| ケージ: プリペアード・ピアノのためのソナタとインタリュード |
マルクス・ヒンターホイザー(P) | |
| B.A.ツィンマーマン: ダイアログ/モノローグ/遠近法/フォトプトシス |
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P) ベルンハルト・コンタルスキー指揮 ベルリン・ドイツso. | |
| カナリア諸島音楽祭 1995 ホセ・ラモン・エンシナール:舞台の配置 |
アドルフォ・グラセス(Cl) エイドリアン・リーパー指揮 グラン・カナリアpo. | |
| グロボカール: アイゼンベルク/ Airs de voyages vers l'interieur/ラボール |
ミシェル・ポルタル(Cl) ヴィンコ・グロボカール(Tb) グロボカール指揮 スロヴェニア放送so. | |
| ベリオ:歌劇「聞き耳を立てる王」 | テオ・アダム(B) ハインツ・ツェドニック(T)他 ロリン・マゼール指揮 VPO | |
| 録音:1984年、ザルツブルク音楽祭。 | ||
| フリードリヒ・チェルハ:管弦楽作品集 シュピーゲル(鏡) (大管弦楽とテープのための)(1960/61)(*)/ カール・プラントルのためのモニュメンタム(1988)(*)/ Kのために(室内オーケストラのための)(1993)(#) |
ミヒャエル・ギーレン指揮(*) ウィーン放送so.(*) フリードリヒ・チェルハ指揮(#) クラングフォルム・ウィーン(#) | |
| 録音:1989年-1996年、ザルツブルク音楽祭、他。 2007年で81歳になるオーストリーの大家、チェルハの世界初録音となる管弦楽作品集。34歳の時の「Spiegel」は85分からなる大作で、当時の潮流であった音群書法の影響を強く受けている。リゲティのアトモスフェール、シュトックハウゼンのグルッペンを思わせる音響スペクタクルが延々と続く。「カルル・プラントルためのモニュメンタム」と「Kのために」はともに友人の彫刻家のために書かれた作品で、円熟の境地を堪能できる。 | ||
| ラインハルト・ダヴィッド・フレンダー:作品集 オーロラ/テレノスIV/ピルケイ・テヒリム/メモラーレ |
ヴィニフレッド・リュスマン(Vn) ミヒャエル・ドンナー(P) イルメリン・ゲデッケ(S) | |
| ドナウエッシンゲン音楽祭 1996 プラッツ、フーバー、テネイ、ベリオ、エーリンク、 アンドル、クルターク、クセナキス、ジャンセン、 ヴィラヌエヴァ、アンドリーセンの作品 |
ペーテル・エートヴェシュ指揮 オランダ放送室内o. イェルク・ヴィテンバッハ指揮 アンサンブル・モデルン 向山朋子(P)他 | |
| オーボエ・プラス ヴァルター・フェルドマン:溺死者の性 マティアス・アルター:チェンジズ ベリオ:セクエンツァVII フーバー:前と後 ボエシュ:二番目の話 |
マティアス・アルター(Ob) | |
| アンタイル:女性100の顔 サティ:スポーツと気晴らし |
ベネディクト・コーエレン(P) | |
| ミヒャエル・デニソフ:週刊誌 | ブリギッタ・ ヴォレンヴェーバー(P) | |
| ヘルムシュロット:メタモルフォーゼ | ロバート・ M.ヘルムシュロット(Org) ヘルマン・グシュヴェンドトナー (Perc) | |
| ロベルト・M.ヘルムシュロット(b.1938): 12の教会ソナタ(1984-1994) 第1番(トロンボーンとオルガン)/ 第2番(オーボエとオルガン) 第3番(2つのトランペットとオルガン)/ 第4番(トランペットとオルガン) 第5番(フルートとオルガン)/ 第6番(トランペット、トロンボーンとオルガン) 第7番(チェロとオルガン) 第8番(ヴァイオリンとオルガン)/ 第9番(ヴァイオリン、チェロとオルガン) 第10番(クラリネットとオルガン)/ 第11番(ホルンとオルガン) 第12番(3つのトランペット、 3つのトロンボーンとオルガン) |
アビー・コナント(Tb) ミヒャエル・ヘルムラート(Ob) クリスティアン・ヘーへルル(Tp) クレア・ゲネヴァイン(Fl) クレメンス・シュノール(Org)他 | |
| 録音:1987年-1998年、世界初録音。 ヘルムシュロットはミュンヘン、シエナ、リエージュ、アメリカ・ニューハンプシャーで学んだ。教会ソナタというタイトルは現代音楽には珍しいが、それは彼がギリシャ、古代ローマの宗教と西洋文明のルーツに関心があり、そこから自己の霊感を得ていることと関係がある。オルガンに伴われた1つから6つの独奏楽器のための12のソナタは比較的穏健で聴きやすい。 | ||
| ケージ:打楽器四重奏のための音楽 クレド・イン・アス/四重奏/第2コンストラクション/ 彼女は眠っている/第3コンストラクション |
マインツ打楽器アンサンブル | |
| 細川俊夫: ヴァーティカル・タイム・スタディI/線V/ 時の深みへ/ヴァーティカル・タイム・スタディIII |
小松長生指揮 ディアゴナル室内o. ステファン・フッソング (アコーディオン) 漆原朝子(Vn) 菅原幸子(P) | |
| ウロシュ・ロイコ(1954-):室内楽作品集 モリティヴ/バガテル/タンゴ/エレジア |
フーゴ・ ノース(アコーディオン) ジェームズ・クレイツ(Va) ステファン・フッソング (アコーディオン) ミカ・ヤマダ(P) | |
| ロイコはスロヴェニアに生まれ、リゲティやノーノに師事した。 | ||
| ウストヴォルスカヤ:ピアノ・ソナタ集 [第1番−第6番] |
マルクス・ヒンターホイザー(P) | |
| アルフレード・アラシル(1954-): アダージョと変奏曲〜H.ヴォルフのアダージョによる/ フランチェスカの3つのイメージ/こだまの声 |
ヴィクトル・パブロ・ぺレ指揮 テネリフェso.、 ホセ・ルイス・テメス指揮 RTVEso. アメラル・グンソン(Ms) ホセ・ラモン・エンシナル指揮 グラン・カナリアpo. | |
| 録音:1998年10月/1998年2月/1995年2月。 アラシルはマドリードで生まれ、2002年から国際現代音楽協会(ISCM)のスペイン支部長を務めている。第1曲はヴォルフの弦楽四重奏曲二短調第3楽章に基づく響きの美しい作品で、1997年カナリア諸島音楽祭からの委嘱で作曲された。第2曲は1989年に初演されたアラシルの室内歌劇「フランチェスカ」の断片による組曲で、ダンテの「神曲」の「地獄編」に登場する人物を描写している。初めの2曲が調性的な聴き易い音楽であるのに対し、第3曲では、より現代的な語法が用いられている。曲名はアントニオ・マチャドの詩から取られ、第2楽章ではミルトンの「失楽園」の抜粋が歌われている。 | ||
| シュテーブラー: Co-wie Kobaldt/喉頭金/「JC/NY」/熱っ!/アッパラート |
ミヒャエル・ギーレン指揮 南西ドイツ放送so. ガブリエレ・ミュラー(Org) ゲルハルト・シュテーブラー(Org) | |
| ジョージ・クラム: マクロコスモス第3番「夏の夜の音楽」/ クリスマスのための小組曲/5つの小品 |
ペーター・デゲンハルト(P) ファート・ケント(P)指揮 アンサンブル・ニューアート | |
| クラム生誕70周年記念アルバムだったもの。 | ||
| ルツ=ヴェルナー・ヘッセ: マンドリンとギターのための音楽小ソナタ/前奏曲/ ギターのための楽章/パルティータ |
デュエット・ジョコンド | |
| フライヴルク実験スタジオの25年 ファニーホウ、ハルフテル、シュナーベル、アンドル、ヌネス、リヒャルト、ミンチアッキ、ノーノ、ムイドレイの作品 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 1997 フェイラー、ボイガー、シュターンケ、フォミナ、 カーゲル、ポーセ、ブーレーズ、リゲティ、ベネディクト、 ジェフスキ、アプリンガー、シュタインケの作品 |
オラフ・ヘンツォルト指揮 ミヒャエル・ギーレン指揮 南西ドイツ放送so. イリーナ・カタエヴァ(P)他 | |
| ケージ:プリペアード・ピアノのための作品集 不思議な冒険/部屋/ トスト・アズ・イット・イズ・アントラブルド/ プリミティヴ/マルセル・デュシャンのための音楽/ トーテム・アンセスター/季節はずれのヴァレンタイン/ スポンテニアス・アース/ピンボケの源/危険な夜/ 孤島の娘たち/-の思い出せない記憶/ かくて大地は再び実を結ばん/トリプル・ペースト/ バッカスの祭/瞑想への前奏曲/ ホロコーストの名において/我らの春がやって来る/2つの牧歌 |
マルクス・ヒンターホイザー(P) | |
| WWE-20028 廃盤 |
ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:アンティフォナ | リーンハルト(Vo) クリストフ・マリア・ モースマン(Org) |
| ミヒャエル・デンホフ(1955-): 弦楽四重奏とピアノのための 「大通りと脇道」Op.83(1998) |
フォーグラーSQ [ティム・フォーグラー(Vn) フランク・ライネッケ(Vn) ステファン・フェーラント(Va) ステファン・フォルク(Vc)] ビルギッタ・ヴォレンヴェーバー(P) | |
| パウル・クレーの同名の絵画にインスパイアされた静謐と感情の表出が交錯する作品。ジャケットにもクレーの「大通りと脇道」が使用されている。フェルドマンを思わせる点描的な持続に表現主義的な激しい音の楔が打ち込まれる。演奏時間約2時間40分の大作。他にCOL LEGNOレーベルからはピアノのための「週刊誌」(WWE-20011)が出ている。ドイツのフォーグラー・カルテットはBMGにベートーヴェンやブラームス、バルトーク、ドビュッシーなどを録音していた他、来日して村治佳織と共演したこともある。 | ||
| ヴォーカル・アンサンブルのための作品集 シュナーベル、ペレス、クセナキス、ファニーホウ、 デュサパン、ノイヴィルト、ヨンギ・パク・パーン、 ブソッティ、シェルシの作品 |
ノイエ・ヴォーカル・アンサンブル・ シュトゥットガルト | |
| IOSIS−ジェズアルドへ〜クロス・メディア・オペラ ジュズアルド、ムンディ、N.A.フーバー、ドーメンの作品 |
ノイエ・ヴォーカル・アンサンブル・ シュトゥットガルト | |
| チャールズ・ウゾール (Charles Uzor)(1961-): ピアノ独奏、弦楽、2つのハープと打楽器のための 「リチェルカーレ」(1989-1991)(*)/ オルガンのための「氾濫した時間」(1996-1997)(#)/ 声楽とアンサンブルのための「我々の命」(1997-1998)(+)/ テノールとアンサンブルのための 「アトンへのイクナートンへの賛歌」(1995)(**) |
クロード・ベルセ(P;*) マルコム・ヒル(Org;#) マルティナ・ファウシュ(S;+) バーバラ・シュネーベリ(S;+) マルグリット・ヘス(A;+) エリザベス・マックィーン(A;+) サミュエル・ツュンド(Br;+) クリストフ・ゲルマン(B;+) パオロ・ヴィノーリ(T;**) ダニエル・ベリゲル指揮(*/+/**) アンサンブル・ラ・ノッテ(*/+/**) パーカッション・ アート・アンサンブル・ベルン(*/+/**) | |
| 録音:1995年-1998年。世界初録音。 ウゾールは現代音楽界には珍しいナイジェリア出身で、黒人作曲家。現代音楽の作曲家に有色人種はたくさんいるし、肌の色を云々すること自体、ナンセンスなのだが、それでもこの世界に黒人作曲家は珍しい。西洋音楽とその延長にある現代音楽とは結局、西洋インテリ(支配)階級のものという絶望的な偏見の壁が未だ存在していないか? その壁に亀裂を入れる作曲家が現代音楽の殿堂に登場。 チャールズ・ウゾール、1961年ナイジェリア生まれ。7歳の時、国内紛争のためスイスに逃れ、そこで音楽教育を受け、ロンドンで作曲を学んだ。彼の作品は戦後ヨーロッパの前衛の影響を受けながら劇的でダイナミックな音楽。マリア・ジョアン・ピリスに捧げられた「リチェルカーレ」は一条の音の帯から次第に音が増殖しやがて壮大なクライマックスを形成する。打楽器の咆哮が人間の原初的衝動を呼び覚ますだろう。 | ||
| オルガ・ノイヴィルト(1968-): 「死のレート」(エルフリーデ・イェリネクの 2つのモノローグによるラジオ放送用作品) |
マリアンヌ・ホッペ、 ダニエル・モルゲンロート(朗読) ピエール=ステファン・ ミュゲ(Sax) エルネスト・モリナーリ(B-Cl) ブルクハルト・シュタンゲル (エレクトリック・ギター) | |
| 詳細判明につき再掲載。ノイヴィルトは近年、ヨーロッパの現代音楽シーンに頻繁に登場するようになった今年36歳になるオーストリアの女性作曲家だが、2004年のウィーン・モデルンにはケージと並んでテーマ作曲家に選ばれる等、ヨーロッパでは新世代の作曲家として注目されている。ウィーン音楽院でウルバンナーに師事した後、サン・フランシスコ音楽院で研鑚、アドリアナ・ヘルツキ、トリスタン・ミュライユ、ルイジ・ノーノとの交友からインスピレーションを受け、特にミュライユにはパリのIRCAMで指導を受けている。こうした師事歴、交友歴からも想像がつく通り、彼女の音楽の語彙は大変ヴァラエティに富んでおり、既成の語法と新しく獲得された語法が混ぜ合わされたユニークな音楽である。 おそらく彼女の才能が最も発揮されるのはテキストを伴ったシアター・ミュージックの類ではないかと思われるが、そうした推測を裏付けるかのように、この作品は現代オーストリアの作家エルフリーデ・イェリネクの台本に基づいた不条理ドラマ。男女の対話にコントラバス、サクソフォン、バス・クラリネット、エレクトリック・ギターによるアンサンブルが絡むのだが、引きつったような特殊奏法、サイケデリックな電子音響が続くかと思えば、クルト・ワイル調の奇妙にノスタルジックなメロディが流れたりと次の予測が困難な音楽。チェルハ以後のオーストリア現代音楽界に現れた新星といえよう。 | ||
