レオポルト・モーツァルト:ホルン協奏曲全集 2つのホルンと 弦楽オーケストラのための協奏曲 変ホ長調/ シンフォシア・パストレーラ ト長調 (*)/ 室内シンフォニア ニ長調 (#)/ 4つのホルンと弦楽オーケストラのための 「狩のシンフォニア」 ト長調 (+) |
ミヒャエル・ヘルツェル、 ヘルマン・イェウリセン、 ヴィンセント・レーヴェスク、 レンノ・デ・リュイター(Hr) ハインツ・フリーセン指揮 コンチェルト・ロッテルダム | |
録音:1982年、ハーグ、教区教会。仏 ディアパゾン誌「音叉5本」獲得盤。 モーツァルトの父レオポルトによる、ホルン協奏曲全曲を集めた貴重なアルバム。(*)はアルペンホルンのための協奏曲で、ソロを吹くイェウリセンは短めのアルプホルンを使用し、長いものと比べて高い音になっているのが特長。(#)は通奏低音にオルガン(奏者は資料に記載無し)が登場する珍しい演奏。(+)は鉄砲の音がパンパン入る楽しい演奏になっている。 | ||
ルイ=フランソワ・ドプラ(1781-1868):6つのホルンのための大六重奏曲 ハ長調
デトモルト・ホルニステン [ミヒャエル・ヘルツェル、野田篁一、ヴァンサン・ルヴェスク、 ローラ・ホール、アルミン・ズッパン、ユルゲン・ハズペルマン(Hr)] | ||
録音:1982年、マルティン・ルター教会、デトモルト。 | ||
ヴィルトゥオーゾ・チェンバロ作品集〜 J.S.バッハの息子たち W.F.バッハ:幻想曲 イ短調/ソナタ第4番 ニ長調 J.C.F.バッハ:きらきら星の主題による変奏曲 W.F.バッハ: ポロネーズ[第7番 ホ長調/第8番 ホ短調] C.P.E.バッハ: スペインのフォリアによる12の変奏曲 J.C.バッハ:ソナタ イ長調Op.17‐5 |
ヴァルデマール・ デーリング(Cemb) | |
録音:1983年、オラニエンブルグ。 多作家で知られる「音楽の父」J.S.バッハは、13人の子供に恵まれた子沢山でもあり、そのうち成人した4人の息子は、全員音楽家として活躍した。本作には、長男ヴィルヘルム・フリーデマン、次男カール・フィリップ・エマヌエル、五男ヨハン・クリストフ・フリードリヒ、末子ヨハン・クリスティアン全員の作品を収録。演奏のデーリングは BPO ゾリスステンで活躍した名手。 | ||
ベン・ヴァン・オーステン〜J.S.バッハ: 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 /トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV.529 / シンフォニア BWV.29(マルセル・デュプレ編曲)/パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」 BWV.768 ベン・ヴァン・オーステン(Org) | ||
録音:1983年、大教会、プレダ、オランダ|初CD化(2017年)。 ベン・ヴァン・オーステンは、フランス・ロマン派オルガン音楽の録音で数々の賞や勲章を得ているアーティスト。ナイト爵位も授与されている。オーステン28歳時の録音。 | ||
ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714-1785):宗教的モテット集 主は我の羊飼い/主よ、とく来たりて我を助け給え/苦難の日にはわたしを呼び求めよ/ 高ぶる者は低くされ/勇敢であること/われ主の内にありて喜び/見よ、これぞ神の子羊/ 祝福されたるは死者/主よかれら苦難のときに汝をあふぎのぞめり/ Wir liegen für dir mit unsrem Gebet /見よ、いかなる愛を神は/天にまする我らの父よ ヘルマン・マックス指揮ライン聖歌隊 | ||
録音:1984年| (C) + (P) 1984 |おそらく初CDフォーマット化(2015年)| LP: G 1145 。 | ||
フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー、初CD化〜ブラームス、レーガー ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガ Op.81 フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(P) | ||
録音:ディジタル| (C) + (P) 1985 |おそらく初CD化(2015年)|初出 LP: G 1172 。シュヌアー(1929-)はゲッティンゲン生まれ。国立デトモルト音楽大学でハンス・リヒター=ハーザーに師事、卒業後もコルトーやケンプのマスター・クラスで研鑚を積み、1959年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。デトモルト音楽大学で教鞭を取り、学長も務める傍らたびたび来日し、日本のピアノ教育界にも深い感銘を与えた。 | ||
東プロイセンのオルガン巡礼〜ヴァルミア・マズリ県 Schippenbeil教会/ Sępopol | シュロスカペレ・ハイルスベルク/リズバルク・ヴァルミニスキ モールンゲン市教会/モロンク | ヒルシュフェルト教会/イェロンキ メールサック教会/ Pieniężno | ディートリヒスヴァルデ・マリエン教会/ Gietrzwałd アレンシュタイン聖ヤコブ教会/オルシュテイン | フラウエンブルグ教会/フロムブルク Heiligelinde巡礼教会/スヴィエタ・リプカ | リュッツェン福音派教会/ギジツコ オスカー・ゴットリープ・ブラー(Org) | ||
録音:1984年9月|初CD化だろうか。上記の「教会名/場所」は旧・国内代理店記載ママだが、誤っている可能性もあり。 B.A.ツィンマーマンやペンデレツキにの弟子にあたり、今日では作曲家としての方が著名なブラー(1934-)はオルガニストとしても知られており、その彼が50歳時に録音していたもの。ヴァルミア・マズリ県は中世から20世紀の2度に渡る世界大戦に至るまで、常にドイツとポーランドの争いに翻弄された地域で、東プロイセン地方としては南部に、現在はポーランド北部に位置する。その10箇所の教会にあるオルガンをご紹介。 | ||
アンコール〜イェジ・マクシミウク80歳記念 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525 〜第1楽章 C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172 〜ラルゴ モーツァルト:ディヴェルティメント 〔変ロ長調 K.137 〜第3楽章/ハ長調 K.138 〜第2楽章(*) /変ロ長調 K.137 〜第2楽章 〕 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 BWV.1067 より〔ポロネーズ/バディネリ〕 ヘンデル:シバの女王の入場 テレマン:パストラーレ風序曲 ヘ長調 TWV.55: F7(抜粋) ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6 No.10 ニ長調(抜粋) イェジ・マクシミウク指揮ポーランド室内o. | ||
録音:1984年9月、ワルシャワ|初出・前出: MD+G [LP], G 1181 〔発売:1985年〕| 321-01812 は初CDフォーマット化〔発売:2016年〕。1936年ベラルーシのグロードナに生まれ、ワルシャワ音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮、作曲を学んだポーランドの指揮者マクシミウクが MD+G へ録音したバロック&古典派名曲集。 | ||
ロッシーニ/フリードリヒ・ベーア編曲: フルート、クラリネット、ホルンとファゴットのための管楽四重奏曲集 〔第1番 ヘ長調/第2番 ト長調/第3番 ヘ長調/第4番 変ロ長調/第5番 ニ長調/第6番 ヘ長調〕 コンソルティウム・クラシクム | ||
旧品番: MDGL-3207。ロッシーニが12歳の時に作曲した6曲の四重奏ソナタ(いわゆる弦楽ソナタ)を、作曲者の友人のフリードリヒ・ベーアがフルート、クラリネット、ホルン、ファゴットのために編曲したもの。かつてはオリジナルの弦楽ソナタ以上に有名だったが、近年はなぜか演奏される機会がめっきり少なくなっている。クラリネットの名手、ディーター・クレッカーが率いるコンソルティウム・クラシクムによるこのディスクは、初発売当時から人気が高い。 | ||
ブルッフ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 オネゲル:チェロ協奏曲 |
ウルリッヒ・シュミット(Vc) ドミニク・ロッゲン指揮 北西ドイツpo. | |
コンラーディン・ クロイツァー(1780-1849):七重奏曲Op.62 フリードリヒ・ヴィット(1770-1837):七重奏曲 |
カリス・アンサンブル | |
編成は2曲ともクラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。19世紀前半ドイツで活躍した2人による同編成の作品。 | ||
フーゴ・シュテーレ(1826-1848):ピアノ四重奏曲第1番 イ長調 Op.1 アントニーン・ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ四重奏曲第1番 Op.23 モーツァルト・ピアノ四重奏団[クラウス・シルデ(P) カルステン・ヘイマン(Vn) ジャン・リーベル(Va) ウルリヒ・ボーデ(Vc)] | ||
(P) 1989? 。おそらく約20年ぶりの再発売と思われるもの。シュテーレはシュポアに学んだ作曲家。ワーグナー、シューマン夫妻、ゲーゼらとも親交を結び、晩年はカッセル宮廷楽団のヴィオラ奏者を務めたが、22歳で髄膜炎のため早世した。当作品は没翌年の1849年に出版されている。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ジュアン・クリソストモ・アリアガ(1806-1826):弦楽四重奏曲全集 〔第1番 ニ短調/第2番 イ長調/第3番 変ホ長調〕 ヴォーチェスSQ | ||
録音:1985年9月、 Evangelische Kirche 、ホンラート、ドイツ| (P) 1988 。アリアガ〔アリアーガ〕はわずか20歳で亡くなったスペインの天才作曲家。 | ||
ゴルトベルク:チェンバロ協奏曲全集 協奏曲 変ホ長調/協奏曲 ニ短調 |
ワルデマール・デーリング(Cemb) エミール・タバコフ指揮 ソフィア・ソロイスツ | |
録音:1986年。 バッハのゴルトベルク変奏曲は、弟子であったこのゴルトベルクが仕えていた王の不眠症を治すために書かれた作品。そのゴルトベルクはバッハに学び、チェンバロの名手でもあったが、少ないながらも作品を残している。このアルバムは彼の協奏曲を録音したもので、2006年に久々の再発売が成された物。 | ||
ウェーバー/ヴェンツェル・セドラーク(1776-1851)編曲: 歌劇「魔弾の射手」(ハルモニームジーク版) コンソルティウム・クラシクム [ゲルノート・シュマルフス、クリスティアン・ハルトマン(Ob) ディーター・クレッカー、 ヴァルデマル・ヴァンデル(Cl) クラウス・ヴァレンドルフ、ロルフ=ユルゲン・アイザーマン(Hr) カール=オットー・ハルトマン、エーベルハルト・ブッシュマン(Fg) ヴォルフガング・ギュトラー(Cb)] | ||
(C) 1987 。旧形式品番:L 3267。旧・国内代理店翻訳者は「作者不詳」などと書いているが、誤り。コンソルティウム・クラシクムは同じく魔弾の射手のハルモニームジーク版を TELDEC へ録音(1979年発売/未CD化?)していたが、その際はカール・フラクス [Karl Flachs] (19世紀初頭) による編曲版(1822?/1825頃出版)を使用しており、当盤は別編曲を使用した再録音ということになる。 | ||
初期バロックのトランペット協奏曲集 フランチェスキーニ、トレッリ、D・ガブリエーリ、コレッリ、 ヴィヴィアーニ、ストラデッラ、マンフレディーニの作品 |
フリーデマン・インマー、 グレアム・ニコルソン(Tp) コンチェルト・ケルン | |
録音:1987年1月。インマーはバロック・トランペットの第一人者。 | ||
トリオ・パルナッスス〜ドビュッシー、ラヴェル ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調 / ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 トリオ・パルナッスス[ヴォルフ=ディーター・シュトライヒャー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) フリーデマン・リーガー(P)] | ||
録音:1987年2月| (C) + (P) 1987 |旧CD品番:MDGL-3272 [L-3272] 〔当店未案内〕。旧・国内代理店翻訳者はヴァイオリン奏者を『ヤメイ・ユ』、ピアニストを『チア・チョウ』としているが、これは2010年前後のメンバーで、誤り(2015年現在、ピアニストは更に代替わりしている)。 | ||
オルガン・ランドスケープ〜グダンスクと西プロイセンの音楽巡礼 A.フォルクマー、J.ヤンカ、F.Chr. Mohrheim、F.W. Markull、 P. Siefert、C. Schmiedtlein、P. Artomius、J.G. Goldberg、A. Blochの作品 ヤン・ヤンカ(Org) | ||
録音:1986年9月。使用楽器:聖マリーン教会、グダンスク(ダンツィヒ)/聖ニコライ教会、グダンスク(ダンツィヒ)/オリワ大聖堂/聖トルン教会/フィルハーモニー、ビドゴシュチ/プルシュチ福音教会(ダンツィヒ)/ボンシュテテン・カトリック教会、コニッツ/ペルプリン大聖堂の内陣オルガン&大オルガン、ペルプリン。オルガンを弾くヤン・ヤンカ(1933-)は、クラクフで学んだ後、シュトゥットガルト、パリへ渡り、パリではマルセル・デュプレに師事。 | ||
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ全集 | コンラート・ ヒュンテラー(Fl-tr) アンナー・ビルスマ(Vc) ジャック・オッホ(Fp) | |
旧番号:L-3284/85。 | ||
ロマンティック・ドイツ民謡集 ウェーバー、シューベルト、シューマン、 メンデルスゾーン、ヴェルナー、ジルヒャー、 ブラームス、他の作品 |
DROPS・ヴォーカル・クァルテット デトモルト・ホルン四重奏団 | |
録音:1987年、ノルトキルヒェン。 ドイツ・ロマン派の大作曲家の作曲・編曲による民謡集。「ムシデン」、「野ばら」、「菩提樹」などの有名曲を含む。ア・カペラによる男声四重唱の歌唱の合間にホルンの響きがこだまし、 ロマンティックなドイツの雰囲気を盛り上げる。 | ||
モーツァルト:教会ソナタ全集 | エリーザベト・ウルマン(Org) パウル・アンゲラー指揮 コンチリウム・ムジクム・ ウィーン | |
ジャン・フランセ:室内楽作品集 八重奏曲(1972) /クラリネット五重奏曲(1977) /ディヴェルティスマン(1968) シャリス・アンサンブル | ||
録音:1987年12月5日-10日、オラニエンブルクザール、ノルトキルヒェン宮殿。ル・マンの音楽一家に生まれ、早くから楽才を示したフランセ。パリ音楽院に学び1933年に「ピアノ小協奏曲」が成功して以来、平明さの中に才気のほとばしりを感じさせるディヴェルティメント風の軽妙でユーモアのある作品を次々に発表してきた。新プラットフォームによって洗練された「クラリネット五重奏曲」。純粋な楽しさを求めた「ディヴェルティスマン」。シューベルトとのそれと同編成を使用し、技巧的なフレーズ満載の「八重奏曲」のフランセの常態である洒脱な感覚の音楽によって、彼ならではの世界を堪能させる。 | ||
17世紀イタリアのリコーダー作品集 フォンターナ:ソナタ第15番a / サラベルデ:カンツォン フレスコバルディ:カンツォーナ〔第11番/第12番/第3番〕 ヴィルジニアーノ:リチェルカータ / ストラーチェ:モニカ パレストリーナ:野山は花の賑わい / トゥリーニ:ソナタ〔第1番/第2番〕 サラベルデ:スザンヌがある日 / メルラ:スザンヌがある日/ラ・カッタリーナ ガナッシ・コンソート・ケルン | ||
録音:1988年。 ガナッシ・リコーダーは、16世紀初頭の聖マルコ大聖堂のリコーダー奏者シルヴェストロ・ガナッシが出版したリコーダーの聖書「ラ・フォンデガーラ」に記述されている楽器で、当時の通常のリコーダーでは不可能な2オクターブ以上の高音域まで演奏可能な楽器。この楽器の登場によって、17世紀のイタリアで花開いたリコーダー音楽の傑作を集めたディスク。 | ||
フンメル:ピアノ三重奏曲全集(全7曲) | トリオ・パルナッスス | |
発売:1989年。 | ||
ヴォルフ=フェラーリ:室内楽曲集 ピアノ三重奏曲第1番 Op.5/第2番 Op.7 ピアノ四重奏曲 Op.6/弦楽四重奏曲 Op.24 |
ヴォルフガング・ サヴァリッシュ(P) ミュンヘン・ピアノ・トリオ ミュンヘン・レオポルトSQ | |
ハイドン(編曲版)&モーツァルト:オーボエ四重奏曲集 ハイドン/フランツ・ヨーゼフ・ロージナック(1748-1823)編曲:オーボエ四重奏曲 〔ヘ長調(原曲:弦楽四重奏曲第48番 ヘ長調 Op.50 No.5)/ ハ長調(原曲:弦楽四重奏曲第63番 ハ長調 Op.65 No.1)〕 モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (368b) コンソルティウム・クラシクム [ゲルノート・シュマルフス(Ob) クルト・グントナー(Vn) ヘルムート・ニコライ(Va) ヘルナー・シュティーフラー(Vc)] | ||
(C) + (P) 1989 。旧品番: MDGL 3314〔当店未案内、廃盤〕。 ロージナック [Rosinack / Rosinak, Rosiniak とも綴られる] は、ドナウエッシンゲンの貴族、フュルステンベルク家の楽団で活躍したオーボエ奏者・作曲家。 | ||
ハイドン/ヴィンチェント〔ヴィンツェンツォ〕・ ガンバーロ(1746?/1785-1810?/1820頃)編曲:クラリネット四重奏曲集 〔第1番 変ロ長調/第2番 ハ短調/第3番 変ロ長調〕 ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | ||
初発売:1989年。ディーター・クレッカーが発掘した秘編曲作品。ロッシーニと同世代にあたるヴィンチェント・ガンバーロはジェノヴァ出身で、パリで出版業を営んだ作曲家、クラリネット奏者。一族の何人かは音楽家として名を残しているが、彼らも含め生涯は明らかではなく、当盤の編曲者 Vincent が Vinzenzo と同一人物かどうかも確かな証拠はないようだ。 | ||
20世紀のチェコ音楽 ヤナーチェク:弦楽のための組曲 / マルティヌー:パルティータ/セレナータ II ヴィクトル・カラビス:弦楽のための祭壇画 Op.66 ヨセフ・ヴラフ指揮プラハ・スク室内o. | ||
録音:1988年9月、プラハ。初出・旧品番: L 3317 (CD) 〔発売:1989年〕。十数年振りの再発売。 チェコの名ヴァイオリニスト・指揮者、ヨセフ・ヴラフ(1923.6.8-1988.10.17)が亡くなる前月に録音したもの。チェコ音楽の美しさが香り立ち、豊かな響きと充実したアンサンブルが見事。 | ||
ホルン四重奏曲 モルター、ヴンデラー、F.シュトラウス、アルト、 R.コルサコフ、ボッツァ、ユーリセンの作品 |
デトモルト・ホルン四重奏団 | |
クシェネク:弦楽四重奏曲全集 第1番 Op.6(1921)/第2番 Op.8(1921) 第3番 Op.20(1920)/第4番 Op.24(1923) 第5番 Op.65(1930)/第6番 Op.7(1936) 第7番 Op.96(1943/44)/第8番 Op.233(1980) |
ソナールSQ | |
ヴィラ=ロボス: チェロと管弦楽のための協奏曲全集 チェロ協奏曲第1番(1915)/ チェロ協奏曲第2番(1953) |
ウルリヒ・シュミット(Vc) ドミニク・ロッゲン指揮 北西ドイツpo. | |
旧品番:MDGL-3339(廃盤;当店未案内)の再発売。 1887年にブラジルに生まれたヴィラ=ロボスにとって、2007年は生誕120周年。これを記念してMD+Gレーベルはチェロ協奏曲を再リリースした。チェロはヴィラ=ロボスが子供の頃に弾いた楽器で、彼にとっては慣れ親しんだもの。とはいえ、多作家の割には協奏曲作品が多いとは言えないヴィラ=ロボスは、チェロのための協奏曲は2作を遺すのみで、実に貴重。これら2曲が生まれるには38年もの時間が空いている。この時間が作風にどのような変化を与えたのかも是非実際に耳で確認したい。 ソロを弾くウルリヒ・シュミットはベルン生まれのスイスのチェリスト。トルトゥリエやナヴァラに師事し、ビーレフェルトpo.の第1ソロ奏者やダルムシュタット州立劇場の同ポストを歴任、現在はソリストとして活躍している。指揮のドミニク・ロッゲンは、ケンペ、バーンスタインや小澤征爾にも学んだ。作曲家としても知られる。 | ||
ギルマン:オルガン・ソナタ全集 | ベン・ヴァン・オーステン(Org) | |
タンスキとザンデルのロイプケ、再プレス ユリウス・ロイプケ(1834-1858): ピアノ・ソナタ 変ロ短調/ オルガン・ソナタ ハ短調 「詩篇第94番」(*) |
クラウディウス・タンスキ(P) マルティン・ザンデル(Org;*) | |
録音:1988年4月、ブラウンシュヴァイク・シュタートハレ、アルテンベルク大聖堂。使用楽器:アルテンベルグ大聖堂のクライス・オルガン(*)。 廃盤だった旧譜の再プレス。夭折したリストの愛弟子、その真価を明かした名盤復活。 ユリウス・ロイプケ(1834-1858)の没後150周年を記念した再発売。オリジナルは1988年にNDRが制作したロイプケのドキュメンタリー番組のために録音されたもの。当時はほとんど知る人の無かったロイプケの代表作2曲を収め、「真価を明かした」「リファレンスとなる演奏」と世界中で賞賛された。ロイプケはオルガン製作家の父を持ち、早くから才能を発揮。名指揮者ハンス・フォン・ビューローの推薦でリストに弟子入りしたが、24歳の若さで急逝した。リストがロイプケの父に宛てて哀惜の念に満ちた手紙を送ったことが知られている。ここに収められた2曲はロイプケ23歳、死の前年である1857年に作曲されたもの。いずれもリストの影響が顕著で、特にピアノ・ソナタはリストのピアノ・ソナタ ロ短調を即座に連想させる。オルガン・ソナタは詩篇第94番に基づいたものだが、ヴィルトゥオーゾ風のパッセージの激しさは類を見ない。後者は、オルガン・コンクール課題曲の定番だが、この録音によって、プロのコンサート・オルガニストが堂々と取り組むべきものであることが明らかになったのだった。 | ||
ハイドン:ディヴェルティメント Hob.IV:6-11 | パウル・マイゼン(Fl) エルネ・セベスティアン(Vn) マルティン・オステルターク(Vc) | |
クレッカー&ハルトマン〜クラリネットとファゴットのための協奏曲集 モーツァルト:クラリネットとファゴットのためのコンチェルトーネ 変ロ長調 K.190 C.P.E.バッハ:クラリネット、ファゴットと通奏低音のためのデュオ ダンツィ:クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調 ディーター・クレッカー(Cl) カール=オットー・ハルトマン(Fg) ペトル・シュクヴォル指揮スク室内o. | ||
録音:1989年5月、プラハ。管楽アンサンブル作品の発掘に生涯力を注いだ偉大なるクラリネット奏者、音楽学者でもあったディーター・クレッカー(1936-2011)と、彼と共に長年コンソルティウム・クラシクムのメンバーをつとめ、ドイツ・ファゴット界を代表する奏者の一人ハルトマンとの二重協奏曲アルバム。モーツァルトの「コンチェルトーネK.190」は、2つのヴァイオリンと管弦楽の作品とも現在ではいわれているが、クレッカーはホフマイスターの作品研究をしている時に「クラリネットとファゴットのためのではないか?」という仮説をたて演奏に臨んでいる。そうして仕上がった音は特別なものではなく、ごく自然で絶妙な2つの管楽器の独創性が発揮されたものになっている。ダンツィの作品はよりロマンティックで、友人であったウェーバーのオペラの影響がうかがえる作品。 | ||
クラリネット、ファゴットと管弦楽のための協奏曲集 ヨハン・フリードリヒ・シューベルト(1770-1811):クラリネットとファゴットのための協奏曲 変ホ長調 フランツ・タウシュ(1762-1817):クラリネット、ファゴットと通奏低音のための二重奏 ヘ長調(*) ペーター・ヴィンター(1754-1825):クラリネットとファゴットのための協奏曲 変ホ長調 ディーター・クレッカー(Cl) カール=オットー・ハルトマン(Fg) ペトル・シュクヴォル指揮スク室内o.(*以外)、マルシオ・カルネイロ(Vc;*) ユルゲン・ノルマン(Cb;*) | ||
録音:1989年5月、プラハ。 | ||
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集 [第1番 K.254/第2番 K.442/ 第3番 K.496/第4番 K.502/ 第5番 K.542/第6番 K.548/第7番 K.564] |
トリオ・パルナッスス | |
モーツァルト:クラリネット五重奏曲集 クラリネット五重奏曲 変ロ長調K.Anh.91(516C) (レヴィン補作)/ クラリネット五重奏曲 イ長調Anh.88(K.581a) (ブッシュマン補作)/ クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏曲の ための断章 へ長調Anh.90(K.580b)(バイヤー補作)/ クラリネット五重奏曲 イ長調K.581 |
ディーター・クレッカー(Cl) ヴァルデマール・ヴァンデル (バセットHr) レオポルダーSQ | |
録音:1990年2月、ノイマルクト。 傑作が完成するまでの道のりは、天才モーツァルトにとってさえ、時に辛い作業だった。晩年の傑作である「クラリネット五重奏曲」もその一つで、1789年の完成までには、約2年おきのペースで予備的な習作を必要とした。名クラリネット奏者クレッカーが、それらの様々なスケッチを綿密に検証して、レオポルダー四重奏団と共に記録したのが当盤。モーツァルトの作曲法の秘密を解き明かすワークショップをお楽しみ頂きたい。 | ||
ボッケリーニ:弦楽三重奏曲集 Op.14(全6曲) 〔ヘ長調Op.14 No.1, G.95 /ハ短調 Op.14 No.2, G.96 / イ長調 Op.14 No.3, G.97 /ニ長調 Op.14 No.4, G.98 / 変ホ長調 Op.14 No.5, G.99 /ヘ長調 Op.14 No.6, G.100 〕 |
フリーダー・トリオ [Klara Flieder(Vn) Johannes Flieder(Va) Raphael Flieder(Vc)] | |
録音:1990年4月。多くの交響曲、協奏曲。弦楽四重奏や、チェロを巧みに用いた弦楽五重奏など多くの室内楽を作曲し、古典派の中でもひときわ優れた存在のボッケリーニ。その中でもヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの編成による弦楽三重奏曲は意外と少なく、Op.14とOp.47のそれぞれ6曲しかない。また録音もわずかしか無いようだ。喜多尾道冬氏は「全体にあだっぽい女を愛撫するような官能的な歓喜に満ち、魅惑的な脂粉の匂いさえ漂ってくるほどだ」と、この作品について述べている。ウィーン生まれ、ウィーン育ちの兄弟たちによって、朝露のようなつややかさは新鮮その物。 | ||
324-03792 廃盤 |
ファゴッティシモ
ギュルツェニヒ・ファゴット五重奏団 エリーザベト・バルマス(Vn;*) | |
クレプス:オルガン曲集 前奏曲とフーガ ニ長調/ イタリア風幻想曲 ヘ長調/ トリオ 変ホ長調/前奏曲とフーガ ト長調/ 幻想曲 へ長調/トリオ 変ホ長調/ 前奏曲とフーガ ヘ短調/ 4つのコラール前奏曲/ 前奏曲第3番 ハ長調/フーガ 変ロ長調 |
イルムトラウト・クリューガー(Org) | |
録音:1990年7月。大バッハ最高の弟子とされるクレプスのオルガン曲。楽器はゆかりのアルテンブルクのオルガン。 | ||
フェルナンド・ソル(1778-1839):練習曲集(抜粋/24曲) 〔ハ長調 Op.6 No.8 /ハ長調 Op.20 No.5/イ短調 Op.29 No.4 /イ短調 Op.35 No.3 /イ短調 Op.31 No.20 / ト長調 Op.29 No.11 /ト長調 Op.6 No.16 /ホ短調 Op.6 No.11 /ホ短調 Op.29 No.6 /ニ長調 Op.29 No.8 / ニ長調 Op.29 No.9 /ロ短調 Op.31 No.4 /ロ短調 Op.31 No.18 /イ長調 Op.31 No.19 /イ長調 Op.6 No.6 / イ長調 Op.6 No.12 /ホ長調 Op.31 No.23 /変ホ長調 Op.29 No.10 /変ロ長調 Op.31 No.22 /変ロ長調 Op.29 No.1 / ヘ長調 Op.29 No.2 /ヘ長調 Op.35 No.12 /ニ短調 Op.31 No.16 /ニ短調 Op.6 No.9 〕 フランク・ブンガルテン(G) | ||
録音:1990年8月。旧品番:MDGL-3390。 | ||
管楽八重奏によるロッシーニ序曲集 | コンソルティウム・クラシクム | |
ピリオド楽器使用。 | ||
サン=サーンス: 木管楽器とピアノのための室内楽作品集 オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166/ クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167/ バソン・ソナタ ト長調 Op.168 デンマークと ロシアの歌による奇想曲 Op.79/ ロマンス 変ニ長調 Op.37 |
アンサンブル・ ヴィラ・ムジカ | |
2007年に再プレスされた物。サン=サーンスは、ベルリオーズの次に登場した19世紀フランスの大作曲家。交響曲第3番は「オルガン付き」として名高いが、これを聴いたグノーは、サン=サーンスを「フランスのベートーヴェン」と称えている。サン=サーンスは、最晩年、没年でもある1921年に管楽器(オーボエ、クラリネット、バソン)のためにそれぞれソナタを作曲した。当アルバムはそれらと、さらに初期に書かれた2作品を集めており、結果としてサン=サーンスが管楽器とピアノのために書いた室内楽の全作品が収められている。管楽器が引き立つように書かれているのは当然としても、自身がきわめて優れたピアニストでもあったにもかかわらず、ピアノ・パートが出しゃばらないよう慎ましく抑えられているのはこの作曲家の才能と性格を表していると言えるだろう。 アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年結成の団体。MD+Gレーベルには、これまでにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、キルヒナー、モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラウス、シュポアなどの室内楽作品集を数多くリリースしている。 | ||
サリエリ、ダンツィ&プレイエル:協奏交響曲集 | カラムス・アンサンブル イェルク・フェルバー指揮 ヴュルテンベルクco. | |
ヘンデル:カンタータ&トリオ・ソナタ集 トリオ・ソナタ 変ロ長調HWV.388/ カンタータ「フィッリの夜の思い」HWV.134/ トリオ・ソナタ ト短調HWV.390a/ カンタータ「ほんとうだろう」 (死に瀕するアグリッピーナ)HWV.110/ トリオ・ソナタ ハ短調HWV.386a |
ヨハンナ・コズロフスキー(S) ムジカ・アルタ・リパ | |
録音:1990年10月、シュテファンス修道院、ハノーファー。 | ||
1923-1934年のギター・ソナタ集 マヌエル・ポンセ:ソナタ・メキシカーナ / アントニオ・ジョゼ:ギター・ソナタ マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ:ギター・ソナタ(ボッケリーニを称えて) フランク・ブルガルテン(G) | ||
録音:1992年5月、9月、ノルトキルヒェン宮殿〔シュロス・ノルドキルヒェン/北城教会〕、ノルトキルヒェン、ドイツ。(P) 1993 。旧品番:MDG L 3407。 | ||
ロマンティック管楽セレナード集 ドヴォルザーク:セレナード ニ短調 Op.44 メンデルスゾーン:吹奏楽のための序曲(ノットゥルノ) ハ長調 Op.24 エミール・ハートマン(1836-1898):セレナード 変ロ長調 コンソルティウム・クラシクム | ||
録音:1991年3月、1992年7月、バート・アロルゼン。E.ハートマンの名前は正式名?の「ヴィルヘルム・エミリウス」と記載されている。 | ||
ラインベルガー:ピアノ三重奏曲全集 第1番 ニ短調 Op.34/第2番 イ長調 Op.112/ 第3番 変ロ長調 Op.121/第4番 ヘ長調 Op.191 |
トリオ・パルナッスス | |
トリオ・パルナッススが1990年代の初頭に録音した全集を新装再発売するもの。初発売当時は世界初の全集録音として大いに話題になった。 | ||
オルガンの風景〜メックレンブルク | マルティン・ロスト(Org) | |
ロッシーニ、ハイドン:チェロのためのデュエット集 ロッシーニ:チェロのためのデュエット ハイドン:2つのチェロのためのデュエット 〔ニ長調(原曲:ディヴェルティメント Hob.X: 11 )/ト長調(原曲:バリトン二重奏曲 Hob.XII: 4 )/ ト長調(原曲:バリトン二重奏曲 イ長調 Hob.XII: 1 )/ニ長調(原曲:バリトン二重奏曲 Hob.XII: 5+3 )〕 ダヴィド・ゲリンガス、エミール・クライン(Vc) | ||
録音:1991年12月、ノルドキルヒェン城、オラニエンブルク、ブランデンブルク州、ドイツ/ (C) + (P) 1993 。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ: 6つのシンフォニア(1782) [第1番 変ホ長調/第2番 変ロ長調/第3番 変ホ長調/ 第4番 変ロ長調/第5番 変ホ長調/第6番 変ロ長調] |
コンソルティウム・クラシクム | |
世界初録音盤の再発売。 大バッハの末っ子ヨハン・クリスティアンの最晩年の力作。編成はクラリネット、ファゴット、ホルン各2、コントラバス)。 | ||
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728-1788): 協奏曲&室内楽作品集 フルート、2つのヴァイオリン、チェロと チェンバロのためのポロネーズ ト長調/ 2つのチェンバロのための二重奏曲 ハ長調/ フルートとチェンバロのためのソナタ ニ長調/ 2つのヴァイオリンとチェロのための ポロネーズ ヘ長調&変ロ長調/ チェンバロ・ソナタ ヘ長調/ チェンバロと弦楽のための協奏曲 変ロ長調/ 2つのファゴット、弦楽と通奏低音のための 2つの協奏曲[変ホ長調/ニ短調] |
ムジカ・アルタ・リパ | |
録音:1988年5月&1992年12月/初発売:1994年。廃盤だった商品の、久々となる同番号での再発売(2008年)。 結成から四半世紀、ドイツの老舗古楽アンサンブルのムジカ・アルタ・リパは、MD+Gレーベルに15年以上に渡って録音を続け、バッハやテレマンの作品集も評価が高い。ミューテルはC.P.E.バッハの友人で、J.S.バッハの最後の弟子でもあった人だが、穏やかで無駄なく引き締まった作風が特長。 | ||
ブゾーニ:ピアノ作品集 バッハ(ブゾーニ編曲): 目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ/ トッカータ ニ短調/主イエス、我汝を呼ぶ ブゾーニ:6つの悲歌 |
クラウディス・タンスキ(P) | |
録音:1992年。 | ||
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928): 室内楽作品集 管楽六重奏のための組曲「青春」 (フルート[ピッコロ]、オーボエ、 クラリネット、ホルン、ファゴットと バス・クラリネットのための;1924)/ ヴァイオリン・ソナタ (1921)/ チェロとピアノのための「お伽話」(1923)/ チェロとピアノのための「プレスト」 (1910?)/ ピアノと室内アンサンブルのための 「コンチェルティーノ」(1925) |
アンサンブル・ ヴィラ・ムジカ [インゴ・ゴリツキ(Ob) ウルフ・ ローデンホイザー(Cl) マリー=ルイーズ・ ノイネッカー(Hr) クラウス・トゥーネマン(Fg) トーマス・ブランディス(Vn) マルティン・ オステルターク(Vc) カレ・ランダル(P)他] | |
発売:1993年。 | ||
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):管楽セレナーデ集 2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルン、 2つのファゴットと通奏低音のためのセレナード 変ホ長調/ オーボエ、フルート、2つのクラリネット、2つのホルン、 2つのファゴットと通奏低音のためのコンチェルティーノ ヘ長調/ 2つのクラリネット、2つのホルン、 2つのファゴットと通奏低音のための六重奏曲 ヘ長調/ 2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルン、 2つのファゴットと通奏低音のための八重奏曲(パルティータ) 変ホ長調 コンソルティウム・クラシクム | ||
(P) (C) 1993 。# BOX セット 301-17752 に全曲含まれているので、ご注意下さい。 | ||
パウル・ヒンデミット(1895-1963): クラリネット五重奏曲 Op.30(1923年初稿版)/ 七重奏曲(1948年)/八重奏曲(1957/58年) |
アンサンブル・ ヴィラ・ムジカ | |
録音:1992年。廃盤だったアルバムの久々となる再プレス(2007年)。 ヒンデミットの音楽は常に複雑。平凡な解釈ではその特性を充分に表現することはできない。しかし、アンサンブル・ヴィラ・ムジカによる高度な技術と機動性は、聴き手を魅了してやまない演奏を産み出している。そして、とにかくメンバーが素晴らしい! ヴラトコヴィチ、ノイネッカー、トゥーネマン、ゴリツキー・・・等々全ての管楽器好きが思わずため息をもらしてしまいそうな名手たちが参加している。 アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年に結成された団体で、MD+Gレーベルには、これまでにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、キルヒナー、モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラウス、シュポアなどの室内楽作品集を数多くリリースしている。とりわけヒンデミットの作品に関しては評価が高く、ソナタにおける伝説的な名演は国際的な賞を獲得している。 | ||
イグナーツ・プレイエル(1757-1831): 木管楽器のためのセレナーデ集 八重奏曲 変ロ長調/六重奏曲 変ホ長調/ 六重奏曲 変ロ長調/八重奏曲 変ホ長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
2008年再プレス。イグナーツ・プレイエルは音楽出版社を起業したり、ショパンやコルトーが愛用したことでも知られるプレイエル・ピアノを創始したりと、いくつもの顔を持つ作曲家。モーツァルト偽作集やその他、特に忘れられている古典派作曲家の作品に光を当てることにおいては、右に出る者のいないコンソルティウム・クラシクムによる演奏。 | ||
ラロ: ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調Op.7/ ピアノ三重奏曲第2番 ロ短調 ピアノ三重奏曲第3番 イ短調Op.26 |
トリオ・パルナッスス | |
レーガー:バッハ・オルガン編曲全集 幻想曲、インヴェンション、トッカータ集 |
ロサリンデ・ハース(Org) | |
ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767): トラヴェルソ・フルート独奏のための12の幻想曲 [第1番 イ長調/第2番 イ短調/第3番 ロ短調/ 第4番 変ロ長調/第5番 ハ長調/第6番 ニ短調/ 第7番 ニ長調/第8番 ホ短調/第9番 ホ長調/ 第10番 嬰へ短調/第11番 ト長調/第12番 ト短調] |
コンラート・ヒュンテラー(Fl−tr) | |
発売:1993年。使用楽器:ヤーコプ・デンナー製。旧番号:MDGL-3486。 当盤は国内代理店の扱いがなく、現地より取り寄せますので入荷までには1、2か月かかります。 | ||
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 | ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
モーツァルト:偽作集 Vol.5 五重奏曲K.458/八重奏曲K.452/フーガK.Deest |
コンソルティウム・クラシクム | |
モーツァルト:偽作集 Vol.6 2つのクラリネット、2つのホルン、2つのファゴット、 コントラバスのためのセレナード(KV.384による)/ 2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルン、 2つのファゴットのための断章 KV.384/ フルート、2つのオーボエ、2つのクラリネット、 2つのホルン、2つのファゴットと コントラバスのための九重奏曲 KV.428 |
コンソルティウム・クラシクム | |
ライヒャ: 管楽器と弦楽四重奏のための五重奏曲全集 Vol.1 フルートと弦楽四重奏の ための五重奏曲 イ長調 Op.105/ オーボエとと弦楽四重奏の ための五重奏曲 ヘ長調 Op.107 |
コンソルティウム・クラシクム | |
ライヒャ: 管楽器と弦楽四重奏のための五重奏曲全集 Vol.2 クラリネットと弦楽四重奏の ための五重奏曲 変ロ長調 Op.89/ ファゴットと弦楽四重奏の ための五重奏曲 変ロ長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
Vol.3:301-05152。 | ||
グラウン兄弟:協奏曲と室内楽作品集 チェンバロ協奏曲 ハ短調(弟) フルートとオーボエのためのソナタ(兄) [ニ長調/ト長調] フルート・ソナタ ハ長調(?) オーボエ・ダモーレと 2つのヴァイオリンのための協奏曲(?) |
ヴァルデマール・ デーリング(Cemb) アンドレアス・ クレッヒャー(Vn) マルティン・ シェーファー(Vn) アンドレア・ リーベルクネヒト(Fl) ゲルノート・シュマルフース (Ob/Obダモーレ) ヘルマン・ユング(Fg) エミール・タバコフ指揮 ソフィア室内合奏団 | |
録音:1986年4月/他。 ヨハン・ゴットリープ(1701/02-1771)とカール・ハインリヒ(1703/04-1759)のグラウン兄弟はドイツ・バロック期の作曲家。この兄弟の手になる協奏曲と室内楽曲計5曲を、チェンバロ奏者デーリングが中心となって演奏したアルバム。 | ||
308-05062 廃盤 |
ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911): ピアノ五重奏曲 Op.95 |
ヨスト・ミヒャエルス(P) ヴェルディSQ |
フランツ・クサヴェル・リフテル〔クサヴァー・リヒター〕(1709-1789):協奏曲と室内楽作品集 フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調/ 2つのヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調 Op.4 No.6 / オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調/4声のためのシンフォニア ト長調/ フルート、チェロとオブリガード・チェンバロのためのトリオ ト短調 ムジカ・アルタ・リパ カール・カイザー(Fl-tr) カタリナ・アルフケン(Ob) | ||
録音:1995年3月22日-24日、St. Georgskirche, Sengwarden 。ピリオド楽器使用。18世紀にボヘミアからドイツに出て活躍した作曲家の中で、前古典派の作曲家フランツ・クサヴェル・リフテルは、バロックから前古典主義を発展させ、ヨハン・シュターミッツらとウィーン古典主義のために道を開いた。その室内楽作品には後期バロックの特徴が残されているが、明確な旋律による美しいカンタビーレは、それまでに無かった革新的なもの。ドイツのピリオド楽器アンサンブル「ムジカ・アルタ・リパ」の各パート一人による室内協奏曲的なアンサンブルに、カメラータ・ケルンのカール・カイザー、フライブルク・バロックオーケストラのカタリナ・アルフケンらの名手を迎えて、リフテルの革新的な作風をお楽しみいただける。 | ||
ライヒャ: 管楽器と弦楽四重奏のための五重奏曲全集 Vol.3 ホルンと弦楽四重奏の ための五重奏曲 ホ長調 Op.106/ フルート、チェロ、ファゴットと ピアノのための四重奏曲 変ホ長調 Op.104 「協奏的大五重奏曲」 |
コンソルティウム・クラシクム | |
Vol.1:301-05012、Vol.2:301-05022。限定でセット化もされていたが、廃盤(301-05002)。 ボヘミアで生まれ、豊かな才能でもってパリで活躍。ベルリオーズやリストの師ともなり、斬新多彩な旋律で当時のヨーロッパを席巻したライヒャ。協奏的大五重奏曲は彼の代表作。 | ||
カール・チェルニー(1791-1857): コールアングレ(イングリッシュ・ホルン)、クラリネット、ファゴット、ホルン、 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための九重奏曲 変ホ長調 (1850) / クラリネット、ホルン、チェロとピアノのためのグランド・セレナーデ・コンチェルタンテ 変ホ長調 Op.126 クラウディウス・タンスキ(P) コンソルティウム・クラシクム | ||
(P) (C) 1994 。# BOX セット 301-17752 に全曲含まれているので、ご注意下さい。 | ||
フリードリヒ・ハルトマン・ グラーフ(1727-1795):フルート四重奏曲集 [第1番 ト長調/第2番変ロ長調/第3番 ニ長調/ 第4番イ長調/第5番ハ長調/第6番 ト長調] |
コンラート・ヒュンテラー(Fl) フェステティクスSQ員 | |
録音:1993年7月&1994年6月録音。17〜18世紀ドイツで活躍したグラーフ一族の中でも最も有名なフリードリヒ・ハルトマンによる作品。 | ||
エミール・ボーンケ(1888-1928):室内楽作品集 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 変ロ短調 Op.5 (1920出版) (*) / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.13 No.1 (1924出版) (#) / 無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.13 No.2 (1921出版) (+) / 無伴奏チェロ・ソナタ Op.13 No.3 (1924出版) (**) / 弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.1 (1913/1922出版) (##) / 無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ Op.15 No.2 (#) / チェロとピアノのためのソナタ Op.7 (1918/1924出版) (**/++) トリオ・アルカン(*) コルヤ・レッシング(Vn;#/Va;+) ベルンハルト・シュヴァルツ(Vc;**) ヴェルディSQ (##) ライナー・クラース(P;++) | ||
録音:1993年5月、9月、1994年6月、アーロルゼン & オーベルキルヒェン、以上 ドイツ。 (P) 1995 。ドイツ人のエミール・ボーンケは指揮者としても才能を示した人だが、39才という若さで交通事故のため亡くなったため、今日その名前はほとんど知られていない。なお、Op.13 の作曲年が1924年となっている資料があるが、出版年が正しければ誤り。 #レーベル品切&再プレス未定のため高額。流通在庫限りのため、入手出来無い場合はご容赦下さい。 | ||
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.36/ ピアノのためのトランスクリプション集(全曲) |
フリードリヒ・ヘリック(P) | |
ジャン・フランセ(1912-1997):木管五重奏作品集 木管五重奏曲第1番/恋人たちのたそがれ(*) /木管五重奏曲第2番 ベルリン室内楽協会[イリス・ジェス(Fl) グートルン・レシュケ(Ob) アレクザンデル・ロシュケ(Cl) ボート・ヴェルナー(Hr) マティアス・バイアー(Fg)] フランク=インモ・ツィヒナー(P;*) | ||
録音:1993年9月、アーロルゼン、ドイツ。半音階や広い跳躍の多用など、極めて高度な技術が要求される作品が集められたアルバム。「木管五重奏曲」はフランセの作品の中でも特に密度の高い力作で、もともとパリo.の木管五重奏のために作曲された物。ここで演奏している「ベルリン室内楽協会 [Kammervereinigung Berlin] 」は、ドイツの若手演奏家たちによって1984年に設立された木管五重奏団。彼らはそれぞれ高度なテクニックやアンサンブル、演奏表現などをもったメンバーばかりで、様々な国際コンクールで賞を受賞、ソリストやドイツ国内の一流オーケストラのメンバーとして活躍するなど輝かしい経歴を持っている。 | ||
バスーン(ファゴット)と ピアノのための音楽 アレクサンドル・タンスマン(1897-1986): ソナチネ (1952) シャルル・ケックラン(1867-1950): ソナタ Op.71 (1918/1919) マルセル・ミハロヴィチ(1898-1985): ノヴェレッテ (1958) ウジェーヌ・ボザ(1905-1991): 夜想曲(舞曲) (1967) マルセル・ビッチュ(1921-): コンチェルティーノ (1948) アレクサンドル・タンスマン: 組曲 (1960) アンリ・デュティユー(1916-): サラバンドとコルテージュ (1942) シャルル・ケックラン: 3つの小品 Op.34 (1898/1999; rev.1907) ウジェーヌ・ボザ: レシ、シシリエンヌとロンド (1936) マルセル・ビッチュ:ロンデレット (1949) |
ダグ・イェンセン(Fg) きたがわ・みどり(P) | |
発売:1994年。 | ||
サン=サーンス:練習曲集 アルバムOp.72/6つの練習曲 Op.52/ 6つの練習曲 Op.111 |
ミー・ジョー・リー(P) | |
録音:1994年7月、アルローゼン。韓国出身の実力派女流、リーによるサン=サーンス。 | ||
ブルックナー/マーラー編曲: 交響曲第3番(ピアノ連弾版) |
エヴェリンデ・トレンクナー、 ゾントラウト・シュパイデル(P) | |
録音:1994年6月。世界初録音盤の再発売。 マーラーはオリジナルのオーケストラ演奏のイメージを損なわずにピアノの特性を十分に活かして細やかに表出しており、いたるところでこの第3番の新たな魅力を発見することができる。トレンケルとシュパイデルによる連弾は、高度なテクニックを駆使しながら息の合った見事な連弾を聴かせており、想像をはるかに上まわるスケールで謳い上げている。トレンケルはワルター・ギーゼキングとヴィルヘルム・ケンプに、シュパイデルはイヴォンヌ・ロリオ、シュテファン・アシュケナーゼ、ゲザ・アンダ等に師事。 | ||
ベートーヴェン: 七重奏曲 変ホ長調 Op.20/ 六重奏曲 変ホ長調 Op.81b |
コンソルティウム・クラシクム | |
録音:1994年9月、12月、アーロルゼン。2011年5月21日に死去したドイツのクラリネット奏者&音楽学者、ディーター・クレッカーが率いていたコンソルティウム・クラシクムの演奏で聴くベートーヴェンの2傑作。 | ||
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.4 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.5 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.6 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.7 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.8 | ライプツィヒSQ | |
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.9 | ライプツィヒSQ | |
定評ある全集。曲目詳細は、レーベルのサイト(英語/ドイツ語)をご覧ください。 | ||
333-06142 (2CD) 廃盤 |
J.S.バッハ/シューマン編曲: 6つのヴァイオリン・ソナタ (原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ) |
ベンヤミン・シュミット(Vn) リサ・スミルノワ(P) |
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):室内楽作品集 ディヴェルティメント(1927) /コンチェルティーノ(1925) / 低音のうぐいす(1922) /二重奏(1925) /ソナタ(1927) /雲のポンプ(1922) アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | ||
録音:1994年-1995年、Fürstliche Reitbahn, アーロルゼン〔現・バート・アーロルゼン〕、ドイツ。近年復興著しい退廃音楽、なかでも名前の知られているのがこのシュルホフ。チェコで生まれ、第一次世界大戦後のダダイズム運動の音楽家として知られ、作品にジャズや実験音楽の要素を取り入れた作品を多く書いたが、30年代にナチス・ドイツによって演奏を禁じられ、以降50年間、彼の音楽は沈黙を守ることを強いられた。6作品をアンサンブル・ヴィラ・ムジカの説得力ある演奏で。 | ||
ギデオン・クライン(1919-1945): 室内楽作品集 8つの木管楽器のための ディヴェルティメント (1940)/ ヴァイオリンとチェロのためのデュオ (1941;未完、2楽章のみ)/ 弦楽四重奏のための4楽章 (1936-38)/ ピアノ・ソナタ (1943) / ヴァイオリン、ヴィオラと チェロのための三重奏曲 (1944) |
アンサンブル・ ヴィラ・ムジカ [インゴ・ゴリツキ(Ob) ウルフ・ ローデンホイザー(Cl) クラウス・トゥーネマン(Fg) トーマス・ブランディス(Vn) マルティン・ オステルターク(Vc) カレ・ランダル(P)他] | |
発売:1995年。ギデオン・クラインはチェコスロバキア、プシェロフ出身のユダヤ系作曲家。作曲をアロイス・ハーバに師事したが、1941年にナチスによってテレジン強制収容所に送致されてしまう。収容所内でも盛んな創作を続けたが、その後シレジア地方の収容所に送られ、1945年初頭に他界したと考えられている。 | ||
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」/ 弦楽三重奏曲第2番/断章 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P) ライプツィヒSQ | |
スカルラッティ一族の室内カンタータとソナタ集 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): 2つのカンタータ〔 Perché tacete, regolati concenti / Bella Dama di nome Santa 〕/ 2つのソナタ〔イ短調/ヘ長調〕 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):カンタータ「 Doppo lungo servire 」 フランチェスコ・スカルラッティ(1666-1741):カンタータ「 O come in un' istante 」 カイ・ヴェッセル(CT) ムジカ・アルタ・リパ | ||
録音:1995年、ゼングヴァルデン。ピリオド楽器使用。アレッサンドロ・スカルラッティは、ナポリの宮廷楽長、ローマのサンタ・マリア・マジョーレ教会楽長を務め、ナポリ派オペラの代表的作曲家として名高く、膨大な室内カンタータを作曲した。息子のドメニコはスペイン宮廷で活躍し、鍵盤曲に新しい用法を取り入れた重要な作曲家。アレッサンドロの弟のフランチェスコは、ナポリの宮廷楽団ヴァイオリン奏者を務め、ロンドンなどでも活躍した。ここに収録された室内カンタータは、アレッサンドロの影響を強く受けており、表情に富んだ美しい旋律、その中に見え隠れする主人公の不安さなど、心情的な生命感に溢れている。BCJやコープマンとの共演でも有名なカウンターテナーのカイ・ヴェッセルが、美しい声を重ねていく。 | ||
バッハ(レーガー編曲): ブランデンブルク協奏曲(4手ピアノ版) |
トレンクナー&シュペイデル・ ピアノ・デュオ | |
606-06462 廃盤 |
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):オルガン作品集
エンニオ・コミネッティ(Org) | |
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.1 「老いのいたずら」( Péchés de Vieillesse ) より Petite Caprice (Style Offenbach) / Mon Prelude hygienique du matin / Un enterrement en carnaval / Une caresse à ma femme / Un profond Sommeil / Un réveil en Sursaut / Memento homo / Assez de memento: dansons / La Lagune de Vénise à l'expiration de l'année 1861 / Marche et Rémimiscences pour mon dernier voyage |
シュテファン・イルマー(P) | |
当盤は国内代理店の扱いが終了しているため、入荷には早くても1ヶ月程度かかります。Vol.2:608-09182、Vol.3 :618-11082、Vol.4:618-12602、Vol.5:618-13532。 | ||
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調Op.8 (改訂版)/ 弦楽六重奏曲第2番 ト長調Op.36 (テオドール・キルヒナー(1823-1903) によるピアノ三重奏編曲版) |
トリオ・パルナッスス [ヴォルフ=ディーター・ シュトライヒャー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] | |
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調Op.87/ 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調Op.18 (テオドール・キルヒナー(1823-1903) によるピアノ三重奏編曲版) |
トリオ・パルナッスス [ヴォルフ=ディーター・ シュトライヒャー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] | |
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲全集 Vol.3 ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調Op.101/ ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調Op.8 (初版; 1854) |
トリオ・パルナッスス [ヴォルフ=ディーター・ シュトライヒャー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] | |
ラヴェル:クープランの墓 クープラン(ラヴェル編):フォルラーヌ ドビュッシー:子供の領分/6つの古代墓碑銘 |
カレファクス・リード五重奏団 | |
廃盤だったアイテムの、同番号での復活。サクソフォンにはあのへケマが参加! オーボエ、クラリネット、サクソフォン、バス・クラリネット、ファゴットで編成されているカレファクス・リード五重奏団。いわゆるリード楽器のみで構成されているアンサンブルだが、中低音が充実しているだけにとても個性的なサウンドが印象的。ラモー作品集やバッハの「フーガの技法」に続くアルバムはラヴェル&ドビュッシー作品集。通常の木管五重奏でもレパートリーとして定着している作品ばかりだが、彼らの手にかかるとどんなサウンドが聞こえてくるのか楽しみ。ちなみにサクソフォンは、パガニーニの「カプリース」でブレイクした名手ラフ・ヘケマが吹いている。ラモー作品集:619-13742、バッハ:フーガの技法 619-09892。 | ||
アントニーン・レイハ (アントン・ライヒャ;1770-1836): 管弦楽作品集 交響曲 変ホ長調Op.41/ フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための 協奏交響曲 ト長調(1799-1980頃)/ 序曲 ニ長調(1824) |
イダ・ビーラー(Vn) ジャン=クロード・ ジェラール(Fl) ペーター・ギュルケ指揮 ヴッパータールso. | |
廃盤だった商品の再発売。 室内楽、特に木管楽器を嗜む方にはよく知られたライヒャ(ボヘミア出身なので、正しくはアントニーン・レイハ)。しかし、彼のオーケストラ作品となると「よく知られている」とは言い難いだろう。今回のアルバムは知られざる交響作品作家としてのライヒャの姿に触れることが出来る好企画。収録されたのは、自身が宮廷楽団でフルート奏者だったこともあってか独奏楽器にフルート(とヴァイオリン)をチョイスした「協奏交響曲」「交響曲」「序曲」の3作品。 独奏のイダ・ビーラーは、ジュリアード音楽院でシュムスキーやリッチに、またケルンでロスタル、ロンドンでミルシテインに師事したヴァイオリニスト。以前はメロス弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者だったが、現在はハイネ弦楽四重奏団の第1奏者を務めている。かたやフルートのジャン=クロード・ジェラールは、ハンブルク州立歌劇場の首席奏者を経て、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、アンサンブル・ヴィラ・ムジカで活躍している。ペーター・ギュルケは音楽学者、特にベートーヴェンやシューベルトの校訂者としても有名。ヴッパータルは、ピナ・バウシュの本拠地としても知られるが、当地のso.は、現在上岡敏之が音楽総監督を務めている。 | ||
603-06652 廃盤 |
オトマール・シェック(1886-1957): 弦楽四重奏曲全集 |
ミンゲSQ |
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):ピアノ五重奏曲 変ロ長調 Op.48 (*) モーツァルト・ピアノ四重奏団[クラウス・シルデ(P) カルステン・ヘイマン(Vn) ジャン・リーベル(Va) ウルリヒ・ボーデ(Vc)] ゴットフリート・ランゲンシュタイン(Hr;*) | ||
シューマンのピアノ四重奏曲と、ホルンが加わった珍しい編成によるドレーゼケのピアノ五重奏曲を、かつて名ペダゴーグ・ピアニストのクラウス・シルデが主宰していた団体で聴くアルバム。 | ||
ベンヤミン・シュミット〜 パガニーニ/シューマン編:24のカプリス |
ベンヤミン・シュミット(Vn) リサ・スミルノワ(P) | |
録音:1994年12月-1995年1月、ディジタル。 シューマンが異常なまでの愛着をもって編曲した珍しいピアノ伴奏付き版による演奏。伴奏が加わっても原曲が持っている即興性は損なわれていない。鬼才ベンヤミン・シュミットと「長崎おぢか国際音楽祭」の音楽監督として日本でもなじみの深いリサ・スミルノワのコンビは、バッハ「無伴奏」のシューマン編曲版も録音している。 | ||
バッハ:協奏曲集 Vol.5 ヴァイオリン協奏曲集第2番 フルートとヴァイオリンのための協奏曲 チェンバロ協奏曲第7番 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
バッハの協奏曲集完結編。 | ||
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.1 〜ソナタ集 Op.11 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.11-1/ ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.11-2(1918)/ チェロ・ソナタ Op.11-3(1919)/ ヴィオラ・ソナタ ヘ調 Op.11-4(1919) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [イダ・ビーラー(Vn) エンリケ・サンティアーゴ(Va) マルティン・オステルターク(Vc) カレ・ランダル(P)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.2 ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ Op.25-2(1923)/ ヴィオラ・ソナタ Op.25-4(1922)/ ヴァイオリン・ソナタ ホ調(1935)/ ヴァイオリン・ソナタ ハ調(1939)/ ヴィオラ・ソナタ ハ調(1939) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [イダ・ビーラー、 トーマス・ブランディス(Vn) エンリケ・サンティアーゴ(Va) マルティン・オステルターク(Vc) カレ・ランダル(P)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.3 〜ピアノ・ソナタ ピアノ・ソナタ第1番 イ調「マイン河」/ ピアノ・ソナタ第2番(1936)/ ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調(1936)/ ピアノのための変奏曲(1936) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [カレ・ランダル(P)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.4 ホルン・ソナタ ヘ調(1939)/ ファゴット・ソナタ 変ロ調(1939)/ 4手ピアノ・ソナタ(1942)/ 2台ピアノのためのソナタ (1942)/ ハープ・ソナタ (1939) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr) クラウス・トゥーネマン(Fg) ヘルガ・シュトルク(Hp) カレ・ランダル、 ピレト・ランダル(P)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.5 フルート・ソナタ 変ロ調(1936)/ オーボエ・ソナタ ト調(1938)/ クラリネット・ソナタ(1939)/ イングリッシュホルン・ソナタ 嬰ハ調(1941) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [ジャン・クロード・ ジェラール(Fl) インゴ・ゴリツキ (Ob/イングリッシュHr) ウルフ・ ローデンホイザー(Cl) カレ・ランダル(P)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.6 トランペット・ソナタ 変ロ調(1939)/ ホルン・ソナタ(1943)/ 3つのオルガン・ソナタ(1937-1940) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [ハンネス・ロイビン(Tp) ラドヴァン・ ヴラトコヴィチ(Hr) カレ・ランダル(P) ロザリンデ・ハース(Org)] | |
ヒンデミット:ソナタ全集 Vol.7 トロンボーン・ソナタ ヘ調(1941)/ コントラバス・ソナタ ロ調(1949)/ テューバ・ソナタ 変ロ調(1955)/ チェロ・ソナタ ホ調(1948)/ チェロのための小ソナタ(1942)/ 「求婚に出かけた蛙」による 変奏曲(チェロのための)(1941) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [マルティン・オステルターク(Vc) ヴォルフガング・ギュトラー(Cb) ブラニミール・スローカー(Tb) ヴァルター・ヒルガース(Tu) カレ・ランダル(P)] | |
以上7枚、304-06902という番号で限定盤セットが出ていたが、廃盤となっており、分売しか入手出来ない。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 第7番 ヘ長調Op.59 No.1「ラズモフスキー第1番」/ ヘ長調Op.14-1 (ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調からの編曲) |
ライプツィヒSQ | |
当アイテムは国内代理店の扱いが終了しており、取り寄せにはお時間がかかります。 既発アイテム(Vol.4は国内代理店での扱いが終了しており、入荷までにお時間がかかります);Vol.2:307-08202[Op.131/Op.135]/Vol.3:307-08522[Op.59 No.3/Op.74]/Vol.4:307-08532[Op.18 No.1/Op.18 No.4]/Vol.5:307-08542[Op.127/Op.132]/Vol.6:307-08552[Op.18 No.2/Op.18 No.5]/Vol.7:307-08562[Op.18 No.3/Op.18 No.6] | ||
The revolution of the flute 〜テオバルト・ベーム(1794-1881): カラファのポロネーズ Op.8 /ロッシーニ「モーゼ」の主題による変奏曲/ 「君恋しい歌」による華麗な変奏曲 Op.22 /アルプスの思い出 Op.28 / マズルカ風ロンド Op.36 /シューベルト「白鳥の歌」からの3つの歌(T.ベーム編曲) ベートーヴェン/T.ベーム編曲:セレナード Op.8 コンラート・ヒュンテラー(Fl;*) ミヒャエラ・ピューン(Fp;#) | ||
録音:1995年11月、エルプドーロシュテンホーフ、ミュンスター。 使用楽器:テオバルト・ベーム製作(オリジナル、5種)(*) /コンラート・グラーフ、1835年頃製作(#) 。 | ||
ヨハン・ゴットリープ・ ゴルトベルク(1727-1756):室内楽作品集 トリオ・ソナタ 2つのヴァイオリン、ヴィオラと 通奏低音のための四重奏曲 ポロネーズ |
ムジカ・アルタ・リパ | |
録音:1996年2月、11月、ボン。 当店未案内旧譜の、久々となる再プレス(2008年)。ゴルトベルクはすぐれたクラヴィーア奏者であり、J.S.バッハの弟子でもあった。彼の名前が劇的に知られることになったのは何と言っても、あの名曲「ゴルトベルク変奏曲」だろう(彼のために書かれたとされるこの曲だが、真偽のほどはわかっていない)。ゴルトベルクはバッハの死後、室内楽作曲家として活躍を始めたが、その6年後、わずか29歳の若さでこの世を去ってしまう。このアルバムには、そんなゴルトベルクの珍しい作品を収録。東プロイセン生まれのゴルトベルクは、少々変わり者で潔癖症、そして常に憂鬱であった。彼は自分の作品の出来に満足せず、いくつかは彼自身の手で破棄されてしまったとも言われる。ここで聴かれる曲にも、バッハの影響、そこからの脱却、独自の対位法、などなど多くの興味深い面が聞き取れることだろう。テレマンの演奏で高い評価を得ているハノーバーの団体、ムジカ・アルタ・リパの演奏で。 | ||
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693): 死者のためのミサ曲(レクイエム)(1690) |
フランツ・ラムル指揮 ヘンスラー・コンソート | |
発売:1997年。当盤は発売が少々古いため、お早めのご入手をお薦めいたします。 | ||
管楽アンサンブル編曲による「祈り」 ウィリアム・バード:老人は幼子を抱き/5声によるミサ曲 アルヴォ・ペルト(1935-):アルボス/樹/スンマ/断続する平行/マニフィカトとアンティフォナ(*) カイ・ヴェッセル(CT;*) カレファックス・リード・クインテット [エドワード・ウェスリー(Ob/Obダモーレ) イーヴァル・ベリックス(Cl) ラーフ・ヘッケマ(Sax) イェルテ・アルタウス(バスCl) アルバン・ウェスリー(Fg)] | ||
録音:1996年9月、マルティン・ルター教会、ギュータースロー。少し変わった編成による管楽五重奏団。当盤はバードとペルトによる「祈り」の音楽。(*)では、BCJやコープマンとの共演でも有名なカウンターテナーのカイ・ヴェッセルが、美しい声を重ねていく。カレファックス・リード・クインテット:ポップスのメンタリティを備えたアンサンブルと評され、その卓越した技術、革新的なプログラミング、そして魅力的なコンサートで知られている。そのレパートリーは、8世紀から現代音楽におよび、自らで編曲、再作曲を行っている。質の高い演奏で様々な現代音楽祭や古楽フェスティヴァルにも参加。2005年には、ノースシーのジャズ・フェスティヴァルにおいて、トニー・オーバーウォーター・トリオともに2つのエリントン組曲を演奏し話題となった。 近年では、オルランド・コンソートやティボーデ、ジャズシンガーのデニス・ジャンなどとも共演。1997年フィリップ・モリス芸術賞、2001年Kersjes van de Groenekan賞、またオランダで行われた室内楽公演に対して VSCD 2005年度クラシック音楽賞を受賞している。 | ||
アントニオ・カシミール・カルテッリエリ(1772-1807):オラトリオ「ユダヤの王ジョアス」
カタリーナ・カンマーローアー(Ms;ジョアス) トーマス・クヴァストホフ(Br;ジョイアーダ) ゲザ・ホッペ(S;ゼビア) インゲボルク・ヘルツォーク(S;アタリア) フーゴー・マレット(T;イシマエル)他 ゲアノート・シュマルフス指揮デトモルト室内o.、ギュータースロー・バッハcho. | ||
録音:1996年12月5日-10日、デトモルト音楽大学。カルテッリエリはグダンスクに生まれ、サリエリやアルブレヒツベルガーに作曲を学んだ。彼の友人でもあったベートーヴェンよりも当時有名だった彼のオラトリオ「ユダヤの王ジョアス」は、イタリアの情熱を取り入れた画期的な作品。復讐アリア、狂気のシーン、熱心な祈りなどが取り入れられ、絶賛を浴びた。この曲の初演日には、ベートーヴェンもヴィオラ奏者として参加している。彼の重要なこの作品を、現在デトモルト音楽大学の教授のゲアノート・シュマルフスがイタリアの図書館にて自ら発見し、校訂し演奏録音したのが当盤。 しばらく生産中止となっていたが、生誕240年を記念して再発売となった。 | ||
マックス・レーガー(1873-1916):ピアノ三重奏曲全集 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 ホ短調 Op.102 (1907-08) / ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための三重奏曲 ロ短調 Op.2 (1891) トリオ・パルナッスス [ヴォルフガング・シュレーダー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc;*) チア・チョウ(P)] グンター・トイフェル(Va;#) | ||
録音:1997年7月3日-5日、 Fürstliche Reitbahn, バート・アーロルゼン、ドイツ。 (C) + (P) 1998 。 | ||
マックス・レーガー:2台のピアノのための作品全集 モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132a / ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ Op.86 /序奏、パッサカリアとフーガ Op.96 トレンクナー&シュパイデル・ピアノ・デュオ [エヴェリンデ・トレンクナー、ゾントラウト・シュパイデル(P)] | ||
録音:1997年9月8日-10日、 Fürstliche Reitbahn Arolsen 、ドイツ/ (C) + (P) 1998, 2016 。 | ||
2台ピアノ編曲版「ロザムンデ」 シューベルト: 劇音楽「ロザムンデ」D.797 (アルノルト・シェーンベルクによる 4手ピアノ用編曲版)/ アレグロ「人生の嵐」 イ短調D.947 |
ゾントラウト・シュパイデル、 エヴェリンデ・トレンクナー (Pデュオ) | |
発売:1997年。 | ||
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803, Op.166
コンソルティウム・クラシクム [ディーター・クレッカー(Cl) カール・オットー・ハルトマン(Fg) ヤン・シュレーダー(Hr) アンドレアス・クレヒャー、ゲルドゥル・グンナルスドウッティル(Vn) クリスティアーネ・ヘル(Va) アルミン・フロム(Vc) ユルゲン・ノルマン(Cb)] | ||
録音:1996年12月。依頼主の要求によって、ベートーヴェンの七重奏曲に似せて作られた「八重奏曲」。楽章数、楽章配列、調性関係、楽器編成など、多少の相違を除いて酷似しているが、シューベルトの独自な純粋さで洗練された室内楽作品。2011年に亡くなったディーター・クレッカー率いるコンソルティウム・クラシクムによる2回目の録音のもので、1回目の録音(CPO; 1983年)よりテンポをおとし、ロマン性豊かな叙情性と愉悦性を十分に生かした名演。 | ||
マルティヌー: セレナータ第1番−第4番/四重奏曲 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集 全曲 [第1番 ヘ長調BWV.1046/第2番 ヘ長調BWV.1047/ 第3番 ト長調BWV.1048/第4番 ト長調BWV.1049/ 第5番 ニ長調BWV.1050/第6番 変ロ長調BWV.1051] |
