そんな興味深い1枚といえるだろう。
 ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンは、ドイツで生まれのチェリスト。22歳のときにモスクワ音楽院の教授として迎えられた。その後チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」を初演し、またピアノ三重奏曲の初演にも参加した。しかしそれ以外の彼の演奏活動などは、現代ではほとんど知られていないののが現状。しかしながら、彼が存在しなかったら、ロシアの音楽学校の発展はなかったであろうとも言われている。ここに収録されたチェロ協奏曲は、彼がシューマンの影響を受けて作曲したもの。またチェロの小品は、彼が定期的にモスクワのルター派教会でのコンサートに参加し、そのために書いたものとも言われている。彼の作品はチェロの演奏をするものは必ず学ぶ曲で、楽譜もたくさん出版されているが、CDはほとんどないため、貴重なアルバムともいえよう。
ホイ・ヘー〜
 プッチーニ&ヴェルディ:オペラ・アリア集

 ヴェルディ:
  「アイーダ」より
   [勝ちて帰れ!/おおわが故郷]/
  「仮面舞踏会」より
   [ここがあの恐ろしい場所/
    死ぬ前にお慈悲だから]/
  「運命の力」〜神よ平和を与え賜え/
  「トロヴァトーレ」〜穏やかな夜/
  「アッティラ」〜Liberamente Or Piangi
 プッチーニ:
  「マノン・レスコー」より
   [この柔らかなレースの中で/
    ひとり捨てられて]/
  「蝶々夫人」より
   [ある晴れた日に/私の坊や]/
  「トスカ」〜歌に生き、恋に生き/
  「トゥーランドット」より
   [ご主人様、お聞き下さい!/
    氷のような姫君の心も]
ホイ・ヘー(S)
イヴァン・アンゲロフ指揮
スロヴァキア放送so.
 録音:2006年9月25日-29日、スロヴァキア放送コンサート・ホール。
 ずらりと並んだヴェルディとプッチーニの名アリア集。将来を嘱望されている歌手ならではの自信に満ちた選曲と言えるだろう。全ての曲に共通するのは、女の切なる願いと言ったところか・・・。彼女の声は若干細めだが、全てに凛とした佇まいが漂い表現力も申し分ない。例えば冒頭のアイーダ「勝ちて帰れ」。囚われの身であるばかりに、父と恋人両方の無事を祈る彼女の切ない胸の内が手に取るようにわかる名唱。
 ホイ・ヘー:1972年上海生まれ。1995年に上海で「コシ・ファン・トゥッテ」でデビュー。その後「蝶々夫人」「トスカ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」で絶賛を浴びた。2000年ドミンゴ国際声楽コンクールで2位を受賞。その後ドミンゴの助言により、ロサンゼルス・オペラで「アイーダ」を、ワシントン・オペラで「トゥーランドット」に出演。「トスカ」でイタリア・デビューを果たす。その後2002年第42回ヴェルディの声国際コンクールで優勝。その後イタリア、ヨーロッパを中心に、ヴェルディ、プッチーニのタイトルロールとして絶賛を浴びている。2007年のヴェローナ野外音楽祭にて、アイーダ役での出演が決まっている。
2005年発見のベートーヴェン自身による
 2台ピアノ版「大フーガ」

 メシアン:アーメンの幻影
 ベートーヴェン:大フーガ Op.134
  (作曲者自身による2台ピアノ版)
デュオ・ダコール
[シャオ=イン・ファン、
 セバスティアン・
  オイラー(P)]
 録音:2006年10月23日-27日、バイエルン放送第2スタジオ。
 メシアンの「アーメンの幻影」の難しさは、この曲に秘められたエロティズムをどこまで表現するか・・・に尽きると言われている。ひたすら瞑想的な第1曲「創造のアーメン」、星の煌きがそのまま音になったかのような「星と環を持つ惑星のアーメン」、苦悶の表情に時折歓喜が垣間見えるかのような「イエスの苦悩のアーメン」、そしてこの作品のクライマックスである「欲望のアーメン」(この曲を初めて聴く人はまずこのトラックから)、「天使、聖人、鳥の歌のアーメン」、「神の裁きのアーメン」、「終わりのアーメン」。まさに音で聴く大人の世界。とは言え、デュオ・ダ・コールの演奏はこの曲に過度な飾りつけをすることもなく、極めて品良くまとめている。彼らが描く、「ドロドロしたものを排除した美しい楽園の世界」は、一つの理想郷の形。こういうメシアンもありなのかも知れない。
 ベートーヴェンの「大フーガ」の4手連弾版の録音は極めて珍しい。この曲は、弦楽四重奏曲第13番の終曲として書かれた(後に削除された)「大フーガ」のベートーヴェン自身によるピアノ連弾版で、2005年7月にペンシルヴァニア州、ウィンウッドのパーマー神学校の図書館で発見されたもの。弦楽四重奏版の“大フーガ "とはほとんど音楽は同一だが、その成立理由から考えると違う作品番号を与えられた独立した作品として考えても良いだろう。響きはずっとコンパクトで、深く考えられた低音部とバランスの良さ、そしてリズミカルなピアノによる音の流れは、このベートーベンの晦渋な音楽をより鮮明に表現している。
 今ドイツでもっとも期待されているピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」は、Shao-Yin Huang と Sebastian Euler の若手によるデュオで、すでにリンカーン・センター、ミュンヘン・ヘラクレス・ホール、チューリヒ・トーンハレ、などメジャーなホールで絶賛を浴びている。
モーツァルト・イン・パリ
 ヨハン・クリスティアン・バッハ:
  シンフォニア ニ長調 Op.18-6
   (「ゴールのアマディ」序曲)
 シモン・ル=デュク:シンフォニア 変ホ長調
 シュヴァリエ・ド・サン・ジョルジュ:
  ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.2-1(*)
 ピエール=モンタン・ベルトン:
  新しいシャコンヌ ホ短調
 モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297
ユラ・リー(Vn;*)
ラインハルト・ゲーベル指揮
バイエルン・カンマーpo.
 録音:2007年3月6日-9日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ。あのムジカ・アンティクヮ・ケルンのリーダー、ラインハルト・ゲーベルがモダーン・オーケストラを指揮したアルバムが登場!
 ここに収録された作品は、パリの音楽の殿堂組織「コンセール・スピリチュエル」のために書かれた作品。現在ではほとんど知られていない、当時ではパリでは人気を誇った作曲家の作品。彼らは、この時代以前のルイ王朝期の太陽の国を決して忘れていない(ベルトンの作品は、まさにリュリそのもの!)。そして、コンセール・スピリチュエルの支配人ル・グロがモーツァルトに依頼した交響曲第31番を収録した。
 ここでのゲーベルの演奏は、昔の異端児ゲーベルとは思えないほど、パリらしい気品があり決して粗野でない演奏。もちろんここではモダーン楽器を使用しているが、ピリオド楽器奏法を取り入れているのは当然ながら(実はゲーベルは、ノン・ビブラート奏法は提唱していない)、聴き慣れたモーツァルトでは、第2楽章の倍近いテンポ、最終楽のテンポの遅さにはアレ?と思わせてくれる。サン・ジョルジュのヴァイオリン協奏曲では、日本にも何回も来日し好評を博している、2006年度レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール優勝者のユラ・リーが、ソロを担当している。
J.S.バッハ:トランスクリプション集
 ブゾーニ編曲:
  「シャコンヌ」
   (無伴奏ヴァイオリンのための
     パルティータ第2番BWV.1004より)/
  コラール「目覚めよと、
   われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645/
  コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659/
 「アレグロ」
   (カンタータ第134番
    「イエス生きたもうと知る心は」BWV.134より)/
  コラール「われ汝に呼ばわる、
        主イエス・キリストよ」BWV.639/
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532/
  前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552
 ラフマニノフ編曲:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
    ホ長調 BWV.1006からの組曲
 ヴィルヘルム・ケンプ編曲:
  シチリアーノ(フルート・ソナタ
   ホ長調 BWV.1031より)
 マイラ・ヘス編曲:カンタータ第147番〜
  コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
ベルント・グレムザー(P)
 録音:2006年12月11日-13日、ミュンヘン、バイエルン・ムジーク・スタジオ。
 輝くような名声こそないものの、実は根強いファンの多い中堅ピアニスト、グレムザー。以前、NAXOSレーベルからリリースしていた熱いラフマニノフやプロコフィエフは隠れた名演として今でも高い人気を誇っているそう。そのグレムザーが今回手がけたのは、バッハのトランスクリプション集。今までにも腕に覚えのある名手ばかりが取り上げていたこれらの作品群を、彼はあいかわらずの熱きパッションでがんがんに弾きこなす。芯の通った研ぎ澄まされた音色も魅力。
スクロヴァチェフスキのシューマン、登場!
 シューマン:交響曲全集 Vol.1

  [第1番 変ロ長調 Op.38「春」/
   第4番 ニ短調 Op.120]
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ドイツ放送po.
(旧名称:
  ザールブリュッケン
   放送so.)
 録音:2007年3月20日-23日、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール。巨匠スクロヴァチェフスキ、ベートーヴェン交響曲全集に続く最新録音は、シューマンの交響曲全曲録音、第1弾!エネルギッシュで若々しい生命力と熱い表現意欲溢れる名演があっただろうか!
 このディスクはベートーヴェンの交響曲全集を完結後、スクロヴァチェフスキ自身の以前からの要望で取り上げたプロジェクトで、シューマンの交響曲全集の第1弾、読売日本so.とのコンサートで取り上げる第4番と第1番「春」。スクロヴァチェフスキのシューマンはピアノ協奏曲(ジャニス&ミネアポリス響)とチェロ協奏曲(シュタルケル&ロンドン響)の録音が1960年代にマーキュリーにあったが、交響曲はNHKso.との第4交響曲のライヴがCD化(1996年、 ALTUS)されているだけで、彼にとって初のスタジオ録音となるもの。83歳とは思えぬエネルギーと若々しい生命力が、熱い表現意欲溢れる名演となって感動を呼び覚ます!
 なお、2007年シーズンより、旧「ザールブリュッケン放送交響楽団」の名称が、正式名称「ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」に変更となりました。OEHMS CLASSICSでのCDにおける今後の表記は、上記「ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 (Deutsche Radio Philharmonie) 」で統一されることとなり、当盤もその表記となっていますが、先行発売された国内盤のみ名称の統一が間に合わなかったため、正式名称が記載されております。表記は異なる事になりますが、国内外共同じ録音ですので御了承下さい。
完結、スクロヴァチェフスキのシューマン
 シューマン:交響曲全集 Vol.2

 シューマン:交響曲第2番/
       交響曲第3番「ライン」
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン・
 カイザースラウテルン・
  ドイツ放送po.
 録音:2007年11月19日-23日、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール。巨匠スクロヴァチェフスキ、ベートーヴェン交響曲全集に続く、シューマンの交響曲全曲録音、第2弾、全集完結。
 このディスクはベートーヴェンの交響曲全集を完結後、スクロヴァチェフスキ自身の以前からの要望で取り上げたプロジェクト、シューマンの交響曲全集の第2弾、第2番(読売日本so.とのコンサートでも取り上げる)と第3番「ライン」。84歳とは思えないエネルギッシュで若々しい生命力と熱い表現意欲溢れる名演が感動を呼び覚ます。
 前作、交響曲第1番「春」と第4番(OC-707)はレコード芸術特選盤となった。宇野功芳氏評『「4番の濃密なひびきと激しい気迫も聴きものだが、ぼくは1番もしびれた。音質の良さを加味すれば、往年のフルトヴェングラーやクレンペラーの名演を凌ぐだろう。第1楽章冒頭の有機的・内容的な立派さもさることながら、主部のテンポは今までの誰より速く、リズムはきびきびと弾み、まことに若々しい。春のエネルギーや生気が飛び出してくる。凄い演奏だと思う』( Monthly Orchestra, 2008 April「いったい芳題」より)
OC-709
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(3CD)
メンデルスゾーン:交響曲全集
 [第1−5番]
シビラ・ルーベンス(S)
クラウディア・マーンケ(Ms)
クリストフ・
 プレガルディエン(T)
クリストフ・ポッペン指揮
ドイツ放送po.
(旧称ザールブリュッケン放送so.)
バイエルン放送cho.
 録音:2006年9月-2007年5月、ザールブリュッケン放送ゼンデザール&ザールブリュッケン会議場大ホール(2番のみ)。クリストフ・ポッペン、ドイツ放送フィル音楽監督就任記念盤!
 明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感を際立たせるフレージング。これらは彼がメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の録音と基本的に変わりないことが判る。ポッペンの、メンデルスゾーンに対する実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コントロールの確かさが際立つ演奏。
 クリストフ・ポッペン:1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリニストとして数多くの著名コンクールで入賞。1978年、ケルビーニ弦楽四重奏団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重奏コンクールでグランプリを受賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音楽監督。1995年、ミュンヘン室内オーケストラの音楽監督に就任。1988〜95年、デトモルト国立音楽大学の教授を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学長を務めている。バロック・ヴァイオリンも演奏し、ECMから発売されたヒリアード・アンサンブルとの「バッハ/モリムール」は世界的に話題となった。また、ザルツブルク音楽祭にも多く出演している。2007年シーズンより、ドイツ放送フィル(旧称ザールブリュッケン放送so.)の音楽監督を務める。
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)のオペラによる、
 リュートのためのトランスクリプション集
アクセル・ヴォルフ
(リュート)
 録音:2006年11月-12月、バイエルン放送第2スタジオ。
 バロック時代、様々なオペラのアリアは、室内楽または器楽のために自由に編曲され演奏されていた。そのように編曲された作品は、即興で友人達または個人で楽しまれていたわけで、楽譜などは残されていないのが実状だった。そこでバイエルン州立歌劇場の通奏低音リュート奏者であるアクセル・ヴォルフは、、後期バロック時代にヨーロッパで最も有名だったオペラ作曲家ハッセのオペラ・アリアを、当時このようにリュートで演奏されていたように、様々なオペラを手がけてきた経験を生かし編曲・演奏を行った。ほとんど上演されないハッセのオペラだが、そのアリアはわかりやすく美しいメロディーが魅力。もちろんリュートの古典的演奏法からはずすことのないA.ヴォルフは、さらにフランス風演奏法を取り入れ、その音は、夢のような心地良さが広がる。
 ヨハン・アドルフ・ハッセ:ドレスデンの音楽史上、最も重要な作曲家。ハンブルク近郊に生まれ、ブランシュヴァイク=リューネブルクの宮廷劇場と契約。その後ナポリに留学。そこで大成功をおさめ名声を確立した。その後、ヴェネチィア、ドレスデン、ロンドン、ウィーンなどで活躍した。ハッセは、120にも及ぶオペラ作品を書き上げたが、残念ながらプロイセン人によるドレスデン包囲の際に、彼の写本は焼失してしまった。
 アクセル・ヴォルフ:ハンス・ミヒャエル・コッホ氏に師事しギター、リュートを学ぶ。ナイジェル・ノース、ホプキンスン・スミスのマイスターコースをとりながら、ロルフ・リスレヴァントに師事。アンサンブル“ラ・スフォントラータ "のメンバーとして、1992年オランダ、ユトレヒトピリオド楽器国際コンクールに入賞の実績をもつ。彼の演奏活動は、ムジカ・フィアタ・ケルン、アルス・アンティクヮ・オーストリー、フライブルク・バロック・オーケストラ、ガブリエリ・コンソートのもとでソリストやメンバーとして活躍している。
 また、バイエルン州立歌劇団にて、ハリー・ビケットやアイヴォー・ボルトンの指揮で、バロック・オペラ上演の際には必ず出演、2005年秋のバイエルン州立歌劇場来日の際にも、ヘンデルのアリオダンテで通奏低音リュートを担当していた。更にオペラ、コンサートのほかに、ペーター・シュライアー、ラヨシュ・ロヴァトケイ、ポール・マッククリーシュ、ヨシュア・リフキンなどの指揮でCD製作も行っている。
 1986年〜2003年、ハノーバー国立音楽大学で後進の指導にあたる。伴奏者、コンティヌオ奏者として数多くのCDを手掛ける傍ら、ヨハン・セバスティアン・バッハの作品をリュートで、あるいはユナイテット・コンティヌオ・アンサンブルと共にリュートとキタローネを使い、アレッサンドロ・ピッチニーニの作品でソロでCDをリリースしている。 Oehms Classicsより、アンサンブルLyriarteの通奏低音として「ビーバー/ロザリオのソナタ(OC-514)」「ジェミニアーニ等のヴァイオリン・ソナタ集(OC-356)」などをCDリリースしている。
シューマン:
 弦楽四重奏曲第1番 イ短調 Op.41-1 /
 ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44 (*)
デリアンSQ
イゴール・カメンツ(P;*)
 録音:2007年3月5日-8日、シュトゥットガルト、南西ドイツ放送カンマームジーク・スタジオ。
 2007年1月に結成、デビュー・コンサートで「斬新かつユニークで、最も理想的で情熱的な演奏」と絶賛されたデリアン・クァルテットの名は、瞬く間にヨーロッパ中に評判が広がった。彼らはドイツ、フランス、ルーマニア出身で、モットーは弦楽四重奏曲による「文学」と「愛」を表現すること。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭出演の際も総立ちの喝采を浴びたという。
ミュージック・アット・ナイト〜
 スクロヴァチェフスキ・コンダクツ・
 スクロヴァチェフスキ

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:
  ミュージック・アット・ナイト
   (1949/1977年改訂版;*)/
  シンフォニー(2003)(#)/
  フルートとオーケストラのための
   ファンタジー(2007)(+)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン・
 カイザースラウテルン・
  ドイツ放送po.
 録音:2005年10月29日-30日(*)、2008年6月14日(+)、以上、ザールブリュッケン・コングレスホール/2006年1月14日-14日(注:資料記載ママ)、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール(#)。
 スクロヴァチェフスキは4歳でピアノの練習を始めたが、7歳の時に早くも最初の作品「序曲」をモーツァルトと同じ2管編成・古典派スタイルで作曲。ピアニストを目指していたが、第2次世界大戦中のドイツ爆撃で手を負傷し、1947年からパリで名教師ナディア・ブーランジェに師事し始めてから本格的に作曲を行うようになる。その後指揮活動の傍ら、作曲も意欲的に行い、協奏的作品も含むオーケストラ曲15曲、室内楽曲4曲を作曲している。その中でも「管弦楽のための協奏曲」はNHKso.、読売日本so.に客演した際に自ら指揮し、聴衆に大きな感銘を残している。
 このディスクは、そのスクロヴァチェフスキの作品ばかりを自作自演したもので、2007年読売日本so.と日本初演した初期の傑作「ミュージック・アット・ナイト」をはじめとした管弦楽曲を中心とした作品集。スクロヴァチェフスキが卓越した指揮者であるばかりでなく、素晴らしい作曲家であることを認識させられる1枚。
ショパン:
 12の練習曲集Op.10 /
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
ソナ・シャボヤン(P)
 録音:2007年5月、スイス、ヴィンタートゥル・ハードスタジオ。ソナ・シャボヤンはアルメニア生まれ。チャイコフスキー音楽院でピアノを学び、その後フライブルク音楽大学でも学んだ。レパートリーは広いが、特に近代から現代ものを得意として、ヨーロッパで話題となりつつあるピアニスト。
モーツァルトに影響を与えた、
 モーツァルトから影響を受けた作曲者の作品集

 カール・シュターミッツ:チェロ協奏曲第1番 ト長調
 フランツ・ダンツィ:ドン・ジョヴァンニの
  主題によるチェロと管弦楽のための変奏曲
 モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
 ヨハンナ・ドーデラー:Mon cher cousin
サロマ・カンマー(S)
モニカ・レスコヴァール(Vc)
ウルフ・シルマー指揮
ミュンヘン放送so.
 録音:2007年12月18日-21日、バイエルン放送第1スタジオ。
 毎年アウグスブルクで行われる、アウグスブルク・モーツァルト・フェスティヴァル。そこで話題となった作品を収録したアルバム。カール・シュターミッツはマンハイム楽派で、モーツァルトに影響を与えた。ダンツィは、青年期にモーツァルトを知り敬意を抱いており、ここではモーツァルトのドン・ジョヴァンニの主題による作品。アウグスブルク音楽祭ということで、女流現代音楽作曲家J.ドーデラーは、この音楽祭のために、モーツァルトがこのアウグスブルクで知り合ったマリア・アンナ・テークラ・モーツァルト(モーツァルトのいとこ)に宛てた手紙の内容をもとにし、ソプラノと管弦楽のためのアリアを作曲し、大変話題となった。
ヨハネス・フィッシャー、
 パーカッション・ソロ・リサイタル

 クセナキス:ルボン
 ホセ・マニュエル・ロペス・ロペス:
  Calculo secreto
 マティアス・ピンチャー:nemeton
 ヴィンコ・グロボカール:Toucher
 ジェイコブ・ドラックマン:
  Reflections on the nature of water
ヨハネス・フィッシャー
 (Perc)
 録音:2007年12月11日-13日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ。
 ヨハネス・フィッシャーの初アルバム。一言でパーカッションと言っても、これほどまでに多彩な表現があるとは全く想像も出来なかった! クセナキスにおける野性的なリズムの応酬もさることながら、指揮者としてもおなじみのピンチャーによる作品の、静寂から立ち上る不可思議な音も魅力。よく現代美術展でBGMとして使われているような音とでも言えるかも知れない。
 マリンバの超絶技巧が炸裂したドラックマン作品での涼しげな音は、夏の夕涼みにぴったり。ロペス・ロペスによるヴィブラフォンの幻想的な音色は、水族館を彷徨うが如くの味わいと言えるだろう。聴いてすっきりするも良し、何気なく部屋に流すも良し。こういうアルバムは難しいことを考える必要は全くなし。とにかく音の流れに身を任せるのが一番!
 ヨハネス・フィッシャー:1981年生まれの打楽器奏者、9歳よりドラムとピアノを学び始め、フライブルク音楽大学で学んだ。2003と2004年には、ピエール・ブーレーズに認められ、ルツェルン祝祭アカデミーに特別招聘。その後バーゼルやルツェルンで、バーゼルso.首席ティンパニ奏者、宮崎泰二郎に学んだ。2007年、ミュンヘンADRコンクールで優勝している。
ボルトン&モーツァルテウム管〜
 ブルックナー・ツィクルス Vol.3

 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(ノーヴァク版)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.
 録音:2005年11月10日-11日、ザルツブルク、祝祭大劇場、ライヴ。モーツァルテウム管のシェフ、アイヴォー・ボルトンのブルックナー・ツィクルス第3弾は、未完の傑作「第9」。
 アイヴォー・ボルトンはイギリスのランカシャー生まれ。ケンブリッジ大学、ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・スタジオで学ぶ。1984年セント・ジェイムズ・バロック・プレイヤーズを創設し、イングリッシュ・ツーリング・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボーン・ツーリング・オペラの音楽監督(1992-97)、スコットランド室内o.の首席指揮者(1994-96)などのポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデビューし、ブエノス・アアイレス、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウスやグラインドボーンやザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエルン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズンからスダーンの後を継いでザルツブルク・モーツァルテウムo.の首席指揮者に就任した。2005年9月にはバイエルン州立歌劇場の日本公演にメータとともに同行して初来日を果たして、ヘンデルの「アリオダンテ」(デイヴィッド・オールデン演出)を振り、高い評価を得た。
 ザルツブルク・モーツァルテウムo.は1841年に創設されたザルツブルク大聖堂音楽協会o.が前身で、このオーケストラが大聖堂から独立、モーツァルテウム音楽院の教授などが参加して、1938年に創立された。モーツァルテウム音楽院院長のベルンハルト・パウムガルトナーを指揮者に迎え、定期的な活動を繰り広げた。1921年からはザルツブルク音楽祭にも出演、オペラのほか音楽祭とオーケストラの共同企画として「モーツァルト・マチネー」シリーズを行ない高い評価を得て今日に至っている。また1958年からはザルツブルク州&市の援助を得て、ザルツブルク州立劇場のピットでも演奏している。ユベール・スダーンが1994年より首席指揮者を務め04年秋からはアイヴォー・ボルトンが同ポストをつとめる。第2代首席指揮者レオポルト・ハーガーの時代にドイツ・グラモフォンにモーツァルトの初期オペラの録音やピアノのハイドシェックのモーツァルト:ピアノ協奏曲の録音がある。2009年5月、ボルトンとの待望の初来日公演が予定されている。
 このブルックナーの第9番は、伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウムo.と2004年からその首席指揮者に就任したアイヴォー・ボルトンが、オケの機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈し、意欲的(野心的?)に定期公演で始めたライヴによるブルックナー・ツィクルスの第3弾となるアルバム。フライブルク・バロックo.等への客演で培った経験を生かして、ピリオド楽器演奏の成果を採り入れており、その非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏は高く評価されている。第9交響曲は未完ではあるが、内容的には高い完成度を示しており、人気の高い曲。ブルックナーは最期の日までフィナーレのスケッチに取り組んでいたが、完成できなかった場合には、「テ・デウム」を終楽章として用いることも考えていたという。
OC-718
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(2CD)
現バイエルン放送響トップによる「無伴奏」
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
セバスティアン・
 クリンガー(Vc)
 録音:2007年6月、7月、9月、ミュンヘン昇天教会。バイエルン放送交響楽団の若きトップ・チェリスト、セバスティアン・クリンガー、本格ソロデビューは、こだわりのバッハの無伴奏! それは、抜群のテクニックと驚異的な個性に融合される音楽を演奏する喜び! バッハの楽譜に隠された倍音効果に成功!
 「無伴奏」を初めとするバッハの解釈も時代によって変遷を遂げている。カザルスやリヒターのように自身の祈りを込めて奏する時代から、できるだけ人間的な感情を排し、ひたすら楽譜と向き合い音に語らせる求道的な演奏、そして楽器自体に語らせ、バッハの時代に懐古するかのような演奏まで。様々な解釈による演奏が入り乱れる昨今、このクリンガーの演奏は少しだけ時代が戻ったかのような、ノスタルジックな驚きを与えてくれることだろう。さらに完全モダーン楽器(金属弦&モダーン弓)を使用していながら、バロック語法と音色を再現していく美しさがそのまま感動に繋がる事を、改めて認識させてくれるはず。
 『私がバッハの無伴奏を聞いたのは、モーリス・ジャンドロンとパブロ・カザルスの盤でした。しかし音楽の解釈は、時とともに変わっており、この私の演奏もその瞬間でしかありません。子供の時からこの曲を20年間演奏してきましたが、当時の通常演奏解釈はロマンティックなものでした。しかし私に大きな影響を与えたのは、アンナー・ビルスマによるバロック・チェロでの演奏でした。当時としては珍品として解釈されたビルスマの演奏ですが、現代においては既に通常の解釈でしょう。更に、私は師であるハンリヒ・シフとペルガメンシコフの解釈も取り入れました。バッハの無伴奏は、全て舞曲によって形成されています。倍音とリズミカルなダンスのテンポと修辞学、連続した対位法の芸術的なアルペジオによって書かれています。この部分を強調したいと思います。第5番のバッハの指示による調弦法は演奏を楽にするためのものではなく、弦の倍音によって暗い表情の曲調を豊かにさせるものです。第6番は、5弦のチェロを使用して録音しました。通常より高い音の弦を1本追加することにより、この弦を弾かないときでも、いつも共鳴し独特な倍音を発しています。バッハのこれらの曲には多くの倍音を含み、教会のような大きな空間でのビブラートは倍音を濁す原因なので、ビブラートは使用しません。私が子供のときにチェロを練習していた場所は家の洗濯場で、そこはまるで教会の響きのようでしたので、ビブラートの使用方法は十分に身についていると思います。もちろんロマンティックな曲を演奏するときは多用しますが。私の楽器がこの曲に適した倍音を発するのは、A=420Hzなのでこのピッチを使用し、最も音響学的にも効果的で美しい響きの、ミュンヘン昇天教会で録音しました。』(S.クリンガーのインタビューより)
 セバスティアン・クリンガー:1977年ミュンヘン生まれ。ザルツブルクとウィーンで、ハンリヒ・シフとペルガメンシコフに学ぶ。1988年のバッハ国際コンクールをはじめ、毎年のように様々なコンクールで優勝。ヨーロッパの主要オーケストラと競演し絶賛をあびた。彼の演奏を大絶賛しているマリス・ヤンソンスは、彼をバイエルン放送響に迎え入れ、2004年から同響の首席チェリストを務めている。ストラディヴァリとグァルネリに指示したといわれるマントヴァ派の弦楽器製作者、カミッロ・カミッリの1736年製のチェロを使用。
 [Disc 1] 1番:17'16"/2番:19'43"/6番:29'40" [Disc 2] 3番:20'23"/4番:23'31"/5番:23'28"
ステラ・グリゴリアン〜スペイン歌曲集
 モンサルバジェ:5つの黒人歌曲
 カルロス・グァスタビーノ:ローザとサロー
 ホアキン・ニン=クルメル:グラナダ
 フェルナンド・J.オブラドルス:
  ビート(アンダルシア地方の踊り)
 グリンカ:
  夜のそよ風/ボレロ/イネジリアよ、私はここに
 チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード
 ショスタコーヴィチ:さよならグラナダよ/小さな星
 マルク・ミンコフ:景色
 チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード:
  「スペインのジプシー」〜8つの歌
 ドリーブ:スペインの歌
 ビゼー:君の心を開いてくれ
 マスネ:スペインの夜
 ラヴェル:スペインの歌
 ロッシーニ:
  スペインのカンツォネッタ「絵の具にまみれて」
 ドニゼッティ:スペイン人の恋人
 ヴィンチェンツォ・ディ・キアーラ:スペインの娘
 バーンスタイン:影響されやすいの
ステラ・グリゴリアン(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 録音:2008年5月-6月、フランツ・リスト・ツェントラム・ライディング、オーストリア。
 1998年ウィーン音楽院で卒業後、すぐにウィーン国立歌劇場ソリストとなったグリゴリアン。既にウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパでのロッシーニやモーツァルト歌いとして数多くのオペラに出演。小澤征爾やムーティ、ド・ビリーは彼女を多く起用し絶賛を浴びた。現在では、ウィーンだけでなくフランクフルト・オペラにも出演し、ヴェルディやカルメンなどの主役にも抜擢されている。このアルバムでは、彼女が高校時代より研究していたスペイン歌曲を収録。
アントニオ・ヴェラチーニ:
 ソナタ集[Op.1-1/Op.2-3]
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:
 ソナタ集[Op.1-1/Op.2-5/Op.2-12]
ルディガー・ロッター
(バロックVn)
ドロテー・オベルリンガー
(Bfl)
オルガ・ワッツ
(Cemb/Org)
アクセル・ヴォルフ(リュート)
クリスティーネ・フォン・デア・
 ゴルツ(バロックVc)
 録音:2007年12月14日-19日、ミュンヘン昇天教会。
 ミュンヘンの奇才バロック・ヴァイオリン奏者、ルディガー・ロッターが贈る2枚目のヴェラチーニ・アルバム。今回は、ブロックフレーテのドロテー・オベルリンガーも参加。有名なフランチェスコは、叔父のアントニオにヴァイオリンを学んだ当時の天才的ヴァイオリニストで、タルティーニさえも彼をなかなか越せなかったという話も残っている。ラインハルト・ゲーベルに学んだロッターの、他のバロック・ヴァイオリン奏者には見られない天才的感覚とテクニックは、ヴェラチーニの曲感には最高の奏者ではないだろうか。更にブロックフレーテのための作品は、オベルリンガーが演奏。通奏低音チェロには、フライブルク・バロックo.のチェロ・トップ、クリスティーネ・フォン・デア・ゴルツが参加している。
クレメンス・ベルク、ピアノ・リサイタル
 ショパン:
  バラード第4番 Op.52/夜想曲[第13番/第14番]
 アルバン・ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
 ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
 マンフレート・トロヤーン(1949-):
  「12のプレリュード」より[第5番/第6番]
 ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.53
クレメンス・ベルク(P)
 録音:2007年9月、11月、ロストック音楽演劇専門大学ホール。
 決してまがい物ではない。ドイツの若き俊英、クレメンス・ベルクのデビュー・アルバム。この選曲、ただものではないではないか。もちろんショパンでの個性的な演奏は聴きものだが、これはまず小手調べ。ヒナステラ、ウェーベルン、そしてベルクなど彩り豊かな曲を伸び伸び弾き切っている。とても珍しいマンフレート・トロヤーン(指揮者としても知られる)の作品まで含まれているところが「やられた」という感じだろう。新しい才能を感じて頂きたい。
 クレメンス・ベルク:1987年ロストック生まれ。12歳より専門的にピアノを学び、2002年でロストック音楽演劇専門大学に入学。2005年からはグラーツ音楽大学で学ぶ。既に2004年から様々な国際コンクールで優勝している。また、2006年には映画俳優としてもデビューし、カンヌ国際映画祭で特別賞も受賞した。現在は、ドイツ・オーストリーを中心として、ソリストとして活躍している。『彼の演奏は、若くして傑作を生み出す。情熱的解釈であり、嵐の様でもある。アダージョの部分でもひとつひとつの音に感情が込められている。全ての音楽が徹底的なコントラストは、人々を熱狂的にさせられてしまう。』と絶賛されている。
ボルトンの「ブル3」
 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調
  (ノヴァーク版; 1889)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルトo.
 録音:2007年10月25日、ザルツブルク祝祭劇場大ホール、ライヴ。
 アイヴォー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウムによるブルックナー・チクルスの4枚目のアルバムとなる。これは新首席指揮者に就任したボルトンが意欲的(野心的)に定期公演で始めたツィクルスで、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ・レコーディング。バロック演奏の経験(フライブルク・バロックo.などにも客演指揮している)を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果。
 既に2008年4月に第4番を録音済み。2009年4月には第8番を録音する予定。
ブリテン:弦楽のための作品集
 シンプル・シンフォニー/
 ブリッジの主題による変奏曲/前奏曲とフーガ
アヒム・フィードラー指揮
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 録音:2007年2月26日、2008年4月21日、ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホール、ライヴ。
 2007年に設立50周年を迎えた、数々の名演に裏付けられた確固たる実力をもつルツェルン祝祭弦楽合奏団は、今や世界で最も人気の音楽祭となった、ルツェルン音楽祭の名を冠した名門オーケストラ。最新録音は、ブリテンの作品。ブリテンが作曲家として生計を立てるためにはじめて作曲した「シンプル・シンフォニー」、彼の作曲の師であるフランク・ブリッジの弦楽四重奏の主題から作曲された変奏曲。18声の弦楽ための「前奏曲とフーガ」を収録。もちろん50年前の演奏様式は変化し、ややヴィブラートを押さえ、スマートで起伏の大きい現代的表現は、イギリスの作品の醍醐味だろう。メンバー全員の揃った弦楽アンサンブルには、見事としかいいようがない。
 アヒム・フィードラー:シュトゥットガルト生まれ。ケルン音楽院、ロンドンのギルドホール音楽院で学んだ後、タングルウッドにおける小澤征爾主宰のマスタークラスに招かれ、ベルナルト・ハイティンクとカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントを務めた。1997年にカラヤン奨学金を獲得。1996年カダケス国際指揮コンクール(スペイン)にて第1位、他入賞多数。ドレスデン国立歌劇場o.、ベルリンso.、ハノーヴァー北ドイツ放送フィルなど多くの著名オーケストラに客演。1998年よりルツェルン祝祭弦楽合奏団の芸術監督を務めている。
チャイコフスキー:18のピアノ小品集Op.72 イゴール・カメンツ(P)
 ロシア、ノヴォシビルスク生まれのイゴール・カメンツ(1968-)による同レーベル第2弾(第1弾:「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集」)。当地の音楽院で学んだ後、6歳から指揮の勉強を始め、なんと翌年にはノボシビルスク・フィルを振って指揮者デビューを果たす。1977年、78年にはクレムリンでも指揮。ザハール・ブロンにヴァイオリンを師事、ピアノも学び、ドイツに移住。セルジュ・チェリビダッケにも長い期間学び、18歳で国際ピアノ・コンクールに入賞、ブゾーニ国際コンクールでは2度にわたり第2位となる。
ベンヤミン・シュミット〜
 メンデルスゾーン、シューマン、ブルッフ

