RICERCAR

価格帯記載無し1CDあたり:¥2940(税抜¥2800)



「・古楽ファンならもうご存知!20年以上の歴史と実績に裏付けられた老舗古楽レーベル! その新境地を、続々とご紹介していきます!
  1980年代――オランダやベルギーでコープマンやクイケン兄弟たちがどんどん名をあげているころ、日本で輸入盤として紹介されはじめた「ヨーロッパ古楽の“いま”」を伝えてくれる極上レーベルがありました――それがこのRicercarです。
  今ではすっかり老舗団体として“立った”存在となったフィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートを中心に、まだ気鋭の若者だったフランソワ・フェルナンデス、急逝した名カウンターテナーのアンリ・ルドロワ、バロック・チェロの鈴木秀美…と、その後のヨーロッパ古楽界を担っていった至高の古楽音楽家たちが目白押し、しかもデュモンの宗教曲集だの、めったに演奏されないバッハ以前の17世紀ドイツ音楽シリーズだの、音楽史に名高い『ヴィオール擁護論』にまつわる企画盤だの、あるいはハイドンのバリトン作品集だの…と、あの頃ですら大手メーカーが手を伸ばしかねたような意欲的企画を続出し、はては1994年に「ベルギー世紀末の徒花」ギヨーム・ルクーの作品集をBOXでリリースして俄然、一般クラシック・リスナーにも知られるようになったRicercar。2000年前後にいったん活動を休止したものの、2003年頃から活動再開してみれば旧来の勢いはまったく衰えておらず、今ではACCENTレーベルとともにベルギーを代表する最先端&最高峰の古楽レーベルとして君臨しています。」
「・とにかく豪華&内実豊かなアーティスト陣! 新しい演奏家たちも「本当に」ハズレなし!
  上にもあげたアンリ・ルドロワ(C-T)やリチェルカール・コンソートのすばらしいバロック・アルバム群で、このレーベルの虜になった方は少なくないでしょう。しかしRicercarは今でもなお、最先端の気鋭名手、しかも数年後には何周りも成長しているような「まちがいない」アーティストばかりを次々と発掘しているから驚くほかはありません。Cypresほか他レーベルにも登場しているジャン・チュベリー率いるラ・フェニーチェ(Ricercar盤にはラルペッジャータのC.プルハルが参加していたりします)、どんどん実績をかさねているギィ・ヴァン・ヴァースのレザグレマン(オランダのベルダー&アンフィオン・コンソートとならぶ気鋭集団!)、個人ではオルガニストのヨリス・フェルディンやフォルテピアノ奏者ギィ・パンソンら、世代を超えてすばらしい名手ばかりが居並んでいます。一定したそのハイレベルぶりは、これだけのカタログを抱えるレーベルとしては奇跡的とさえいえるのではないでしょうか――今なお主宰プロデューサーが録音技師・ライナー執筆者を兼ねることの多い、「よい意味で、いつまでもインディな」一貫した制作姿勢ゆえの賜物なのでしょう。」
「・ハードなクラシック・ユーザーも満足、周到きわまる企画が目白押し。現在ひとまず廃盤の古いアルバムも、ぞくぞく2枚組やBOX仕様で再登場中!
  もう上でかなり書いてしまいましたが、このレーベルの企画力、その内実を何十倍にも面白くする演奏陣の強力さは、他の追従を許しません。今回ご紹介のアルバムでいえば「音楽都市ブリュッセル」(MRIC-241)などまさにその好例ですが、時に徹頭徹尾本格的、時にわかりやすくコントラストのきいたプログラムの組み方が、古楽などになじみのない一般ユーザーにまで曲の魅力をばっちり伝えてくれます。解説書は長すぎず短すぎず(例によって、極力日本語訳をお届けしてゆきます)、鑑賞の助けになりプラスアルファの情報を伝えてくれる、好奇心旺盛な古楽ユーザーには絶好のテキスト!
  多文化国家ベルギーならではの柔軟な感覚にもとづいて、ドイツ系・フランス系双方の音楽をあざやかに楽しませてくれるとともに、ベルギー自身の過去に根ざした周到な企画もかなりたくさんあります。1994年には、歿後100周年をむかえたベルギー世紀末夭逝の天才、ギヨーム・ルクー(1870〜94)の作品を、ベルギー屈指の名手たちを結集してまとめて録音したBOXセットが大いに世をわかせました。また「ヴァイオリンの野望」「チェロのたくらみ」「ヴィオールの防衛」という3枚のアルバムからなる連作CDは、18世紀前半のフランス音楽の複雑な状況を、フェルナンデス(vn)、ツィパーリング(vc)、ピエルロ(vg)らリチェルカール・コンソートの3名手があざやかな名演とともに知らしめてくれる傑作でした・・・そんな活動停止以前のアルバムは膨大な数がなお廃盤状態ですが、嬉しいことに、比較的価格をおさえたBOX仕様やダブルアルバム(2CD)などの形態でつぎつぎと復活をとげていますので、今後を楽しみに、辛抱強くお待ちください(上述のルクー作品集も、2007年夏現在は流通停止状態&中古盤は全世界で価格高騰中といいますから、ぜひとも復刻が望まれます)。」
 (以上、2007年7月からの国内新代理店、第1回案内より)
 なお、下記リスト中、型番頭に「M」の無いRIC-で始まるアイテムは輸入仕様(国内解説無し)ですが、「旧譜も多くを徐々に国内仕様へ移行予定、国内仕様盤発売後は輸入盤仕様は取り扱い中止」と新代理店からアナウンスが成されています。この代理店の輸入盤仕様アイテムをご注文頂いた場合、半年以上入荷が無かった上、国内仕様盤に変更されてから国内仕様盤が入荷した例(CYPRESレーベル)がございますので、ご注文時にはあらかじめ御了承のほどお願い致します。

