CYP-3601 廃盤 |
アドルフ・ビアラン(1871-1916):交響的作品集 |
リュク・ドヴェ(Vc) ピエール・バルトロメー指揮 リエージュpo. |
ジャン・アブシル(1893-1974):作品集 ピアノ協奏曲Op.30 (1938) (*) / アンダンテ(ルクー賛)(1939) (#)/ 5楽章形式のセレナーデOp.44 (1940) (+)/ 交響曲第2番Op.25 (1936) (**) |
アンドレ・デュモルティエ(P;*) フェルナン・キネ指揮(*/#) ダニエル・ステルネフェルト指揮(+) ルネ・デフォセ指揮(**) ベルギー国立so.(*/#/+/**) | |
録音:1952年8月20日、ブリュッセル(*/#)/1961年6月5日(+)&1958年9月26日(**)、フォニオル・スタジオ、ブリュッセル(**/+)。音質は良好。 ジャン・アブシルは、近年「ルーマニアーナ」、「ブルガリア舞曲」などの吹奏楽作品で日本でも名前を知られるようになった20世紀ベルギーの作曲家。ブリュッセル音楽院で教鞭を執るなど教育者としても活躍した。収録作品には新古典主義が色濃く現れている。 | ||
ジャン・ノーテ〜歴史的録音集(全24曲) D.F.E.オーベール:歌劇「ポルティチの唖娘」より モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」より ドニゼッティ:歌劇「ランメルムールのルチア」より ヴェルディ: 歌劇「トロヴァトゥーレ」より/歌劇「椿姫」より/ 歌劇「リゴレット」より/他 |
ジャン・ノーテ(Br) 様々な共演者 | |
録音:1902年-1918年。 | ||
フェルナン・キネ(1898-1971):室内楽作品集 野外学校/東洋風の5つの歌曲/3つのクラリネットのための組曲/ シャレード/ヴィオラ・ソナタ/ Moralites Legendaires |
ジャン=ルイ・プティ指揮 ジャン=ルイ・プティ室内o. シモンSQ | |
録音:1996年(資料によっては1995年)。キネはプロ・アルテSQを創設し、リェージュ・フィルの創設にも関り、さらには指揮者としても活躍した名チェロ奏者。その作品が録音される機会は少なく、このアルバムは非常に貴重な物。 | ||
ジャック・ド・サン=リュック(1616-1708以降): リュート作品集 Vol.1 リュート独奏のための5つの組曲 |
スティーヴン・スタッブズ(リュート) | |
録音:1995年。サン=リュックはバロック時代ベルギーの作曲家で、テオルボ、リュート、ギターなどのための作品を残した。スタッブズはアメリカの奏者で、ECM、HMFなどへ幅広い録音を行なっている。なお、「 Vol.1 」とあるが、Vol.2は2007年現在まで発売されたことがないようだ。 | ||
マテオ・ロメロ(1575-1647):スペイン宮廷の音楽 主よ、われを許したまえ/わたしの魂は主をあがめ/ 主は言われた/ Ojos Suspended / Entre dos mansos arroyos / Ay que me muero de zelos / No Vayas Gil al Sotillo / A Quien Contrare Mis Quejas / Bullicioso y claro arroyuelo / ロメリコ・フロリド/ Carason donde estuvistes / Pascador que das al mar |
ギユメット・ロランス(S) エリク・ファン・ネーヴェル指揮 アンサンブル・ヴォーカル &インストゥルメンタル 「クレンデ」 | |
録音:1985年、ADD。 マテオ・ロメロはベルギーのリエージュに生まれたがスペインのマドリッドへ移り住み、アブスブルゴ(ハプスブルク)朝のフェリペ3世とフェリペ4世の時代に宮廷へ仕えた音楽家。ネーヴェルとその手兵クレンデは、ベルギー有数の古楽演奏団体として、フランドル地方の作品を含む幅広い演奏活動を行っている。まだ20代のギユメット・ロランスも参加。 | ||
ニコラ・オトマン(ca.1610-1663): ヴィオールのための組曲/ テオルボのための小品集/酒の歌 |
ソフィー・ワティヨン (バス・ヴィオール) パスカル・モンテイエ(テオルボ) マリー=クロード・ヴァラン(S) パスカル・ベルタン(CT) ファブリス・ショミエンヌ(B) | |
ベルギーのブリュッセルに生まれ、その後フランスへ帰化したとされている17世紀フランスのリュート奏者で、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても活躍したニコラ・オトマンの世界初録音作品集。オトマンはサント・コロンブの師匠で、フランス・ヴィオールの礎を築いた重要な作曲家として歴史にその名を残している。 | ||
ヨハネス・ティンクトリス (ca.1430-ca.1511): ミサ・ロム・アルメ/ ミサ・シネ・ノミネ第1番 |
エドワード・ウィッカム指揮 クラークス・グループ | |
録音:1997年。15世紀フランドル出身の作曲家で、当時最高の音楽理論家でもあったティンクトリス。ティンクトリスの著書はルネサンス音楽に関する非常に重要な資料として知られている。現存している作品は少ないものの、流れるようなポリフォニーと中声部、低声部を重視して書かれた声楽曲はティンクトリスの名声を証明する見事な作品と言える。オケゲムを筆頭にフランドル楽派の作品のスペシャリスト、ウィッカム&クラークス・グループの演奏も秀逸。 | ||
14世紀のモテットとコンドゥクトゥス Parce virgo/神よ、わたしを救い出し/ Benedicta et venerabilis es (モテット第1番)/モテット第2番/ サルヴェ・レジナ/モテット第3番/ キリエ第11番(モテット第8番)/ キリエ第9番(モテット第10番)/ モテット第17番/主なる神をたたえよ (モテット第18番)/ モテット第19番/Ecce jam(モテット第21番)/ モテット第22番/ Alleluia ! Letabitur Justus (モテット第27番)/ この日こそ(モテット第29番) |
アン・マリー・ ドゥシャン指揮 アンサンブル・ ヴェナンス・フォルトゥナ | |
録音:1996年。聖ヤコブ教会で演奏されていたとされる未出版、作曲者不明のアルス・アンティクワのレパートリーから選ばれた16曲の作品を収録。時代の変遷の狭間に埋もれてしまった珠玉の作品の数々をアンサンブル・ヴェナンス・フォルトゥナが神秘的に歌い上げている。 | ||
CYP-3610 廃盤 |
ジョゼフ・ヨンゲン(ジョンゲン;1873-1953): ピアノ協奏曲Op.127/ハープ協奏曲Op.129/ パッサカリアとジーグOp.90 |
エドゥアルド・ デル・プエヨ(P) ミレイユ・フロール(Hp) フェルナン・キネ指揮 ベルギー国立o.、 リエージュo. |
録音:1962年-1964年。モノラル。 | ||