| ヴォルフラム・オッテル:街の歌 (テキスト:マティアス・バウアー) |
演奏者不詳 | |
| シェルシ:フルートとクラリネットのための作品全集 | エボニー・デュオ [ステファン・フィッシャー (Fl/ピッコロ) マイケル・ラスター(Cl)] | |
| サクソフォンとオルガン ブヴェン:セフィロト/クアドロフォニア 野田燎:マイ ブランドミュラー:エニグマII ヴォイルピー:サンクトゥスの瞑想 |
ギュンター・プリースナー(Sax) ディーター・ブヴェン(Org) | |
| ブルーノ・マデルナ(1920-1973): オーボエ協奏曲集 オーボエと室内アンサンブルのための 「オーボエ協奏曲第1番」(1962)/ オーボエ協奏曲第2番(1967)/ オーボエ協奏曲第3番(1973) |
ファビアン・メンツェル(Ob) マイケル・スターン指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
| 録音:1994年-1996年、ライヴ。 20世紀イタリアを代表する作曲家マデルナの脂の乗り切った40〜50歳代の作品。切り詰められた響きはウェーベルンの影響が大きいが、そんななかにもオーケストラの音色の豊かさはさすがイタリア人というところ。オーボエ・ソロのメンツェルはマゼール、チェリビダッケ、サヴァリッシュらとも共演している俊英で、来日したこともある。 | ||
| カナリア諸島音楽祭 1996 ベリオ:エクファラシス「コンテイヌオII」/コーロ |
ルチアーノ・ベリオ指揮 ルーカス・フォス指揮 フランクフルト放送so.&cho. | |
| カルロス・H.ヴェールホフ(1926-): アルファ-ゼータOp.54(*)/ 交響曲第6番 「願望」Op.70(1996)(#)/ パーテル・ノステルOp.51(+) |
ハワード・アーマン指揮 中部ドイツ放送cho.(*) エリーザベト・ ハーゲドルン(S;#) アンドレアス・ シャイブナー(B;#) ヘルマン・クリスチャン・ ポルスター(B;#) ボリス・カルメリ(語り;#) レオポルド・ハーガー指揮 中部ドイツ放送so.&cho.(#) ミヒャエル・グレーザー指揮 中部ドイツ放送 室内po.&cho.(+) | |
| ヴェールホフはブエノスアイレス生まれのアルゼンチンの作曲家。ノーベル平和賞受賞者に捧げられた(#)は演奏時間46分強を要する独唱・合唱付きの大作。 | ||
| エルマー・ランプソン: オラフ・エステソンの夢の歌/ ピアノ、打楽器と弦楽器のための音楽 |
ウルリケ・バウアー(P) ラドスラフ・スルク(Vn) クリスティアーネ・パルメン(Fl) ミヒャエル・キーダイシュ(Perc) マルクス・ハウケ(Perc) エルマー・ランプソン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
| WWE-20041 (8CD) 廃盤 |
20世紀オーケストラ作品回顧展 | |
| アイヴス:答えのない質問(1908) ケージ:ファイヴ(5声のための;1988)、 フォー2(合唱のための;1990) ブーレーズ:カミングスは詩人である (16人の独唱または合唱と、オーケストラの ための;1970完成部分初演、1986年版) |
ルパート・フーバー指揮 シュトゥットガルト 南西ドイツ放送so.、 シュトゥットガルト 南西ドイツ放送cho. | |
| ヴァレーズ:イオニザシオン(1934) ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10 ヴァレーズ:イオニザシオン(繰り返し) マーラー:交響詩「葬送」(1888) クルターク:幻想曲風に・・・ (ピアノと楽器群のための;1987/8) バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲 |
トーマス・ウンガー指揮 シュトゥットガルト音大o. | |
| ラヴェル:海原の小舟(1904/5) ビート・フレル(1954-): キアロスクーロ(オーケストラのための;1998) ブルーノ・マデルナ”オーボエ協奏曲第3番(1973) ドビュッシー:映像(1913) |
ファビアン・メンツェル(Ob) マイケル・スタン指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
| メシアン:クロノクロミー(1959/60) ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):エア (オーケストラとパーカッション・ソロのための;1969) ストラヴィンスキー:春の祭典(1913) |
クリスティアン・ ディールステイン(パーカッション) ローター・ツァグロゼク指揮 シュトゥットガルト州立o. | |
| クラウス・フーバー(1924-): オーケストラのための哀歌(1992-94) マウリチオ・カーゲル(1931-): オーケストラのための練習曲集(1992, 1995-96) ノーノ:力と光の波のように(ソプラノ、ピアノ、オーケストラと テープのための;1971-72) |
エイリアン・デイヴィス(S) ステファン・リトウィン(P)他 ミヒャエル・ギーレン指揮 バーデン=バーデン&フライブルク 南西ドイツ放送so. | |
| エリオット・カーター(1908-):3つの機会(1986, 1988-89) ハインツ・ホリガー:(1939-): ゲオルグ・トラクルの詩による3つの歌曲(1993-97) シェーンベルク:4つの歌Op.22(1913-16) ベルク:管弦楽のための3つの小品Op.6(1929年版) |
コルネリア・カリッシュ(A) ハインツ・ホリガー指揮 シュトゥットガルト 南西ドイツ放送so. | |
| ハンス・ツェンダー(1936-): オーケストラのためのカリグラフィーI(1998)[世界初録音] ウォルフガング・リーム(1952-): オーケストラのための碑銘(1995) K.A.ハルトマン: オーケストラのためのアダージョ(交響曲第2番)(1946) B.A.ツィンマーマン:ウビュ王の夜食のための音楽(1966) |
マティアス・ベルツ(芸人) ハンス・ツェンダー指揮 バンベルグso | |
| シュニトケ:弦楽のためのトリオ・ソナタ(1987) ジョルジュ・リゲティ(1923-): 弦楽のためのラミフィカシオン(1968-69) ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110a(1960) |
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 シュトゥットガルトco. | |
| 録音:1998年9月、シュトゥットガルト。ライヴ。120ページの豪華ブックレット付き。 | ||
| ビル・ホプキンス(1943-1981):ピアノ曲全集 [Sous-structures(1964)/Ebauches/ Etudes en serie−Cachiers I-III(1965-72)] |
ニコラス・ホッジス(P) | |
| 世界初録音。イギリスに生まれノーノやルッブラに師事、メシアンやバラケらの薫陶を受けながら個性的な作品を書き、37歳の若さで心臓病で没したホプキンスの作品集。 | ||
| フランシスコ・ゲレーロ(1951-1997):管弦楽作品全集 コモ・ベレニチェス/アリアドナ/サハラ/ オレアーダ/アンシャール・アルマン |
ホセ・ラモーン・エンシナール指揮 ガリシアso. | |
| スペイン・ルネサンスの有名な作曲家フランシスコ・ゲレーロと同姓同名の20世紀スペインの作曲家、フランシスコ・ゲレーロは46歳の若さで没した人だが、 このCDでは出版されたオーケストラ作品を集成。ゲレーロは音響のカオスをマンデルブローのフラクタル理論によって構造化する手法を用いており、 中期のクセナキスのような演奏者と聴衆の双方に過酷な要求をするハードな作風が特徴。 | ||
| トマース・マルコ(1942-):弦楽四重奏曲集 [第1番「オーラ」/第2番「空虚な鏡」/ 第3番「天使の分割解剖学」/第4番「戦争の惨禍」] |
アルディッティSQ | |
| スペインの作曲家マルコの、厳選された音素材を用いた内的緊張の高いシリアスな作品 | ||
| ルイス・デ・パブロ(1930-):作品集 ピアノ三重奏曲/ポートレイトとトランスクリプション/セリエ コンポステラ/“Kiu”からの断章/フェデリコ・モンポウに捧ぐ |
トリオ・アルボス | |
| 世界初録音。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 1998 細川俊夫、ディロン、フーバー、リーム、 ヨンギ・パク・パーン、C.ウォルフ、F.ツェラー、 リーム、リエム、キブルツ、エーリンクの作品 |
アルディッティSQ ハンス・ツェンダー指揮 南西ドイツ放送so./他 | |
| ダルムシュタット音楽祭 1998 ジョルジュ・クルターグ(1926-):Jatekok(1990-93)[滑川マキ(P)] 細川俊夫(1955-):鳥たちへの断章II(1990)[宮田まゆみ(笙) 中村いさお(打楽器)] ジョン・ケージ(1912-1992):龍安寺(ヨーロッパ初演) [八百谷 啓(篳篥) 芝 祐靖&ささもと・たけし(龍笛) 中村いさお(打楽器)] サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-): Perduto in una citta d'acque(1991)[マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)] ミヒャエル・ロイデンバッハ(1956-):Szenen Standbilder(1993/95)[アヴァンス四重奏団(Cl/Tb/Vc/P)] エルンストアルブレヒト・シュティープラー(1934-): Quart plus...(1997/98)[ヴォルフガング・ギュトラー(Cb)他] ゲラルド・エッケルト(1960-):Nachtschwede(1997/8)[ヤーンネス・カリツケ指揮ND放送so..] マルク・アンドレ(1964-):Un-Fini IIIa (1993/95)[エリック・ヒューブナー(P)] マーク・オズボーン(1969-):Arms of Morpheus(1996) [ヤーンネス・カリツケ指揮国際現代音楽講座Ens.] イェルク・ビルケンケッター(1963-):Schwebung und Strenge(1991)[Hwa-Kyung Yim(P)] ジョルジュ・アペルギス(1945-):Graffitis(1980)[フィリップ・ホーンゼイ(パーカッション)] | ||
| ダルムシュタット音楽祭 2000 カリツケ、エーリンク、望月京、ムンドリー、 プリッチャード、ジェニファーの作品 |
カリツケ指揮 ベルリン放送so. ウーヴェ・ディエルクセン(Tb) ニコラス・ホッジズ(P)他 | |
| 声と琴、三味線のための音楽〜 日本の伝統と前衛音楽 (ノイエ・ムジーク・ハノーヴァー 1999より) 吉沢検校二世:千鳥の曲(*) 八橋検校:八段の調べ(+) 山田検校:那須野(#) 細川俊夫: 夜(ノクテュルヌ)(**)/ 挽歌(**)/ 箏歌(声と十三絃筝のための)(++) |
谷珠美 (琴;*, #/声;*, #, ++) 後藤真起子 (琴;+, ++/十七弦琴;**) 山岸妃貞子(琴;#) 草間路代(三味線;#) | |
| 録音:1999年5月30日、ハノーヴァー現代音楽祭(ノイエ・ムジーク・ハノーヴァー) 1999、ライヴ。 日本の伝統音楽と現代作品を取り上げたライヴ。細川の(++)は世界初録音。 | ||
| カスパール・ルネ・ ヒルシュフェルト(1965-):ソリテリュード 夜の聖歌/Makyo |
グリット・ ディアス・デ・アルセ(S) マティアス・バデツァング(Cl) アンドレアス・ゲーベル(P) | |
| ヨーク・ヘラー:歌劇「マイスターとマルガリータ」 | ローター・ツァグロセク指揮 ケルン・ギュルツェニヒo.、 ケルンpo. | |
| シェリフ:イエルサレムの聖歌 | ジュニコフスキ(T) ミシウラ(B) ノアム・シェリフ指揮 リトアニア国立o. アウグスティナス指揮 ヴィリニウス市聖歌隊 | |
| ヤン・ベラン:サンティ/ピアノ協奏曲第2番(電子音楽) | ||
| ステファノ・スコダニッビオ(1956-): 無伴奏コントラバス曲集 [Sei Studi(1981/83)/Due pezzi Brillanti(1985)/ Alisei(1986)/e/atatioo(1980)/ Marche bancale(1998)/Geographia amorosa(1994)] |
ステファノ・スコダニッビオ(Cb) | |
| 世界初録音。 | ||
| アメリカン・ピアノ・コンチェルト〜ヘンリー・カウエル(1897-1965) ピアノ協奏曲(1928)/アイルランドのジグ(1925)/ Domnu, the Mother of Waters(1926)/ 4つのアイルランドの物語(1940)/3つの伝説(1922)/ シンフォニエッタ(1928)/小さな協奏曲(1941/45) |
ステファン・リトウィン(P) マイケル・スターン指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
| 録音:1999年4月20日〜22日。 アメリカの作曲家ヘンリー・カウエルは、トーン・クラスターの技法を開発して作品に取り入れ、またテレミンと協力して「リズミコン」という楽器を発明するなど、新しい音楽素材に意欲的に取んだ。 | ||
