リチェルカールのピリオド楽器ガイド ・ピリオド楽器ガイド(オール・カラー200ページ) 楽器の変遷の諸段階/弓奏弦楽器・擦弦楽器/撥弦楽器/ 木管楽器/唇簧管楽器・金管楽器/鍵盤楽器/打楽器 ・付録CD(全8枚) 古代から中世へ ルネサンス: 「舞曲とバレ」/「ファンタジア/リチェルカーレ/マドリガーレ/シャンソン/教会音楽/変奏曲」/ 「細分装飾の芸術/モンテヴェルディの時代/鳥の歌と笛」 17世紀:「ルイ14世の宮廷音楽/ドイツの楽器職人たちの革新」 18世紀:「バッハとその息子たちの時代」 17-18世紀:「コンチェルタンテ様式/ルイ15世とコンセール・スピリチュエルの時代」 古典派から19世紀へ シギスヴァルト・クイケン(Vn) グスタフ・レオンハルト(Cemb) ヴァンサン・デュメストル(リュート) フィリップ・ピエルロ(Vg) マルク・ミンコフスキ指揮 ブリュノ・コクセ(Vc) クリスティナ・プルハル(Hp) コンラート・ユングヘーネル(リュート) ミシェル・ゴダール(セルパン) ホセ=ミゲル・モレーノ(G) ジェレミー・パパセルジオー(Fg)他 | ||
#一時期流通した国内仕様盤 (MRIC-100) は代理店の撤退に伴い廃盤となっており、現在の流通盤に日本語訳等は付属しておりません(欧文のみ)。 | ||
リチェルカール・ピリオド楽器ガイド2〜 19世紀から20世紀へ 1800-1950
ジャン=フランソワ・マドゥーフ(各種Tp/サクソルン/他) マルク・ジラール(オフェクレイド) エリック・ホープリッチ(Cl) コンラート・ヒュンテラー(ベーム式Fl) マルク・ジラール(チンバッソ) ジェレミー・パパセルジオー(ロシアFg/他) ニコラ・モネタ(オクトバス) ジェラール・コセ(Va) モニカ・ハジェット、ダニエル・ゼペック/他(Vn) ジャン=フィリップ・ヴァスール(Vaダモーレ) ヨーリス・ヴェルダン(Org) クロード・ドビュッシー(P−R) ヨス・ファン・インマゼール、 イェルク・デムス、ジェローム・アンタイ(各種P) ソフィー・アランク(エラールHp) ホセ=ミゲル・モレーノ(各種G) ヴァンダ・ランドフスカ(Cemb〔プレイエル〕)他 | ||
#一時期流通した国内仕様盤 (MRIC-104) は代理店の撤退に伴い廃盤となっており、現在の流通盤に日本語訳等は付属しておりません(欧文のみ)。独語版 (RIC-105) は廃盤。 | ||
モンテヴェルディの時代〜1600年前後のイタリア100年、ルネサンスからバロックへ 「CDI-IV」 俗世の音楽とオペラの誕生 / 「CD V-VI」 教会音楽の世界では 「CD VI-VIII」 楽器で奏でる音楽:ソナタ、カンツォン、バッロ… ロベルタ・インヴェルニッツィ、ジュディス・ネルソン、エマ・カークビー、マリアーナ・フローレス(S) アンリ・ルドロワ(CT) マックス・ファン・エフモント、マルコ・オルヴァ(B) エンリーコ・ガッティ(Vn) ジャン・チュベリー、ブルース・ディッキ―(ツィンク) グスタフ・レオンハルト(Cemb) ベルナール・フォクルール(Org) クリスティナ・プルハル、 アンドルー・ローレンス・キング(Hp) ラ・ヴェネシアーナ、レザール・フロリサン、 コンチェルト・イタリアーノ、ル・ポエム・アルモニーク、マーレ・ノストルム、クレマチス、 タヴァナー合唱団&プレイヤーズ、Ens.ドゥス・メモワール、Ens.アウローラ、 Ens.ル・ミロワール・ド・ミュジーク、スケルツィ・ムジカーリ、ラ・フェニーチェ、オデカトン/他 | ||
アンリ・デュ・モン:グラン・モテ集 マニフィカト/マーテル・イェルサレム/コンテムス・ドミノ/オ・フロス・コンヴァリウム/ニシ・ドミヌス フィリップ・ピエルロ指揮ナミュール室内cho.、リチェルカール・コンソート | ||
録音:2001年9月、ナミュール。 ベルギーに生れ、リュリと同時期にルイ14世時代のフランス宮廷で宗教音楽の大家として名を成したデュ・モン大規模モテット集。とりわけ「マニフィカト」は彼の代表作として知られた傑作。 | ||
ジャン・バプティスト・サングレー(1812-1875):サクソフォンのための作品集 協奏的二重奏曲 Op.55(*/+) /田園風幻想曲(*) /協奏曲 Op.57 (#) / 演奏会用独奏曲第7番 Op.93 (**) /五重奏曲第1番 Op.53 (*/+/#) ジュール・ドメルスマン(1833-1866):セレナード Op.33 クリスチャン・ドゥベック(S-Sax;*) ギイ・ゲタルス(A-Sax;+) ロランド・シュナイダー(T-Sax;#) ウルリヒ・ベルク(Br-Sax;) ギー・ペンソン(P) | ||
録音:1998年9月、ヘント。 サングレーはベルギーに生れ、パリで活躍したヴァイオリニスト、作曲家で、当時、アドルフ・サックスによって発明されたサクソフォンに関心を持ち、この新しい楽器のための作品を多く残した。このディスクは、当時に製作された銘器を使用し(ピアノも1870年頃製作のエラール)、珍しい19世紀のサクソフォンの音色と作品を現代に甦らせたもの。 | ||
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697) (*): 4つの前奏曲〔ホ短調/ト短調/ホ短調/ト長調〕/ コラール幻想曲「今ぞ来たれ、異教徒の救い主」 ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722) (#) : コラール幻想曲「バビロンの流れのほとりで」/フーガ ト短調/ コラール幻想曲「窮地にありて我らに来たるは」 ベルナール・フォクルール(Org) | ||
録音:1998年、聖ルトガー教会、ノルデン(*) /1999年2月、聖ヤコブ教会、ハンブルク(#)。使用楽器:シュニットガー・オルガン(*/#) 。 RICERCARレーベルのメイン・アーティストであるフォクルールの、「大バッハ以前の北ドイツのオルガンの巨匠たち」シリーズの一枚。ブクステフーデ門下で教会カンタータの隆盛に貢献したブルーンスと、その演奏にはバッハも心酔したと伝えられるラインケンの作品を収録。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
ハイドン(1732-1809): 8声のディヴェルティメント(バリトン、2挺のヴァイオリン、ヴィオラ、2本のホルン、 チェロとコントラバスのための/全7曲/ Hob.X: 1-6, Hob.X: 12 ) / バリトン、2本のホルン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 ニ長調 Hob.X: 10 リチェルカール・コンソート(ピリオド楽器使用) [フィリップ・ピエルロ(バリトン〔弦楽器〕) フランソワ・フェルナンデス、アルダ・ステューロプ、 山縣さゆり(Vn) 寺神戸亮(Va) ライナー・ツィパーリング(Vc) エリック・マトート(Cb) クロード・モーリ、ピート・ドンブレヒト(ナチュラルHr)] | ||
録音:1989年5月&1991年8月、ナミュール。 バリトンは共鳴弦とフレットを持ったヴィオール属の楽器で、17世紀末に考案されたが、ヴァイオリン属の隆盛によって18世紀の終わりに表舞台から姿を消した弦楽器。当時仕えていたエステルハージ公がこの楽器のファンだったため、ハイドンはバリトンを含む室内楽を数多く作曲している。山縣さゆり(Vn)と寺神戸亮(Va)が演奏に参加している。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
アルノール・ド・ランタン(?-1432): ミサ・ヴェルブム・インカルナトゥム 初期フランドル楽派のモテット(4曲) |
ディルク・スネリングス指揮 カピーリャ・フラメンカ ヘンドリク・ ヴァンデン・アベーレ指揮 プサレンテス リア・ヴァンウィング指揮 クラーリ・カントゥーリ | |
アルノール・ド・ランタン(ドランタン)〔アルノルドゥス・デ・ランティンス〕はチコーニアに学んだフランドルの作曲家。「ミサ・ヴェルブム・インカルナトゥム(言葉は肉となり)」は、単一旋律を用いた音楽史上最初の循環様式ミサ曲のひとつ。当盤では単旋律聖歌併せて演奏されている。 | ||
パレストリーナとラッススの モテット、マドリガル、シャンソンに基づく装飾的な編曲集 パレストリーナ原曲: 私は傷ついた、ああ/野も丘も/美しきかな、愛するもの ラッスス原曲: ある日シュザンヌが/こんにちは、私の恋人/ リュセット夫人よ、どちらにおいで? |
ラ・フェニーチェ | |
録音:1994年8月。 後期ルネサンスの大作曲家、パレストリーナとラッススの当時流行した声楽曲を、同時代や後世の音楽家が様々な装飾技法を凝らして器楽用にアレンジした作品を集めたもの。コルネット、リュート、ハープ、オルガン、チェンバロの様々な組み合わせによる演奏。 | ||
アルス・ムジカ 2002 メシアン:聖霊降臨祭のミサ〜抜粋 カッソル(1964-):ヒーリング・ザ・ペイン(*) ブクステフーデ:マニフィカト BWV.203 フォクルール:トッカータ 作曲者不詳(14世紀):キリエ リニー:5声のキリエとフーガ/ グラン・ジュによるディアローグ ベスマン:ファンファーレ2 |
ベルナール・ フォクルール(Org) | |
録音:2002年3月11日、ブリュッセル大聖堂、アルス・ムジカ2002、ライヴ。 世界初演の(*)や、自作のトッカータ、ベルギーの代表的作曲家ベスマン(ボースマンス)の作品などを含む意欲的なプログラム。 | ||
RIC-210 (2CD) 廃盤 |
バッハ一族のモテットとカンタータ集 ヨハン・バッハ(1604-1673)、ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703)、 ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694)、ヨハン・セバスチャン・バッハの作品 アンリ・ルドロワ(CT) マックス・ファン・エグモント(B) フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮リチェルカール・コンソート、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント エリク・ファン・ネーヴェル指揮カペラ・サンクティ・ミヒャエリス ピエール・カオ指揮ナミュール室内cho. | |
J.S.バッハ: ライプツィヒ・コラール集 BWV.651-668(全曲)/ 「高き天より、われは来たり」によるカノン風変奏曲 BWV.769a / 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546 /前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547 ベルナール・フォクルール(Org) | ||
録音:1991年10月、フライブルク大聖堂。使用楽器:ジルバーマン製オルガン。 | ||
フランク:ハルモニウムのための作品全集 5つの小品/オルガニスト(全曲)/ 前奏曲、フーガと変奏曲 (ピアノとハルモニウムによるオリジナル版)/他 |
ジョリス・ヴェルダン (ハルモニウム) ジョス・ファン・ インマゼール(P) | |
RIC-214 廃盤 |
14世紀フィレンツェのオルガネットの名手
クリストフ・ドリーネ(オルガネット) ティエリー・ゴマール(Perc) | |
心地よい仲間〜吟遊詩人の歌と踊り | ミレナリウム | |
13世紀、十字軍時代のトゥルヴェールやミンストレルらの楽曲を再現したアルバム。女声ヴォーカルと中世ハープ、オルガネット、ヴィエル、フルートとパーカッションによる。 | ||
パーセル:3声の12のソナタ/4声の10のソナタ
リチェルカール・コンソート [フランソワ・フェルナンデス、エンリコ・ガッティ(Vn) フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ベルナール・フォクルール(Org) ピエール・アンタイ(Cemb)他] | ||
録音:1990年5月、1994年1月。 名手ぞろいのアンサンブルで話題となった2枚のアルバム(廃盤)のセット化再発売。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1813): 「6つの交響曲」 Op.12(1769) より 〔変ホ長調 Op.12 No.5 /ニ長調 Op.12 No.1 /ハ長調 Op.12 No.3 〕 ヤン・スタミツ〔ヨーハン・シュターミッツ〕(1717-1757):クラリネット協奏曲 変ロ長調 ギィ・ヴァン・ヴァース(初期型Cl)指揮アンサンブル・レザグレマン | ||
ピリオド楽器使用。ベルギー生まれの「フランス交響楽派の父」、ハイドンと同時代を生きた名匠。その最重要部門、交響曲の魅力をピリオド楽器で印象づける名盤。 | ||
カンツォーネ〜1600年代のペトラルカの詩による作品集 ガリアーノ:地上で私は天使の御姿を見た / ロッシ:ルッジェーロのアリアによるソナタ ペーリ:天国のどの場所に / タルクイニオ・メルラ:カンツォン「ラ・トレッチャ」 ディンディア:日ごと私は祈る / ランディ:地上のいかなる生き物も リッチオ:2つの高声とエコーのためのカンツォン ペゼンティ:高声と低音のためのバレット/二輪の鮮やかなバラ トラバーチ:アンチデテミ・プル(アルカデルトによる) / ランバルディ:美しい御婦人 ボルボーニ:ひとり物思いに沈んで / ディンディア:詩の響きに耳を傾ける者たちよ ガリアーノ:美しい処女の輝き / バッサーニ:チプリアーノ・ディ・ローレの「聖処女」 モンテヴェルディ:いまや天も地も黙し マリア・クリスティーナ・キール(S) ステファン・ファン・ダイク(T) ジャン・テュベリー指揮ラ・フェニーチェ | ||
録音:1999年11月、ボランド。 「モンテヴェルディと同時代の音楽」シリーズの一枚。2004年に生誕700年を迎えたルネサンス最大の学者・詩人の一人、フランチェスコ・ペトラルカ(1304-1374)の恋愛詩に基づく声楽曲と器楽曲を集めたアルバム。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
RIC-220 廃盤 |
イギリスの笛 ウィリアム・ベイベル、ウィリアム・クロフト、 ジュゼッペ・サンマルティーニ、他の作品 |
フレデリック・ ドルース(リコーダー) ラ・パストレッラ |
ドイツ・バロックのクリスマス音楽 ヒエロムニス・プレトリウス:ミサ「スーペル・アンジェルス・アド・パストーレス(天使が羊飼いに)」 トマス・ゼッレ:クリスマス・オラトリオ 他、ミヒャエル・プレトリウス、シュッツ、ブクステフーデ、シャイト他のモテット トゥンダー、ブクステフーデ、バッハ、ヴェックマンのオルガン曲 ジャン・テュベリー指揮ラ・フェニーチェ フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート エリク・ヴァン・ネーヴェル指揮カペラ・サンクティ・ミカエリス ドニ・ムニエ指揮ナミュール室内cho. ベルナール・フォクルール(Org) | ||
録音:1989年、1990年、1996年。 約150年にわたる、ドイツ・バロック期の作曲家によるクリスマスに因んだ作品(ミサ、オラトリオ、モテット、オルガン曲)を集めたもの。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
RIC-222 廃盤 |
ヴェネツィアの対話〜モンテヴェルディと同時代のイタリアの器楽作品
ラ・フェニーチェ | |
フランク:大オルガンのための作品全集 幻想曲 ハ長調/交響的大曲/前奏曲、フーガと変奏曲/ パストラール/祈り/終曲/幻想曲 イ長調/ カンタービレ/英雄的作品/3つのコラール |
ジョリス・ヴェルダン(Org) | |
旧品番:207402。フランクの完全なるオルガン作品集成。ベルギー出身のオルガン奏者、ヴェルダンによるフランクのオルガン作品集成。グランド・オルガン(パイプオルガン)用の作品とハルモニウム (リードオルガン)用の作品の全てを収めたもの。特に2巻99曲から成る「オルガニスト」の全曲を含むハルモニウム作品は希少価値のあるレパートリー。「前奏曲、フーガと変奏曲」のオリジナル版にはインマゼールが参加(エラール製のピアノを使用)。グランド・オルガンはルーアンのサン・セバスチャン・アズコイティア教会のカヴァイウ=コル・オルガンを使用。 | ||
RIC-224 廃盤 |
バッハの時代の「哀しみのカンタータ」
グレタ・ド・レジェル(S) ジェイムズ・ボウマン(CT) ギ・ド・メ(T) マックス・ファン・エグモント(B) リチェルカール・コンソート | |
ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):オルガン作品集
ベルナール・フォクルール(Org) | ||
名手フォクルールによる、北ドイツ・オルガン楽派の巨匠の作品集。タンゲルミュンデ聖シュテファン教会の歴史的オルガン(1624年製)を使用。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
聖週間の音楽(全17曲) モンテヴェルディ、マリーニ、ピッチニーニ、バンキエーリ、他の作品 マリア・クリスティーナ・キール(S) ジョン・エルウィズ(T) ウルリヒ・メスターラー(Br) ジャン・テュベリー指揮ラ・フェニーチェ | ||
録音:1995年11月。 モンテヴェルディと同時代のイタリアの作曲家たちによる声楽曲と器楽曲を収録。 | ||
アレクサンデル・ウテンダール(1543/45-1581): ドイツ語とフランス語による陽気で新しい歌曲集(1574、ニュルンベルク) カテリーヌ・ファン・レーテム(S) ステファン・マクロード(B) ロマネスク | ||
録音:2002年4月、ブルージュ。 ウテンダールはヘントに生まれ、ハンガリーのマリー王女に仕えたフランドルの音楽家。収録作品は、当時の最大のヒットメーカーだったロンサールの詩などを用いた楽しい世俗歌曲集。 | ||
女権擁護論者〜マルタン・ルフランの詩による デュファイとバンショワの世俗歌曲集 |
オリヴィエ・ベッテンス(朗読) コンティネンス・パラディージ | |
15世紀の詩人ルフラン作の女性を賛美した内容の詩集「女権擁護論者」に基づくシャンソンを収録。詩の朗読や器楽のみの演奏も加えた内容。 | ||
ジル・アンリ・エイヌ(1590-1650): マリー・ド・メディシスのためのレクイエム(6声)(*) アンリ・デュ・モン(1610-1684):独唱のためのモテット集/他(#) アンリ・ルドロワ、ジェラール・レーヌ(CT;#) ベルナール・フォクルール(Org) フランソワ・フェルナンデス(Vn;#) ジャン・テュベリー指揮ラ・フェニーチェ、ナミュール室内cho.(*) フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート(#) | ||