クリストフ・ルセも参加 ダニエル・ダニエリス(1635-1696): ウプサラのモテット(全11曲) |
クリストフ・ルセ (Org/Cemb) ステファニー・レヴィダ(S) フランソワーズ・マセ(S) ジャン=フランソワ・ ノヴェリ(T) ジェローム・コレア(Br)他 | |
リエージュ近郊のヴィゼに生まれたダニエル・ダニエリスはリエージュ大聖堂のオルガニスト、ギュストロの宮廷楽長、そしてヴァンヌ大聖堂の音楽監督などを歴任した作曲家兼オルガン奏者。 | ||
エクトル・ドゥフランヌ(1870-1951): ヒストリカル・レコーディング集(全22曲) アダン:歌劇「山小屋」より/Si Jetais Roiより トマ:歌劇「ミニョン」より ドリーブ:歌劇「ラクメ」より ビゼー: 歌劇「真珠採り」より/ 歌劇「美しきパースの娘」より/ 歌劇「カルメン」より ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」より/他 |
エクトル・ドゥフランヌ(Br) 様々なアーティスト | |
クララ・クレアベール(1899-1970) ヒストリカル・レコーディング集(全30曲) マイアベーア: 歌劇「プロエルメルのパルドン祭」より 歌劇「ユグノー教徒」より ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より トマ:歌劇「ミニョン」より グノー:歌劇「ミレイユ」より 歌劇「ロメオとジュリエット」より ドリーブ:歌劇「ラクメ」より/他 |
クララ・クレアベール(S) 様々なアーティスト | |
19世紀から20世紀にかけて活躍したオペラ歌手の歴史的録音を復刻するシリーズ。 | ||
ピエトロ・アントニオ・ フィオッコ(1654-1714): 第5旋法によるミサ・コンチェルタータ/ サルヴェ・レジナ/レジナ・チェリ/ アルマ・レデンプトリス/ アヴェ・レジナ・コエロルム |
アントニオ・フローリオ指揮 カペッラ・デ・トゥルキーニ、 ナミュール室内cho. | |
録音:1999年。17世紀ヴェネツィアで生まれ、ベルギーのブリュッセルへと活躍の場を移したピエトロ・アントニオ・フィオッコは、後にベルギー音楽に多大な貢献を果たすフィオッコ兄弟の父でもある。イタリア・バロックのスペシャリスト、カペッラ・デ・トゥルキーニと、ワロン地方のナミュール室内合唱団のコンビが質の高い演奏を展開。 | ||
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1654-1714): 歌劇「春からの帰還」(*)/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調(+) 独唱のためのカンタータ 「 Tutto acceso d'amore 」(#)/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(+)/ 独唱と通奏低音のためのアリア 「告げよ、愛の神よ」(#) |
カロリーヌ・プロン、 ジュリー・ハスラー、 ラファエル・ケネディ(S;*) フランソワ・マセ(S;*/#) ジャン=ミシェル・フマ、 ジル・ゲナール(CT;*) フィリップ・ノンクル (オート=コントル;*) ヴァンサン・ブショ(Br;*) ユーゴ・レーヌ (リコーダー;+)指揮 ラ・サンフォニー・デュ・マレ | |
録音:1999年10月20日(*)、王立モネ劇場、ブリュッセル(*)/1999年10月21日、アカデミーザール、トルイデン(#/+)、以上ライヴ。 17世紀ヴェネツィアで生まれ、ベルギーのブリュッセルへと活躍の場を移したピエトロ・アントニオ・フィオッコは、後にベルギー音楽に多大な貢献を果たすジョゼフとエクトールのフィオッコ兄弟の父でもある。アントニオ・フィオッコの現存する作品は宗教音楽が多数を占めており、器楽作品などの音源は貴重。特に、リュリ風の小粋なプチ・オペラ「春からの帰還」はなかなかの傑作。 | ||
ジャン・ロジステル(1879-1964): 弦楽オーケストラのための作品集 悲歌とアレグロ・エネルジーコ/アダージョ/ 弦楽オーケストラとソロ・フルートのための組曲/ 古い形式のラルゴとスケルツォ/ ヴィオラと弦楽オーケストラのための「別れ」 |
アン・レオナルド(Va) マルク・グロウウェルス(Fl) ジャン・ポール・デッシー指揮 ベルギー王立ワロニー室内o. | |
リエージュ生まれの作曲家、ヴィオラ奏者だったロジステルはリエージュSQを結成し、古楽アンサンブルの基礎を築いたことでも知られる。その作風は、構成力の弱さを指摘する向きもあるが、フランス風表現主義とも言うべき変った作品は、人によってはダンディよりも評価すると言う。 | ||
グレトリー〜アケロン(冥界の川)を渡って アンドレ=エルネスト=モデスト・ グレトリー(1741-1813): 16読誦(*)/「ゼミールとアゾール」序曲(ドゥセク編)(*/#) ルイ・クープラン(1727-1789): グレトリー「獅子王リチャード」のアリアによる変奏曲(*) グレトリー(ドゥセク編曲):「ミダスの裁き」序曲(**/#) モーツァルト:グレトリー「サミニットの結婚」の 行進曲の主題による8つの変奏曲 ヘ長調K.352(**) デュドネ・ゴーベール(1765-1828以降): 「アケロンを渡って」から(**) アレクサンドル・ボエリー(1785-1858): グレトリー「獅子王リチャード」のアリアによる変奏曲(**/#) フェリックス=デュドネ・ゴドフロワ(1818-1897): グレトリー「獅子王リチャード」〜燃えるような熱狂(+/##)/ グレトリー「嫉妬深い恋人」〜みんな寝ているあいだに(+) フランク:グレトリー「リュシル」による4手ピアノ曲(+/+) |
ギ・ペンソン (Cemb;*/Fp;**/P;++) シルヴィア・ベルニエ(P;+/++) ディルク・ヴァンデール(Vn;#) フレデリク・デュセンヌ(語り;##) | |
録音:1999年10月。 グレトリーはフランス革命期にもっとも人気の高かった作曲家で、生涯に60以上のオペラを書き、「音楽界のモリエール」とたたえられた。ベルギーの鍵盤楽器奏者ギ・ペンソンが、同じくベルギーのクリス・マーネによって製作されたチェンバロ、3種のピアノフォルテ(アントン・ワルターのレプリカ&コンラート・グラーフのレプリカ)、エラール製のピアノを使い分け、彼のオペラに触発されて書かれた曲を集めた好企画。 | ||
ジョルジュ・アントワーヌ(1892-1918):歌曲集(全20曲) 暗く果てしない眠り/秋の歌/ Ce Mois de Mai /ロンデル/ 屋根の上の大空は/月の光/恋する二人の死/眠れぬ夜/ Berceuse pour apres /サーディの薔薇/ノエル/ワロン/他 |
パトリック・ドルクール(Br) リュク・ドヴォ(P) サラ・クイケン(Va) | |
録音:1996年。 将来を期待されながらも26歳という若さでこの世を去ったリエージュの作曲家アントワーヌ。リエージュ王立音楽院図書館に保存されている全25曲の歌曲の中から20曲を収録。 | ||