| ノアム・シェリフ(1935-):管弦楽作品集 「ラ・フォリア」による変奏曲/チェロ協奏曲/ アケダ(イサークの献身;管弦楽のためのパッサカリア)/ 愛の振り子が振れる時・・・ |
ボリス・ ペルガメンシコフ(Vc) エラ・シェリフ(Ms) ノアム・シェリフ指揮 デュッセルドルフso. | |
| シェリフはベン・ハイムの流れを組み、ユダヤのアイデンティティを強く打ち出したイスラエルの作曲家。ロマンティックなメロディ・ラインを中心とした伝統的なスタイルで、 サウンドの端々に遠い祖であるマーラーの響きがこだまする。 | ||
| ディミトリ・テルザキス(1938-): ダフニスとクロエ 〜ロンゴスによる古代ギリシアの物語に基づく ソプラノとヴィオラのための(*)/ 天使と悪魔について〜独奏ヴィオラのための(#)/ 無言歌第2集〜独唱のための(+)/ 瞑想録〜ピアノのための14の小品(**) |
ヘレーネ・ランドクヴィスト(S) ヴァンジャ・タンティコヴァ(Va) アルフォンス・コンタルスキー(P) | |
| 録音:2001年8月(*)/2000年10月(#)/2001年8月(+)/2000年10月(**)。 テルザキスはアテネで生まれ、ケルンで前衛的作曲家アロイス・ツィンマーマンに師事したが、1968年以降音列技法を使用するのをやめ、地中海東部の古代の伝統に根差した独自の語法を発展させて来た。その特徴は旋律の優位と音色による実験。初めの2作品に多用される増音程には東欧音楽の影響が感じられる。「無言歌」は、冒頭に詩が掲げてあるものもあるが、皆母音で歌われる。「瞑想録」は他の作品と異なり、リズムの要素が強く、多くの曲が特徴ある活発なリズムで展開される。 | ||
| シェルシ:4つの挿絵/組曲第8番「Bot-Ba」/5つの魔術 | マルクス・ヒンターホイザー(P) | |
| モートン・フェルドマン(1926-1987): ピアノとオーケストラ(1975)/Palais de Mari(1986)/ピアノ(1977) |
マーカス・ヒンターホイザー(P) アルトゥーロ・タマーヨ指揮 フランクフルト放送so. | |
| 録音:1999年11月17日&19日/2000年3月30日。 フェルドマンはジョン・ケージらとグループを作り、不確定性、図形楽譜など、アメリカの前衛音楽の最先端を行くさまざまな試みを発表した。使用される楽器の名前をそのまま作品名に用いたことでも知られている。 | ||
| アルトゥール・ルリエ:ピアノ作品集 | ダニエレ・ロンバルディ(P) | |
| ラディスラフ・クビーク(1946-):室内楽作品集(1960年代) フルートと打楽器のための協奏曲「牧神の午後」/ フランツ・カフカのテキストによるトリプティーク/ 独奏チェロのための2楽章のエレジー/天使と飛行機/ ディヴェルティメント第2番 |
シェリー・ビンダー(Fl) ルボミール・ゲオルギエフ(Vc) スティーヴン・リッカーズ(CT) ティナ・スティングフェロウ(Ms) ジェロルド・ポープ(B) オパーマン・リード・トリオ/他 | |
| クビークはチェコの作曲家で、当時の書法はポスト・モダン風の洗練されたもの。クビークが教授を務めたフロリダ州立大学の音楽家たちによる演奏。 | ||
| アイヴス(オースティン補筆): ユニヴァース・シンフォニー アイヴス:交響曲第2番 |
マイケル・スターン指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
| ドナウエッシンゲン音楽祭 1999 ペーター・エートヴェシュ:わたしが夢の橋を渡っていたとき(1999) アラン・ヒラリオ(1967-、フィリピン):アーリー・セヴンティーズ ブルックリン・ストリートの3つの情景/クバオ(1999) タト・タボルダ (1960-、ブラジル):地層(1999) セルヒオ・プルデンシオ (1955-、ボリヴィア):たそがれの歌(1999) 望月京(1969-):Camera lucida(1999) |
スヴェン・ヘルマン (アコーディオン) シルヴァン・カンブルラン指揮 南西ドイツ放送so./他 | |
| アジアの作曲家を中心としたドナウエッシンゲン音楽祭のライヴ。全て世界初録音。 | ||
| WWE-20076 廃盤 |
未来派のピアノ作品集 カサヴォラ、サヴィニオ、ミクス、カゼッラ、 シェルシ、モルタリ、ギウンティーニ、ナポレターノ、 マリピエロ、ビロット、ストラヴィンスキーの作品 |
ダニエレ・ロンバルディ(P) |
| ディエゴ・ミンチアッキ(1955-): テープと器楽のための作品集 Earth Will Haver Her Say… or What?/ The Lillipt-aout Collection/ Ritual for the New Morning/他 |
バリー・ヴェップ(Tb) マウリツィオ・バルベッティ(Va) ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) | |
| マルティン・シェルバー(1907-1974): 交響曲第3番(1952-1955) |
エルマー・ランプソン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
| 世界初録音。 | ||
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.1 モートン・フェルドマン(1926-):歌劇「ネイザー」 (サミュエル・ベケットの詩による) |
ペトラ・ホフマン(S) クワメ・ライアン指揮 バイエルン放送so. | |
| 世界初録音。 | ||
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.2 イザベル・ムンドリー:流砂(*) イェルク・ビルケンケッター:連結-分離(+) ヘンリー・コッホ:ソンヴェクソン-エロージョン5(#) オルガ・ノイヴィルト:フォトフォールス |
ファ・キュン・イム、 スヴェン・トマス・ キーブラー(P;+) グンター・シュナイダー、 ブルクハルト・シュタングル (エレクトリックG;#) マルクス・シュテンツ指揮(*) ヤン・クレンツ指揮(#) ベルンハルト・ コンタルスキー指揮(+/**) バイエルン放送so. | |
| 録音:1997、1998年、ミュンヘン、ヘルクレスザール、初演ライヴ。 1960年代生れのドイツの若い世代の作曲家による管弦楽作品集。いずれもMUSICA VIVA(バイエルン放送局主宰)の委嘱作。 | ||
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.3 ガリーナ・ウストヴォルスカヤ:交響曲第3番 ヴォルフガング・リーム:クラリネットと管弦楽のための音楽 ベルント・アロイス・ツィンマーマン: 大管弦楽のための前奏曲「フォトプソシス」 |
シルヴァン・カンブルラン指揮 バイエルン放送so. | |
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.4 ドビュッシー:聖セバスティアャンの殉教 ストラヴィンスキー:ノアの洪水(英語歌唱) 作曲者不詳(14世紀/ハンス・ブリューマー編): トゥルネーのミサ メシアン:異国の鳥たち バルトーク: カンタータ・プロファーナ(ドイツ語歌唱) |
エヴァ・マリア・ログナー(S) ロレンツ・フェーエンベルガー(T) ハインツ・レーフス(Br) イヴォンヌ・ロリオ(P) ピエール・ブーレーズ指揮 バイエルン放送so. クルト・プレステル指揮 バイエルン放送cho. | |
| ムジカ・ヴィーヴァ・ミュンヘン Vol.5 ウド・ツィンマーマン(1943-): PAX QUESTUOSA[嘆きの平和] (独唱、3つの室内合唱と管弦楽のための、 アッシジの聖フランシスコ、チェズロフ・ミロスツと 20世紀のドイツ語の詩人の詩による;1982) |
エディス・ウィンス、 メヒシルト・ゲッセンドルフ(S) ウィリアム・コクラン(T) ローラント・ヘルマン(Br) ジークムント・ニムスゲルン(B) ウド・ツィンマーマン指揮 バイエルン放送so.&cho. | |
| ドイツの作曲家ツィンマーマンは、マザー・テレサが1979年にノーベル賞受賞の際に行ったレクチャーを聞いたことが、作曲のひとつの大きな動機になったと述べている。この作品は平和を祈念する、現代の受難曲として作曲された。作風は当コルレーニョ・レーベルには珍しく、ロマン的情緒を多く湛えており、作曲年代を考えると、ドイツを中心とした新ロマン主義台頭と重なる。時にショスタコーヴィチの「死者の歌」や「バビ・ヤール」を連想させ、作曲家のヒューマニティと明確なメッセージ性は今日の現代音楽シーンに失われて久しい。 | ||
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.6 クセナキス:アナステナリア/アイース/トロールク |
ボーンスタイン指揮 タバシュニク指揮 ルンデル指揮 バイエルン放送so.&cho. サッカス(Perc) グァルダ(Perc) スウォボダ(Tb) | |
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.7 細川俊夫:広島・声なき声 |
ナタリー・シュトゥッツマン(A) コールホイフル、 シュヴァルツマイアー(語り) シルヴァン・カンブルラン指揮 バイエルン放送so.&cho. | |
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.8 ケージ: プリペアド・ピアノと室内管弦楽のための協奏曲/ Sixty-Eight |
ロバート・レッグス(P) ルーカス・フォス指揮 バイエルン放送so. | |
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.9 モートン・フェルドマン(1926-1987): ヴァイオリンとオーケストラ (ヴァイオリンと管弦楽のための)(*)/ コプトの光(#) |
イザベル・ファウスト(Vn) ペーテル・ルンデル指揮 バイエルン放送so. | |
| 録音:2001年2月(*)/2002年11月(#)、ライヴ。 ニョーヨーク生まれのフェルドマンは、ケージらの影響を受けて図形楽譜や不確定性の導入などによる前衛音楽を作曲したが、1970年代には伝統的記譜法に戻った。「ヴァイオリンと管弦楽のために」の独奏ヴァイオリンは、普通ヴァイオリン協奏曲のように最初に自らを確立するのではなく、弱音器をつけて細かい音程で入ってきて、次に別の音域・音色で現れる時には別の楽器のような印象を与える。また、耳で認識できないような細かい音色の変化を施している。フェルドマンは、ルーヴル美術館でコプト人(古代エジプト人)の織物を見て、近代西洋音楽をはるかに離れた所から見たらどうなるかと考え、器楽音楽の集大成のようなものとして「コプトの光」を作曲した。 | ||
| ムジカ・ヴィーヴァ・ミュンヘン Vol.10 ベルナルト・ラング(1957-): DW8(オーケストラ・ループと 2つのターンテーブルのための;2003)(*)/ DW15(声、ツィターとCD音源のための;2003)(+)/ DW3(フルート、 アコーディオンとチェロのための;2000)(#) |
コヴァチッチ、ローゼンフェルト (ターンテーブル;*) ペーター・ルンデル指揮 バイエルン放送so.(*) コッペルシュテッター(声;+) ゲオルク・グラスル (アルト・ツィター;+) カリン・レヴァイン(Fl;#) シュテファン・フッソング (アコーディオン;#) ミヒャエル・モーザー(Vc;#) | |
| ラングは当初哲学を学んだ後、幾つかのジャズ・バンドでアレンジャーとピアニストとして活動し、やがてゲオルク・フリードリヒ・ハースのもとでマイクロ・トーナルの作曲法について学んだオーストリアの作曲家。2002年にはダルムシュタット夏期現代音楽講習会に招かれ、講義を行っている。いわゆるヨーロッパの正統的(?)前衛とは一線を画しており、ジャズの経験がそうさせるのか、アヴァンギャルド・ポップの傾向が強い。 | ||
| アンダとブールのバルトーク 〜ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.11 バルトーク:ピアノ協奏曲全集[第1番−第3番] |
ゲザ・アンダ(P) エルネスト・ブール指揮 バイエルン放送so. | |
| 録音:1957年4月26日、ヘルクレスザール、ミュンヘン。ライヴ、モノラル。おそらく初出となる音源。 バルトークが現代音楽だった時代、その名手としてメロディアスな美しい作品の魅力を存分に伝えてくれた名ピアニスト、ゲザ・アンダ。DGへの協奏曲全集はフリッチャイ指揮ベルリン放送響のバックもあって、今もって名盤の誉れ高い演奏だが、今回は何と現代音楽の使徒、エルネスト・ブール指揮バイエルン放送響とのライヴが登場! バイエルン放送響の現代音楽紹介シリーズ「ムジカ・ヴィヴァ」コンサートのライヴ収録。アンダは完璧なテクニックだけでなくしっとりした風情も十分で、眩暈がするほどの美演。ブールの伴奏はフリッチャイとは正反対の、時として意図的脱力感や倦怠感を駆使した繊細かつ微妙なもので、ドビュッシー風の虚無すら表出する個性溢れるもの。曲順は、3、1、2となっているが、これは当日のコンサート順か。 | ||
| ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.13 〜ヴォルフガング・リーム(1952-):作品集 侮辱の輪郭(1974)〜大管弦楽のための(*) 補欠の輪郭(1974/75)〜管弦楽のための(#) 無題IV(2002/03)〜オルガンと管弦楽のための(+) |