18世紀カメラータ [ライナー・クスマウル(Vn) ユルゲン・クスマウル(Va) マーク・ベネット(Tp) ヴィルヘルム・ブルンス、 オリヴァー・ カースケンズ(Hr) コンラート・ヒュンテラー、 ダニエル・ブリュッヘン(Fl) ク・エビンゲ(OB) ジャック・オッホ(Cemb)] | |
録音:DDD。発売:1997年。 | ||
ロマンティック・オルガンのために編曲されたバッハとヘンデル J.S.バッハ: ジークフリート・カルク=エーレルト編曲: モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」による即興的コラールとフーガ/管弦楽組曲第3番〜アリア マックス・レーガー編曲:前奏曲とフーガ ト短調 BWV 885 アレクサンドル・ギルマン編曲:カンタータ第106番「神の時こそ、いと良き時」〜シンフォニア アルノ・ランドマン編曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調〜シャコンヌ ヘンデル: ウィリアム・トーマス・ベスト編曲:パッサカリア ト短調 HWV.432 アレクサンドル・ギルマン編曲:オルガン協奏曲第10番 ニ短調 Op.7 No.4 ジークフリート・カルク=エーレルト編曲:変奏曲「調子の良い鍛冶屋」HWV.430 ヴォルフガンク・バウムグラッツ(Org) | ||
録音:1997年7月、ブレーメン聖ペトリ大聖堂。使用楽器:ヴィルヘルム=ザウアー製作。17世紀-18世紀前半のバロック時代はオルガン文化の全盛期だった。特に北ドイツにおいては、新教会が大オルガンを建造することを競い始めるようになり、巨大なオルガンが作製されるようになった。ブクステフーデ、パッヘルベル、そしてJ.S.バッハの作品は、こうしたバロック・オルガンのために作曲されている。19世紀〜20世紀初頭には、多彩な音色が発音されオルガンが作られ「シンフォニック・オルガン」または「ロマンティック・オルガン」と呼ばれている。サン=サーンスやレーガー、そしてこのアルバムに収録された作曲家たちの間では、オルガン・ソロのための交響曲を書くことが流行った。また、バロック時代の偉大な作曲家の作品だけではなく、オルガン作品まで、ロマンティック・オルガンのために編曲して自らのレパートリーとして演奏されていた。こうして編曲されたバッハとヘンデルの名作品をここに収録した。ブレーメン大聖堂にW.ザウアーによって1894-1905年に製作されたロマンティック・オルガンの響きでお楽しみ頂きたい。 | ||
ケージ:ピアノ作品全集 Vol.4 冬の音楽/アロルセン 2月8日 1998年/MCとDTのために/ PTとADのために/TVコーイン/ウェイティング/ 7つの俳句/俳句/ミュージック・ウォーク/ ピアノのための独奏/二人のための34'46.776 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ケージ:ピアノ作品全集 Vol.5 〜2台のピアノ編 音楽の本/エクスペリアンス1/ 2台のための音楽/2の二乗/3つのダンス |
ヨゼフ・クリストフ(P) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
当巻はすべて2台ピアノのための作品。 | ||
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集 Vol.6 One(マーガレット・レン・タンのために;1989) On(1987)/ Etudes Boreales(1978) The Beatles 1962-1970(高橋アキのために;1989) ASLP(1985)/ One5(1990) One2(第2版、マーガレット・レン・タンのために;1989) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集 Vol.7 ソリロクィ(1945)/オフェーリア(1946)/ザ・シーズンス(1947) ジャズ・スタディ(1942)/メタモルフォシス(1938) クエスト〜第2楽章(1938)/3つの平易な小品ン(1933) ア・ルーム(1943)/クリート&ダッド(1945) ピアノのための2つの小品(1946)/アド・リブ(1942) トリプル=ペースト(第1版)(1943) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2000年3月。 | ||
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集 Vol.8 サティへのオマージュ |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集 Vol.9 ケージ:Etudes Australes(南のエチュード) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
当曲は、南半球の星図をもとに5音からなる546の異なるコードを配置し、演奏者は瞬時にそれらを判断し演奏するという、32曲からなる大作。 | ||
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集 Vol.10 | シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
"全10巻CD18枚に及ぶ膨大な全集の完結編となるアルバム。 | ||
モーツァルト: 6つのヴァイオリン・ソナタ K.Anh.C23.01-C23.06 |
アントン・シュテック(Vn) ロバート・ヒル(Fp) | |
これらの作品は、かつて第17番−第22番(K.55-60)と呼ばれていたが、現在は偽作とされている。 | ||
バルギール:ピアノ三重奏曲 Vol.2 | トリオ・パルナッソス | |
ノルベルト・ブルクミュラー(1810-1836): ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.1 (*) / 序曲 ヘ短調 Op.5 /交響曲第2番 ニ長調 Op.11 |
レナード・ホカンソン(P;*) ゲルノート・シュマルフス指揮 ヴッパータールso. | |
録音:1997年、ヴッパータール・シュタットハレ/初発売:1998年。教則本で有名なヨハン・フリートリヒ・フランツ・ブルクミュラーの弟、ノルベルトは幼少より音楽の才能を顕わし、音楽家であった父と、シュポアに作曲を学んだ。定職に就くことなく音楽家仲間の中で生活。彼の作品は当時もっともロマンティックといわれ、メンデルスゾーン、シューマンも熱狂的に支持をしていた。しかし名声が確立される前に、わずか26歳で急死。ここでは、「コンソルティウム・クラシクム」の名オーボエ奏者ゲルノート・シュマルフスの指揮と、伝統あるヴッパータールso.によって、ロマンティック豊かな独創性が遺憾なく発揮された演奏でお届けする。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 第14番 嬰ハ短調Op.131/第16番 ヘ長調Op.135 |
ライプツィヒSQ | |
既発アイテム(Vol.1とVol.4は国内代理店での扱いが終了しており、入荷までにお時間がかかります);Vol.1:307-07072[Op.59 No.1, Op.14 No.1(ピアノ・ソナタからの編曲)]/Vol.3:307-08522[Op.59 No.3/Op.74]/Vol.4:307-08532[Op.18 No.1/Op.18 No.4]/Vol.5:307-08542[Op.127/Op.132]/Vol.6:307-08552[Op.18 No.2/Op.18 No.5]/Vol.7:307-08562[Op.18 No.3/Op.18 No.6]。 | ||
ベートーヴェン:歌劇「レオノーレ」(1806年版) | コバーン、ボネット、 ラフォン、ベイカー/他 マルク・スーストロ指揮 ボン・ベートーヴェン・ホールo. | |
Archivからリリースされ話題になったガーディナーの「レオノーレ」は、優秀だが完全な初演版ではなかった。当版はボンのベートーヴェン協会の研究協力を得て実現した、完璧な1806年版の初録音。 | ||
ファゴットとピアノのための作品集 Vol.2 ヒンデミット:ファゴットとピアノのためのソナタ オトマール・シェック:ファゴット・ソナタ Op.14 オラヴ・ベルグ(1949-): ファゴット独奏のための「めまい」(1992)/ ファゴットとピアノのためのソナチネ (1995) オトマール・ヌッシオ(1902-1990): ペルゴレージのアリエッタによる変奏曲 イサン・ユン(1917-1995): ファゴット独奏のためのモノローグ マンフレート・ショーフ(1936-): ファゴットとピアノのための2つの即興曲 |
ダグ・イェンセン(Fg) 北川みどり(P) | |
録音:1997年10月31日-11月2日、ドイツ、バド・アーロルゼン。 ファゴットの巨匠クラウス・トゥーネマンの弟子で、日本ではサイトウ・キネンo.や水戸室内o.のメンバーとして活躍中のダグ・イェンセンによるシリーズ第2弾だった物(Vol.1:603-05852)。 | ||
オットー・ニコライ(1810-1849): 管弦楽作品集 「ノルマ」による華麗なる変奏付き幻想曲 (ピアノと管弦楽伴奏のための)Op.25(*)/ 交響曲 ニ長調WoO.99 |
クラウディウス・タンスキ(P;*) デイヴィッド・スターン指揮 南ヴェストファリアpo. | |
発売:1998年。録音:DDD。 | ||
マーラー: 交響曲第6番/交響曲第7番(ピアノ連弾版) |
シルビア・シェンカー、 エヴェリンデ・トゥレンクナー(P) | |
既発録音のセット化。 | ||
ライネッケ:弦楽三重奏曲 フックス:弦楽三重奏曲 |
ベルカント・ストリングス | |
徹底した教育により古典派以前の音楽を擁護し、自らをその守護神と呼んだライネッケ。作曲においてはあらゆるジャンルのものを残し、特に管楽器作品に傑作を残した彼だが、 当盤にはフックスとともにあまり演奏されることのない弦楽トリオを収録。 | ||
W.F.バッハ:2本のフルートのためのソナタ | コンラッド・ヘントラー& M.S.カスドルフ (オリジナルFl) | |
フルート奏者にとっての貴重なレパートリーであるに留まらず、幻想味、情感豊かなウィルヘルムの個性が存分に発揮された6つのソナタ。 | ||
315-08462 (12CD) 廃盤 |
レーガー:オルガン作品全集 | ロザリンデ・ハース(Org) |
51ページの解説書付き。レーガーの膨大なオルガン作品を完全網羅。 | ||
シュポア: 序曲ハ長調 Op.12(*) 弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲イ短調 Op.131(+) 九重奏曲ヘ長調 Op.31(#) |
ゼバスティアン・ヴァイクル指揮(*,+) ライプツィヒco.(*,+) ライプツィヒSQ(+) アンサンブル・フィラ・ムジカ(#) | |
録音:1998年1、3月。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 完結編 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130/ 大フーガ Op.133 |
ライプツィヒ弦楽四重奏団 | |
現在ドイツで最も人気の高いライプツィヒ弦楽四重奏団による、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲ツィクルス遂に完結! ベートーヴェンの作品130は6楽章からなる自由な形式の作品で、最初「大フーガ Op133」が終曲に置かれていたが、友人カール・ヘルツと出版社の助言により、現在の楽章に差し替えられて出版されたことは良く知られている。この変更は当時の聴衆の耳と出版社を喜ばせはしたが、ベートーヴェンの意思とは違うものになってしまった。現在ではこのアルバムのように、両方のフィナーレを並べて演奏することもしばしばある。 1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴衆の心を釘付けにしている。ドイツの新聞、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング誌上でも、「イントネーションの絶対の完璧さ」「細心の愛を込めた精密な演奏」と絶賛。このベートーヴェンも重要なレパートリーとして記録されることだろう。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 第9番 ハ長調Op.59 No.3「ラズモフスキー第3番」/ 第10番 変ホ長調Op.74「ハープ」 |
ライプツィヒSQ | |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.4 第1番 ヘ長調Op.18 No.1/第4番 ハ短調Op.18 No.4 |
ライプツィヒSQ | |
当アイテムは国内代理店の扱いが終了しており、取り寄せにはお時間がかかります。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.5 第12番 変ホ長調Op.127/第15番 イ短調Op.132 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2001年7月。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.6 第2番 ト長調 Op.18 No.2/第5番 イ長調 Op.18 No.5 |
ライプツィヒSQ | |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.7 第3番 ニ長調 Op.18 No.3/第6番 変ロ長調 Op.18 No.6 |
ライプツィヒSQ | |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.8 第8番 ホ短調Op.59 No.2「ラズモフスキー第2番」/ 第11番 ヘ短調Op.95「セリオーソ」 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2005年10月20-22日、パウル・ゲアハルト教会、ライプツィヒ。 長い年月をかけてリリースを続けてきたライプツィヒQによるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集。単に、録音が進むというだけでなく、四重奏団としての熟成をも記録したかような全集として各地から好評を得ている。今回は第8弾。1991年の結成(ベートーヴェン着手は96年)から15年を経て緻密なアンサンブルに一段と磨きがかかり、深い精神性を湛えた見事な「ラズモフキー第2番」と「セリオーソ」。2007年3月現在、残すは13番と大フーガとなっている。 既発アイテム(Vol.1とVol.4は国内代理店での扱いが終了しており、入荷までにお時間がかかります);Vol.1:307-07072[Op.59 No.1, Op.14 No.1(ピアノ・ソナタからの編曲)]/Vol.2:307-08202[Op.131/Op.135]/Vol.3:307-08522[Op.59 No.3/Op.74]/Vol.4:307-08532[Op.18 No.1/Op.18 No.4]/Vol.5:307-08542[Op.127/Op.132]/Vol.6:307-08552[Op.18 No.2/Op.18 No.5]/Vol.7:307-08562[Op.18 No.3/Op.18 No.6] | ||
モーツァルト(フンメル編曲): 交響曲第38番/交響曲第40番 (フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための) |
ロバート・ヒル(P) アンサンブル・ロトチェント | |
ゲオルク・リックル(1769-1843): 六重奏曲Op.11-1/六重奏曲Op.11-2/ 五重奏曲/カッサティオーネ |
カラムス・アンサンブル | |
ベートーヴェンの1歳年長、ウィーンの音楽一族リックル家の中で最も著名だったゲオルク・リックルの室内楽作品。 | ||
ジュリアーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集 | ライナー・クスマウル(Vn) ソーニャ・プルンバウアー(G) | |
イタリアで生まれのちにウィーンに移り住みベートーヴェンらとも交友のあったジュリアーニ。古典派様式のギター音楽を確立した。 | ||
ゴメス・マルティネス: アメリカ大陸発見交響曲/ アロンソ・ガロの詩による5つの歌曲 |
ゴメス・マルティネス指揮 ハンブルクso.、北ドイツcho. | |
マルティネスは現代スペインを代表する作曲家。アメリカ大陸発見500周年を記念してグラナダが委嘱した記念作品を収録。 | ||
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリンのためのヴィルトゥオーゾ作品集 | マドロスキヴィック(Vn) ワーグナー・アーツ(P) | |
ライヒャ: ナチュラル・ホルンのための24のトリオ |
ドイツ・ ナチュラル・ホルン・ソロイスツ | |
ドイツ・ナチュラル・ホルン・ソロイスツは18世紀カメラータのメンバーによる。 | ||
カール・ミハエル・コンマ: シューベルトとの対話(1997)/ピアノ三重奏曲(1998) |
パマサス・トリオ | |
ドイツ現代音楽の新しい潮流を切り開く、学者兼作曲家コンマのピアノ・トリオ。 | ||
ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第3番(*)/交響曲第2番 |
アンドレアス・クレヘール(Vn) ゲルノート・シュマルフス指揮 ヴッパータールso. | |
ヴァイオリン協奏曲第1番以外滅多に聞かれないブルッフの大作。ブルッフ自身は第1番より第3番の方が好きだったらしい。 | ||
ウルスブルク:歌曲集 | ヘイク・ハラシュカ(S) ミハエル・ビール(P) | |
ウルスヴルグはリストの弟子。 | ||
ユリウス・ワイスマン:ピアノ作品集 幻想的舞曲集/4つのピアノ曲/夢の遊戯/ 練習曲/組曲 |
ビルギッタ・ウォーレンウェバー(P) | |
20世紀初頭ドイツで人気を博していたと言うワイスマンのピアノ作品集。 #レーベルで廃盤となっており、海外の流通在庫を取り寄せるため高額となります。また、入手出来なくなっている可能性もありますので、その旨ご了承下さい。 | ||
バウハウス周辺の音楽 ヴォルペ:直立の音楽/他 ハウアー:ノモス/踊り/他 フォーゲル:活動する自然/他 アンタイル:機械類の死/他 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
1919年ワイマールに設立された、近代建築の源流であり、絵画・彫刻・デザインに大きな影響を与えた伝説的デザイン学校バウハウス。モダニズムの先駆を為した当時のバウハウスに集まった芸術家の作品をシュライエルマッハーが鮮烈なピアノで披露。ハウアー、アンタイルなど常人ばなれした作曲家が並ぶ。 | ||
17世紀のリュート歌曲と音楽 バタイユ、ボセット、カッチーニ、カプスベルガー、 フレスコバルディ、カスタルディ、ダウランド/他の作品 |
ウルリッヒ・ウェデメイヤー (キタローネ/リュート) カイ・ヴェッセル(CT) | |
ヤーコプスの門下生だったヴェッセルのリュート・ソング。 | ||
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-) 〜室内楽作品集 Vol.1、ギターのための作品集 「逃亡奴隷」の思い出/「親指小僧」〜3つの童話/ Canti e rimpianti amorosi per due chitarre「 Minette 」 |
ユルゲン・ルック、 エレーナ・カソーリ(G) | |
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-) 〜室内楽作品集 Vol.2 ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための 「新しい民謡と羊飼いの音楽」(1983/1996)/ 弦楽六重奏のための「テルレスの青春」(1965)/ マンドリン、ギターとハープのための 「キャリロン、レチタティーフ、マスク」(1974) ヴィオラ、ギターとオルガンのための三重奏 「独白と会話」(1984/1985) 5人の管楽器奏者のための音楽「秋」(1977) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
2006年、80歳を迎えるハンス・ウェルナー・ヘンツェ。今回のこの室内楽作品集Vol.2はそれを記念するに相応しい、ヴィルトゥオーゾ集団として知られるアンサンブル・ヴィラ・ムジカによる5作品の収録。現代音楽界において最重要な地位を占めてきたヘンツェだが、音楽だけでなく、音楽に付随する「言葉」に並々ならぬ思い入れを示してきた。自身の文学的才能も特筆すべきもの。そういった感性が、彼の音楽語法にもフィード・バックされており、言葉を持たないそれぞれの楽器が雄弁に語りだすのが、ヘンツェ作品の魅力でもある。 ヘンツェ作品集:室内楽作品集Vol.1(304-08812)、ヴァイオリン協奏曲全集(601-12422[2CD])。 | ||
フィリップ・シャルヴェンカ(1847-1911): 弦楽四重奏曲 ニ短調Op.117/ 弦楽四重奏曲 ニ長調Op.120/ ピアノ五重奏曲 ロ短調Op.118 |
マンハイムSQ トーマス・ドゥイス(P) | |
ポーランド系ドイツ人。熱心な教師でもあり、ドイツ・ロマン派の正統をいく上品で美しい作品を残した。クサーヴァーは兄。 | ||
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.1 3つのフーガ/フーガ ヘ長調 JWV3+WoO10 ヴァーセット JWV151 前奏曲とフーガ JWV10,13,16 5つの小品/5つの小品 WoO25 オルガン・ソナタ第1番 Op.27 |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.2 オルガン・ソナタ[第2番−第4番]/ オルガンのための10のトリオ/トリオ WoO.37 |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.3 オルガン・ソナタ [第5番 嬰ヘ長調 Op.111/第6番 変ホ長調 Op.119] |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
録音:2000年2月、ヴィンテルトゥール教会、他。使用楽器:ヴァルガー製。 | ||
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.4 オルガン・ソナタ [第7番 ヘ短調 Op.127/第8番 ホ短調 Op.132]/ 12のフーガ Op.123b |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
録音:2000年6月。 | ||
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.5 オルガン・ソナタ [第7番 Op.127/第8番 Op.132] |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.6 ソナタ第11番 Op.148/ソナタ第12番 Op.154/ 前奏曲 WoO.56/ WoO.26の1 「おお、こうべは血潮にまみれ」によるトリオ エピローグ WoO.25の7 |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.7 オルガン・ソナタ第13番 Op.161/ オルガンのための12の性格的な小品集 |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.8 オルガン・ソナタ第14番 ハ長調Op.165/ モノローグOp.162 |
ルドルフ・イニヒ(Org) | |
使用楽器:シャフハウゼンの歴史的オルガン(クーン&スパイフ製作)。 | ||
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.9 オルガン・ソナタ第15番 ニ長調Op.168/ 12の瞑想曲Op.167 |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
1872年に製作されたチューリッヒ、ノイミュンスター教会の歴史的オルガン(もともとはトーンハレのために製作されたが、建物の改築によって移設)が用いられている。 | ||
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.10 ソナタ第16番 嬰ト短調 Op.175/ 12の様々な小品 Op.174 |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
使用楽器:チューリヒ新司教座聖堂、クーン製オルガン。ソナタ第16番は妻の死の直後に書かれた苦渋に満ちた作品。 | ||
ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901): オルガン作品全集 Vol.11 ソナタ 第17番 ロ長調 Op.181/同第18番 イ長調 Op.188/ 12のトリオ Op.189 |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
1998年から長い年月をかけて着々と進行している全集録音。イニッヒはデトモルト、ケルン、パリなどで学んだドイツのオルガニスト、ピアニスト。チューリヒ聖アントニウス教会、1914年、クーン製オルガンを使用。 | ||
ラインベルガー:オルガン作品全集 Vol.12 オルガン・ソナタ第19番 Op.193/ オルガン・ソナタ第20番 Op.196「平和の祭典」/ ジング・メッセ(*) |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
(*)は世界初録音。 世界初!! またしてもMD+Gの偉業、ラインベルガー・オルガン作品全集遂に完成。 オルガン作品の録音において、他にも注目すべきエンサイクロペディックな全集を完成させて来たMD+Gが、あらたな偉業を完成。ラインベルガーにとってバッハの平均律に由来する「24」は魅惑の数字だった。オルガン・ソナタは全24作の完成を目指していたが、この19、20番で夢は潰えてしまう。しかしながら、死期を悟りつつ渾身の力とキャリア全てを注いで作曲された最後の2曲は、オルガン音楽を語るうえで最も重要な作品として知られている。 | ||
ホルンとピアノのためのロマン派音楽 R.シュトラウス:ホルン協奏曲Op.11 シューマン:アダージョとアレグロ リース:序奏とロンド ラインベルガー:ソナタ |
ミハエル・ヘルツェル(Hr) フリードリヒ・ヴィルヘルム・ シュヌアー(P) | |
ヘルツェルはカメラータ・アカデミカのソリストを務める名手。 | ||
室内楽によるオペラの世界 カルメン&カンパニー、ハバネラ、セビリャの理髪師、 フィガロ、ヴェルディ・グレーティスト・ヒッツ アイーダの星への階段、寝てはならぬヘンゼル、 ピッコロ−魔笛 |
ロバート・ヒル(P) アンサンブル・ロトチェント | |
サロン風に仕立て上げられたオペラ名曲の数々。 | ||
バッハ・ジャズ ピアノ協奏曲第1番/ コラール「目ざめよ、と呼ぶ声が聞こえ」/ パルティータ第2番 |
トーマス・ガブリエル・トリオ | |
ペンデレツキ:室内楽作品集 ヴァイオリン・ソナタ/ 独奏ヴァイオリンのためのカデンツァ/ チェロのためのベル・スラヴァ/弦楽三重奏曲/ 独奏クラリネットのための序曲/ クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
ペンデレツキ自身が選曲。 | ||
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.2 「老いのいたずら」〜料理の喜び ロマンティックなひき肉/オードブル/ 4つのマンディアン/小ワルツ「ひまし油」 |
シュテファン・イルマー(P) | |
Vol.1:315-06542、Vol.3 :618-11082、Vol.4:618-12602、Vol.5:618-13532。 | ||
シェーンベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.1 弦楽四重奏曲(1897)/弦楽四重奏曲第1番 |
ライプツィヒSQ | |
シューマン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 東洋の絵/幻想曲/ピアノ三重奏曲第1番 |
トリオ・パルナッスス | |
シューマン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 カノン形式による6つの小品Op.56/ ピアノ三重奏曲〔第2番/第3番〕 |
トリオ・パルナッスス | |
全集の第2弾となる完結編。Op.56の方は、ペダル・オルガンのための練習曲のピアノ三重奏版。元々の曲も録音は少ないが、このような編曲になると非常に珍しい。 | ||
312-09242 廃盤 |
シューマン:クライスレリアーナ/献呈(リスト編) シューベルト:さすらい人幻想曲 |
クラウディス・タンスキ(P) |
ブリテン:オーボエを伴う作品全集 幻想四重奏曲(*) /オヴィディウスによる6つの変容/2つの昆虫の小品(#) /世俗的変奏曲(#) ゲルノート・シュマルフス(Ob) マンハイムSQ 団員(*) 渡邉麻美子(P;#) | ||
録音:1998年6月、11月。なお(#)の奏者と同姓同名で、ニューヨークで活躍するジャズ・ピアニスト渡辺麻美子がいるが、経歴があわず おそらく別人(本来「なべ」の漢字が異なるが、混同されている場合あり)。 | ||
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836): 室内楽曲集 ピアノ・ソナタOp.8 クラリネットとピアノのための二重奏/ 選ばれた歌 |
ヒロコ・マルコ(P) ディーター・クレッカー(Cl) 白井光子(S) ハルトムート・ヘル(P) | |
ピアノ教則で有名なJ.F.F.ブルグミュラーの弟ノルベルトの作品集。交響曲や歌曲はわりと知られているが、室内楽はほとんど聞かれない。とくにピアノ・ソナタは初めて。しかも歌曲ではなんと白井光子が参加。 | ||
ヴィヴァルディ: 2つのチェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.531/ リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.436/ 2つのヴァイオリン、2つのチェロ、 弦楽と通奏低音のためのソナタ「フォリア」/ 2つのヴァイオリン、2つのチェロ、 弦楽と通奏低音のための協奏曲/ リコーダー、2つのヴァイオリンと 通奏低音のための協奏曲RV.108/ ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタRV.83 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ケーテ・ヴァン・トゥリヒト(Org)のすべて パッヘルベル、バッハ、レーガー、ボールマン/他の作品 | ||
録音:1950年-1989年。 戦後ドイツを代表する女流オルガン奏者トゥリヒト生誕90周年を記念しての集大成。 | ||
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913): 交響曲第1番Op.1/ピアノ協奏曲 |
クラウディス・タンスキ(P) ジョージ・ハンソン指揮 ヴッパータールso. | |
ドイツの作曲家ドレーゼケはリストやワーグナーに強く影響を受けた人。その作品はあまり世に認められず、せっかくの宮廷での演奏会も王子に徹底的に嫌われ、さらに聴力障害に陥り、 精神的な支えだった婚約者との間も両親の反対で引き裂かれるなど、彼の前半生には全く良いところがなかったが、ようやくドレスデンで音楽院の作曲家教授になり、その頃から少しづつ認めらた。 ここに収録されているのは、急進的でまだ人生に影を落としていない頃の交響曲と、ドレスデンでようやく落ち着いた生活を始め、作風も古典的で充実したものになり始めていた頃のピアノ協奏曲。 | ||
バッハ:フルート・ソナタ全集 Vol.1 フルート、ヴァイオリンと 通奏低音のためのソナタBWV.1038/ フルートとチェンバロのためのソナタBWV.1031/ フルートとチェンバロのためのソナタBWV.1032/ フルートとフォルテピアノのためのソナタBWV.1079/ フルートと通奏低音のためのソナタBWV.1034 |
カール・カイザー(Fl) ムジカ・アルタ・リパ | |
バッハ:フルート・ソナタ全集 Vol.2 無伴奏フルート・ソナタBWV.1013/ フルート・ソナタ第1番BWV.1030/ フルートと通奏低音のためのソナタ[第1番/第3番]/ トリオ・ソナタBWV.1039 |
カール・カイザー(Fl) ムジカ・アルタ・リパ | |
プフィツナー: ピアノ三重奏曲 Op.8(*) ヴァイオリン・ソナタ Op.27 |
ベンヤミン・シュミット(Vn) クレメンス・ハーゲン(Vc;*) クラウディス・タンスキ(P) | |
ドイツ批評家賞ノミネートCD。ヴァイオリンのシュミットはOEHMS CLASSICS(旧ARTE NOVA)へバッハを集中録音しているあの人。チェロのハーゲンは、言うまでもなくハーゲンSQのあのクレメンス。 | ||
シェーンベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.2 [第2番Op.10/第4番Op.27] |
ライプツィヒSQ クリスティアネ・エルツェ(S) | |
モーツァルト:プロシャ王弦楽四重奏曲 弦楽四重奏曲[第21番−第23番] |
ライプツィヒSQ | |
ボーナス・トラックにはベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの弦楽四重奏曲から幾つかの楽章を抜粋。 | ||
シュトルツ:ソプラノと管弦楽のための作品集 | ブリギッテ・リンドナー(S) ヘルベルト・モッグ指揮 北西ドイツpo. | |
リンドナーはヘレン・ドナートやニコライ・ゲッダにも師事していた期待の新人。作品自体もかなり珍しい。 | ||
バッハ:レーガー編曲によるフルート作品集 組曲/アリア「おお、汝の嘆かわしい罪を哀しみ給え」/ フルートと弦楽のための組曲 |
ジャン・クロード・ジェラール(Fl) デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 シュトットガルト室内o. | |
シューマン: ピアノ・ソナタ第3番 (1853年改訂版、第1版のスケルツォつき)/ パガニーニの奇想曲による6つの練習曲/ パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 |
ミ・ジョー・リー(P) | |
録音:1998年4月6日-8日。エリーザベト国際コンクールや東京国際コンクールなどの受賞歴を持つ中国系ドイツのピアニスト。 | ||
アントニオ・パスクッリ: オーボエとピアノのための小品と幻想曲集 ドニゼッティのポリュートによる幻想曲/ 性格的練習曲/ベルリーニに捧げる/ シチリア島の夕べの祈りによるグラン・コンチェルト/ ファヴォリータの主題によるコンチェルト・ソプラ/ ナポリの思い出 |
ヨン・ヒー・クアク(Ob) チャ・チャウ(P) ウルスラ・アイセルト(Hp) | |
「オーボエのパガニーニ」と呼ばれたバスクッリの作品集。主にオペラにちなんだ作品を収録。クアクは韓国出身でドイツで活躍中の女流。 | ||
ヨハン・アドルフ・ハッセ:カンタータ&室内楽作品集 アルト、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのカンタータ「 Ah, troppo è ver! 」/ 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.3 No.4 / アルトと通奏低音のためのカンタータ「 Bella, mi parto, a Dio 」/ チェンバロ・ソナタ ハ長調/マンドリン、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ト長調/ アルト、2つのヴァイオリンと通奏低音のためのカンタータ「 Se il cantor trace, oh Dio 」 カイ・ヴィッセル(CT) ムジカ・アルタ・リパ [アンネ・レーリヒ、ウルズラ・ブンディース(Vn) クリストフ・ハイデマン(Va) ユリス・タイヒマニス(Vc) ウルリヒ・ヴェーデマイアー (テオルボ/マンドリン/バロックG) ベルンヴァルト・ローア(Cemb)] | ||
録音:1998年11月23日-26日、 Stephansstift 、ハノーファー、ドイツ/ (C) 2000 。 | ||
ヘンデル:オラトリオ「スザンヌ」 | ペーター・ノイマン指揮 コレギウム・カルトゥシアヌム、 ケルン室内cho. | |
録音:1999年、ケルン。 | ||
デュプレ:オルガン作品集 Vol.1 交響的パッション/エヴォケーション |
ベン・ファン・オーステン(Org) | |
デュプレ:オルガン作品集 Vol.2 3つの前奏曲とフーガ Op.7 /祝婚歌/2つのコラール Op.59 / テ・デウムによるパラフレーズ Op.43 /ティトゥロゼの墓 Op.38 / 瞑想/入場、カンツォーナ、退場 Op.62 ベン・ファン・オーステン(Org) | ||
録音:2000年11月。 | ||
マルセル・デュプレ:オルガン作品集 Vol.3 十字架への道Op.29 |
ベン・ファン・オーステン(Org) | |
録音:2001年5月。 20世紀最大のオルガン奏者といわれるマルセル・デュプレ。「十字架への道」は演奏に1時間以上を要する大作。 | ||
マルセル・デュプレ(1889-1971): オルガン作品集 Vol.4 オルガン交響曲第2番 Op.26/ 7つの小品 Op.27/コラール集 Op.28 |
ベン・ファン・ オーステン(Org) | |
20世紀フランス・オルガン音楽の巨匠、デュプレの作品集。作曲者が生前に演奏したこともあるアイルランド、ダブリンの聖パトリック教会のヘンリー・ウイリス製オルガンを使用。 | ||
マルセル・デュプレ:オルガン作品全集 Vol.5 詩篇18番Op.47/15の小品Op.18/コラール集Op.28 |
ベン・ヴァン・オーステン(Org) | |
作曲者にゆかりの深いルーアンのカヴァイエ・コル・オルガンを使用。 | ||
フランツ・クサヴァー・ゲーベル(1787-1843): 弦楽五重奏曲Ops.25 & 20 |
アンサンブル・コンチェルタンテ・ フランクフルト | |
ドイツ生まれでベートーヴェンとも親交が有り、後年はモスクワに渡ってロシアにウィーン古典派を広めるのに貢献したというゲーベルの作品。彼の弦楽五重奏曲はその作曲技法の完璧さをグリンカやボロディンに賞賛されている。 | ||
リスト: ピアノ・ソナタ/忘れられたロマンス/ イゾルデの愛の死/悲しみのゴンドラ2/ モショニの葬送/ バッハのカンタータ第12番 「泣き・嘆き・悲しみ・おののき」による変奏曲 |
クラウティス・タンスキ(P) | |
MD+Gの看板ピアニストの一人、タンスキによるリスト作品集。ロマン派をもっとも得意とする彼奈良ではの名演に期待。 | ||
ギターのためのオペラ・パラフレーズ メルツ:「椿姫」パラフレーズ ジュリアーニ: ロッシーニアーナOps.119&123 ソル:「魔笛」からの6つのアリア タレガ:「椿姫」幻想曲 |
フランク・ブンガルテン(G) | |
ブンガルテンは、1981年グラナダ国際ギター・コンクールで第1位となった実力者。前作カステルヌオーヴォ=テデスコの「奇想曲」(305-07252)で ドイツ・レコード批評家賞を受賞している。 | ||
アントニオ・カシミル・カルテッリエリ(1772-1807): クラリネット協奏曲 変ロ長調(*)/ 2つのクラリネットのための協奏曲 変ロ長調(#)/ フルート協奏曲 ト長調 |
ディーター・クレッカー(Cl;*/#) サンドラ・アルノルト(Cl;#) コルネリア・ブラントカンプ(Fl;+) パヴェル・ブランテル指揮 チェコ・フィルハーモニー室内o. | |
クラリネット協奏曲集(301-05272;CDのみの発売)に続くシューベルトと同時代のイタリア作曲家カルテッリエリの協奏曲集。前作はドイツ「ステレオ・プレイ」誌 1996年録音賞を受賞。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
モーツァルト:ピアノ小品集 幻想曲 ニ短調K.475/幻想曲 ハ短調K.396/ ロンド[ニ長調/ヘ長調/イ短調]/ アダージョ ロ短調/メヌエット ニ長調/ 小さなジーグ/行進曲K.453 |
クリスティアン・ツァハリアス(P) | |
オルガン紀行〜ホルシュタインからリューベック リューベック聖ヤコブ教会[クネラー/ブクステフーデ]/ テリンクシュテット[クネラー/フロール/ヘイドルン]/ プロプシュタイエルハーゲン[コルトカンプ]/ バルムシュテット[クネラー/ハッセ]/ 新教会[ブクステフーデ]/ ノイエンドルフ[ハッセ、ヘイドルン] |
ヴォルフガング・バウムグラッツ(Org) | |
南ドイツの代表的な6つのオルガンを弾き分けて録音したもの。 | ||
アンドレアス・ロンベルク: 弦楽四重奏曲全集 Vol.1 弦楽四重奏曲 Op.1(全3曲) |
ライプツィヒSQ | |
ロンベルクはベートーヴェンとも親交のあったヴァイオリニストで、作曲家でもあり、ハンブルクやベルリンで活躍した。 | ||
ゼレンカ:レスポンソリウム | カペラ・モンタナ | |
世界初録音。 | ||
モーツァルト:フルート四重奏曲全集 | コンラート・ヒュンテラー(Fl) ライナー・クスマウル(Vn) ユルゲン・クスマウル(Va) ロエル・ディールティエンス(Vc) | |
18世紀カメラータのフルート奏者として活躍、C.P.E.バッハのソナタ(311-02842)で独シャルプラッテン賞を受賞しているヒュンテラーによるモーツァルト。 | ||
モーツァルト: ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503(*)/ どうしてあなたを忘れられよう ・・・心配しないで、愛する人よK.505(#)/ 交響曲第38番 ニ長調K.504「プラハ」 |
ベルナルダ・フィンク(S;#) クリスティアン・ ツァハリアス(P;*)指揮 ローザンヌ室内o. | |
DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ロマン派の宗教合唱曲集 ラインベルガー:夕べの歌 レーガー:8つの宗教歌 Op.138 ヴォルフ:6つの宗教的歌曲 ブラームス:マリアの歌 Op.22/祝辞と格言 Op.109 |
ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 ブレーメン・アルスフェルダー・ ヴォーカルアンサンブル | |
ブラームス: 弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調Op.67/ 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調Op.18(*) |
ライプツィヒSQ ハルトムート・ローデ(Va;*) ミヒャエル・ザンデルリング(Vc;*) | |
DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
3本〜6本のバスーンのための作品集(全22曲) アンダースン、ジャンセン、グリーグ、クライスラー、 ビゼー、R.コルサコフ、マンシーニ/他 |
ギュルツェニヒ・ ファゴット五重奏団 | |
驚異のファゴット・ヴィルトゥオーゾ集団のCD! | ||
クレプス: 器楽オブリガード付きOrgのための作品全集 クラヴィーア練習曲集 |
フランツ・ラムル(Org) ハスラー・コンソート・ ソロイスツ | |
バッハの弟子クレプスの作品。 | ||
フェリックス・ノヴォヴィエイスキ: オルガン作品集 Vol.2 深夜と田園のミサOp.31-3/ ポーランドのクリスマスOp.31-4/ ポーランド風幻想曲Op.9-1/ 楽園にてOp.61/苦しみの聖母 |
ルドルフ・イーニッヒ(Org) | |
Vol.1(317-07572)に続くポーランドの作曲家&オルガニストの作品集。 | ||
メンデルスゾーン:クラリネット作品全集 [Cl&バセットHr&Pのための コンツェルトシュトゥック第1番/ Cl&バセットHr&Pのための コンツェルトシュトゥック第2番/ クラリネット・ソナタ] カール・ベルマン: 2本のClとPのためのデュオ・コンチェルタンテOp.33 |
ディーター・クレッカー(Cl) ザンドラ・アルノルト(Cl) ルイジ・マジストレッリ (バセットHr) トマス・デュイス(P) コンソルティウム・ クラシクム | |
名手クレッカー率いるアンサンブルによる、メンデルスゾーンのクラリネット作品全曲と、同時代ののクラリネット奏者で教則本でもお馴染みのベルマンの作品を。ベルマンは世界初録音曲。 | ||
ジャック・ニコラス・レメンス(1823-1881): オルガン作品集 オルガン・ソナタ第1番 ニ短調「教皇」/ 5声の前奏曲 変ホ長調/ ファンファーレ ニ長調/カンタービレ ロ短調/ オルガン・ソナタ第2番ホ短調「おお息子らよ」/ 祈り ホ長調/フィナーレ ニ長調/ オルガン・ソナタ イ短調「田園」 |
ベン・ファン・ウーステン(Org) | |
録音:2000年2月。使用オルガン:ベルギー、レーケンのノートル・ダム教会。 レメンスはベルギーに生まれ、ドイツ音楽の造詣を深め、フランスにバッハのオルガン音楽を紹介した。オルガン・ソナタは当盤に収録の3曲で全曲となる。 | ||
ヨハン・カスパル・フェルディナント・ フィッシャー(1656-1746):ゼウスの娘 |
ミッツィ・ マイヤーソン(Cemb) | |
ドイツ・バロックの器楽様式の発展に貢献した事で知られるフィッシャーの作品集。作品の副題は「音楽のパルナッソス」。 | ||
ロベルト・シュトルツ:20の花の歌 Op.500 | ブリギッテ・リントナー(S) アンジ・ヴェルウェイ(P) | |
オペレッタで有名なシュトルツの残した珠玉の「花の歌」全曲!まさにウィーンの香り。めずらしいオペラ・アリア集(641-09382)に続き、リントナーが歌っている。 | ||
ペンデレツキ:ルカ受難曲 | フランソワ・ルルー(Br) フランチェスカ・ヒルツェル(S) マルク・ゾウシュトロウト指揮 ボン・ベートーヴェン・ホールo.、 ケルン放送cho.、北ドイツ放送cho. | |
バッハ:ヨハネ受難曲(1725年 第2版) | ペーター・ノイマン指揮 コレギウム・カルトゥシアヌム、 ケルン室内cho. | |
世界初録音となるヨハネ受難曲セカンド・ヴァージョン。 | ||
ゲルハルト・タシュナー(Vn)〜アンコール!
ファリャ:スペイン舞曲 / ヒナステラ:ミロンガ / ヴィラディゲロフ:思い出 シャミナード:スペインのセレナード / ザジツキ:マズルカ サラサーテ;:カルメン幻想曲 / タルティーニ:コレッリ変奏曲 クライスラー:前奏曲とアレグロ / ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第9番 パガニーニ:奇想曲第24番 / ガーシュウィン:ショート・ストーリー フェアチャイルド:モスキート / ムソルグスキー:ゴパーク(*) [マルティン・クラウゼ(P)/録音:1954年6月26日(*以外)、1953年4月4日(*) ] パガニーニ:ソナタ第12番(*) / ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第9番(*) サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(+) / シャミナード:スペインのセレナード(+) ザジツキ:マズルカ(+) / サラサーテ:サパテアド(+)/アンダルシアのロマンス(+)/マラゲニャ(+) ファリャ:スペイン舞曲(+) / タルティーニ:コレッリ変奏曲(#) クライスラー:美しきロスマリン(+) / ウィーン奇想曲(+) ムソルグスキー:ゴパーク(**) / ドヴォルザーク:ソナチネ(**) [フーベルト・ギーゼン(P)/録音:1949年4月27日(*)、1952年10月6日(+)、 1949年3月27日(#)、1956年9月22日(**) ] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(*) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」(+) [エディト・ファルナディ(P;*) マルティン・クラウゼ(P;+)/ 録音:1955年11月7日(*)、1954年11月26日] グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ〔第3番(*) /第1番(+) 〕 シェック:ヴァイオリン・ソナタ(#) / ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(**) [エディト・ファルナディ(P)/録音:1956年9月19日(*)、1960年1月26日(+)、 1955年6月23日(#)、1956年9月17日(**) | ||
音源:ドイツ放送局。タシュナーは、1940年から1945年にかけて、フルトヴェングラー率いるBPOのコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト。 | ||
ジョヴァンニ・バティスタ・ マルティーニ(1706-1787):オルガン作品集 |
エンニオ・コミネッティ(Org) | |
録音&使用楽器:ベラジオ、聖ジョヴァンニ教会。マルティーノはモーツァルトの少年時代の師。 | ||
バッハ(ウェズリー編):フーガの技法 | カレファックス 木管五重奏団 | |
オランダの有名なフィリップ・モリス賞を受賞したカレファックス木管五重奏団によるフーガの技法。 | ||
ザルツブルグ・オルガン紀行 ハインリヒ・フィンク、パウル・ホフマイアー、 ゴットリーブ・ムファト、イグナツ・アスマイル、 ヨハン・エルンスト・エベルリン、 グレゴル・シュライアー、M.ハイドン、 モーツァルト、グルーバー、ウェーバー、 ヤン・ブランツ・ブイス、ヨーゼフ・メスナーの作品 |
フローリアン・パギッチュ(Org) | |
録音:1999年9月。 | ||
ソプラノとオルガンのためのフランス聖歌集 ヴィドール、グノー、フランク、ギルマン、 ショーソン、ヴィエルヌ、デュリフレ、 オネゲル、プーランク、カプレ、 アンドリーセン、レマンの作品(全19曲) |
マーガレット・レスト(S) ベン・ヴァン・ウーステン(Org) | |
ノルベルト・ブルクミュラー(1810-1836): 弦楽四重奏曲全集 Vol.1(*) [第4番 イ短調Op.14/第2番 ニ短調Op.7] |
マンハイムSQ | |
ノルベルト・ブルクミュラー(1810-1836): 弦楽四重奏曲全集 Vol.2 [第1番 Op.4/第3番 Op.9] |
マンハイムSQ | |
録音:2000年5月(*)/他。 ノルベルト・ブルクミュラーはピアノの練習曲で有名なヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラーの実弟で、シューマンによって「若い世代における最も優れた才能」と絶賛されたが、弱冠26歳の若さでアーヘンの温泉にて入浴中溺死した。弦楽四重奏曲は全4曲で、たとえば第2番は15歳頃の作品とのこと。 | ||
レオ・スミット(1900-1943):室内楽曲集 六重奏曲(1928; Fl / Ob / Cl / Fg/ Hr / P )/ 五重奏曲(1928; Fl / Vn / Va / Vc / Hp )/ 二重奏曲(1938; Ob / Vc )/ 三重奏曲(1938; Cl / Va / P ) |
アンサンブル・フィラ・ムジカ | |
録音:1998年9月。 オランダ生まれ、フランス音楽の強い影響を受け、作曲家&ピアニストとして活動したものの、アウシュヴィッツでその命を散らしたスミットの作品集。 | ||
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3/抒情組曲 ウェーベルン:弦楽四重奏のための3つの小品 |
ライプツィヒSQ | |
録音:1999年8月、9月、ラートハウス。 | ||
モーツァルト:新発見のクラリネット協奏曲 管楽のための 協奏交響曲変ホ長調K.297b(K.C.14.01)/ クラリネットと管弦楽のためのロンド 変ロ長調K.382 (シメオン・バイルゼオン編曲)/ クラリネット協奏曲変ロ長調 K.C.14.06 |
ディーター・クレッカー(Cl) ミー・ヤン・チョン(Ob;*) ヤン・シュローダー(Hr;*) カール=オットー・ ハルトマン(Fg;*) チェコ・フィルハーモニー室内o. | |
録音:1999年12月、プラハ。 変ホ長調 K C.14.04に続くもう一つのクラリネット協奏曲(オーボエ協奏曲の可能性もあり)は世界初録音。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
タニェエフ:弦楽三重奏曲全集 [変ホ長調 Op.31/ロ短調/ニ長調] |
ベルカント・ストリングス | |
録音:1999年12月。 | ||
ダルムシュタットのピアノ音楽 Vol.1 メシアン:カンテヨジャーヤ(1948) シュトックハウゼン: ピアノ曲[第2/第4](1952/53) フランコ・エヴァンジェリスティ:太陽の放射(1956-57) アルド・クレメンティ:作品 第1番(1957) ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番(1955-57) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2000年2月-3月。 1946年から70年まで開催され、戦後の現代音楽シーンの中心であったダルムシュタット夏季講習の成果から生まれたピアノ曲のアンソロジー。第1弾は厳格なセリー音楽集。 | ||
ダルムシュタット楽派のピアノ音楽 Vol.2 プスール:カラクテールI シュトックハウゼン:音程 カーゲル:メタピース シュライエルマッハー:きれいな帽子 他、福島和夫、アール・ブラウン、 ラッヘンマンの作品 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
1946年の開始以来、20世紀の新しい音楽のメッカとして大きな貢献をしたダルムシュタット夏期音楽講習に参加した作曲家(といっても著名な作曲家の全て、と言ってよいが) によるピアノ作品を収録した企画アルバムの第2弾。 | ||
バッハ(レーガー編曲;4手ピアノ版): 管弦楽組曲第1−4番/パッサカリア BWV.582/ トッカータとフーガ BWV.565/前奏曲とフーガ BWV.552 |
シュパイデル&トレンクナー(P) | |
録音:2000年3月。 ブランデンブルク協奏曲に続く、このデュオによるレーガー版バッハの録音。 | ||
チャイコフスキー: フィレンツェの思い出/弦楽セレナード |
デニス・ ラッセル・デイヴィス指揮 シュトゥットガルトco. | |
ヴァンサン・ガンバロ(確認出来る活躍期:19世紀前半):管楽四重奏曲集 〔第1番 変ホ長調/第2番 ハ短調/第3番 ヘ長調〕/協奏的四重奏曲 変ホ長調 コンソルティウム・クラシクム | ||
録音:1999年11月。 | ||
ブラームス:歌曲集 ジプシーの歌 Op.103 ブラーテンとダウマーによる歌 Op.32 4つの厳粛な歌/他 |
コルネリア・カリッシュ(Ms) ガブリエル・ドプナー(P) | |
録音:1999年11月。 | ||
ヴィエルヌ(1870-1938):オルガン曲集 Vol.3 自由な形式の24の小品/トリプティーク/ミサ/初期の作品 |
ベン・ファン・ウーステン(Org) | |
録音:2000年9月。 | ||
エルヴィン・シュールホフ(1894-1942): 室内管弦楽のための組曲 WV58(1921)(*)/ 4つの歌曲 Op.2(#)/ 弦楽四重奏のための3つの小品 Op.6/ フルートとピアノのための 二重協奏曲 WV89(1927)(+) |
木村のりこ(S;#) ヴァリー・ハーゼ(Fl;+) ハイディ・ソフィア・ハーゼ(P;#,+) ヴァルター・ヒルガース指揮(*) トリトヌス・ヴィマレス | |
録音:1997年6月&2000年5月、ヴァイマール。 ユダヤ系共産主義者として二重の迫害を受けた、チェコ生まれの作曲家シュールホフの比較的初期の作品。 | ||
ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」(ロシア民俗楽器のための編曲版)/ 歌曲集「死の歌と踊り」(ロシア民俗楽器のための編曲版) |
ニコライ・ミアソエドフ(Br) ヨーリ・コステフ指揮 ヴォルガ・ ヴィルトゥオーゾ | |
ムソルグスキーの傑作2曲を、ロシアの民俗楽器によって演奏したアルバム。ヴォルガ・ヴィルトゥオーゾはヴォルガ・ソロイスツという名称でも知られる、ロシアの民俗楽器を用いたアンサンブル。 | ||
ヘンデル:オラトリオ「テオドーラ」
ヨハネッテ・ゾマー(S) シツェ・ブヴァルダ(CT) ヘレナ・ラスカール(Ms) ヌット・ショー(T) トム・ソル(B) マルコ・シュヴァイツァー(T) ペーター・ノイマン指揮コレギウム・カルトゥジアヌム、ケルン室内cho. | ||
録音:2000年2月。CDは「サウル」、「聖スザンナ」に続くヘンデルのオラトリオ・シリーズ第3作だったもの。 CD3枚組を、DVDオーディオでは1枚に収めている。DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
アドルフ・ヘンゼルト(1814-1889): ピアノ三重奏曲イ短調 Op.24/子守歌 Op.13 No.1/ 2つの夜想曲 Op.6/ ピアノとホルンのための二重奏曲 Op.14 演奏会用変奏曲 Op.1 |
クラウディウス・タンスキ(P) ベンヤミン・シュミット(Vn) クレメンス・ハーゲン(Vc) ヴァンサン・レヴェスク(Hr) | |
録音:2000年2月。ヘンゼルトはドイツに生まれロシアに移住した、リストやシューマンもたたえたほどのヴィルトゥオーゾ・コンポーザー=ピアニスト。 | ||
ホルシュライン−リューベック〜オルガン紀行 Vol.2 シュミーゲル、テレマン、クンツェン、ミューテル、ゲーゼ、 ハンセン、リヒトヴァルク、シュティールの作品 |
ヴォルフガング・ バウムグラッツ(Org) | |
録音:1999年9月。ルンデン、アーレンスボーク、トーデンブッテル、ブライテンベルク、アルテンクレンペ、リューベックの各楽器を使用。 | ||
アンドレアス・ロンベルク(1767-1821): 弦楽四重奏曲全集 Vol.2 ロ長調 Op.30 No.1/ト長調 Op.16 No.2/イ長調 Op.20 No.2 |
ライプツィヒSQ | |
録音:1999年9月。 | ||
フィリップ・グラス:初期鍵盤楽曲集 Contrary Motion(1969)/One + One(第1版;1968) Mad Rush(1979)/One + One(第2版;1968) Two Pages(1968) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー (電子Org、他) | |
録音:2000年3月。 | ||
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ (フランク・ブンガルテン編曲、ギター版) |
フランク・ブンガルテン(G) | |
録音:1987年11月&2000年3月&4月。 ブンガルテンは1958年生まれのドイツのギタリスト。 | ||
カール・エストライヒ(1800-1840):ホルンのための四重奏曲&三重奏曲集 ホルン四重奏曲〔ヘ長調/ホ長調〕/ホルン三重奏曲〔ホ長調/ヘ長調〕 ドイツ・ナチュラルホルン・ゾリステン [ヴィルヘルム・ブルーンズ、オリヴェル・ケルスケン、シュテファン・エッター、 クリストフ・モイニアン、ティルマン・シェールト(Hr)] | ||
録音:1999年11月23日-25日、 Evangelische Kirche 、リーネン、ノルトライン=ヴェストファーレン州、ドイツ/ (C) + (P) 2001 。エストライヒはホルン奏者としても活躍したドイツの知られざる作曲家。前半生はよく判っていないようで、当盤にも生年が「1800頃」と記載されているが(現在は1800年4月18日と判明している模様)、1826年にはフランクフルト歌劇場のホルン奏者となり、その後ドイツ国内で演奏会ツアーを行った。しかし1832年には健康上の理由から引退している。 | ||
レスピーギ: 第12旋法によるメタモルフォーゼン/ロッシニアーナ 管弦楽のためのブルレスカ/ パッサカリア ハ短調(バッハのオルガン曲より編曲) |
ジョージ・ハンソン指揮 ヴッパータルso. | |
指揮:録音:2000年9月、ヴッパータル。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.1 第1番 K.174/第6番 K.614 |
Ens.フィラ・ムジカ | |
録音:2000年11月。 | ||
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.2 第2番ハ短調 K.406/第3番ハ長調 K.515 |
アンサンブル・フィラ・ムジカ | |
モーツァルトが17歳のときに作曲したディヴェルティメント風の第1番と、全器楽作品中最大の規模を持ち「ジュピター」交響曲を予感させる第3番を収録。 フィラ・ムジカはBPOやバイエルン放送so.などの首席奏者が結成したアンサンブル。 | ||
シューマン: ピアノ協奏曲 Op.54/序奏とアレグロ Op.134 序奏とアレグロ・アパッショナート Op.92 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌco. | |
録音:2000年10月。 MD-Gから、D.スカルラッティ(エジソン賞受賞)やモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ、管弦楽作品集など好調にリリースを続けているツァハリアス。当盤は2000年9月から音楽監督兼正指揮者を務めているローザンヌ室内o.を弾き振りした、シューマンのピアノとオーケストラのための作品集。代表作ピアノ協奏曲をメインに、シューマンの創作活動が最も旺盛だった時期の作品が揃えられた。 常にフレッシュでありながら考え抜かれたツァハリアスのピアノ演奏の魅力とともに、オーケストラにも注目したい。このローザンヌ室内管は、ジャン=ジャック・カントロフやトン・コープマンを客演指揮者陣に擁し、多様なスタイルに対応可能な柔軟性を持っている団体。さらに最近では、首席オーボエ奏者のルカス・マシアス・ナバーロが、2006年10月に行われた第8回日本オーボエ・コンクールで優勝、充実が著しいオーケストラなのだ。 3フォーマットで発売されている(SACD盤は2007年の発売)ことからも、この盤の人気ぶりが伺える。DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ヴァイオリン・ソナタ集 | アントン・シュテック(Vn) クリスティアン・リーガー (ペダルCemb) | |
ポルポラは映画「カストラート」にも登場したナポリ派のオペラ作曲家だが、器楽作品がまとめて録音される機会は極めて少ない。 | ||
モーツァルト:弦楽四重奏曲集〜ハイドン・セット Vol.1 第14番 ト長調 K.387/第15番ニ短調 K.421 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2000年1月。プロシア・セットに続くシリーズ。 | ||
アントニオ・ロゼッティ(1746-1792): 交響曲 ニ長調/オーボエ協奏曲 ト長調/ 2つのヴァイオリンのための協奏交響曲/ 交響曲 ニ長調 |
ヨハネス・メズス(モエズス)指揮 ハンブルクso. | |
ラインハルト・カイザー(1674-1739): フルート、ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための3声のソナタ第1番/ 歌劇「クラウディウスの誘惑」より/歌劇「バビロンの王」より/ 弦楽のための協奏曲/アリア「最愛のアドニス」/歌劇「美徳の力」より エリーザベト・ショル(S) ラ・リコルダンツァ [Fl−tr、Ob/リコーダー、2Vn、Va、Vc、Cemb] | ||
録音:2000年5月。ピリオド楽器使用。カイザーはハンブルクで活躍、テレマンと友人で彼と人気を二分したバロック中期の作曲家。幅広いジャンルに作品を残し、後年は宗教作品が多いが、特に著名なのは歌劇作品で、ドイツ・バロック・オペラの祖とされる。 #旧・国内代理店のミスで、品番が「 605-10372 」となっていますが、正しくは「 505-10372 」です。受注上の関係から 605-〜で管理いたしますが、予告無く正しい品番へ訂正する可能性がありますので、御理解の程お願い致します。 | ||
ボッケリーニ:3つの弦楽五重奏曲 Op.39 G.337-339 | Ens.コンチェルタント・ フランクフルト | |
録音:2000年10月。 | ||
フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913): 悲劇的交響曲 Op.40/「グドルン」序曲 「ペンテジレア」のための交響的プロローグ Op.50 |
ジョージ・ハンソン指揮 ヴッパータールso. | |
交響曲第1番とピアノ協奏曲のアルバム(MDG-335-0929-2)に続く、ハンソンとヴッパータールso.によるドレーゼケ作品集第2弾。 ドレーゼケワーグナーやリストを崇拝した作曲家で、「交響的プロローグ」はR.シュトラウスの指揮で初演された。 | ||
ギターとマンドリン・オーケストラのための作品集 Vol.2 テレマン、ヴァイス、ノーツァルト、リヒター、ゴルザニスの作品 |
エリオット・フィスク(G) バロック・マンドリンEns. | |
録音:2000年9月。 | ||
600・イヤーズ・カレファクス チャイコフスキー:「くるみわり人形」〜序曲 ドビュッシー:レントより遅く デューク・エリントン:ジャンプ・フォー・ジョイ バード:前奏曲とグラウンド/オケゲム他の作品 |
カレファクス木管五重奏団 | |
録音:2000年6月。 | ||
テレマン:ホルン協奏曲&序曲集 序曲 TWV.55 F3/序曲 TWV.55 F17/ 3つのホルンのための協奏曲 TWV.54 D2/ 3つのホルンのための協奏曲 TWV.52 F3 |
新デュッセルドルフ宮廷楽団 ドイツ・ナチュラルホルン・ ゾリステン/他 | |
録音:2000年9月。 | ||
J.&M.ハイドン、グルーバー:クリスマス作品集 作曲者不詳(伝J.ハイドン):パルヴルス・フィリウス ヨゼフ・ハイドン: Hort Nachbar/Ei, wer hatt ihm das Ding gedenkt/ 行進曲 ニ長調/オルガン協奏曲 ハ長調/メヌエット/アンダンテ ミヒャエル・ハイドン: 聖夜/Wie trostreich ist uns Adamskindern/ Gebt acht, ihr Hirten/汝ら羊飼いたちよ、すぐに来れ グルーバー:きよしこの夜/Welch ein Jubelton |
フランツ・ラムル(Org)指揮 ハスラー・コンソート [カースティン・ブルンズ(S) ゲルリンデ・ゼーマン(S) ウルスラ・エッティンガー(A) へルマン・オスヴァルト(T) フローリアン・メールトレッター(Br)] | |
録音:2000年5月27/28日、7月10/11日。ラムル率いるハスラー・コンソートのMD+Gでは5枚目のアルバムとなるクリスマス曲集。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 第1番変ホ長調 Op.1 No.1/第2番 ト長調 Op.1 No.2 |
トリオ・パルナッスス | |
録音:2000年12月。モーツァルト、シューマンに続き、全集に着手。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調Op.1-3/ 14の変奏曲 変ホ長調Op.44/ カカドゥ変奏曲 ト長調Op.121a |
トリオ・パルナッスス [ヴォルフガング・シュレーダー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チャ・チョウ(P)] | |
録音:2001年1月15/16日。Vol.1は303-10512。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3 〔第5番 ニ長調 Op.72 No.1「幽霊」/ 第6番変ホ長調 Op.72 No.2 〕 |
トリオ・パルナッスス | |
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.4 〔第7番 変ロ長調Op.97「大公」/ 変ホ長調 WoO.38 /変ロ長調 WoO.39 〕/ アレグレット 変ホ長調Hess.48 |
トリオ・パルナッスス | |
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 [第1番 変ホ長調Op.12/第2番 イ短調Op.13] |
ライプツィヒ弦楽四重奏団 [アンドレアス・ザイデル(Vn) ティルマン・ビューニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | |
録音:2000年5月22日-25日。シューベルトの弦楽四重奏曲全集を完成したライプツィヒ弦楽四重奏団によるメンデルスゾーンの同全集第1弾。 | ||
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調Op.44-3/ 弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調Op.80/ アンダンテ ホ長調Op.81-1/ スケルツォ イ短調Op.81-2 |
ライプツィヒSQ | |
作曲者ゆかりの地であるライプツィヒのクァルテットによる弦楽四重奏曲全集の第3弾。広く知られた作品は当巻までですべて発売されたことになる。 | ||
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 Vol.4 弦楽四重奏曲 変ホ長調/ 弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20(*) |
ライプツィヒSQ [マティアス・ヴォロンク(Vn;*) ヤメイ・ユー(Vn;*) ハルトムート・ローデ(Va;*) マルティン・ザンデルリング(Vc;*)] | |
ライプツィヒSQによるメンデルスゾーン「弦楽四重奏曲全集」完結編。作品番号のない変ホ長調のクァルテットは作曲者がわずか14歳の時の作品。16歳の時に作曲された名作、弦楽八重奏曲とともに、充実した演奏でメンデルスゾーンの早熟の天才ぶりを改めて感じさせる。 | ||
ロルツィング: 劇音楽「ドン・ファンとファウスト」/ 歌劇「ジャニナのアリ高官」/ 歌劇「モーツァルトの人生の場面」 |
ヤン・シュトゥーレン指揮 ケルン放送o./他 | |
録音:1989年&1991年。再発売。 | ||
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959):十二音の戯れ [ホーム・オーケストラ、ヴァイオリン、チェロ、 アコーディオンと4手のピアノ/ヴァイオリンとチェンバロ/ クラリネット・ソロ/ピアノ/チェンバロ/ヴァイオリンとピアノ/ ピアノ/2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロ/ピアノ/ フルートとチェンバロ/4手のピアノ/ フルート、ファゴット(バス・クラリネット)、 2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロ/ピアノ/ 2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと4手のピアノ/ピアノ] |
アンサンブル・アヴァンギャルド [ラルフ・ミールケ(Fl) マティアス・ クレーアー(Cl/B−Cl) アンドレアス・ザイデル(Vn) ティルマン・ビューニング(Vn) イーヴォ・ バウアー(Va/アコーディオン) マティアス・モースドルフ(Vc) ヨーゼフ・クリストフ(P/Cemb) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P)] | |
録音:2000年11月29日/30日、12月1日。 十二音音楽の本当の創始者ハウアーの本格的な作品集! オーストリアの作曲家ハウアーの「十二音の戯れ」から15曲を収めたアルバム。ハウアーはシェーンベルクに先立ち十二音音楽を初めて体系化した創始者として、現代音楽史上極めて重要な位置を占める作曲家だが録音は少ない。アンサンブル・アヴァンギャルドは、シェーンベルク、ジョン・ケージ、ベリオなどの演奏で定評のある、ライプツィヒ弦楽四重奏団のメンバーを中心としたグループであり、その演奏は期待できる。 | ||
サティ:ピアノ作品集 Vol.1 劇付随音楽「星の子供たち」(3つの前奏曲を含む全曲版) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
サティ:ピアノ作品集 Vol.2 4つのオジーヴ(尖弓形)/ばら十字教団の鐘の音/ 祈り/4つの前奏曲/ゴシック舞曲/天国の英雄的な門の前奏曲 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
サティ:ピアノ作品集 Vol.3 6つのグノシエンヌ/不信心者の聖句/舞踏への小序曲/ 冷たい小品集[逃げ出させる歌/ゆがんだ踊り]/他 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
サティ:ピアノ作品集 Vol.4 〜心に触れる私的な音楽 ヴェクサシオン/メドゥーサの罠/ ノスタルジー/冷えた夢想/憂うべき手本/ 心地よい絶望/あつかましさ/他 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
サティ:ピアノ作品集 Vol.5 操り人形は踊る/パンタグリュエルの幼年時代の夢/ 12の小さなコラール/他 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ジャック・デュフリ(1715-1789):クラヴサン曲集 第1巻〜ミレッティーナ/アルマンド/ラ・トゥリボレ/カザマジョール 第2巻〜ラ・ランツァ 第3巻〜シャコンヌ/ラ・ド・ラ・トゥール/メヌエット ラ・ド・ブロンブル/メデ/ラ・フォルクレ/ラ・ド・ヴィルヌーヴ 第4巻〜ラ・ポトゥワン/ラ・ド・ビュック/ラ・ド・ヴァカンソン |
ミッツィ・メイヤーソン(Cemb) | |
録音:2001年1月24日〜27日。デュフリはフランスのクラヴサン奏者で作曲家。4巻のクラヴサン曲集に含まれる小品が当時のサロン音楽として広く愛好された。このCDではその中から15曲を収録。メイヤーソンはシカゴ生まれのアメリカのチェンバロ奏者。 | ||
ブレイクスルー〜新たなディメンジョンへ | ||
DVD-AUDIOサンプラー。もちろんCD版は無し。DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ヴァイル:弦楽四重奏曲ロ短調/弦楽四重奏曲 Op.8 ヒンデミット:ミニマックス |
ライプツィヒSQ | |
世界初録音。新ウィーン楽派の演奏では定評のあるライプツィヒSQによる、ヴァイルの2曲と「軍楽隊のためのレパートリー」という副題を持つヒンデミットの「ミニマックス」を収めた、 20世紀の弦楽四重奏作品集。 | ||
イスラエルのオルガン音楽 ブロッホ:6つの前奏曲 カレル・サロモン:ヘブライの礼拝歌による6つの作品 ハイム・アレクサンダー:深き淵より 他 |
ユヴァル・ラビン(Org) | |
録音:スイス、マルティン教会。マティス製オルガンを使用。 | ||
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番ロ短調 BWV1014 同第2番イ長調 BWV1015/第3番ホ長調 BWV1016 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタト長調 BWV1021(*) 同ハ短調 BWV1024(*) |
ムジカ・アルタ・リパ | |
(*)はテオルボ(バロック時代のリュート族の楽器)とオルガン、チェロによる演奏。 | ||
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2 [第4番 ハ短調 BWV.1017/第5番 ヘ短調 BWV.1018/ 第6番 ト長調 BWV.1019]/ ヴァイオリンと通奏低音の ためのソナタ ホ短調 BWV.1023/ ヴァイオリンのためのフーガ ト短調 BWV.1026 |
ムジカ・アルタ・リーパ | |
全集完結編。ソナタの後半の3曲に加え、偽作とされている「ヴァイオリンのためのフーガ」など計5曲を収録。 | ||
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3 クラヴィーア・ソナタ ニ短調BWV.964 (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調BWV.1003より編曲)/ アダージョ ト長調BWV.968/ ヴァイオリンとチェンバロの ためのソナタ ト長調BWV.1019a/ ヴァイオリンとチェンバロの ためのソナタ ヘ長調BWV.1022/ ヴァイオリンとクラヴィーアの ための組曲 イ長調BWV.1025 |
ムジカ・アルテ・リパ | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ヴォイス&ピアノ ジョン・ケージ(1912-1992):声とピアノのための作品集 4つの壁/花/エクスペリエンスII/シー・イズ・アスリープ 18回目の春を迎えたすばらしい未亡人/ノウス・アポン・ナハト |
アンナ・クレメンティ(Vo) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2000年11月20日〜22日。MD+Gに7巻からなるケージのピアノ作品集を録音しているシュライエルマッハーの新録音。今回はクレメンティの「声」が加わったアルバム。 | ||
