| ノーエントフト(1957-):オン・ディス・プラネット *スペシャル・フィーチャー* [ビデオ・ノーエントフト 「五線紙からオーケストラへ」/ 作曲家&演奏家バイオグラフィー/ インターネット・リンク集] |
トーマス・サンドベア(歌) モーテン・リーロン・セーアンセン指揮 コペンハーゲン・ アテラス・シンフォニエッタ マルティン・トゥリニウス(演出/装置) | |
| 収録:2002年11月30日-12月2日、コペンハーゲン。ライヴ。NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:ドルビー・デジタル5. 1サラウンド・サウンド、ドルビー・デジタル2.0 ステレオ、DTS/90分(オン・ディス・プラネット:59:55/ ビデオ・ノーエントフト:29:33) /英・独・仏・西・デ
ンマーク語字幕付き/片面一層ディスク。 CD(8.224221)で既発売の作品に映像が付いたDVD。「生から死へ」というテーマのもと、オーケストラ付きのプログレッシヴ・ロックを連想させる音楽で新しい世界を構築。ロックやジャズなど多ジャンルを消化している作曲家で、その実体がスペシャル・フィーチャー収録のビデオで解明される。 | ||
| ランゴー(1893-1952): 歌劇「反キリスト」(1923;デンマーク語) [ボーナス・マテリアル] 解説(エスベン・タンエと 演出家スタファン・ヴァルデマー・ホルム、 指揮者トーマス・ダウスゴーの会話)/ ランゴーと反キリスト(構想から世界初演へ至る苦難の道)/ ランゴー・ライヴ(1948年5月25日、デンマークの リーベ大聖堂において無声フィルムに収録された、 ランゴーが合唱団を指揮する映像)/ウェブ・リンク |
ステーン・ビリエル(B) アネ・マーグレーテ・ダール(S) ヘレーネ・ギェリス(Ms) ポウル・エルミンク(T) スサンネ・レスマーク(Ms) カミラ・ニュールンド(S) ヨン・ケティルソン、 ヨーンニー・ファン・ハル(T) ヨン・ロングレン(Br) モーテン・スーバレ(俳優) トーマス・ダウスゴー指揮 デンマーク国立放送so.&cho. | |
| 収録:2002年8月29、31日、9月2日、コペンハーゲン。スタファン・ヴァルデマー・ホルム(演出)。NTSC方式/画像構成比16:9(本編&ウェブ・リンク)、4:3(ランゴーと反キリスト&ランゴー・ライヴ)/音声方式:ドルビー・デジタル2.0、ドルビー・デジタル5.1、DTS/113分(本編:95分、ボーナス・マテリアル:18分)/英・仏・独・西・デンマーク語字幕付き/片面二層ディスク。 キリスト教や天体などを積極的に作品へ取り入れメシアンを思わせる部分もあるランゴーだが、これは最大の問題作。比較的初期の作品だが、そのバックグラウンドをボーナス・マテリアル中のドキュメンタリーで見ることができるのも大きなメリット。ランゴーのスペシャリストとなったダウスゴーら、演奏者も充実。 | ||
| カール・ニルセン(1865-1931):交響曲全集 [第1番/第2番「4つの気質」/第3番「ひろがり」/ 第4番「不滅」/第5番/第6番「素朴な交響曲」] *ボーナス・ドキュメンタリー* 光と影〜カール・ニルセンの生涯と音楽 |
ミカエル・シェーンヴァント指揮 デンマーク国立放送so. | |
| 収録:2000年11月2日&4日、デンマーク放送コンサート・ホール(*)。NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:ドルビー・デジタル2.0、ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1(交響曲集)、ドルビー・デジタル2.0(ドキュメンタリー)/286分(交響曲集227分、ドキュメンタリー59分)/英・仏・独・デンマーク語字幕付き(ドキュメンタリーのみ) /片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)。 すでにCDがリリースされているニルセンの交響曲全集6曲だが、今回のDVD-Vは別録音によるコンサートのライヴ映像。スペシャリストであるシェーンヴァントの指揮、デンマーク国立放送so.の演奏と、すべてが珍しく北欧音楽ファンは必聴。ボーナス・ディスクであるドキュメンタリーも、貴重な映像が満載。 | ||
| プティジラール(1950-): 歌劇「エレファント・マン」(仏語歌詞) |
ヤナ・シコロヴァ(A) ニコラ・リヴァンク(Br) ロベール・ブロー(T) ヴァレリー・コンドルチ(S) エルサ・マウルス(Ms) ニコラ・クールジャル(B) マガーリ・レガー(S) ローラン・プティジラール指揮 ニースpo.、ニース歌劇場cho. ダニエル・メズギッシュ(演出)他 | |
| 収録:2002年11月29日、フランス、ニース歌劇場。NTSC方式/画像構成比16:9/音声方式:ドルビー・デジタル2.0、ドルビー・デジタル5.1/英・仏・独語字幕付き/収録時間:166分53秒/片面二層ディスク。 舞台や映画で話題になった数奇な物語をオペラ化。CD(NAXOS 8.557608/9)とは一部出演者が異なり、CDではアルトのシュトゥットマンが歌っていたタイトルロールを、ここではシコロヴァが歌っているなど、また新しい世界が展開されている。作曲者自身の指揮も貴重なものだが、俳優で近年は演出も手がけているメスギッシュ(メスギシュ)の名も、インバル指揮のベルリオーズ「レリオ」での衝撃的な語り役を知る方には懐かしいだろう。日本語帯&解説書は付いていません。 | ||
| 何占豪/陳鋼: ミュージック&ダンス・フィルム 「梁山伯と祝英台(蝶の恋人達)」 (マリッキ・ハコラ監督による)/ エクストラ [蝶の恋人達ドキュメンタリー 「蝶の音色」(マリッキ・ハコラ 監督による。作曲家の陳鋼、 ヴァイオリニストの西崎崇子、 指揮者ジェイムズ・ジャッド、 上海華東師範大学助教授 ツゥン・カン・メイ、振付家 ドウ・ドウのインタビュー)/ ヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台 (蝶の恋人達)」(音楽のみ、 画面は山の風景の静止画)] |
西崎崇子(Vn) ジェイムズ・ジャッド指揮 ニュージーランドso. ドウ・ドウ(振付) ディン・ユエ・ホン、 ドウ・ドウ(ダンサー) マリッキ・ハコラ(監督) | |
| NTSC方式(リージョン・コード0)、画像構成比16:9 Anamorphic、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・ディジタル5.1/DTS5.1、70分(フィルム:30分、ドキュメンタリー:40分)、英語字幕付き(ドキュメンタリーのみ)、片面二層ディスク。 中国を代表する名曲として知られ、そのロマンティック&エキゾティックな音楽は、徐々に愛聴者を増やしている作品の映像化。もともとバレエ作品だがここでは映画仕立てになっており、さらに演奏者も楽器を携えて登場する。ドキュメンタリーでは貴重なインタビュー満載。大ヒットした「トゥーランドット」にも通じるオリエンタルなメロディで、ファンが増えそう。 | ||
| 世界の国歌 | ペーテル・ブレイナー指揮 スロヴァキア放送so. | |
| 世界中の国・地域の歌を網羅して大きな話題となった既発セット(8.206001-S;8.223386、8.223387、8.223388、8.223835、8.223836、8.223852のセット)に 2CD 分を加え、260以上の国・地域の歌を収録した更に充実の8枚組ボックス・セットとしてリリース。国歌と併用されている王国歌(ロイヤル・アンセム)など、ひとつの国で複数の歌を収録しているケースもあり、まさに「世界の国歌」の名前に恥じない内容。その用途は多彩であり、愛好家、研究者、マスコミ関係、国際機関、観光関係など、さまざまな場所で利用価値あり。 | ||
| 8.220114「ワーグナー:行進曲・序曲集」→NAXOS 8.555386へ移行。 | ||
| ミハイル・イッポリトフ=イヴァノフ(1859-1935): 交響曲第1番 ホ短調Op.46/ トルコの断章Op.62/トルコ行進曲Op.55 |
チョー・ホイ指揮 シンガポールso. | |
| 録音:1984年1月21日、ヴィクトリア記念ホール、シンガポール。 19世紀ロシア国民楽派に名を連ねるイッポリトフ=イヴァノフは、今では「コーカサスの風景」しか知られていないが、ここで聴かれるような哀感込み上げる傑作交響曲を残している。曲は全編ロシア的哀愁の塊で、もの哀しい抒情が広大なシベリアの大地のように綿々と綴られて行く。「トルコの断章」は「コーカサスの風景」のトルコ版。トルコの民謡などを使用し、オリエンタル・ムード溢れる粋な管弦楽作品となっている。 | ||
| 8.220308「キュイ:協奏的組曲/他」→NAXOS 8.555244へ移行(ただし、NAXOS 盤には未収録の曲あり)。 | ||
| 8.220322「ヴィラ=ロボス:ショーロス[第8番/第9番]」→NAXOS 8.555241へ移行。 | ||
| 8.220323 廃盤 |
R.シュトラウス: 交響曲 ニ短調/戦争と勝利/間奏曲 |
ケネス・シャーマーホーン指揮 香港po. |
| この立派なロマン派交響曲を聴いて、作曲者の年齢を当てられる人はいないだろう。スケールの大きな抒情を謳い上げる第2楽章、劇的な終楽章など、16-17才の少年が書いたとはとても思えない。無論、後年のようなR.シュトラウス的個性は無いが、そんな理屈抜きにただ音楽に耳を傾けるなら、知られざる名ロマン派交響曲発見の歓びに心踊らす事請け合いの逸品。なお余白の「間奏曲」はシュトラウスがモーツァルトの歌劇「イドメネオ」を改訂・演奏した時に付け加えた珍しい楽曲。 | ||
| アルフレッド・ヒル(1870-1960): 交響曲第4番 ハ短調「幸福の追求」/ 神聖な山/ 交響曲第6番 変ロ長調「ケルト風」/ |
ウィルフレッド・レーマン指揮 メルボルンso. | |
| 録音:1983年、キャンバーウェル市民センター、ヴィクトリア州、オーストラリア。 オーストラリアの作曲家・ヒルの交響曲集第1弾だった物だが、あと2枚が出た所で頓挫、それらはすでに入手不能となっている。作風は極めて叙情的で、例えるならば映画音楽の人気作曲家がヴォーン・ウィリアムズ風の交響曲を書いたとでも言えそうなもの。風景画的な美しさは天下一品。 | ||
| 8.220348「リャードフ(1855-1914):管弦楽作品集」→NAXOS 8.555242へ移行。 | ||
| R.シュトラウス:交響曲集 Vol.2 交響曲第2番 ヘ短調Op.12 |
ミヒャエル・ハラース指揮 スロヴァキアpo. | |
| 録音:1985年7月21日、スロヴァキアフィルハーモニック・コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。Vol.1:8.220323。 | ||
| 8.220359「ルビンシュテイン:ヴァイオリン協奏曲/他」→NAXOS 8.555244へ移行(ただし、NAXOS 盤には未収録の曲あり)。 | ||
| 8.220362「ヤナーチェク:珍しい管弦楽作品集」→NAXOS 8.555245へ移行。 | ||
| 8.220392「シュレーカー(1878-1934):序曲&前奏曲集」→NAXOS 8.555246へ移行。 | ||
| 8.220406「シュポア:ヴァイオリン協奏曲第7番&第12番」→NAXOS 8.555101へ移行。 | ||
| ヴォルフ・ハーデン シューマン:フモレスケOp.20 レーガー: バッハの主題による変奏曲とフーガ Op.81 |
ヴォルフ・ハーデン(P) | |
| 録音:1985年。一時NAXOSへ移行し、8.550469 という番号で発売されていたが、そちらでも廃盤となり、市場から先に姿を消してしまった。 ハーデンはトリオ・フォントネの一員として、1990年代まではTELDECから盛んに録音があったから、お聞きになった方も多いことだろう。彼は1962年、ハンブルク生まれと言う事だから、この録音は20代前半のころの物。ドイツ正統派の解釈とその若々しさは、忘れてしまうには惜しい録音と言える。公式サイト:http://www.wolfharden.de/ | ||
| 8.220418「レスピーギ:劇的交響曲」→NAXOS 8.550951へ移行。 | ||
| マルク・グローウェルス 〜フルートとハープのためのロマン派名曲集 ロッシーニ:アンダンテと変奏曲 ヘ長調 ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲 ホ長調 ルイ・ドルーエ(1792-1873): イギリスの主題による序奏と変奏曲 ドニゼッティ:フルート・ソナタ ルイ・シュポア:フルート・ソナタ ハ短調 |
マルク・グローウェルス(Fl) カトリーヌ・ミシェル(Hp) | |
| 録音:1984年5月、聖バヴォン教会、ショーモン、ベルギー。 フルートとハープという優雅で繊細な響きを奏でるアンサンブル。まだ現役歌劇作家だったロッシーニが、自分の歌劇「タンクレディ」の主題で書いた変奏曲、ドニゼッティの劇的なサロン風ソナタ、充実した内容をもつシュポアのソナタ(特に第2楽章は名曲)、そして、大変珍しいドルーエ(ドゥルーエ)の作品などがセレクトされている。 | ||
| 8.220449「ルビンシュテイン:交響曲第2番」→NAXOS 8.555392へ移行。 | ||
| 8.220469「シュレーカー:管弦楽作品集」→NAXOS 8.555107へ移行。 | ||
| 8.223101「アルペンホルンのための協奏曲集」→NAXOS 8.555978へ移行。 | ||
| 8.223104「ブルッフ:交響曲第3番/他」→NAXOS 8.555985へ移行。 | ||
| ガブリエル・ピエルネ(1863-1937): ピアノ作品集 15の小品/演奏会用スケルツァンド Op.29b/ 鳩へのセレナード Op.32/演奏会用練習曲 Op.13/ イゼイル[ Izeyl ]へのセレナード |
ハー=ウォン・チャン(P) | |
| 録音:1989年2月22日-23日、ファン・ゲースト・スタジオ、ハイデルベルク。 ピエルネはマスネの弟子であり、音楽的にも「雰囲気が近代的になったマスネ」風の作品を残した。といっても、個々の曲は非常に洗練されており、美しいメロディーと洒落たハーモニーが忘れがたい魅力。さらに、まるでゴッホのような鮮烈な色彩感が、1音1音からほとばしり、単なるサロン風ピアノ小品と一線を画す要因ともなっている。15の小品はいずれ劣らぬ佳品揃い。また、演奏会用練習曲も逸品。 | ||