アンリ・デュ・モン:グラン・モテ集
 マニフィカト/マーテル・イェルサレム/コンテムス・ドミノ/
 オ・フロス・コンヴァリウム/ニシ・ドミヌス
フィリップ・ピエルロ指揮
ナムール室内cho.、
リチェルカール・コンソート
 録音:2001年9月、ナムール。
 ベルギーに生れ、リュリと同時期にルイ14世時代のフランス宮廷で宗教音楽の大家として名を成したデュ・モン大規模モテット集。とりわけ「マニフィカト」は彼の代表作として知られた傑作。
ジャン・バプティスト・サングレー(1812-1875):
 サクソフォンのための作品集

  協奏的二重奏曲 Op.55(*/+)/
  田園風幻想曲(*)/協奏曲 Op.57(#)/
  演奏会用独奏曲第7番 Op.93(**)/
  五重奏曲第1番 Op.53(*/+/#)
ジュール・ドメルスマン(1833-1866):セレナード Op.33
クリスチャン・ドゥベック
(S-Sax;*)
ギイ・ゲタルス(A-Sax;+)
ロランド・シュナイダー
(T-Sax;#)
ウルリヒ・ベルク(Br-Sax;)
ギー・ペンソン(P)
 録音:1998年9月、ヘント。
 サングレーはベルギーに生れ、パリで活躍したヴァイオリニスト、作曲家で、当時、アドルフ・サックスによって発明されたサクソフォンに関心を持ち、この新しい楽器のための作品を多く残した。このディスクは、当時に製作された銘器を使用し(ピアノも1870年頃製作のエラール)、珍しい19世紀のサクソフォンの音色と作品を現代に甦らせたもの。
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
 オルガン作品集(*)
ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722):
 オルガン作品集(#)
ベルナール・
 フォクルール(Org)
 録音:1998年、聖ルトガー教会、ノルデン(*)/1999年2月、聖ヤコブ教会、ハンブルク(#)。使用楽器:シュニットガー・オルガン(*/#)
 RICERCARレーベルのメイン・アーティストであるフォクルールの、「大バッハ以前の北ドイツのオルガンの巨匠たち」シリーズの一枚。ブクステフーデ門下で教会カンタータの隆盛に貢献したブルーンスと、その演奏にはバッハも心酔したと伝えられるラインケンの作品を収録。
ミヒャエル・プレトリウス:
 「テルプシコーレ」からの舞曲集(抜粋/37曲)
フランソワ・
 フェルナンデス指揮
フィリップ・ピエルロ指揮
リチェルカール・コンソート
ジャン・トゥベリー指揮
ラ・フェニーチェ
フィリップ・マルフェット指揮
ラ・バンド・ド・リュート
 録音:1994年3月、4月、6月、リエージュ。
 ドイツ・バロックの巨匠プレトリウスが編纂した317曲の舞曲からなる「テルプシコーレ」から。音楽史的な興味はもちろんのこと、ヴァイオリン属の合奏を主体にしたもの、ヴィオール属の合奏を主体にしたもの、 管楽器のソロとアンサンブルを主体にしたもの、さらには12人のリュートによる大合奏と、変化に富んだ編成とサウンドが楽しめる。
アルノール・ドランタン(?-1432):
 ミサ・ヴェルブム・インカルナトゥム
初期フランドル楽派のモテット(4曲)
ディルク・スネリングス指揮
カピーリャ・フラメンカ
ヘンドリク・
 ヴァンデン・アベーレ指揮
プサレンテス
リア・ヴァンウィング指揮
クラーリ・カントゥーリ
 アルノール・ドランタンはチコーニアに学んだフランドルの作曲家。「ミサ・ヴェルブム・インカルナトゥム(言葉は肉となり)」は、単一旋律を用いた音楽史上最初の循環様式ミサ曲のひとつ。当盤では単旋律聖歌併せて演奏されている。
パレストリーナとラッススの
 モテット、マドリガル、シャンソンに基づく装飾的な編曲集