モーツァルト偽作集 Vol.7 モーツァルト(フランツ・グライズナー(1759-1818)編曲): セレナード第10番変ロ長調 K.361(370a)「グラン・パルティータ」 (フルート、オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2、 ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための版)(*) モーツァルト:アダージョ K.411(484a) (2つのクラリネットと3つのバセットホルンのための) |
コンソルティウム・クラシクム | |
録音:2001年3月26日〜30日、6月1日。(*)世界初録音。13管楽器(実際には12の管楽器とコントラバス)のためのセレナードとして広く親しまれている「グラン・パルティータ」を、 モーツァルトと同時代の作曲家グライズナーが弦楽器と管楽器のために編曲した版を収録。 | ||
ヘンデル:フルート・ソナタ集 ニ長調 HWV.378/ロ短調 HWV.367b/ト長調 HWV.363b ホ短調 HWV.379/ホ短調 HWV.359b |
コンラート・ヒュンテラー(Fl) ライナー・ツィパーリング(Vc) カーステン・ローフ(Cemb) | |
バロック時代の作品をメインにしてMD+G に旺盛なレコーディング活動を続けるフラウト・トラヴェルソの名手ヒュンテラーによるヘンデル。 | ||
ヘンデル:オラトリオ「ベルシャザル」HWV.61
マルクス・ブルッチャー(T) シモーネ・ケルメス(S) クリストファー・ロブソン、パトリック・ファン・ヘーテム(CT) フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(B) ペーター・ノイマン指揮ケルン室内cho.、コレギウム・カルトゥジアヌム | ||
録音:2001年2月11日。「サウル」「聖スザンナ」「テオドーラ」などヘンデルのオラトリオ録音で世界的に好評を博しているノイマンの新録音。 「ベルシャザル」はバビロンの王ベルシャザルがペルシャの王キュロスによって滅ぼされるまでの過程を合唱を駆使して描いた、劇的な迫力に富む作品。 | ||
エルンスト・クルシェネク:歌劇「カール5世」
デイヴィッド・ピットマン=ジェニングス(カール5世) アンネ・イェヴァング(ユアーナ) トゥリド・カールセン(エレオノーレ) アルフォンス・エーベルツ(フェルディナント) フランツィスカ・ヒルツェル(イザベッラ) クリストフ・バンツァー(ジャン・ド・レグラ) ハンス・シュルツェ(アンリ・マティス) ヴェルナー・ホルヴェーク(フランシスコ・ボルジア) マルク・スーストロ指揮ボン・ベートーヴェン・ホールo.、チェコ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:2000年10月8日-14日。 ウィーンに生まれ、第二次世界大戦後アメリカに帰化したエルンスト・クシェネクの歌劇「カール5世」は、十二音技法を初めて採り入れたオーストリア時代の作品として重要。 | ||
マックス・バウマン(1917-1999):オルガン作品全集 Vol.1 オルガンのための詩篇 Op.67 No.2 ああ、なんとはかなく、なんとむなしく Op.86 No.1 オルガンのためのファシクルス Op.82/パッサカリア Op.89 讃歌 Op.100 No.1/コラール前奏曲 Op.97 後奏曲 Op.66 No.2/同 Op.67 No.4/パストラーレ Op.100 No.2 印象 Op.100 No.3/パラフレーズ/ラルゲット Op.95 オルガンのための3つの小品 Op.67 No.6 |
ロザリンデ・ハース(Org) | |
録音:2000年10月30日/31日。ドイツの現代音楽作曲家マックス・バウマンのオルガン作品全集シリーズがスタート。演奏はレーガーのオルガン作品全集を完成させているロザリンデ・ハース。 | ||
マックス・バウマン(1917-1999): オルガン作品全集 Vol.2 |
ロザリンデ・ハース(Org) | |
MD+Gのライフワークともいうべきオルガン作品の大アンソロジー。ブルックナー、レーガーらドイツ・ロマン派の流れを汲むバウマンの作品集第2弾。世界初録音。Vol.1は315-10842。 | ||
ウェルナー・ハースへの讃歌〜没後25周年企画 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番(*) ショパン: 夜想曲第5番(*)/練習曲第13番「牧童」(*)/ 練習曲第18番(*)/練習曲第21番「蝶々」(*)/ スケルツォ第2番(*) ラヴェル:ソナチネ ドビュッシー:版画 リスト:小人の踊り バッハ:イタリア協奏曲 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番 シューマン:幻想小曲集 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第3番/ピアノ・ソナタ第6番/ ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」/ピアノ・ソナタ第18番 シューマン:子供の情景/謝肉祭/交響的練習曲 ショパン: スケルツォ第1番/スケルツォ第2番/スケルツォ第3番/ 夜想曲第1番/夜想曲第2番/夜想曲第3番/バラード第3番 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第4番 スクリャービン: 6つの前奏曲Op.13/練習曲 変ロ短調/練習曲 嬰ハ短調 カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番 ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ第2番 |
ウェルナー・ハース(P) | |
録音:1963年/1964年/1966年/1969年11月4日(*)/1971年-1975年。(*)はライヴ録音。 1976年に45歳と言う若さで世を去ったドイツのピアニスト、ハースの没後25年を記念したアルバム。シュトゥットガルト放送などに残されていた録音を集めた物で、ギーゼキングに師事した彼の知的で明晰な解釈を改めて楽しめる嬉しい発売。価格も通常の半額と非常に魅力的。 | ||
ブルッフ:作品集 美しきエレンOp.24/セレナード(遺作)/ スウェーデン舞曲集Op.63 |
クラウディア・ブラウン(S) トーマス・ラスケ(Br) ゲオルグ・ハンソン指揮 ヴッパータルso.、 バルメン=ゲマルケ聖歌隊 | |
ヴァイオリン協奏曲で知られるブルッフの、珍しい作品を3曲収録したアルバム。「美しきエレン」はガイベルの詩によるバラード。 | ||
A.C.カルテリエッリ(1722-1807): クラリネット四重奏曲集 [第2番 変ホ長調第1番 ニ長調/第4番 変ホ長調] |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
クラリネット作品の発掘、録音に多大な功績のあるクレッカーによるカルテリエッリの四重奏曲集。協奏曲と同じく非常に技巧的な作品。 | ||
アントニオ・カルテッリエリ(1772-1807): クラリネット四重奏曲/ディヴェルティメント |
ディーター・ クレッカー(Cl) コンソルティウム・ クラシクム | |
カルテッリエリはベートーヴェンと同時期に活躍し、30代半ばで夭折したイタリアの作曲家。そのディスカヴァー・アルバム第4弾。 | ||
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲/聖セバスティアンの殉教 ラヴェル:マ・メール・ロワ/ラ・ヴァルス |
マルク・スーストロ指揮 ベートーヴェン・ハレo. | |
DVDオーディオのための2+2+2方式による優秀録音。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
J.B.A.フォルクレ: チェンバロ組曲第1番〜第5番 |
ミッツィ・ メイヤーソン(Cemb) | |
メイヤーソンは数々のピリオド楽器アンサンブルでも活躍する女性チェンバロ奏者。 | ||
ニルス・ゲーゼ: 弦楽六重奏曲 変ホ長調Op.44 弦楽八重奏曲 ヘ長調Op.17 |
ベルリン・フィルハーモニー 弦楽八重奏団 | |
録音:2001年6月。 デンマークの作曲家ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(ガーデ、1817-1890)の弦楽のための六重奏曲と八重奏曲を、ベルリン・フィルハーモニーの弦楽器奏者によって1994年に創設されたベルリン・ フィルハーモニー弦楽八重奏団が演奏している。ゲーゼはメンデルスゾーンの後任者としてライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者を務めたことでもよく知られており、 ドイツ・ロマン派の流れを汲む作品を数多く残している。 | ||
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789): オルガン・ソナタOp.1 |
マルティン・ロスト(Org) | |
ヘルテルはシュヴェーリンの宮廷楽長を務め、C.P.E.バッハと交友があったドイツの作曲家。 | ||
ヤン・ヤンツァ(1933-):オルガン作品集 | ルドガー・ローマン(Org) | |
ヤンツァはポーランドのグダニスクに生まれ、ダフィートやデュプレに師事した現代作曲家。19世紀後半のフランスの伝統的スタイルを踏襲した、豊穣なサウンドと華麗な技巧を駆使した作品集。世界初録音。 | ||
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.3 [第4番 ト短調 K.516/第5番 ニ長調 K.593] |
アンサンブル・ フィラ・ムジカ | |
全集完結編。ト短調交響曲を連想させる名作の誉れ高い第4番と、晩年の様式を伝える第5番。 | ||
モーツァルト:ハイドン四重奏曲集 Vol.2 [第17番「狩り」/第19番「不協和音」] |
ライプツィヒSQ | |
人気2曲のカップリング。 | ||
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.3 「老いのいたずら」より [楽しい汽車の小旅行/息絶え絶えの練習曲/ 発作的前奏曲/他] |
シュテファン・イルマー(P) | |
オペラ界を引退したロッシーニが書きためた軽妙洒脱なピアノ作品集。サティを思わせるユニークなタイトルが並ぶ。Vol.1:315-06542、Vol.2:608-09182、Vol.4:618-12602、Vol.5:618-13532。 | ||
テレマン:木管五重奏のための序曲集 TWV55 [ヘ長調「狩り」 F9/ヘ長調「運命」 F8/ヘ長調 F18/ ヘ長調 F5「歓喜」/ヘ長調 F15] |
コンソルティウム・ クラシクム | |
録音:2001年4月。 リュリやカンプラなどのフランス・バロックの様式にもとづいてテレマンが作曲した、木管五重奏のための序曲を5曲収めたアルバム。 | ||
テレマン:メトード・ソナタ(全曲) [第1番 ト短調/第2番 イ長調/第3番 ホ短調/ 第4番 ニ長調/第5番 イ短調/第6番 ト長調/ 第7番 ロ短調/第8番 ハ短調/第9番 ホ長調/ 第10番 変ロ長調/第11番 ニ短調/第12番 ハ長調] |
コンラート・ ヒュンテラー(Fl) ライナー・ ツィッペルリング(Vc) カルステン・ ローフ(Cemb) | |
「メトード・ソナタ」という標題は、演奏に際して即興的に加えられる装飾技法があらかじめ楽譜に記入されていることから付けられた。 | ||
ユリウス・ヴァイスマン(1879-1950):歌曲集 | イヴィ・イェニッケ(Ms) ビルギッタ・ ヴォレンヴェーバー(P) | |
ヴァイスマンはワーグナーに心酔し、ラインベルガー、トゥイレに学んだドイツの保守的な作曲家。 | ||
フォルトナー:ヴァイオリン協奏曲(*) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(+) |
ゲルハルト・タシュナー(Vn) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮(*) ゲオルグ・ショルティ指揮(+) BPO | |
録音:1949年(*)/1952年(+)。 息をのむような再発見。フルトヴェングラーにして「なにゆえ彼は、私よりこのコンチェルトを理解しているのだ?」と言わしめた、タシュナーのセンスと才能をMD+Gこだわりのリマスタリング・サウンドで余すところ無く再現した注目盤。もちろんサポートのフルトヴェングラー、ショルティの録音としても貴重盤。ジャケットもタシュナーとフルトヴェングラーのツー・ショット。 | ||
ダンシング・フルート〜クラシックのポピュラー名曲集 | ベルリン14 フルーティステン | |
BPOのソリスト、アンドレアス・ブラウを中心に、BPO、ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・ドイツso.、ベルリン放響の14人のフルーティストが集結、 華やかなアレンジで聴かせるアルバム。 | ||
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):管弦楽作品集 [序曲/シンフォニア/協奏曲/他] |
ジーグベルト・ランペ指揮 ノヴァ・ ストラヴァガンツァ | |
世界初録音。グラウプナーはバッハと同時期にハンブルクやダルムシュタットで活躍したドイツの作曲家。 | ||
アンタル・ドラティ: オーボエのための室内楽作品集 オーボエと弦楽四重奏のための ノットゥルノとカプリッチョ/ 5つの小品/トリッティコ/他 |
イオン=ヘイ・カク(Ob) チャ・チョウ(P) ライプツィヒSQ | |
世界初録音。名指揮者ドラティの作品集。作曲の師であったコダーイの影響によるハンガリー色の濃い作風。 | ||
CROSSING THE BORDER〜 イギリスの伝統的なバロック・フルート音楽 |
ブライアン・ ベリーマン(Fl-tr) アクセル・ウォルフ (G/リュート/テオルボ) エッカート・ クーパー(Cemb) | |
18世紀にアイルランドやスコットランドの酒場や宿屋で演奏されていた伝統的なエアーや舞曲を収録したアルバム。 タイトルのBORDERはイギリスの各地方と、芸術音楽と大衆音楽の「境界」を指している。カナダ出身のベリーマンはコープマンの率いるアムステルダム・バロックo.などのメンバーとして活躍する名手。 | ||
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123 | ヒレヴィ・ マルティンペルト(S) エレナ・ザレンバ(Ms) ヘルベルト・リッペルト(T) ロニー・ヨハンセン(B) マルク・スーストロ指揮 ボン・ベートーヴェンハレo. ブルノ・チェコ・ フィルハーモニーcho. | |
現在、ドイツで最も意欲的で目覚しい活動をしているオーケストラのひとつとして注目を集めているスーストロ&ボン・ベートーヴェンハレo.の録音。 CDでは2枚組の所を、DVDでは1枚に収めている。DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
タンゴのミロンガ〜ピアソラ讃 | シビレ・ヴォルフ(Ms) シュテファン・イルマー(P) | |
アルゼンチンのカフェーやミロンガ(ダンス・ホール)の雰囲気を再現した、独唱とピアノによるタンゴ集。 | ||
バッハ:管弦楽組曲全集(初期稿による) 変ロ長調 BWV.97a/ハ長調 BWV.119a/ ハ長調 BWV.1066(第1番)/ ロ短調 BWV.1067a(第2番)/ ニ長調 BWV.1068a(第3番)/ ニ長調 BWV.1069a(第4番) |
ジーグベルト・ランペ指揮 ストラヴァガンツァ | |
世界初録音のBWV.97aとBWV.119aに加え、有名な第2番〜第4番も、現行版よりフランス様式の特徴が色濃い初期稿を用いた、こだわりの管弦楽組曲全集。 録音会場にもヴェルサイユ宮殿を模したケーテン王宮の鏡の間を使用する徹底ぶりで、当時ドイツを席巻していたフランス趣味を明らかにしている。 | ||
ヨハン・エヴァンゲリスト・ブランドル(1760-1837): ファゴット五重奏曲集 |
カラムス・アンサンブル | |
モーツァルトやベートーヴェンと同時代に活躍したブランドルの、ギャラント様式による珍しいファゴット五重奏曲。世界初録音。 | ||
エスカページュ 〜4手ピアノのための序曲と変奏曲 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」序曲 ロルツィング:「刀鍛冶」序曲 ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 シャルヴェンカ:南方の絵画 レーガー:愛国的序曲 ピルナイ:「いとしいハンスよ、ひざまずいて どうしたの?」による変奏曲/他 |
トレンクナー &シュパイデル・ ピアノ・デュオ | |
ブランデンブルク協奏曲やマーラーの交響曲の編曲版の録音で知られる当デュオの最新アルバム。ドイツのピアニスト兼作曲者、アレンジャーのピルナイの作品は、 様々な作曲家のスタイルを真似たパロディー風の変奏曲。 | ||
テリー・ライリー:キーボード・スタディー1+2 シュライエルマッハー: ライリー讃〜たっぷりと上薬をかけた |
シュテフェン・ シュライエルマッハー (キーボード) | |
ケージのピアノ作品全集の偉業を完成させたシュライエルマッハーがミニマル・ミュージックに取り組んだディスク。ベルント・E.ゲンゲルバッハの監修によってコンピュータ処理されている。なお、シュライエルマッハー自作の「ライリー讃」の副題の原題はREICHlich verGLASSt。 | ||
ブラームス:ドイツ・レクイエム | シーリ・カロリーヌ・ トルンヒル(S) クラウス・メルテンス(Br) ヴォルフガンク・ヘルビッヒ指揮 ブレーメン室内so.、 ブレーメン大聖堂聖歌隊 | |
ブラームスのドイツ・レクイエムにまた新しい名演が誕生。ドイツの最も有名な聖歌隊の一つであるブレーメン大聖堂聖歌隊は140年の歴史を誇り、1868年にはこの「ドイツ・レクイエム」を初演、大規模な演奏会には毎年多くの聴衆が訪れることでも知られている。フランスや東ヨーロッパ、アメリカ合衆国でも演奏会を行い、その高い技術が賞賛されている。 この録音は、クイケンのカンタータ集の録音にも参加しているイギリス生まれのソプラノ、シーリ・トルンヒルと名バリトン、クラウス・メルテンスをソリストに迎えたもので、2人とも宗教曲(特にバッハ以前)を得意としているだけあって、全体の印象も極めて荘厳なものとなっている。 | ||
モーツァルト/ ハインリヒ・エーレンフリート(1753-1821)編曲: フルート四重奏による「魔笛」 |
コンラート・ ヒュンテラー(Fl-tr) ライナー・クスマウル(Vn) ユルゲン・クスマウル(Va) ルル・ ディールティエンス(Vc) | |
ピリオド楽器の名手たちによる愉悦にあふれたアンサンブル。 | ||
カスパー・ヨゼフ・メルツ(1806-1856): ギター二重奏曲集 |
ソニア・ プルンバウアー(G) ヨハネス・タッパート(G) | |
ブラスティラヴァ(当時はハンガリー領)の出身で、シューマンらと同時代に活躍したギターの名手、メルツのギター・デュオ作品集。 | ||
メシアン:「鳥のカタログ」〜ヨーロッパヨシキリ ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調Op.84 |
セヴェリン・フォン・ エッカルトシュタイン(P) | |
ブゾーニ国際コンクールやリーズ国際コンクールなど、様々なコンクール入賞歴を持つ25歳(2002年)のピアニスト、フォン・エッカルトシュタインのデビュー・アルバム。 | ||
R.シュトラウス: 弦楽四重奏曲 イ長調Op.2/ 歌劇「カプリッチョ」〜弦楽六重奏曲(*)/ メタモルフォーゼン(#) |
ライプツィヒSQ ハルトムート・ ローデ(Va;*/#) ミヒャエル・ ザンデルリング(Vc;*/#) クリスティアン・ オッカート(Cb;#) | |
シュトラウスが16歳の時に作曲した弦楽四重奏曲と、晩年の2作品を収録したアルバム。「メタモルフォーゼン(変容)」は、7声による珍しい初期ヴァージョンによる演奏。 | ||
アイヴズ: 弦楽四重奏曲第1番/ 弦楽四重奏曲第2番/ ピアノと弦楽四重奏のための「ハロウィーン」(*)/ ピアノ、イングリッシュ・ホルンと弦楽四重奏のための アダージョ・ソステヌート(+) |
イオン=ヘイ・カク(E-hr;+) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P;*) ライプツィヒSQ | |
シューベルトやベートーヴェンで高い評価を得たドイツの俊英クァルテット、ライプツィヒSQがアイヴズに挑戦。複雑なポリフォニー(ポリリズム)と引用の音楽である難解な第2四重奏曲でいかなる演奏を繰り広げているか、大いに注目。 | ||
ミニアチュール 〜サクソフォンとピアノのための作品集 アルバン、イベール、ドメルスマン、 ピアソラ、他の作品 |
ダニエル・ ゴーティエ(Sax) ジャン・ウン・ベエ(P) | |
2003年現在24歳の、カナダ出身のサクソフォン奏者、ダニエル・ゴーティエのデビュー盤。19世紀〜20世紀のあまり知られていないサクソフォンのオリジナル楽曲を多数収録した、 管楽器ファンや学習者には大変興味深いアルバム。 | ||
ザムエル・シャイト: タブラトゥーラ・ノヴァ(新しい器楽演奏法)第1集(1625刊) |
フランツ・ラムル (Org/Cemb) クリスティーナ・ ラントシャマー(S) | |
コラール前奏曲(オリジナルの聖歌の歌唱付き)をはじめ、スヴェーリンクのもとで学んだオランダ=北ドイツ・オルガン楽派の様式や、 イタリア、スペイン、英国などへの旅行で習得した様々なスタイルによるユニークな作品集。 | ||
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956): 弦楽四重奏曲 ト長調Op.2(1893)(*)/ 弦楽四重奏曲 ニ短調Op.70(1913)(#) |
ユトレヒトSQ | |
グレチャニノフはロシアに生れ、革命後はパリを経てアメリカ合衆国に移住した。彼の弦楽四重奏曲全4曲のうち、チャイコフスキー風のロマンティックなスタイルによる(*)と、 スクリャービンやドビュッシーの影響が濃く現れた(#)を収録。 | ||
チェコ・アヴァンギャルド 1918-1938 ヤナーチェク、マルティヌー、ハース、 イェジェク、シュルホフ、ブリアンの作品 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ケージのピアノ作品全集という偉業を達成したシュライエルマッハーのニュー・アルバムは、両大戦間に作曲されたチェコ(スロヴァキア、モラヴィアを含む) 出身の作曲家によるピアノ作品集。チェコのアヴァンギャルド運動は、1919年にプラハで結成された大規模な芸術家グループ「Devetsli」(1931年に発展的解消)を中心に精力的に展開され、 先鋭的な芸術の推進に大いに貢献したものの、1939年のナチス・ドイツのプラハ侵攻によって歴史の表舞台から消滅した。収録されている作曲家はいずれも「Devetsli」のメンバーに名を連ねており、 民族的要素と西欧の新古典様式の融合によるポエティスムの様式や、ジャズや大衆音楽のイディオムを意識的に取り入れたスタイル、バウハウスに代表されるファンクショナリスムの影響、 シュルレアリスムへの傾倒など、当時のヨーロッパの先鋭的な芸術様式が反映された魅力溢れる作品群になっている。 | ||
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949): セレナード ヘ長調 Op.9/ 劇的序曲「海賊」/ 序曲「マリーシャ」 Op.18 |
ロメリー・プント指揮 ベルギッシェso. | |
チェコの作曲家ノヴァークのロマンティックな初期管弦楽作品。ベルギッシェso.(Bergische Symphoniker) はレムシャイトとゾリンゲンのオーケストラが合併して1995年に生れたドイツのオーケストラ。プントはその音楽監督を務めるドレスデン出身の女性指揮者。彼女はマズア、小澤、バーンスタイン等に指導を受け、 国内盤でレディス・オーケストラ・ジャパンを指揮したCDも出ていた。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428/ 弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464 |
ライプツィヒSQ | |
「モーツァルト:ハイドンセット」の完結編。 | ||
フリードリヒ・キール(1821-1885): チェロとピアノのための作品全集 Vol.2 |
ハンス・ ツァイトグラーフ(Vc) クリストフ・ウルリヒ(P) | |
ドイツ・ロマン派の知られざる作曲家。 | ||
D.スカルラッティ:ソナタ集 ハ短調 K.126/ト短調 K.450/ト短調 K.108/ ハ長調 K.384/ハ長調 K.406/ヘ短調 K.69/ ヘ長調 K.518/ヘ短調 K.519/ヘ長調 K.434/ ニ長調 K.278/ホ短調 K.402/ホ長調 K.403/ ホ長調 K.206/変ロ長調 K.202 |
クリスティアン・ツァハリアス(P) | |
録音:2002年6月、バート・アロルセン。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
トゥリーナ: ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.35/ ピアノ三重奏曲第2番 ロ短調 Op.76/ ピアノ三重奏のための円 Op.91/ ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.67(*) |
トリオ・パルナッスス トマス・ゼルディッツ(Va;*) | |
トゥリーナのピアノ三重奏のための作品の全てとピアノ四重奏曲を収録したアルバム。トリオ・パルナッススはドイツで活躍する演奏家たちによるアンサンブル。 | ||
アントニオ・ロセッティ: 交響曲 ニ長調「狩」/交響曲 変ロ長調/ フルート協奏曲 ハ長調 |
ズザネ・バルナー(Fl) ヨハネス・メズス(モエズス)指揮 ハンブルクso. | |
フランチェスコ・アントニオ・ロセッティ(本名フランティシェク・アントニーン・レスレル)はボヘミア生れながら、イタリア風の芸名で活躍した。 | ||
アントン・ルビンシテイン(1829-1894): チェロ協奏曲第1番 イ短調Op.63(*) 音画「ドン・キホーテ」Op.87 歌劇「デーモン」〜バレエ音楽 |
アルバン・ゲルハルト(Vc;*) ジョージ・ハンソン指揮 ヴッパータルso. | |
ロシアにおける西欧ロマン主義の祖、A.ルビンシテイン。 | ||
シューベルト: ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調Op.100 D.929 (付:終楽章の第1稿) |
ウィーン・ピアノ・トリオ | |
創立15年(当盤発売2003年時)の歴史を持ち、国際的な活動を続けているウィーン・ピアノ・トリオのMD+Gデビュー。 | ||
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調Op.99 D.898/ ノットゥルノ 変ホ長調Op.148 D.897/ 断章 変ロ長調D.28 |
ウィーン・ピアノ・トリオ [シュテファン・メンデル(P) ヴォルフガンク・ レディック(Vn) マティアス・グレトラー(Vc)] | |
ウィーン・ピアノ・トリオは15年以上の歴史を持つ団体。 | ||
メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調Op.44 No.1 弦楽四重奏曲第4番 ホ短調Op.44 No.2 弦楽四重奏のための4つの小品Op.81〜 フーガ/カプリッチョ |
ライプツィヒSQ | |
弦楽四重奏曲全集の第2作。 | ||
パガニーニ: ヴァイオリンとギターのためのソナタ集 |
ライナー・クスマウル(Vn) ソニア・プルンバウアー(G) | |
BPOの元コンサートマスター、クスマウルとドイツの女流ギタリスト、プルンバウアーによるパガニーニの若き日のソナタ集。 | ||
シュッツ:音楽による晩課 ダヴィデの詩篇集 から/ シンフォニア・サクラ集 から |
ペーター・ノイマン指揮 ケルン室内cho. コレギウム・カルトゥシアヌム | |
シュッツがドレスデンの楽長時代に作曲した数多くのモテットと教会コンチェルトから構成。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ヴァルター・シュピースを讃えて スクリャービン、クシェネク、バルトーク、 エルドマン、タンスマン、レオ・シュピース、 ワルター・シュピース、マクフィー、 フォン・デア・ヴェンゼ、バッハ/ブゾーニの作品 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
これまで「バウハウス」や「チェコ・アヴァンギャルド」など、20世紀前半のテーマ別アンソロジーを編んできたシュライエルマッハーによるアルバム。ヴァルター・シュピース (ウォルター・スピース;1985-1941)はモスクワに生まれたドイツ人の芸術家で、絵画、音楽、演劇等の様々なジャンルで大きな影響を及ぼした人物。また、自身ホモセクシュアルだったこともあり、 多くの誹謗中傷に耐えながら、ヨーロッパにおけるゲイ・カルチャーの祖ともなった。1923年からはインドネシアのバリ島に住み、バリの音楽(いわゆるケチャの様式) やバリ絵画の発展に多大な貢献をしたことでも有名。1941年、インドネシアを植民地としていたオランダの政策によってゲイの一斉検挙が行われ、シュピースも身柄を拘束されて日本に送られる途中、 乗せられた軍艦がインド洋で撃沈され悲劇的な最期を遂げた。あまりにドラマティックな人生であった。 | ||
R.シュトラウス:管楽のための作品集 Vol.1 管楽のためのソナチネ第2番 変ホ長調 「愉しい仕事場」 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op.28(管楽合奏版) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
BPOやバイエルン放送so.など、ドイツの主要なオーケストラがメンバーとして参加しているアンサンブル・ヴィラ・ムジカの新プロジェクト。 | ||
R.シュトラウス:管楽のための作品集 Vol.2 13管楽器のための組曲Op.4/ 13管楽器のためのセレナードOp.7/ 管楽のためのソナチネ 第1番 ヘ長調 「傷病兵の仕事場より」 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
10代の作品である機会音楽風の「組曲」「セレナード」と、それから約60年後の晩年にモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトら偉大な先達に感謝を捧げる意図で作曲されたソナチネを収録。 アンサンブル・ヴィラ・ムジカはドイツのオーケストラのメンバーで構成された非常勤の団体で、当録音にはベルリン・フィルやバイエルン放送交響楽団のメンバーも名を連ねる。 | ||
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817): 詩篇第1番/詩篇第6番/詩篇第110番 |
フランツ・ラムル指揮 ハスラー・コンソート | |
モーツァルトと同時代に活躍した南ドイツの作曲家クネヒトのカンタータ集。世界初録音。 | ||
ヨハン・エヴァンゲリスト・ ブランドル(1760-1837): ピアノ、ファゴットと弦楽のための五重奏曲集 |
カラムス・アンサンブル | |
ブランドルは、ベートーヴェンやシューベルトと同時代にカールスルーエの宮廷楽団の楽長を務めた作曲家。 このディスクにはピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとファゴットという珍しい編成の五重奏曲が3曲収録されている。世界初録音。 | ||
ドヴォルザーク: ピアノ四重奏曲第1番 ニ長調 Op.23/ ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.87 |
モーツァルト・ピアノQ | |
ザルツブルクで結成され、国際的な活動をおこなっているモーツァルト・ピアノQのMD+Gデビュー・アルバム。 | ||
カルテッリエーリ(1772-1807): 管楽六重奏曲集 |
コンソルティウム・クラシクム | |
MD+Gがレーベルを挙げてそのリヴァイヴァルに力を注いでいる、忘れられた作曲家カルテッリエーリの管楽合奏のための室内楽。 | ||
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959): 無調音楽Op.20 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
世界初録音。ハウアーはシェーンベルクと同時期に独自の方法で12音による作曲法を生み出した。ここに収められたピアノのための作品は、 12音技法にいたる過程でハウアーが無調音楽の様々な可能性を追求した比較的初期の作品。なお、ハウアーの12音作品に興味のある方には、アンサンブル・ヴィラ・ムジカの演奏による多種多様な編成の「12音の戯れ」(613-10602)も御薦め。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 弦楽六重奏曲 ト長調Op.178/ピアノ五重奏曲 イ短調Op.107 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
スイスを代表するロマン派作曲家、ラフの室内楽作品。ピアノ五重奏曲はハンス・フォン・ビューローが「ベートーヴェン以降で最も重要な室内楽作品」と評した。 アンサンブル・ヴィラ・ムジカはドイツの様々なオーケストラのメンバーが有志として参加している非常設団体。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1 ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595 / ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
ドイツで絶大な人気を誇る、ツァハリアスの新録音。ローザンヌ室内管を弾き振りしたモーツァルトのコンチェルトは第25番(K.503)が既出だが、今回の録音からシリーズ化される模様。 #当初出ていた CD ヴァージョン(340-11822) は廃盤となっています。 | ||
モーツァルト: ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452 オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 アダージョとロンド ハ短調 K.617(*) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
ドイツの様々なオーケストラのメンバーで構成されたアンサンブル・ヴィラ・ムジカによるモーツァルトの五重奏曲全集の第4作。(*)はグラスハーモニカを加えた編成による晩年の佳品。 | ||
モーツァルト:五重奏曲全集 Vol.5 クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581/ ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
モーツァルトの名曲2曲をカプリング。アンサンブル・ヴィラ・ムジカはドイツ各地のオーケストラのメンバーで構成された非常設の団体(とてつもない大物もたまに参加している) だが、当盤のソリストについては今のところ不明。 | ||
ショスタコーヴィチ/ エドゥアルト・ヴェスリー編曲: 24の前奏曲とフーガOp.87より |
カレファクス・リード五重奏団 | |
カレファクス五重奏団はオーボエ、ファゴット、クラリネット、サクソフォンなど、リード系の管楽器によるオランダのアンサンブル。 MD+Gには、バッハの「フーガの技法」や、ドビュッシー、ラヴェルの作品の編曲ものなどを録音している。 | ||
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667): 知られざる作品集 Vol.1 パルティータ/アルマンド/サラバンド/ カプリッチョ/フーガ/トッカータ |
シークベルト・ランペ (Cemb、 クラヴィコード、Org) | |
ドイツ初期バロックの鍵盤音楽の礎を築いた作曲家、フローベルガーの作品をディスカヴァーする企画の第1弾。ランペは古楽アンサンブル、ノヴァ・ストラヴァガンツァの主宰も務めるドイツのベテラン。 | ||
ヴィヴァ・ヴェルディ!〜 ブラス・アンサンブルによるオペラ序曲集 (収録曲未詳) |
シュテファン・ フェアヘールト指揮 HRブラス | |
フランクフルト放送so.のメンバーで編成されるアンサンブル。 | ||
狩の音楽〜ファンファーレと演奏会用音楽 アントン・リヒター: ホルン四重奏のための6つの小品 ヘーファー:聖フーベルトのミサ 第1番/他 |
ドイツ・ ナチュラルホルン・ゾリステン | |
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アムステルダム・バロック・オーケストラ、18世紀オーケストラ等の古楽団体で活動する名手たちによる、ナチュラルホルンのための作品集。 | ||
テレマン:組曲、ソナタ、協奏曲集 Vol.1 ソナタ TWV.43:F1/協奏曲 TWV.51:C1&G9 組曲 TWV.55:fis/四重奏曲 TWV.43:g4 |
ムジカ・アルタ・リーパ | |
ドイツのピリオド楽器アンサンブルによるテレマン作品集の第1弾。 | ||
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集 | ジャン=エフラム・バヴーゼ(P) | |
バヴーゼは近現代の作品を得意とするフランスの若い世代に属するピアニスト。ショルティやブーレーズとの共演(バルトークのピアノ協奏曲)で成功を収めた。 これまでCDはCanyonやHARMONIC RECORDSから出ていたが、本作でMD+Gレーベルのデビューとなる。 | ||
アルトゥール・ルリエ(1892-1966): コンチェルト・ダ・カメラ/弦楽四重奏のための組曲 ニコライ・ロースラヴェツ(1881-1944): 弦楽四重奏曲第3番 |
ライプツィヒSQ クリスティアン・ オッカート(Cb) | |
クレーメルが一時、盛んにディスカヴァーしていたおかげで再評価が進んだルリエと、 シェーンベルクと同時期に全く独自の12音作曲システムを考案したことで知られるロースラヴェツ。いわゆるロシア・アヴァンギャルドを代表する二人の作曲家の作品。 | ||
サファイア・ナイト ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): 朝の光は燃え/慈悲は深淵より/ユーカリよ、鳩よ/ 称えよ、天の輪/いずこにても、われ汝を歓迎す/ いずれの故郷でも/たとえ偉人に養われし娘も/ 鳩の見つめる中で パトリシア・ヴァン・ネス(1951-):天使の九等級 作者不詳:おお、栄光の聖母 |
タペストリー | |
中世ドイツのヒルデガルト・フォン・ビンゲンと、現代アメリカの作曲家、パトリシア・ヴァン・ネスの800年以上の時を越えた二人の女流作曲家の出会い。 ヴァン・ネスの作品は、ネウマ譜を用いて作曲されており、中世への思いが明らかにされている。タペストリーはボストンに本拠地を置く女声ヴォーカル・グループで、TELARCなどにも同種アルバムの録音がある。 | ||
シューベルト:ピアノ作品集 3つの小品 D.946/ ソナタ 第13番 イ長調 D.664/ 2つのスケルツォ D.593/ アレグレット ハ短調 D.915/ アダージョ ホ長調 D.612 |
エリーザベト・レオンスカヤ(P) | |
リヒテルの高弟で、現在はドイツを中心に活躍している名女流ピアニスト、レオンスカヤ。 彼女は1990年代にテルデックに即興曲集や後期ピアノ・ソナタを含むかなりの量のシューベルトを録音していたが、今回の録音が新たなツィクルスのスタートになるのかは不明。 | ||
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667): 知られざる作品集 Vol.2 |
ジーグベルト・ランペ (Cemb/Org/クラヴィコード) | |
曲目は不詳だが、世界初録音とのこと。 | ||
レインゴリド・グリエール(1875-1956): 弦楽六重奏曲第3番 ハ長調Op.11/ 弦楽八重奏曲 ニ長調Op.5 |
ベルリン・フィルハーモニー 弦楽八重奏団 | |
交響曲「イリヤ・ムウロメツ」やバレエ「赤いけし」で知られる近代ロシアの作曲家、グリエールの珍しい初期室内楽作品。いずれも1900年代初頭に書かれ、 ロシア民謡風の旋律とアカデミックな作曲技法が結びついた親しみやすい作品。 | ||
ブラームス: チェロ・ソナタ ト長調 Op.78 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ) 雨の歌 Op.59 No.3/湖上にて Op.59 No.2/ たそがれは迫り Op.59 No.1/余韻 Op.59 No.4/ 君の青い瞳 Op.59 No.8 チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38 |
ペーター・ヘール(Vc) コーラ・イルセン(P) | |
録音:2002年12月、バート・アロルセン。 ひとひねりされたチェロ作品集。オリジナル曲はチェロ・ソナタ第1番のみで、ヴァイオリン・ソナタ第1番と歌曲をチェロで演奏したもの(編曲はいずれも演奏者のヘール自身)をカプリングしている。チェロのヘールは1968年、ヴェストファーレンの生まれ。バーゼル音楽院でハインリヒ・シフに学んだ他、バーゼル・スコラ・カントールムではクリストフ・コワンのもとでバロック・チェロも修得。ピアノのイルセンはザルツブルク・モーツァルテウムで学んだドイツの女性ピアニスト。 | ||
937-12002 (11CD) 廃盤 |
コフマン〜ショスタコーヴィチ:交響曲全集〔第1番−第15番〕
ローマン・コフマン指揮ボン・ベートーヴェンo.、ブルノ・フィルハーモニーcho. | |
937-12006 (11 HYBRID_SACD) 廃盤 | ||
ショスタコーヴィチ: 交響曲 第10番 ホ短調Op.93 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 Op.47 交響曲第9番 変ホ長調 Op.70 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
DVD-AUDIO盤には通常のCDも添付されており、CDとDVD-AUDIOとの聴き比べが可能な 2 for 1 スペシャル盤となっている。DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調「レニングラード」Op.60 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
なお、これまでボン・ベートーヴェン管弦楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全集の高音質ヴァージョンは、DVD-AUDIO+通常CDでリリースされて来たが、当盤からSACDハイブリッド盤でのリリースへ変更。もちろん、自慢の2+2+2録音は健在。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 | ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2004年10月26-28日。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 Vol.5 交響曲第13番 変ロ短調 Op.113「バビ・ヤール」 |
タラス・シュトンダ(B) ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo.、 チェコ・フィルハーモニーcho. | |
ナチによるユダヤ人大量虐殺がなされたとされる地名、キエフの「バビ・ヤール」。キエフ生まれのコフマンにとってそれがどれだけ思いいれの強い作品かは想像に難くない。コフマンのアプローチはいつもながらの緻密なスコア・リーディングに裏づけされたもの。熱く燃える心中を冷静な分析で表出している。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 Vol.6 交響曲第2番 ロ長調 「10月革命に捧ぐ」 交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo.、 ブルノ・チェコ・ フィルハーモニーcho. | |
この2作品、どちらも1917年の10月革命を題材にして書かれたもので、第2番は革命10周年記念でショスタコーヴィチに委嘱されたもの、そして第12番はレーニン追悼作品として書かれたもの。34年の時を隔てたこの2曲をカップリングするあたり、コフマンのショスタコーヴィチに対する思い入れが感じられる。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲集 Vol.7 交響曲第1番(*)/交響曲第6番(#) |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2006年1月(*)、2006年11月(#)。ローマン・コフマンとボン・ベートーヴェンo.によるショスタコーヴィチ交響曲集第7弾。今作は若きショスタコーヴィチの最初の成功作である第1番と、第6番の2曲。 第1番は1925年、ペテルブルク音楽院作曲科の卒業作品として書かれた曲。ショスタコーヴィチが世界的に注目された作品として知られる。彼の師であったグラズノフは、この曲のあまりの斬新さに、いくつかの音を変更するように指導したが、もちろん彼はそれに従うことなく、作曲したままの音でリハーサルを始めたという。交響曲第6番は、彼が社会主義リアリズムの影響下にあった時期の作品だが、第5番や第7番のようなあからさまなレーニン主義ではなく、もう少し叙情的で謙虚な内容を持つため、当時の聴衆はあまり良い反応を示さなかったといわれている。 | ||
ショスタコーヴィチ(1906-1975): 交響曲全集 Vol.8 交響曲第4番 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンso. | |
録音:2007年7月-9月。 ショスタコーヴィチの交響曲第4番は、1936年に完成しレニングラードpo.で初演を行なうことが決まっていたにも関わらず、同年に歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とバレエ音楽「明るい小川」がソヴィエト共産党機関紙『プラウダ』で批判されたため、当局の批判を恐れて、その初演を撤回。(圧力をかけられたという説もあり)以降、1962年まで日の目を見ることは無かった。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも大編成で、複雑な響きやマーラーの影響など、ありとあらゆる雑多な側面を持つ。 弦楽器を主体とした豊かな音響設計と揺るぎないテンポによる機能美が冴えわたり、それでいながら派手さを抑えた上質な演奏が評判の当シリーズ、2003年からボン・ベートーヴェンo.の常任指揮者を務めているロシア出身の指揮者コフマンは、キエフ室内管弦楽団のコンサートマスターから指揮者に転身し、1978年からはキエフのチャイコフスキー音楽院で指揮科の教鞭をとるベテラン。弦楽器を主体としたバランスの良い音作りはそうしたキャリアの成せるもの。またクレーメルやマイスキーといった著名ソリストとも数々共演している。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 Vol.9 交響曲第11番 ト短調Op.103 「1905年」 |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2006年3月28日-30日。好評裡の内に着々と進行しているコフマン&ボン・ベートーヴェン管によるショスタコーヴィチ交響曲全集、今回は「1905年」の副題を持つ第11番。この交響曲は、1905年に起きた「血の日曜日事件」題材として、交響曲というよりは、標題音楽として交響詩的な印象の強い作品。コフマンは必要以上に劇的な演奏効果を求めるのではなく、楽譜がそのまま語り出してくるような味わい深い演奏を聴かせてくれる。残響の多い刺激のない柔らかな録音もその表現と見事にマッチしている。 Vol. 1: 第10番[CD: 337-1201/DVD-Audio + CD: 937-12015]/Vol.2: 第5番 + 第9番[CD: 337-12022/DVD-Audio + CD: 937-12025]/Vol. 3: 第7番[CD: 337-12032/SACD: 937-12036]/Vol. 4: 第8番[CD: 337-12042/SACD: 937-12046]/Vol. 5: 第13番[CD: 337-12052/SACD: 937-12056]/Vol. 6: 第2番 + 第12番[CD: 337-12062/SACD: 937-12066]/Vol. 7:第1番 + 第6番[CD: 337-12072/SACD: 937-12076]/Vol. 8: 第4番[CD: 337-12082/SACD: 937-12086] | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 Vol.10 [第3番 変ホ長調Op.20「メーデー」(*)/ 第15番 Op.141(#)] |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. ブルノ・チェコ・ フィルハーモニックcho. | |
録音:2005年1月(#)&2005年12月(*)。 第3番「メーデー」は、1939年に書かれた単一楽章の作品。労働歌などの旋律を引用した祝祭的で親しみやすい曲想が特長。そして彼の最後の交響曲になった第15番。1971年完成の本作には、哲学風で研ぎ澄まされた独特の透明感が漂っている。 | ||
コフマンのショスタコーヴィチ交響曲全集、ついに完結 ショスタコーヴィチ:交響曲全集 Vol.11 交響曲第14番 ト短調Op.135「死者の歌」 |
イアノ・タマール(S) タラス・シュトンダ(B) ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2004年3月、7月19日-21日、バード・ゴーデスベルク聖十字架教会、ボン。 好評裡のうちに着々と進行してきた、コフマン&ボン・ベートーヴェン管の「ショスタコーヴィチ交響曲全集」がついに完結。最後を飾る第11集には、第14番「死者の歌」を収録。11の楽章からなり、ソプラノとバスの独唱が付いていることから、マーラーの「大地の歌」との類似性も指摘される作品。複雑なショスタコーヴィチ音楽の魅力を余すところなく伝えてきたコフマンの至芸の総決算を、たっぷりお楽しみ頂きたい。 | ||
ゲオルク・ムファット(1653-1704): 鍵盤楽器のための作品全集 |
ジークベルト・ランペ (Cemb、クラヴィコード) | |
世界初録音含む。 パリでリュリに、ローマでコレルリに学んで、ドイツの・バロック音楽にフランスとイタリアの様式を持ち込んだと言われているオルガンの大家ムファットの作品集。 もっぱらオルガン曲が知られているが、このディスクにはムファットが晩年に作曲した鍵盤楽器のための全作品が収録されており、クープランの性格的な小品を思わせる作風が展開される。 | ||
オルガンの展望〜ポメラニア編 | マルティン・ロスト(Org) | |
ヨーロッパ各地のオルガンを探訪する「オルガンの展望」シリーズ。ドイツ東部とポーランド北西部にまたがるポメラニア地方(愛玩犬のポメラニアンの原産地として有名) の21の町のオルガンの演奏を収録。通常盤の半額と、お買い得なアイテム。 | ||
新ウィーン楽派の室内楽作品集 シェーンベルク: ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.47 ハウアー: ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.28 ヴェーベルン: ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7 ベルク:室内協奏曲〜アダージョ アポステル、アイスラー、シュピンナーの作品 |
アンサンブル・アヴァンギャルド [アンドレアス・ザイデル(Vn) マティアス・クレーアー(Cl) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P)] | |
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34 | アンドレアス・シュタイアー(P) ライプツィヒSQ | |
録音:2002年10月、バート・アロルセン。 ライプツィヒSQによるブラームスの室内楽作品ツィクルスの中の一枚。フォルテピアノとチェンバロの名手であるシュタイアーがモダン・ピアノで共演。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 〔第1番 ハ長調 Op.15 /第2番 変ロ長調 Op.19 /第3番 ハ短調 Op.37 / 第4番 ト長調 Op.58 /第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.73〕 ベルント・グレムザー(P) ブルーノ・ヴァイル指揮デュイスブルクpo. | ||
録音:2003年、Theater am Marientor, デュイスブルク。おそらく初出音源。ベルント・グレムザーは、1962年ドイツ生まれ。名教師ヴィターリ・マルグリスにピアノを学び、ミュンヘン国際コンクール等17の国際選抜大会に優勝、入賞して注目を集めた。ラフマニノフのスペシャリストとして知られており、一流演奏家と多彩な活動。技巧、解釈とも優れたドイツを代表するピアニスト、教育者として活躍している。カラヤンのアシスタント、そして古楽オケの指揮者としても活躍するヴァイル指揮のバックに、ドイツ的でリアルな風景描写を描き出していくベートーヴェン。 | ||
ジャン・バティスト・サンジュレ(1812-1875):サクソフォン作品集 カプリース Op.80/サクソフォンのための幻想曲 Op.50/ 幻想曲 Op.60/サヴォイの思い出 Op.73/アダージョとロンド Op.63/ 演奏会用独奏曲第1番 Op.74/演奏会用独奏曲第2番Op.77/ 華麗なる幻想曲 Op.75/小協奏曲 Op.78/協奏曲 Op.57/ 演奏会用独奏曲第3番 Op.83/演奏会用独奏曲第4番 Op.84/ 華麗なる幻想曲 Op.86/幻想曲 Op.89/ 演奏会用独奏曲第5番 Op.91/演奏会用独奏曲第6番 Op.92/ 演奏会用独奏曲第7番 Op.93/幻想曲 Op.102 クリスティアン・ペータース(Sax) 池谷順子(P) | ||
サンジュレ(サングレー)はベルギー出身のヴァイオリニスト兼作曲家で、1842年にアドルフ・サックスによって発表された「新時代の管楽器」 サクソフォンに魅せられて多くの作品を世に送り出すとともに、この楽器の普及に一役買った。ペータースはベルリンで学んだドイツの演奏家。 | ||
ゴットフリート・ ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749): クリスマス・オラトリオ(1728) カンタータ「暗闇の中をさまよえる民よ」 同「見よ、われは天国の門が開くのを見たり」 同「汝の言葉が明らかになったとき」 オーボエ協奏曲 ニ長調 ドイツ語によるミサ[キリエ/グローリア] カンタータ「敬虔なる秘密はいかに大きく」 |
クリスティーネ・ マリア・レンベック(S) シリン・パルトヴィ(A) アンドレアス・ポスト(T) アルブレヒト・ポール(B) パウル・ ファン・デア・リンデン(Ob) ライナー・ ヨハネス・ホンブルク指揮 レムポ聖マリア聖歌隊室内cho. ヘンデルズ・カンパニー | |
録音:2003年6月、7月、レムポ。 J.S.バッハと同時期にゴータの宮廷作曲家として活躍したドイツ後期バロックの作曲家シュテルツェル(1690-1749)の作品集。1728年に「クリスマス・オラトリオ」としてまとめられた曲集に含まれるものだが、それぞれが独立した作品となっている。 ホンブルクはケルンやデトモルトで学んだ音楽学者・指揮者・オルガン奏者。1992年よりレムポの聖マリア教会の音楽監督兼オルガニストとして活動、1999年にはピリオド楽器オーケストラ、ヘンデルズ・カンパニーを結成し、指揮者としてその活動の幅を広げつつある。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): 弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.33/ 弦楽五重奏曲 ホ短調 Op.74 |
アンサンブル・コンチェルタント・ フランクフルト | |
英国に生まれ、フランスで活躍したジョルジュ・オンスロウの弦楽五重奏曲。弦楽四重奏+コントラバスという編成が特徴的で、ロココ風の趣味性をバックボーンにした初期ロマン派の爽やかな作風が魅力。 アンサンブル・コンチェルタント・フランクフルトはフランクフルト放送交響楽団のメンバーによって1987年に結成された。 | ||
テオドール・シュトルムの詩による歌曲集 ブラームス、ベルク、シェック、レーガー、他の作品 |
ウルフ・ベストライン(B) チャールズ・スペンサー(P) | |
19世紀ドイツの抒情詩人シュトルム(1817-1888)。現代を代表する歌曲伴奏の第一人者スペンサーが、ドイツ・オーストリアで活躍する中堅バリトン歌手のベストラインの歌唱を見事にサポート。 | ||
ウィーンのギター二重奏曲 ハイドン(カルッリ編曲): 交響曲 第104番 ニ長調 「ロンドン」〜第1楽章 ジュリアーニ:大協奏変奏曲Op.35 ハイドン(ド・フォッサ編曲): 弦楽四重奏曲 第8番 ホ長調 ディアベッリ:セレナード ヘ長調Op.63 ベートーヴェン(カルッリ編曲): ピアノ・ソナタ第12番〜アンダンテ・ヴァリエ |
ハインリヒ・アルベルト・デュオ [ヨアヒム・シュラーダ(G) ヤン・エルラー(G)] | |
ウィーン古典派時代のギター二重奏のための作品を収録したアルバム。ジュリアーニとディアベッリの有名なオリジナル作品の他、 カルッリとド・フォッサによるハイドンとベートーヴェンの作品のアレンジを収録。演奏のハインリヒ・アルベルト・デュオは、師弟関係にある二人によって結成されたデュオ・チーム。 | ||
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 [第3番 ト長調 Op.26 「スラヴ」/ 第5番 ニ短調 Op.70] |
ユトレヒトSQ | |
副題の通り、スラヴ風(時としてオリエンタル風)の親しみやすいメロディーが次々と歌われるチャーミングな第3番と、充実した内容の中期の傑作、第5番の2曲を収録。 | ||
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 [第2番 ヘ長調Op.10/第4番 イ短調Op.64]/ 弦楽のためのエレジーOp.105 |
ユトレヒトSQ | |
「なぜ誰も弦楽四重奏のための葬送行進曲を書かないのか?」と語り、1ヶ月後に仕上げたといわれる「エレジー」も併録。 | ||
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 弦楽四重奏のための組曲 ハ長調Op.35/ 弦楽五重奏曲 Op.39(*) |
ユトレヒトSQ ミハイル・ スターリング(Vc;*) | |
全集シリーズの1枚のはずだが、今回は番号付きの作品(先の2枚に第2番−第5番の4曲が収録されており、残り3曲)は収録されていない。 ユトレヒト弦楽四重奏団はハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの団体で、グラズノフの他にもグレチャニノフやレックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集のレコーディングで知られている。 Vol.1 & 2(巻順):603-12362、306-12372。 | ||
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集 Vol.4 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.106/ 5つのノヴェレッテOp.15 |
ユトレヒトSQ | |
録音:2009年10月15日-16日、2010年5月19日-20日。 | ||
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):管弦楽作品集 交響曲第2番 ハ長調/勝利の序曲 Op.43/ ヴァルス・カプリス/ ロシア風セレナード第1番 Op.93/騎士のトロット |
ジョージ・ハンソン指揮 ヴッパータルso. | |
ロシアの大ピアニスト兼作曲家、アントン・ルビンシテイン。交響曲第2番は、のちに7楽章からなる「大洋」交響曲になる作品の原典版(4楽章)。 | ||
メンデルスゾーン: ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49 ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66 |
トリオ・パルナッスス | |
1982年の結成以来、数少ない常設のピアノ・トリオとして20年以上のキャリアを誇るトリオ・パルナッスス。 | ||
ヘンツェ:ヴァイオリン協奏曲全集 第1番(1948)/第2番(1971)(*)/第3番(1997年) |
トルステン・ヤニッケ(Vn) ウルフ・ディルク・ メードラー(Br;*) クリスティアン・エーヴァルト指揮 マグデブルクpo. | |
学生時代の第1番から半世紀近くをかけて創作された、時代背景も手法もまったく異なるの3つのヴァイオリン協奏曲。特に3番はソリストにとって難曲とされており、今回のこの2枚組みが初の全集となる。 ヤニッケは、数々のコンクール優勝歴をかさね、24歳にしてライプツィヒ放送交響楽団のコンサート・マスターに招かれたヴァイオリニスト。現在はギュルツェニヒ管弦楽団のコンサート・マスターを務めている。 | ||
ミヒャエル・ハイドン: 交響曲 ト長調 MH334/ 交響曲 変ロ長調 MH82/ レクイエム ハ短調 MH155(*) |
ヨハネッテ・ゾマー(S;*) ヘレナ・ラスカー(A;*) マルクス・シェーファー(T;*) クラウス・メルテンス(B;*) クリスティアン・ツァハリアス指揮 ローザンヌco.、スイス室内cho.(*) | |
ミヒャエル・ハイドンのレクイエムは、当時彼が仕えていたザルツブルクの大司教シギスムント・シュラッテンバッハの死(1771年)に際して作曲されたもの。 初演の際にはモーツァルト父子も臨席しており、かのモーツァルトのレクイエムにも大きな影響を与えたといわれている。また、ト長調の交響曲はかつてモーツァルトの「交響曲第37番 K.444」として知られていたもの。 | ||
歌と踊り〜アンコール・ギター小品集 バッハ、ソル、メンデルスゾーン、ポンセ、トゥリーナ、 グラナドス、カステルヌオーヴォ・テデスコ、セゴビア、 他の作品(全18曲) |
フランク・ブンガルテン(G) | |
ドイツの実力派ギタリスト、ブンガルテンの初の小品集。様々な作曲家の歌と踊りに関連する作品を収録。 | ||
ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81(*) 弦楽五重奏曲変ホ長調 Op.97(+) |
クリスティアン・ツァハリアス(P;*) ハルトムート・ローデ(Va;+) ライプツィヒSQ | |
ドヴォルザーク没後100年記念盤。今やMD+Gの看板アーティストであるツァハリアスとライプツィヒSQの共演。 | ||
テレマン: 組曲、ソナタと協奏曲集 Vol.2 |
ムジカ・アルタ・リーパ | |
世界初録音を含む5作品を収録。 | ||
ブラームス: 弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調 Op.88/ 弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111 |
ライプツィヒSQ ハルトムート・ローデ(Va) | |
録音:2003年4月、6月、マルククレーベルク。 1988年にゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者たちによって結成されたライプツィヒSQの、ブラームス室内楽作品全曲録音シリーズの最新の一枚。 | ||
クリストフ・グラウプナー(1683-1760): 管弦楽作品集 Vol.2 管弦楽組曲(序曲)GWV.451/三重奏曲 GWV.203/ シンフォニア GWV.571 |
ジークベルト・ランペ指揮 ノヴァ・ストラヴァガンツァ | |
グラウプナーはダルムシュタットの宮廷楽団の楽長として活躍したドイツ後期バロックの作曲家。ノヴァ・ストラヴァガンツァは、1988年に指揮者兼チェンバロ奏者のランペによってハンブルクで創設されたピリオド楽器アンサンブル。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): 弦楽五重奏曲 イ短調 Op.34/同 ト長調 Op.35 |
モメント・ムジカーレ五重奏団 | |
英国出身ながら初期ロマン派の時代にパリで絶大な人気を博したの弦楽五重奏曲(弦楽四重奏+コントラバス)。モメント・ムジカーレ(「楽興の時」の意) 五重奏団はライプツィヒとハレの若い音楽家で結成されたアンサンブルで、当盤がデビューとなる。 | ||
ザビーネ・シェーファー&ヨアヒム・クレプス: AquaAngelusVox(水・天使・声)〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのいるトポソニック・マンダラ | ||
当盤はCDヴァージョンのみの発売は無く、当盤に通常のCD盤も添付されており、CDとDVD-AUDIOとの聴き比べが可能な 2 for 1 のスペシャル盤となっている。 DVD-AUDIO盤は通常のCDプレイヤーでは再生できないが、DVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能。 | ||
シュライエルマッハー:ピアノ作品集 5台のピアノのためのエコー/ ハイナー・ミュラーへの3つのリコンシレーション/ ピアノの内なる12の風景/リーラ |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2001年、2003年10月、バート・アロルセン。 ジョン・ケージの鍵盤作品全集をはじめ、MD+Gレーベルに数多くの近・現代作品を録音しているドイツの作曲家兼ピアニスト、シュライエルマッハー(1960年生まれ)の自作自演集。5台のピアノのための「エコー」は多重録音による。 | ||
ヤン・ピーテルスゾーン・ スヴェーリンク(1562-1621):オルガン&鍵盤作品集 収録曲不詳 |
ジークベルト・ランペ (Org、Cemb、他) | |
スヴェーリンクは初期バロック期を代表するネーデルランドのオルガニスト・作曲家で、後のいわゆる北ドイツ・オルガン楽派の作曲家を門下から輩出した。演奏しているランペは1964年にプフォルツハイムに生まれたドイツの鍵盤楽器奏者。ケネス・ギルバートやトン・コープマンに学び、1988年からは自らが創設した古楽アンサンブル、ノヴァ・ストラヴァガンツァを率いて指揮者としても活躍している。 作品に応じてタンゲルミュンデの聖シュテファン教会とゾーストの聖アンドレアス教会の2種のオルガン、およびチェンバロ、ヴァージナル、クラヴィコードを使い分けて演奏している。 | ||
ピーター・フィリップス(1560/1-1628): オルガン、鍵盤楽器作品集 Vol.1 Fantasia (1582) in F/ Fece da Voi a. 6 in G/ Pavana Dolorosa & Galiarda Dolorosa (1593) in C/ Bon jour mon Cueur di Orlando (di Lasso; 1602) in G/ Galliard in a/ Chi fara fede al Cielo. di Alessandro Striggio in G/ Le Rossignuol (Orlando di Lasso; 1595) in C/ Almande in d/ Galliard in a/ Margotte Laborez (Orlando di Lasso; 1605) in G/ Pavana (1580) & Galliarda in G/ [Den lustelijken mei] in G/ Almande d’amor in g/ Che fa (Luca Marenzio) in a / Deccio Dunque partire (Luca Marenzio) in d/ Veni Sancte Spiritus in C/ Benedicam Dominum (Orfeo Vecchi) in g |
ジークベルト・ランペ (Cemb、クラヴィコード、 ヴァージナル、Org) | |
録音:2004年4月。 フィリップスはロンドンに生まれた鍵盤楽器奏者兼作曲家。知名度は低いものの、エリザベス朝最大の作曲家であったウィリアム・バード(1543-1623)と同時期にイギリスで活躍し、優れた作品を数多く残している。現存する声楽作品(モテット約350作品、マドリガル52作品など)は、当時の偉大な作曲家(パレストリーナ、ラッスス、ガブリエリ、モンテヴェルディ、シュッツ)らの作品に匹敵する内容を備えている。 このアルバムは古楽界の重鎮ランペの演奏による鍵盤楽器作品を集積したシリーズ第1弾。ディスカバリーかつ音楽史的にも有意義な企画がスタートした。 | ||
ジョン・ブル:オルガン&鍵盤楽器作品集 前奏曲/ウォルシンガム(変奏曲)/私の宝物/パヴァーヌ/ ガイアルド/イン-ノミネ/ブランズウィック侯爵のアルマン/ 聖トーマス=ウェイク/ブル博士の嘆き/ドレミファソラ/ ジグ(ブル博士自身)/ブランズウィック侯爵夫人のトイ/ ファンタジア/ゴッド・セイヴ・ザ・キング/ ひとりのみどり子がわれらのために生まれたもうた/他 |
ジーグベルト・ランペ (Cemb/ヴァージナル/ クラヴィコード/Org) | |
使用オルガン:聖アンドレアス教会のゾエスト=オステンネン c.1425/1586。 英国に生まれ、後にアントワープに移り住み、スヴェーリンクなどとも交流があった初期バロック音楽界の巨人、ジョン・ブル。エリザベス朝の作品集「フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集」「ベンジャミン=コーシン・ヴァージナル曲集」などにも、ブルの作品は多く含まれており、それらの中から選ばれた作品とのこと。 | ||
ドヴォルザーク: チェコ組曲 ニ長調 Op.39(シェイファー編曲) 弦楽五重奏曲ト長調 Op.77 |
アンサンブル・アハト | |
ドヴォルザーク没後100年記念発売。Op.77の五重奏曲は、弦楽四重奏曲にコントラバスが加わる編成。また5曲からなる「チェコ組曲」は、ポルカやフリアントといったボヘミアの民族舞曲の要素を取り入れた作品で、元来はオーケストラのための作品だが、ここではアンサンブル・アハトのクラリネット奏者、ウルフ=グイード・シェイファーが室内アンサンブル用に編曲したヴァージョンを演奏。 これがMD+Gレーベル・デビューとなるアンサンブル・アハトは、1991年に北ドイツ放送交響楽団やハンブルク歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成された八重奏団で、3人の管楽器奏者と5人の弦楽器奏者から成っている。 | ||
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.4 「アルバムのためのいくつかの些細なこと」 (「老いのいたずら」第12巻;24の小品) |
シュテファン・イルマー(P) | |
録音:2003年9月、バート・アロルセン。 オペラの作曲を引退したロッシーニが折にふれて作曲した器楽や声楽のための小曲をまとめた作品集「老いのいたずら」からのピアノ作品を録音するシリーズ。Vol.1:315-06542、Vol.2:608-09182、Vol.3 :618-11082、Vol.5:618-13532。 | ||
ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.21 ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65 |
ウィーン・ピアノ・トリオ | |
MD+Gデビューのシューベルトのピアノ三重奏曲でふくよかな演奏を聴かせてくれたウィーン・ピアノ・トリオによるシリーズ第1弾。ドヴォルザーク没後100年の記念盤。 | ||
ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 Op.26 ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」 |
ウィーン・ピアノ三重奏団 [シュテファン・メントル(P) ヴォルフガング・レディク(Vn) マティアス・グレトラー(Vc)] | |
ドヴォルザーク没後100年記念発売。既発売の第1番&第3番(342 12612)に続くドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集の第2弾(完結)。ウィーン・ピアノ三重奏団は1988年結成、ヨーロッパや南北アメリカの各地で国際的な演奏活動を行っている。 | ||
シュポーア: ピアノと管楽のための五重奏曲 ハ短調 Op.52 ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.130 弦楽六重奏曲 ハ長調 Op.140/七重奏曲 イ短調 Op.147 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
シュポーアの様々な編成による室内楽作品を収録。ドイツのオーケストラのメンバーによってフレキシブルに編成されるアンサンブル・ヴィラ・ムジカならではのアルバム。 | ||
アメリカ超現代主義者の音楽(1920-1950) デーン・ルディア:テトラグラム第8番「プリマヴェーラ」 ルース・クロフォード:前奏曲 カール・ラッグルス:天使たち/エヴォケイションズ/オルガヌム ヘンリー・カウエル:ピアノのための小品/富士山の雪/ ルディアへのオマージュ/命の竪琴 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
すべて世界初録音。作曲家としてよりも、むしろ占星術を確立した人物として知られるルディアをはじめ、アイヴズ、バーンスタインが活躍するアメリカ現代音楽界の土台を作り上げた作曲家の作品集。シュライエルマッハーは、そのユニークな活動と深い音楽への洞察力でここのところヨーロッパで異常に多くの賞を獲得し続けている。一枚一枚のアルバムがそれぞれ大変貴重なものである上に、彼の音楽活動全般そのものにヨーロッパ中の注目が集まっている。 | ||
ギヨーム・ルクー(1870-1924): ピアノ四重奏曲 (未完)(*)/ 弦楽四重奏のためのモルト・アダージョ/ 弦楽四重奏曲 |
ヤン・ミヒールス(P;*) シュピーゲルSQ | |
録音:2003年12月、バート・アロルセン。 24歳の若さで夭折したベルギーの作曲家ルクーの室内楽作品集。ピアノ四重奏曲は彼の遺作となった作品で、完成された第1楽章と未完成に終わった第2楽章(ダンディによって補筆完成)のみが残されている。 またモルト・アダージョと弦楽四重奏曲は作曲者がわずか17歳の学生時代に作曲された作品。弦楽四重奏曲はベートーヴェンの後期四重奏曲に影響を強く受けた6楽章からなる大作で、ルクーの早熟の天才ぶりがうかがえる。 これがCDデビューとなるシュピーゲルSQは1996年にアントワープで結成された新鋭クァルテット。ヴィエニャフスキ、パガニーニ、エリザベート王妃など、多くのコンクール入賞歴を持つ日本人演奏家の川口エリサが第1ヴァイオリンを務める。 | ||
ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11/ ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21 |
クリスティアン・ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
ピアニストだけでなく、指揮者、室内楽奏者としても幅広く活躍を続けるツァハリアス。前作、M.ハイドンのレクィエム(340-12452)も大変話題となったが、待望の弾き振りによるショパンがついに登場。時に聴き物は第2番で、ショパンが作曲当時激しい恋をしていたコンスタンティア・グラドコフスカへの隠されたメッセージがこめられているとされているこの曲が類稀なる美音で表現される様は、必聴。 | ||
オットー・ニコライ:管弦楽作品集 Vol.2 「神は我が堅き砦」Op.31による教会祝典序曲/ 協奏的変奏曲Op.26/ 「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲WoO.114/ 「追放された男」序曲WoO.113/クリスマス序曲WoO.109 |
ヨハネス・パイパー(Cl) ジーゲン福音合唱団 デイヴィッド・スターン指揮 南ヴェストファーレンpo. | |
録音:2000年4月28日-29日、2003年4月10日-11日、ジーゲン。 39歳という若さで亡くなったオットー・ニコライには、有名な「ウィンザーの陽気な女房たち」のほかにも、名曲がたくさんある。D.スターン指揮南ヴェストファーレン・フィルが、そうした彼の名曲の発掘と紹介に全身全霊で取り組んでいる当シリーズの第2弾。Op.26ではソロ・クラリネットが活躍するのも聴きどころ。 | ||
ラメンテーションズ フェスタ:「エレミヤの哀歌」 より[I/IV/V/VI] オケゲム:レクィエム ゴンベール:いと偉大なるゼウスの娘ムーサたちよ/ Circumdederunt me gemitus mortis |
マインノルフ・ブリューザー指揮 ジョスカン・カペラ | |
これがMD+Gへのデビュー盤となるヴォーカル・アンサンブル、ジョスカン・カペラ。収録されているのは聖週間(受難節)に読まれた祈りのことば(フェスタ)や、死の影にインスパイアされた作品(オケゲム)など、どれも人間の声の響きのみのために創作されたもの。特にゴンベールの作品は、ジョスカン・デ・プレの死を悼み作曲されたもので、中間部にはデ・プレのお気に入りだった歌が挿入され、他の声部では「ジョスカンは今天国で、ジュピターのそばで天使と一緒に歌っている」と歌われる。 | ||