 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64
 シューマン:
  ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ハ長調Op.131
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調Op.26
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ダニエル・ライスキン指揮
ライン州立po.
 今回の新譜は、メンデルスゾーンとブルッフがメイン。ヴァイオリン協奏曲の中では「王道」と言える2曲だが、まだ録音してなかったのかと思ってしまうラインナップ。そこに、彼なりの入念なる準備と大いなる自信が隠されていることはもちろん言うまでもない。伸びやか過ぎるほど良く歌うメンデルスゾーンの第1楽章から耳は釘付け。この曲はもう飽きるほど聴いたはずの人でも新たな発見が目白押しだろう。彼のヴァイオリンの音色は、ひとつひとつの音がふくよかな張りがあり、瑞々しさに満ちている。第1主題から第2主題へと移る時の一瞬の間合いに秘められた美しさ。これだけでもこのアルバムを聴く価値があると言えそう。第2楽章の素晴らしさも言葉に尽くせない。冒頭から光の粒が転がるかのような見事な技巧と表現。渋さの中に情熱を隠したシューマンの「幻想曲」も作品自体の美しさに改めて気付かせてくれる誠実な演奏で、最晩年のシューマンの鬱屈した思いは若干健康的な肉付けをされて、私たちに提供される。白眉はブルッフ。彼とは何度も共演している気鋭の指揮者ライスキンがまた絶品のサポート。シュミットとはもちろん息がぴったりなのは言うまでもないが、オケのメンバーまでをも伸び伸び歌わせるためだろう。彼らの思いは熱き奔流となり、それは終楽章で一気に噴出する。「燃えるような」とはまさにこの演奏にある言葉。
ベンヤミン・モーザー〜デビュー・リサイタル
 ラフマニノフ:
  前奏曲集より[Op.32 Nos.10,12/Op.23 Nos.2,10]/
  練習曲 Op.39-5
 スクリャービン:幻想曲 Op.28/
  左手のための前奏曲 Op.9-1/
  左手のための夜想曲 Op.9-2
 メトネル:2つのおとぎ話 Op.20
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 Op.83
 チャイコフスキー:四季 Op.37〜10月と1月
ベンヤミン・モーザー(P)
 2007年チャイコフスキー国際コンクールにて入賞の逸材(優勝こそ逃したが、聴衆賞を獲得)、ドイツ生まれのベンヤミン・モーザーの初アルバム。
 彼はこのコンクールの前にも、ニューヨークで「若い芸術家のための国際オーディション」で1等賞と8つの特別賞を受賞すという快挙を成し遂げ、すでに世界各地で華々しい活躍を期待されている人でもある。彼の演奏は極めて力強く、また、美麗な音色が印象的。今回のデビューアルバムは全てロシアの曲が選ばれているがおのおのの作曲家の作品の持つ色合いを確実に描き分けているところなど若きピアニストの理性が存分に感じられる出色の選曲と言えるだろう。無論のこと、テクニックの冴えは申し分なくまるで叩きつけるかのようなプロコフィエフのソナタには度肝を抜かれてしまうかもしれない。彼はベートーヴェンやブラームスも得意とのこと。将来が本当に楽しみなピアニスト。
フォークト〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 [第20番(*)/第23番(#)]
ラルス・フォークト(P)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・
 モーツァルテウムo.
 録音:2008年1月5日、ザルツブルク祝祭劇場大ホール、ライヴ(*)、2008年8月31日、ザルクブルク・モーツァルテウム大ホール、ライヴ(#)。
 EMIや自主企画レーベルなどから発売され、最近では室内楽の分野で高い評価を受けているドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトのモーツァルト協奏曲の登場。2008年のザルツブルクでのこのライヴは、決して大げさな身振りではなく、堅実で美しい造形美を聴かせてくれる。壮大な ニ短調K.466、流麗な イ長調K.488。この2曲は対照的な曲想を持つが、彼の演奏は書かれた音符の全てに渾身の力がこもっている。ボルトンのモーツァルトはピリオド楽器奏法を取り入れることで既に定評があり、この2人の白熱した力の拮抗は聴き手に心地良い緊張感をもたらすことだろう。
チャイコフスキー
 交響曲第4番 ヘ短調Op.36 (*)/
 序曲「1812年」Op.49 (#)
クリストフ・ポッペン指揮
ザールブリュッケン=
 カイザースラウテルン・
  ドイツ放送po.
 録音:2007年9月24日、ミュンヘン・ガスタイク・フィルハーモニー、ライヴ(*)/2008年1月4日、ザールブリュッケン・コングレスハレ、ライヴ(#)。
 明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感を際立たせるフレージング。エームス・クラシックスへの最初の録音、メンデルスゾーンの交響曲全集(OC-709)は、メンデルスゾーンに対する実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コントロールの確かさが際立つ演奏だったが、チャイコフスキーでもその彼の独自な解釈は踏襲され、現代風に過度に付け加えられたロシア風とは違った新解釈で聴かせてくれる。クリストフ・ポッペンは、1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリニストとして数多くの著名コンクールで入賞。1978年、ケルビーニ弦楽四重奏団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重奏コンクールでグランプリを受賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音楽監督。1995年、ミュンヘン室内オーケストラの音楽監督に就任。1988-95年、デトモルト国立音楽大学の教授を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学長を務めている。バロック・ヴァイオリンも演奏し、ECMから発売されたヒリアード・アンサンブルとの『バッハ/モリムール』は世界的に話題となった。また、ザルツブルク音楽祭にも多く出演。2007年シーズンより、ドイツ放送フィル(旧称ザールブリュッケン放送so.)の音楽監督を務めている。
シン・ヤン、デビュー
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 シューベルト:
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
 バルトーク:ラプソディ第1番
 イェルク・ヴィトマン:
  無伴奏ヴァイオリンのためのエチュード V
  「パガニーニのカプリース第6番へのオマージュ」
 ピアソラ/グバイドリーナ編曲:ル・グラン・タンゴ
シン・ヤン(Vn)
マルコ・グリサンティ(P)
ハラルト・エラー
(アコーディオン)
 録音:2008年9月-11月、ベルリン放送局スタジオ、ブランデンブルク。
 シン・ヤンは、1982年ヴュルツブルク生まれ(両親は韓国人)。ヴュツブルク音楽学校でヴァイオリンを学び、13歳で「ドイツ・若い芽の音楽コンクール」で優勝。その後リューベック音楽院でトーマス・ブランディスに学んだ。すでにドイツラント放送、北ドイツ放送、バイエルン放送などで彼女の演奏が放送され、高い評価を得ている。
OC-730
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.120
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
フィリップ・エルサン(1948-):
 三重奏曲「マラン・マレ、
  サン・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘」
   による変奏曲(1998)
トリオ・セレス
 録音:2008年6月10日-12日 バイエルン放送第2スタジオ。
 トリオ・セレスのデビュー・アルバム。パリ国立音楽院で学んでいた奏者たちによって設立、「歌心と音楽に対する情熱は、今までにない」と絶賛されている。
シューベルト:
 幻想曲 ハ長調「さすらい人」D.760/
 幻想曲 ハ長調「グラーツ幻想曲」D.605A/
 3つの小品(即興曲)D.946/
 ヒュッテンブレンナーの主題による
  13の変奏曲 イ短調 D.576
ミヒャエル・エンドレス(P)
ユーラ・マルグリス
 ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調Op.35
 ベートーヴェン:創作主題による変奏曲WoO.80
 J.S.バッハ:イギリス組曲第3番
ユーラ・マルグリス(P)
 録音:2008年4月30日-5月1日、ヘッセン放送ホール、フランクフルト。
シューマン:4つの夜曲 Op.23
ハインツ・ホリガー:エリス
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番
ラヴェル:夜のガスパール
モーツァルト:アダージョ ロ短調K.540
ヘルベルト・シュフ(P)
 録音:2008年9月、ドイツランド放送、室内楽ホール。
 へルべルト・シュフのアルバムは、いつもその選曲の大胆さで聴き手に多大なる興奮を与える。今回の「夜の小品」と銘打たれたアルバムもまた然り。ラヴェル、シューマンと言った彼が得意とする作曲家の作品をはじめ、スクリャービンのソナタ第9番「黒ミサ」やホリガーの作品など、まさに夜にぴったりの音楽が並んでいる。陰鬱なシューマンの夜曲、夜の不気味さを増幅する「夜のガスパール」。そして更に「あちらの世界」に通じるようなスクリャービン。これらは奇妙な統制感を抱きつつ、聴き手をあらぬ世界へと連れていくことだろう。最後に置かれたモーツァルトが今まで聴いたこともないような音楽に聴こえたとしたら、もうあなたはシュフのとりこ。
ヨハン・クリストフ・
 フォーゲル(1756-1788):3つの交響曲集
(1784)
 [第1番 ニ長調/第2番 変ホ長調/第3番 変ロ長調]
ラインハルト・ゲーベル指揮
バイエルン・カンマーpo.
 録音:2008年9月16日-19日、ニュールンベルク・ゲルマン国立博物館、アウフゼス・ザール。グルックとサリエリが称賛した知られざる作曲家、ヨハン・クリストフ・フォーゲルの交響曲集。
 フォーゲルはニュルンベルクで生まれ、ドレスデンで音楽を学んだ。しかしドレスデンの音楽は、それ以前のゼレンカ、ピゼンデル、ハッセの域を脱せないままでいたためにパリに行き、1786年に最初のオペラ「 La toison d'or 」を作曲しグルックに献呈した。その初演には、当時パリで人気の管楽器名奏者たちが参加し、演奏についてもパリ中が狂乱になるほどで、グルックとサリエリが彼の曲を絶賛した程だったと言う。ところがパリの評論家たちは彼の新様式によるオペラ改革に反対し、グルックと同じように批判されてしまったとのこと。
 ここに収録された交響曲集には、様々な新しい試みやコンチェルタンテ様式が多用され、それは当時のパリでは受け入れがたいものだったため、演奏禁止ともなったようだ。残念ながら、フォーゲルは若くして32歳にアルコール中毒で亡くなり、彼の最も成功したオペラ「 Demophon 」のみが、1820年までロングヒット上演され続けられた。
 ムジカ・アンティクァ・ケルンとの演奏で知られるラインハルト・ゲーベルは、2009年から当盤で共演しているバイエルン・カンマー・フィルハーモニー(1990年設立)の音楽監督を務めている。
ハイドン:交響曲集
 [第66番「うっかり者」/第88番/第96番「奇蹟」]
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 168年の歴史と伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウムo.のシェフを2004年より務めるアイヴォー・ボルトンの最新レコーディングは、2009年没後200年を迎えているパパ・ハイドンの交響曲集。
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
 オーボエと小管弦楽のための協奏曲 H.353(1955)
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
 オーボエと小管弦楽のための協奏曲(1952)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
 オーボエと小管弦楽のための
  協奏曲 ニ長調AV144(1945/48改訂)
シュテファン・シュリ(Ob)
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:ライヴ。
 弱冠20歳で名門バイエルン放送so.の首席オーボエ奏者になったシュテファン・シーリが20世紀オーボエ協奏曲の名曲を気心の知れたマリス・ヤンソンスとドイツの手兵バイエルン放送so.とのアルバム、エームス・クラシックスより登場!
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集より
 [BWV.860,887,858,858,853,891]
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87より
 [第4番/第14番/第15番/第17番]
ベルント・グレムザー(P)
 録音:2008年11月10日-12日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ。
メンデルスゾーン:2台のピアノのための協奏曲集
 2台のピアノのための協奏曲 ホ長調(1823)/
 2台のピアノのための協奏曲 変イ長調(1824)
シルヴァー=ガルブルク・
 ピアノ・デュオ
[シヴァン・シルヴァー
 ギル・ガルブルク(P)]
クリストファー・ホグウッド指揮
バイエルン室内po.
 録音:ディジタル、セッション。
 メンデルスゾーンが13-15歳時、長いスイス旅行に出ている間に書かれた作品で、「弦楽のための交響曲」「ヴァイオリン・ソナタ」「ピアノ五重奏曲」「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」「交響曲第1番」などと同時期の作。そして、姉のファニー・メンデルスゾーンと初演が行われ、その後も彼らのベルリンでの初のメンデルスゾーン家の日曜日コンサートで演奏され、モーツァルト以上と言われた彼らの神童ぶりと、驚くほど完成された作品は、聴衆より高い評価を得た。これらの輝かしい作品は若々しく快活に満ちており、またコントラストを与えるためにテンポの変化を取り入れている。若書の作品ながら、長調の曲でありながら短調的な情緒をもたらす独特な色彩豊かな作風が考えられているのは驚かされる。
 シルヴァー=ガルブルク・ピアノ・デュオは、イスラエル生まれの2人。テルアビブで学んだ後ハノーヴァー音楽大学を最高位で卒業し、現在世界中で活躍している。この録音では、古楽の巨匠のひとり、ホグウッドがサポート。東京フィルやNHKso.とメンデルスゾーンの作品を競演をしており、油絵の汚れを掃いきったような、すっきりとした若々しい演奏を繰り広げている。
OC-740
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(3CD)
メンデルスゾーン:
 弦楽のための交響曲集
(全13曲)
アヒム・フィードラー指揮
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
 録音:ディジタル、セッション。
 バウムガルトナー設立した、2009年で53年目の伝統ある合奏団、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団の最新録音。この作品は、12-14歳の時期に作曲された「交響曲の習作」といわれるもので、メンデルスゾーン家の日曜コンサートのために書かれたものと言われている。しかし、バッハを研究していたメンデルスゾーンは、バッハ的な高度な対位法と和声、多彩な旋律を独自に取り入れて作曲しており、単純そうに見える楽譜からは、創造以上に複雑な弦楽器の絡み合いと、色彩豊かで熱い感情を感じることが出来る。
 バウムガルトナーの後、1998年よりルツェルン音楽祭弦楽合奏団の音楽監督を務めているアヒム・フィードラーは、艶やかでスマートな新感覚を適度にピリオド楽器的表現を取り入れながら、モダーン楽器の熱い熱情を組み込んで演奏を展開していく。彼の録音は「バッハ=オネゲル」「シューベルト=ウェーベルン」など、古典と現代との組み合わせの録音から始まり、最近では「チャイコフスキー&ドヴォルザーク:弦楽セレナード」「ブリテン:弦楽のための作品集」など、弦楽合奏の王道作品に戻って、新たなる弦楽合奏の表現を築きあげつつある。今回のメンデルスゾーンもその中の一途であり、モダーン楽器の新表現だけでなく、音色の美しさでさえも新鮮に感じることが出来るだろう。
OC-741
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(2CD)
シューマン:交響曲全集 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン・
 カイザースラウテルン・
  ドイツ放送po.
  OC-708[2&3番]と OC-707[1&4番]のセット化。レコード芸術特選。
ブラームス:ピアノ作品全集 Vol.4
 8つの小品 Op.76/2つのラプソディOp.79/
 幻想曲集 Op.116
アンドレアス・ボイデ(P)
 録音:2006年7月14日、2007年8月6日-9日、ケルン放送、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール、ディジタル、セッション。ドイツ生まれで、現在ロンドンに居を構えている中堅ピアニスト、アンドレアス・ボイデによるシリーズ第4集。
 「8つの小品」は、「パガニーニ変奏曲」以来15年ぶりに作曲されたピアノ曲で、技巧性より内面性の表出に重点がおかれ、「2つのラプソディ」では大胆な性格の主題と感傷的な副主題が特徴的。晩年の「幻想曲集」は、静かな快活さと諦念に似た感情の交差が表現されている。これまでの演奏は、ブラームスの晩年の様々な思いを濃厚さという方向にもっていきがちだが、ボイデは楽譜を新たに読み直し、淡々としたスマートなブラームス像を描き出し、全く反対のアプローチで演奏していく。
 『ボイデは、今までの演奏にはなかった不可能に挑戦している。若々しい横溢による力強さは、ピアノ音楽の透明度と叙情性のように突然見える優しさとが結合されているようだ。』『ボイデの透明でかつ濃い2つの音色の使い分けは、ブラームスのピアノ作品の解読に成功している。彼はそれができる最も技 術の高いピアニスト。』『ボイデは、今まで染みついた過度な感傷的なロマンティシズムを取り除き、音楽に明快さを与え、新鮮なブラームス像を作り上げることに成功している。』と、前アルバムは海外では高い評価を得ている。
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.5
 3つの間奏曲 Op.117/6つの小品 Op.118/
 4つの小品 Op.119/組曲 断章〔イ短調/ロ短調〕/
 ピアノ小品/アルバムの一葉
アンドレアス・ボイデ(P)
 録音:2008年1月、7月、ケルン放送、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール。
ドヴォルザーク
 交響曲第9番 ホ短調Op.95,B.178「新世界より」(*)
ヨゼフ・スク(1874-1935):
 組曲「おとぎ話」Op.16(#)
ベルトラン・ド・ビリー指揮
ウィーン放送so.
 録音:2007年11月23日、ウィーン、ムジークフェライン大ホール(#)/2008年2月22日、ウィーン・コンツェルトハウス(*)。
ピアノ・デュオ作品集
 ブラームス:ハンガリー舞曲
  [第2、3、5、7、8、11、20、21番]
 フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
 チャイコフスキー(ラフマニノフ編):
  「眠りの森の美女」
 スタニスラフ・モニューシュコ:コントルダンス
アンナ&
 イネス・・ワラショフスキ
 (Pデュオ)
 録音:2009年5月25日-26日、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン、セッション。
 ポーランド生まれのピアノ・デュオ、アンナ&イネス・ワラショフスキはすでに8枚のCDをリリースしている。その中にはモーツァルト、ブラームス、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ラヴェル、ガーシュウィン、そしてメンデルスゾーンとプーランクのオーケストラとの共演した演奏も含まれ、ピアノ・デュオとしては理想的なディスコグラフィとなっている。最近はサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も録音しており、ますます彼女たちから目を離すわけにはいかなくなりそう。
 彼女ら姉妹は幼い頃から音楽教育を受け、ハノーヴァーで「才能ある子どものための音楽教室」に通い、そこでピアノ・デュオの第1人者アルフォンス・コンタルスキーを始めとした錚々たる顔ぶれから夥しい成果を受け取った。1996年にデビューし、以来、ドイツ、ポーランド、イタリアで多くの国際コンクールにエントリーし、また演奏活動も活発に行っている。バッハから近代の作品まで2台ピアノと連弾のレパートリーを広げ、最近は有名な音楽祭にも出演している。
 おなじみブラームスのハンガリー舞曲は2手版と連弾版の2種類が存在するが、やはり連弾の方が形式上も大きく華やかになる。ブラームスはもともと自作の管弦楽曲を2台ピアノや連弾のために構想することが多く、交響曲第3番と第4番はあらかじめピアノ連弾として書かれ、またピアノ協奏曲第1番は本来2台ピアノのソナタとして書かれたことも知られている。このハンガリー舞曲も、もともとは21曲が連弾版として書かれたが、後に最初の10曲だけが2手版として書き直されている。ちなみに、ハンガリー舞曲は本物のハンガリー民謡を用いているわけでなく、後に他人から「盗作である」と訴えられた時も、スコアに編曲と書いてあることによって、ブラームスはその裁判に勝ったと言われている。
 チャイコフスキーの「眠りの森の美女」にも有名な連弾ヴァージョンがある。チャイコフスキー自身が編纂した組曲をピアノ連弾へと編曲したのは、若きラフマニノフ。彼が学習も兼ねて編曲した作品を、いとこで名ピアニストであるジロティが監修、最終的にはチャイコフスキーが手を入れて現在の形に落ち着いている。
 フォーレの「ドリー組曲」は、彼の妻の友人で後のドビュッシー夫人となるエンマ・バルダックの娘エレーヌに献呈された6曲からなる愛らしい作品。エレーヌの誕生日用に書かれた作品が中心で、短い曲ばかりだが、どれも深い愛情に彩られたものばかり。
 ショパンの次世代を担ったポーランドの作曲家モニューシコの作品はレパートリーとしても極めて珍しい。現在ではオペラ作曲家としてのみその名を知られている人だが、このコントルダンスは彼のロマンティシズムを端的に表す愛すべき小品。彼女らの共感溢れる演奏で聴けることはとても喜ばしい。
モーツァルト:フルート協奏曲集
 モーツァルト:
  フルート協奏曲第1番 ト長調K.313/
  フルート協奏曲第2番 ニ長調K.314/
  アンダンテ ハ長調K.315/ロンド ニ長調K.Anh.184
 ヨハン・バプティスト・ヴェンドリング:
  フルート協奏曲 ハ長調
ベルンハルト・
 クラバッチュ(Fl)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2009年6月15日-18日、ザルツブルク・ミュールン・プファルツ教会、ディジタル、セッション。
 マンハイムの宮廷オーケストラの名フルート奏者、ヨハン・バプテスト・ヴェンドリングはモーツァルトがマンハイムに長期滞在した際に彼と親交を持ち、友人のフェルディナント・ドゥジャンをモーツァルトに紹介した。ドゥジャンは、モーツァルトに「フルートのための小さい協奏曲と四重奏曲」の作曲を依頼したが、結局約束とは異なり、この2つのフルート協奏曲(第2番は、オーボエ協奏曲の編曲版)と3つの四重奏曲を渡したと言われる。モーツァルトの協奏曲だけでなく、当時ヨーロッパで最もフルートの達人であったヴェントリングの協奏曲も収録しているのも、この盤の特徴。
 最近では金管ではなく本来の木管で演奏される事も多いフルートだが、ザルツブルクの2つのオーケストラの首席を務めるベルンハルト・クラバッチュは、もともと木管フルートで演奏している数少ないフルーティスト。また彼の使用している楽器は、現代のベーム式キー方式でありながら、ピリオド楽器の音色に非常に近い。ただし正確な音程を取るのは難しく、あえて彼は音色重視を選択し、完璧な音程で演奏している。この演奏で、モーツァルトが不満であったと言われる音程の悪さと、モーツァルトが目指したフルートの音色の協調性が失われずに、ここに演奏された。既にピリオド楽器的演奏を現代楽器で演奏するボルトン&MOSとの音色との相性は抜群で、新たなる新鮮なモーツァルトを表現していく。また、モーツァルトのそれぞれのカデンツァは、ピアニストのヘルムート・ドイチュによる版を使用している。

 ベルンハルト・クラバッチュ:オーストリアに生まれ、ウィーン音楽院にてフルートをヴォルフガング・シュルツに師事。多くの賞を受賞し、奨学生にも選ばれる。1986年以降、カメラータ・ザルツブルク、モーツァルテウムo.の両方で首席奏者を務める。ソリストとしての活動の他に、マレイ・ペライア、シャーンドル・ヴェーグ、オーレル・ニコレ、ハーゲン弦楽四重奏団などの著名な室内楽奏者と共に活動をする。ベルリン音楽祭、ウィーン芸術週間、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン・イースター・フェスティヴァルなどで、モーツァルトの協奏曲やバッハの組曲 ロ短調、ブランデンブルク協奏曲などを演奏する。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学にて教鞭をとっている。
ハイドン:弦楽四重奏曲&協奏曲集
 弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調Op.76-4
  「日の出」Hob.III-78/
 弦楽四重奏曲第37番 ロ短調Op.33-1,Hob.III-37/
 ピアノ協奏曲 ト長調Hob.XVIII-4(*)/
 ヴァイオリン、ピアノと
  弦楽四重奏のための協奏曲 ヘ長調(#)
デリアンSQ
ジル・アパップ(Vn;#)
アンドレアス・
 フレーリヒ(P;*/#)
 録音:2008年9月-10月、ヘッセン放送ザール、セッション。
 デリアンQは2007年に設立された弦楽四重奏団だが、結成後たった2年で世界中の音楽祭に招かれるまでなっている実力派。特に各人の情熱的な熱気は今までにないもので、それぞれが絶妙なバランスで掛け合いを行っていることにより、更に雄大な音楽世界を創り出しており、それは彼らのファーストアルバム「シューマン:弦楽四重奏曲第1番(OC-711)」でも聴くことが出来る。
 今回のアルバムは、ハイドン・イヤーの締めくくりとして、ウィーン古典様式を確立した作品の弦楽四重奏曲第37番。高い境地で総合したハイドン最高の傑作四重奏曲Op.76から有名な「日の出」。ピアノ協奏曲はもともとチェンバロ付きディヴェルティメント様式的発展とみなしうる作品。ピアノ協奏曲というよりは室内楽的統一感で書かれているため、ここでは弦楽四重奏+ピアノで演奏されている。ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲は、1766年ライプツィヒ・ブライトコプフ版では出版されたようだが、1937年のベーレンライター版では偽作とされ掲載が見送られた。ここでは2006年東京の夏で話題となった「型破りヴァイオリニスト」、ジル・アパップが登場し、デリアンQのメンバーと正に「型破りな」表現で楽しませてくれる。
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.71-2
ブラームス:弦楽四重奏曲 イ短調 Op.51-2
シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.37
シチェドリン:抒情風景
アポロン・ミューザゲートSQ
 録音:2009年、ディジタル、セッション。アポロン・ミューザゲート・クァルテット、デビュー!
 「私が知っている若い弦楽四重奏団の中で、彼らは最も最高の四重奏団だろう。今後、彼らが大きく羽ばたくであろうことを感じる」(ABQ; ギュンター・ピヒラー)
 ポーランドで音楽を学んでいた彼らは、2006年にウィーンでこの弦楽四重奏団を結成し、2年後の2008年に既にミュンヘンARDコンクールで優勝。その後ヨーロッパ主要都市でのコンサートや音楽祭で高い評価を得ている。ピリオド演奏風のハイドン、古典ウィーン風の気品あるブラームス、濃厚で不思議な響きでひきつけるシマノフスキ、荘厳さと苦悩を冷たく表現したシチェドリンなど、様々な色を持った新しい弦楽四重奏の響きに挑戦し成功している。公式サイト:http://www.apollon-musagete.com/
ヤーノシュ・タマーシュ(1936-):作品集
 ピアノと管弦楽のための協奏曲(1965)(*)/
 Display of lights(1971)(#)/
 Improvisations(1959)(#)/Frost flowers(1977)(#)
トーマス・ドラトヴァ(P;*)
ポール・グッドウィン指揮
バーゼル室内o.
 録音:2009年2月10日、アーラウ文化会議場ホール(ディジタル:ライヴ;*)/2009年8月26日、チューリヒ放送スタジオ(ディジタル:セッション;#)。
 ヤーノシュ・タマーシュはブダペスト生まれ。フランツ・リスト音楽院を卒業後ベルンで作曲を学びスイスに移住、チューリヒ歌劇場のオペラ歌手トレーナーを務めながら指揮者・作曲家、音楽教師として活躍している。
 「ピアノ協奏曲」は、バルトークのピアノ協奏曲に触発された彼の重要な初期作品であり、高度なテクニックを必要とする。彼の作品は、個々のスタイルの深刻化で沈黙し、そしてドラマ的感覚の2つの極間に位置し、「常に時代を超越し、普遍的な美が、私にとっての新しいコンテンツを提供するコンセプト」だと彼自身語っている。
 バーゼル室内o.は、モダーン楽器だけでなくピリオド楽器をも演奏する、幅広いレパートリーを持つオーケストラだが、イギリスのバロック・オーボエ奏者として有名なグッドウィンが、指揮を務めているのも注目。ピリオド楽器演奏テクニックをも取り入れたスマートなこの演奏によって、タマシュの普遍的な美を音楽に表現することに成功している。
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
 (ノーヴァク1890年版)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2009年4月15日、16日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ、ディジタル。
 アイヴォー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウムによるブルックナー・チクルスの5枚目のアルバムとなる。これは新首席指揮者に就任したボルトンが意欲的、野心的に定期公演で始めたツィクルスで、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ・レコーディングで、1年に1つの交響曲を演奏していく。
 バロック演奏の経験(フライブルク・バロックo.などにも客演指揮)を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果。その音楽はブルックナーでも簡潔。ビブラートを抑えた清潔感のある弦楽器の表現と全奏のストレートな力強さが印象的。
ショパン
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35/
 24の前奏曲 Op.28
エレーヌ・ティスマン(P)
 録音:2009年、ディジタル、セッション。
 エレーヌ・ティスマンは1982年生まれ。パリ音楽院で学び、ケルン音楽大学でローラン=エマールに20世紀音楽を、更にウィーンでオレグ・マイセンベルクに学んだ。2006年ダルムシュタット・ショパン国際コンクールで優勝。その後、ヨーロッパの様々なオーケストラや、ブーレーズらと共演し高い評価を得ている。公式サイト:http://helenetysman.com/
モーツァルト・イン・イタリー
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  歌劇「ルッジェーロ」序曲
 トーマス・リンリーJr.(1756-1778):
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
 ヴェナンツィオ・ラウッツィーニ(1746-1810):
  シンフォニア ニ長調
 フランツ・ラモッティ(1751-1780):
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調
 モーツァルト:交響曲 ニ長調
  (「アルバのアスカーニョ」K.120(111a)序曲)
ミリヤム・コンツェン(Vn)
ラインハルト・ゲーベル指揮
バイエルン・カンマーpo.
 録音:2010年2月25日-28日、バイエルン放送第1スタジオ。
OC-754
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(2CD)
シューマン
 あこがれのワルツの変奏曲
  「通俗的な主題による音楽の情景」
  (アンドレアス・ボイデ補完)/
 蝶々 Op.2/6つの間奏曲 Op.4/謝肉祭 Op.9
カール・ツェルニー
 お気に入りの悲しいワルツによる変奏曲 Op.12
シューベルト
 ドイツ舞曲第15番(D.783より)/
 レントラー第3、11番(D.790より)/
 ワルツ第6、14、22番(D.365より)/
 レントラー第14番(D.734より)/
 ワルツ第13番(D.779より)
ウェーバー:舞踏への勧誘
 (華麗なるロンド) 変ニ長調Op.65,J.260
ヘルベルト・シュフ(P)
 録音:2009年、ドイツランド放送室内楽ザール、ディジタル、セッション。
 音楽史を語る上で、シューマンとショパンの関係についてはよく取りざたされているが、シューマンが先人シューベルトからいかに影響を受け、また、どれほどシューベルトを尊敬していたかということについては、ほとんど語られていないようだ。しかし実は当時、彼は「シューベルト研究家」としてシューベルトの死後10年にシューベルトの兄フェルディナンドと交友をもち、数多くのシューベルトの作品を世に紹介している。このシュフの新録音はそんな2人の大作曲家の関連を見事に浮き彫りにした好企画。まず、CD1枚目を聴いてみて頂きたい。ほとんどの人は耳を疑うことだろう。しかし、これはシューマンが「シューベルトのワルツ」を主題に書いた変奏曲への前口上なのだ。シューマンはシューベルトの主題にいくつかの変奏を書こうと試みたが、出来上がりに満足することのなかった彼は、結局未完のまま作曲を中止、ここで聴かれるアンドレアス・ボイデが補筆した版は、原曲のワルツは曲の最後まで明かされることがない。この曲から派生した「パピヨン」と「謝肉祭」は、いうまでもなくシューマンの創造力の鮮やかな飛翔の賜物。シュフは同じテーマを用いたツェルニーの変奏曲と、シューベルトのいくつかのワルツ、レントラーをこのアルバムに加えることで、シューマンの特異な才能を更に見せつけてくれている。
メンデルスゾーン
 夏の夜の夢 Op.61/
 無言歌集第5集Op.62 より Nos.25-30 /
 無言歌第31番 変ホ長調 Op.67 No.1「瞑想」
シルバー=ガーバーグ・
 ピアノ・デュオ
 録音:2009年11月6日-8日、バイエルン放送第2スタジオ、ディジタル。
 メンデルスゾーンが姉のファニーと楽しむためのピアノ連弾曲として書かれた「夏の夜の夢」序曲Op.21は、弱冠17歳の時に書かれた作品。その後、序曲をオーケストラ用に編曲し、1843年に劇音楽「夏の夜の夢Op.61」として作曲され出版された。実はその4年前にすでに連弾用として作曲され出版されていた。この時代中間層の家庭では、音楽を用いたコミュニケーションが最も通常のメディアだった。ただ、ほとんどの家庭ではピアノを2台所有できなかったので、連弾というジャンルは「ピアノ教師と生徒」「学生どうしの練習」「家庭や交流の場での娯楽」へと極めて用途が広がっていったのだった。更にメンデルスゾーンは、既に劇音楽オーケストラ版以前に連弾版を作曲し、ヨーロッパの劇場へのプロモーションを行ったのだった。さらにそれを完璧成功させるための劇場側の要求を取り入れ、最終的に管弦楽版完成と至った。
 シルヴァー=ガーバーグ・ピアノ・デュオは、イスラエル生まれの2人。テルアビブで学んだ後ハノーヴァー音楽大学を最高位で卒業し、現在世界中で活躍している。
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ集〔ヘ長調 K377 (374e) /変ロ長調 K454 /ソナタ イ長調 K526 〕/
モーツァルト/クライスラー(1875-1962)編曲:「ハフナー・セレナーデ」〜ロンド・アレグレット

 フリーデリケ・シュタルクロフ(Vn) ホセ・ガリャルド(P)
 録音:2011年2月18日-20日、コンツェルトザール、アウグスブルク大学。1990年ケムニッツで生まれ、5歳からヴァイオリンを始めた女流のシュタルクロフは、1998年「若き音楽家」のコンクールで1等賞を得たのを皮切りに、ソロ、室内楽を含めて数多くの賞を獲得している。
シューマン:ピアノ作品集
 クライスレリアーナOp.16(*)/
 アラベスクOp.18(*)/謝肉祭 Op.9(#)
ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2009年8月27日、フォルツハイム・コングレス・センター、ディジタル、セッション(*)、1997年7月31日、ラ・ショー・ド・フォン音楽院ホール、ディジタル、セッション(#)。(*)は初出音源。(#)は Ars MusicI AM-1248-2(流通在庫限り; + リストのソナタ)からのレーベル移行。
 録音中の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」既出盤全てが、ヨーロッパで受賞、2009年にはミデム賞も受賞したドクター・ベートーヴェン、コルスティックが、2010年の記念年にシューマンのピアノ名曲を録音。
 ベートーヴェン同様、この録音でも彼は自筆譜から研究しなおし、テンポ、フレージング、アクセントなど独特な解釈により、新シューマン像を描き出していく。特に絶妙なるペダリングは、決然とした強弱表現を出すことに成功している。
ベルント・グレムザー〜ショパン:
 バラード
〔第1番−第4番〕/
 スケルツォ〔第1番−第4番〕
ベルント・グレムザー(P)
 録音:2009年12月21日-23日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ。
 「7歳でピアノを始め、ロシア出身のピアニスト、ヴィターリ・マルグリスに師事。1981年から数々の国際コンクールに出場し素晴らしい成績を納める。」これはよくある名ピアニストの略歴だが、このベルント・グレムザーが最も注目を浴びたのは、1989年、まだフライブルク高等音楽学校の教育実習生だった彼が、突如ザールラント音楽学校の教授に任命されたことだった。これで彼は「ドイツ最年少の大学教授」として、その実力が広く認められることになった。レパートリーは幅広く、とりわけ超絶技巧系の作品を得意としており、今までに30枚以上のCDをリリース。NAXOSへのラフマニノフやプロコフィエフを始め、そのどれもが高い評価を受けている。
 そんな彼が今回世に問うのは、ショパンのバラードとスケルツォ。1曲1曲が物語性を持ち、多彩な表現力を要求されるもので、まさに実力派グレムザーにはうってつけ。
ヴァレンティン・ラドゥティウ、チェロ・リサイタル
 シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ版)
 ペーター・ルジツカ(1948-):チェロとピアノのためのレチタティーヴォ(*)
 サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリツィオーソ イ短調 Op.28
  ヴァレンティン・ラドゥティウ(Vc) ペール・ルンドベリ (P)
 録音:2010年3月6日-8日、ライプツィヒ、MDRスタジオ。(*)は世界初録音。ラドゥティウ(1986-)はミュンヘン生まれで、クレメンス・ハーゲン、ハインリヒ・シフ、ダーヴィト・ゲリンガスの弟子。2008年にリガで開催された「カール・ダヴィドフ国際コンクール」で1位。ルンドベリはスウェーデンの若手ピアニスト。
チャイコフスキー
 交響曲第1番 ト短調 Op.13「冬の日の幻想」(*)/
 イタリア奇想曲 Op.45(#)
クリストフ・ポッペン指揮
ザールブリュッケン・
 カイザースラウテルン・
  ドイツ放送po.
 録音:2007年12月13日-16日、ザールブリュッケン・コングレスホール(*)、2009年12月29日-2010年1月1日、マインツ・ラインゴールドハレ(#)、ディジタル、ライヴ。クリストフ・ポッペン&ドイツ放送フィル、チャイコフスキー交響曲チクルス第2弾。
 明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感を際立たせるフレージング。実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コントロールの確かさが際立つ演奏をモットーにし、最近の過度に付け加えられたロシア風とは違った新解釈で聴かせてくれる。その彼の独自な解釈は独特な盛り上がり感を持ち、チィコフスキーの描写力を引き立てることに成功し、充実感のある色彩力あるチャイコフスキーの音楽を聴かせてくれる。
 クリストフ・ポッペンは、1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリニストとして数多くの著名コンクールで入賞。1978年、ケルビーニ弦楽四重奏団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重奏コンクールでグランプリを受賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音楽監督。1995年、ミュンヘン室内オーケストラの音楽監督に就任。1988〜95年、デトモルト国立音楽大学の教授を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学長を務めている。バロック・ヴァイオリンも演奏し、ECMから発売されたヒリアード・アンサンブルとの『バッハ/モリムール』は世界的に話題となった。また、ザルツブルク音楽祭にも多く出演。2007年シーズンより、ドイツ放送フィル(旧称ザールブリュッケン放送so.)の音楽監督を務めている。
チャイコフスキー
 交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74(*)/幻想的序曲「ハムレット」Op.67a(#)
  クリストフ・ポッペン指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2008年4月20日(*)、2010年4月15日(#)、ザールブリュッケン、コングレスハレ、ライヴ。
チャイコフスキー:交響曲全集 Vol.4
 〔第2番 ハ短調「小ロシア」Op.17 (*)/
  第3番 ニ長調「ポーランド」Op.29 (#)〕
クリストフ・ポッペン指揮
ドイツ放送po.
 録音:2009年6月15日(#)、2010年6月27日(*)、コングレスホール、ザールブリュッケン、ライヴ。
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 (*) /スラヴ行進曲 変ロ短調 Op.31 (#)
 クリストフ・ポッペン指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.
 録音:2010年2月26日-27日(*)、2010年12月10日、12日(#)、ザールブリュッケン・コングレスザール、ライヴ。
thoughts 〜アルブレヒト・メンツェル(Vn)デビュー!
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集〔第1番 イ短調 Op.105 /第2番 ニ短調 Op.121 〕/
 シューマン/フリッツ・クライスラー編曲:幻想曲 ハ長調 Op.131
 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
  無伴奏ヴァイオリンのための狂詩曲 Op.26「魔王」(*) /
  無伴奏ヴァイオリンのための練習曲第6番「夏の名残の薔薇」(*)
 アルブレヒト・メンツェル(Vn) アミール・カッツ(P;*以外)
 録音:2014年6月10日-12日、RBB 放送第3スタジオ。1992年生まれ、ジュリアン・ラクリンとボリス・クシュニールに学んだヴァイオリニスト、アルブレヒト・メンツェルのデビュー盤。
Le Corps des Cordes 〔弦の躯〕
 ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):「ヴィオラ・ダ・ガンバ演奏の装飾論ならびに変奏論」から
  8つのリチェルカーレ(*)〔第1/第4/第3/第16/第5、第5パルス/第8/第2〕
 イザベル・ムンドリー(1963-):弦の躯 / プーランク(1899-1963):チェロ・ソナタ(#)
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012

  シャルル=アントワーヌ・デュフロ(Vc/ピッコロVc)
  セバスティアン・キュフラー=ブレッシング(Cemb;*)
  ウルリヒ・ヴェーデマイアー(リュート;*) マティアス・ミュラー(ヴィオローネ;*)
  ムラート・コシュクン(Per;*) マルティン・クレット(P;#)
 録音:2014年6月2日-4日、NDR 小ゼンデザール、ハノーヴァー。
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 K.306 /アダージョ ホ長調 K.261 /ロンド ハ長調 K.373
シュニトケ(1934-1998):
 無伴奏ヴァイオリンのためのフーガ(1953)/ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ(1963/68)

  マイア・カベザ(Vn) ホセ・ガリャルド(P)
  ディルク・カフタン指揮コンチェルティーノ・アンサンブル
 録音:2014年10月20日-22日、2015年10月23日-25日、アウグスブルク。
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」Op.84
 トビアス・モレッティ(語り) マリア・ベングトソン(S)
 ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.
 録音:2007年8月27日、28日、ORFフンクハウス、ウィーン。
マーラー(1860-1911):交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
 リカルダ・メルベス、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー、エリザベータ・マリン(S)
 ステラ・グリゴリアン、ジェーン・ヘンシェル(A) ヨハン・ボータ(T)
 ボアズ・ダニエル(Br) クヮンチュル・ユン(B)
 ウィーン・ジングアカデミー、スロヴァキア・フィルハーモニーcho.、ウィーン少年cho.
 ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.
 録音:2010年3月、コンツェルトハウス大ホール、ウィーン。
カールマーンとカルマン、父と子 [Kálmán & Kalman, father & son]
 チャールズ・カルマン(1929-):マージョリー・ワルツ
 エメリッヒ・カールマーン(1882-1953):
  ウィーンへ愛を込めて/ヴァラジュディンより来たる/ジプシーよ、来ておくれ/
  私の好きな踊り/それは何とすばらしい/夜は私を待っている/
  「陽気な軽騎兵」〜ハンガリー舞曲組曲/Zwei Märchenaugen/あなたは覚えているか
 チャールズ・カルマン:ジプシーの歌/人生は長いキス/つまり、それは素晴らしい/
            私のところへ来て/幸運の夢/あれはまだ?/王冠の歌
 ミヒャエル・ズットナー(T) ステファニー・C.ブラウン(S)
 アンドレアス・コヴァレヴィツ指揮ミュンヘンso.
 録音:2011年5月15日-20日、バイエルン・スタジオ、ミュンヘン。カールマン親子の作品集。特に息子の作品は殆ど録音されていないので貴重。なお息子のファーストネームは、便宜的に英語読みとしたが、綴りは "Charles" (フランス語圏でも使用され、その場合は「シャルル」)。ドイツ語圏なら綴りも「カール [Karl or Carl]」となるはずの名前( "Charles" を無理矢理ドイツ語読みすれば「カールス」)で、ユダヤ人であった父エメリッヒの作品がアメリカでも盛んに上演されていた頃の生まれと言う事が関係しているのかもしれない(1927年の作品「 Golden Dawn 」がニューヨーク・ブロードウェイで世界初演されているほか、1908年の初成功作「愉快な騎兵」以降、彼の作品はウィーンなどで初演された後、数年後にブロードウェイで英語版が初演される事が通例となっていた。カールマーン一家は結局ドイツによるオーストリア併合後の1938年にドイツを脱出、1940年にアメリカへ到着して第2次大戦終了までカリフォルニアに定住する事となる)。なお、当盤では息子の名字にはアクセント符号が記載されておらず「カルマン」としたが、欧米の資料では父と同様アクセント符号付きの表記となっている場合が多い。
ミュンヘン王宮のクリスマス音楽
 エヴァリスト・ダッラーバコ:協奏曲 ハ長調 Op.5-5
 H.I.F.ビーバー:「ロザリオのソナタ」〜ソナタ第3番 ロ短調「キリスト降誕」
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068
 ヨハン・クリストフ・ペーツ:パストラーレ協奏曲 / E.ロイスナー:パッサカリア
 G.トレッリ:クリスマス協奏曲 ト短調 Op.8-8 /他、リュート作品3曲
  ルディガー・ロッター(Vn)指揮ホーフカペレ・ミュンヘン
 録音:2010年7月12日-14日、ミュンヘン昇天教会。ピリオド楽器使用。
 ミュンヘンで最も人気と実力を持つバロック・ヴァイオリン奏者ルディガー・ロッターと、彼が2004年からコンサート・マスターを務めているホーフカペレ・ミュンヘンとの最新録音。ロッターは、モダーンとバロック両方のヴァイオリン奏法を習得した後、ムジカ・アンティクァ・ケルン、コンチェルト・ケルンのメンバーを務め、多くのコンサートや録音に加わっている。さらにドイツ・カンマーフィルにも在籍、ミュンヘン・フィルのソロ・ゲストに呼ばれたこともあるという。
 この録音では、当時ミュンヘンの王宮で演奏されたと伝わっているクリスマス関連作を収録。ラインハルト・ゲーベルゆずりの独特な音色と演奏法によって今までにない刺激が敷き詰められている。弱冠20歳でバイエルン放送so.の首席オーボエ奏者を務めるシュテファン・シーリがゲスト参加しているのも見逃せない。また、バイエルン州立歌劇場リュート奏者、アクセル・ヴォルフのソロによるロイスナーのリュート作品も収録され、静かにこのアルバムは終る。
The Gentlemans Flute〜ヘンデル:
 歌劇「リナルド」、歌劇「アルチーナ」、歌劇「ジュリオ・チェーザレ」、
 オラトリオ「サウル」、オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」、
 歌劇「ゴールのアマディージ」、ガンバ・ソナタ ト短調から
  序曲、シンフォニア、アリアによる編曲
 シュテフォン・テミング(B−Fl) オルガ・ワッツ(Cemb)
 ドーメン・マリンチッチ(Gamb) リンドン・ワッツ(バロックFg)
 アレックス・ヴォルフ(リュート/テオルボ)
 ロレンダーナ・ジントーリ(バロックHp) オルガ・ミシュラ(プサルテリー)
 録音:2010年4月12日-15日、マルテゼールシュティフト聖ヨーゼフ教会、シュタルンベルク。
J.S.バッハ
 カンタータ第137番「力強き栄光の王なる主を讃えよ」BWV.137
マックス・レーガー
 ヴァイオリンとオルガンのためのラルゴ(Op.93より)/Ich sehe dich in tausend Bildern Op.105-1/
 ヴァイオリンとオルガンのためのロマンス ト長調/マリアの子守唄 Op.76-52/
 創作主題による 変奏曲とフーガ 嬰ヘ短調 Op.73