  パレストリーナ原曲:
   私は傷ついた、ああ/野も丘も/美しきかな、愛するもの
  ラッスス原曲:
   ある日シュザンヌが/こんにちは、私の恋人/
   リュセット夫人よ、どちらにおいで?
ラ・フェニーチェ
 録音:1994年8月。
 後期ルネサンスの大作曲家、パレストリーナとラッススの当時流行した声楽曲を、同時代や後世の音楽家が様々な装飾技法を凝らして器楽用にアレンジした作品を集めたもの。コルネット、リュート、ハープ、オルガン、チェンバロの様々な組み合わせによる演奏。
アルス・ムジカ 2002
 メシアン:聖霊降臨祭のミサ〜抜粋
 カッソル(1964-):ヒーリング・ザ・ペイン(*)
 ブクステフーデ:マニフィカト BWV.203
 フォクルール:トッカータ
 作曲者不詳(14世紀):キリエ
 リニー:5声のキリエとフーガ/
      グラン・ジュによるディアローグ
 ベスマン:ファンファーレ2
ベルナール・
 フォクルール(Org)
 録音:2002年3月11日、ブリュッセル大聖堂、アルス・ムジカ2002、ライヴ。
 世界初演の(*)や、自作のトッカータ、ベルギーの代表的作曲家ベスマン(ボースマンス)の作品などを含む意欲的なプログラム。
RIC-210

(2CD)
バッハ一族のモテットとカンタータ集
 ヨハン・バッハ(1604-1673)、
 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703)、
 ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694)、
 ヨハン・セバスチャン・バッハの作品
アンリ・ルドロワ(CT)
マックス・
 ファン・エグモント(B)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
リチェルカール・コンソート、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
エリク・ファン・ネーヴェル指揮
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス
ピエール・カオ指揮
ナムール室内cho.
 録音:1982年、1983年、1990年、1995年、1996年。
 廃盤となっている同レーベル複数のアルバムからバッハ・ファミリー(大バッハ以前)の作曲家の声楽作品をセレクトしたもの。
バッハ:
 ライプツィヒ・コラール集 BWV.651-668(全曲)/
 「高き天より、われは来たり」によるカノン風変奏曲 BWV.769a/
 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546/
 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
ベルナール・
 フォクルール(Org)
 録音:1991年10月、フライブルク大聖堂。使用楽器:ジルバーマン製オルガン。
RIC-213

(2CD)
フランク:ハルモニウムのための作品全集
 5つの小品/オルガニスト(全曲)/
 前奏曲、フーガと変奏曲
  (ピアノとハルモニウムによるオリジナル版)/他
ジョリス・ヴェルダン
(ハルモニウム)
ジョス・ファン・
 インマゼール(P)
14世紀フィレンツェのオルガネットの名手 クリストフ・ドリーネ
(オルガネット)
ティエリー・
 ゴマール(Perc)
 録音:1998年2月、ボーフェ。
 14世紀のフィレンツェで、オルガネット(ポルタティフ・オルガン;携帯可能な小型のオルガンで、アコーディオンのようにふいごを自分で操作しながら音を出す)の名手として人気を博した盲目の音楽家、フランチェスコ・ランディーニの演奏を現代に再現した企画アルバム。素朴な聖歌調の調べやエキゾティックな雰囲気を醸し出すパーカッションとの掛け合いによる舞曲など、オルガネットならではの魅力が存分に味わえる。
心地よい仲間〜吟遊詩人の歌と踊り ミレナリウム
 13世紀、十字軍時代のトゥルヴェールやミンストレルらの楽曲を再現したアルバム。女声ヴォーカルと中世ハープ、オルガネット、ヴィエル、フルートとパーカッションによる。
RIC-217