グリーグ: 抒情小曲集〜抜粋 |
ハイディ・コンメレル(Fp) | |
使用楽器:1829、ナンネッテ=シュトライヒャー製。 コンメレルはミュンヘンでクラウス・シャイデに、ウィーンでブルーノ・ザイデルホーファーに学んだシュトゥットガルト出身の女流ピアニスト。1990年からはフォルテピアノの演奏者として、ヨーロッパの忘れられた作曲家の作品の紹介を中心に活動している。 | ||
Una voce poco fa 〜4本のサクソフォンのためのオペラ・パラフレーズ 長生 淳(1964-):カルメンの主題によるラプソディー ロッシーニ(S.ポットマイヤー編): 「セビリャの理髪師」序曲 プッチーニ(A.ヒルナー編): 「トスカ」によるファンタジー ガーシュウィン(S.デデノン編): 「ポーギーとベス」の主題による組曲 モーツァルト(いまい・ちかで編): 「魔笛」による魅惑の王国(Seductive Realm) |
アリアージュ・サクソフォンQ ペ・ジャン・ウン(P) | |
サクソフォン・カルテット(「カルメン」と「魔笛」は4本のサックスとピアノ)のために創作、又はアレンジされた有名オペラ作品。アリアージュ(=alloy)とは「混合」の意味で、2003年「ミニアチュール(603-11492)」でMD+Gにソロ・アルバムをリリースしている、ダニエル・ゴーティエ率いるカルテット。各人の超絶技巧も聴きもの! | ||
ヘンデル:歌劇「オレステ」 | メアリー=エレン・ネシ マリア・ミツォロプールー マータ・カツーリ アントニス・コロネオス ペトロス・マグーラス ニコラス・スパノス ゲオルゲ・ペトルー指揮 カメラータ・シュトゥットガルト | |
世界初の全曲録音。ただし「オレステ」は正規のオペラではなく、1734年に当時ロンドンで人気の絶頂にあったヘンデルが、自作をつぎはぎして創り上げた、いわゆるパスティッチョ。したがって、ヘンデルの著名な作品のアリアやメロディーが次々と登場する、ヘンデル・ファンにはとても興味深い作品となっている。 ギリシャ出身のペトルーとカメラータ・シュトゥットガルトは、この作品を2003年から2004年にかけてギリシャの若いソロイストを起用してアテネで復活上演し、大いに話題に呼んだ。この録音もその上演に基づいている。 | ||
ブリテン: イリュミナシオン Op.18(*) シンプル・シンフォニー Op.4 フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10 |
フランツィスカ・ヒルツェル(S;*) ローマン・コフマン指揮 キエフco. | |
ブリテンの初期の3作品を収録。指揮者のコフマンは1936年、キエフの出身。1963年の創設から1990年までキエフ室内管弦楽団のコンサートマスター、1990年以降は音楽監督を務めている。アルテュール・ランボーの詩による刺激的な「イリュミナシオン」を歌うヒルツェルは、ボン歌劇場を中心に活動するソプラノ歌手で、バロック・オペラから現代作品までレパートリーは幅広い。 | ||
ヘンデル:オラトリオ「アタリア」 | シモーネ・ケルメス(S) オリガ・パシシュニク(S) トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(S) マルティン・オーロ(CT) トーマス・クーリー(T) ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(B) ペーター・ノイマン指揮 コレギウム・カルトゥジアヌム、 ケルン室内cho. | |
ペーター・ノイマンによるヘンデルのオラトリオ・ツィクルスの最新作。「アタリア」はフランスの高名な作家ラシーヌの戯曲「アタリー」に基づく劇的オラトリオで、1733年、ヘンデルのオックスフォード大学学位授与式で初演された。ペーター・ノイマンはドイツのベテラン合唱指揮者兼オルガン奏者で、1970年にケルン室内合唱団を結成して以来、一貫して同コーラスを指揮しての活動を行っている。これまでMD+Gレーベルにはヘンデルの「サウル」「スザンナ」「テオドーラ」「ベルシャザール」を録音していた。 | ||
ルイ=ジャメ=アルフレッド・ ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869): オルガン作品集 行進曲 ヘ長調/奉挙誦または聖体拝受 イ短調/ ボレロ・ド・コンセール ト短調 Op.166/ 婚礼ミサまたは行進のために 使用可能かつ有効な作品 ヘ長調/ 行進曲 変ホ長調/唱句 ト長調/奉献誦 ニ短調/ クリスマス変奏曲 ヘ長調/後奏曲 変ホ長調/ 奉献誦 ハ長調/アンダンテ ヘ長調/行進曲 ハ長調/ 聖体拝受 ヘ長調/後奏曲 変ロ長調 |
ベン・ヴァン・オーステン(Org) | |
録音:2004年4月、パリ、聖マドレーヌ教会。 19世紀のフランスを代表するオルガン奏者であり、オルガン製作者として名高いカヴァイエ=コルとの協力関係によって近代オルガンの発展にも貢献したルフェビュール=ヴェリー。もちろんカヴァイエ=コル製オルガンを使用。 | ||
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765): 管弦楽・室内楽作品集(曲目詳細未判明) |
ジークベルト・ランペ指揮 ノヴァ・ストラヴァガンツァ | |
モルターは、イタリアで学び、アイゼナハやカールスルーエの宮廷で活躍したドイツ後期バロックの作曲家。タルティーニやヴィヴァルディらヴェネツィア派の作品に影響を受け、華やかな器楽作品を数多く作曲しているが、トランペット協奏曲やクラリネット協奏曲など一部の楽曲を除くと、あまり演奏される機会は多くない。当ディスクに収録されている作品は、内容詳細は不明ながら世界初録音とのこと。ノヴァ・ストラヴァガンツァはハンブルクに本拠地を置くドイツのピリオド楽器オーケストラ。チェンバロ奏者で現在は指揮者としても活躍するジークベルト・ランペによって1988年に結成された。 | ||
マルタン:協奏曲集 7つの管楽器、ティンパニ、 打楽器と弦楽のための協奏曲/ ヴァイオリン協奏曲(1950)(*)/恐怖の踊り(#) |
ミヒャエル・エルクスレーベン(Vn;#) アドリエンヌ・ソース(P;#) イーヴォ・ハーグ(P;#) ヤク・ファン・ステーン指揮 ウィンタートゥール・ムジークコレギウムo. | |
スイスの作曲家マルタンの協奏的作品を集めたディスク。代表作の「7つの管楽器・・・」をはじめ、名ヴァイオリニスト、シュナイダーハンのために作曲されたヴァイオリン協奏曲、そして2台のピアノと小オーケストラのための「恐怖の踊り」の3作品を収録している。エルクスレーベンは現在新ベルリン室内管弦楽団のリーダーを務めるドイツのヴァイオリニスト。かつて独Capriccioに多数の録音を行っていた。また、ソースとハーグはブダペストに本拠を置くピアノ・デュオ・チーム。ウィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団は1875年に結成された歴史のあるオーケストラ。2002/2003年のシーズンからオランダ出身のファン・ステーンが音楽監督を務めている。 SACDハイブリッド盤は、DVD-Aのリリースで確かな評価を得たMD+G独自のレコーディング・システム「2+2+2」をSACDで体感できる。もちろんこちらはハイブリッド・ディスクのため、通常のCDプレイヤーでも2チャンネル部の再生は可能。 | ||
ブラームス: 弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36(*) 弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51 No.1 |
ライプツィヒSQ ハルトムート・ローデ(Va;*) ペーター・ブルンス(Vc;*) | |
来日公演でその堅実で味わい深いアンサンブルを聴かせてくれているライプツィヒSQによるブラームス室内楽ツィクルスの1枚。このアルバムで、四重奏以上の作品はすべてリリースが完了したことになる。 | ||
新ウィーン楽派の創始者と後継者 Vol.1〜ウェーベルン ウェーベルン(1883-1945):ヴァリエーションOp.27(1936) ステファン・ヴォルペ(1902-1972):ゼーマッハ組曲(1939) フィリップ・ヘルシュコヴィツ(1906-1989): 春の花(1947)/3つのピアノ小品(1960) レオポルド・スピンナー(1906-1980): ピアノ・ソナタOp.3(1942/45) フレ・フォッケ(1910-1989): ピアノのための20の小品 「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの墓」(1951) アーノルド・エルストン(1907-1971):ロンド(1937) ロラント・ライヒ(1911-1995):パストラーレ(1938) ハンフリー・サール(1915-1982):哀歌とトッカータOp.14(1948) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
毎回、斬新なアイディアを具現化し続けるシュライエルマッハーのニュー・アルバム。今回は、新ウィーン楽派にせまる新シリーズの第1弾で、ウェーベルンがフィーチャーされたもので、アメリカのエルストン、オランダのフォッケ、イギリスのサールなど多彩な顔ぶれが並ぶ。シュライエルマッハーは1988年にも新ウィーン楽派の室内楽(613-12172)をリリースしており、ロング・セラーとなっている。 | ||
マルセル・デュプレ(1886-1971): オルガン作品集 Vol.6〜クリスマスのための作品集 奉献唱とコラール集 Op.28/受胎告知 Op.56/ 降誕節のための6つの応唱歌 Op.48/ ノエルによる変奏曲 Op.20 |
ベン・ファン・オーステン(Org) | |
フランスにおける20世紀最大のオルガニストの一人、デュプレのクリスマスに因んだ作品を集めたアルバム。ファン・オーステンは1955年にハーグで生まれたオランダのオルガニスト。現在は生地ハーグのグローテケルク(大教会)のオルガニストを務めるほか、ロッテルダム音楽院で後進の指導にあたっている。モントリオール、バプティストの聖ヨハネ教会、1915年、カサヴァン製オルガンを使用。 | ||
デュプレ:オルガン作品集 Vol.7 英雄的詩曲 Op.33/祈り Op.34 No.2/展望 Op.44/ 79のコラール Op.28〜Nos.22,5,45,55,40,3,56,72,78/ イン・メモリアム Op.61 |
ベン・ヴァン・オーステン(Org) | |
使用楽器:ニュージャージー州プリンストン大学、スキンナー製。 | ||
マルセル・デュプレ(1886-1971): オルガン作品集 Vol.8 組曲Op.39/聖母への捧げものOp.40/ トリプティクOp.51/ 8つのグレゴリオ聖歌に基づく前奏曲集Op.45 |
ベン・ヴァン・ オーステン(Org) | |
使用楽器:サン・ピエール教会ビューシェ・ドビエール製作(1965年、3つの手鍵盤、55のストップ)、アングレーム、フランス。 マルセル・デュプレはヴィドールやヴィエルヌらに師事したフランスの名高いオルガニスト。彼のもとからもメシアンやマリー=クレール・アラン、ヴァージル・フォックス、ピエール・コシュローなど錚々たるオルガニストが輩出されており、モーリス・デュリュフレはデュプレのパリ音楽院時代の作曲科アシスタントでもある。ポール・パレーがデトロイトso.を指揮したサン=サーンスの交響曲第3番でオルガンを担当したのもデュプレ。パリ音楽院の院長まで務めた彼は作曲家としても多くの作品を遺している。それらを集大成しようとするのが、このシリーズ。 その第8弾となる今回は、デュプレの中期の作品を集めており、教え子だったジャンヌ・ドメッシューの才能にインスパイアされて書いたオルガン練習曲の作品39や、聖母マリアに捧げた作品40、さらに聖母マリアへの祈りを表現した「8つのグレゴリオ聖歌に基づく前奏曲」と「トリプティク」が収録されている。 演奏するベン・ヴァン・オーステンは1955年オランダ、ハーグ生まれのオルガニスト。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、オルガニストとして活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めている。MDGレーベルには、フランス・ロマンティック・オルガン作品集の他、ヴィエルヌ作品全集や、全7枚におよぶヴィドールのオルガン作品全集がリリースされている。 | ||
マルセル・デュプレ(1886-1971): オルガン作品集 Vol.9 24のインヴェンション Op.50/3つの讃歌 Op.58 |
ベン・ヴァン・ オーステン(Org) | |
録音:2007年10月。使用楽器:パリ、聖エティエンヌ・デュ・モン教会のオルガン。 ヴィドールやヴィエルヌに師事し、メシアンやマリー=クレール・アラン、ヴァージル・フォックス、ピエール・コシュローらを輩出した名オルガニスト、マルセル・デュプレの作品の集大成となる今シリーズもついに第9集を数えることとなった。1934年に、ヴィドールの後任オルガニストとして、サン・シュルピス教会のオルガニストとなったデュプレだが、そのポストに就いたまま1954年から1956年までパリ音楽院院長に就任したため、彼はほとんど作曲のための時間を持つことができなかった。そんな中で書かれたのが「24のインヴェンション」で、バッハの先例に基づいた24の調性からなる曲集で、果てしなく豊かな想像力と見事な構成によって書かれている。古い聖歌のメロディーに基づいた「3つの讃歌」も極めて難易度の高い技巧を必要とする素晴らしい作品。1636年に建立された聖エティエンヌ・デュ・モン教会のオルガンは34のストップと4つの鍵盤を有していたが、それは時代とともに拡大され続け、19世紀にカヴァッリ=コルによって完全に改造を施され83以上ものストップを持った輝かしい音色となり。1956年になってようやく完成、まさにデュプレの音楽を演奏するにふさわしい音色を備えている。 | ||
マルセル・デュプレ:オルガン作品集 Vol.10 4つの小品 Op.19〜第2番/詩篇第50番 Op.46/ ラメント Op.24/79のコラール Op.28/ 3つの前奏曲とフーガ Op.36 |
ベン・ヴァン・ オーステン(Org) | |
録音:2008年8月、バーミンガム・タウンホール。 ベン・ヴァン・オーステンは、1955年オランダ・ハーグ出身。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、オルガニストとして録音や演奏会で活躍する一方、ロッテルダム音楽院教授も務めている。 | ||
マルセル・デュプレ:オルガン作品集 Vol.11 ブルターニュ組曲Op.21/ 79のコラール Op.28 より Nos.52, 58, 31, 70, 60/ ニンファエウムOp.54/ 79のコラール Op.28 より Nos.66, 33, 65, 37, 7/ 3つのエスキースOp.41 |
ベン・ヴァン・ オーステン(Org) | |
録音:2009年10月、ブリック長老派教会、ニューヨーク。使用楽器:カサヴァン製。 オーステンは、1955年にオランダのハーグ生まれたオルガニスト。オルガニストとして活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めており、当レーベルには、このデュプレ集や、ヴィエルヌ全集の他、フランス・ロマンティック・オルガン作品集など、数多くの名録音を発表している。 | ||
マルセル・デュプレ:オルガン作品集 Vol.12 コラールとフーガOp.57/レジナ・チェリOp.64/ 79のコラールOp.28 より Nos.61, 15, 16, 76, 62, 11 /4つの旋法によるフーガOp.63/ スケルツォOp.16/79のコラールOp.28 より Nos.24, 12, 34, 43, 25 / 3つのエレヴァツィオOp.32/サン=トゥーエンのステンドグラスOp.65/思い出Op.65bis ベン・ヴァン・オーステン(Org) | ||
録音:2010年4月、サン・シュルピス教会、パリ。使用楽器:カヴァイエ=コル製作。 デュプレが亡くなるまでオルガン奏者を務めたパリの『サンシュルピス教』(旧・国内代理店記載ママ)にあるオルガンを用い、彼の絶筆となった「コラールとフーガ」をはじめとした18曲を収録。演奏者のオーステンは、1955年にオランダのハーグ生まれたオルガニスト。オルガニストとして活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めており、当レーベルには、このデュプレ集や、ヴィエルヌ全集の他、フランス・ロマンティック・オルガン作品集など、数多くの名録音を発表している。 | ||
ショパン:ヴァイオリンとピアノのための編曲集 夜想曲Op.27-2(*)/ワルツOp.64-2(#)/マズルカOp.68-4(+)/ 夜想曲Op.55-2(**)/ワルツOp.64-3(*)/夜想曲Op.9-2(*)/ ワルツOp.34-3(*)/ 17のポーランドの歌〜「リトニアの歌」Op.74-16(##)/ ワルツOp.70-1(#)/マズルカOp.7-3(#)/夜想曲 遺作(++)/ ワルツOp.34-2(*)/マズルカOp.33-2(***)/ 夜想曲Op.37-2(#)/舟歌Op.57(###) [編曲者: パブロ・サラサーテ(*)/ブロニスワフ・フーベルマン(#)/ ジノ・フランチェスカッティ(+)/ジュアン・マネン(**)/ レオポルド・アウアー(##)/ナタン・ミルシテイン(++)/ フリッツ・クライスラー(***)/シャルル・セルネ(###) |
ヨアンナ・マドロシュキエヴィチ(Vn) パウル・グルダ(P) | |
「ピアノの詩人」として知られるショパンだが、彼の音楽が魅了したのはピアニストだけではなかった。数多くの音楽家が彼の作品を自分の楽器で演奏できるよう編曲を試みているが、今回のアルバムでは主に大ヴァイオリニストたちが自ら演奏するため編曲した物を収録。ポーランドのマドロシュキエヴィチに伴奏を付けるのは、フリードリヒ・グルダの息子、パウル! | ||
ブルックナー: 弦楽五重奏曲 ヘ長調/弦楽四重奏曲 ハ短調 |
ライプツィヒSQ ハルトムート・ローデ(Va) | |
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.2 ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調「ジュノム」K.271 / ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
「ジュノム嬢は実在したのか?」などの論争でやたらと脚光をあびた第9番だが、モーツァルトの生前この協奏曲が出版されたことがなかったというのは、少々意外。MD+Gは「ジャン・シベール(パリの出版社)が、ツァハリアスの演奏さえ聴いていれば歴史は変わっていた」と豪語している。ザルツブルクにいたモーツァルトにフランス風インスピレーションをもたらしたとされるフランス人ピアニスト、ジュノム嬢の伝説。この盤を聴いたあとには「それが事実だった」と信じたくなってしまうような、そんな説得力を持った演奏である。Vol.1 (第22&27番):340-11826 。 #当初出ていた CD ヴァージョン(340-12982) は廃盤となっています。 | ||
フリードリヒ・ヴィット(1770-1836): 交響曲第6番 イ短調「トルコ交響曲」 フルート協奏曲 ト長調(*)/交響曲第9番 ニ短調 |
スザンネ・バルナー(Fl;*) ヨハンネス・モエズス指揮 ハンブルクso. | |
病気などの不運が重なり、ベートーヴェンの影に隠れて長い間忘れ去られていたドイツ作曲家、フリードリヒ・ヴィット。生涯、23曲にのぼる交響曲を中心に、器楽曲、宗教曲、劇音楽などを作曲しており、類稀な美しい旋律の数々が残されている。ロゼッティなどの再評価を精力的に行ってきたモエズスとハンブルク響による新たな試み。世界初録音。 | ||
モーツァルト:鍵盤楽器作品全集 Vol.1 幻想曲 ハ短調 K.475/ソナタ第14番 ハ短調 K.457/ アレグレットによる6つの変奏曲 K.54/ メヌエット ヘ長調 K.2/ クラヴィーア組曲 K.15A+K.109b-9/ メヌエット K.199b-8/8つのメヌエット K.315a/ ソナタ第5番 ト長調 K.283 |
ジーグベルト・ランペ (Cemb/Fp/クラヴィコード) | |
ピリオド楽器使用。 MD+Gの新シリーズ、モーツァルト鍵盤楽器作品全集始動。今度の全集では、演奏史の権威であるランペにより、すべての鍵盤楽器のための作品がモーツァルトが生きた時代に使われていた楽器を使って演奏されている点が注目。モーツァルトの時代、ほとんどすべての富裕層は鍵盤楽器を習い、音楽を理解することを人生の大切な一部と認識していた。そんな背景において、楽器そのものや作品がいかに変遷し開花していったかを追った貴重な音資料となる。 | ||
モーツァルト:鍵盤楽器作品全集 Vol.2 幻想曲 ニ短調K.397(385g)/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調K.576/ ソナタ イ長調K.12 (ヴァイオリン・ソナタ第7番からの編曲)/ 42の小品「ロンドンのスケッチブック」より [メヌエット イ長調K.15i/メヌエット イ短調K.15k/ クラヴィーアのための小品 イ長調K.15l]/ ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調K.332/ ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調K.570 |
ジーグベルト・ランペ (Cemb/Fp/クラヴィコード) | |
プロジェクト第2弾。演奏史の権威であるランペにより、すべての作品がモーツァルトが生きた時代に使われていた楽器を使い演奏されている点がポイント。 | ||
モーツァルト:鍵盤楽器作品全集 Vol.3 ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311/同第7番 ハ長調 K.309/ アダージョ ハ長調 K.356/12の変奏曲 K.179/同 K.354 |
ジーグベルト・ランペ (Cemb、Fp、クラヴィコード) | |
2005年から開始されたランペのモーツァルト鍵盤楽器作品集は、すべての鍵盤楽器作品をモーツァルトが生きた時代の楽器を使用して再現するという、非常に興味深い試み。単に楽器が違うというだけでなく、装飾音なども丹念に研究されているのだが、学術的な要素はありつつも、なにより、モーツァルトの生きた時代そのものにタイムスリップさせてくれる感じが聴衆としてはうれしいところ。 | ||
モーツァルト: 鍵盤楽器作品全集 Vol.4 ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(315c)(#)/ 前奏曲とフーガ ハ長調 K.394(383a)(*)/ 歌劇「アルバのアスカーニョ」のバレエ音楽から クラヴィーアのための9つのスケッチ K.111(Anh.207)(*)/ クラヴィーア小品 ホ長調 K.15mm(+)/同 ヘ長調 K.15oo(+)/ 同 変ロ長調 K.15pp(+)/メヌエット 変ロ長調 K.15qq(+)/ 同「ピンピネッラ」ヘ長調 K.33b(+)/ 同 変ロ長調 K.626b-25(+)/同 ヘ長調 K.15h(+)/ ソナタ第6番 ニ長調「デュルニツ」K.284(205b)(#) |
ジーグベルト・ランペ (Cemb;*、 クラヴィコード;+、FP;#) | |
2005年にはじまったランペのモーツァルト鍵盤作品全集録音。過去3枚は吉田秀和氏も愛聴しており、氏は「レコード芸術」誌6月号の「之を楽しむ者に如かず」(P.61)で言及している。そんな折、早くも第4巻が登場。今回はK.15「ロンドンのスケッチブック」からの小品5曲や、歌劇「アルバのアスカーニョ」のバレエ音楽など珍品を多数収録。K.15は旅先のロンドンで書きとめた断片的小品集で、たわいもない作品ながらも少年モーツァルトの生き生きとした作風が随所に感じられる。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.5 ソナタ イ短調 KV 310 (300d)/ 9つの変奏曲 ハ長調 KV 264 (315d)/ アンダンテ ハ長調 KV1a/アレグロ ハ長調 KV1b/ アレグロ ヘ長調 KV1c/メヌエット ヘ長調 KV1d/ メヌエット KV1e&KV1f ト長調/ クラヴィーア小品 KV9a (5a) ハ長調/ ソナタ KV 6(原曲:ヴァイオリン・ソナタ) [アレグロ ハ長調KV 6 No.1/ アンダンテ ヘ長調KV 6 No.2/ メヌエット I ハ長調&II ヘ長調KV 6 No.3]/ ソナタ ハ長調 KV 330 (300h) |
ジークベルト・ランペ (Cemb/ クラヴィコード/ Fp) | |
モーツァルトが「鍵盤」のために書いた作品を集めた全集企画の第5弾。今回は、モーツァルトのきわめて初期の小品と青年期のソナタで構成されている。最も初期のものは、ケッヒェル番号からも容易に想像できるようにKV1。1761年の作品と言われているので、モーツァルトが5歳の時に書いたものというわけだ。そして、当アルバムで最も後になって書かれた作品は最後に置かれたソナタKV330。1783年、27歳での作であり、旧番号で第10番、有名な「トルコ行進曲付き」のひとつ前にあたるもの。このアルバムで、幼きモーツァルトの才能の萌芽を聴くと同時に、天才の恐るべき進化ぶりに驚愕していただきたい。また、これら作品が3種の鍵盤楽器を使い分けて演奏されるというのもおおいに楽しみだ。 ジークベルト・ランペは1964年ドイツ生まれの鍵盤奏者。ケネス・ギルバートやトン・コープマンらに師事した(ヘルムート・ラッヘンマンのもとで作曲も学んでいる)。1988年にピリオド・アンサンブルの新ストラヴァガンツァを結成し、精力的に活躍している。1998年-2002年にはケーテン城のバッハ音楽祭の音楽監督も務めた。教育活動にも積極的で、エッセンやザルツブルクの音楽院を経て、現在はアリゾナ州立大学で教鞭をとっている。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.6 序曲 ハ長調 KV399(385i)[断章]/ ジーグ ト長調 KV574/ ソナタ ヘ長調 KV13/ アレグロ 変ロ長調 KV3/ ソナタ第4番 変ホ長調 KV282(189g)/他 |
ジークベルト・ランペ(P) (Cemb/ クラヴィコード/Fp) | |
ジークベルト・ランペの進めるモーツァルト鍵盤作品全集の第6弾。今回ランペは4種の歴史的楽器を用意し万全を期している。今回はモーツァルトが初めて書いたピアノ作品を含み、さらに ヘ長調と ロ長調の2つのソナタ(KV13と15)は、ピアノ三重奏曲、あういはヴァイオリン(もしくはFl)・ソナタでなく独奏ヴァージョンとしては当アルバムが初録音となる。それらは元々は、英国王妃に捧げられ、1765年の春に同国で出版された「チェンバロのための6つのソナタ集」に収められたものだ。モーツァルトはその頃は初のヨーロッパ演奏旅行中で、1764〜65年にはロンドンに滞在し、そこでヨハン・クリスティアン・バッハの音楽に触れた。そのためこの作品にはJ.C.バッハの影響があると言われる。また、パリでの同時代作曲家や、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの影響を指摘する向きもある。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.7 ソナタ第3番 変ロ長調 KV.281(189f)/ アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 KV.500/ グラーフの歌謡による8つの変奏曲 ト長調 KV.24/ ナッソーの主題による7つの変奏曲 KV.25/ ロンドン・ソナタ第5番 KV.14/ デュポールの主題による 9つの変奏曲 ニ長調 KV.573/他 |
ジークベルト・ランペ (Cemb/P) | |
録音:2006年6月、2007年3月。 大好評のランペによるモーツァルト鍵盤作品全集、第7巻。ここでは、モーツァルトの重要な音楽の旅(ロンドン、ハーグ、アムステルダム、ミュンヘン、ウィーン、ポツダム)によって書かれた音楽を収録している。1766年に作曲されたKV24と25の変奏曲、そして1775年に作曲された、エレガントなメロディを持つソナタKV281、そしてkV573をはじめとした円熟期の作品と、聴き手はモーツァルトの才能の発展を10年間隔で経験することができるだろう。学術的研究の成果と、力強い音楽性を兼ね備えたランペの説得力ある演奏は、モーツァルトの知られざる作品にも光をあてるもの。使用楽器は1771年製作の歴史的チェンバロなどが用いられている。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.8 主題 ハ長調 KV Anh.38 (KV383c)/ 6つのドイツ舞曲 KV509/ グルックの歌劇「メッカの巡礼」のアリエッタ 「愚かな民の思うには」による 10の変奏曲 ト長調 KV455/ コントルダンス「雷雨」KV534a [以上、フォルテピアノ:B.&Th.ウォルフ1992年製作 ヨハン・シャンツ1795年頃製作のモデルによる] メヌエット ヘ長調KV4(ナンネルルの音楽帳より)/ クラヴィーア小品 ヘ長調KV15m/同 ハ長調KV15n/ メヌエット ヘ長調KV5(ナンネルルの音楽帳より)/ 12のメヌエット KV176/ クラヴィーア小品 ヘ長調KV15a/同 ハ長調KV15b/ 同 ト長調KV15c/同 ニ長調KV15d [以上、クラヴィコード: A.ウィンクラー2003年に製作 D.シードマイヤー1796年製作のモデルによる] クラヴィーア小品 ヘ長調KV15v/同 変ホ長調KV32/14 (「ガリマティアス・ムジクム」より)/ ソナタ イ長調KV331(300i)「トルコ行進曲付き」 [以上、チェンバロ: バーカッド・シューディ1771年製作のオリジナル] |
ジークベルト・ランペ (Fp/クラヴィコード/ Cemb) | |
録音:2006年6月、ネーフェルス、スイス、グラールス州立美術館フロイラー・パラスト/2007年3月、アリゾナ州立大学音楽学校カッツィン・コンサート・ホール。 ジークベルト・ランペのモーツァルト第8巻、今回の目玉は最後に収められた「トルコ行進曲」。このソナタをランペはチェンバロで弾いている。理由は「1784年に『クラヴサンまたはピアノフォルテのための3つのソナタ』の第2番として出版された時点では、チェンバロの方が一般的だったから」(ランペ自筆のライナーより)。第1楽章と第2楽章へのアプローチはいかにも「クラヴサン風」、つまりイネガルや装飾を用いたフランス・バロック的な自由さを感じる。しかし白眉は第3楽章「トルコ行進曲」。シュタイアーのものもインパクトがあったが、ランペは「ご乱心か」と叫びたくなるほどの壊れっぷりで、前人未到の境地に深く深く踏み込んでしまった。ともあれ別の曲のように聞こえるトラック18を聴いて頂きたい。原型を留めないほどだというのに、優美で繊細に聞こえるのはチェンバロの響きゆえだろうか。 ちなみにこの曲でランペが使っているチェンバロは、スイスに生まれてロンドンで活躍した鍵盤楽器製作家シューディが1771年に製作したオリジナル。幼き日のモーツァルトが共にロンドンに旅した際に、その才能に注目したシューディは、自分の楽器を次々にモーツァルトに弾かせたそうだ。録音に使われたのはC 'からf "までの音域をカバーする大型の楽器で、演奏中でもペダル操作でレジスターを変更できる新しいメカニズムを備えている(通常のチェンバロは手で操作するので、鍵盤を弾きながらレジスターを変えることは出来ない)。 そのロンドンへの旅路で書かれた小品集は、旅行に携行した楽器クラヴィコードで演奏され、ウィーンやプラハで作曲された曲はウィーンのヨハン・シャンツが製作したフォルテピアノ(レプリカ)で演奏している。楽器一つにもこうしたこだわりを持ち込むあたり、ランペ&MDGならではと言えるだろう。 ランペのモーツァルト Vol.1〜Vol.7: 341-13012〜341-13072(番号順)。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.9 行進曲 ハ長調K.408/ 「ああ、ママに言うわ」による 12の変奏曲 ハ長調K.265(キラキラ星変奏曲)/ ピアノ・ソナタ [第2番 へ長調K.280/ へ長調K.533+499(第18番)]/ 幻想曲 ハ短調K.396 |
ジークベルト・ランペ (Cemb/P) | |
録音:2006年6月23日-24日、スイス、2007年3月13日、アリゾナ。 各方面で賞賛を浴びているジークベルト・ランペの「モーツァルト:鍵盤作品全集」の第9巻。前作の第8巻で、「トルコ行進曲」が大きな注目を集めた彼だが、本作でも、「キラキラ星変奏曲」や「幻想曲K.396」などの有名曲を披露してくれる。チェンバロとフォルテピアノを効果的に弾き分けるランペの高い知性と技巧が、本作でも全開に花開いている。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.10 アダージョ ロ短調K.540/メヌエット ニ長調K.355/ 12の変奏曲 変ホ長調K.353/ソナタ第1番 ハ長調K.279/ ヤン・ルードルフ・チェルニーン伯のための 4つのコントルダンス ト長調K.269b/ ソナタ第2番 ト長調K.11/ ロンドンのスケッチブック第27番 ニ長調(ソナタの終楽章)K.15bb/ 2つの変奏曲K.460(454a) |
ジークベルト・ランペ (Cemb/Fp) | |
録音:2005年7月8日、ケルン/2006年6月23日-24日、ネフェルス/2007年3月、テンペ。 鬼才ランペが、ピリオド楽器を用いて着々と進行させているシリーズ第10弾。今回はふたたび、神童の生涯でもっとも重要な4つの都市、すなわちロンドン、ミュンヘン、ザルツブルク、ウィーンにおける創作にクローズアップした選曲。楽器も、ドイツ(ケルン)、スイス(ネフェルス)、アメリカ(アリゾナのテンペ)と世界を股にかけた名器を精選。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.11 ピアノ・ソナタ [第6番 ニ長調K.284/第15番 ハ長調K.545]/ 6つのピアノ変奏曲 ト長調.K.180/ ロンドン・スケッチブック [ヘ長調K.15X/変ロ長調K.15W/ヘ長調K.15hh]/ 12のメヌエットK.103/ ロンドン・スケッチブック [変ロ長調K.15aa/変ホ長調K.15cc/変ホ長調K.15ee/ 変ロ長調K.15q/変ロ長調K.15gg]/ ソナタ 変ロ長調K.10/アレグロ ト短調K.312/ 6つの変奏曲 ヘ長調K.398 |
ジークベルト・ランペ (Cemb/Fp) | |
録音:2006年6月、ネフェルス/2007年3月、テンペ。ピリオド楽器使用。 鬼才ランペのモーツァルト鍵盤作品全集第11弾。ザルツブルク時代のモーツァルトが、どのようにして鍵盤作品の作曲技術を磨いていったのかを検証する当盤には、「ロンドン・スケッチブック」や、1783年に皇帝の御前演奏で彼自身が弾いたと伝えられる「K.398」の変奏曲などを収録。 | ||
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol.12(完結編) アリエットと6つの変奏 KV 382/メヌエット KV 94/ クラヴィーアシュトゥック〔 KV 15u / KV 15b (異版) / KV 15p / KV 15kk / KV 15z / KV 15f / KV 15e / KV 15o / KV 15r 〕/ アレグロ KV 400(断片/シュタードラー完成)/前奏曲 KV 15g / アレグロ・モルトKV 7.1 /メヌエットとトリオ KV 7.3-4 /アレグロ KV deest / アリア KV deest (伝モーツァルト)/メヌエット KV 61g II /アレグロ KV 8.1 / メヌエット KV 15y /8つの変奏曲 KV 352(グレトリーの主題による)/ロンド KV 485 ジークベルト・ランペ(Cemb/クラヴィコード/Fp/タンジェントP) | ||
録音:2006年6月-2009年7月。旧・国内代理店記載曲目に『アリエッテ・アヴェック』(=アリエットと)という曲名があるが、後半がまるごと抜けており、誤り。他にも上記カッコ内の情報等、相当な量が抜け落ちていたため、当店で補完した。旧・国内代理店記載によると『冒頭の「K.382」は、ロンドとして広く知られているが、当盤では世界初となる形で録音』『また他にも、2005年に発見されたモーツァルト作品も世界初録音』とのこと(共にアイテム外装に「世界初録音」との記載は無し)。 | ||
ブルックナー:交響曲第7番 (アイスラー、スタイン、ランクルによる 室内アンサンブル編曲版) |
トーマス・クリスティアン・ アンサンブル | |
クラリネット、ホルン、弦楽四重奏、コントラバス、4手ピアノそしてハーモニウムのために編曲されたブルックナーの7番。シェーンベルクが1918年創立した「私的音楽演奏協会」が推し進めていた活動の一環として、門下生であったアイスラー、スタイン、ランクルの3人がそれぞれの楽章のアレンジにあたっている。長らく忘れられていたこの編曲は、先にCAPRICCIOからリノス・アンサンブルによる演奏(10864)が発売されているが、当盤のインフォメーションによるとこの編曲の楽譜は、このアンサンブルでコントラバスを担当しているハンス・ウィンキングがシェーンベルクを研究中に「フェライン(協会)」と書かれた箱を発見、その中に納められていたという(その意味ではこちらが本家となるのかもしれない)。ここに表現されている鮮やかな色彩感やウィーンの音楽家たちがもつ「粋」は、今も昔も音楽ファンの心を捉えて離さない。トーマス・クリスティアン・アンサンブルのMD+Gデビュー盤となる物。 | ||
テレマン:協奏曲&室内楽集 Vol.3 協奏曲 TWV43:D4/室内協奏曲 TWV43:g3/ ソナチナ TWV41:c2/序曲 TWV55:F2/ ソナチナ TWV41:a4/コレッリ風ソナタ TWV42:h3 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
テレマン:協奏曲&室内楽曲集。Vol.1:309-11892/Vol.2:309-12502。 | ||
シューベルト(グスタフ・マーラー編): 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 「死と乙女」D.810(弦楽合奏版)/ マーラー:交響曲第5番〜アダージェット ヘ長調 |
ローマン・コフマン指揮 キエフ室内o. | |
ボン・ベートーヴェン管との来日も記憶に新しいローマン・コフマンが、手兵キエフ室内管を率い、マーラーをフィーチャーした1枚を完成させた。マーラーは、傑作とされる作品の室内オーケストラ・アレンジに並々ならぬ情熱を燃やしていたが、これらの試みが最初から受け入れられたわけではない。「室内楽の定義を破壊する行為だ。単なる演奏家の自己満足に過ぎない。」とウィーンでは酷評された。マーラーの生前には第2楽章の改訂版のみが初演されたが、実はスケッチにこそマーラーの真意が現れているとされる。この録音はそのスケッチに立ち戻り、弦楽アンサンブルの恍惚をも表出。コフマンはその音楽キャリアをキエフ室内管のコンマスから始めていることもあり、弦楽アンサンブルの緻密さも他に類を見ないほど。 | ||
気をつけろ!「Habet Acht!」 〜シューマン:男声合唱曲集 6つの歌Op.33 [夢見る湖/ミンネゼンガー/はすの花/ 空論をはく大酒飲み/憩いなき愛/春の誘惑]/ 狩の歌Op.137 [大物猟/気をつけろ!/狩の朝/暁/酒を飲んで]/ 3つの歌Op.62[夜警の同盟/自由の歌/戦の歌]/ 3つの男声合唱曲Op.65b [ドイツの自由の歌/黒赤金(ドイツ国旗)/武器を]/ カノン形式のリツルネッレOp.65a [露にぬれたバラ/リュートを弾き乾杯せよ/花か雪か/ 私に飲まれ祖/秋風ようらむな/夏の日に/海の真ん中に] |
トーステン・ロス指揮 新デトモルト・リーダーターフェル、 デトモルト・ホルン・アンサンブル | |
1847年、シューマンはドレスデン・リーダーターフェルの音楽監督に就任するが、この役職の持つ意味合いは現在のものとはかけ離れていた。愛国的な作品を歌うというだけにとどまらず、非常に政治的手腕を必要とされる職だったのだ。そのためシューマンは練習時間を切り詰めなければならず、制約の多い中、結果として演奏の容易な多くのすばらしいカノンが残されることとなった。 新デトモルト・リーダーターフェルは16人からなる男声合唱団。今回は同じデトモルトのホルン・アンサンブルとの共演。 | ||
レックス・ファン・デルデン(1919-1988): 室内楽作品集 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラと チェロのための四重奏曲Op.58(1957)/ 弦楽のための六重奏曲Op.97(1971)/ フルートとアルパのための二重奏曲Op.27(1950)/ 序奏と舞曲「ジュディス」Op.26(1950)/ アムステルダムのための九重奏曲Op.101(1975) |
ヴィオッタ・アンサンブル | |
全て世界初録音。ファン・デルデンはアムステルダム・コンセルトヘボウ管(現ロイヤル・コンセルトヘボウ管)の専属作曲家で、今回の収録作品は全てその団員のためにかかれた物。ヴィオッタ・アンサンブルはコンセルトヘボウ管団員からなるアンサンブルで、1988年結成。その名は、彼らの初めてのコンサートを指揮したヘンリー・ヴィオッタの名前から取られており、これがMG+Gデビュー盤となる。名門オケの今と昔を語る意義深いアルバム。 | ||
スクリャービン: 24の前奏曲 Op.11/ ピアノ・ソナタ第8番 Op.66/同第6番 嬰ヘ短調 Op.23 |
セヴェリン・フォン・ エッカルトシュタイン(P) | |
エリザベート国際コンクールで第一位を獲得し、その後来日、現在もっとも注目を集めている若手ピアニストの一人、ゼヴェリン・フォン・エッカルトシュタイン。MDGデビュー盤となった「メシアン&ヤナーチェク作品集」(604-11412)でECHOクラシック・アワードを受賞。2作目は得意のスクリャービン。 | ||
フィリップ・ヴォルフラム(1854-1919): オルガン・ソナタ第1番 変ロ短調 Op.1 同第2番 ホ長調 Op.10/同第3番 ヘ短調 Op.14 |
マルティン・ザンダー(Org) | |
オルガン作品の録音に並々ならぬ情熱を注いできたMDGだが、ラインベルガーの全集を完成させても尚、十分ではないと考えているようで、今回はロマン派後期のヴォルフラムの全集である。ヴォルフラムはラインベルガーの弟子で、フンパーティンク、R.シュトラウス、マックス・レーガーなどとも親交が深かった。ハイデルベルグ市民ホールのヴォイト・オルガンを使用。世界初録音。 | ||
マーラー/エルヴィン・シュタイン編曲: 交響曲第4番(室内管弦楽版) |
クリスティアーネ・エルツェ(S) トーマス・クリスティアン・ アンサンブル | |
2006年1月に日本初演もされたシュタイン編曲の室内オーケストラ版マーラー第4。1921年、エルヴィン・シュタインによって完成されたマーラーの交響曲第4番の室内オーケストラ版は、シェーンベルクが創立した「私的演奏協会」のために作られた。こうしたムーヴメントには賛否両論あったが、特にこの4番のアレンジは、19世紀から20世紀への転換(もしくは混乱)を非常によく映しだしている。 オリジナルの交響曲に比べより憂鬱な雰囲気を得た室内オーケストラ版。編成が小さい分、ソプラノの技量がより重要な役割を担うが、ここに実力派エルツェが起用されているのも大きな聴き所。 | ||
アイブラー(1764-1846): 弦楽五重奏曲 ニ長調/弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.2 |
モメント・ムジカーレ五重奏団 | |
録音:2004年8月15-18日。 アイブラーは、モーツァルトのレクィエムを完成させるべくコンスタンツェに補完を依頼されたものの途中で断念したことで有名(現在ではランドン版に取り入れられている)な作曲家。ウィーンに生まれ、聖シュテファン大聖堂のカペルマイスターであるアルブレヒツベルガーに教えを受けるなどしてウィーンの音楽界で活躍た。モーツァルトやハイドンと親しかっただけでなく、当時の権力者等からも気に入られ、女帝マリア・テレジアにはことのほか重用された。1824年にサリエリが宮廷作曲家の地位を退いたのち、皇帝フランツ1世によってその後任に指名された。 | ||
アジア・ピアノ・アヴァンギャルド Vol.1〜インドネシア パウル・グタマ・ゼギヨ (Paul Gutama Soegijo; 1934-): ピアノのための習作 (Klavierstudie)(1968) スラマット・アブドゥル・シュークル (Slamet A. Sjukur; 1935-): Svara (1979) / Yu Taha (1997) ミヒャエル・アスマラ (Michael Asmara; 1956-): ピアノのための作品第10番 (2001)/ピアノのための小品 ソエ・ティエン・マーチング (Soe Tjen Marching; 1971-): Kenang (2001) ドディ・サティア・エカグスティマン (Dody Satya Ekagustiman; 1961-):Langendria (1997) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
これまでも数々の実験的ともいえる挑戦的なアルバムを世に送り出してきた、シュライエルマッハー。2003年、「ワルター・シュピースへのオマージュ」(613-11712)という非常に興味深いリリースがあったが、その関連か(シュピースはバリ芸術の発展に貢献した人物)今回からアジアの現代音楽作品への取り組みが開始される。その第一回がインドネシア。 インドネシアの現代音楽界が現在どうなっているかなど、これだけインターネットが発達した今日でも、それを知るのは至難の業。それでも世界中で新しい音楽は生まれ続けている。インドネシアと聞くだけで、つい、ガムランやケチャばかりを想像してしまいがちだが、日本の現代音楽がすべて雅楽や能に基づいていないのと同様、音楽は独創的で非常に洗練されている。今回収録された作曲家の中では、メシアンやデュティユーに師事し、高橋悠治など日本の演奏家も作品を委嘱しているインドネシア現代音楽界の長老シュークルや、彼の弟子で、オーストラリアやニュージーランドでも学んだ女流作曲家マーチングなど、アジアと世界のカルチュラル・エクスチェンジも聴き所。しかしながら、どの作品も平和的でなにか優しさのような物が感じられるのはやはりお国柄か。 | ||
312-13232 廃盤 |
J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: ゴルトベルク変奏曲 BWV.988/他 |
クラウディウス・タンスキ(P) |
ラテンの魂〜サックスとピアノのための作品集 ボルン:カルメン幻想曲 ファリャ:7つのスペインの歌 ドビュッシー:ラプソディー ビゼー:スパニッシュ・セレナーデ グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」〜間奏曲 ギヨノー:Bal pour Baptiste ミヨー:スカラムーシュ ネセロフスキー:サン・フェリオ |
ダニエル・ゴーティエ(Sax) ジャン・ウン・ベエ(P) | |
録音:2004年8月17-18日。 前作「Una voce poco fa」でサクソフォン・カルテットの魅力を存分に披露したゴーティエ。今回は「ラテンの魂」と題したソロ・アルバム。ゴーティエはカナダとフランスに学び、後にモントリオール大学で博士号を授かったサックス奏者で、カナダやアメリカをはじめ世界的に広く活躍して注目を集めている。柔らかく透明な音色で美しく旋律を歌い上げるだけでなく、高音から低音までムラのないヴィルトゥオーゾぶりを発揮。 | ||
ハイドン: 交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」/ 交響曲第94番 ト長調「驚愕」/ 「報いられた真心」序曲 |
アダム・フィッシャー指揮 ハイドン・フィルハーモニー | |
アダム・フィッシャーが手兵ハイドン・フィルを引き連れてMD+Gデビュー。もちろんレパートリーはハイドン。今後のリリース予定はまだ未定だが、今回はどちらもロンドンで書かれたト長調の交響曲。その名のとおり「驚愕」して頂けるサウンド・クオリティーで新たなハイドンの魅力が描き出されている。2006年5月現在ではSACDハイブリッド盤のみのリリース。 | ||
アメデー・ラゼッティ(1759-1799): 3つの三重奏曲 Op.13 [第1番 ヘ長調/第2番 ハ長調/第3番 変ロ長調] |
トリオ・アメデー [アンドレア・リーベルクネヒト(Fl) ダグ・イェンセン(Fg) ヤン・フィリップ・シュルツェ(P)] | |
ラゼッティは、モーツァルトと同時代人で、モーツァルトと同じく40歳の誕生日を待たずに亡くなった短命な作曲家。どういうわけか世紀の色男として知られるカサノヴァとの因縁が深く、彼の母親は伝説的に美しい女性で、カサノヴァの自叙エッセイに言及されている人物。また、フランスで師事していた師匠は、音楽家としてではなく「妻にカサノヴァと浮気された男」として世間を騒がせた人だったとか。 収録作品はラゼッティがもっとも成功を収めたもので、何社からも出版のオファーがあり、楽器を変えたアレンジなども多く出版され、当時大変な人気を博した。 | ||
ストラヴィンスキーへのオマージュ ストラヴィンスキー: 新しい劇場のためのファンファーレ/ 弦楽四重奏のための3つの小品(1914)/ 3つのやさしい小品(4手ピアノのための)/ フュルステンベルクのマックス王子の墓碑銘 べリオ:Autre fois (ストラヴィンスキーのためのカノン風子守歌) ストラヴィンスキー: 5つのやさしい小品(4手ピアノのための) デニソフ:ストラヴィンスキー追悼のカノン ブーレーズ:originel-transitoire VII(1971) ストラヴィンスキー:ラウール・デュフィ追悼の二重カノン シュニトケ:ストラヴィンスキー追悼のカノン(1971) ストラヴィンスキー:子供のためのワルツ/5本の指で/ ドイツの行進曲の思い出/花のワルツ(1914)/ クラリネットのための3つの小品/パブロ・ピカソのために/ 弦楽四重奏のための3つの小品 (2台のピアノのために作曲者自身が編曲;1914) カーター:三のためのカノン(ストラヴィンスキーを記念して |
アンサンブル・アヴァンギャルド [ラルフ・ミールケ(Fl) マティアス・クレーハー(Cl) エレン・ヴェグナー(Hp) ベルント・バルテルス、 アレクサンダー・ プファイファー(Tp) ヨゼフ・クリストフ、 シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) アンドレアス・ザイベル、 ティルマン・ビューニンク(Vn) イーヴォ・バウエル(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] ライプツィヒSQ | |
録音:2004年7月5-日。 ストラヴィンスキー自身の作品に加え、べリオやデニソフ、ブーレーズ、シュニトケ、カーターらがストラヴィンスキーにちなんで作曲した作品を集積した室内楽作品集。アンサンブル・アヴァンギャルドの高度なアンサンブルがアルバム全編に息づいており、一つひとつの作品を究極のスタイルで聴かせる。それらはみな、作品の素晴らしさを改めて再認識させるほどの感銘深い演奏で並んでおり、現代音楽ファンを唸らせるだけの魅力を内包している。 | ||
リスト:オルガン作品集 Vol.1(B-A-C-H) バッハの名による前奏曲とフーガ/ 「泣き、悲しみ、悩み、おののき」(バッハによる前奏曲)/ 「泣き、悲しみ、悩み、おののき」 (バッハの主題による変奏曲)/ 3つのバッハ編曲作品 [モテット「われは憂い多く」による導入部とフーガ/ アダージョ/「深き淵より」によるアンダンテ] J.S.バッハパッサカリア ハ短調 BWV.582 |
ミヒャエル・シェーンハイト(Org) | |
録音:2004年10月17-18日。 「バッハの名(B-A-C-H)による前奏曲とフーガ」をはじめ、バッハの楽曲をリストが編曲した作品などを収録したバッハ関連のオルガン作品集。ベテラン・オルガニストのシェーンハイトの演奏は大変安定感のある堂々としたもので、収録に使用されたメルセブルク大聖堂の豊潤な響きが空間を充たしす。「バッハの名による前奏曲とフーガ」は、実際にこの大聖堂のオルガンで初演されており、ここでは初演時と同じパイプオルガンで演奏されている。 | ||
J.S.バッハと巡るキリスト教典礼の一年 CD1:降臨節/クリスマス/受難節/復活祭 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547 いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV659 わが魂は主をあがめ BWV733/高き天よりわれは来れり BWV701 ベツレヘムに生まれ幼な子 BWV603/全能の神をたたえん BWV604 かくも喜びあふるる日 BWV605/いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV659 幻想曲 ハ短調 BWV562/われらを救いたもうキリスト BWV620 イエス十字架にかけられしとき BWV621 おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV622 おお汚れなき神の子羊 BWV656 キリストは死の絆につきたまえり BWV625 キリストは甦り BWV627/来れ、創り主にして聖霊なる神よ BWV630 トッカータとフーガ ニ短調 BWV538 CD2:聖霊降臨祭/三位一体の祝日 前奏曲 変ホ長調 BWV552/われらみな唯一の神を信ず BWV740 われらみな唯一の神を信ず BWV680/これぞ聖なる十誠 BWV678 来れ聖霊、主なる神 BWV652/来れ聖霊、主なる神 BWV651 来れ、創り主にして聖霊なる神よ BWV67 バビロン川のほとりで BWV653 いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV659 おお愛する魂よ、汝を飾れ BWV654 ただ神の摂理にまかす者 BWV647/フーガ 変ホ長調 BWV552 |
エリザベス・ロロフ(Org) | |
使用楽器:イェルサレム、レダーマー教会のカール=シュケ・オルガン。 2005年、「ベツレヘムのクリスマス音楽」(320-13452)をリリースして一躍注目を浴びたエリザベス・ロロフ。クリスマス作品集は、まさにクリスマスの日のミサが全世界に中継される聖カトリーネ・ベツレヘム教会のオルガンを使用していたが、今回は同じエルサレムながら別の教会のオルガンを使用しての興味深いバッハ作品集。 キリスト教における主要な典礼をバッハの作品とともに巡る構造となっている2枚組。もちろん言葉を持たないオルガン作品だが、そこには折々の祈りの言葉が秘められており、宗教的儀式だけでなく大自然が織り成す四季すらも感じさせるもの。もちろん、MD+Gが誇る録音技術だからこそ再現できるオルガンの響きにも注目。 | ||
カプリチョス・ゴイェスカス Vol.1〜ゴヤの絵風の場面集 ヨアヒム・シュナイダー(1970-)、 ブレット・ディーン(1961-)、 デトレーフ・ホイジンガー(1956-)、 キャシー・ミリケン(1956-)、 ロドニー・シャーマン(1958-)、 ミヒャエル・クヴェル(1960-)、 シドニー・コーベット(1960-)、 クリスティアン・ビリアン(1973-)、 クレメンス・ガーデンシュテッター(1966-)、 リザ・シュパルト(1970-)、 クリストファー・ブラント(1969-)、 ブルーノ・ドッツァ(1962-)、 ウロシュ・ロイコ(1954-)の作品 |
ユルゲン・ルック(G) | |
録音:2005年1月&3月。 「ゴイェスカス」というと、どうしてもグラナドスのピアノ作品を思い浮かべてしまいがちだが、そもそもこの語意は「ゴヤの絵風の場面集」というもので、当盤はゴヤの絵をインスパイアした比較的新しい作品の数々を集積している。収録曲のうち13曲は世界初録音。気鋭ギタリストのユルゲン・ルックが、各々の楽曲の性格を巧みに描き出している。 フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(Francisco Jose de Goya y Lucientes;1746年3月30日-1828年4月16日)はスペイン絵画史上最大の画家の一人。 | ||
グスタフ・イェンナー(1865-1920):室内楽曲集 クラリネット、ホルンとピアノのためのトリオ 変ホ長調/ クラリネット・ソナタ ト長調Op.5 |
マルティン・リッチュギ(Cl) ナディア・ヘルブレ(Hr) イリーナ・クラスノフスカ(P) | |
世界初録音。クラリネットやホルンの愛好者に朗報、このように素敵なアンサンブル作品が存在したとは。グスタフ・イェンナーという作曲家の名前すら、ご存知の方は少ないだろう。生年はR.シュトラウスの次年でサティの前年、そしてブラームス唯一の作曲の弟子だった。彼の人生は教育者として栄光に満ちていたが、今日作品が演奏されることは稀。彼の音楽はロマンティックなメロディー・ラインと綿密なアンサンブルを持ち、師ブラームスの作品を彷彿とさせるところもあるが、哀愁を帯びるというよりは生き生きとしたフレージングで木管楽器の柔らかな音色が際立つ。演奏している3人も若いながらに高度な技術を持っており、木管アンサンブル・アルバムとしても白眉の仕上り。 | ||
フンメル:室内楽曲集 ピアノ、ヴァイオリン、ギター、クラリネットと ファゴットのための大セレナード第2番 ハ長調Op.66/ ピアノとギターのためのポプリ ト長調Op.53/ ピアノ、ヴァイオリン、ギター、クラリネットと ファゴットのための大セレナード第1番 ト長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
モーツァルトと並ぶ「神童」と称され、わずか8歳にしてそのモーツァルトに師事したフンメルの音楽の基礎は、毎夜行われたモーツァルトとの連弾で培われたともいわれる。彼の残したセレナード(ポプリ)はウィーン宮廷の庭園で行われた祝祭行事で演奏され、ウィーン中を熱狂させた。どの作品も卓越したヴィルトゥオジティが要求されるため、世界最高峰のアンサンブル集団であるコンソルティウム・クラシクムのまさに独壇場ともいえる。 | ||
ベツレヘムのクリスマス・オルガン音楽 アレクサンドル・ギルマン(1837-1911): ヘンデル「マカベウスのユダ」 の主題によるパラフレーズOp.90/ クリスマスのためのオッフェルトリウムOp.39-6/ クリスマスのためのオッフェルトリウムOp.19 ピエルバッティスタ・ファリネッリ・ ダ・ファルコナーラ(1844-1915):パストラーレ アルマンド・ピエルッチ(1935-): 「荒れ野にみ使い」による変奏曲 マルコ・エンリーコ・ボッシ(1861-1925): パトスラーレOp.118-3 ブラームス:一輪のばらは咲きて (11のコラール前奏曲)Op.112-8 レーガー:クリスマス・イヴOp.145-3 レオン・ボエルマン(1862-1897): クリスマスのためのオッフェルトリウム アンドレ・フルーリー(1903-1995): 「ブルゴーニュのクリスマス」による変奏曲 アンリ・ミュレ(1878-1967):カリヨン=ソルティエ |
エリーザベト・ロロフ(Org) | |
使用楽器:聖カテリーナ・ベツレヘム教会のリーガー・オルガン。 クリスマス音楽を奏でるにベツレヘム以上適した場所はない。聖カテリーナ・ベツレヘム教会は、この救世主が生まれた土地にあるローマン・ゴシックの教会で、クリスマス・イヴの真夜中のミサは、毎年世界中に中継されている。エリーザベト・ロロフはドイツ生まれで、マリー=クレール・アランに教えを受けた事もある奏者。 | ||
モーツァルト:ザルツブルクの宗教音楽 証聖者の荘厳な晩課 K.339/ミサ・ソレムニス ハ長調 K.337 教会ソナタ ハ長調 K.336/レジナ・チェリ K.276(321b) |
ペーター・ノイマン指揮 ケルン室内cho. コレギウム・カントゥジアヌゥム | |
モーツァルトのザルツブルグ時代の宗教曲4曲を収録した、ノイマン注目の録音。モーツァルトの作品が演奏されたザルツブルグの大聖堂は今は残っていないが、この録音の行われたケルン聖トリニティー教会の内部では、演奏者が4つのガレリアに配置され、ありし日の大聖堂での響きが忠実に再現されている。そしてもちろん、それらを完璧に収録するために、MD+Gが世界に誇る 2 + 2 + 2 システムが驚くべき威力を発揮、SACD盤の方では、その効果をフルに味わうことができる。 | ||
ルイ=フェルディナント王子: ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 変イ長調 Op.2/大三重奏曲 変ホ長調 Op.10 |
トリオ・パルナッスス | |
ベートーヴェンにピアノ協奏曲第3番を献呈されたことで知られるプロイセンのルイ=フェルディナント王子。フリードリヒ大王の末弟として生まれ、シュレジア戦争や普仏戦争では大きな武勲を残した正真正銘の王侯貴族である。しかしながら、彼の楽才は貴族の趣味や教養としての音楽とはかけ離れたものであった。作曲家として知られる前からピアニストとして名声を得、前出の協奏曲第3番は、ルイのピアノを聴いたベートーヴェンが彼の演奏を「まったく王侯らしくない、真の音楽家のそれだ」と述べ、敬意を表するために贈られたと言われている。作品自体もピアノのために書かれたものが多く、彼のピアノ語法は後にショパンに影響を与え完成されたとも言う。 ベートーヴェンをも唸らせた真の音楽性が遺憾なく発揮されたピアノ三重奏曲。19世紀半ばまでは、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバーらと並び「天才作曲家」の作品として演奏される機会も非常に多かったルイ=フェルディナントの音楽が、再び身近に楽しめるとはうれしい。 | ||
プレスティラゴヤーナ〜ギター・デュオ集 ピエール・プティ:タランテラ イダ・プレスティ:プレリュード第1番/ダンセ・ダヴィラ カステルヌオーヴォ=テデスコ:カノン風ソナティナ Op.196 ジャン=イヴ・ダニエル=ルジュール:エレジー ピエール・ウィスマー:プレスティラゴヤーナ ピエール・プティ:トッカータ ロドリーゴ:トナディリャ カステルヌオーヴォ=テデスコ:エレジー風フーガ |
ハインリヒ・アルベルト・デュオ [ヨアヒム・シュラーダー、 ヤン・エルラー(G)] | |
ギター好きの方ならすぐに気づかれると思うが、このタイトルに含まれているのはもちろん、伝説のギター・デュオを展開したイダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤ。(ご本家はラゴヤ BOX(6CD);仏 PHILIPS 476 235-6 でお楽しみいただける。)1952年に巡り会った二人はギター・デュオを始め、いまや知らない人はいないまでの名声を得ている。こんな大それたタイトルをつけてしまったデュオ作品集だが、奏でられる音楽は喜びに満ちていて二人の大先輩も思わず微笑んでいそうな一枚。 | ||
343-13492 (CD) 廃盤 |
ブラームス: 幻想曲 Op.116/3つの間奏曲 Op.117/ ピアノのための小品 Op.118/同 Op.119 |
エリーザベト・レオンスカヤ(P) |
使用楽器:スタインウェイ D,1901。 テルデックなどへの録音や、世界的な指導者としての活躍で知られているレオンスカヤ。2003年にシューベルト(343-11942)でMD+Gにデビューした彼女の2作目。今回は1901年製のスタインウェイの伝説的名器を使用。オーディオファイルにとってはその音色の違いと録音技術の水準の確認も楽しみなところ。 | ||
リスト〜夜の讃歌 リスト: 祈り(詩的で宗教的な調べ)/夜の讃歌/子守歌/ 夜想曲「眠らぬ夜、問いと答え」/大演奏会用独奏曲/ 第4メフィスト・ワルツ/夜/葬送の前奏曲と行進曲/朝の讃歌 ワーグナー/ゾルタン・コチシュ編曲: 「トリスタンとイゾルデ」前奏曲 ワーグナー/リスト編曲:イゾルデの愛の死 リスト:夜想曲「夢のなかに」 |
ジャン=エフラム・バウーゼ(P) | |
ショルティ、ブーレーズなどに請われ彼らとの共演でデビューを果たしたバウーゼによるリスト作品集。とにかく超絶技巧を必要とするリスト作品の中から、「夜」をテーマにした楽曲が選ばれている。途中にワーグナー作品(一作はコチシュ編)が含まれているところも気が利いている。特に、大演奏会用独奏曲(2台ピアノによる「悲愴協奏曲」の原曲)はオリジナル版としては初録音。ジャケットに「スターリー・ナイト」とあるのがあまりに安直な気もするが、録音もすばらしく、中身は絶品。バヴーゼの当レーベル・デビュー盤となった前作、ラヴェル・ピアノ作品全集(604-11902)も各誌で高い評価を得ている。 | ||
フランク:ピアノ五重奏曲 へ短調 ショーソン:ピアノ四重奏曲 イ長調 Op.30 |
ジャン・ミッシェル(P) シュピーゲルSQ | |
ルクーの弦楽四重奏曲(64412662)が隠れたヒット作となっているシュピーゲル四重奏団は、際立った名曲であるにもかかわらず、いまひとつ知名度がない作品を知らしめる、価値ある録音を次々と発表している。透明感のあるアンサンブルが、この作品の美点を鮮明に浮き彫りにする。 | ||
リスト:オルガン作品全集 Vol.2 汝はペテロなり/アルカデルトのアヴェ・マリア/ アヴェ・ヴェルム(モーツァルト)/システィーナ礼拝堂への祈り/ コラール 「われらに、救いを求める者たちに」による幻想曲とフーガ |
ミヒャエル・シェーンハイト(Org) | |
なかなか耳にする機会がない作品だが、リストの多旋律的構成力をまざまざと見せつけられる名曲揃い。そしてもちろん、それらを完璧に収録するために、MD+Gが世界に誇る 2 + 2 + 2 システムが驚くべき威力を発揮、SACD盤の方では、その効果をフルに味わうことができる。Vol.1:606-13342。 | ||
ロッシーニ:ピアノ作品集 「老いのいたずら」 Vol.5 無害の前奏曲/バロック風前奏曲/だったんボレロ/他 |
シュテファン・イルマー(P) | |
1997年から開始されたロッシーニ「老いのいたずら」の録音だが、1年半〜2年に1回発売というゆったりしたスピードで進行している。晩年の作できらめくような傑作揃いだが、何せ全13巻もあるため、完成はまだまだ先。それでも各回が非常に楽しみな、人気シリーズ。 | ||
ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲Op.3 マーラー:ピアノ四重奏曲の断片 イ短調(*) シェーンベルク:浄夜Op.4 (E.シュトイエルマン編曲によるピアノ三重奏版) |
ウィーン・ピアノ三重奏団 ヨハネス・フリーダー(Va;*) | |
1900年前後のウィーン楽壇を語るにはずせない、ツェムリンスキー、マーラー、シェーンベルクという3人の室内楽作品集で、なにか退廃的な雰囲気とともに、究極の美しさを持っている。特に、ピアノ三重奏版の浄夜は聴き物。 | ||
R.シュトラウス:室内楽曲集 ピアノ四重奏曲 ハ短調Op.13/ 祝祭行進曲(1884)[Vn, Va, Vc and Pf]/ セレナード(1881)[Vn, Va, Vc and Pf]/ 小さな愛の歌(1893)[Vn, Vc and Pf]/ アラブの踊り(1893)[Vn, Va, Vc and Pf] |
モーツァルト・ピアノ四重奏団 | |
20世紀の巨人R.シュトラウスの、10代の頃の作品まで含んだ大変珍しい室内楽作品集。この作曲家の生まれながらの才能を知るにも恰好の1枚。 | ||
ドヴォルザーク:木管編曲による室内楽曲集 スラブ舞曲集[Op.46-2/Op.46-8/Op.72-2/Op.72-7]/ 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調「アメリカ」/ バガテルOp.47 |
マーロット五重奏団 [シュテファニー・ヴィンケル(Fl) クリスティアン・ヴェッツェル(Ob) ウルフ=グイド・シェーファー(Cl) フォルカー・グレヴェル(Hr) フォルカー・テスマン(Fg)] | |
大注目! 木管五重奏による「アメリカ」登場、各人の妙技も鮮やか。最も人気のある四重奏曲といってもいい、ドヴォルザークの「アメリカ」を木管五重奏曲(「やはり重音の関係で1本多くないと間に合わないのか?」と旧・国内代理店)に編曲した盤の登場。おなじみの作品だが、3楽章の冒頭などが木管楽器で演奏されるところを想像するだけで、なんだかワクワクしてしまう。バガテルは元々ヴァイオリン2本、チェロ、ピアノのための作品。 | ||
ラヴェル:弦楽四重奏曲 タイユフェール:弦楽四重奏曲 ミヨー:弦楽四重奏曲第4番 |
ライプツィヒSQ | |
フランス六人組唯一の女性メンバー、タイユフェールの四重奏曲を含んだフランス近代弦楽四重奏曲集。まさにドイツ正統というイメージが強いライプツィヒSQが醸し出す「フランス的エスプリ」も聴きどころ。 | ||
プロイセン皇太子 ルイ・フェルディナント(1772-1806): ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 ピアノ三重奏曲 変ホ長調Op.3/ ピアノ四重奏曲 ヘ短調Op.6 |
トリオ・パルナッスス [ヤーメイ・ユー(Vn) ミヒャエル・ グロース(Vc) チア・チョウ(P)] トーマス・ゼルディツ(Va) | |
ルイ・フェルディナント(1772-1806)はプロイセン王国の皇太子。小さい頃からピアノに才能を発揮し、それを認めたベートーヴェンはピアノ協奏曲第3番を献呈したほどだった。また、早世したため遺された作品は少ないものの、フェルディナントは作曲も手掛けており、それらはシューマンらに高く評価されている。しかしながら、現代では知名度も高いとは言えないので、このトリオ・パルナッススによる全集はきわめて貴重。なお、ここに収録された「ピアノ三重奏曲」作品3は、ある公爵夫人に、その娘との結婚を望んで捧げられたらしい。また「ピアノ四重奏曲」作品6は数人の作曲家の音楽を引用し、それを変奏するという興味深いものだ。逆に後年にはリストやシューマンらがその主題を引用している。 トリオ・パルナッススは1982年結成のピアノ三重奏団。メンバーのヤーメイ・ユーは中国天津出身のヴァイオリニスト。ミュンヒェン国際コンクールやレオポルト・モーツァルト国際コンクールで入賞し、2005年からトリオに参加。ピアニストは台湾生まれでカナダ育ちのチア・チョウ。ベルリンで行われたメンデルスゾーン・コンクールに入賞し、1989年からメンバーに加わった。ドイツ出身のチェリスト、ミヒャエル・グロースはオリジナル・メンバーで、シュトゥットガルト州立歌劇場o.員も務めている。 ピアノ四重奏曲に参加しているトーマス・ゼルディツは、1967年生まれにして、既にベルリンso.のソロ奏者、ベルリン州立歌劇場o.の第1ソロ奏者を歴任。現在はゲーゼ三重奏団でヴァイオリンを弾いている(ちなみにゲーゼ三重奏団のヴィオラは現在のベルリン州立歌劇場の第1ソロ首席)。 | ||
アンコール シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調(四重奏断章)D.703 ヴォルフ:間奏曲 J.S.バッハ:一日は終わり、日は沈み イザーク:セクエンツィア ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130〜カヴァティーナ ワーグナー:アルバムの綴り ピアソラ:フォー・フォー・タンゴ ブルックナー:弦楽五重奏曲 ニ短調〜間奏曲 ハイドン:弦楽四重奏曲「皇帝」〜皇帝賛歌の主題による変奏曲 プッチーニ:菊の花 ヒンデミット:朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって 初見で演奏された「さまよえるオランダ人」序曲 J.S.バッハ:われら悩みの極みにありて |
ライプツィヒSQ | |
1988年の結成以来、ベートーヴェン、モーツァルトなどドイツ・オーストリア正統派はもちろん、ルネサンスからアヴァンギャルドまで、幅広いレパートリーを演奏し続けてきたライプツィヒ弦楽四重奏団。MD+Gにも数多くの録音が残されている。 今回リリースされるのは「アンコール」と題された小品集。古くはイザークから、20世紀のピアソラ、アイヴスまで、実に多彩な作品が収録されている。中には、ヒンデミットの「朝7時に湯治場で…」や、ワーグナーのピアノ曲「アルバムの綴り」の四重奏版といった珍しい作品も入っており、音源としてもたいへん貴重なアルバムといえる。 | ||
ノルデン、アルプ=シュニガー・オルガンの響き ヴェックマン:マニフィカト II バード:パッサメッツォ・パヴァーナ ブクステフーデ: カンツォーネ BuxWV.166/ イエス・キリストよ、御身はたたえられよ/ トッカータ BuxWV.155 J.S.バッハ: バビロン川のほとりで BWV.653/トッカータ BWV.540 No.1 シュリック:汝らの神なるわが神に昇る アラウホ:ティエント シャイト:エコ・アドマニュアーレ・デュプレクス・フォルテ ベーム:ああ、いかにはかなく、いかに空しき |
アグネス・ルフテルハント、 ティエモ・ヤンセン(Org) | |
SACDハイブリッド盤のみのリリース。17世紀に開花し、いまだオルガン製作のメッカとして知られるノルデンの著名なルトガーリ教会のアルプ=シュニトガー・オルガン。東フリースランド地方最大にして最重要なこのオルガンは、響きに包まれるゴシック様式の合唱団席とロマネスク様式のネーブに向かうペダル・タワーを持ち合わせている。建造物自体が楽器の一部ともいえるオルガンの響きの録音は、オーディオファイル・レーベルとして名高いMD+Gの最も得意とするところだけに、是非ともマルチ・チャンネルで体感して頂きたい一枚。 | ||
307-13642 (4CD) 廃盤 |
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 | ライプツィヒSQ |
328-13652 (4CD) 廃盤 |
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836):作品集 | 様々な演奏家 |
リスト:独唱、合唱、管弦楽とオルガンのためのオラトリオ「キリスト」
フランツィスカ・ヒルツェル(S) ビルギット・レンメルト(A) ドナルド・カーシュ(T) ラルフ・ルーカス(Br;キリスト) ローマン・コフマン指揮ボン・ベートーヴェンo.、 チェコ・ブルノ・フィルハーモニーcho.、クリストフ・アンゼルム・ノル(Org) | ||
リストが1853年から構想を開始し、1862年から1866年にかけて作曲したオラトリオ。キリストの生涯を、「降誕」「救世主」「受難」の3つの側面から描いた全14曲からなる作品で、リストの最も重要な宗教作品として知られる。1873年に作曲者の指揮でヴァイマールで初演された。100人近い演奏者を要する大作で、第6、7、8曲は他の自作からの編曲ではあるが、リスト自らが「私の音楽による遺書」と呼ぶほどに、この音楽家のエッセンスの集大成といえる作品。 キリスト役を担うラルフ・ルーカスは、バイロイト生まれのバリトン歌手。ウィリアム・マレイに師事し、後にアリベルト・ライマンやディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ハンス・ホッターにも学んだ。2004年のルツェルン音楽祭で「トリスタンとイゾルデ」のメロート役、2006年にはバイロイト音楽祭で「ラインの黄金」のドンナー役を歌い成功を収めた。今後ますます期待される注目株。SACDのみのリリース。 | ||
ゴットフリート・ ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749): クリスマス・オラトリオ(1728) Vol.2 ゴスペル・カンタータ |
ウテ・シュルツェ(S) シリン・パルトヴィ(A) アンドレアス・ポスト(T) クラウス・メルテンス(B) ライナー・ヨハネス・ホンブルク指揮 ヘンデルズ・カンパニー、 レムゴ聖マリア聖歌隊室内cho. | |
録音:2005年6月13-15日。 2003年に発売となった同コンビによる「クリスマス・オラトリオ」第2弾。シュテルツェルはJ.S.バッハと同時代に活躍した後期バロック時代のドイツの作曲家。器楽、声楽、オペラ作品を多数遺したものの、一般的には知名度は低いかも知れない。しかしながら、明らかにバッハとは違う様式を持ち、宗教的意義を別にしても大変なじみやすい音楽は、最近、多くの音楽ファンに再評価されつつある。伝統的な典礼では、クリスマスの三日間で2つのカンタータを演奏するのが正式なのだが、第1弾がそのうちの「書簡カンタータ」そして今回の第2弾に「福音カンタータ」が収められている。ホンブルク率いる演奏陣の水準も極めて高く、MD+Gレーベルだからこそ成しえた録音と言える。 Vol.1:605-12322。 | ||
ラモー:新クラブサン組曲(またはクラヴサン曲集第2巻)〜 [勝ち誇った女/鳥のさえずり/めんどり/北風の神] (リード系管楽器五重奏のための編曲版) |
カレファクス・リード五重奏団 | |
J.S.バッハの「フーガの技法」からショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」まで、リード系木管楽器アンサンブルとして録音してきたカレファクス五重奏団。リード楽器のアンサンブルというだけでも珍しいのに、今回のレパートリーはなんとラモーの組曲。ラモーの音楽に元々ある斬新さがよりよい形で表現された好演。 | ||
ヘンデル:歌劇「クレタのアリアンナ」HWV.32(1733)
マタ・カツーリ(S) マリ=エレン・ネジ、イリーニ・カライアンニ、 マリータ・パパリゾウ、テオドラ・バカ(Ms) ペトロス・マゴウラス(B) ジョルジュ・ペトルー指揮オーケストラ・オヴ・パトラス | ||
ヘンデルのオペラの貴重な全曲録音。ピリオド楽器使用。大変速いペースで次々に秀作オペラを作曲し続けたヘンデルだったが、この「アリアンナ」だけは非常に時間をかけて完成させ、その後も数々の訂正を加えている。テセオの役は当時最高の人気を誇ったカストラート、ジョヴァンニ・カレスティーニのために書かれたが、ヘンデルが彼の声域を過大評価していたため、結局このパートの音域を下げざるをえなかったという逸話も残っている。 このオペラが完成されたほんの一ヶ月前に、ポルパラもまた「ナッソ(ナクソス)のアリアンナ」という歌劇を完成させ、この作品同士は当然ライバルとなったが、チケットの売り上げでは間違いなくヘンデルに軍配が上がった。 今回のこの録音は、いわずもがなクレタ島を擁するギリシアのオペラ・ハウスの精鋭たちによるもの。価格も1枚分お得。 | ||
パガニーニ: 24のカプリース Op.1(サクソフォンのための編曲版) |
ラフ・ヘケマ(Sax、A-Sax) | |