  カーチャ・ステューバー(S) ヴェラール・バルナ=サバドゥス(CT)
  ロベルト・ゼリアー(T) ベンヤミン・アップル(B) マルクス・ヴォルフ(Vc)
  ミヒャエル・ハルトマン(Org)指揮ミュンヘン・オデオン・アンサンブル、
  ミュンヘン・ビュルガーザール教会cho.
 録音:2009年12月7日-8日、2010年3月3日、ミュンヘン・ビュルガーザール教会、ディジタル、ライヴ。ミュンヘンのドイツ・マリア騎士団400年記念アルバム。
 ミュンヘン市民によって設立されたドイツ・マリア騎士団は、2010年に400年周年を迎える。この団体は、ミュンヘン・ビュルガーザール(市民のためのホール)に設立され、教会に改修され奉献されて300年を迎えた。それを記念して、これに関係した典礼文で書かれているバッハのカンタータ137番。そして1901-1907年ミュンヘンで仕事をしていたマックス・レーガーが書いたとされる古典的な作品を収録した。
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
リスト:コンソレーション第3番 変ニ長調 S.172-3/
     ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
サチコ・
 フルハタ=ケルスティング(P)
 録音:2010年5月19日-20日、南西ドイツ放送スタジオ、カイザースラウテルン。
ヴァリエーション
 モーツァルト(1756-1791):デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K573
 ベートーヴェン(1770-1827):創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
 シューマン(1810-1856):アベッグ変奏曲 Op.1
 シューベルト(1797-1828):即興曲 変ロ長調 D935-3
 メンデルスゾーン(1809-1847):厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
 ショパン(1810-1849):子守歌 変ニ長調 Op.57
  アレハンドロ・ピコ=レオニス(P)
 録音:2009年4月22日-23日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。スペインのアリカンテ生まれでアリシア・デ・ラローチャに学んだピアニスト、アレハンドロ・ピコ=レオニスは、ニューヨークへ渡り、2002年にカーネギー・ホール・デビューを果たしている。
中南米のピアノ三重奏曲集
 V=ロボス:ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調
 ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季
  (ヴィラ=ロボス・トリオ編曲版)
 ルチオ・ブルーノ=ビデラ:
  ユンバ・トランスフォーメイション
ヴィラ=ロボス・トリオ
[Rosângela Antunes(P)
 Florian Wilscher(Vn)
 Katrin Schickedanz(Vc)]
 録音:2009年11月、ウィーン。それぞれ、ブラジル、オーストリア、ドイツ出身の奏者によるピアノ三重奏団。
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):
 二重奏曲 ト長調 Op.12
ヨハン・ハルヴォルセン
 ヘンデルの主題によるパッサカリア
グリエール
 ヴァイオリンとチェロのための8つの小品 Op.39
エイト・ストリングズ
[ヴェレリア・ナスシュキナ(Vn)
 ミカエル・サムソノフ(Vc)]
 録音:2010年6月、クララ・ヴィーク・オーディトリアム、トンスタジオ・ヴァン・ゲースト、ハイデルベルク/ザントハウゼン。
CHICAQUICHA〜コロンビアのギター作品集
 ハイメ・ロメロ: Confesiones
 ヘンティル・モンターニャ: Lejania / En mi ribera
 サムエル・ベドジャ: Seis por Numeración
 カルロス・ヴィエコ: Ruego / Tulia
 ホセ・A.モラレス:
  Pueblito Viejo / Bucarelia / Maria Antonia
 アオドルフォ・メヒア:Bambuco en mi menor
 ホルヘ・ビジャミル: Los Guaduales
 アンドレス・ビジャミル:
  Camburpinton / Chicaquicha / Mery / Piazzollesco
アンドレス・ビジャミル(G)
 録音:2009年9月、12月、ギターモニア・スタジオ。アンドレス・ヴィジャミルは、1976年ボゴタ生れで、ボゴタ国立音楽学校を卒業。ヨーロッパでのコンサートで、北ドイツ放送室内o.と共演し絶賛を浴びた。
OC-779
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(2CD)
ショパン:ノクターン全集(全21曲) アミール・カッツ(P)
 録音:2010年3月15日、4月1日、ミュンヘン音楽大学大ホール、ディジタル。
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番&第19番(82876-78217-2)に続く、アミール・カッツの最新録音。カッツは、インタビュアーから「今更、ショパンの夜想曲の新しい録音が必要なのだろうか?」という少々意地の悪い質問を受けた時、こう答えた。「それでは質問をお返しするが、私が5回録音をした場合、その最上のものはどれにあたるのか? 全てのピアニストは常に自分自身の言葉で音楽を語りたいし、作品から新しい何かを発見している。素晴らしい芸術からは無限の可能性を引き出すことができる」と答えている。聴き手にしてもそれは同じこと。一つの作品を繰り返し聴き、また違う演奏家によって命を吹き込まれたものを聴き比べ、少しずつ自分の中に蓄積し、音楽への愛を高めていくことは大いなる「聴く喜び」と言えるだろう。彼だけのショパンを心行くまで堪能して欲しい。
スザンヌ・ラング、ピアノ・リサイタル
 リスト:死んだ夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)
 チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調 Op.59
 ラフマニノフ:V.R.のポルカ(W.Rのポルカ)
 ヤナーチェク:「霧の中で」〜アンダンテとプレスト
 チャイコフスキー:子守歌
 スメタナ:演奏会用習作 嬰ト短調「海辺にて」
 シューベルト:「楽興の時 D.780,Op.94」
  〜アンダンテとアンダンテ・モデラート
 シチェドリン:私はバラライカを弾く
 ファリャ:火祭りの踊り
 プロコフィエフ:
  メフィスト・ワルツOp.96-3/
  「ロメオとジュリエットからの10の小品」より
   〔少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家〕
スザンヌ・ラング(P)
 録音:2010年1月、3月、マインツ・トーンマイスター・スタジオ、ディジタル。
 スザンヌ・ラング。彼女はどのような方向性を目指しているのかどうか? まずレパートリーを見る限り、かなりのヴィルトゥオーゾ系を狙っていると見て間違いない。しかしその選曲のセンスには驚くべきものがある。リストの「ナイチンゲール」はアリャビエフの有名な歌曲の編曲版だが、あまり取り上げる人のいない珍品であり、ファリャの「火祭りの踊り」はいわずと知れた名ピアニストが好んで演奏したアンコール・ピース。ロシア系、チェコ系で攻めるかと思うと、唐突にシューベルトが来て少々驚きに見舞われる。とにかく予想外の曲が出て来るので一時も気を緩めることはできない。しかし、全ての曲にはストーリーが込められているという。冒頭のナイチンゲールの歌は、ロメオとジュリエットの愛の場面で歌われるものであるし、ファリャの作品は「踊りの音楽」としてチャイコフスキー、ラフマニノフ、シチェドリンと同列に扱われているそう。彼女の意図がわかったところでもう一度耳を傾けてみたい。この精巧なミニアチュア、どこまで巨大に成長するのか楽しみ。
OC-781
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(2CD)
J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ集
 〔第1番−第6番 BWV.825-830〕
イルマ・イサカーゼ(P)
 録音:2010年3月21日-23日、5月3日-5日、バイエルン放送第2スタジオ。前作「ゴルトベルク変奏曲」(OC-628)で「グールドの再来か?」と称されたグルジア生まれの若手ピアニスト、イルマ・イサカーゼのバッハ第2弾。
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲集
 チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1 /
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2 /
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調Hob.VIIa-4
 (ウェン=シン・ヤンによるチェロ編曲版)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
アカデミア・ダルキ・ボルツァーノ
ゲオルク・エガー
(コンサートマスター)
 録音:2010年8月9-13日
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集
 カンタータ第131番「深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる」BWV.131/
 カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」BWV.182(ワイマール初稿版)
  レジーネ・ユルダ(Ms) マクシミリアン・キーナー(T) フランツ・シュレヒト(B)
  トーマス・グロッパー指揮ラルパ・フェスタンテ・バロックo.、ミュンヘン・アルティス・ヴォーカリステン
 録音:2010年4月30日-5月2日、ミュンヘン。ピリオド楽器使用。
グルジアン・ミニアチュアズ
 スルハン・ナシーゼ(1927-1996):室内交響曲第3番
 ヨゼフ・バルダナシュヴィリ(1948-):
  ピアノ、弦楽、チェレスタとチェンバロのための
   「協奏曲、ほとんど幻想曲のように」(*)
 スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991):
  室内o.のための「ミニアチュアズ」
アリエル・ズッカーマン指揮
グルジア室内o.インゴルシュタット
アレクサンダー・
 コルサンティア(P;*)
 録音:2010年9月19日-21日、Historischer Reitstadel 、ノイマルクト。
シネマ・コンチェルタンテ
 ハワード・ショア(1946-):「ロード・オブ・ザ・リング」〜イン・ドリームズ
 エルマー・バーンスタイン(1922-2004):「汚れなき情事」〜エイジ・オブ・イノセンス
 カブリエル・ヤレド(1949-):「イングリッシュ・ペイシェント」〜コンヴェント・ディ・サンタナ
 エンニオ・モリコーネ(1928-):ニュー・シネマ・モリコーネ組曲
 ニーノ・ロータ(1911-1979):「ゴッドファーザー」より〔ワルツ/愛のテーマ〕
 ヤン・ティルセン(1970-):「アメリ」テーマ
 エンヤ(1961-):「ロード・オブ・ザ・リング」〜メイ・イット・ビー
 ニキ・ライザー(1958-):ビヨンド・サイレンス
 ナイジェル・ヘス(1953-):「ラヴェンダーの咲く庭で」テーマ
 エンニオ・モリコーネ:「レディ・カリフ」テーマ / ロン・グッドウィン(1925-2003):「ミス・マープル」テーマ
 ルイス・バカロフ(1933-):「イル・ボスティーノ」テーマ
 ヘンリー・マンシーニ(1924-1994):「ピンク・パンサー」メイン・テーマ
 マティアス・ケラー(1956-):「 Elise goes to Hollywood 」テーマ

  ウルリヒ・ヘルケンホフ(パンFl) フランク・ツァッハー指揮マンハイム・プファルツ選帝候室内o.
 録音:2010年9月29日-10月1日、聖ヨハネス教会、マンハイム。なお、『ロン・ゴッドウィン』『ピンクの豹』といった誤訳があったので当店で訂正済ですが、他にもあるかもしれません。
リスト
 巡礼の年第1年「スイス」S.160 /
 巡礼の年第3年〜エステ荘の噴水
トマス・ドラトヴァ(P)
 録音:2010年5月6日-10日、ハウス・ヴァーンフリート・、バイロイト。使用楽器:スタインウェイ、1876年製作(ワーグナーがバイロイトで所持、リストも演奏)。ブックレットには、蓋を閉めた状態のこのピアノを弾くリスト、それに聴きいるワーグナー、コジマ、その他の人たちが描かれた絵が掲載されている。
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクィエムOp.45
 ルート・ツィーザク(S) コンラッド・ジャーノット(Br)
 フリーデマン・ヴィンクルホーファー(Org) ミュンヘン・バッハcho.
 ハンスイェルク・アルブレヒト指揮ミュンヘン放送o.
 録音:2010年9月25日、ミュンヘンガスタイク・ホール、ライヴ。ドミニク・ブルンナー財団主催。演奏会の1年前に、ミュンヘンの駅で強請られていた子どもたちを守ろうとし、2人の犯人に殺害された暴行事件の被害者ブルンナー氏を記念して開催された演奏会のライヴ。
テルティス・ヴィオラ・アンサンブル〜 concerto・fantasy・blues
 テレマン(1681-1767):4台のヴィオラのための協奏曲 ハ長調
 マックス・フォン・ヴァインツール(1841-1898):4台のヴィオラのための「夜の小品」(*)
 ヨーク・ボーエン(1884-1961):4台のヴィオラのための幻想四重奏曲 Op.41 (*)
 テレマン:4台のヴィオラのための協奏曲 ト長調
 バルトーク(1881-1945):2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲 より Nos.10, 14, 16, 26, 22, 28, 35, 42, 44
 ピアソラ(1921-1992):フォー・フォー・タンゴ
 クリストファー・ノートン(1953-):ステアリング・ホイール・ブルース

  テルティス・ヴィオラ・アンサンブル[4Va]
 録音:2009年11月、ミュンヘン。ミュンヘンso.の4人によるヴィオラ・アンサンブル。(*)の2曲のみが原曲ママ、これ以外は編曲版によるものとのこと。
カラーズ・オブ・ホルン
 R.シュトラウス(1864-1949):ホルンとピアノのためのアンダンテ
 シューマン(1810-1856):3つのロマンスOp.94/アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏 ホ長調
 ジャン・フランセ(1912?1997):ホルンとピアノのためのディヴェルティスマン
 プーランク(1899-1963):ホルンとピアノのためのエレジー(デニス・ブレインの想い出に)
 フォルカー・ダヴィット・キルヒナー:3つの詩
  サボルチ・ゼンプレーニ(Hr) ペーテル・ナジ(P)
 1981年、ハンガリーのブタベストに生まれ、6歳からピアノを、13歳からホルンを始めた今最も注目のホルン奏者の一人。父もホルン奏者、母はオーボエ奏者、祖父はピアニストという音楽一家に育った彼は、フランツ・リスト音楽院でフェレンツ・タルヤーニに師事し、2002年からベルリンのハンス・アイスラー音楽院でクリスティアン・フリードリヒ・ダルマン及びマルクス・ブルガイヤーに学んだ。17歳の時にコンチェルティーノ・プラハで第1位及び特別賞を受賞。その後も数多くのコンクールに入賞し、2005年には 24歳にしてミュンヘン国際コンクール第1位を獲得した。オーケストラ歴は2000年ブダペスト祝祭o.の第1ホルン奏者、フランクフルト歌劇場o.ドレスデン国立歌劇場o.(契約)、そして2005年11月よりバンベルクso.のソロホルン奏者となり、現在に至る。彼の演奏は、本当にのびのびとした明るい音色が特色で、バボラークに続く俊英として期待されている。
デイヴィッド・イアンニ(1979-):ピアノ作品集「夜に祈る人」〜神秘的なピアノの夢
 こぼれ落ちる真珠/白いばら Op.40/バラード〔第1番 Op.39/第2番 Op.64/第3番 Op.78〕/
 星の歌 Op.41/夜に祈る人 Op.79/ラヴ・レターOp.62/ソナタ第1番 Op.65
  デイヴィッド・イアンニ(P)
 録音:2010年4月。ルクセンブルク生まれのピアニスト&作曲家イアンニの自作自演。
ギター・フェイヴァリッツ
 ドメニコーニ(1947-):コユンババ / ブローウェル(1939-):11月のある日 / 横尾幸弘(1928-):さくら
 グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集〔第5番/第4番/第10番/第11番〕
 ソル(1778-1839):モーツァルトの「魔笛」による変奏曲 Op.9 / パティーニョ(1895-1951):雪が降る
 ゴメス=クレスポ(1900-1971):ノルティーニャ / ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ

  ローラント・ミュラー(G)
 録音:2010年、マリアベルク・ムジークザール、ロシュバッハ。スイスのヴィンタートゥルで学び、デイヴィッド・ラッセルのマスター・クラスに出席。チューリヒで行った初リサイタルで多くのメディアから絶賛されたミュラーのアルバム。
マーラー/H.アルブレヒト編曲:大地の歌(室内楽編曲版)
 シビラ・ルーベンス(S) ルネ・モーロック(A)
 マルクス・シェーファー(T) マルクス・アイヒェ(Br)
 ハンスイェルク・アルブレヒト指揮ミュンヘン・バッハo.
 録音:2011年1月14日-15日、17日-19日、ミュンヘンゼントリンク、ヒンメルファールツ教会。「1911年11月20日、ミュンヘンでの初演から100周年を記念して」と記されている模様。
ゾラン・トドロヴィッチテノール・アリア集
 ヴェルディ(1813-1901):「アイーダ」〜清きアイーダ/「マクベス」〜おお我が子たちよ/
            「十字軍のロンバルディア人」〜私の喜びを/「運命の力」〜天使のようなレオノーラよ/
            「オテロ」より〔愛の二重唱「暗い夜の深まりに」(*)/恥と悲しみに満ちて〕
 プッチーニ(1858?1924):「蝶々夫人」〜さらば愛の家/「外套」〜お前の言うとおりだ/
             「マノン・レスコー」より〔見たこともないすばらしい美人/ああマノン、君の愚かさが〕/
             「西部の娘」より〔一言だけ! 弁解はしない、あれから6ヵ月/やがて来る自由の日〕
 ワーグナー(1813-1883):「ローエングリン」より〔はるかな国に/わが愛しの白鳥よ〕

  ゾラン・トドロヴィッチ(T) ヴァレンティナ・フィヤッコ(S;*)
  指揮者国内代理店未記載 ザグレブpo.
 録音:2010年9月、ヴァストラフ・リシンスキ・コンサート・ホール、ザグレブ。
ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ(1697-1763):
 チェロと通奏低音のための6つのソナタ(1725)
 セバスティアン・ヘス(バロックVc) アクセル・ヴォルフ(リュート/テオルボ)
 録音:2010年9月14日-16日、マイスタージンガーホール(小ホール)、ニュルンベルク。
J.S.バッハ:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートのための編曲集
 ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調〜シチリアーノ/ペダル練習曲 イ短調(原調 ト短調)BWV598/
 イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807/前奏曲 ニ長調 BWV1006a/フランス組曲第5番 BWV816/
 フランス組曲第3番 BWV814/目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645/フーガ ト短調 BWV1000

  シュテファン・テミング(リコーダー/音楽監督)
  ドーメン・マリンチッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) アクセル・ヴォルフ(リュート)
 録音:2011年1月。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18 No.1 (*) /
         フーガ ニ長調 Op.137 (#) /弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29 (+)
 デリアンSQ [アドリアン・ピンツァル、アンドレアス・モショー(Vn)
       アイダ=カルメン・ソアネア(Va) ロマン・ジルー(Vc)]
 ジェラール・コセ(Va;#)
 録音:2010年6月11日-13日(*)、2010年10月21日-24日(#/+)、ドイツ放送室内楽ホール、ケルン。デロス島から名づけられ、ルーマニア、ドイツ、フランス人の混成で2007年1月に結成されたアンサンブル。五重奏曲にベテラン、コセを交えた録音。
Alejandro Picó-Leonis
 モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K475 /ピアノ・ソナタ ハ短調 K457/
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53 /
         アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57
  アレハンドロ・ピコ=レオニス(P)
 録音:2010年5月28日、6月21日-22日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。
フォーレ(1845-1924):ピアノ作品集
 3つの無言歌 Op.17 /8つの小品 Op.84〜 No.3 フーガ イ短調/舟歌第6番 変ホ長調 Op.70/
 8つの小品 Op.84 より〔No.1 カプリッチョ 変ホ長調/No.5 即興 嬰ハ短調/No.7 喜び ハ長調〕/
 9つの前奏曲 Op.103/舟歌第12番 変ホ長調 Op.105 No.2/舟歌第13番 ハ長調 Op.116/バラード 嬰ヘ長調

  アンソニー・シピリ(P)
 録音:2010年3月15日-18日、4月12日、カンマームジーク・スタジオ、シュトゥッツガルト。実力派ピアニスト、アンソニー・シピリはアメリカ、ニュージャージーに生まれ、7歳からピアノと作曲を学びはじめ、ヨーロッパに留学、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院を優秀な成績で卒業した。幅広いレパートリーで知られるが、とりわけ若い頃から古典の鍵盤楽器に興味を持ち、バロック音楽演奏でも目覚ましい成果をあげている人。歌曲の伴奏のうまさでも知られるが、今回彼が選んだのは「フランスのエスプリ」の権化ともいえるフォーレの舟歌を中心とした名曲の数々。初期の作品である無言歌から、晩年の作品「前奏曲」までしなやかで流麗な演奏を披露、チェンバロやフォルテピアノを演奏する時とは全く違うアプローチを見せてくれる。バラードは通常耳にする「オーケストラとピアノ版」ではなく、オリジナルの「ピアノ独奏版」をチョイス。あのリストに「この曲を演奏するには指が足りない」とまで言わせた難曲だが、シピリの演奏はは難しさを微塵も感じさせない完璧な物。フォーレの持ち味である和声のゆらめきや、独特の転調などの七色の音色が存分に楽しめる1枚。
アレクサンダー・ギルマン、デビュー
 サミュエル・バーバー(1910-1981):ヴァイオリン協奏曲 Op.14
 エーリヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト(1897-1957):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 フランツ・ワックスマン(1906-1967):カルメン幻想曲
 ジョン・ウィリアムズ(1937-):「シンドラーのリスト」〜メイン・テーマ
  アレクサンダー・ギルマン(Vn) ペリー・ソー指揮ケープタウンpo.
 録音:2010年12月、ケープタウン。フランスのオルガン作曲家アレクサンドル・ギルマンとは、姓名共に欧文綴りが異なる若きヴァイオリニスト、ギルマン(1982-)はドイツ、バンベルク在住のロシア系音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽的才能を示し、数多くのコンクールに入賞&多くのコンサートで演奏、また名教師ザハール・ブロンに師事し、チューリヒ音楽大学で修士号を取得、現在はブロンのアシスタントとして活躍している。2006年からは、フランク・ペーター・ツィンマーマンが所有していたストラディヴァリス“ex Croall (1684年製)"を与えられた彼のデビュー・アルバム。
OC-801
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価格帯:C
ジンクフォニカー...just songs !
 ヴァイル(1900-1950) :Wouldn 't you like to be on Broadway / ダウランド(1653-1626):ご婦人がた
 B.ゴーディ、B.ウェスト、H.デイヴィス:私はそこへ / ワールラン(1517?-1595): D'amours me va
 P.ゲイブリエル:ヒア・カムズ・ザ・フラッド / A.ガブリエリ(1510-1586):泣きながら、私は行く
 ヴァイル:九月の歌 / P.セルトン(1510-1572): Las s'il convient / R.ロジャース:マイ・ファニー・ヴァレンタイン
 マンシクール(1510-1564):すてきに見える / M.ウィルソン:ティル・ゼア・ウォズ・ユー
 モーリー(1557-1602):時は花祭りの五月 / ロッシーニ(1792-1868):ウィリアム・テル序曲
 ジャヌカン(1485-1558)&ヴェルドロ(1480-1562):マリニャンの戦い / A.T.ジョビン:ワン・ノート・サンバ
 作者不詳(1500年頃):アッラ・カッツァ / B.ハワード:私は月まで飛んで行きたい / モーリー:ああ、私はお前を愛する
 J.コスマ:枯葉 / J.ベネット(1575-1614):泣かないで、わが瞳よ / V.ヤング:星影のステラ
 ダウランド:来たれ、重き眠りよ / 伝承曲:平穏のうちに眠れ

 ジンクフォニカー[マルクス・ガイトナー(CT) ダニエル・シュライバー(T)
          ヘニング・イェンセン(T) ミヒャエル・マンタイ(B-Br)
          クリスティアン・シュミット(B) メルノ・シャルプ(P)]
 録音:2010年11月19日、20日、2011年1月29日、30日、バイエルン放送第1スタジオ。
OC-802
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価格帯:C
ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1948):
 歌曲集(Vol.2)

 4つの歌 Op.12/
 アイヒェンドルフの詩による歌曲集Op.60/
 Hey-Speckterschen Fabelin
  による15の小歌曲集 Op.37
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(P)
 録音:2006年3月26日-28日、9月17日、バイエルン放送第2スタジオ。
 ドイツの作曲家・ピアニスト、ヘルマン・ツィルヒャーの歌曲集。この盤は、 ORFEOレーベルから発売されている「ツィルヒャー:歌曲集」(ORFEO-190021)の続編にあたるもので、K.ジャーノットが愛してやまない美しいカンタービレが特徴的な歌曲が並ぶ。
 ツィルヒャーはフランクフルトに生まれ、16歳でフランクフルト音楽院に入学。素晴らしい成績と奨学金を得、ベルリンで作曲とピアニストとして活躍。1905年にはフランクフルト音楽院の教授となり、1908年にはミュンヘン音楽院の教授となった(カール・オルフはその時の教え子だった)。また、劇場音楽やドイツ民謡、合唱の分野で重要な功績を残した。1941年にはフルトヴェングラー指揮BPOによって「ヴァイオリン協奏曲第2番」が初演されるなど、彼は20世紀中頃まで非常に人気があり、最も重要な作曲家でもあった。しかし古い形式による伝統的ロマンティックな作風であった彼の音楽は、1948年元旦の彼の死後、残念ながら忘れ去られていった。ここに収録された歌曲集は、伝統的なものに新しいものを取り入れ、フーゴ・ヴォルフを喚起させる。更にピアノ伴奏には独特な演奏とペダル法をして指定しているのも特徴。
OC-803
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価格帯:C
The Song of Songs 〜古い時代と現代の愛の歌
 ドミニク・フィノー(1510-1555):
  Surge, propera amica mea
 アイヴァン・ムーディ(1964-):
  Canticum Canticorum II (1994)
 レオンハルト・レヒナー(1553-1606):
  Surge, propera amica mea
 ギヨーム・デュファイ(1398-1474):
  Anima mea liquefacta est
 ブライアン・イライアス(1948-):
  Song (1986/90)
 ジャン・リシャフォール(1480-1547):
  Veni, electa mea
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
  Ego dormio (et cor meum vigilat)
 ジョアン・メトカーフ(1958-):
  Ego dilecto meo (2002)
 ジョン・プラマー(1410-1484):
  Tota pulchra es
 ルートヴィヒ・ゼンフル(1486-1542):
  Tota pulchra es
 ヴィルヘルム・ケラー(1920-):
  Der Gesang der Gesänge (1999)
ジンガー・プア
(声楽アンサンブル)
 録音:2006年11月27日-30日、ミュンヘン、ヒンメルファールツ教会。
 ジンガー・プアの最新アルバムは1300-1500年代、いわゆるルネサンス期の作品と、1986年から2002年に書かれたいわゆる「現代音楽」を並べて演奏したもの。このような試みは確かに初めてではなく、例えばリゲティとビーバーを並べたものや、バッハとウェーベルンを並べたものなど枚挙に暇がなく、どれもが優れた効果を挙げているのは驚くばかりで、聴き手の耳を刺激する材料にも事欠かない。このジンガー・プアの演奏を聞いてもわかる通り、調性を持つ前の音と、調性の概念が壊れた後の音は驚くほど似通っている。デュファイの音楽にロマン派の調性感を求めるのは無意味であろうし、アイヴァン・ムーディの書いた曲は充分すぎる程に宗教的な愉悦感が漂っている。600年を超える音の旅を心行くまで楽しみたい1枚といえるだろう。
OC-804
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価格帯:C
コンラッド・ジャーノット、
 ワーグナー&リストを歌う

 ワーグナー:
  ヴェーゼンドンクの5つの歌
 リスト:
  ラインの美しき流れのほとり/ローレライ/
  私は死にたいの/ぼくの歌には毒がある/
  ゆれよ、青い眼/花と香り/
  御身、天から来たり(1843)/
  御身、天から来たり(1860)/
  風がざわめく/おお、夢に来ませ/
  ペトラルカの3つのソネット
コンラッド・
 ジャーノット(Br)
アレクサンダー・
 シュマルツ(P)
 録音:2006年10月30日-11月2日、バイエルン放送第2スタジオ。
 ある日本のプロモーターが彼の声に一目惚れ(一聴き惚れ?)して即座に招聘を決めたという話があるくらいジャーノットの声は美しい。しかしながら、今までのリリースを例にするまでもなく、彼のレパートリーはとても特殊なものばかり。それは、モーツァルト三代の歌曲のような「知られざる名曲」の場合もあるが、どちらかというと「普段女声によって歌われる曲」が多い。今までにも、ラヴェルのシェエラザードやマーラー「大地の歌」を歌い、聴き手を驚かせた。そして忘れてはならないのがR.シュトラウス「4つの最後の歌」。どこか違和感が拭えないのは否めないながら、その素晴らしさがくせになった人も多いはず。
 そんなジャーノットが今回選んだのは、これも女声用の曲のはずのワーグナー「ヴェーゼンドンクの5つの歌」。そしてリスト「ペトラルカのソネット」のバリトン・ヴァージョンのリリースもあまり多くない。
 コンラッド・ジャーノット:1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウやH.リリンクに学ぶ。1996年キャスリン・フェリアー・アワードで Decca 賞を受賞。さらにいくつかのコンクールで優勝し、以来幅広い活動をしている。最近ではヘレヴェッヘ指揮のコンサートのソリストとして、バッハ宗教曲歌いとしても活躍を深めている。
OC-805
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価格帯:C
ルートヴィヒ・トゥイレ:歌曲集
 Op.4/Op.19/Op.24/Op.36
レベッカ・ブローベルク(S)
フランク・ストローベル(P)
 録音:2006年4月26日-28日、ドイツ国営放送第10スタジオ。
 トゥイレと言えば、あのレ・ヴァン・フランセが来日時に取り上げた六重奏曲が良く知られている。もしくは、同じ時期に発売されたCDで交響曲を聴き、その「R.シュトラウスっぽさ」に圧倒された人も少なからずいるのではないか。ここで聴けるのは、歌曲作曲家としてのテュイレ。1886年から亡くなる前年の1907年までに書かれた曲が19曲。順を追って聴いてみると、はからずも当時の音楽の流行が手にとるようにわかるのではないだろうか。
 Op.4の5つの歌曲は、まさにシューマンそのもの。ためらいがちに現れるひそやかな感情も、満たされぬ思いを秘めた和音進行も、濃厚なロマン派の色合いを帯びている。その5年後のOp.19は少々マーラーを思わせる民謡的な味わい。半音階的な和声の進行も少し垣間見えるところが興味深い。そして1906年に書かれたOp.36はすっかり後期ロマン派の特有の音楽。最後まで調性から逸脱することはない。
 ここで歌っているレベッカ・ブロベルクはこの時代の歌を得意とするソプラノ。適度な甘さと深い表現力を備えた力強い声が魅力的だ。そしてフランク・ストローベルといえば、退廃音楽から現代音楽、その時代の映画音楽を最も得意としている指揮者として有名だが、ここではピアノを担当しており、見事にこの時代の音楽を表現している。
OC-806
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価格帯:C
ロマン派時代の宗教的歌曲集
 ドヴォルザーク:歌曲集「聖書の歌」Op.99
 ヴォルフ:
  棕櫚の木のまわりに浮かぶものたちは/
  私は罪を担い、御恵みを受け/
  眠る幼な児イエス/聖週間/祈り
 メンデルスゾーン:2つの宗教的な歌 Op.112
 レーガー:
  2つの宗教的歌曲集Op.105〜第1曲
   「 Ich sehe dich in tausend Bildern 」/
  2つのクリスマスの歌
スザーネ・ベルンハルト(S)
マリア・グラーフ(Hp)
ハラルト・フェラー(Org)
 録音:2008年10月16日-18日、聖ミヒャエル教会、オーバープファルツ。
OC-807
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(2CD)
価格帯:C
エンゲルベルト・フンパーディンク:歌曲全集 シビラ・ルーベンス(S)
クリスティーネ・
 ミュラー(Ms)
アンドレアス・ヴェラー(T)
トーマス・バウアー(Br)
ウタ・ヒールヒャー、
チア・チョウ(P)
 録音:2005年-2006年、カールスルーエ、南西ドイツ放送ゼンドザール。
 フンパーディンクと言うと、どうしても「ヘンゼルとグレーテル」のかわいらしい情景を思い浮かべてしまうが、ワーグナーの「交響曲」を校訂し巨匠の信頼を得たという意外な一面もある。しかし、彼が好んだのはやはりメルヘンの世界だった。代表作「ヘンゼルとグレーテル」の他にも「いばら姫」などの題材を用いたオペラを作曲している。そして、そのオーケストラ・パートが思いの他重厚に書かれていることもご存じの方が多いのではないだろうか? 後年のオペラではシュプレッヒゲザングも使われるほど、その作曲技法は凝ったものとなっている。
 ここに収録された歌曲も、フンパーディンクの特質がよく表れているものと言えるだろう。とても耳当たりは良いのだが、決して単純なメロディではない。とは言え、ツェムリンスキーなどのような半音階を駆使した音楽でもないので、とにかく愛らしく聴きやすいことは間違いなし。各曲に最も適した声域で、シビラ・ルーベンスら、4人の歌手たちが歌いわけているのも魅力。
OC-808
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価格帯:C
フォン・ビューロー、ワルター、C.クラウス〜
 偉大なる指揮者たちによる歌曲集

 ハンス・フォン・ビューロー:
  5つの歌 Op.5(*)/3つの歌 Op.30
 ブルーノ・ワルター:
  アイヒェンドルフの詩による3つの歌(*)/
  ハイネの詩による3つの歌 Op.12 Nos.4-6(*)
 クレメンス・クラウス:
  リルケの詩による8つの歌
ペトラ・ラング(S)
ミヒャエル・ヴォレ(Br;*)
エイドリアン・バイナウ(P)
 録音:2004年9月、2007年5月、バイエルン放送第2スタジオ。
 マーラーが、自身の本業は指揮者で、作曲は副業と考えていた事は有名だが、往年の指揮者達はほとんどが作曲もしていたと言って過言ではないだろう。「大指揮者ハンス・フォン・ビューローこそが指揮者と作曲家の仕事を分けた」とよく言われるが、彼ですら実はかなりたくさんの曲を書いている。ワルターの歌曲には自作自演盤を初め、近年の録音もあり、お聞きになった方もいらっしゃるだろう。師匠であるマーラーの影響も垣間見えるまさに後期ロマン派の申し子のような歌曲。さらに当盤では、非常に珍しいクレメンス・クラウスの作品も聴ける。彼はR.シュトラウス「カプリッチョ」の台本作家としては知られているが、このような素敵な歌曲を残していたとは意外。歴史に埋もれてしまった作品に、名歌手ラングとヴォレが光を当てる。
OC-809
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価格帯:C
フランツ・ラッハナー:宗教合唱作品集
 ミサ曲 ヘ長調 Op.130/
 スターバト・マーテル Op.154/詩篇15番
ゲルト・グクルヘール指揮
ミュンヘン・オルフェウスcho.
 録音:2007年7月13日-16日、ミュンヘン昇天教会。
 ベートーヴェン、シューベルトの同時代人、シューベルトと親交を持っていたとしてのみ知られるフランツ・ラハナー(1803-1900)。ウィーンで、オルガン奏者やケルントナートーア劇場の首席指揮者を務め、さらに1835年にミュンヘン宮廷劇場の指揮者音楽総監督を務めるなど、ドイツやオーストリーの重要な地位を歴任している。また、様々なジャンルを手掛け、古典的伝統に基づいた様式のうちに仄かなロマン的香りを加味した作風は当時広い人気を得ていた。現在では、彼はどちらかというと室内楽の作曲家として有名で、堅実な構成の中に叙情性が浮かび上がる、まさにシューベルトの後継者の音楽を作曲し、その端正で美しい作品を愛する人も多いはず。ここで聴けるのは彼の珍しい宗教合唱作品。室内楽や管弦楽作品での「ロマン派」の様式ではなく、もう少し前の時代の音楽を模した作風で、無伴奏ながらも各声部の動きが雄弁で、和声的には古典派だが少しだけルネサンスやバロックの声楽曲(ラッソスやパレストリーナ)を思わせる部分もあり、まことに興味深い音楽と言えるだろう。メンデルスゾーンの声楽曲が好きな人だったら間違いなくはまる。
OC-810
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価格帯:C
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ロマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(P)
 録音:2007年6月4日-7日、ベルリン、イエス・キリスト教会。
 ついに待望の、トレーケルによる「冬の旅」が登場。
 バリトン歌手といえば最近、どうしてもゲルハーエルの活躍に目が行ってしまう人も多いことだろう。彼の表現力豊かな歌と柔らかな美声には、すべての人が魅了されているはず。それに比べると、トレーケルの渋い魅力を語るためには、少し聴きこむことが必要なのかも知れない。彼の歌には「華やかさ」よりも「際立つ安定性」と「客観性」があり、決して歌に埋没することなく、歌の姿から精神性までをも浮き彫りにする。例えば「冬の旅」第1曲目にしても、降りしきる雪の冷たさを言葉で表現するのではなく、足元できしむ雪の感触を体感させるような身に迫る歌と言えるだろうか。感情表現を抑制しながらも心の振幅を劇的に描き出している。真髄に迫る卓越した演奏。詩の行間に漂う情緒を見事に掬い出したポールのピアノも絶品。
 聴き手をすっぽり包み込むのがゲルハーエルなら、聴き手の心に何かをねじ込むのがトレーケル。
OC-811
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価格帯:C
ラメンティ〜ステファニー・イラーニ、アリア集
 ハッセ(1699-1783):「見捨てられしディド」より
 ハイドン(1732-1809):ソプラノのための
  カンタータ「ナクソス島のアリアンナ」
 ヘンデル(1685-1759):ソプラノのための
  カンタータ「ルクレツィア」
ステファニー・イラーニ(Ms)
ミヒャエル・ホフシュテッター指揮
ホーフカペレ・ミュンヘン
 録音:2010年9月26日-29日、ミュンヘンゼントリンク、ヒンメルファールツ教会。ステファニー・イラーニはドイツ・バイエルン州のキームガウ生まれ。2004年にツヴィッカウで開催されたローベルト・シューマン国際コンクールで優勝、ドイツ内外でピアニストのヘルムート・ドイチュと歌曲リサイタルを行い、また2005年には金沢で行われたシュライアー指揮の「マタイ受難曲」のソリストとして来日している。
OC-812
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価格帯:C
MEMENTO 〜ジンガー・プア
 オルランド・デ・ラッスス:
  モテット「わが魂よ、何ゆえに悲しみたるか」
 ジョルジュ・ドゥ・ラ・エル(1547-1586):
  ミサ「わが魂よ、何ゆえに悲しみたるか」
 ヴォルフガング・リーム:わが眼は曇り果てたり
  我らが牧者は隠れ給いぬ/私はその中に数えられる
 アルヴォ・ペルト:Memento(形見)
ジンガー・プア
 録音:2007年7月、レーゲンスブルク、聖ヴィート教会。ラッススの音楽の形見は、現代に引き継がれる!
 ドイツで絶大なる人気をもつ声楽グループ、ジンガー・プアの、エームス・クラシックスへの5枚目のアルバム。今までエームスから発売した4枚のうち、2枚がエコー・クラシック賞を受賞。それぞれがドイツで10000枚以上のセールスという、驚きのスーパー声楽アンサンブル。男声だけのヒリアード・アンサンブルとは違い、女性ソプラノを配置。1Sp, 3T, 1Br, 1Bsという編成にしたことにより、安定したアンサンブルが魅力的。
 今回のアルバムもジンガー・プアの魅力炸裂。思い切りの現代の音楽と、ルネサンス時代の音楽の融合・・・。それは聴き手に大いなる楽しみをもたらすこと間違いなし。アントワープ生まれのルネサンスの作曲家、ドゥ・ラ・エルの世界初録音のミサ曲を聴く喜び、そして現代の作曲家たちの深遠な世界に触れる喜び、ラッススの静謐な音楽に浸る喜び。これらが渾然一体となった心躍る1枚。聴き手の耳を刺激する材料にも事欠かない。このジンガー・プアの演奏を聞いてもわかる通り、調性を持つ前の音と、調性の概念が壊れた後の音は驚くほど似通っている。600年を超える音の旅を心行くまで楽しみたい。
OC-813
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価格帯:C
アイスランドの現代作曲家によるピアノ作品集
 ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
  Hans-Variationen
 ヨウハン・G.ヨウハンソン(1947-):
  Ég er að tala um þig
 アトリ・インゴウフヴソン(1962-):
  ma la melodia
 ヘイクル・トウマソン(1960-):
  Brotnir Hljómar
 アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
  Óður Steinsins Nr.IV / Af hreinu hjarta /
  Albumblatt an Susanne Kessel
 ヴィクトル・ウルバンチチ(1903-1958):
  Caprices Mignons über ein Kinderlied
 ヨウルン・ヴィーザル(1918-):
  アイスランド民謡による瞑想曲集[第1番/第4番]
 ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
  Lullaby on a Winters' Night
 パウトル・イーソウルヴソン(1893-1974):即興曲
 スヴェインビョルン・
  スヴェインビョルンソン(1847-1927):
   Vikivaki
 アウルニ・エギルソン(1939-): Borealis
 ヨウン・レイフス(1899-1968):
  Rímnadanslög Op.11 より
   [第3番/第2番/第4番]
 ビョーク(1965-)/レオン・ミロ(1956-):
  I Miss You
   (ピアノとエレクトロニクスのための編曲版)
スザンヌ・ケッセル(P)
 録音:2007年4月7日-9日、ドイチュランドフンク、カンマームジークザール。
 同国を代表する作曲家の一人ヨウン・レイフスから、ロック系のビョークまで、アイスランド近現代のピアノ作品がびっしりと詰まったアイテム。1993年国際シューベルト・コンクール受賞者でもあるケッセル(1970生)は、現代音楽のスペシャリストとして高い評価を受けており、2000年ドイツでの20世紀ピアノ音楽を回顧する50回以上のコンサート・シリーズにもコンタルスキー、ヘンク等とともに出演し、絶賛を浴びたピアニスト。
OC-814
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(2CD)
価格帯:C
アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562):
 MUSICA NOVAより
 「フランチェスコ・ペトラルカの詩による
  マドレガーレ(カンツォン)集」
ジンガー・プーア
 フランドル出身でヴェネツィア楽派を開き、イタリアに移住しフランドル楽派のポリフォニー様式を土位置に定着させた世代を代表する作曲家。また、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長をも務め、その地位によりジョスカンの死からパレストリーナの時代の到来までの間、ヨーロッパ中で最も影響力のあった音楽家だった。彼が最も影響を与えた作曲家として、ローレやガブリエリなどがあげられるが、現代においてはほとんど知られざる作曲家の一人となってしまった。しかしそのポリフォニーは単純そうに見られがちだが、各声部のゆるぎは非常に端正で流麗に感じられる。ここに収録された作品は、1559年に監修されたリチェルカーレや世俗的な作品集で、ドイツでもっとも人気のある声楽グループ「ジンガー・プーア」が、各パート1人で美しく歌いあげる。もちろんヴィーラルトの作品だけのアルバムは珍しく、貴重。
OC-815
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価格帯:C
ヨハネス・マルティン・クレンツレ〜
 ロマンティック・バラードを歌う