レイフ・セーゲルスタム指揮(*) シャン・エドワーズ指揮(#) ローター・ツァグロセク指揮(+) バイエルン放送so.(*/#/+) | |
| 録音:1978年(*)/2004年(#/+)。 リーム作品のリリースが続くCOL LEGNOから今度は20歳前半の作品から近作まで含めた管弦楽作品集が。20歳代の2作品はマーラー、ベルクの先にある表現主義の究極を極め、激しい表出力を持った代表作。2002年の作「無題IV」はオルガンを伴った、これまたドラマティックな作品だが、静けさの表現のなかに独自の抒情性と円熟を聴くことができる。いずれもパワフルな大作。 | ||
| オッフェンバック: 喜歌劇「パリの生活」(マルタラー=カンブルラン版) |
シルヴァン・カンブルラン指揮 クラングフォルム・ウィーン | |
| ヴィドール:オルガン交響曲集 [第5番−第8番] |
クリストフ・マリア・ モースマン(Org) | |
| リゲティ=シューベルト=リゲティ〜 実験的リサイタル リゲティ(1923-2006):記念碑 シューベルト(1797-1828): 4手のための幻想曲 ヘ短調 D.940 Op.103 リゲティ:自画像 シューベルト: 4手のためのソナタ 変ロ長調 D.617 Op.30 リゲティ:運動 |
アンドレアス・グラウ、 ゲッツ・シューマッハー (Pデュオ) | |
| 録音:1997年。久々となる同番号での再プレス(2007年)、装丁は一新。 | ||
| 様々な短いワルツ集 シューベルト:感傷的なワルツOp.50 D.779 より ブラームス:ワルツ集Op.39 グリーグ:2つのワルツ・カプリースOp.37 ヒンデミット: 8つのワルツOp.6「黒い森の3人の不思議な女」 リーム:様々な短いワルツ集[第1番−第9番]/ 婚礼のワルツ |
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P) | |
| 録音:1999年8月、フランクフルト。 ドイツの若手デュオ・チームのピアノ二重奏によるワルツ集。メインはヴォルフガング・リームの作品で、その作品名がアルバム・タイトルにもなっている。豪華スリップ・ケース仕様。 | ||
| ヘンツェ=ダウランド〜 シェイクスピアの精神 ヘンツェ(1926-):王宮の冬の音楽 (シェイクピアの登場人物による ギターのためのソナタ[第1番/第2番]) ダウランド(1563-1626)/ヘンツェ編: 舞踏と幻想曲 |
シュテファン・シュティエンス (リュート/G) | |
| 録音:2000年。久々となる同番号での再プレス(2007年)、装丁は一新。 リュートとギターによるヘンツェ流ダウランドの換骨奪胎が楽しい。 | ||
| ハインリヒ・シュッツ(1585-1672) (ジェルジ・クルターク編): 4手ピアノのための「七つの言葉」(断章) オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 2台ピアノのための「アーメンの幻想」 |
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッヒャー(P) | |
| 録音:2002年1月。 ドイツ初期バロックの大家シュッツの声楽と器楽のための「聖十字架上のキリスト七つの言葉」からクルタークが幾つか選び出し4手ピアノに編曲したものとメシアンの代表作を組ませた宗教色の濃い一枚。興味深いシュッツ/クルターク作品はペルトの作品を彷彿とさせる。このようなCDの作り方はECMレーベルの影響を感じさせるが、ジャケットもブックレットもこれまでの同レーベルにはない洒落たデザイン。 | ||
| クルターク:バッハ〜トランスクリプション J.S.バッハ:フーガの技法〜対位法18 ブゾーニ:対位法的幻想曲 |
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P) | |
| フランク:オルガン作品全集 6つの小品 [幻想曲 ハ長調Op.16/交響的大作品Op.17/ 前奏曲、フーガと変奏曲Op.18/ パストラール ホ長調Op.19/祈りOp.20/ 終曲 変ロ長調Op.21]/ 3つの小品 [幻想曲 イ長調/カンタービレ ロ長調/ 英雄的小品 ロ短調]/ 3つのコラール [ホ長調/ロ短調/イ短調] |
クリストフ・マリア・ モースマン(Org) | |
| 録音:1999年6月。 最初はオルガニストとして音楽活動をスタートしたフランス近代の大作曲家、フランクのオルガン作品全集。このジャンルでフランクが遺した最も重要な3つの曲集の全曲が網羅されている。 モースマンは1960年ドイツに生まれ、現在はスイス在住の若手オルガニスト。 | ||
| レーガー: モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132a ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガOp.86 モーツァルト:フーガ ハ短調 K.426 ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調Op.134 |
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P) | |
| 録音:2002年11月、2003年2月、ベルリン。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2000 ペーター・アブリンガー、マーク・アンドレ、ペーター・ルジチカ、 オルガ・ニューバース、ヴィンコ・グロボカール、 アンドレアス・ドーメン、クリス・ニューマン、 ピエルルイジ・ビッローネ、マーティン・スモルカ、 ステファノ・ジェルヴァサーニ、マノス・ツァンガリスの作品 |
アンサンブル・ルシェルシュ、 ローター・ツァグロセク指揮 南西ドイツ放送so./他 | |
| 最も著名な現代音楽フェスティヴァル「ドナウエッシンゲン音楽祭」の2000年版。 | ||
| カナリア諸島音楽祭 1999 〜カルロス・クルス・デ・カストロ(1955-):作品集 交響曲第1番「カナリア」/ 新しい調による古いトッカータ/ エレメント第4番「火」 |
グリエルモ・ゴンザレス(P) エイドリアン・リーパー指揮 ホセ・ラモン・エンヒーナ指揮 グラン・カナリアpo. | |
| カティア・チェンベルジー(1960-):室内楽作品集 クラリネット・ソナタ(1990)/ 無伴奏チェロのための「呼吸と脈拍」(2000)/ クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(1994)/ ピアノのための「昼と夜」 (エッシャーへのオマージュ;)(1995)/ ソプラノとプリペアード・ピアノのための「献呈」(2001) |
ナターリャ・グートマン(Vc) エドゥアルド・ブルンナー(Cl) 兼杉みえこ(P) カティア・チェンベルジー(プリペアドP) | |
| チェンベルジーはモスクワ生まれ。モスクワで学んだが、ソヴィエト崩壊と国内に自由化の波が押し寄せた1990年以後ベルリンに居を移し、活動を続けている。ストイックで静謐な作風のなかにほのかな叙情性が感じられ、それは特にソプラノとプリペアード・ピアノのための「献呈」で顕著。チェロのグートマン、クラリネットのブルンナーなど、クラシック界の名手たちが参加していることも話題の一つ。 | ||
| クリストバル・ハルフテル(1930-): 管弦楽作品集 オドラデク (フランツ・カフカへのオマージュ)(1996)/ ドルトムント・ヴァリエーション(1986-87)/ 第一旋法によるティエントと皇帝の戦い(1986) |
クリストバル・ハルフテル指揮 フランクフルト放送so. | |
| 録音:1998年。 スペインの重鎮ハルフテルによる大管弦楽のための作品集。いずれも管弦楽の機能を最大限に駆使した力作ばかりで、オーケストラの絢爛たるサウンドが、現代音楽ファンのみならず多くのファンを惹きつけるだろう。「オドラデク」はチェコ・フィル創立百周年のために書かれた曲でゲルト・アルブレフトによって初演された。タイトルはカフカの作品「家庭的な男の注意」の中からとられている。ドルトムント変奏曲とともに荒々しいサウンドが特長なのに対して、パウル・ザッヒャーの80歳を祝って作曲された「第一旋法によるティエントと皇帝の戦い」はバーバーのアダージョのように穏やかに始まり、次第にクラスターの嵐になるかと思えばイギリス王朝の儀式を思わせる典雅な音楽となる、変化にとんだ面白い作品。 | ||
| ファビアン・ミュラー(1964-):管弦楽作品集 夜の歌(*)/チェロ協奏曲(+)/ イントラーダ/ガヤトリ・ラプソディ |
マレナ・エルンマン(Ms;*) ピー・チン・チェン(Vc;+) デイヴィッド・ジンマン指揮 フィルハーモニアo. | |
| ミュラーはヨーロッパの若い世代を代表するスイスの作曲家。後期ロマン派や初期の新ウィーン楽派を思わせる濃密な情緒が独特の世界を生み出しす。 | ||
| イヴァーン・ヴィシネグラツキー(1893-1979): 四分音による鍵盤音楽 回転運動の練習曲 Op.45a/ 24の前奏曲 Op.22 〜四分音を用いた13音によって 全音階化された半音階主義のための |
シルヴァーヌ・ビリアー(P) マルティヌ・ヨステ(P) ジェラール・フレミー(P) 棚田文紀(P) | |
| 四分音主義の作曲家ヴィシネグラツキーの代表作、24の前奏曲を含む稀少な作品集。 2台のピアノを、四分音を用いてオクターヴ内13音から成る均等な音階に分けて個別に調律、 それに基づいて作曲&演奏するという、その作業を考えただけでも非常に大変な作品である。 | ||
| フェルナンド・メンチェリーニ: 卑俗なノットゥルノ/プレイタイム第1番/ プレイタイム第4番/ライト・イン・プログレス/ ノットゥルノ/6つのダンス |
チロ・スカルポーニ(Cl) ファウスト・ボンゲルリ(P) ステファノ・スコダニッビオ(Cb) フランチェスコ・ドラッツィオ(Vn) | |
| ヘスス・ルエダ(b.1961):室内楽作品集 カデンツァ〜ピアノと室内オーケストラのための/ イタカ〜5楽器のための/ 10楽器のための室内協奏曲第2番/ 羅針儀箱〜ピアノ五重奏曲/ しかし夜〜室内オーケストラのための/ シナメイ〜ピアノとアンサンブルのための/ 伝説〜4楽器のための |
ホセ・デ・エウセビオ指揮 プロジェクト・ヘラルド アナンダ・スカルラン(P) | |
| 録音:1999年、世界初録音。 ルエダはスペイン出身で、ルイス・デ・パブロ、フランシスコ・ゲレーロらに作曲を師事している。スペインの中堅世代として今後期待の作曲家。 | ||
| ポートレイト 〜ファビアン・パニセッロ(1963-):作品集 ヴァイオリン、チェロとピアノのための トリオII(1996)/ ピアノのための「日本の絵」(1999)/ ピアノとアンサンブルのための「ムードII」(2001)/ ピアノのための「閃光」(1997)/ アンサンブルのための「透明な存在」I&II(1990-91)/ ピアノのための「私は低く感じない」(1999)/ メゾ、ヴィオラとピアノのための 「ピツァーニクの4つの詩」(1995) |
ファビアン・パニセッロ指揮 プルーラル・アンサンブル、 アンサンブル・ヴァリアンティ | |
| 録音:1995年-2004年。世界初録音。 ウェーベルンの再来!?シュトックハウゼンが絶賛した才能、ファビアン・パニセッロ。 パニセッロはブエノスアイレス生まれ。かの地で音楽の基礎教育を受けた後、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で更に研鑚を積んだ。彼はエリオット・カーター、ドナトーニ、ファーニホー、ルイス・デ・パブロらに作曲を、指揮はエトヴェシュにそれぞれ学んでいる。 せかせかと慌しく動く音形と点描的な音楽は典型的なヨーロッパの前衛様式を示しているが、どことなくユーモラスで鮮やかな色彩感覚はやはりラテンの血の故だろうか。シュトックハウゼンが彼の才能を「そのインスピレーションは際立っている」と絶賛したそうで、その言葉がブックレットに特筆大書されている。 | ||
| 2002年ダルムシュタット国際現代音楽講習会コンサート | ||
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セバスチャン・クラーレン(1965-): ブリンキー・パレルモの後に (チェロと管弦楽のための;2001/2) |
ルーカス・フェルス(Vc) ペーター・ルンデル指揮 フランクフルト放送so. | |
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ナム・クック・キム(1971-): Fwa-Du(クラリネット、打楽器、韓国伝統楽器と チェロのための;2002) |
ナタン・フーア指揮 ヨンチェ・パク(Perc) ドゥミトラッヒェ(Cl) ツァラー(Vc)他 | |
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シャリーノ(1947-): 2つの残酷な夜想曲(ピアノのための;2001) |
ニコラス・ホッジス(P) | |
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ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ: トラックの中の蓄え(3人の管楽器奏者と 室内アンサンブルのための;2002) |