清水靖晃によるバッハの「無伴奏チェロ組曲」のサクソフォン版が大ヒットしたとおり、オリジナルの作品に限りがあるサクソフォンは、他楽器作品のアレンジ物を演奏する機会が多い楽器として認識されている。だからといって、オリジナルのヴァイオリンで演奏するにも難曲中の難曲とされるパガニーニの「カプリース」をサックスで演奏してしまおうなどとは、過去誰も想像だにしなかったのではないだろうか? 興味が沸くを通り越して、「本当に大丈夫なのか?」と不安にすらさせてしまうチャレンジである。しかも重音は、「マルチフォニクス」という技巧を駆使して、本当に和音として奏されている。その他にも、いわゆる「循環呼吸」や「スラップ・タンギング」など、まさに人間技とは思えぬ超絶技巧が駆使され、演奏が終わるその瞬間までただただ驚きの連続。しかし、そうした超絶技巧は、音楽そのものをなめらなかに自然にするための技であり、驚きとともになんとも幸福な音空間が創出されてゆく。 ラフ・ヘケマはオランダ人サクソフォン奏者で、MD+Gではカレファクス・リード五重奏団の一員としてラモー(619-13742)をリリースしたばかり。カレファクスとしてはその他に「フーガの技法」(619-9892)、「ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ」(619-11852)、オケゲムからドビュッシーまでを網羅した「600years」(619-10432)といったアルバムがリリースされている。 なお、当初613-13792という番号でご案内しておりましたが、上記へ変更となっております。 | ||
ジェスマイヤー: 「アルカディアの鏡」(木管アンサンブル版) |
コンソルティウム・クラシクム | |
モーツァルトの「レクィエム」の補筆完成者として知られるジェスマイヤー。彼のコミック・オペラ「アルカディアの鏡」の木管アンサンブル版を収録。1794年にウィーンで初演されたこのオペラはその後すぐにヨーロッパ中で演奏され、彼の師モーツァルトの「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」などと比較されるほどのヒット作となった。この作品が、後に宮廷などで木管アンサンブルにアレンジされるなどして広まったことは想像に難くない。 単なる木管アンサンブルとしてだけでなく、こうした隠れた名曲に光を当てるという意味でも存在感を増しているコンソルティウム・クラシクム。柔らかな音色が、当時の町並みまでも再現するかのようだ。 | ||
外国の襲撃〜英国バロック音楽集 ヘンデル:協奏曲 ト短調 HWV.287 バルサンティ:古いスコットランドの旋律集 フィンガー:ソナタ ハ長調 Op.5 No.10 J.C.バッハ:五重奏曲ニ長調 Op.11 No.6 マティス:スコットランド風グラウンド ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV.383 アーベル:協奏曲 ホ短調 |
ラ・リコルダンツァ | |
タイトルは過激だが、18世紀イギリスの首都ロンドンは、ヨーロッパの中でもっとも豊かで文化的な都市として栄え、多くの海外の音楽家たちが演奏会に訪れ、そのまま移住してしまう者も少なくなかった。ここにとりあげられている作曲家は、みなヨーロッパの他国の生まれながら、ロンドンに魅了された人たちばかり。しかしながら、イギリスの国粋主義者の中にはこれらの実情を面白く思わなかった者もおり、「イギリスの楽界を外国の襲撃から守れ!イギリス人よ立ち上がれ!」なる運動も起こったといいわれる。事実、この時代のロンドンを彩ったのは他国の作曲家の音楽であるが、それらは国籍などとは関係なく価値あるものであることには間違いない。 | ||
モーツァルト/グリーグ編曲: ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545/同第5番 ト長調 K.283/ 同ヘ長調 K.533/幻想曲 ハ短調 K.475/ ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457(以上、4手用版) グリーグ:ペール=ギュント 第1組曲&第2組曲 Op.46&Op.55 |
トレンクナー=シュパイデル・ ピアノ・デュオ | |
モーツァルトのピアノ・ソナタにグリーグが自由にセカンド・ピアノ部分を書き足した版と、グリーグ本人が4手ピアノ用に編曲した「ペール=ギュント組曲」を収録。神童として無駄な音符も足りない音符もないとされているモーツァルトの音楽だが、聴きなれたメロディーになんとも自然に寄り添うような旋律が現れ消えていく様を鑑賞するのは、また違った楽しみをもたらしてくれる。 | ||
テレマン:組曲、ソナタと協奏曲集 Vol.4 協奏曲 ト長調 TWV43:G5/組曲 ホ長調 TWV55:E2 協奏曲 変ロ長調 TWV52:B1/ソナタ ニ長調 TWV41:D1 協奏曲 イ短調 TWV43:a3 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
録音:2005年5月。 まもなく結成四半世紀を迎えるドイツのピリオド楽器アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパのテレマン集第4巻。今までの3枚は各国の音楽専門誌で高い評価を得ている。 Vol.1:309-11892、 Vol.2:309-12502、Vol.3:309-13142。 | ||
アジア・ピアノ・アヴァンギャルド〜日本 Vol.1 細川俊夫(1955-):夜の響き(1994/96) 一柳慧(1933-):ピアノのための音楽第2番(1959) 石井真木(1936-2003):アフォリスメン II (1972) 一柳慧:ピアノのための音楽第3番(1960) 福島和夫(1930-):水煙(1972) 一柳慧: ピアノのための音楽第4番 (デイヴィッド・チュードアのために)(1960) 近藤譲(1947-):高窓(1996) 一柳慧:ピアノのための音楽第7番(1961) 湯浅譲二(1929-):内触覚的宇宙(1957) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
遂にこの日がやってきた、現代ピアノ作品のメシア、シュライエルマッハーの日本人作曲家作品集、それもVol.1。 ケージ全集を筆頭に、現代ピアノ作品の紹介と評価のためにはなくてはならない存在、シュライエルマッハー。多岐に渡る彼の活動は2005年、ついにアジアの現代音楽にも及び「アジア・ピアノ・アヴァンギャルド」と銘打たれたシリーズの第1弾として「インドネシア編」(613-13222)がリリースされたのも記憶に新しいところ。 そして「アジア・ピアノ・アヴァンギャルド」第2弾に選ばれたのは日本、しかも彼が選んだ作品は日本の現代音楽の中でも屈指の難曲ばかり。特に、一柳慧の「ピアノのための音楽」シリーズは、楽譜が図形だったり、はたまた単なるメモ書きだったりで、凡人にはほとんど理解不能な曲。しかしシュライエルマッハーは以前にも一柳作品を録音しており、持ち前のセンスと深い洞察力、そして完璧なテクニックで見事な演奏を聴かせてくれる。入手可能な音源も少なくないだけに、今回の録音はたいへん貴重なものでもある。さらに嬉しいことに、このアルバムは「Vol.1」と明記されており、続編への期待も高まる。 | ||
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.6 〜「老いのいたずら」より イタリア風前奏曲/La Venitienne/フィレンツェの思い出/ Saltarello a 'italienne/バルカローレ/タランテラ風即興曲/ 愛しきサヴォア/行進曲/バガテル/ Echantillon du chant de Noel a italienne/ 最初の聖体拝受/Tarantelle pur sang |
シュテファン・イルマー(P) | |
1997年から開始され、1年半〜2年に1回発売とゆったり進行していた当シリーズだが、2006年に入って急にスピードアップ、2ヶ月間を置いただけで続巻の発売となった。晩年の作できらめくような傑作揃いだが、何せ全13巻もあるため、完成はまだまだ先。それでも各回が非常に楽しみな、人気シリーズ。 不思議なことに、ロッシーニのイタリア回想はすべてパリにて書かれているのは興味深い。当第6巻は、特にロッシーニの郷愁が強く感じられる作品が集められている。 既発:Vol.1:618-06542、Vol.2:618-09182、Vol.3:618-11082、Vol.4:618-12602、Vol.5:618-13532。 | ||
ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ(1801-1866): 管弦楽作品集 序曲第12番 Op.145/ クラリネットと管弦楽のための 序奏と変奏 変ロ長調Op.128/ ホルンと管弦楽のための序奏とロンド ヘ長調Op.51/ 交響曲第3番 ニ短調Op.32 |
ディーター・クレッカー(Cl) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr) ヨハネス・メズス(モエズス)指揮 ハンブルクso. | |
カリヴォダはドナウエッシンゲンの宮廷楽長として活躍し、作品も数多く残しているボヘミア出身の作曲家。時代としてはベートーヴェンとシューマンの間に位置し、シューマンからの評価も高く、第一次ウィーン楽派隆盛への道筋を作った人ともいわれている。 今回リリースされるのは、フル・レングスの交響曲を中心に、ホルンとクラリネットの協奏曲風作品が含まれたもの。カリヴォダ作品のCDはこれまで室内楽やピアノ曲が中心(それもアルバム中1曲のみなど)で、このように1枚丸ごとオーケストラ作品に費やしたアイテムはおそらく初登場、もしかすると交響曲などは初録音作品かもしれない。ソロに現代最高のソリストと言っても過言ではない名手、クレッカー&ヴラトコヴィチが登場するところも見逃せない。 | ||
グレチャニノフ:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 [第3番 Op.75/第4番 Op.124] |
ユトレヒトSQ | |
Vol.1:第1番&第2番(603-11572)。オランダのユトレヒト弦楽四重奏団によるグレチャニノフの弦楽四重奏曲全集、わずか2枚ではあるが完結編の登場。当曲の全集は大変貴重で、特に第3番は音源入手が困難だっただけに、ファンにとっては待ちに待ったリリース。第4番はグレチャニノフ65歳、渡米してからの作品で、特に2楽章に強い郷愁と独特のオリエンタリズム、そして彼が敬愛してやまなかったボロディンの影響を感じさせる。ユトレヒトSQは同時にグラズノフの全集にも取り組んでおり、すでに2枚のアルバムがリリースされている。 | ||
ディアベッリ:ギター・デュオ作品集 変奏曲 Op.57/グランド・セレナード ロッシーニの歌劇 「どろぼうかささぎ」の序曲とアリア |
ヨハネス・タッペール& トーマス・ ミューラー=ペリング(G) | |
50名の作曲家に自作のワルツを主題にした変奏曲を依頼し、そのうちの一人であるベートーヴェンの作品名としてその名を歴史に刻んだディアベッリ。存命中はギターとピアノを教えるかたわら音楽出版を手がけ、シューベルトの作品をはじめて出版したことでも知られている。 ディアベッリはギターの作品を数多く残したが、その一部は紛失したとされていた。ところが、デンマークの王立図書館で「セレナード」と「どろぼうかささぎ」が見つかり、今回世界初録音としてようやく陽の目を見ることになった。「どろぼうかささぎ」は冒頭の太鼓連打から技巧的なアリアまで、ロッシーニの原曲の魅力をギター二本で見事に再現されている。ヨーロッパで活躍するタッペールとミューラー=ペリングが、シューベルト時代のギターの名工シュタウファーの楽器を使用して演奏している。 | ||
オンスロウ: 弦楽五重奏曲 Op.38/弦楽五重奏曲 Op.67 |
モメント・ ミュジカーレ五重奏団 | |
フランス初期ロマン派オンスロウによる弦楽五重奏曲は、弦楽四重奏にコントラバスが加わった編成。モメント・ミュジカーレ五重奏団は2004年にOp.34とOp.35(603-12532)リリースしているが、今回はその続編にあたり、世界初録音となる。ちなみにMD+Gにはアンサンブル・コンチェルタント・フランクフルトが演奏したOp.33とOp.74の弦楽五重奏曲の録音もある(603-12332)。 | ||
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調 ショーソン:弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.35 |
シュピーゲルSQ | |
録音:2005年7月。 シュピーゲル四重奏団は1996年に創設、2002年からは北九州市出身の川口エリサが第1ヴァイオリンを務めているベルギーの四重奏団。最近ではお国物ルクーの弦楽四重奏曲集が静かなブームを呼ぶなど、コアなクラシック・ファンから注目されている。今回のアルバムは前作に続いてフランクとその弟子ショーソンの作品。前作はピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲だったが、今回は弦楽四重奏曲。 フランクの弦楽四重奏曲は晩年に書かれ、50分近い大作ながら死の直前に行われた初演で大成功を収めた作品。かたやショーソンの弦楽四重奏曲は、作曲家の事故死(自転車事故)により第3楽章の途中で未完に終わってしまった作品で、ショーソンが残したスケッチから同門のダンディが完成させ出版した。ドイツ音楽の影響を受け、印象派とはまた違った魅力を生み出したフランク一派のフランス音楽。シュピーゲル四重奏団の厚みのある響きがフランクとショーソンの作風に見事にマッチしている。 | ||
アストル・ピアソラ: ブエノスアイレスの四季/タンゴ・バレエ/ タンゴの歴史/フォー・フォー・タンゴ |
マ・アロー五重奏団 | |
録音:2006年5月。 ミュンヘン・コンクール優勝歴をもつ木管五重奏団マ・アロー・クィンテットのMD+Gレーベル第2弾。アレンジはクラリネットのシェーファーとホルンのグリューウェルが担当している。ピアソラの作品は管楽器で演奏される機会も多いが、このアルバムでは各プレイヤーの個性が生かされたアレンジで、ピアソラの名作から新鮮な響きが導き出されている。 | ||
14人のフルーティスト、セカンド・アルバム! フルート・ウェイヴ ヘンデル:シバの女王の入場 ラヴェル:「クープランの墓」より [前奏曲/メヌエット/リゴードン] ヴェルディ:歌劇「椿姫」前奏曲 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」〜スケルツォ バッハ:協奏曲 ハ短調 BWV.1060 ジークフリート・マトゥス(1934-):海とフルートの波 ディニク:ホラ・スタカート ヘンリー・マンシーニ (1924-1994):「ピンク・パンサー」組曲 |
ベルリン14人のフルーティストたち [アンドレアス・ブラウ(Fl)他] | |
2006年は結成10周年!「12人のチェリスト」より2人分さらに贅沢な、プロフェッショナル集団のニュー・リリース!! ベルリン・フィル首席奏者ブラウが中心となって1996年に結成された「ベルリン14人のフルーティストたち」。ベルリンのオーケストラの首席奏者たちが揃いも揃ったゴージャスなアンサンブルとして知られ、第1作「ダンシング・フルート」もスマッシュ・ヒットとなったが、4年振りとなるセカンド・アルバムがようやく登場。タイトルの「フルート・ウェイヴ」は彼らが現代作曲家ジークフリート・マトゥスに委嘱した新作。他にもクラシックの名曲に混じってマンシーニの「ピンク・パンサー」組曲が収録されている。ピンク・パンサーはドイツで人気があるのか、ベルリン・フィルの金管アンサンブルもよく演奏している。メンバーのほとんどがベルリンの主要オケ・メンバーという強者ぞろい。ピッコロからサブコントラバス・フルートという巨大フルートまでを駆使し、フルート属の無限の可能性を見事に導き出している。 CDと同時にSACDハイブリッド盤もリリース。すでに高い評価を得ているMDG独自の「2+2+2」録音によるマルチチャンネル・サウンドがお楽しみいただける。 ファースト・アルバム:「ダンシング・フルート」(308-11142) | ||
トーマス・シュトルツァー(1480頃-1526): 詩編とモテット集 救いとすべての美しきものの上に/ああ、驚くべきまじわりよ/ 詩編37「悪をなす者のゆえに怒るなかれ」/ 同11「われは主を信じる」/ 同13「主よ、いつまでわれを忘れたもうや」/ 同34「われら主をほめたたえん」/ マニフィカト第6旋法/レクイエム・エテルナ |
マイノルフ・ブリューザー指揮 ジョスカン・カペラ | |
録音:2005年9月。世界初録音。 詳しい経歴が残っておらず未だに謎の多いシュトルツァー。1522年からハンガリーの宮廷楽長を務めていたことだけがわかっている。彼は器楽曲や教会音楽を数多く手がけ、ラテン語の聖歌の他ドイツ語でも多くの聖歌を作曲した。 ジョスカン・カペラは1994年に結成された声楽アンサンブルで、ソプラノ2、テナー3、バリトン1、バス2の構成。ルネッサンス音楽や教会音楽を専門とするブリューザーの指揮の下、美しいハーモニーを聴かせる。 | ||
ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドン:トランペット協奏曲集 ヨーゼフ・ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 ミヒャエル・ハイドン: トランペット協奏曲 ハ長調 セレナード 変ロ長調/ファゴット協奏曲/クラリーノ協奏曲 ヨーゼフ・ハイドン:交響曲第83番 ト短調「雌鳥」 |
ヴォルフガング・バウアー(Tp) ルーベン・ガザリアン指揮 ハイルブロン・ ヴュルテンベルグ室内o. | |
鍵式トランペットを考案したアントン・ヴァイディンガーとヨーゼフ・ハイドンが出会ったのは、偶然だったのかはたまた神の思し召しだったのか? それまで単純な倍音で構成されたフレーズしか演奏できなかったトランペットが、一躍ソロ楽器として重用されることになる歴史的瞬間だった。その後、 変ホ長調の協奏曲を完成させたハイドン。もちろんこの作品は、ヴァイディンガーのために書かれたもの。この後、鍵式トランペットは姿を消し、現在見られるトランペットへと変遷するのだが、それらは19世紀中ごろ、ハイドン兄弟が亡くなってずっと後のことだった。 ミヒャエルのセレナードはその第3、4楽章がトランペット協奏曲 ニ長調として認識されているもの。ザルツブルグの伝統にのっとって、この盤でもセレナードの途中にファゴット協奏曲とクラリーノ協奏曲が挿入されている。 | ||
なんと、サックス四重奏版! メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」 シューマン:ピアノ五重奏曲 Op.44(*) |
アリアージュ・クァルテット (サクソフォン四重奏) ベ・ジャン・ウン (ヤン・ユン・ベー)(P;*) | |
デビュー盤となった「オペラ・パラフレーズ集」で息のあったアンサンブルを聴かせてくれた名手ダニエル・ゴーティエ率いるサックス四重奏団アリアージュ・クァルテット。今回のアルバムはなんと「真夏の夜の夢」とシューマンの「ピアノ五重奏曲」のサックス四重奏版(後者はもちろんピアノ付き)。これらの作品はサクソフォンという楽器の歴史と大きな共通点がある。アドルフ・サックスによってサクソフォンが発明されたのが1843年、シューマンの「ピアノ五重奏曲」が初演されたのも1843年、さらにメンデルスゾーンによる新しい音楽が付けられた「真夏の夜の夢」が上演されたのも1843年だったのだ。アリアージュ・クァルテットがこれらの作品を選んだのにはこのような理由があったわけである。 サックス・クァルテットは歴史は浅いものの、「弦楽四重奏の管楽器版」と言われるほどアンサンブルとして確立した演奏形態で、どちらの作品でも原曲の魅力が損なわれることなく、とても自然な演奏になっている。 | ||
チャイコフスキー:ピアノ作品集 ポロネーズ/子守歌 Op.16-1/ おお、その歌を歌ってくれ Op.16-4/ なぜそんなに Op.16-5/常動曲/四季/ドゥムカ |
レフ・ヴィノクール(P) | |
録音:2006年3月。 レフ・ヴィノクールはサンクトペテルブルク出身で、2006年で36歳。13歳の時になんとムラヴィンスキー&レニングラード・フィルと共演してデビューしたという技巧派ピアニスト。クララ・シューマン・コンクールに優勝、95年のブゾーニ国際コンクールでは5位に入賞している。既にARTE NOVAやTELOSレーベルから数枚のアルバムをリリース。MDGデビュー盤はお国物チャイコフスキーのピアノ作品集。「四季」をメインに据え、ピアノ曲のみならず歌曲からの編曲も収録。テクニックもさることながら、美しいタッチも魅力的。 CDと同時にSACDハイブリッド盤もリリース。すでに高い評価を得ているMDG独自の「2+2+2」録音によるマルチチャンネル・サウンドがお楽しみいただける。 | ||
301-13992 (7CD) 廃盤 |
MOZART? モーツァルト:偽作・異稿集 |
コンソルティウム・クラシクム |
2002年に限定プレスされた301-11402の再発売。コンソルティウム・クラシクムの主宰であるクラリネット奏者・音楽学者、ディーター・クレッカーの研究の成果をまとめたモーツァルトの偽作&異稿集。レアな作品を多数収録。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.1 〜コンロン・ナンカロウ(1912-1997): 自動演奏ピアノのための習作 第1巻〔第1番−第12番〕 | ||
使用楽器:ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノ。 自動演奏ピアノに魅せられたナンカロウは、この楽器のために多くの作品を残した。「自動演奏ピアノのための習作」は全5巻で各巻50曲ほどもある膨大な作品。そのどれもが自動演奏ピアノ専用で、人間では到底演奏不可能なものばかり。1秒間に200回も打鍵するなどあたりまえ、時にはラグタイムの手法が応用されたり、機械的なパッセージが延々と繰り返されるなど、これこそ究極の実験音楽とも言えよう。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.2 〜1900年前後のピアニストによるショパン ハウツィヒの師匠ムンツや、109年を生きた異色作曲家オーンスタインも登場 ワルツ第6番「子犬のワルツ」[オイゲン・ダルベール/1864-1932] ボレロ Op.19 [アルフレート・ライゼナウアー/1863-1907] 練習曲 Op.25 No.6 [モーリツ・ローゼンタール/1862-1946] バラード第1番[フェルッチョ・ブゾーニ/1866-1924] 練習曲「黒鍵」 Op.10 No.5/練習曲「蝶々」 Op.25 No.9 [ミッシャ・レヴィツキ/1898-1941] 練習曲「革命」 Op.10 No.12 [ミェチスワフ・ムンツ/1900-1976] スケルツォ第2番/ピアノ・ソナタ第2番 より〔第3楽章「葬送」/第4楽章〕 [アルフレッド・ミロヴィチ/1884-1959] バラード第3番[レオポルド・ゴドフスキ/1870-1938] バラード第4番/ワルツ第7番/夜想曲第5番[レオ・オーンスタイン/1892 or 1993-2002] | ||
録音:2005年6月19-24日|使用楽器:ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ/ with アンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズム 1927。 「ピアノ・ロール」と聞くとマニアでも敬遠しがちな分野だが、プレイヤー・ピアノのスペシャリスト、ユルゲン・ホッカー氏自ら残されたピアノ・ロールを丹念に修復した当録音では、音楽的抑揚、強弱といった微妙な表情が克明なタッチで鮮やかに再生されていることに驚かされる。アンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズムを搭載したベーゼンドルファー&2005年再生(録音)ということもあって、現代そのままの音質で1900年代のピアニストを聞くことができるのは、正にアメイジング。 そして今回注目なのは、その演奏者。ロールの再生CDというと、決まった顔ぶれが繰り返し登場しがちだが、今回はワルター・ハウツィヒの師匠として AMERICUS RECORDS から1940年代の放送録音が発売〔廃盤〕されたミェチスワフ・ムンツや、なんと言ってもマルク=アンドレ・アムランがその作品を演奏した事で一般層にも知られることとなった作曲家、レオ・オーンスタイン若き日のピアノ演奏(1920年代までにピアニストとしての活動は止めてしまったという)という貴重な復刻が含まれているのが魅力。もちろん、かのリストも称賛したというヴィルトゥオーゾ、ダルベールの「子犬のワルツ」、ミロヴィッチの超絶技巧が光るスケルツォ第2番なども聞き逃せない。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.3 〜コンロン・ナンカロウ(1912-1997): 自動演奏ピアノのための習作 第2巻〔第13番−第32番〕 | ||
使用楽器:ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノ。 Vol.2では1900年代のピアニスト達によるショパンを聴かせてくれたベーゼンドルファー・プレイヤー・ピアノ・システム。今回はVol.1に引き続き、ナンカロウの「自動演奏ピアノのための習作」第2巻の登場。人間が演奏不可能な超絶技巧を、自動演奏ピアノで実現させたこの作品。ピアノという楽器のあらたな可能性を見出した点においても、価値ある作品といえるだろう。今回もプレイヤー・ピアノのスペシャリスト、ユルゲン・ホッカーがベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノをチューニングしている。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.4 〜限界のないピアノ イーゴル・ストラヴィンスキー(1882-1971):ピアノラのための練習曲 パウル・ヒンデミット(1895-1963):トッカータ ハンス・ハース(1897-1955):フーガ ハ長調/インテルメッツォ エルンスト・トッホ(1887-1964):習作〔 IV(ブルレスケより改編)/ I / II / III 〕 ゲルハルト・ムンク(1907-1988):6つのポリフォニックな練習曲 ニコライ・ロパトニコフ(1903-1976):スケルツォ アルフレード・カセッラ(1883-1947):ピアノラのための3つの小品 ギアン・F.マリピエロ(1882-1973):ピアノラのための3つの即興曲 マルセル・デュシャン(1887-1968): 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁さえも、音楽的誤植 ジョージ・アンタイル(1900-1959):メカニック第1番 | ||
録音:2005年6月19日-24日、バレエ・メカニック|使用楽器:ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(with アンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズム 1927)。大好評、アンピコ・プレイヤー・システムによる録音集。1920年代に書かれた作品で、ストラヴィンスキーやカセッラなどのもともと自動ピアノのために書かれた作品を集めたもの。 今回も、この録音のためにロンドンのエオリアン社やフライブルクのヴェルテ社などをはじめとした世界中からピアノ・ロールを集め万全の体制で録音に臨んだ。人間の限界を超えた、驚くような速度や複雑なリズムに愕然とさせられること必至だろう。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.5 〜コンロン・ナンカロウ(1912-1997): 自動演奏ピアノのための習作 第3巻〔第33番-第41 "C" 番〕 | ||
録音:2005年6月|使用楽器:ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノ。 発売を重ねる毎にファンの増える「自動演奏ピアノ」シリーズ、第5弾。今回は、その演奏難易度すら想像もつかない、ナンカロウの「自動演奏ピアノのための習作」の第3集。恐らく、どんなピアニストでも演奏不可能、そしてピアノロールでさえその音楽を再生できないであろうと言われる、習作第40番を含む今回の曲集。最新のコンピュータ技術のみが、この不可能を可能にした。生ピアノでは味わえない不可思議な世界、一度聴くと虜になること間違いなし。 | ||
アムランの「サーカス・ギャロップ」が聴ける! プレイヤー・ピアノ Vol.6 〜ナンカロウの遺志を継ぐ者たち ジェイムズ・テニー(1934-2006):プレイヤー・ピアノのためのカノン/ ナンカロウのためのスペクトラル・カノン トム・ジョンソン(1939-):プレイヤー・ピアノのための習作 ダニエーレ・ロンバルディ(1946-):プレイヤー・ピアノのためのトッカータ シュテフェン・シュライエルマッハー(1960-): プレイヤー・ピアノとプリペアド・プレイヤー・ピアノのための4つの小品/ プレイヤー・ピアノのための5つの小品 クシシュトフ・メイエル(1943-): 2台のプレイヤー・ピアノとシンセサイザーのための「放射する音」 マルク=アンドレ・アムラン(1961-): プレイヤー・ピアノのための5声のソルフェッジェット(C.P.E.バッハによる)/ ポップ・ミュージック?/2台のプレイヤー・ピアノのためのサーカス・ギャロップ アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ、 アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ | ||
録音:2005年6月、インマヌエル教会、ヴッパータール。 凄すぎて目が回る、気持ちよくてクセになる・・・1908年、ブゾーニは「プレイヤー・ピアノ(自動ピアノ)の未来の一つは、10本の指だけでは弾くことの出来ない音楽を演奏することである」と喝破していた。その「予言」を現実にしたのがコンロン・ナンカロウ。今やアンピコ・プレイヤー・ピアノはドナウエッシンゲン音楽祭などの常連、現代音楽の重要なパーツとなりつつある。 MD+Gのプレイヤー・ピアノ・シリーズ第6弾は、ナンカロウの切り開いた道を受け継ぎ、生身の人間にはとうてい弾けない作品をプレイヤー・ピアノのために書き下ろした作曲家たちが集結。20世紀から21世紀の作品だが、演奏の至難さを追求し、音符を詰め込むことに傾倒した結果、音楽語法的には意外にも聞き易い作品が揃っている。 中で注目はアムランの作品。豊富な演奏経験が作品にもユーモアとして生かされているが、最後に収められた「サーカス・ギャロップ」は、余りにも難しすぎてプレイヤー・ピアノ1台では弾きこなすことが出来ず、2台用に書き直した(昨今はやりの動画サイトに、家庭用の自動演奏ピアノ1台で演奏した動画がUPされており、凄い作品である事は実感できるが、見事に処理落ちしてしまっていた)といういわくつきの作品。聴いているうちに頭がクラクラしてトランス状態になること請け合い! | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.7 〜コンロン・ナンカロウ(1912-1997): 自動演奏ピアノのための習作 第4巻〔第42番−第48番〕 | ||
録音:2005年6月19日-24日|使用楽器:アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(1927)/アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(1925)。 アメリカの作曲家コンロン・ナンカロウは、自動演奏ピアノ(プレイヤー・ピアノ)用の作品を数多く残し、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを駆使した創作に生涯を捧げた。そんな「プレイヤー・ピアノ・シリーズ」の第7集にあたる本作には、ナンカロウの代表作として名高い「自動演奏ピアノのための習作」の第42〜48番を収録。人間には演奏不可能な、究極の実験音楽をたっぷりお楽しみ頂きたい。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.8 〜ミヒャエル・デンホフ(1955-): 12のインヴェンション Op.8 / Cadenabbiaer Glockenbuch Op.78a | ||
録音:2005年6月19日-24日、インマヌエル教会、ヴッパータール|使用楽器:アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ/アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ。 人間では到底弾けない、同シリーズ第8弾は現代ドイツの作曲家デンホフ。共にナンカロウの様式に基づいて書いた2作で、どちらも2台のプレイヤー・ピアノの演奏。Op.8 はJ.S.バッハの対位法の影響が色濃いナンカロウの作風を反映し、Op.78a は13曲からなり、2つの離れた場所で鳴る教会の鐘の音をモチーフにした練習曲集。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.9 〜コンロン・ナンカロウ(1912-1997): プレイヤー・ピアノのための習作〔49a/49b/49c〕/パラ・ヨーコ/リゲティのために/ 未発表の習作〔第1番/第4番/第5番〕/習作第45番「ディスカード」/ 前奏曲(アレグロ・モルト)/ピアノのためのソナチナ/タンゴ?/ ウルスラのためのカノン〔A/B/C〕/ピアノとヴァイオリンのためのトッカータ(*) オトフリート・ニース(Vn;*) | ||
録音:2005年6月19日-24日、イムマヌエル教会、ヴッパータール、ディジタル|使用楽器:アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ。アメリカのアーカンソー州に生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、ピストン、セッションズ、ヘンリー・カウエルなどに学んで作曲に転じた変り種コンロン・ナンカロウ。特にカウエルの影響で、自動演奏ピアノ(プレイヤー・ピアノ)の可能性に開眼、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込んた。第9巻には未発表の習作3曲を含む、演奏機会の稀な作品を多数収録。トッカータでは、生身の人間が弾くヴァイオリンとプレイヤー・ピアノの興味深いデュオも楽しめる。 | ||
プレイヤー・ピアノ Vol.10 〜ナンカロウの遺志を継ぐ者たち 2 リゲティ:ピアノのための練習曲集 から Nos.9-15 /コンティニュアム ボウデリー:カノン / 古川聖:プレイヤー・ピアノのための12曲 シュテーブラー:プレイマニック アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(1927)、 アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(1925) | ||
録音:2005年6月19日-24日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ディジタル。MDGのプレイヤー・ピアノ・シリーズ第10弾は、第6弾「ナンカロウの遺志を継ぐ者たち」の第2弾で、すべて20世紀後半に書かれた作品を収録した。リゲティ作品を自動ピアノ用に編曲した2曲、ナンカロウの80歳の誕生を記念して書かれたボウデリーの「カノン」、日本が誇る現代作曲家・古川聖など、聴きどころが目白押し。今回も、聴いているうちに頭がクラクラしてトランス状態になること請け合い! | ||
シュテフェン・ シュライエルマッハー(1960-): 室内楽作品集 アンサンブルとテープのための 「オート・ファクトリー・ウィズ・ホーン・ルーム」(2005)/ 6つのオーボエのための「オーボフォン」(2003)/ ヴィオラとバス・クラリネットのための3つの小品/ オルガンのための 「メルゼブルク序曲 ウィズ F.L.」(2004)/ アンサンブルとテープのための「ネットワーク」(2002) |
ザクセン・ブラス・アンサンブル [ノリコ・キタムラ、 アネリー・シュヴァネベック、 ロベルト・マッテス、 クリスティアン・レショフスキ、 ミニョン・リー、 サンドラ・クライン (Ob/イングリッシュHr) ドロテア・ヘムケン(Va) フォルカー・ヘムケン(バスCl)] ミヒャエル・シェーンハイト(Org) アンサンブル・アヴァンギャルド シュテフェン・ シュライエルマッハー (P/サンプリング) | |
録音:2002年-2006年。奇才シュライエルマッハーの室内楽集。 現代音楽のピアニストとして、ケージの全集をはじめMD+Gに多くの録音を残しているシュライエルマッハー。今回のアルバムでは、なんと彼自身の作品、とりわけ室内楽がフィーチャーされている。「オート・ファクトリー」は高級車メーカーBMWの委嘱で書かれた作品。9人の金管奏者の演奏に工場のノイズが絡む。ノイズのサンプリングはシュライエルマッハー自身が行っており、こんなところでも多才ぶりを発揮。「3つの小品」はゲヴァントハウス管のバス・クラリネット奏者で作品をいつも探しているヘムケンのために、シュライエルマッヒャーが2003年から2005年にかけて毎年誕生日プレゼントとして書いた作品で、同じオケのヴィオラ奏者である奥さんとの二重奏ができるように書かれており、このCDではご本人達が演奏。「メルゼブルク序曲」は、メルゼブルク(テンシュテットの故郷でもある)大聖堂のオルガンが2004年に再建された際、その献堂式のために書かれた作品で、F.L.はフランツ・リストのこと。リストはこの大聖堂の最初のオルガン献堂式に作品を書く予定でしたが、間に合わなかったという史実がある。そして「ネットワーク」はドイツの学術研究機関であるマックス・プランク協会のメルクル議長退任に際して書かれた作品。 とにかく、シュライエルマッハーの圧倒的な才能と仕事量に多面的に触れることができる貴重なアルバム。 | ||
シューマン自身が酷評した 若書きのピアノ四重奏曲、世界初録音 シューマン: ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 ピアノ四重奏曲 ハ短調(*) |
トリオ・パルナッスス ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va) | |
録音:2005年12月。(*)は世界初録音。 作曲家自身が酷評した四重奏曲の蘇演版初録音。シューマンのピアノ四重奏曲では作品47が一般的に知られているが、19歳の時にもハ短調のピアノ四重奏曲を書いていた。この作品はシューマンの典型的な若書き作品で、作曲家自身も後年に「不細工な四重奏」と語り酷評していた。その後しばらく忘れ去られていたこの作品だが、今から30年以上前にボン大学の図書館が自筆譜を入手、専門家による研究がはじめられた。シューマンはピアニストでもあったため、自筆譜にピアノ・パートを書き留める必要性がなく、楽譜には欠落箇所が多数あった。そこで、ヨアヒム・ドゥラハイムとトリオ・パルナッススのメンバーらが修正や補筆を行い、演奏可能な状態にした上で2005年2月にシュトゥットガルトで蘇演された。 今回の録音は蘇演版の世界初録音で、円熟期に書かれた作品47の四重奏曲とのカップリング。ヴィオラには元ケルビーニ・クァルテットのメンバーでソリストとして活躍しているシュリヒティヒがゲスト参加。ブックレットにはドゥラハイムによる解説が掲載されている。 | ||
フィリッポ・グラニャーニ(1767-1812以降): 室内楽作品集 ヴァイオリン、クラリネットと 2つのギターのための四重奏曲 イ長調 Op.8/ フルート、ヴァイオリンと ギターのための三重奏曲 ニ長調 Op.13/ ギターのための二重奏曲 ニ長調/ フルート、クラリネット、ヴァイオリン、 2つのギターとチェロのための六重奏曲 イ長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
ディエター・クレッカーとそのチームの新たな試み、イタリアの作曲家フィリッポ・グラニャーニ作品の再評価がここに完成した。音楽理論の発展に大いに寄与し、ヴァイオリニストとしても活躍したグラニャーニだったが、特筆すべきは彼のギター音楽へ残した功績。イタリア芸術の情熱を保ちつつも、ドイツ、ロシア、フランス(彼は生涯の大半をパリで過ごした)と、ヨーロッパ全土で活躍したが、現存する作品はわずか数作だという。しかし、このCDを一聴するだけで、その輝くばかりの才能を感じとるのは容易。すべてのギター・ファン、室内楽ファン必聴。 | ||
ポートレイト〜ジャン・マリー・ロンデックス(1932-) 協奏曲、室内楽、ソロ小品集(プライヴェート録音) |
ジャン・マリー・ ロンデックス(Sax) | |
発売:2007年。マルセル・ミュールの弟子、世界的サクソフォン奏者ロンデックスの秘蔵音源集! 20世紀、最も後世に影響を与えたフランスのサクソフォン奏者、ジャン・マリー・ロンデックス(1932-)の70歳を記念した(と旧・国内代理店は記しているが、75歳では・・・)4枚組。このアルバムは1957年から1995年までの個人所蔵の音源で、ほとんど市場に出回ることは無かった。100曲を超える楽曲がロンデックスに献呈されておりまた彼自身はいくつかの教育的著書を刊行している。この“サクソフォンの帝王 "のために、多くの作曲家、指揮者、そして友人たちが個人的に伴奏をし、中でもボーザンの「詩曲」の演奏ではピエール・マックス・デュボワによって、大絶賛された。収録されているドビュッシーの「シランクス」だけはロンデックス自身の編曲となるが、他の作品のほとんどは彼のために作曲されたもの。 | ||
ジュリオ・レゴンディ(1823-1872): コンチェルティーナのための作品集 追想(バリトン・コンチェルティーナのための)/ 3つのワルツ(コンチェルティーナ・ソロのための)/ 6つの演奏会用練習曲/ 友情の思い出 (バリトン・コンチェルティーナのための) |
ヘルムート・C.ヤーコプス (アコーディオン) | |
録音:2005年11月2-4日。 コンチェルティーナとはアコーディオ ンに似た六角形の楽器で、鍵盤でなくボタンで音程を決める。この愛すべき楽器のために作品集を残したのは、レゴンディだけといわれている。 レゴンディはギター作品に数々の傑作を残し、自身も神童としてわずか7歳よりギタリストとして活躍した。コンチェルティーナに出会ったのはギタリストとしての名声を得てからで、持って生まれた音楽的才能により、あっという間にこの楽器の名手ともなり、これら数々の珠玉の作品をも残すこととなった。 現代のアコーディオンの名手、C.ヤーコプスは、半音階ボタン式の単音式アコーディオンを使用。大変珍しい録音であるが、マニア向けというより、すべての音楽ファンに楽しんで頂きたい一枚。 | ||
レオンスカヤのメンデルスゾーン メンデルスゾーン: ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25(*)/ ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40(*)/ 「無言歌集」より 第6巻〜子守歌 ホ長調 Op.67-6(#)/ 第5巻〜葬送行進曲 ホ短調 Op.62-3(#)/ 第1巻〜甘い思い出 ホ長調 Op.19b-1(#)/ 第4巻〜民謡 イ短調 Op.54-5(#)/ 第5巻〜ヴェネツィアの舟歌 イ短調 Op.62-5(#)/ 第8巻〜信仰 ハ長調 Op.102-6(#)/ 第1巻〜ヴェネツィアの舟歌 ト短調 Op.19b-6(#)/ 第2巻〜ヴェネツィアの舟歌 嬰ヘ短調 Op.30-6(#)/ 第5巻〜春の歌 イ長調 Op.62-6(#) |
エリーザベト・レオンスカヤ(P) イラン・ヴォルコフ指揮 ザルツブルク・カメラータ | |
録音:2005年10月4-6日、ウィーン、ライヴ(*)/2005年11月14-15日(#)。 人気女流ピアニスト、レオンスカヤの最新録音。メンデルスゾーンのコンチェルトといえばヴァイオリン協奏曲だが、その影に隠れた地味な存在であるピアノ協奏曲をを2曲カップリング。ウィーンでのライヴ収録で、颯爽としたスタイルで美音をともなった見事なピアニズム。彼女の美しいタッチを改めて再認識できる名演で、実にメンデルスゾーンらしい馴染み感があり、ついつい自然に聴き入ってしまう。同曲を再評価させるポテンシャルの高い名演。フィルアップに「無言歌集」から9曲を収録。 | ||
322-14222 (CD) 廃盤 |
ブルックナー:モテット集 グラドゥアーレ 「正しき者の唇は知恵を語る」WAB30(1879)/ グラドゥアーレ 「我らがためキリストは死のもとに」 WAB11(1884)/ モテット 「アヴェ・マリア」 ヘ長調WAB6(1861)/ オッフェルトリウム 「乙女たちは王の前に招かれん」WAB1(1861) (トロンボーン3本による版)/ 5つのタントゥム・エルゴWAB41、42(1846)/ モテット「王の旗は翻る」WAB51(1892)/ グラドゥアーレ 「エサイの枝は芽を出し」WAB52(1885)/ グラドゥアーレ 「この場所を創り給うたのは神」WAB23(1869)/ モテット「アヴェ・マリア」 ヘ長調WAB5(1856) (ソプラノ独唱、アルト独唱、オルガンによる)/ モテット「舌もて語らしめよ」WAB33(1868)/ アンティフォナ「愛する者よ、あなたは すべてに美しい」WAB46(1878) (テノール独唱とオルガンによる)/ アンティフォナ「見よ、大いなる司祭を」 WAB13(1885) (トロンボーン3本とオルガンによる)/ モテット「主よ、我を解き放ち給え」 ヘ短調WAB22(1854) (トロンボーン3本とオルガンによる) |
エヴァ・ダンヘロヴァー(S) パヴラ・ズボリロヴァー(A) ペトル・ユリーチェク(T) イジー・ヴィドラ、 ヤロスラフ・ゾウハル、 パヴェル・ヴィドラ(Tb) マルティン・ ヤクヴィーチェク(Org) ペトル・フィアラ指揮 チェコ・ブルノ・ フィルハーモニーcho. |
これまでベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」やショスタコーヴィチの交響曲第13番、クジェネク「カール5世」などのディスクで、MD+Gでは既にお馴染みのチェコ・ブルノ・フィルハーモニーcho.の新譜は、ブルックナーの17のモテット集。ブルックナーがほぼ生涯にわたって書き続けたモテット作品が広くカヴァーされているので、この上なく美しい音楽を味わえるのと同時に、この作曲家の作風と宗教観を追体験できる好企画。なお、1870年代前半の作品が収録されていないのは、この時期(ウィーン時代初期)、ブルックナーはモテットを殆ど書かなかったため。 | ||
無伴奏オーボエ J.S.バッハ: 無伴奏パルティータ ト短調 BWV 1013 [原曲:フルート] ジル・シルヴェストリーニ(1961-): 6つの練習曲(1997) C.P.E.バッハ: 無伴奏ソナタ ト短調 Wq 132 ピアソラ:無伴奏オーボエのための 「タンゴ・エチュード」 |
カク・ヨンヒ(Ob) | |
バッハ親子からピアソラまでを採り上げて、オーボエという楽器の魅力と、表現能力の可能性を広く知らしめようというアルバム。正統派としてのバッハはもちろんだが、オーボエ1本で吹き切ってしまおうというピアソラも是非お聴きいただきたい。元々はピエルロ門下の優れたオーボエ奏者、ジル・シルヴェストリーニの「6つの練習曲」は1997年にフランソワ・ルルーが初演した作品。実験的な要素がふんだんに盛り込まれており、オーボエ・ファンならば必聴。 演奏しているカク・ヨンヒは、1970年ソウル生まれ。現在はドイツ在住の女流で、第5回日本オーボエ国際コンクールで第2位入賞。MD+Gではドラティやアイヴズの室内楽作品集で既にデビューしている。 | ||
メル・ボニス(1858-1937):ピアノ四重奏曲集 ピアノ四重奏曲第1番 Op.69/ ピアノ四重奏曲第2番 Op.124/夜と朝 Op.76 |
モーツァルト・ピアノ四重奏団 | |
録音:2006年1月-2月、バート・アーロルゼン。 メル・ボニス(本名メラニー・ボニス)は音楽界では長く忘れ去られていた存在だが、フランスのベルエポック期の最も重要な女性作曲家。2008年は彼女の生誕150年にあたり、評価が高まることだろう。幼い頃から音楽の才能を示し、かのセザール・フランクがパリのコンセルヴァトワールで学ぶように口添えをしても、職人気質であった彼女の両親はそれを良しとせず、彼女が音楽の道を歩むことに対しては常に反対の姿勢をとり続けたという。そのため、彼女はピアニスト、オルガニストとして多くの賞を獲得し、学友のエティックと恋仲になっても最終的には両親により実家に引き戻され、親の決めた相手と結婚しなくてはいけなかった。しかしその後、さまざまな障害を乗り越え、また自らの愛も貫きとおし、作曲家として活動するためにあえて「メラニー」ではなく「メル」という男名前を用いて300もの作品を発表、その独創的な作風はサン=サーンスも驚愕したというほどの素晴らしいもの。今回、モーツァルト・ピアノ四重奏団という的確な表現者を得て、彼女の作品は新たな光を発する。 | ||
新ウィーン楽派 ベルク、ウェーベルン、シェーンベルク アルバン・ベルク: 7つの初期歌曲/「抒情組曲」〜3つの小品 アントン・ウェーベルン: 管弦楽のための変奏曲Op.30 アルノルト・シェーンベンルク: 弦楽四重奏曲第2番Op.10 (1908) [弦楽合奏版/作曲者編曲(1929)] |
クラウディア・ バラインスキー(S) ヤック・ ヴァン・ステーン指揮 ヴィンタートゥール・ ムジークコレギウムo. | |
新ウィーン楽派の3人の重要な作品を集めたアルバム。シェーンベルクの作品10は、無調や12音主義で知られるこの作曲家がまだ「嬰ヘ長調」と記しているもの。シェーンベルクはこの作品で調性作品の総決算を行ったとされており、音楽史上きわめて重要な作品。変奏曲の第3楽章を経て、ついに第4楽章で調性の放棄が行われる。第3、4楽章ではゲオルゲの「連祷」と「恍惚」の2つの詩が引用され、ソプラノで歌われるのも大きな特徴のひとつ。このアルバムでは作曲者自身が編曲した弦楽合奏版によっている。ベルクの「抒情組曲」は、1928年に第2-4楽章が弦楽合奏用に編曲された。ツェムリンスキーの「抒情交響曲」からの引用があるため、ツェムリンスキーに献呈されているが、実はフランツ・ヴェルフェルの姉であるハンナ・フックス=ロベッティンという女性との遂げられぬ愛が隠された作品でもある。「7つの歌曲」は1908年には完成していたピアノ伴奏版を、1928年にオーケストラ伴奏用に作り直したもの。ヴェーベルンの作品はヴィンタートゥールに直接的な関係がある。1943年にこの地で初演、有名なパトロンのヴェルナー・ラインハルトに献呈された。 当アルバムでフィーチュアされたバラインスキーは、ドイツ出身のソプラノ歌手。ドレスデンやハンブルクの歌劇場他で活躍しており、新国立劇場には2001年の「ラインの黄金」ヴォークリンデ役でデビューしている。同劇場には2008年5月にも「軍人たち」のマリー役で出演する予定。 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムo.は1875年創設。ヘルマン・シェルヘンやフランツ・ウェルザー=メスト、ヤーノシュ・フュルスト、ハインリヒ・シフらがシェフを務めてきた。MDGでは既にフランク・マルタンの協奏曲集(601-12802)をリリースしているので、そちらでも彼らの実力を聴くことが可能だ。ヤック・ヴァン・ステーンは1956年生まれ。2002/03年のシーズンからこのオーケストラの首席指揮者を務めている。 | ||
ジョアッキーノ・ロッシーニ: ピアノ作品集 Vol.7 老いのいたずら(老いの過ち)〜音階と見本 パッシーからクルベヴォワへの小道 (半音階のすべての音で)/ 悪夢/悩みの種/半音階上の tourniquet / 旧体制の見本/ ’ 上向下向の音階、2つの中国音階、 類似した旋律が続く/ 第1の上向下向/第2の上向下向/ 中国音階第1、上向下向/ 中国音階第2、上向下向/ 北京への愛、中国音階による旋律/ 現代の見本/三全音をどうぞ、上向下向/ もう少し冗談を、上向下向/未来の見本/ 中世の繰り返し/他 |
シュテファン・ イルマー(P) | |
「老いのいたずら」(あるいは「老いの過ち」の訳もある)は、ロッシーニが晩年の1857年から没年にあたる1868年にわたって書き綴った小曲集。全13巻150曲にもおよぶ中から、今回は音階をテーマに収録している。ロッシーニが偏愛した中国音階が登場するのも楽しい。 シュテファン・イルマーは1962年ドイツ、パーダーボルン生まれのピアニスト。歌曲の伴奏も手掛け、クルト・モルをはじめとする名高い歌手と共演を重ねている。1992年から母校のひとつ、ケルン音楽院で教えてもいる。MDGからはこのロッシーニのシリーズの他にも、クレメンティのピアノ作品集(2007年3月現在全3枚)や、アルゼンチン・タンゴ・アルバムをリリース中。 | ||
ユーリウス・ロイプケ: オルガン・ソナタ ハ短調「詩編第94番」 マックス・レーガー: ソナタ第2番 ニ短調 Op.60 フランツ・リスト: バッハの名(B-A-C-H)による 前奏曲とフーガ(1855年初稿) |
ミヒャエル・ シェーンハイト(Org) | |
使用楽器:メルゼブルク大聖堂、ラーデガスト・オルガン。 リストは1856年、ロイプケは翌1857年、そしてレーガーは1902年と、メルゼブルク大聖堂で初演された重要な3つの作品を集めたアルバム。 リストの「バッハの名による前奏曲とフーガ」は、ヴァイマールでの演奏用に大幅に改訂された第2版(1870年)が有名だが、ここに収録されたのは1855年に作曲された第1版。(1855年の)メルゼブルク大聖堂のオルガン奉献式用に構想されたが、実際には式には間に合わず、翌56年に初演された。その年(1856年)にリストの弟子となったのがロイプケ。1857年には早くも彼の最重要作品で、ドイツ・ロマン派様式の傑作と評されるソナタを2曲書いている。ピアノ・ソナタ 変ロ短調と、このアルバムで聴けるオルガン・ソナタ。詩編94の9つの詩に基づいて作曲され、初演ではロイプケ自身が ラーデガスト・オルガンを弾いた。 レーガーのソナタ第2番は、リストやロイプケの約50年を経た1901年に作曲。ミュンヘンで書かれたが、初演は勿論メルゼブルク。レーガーらしい完成度の高い作品。「音楽はバッハに始まり、バッハに終わる」と語ったレーガーをフィーチュアすることによって、リストに連結するという円環の仕組みも意図された選曲と言えよう。 ミヒャエル・シェーンハイトは、MDGレーベルに、リスト・オルガン作品集(現在第2集まで)や「オルガン・ランドスケイプ」シリーズのテューリンゲンの回をリリースしている。 | ||
フィリップ・グラス(1937-):作品集 ダンス第2番(1979)/3部作ソナタ(2000)/ ダンス第4番(1979) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー (電子Org/P) | |
シュライエルマッハーのグラス作品は既にMD+Gレーベルから初期鍵盤作品集がリリースされているが、今回はオルガン独奏のための2つの「ダンス」と、ピアノのための「3部作ソナタ」。前者は5作からなるバレエのための作品で、偶数番号がオルガン・ソロで書かれている。また後者は彼の初のオペラ「浜辺のアインシュタイン」の素材をサンプリングしてピアノ用としたものを含んでおり、主要な登場人物であるアインシュタインやガンジー、アクナートンらは、それぞれ「科学」「政治」「信仰」を表し、白鍵ばかりを用いているのは、ガンジーの知恵と純粋さを意味していると考えられている。 | ||
ハインリヒ・アルベルト(1870-1950): 8つのギター・デュオ集 |
ハインリヒ・ アルベルト・デュオ | |
1870年、ヴュルツブルクに生まれたハインリヒ・アルベルトは10歳でヴァイオリンとホルンを始め、デュッセルドルフとミュンヘンでオーケストラ奏者としての研鑽を積んだ。それ以降はギター曲にも興味を示し、ギター・ソロの曲、練習曲を含むたくさんの室内楽作品を書いた人。単なる伴奏楽器としてではなく、ギターの新しい可能性を追求してことで知られている。このアルバムは、作曲者と同名のアンサンブルによる演奏。批評家エルヴィン・シュヴァルツが「なんと素晴らしい音色だろう。まるで全てのオーケストラが2つのギターの中に入ってしまったようだ」と大絶賛している。 ハインリヒ・ギター・デュオの今までの録音:ウィーンのギター・デュオ:603-12352、プレスティラゴヤーナ:603-13482。 | ||
クロード・ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲 アンドレ・カプレ(1878-1925): 幻想的な物語(「赤死病の仮面」より改作;*) ガブリエル・フォーレ(1845-1924):弦楽四重奏曲 Op.121 |
ライプツィヒSQ [アンドレアス・ザイデル(Vn) ティルマン・ビュニング(Vn) イヴォ・バウアー(Va) マティアス・ ムースドルフ(Vc)] マリー・ピエール・ ラングラメ(Hp;*)] | |
録音:2006年2月10日-12日。 MD+Gレーベルにおいて、20年以上の長きに渡り70以上ものCDを録音し続けているライプツィヒ弦楽四重奏団。その中にはベートーヴェンやモーツァルト、シューベルトなどのドイツの主要な作品はほぼ含まれている。今作はフランスの近代弦楽四重奏曲集。 フランスの近代の作曲家たちは、なぜかこのジャンルに関しては消極的で、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、タイユフェーユ、ミヨー、カプレ、この偉大な6人はそれぞれ1曲ずつしか弦楽四重奏曲を残していない(カプレはハープを加えることにより音に広がりを持たせた)。ドイツの厳格な弦楽四重奏とは一風変わったフランスの作品をライプツィヒ弦楽四重奏団は持ち前の柔軟さで完璧に演奏している。 | ||
オルガン楽曲集 ミンケル・ルーディック(1880-1958):フーガ ペーター・ズーダ(1883-1920):アヴェ・マリア ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):序曲とコラール ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ(1769-1845): コラール前奏曲/フゲッタ/序曲/ ニ短調/前奏曲、 変ロ長調 エルンスト・ミラン(19世紀):3つの前奏曲 ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ: 2つのコラール前奏曲 ヨハン・レベレヒト・エーレゴット・プンシェル(1778-1849): コラール エルンスト・ミラン:前奏曲/幻想曲/前奏曲/コラール ルドルフ・トビアス(1873-1918):2つのコラール前奏曲 エルンスト・ミラン:後奏曲 ヴィルヘルム・ベルクナー:2つの前奏曲とコラール ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ:フゲッタ アルトゥール・カップ(1878-1952):グラーヴェ エドガー・アッロ(1911-1978):4つのミニアトゥール カール・ホイヤー(1891-1936):アダージョ/子守唄 ルドルフ・トビアス(1873-1918): 前奏曲とフーガ/改訂されたコラール カール・ホイヤー:前奏曲とフーガ |
マルティン・ロスト(Org) | |
録音:2006年5月15日-21日。 たった1週間の間にエストニアの9つの都市を訪れて、その地の教会のオルガンの音を記録したという、まさにMD+Gレーベルらしい1枚。いつものことながら、ブックレットには美しい写真と、作品についての詳細が載せられていて、オルガン愛好家にはたまらないアイテムになっている。演奏はおなじみのマルティン・ロスト。各々のオルガンの音色の違いを存分に堪能して頂きたい。 | ||
タリン大聖堂 カール・ホイヤー(1891-1936): 前奏曲とフーガOp.61/アダージョ ヘ短調 リスト:導入、フーガとマニフィカト ブラームス:11のコラール前奏曲集Op.122 より [我が心の切なる願い/ おおこの世よ、 私は汝より去らねばならぬ] ジークフリート・ カルク=エーレルト(1877-1933): 8つの短いオルガン小曲集Op.154 アリフレド・カリンディ(1901-1969): 子守歌 変ニ長調 ルドルフ・トビアス(1873-1918): すべての森は静寂の中に/ 前奏曲とフーガ ハ短調 レーガー:キリエとグローリア |
マルティン・ロスト(Org) | |
使用楽器:ラデガスト=ザウアー=オルガン、タリン大聖堂。 名作オルガンを紹介するシリーズ、今回はエストニアのタリン大聖堂に設置されているオルガンが登場。当時製作された中でも最もすぐれたものとして知られているこのオルガンは、1878年にヴァイセンフェルト・フリードリヒ・ランデガストによって設立され、1914年にヴィルヘルム・ザウアーが再建したもの。1998年にも大改修されている。 収録作品はリストやブラームスなどの19世紀から、カルク=エーレルトやレーガーなど20世紀のものまでを含み、この楽器の多彩な可能性を楽しむことが出来るように配慮されているのも嬉しい。さらに、ホイヤーやカリンディらはノー・ギャラでこの楽器を演奏したことがあるそうだ。ここで演奏しているマルティン・ロストは1963年に生まれ、ライプツィヒのメンデルスゾーン高等音楽学校で学んだオルガニスト。 | ||
新ウィーン楽派、師とその弟子たち 〜アルノルト・シェーンベルク アルノルト・シェーンベルク(1874-1951): 3つのピアノ小品Op.11 (1909/24) エゴン・ヴェレシュ(1885-1974): ピアノのための3つのスケッチOp.6 (1911) ユゼフ・コフレル(1896-1943/44?): バレエの音楽Op.7 (1926) ハンス・アイスラー(1898-1962): ピアノ小品Op.3 (1923) ヴィクトル・ウルマン(1898-1944): ピアノ・ソナタ第6番Op.49 (1943) ハンス・イェリネク(1901-1969): 「12声の音楽」Op.15 No.2 (1947) 〜6つの性格的小品 ロベルト・ジェラード(1896-1970): dos apunts (1921/22) アルノルト・シェーンベルク: ピアノ小品第2番Op.11 No.2 (1910) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
前作の「(新)ウィーン楽派アルバム」は、ウェーベルンを中心にヴォルペやエルストンなどで構成されたものだったが、今回は大御所シェーンベルクが中心。シェーンベルクと、彼が影響を与えた後輩作曲家たちの作品を集め、その作風の拡がりを音によって検証しようという試みは興味深い。ハンガリー出身のヴェレシュ、ドイツのアイスラー、チェコのウルマン、ポーランドのコフレル、スペインのジェラード、オーストリーのイェリネクなど、国籍も多彩。ちなみに、ウルマンには「シェーンベルクの主題による変奏曲と二重フーガ」というピアノ作品もある。シュテフェン・ シュライエルマッハーは、1960年生まれの現代ドイツの作曲家兼ピアニスト。 | ||
新ウィーン楽派、師とその弟子たち〜シェーンベルク Vol.2 シェーンベルク:ピアノ曲〔 Op.33a/ Op.33b 〕 / Prawossudowitsch: プリミティヴィOp.17 シャハト:子供のための小品 / スカルコッタス:組曲第3番 / ブリッツスタイン:ソナタ1927 E.シュミット:献辞 Op.9 / キルヒナー:小組曲 / ハリソン:サラバンド / ケージ:変奏曲I シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2007年11月9日、2009年1月20日、11月17日。 シェーンベルクと、彼の師、そして彼が影響を与えた後輩作曲家たちの作品を集め、その作風の拡がりを音によって検証しようという好企画の第2弾。シェーンベルクの他、ケージやスカルコッタスら、20世紀の作曲家8人の作品を収録。 | ||
ピーター・フィリップス:鍵盤楽器作品集 Vol.2 幻想曲 ト長調/ Ecco l 'aurora Luca Marenz[io]. à5in G/ Pavana Anglica. Thomas Tomkins. Collerirt in a/ Liquide perle amor (Luca Marenzio) in G/ ガリアルダ ト短調/Amarilli di Julio Romano in g/ Tirsi. Di Luca Marenzio in E/1a Parte/ Fre No. Seconda Parte/Cosi moriro. 3a Parte/ Passamezzo Pavana (1592)& Galiarda Passamezzo in g/ Pavana/Galiarda/Galiarde (Passamezzo) in g/ Pavana Pagget &Galiarda in c/Pavana/Galiarda/ 幻想曲 ト長調 (A.Striggio: Chi farà fede al Cielo)/ Madrigal Horatio Vechi./Se desio di fugir in d/ 幻想曲 ニ短調 |
ジークベルト・ランペ (Cemb/ヴァージナル/ クラヴィコード/オルガン) | |
フィリップスは1560年(or1561年)にロンドンに生まれた鍵盤楽器奏者兼作曲家。知名度は低いものの、エリザベス朝最大の作曲家であったウィリアム・バード(1543-1623)と同時期にイギリスで活躍し、優れた作品を数多く残している。現存する声楽作品(モテット約350作品、マドリガル52作品など)は、当時の偉大な作曲家(パレストリーナ、ラッスス、ガブリエリ、モンテヴェルディ、シュッツ)らの作品に匹敵する内容を内包している。Vol.1:341-12572。 | ||
レックス・ヴァン・デルデン:弦楽四重奏曲全集 | ウルレヒトSQ | |
本国オランダ以外では、まだあまり知られていな作曲家、レックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集。以前、MD+Gからは彼の室内楽作品集もリリースされている。ユダヤの血をひくヴァン・デルデンは幼い頃から音楽の才能を示したが、アムステルダム大学では神経外科を専攻。しかし3ヵ月後戦争により彼のキャリアは中断され、戦争後はジャーナリズムの世界で活躍するも、音楽への情熱は絶ちがたく、音楽エディターとしても頭角を現す。 この4つの作品が作曲されたきっかけは妻の不治の病であったり、彼の7番目の交響曲が絶賛された時であったりと全てが彼の人生において重要な転機の際に書かれたものである。ユトレヒト弦楽四重奏団はハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの団体で、グラズノフとグレチャニノフの弦楽四重奏曲全集のレコーディングで知られる。 | ||
セザール・フランク(1822-1890): 前奏曲、アリアと終曲/ 前奏曲、コラールとフーガ ジャン・ラングレ(1907-1991): ハルモニウムのための24の小品から |
ウルフェルト・シュミット(Org) | |
使用オルガン:メミンゲン聖マルタン教会、1998年、スイス・ゴル社製。 ウルフェルト・シュミットはバッハ、ブラームス、メンデルスゾーンなどの録音でドイツ・レコード批評家賞及びエコー賞を授与された名オルガニスト。彼のMDGの最初の録音は、フランクの「2つの前奏曲」とラングレの「ハルモニウムのための小品集」よりという興味深い選曲。 フランクは自らも素晴らしいオルガニストとして、そして多数のオルガン曲の作曲家として知られている。晩年はピアノ曲を好んで作曲したが、シュミットの演奏を聴くと「やはり彼の本領はオルガンにあるのでは・・・」と感じるはず。そして、ジャン・ラングレはフランクのほぼ100年後にブルターニュに生まれた作曲家。2歳で視力を失うも、国立パリ盲学校で音楽教育、和声法、ヴァイオリンとオルガンを学びます。彼の師はフランクの弟子であるアルベール・マオーとレミー・クラヴェール。この「ハルモニウムのための24の小品」はグレゴリオ聖歌や民謡などの影響も感じられる極めて合理的に書かれたコンパクトな作品。オルガンの美しい響きを最大限に生かした優秀録音も聴きどころ。 | ||
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707): オルガン作品全集 |
ハラルト・フォーゲル(Org) | |
2007年没後300周年を迎えるブクステフーデ。北ドイツにおけるオルガン音楽の隆盛を築き、ヘンデルやJ.S.バッハにも多大な影響を与えた作曲家。このフォーゲルによる7枚組のアルバムは、数あるブクステフーデのオルガン作品全集の中でも最高水準の演奏。 「ブクステフーデの作品は、この演奏によって一層権威的なものとなるに違いない」・・・ディアパソン誌。 「最も偉大なオルガン音楽の作曲家の究極の録音となるに違いない」・・・ファンファーレ誌。 「フォーゲルがどのような音を使うか、そしてどのように正確な演奏をするか、そして色彩感だけでなく、どのように音場を伝えるかを聴きなさい」・・・ムジカル・アメリカ、などなど世界各誌も大絶賛。 | ||
マルティヌー: バレエ「調理場のレヴュー」/4つのマドリガル/ ピアノと管楽のための六重奏曲/九重奏曲 |
アンサンブル・ ヴィラ・ムジカ | |
「調理場のレヴュー」は、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、ファゴット、ピアノのための六重奏曲で、当時流行のジャズの影響を受けた室内楽作品。ジャズ・バレエとも呼ばれているようにジャズバンドを意識して作曲されている。モダニズムによるメカニカルな表現が非常に楽しく、最近では日本でも演奏されるようになってきている。タンゴやチャールストンといった楽章を持つのも独特。九重奏は、マルティヌーの死数ヶ月前にザルツブルク音楽祭で初演された作品。憂鬱な瞬間とユーモラスな表情がめまぐるしく入れ替わる独特な作風で、このアンサンブルヴィラ・ムジカの演奏は、ユーモアと活気に溢れた演奏と、高く評価されている。 | ||
クリスティアン・ツァハリアス〜シューベルト フランツ・シューベルト(1797-1828): ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959/ 6つのドイツ舞曲 D820/4つのレントラー D814/ ドイツ舞曲 D841,1/ワルツ D844 |
クリスティアン・ツァハリアス(P) | |
「このソナタはぜひ録音しなくては!」 ツァハリアスのコンサートを聴いていたMDGのスタッフはまるで魔法にかかったようにそう思いついた。そして、多忙なツァハリアスのコンサート・ツアーの合間にたまたまレコーディングをする時間があったことも幸運だった。結果、この素晴らしいSACDが出来上がったことにより、ツァハリアスは MIDEM インターナショナル・クラシック・アワードにて2007年度のアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。 シューベルトの「最後の3つのソナタ」と言われる19番、20番、21番では、シューベルトはその持てる調性にもさまざまな役割を与えているといわれている。この第20番 イ長調は「若々しい歓喜」を想起させるもので、彼自身、EMI盤に続くおそらく2度目の録音となるツァハリアスの演奏は弱音を効果的に用い、孤高の世界を表現することに成功した。シューベルトが残した500曲にも及ぶドイツ舞曲は、ほとんどが彼の気の置けない友人たちとの集まり“シューベルティアーデ "の時に2〜3曲披露されたもの。ツァハリアスの軽妙な演奏が見事。 | ||
ハイドン: 歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII-9/ 交響曲第88番 ト長調「V字」/ 交響曲第101番 ニ長調「時計」 |
アダム・フィッシャー指揮 オーストリー・ ハンガリー・ハイドンo. | |
ハイドン時代の心意気を伝える楽団による、ハイドン交響曲再録音 Vol.2。1987年にアダム・フィッシャーが、ハイドンの作品を演奏することを目的として設立したオーストリー・ハンガリー・ハイドンo.。ハイドンが30年住んだ、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿内のハイドンザールを本拠地としメンバーはウィーン・フィル、ウィーンso.、ハンガリー国立so.などで構成されていて、毎年開催されるハイドンターゲの主役も務めている。ここでの演奏はモダーン楽器による演奏だが、この楽団のモットーとしているのは、当時のオーストリー・ハンガリー演奏の伝統を伝えること。この心意気は他の演奏団体ではなかなかできないことだろう。 このコンビによるハイドンは以前ニンバスで全曲録音されていたが、この録音はDSDによる最新録音。この再録音シリーズのVol.1(交響曲92+94)は2006年度 ECHOKLASSIK でSACD録音優秀賞を受賞している。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): ピアノ五重奏曲Op.79 bis / ピアノ六重奏曲Op.30 (1825) |
ジャンルカ・ルイージ(P) アンサンブル・ コンチェルタント・ フランクフルト | |
オンスロウはフランス、オーヴェルニュでイギリス人を父に生まれた作曲家兼ピアニスト。メンデルスゾーンやシューマンにも高く評価され、「フランスのベートーヴェン」と称された。「ピアノ六重奏曲」は、ピアノの他にフルート、クラリネット、ファゴット、ホルンという4つの管楽器とコントラバス、また「ピアノ五重奏曲」の方は、シューベルトの「鱒」と同じ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス各1で書かれており、共に編成がユニークなのも特徴的。 アンサンブル・コンチェルタント・フランクフルトは1987年結成の弦楽五重奏団。メンバーはフランクフルト放送so.員が中心。MDGから既にオンスロウの弦楽五重奏曲Op.33と74(603-12332)をリリースしているが、今回収録されたのはイタリア出身のピアニスト、ジャンルカ・ルイージを迎えてのピアノ入り室内楽作品2曲。ちなみに、「bis」の付かない作品79はピアノ七重奏曲で、編成はピアノの他は、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、コントラバス。 | ||
ゲルハルト・タシュナー〜協奏曲集 マックス・ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲Op.26 (*) ハンス・プフィッツナー: ヴァイオリン協奏曲Op.34 (#) ヴォルフガング・フォルトナー: ヴァイオリン協奏曲 (+) |
ゲルハルト・タシュナー(Vn) ハンス・ミュラー=クライ指揮 南ドイツ放送so. (シュトゥットガルト SDRso.) ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリンRIASso. ハンス・ロスバウト指揮 南西ドイツ放送so. (バーデン=バーデン SWRso.) | |
録音:1954年9月29日、1955年4月17日、ライヴ(ラジオ放送音源)/1950年6月19日。おそらく初出音源。 1922年に生まれ、フーバイやフーベルマンに師事したゲルハルト・タシュナーは、13歳で既にウィーンの聴衆を魅了する腕前を発揮し、その後19歳の若さでゴールトベルクの後任としてフルトヴェングラー/BPOのコンサートマスター(1941-1945年)を務めたほどの伝説的ヴァイオリニスト。このアルバムは、没後30年を過ぎ、いっそう注目が集まるタシュナーの遺した貴重な協奏曲録音盤。中でもフォルトナーの協奏曲は彼に捧げられており、フルトヴェングラー指揮BPOとの1949年のライヴ録音もMD+Gレーベルからリリースされている(642-11132)ので、是非聴き比べていただきたい。 | ||
フランク・マルタン: 旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌 (ライナー・マリーア・リルケの詩による コントラルトと管弦楽のための) |
クリスティアーネ・ ストテイン(Ms) ヤク・ヴァン・ステーン指揮 ヴィンタートゥール・ ムジークコレギウムo. | |
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムo.によるマルタン作品の第2弾録音。前回は7つの管楽器、打楽器と小オーケストラのための協奏曲とヴァイオリン協奏曲、そして2つのピアノと小オーケストラのための「恐怖の踊り」をリリースしていた(他にも新ウィーン楽派を中心とするアルバムがある)。 今回の「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」は、1942年に歌曲集のための詩を探していたマルタンが、妻に紹介されたライナー・マリーア・リルケのこの詩(1899年)に一目惚れして付曲した作品(ちなみに、ジークフリート・マトゥスもアルトとオーケストラのための同名作品を1995年に書いている)。23曲の独特のスタイルによる歌曲が連なる作品で、アルト・サクソフォンを含む管楽器、ハープ、チェレスタ、ピアノ、打楽器、弦楽器からなる小オーケストラが伴奏する。 クリスティアーネ・ストテインは、オランダ出身のメゾ・ソプラノ歌手。歌手になる前はアムステルダム音楽院で学んだヴァイオリニストだったというユニークな経歴を持つ。声楽はウード・ライネマンに師事し、その後はマリリン・ホーンやジャネット・ベイカーらにも学んでいる。 | ||
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868): ピアノ作品集 Vol.8 |
シュテファン・イルマー(P) | |
各音楽誌がこぞって絶賛する、ロッシーニのピアノ作品集の第8集登場。ロッシーニがオペラの作曲をやめてしまった後、彼自身の喜びのために作曲された「老いのいたずら」。イルマーの演奏はロッシーニの風刺的精神と機知を余すことなく伝えるもの。 | ||
テレマン(1681-1767):協奏曲と室内楽曲集 Vol.5 協奏曲 TWV 43: A 4/ソナタ TWV 42: d10; 40: 203 序曲 TWV 55: g 8/四重奏曲 TWV 43: G6 パルティータ第5番 TWV 41: e1 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
2003年から開始されたムジカ・アルタ・リパによるテレマン録音集も今作で5作目となる。結成四半世紀、ドイツの老舗古楽アンサンブルの当団体は、MDGレーベルに15年も渡り様々な録音を続け、2000年のバッハの作品集など、各方面で高い評価を受けている。Vol. 1:309-11892、Vol. 2:309-12502、Vol. 3:309-13142、Vol. 4:309-13842 | ||