| 8.223117「ライネッケ:交響曲第1番/他」→NAXOS 8.555397へ移行。 | ||
| エルネー・ドホナーニ(1877-1960):ピアノ作品集 ハンガリー牧歌Op.32a(7曲)/ 4つのラプソディOp.11 [ト短調/嬰へ短調/ハ長調/変ホ短調] |
ヴォルフ・ハーデン(P) | |
| オネゲル:映画音楽集 組曲「レ・ミゼラブル」/2つの組曲「メルモ」/ 「鉄路の白薔薇」〜序曲/組曲「ナポレオン」(原典版) |
アドリアーノ指揮 スロヴァキア放送so. | |
| 録音:1987年11月16日-18日、チェコ・スロヴァキア放送局、ブラティスラヴァ。 「映画音楽」というと「分かりやすくて素敵!」というイメージがあるが、実際20世紀の作曲家たちが作った映画音楽は、その人の他の作品と比べ「分かりやすくて素敵」な事が往々にしてある。オネゲルも例外ではなく、ここに収められた彼の映画音楽は、いずれも調性がはっきりしており、非常にメロディアスで、映像のイメージが浮かぶほど具体的かつ分かりやすい。特に「ナポレオン」は、うっとり するほど美しい曲が多く、交響曲などを聴いて「オネゲルは遠慮」と思っている人には堂々の推薦ナンバー。「レ・ミゼラブル」のみ、同演奏者たちによる映画使用曲全曲録音(別テイク)が NAXOS から発売されている(8.557486;旧品番:MARCO POLO 8.223181)。 | ||
| 8.223139「メユール:交響曲集」→NAXOS 8.555402へ移行。 | ||
| グラズノフ:ピアノ作品集 Vol.4 4つの前奏曲とフーガ Op.101/牧歌 Op.103/ 2台のピアノのための幻想曲Op.104(*) |
タチヤナ・フラノヴァー(P) シルヴィア・チャーポヴァー(P;*) | |
| 録音:1993年4月8日-9日、モイゼス・ホール/1993年5月23日、コンサート・ホール(*)、以上スロヴァキア・フィルハーモニック、ブラティスラヴァ。 ペテルブルク音楽院の院長の時代、ロシア革命に遭遇したグラズノフは作曲意欲が無くなるほどの心労を背負込んだ。金と物資の欠乏、進歩派学生からの突き上げの日々の中、細々と生み出された作品がこの第4集に収められている。「4つの前奏曲とフーガ」は、彼の心情を語るがごとく投げやりな絶望感に塗りつぶされており、第4曲でかろうじて昔日の栄光を憧憬する。牧歌は美しいがどことなく無力感が漂い、幻想曲は繊細さと微量のロシア的哀感が全曲を支配している。 当シリーズは全4巻が発売されたが、当巻以外は全て入手不能となっている。 | ||
| 8.223163「グレチャニノフ:交響曲集」→NAXOS 8.555410へ移行。 | ||
| 8.223165「ラフ:交響曲第1番」→NAXOS 8.555411へ移行。 | ||
| 8.223170「ベールヴァルト:ピアノ三重奏曲集 Vol.1」→NAXOS 8.555001へ移行。 | ||
| アントン・ルビンシュテイン(1829-1894): ピアノ作品集 Vol.1 〜ペテルホッフのアルバム Op.75 |
ジョセフ・バノウェツ(P) | |
| 録音:1988年5月23日-26日、ブダペスト。 大ピアニストだったルビンシュテインには、当然の事ながら膨大な量のピアノ作品があるが、ほんのわずかの有名小品(ヘ調のメロディ等)を除いて全く知られていない。多少大味な所やロシア的情感を期待すると見事に裏切られる所が災いしたのだろうか。「ペテルホッフのアルバム」は、1866年に書かれた12曲組のピアノ小品集で、ペテルホッフとは作曲者の別荘もあったペテルブルク近郊の避暑地の名前。曲はいずれも大家の手遊び風の魅力的な小品で、特に短調系作品が好調。 | ||
| アントン・ルビンシュテイン(1829-1894): ピアノ作品集 Vol.2 〜音楽の夜会 Op.109 |
ジョセフ・バノウェツ(P) | |
| 録音:1988年5月23日-26日、ブダペスト。 「音楽の夜会」は9曲(第7曲が9曲からなる作品なので実質17曲)からなるピアノ小品集で、メンターやダルベールなど錚々たる大ピアニストたちに捧げられたルビンシテインの自信作。2曲目の「憂鬱なワルツ」、ショパンとは違って大曲だがちゃんとスケルツォ(諧謔的)なスケルツォ、9通りのピアノとのじゃれ方を見せてくれるケッタイな冗談(プロコフィエフの作品17の先駆的作品)、困難な重音奏法をこれでもかこれでもかと押して来る超重量級の練習曲と、音楽の「夜会」というより「大忘年会」のようなアルバム。 Vol.3、Vol.4:カメンヌイ・オストロフ(8.223846、47;2CD分売)、Vol.5:練習曲/舟歌集(8.223894)。 | ||
| フランツ・ラハナー(1803-1890): 組曲第1番 ニ短調Op.113/ 組曲第7番 ニ短調Op.190 |
スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮 ポーランド国立カトヴィツェpo. | |
| 録音:1988年10月22日-24日、シレジア・フィルハーモニック・ホール、カトヴィツェ。 ラハナーには、交響曲と双璧をなす組曲が7曲もある。ロマン派にありながら、古典派への憧憬を隠さなかったラハナーらしく、前奏曲や序曲、舞曲そして対位法的作品が組み合わされている。このアルバムに収められた2曲の内、圧巻は1曲だけで25分にも及ぶ第1組曲第3曲で、時間配分のバランスこそ良くないが、深い悲しみから変奏を積み上げるようにして勝利の行進曲へと展開するストーリー、むせび泣くような表情など聴く者に深い感動を呼び起こさせる大曲となっている。 | ||
| 8.223196「ウィドール:ピアノ三重奏曲&五重奏曲」→NAXOS 8.555416へ移行。 | ||
| 8.223197 廃盤 |
シャム(タイ)のクラシック音楽 Vol.1 The Piphat Ensemble Before 1400 A.D Chatri Overture / The Great Cambodian Suite / Cherd Nawk [ Sathukarn / Tra Yapakkok / Tra Jomsri ] |
Fong Naam Ensemble |
| 録音:1990年、バンコク。 | ||
| シャム(タイ)のクラシック音楽 Vol.2 The Piphat Ensemble 1351-1767 A.D. The Afternoon Overture |
Fong Naam Ensemble | |
| シャム(タイ)のクラシック音楽 Vol.3 The String Ensemble The Rako Overture / The Coachman / Kaek Mon / Music for the Puppet Theater / The Lament of a Lord / The Persian |
Fong Naam Ensemble | |
| シャム(タイ)のクラシック音楽 Vol.4 The Piphat Sepha The Pama Wat Overture / Grao Ny / Kaek Mon / Tayoi Nawk |
Fong Naam Ensemble | |
| 以上4点、録音:1990年、バンコク。 タイのクラシック音楽、即ちここ数百年の間に曲として完成度の高さを求めて作られた民俗音楽集。そのため、民族音楽風西洋音楽ではなく、完全な民俗楽器による民族音楽となっている。演奏は現地のトップ・ミュージシャンたちを起用し、再現度の高い音楽を展開。全6枚だったが、既に後半の2枚は入手不可となっており、この4枚も流通在庫限り。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.1 [第27番 ニ短調Op.84-1/第28番 変イ長調Op.84-2] |
新ブダペストSQ | |
| 録音:1989年3月17日-25日、ブダペスト。 シュポアの弦楽四重奏曲全36曲、世界初の全集録音(ただし1995年発売の第9集で一旦中断、以来10年を経た2005年に演奏団体が変更され、第10集と第11集が出たが、2006年7月現在、24曲録音された所で一年以上新譜が出ていない状況となっている)。シュポアは、この第27、28番を作曲するころに、シュポア自身の弦楽四重奏曲団でヴィオラ奏者を10年来勤めて来たフェルディナンドという兄弟を失った。同時に、時代はべートーヴェン、シューベルトが世を去ったもののロマン派の各人が登場前という時期に入り、現役最高の作曲家としてシュポアに注目が集まり始めた。この2つの要素が絡んで、シュポアは誠実かつ控えめながら深い悲しみをたたえた名作弦楽四重奏曲を作曲したのだった。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.2 [第29番 ロ短調Op.84-3/ 第30番イ長調Op.93「華麗なる四重奏曲」] |
新ブダペストSQ | |
| 1989年2月27日、28日、3月1日、18日、9月26日-29日、以上フンガロトン・スタジオ。 第27、28番とセットの第29番もやはり愛する兄弟を失った哀しみを秘めた情感の豊かな傑作。特に第3楽章の祈るような表情はシュポアの作品中でも白眉といえるだろう。一方、第30番は彼の最後の「華麗なる弦楽四重奏曲」。シュポアは自身が大変なヴァイオリンのヴィルトゥオーゾだったために、弦楽四重奏曲でも自ら弾く事を前提に、第1ヴァイオリンを技巧的に突出させている事が良くある。この曲もそうした傾向にはあるが、実は兄弟に続いて妻、義妹と立て続けに失った時期の曲だけに、物寂しげな表情が絶えずつきまとっている。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.3 [第1番 ハ長調Op.4-1/第2番 ハ短調Op.4-2/ 第5番 ニ長調Op.15-2] |
新ブダペストSQ | |
| 録音:1990年2月26日-3月1日、フンガロトン・スタジオ。 「弦楽四重奏曲」を最も作曲の難しい音楽と考えていたシュポアは、ハイドンやモーツァルト、べートーヴェンの作品から大いなる影響を受て作曲した、最初の一群の弦楽四重奏曲の出版には相当慎重だった。しかし結果的にはこの四重奏曲は評判を呼び、一部の曲は多くの編曲版が作られ普及した。第5番は、緩徐楽章がない珍しい構成だが、これはどうやら一旦は緩徐楽章を作ったものの、当代随一の批評家に厳しく言われ、省いてしまったというのが真相のようだ。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.4 [第3番 ニ短調Op.11「華麗なる弦楽四重奏曲」/ 第4番 ハ短調Op.15-1/第6番 ト短調Op.27] |
新ブダペストSQ | |
| 録音:1990年2月26日-3月1日、フンガロトン・スタジオ。 第3番の主役は完全に第1ヴァイオリンで、後の3楽器は伴奏に過ぎない。つまり、弦楽三重奏の伴奏付きヴァイオリン曲という形態をとっているが、これはヴァイオリンの名手シュポアにしてみれば自然な発想であり、おそらく聴衆の期待にも叶ったものだったはず。音楽的にも旋律美にあふれ、シュポア独自の形態を楽しむには恰好のナンバーとなっている。続く第4番は比較的真っ当な弦楽四重奏曲形の充実した作品。第6番は名技性が高まると同時に極めてメランコリックな情感をたたえており、シュポアの成長が顕著に示されている。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.5 [第7番 変ホ長調Op.29-1/第8番 ハ長調Op.29-2] |
新ブダペストSQ | |
| 28才の年に、シュポアは長年勤めたゴータの宮廷管弦楽団首席奏者の職を投げうってウィーンで華々しい活動を開始した。そんなシュポアに目を付けたのがハイドンの四重奏曲でおなじみのトスト。トストはシュポアの室内楽曲出版の専属契約を結び、創作力の絶頂を迎えていたシュポアの手助けをしたのだった。そこで生まれたのが作品29。いずれも、第1ヴァイオリン過剰型のスタイルではなく、真正タイプの弦楽四重奏曲であり、初期ロマン派きっての室内楽曲となっている。なお、第7番冒頭の暗い主題は、シュポアの名前の音符化。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.6 [第15番 変ホ長調Op.58-1/第16番 イ短調Op.58-2] |
新ブダペストSQ | |
| 録音:1991年3月1日-3日、フンガロトン・スタジオ。 1821年以降、ドレスデンに活動の拠点を移したシュポアは早速、ウェーバー等を含む現地の音楽家仲間・愛好家の歓迎を受け、頻繁にシュポアを囲むサークルが催され、シュポアの室内楽も演奏された。創作力的にも生涯最高の状態だったシュポア自身もこの催しから刺激を受け、過去の未完の作品を仕上げ、さらなる新作も用意したが、それがこの作品58。第15番は極めて正統的な傑作、そして第16番は内容上は正統的ながらも、技巧的に大変難しく書かれた「華麗なる」タイプの弦楽四重奏曲。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.7 [第11番 ホ長調Op.43「華麗なる四重奏曲」/ 第12番 ハ長調Op.45-1] |
新ブダペストSQ | |
| 録音:1991年6月15日-17日、フンガロトン・スタジオ。 シュポアの弦楽四重奏曲は36曲を数え、第1ヴァイオリンが突出して派手な「華麗なる」型と、いわゆる「正統」型にわかれる。しかし、いずれの型の場合でも、音楽的には古典派の流れを尊重し、意外なほど豊かな歌心に満ちた一級の作品に仕上がっている。第11番は「華麗なる」型の中では最も地味(水準よりは派手)だが、弦楽三重奏伴奏付きの立派なヴァイオリン曲。一方の第12番も、作曲者自身も語った通り、詩的感興に優れた逸品。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.8 [第13番 ホ短調Op.45-2/第14番 ヘ短調Op.45-3] |
新ブダペストSQ | |