録音:1999年(*)/1980年代?(#)。旧品番:233382(*)。リエージュで行われたマリー・ド・メディシスの死(1642年)を悼む式典のために作曲された、南ネーデルランドの作曲家エイヌ〔エーヌ〕のレクイエム(死者のためのミサ)と、リエージュ出身でルイ14世時代の宮廷で活躍したデュ・モンの作品を集めたアルバム(こちらはLP時代からあった録音)をカップリング。 | ||
RIC-231 (2CD) 廃盤 |
ドイツ・バロックの室内楽作品集 | フィリップ・ピエルロ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)指揮 リチェルカール・コンソート |
ドイツ・バロック室内楽コレクション ダーヴィド・ポーレ(1624-1695):8声のソナタ/6声のソナタ ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ(1629-1703):シンフォニア〔第39番/第68番〕 カルロ・ファリーナ(1600-1640):第3のパヴァーナ/奇抜なカプリッチョ/組曲 ト短調 ヴィルヘルム・フルックハイム(1635-1682):第3のソナタ [リチェルカール・コンソート 〔フランソワ・フェルナンデス、エンリコ・ガッティ、木村美穂子(Vn) フィリップ・ピエルロ、上村かおり、ソフィー・ワティヨン、ピエ・ストリッカース(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ロベール・コーネン(Org、Cemb) コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)〕] アウグスト・キューネル(1645-1700):アリアと変奏 ト短調 アーベル(1634-1696):カッコウのソナタ / シュメルツァー(1623-1680):ソナタ ニ短調 ビーバー(1644-1704):ソナタ第6番 ハ短調 [フランソワ・フェルナンデス(Vn) フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ヴィレム・ヤンセン(通奏低音)] ヨハン・ヤコブ・ヴァルター(1650-1717): 「独奏ヴァイオリンのためのスケルツォ」より〔第4番/第8番/第11番 ト長調「カッコウの模倣」〕/ 「ケリュスの園」 より〔パッサカリア/組曲 ヘ長調/アリア ト長調/組曲 ロ短調〕 [リチェルカール・コンソート〔フランソワ・フェルナンデス(Vn) フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ピエール・アンタイ(Cemb)〕] | ||
録音:1988年-1990年。既発売音源からの編集盤。 ヴァルターはビーバーと並んでバロック時代に活躍した作曲家で、スコルダトゥーラ、カッコウなどの鳥、さらにはオーケストラのような効果をねらった作風曲を多く残した。当時ドイツの音楽家たちが様々なことを表現しようと試たか、その足跡をたどることができる。 | ||
ドイツのシャルマイ〜バロック・オーボエの誕生 ミヒャエル・プレトリウス、ペーツェル、 クリーガー、ローゼンミュラー、 ステファーニ、アンデルス、ペッツの作品 |
エルサ・フランク指揮 レ・コルセール・デュ・ロワ | |
録音:2001年4月、ウール。 オーボエの前身であるシャルマイを用いた16、17世紀の合奏作品を収録。ひなびたダブルリードの独特な音色が印象的な一枚。 | ||
アンドレ・モデスト・グレトリー(1748-1813): 管弦楽&声楽作品集(アリアとバレエ音楽) 歌劇「セファルとプロクリス」より [序曲/エール/舞曲(計11曲)]/ 歌劇「ふたりの吝嗇者」より [序曲/二つのアリエット]/ 歌劇「ポリクラテスの家のアナクレオン」より [序曲/エール/パ・ド・ドゥ]/ 歌劇「カイロの隊商」より[舞曲/アリア] |
ギィ・ヴァン・ワース指揮 アンサンブル・レザグレマン ゾフィー・カルトイザー(S) | |
ピリオド楽器使用。モーツァルトが訪れた頃のパリでは、一番人気の作曲家はこの人だった なんでか心に残るメロディと、コントラスト豊かなオーケストレーションがたまらない天才グレトリーの傑作だけを厳選収録、ベルギー最高峰の古楽バンドがみごと絶品解釈。 ヨーロッパにまだユーロという通貨がなかった頃、ベルギーはベルギー・フランというお金を使っていて、その高額紙幣である10,000 BF紙幣に肖像画が乗っていたのが、何を隠そうこのグレトリー。実は少数のオペレッタを除いて聴ける曲は少なく、当時まだ録音では『ゼミールとアゾール』、『獅子心王リシャール』などのオペラがモダーン楽器録音であった程度。そして“旧 "Ricercarで録音されたレオンハルト指揮『カイロの隊商』全曲および『ミダスの裁き』抜粋という幻の傑作録音もあったが、こちらはあえなく廃盤というわけで、同郷のゴセック同様たまさかに室内楽曲が録音される程度だった巨匠グレトリーの、本領発揮ともいえる劇音楽から最高の管弦楽作品とアリアいくつかを抜粋、素晴しいアンソロジーに仕立て上げた本盤は、まったく貴重なリリース。 このグレトリーは1748年、今はベルギー領のリエージュ生まれ。ひとしきり本場ローマで勉強したのち1770年頃パリに出て、オペラ・コミーク(レチタティーヴォではなく台詞で劇を進行させるオペラ)の分野でめきめき頭角をあらわして超・人気作曲家となってしまった。モーツァルトがこの大都市に来た1778年頃には、彼の劇音楽作品はバレエ音楽(つまり管弦楽曲)の素晴しさでも群を抜いて人気だったとか。まじめな歌劇ならグルック、軽い歌劇はグレトリー・と相場が決まっていたようなもの。本盤は上述のとおり、企画的にはARCHIVでミンコフスキがやったラモーの「サンフォニー・イマジネール」と同じ趣向。オペラ抜粋ながらドラマ性やコントラストがきっちり練られていて、アルバムとしての完成度は高く、ついつい止まらず聴き進んでしまう。それもそのはず、演奏陣は古楽都市ナミュールに本拠をおく超・気鋭団体レザグレマンRicercarでは名盤数多、すっかりおなじみの団体。今回は「ベルギーで最もアツいソプラノ」のひとり、S.カルトイザーが何曲か、磨き抜かれた名唱を添えるという豪華さ。ピリオド楽器演奏が好きなら、ぜひ注目の本格派アルバム。 | ||
コレッリの協奏曲とソナタを、リコーダーで アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713): 協奏曲 ハ長調Op.6-10(ソプラノリコーダー)/ ソナタ ニ短調Op.5-7(ヴォイスFl)/ 協奏曲 ニ長調Op.6-4(ヴォイスFl)/ ソナタ ヘ長調Op.5-4(以降アルトリコーダー)/ 協奏曲 ト短調Op.6-8「クリスマス」/ ラ・フォリア ニ短調Op.5-12 (4,5,6 はリコーダーと通奏低音、 1,2,3 はリコーダー2本、ファゴットと弦楽合奏) |
フレデリク・ド・ロース (リコーダー/総指揮) アンサンブル・ラ・パストレッラ (ピリオド楽器使用) ナタリー・ウトマン (各種リコーダー) アラン・ド・レイケル(Fg) | |
そこまでしてコレッリが吹きたかった?18世紀のイギリスではリコーダー大人気、そのうえコレッリも大人気。そこに目をつけた楽譜屋の差し金「リコーダー版コレッリ」は実は合奏協奏曲まであったり...こんなに見事に演奏されたら、仕掛け人たちもビックリ !? 古楽大国ベルギーの「いま」を代表する超絶リコーダー奏者フレデリク・ド・ロース率いるアンサンブル・ラ・パストレッラは、ベルギー古楽ならではの「呼吸感」と「味わい」を重視したアンサンブルづくりが魅力の団体だが、彼らはRicercar もう1枚、とほうもなく面白いバロックものを世に問うたのだった。アルバム原題は「ロンドンのコレッリ」。18世紀のロンドンでは、合奏協奏曲やトリオ・ソナタの大成者であるローマの名匠コレッリの傑作群が根強い人気を博し、かのヘンデルもコレッリ流儀の合奏協奏曲Op.6 で金銭難をしのいだというのは有名な話。同時に18世紀初頭のロンドンといえば、リコーダーが大人気を保っていたことでも有名。手っ取り早く大儲けをたくらんだ楽譜販売業者たちは、このコレッリ人気とリコーダー人気の世情を読み取り、周到にも「原曲のテイストを損ねぬよう、調性はそのままで」(つまりオーケストラ部分は原作の楽譜を丸ごと使いまわして)コレッリの合奏協奏曲のソロをリコーダー用に編み替えたヴァージョンを世に問うたり、あるいは超絶技巧の要求されるソロ・ソナタ集「作品5」を、リコーダーでも吹ける楽譜で発売して一山当てたのだった。商業主義先進国ならではの商魂のたくましさだが、そんな商売人たちも本盤の強烈にウマすぎる演奏を聴いたら、自分たちはこんなに素敵な楽譜を売っていたのか?と驚きあきれるに違いない。 ド・ロース&ウトマンのデュオはソプラノ、アルト、ヴォイスフルート(中低音リコーダー)と3種の楽器を使い分け、丁々発止、まるでアメ細工をすーっと伸ばしたり細かく飾り文字にしたり、といった自由自在の歌い口をからませ、対する少数精鋭の弦楽陣はガット弦ならではの濃やかさ、阿吽の呼吸で温かく、しかし引き締まった室内楽的サウンドを織りあげてゆく...バロック・ファンやヴァイオリン学習者なら必ず知っている名作群の作品像をくつがえし、かつ最高にして多彩なリコーダー・サウンドで酔わせてくれる傑作アルバム。 | ||
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690): ヴィオール四重奏のためのソナタ第6番/ 死者のための通常文「怒りの日」/ リチェルカーレ第2旋法(#) / 天使はわれらとともにあり(モテット)(*) / ヴィオール四重奏のためのソナタ第5番/ 主はためいきをつかれた(モテット)(+) |
スーザン・ハミルトン(S;*) アルノー・ マルツォラーティ(B;+) ケネス・ワイス(Org;#) フィリップ・ピエルロ指揮 リチェルカール・コンソート | |
録音:2000年4月、ブラ。 サン・マルコ大聖堂の楽長を務めたヴェネツィア楽派の作曲家で、またヴィヴァルディの師としても知られるの器楽曲と声楽曲を収録したアルバム。2曲のヴィオール四重奏曲は当時、ウィーン宮廷での職を熱望していたレグレンツィがレオポルド1世に献呈したソナタ集「ラ・チェトラ」(1673年刊)の中に含まれる作品。「怒りの日」はパリの国立図書館から発見されたソロと8声の合唱、3声のヴィオールと通奏低音のために作曲された規模の大きな作品。いつ誰のために作曲されたのかは不明だが、彼のオペラやオラトリオを思わせる充実した内容の佳品。ガンバの名手フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートの演奏で、ヴィオール四重奏には上村かおりも参加している。 | ||
RIC-237 廃盤 |
聖夜のための音楽 モンテヴェルディ、バンキエリ、ピッキ、フレスコバルディ、ドナーティ/他の作品 マリア・クリスティーナ・キール(S) カテリーヌ・ファン・レートヘム(Ms) ジョン・エルウィス(T) ジャン・テュベリー指揮ラ・フェニーチェ | |
カルミナ・ブラーナ | ミレナリウム | |
「カルミナ・ブラーナ」(ボイレン歌集)は、南バイエルン地方のボイレンの修道院から発見された中世の世俗歌集で、当時の民衆の生活や愛、信仰などが活き活きと、そして赤裸々に描写されている(この歌詞に基づいて作曲されたのが有名なオルフの作品)。ミレナリウムは中世・ルネサンスの音楽を演奏するベルギーの古楽アンサンブル。当ディスクに参加しているメンバー並びに楽器編成は以下のとおり。ザビーネ・ルッツェンベルガー(S)、クリストフ・デリニェス(オルガネット)、ティエリー・ゴマール(打楽器)、フィリップ・マルフェット(リュート)、バプティスト・ローマン(ヴィエール、コルネミューズ)、アンリ・トゥルニエ(Fl)。 | ||
ブクステフーデの前にいた男〜フランツ・トゥンダー(1614-1667):オルガンのための作品集 コラール変奏曲「キリストは死の縄に繋がれ」(*) /プレルディウム ト短調(ベックマン写本4)(*) / コラール変奏曲「われ汝に望みをかけ」(*) /プレルディウム ト短調(ベックマン写本2)(*) / カンツォーナ ト長調(*) /コラール変奏曲「イエス・キリスト、我らが天の国」(*) / プレルディウム ト短調(ベックマン写本3)(#) /コラール変奏曲「来たれ聖霊、主なる神」(#) / コラール変奏曲「イエス・キリストは神の子なり」(#) /プレルディウム ヘ長調(#) / コラール変奏曲「わが愛する神に」(#) /コラール変奏曲「主なる神、我ら汝を讃えん」(#) ベルナール・フォクルール(Org) | ||
録音:2001年4月、6月、ロスキルデ、2003年5月、ノルデン。使用楽器:ノルデン(北西ドイツ)、ルートゲーリ教会のシュニットガー・オルガン(*)/ロシルズ、聖堂教会のラファエリス・オルガン(#)。かっちりとした形式の枠のなか、無辺に広がる幻想。ブクステフーデの先任者として聖母マリア教会で活躍した巨匠の奥深さが、いや増しに際立つ解釈! ブクステフーデのオルガンを聴きにヨーロッパ中から人々が押し寄せたというリューベックの聖母マリア教会で、このデンマーク生まれの巨匠の前任者としてオルガニストをしていたのがフランツ・トゥンダー。「北」と「南」の鍵盤音楽の伝統を結びつけた、音楽史的にも重要なオルガン作曲家のひとりだ。その音楽世界を、北海沿岸に位置する二つの教会の歴史的オルガンで、ベルギーきっての名奏者が鮮烈に再現したアルバム。コントラスト鮮やかにして歯切れ良く力強いタッチが、オルガンという楽器の表現力を再認識させる。 トゥンダーは1614年、バルト海に浮かぶフェーマルン島の生まれ。スウェーリンクにまで遡る北ドイツ流儀の伝統を身につけたと同時に、コペンハーゲンの宮廷ではガブリエーリの弟子ボルフグレーヴィンクについてイタリア音楽の作法を学んだうえ、一説によれば1630年前後に自らイタリアに渡ってフレスコバルディに直接師事した可能性もあるとか。収録作品では1〜3分程度のカンツォーナやプレルディウムにそうしたイタリア譲りの明快さが、大規模なコラールには偉大な北方の伝統を受け継いだ重厚さがにじみ出ている。つまりブクステフーデ、クーナウそしてバッハへと至るドイツならではの「折衷様式」の芽生えを、このアルバムでは素晴らしい演奏とともに味わえるというわけだ。「バッハの源泉」としても意義深い1枚。 | ||
フェルディナンド2世&3世のための音楽 ブォナマンテ、カステッロ、プリウーリ、フェッロ、 ペゼンティ、ネーリ、モンテヴェルディらの作品 |
ジャン・テュベリ指揮 ラ・フェニーチェ | |
バロック期に入る少し前のイタリアの黄金時代を築いた作曲家たちによる作品集。ルネッサンスの香りが残っていながらバロックの香りもある、魅力的な作品ばかり。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
RIC-242 廃盤 |
ゴセック:ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 ニ長調 ピエルタン:ヴァイオリン協奏曲第3番 変ロ長調 グレトリ:フルート協奏曲 ハ長調 フレスニック:クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調 パトリック・コーエン=アクニーヌ(Vn) フランソワ・ポリー(Vc) ヤン・デ・ヴィンヌ(Fl) エリック・ホープリチ(Cl) ジェーン・ゴーウェル(Fg) | |
RIC-245 廃盤 |
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704): テ・デウム(我ら汝主を讃えん)H.146 (*) /オルガンのかわりに様々な楽器で伴奏するミサ曲 H.513 (#) ナミュール室内cho.、Ens. レザグレマン(*)、Ens.ラ・フェニーチェ(#) | |
聖母マリアはしげくため息を〜ルネサンス期ブラジルの教会と世俗の音楽 カベソン:ビリャンシーコ「誰が怒らせたの、イサベル?」によるディフェレンシア ムダラ:クラロス伯爵 / カレイラ:歌曲 / トロシロ:深き淵より エスコバル:カナン人の女は主イエスに呼ばう/それゆえイエスは疲れていた ミゲル・レイタン・デ・アンドラーデ氏の雑録より:顔を突き合わせたのは 不詳(「エルヴァスの歌曲集」(16世紀)より): 私は村へ行った/愛は自らに降伏する/私に何が見えるのでしょうか/ ジョアンナ、なぜ私を見ない/緑の野にため息をつきに来い グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア/めでたし、元后 不詳(「リスボンの歌曲集」(16世紀)より:あまりにも多くの山人が/私を育ててくれた大地よ 不詳(マソン56歌曲集(16世紀))より:あたいは山育ちの女/黒いサンダルを履くな/私は夢見た 不詳(「ホセ・デ・アンチエタ神父の手帳」より): 悪魔は容赦なく見た/イザベル誰が訪れたの?/聖母マリアはしげくため息を コンティネンス・パラディージ [ヴィッテ・ヴェーバー(S) ローサ・ドミンゲス(A) フェリクス・リーンス(T) マルク・ビュネル(B) タイス・オアラ、マルチェロ・オアラ(ヴィエール/レベック) 菅原徳尚(ビウエラ/ガンバ) マリ・ブルニシアン(Hp) ロジェリオ・ゴンサルヴェス(シャルマイ/ドゥルシアン/打楽器)] | ||
録音:2004年9月、ノートルダム教会、サンティーユ、シラン市、エロー県、ラングドック=ルション地方、フランス。1500年にポルトガルの植民地となって以後、同時代の様々なヨーロッパ文化が流入してきたブラジルの当時の生活を、カベソンとムダラの名曲をはじめとする教会と世俗の多くの音楽で描き出しています。生活の堅実さと祈り、明るさと敬虔な態度が感じられるこれらの曲を、コンティネンス・パラディージは心を込めて演奏している。 | ||
RIC-247 廃盤 |
カルミナ・ブラーナ写本〜賭事師たちのミサ曲
ミレナリウム(ジョングルールたち) ナミュール室内cho.(ゴリアルドゥスたち) プサラント(司教座聖堂参事会員たち) フォルバッハ音楽学校児童cho.(子供たちの合唱) | |