ゲルハルト・ ミュラー=ホルンバッハ指揮 ムターレ・アンサンブル | |
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カスパー・ヨハネス・ワルター(1964-): 恐れと概念(女声合唱、トランペットと 弦楽アンサンブルのための;2002) |
オーニャ指揮 アンサンブル・レゾナンツ | |
| 録音:2002年7月、ダルムシュタット、ライヴ。 クラーレンはマンハイム出身、ベルリンとハイデルベルクで学んだ後、モートン・フェルドマンに関する論文を発表、ワルター・ツィンマーマン、マティアス・シュパーリンガーらに作曲を師事。 ナム・クック・キムは韓国ソウル出身、ソウルで作曲と打楽器、韓国の伝統楽器を学んだ後、渡独、ハンス・ツェンダー、イザベル・ムンドリーに師事。シャリーノはイタリア・パレルモ出身でいまやイタリアを代表する作曲家。ミュラー=ホルンバッハはフランクフルトで音楽学と社会科学を学んだ後、ハンス・ウルリッヒ・エンゲルマンに作曲を師事。ワルターはフランクフルト出身で第13回入野賞(オーケストラ)を受賞した若手。以上のように1960年代、70年代生まれの作曲家がプログラムの中心を占めており、音楽祭全体の世代交代、若返りが印象的である。 | ||
| リーム:弦楽四重奏曲集全集 Vol.1 [第1番−第4番] |
ミンゲSQ | |
| ミンゲSQは2002年に来日しリーム作品を演奏した。 | ||
| ヴォルフガング・リーム(1952-):弦楽四重奏曲集 Vol.2 弦楽四重奏曲第5番「無題」(*)/ 弦楽四重奏曲第6番「青い本」(#) |
ミンゲSQ | |
| 録音:2002年4月(*)/2003年4月(#)。 リームはシュトックハウゼンなどに師事し、無調的手法の作品を作曲している。新ロマン主義に分類されることもあるが、ここに収録されている2曲は、忙しく、一見無秩序で、時には攻撃的な音響が大部分を占める。2曲共1つの楽章から成り、第6番はカッセルの音楽祭からの委嘱で1986年に初演された。リームは、彼の音楽の意図を尋ねられた時、「動くことと動かされること」と答えている。 | ||
| ヴォルフガング・リーム(1952-): 弦楽四重奏曲集 Vol.3 [第7番(1985)/第8番(1987-1988)/第9番(1992-1993)] |
ミンゲSQ | |
| 録音:2004年4月2日-3日。 現代音楽界の大家リームの弦楽四重奏シリーズも第3集に到達。1980年代中頃から1990年代初頭にかけて書かれたこの3曲は、点描的でパート間の激しい音の応酬が共通している。ブックレットに譜例を豊富に掲載。 | ||
| フランク・コーコラン(1944-): 狂王スウィーニーの影 クァジ・ウナ・ミサ/ピアノ三重奏曲 バルタザールの夢/ローゼンストック歌曲集 管楽五重奏曲 第3番/スウィーニーの別れ |
ヘスケス・トリオ ハンブルク・トリオ デッダラス五重奏団/他 | |
| 録音:1979年-2000年。 コーコランはアイルランドの作曲家。アルバム・タイトルのスウィーニーとは、7世紀のアイルランドの王で、モイラの戦争後に発狂し、自分を鳥だと思い込んで生涯を樹上で暮らした伝説の人物とのこと。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2001 ミッテラー、ガデンシュテッター、ヴィルトマン、 ファン・デル・アア、フラー、シュネーベルの作品 |
シルヴァン・カンブルラン指揮 南西ドイツ放送so. ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ/他 | |
| ギター・アルバム エリク・ホイスゴー:それは太陽と交わる海だ アントニオ・ホセ:ソナタ 間宮芳生:3つの聖詞 タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲 ブリテン:ノクターナルOp.70 |
清水あずさ(G) | |
| 録音:1999年11月、ロンドン。 神奈川県在住の日本の女流ギタリスト、清水あずさの20世紀作品を集めたリサイタル・ディスク。ブリテンの名作「ノクターナル」をはじめ、デンマーク、スペイン、日本、ポーランドと国際色豊かな選曲になっている。 | ||
| クセナキス:バレエ「クラアネルグ」 | アレクサンダー・ウィンターソン指揮 バーゼルso. | |
| カスパル・ルネ・ヒルシュフェルト(1965-): 室内楽作品集 ソネットVOp.20(ピアノと打楽器のための) 変遷 IIIOp.73 (オーボエ、チェロとハープのための) ソネット XIOp.71(クラリネット、 ヴァイオリン、チェロとピアノのための) 夏の夜の変奏曲Op.55(シェイクスピアによる ハープと打楽器のための楽しい組曲) 夜の小品Op.56(オーボエとハープのための) |
デュオ・ベルリーニ アンサンブル・カメナ トリトン・トリオ | |
| 録音:2000年。 ヒルシュフェルトはベルリン在住の作曲家兼ピアニスト、ダンサー。 | ||
| ベルク:若き日の歌(世界初録音) | エレーネ・リンドクヴィスト(S) フィリップ・フォグラー(P) | |
| ロマン・ハウベンシュトック=ラマティ(1919-1994): カテドラル I(ハープ独奏のための;1988)/ カテドラル II(ハープとテープのための;1988) |
ジョバンナ・レイターノ(Hp) ナッチョ・デ・パズ (エレクトリック・ リアライゼーション) | |
| ハウベンシュトック=ラマティはポーランド出身で戦後イスラエルのテル・アヴィヴ音楽院で教鞭を取り、1957年からはパリのフランス国営放送でミュージック・コンクレートの制作に励み、
後にウィーンに在住した作曲家。 ミュージック・コンクレートの他、様々な前衛技法で作曲した人だけあって、ハープの可能性を最大限に引き出すように考え抜かれた精緻な書法が取られている。「カテドラル II」は予め録音された15のハープ・ パートと実演のソロがアンサンブルする作品。こうした、いわゆるライヴ・エレクトロニクスを彼は創作の根幹と捉え、この発想から多くの作品を生み出している。今日ではIRCAMを始め、この種の創作は盛んだが、 この機会にパイオニアの作品にじっくり耳を傾けてみたい。 | ||
| シルヴァーノ・ブソッティ(1931-): ラーラ・レクイエム(1969/1970) (ヴォーカル・アンサンブル、合唱、ギター、 チェロ、管楽オーケストラ、 ピアノ、ハープと打楽器のための) |
アルダ・カイエーリョ(S) ルイザ・カステラーニ(Ms) エツィオ・ディ・チェザーレ(T) ロベルト・アボンダンツァ(B) マリオ・ブルネロ(Vc) ダリオ・ビッソ(G) アルトゥーロ・タマヨ指揮 フェニーチェ劇場o.&cho. | |
| 録音:1998年8月17日、ヴェネツィア。ライヴ。 60分にも及ぶブソッティ畢生の大作で、シノーポリがDGに録音したこともある。メゾのルイザ・カステラーニ、チェロのマリオ・ブルネロらスター・プレイヤーが出演しているのも聴き物。 | ||
| ラッヘンマン: 子供の遊び/揺りかごの音楽/グエロ/ エコー・アンダンテ/セリナーデ |
マリノ・フォルメンティ(P) | |
| NOTHING IS REAL ベアト・フラー:voicelessness(雪には声がない) ケージ:music walk/one ハウベンストック=ラマティ:ピアノのために シャリーノ:水上都市での喪失/残酷なノットゥルノ ハース:リゲティへのオマージュ ルシエ:nothing is real (ストロベリー・フィールズよ永遠に) |
マリオ・フォルメンティ(P) | |
| アイヴズ: 交響曲第3番「キャンプの集い」(1901-1904)/ ラグ・タイム・ダンス(1899-1904)/ ロバート・ブラウニング序曲(1908-1912) |
マイケル・スターン指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
| 録音:1999年-2000年。 マイケル・スターンの交響曲第2番&ユニヴァース・シンフォニー(WWE-20074)に続くアイヴズ管弦楽曲集第2弾。時代を超越した作曲家アイヴズだが「キャンプの集い」以外はあまり取り上げられることがないのでうれしいリリース。いずれも百年前の作曲とは思えない新鮮な音楽だ。ヨーロッパではマーラーが後期の交響曲に取り掛かり始めたころ、このような音楽が書かれていたとは! | ||
| ヴォルフガング:リーム:弦楽四重奏曲集 Vol.4 弦楽四重奏曲第10番(1993/1997)/ 弦楽四重奏曲第12番(2000/2001)/ カルテット・スタディ(2003/2004) |
ミンゲ四重奏団 | |
| 録音:2005年。 ベートーヴェンの偉業に挑むかのようにとどまることを知らないリームの弦楽四重奏曲シリーズ第4集。40歳代前半の第10番から近作まで。第10番では演奏者の語り(叫び?)も入る。 | ||
| ヴォルフガング・リーム:3つの歌曲集 ハイナー・ミュラーの詩による11の歌曲(1999)/ ヘルマン・レンツの詩による8つの歌曲(1998)/ リルケの4つの詩(2000) |
クリストフ・プレガルディエン(T) ジークフリート・マウザー(P) | |
| 録音:2003年。 リームの歌曲作曲家としての側面を知ることができる。シューベルト、マーラー、R.シュトラウス、ベルクと続くドイツ・リートの伝統を踏まえた叙情的な歌曲集。後期ロマン派の香り漂う耽美的な世界。ドイツ・リート歌手としてゆるぎない評価を得ているクリストフ・プレガルディエンが好演。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2002 ジュリオ・エストラーダ(1943-):うーむ(Hum) 望月京(1969-):聴音(Ecoute) ジェラード・ペープ(1955-):聖テレジアの恍惚 アラン・ヒラリオ(1967-):フォノオートグラフ カリン・レーンクヴィスト(1957-): タイレ・ディッヒ・ナハト ヘルムート・エーリング(1961-):ER.eine she ヨゼフ・アントン・リードル(1927-): vollicht aust es sa.V ヤープ・ブロンク(1953-):ムンドルンドゥム クラウス・フーバー(1924-):乗馬の際必要な魂 ベルンハルト・ラング(1957-): ディフェレンツ/ヴィーダーホルンク7 ハヤ・チェルノウィン(1957-): maim zarim,maim gnuvim |
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・ シュトゥットガルト シュトゥットガルト 南西ドイツ放送 ヴォーカル・アンサンブル シルヴァン・カンブルラン指揮 南西ドイツ放送so./他 | |
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2003 ピエール・ヨドロフスキ(1971-;フランス): 人々/時間(クラリネット、トロンボーン、チェロ、 ピアノ、打楽器、8チャンネル音響システムと インタラクティブ・ヴィデオのための;2003) アルナルフ・ヘルマン(1968-;ドイツ): パノラマ(アンサンブル、ライヴ・エレクトロニクス、 インタラクティブ・ヴィデオのための;2003) エンノ・ポッペ(1969-;ドイツ): Rad(2台のピアノのための;2003) セルゲイ・ネフスキ(1972-;ロシア): Fluss(語り手と大アンサンブルのための;2003) ゲオルク・フリードリヒ・ハース (1953-;オーストリア): natures mortes(管弦楽のための;2003) イザベル・ムンドリー(1963-;ドイツ): Penelopes Atem[ペネロープの息](メゾソプラノ、 アコーディオンと管弦楽群のための;2003) ペーター・アブリンガー(1959-;オーストリア): 管弦楽のための3分(2003) ジェイムズ・クラーク(1957-;イギリス): ファイナル・ダンス (室内アンサンブルのための;2002/03) |
クラング・フォルム・ウィーン バーデン=バーデン& フライブルク・SWRso. ロバート・H・P・プラッツ 他 | |
| このアルバムでも1960年代、70年代生まれの作曲家の台頭が著しい。1枚目は若手のライヴ・エレクトロニクス、ヴィデオを取り入れた、いわばミクスト・メデイア的作品、2枚目は中堅に入りつつある作曲家のオーケストラ、大アンサンブルのための作品というふうに分けることが出来る。日本の現代音楽作曲界では未だに限られた人しか行っていないミクスト・メディアやパフォーマンスを伴った作品もヨーロッパでは盛んで、この方向に現代音楽の未来を賭けている観すら感じられる。しかしCDでどれだけその作品の全体像を把握出来るのか、聴き手の想像力も試されそうである。 | ||
| ゲラルト・エッケルト(1960-):室内楽作品集 des Nichts,veriorene Schatten[何もない、失われた影] (アンサンブルのための;1999/2000)/ l'etendue des fins eclat,eparse (ヴァイオリン独奏のための;1997/2002)/ erinnerte Zeit,gebrochen [記憶された時間、断片化された] (クラリネット、バス・クラリネット、 ヴァイオリンとピアノのための;1996)/ offen-fin des terres[開け−大地の終わり] (アンサンブルとテープのための;2002) |
アンサンブル・アドヴェンチャー フリーデマン・トライバー(Vn) 他 | |