| フランクフルト歌劇場の音楽監督となったシュポアは、素人演奏用ではなく、プロが弾くコンサート用の室内楽曲を手掛けるようになる。内容的にも情感が高くなり、作曲技法上も古典の諸傑作と並べて弾く演奏会実態を考えて入念になった。そこで登場したのが、対位法的にも充実し、第1ヴァイオリンが技巧的に突出しないようバランスを注意深く考えられた作品45。初演当時から評判は高く、特に第13番はケルビーニをして「こんな優れた弦楽四重奏曲は聴いた事がない!」と言わしめたほどの出来。 | ||
| ルイ・シュポア(1784-1859):弦楽四重奏曲全集 Vol.9 [第20番 イ短調Op.74-1/第21番 変ロ長調Op.74-2] |
新ブダペストSQ | |
| Vol.10、Vol.11は演奏団体を変更して2005年に発売された(8.225306、5307)。 | ||
| ニコライ・メットネル(1880-1951): ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.5/ソナタ3部作Op.11 |
アーダーム・フェレギ(P) | |
| メットネルは例えて言うなら「燻し銀のラフマニノフ」。濃厚なロシア的情感をベースに、ラフマニノフよりは近代的で渋い感触の作品を作った。彼のピアノ・ソナタは14曲を数え、通し番号は通例表記しないが、このCDの4曲は第1番−第4番に相当する。作品5は所謂「ロシアのショパン」として片付けられるタイプの叙情的ソナタで、とても良い曲。一方、ゲーテの三部作に触発されて書かれた三部作ソナタは個性や内容において飛躍的進歩が見られ、特に後半2曲の歌謡曲的叙情性は魅力的。 | ||
| 杜鸣心(杜鳴心/ Du Mingxin; 1928-): 協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲(*)/ピアノ協奏曲「春の精霊」(#) |
西崎崇子(Vn;*) ケネス・ジーン指揮(*) 香港po.(*) イェネー・ヤンドー(P;#) Chen Zouhuang 指揮(#) ハンガリー国立so.(#) | |
| 録音:1982年11月23日-25日、荃灣(Tsuen Wan)・タウン・ホール、香港(*)/1988年7月19日&20日、イタリアン・インスティテュート、ブダペスト(#)。 杜 は重慶で音楽を学び始め、1948年には上海へ移住、1954年から1958年にはモスクワのチャイコフスキー音楽院へ留学、その後北京中央音楽学院で教鞭を取っているようだ。バレエや京劇などの関連にも作品が多いと言う。 | ||
| 8.223270/71「シュレーカー:歌劇「はるかな響き」」→NAXOS OPERA 8.660074/75へ移行。 | ||
| 8.223274「バントック:管弦楽作品集」→NAXOS 8.555473へ移行。 | ||
| J.シュトラウスII:管弦楽曲全集 Vol.50 「こうもり」〜チャールダーシュ/新しいチャールダーシュ/ 「理性の女神」のカドリーユ/ドナウ川のほとり/初恋/ 賢いグレーテちゃん/新鮮で大胆な/ シトロンの花咲くところ/春の声(声楽版)/他 |
マリリン・ヒル・スミス(S) クリスティアン・ポラック指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| 8.223277「ルビンシュテイン:交響曲全集 Vol.1」→NAXOS 8.555476へ移行。 | ||
| J.シュトラウスII:管弦楽曲全集 Vol.51 マンハッタン・ワルツ/アメリカへの別れ/100周年ワルツ/ 愛の大使/チェロ・ロマンス第2番/契約のワルツ/ 牧歌「アルプスの牧草地から」/田舎のポルカ=マズルカ/ 有頂天ワルツ/美しく青きドナウ(合唱版)(*)/他 |
ジェローム・コーエン指揮 スロヴァキア国立コシツェpo.、 スロヴァキア・フィルcho.(*) | |
| シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888): 短調による12の練習曲集Op.39 より(抜粋;7曲) [第4曲−第7曲「交響曲」/第11曲「序曲」/ 第1曲「風のように」/第2曲「モロッコのリズムで」 |
ベルナール・ランジェサン(P) | |
| 20世紀の前半まで、ショパンと並ぶピアノの大作曲家と評価されていたアルカン。大ピアニストのレパートリーにもよくアルカンの曲が載っていたが、様々な説はあるもののの第2次大戦頃を境に急速に忘れられ、その後の再評価は1970年代-1990年代を待たなければならなかった。その非人間的なほど困難な演奏技術、当時としては誇大と思えるほどの規模を持った、作品番号だけでも70以上に昇る作品中で、現在最も評価されている一つが、この「短調による12の練習曲」。豊かな旋律と劇的な展開が壮絶なピアノ書法で描かれ、音の分厚いソナタである「交響曲」や「序曲」、早弾きの限界をまさぐる「風のように」など圧倒的な音楽が並んでいる。 | ||
| ブロッホ:ピアノ作品全集 Vol.2 奉納物/ピアノ・ソナタ/神聖な舞曲/ 幻影と予言(チェロとオーケストラのための 「荒夜の叫び声」より編曲) |
イシュトヴァーン・カシャイ(P) | |
| 1935年、スイスに住んでいたブロッホは、占星学的に何か良くない事が起こるとペシミスティックになっていた。彼の唯一のピアノ・ソナタは、その心情を吐露したものに他ならない。深刻な怒りと不安を表現した第1楽章、悲観的に沈思する第2楽章、警告的とも言える粗野極まりない行進曲の第3楽章とソナタは切れめなく続いて行く。一方、「幻影と予言」は、彼のヘブライ志向の傑作「荒野の呼び声」(チェロと管弦楽)のピアノ用編曲作品で、哲学的ともいえる深さと暗い情熱が交錯する充実した作品。残念ながらVol.1(8.223288)は廃盤となっている。当番も流通在庫限り。 | ||
| カロル・シマノフスキ(1882-1937): 交響曲第3番 Op.27「夜の歌」(*)/ 交響曲第4番 Op.60「協奏的交響曲」(#)/ 演奏会用序曲 |
ヴィエスワフ・オフマン(T;*) タデウシュ・ズムジニスキ(P;#) カロル・ストリーヤ指揮 ポーランド国立カトヴィツェpo.、 ポーランド国立 フィルハーモニックcho.(*) | |
| カロル・シマノフスキ(1882-1937): 管弦楽伴奏歌曲集 ハフィズの愛の歌(*)/のぼせ上がったムアッジンの歌(*)/ お伽話の王女の歌(#)/「ロジェ王」〜ロクサーナの歌(+)/ ヤン・カスプロヴィチの詩による3つの歌Op.5(**) |
リシャルト・ミンキエヴィチ(T;*) ヤドヴィガ・ガドゥランカ(S;#) バルバラ・ザグルザンカ(S;+) アンナ・マレヴィチ=マデイ(S;**) カロル・ストリーヤ指揮 ポーランド国立カトヴィツェpo. | |
| エネスコ&ヴィラ=ロボス: チェロとピアノのための作品集 ジョルジュ・エネスコ(1881-1955): チェロ・ソナタOp.26-1 エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959): 浮浪/我らが大地の歌/詐欺師の歌/ 黒鳥の歌/夢へOp.14/子守歌Op.50 |
レベッカ・ラスト(Vc) デイヴィッド・アプター(P) | |
| エネスコが17才の時に作曲したチェロ・ソナタは、1907年にカザルスのチェロと作曲者のピアノで演奏されて以来、楽譜が行方不明になっていたもので、当盤は約80年ぶりに発見された譜面に基づく記念碑的なもの。ヴィラ=ロボス作品の注目は美曲「黒鳥の歌」。繊細なハーモニーが織りなす桃源郷世界にはまさに脱帽。 当盤は廃盤のため、流通在庫限りのお取扱いです。 | ||
| ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 交響曲第12番 ト短調Op.35「コルホーズ」(*)/ エドガー・アラン・ポーの詩による交響詩「静寂」Op.9(#) |
ロベルト・スタンコフスキー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1989年11月14日-16日(*)/1990年9月13日&14日(#)、以上スロヴァキア放送コンサート・ホール。 タイトルからして、ミャスコフスキーが社会主義方向に作風を変えたことを如実に示す交響曲。十月革命の15周年記念用として作曲されたが、その方向性はマイナスとはならず、初期交響曲作品の混沌とした革新志向よりは、ロシア的情緒と大衆性を明快にしたこの交響曲などの方が好ましい結果を生んでいる。交響詩「静寂」は、第1交響曲直後の初期の作品であり、彼の内省的な側面が如実に物語られている。 | ||
| アーサー・ブリス(1891-1975):映画音楽集 「コロンブスの探検」〜組曲(アドリアーノ編)/ 「27人の漂流者」〜3つのオーケストラ用小品/ 映画音楽「2つの世界の男」より [ピアノとオーケストラのための 男声合唱付き演奏会用小品「バラザ」/ 4つの抜粋] |
アドリアーノ指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| ブリスは、音楽の伝統の破壊者と言われたイギリスの作曲家。しかし、映画音楽作家としてはそうした側面は見せていない。「コロンブス」ではスペイン情緒を活かしながら、何のシーンか手に取るように分かりやすく良い曲を書いている。アフリカ人を扱った映画「二つの世界の男」から、ピアノと男声合唱と管弦楽のために編曲された作品は、ジョリヴェの赤道コンチェルトを下町芝居音楽にしたような傑作で微笑もの。逆に同曲のオリジナル音楽は、表現力豊かな佳品となっている。 | ||
| 8.223316「マルティヌー:オラトリオ『ギルガメシュ叙事詩』」→NAXOS 8.555138へ移行。 | ||
| 8.223317 廃盤 |
フェレンツ・エルケル(1810-1893): ピアノ曲集&室内楽曲集 序奏とカプリッチョ「エルンストの思い出」/アルバムの一葉/ オリジナル・ハンガリー風/ エンドレ・バルタイの歌劇「陰謀」の主題による序奏と変奏曲/ フランツ・リストの思い出「ラコッツィ行進曲」/ ヴィオラとピアノのための序奏と舞踏歌/ ヴァイオリンとピアノのためのハンガリーの歌による 幻想曲形式の華麗なる二重奏曲 |
イシュトヴァーン・カシャイ(P) フェレンツ・セチョーディ(Vn) ペーテル・ルカーチ(Va) |
| 録音:1990年2月6日、10日、11日、4月7日、9日、5月28日、30日、いたリアン・インスティテュート、ブダペスト。 愛国的歌劇を連作し、ハンガリー国歌も作ったエルケルは、ハンガリーにとって国民的英雄ともいえる作曲家。一般に思い浮かぶであろうリストは、もっとコスモポリタンで、ハンガリーにはほとんど居着かなかった。「エルンストの思い出」は超絶技巧ヴァイオリン曲作家、エルンストのヴァイオリン名人芸的フレーズをピアノで徹底的に再現した曲。そして「リストの思い出」はエルケル版ラコッツィ行進曲で、大胆な和音の変更や難技巧が加えられた興味深いヴァージョン。「華麗なる二重奏曲」はあのヴュータンがしばしば演奏したエルケルの初期作品。 | ||
| フェレンツ・エルケル(1810-1893): 自作歌劇のピアノ・トランスクリプション集 歌劇「バートリ・マーリア」より/ 歌劇「フニャディ・ラースロー」より/ 歌劇「エルジェーベト」より/ 歌劇「バーンク総督」より/歌劇「シャロルタ」より/ 歌劇「ドーサ・ジェルジ」より/ 歌劇「ブランコヴィチ」のモチーフによる雑集(ポプリ) (シャーンドル・エルケル(1846-1900)編) |
イシュトヴァーン・カシャイ(P) | |
| 録音:1990年4月8日&9日、5月15日&17日、以上いたリアン・インスティテュート、ブダペスト。 レコードのない19世紀にはピアノ用編曲がその代わりを勤め、人気歌劇のナンバーや交響曲などはピアノ用に編曲されて津々浦々へと知れ渡っていった。ハンガリー国民楽派の第一人者エルケルの愛国的歌劇作品も例外ではなく、ハプスブルク家支配への批判と憤慨をこめて作られた歌劇はハンガリー国内では大人気を博した。ここに収められた編曲集は原曲の雰囲気を楽しむ方向で作られており、さほど難解な技巧は用いられていない。なお、最後の楽曲を編曲したシャーンドルはフェレンツの息子。 | ||
| 8.223319「ルビンシュテイン:交響曲全集 Vol.4」→NAXOS 8.555979へ移行。 | ||
| アントン・ルビンシュテイン(1829-1894): 交響曲第5番 ト短調Op.107/ 歌劇「ドミトリー・ドンスコイ」序曲/ ゲーテによる音画「ファウスト」Op.68 |
ホリア・アンドレースク指揮 ジョルジュ・エネスク国立po. | |
| 録音:1988年7月、ブカレスト。 大作第4番と比べると第5番はずっとコンパクト。彼の作品の中では、珍しくもロシア臭い作品で、特に第2楽章における田舎風の特異な旋律などは妙なエキゾチズムを醸し出している。ちなみに、この曲とチャイコフスキーの第5交響曲の関連性(作曲はルビンシテインが先)を追求する研究者が複数名いるそうだ。余白の管弦楽曲では何と言っても「ファウスト」。19世紀文化人に多大な影響を与えたファウストの見事な音楽表現の一例であり、彼の傑作中の傑作といえる作品。 | ||
| 8.223334「シュニトケ:チェロ作品集」→NAXOS 8.554465へ移行。 | ||
| 8.223351「アルカン:ピアノ作品集 Vol.1」→NAXOS 8.555495へ移行。 | ||
| 8.223352「アルカン:ピアノ作品集 Vol.2」→NAXOS 8.555496へ移行。 | ||
| 8.223354「マスネ:管弦楽作品集」→NAXOS 8.555986へ移行。 | ||
| 8.223355「タールベルク:ベッリーニの主題による変奏曲集」→NAXOS 8.555498へ移行。 | ||
| シューベルトの世界初録音あり、 ロマン派管楽・室内楽曲集 シューベルト:管楽八重奏曲 ヘ長調D.72(*) ウェーバー: 2つのクラリネット、2つのフレンチ・ホルンと 2つのファゴットのためのアダージョとロンド フランツ・ラハナー(1803-1890): 管楽八重奏曲 変ロ長調Op.156 |
ジャーマン管楽ソロイスツ | |
| 録音:1990年1月、ヴァン・ゲースト・スタジオ、ハイデルベルク。 (*)は世界初録音の珍品。原曲の第1楽章は断片しか現存せず、後世の研究者が復元、第2楽章は、研究の結果管楽八重奏曲だったと分かったピアノ小品からの編曲だという。シューベルトの友人にして後継者、ラハナーの管楽八重奏曲は、彼の他の作品同様極めてシューベルト的な逸品で、心暖まる音楽体験が楽しめる。 | ||
| 8.223366「タールベルク:ロッシーニの歌劇による幻想曲集」→NAXOS 8.555501へ移行。 | ||