(2CD)
パーセル:
 3声の12のソナタ/4声の10のソナタ
リチェルカール・コンソート
[フランソワ・フェルナンデス、
 エンリコ・ガッティ(Vn)
 フィリップ・ピエルロ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ベルナール・フォクルール(Org)
 ピエール・アンタイ(Cemb)他]
 録音:1990年5月、1994年1月。
 名手ぞろいのアンサンブルで話題となった2枚のアルバム(廃盤)のセット化再発売。
カンツォーネ〜1600年代のペトラルカの詩による作品集
 ガリアーノ:地上で私は天使の御姿を見た
 ロッシ:ルッジェーロのアリアによるソナタ
 ペーリ:天国のどの場所に
 メールラ:カンツォン「ラ・トレッチャ」
 ディンディア:日ごと私は祈る
 ランディ:地上のいかなる生き物も
 リッチオ:2つの高声とエコーのためのカンツォン
 ペゼンティ:
  高声と低音のためのバレット/二輪の鮮やかなバラ
 トラバーチ:アンチデテミ・プル(アルカデルトによる)
 ランバルディ:美しい御婦人
 ボルボーニ:ひとり物思いに沈んで
 ディンディア:詩の響きに耳を傾ける者たちよ
 ガリアーノ:美しい処女の輝き
 バッサーニ:チプリアーノ・ディ・ローレの「聖処女」
 モンテヴェルディ:いまや天も地も黙し
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ステファン・ファン・ダイク(T)
ジャン・テュベリー指揮
ラ・フェニーチェ
 録音:1999年11月、ボランド。
 「モンテヴェルディと同時代の音楽」シリーズの一枚。2004年に生誕700年を迎えたルネサンス最大の学者・詩人の一人、フランチェスコ・ペトラルカ(1304-1374)の恋愛詩に基づく声楽曲と器楽曲を集めたアルバム。
イギリスの笛
 ウィリアム・ベイベル、ウィリアム・クロフト、
 ジュゼッペ・サンマルティーニ、他の作品
フレデリック・ドルース
(リコーダー)
ラ・パストレッラ
 17世紀後半から18世紀前半にイギリスで活躍した作曲家のリコーダー作品を集めたアルバム。ソロあり、アンサンブルあり、協奏曲ありのヴァラエティに富んだ内容。 ベルギー出身のリコーダーの名手ドルースが、9種類の楽器を吹き分けている。
RIC-221

(2CD)
ドイツ・バロックのクリスマス音楽
 ヒエロムニス・プレトリウス:
  ミサ「スーペル・アンジェルス・
   アド・パストーレス」(天使が羊飼いに)
 トマス・ゼッレ:クリスマス・オラトリオ
 ミヒャエル・プレトリウス、シュッツ、
 ブクステフーデ、シャイト他のモテット
 トゥンダー、ブクステフーデ、バッハ、
 ヴェックマンのオルガン曲
ジャン・テュベリー指揮
ラ・フェニーチェ
フィリップ・ピエルロ指揮
リチェルカール・コンソート
エリク・ヴァン・ネーヴェル指揮
カペラ・サンクティ・ミカエリス
ドニ・ムニエ指揮
ナムール室内cho.
ベルナール・フォクルール(Org)
 録音:1989、1990、1996年。
 約150年にわたる、ドイツ・バロック期の作曲家によるクリスマスに因んだ作品(ミサ、オラトリオ、モテット、オルガン曲)を集めたもの。
ヴェネツィアの対話〜
 モンテヴェルディと同時代のイタリアの器楽作品

 ジョヴァンニ・ピッキ(1600-1625)、
 ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651)、
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1599-1630)、
  他の作品(全14曲)
ラ・フェニーチェ
 モンテヴェルディがヴェネツィアで活躍していた17世紀前半の時代に作曲された器楽作品を収録したアルバム。編成はコルネット、ヴァイオリン(ヴィオラ)とオルガン、チェンバロ、 テオルボで、これらの楽器が適宜に組み合わされて「対話」を繰り広げる。
RIC-223