| ゲラルト・エッケルトはドイツに生まれ、作曲をワルター・ツィンマーマンに師事した後、ニコラウス・A・フーバーについて研鑚を積んだ。その後ヨーロッパの音楽祭で数々の賞を獲得して活躍しており、来日して秋吉台国際現代音楽セミナーではレクチャーを行ったこともある。切り詰められた素材を駆使し、隙のない、緊張した音空間が構築されている。 | ||
| ゲルハルト・E.ヴィンクラー(1959-): 相互作用による歌劇「七日物語」 (マルグリット・ド・ナヴァールの物語による) |
ジャニー・ブランガー(S) マーティン・リンジー(Br) ファブリス・ディ・ファルコ(S) アレクサンダー・レープライン監督 ゲルハルト・ E.ヴィンクラー(電子音楽ライヴ)他 | |
| 録音:2002年5月、ライヴ。 マルグリット・ド・ナヴァール(1492-1549)はフランスとスペインにまたがるナヴァール王国の王ヘンリー2世の王妃で、短編連作集「七日物語」は死後1558年に出版された。 そこから選ばれた7つの物語は物語の中核にすぎず、舞台上の歌手たちと生の電子音楽が相互に作用し合って作品が作られて行く。ミュンヘン・オペラ・ビエンナーレの委嘱により、カールスルーエのZKM(芸術・メディア技術センター)の協力を得て2002年の初演を含め4回演奏され、このCDはその2回目のライヴ録音だが、この作品の一つの形に過ぎない。 | ||
| エルマー・ランプソン(1952-): 弦楽四重奏曲第2番(1992-1998) ハレルヤ(チェロ独奏のための;1996) /ヴァイオリンとピアノのための4つの小品(1988) |
マルク・ダニエル(Vn) ジル・ミレ(Vn) トニー・ニス(Va) ガイ・ダネル(Vc) ヴォルフガング・セルナー(Vc) ヤン・ミカエル(P) | |
| 最近は指揮者としても数多くの現代作品の初演に携わるランプソンはハンブルク在住の作曲家。作曲者がシュニトケ、リゲティ、グバイドゥリーナ、そしてアルヴォ・ ペルトの影響を受けたと言う通り、彼の音楽は折衷主義的ではあるが、基本的に現代性の中に仄かな叙情を湛えた、最近のドイツの作曲家には珍しい(?)ロマンティックなものといえるだろう。 表現主義的な激しい表出性と静けさとの対比、そして静寂のなかで鮮やかに煌めく調性的、旋法的響き。特殊奏法もここでは宇宙の広がりを感じさせ、独自の詩的ニュアンスを含んでいる。 特に1998年に完成された2楽章からなる弦楽四重奏曲第2番は彼の美学が端的に示された秀作。 | ||
| ニコラウス・ブラス(1949-): 室内楽作品集 Vol.1 ピアノのための「ヴォイド」(1999)(*)/ アコーディオンとヴァイオリンのための 「ア・デュー」(2003)(#)/ ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための トリオ(1991)(+) |
モニカ・シュテール(P;*) フーゴ・ノース(アコーディオン;#) スザンネ・シュッツ(Vn;#) クリスティ・ベッカー(P;+) ジェフリー・ホアートン(Vn;+) ロマン・グッゲンベルガー(Vc;+) | |
| 録音:1999年5月/2004年5月。 ドイツとオーストリアとスイスの国境の町リンダウに生まれたブラスはラッヘンマンに師事、静謐な音の持続を好む傾向があるが、時折激しい音の嵐が訪れる。 | ||
| チャールズ・ウォーリネン(1938-):ピアノ作品集 ブルー・バンブーラ(1980)/ アヴェ・クリステ:ジョスカン(1988)/ ピアノ・ソナタ第3番(1986)/バガテル(1988)/ 自分によく似たワルツ(1977)/ ハワード・クラインのためのアルバム綴り(1984)/ カプリチオ(1981) |
アラン・フェインバーグ(P) | |
| 録音:1994年12月/2003年6月。 ニューヨーク生まれの作曲家ウォーリネンはミニマリストに比較して自らをマキシマリストを呼ぶ。その作品からはセリー、モード、アイヴス風ポリスタイリスムなど様々な要素が聴きとれるが、それらはピアノという楽器を通して、より抽象的な音の造形物に昇華されている。 | ||
| エンノ・ポッペ(1969-):室内楽作品集 クラリネットと小アンサンブルのための 「ホルツ」(1990/2000)(*)/ ヴァイオリンのための17のエチュード第2集(1993)(#)/ フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための 「Geloschte Lieder」(1996/99)(+)/ 弦楽四重奏のための「ティアール」(2002)(**)/ 2つのキーボードのための「ラッド」(2003)(##) |
クリスティアン・フォーゲル(Cl;*) アンサンブル・モザイク(*/+) ハチャトゥール・カナヤン(Vn;#) カイロスSQ(**) エルンスト・スルベルク(Kb;##) ベンヤミン・コブラー(Kb;##) | |
| 録音:2004年11月&12月。 ポッペはドイツで作曲と指揮を学んだ後にパリでも学び、数々の賞を受賞、様々な団体から委嘱を受ける一方、ハンス・アイスラーの研究も行っている。どこかユーモアのある、とぼけた、それでいて独創的な楽器法や音の選び方は、さすがアイスラーに関心を持つ作曲家だけのことはある。ただ調子の外れたキーボードをいたずら弾きしているだけに聴こえる(実際そんなことはないのだろうが)2つのキーボードのための「ラッド」など馬鹿っぽくて大変好感が持てる。 | ||
| ニコラウス・ブラス(1949-):作品集 Vol.3 〜弦楽四重奏曲集 「記憶と忘却」〜弦楽四重奏のための(2004)/ 弦楽四重奏曲第2番/ 「無題」〜弦楽四重奏のための音楽 |
アウリトゥスSQ | |
| 録音:2005年-2006年。全作品世界初録音。 ブラスは当初、医師を志していたが作曲家に転向、ヘルムート・ラッヘンマンに師事した。医師としての冷静な視点とラッヘンマン譲りの魂が軋むような音響が合体し、人間の心の深淵を覗き込むような暗い音楽を書き綴っている。 | ||
| ディエゴ・ミンキアッチ(1955-):ピアノ作品集 Vol.1 小品第1番「天使の踊り 間奏曲」(1979)/ 小品第2番「3つの時の形」(1983)/ 小品第3番「COCKAMAMEY」(5つのピアノのための)(1990)/ 小品第4番「Vae Victis」(1996-1997)/ 小品第6番「La connessione disumana‐then‐ Sequitur clades, fortes an dolo princiois incertum」(2003) |
ジェイムス・クラッパートン(P) | |
| 録音:2003年。世界初録音。 ミンキアッチはシュトックハウゼンやノーノ、ヌネスらの作品を研究し自身の作品に取り入れている。彼は内科と神経科の博士号を取得している変り種。フェルドマンとも違う点描的でまったりした時間が延々と流れてゆく作品群。 | ||
| パウル・クレーヘのオマージュ シャンドール・ヴェレシュ(1907-1992): 2つのピアノと弦楽オーケストラのための幻想曲 「パウル・クレーへのオマージュ」(1951)(*) エリック・ゴーディベルト(1936-): ホルンと弦楽のための 「オルフェウスの庭」(1984)(#)/ ジャン=リュック・ダルブレイ(1946-): 弦楽オーケストラ、ホルン、バセット・ホルンのための 「オルフェウスの庭」(1996)(+) |
アンドレアス・グラウ(P;*) ゲッツ・シューマッヒャー(P;*) オリヴィエ・ダルブレイ(Hn;#/+) マルクス・ ニーダーハウザー(バセットHr;+) エーリヒ・へーバルト指揮 カメラータ・ベルン | |
| 録音:2004年5月/2004年12月、以上ライヴ。 アルバム・タイトルの通り、パウル・クレーの絵画にインスパイアされた作品を集めたアルバムで、2005年6月に開館したベルン(スイス)のパウル・クレー美術館に献呈されている。ヴェレシュ作品はバルトークの抒情的な側面を強調したような7つの小品からなる美しいピアノ協奏曲で、それぞれクレーの絵画の題がつけられている。過去にアンドラーシュ・シフも録音していた。ゴーディベルトとダルブレイは同じ絵画にインスパイアされているものの、作風はゴーディベルトが静謐なのに対してダルブレイは動的、攻撃的と全く対照的である。 | ||
| ホセ・ルイス・トゥリーナ(1952-):協奏曲集 ピアノ協奏曲(1996/97)/ヴァイオリン協奏曲(1987) |
ギレルモ・ゴンザレス(P) ビクトル・マルティン(Vn) ビクトル・パブロ・ペレス指揮 テネリフェso. | |
| J.L.トゥリーナはスペイン・マドリッド生まれ。有名なホアキン・トゥリーナ(1882-1949)の親戚かどうかは不明。作曲をロドルフォ・ハルフテルらに学び、後にフランコ・ドナトーニにも教えを受けている。作風は調的響きもよく現れるリズミックかつエネルギッシュなもので、時にストラヴィンスキーを想起させる。ヴァイオリン協奏曲ではトムトムの連打にヴァイオリンが絡む出だしなど、実に野蛮でさすがラテン系の血を感じさせる。いささか古臭い部分があるという意見もあるが、こういう血肉を感じさせる作曲家が出て来たのはうれしい。 | ||
| スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):作品集 ピアノ協奏曲第1番「アトランティコ」(2000)(*)/ 大気の光(La Luz del aire;2000)(#)/ ラティール・イスレーニョ(1998)(+)/ 孤独(Soledad,1998) |
ギレルモ・ゴンザレス(P;*/+) レイフ・セーゲルスタム指揮(*) ヘルシンキpo.(*) ホセ・デ・エウセビオ指揮 プロジェクト・ヘラルド(Ens.)(#) ホセ・デ・エウセビオ指揮(**) チェコ・ヴィルトゥオージ(**) | |
| 録音:2001年2月8日、カナリア諸島音楽祭、ライヴ(*)/2001年6月20日(#)/1998年1月11日(+)/1998年4月21日、ブルノ(**) デラクルスはスペイン・マドリッド生まれの女流作曲家。彼女の作風も上記のトゥリーナと同様ストラヴィンスキーを想起させる、リズミックでエネルギッシュなもの。ピアノ協奏曲「アトランティコ」はセーゲルスタムのダイナミックな演奏も相まって激しく盛り上がる。怒涛のクライマックスはバルトークか? 伊福部か? といった趣で興奮もの。(#)は管楽器と打楽器のアンサンブルのための作品で、こちらはヴァレーズやケージを連想させる。他の作品もどちらかと言えば聞きやすく、スペインの現代作曲界も硬派なハルフテルから今回のJ.L.トゥリーナやデラクルスのような作曲家まで実に多彩であることがわかる。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2004 アンドレアス・ドーメン(1962-):大管弦楽と ソリストのための「ラウトゥング」(2003-2004)(*) レベッカ・ソーンダース(1967-):アコーディオン、ピアノ、 合唱と管弦楽のための「ミニアータ(2004)(#) ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):管弦楽と サウンドトラックのための「もう一人の自分」(2004)(+)/ ピエルルイジ・ビローネ(1960-): 4つの自動車のサスペンションとグラスのための 「マニ、デ・レオナルディス」(2004)(**) |
テオドロ・アンゼロッティ (アコーディオン;#) ニコラス・ホッジス(P;#) ローランド・クルティヒ指揮(*/+) ハンス・ツェンダー指揮(#) バーデン=バーデン &フライブルクSWRso.(*/#/+) ノイエ・ヴォーカルゾリステン・ シュトゥトガルト(*) シュトゥットガルト SWRヴォーカル・アンサンブル(#) クリスティアン・ ディアーシュタイン(Perc;**) | |
| 録音:2004年10月15日-17日、ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ。全作品世界初演。 ドーメンの「ラウトゥング」はヴォーカル・グループと大管弦楽が息もつかせぬ緊張した関係でぐいぐいと推進する音楽。ヴォーカルの発する言葉は純粋な音響の渦となって大管弦楽と同化する。ソーンダースも声(合唱)と管弦楽による作品で霧のようにたなびく合唱とアコーディオンのクラスターの持続を管弦楽のひきつった響きが切り裂く。ファン・デル・アー作品はライヴ・エレクトロニクス作品で管弦楽とコンピュータで制作したらしき音響が融合したリリカルな音楽。そして自動車とサスペンションとグラスのためのビローネ作品は、その編成から想像できるように特殊な音響イメージが売りとも言え、生楽器でやる電子音響といった趣きの作品。子供の頃、学校帰りに近所の家の鉄の柵を棒で叩きながら帰った記憶がよみがえる?、そんな作品。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2005 Vol.3 マルコ・ストロッパ(1959-):オッシア(2005)(*) サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-): 電話の考古学(2005)(#) ラルス・ペター・ハーゲン(1975-): ノルウェイのアーカイヴ(2005)(+) クラウス・オスパルト(1956-): チャピーナ・ヴァリエーション(2001)(**) |
アンネッテ・ビク(Vn;*) アンドレアス・リンデンバウム(Vc;*) マティルデ・ホールシアンゴー(P;*) エミリオ・ポマリコ指揮(#) クラングフォルム・ウィーン(#) ペーテル・エートヴェシュ指揮(+) ヒルヴェルスム放送室内po.(+) ペーター・ヒルシュ指揮(**) バーデン=バーデン・フライブルク 南西ドイツ放送so.(**) | |