| 8.223373「ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲第3番/他」→NAXOS 8.554733へ移行。 | ||
| 8.223374「サックスとオーケストラのための作品集」→NAXOS 8.554784へ移行。 | ||
| フェリシアン・ダヴィド(1810-1876):ピアノ作品集 オリエントのそよ風/回教寺院の尖塔(3つの幻想曲) |
ダニエル・ブルメンタール(P) | |
| フランスの作曲家、ダヴィドは音楽にオリエンタル系異国趣味を入れた先駆者的存在。彼は、青年期にサンシモン主義(一種の国家社会主義)を信奉し、伝道のためにトルコやエジプトを旅した。その時の印象や経験をもとに書かれたのが、ピアノ曲集「オリエントのそよ風」。あまり異国情緒は感じられないが、結果的にダヴィードの異国趣味は彼を当代人気の作曲家に押し上げたのだから、19世紀西欧ではこれで十分だったのだろう。まさに当時の対東洋観の貴重な証拠。 | ||
| 8.223377 廃盤 |
ローベルト・フックス(1847-1927): ピアノ・ソナタ集 Vol.1 第1番 嬰ヘ長調Op.19/第2番 ト短調Op.88 |
ダニエル・ブルメンタール(P) |
| これほど趣味の良い作曲家が完全に忘れられているとは、本当に残念な事。かろうじてマーラー、シベリウス、ヴォルフらの恩師としてフックスの名は残っているに過ぎないが、このソナタ集を聴けば、彼の音楽がシューベルト直系の子孫であることがわかる。内気な幸福感が春霞のような淡い光となって音楽からこぼれ落ちて来る。ほんの少し時代後れだった彼をブラームスも高く評価していた。ロマン派の裏通りにひっそりと咲く花のような美しいフックスの世界。残念ながらVol.2(8.223474)は廃盤となっている。当盤も流通在庫限り。 | ||
| アレクサンドル・タンスマン(1897-1986): 交響曲第5番 ニ短調/ストラヴィンスキーの記念碑/ 管弦楽のための4つの楽章 |
メイル・ミンスキー指揮 チェコスロヴァキア国立 コシツェpo. | |
| 録音:1991年4月2日-6日、コシツェ芸術家の家。 1919年のポーランド作曲コンクールでは、ちょっとした珍事が起きた。第1位と第2位を発表した所、壇上に上がってきたのは一人だけ。偽名を使って2作品を出していた天才青年、タンスマンの見事な勝利で、まさに衝撃的な作曲家デビューとなった。このCDには無調的ながら不思議と美しい第2楽章を持つ交響曲第5番や、親友ストラヴィンスキーの死を悼んで作った「記念碑」など、彼の主要な管弦楽曲がパッケージされている。 | ||
| 8.223381「サリエリ:序曲集」→NAXOS 8.554838へ移行。 | ||
| 8.223383「アルカン:室内楽作品集」→NAXOS 8.555352へ移行。 | ||
| 8.223397「マリピエロ:管弦楽作品集(ペーター・マーク指揮)」→NAXOS 8.555515へ移行。 | ||
| ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ 〜ヘイドン・ウッド(1882-1959):管弦楽作品集 ダンディーのスケッチ/青春へのセレナード/ 我が心のマン島 [ Mannin Veen ]/ 組曲「ロンドンのカメオ」 [ザ・シティ(小序曲)/ 春のセント・ジェームズ・パーク(間奏)/ バッキンガム宮殿の公式舞踏会(フィナ−レ]/ ムラキャレイン狂詩曲[ Rhapsody Mylecharane ]/ 組曲「ムード」〜第6番「演奏会用ワルツ『喜び』」/ 茶色の小鳥が歌う/序曲「アポロ」/船乗り(海の狂詩曲) |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1991年3月11日-14日、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 音楽好きの親が、" Haydn "(大作曲家ハイドンと同じ綴り)という名前を付けた瞬間に将来が決まったようなウッドの作品集。幸福感と美しさが光り輝くイギリス軽音楽の王道を行く名品揃いだが、特に「我が心のマン島」は素晴らしく、マン島民謡(所謂、いにしえのイギリス民謡系)等を使って色彩豊かな音画を描いている。また彼のヒットソング5曲から織り上げた「茶色の小鳥・・・」の美旋律ぶりは格別で、序曲「アポロ」も豊潤な旋律をたっぷり使って堂々たる「序曲」をクリエイトしている。 | ||
| 現代中国管弦楽曲集 辛沪光( Xin Huguang; 1933-):交響詩「喝達梅林」 丁善コ(Ding Shande; 1911-1995): 新疆舞曲第1番/新疆舞曲第2番 陈刚(陳剛/Cheng Gang; 1935-): 新彊民謡による幻想曲/太鼓と歌/刀の舞 殷承宗、劉荘、盛禮洪、他/ブレイナー編: ピアノ協奏曲「黄河」〜黄河幻想曲(*) |
エイドリアン・リーパー指揮 ケネス・ジーン指揮 スロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1991年2月18日-21日、1990年6月20日(*)、以上チェコ=スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 | ||
| 8.223409「イベール:ピアノ作品集」→NAXOS 8.554720へ移行。 | ||
| 8.223412「ピアノ協奏曲「黄河」(原典版)/他」→NAXOS 8.554499へ移行。 | ||
| アーネスト・トムリンソン(1924-):管弦楽作品集 小さなセレナード/イギリス序曲/妖精の馬車/ シンデレラのワルツ/キールダーの水/ シルヴァーゾーン組曲(組曲「電話交換」)/ イギリス民族舞曲組曲第2番/ 「詩的な組曲」〜夜想曲/ 「3つの田園舞曲」〜ホーンパイプ舞曲/ 「3つのゲールのスケッチ」〜ゲールの子守歌/ 海の間奏曲/甘く上品に |
アーネスト・トムリンソン指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1991年6月18日-22日、スロヴァキア・ラジオ・コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。ハマると深い幸せの泉・イギリス軽音楽から、CM音楽やテレビ音楽の巨匠と言われるトムリンソンの登場。彼の音楽は自然詩人的な抒情が香るのが特徴で、民謡的要素も巧く活かす。聴く者は一曲目の小さなセレナードから、暖かさあふれる懐かしい世界に誘われてしまう事だろう。 | ||
| アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956): ピアノ三重奏曲集 [第1番 ハ短調Op.38 (*)/第2番 ト長調 Op.138(#)] |
ヴィクトル・シムチスコ(Vn) ユライ・アレキサンデル(Vc) ダニエラ・ルショ(P) | |
| 録音:1991年2月23日(*)/1991年3月29日(#)、以上モイゼス・ホール、ブラティスラヴァ。 グレチャニノフの力感あふれる三重奏曲。濃厚なロシア的情感を五線紙に叩きつけており、聴く者の胸へストレートに迫る。とりわけ60才頃まで続いた、何を書いても不遇だった時代に書かれた第1番に込められた悲憤は相当なもの。深い情感をしみじみと歌うこの第2楽章、そして第2番の第1楽章も濃厚な味わい。 | ||
| ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894): ピアノ作品集&ピアノ編曲集 グルック「アウリスのイフィゲニア舞曲集」(ビューロー編)/ 幻想的な夢Op.7/タランテラOp.19/ 3つの性格的ワルツ第1番「生娘のワルツ」/ ヴェルディの歌劇「リゴレット」の主題によるアラベスクOp.2/ ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 〜第3幕の四重唱によるパラフレーズ |
ダニエル・ブルメンタール(P) | |
| 19世紀を代表する知識人、暴君のような指揮者、激烈極まりない評論家、庇護者ワーグナーに妻を寝取られた男・・・。何かと強烈だったハンス・フォン・ビューローの作品集。このアルバムから言える事は、彼はヴィルトゥオーゾ・タイプの華麗なるピアノ作曲家ではなかったということ。半数を占める編曲作品も、良い原曲を素直にピアノで弾けるようにしたという趣の音楽で、この慎しさを地味と見るか、誠実と見るかがビューロー評価の分かれ目となるだろう。生真面目な人物だったというのが手に取るようにわかる1枚。 | ||
| アレクセイ・ヴラディミロヴィチ・ スタンチンスキー(1888-1914): ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ変ホ短調/ ピアノ・ソナタ第1番/ ピアノ・ソナタ第2番/ 3つのスケッチ/12のスケッチ |
ダニエル・ブルーメンタール(P) | |
| 録音:1992年5月-6月、クララ・ヴィーク講堂、ハイデルベルク。 わずか26才で謎の死を遂げたスタンチンスキーのピアノ作品集。彼は治癒不能と言われた精神分裂症に苦しみながら、スクリャービンやラフマニノフの影響を受けて独自のピアノ音楽を作り続けた。9分という短い単一楽章形式で書かれた、若書の変ホ短調ソナタは、非常に激烈な後期ロマン派風味を見せる。この作品は「個性の開花」には至っていないが、ここに収められたその他の作品は、彼が独自の個性を発揮し、妙に枯れた要素と不安な情緒が交錯するようになってからのもの。彼の先鋭性と早過ぎた死は、ロシア音楽界に衝撃を与えた。その異能ぶりをぜひ検証したい。 | ||
| ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ 〜フレデリック・カーゾン(1899-1973):管弦楽作品集 スペイン組曲「マラガにて」/組曲「ロビン・フッド」/ 小序曲「パンチネロ」/ 性格的間奏曲「グラン・ブールヴァールの散策者」/ 追放された小鬼の踊り/ピアノと管弦楽のためのサルタレロ/ スペイン奇想曲「カプリカンテ」/ぶらぶら歩き/風刺/ セレナード「シモネッタ」/ワルツ「小さな滝」/ ラ・ペイネータ/パソ・ドゥーブル「ブラヴァーダ」 |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1991年9月14日-19日、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 イギリス軽音楽の作曲家カーゾンといっても本国ですら知る人は数少ない。無声映画の伴奏音楽で鍛え、放送用音楽などで活躍したが、裏方の宿命通り有名になる事もなく世を去って行った。彼の才能を惜しんだ業界関係者は、その死に際し「彼こそはイギリス軽音楽の“古典”である。」と賞賛した。曲はいずれもチャーミングで明るく、艶っぽい雰囲気も忘れていない。「ブールヴァール」や「スペイン奇想曲」以降の異国情緒系音楽など、抜群のメロディー感覚を自家薬籠中とした手腕は相当なもの。 | ||
| 中国ラブソング集 | ペーテル・ブレイナー指揮 スロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 中国の民謡や歌謡曲を管弦楽曲用にパラフレーズしたアルバム。いわゆる中国音階への好き嫌いで第一義的な評価は分かれるだろうが、とんでもなく魅力的な音楽になっている。これはひとえに編曲者ペーテル・ブレイナーの手腕によるもので、壮大な近代交響詩的世界から、ポール・モーリア風BGM、さらには何と「荒野の七人」に至るあらゆる手法を縦横無尽に活用し、非常に西洋的でお洒落な中国音楽を創造している。セミ・クラシック音楽として見事に再生した中国音楽がここにある。 | ||
| 中国愛唱歌集 | 西崎崇子(Vn) ペーテル・ブレイナー指揮 スロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 中国の愛唱歌をヴァイオリンと管弦楽用で演奏したアルバム。ペーテル・ブレイナー編曲の腕が光っており、西崎崇子の良く歌うヴァイオリンに絶妙な和声を付けている。1曲1曲の演奏時間が歌曲編曲作品のわりに長いのも、ブレイナーが情感豊かでドラマティックな展開をしているためで、曲によってはマーラーやドヴォルザークのフレーズを引用(ほとんど悪戯)して実に豊かな世界を描き出している。 | ||
| 8.223430「ベールヴァルト:ピアノ三重奏曲集 Vol.2」→NAXOS 8.555002へ移行。 | ||
| アルバート・ケテルビー(1875-1959): 管弦楽作品集 修道院の庭にて(*)/序曲「冒険者たち」/ ジプシー青年/ロマンティックな組曲/ ピアニスティックな綺想曲/ 時計とドレンスデン焼/ 組曲「ロンドンっ子」より [第5曲「一般公休日」/ 第3曲「ダンスホールにて」]/ 月光の中で/ウェッジウッド焼の青/ 牧場を渡る鐘/幻想的メロディー/ ペルシャの市場にて(*) |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラチスラヴァso.、 スロヴァキア・ フィルハーモニー男声cho.(*) | |
| 録音:1992年1月13日-18日、スロヴァキア・ラジオ・コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。小学校の音楽の時間の必須ナンバー「ペルシャの市場にて」を作ったケテルビーこそは、ルロイ・アンダーソンと並ぶ軽音楽界の神様。抜群の描写力、色彩的な表現力、そして美しくて親しみやすいメロディーを次から次へと生み出すケテルビーの才能は、近ごろのクラシック作曲家たちが忘れてしまった「人の心をつかむ音楽のレゾンデートル」のようだ。1曲目の「修道院の庭にて」から馥郁たる美旋律が広がる。ノスタルジックな気持ちさえ醸し出す音楽の色事師の術中に嵌まるのもなかなかの悦楽ではないだろうか。 | ||
| ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ 〜シドニー・トーチ(1908-1990):管弦楽作品集 ロンドン輸送組曲/ オール・ストリングス・アンド・ファンシー・フリー/ バーベキュー/空中ブランコ・ワルツ/匿名協奏曲/ 春の調べに/自転車のベル/喜劇の挿絵/メキシコの祭/ 小さなワルツ/サンバ・サド/ショートケーキ・ウォーク/ スラヴ狂詩曲/クレスタ・ラン/流星/ ちょっと一乗り/ドラマーの決闘 |