CYP-5681 廃盤 |
ド・リーニュ侯時代のコントルダンス | ロベール・コーネン指揮 コンセール・ブルジョワ |
「会議は踊る」の名言を残したベルギー・ブリュッセルの貴族、ド・リーニュ侯が活躍した18世紀に演奏されたコントルダンス(田舎の踊り)集。コンセール・ブルジョワはベルギーの世界的チェンバロ奏者、ロベール・コーネンが率いるバロック・アンサンブル。 | ||
リエージュ、マーストリヒト、 アーヘンの音楽 1500年-1650年 アルント・フォン・アイヒ(ca.1485-ca.1530): Mit got so woln wirs heben an トマ・ツァメン(ca.1508):Domine Jesu Christe アダム・リュイル(1492-ca.1508):Jupiter omnipotens ランベルトゥス・ドゥ・モント(ca.1579):Magnum Triumphum ライヒャルト・マンゴン(ca.1580-ca.1630): Sihe meine Freundin / Kennest du dich nicht ヨハン・シュトッケム(ca.1445-ca.1501): ブルネット / Helas ce n'est pas sans rayson ランベール・ピートキン(1613-1969): 4声のためのソナタ[第1番/第2番]/ O Salutaris hostia レオナール・ド・オドモン(1575-1636): Sancta et immaculata Virginitas アンリ・デュ・モン(1610-1684): Je ne scay ce que c'est / Je ne vais plus a la guerre / アルマンド/アルマンド・グラーヴェ ルドヴィクス・エピスコプス(ca.1520-1595): Laet varen alle fantasie / Vruecht en duecht myn hert verhuecht / Ick seg adieu |
フリッツ・ヘラー指揮 アンサンブル・バロッコ・ロッコ | |
アンサンブル・バロッコ・ロッコは1985年結成、声楽と器楽による古楽アンサンブル。特に16世紀-17世紀のベルギー、オランダ、ドイツ音楽の演奏には定評がある。 | ||
エミール・マテュー(1844-1932): 交響的抒情詩「 Freyhir 」 |
パトリック・デルクール(Br) マルク・ラホー(T) クリスティーヌ・ソルホス(Ms) ヴェロニク・ソルホス(S) ジャン=ピエール・ヘック指揮 リエージュpo.、 ブリュッセル合唱協会、 ナミュール・ シンフォニック・クワイヤ | |
録音:2000年、ライヴ。エミール・マテューは王立モネ劇場の伴奏者、ルーヴェンの音楽学校長やヘント音楽院の院長を務めた19世紀ベルギーの音楽家。 | ||
6世紀にわたる ワロニー地方とブリュッセルの音楽 チコーニア、バンショワ、ラッスス、 アンリ・デュ・モン、ダニエル・ダニエルス、 グレトリー、ヴュータン、ルクー、イザイ、 ヨンゲン、他の作品 |
様々な演奏家 | |
Musique En Wallonieの既存音源からの編集盤。 | ||
ルシアン・ヴァン・オベルヒ〜 オペラ&オラトリオ・アリア録音集(1932-1933) モーツァルト: 「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、 ロッシーニ:「セヴィーリャの理髪師」、 プッチーニ:「トスカ」、 ワーグナー:「タンホイザー」、他から |
ルシアン・ヴァン・オベルヒ(B) | |
ベルギーの名バス歌手、ルシアン・ヴァン・オベルヒ(1887-1959)のアンソロジー・アルバム。 | ||
カフェ・リジョワ〜1910-1940年のサロン音楽 ハロー・ボーイズ/サロンの円舞曲/ クラウディのセレナード/他(全15曲) |
タイタニック・アンサンブル チボリ・バンド | |
タイタニック・アンサンブルは20世紀前半のサロン・ミュージックを専門に演奏するベルギーの団体。ブリュッセル・モネ劇場o.の首席奏者など、腕利きソロイスト7人が、大まじめにサロン音楽をやっているのが面白い。映画「タイタニック」にも出てきた古き良き時代の音楽。 | ||
MEW-0207 廃盤 |
ピエール・ド・ラ・リュー(1450頃-1518): 7つの苦しみのミサ ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521): スターバト・マーテル(悲しみの聖母) グレゴリオ聖歌(*) |
カピーリャ・フラメンカ サルレンテス(*) |
フランソワ=ジョゼフ・ (1734-1829):弦楽のための室内楽曲集 弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.14 No.5 ヴァイオリン二重奏曲ト短調 Op.7 No.6 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.9 No.1 ヴァイオリンとヴィオラのための 二重奏曲第4番 ハ長調 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.15 No.1 |
ヘリオス・アンサンブル | |
モーツァルトの交響曲「パリ」を初演した団体といえばコンセール・スピリチュエルだが、当時その指揮者として楽団の発展の牽引役となったのがこのゴセック。 作曲家としてもオペラをはじめ数多くの作品を残している。室内楽をまとまった形で聴けるディスクはそう多くないだけに、これは貴重だ。 | ||
ジル・バンショワ(1400頃-1460): シャンソン、ミサ、マニフィカト 心は愉快に歌う/悲しい楽しみと苦しい喜び 私は恋していて楽しいことばかり 苦悶の悲しみ、とてつもない激怒 楽しい思考と思い出/次第に新しくなり 死ぬほど悲しくて あなたはまことに幸いなかた Jeloymors(器楽) 週日のミサ マニフィカト さようなら、さようなら、美しい思い出よ |
ルネ・クレマンシック指揮 クレマンシック・コンソート [ジェラール・レーヌ、 セルジョ・ヴァルトロ、 アンリ・ルドロワ、 ミェチスワフ・ アントニアク(CT) ドミニク・ヴェラール(T) アンドルー・シュルツェ(Br) 器楽奏者] | |