 カール・レーヴェ:エドワード/オールフ殿/
  Der Mohrenfürst auf der Messe/婚礼の歌
 シューマン:春の旅路/宝を掘る人/
       ベルシャザル/2人の擲弾兵
 ヴォルフ:善人夫婦/炎の騎士
 シューベルト:こびと/魔王
 マーラー:魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/
  高尚なる知性をたたえて/死せる鼓手
 ブゾーニ:蚤の歌
ヨハネス・マルティン・
 クレンツレ(Br)
ヒルコ・ドゥムノ(P)
 録音:2008年3月-4月、フランクフルト。
 ヨハネス・マルティン・クレンツレは、ドイツのアウグスブルク生まれ。フランクフルト音楽大学で学んだ。レパートリーとしては、モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「魔笛」パパゲーノ、レハール「メリー・ウィドウ」ダニロ、プッチーニ「ラ・ボエーム」ショナール、プッチーニ「蝶々夫人」シャープレス、ロッシーニ「セビリャの理髪師」フィガロ、「チェネレントラ」ダンディーニ等が挙げられる。1998年よりフランクフルトオペラのアンサンブルに所属し、現在ではイタリア・オペラやワーグナー歌いとして出演するだけでなく、バロック・オペラなどにも精力的に出演し好評を得ている。フランクフルトだけでなく、ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場。ウィーン・フォルクス・オーパー、ベルリン・コーミッシェ・オパー、サンフランシスコ・オペラ、ザルツブルク音楽祭やメルビッシュ湖上音楽祭、等にも出演。2009年1月には新国立劇場の「こうもり」のアイゼンシュタイン役で絶賛をあびた。オペラを主にしている彼だが、こうした抒情性豊かな歌曲もコンサート活動のひとつで、高い評価を得ている。
OC-816
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価格帯:C
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.759 コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(P)
 録音:2008年9月22日-25日、ザンドハウセン、クララ・ヴィーク・オーディトリウム、セッション。最もフィッシャー=ディースカウの声質・解釈を持つバリトン、ジャーノットのシューベルト!
 最近、更にその才能に磨きをかけ、着々とスターへの階段を昇り詰めているバリトン、コンラート・ジャーノットの最新録音。今までの彼のレパートリーは、女声で歌われることの多い曲(R.シュトラウスの「4つの最後の歌」やワーグナーの「ヴェーゼンドンク」、ラヴェルの「シェエラザード」など)やレパートリー的に珍しい曲(モーツァルトの父と息子の曲や、ジルヒャーなど)などちょっとひねった、どちらかというと「通好み」のものばかり。
 しかし、今回はついにドイツ・リートの王道とも言える「水車小屋の娘」に挑戦。声質はバリトンだが、彼の持ち味とも言える輝かしい高音も遺憾なく発揮され、健康的な若者と言った風情が好ましく思えるだろう。彼はイギリス人だがドイツ語の発音と解釈は完璧で、ゲルハーヘルとともに、最もフィッシャー=ディースカウからの影響を生かし、解釈や声質なども最も近いバリトンとして高い評価を得ている。
 ピアノはアレクサンダー・シュマルツ。彼は2008年のジャーノットの初リサイタルでも息のあった演奏を聴かせてくれた。この歌集では、特に表現の多くを担わなくてはいけないピアノ・パートを刻々と移り変わる音色で表現。ひた走る若者をやさしく励まし、時には叱咤し、最後には優しく包み込むという小川になりきっている。
 当曲集は、すでに OEHMS CLASSICS にローマン・トレーケルによる名盤がある(OC-511)。ジャーノットは今後、トレーケルと同じくシューベルトやシューマンを録音していく予定のようだが、声質や解釈は全く異なるので、OEHMS CLASSICS にとっては(曲はだぶっても)問題ないのだとか。
OC-817
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価格帯:C
Fragile〜男声によるレクイエム
 ピエール・ド・ラ・リュー(1460?-1518):レクイエム
 スティング:Fragile / エリック・クラプトン:Tears in Heaven
 クルト・ヴァイル:ベルリン・レクイエム〜ポツダムの柏の木々の下で
 ラウタヴァーラ:死に寄せるセレナーデ
 ルートヴィヒ・トーマス(1957-):わが青春は既に過ぎ去り
 ハンス・シュハンデル(1960-):天空の死のささやき
 クヌート・ニューステット(1915-):わたしは平安をあなたがたに残して行く
 民謡/Chr.M.シュミット編:深い河 / 民謡/ルートヴィヒ・トーマス編:月は昇った
  ジングフォニカー
 録音:2009年10月15日-18日、昇天教会、ゼントリンク、ミュンヘン。
OC-818
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価格帯:C
シェーンベルク:4つの歌曲 Op.2
ベルク:4つの歌曲 Op.2
オネゲル:4つの詩
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
レイラ・プフィスター(Ms)
ユディス・ポルガー(P)
 録音:2009年、ディジタル、セッション。
 メゾソプラノのプフィスターは、ピエール・ブーレーズ、ハルトムート・ヘル、クリストフ・プレガルディエン、アーウィン・ゲイジ、ブリギッテ・ファスベンダーらに声楽や歌曲を学んだ。現在アーヘン歌劇場のメンバーとして活躍、歌はもちろん、オペラ中のダンスも得意とし、多彩な歌手として絶賛を浴びている。ロマン派歌曲だけでなく近現代歌曲を最も得意で、ジョン・ケージなど様々な無調性の声楽作品、アバンギャルドなものまで高い評価を得ている。
 ここに収録された作品を彼女は、戦争、新旧のインスピレーション、伝統、エキゾチック、自由さ、即興、恋愛芸術などといった、独特な深い解釈を取り入れて表現していく。公式サイト:http://www.leilapfister.com/
OC-819
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価格帯:C
ローベルト&クララ・シューマン:歌曲集
 ローベルト・シューマン(1810-1856):詩人の恋 Op.48
 クララ・シューマン(1819-1896):
  彼らは愛し合っていた Op.13-2/僕は暗い夢の中にいた Op.13-1/ローレライ
 ローベルト・シューマン:リーダークライスOp.24
  マクシミリアン・シュミット(T) ゲロルト・フーバー(P)
 録音:2010年5月4日-7日、フェストブルク教会、フランクフルト。若きテノール、マクシミリアン・シュミットはドイツで人気急上昇中。レーゲンスブルクの少年合唱団で最初の音楽トレーニングをうけ、1999年にはベルリン芸術大学でアンケ・エッガース教授の下で声楽を学んだ。2005年と2006年にはバイエルンの国立オペラのマスタークラスでアン・マレーとロベルト・D.スミスに師事し、オペラにも出演するようになる。コンサート歌手としてもレパートリーを深め、ハーディングやマンゼを始めとした大指揮者と共演を果たしている。伴奏はゲルハーエルとの共演で世界的名声を獲得したフーバー。
OC-820
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価格帯:C
ルネサンス、ラインラント地方の歌曲集 ジンガー・プーア
 録音:2010年4月、レーゲンスブルク、聖ヴィート教会。
OC-821
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価格帯:C
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」D911 コンラッド・ジャーノット(Br)
アルクサンドル・シュマルツ(P)
 録音:2009年10月6日-9日、クララ=ヴィーク・アウディトリウム。
OC-822
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価格帯:C
バッハ'n'ブルース
 プーランク(1889-1963):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ「フェデリコ・ガルシア・ロルカの思い出に」
 ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ロザリオのソナタ〜「独奏ヴァイオリンのためのパッサカリア〜天使の庭」
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):シャコンヌ
  イスカンダル・ウィジャヤ(Vn) アナスタシア・ドランチュク(P)
 録音:2011年3月、ハルデンベルクシュトラーセ、ベルリン。ウィジャヤは1986年ベルリン生まれ。
OC-823
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価格帯:C
ミヒャエル・フォレ、リーダーアーベント
 シューベルト(1797-1828):シラーによるバラード「海に潜る若者」D77
 H.ロイター(1900-1985):ヘルダーリンによる3つの歌曲 Op.56〔運命に/人生の半分/夕べの幻想〕
 ヴォルフ(1860-1903):メーリケ歌曲集 より
  〔旅先にて/恋する男の歌/愛する人に/めぐり会い/ある婚礼にのぞんで/こうのとりの使い/いましめに〕
 R.シュトラウス(1864-1947):リュッケルトの詩による3つの歌曲 Op.87
 ヴォルフ:メーリケ歌曲集〜別れ / R.シュトラウス:あなたの黒髪を私の頭に広げて下さい Op.19-2
 シューベルト:さすらい人の夜の歌 D224

  ミヒャエル・フォレ(Br) ヘルムート・ドイチュ(P)
 録音:2010年9月7日-10日、アウグスト・エヴァーディングザール、グリュンヴァルト。
OC-824
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価格帯:C
最後の幸福 [Letztes Glück]〜ドイツ・ロマンティック歌曲集
 メンデルスゾーン:森からの別れ/6つの歌 Op.41/秋の歌
 ブラームス:ダルスーラの葬送の歌/最後の幸福/楽しく馬を走らせ/静かな胸の音/
       お前は眠っているか/セレナードOp.42-1
 シューマン:野ばら/露にぬれたバラ
 ジルヒャー:ローレライ/不誠実/天の御国で 星のように輝かせて
 シューベルト:夜 / レーガー:夜の歌 / R.シュトラウス:夢の光
  ジンガー・プーア
  [Claudia Reinhard(S) Klaus Wenk, Markus Zapp, Manuel Warwitz(T)
   Reiner Schneider-Waterberg(Br) Marcus Schmidl(B)]
 録音:2009年9月29日-10月1日、レーゲンスブルク、聖ヴィート教会、ディジタル、セッション。
OC-825
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価格帯:C
ドイツのクリスマス(全20曲) ジンガー・プーア
 録音:2008年1月19日-23日、フォラルルベルク、聖ゲロルト教会、オーストリア。
 ピュアな声で私たちの心を清らかにさせる、ドイツのスーパー声楽グループ「ジンガー・プーア」の最新アルバム。今回は、ドイツ人の奥底に埋もれている、賛美歌や民謡のクリスマスの音楽をよみがえさせる。このアルバムには、日本人にとってなじみ深い曲はほとんど無く、しいて言うなら第19曲「きよしこの夜」くらい(それもかなり現代風な味付けがされている)。なのに全編に渡って感じられるクリスマスらしい、くつろいだ雰囲気がすばらしい。彼らが本当に楽しんで、また自分たちのルーツとして、これらの歌を歌っているのが伝わってくる。静かな曲は静かに、そして楽しい曲は活発に。どんな時でも歌をくちずさむ・・・そんな彼らの心からのメッセージをお楽しみ頂きたい。
OC-826
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価格帯:C
ヴェスペレ〜ハイリゲンクロイツにおける祝祭の晩課
 W.エプナー(1612-1665):前奏曲 / グレゴリオ聖歌:主よ、早く私を助けに / Nos autem
 マザーク(1609-1661):主は言われた Ps.109 / Nos autem/Salva nos / マザーク:主に感謝する Ps.110
 Salva nos/Ecce Crucem / マザーク:幸いなるかな Ps.111 / Ecce Crucem/Tuam Crucem
 マザーク:ほめたたえよ、しもべたちよ Ps.112 / Tuam Crucem/Per signum Crucis
 マザーク:主を主を崇めよ Ps.116 / Persignum Crucis/FratreS; Hoc enim / W.エプナー:8声のトッカータ
 Hoc signum Cruciserit in coelo/O Crux benedicta/Deus qui nos / マザーク:マニフィカト/幸いなるかな女王
 G.F.サンチェス(1600頃-1679):おお、祝福される十字架 / ブオナメンテ(1595-1642):3声のソナタ第2番
 マザーク:聖母マリアのためのリタニア/主の御保護の元に / M.A.フェッロ(1600頃-1662):3声のソナタ第4番
 マザーク:美しきベルナドゥス/主は汝の声を聞き/われらの父/天より主をたたえよ

  聖十字架〔ハイリゲンクロイツ〕修道院修道士 アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァ
 録音:2010年8月4日-7日、聖十字架修道院、オーストリア。国内代理店の表記では『E.エブナー』『ブオナマンテ』という作曲家が記載されているが、原文はそれぞれ Wolfgang Ebner と Buonamente なので誤り。
OC-827
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価格帯:C
ジンガー・プア:スティングを歌う
 Fields of gold/Englishman in New York/Every breath you take/Every little thing shedoes is magic/
 A thousand years/Wrapped around your finger/Seven days/Theydance alone (Cueca solo)/Fragile/
 Straight to my heart/Shape of my heart/Everybody laughed but you/When we dance/Let your soul be your pilot

  クラウディア・ラインハルト(S) クラウス・ヴェンク、マルクス・ザップ、マヌエル・バルブィッツ(T)
  ライナー・シュナイダー=ヴァーターベルク(Br) マルクス・シュミードル(B) ドミニク・ミラー(G)
 録音:2011年2月-3月、バックヤード・スタジオ、バイロイト。スペシャル・ゲストにドミニク・ミラー参戦。
OC-828
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価格帯:C
高き天より天使たちが来たる
 ボイレッケ(1933-):高き天より天使たちが来る / クーツィール(1911-2006):おお喜びよ、喜びよ(#)
 ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):クリスマスの歌 / ドラニツィン(1946-2010):優しきマリアさま
 ガブリエリ(1557-1612):ピアノ・フォルテのソナタ(#) / ヴォルターズ(1910-1989):茨の道を通ってマリアは行く
 ボイレッケ:今、その時が近づく(+) / クーツィール:誰が戸を叩く(#)
 メンデルスゾーン(1809-1847):2つの詩編Op.78 No.1「なぜ異邦人たちは騒ぐ」
 シュツキー(1817-1893): Dies Sanctificatus / クーツィール: In dulci jubilo &暁の星のいと美しきかな(#)
 ビーブル(1906-2001):それでも誰もが神を知りたい(+)/こちらへおいで、天使たち(+)
 ゴッレ(1942-):クリスマスのナイチンゲール / ブッヘンベルク(1962-):信仰篤き人々よ(+)
 コバレイ(1935-):聖なる夜(#) / ボイレッケ:部屋の中で(+) / コバレイ: Potztausendmal tausend(#)
 ブッヘンベルク:救世主は生まれたもう(+) / コバレイ:天国よ、静まれ(#) / ボイレッケ:愛らしい幼子
 ブッヘンベルク:御子が現れたもうた(+) / ボイレッケ:夕闇迫り/きよしこの夜 / ヴィルス(1957-):羊飼い達(#)

  カール・オルフcho.(無印) シュヴェビッシュ・メタル(#) アニマート(+)
 録音:2011年7月。ドイツ・バイエルン州の保養地、マルクトオーバードルフで活動するカール・オルフ合唱団は、1990年頃から待降節の日曜日に、同地の聖マルティン教会で伝統的なクリスマス・コンサートを行ってきた。このアルバムでは「伝統と革新」を目指し、中世の音楽から21世紀の作品(民謡も含む)の合間を縫って、金管アンサンブル「シュヴェビッシュ・メタル」の華やかなファンファーレが置かれたクリスマス音楽を聴かせる。厚みのある響きはカール・オルフ合唱団が受け持ち、コンパクトな曲は、アンサンブル「アニマート」が担当。
OC-829
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価格帯:C
暁の星のいと美しきかな〜バロック時代のクリスマス牧歌と聖なる歌曲集
 ベルンハルト・シュミット(1536-1592):悩みの日に主よ隠れたまわず(Org)
 ミヒャエル・プレトリウス(1569?-1621):暁の星のいと美しきかな
 ヴェネツィア伝承(16世紀):ピヴァのパドヴァナ〜パヴァーヌ(Cemb)
 マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643):羊飼いたちよ、さあ、起き上がりなさい
 アレッサンドロ・グランディ(1575?-1630):カンタード・ドミノ
 フランチェスコ・ゲラウ(1649-1722):カナリオ(バロックG)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  すべての市民よ歓喜せよ!/サルヴェ・レジナ/喜び踊れ、シオンの娘よ/ああ、幸いな道
 クリスティアン・エールバッハ(1570?-1635):第2旋法によるトッカータ(Org)
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
  おお、優しく恵み深い主イエス・キリストSWV285/主は偉大である SWV286
 リンツのタブラトゥーラ(1611-1613年)より〔イントゥラーダ/舞曲/クーラント〕
 ガスパール・サンツ(1640-1710):マターチン(バロックG)
 レオナルド・レオ(1694-1744):満足、喜びと歓喜の
 アントニオ・カルダーラ(1670?-1736):われは命の糧なり
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):サルヴェ・レジーナ
 サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710?-1780):ラルゴ・パストラーレ(バロックVc合奏)
  レネー・クレメンチッチ〔ルネ・クレマンシック〕(Org/Cemb)指揮クレメンチッチコンソート
  [クリスティーナ・ヨナス、マレリーゼ・ゲルバー(S) アルミン・グラマー(CT)
   ピエール・ピツル(G) クラウディオ・ロンコ、エマニュエル・ヴォッツァ(Vc)]
 録音:2011年1月、アルベルトゥス・マグヌス・ギウナジウム教会、ウィーン。使用オルガン:フリーザッハーのバロック・オルガン。常に刺激的で驚きに満ちた音楽を提供する、2011年に83歳を迎えたクレメンチッチによる、19曲からなるクリスマス・コンサート。バロック時代と言っても、初期から後期までおよそ150年の長き年月に渡るもので、当然音楽様式もかなり変化しているが、これをクレマンチッチはまったく自然に理解させる。もちろん彼なりの考証に基づいたものなので、一般的学説からは逸脱している部分もあるだろうが、何より「音楽は楽しいもの」という原点に立ち返らせてくれる。解説(ドイツ語&英語)には、彼による作曲家紹介も掲載され、知的欲求も満たすことが可能。
OC-830
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価格帯:C
リローデッド・ハッセ
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):音楽劇「捨てられたディドーネ」(1742)/室内カンタータ「嫉妬」(1762)
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ハッセの歌劇「アルタセルセ」(1734)への追加アリア「今や嵐の雲が」

  ヴェラール・バルナ=サバドゥス(CT)
  ミヒャエル・ホフステッター指揮ホーフカペレ・ミュンヘン
 録音:2011年6月、昇天教会、ミュンヘン。「18世紀に書かれた音楽は古臭く、誇りに塗れている」という偏見を取り除きたいと語るカウンターテナー、バルナ=サバドゥスによるハッセ。
OC-831
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価格帯:C
ペルゴレージ:スターバト・マーテル/ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(詩篇112番)
 ヴェラール・バルナ=サバドゥス、テリー・ヴァイ(CT)
 ミヒャエル・ホフステッター指揮ノイマイヤー・コンソート、
 アンサンブル・バロック・ヴォーカル・マインツ
 録音:2011年3月、ローターザール、マインツ音楽大学。
OC-832
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価格帯:C
時を越えて
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌBWV1004
 イザイ(1925-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「バラード」Op.27 No.3
 ベリオ(1925-2003):ゼクエンツァ VIII / パガニーニ(1782-1840):カプリス第24番 イ短調
 ロックバーグ(1918-2005):カプリスより / エルンスト(1814-1865):練習曲第4番「最後のバラ」
 ブレム(1944-):時計仕掛け / メシアン(1908-1992):世の終わりのための四重奏曲〜イエスの不滅性への賛歌

  ダニエル・ドッズ(Vn) トマス・トルゼビアトウスキ(P)
 録音:2009年2月20日-22日、2010年4月19日-21日、トンスタジオ・ファン・ゲースト。オーストリアに生まれた中国系のヴァイオリニスト、ダニエル(ハオ=ミン)・ドッズは 5歳でデビュー、数多くの奨学金を得て、スイスに留学した。ミルシテインのマスター・クラスに参加した時はミルシテインから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたと言う。現在では室内楽、ソロの両面で活躍し、世界中で名声を博している。現在は、ルツェルンの財団から貸与された 1717年製のストラディヴァリウス「EX-バウムガルトナー」を愛奏。
OC-833
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価格帯:C
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):ピアノ協奏曲 Op.25
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
 ヘルベルト・シュフ(P) オラリー・エルツ指揮ケルンWDR so.
 録音:2011年3月21日-24日、フィルハーモニー、ケルン。ピアノ・ソナタを作曲する際、ベートーヴェンを強く意識していたという「退廃音楽作曲家」ウルマンと、その意識されたベートーヴェンのピアノ協奏曲集。
OC-834
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価格帯:C
バッハ・トゥ・ジャズ
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
 ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第9番 ホ短調 / チャイコフスキー(1840-1893):白鳥の湖〜ロシアの踊り
 イザイ(1858-1931):マズルカ / サラサーテ(1844-1908):序奏とタランテラ
 モンティ(1868-1922):チャールダッシュ / 伝承曲:スカボロー・フェア/トス・ザ・フェザーズ/クパリンカ
 E.ケッチャー/E.プレッソウ:ソーニャがロシアのダンスを踊る時 / G.M.ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 デューク・エリントン:スィングしなけりゃ意味がない(*)
 ビル・ウィザース:消えゆく太陽(*) / ポール・デスモンド:テイク・ファイヴ(*)

  キャロライン・アドメイト(Vn) ジュリアン・リーム(P) トーマス・ハストレイター(Perc;*)
 録音:2011年10月2日-3日、大コンサートホール、ミュンヘン音楽演劇大学。キャロライン・アドメイトはドイツ系の英国人で、ハンブルクとミュンヘンに留学し、オランダではコンセルトへボウのコンサート・マスターを務めたこともある名手ヘルマン・クレッバースから教えを受けている。もちろん数多くのコンクールで入賞し、マインツ・フィルハーモニーを始め、ヨーロッパの各地のオーケストラとも共演している。そんな彼女のデビュー盤。
OC-835
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(3CD)
価格帯:C
ムジカ・ノーヴァ〜アドリアン・ウィラールト(1490?-1562):モテット集
 星空から降りてくるように命じ-とげのある冠-私の唯一の愛について/私の祈りの声を主は聴く-主よ、私の魂の声をききたまえ/
 島よ聞け-彼は鋭いナイフのように/これは主の家-いと高き方は礎を築く/神の言葉は述べ進む-生まれながらに/
 汝、主をほめたたえる-その日を-私は悩みのうちを歩む/天にいるわれらが父よ-父なる神に/こころの貧しい人たちは
  -今、飢えている人は天国の喜びにあずかっている/私たちは平和を望む-私たちは祖先とともに罪を犯し/自然の秩序に反して
  -精霊の力/なんと美しき救い主の母-あなたは救い主を生み給うた/聖処女に-私は先に行く-聞き受け入れる/祝福されしあなた、
  天の女王-あいさつを通じて/讃えよ、聖なる両親を-神の母マリア/けがれなき純粋なるあなた-甘き祈りの声/
 あなたの保護のもとで我々は逃れた/おお、素晴らしき交歓-汝生まれし時-モーゼは繁みを-エサイの根-偉大なる不思議な謎
  -マリアをみよ-継承の謎-大いなる遺産の神秘/主を見よ-彼女は夜に泣く/主よ、私の罪よ-私はおのれの罪を知っている/
 主よ、あのような人の多くは-私は深く眠っていた/父よ、私は罪を犯した-あなたの雇った使用人のように/神は全てを憐れんで
  -あなたの手を持ち上げて/おお主よ、汝の怒りと憤りが-わが神よ、私の言葉に耳を傾けたまえ/私たちに行われた全てのことを
  -主よ、われらは罪を犯したことを認める/主よ、覚えておいて頂きたい-私たちの先祖は罪をおかした/
 復活祭の犠牲者に捧げる賛美の歌-マリアよ、私たちに語りたまえ/来たれ聖霊よ-祝福された光

  ジンガー・プア
 録音:2011年5月10日-13日、6月27日-28日、7月4日-7日、St. Vitus, BezirksklinikumRegensburg。
OC-836
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価格帯:C
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):
 チェロ、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
 3つのトリオ・ソナタ〔 WD683 / WD689 / WD678 〕/リチェルカーレ(*)〔 I / II 〕/
 チェンバロ・ソナタ第12番 ハ長調 (#) /ソナタ ト短調
  セバスティアン・ヘス(Vc;#以外) リュディガー・ロッター(Vn;#以外)
  フローリアン・ビルサーク(Fp;*以外)
 録音:2010年8月26日-28日、聖マウリティウス・バロック教会、ヴィーゼンタイト。おそらくピリオド楽器使用。
OC-837
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価格帯:C
PRESENT
 ハルヴォルセン(1864-1935):ヘンデルの組曲第7番によるサラバンドと変奏 ト短調
 オンドジェイ・クカル(1964-):プレゼント / シュトレーブル:別れ/夜
 ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):6つの二重奏曲 Op.12〜 変ロ長調(*)
 シュルホフ(1894-1942):ツィンガレスカ / ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

  エイト・ストリングス[ヴァレリア・ナスシキナ(Vn) ミハイル・サムソノフ(Vc)]
 録音:2010年、2011年、クララ=ヴィーク・アウディトリウム、トンスタジオ・テイエ・ファン・ゲースト、ザントハウゼン。(*)は世界初録音。
OC-838
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価格帯:C
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ Vol.1
 ソナタ第2番 イ短調 BWV1003/パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004/ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
  リュディガー・ロッター(Vn)
 録音:2010年4月、2011年7月、昇天教会、ゼントリンク、ミュンヘン。
OC-839
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価格帯:C
ユビラーテ・デオ〜神をたたえよ
 ヨハン・シュタットルマイアー(1580-1648):
  主よ、われらの主/主よ、われ御身をたたえまつらん/子らよ、来たりてわれに聞け/神を讃えよ
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):小宗教コンチェルト第2部〜「天は滴を落とし」SWV322
 ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612):
  おお、わが甘美なキリスト/おお、大いなる神秘/今日キリストが生まれた/14声のマニフィカト
 ハインリヒ・シュッツ:小宗教コンチェルト第2部〜「言葉は肉体となった」SWV314
 ヨハン・シュタットルマイアー:ミサ曲「神をたたえよ」

  ロスヴィータ・シュメルツル、アンドレア・ブラウン(S) ゲルト・ホーマン(CT)
  ロバート・セリアー、マヌエル・ヴァルビッツ(T) マティアス・ヴィンクラー、ベネディクト・ゲーベル(B)
  ゲルト・ググルヘーア指揮レ・コルネ・ノアール、ミュンヘン・オルフェウスcho.
 録音:2011年11月25日-27日、聖マルクス教会、ミュンヘン。
OC-840
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック号のオルガン Vol.1
 CD1(*)「初期ヴェルテ・フィルハーモニー・ロールより」([内]:ロール・ナンバー/演奏者)
  モーツァルト(1756-1791):フィガロの結婚 K.492〜序曲[421(マスター)]
  グリーグ(1843-1907):ペール・ギュント組曲〜「朝」[213(マスター)]
  グリーグ:オーゼの死[ヴェルテ・ロール213(マスター)]
  ベートーヴェン(1770-1827):エグモント序曲 Op.84[956(コピー)]
  ベルリオーズ(1803-1869):ファウストの劫罰 Op.24〜妖精の踊り[53(マスター)]
  ワーグナー(1813-1883):歌劇「ローエングリン」より[642(マスター)]
  エロール(1791-1833):歌劇「ザンパ」〜序曲[236(マスター)/最初期のオルガン録音集]
  J.S.バッハ(1685-1750):コラール前奏曲「わが心の切なる願い」BWV727[717(マスター)]
  J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549[716(マスター)/カール・ホフナー(Org/1842-1912)]
  ギルマン(1837-1911):ヘンデルの主題による行進曲[776(コピー)/カール・ヘルマン・ケール(Org/1855-1919)]
  レーガー(1873-1916):田園曲[1664(コピー)/クラレンス・エディ(Org/1851-1937)]
  メンデルスゾーン(1809-1847):歌劇「ルイ・ブラス」序曲[1241(マスター)]

 CD2(#)「ゼーヴェン国立博物館のブリタニック号オルガン、デモンストレーション」
  カラーチェ(1838-1918):トッカータよりフィナーレOp.23-3
  J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ BWV147/わが魂は主をあがめ BWV648
  J.S.バッハ(ヨハン・エルンスト編):オルガン協奏曲 BWV592ii〜第2楽章
  ハイドン(1732-1809):音楽時計の音楽〜第18番 ヘ長調「茶話会」/音楽時計の音楽〜第5番 ハ長調
  リンドベリ(1887-1955):Gammal Fabodspsalm fran Dalarna
  メンデルスゾーン:オルガン・ソナタOp.65-4〜第2楽章 / ボエルマン(1862-1897):ゴシック風メヌエット
  レーガー:ベネディクトゥス / グリソン(1842-1896):トッカータ ヘ短調

 エドウィン.H.ルメル(1865-1934)(*)、デイヴィッド・ラムゼイ(#)
 録音:2011年2月-3月、自動楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。バーゼルで印刷業を営み成功を収めたハインリヒ・ヴァイス氏が自ら蒐集してきたオルゴールなどの自動演奏楽器が収蔵されているゼーヴェンの自動楽器博物館。この中の1台が今回のアルバムの主人公。豪華客船タイタニック号の姉妹船「ブリタニック号」。1871年に汽船運航を始めた英国の名門船会社ホワイト・スター・ラインが建造した大型豪華客船だが、完成しないうちに第一次大戦となり、戦争中病院船として働いている途中で,エーゲ海で触雷して沈没し、一度も客船として就航できなかった。このブリタニック号には、ピアノ・ロールでおなじみヴェルテ社の自動演奏オルガン「フィルハーモニック・オルガン」が搭載されていたが、沈没と同時に行方不明になってしまった。1世紀以上も消息が不明だったこの銘器だが、ヴァイス氏のコレクションの一つがそのオルガンではないかと推測。手がかりも発見し、2006年から秘かに修復作業を行ってきた。そして見事に修復完了。2007年10月に一般公開し、世界的な話題を呼んだという物。この楽器は「ブリタニック・オルガン」と命名され、博物館で展示されると同時に、ヴェルテのロール紙の演奏を行い、また実際の演奏も可能。海に沈んだ楽器が再び音を奏でる姿は感動的ですらある。珍しい楽器をこよなく愛するOEHMSならではの、貴重な音を伝えるシリーズ。
OC-841
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.3〜外海で
 J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調/
 「主よ御許に近づかん」サラ・アダムズ(1805-1848)の詩による讃美歌のための3つの旋律/
 ローウェル・メイスン(1792-1872):アメリカ民謡〜ベサニー/
 A.S.サリヴァン(1842-1900):イギリス民謡〜プロピオール・デオ/
 J.B.ダイクス(1823-1876):ホーベリー(伝・タイタニック号沈没の際に演奏)[デイヴィッド・ラムゼイ]
 ヨーゼフ・ベネット(1884-1944):タイタニック号の思い出[ヨーゼフ・ベネット/1661]
 ドビュッシー(1862-1918):沈める寺[バーナード・テン・ケート/1995]
 ショパン(1810-1849):葬送行進曲[エンリコ・ボッシ(1861-1925)/1006]
 メンデルスゾーン(1809-1847):静かな海と楽しい航海[ハリー・ゴス=カスタード(1871-1964)/1476]
 シューベルト(1797-1828):海の静けさ[フランツ・フィリップ/512]
 ワーグナー(1813-1883):さまよえるオランダ人 より
  [フランツ・クサヴァー・フランツ(1857-1920)/645〔ハンドメイド・ロール〕]
 テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ ト長調[デイヴィッド・ラムゼイ]/
 ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):舟歌 Op.46 [エトヴィン・レマル(1865-1934)/1233]
 ジャック・ニコラ・レマンス(1823-1881):大幻想曲 ホ短調[ハリー・ゴス=カスタード/1121〔コピー?〕](*)
 ウィリアム・ウォルステンホルム(1865-1931):舟歌[ウィリアム・ウォルステンホルム/1577]
 ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番〜第1楽章[957〔ハンドメイド・ロール〕]
 ロシア民謡:ヴォルガの舟歌[ポール・マニア/1920]
 ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):古いウィーンのワルツ[アルトゥール・シュナーベル(P)/384]
 ハンス・ホイザー・トリビュート[ハンス・ホイザー/2067, 2082, 2080]
  〔マルダーレン:夢のタンゴ/ブラウフックス:黄金の夢の島/ハイン(1879-1928):パウニー/
   ペレシュ・フレイレ(1880-1930): Ting-a-Ling /クレオールのセレナーデ〕
 J.B.ダイクス:涯しも知られぬ 青海原[デイヴィッド・ラムゼイ]/
 W.H.モンク(1823-1889):日暮れて四方は暗く[ハリー・ゴス=カスタード/1154]
 ロール再生&収録:2011年7月-8月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。[演奏者(記載無しの曲あり)〔特記以外Org〕/ヴェルテ・ロールNo.〔(*)以外は「マスター」と記載されている〕]。
 タイタニックの兄弟船「ブリタニック号」に設置されていた自動オルガンを使用し、航海当時の演奏を復刻したシリーズ第3弾。
OC-842
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価格帯:C
ブリタニック号のオルガン Vol.2〜クリスマスの旅
 伝・フランシス・ウェイド(1711-1786):信仰篤き人々よ[ハリー・ゴス=カスタード/1156]
 アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):牧歌的カンティレーナOp.15 No.3[レジナルド・ゴス=カスタード(1877-1956)/2005]
 ヘンデル(1685-1759):「メサイア」〜主は羊飼いのようにその群れを養い[ヨハン・ヤーコプ・ナーテル(1878-1972)/1332]
 ウィリアム・ファウルケス(1863-1933):古いフランスのキャロルによる狂詩曲[ウィリアム・ファウルケス/1332]
 ギルマン:古いポーランドのノエルによる序奏と変奏曲 Op.60 No.1[ヨハン・ヤーコプ・ナーテル/1326]/
      「御子生まれたまう」による2つの変奏曲 Op.60[ヨハン・ヤーコプ・ナーテル/1323]
 バンジャマン・ゴダール(1849-1895):羊飼いと羊飼い女 Op.55 No.6[ヴァルター・フィッシャー(1872-1931)/4007]
 ベルリオーズ(1803-1869)/ギルマン編曲:羊飼いの別れ[ジョゼフ・ボネ(1884-1944)/4002]
 グルーバー(1787-1863):清しこの夜[フランツ・フィリップ(1890-1972)/910]
 モーツァルト(1756-1791):パストラールと変奏
  [ルチエン・ヴュルムザー(P/1877-1967)〔ピアノ・ロールをオルガンに変換〕/1092]
 ブクステフーデ(1637-1707):諸人声あげ[カール・マッテイ(1897-1960)/2056]
 パッヘルベル(1653-1706):高き天よりわれは来たり/高きところでは神にのみ栄光あれ[カール・マッテイ/2057(コピー)]
 ヨハネス・ダニエル・ファルク(1768-1826):いざ喜べ いざ祝え[フランツ・フィリップ/911]
 民謡:もみの木[クルト・グロッセ(1890-?)/1883]
 レーガー(1873-1916):マリアの子守歌 Op.76 No.52[ヴァルター・フィッシャー/1781]
 ブラームス(1833-1897):エサイの根 Op.122[パウル・ヒンダーマン(1868-1925)/711]
 ギュンター・ラミン(1898-1956):クリスマス・コラールによる即興[ギュンター・ラミン/1993]
 録音&ロール再生:2011年7月-8月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。演奏者の後の数字はヴェルテ・ロールのNo.。(コピー)とあるもの以外は「マスター」と記載されている。総合的な内容だった第1弾(OC-840)に続く、ゼーヴェンの「自動演奏楽器博物館」所蔵のブリタニック・オルガンを蘇らせるシリーズの第2弾はクリスマスの音楽に絞ってご紹介。途中でクリスマスを迎える際のために、ブリタニック号はクリスマス音楽のロール紙をあらかじめ用意して出航した。演奏者には、後の名宗教音楽指揮者ギュンター・ラミンの名も見える。
OC-843
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.4 〜ウジェーヌ・ジグー&ジョセフ・ボネCD1
 ・ウジェーヌ・ジグー(1844-1925)、自作を弾く
  トッカータ ロ短調[1084]/アレグレット・グラジオーソ[1603]/歌[1599]/
  祝典行進曲[1600]/メヌエット[1087]/フゲッタ[1601]/祈願祭の行進曲[1597]/
  カンティレーヌ[1602]/宗教的な行進曲[1598]/聖なる体[1085]/大合唱と対話[1086]
 ・ウジェーヌ・ジグー、パリの同世代作曲家たちの作品を弾く
  フランク(1822-1890):アンダンティーノ ト短調 Op.25[1083]
  ボエリ(1785-1858):アンダンテ・コン・モート ト短調 Op.45 No.7[1082]
  ショヴェ(1837-1871):20の小品 より
   〔第6番「アンダンテ・コン・モート」[1595]/第9番「アンダンティーノ」[1596〕〕
  ボエルマン(1862-1897):神秘の時〔変ホ長調「エレヴァシオン」Op.29 No.1[1590]/
             変ロ長調「コムニオン」Op.30 No.5[1591]/ハ長調「ソルティエ」Op.30 No.5[1592]〕
 ・ウジェーヌ・ジグー、レンメンス(1823-1881)を弾く
  交響的スケルツォ「ファンファーレ」[1606]/カンタービレ[1607]/
  前奏曲 変ホ長調[1605]/祈り[1608]/協奏交響曲〜スケルツォ[1604]
 ・ジョセフ・ボネ(1884-1944)、自作を弾く
  12の小品 Op.7 より〔第1番 献身/第3番 月の光/第8番 無言歌/第9番 パストラル[1204,1207,1205,1208]〕/
  晩鐘 Op.10 No.10[1615]/子守歌 Op.10 No.6[1612]/風景 Op.10 No.9[1616]
 ・ジョセフ・ボネ:他の作曲家の曲を弾く
  リュリ(1632-1687):リゴードン[4502] / コレッリ(1653-1713)/ギルマン編曲:前奏曲[1623]
  ブクステフーデ(1637頃-1707):フーガ ハ長調[1209] / ボエリ:アンダンテ・コン・モートOp.45 No.7[1203]
  シューマン(1810-1856):ペダル・ピアノのためのスケッチOp.58 No.3「生き生きと」[1636]
 ロール再生&録音:2012年1月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。曲目後の[内]はヴェルテ・ロールの番号、すべてマスター。
OC-844
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガンVol.5 〜ヴェルテのリヒャルト・ワーグナー
 タンホイザー序曲 [636 (コピー) ]/ラインの黄金〜ヴァルハラへの神々の入城[788]/
 ヴァルキューレ〜ヴォータンの告別と魔の炎の音楽[1093 (コピー) ]/
 パルジファル〜クリングゾルの魔法の庭と花の乙女たち[921]/ローエングリン〜婚礼の合唱[1667]/
 ヴェーゼンドンク歌曲集〜夢[1357]/ローエングリン〜第1幕への前奏曲[1668]/
 バイエルン王ルートヴィヒ2世のための表敬の行進曲[1500 (コピー) ]/
 ニュルンベルクのマイスタージンガー〜序曲[1270 (コピー) ]/使徒の愛餐[1876]/
 神々の黄昏〜ジークフリートの葬送行進曲[1189]/タンホイザー〜巡礼の合唱[1499 (コピー) ]/
 ローエングリン〜第1幕への前奏曲[1032]/ローエングリン〜ローエングリンの忠告[792]/
 トリスタンとイゾルデ〜イゾルデの愛の死[1724 (コピー) ]/リエンツィ〜序曲[643 (コピー) ]
 録音:2012年3月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。[内]:ヴェルテ・ロール No.、コピーとあるもの以外はマスター。使用楽器:ディ・ヴェルテ=フィルハーモニー=オルガン。シリーズ第5集はワーグナー生誕200年記念リリース。リストの弟子であったピアニスト、エミール・パウルを始めとした音楽家たちが、ヴェルテ・ロールのために編曲した一連の作品の復元集。
OC-845
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.6〜ヴェルテを弾く5人のイギリス・ヴィクトリア朝時代の超絶技巧オルガニストたち
 ヘンデル(1685-1759):オルガン協奏曲第2番〜第1楽章[1400] (*)
 アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):
  銀のコード[1410]/カンティレーヌ[1409]/祈り[1416]/勝利の行進曲[1405]/グランクール ト短調[1413]
 G.E.ワイティング(1840-1923):パストラール[1437]
 ラフマニノフ(1873-1943)/ルメア編曲:前奏曲 Op.3 No.2 [1133] / E.デヴリー(1869-1951):瞑想曲[1107]
 W.ウォルステンホルム(1865-1931):アレグレット ヘ長調[1582]/問い[1148]/答え[1149]/セレナータ[1440]/
          アイルランド幻想曲[1438]/ソナタ第1番 ヘ長調〜間奏曲[1581]/メロディ 変ロ長調[1580]
 チャイコフスキー(1840-1894):こんぺい糖の踊り[1495]
 J.S.バッハ(1685-1750):フーガ ト短調 BWV577〜ジーグ[1504] (*)
 J.グリソン(1842-1896):聖体 Op.11 〜アンダンテ・レリジオーソ[1514]
 ウィドール(1844-1936):オルガン交響曲第2番〜スケルツォ[1531]
 カルク=エーレルト(1877-1933):3つの印象〜月の光[1520]
 ブック(1839-1909):変奏 Op.51 〜スコットランド・エア[1511]
 S.S.ウェズリー(1819-1876):コラール・ソングとフーガ ハ長調[1555]
 F.ボロフスキ(1872-1956):ソナタ第1番[2007-2008]/勝利の行進曲 イ長調[2009]
 R.ゴス=カスタード(1877-1955):ベネディクトゥス 変イ長調[2004]
 サン=サーンス(1835-1921):夕べの夢想 Op.60 [2031]

  アルフレッド・ホリンズ、ハリー・ゴス=カスタード、ウィリアム・ウォルステンホルム、
  ハーバート・ウォルトン、レジナルド・ゴス=カスタード(Orgロール)
 ロール再生&録音:2012年1月-2月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。ロールNo.:[内]、(*)のみコピー、他はマスター。
OC-846
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.7 〜ヴェルテを弾くスイスのオルガニストたち
 ・フランツ・ヨーゼフ・ブライテンバッハ(Org)
   マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):祝祭行進曲 Op.118 No.8 [1068]
   ワーグナー(1813-1883):ローエングリン〜エルザの婚礼参進 [1077]
   ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):スケルツォ [1069]
   カール・アドルフ・ロレンツ(1887-1923):「ホーム・スイート・ホーム」の主題による変奏曲 Op.72 No.4 [1071]
   A.J.E.マイリー(1833-1918):荘厳な行進曲 [1072]
   サン=サーンス(1835-1921):奇想曲 Op.2 No.7 [1073]
 ・パウル・ヒンダーマン(Org)
   フランク(1822-1890):英雄的小品 [748] / サン=サーンス:婚礼祝福 Op.8 [4016]
   レーガー(1873-1916):アヴェ・マリア Op.80 No.5 [742] (#)
   J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 [751]
 ・カール・マッティ(Org)
   J.S.バッハ:トッカータ ヘ長調 BWV540 [2052]
   スウェーリンク(1562-1621):「わが青春はすでに過ぎ去り」による変奏曲 [2062] /
                 緑の菩提樹の下で、アルマンド [2063]
   シャイト(1587-1654):パッサメッツォ12の変奏曲 [2059]
   テオドール・デュボワ(1837-1924):光あれ [1059] /田園の歌 ハ短調 [1278] (一部#)/アレルヤ [1282]
 ・ヨハン・ヤーコプ・ネイター(Org)
   アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):ノエル・エレヴェーション第6番 [1313] /
                      ソナタ ハ短調 Op.80 No.5 [1056-58]
 ロール再生&録音:2013年4月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。使用ロール: [内]、(#)のみコピー、他はマスター。
OC-847
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック号のオルガン Vol.8
 ・レーガー:自作自演集
  フーガ ト長調 Op.56 No.3 [1294] /ベネティクトゥス Op.59 No.9 [1295] /メロディ Op.59 No.11 [1296] /
  カンツォーネ 変ホ長調 Op.65 No.9 [1297(#)] /イエス、わが確信 Op.67 No.20 [1298] /
 汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよ Op.67 No.23 [1299(#)] /
 神よ、汝の善行にわれを向かわしめたまえ Op.67 No.25 [1300(#)] /
 おおこの世よ、私は汝より去らねばならぬ Op.67 No.33 [1301(#)] /
 ただ愛する神の摂理にまかす物 Op.67 No.45 [1302(#)] /幸いなるかな、おお魂の友よ Op.67 No.50 [1303(#)] /
 おお、いかに喜びに満ちたるか、汝ら信仰深き者 Op.67 No.52 [1304(#)] /楽興の時 ニ長調 Op.69 No.4 [1305] /
 ロマンス イ短調 Op.80 No.8 [1306] /アヴェ・マリア 変ニ長調 Op.80 No.5 [1307(#)] /
 前奏曲 ヘ長調 Op.85 No.3 [1308(#)] /組曲 ト短調〜バッソ・オスティナート Op.92 No.4 [1309] /

 ・レーガーの時代のオルガニストによるレーガー作品演奏集
 トッカータとフーガ ニ短調 Op.129 [1991(#)] /コラール幻想曲「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 Op.52 No.2 [1874] /
 キリエ・エレイソン Op.59 No.7 [1991(#)] /グローリア Op.59 No.8 [1763(#)] /
 ロマンツェ イ短調[1892(#)] /バッハの主題による幻想曲とフーガ Op.46 [1873(#)]