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):ペダル付オルガンのための作品(全77曲) ▼Disc 1▼フローニンゲン、聖マルティン教会 プレルディウム ニ長調 BuxWV139 /コラール「主よ、汝の言葉を我らに守らせたまえ」BuxWV185 / プレルディウム ト短調 BuxWV150 /コラール「私のところに来なさい、と神の子はおっしゃった」BuxWV201 / プレルディウム ト短調 BuxWV148 /コラール「我らが救い主イェス・キリスト」BuxWV198 / コラール「今ぞ主を讃えよ、我が魂」BuxWV215 /プレルディウム ホ短調 BuxWV143 / コラール「ああ主よ、憐れな罪人たる私を」BuxWV178 /プレルディウム へ長調 BuxWV145 / コラール「来たれ聖霊、主なる神」BuxWV200 /コラール「愛する主よ、私はあなたに感謝する」BuxWV194 / プレルディウム ニ短調 BuxWV140 /コラール「天にまする我らの父よ」BuxWV219 /プレルディウム ト短調 BuxWV149 ▼Disc 2▼ヘルシノー、聖母教会 トッカータ ヘ長調 BuxWV156 /コラール「汝まことの神、我らから」BuxWV207 / カンツォネッタ ト長調 BuxWV171 /コラール「今ぞ喜べ、キリスト者たち」BuxWV210 / プレルディウム ト長調 BuxWV147 /コラール「暁の星いと美しきかな」BuxWV223 / コラール「今こそ我らが聖霊に希う」BuxWV208 /カンツォネッタ ト長調 BuxWV172 / チャコーナ ホ短調 BuxWV160 /コラール「私は神から見放されない」BuxWV220 / コラール「私は神から見放されない」BuxWV221 / コラール「人よ、幸いに生きんとすれば」BuxWV206 /プレルディウム 嬰ヘ短調 BuxWV146 ▼Disc 3▼ノルデン、聖ルトガー教会 プレルディウム イ短調 BuxWV153 /カンツォーナ ニ短調 BuxWV168 /コラール「われ汝に呼ばわる」BuxWV196 / パッサカリア ニ短調 BuxWV161 /コラール「来たれ、聖霊よ」BuxWV199 /トッカータ ニ短調 BuxWV155 / コラール「讃美を受けよ、イエス・キリスト」BuxWV188 /コラール「アダムは堕落し、人みな罪に染まり」BuxWV183 / 第1旋法によるマニフィカト BuxWV203 /コラール「我らが神は固き砦」BuxWV184 / コラール「主イエス・キリスト、神の独り子」BuxWV191 /カンツォーナ ト長調 BuxWV170 / コラール「愚かな口ほど良く語る」BuxWV187 /プレルディウム ハ長調 BuxWV137 ▼Disc4▼ストックホルム、聖ゲルトルート教会 第4旋法によるプレルディウム BuxWV152 /カンツォーナ ハ長調 BuxWV166 / コラール「主イエス・キリスト、神の独り子」BuxWV192 / コラール「もし、神が我らと共におられなければ、いま」BuxWV222 /プレルディウム イ短調 BuxWV158 / コラール「ああ、主なる神」BuxWV177 /第1旋法によるマニフィカト BuxWV204 / 第1旋法によるマニフィカト BuxWV205 /コラール「我らに救いは訪れた」BuxWV186 / コラール「今ぞ主を讃えよ、我が魂」BuxWV214 /プレルディウム ヘ長調 BuxWV144 / コラール「我らが主キリスト、ヨルダン川に来たり」BuxWV180 / コラール「汝らキリスト者、皆で神を讃えよ」BuxWV202 /プレルディウム ハ長調 BuxWV138 / コラール「父なる神よ、我らと共に」BuxWV190 /コラール「今ぞ主を讃えよ、我が魂」BuxWV209 / テ・デウム BuxWV218 ▼Disc5▼ホーホストラーテン、聖カタリナ教会 トッカータ ヘ長調 BuxWV157 /コラール「来たれ、異教徒の救い主」BuxWV211 / コラール「ベツレヘムに嬰児生まれ」BuxWV217 /コラール「甘き喜びのうちに」BuxWV197 / コラール「イエス・キリスト、汝は讃えられり」BuxWV189 /コラール「その日はさぞ喜ばしく」BuxWV182 / フーガ 変ロ長調 BuxWV176 /チャコーナ ハ短調 BuxWV159 /コラール「主に感謝を捧げよ」BuxWV181 / プレルディウム イ長調 BuxWV151 /コラール「主イエス・キリスト、私はすべからく知っている」BuxWV193 / コラール「イエス・キリスト、我ら汝に感謝せん」BuxWV224 /プレルディウム ホ長調 BuxWV141 / コラール「今ぞ主を讃えよ、我が魂」BuxWV212 /コラール「今ぞ主を讃えよ、我が魂」BuxWV213 / プレルディウム ホ短調 BuxWV142 /コラール「平安と歓喜もて我は行く」BuxWV76 / 哀歌「その時、死が解き放ち」BuxWV76 ベルナール・フォクルール(Org) ベルナルダ・フィンク(Ms) ディルク・スネリングス(B) | ||
使用楽器:Disc1:シュニットガー(フローニンゲン)/Disc2:ロレンツ=フリーチュ(ヘルシノー)/Disc3:シュニットガー(ノルデン)/Disc4:グレンルンズ(ストックホルム)/Disc5:トーマス(ホーホストラーテン)。歿後300年の記念に焦点をあわせ、ベルギー最高のオルガニストがオルガン音楽の巨匠ブクステフーデの世界に、五つのオルガンを使い分けて挑む。現存するすべての(ペダル付オルガン用)作品を、こんな名演でレファレンスできるとは! ベルナール・フォクルールといえば、泣く子も黙るベルギー最高のオルガニストで、1992年から2007年まで王立モネ劇場の芸術監督も15年にわたり勤めた多芸なる才人。しかし、何より本業はオルガン演奏にあったことを、このアルバムであらためて感じずにはおれない。デンマークで生まれリューベックで大活躍したブクステフーデの、あまりに多彩な音楽世界に10年以上かけてじっくり取り組み、作曲家没後300年を記念する年、ついにリリースされた入魂の5枚組全集。「当初は大バッハの祖先には興味があったものの、ブクステフーデのオルガン曲を全部録音しようとは思っていなかった。けれどアルバムのため曲を選んでいるうち、どの曲も素晴しくて選べなくなったから「いっそ」と思い全集にした」とのことだが、それでこんな大仕事に臨んでしまった上、強烈な名演にしてしまうのから天才の考えることは次元が違う。当初チェンバロ用に書かれたものの転用を除けば、現存するオルガン作品はすべからく収録。北方ヨーロッパ各地の教会で、シュニットガーの銘器をはじめとする五つのオルガンを駆使、音楽史上に決定的な位置を占める巨匠の真髄に迫る。ブクステフーデの粋を知りたければ、はずせない傑作盤。Diapason、Le Monde de la musique、シャルル・クロ大賞などフランス語圏各方面が最高賞を惜しまなかっただけのことはある、記念碑的偉業。 | ||
トマス・モーリーと英国のブロークン・コンソート トマス・モーリー(1557-1602):今ぞ五月は来たり(**) /かえるのガリアード(*) ピーター・フィリップス(1560/61-1628):フィリップスのパヴァーン(*) /フィリップスのガリアード(*) リチャード・アリスン(1600年前後活躍):ぼくの窓から帰りなさい(*) トマス・モーリー:サウチス卿のマスク(*) ジョン・ダウランド(1563-1626):パイパーズ大尉のパヴァーン(*) /パイパーズ大尉のガリアード(*) / ガリアード「彼女の言い分は通るだろうか」(*) オーランド・ギボンズ(1583-1625):パヴァーン「ソールズベリー卿」(v) /ガリアード「ソールズベリー卿」(v) リチャード・アリスン:喇叭よ、のパヴァーン(*) トマス・モーリー:わたしはひとり、ひとりなの(*) /バーロウ(*) /手をとりあおう(*) ウィリアム・バード(1540-1623):オックスフォードの御殿様のマスク(*) ジョン・ダウランド:涙(ラクリメ)のパヴァーン(*) / 作者不詳:クォードランのパヴァーン (v) リチャード・アリスン:クォードランのガリアード(*) ダニエル・バチュラー(1572-1618):フランシス・シドニー夫人はお喜び(**) リチャード・アリスン:アリスンの弔い鐘(*) 以上、(*):モーリー編「コンソート・レッスン集」(1599)より (**):ロシター「コンソートのためのレッスン集」(1609)より (v):ヴァージナル独奏曲 ギィ・パンソン(ミュゼラー型ヴァージナル) パトリック・デーネッケル(リコーダー)総指揮 アンサンブル・ラ・カッチャ [リュート/高音&低音ヴィオール/シターン/パンドーラ/ヴァージナル/リコーダー] | ||
弦をはじく繊細な音、しなやかな笛と弦の旋律線。愉しくも切ない、さまざまな楽器のからみあい。英国式ブロークン・コンソートの貴重な名演またひとつ! 英国ルネサンスもので、ブロークン・コンソート(同属楽器ではなく、異種楽器で合奏するスタイル)を実践している名演奏はなかなかないが、今回、新たなブロークン・コンソートの傑作盤が登場してくれた。 英国ルネサンス期の合奏音楽の大家トマス・モーリーによる「コンソート・レッスン集」に集められた「当時のポピュラー旋律」をうまく配したプログラム。演奏スタイルは当の曲集の冒頭に示されているとおり、リュートにヴィオラ・ダ・ガンバ、さらにパンドーラやシターンといったエリザベス朝時代ならではの撥弦楽器も盛り込んで、異種楽器の音色が微妙に、さまざま重なり合わされている。これが玄妙でおもしろい! 異なる撥弦楽器の合奏の面白さに、流麗&繊細なリコーダーと高音ガンバが絡んでくる感じの、うつくしいことといったら。折々に名手パンソンによるヴァージナルのソロを織り交ぜながら、この手の曲が好きな方々にはおなじみの旋律もしばしば。次へ次へと21曲、ついつい聴きとおしてしまう(…ちなみに、隠しトラック?もあり)。 コアな古楽ファンは、これがソフィー・ワティヨンの思い出に捧げられた1枚であることにもご注目。2005年夏に早世した彼女が、ベルギーでいかに信望厚い音楽家だったかを感じさせる。 | ||
RIC-252 (2CD) 廃盤 |
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):豊饒なるカンタータの世界
フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート | |
ルイ=ジェイムズ=アルフレッド・ ルフェビュール=ヴェリ(1817-1870): 6つの奉献唱 Op.35(全曲)/ 宗教的瞑想 Op.122〜4曲 [アンダンテ/オーボエ管のレシ/ 葬送行進曲/聖体拝領唱]/ オルガン独奏のための「田園的風景」 |
ヨリス・フェルディン(Org) | |
「オルガンは教会のもの」なんていう通念をくつがえす!知る人ぞ知る異色作曲家。響きはパイプオルガンでも、音楽内容はオッフェンバックか、ショパンか、ベルリオーズか…。独特のかわいさと迫力を、ベルギーきっての気鋭奏者があざやか至極に料理する!! オルガン音楽だから、とバッハっぽいかっちりとした荘厳さや、あるいはメシアンみたいな超近代っぽい静謐な狂気か…と安易に決め付けてはいけない。うかうかと礼拝作法にがんじがらめになっていたロマン派初期のオルガン音楽の世界にさっそうと巨大な風穴をあけた、知る人ぞ知るルフェビュール=ヴェリの最新新譜の登場!なにしろオルガンだっていうのに、ショパンのピアノ音楽のような詩的情感と、オッフェンバックもかくやという軽妙しごくのオペラ気分もいっぱい!ドラマティックな展開はベルリオーズの管弦楽曲のごとく、私たちのよく知るロマン派クラシックの語り口がそのままパイプオルガンの響きで蘇るという、新鮮&エキサイティングな聴覚体験をもたらしてくれる。小説家フローベールやネルヴァル、詩人ゴーティエ、画家ギュスターヴ・モローといった19世紀半ばのフランスの芸術家たちは、こんなドラマティックなオルガンの響きからインスピレーションを受けてきたのだろう。ワクワクするような展開、ストレートに感傷的な瞬間、そして雷雨と静穏が劇的なコントラストをみせる「田園的風景」のめくるめく展開。奏者フェルディンは19世紀のオルガン音楽とハルモニウム(昔の小学校のオルガン、19世紀後半に流行)に通暁したベルギーの名手。 | ||
RIC-254 (2CD) 廃盤 |
ドイツ3大S〜初期バロックの声楽コンチェルト ザムエル・シャイト(1587-1654):「聖なるコンチェルト集」(1622)より(*) さまざまな作曲家による声楽コンチェルト(#) フィリップ・ピエルロ指揮(*/#) リチェルカール・コンソート(*/#) ラ・フェニーチェ(#) | |
ヨーハン・パッヘルベル(1653-1706): オルガンのためのトッカータ ハ長調/二重合唱と通奏低音のためのモテット「すべての民よ、主を賛美せよ」/ カンタータ「神の成すことはすべて良きこと」/「神の成すことは」の主題によるオルガン独奏のためのパルティータ/ 二重合唱と通奏低音のためのモテット「神は我らが固き砦」/ オルガンのためのコラール「キリストは死の床に就きたまえり」/ カンタータ「キリストは死の床に就きたまえり」/カンタータ「すべての民よ、主を賛美せよ」 ジャン・チュベリー(木管コルネット)指揮 Ens.レザグレマン&ナミュール室内cho. クレール・ルフィリアトル(S) ハンス=イェルク・マンメル(T) | ||
超一流レーベルRicercar、正統派の慧眼が選んだ次なる目標は「パッヘルベル」。「カノンだけじゃない」のはもう常識? 大バッハに大きな影響を与えたニュルンベルクの名匠 オルガン独奏曲も交えながら、精鋭集団+「あの気鋭歌手」×2でおくる秀逸アルバム。 名門 Ricercar の最新アルバムは、一般ユーザーにも「カノン」のおかげで名前だけは有名なパッヘルベル。 とはいえ、古楽ファンにとってみれば北のブクステフーデ、南のビーバーやシュメルツァーとならぶ「中央ドイツの巨匠」として、17世紀ドイツ音楽界に燦然と輝くすばらしい巨匠であることはもう周知の事実。レーゲンスブルクで修業を積み、エアフルト、アイゼナハなどバッハ一族ゆかりの地で活躍、1695年からは生地でもあったニュルンベルクを拠点に名声を轟かせた作曲家なのだった。で、どんな曲を書いたのか。その答えが、このアルバム1枚でつぶさに理解&堪能できる。 パッヘルベルは作曲家としてのみならずオルガンの巨匠としても知られた人で(弟子には大バッハの兄ヨーハン・クリストフ・バッハも含まれていた)、ここでは3種の代表的な形式によるオルガン曲が折々興を添えている。アルバムの主体は何といっても教会カンタータ。さまざまな独唱者たちが5人の弦奏者、2本の木管コルネットに1本のファゴット、テオルボ+オルガンorチェンバロという伴奏に支えられて、意気揚々たる讃歌をひびかせ、あるいはしっとりカンタービレで哀調ただよわす…すっきりした響きに味わい深い情感のこもる古楽歌唱は、さすが名門ナミュール室内合唱団ならでは。そしてこの実力派集団の底力をいちばんはっきり堪能できるのが、バッハのそれを彷彿させもする二重合唱のためのモテット2編。表現の妙味はまさに圧巻、うちのめされる。そのうえ独唱陣にはル・ポエム・アルモニークの看板歌手ルフィリアトルと、H-J.マンメルまで名を連ねる豪華さ。 気鋭器楽陣+名歌手+超一流合唱が実力を出し切った快演。 | ||
英国のヴィオール合奏とコンソート・ソング〜バード&フェラボスコ
ウィリアム・バード(1543-1623) (*) : おお死よ、我を眠らせよ/苦しき物思いの道を来れ/我をひきとめるは誰/我が愛しのおさな君よ/6声のファンタジア/ 哀れなアルビヌス/主のうちにあって喜べ/麗しきブリテン島/4声のイン・ノミネ/みどりご生まれぬ/涙とともに嘆け/ 心地よき旋律とともに/眠れ、我がみどりご/5声のファンタジア/聖なる諸芸神たちよ/いやはや私の運命は/楽園にて アルフォンソ・フェラボスコ II (1578頃-1628) (#) : パヴァン「おお神よ、我の声を」/5声のイン・ノミネ/6声のイン・ノミネ/乙女マリアの歌は甘く/ アルマンド、ガイヤルド、コラント/この楽しくも陽気な春/5声の鳩小屋パヴァン/かっこう/ダフネがポイボスより/ 4声のファンタジア/ああ、私の心は不幸/6声のファンタジア/なぜ花婿はぐずぐずと(2通りの解釈で)/ パヴァン/ヘクサコードによるファンタジア/幸福よ、さらば スーザン・ハミルトン(S) ジェイムズ・ボウマン(CT) フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) リチェルカール・コンソート | ||
録音:1998年9月、 Eglise St. Apollainaire aÌ Bolland (*) /1999年9月、 Eglise de Bra-sur-Lienne (#) / (P) 1998 (*), 1999 [2000] (#) 。 (C) 2007 。旧品番: 206442 (*), 233372 [RIC 206] (#) 。 | ||
J.S.バッハ:クリスマスに関するカンタータ カンタータ第133番「われ汝にありて喜び」BWV.133 /オルガン独奏のためのパストラーレ BWV.590 / カンタータ第64番「見よ、神は我らにどれほどの愛を垂れたもうか」BWV.64 / コラール「いと高きところに神の栄光」/カンタータ第121番「我ら直ちにキリストを愛すべし」BWV.121 ジャン・チュベリー指揮アンサンブル・レザグレマン、ナミュール室内cho. | ||
ピリオド楽器使用。定評ある老舗古楽レーベルから音楽ファンへ。ピリオド楽器トロンボーン3本がいぶし銀の響きを奏で、弦は隆々、インテンスな表現力!!ナ ミュール室内合唱団のソリスト陣は圧巻の実力。チュベリーのリリース・ラッシュの大本命。 テクニックと深い音楽性において、もはやB.ディッキーやW.ドンゴワをも凌ごうかという超絶的木管コルネット奏者ジャン・チュベリー、昨今では指揮活動にも本腰が入ってきて、主兵ナミュール室内合唱団&レザグレマン、自身が結成したラ・フェニーチェなどの実力派楽団を率いている。「バッハ」で「クリスマス」といえば『クリスマス・オラトリオ』が有名だが、実はそれだけではない。他にも『マニフィカト』があり、さらにカンタータのなかには降誕節(つまりクリスマス・シーズン)の礼拝のために書かれたものもいくつか。ここに選ばれた3作はライプツィヒ聖トーマス教会の楽長に就任した初期、バッハのペンが最も勢いのあった時期に書かれたものばかりで、オブリガート(伴奏)楽器の特性を生かしたアリアの数々といい、コラール旋律にもとづく一貫性ある音楽展開といい、クリスマスを機会に知ったことが嬉しくなること必至。曲のうまみが最大限に引き出されているのも、ひとえにチュベリー以下精鋭陣の腕前あってこそ。収録3曲のうち2曲はサックバット(ピリオド楽器トロンボーン)のトリオが冒頭コラールで大活躍、じわりと美しい燻し銀の響きがたまらない。オーボエ・ダモーレは優美な音色、弦楽器は全員すごい「やる気」で充実した音色を重ね合わせ、アンサンブルとしてもまとまった力強さを発揮している。ナミュール室内合唱団は事実上ソリストばかりで構成されたアンサンブル。団員からソロを供出しているのに誰もが圧巻の歌を響かせる。 | ||
ドメーニコ・スカルラッティ:教会音楽作品集 テ・デウム〜二重合唱と通奏低音のための サルヴェ・レジーナ〜 ソプラノ、アルトと通奏低音のための ソナタ ニ短調 K.417(オルガン独奏) スターバト・マーテル〜 10声部の合唱と通奏低音のための ソナタ ト短調 K.87(オルガン独奏) ミゼレーレ〜4声部の合唱のための |