レーヌ、ルドロワやヴェラールが参加していた頃のクレマンシック・コンソートの名盤がこれまでCD化されず、20数年を経た今日ようやく陽の目を見たこと事態が驚きだが、当盤はMusique En Wallonieと仏HMがなぜか同時期(1980年)にLP発売し、その後すぐに起きたCD化ムーヴメントの波に乗れず機を逸したこともあって、なんとなくオクラ入りになっていたものらしい。それにはおそらく、音源の権利問題など複雑な事情も絡んでいたと推測される。 この時期のレーヌの、筆舌に尽くしがたい素晴らしさは多言を要さずともご理解いただけることだろう。古楽を始める前はロック・シンガーとして活躍していたというレーヌは、このクレマンシック・コンソートを振りだしに、レ・ザール・フロリサン、アンサンブル・オルガヌムと渡り歩いた。やがて自身のグループ「イル・セミナリオ・ムジカーレ」を結成し、ヨーロッパではヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」、日本ではクープランン(P)「ルソン・ドゥ・テネブル」(いずれもフランスHarmonic Records)により一気にブレイクする。それはこのアルバムの録音から約10年後のことである。 ドミニク・ヴェラールもまた然り。すでにこの時期には自らのグループ「アンサンブル・ジル・バンショワ」を結成して活動していたヴェラールだが、例のマショー「ノートルダム・ミサ」(Harmonic Records)でブレイクに至るのは、同じく約10年後のこと。マショー同様、「ミサ曲」ジャンルの成立に重要な役割を果たしたバンショワの「週日のミサ」が、レーヌとヴェラールの共演で聴けることはもはやあり得ないと思われるだけに、これは貴重だと断言できる。2人の歌唱に、クレマンシックの豊かなイマジネーションにより再創造された器楽パートが絡み合い、ルネサンス時代の雅な響きが蘇る画期的なディスク。録音の方も故・長岡鉄男氏風に言えば、音場感が広大で、歪みっぽさ、ほこりっぽさがなく素晴らしいもの。(レーヌとヴェラールは同時にアンサンブル・オルガヌムに在籍していたこともあり、一緒に歌った録音もあった。CDのメンバー表を確認してみると発見出来るかもしれない。) | ||
シメイ皇太子と音楽 シャルル・デ・ベリオ(1802-1870): ヴァイオリンとピアノのための3つの歌 マリア・マリブラン(1808-1836): ピアノと声楽のための2つの歌 アンリ・ヴュータン(1820-1881): ヴァイオリンとピアノのための 「ボーションの思い出」 ルイーザ・デ・ メルシー=アージェンター(1837−1890): ヴァイオリンとピアノのための6つの歌 アンリ・ヴュータン(1820-1881): ヴァイオリンとピアノのための「航海」〜 モデラート アレクサンドル・ボロディン(1833-1887): ピアノのための小組曲〜6曲 |
ロール・デルカンペ(S) リチャード・ピエタ(Vn) ボヤン・ ヴォデニチャロフ(P) | |
ブリュッセルの南約100kmの町シメイは、今ではベルギー・ビールの産地として有名な酪農の町。19世紀、シメイの城では多くの音楽家がヨーロッパ各地から招かれ、音楽会が催されていたという。当時招待された作曲家たちの作品を収めたアルバム。 | ||
マルセル・クローデル〜 オペラ・アリア&歌曲録音集(1929-1933) トマ:「ミニョン」、グノー:「ミレイユ」、 マスネ:「マノン」、ヴェルディ:「リゴレット」、 プッチーニ」「ラ・ボエーム」、 リムスキー=コルサコフ:「サドコ」、 他からのアリア/歌曲 |
マルセル・クローデル(T) | |
ベルギーの名テノール歌手、マルセル・クローデル(1900-1981)のアンソロジー・アルバム。 | ||
ベルギーのリヒャルト・ワーグナー〜 独奏、二重奏、室内楽編成で聴くワーグナーの旋律 ジャック・グレゴワール& アドリアン=フランソワ・ セルヴェ(1807-1866): チェロとピアノのための二重奏曲第13番 (「ローエングリン」の主題による) ジャン=ルイ・ゴッバーツ(1835-1886): ピアノのための「ニーベルンクの指環」 −ジークフリート Op.153 エドゥアルト・ラッセン(1830-1904): 「トリスタンとイゾルデ」による ピアノのための抒情組曲 ジャン=バティスト・ジンゲレー(1812-1876): ピアノとヴァイオリンのための 華麗な幻想曲「タンホイザー」 リスト: ヘッベルのニーベルンゲンの付随音楽〜 ハーゲンとクリームヒルト/ベヒライン |
ドミニク・コーニル、 ヨハン・シュミット(P) マリー・ハーリンク(Vc) ヴェロニク・ボガーツ(Vn) | |
単純なワーグナー作品の編曲ではなく、ワーグナーの旋律を用いて、自由に展開した作品の数々。ベルギーの作曲家たちの作品を中心に、 最後はリストで締めるというプログラミング構成もよく練られたもの。ベルギーの奏者たちによる演奏も極上。 | ||
ジョゼフ・ジョンゲン(ヨンゲン;1873-1953): カンタータ「コマラ」 月の光 Op.33(管弦楽版) 月の光 Op.33(ピアノ版)(*) |
ソフィー・マリン=ドゴール(S) マルク・ラーホ(T) ロジャー・ホアキン(Br) ジャン=ピエール・ヘーク指揮 リエージュpo. ナミュール・シンフォニックcho. マルセル・マルセニール(P;*) | |
ベルギー音楽界の抜きんでた大物といわれるジョンゲンの大作カンタータ「コマラ」はめったに録音されない曲だけに注目。ドビュッシーに強く影響を受けたといわれるジョンゲンだが、こうした声楽をともなう大規模作品では、むしろワグネリズムの影響が強く感じられる。 | ||
ルネ・メゾン(1895-1962)〜 ヒストリカル・レコーディング集(1928-1942) ベートーヴェン: 歌劇「フィデリオ」〜神よ、なんという暗さだ! ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」〜 ああ、この夕暮れのほのかな甘美さよ ビゼー:アニュス・デイ 他(全20曲) |
ルネ・メゾン(T) | |
アンリ・ヴュータン(1820-1881): ヴァイオリンとピアノのための 6つのサロン風小品 Op.22/ 心の声 Op.53 |
フィリップ・コッホ(Vn) リュック・デヴォ (リュク・デュヴォス)(P) | |
録音:1999年3月30日&31日、4月2日、ヴィラ・ルヴィニー、ルクセンブルク。ADD。 以前CYPRESから CYP-3613 として出ていた録音。9歳でパリの楽壇にデビューし神童とうたわれたベルギーの名ヴァイオリニスト、ヴュータンの珍しい作品を収めたアルバムで、2曲ともそれまでまとまって発売されたことがない貴重なCDだったにもかかわらず、発売後1年ほどで入手困難となり、沢山のお問い合わせを頂いていたもの。入荷までに時間がかかるレーベルではあるが、再発された事を喜びだい。演奏の2人はグリュミオー・トリオのメンバー。 | ||
MEW-0318 廃盤 |
フランク: オラトリオ 「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(1859)/ 主よ、すぐにではなく(*) |
ジャン・ポール・サランヌ指揮 ドメーヌ・ムージカルo. |
エルネスト・ティルカン・セルヴェ 〜アリアと歌曲集(全33曲) ドニゼッティ: 「ファヴォリータ」〜よいか、レオノーラよ ロッシーニ:「ウィリアム・テル」〜じっとしていろ ヴェルディ:「リゴレット」より ジョルダーニョ:カロ・ミオ・ベン ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」より ビゼー:「カルメン」より/他 |