  マックス・レーガー、ギュンター・ラミン、クルト・グロッセ、
  ヴァルター・フィッシャー、ヨーゼフ・メスナー(Org−R)
 ロール再生&録音:2014年2月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。[内]はロール No.、(#)以外はマスター、(#)はコピー。
OC-848
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.9 〜ヴェルテのアメリカ人オルガニストとエドウィン・ルメア
 ・ヴェルテのアメリカ人オルガニスト
  クラレンス・エディ(1851-1937):「オールド・ハンドレッド」による祝祭前奏曲とフーガ[1654](*)
  ボッシ(1861-1925):夕べの歌[1649](*) /アヴェ・マリア Op.104[1648](*)
  デュドレイ・ブック(1839-1909):「星条旗」による演奏会用変奏曲 Op.23[1342](#)
  フレデリック・ハルカー(1876-1936):たそがれ時に Op.43 No.1[1350](#)
  アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):ソナタ ニ短調 Op.42-前奏曲とパストラーレ[1349](#)
  ルイ・シール(1816-1848):主題と変奏 変イ長調[1355](#)
  ファルナム:「子らよほめまつれ」によるトッカータ[2661、コピー](+)
  サン=サーンス(1835-1921):サムソンとダリアより「二重唱のカンタービレ」[740、コピー](**) /
                白鳥(ギルマン編曲)[1665、コピー](*)
  ルドルフ・フリムル(1879-1972):婚礼の歌 Op.57 No.3「オレンジの花」[1670](*)
  ウィリアム・ファウルケス(1863-1933):祝典行進曲 Op.128 No.1 [1657](*)
 ・エドウィン.H.ルメア、ヴェルテ・オルガンを弾く
  グノー(1818-1893):サバの女王-行進と行列[1274] / サン=サーンス/ルメア編曲:死の舞踏[1251]
  ルメア:ロンド・カプリツィオーソ「アクセントの練習」 Op.64[1181]/アンダンティーノ 変ニ長調[1180]/
      交響曲 ニ短調 Op.50 より[1266-1267]
  ギルマン:葬送行進曲とセラフの讃歌 Op.17[1265]/カプリス 変ロ長調[1232]
  サンディフォード・ターナー(1869-1928):スケルツォ ヘ短調[1226]
  ラインベルガー(1839-1901):ソナタ Op.88 〜第3楽章[1188]
  フンパーディンク(1854-1921):歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲[1221、コピー]

 クラレンス・エディ(Org;*) サムエル・アトキンソン・ボールドウィン(Org;#) リヌッド・
  ファーナム(Org;+) リチャード・エプステイン(P?;**) エドウィン.H.ルメア(Org;無印)
 ロール再生&収録:2014年2月、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。ヴェルテ・ロールNo:[内]、特記無しはマスター。
OC-849
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.10 〜ヴェルテのドイツ人オルガニストと彼らの作品集
 ヨーゼフ・レンナー:オルガンのための組曲 Op.56 〜エレジー[2247]
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):3つの即興曲 I Op.72 No.1「夜の調和」[1742]
 ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901):ロマンス Op.142 No.2[781]
 ヨーゼフ・クロモリツキ(1892-1961):2つの演奏会用練習曲第2番 Op.49[1871]
 エミール・シェーグレン(1853-1918):3つの伝説曲 Op.46
 ニルス・ヴィルゲルム・ゲーゼ(1817-1890):オルガンのための3つの小品 Op.22 〜第1番[1775]
 オットー・ヴァルデマール・マーリンク(1848-1915):「キリストの生涯」〜誘惑[4011]
 カルク=エーレルト:サラバンド Op.37[4510]
 アルフレッド・シッタールド(1878-1942):コラール練習曲「われら悩みのきわみにありて」[1051]
 マックス・シュプリンガー(1877-1954):3つの田園曲 Op.25〜第1番 変イ長調[1893]
 レーガー(1873-1954):コンソレーション Op.65 No.4[1891 (コピー)]
 ヘンデル(1685-1759):オルガン協奏曲 Op.4 No.4第1楽章[1043]
 ブクステフーデ(1637-1707):チャコーナ ホ短調 BuxWV160[1732]/前奏曲とフーガ BuxWV145[1985 (コピー)]
 ヴィンチェント・リューベック(1654-1740):前奏曲とフーガ ホ長調[1992 (コピー)]
 パッヘルベル(1653-1706):チャコーナ ヘ短調[2058 (コピー)]
 J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531[1752]/高き天よりわれは来たり BWV606[1822]/
              われらキリストをたたえまつる BWV611[1822]/キリスト、汝神の子羊 BWV619[1823]/
              イエス十字架にかけられしとき[1823]/キリストは死の絆につかせたまえり
                BWV625[1823]/主なるイエス・キリストよ、われら汝に感謝するBWV623[1823]
 ヴィヴァルディ(1675-1741)/バッハ編曲:協奏曲 ニ短調 BWV 596 〜ラルゴ(ii)[1038]
 J.S.バッハ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV396[1039]
 ヘンデル:オルガン協奏曲第8番 イ長調[2250 (コピー)]

  オットー・ドゥンケルベルク、アルノ・ランドマン、ヨハネス・ディーホルト、クルト・グロッセ、
  ヴァルター・フィッシャー、タデウス・ホフミラー、グスタフ・クナーク、アルフレッド・シッタールド、
  ヨゼフ・メッスナー、アルフレッド・シッタールド、グスタフ・クナーク、ギュンター・ラミン、
  カール・マタエイ、ヴァルター・フィッシャー、カール・シュトラウベ、オットー・ドゥンケルベルク(Org)
 録音:2015年、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス〔ロール収録:1909年-1912年〕。ロール No.:[内]、特記以外マスター。
OC-850
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(2CD)
価格帯:B
ブリタニック・オルガン Vol.11 〜
 ヴェルテのイギリス人オルガニストとドイツ人オルガニスト、即興演奏集

 イギリス人オルガニスト
  エドウィン・ルメア(1865-1934):
   与えられた主題による即興[1182]/K.ボッキッシュ「わが喜び」による即興、1913年2月4日[1196]/
   即興「ベルやハープ効果の紹介」[1195]/「スワニー川」の主題による即興[1253]/
   メヌエットの様式による即興[1243]/アルフレッド・ホリンズの主題による即興[1235、コピー]
  アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):即興[1441]
  ウィリアム・ウルステンホルム(1865-1931):即興[1583]/「私は仲間を待っていた」による即興[1584]
 ドイツ人オルガニスト
  カール・ヘフナー(1864-1955):主題による幻想曲[722] / クルト・グロッセ(?-?):3つの即興[1810/1861-62]
  パウル・マニア(1883-1945):
   ワーグナーの主題による幻想曲[1979]/古い様式のガヴォットによる自由な即興[1970]/
   古いオランダの歌による幻想曲[1977]
  オットー・ドゥンケルベルク(1900-1964):「たとえ全てが背くとも」による即興[2251]
  ヘンリー・ヴルカルト〔シュヴァラ博士〕((1881-?):サイレント映画「狩りに」のための即興[2196]
 録音:2015年、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。ヴェルテ・ロール No.:[内]、特記以外マスター。
OC-851
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(4CD)
価格帯:C
マックス・レーガーオルガン作品全集 Vol.1
 3つの小品 Op.7 /バッハの手法による組曲 ホ短調 Op.16 /コラール幻想曲「われらが神はかたき砦」 Op.27 /
 幻想曲とフーガ ハ短調 Op.29 /コラール幻想曲「おおわが魂よ、大いに喜べ」 Op.30 /6つのトリオ Op.47 /
 前奏曲とフーガ ニ短調 WoO.IV-10 /序奏とパッサカリア ニ短調 WoO.IV-6 /前奏曲 ハ短調 WoO.VIII-6 /12の小品 Op.59 /
 「国王万歳」による変奏曲とフーガ WoO.IV-7 /前奏曲 ニ短調 WoO.IV-12 /5つのやさしい前奏曲とフーガ /
 コラール前奏曲〔おお嘆き、おお心の苦しみ WoO.IV-2/来たれ、甘き死よ WoO.IV-3 /血潮したたる御頭/
         キリストは死からよみがえられた WoO.IV-9 /戸を高くあげよ/暁の星のいと美しきかな WoO.IV-16〕

 ベルンハルト・ブットマン(Org)
 録音:2012年。バイエルン放送との共同製作。
OC-852
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(4CD)
価格帯:C
レーガー:オルガン作品全集 Vol.2
 オルガン・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.33 (*) /バッハの主題による幻想曲とフーガ(*) /12の小品 Op.65 (**) /
 52のやさしいコラール前奏曲 Op.67〔第1巻(#) /第2巻(#) /第3巻(+) 〕/オルガンのための10の小品 Op.69 (+) /
 コラール幻想曲〔暁の星のいと美しきかな Op.40 No.1 (*) /汝が怒りをもてわれを罰したもうな Op.40 No.2 (*) 〕

  ベルンハルト・ビュットマン(Org)
 録音〔使用楽器〕:2013年8月19日-22日、聖マリーエン教会、ヴィッテン〔シュミット=オルガン〕(*) /2013年9月19日-25日、ルター教会、ケムニッツ〔ザウアー=オルガン〕(#) /2013年10月14日-16日、キリスト教会、マンハイム〔シュタインマイヤー=オルガン〕(+) /2013年4月8日-11日、シュヴァイクルベルク教会、ヴィルスホーフェン〔クライス=オルガン〕(**) 。
OC-853
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(4CD)
価格帯:C
レーガー:オルガン作品集 Vol.3
 3つのコラール幻想曲 Op.52 /交響的幻想曲とフーガ/オルガン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.60 /
 前奏曲とフーガ 嬰ト短調 WoO.4 No.15 /私の日記帳第4巻 Op.82 〜前奏曲とフーガ/
 ロマンツェ イ短調 WoO.4 No.11 /12のモノローグ Op.63 /13のコラール前奏曲 Op.79b /12の小品 Op.80

 ベルンハルト・ブットマン(Org)
 録音:2014年4月-10月。
OC-854
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(4CD)
価格帯:C
レーガー:オルガン作品全集 Vol.4
 4つの前奏曲とフーガ Op.85 /組曲 ニ短調 Op.92 /創作主題による変奏曲とフーガ Op.73 /
 序奏とパッサカリアとフーガ ホ短調 Op.127 /9つの小品 Op.129 /30の小コラール前奏曲 Op.135a /
 前奏曲とフーガニ短調 Op.135b /オルガン小品集 Op.145

  ベルンハルト・ビュットマン(Org)
 録音:2015年3月-10月。
OC-855
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価格帯:C
ジョン・ケージ(1912-1992):不確定性 [INDETERMINACY] (1959)
 (ジョン・ケージ:フォンタナ・ミックス (1958) (*) の初演録音テープを使用)
 ジョン・ケージ(Vo/他;*) スザンヌ・ケッセル(P) ヨアヒム・クロル(朗読;#)
 録音:2012年1月25日-27日、ドイツ放送カンマームジークザール〔1958年、ミラノ電子音楽スタジオ(*)〕。独語翻訳:マルティン・エルトマン(#)。
OC-856
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価格帯:C
フレンチ・リサイタル
 ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ / デュティユー(1916-):ザッハーの名による3つのストロフ
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ編) / ドビュッシー:スケルツォ(1882)

  セバスティアン・クリンガー(Vc) ミラナ・チェルニャフスカ(P)
 録音:2011年6月13日-15日、ノイマルクト・イン・デル・オベルプファルツ、ライトシュターデル。
OC-857
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価格帯:C
シューマン:詩人の恋 Op.48
 (全16曲 + 曲集から除かれた4曲 [Op.127 Nos.2, 3, Op.142 Nos.2, 4] 付)
アルバン・ベルク:7つの初期の歌
 アーノルド・ベズイエン(T) ユーラ・マルグリス(P)
 録音:2011年12月18日-21日、室内楽ザール、シュタイングレーバーハウス、バイロイト。ベズイエンはオランダのテノール。
OC-858
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価格帯:C
アレクザンダー・マリア・ヴァークナー(1995-):第1交響曲「クラフトヴェルク」(*)
J.S.バッハ(1685-1750)/A.M.ヴァーグナー編曲:半音階的幻想曲 ニ短調(#)
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 (#)
 アレクセイ・コルニエンコ指揮ソフィアpo.(*) アレクザンダー・マリア・ヴァークナー(P;#)
 録音:2010年1月、ソフィア・フィルハーモニック(*)/2012年2月、4月、リッターザール、シュトラウビンク(#)。録音時14歳〜16歳であったと言う天才肌作曲家&ピアニストの、おそらくデビュー盤。
OC-859
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価格帯:C
… a Olivier Messiaen
 レオン・ミロ(1956-):パリの情景/時のテクスチャー/声の情景/鳥の情景/鐘の情景
 メシアン(1908-1992):前奏曲第7番「静かな嘆き」/4つのリズムのエチュード「火の鳥第1」/
            前奏曲第1番「鳩」/歌つぐみ/幼子イエスに注ぐ20のまなざし より Nos.1, 2, 7
 武満徹(1930-1996):雨の樹 素描II 、 オリヴィエ・メシアンの追憶に

  スザンナ・カッセル(P)
 録音:2012年1月27日-29日。
OC-860
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(2CD)
価格帯:C
レオポルト・モーツァルト(1719-1787):
 ハンマーフリューゲル独奏ソナタ集(*)〔第1番 ヘ長調/第2番 ロ長調/第3番 ハ長調〕/
 ハンマーフリューゲル、チェロとヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ集(#)
  〔第1番 ヘ長調/第2番 ハ長調/第3番 イ長調〕
 クリスティーネ・ショルンスハイム(Fp)
 ルディガー・ロッター(Vn) ゼバスティアン・ヘス(Vc)
 録音:2011年10月31日-11月2日、ムジークザール、ツォイクハウス、アウスブウルク(*) /2012年3月6日-7日、昇天教会、ゼントリヒ、ミュンヘン(#)。ピリオド楽器使用。使用フォルテピアノ:ヨハン・アンドレアス・シュタイン、1785年製作〔モーツァルトハウス所蔵〕。
OC-861
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価格帯:C
アメリカの思い出
 ガーシュウィン(1898-1937)/ハイフェッツ編曲:歌劇「ポーギーとベス」より
  〔必ずしもそうじゃない/ベス、お前はおれのもの/ブルースのテンポで〕
 ウィリアム・クロール(1901-1980):バンジョーとフィドル
 フォスター(1826-1864)/ハイフェッツ編曲:金髪のジェニー
 ヴュータン(1820-1881):アメリカの思い出「ヤンキー・ドゥードゥル」Op.17
 コルンゴルト(1897-1957):劇音楽「から騒ぎ」Op.11より / ブロッホ(1880-1959):ニーグン
 ジョン・ウィリアムズ(1932-):「シンドラーのリスト」〜テーマ
 ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノスアイレス/ミロンタン
 アストル・ピアソラ(1921-1992):タンティ・アンニ・プリマ
 フランツ・ワックスマン(1906-1967):カルメン幻想曲 / ジョン・ケージ(1912-1992):0分00秒

  フリーデマン・アイヒホルン(Vn) アンドレアス・フレーリヒ(P)
 録音:2012年2月22日-24日。
OC-862
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(2CD)
価格帯:C
モーツァルトヴァイオリン協奏曲集(カデンツァ:ミリアム・コンツェン)
 〔変ロ長調 K207 /ニ長調 K211 /ト長調 K216 /ニ長調 K218 /イ長調 K219 /ニ長調 K271 〕
 ミリヤム・コンツェン(Vn) ラインハルト・ゲーベル指揮バイエルン室内po.
 録音:2011年11月29日-12月3日、バイエルン音楽スタジオ、ミュンヘン。
OC-863
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価格帯:C
ヘルベルト・シュフ
 シューベルト(1797-1828):さすらい人幻想曲 ハ長調 D760 Op.15 /ピアノ・ソナタ イ長調 D664
 ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭より」

  ヘルベルト・シュフ(P)
 録音:2012年8月1日-4日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-864
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価格帯:C
ドビュッシー:映像〔第1集/第2集〕
ショパン:24の前奏曲集 Op.28
パリス・ツェニコグルー(P)
 録音:2012年7月14日-16日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。ツェニコグルーは1989年、ギリシャのテッサロニキ生まれ。2013年現在はザルツブルク・モーツァルテウム音楽院修士課程で学び、マレイ・ペライアから指導を受けているという。
OC-865
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価格帯:C
高き天よりわれは来たれり〜クリスマスのオルガン作品集
 J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547 /いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV 599 /
            「いと高きにある神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV 677 /パストラーレ ヘ長調 BWV 590
 ブラームス(1833-1897):コラール前奏曲「一輪のばらは咲きて」 Op.122 No.8
 フェリックス・ノヴォヴィエジスキ(1877-1946):クラクフの旧セントメアリー教会のクリスマス Op.31 No.8
 フロール・ペータース(1903-1986):目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声 Op.68 No.5 /
                  高き天よりわれは来たれり Op.70 No.3 /光の創り主 Op.75 No.10
 オット・マリング(1848-1915):キリストの生誕 Op.48〔野の羊飼い/東方の三賢者/ベツレヘム〕
 アレクサンドル・ギルマン(1834-1911):カンティレーナ・パストラーレ(思い出) Op.15 /
                    ポーランドの古いノエルによる序奏と変奏 Op.60 No.2 /
                    ノエル・ブラパンコン(ハイドン風) Op.60 No.3
 アンドレ・フルーリー(1903-1995):ブルゴーニュ地方のノエルによる変奏曲
 サミュエル・バーバー(1910-1981):「きよしこの夜」によるコラール前奏曲 Op.37

 ミヒャエル・ハルトマン(Org)
 録音:2012年6月11日-12日、聖ボニファツ教会、ミュンヘン。使用楽器:ミュライゼン・オルガン。
OC-866
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価格帯:C
ウェン・シン=ヤン&アドリアン・エティカー、リサイタル
 コダーイ(1882-1967):ソナチネ / シューベルト(1797-1828):アルペジオーネ・ソナタD.821
 ドホナーニ(1877-1960):ソナタ ロ短調 Op.8 / クライスラー(1875-1962):中国の太鼓 Op.3
 カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ロッシーニ「セビリャの理髪師」〜フィガロ
 ブラームス(1833-1897):野辺にひとり Op.86 No.2

  ウェン・シン=ヤン(Vc) アドリアン・エティカー(P)
 録音:2012年6月13日-15日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-867
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価格帯:C
アレクサンダー・シンプ、ラヴェル、スクリャービン、シューベルトを弾く
 ラヴェル(1875-1937):クープランの墓 / スクリャービン(1872-1915):5つの前奏曲 Op.74
 シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
  アレクサンダー・シンプ(P)
 録音:2012年3月12日-14日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。14年間に渡って優勝者を出すことのなかった「ドイツ音楽コンクール」が、2008年にようやく認めたピアニストが、このアレクサンダー・シンプ。その後、ベートーヴェン国際コンクールで入賞し、2011年にはクリーヴランド国際ピアノコンクールでドイツ人として初の優勝を飾るなど、着々と大物ピアニストへの道のりを歩む彼のOEHMSレビュー・アルバム。すでにGENUINレーベルで「モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシー、アルベニス・アルバム」をリリースしているシンプだが、この新譜では曲の選定にもアイデアを盛り込み、一見ばらばらに見える3人の曲の根底に横たわる「暗部」のようなものに光をあて、一つのストーリーを紡ぎだすことに成功している。
OC-868
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(2CD)
価格帯:C
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ BWV-1001-1006 全曲
 ソナタ〔第1番 ト短調 BWV1001/第2番 イ短調 BWV1003/第3番 ハ長調 BWV1005〕/
 パルティータ〔第1番 ロ短調 BWV1002/第2番 ト短調 BWV1004/第3番 ホ長調 BWV1006〕

  ゴットフリート・シュナイダー(Vn)
 録音:2011年8月、ミュンヘン音楽・演劇大学 大ホール。G.シュナイダーは、オーストリアのバートガスタインに生まれ、マックス・ロスタルやイヴァン・ガラミアンらに師事、ルドルフ・ゼルキンからマールボロ音楽祭に招かれ、サヴァリッシュからも賞賛されたと言うベテラン奏者。
OC-869
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価格帯:C
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 アンドレス・
 オロスコ=エストラダ指揮
ウィーン・トーンキュンストラーo.
 録音:2012年10月7日、ウィーン、ライヴ。
OC-870
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価格帯:C
触れる…キスする…そして死ぬ〜イギリス歌曲集
 パーセル(1659-1695):もし音楽が愛の糧であるのなら(第3稿) Z379C /彼女は恋し、愛をうちあける Z413 /
            恋の病から飛び立とう Z630 /しばし楽の音に Z583 /新しいグラウンドZ339 /
            ばらよりも甘い Z585 /おお孤独よ、わが甘き選択Z406
 アンソニー・プール(1629頃-1692):ジュスティナス
 ニコラ・マッテイス(1650頃-1703頃):新しい歌のコレクション(1696/99)より
  〔いいえ、あなたは私のように愛したことなど決してない/おいで、いとしき人/それは私たちの力、セリアではない/
   クロリンダ、あなたの準備は無駄になる/私がコリンナの同情を懇願するとき/いいえ、わがクロエ〕
 ジョン・ダウランド(1563-1626):涙のパヴァーヌ/再び来ておくれ/私は彼女が泣くのを見た/
                 流れよ、わが涙/愛よ、みつけたことがあれば話しておくれ

  ヴェラール・バルナ=サバドゥス(CT) オルガ・ワッツ(Cemb)
  アクセル・ヴォルフ(リュート) パヴェル・セルビン(バロックVc)
 「リローデッド・ハッセ」(OC-830)でその才能を鮮烈に印象付けた次世代カウンターテナー、ヴェラール・バルナ=サバドゥスのイギリス・ルネサンス期の歌曲集。
OC-871
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(2CD)
価格帯:C
シューマン:ばらの巡礼 Op.112 /レクイエム 変イ長調 Op.148
 ブリッタ・シュタルマイスター(S) アントニア・ブルヴェ(S) オリヴィア・フェルモイレン(Ms)
 ダニエル・ベーレ(T) トビアス・ベルント(Br) コルス・ムジクス・ケルン
 クリストフ・シュペリング指揮ノイエo.
 録音:2010年9月19日、クラウス・フォン・ビスマルク=ザール、西部ドイツ放送、ケルン。
OC-872
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価格帯:C
ヴルフィン・リースケ、ソルとジュリアーニを弾く
 ソル(1778-1839):練習曲〔 Op.35 Nos.17, 22 / Op.6 No.11 〕/モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9 /
          悲歌的幻想曲 Op.59 /アンダンテ・モデラート
 ジュリアーニ(1781-1829):ソナタ ハ長調 Op.15 /前奏曲〔 Op.83 No.2 /第4番/第5番〕/変奏曲 Op.112

  ヴルフィン・リースケ(G)
 録音:2011年10月21日-23日、ケルンWDR放送第2ホール。
OC-873
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価格帯:C
ジョゼッフォ・ザルリーノ〔ツァルリーノ〕(1517-1590):
 Modulationes sex vocum, per Philippum Iusbertum (1566)
 最初の神/サルヴェ・レジナ/今日キリストが生まれる/敬虔なるセバスティアン/ミゼレリス・オムニウム/
 神に聞く/神よ慈悲を与えたまえ/復活のいけにえ/わが父よおそばに/おお、いと聡明なる乙女/
 おお、なんと栄光に満ちているか/ユダヤ人は努めて/我らが父よ、めでたしマリア

  ジンガー・プア
 録音:2013年2月20日-22日、昇天教会、ゼントリング、ミュンヘン。フランシスコ会の修道士だったツァルリーノ(日本語版 Wikipedia における表記)は、16世紀イタリアの音楽理論家・ヴェネツィア楽派の作曲家。聖マルコ大寺院の後任終身楽長を務め、メールロ、クローチェ、ガリレイ等を輩出、対位法や調律法に大きく寄与した。
OC-874
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価格帯:C
ロシアの魂
 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.11
 プロコフィエフ:束の間の幻影 より Nos.1, 3, 4, 16, 10, 17, 14
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4番 ニ長調 Op.83
  アポロン・ミューザゲートSQ
   [パヴェウ・ザレイスキ(Vn1) バルトシュ・ザフウォト(Vn2)
    ピョトル・シュミエウ(Va) ピョトル・スクイヴェレス(Vc)]
 録音:2012年6月23日-26日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-875
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価格帯:C
アンドレ・ジョリヴェ:オーボエとコーラングレのための室内楽作品集
 オーボエとピアノのためのセレナード/オーボエとファゴットのためのソナチネ/
 オーボエとハープのための「コントラヴァルシア」/
 オーボエとピアノのための「オリノコ川の丸木舟を操る人の歌」/
 声、コーラングレ(オーボエ持ち替え)、チェロとハープのための典礼組曲
  シュテファン・シッリ(コーラングレ/Ob) クリスティアーネ・カルク(S)
  クリスティーナ・ビアンキ(Hp) マルコ・ポスティングゲル(Fg)
  セバスティアン・クリンガー(Vc) オリヴァー・トリエンドル(P)
 録音:2012年3月20日-22日、2012年9月22日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-876
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価格帯:C
リュートの友たち
 シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687-1750):幻想曲 変ロ長調/
  リュートとマンドリンのためのコンセール(*)(原曲:リュートとフルートのためのコンセール
   フランク・レーアによるフルート=マンドリン・パート再構築)/前奏曲 ニ短調
 エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760):フラウトドルチェとリュートのためのコンチェルト(組曲;#)
 ヴァイス:幻想曲 ハ長調 / J.S.バッハ(1685-1750)/ヴァイス:
  リュートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1025 (+) /チャコーナ イ長調

 アクセル・ヴォルフ(リュート) アンナ・トルゲ(マンドリン;*)
 ドロテー・オベルリンガー(Fl−tr;#) クリストフ・アンゼルム・ノル(Cemb;+)
 録音:2012年5月30日-6月2日
OC-877
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価格帯:C
Aufbruch-目覚めよ〜ヘッセとゲーテによる歌曲集
 ローベルト・シューマン(810-1856):ミニョンのための歌曲集 Op.98
 オトマール・シェック(1886-1957):J.W.ゲーテによる歌曲集 Op.19a /H.ヘッセの誌による歌曲集
 ユリエ・キルピネン(1892-1959):H.ヘッセの詩による連作歌曲集 Op.97
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):4つの最後の歌

  ゾフィア・ブロンマー(S) アレクサンダー・シュマルツ(P)
 録音:2013年8月19日-21日、バイエルン放送第1スタジオ。
OC-878
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価格帯:C
チャットルーム〜エンヨット・シュナイダー(1950-):
 明けの明星、歌曲集(*) /愛の変奏曲/チャット・ルーム
  ジンクフォニカー、ドイツ・カンマームジークアカデミー・ノイス(*)
 録音:2012年5月30日-31日、9月15日-16日。
OC-879
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価格帯:C
アレクセイ・ゴルラッチ〜ベートーヴェン・リサイタル
 ピアノ・ソナタ〔第8番「悲愴」/第14番「月光」/第17番「テンペスト」〕
  アレクセイ・ゴルラッチ(P)
 録音:2013年7月4日-6日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-880
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価格帯:C
ウィリアム・ヨン、モーツァルトを弾く
 ピアノ・ソナタ〔変ホ長調 K282 /イ短調 K310 /ハ長調 K330 /変ロ長調 K570 〕
  ウィリアム・ヨン(P)
 録音:2013年3月1日-3日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-881
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価格帯:C
プラッティ&ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ集
 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:ソナタ集 WD698〔第1番/第2番/第4番/第3番〜アダージョ〕
 ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ〔イ短調 RV44 /ト短調 RV42 /変ロ長調 RV46 〕

  ゼバスチャン・ヘス(Vc) アクセル・ヴォルフ(リュート/テオルボ)
 録音:2012年8月14日-16日。
OC-882
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価格帯:C
シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」D795 マクシミリアン・シュミット(T)
ゲロルト・フーバー(P)
  録音:2013年1月3日-5日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-883
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価格帯:C
暗き光〜ブラームス:歌曲集
 ブラーテンとダウマーによる9つリートと歌 Op.32 /4つの厳粛な歌 Op.121 /帰郷 Op.7 No.6 /
 おまえの青い瞳よ Op.59 No.8 /郷愁II Op.63 No.8 /五月の夜 Op.43 No.2 /
 おお涼しい春よ Op.72 No.3 /家もなく、故郷もなく Op.94 No.5 /別れ Op.97 No.6

  マルティン・ヘンゼル(Br) ヘダイェト・ヨナス・ジェディカー(P)
 録音:2011年6月11日-12日、12月8日、2012年6月9日、チューリヒ放送スタジオ。
OC-884
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価格帯:C
ハレルヤ〜ヘンデル:オラトリオ「メサイア」からの名合唱曲集
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ノイマイヤー・コンソート、マインツ音楽大学バロックcho.
 録音:2011年9月、マインツ。
OC-885
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価格帯:C
時の反射〜シュシャヌ・シラノシアン(Vn)
 フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト(1739-1796):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 ロ長調
 ビシャーラ・エル=コーリー(1957-):アルミニア Op.90 (2012) /ペルペトゥエル Op.83 (2010)
 ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):2つのヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 Op.3 No.5 (*)
 ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):2台のヴァイオリンのためのディヴェルティメント ニ長調
 エリック・タンギー(1968-):2台のヴァイオリンのためのソナタ(2011) (#)
 ・ボーナス・トラック グリゴル・ナレカツィ(950-1003): Havun-Havun(アルメニア民謡)(+)

 シュシャヌ・シラノシアン(Vn) リュディガー・ロッター(バロックVn;*)
 ジャン=マルク・フィリップス=ヴァルジャベディアン(Vn;#) レヴォン・チャティキャン(ドゥドゥク;+)
 録音:2013年4月15日-16日、2013年6月25日-28日。(*)を除き初録音と記載されている。フランス=アルメニアの女性ヴァイオリニストが、ジュゼッペ&アントニオ・ガリアーニ(ガット弦、バロックスケール)と、ジュゼッペ・グァルネリ(モダーン)を使い分けて録音したアルバム。
OC-886
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価格帯:C
EVOCATION
 ドビュッシー:子供の領分〜グラドゥス・アド・パルナッスム博士/前奏曲第1巻〜ビーニョの門
 アルベニス:イベリア より〔トゥリアナ/エボカシオン/セビリャの聖体祭〕 / シューマン:子供の情景 Op.15

  キム・バルビエ(P)
 録音:2012年3月、テルデックス・スタジオ、ベルリン。
OC-887
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価格帯:C
J.S.バッハバスのためのソロ・カンタータ集
 〔われは満ち足れり BWV82 /平安、汝とともにあれ BWV158 /われ喜びて十字架を担わん BWV56 〕
 トーマス.E.バウアー(B) エリーザ・ラバヌス(S) コルス・ムジクス・ケルン
 クリストフ・シュペリング指揮ノイエ・オルケスター
 録音:2013年2月14日-17日、ケルン。
OC-888
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価格帯:C
リヒャルト・シュトラウス:交響詩集 Vol.1
 交響詩「英雄の生涯」 Op.40 (*) /交響詩「マクベス」 Op.23 (#)
  セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2011年6月19日-20日(*)、2013年5月26日-27日(#)、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-889
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価格帯:C
リヒャルト・シュトラウス:交響詩集 Vol.2
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 Op.28 (*) /家庭交響曲 Op.53 (#)
  セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2012年1月15日-16日(#)、2013年5月26-17日(*)、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-890
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価格帯:C
リヒャルト・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.3
 交響詩「ドン・ファン」Op.20 /交響曲 ヘ短調
ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮
フランクフルト歌劇場o.
 録音:2014年3月2日-3日、2015年3月8日-9日、アルテ・オーパー、フランクフルト、ライヴ。
OC-891
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価格帯:C
リヒャルト・シュトラウス
 アルプス交響曲 Op.64
ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮
フランクフルト歌劇場o. /
 録音:2015年11月1日-2日、アルテ・オーパー、フランクフルト。
OC-892
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価格帯:C
R.シュトラウス:交響詩集
 交響詩「死と変容」 Op.24 (*) /
 交響詩「イタリアから」 Op.16 (#)
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
フランクフルト歌劇場o.
 録音:2015年3月8日-9日(*)、2017年6月25日-26日(#)、アルテ・オーパー、フランクフルト、ライヴ。
OC-893
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価格帯:C
リヒャルト・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.6
 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30 /
 交響詩「ドン・キホーテ」 Op.35
イサン・エンダース(Vc)
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
フランクフルト歌劇場o.
 録音:2018年3月18日-19日、旧・歌劇場コンサートホール、フランクフルト、ライヴ。
OC-894
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(2CD)
価格帯:C
エレン・ティスマン、ショパンを弾く Vol.2
 バラード(全4曲)/4つのマズルカ Op.24 /舟歌 嬰ヘ長調 Op.6 /
 夜想曲 ロ長調 Op.9 No.3 /幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
  エレン・ティスマン(P)
 録音:2012年9月18日-20日、ラ・ショード・フォン、スイス。
OC-895
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価格帯:C
NUEVO TANGO NUEVO
 マルセロ・ニシンマン:バンドネオンと室内オーケストラのためのダーク・ブルー・タンゴ(2012)
 ジュリオ・ビエラ(1943-):室内オーケストラとバンドネオンのための真夜中のタンゴ(2012)
 パブロ・オルリッツ(1956-):室内オーケストラのためのマドリガル(2012)

  マルセロ・ニシンマン(バンドネオン) ファクンド・アグディン指揮オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス
 録音:2012年11月、ドレモン、スイス。
OC-896
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価格帯:C
J.S.バッハヴァイオリン作品集
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〔第3番 ハ長調 BWV 1005 /第2番 イ短調 BWV 1003 〕/
 ヴァイオリン協奏曲〔ト短調 BWV 1056 R /イ短調 BWV 1041 〕

  イスカンダル・ヴィジャヤ(Vn) ベルリン・カメラータ
 録音:2012年11月、2013年6月、イエス・キリスト教会、ベルリン=ダーレム。
OC-897
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価格帯:C
テレマン(1681-1767):協奏曲集
 2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、ファゴットと
  通奏低音のためのフランス風協奏曲 ト短調 TWV53: G1 /
 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ニ長調 TWV42: D13 /
 リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ト短調 TWV42: G13 /
 2つのヴァイオリンとヴィオラ、通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 TWV43: B1 /
 リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV Anh.51: D /
 2つのオーボエ、ファゴット、2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと通奏低音のためのソナタ ホ短調 TWV50:4 (*)

  ラッカーデミア・ジョコーサ
  [シュテファン・シッリ、トビアス・フォーゲルマン(Ob) ヴァレリー・ジラール、
   ダヴィッド・ファン・ダイク、マリー・グレヴィンク、佐藤俊介(Vn) アニヤ・クレイナッケ、
   ローター・ハース(Va) ヨハネス・ベルガー(Vc) くらばやしまきこ(Fg)
   アレクサンダー・スコット(ヴィオローネ) ペーター・コフラー(Cemb)]
 録音:2012年10月24日-25日、11月3日、バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン。(*)を除き世界初録音。
OC-898
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価格帯:C
メンデルスゾーン:交響曲集
 〔第1番 ハ短調 Op.11 (*) /第3番 イ短調「スコットランド」 Op.56 (#) 〕
 アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮ウィーン・トーンキュンストラーo.
 録音:2011年10月2日、5日(*)、2013年2月17日、20日(#)、ムジークフェライン大ホール、ウィーン、ライヴ。
OC-899
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価格帯:C
世界の放浪者〜エフゲニー・グンスト(1877-1950):
 ソナタ=幻想曲 ヘ短調 Op.8 /3つの前奏曲 Op.13 /ハイデルベルクのスケッチ集 Op.6 /素晴らしい舞曲 Op.29 /
 2つの無言歌 Op.2 〔ホ短調/嬰ハ短調〕/12の小品 Op.28 /ソナタ第2番 嬰ハ短調 Op.10