アンサンブル・ ヴォクス・ルミニス | |
ピリオド楽器使用。チェンバロしか触らない人だったわけでも、父の言いなりにオペラ書いたわけでもない。ドメーニコ・スカルラッティ、あの膨大なソナタ群は「氷山の一角」にすぎなかった!いろいろ知った上であえて挑んだ古雅な作風を、極小編成ソリスト集団がみごとに料理! アンタイやらバイアーノやらヴァン・ベルダーやら…と昨今もスカルラッティのソナタ新譜はアツいが、歿後250周年の2007年は声楽作品もブーム。しかしさすがは老舗古楽レーベルRicercar、ナミュール室内合唱団の本拠地ナミュールで結成されたこのアンサンブル、ほんの10人程度の極小編成ながら誰がソロになってもおかしくない実力派集団で、それで二重合唱やら、ソロ群 vs 合唱やら、ひとり1パートの10声やらといった多彩な組み合わせを巧妙に、うまみたっぷり、エキサイティングに仕上げてゆく。南国系団体にはない「深み」と「余韻」がたっぷりあるのがオランダ=ベルギー系室内合唱の良さだと思うのだが、ドメーニコの教会音楽ときたらひたぶるに内面的、そんな奥深さがあってこそ、作品の良さも引き立つというもの。 やたら鍵盤ソナタばかりが取り沙汰され、たまーに初期のカンタータが演奏されるくらいのD.スカルラッティは、稀代の教会音楽作曲家でもあった。でもオペラ的なスタイルはいっさい使わず、ルネサンスに逆戻りしたかのような多声合唱ばかり書いた。しかし時代はバロック、禁欲的に書いたとしても、自ずとダイナミックな情感のうねりが奥底でたぎっている。10声ものパートが緻密な綾を織り上げてゆくスロウな名作『スターバト・マーテル』、『テ・デウム』など充実作4編のあいだに、これは元々オルガンのためと推察されるソナタが挟まるのも小憎らしい仕掛け。じっくり聴き進めるうちに、あの555曲ものソナタへの接し方も、ちょっと変わってくるかもしれない。奥深い魅力たっぷりのアルバム、どうぞご注目を! | ||
モンセラートの朱い本〜俗世間と巡礼 中世スペインのさまざまな音楽 「モンセラートの朱い本」(1399)より 導入部:巡礼者の行列/ともに歌おう、「アヴェ・マリア」と/この祝福されたる街の女王/ キリエ:乙女たちの王よ/それは不思議なこと(器楽合奏)/アヴェ・マリア(めでたし、マリア様)/ 母にして乙女なるマリア様を/バル・レドン(器楽合奏)/七つの喜びについて、お話ししようか/ 我らが導き手にお祈りしよう/おお、この山の上で輝く乙女マリア/朱色の踊り(器楽合奏)/ 乙女マリアを讃えましょう/山の上に星が輝き/ フォーヴェルは私たちの前で(器楽合奏)〜「フォーヴェルの物語」より/ 母よ、父よ、そして息子よ/輝く宝玉、我らが導き手となれ、聖母マリア/ この世々の、我らすべての女王/神の子羊&アヴェ・マリア/我らは死にむかって駆けゆくもの クリストフ・デリーニュ指揮 Ens.ミレナリウム、ナミュール室内cho./他 | ||
世界中からの巡礼者たちでごった返すモンセラート修道院が、苦肉の策?として編み出した 「歌って踊りながら、祈りを捧げる」娯楽礼拝のすすめ...中世スペインの知恵と神秘を、臨場感あふれるプログラムで。たまに聴こえる児童合唱が、これまたかわいい。 キリスト教にふりまわされていた中世ヨーロッパの“こころいき "そのままに、誰が聴いても楽しめるヴィヴィッドなアンソロジー。プログラムは「モンセラートの朱い本」という14世紀スペインの写本からの音楽。バルセロナ近くのモンセラート修道院には、天から降ってきたという「黒い聖母像」があって、中世には巡礼地として遠路はるばる参拝に来る人が絶えなかったが、何しろ異国人だらけで風紀も乱れがち、まともな礼拝もおぼつかぬ。そこで思いついたのが、世界各地からの巡礼者たちが慣れ親しんでいる歌や踊りをアレンジし、聖母マリア様をたたえる内容の歌詞をつけ「これがお祈りの歌」と、愉しんでもらいながら巡礼の目的を果たしてもらおうというもの。「朱い本」はその教本というわけ。中世ものの天才集団マラ=プニカで活躍してきた鍵盤奏者クリストフ・デリーニュ率いる実力派たちは、巡礼地モンセラートで響いていたような音楽劇のような自然流で、修道士たちがグレゴリオ聖歌を歌い、風雅なピリオド楽器が鮮やかな舞曲を奏で、子供たちが歌に加わったり、と聴いていてワクワクする作り。各セクションが自分の仕事を完璧に理解しているからこその統一感で、異趣あふれる中世サウンドを堪能させる。 | ||
マリーニとカステッロ〜初期バロック器楽ソナタの2巨頭 ビアージョ・マリーニ(1594-1663): 第8カンツォーナ/ヴァイオリンとコルネットのための第2ソナタ/ 俗謡「お母さん、わたしを修道女にしないで(ラ・モニカ)」/ 「ラ・モニカ」による3声のソナタ/アリア「ラ・ソランツァ」/ 2挺のヴァイオリンによる4声のためのカプリッチョ/ 合奏によるエコーつきマドリガーレ「薄暗き洞窟」/オルガンとコルネットのためのソナタ/ 2本のコルネットとトロンボーンのためのソナタ「ラ・フォスカリーナ」/ オルガン独奏によるリガトゥーラとドゥレッツァ/ 4本のコルネットのための第1カンツォーナ/4声のシンフォニア/3声のミゼレーレ ダリオ・カステッロ(17世紀初頭に活躍): 弦楽器その他のための第16ソナタ/2声の上声のための第2ソナタ/ 独唱モテット「神よ喜びたまえ」/上声のための第2ソナタ/弦楽器群のための第15ソナタ/ 2挺のヴァイオリンに2本のコルネットのエコーつき第17ソナタ/ 2挺のヴァイオリンとトロンボーンのための第11ソナタ/ 2声の上声とファゴットのための第11ソナタ/2声の上声のための第4ソナタ/ 2声の上声とトロンボーンのための第12ソナタ ジャン・チュベリー(木管コルネット) アンサンブル・ラ・フェニーチェ(ピリオド楽器使用) エンリーコ・パリッツィ(Vn) 濱田芳通、ドロン・デイヴィッド・シャーウィン(木管コルネット) クリスティーナ・プルハル(テオルボ/トリプルHp) マティアス・シュペーター(テオルボ) ジャン=マルク・エム(Cemb) マリア・クリスティーナ・キール(S) ジョン・エルウィス(T)他 | ||
初期バロック...と聞けば、本格ピリオド楽器派ももちろん黙ってはおれない。新世代を担うコルネット(ツィンク)のスーパープレイヤー、ジャン・チュベリーの周囲に集まった腕利きたちが、圧倒的テクニックと感性で織りなす「対比の時代」の決定的名演! | ||
RIC-262 廃盤 |
RICERCAR 楽器シリーズ4 クルムホルン〜短くも賑やかな栄華 |
ベルンハルト・シュティルツ指揮 シンタグマ・アミーチ |
RIC-263 廃盤 |
フランソワ・ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):交響曲集 Vol.2
ギィ・ヴァン・ワース指揮アンサンブル・レザグレマン | |
シュザンヌ・ファン・ソルトの音楽帳〜エリザベス朝時代のヴァージナル音楽(全31曲) 「シュザンヌ・ファン・ソルトのヴァージナル・ブック」(1599、ロンドン) ギィ・パンソン(親子ヴァージナル| 使用楽器:イェフ・ファン・ボーフェン製作〔モデル:A.リュッケルス、1626年製作〕) パトリック・デーネッケル(リコーダー) | ||
意外やソロの少ない「隠れ名手」ギィ・パンソンの、正直「ウマい」としか言いようのない名演あの頃、オランダ=ベルギーと英国はとても近かった。ルネサンス王道の知られざる鍵盤曲集の謎を探る。2種の鍵盤をそなえた銘器を弾きこなしは、滋味たっぷり! Ricercarレーベルからの最新リリースは、知られざる英国ルネサンスのヴァージナル作品集に真正面から挑んだ好感度120%のチェンバロ・アルバム古楽奏者には通奏低音という大仕事があるため、とんでもなくウマいのに滅多にソロをやらない名手というのが結構いるが、ベルギー古楽界の大立者ギィ・パンソンもそんなチェンバロ奏者のひとり。古くはリチェルカール・コンソートの重要メンバーとして、その後は新世代奏者と共演を重ねながら、すばらしくたおやかなチェンバロ扱いを聴かせてきた彼が、満を持してというにふさわしいタイミングでとりあげるのは、1599年、エリザベス朝まっさかりのロンドンで筆写されたヴァージナル(小型卓型チェンバロ)のための楽譜帳。今は大英博物館の所有になるこの曲集、シュザンヌ・ファン・ソルトというベルギーからの亡命者の娘が所有していたもののようで、各作品の作曲者は殆ど示されていないものの、バッサーノやファン・エイクなどネーデルラントで活躍した作曲家たちの名が時折見られるところから、当時のオランダ=ベルギーで作曲された作品ばかりを収録しているよう。その、濃やかな音楽の美ときたらまさに磨き抜かれた珠玉のルネサンス小品といった感じで、変奏曲あり、舞曲あり、ビシッと鳴ってホワンと消えるヴァージナルの妙音で奏でられる響きは、筆舌につくしがたく。いくつかのトラックではリコーダーも参加、パンソンの解釈は同郷者ならではの共感にあふれている。丁寧至極、静けさのなかに息づく叙情。このアルバムのもうひとつのポイントは、ヴァージナルの中に高音用の鍵盤がもうひとつ入った「親子ヴァージナル」を弾いている点。 | ||
トゥルネーのミサ トゥルネーのミサ(1349年編纂) L /わたしは恥知らずにも(ド・ヴィトリ) F / もし神の恩寵が(イヴレア写本より) L / 世界よ、喜び勝ち誇りて歌え(オックスフォード大学図書館の写本より) L / わたしの心をとらえる希望(パリ国立図書館の写本より) F / わが生涯に、ただ一日たりと(パリ国立図書館の写本より) F ロランス・ブリゼ(総指揮)アンサンブル・デ・セリス | ||
L はラテン語、F は中世フランス語の歌詞。ちゃんと5楽章そろいで編纂された最古のミサを、なんと女声だけで。低音なしの透明感あふれるア・カペラが、古風なハーモニーをさらに神秘的に響かせる。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
ランベール・ド・セーヴ、豪奢なる多重合唱〜〜ネーデルラント楽派の初期バロック 導入曲(アレッサンドロ・オロロージョ作) ランベール・ド・セーヴ(1549-1614): 「サクレ・シンフォニエ」(1612) 〜アレルヤ唱と三つのモテット/ 2台のオルガンによるシンフォニア「神は治めぬ」/ 「神は治めぬ」によるミサ曲(同曲集より) (ミサ・スペル・ドミヌス)〜 16声部4重合唱のための/ 2台のオルガンによるシンフォニア「栄光あふるる君子」 ジャン・チュベリー(木管コルネット)指揮ナミュール室内cho.、ラ・フェニーチェ | ||
ピリオド楽器使用。12声の3重合唱、16声の4重合唱...。イタリアの音楽家たちに強く感化されたネーデルラント楽派晩期の巨匠、その音楽はまさに「ルネサンスとバロックのはざま」。明快なるリズムと対位法の交錯を、ベルギーきっての古楽集団たちによる鮮烈解釈で。 ワッフルで有名なベルギー南部リエージュの出身者、ランベール・ド・セーヴ(1549-1614)の貴重な作品集。何が貴重かというと、この作曲家は15〜16世紀にヨーロッパ随一の「音楽の本場」だったネーデルラント(今のベネルクス3国)の出身者でありながら、本格的なキャリア形成はすべてウィーンで、すぐ近くのヴェネツィアで花開いていた多重合唱様式から強烈な感化をうけた、まさにルネサンスとバロックのはざまを生きた人なのだ。精妙なポリフォニー作法がしっかと根底にあり、ミサ曲も既存のメロディをもとにふくらませてゆくルネサンス・スタイルでありながら、その音楽はあくまで「対比」を旨とするバロック風。とくに当アルバムの主要曲目である「ミサ・スペル・ドミヌス」にいたっては、なんとそれぞれ4声部からなる楽隊を四つも揃えた、16声4重合唱(金管合奏つき)がうたい交わす壮麗な音楽。 それも当然といえば当然で、唯一の曲集「サクレ・シンフォニエ」が出版されたのは1612年、モンテヴェルディの「オルフェーオ」(1607)や「聖母マリアの晩課」(1610)の初演より後のこと。しかしヨーロッパ全土的にはまだまだイタリア・バロック様式など珍しかった時代、ランベール・ド・セーヴのイタリア様式への感化は1580年代に始まったようから、その先取の精神には驚かされずにおれない(少し先輩のラッススと、ほぼ同じ道程)。 そしてその演奏が、名盤あまたの超絶コルネット吹きにして稀代の合唱指揮者、今こそ旬の巨匠・ジャン・チュベリー。バロック金管の鋭いアタックとたおやかな和声を担当するのは、この古楽大国きっての気鋭陣。合唱はもういわずもがな、バロック歌唱のスペシャリストが集う少数精鋭の超実力派集団、ナミュール室内合唱団。 全員が全身でインテンスに表現する音楽のぶ厚い強烈さに、いわば「バロック初期のブルックナー」といったフレーズも想起され・・・興奮と充実の連続、どうぞご注目を。 | ||
ギルマン:オルガン・ソナタと小品群 〜サン=サーンスと同時代のオルガンの巨匠 アレクサンドル・ギルマン(1837-94): オルガン・ソナタ第7番 Op.89/ アレグレット ロ短調Op.19/ 白鳥(サン=サーンス「動物の謝肉祭」より)/ メロディ ト長調Op.46/ グレゴリオ聖歌風の印象描写/ スターバト・マーテル Op.65/ 葬送行進曲とセラフィムの歌 Op.17 |
ヨリス・ヴェルダン(Org) 声楽アンサンブル 「リサージェム」 | |
RIC-268 (2CD) 廃盤 |
アンドレ・モデスト・グレトリー(1748-1814): 歌劇「カイロの隊商」(全3幕;*)/歌劇「ミダスの裁き」より(序曲+8曲;#) マルク・ミンコフスキ指揮リチェルカール・アカデミー(ピリオド楽器使用;*) グスタフ・レオンハルト指揮ラ・プティット・バンド(ピリオド楽器使用;#) | |
ジューリオ・カッチーニ(1551-1618):「エウリディーチェ」〜舞台様式による音楽
ニコラ・アクテン(Br/テオルボ) セリーヌ・フィースレット(S) マリー・ド・ロワ(S) ロランス・ランソン(Ms) マジド・エル=ブシュラ(CT) レイナウト・ファン・メヘレン(T) オリヴィエ・ベルテン(Br) アンサンブル・スケルツィ・ムジカーリ | ||
ピリオド楽器使用。現存最古の歌劇、ペーリ作曲の「エウリディーチェ」に続いて、同じ台本を使ったバロックの天才カッチーニによる「別ヴァージョン」が、ついにヴェールを脱ぐ。主人公はテオルボ弾き語り。バロック黎明期をありありと感じさせる、妙なるサウンド。 出た。というほかはない、不当にも見過ごされてきた天才カッチーニの「幻の名作」たる傑作歌劇が、古楽大国ベルギー最先鋭の名手たちによって音盤化された。オペラの歴史を紐解けば、その楽譜が現存する最古のオペラはヤーコポ・ペーリの「エウリディーチェ」という記述に必ず行き当たることだろう。1600年10月6日、フィレンツェのピッティ宮で、メディチ家出身のマリー・ド・メディシスとフランス国王アンリ4世の結婚を祝って上演されたこのオペラについての記述に続いて、しばしば言及されるのが、バロック音楽初期の根本理念である「レチタール・カンタンド(歌いながら語る)」様式の大成者のひとりカッチーニもまた、ペーリと同じ台本ぐさま彼自身の「エウリディーチェ」を作曲・出版した…というエピソード。そう、あの『新しい音楽 Nuove Musiche』で独唱(モノディ)の芸術をつきつめた天才カッチーニが。しかしこのオペラ、全曲録音などまず見あたらず、その実体をつかめずやきもきしていたバロック・ファンも少なくないはず。Ricercarのこのリリースは、まさにファン待望の1枚。 カッチーニが台本に使ったのは、ペーリのそれと同じ詩人リヌッチーニによる、オルフェウス物語の翻案。「エウリディーチェ」とはいうまでもなく、竪琴片手にすべての生き物を魅了したというオルフェウスの妻エウリディケーのこと。神話によれば、エウリディケーは野原で毒蛇に咬まれて死んでしまい、オルフェウスは冥界に下って冥王プルートを説得し、「一度も振り返らず地上にたどり着けたら」との条件つきで妻を返してもらうのだが、地上まであとわずかというところでエウリディケーの苦悶の声に振り返ってしまい、永遠に彼女を失ってしまう。しかしここでは最後のくだりが歪曲されて、愛と音楽の力でエウリディケーは取り戻された…と皆が喜ぶハッピーエンド(結婚式の祝宴のための台本から、当然といえば当然だが)。1幕はエウリディケーの死、2幕は冥府下り、3幕は地上での歓喜、という筋で、カッチーニは「歌いながら語る」様式をフルに使い、通奏低音だけの伴奏(といってもチェンバロ、オルガン、リローネ、ガンバ、テオルボ、ハープ…と使用楽器は多彩そのもの)で表情たくみな音楽を紡ぎ出して行く。センス抜群な古楽解釈がこれまた絶妙。倍音まみれのリローネの妙音、鮮やかに奏し分けられるチェンバロとオルガン、そしてオルフェウス役のN.アクテン自身が歌いながら弾くテオルボ…何から何まで本格派、精妙なドラマ作りに酔いしれること必至の秀逸アルバム。 | ||
RIC-270 (7CD) 廃盤 |
テレマンと“笛 "のすべて(7CD-BOX) CD-1:リコーダー協奏曲と組曲 CD-2:リコーダーを含む室内楽曲 CD-3:リコーダーのためのソナタ CD-4:パリのテレマン(四重奏&トリオ) CD-5:1730年出版の「四重奏ソナタ集」 CD-6:さまざまなリコーダーとフルート CD-7:バロックの“角笛 "ホルン作品集 |
フレデリク・ド・ロース(bfl) Ens.ラ・パストレッラ リチェルカール・コンソート |
RIC-273 廃盤 |
Ricercar知られざるピリオド楽器シリーズ 5 ファゴットの前にあったもの ルネサンス&バロックの“プレ・ファゴット "さまざま |
ジェレミー・パパセルジオー (ドゥルツァイナ/Fg) Ens.シンタグマ・アミーチ |
中世ヨーロッパ、超絶技巧の楽師たち〜ピリオド楽器を弾く人、舞曲さまざま 喜びは他にもさまざま(ベルナール・ド・ヴァンタドルン) カンティガ第358番「サンタ・マリア・ド・ポルトの棟梁」(アルフォンソ10世)/トロット(作者不詳) 王のエスタンピ第4番(作者不詳|『王の写本』より)/ノータ・セビッサ(吟遊詩人マルカブリュ) 人魚のエスタンピータ(騎士ド・カドネ)/美徳の原則(作者不詳)/マンフレディーナとロッタ(作者不詳) サルタレッロ(作者不詳)/王のエスタンピ第7番(作者不詳)/英国の踊り(作者不詳) 第8のサルタレッロ(作者不詳/バティスト・ロマン編)/ノータ・マンタ(楽師ペロルの歌より) トリスターノの嘆きとロッタ(作者不詳)/カンティガ第77番「ルーゴの女、癒される」(アルフォンソ10世) サルタレッロ「ささいなこと」(作者不詳、ドメニコ・ダ・ピアチェンツァの写本より) 愛する人が、わたしの心を動かして(ブラバント公アンリ3世)による即興 ラメント「豊かな谷で」(リシャール・ド・フルニヴァル)/ガエタ(作者不詳) アンサンブル・ミレナリウム(ピリオド楽器使用) | ||