バリー・ワーズワース指揮 BBCコンサートo. | |
| 録音:1992年11月13日-20日、ゴルダーズ・グリーン競技場、ロンドン。 | ||
| ロジャー・クィルター(1877-1953):管弦楽作品集 子供の序曲Op.17/組曲「虹の果てる所」(5曲)/ 組曲「お気に召すまま」Op.21(4曲)/ 田舎風の小品集Op.27(原曲:ピアノ曲/ トムリンソンによる管弦楽編曲版/4曲)/ 組曲「道楽者」(同名のレビュー音楽より/5曲)/ 3つのイギリス舞曲/「ロスメ」〜演奏会用ワルツ |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1992年1月14日-18日、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。 生涯、音楽上の正式な職にはつかなかったものの、クィルターは希代のメロディーメーカーとして人気を誇った。有名なのはこのCDにも収められた劇伴音楽だが歌曲も成功し、「クィルター・ソング」という1ジャンルを形成していたほど。イギリスの裕福な家庭に生まれ、そうした氏育ちを強く意識していた彼の音楽は、品と甘さが程よく調和した独自の美世界を作っている。あえて言うなら、ディーリアスの最上の作品に気品のある通俗性を加味したような作風とでも言えるだろうか。ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズの中でも出色の1枚。 | ||
| エリック・コーツ(1886-1957):管弦楽曲集 Vol.1 浮かれ者(小序曲) /ロンドン組曲/幻想曲「シンデレラ」/ 幻想曲「わがままな巨人」/もう一度ロンドン組曲/ 行進曲「全労働者諸君」/ 行進曲「ダム破壊屋(ダム・バスターズ)」 |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1992年2月10日-13日、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。 「軽音楽界の無冠の帝王」「彼こそは音楽を書くために生まれた男」と同業者から呼ばれていたコーツの管弦楽曲集。ロンドンを題材にした2つの組曲の豊かな情感もさることながら注目は「シンデレラ幻想曲」。童話のストーリーを抜群の描写力と素敵な旋律で辿り、例の12時の鐘や魔法使いのおばあさんが「シンデレラ!」と叫ぶ声までが見事に音像化されている。Vol.2:8.223521 | ||
| ジョゼフ・ホルブルック(1878-1958):管弦楽作品集 バイロン(管弦楽と合唱のための詩曲)Op.39(*)/ 管弦楽のための詩曲第1番「大がらす」Op.25/ 管弦楽のための詩曲第4番「ユラリウム」Op.35/ 序曲「ブロンウェン」Op.75/前奏曲「鐘」 |
エイドリアン・リーパー指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso.、 スロヴァキア・ フィルハーモニーcho.(*) | |
| 大指揮者ニキッシュは「存命中の最大の作曲家の1人」としてホルブルックの作品をしばしば演奏した。その作風は、イギリス軽音楽的な下地に近代管弦楽曲の語法を幻想的に拡大したとでも言うべきもので、このCDにはエドガー・アラン・ポーの詩に触発された、彼の代表作と言える管弦楽小品が収められている。特に興味深いのは「鐘」。この曲はラフマニノフの合唱交響曲と同じ題材で、1つの詩から感知した2人の作曲家の音楽的創造世界の差異を目の当たりにする事ができる。 | ||
| ダン・ウェルチャー(1948-):管弦楽作品集 ハレアカラー/ 大草原の光 (ジョージア・オキーフの3つのテキサスの水彩画)/ クラリネットとオーケストラのための協奏曲 |
リチャード・チェンバレン(語り) ビル・ジャクソン(Cl) ドナルド・ヨハノス指揮 ホノルルso. | |
| 録音:1992年1月10日、ブライスデル・コンサート・ホール、ホノルル、ハワイ。 現代アメリカの作曲家ウェルチャー。「ハレアカラー」はポリネシアの神話をもとに書かれた朗読とオーケストラのための作品で、ハワイの民族音楽を取り入れた妙にすがすがしい音楽(朗読は名優リチャード・チェンバレン)。アメリカの画家オキーフの絵に寄せた「大草原の光」も似た感触の逸品。終楽章が「ベニー・グッドマンの名によるブルースとトッカータ」になっているクラリネット協奏曲は、題名ほどジャズ臭・ブルース臭は無い。 当盤は廃盤のため、流通在庫限りのお取扱いです。 | ||
| カルロス・グァスタビーノ(1912-2000): ピアノ作品集 銀のロマンス(ピアノ連弾のためのソナチネ)/ 2台のピアノのための3つのロマンス/ バイレシート 嬰ハ短調 (2台のピアノのためのボリビア舞曲)/ 日盛り(3つの前奏曲)/風貌 |
デュオ・モレーノ=カペッリ [エクトル・モレーノ、 ノルベルト・カペッリ(P)] | |
| 録音:1992年2月25日-27日、クララ・ヴィーク講堂、ハイデルベルク。 アルゼンチンの作曲家グァスタビーノは、所謂現代音楽とは無縁の存在で、濃厚なラテン歌謡魂で歌曲やピアノ曲を作った人物。通俗的と言えば通俗的だが、ソナチネの第1楽章やロマンス第1曲「少女」、「鳩のあやまち」、「ロドゥビナ」など女性を口説けそうなほど甘く情熱的な音楽で、独り隠れて楽しむ(使う)には最高。なお、「ガト」の1分目頃に、2台のピアノがスチールドラム風の音色を出す不思議な瞬間がある。 | ||
| アンリ・ソーゲ(1901-1989): 交響曲第2番「寓意的な」(四季) |
ジュヌヴィエーヴ・リュスシカ(S) アントニオ・デ・アルメイダ指揮 モスクワso.、モスクワ・カペラ | |
| 録音:1995年9月、モスフィルム・スタジオ、モスクワ、ロシア。 | ||
| アルテュール・オネゲル:映画音楽集 「ファリネー、または山の黄金」〜組曲(1938) [タイトル・ロール/ 朝霧/ 逃走とファリネーの死/エンディング]/ 映画音楽「罪と罰」〜組曲(1934) [タイトル・ロール/ラスコーリニコフ〜ソーニャ/ 罪への旅立ち/リザヴェータ殺し/ 夜の来訪〜エンディング]/ 交響的断章「脱走兵、またはお前を待っていよう」 (同名の映画音楽より;1939)(*)/ 管弦楽のための音楽的印象「大いなるダム」 (同名の映画音楽より;1942)/ アニメ音楽「観念」(1934) |
ジャック・ チャンケルタン(オンド・マルトノ) アドリアーノ指揮 スロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1992年6月24日-28日、1993年2月6日(*)、以上、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 このオネゲル映画音楽集の注目点は2つ。1つは1934年のフランス映画、「罪と罰」の音楽。ドストエフスキー原作の哲学的悲劇のために、オネゲルはこの上ないほど悲愴感にあふれた深い音楽を作り上げた。幻影のようなオンド・マルトノの響きも格別の味わい。もう1つはオネゲルに2つしかないアニメ用音楽の内、最初に作られた「観念」。オンド・マルトノやサックスなど14楽器によるアンサンブルのために書かれた音楽は、多彩であると同時にメロディアスであり、オネゲルの異色な重要作と考えられている。 | ||
| 8.223470 廃盤 |
ロコモーション・ミュージック Vol.1 ランナー:ワルツ「到着」Op.3 J.シュトラウスI: ギャロップ「到着」Op.85/ カドリーユ「1847年の謝肉祭の思い出」Op.200/ ワルツ「鉄道の楽しみ」Op.89 ホイエル:ギャロップ「鉄道」 J.シュトラウスII:ワルツ「冒険旅行」Op.227 メイエル:ギャロップ「鉄道」 エドゥアルト・シュトラウス: ワルツ「発車の鐘」Op.198/ 高速ポルカ「蒸気とともに」Op.70/ ワルツ「遊覧旅行」Op.177/ フランス風ポルカ「行きと帰り」Op.125 ヨゼフ・シュトラウス: フランス風ポルカ「ミュンヘンへの挨拶」Op.90 グラール: ワルツ「スウェーデンからノルウェーへの挨拶」 ロンビ:ギャロップ「コペンハーゲン蒸気鉄道」 |
ミカ・アイケンホルツ指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. |
| 8.223471 廃盤 |
ロコモーション・ミュージック Vol.2 ランナー:ワルツ「蒸気」Op.94 ファールバッハ:ギャロップ「機関車」Op.31 J.シュトラウスII: ワルツ「野ばら」Op.42/高速ポルカ「楽しい列車」Op.281/ ワルツ「環状線」Op.209/ワルツ「加速度」Op.234 グンクル:ギャロップ「蒸気鉄道」Op.5 エドゥアルト・シュトラウス: フランス風ポルカ「旅の楽しみ」Op.166/ 高速ポルカ「急行列車」Op.112/ フランス風ポルカ「貞節な恋人」Op.152/ ワルツ「火の粉」Op.185/ 高速ポルカ「ブレーキかけずに」Op.238/ フランス風ポルカ「国から国へ」Op.140/ 高速ポルカ「テープは切られた」Op.45 ツィーラー:フランス風ポルカ「夜つばめ」Op.417 |
ミカ・アイケンホルツ指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. |
| 2枚の「ロコモーション・ミュージック集」は実にユニークな企画アルバム。鉄道が最先端機械文明のヒーローであった19世紀ヨーロッパ。街に鉄道が通れば大宴会、そうした宴会には新作の舞踏音楽が付き物というのが当時の約束であり、クライアントの要望に沿い、鉄道に因んだ題名や描写入りの音楽が作られた。ヨーロッパ各地の有名無名の作曲家による「鉄道音楽」を中心に編まれた当2枚は、「発車の合図が鳴り、機関車が煙を吐き、重い動輪がゆっくりと動き始める・・・」といった、誰もが思い描き、憧れ、驚愕した鉄道の様子を、あの手この手で音楽表現した楽しい作品ばかりで、正に壮観。 残念ながら廃盤となってしまいました。 | ||
| 8.223474 廃盤 |
ローベルト・フックス(1847-1927): ピアノ・ソナタ集 Vol.2 ピアノ・ソナタ第3番Op.109/ 子供時代の思い出Op.32/12のワルツOp.110 |
ダニエル・ブルメンタール(P) |
| フックスのピアノ・ソナタ第3番は、奥行きの深い温かみを感じさせる柔和な音楽。フックスが72才の頃に作られた曲だが、リズムや和声などは悲しい位ブラームスの影響を受けている。2人の交遊を考えれば無理からぬ事であり、悠々と流れる線の太い叙情などはフックスの美点として大いに賞賛できる逸品。若い頃に書かれた「少年時代の思い出」ではブラームスの影響は薄く、清洌な叙情と生き生きとした感性が輝く珠玉の小品となっている。ワルツ集はシューベルト=ブラームスに連なる連作小ワルツ型の作品。 | ||
| 8.223476 廃盤 |
シャルル・ トゥルヌミール(1870-1939):交響曲集 Vol.1 交響曲第1番 イ長調Op.18「ロマンティック」/ 交響曲第5番 ヘ短調Op.47 |
アントニオ・ デ・アルメイダ指揮 モスクワso. |
| 録音:1994年4月、モスフィルム・スタジオ、モスクワ、ロシア。 「彼の管弦楽作品は、これまでひとつの例外を除きまったく無視されてきた。このシリーズの第1弾となるCDを聞いてみて、トゥルヌミールは、いつの時代にあっても傑出したフランスのシンフォニストだと、安心して言うことができる。アルメイダとモスクワ交響楽団は、全体を通じて優秀で、サウンドもかなり印象的だ。」(イン・チューン誌 1995年8月号) フランク門下の逸材トゥルヌミールの交響曲第1番は、その名の通り「ロマンティック」な作品で、後年のような透明な自然賛歌的要素は少ないものの、後期ロマン派への強い傾倒が打ち出された内容となっている。一方の第5番は、作曲者生前に最も良く演奏された楽曲で、豊かな旋律にも恵まれ、音楽の自然な情感、深さ共に格段の出来。特に、劇的な側面も持つ田園曲(第2楽章)は暖かくも広い世界を現出し、彼も最も得意とする音楽性が発揮されているし、スクリャービンを思わせるタイトルの終楽章(「光に向かって」)も躍動する光への素直な賛歌で、非常に爽やかな聴後感を味わう事ができる。 | ||
| シャルル・ トゥルヌミール(1870-1939):交響曲集 Vol.2 交響曲第2番 変ロ長調Op.36「ウエザン島」/ 交響曲第4番Op.44「交響的ページ」 |
アントニオ・ デ・アルメイダ指揮 モスクワso. | |
| 録音:1994年4月&5日、モスフィルム・スタジオ、モスクワ。 トゥルヌミールはフランク門下のオルガン奏者兼作曲家。作品的にはやはりオルガン曲が有名だが、オペラや室内楽も書き、交響曲も8曲残している。第2番はブルターニュ地方ウエザン島の印象をもとに作られた曲で、印象派とは違った感触の明るく淡い色調と、恐ろしく繊細な感性が際立つ作品。とりわけ第2楽章の古き民謡のような感傷的旋律は美しく、A級の掘り出し物と言えるだろう。第4交響曲も、ブルターニュの詩情を賛美した作品で、第3部でオルガンと弦で演奏されるすがすがしい旋律には、無類の幸福感が満ちあふれている。 トゥルヌミールの交響曲は全8曲が残され、当レーベルからは7曲が発売されていたが、第6番を残して全集は頓挫してしまったようだ。 既発売分もすべて廃盤のようなので、是非お早めに。Vol.1(8.223476)、Vol.3(8.223808)、Vol.4(8.223877/8)。 | ||
| 8.223479「ブライアン:ヴァイオリン協奏曲/交響曲第18番/他」→NAXOS 8.557775へ移行。 | ||
| 8.223496「キュイ:25の前奏曲」→NAXOS 8.555557へ移行。 | ||
| アンリ・ラボー(1873-1949):管弦楽作品集 歌劇「マルーフ、カイロの靴直し」〜 マルーフの踊り/ レーナウのファウストによる交響詩「夜の行列」Op.6/ 「ヴェニスの商人」への音楽 より [イギリス組曲第2番/イギリス組曲第3番]/ ウェルギリウスの詩による交響詩「牧歌」Op.7/ ロシアの歌によるディヴェルティスマンOp.2 |
レイフ・セーゲルスタム指揮 ラインラント=プファルツpo. | |