エルネスト・ ティルカン・セルヴェ(Br) 様々な演奏家 | |
録音:1920年-1931年。 セルヴェ(1888-1961)はブリュッセル出身。 | ||
シルヴァン・デュピュイ(1856-1931):管弦楽作品集 交響的序曲「ドラマのために…」/ 交響的パラフレーズ「マクベス」/祈願/ 前奏曲と舞曲/組曲 ニ短調/伝説/詩曲/ 組曲 変ロ長調/英雄の詩「モイナ」 |
デイヴィット・コーエン(Vc) リシャール・ピエタ(Vn) ジャン=ピエール・ハエック指揮 リエージュpo. | |
ベルギーの作曲家。 | ||
フランスのカンタータ集 〜トマ=ルイ・ブルジョワ(1676-1750 or 1751): カンタータ集 [アリアン/忠実な羊飼い/プシュケへの恋/ フェードルとイポリート] |
イザベル・デロシュ(S) ティボー・レナールトス(T) アンサンブル・アウソニア | |
トマ=ルイ・ブルジョワは17世紀〜18世紀に作曲家、歌手(カウンターテナー)として活躍。ブルジョワの作曲したカンタータは18世紀のフランス・カンタータに大きな影響を残したとされている。 | ||
フランソワ=ジョゼフ・フェティ(1784-1871): 大六重奏曲/ピアノ・ソナタ第1番 へ長調/ ピアノ・ソナタ第2番 ニ長調/ ピアノ・ソナタ第3番 ト長調/小五重奏曲 |
ドミニク・コルニル(P) オリヴィエ・ガルドン(P) ヴェロニク・ボゲール(Vn) フランソワ・シャンベルラン(Vn) ポール・ド・クレルク(Va) ハンス・マネス(Vc)他 | |
録音:1972年&1984年。 19世紀ベルギーで伝記作家として活躍していたフェティの、作曲家としての1面を紹介するアルバム。収録されている室内楽作品は情緒豊かでロマン派の雰囲気を持つ。 | ||
ジョス・ブトミー(1697-1779): クラヴサン組曲第1番−第6番 |
イザベル・ソヴール(Cemb) | |
ジョス・ブトミーは南部ネーデルランドで活躍した音楽一家の出身。1729年にブリュッセルの市民権を獲得後、1744年から77年まで宮廷礼拝堂のオルガン奏者を務めた。作曲家としては全3巻から成るクラヴサン曲集が最もよく知られている。 | ||
マルガレータの甘い憂鬱 〜「オーストリアのマルガレータ」の音楽バイオグラフィ 作曲者不詳(ピエト・ストリケルス編): Roti boully ioyeulx ジョスカン・デプ・レ(1440頃-1521): 美しき人よ、あなたの愛のために アントワーヌ・ブリュイエ(1450頃-1524頃活躍): Vray Dieu qui me confortera アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1520以降): Tous les regretz 作曲者不詳(ピエト・ストリケルス編): La danse de Cleves アレクサンデル・アグリーコラ(1446頃-1506)/ ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517): Et qui la dira dira 作曲者不詳(ピエト・ストリケルス編): La franchoise nouvelle / Esperance de bourbon ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃): 5声のパヴァーヌ( La bella franceschina ) ピエール・ド・ラ・リュー(1460頃-1518): Pourquoy tant me faut il / il viendra le jour désiré/ Doleo super te 作曲者不詳: Dulces exuviae ピエール・ド・ラ・リュー(1460頃-1518): Pourquoy non ne veul je morir ヤコブ・オブレヒト(1450?-1505):Si sumpsero ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃):4声のパヴァーヌ 作曲者不詳: Troest mij, scoen lief ジョスカン・デプ・レ(1440頃-1521): Plus nulz regretz /Que vous madame, in pace 作曲者不詳: Si dedero |
カピーリャ・フラメンカ | |
ハプスブルク家の王女で、オランダの摂政を務めた「オーストリアのマルガレータ」(1480-1530)の生涯を、当時の音楽で綴ったアルバム。 | ||
ルイ・リシャール、録音集 1922-1936(全41曲) グノー:歌劇「ファウスト」より ビゼー: 歌劇「真珠取り」より/歌劇「カルメン」より トマ:歌劇「ミニョン」より マスネ:歌劇「ラオールの王」より ドリーブ:歌劇「ラクメ」より ワーグナー: 歌劇「タンホイザー」より 歌劇「ローエングリン」より/他 |
ルイ・リシャール(Br) 様々なアーティスト | |
録音:1922年-1936年。 ベルギーの声楽家によるヒストリカル録音シリーズ。ベルギーのバリトン、ルイ・リシャールの録音集。 | ||
ウジェーヌ・イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967): ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 ジョセフ・ギー・ロパルツ(1864-1955): ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 アルベリク・マニャール(1865-1914): ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.13 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937): ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.23 シルヴィオ・ラザリ(1857-1944): ヴァイオリン・ソナタ Op.24 ギヨーム・ルクー(1870-1894): ヴァイオリン・ソナタ ト長調 ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1953): ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.27 |
アンドルー・ハーディ(Vn) ウリエル・ツァショル(P) | |