「モンセラートの朱い本」で大ヒットを飛ばしたスーパー中世音楽グループが、宿願の研究成果をついに公表。ニュアンス豊かな超絶技巧でおくる「器楽だけの中世音楽」。超エキサイティング!ひたすら玄妙!オルガネットもハープもフィドルも、圧倒的なウマさ! 中世音楽の伝説的名団体「アンサンブル・マラ=プニカ」に圧巻そのもののオルガン演奏で華を添えていたクリストフ・デリーニュが、1999年に独立して結成したスーパー中世音楽集団が「アンサンブル・ミレナリウム」。ひたすら簡素な中世の楽器から、演奏者の呼吸と素材感がダイレクトに伝わってくるスーパープレイヤーたちの音作りもさることながら、聴いているうちに「ここではないどこか」へと連れ去られてしまう絶妙のプログラム作りでもセンスを発揮 少し前までは中世音楽の通説で「理論書のある芸術音楽は声楽曲ばかり」「器楽は資料がない=楽器は声楽の下僕にすぎなかった、器楽曲は真面目に取り組むに足るほど発達していなかった」などと言われたものだが、近年ではまんざらそうでもなかったらしいことが逆に常識となりつつある。 周到な研究を身上とするミレナリウムの面々も、長年の経験で「中世にも、巧みな楽器演奏をほめそやす文化はちゃんとあった!」とひしひしと感じてきたそうで、そうした宿願の結実として、ここでは歌声いっさいなし、ヴィエル(中世フィドル)、オルガネット(手持ち式オルガン)、中世ハープ、シトール(小さな撥弦楽器)、リュート、各種打楽器、横笛という組み合わせで、中世器楽の本分たる舞曲を中心に、「口伝えで伝えられてきた奥義」、楽器だけの中世音楽を思うがまま追求してゆくのだが、そこは何しろ全員がスーパープレイヤー。なんとも自然体なのに超絶技巧のほどは圧倒的。オーガニックなサウンドで丁々発止エキサイティングに、あるいは精妙至極なカンティレーナを紡いでゆく。洋酒もアジア料理も似合いそうな絶品サウンド。 | ||
ウォルシンガム・コンソート・ブックス〜1588年、ブロークン・コンソートとその周辺 バチラー:ダニエルのアルメイン(*) /ダニエルの挑戦(*) / 作者不詳:ラヴェッキア(*) /暗闇こそわが喜び バチラー:レディー・ウォルシンガムの思いつき(*) / 作者不詳:タールトンのジグ(*) バートレット:およそ私の知るかぎり、鳥のなかでは / バチラー:サー・フランシス・ウォルシンガムの御挨拶(*) ジョンスン:エライザはすてきな女王さん/またおいで / アリスン:ドロローザのパヴァン(*) ハーディング?:ジェイムズ・ハーディングのガリアード(*) / ホルボーン&リード:リードのアルメイン(*) 作者不詳:プリメーロ / ウィルビー:思ヒ残シタマフナ / ニコルスン:ユダヤ人の踊り(*) アリスン:バチラーの喜び(*) / 作者不詳:フラット・パヴァン/幸運はわが仇敵(原曲:ダウランド) アリスン:レディー・フランシス・シドニーのアルメイン(*) / レディー・フランシス・シドニーの「おやすみなさい」(*) 作者不詳:五月も盛りはじめる頃に/ナツメグとジンジャー パトリック・ドゥネッケル(bfl) Ens.ラ・カッチャ | ||
ピリオド楽器使用。(*)は「ウォルシンガム・コンソート・ブックス」の収録曲。モーリーの「コンソート・レッスン」(1599)よりもさらに古い、ブロークン・コンソート最古の曲集。ベルギー古楽界の精鋭が揃ったラ・カッチャの、芳醇な響きと機敏な立ち回り。本場の名歌手ハミルトンの絶妙歌唱で、バラッド・チューンも併録。これぞ英国ルネサンス。 英国16世紀のエリザベス王朝といえば、世界に冠たる先進国イギリスだけに、大衆がいちはやく豊かになり、劇場文化を盛り上げた時代。芸術の需要が王侯貴族や教会関係者だけでなかったせいか、大陸とは一線を隠した「雑多な高貴さ」とでもいうべき英国世俗音楽独特のテイストも育まれた。俗人と貴族の入り乱れるシェイクスピア劇もそうだが、高貴整然一辺倒、という訳ではない。そんななか、ホール・コンソート、つまりヴィオラ・ダ・ガンバ属だけ、リコーダーだけ・といった合奏のかたわら人気を博したのが、種々雑多な楽器が多彩な音色をたたかわせる「ブロークン・コンソート」という合奏形態(リコーダー、高音&低音ガンバ、リュート、シターン、パンドーラという6楽器の組み合わせ)。しかしどうしたものか、音盤シーンではホール・コンソートばかりもてはやされ、ブロークン・コンソートの録音というのは意外と貴重、そんな状況にブレイクスルーをもたらしたのが、本盤のEns.ラ・カッチャによる、モーリーの「コンソート・レッスン集」をとりあげた先行盤(MRIC-251)。しかし今回、彼らは1599年出版のこの作品集よりもさらに古い「ウォルシンガム・コンソート・ブックス」を復元してしまった。パート譜集ゆえ「ブックス」と複数形なこの曲集、英国のハル大学とカリフォルニアのミルズ・カレッジに計4パート分の分冊のみが現存していたのだが、ライナーノートによると、モーリーの作例を参考にすれば他のパートの復元も比較的容易だとか。六つのパートが絡み合い、協和するなか、時にヴァージナルまでも加わって織りなされる響きは、文字通りピリオド楽器ならでは、古楽大国ベルギーの最先端奏者たちならではの絶妙さ。 さらにスコットランドの実力派歌手ハミルトンが、同時代のバラッドをたおやかに歌い上げ“民衆的にして貴族的 "なムードを盛り上げる。英国ルネサンスの真髄ここにあり、の名盤。 | ||
RIC-276 廃盤 |
バッハ:オルガン精選傑作集 ファンタジアとフーガ ト短調 BWV.542 /コラール「神がわれらの傍におられぬ時」 BWV.1128 / トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 /コラール「神はわれらが固き砦」 BWV.720 / ドリア旋法によるトッカータとフーガ ニ短調 BWV.538 / コラール「キリストは死の縄につき給えり」 BWV.718 /3つのフランス風オルガン小品 ト長調 BWV.572 / コラール幻想曲「さらば、汝に決別せん」 BWV.735 /パッサカリア ハ短調 BWV.582 ベルナール・フォクルール(Org) | |
使用楽器:フローニンゲン(オランダ東北部)、聖マルティン教会のシュニットガー・オルガン。 | ||
ハイドンとパリ、三つの交響曲 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809): 交響曲第85番 変ロ長調「王妃」/ 交響曲第45番 嬰ヘ短調「告別」 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792): 交響曲 ニ長調 VB143 |
ギィ・ヴァン・ワース指揮 アンサンブル・レザグレマン (ピリオド楽器使用) | |
アンリ・ルドロワが遺したもの〜精選音源集 1980-87 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704): エール「この喜びを分かち合わん」H.463 /カンタータ「冥府に下るオルフェ」H.471 / ル・シッドの三つの短詩 H.457-459 /エール「哀しく、打ち捨てられ」H.469 / エール「ああ!なんと不幸な」H.443 /エール「愛神よ、わたしの心配を倍増させるのか」H.445 / エール「炉辺にありて、人は愛しあう」H.446 /エール「いなかの帽子」H.499a フランツ・トゥンダー(1614-1667):独唱モテット「わたしの主イエス」 アレッサンドロ・グランディ(?-1630):独唱モテット6編 〔神は歌われぬ/おお、イエスの優しき名/おお、なんとけがれなく/ おお、あなたはなんと麗しく/おお、主イエス・キリスト/わたしの目を見開かせて下さい〕 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 2つの独唱モテット〔民よ駆けつけよ/来たれ、見よ〕 神聖ローマ皇帝レーオポルト1世(1640-1705):独唱モテット「天の皇后よ」 アンリ・ルドロワ(CT) リチェルカール・コンソート(ピリオド楽器使用) | ||
セルマ・イ・サラベルデ、音楽史初のファゴットの達人〜 2、3、4声と通奏低音のための作品集 修道士バルトロメー・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580/90頃-1638以降): 「2、3、4声と通奏低音で演奏するためのカンツォーナ、ファンタジア、コルレンテ集」 (1638年ヴェネツィア刊)より18曲 カベソン:鍵盤独奏のための「スザンナはある日」による変奏曲 パレストリーナ:ハープ独奏による「丘は緑に」 アンサンブル・シンタグマ・アミーチ(ピリオド楽器使用) [エルザ・フランク(ボンバルディーノ/各種初期ファゴット) ステファニー・ド・ファイー(Vn) シルヴィー・モケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ジャン=マルク・エム(Cemb/室内Org) アンジェリーク・モイヨン(バロックHp)] | ||
「ファゴットは17世紀末に発明」という説を大きく覆すのは、モンテヴェルディ晩期と同時代、ヴェネツィア楽派華やかなりし頃のスーパープレイヤーによる傑作曲集!フレスコバルディの曲集にも比すべき技巧系合奏曲、Ricercarの精鋭陣が鮮やかに料理! | ||
17世紀ドイツ、受難と復活のオラトリオ ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): イエス・キリスト十字架上の七つの言葉/イエス・キリスト復活の物語 ヨハン・ゼバスティアーニ(1622-83):マタイ受難曲(1672) アニェス・メロン、グレタ・ド・レゲル(S) マーク・パドモア(T) ヴァンサン・デュメストル(テオルボ) シーブ・ヘンストラ(Cemb)/他 リチェルカール・コンソート | ||
ピリオド楽器使用。リチェルカール・コンソート黄金期の豪華な面子ならではの絶妙サウンド。注目のリリースは「17世紀のヨハン・ゼバスティアン」?? バッハへとつづく道を、古楽ファン垂涎のハイクオリティ解釈でじっくり堪能。 アルバムのテーマは「受難節から復活祭へ」――復活祭の前、キリストの十字架上での死をいたみ節制と瞑想にふける「受難節」に演奏された2作品と、復活祭の喜びを精緻な筆致と神秘的なサウンドで祝うシュッツの『復活の物語』という3大作が、信じられないほど表現力豊かな演奏でよみがえる(歌詞を見なくても、聖書物語さえ知っていれば、音だけで何を表現しているか伝わってくるほど)。シュッツに師事したとされるヨハン・ゼバスティアーニなる作曲家は、半世紀後に大バッハも楽長となるヴァイマール宮廷に仕えた人。奇しくも、バッハとシュッツ、両巨頭の作例の架け橋となるような内容になっている『マタイ受難曲』の音楽は、ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏もヴァイオリン&通奏低音も登場する折衷的な作法が極めて面白い。 | ||
ハイドン(1732-1809): 「十字架上の七つの言葉」Op.51 〜弦楽四重奏曲のための序章、 七つのソナタと「地震」 |
テルプシコルド四重奏団 (ピリオド楽器使用) | |
ハンブルクの名匠、ヴェックマン〜鍵盤楽曲・室内楽曲・世俗歌曲さまざま マティアス・ヴェックマン(1619-1674): 「室内楽作品」3声または4声と通奏低音のためのソナタ(10曲)/ 「さまざまな世俗歌曲」〜 [純白なる公爵夫人の御心は、まばゆいばかり/A.H.マルテニッツ氏の誉れに捧ぐ歌/ 純白なる公爵夫人に捧ぐ歌/美しきハンブルク娘の愛らしさ/D.B.シュッペン氏の美徳を讃える歌/ 美しきハンブルク娘/粉挽きの歌/愛らしきアナベルのための戯れ歌/ 三選帝侯の秘書L.ブラスパイルの金婚式に捧ぐ歓喜の歌]/ 「鍵盤のための作品」〜 [組曲 ハ短調/トッカータ ニ短調/カンツォーナ ニ短調/トッカータ ホ短調1/トッカータまたは前奏曲/ 組曲 ニ短調/パルティータ「ルツィドールはある日、羊小屋で」/トッカータ ホ短調2/組曲 ホ短調/ カンツォーナ ト長調/組曲 ハ長調/カンツォーナ ハ長調1/組曲 イ短調/トッカータ ハ長調/ パルティータ「その愛くるしいまなざし」/カンツォーナ ハ長調2/カンツォーナ ハ短調/トッカータ イ短調] シーブ・ヘンストラ(Cemb/クラヴィコード) グレタ・ド・レゲル(S) Ens.ラ・フェニーチェ リチェルカール・コンソート | ||
ピリオド楽器使用。バッハも憧れた「ドイツ北方様式」...その大立者たるオルガン芸術家は、同時に大都市ハンブルクの都市生活にしっかり溶け込んだ文化人でもあった――。ファッショナブルな様式、陽気な歌とイタリア趣味...超一流の演奏陣で迫る充実2枚組。 | ||
RIC-283 廃盤 |
ラッススの「聖」と「俗」〜 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):「音楽作品大全」より ジャン・チュベリー指揮ラ・フェニーチェ、ナミュール室内cho. | |
フランスのヴィオール合奏〜ルネサンスからバロックへ ルイ・クープラン(1626頃-1661): 5声のファンタジー〔 I / II 〕/3声のサンフォニー/4声のファンタジー/4声のサンフォニー ウスターシュ・デュ・コロワ(1549-1609):「或るうら若い小娘」による5つのファンタジー クロード・ル・ジュヌ(1530頃-1600):旋律模倣様式による第3ファンタジー「天の皇后は祝福されぬ」 エティエンヌ・デュ・テルトル(16世紀):第1のパヴァーヌとガヤルド、第1と第3のブランル エティエンヌ・ムリニエ(1600頃-1669頃):4声のためのファンタジー〔第1番−第3番〕 アンリ・デュモン(1610-1684):4声の荘重なアルマンド フランソワ・ロベルデ(1624-72):第5フーガとカプリス マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):ヴィオール合奏のための4声のコンセール Ens.マーレ・ノストルム、アンドレア・デ・カルロ ジェローム・ルジュヌ(各種Vg)他 | ||
ピリオド楽器使用。なんて貴重、なんて安らぐ美しさ――マレやフォルクレら、偉大なソリストたちが活躍する前ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)は、妙なるアンサンブルを奏でるための楽器だった。フランス芸術のミッシング・リンクを解き明かす、老舗古楽レーベルからの最上質演奏。 | ||
RIC-285 廃盤 |
カルロ・ファリーナ、ドレスデンの技巧派イタリア人 〜シュッツとモンテヴェルディの時代、ガンバからヴァイオリンへ アンサンブル・クレマチス | |
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):4つのオルガン交響曲 Op.13 (1872) 〔第1番 ハ短調/第2番 ニ長調/第3番 ホ短調/第4番 ヘ短調〕 ヨーリス・ヴェルダン(Org) | ||
使用楽器:ロヨモン修道院のカヴァイエ=コル・オルガン、1864年建造。初版の世界初録音とのこと。ロマン派以降のフランス音楽にかけては世界屈指のスペシャリスト俊才ヴェルダンが満を持して録音した「オルガン交響曲」の超・本命レパートリー。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827): 管楽八重奏のためのロンディーノ 変ホ長調 WoO.25 / 2本のオーボエとコーラングレのための三重奏曲 ハ長調 Op.87 / クラリネット、ホルン、ファゴット各2本のための管楽六重奏曲 変ホ長調 Op.71 / オーボエ、3本のホルンとファゴットのための五重奏曲 変ホ長調/ 2本のオーボエとコーラングレのためのモーツァルト 「ドン・ジョヴァンニ」の二重唱「お手をどうぞ」による変奏曲/ ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.17 フランツ・ダンツィ(1763-1826):ホルンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 Op.28 フェルディナント・リース(1784-1838):ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.34 リチェルカール・アカデミー(ピリオド楽器使用) クロード・モーリ(ナチュラルHr) ギィ・パンソン(Fp) エリック・ホープリチ(Cl) マルセル・ポンセール、ミシェル・アンリ(Ob) 北里孝浩(コーラングレ)他 | ||
廃盤になっていた重要な録音を復刻、新たなテーマでアルバム化する好評企画「ドイツ・バロックの室内楽」シリーズ。ベートーヴェンのオーケストレーションの極意は、管楽器の扱い方にあり!野外合奏向けのアンサンブル作品は、驚くばかりの実験の場でもあった...「英雄」同様に3本ホルン? ダブルリード三重奏? 超豪華古楽陣営で、発見の連続を! | ||
ヴィヴァルディ(1678-1741)/フレデリク・ド・ロース編曲: 協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4 より 〔第1番 変ロ長調/第3番 ト長調/第4番 イ短調/第5番 イ長調/第6番 ト短調/第9番 ヘ長調/第11番 ニ長調〕 フレデリク・ド・ロース(リコーダー) アンサンブル・ラ・パストレッラ | ||
ピリオド楽器使用。どうしたものかこの編成、エッジの効きまくったヴィヴァルディもいいけれど、「深み」と「味わい」を掘り起こしてくれる演奏は、古楽大国ベルギーの俊英陣ならでは。気鋭奏者ド・ロース、室内楽編成での第2弾! | ||
J.S.バッハ:オルガン作品全集 (真作のみ/偽作などは除く) |
ベルナール・ フォクルール(Org) | |
録音:1982年-1997年、2008年(一部再録音)。まさかのカタログ復活、オルガン芸術家ベルナール・フォクルールの名を世界的に知らしめた伝説の全曲録音、比類ない自然体のタッチは「オルガン嫌い」の方にもぜひお奨め! | ||
皇帝たちに魅入られたローマ人〜ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃-1679): 1、2、3、4声のモテット集(1638)より 天上で喜びに沸くのは、聖なる魂/主にとりなしてくださるかた/やさしき愛するかた、イエス/ 第1トッカータ(カプスベルガー作曲)/お救い下さい、良きイエスよ/ごきげんよう、天の皇后/ 主よ、わたしたちの罪過を忘れて下さい/聖母は立てり、悲しみにくれ/ 「オルフェーオ」のリトルネッロ(L.ロッシ作曲)/あなたはわたしの心をときめかす/ 第7トッカータ(M.ロッシ作曲)/おおイエス、誰よりもわたしにやさしいかた/ 歌で讃えよう、喜びに声を張りあげよう/めでたし、海の星/讃えよう、栄えある方々を Ens.スケルツィ・ムジカーリ | ||
ピリオド楽器使用。「永遠の都」ローマから来て、ハプスブルク皇室を魅了した生粋の巨匠、サンチェス。独唱を際立たせた「歌いながら語る」バロック初期のスタイルを、18世紀につづく新様式へと伝えていった完膚なきまでの技量が、古楽大国ベルギーの俊英たちの至芸で、鮮やかに。 #当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りの供給となります。 | ||