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-): バス・クラリネットとピアノのための作品集 黄道十二宮/ルツィファーの踊り/ 友情をこめて/ピアノ曲 VII-IX |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) フォルカー・ヘムケン(BCl) | |
録音:2005年12月。 現代音楽を得意としているピアニスト、シュライエルマッハーのシュトックハウゼン作品集。作曲年代によって、様々な作風を取り入れるシュトックハウゼンの音楽、このアルバムには1950年代の名作、ピアノ曲集と、1970年代に書かれた黄道十二宮、友情をこめて、ルツィファーの踊りを収録している。 1960年代のシュトックハウゼンの音楽は、どちらかというと「不確定性」の要素が強かったのだが(ジョン・ケージの影響もあった)、50年代と70年代の作品は、きちんと楽譜に書かれたものが多く、ピアノ曲集に至っては「美しさを追求した」とまで言われるほど。シュトックハウゼンに親しみたい人にはうってつけのアルバム。オルゴールのために書かれた“黄道十二宮 "は本来一つの楽器のために作曲されたものだが、ここではバス・クラリネットとピアノのための版で演奏されている。不思議な響きがたまらない。 | ||
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809): 交響曲第97番 ハ長調/ 序曲「哲学者の魂または オルフェオとエウリディーチェ」 交響曲第102番 変ロ長調 |
アダム・フィッシャー指揮 オーストリー・ハンガリー・ ハイドンpo. | |
録音:2006年9月、アイゼンシュタット、オーストリー。 MD+Gレーベルへのアダム・フィッシャー&ハイドンso.の最初のSACD録音であった「交響曲第92番、94番」(MDG 901-13256)は、その豊かな音楽性が絶賛され、権威あるエコー・クラシック賞も受賞した。今回のアルバムは彼らにとっての3枚目のSACD録音で、またもや素晴らしい名人芸を聞かせてくれる。 ハイドンの交響曲第93番から第104番は、ザロモンセットと呼ばれている。これはイギリスの興業主ザロモンが主催する予約演奏会の目玉として新作を依頼されたハイドンが、1791年から1792年、および1794年から1795年の2回イギリスに渡り合計1ダースもの交響曲を作曲した。「交響曲第97番 ハ長調」Hob.I:97はそのの5つめの作品で、1792年の第1回ロンドン旅行の折りに作曲された。初演はもちろん大成功だった。交響曲第102番は1794年の2回目の旅行の際に書かれたもので、ハイドンはますますイギリスでの名声を高めた。 | ||
ヨーゼフ・ガブリエル・ ラインベルガー (1839-1901): 室内楽作品集 六重奏曲 Op.191b(*)/九重奏曲 Op.139(#) |
コンソルティウム・ クラシクム | |
録音:2006年3月(#)/2006年12月(*)、以上バド・アーロルゼン、ドイツ。 ドイツの作曲家、オルガン奏者ラインベルガーは7歳で生まれ故郷のファドゥーツ・パリッシュ教会のオルガン奏者となり、その翌年には最初の作品を演奏したという神童。そのため、彼の作品でよく知られているのは何と言ってもオルガン曲だが、ここでは彼の知られざる室内楽作品に光をあてている。1861年、22歳のラインベルガーは管楽と弦のための八重奏曲を書いた。その作品は何度も演奏され好評を博したのだがその20年後にフルート・パートと新しいアダージョを付け加え、多くの校訂を加えたものが、ここに収録された九重奏曲となる。六重奏曲は、ラインベルガーの最晩年の作品だが、その若々しさに溢れた美しい音楽は注目に値するもの。 40年に渡る長き活動歴を誇るコンソルティウム・クラシクムは数多くのレコーディングもありそのユニークなレパートリーは室内楽作品の普及に大きく貢献している。この録音ではクラリネット奏者のディーター・クレッカーとともに驚異的なアンサンブルを披露している。 | ||
リース編曲、ピアノ四重奏版「エロイカ」! ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「エロイカ」 (ピアノ四重奏版; フェルディナント・リース編曲)/ ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16 |
モーツァルト・ ピアノ四重奏団 | |
室内楽ヴァージョンによるベートーヴェンの交響曲やピアノ協奏曲は、当時の社会での音楽受容の様子を知る重要な資料として、近年ますます注目されてきている。気軽に家族や友人と流行りの交響曲や協奏曲を家で楽しめることと、出版社の収入アップの目論みが合致したこともあって、当時は様々な作品が様々なヴァージョンで出版されていた。 このベートーヴェンの交響曲第3番は、弟子のフェルディナント・リースがアレンジしたもの。ここで興味深いのは、オーケストレーションの処理。それらの処理方法によって、編曲者の作品理解や解釈が浮かび上がってもくるというわけ。ピアノ四重奏曲作品16も編曲作品。モーツァルトの同編成作品に倣って作曲されたピアノとオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための五重奏曲が原曲だ。但し、こちらは作曲者自身がピアノ四重奏曲版に作り変えたもの。 モーツァルト・ピアノ四重奏団はこれまでMDGに、ドヴォルジャークのピアノ四重奏曲集(作品23と87)、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲作品13などを録音している。 | ||
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759): 歌劇「タメルラーノ」HWV.18(全曲) |
ニコラス・スパーノ (CT;タメルラーノ) マリー・エレン・ネシ (Ms;アンドロニーコ) タッシス・ クリストヤンニ (Br;バヤゼット) マタ・カッスリ (S;アステリア) イリーニ・カライアンニ (Ms;イレーネ) ペトロ・マゴウラス (B;レオーネ) ジョルジュ・ペトルー指揮 パトラスo. | |
録音:2006年7月、パトラス、ギリシャ。ピリオド楽器使用。 中世の2人の支配者の血なまぐさい対立を描いたヘンデルのオペラ「タメルラーノ」は1724年に9回演奏されている。しかし彼は、一旦完成されたオペラに大幅に手を加え(新しい台本を入手したためと言われている)4回以上の校訂をした。現在上演されるのはこちらの改訂版だが、ペトルーとオーケストラ・オブ・パトラスは初めて初稿版の演奏を試みた。このオペラは歴史的に名高いティムール帝国の創始者、ティムールを描いたもの(タメルラーノはティムールのヨーロッパでの通称)。彼は1402年にオスマン帝国を侵攻し、アンカラ郊外で第4代皇帝であったバヤゼットを捉え捕虜として連れて行く。これらの2人の統治者の対立のエピソードはイタリアの詩人アゴスティーノ・ピオヴェーネらによって物語化され、ヘンデルもそのテーマに魅了されたのだろう。 ギリシアの精鋭、オーケストラ・オブ・パトラスは以前にも「クレタ島のアリアンナ」での名演があるが、今回も説得力の高い緊密なアンサンブルでこのオペラに新しい魅力をもたらしている。 | ||
ヤン・ヤンカ(1933-):オルガン作品集 Vol.2〜 トロンボーンとオルガンのための トロンボーンとオルガンのための 「 Tripartita on »Christ ist erstanden« 」(1991) / トロンボーンとオルガンのための 7楽章の組曲 (1996) / オルガン独奏のための 10のコラール前奏曲集 (1975/2005) / オルガン独奏のためのロマンティック組曲 (1985) |
ルトガー・ローマン(Org) マイク・スヴォボダ(Tb) | |
録音:2007年2月、聖エーバーハルト教会、シュトゥットガルト。 オルガンとトロンボーンが力を合わせるとき、かつてない壮大な音楽が生まれる。この2つの楽器の音色の混合色は、まるで空に輝く月の光のような輝きに満ちている。 ポーランド、グダニスク生まれのオルガン奏者&作曲家ヤンカは、最初クラコフで学んだ後、シュトゥットガルトとパリへ赴き、後地ではマルセル・デュプレに師事した。そのせいか彼の作風はフランスの印象主義音楽の伝統を受け継いだもので、キリストの復活に対する深い信仰を根底にした美しいオルガン作品を多く書いている。このアルバムではトロンボーンが重要な役割を演じるが、このアルバムでは名トロンボーン奏者マイク・スヴォボダが魅力的な演奏を披露している。録音が行なわれた教会の素晴らしい音響効果にも注目。 | ||
エーリヒ・ヴォルフガンク・ コルンゴルト(1897-1957): 室内楽曲集 ピアノ・トリオ Op.1 2つのヴァイオリン、チェロと ピアノのための組曲 Op.23(*) |
トリオ・パルナッスス マティアス・ ヴォロンク(Va;*) | |
録音:2006年11月、バド・アーロルゼン、ドイツ。 以前からMD+Gレーベルに多くの録音をしているトリオ・パルナッススの最新盤。今作は、近年人気急上昇中のコルンゴルトの室内楽作品を取り上げている。ピアノ・トリオOp.1は極めて早熟だった彼の13歳の時の作品、その30年後に書かれた組曲は円熟期の作品。1897年にウィーンで生まれたコルンゴルトは、幼い頃から音楽の才能を発揮し、「モーツァルトの再来」と騒がれていた。彼が最初のピアノ小品を発表したのは12歳の時で、以降バレエ・パントマイム、オーケストラ作品、オペラと次々に作品を発表ウィーン中を激震させた。しかし、1938年には戦争のためアメリカに亡命し、映画音楽の作曲に従事。2つのオスカーも受賞したが、彼自身はその仕事に満足することは無かった。1945年、本来の作曲をするべくウィーンに戻ったコルンゴルトだったが、当時のウィーンでは前衛音楽が全盛期を迎えていて、コルンゴルトの書く「後期ロマン派」の音楽は受け入れられることもなかった。失意の内にハリウッドに戻ったコルンゴルトは1957年に病死してしまった。 ここに収録されている2曲の室内楽はどちらも独創的なもので、創意と工夫に溢れたピアノ・トリオからは、彼の早熟さが伺われます。そして「組曲」は、あの右手を失ったピアニスト、ヴィトゲンシュタインのために書かれた作品で、当然のことながらピアノ・パートは左手だけで奏するように作曲されている。しかし、そこに用いられている技巧は驚くべきもので、聴き手を陶然とさせるに違いない。 | ||
モーツァルト(1756-1791)/ ヨセフ・トリーベンセー(1772-1846)編曲: 管楽アンサンブル版 「ドン・ジョヴァンニ」KV 527 |
オペラ・センツァ | |
録音:2007年2月、ホンラート、ドイツ。 200年前の貴族たちは、夕食や園遊会の際には必ず音楽を必要とした。しかし、大きなオーケストラを連れて移動するわけには行かない。そんな時に活躍したのが「小さな管楽アンサンブル」。彼らは小回りが効き、柔軟で戸外の悪天候にも耐えるというすぐれもの。中でも人気があったのが、今回の編曲者トリーベンゼの父ゲオルグが率いるインペリアル・ウィンド・アンサンブルだった。当時記録的なヒットを飛ばした“ドン・ジョヴァンニ "は管楽アンサンブルにも絶妙に形を変え、人々を喜ばせていた。このヨセフ・トリーベンセーは、モーツァルトのオペラを編曲した人として知られ、他にも“ティトスの慈悲 "などの編曲版も知られている。トリーベンゼによるドン・ジョヴァンニの管楽八重奏編曲版はすでに1789年に書かれていた。モーツァルトはそれに反対することもなかったため、以降たくさんの編曲ヴァージョンが出回ることとなった。200年前の貴族の気分に浸れる贅沢な1枚。 | ||
ニコライ・メトネル(1880-1951): ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ Op.25,2(1911)/朝の歌 Op.39,4 悲劇的ソナタ Op.39,5/おとぎ話 他 |
セヴェリン・フォン・ エッカルトシュタイン(P) | |
録音:2007年1月。 20世紀初頭のロシアでラフマニノフ、スクリャービンとともに名ピアニストとして讃えられたメトネル。ロシアからフランスへ亡命、後にイギリスに渡るのだが、そこで出あったマイソール王国(1399年-1947年、現インド領カルナータカ州)最後の藩王(マハラジャ)ワディヤールの庇護を受け自らの作品を自作自演で録音したことも知られている。作曲家としても膨大なピアノ曲を書いたメトネルだが、精巧かつ複雑で堅固な構成はまるでベートーヴェンの作品を思わせる。 ここで演奏している2007年に30歳を迎える若手注目株のピアニスト、エッカルトシュタインはブゾーニ国際コンクールやリーズ国際コンクールなど、様々なコンクール入賞歴を誇り、以前MD+Gレーベルへ録音した2枚のアルバムも高い評価を受けている。 この録音では「まるでメトネルの音楽のために作られたかのような」とエッカルトシュタインが語る1901年製のスタインウェイを使用、控えめながらも素晴らしく、そして勇敢なメトネルを奏でている。 | ||
ウィーンはいつもウィーン シュトラウス、ランナー、シュランメル: ワルツとポルカ集 |
トーマス・クリスティアン・ アンサンブル | |
録音:2007年1月。 古き良き時代を味わいたければ、やはりワルツとポルカだろうか。19世紀前半から世紀末までのウィーン。当時のダンス・ホールやカフェにはワルツやポルカが満ち溢れていた。その中心的なレパートリーはランナーやヨハン・シュトラウスの作品だったが、本当のところ、最も人気があったのはホイリゲで演奏される気楽なアンサンブル「シュランメル」だったのではないだろうか。シュランメルとはヨハンとヨゼフ・シュランメル兄弟の名に由来し、その歴史は1878年にヴァイオリンがギター伴奏で演奏することから始まり、後に小編成のアンサンブルで奏される民謡やドイツ大衆歌一般を指すようになったもの。これらの音楽の醸し出す独特の雰囲気を、トーマス・クリスティアン・アンサンブルの素晴らしい演奏でお楽しみ頂きたい。 トーマス・クリスティアン・アンサンブル:以前リリースされたマーラー「第4交響曲(エルヴィン・シュタインによる室内合奏版)」やブルックナーでなんともしなやかな演奏を披露した。今回の演奏ではその特性が一層強調されている。 | ||
302-14672 (5CD) 廃盤 |
ポートレート・パウル・マイゼン〜75歳記念 | パウル・マイゼン(Fl) |
女性の肖像 マルコス・クリーガー(1967-): Lyulyala, lyulyala セルビア民謡: A window for her eyes ドム・ディニス(1261-1325): Non sei como me salv 'a ポルトガル民謡 [ Traditional romanceiro, Portugal] : Rainha Santa Isabel 作曲者不詳(バンベルク写本、13世紀): Nonne sui, nonne / Quant voi la fl ourette Comtessa Beatrice de Dia(12世紀):A chantar セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):Tebye poyem アイヴァン・ムーディ(1964-):Slova; Anna Akhmatova and Orthodox liturgy セルゲイ・ラフマニノフ: Sugubaya i Posleduyuschiya Ekteniya ジョアン・シムコ(1960-): Nada te turbe ラバヌス・マウルス(776-856): Veni Creator Spiritus ヒルデガルド・フォン・ビンゲン(1098-1179): Quia ergo Femina, Spiritui Sancto マーガレット・マカリスター: Grainne Mhaol (Grace O 'Malley) アイルランド民謡: Oró 'Sé Do Bheatha' Bhaile / Julia Delaney アパラチア民謡: Careless Love ロバート・キア(1952-):Love as a Child マルヴィナ・レイノルズ(1900-1978):If you love me |
タペストリー | |
アイルランドの女海賊、ポルトガルの女王、モンテネグロの母親、フランスの伯爵夫人、ユダヤ系アメリカ人のソーシャリスト、メアリー1世、聖ウルスラ・・・。実に様々な女性の生き様を描いた音楽作品を3人の女性、タペストリーのメンバーが描き出した異色の作品集。いつの時代も「謎」とされる女性の存在に古今東西からアプローチしている。 タペストリーはボストンに本拠地を置く女声ヴォーカル・グループ。TELARCなどにも同種のアルバムを録音している。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847): 4手ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための編曲版 による管弦楽作品集 交響曲第1番/交響曲第5番「宗教改革」/ 「フィンガルの洞窟」序曲/「ルイ・ブラス」序曲 |
アンドレアス・ザイデル(Vn) マティアス・ ムースドルフ(Vc) オルガ・ゴレイ、 ゲラルト・ファウス(P) | |
録音:2006年12月。 ブラームスをはじめとした幾人かの作曲家は、オーケストラ作品に取り掛かる前に、あらかじめ小編成ヴァージョンでその作品を形作った。非常に早熟な天才であったメンデルスゾーンも、交響曲を作曲する前に「家庭内で演奏するために」小編成の版を作曲していた事が知られている。ここに録音された交響曲第1番と第5番、そして2曲の序曲もその形で、まさに家庭用に凝縮された小さな宇宙をお楽しみいただけることだろう。メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の録音で高い評価を受けているライプツィヒ弦楽四重奏団の2人のメンバーと、カザフスタン生まれのピアニスト、オルガ・ゴレイ、そして東ドイツの名手ゲラルド・ファウスによる素晴らしいアンサンブルで。 | ||
ヤナーチェク&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集 ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/ 弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」 ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための「糸杉」B.152 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2007年2月12日-14日、ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会。 #旧・国内代理店担当者は、1988年に結成されたこの団体を、どうも「(ライプツィヒ・)ゲヴァントハウス弦楽四重奏団」と混同している模様。旧・国内代理店のコメントは『2008年で結成200周年を迎えた名門・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団』『1808年の結成当時、ウィーンではまだベートーヴェンが活躍中だったというから驚き』『以来今日まで、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.のコンサートマスターと首席奏者たちによって、途切れることなく引き継がれてきた世界最古のカルテット』と言った文で彩られている(ゲヴァントハウスSQに関しての文章としては正しいのだが・・・)。 | ||
イェルサレム、汝、高くそびゆる都市よ メンデルスゾーン:ソナタ Op.65,1 レーガー: コラール前奏曲 Op.67 No.18/ ベネディクトゥス カルク=エーレルト:カンツォーナ Op.86,2 リスト:バッハの名によるプレリュードとフーガ ホイヤー: 「イェルサレム、汝、高くそびゆる都市よ」 による序奏と変奏曲/ フーガ |
エリザベス・ロロフ(Org) | |
録音:2004年10月、アセンション教会、ザウアーオルガン。 常に意欲的な演奏を聴かせてくれるオルガニスト、エリザベス・ロロフの4枚目のアルバムは、プロテスタントの素晴らしい賛美歌の中の1曲である「エルサレム、汝、高くそびゆる都市よ」を用いた様々な作曲家による作品を集めたもの。 1910年4月9日に開場されたエルサレムのアセンション教会のオルガンは、24のペダルとストップを持ち、ロマンティックな音色を備えている。このオルガンにふさわしいロマン派の作品・・・レーガー、メンデルスゾーン、リストの曲はもちろんのこと、あまり演奏されることのないカルク・エーレルトやホイヤーの作品も、ロマンティックな音色に包まれた至高の演奏でお楽しみ頂ける。 | ||
新ウィーン楽派の創始者と後継者〜 アルバン・ベルク ベルク、クライン、アポステル、アドルノの作品集 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2006年11月。 ジョン・ケージをはじめとした現代音楽の演奏が高く評価されるピアニスト、シュライエルマッハーの極めて個性的で独創的なウィーン楽派の作品集。今作はアルバン・ベルクと彼にまつわる作曲家たちの作品を集めたもので、シェーンベルクの影響を受けたベルク、ベルクの生徒であったアドルノ、ベルクの死後も彼の忠実な徒であったアポステル、そして12音ではない音列にこだわったクライン・・・シュライエルマッヒャーは彼らの作風の違いを論理的に聞かせる。彼の明確な理論は詳細なブックレットにも明らかにされている。 | ||
管楽五重奏によるベートーヴェン ベートーヴェン: エグモント/アテネの廃墟/ プロメテウスの創造物 (全てウルフ・グィド・シェーファーによる 木管五重奏版) |
マーロット五重奏団 | |
録音:2007年1月-2月。 1986年に結成されたドイツのアンサンブル、マーロット木管五重奏団は各奏者の卓越した技術と音楽性が高く評価されている。今までにも、MDGレーベルでドヴォルザークやピアソラの作品をリリース、こちらも大好評で、様々な音楽誌でも絶賛された。 今アルバムはベートーヴェンの作品を取り上げている。編曲を担当するのは毎度おなじみ、このアンサンブルのクラリネット奏者ウルフ・グィド・シェーファーでここでもベートーヴェンのバレエ音楽を、鮮明な色彩感溢れる生き生きとした五重奏へと変貌させている。正確な音程、素晴らしい表現力、豊かな音楽性に満ちた最高級のアンサンブルをお楽しみ頂きたい。 | ||
ヨハン・カスパール・フェルディナント・ フィッシャー(1656-1746): 大天使ミカエルの日のためのミサ/ ミサ・イン・コントラプンクト/組曲第1番 |
ライナー・ヨハネス・ ホムブルク指揮 ヘンデルズ・カンパニー、 マリエン・カントライ・ レムゴ室内cho. | |
録音:2007年5月。 J.C.F.フィッシャーは17世紀後半から18世紀の中頃までラシュタットの宮廷楽長として活躍、またドイツ鍵盤音楽の発達の上で重要な役割を果たした人。ボヘミアで生まれ宮廷の音楽学校で学び、パリでも学んだとされる。彼の8曲の管弦楽組曲はフランス風であり、複製はパリで見つかっている。彼は多くの作品をかきたが、そのスコアはほとんど出版されることがなくまた、ほとんど忘れられようとしていた。しかし、最近プラハの図書館でいくつかが発見され、フィッシャーの栄誉は復興されつつある。このミサ曲も素晴らしいもので、5つの声部、弦楽と3つのトロンボーンで奏される極めて華やかな祝典音楽。歴史的教会で録音されたすばらしい音響効果も聴きどころ。 | ||
ヴァレンティン・ シルヴェストロフ(1937-):交響曲第6番(1995) |
ローマン・コフマン指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2005年9月。 ECMレーベルでおなじみの作曲家、シルヴェストロフの作品がMD+Gレーベルにも登場した。実は、コフマンとシルヴェストロフは同じウクライナの出身で、年齢もほとんど同じ(コフマンは1936年生まれ)。5年前にもコフマンがシルヴェストロフの交響曲の初演を行なうなど、2人はとても仲が良く交流も活発。この第6番の録音は彼の70歳の誕生日の記念として行なわれた。 この第6交響曲は「音楽から受け取るメッセージ、音楽から聞き取れる記憶」を追求したシルヴェストロフ独特の曲で、50分間切れ目なく提示される5つの楽章に、あたかも1冊のアルバムのように無調の響きから極めてロマンティックなモティーフまでが詰め込まれている。しばし時間を忘れ聴き入りたい。 | ||
ヴェルナー・ハースの肖像 モーツァルト(1756-1791): ピアノ協奏曲第14番 KV.449(*) ピアノ協奏曲第19番 KV.459(#) |
ヴェルナー・ハース(P) カール・ミュンヒンガー指揮(#) シュトゥットガルト室内o.(#) ムラデン・バシチ指揮(*) シュトゥットガルト放送so.(*) | |
録音:1971年1月(*)/1965年9月(#)、以上ライヴ。 自動車事故で1976年10月11日、45歳という若さでこの世を去ってしまった名ピアニスト、ウェルナー・ハース。彼は1931年シュトゥットガルトに生まれ13歳で初めて公式の場で演奏、1947年から54年までシュトゥットガルト音楽大学にてリリー・グローバル・アッシュに師事、同時に1956年まではヴァルター・ギーゼキングの個人指導も受けていた。 このアルバムは、以前リリースされた6枚組(MDG 642-10862)に続くハースの芸術のドキュメーテーションで、スイス放送局に残された音源から、未発表の2曲のモーツァルトの協奏曲をCD化したもの。日本ではドビュッシーやラヴェルなど印象派の演奏、録音で知られているが、ここで聴けるモーツァルトも、非常に折り目正しく味のあるもの。第19番はミュンヒンガーとのライヴ録音、第14番はクロアチアの指揮者バシチ(1917-;近年と思われる写真あり。インタビューのようだが、クロアチア語のため内容不明[ http://www.matica.hr/vijenac/vijenac312.nsf/AllWebDocs/Razgovor4 ])指揮のスタジオ録音。2曲とも録音技師はエーリヒ・プリュンマーによるもので、コンサートでの演奏と、ラジオだけのための演奏、そのどちらもが聴ける魅力的なアルバムとなっている。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): 九重奏曲、大七重奏曲 フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、 ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと コントラバスのための九重奏曲 イ短調Op.77/ フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、 ファゴット、コントラバスとピアノのための 大七重奏曲 変ロ長調Op.79 |
コンソルティム・クラシクム | |
録音:2006年3月、12月、バート・アロルゼン。モダーン楽器使用。「小さなオーケストラ」のロマンティックな響きを堪能! 亡命英国貴族の父とフランス・オーヴェルニュ地方出身の母との間に生まれたオンスロウは、早くから音楽の才能を発揮し、ドゥシェックにピアノを師事。後にパリでライヒャに和声法と対位法を学びつつ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの作品を筆写して研究した。生前は「フランスのベートーヴェン」とさえ呼ばれた、多種多様な作品を残している。初期では主にピアノ曲、中期では弦楽四重奏曲と五重奏曲(特にチェロを2本使ったもの)が知られているが、後期のオンスロウは、当時目覚しい進歩を遂げていた管楽器に大いに興味をもって作曲した。 ここに収められた2曲は、オンスロウ晩年の1848年と49年の作品。曲調はロマンティックで悲劇的、英雄的。ベートーヴェンのようでもあり、シューベルトのようでもあり、ピアノ・パートはショパンのようでもある。すべての楽器を対等に扱い、常に旋律を歌い継がせてゆく書法は室内楽のお手本だが、サウンドとしては室内「オーケストラ」というべき重厚な緻密さをもっている。大七重奏曲もピアノ協奏曲のようだ。 個々の楽器をピックアップせず、全体の響きの中でナチュラルにブレンドさせる録音で、作品の持っていたサウンドを伝えてくれる。大七重奏曲のコントラバス・パートには、1978年のミュンヘン国際コンクール最高位で、ヴュルツブルク音楽大学教授の文屋充徳が参加。 | ||
フランツ・パウル・ラハナー(1803-1890): オルガン作品全集 プレリュードとフーガ ロ短調(1856)/ ソナタ ヘ短調 Op.175(1877)/フーガ ヘ長調/ ソナタ ハ長調 Op.176(1877)/ プレリュードとフーガ ホ長調/ ホ短調/ ソナタ ホ短調 Op.177/ ふいご踏みを要するフーガ ホ短調 |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
使用楽器:聖ヤーコプス[レーベルはサイトで「ヤコンプス Jakonbus」と誤記しているため、本体記載も誤っている可能性がある]・イルメナウ州立教会のヴァルカー製オルガン。 ラインベルガーのオルガン作品全集を完成させたルドルフ・イニッヒが次に挑んだのはラハナー3兄弟の長兄、フランツ・パウル(旧・国内代理店は Paul の所だけ「ポール」などとフランス語読みしてしまっているが、もちろん誤り)の作品集。20歳にして教会オルガニストの地位を得、87歳の長寿を全うした彼だが、オルガンのためのソナタ3作を完成させたのは73歳の時だった。まさにライフ・ワークといえるオルガン作品を俯瞰する一枚。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.3 ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453/ ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
好評を博しているツァハリアスのモーツァルト集。17番&18番といえばどちらも女性に献呈された作品。17番は彼の教え子、バルバラ・プロイヤー嬢のために、18番は盲目のピアニスト、マリア・テレジア・パラディスの依頼によって作曲されている。「モーツァルトと女性」という永遠のテーマの謎にせまる魅力的な一枚。 | ||
歌の翼に〜ロマン派ピアノ作品集 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 メンデルスゾーン=リスト:歌の翼に リスト:ローレライ シューマン:幻想曲 ハ長調 マーラー:さすらう若人の歌 |
クラウディウス・タンスキ(P) | |
録音:2007年6月。 愛、幸せ、情熱、別れ、これらの要素は「愛」を音で綴る上で重要な役割を演じる。これまで、ブゾーニやプフィッツナー、そしてスメタナなど、どちらかというとマニア度の高い作品の録音で高い評価を得ているクラウディウス・タンスキの最新アルバムは、メンデルスゾーンからリスト、シューマン、そしてマーラーまで情熱と想像力と歌心に満ちた作品を集めたもの。表題にもなっている「歌の翼に」は、伴奏部のアルペジョと歌の部分が完全に独立、かつ融合したものでリストの編曲の妙をじっくり味わうことができるだろう。シューマンの幻想曲の見事さは誰もが知るとおり。マーラーの「さすらう若人の歌」は、マーラー自身の演奏を記録した Welte-Mignon ピアノ・ロールを基にタンスキ自身が編曲し、1901年製のコンサート用スタインウェイで演奏したという変り種。SACDというフォーマットを最大限に生かした広がりのある音も聴き所。 | ||
ヨーゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951): 交響曲全集 Vol.1 交響曲第1番/交響曲第2番 |
ヘルマン・ボイマー指揮 オスナブリュックso. | |
録音:2007年3月、5月。 ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、そしてウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀チェコの作曲家を多く輩出した教育者として、そしてマーラーやR.シュトラウスの作品の批評家として、また170以上もの作品を書いた作曲家として、また画家、文筆家として活躍したフェルステル。しかし、その作品は穏やかで内省的であったためか現在ではほとんど演奏される事がない。画家としても素晴らしい才能を持っていたフェルステルの音楽は、例えそれが表題音楽でなくとも作曲家の人生の経験をつぶさに味わうことができる。1888年に書かれた最初の交響曲は彼の母の死を追悼して書かれた、緊張感と哀悼にみちた美しい作品。1890年に書かれた第2番の交響曲は、彼の友人でもあったマーラーが高く評価したといわれる作品で、葬送行進曲とスケルツォが見事な対比を描いた力作と言えるだろう。今回、ボイマーとオスナブリュックso.によって、この素晴らしい作品群が音として表現されることは聴き手にとっても大きな喜びであることは間違いない。 | ||
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル:交響曲全集 Vol.2 [第3番 Op.36/第4番 Op.54] |
ヘルマン・ボイマー指揮 オスナブリュックso. | |
録音:2008年2月4日-5日、20日、22日、オスナブリュック・ホール、ドイツ。 ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、ウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀チェコの作曲家をたくさん輩出した教育者として、またマーラーやR.シュトラウスの作品の批評家として、そして170以上の作品を書いた作曲家として、あるいは画家や文筆家として活躍したフェルステル。そんな彼の穏やかで内省的な交響曲集の第2弾には、第3番&第4番を収録。フェルステルはハンブルク時代の初期にこの交響曲第3番を作曲し「人生」というタイトルを付けている。ある人はこの作品を聴いて、ワーグナーやドヴォルザーク、あるいはブルックナー、マーラーの作品につながる印象を持たれるかもしれない。しかし、フェルステルのメッセージが微かにしか感じられない作品に見えながらも、注意深いリスナーはこの作品に偉大なる作曲家の個性と彼が込めたスラヴ的な喜びを感じ取ることだろう。 | ||
フェルステル:交響曲全集 Vol.3(完結編) イン・デン・ベルゲン Op.7/交響曲第5番 ニ短調 |
ヘルマン・ボイマー指揮 オスナブリュックso. | |
録音:2009年2月23日-24日、5月4日-5日、オスナブリュック・ホール、ドイツ。 ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、ウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀チェコの作曲家をたくさん輩出した教育者として、またマーラーやR.シュトラウスの作品の批評家として、そして170以上の作品を書いた作曲家として、あるいは画家や文筆家としても活躍したヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルの穏やかで内省的な交響曲集『第2弾』(『』内、旧・国内代理店記載ママ。上記が正しいはず)。 | ||
1851年製シュトライヒャー・ピアノで聴く ブラームス:初期ピアノ作品集Vol.1 ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調Op.2/ シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調Op.9/ 4つのバラード Op.10 |
ハーディ・リットナー(P) | |
録音:2007年10月、マリエンミュンスター修道院。使用楽器:1851年製、シュトライヒャー・ピアノ。ブラームスが愛したシュトライヒャー・ピアノで聴く、青春の響き! ドイツ魂を絵に描いたようなレーベルMDGが始めたブラームスの初期ピアノ作品集第一弾は1852年から54年、ブラームス19歳から21歳の頃にかけて作曲された作品集。 演奏のリットナーは1981年生まれの若手。ザルツブルクのモーツァルテウムでジークベルト・ランペに学んでいる。ピリス、ポゴレリチ、ツィマーマンといったキャラクターの強い超一級ピアニスト達が目をかけて共演しているそうから、今後も要注目。 さらにこのCDの注目は録音に使われた楽器、ブラームスが愛したというシュトライヒャーのピアノ。古典派のピアノ製作家として名声を博したアンドレアス・シュタインが亡くなると、その工房は娘ナンネッテと息子マタイスに引き継がれたが、ナンネッテは1794年にウィーンのシュトライヒャーと結婚して彼の工房へ移った。彼らはベートーヴェンにピアノを提供したことでも知られているが、ブラームスが生まれた1833年にナンネッテ夫妻が亡くなると、才能に恵まれたヨハン・バプティスト・シュトライヒャーが工房を引き継いだ。彼のピアノはリストやクララ・シューマンも好んで弾き、ブラームスも手紙に「ピアノといえばシュトライヒャーかベーゼンドルファー」と残したほど。 ここで使われているのは、ソナタ第2番とほぼ同年の1851年に製作されたシュトライヒャーのピアノ(オリジナル)。ウィーンの歴史的ピアノ収集家・修復家ゲルト・ヘッヒャーの個人コレクションで、ヘッヒャー自身によって1993年に修復され、保存状態は極上とのこと。長さ237cm、7オクターヴの鍵盤とジャック・アクションを持ち、中低音は十分な重心と量感をもって鳴る一方、高音部のほの暗さが現代ピアノとは大きな違いとなっている。 | ||
オペラ作曲家の弦楽四重奏曲集 プッチーニ:菊 レスピーギ: 弦楽四重奏とメゾソプラノのための「夕暮れ」 ワーグナー:アルバムの綴り フンパーディンク:弦楽四重奏曲 ハ長調 ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調 |
ライプツィヒSQ ルート・ツィーザク(S) | |
録音:2007年5月17-19日。結成20周年を迎えたライプツィヒ弦楽四重奏団の意欲作。このCDに登場する作曲家は、オペラや管弦楽曲の作曲家として知られており、室内楽の分野においてそれほど高い評価を受けている訳ではない。しかし、作曲家の手慰みというには惜しい魅力的な作品が並んでいる。ワーグナーの優しい人間性の一面を伝えた「アルバムの綴り」を始め、ヴェルディ、プッチーニなど、オペラ作家らしい歌心に溢れた四重奏曲となっている。フンパーディンクの作品は録音自体かなり珍しく、レスピーギの「夕暮れ」では、ソプラノのツィーザクが名唱を聴かせ、花を添えている。 | ||
アウグスト・シュトラムへのオマージュ シュテフェン・シュライエルマッハー(1960-):声とプリペアド・ピアノのための「 Die Menschheit 」(2000) ヴォルフガング・ハイジヒ(1952-):フォノーラとサンプラーのための「 MARS-SAUGT MUT 」(2006) ヴォルフガング・リーム(1952-):ソプラノとピアノのための「歌」Op.1 (1968/70) より ゲルハルト・リューム(1930-):「ピアノのための音画」〜「 Urtod 」(1978) クラレンツ・バルロフ〔クラレンス・バーロウ〕(1945-): アウグスト・シュトラムの「 Urtod 」に基づく Textmusik (1971) ヴラディーミル・フォーゲル(1896-1984):バリトンとピアノのための「A.シュトラムの3つの詩」(1922) ヘルヴァルト・ヴァルデン(1878-1941)/シュライエルマッハー編曲: アウグスト・シュタムのための「 Heeresmarsch 」 (1915)(フォノーラのための版) シュテフェン・ラインホルト(1967-): メソソプラノとピアノのための「 Diamanten wandern ubers Wasser 」(2001/03) シュライエルマッハー:バス・フルートのための「 Frage! an August Stramm 」(2005/06) ミルトン・バビット(1916-):メゾソプラノ、ヴィオラとピアノのための「 Mehr »Du« 」 (1991) ヒルデガルト・ヴィーデマン(Ms) ホルガー・ファルク(Br) ラルフ・ミールケ(バスFl) ドロテア・ヘムケン(Va) ヴォルフガング・ハイジヒ(フォノーラ) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2007年6月26日-27日、7月12日。ピアニスト、作曲家として今日の現代音楽のシーンにおける第一人者であるシュライエルマッハーの「オマージュ」シリーズ。今回は、ドイツ表現主義の劇作家・詩人として、現地では名高いアウグスト・シュトラム(1874-1915; 第1次大戦中、ロシア戦線において戦死したという。後にヒンデミットが歌劇「聖女スザンナ」(1921)で彼の同名戯曲を原作に使用した)の詩にインスパイアされた作品集。シュライエルマッハー自身の作品に加え、ハイジヒ、リーム、バルロフ等、9人の現代作曲家の作品が演奏されている。音響的にも様々な実験的な試みが行なわれており、聴き応えのある内容。 なお、旧・国内代理店のインフォには「プリペイド・ピアノ」(前払いピアノ?)なる言葉も出て来るが、もちろん「プリペアド・ピアノ」の誤り。また、このピアニストはよく「シュテファン・シュライエルマヒャー」などと仮名書きされるが、綴りは Steffen Schleiermacher なので、少なくとも「シュテフ『ァ』ン」ではない。同時に旧・国内代理店記載の「ヴィーダーマン」「フォルガー」「ヴォルフガン『ク』」も誤り。 | ||
ザムエル・シャイト(1587-1654): タブラトゥーラ・ノヴァ (新しい器楽演奏法)第2集 [コラール前奏曲 「キリストは死の絆につかせ給えり」/ コラール前奏曲 「イエス・キリストよ、汝は讃えられよ」/ 反進行フーガ/他] |
フランツ・ラムル (Org/Cemb) | |
録音:2006年6月22日-24日、タンゲルムンデ、聖シュテファン教会/2007年7月22日-23日、Rot a. d.Rot, 聖ヴェレーナ教会。 第1集:614-11552 (2003年発売)以来、約5年ぶりとなる続巻の登場。「タブラトゥーラ・ノヴァ」は「ドイツ・オルガンの父」と称されたザムエル・シャイトの代表作で、スヴェーリンクのもとで学んだオランダ=北ドイツ・オルガン楽派の様式や、 イタリア、スペイン、英国などへの旅行で習得した様々なスタイルによるユニークな作品集。演奏者のフランツ・ラムルは、1964年生まれ。トン・コープマンにオルガンとチェンバロを師事し、1990年からはハーグ王立音楽院のバロック・オルガンの教授を務め、演奏家としても精力的に活躍している。 | ||
601-14992 (CD) 廃盤 |
ヘルテル父子のトランペット協奏曲集 ヨハン・クリスティアン・ヘルテル: 3つのトランペット、ティンパニ、 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音の ためのシンフォニア(第3番) ニ長調/ 同(第1番) ニ長調(以上、世界初録音) ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:トランペット、 弦楽と通奏低音のための協奏曲第3番 ニ長調/ 同第2番 変ホ長調/同第1番 変ホ長調/ トランペット、オーボエ、弦楽と通奏低音のための 協奏曲 変ホ長調 |
ヴォルフガング・バウアー (Tp)指揮 クリストフ・ヴェツェル(Ob) ハイルブロン・ ヴュルテンベルク室内o. |
録音:2007年7月2日-6日、聖ディオニシウス教会、ネッカースウルム、ドイツ。モダーン楽器使用。 熱心なバロック・トランペット・ファンならばご存じのヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテルによる協奏曲だが、ヘルテル父子の作品で丸々一枚のCDというのは初めてではないだろうか? 父のヨハン・クリスティアン・ヘルテル(1697-1754)はヴィオラ・ダ・ガンバの名手として有名だった。彼の任地ノイシュトレリッツは、ベルリンの北方にあるメクレンブルク=シュトレリッツ選帝侯の居住地で、その宮廷楽団は総勢15名ながらトランペット奏者が4名おり、ヨハン・クリスティアンはトランペットが活躍する華麗な管弦楽作品を数多く作曲したようだ。それらはすべて散逸したと考えられていたが、近年シュヴェーリン州の図書館で40曲ほどの手稿譜が見つかり、そのうちの2曲がめでたくここに録音された。選帝侯の誕生日の祝典用と考えられており、イタリア・バロック流の急-緩-急のスタイルをとる。緩徐楽章ではトランペットが休むのもお約束。 ヨハン・クリスティアンの手稿譜が現代に伝わったのは、息子ヨハン・ヴィルヘルム(1727-1789)が持ち出したためと考えられている。そのヨハン・ヴィルムヘルムは、ヴァイオリンとチェンバロの名手として活躍したが、出版ビジネスにいち早く着目し、腕自慢のアマチュア音楽家が演奏して自慢できるような作品を多数出版して名声を高めた。ここに収められたトランペット協奏曲もそうした作品で、高音域を多用した華やかなサウンドと、伸びやかに歌うメロディで当時から人気を博したようだ。注目は緩徐楽章。一抹の哀愁を帯びた息の長いメロディをトランペットが奏でるトラック5や14はマルチェッロの「ヴェニスの愛」に通じる味わい。 録音が行われたネッカースウルムは、古城街道に沿った小さな町。MDGこだわりの2+2+2レコーディングは、左右の広がりと奥行きに加えて録音会場の空間の大きさ(高さ)の再現も狙っている。。 | ||
ラトヴィアのオルガン巡礼 ・ウガレ教区教会のオルガン、 コルネリウス・ラーネウス1700〜01年製作 作者不詳(17世紀の写本より): プレアンブルム ト短調/天にまする我らの父よ ブクステフーデ(1637-1707): 天にまする我らの父よ/カンツォネッタ ト長調 ヨハン・ヴァレンティン・メーダー(1649-1719): シャコンヌ ハ長調 ・エドレ教区教会のオルガン、 クリストフ・ヴィルヘルム・ブラヴェライト 1786年製作 作者不詳(1740年出版):アリア ト長調 ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728-1788): コラール「イエス、わが喜び」 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714-1788):メヌエット ヘ短調 ・ヴェンツピルス・ニコライ教会のオルガン、 ヨハン・テオドール・ティーデマン1835年製作 ミューテル:幻想曲 ト長調 作者不詳(1740年出版):アレグレット ハ長調 ・リエパヤ三位一体教会のオルガン、 ヨハン・ハインリヒ・ヨアヒム1758年製作/ ハインリヒ・アンドレアス・コンティウス 1779年拡張。 ゲオルク・ミハエル・テレマン(1748-1831): コラール前奏曲「我らの神は堅き砦」 ルドルフ・ポステル(1820-1889): コラール「我らの神は堅き砦」 ミューテル: コラール前奏曲「おお悲しみ、おお心の痛み」 フリードリヒ・ヴェント(19世紀前半): コラール「最愛のイエス、私たちはここにいる」 ニコラユス・アルナンス(1859-1919): ロベルト・ラデックの歌 「青春時代より」によるパラフレーズ アルフレドス・カルニンス(1879-1951):前奏曲 ・ヴィルケネ聖カタリーナ教区教会のオルガン、 1868年アウグスト・マルティン製作 ペーテル・ラヤ(1897-1970): ラトヴィア民謡「そよ風よ吹け」による前奏曲 ヴィルヘルム・ベルグナー(1837-1907): コラール前奏曲「キリスト、あなたは私の生命」 ・ヴァルミネラ市立教会のオルガン、 フリードリヒ・ラーデガスト1886年製作 ベルグナー:コラール前奏曲 「主イエス、私を連れて行って頂きたい」 アダムズ・オレ:協奏曲楽章 ニ長調 ・ツェレニエキ教区教会のオルガン、 ヨハン・テオドール・ティーデマン1837年製作/ カール・ヘルマン1865年拡張 ヤゼプス・ヴィトルス(1863-1948):パストラーレ ヤゼプス・メディンス(1877-1947):前奏曲 ト短調 ・リエバヤ聖ヨセフ聖堂のオルガン、 エミール・マルティン1904年製作 アルヴィドス・ツィリンスキス(1905-1993): 前奏曲 ホ長調 ・リガ大聖堂のオルガン、 1883年E.F.ヴァックラー社製作 アティス・ステピンス(1958-):トリオ ニ短調 アリヴァルス・カレユス(1951-): ジャン・アラン追悼の後奏曲 リスト(1811-1886):いざ、もろびと神に感謝せよ |
マルティン・ロスト(Org) | |
録音:2007年8月。メクレンブルク、エストニアに続くマルティン・ロストのオルガン巡りの旅は、バルト3国の一つで、ギドン・クレーメルやミッシャ・マイスキーの母国ラトヴィア。 「北ドイツオ・ルガン楽派」(旧・国内代理店記載ママ)の広がりは、ブクステフーデが活躍したリューベックなどのドイツ北部に留まらず、スカンジナヴィア半島南部やバルト海沿岸にも及んだ。それらの国々では、バロック時代以後もオルガンの建造とオルガン音楽の伝統が脈々と続き、また世界的に権威を認められた国際コンクールも行われている。その中でもラトヴィアの首都リガ大聖堂のオルガンは、124のストップを持ち、電気に頼らない純粋な機械式アクションによるオルガンとしては世界最大。このCDでもトリを飾っている。 9台のオルガンは、ほぼ製作年代順に収録され、合計26トラック79分半に及ぶ音楽はそれぞれのオルガンと同じ年代に書かれたもの。聴くに従い、17世紀から20世紀へと時間を下る旅になっている。近現代の作品にアヴァンギャルドなものがなく、内省的な深みを感じさせる点がラトヴィアらしさ。ブックレットには、個々のオルガンのカラー写真に加えてストップ(音栓)やレジストレーションの一覧、製作/改修のデータが示され、眺めても美しく、データとしても貴重。 | ||
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):室内楽曲集 ピアノ五重奏曲 ハ短調Op.42(1918年作曲)/ 弦楽四重奏曲 ニ短調Op.12(1894年作曲) |
シュピーゲルSQ レヴェンテ・ケンデ(P) | |
録音:2007年12月、マリエンミュンスター修道院(と旧・国内代理店はしており、原文が不明なので確実ではないが "Marienmünster" ならば「マリエン(修道院付属)教会堂」の誤訳ではないかと思われる)。不遇のオルガニスト&作曲家ヴィエルヌが戦争の悲劇を告発した渾身の力作。 ヴィエルヌは、フランクとヴィドールに師事し、6曲に及ぶオルガン交響曲で知られているが、管弦楽曲から室内楽、ピアノ曲、歌曲に至る幅広いジャンルで作品を残している。生まれつき盲目(後に手術により弱視に回復)で病気がち、成長してから後も、家庭の不和、兄弟との相次ぐ死別、楽壇では冷遇されノートルダム大聖堂でのオルガン演奏中に急死する・・・という不遇なj人生だった。しかしその作品は、声高に不運を恨み不条理を告発するようなものではなく、濃い陰影のうちに深い内省へと誘う傾向が目立つ。24歳の誕生日の後に作曲された弦楽四重奏曲は、ヴィエルヌ自身、作曲技法の確認として習作のように書いたと言っている。古典的なソナタ形式の第一楽章の後、弱音器付きの短い間奏曲、終わりの方に出てくるナポリ六度が印象的な穏やかな緩徐楽章、無窮動風の終楽章といった構成。 ニ短調だが、作曲者自身の声が感じられるような瞬間はなく、古典的で明朗な作風に聞こえる。そのためか、初演は大好評を博したようだ。その24年後に作曲されたピアノ五重奏曲では事情は全く異なる。ヴィエルヌには二人の息子がいたが、1人には1913年に先立たれ、もう1人の息子も第一次世界大戦に従軍して17歳の若さで戦死した。翌年2月にヴィエルヌは友人に宛てた手紙でこう書いている。「私の子供の運命と彼を思う私の気持ちに満たされたピアノ五重奏曲を作曲している。私の悲しみは余りにも深く、私は激しく怒りに満ちたエネルギーを注いでこの作品を完成させる。それは訴える力と畏敬の念に満ちたものとなり、父親たちの心の中に入り込み、地中深くどこまでも伸びてゆく根のように、亡き子に対する愛情に触れることだろう。」実際には、ヴィエルヌらしく、あからさまな怒りというよりは悲嘆に満ちた追想を思わせる作品だが、このCDに聴く最後の2分余りこそが、おそらくはヴィエルヌの書いた最も個人的で激しい音楽ではないだろうか。聴く者の襟を正させ、言葉を慎ませるような音楽。ベルギーで活躍するピアニストと弦楽四重奏団による重厚な演奏、MDGらしい重厚なサウンド。 | ||
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933): 無伴奏サクソフォンのための25のカプリースとソナタ 無伴奏サクソフォンのための25のカプリース/ 無伴奏アルト・サクソフォンのための無調のソナタ |
クリスティアン・ ペータース(Sax) | |
録音:2007年11月&2008年1月。マリエンミュンスター修道院(録音会場表記については上記644-15052の項目をご参照)。サクソフォン一本で紡ぎだす、ロマンティックなモダニズム。 カルク=エーレルトは、生涯も作品も多くが謎に包まれている。父親は書籍商兼ジャーナリストで、ジークフリートはその12番目の子として生まれたが、家は貧しく、兄弟のうち4人は1歳にならずして世を去った。ジークフリートが生まれ時に父親は54歳で、その12年後に亡くなった。ジークフリートは作曲家兼オルガニストとして少しずつ知名度を上げ、特に彼のオルガン曲はアメリカ、イギリス、フランスで人気を博した。第一次大戦中の1915年夏に志願して従軍。冬には軍楽隊に配属替えになり、ここでドレスデン・シュターツカペレの楽団員数人に出会い、刺激を受けたジークフリートは室内楽作品を相次いで作曲した。ここに収められた作品は、そうした「室内楽の時代」の最後にあたる1929年の作品。しかし、一体誰のために書いたのか、生前に演奏されたのかどうかもわかっていない。当CDの演奏者クリスティアン・ペータース(1964年生まれ)は自筆のライナーで作曲家自身が演奏するために書いたのではないかと言っている。「カプリース」は、曲に応じてソプラノ、アルト、テナー、バリトンという4種類のサックスを使い分け、サックスのあらゆる音域と技法に習熟するために書かれている。「テクニックと表現法の新境地を開くための高度な練習を主な目的として」という作曲家自身の巻頭言があるため、練習用の作品と誤解されて来たが、ペータースは多彩で豊かな音楽表現の可能性を見出して録音に取り組んだ。25曲それぞれには、バロック風のプレリュードやクーラントにシャコンヌ、より古い時代のフリギア旋法やミクソリディア旋法、当時の新しい音楽であるラグやクバーナ(キューバ風)、タンゲット(小さなタンゴ)、またコンメディア・デラルテを思わせるアルレッキーノ、タランテラとシチリアーノといったタイトルが付いている。カプリースと対になったソナタは「無調で」と書かれているが、「調を壊した」という攻撃的・前衛的な趣はなく、「調性をはみ出してしまった」という感じ。新しい流れであったモダニズムと自分自身のロマンティックなメンタリティとの相克に苦慮した作曲家ならではの真摯で聴きごたえある作品。 | ||
ゲルハルト・タシュナー IV シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(*) ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(#) サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25(+) |
ゲルハルト・タシュナー(Vn) ヘルベルト・ザンドベルク指揮(*) ケルン放送so.(*) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(#) ハンブルク NDR so.(#) フリッツ・レーマン指揮(+) バンベルクso.(+) | |
録音:1956年11月6日(*)/1955年5月8日&9日(#)/1953年8月21日(+)、以上モノラル。(+)はおそらく初出音源。(*)は先にARCHIPELから ARPCD-0232で出ている演奏(1956年の表記のみで、月日記載無し)と思われるが、マスターからの初復刻。(#)は先にTAHRAからTAH-641で発売されている。MD+G アルヒーフ・シリーズ。 MDGが少しずつだが着実に進めているゲルハルト・タシュナーのCD復刻第4弾。タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてBPOのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第2次大戦下の辛く厳しい時代を生き延びた。非ナチ化裁判の対象にならなかったため、戦後すぐにソリストとして、またギーゼキング&ヘルシャーと組んだピアノ・トリオで活動を再開。1976年に55歳でベルリンで亡くなった。ソリストとしての活動期間が短く、また録音が少ないため「知る人ぞ知るヴァイオリニスト」に甘んじていたが、こうした復刻CDによって再評価が進んでいる。タシュナーは1944年にフィンランドをツアーし、その際にシベリウスとの交友が芽生え、ヴァイオリン協奏曲の解釈についても突っ込んだ意見交換をしたという。タシュナーはシベリウスに対して第3楽章のテンポを遅めにとって演奏することを提案したそうだが、この演奏ではシベリウスの指示よりも微妙に速いテンポで弾いているのが興味深いところ。当CDはケルンの西部ドイツ放送所蔵のマスターテープをMDGが発掘して復刻したもので、先にCD化された ARCHIPEL 盤と比べると、中低音の情報量と全体的な質感等で勝っている。戦後のドイツでは、特にステレオ時代になると、演奏家と契約した所定の放送回数を終了したモノラル録音のテープを、スペース確保のために廃棄処分するのが通例だったそうで、シベリウスのマスターが発見されたことは「奇跡的だ」とMD+Gも喜んでいる。戦後のベルリンを占領したソ連は、1940年に初演されたハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲を「文化使節」に見立て、西側での初演者を探していた。白羽の矢が立ったのがタシュナーで、西側初演は1947年9月24日にアルトゥール・ローター指揮ベルリン放送so.との共演で行われた。当ディスクに収められたのはその8年後のライヴ。カルメン幻想曲はバンベルクの教会での録音。「精神性」で評価されがちなタシュナーのテクニックの凄さを存分に伝えてくれる。 MD+Gのゲルハルト・タシュナー:アンコール!(ドヴォルザーク、ムソルグスキー、ベートーヴェン、他4枚組;642-09852)、フォルトナー&ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」(642-11132)、フォルトナー、ブルッフ&プフィツナー「協奏曲」(642-14432) | ||
フランティシェク・レッセル:管楽六重奏曲集 [第4番/第3番/第1番] |
コンソルティウム・クラシウム | |
録音:2007年10月22日-24日。 レッセルは、ウィーンでハイドンに師事したポーランドの作曲家で、なかでもピアノ協奏曲 ハ長調Op.14は、ショパン以前のポーランドにおける最も傑出したピアノ協奏曲と位置付けられている。今回は、名門コンソルティウム・クラシウムのクラリネット奏者、ディーター・クレッカーがプラハ国立博物館から発掘してきた珠玉の管楽六重奏曲集。彼らの親密で高性能なアンサンブルによって現代に蘇る。 | ||
ジョン・ケージ(1912-1992):トロンボーン&ピアノ 2人の奏者ための音楽(1985)/ 変奏曲I(1958)/TWO5 (1991) |
マイク・スヴォボダ(Tb) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2007年6月。 現代音楽の最前線で、しかも演奏と創作の両面で活躍しているトロンボーン奏者のスヴォボダ。常に巧みな選曲と編曲で、トロンボーンの新しい可能性を次々と広げてきた。そんな彼が今回挑むのは、20世紀を代表する前衛作曲家のジョン・ケージが、トロンボーンとピアノのために書いた作品集。伴奏には、「ケージ:ピアノ作品全集」でも知られる大御所シュライエルマッハーを迎え、現代最高のケージ解釈を聴かせてくれる。 | ||
ブクステフーデ&J.S.バッハ: クリスマスのためのオルガン作品集 ブクステフーデ: トッカータ ニ短調BuxWV.155/ コラール ト長調 「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BuxWV.211/ コラール ト長調「甘き喜びのうちに」BuxWV.197/ Puer natus in Bethlehem イ長調BuxWV.217/ 前奏曲 ニ長調BuxWV.139/ コラール ト長調「キリストのともがらよ、 こぞりて神を讃えまつれ」BuxWV.202/ Gelobet seist du, Jesu Christ ト長調BuxWV.189/ Wie schön leuchtet der Morgenstern ト長調 BuxWV.223/ 前奏曲 ト短調BuxWV.163 J.S.バッハ: 来たれ、異教徒の救い主よ イ短調BWV.599/ コラール イ長調 「神のひとり子なる主キリスト」BWV.698/ イエス・キリストよ、賛美を受けたまえ ト長調BWV.604/ Piece d’Orgue ト長調BWV.572a / Vom Himmel hoch, da komm ich her ニ長調BWV.606/ Lobt Gott, ihr Christen, allzu gleich ト長調BWV.609/ Das Alte Jahr vergangen ist ニ短調BWV.614/ トッカータとフーガ ヘ長調BWV.540 |
ジークベルト・ランペ(Org) | |
録音:2007年5月。 オルガンを演奏するランペは、コープマンらに学んだドイツ出身の鍵盤楽器奏者。ここ20年ほどは、自ら創設した古楽アンサンブルの指揮者としても活躍中。現在進行中の「モーツァルト鍵盤作品全集」も好評な彼だが、「クリスマスのためのオルガン作品集」と銘打った当盤には、ブクステフーデとJ.S.バッハの楽しい作品が多数収められている。 | ||
チャイコフスキー&スメタナ:ピアノ三重奏曲集 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調Op.50 「ある偉大な芸術家の思い出のために」 スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調Op.15 |
ウィーン・ピアノ・トリオ [シュテファン・メンデル(P) ヴォルフガンク・レディック(Vn) マティアス・グレトラー(Vc)] | |
録音:2007年11月5日-6日、12月5日-6日。 約20年間に渡って、世界第一級のピアノ・トリオとして活躍しているウィーン・ピアノ・トリオ。ドヴォルザーク、シューベルト、マーラー、シェーンベルク、ツェムリンスキーの瑞々しい演奏で多くの聴衆を魅了した彼らが満を持して、スメタナとチャイコフスキーの大作に挑む。若くして亡くなった愛娘を悼むスメタナが、旧友ルービンシュタインの死を悼むチャイコフスキーが、それぞれ捧げた美しくも悲しい追悼音楽の傑作。 | ||
303-15132 (CD) 廃盤 |
ペーテリス・ヴァスクス(1946-): ピアノを伴う室内楽作品集 ピアノ三重奏曲「エピソードと終わりなき歌」(1985)/ ピアノ四重奏曲(2000/2001) |
アヴリル・レヴィタン(Va) トリオ・パルナッスス |
録音:2007年11月。 過去の埋もれた名作に光をあてて、私たちをいつも驚かせてくれるトリオ・パルナッスス。ヴァイオリンのユーは中国出身、ピアノのチョウは台湾生まれのカナダ育ち、ドイツ出身のグロースはシュトゥットガルト州立歌劇場のチェリストと顔ぶれも多彩なピアノ・トリオ。そんな彼らが今回挑むのは、ラトヴィアの作曲家ヴァスクス。北欧風の緊張感に満ちた作風が特長の、現代を代表する作曲家のひとり。 | ||
シャルル・トゥルヌミール(1870-1939): オルガン作品集〜即興演奏用作品集 5つの即興 [テ・デウム(#)/即興風の小さなラプソディ/ めでだし海の星(#)/即興的なカンティレーヌ/ 過ぎ越しの生贄を讃えて(#)]/ 自由な様式による10の小品/ 交響的な小品Op.16(*)/アダージョOp.19 No.1(*) |
アンドレアス・ ジーリング(Org) トビアス・ブロマン指揮(#) ベルリン大聖堂 聖歌隊スコラ(#) | |
(*)は世界初録音。使用楽器:ベルリン大聖堂の「座ザウアー・オルガン」(とあるが、おそらく最初の「座」は変換ミス)。SACDハイブリッド盤のみの発売。ドイツ最大のオルガンで神秘主義作曲家トゥルヌミールの真髄を見事に音響化! シャルル・トゥルヌミール(1870-1939)はヴィドールとフランクに師事し、1898年から1939年に亡くなるまで、パリのサント・クロティルド教会のオルガニストを務めた。オルガン曲はもとより、室内楽、歌曲、更には大管弦楽のための交響曲が8曲も残されている。フランクに影響を受けたトゥルヌミールの初期作品はいかにもロマンティックなものだが、後には神秘主義への傾斜を強める。トゥルヌミールにとって音楽とは神の栄光をたたえ、教会の活動に奉仕すべきものとなり、それ以外の音楽は堕落に他ならず、彼の考えに与しない世の中の作曲家たちは敵であると公言し、攻撃したようだ。1939年秋の諸聖人の日に行き先を告げずに外出したトゥルヌミールは、その三日後に海辺で遺体となって発見された。トゥルヌミール自身は優れた即興演奏家であり、彼の後期作品には、グレゴリオ聖歌をモチーフにしつつ、従来の和声や展開の規則を超越した即興的な高揚によって神への讃美を高らかに奏で、聴く者を(おそらくそれ以上に弾く者を)恍惚と法悦の境地に導こうとするものが多く見られる。このためトゥルヌミールを19世紀ロマン主義から20世紀音楽への、フランクからメシアンへの過渡期的な存在と見なされてきたが、今日ではその独自性が認められつつある。 このCDの核心である「5つの即興」は、1930年から31年にかけてトゥルヌミールが行なった即興演奏のレコード録音をデュリュフレが採譜し、1958年に出版したもの。(#)の3曲では、グレゴリオ聖歌の定旋律を聖歌隊が歌った後で「即興」を演奏している。これによって定旋律の目もくらむような変容がより強く印象づけられることだろう。他の小品は、初期のフランク的でロマンティックな作風だが、それでもトゥルヌミールらしい響きが時折顔を出す。録音が行なわれたベルリン大聖堂(ドーム)は観光名所として名高い場所。1905年に建設された最高部114mの天蓋は第二次世界大戦末期の爆撃で焼け落ち、現在の姿に再建されたのは実に1993年のことだったが、裏手の運河側の壁には今も弾痕が残っている。大聖堂の建設に合わせて1905年にヴィルヘルム・ザウアーが作ったオルガンは4段の手鍵盤を持つ壮大なもので、ドイツで最大のオルガン。演奏者のジーリングは2005年からベルリン大聖堂のオルガニストを務めており、広壮な空間ゆえの非常に長い残響にうまく対処しながら、トゥルヌミールの色彩と躍動感を伝えている。MD+Gの2+2+2は、左右の広がり、前後方向の広がり(奥行き)に加えて高さ方向の広がりも捉えようとするアプローチ。この録音の異様なほどの空間の広さはステレオ再生でも感じられるが、その真価はできればSACDのマルチチャンネルで味わってみたいところ。 | ||
Jewels from a German Christmas〜 クリスマス歌曲&オルガン作品集 聖ヤコブ教会(ローテンブルク)の鐘 ウォシャウスキー:クリスマス・マーチ ジルヒャー:扉を開けよ J.S.バッハ:真心もて、おお人の子らよ ウォシャウスキー:神の子来りぬ エッカルト:山を越えてマリアが行く レーガー:それはいとおしき聖母様の夢 ディストラー:マリアは茨の森を通って行った ウォシャウスキー:クリスマス・キャロル前奏曲集 シュレーター:愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ プレトリウス:小聖歌 エッカルト:高き空よりわれは来たれり ウォシャウスキー:高き空よりわれは来たれり J.S.バッハ:私は貴方が眠る飼葉桶の傍にいる/ おお可愛いイエス/こぞりて喜べ、汝らキリスト者よ ウォシャウスキー:クリスマス協奏曲 プレトリウス:エサイの根より/ヨーゼフ、大好きなヨーゼフ ウォシャウスキー:きよしこの夜 ティエル:主を讃えよ ウォシャウスキー:いざ歌え、いざ祝え 聖ヤコブ教会(ローテンブルク)の鐘 |
クリスティアン・カビッツ指揮 ヴュルツブルク・バッハcho. ゲルト・ ウォシャウスキー(Org) | |
録音:1993年、1995年。ディジタル。 ドイツで生まれたクリスマス歌曲やオルガン作品を集めた珠玉の1枚。アルバムの最初と最後には、ゴシック建築を代表する聖ヤコブ教会の美しい鐘の音が流れ、J.S.バッハ、ウォシャウスキー、エッカルト、レーガー、プレトリウスらの名曲が次々と登場する。 | ||
サン=サーンス:ピアノ四重奏曲集 ピアノ四重奏曲[変ロ長調Op.41(*)/ホ長調(*)]/ 舟歌 ヘ長調Op.108(#) |
モーツァルト・ピアノ四重奏団 [マルク・ゴトーニ(Vn) ハルムート・ローデ(Va) ペーター・へル(Vc) パウル・リヴィニウス(P)] | |
録音:2007年12月2日-4日(*)/2008年12月16日(#)。 サン=サーンスの公式な作品表に記載されているピアノ四重奏曲はOp.41だけだが、当盤にはホ長調の四重奏曲と、Op.108の「舟歌」も収録されている。特に ホ長調は、サン=サーンスがまだ学生だった19世紀中頃の作曲で、1992年になってようやく出版された珍しい作品。国際的に活躍するソリスト4名が集うモーツァルト・ピアノ四重奏団による演奏で。 | ||
フォー・チルドレン クルターク:ヴァレーズへのオマージュ/ カドシャへのオマージュ ラッヘンマン:チャイルズ・プレイ クルターク:12のミクロリュード グバイドゥーリナ: ミュージカル・トイズ/おやゆび姫 シュライエルマッハー: 4つのミクロリュード「バランス」 (クルタークへのオマージュ) クルターク:新しいミクロリュード |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2007年11月7日-9日。 今日の現代音楽シーンにおける第一人者シュライエルマッハーが、子供が聴いても充分に楽しめる名曲を精選した「子供のためのピアノ現代音楽入門」。自作の「バランス」も収録。 | ||
モートン・フェルドマン(1926-1987): 後期ピアノ作品集 Vol.1 三和音の記憶 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
世界初の図形楽譜の発案者であるアメリカの作曲家モートン・フェルドマンによる後期ピアノ作品集の第1弾だった物で、旧・国内代理店の手違いにより先にVol.2(613-15222)とVol.3(613-15232)がご案内されてしまっていた物(3枚で完結済)。 1970年代、フェルドマンは西アジア、アナトリア産の絨毯に新たな興味を抱くようになる。コレクターとしての情熱というよりも、芸術として魅了されたのだという。基本的には5〜6色の糸から作り出される絨毯だが、同じものは決してなく、色彩感や風合いが一つ一つ異なるものに仕上げられる。フェルドマンの音楽構造にも同じことが言える。個々の音や和音が繰り返しの中で変化をしていくことによって、美しい色調の穏やかな流れを作りあげている。 | ||
モートン・フェルドマン:後期ピアノ作品集 Vol.2 FOR BUNITA MARCUS (1985) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2007年12月19日。 ジョン・ケージと親交が深く、図形楽譜の発案者としても知られ、20世紀において重要な作曲家の一人と認められるモートン・フェルドマン。本作では、名手シュライエルマッハーの演奏による晩年のソロ作品を収録。演奏に70分以上を要する大曲だが、ミニマル、アンビエント的でありながら、一音一音が確かな存在感をもって、静謐な時を淡々と綴っている。 | ||
モートン・フェルドマン(1926-1987): 後期ピアノ作品集 Vol.3(完結編) ピアノ(1977)/廃墟の静寂(1986) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2007年12月19日。 世界初の図形楽譜の発案者であるアメリカの作曲家フェルドマンの後期ピアノ作品集第3弾。「ジョン・ケージ:ピアノ作品全集」をはじめ、現代音楽に造詣が深いドイツのピアニスト&作曲家シュライエルマッハーが、着々と進めてきたこの録音集のラストを飾る当盤のために彼が選んだのは、フェルドマンが晩年に残したタイプの異なる2つの傑作。「ピアノ」の曲想は、一聴すると終始ゆったりした雰囲気だが、注意深く聴いてみると、彼の作風として知られる微妙に移ろう音と揺らいだリズムに溢れていることに気付かさせられるはず。9年後に作曲された「廃墟の静寂」も同作風だが、最晩年ならではのより研ぎ澄まされた美しさと緊張感が見事。 | ||
モートン・フェルドマン:ヴァイオリンとピアノのための作品集 spring of chosroes (1977) (*) /エクステンションズ1(1951) (*) /エクステンションズ3(1952) (*) / vertical thoughts 2 (1963) (*) / vertical thoughts 4 (1963) /アーロン・コープランドのために(1981) (*) / ヴァイオリンとピアノのための小品(1950) (*) /プロジェクションIV (1951) (*) / 4台のピアノのための小品(1957) /ジョン・ケージのために(1982) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) アンドレアス・ザイデル(Vn;*) | ||
録音:2009年11月。1950年代のはじめから、ケージらとともにニューヨークを拠点として前衛美術家たちと交わりつつ、戦後アメリカ音楽の新しい流れを開拓していった作曲家フェルドマン。点描的で寡黙、音に対して厳しい態度で知られている。図形楽譜を最初に用いたことでも有名。現代音楽のピアニストとして、ケージの全集をはじめMDGに多くの録音を残しているシュライエルマッハーが、フェルドマンの作風である微妙に移ろう音と揺らいだリズム、研ぎ澄まされた美しさと緊張感を表現していく。 | ||
パヴェル・ハース:室内楽作品集 木管五重奏曲Op.10/ オーボエとピアノのための組曲Op.17/ 弦楽四重奏曲第3番Op.15 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | |
録音:1998年1月20日/2001年12月16日/2007年6月11日。 様々なジャンルに創作を残したチェコの作曲家パヴェル・ハース。厳格な自己批判によってそのほとんどが整理されず、またユダヤ系だったことから、ナチスにいわゆる「頽廃作曲家」の烙印を押され、1941年には強制収容所に送られ、1944年に45歳の若さで亡くなっている。ボヘミアやモラヴィアの民俗音楽に根差しつつ、時折りユダヤ民謡にも似た趣きがある彼の室内楽の名作。 | ||
アラン・ペッテション(1911-1980):室内楽作品集 ヴァイオリンとピアノのための2つの悲歌(*)/ 2つのヴァイオリンのためのソナタ〔第7番/第2番/第3番〕(#)/ ヴァイオリンとピアノのためのロマンス(*)/ ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテ・エスプレッシーヴォ(*)/ ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲(+) ヤメイ・ユー(Vn) アンドレアス・ザイデル(Vn;#) チア・チョウ(P;*) ライプツィヒSQ(+) | ||
録音:2004年4月22日-24日、バートアロルセン(+)/2010年5月5日(#)。スウェーデン出身の交響曲作曲家ペッテションの室内楽作品。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.4 ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調K.459/ ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2007年11月12日-14日、メトロポール、ローザンヌ。 28歳のモーツァルトが斬新なアイディアのかぎりを尽くし、ウィーンの聴衆と自分自身に挑戦した傑作2曲を収録。常にフレッシュでありながら考え抜かれたツァハリアスのピアノの魅力とともに、近年はカントロフやコープマンを客演指揮者に迎え、成長著しいオーケストラにもぜひご注目頂きたい。 | ||
イェルク・ヴィトマン(1973-):弦楽四重奏曲集 [第1番(1997)/第2番「合唱」(2003, rev. 2006)/ 第3番「狩」 (2003)/第4番(2005)/ 第5番(Attempt at the Fugue)(*)] |
ユリアーネ・バンセ(S;*) ライプツィヒSQ [アンドレアス・ザイデル(Vn) ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | |
録音:2008年2月11日-12日、4月29日。世界初録音。 世界的なクラリネット奏者としてだけでなく、作曲家としても着実にキャリアを築き上げているイェルク・ヴィトマン。彼の作品を初演者には、ブーレーズ&ウィーン・フィル、テツラフ、ブロンフマンなど錚々たる面々が並んでいるが、彼の5つの弦楽四重奏曲の初録音にあたる本作でも、名門ライプツィヒ弦楽四重奏団がみごとな演奏を繰り広げており、第5番では名歌手のバンセも加わって、美しく充実した演奏を聴かせてくれる。 | ||
スペイン ボッケリーニ(1743-1805): グラーヴェ・アッサイとファンタンゴ タレガ(1852-1909)/サグレラス(1879-1942): アルハンブラの思い出 トゥーリナ(1882-1949):5つのジプシー舞曲 Op.55 アルベニス(1860-1909):コルドバ イベール(1890-1962):寓話 モレノ=トロバ(1891-1982):マドリッド アルベニス(1860-1909): グラナダ/セビリャ/カタルーニャ エスプラ(1886-1976): レバント(踊りのためのメロディと主題) ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923): ルイス・アロンソの舞踏会 |
ハインリヒ・アルベルト・デュオ [ヨアヒム・シュレーダー、 ヤン・エルラー(G)] | |
録音:2006年12月2日、2007年9月15日-16日、アンドレアス教会、ベルリン。 アルベルト・ハインリヒ・デュオの第4弾はスペインの名作集。 | ||
クラシカ・クバーナ エル・カレテーロ(荷馬車引き)/ メレンゲ・クレルチ/マリア・エウヘニア/教えて/ 母に捧げるグァヒーラ/クチナシの花をふたつ〜/ レトーナ/カチータ/黒い涙/ Un cubanito en Hallein/ ミ・ニーナ/ジュラメント(宣誓) |
クラシカ・クバーナ [ホアキン・クレルチ(G) パンチョ・アマート(トレス) アネッテ・マイブルク(Fl) アレクサンダー・ ライマット(Perc) オマー・ロドリゲス・ カルヴォ(Cb)] | |
録音:2008年5月4日-6日。 キューバ・ギター界の大御所ホアキン・クレルチたちが贈る、珠玉のキューバ音楽。トレスはギターに似ているが、弦の張り方が異なるキューバ独自の楽器。 | ||