ベルギーの生んだヴァイオリンの世界的巨匠であり、様々な作品を残したウジェーヌ・イザイのために作曲され献呈されたヴァイオリン・ソナタの数々を集めた、ベルギーのレーベルならではの好企画盤。イザイが初演を行ったフランクやルクーのヴァイオリン・ソナタから、ヨンゲン、ロパルツ、ヴィエルヌなど様々な作曲家の作品を収録。ヴァイオリンのハーディは15歳でボルティモアso.との共演を行い、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番でデビュー。1985年から1987年までテキサスのフォートワースso.のヴァイオリン奏者をつとめ、その後はフォルクヴァンク室内o.、ヴュルテンベルク室内o.などヨーロッパで活躍。現在はブリュッセルを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中。 | ||
MEW-0633 廃盤 |
ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518): ミサ「アヴェ・マリア」/晩祷 |
カピーリャ・フラメンカ、 サルレンテス |
フランク:歌曲集 ばらの結婚/ばらと蝶々/ニノン/夜想曲/歌/ 愛する/ロビン・グレイ/夕べの鐘/空気の精/ 日ごとに過ぎてゆき/こわされた花瓶/ 聖なる行列/バンガドールの酋長/ S'il est un charmant gazon /回想/天使と子供 |
アン・デ・ルネス(S) ギ・ペンソン(P) | |
19世紀のベルギーが生んだ大作曲家フランクの歌曲を歌うのは、スウィングル・シンガーズの第1ソプラノとして国際的なキャリアをスタートさせ、ヨーロッパを中心に世界各地の歌劇場やコンサートでベルギーのトップ・アーティストとして活躍するアン・デ・ルネス。聴き応え十分! | ||
フェリクス=デュドネ・ ゴドフロア(1818-1897):ハープ作品集 セレナード/二重奏曲/妖精の踊り/告別/ ニオベ/2つのモザイク/魔術師の歌/ Le reveil des fees /ボヘミア風シャンソン/ 願い/風のハープ/演奏会用練習曲/ トリステッツァ/カンティレーナ/悲愴/ 寂しい森の中で/ Le rouet de Marguerite / Les voix de la nuit |
シルヴィア・ベルニエ(P) ソフィー・アリンク(Hp) | |
使用楽器:エラール(P、Hp共)。 ベルギーの音楽家ゴドフロアは1832年からはパリ音楽院でハープを学び優秀な成績を収め、1839からのドイツ演奏旅行でハープの名手としての名声を確立した。その作品は、やはりハープのためのものが今日でも有名で、数々の独奏曲や教則本が、現在も重要な位置を占めている。揃ってエラールの楽器を使用するベルギーの女流奏者コンビが奏でる、ベルギー・ロマン派音楽の美しい演奏を堪能できる。 | ||
ルシェンヌ・デルヴォー(Ms)〜アリア、歌曲とオラトリオ ビゼー:歌劇「カルメン」より[録音:1953年]/サン=サーンス:歌劇「サムソンとダリラ」より[録音:1951年]/ ラロ:歌劇「イスの王様」より[録音:1966年]/ドニゼッティ:歌劇「ファヴォリータ」より[録音:1966年]/ ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より[録音:1954年]、歌劇「ドン・カルロ」より/ C.P.E.バッハ:マニフィカト「イスラエルを助け給え」[録音:1964年]/ミヨー:地上の平和Op.404より[録音:1962年]/ プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」より[録音:1965年]/ ベルリオーズ:歌曲集「夏の歌」[録音:1965年]、「ファウストの劫罰」より | ||
リエージュに生まれ、同地のへント歌劇場でデビュー、遠くはアフリカで活躍したのち、生地で亡くなったベルギーのメゾ、デルヴォー(1916-2005)。録音は少なく、放送音源をまとめたこのタイトルは絶頂期の歌声を知ることの出来る貴重な記録。 | ||
マグリットのブルース パック:セレナード バディ:スロウ・フォー・ツー デマレ:シメール/夢 ラングロワ:愛のワルツ ビー:スタンディング・オン・ザ・ポーチ フリングス:アヴュー デルトゥール:牧歌/他 |
ジョー・ルメール(Vo) マリー=ルース・ディアス(S) アントニオ・レオネル(T) エリック・マト指揮 チボリ・バンド | |
20世紀ベルギーを代表する名画家ルネ・マグリットが生きた時代、マグリットが公演告知のためにポスターを書いたサロン音楽を集めた作品集。 | ||
ウジェーヌ・イザイ(1858-):歌劇「坑夫ピエール」
ギレーヌ・ジラール(S) アラン・ガブリエル(T) パトリック・ドルクール(Br) ジャン=ピエール・ヘック指揮ワロン王立歌劇場o.&cho. | ||
録音:2006年11月25日。 ベルギーのリエージュに生まれたヴァイオリンの巨匠が残した、なんとも珍しい歌劇。「抗夫ピエール」は1931年3月4日に初演されたものの、楽譜が未出版のため演奏機会には恵まれてこなかったが、2005年にアメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学のフィリップ・シストがクリティカル・エディションを発表したことにより、今回の録音が実現した。イザイの作品といえば「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」などが知られているが、母国ベルギーのアーティストたちによって貴重なオペラがその姿を現すことになる。 | ||
ヨハネス・レジス(1425頃-1496頃): Missa Ecce ancilla Domnini / Ne timeas Maria / Ave Maria virgo serena à 5 / Ave Maria / Lux solempnis / Repleti sunt omnes / Missa L’homme armé / Dum sacrum mysterium エドワード・ウィッカム指揮クラークス | ||
録音:2007年。ブックタイプ仕様。デュファイの秘書を務めたレジスの作品。 | ||
庭にて〜アルス・ノヴァの四季 | ディルク・シュネリングス (ディレクター) カピーリャ・フラメンカ | |
ベルギーのカピーリャ・フラメンカが、ベルギーのスタヴロとモンス、オランダのユトレヒトとライデンに残されていた手稿譜から"アルス・ノヴァ"の音楽を甦らせる。フルカラー・ブックレット付きの美麗なブックタイプ仕様。 | ||
ブリュッセルの市 [Bruxelles-Kermesse] 〜1910年ブリュッセル万国博覧会 |
エリク・マト指揮 チボリ・バンド | |
欧文インフォによると「1910年ブリュッセル万国博覧会における音楽」とされており、ブリュッセルの市〔Brussels “Kermesse”〕とは「1910年ブリュッセル万国博覧会で催された都市の古い四半期と大衆文化の再創造」で、「バンド、旅回りの楽団、衛兵のパレードなど、多種多様のパフォーマンスと踊りなどで構成されている」とのこと。代理店は『ブリュッセルのケルメス〜1910年頃の作品集』『20世紀初頭のベルギー、ブリュッセルで演奏されたケルメス(祭り)のための音楽』としているが、欧文の案内とは異なっていると思われる。ブックタイプのフルカラー・ブックレットには、当時の写真やフライヤーを掲載。 | ||