ピエール・アテニャン(16世紀)編纂「ダンスリー(舞曲集)」第1集−第7集より バス・ダンス「ラ・マグダレーナ/トゥルディオン」/スコットランドのブランル第1連/ パヴァーヌ〜パヴァーヌ「道を誤った女」〜第10と第15のガリヤルド/プレリュード(リュート独奏)/ 恋神は、わたしが眠っているものと思って(セルミジ作曲;*)/第18パヴァーヌ(ハープ独奏)/ アルマンド「そしてあなたはどちらへ、リュセット夫人」〜第2・第6・第5・第4のアルマンド/ ブランル・ゲ「くすぐりたいのは君のえくぼ」〜第28・第23・第42・第7のブランル/あなたの前で(セルミジ作曲;*)/ バス・ダンス「あなたの前で」/バス・ダンス「この体は去りゆくとも、あなたのもとに心は留まる」/ お目覚めなさい、お嬢さんたち(サンドラン作曲)(*)/第1パヴァーヌ〜第1ガリヤルド/ バス・ダンス「ブラシ」/ポワトゥーのブランル/ブルゴーニュのブランル/パヴァーヌ/ 苦しまなくてはならなくて(セルミジ作曲/変奏部分はエイドリアン・プティ・コクリコによる;*)/ ガイヤルド/パヴァーヌ〜神々のパヴァーヌ〜ガリヤルド/わたしの恋人は実に貞淑(サンドラン作曲;*)/ パヴァーヌ「わたしの恋人は実に貞淑」〜ガリヤルド/第19パヴァーヌ/ 第3と第1のバス・ダンス〜第8、第9と第39のトゥルディオン/ バス・ダンス「ラ・ガッタ、とイタリア語で」〜バス・ダンス「その靴はどうも苦手だ」 ドゥニ・ラザン=ダドル指揮アンサンブル・ドゥス・メモワール エルザ・フランク、ジェレミー・パパセルジオー(BFl/Ob)/他 | ||
ピリオド楽器使用。(*)は独唱つきのトラック。古楽ファンなら、必聴。 そうでなくても、これは当面愉しめる――Astrée/Naiveに名盤あまた、超・名門古楽集団ドゥス・メモワールが、古楽大国ベルギーのRicercarに登場、しかも「最新研究をふまえたアテニャンの舞曲集」…ピリオド楽器のうまみ炸裂・の絶品盤。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): 深き淵より BWV.131〜4声の独唱、オーボエ、ヴァイオリン、2面のヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための/ われ満ち足れり BWV.82 〜バス独唱、オーボエ、2挺のヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための トーマス・ゼッレ(1599-1663):深き淵より〜5声の独唱と通奏低音のための クリストフ・ベルンハルト(1627-1692):深き淵より〜ソプラノ独唱、2挺のヴァイオリンと通奏低音のための ヨハン・フィリップ・フェルチュ(1652-1732): 深き淵より〜ソプラノ独唱、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための クリストフ・グラウプナー(1683-1760): 深き淵より〜4声の独唱、オーボエ、2挺のヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための リチェルカール・コンソート ベルナール・フォクルール(Org) マルセル・ポンセール(Ob) フランソワ・フェルナンデス(Vn) グレタ・ド・レゲル、ジェイムズ・ボウマン、ギィ・ド・メ、 マックス・ファン・エグモント(独唱)他 | ||
ピリオド楽器使用。とびきりの老舗古楽レーベルRicercarが、躍進の時期に本気でバッハに向かい合ったらこんなにとびきりの精鋭陣が集まって、驚くほど濃密な名録音をつくりあげてしまった。待望のカタログ復活。 歴史的名企画「ドイツ・バロックのカンタータ」からの併録も適切。 | ||
RIC-296 (3CD) 廃盤 |
「ヴィオールの防衛」の三部作 バロック晩期のフランスと、イタリア器楽の流入
フランソワ・フェルナンデス(Vn) フィリップ・ピエルロ(ヴィオール) 鈴木秀美(Vc) ライナー・ツィパーリング(第2Vc/第2ヴィオール) ソフィー・ワティヨン(通奏低音ヴィオール) エマニュエル・バルサ、 オレステ・デ・トマゾ(第3・第4Vc) ダニエル・エティエンヌ(Fl−tr) ピエール・アンタイ、ロベール・コーネン、ギィ・パンソン(Cemb) | |
RIC-298 (2CD) 廃盤 |
マラン・マレ(1656-1728):トリオによる小品集(1692)〜6つの組曲
リチェルカール・コンソート | |
初発売:1998年。旧品番:206482〔当店未案内、廃盤〕。ピリオド楽器使用。 | ||
ザムエル・シャイト(1587-1654): (サクレ・カンシオーネス(1620)より(*)/宗教的コンチェルト集第3巻(1635)より(#) ) 救世主は甦る、今日この日(*)/わたしを導いて下さい、神よ(*)/届けて下さい、あなたの光を(*)/ エフライムはわたしのかけがえのない息子(#)/詩編第148編「ハレルヤ!天において主を賛美せよ」(#)/ 「主の祈り」によるコンチェルト(*)/主を賛美せよ、すべての国よ(#)/ みどり児がお生まれになった、ベツレヘムに(*)/古き年は過ぎ去った(*) リオネル・ミュニエ(B)指揮Ens.ヴォクス・ルミニス | ||
ピリオド楽器使用。バッハ以前のドイツ音楽を支えた「三大S」シュッツ、シャイン、シャイト。スマートなセンスと凄味が相半ばするシャイトの名品群、極上古楽演奏でどうぞお愉しみを。 | ||
アンドレ・モデスト・グレトリー(1748-1814):歌劇「セファルとプロクリス」(1773)
ピエール=イヴ・プリュヴォ(Br) カティア・ヴェレターツ(S)他 ギィ・ヴァン・ワース指揮Ens.レザグレマン、ナミュール室内cho. | ||
ピリオド楽器使用「ラモー以後、ケルビーニ以前」の最重要フランス歌劇作曲家、グレトリーの復権。その管弦楽書法は、古典派スタイルでありながら実にユニーク――聴き手の心をとらえて離さない絶妙のメロディセンス。古楽大国ベルギーの超・実力派が結集、至高の全曲録音。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV.1080 (第14曲は未完版とフォクルール補筆版を併録) |
ベルナール・ フォクルール(Org) | |
ようやく復活した金字塔的録音「バッハ:オルガン作品全集」が大人気継続中のさなか巨匠フォクルールがやってくれた。「バッハの楽器」オルガンで弾かれてこそ宿る風格。フォクルールだからこそ滲み出る自然さ...バッハ・ファン必聴の最新録音。 | ||
仏蘭西軍楽は愉し〜ドイツにやってきたオーボエ合奏 ヨハン・フィッシャー(1646-1716):組曲 イ短調(2ob, t-ob, fg, bc) ヨハン・ミヒャエル・ミュラー(1683-1743):ソナタ〔ト短調/ヘ長調〕(ob solo, 2ob,t-ob, fg, bc) テレマン(1681-1767):パルティ(組曲) ハ短調(2ob, t-ob, fg, bc) ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):協奏曲 ト長調(2ob-c, 2va, 2fg, bc) クリストフ・フェルスター(1693-1748):協奏曲 ト長調(3ob, 2fg) ブノワ・ローラン(バロックOb/Obダ・カッチャ) アンサンブル・リンガ・フランカ | ||
ピリオド楽器使用。バッハがオーボエを愛用したのは、フランス文化への憧れがあったから――?!オーボエという楽器の来し方を解きあかす、18世紀ドイツの知られざる音楽領域。なめらかで温かいニュアンス豊かなバロック木管を、古楽大国最前線の俊英による名演で。 | ||
アレクサンドル・アグリコーラ(1456頃-1506): 「ミサの前に」 3声の歌曲「わたしは心のなかで」/わたしは彼を好きなのだろうか(伝アグリコーラ)/ どうぞお越し下さいませ、主よ/アレルヤ唱を、歌わなくてはならないそうだ(作曲者不詳)/ 「わたしは心のなかで」による合奏曲(作曲者不詳) 「ミサ・イン・メイネ・ゼイン」 グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ 「合奏曲〜ミサのさなかに」 この世の誰よりも絶望のふかい女として(原曲:バンショワ)/ 他の誰かから愛されれば(原曲:オケゲム)/何事もわたしにとっては(原曲:フライ) 「夕暮れの祈りに寄せて」 合奏曲「わが父は農夫なり」/アンティフォナ「天の皇后」 ディルク・スネリングス(B)総指揮カピリャ・フラメンカ(古楽声楽集団・ピリオド楽器使用) [マルニクス・ド・カト、ロプ・キュッペンス(CT) トル・ドネイス(T) リーフェン・テルモント(Br) リアム・フェンリー、トーマス・バーテ、ピート・ストレイケルス(Vg)] | ||
現地発売:2010年。ベルギー生粋の古楽グループが残した絶美の名盤!「ジョスカン系」とは違う、異例の先進性の真髄とは? | ||
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):カンタータ集 〔夜は過ぎ去ったGWV1101-22(1722)/涙せよ、主の時は近いGWV1102-26(1726)/ イエスを救世主と信じる者はGWV1103-40(1740)/悔い改めよ、そして救世主の名のもとにGWV1104-34(1734)/ なんと早く、あなたは苦しみにさらされることかGWV1109-14(1714)/天よ歓呼せよ、地よ湧きかえれGWV1105-53(1753)/ 彼らは神を切望しているGWV1106-46(1740)/神よ、わたしたちを憐れみ、祝福して下さいGWV1109-41(1741)/ ふかく留めおけ、わが心」GWV1111-44(1744)〕 フロリアン・ヘイエリック指揮マンハイム・ホフカペレ、エクス・テンポレ声楽Ens. | ||
ピリオド楽器使用。大小さまざまな編成による9曲の教会カンタータを通じ、バッハの作例にも比しうる表現力を、痛快なピリオド楽器演奏で堪能。 | ||
マテュー・ロマラン〔通称マテオ・ロメロ〕(1575頃-1637): 4声のロマンセ「静かに流れる、二筋の小川のあいだ」/2声のフォリア「花咲くローズマリー」/ 3声のカンシオン「どこへ行ってしまった、わたしの心」/器楽合奏「美しい女・怒れる女」/ 4声のフォリア「夜明けはやさしく微笑んで」/「ああ!わたしは死ぬ、嫉妬のあまり」〜器楽合奏による前奏/ 3声のレトリーリャ「ああ!わたしは死ぬ、嫉妬のあまり」/器楽合奏「メドーロが受けた傷」/ 4声のロマンセ「クエンカの美しい村娘」/3声のカンシオン「この寒い冬のさなか」/ 4声のロマンセ「棘のある枝も、夏の終わりには実をつける」/ 3声のカンシオン「いつか天へ上がってしまう、わが思慮よ」/4声のロマンセ「古ぼけた小舟が一艘」/ 3声のカンシオン「気持ちのよい海辺で」/4声の歌「漁師よ、おまえは再び海へ」 レオナルド・ガルシア・アラルコン(Org)指揮 Ens.クレマチス&カペッラ・メディテラネア | ||
ピリオド楽器使用。モンテヴェルディと同じ頃、ビクトリア亡き後のスペイン楽壇に君臨したとてつもない異才、その至芸に、スタイリッシュ&エモーショナルな「ラテン古楽」で。 | ||
ハイドン(1732-1809):交響曲〔第82番 ハ長調 Hob.I-82「熊」/第86番 ニ長調 Hob.I-86〕 ルートヴィヒ・アウグスト・ルブラン(1752-1790):オーボエ協奏曲 ハ長調 (1777出版) ギィ・ヴァン・ワース指揮Ens.レザグレマン | ||
ピリオド楽器使用。古楽大国ベルギーの“粋 "が結集――古典派交響曲の隠れ推進地、パリのハイドンを解き明かす。金管・打楽器まで動員しての痛快2編を、マンハイム楽派の天才オーボイストの傑作と。本盤の要、ティンパニを叩くのは天才マールテン・ファン・デル・ファルク。 | ||
RIC-310 廃盤 |
エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729): ヴァイオリンとクラヴサン(通奏低音)のための6つのソナタ(1707年パリ刊) アンサンブル・レ・ドミノ | |
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): 主よ、今こそあなたは(シメオンの賛歌)SWV432 /わたしは甦った者、わたしは命 SWV464 / 主よ、今こそあなたは(シメオンの賛歌)SWV433 /これぞまことの言葉 SWV277 /音楽による葬送 SWV279-281 ザムエル・シャイト(1587-1654):オルガン独奏のためのコラール「わたしたちはみな、神を讃える」(#) マルティン・ルター(1483-1546):コラール「安らぎと喜びのうちに、わたしは旅立つ」(オルガン付;*) リオネル・ムニエ指揮 Ens.ヴォクス・ルミニス 鈴木優人(Org;*) ベルナール・フォクルール(Org;#) | ||
ピリオド楽器使用。グラモフォン・アウォード受賞、ディアパゾンドール. . . 数多の受賞経歴を誇る名盤。バッハ・コレギウム・ジャパンの名匠たちも多数参加、欧州でいま最も熱い古楽歌手たちが結集、バッハ以前のドイツ最大の巨匠の傑作を刻む。 | ||
サンチャゴへの巡礼路〜スペインとフランスの古楽さまざま 使徒ヤコブの祝日 グレゴリオ聖歌:道すがら、イェスはヤコブと/ ウルバニ・ロート(17世紀前半活躍):おお、めざましき神の戦士ヤコブ ローヌ地方を通って…巡礼歌3題(ラ・トゥールのギヨーム・シャスティヨン(1550頃-1610頃)他) 〔祝うべきは、次のような魂/歌う、主なるかたへ向け/わたしを何より喜ばせるのは〕 街路の交わるところ 作者不詳:歓迎されるべき魂とは ウスターシュ・デュ・コーロワ(1549-1609):「ある若い娘が」による3声のファンタジア マッテオ・コフェラーティ(1638-1703):使徒なる大ヤコブのラウダ(讃歌) 南フランス〜ラングドック地方とガスコーニュ地方 エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):期待するな、わが両の目よ 作者不詳:フランス王のカンシオンを、エコー式に/心と口もて、いざ祝おうぞ、皆の衆 スペインへ〜アラゴン王国とカスティーリャ王国 作者不詳:スペインのガイタ バルトロメオ・セルマ・イ・サラベルデ(1638頃活躍):高音部と低音部のためのカンツォン バルトロメウ・デ・オラゲ(17世紀):ハカラ〜さあハカラを踊ろう レオンの教会で ムリニエ/ヤコプ・ファン・エイク(1590-1657):レオンの教会の鐘が鳴る フランシスコ・エスカラーダ(17世紀後半活躍):歌いかけたのは小鳥が二羽、太陽の子に ガリシア地方に入り ガブリエル・バタイユ(1575-1630):ぼくの小舟は岸辺にある 作者不詳:フランスのガイタ/まわせ小舟を そしていま、サンチャゴ大聖堂の扉の前 アンドレア・ファルコニエーロ(1585-1656):カンツォン「ラ・ベネデッタ」 フランシスコ・ソレル(1768-?):ガスコーニュ、アラゴン、カタルーニャの諸国民のビリャンシコ アリアンナ・サバール(歌/中世Hp) Ens.ラ・フェニーチェ ジャン・テュベリー(コルネット/リコーダー/ガルベ) メラニー・フラオー(ドゥルツィアン/リコーダー/Org) マルタン・バウエル(ヴィオラ・ダ・ガンバ/リコーダー/Org) ミカエル・エル(Cemb/Org/リコーダー) フアン・セバスティアン・リマ(テオルボ/バロックG) | ||
ピリオド楽器使用。見過ごし難い古楽界のサラブレッド、ジョルディ・サバールとモンセラ・フィゲーラスの娘アリアンナは伸びやかでピュアな美声の持ち主。巡礼地サンチャゴをめざした17世紀人たちの音楽を、超実力派たちと艶やかに織り上げる。 | ||
テレマンとファゴット〜独奏ソナタ、トリオ・ソナタ、四重奏ソナタ、同時代人たち テレマン(1681-1767): 「食卓の音楽」第2集〜四重奏ソナタ ニ短調/「忠実な音楽の師」〜ファゴットと通奏低音のためのソナタ/ 「六つのトリオによるソナタ」(1718、フランクフルト)〜トリオ・ソナタ ヘ長調/ トリオ・ソナタ イ短調(*)/トリオ・ソナタ 変ロ長調(*) ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1671-1745):トリオ・ソナタ 変ロ長調 クリストフ・シャフラート(1709-1763):ファゴットとオブリガート・チェンバロのための二重奏曲 ト短調 (*)ダルムシュタット、ヘッセン州立図書館の手稿譜より ジェレミー・パパセルジオー(Fg) Ens.シンタグマ・アミーチ [エルザ・フランク(Ob/リコーダー) リュート・ファン・キルレーヘム(リコーダー) ステファニー・ド・ファイー(Vn) ベルナール・ヴォルテーシュ(Vc) ギィ・パンソン(Cemb)] | ||
ピリオド楽器使用。木材が震えて鳴る、素朴な中低音の味わい――バロック・ファゴットの魅力を最大限に引き出せるのはやはり、どの楽器も知り尽していたテレマンだった。絶品リコーダーやヴァイオリンとの交錯のなか曲の面白さを誰よりもあざやかに...欧州古楽界のご意見番、パパセルジオ―の面目躍如。 | ||
ハイドン:ヴィオラ、バリトン、チェロのための三重奏ディヴェルティメント 〔イ長調 Hob.XI-66/ニ長調 Hob.XI-113/ロ短調 Hob.XI-96/ト長調 Hob.XI-70/ ト長調 Hob.XI-59/ニ長調 Hob.XI-42/ハ長調 Hob.XI-101〕 グイード・バレストラッチ(バリトン) アレッサンドロ・タンピエーリ(Va) ブリュノ・コクセ(Vc) | ||
・・・あまりの豪華さに、言葉を失う顔ぶれ。曲は「ハイドン好き・古楽好きの大好物」「弦楽四重奏の父」ハイドンが、主君の愛奏する弦楽器「バリトン」のために残した傑作群。のっけから煌びやかな弾弦もフル活用。これを聴かずして古典派室内楽は語れない。 | ||
ヨハン・ゴットリープ・ゴールトベルク(1727-1756): 洗礼者ヨハネの祝日のためのカンタータ「真の慈愛をわたしたちの神から授かり」/ 詩編第12編(カンタータ)「助けて下さい、主よ」 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780): ドイツ語によるマリアの讃歌「わたしの魂は主をあがめ(マニフィカト)」 ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731): ミサ・ブレヴィス〜「いと高きところには神の栄光(グローリア)」の聖歌による ゾフィー・カルトイザー(S) マリアンヌ・フリーヘン(A) ステファン・ヴァン・ダイク(T) リーフェン・テルモント(Br) フローリアン・ヘイエリック指揮Ens.エクス・テンポレ | ||