  ズザーネ・ラング(P)
 録音:2013年6月、8月-9月、11月、クララ=ヴィーク・アウディトリウム、ザンドハウゼン。2010年春、バーゼル大学音楽学セミナー室の地下から、革命前のロシア音楽界に影響を与えたものの、没後はほとんど忘れられたロシアの作曲家エフゲニー・グンストの作品が発見された。スクリャービンの側近であり、革命後1920年にエストニアを経由してパリに亡命。そこで寂しく生涯を終えている。彼の自筆スコアは非常に几帳面に書かれているが、そこから立ち上る音は、これまでに聞いた事のないような独自なものであり、先人であるメトネルやスクリャービンとも違う不思議な雰囲気を醸し出している。
OC-901
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(3CD)
ジョヴァンニ・フェランディーニ(1710-1791):
 歌劇「ウティカのカトーネ」
クリストフ・ハンマー指揮
ノイエ・ホフカペレ・ミュンヘン
 フェランディーニはヴェネツィアに生まれ、その後ミュンヘンの宮廷音楽家となった。主に室内楽作品が多く残されており、特にフルート・ソナタは有名な作品の一つ。このCDは、「ウティカのカトーネ」の作曲250年を記念したミュンヘンの新王宮での復活上演をライヴ録音したもの。ミュンヘンの鬼才鍵盤楽器奏者&歴史音楽研究家クリストフ・ハンマーの校訂。もちろん世界初録音。
ヘンデル:歌劇「ロタリオ」(抜粋) ヌリア・リアル(アデライーデ)
ロレンス・ザッゾ(ロタリオ)
アンドレアス・カラシアク
 (ボレンガリオ)
ポール・グッドウィン指揮
バーゼル・バロックco.
 この珍しい歌劇「ロタリオ」が、発売済みのDHMの全曲盤に続きエームズ・クラシックからも発売。ただし、レチタティーヴォが多いため、今回は曲部分だけを収録したハイライト盤となっている。グッドウィンは現在アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックの副指揮者を務める名バロック・オーボエ奏者。
OC-903
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(2CD)
シューベルト:歌劇「グライヒェンの伯爵」
  (リヒャルト・デンザー補筆完成版)
コルネリア・ホラク、
レティツィア・シェラー(S)
フロリアン・ベッシュ(Br)
クルト・シュテルニク(語り)
クリストフ・エーバーレ指揮
フォアアールベルクso.&cho.
 シューベルト最晩年の作で、草稿のみに終わってしまった作品。残されたアリアなどには「冬の旅」や「白鳥の歌」にも通じる哀愁に満ちた旋律が多く、人の胸を打つ。このたびスイスとオーストリアの国境近くのボーデン湖に建つブレゲンツ祝祭大劇場の音楽祭のために、現代音楽作曲家にしてシューベルト研究家であるリヒャルト・デンザーが補筆し完成させ上演、当盤はそれをライヴ録音したもの。
OC-904
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廃盤
国内代理店
在庫限り
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ルネ・コロ(T)
オリヴァー・ポール(P)
 録音:2004年2月、ブランデンブルク・ベルリン放送第4スタジオ。
 1937年生まれだから既に65歳を過ぎた大ベテラン、ルネ・コロによる久々の新録音。それもシューベルトの「冬の旅」!
 「私はこの曲についての新しい観点からの解釈を皆様に提供します。私の考えは、この詩は「送別」や「死への切望」ではありません。彼(主人公)は階級格差の現実に悩まされ、そこから逃避しようとしているだけのことです。彼は謙遜で彼の運命に屈するより、むしろ大急ぎで逃れようとして、激怒を示しています。彼はこの詩の中で様々な自分の生き方について探っています。そして最後に彼と同様な旅をしてきたライアー廻しに出会い、彼と共に自分の歌を歌い上げます。その感情は非常に軽く、楽天主義的な傾向を感ずることができます。私は決して憂鬱な送別感として歌いません。基本的にテノールという声質は「悲しみ」ではありません。 私は、このCDの売上の一部が、ドイツの体の不自由な子供たちへの基金に当てられることに喜びを感じます。(私とピアノのオリヴァー・ポールは、チャリティーとしてこの録音に参加しています。) またリスナーの皆様に、私のこの『冬の旅』の解釈を聴き入れていただければ、私は更なる喜びを感じることができましょう。」(ルネ・コロ)
OC-905
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(2CD)
ハイドン:オラトリオ「四季」 ミア・ペールソン(S)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
デイヴィッド・
 ウィルソン=ジョンソン(B)
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムo.、
ザルツブルク・バッハcho.
 録音:2004年9月30日、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ライヴ。
 アイヴォー・ボルトンのエームズ・クラシックス3枚目のアルバムは、ハイドン「四季」。斬新解釈による圧倒的な演奏で、現地評論家も絶賛。
 この演奏では、最近アーノンクールやノリントン、ジンマンが行っているように、トランペットとティンパニにはピリオド楽器を使用、曲に応じてホルンもナチュラル・ホルンを使用して、四季の表現を効果的に表して行く。更に機敏で表現力豊かなザルツブルク・バッハ合唱団は絶品。ソリストにも古楽リリック系ソリストを起用し「理論的でかつ、強烈斬新な解釈」と評価を得ている。注目の演奏。
 なお、当初OC-517という番号でご案内しておりましたが、上記へ変更されております。
OC-906
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(2CD)
ベルリオーズ:
 レクィエム(*)
 カンタータ「クレオパトラの死」(+)
 序曲「ローマの謝肉祭」
ジュゼッペ・サバッティーニ(T;*)
ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms;+)
ベルトラン・ドゥ・ビリー指揮
ウィーン放送so.
ウィーン国立歌劇場cho.(*)
ウィーン・ジングアカデミー(*)
 ウィーン国立歌劇場だけでなく最近様々な歌劇場やコンサートでますます磨きのかかるビリーと手兵ウィーン放送so.によるベルリオーズの大作「レクイエム」が登場。この曲はとにかく録音のよさが取りざたされてしまう傾向にあるが、もちろんそれだけで済むはずはない。独唱、合唱、そして巨大オーケストラの全てが渾然一体となった壮大な響きを楽しむためにはさまざまな条件が必要なのである。最近ワーグナーのリングでの好演でも知られているビリーの迫力ある音作りは、それを満たすものであろう。独唱にはベテランのサバッティーニとウルマーナを起用。
新解釈、シベリアでの「冬の旅」
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911
トーマス・E.バウアー(Br)
ジークフリート・マウザー(P)
 録音:2004年9月14日、イルクーツク国立ギャラリー、ライヴ。
 シベリア鉄道に乗って本当の「冬」を感じ取った感動的な「冬の旅」。ナクソス等にも録音が多く、近年リート歌手として人気のバウアーによる新解釈。
 シューベルトはもちろんシベリアに行った事はないが、かの土地はヨーロッパより更に感傷的である。それを体験するために、実際にシベリア鉄道へ乗り込んてシベリアを旅し、その土地の風土と人に触れ合い、更に民族的な要素を汲み取ったバウアーは、その新鮮な感動をこの「冬の旅」の解釈に取り入れ、シベリア鉄道の最終駅であるイルクーツクにてライヴ録音が行われた。
 ここに収録された演奏は、バイエルン放送制作の「シューベルト・イン・シベリア」と題されたドキュメンタリー番組のサウンド・トラックだが、その感動的な歌はバイエルン放送の地元ミュンヘンなどで非常に話題となった。
OC-908
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(3CD)
ヒンデミット:歌劇「画家マティス」(全曲) シモーネ・ヤング指揮
ハンブルクpo.
ハンブルク州立歌劇場cho.
Falk Struckmann(Mathis)
Scott MacAllister
(Albrecht von Brandenburg)
Carsten Wittmoser
(Lorenz von Pommersfelden)
Peter Galliard
(Wolfgang Capito)
Harald Stamm(Riedinger)
Pär Lindskog
(Hans Schwalb)
Moritz Gogg
(Truchseß von Waldburg)
Jürgen Sacher
(Sylvester von Schaumburg)
Ho-yoon Chung
(Pfeifer des Grafen)
Susan Anthony(Ursula)
Inga Kalna(Regina)
Renate Spingler
(Gräfin Helfenstein)
 録音:2005年9月25日、ハンブルク州立歌劇場、ライヴ。超話題となった、シモーネ・ヤング指揮による歌劇「画家マティス」のライヴ全曲録音盤が登場!
 ヒンデミットの大作オペラ、「画家マティス」の待望の全曲録音登場。交響曲として知られるこの作品だが、それはオペラの完成前にあらかじめ作曲してあった3曲をフルトヴェングラーとBPOのために交響曲として構成したもの。もちろん、こちらだけでもヒンデミットらしい作品でバーンスタインやアバドなど数多くの名演が存在するのだが、ぜひオペラとしても全曲聴いてみてほしい大作なのだ。
 恐らく、ほとんどの人は「画家マティス」と聞くと、あのフランスの野獣派アンリ・マティスを思い浮かべるのではないだろうか。しかし実際は、マティス(マティアス)・グリューネヴァルト という15世紀後半の画家がモデル。1542年の農民戦争の際、農民たちを決起させた人物で、彼が描いた「イーゼンハイム祭壇画」に影響を受けたヒンデミットが台本を書き作曲したもの。この頃のヒンデミットの作風は、いわゆる新古典主義と言われるもので、対位法を重んじ、メロディも機能的でわかりやすい。ワーグナーやR.シュトラウスのような肥大した音ではなく簡潔で程よくシリアスな響き。とは言え、ワーグナーを歌えるパワフルな歌手を集めないと、この曲の上演は難しいと思われる重厚な歌のパートも面白い。
 タイトルロールは、リセウ劇場の「リング・ツィクルス」での名演が光るファルク・シュトルクマン。現在最高のワーグナーバリトンとして名を馳せる人だけあって、ここでの歌唱もしびれるほどに素晴らしい。歌詞及び対訳はついていない。
OC-909
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(2CD)
アントニオ・サリエリ:歌劇「ダナオスの娘たち」 ソフィー・
 マラン=ドゥゴール(S)
ハンス・クリストフ・
 ベゲマン(Br)
クリストフ・ゲンツ(T)
キルシュテン・
 ブライゼ(S)他
ミヒャエル・
 ホフシュテッター指揮
ルートヴィヒスブルク城
 芸術祝祭o.&cho.
 録音:2006年8月28日-31日、ルートヴィヒスブルク城劇場、ライヴ。ピリオド楽器使用。
 バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭の2006年ライヴ録音。演目は、サリエリの「ダナオスの娘たち」。モーツァルト・イヤーのおかげで、ライバルとされたサリエリのオペラにも光が当たったのだろうか。とにかく録音的にも、全曲盤としては今までに2種類ほどしかリリースされていない貴重なもの。この作品は、初演時はグルック作として発表された。しかし、これはグルックが当時34歳のサリエリをパリの楽壇に売り込むために仕組んだ作戦だったという。もちろんパリの聴衆はこのオペラに熱烈な賛辞を送り、そこでグルックが「この作品を書いたのは実はサリエリだった」と発表したところで、その評価が下がることは無かった。内容は、当時流行のギリシア神話を基にした悲劇で、若干荒唐無稽なあらすじだが、(ダナオスには娘が50人もいる!)音楽はなかなか重厚で、目立つアリアこそないが、聴き所はたっぷり。さすがベルリオーズも絶賛したと言われる作品。最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、ザルツブルク音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏されている。
 ルートヴィヒスブルク城芸術ファスティヴァルは1975年より、毎夏にバーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭。フランスのヴェルサイユ宮殿を模して作られたバロック様式の城館を中心に繰り広げられる音楽祭で、演目は管弦楽、室内楽、バレエ、演劇、美術展と多彩で、出演者には国際的に活躍する演奏家が多数参加している。城の中の劇場や大広間で室内音楽などに耳を傾けることができ、文字どおり貴族になったような優雅な気分にひたれる。
OC-910
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(2CD)
チマローザ:
 歌劇「オラーツィオ兄弟とクリアーツィオ兄弟」
フロリアン・モック
(T;プブリオ・オラーツィオ)
アンドレアス・カラシアク
(T;マルコ・オラーツィオ)
カーステン・ブレイス
(S;オラーツィア)
アンナ・ボニタティブス
(Ms;クリアーツィオ)
リサ・ラーション(S;サビーナ)
トビアス・シュアベル(B; Augure )
ダニエル・スト(司祭)
ミヒャエル・ホフシュテッター指揮
ルートヴィヒスブルク城芸術祝祭o.&cho.
 録音:2005年7月3日、ルートヴィヒスブルク城劇場、ライヴ。
 毎年バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭は、フランスのヴェルサイユ宮殿を模して作られたバロック様式の城館を中心に繰り広げられる。演目は管弦楽、室内楽、バレエ、演劇、美術展と多彩で、出演者には国際的に活躍する演奏家が多数参、城の中の劇場や大広間で室内音楽などに耳を傾けることができ、文字どおり貴族になったような優雅な気分にひたれる。
 ここで演奏されたチマローザの名声は彼の晩年および19世紀初期におけるイタリア・オペラの分野では、ロッシーニが登場するまで比類のないものであった。ハイドンはエステルハーツィ宮で少なくとも12作品を上演。モーツァルトは1789年に「2人の男爵」の上演のために、コンサート・アリアK578を作曲。「途方に暮れる興行師」を聴いたゲーテは熱烈な賛辞を送った。彼の最高傑作「秘密の結婚」は膨大な数の楽譜が各地に流布しており、その名声がヨーロッパ全土で確立していたことの証。
 2005年のこの音楽祭中でもとりわけ話題となった作品が、このオペラ(別名「ホラテリウス家とクリアティウス家」)。このオペラは、当時チマローザのオペラ・セリアとして最も賞賛された作品で、劇の効果的かつ優れた手段として、それまであまり使われなかった男声合唱が用いられているのが特徴。最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、2006年のザルツブルク音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏される。このオペラの序曲は、マンドリン合奏用として編曲されており、高校のマンドリン部などでは欠かせない定番曲(コンクールの課題曲等)として有名になっている。
OC-911
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(2CD)
ミヒャエル・ハイドン:
 歌劇「アンドロメダとペルセウス」
ハイケ・ポルシュタイン(S)
クリスティーネ・ヴォルフ(S)
マックス・チオレク(T)
ライムント・ノールト(T)
ギュンター・クレーマー(語り)
ラインハルト・ゲーベル指揮
ザールブリュッケン放送so.
ケルン声楽アンサンブル
 ムジカ・アンティクァ・ケルンの創立者にして、バロック・ヴァイオリン奏者&指揮者でもある古楽のパイオニア、ラインハルト・ゲーベルがザールブリュッケン放送so.(もちろんモダーン・オケ)を指揮したライヴ録音。
 このミヒャエル・ハイドンのオペラは、ザルツブルクで初演後ほとんど演奏されなかったという秘曲。その曲は、想像を絶するほどのドラマティックなアリアとレチタティーヴォによっている。この演奏は、M.ハイドンが初演時に書いた、ドイツ語による台本によって演奏されている。
OC-912
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(2CD)
ヴェルナー・エック(1901-1983):歌劇「検察官」(1957)
 ダグラス・ナスラヴィ(T;フレスタコフ) ニコライ・ガルキン(B;オシップ)
 ミハイル・ドリーズ(Br;町長) ジャネット・ウォーカー(Ms;アンナ)
 コルネリア・ツィンク(S;マリア) ニコラ・ダーフィト(T;ボブチンスキー)他
 ハンス・ノルベルト・ビールマイアー指揮アウグスブルクpo.
 録音:2001年3月8日-10日、アウグスブルク劇場。旧品番:OC-222/前出:Arte Nova, 74321-85294-2(以上共に入手不能)。エックへの2つのインタビュー(収録:1956年9月28日、聴き手:ハンス・カンマイヤー/収録:1976年5月19日、聴き手:クラウス・アダム)を併せて収録。今回、CD2はエンハンスト仕様で、エックのバイオグラフィなどが収録されているとのこと。エックのかなり珍しいオペラ。カール・オルフの弟子であった彼はストラヴィンスキーにも影響を受け、反ロマンティックな近代ドイツ音楽を模索し、バイエルンの民族音楽をよく用いた。
OC-913
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(2CD)
アルビノーニ:
 セレナータ「オーロラの誕生」(全曲)
ラドゥ・マリアーン(男声S)
ゲルノット・ハインリヒ(T)
クリスティーナ・ヨナス(S)
テリー・ウェイ(CT)
アドリーネ・
 シモニアン(Ms)
ルネ・クレマンシック
(Cemb)指揮
クレマンシック・コンソート
[ヒロ・クロサキ、
 イシュトヴァーン・
  ケルテス
 (バロックVn)
 ウルスラ・コルチャック
 (バロックVa)
 クラウディオ・ロンコ
 (バロックVc)
 ロベルト・センシ
 (ヴィオローネ)
 フーベルト・ホフマン
 (テオルボ)]
 録音:2007年1月18日-23日、ウィーン王宮礼拝堂、ウィーン W*A*R スタジオ。
 クレマンシックの最新録音。1710年頃に出版されたというアルビノーニの珍しい作品。存在自体がほとんど知られていないが、実は名テノールの故・山路芳久氏が出演したライヴ盤(ERATO;廃盤)というのもあるので、マニアの中にはお聴きになったことがある人がいるかも知れない。ここでは各パート1人による弦楽セクションによって、全編素朴さを持った田園的で典雅な世界が展開している。もちろんヒロ・クロサキのバロック・ヴァイオリンも素晴らしく美しい。昔、ウィーン少年合唱団のアイドルの一人でもあったテリー・ウェイが、カウンターテナーとなって、落ち着いた歌声を披露。今回は9歳で「夜の女王のアリア」を歌って話題となった、現在ソプラニスタとして活躍しているラドゥ・マリアンも出演。この作品に出てくるソプラノより高い声と少年のような声は、不思議としかいいようがない。その他の歌手も、バロック歌手としてでなく、ウィーン国立歌劇場やフォルクスオーパなどでも活躍している歌手たちも起用、さすがは奇才クレマンシック!
J.S.バッハ:
 カンタータ第201番「急げ、渦巻く風ども」BWV.201
シモーネ・ノルト(S)
アンネッテ・
 マルケルト(Ms)
マルクス・
 シェーファー(T)
ヴェルナー・ギューラ(T)
コンラッド・
 ジャーノット(Br)
シュテファン・ゲンツ(Br)
ハンスイェルク・
 アルブレヒト指揮
ミュンヘン・バッハcho.、
バッハ・コレギウム・
 ミュンヘン
 録音:2007年7月3日-6日、バイエルン放送第1スタジオ。
 「バッハのゴルトベルク変奏曲」「ワーグナー:指輪」のオルガン編曲版で話題のハンスイェルク・アルブレヒト。彼は今シーズンより、あのカール・リヒターが設立したミュンヘン・バッハ合唱団の音楽監督に就任した。彼の考えによると、このカンタータ201番には序曲があったに違いないと。彼は断片として残されている「復活祭カンタータ」からの音楽を新たに構成し、序曲として加えている。最近としては珍しくモダーン楽器での演奏だが、そんなことは全く感じさせず、最近のピリオド楽器奏法を取り入れ、軽快なバッハ像を表現している。ソリストたちも、古楽演奏の有名な歌手たちばかりを起用している。
OC-915
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(2CD)
ポール・デュカ:歌劇「アリアーヌと青ひげ」
 デボラ・ポラスキ、ステラ・グレゴリアン、イレアーナ・トンカ、
 ニーナ・バーンシュタイナー(S) ジェーン・ヘンシェル(A)
 クワンチュル・ヨン(BBr) アンテ・ジェルクニカ、マルクス・ラープ(B)
 ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms) エリック・アルミン(T)
 ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.、スロヴァキア・フィルハーモニーcho.
 録音:2006年5月5日、ウィーン・コンツェルトハウス、ライヴ、歌詞:フランス語。
 パリ国立オペラ来日公演曲目!デボラ・ポラスキ来日記念!にわかに盛り上がる「青ひげ」ブームの中でも最注目がこれ。デュカスの秘曲「アリアーヌと青髭」をポラスキの歌で。
 いよいよ2008年7月、「パリ国立オペラ」が初来日し、この「アリアーヌと青ひげ」を上演する。来日時には、もちろんドラマティック・ソプラノのデボラ・ポラスキが「アリアーヌ」役を歌うのも、話題の1つ。
 このオペラ、もちろん話の根源は同じだが台本を書いた作者が違うせいか、良く知られているバルトークの青ひげとは若干肌ざわりが違うのが面白い。音楽も話の運びも限りなく神秘的なバルトークに比べ、こちらは明快でフランス風の流麗さの中に、若干ワーグナーの香りも漂う重厚なもの。なにより主人公、アリアーヌの描き方が興味深い。怪しい噂のあるにもかかわらず、その男に嫁ぐ彼女を満たしているのは(あまり根拠のない)思いこみと溢れるばかりの探究心(好奇心)。主人「青ひげ」に「好奇心はよくない」といさめられつつも他の女たちを探し出す。しかし外に出るのを拒否する彼女たち。暴動一歩手前の群衆と、城の中に漲る不思議な平安。最終的にアリアーヌは自分の意志を持って、外の世界へ帰っていく・・・。このオペラが意図するものは何なのか???ポラスキが歌えば、恐らくその答が出るのだろう。
モーツァルト「コシ」ミサ、世界初録音
 モーツァルト:
  ミサ曲「コシ・ファン・トゥッテ」K.253e
   (編曲者不詳)(*)/
 行進曲 ハ長調 K.408 No.3/
 交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
シリ・キャロリン・
 トルンヒル(S)
ウルスラ・アイティンガー(Ms)
フーベルト・ネッティンガー(T)
シュテファン・ゲイヤー(B)
フランツ・ラムル指揮
ドイツ・モーツァルトo.
 録音:2006年6月、ロッゲブルク修道院、ライヴ。ピリオド楽器使用。(*)は世界初録音。  新発見のモーツァルトのミサ曲?!・・・実はこれ、「コシ・ファン・トゥッテ」のメロディーを使ったミサ曲(編曲者不詳)。ミヒャエル・ハイドンの弟子であっただろうと考えられ、ウッパー・スワビワ修道院長を務めたニコラウス・ベッチャー(1745-1811)による写譜が、ベルリン国立図書館とフィレンツェ音楽院に所蔵されている。ミヒャエルとヨーゼフのハイドン兄弟は、このスワビワ修道院のためにいくつかの作品を作曲したと言われているが、モーツァルトはその近くにあるベネディクト派修道院のためには曲を書いたが、ウッパー・スワビワ修道院のためには作曲しなかった。そこでニコラウス・ベッチャーは、当時流行っていたモーツァルトのオペラのメロディーを使ったミサ曲を誰かに依頼し、1800年頃に修道院で演奏したのではないかと考えられている。
 「この作品は、最高のパロディ音楽であると考える(ここで使われるパロディは、現代のパロディと意味が異なる)。古典派になると、特にウィーンでは神聖な場所で劇場的な音楽は批判的にとらえられた時期もあった。しかし、「宗教は、天才的な新しい芸術を取り入れることによって、高尚な精神を奮い立てなければならない」という考えもあった。「コシ・ファン・トゥッテ」には、「フィガロ」や「ドン・ジョヴァンニ」に比べて有名なソロ・アリアは少ない代わりに、アンサンブルが主体であることは、彼のミサ曲の形式に非常に似ている。修道院でのミサの改革をもたらそうとしたベッチャーにとってこの曲を基にした作品を演奏することは、最も良い選択だっただろう。もちろんそのまま言葉を典礼文に置き換えただけでなく、それぞれのセクションに2つのアリア(アンサンブル)を繋ぎ合せたり、典礼文通りの雰囲気にするためにパッセージや運弓方の変更、使用楽器や調性の変更も多く見られる。通常典礼形式の曲に含まれる「オッフェトリウム」は発見されていないため、「ティトの慈悲」のアリア「もしも私の気に入られたいなら」を、やはり同じように19世紀中頃に編曲された編曲者不詳のオッフェトリウムを挿入した。」(フランツ・ラムル)
 実際に聞いてみると、やはり「おなじみのメロディ」に、違う歌詞がついているのには若干の違和感があるが、考えてみれば、ビゼーの「アルルの女」の間奏曲にギローが歌詞をつけた「アニュス・デイ」や、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲→「アヴェ・マリア」などの事例は結構多いことに思い当たる。ならば、「高尚な替え歌」とでも言うべきこれもOK。「ジュピター」は、決して楽譜をいじるようなことはなく、確固たるしっかりした作りの上に歯切れの良いテンポを乗せていくというもので、ドイツで高い評価を得ている演奏。
 フランツ・ラムル:1964年生まれ。トン・コープマンにオルガンとチェンバロを学んだ。1990年からはハーグ王立音楽院のバロック・オルガンの教授を務め、ハスラー・コンソートの音楽監督も務める。この彼が新しく設立したジャーマン・モーツァルト・オーケストラは、古典派からロマン派の音楽を演奏するためのピリオド楽器の団体。すでにブラームスやブルックナーの演奏までも試みている。
OC-917
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(2CD)
ボルトン&モーツァルテウム管の「キリストの幼時」
 ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」
 エド・リヨン(T) デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(B)
 ミレイユ・ドゥルンシュ(S) ウィリアム・ダズリー(B) 辻マサシ(T)
 アイヴォー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウムo.、ザルツブルク・バッハcho.
 録音:2007年12月13日、ザルツブルク、Haus fuer Mozart(旧ザルツブルク祝祭小劇場)、ライヴ。
 ベルリオーズの作品の中でもとりわけ異彩を放つこの作品。聴き手によっては「地味」かと思われる場合もしばしば。ベルリオーズの作品にしては金管の咆哮も少なく、オーケストレーションもいま一つ・・・そう思ってしまうのは、ベルリオーズの仕掛けた罠にはまってしまった証拠。当時の評論家の酷評に怒りを覚えたベルリオーズは、まるでバロック風の味付けによって1つの合唱曲を書き上げ、それを「パリのバロック作曲家による知られざる作品」として発表、絶賛する評論家たちを煙にまいた(どんなに彼は愉快な思いをしたことだろうか!)。後に、その偽バロック風合唱曲を核とした第2部「エジプトへの逃避」を書き上げ、順次、第1部「ヘロデ王の夢」と第3部「サイスへの到着」を追加、ここにオラトリオ「キリストの幼児」がめでたく完成したのだった。
 さて、このボルトンの演奏。ハイドンなどでの説得力高い演奏ぶりが反映された、まことに小気味よいもの。オラトリオ歌いとして定評のあるデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンを中心として、ザルツブルク、ウィーン、ミュンヘンで活躍する若手歌手も起用、今までこの作品が持っていたイメージを覆してくれるだろう。
OC-918
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(2CD)
グルック:歌劇「エツィオ」
 ルート・サンドホフ(Ms;ヴァレンティニアーノ3世)
 キルステン・ブライゼ(Ms;フルヴィア) フランコ・ファギオーリ(CT;エツィオ)
 ソフィー・マラン=ドゥゴール(S;オノーリア)
 ステファノ・フェラーリ(T;マッシモ) ネッタ・オール(S;ヴァーロ)
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ルートヴィヒスブルク城芸術祝祭o.& cho.
 録音:2007年7月15日-17日、ルートヴィヒスブルク城劇場、ライヴ。ピリオド楽器使用。リブレット(伊・英・独)付き。バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭の2007年ライヴ録音シリーズ第3作。
 この「エツィオ」は、ローマ皇帝ヴァレンティニアーヌス3世治下の時代、皇帝の軍の隊長エツィオ、ローマの貴族マッシモと娘のフルヴィアらを中心とする恋と陰謀の物語。当時から人気のあったこの台本には、ヘンデル等らも作曲している。この録音では、最近様々なオペラに出演し絶賛を浴びているルート・サンドホフやキルステン・ブライゼ、また 2003年度世界オペラ歌唱コンクール優勝者フランコ・ファギオーリが出演しているのも見逃せない。指揮は、最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、ザルツブルク音楽祭へ客演し、古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの作品)も手がける若手指揮者、ホフシュテッターによるもの。
 ルートヴィヒスブルク城芸術ファスティヴァル:1975年より、毎夏にバーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭。フランスのヴェルサイユ宮殿を模して作られたバロック様式の城館を中心に繰り広げられる音楽祭で、演目は管弦楽、室内楽、バレエ、演劇、美術展と多彩で、出演者には国際的に活躍する演奏家が多数参加している。城の中の劇場や大広間で室内音楽などに耳を傾けることができ、文字どおり貴族になったような優雅な気分にひたれる。
OC-919
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(2CD)
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(1805年初演版)
 カミラ・ニュールンド(S) カート・ストレイト(T) ピーター・ローズ(B)
 ゲルト・グロホウスキ(B−Br) ブリギッテ・ゲラー(S)
 ディートマール・ケルシュバウム(T) ラルフ・ルーカス(B−Br)
 トーマス・エーベンシュタイン、マルクス・ラープ(B)
 ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.、アルノルト・シェーンベルクcho.
 録音:2005年8月、アン・デア・ウィーン劇場、ライヴ。
 1805年の初演時会場にて、初演200年を記念して行われたライヴ録音。初演時にはフランス軍がウィーンを占領下に置いており、ウィーンの貴族たちは疎開していたため、客層はフランス軍人ばかりだったた。そのためドイツ語で書かれたこの作品は全く理解されず、失敗に終わった。
 今回、このアン・デア・ウィーン劇場の専属オーケストラ&合唱団。絶好調のベルトラン・ド・ビリーがこの記念公演を担当し、濃厚なロマン性とウィーンの演奏伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブル、磨き上げたディテールと音の透明性で、この作品を見事に表現し物語を進めていく。ウィーンの音楽シーンに新風を吹き込んでいるド・ビリーと若手歌手たちを中心とした、フレッシュで感動に満ちた名演。なお初演時の序曲は「レオノーレ序曲第2番」が演奏されており、この上演でもこの曲から始まる。
OC-920
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(2CD)
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):歌劇「フェードラ」
 カプチーネ・キアウダーニ(Fedra) トマス・ザゴルスキ(Teseo) ベッカ・ネルセン(Ippolito)
 リー・デブン(Teramene) シン・ヒョジン(Atide) ヨルン・リンデマン(Filocle)
 ゲルト・シャラー指揮ブラウンシュヴァイク州立o.&歌劇場cho.
 録音:2008年、ブラウンシュヴァイク州立歌劇場、ライヴ。
 ヨハン・ジモン・マイールは、バイエルン王国で生まれ、神学を学び、イアリアで活躍した作曲家であり、1802年からベルガモ大聖堂の終身教会楽長も務めた。彼の門下には、ベッリーニやドニゼッティらおり、ロッシーニやヴェルディらも彼をイタリア・オペラの父と尊敬していた。彼は約60ものオペラを作曲したが、残念ながらそのほとんどは忘れられた作品となっている。この歌劇「フェードラ」は、1820年にミラノ・スカラ座で初演された作品で、2008年にRicordiより校訂新版楽譜が出版されたばかりの作品。
 指揮者のゲルト・シャラーは、1965年バンベルクに生まれ、ハノーファー州立歌劇場の指揮者を務め、ドイツで最も古い歌劇場の一つであるブラウンシュヴァイク州立歌劇場音楽監督を現在務めている。幅広いレパートリーの演奏はどれも創造的で緻密であり、未知の作品をも取り上げており、絶賛を浴びている。また、彼のマーラーやブルックナーの交響曲演奏も定評を得ている。この録音では主役のフェードラ役に、ヨーロッパでトスカを歌わせたら絶品と評され、2006年に来日し絶賛を浴びたカプチーネ・キアウダーニを起用している。
OC-921
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(2CD)
アリベルト・ライマン:歌劇「リア王」
 ヴォルフガング・コッホ(リア王) マグヌス・バル(フランス王)
 ディートリヒ・フォレ(オールバニー公) ミヒャエル・マクコ(コーンウォール公)
 ハンス=ユルゲン・ラツァル(ケント伯) ヨハネス・マルト(グロスター伯)
 マルティン・ヴォルフェル(エドガー) フランク・ヴァン・エイケン(エドマンド)
 ジャンヌ=ミシェル・シャルボヌ(ゴネリル) キャロライン・ウィスナント(リーガン)
 ブリッタ・シュタールマイスター(コーデリア) グレアム・クラーク(道化)
 チャド・グラハ(召使い) ニコライ・クラワ(騎士)
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト・ムゼウムo.
  (フランクフルト市立歌劇場o.)、フランクフルト歌劇場男声cho.
 録音:2008年9月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。12音技法から出発し、独自の作風を築いた作曲家ライマンによる、現代オペラの名作「リア王」(シェイクスピア原作)の最新録音が登場!
 この作品は、ライマンに作曲を勧めたディートリヒフィッシャー=ディースカウを題名役としてミュンヘンのバイエルン州立歌劇場で初演され、DGからもCDで発売されていた。このアルバムは、2008年からフランクフルト歌劇場でキース・ウォーナー演出による新演出によるライヴ録音となる。フランクフルト、ハンブルク、ウィーンで最近ワーグナー歌いとして頭角を現しつつあるヴォルフガング・コッホが、リア王役を見事に表現。そして、ハンス・ロットの交響曲(Arte Nova)で話題となったり、最近ではバイロイト音楽祭にも登場しているセバスティアン・ヴァイグレが指揮を担当。脇役ではあるが、道化役のグレアム・クラーク(現代においてローゲやミーメを歌わせたら最高のテノール歌手)も、圧倒的な歌・演技ともに圧倒的な存在感で、リア王の表現をサポートしていく。
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814):
 レクィエム(1777)
ヨーゼフ・ハイドン:テ・デウム
ゲルト・グクルヘーア指揮
ミュンヘン・
 ノイエ・ホーフカペレ、
ミュンヘン・オルフェウスcho.
 ピリオド楽器使用。ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーは、マンハイム楽派で最も重要なひとり。神学者、聖職者で、オルガニストでもあった。ヨーロッパの聖歌を研究するために、スウェーデン、ギリシャ、北アフリカまで旅行をし、彼の音楽には古典派のちにロマン派への新しい理論(声と器楽の進歩的絵画的調和)を打ち立て、彼独自の作品を発表していった。また、マイアーベアとウェーバーの音楽教師でもあった。彼の作風は、後期バロック=初期古典派のものとはかけ離れ、すでにベートーヴェン-メンデルスゾーン頃の作品と同じように激しく絵画的で先進的であることは間違いないが、モーツァルトとの対立により、歴史的に不当な評価を受けてしまい、現在では知られざる作曲家の一人となってしまっている。この「レクィエム」は、イタリア・オペラの手法を取り入れた作風であり、モーツァルトのレクィエムを彷彿させるものがある。この録音では、ミュンヘン楽友協会合唱団の約60人のメンバーから1982年に設立された「ミュンヘン・オルフェウス合唱団」と、ミュンヘンのピリオド楽器グループ「ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ」によって演奏される。
 世界初録音は、Arte Novaより1999年に発売された、ケーゲルマン指揮によるものだった(大合唱とモダーン楽器による演奏:74321-71663-2)。
OC-923
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(3CD)
ルイ・シュポア(1784-1859):歌劇「錬金術師」(1830)
 ベルント・ヴァイクル(Br;錬金術師) モーラン・アブロフ(S;その娘イネス)
 イェルク・ドュルミュラー(T;ドン・アロンソ) スザンナ・ピュッテルス(S;パオラ)
 ヤン・ツィンクラー(Br;ドン・ラミロ) マイク・ガーリング(T;ロペス)
 クリスティアン・フレーリヒ指揮ブラウンシュヴァイク州立劇場o.&cho.
 録音:2009年5月24日、ブラウンシュヴァイク州立劇場大ホール、シュポア生誕225年&没後150年記念ライヴ。シュポアの生地で行われたライヴで、おそらく同曲全曲の世界初録音。主役は当時66歳(国内代理店は67歳としているが、彼は7月29日生まれのため誤り)のヴァイクル。なお、ソプラノの Moran Abouloff は欧文資料で "Moran Abauloff" と誤記されている。
ドイツのロマンティック・クリスマス
 カール・ホイヤー:キリストの誕生
 アルベルト・ベッカー:扉よ、頭を上げよ
 マックス・レーガー:Es kommt ein Schiff geladen
 ギュンター・ラファエル:マリアはいばらの茂みを行く
 フーゴ・ヴォルフ:さあ歩きましょう、マリア(聖ヨセフの歌)
 マックス・レーガー:高く戸を上げよ
 ブラームス:一輪のばらが咲いて Op.122-8
 ラインベルガー:羊飼いの歌(アンダンテ・パストラーレ)
 フンパーディンク:夕べの祈り
 シークフリート・カルク=エレルト:高きみ空より我は来れり
 メンデルスゾーン:Hort! Die Engel singen
 コルネリウス:羊飼いの歌
 ブルッフ:羊飼いの子守歌
 マックス・レーガー:もろびとと声をあげ
 R.シュトラウス:ヨハネ騎士修道会の荘重な入場
 コルネリウス:Drie Kon'ge wandern aus Morgenland
 メンデルスゾーン:歓び歌え、地の民よ
 カール・レーヴェ:羊飼いたちはみ使いらの歌
 グルーバー:清しこの夜
 讃美歌:いざうたえ、いざ祝え
ハンスイェルク・アルブレヒト
 (Org/編曲)指揮
ミュンヘン・バッハcho.
ハンネス・ロイビン・
 ブラス・アンサンブル
ぺーター・コフラー(Org)
シュテファン・シーリ(Ob)
ミヒャエル・ヴォレ(Br)
フローリアン・
 ゾーンライトナー(Vn)
バベッテ・ハーグ(Perc)
 3枚ものオルガン編曲版アルバムを出してきたハンスイェルク・アルブレヒトの最新盤は、ドイツで良く演奏されるロマンティックなクリスマス作品集。これも単なるクリスマス・アルバムで演奏しないのが彼流。彼が音楽監督を務める「ミュンヘン・バッハ合唱団(あのカール・リヒターの合唱団)」と、オルガン、ブラス、打楽器などを駆使した独特な編曲版を、彼が作り上げた。華やかさと荘厳さが見事に融合されたアルバムとなっている。
OC-925
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(2CD)
シモーネ・ヤングの「指輪」第1弾
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
 ファルク・シュトルックマン(ヴォータン) ヤン・ブッフヴァルト(ドンナー)
 ラディスワフ・エルグル(フロー) ペーター・ガイヤール(ローゲ)
 ヴォルフガング・コッホ(アルベリヒ) ユルゲン・ザッヒャー(ミーメ)
 ティグラン・マルティロシアン(ファーゾルト) アレクサンドル・ツィムバリュク(ファーフナー)
 カーチャ・ピーヴェック(フリッカ) ヘレン・クォン(フライア) デボラ・ハンブル(エルダ)
 ハ・ヤン・リー(ヴォークリンデ) ガブリエーレ・ロスマニト(ヴェルグンデ)
 アン=ベス・ソルヴァング(フロースヒルデ)

 シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.(ハンブルク歌劇場o.)
 録音:2008年3月、ハンブルク州立歌劇場、ライヴ。豊富なステージカラー写真入り120ページの解説&リブレット付き。満を持しての登場!シモーネ・ヤングのワーグナー「ラインの黄金」。
 ハンブルク州立歌劇場のインテンダントとフィルハーモニーの音楽監督を務めるシモーネ・ヤングは、オペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、どんな作品にも重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげることで知られている。CDとしても、今までにリリースされたブルックナー、ヒンデミットでの熱演ぶりを見れば彼女の振るワーグナーに期待せざるを得ないはず。
 さて、この「ラインの黄金」。ご存知、ニーベルングの指輪の序夜にあたる部分で、他の3部に比べれば規模は小さいものの、物語のすべてのキーワードが隠された重要な作品。至るところに張り巡らされたライトモティーフも聞き逃せない。もちろんヤングは細部のすみずみまで神経が行き届いた「痒いところに手の届く演奏」を聴かせる。歌手陣には飛び抜けて大物と呼べる名前はあまりなく、それが却ってバランスの良い舞台を作り上げていると言えるのではないだろうか。
 そんな中で目立つのはヴォータン役のファルク・シュトルックマン。この名前は最近至るところで見かける。現代最高のヴォータンの一人と言っても差し支えないだろう。大きな体躯をフル活用した底力のある声が魅力。ヤングとは「画家マティス」で共演していて、気心が知れているのかもしれない。ARTE NOVAでおなじみのソプラノ、ヘレン・クォンの成長ぶりにも目を細めたくなるだろう。「ヴァルキューレ」、「ジークフリート」、そして「神々の黄昏」。全曲が揃うのが楽しみでならない。
OC-926
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(4CD)
3CD価格
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
 ファルク・シュトゥルックマン(ヴォータン) デボラ・ポラスキー(ブリュンヒルデ)
 ステュアート・スケルトン(ジークムント) イヴォンヌ・ネフ(ジークリンデ)
 ミハイル・ペトレンコ(フンディング) ジャンヌ・ピランド(フリッカ)
 ヘレン・クォン(ゲルヒルデ)他
 シモーネ・ヤング指揮ハンブルク州立歌劇場o.(ハンブルクpo.)
 録音:2008年3月12日-19日、ハンブルク州立歌劇場、ライヴ。
 ドイツの音楽雑誌『Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)』で、2006年度の年間最優秀指揮者賞を受賞したシモーネ・ヤングは、ウィーン・フィルを指揮した初の女性指揮者であり、ハンブルク州立歌劇場のインテンダントとフィルハーモニーの音楽監督を務め、ハンブルク歌劇場は今や非常にレベルの高い演目を続ける歌劇場として、目が離せない存在となっている。
 オペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、ワーグナーからメシアンまで、重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげることではすでに定評がある。一連のブルックナー録音では「重厚ということだけでなく、細部までこだわったオーケストラへ要求を完璧にこなした精密なブルックナー」。このシリーズの序夜の「ラインの黄金」でも、「最近映像付の指輪が発売される中、CD(音)だけで完璧に表現しきった唯一のアルバム。全てのキャストが高いレベルのワーグナーだ」と、高い評価を得ている。
 この「ワルキューレ」は、ハンブルク歌劇場でのクラウス・グース演出による3年にわたる「指輪」全曲上演の2つ目にあたり、今回もシモーネ・ヤングはすみずみまで神経が行き届いた練り上げられた演奏を聴かせており、現代的でグラフィカルな演出との相性も抜群。歌手陣では何といっても、近年、ヨーロッパで大人気のファルク・シュトルックマンのヴォータンや、デボラ・ポラスキーだけでなく、他のキャストにも穴がなく、目の詰んだドラマの構築は魅力十分。
 豊富なステージカラー写真入りの128ページの解説&リブレット(ドイツ語&英語のみ)付き。
OC-927
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(4CD)
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 クリスティアン・フランツ(T;ジークフリート) ペーター・ガイヤール(T;ミーメ)
 ファルク・シュトルックマン(Br;さすらい人) ヴォルフガンク・コッホ(アルベリヒ)
 ディオゲネス・ランデス(B-Br;ファフナー) デボラ・ハンブル(Ms;エルダ)
 キャサリン・フォスター(S;ブリュンヒルデ) ハ・ヤン・リー(S;森の小鳥)
 シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.
 録音:2010年10月18日-22日、ハンブルク州立歌劇場。
OC-928
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(4CD)
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
 クリスティアン・フランツ(T;ジークフリート) ローベルト・ボルク(B-Br;グンター)
 ヴォルフガンク・コッホ(B-Br;アルベリヒ) ジョン・トムリンソン(B;ハーゲン)
 デボラ・ポラスキ(S;ブリュンヒルデ) アンナ・ガブラー(S;グートルーネ)
 ペトラ・ラング(Ms;ヴァルトラウテ) デボラ・ハンブル(A;第1のノルン)
 クリスティーナ・ダミアン(Ms;第2のノルン) カーチャ・ピーヴェク(S;第3のノルン)
 ユン・リー=ハ(S;ヴォークリンデ) マリア・マルキーナ(S;ヴェルグンデ)
 アン=ベス・ソルヴァング(Ms;フロスヒルデ)
 シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.
 録音:2010年10月12日、14日、17日、21日、ハンブルク国立歌劇場。ヤングとハンブルク国立歌劇場の「リング・ツィクルス」最終巻。配役はジークフリートは変わらず、クリスティアン・フランツが張りのある声を生かし、この大役を歌い切った。ブリュンヒルデはベテラン、デボラ・ポラスキが担当。有無を言わせぬ迫力で現代最高のワーグナー・ソプラノの威厳を見せ付ける。ハーゲン役には、こちらもベテラン、トムリンソン。奸計巡らす悪役を気持ちよいばかりに歌ってのけている。ヤングの指揮は、オーケストラの音色に波打つかのようなうねりを持たせ、かつ、厚みのあるハーモニーと、的確なライトモティーフを聴かせる。全て、この壮大なる叙事詩の締めくくりに相応しい素晴らしい物。
OC-929
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(14CD)
7CD価格
ワーグナー:舞台神聖祝典劇「ニーベルングの指輪」全曲 BOX
 クリスティアン・フランツ(T;ジークフリート) ファルク・シュトルックマン(Br;ヴォータン/さすらい人)
 デボラ・ポラスキー、キャサリン・フォスター(S;ブリュンヒルデ) ペーター・ガイヤール(T;ミーメ)
 ヴォルフガンク・コッホ(アルベリヒ) ディオゲネス・ランデス(B-Br;ファフナー)他

 シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.
 録音:2008年-2010年、ハンブルク州立歌劇場。分売:OC-925、OC-926、OC-927、OC-928 のBOX化。分売の約6割強の価格。
OC-930
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(3CD)
プフィッツナー:音楽的伝説「パレストリーナ」
 ペーター・ブロンダー(T;パレストリーナ) ブリッタ・シュタルマイスター(S;イギーノ)
 クラウディア・マーンケ(Ms;シッラ) ヴォルフガンク・コッホ(Br;カルロ・ボロメオ)
 ヨハネス・マルティン・クランツル(Br;ジョヴァンニ・モローネ)
 フランク・ファン・アーケン(T;ベルナルド・ノヴァゲリオ)
 アルフレート・ライター(B;クリストフ・マルトルシュト/教皇ピウス4世)
 マグヌス・バルトヴィンソン(B;ロートリンゲン枢機卿) ペーター・マルシュ(T;アドヴィウス)他
 キリル・ペトレンコ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.
 録音:2010年6月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-931
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(2CD)
プーランク(1899-1963):歌劇「カルメル会修道女の対話」
 ジャン・フィリップ・ラフォン(Br;フォルス侯爵) サリー・マシューズ(S;ブランシュ)
 ヤン・ボイロン(T;騎士フォルス) デボラ・ポラスキ(S;マダム・ド・クロワシー)
 ハイディ・ブルンナー(S;マダム・リドワンヌ) ミケーレ・ブリート(Ms;マザー・マリー)
 ヘンドリッケ・ファン・ケルクホーフ(S;コンスタンス修道女)他

 ベルトランド・ド・ビリー指揮ウィーン放送so.、アルノルト・シェーンベルクcho.
 録音:2008年1月、2011年4月、アン・デア・ウィーン劇場、ライヴ。ド・ビリーは周到な準備をもって、この全曲録音に臨み、2008年と2011年のライヴから最良の部分を選ぶことで、完成形を提示した。
OC-932
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(2CD)
デトレフ・グラネルト(1960-):歌劇「カリギュラ」
 アシュリー・ホランド(Br) ミハエラ・シュスター(S)
 マルティン・ヴェルフェル(CT) グレゴリー・フランク(B)
 ユルギータ・アダモンテ(Ms) ハンス=ユルゲン・ラザー(T)
 ディートリヒ・ヴォレ(Br) バルバラ・ツェヘマイスター(S)
 マルクス・ステンツ指揮フランクフルト・オペラ・ムゼウムo.&cho.
 録音:2006年10月7日、フランクフルト歌劇場、初演時ライヴ。
 D.グラネルトはハンブルク生まれの作曲家。既に様々な話題のミュージカルやオペラで成功しており、当作はフランクフルト歌劇場とケルン歌劇場(共同プロジェクト)のために依頼された作品。有名なアルベール・カミュの劇作「カリギュラ」を題材に、ヘルマン=ヘッセ賞を受賞したハンス=ウルリッヒ・トライヒェルが脚本を新たにに書き下ろしている。
 この演奏は世界初演のライヴ録音で、「密度の高い音楽と台本に圧倒」「オーケストレーションはカリギュラの精神状態を反映し、哲学的官能的な音楽の言語が、カミュの夢を現実なものとなった」と高い評価を得、2006/7シーズンの「ヨーロッパ・オペラ賞」世界初演部門で第2位を受賞している。112ページ豊富な舞台写真入りブックレット付き(歌詞はドイツ語のみ)。
OC-933
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(2CD)
ヨハン・ジモーネ・マイール
 〔ジョヴァニ・シモーネ・マイル〕(1763-1845): 歌劇「コリントのメディア」(1813 rev.1821)
 ヴォチェク・ギールラッハ(B) ローレンス・ブラウンリー(T)
 エルジビェータ・シュミトカ(S) マーク・ミルホファー(T)
 イヴリン・ポロック(S) カルロス・ペトルチェッロ(Br)他
 デイヴィッド・スターン指揮ザンクト・ガレンso.、ザンクト・ガレン劇場cho.
 録音:2009年10月、ザンクト・ガレン劇場、ライヴ。
 バイエルンに生まれイタリアで活躍したジモーネ・マイールは、当時ロッシーニのライバルとして知られたが、その作品を耳にする機会は現在ではほとんどない。「コリントのメディア」は、ロッシーニやドニゼッティのイタリア・オペラ的なメロディーと、ウィーンの古典的スタイルを機能的に組み合わせ、先進的で独特な作品としてナポリ・サン・カルロ劇場で初演され大当たりした。当盤では最近リコルディから発表された1821年版を使用、その初演を録音したものだとのこと。
 指揮者のデイヴィッド・スターンは、イスラエル・オペラ、ザンクト・ガレンso.の音楽監督を務め、特にこの時代のオペラの復活公演を行ってきている。更にバーゼル室内o.、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、コンチェルト・ケルンに定期的に出演し高い評価を得ている。今後ロマン派(メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス等)のピリオド楽器によるコンサートも計画されているようだ。この録音では、ザンクト・ガレン劇場の歌手達によって歌われているが、彼らの最も素晴らしい声を引き出すことにも成功している。
OC-934
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(2CD)
ヘルゲ・ブルッグラーベ(1973-):化身オラトリオ「ジョシュア」
 オリヴィア・イェレミアーシュ(Vc) ヨハネス・パイツ(Cl)
 マレク・ライマン(Perc) ゲラルディーネ・ツェラー(S)
 アンネ・ビールヴィールス(A) マニュエル・ケーニヒ(T)
 クリストフ・バンツァー(語り)
 クラウス・バンツァー指揮ハルフェステフーデ室内cho.、アンサンブル・レゾナンツ
 録音:2009年11月21日、ハンブルク、ブランケネーゼ教会(ディジタル:ライヴ)。
 シュトゥットガルト生まれのブルッグラーベはフルートとリコーダー奏者だったが、2003年からは教会音楽、建築学、言語芸術を組み合わせた彼独自の作曲を行なうようになっている。この「ジョシュア」は、そうした音楽と教会空間の調和、そして人間の心の迷路を表現。ソロ・クラリネットやソロ・チェロ。打楽器と弦楽合奏が断続的に奏され、作品の5つのイメージ構造の母音を効果的に演奏、大規模形式なイエスの物語を再現していく。こうした独特な教会音楽作曲家&指揮者として有名な鬼才、クラウス・バンツァーがこの音楽の成功に寄与している。
OC-935
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(2CD)
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
 テリエ・ステンスフォルト(ヴォータン) ディートリヒ・フォレ(ドンナー)
 リチャード・コックス(フロー) カート・ストレイト(ローゲ)
 ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ) ハンス=ユルゲン・ラザール(ミーメ)
 アルフレート・ライター(ファーゾルト) マグヌス・バトトヴィンソン(ファーフナー)
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト・ムゼウムo.(フランクフルト市立歌劇場o.)
 録音:2010年5月-6月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-936
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(4CD)
ワーグナー(1813-1883):楽劇「ワルキューレ」
 フランク・ファン・アーケン(T;ジークムント) アイン・アンガー(B;フンディング)
 テリエ・ステンスフォルト(B-Br;ヴォータン) エヴァ・マリア・ヴェストプリー(S;ジークリンデ)
 スーザン・ブロック(S;ブリュンヒルデ) マルティナ・ダイク(Ms;フリッカ)
 クリスティアーネ・コール(S;ヘルムヴィゲ) アニャ・フィデリカ・ウルリヒ(S;ゲルヒルデ)
 リサ・ヴェーデキント(Ms;ジークルーネ) ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(A;グリムゲルデ)
 モナ・ソム(S;オルトリンデ) イヴ=モード・ヒュボー(Ms;ヴァルトラウテ)
 モニカ・ボヒネック(Ms;ロスヴァイセ) ベルナデット・フォドール(A;シュヴェルトライテ)