| 録音:2005年10月、ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。 イタリア作曲界の中心的存在シャリーノのほか、若手中堅世代の作曲家の作品を収録。ハーゲンの「ノルウェイのアーカイヴ」(Norske akiver)は室内管弦楽とエレクトロニクスのための作品。 | ||
| モートン・フェルドマン(1926-1987): スリー・ヴォイシス(3つの声) 〜声とテープのための |
マリアンヌ・シュッペ(声) | |
| 予め歌手の声を録音し、マルチトラックで流しながら歌うという、ライヴ・エレクトロニクス作品。発想はライヒのエレクトリック・カウンターポイントなどと同じだが、耳にした印象は全く異なる。フェルドマンのほかの作品と同じく、単調な流れの中で、聴き手の関心はいつしか構造よりも音そのものに集中し、次第に音源が声であることを忘れてしまう。シュッペの音程の良さもあるが、声がやがて電子オルガンのように聞こえてくるから不思議だ。全11曲からなる大作。 | ||
| ハンス・ヴェルナー・ ヘンツェ(1930-):ピアノ作品集 ルーシー・エスコット・ ヴァリエーション(1963)/ ピアノのための変奏曲(1948)/ 映画「白鳥の愛」 〜ひとつの小さなフレーズ(1984)/ 「トリスタン」への前奏曲(2003)(*)/ ピアノのための3つの細密画 「ケルビーノ」(1980/1981)/ トッカータ・ミスティカ(1994)(*)/ ソナチネ 1947(1947)(*)/ ピアノ・ソナタ(1959) |
ヤン・フィリップ・ シュルツェ(P) | |
| 録音:2005年。(*)は世界初録音。 管弦楽作品の多いヘンツェの初期から近作のピアノ曲を集めた珍しいアルバム。33歳の時の「ルーシー・エスコット・ヴァリエーション」は水彩画を思わせる印象派のような響きに始まり、やがてショパン、ベルク的と次第に濃厚なサウンドに変化してゆく。トッカータ・ミスティカではプロコフィエフとジャズの影響が、一番新しい「トリスタン」への前奏曲では寡黙で点描的な作風のなかに作曲家の最近の境地がうかがえる。ヘンツェ芸術の変遷を端的にたどれる恰好のアルバム。 | ||
| フリードリヒ・チェルハ:管弦楽作品集 帯(1959/1974)(*)/ヴァイオリン協奏曲(2004)(#) |
ヨハネス・カリツケ指揮(*) ベラトラン・ド・ビリー指揮(#) エルンスト・コヴァチッチ(Vn;#) ウィーン放送so. | |
| 録音:2005年11月、ウィーン、モデルン・ライヴ(*)/2005年12月(#)。 オーストリア作曲界の大御所チェルハの新旧オーケストラ作品を2曲。33歳の時の「帯」はリゲティの影響が見られるトーン・クラスターの作品だが2004年に書かれた近作のヴァイオリン協奏曲はうって変わってかなり伝統的なスタイルをとっている。ヴァイオリンのヴィルトゥオジティを駆使した、かなり聴き映えのする曲。 | ||
| ラディスラフ・クビーク(1946): 室内楽作品集 Vol.3 ピアノと打楽器のための「ポートレイト」(2005)/ テノールとピアノのための 「ジバゴの歌」(2002-2005)/ クラリネット、チェロとピアノのための トリオ「変容」(2003)/ トロンボーンとピアノのためのソナタ(2004) |
ジェームス・ナレイ(P) ジョアンナ・ソブコワ(P) アレクサンダー・ イメネズ(Perc) 他 | |
| 録音:2004年-2006年。 クビークは旋法的な響き(特にメシアンの移調の限られた旋法など)を基礎にして豊穣な旋律あふれる音楽を作曲する。ここに収められた室内楽と歌曲はいずれも手堅い筆致で書き上げられた現代の古典ともいうべき秀作、佳作である。 | ||
| ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996): 作品集 キリスマ(1977)/トロッピ(1959)/子音(1962)/ ダーレス(1979)/リゾナンツェ(1989)/ イントネーション(1992)/ カントゥス・プラヌス(1990-1991) |
アンサンブル・リゾナンツェ | |
| 録音:2004年。 イタリアの作曲家カスティリオーニによる初期から晩年の作品。前衛の時代を生きた作曲家の例外にもれずウェーベルンの影響を受けた点描的な作風から特殊音響を駆使してオリジナリティを獲得した中期、晩年の声楽作品は調性的な響きも入り独自の境地に達している。 | ||
| 珍楽器、 ハイパー・バス・フルートのための作品集 ロベルト・ファブリチアーニ(1949-): ハイパー・バス・フルートとテープのための 「滅びゆく氷河」(2005) [ウルラシュラジュ氷河/パステルツェ/ サウス・カスケード氷河/ フルトヴェングラー氷壁/キャロル氷河/ カルカルタヤ氷河] |
ロベルト・ファブリチアーニ (ハイパー・バスFl) | |
| 録音:2005年。 ARTSレーベルやCOL LEGNOレーベルにフルーティストとして多数の録音をしているファブリチアーニの自作自演。バス・フルートを超えるハイパー・バス・フルートを作曲者自らが吹き(?)悠久の氷河の響きを表現する。フルートというより水道管かホースを吹いているような印象で、氷河のなかを吹き渡る風、崩れ落ちる氷塊のような音響が聴き手の想像力をかきたてる。 | ||
| オルガ・ノイヴィルト(1968-):死と乙女 II (エルフリート・イェリネクのテキストによる) |
アンネ・ベンネント、 ハンナ・シグラ(語り) ゴットフリート・ ヒュングスベルク (コンピュータ・ プログラミング) クリスティアン・ フェングハウス (マスタリング) | |
| 制作:2007年。 オーストリーの若い世代を代表する作曲家ノイヴィルトの朗読とコンピュータ音響のための50分に及ぶ大作。もちろんシューベルトの作品を意識した物だろう。コンピュータの電子音響を背景にイェリネクのドイツ語による詩が二人の語り手によって朗読される。電子音響のほか、詩の言葉を暗示する具体音も登場、語り手の声も加工される。まるで心霊番組のBGMといった趣き。現代ヨーロッパの不条理劇を楽しもう。 | ||
| ジョルジュ・アペルギス: Recitation(暗唱)[1−14] (2001年ウィーン・モデルン版) |
ドナティエンヌ・ ミシェル・ダンサク(声) | |
| 録音:2001年、ウィーン・モデルン。全曲世界初録音。声のソロだけで43分の大作! 度々来日して講演とコンサートを行っているギリシャ生まれのフランスの作曲家アペルギスの声のためのソロ作品。タイトル通り、暗唱したり、笑ったり、泣いたり、叫んだりと、声のあらゆる可能性を限界まで試している点で、グロボカールやベリオによる声のためのシアトリカルな作品と同一線上にある。歌手のドナティエンヌ・ミシェル・ダンサクはブーレーズのアンサンブル・アンテルコンタンポランでベリオのラビリントスを歌ったほか、レ・ザール・フロリザンでバロック・オペラを歌うなど、その活動は多岐に渡っている。 | ||
| クラウス・ラング(1971-): ミサ曲「幸いなるかな心貧しき者」 [導入/キリエ/グローリア/クレド/ サンクトゥス/ トッカータ・エレヴァショーネ/ アニュス・デイ/エグズイスタス] |
ゲルヴィヒ・ ロミラー神父(チャント) ナターリア・ プシェニチュニコワ(声) ローラント・ダヒンデン(Tb) ギュンター・ マインハート(Perc) トリオRGB トマス・ムージル (ライヴ・エレクトロニクス) | |
| 声とトロンボーン、打楽器、弦楽のために書かれた極めて真摯な音楽。鐘楼にも似た祈りの響きに導かれて始まる声明風のサウンドは秀逸。グレゴリオ聖歌にパーカッション、コンピューターサウンドを融合した現代のミサ曲。 | ||
| ハイドン:交響曲第27番 ト長調(*) フランツ・コーグルマン(1947-): 夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる 黄昏時の熟考)(#) |
グスタフ・クーン指揮(*) ボルツァーノ・ トレント・ハイドンo.(*) ペーター・ブルヴィク指揮(#) 20世紀 exxj アンサンブル(#) | |
| コーグルマンは2007年還暦を迎えるオーストリーの作曲家で最初クラシックを学んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタンス。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラージュ的音楽が展開する。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあらずで、そのとぼけた味わいが楽しい。その前にクーン指揮による元ネタのハイドンが収録。こちらはまじめな演奏。 | ||
| ニコロ・カスティリオーニ(1932-96): ピアノ作品全集 運動の始まり(1958)/変化(1959)/ 3つの小品(1978)/私が夏を渡すように(1983)/ ドゥルチェ・レフリジェリウム (6つの聖職者の歌)(1984)/ ソナティナ(1984)/森の中の鹿(1988)(*)/ 踊りの始まりに(1989)/He(1990)/ 前奏曲・コラールとフーガ(1994)(*) |
アルフォンソ・ アルベルティ(P) | |
| 録音:2007年7月、(*)印:世界初録音。 2006年没後10年を迎えたカスティリョーニのピアノ作品全集。カスティリョーニ自身が卓越したピアニストだったせいもあって現代音楽の華麗なピアニズムが駆使されている。初期はセリー、やがてリゲティかミニマルを思わせる、持続運動の過程で色彩の変化が追求される作品に変化、時代のムーヴメントと連動した多様な作品集となっている。 | ||
| シェーンベルクとシュランメル・ブリューダー シェーンベルク: セレナーデ Op.24〜 [行進曲/舞踏の情景/言葉のない歌/ 盗み/フィナーレ]/ 月に憑かれたピエロ Op.21〜 [月に酔いコロンビーネ/蒼ざめた洗濯女/ ショパンのワルツ/パロディー/赤いミサ 絞首台の歌/おお、 なつかしい香りよ] チェルハ:古い歌〜 [シュルツ夫人の脈が/ワイン/ハイク] シュランメル:燕の挨拶/朝の挨拶/最後の鈴の音 ライヒト:私と月 シュトローマイヤー:踊り シュテルツミュラー:シュテルツミュラーの踊り リーダー:わしがいつか死ぬ時 |
クランクフォルム・ウィーン ジェニー・レナーテ、 ヴァルター・ラファイナー(歌) | |
| 録音:2006年5月18日/2006年12月15日。 シェーンベルク、チェルハの作品をバラバラにして、その間にヨハン・シュランメル、フェルディナント・ライヒト、アロイス・シュトローマイヤー、ヴィンツェンツ・シュテルツミュラー、カール・リーダーといった、ウィーンの民衆音楽を挟み込んだもの。ウィーンというバックボーンが共通しているためか違和感の無さは意外な程で、不思議な統一感を作っている。ウィーンの音楽の両面を体験するに最適のCD。 | ||
| フラヌイ=ムジークバンダ〜 シューベルト/マルクス・クレーラー &アンドレアス・シェット編:歌曲集 (全17曲;シューベルトよるインスパイア) さすらい人/水辺の歌/さすらい人の夜の歌/ 宵の明星/別れ/月に/ それはあなたが休むということ/円舞のために/ 夕映え/この上ない幸福/私はよそ者/他 |
フラヌイ [エリーザベト・ ハリンゲー(Vn) ロメト・ ホプフガルトナー (Sax/Cl) マルクス・クレーラー (Cb/ アコーディオン) アンドレアス・シェット (Tp/コルネット/声)他] | |
| 録音:2007年。抱腹絶倒? 斜に構えるにも程がある? ねじれにねじれたシューベルト! 「フラヌイ」とはオーストリーは東チロルのインナーヴィルグラテン村にある山の牧場の名前。インナーヴィルグラテンは音楽家が多く出ている村として知られている。以前ツェンダーの創造的編曲による「冬の旅」があったが、これは同じくシューベルトの様々な歌曲に、似た発想で手を加えたオムニバス。しかし声はたまにしか入らず、主に器楽アンサンブルが中心。サックス、トランペット、ツィター、アコーディオン、ダルシマー、ダブルベース、チューバなどによるアンサンブルがシューベルトを時に安っぽい酒場のバンド風に、時に東欧風に変える。ツェンダーとは似ても似つかない「村のバンド」的なチープさがたまらない。 | ||
| リゲティ(1923-2006): ピアノとチェンバロのための作品集 ピアノ練習曲第1巻(1985)/ インヴェンション(1948)/ カプリッチョ[第1番/第2番](1947)/ ムジカ・リチェルカータ(1951-1953)/ チェンバロのための3つの小品 [ハンガリーのパッサカリア/ ハンガリアン・ロック/コンティヌウム] |
エリカ・ハーゼ (P/Cemb) | |
| 録音:1990年。"Collage" Series 。WWE-31815と同内容。久々となる同番号での再プレス(2007年)で、装丁は一新。 | ||
| カーゲル(1931-):管弦楽作品集 イデー・フィクス(1988-1989)/ 管弦楽のための「ロンド」/ 鍵盤楽器と管弦楽のための音楽(1987-1988)/ 作品1.991(1990)/ 管弦楽のための演奏会用小品 |
クリスティ・ベッカー(P) クリストフ・ドルズ(P) ヴィルヘルム・ ノイハウス(P) ペーター・ディッケ(P) マウリシオ・カーゲル指揮 ザールブリュッケン放送so | |
| 録音:1991年。"Collage" Series 。WWE-31826と同内容。久々となる同番号での再プレス(2007年)で、装丁は一新。 カーゲルはシアトリカルな作品が多いが、管弦楽作品に限っては前衛音楽というより驚くほど映画音楽的でニーノ・ロータ、エンニオ・モリコーネ、ショスタコーヴィチすら想起させる。一癖二癖あるコミカルでスパイシーな作品ばかり。 | ||