(2CD)
フランク:大オルガンのための作品全集
 幻想曲 ハ長調/交響的大曲/前奏曲、フーガと変奏曲/
 パストラール/祈り/終曲/幻想曲 イ長調/
 カンタービレ/英雄的作品/3つのコラール
ジョリス・ヴェルダン(Org)
 フランクの完全なるオルガン作品集成。ベルギー出身のオルガン奏者、ヴェルダンによるフランクのオルガン作品集成。グランド・オルガン(パイプオルガン)用の作品とハルモニウム (リードオルガン)用の作品の全てを収めたもの。特に2巻99曲から成る「オルガニスト」の全曲を含むハルモニウム作品は希少価値のあるレパートリー。「前奏曲、フーガと変奏曲」のオリジナル版にはインマゼールが参加(エラール製のピアノを使用)。グランド・オルガンはルーアンのサン・セバスチャン・アズコイティア教会のカヴァイウ=コル・オルガンを使用。
ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):
 オルガン作品集
ベルナール・
 フォクルール(Org)
 名手フォクルールによる、北ドイツ・オルガン楽派の巨匠の作品集。タンゲルミュンデ聖シュテファン教会の歴史的オルガン(1624年製)を使用。
聖週間の音楽
 モンテヴェルディ、マリーニ、ピッチニーニ、
 バンキエーリ、他の作品(全17曲)
マリア・クリスティーナ・
 キール(S)
ジョン・エルウィズ(T)
ウルリヒ・メスターラー(Br)
ジャン・テュベリー指揮
ラ・フェニーチェ
 録音:1995年11月。
 モンテヴェルディと同時代のイタリアの作曲家たちによる声楽曲と器楽曲を収録。
アレクサンデル・ウテンダール(1543/1545-1581):
 ドイツ語とフランス語による
  陽気で新しい歌曲集(1574、ニュルンベルク)
カテリーヌ・
 ファン・レーテム(S)
ステファン・マクロード(B)
ロマネスク
 録音:2002年4月、ブルージュ。
 ウテンダールはヘントに生まれ、ハンガリーのマリー王女に仕えたフランドルの音楽家。収録作品は、当時の最大のヒットメーカーだったロンサールの詩などを用いた楽しい世俗歌曲集。
女権擁護論者〜マルタン・ルフランの詩による
 デュファイとバンショワの世俗歌曲集
オリヴィエ・ベッテンス(朗読)
コンティネンス・パラディージ
 15世紀の詩人ルフラン作の女性を賛美した内容の詩集「女権擁護論者」に基づくシャンソンを収録。詩の朗読や器楽のみの演奏も加えた内容。
マテオ・ロメロ
 (マテュー・ロスマリン;1575頃-1647):
 ミサ・ボネ・ヴォルンタティス
 マニフィカト/ラウダーテ・ドミヌム
ジャン・テュベリー指揮
ナムール室内cho.
ラ・フェニーチェ
 録音:2002年8月、ボランド。
 ベルギーのリエージュに生まれ、後にスペインに渡り、フィリップ3世とフィリップ4世時代のスペイン宮廷で活躍したマテオ・ロメロの教会音楽を収録。
RIC-230

(2CD)
ジル・アンリ・エイヌ(1590-1650):
 マリー・ド・メディシスのためのレクイエム(6声)
アンリ・デュ・モン(1610-1684):
 独唱のためのモテット集/他
アンリ・ルドロワ、
ジェラール・レーヌ(CT)
ベルナール・フォクルール(Org)
ジャン・テュベリー指揮
リチェルカール・コンソート
ナムール室内cho.
ラ・フェニーチェ
 リエージュで行われたマリー・ド・メディシスの死(1642年)を悼む式典のために作曲されたエイヌのレクイエム(死者のためのミサ)と、リエージュ出身でルイ14世時代の宮廷で活躍したデュ・モンの作品を集めたアルバム(こちらはLP時代からあった録音)をカップリング。
RIC-231

(2CD)
ドイツ・バロックの室内楽作品集
 シャイト、ヘンツシェル、ポッシュ、ブフナー、
 キューネル、フンク、ニコライ、シェンク、
 C.P.E.バッハ、シャフラート、グラウンの作品
フィリップ・ピエルロ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)指揮
リチェルカール・コンソート
 既発売CDからガンバの名手フィリップ・ピエルロのソロに焦点を当て、さらに17-18世紀のドイツの作曲家による作品集としてまとめたアルバム。
RIC-232