「ゴールトベルク変奏曲」の逸話で有名なバッハの弟子は、作曲家としても活躍していた。彼がライプツィヒでバッハの教えを受けていた頃に書いた、壮大なカンタータ作品に他の愛弟子クレープス、大バッハより年上の親類の逸品を加え、欧州随一の古楽演奏で。 | ||
RIC-318 廃盤 |
イザークの音楽世界〜フランドルで、イタリアで、ドイツ語圏で
ディルク・スネリング(B)指揮カピーリャ・フラメンカ(古楽声楽集団)、 アンサンブル・オルトレモンターノ(ピリオド楽器使用) | |
ゲオルク・ベーム(1661-1733): プレルディウム(とフーガ) ハ長調/高き天より我は来たれり/いざ来たれ、聖なる霊よ/汝、昼日にして光なる救世主/ プレルディウム(とフーガ) イ短調/最愛の神にのみ統べられし者みな(コラール・パルティータ)/ 救世主は死の縄に繋がれぬ(1段の手鍵盤と足鍵盤のための;2曲)/わが愛しき神に/天にまする我らが父よ/ 天にまする我らが父よ(2段の手鍵盤と足鍵盤のための)/プレルディウム(とフーガ) ニ短調 ベルナール・フォクルール(Org) | ||
録音・使用楽器:アルクマール聖ラウレンティウス教会(オランダ)、ファン・ハーヘルベール・オルガン。現代最高の古楽オルガン奏者、バッハ全集(MRIC-289)とブクステフーデ全集(MRIC-250)で圧倒的支持を集める巨匠フォクルール、「バッハ以前」シリーズの新録は本当に久々。堂々とした風格を幾倍も印象づける、迫力と繊細をあわせもつ銘器の音も痛快。 | ||
バルベリーニ宮のガンバ合奏 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):「音楽の花束」(1635) より 〔トッカータ(2曲)/半音階的トッカータ/カンツォン/リチェルカーレ〕/ 「第1カンツォーナ集」(1628) より 〔ロマネスカによる4声のカンツォーナ/ルッジェーロによる5声のカンツォーナ〕 ドメーニコ・マッツォッキ(1592-1665):「第1マドリガーレ集」(1638) より 〔ああ、きみがもう二度と、いとしい瞳の輝きを/瞳を閉じてしまうのか、アルミーダ〕 パレストリーナ(1525頃-1594):第1旋法による4声のリチェルカーレ/第4旋法による4声のリチェルカーレ ケルビーノ・ヴェージヒ(1630頃活躍): 「5声のカンツォーナ集」(1632) より カンツォーナ第1・3・5・12・17番/ ガンバ合奏を伴うマドリガーレ2編(*)〔灼けつくようだ...あなたゆえに、わが命の君よ/おお、恋を裏切る女〕 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):「バッロ、ガリアルダとコッレンテ集」(1615) より 〔ウッシータ/バッロ/ガリアルダ/コルレンテ〕 ドメーニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ロ短調 K.87 アンドレア・デ・カルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)指揮 Ens.マーレ・ノストルム ヴォクス・ルミニス(声楽アンサンブル;*) リカルド・ロドリゲス・ミランダ、ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ;*) | ||
ピリオド楽器使用。私たちは「ヴィオラ・ダ・ガンバ」とイタリア語で呼ぶのに、イタリアのガンバ音楽はなぜか未知領域?パンドルフォ門下の異才、ローマ生まれのガンバ奏者が、故郷でもある「永遠の都」に捧げる17世紀ローマにおけるガンバ合奏の集大成――ゲストにはBCJソリスト歌手や「あの巨匠」も。 | ||
ドイツ・バロックのオーボエ音楽 テレマン(1681-1767):オーボエと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調/ 無伴奏オーボエのための〔第4ファンタジア 変ロ長調/第6ファンタジア ニ短調〕 ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):オーボエ独奏(と通奏低音)のためのソナタ第33番 カール・ルーデヴィヒ・マッテス(18世紀):オーボエ(と通奏低音)のためのソナタ ハ長調 ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):オーボエと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):オーボエ独奏(と通奏低音)のためのソナタ ト短調 ブノワ・ローラン(Ob) Ens.リンガ・フランカ ベルナール・ヴォルテーシュ(Vc) ジュリアン・ヴォルフス(Cemb) | ||
ピリオド楽器使用。バロック・オーボエの魅力は、この時代の曲でこそ一番映えるのでは。テレマンの同時代からハイドン初期くらいの、いちばん現代人の耳になじみやすいメロディアスな名曲群をとびきりのピリオド楽器サウンド、古楽大国ベルギー最前線のスーパープレイヤー達の演奏で。 | ||
モンテヴェルディ(1567-1643): 6声のミサ曲「そのときイエスは」(ミサ・イン・イッロ・テンポーレ)/ 3声のモテトゥス「ごきげんよう皇后様(サルヴェ・レジーナ)」II (*) / 3声のモテトゥス「ごきげんよう皇后様(サルヴェ・レジーナ)」III (*) / 3声のモテトゥス「天の皇后」(*) /6声のモテトゥス「新しき歌を主に向かって歌え」 ジャケス・ド・ヴェルト(1535-1596): オルガンのためのファンタジア/5声のモテトゥス「ラマで、声があがるのが聞こえた」/ 6声のモテトゥス「イェスは小舟に乗り込み」/6声のモテトゥス「お気づき下さい、わたしの苦しみに」 ニコラ・ゴンベール(1495頃-1560頃):6声のモテトゥス「そのときイェスは」 パオロ・ダ・コル指揮 Ens.オデカトン リウヴェ・タミンハ(Org) | ||
録音:旧ゴンサーガ家宮廷礼拝堂。(*)は世界初録音。ピリオド楽器使用。「バロック最初の巨匠」モンテヴェルディは、ルネサンスの伝統から浮かび上がってきた異才。『教皇マルチェルスのミサ』の圧倒的名盤に続くオデカトンの超・充実企画、世界初録音を含む精選プログラムで、「バロックの黎明期」の本質へ。 | ||
バッハ&ベーム:結婚と他の祝典のための音楽 ゲオルク・ベーム(1661-1733):教会カンタータ「わが友なるかたが、わたしにはいる」 J.S.バッハ(1686-1750):教会カンタータ「主はわたしたちを気にかけ、祝福してくださった」BWV.196 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):婚礼のためのカンタータ「わが女友達、きみは美しい」 J.S.バッハ:クオドリベット「何でまた、大きな建物がいくつも」BWV.524 マリアナ・フローレス(S) ポラン・ビュンドゲン、ステーフ・デュハルディン(CT) フェルナンド・ギマラネシュ(T) クリスティアン・イムラー、フィリップ・ファヴェット(B) オナルド・ガルシア・アラルコン(Cemb)指揮アンサンブル・クレマチス | ||
ピリオド楽器使用。初期作品の味わいは、すっかり「17世紀」――青年バッハを育てた、古雅なるドイツ音楽の世界。「音楽の父」がまだ子だくさんの父になる前、マリア・バルバラと結婚した頃のカンタータを軸にバッハの師匠ベームやバッハも敬愛していた親族の作品など、極少編成が活きる逸品4編。 | ||
トマゾ・アントニオ・ヴィターリ(1663-1745):トマゾ・ヴィタリーノの楽譜 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692): ヴァイオリン独奏のための「喇叭のカプリッチョ」/フルラーナ(フォルラーヌ)/ バラバーノ/ヴァイオリンが時を告げる/ルッジェーロ トマゾ・アントニオ・ヴィターリ:パッサメッツォ イ短調/第1ソナタ イ短調/ 第12ソナタ「チャコーナ」(シャコンヌ)/ソナタ ニ長調 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ: ヴィオローネのためのベルガマスカ/ヴァイオリンのためのベルガマスカ/ パッサメッツォ/ヴァイオリン独奏のためのトッカータ/第2ソナタ イ短調 ステファニー・ド・ファイー(Vn) アンサンブル・クレマチス | ||
ピリオド楽器使用。使用楽器:ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ1620年製作オリジナル。まさか、この曲が実は「18世紀のオリジナル作品」だったとは。音楽史上の発見の興奮をさますどころか、ますます興奮に油を注ぐかの凄腕名演に酔わずにおれない...。古楽大国ベルギー発、欧州古楽勢の俊才たちが解き明かす「ヴィターリのシャコンヌ」とその周辺。 | ||
フランソワ・クープラン(1668-1733): ソナード「ラ・スュルターヌ(トルコの太守)」/ソナード「ラ・ピュセル(おとめ)」(フランスのソナタ)/ ソナード「ラ・ステンケルク」/ソナード「ラ・コンヴァレシャント(快方に向かう)」(神聖ローマ帝国のソナタ)/ ソナード「ラストレ」(ピエモンテのソナタ)/ソナード「ラ・スュペルブ(至高)」/ ソナード「ラ・ヴィジョネール(高望み)」(スペインのソナタ) アンサンブル・レ・ドミノ [フロランス・マルゴワール、ステファニー・ド・ファイー(Vn) セルジュ・サイタ、 アメリー・ミシェル(Fl−tr) ジョナサン・ルービン(テオルボ) グイード・バレストラッチ、イザベル・サン=ティヴ(Gamb) ブランディーヌ・ランヌー(Cemb)] | ||
ピリオド楽器使用。フランス・バロック鍵盤音楽最大の作曲家は、イタリア音楽がものすごく好きだった。イタリア嫌いの同国人たちからも絶賛された周到なるソナタ(ソナード)は、全部で7曲。「諸国の人々」の原曲含め、ランヌーやマルゴワールら、フランスの名手たちの決定的名演で。 | ||
ヴァイオリンは、どこから来たのか リチェルカーレ「ラ・スタンジェッタ」(オブレヒト)/天使ガブリエルが遣わされ(ジョスカン・デプレ)/ 誰のそばを通るのか、恋の神よ〜ト調のカルメン(ヨハネス・ジスラン)/アヴェ・マリア(ヨハネス・レジス)/ ごきげんよう、慈愛の皇后(エンゲランドゥス2世)/おお、生贄は神聖なり(トロンボチーノ)/ 「ラ・スパーニャ」による第27多声楽曲〜平安を、主よ(C.フェスタ)/美しき薔薇を捧げましょう(ブリュメル)/ ラ・カネーラ〜動きをつけて(作曲者不詳)〜パドヴァの貴婦人(ベンドゥージ)/ 聖ヨハネの讃歌(ドレミの起源)〜「ラ・スパーニャ」による第79多声楽曲〜同・第113多声楽曲(C.フェスタ)/ その思いがわたしを苛むなら/わたしを苦しめる恋(S.フェスタ)/ろくでもない老女〜細身の剣(ベンドゥージ)/ 第7リチェルカーレ(ヴィラールト)/すばらしい奇跡(ヴィラールト)/薔薇の調べ(ヴィラールト/バッサーノ)/ 聖別されたるものは喜ばしきかな(フィリッポ・ダ・ルラーノ) バティスト・ロマン(Vn)指揮アンサンブル「音楽の鏡」〔ル・ミロワール・ド・ミュジーク〕 | ||
ピリオド楽器使用。ヴァイオリンの歴史は16世紀にまで遡る。でも、いったいどんな曲が弾かれていたのだろう? 古文書・絵画など歴史的資料を徹底検証、生まれたばかりのヴァイオリンの真相を解き明かす、典雅で興趣の尽きない「ルネサンスのヴァイオリン芸術」。 | ||
アントニオ・デ・カベソン(1656頃-1716以降):「鍵盤、ハープおよび ビウエラのための音楽作品集」(1578年刊/遺稿集)からの作品、およびその原曲 ヴェルドロの「今際のため息よ、次々と」による合奏曲/今際のため息よ、次々と(フィリップ・ヴェルドロ(1475-1552))/ 「御婦人はそれをご所望だ」の歌による変奏曲/わたしはあえて死の苦しみを選ぼう(トマ・クレキヨン(1505-1557))/ クレキヨンの「わたしはあえて死の苦しみを選ぼう」による合奏曲1/クレキヨンの「とある愉しみゆえに」による合奏曲/ シュザンヌはある日(オルランドゥス・ラッスス(1532-1594))/ラッススの「シュザンヌはある日」による合奏曲/ セルミジの「教えて下さい、美しい人」による合奏曲/教えて下さい、美しい人(クローダン・ド・セルミジ(1495頃-1562))/ サンドランの「甘き思い出に」による合奏曲/「この別れに際して、なお」による合奏曲/ミラノのガリャルダによる変奏曲/ わたしの苦しみに、憐れみを(トマ・クレキヨン)/クレキヨンの「わたしの苦しみに、憐れみを」による合奏曲/ 「わたしはあえて死の苦しみを選ぼう」による合奏曲/ヴェルドロの「ある日、恋神が眠っていると」による合奏曲/ ゴンベールの「あの騎士殿に」の歌による変奏曲/クレキヨンの「陽気な羊飼いひとり」による合奏曲/ 誰が彼女に伝えてくれよう(トマ・クレキヨン)/ヴィラールトの「誰が彼女に伝えてくれよう」による合奏曲/ 「灼けつくような、このため息」による合奏曲(アドリアン・ウィラールト(1490頃-1562)) ドゥニ・レザン=ダドル指揮 Ens.ドゥス・メモワール | ||
ピリオド楽器使用。16世紀。ラッススやパレストリーナの無伴奏合唱曲ばかりが、ハイ・ルネサンスの至芸ではない。この時代に世界随一の強国だったスペインが、いかに国際的な文化大国だったかは16世紀最大の巨匠の遺稿から、よくわかること。欧州随一の古楽集団、精妙なる1枚で。 | ||
ヨハン・シェンク(1656頃-1716以降): 2つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ集「ライン川のニンフたち」(1702) より ソナタ〔第3 ニ長調/第7 ロ短調/第2 イ短調/第11 ト長調/第8 ハ短調/第12 ニ短調〕 ヴィーラント・クイケン、フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) | ||
巨匠ヴィーラント・クイケン、ガンバという楽器の深淵をきわめた弾き手が、フランス・ドイツ・イタリアのさまざまな音楽文化のはざまで綴られた超・重要作曲家と向き合う。かそけき美音、雄弁なメロディ、たくましくも繊細な対話がうつくしい、羊腸弦芸術の至宝。 | ||
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1644頃-1704): 安息所にて H.508 /器楽合奏による3つのノエル H.531 /器楽合奏による7つのノエル H.534 フロランス・マルゴワール指揮 Ens. レ・ドミノ、Ens. レザグレマン ナミュール室内cho. フレディ・エシェルベルジェ(Org) | ||
ピリオド楽器使用。シャルパンティエ=声楽、と敬遠してこられた方へ。歌なし楽器のみ・の曲も多々、季節を感じる古楽盤。 | ||
アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):5声のためのパヴァーン、ガリアード、 アルメイン、およびそのほか暗い曲・明るい曲さまざま(1599) より 〔愛の果実/ガリアード/善き希望を(ボナ・スペランツァ)/ガリアード/夜の見張り/遺言と、遺言状/ うるわしきスペインの女(エルモサ)/実に愛らしい姠(ムイ・リンダ)/地獄のよう(インフェルヌム)/ ガリアード/パヴァーナ「その人は泣いていた」/見よなんという恵み(詩編第133編)/選ばれたのは/ ムーサたちの涙/葬列/アルメイン/パヴァーン/ガリアード/天国/すいかずら/妖精の円舞のあと/憂愁の姓〕 フランソワ・ジュベール=カイエ(ディスカント・ガンバ)総指揮 アンサンブル・ラシェロン | ||
ピリオド楽器使用。英国古楽は静かに謎めいていて、軽やかに奥深い。その魅力は、ガンバ合奏でこそひときわ映える物。不思議な浮遊感、ダウランドもかくやという美しき憂鬱の影、あるいはルネサンス流儀の神秘的な表題の数々。フランス古楽界最先端からの録音。 | ||
ジェズアルド(1566-1613):5声の教会音楽作品集第1巻 (1603年ナポリ刊・全19曲) オルガンによる独奏3編 [トラバーチ(1575頃-1647):酔狂なる協和/ ド・マック(1548-1614):オルガンによる導入曲(イントラータ)/酔狂なる協和] ルッツァスキ(1545-1607):めでたし、海の星(モテトゥス) パオロ・ダ・コル指揮 Ens. オデカトン(古楽声楽集団) リウヴェ・タミンハ(Org) アンドレア・デ・カルロ指揮 Ens. マーレ・ノストルム() | ||
ピリオド楽器使用。パレストリーナ「教皇マルチエルスのミサ」でも大成功をおさめたオデカトンによるジェスアルド、しかもめったに録音されない「レスポンソリウム以外」の、1603年の曲集。精鋭器楽陣も交え、奇妙・玄妙に。 | ||
大バッハの三人の祖先たち ヨハネス・バッハ(1604-1673):満ち足りてあれ、わが魂/我らが人の生は影のごとく/わたしの死について嘆くなかれ ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703): 正しき者は、たとえ死すとも/女の腹から生まれた者は/みじめな人の世は、涙とともに始まり/恐れることはない/ いとしき主なる神、我らを/見よわが心/主よ今こそあなたのしもべを/我らの心の喜びには終わりが/今わたしの命に ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694): 信仰を保ってあれ、死にさいしても/持っているものを大切にせよ/知っている、わたしの贖い主は/ 主よ、わたしにはあなたしか/主よ、わたしはあなたの救いを/我らのいのちは70年ほど続くとも/ 主よ、あなたはわたしに多くの恐怖と苦難を/人はひとたび死すさだめ/神の子、救世主イエスの血が/ わたしは今や乗り越えた/恐れるな、見よ/栄光あれ、いと高きにおられる神に/ 歓待されよ、愛すべき今日という日/今や我らは新たな年を迎え J.S.バッハ(1685-1750) /伝・J.C.バッハ:わたしはあなたから離れない BWV.Anh.159 リオネル・ムニエ指揮Ens.ヴォクス・ルミニス、スコルピオ・コレクティーフ | ||
ピリオド楽器使用。大バッハに連なる伝統を、じっくりたどってゆく3人の祖先の世界を、ベルギー随一の精鋭陣が。 | ||
マティアス・ヴェックマン〜ハンブルク・オルガン楽派の大立者 おお、聖三位一体の麗しき光/カンツォーナ ハ長調(I)/ファンタジア ニ長調/カンツォーナ ハ短調/ 救世主イエスに讃美あれ(I)/今ぞ喜べ、キリスト者たち/カンツォーナ ニ短調/来たれ、聖霊、主なる神/ 第2旋法によるマニフィカト/神よ讃美あれ、祝福あれ/カンツォーナ ハ長調(II)/前奏曲/ ああ、我らは哀れなる罪人たち/足鍵盤を用いた第1旋法によるフーガ ニ長調/救世主イエスに讃美あれ(II)/ カンツォーナ ト長調/我らに来たるは救いの主 ベルナール・フォクルール(Org) | ||