| フォーレを次いでパリ音楽院の院長になったラボーは、比較的保守的な作風だった近代フランスの作曲家。ただ、リストと同じ題材で書いた「夜の行列」は、そのめくるめく叙情、無上の陶酔感などで極上印の傑作。また、16-17世紀音楽の優雅この上ない編曲であるイギリス組曲(グリーンスリーヴスとフォーレのシチリアーノを足して2で割ったような第3組曲第2曲は優!)なども実に味わい深い小品集。牧歌もディーリアスが顔面蒼白になりそうな美しき情景詩。 | ||
| モーリス・エマニュエル(1862-1938): ローヌ河の詩(B.ダルクール管弦楽配置)(*)/ 交響曲第1番 イ長調Op.18(#)/ 交響曲第2番 イ長調Op.25「ブルターニュ」(+) |
ジェイムズ・ロックハート指揮(*) ジル・ノープル指揮(#/+) ラインpo. | |
| 録音:1990年8月27日&28日(*)/1991年8月15日&16日(#)/1992年7月9日(+)、以上バーデン=バーデン南西ドイツ放送協会ライン=モーゼル=ハレ、コブレンツ。 古代ギリシャ音楽やフランス民謡の研究家として名を馳せたエマニュエル。第1交響曲は大空に散ったある飛行家の人生にインスパイアされた曲で、恐ろしく繊細な感性とキラキラとした音色からなる美しい曲。第2交響曲は、水没した伝説の都市イースにまつわる物語を音楽化した作品で、感性は前作同様だが、終楽章以外に多少晦渋な所がある。3曲からなる「ローヌ川の詩」は彼の最後の作品で、老いても衰えを知らぬみずみずしい感性でローヌ川の情景を音楽化した優れもの。なお、余談ながら、ミヨーが同じ題材で交響曲第8番を作曲している(CPO 999 656-2[ミヨー:交響曲全集]で録音あり)。 | ||
| ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ 〜ビリー・メイヤール(1902-1959):作品集 マリーゴールド/百合の池/4つのエースの組曲/ スペイン格子の窓辺から/ろうそくの明かりでメヌエット/ 水族館組曲/秋のクロッカス/鐘楼のこうもり/ 田園のスケッチ/炉辺のフュージリア連隊/おせっかい屋 サンドイッチマンの行進/淋しい心のためのワルツ |
アンドルー・ボール(P) ゲイリー・カーペンター指揮 スロヴァキア放送ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1992年10月、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 イギリスにおいて初期のジャズやラグタイムの演奏家兼普及活動家として活躍したメイヤールの作品だけあって、一連のライトミュージックシリーズの中でも最もジャズ風でポピュラー音楽的色彩の濃い内容を持った一枚。全体にかなりスイングするピアノがフューチャーされ、ノリの良い幸福な音楽が次々と繰り出される。ただ、静か系の作品も実に巧く、中でも「ろうそくの明かりでメヌエット」と「淋しい心のためのワルツ」は心憎いまでに聴く者をいざなう。現在でもイギリスでは、特にピアノ作品で根強い人気を持つが、それも頷ける作品集。 | ||
| ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ 〜ロナルド・ビンジ(1910-1979):管弦楽作品集 エリザベス朝風セレナード/スコットランド狂詩曲/メラニー嬢/ カスタネット/暁/赤いソンブレロ/貿易風/衣擦れの音を立てて/ ストリング・ソング/アルト・サクソフォン協奏曲 変ホ長調(*)/ 水車/スケルツォ/雪の踊り/序曲「ささやきの谷」/ ヴェネツィアの謝肉祭 |
ケネス・エッジ(アルトSax;*) アーネスト・トムリンソン指揮 チェコスロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1992年10月、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。 ビンジは、主にBBC の放送用音楽を多く手掛けた軽音楽の職人。大ヒット作「エリザベス朝のセレナード」で始まるこの1枚は、彼の異国趣味や硬派の作品など多彩な内容を誇っている。まず注目の「スコットランド狂詩曲」は、独特の寂寥感を持つスコットランド民謡を巧く使い、心にしみる。ボレロのリズムに乗った「暁」、甘い「貿易風」、豊潤な旋律が弦楽合奏で歌われる「ストリング・ソング」、恋愛映画の感動のラストシーンのような「ささやきの谷」等もビンジの職人芸的音楽性の高さを示すもの。なお「ヴェネチアの謝肉祭」は同旋律による歴代楽曲中、最もお祭り風な仕上がり。 | ||
| サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912): 管弦楽作品集 カンタータ「ハイアワサの歌」〜序曲Op.30/ 演奏会用小組曲Op.77/ 4つの性格的なワルツOp.22/ジプシー組曲Op.20/ 大草原のゆりののロマンスOp.39/ 劇音楽「オテロ」〜組曲Op.79 |
エイドリアン・リーパー指揮 エール放送ダブリン・コンサートo. | |
| 録音:1993年1月20日-21日、RTE ラジオ・センター、ダブリン。 ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。シエラレオネの黒人医師と英国女性の間に生まれたコールリッジ=テイラーは、音楽辞典などでは「野性的作風」の作曲家と書かれているが、このアルバムを聴く限りまったく正反対の洗練された優雅さが身上のようだ。彼が生涯、音楽化を図ったロングフェローの詩「ハイアワサ」によるカンタータの序曲から、その豊かな旋律と音楽の不思議な暖かみに陶然となり、小組曲第2曲の「願いと答え」ではあまりに美しさに圧倒される事は請け合い。これほどの傑出した才能の持ち主が、過労による肺炎から37才で世を去ったとは誠に残念。 | ||
| ロン・グッドウィン(1925-2003):管弦楽作品集 「633爆撃隊」〜テーマ/ドレイク400 組曲/ 人形のセレナード/ニュージーランド組曲/ アラビアの儀式/ヴィーナス・ワルツ/ 行軍による捕虜/メヌエット・イン・ブルー/ 「罠」のテーマ/夢見る少女/ 「ランスロットとギヌヴェール」のテーマ |
ロン・グッドウィン指揮 ニュージーランドso. | |
| 録音:1993年11月、シンフォニー・ハウス、ウェリントン、ニュージーランド。 ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。 | ||
| エリック・コーツ(1886-1957):管弦楽曲集 Vol.2 [スリーピー・ラグーン/春の組曲/ サクソフォーン狂詩曲/フットライト・ワルツ/ 組曲「四方」/第八連隊行進曲/ 眠い夜/最後の愛/ハイ・フライト・マーチ] |
アンドルー・ペニー指揮 スロヴァキアRSO | |
| 録音:1993年4月23日-30日、スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ。ブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ。 イギリス軽音楽の第一人者、エリック・コーツによる作品集第2弾。第1弾は8.223445。 | ||
| テオドール・レシェティツキ(1830-1915):ピアノ作品集 組曲「田園風」Op.40/2つの小品Op.35/3つの小品Op.48/ アリアOp.36-1/オクターヴの間奏曲Op.44-4/6つの瞑想Op.19/ 軍隊行進曲Op.17(リッツェン編)/ ユーモラスな前奏曲/スケルツォ風の間奏曲/英雄的練習曲/ 左手のためのアンダンテ・フィナーレOp.13 (ドニゼッティの歌劇「ランメルムーアのルチア」 によるパラフレーズ) |
ペーター・リッツェン(P) | |
| 録音:1992年11月11日-18日、アルファ=ライン・スタジオ、ブダペスト。 20世紀前半の大ピアニストは、すべてリストかレシェティツキの弟子だったといっても過言ではない。ポーランド出身で、恐ろしく優秀な教師だった彼は、天井桟敷に届くピアニシモなどの「秘術」等と共に音楽芸術の豊かさを弟子に伝えた。このピアノ作品集からも、素晴らしく繊細な感性とアラベスクのようなピアノ書法が伺える。中でもOp.40に含まれる作品が興味深く、ラヴェルとの違いが興味深いに含まれる「波の戯れ」となんとも甘く柔らかな光に包まれた「ロマンス」は双璧。また、感傷に満ちた「アリア」は彼の作曲家としての最良の側面を物語っており、左手だけで弾くルチアのパラフレーズは、彼のもつピアノ技法の見事さを証明している。 | ||
| 8.223531 廃盤 |
ルイ・フランソワ・マリー・オーベール(1877-1968): 管弦楽作品集 奉納(*)/6つの交響的絵画「シネマ」(#)/ 交響的絵画「ドリアード(森の精)」(*)/ 子供の5つの小品「一葉の絵」(#)/シャトーブリアンの墓(*) |
レイフ・セーゲルスタム指揮 ラインラント=プファルツpo. |
| 録音:1989年2月9日、プファルツボー・ホール(*)/1989年12月6日-7日、フィルハーモニック・ホール(#)。 オーベールといっても19世紀のオペラ作曲家ではなく、20世紀中頃まで生きたフランスの作曲家。注目曲は何と言っても「シネマ」。この曲集は、戦前の映画界の人気者たちの洒落た音楽による肖像画で、これぞ恋愛物語というヴァレンチノ、ジャズ臭いチャップリン、大騒ぎのディズニー、そしてとろけるような優雅さのワルツ・フィナーレと続く。同じフランスのケックランが書いた「7人のスター交響曲」と双璧をなす「映画ネタ」作品と言えるだろう。他には第二次大戦の英霊に捧げた「奉納」や、全く子供らしくない「5つの子供の小品」が面白い。 | ||
| ジェラード・ヴィクトリー(1921-1995): オラトリオ「 Ultima Rerum 」 |
ヴァージニア・カー(S) バーナデット・グリーヴィー(A) エイドリアン・トンプソン(T) アルノ・オピー(Br) コールマン・パース指揮 アイルランド国立so. | |
| アイリッシュ・コンポーザー・シリーズ。ブレイク、ホイットマン、アイルランドの古詩、果てはコーランまでも持ち出して、伝統的なレクイエムのスタイルに持ち込んだ力強く感動的なオラトリオ。現代音楽のコンセプトにポスト・ロマン派的雰囲気のただよう世界。 | ||
| 8.223537 廃盤 |
アルフレッド・ヒル(1870-1960): 交響曲第3番 ロ短調「オーストラリア」/ 道に迷った狩人/交響曲第7番 ホ短調/月の金色の角 |
ウィルフレッド・レーマン指揮 メルボルンso. |
| ライプツィヒで音楽教育を受けたヒルは、帰国後、オーストラリアとニュージーランドを股に掛けて活躍した。第3交響曲はそんな彼が生んだ壮大なオーストラリア賛歌。叙情面で優れた彼の作風は相変わらずだが、第3楽章での土俗的な側面は感触的にも珍しい。第7交響曲も基本的には同一路線上の音楽で、若干パンチには乏しいものの情緒豊かな“ヒル・ミュージック”になっている。極めつけは2曲の管弦楽小品で、ひたすら美しく甘くロマンチックな音楽は、悦に入り陶然となってしまった自分にふと気付いて赤面してしまう魅惑の逸品。 | ||
| アルフレッド・ヒル(1870-1960): 交響曲第5番 イ短調「カーニヴァル」/ 夜が更けて(管弦楽のための詩)/夢想/ 小交響曲(交響曲第10番) ハ長調/哀惜/ ある音楽家への追悼 |
ウィルフレッド・レーマン指揮 クイーンズランドso. | |
| 録音:1993年2月1日-12日、ABC ミュージック・センター、フェリー・ロード、ウェスト・エンド、ブリスベーン、オーストラリア。 オーストラリア近代の作曲家ヒルの管弦楽作品集も、これで3枚目。前2作同様に親しみやすい音楽で、イギリスや北欧の近代音楽と共通点が多数。ロマン派交響曲ファンには、必ず気に入ってもらえるはず。 当盤はプレス盤が廃盤となってしまったため、アメリカの業者、ARKIV MUSIC がMARCO POLOからライセンスを得て作製しているCD-Rヴァージョンをお届けしています。この盤には、通常商品と以下の違いがあります。 ・収録内容は同一で製盤は高品質のCD-Rだが、盤の印刷デザインは元の物とは異なる。 ・デザイン外見は、背表紙部を除いて元アイテムと同じだが、この業者のロゴが入る。 ・ブックレットは二つ折りで解説は付属しない(中側に印刷が無い)。 ・裏インレイのデザインは原盤から流用されているため、原産国がヨーロッパに なっているが、盤はアメリカで焼きつけ(おそらくCD-R自体は日本の太陽誘電製) | ||
| ボリス・リャトシンスキー(1895-1968): 交響曲全集 Vol.1 [交響曲第2番Op.26/交響曲第3番 ロ短調Op.50 |
テオドレ・クチャル指揮 ウクライナ国立so. | |
| 録音:1993年6月4日-9日、ウクライナ・ラジオ・コンサート・スタジオ、キエフ。 ロシア帝国〜ソ連時代と、ウクライナ人民は長年他民族支配の憂き目を見、独立・闘争心を内燃させてきた。リャトシンスキーはそんなウクライナ音楽文化の先端的人物として当局ににらまれ続けた作曲家。相継ぐ妨害で、第2交響曲は共産党の担当官が死ぬまで演奏を許されなかったし、第3交響曲も演奏の条件として大改訂が必要だった。確かにこの第3番は、怒りと不満が核融合を起こして爆発したような凄絶作で、取り締まりたくなった当局の気持ちも判らないでもない。第2番は幾分おとなしい作品だが、第2楽章に「ウクライナの魂のバラード」とでも形容できそうな感動的な音楽があり、これも当時はなかなか危険だっただろう。 | ||
| 8.223541 廃盤 |
ボリス・リャトシンスキー(1895-1968): 交響曲全集 Vol.2 [第4番 変ロ長調Op.63/ 第5番 ハ長調Op.50「スラヴ語派」] |
テオドレ・クチャル指揮 ウクライナ国立so. |
| 録音:1993年12月27日-30日、ウクライナ国立放送会社ホール、キエフ。 「これほど技量を要するスコアを完全なヴィルトゥオジィで演奏したクチャルとウクライナ国立響には深い敬意を表するほかない」(CDレビュー誌)。1953年にスターリンが死ぬと、ソ連国内の文化的束縛はゆるくなり、ウクライナの「闘う音楽家」リャトシンスキーも多少は作品を自由に作曲・演奏できるようになる。そんな中、発表された第4交響曲は、彼の全5曲の交響曲中最も現代的な、そして錯綜した印象の作品となった(ただし、評論家筋には好評!)。やはり「制限」があるからこそ芸術は力を発揮するのだろうか。第5番も路線は似ているが、終楽章に民謡風のメロディーが鐘で盛大に打ち鳴らされる演出など、多少一皮むけた感じのある良い作品。Vol.1(第1番&第3番):8.223540。 | ||