| マデルナ:放射/オーボエ協奏曲第1番/信仰の庭 | エデル(Ms) アルトゥーロ・タマヨ指揮 南西ドイツ放送so. ファベル(Ob) ブルーノ・マデルナ指揮 ダルムシュタット 国際器楽アンサンブル ハンス・ツェンダー指揮 オランダ放送室内o. | |
| "Collage" Series 。 | ||
| クセナキス: アタ/ネシマ/メタスタシス/ロールコス/ カリスマ/藺の茂る土地 |
ミヒャエル・ギーレン指揮 ハンス・ロスバウト指揮 南西ドイツ放送so. ジルベール・アミ指揮 ヌーヴェルpo. ジークフリート・パルム(Vc) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ノーノ: 2つの表現/ 無限の可能性を持つ建築家 A.C.スカルパに寄せて/ 断片−静寂、ディオティマへ/後・前奏曲 |
ハンス・ロスバウト指揮 ミヒャエル・ギーレン指揮 南西ドイツ放送so. モスクワSQ | |
| "Collage" Series 。 | ||
| モートン・フェルドマン(1926-): ピアノとオーケストラ(1975)(*) 持続II(1960)(#) ロスコ・チャペル(1971)(+) |
ロジャー・ウッドワード(P;*) ハンス・ツェンダー指揮(*) ザールブリュッケン放送so.(*) ロハン・デ・サラム(Vc;#) イヴァル・ミカショフ(P;#) ジュリー・モファト(S;+) ウルリケ・コッホ(A;+) ルペルト・フーバー指揮 クラングフォルム・ウィーン(+) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-): 弦楽三重奏曲(1988)(*)/魂の時間(1974)(#)/ カンタータ「メンフィスの夜」(1968)(+) |
モスクワSQ員(*) ティムル・ミンバイエフ指揮 レニングラードpo.他(#) モスクワ国立フィルムo.他(+) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ヴォルフガング・リーム(1952-): ヴェルフリ歌曲集(1981/82)(*)/ ピアノ小品第7番(1980)(#)/ 女性・声(1989)(+)/文字で(1995)(**) |
リヒャルト・ザルター(Br;*) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮 レニングラードpo.(*) ベルンハルト・ヴァムバッハ(P;#) イゾルデ・ジーベルト(S;+) カルメン・フッジス(S;+) ミヒャエル・ギーレン指揮 南西ドイツ放送so.(+) ハンス・ツェンダー指揮 バンベルクso.(**) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ピエール・ブーレーズ(1925-): ポリフォニーX(1951)(*)/力への詩(1958)(#)/ マックス・エゴン王子の追悼に(1959)(+)/ ストリュクチュールII(1961)(**) |
ハンス・ロスバウト指揮(*/#) ピエール・ブーレーズ指揮(#/+) 南西ドイツ放送so.(*/#) ドメーヌ・ミュジカル(+) エヴァ=マリア・ログナー(S;+) イヴォンヌ・ロリオ(P;**) ピエール・ブーレーズ(P;**) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| アルフレート・シュニトケ(1934-1998): ショスタコーヴィチの追悼の前奏曲(1975)(*)/ 合奏協奏曲第1番(1977)(#)/ 2つの小品(1983)(+)/トリオ・ソナタ(1987)(**) |
ヴラディーミル・スピヴァコフ(Vn;*) ギドン・クレーメル(Vn;#) タチアナ・グリンデンコ(Vn;#) ユーリ・バシュメット指揮 アンサンブル=ソロイスツ(#) リュドミラ・ゴルブ(Org;+) デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 シュトゥットガルトco.(**) | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ラッヘンマン:アンテリュールI/周縁の変動/エール | クリストフ・カスケル(Perc) エルネスト・ブール指揮 南西ドイツ放送so. ローター・ツァグロセク指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
| "Collage" Series 。 | ||
| ルイジ・ノーノ(1924-1990): イオ、プロメテウスからの断片 (3人のソプラノ、小合唱団、バス・フルート、 コントラバス・クラリネット、 ライブ・エレクトロニクスのための;1981) 息づく静寂(小合唱団、バス・フルート、ライブ・ エレクトロニクスとテープのための;1980/83) |
カティア・ブランシュカ(S) ロベルト・ファブリツィアーニ (Cb-Fl) アンドレ・リヒャルト指揮 フライブルク・ソリストcho. ミヒャエル・アッカー、 ラインホルト・ブレイグ(音響) 他 | |
| 録音:2001年、ザルツブルク音楽祭、ライヴ。 声楽と電子音響を混合して独自の作風を築いたノーノ円熟期の代表作2品。共に。バス・フルートに現代音楽の名手ロベルト・ファブリツィアーニ(ARTSレーベルでおなじみ)を迎え、特にライブ・ エレクトロニクスはハイブリッドSACDならではの迫力。両作品はともに他にCDが出ている、当SACDだけの圧倒的な臨場感はぜひヘッドフォンでお楽しみいただきたい。 | ||
| 死の間近な時〜ノーノ:声楽作品集 春が来た〜シルヴィアのための歌 (ソプラノ・ソロ独唱と6人のソプラノ・ アンサンブルのための;1960)/ 兄弟よ何処へ?(4人の女声のための;1982)/ ジャミラよ朝は近い(ソプラノ・ソロのための 「生命と愛の歌〜広島の橋の上で」から;1962)/ それはやさしい沈黙(8声のための;1960)/ 死の間近な時(ポーランド日記第2) (4人の女声とバス・フルート、チェロ、 ライブ・エレクトロニクスのための;1982) |
ピルミン・グレール(Fl) エリク・ボルギア(Vo) マンフレート・シュライアー指揮 シュトゥットガルト 新ヴォーカルゾリステン | |
| ノーノが重きをおいて作曲していた声楽作品集。 | ||
| ベネディクト・メイソン(1955-): 視覚的・聴覚的・音響学的・彫刻的音楽 「 felt | ebb | thus | brink | here | attay | telling 」 (2001) [No.1:ハーモニクスとヘルムホルツ共鳴装置のための/ No.2: 空気、火および水を備えた、グラス・ プラスチックおよび金属のための/ No.3:硬い木と高いピッチのエコーのための/ No.4:マリンバ・ドア、真鍮および粘土のための/ No.5:3つのスペースのための/ No.6:ドップラー波のための/ No.7:長い振動のための/ No.8:反響穴のある金属のチューブのための/ No.9:グリッサンド・クアドロボウと銅のための/ No.10:調律している弦楽器のための/ No.11:ゴング・ドラムと杖のための/ No.12:覆われた空気路のための] |
アンサンブル・モデルン、 インターナショナル・ アンサンブル・モデルン・アカデミー (ユンゲ・ドイチェ・フィル協力) 音楽監督:フランク・オルー | |
| 録音:2004年10月17日、ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。世界初録音。5.0マルチチャンネル/ステレオ。 使用されている楽器(?)からも想像できるように、通常、楽器とはいえない素材を使って特殊で面白い音響を作っている。音の出るもの全て楽器になりうると言ったのはベルリオーズだが、こうした試みはかつてカウエルやケージが盛んにやっていたし最近ではタン・ドゥンがやっている。一聴するとただ音と戯れている感じだがヨーロッパ人がやると生楽器でも電子音楽に聴こえるし、そこが狙いなのだろう。クラム的な神秘感も感じられ、宇宙人登場!といった奇妙な感覚に包まれたい向きにお奨め。ドナウエッシンゲンの会場で延々と真剣に演奏している奏者の顔が脳裏に浮かび、それもまた楽しい。通常CDアイテムと同一の価格。 | ||
| ルイジ・ノーノ(1924-90): 「プロメテオ」(聴く悲劇)(1981/85) |
ペーター・ヒルシュ (第1指揮) クヮメ・リャン(第2指揮) アンサンブル・ルシュルシュ フライブルク・ ゾリステンcho. フライブルクpo. ソリスト・アンサンブル SWRバーデン=バーデン・ フライブルク 南西ドイツ放送so. ソリスト・アンサンブル SWRフライブルク・ ハインリヒ・ シュトローベル 実験スタジオ | |
| 録音:2003年5月16日-18日、フライブルク・コンツェルトハウス。 ノーノの集大成的、晩年の大作オペラ「プロメテオ」全曲のCDついに本邦初登場。かつて秋吉台国際芸術村で日本初演されたこともある。コンピュータ処理された電子音響と合唱、ソリスト、オーケストラが動員され、予め録音した楽器音をコンピュータで変調させ、ライヴでもとの楽器と混ぜ合わせるなど、凝った処理がなされている。演奏される空間の音響、反響も作品の要素として計算されているため、CDでどこまで再現できるかが問題になってきたが、SACDハイブリッドの登場により、ノーノが精魂を注ぎ込んだ大作が極めて臨場感のある理想的なサウンドで再生可能となった。83ページにわたる解説、115ページにわたるリブレットつき。待望の世界初リリース。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2005 Vol.1 ベアト・フラー(1954-): ファマ/ 評判(2004/05)〜大アンサンブル、8人の声と 遊びのためのシアター・ピース(*) |
ベアト・フラー(音楽監督) クラングフォルム・ウィーン、 ノイエ・ヴォーカル・ゾリステン・ シュトゥットガルト(声楽アンサンブル) イザベレ・メンケ(語り) エヴァ・フラー(コントラバスFl)他 | |
| 録音:2005年10月、ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。KAIROS レーベル、12562-KAIと同一音源。(*)は世界初演時の演奏。 フラーはスイス生まれでウィーンでハーベンシュトック=ラマティに作曲を、オトマール・スイトナーに指揮を学んだ。(*)は大アンサンブルと声楽のための8つのシーンからなる大作。フラー独自の鮮やかな音色の変化が楽しめる。 | ||
| ドナウエッシンゲン音楽祭 2005 Vol.2 ベルンハルト・ラング(1957-): DW17(陰II)〜エレクトリック・ヴィオラ、 エレクトリック・チェロと サラウンド・オーケストラのための(2004) |
シルヴァン・カンブルラン指揮 バーデン=バーデン・フライヴルク 南西ドイツ放送so. ディミトリオス・ポリソイディス (エレクトリックVa) ミヒャエル・モーザー (エレクトリックVc) | |
| 録音:2005年10月。ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。 ラングは当初、哲学を学んだ後、幾つかのジャズ・バンドでアレンジャー&ピアニストとして活動し、やがてゲオルグ・フリードリッヒ・ハースのもとでマイクロ・トーナルの作曲法について学んだ。2002年にはダルムシュタット夏期現代音楽講習会に招かれ、講義を行っている。いわゆるヨーロッパの正統的前衛とは一線を画しており、ジャズの経験がそうさせるのか、アヴァンギャルド・ポップの傾向が強い。このDWシリーズは本レーベルから3(2000)、8(2003)、15(2003)が出ている(全てWWE-20090)。DW17は電気加工されたヴィオラとチェロと管弦楽のための作品でほとんどノイズ系ロックである。 | ||
| ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):作品集〜 第42回ダルムシュタット 夏期現代音楽コース(講習会)2004より オルガンとエレクトロニクスのための 「ミクスチュア V 」/ オルガン独奏のための「小さい巻物で遊ぶ」/ オルガン独奏のための「ヴォクス・アクータ」/ オルガンとエレクトロニクスのための 「 bwv.org 」 |
ヴォルフガング・ミッテラー (Org/エレクトロニクス) | |
| 録音:2004年、ライヴ。 オルガンの特殊な音響を追求した作品でエレクトロニクスと連動させシュールな世界が繰り広げられる。イルカ? それとも宇宙人の声? と言うような連想を起させる不思議なサウンド。メディテーション・ミュージックとしても聴けるだろう。 | ||
| サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-): 「口、足、音」〜4本の独奏サクソフォンと100本の 移動するサクソフォンのための |
ロスト・クラウド四重奏団/他 | |
| 録音:1997年10月/他。 シャリーノはパレルモで生まれ、ほとんど独学で作曲を学び、1978年から1980年までボローニャ市立劇場の芸術監督を務めた。1974年から1996年にはミラノ、ペルージャ、フィレンツェの音楽院で教え、 作品を約50点のCDに収録している。シャリーノは充満と空、光と影、幻影と現実、内側と外側といった相反する概念を音楽の中で結合しようとする。 この作品は、大部分が独奏クラリネットによる単音かトレモロと打撃音の交替の反復から成り、終わり近くになって合奏がささやきのように加わり、独奏クラリネットの力 | ||