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2010年11月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。前作「ラインの黄金」で、演出を含め絶賛されたヴァイグレの新作。
OC-937
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(4CD)
3CD価格
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 ランス・ライアン(T;ジークフリート) ペーター・マーシュ(T;ミーメ)
 テリエ・ステンスヴォルト(Br;さすらい人) ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(Br;アルベリヒ)
 マグヌス・バルトヴィンソン(B;ファフナー) メレディス・アーワディ(コントラルト;エルダ)
 スーザン・ブロック(S;ブリュンヒルデ)
 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2011年10月-11月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-938
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(4CD)
3CD価格
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
 ランス・ライアン(T;ジークフリート) ヨハネス・マルティン・クレンツル(Br;グンター)
 ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(Br;アルベリヒ) グレゴリー・フランク(B;ハーゲン)
 スーザン・ブロック(S;ブリュンヒルデ) アーニャ・フィデリア・ウルリヒ(S;グートルーネ)
 クラウディア・マーンケ(A;ヴァルトラウテ/第2のノルン) メレディス・アーワディ(A;第1のノルン)
 アンゲル・ブルー(S;第3のノルン) ブリッタ・シュタルマイスター(S;ヴォークリンデ)
 ジェニー・カールステット(Ms;ヴェルグンデ) カタリーナ・マギエラ(A;フロースヒルデ)
 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.
 録音:2012年1月-2月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-939
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(14CD)
10CD価格
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」全曲
 〔ラインの黄金(*) /ヴァルキューレ(#) /ジークフリート (+) /神々の黄昏 (**) 〕
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2010年5月-6月(*)、2010年11月(#)、2011年10月-11月(+)、2012年1月-2月(**)。先に分売されていたものの BOX 化。DVD 映像 (指輪全曲:OC-999) と、時期は近いが異なる演奏。
OC-940
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(3CD)
ワーグナー:歌劇「妖精」
 アルフレッド・ライター(B;妖精の王) タマラ・ウィルソン(S;アーダ)
 ブルクハルト・フリッツ(T;アリンダル) アーニャ・フレデリカ・ウルリヒ(S;ツェミーナ)
 ファニータ・ラスカーロ(S;フェルツァーナ) ブレンダ・リー(S;ローラ)
 マイケル・ネイジー(B;モラルド) クリスティアーネ・カルク(S;ドローラ)
 トルステン・グリュンベル(B;ゲルノート)他 フランクフルト歌劇場cho.
 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2011年5月3日-6日、アルテ・オーパー、フランクフルト。
OC-941
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(3CD)
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」
 ペーター・ブロンダー(T;リエンツィ) クリスティアーネ・リボル(S;イレーネ)
 ファルク・シュトゥルックマン(B;ステファーノ・コロンナ) クラウディア・マーンケ(S;アドリアーノ)
 ダニエル・シュムツハルト(Br;パオロ・オルシーニ) アルフレッド・ライター(B;教皇の特使)
 ベアウ・ギブソン(T;バロンチェリ) ペーター・フェリックス・バウアー(B;チェッコ・デル・ヴェッキオ)他
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.、マティアス・ケーラー合唱指揮フランクフルト歌劇場cho.
 録音:2013年5月17日、20日、アルテオーパー、フランクフルト。
OC-942
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(3CD)
ワーグナー:歌劇「恋愛禁制」
 マイケル・ネイジー(Br;フリードリヒ) チャールズ・ライド(T;クラウディオ)
 クリスティアーナ・リボア(Ms;イザベッラ) ピーター・ブロンダー(T;ルチオ)
 フランツ・マイヤー(Br;アンジェロ) アンナ・ガブラー(S;マリアーナ)
 トルステン・グリュムベル(B;ブリゲーラ) シム・キーワン(B-Br;ダニエリ)
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.
 録音:2012年5月2日、4日、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-943
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(3CD)
フンパーディンク:歌劇「王の子どもたち」
 ダニエル・ベーレ(T;王の息子) アマンダ・マジェスキ(S;ガチョウ番の娘)
 ニコライ・ボルチェフ(Br;ヴァイオリン弾き) ユリア・ユオン(Ms;魔女)
 マグヌス・ヴァルドヴィンソン(B;きこり) キアーラ・ボイムル(S;きこりの娘)他
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.,少年cho.
 録音:2012年9月-10月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」管弦楽曲集
 ラインの黄金〜前奏曲/ヴァルキューレ より〔第1幕への前奏曲/ヴァルキューレの騎行/魔の炎の音楽と終景〕/
 ジークフリート より〔第1幕の前奏曲/森のささやきと森の小鳥の情景/第3幕への前奏曲〕/
 神々の黄昏より〔第1幕への前奏曲/ジークフリートのラインの旅/ジークフリートの死/葬送行進曲/第3幕最終場面〕

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2010年5月-2012年2月。「指輪」全曲 (OC-939) から、管弦楽曲を中心に1枚分を抜き出した物。
OC-945
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(2CD)
プッチーニ:歌劇「西部の娘」
 エファ=マリア・ヴェストブルック(S;ミニー) カルロ・ヴェントレ(T;ディック・ジョンソン/盗賊ラメレス)
 アシュリー・ホランド(Br;ジャック・ランス) ピーター・マーシュ(T;ニック)他

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o. &cho.
 録音:2013年5月-6月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-946
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(3CD)
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」
 ミヒャエル・ケーニヒ(T;ローエングリン) カミュラ・ニュルンド(S;エルザ)
 ロバート・ヘイウォード(Br;フリードリヒ) ミカエラ・シュースター(Ms;オルトルート)
 ファルク・シュトルックマン(B;ハインリヒ王) ダニエル・シュムッツハルト(B;王の伝令)他

 ベルトラン・ド・ビリー指揮フランクフルト歌劇場o. & cho.
 録音:2013年3月-4月、フランクフルト歌劇場。
OC-947
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(2CD)
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
 カミラ・ニュルンド(S;プリマドンナ/アリアドネ) ブレンダ・リー(S;ツェルビネッタ)
 ミヒャエル・ケーニヒ(T;テノール歌手/バッカス) クラウディア・マーンケ(Ms;作曲家)
 フランツ・グルントヘーバー(Br;音楽教師) エリザベス・ライター(S;ナイアーデ)
 カタリナ・マジエラ(S;ドリアーデ) マレン・ファヴェラ(S;エコー) ウィリアム・レルトン(語り;執事長)他

 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2013年10月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-948
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(2CD)
エーリヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト(1897-1957):歌劇「死の都」
 クラウス・フローリアン・フォークト(T;パウル) タチアナ・パヴロフスカヤ(S;マリーの幻影/マリエッタ)
 ミヒャエル・ナジ(Br;フランク/ピエロ) ヘトヴィヒ・ファスベンダー(Ms;ブリギッタ)
 アンナ・ライベルク(S;ユリエッテ) ジェニー・カールステッド(S;リュシエンヌ)
 ユリアン・プレガルディエン(T;ガストーネ/ヴィクトロン)他

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.、児童cho.
 録音:2009年11月18日、19日、22日、ライヴ。このフランクフルト歌劇場による先進的な演奏(演出も含めて)は、プレミエで大評判となった物。
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
 オラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」
  キルステン・ブライゼ(S) ハイドルン・コルデス(S)
  ヴィヴィカ・ジェノー(Ms) テリー・ウェイ(CT)
  ヤチェク・ラシュコフスキ(ソプラニスタ)
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ルードヴィヒスブルク城音楽祭o.&cho.
 録音:2008年11月22日-23日、ルードヴィヒスブルク城教会、ライヴ。ピリオド楽器使用。
 ハッセの注目すべきオラトリオ。この作品はオラトリオ形式で書かれているが、内容は「ミゼレーレ(慈悲)」と「詩篇への導入詩」によって書かれている。ヴェネツィア書法で書かれたこの作品は、歌劇「クレオフィーデ」とほぼ同時期に書かれたものだが、孤児慈善団体の音楽専門の教育を受けたスカウトのために書かれたとも言われているが、全てが高声のソロ歌手たちだけで構成されているのも特徴的。その高声の魅力的な組み合わせは、ヴィルトゥーゾ音楽ではなく、後悔の深い悲しみと慈悲深い神を想起させ、そして喜びを導き出すことを表現している。
 バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭2008年のライヴ録音。最近様々なオペラに出演し絶賛を浴びているハイドルン・コルディスやキルステン・ブライゼ。圧倒的テクニックと幅広い音域をもつヴィヴィカ・ジェノー。元ウィーン少年合唱団のアイドル、テリー・ウェイの清楚なカウンターテナー。そして最近ソプラニスタとして注目を浴びてきているヤチェク・ラシュコウスキが出演。また、最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、ザルツブルク音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏されている。
OC-951
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(2CD)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
 ジモーネ・ケルメス(S;レオノーラ) ヘルベルト・リッペルト(T;マンリーコ)
 ミルジェンコ・トゥルク(Br;ルーナ伯爵) イヴォンヌ・ナエフ(Ms;アズチェーナ)
 ヨゼフ・ワグナー(B;フェッランド) カミッラ・デ・ファッレイロ(S;イネス)
 ダニエル・マルティネス=コルベラ(T;ルイズ) ユルゲン・デッパート(T;使者)他
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ルードヴィヒスブルク城音楽祭o.&cho.
 録音:2009年8月2日、ルードヴィヒスブルク城音楽祭、ライヴ。全オペラ・ファン必携? ピリオド楽器で演奏する「トロヴァトーレ」全曲。ただ、使用楽器等の詳細は国内代理店の案内には記載されていない。
OC-953
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(2CD)
グルック/ワーグナー編曲:歌劇「アウリスのイフィゲニア」(rev.1847)
 カミラ・ニュルンド(S;イフィゲニア) ミケーレ・ブリート(Ms;クリュテムネストラ)
 クリスティアン・エルスナー(T;アキレス) オリヴァー・ツヴァルク(B;アガメムノン)
 ライムント・ノルテ(B-Br;カルカス) ミリアム・エンゲル(S;アルテミス)
 リヒャルト・ロギエヴァ(Br;パトロクロス) ティリオ・ダールマン(B;アルカス)
 クリストフ・シュペリング指揮ノイエ・オルケスター、コルス・ムジクス・ケルン
 録音:2013年4月3日-10日、ドイツ放送室内楽ホール、ケルン。
OC-954
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(2CD)
ジョヴァンニ・シモーネ・マイール〔マイア〕:歌劇「ロドイスカ」
 アンナ・マリア・パンザレッラ(S;ロドイスカ)
 エレナ・ベルフィオーレ(Ms;ロヴィンスキ)
 ジェレミー・オヴェンデン(T;ボレスラオ) エルヴィラ・ハサナジチ(S;レジスカ)
 イネス・ラインハルト(S;ナルセーノ) ナム・ウォン・フー(T;ラドスキ)
 マルク・メゲーレ(T;シゲスキ) マルコ・キリク(T;ジスカーノ)
 ジョージ・ペトロウ(Fp)指揮ミュンヘン放送o./他
 録音:2010年9月23日-24日、インゴルシュタット劇場。
OC-955
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(2CD)
アリベルト・ライマン(1926-):歌劇「メデア」(2010)
 クラウディア・バラインスキー(S;メデア)
 ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms;ゴーラ) ミヒャエル・ナジ(Br;ヤーソン)
 ポーラ・マーフィー(Ms;クロイザ) ティム・セヴロー(CT;エロルド)他
 エリック・ニルセン指揮フランクフルト博物館o.
 録音:2010年9月-10月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。ウィーン国立歌劇場で初演された新作。
OC-956
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(3CD)
ブゾーニ:歌劇「ファウスト博士」
 ヴォルフガンク・コシュ(Br;ファウスト博士) スティーヴン・フームス(B;ヴァーグナー/幽霊の声)
 ヨー・・ダスザック(T;メフィストフェレス) レイモンド・ヴェリー(T;パルマ公)
 カテリーネ・ナグレスタッド(S;パルマ公妃) アルフレッド・クーン(B;進行役)
 エイドリアン・セムペトレーン(B;自然科学者)他 エルマー・シュローター(Org)
 トーマス・ネトピル指揮バイエルン国立o.
 録音:2008年6月28日、ライヴ。
OC-957
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(2CD)
アントニオ・カルロス・ゴメス(1836-1896):歌劇「サルヴァトール・ローザ」
 リー・デブン(B;アルコス公爵) マリア・ポルブチノヴァ(S;イザベッラ)
 レイ.M.ウェイドJr.(T;サルヴァトール・ローザ) マルテ・レーズナー(Br;マサニエッロ)
 ジモーネ・リヒテンシュタイン(S;ジェンナリエッロ)他 ブラウンシュヴァイク州立歌劇場cho.
 ゲオルク・メンスケス指揮ブラウンシュヴァイク州立o.
 録音:2010年1月20日、ブラウンシュヴァイク歌劇場、ライヴ。ブラジル出身の作曲家ゴメスによる、イタリアの画家サルヴァトール・ローザ(1615-1673)をモデルにした歌劇。
OC-958
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(2CD)
マイール:歌劇「デメートリオ、シリアの王」(1823)
 ベネディクト・トラン(S;クレオニーチェ) アマヤ・ドミンゲス(Ms;アルチェステ/デメトリオ)
 ピオルト・フリーベ(T;オリント) リザンドロ・アバディ(B;フェニチオ)
 エリザベス・ベイリー(S;バルセーネ) マッテオ・メッツァーロ(T;ミトラーネ)
 ファクンド・アグディン指揮ジュラ州o.、Opera Obliqua Stand de Moutier 他
 録音:2011年6月18日-19日、ムーティエ郡、スイス、ライヴ。原作:ピエトロ・メタスタージオ
OC-959
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(2CD)
ヴェルディ:歌劇「サン・ボニファーチョ伯爵オベルト」
 アドリアン・ジャンス(B;オベルト) フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(S;レオノーラ)
 ノーマン・ラインハルト(T;サリングエルラ伯爵リッカルド) マヌエラ・カスター(Ms;クニーツァ)
 ナロア・インチャウスティ(Ms;イメルダ)他 ヤン・ホフマン合唱指揮ギーセン州立劇場cho.

 ミヒャエル・ホフステッター指揮ギーセン州立劇場po.
 録音:2012年12月、ギーセン州立劇場、ライヴ。
OC-960
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(3CD)
ジーモン・マイール(1763-1845):音楽による英雄劇「スコットランドのジネヴラ」(2幕)
 ミルト・パパタナシウ(S;ジネヴラ) マルガレーナ・ヒナタードプラー(S;ダリンダ)
 アンナ・ボニタティブス(Ms;アリオダンテ) ステファニー・イラニー(Ms;ルルカニオ)
 マリオ・ゼッフィリ(T;ポリネッソ) マルコ・チリック(T;ファフリーノ)
 ペーター・シェーン(Br;スコットランド王) ヴァージル・ミショック(Br;テンプル騎士団長)
 マルクス・ヴォルフ(ソロVn) ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル・フォルンバッハ男声cho.

 ジョージ・ペトロウ(Fp)指揮ミュンヘン放送o.
 録音:2013年6月14日、インゴルシュタンット国立劇場、ライヴ。
OC-961
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(3CD)
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」
 ゾフィー・ベーヴァン(S;ニネッタ) ジョナサン・レマル(B;フェルナンド)
 フランシスコ・ブリート(T;ジャンネット) フェデリコ・サッキ(B;ファブリッツィオ)
 カタリーナ・レオソン(Ms;ルチーア) シム・キーワン(B−Br;ゴッタルド)
 ニッキー・スペンス(T;イザッコ) アレクサンドラ・カドゥリナ(Ms;ピッポ)
 ミヒャエル・マッコーン(T;アントーニオ) ルリー・サモイロフ(B;ジョルジョ)
 トーマ・シャルロワ(B;エルネスト) カルロス・クラウゼ(B;裁判官)

 ヘンリク・ナナシ指揮フランクフルト博物館o.、フランクフルト歌劇場cho.
 録音:2014年4月、フランフルト歌劇場、ライヴ。
OC-962
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(2CD)
ヤナーチェク:歌劇「イェヌーファ」
 ガル・ジェイムズ(S;イェヌーファ) ドゥニャ・ヴェイソヴィチ(A;ブリヤ家のおばあさん)
 アレシュ・ブリスツェイン(T;ラツァ・クレメニュ) タイラン・ラインハルト(T;シュテヴァ・ブリヤ)
 イリス・フェルミリオン(S;コステルニチカ・ブリヤ) ディヴィッド・マクシェーン(Br;製粉所の親方)
 コンスタンティン・シフィリス(Br;村長) ステファニー・ヒールマイアー(Ms;村長夫人)
 タチアナ・ミユス(Ms;カロルカ) フラン・ルバーン(Ms;羊飼い) シュ・シャオイ(S;バレナ)他

 ディルク・カフタン指揮グラーツpo.〔岩城風佑(Vnソロ)他〕 グラーツ歌劇場少年少女cho.
 録音:2014年5月7日、17日、21日、22日、グラーツ歌劇場、ライヴ。
OC-963
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(2CD)
チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」
 オレシャ・ゴロフネーヴァ(S;イオランタ) アレクサンダー・フィログラドフ(B;レネ王)
 アンドレイ・ボンダレンコ(Br;ローベルト) ドミトロ・ポポフ(T;ボデモン)
 フラディスラフ・スリムスキ(Br;イブン=ハキヤ) ジョン・ホイゼンレーダー(T;アルメリク)
 マルク=オリヴィエール・エッテルリ(B;ベルトラン) ユスティナ・サムボルスカ(A;マルタ)
 ダリア・シェヒター(S;ブリギッタ) マルタ・ウリク(Ms;ラウラ)
 ドミトリー・キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒo.、ケルン歌劇場cho.
 録音:2014年10月17日-19日、フィルハーモニー、ケルン。
OC-964
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(3CD)
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「影のない女」
 タマーラ・ウィルソン(S;皇后) テリエ・ステンスヴォルト(Br;染物師バラク)
 ザビーネ・ホグレーフェ(S;バラクの妻) ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(Ms;乳母)
 ブルクハルト・フリッツ(T;皇帝) ミヒャエル・フォレ(Br;伝令使)
 ミヒャエル・ポーター(T;若い男の幽霊) ブレンダ・リー(S;鷹の声)他

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.&cho.
 録音:2014年10月-11月、フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-965
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(3CD)
チェスティ:歌劇「オロンテーア」
 ファニータ・ラスカーロ(S) ポーラ・マリヒー(Ms) セバスティアン・ガイアー(Br)
 ギ・ド・メイ(T) ハビエル・サバータ(CT)他 モンテヴェルディ・コンティヌオ・アンサンブル

 アイヴォー・ボルトン指揮フランクフルト歌劇場o.
OC-966
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(2CD)
マルティヌー(1890-1959):歌劇「ジュリエッタ」(1936-37)
 ファニータ・ラスカーロ(S;ジュリエッタ) カート・ストレイト(T;ミシェル)他
 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場
 録音:2014年6月フランクフルト歌劇場、ライヴ。
OC-967
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(2CD)
マルティヌー:ギリシャの受難劇(英語版)
 ロルフ・ロメイ(T) シャミリア・カイザー(A) マルクス・ブッター(Br)他
 ディルク・カフタン指揮グラーツpo.、グラーツ歌劇場cho.
OC-968
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(2CD)
レハール:喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」
 ダニエル・ベーレ(Br) カミラ・ニュールンド(S)
 セバスティアン・ガイヤー(T) マルギット・ノイバウアー(A)
 サイモン・ボーデ(T) ルイーズ・オルダー(S)他
 キム・ウンソン指揮フランクフルト歌劇場o. & cho.
OC-969
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(2CD)
アンドレア・ロレンツォ・スカルタッツィーニ(1971-):歌劇「エドワード2世」
 アグネタ・アイヒェンホルツ(Ms) ラディスワフ・エルグル、ブルクハルト・ウルリヒ、
 ジェイムズ・クリシャク(T) ミヒャエル・ナジ(B−Br) ジャレット・オット(Br)
 アンドルー・ハリス(B) マティアス・ヴァン・ハッセルト(ボーイS)他
 トマス・セナゴー指揮ベルリン・ドイツ・オペラo. & cho.
 録音:2017年3月1日、4日、ベルリン・ドイツ・オペラ、ライヴ。
ダッラピッコラ:歌劇「囚われ人」
 アイレ・アッソーニ(S) マヌエル・フォン・ゼンデン、ロマン・ピヒラー(T)
 マルクス・ブッター(Br) ダヴィッド・マックシェーン(B)
 ディルク・カフタン指揮グラーツpo.、グラーツ歌劇場cho.
 録音:2017年3月、グラーツ歌劇場、ライヴ。
OC-971
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(3CD)
マイヤベーア:歌劇「預言者」
 リネッテ・タピア(S)  マリアンネ・コルネッティ(Ms) ジョン・オズボーン、
 アルブレヒト・クルドシュヴァイト(T) ピーエル・ドイエン、
 カレル・マルティン・ルドヴィク(Br) ティール・ファヴィッツ(B)他
 ジュリアーノ・カレッラ指揮エッセンpo.、エッセン歌劇場cho.&少年cho.
 録音:2017年4月-5月、エッセン歌劇場、ライヴ。
OC-972
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(2CD)
フロトウ:歌劇「マルタ」
 マリア・ベントッソン(S) カタリーナ・マギエラ(Ms)
 バーナビー・レイ、ビョルン・ビュルガー(B−Br) A.J.グルッケルト(T)
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o. & cho.
OC-973
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(2CD)
アリベルト・ライマン:歌劇「 L'Invisible 」
 レイチェル・ハルニッシュ(S) アンニカ・シュリヒト、ロンニタ・ミラー(Ms)他
 ドナルド・ラニクルズ、イド・アラド指揮ベルリン・ドイツ・オペラo.
 録音:2017年10月、ライヴ。
OC-974
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(2CD)
ベルク:歌劇「ヴォツェック」
 アウドゥン・イーヴェルセン、イウリー・サモイロフ(Br) トーマス・フォークナー、
 アルフレート・ライター(B) ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー、ペーター・ブロンダー、
 マルティン・ヴェルフェル(T) クラウディア・マーンケ(S) カタリーナ・マジエラ(A)他

 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2016年6月-7月、ライヴ。
OC-976
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(2CD)
マルシュナー:歌劇「ハンス・ハイリンク」3幕
 レベッカ・テーム(S) ハイコ・トリンジンガー(Br)
 フランク・ベールマン指揮エッセンpo./他
カールマン:喜歌劇「愉快な騎兵」
 ハラルド・プファイファー(語り) マリー・ザイドラー(Ms)
 クリスティアーネ・ベージガー(S) クレメンス・ケルシュバウマー(T)他
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ギーセンpo./他
ビョーク(1965-)/ Himmelfahrt Scores 上演用補作曲、編曲、作曲:
  アルバム「ヴェスパタイン」(2001)によるオペラ
 チ・ユン、橋本明希(S) ジモン・エシュ(ボーイS)
 レイモンド・エイヤース(Br) マシュー・トゥーグッド指揮
 マンハイム国立劇場o.、少年cho.、女声少年cho.
 録音:2018年5月-6月、マンハイム国立劇場、ライヴ。
OC-983
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(2CD)
レハール:歌劇「メリー・ウィドウ」
 ユーリー・サモイロフ(T) マルリス・ペーターゼン(S)
 ヨアナ・マルヴィッツ指揮フランクフルト歌劇場o. &cho. 他
OC-984
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(2CD)
ウェーバー:歌劇「オベロン、または妖精王の誓い」
 クレメンス・ケルシュバウマー、ミルコ・ロシュコウスキ(T)
 ドロテア・マリア・マルクス(A) エルガ・ペロシュ(Br)
 マリー・ザイドラー(Ms) ドミトリー・エゴロフ(CT)
 ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ギーセンpo.、ギーセン州立歌劇場cho.
 録音:2016年12月-2017年1月、ライヴ。
OC-985
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(2CD)
デトレフ・グラナート(1960-):歌劇「オケアーネ」
 マリア・ペングトソン(S) ニコライ・ジューコフ(T)他
 ドナルド・ラニクルズ指揮ベルリン・ドイツ・オペラo.
 録音:2019年、ライヴ
OC-986
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(2CD)
ペーテル・エートヴェシュ(1944-):歌劇「三人姉妹」
 レイ・チェネス、デイヴィッド・DQ.リー、ドミトリー・エゴロフ(CT)他
 ニコライ・ペテルセン、デニス・ラッセル・デイヴィス指揮フランクフルト歌劇場o.
 録音:2018年、ライヴ。
OC-995
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(2DVD)
2枚価格
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」 / ボーナス:メイキング・オブ・リング
 テリエ・ステンスヴォルト(Br;ヴォータン) ディートリヒ・フォッレ(Br;ドンナー)
 リチャード・コックス(T;フロー) カート・ストレイト(T;ローゲ)
 ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(Br;アルベリヒ) ハンス=ユルゲン・ラザール(T;ミーメ)他

 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o. ヴェラ・ネミロヴァ(演出)
 イェンス・キリアン(装置) インゲボルク・ベルネルス(衣装) オラフ・ヴィンター(照明)他
 収録:2012年6月-7月。 リージョン・オール|16:9| NTSC | DD 5.1 |PCM ステレオ|184分(本編:161分)|字幕:英独 。全集: OC-999 からの分売。
OC-996
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(2DVD)
2枚価格
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
 フランク・ファン・アーケン(T;ジークムント) アイン・アンガー(B;フンディング)
 テリエ・ステンスヴォルト(B-Br;ヴォータン) アンバー・ワーグナー(S;ジークリンデ)
 スーザン・ブロック(S;ブリュンヒルデ) マルティナ・ディーケク(Ms;フリッカ)他

 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o. ヴェラ・ネミロヴァ(演出)
 イェンス・キリアン(装置) インゲボルク・ベルネルス(衣装) オラフ・ヴィンター(照明)他
 収録:2012年6月-7月。 リージョン・オール|16:9| NTSC | DD 5.1 |PCM ステレオ|234分|字幕:英独 。全集: OC-999 からの分売。
OC-997
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(2DVD)
2枚価格
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 ランス・ライアン(T;ジークフリート) ペーター・マーシュ(T;ミーメ) テリエ・ステンスヴォルト
  (B-Br;さすらい人/ヴォータン) ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(Br;アルベリヒ) マグヌス・バルトヴィンソン
  (B;ファフナー) メデレィス・アーワディ(A;エルダ) スーザン・ブロック(S;ブリュンヒルデ)他

 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 収録:2012年6月-7月。 リージョン・オール|16:9| NTSC | DD 5.1 |PCM ステレオ|243分|字幕:英独 。全集: OC-999 からの分売。
OC-998
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(2DVD)
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
 ランス・ライアン(T;ジークフリート) ヨハネス・マルタン・クレンツル(Br;グンター) ヨッヘン・
  シュメッケンベッヒャー(Br;アルベリヒ) グレゴリー・フランク(B;ハーゲン) スーザン・ブロック
  (S;ブリュンヒルデ) アーニャ・フィデリア・ウルリヒ(S;グートルーネ)他

 ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 収録:2012年6月-7月。 リージョン・オール|16:9| NTSC | DD 5.1 |PCM ステレオ|280分|字幕:英独 。全集: OC-999 からの分売。
OC-999
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(8DVD)
5枚価格
価格帯:C
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」〔ラインの黄金/ワルキューレ/ジークフリート/神々の黄昏〕
 テリエ・ステンスフォルト(ヴォータン/さすらい人) ディートリヒ・フォレ(ドンナー) リチャード・コックス(フロー)
 カート・ストレイト(ローゲ) ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ) アイン・アンガー(フンディング)
 ハンス=ユルゲン・ラザール、ペーター・マーシュ(ミーメ) アンバー・ヴァーグナー(ジークリンデ)
 フランク・ファン・アーケン、ランス・リヤン(ジークフリート) スーザン・ブロック(ブリュンヒルデ)他
 セバスティアン・ヴァイグレ指揮フランクフルト歌劇場o.
 収録:2012年6月-7月。184分 + 234分 + 243分 + 280分|ステレオ 2.0, DD 5.1|字幕:独英|16: 9|REGION All 。ヴァイグレ&同劇場は、先にCDでも同作を録音していた(OC-935, 936, 937, 938〔各作分売〕)が、そちらは2010年5月-6月〜2012年1月-2月にかけてのライヴで、歌手陣は多くが共通している。「ラインの黄金」には23分のメイキング映像付き。
リヒャルト・シュトラウス&ワーグナー:チェロのための作品集
 ノルベルト・アンガー(Vc) ミヒャエル・シェーフ(P)
From Byrd to Byrd
 バード、ダウランド、ロック、ロウズ、パーセル、ギボンズ、ブル、モーリーの作品
  フリーデリケ・シュレク(Cemb)
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲/ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
 フローリアン・グレムザー(P)
 録音:2018年8月13日-15日。
輝かしきジルバーマン〜ジルバーマン=オルガンによる演奏集
 J.S.バッハ、フェルダン(1952-)、グリニー、フォン・ブローン(1963-)、メンデルスゾーン、ボエリの作品

 クリスティアン・フォン・ブローン(Org)
OC-1706
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(2CD)
レーヴェ:受難オラトリオ「新約のいけにえ」
 モニカ・マウフ(S) ウルリケ・マロッタ(Ms)
 ゲオルク・ポプルッツ(T) アンドレアス・ブルクハルト(Br)
 トーマス・グロッパー指揮ラルパ・フェスタンテ/他
 録音:2018年10月22日-26日。
ウィーンへのオマージュ
 エレナ・ガポネンコ(P)
ベートーヴェンピアノ協奏曲集
 〔ニ長調 断章 Hess 15 (ニコラス・クック&ヘルマン・デシャントによる完成版)(*) /
  第2番 変ロ長調 Op.19 /変ホ長調 WoO.45 〕

 ゾフィー=マユコ・フェッター(P) ペーター・ルジツカ指揮ハンブルクso.
 録音:2019年2月25日、28日、5月14日-15日| (*):世界初録音。
イェフダ・インバール、ピアノ・リサイタル
 イェフダ・インバール(P)
リストピアノ作品集 カン・シンハエ(P)
 録音:2019年。
HORIZONS ジンガー・プア
 録音:2019年。
スカルラッティ&モア
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ〔ロ短調 K.197 /ヘ短調 K.239 /ニ短調 K.213 /ヘ長調 K.469 /
                  イ短調 K.149 /ホ長調 K.162 / ホ短調 K.198 /ト長調/ト短調〕
 タイユフェール(1892-1983):ハープ・ソナタ
 C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲 Wq.118 No.9, H.263
 アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・バルティン(1931-2009):3つの前奏曲

 クリスティーナ・ビアンキ(Hp)
 録音:2019年。
OC-1716
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(2CD)
1CD価格
マーラー:交響曲第6番 トマーシュ・ネトピル指揮
エッセンpo.
 録音:データ未判明。
OC-1801
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価格帯:C
J.S.バッハ:カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV.147 /
         シンフォニア ニ長調 BWV.1045 /マニフィカト ニ長調 BWV.243
 レベッカ・ハルトマン(Vn) アンドレア・ローレン・ブラウン、リディア・トイシャー(S)
 オリヴィア・フェルモイレン(A) ユリアン・プレガルディエン(T) セバスティアン・ノアック(Br)

 ハンス=イェルク・アルブレヒト指揮ミュンヘン・バッハo. &cho.
 録音:2012年12月8日-9日、ビュルガーハウス、プーラッハ。
リヒャルト・シュトラウス:晩年の管弦楽作品集
 23の独奏楽器のための「メタモルフォーゼン」(*) /
 オーボエ協奏曲 ニ長調(#)
シュテファン・シッリ(Ob;#)
オイゲン・ヨッフム指揮(*)
マリス・ヤンソンス指揮(#)
バイエルン放送so. (*/#)
 録音:1959年10月21日、モノラル (*)、2006年3月(#)、ヘラクレスザール、ミュンヘン。
グスタフ・マーラーに至る道〜ハンス・ロット(1858-1884):
 バリトンと管弦楽のための歌による旅「すぐにお前にも安らぎが!」
  (エンヨート・シュナイダー編曲/5曲)(*) /交響曲 ホ長調
 ミヒャエル・フォレ(Br;*) ハンスイェルク・アルブレヒト指揮ミュンヘンso.
 (P) (C) 2014 。
フランツ&リヒャルト・シュトラウス親子:ロマンティック・ホルン作品集
 フランツ・シュトラウス(1822-1905):
  告別/ホルンとピアノのためのノットゥルノ Op.7 /ホルンとピアノのための「主題と変奏」 Op.13 /
  シューベルトの「あこがれのワルツ」による幻想曲
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  アルプホルン(J.ケルナーの詩による)/ホルンとピアノのためのアンダンテ Op.86A /
  序奏、主題と変奏 変ホ長調
 フランツ・ハーゼネル(1885-1970):もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル Op.28
  (ヴァイオリン、クラリネット、ホルン、ファゴット、コントラバスのための)

 ハン・シャオメイ(Hr) ペーター・シュマルフス(P) カーチャ・ブースト(Ms)
 ドラ・ブラチコヴァー(Vn) ライナー・ミューラー=ファン・レクム(Cl)
 マルク・エンゲルハールト(Fg) マルティン・ドブナー(Cb)
 ミュンヘン宮廷歌劇場の首席ホルン奏者を務めたフランツ・シュトラウスは、リヒャルト・シュトラウスの父。
OC-1805
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価格帯:C
SHANGHAI MOZART DREAM 〜モーツァルト:ホルン名曲集
 ホルン協奏曲 ホ長調 K.447 /
 ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲 変ホ長調 K.407 (386c) /
 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスと2つのホルンのためのディヴェルティメント K287 (271h)

  韩小明〔韓小明/ハン・シャオメイ〕(Hr)
  ヨーゼフ・スヴェンセン指揮ザールブリュッケン放送so.
  ホウ・レイ(Vn) ホウ・キン(Va) チャン・リークォ(Va)
  ワン・レイ(Vc) ハン・ジェーン・レーマン(Hr) マルティン・ドブナー(Cb)
 録音:1993年、1998年、1999年。ハン・シャオメイは1980年、17歳で(中国)中央フィル 〔(中国)中央楽団 or 中央樂團 or 中国中央交響楽団(と日本ではよく記載されるが、英語表記からすると「交響楽団」ではない) or "(China) Central Philharmonic Orchestra" or "Central Philharmonic Society" → 1996年以降「中国国立so.(中国国家so.)」と改名。国内代理店は「中国中央管弦楽団」としているが、そのような団体は存在しない〕の首席ホルン奏者に就任、1985年以来(2017年現在?)ドイツ放送フィル [German Radio Philharmonic Orchestra] の首席ホルン奏者を務めている。
モーツァルト
 ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 K.238 /
 歌劇「フィガロの結婚」序曲/
 ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415 /
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
アンドレアス・フレーリヒ(P)
エドゥアルド・トプチャン指揮
アルメニアpo.
 (P) (C) 2014 。
OC-1807
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価格帯:C
ジンクフォニカー、ゲオルク・クライスラー(1922-2011)を歌う
 〔編曲:B.ホフマン、C.M.シュミット、F.X.ラハナー、P.エーリヒ、
     J.ヴェストナー、J.P.ファーバー、C.ゲール、C.ゲオルク〕
 公園でハトに毒を盛る/どうして?/3つの黒い目を持つ少女/ケルンテン男声合唱のための歌/私はKOAを持つ/
 彼女は素晴らしい女性/春のメルヘン/トライアングル/音楽評論家/トラ祭り/美しいハインリヒ/
 どうぞ、あなたの夫を撃って下さい/私の妻は私を残したい/ビドラ・ブー/ Der guade, oide Franz/電話帳のポルカ

  ジンクフォニカー ベルノ・シャルプ(P)
 録音:2014年7月27日-30日、バイエルン放送第1スタジオ。
Promessa〜約束
 グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」〜ああ、私は夢に生きたい
 レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」〜彼のまなざしに炎が見えた
 ドニゼッティ:歌劇「ランメルムーアのルチア」〜あたりは静けさに包まれ
 ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜ガルテル・マルデ…愛しき名よ/歌劇「椿姫」〜さようなら、過ぎ去った日々よ
 ビゼー:歌劇「カルメン」〜何を恐れることがあろう / ベッリーニ:歌劇「清教徒」〜あなたの優しい声が
 マスネ(1842-1912):歌劇「マノン」〜やさしい恋人たちが呼んだら、いつでも答えましょう
 バーンスタイン(1918-1990):歌劇「キャンディード」〜着飾ってきらびやかに

 ソフィア・ブロンマー(S) ディルク・カフタン指揮アウグスブルクpo.
 録音:2013年9月16日-18日、ゲルストホーフェン。
OC-1809
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(2CD)
価格帯:C
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):受難オラトリオ「イエスの死」(1755)
 モニカ・マウフ(S) ゲオルク・ポプルツ(T) アンドレアス・ブルクハルト(Br)
 トーマス・グロッパー指揮アルパ・フェスタンテ・バロックo.、ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン
 録音:2014年5月17日-20日、ミュンヘン。
OC-1810
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価格帯:C
アドベント・カレンダー〜クリスマスのための24の歌
 主を待ち望むアドベント/いざ来ませ、異邦人の救い主よ/山を越えてマリアは行く/私は3本の枯れ枝を折り取り/
 私たちの幸せなクリスマス/アドベントリート:船が来る/戸を高くあげよ/マリアは茨の道を歩む/静かな夜/
 あかつきの空の美しい星よ/目覚めよと呼ぶ声が聞こえ/おお 救い主よ、天を引き開け/舟が来る/
 今ぞ愛する魂よ、時が来たり/久しく待ちにし/わたしたちのお慕いする聖母さまが/よろこべや、たたえよや/
 闇は深まり/輝く暁の星、いと美しきかな/静かに雪が降り/あなたは雹、いとしきキリスト/
 どのようにあなたをお迎えしようか/子どもたち、明日は何かいいことがある/どこでもクリスマスおめでとう

  ジンガー・プア
 録音:2015年2月9日-13日、ミュンヘン。
Heimkehr〜帰郷
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  ひそやかな誘い Op.27 No.3 /私の頭上であなたの黒髪を Op.19 No.2 /まちわびて Op.10 No.5 /
  女たちは時にはつつましく Op.21 No.5 /明日の朝 Op.27 No.4 /懐かしき面影 Op.48 No.1 /
  たそがれの夢 Op.29 No.1 /夜 Op.10 No.3 /献呈 Op.10 No.1 /帰郷 Op.15 No.5 /
  解き放たれて Op.39 No.4 /憩え、わが魂 Op.27 No.1 /4つの最後の歌
 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンク歌曲集

 ロマン・トレーケル(Br) オリヴァー・ポール(P)
 録音:2011年7月25-31日、ベルリン OPS 。
タンゴ・フエゴ
 ヤルッコ・リーヒマキ:タンゴ・フエゴ Vivo / ウント・モノネン: Tahdet meren ylla
 リーヒマキ: Locura / セザル・ポルティロ・デ・ラ・ルス:Contigo en la distancia
 ズビニエフ・コレプタ: Kasztany / カルロス・ガルデル: Eldia que me quieras
 アストル・ピアソラ: Soledad / リーヒマキ:#lastminute / Milongita finlandesa
 ホラシオ・アドルフォ・サルガン: Don Agust in Bardi / ピアソラ&フェラー: Chiquilin de Bachin
 リーヒマキ: Sikosaari / ボーナス・トラック(mp4-video) イスカンダル・ヴィジャヤ: BURN

 トリオ CAYAO [イスカンダル・ヴィジャヤ(Vn) アンデル・ペリーノ(Cb) ヤルッコ・リーヒマキ(P)]
 録音:2014年1月20-24日、ニコデムス教会、ベルリン。#ボーナス・トラックは映像のため、再生環境が必要です。
OC-1813
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(3CD)
価格帯:C
ブラームス:交響曲全集
 〔第1番 ハ短調 Op.68 /第2番 ニ長調 Op.73 (#) /
  第3番 ヘ長調 Op.90 (#) /第4番 ホ短調 Op.98 〕
アンドレス・
 オロスコ=エストラーダ指揮
トーンキュンストラーo.
 録音:2013年5月13日-17日、アウディトリウム・グラーフェネック(#) /2014年10月23日、日-24日、ムジークフェライン「金のホール」、ウィーン(無印) 。
OC-1814
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価格帯:C
モーツァルト:カストラートのためのアリア集
 歌劇「偽の女庭師」K196 より ラミロのアリア〔小鳥があるとき逃げ出したら/ああ嬉しい希望、わが忠実な恋人〕/
 歌劇「ルーチョ・シッラ」K135 より〔序曲/チェチーリオの2つのアリア[いとしい瞳よ/甘い喜びの一瞬を]〕/
 歌劇「皇帝ティートの慈悲」K621 〜セストのアリア「この今のときだけでも」/
 歌劇「クレタの王イドメネオ」K366 〜イダマンテのアリア「自分に罪はない」/
 歌劇「フィガロの結婚」K492 〜ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」