(2CD)
ドイツ・バロック室内楽コレクション
ダーヴィド・ポーレ(1624-1695):8声のソナタ
 ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ(1629-1703):
  シンフォニア第39番/同第68番
 カルロ・ファリーナ(1600-1640):第3のパヴァーナ
 ヴィルヘルム・フルックハイム(1635-1682):第3のソナタ
 カルロ・ファリーナ:奇抜なカプリッチョ
 ダーヴィド・ポーレ:6声のソナタ
 カルロ・ファリーナ:組曲 ト短調
リチェルカール・コンソート
 [フランソワ・フェルナンデス、
 エンリコ・ガッティ、
 木村美穂子(Vn)
 フィリップ・ピエルロ、上村かおり、
 ソフィー・ワティヨン、
 ピエ・ストリッカース
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ロベール・コーネン(Org、Cemb)
 コンラート・
  ユングヘーネル(テオルボ)]
 アウグスト・キューネル(1645-1700):アリアと変奏 ト短調
 アーベル(1634-1696):カッコウのソナタ
 シュメルツァー(1623-1680):ソナタ ニ短調
 ビーバー(1644-1704):ソナタ第6番 ハ短調
フランソワ・フェルナンデス(Vn)
フィリップ・ピエルロ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィレム・ヤンセン(通奏低音)
 ヨハン・ヤコブ・ヴァルター(1650-1717):
 「独奏ヴァイオリンのためのスケルツォ」〜
   [第4番/第8番/第11番(ト長調「カッコウの模倣)」]
 ヴァルター:「ケリュスの園」〜
   [パッサカリア/組曲 ヘ長調/アリア ト長調/組曲 ロ短調]
リチェルカーレ・コンソート
 [フランソワ・フェルナンデス(Vn)
 フィリップ・ピエルロ
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ピエール・アンタイ(Cemb)
 録音:1988-1990年。既発売音源からの編集盤。
 ヴァルターはビーバーと並んでバロック時代に活躍した作曲家で、スコルダトゥーラ、カッコウなどの鳥、さらにはオーケストラのような効果をねらった作風曲を多く残した。当時ドイツの音楽家たちが様々なことを表現しようと試たか、その足跡をたどることができる。
ドイツのシャルマイ〜バロック・オーボエの誕生
 ミヒャエル・プレトリウス、ペーツェル、
 クリーガー、ローゼンミュラー、ステファーニ、
 アンデルス、ペッツの作品
エルサ・フランク指揮
レ・コルセール・デュ・ロワ
 録音:2001年4月、ウール。
 オーボエの前身であるシャルマイを用いた16、17世紀の合奏作品を収録。ひなびたダブルリードの独特な音色が印象的な一枚。
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
 ヴィオール四重奏のためのソナタ第6番
 死者のための通常文「怒りの日」
 リチェルカーレ第2旋法(#)
 天使はわれらとともにあり(モテット)(*)
 ヴィオール四重奏のためのソナタ第5番
 主はためいきをつかれた(モテット)(+)
スーザン・ハミルトン(S;*)
アルノー・マルツォラーティ(B;+)
ケネス・ワイス(Org;#)
フィリップ・ピエルロ指揮
リチェルカール・コンソート
 録音:2000年4月、ブラ。
 サン・マルコ大聖堂の楽長を務めたヴェネツィア楽派の作曲家で、またヴィヴァルディの師としても知られるの器楽曲と声楽曲を収録したアルバム。2曲のヴィオール四重奏曲は当時、ウィーン宮廷での職を熱望していたレグレンツィがレオポルド1世に献呈したソナタ集「ラ・チェトラ」(1673年刊)の中に含まれる作品。「怒りの日」はパリの国立図書館から発見されたソロと8声の合唱、3声のヴィオールと通奏低音のために作曲された規模の大きな作品。いつ誰のために作曲されたのかは不明だが、彼のオペラやオラトリオを思わせる充実した内容の佳品。ガンバの名手フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートの演奏で、ヴィオール四重奏には上村かおりも参加している。
聖夜のための音楽
 モンテヴェルディ、バンキエリ、ピッキ、
 フレスコバルディ、ドナーティ/他の作品
マリア・クリスティーナ・
 キール(S)
カテリーヌ・ファン・
 レートヘム(Ms)
ジョン・エルウィス(T)
ジャン・テュベリー指揮
ラ・フェニーチェ
カルミナ・ブラーナ ミレナリウム
 「カルミナ・ブラーナ」(ボイレン歌集)は、南バイエルン地方のボイレンの修道院から発見された中世の世俗歌集で、当時の民衆の生活や愛、信仰などが活き活きと、そして赤裸々に描写されている(この歌詞に基づいて作曲されたのが有名なオルフの作品)。ミレナリウムは中世・ルネサンスの音楽を演奏するベルギーの古楽アンサンブル。当ディスクに参加しているメンバー並びに楽器編成は以下のとおり。ザビーネ・ルッツェンベルガー(S)、クリストフ・デリニェス(オルガネット)、ティエリー・ゴマール(打楽器)、フィリップ・マルフェット(リュート)、バプティスト・ローマン(ヴィエール、コルネミューズ)、アンリ・トゥルニエ(Fl)。
フェルディナンド2世&3世のための音楽
 ブォナマンテ、カステッロ、プリウーリ、フェッロ、
 ペゼンティ、ネーリ、モンテヴェルディらの作品
ジャン・テュベリ指揮
ラ・フェニーチェ
 バロック期に入る少し前のイタリアの黄金時代を築いた作曲家たちによる作品集。ルネッサンスの香りが残っていながらバロックの香りもある、魅力的な作品ばかり。
ゴセック:ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 ニ長調
ピエルタン:ヴァイオリン協奏曲第3番 変ロ長調
グレトリ:フルート協奏曲 ハ長調
フレスニック:
 クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調
パトリック・
 コーエン=アクニーヌ(Vn)
フランソワ・ポリー(Vc)
ヤン・デ・ヴィンヌ(Fl)
エリック・ホープリチ(Cl)
ジェーン・ゴーウェル(Fg)
 「コンセール・スピリチュエル」はもともと「宗教音楽演奏会」の意で、オペラの上演が禁止される宗教上の祭日に、器楽曲とラテン語の宗教曲が演奏されたのがはじまり。18世紀後半から19世紀前半にかけては、宗教音楽だけでなく、世俗音楽も演奏されるようになった。当時のコンサートの気分を満喫できる一枚。
トルバドゥールの芸術
 喜び〜トルバドゥールの歌とジョングルールの舞曲