使用楽器:ハンブルク聖カタリナ教会(シュテルヴァーゲン1647年建造・フレントロープ工房により復元)/ホレルン聖マウリティウス教会(シュニットガー1690年建造)/シュターデ聖コスメ&ダミアン教会(フース&シュニットガー1675年建造)。バッハ以前のドイツ北方オルガン音楽、大物登場!三つの歴史的楽器で、大御所フォクルールの名演を。 | ||
ジャン=フィリップ・ラモー(1684-1764): 第6コンセール〔めんどり/未開地の人々/他〕/第1コンセール〔ヴェズィネ/リヴリ/他〕/ 第2コンセール〔ラボルド/鬱陶しい女/他〕/第3コンセール〔内気な女/タンブラン/他〕/ 第4コンセール〔無言劇/ラモー/他〕/第5コンセール〔フォルクレ/マレ/他〕 フロランス・マルゴワール(Vn)指揮 Ens. レ・ドミノ | ||
ピリオド楽器使用。ようやく現れた この曲集の新録音。歿後250周年、オペラや鍵盤楽曲だけではないラモーの魅力は小編成オーケストラか、室内楽編成か、判然としがたいスタイルが魅力の合奏曲でもよく伝わる。めったに録音が出ない曲集の「謎」をときあかし、精鋭フランス古楽勢が精妙解釈で聴かせる。 | ||
ギヨーム・ルクー:作品全集〜ベルギー19世紀末、象徴主義と印象主義の時代
ピエール・バルトロメー指揮リエージュpo. ノルベール・ノジ指揮ベルギー王立騎兵隊吹奏楽団 ナミュール交響cho. カメラータ四重奏団 グリュミオー・トリオ ドーマス四重奏団 フィリップ・ヒルシュホーン、フィリップ・コック(Vn) ジャン=クロード・ファンデン・エインデン、 リュク・ドヴォ(P) ギィ・ド・メ(T) フィリップ・ユテンロシェ(Br) ジュール・バスタン(B) ベルナール・フォクルール(Org)他 | ||
約20年ぶりの再発売。あのグルックと競ったブッフォン論争末期の強敵!あざやかすぎるサッキーニの妙技、精鋭陣とともに。 #輸入盤仕様で、国内帯等はございません。 | ||
シチリア、バロック期のレクイエム2編〜カプアーナとルビーノ、17世紀の大家たち マリオ・カプアーナ(?-1646/47):死者のためのミサ(レクイエム)(4声) ボナヴェントゥーラ・ルビーノ(1600-1668): 死者のためのミサ(レクイエム)(5声/コンチェルタート形式による) レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮ナミュール室内cho. ジュリア・ジェニーニ(バホン〔ルネサンスFg〕) マクシミリアン・エーアハルト(Hp) ピエール=ルイ・ルタ(室内Org) | ||
レクイエム・ファンに、さらなる嬉しい新発見が2曲も。南国シチリアに、驚くべき「知」の世界が存在した頃。 | ||
オルフェウスはリラを奏でる〜イタリア16世紀の弦楽器、リラ・ダ・ブラッチョとリローネの世界 作曲者不詳:聞いてくれ、森よ/ならば泣くしかない、おお慰め得ぬリラよ/ ロマネスカ、リラによるパッサメッツォ(器楽) デモフォンテ:わたしは見た、薔薇を、ユリを / トロンボンチーノ:わが痛みは増すばかり ラッツィ:ああ、やさしきイエス / ダモニス:ああ、早朝の星よ/泣くがよい、キリスト教徒たちよ(器楽) フォリアーノ:あなたのもとにまいりました、母なるマリア様 / アルフォンソ:やあ、天をにらむ角をもつ者よ コルテッチア:ああ、うるわしき黄金の年月 / ディンディア:なんと甘美なことか/わが両目よ サラチーニ:聞いてほしい、おおニンファたちよ / ストリッジョ:いとしき婦人よ、あなたの胸は カッチーニ:残酷な岸辺よ / アルカデルト:緑の衣はお捨てなさい Ens. ミロワール・ド・ミュジーク [マリア=クリスティナ・キール(S) ジョヴァンニ・カンタリーニ(T) ブリギッテ・ゲッサー(リローネ) バティスト・ロマン(リラ・ダ・ブラッチョ)] | ||
ピリオド楽器使用。ヴァイオリンよりも重宝された共鳴弦つき古代風楽器, ルネサンス期の思わぬ音楽世界。 | ||
チプリアーノ・デ・ローレの音楽世界〜俗世の音楽を中心に デ・ローレ:この旅立ちにさいしても、なお/わが苦しみよ、弱まるな/5声のシネ・ノミネ/ わたしは歌おう、恋について/「シュザンヌはある日」による器楽曲/わたしの小さな心臓は/ 「笛の調べはシチリアの歌」による器楽曲/ごきげんよう、天の皇后/天使は、羊飼いたちに言った カベソン:「この旅立ちにさいしても、なお」による器楽曲(2曲) ボヴィチェッリ:「この旅立ちにさいしても、なお」による器楽曲 シュミット&A.ガブリエーリ:「この旅立ちにさいしても、なお」による器楽曲 ファレーズ:「わが苦しみよ、弱まるな」による器楽曲 バッサーノ:「わたしは歌おう、恋について」による器楽曲/ 「この旅立ちにさいしても、なお」による器楽曲(2曲) ダッラ・カーザ:この世を軽い小枝のようなものと思うな/「いかなる宝玉も、いかなる精度の高い金も」による器楽曲 レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮カペラ・メディテラネア、ナミュール室内cho. Ens.ヴォクス・ルミニス、Ens.クレマチス、Ens.ラシェロン マリアナ・フローレス、ジュリエット・ペレ(S) ジャン・チュベリー(ツィンク) キント・ガト(テオルボ) | ||
ピリオド楽器使用。古楽好きには垂涎!「Anchor che…」の原曲と編曲が続々、一番知りたかったこの作曲家の粋を、多面的に。 | ||
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):弦楽のためのさまざまなソナタ 2声と3声(および通奏低音)のためのソナタ集 Op.2(1655年ヴェネツィア刊)、 ソナタ・ダ・キエーザおよびソナタ・ダ・カメラ集 Op.4(1656年ヴェネツィア刊)、 2つ、3つ、5つ、6つの楽器(および通奏低音)のためのソナタ集 Op.8(1671年ボローニャ刊)、 ラ・チェトラ〜2つ、3つ、4つの楽器(および通奏低音)のためのソナタ集第4巻(1673年ヴェネツィア刊)、 2声と3声(および通奏低音)のためのバレットとコルレンテ集(1691年ヴェネツィア刊)より アンサンブル・クレマチス [ステファニー・ド・ファイー、ラシカ・ヴィサネージ/他(Vn) ドミトリー・バディアロフ(ヴィオラ・ダ・スパッラ) フランソワ・ジュベール=カイエ、 ジェローム・ルジュヌ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ジェレミー・パパセルジオー(ドゥルツィアン) キート・ガート(テオルボ/バロックG)] | ||
ピリオド楽器使用。17世紀中盤の超・重要作曲家がみせる弦楽芸術。待望すぎる古楽器での体系的録音、演奏陣もも豪華。 | ||
パリの古典派と管弦楽 グレトリー:歌劇「セファルとプロクリス」「二人の吝嗇者たち」「ポリクラテスの家でのアナクレオン」 「カイロの隊商」より〔各 2-11曲抜粋〕(*) /フルート協奏曲 ハ長調(#) ゴセック:交響曲集〔変ホ長調 Op.8 No.1 /ヘ長調 Op.8 No.2 /変ホ長調 Op.8 No.5 / ニ長調 Op.12 No.1 /ハ長調 Op.12 No.3 /変ホ長調 Op.12 No.5 〕/ 歌劇「サビニュス」による管弦楽組曲/ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲 ニ長調(+) J.スタミツ〔シュターミッツ〕:クラリネット協奏曲 変ロ長調(**) / クラウス:交響曲 ニ長調 VB 143 ピエルタン:ヴァイオリン協奏曲第3番 変ロ長調 / ルブラン:オーボエ協奏曲 ハ長調(***) グレスニック:クラリネット、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ長調(++) ハイドン:交響曲集〔第45番 嬰ヘ短調 Hob.I: 45「告別」/第82番 ハ長調 Hob.I: 82「熊」/ 第85番 変ロ長調 Hob.I: 85「王妃」/第86番 ハ長調 Hob.I: 86 〕 以下、全て新録音 ハイドン:カンタータ「我らを、祖国を憐れんで下さい」 Hob.XXIVa: 7 (###) / トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe: 1 (+++) ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36 / サリエーリ:歌劇「ダナオスの娘たち」序曲 クロイツェル:歌劇「イプシボエ」〜エール(###) / ルモワーヌ:歌劇「フェードル」〜エール(###) グルック:歌劇「アルセスト」「トリードのイフィジェニー」 「オルフェとユリディス」(パリ版)よりエールと合奏曲〔各 1-2 曲抜粋〕(###) J.C.バッハ:歌劇「ゴールのアマディス」〜エール(###) メユール:歌劇「ミラノのヴァランティーヌ」〜エール(###) / スポンティーニ:歌劇「オランピ」〜エール(###) エロルド:歌劇「ラステニ」〜エール/交響曲第2番 ニ長調 ギィ・ヴァン・ワース(Cl;**)指揮アンサンブル・レザグレマン パトリック・コーエン=アケニヌ(Vn;+) フランソワ・ポリ(Vc;+) ヤン・ド・ヴィンヌ(Ft;#) ブノワ・ローラン(Ob;***) エリック・ホープリチ(Cl;++) ジェーン・ガワー(Fg;++) ジャン=フランソワ・マドゥーフ(19世紀初頭キィ式Tp;+++) ソフィー・カルトイザー(S;*) ジェニファー・ボルギ(S;###) | ||
ピリオド楽器使用。既出音源5枚分(単売では6枚で出ていた物)に、新録音を2枚プラスした BOX 。音楽史をきちんと読み解けば見えてくる。大都市パリが18世紀音楽に果たした存在意義。極上のピリオド楽器演奏。 | ||
ヴェネツィア・バロックのヒロインたち〜 フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):歌劇抜粋集(年代順に厳選) 「テーティとペレオの結婚」(1639) /「アポロとダフネの愛」(1640) /「ディドーネ」(1641) / 「キューピッドの矢の効用」(1642) /「エジスト」(1643) /「オルミンド」(1644) /「ドリクレーア」(1645) / 「ジャゾーネ」(1649) /「オリモンテ」(1650) /「オリステオ」(1651) /「ロジンダ」(1651) /「カリスト」(1651) / 「エリトリア」(1652) /「ヴェレモンダ」(1652) /「オリオーネ」(1653) /「チーロ」(1654) /「セルセ」(1655) / 「エリスメーナ」(1655) /「スタティーラ」(1655) /「アルテミジア」(1657) /「イペルメストラ」(1658) / 「エレーナ」(1659) /「恋するヘラクレス」(1662) /「アフリカのスキピオ」(1664) / 「ムティオ・シェーヴォラ」(1665) /「大ポンペイウス」(1666) /「エリオガバロ」(1667) マリアーナ・フローレス(S) アンナ・レイノルト(Ms) レオナルド・ガルシア・アラルコン(Cemb/Org)指揮 カペラ・メディテラネア、アンサンブル・クレマティス | ||
ピリオド楽器使用。ヴェネツィア・バロック歌劇界のヒットメーカー!モンテヴェルディの後継者、その魅力を凝縮。 | ||
音楽の楽しみ、さまざまに〜 ザムエル・シャイト(1587-1653):合奏曲集「音楽の楽しみ」(1621年出版) 〔カンツォン第29番「ガリアの歌」/パドゥヴァン第6番/ガイヤルド第8番/クーラント第11番/アルマンド第16番/ パドゥヴァン第5番/クーラント第13番/ガイヤルド第7番/カンツォン第26番「英国のベルガマスコを模して」/ ガイヤルド第15番/クーラント第19番/ガイヤルド第21番「戦いのガイヤルド」/ パドゥヴァン第4番「悲しみのパドゥヴァン」/クーラント10番/ クーラント第9番「悲しみのクーラント」/カンツォン第28番「おお、隣のローランド」 フランソワ・ジュベール=カイエ(ディスカント・ガンバ)総指揮 アンサンブル・ラシェロン | ||
ピリオド楽器使用。時に愉快に、時にしっとり。絶美のガット弦合奏で、17世紀ドイツ初期バロック舞曲の楽しいひとときを。 | ||
19世紀のオフィクレイド音楽〜小編成作品さまざま ドメルスマン:オフィクレイドとピアノのための劇的大幻想曲/ ベートーヴェン「欲望のワルツ」[偽作]による幻想曲 コシニュス:2本のオフィクレイドのための第3デュオ グリンカ:コルネット、オフィクレイドとピアノによる三重奏曲「悲しみの三重奏曲」 プロジャン:3本のオフィクレイドのための「主よ、憐れみたまえ」 デュプレ:3本のオフィクレイドのための「神の仔羊」 クマー:オフィクレイドのための変奏曲( Op.62より) クロゼー:オフィクレイドとピアノのための変奏付エール Op.21 コルバン:コルネットとオフィクレイド[とピアノ]のための神秘的幻想曲「テュータテス」 トリオ・エネア[パトリック・ヴィバール(オフィクレイド) アドリアン・ラモン(コルネット) リュシー・サンセン(P|使用楽器:エラール、1904年製作)] コランタン・モルヴァン、オスカル・アベリャ・マルティン(オフィクレイド) ジャン=イヴ・ゲリ(独唱) | ||
ピリオド楽器使用。あのロト&シエクル「春の祭典」で独特なチューバを吹いたピリオド楽器名手、ソロで歴史的楽器の真相に。 | ||
RIC-363 (2CD+BOOK) 廃盤 |
ラモー:歌劇「栄光の神殿」(全3幕/初演:1745年、ヴェルサイユ王室歌劇場)
ギィ・ヴァン・ワース指揮 Ens.レザグレマン、ナミュール室内cho. | |
マレ:ヴィオール作品全集 Vol.1 分散和音(アルパジュマン)による前奏曲/アラベスク/夢みる女/前奏曲 イ短調/壮大な舞踏の場/クーラント ト長調/ ギター/サラバンド ニ短調/ポーランドの女/ジグ「おどけた女」/田園での祭り/サント・コロンブ氏の墓標/人間の声/ ラ・フォリア/アルマンド イ短調/シャコンヌ ト長調/つむじ風/おふざけ フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) アンサンブル・ラシェロン [アンドレアス・リノス、サラ・ファン・アウデンホーフ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ミゲル・アンリ(テオルボ) ヴァンサン・フリュッキガー(バロックG/アーチリュート) フィリップ・グリスヴァール(Cemb)] | ||
フランス語圏随一の古楽レーベル Ricercar がついにマレ全集を。精巧な選曲で偉業に臨むのは「この人」。 | ||
アルノルド&ユーゴー・ド・ランタン:15世紀リエージュ楽派の世俗音楽 ユーゴー・ド・ランタン〔フーゴ・ランティンス〕(15世紀初頭活躍): そのかたの愛に捧ぐべく/ただひとつ、わたしが喜べる望みは/ああ愛しき人、わたしは耐えられるか/ 「もはやわたしは歌えまい」による器楽合奏/「大いに悩ましい思いで、わたしは」による器楽合奏/ わたしも、慕う女性を喜ばせなくてはならない/恋ゆえに、わたしは恋する者たちの輪から/ 「わたしには希望もなく、関心もない」による器楽合奏/「わたしはあなたに仕える者」による器楽合奏 アルノルド・ド・ランタン〔アルノルドゥス・ランティンス〕(15世紀初頭活躍): ああ、この苦しみを隠し通せるだろうか/どうかわたしを忘れないで下さい、美しい人よ/ 「恋神に仕えることを」によるバス・ダンス/恋神に仕えることを、誇りと/きょうこの日、美しい人よ/ モテトゥス「気高き勝利者は/いとめでたくも力強き修道院長」/「わたしの恋人は美しい」による器楽合奏/ わたしの恋人は美しい/わかってしまったの、愛してくださらないと/ ああ、あわれなわたし――わが貴婦人、女主人よ/わたしがキプロス人になった、というのだったら バティスト・ロマン(弓奏ヴィエル/バグパイプ)指揮 Ens.ル・ミロワール・ド・ミュジーク | ||
ピリオド楽器使用。ますます静かなブーム盛り上がるルネサンス界隈の発見。リエージュ楽派の異才たち、器楽曲込みで。 | ||
ジャン・ド・レスキュレル(1320年頃活動): 吟遊詩人と多声芸術のあいだ〔歌曲全編〕〜 「フォーヴェル物語」の写本(1320)、全ての多声恋愛歌(全31曲) ポラン・ビュンドゲン(CT)指揮アンサンブル・セラドン [ノルウェン・ル・ゲルン(中世フィドル) アンジェリーク・モイヨン(中世Hp) フローラン・マリー(中世リュート) グウェナエル・ビアン(各種リコーダー&横吹式フルート) リュドウィン・ベルナテネ(Perc) アンヌ・ドラフォス、クララ・クトゥリ(S)] | ||
中世フランス音楽の2極、「吟遊詩人」と「多声芸術」はざまをゆく才人の姿が、玄妙な演奏で浮かび上る。 | ||
ラ・マッダレーナ〜マントヴァからウィーンへ、17世紀イタリア音楽の至芸 ムツィオ・エフレム(1555頃-1626以後)、モンテヴェルディ(1567-1643)、 アレッサンドロ・グイヴィッツァーニ(1572頃-1632)、サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃): 「ラ・マッダレーナ」(1617年、マントヴァにて上演) アントニオ・ベルターリ(1616-1674): 聖墓のオラトリオ「ラ・マッダレーナ(マグダラのマリア)」(1669年ウィーンにて上演)/ 3声の第3ソナタ(1672年ライプツィヒ刊の曲集より) デボラ・カシェ、アリス・フォクルール(S) レイナウト・ファン・メヘレン(T)他 ニコラ・アクテン(Br/Hp/テオルボ/Cemb)指揮Ens.スケルツィ・ムジカーリ | ||
ピリオド楽器使用。ヴァイオリン音楽で17世紀半ばを支えたベルターリの声楽がこれまた面白い。超実力派勢。 | ||
ふたつの「皇帝レクィエム」 ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):死者のためのミサ曲(レクィエム) ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660頃-1741):皇帝レクィエム リオネル・ムニエ指揮 ヴォクス・ルミニス〔古楽声楽集団〕、 アンサンブル・ラシェロン〔ガンバ合奏〕 スコルピオ・コレクティーフ〔金管&弦楽合奏〕 | ||
ピリオド楽器使用。クレマンシックの超ロングセラー名盤(Arte Nova)で知られる「皇帝レクィエム」に 全く異なる新録音が。併録ケルルも思わぬ名曲。 | ||
17世紀、国際都市ハンブルクの巨匠〜 マティアス・ヴェックマン(1616-1674):鍵盤作品&教会音楽全集 + 俗世の音楽 教会音楽全曲[フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート](RIC-216) / 世俗音楽[ジャン・テュベリー指揮アンサンブル・ラ・フェニーチェ] チェンバロのための作品[シーブ・ヘンストラ(Cemb)](RIC-282,2CDs) / オルガンのための作品[ベルナール・フォクルール(Org)](RIC-348,2CDs) | ||
ピリオド楽器使用。単売のセット化。 |