| ボリス・リャトシンスキー(1895-1968): 交響曲全集 Vol.3 交響曲第2番 イ長調Op.2/ 交響的バラード「グラジーナ」Op.58 |
テオドレ・クチャル指揮 ウクライナ国立so. | |
| 録音:1994年5月8日、13日-15日、ウクライナ国立放送会社スタジオ、キエフ。「名曲を発掘・復活させたマルコ・ポーロの功績は、心からの賞賛に値する。」(CDレビュー誌) リャトシンスキーの第1交響曲は、彼が20代前半に作曲した作品で、圧倒的にスクリャービン中期の影響を受けている。美しさやロシア的な哀愁感などは十分にあり、その観点からみれば全5曲中最高の作品。ただ、壮大な叙情部分で妙に細かく木管が動き回るという不思議なオーケストレーションは印象的で、人によっては珍妙に感じるかもしれない。交響的バラード「グラジーナ」は彼の最高傑作と名高い壮年期の作品。深い情感、豊かなメロディー、劇的な表現などすべてが有機的に整っている。ただ、交響曲が気に入った方には、通俗的すぎるかも。 当盤は流通在庫も僅少のようなので、是非お早めに。 | ||
| ミハーイ・モショニ(1915-1870):ピアノ曲集 Vol.4 [新年の贈り物/招待状/ハンガリーの音楽/ 民謡集/自由な思想/牧童の歌/アピール/ ラコッツィ行進曲/ハートレンディ行進曲/他] |
イシュトヴァーン・ カシャイ(P) | |
| ハンガリーの作曲家、モショニのピアノ曲集。Vol.5まで出ている[8.223557/3558/3559/3560/5022]。 ベルリオーズやリストの作品で知られるラコッツィ・メロディーを使った曲など、母国の舞曲や行進曲の特徴を生かした作風。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.13 [不死鳥の行進曲Op.105/Deutsche GrusseOp.191/ ポルカ「ウィーン」Op.13/Die GalanteOp.251/ カドリーユ「賭け」Op.265/ワルツ「たちあおい」Op.232/ ポルカ「水夫」Op.52/即興Op.241/別れOp.211/ 冬の夜のおとぎ話Op.66/カドリーユ「Tournier」Op.169] |
ミカエル・ディートリッヒ指揮 スロヴァキア国立 コシツェpo. | |
| ヨハンの全集に匹敵するほどの大事業となりつつある、ヨゼフ作品全集。今盤もほとんど他では聴けないような作品ばかり。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.14 休暇旅行で/論争/からかい/青ひげのカドリーユ/ 芸術家の贈り物/同期生/踊り手/元気な若者/ 古き良き日/純真/ベローナ |
ミカエル・ディットリッヒ指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| いろいろな場面やできごとをモチーフに書かれた数々のワルツ、カドリーユ、フランス風ポルカなどは、すべて上流階級の雰囲気を漂わせた作品ばかり。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.15 ハンガリー戴冠式行進曲/アモレット/思い出して!/ 快楽探求者/劇場のカドリーユ/恋人7/推理/ おしゃべりたち/明星のレントラー/冬の楽しみ/ ナッスヴァルト森の乙女/わが人生は愛と喜び |
アルトゥーロ・クーリンク指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| エキゾティックな「ハンガリー戴冠式行進曲」から、ウィンナ・ワルツの王道「わが人生は愛と喜び」まで、ウィーン情緒たっぷりの一枚。クーリンクは独ヨハン・シュトラウス協会の会長も務める。 | ||
| 8.223576「ルビンシュテイン:交響曲集 Vol.3」→NAXOS 8.555590へ移行。 | ||
| 8.223577 廃盤 |
ドニゼッティ(1797-1848):シンフォニア集 シンフォニア ニ短調(原曲;弦楽四重奏曲/ 弦楽合奏編曲:タマーシュ・ベネデク)/ シンフォニア イ長調(原曲;弦楽四重奏曲/ 弦楽合奏編曲:タマーシュ・ベネデク)/ シンフォニア ニ長調(原曲;弦楽四重奏曲/ 弦楽合奏編曲:パウル・アンゲラー) |
ゲザ・オベルフランク指揮 ファイローニ室内o. |
| 録音:1992年9月26日-30日、1993年3月22日-25日、フェステティチ城、ブダペスト。 歌劇作家ドニゼッティは器楽作品等も相当数作曲した。とりわけ20曲近く作られた弦楽四重奏曲は、習作的なものも含めて彼が歌劇作家として進み始めるまでの主要作品。このアルバムの3曲は、後世の研究者等が彼の弦楽四重奏曲にダブルベース・パートを加えて弦楽合奏に編曲したもので、いずれもイタリア的な明るさと歌心にあふれた素敵な音楽ばかり。特に、イ長調の第2楽章などはハッとするような美しさがある。同じ歌劇作家のロッシーニが少年時代に書いた同様のシンフォニアとの聞き比べをしてみるのも一興だろう。 | ||
| 8.223588 廃盤 |
ブライアン(1876-1972): 交響曲第11番/交響曲第15番/ 演奏会用序曲「勇気を出して」/ 喜劇的序曲「ドクター・メリーハート」 |
トニー・ロウ指揮 エイドリアン・リーパー指揮 アイルランド国立so. |
| ウェーバー:喜歌劇「ペーター・シュモールと隣人たち」 | ルパート・ブッシング、 ヨハネス・シュミット、 アンネリ・プフェッファー/他 ゲルハルト・マルクソン指揮 ハーゲンpo. | |
| 神童だったウェーバーを売り出そうと必死の父(音楽家兼興行家)がオペラで一発当てようと作曲させた物(12才の時の1作目は途中廃棄、14才の時の2作目は失敗だったため、当作は決死の思いで臨んだ3作目)。作曲の腕を磨くために当時の大家ミヒャエル・ハイドンに弟子入りし、彼から最上級の賛辞と評価を得ての上演だったが、結果はごく普通。当時は話題にもならずに消えてしまったが、流麗な旋律を持ったこのオペラを惜しむ音楽家たちによって近年復活上演が行われるようになった。 | ||
| オスカー・シュトラウス(1870-1954):名曲集 オペレッタ「愛のロンド」序曲/ オペレッタ「ワルツの夢」〜入場行進曲/ ワルツ「ワルツの夢」 (オペレッタ「ワルツの夢」の主題による)/ ポルカ「美しいお嬢さん」 (オペレッタ「ワルツの夢」の主題による)/ 古きウィーンの輪舞Op.45/ ワルツ「来て、来て、私の夢のヒーローよ」 (オペレッタ「チョコレートの兵隊」の主題による)/ オペレッタ「チョコレートの兵隊」〜ブルガリア行進曲/ オペレッタ「ディディ」〜ワルツ「ディディ」/ 行進曲「宮殿の観兵式」/ゆっくりとしたワルツ/ 宮廷風メヌエット/ワルツ「トラガント」/ オペレッタ「舞踏会の夜」〜ワルツ「舞踏会の夜」/ ワルツ「熱愛」(ポール・ボノー編曲)/ 演奏会用ワルツ「輪舞」 |
ヴェロニカ・キンチェシュ(S) アルフレート・ヴァルター指揮 ブダペスト・シュトラウスso. | |
| 録音:1993年4月1日-4日、イタリアン・インスティテュート、ブダペスト。 オスカー・シュトラウスはいうまでもなくヨハン一家ともリヒャルトとも縁のない人物で、20世紀前半に活躍したオペレッタ系の作曲家。その音楽はハリウッドの映画音楽にも一脈通じる甘美さと絶妙なハーモニーが売り物であり、いわゆるウィーン情緒だけではない魅力にあふれている。特に「古きウィーンの輪舞」の品と甘さを兼ね備えた表情や、歌入りで演奏される「来て、来て・・・」の優美この上ないメロディーなどは絶品で、うつつ世の憂さを忘れ、桃源世界へ人の心を誘う優しさがきらめく音楽となっている。 | ||
| 8.223597「シュポア:弦楽五重奏曲集 Vol.1」→NAXOS 8.555965へ移行。 | ||
| シュポア:弦楽五重奏曲全集 Vol.3 弦楽五重奏曲第3番 ロ短調Op.69/ 弦楽五重奏曲第4番 イ短調Op.91 |
新ハイドンSQ | |
| シュポアの魅力の一つは「柔らかなセンチメンタリズム」と言われる。その最上の開花が傑作の誉高い弦楽五重奏曲第3番だろう。彼が公私共に充実し、その才能を自信をもって羽ばたかせ始めた時期の作品だけあって、彼の生来の美点が十二分に輝いている。ところが第4番作曲の頃に、彼は妻、弟(自分の弦楽四重奏団のメンバー)、畏友を立て続けに失う。そのため同じ短調の作品と言っても、第3番と第4番では意味合いが全く異なっている。 | ||
| シュポア:弦楽五重奏曲全集 Vol.4 弦楽五重奏曲第7番/弦楽六重奏曲/ポプリ |
新ハイドンSQ/他 | |
| 弦楽五重奏曲および六重奏曲という渾身の作品をカップリングした一枚。心地よいロマンは、まさに「秘曲発見!」という驚きと感動で迎えられるはず。 まるで音楽が微笑みかけてくれるような「ポプリ」も、一度聴いたら忘れられないくらいにさわやかな作品。 | ||
| サン=サーンス(1835-1921): バレエ音楽「ジャヴォット」(1896) 付随音楽「パリザティス」(1902) |
アンドリュー・モグレリア指揮 クイーンズランドso. | |
| 珍しいバレエ音楽2作をカップリング。「ジャヴォット」はアダンを思わせるフランスのロマンティック・バレエ音楽。「パリザティス」は4曲8分足らずの作品。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.16 |
アルトゥール・クーリンク指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.17(全11曲) |
エルンスト・ メルツェンドルファー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.18(全11曲) |
カール・アルベルト・ガイアー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):管弦楽作品集 Vol.19 ベネデック行進曲/女性誌(ワルツ) おみやげ(フランス風ポルカ) あこがれ(ポルカ・マズルカ) ドーンバック(ランデヴー・ポルカ) 踊るミューズ(ポルカ・マズルカ) ミューズのための音楽(ワルツ) ニンフたち(ポルカ)/道化(カドリーユ) 早く、遅く(ポルカ・シュネル)/合弁事業(ワルツ) |
ワルター・ヒルガー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| 録音:1999年9月6日-19日、芸術家の家、コシツェ。 シリーズ久々のリリース。作品はこれまで同様に優雅で、ハプスブルク帝国を讃える曲も多数。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス:管弦楽作品集 Vol.20 行進曲「リーヘンシュタイン」 Op.36/ワルツ「うわごと」 Op.211 ポルカ・シュネル「ごちゃまぜポルカ」 Op.161 カドリーユ「パリの人」 Op.209/ワルツ「調子のいい男」 Op.62 フランス風ポルカ「芸術家の気まぐれ」 Op.135 ポルカ・マズルカ「バッコス賛歌」 Op.236 シュネル・ポルカ「自転車」 Op.259/ワルツ「アクティオネン」 Op.174 キューピッド・ポルカ Op.81/ポルカ・マズルカ「女心」 Op.166 ワルツ「ウィーンの人の名文句」 Op.108 |
ワルター・ヒルガー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):管弦楽作品集 Vol.21 即興カドリーユ/ポルカ・シュネル「障害物競走」/ ワルツ「一流のヴァイオリン弾き」/ ポルカ・マズルカ「フローラ」/ フランス風ポルカ「生命の飛躍」/ ペリコール・カドリーユ/ ポルカ・マズルカ「ツルニチニチソウ」/ ワルツ「好都合な予想」/ ポルカ「文字」/レントラー「森で咲く花」/ アンドラーシ行進曲(クリスティアン・ポラック編)/ 無言歌第1番(メンデルスゾーン原曲) |
ミヒャエル・ ディットリッヒ指揮 スロヴァキア国立 コシツェpo. | |
| いったい何枚まで続くのか、ヨゼフ作品シリーズ21枚目。彼がこれほど多くの作品を残していたとは、正に驚きと言えるだろう。ウィーン音楽ファンなら見逃すことのできない新譜。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):管弦楽作品集 Vol.22 入場行進曲/ワルツ「退役軍人」/パッティ・ポルカ/ ワルツ「変わり者」/ポルカ・マズルカ「愛撫する者」/ 逢い引きカドリーユ/誘惑ポルカ/ワルツ「偶然」/ エルフ・ポルカ(シュネル)/ワルツ「きらきら飾り」/ ゾフィー・カドリーユ |
カール・アルベルト・ ガイアー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| 膨大なヨハンIIシリーズと共に、19世紀ウィーンの上流階級がどんな音楽とダンスを好んだかを探るこのシリーズ。実に22枚目となるこの一枚は、題名から曲の成り立ちを探る楽しみも与えてくれる。 | ||
|
ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):管弦楽作品集 Vol.23 カブリオール・ポルカ/クリスピーノ=カドリーユ/ ワルツ「英雄叙事詩」/フランス風ポルカ「コンコルディア」/ ポルカ・マズルカ「忘れな草」/ワルツ「新世界市民」/ 祝典行進曲/フランス風ポルカ「浮気女」/ ポルカ・マズルカ「ウィーンの森で」/ カーディ=カドリーユ/ワルツ「過ぎ去りし思い出」 |
マンフレート・ ミュザウアー指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| ウィーンの「新世界」で演奏されたポルカやワルツ、オペレッタのモチーフを使った「クリスピーノ=カドリーユ」、皇帝ヨーゼフ1世のために書かれた「英雄叙事詩」などを収録。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.24 ポルカ・マズルカ「遠方から」/ワルツ「愛の挨拶」/ 知られていない行進曲(クリスティアン・ポラック編曲)/ ワルツ「運命の子供」/ワルツ「流れ星」/ フォルトゥニオ・カドリーユ (クリスティアン・ポラック編曲)/ ワルツ「トランスアクティオン(反作用)」/稲妻ポルカ/ ワルツ「最初と最後」/シクロプス・ポルカ(シュネル)/ ポルカ・マズルカ「アマンダ」 |