ヘンデル:鍵盤作品集 組曲 ニ短調HWV.428/シャコンヌ ト短調HWV.430Anh./ 2段鍵盤チェンバロのための ソナタ ト長調HWV.579/ シャコンヌ ト長調HWV.435/前奏曲 ヘ長調HWV.567/ 組曲第2番 ヘ長調HWV.427/ カプリッチョ ト長調HWV.483/ 組曲第7番 ト短調HWV.432 |
ジークベルト・ ランペ(Cemb) | |
録音:2008年8月11日。使用楽器:1728年、ハンブルクのクリスティアン・ツェール製のコピー(マティアス・クラーメル複製)。 モーツァルト「鍵盤作品全集録音」で知られるランペが今回挑んだのは、バロックの巨匠ヘンデル。彼は鍵盤作品の大半を1703-06年に集中して作曲しているが、それらを 16 foot の音域を出せるチェンバロを使用して演奏するという、楽器に精通しているランペならではの試み。 | ||
ブラームス:初期ピアノ作品集 Vol.2 ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調Op.1/ ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5 |
ハーディ・リットナー(P) | |
録音:2008年4月7日-9日。使用楽器:ベーゼンドルファー、1849-50年製。 シュトライヒャー・ピアノの響きをいかした前作の成功により、若くして世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。ブラームスの初期ピアノ作品集の第2弾には、第1番と第3番のソナタを収録。今回の使用楽器は、2作が書かれたのとほぼ同年に製作されたベーゼンドルファー。前作同様、ウィーンの歴史的ピアノ収集家ゲルト・ヘッヒャーの個人コレクションで、彼自身によって修復された名器。 | ||
マルタン:協奏曲集 Vol.2 ポリプティーク(1973)キリスト受難の6つの印象 〜ヴァイオリンと2つの弦楽オーケストラのための/ パッサカリア(1944)/ クラヴサンと小管弦楽のための協奏曲 |
ヴィリー・ツィンマーマン(Vn) ルドルフ・シャイデッガー (Cemb) ジャック・ヴァン・ステーン指揮 ヴィンタートゥール・ ムジークコレギウムo. | |
録音:2005年9月26日-27日、2007年3月1日、2008年4月21日-22日、ヴィンタートゥール市立文化センター。 J.S.バッハに深く傾倒していたマルタンらしいチェンバロやヴァイオリンの音色を堪能できる1枚。1875年創設の当団は、シェルヘン、ヴェルザー=メスト、フュルスト、ハインリヒ・シフらがシェフを務めてきた名門。1956年生まれのヴァン・ステーンは、2002-03年のシーズンから当団の首席指揮者を務めている。 | ||
フルートとギターによる暁のセレナード集 ブルクハルト:セレナード Op.71 ハウ:カプリッチョ カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネ Op.205 ボザ:ポリディアフォニー ロドリーゴ:暁のセレナード ヴィラ=ロボス:花を分ける ・ボーナス・トラック サラウンド・ウォーク |
アンドレア・リーバークネヒト (Fl/バスFl) フランク・ブンガルテン(G) | |
録音:2008年4月28日-30日。 フルート奏者としての活躍のかたわら、現在はハノーファー音楽大学教授も務めるアンドレア・リーバークネヒトと、ドイツの実力派ギタリスト、フランク・ブンガルテンという2人の名手が初共演、『20世紀に書かれたフルートとギターのための暁のセレナードを6曲収録』(『』内旧・国内代理店表記)。欧文の題名は "Serenade to the dawn" 。 なお、ボーナス・トラックの項目に『2008年4月30日、午後10時46分03秒』という謎の記載が2回くり返されている。何なのだろうか? | ||
アパッショナート〜MDG SACDサンプラー | ||
当レーベルが誇る明るく自然なサウンドをSACDの高音質でお聴きいただく、最新録音から選りすぐった16曲。 | ||
コンロン・ナンカロウ:自動ピアノのための習作集 (管楽四重奏とピアノのための編曲版) 習作 [第3番c/第3番b/第10番/第6番/第11番/第14番/第3番d/]/ 2つのパートのための習作[第1番/第2番/第3番]/ 習作 [第18番/第1番/第2番/第15番/第4番/第20番/第7番] |
カレファックス・リード五重奏団 イーヴォ・ヤンセン(P) | |
録音:2008年6月17日-20日。 ナンカロウは、アメリカに生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、ピストン、セッションズ、カウエルらに学んで作曲に転じた変り種で、特にカウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込みた。本作は、そんな自動ピアノのための習作を、管楽五重奏とピアノ用に編曲することで、生身の演奏を実現している。 | ||
ルイ・フェルディナント:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3 アンダンテ変奏曲 Op.4/ 四重奏曲 Op.5 (*)/ラルゲット Op.11 (*) |
トリオ・パルナッスス スタニスラフ・ アニシュチャンカ(Cb;*) | |
録音:2008年5月7日-9日。 ベートーヴェンの熱烈な崇拝者で作曲家でもあり、優れた器楽曲や室内楽曲を数多く残しているプロイセン王子ルイ・フェルディナントの第3弾。(*)はピアノ四重奏作品のためコントラバスが加わる。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.1 弦楽四重奏曲 Op.51 「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2008年7月11日-12日。 2008年、結成20周年を迎えた名門ライプツィヒ弦楽四重奏団。モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、新ウィーン楽派など多くの全集録音を達成してきた彼らが、2009年が没後200年にあたるハイドンに満を持して挑む。その第1集にいきなり、聖金曜日の礼拝のために書かれた大作を持ってくるあたり、彼らの自信と意気込みが感じられる。 | ||
ジギスムント・タールベルク:ピアノ作品集 「エジプトのモーゼ」による変奏曲 Op.33/ 12の練習曲 Op.26/ 「湖上の美人」による幻想曲 Op.40 |
シュテファン・イルマー(P) | |
録音:2008年6月23日-25日。 「手が10本ある」と言われた超絶技巧ピアニストで、リストの最大のライバルだったタールベルク。本作には、ロッシーニのオペラを元にした幻想曲他、3曲を収録。とりわけ「モーゼ」幻想曲では、中声部メロディーの上下をアルペジオの奔流で囲い、超絶的な演奏効果を得る彼の必殺技法「三本の腕」が大々的に展開される。この技法は後世のピアニズムにも絶大な影響を与えた。 | ||
パッヘルベル:鍵盤作品集 Vol.1 トッカータ ハ長調(6)(*)/ フーガ ハ長調「ナイチンゲール」(*)/ トッカータ ハ長調(4)(*)/ トッカータ へ長調(9)「パストラーレ」(*)/ 幻想曲 ハ長調(*)/コラール前奏曲(*)/ パルティータ「人は皆死すべきさだめ」(*)/ シャコンヌ ニ長調(*)/組曲 ホ長調(#) |
フランツ・ラムル (Org;*/Cemb;#) | |
録音:2008年5月30日-31日、聖ペーター教会、フライブルク(*)/2008年9月21日-22日、ロットa.d.ロット(#)。 「カノン」の作曲者として有名なパッヘルベルは、17世紀後半のドイツで最高のオルガン奏者の一人で、南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した作風も、極めて優れたものだった。そんな彼の作風を顕著に示す鍵盤作品を、鬼才コープマンの弟子ラムルが、オルガンやチェンバロで奏でて新しい旅にご招待する。フライブルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの名器の完璧な音色にもご注目頂きたい。 | ||
パッヘルベル:鍵盤作品集 Vol.1 前奏曲 ニ長調(*)/アラブレーヴェ ニ長調(*)/幻想曲 ト長調(*)/ トッカータ ト長調 (12) (*)/第7旋法のマニフィカト(*)/トッカータ ト長調(14) (*)/ リチェルカーレ ハ長調(*)/パルティータ「ああ罪人なる我、何をなすべきか」(*)/ シャコンヌ ヘ長調(*)/コラール前奏曲集(*)/組曲 ヘ長調(#) フランツ・ラムル(Org;*/Cemb;#) | ||
録音:2008年5月30日-31日、聖ペーター教会、フライブルク(*)/2008年9月21日-22日、ロット a.d. ロット(#)。 17世紀後半のドイツで最高のオルガン奏者の一人でもあったパッヘルベルは、南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した作風が特徴。鬼才コープマンの弟子ラムルが鍵盤音楽の世界に誘う。前作に続き、フライブルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの名器の美しい音色にもご注目頂きたい。 | ||
ハンス・ペーター・テュルク(1940-): トランシルヴァニア受難曲(聖金曜日のための音楽)(2007 ?) アンドレアス・ペツォルト(T) マティアス・ヴァイヒェルト(B) クラウディア・ゾーム(S) ラインハルト・デッカー、ニコラウス・クローゼ(B)/他 ウルスラ・フィリッピ(Org) クリストフリード・ブレーデル指揮 | ||
録音:2008年4月18日-20日、ブダペスト大聖堂。世界初録音。 ハンガリー人現代作曲家ハンス・ペーター・テュルクが、聖金曜日のために書いた受難曲の世界初録音。現代音楽であるにもかかわらず、トランシルヴァニアの素朴な音楽伝統を土台に、バロックの様々な音楽様式を織り込んで、荘厳な受難劇を聴かせてくれる。オルガンが登場人物の性格や聖書の情景描写において、きわめて重要な役割を果たしているのも大きな聴きどころ。 | ||
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ソナタ ニ短調Op.9/ロマンス ニ長調Op.23/ 夜想曲とタランテラ Op.28/3つの神話 Op.30/ アイタコ・エニアの子守歌 Op.52/ 3つのパガニーニのカプリース Op.40 |
ヨアンナ・ マドロシュキエヴィチ(Vn) パウル・グルダ(P) | |
録音:2008年5月14日-16日。 シマノフスキのオペラやバレエ音楽は、クラシック愛好家にとって大変身近な存在だが、小編成の作品は、残念ながらあまり知られていない。本作ではポーランドの女流ヴァイオリニスト、マドロシュキエヴィチと、天才グルダの息子パウルが、ポーランド印象派の巨匠が残した室内楽にスポットライトをあてる。ヴァイオリンとピアノのために書かれた全ての作品を、巧みなアンサンブルと、MDGの高音質でお楽しみ頂きたい。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 [第25番 ホ短調Hob.XV-12/ 第43番 ハ長調 Hob.XV-27/ 第39番 ト長調 Hob.XV-25/ 第45番 変ホ長調 Hob.XV-29] |
ウィーン・ピアノ・トリオ [ヴォルフガンク・レディック(Vn) マティアス・グレトラー(Vc) シュテファン・メンデル(P)] | |
録音:2008年8月22日-24日。 2つのアニヴァーサリー。結成20周年を迎える名門ウィーン・ピアノ・トリオが、ハイドン没後200年を記念して、彼が中期から後期にかけて残したピアノ三重奏曲の傑作を録音。4曲の中には、有名な「ジプシー・トリオ」(Hob.XV-12)も収録されている。長年、世界第一級のピアノ・トリオとして活躍してきた当団が、ウィーンの魅力とハイドンの機知を巧みに結びつけて、瑞々しい演奏で魅了してくれる1枚。 | ||
レーガー: クラリネット五重奏曲 イ長調Op.146(*)/ 弦楽六重奏曲 へ長調Op.118(#) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [ウルフ・ローデンホイザー(Cl) ニコラス・チュマチェンコ、 エリカ・ゲルトゼッツァー、 エステル・ハフナー(Vn) ベンジャミン・リヴィニュス、 ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va) マルティン・オステルターク、 ミケル・ディスパ(Vc)] | |
録音:2008年5月20日-21日(*)、2008年10月13日-14日(#)。 バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの「ドイツ3大B」の正統な継承者に位置付けられるレーガーだが、晦渋な作品の数々は残念ながら広く知られていない。しかし、1990年結成のアンサンブル・ヴィラ・ムジカによる高度な技術と機動性によって、ここに最高のレーガー室内楽作品集が誕生ました(旧・国内代理店記載ママ)。特にクラリネット五重奏曲では、ソロにBPOなどで首席を務めた名手ローデンホイザーを擁して至高の名演を繰り広げる。 | ||
ショパン:ピアノ作品集 夜想曲第14番 嬰ヘ短調Op.48-2/ スケルツォ第1番 ロ短調Op.20/ 夜想曲第5番 嬰ヘ長調Op.15-2/ 幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/ 夜想曲第13番 ハ短調Op.48-1/ スケルツォ第4番 ホ長調Op.54/ 夜想曲第20番 嬰ハ短調(1830)遺作/ スケルツォ第2番 変ロ長調Op.31/ 夜想曲第17番 変ニ長調Op.27-2 |
エリーザベト・レオンスカヤ(P) | |
録音:2008年6月2日-4日。 グルジア出身の名女流エリーザベト・レオンスカヤは、いつも斬新な解釈で多くの聴き手を魅了し続けてきた。そして当盤では、ポーランドの偉大な作曲家ショパンに挑戦。収録されたスケルツォや夜想曲などにおける妙技は、間違いなく彼女の記念碑的名演として記憶されることだろう。 | ||
リトアニアのオルガン巡礼 ティトゥヴェナイ、聖十字架教会/クレティンガ、フランチェスカーナ教会/ ヴィリニュス、ドミニカ教会/クレティンガ、ルター教会/ ドトヌヴァ [Dotnuva]、聖十字架教会/ヴィリニュス、ヨハネス教会(*/#)/ スヴェクスナ [Sveksna]、プロテスタント教会/プムペナイ [Pumpenai]、プロテスタント教会/ ヴァバルニンカス、プロテスタント教会 マルティン・ロスト(Org) | ||
録音:2008年8月17日-21日。使用楽器:Oginski-Kapelle (*) / Hauptorgel (#)。 メクレンブルク、ラトヴィア、エストニアに続く、マルティン・ロストのオルガン巡礼の旅はリトアニア。たった5日間でリトアニアの7都市を訪れ、その地の教会のオルガンの音を記録したという。ブックレットには美しい写真と、作品についての詳細が載せられ、オルガン愛好家にはたまらないアイテムとなっている。 | ||
パガニーニ・プラス パガニーニ(1782-1840)/ラーフ・へッケマ編曲: ラ・カンパネッラ/ソナタ(ギター四重奏曲第15番による)(*) グリゴリー・カリンコヴィチ(1917-):パガニーニによる演奏会用カプリッチョ(#) ポール・ボノー(1918-1995):サクソフォン独奏のための「ワルツ形式のカプリス」 パガニーニ/ラーフ・へッケマ編曲:デュオ・メルヴェイユ(サクソフォン独奏編曲版) シューマン(1810-1856)/ラーフ・ヘッケマ編曲: パガニーニのカプリスによる演奏会用練習曲Op.10 〜 第6番 シマノフスキ(1882-1937)/ラーフ・ヘッケマ編曲: 3つのパガニーニのカプリース Op.40(カプリス第20番、第21番、第24番による) サム・コズロフ(1902-1982)/フーベルト=ヤン・フベーク編曲:ミスター・パガニーニ ラーフ・ヘッケマ(Sax) ハンス・エイサッカース(P) | ||
録音:2008年11月24日-26日。 2006年に発売されたパガニーニ「24のカプリース」サックス版(619-13792)が話題となったラーフ・ヘッケマ。当盤ではパガニーニだけでなく、後世のシューマンやシマノフスキ、それにカリンコヴィッチ、ボノー、コスロウなど現代作曲家によるアレンジも多数収録されている。サックスの限界を超えた演奏が大きな話題となった彼の妙技が、今ここにふたたび蘇る。 なお、旧・国内代理店は(*)で原曲を「弦楽四重奏曲」と記載しているが、上記の誤り。 | ||
アルベルト・ベッカー:宗教合唱作品集 詩篇集〔主を讃えよ Op.32 No.1 /目を上げて、私は山々を仰ぐ Op.89 No.1 / 神よわれに恵みあれ Op.83 No.2 /イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ!Op.89 No.2 / 神よ、我を救いたまえ Op.68 /主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ Op.62/集いて喜べ!Op.82 〕/ 教会暦における典礼の歌 Op.46 トビアス・ブロンマン指揮ベルリン大聖堂聖歌隊 | ||
録音:2008年5月2日-4日、6月18日-20日。 アルベルト・ベッカーは19世紀後半に活躍したベルリン音楽史の重要な作曲家。 なお、旧・国内代理店は演奏団体を「ベルリン大聖堂聖歌隊スコラ」としているが、原文は "Berliner Domkantorei" で「スコラ」はどこから来たのか不詳。また「モテット」「典礼聖歌」という文字もあるが、少なくともバックインレイにかかれた曲名欧文には該当する物がない。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.5 ピアノ協奏曲第8番 ハ長調K.246/ ピアノ協奏曲第5番 ニ長調K.175/ ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2008年6月25日-28日、ローザンヌ、メトロポール。 好評裡に着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の「モーツァルト・ピアノ協奏曲全集」。第5弾には、モーツァルト初のオリジナル・ピアノ協奏曲である第5番、父レオポルトの弟子に捧げられた第8番、簡潔な構成と美しい旋律で描かれた名曲第23番を収録。常に繊細でみずみずしく、しかも考え抜かれたツァハリアスのピアノの魅力とともに、近年、成長著しいオーケストラにもぜひご注目頂きたい。 | ||
ノットゥルノ〜ギターを伴う室内楽作品集 J.クロイツァー:フルート、クラリネットと ギターのためのトリオ イ長調Op.16 W.マーティカ:クラリネット、ホルンと ギターのためのノットゥルノ 変ホ長調Op.18 A.ディァベッリ:クラリネットとギターのための ノットゥルノ イ長調 ルドルフ大公:クラリネット、ヴィオラ、 ファゴットとギターのためのセレナード 変ロ長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
録音:2008年5月26日-28日。 クラリネットの名手クレッカー率いるコンソルティウム・クラシクムの最新アルバムは、19世紀前半の作曲家たちが残したギターとクラリネットのために書いた室内楽作品集。有名な出版業者でギターの名教師でもあったクロイツァー、ベートーヴェンのパトロンで作曲の弟子でもあったルドルフ大公など、4人の作曲家の作品を収録。どの作品も妙技が楽しく、ギターとクラリネットの音色の美しい溶けあいが、いつまでも耳に残る。 | ||
ヘンデル:リコーダーとチェンバロのためのソナタ集 ソナタ ニ短調HWV.367/ ソナタ ヘ長調HWV.369,Op.1-2/ ソナタ イ短調HWV.362,Op.1-4/ ソナタ 変ロ長調HWV.377/アンダンテ ニ短調HWV.409/ メヌエット ニ短調/ソナタ ト長調HWV.360,Op.1-2/ ソナタ ハ長調HWV.367Op.1-7 |
ハイコ・ テル・スケヘット(リコーダー) ツヴィ・メニカー(Cemb) | |
録音:2008年6月25日-28日。 オランダを代表するリコーダー奏者スケヘットと、古楽鍵盤の名手メニカーが贈る、珠玉のヘンデル・フルート・ソナタ集。当盤でもっとも注目していただきたいのは、ヘンデルの生前にロンドンで作られた18世紀のアルト・リコーダーを、スケヘットが忠実に再現して作った楽器の音色。彼のあくなき情熱と、300年ものの宝石の忠実な再現を、SACDの高音質でたぷりお楽しみ頂きたい。 | ||
ファゴッティシマ IV ヴォルフガング・シュレーダー:アイネ・クライネ・ラッハムジーク (モーツァルトによる自由な形式の)(*) ライナー・ショットシュテット(1951-):「私と握手して下さい」変奏曲 デジレ・ドンディーヌ(1921-):楽しみのために テレンス・グリーヴズ(1933-):ベートーヴェンのボサ・ノヴァ第5番(*)Perc1 ロッシーニ(1792-1868):「ウィリアム・テル」序曲〜導入(*)/ 2匹の猫の滑稽な二重唱(偽作)(#)Ms/A デジレ・ドンディーヌ:組曲「気晴らしのために」 ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲〜断頭台への行進(#)Perc1/Perc2 フンパーディンク(1854-1921):「ヘンゼルとグレーテル」〜二人の祈り(*)Ms/A ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第6番(*)Vn/姉妹(*)Ms/A グスタフ・ペーター:レンツ・サーカスの思い出(*)Perc1/Perc2 デューク・エリントン(1899-1974):クレオール・ラヴ・コール(#) ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):タンゴ・ジェラシー(*)Vn ガーシュウィン(1898-1937):サマータイム(*)Perc1 ライナー・ショットシュテット:「ハッピー・バースデイ」変奏曲 ローベルト・シュトルツ(1880-1975):わが心の皇帝(*)Ms/A ハインリヒ・フランツェン:忠誠なる軽騎兵(*)Perc1 ギュルツェニヒ・ファゴット五重奏団 [ライナー・ショットシュテット(編曲;*)、トーマス・イェダムツィク、ヘンリク・ラビエン(編曲;#)、 マティアス・ショットシュテット(以上Fg) クラウス・ローラー(Fg/ダブルFg)] フランカ・ヴァーグナー(MsMs) ハイケ・ヴァーグナー(AA) ウルズラ・マリア・ベルク(VnVn) ウッリ・フォークトマン(PercPerc1) マルティン・へーネッケ(PercPerc2) | ||
録音:2008年8月26日-28日、ホンラート福音教会(旧・国内代理店は「ホンラス〜」としているが誤り。"Honrath" でググると、仙台国際ハーフマラソンに参加したアメリカ人招待選手の名がヒットするので、英語読みとは気づかずにこれを流用してしまったのか)。 待ちに待った甲斐があった。名門ギュルツェニヒ・ファゴット五重奏団が、待望の4thアルバムをついにリリース。クラシックやジャズの名曲から珍曲まで、当団の主宰者ショットシュテットの名編曲で、縦横無尽な名演奏を繰り広げる。 | ||
アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728):歌劇「気前のよいオルランド」(1691)
ダニエル・ラゲル(CT) ロベルタ・インヴェルニッツィ、スザンヌ・ライデン(S) カイ・ヴェッセル、フランツ・ヴィッツム(CT) イェルク・ワシンスキ(S) ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(B) ベルンヴァルト・ローア指揮ムジカ・アルタ・リパ | ||
録音:2008年6月29日-30日、ハノーファー、ヘレンハウゼン、ライヴ。 ステッファーニはイタリア・バロック音楽の作曲家&オルガン奏者で、バイエルンを中心としたドイツを活動の拠点として外交官およびカトリックの聖職者としても活躍、1688年からはハノーファーの宮廷楽長を務め、翌1689年に完成した歌劇場のために多くのオペラを書き、輝かしいキャリアを築き上げた。本作も彼の最盛期に書かれた豪奢な名作の一つ。 なお、旧・国内代理店は指揮者の名字を「レーア」としているが、欧文綴り Lohr の "o" にウムラルトが付かないので、上記(又はロール)であろう。 さらに当初、旧・国内代理店のミスで623-15662という品番でご案内していましたが、上記が正しい事が判明しました。 | ||
307-15712 (5CD) 廃盤 |
メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲全集、八重奏曲&管弦楽作品集 |
ライプツィヒSQ (*以外) |
ヤン・ヤンカ(1933-):オルガン作品集 Vol.3 5楽章の小組曲(*)/ミサ・オルビス・ファクトル(*)/ 16の合唱による教会暦(#)/オルガンのためのロンド(#) |
ヴォルフガンク・ バウムグラッツ(Org;#) アンドレアス・ ジーリング(Org;*) フォルカー・ヘトヘルト指揮 オプス・ヴォカーレ室内cho. | |
録音:2007年4月16日、ブレーメン(#)/2008年10月16日-17日、ベルリン(*)。使用楽器:ザウアー製オルガン、ブレーメン大聖堂(#)/カール・シュケ製、ベルリン大聖堂(*)。なお、旧・国内代理店のインフォメーション等に、フェリーツィタス・ローダッハというオルガン奏者が記載されているが、ジャケットには記載が無く、詳細不明。 ポーランド出身のオルガン奏者&作曲家ヤンカは、クラクフで学んだ後、シュトゥットガルト、パリへ渡り、パリではマルセル・デュプレに師事。そのためか彼の作風はフランスの印象派の伝統を受け継いでおり、キリストの復活に対する信仰心も帯びた、美しいオルガン作品を多く書いている。 | ||
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 [第1番 ニ長調Op.11/第2番 ヘ長調Op.22] |
ユトレヒトSQ | |
録音:2008年9月25日-26日、2009年2月3日-4日。 ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派ユトレヒト弦楽四重奏団が、今度はチャイコフスキーの全集録音に着手した。単独で演奏される機会も多い名曲アンダンテ・カンタービレを含む「第1番」と、名ヴァイオリニストのアウアーが「ベートーヴェン的な力を持つ」と絶賛した「第2番」。 | ||
聖ユベールのためのミサ曲集 ギュスターヴ・ロシャール [Gustave Rochard] (1866-1924): 聖ユベールの祝祭のための荘厳ミサ グリュイエ・ティンダール [Gruye Tyndare] (1858-1921):聖ユベールのミサ アルベール・ソンブリュン [Albert Sombrun] (1870-1922):聖ユベールのミサ ジュール・カンタン [Jules Cantin] (1874-1956):聖ユベールのミサ ドイツ・ナチュラルホルン・ゾリステン ヨハネス・ミシェル(Org) | ||
録音:2009年5月18日-20日、マンハイム・キリスト教会。 旧・国内代理店によると『ドイツでは秋になると、狩人たちが猟の成功を祈って、森の守護聖人である聖ユベールに敬意を表します。その祭事は、19世紀以降、屋外か教会で声楽を伴わないミサとして慣習化し、ホルンとオルガンによって演奏されることがほとんどです。ドイツのナチュラルホルン奏者たちは、今でもその伝統を守り続けており、当盤に収められた4曲は、数多い聖ユベールのためのミサ曲の中で、とりわけ有名な名作ばかりです。』とあるのだが、ディスク原題の "La Fete de Saint Hubert"(聖ユベールの祝祭)というのがそもそもフランス語である上、上記曲目もすべてフランス語、作曲者名もフランス語圏の人に思われる。また調査した限りでは「聖ユベールの祝祭」というのは、フランス語圏やベルギーで行われている行事のようだ。旧・国内代理店は作曲者名を「グスターヴ・ロチャード」「ティンデア」(CD自体にファーストネームの記載無し)「アルベルト・ソンブラン」「ジュール・キャンティン」と無国籍風に記載しているが、上記の結果を鑑み当店ではフランス語読みに訂正した上、念のため元綴りも記載した。 | ||
ヴィリー・ブラント&オスカー・ベーメ:トランペット作品集 ブラント:演奏会用小品第1番 ヘ短調Op.11(#) ベーメ:ブラス六重奏曲 変ホ短調Op.30(*) ブラント:演奏会用小品第2番 変ホ短調Op.12(#) ベーメ:協奏曲Op.18(#) ブラント:カントリー・ピース集(*) ベーメ:子守歌Op.14(#) ブラント:ロシア舞曲Op.32(#) |
ヴォルフガング・バウアー(Tp) オリヴァー・トリエンドル(P) アンサンブル・ ヴォルフガング・バウアー | |
録音:2008年12月3日-4日(*)/2009年4月6日-7日(#)。 20世紀前半、ロシアのオーケストラや学生たちへドイツの高い音楽教育を伝えたヴィリー・ブラントとオスカー・ベーメという2人の天才トランペット奏者がいた。当盤は、後進の指導や自分自身のため、彼らが作曲したトランペットのための作品集。演奏はインバル時代のフランクフルト放送so.で、ラインホルト・フリードリヒと共に首席を務めた後、バイエルン放送so.やシュトゥットガルト放送so.の首席も歴任した名手バウアー。 | ||
ピアソラ:クラシカ・アルゼンティナ タンゴの歴史/ギターのための5つの小品/ チキリン・デ・バチン/わが死へのバラード/ タンゴ・エチュードより [第1番/第2番/第4番−第6番]/ ロコへのバラード |
フランシスカ・ボーモン(A) アネッテ・マイブルク(Fl) ホアキン・クレルチ(G) グィド・シーフェン(Vc) | |
録音:2009年5月18日-20日。 フルートのマイブルクとギターのクレルチが、その溢れんばかりの才能で描いた前作「クラシカ・クバーナ」は、クラシック音楽とワールド・ミュージックを巧みに融合した新境地を切り拓き、Echo Klassik賞の栄冠にも輝いた。ピアソラの名作を多数集めた本作では、アルトのボーモントとチェロのシェーフェンという2人の名手を迎え、更なる色彩を深みを増した演奏で、ピアソラの音楽に新たな光を差し込むことに成功している。 | ||
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集 [第1番 ト短調K.478/ 第2番 変ホ長調K.493] |
モーツァルト・ピアノ四重奏団 | |
録音:2008年12月15日-17日。 モーツァルトが残した2つのピアノ四重奏曲は、彼の代表作であることはもちろん、このジャンルの草分けかつ最高傑作の一つにも数えられている。世界の名だたる国際コンクールで優勝や入賞経験を持つ名手が揃った当団(2000年結成)の精密で優美なアンサンブルを、SACDの高音質でお楽しみ頂きたい。 | ||
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン作品全集 オルガン交響曲全集[第1番−第6番]/ 24の幻想曲集/24の自由な形式の作品 Op.31 |
ベン・ヴァン・ オーステン(Org) | |
既出音源のセット化。当レーベルのセット化限定盤は、発売後1年程度で入手不可となるので、御早めに。 | ||
ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819): チェロ協奏曲集 [第5番 ニ長調/第6番 ニ短調/第4番 ホ短調] |
ペーター・ヘル(Vc)指揮 ホフカペレ・ヴァイマル | |
録音:2009年3月25日-27日。世界初録音。 18世紀後半から19世紀初頭にかけてフランスで活躍した作曲家&チェロ奏者兄弟の弟、ジャン=ルイ・デュポールの作品は、チェロ奏者の必須レパートリーと言われる「2つのチェロのための21の練習曲」が知られている程度と思われ、録音も大変に少ない(モーツァルトが変奏曲で主題として利用したメヌエットを作曲したのは、兄ののジャン=ピエール・デュポール[1941-1818])。フランス・チェロの伝統の正統な継承者で、モーツァルト・ピアノ四重奏団創立メンバーの一人、かつ現在はドイツで人気高騰中のペーター・ヘルが、弾き振りで挑んだ意欲作。 | ||
309-15822 (5CD) 廃盤 |
テレマン:協奏曲&室内楽作品集
ムジカ・アルタ・リパ | |
ロッシーニ/ウルフ=グイド・シェーファー編曲: 管楽五重奏のためのハルモニームジーク集 歌劇「タンクレディ」より/歌劇「シンデレラ(チェネレントラ)」より マーロット木管五重奏団 [シュテファニー・ウィンカー(Fl/ピッコロ) ウルフ=グイド・シェーファー(Cl) クリスティアン・ヴェツェル(Ob) フォルカー・グレーヴェル(Hr) フォルカー・テスマン(Fg)] | ||
録音:2009年2月12日-14日。 1986年に結成されたドイツのアンサンブル、マーロット木管五重奏団は各奏者の卓越した技術と音楽性が高く評価されている。これまでにも、MDGレーベルでドヴォルザーク、ピアソラ、ベートーヴェンなどの作品をリリース、いずれも大好評で、様々な音楽誌でも絶賛された。当番で取り上げたのは、ロッシーニのオペラ編曲。編曲を担当するのは毎度おなじみ、このアンサンブルのクラリネット奏者ウルフ・グィド・シェーファーで、「タンクレレディ」と「チェネレントラ」という19世紀を代表する傑作オペラの名場面を、鮮明な色彩感溢れる生き生きとした五重奏へと変貌させている。正確な音程、素晴らしい表現力、豊かな音楽性に満ちた最高級の木管アンサンブルをご堪能頂ける。 | ||
シェーンベルク:管弦楽作品集 管弦楽のための5つの小品 Op.16/ 6つの管弦楽伴奏付き歌曲 Op.8/ ノットゥルノ 変イ長調(1896) J.S.バッハ/シェーンベルク編: 前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.532 |
マヌエラ・ウール(S) シュテファン・ブルニェー指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2008年12月1日-2日、2009年2月12日-14日、ボン、ベートーヴェンホール。 2007-2008年シーズンに創立100周年を迎え、これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門を、2008-2009年シーズンから音楽監督として率いることになったシュテファン・ブルニェーの、記念すべきデビュー盤。1964年にスイスのベルンに生まれ、識者としてはオペラハウスを中心にキャリアを重ねながら、ドイツの様々な放送オケの指揮経験も豊富な彼だが、今回の選曲が、大バッハの前奏曲とフーガの名編曲を含むシェーンベルクの4つのロマンティックな傑作であることは、彼の自信と明晰な知性の賜物であり、彼に寄せられる周囲の期待の大きさの表れでもあると言えるだろう。若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演の数々を、SACDの高音質でたっぷりお楽しみ頂きたい。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.2〜 プロシア四重奏曲集 Vol.2 [第44番 変ロ長調Op.50 No.1/ 第47番 嬰ヘ短調Op.50 No.4/ 第48番 ヘ長調Op.50 No.5] |
ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、 ティルマン・ビューニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス ・モースドルフ(Vc)] | |
録音:2009年1月26日-27日。 世界最古のシンフォニーo.である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門。そんな彼らが満を持して挑むハイドン全集の第2弾が待望のリリースとなる。収録曲は、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈されたことから、「プロシャ四重奏曲」の通称で呼ばれる「作品50」の6曲の中から選り選った3曲。ライプツィヒ伝統のダイナミックかつ精緻なアンサンブルの妙が楽しめる一枚。 | ||
オーボエとオーケストラのための作品集 マルティヌー:オーボエと小オーケストラのための協奏曲 ハインツ・ホリガー:無伴奏オーボエ・ソナタ アンタル・ドラティ:オーボエとオーケストラのための ディヴェルティメント |
カク・ヨンヒ(Ob) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ミュンヘン放送o. | |
録音:2008年7月12日-13日、ヘラクレスザール、ミュンヘン。 2001年のCDデビュー以来、「オーボエのパガニーニ」と称されてきた韓国の名手カク・ヨンヒが、満を持して挑む20世紀作品。 | ||
スカルラッティ:ソナタ集(ギター編曲版) [K.449 ト長調/K.450 ト短調/K.213 ニ短調/ K.175 イ短調/K.513 ハ長調/K.402 ホ短調/ K.403 ホ長調/K.462 ヘ短調/ K.474 変ホ長調/K.475 変ホ短調] |
スティーヴン・マーチオンダ(G) | |
録音:2008年12月20日-23日。 イタリアのナポリで生まれ、スペインのマドリッドで没したドメニコ・スカルラッティは、奇しくもJ.S.バッハやヘンデルと同じ年(1685年)の生まれで、「鍵盤楽器のためのソナタ」を生涯に555曲も残した、バロック音楽の代表的作曲家。これらの名作たちは、イベリア半島を中心に早くからギター用に編曲され、今では最初からギターのために書かれたような親和性を持って、多くの人々に愛されている。 なお旧・国内代理店担当者は、このギタリストがアメリカ出身であることは承知のうえで「シュテフェン・マルキオンダ」としているが、ドイツ風に統一するならば、併せて案内されたジョン・ケージ盤でも「ジョン・カーゲ」とするべきだろう。 | ||
ノルベール・グランベール: ホロコースト歌曲集(編曲:ダニエル・クライナー)/ イディッシュ組曲 (編曲:フレデリック・シャスラン) |
ローマン・トレケル(Br) ダニエル・クライナー指揮 ミュルーズso. | |
録音:2009年5月19日-20日、6月30日、7月1日、ミュルーズ。 ショービジネスの世界で、映画音楽やシャンソンなどに多くの傑作を残したフレンチ・ジャーマン系の作曲家、ノルベール・グランベールが、自らの出自であるユダヤをテーマとした音楽に取り組んだのは、人生の四分の三を過ぎた晩年に差し掛かってからだった。彼は残念ながら、2001年に亡くなったが、その偉業を讃えて、フレデリック・シャスランとダニエル・クライナーがオーケストラ用に編曲したのが当盤。 | ||
ルイージ・ガッティ(1740-1817):室内楽作品集 セレナータ ニ長調(オーボエ、ファゴット、 2つのホルンと弦楽五重奏のための八重奏曲)/ 七重奏曲 変ホ長調(イングリッシュホルン、ホルン、 ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、 チェロとコントラバスのための) |
キャラマス・アンサンブル | |
録音:2008年11月15日-17日。 ガッティはウィーンへ移り住んだモーツァルトとほぼ入れ替わってザルツブルクに入り、コロレド大司教に重用されたザルツブルク宮廷最後のイタリア人宮廷楽長。知られざる名曲を次々と発掘するキャラマス・アンサンブルによる演奏。 | ||
J.シュトラウス II: シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクらの編曲によるワルツ集 ワルツ「酒・女・歌」Op.333(1921:ベルク編)/ ワルツ「宝のワルツ」Op.418(1921:ヴェーベルン編)/ ワルツ「南国のばら」Op.388(1921:シェーンベルク編)/ 入江のワルツ Op.411(1921:シェーンベルク編)/ 皇帝円舞曲 Op.437(1924:シェーンベルク編)/ ポルカ「観光列車」Op.281(2007:M.トロヤーン編)/ ワルツ「ウィーンの森の物語」Op.325(2007:M.トロヤーン編)/ トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214(2004:H=P.ドット編) トーマス・クリスティアン・アンサンブル | ||
録音:2009年1月18日-21日、バイエル・カルチャーハウス、レヴァークーゼン、ディジタル。 悦楽に満ちたJ.シュトラウスのワルツを、シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンという新ウィーン楽派の3巨匠が、世紀末の香り漂う室内楽に編曲。1921年に行われたこれらの編曲は、借金を抱えて存続が難しくなっていた室内楽グループを救うために、ベルク、シェーンベルク、ヴェーベルンらが行ったもので、初演時から大成功を収めた。結局、そのグループは解散する羽目になってしまったが、一連の珠玉の編曲は、現在も極上のサロン音楽として、多くの人々に愛されている。M.トロヤーンとH=P.ドットによる新編曲3つの初録音も収録、ウィーンの実力派トーマス・クリスティアン・アンサンブルの演奏で。 | ||
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ: オルガン独奏のための協奏曲集 Vol.1 大聖堂への入場 Op.8-3/オルガン協奏曲 Op.56-1/ オルガン小品集 Op.9/オルガン協奏曲Op.56-2 |
ルドルフ・イニッヒ(Org) | |
録音:2009年1月26日-27日、ブレーメン大聖堂、ディジタル。使用楽器:ザウアー製。 ポーランドの作曲家ノヴォヴィエイスキのオルガン交響曲で、華々しい成功を収めたイニッヒが、同様に様々な革新に満ちたソロ・オルガン協奏曲の録音プロジェクトをスタートした。歴史的にも貴重なオルガンを用いた壮麗な演奏の数々。 | ||
ランペ〜W.F.バッハ:鍵盤作品集 12のポロネーズ F.12(*)/幻想曲 ニ短調F.19(*)/ ソナタ 変ホ長調F.5(#) |
ジークベルト・ランペ (Cemb;*/タンジェントP;#) | |
録音:2009年7月5日、ディジタル。 モーツァルトの鍵盤作品全集で知られる鬼才ジークベルト・ランペだが、当盤で挑むのは、「音楽の父」J.S.バッハの長男で、対位法の巨匠として活躍したヴィルヘルム・フリードマンが残した3つの作品。2010年に生誕300周年を迎える彼を記念して企画された当盤では、チェンバロや珍しいタンジェントピアノ(タンジェントと呼ばれる木片を鍵で突き上げて弦と衝突させて音を出す楽器)を駆使して、オルガン即興演奏の名手だったと言われる彼の作品にふさわしく、随所に新しい趣向を凝らしているのも聴きどころ。 | ||
シェーンベルク:ピアノ独奏作品全集 3つのピアノ曲 Op.11(*)/6つのピアノ小品 Op.19(*)/ 3つのピアノ曲(1894)(*)/5つのピアノ曲 Op.23(#)/ ピアノ曲 Op.33a(#)/ピアノ曲 Op.33b(#)/ ピアノ組曲 Op.25(#) |
ハーディ・リットナー(P) | |
録音:2009年4月17日-18日、20日、ディジタル。使用楽器:1870年、シュトライヒャー製(*)/1901年、スタインウェイ製(#)((*)はウィーンのピアノ収集家&修復家、ゲルト・ヘッヒャーの個人コレクションから)。 ブラームスが生きていた時代のヒストリカル・ピアノを使った録音プロジェクトが好評を博した1981年生まれの俊英ハーディ・リットナーが、今回も同じコンセプトで、シェーンベルクを。前衛音楽の旗手とみなされるシェーンベルクだが、育ったのは後期ロマン派の古きよき時代だったことを改めて思い知らされる、示唆と機知にあふれた1枚。 | ||
プーランク:世俗合唱作品集 フランスの歌(1945〜46)/酒の歌(1922)/ 7つの歌(1936)/小さな声(1936)/ 雪の夜(1944)/人間の顔(1945) |
イェルク・ストラーデ指揮 北ドイツ・フィギュラルcho. | |
録音:2008年8月30日、2009年3月20日-21日、6月27日、ディジタル。 20世紀前半のフランスで活躍した「6人組」の一人で、「ガキ大将と聖職者が同居している」と評されたプーランクの魅力が、最良の形で発揮された世俗声楽曲集。プーランク演奏のスペシャリストで、当盤がMDGデビューとなるイェルク・ストラーデ率いる北ドイツ・フィギュラル合唱団が、それぞれの作品に深い共感と愛情を寄せながら、精密でしなやかな美しいハーモニーを歌い上げる。 | ||
オーボエのための協奏曲とソロ作品集 Vol.2 R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調 AV.144(*) ニコス・スカルコッタス:オーボエと 室内オーケストラのためのコンチェルティーノ(*) カレヴィ・アホ:7つのインヴェンションと後奏曲(#) |
カク・ヨンヒ(Ob) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ミュンヘン放送o. ダーフィト・ピア(Vc;#) | |
録音:2008年7月、ヘルクレスザール、ミュンヘン(*/#) /2011年3月(#)。Vol.1:903 -15866。オーボエという楽器の魅力と表現能力の可能性を広く知らしめようというシリーズ協奏曲編。今回は有名なR.シュトラウスのオーボエ協奏曲を含む。スカルコッタスはシェーンベルク・サークルのひとりで、ディミトリ・ミトロプーロスと並び、ギリシャでいち早く無調と12音技法を採用した作曲家。カク・ヨンヒは、1970年ソウル生まれで、現在はドイツ在住の女性オーボエ奏者。第5回日本オーボエ国際コンクールで1位なしの第2位に入賞した逸材。 | ||
モーツァルト/編曲者不祥: 大六重奏協奏曲(*) (原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための 協奏交響曲 変ホ長調K.364)/ 弦楽四重奏曲(1802出版) (原曲:クラリネット五重奏曲 イ長調K.581) |
マンハイムSQ セバスティアン・ ビュルガー(Va;*) マティアス・ネーメト(Cb;*) トーマス・デュイス(P;*) | |
録音:2008年12月9日-11日、ディジタル。なお、1曲目の原曲項目旧・国内代理店原文末尾には『K.364ソナタ』とあるが、意味は不明。 聴き慣れたモーツァルトの名曲を編曲版で聴く1枚。旧・国内代理店によると『「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」を編曲した「大六重奏曲」は1807年にウィーンで、「クラリネット五重奏曲」は1802年に、それぞれ出版されたもの』とのこと(曲名が上記曲目と異なる上、対象となる曲も誤っているように思われるが、案内記載ママ)。 | ||
フィリップ・グラス(1937-):鍵盤作品集 Vol.3 同じ動きの音楽(1969)(*)/ハウ・ナウ(1968)(#)/5番目の音楽(1969)(#) シュテフェン・シュライエルマッハー(エレクトリックOrg;*/P;#) | ||
録音:2008年10月2日。 現代音楽のスペシャリスト、シュライエルマッハー演奏によるグラスのシリーズ第3弾。初期傑作の一つである「ハウ・ナウ」を含む、彼がまだ30代前半だった頃の創作。 | ||
ドヴォルザーク: 交響曲第6番 ニ長調Op.60(1880)/ 3つの演奏会用序曲 [自然の中でOp.91/謝肉祭Op.92/オテロOp.93] |
ジャック・ファン・スティーン指揮 ドルトムントpo. | |
録音:2009年8月9日-12日、コンツェルトハウス、ドルトムント、ディジタル。 彼の交響曲としては最初に出版され、そのため当初は「第1番」とされていた交響曲第6番は、作曲を依頼したハンス・リヒターに献呈された。他の交響曲同様、しばしばブラームスの影響が指摘される。カップリングの「演奏会用序曲」もほぼ同時期の1891-1892年に書かれた作品で、「自然」「人生」「愛」をテーマに持つ3部作として構想され、「謝肉祭」は「人生」にあたっていたが、後にこれらの副題を撤回している。 | ||
ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」HWV.17(1724年初稿版)
クリスティナ・ハマルストレム(Ms;シーザー) エマヌエラ・ガッリ(S;クレオパトラ) メアリー=エレン・ネジ(Ms;セクストゥス) ロミーナ・バッソ(Ms;トロメロ) タッシス・クリストヤンニ(Br;アキラ) ペトロ・マゴウラス(B;クリオ) ニコラス・スパーノ(CT;ニレーヌス) ジョルジュ・ペトルー指揮パトラスo. | ||
録音:2006年7月24日-30日、パトラス(ギリシャ)、ディジタル。ピリオド楽器使用。 好評を博した「タルメラーノ」と同時期に録音された、同じく初校版を使用した「ジュリアス・シーザー」。 | ||
ジョン・ケージ: ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ヴァイオリンとキーボード(ピアノ)のための 6つのメロディ(1950)/ ヴァイオリンと笙またはのための トゥー・フォー(1991)/ ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(1947)/ ヴァイオリンとピアノのための トゥー・ファイヴ(1992) |
アンドレアス・ザイデル(Vn) シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2008年10月1日、ディジタル。 ライプツィヒ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者であるザイデルと、「ジョン・ケージ:ピアノ作品全集」で名高いピアニストのシュライエルマッハーが組んだケージ。 | ||
シューマン:ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲集 ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44/ 弦楽四重奏曲 [第3番 イ長調Op.41-3/第1番 イ短調Op.41-2/ 第2番 ヘ長調Op.41-2] |
クリスティアン・ ツァハリアス(P) ライプツィヒSQ | |
録音:2009年11月4日-7日、12月2日。 シューベルトのソナタ録音などで充実著しい名手ツァハリアスと、ドイツの名門ライプツィヒSQが、最強のタッグを組んでお贈りするシューマン室内楽。 | ||
ロベルト・デ・ロース:弦楽四重奏曲集 [ V (1951) / II (1941) / VII (1971) / III (1944-45)] |
ユトレヒトSQ | |
録音:2009年6月16日-19日、ハールレム、オランダ。 20世紀オランダの作曲家ロベルト・デ・ロースは、バレエ、交響曲、室内楽、歌曲など、様々なジャンルに創作を残し、その総数は113曲にも及ぶ。また、ヴァイオリンの名手でもあった彼は、この楽器を含むジャンルの創作に積極的で、30〜40代の脂が乗っていた時期の3曲と、晩年の1曲とを収めたこの弦楽四重奏曲集は、彼の真摯な作風を知る上で、最良の教科書と言えるだろう。ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派ユトレヒトSQの機動性と歌心がバランスした演奏で。 | ||
マルタン:管弦楽作品集 歌劇「嵐」組曲/ 「イェーダーマン」からの6つのモノローグ/ 小協奏交響曲 |
トマス・オリーマンス(Br) スティーヴン・スローン指揮 スタヴァンゲルso. | |
録音:2009年3月27日-29日、スタヴァンゲル、ノルウェー。 2010年が生誕110周年にあたるスイスの作曲家フランク・マルタン。敬虔なプロテスタントとして、若い頃からJ.S.バッハを敬愛し、数学や物理学を学んだ後、ラヴェルやダンディの影響の下に作曲家として出発し、後年には十二音技法や無調音楽も導入するようになった。 | ||
バンジャマン・ゴダール:ピアノ三重奏曲集 三重奏曲[Op.32/Op.72]/子守歌 |
トリオ・パルナッスス | |
録音:2009年5月11日-13日 古今東西のピアノ三重奏曲を当レーベルで次々と発表しているドイツの実力派トリオ・パルナッススが今回挑んだのは、19世紀フランスの作曲家バンジャマン・ゴダール。名手ヴュータンにヴァイオリンを師事した彼の洗練された室内楽は、フランス・サロン音楽史の隠れた傑作と言えるだろう。 | ||
R=コルサコフ、オネゲル、ラヴェル: 4手ピアノのための作品集 リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」Op.35(1889) オネゲル:パシフィック231(1924) ラヴェル:ボレロ(1929) |
トレンクナー &シュパイデル(Pデュオ) | |
録音:2009年3月10日-11日、ディジタル。 古今の管弦楽作品のピアノ・デュオ編曲版で演奏するレンクナー=シュパイデルトが当盤で挑むのは、色彩的な作風で知られる3人。華麗で壮大な管弦楽の世界に勝るとも劣らない小宇宙は、名曲でもみごとに実現している。『レンクナー』(『』内、旧・国内代理店記載ママ)はギーゼキングとケンプに、シュパイデルは『・ロリオ』(『』内、旧・国内代理店記載ママ)、アシュケナージ、アンダ等に師事した実力派。 | ||
ムジカ・アルタ・リパ〜イタリアの転機 G.サンマルティーニ:協奏曲 ヘ長調 ガルッピ:協奏曲 ハ短調 ボッケリーニ:協奏曲第3番 ト長調 ヴィヴァルディ:協奏曲 ヘ長調 RV.434 ロカテッリ:ソナタ第8番 ニ長調 マンチーニ:ソナタ ニ長調 |
ムジカ・アルタ・リパ | |
録音:2009年11月29日-30日、11日1日、ディジタル。 18世紀の後期イタリア・バロック音楽は、ヴィヴァルディを筆頭に、協奏曲などの分野で音楽に多くの革新をもたらし、後の古典派やロマン派に受け継がれることになった。そんな音楽史の重要な転機に生まれた6つの傑作を、名門ムジカ・アルタ・リパが、ベルカント風の豊かな歌心や超絶技巧を随所で効果的に盛り込んでお届け。 | ||
ポンキエッリ:室内楽作品集 イル・コンヴェーニョ(2本のクラリネットとピアノのためのディヴェルティメント)(*)/ カプリッチョ(オーボエとピアノのための)(*)/ 「ジョコンダ」〜時の踊り(九重唱:アンドレアス・N.タークマン編;#)/ フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのための四重奏曲(+)/ パオロとヴィルジニア(クラリネットとヴァイオリンのピアノ伴奏付きデュオ)(**) アンサンブル・ヴィラ・ムジカ | ||
録音:1999年10月6日(*)-7日(+)、2006年12月20日(#)、バート・アーロルゼン/2009年7月30日(**)。(#)の『九重唱』というのは原文不明だが、九重奏の事だろうか。 イタリアを代表するオペラ作曲家ポンキエッリは、「ジョコンダ」をはじめとしたオペラが代表作として知られているが、オーケストレーションの名手と讃えられる手腕によって、室内楽にも様々な編成の魅力あふれる作品を残している。演奏機会の稀な作品を発掘し、光をあて続けてきた1990年結成のアンサンブル・ヴィラ・ムジカは、ここでもポンキエッリの木管楽器の巧みな扱いを余すところなく表現している。 | ||
J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール集 オルガン・コラール集 BWV.651-667/ クリスマスの歌によるカノン風変奏曲 「高き天より、われは来たり」BWV.769a/ コラール「汝の御座の前に、われ進み出で」BWV.668 |
クレイグ・ハンバー(Org) | |
録音:2007年10月16日-18日、フライブルク。使用楽器:フライブルク、聖ペトリ教会のジルバーマン・オルガン。 カナダ出身の俊英クレイグ・ハンバーは、化学と物理学も学んだという人。 | ||
レオンスカヤ〜ベートーヴェン:後期ソナタ集 [第30番 ホ長調 Op.109/第31番 変イ長調 Op.110/第32番 ハ短調 Op.111] |
エリザベート・レオンスカヤ(P) | |
録音:2009年10月30日-11日1日、ディジタル。使用楽器:スタインウェイD、1901年製。 グルジア出身の名女流ピアニスト、レオンスカヤが当レーベルに行ってきた録音の数々は、いつも斬新な解釈で多くの聴き手を魅了し続けてきた。そして当盤では、ベートーヴェンのピアノ音楽の集大成と言える3つの最後のソナタを収録。 | ||
北ドイツのオルガン巡礼 Vol.1「リューベック」 Calcanten-Glocke トゥンダー:前奏曲 ト長調/来ませ、聖きみ霊/カンツォーネ ト長調/ イエス・キリスト、我らの救い主、我らから神の怒りを取り去りたまえ ハッセ:ペダルの前奏曲/いと高きところには神にのみ栄光あれ / シファーデッカー:我が心は主を崇め ブクステフーデ:来ませ、聖きみ霊 BuxWV.199/パッサカリア ニ長調 BuxWV.161/ 主よ、我らを汝の御言葉のもとに留めたまえ BuxWV.185/ああ、神と主よ BuxWV.177/ 前奏曲 ニ長調 BuxWV.140/今ぞ我ら聖霊に乞わん BuxWV.209/カンツォーネ ト長調 BuxWV.173 J.S.バッハ:暁の星のいと美しきことかな / ブルーンス:前奏曲 ト長調 マルティン・ロスト(Org) | ||
録音:2010年5月28日-29日、聖マリエン教会、シュトラールズント。 東欧各地へのオルガン巡礼シリーズで知られるマルティン・ロストが、今度は北ドイツで新しいシリーズを始める。その記念すべき第1弾に選ばれたのが、メクレンブルク=フォアポンメルン州の第4の都市シュトラールズント。17世紀にリューベックで活躍した高名なオルガン製作者であるフリーデリヒ・シュテルワールが1653〜59年にかけて製作した聖マリエン教会の巨大オルガンを使って、パワフルかつ爽快な名演を繰り広げる。 | ||
フライング・サクソフォン・サーカス ショスタコーヴィチ/クリストフ・エンゼル編: ジャズ組曲第2番 ドヴォルザーク/クリストフ・エンゼル編: スラヴ舞曲集 Op.46 〜 Nos.1, 7, 8 ミヨー/クリストフ・エンゼル編:スカラムーシュ ガーシュウィン/ジャン=マリー・ロンデックス編: 組曲「アメリカ物語」 ジャン・マティシア: デビルズ・ラグ(12本のサックスのための) |
ミラン・トゥルコヴィチ指揮 セルマー・サックスハーモニック | |
録音:2009年10月19日-21日。 ドイツで活躍しているアンサンブル経験の豊富な12人のサックス奏者が集結、2006年に結成したセルマー・サックスハーモニックは、新しい次元のサクソフォン・サウンドを生み出し続けている。世界的なファゴット奏者ミラン・トゥルコヴィッチを指揮に迎えた当盤でも、音楽の世界旅行を聴かせてくれる。 | ||
フォーレ:夜想曲全集 | シュテファン・イルマー(P) | |
録音:2010年2月。 | ||
アントニオ・ソレル(1729-1783):ハープ版ソナタ選集 [第48番/第18番/第19番/第84番/第117番/第6番/ 第100番/第15番/第73番/第74番/第1番/第104番] |
ゴデリーブ・シュラマ(Hp) | |
録音:2010年4月。おそらく奏者自身による編曲版。 | ||
クリストフ・グラウプナー(1683-1760): 管弦楽作品集 Vol.3 カノンGWV.218(*)/ソナタGWV.707(#)/ ソナタGWV.711(#)/序曲 GWV.447(+) |
ジークベルト・ランペ指揮 ノヴァ・ストラヴァガンツァ | |
録音:2004年1月8日(+)、2004年1月18日(*)、バート・アロルセン/2009年7月6日(#)。 J.S.バッハと同時期にドイツで活躍したグラウプナーは勤勉で多産な作曲家で、113曲のシンフォニア、85曲の管弦楽組曲、44曲の協奏曲、66曲のソナタ、8つの歌劇、40曲のチェンバロのためのパルティータ、40曲の世俗カンタータの、1418曲の宗教曲など、現存している作品目録だけで約2000曲にのぼる。近年、再評価が著しい彼だが、その大きなきっかけの一つとなったのが、ドイツの権威あるエコー・クラシック賞にも輝いたランペたちの精力的な活動だった。彼の没後260年に贈る、珠玉の名演の数々をどうぞ。 | ||
ヴィラ=ロボス:ギター・ソロ作品全集 ブラジル民謡組曲/12の練習曲/ 前奏曲集/ショーロス第1番 |
フランク・ブンガルテン(G) | |
録音:2009年10月14日-16日。 クラシックの技法にブラジル独自の音楽を取り込んだ作風で知られるヴィラ=ロボスへのオマージュとして企画された注目盤。彼のギター作品総数は、膨大な作品数から言えば決して多くはなく、当盤の収録曲も見てもおわかりのようにCD1枚に全作品が収まってしまうほどだが、そのいずれもギタリストの重要なレパートリーになっている。ヴィラ=ロボスを深く敬愛してやまないという、名手ブンガルテンの情熱と洗練を備えた名演をたっぷりお楽しみ頂きたい。 | ||
テオフィル・ライテンベルガー(1906-1996):オルガンを伴う作品集 オルガン前奏曲「わが心よ、喜びをもって昂揚せよ」(*)/オルガン・ソナタ第1番(*)/ フレスコバルディの主題によるヴィオラとオルガンのための変奏曲(#)/パストラーレ(*)/ オルガン・ソナタ第2番(*)/アラベスク(*)/オーボエとオルガンのための組曲(+)/ オルガン・ソナタ第3番(*)/オルガン前奏曲「喜びたまえ、天と地よ」(*) アンドレアス・ジーリング(Org) ヴォルフガング・ターリツ(Va;#) ルカ・マリアーニ(Ob;+) | ||
録音:2009年10月22日-23日(*)、2010年1月9日(#/+)、ベルリン大聖堂。 ライテンベルガーは30年に渡って音楽教育と教会音楽に身を捧げたため、後年になってからようやく作品に全力を傾注できるようになった。演奏のジーリング2005年からベルリン大聖堂のオルガニストを務めている。 | ||
フランツ・シュミット: 交響曲第4番/歌劇「ノートルダム」間奏曲 |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2010年1月28日-29日、ベートーヴェンホール、ボン、ライヴ。 瑞々しく洗練された作風で20世紀前半のウィーン音楽界を牽引したフランツ・シュミットが、一人娘の追悼のために書いた美しくも悲しい交響曲第4番と、彼の最高傑作の一つに数えられる豊麗で輝かしい歌劇「ノートルダム」間奏曲のカップリング。 | ||
ショパン:ピアノ協奏曲集 (ピアノ&弦楽五重奏編曲版) 〔第1番 ホ短調/第2番 ヘ短調〕 |
ジャンルカ・ルイジ(P) アンサンブル・コンチェルタント・ フランクフルト | |
録音:2010年3月17日-19日。 | ||
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」D.797
セレーナ・マルフィ(A) ダグラス・ボイド指揮 ムジークコレギウム・ヴィンタートゥル、シュヴァイツァー室内cho. | ||
録音:2010年10月5日-8日、ヴィンタートゥル。ダグラス・ボイドはイギリスのグラスゴー出身で、ヨーロッパ室内管の設立メンバーの一人として2002年まで首席オーボエ奏者を務めていたが、現在は指揮者として活躍、マンチェスター・カメラータの音楽監督として、同団をイギリスで最も優良なオーケストラの一つに育て上げ、2009-10シーズンよりスイスのヴィンタートゥル・ムジークコレギウムの首席指揮者に就任した。 | ||
ブリティッシュ! リチャード・エムズリー(1951-):フォー・ピアノI (1997-1999) ハワード・スケンプトン(1947-):星の多い夜(2008) マイケル・フィニシー(1946-):ハワード・スケンプトン50歳記念タンゴ(1997) ローレンス・クレイン(1961-): ハワード・スケンプトンのためのコラール「はかない」(1997) マイケル・フィニシー:(トイ・)ピアノのためのソナタ(2006/7) リチャード・エムズリー:フィニシーの50 (1996) マイケル・フィニシー:ローレンス・クレインのためのタンゴ(1999) ローレンス・クレイン:マイケル・フィニシーのためのバースデー小品(1996) ハワード・スケンプトン:スターライト(1996)/アフター=イメージ(1990)/ 平和提議4 (1985)/イーヴン・テナー(1988) リチャード・エムズリー:フォー・ピアノ 12 (1997-99) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2010年3月27日、9月7日、。作曲家フルネーム、生年、作曲年は当店で補完、複数誤訳もあったが修正済。現代音楽の巨匠シュライエルマッハーがイギリスの4作曲家をクローズアップ。 | ||
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):フルートとギターのための作品集 大ポプリ ハ長調 Op.126 /ロッシーニ「セミラーミデ」〜 Qual mesto gemito / 変奏曲 イ長調 Op.84/ノットゥルノOp.86 より〔第16番アレグロ/第11番ラルゲット〕/ ポロネーズ イ長調/アレグロ「プロイセン行進曲」/モデラート「スウェーデン行進曲」/ アレグロ・マエストーソ「オーストリア行進曲」/セレナータ ト長調Op.127 アンドレア・リーバークネヒト(Fl) フランク・ブンガルテン(G) | ||
録音:2009年11月9日-11日、。 | ||
シューベルト:交響曲集 〔第8番 ロ短調 D.759「未完成」/ 第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレイト」〕 |
ダグラス・ボイド指揮 ヴィンタートゥル・ ムジークコレギウム | |
録音:2010年10月5日-8日、シュタットハウス、ヴィンタートゥル。イギリスのグラスゴー出身で、ヨーロッパ室内管の設立メンバーの一人として2002年まで首席オーボエ奏者を務め、現在は指揮者として活躍するダグラス・ボイドは、2009-10シーズンより、スイスのヴィンタートゥル・ムジークコレギウムの首席指揮者を務めている。 | ||
ダルベール:歌劇「ゴーレム」
マルク・モローズ(Br;ゴーレム) アルフレート・ライトナー(B;律法学者) タンゼル・アクゼイベク(T;若人) インゲボルク・グライナー(S;レア) ジョルゴス・カナリス(Br;ルドルフII世) マルク・ローゼンタール(T;ユダヤ人I) スヴェン・バッキン(B;ユダヤ人II) シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.、シアター・ボンcho. | ||
録音:2010年1月19日、20日、22日、24日、シアター・ボン、ボン。 ユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形「ゴーレム」は、ヘブライ語で「胎児」を意味し、作った主人の命令だけを忠実に実行する召し使いのような存在だが、運用上の厳格な制約を守らないと狂暴化してしまうと言われている。これまで様々な文学の題材に扱われてきたものの、音楽を伴った舞台オペラとして初めて誕生したのが、スコットランド出身のピアニスト・作曲家ダルベールが1926年に完成した本作。デビュー盤のシェーンベルク作品集や、それに続くシュミット作品集などが好評を博したブルーニエ&ボン・ベートーヴェン管の清冽な情熱にあふれたライヴ録音でお届けする! | ||
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー: 練習曲 [Study] Op.22 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2010年3月26日。ヨーゼフ・マティアス・ハウアーは、20世紀前半に活躍したオーストリア出身の作曲家、音楽理論家。彼は、十二音技法と呼ばれる新しい作曲技法を発展させるきっかけを作った人物として有名。独学で音楽を学び、音楽教師をしながら作曲を続けていた。シェーンベルクとは異なった独自の12音技法を開拓した。それは、トローベと呼ばれる44通りの12の音の配列組み合わせによっている。その理論の成立は、古代中国思想の影響によるものだったようだ。ジョン・ケージ全集などジャズから現代音楽を専門としているシュライエルマッハーは、すでにハウアーの作品を手がけている。計算された独特の12音技法を、彼は見事な強弱和音を使い分けて、鮮烈な音を響かせていく。 | ||
ポンキエッリ: 「椿姫」によるコルネットのための幻想曲(*)/ユーフォニウム協奏曲 Op.155(#)/ トランペット協奏曲 Op.198(*)/トランペット協奏曲 Op.123(*)/ オーボエと管弦楽のためのグラン・カプリッチョOp.80(+) ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(Tp;*) シモーネ・ゾンマーハルダー(Ob;+) ローラント・フレッシャー(Eu;#) マティアス・フォレムニー指揮メクレンブルク・シュターツカペレ・シュヴェーリン | ||
録音:2010年6月5日-6日(#/+)、7月14日-17日、シュヴェーリン州立劇場。独奏は、同オケの3人の首席奏者たち。 | ||
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901): オルガンと管弦楽のための協奏曲集 協奏曲第2番 ト短調 Op.177 (1894) / チェロとオルガンのための3つの小品(*)/ 協奏曲第1番 ヘ長調 Op.137 (1884) |
シュテファン・ヨハネス・ ブライヒャー(Org) ダグラス・ボイド指揮 ヴィンタートゥル・ ムジークコレギウム・ チェチーリア・フメル(Vc;*) | |
録音:2010年2月、ヴィンタートゥル。 | ||
ファイアリー・アンド・サブライム クヴァンツ:協奏曲第5番 ニ長調 QV5:45(*) ルクレール:トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2-8 C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ イ長調 Wq.146 グラウン:協奏曲 ヘ長調 クヴァンツ:ソナタ ハ長調 QV2:Anh.3 ブラヴェ:協奏曲第2番 イ短調 |
ラ・リコルダンツァ | |
録音:2010年2月12日-14日。(*)は世界初録音。 ドイツのハノーファー近郊で生まれ、ポツダムで没した18世紀のヨーロッパを代表する名フルート演奏家&作曲家のクヴァンツ。あのフリードリヒ大王のフルート教師も務めた彼の2曲を中心に、18世紀に活躍した作曲家たちの情熱と気品が絶妙にバランスした協奏曲やソナタを6曲収録した。古楽の第一線で活躍するラ・リコルダンツァの演奏の精度は当盤でもめざましく、彼らがベルリン州立図書館で手稿を発見したクヴァンツの協奏曲は、今回が世界初録音ということもあり、古楽&フルート・ファンは必聴。 | ||
レーガー:オルガン作品全集/バッハ作によるオルガン曲の編曲全集
ロザリンデ・ハース(Org) | ||
録音:1990年頃、フランクフルト。使用楽器:アルビーツ・オルガン。既出盤の限定BOX化。旧・国内代理店によると『現段階においても一人の演奏家によるレーガー:オルガン作品全集はこれが唯一』とのこと。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 Vol.6 [第21番 ハ長調 K.467/ 第14番 変ホ長調 K.449/第15番 変ロ長調 K.450 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2009年6月22日-24日、メトロポール、ローザンヌ。 綿密で洗練されたソロとオケの掛け合いが高い評価を得ている全集第6弾。収録曲は、1784〜85年に生れた9つのピアノ協奏曲の中の3曲で、ウィーンにようやく定着し、泉のように溢れんばかりの創作意欲が漲っていた当時の充実が刻印されている。3年前のラ・フォル・ジュルネでも好評を博した同コンビは、今回も録音史に長らく記憶されるであろう、しなやかで瑞々しい名演を聴かせてくれる。 | ||
シューマン:室内楽作品集 Vol.1〜 ヴァイオリン・ソナタ集 [第2番 ニ短調 Op.121/第1番 イ短調 Op.105/ F.A.E.ソナタ (1853)] |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [ニコラス・ チュマチェンコ(Vn) カレ・ランダル(P)] | |
録音:2009年11月23日-24日。なお、F.A.E.ソナタは全曲なのか楽章だけなのか、案内には一切記載されていない ドイツ各地域のオーケストラから集まったメンバーで構成されるアンサンブル・ヴィラ・ムジカ。これまで当レーベルに30枚以上の録音を残してきた彼らの最新シリーズに選ばれたのは、2010年が生誕200周年のシューマン。その第1弾となる当盤は、シューマンがデュッセルドルフで書いた3つのヴァイオリン・ソナタをお届けする。アルゼンチン育ちのヴァイオリニストで、ソロ、アンサンブル、指揮の他方面で活躍するチュマチェンコと、1982年チャイコフスキー国際の入賞者でもあるランダルの充実したデュオでどうぞ。 | ||
シューマン:チェロとピアノのための作品集 Vol.2 民謡風の5つの小品 Op.102(*)/アダージョとアレグロOp.70(*)/幻想小曲集 Op.73(*)/ おとぎの絵本Op.113(*)(マルティン・オステルターク編曲) J.S.バッハ/シューマン編曲:管弦楽組曲第3番 ハ長調 BWV.1009(#) アンサンブル・ヴィラ・ムジカ[マルティン・オステルターク(Vc) カレ・ランダル(P)] | ||
録音:2009年12月17日-19日(*)、2010年12月21日(#)。チェロの音色を愛したシューマンだが、オリジナル作品は作品102しか残されていない。当盤では編曲作品をクローズアップ。 | ||
シューマン:室内楽作品集 おとぎの絵本 Op.113 /3つのロマンス Op.94 /幻想小曲集 Op.73 / アダージョとアレグロ Op.70 /幻想曲 ハ長調 Op.131 アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [インゴ・ゴリツキ(Ob) ウルフ・ローデンホイザー(Cl) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr) ニコラス・シュマチェンコ(Vn) ハリオルフ・シュリフティヒ(Va) カレ・ランダル(P)] | ||
録音:2009年-2012年。アンサンブル・ヴィラ・ムジカは、ドイツの各地域のオーケストラの主要メンバーから演奏する作品によって特別に集められた、名手がそろった団体。 | ||
アネッテ・マイブルク〜クラシカ・ベネゾラーナ 伝承曲:パハリージョ / ラウロ:ナタリア / エステヴェス:コンピュータの歌 リエラ:カロリーナの歌 / フィギェレド:アメリカチョウゲンボウ ラウロ:4分音符 / モリーナ:デ・コティサ・レガスピ ソホ:ベネズエラの5つの地方 / ヤニェス:リオの旅行者 ルイス:リズミカルなアンダット / フェルナンデス:解き放たれた悪魔 ガリンデス:現在 / カレーニョ:牧歌的な朝 / アコスタ:ソロ・デ・パハリージョ イリアルテ:果物かご / ラウロ:正義のための6 / ソト:第3 ファヴィオラ・ホセ(Vo) アネッテ・マイブルク(Fl) ニルセ・ゴンザレス(G) へスス・ゴンザレス・ブリト(クアルト) | ||
録音:2010年7月12日-14日。 キューバ、アルゼンチンに続く南米音楽紀行の第3弾はベネズエラへ。フルート奏者であり、ワールド・ミュージシャンでもある名手アネッテ・マイブルクが、地元の3人の実力派演奏家とともに、本場ならではの華やかなで郷愁に満ちたラテン音楽の真髄をお届けする。 | ||
イェルク・シュトラウベ〜ロマンティック・クリスマス合唱曲集 ジルヒャー:いかにしてか我は汝を迎えまつり ヴァインライス:エス・コムト・アイン・シッフ・ゲラーデン A.メンデルスゾーン:おお救い主よ、天を開いて下さい F.メンデルスゾーン:待降節に「歓び歌わしめよ、救い主は近い」 / ジルヒャー:いざ来ませ、異邦人の救い主よ レーガー:高く戸を上げよ / カミンスキー:マリアはいばらの森を通り / レーガー:もろびと声あげ F.メンデルスゾーン:聖夜「歓び歌え、地の民よ」/高き天より我は来れり ヴォイルシュ:救済の風が吹き / リーデル:来たり聞けよ、御告げを / レーガー:お休み、御子よ ジルヒャー:キリストの輩よ、こぞりて神を讃えよ / 作者不詳:羊たちの許で目覚めると ヴュルナー:キンデライン・ツァルト、フォン・グーター・アルト / レーガー:優しくも愛らしき ベルク:エサイの根より / カミンスキー:私の愛しいヨセフよ / レーガー:我々のもとを去りに来たらん オテグラーヴェン:来たれや、御使い / ジルヒャー:神の御子は:来たれ信じる者たちよ シュレック:清しこの夜 / F.メンデルスゾーン:神よ、あなたは我々の憩う宿り木/暁の星はいと麗しかな へルナー:いざ歌え / リーデル:いざ歌え イェルク・シュトラウベ指揮北ドイツ・フィグラルcho. | ||
録音:2009年8月27日-29日、聖オスダーク教会、マンデルスロー。 日本へも度々招聘されているドイツの合唱指揮者イェルク・シュトラウベと、彼が1981年に設立した北ドイツ・フィグラル合唱団によるクリスマス合唱曲集。 | ||
アウグスト・クルーグハルト(1847-1902):室内楽作品集 ピアノ五重奏曲 Op.43(*)/弦楽五重奏曲 Op.62(#) |
ライプツィヒSQ オルガ・ゴレ(P;*) ユリアン・ステッケル(Vc;#) | |
録音:2009年12月4日-6日。 ワーグナーをはじめとした19世紀後半の作曲家たちから影響を受けた色彩豊かな作風を特長に持つ。ワイマール宮廷劇場の音楽監督を務め、リストの親友でもあった彼の作品は、今日残念ながら演奏される機会に恵まれていない。ドイツ・ロマン派の音楽理想がもっとも純粋な形で表されたと言ってもよい彼の創作に光をあてるべく、名門ライプツィヒ弦楽四重奏団が、2人の実力派ゲストを迎えて、親密で優美な名演を繰り広げる。 | ||
メンデルスゾーン:2手と4手のためのピアノ作品集 6つの前奏曲とフーガOp.35/「真夏の夜の夢」序曲(作曲者編;*)/ アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.83a(*)/ アンダンテとアレグロ・アッサイ・ヴィヴァーチェOp.92 ミー・ジョー・リー(P) クラウス・ヘルヴィヒ(P;*) | ||
録音:2010年1月25日-27日。 ピアノ分野に多くの名作を残したメンデルスゾーンの多彩な魅力を凝縮したファン必聴の1枚。韓国出身の実力派ミー・ジョー・リーの美しくきらめく「6つの前奏曲とフーガ」に続く3曲では、ジョーの長年のパートナーで、高名な教育者でもあるクラウス・ヘルヴィヒが加わって、珠玉のデュオを披露。中でも、作曲者自身の編曲した「真夏の夜の夢」序曲の、原曲とはまた違う繊細で親密な響きは大きな聴きどころ。 | ||
メンデルゾーン:オラトリオ「エリア」