ジョゼフ=エクトール・フィオッコ(1703-1741):小モテット集 めでたし女王/幸いなるかな/主よわれを解きはなちたまえ/神をたたえよ/主を誉め讃えん ニコラ・アクテン指揮スケルツィ・ムジカーリ | ||
録音:2009年10月。ブックタイプ仕様(フルカラー・ブックレット、44ページ)。オランダで活躍したイタリアの音楽一家フィオッコ一族の1人、ジョゼフ=エクトール・フィオッコ。1737年に楽長に就任したブリュッセルの聖ミシェル&ギュデュル大聖堂のために書かれた「小モテット集」。 | ||
愛に囚われ [Espris D'amours] 〜フランドルの彩画 バンショワ、ビュノワ、カルドー、フォンテーヌ、フライ、グレノン、マールベック、モートン、プロワの作品 マルニクス・デ・カト(CT)指揮カピーリャ・フラメンカ | ||
録音:2010年12月-2011年1月。ブックタイプ仕様(フルカラー・ブックレット、64ページ)。バスのスネリングからカウンターテナーのデ・カトに指揮が引き継がれたカピーリャ・フラメンカによる、ジル・バンショワとギヨーム・デュファイを中心とし、フランドル楽派の音楽の歴史、発展、他国への影響を描いたアルバム。 | ||
ラッスス:作品集 Vol.1〜1550年代の作品 今や私はみじめで/私が助かる道は閉ざされているので/私は希望の中に生き恐れ/さあ、一緒に歌を歌え/その望みが/ 冷たいライン河の/聞け、愛らしきわが恋人よ/主よ、耳を傾けたまえ/おお瞳、私の恋人/あの輝かしい太陽/ 今も貴方の物/天には長閑な星は多くない/イエスは心に怒りを覚え/主よ、我は罪を犯ししゆえ/我罪を犯したれども ルドゥス・モダリス | ||
録音:2011年5月-6月。ブックタイプ仕様(フルカラー・ブックレット、58ページ)。5年間・ディスク5枚・アンサンブル5つ、という陣営で完成予定のラッスス・シリーズが開始。ルドゥス・モダリスは、約12年に渡りクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのメンバーとして活躍したブリュノ・ボテルフが創設したフランスのア・カペラ・グループ。 | ||
ピエール・ド・ラ・リュー(1450頃-1518): ミサ曲「7つの苦しみ」(*) /ミサ・アヴェ・マリア(+)/晩祷(夕べの祈り)(+)/ ミサ曲「われら御身の保護のもとに」/シャンソン集(#)/あなたを思って私は悲しむ/ミサ・アレルヤ ディルク・スネリングス(B)指揮カピーリャ・フラメンカ | ||
録音:1996年-2011年。(*)はMEW-0207〔廃盤〕、(#)はMEW-0525からそれぞれ取られたもの(別作曲家カップリング曲あり)、(+)はMEW-0633と同一内容、残りが新録音と思われる。(*)が含まれるMEW-0207は、ベルギー・セシリア賞、フランスのディアパゾン賞など多くの音楽賞に輝き、廃盤後もお問い合わせを頂く録音だけに、1曲のみとはいえ嬉しい復活。 | ||
ユベルテ・ヴェクレー [Huberte Vecray] (S; 1923−2009)、オペラ・アリア集 グレトリ:「ギヨーム・テル」より[1954年9月8日] / ベートーヴェン:「フィデリオ」より[1954年頃] ヴェルディ:「アイーダ」より[1954年5月7日] / チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より[1958年頃] プッチーニ:「トスカ」より[1958年頃] / ジョンゲン:「トーマ・ラニュレ」より[1950年4月19日] デ・ブーク:「エメラルドの道」より[1950年4月19日] ジャン・ラフォン(T) モーリス・バスティン指揮/他 | ||
録音:[内]。ブックタイプ仕様(フルカラー・ブックレット、48ページ)。リュシアンヌ・デルヴォー(1916-2005)のアリアに続く、ベルギーの歌手によるヒストリカル録音集第2巻 | ||
フランク(1822-1890):ピアノのための作品集 ピアノ協奏曲第2番 ロ短調 Op.11 /華麗なる変奏曲 Op.8 [ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(P) エドガール・ドヌー指揮ベルギー・フランス語放送so.〔RTBF新so.〕]/ ピアノ五重奏曲 ヘ短調[アンサンブル・セザール・フランク] / ヴァイオリン・ソナタ イ長調[アンドルー・ハーディ(Vn) ウリエル・ツァショル(P)] / ピアノ三重奏曲〔第1番 嬰ヘ長調 Op.1 No.1 /第4番 ロ短調 Op.2 〕[アカデミカ四重奏団]/ 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による二重奏曲 Op.4 /グレトリ「リュシール」による二重奏曲 Op.17 / 歌劇「ユルダ」より[ダニエル・ブルメンタール、ヤコブ・ボガール(P)]/ 前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18 /前奏曲、コラールとフーガ/前奏曲、アリアと終曲/人形の嘆き/ 「アヴェ・マリス・ステラ」のための前奏曲/アンジェ地方のノエル/低音の歌/ ベアルヌ地方の歌[ドミニク・コルニル(P)] | ||
録音:1983年-2005年。 | ||
デ・オルト&ジョスカン〜1490年頃のシスティーナ礼拝堂の音楽 ジョスカン・デ・プレ(1450/55頃-1521): Nardi Maria pistici /ミサ曲「ラ・ソ・ファ・レ・ミ」より〔 Crucifixus / Agnus Dei 〕/ ミサ曲「絶望的な運命の女神」より〔 Gloria / Sanctus I / Agnus Dei I 〕 ガスパール・ファン・ヴェールベケ(1445頃-1517以降): 平安を与えたまえ/めでたし天の女王/ミサ曲「 Princesse d'amourettes 」〜 Agnus Dei 作曲者不詳:クレド / マルブリアヌス・デ・オルト(1460頃-1529):光の創り主よ/フーガのミサ〜 Gloria ベルトランドゥス・ヴァケラス(1450頃-1507以前):主よ、われらの罪により ジョスカン・デ・プレ:主よ、われらの罪により / デュファイ(1397-1474):ロム・アルメ 作曲者不詳:ロム・アルメ / マルブリアヌス・デ・オルト:ミサ・ロム・アルメ/ Ave Maria mater gratie サン・ミシェル聖歌:Factum est silentium / ジョスカン・デ・プレ:ミサ・ロム・アルメ ジェシー・ローディン(芸術監督)カット・サークル | ||
録音:2008年8月、2010年8月、10月、チェスナット・ヒル、マサチューセッツ州、アメリカ合衆国。世界初録音を含む。カット・サークルは2003年に創設されたアメリカのルネサンス音楽演奏団体。 | ||