クリスティアン・ ポラック指揮 スロヴァキア国立 コシツェpo. | |
| 1860年前後に作曲されたさまざまな曲を中心に、曲名も作品番号もない行進曲という珍しい作品も含めた11曲。ウィーン生まれのポラックによる、のどかで流麗な演奏。 | ||
| ミハイル・イッポリトフ=イヴァノフ(1859-1935): 管弦楽作品集 春の序曲「ヤル=フメル」Op.1/交響的スケルツォOp.2/ 「オシアン」からの3つの音楽的絵画Op.56/ 記念祭行進曲/国民的主題によるアルメニア狂詩曲Op.48(*)/ 「シューベルトの生涯」からのあるエピソードOp.61(#) |
ヴィクトル・シムチスコ(Vn;*) ミロスラフ・ドヴォルスキ(T;#) ドナルド・ヨハノス指揮 スロヴァキア放送 ブラティスラヴァso. | |
| 録音:1993年6月14日-19日、スロヴァキア放送ブラティスラヴァ支局コンサート・ホール。 何と言っても注目は(#)。シューベルトの死の様子を詠んだ詩をテキストに用い、「弦楽五重奏曲」や「さすらい人」の主題などを活用しながら天才の早過ぎた最期を描いた作品で、ロシア臭さとシューベルト音楽がすんなりと一体化した珍品。23才になってようやく作られた作品1は、日本の農村風景にもマッチしそうな純朴な叙情詩であり、「3つの音楽的絵画」はI=イヴァノフがリャードフ並みの幻想的管弦楽書法を持っていた証し。(*)は「シェヘラザード」と「ペルシャの市場にて」を足して2で割ったような妙な感触の小品。 当盤は廃盤のため、流通在庫限りのお取扱いです。 | ||
| ヤーン・レヴォスラフ・ベラ(1843-1936): ピアノ作品全集 ピアノ・ソナタ 変ロ短調(*)/ピアノのための小品 ハ短調(#)/ 「In Pressburg by the Danube」による変奏曲 Op.9(#)/ 「A Swarm, A Swarm is Flying」による変奏曲 Op.21(#)/ ソナチネ ホ短調(+)/4つの小品(+) |
ダニエラ・ルソ(P) | |
| 録音:1993年6月18日(*)、10月20日(#)、12月6日+、以上、スロヴァキア・フィルハーモニック・モイゼス・ホール、ブラティスラヴァ。 チェコ国民楽派の大立て者(生まれはスロヴァキアのリプトフスキー・ミクラーシュ)として、当時はビューローやブラームスと並ぶ評価を受けていたベラは、今や完全に忘れられているが、異様に力の入った(「疲れる」と評する人もいる)ピアノ・ソナタなどは、彼が情熱と闘志の人だった事を雄弁に物語っている。ただ、国民楽派として有名だったわりにこのピアノ作品では、2つの変奏曲からしかスロヴァキアやチェコの香は感じられない。弦楽四重奏&弦楽五重奏:8.223658、弦楽四重奏曲集:8.223839 当盤は廃盤のため、流通在庫限りのお取扱いです。 | ||
| ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):管弦楽作品集 組曲「メデ」Op.47(*)/組曲「カラデック」Op.34(#)/ 交響詩「思い出」Op.62(*) |
ジル・ノプル指揮 ヴュルテンベルクpo. | |
| 録音:1992年12月18日&19日(*)/1993年1月21日&22日、グリースハーバー・ホール、ロイトリンゲン=エニンゲン、ドイツ。バーデン=バーデン南西ドイツ放送局による。 センスの良さと禁欲性と壮大さが融合したようなダンディの作品は、識者の間で評価が高いにもかかわらず実際には耳にしにくいという不思議な位置を占めている。「カラデック」と「メデ」は共に壮年期の劇音楽で、彼が敬愛したワーグナーの影響が見られるといわれるが、トリスタン和声の変種のような妙な半音階進行から始まる「メデ」前奏曲以外に、ワーグナー臭さは感じられない。交響詩「思い出」は、作曲の半年前に世を去った妻を思って書かれたものと考えられており、悲しくも深い情感をじっくりと歌いあげたダンディ円熟期の傑作。 | ||
| 8.223656 廃盤 |
フェリックス・ブルーメンフェルト(1863-1931): ピアノ練習曲全集 練習曲 イ長調Op.2-1/練習曲 変ニ長調Op.3-1/ 練習曲 ホ短調Op.3-2/練習曲 イ短調Op.3-3/ ワルツ練習曲ヘ長調Op.4/練習曲「海にて」Op.14/ 演奏会用練習曲 嬰ヘ短調Op.24/幻想練習曲 ト短調Op.25-1/ 幻想練習曲 変ホ短調Op.25-2/練習曲 ニ長調Op.29-1/ 練習曲 イ長調Op.29-2/左手のための練習曲 変イ長調Op.36/ 練習曲 変ト長調Op.44-1/練習曲 変ニ長調Op.44-2/ 練習曲 ホ短調Op.44-3/練習曲 イ短調Op.44-4/ 幻想練習曲 ヘ短調Op.48/練習曲 嬰ヘ短調Op.54 |
ダニエル・ブルメンタール(P) |
| 録音:1993年8月29日-9月6日、クララ・ヴィーク講堂、ハイデルベルク。 華麗なピアノ書法とロマンチックな旋律、ラフマニノフ顔負けの甘い和声という3本柱に支えられたブルーメンフェルトの作品は、溺愛の魔力を秘めた危険な泉。特に練習曲「海にて」の名旋律に支えられた切なくも雄大な世界、演奏会用練習曲のナイスなセンチメンタリズム、左手用練習曲の繊細な美など、ピアノ・レパートリーには欠かせない名品と言えるだろう。 | ||
| ヤーン・レヴォスラフ・ベラ(1843-1936): 弦楽四重奏曲 ハ短調Op.25(#)/弦楽五重奏曲 ニ短調(*) |
フランティシェク・マジャル(Va;*) モイゼスSQ | |
| 録音:1993年12月6日(*)&12日(#)、スロヴァキア・フィルハーモニック・モイゼス・ホール、ブラティスラヴァ。 ピアノ・ソナタ(8.223644)ほどではないにしろ、弦楽四重奏曲 ハ短調は相当に力の入った音楽で、緩徐楽章の美しき歌心や、終楽章序奏部の深い悲しみなどのコントラストも実に鮮やか、演奏者に最高燃焼度の演奏を迫るが、モイゼスSQは立派に応えている。弦楽五重奏曲は叙情的で、悲しみの情感が流れるように奏でられ、第3楽章などはポリフォニックな部分とシューベルトの旋律を回想する部分からなる味わい深い音楽となっている。ピアノ作品全集:8.223644、弦楽四重奏曲集:8.223839 当盤は廃盤のため、流通在庫限りのお取扱いです。 | ||
| マックス・フォン・シリングス(1868-1933): フリードリッヒ・シラーのテキストによる 2つのメロドラマOp.9(*) [ Kassandra / Das Eleusische Fest ] ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): フリードリヒ・シラーによる交響詩「あこがれ」 クレメント・ハリス(1871-1897): ジョン・ミルトンによる交響詩「失楽園」/ 祝典行進曲 |
マルティン・ノイバウアー(語り;*) コンラート・バッハ指揮 テューリンゲン・ ザールフェルト=ルドルシュタットso. | |
| 録音:1993年&1994年、ルドルシュタット。 このアルバムに収められた3人の作曲家の内、ハリスは25才で戦死したイギリスの作曲家。ミルトンの名作「失楽園」を音楽化した交響詩からは、ドラマチックな曲作りの巧いハリスの姿が浮かび上がる。ワーグナーの息子ジークフリートはハリスの友人だったが、彼の交響詩「あこがれ」は、シラーの詩を基にした作品。やがてナチスに完全同調し、音楽史上の嫌われ者となるシリングスの作品も優れた音楽。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.25 ポルカ・シュネル「つむじ風」/ワルツ「舞踏の請願者」/ フランス風ポルカ「マルゲリータ」/ ポルカ・マズルカ「パウリーネ」/ ワルツ「貸し方借り方」/ファウスト・カドリーユ/ ワルツ「ヘルペルス舞踏会の踊り」/ アルバムの綴り「わが美しきウィーン」/ ワルツ「治療法」/ポルカ・マズルカ「エウテルペ」/ ポルカ・シュネル「スーブレット」 |
ミカエル・ ディットリッヒ指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| 相変わらず楽しい音楽満載のシリーズも25枚目。上品で洒落たポルカ、グノーのオペラ「ファウスト」をモチーフにしたカドリーユ、ノスタルジックな舞踏会のワルツなど、 うっとりしてしまう世界。 | ||
| ラースロー・ライタ(1892-1963): 管弦楽作品集 Vol.1 組曲第3番Op.56/ 組曲「ホルトバージ」Op.21 (同名の映画音楽より)/ 交響曲第7番「革命交響曲」Op.63 |
ニコラ・パスケ指揮 ぺーチso. | |
| 1956年のハンガリー動乱への熱く悲劇的な思いが、ライタの交響曲第7番を生んだ。第1・2楽章にはやり場のない怒りや悲しみが渦を巻くが、「革命軍突撃!」風の第3楽章は、ショスタコーヴィチ的ではなく、まるで「祈り」のように結実するなど秀逸。他の曲はいずれも東欧民族音楽系の作品で、バルトークなどと比べると欧風な印象だが、その分美しく愛すべき作品。中でも「組曲第3番」がより分かりやすく、第2曲の透明な哀しみは絶品。 当盤は当店の通常ルートではいずれも廃盤扱いとなっており、他商品より高額となります。流通在庫限りとなりますので、品切れの際はご容赦下さい。 | ||
| ラースロー・ライタ(1892-1963): 管弦楽作品集 Vol.2 バレエ(人形劇)音楽「カプリッチョ」Op.39 |
ニコラ・パスケ指揮 ぺーチso. | |
| ライタは現代ハンガリーを代表する作曲家と言われながらも、1948年以降ハンガリー政府(共産党)ににらまれ、パスポートは支給されず、要職は解かれ、作品の演奏もままならなかった。この1幕バレエ「カプリッチョ」も相継ぐ政府の妨害で上演されず、世間から存在を忘れられてしまった悲運の作品。音楽だけは没後、20世紀も後半になって日の目を見、その愛らしさ、分かりやすい劇的表現などライタ音楽の幅の広さを如実に物語ってくれた。いわゆる民族主義的な音楽ではないが、近代の童話ファンタジー系音楽としてキラリと輝く名品。 | ||
| 8.223669 廃盤 |
ラースロー・ライタ(1892-1963): 管弦楽作品集 Vol.3 交響曲第2番Op.27/ 簡単な主題「誘惑」による管弦楽のための11の変奏曲Op.44 |
ニコラ・パスケ指揮 ペーチso. |
| 録音:1995年1月、フェレンツ・リスト・コンサート・ホール、ペーチ、ハンガリー。 ライタの9曲ある交響曲の内、第2番は作曲者が編集者に草稿を不完全な形で手渡していたために出版もされず、演奏も作曲から50年以上行われなかった。第一次大戦の忌まわしい記憶と、新たな戦争への絶望的な予感が生んだ音楽は、その重厚で沈鬱な内容で聴く者の心に重くのしかかる。一方の変奏曲は40分に及ぶ力作で、折り紙付きだったライタの作曲技術の粋を堪能することができる。ただ、調性がなくても音楽と真摯に向かい合える人向けの作品ではある。 | ||
| ライタ(1892-1963):管弦楽作品集 Vol.7 交響曲第8番/交響曲第9番 |
ニコラ・パスケ指揮 ペーチso. | |
| ハンガリーの作曲家が最晩年に作曲・初演したこの2曲は、祖国ハンガリーの動乱などの影響が深刻な影を落としている作品。 | ||
| ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870): 管弦楽作品集 Vol.26 酔いどれカドリーユ/タランチュラ・ポルカ/ フランス風ポルカ「千花模様」(C.スピナ版)/ ポルカ・マズルカ「千花模様」/ (オリジナル・スコアより)/ ワルツ「マヒワ」/ギャロップ・ポルカ/ オイゲン公行進曲/突撃ポルカ/ ポプリ「オーストリアの音楽」 (全曲、ポラックによる編曲) |
クリスティアン・ ポラック指揮 スロヴァキア国立 コシツェpo. | |
| 長大なシリーズもいよいよこれで完結。ウィーン音楽のカタログを作ってきたマルコポーロが、また新しい金字塔をうち立てた。 | ||
| フレデリク・デフリーゼ(1929-):映画音楽集 映画音楽「ベンヴェヌータ」〜組曲/ 映画音楽「ある晩、ある列車・・・」/ 映画音楽「黒の過程(奈落)」〜組曲/ 映画音楽「恋人」 |
フレデリク・デフリーゼ指揮 ベルギー放送ブリュッセルpo. | |
| 録音:1991年1月23日-25日&1991年11月22日、以上ベルギー放送コンサート・ホール。 映画音楽作家としてのデフリーゼは、都会的なセンスに裏打ちされた叙情、「カッコいい」としか形容できないリズム感と小粋な不協和音、一度聴いたら心を捕らえて離さないオトナの魅惑がいっぱい。「ベンヴェヌータ」の「夢」と「ハバネラ」の光彩にあふれた美や「ある晩・・」の「踊り」の俗な先鋭性も傑作の名に恥じない作品だが、何と言っても「恋人」の前奏曲のせつなさ、その美しさは格別。幻想的な恋の世界へのすてきな招待状。 | ||
| エリック・ノルドグレン(1913-1992): ベルイマン監督の映画音楽集 [「シークレット・オヴ・ウーマン」/「魔術師」/ 「野いちご」/「夏の夜はみたび微笑む」/「エデンの園」] |
アドリアーノ指揮 スロヴァキアpo. | |
| スウェーデンを代表する映画作家ベルイマンの音楽を数多く手がけたノルドグレン。その代表的作品5つを紹介。 | ||
| エミール・ワルトトイフェル(1837-1915): ベスト・オブ・ワルトトイフェル Vol.9 [ワルツ「すみれ」/ポルカ「ロココ」/ ワルツ「夢想」/ワルツ「ときめき」/ ポルカ=マズルカ「野原にて」/「軍楽ワルツ」/ ワルツ「聖堂のうぐいす」/ワルツ「テレサ」] ルイ・ワルトトイフェル: ギャロップ「La Malle-Post」 |
アルフレッド・ヴァルター指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
| エミール・ワルトトイフェル(1837-1915): ベスト・オブ・ワルトトイフェル Vol.10 軍隊大行進曲「カミーシュ」/ ワルツ「泉」/ワルツ「田園曲」/ワルツ「火花」/ ポルカ「つまらないもの」/ワルツ「ナポリ」 ワルツ「クリスマスのバラ」/ 軍隊ポルカ「守備について!」/他 |
アルフレート・ヴァルター指揮 スロヴァキア国立po. | |
| “パリのワルツ王”ワルトトイフェルの作品集も、いよいよ第10集。そろそろネタも尽きたか、と思いきや相変わらず華麗で素晴らしいワルツやウィットにあふれたポルカ、マーチが次々に飛び出して来る。 | ||
| エミール・ワルトトイフェル(1837-1915): ザ・ベスト | ||