 作曲者不詳:愛の踊り(器楽曲)
 シャンパーニュ伯ティボー4世:愛が私を(器楽曲)
 ベルナール・ド・ヴァンタドルン:陽の光を浴びて雲雀が
 作曲者不詳:喜びの始まり(器楽曲)
 ベルナール・ド・ヴァンタドルン:友はみな私を失った
 ゴーセルム・フェディ:酷き不幸
 べレンギエ・ド・パラゾル:私は喜びと愛を堪能した
 作曲者不詳:王の新しいエスタンピー(器楽曲)
 ゴーセルム・フェディ:いかなる時も決して/野の夜鳴鶯は
 作曲者不詳:「誰が我が眼に」に基づく即興曲(器楽曲)
ミレナリウム
 [カロル・マトラス(歌、Hp)
 クリストフ・デリーニュ
  (オルガネット)
 ティエリ・ゴマール(Perc)]
 録音:2000年11月、ラングドック・ルシヨン地方エロー県シラン、ノートルダム・ド・サントゥイユ教会。
 中世、アキテーヌ地方を起源とし、南仏から地中海世界を中心に栄えたトルバドゥールの伝統。この録音では、非常に有名なヴァンタドルンから知る人ぞ知るパラゾルまで、そして名も知れぬジョングルールたちの舞曲も併せて取り上げた、中世南仏の宮廷文化を堪能させてくれる好企画盤。
 詩を語るように朗々と歌うマトラスの清冽な声は、中世南仏に聴く者の魂を運ぶ。また、この「喜び」というアルバム・タイトルには、トルバドゥールの生きた時代や歌への、演奏者たちの憧憬が込められている。2005年RICERCARレーベルカタログ付CD。
聖母マリアはしげくため息を〜
 ルネサンス期ブラジルの教会と世俗の音楽