O Rex Orbis - Officium in Festo Sancti Karoli 〜 聖シャルルマーニュの祝日のための第1晩課と終課(全28トラック) シャロン・キャナヴィン(S)指揮 エリック・ライス(T)指揮 エクスルテームス | ||
録音:2008年5月、アンドーヴァー、マサチューセッツ州、アメリカ合衆国。カロリング王朝フランク王国の国王、シャルルマーニュ(カール大帝/742-814)の祭日のための典礼音楽集。エクスルテームスは2003年に結成され、ボストンを中心に活動するピリオド・ヴォーカル・アンサンブル。ボストンのファースト・ルーテル教会のアンサンブル・イン・レジデンスとして高い評価を得ている。 | ||
オルランドゥス・ラッスス:音楽による伝記 Vol.2 グローリア(ミサ・オン・ム・ラ・ディより)/お世辞のうまい女性がお好きなあなたは/もしお前が健康でなければ/ 甘い拒絶/過酷なこの世は何と多くの嫉妬を/もし気力の失せた私の詩が/死よ、汝を思うことは/ わが愛する者よ、立ちて急げ/めでたし、鮮やかなるぶどう酒の色/この道をお通りになるのは/ あなたがどれほど優しくても/マニフィカト・タン・ヴ・ザレ・ドゥース/主の祈り/ヴィルテンベルクの地方では/ 楽しく生きるのが私の流儀/物事は内より/輝くオリュンポスの山より星が現われ/ボイイの皇帝に告げよ ジンガー・プア | ||
録音:2012年4月、ミュンヘン。ブックタイプ仕様、フルカラー・ブックレット64ページ。Vol.1:1550年代作品集(MEW-1158/演奏:ルドゥス・モダリス)。5年の歳月、アイテム5タイトル、5つのアンサンブルの演奏でたどるフランドル楽派の巨匠ラッスス〔ディスク表記はロラン・ド・ラシュス〕の生涯。 | ||
イザイ(1858-1931):弦楽器のための協奏的作品集 瞑想曲 Op.16〜チェロと管弦楽のための/夕暮れの調和 Op.31〜弦楽四重奏と管弦楽のための/ 悲しき詩 Op.12〜ヴァイオリンと管弦楽のための(T.サムイル)/セレナーデ Op.22〜チェロと管弦楽のための/ 友情 Op.26〜2挺のヴァイオリンと管弦楽のための(E.ベロー、O.ジオ)/祖国を離れて Op.25〜弦楽合奏のための ジャン=ジャック・カントロフ指揮ベルギー王立リエージュpo. タチヤーナ・サムイル、エミリー・ベロー、オリヴィエ・ジオ(Vn) ティボー・ラヴレノフ(Vc) アルデンテSQ | ||
むせかえるような晩期ロマン派の高雅さ。フランス語圏ベルギーは、パリより薫り高い文化発信地だった。世界を魅了したフランコ・ベルギー派の弦楽芸術、知られざる絶美の世界 を、カントロフ率いる名門リエージュ・フィルとともに。 | ||
ジョルジュ・アントワーヌ(1892-1918):ピアノ四重奏曲 ニ短調 Op.6 (1914) / ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変イ長調 Op.3 (1910-14) アンサンブル・オクサリス [ジャン=クロード・ファンデン・エインデン(P) シャーリー・ラウプ(Vn) エリザベート・スマルト(Va) エイミー・ノリントン(Vc)] | ||
大戦前の不穏な空気のなか、あまりにも美しい音楽が迸り出た。唯美の至芸、ベルギー近代の秘宝新たに。 | ||
ジョンゲン:管弦楽のための作品集 絵になる情景 Op.56 /悲しきサラバンド Op.58 / ヴィオラと管弦楽のための連作(組曲) Op.48 / なつかしき思い出(親密なるページ) Op.55 |
ジャン=ピエール・アーク指揮 ベルギー王立リエージュpo. ナタン・バウド(Va独奏) | |
近年とみに注目度をあげたベルギー近代の巨匠。なかなか味わえない絶品管弦楽曲、本場から。 | ||
変容のミサ〜15・16世紀のトゥルネー大聖堂のミサ曲 前夜祭〜レスポンスリウムとアンティフォナ/とりなしの祈り〜アンティフォナ/ ミサ〜聖三位一体のミサ/ミサの終わり〜アンティフォナ、モテトゥス「聖なる三位一体に」 ヘンドリク・ファンデン・アベール指揮声楽アンサンブル「プサレンテス」 | ||
ふたたび発見されたもう一つのトゥルネーのミサ。ベルギー最前線の妙演で「いま」に甦る魅力。 | ||
ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474):固定旋律による傑作ミサ4編 多声歌曲「わたしの顔が蒼ざめているのは」/ミサ・ス・ラ・ファス(わたしの顔が蒼ざめているのは)/ ミサ・ロム・アルメ(わたしの顔が蒼ざめているのは)/ミサ・エッケ・アンチラ・ドミニ &ベアタ・エス・マリア(わたしは主のはしため/祝福されたるはマリア様)/めでたし、天の皇后(単旋律聖歌)/ めでたし、天の皇后(デュファイによる多声版)/ミサ・アヴェ・レジーナ(めでたし、天の皇后) ジェス・ロビン指揮カット・サークル[2S/2CT/2T/2B] | ||
ルネサンス・ポリフォニーの粋とも言えるデュファイの至芸4編。清らかさと精悍さの相半ばする充実盤。 | ||
ヨーロッパ人ラッスス 織り成す聖界と俗界の歌曲〜音楽でたどる伝記 V 万物の創造主なる主は(マカバイ記2, 1-2改編)/ 愚かな者はすでに心がないのに(箴言17-1と20、定旋律は コヘレトの言葉1-2)/ すべての後悔/この朝に/歌が私を癒すので(クレマン・マロ”エピグラム” 134)/ おお、ルチア、ミャウ、ミャウ/おお、ほんとうに苦い波は/私のすべての望む力とともに(詩篇50-17、144-1改編)/ 神がわたしたちを憐れみ(詩篇66)/ああ、どれほどの苦しみが(作曲者不詳のエレジー)/ 見よ、マリアがわれらに救い主を産んだ(主の割礼祭のアンティフォナ)/蝋が火に解けるように/ かんぬきを持ち上げて/わたしが呼ばわる時(詩篇4)/優雅さに満ちたマリア/誰にできるのか/ 悲しみを思い出す時/甘い語らい/主よ、われ御身をたたえまつらん(詩篇29, 2-4)/ 主よ、わたしの敵は何と多いことだろうか(詩篇3) リオネル・ムニエ指揮アンサンブル・ヴォクス・ルミニス | ||
ピリオド楽器使用。ルネサンスのコスモポリタン、ラッスス。その生涯をたどる音の伝記、ついに第5巻へ。 | ||
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品 官能(詩曲 第4番) Op.21 (*) /ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲「ディヴェルティメント」 Op.24 (*) / 冬の歌(詩曲 第3番) Op.15 (#) /いつかの雪 Op.23 (*) / 幼年時代の夢 Op.14 (#) /糸車(詩曲 第2番) Op.13 (#) /子守歌 Op.20 (#) スヴェトリン・ルセフ(Vn;*) アモリ・クイトー(Vn;#) ジャン=ジャック・カントロフ指揮ベルギー王立リエージュpo. | ||
ひたすらに耽美な「詩曲」の数々、ショーソン後のフランコ・ベルギー派の名匠の世界、豪華演奏陣で。 |