 ヴェラール・サバドゥス(CT) ミヒャエル・ホーフシュテッター指揮グラーツ大o.「レクリエーション」
 録音:2013年12月2日-3日、グラーツ、オーストリア、ライヴ。
OC-1815
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価格帯:C
J.S.バッハソプラノとバスのためのカンタータ集
 〔その人は幸いなり」BWV.57 /最愛のイエス、わが願い BWV.32 /ああ神よ、心の痛手いかに多く BWV.58 〕

 ヨハンナ・ヴィンケル(S) トーマス.E.バウアー(B)
 クリストフ・シュペリング指揮コルス・ムジクス・ケルン、ノイエ・オルケスター()
 録音:2014年6月17日-19日、Melanchthon-Kirche, ケルン。ピリオド楽器使用。
OC-1816
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価格帯:C
シューマンハインリヒ・ハイネの詩による歌曲集
 リーダークライス Op.24 /5つのリートと歌 Op.127 より Nos.3, 2 /
 4つの歌 Op.142 より Nos.2, 4 /ベルシャザル Op.57 /詩人の恋 Op.48
  セバスティアン・ノアック(Br) マヌエル・ランゲ(P)
 録音:2012年10月17日-19日、イエス・キリスト教会、ベルリン=ダーレム。
パーテル・ノステル
 ヤコプス・ガルス(1550-1591):わが父よ / シュッツ(1585-1672):わが主よ
 プーランク(1899-1963):サルヴェ・レジナ / ヴェルディ(183-1901):われらが父よ/聖母マリアへの讃歌
 リスト(1811-1886):わが父よ II / ブルックナー(1824-1896):アヴェ・マリア
 シュニトケ(1934-1998):われらの父よ / グリーグ(1843-1907):めでたし、海の星
 ヴォルフラム・ヴァーグナー(1962-):わが父よ / デュリュフレ(1902-1986):れらが父よ
 ホルスト(1874-1934):アヴェ・マリア / ヘルヴィック・ライター(1941-):わが主よ
 ブリテン(1913-1976):聖母讃歌 / 民謡/伝承曲:われらが父よ

 アロイス・グラスナー指揮ザルツブルク・バッハcho.
 録音:2014年5月29日-31日、聖コンラート教会、ザルツブルク。
OC-1818
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価格帯:C
シューベルトアルペジオーネ・ソナタ&チェロ用編曲歌曲集
 楽に寄す D547 /アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821 /夜と夢 D827 /野ばら D257 /さすらい人 D493 /ます D550 /
 自作主題による序奏と変奏曲 D968a /歌曲集「白鳥の歌」〜 海辺で/ミニョンの歌 D877-4 /
 歌曲集「水車屋の娘」〜知りたがり屋/君こそわが憩い D776 /歌曲集「白鳥の歌」〜セレナード

  アレクザンデル・ヒュルスホフ(Vc) アンドレアス・フレーリヒ(P)
 録音:2013年12月
OC-1819
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価格帯:C
シューマンヴィオラを伴う作品集
 幻想小曲集 Op.73 /おとぎ話の挿絵 Op.113 /3つのロマンス Op.94 /おとぎ話 Op.132 (*) /
 ミルテの花 Op.25 より〔第24曲:君は花のごとく/第1曲:献呈〕(ヴィオラとピアノのための版)/
 リーダークライス Op.39 〜 No.5「月の夜」(ヴィオラとピアノのための版)

  アドリアン・ボワソー(Va) ガスパール・ドゥアンヌ(P) ピエール・ゲニソン(Cl;*)
 録音:2014年7月7日-11日、Auditorium Jean-Pierre Miquel, Coeur de Ville, ヴァンセンヌ、フランス。
OC-1820
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価格帯:C
アレクサンダー・シンプ
 ブラームス(1833-1897):4つのピアノ小品 Op.119 / ドビュッシー(1904-1907):映像第2集/喜びの島
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111

  アレクサンダー・シンプ(P)
 録音:2013年12月、2014年4月、9月、Alte Kirche Boswil 、スイス。シンプは2011年、クリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝者。
OC-1821
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価格帯:C
ヘンデル/ハンスイェルク・アルブレヒト編曲:オルガンと管弦楽のための新しい協奏曲集
 オラトリオ「ソロモン」HWV67 〜シバの女王の入場(*) /
 オラトリオ「サウル」HWV53 〜オルガンと管弦楽のための協奏曲 ハ長調(#) /
 組曲「王宮の花火の音楽」HWV351 〜独奏オルガンのためのコンチェルト ニ長調(*) /
 オラトリオ「サウル」HWV53 〜オルガンと管弦楽のための3つの組曲「イスラエルの王、サウル」(#)
  〔第1組曲「ハレルヤ」/第2組曲「鐘」/第3組曲「復活」〕

 マルティン・シュメーディング(Org;#)
 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org;*)指揮(#)ミュンヘン・バッハo.(#)
 録音〔使用楽器〕:2014年9月4日-5日、ザーレマルクト教会、ハレ〔 Unser lieben Frauen , 1984/2007 〕(*) /2014年1月8日-10日、ゼンデリンク昇天教会、ミュンヘン〔1994年製〕(#)。
OC-1822
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価格帯:C
オルガン編曲版「四季」〜ヴィヴァルディ(1678-1741):
 「調和の霊感」RV565 〜第11番 ニ短調(J.S.バッハ編曲)/
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 208(J.S.バッハ編曲、BWV 594) /
 「和声と創意の試み」 Op.8 〜「四季」(H.E.グリム編曲)
 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)
 録音:2015年4月15日-19日、ドレスデンホーフ教会。使用楽器:ジルバーマン製作。
OC-1823
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価格帯:C
シャルル・ケクラン(1867-1950):オーボエを含む室内楽作品集
 オーボエとピアノのためのソナタ Op.58 /オーボエ、クラリネット、ファゴットのための三重奏曲 Op.206 /
 イングリッシュホルンとピアノのための「遠き憧れ」 Op.20 /
 オーボエ、フルート、ハープと弦楽四重奏のための「七重奏ソナタ」 Op.221 /
 無伴奏オーボエ・ダモーレのための「ティーテュルスの休息」 Op.216-10

  シュテファン・シーリ(Ob) ヘンリク・ヴィーゼ(Fl) クリストファー・コルベット(Cl)
  マルコ・ポスティンゲル(Fg) クリスティーナ・ビアンキ(Hp) ダニエル・ギグルベルガー(Vn)
  ヘザー・コットレル(Vn) アニャ・クレイナッケ(Va)
  クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc) オリヴァー・トリエンドル(P)
 録音:2014年10月18日-19日、2015年4月9日-10日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-1824
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価格帯:C
ウィリアム・ヨン〜モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.2
 〔第2番 ヘ長調 K280 /第9番 ニ長調 K311 /第12番 ヘ長調 K332 /第16番 ハ長調 K545 〕
 ウィリアム・ヨン(P)
 録音:2014年10月28日-30日、ベルリン。 Vol.1 : OC-880 。
OC-1825
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価格帯:C
野生の鳥
 ヴィオレタ・ディネスク(1953-):モーツァルトを求めて / ベルナルド・アンドレス(1941-):ツェルビナ
 R.マレイ・シェーファー(1933-):野生の鳥 / マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
 ヴィクトリア・カウンツナー(1982-): Korean Drip Catcher / イベール(1890-1962):間奏曲
 チョイ・ヤユン(1974-):荒布の歌 / サン=サーンス(1835-1921):幻想曲 Op.124

  デュオ "47/4" [ヴィクトリア・カウンツナー(Vn) アンナ・ヴィヒトル(Hp)]
 録音:2014年1月15日-17日、フリーデンス教会、シャルロッテンブルク、ベルリン。
OC-1826
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価格帯:C
FLOW 〜ジャズとルネサンス〜イタリアとブラジルから
 ダウランド(1563-1626):流れよ、わが涙/悲しめ、昼は闇に去った/暗闇に住まわせておくれ
 カルロス・ジョビン(1927-1994):イパネマの娘 / カプスベルガー(1580-1651):デサフィナード
 デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580-1640):歌〜第3番 / モンテヴェルディ(1567-1643):私を死なせて
 メルラ(1595-1665):チャコーナ/子守歌による宗教的カンツォネッタ / バッサーノ(1558-1617):愛は決して前に
 フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ / マイルス・デイヴィス(1926-1991):ブード
 チャーリー・パーカー&ベニー・ハリス:オルニトロジー / ガーシュウィン(1898-1937):サマータイム
 アクセル・ヴォルフ:インプロヴィーソ&セロニアス・モンク(1917-1982):ラウンド・ミッドナイト

  アクセル・ヴォルフ(リュート/テオルボ) フーゴ・ジークメト(ソプラノ&テナーSax/バスCl)
 録音:2014年9月15-19日、ミュンヘン。
OC-1827
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(2CD)
価格帯:C
イヴェタ・アプカルナ、バッハとグラスを弾く
 J.S.バッハ(1685-1750):
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 /パストラーレ ヘ長調 BWV590 /
  前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552 /パッサカリア ハ短調 BWV541 /
  前奏曲とフーガ ト長調 BWV541 /前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532 /幻想曲 ト長調 BWV572
 フィリップ・グラス(1937-):
  ダンス第4番(1979) /マッド・ラッシュ(1979) /ミュージック・カントリー・モーション(1969) /
  歌劇「サティアグラハ」第3幕〜コンクルージョン(1980、M.リーズマン編曲)/ダンス第2番(1979)

 イヴェタ・アプカルナ(Org)
 録音〔使用楽器〕:2013年6月、10月、ヒンメロート修道院、ドイツ〔クライス・オルガン 1962/2006 〕。
OC-1828
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価格帯:C
ドヴォルジャーク
 チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (*) /ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」(#)
  セバスティアン・クリンガー(Vc) ジモン・ガウデンツ指揮(*)
  ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.(*)
  リサ・バティアシュヴィリ(Vn;#) ミラーナ・チェルニャスカ(P;#)
 録音:2014年10月21日-24日、ザールブリュッケン(*) /2014年7月7日-8日、バイエルン放送第2スタジオ(#)。
OC-1829
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価格帯:C
ドヴォルジャーク&ブラームス:弦楽五重奏集
 ドヴォルジャーク(1841-1904):弦楽五重奏曲第3番 変ホ長調 Op.97
 ブラームス(1833-1897):弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
  ボリス・ガルリツキー、リー・ヤハ(Vn) パク・キョンミン、
  ゲオルギー・コヴァレフ(Va) フィリップ・グレアム(Vc)
 録音:2014年6月15日-17日。
OC-1830
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価格帯:C
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
 〔第1番 ハ長調 K.279 /第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲」/第18番 ヘ長調 K.533 + 494 〕

 ウィリアム・ユン(P)
 録音:2015年6月23日-25日、コンツェルトザール、エルマウ城、ドイツ。
OC-1831
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価格帯:B
ショパン:ピアノ協奏曲全集(ピアノ六重奏版)
 〔第1番 ホ短調 Op.11 /第2番 ヘ短調 Op.21 〕
 ヨーゼフ=モーリス・ヴェーダー(P) ベルリン・カメラータ
  [オリガ・パーク(Vn1) アレクセイ・ナウメンコ(Vn2)
   ジーン・ドメイエル(Va) ヤン・メルケル(Vc) パウル・クレーバー(Cb)〕
 録音:2015年8月3日-6日、イエス・キリスト教会、ダーレム、ベルリン。1988年生まれのヴェーダーによる当レーベルデビュー盤。
OC-1832
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価格帯:C
Souvenirs 〜ルーデンス・トゥルクと仲間たちによる「音楽の日」
 フランツ・ドップラー(1821-1883)/アンドラーシュ・アドリアーン編曲:
  アメリカの主題による二重奏曲 Op.37(フルート、ヴァイオリンとピアノのための編曲版)Fl/Vn1/P1
 パガニーニ(1782-1840):ギターとヴァイオリンのための協奏的ソナタ イ長調 Op.61 No.2 G/Vn1 /
             ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲第3番 ニ長調Vn1/Fg
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):2台のヴァイオリンとピアノのための5つの小品Vn1/Vn2/P1
 メンデルスゾーン(1809-1847):フルート、チェロとピアノのための三重奏曲
                (原曲:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49 )Fl/Vc/P2

 アンドラーシュ・アドリアーン(Fl Fl ) ルーデンス・トゥルク(Vn Vn1
 占部由美子(P P1 ) フランツ・ハラーシュ(G G
 レーナ・ノイダウアー(Vn Vn2 ) マルテ・ラファールト(Fg Fg
 ウェン・シン・ヤン(Vc Vc ) アドリアン・エティカー(P P2
 録音:2015年3月-4月、2014年2月25日、2013年2月18日、ミュンヘン音楽演劇大学。 アルバニア出身のヴァイオリン奏者、ルーデンス・トゥルクが主宰する音楽祭「 MUSIKTAGE 」のライヴと思われる。
OC-1833
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価格帯:C
MORGEN! 〜ミヒャエラ・シュースター:ロマン派歌曲を歌う
 ブラームス(1833-1897):下の谷底には WoO.33-6 /昔の恋 Op.72 No.1 /セレナード Op.106 No.1 /失望 Op.72 No.4 /
            もうおまえのところには行かない Op.32 No.2 /5月の夜 Op.43 No.2 /子守歌 Op.49 No.4
 シューマン(1810-1856):献呈 Op.25 No.1 /東方のばらより Op.25第25番/松雪草 Op.79第27番/民謡 Op.51 No.2 /
             ことづて Op.77 No.5 /重苦しい夕べ Op.90 No.6 /レクイエム Op.90 No.7
 レーガー(1873-1916):森の孤独 Op.76 No.3 /静かな園は眠り Op.98 No.4 /死の言葉 Op.62第12番/
             愛の歌第7番「子守歌」/謙虚な羊飼い Op.97 No.4
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ダリヤ Op.10 No.4/単調さ Op.69 No.3/物言わぬ花 Op.10 No.6/
      憩え、わが心 Op.27 No.1/サフラン Op.10 No.7/解き放たれて Op.39 No.4/明日の朝 Op.27 No.4

  ミヒャエラ・シュースター(Ms) マルクス・シュレンマー(P)
 録音:2012年7月12日。
OC-1834
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価格帯:C
メンデルスゾーン:交響曲全集 Vol.2
 〔第4番 イ長調「イタリア」 Op.90 /第5番 ニ短調「宗教改革」 Op.107 〕
  アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮ウィーン・トーンキュンストラーo.
 録音:2014年4月3日-4日、楽友協会大ホール、ウィーン。
OC-1835
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価格帯:C
「プロジェクト第1番」
 J.S.バッハ:
  パルティータ第1番 ロ短調 BWV.825 /フランス組曲第1番 ニ短調 BWV.812
 ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23 /華麗なるワルツ第1番 変ホ長調 Op.18 /
      即興曲第1番 変イ長調 Op.29 /スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
 ウタ・ヒールシャー(P)
 録音:2015年4月21日-24日。作曲家がそのジャンルの作品を始めて書いた「第1番」(作品番号1ではなく)に拘って、曲を集めたというプロジェクト。
OC-1836
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価格帯:C
何と快く輝くこの日〜マクシミリアン・シュミット:アリア集
 フロトウ:「マルタ」「アレクサンドロ・ストラデッラ」、ロルツィング:「ロシア皇帝と船大工」、
 マルシュナー:「吸血鬼」、ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、シューベルト:「フィエラブラス」、
 ワーグナー:「オランダ人」「タンホイザー」「リエンツィ」、ウェーバー:「魔弾の射手」「オイリアンテ」より

  マクシミリアン・シュミット(T) パトリック・ランゲ指揮ケルンWDR so.
 録音:2015年1月5日-10日、フィルハーモニー、ケルン。
OC-1837
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価格帯:C
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):良く響く指使い(12のフーガ)(1735-37)
 フーガ〔第1番 ト長調/第2番 ハ短調/第3番 ヘ長調/第4番 変ロ長調〕/アルマンド/クーラント/ガヴォット/
 フーガ〔第5番 変ホ長調/第6番 ハ短調〕/フゲッタ/フーガ〔第7番 ヘ短調/第8番(シンフォニア/フーガ ハ長調)/
 フーガ第9番 ヘ長調/ブルラ/フーガ第10番 ト長調/セリオシタ/
 フーガ〔第11番 ハ短調/第12番 ト長調〕/クラヴィチェンバロのためのソナタ

 アンドレア・ベネッケ(P)
 録音:2015年、ハノーファー。
OC-1838
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価格帯:C
サン=サーンス(1835-1921):チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
フランク・マルタン(1890-1974):チェロと管弦楽のためのバラード
ラロ(1823-1892):チェロ協奏曲 ニ短調
 ウェン=シン・ヤン(Vc) ミヒャエル・ホフシュテッター指揮ギーセンpo.
 録音:2014年5月6日、2015年6月16日。
OC-1839
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価格帯:C
ゲーテの詩による歌曲集〜ゲーテとギター
 ヴォルフ:ズライカ/コフタの歌〔 I / II 〕/羊飼い/創造と生命を与えること/
      気がかり/お似合いどうし/花のあいさつ/エピファニアス
 メンデルスゾーン:恋する女の手紙/友人の歌/ズライカ/ズライカ/最初の喪失
 ヨゼフィーネ・ラング(1815-1880):幸せな旅/恋人への手紙/愛しい子
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):たそがれが上方から降りてきて
 ヨハンナ・キンケル(1810-1858):月に寄せて
 ローベルト・シューマン:ズライカ/きままな思い/悲しい響きで歌ったりしないで/愛の歌/さすらい人の夜の歌

  カタリーナ・マギエラ(A) クリストファー・ブラント(G)
 録音:2015年5月。
OC-1840
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(2CD)
価格帯:B
フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
 クラウス・フローリアン・フォークト(T;ヨハネ) ゲオルク・ツェッペンフェルト(B;主の声)
 インガ・カルナ(S) ベッティーナ・ランシュ(Ms) ドヴレット・ヌルゲルディエフ(T)
 フォルカー・クラフト(Org) NDR cho.、ラトヴィア国立cho. シモーネ・ヤング指揮ハンブルクpo.
 2015年6月14日-15日、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。
OC-1841
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(2CD)
価格帯:C
ブリタニック・オルガン Vol.12 〜最後の航海と偉大なるオルガニストの演奏(完結編)
 ベートーヴェン/ミヒャエル・ヴェルテ編曲:
  交響曲第3番「英雄」〜第1楽章[ミヒャエル・ヴェルテ(Org)/0929 (C)]
 メンデルスゾーン:ソナタ第6番 ニ短調[ウジェーヌ・ジグー(Org)/1088-89]
 ヘンデル:歌劇「セルセ」〜ラルゴ[ハーバート・ウォルトン(Org)/1534]
 ベイジル・ハーウッド(1859-1949):酒神礼賛[ハーバート・ウォルトン(Org)/1518]
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541[アルフレート・シッタール(Org)/1036]
 ヘンデル:歌劇「ヘラクレス」〜行進曲[アルフレート・シッタール(Org)/1049]
 J.S.バッハ:フーガ BWV.577[エドウィン・ルメア(Org)/1160]
 ワーグナー:皇帝行進曲[エドウィン・ルメア(Org)/1246 (C) ]
 パーシー. E.フレッチャー(1879-1932):祝祭トッカータ ハ長調[レジナルド・ゴス=カスタード(Org)/2003]
 ウィリアム・ヴォルステンホルメ(1865-1931):スケルツォ ヘ長調[レジナルド・ゴス=カスタード(Org)/1151]
 エドゥアルト・サイラス(1827-1909):幻想曲 ニ短調[アルフレッド・ホリンズ(Org)/1427]
 マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):自作自演集〔ホラ・ミスティカ[1001 (C)]/ノエル Op.94 No.2 [1002]/
    Aria popolare del paese di Ath [1003]/2つの性格的小品集〜第1番[1004]〕
 テオドール・デュボワ(1837-1924):12の新しい小品集〜 No.9. In Paradisum [M.E.ボッシ(Org)/1011]
 バーナード・ジョンソン(1868-1935):妖精の踊り[エドウィン・ルメア(Org)/1218]
 メンデルスゾーン:ソナタ第6番 ニ短調[エドウィン・ルメア(Org)/1186]
 ウィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番〜トッカータ[ヨハン・ヤーコブ・ナテル(Org)/代理店記載漏れ]
 録音:2016年、自動演奏楽器博物館、ゼーヴェン、スイス。ロール No.: [/内]、マスター(無印)、コピ−(C) 。
OC-1842
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価格帯:C
グンスト&ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 エフゲニー・グンスト(1877-1950):
  7つの小品 Op.27 (1936) (*/#) /幻想交響曲 Op.18 (1921) (*) /2つの小品(1937) (*) /
  ピアノのための2つの情景 Op.5 (作曲年代不祥/ SACEM〔フランス著作権管理協会〕登録:1922年9月1日) (*)
 ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ(1916-1917) (*/#) /ベルガマスク組曲(1890) (*)

  ズザーネ・ラング(P;*) エレーナ・デニソワ(Vn;#)
 録音:2015年8月, 2016年2月、クララ=ヴィーク=アウディトリウム、ザントハウゼン、ドイツ。グンストはロシアの作曲家。
OC-1843
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価格帯;C
MISSA! 〜宗教合唱曲とオルガン作品集
 ハスラー(1564-1612):トッカータ ト短調 / ラッスス(1532-1594):ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」
 フレスコバルディ(1583-1643):マドンナのミサ / ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):神の使い
 ジョン・クック(1918-1984):ファンファーレ / エリック・ウィテカー(1970-):アレルヤ
 松下 耕(1962-):ウビ・カリタス/パーテル・ノステル/オ・サルタリス・ホスティア
 クリスティアン・エールバッハ(1570-1635):第4旋法による4声のカンツォン
 ハラルト・フェラー(1951-):テ・デウム

  シュテファン・ヴォリツ指揮カール・オルフcho. ペーター・バデル(Org)
 録音:2015年6月6日-7日、2015年7月3日-5日、2015年7月24日-25日。
OC-1844
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価格帯:C
ゲーベル&バイエルン室内po.〜レオポルト・モーツァルト(1719-1787):
 トランペット独奏、トロンボーン独奏、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのオーボエ、2つのホルン、
  2つのトランペット、ティンパニと通奏低音のためのセレナード ニ長調 LMV VIII: 9 /
 2つのホルン独奏、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲 変ホ長調 LMV IX: 9 /
 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのオーボエ、2つのホルンと通奏低音のための
  交響曲 ト長調 LMV VII: G16 「新ランバッハ」

 アリョーシャ・ツィーロウ(Tp) ファブリス・ミリシェル(Tb)
 カルステン・デュフィン、フィリップ・レーメル(Hr)
 ラインハルト・ゲーベル指揮バイエルン室内po.
 録音:2015年5月26日-29日、バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン。
OC-1845
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(2CD)
価格帯:C
レーガー(1873-1916):クラリネットを伴う室内楽曲全集
 クラリネットとピアノのためのソナタ〔変ロ長調 Op.107 (1908/09) /変イ長調 Op.49 No.1 (1901) / 嬰ヘ短調 Op.49 No.2 〕/
 タランテラWoO.II: 12 (1902) /アルバムの一葉 WoO.II: 13 (1902) /クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146 (1915/16)

 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) コーリャ・レッシング(P)
 ライプツィヒSQ [コンラート・ムック(Vn1) ティルマン・ビューニング(Vn2)
            イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・ムースドルフ(Vc)]
 録音:2015年7月29日、9月9日-10日、10月27日。
OC-1846
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価格帯:C
ヴァルター・ブラウンフェルス管弦楽伴奏による歌曲集 Vol.1
 コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための「ナイチンゲールのための前奏曲とプロローグ」 Op.30 No.3 (1913) /
 バリトンと管弦楽のための「ヘルダーリンによる2つの歌曲」 Op.27 (1916-18) /
 バリトンと管弦楽のための「兵士の墓より」 Op.26 (1915) /
 テノールと管弦楽のための「森の別れ」 Op.30 No.1 (1913) /大管弦楽のための「ドン・ファン」 Op.34 (1922-24)

  ヴァレンティーナ・ファルカス(S) クラウス・フローリアン・フォークト(T)
  ミヒャエル・フォレ(Br) ハンスイェルク・アルブレヒト指揮ヴァイマール・シュターツカペレ
 録音:2015年9月7日-11日、ヴァイマール。
OC-1847
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価格帯:C
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):管弦楽伴奏歌曲集 Vol.2
 3つの中国の歌 Op.19 (1914) /ロマンティックな歌 Op.58 (1918-42) /
 神の愛の精神 Op.53 (1935-36) /クレオパトラの死 Op.59 (1944) /日本の歌 Op.62 (1944-45)

  カミラ・ニュールンド、ゲニア・キューマイアー、リカルダ・メルベス(S)
  ハンスイェルク・アルブレヒト指揮ベルリン・コンツェルトハウスo./
 録音:2015年11月16日-20日、ベルリン放送。
OC-1848
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価格帯:C
クリスティーナ・ランドシャーマー〜ウルマン&シューマン:歌曲集
 シューマン:ことづて Op.77 No.5 /ばらよ、ばらよ Op.89 No.6 /ズライカの歌 Op.25 No.9 /
       東方のばらより Op.25 No.25 /愛の歌 Op.51 No.5 /6つの詩とレクイエム Op.90 /
       ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリートと歌 より Nos.1, 3, 5, 9
 ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):3つのソネット Op.29 /ルイーズ・ラベの6つのソネット Op.39

  クリスティーナ・ランドシャーマー(S) ゲロルト・フーバー(P)
 録音:2015年7月14日-17日、第2スタジオ、バイエルン放送、ミュンヘン。
OC-1849
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価格帯:C
モーツァルト
 ピアノ協奏曲〔第27番 変ロ長調 K.595 /第17番 ト長調 K.453 〕/
 ピアノとヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 K.anh.56 (315f) 〜第1楽章断章(ロバート・レヴィン補筆)/
 幻想曲 ハ短調 K.396 (385f) (マキシミリアン・シュタードラー補筆)

  ゾフィー=マユコ・フェッター(P) ライナー・クスマウル(Vn)
  ペーター・ルジツカ指揮ハンブルクso.
 録音:2015年9月29日-30日、10月1日、フリードリヒ・エーベルトハレ、ハンブルク。
OC-1850
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価格帯:C
ブラームス
 ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 /
 ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.9 /
 スケルツォ 変ホ短調 Op.4
ガブリエーレ・カルカーノ(P)
 録音:2016年1月21日-24日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。
OC-1851
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価格帯:C
ピアソラ・オン・マリンバ
 ブエノスアイレスの冬/タンゴ組曲/鮫/忘却/アディオス・ノニーノ/タンガータ組曲「風神と水の精」/リベルタンゴ

 布谷史人(マリンバ) 車野桃子(P) 誉田広耶(マリンバ) 佐藤友香(Vn)
 録音:2015年、2016年、稲城市立 i - プラザホール、東京。
OC-1852
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価格帯:C
ドヴォルジャーク:10の伝説
ラヴェル:スペイン狂詩曲
アニ&ニア・
 スルクハニシヴィリ(Pデュオ)
 録音:2016年1月8日-10日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。 グルジア〔ジョージア〕出身の姉妹デュオ。2015年の第64回ミュンヘン国際音楽コンクール [Internationaler Musikwettbewerb der ARD] ・ピアノ・デュオ部門第2位。
OC-1853
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価格帯:C
SAGENHAFT 奇跡〜おとぎ話、神話、伝説
 ジンガー・プア
OC-1854
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(2CD)
価格帯:C
J.S.バッハ
 フーガの技法 BWV.1080
アンサンブル・
 ラルテ・デッラ・フーガ
OC-1855
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(2CD)
価格帯:C
ジンガー・プアが歌うアドヴェントとクリスマス
 CD1:アドベント・カレンダー〜クリスマスのための24の歌 (OC-1810) / CD2:ドイツのクリスマス (OC-825)

 ジンガー・プア〔ヴォーカル・アンサンブル〕
 録音:2015年2月9日-13日、ミュンヘン/2008年1月19日-23日、フォアアールベルク、オーストリア。既出2枚のセット化。
OC-1856
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価格帯:C
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.4 ウィリアム・ヨン(P)
OC-1857
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価格帯:C
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.5 ウィリアム・ヨン(P)
OC-1858
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(CD)
価格帯:C
バッロ・トルコ〜ヴェネチアからイスタンブール
 アントニオ・チェスティ(1623-1669):歌劇「ラ・ドリ」〜宦官の踊り
 ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679):他の男が暴君のように
 アンドレア・ファルコニエーリ(1586-1656):
  1650年 ナボリの曲集〔第1集〜柔らかなメロディ」/第2集〜 Corriente dicha la Mota 〕
 プレトリウス(1571-1621):テレプシコーレ より〔ラ・モレスク/ Pavane de Spaigne 〕
 モンテヴェルディ(1567-1643):歌劇「オルフェオ」〜モレスカ
 ルイジ・ロッシ(1597-1653):歌劇「オルフェオ」〜 Lasciate averno
 ベレロフォンテ・カスタルディ(1581-1649):誰が私に幸せを見い出そうか
 ヨハン・ヒエロニムス・カプスベルガー(1580-1651):キタローネのタブラチュア譜第4集〜チャコーナ
 ビアージョ・マリーニ(1594-1663):様々な楽器のためのシンフォニア第3番「雷」
 ヴォイチェフ・ボボフスキ〔アリ・ウフキ〕(1610-1675):
  Mecmua-i Sâz ü Söz (17世紀中頃編纂)より〔 Rehavi Semai / Murabba 〕/
  Pisrev - i efrenci yani pavane
 マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643):トルコ女性のダンス‐シンフォニア第3番「幸運、幸せ」
 作曲者不詳:エジプトのファティマの歌 / サラモーネ・ロッシ(1571-1630):トルコ風ガリアルダ第1番
 ファビオ・カローソ(1527-1605): Balleto Pauaniglia / Nefiri Behram Ağa (?-1560): Bayati Pesrev

  メフメト・C.イェシルチャイ(ウード/バロックG)指揮ペーラ・アンサンブル
   [フランチェスカ・ロンバルディ・マズーリ(S) イシュハン・エーゼル(カヌン)
    ハサン・エセン(Vaダ・モーレ) リュトフィエ・エゼル(ケメンチェ) オザン・パルス、
    パオロ・ロゼッティ・ムリットゥ(Perc) メヒトヒルト・カルコウ、クラウディア・メンデ
     (バロックVn) フランツィスカ・グルンゼ(Vaダ・ガンバ) グンター・ホルツハウゼン
     (ヴィオローネ) クリストフ・ゾンマー(テオルボ/バロックG) ミカエル・バルヤン(Cemb)他〕
OC-1860
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[2LP]
価格帯:C
2枚価格
限定盤
 録音:2014年6月、MIAM スタジオ、イスタンブール。
OC-1859
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価格帯:C
クラシックス・オン・マリンバ
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:トッカータ Op.83 /水上の夜想曲 Op.82a
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004 〜シャコンヌ/
         無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003 〜アンダンテ
 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 / ワックスマン(1906-1967):カルメン幻想曲
 ランダル・トンプソン(1899-1984):フロスティアーナ〜星のようなものを選びなさい

  布谷史人(マリンバ) 車野桃子(P) 誉田広耶(マリンバ)
 録音:2015年9月、稲城市立 i- プラザホール、東京/2016年3月、びわこホール、滋賀。
OC-1861
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価格帯:C
ポーランドとドイツ〜オルガンのためのクリスマス音楽集
 フェリクス・ラスコフスキ(1906-1989):組曲「クリスマスの歌」
 J.S.バッハ(1685-1750):
  コラール前奏曲「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」/パストラーレ ヘ長調 BWV.590 /
  いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.599 /甘き喜びのうちに BWV.608 /大天使の群れ、天より来たれり BWV.607 /
 ピオトル・ドルシンスキ(1550頃-1611):シトー会修道院のタブラチュア譜から「シダニスクのオリヴァ」
 ヤン・ヤンカ(1933-):メディテーション「マリアは茨の森を通って」
 ミェチスワフ・ズルティンスキ(1866-1924):
  オルガンのための前奏曲集 Op.36 〜キリストが生まれた/
  ポーランドのクリスマスの歌からのコラール前奏曲「神は生まれ、その力に恐れおののく」
 レーガー(1873-1916):クリスマス Op.145 No.3
 カルク=エーレルト(1877-1933):大聖堂の窓 Op.106 〜神のみ子は今宵しも
 フェリクス・ノヴォヴィエジスキ(1877-1946):古いクラクフのマリエン教会のクリスマスの歌より Op.31 No.3

 ヨーゼフ・シュティル(Org)
 録音〔使用楽器〕:2016年7月5日-7日、レーベンバウム教会、マンダーシャイト、アイフェル〔ベッケラート=マイヤ〕。
OC-1862
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価格帯:C
マックス・レーガー
 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101
エレナ・デニソワ(Vn)
アレクセイ・コルニエンコ指揮
グスタフ・マーラー・アンサンブル
 録音:2003年4月、オーストリア。
OC-1863
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価格帯:C
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
オルガ・ノイヴィルト(1968-):牧羊神
クリストファー・パーク(P)
 録音:2016年3月17日-19日。
OC-1864
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価格帯:C
時よとどまれ フリーデリケ・
 シュレク(Cemb)
OC-1865
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価格帯:C
ヨセフ・スク
 交響曲「アスラエル」 ハ短調(1905/06)
トマーシュ・ネトピル指揮
エッセンpo.
OC-1867
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価格帯:C
ブラームス
 ヴァイオリン・ソナタ〔第1番−第3番〕/他
インゴルフ・トゥルバン(Vn)
ガブリエーレ・
 ザイデル=ヘル(P)
OC-1868
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(2CD)
価格帯:C
ブラームス
 2台ピアノのためのソナタ Op.34b /
 ピアノ五重奏曲 Op.34
ハーバSQ
デュオ・ダッコルド
[ゼバスティアン・オイラー、
 ルチア・ファン(P)]
OC-1869
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(2CD)
価格帯:C
Best of Singer Pur 〜
 ジンガー・プア名唱集
ジンガー・プア
OC-1870
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価格帯:C
HORN FUSION チャイナ・ホルン・アンサンブル
OC-1871
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価格帯:C
モナ=飛鳥・オット、シューベルトとリストを弾く モナ=飛鳥・オット(P)
OC-1872
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(2CD)
価格帯:C
ワーグナー:言葉のない指環
 ハンス=イェルク・アルブレヒト指揮ヴァイマール・シュターツカペレ
OC-1873
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価格帯:C
リスト:ファウスト交響曲
 (1854年初稿を用いたオルガン独奏版)
 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)
 録音:2018年3月13日-17日、 Philharmonie im Gasteig 、ミュンヘン。
OC-1874
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価格帯:C
ワーグナー:オルガンのためのトランスクリプション集
 ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)
 録音:2019年4月23日-28日。
OC-1875
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価格帯:C
民謡の様式による歌曲集(全30人の作曲家、一人一曲)

 レグラ・ミューレマン(S) オッカ・フォン・デル・ダメラウ(Ms)
 ヴォルフガング・シュヴァイガー(Br) タレク・ナズミ(B) エイドリアン・バイアヌ(P)
OC-1876
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価格帯:C
カール・ハインリヒ・グラウン(1703-1759):クリスマス・オラトリオ
 モニカ・マウフ(S) マリオン・エックシュタイン(A)
 ゲオルク・ポプルッツ(T) インムンド・ノルテ(B)
 トーマス・グロッパー指揮ミュンヘン・アルチス・ヴォーカリステン、
 アルパ・フェスタンテ・バロックo.
ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):
 タヴラチュアによるリュート曲集 Vol.1 (ミュンヘン、1620年)
  ソナタ〔ハ短調(ニ短調)/ト短調/ト長調/ヘ長調/ニ短調(ハ短調)/ハ長調(ニ長調)/変ロ長調/イ短調/ヘ短調〕

 アクセル・ヴォルフ(リュート)
 録音:2017年2月21日-23日、 Konzerthaus Blaibach 。
OC-1878
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価格帯:C
ポーリーヌ・ヴィアルド:ドイツ語による歌曲集
 ミリアム・アレクサンドラ(S) エリック・シュナイダー(P)
OC-1879
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価格帯:C
Stille und Nacht 〜ラファエル・フィンガーロス、バリトン・リサイタル
 グルーバー(1787-1863):きよしこの夜、他、フェステンタール(1920-2016)、R.シュトラウス、
 C.シューマン、R.シューマン、ブラームス、カール・ベーム(1894-1981)、シューベルト、
 ポルステラー(1879-1945)、コルネリウス(1824-1874)の歌曲、クリスマス・ソング

 ラファエル・フィンガーロス(Br) サシャ・エル・ムイジ(P)
 ベルンハルト・ベルヒトルト(T) ダヴィド・バーダー(G)
 録音:2017年9月3日。
OC-1881
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価格帯:C
不滅なるもの〜ミヒャエラ・シュースター、リサイタル
 コルンゴルト、レーガー、マーラー、ヴァイル:歌曲集
  ミヒャエラ・シュースター(Ms) マティアス・ファイト(P)
 録音:2017年5月6日-8日。
OC-1882
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価格帯:C
Leuchtende Liebe 〜エリザベート・シュトリッド(S)アリア集
 エリザベート・シュトリッド(S) イヴァン・アンゲロフ指揮ブルガリア国立放送so.&cho.
OC-1883
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価格帯:C
ウェン=シン・ヤン、台北ライヴ
 エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
 コルンドルト:チェロ協奏曲 ハ長調 Op.37
 シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ウェン=シン・ヤン(Vc)
呂 紹嘉
 〔リュウ・シャオチャ〕
指揮
台湾po.
 録音:2017年6月、台北、台湾、ライヴ。
OC-1884
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(2CD)
価格帯:C
OPUS 8
 ロシアの詩情(*)
  リャードフ:2つの間奏曲 Op.8 (1883) / メトネル:2つのおとぎ話 Op.8 (1904/05)
  リャプノフ:夜想曲 Op.8 (1898) / スクリャービン:12の練習曲 Op.8
 フィンランドとハンガリーの狂詩曲(#)
  シベリウス:無伴奏チェロのための主題と変奏(1887)
  リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ(1948/53) / コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 (1915)

 エレナ・ガポネンコ(P;*/Vc;#)
 録音:2017年8月8日-9日(*)、2017年6月15日-16日(#)。
OC-1885
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価格帯:C
シューマンヴァイオリン作品集
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.121 (*) /
 幻想曲 ハ長調 Op.131 (#)
イスカンダル・ヴィジャヤ(Vn)
クリストフ・エッシェンバッハ
 (P;*)指揮(#)
ベルリン・ドイツso.(#)
 録音:2015年4月22日-23日、Studio Britz (*) /2016年5月29日、フィルハーモニー(#)、ともにベルリン。(#)の最期には拍手トラック付きとの事。
OC-1886
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価格帯:C
クリストファー・パーク、シューマンを弾く
 アラベスク Op.18 /オーケストラなしの協奏曲(ピアノ・ソナタ第3番) ヘ短調 Op.14 /
 花の曲 Op.19 /ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 /スケルツォ WoO.5 No.1
  クリストファー・パーク(P)
 録音:2018年6月28日-30日。
OC-1887
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価格帯:C
永遠の謎
 リヒャルト・ルドルフ・クライン(1921-2011):古いイディッシュの教えから12の歌曲
 マーラー(1860-1911):子供の不思議な角笛 より〔ラインの伝説/別離/もう会えない/不幸な時のなぐさめ/少年鼓手/うぬぼれ〕
 マルタン(1890-1974):イェーダーマンによる6つのモノローグ / ラヴェル(1875-1937):へブライの2つの旋律

 ヨハネス・マルティン・クレンツレ(Br) ヒルコ・ドゥムノ(P)
OC-1888
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価格帯:C
ストラヴィンスキー
 交響曲 変ホ長調 Op.11 /
 小管弦楽のための組曲〔第1番/第2番〕
ドミトリー・キタエンコ指揮
ザグレブpo.
 録音:2017年9月20日-23日、フィルハーモニー、ザグレブ。
OC-1889
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価格帯:C
グラズノフ:四季
チャイコフスキー:弦楽セレナード
ドミトリー・キタエンコ指揮
ザグレブpo.
 録音:2018年3月7日-11日。
OC-1890
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価格帯:C
マーラー:交響曲第9番 トマーシュ・ネトピル指揮
エッセンpo.
 録音:2018年4月10日-13日。
OC-1891
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価格帯:C
布谷史人〜マリンバのための協奏曲集
 ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲 ハ長調 RV.443
 エマニュエル・セジョルネ(1961-):マリンバと弦楽のための協奏曲(2015年版)
 信長貴富〔のぶなが・たかとみ〕(1971-):マリンバ協奏曲「混線するドルフィン・ソナー」(*)

  布谷史人(マリンバ) ベンヤミン・ヌス(P;*)
  ヨハネス・シュレーフリ指揮マンハイム・クアプファルツ選帝候室内o.
OC-1892
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価格帯:B
Bach: Reflected ベンヤミン・シュミット(Vn)他
 録音:2009年-2010年| OC-019 からの単売。
OC-1893
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価格帯:C
My Favourite Paganini
 ベンヤミン・シュミット(Vn)
 録音:2001年、2013年| BOX: OC-019 からの分売。
OC-1894
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価格帯:C
プラシドゥス・フォン・カメルローアー(1718-1782):ガリコーン〔マンドーラ〕のための曲集
 ガリコーンのための独奏曲(パルティータ)〔 I / II / III / IV / EX-F 〕/
 2台のガリコーンのためのデュオ/2台のガリコーンとチェロのためのトリオ

 クリストフ・エクルフーバー、ハンス・ブリューデル(ガリコーン)
 テオーナ・グッバ=チヘイゼ、アンゲリカ・フィヒター(Vn)
 ザビーナ・レールマン(Vc)
 録音:2017年3月13日、4月3日。
OC-1896
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価格帯:C
ラフマニノフ
 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 /
 コレッリの主題による変奏曲 Op.42 /
 ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 Op.36
ミヒャエル・コルスティック(P)
ドミトリー・リス指揮
オストラヴァ・ヤナーチェクpo.
 録音:2017年、2018年、2005年。
OC-1897
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価格帯:C
NOW 〜ジャズとルネサンス、(詩と絵画にインスパイアされた)インプロヴィゼーション
 アクセル・ヴォルフ(リュート/テオルボ) フーゴー・ジークメート(ソプラノ&テナーSax/バスCl)
 録音:2015年、2017年。


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