 カベソン:ビリャンシーコ「誰が怒らせたの、イサベル?」
   によるディフェレンシア
 ムダーラ:クラロス伯爵
 カレイラ:歌曲
 トロシロ:深き淵より
 エスコバール:
  カナン人の女は主イエスに呼ばう/それゆえイエスは疲れていた
 ミゲル・レイタン・デ・アンドラーデ氏の雑録より:
  顔を突き合わせたのは
 不詳(「エルヴァスの歌曲集」(16世紀)より):
  私は村へ行った/愛は自らに降伏する/
  私に何が見えるのでしょうか/ジョアンナ、なぜ私を見ない/
  緑の野にため息をつきに来い
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア/めでたし、元后
 不詳(「リスボンの歌曲集」(16世紀)より:
  あまりにも多くの山人が/私を育ててくれた大地よ
 不詳(マソン56歌曲集(16世紀))より:
  あたいは山育ちの女/黒いサンダルを履くな/私は夢見た
 不詳(「ホセ・デ・アンチエタ神父の手帳」より):
  悪魔は容赦なく見た/イザベル誰が訪れたの?/
  聖母マリアはしげくため息を]
コンティネンス・パラディージ
 [ヴィッテ・ヴェーバー(S)
 ローサ・ドミンゲス(A)
 フェリクス・リーンス(T)
 マルク・ビュネル(B)
 タイス・オアラ
  (ヴィエール、レベック)
 マルチェロ・オアラ
  (ヴィエール、レベック)
 菅原徳尚(ビウエラ、ガンバ)
 マリ・ブルニシアン(Hp)
 ロジェリオ・ゴンサルヴェス
  (シャルマイ、ドゥルシアン、
  打楽器)]
 録音:2004年9月フランス、ラングドック=ルション地方エロー県シラン市サンティーユ、ノートルダム教会。
 1500年にポルトガルの植民地となって以後、同時代の様々なヨーロッパ文化が流入してきたブラジルの当時の生活を、カベソンとムダーラの名曲をはじめとする教会と世俗の多くの音楽で描き出しています。生活の堅実さと祈り、明るさと敬虔な態度が感じられるこれらの曲を、コンティネンス・パラディージは心を込めて演奏している。
カルミナ・ブラーナ写本〜賭事師たちのミサ曲
 ロカマドゥールのエスタンピー/馬鹿様達の御成り/
 入祭唱「皆、嘆け」/オラツィオ「お前の欺瞞、お前の貪欲」/
 キリエ・クム・ジュビロ/グロリア・クム・ジュビロ/
 色事師のエスタンピー/
 使徒書簡朗読「破産する行為についての朗読」/
 昇階唱「思いを込めてサイコロを転がせ」/
 アレルヤ唱「アレルヤ、人生とは何と不思議なものか」/
 セクエンツィアへの舞曲/
 セクエンツィア「新しい生贄のため、
          サイコロは5と6を犠牲にする」/
 福音書朗読へのコンドゥクトゥス「年初たるこの時に」/
 福音書朗読「お前の欺瞞、お前の貪欲」/クレド/
 オッフェルトリウム(奉献唱)
  「屈辱を受けた財布をお救い頂きたい」/
 喜ばしきストラ/サンクトゥス/子供たちのサンクトゥス/
 オラツィオ「サイコロ様、
        あなた様の怒りをお撒き散らし頂きたい」/
 主の祈り/そして父たる全能なる神の呪いが汝に降り注がれよ/
 アニュス・デイ/
 聖体拝領唱「讃美して立ち上がった全ての人が
        サイコロ様のため衣服を手に取った」/
 憎しみを生む/喜びに満ちたこの日/
 そして主の呪いが汝に降り注がれよ/ベネディカムス・ドミノ
ミレナリウム
 (ジョングルールたち)
ナミュール室内cho.
 (ゴリアルドゥスたち)
プサラント(司教座聖堂参事会員たち)
フォルバッハ音楽学校児童cho.
 (子供たちの合唱)
 録音:2005年9月ベルギー、リエージュ州、ボラン、サン・タポリネール教会。権威を笑い倒す庶民の知恵、お祈りパロディーの貴重な録音。
 カルミナ・ブラーナの写本そのものに旋律が記されている数少ない曲の1つ「賭事師たちのミサ曲」は、録音も少なく、クレマンシックがハルモニア・ムンディで録音したものが知られる程度。この録音では、そのカルミナ・ブラーナのミサ曲に、その精神を同じくする同時代の組み合わせ可能な曲を加え、一部にはカルミナ・ブラーナにある旋律を使ったミレナリウムによる作曲も加え、ミサとしての形を整えている。彼らによる熱演は、この曲の本質を良く伝え、中世の世俗の暮らしに思いを至らせてくれる。


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