クラウディア・バラインスキー(S) フランツィスカ・ゴットヴァルト(Ms) ライナー・トロスト(T) トーマス・E.バウアー(B) クリストフ・シュペリング指揮ノイエo.、コルス・ムジクス・ケルン | ||
録音:2009年11月28日-29日、フィルハーモニー、エッセン。 メンデルスゾーン版マタイ受難曲の蘇演を世界に先駆けて行うなど、宗教音楽の大家として知られるドイツの指揮者、クリストフ・シュペリングが満を持して挑むメンデルスゾーンの傑作オラトリオ。「聖パウロ」に未完の「キリスト」を合わせて3部作のオラトリオになるはずだった。 | ||
プーランク:ギヨーム・アポリネールの詩による歌曲集 アポリネール2つの詩/平凡な話/アポリネール2つの詩/アポリネール2つの詩/ ルイーズ・ラランヌの3つの詩/動物小話集(またはオルフェのお供)/カリグラム ホルガー・ファルク(Br) アレッサンドロ・ズッパルド(P) | ||
録音:2009年12月9日-11日。 生涯に145曲もの歌曲を残したプーランクは、エリュアール、ヴィルモランらの詩に魅せられ、また、ソプラノのデュヴァルやバリトンのベルナックのために多くの歌曲を捧げた。そんな彼が若い頃から強い影響を受けたのが、印象派批判の先導者として知られるイタリア出身のポーランド人詩人ギヨーム・アポリネール。 | ||
ブルー・アワー アブレウ:ティコ・ティコ / ロドリーゴ:アランフェス協奏曲〜第2楽章 アドラー: Hernando's hideaway / リムスキー=コルサコフ:「サトコ」〜ヒンズー商人の歌 バスク民謡: Aldapeko / ジョルジュ・ブーランジェ:死の前に Op.17 ヘルメスベルガー(父):舞踏会の情景 / ノルウェー民謡: Jeg lagde mig saa silde ゲーゼ:ジェラシー / ショスタコーヴィチ:「馬あぶ」Op.97a〜第8曲「ロマンス」 ポーランド舞曲: Táncowali Zbóyjnicy / モンティ:チャルダーシュ / トセッリ: セレナード Op.6 No.1 ミヨー:スカラムーシュOp.165b〜ブラジレイラ / ロータ:「ゴッドファーザー」〜愛のテーマ ロドリゲス:ラ・クンパルシータ / Jean Neago : Zugvögel 〜 Intermezzo ヨアヒム・シュマイサー(1934-):セレナード / アイルランド民謡:アイルランド民謡舞曲 アリー〔アリエ〕・マランド(1908-1980):オレ・グアッパ / イギリス民謡:グリーンスリーヴズ アンドレアス・ブラウ(Fl) ヘンドリク・ハイルマン(P) | ||
録音:2009年9月21日-23日。 若干20歳の頃からBPOの首席フルート奏者を務め、カラヤン、アバド、ラトルらの下で、多くの名演を残してきた名手ブラウ。「ブルー・アワー」と題された当盤は、「Blue=Blau(青)」と、ジャズの殿堂「ブルーノート」をかけたネーミング。 なお、旧・国内代理店記載の『バスコニア民謡』はバスク民謡、『ブーランジュリー』はブーランジェ、『ゲード』はゲーゼの、それぞれ誤り。さらにショスタコーヴィチの『ロマンスOp.98a-7』とミヨーの『ブラジルの郷愁』は上記が正しい。またなぜか、作曲家や作品名に多数の誤りがあるのにもかかわらず、インターネットで原文を検索すると日本題が検索できる曲目は、原文カナ表記ではなく日本語題名が記載されている。上記はで、一般表記化していると思われない題名に関しては、欧文に訂正しています。 | ||
J.S.バッハ:ヴィオラとピアノのための作品集 目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声 BWV.645/ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV.1027(ヴィオラとピアノのための版)/ おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV.622/ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ短調 BWV.1028(ヴィオラとピアノのための版)/ 我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639/ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV.1029(ヴィオラとピアノのための版)/ いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV.659 ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va) 関谷由美(P) | ||
録音:2010年5月31日-6月1日、。おそらくモダーン楽器使用。旧・国内代理店はアルバム題名を『J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集』としているがソナタ3曲以外は該当せず、誤り。シュリヒティヒは元ケルビーニ・カルテットのメンバー。 | ||
カール・ライネッケ(1824-1910):チェロ・ソナタ全集 〔イ短調 Op.42/ニ長調 Op.89/ト長調 Op.238〕 |
マヌエル・フィッシャー= ディースカウ(Vc) コニー・シー(P) | |
録音:2010年11月25日-27日、。ライネッケは作曲者、指揮者、ピアニスト、教育者などとして幅広い分野にわたって活動した。作曲者としては、シューマンやメンデルスゾーンに近い作風を持っており、美しい旋律が魅力的。「Op.42」はメンデルスゾーン風の濃厚な情熱を、「Op.89」はブラームス風の外面の派手さを抑えながら歌心を湛えた作品。「Op.238」はブラームスが没した翌年に故人に献呈された物。マヌエル・フィッシャー=ディースカウはこのあまり演奏されない作品に注目し、音楽の意図を的確に捉えたロマンティックさとスマートさが見事に融合している。 | ||
メンデルスゾーン:交響曲集 〔第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」/ 第4番 イ長調 Op.90「イタリア」(第2稿)〕 |
ハインツ・ホリガー指揮 ヴィンタートゥル・ ムジークコレギウム | |
録音:2010年4月6日-9日、ヴィンタートゥル。30年以上に渡って蜜月関係を築いてきたホリガーとヴィンタートゥル・ムジークコレギウムによるメンデルスゾーン。豊麗なホルンや、ティンパニが透明かつ鮮明かつに浮かび上がるSACDの高音質で。 | ||
ティモシー・リチャーズ〜イタリアン・アルバム ヴェルディ:「椿姫」より〔あの人から遠く離れて…燃える心を/前奏曲〕/ 「リゴレット」〜さわられてしまった…頬の涙/ 「仮面舞踏会」〜彼女は屋敷について…君を失わざるをえなくとも/ 「マクベス」より〔おお我が子たちよ、お前たちを守る父の手は/前奏曲〕 プッチーニ:「外套」〜お前の言う通りだ/「ボエーム」〜冷たい手を/ 「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ/「運命の力」序曲/ 「トスカ」より〔妙なる調和/星は光りぬ〕 ティモシー・リチャーズ(T) ヴィルヘルム・カイテル指揮ミンスクo. | ||
録音:2010年8月23日-24日、メルツィッヒ。『ヨーロッパを股にかけて活躍する実力派テノール歌手の十八番』だとのこと。 | ||
ニルス・W.ゲーゼ(1817-1890):ピアノ三重奏作品全集 ピアノ三重奏曲 〔ヘ長調Op.42/変ロ長調(1839)〜第1楽章〕/ ノヴェレッテOp.29/ ピアノ五重奏のためのスケルツォ 嬰ハ短調 |
トリオ・パルナッスス | |
録音:2009年11月13日-15日。北欧諸国音楽界の近代化に貢献したデンマークの巨匠が書いたピアノ三重奏作品の全集。 | ||
ツァハリアス〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.7 〔第13番 ハ長調 K.415/第6番 変ロ長調 K.238/第16番 ニ長調 K.451〕 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2011年3月9日-11日、メトロポール、ローザンヌ。モーツァルトの輝かしい鍵盤の手腕を見せるための目的で作曲されたといわれている「6番」。この時期のモーツァルトには珍しいトランペットとティンパニ付きの「13番」と、交響的作曲法の進歩が顕著な「16番」。モーツァルト演奏に相応しい磨きぬかれた音色やアーティキュレーションで、爽やかで生き生きとした演奏を聴かせてくれる。 | ||
チャイコフスキー: 幻想序曲「ハムレット」Op.67/ 交響曲第5番 ホ短調Op.64 |
ジャック・ファン・ステーン指揮 ドルトムントpo. | |
録音:2009年6月22日-24日、ドルトムント、ライヴ。『名匠スティーン&ドルトムント・フィルの白熱のライヴをCD化!』とのこと。 | ||
ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):弦楽四重奏曲集 〔第1番(1956)/第2番(1970)/第7番(2007)〕 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2010年3月。作曲は独学だったロドルフォ・アルフテル。アルフテル兄弟を中心としたグループはフランス6人組をもじってスペイン8人組と呼ばれた。ドビュッシー、シェーンベルク、ラヴェル、バルトークなど、当時の前衛音楽の影響を受けた彼の創意あふれる3つの弦楽四重奏曲。 | ||
ヴォルフガング・リーム:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Antlitz (1992/1993) / Nachstudie (1992/1994) / Phantom und Eskapade (1993/1994) アンドレアス・ザイデル(Vn) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2010年9月6日、23日。現代ドイツを代表する作曲家ヴォルフガング・リームが、1992-94年に作曲したヴァイオリンとピアノのための作品3曲。「Antlitz」は、彼の友人だった画家の死を偲んで「壊れやすく半透明」なイメージを音に託したもので、3次元的な広がりが感じられる作品。「Nachstudie」は、サスペンスに満ちたプロセスと途絶えることのない流れが特徴的。「Phantom und Eskapade」は、アンネ=ゾフィー・ムターの委嘱作品として作曲されたもので、ひとつのアイデアをリサイクルしつつ、パズルのように組成していく。ライプツィヒ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンであったアンドレアス・ザイデル(2008年に退団)は、この弦楽四重奏団でもリームなどの現代音楽を多く取り上げており、現在でも現代音楽専門アンサンブルのメンバーとして活躍している。ピアノのシュライエルマッハーは、当初はジャズ・ピアニストとして訓練を受けたが、現代音楽専門ピアニスト及び作曲家として高い評価を得ている。 | ||
ブルックナー:管弦楽作品集 交響曲第0番 ニ短調/行進曲 ニ短調/ 3つの管弦楽小品 |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2010年5月25日-27日、ベートーヴェンザール、ボン。 | ||
ヘンデル(1685-1759):歌劇「アレッサンドロ・セヴェーロ」HWV.A13 (1738) ニッコロ・マンツァーノ(1795-1872):1幕の喜歌劇「ドン・クレプスコロ」(*) マリー=エレン・ネージ(Ms;アレッサンドロ) マリタ・スールベルグ(S;サルスティア) クリスティーナ・ハンマルストレム(Ms;ジューリア) イリーニ・カライアンニ(Ms;アルビーナ) ジェンマ・ベルタニョッリ(S;クラウディオ) ペトロス・マグラス(B;マルツィアーノ) クリストフォロス・スタンボリス(B;ドン・クレプスコロ;*) ジョルジュ・ペトルー指揮アルモニア・アテネア | ||
録音:2010年7月20日-26日、アテネ。世界初録音。ピリオド楽器使用。バロック・オペラで活躍する指揮者ペトルーと若手歌手によるヘンデルの世界初録音作(「アレッサンドロ」HWV.21(1726)とは別作)。「ジュスティーノ」、「ベレニーチェ」、「アルミーニョ」などの音楽を利用したパスティッチョで、序曲とレチタティーヴォは新たに作曲。アポストロ・ゼーノの台本を流用し、ローマ皇帝アレクサンデル・セウェルスが描かれている。なお旧・国内代理店はマンツァーノ作品に付いては作品名しか記載しておらず、他も配役や人名を含め、上記は欧文資料に基づき当店独自に補った。 | ||
レスピーギ:管弦楽作品集 ボッティチェルリの3枚の絵/ 3つのコラール(原曲:J.S.バッハ: コラールBWV.699、733、645)/ 交響詩「ローマの松」 |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2010年3月12日-14日、6月10日-11日、ボン。 | ||
死の舞踏〜リスト:ピアノと管弦楽のための作品集 交響詩第2番「タッソー、悲劇と勝利」S.96(*)/死の舞踏 S.126(*)/ 悲しみのゴンドラS.134 (*)(管弦楽版/ジョン・アダムス編曲)/ 悲しみのゴンドラS.134/瞑想 S.204/心を高めよ S.163-7/ コラール「満ちたれり」(原曲:J.S.バッハ) クラウディウス・タンスキ(P) シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.(*) | ||
録音:2010年6月28日-30日、ボン(*)、2010年7月19日、。旧・国内代理店は奏者の名前を「クラウディア」と誤記している。タンスキはブレンデルの弟子で、ザルツブルク・モーツァルテウムの教授を務めている。 | ||
Das Lieben bringt groß Freud! 〜ドイツ民謡集 ケースマイヤー:高きよりそこへ何か来るか / Das Schwäbische Brünnele /遠い町へ今日旅立つ/ 可愛いアウグスティン/皆が私に賛成/いとしきみと/ローレライ/壊れた指輪 ジルヒャー:私の意志は/明日ここから離れてそうしなければならない/冷たい理由で/ ターラウのエンヒェン/市門のそとの泉のほとり/私はかつて散歩に行った レーガー:谷間の菩提樹/それは刈り取り機/もし僕が小鳥だったら/私は若草色の森を通り抜けた/ 楽しく接点を持つ/愛は大いなる喜びをもたらす/重い夢 アマルコルド、ライプツィヒSQ | ||
録音:2010年9月15日-16日、20日-22日、。上記曲目では作曲家毎にまとめているが、実際には殆どが作曲家を互い違いにして収録されている。なお、旧・国内代理店の作曲家表記に『カズマイヤー』とあるが誤り。また、日本語になっている曲目は旧・国内代理店によるもので、これも誤っている可能性があります。 | ||
ブラームス:後期ピアノ作品集 Vol.3 幻想曲集 Op.116/3つの間奏曲 Op.117/ 6つの小品 Op.118/4つの小品 Op.119 |
ハーディ・リットナー(P) | |
録音:2010年4月10日-12日、。使用楽器:シュトライヒャー、1870年製。ブラームスが愛したシュトライヒャー・ピアノを用いて録音されるシリーズ第3段。彼の最後のピアノ作品となった1892-93年作の4曲。 | ||
シューマン: 幻想曲 ハ長調 Op.17/ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 |
ジン・ジュ(P) | |
録音:2010年8月25日-26日。『チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクールで活躍し、中国期待の若手女流ピアニストとして活躍の幅を広げているジン・ジュ。』(以上『内』、旧・国内代理店記載ママ)。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第78番 変ロ長調 Op.76-4「日の出」/ 第77番 ハ長調 Op.76-3「皇帝」/ 第76番 ニ短調 Op.76-2「五度」〕 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2009年11月4日-6日。『(前略)満を持して挑むハイドン全集の第2弾』(旧・国内代理店記載ママ)。 | ||
ウィーン・ピアノ・トリオ ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63 |
ウィーン・ピアノ・トリオ | |
録音:2010年8月29日。旧・国内代理店によるとライヴだとの事。 | ||
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959): ヘルダーリンと共にある作品集 [Music with Hölderlin] 中声とピアノのためのヘルダーリン歌曲 Ops.6, 12, 23 他 / フリードリヒ・ヘルダーリンの詩に基づくピアノ小品 Op.25 ホルガー・ファルク(Br) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2010年9月6日-7日、。オーストリアの作曲家&音楽理論家ヨーゼフ・マティアス・ハウアーは、シェーンベルクよりも早く、独自に12音技法を発展させていたことで知られる。彼の作曲技法は作品毎に変化しており、1音1音を積木を積むように構築された作品もあれば、12音の並びから和声の連結を生成する手法を用いたもの、易学に基づくもの、図形楽譜まであり、非常に多彩。 | ||
フランツ・シュレーカー(1878-1934):歌劇「狂える炎 [Irrelohe] 」
ローマン・サドニック(T;ハインリヒ) インゲボルク・グライナー(S;エヴァ) ダニエラ・デンシュラグ(Ms;ローラ) マーク・モールーズ(Br;ペーター) マーク・ローゼンタール(T;クリストバルト)他 シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo. | ||
録音:2010年11月2日-7日、ボン劇場、ライヴ。シュレーカーの名声と影響力は、ワイマール共和国初期の数年間に頂点を迎え、当時R.シュトラウスに次いで最も上演されるオペラ作曲家の一人となった。このオペラは1923年にクレンペラー指揮でケルンにて初演されたが賛否両論に分かれ、これまでの名声が崩れ始めるきっかけとなったようだ。しかしながら、愛の場面の美しい旋律や混沌としたマーラーのような壮大な管弦楽法は、聴きごたえがある。指揮のブルーニエは1964年スイスのベルン生まれ。指揮者としてはオペラ・ハウスを中心にキャリアを重ねながら、ドイツの様々な放送オケの指揮経験も豊富で、この作品のロマンティックさを見事に表現している。 | ||
スウェーリンク(1562-1621):オルガン作品集 Vol.1 トッカータSwWV.285/半音階的幻想曲 SwWV.261/賛美歌第116番/賛美歌第116番 SwWV.313/ 幻想曲 SwWV.273/トッカータSwWV.298/我を憐れみたまえ、主なる神よ SwWV.303/ SwWV./ カプリッチョSwWV.281/カノン「アヴェ・マリス・ステラ」SwWV.193/ トッカータSwWV.295/ Registervorfüehrung der Orgel ハラルト・フォーゲル(Org) | ||
録音:2010年11月11日-12日、聖マリエン教会、レムゴ。使用楽器:『17世紀のルネサンス時代から現存し、失われたパイプも完全に修復されたツバメの巣のオルガン』(曲名記載に不自然な部分があるが、これも含んで旧・国内代理店記載ママ)。 | ||
テレマン:ソナタ&ソナチネ集 ソナチネ ハ短調 TWV.41: C2/ソナタ ハ長調 TWV.41: C5/ソナチネ イ短調 TWV.41: A4/ ソナタ〔変ロ長調 TWV.41: B3/イ短調 TWV.41: D2/ヘ短調 TWV.41:f1/ ハ長調 TWV.41: C2/ヘ長調 TWV.41:f2 〕 ハイコ・テル・スケヘット(リコーダー) ツヴィ・メニカー(Cemb) ミネケ・ヴァン・デル・ヴェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ベニー・アガシ(Fg) | ||
録音:2010年6月21日-23日、。新発見作品を含むとの事。 | ||
ヨハネス・エッカルト(1555-1613):ミサ曲、モテット&カンティガ集 この復活のときに/ミサ曲「私の心はあなたに救いを求める」(1579)/アニュス・デイ/山を越えてマリアが行く/ 沈黙のツァハリアス/聖徒たちよ、喜びなさい/高き天より我は来れり/聖域のマリア/ おお、神の子羊よ、罪なくして十字架の木にかけて/天より来るこの精霊/常に喜べ/今我ら聖霊に願う/ ただ汝のみ、イエス・キリスト/ヘル・イエス・グナデンゾーネ/ 主よ、汝のうちにのみ/我らに平和と恩恵を頂きたい/天にまするわれらの父よ マリア・ユルゲンセン指揮北ドイツ室内o. | ||
録音:2010年10月22日-24日。1600曲近くの作品を残したエッカルト。2013年の没後400年を記念し、今なお数多くのプロテスタント教会で歌われている作品から選りすぐってお届け。彼唯一のミサ曲も収録されている。 | ||
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」
エカテリーナ・ゴドヴァネッツ(S;タチアーナ) ヴィアディスラフ・スリムスキー(Br;オネーギン) ディミトリー・ヴォロパエフ(T;レンスキー) イリーナ・ルブストワ(S;ラーリナ) イリーナ・ドルツェンコ(S;オリガ) マルガリータ・ネクラソワ(Ms;フィリピエヴナ) アンドレイ・テレジン(B;グレーミン) ヴァレンティン・スクホドレツ(T;トリケ) マルク・ゴレンシュタイン指揮ロシア国立so.、ユルロフ記念国立アカデミーcho. | ||
録音:2009年6月6日、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、演奏会形式ライヴ。 | ||
北ドイツのオルガン巡礼 Vol.2「ダンツィヒ」 Calcantenglocke / Aufziehen der 12 Bälge カユス・シュミートライン(1555-1611):第1旋法による幻想曲/第1旋法による幻想曲風アリア/ 天にまする我らの父よ/第7旋法による幻想曲/第8旋法による幻想曲 ペトルス・デ・ドルジーナ〔ピオトル・ドルジンスキ〕(1550頃-1611):前奏曲「我が魂は主を崇め」/賛美の歌を歌え アンドレアス・ノインハーバー(1603-1663): 我汝に呼ばわる主イエス・キリストよ/コラール幻想曲「我汝に呼ばわる主イエス・キリストよ」 パウル・ジーフェルト(1586-1666):コラール変奏曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/6声の幻想曲 ex C エヴァルト・ヒンツ +Ewaldt Hintz (1614-1668):コラール幻想曲「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」 ダニエル・マグヌス・グロナウ(1685頃-1747):コラール幻想曲「我が主のみわざは」 フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルクル(1816-1887):コラール断章「我が主のみわざは」 フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム(1719-1780): 天にまする我らの父よ/神の御心に任せよ/神はわがやぐら/暁の星のいと美しきかな テオフィル・アンドレアス・フォルクマール(1686-1768):ソナタ第2番 ニ短調 マルティン・ロスト(Org) | ||
録音:2010年5月30日-31日、聖マリエン教会、シュトラールズント(ドイツ)。使用楽器:シュテルヴァーゲン・オルガン、1659年製。旧・国内代理店記載の曲目(最後に『ピエーノ・オルガーノ』『ピエーナ』とあるが、不詳)には抜けがあったため、当店で補完した。また、ポーランドのグダンスク〔ドイツ語でダンツィヒ〕とシュトラールズントは200kmほど離れているが、これについての説明は特に記載されていない(旧・国内代理店のコメントに『グダニスク(中略)のシュトラルズント聖マリエン教会』というものもあるが、ほぼ間違い無く誤りと思われる)。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958 ツェルニー:歌曲「思い出」による変奏曲 Op.33 |
ジン・ジュ(P) | |
録音:2011年1月15日-17日、。使用楽器:;スタインウェイ・コンサート・グランド 1901。チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、『世界の名だたるコンクールで活躍』(旧・国内代理店表記ママ。コンクール荒らしということか)し、中国期待の若手女流ピアニストとして活躍の幅を広げているジン・ジュ。彼女は古典ピアノ演奏研究も行っており、繊細なタッチと考え抜かれたディナーミクで紡ぎだされるロマンティックでヴィルトゥオーゾなピアニズムをお楽しみ頂きたい。 | ||
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*)/ 間奏曲 Op.119 No.1 |
ハーディ・リットナー(P) ヴェルナー・エールハルト指揮(*) ラルテ・デル・モンド(*) | |
録音:2011年2月11日-12日、レヴァークーゼン。使用ピアノ:1854年製エラール製。ヒストリカル・ピアノの響きをいかしたブラームス・シリーズの成功により、若くして世界的なピアニストの仲間入りをしたリットナー。当盤では、ブラームスがちょうどこの協奏曲第1番を書き始めた頃、1854年製エラール・ピアノを使用。 | ||
クラーゲンフルトのタブラチュア譜によるオルガン曲集 ルートヴィヒ・ゼンフル、クローダン・ド・セルミジ、ジョスカン・デ・プレ、 ピエール・ド・ラリュー、ジャン・ムトン、フィリップ・ヴェルドロ、作曲者不詳の作品 マンフレート・ノヴァク(Org) | ||
録音:2011年4月、イスブルック宮廷附属教会。使用楽器:イェルク・エーベルト製、1560年頃。インスブルック宮廷附属教会にルネサンス・オルガンが備え付けられた1560年頃に奉納されたものではないかといわれているタブラチュア譜手稿から。その時代の教会音楽や世俗曲をオルガン用に編曲したもので、歴史的にも非常に貴重。オーストリアのオルガニスト、マンフレート・ノーヴァクは、解読難解なタブラチュア通りにその時代のオルガンを使って演奏。当時の歴史的研究結果を見事に具現化した画期的な録音。 | ||
キューバ国立合唱団〜キューバの合唱作品集 ロベルト・バレラ(1938-): Babalu en La Habana Vieja / Conoces un fuego que no dé calor フランク・フェルナンデス(1944-): Vértigo de Lluvia / Las Casas オスカル・エルナンデス(1891-1967): La rosa roja セサル・アレハンドロ・カリロ(1957-):「無名のミサ」より〔グローリア/キリエ〕 エレクト・シルバ(1930-): Para ti / ミゲル・マタモロス(1894-1971):フラメント(キューバからのボレロ) ウィルマ・アルバ・カル(1988-):5つの歌 / ルネ・クローゼン(1953-):祈る人 シルビオ・ロドリゲス(1946-): Hay quien precisa / Locuras レオ・ブローウェル(1939-): Son Mercedes / フランシスコ・レピラド(1907-2003):ブエナ・ビスタ (Chan Chan) ディグナ・ゲラ指揮キューバ国立cho. | ||
録音:2011年2月28日-3月4日、ハバナ。なお、曲名表記は原題の珍妙なカナ読みとなっていたため、一般的題名の物を除き全て原文表記へ訂正、また『20世紀から現代を代表するキューバ人作曲家たちの魅力的な合唱作品』という記載があるが、ルネ・クローゼンのようなアメリカ人作曲家の作品も含まれている。ディグナ・ゲラの提唱で1981年に結成されたキューバ国立合唱団が結成30年を迎える2011年に、約20人編成で録音した物。ルネサンスから現代、キューバを始めとしたラテン・アメリカ諸国のフォルクローレなど様々な時代やスタイルのレパートリーを持つ。 | ||
フランス・オルガン音楽の祭典 ヴィドール(1844-1937)/マルセル・デュプレ編曲:アメリカ行進曲 Op.31 / ピエルネ(1863-1937):3つの小品 Op.29 ギルマン(1837-1911):インヴェンションOp.18 No.3/アレグレットOp.19 No.1 ジグー(1844-1925):オルガンのための10の小品 (1892) より〔スケルツォ/トッカータ〕 サン=サーンス(1835-1921)/ギルマン編曲:白鳥 ジョセフ・ボネ(1884-1944):演奏会用変奏曲 Op.1 / Elfes Op.7 No.11 / デュボワ(1837-1924):トッカータ ボエルマン(1862-1897):組曲第2番 Op.27 ベン・ヴァン・オーステン(Org) | ||
録音:2011年4月、デュドランジュ。使用楽器: Stahlhuth-Jann de Dudelange。なお、旧・国内代理店の案内には『ジグーウ』という謎の作曲家がいるが、上記ジグーの誤り。1955年オランダ・ハーグ生まれのオルガニスト、オーステンはオルガニストとして活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めており、当レーベルには、ヴィエルヌ全集、フランス・ロマンティック・オルガン作品集、そして全7枚におよぶヴィドール作品などを発表している。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.4〜太陽四重奏曲集より 〔第32番 ハ長調 Op.20 No.2, Hob.III-32 / 第34番 ニ長調 Op.20 No.4, Hob.III-34 / 第36番 イ長調 Op.20 No.6, Hob.III-36〕 |
ライプツィヒSQ | |
録音:2010年9月21日-22日、。1700-1800年のクラシカル弓のコピーを使用することによって、よりハイドンの意図したであろう音楽の再現も取り入れている。 | ||
J.S.バッハ:オルガン作品集 前奏曲とフーガ〔ロ短調 BWV.544 (*) /変ホ長調 BWV.552 (*) /ハ短調 BWV.546 (#) / ハ長調 BWV.547 (#) /ト長調 BWV.541 (+) /イ短調 BWV.543 (#) /ホ短調 BWV.548 (#) 〕/ パッサカリア(とフーガ) ハ短調 BWV.582 (*) /前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調 BWV.542 (+) / コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622 / コラール「汝の御座の前に、われ進み出で」BWV.668 (+) /トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564 (+) フーベルト・マイスター(マティスOrg) | ||
録音:1981年、アイヒシュタット・シュットゲン教会、ドイツ(*)/1983年、ザンクト・ヒラリウス・ネフェルズ・プファール教会、スイス(#)/1985年、リート・イム・インクライス・シュタットプファール教会、オーストリア(+)。おそらく初CD化。ドイツの音楽学者&オルガニストであったフーベルト・マイスター(1938-2010)の、おそらく追悼盤。彼はインスブルック、ローマ、ケルン、ミュンヘンで音楽学、哲学、神学を学び、ミュンヘン音楽大学で音楽理論の教授やレーゲンスブルク教会音楽学校講師を長年務め、バッハのオルガン作品の研究や多くの著書、録音などを行った。この録音は、1980年代にMDGよりLPとして発売されたもの。当時優秀録音としてオーディオファイル的に高い評価を得ていたアルバム。 | ||
ヴィヴァルディ/ゲルハルト・ティッテル編曲:協奏曲集 (10人のヴァイオリニストとチェンバロのための編曲版) 協奏曲集 Op.3「調和の霊感」より Nos.8, 10, 11 /協奏曲集「四季」〜秋/ ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.1 No.12 ラウレンティウス・ディンカ(Vn/リーダー) ベルリン・フィルハーモニー・ヴァイオリン・アンサンブル | ||
録音:2011年2月14日-17日、ベルリン。1993年、BPO第1ヴァイオリン奏者ディンカを中心に結成。10人のヴァイオリニストとピアノによるユニークなアンサンブル。1994年ドイツで初のコンサートを行って以来、ベルリンはもとより、フランス、スペイン等のヨーロッパ各地での公演、さらに南米、日本等へのツアーやレコーディングなど、世界的な活動を続けている。繊細な美しいサウンドはもちろん、室内オーケストラを思わせるような力強い表現力や厚い響きもあり、さらにエンタテインメント性溢れるステージで、ヴァイオリンを聴く喜びを満喫させる。このアルバムでは、多くのヴァイオリン協奏曲を作曲したヴィヴァルディの作品を、10挺のヴァイオリンと1チェンバロのために編曲し、刺激的なアレンジで楽しませてくれる。 | ||
ハインリヒ・アルベルト・デュオ〜 Italy フェルディナンド・カルッリ:セレナータOp.96 No.1 D.スカルラッティ:ソナタ〔K.193、K.332、K.11、K.132、K.87、K.98〕 ロッシーニ/ジュリアーニ編曲:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲 チマローザ:ソナタ〔ハ長調/ニ短調/ホ短調/ニ短調/ハ長調 パガニーニ:カンタービレ/タランテラ / ジュリアーニ:協奏風変奏曲 Op.130 ゴッドファーザーのテーマ (特記以外、全てヨアヒム・シュラーダーによる2台ギター用編曲) ハインリヒ・アルベルト・デュオ[ヨアヒム・シュラーダー、ヤン・エルラー(G)] | ||
録音:2011年5月9日-11日、。師弟関係にある2人によって結成されたギター・デュオ。今回のアルバムでは、イタリアの古典派からロマン派の作曲家の作品を、おしゃれな編曲で聴かせてくれる。ボーナス・トラックとして「ゴッドファーザーのテーマ」も収録。 | ||
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3 フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 ドビュッシー/ユベール・ムトン(1872-1954)編曲: 「ペレアスとメリザンド」による三重奏 |
トリオ・パルナッスス [ヤメイ・ユー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] | |
録音:2010年9月28日-30日、。すでに20年以上のキャリアを誇るトリオ・パルナッスス。このアルバムではフランスの名弦楽三重奏作品を2曲。そして、当時ドビュッシーが成功をおさめた「ペレアスとメリザンド」からのメロディを、パリの出版社が『ベルギー出身の音楽学校長』ムトン [Hubert Mouton] (『内』旧・国内代理店記載ママ。編曲者に関しての詳細は不詳)に依頼したピアノ三重奏編曲版で収録。 | ||
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 ブラームス: ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25 / ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60〜アンダンテ |
モーツァルト・ピアノ四重奏団 [マルク・ゴトーニ(Vn) ハルトムート・ローデ(Va) ペーター・ヘール(Vc) パウル・リフィニウス(P)] | |
録音:2010年12月19日、ライヴ。世界の名だたる国際コンクールで優勝や入賞経験を持つ名手が揃った当団(2000年結成)の精密で優美なアンサンブル。自発的な解釈による自然な各楽器の対話は絶品。彼らの初アルバム(Arte Nova)にはブラームスの「2番」と「3番」が収録され高評価を得たが、メンバーも入れ替わり10年たっての「1番」はライヴということもあり、熱いロマンチシズムと繊細さが見事に融合された演奏となった。 | ||
ブルックナー: 交響曲第8番 ハ短調 (1890年版) |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2011年5月12日-13日、ベートーヴェン・ホール、ボン、ライヴ。ちょうどこの録音の1年前に録音された「ブルックナー:交響曲第0番&レア管弦楽作品集」の続編。ブルーニエはこれまでの濃厚でエネルギッシュな演奏を見直し、作曲された当時の演奏様式に戻って演奏を試みている。やや遅めなテンポ(トータル88分30秒)、古典形式の作品構造の見直し、響きの透明感を大切にした演奏で、ブルックナーの音楽を現代に鮮やかによみがえらせている。これまでのさまざまなブルックナー演奏とは異なる次元に立つ演奏をご一聴頂きたい。(演奏時間 18:14/14:19/29:34/26:18) | ||
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集 〔 変ホ長調 Op.4/ ハ長調 Op.29 〕 |
ライプツィヒSQ バルバラ・ブントロック(Va) | |
録音:2011年3月23日-26日。ベートーヴェンは多くの弦楽四重奏曲を作曲したが、弦楽五重奏曲は「Op.29」が唯一のオリジナル作品で、モーツァルトとは異なり、比較的堅固な表現を特色としており、効果的な転調などベートーヴェンらしい特質が伺える作品。また「Op.4」は、「管楽八重奏曲Op.103」から編曲されたが、かなり大幅に改作と拡大が計られ、娯楽性を脱し、より純粋な抽象的音楽への志向が見受けられる。1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴衆の心を釘付けにしている。2006年に録音が完結したベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、「イントネーションの絶対の完璧さ」「細心の愛を込めた精密な演奏」と絶賛されている。ミュンヘンやジュネーヴ国際コンクールで高い評価を受けた若手女流ヴィオラ奏者ブントロックを迎えて、若きベートーヴェンらしい音楽が展開されている。 | ||
PHONOLA〜自動ピアノのための作品集 ヴォルフガング・ハイジヒ(1952-): Etüde kwic & kwoc (1982) / Ringparabel (1990) / KODE (2000) / Se Io Ho Ben La Tua Parola Intesa (1998) / Heislvertonungen (1997) / Tabernakel / Dass der die das was geht / Dann war da was los / Da dacht er / wie die vögel/ Na du / Jacquard (1995) / Die Wut über den verlorenen Groschen, mit und ohne Mehrwertsteuer (2002) トム・ジョンソン(1939-): Full Rotation of 60 Notes through 36 Positions (1996) クヌート・ミュラー(1963-):Gordion / Gridikon / Gnomon コンロン・ナンカロウ(1912-1997):「自動ピアノのための習作」より Nos. 7, 20, 21, 37 ヴォルフガング・ハイジヒ | ||
録音:2007年1月、6月。使用楽器:スタインウェイ・コンサート・グランド1901 (ハップフェルト社1902年製低空気圧自動演奏システム)。蓄音器以前の自動演奏楽器といえばオルゴールか自動オルガンがメインだった。強弱などを求めるピアノへの自動演奏システムは複雑で開発には苦労があったようだ。1876年にフィラデルフィアで強弱も演奏可能にした自動ピアノが展示され、電気でロールを読み取り、空気式の装置を電磁石で動かす空気式増幅の働きをする装置が開発されたりと、その後約20年ほど研究が重ねられ各社より製作された。ヴォルフガング・ハイジヒは、現代を代表する自動ピアノの研究家及びプログラマーの第一人者。最も有名なオルゴール&自動演奏システム・メーカーの一つ、ハップフェルト社(ドイツ)の自動ピアノ演奏システムをスタインウェイに取り付け、自作の作品や、有名なナンカロウの作品などを再プログラミングし、演奏録音を試みたものが当アルバム。「自動的に演奏する」というだけでなく、演奏者がテンポや音の強弱を変化させることが可能となったシステムが搭載された画期的な演自動演奏録音。 | ||
ゴレンシテイン&スヴェトラーノフ響、95分 マーラー:交響曲第9番 ニ長調 |
マルク・ゴレンシテイン指揮 ロシア国立so. 〔スヴェトラーノフso.〕 | |
録音:2010年2月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ。収録時間:95分01秒。2002年、スヴェトラーノフの後任としてロシア国立響芸術監督兼首席指揮者に就任したゴレンシテインのマーラー。2005年には「ロシア連邦政府賞文化部門」、2006/2007シーズンの初めにはロシアで最も権威ある「母国功労賞」を受賞、オーケストラと共にロシア大統領から感謝状が授与。2009年2月には京都市響に客演、スクリャービンの交響曲第2番は喝采をもって迎えられた。2011年にはロシア国立響とともにロシア色の充溢する、濃密な響きの強烈な聴き応えを感じさせてくれた。すでにスヴェトラーノフ時代の団員はほとんど残っていないものの、若い団員たちの高度なテクニックと集中力によって、かなり遅めのテンポを採用したゴレンシュタインの解釈を完璧に表現しきっている。 | ||
307-17222 (5CD) 廃盤 |
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 第14番−第21番
ライプツィヒSQ | |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.5 〔第65番 変ロ長調 Op.64 No.3,Hob.III-67 / 第66番 ト長調 Op.64 No.4,Hob.III-66 / 第67番 ニ長調 Op.64 No.5「ひばり」Hob.III-63 〕 |
ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、 ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | |
録音:2010年12月4日-5日。世界最古のシンフォニーo.である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門。そんな彼らが満を持して挑むハイドン全集の第5弾。今回は「第2トスト四重奏曲」とよばれるハイドンのオーケストラのヴァイオリニストであったヨハン・トストための作品から3曲。全てが芳醇な調和をしめしており、ウィーン風四重奏曲の頂点をなす作品。ひばりの囀りを思わせる主題の「ひばり」も収録されている。これまでの様に正統派の演奏を基本としているが、1700-1800年のクラシカル弓のコピーを使用することによって、ハイドンの意図したであろう音楽を再現することも取り入れている。 | ||
シュトゥットガルト・イムヌス少年合唱団とオルガンによるクリスマス ハンマーシュミット:門をひらけ / プレトリウス:暁の星はさし昇りて ヴァルター・シュミット: Zu Bethlehem uberm Stall / プレトリウス: Den die Hirten lobeten sehre シュッツ: 天は神の栄光を語り / ジャン・クランシェ: Wunderbare freude! Wunderbare nacht! デイヴィッド・ウィルコックス: Herbei, o ihr Gläubigen für vierstimmigen ブラームス:おお救世主よ、天を開け / ヨハネス・エッカルト:いざ来たれ、異邦人の救い主よ デイヴィッド・ウィルコックス:来たれ、インマヌエル / プレトリウス: エサイの根より ジークフリート・レダ:様々な旋法によるマニフィカト / ヨハネス・エッカルト:山の上をマリアが行く カール・リーデル:来る羊飼い / アルベルト・ベッカー:恐れるな! シュッツ:かくも神は世を愛したまえり / J.S.バッハ:恐るるなかれ、われ汝と共にあり ライナー・ヨハネス・ホムブルク指揮シュトゥットガルト・イムヌス少年cho. カイ・ヨハンセン(Org) | ||
録音:2011年6月、福音キリスト教会、シュトゥットガルト。ゲヒンゲン聖歌隊と並んで、シュトゥットガルトで最も伝統ある合唱団の一つ、イムヌス少年合唱団。透明感で爽やかな歌声には、素直で暖かい音楽がつめこまれている。 | ||
クラシカ・エスパニョーラ グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37 より〔第5番 ホ短調「アンダルーサ(祈り)」Op.37 No.5 / 第2番 ハ短調「オリエンタル」Op.37 No.2 / 第4番 ト長調「ビリャネスカ」Op.37 No.4 〕 アルベニス:マラゲニャ ホ短調 Op.165 No.3/スペイン組曲〜セビリャOp.47 No.3 入江のざわめき〜マラゲニャOp.71 No.6/組曲「スペイン」〜タンゴ ニ長調 Op.165 No.2 オマール・アコスタ:ジャスミン(タンゴ)/セビリャのクリオジョ舞曲/幸せのために/アネッテのブレリア ファリャ:「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番/火祭りの踊り フランソワ・ラバト:スペインのオード(頌賦) / ジュアン・ラマ:ラ・リサ / チック・コリア:スペイン アネッテ・マイブルク(Fl) アンドレアス・フォン・ヴァンゲンハイム(G) ブウォジミエシュ・グラ(Cb) アルベルト・アラルコン(カスタネット) ジュアン・ラマ(フラメンコG) ルイス・ジョレンテ(カホン/ティヤナ/パルマス) ヘスス・ゴンザレス・ブリト(バンドーラ) | ||
録音:2011年9月23日-25日。民族音楽とクラシック音楽の融合を図ったシリーズ、今回はスペインを題材。斬新なバッハの無伴奏チェロのギター版で話題をさらったヴァンゲンハイムのギターを中心に、伝統楽器を組み合わせたフラメンコの組曲としてアルバムを構成している。クラシック奏者と民族楽器奏者演奏の融合により、エキサイティングな化学反応が生まれている。 | ||
近現代ファゴットとピアノのための作品集 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調 Op.168 ウジェーヌ・ボザ:ノクターンとダンス ロジェ・ブトリ:ファゴットとピアノのためのインタファレンス ジャン・フランセ:ファゴットとピアノのための2つの小品 アラン・ベルノー:アリュシナシオン(幻覚さまざま) マルセル・ビッチ:ファゴットとピアノのためのコンチェルティーノ ウジェーヌ・ボザ:朗唱、シチリアーノとロンド アレクサンドル・タンスマン:ソナチネ ピエール・マックス・デュボワ:ソナチネ〜タンゴ ロディオン・トルマチェフ(Fg) 北川みどり(P) | ||
録音:2011年8月22日-24日。ロディオン・トルマチェフは、1978年ウズベキスタン生まれ。サンクトペテルブルク音楽院で学び、ハノーファー音楽大学で名ファゴット奏者ダグ・イェンセンに師事。2000年からはマリインスキー劇場o.ソロ・ファゴット奏者を務めている。2007年度日本管打楽器コンクールで優勝も果たしている。ファゴットのレパートリーは楽器の構造上あまり発展しなかったが、1900年代に入り新しいキー機構などが発明され、特にフランスにおいて様々な作曲家がファゴットのために作品を書いている。有名なサン=サーンスのソナタをはじめ、近現代の楽器の限界を求めた作品をここに収録した。 | ||
ジュール・マスネ:ピアノ独奏作品全集 マイアベーアの「プロエルメルのパルドン祭」による大幻想曲/10の風俗的小品 Op.10/アルルカンの物語/ 7つの即興曲/トッカータ/2つの即興曲/楽興の時/聖母の御前で(ローマの田園の思い出)/狂ったワルツ/ 非常にゆっくりしたワルツ/ゆりかごを揺するための調べ/2つの小品 シュテファン・イルマー(P) | ||
録音:2011年6月21日-23日。「タイスの冥想曲」で有名なフランスのオペラ作曲家、マスネの珍しいピアノ作品集。彼のメロディストとしての資質以上に、ピアノのヴィルトゥオーゾ的な側面をうかがい知る上でも興味深い作品の録音。クレメンティやロッシーニのピアノ作品全集を仕上げてきたシュテファン・イルマーの繊細なタッチと滑らかなフレージングの磨きぬかれたテクニックを余すところなく披露され、洗練されたピアニズムによって見事に表現されている。 | ||
613-17312 (18CD) 廃盤 |
ジョン・ケージ:ピアノ作品全集
シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | |
グルック:歌劇「クレリアの勝利」(1763)
エレーヌ・ル・コール(S;クレリア) マリー=エレン・ネシ(Ms;オラツィオ) イリーニ・カライアンニ(Ms;タルクイニオ) ブルク・ウヤール(S;ラリッサ) ヴァッシリス・カヴァヤス(T;ポルセンナ) フロリン・セサル・オウアトゥ(CT;マンニオ) ジュゼッペ・ゾギスモンド・デ・リジオ指揮アルモニア・アテネア | ||
録音:2011年7月13日-19日、メガロン・アテネ・コンサートホール〔ディミトリ・ミトロプーロス・ホール〕。ピリオド楽器使用。現ボローニャ市立劇場にて、グルック自身の指揮でこけら落としを飾った作品。台本を書いたのはオペラ・セリアでは最も著名なイタリアの作家ピエトロ・メタスタージオ。特に熟練したソプラノとカストラートのために書かれており、心理的な面を重視したオペラが流行する直前のものだったようだ。グルックもこのオペラ以降ヴィルトゥーゾ的な歌唱から大きく変革を遂げていく。ボローニャで電子音楽を学びイタリア・オペラも得意とするジュゼッペ・ゾギスモンド・デ・リジオは、ピリオド楽器アンサンブルを起用しつつ、感情的・叙情的・ロマンティックさを見事に表現している。 | ||
グラズノフ:弦楽四重奏曲集 Vol.5 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.1 / 弦楽四重奏曲第7番 ハ長調 Op.107 「過ぎ去りし日々へのオマージュ」 |
ユトレヒトSQ [Eeva Koskinen, Katherine Routley(Vn) Joël Waterman(Va) Sebastian Koloski(Vc)] | |
録音:2011年6月27日-29日。ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派、ユトレヒト弦楽四重奏団が着々と進行している全集の第5弾。弦楽四重奏曲と題された作品の最初と最後の作品が収録されている。「第1番」は、グラズノフがまだ16〜17歳の時に作曲された作品。粗野的なロシアの民族性と美しいメロディーによる悲歌が印象的。「第7番」は、パリで書かれた晩年65歳の作品。数少ないタイトルが付いている作品で、後のショスタコーヴィチなどの作曲手法を拒絶し、最終楽章では昔を思い出させるような壮大なドラマが閉じられていく。 | ||
ツァハリアス〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.8 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 (*) / ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 (#) |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2011年4月(*)/1999年5月(#)、メトロポール、ローザンヌ。SACD Stereo、SACD 5.1ch、CD Stereo。着々と進行しているシリーズ第8弾。交響的に充実した書法と劇的なパトス表現によって、ベートーヴェンに接近したと評される「24番」。雄大なスケールと「絶望的な情熱のあとでの必然的な自己確認、勝ち取られた勝利」とアインシュタインが示した傑作の「25番」を収録。モーツァルト演奏に対する技術的適正を考え抜き、音色やアーティキュレーションだけでなく技巧的装飾音を試みている。爽やかで生き生きとした演奏というだけでなく、美音による詩的情景を描いていく。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「町人貴族」Op.60〜管弦楽組曲/子守歌 Op.41 No.1 / 献呈 Op.10 No.1 /あした! Op.27 No.4/4つの最後の歌 リサ・ラーション(S) ダグラス・ボイド指揮ムジークコレギウム・ヴィンタートゥル | ||
録音:2011年9月5日-9日、シュタットハウス、ヴィンタートゥル。ヨーロッパ室内o.の創立メンバーの一人であり、2002年までその首席オーボエ奏者を務めたダグラス・ボイド。最近は指揮者としての活動に力を入れており、古典派からロマン派までと着々レパートリーを広げている。中でもマーラーの演奏がとりわけ高く評価されていることもあり、こちらのR.シュトラウスも興味深い解釈を繰り広げていることは間違いない。「町人貴族組曲」は、あの「ナクソス島のアリアドネ」と関係の深い作品であり、「サロメ」や「エレクトラ」などの極彩色のオーケストレーションから脱却しつつある、晩年の作風に連なる音楽。もちろんシュトラウスらしいシニカルさもたっぷりあり、軽めの響きとは言え、凝りに凝ったもので、指揮者、オーケストラの力量が試される作品。シュトラウスの「辞世の句」とも言える「4つの最後の歌」については今更語ることもない。名指揮者たちが重用するソプラノ、リサ・ラーションの確かな歌唱は、この曲に漂う世紀末的な退廃感と、凛とした美しさを見事に表出する。 | ||
アルベニス: 前奏曲 ト短調(アストゥリアス)Op.232 No.1 /グラナダ(セレナタ)Op.47 No.1 /セビリャOp.47 No.3 / コルドバ ニ短調 Op.232 No.4 /マヨルカ 嬰ヘ短調 Op.202 /組曲「スペイン」Op.165 / オリエンタル ニ短調 Op.232 No.2 /セレナード「朱色の塔」Op.92 No.12 /サンブラ(東洋風舞曲) スティーヴン・マーチオンダ(G) | ||
録音:2011年8月。ギターのスティーヴン・マーチオンダは、アメリカ、ニュー・メキシコ州出身。ジュリアン・ブリームに師事し、これまでにセゴビア国際コンクール、アメリカ国際ソロ・コンクールなど数々のコンクールでの優勝歴を持っている。もともとアルベニスのピアノ作品は多くが様々なギター用に編曲され、しかもギターのために作曲されたような美しい音楽となって響く。彼の演奏はダイナミックさがいかんなく発揮されているのも特徴。 | ||
カール・シュトラウベ(1873-1950)編曲によるドイツ・バロック・オルガン作品集 ゲオルク・ムファット:パッサカリア/トッカータ第6番 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:「わがイエスをわれ離さじ」のコラールによる変奏曲 ディートリヒ・ブクステフーデ:パッサカリア/プレリュードとフーガ 嬰ヘ短調/シャコンヌ J.S.バッハ(偽作?):コラール「甘き喜びのうちに」BWV.751 ヨハン・パッヘルベル:トッカータ ヘ長調/シャコンヌ/天にまするわれらの父よ デルフィン・シュトルンク:われを汝がものとなし、とどまりたまえ ヨハン・カスパール・ケルル:パッサカリア アンドレアス・ジーリング(Org) | ||
録音:2011年11月21日-22日、ベルリン大聖堂。使用楽器:ヴィルヘルム・ザウアー、1905年製。カール・シュトラウベはベルリンで生まれたオルガニスト。独学でオルガンを学び、1897年にヴィーゼルの大聖堂付オルガニスト。1903年にライプツィヒ聖トーマス教会オルガニストに就任。1918年には聖トーマス教会のカントルに就任した。親交があったマックス・レーガーの最初の解釈者であり、シュトラウベはレーガーの作曲を積極的に支援し、決定的な影響を与えもした。シュトラウベは受け継がれてきた後期ロマン派的な様式より、バロック期の響きを取り戻そうと努めた。シュトラウベは、1904年にここに収録された作品集を発表した。その当時の近代オルガンの能力を発揮させるため、またオーケストラ・サウンドが好まれていたため、その強化のためにクレッシェンドやペダルの補強、テンポの変更など手を加えた。これによって、ドイツのオルガン運動に強く影響を与えたのだった。 ベルリン大聖堂とこのオルガンとの残響豊かなゴージャスな響きとともに、再生可能。 | ||
ホレイショ・パーカー(1863-1919):オルガン作品集 オルガンのための4つの小品 Op.66 /ソナタOp.65 /オルガンのための5つの小品 Op.66 ルドルフ・イニッヒ(Org) | ||
録音:2011年7月、オスナブリュック大聖堂。使用楽器:クーン製作、2003年。ホレイショ・パーカーはアメリカの作曲家・音楽教師。19世紀後半、コネチカット州ニューヘイブンの音楽界の中心人物だった。1880年代に渡欧し、ミュンヘンでヨーゼフ・ラインベルガーに師事。この時期早くも最初の主要な作品を書き、交響曲や劇的カンタータで受賞。アメリカに帰国後、主にニューヨーク市で教師、オルガニスト、合唱指導者の順に仕事に就き、1893年にエール大学教授に就任、終生この地位にあった。当盤は彼によるオルガン独奏作品の魅力を引き出そうという画期的なアルバム。彼の作風は、当時の新近代オルガンのシステムをフルに活用した音色の組み合わせによって、オルゴールのようなファンタジックな世界が繰り広げられ、1つの楽章だけでも数小節ごとに、チャップリンのような茶目っ気ある道化と悲しみと祈り等が変化していく独自の世界。ラインベルガー、メシアン、メンデルスゾーンなど、様々な作曲家のオルガン作品全集を録音してきたルドルフ・イニッヒによる秘曲の発掘の演奏。 | ||
ホアキン・クレルチ:フルート協奏曲「秋」/ギターのためのカセレス協奏曲
アネッテ・マイブルク(Fl) ホアキン・クレルチ(G) トーマス・ガブリッシュ指揮ハバナ室内o. | ||
録音:2011年3月、ハバナ。ホアキン・クレルチは単なるギターの名手というだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウムでアンソニー・シピリやアーノンクールらに古楽をも学んだ。「彼の演奏は、優れた技術、非常に詩的で知的な能力は尋常ではない」と高評価を得ている。フルートのマイブルクとの、溢れんばかりの才能で描いた前作「クラシカ・クバーナ」は、クラシック音楽とワールド・ミュージックを巧みに融合した新境地を切り拓き、Echo Klassik 賞にも輝いた。今回はクレルチ自身が作曲した作品集で、2曲とも楽器のヴルトゥーゾ性にあふれた、魅惑的に美しい作品。 | ||
J.S.バッハ:初期オルガン作品集 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531 /幻想曲 ハ短調 BWV.1121 /コラール「水の深きを求めるごとく」BWV.1119 / 幻想曲 ト短調 BWV.917 /コラール「心より我汝を愛す、おお主よ」BWV.1115 /前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535a / 前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535 /コラール「輝く暁の星のいと美わしきかな」BWV.739 / パルティータ「おお罪人なる我、何をなすべきか」BWV.770 /コラール「ああ主よ、哀れなる罪人なる我を」BWV.742 / コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV.579 /コラール「我心よりこがれ望む」BWV.727 / コラール「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV.734 / コラール「主イエス・キリストよ、我らを顧みたまえ」BWV.709 / コラール「主イエス・キリストよ、我らを顧みたまえ」BWV.726 /トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 ハラルト・フォーゲル(Org) | ||
録音:2012年10月、聖ヨハニス大修道院、ハンブルク。使用楽器:シュニットガー製作、1680年。18世紀及びそれ以前の作曲家の場合と同じように、バッハの初期の作品についても不明な点が多数発見されている。バッハがいつから作曲を始めたのか、現存する作品が何時どのような変遷を経て成立してきたかといったことがはっきりわからない状況。バッハの作品が再評価される様になった19世紀の前半には、初期の作品は「準備段階」あるいは「習作」として軽視されていたこともあり、現在でもその研究が続けられている。ここに収録されている作品にも、バッハの真作であるかどうか疑わしい作品も含まれている。しかし、ルネサンスからバロックにいたるドイツオルガン音楽演奏解釈の世界的権威フォーゲルの演奏は、他の追随を許さない生き生きとした力強さと構築性の高さが際だっている。 | ||
マリタ・パパリズー〜バロック・オペラ・アリア集 ヴィヴァルディ: 歌劇「狂乱のオルランド」より〔深い闇の世界へ/ Sorge l'irato nembo, E la fatal tempesta 〕/ スターバト・マーテル ヘンデル:歌劇「テゼオ」〜 Morirò, mà vendicata ヴィヴァルディ:歌劇「ファルナーチェ」〜凍りついたようにあらゆる血管を フェルディナンド・ベルトーニ:歌劇「タンクレーディ」〜Addio, o miei sospiri マリタ・パパリズー(Ms) クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティ | ||
録音:2011年9月、スキーオ。ギリシャのボロスで生まれたメゾ・ソプラノ、マリタ・パパリズーは、数多くの奨学金を得てアテネの音楽院で学び、優秀な成績で卒業後、いくつかのオペラに出演している。2000年にはイスタンブールで開催された「レイラ・ジェンチェル・コンクール」で1位を獲得、ジェノヴァでポルポラの「ナッソのアリアンナ」のオラーノ役を歌い注目を浴びた。すでにMD+Gレーベルにはヘンデルの「クレタのアリアンナ」の録音(タウリード役)がある。彼女の声はとても重心が低く、安定していて、また独特の凄味がある。もちろん技巧も申し分なく、バロック物だけでなく、ロッシーニやヴェルディも歌いこなし、舞台全体を支える重要な歌手として、今後も期待される逸材。 | ||
ツァハリアス〜シューマン:交響曲全集 Vol.1 〔第2番 ハ長調 Op.61 /第4番 ニ短調 Op.120 〕 |
クリスティアン・ツァハリアス指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2011年9月14日-16日、メトロポール、ローザンヌ。独創的で、全体のバランス、一体感、自然体の美しさを大切にした「シューマン:ピアノ協奏曲」を聴かせてくれたツァハリアスが、本格的指揮者として「シューマン:交響曲全集」に取り組む第1弾。創造的で緊張感を伴うシューマンの交響曲は、彼の精神不安がそのまま音楽になっているともいわれるが、ツァハリアスは「大胆な発明」と考え、ロマンティックな審美性と、独特な音色を可能とするナチュラル・ホルンを使用し、多様なスタイルに対応可能な柔軟なオーケストラで録音、常にフレッシュでありながら考え抜かれたシューマン世界が展開されている。 | ||
ハンス・レオ・ハスラー:モテット「言葉は肉となりて」 ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663): ハスラーのモテット「言葉は肉となりて」による Intavolierung /ファンタジア ニ短調/キリエ/ ダウランドの「涙のパヴァーヌ」/ガイヤルドと変奏/われを憐れみたまえ、おお主なる神よ/ おお神よ、我らは汝の恵みに感謝する/プレアンブルム ニ調/トッカータ ト長調/ Jesu, du wollst uns weisen /天にまするわれらの父よ/神はわがやぐら/ Registervorführung レオ・ファン・ドゥセラール(Org) | ||
録音:2011年10月13日-15日、聖ピーテルス教会、ライデン、オランダ。使用楽器:ハーヘルベール・オルガン、1643年製作。シャイデマンはハンブルクのカタリナ教会のオルガニストであった父に学び、1611-14年に奨学生としてスウェーリンクに師事。1629年に父の職を継ぎ、オルガニスト、オルガン鑑定家、作曲家、教師として高く尊敬された。彼の多数のオルガン作品は、北ドイツ・オルガン楽派の基礎を築き、その様式はブクステフーデにまで影響を与えた。特にオルガン・コラールとプレアンブルムは、彼の作品の中でも重要で、コラールからの素材を基礎として対位法的なテクスチュアの織なす絡み合いは、忘れがたい魅力を持っている。中堅レオ・ファン・ドゥセラールは、イゾワール、ビルソン、インマゼールらに師事したオランダのオルガニスト・ピアニスト・指揮者で、現在オランダで最も活躍しているオルガニストと言えるだろう。 | ||
ショパン:練習曲集(全27曲) 〔Op.10/ Op.25/3つの新しい練習曲〕 |
ハーディ・リットナー(Fp) | |
録音:2011年11月14日-16日。使用楽器:コンラート・グラーフ、1835年製。ヒストリカル・ピアノの響きをいかした数々の録音で、世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナーは1981年生まれの若手で、ザルツブルクのモーツァルテウムでジークベルト・ランペに学んだ。ここで使用されている1835年グラーフ製のピアノは、ちょうどショパンが練習曲Op.25を作曲した時期に製作された。音の立ち上がりもまろやかで、素朴な音色。そして、この楽器に付いているダブル・モデレーターによる効果は、まさにOp.25 No.2のために作られたもののようだ。速い節回しでも一音一音丁寧な発音が可能で、誠実で渋味な音色ながら叙情的な音楽が奏でられている。 | ||
ルディ・シュテファン(1887-1915):歌曲集 異なる作家の詩による7つの歌/ゲルダ・フォン・ロベルタスの詩による6つの歌/2つの厳粛な歌/真夜中/ 森の午後/聖なる夜に想う/Auf den Tod einer jungen Frau/エピローグ/森の沈黙/生きることを忘れるなかれ ムソルグスキー:忘れられた者 ゾフィー・ハルムセン(Ms) アレクサンドル・ヴァシリエフ(B) ミリー・ヤンポルスキー(P) 諸岡亮子(ハーモニウム) | ||
録音:2011年9月27日-29日。ルディ・シュテファンは表現主義者の先駆者として名を馳せたが、ロシアで28歳という若さで戦死したドイツの作曲家。その作品はR.シュトラウスやプフィッツナーの作曲法に近いといわれているが、彼の作曲する題材には「人間の存在の終わり」についてのものが多かったようだ。一部に「生きることの喜び」を感じさせるものもあるが、それすら内面の憂鬱との対比で扱われている。シュテファンの音楽の多くは火事によって焼失したが、ここに収録された歌曲は火事からのがれた奇跡的な物。ほとんどが世界初録音で、1901年製スタインウェイと貴重な歴史的コンサート・ハーモニウムの伴奏によって歌われる。 | ||
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):オーボエとファゴットのためのソナタ集 オーボエと通奏低音のためのソナタ Op.70 Nos.1-3 (*) / オーボエと通奏低音のためのソナタ Op.71 Nos.4-6 (*) / ファゴットと通奏低音のためのソナタ Op.24 Nos.5, 2 (#) アンサンブル・ヴィラ・ムジカ [インゴ・ゴリツキ(Ob) セルジオ・アッツォリーニ、池田愛(Fg) イルゼ・グラドゥ(Vc) ディエゴ・カンタルピ(リュート) クリスティアン・ニークイスト(Fp)] | ||
録音:2007年9月(*)、2011年8月(#)。フランソワ・ドヴィエンヌは、コンセール・スピリテュエルで活躍した木管楽器奏者。フルートとファゴットを演奏し、パリ・オペラ座でファゴットを演奏し、パリ音楽院の最初のフルート教授のひとりでもあった。ここに収録されたソナタは通奏低音が独立した動きをとっているのが特徴的。古典派への過渡期ということで、リュートとフォルテ・ピアノが通奏低音として使用されている。オーボエの大御所インゴ・ゴリツキとファゴットの鬼才セルジオ・アッツォリーニによる演奏は、流麗ながら個性的な雰囲気を醸し出している。 | ||
カルロス・ミチャンス(1950-):室内楽作品集 ピアノ五重奏曲(*) /ドラヴィダ・ムーズ(#) /弦楽八重奏のためのディヴェルティメント(+) ユトレヒトSQ セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P;*) パウリーネ・オーステンレイク(Ob;#) ロイスダールSQ (+) | ||
録音:2011年10月、12月。カルロス・ミチャンスはブエノスアイレス出身で、1982年にオランダに移住した作曲家。彼は世界中を旅し、民族音楽と言葉から多大な影響を受けている。そしてそれらが結合し、彼独特なスタイルの素晴らしい表現力が形成された。このアルバムには南インドのドラヴィダの言葉、文化、民謡、宗教などから影響され作曲した作品を収録。雰囲気は抽象的でありながら、ヨーロッパの音楽形式にのっとった作品3作。 | ||
ノルデンのシュニットガー・オルガン Vol.3 シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳〜「シャンパーニュのブランル」 シャイト:讃歌「来たれ創り主なる聖霊よ」SSWV153 / ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ニ短調 BuxWV.140 J.S.バッハ:コラール・ファンタジー「主なる神、我らの側にいまさずして」BWV 1128 モーツァルト:「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲 ハ長調 K.265(キラキラ星変奏曲) J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564 ゲオルク・ベーム:コラール変奏曲「愛する御神の統べしらすままにまつろい」 ブクステフーデ:テ・デウム・ラウダームスBuxWV.218 / モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501 アグネス・フルターハント、ティエモ・ヤンセン(Org) | ||
録音:2011年11月、ノルデン、聖ルートゲリ教会。使用楽器:アルプ・シュニットガー製、1690年頃。アルプ・シュニットガー(1648?-1719)は、当時最も有名であったオルガン製作者の一人で、北ドイツにおけるバロックオルガンの代表的製作者だった。彼の活動範囲は北ヨーロッパに広がっており、100基を超えるオルガンを製作した。現在も約30基は、その基本部分が保存されている。彼のオルガンは国際的名声を博し、ブクステフーデ、バッハ、ヘンデルらも見学に訪れている。1708年にはプロイセン王のオルガン製造者に指名された。当アルバムには、この楽器の特性であるポリフォニックな性質をもったストップが多用された作品を選んで収録され、力感に満ちた演奏美学が堪能出来る。モーツァルトの作品は、演奏者アグネス・フルターハント編曲によって演奏されている。 | ||
ウェーバー:クラリネット協奏曲集 クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調/ クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調/ クラリネット小協奏曲/ 歌劇「オベロン」序曲/序曲「幽霊の支配者」 |
マルティン・ シュパンゲンベルク(Cl)指揮 オーケストラ・M18 | |
録音:2011年10月、2012年2月。ミュンヘン宮廷の名クラリネット奏者ベールマンを識ったウェーバーは、3つのクラリネット協奏曲を立て続けに作曲した。これらはクラリネットのロマン性、幻想的な旋律、そして華麗さを融合した、クラリネット協奏曲作品の傑作として親しまれている。シュパンゲンベルクは、23才でミュンヘン・フィル首席となったクラリネット奏者。ボンでのドイツ音楽コンクールで優勝し、バイロイト音楽祭の首席も務めている。またワイマール国立音楽大学教授も務めている。「オーケストラM18」は、グスタフ・マーラー・ユーゲントo.などの若いメンバーが集結したオーケストラで、シュパンゲンベルクが吹き振りをし、多様な音楽性を表現していく。 | ||
レオン・ボエルマン(1862-1897):室内楽作品集 ピアノ三重奏曲 ト長調 Op.19 /ピアノ四重奏曲 ヘ短調 Op.10 (*) / チェロとピアノのための2つの小品 Op.31 /2つのピアノ三重奏曲 トリオ・パルナッスス[ヤメイ・ユ(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] ジェラール・コセ(Va;*) | ||
録音:2011年11月22日-24日、。レオン・ボエルマンは、35歳で早世したオルガニスト。教師、評論家としても活躍した。彼は宗教音楽で定評のあるニーデルメール学校出身で、教会旋法や二線記譜法を用いた典礼用声楽作品やオルガン曲を多く作曲した。ここに収録された室内楽作品も彼の優れた創作分野だった。すでに20年以上のキャリアを誇るトリオ・パルナッスス。ブラームスの名演の他、メンデルスゾーン、ラインベルガー、モーツァルト、レーガー、フンメル、ラロ、バルギールなど、様々なレパートリーで優れた演奏を聴かせる彼らは、室内楽ファンにはおなじみの存在。ピアノ四重奏では世界的ヴィオリスト、ジェラール・コセが参加している。 | ||
ベートーヴェン: 交響曲第1番 ハ長調 Op.21 / 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2012年、ベートーヴェン・ホール、ボン。創立し100年以上の伝統あるオーケストラ、ボン・ベートーヴェンo.。これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門で、2008〜09年シーズンから音楽監督を務めているシュテファン・ブルーニエとこのオーケストラによる初のベートーヴェン:交響曲録音となる。ブルーニエはピリオド奏法を用いながらもややゆったりとしたテンポをとり、雄弁にメロディを歌っていく。ノイズの少ない楽器の音の美しさが際立ち、金管とティンパニは明快に強奏群としてびしっと決めながら見事なアンサブルを聴かせてくれる。大音量時の迫力に頼ることなく、緻密なスコアの読みによって、ひとつひとつの音符を大切にした新ロマンティック・ベートーヴェン演奏と言えるだろう。洗練を兼ね備えたこの秀演を、SACDの高音質でお届けする。 | ||
「Diabolo」〜MD+Gサンプラー+チェック信号付 28 classical audiophile Samples+ test signals ブルックナー:交響曲第0番より/シェーンベルク:ノットゥルノ/リスト:死の舞踏より/ レスピーギ:バッハによる3つのコラール[ブルニエール指揮]/ショパン:夜想曲 Op.15 No.2[レオンスカヤ(P)] O.ベーム:ブラスのための六重奏曲より[W.バウアー・トランペットEns] プーランク:マリー/レーガー:おおいとしき御子[北ドイツ・フィグラルcho.] ジュリアーニ:セレナータ Op.127より/V=ロボス:花を分ける[リーバークネヒト(Fl)] アンタル・ドラティ:ディヴェルティメントより[カク・ヨンヒ(Ob)]/ショパン:練習曲Op.10 No.4[リットナー(Fp)] J.Sバッハ:我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639[関谷由美(P)] シューマン:交響曲第4番より[ツァハリアス指揮]/ヘンデル:ソナタ Op.1 No.2[スケヘット(Bfl)] ヨハネス・エッカルト:我が心、君のために[北ドイツ室内o.]/H.フェルナンデス:解き放たれた悪魔[ホセ(Vo)] シャイデマン: Jesu, du wollst uns weisen[ドゥセラール(Org)] シューマン:ピアノ四重奏曲 Op.47よりスケルツォ[モーツァルト・ピアノ四重奏団] ポンキエッリ:ユーフォニウム協奏曲 Op.155より[フレッシャー(Eu)] ソレル:ハープ・ソナタ第114番より[ゴドリーブ・シュラマ(Hp)]シューベルト:ロザムンデより[ボイド指揮] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「熱情」より/シューマン:ピアノ・ソナタ第1番より[ジン・ジュ(P)] ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番より[セルマー・サックスハーモニック] V=ロボス:練習曲第1番より[ブンガルテン(G)]/モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番〜第3楽章[ツァハリアス(P)] グランベール:イディッシュ組曲より[クライナー指揮] | ||
MD+G レーベルは、厳選したコンサート・ホールや教会などの自然な音響の中で録音を行い、ハイクオリティな数々のレコーディングを送りだしている。反響音などの増幅操作、サウンド・フィルターやリミッターなどは一切使用せず、正確な音響グラデーション、本来のダイナミクス、自然な音色などを忠実に再現することを目指している。その結果生まれた各々のディスクは、音楽的に適切な空間広がりを兼ね備え、また芸術的側面においても、最大限の自然さと鮮明さを描き出している。SACD、ブルーレイ・オーディオの両ディスクには、MD+Gに録音された優秀録音盤から選曲されたダイジェスト、28トラックが収録されている。ブルーレイ・オーディオには、5.1ch, 7.1chに対応したオーディオ・チェック用信号が収録されているので、正しいセッティングを行うことが出来る。MD+Gで独自に開発した「222レコーディング」は、これまでの5.1chとは異なる6チャンネル・サラウンド方式を提唱している。さらにこれを発展させた「2222レコーディング」による8チャンネル・サラウンド方式は、クラシック音楽に最も適したな立体的な再生方式。独自なスピーカー・セッティングなどが必要となるが、そのためのチェック信号もブルーレイ・ディスクには収録されている。51ページのブックレットには、収録曲の紹介とオーディオ・チェック用のテクニカルな内容が記載されている。【SACD】: CD-Stereo, SACD-Stereo, SACD-Multi (222 Recording) の3種類を収録。正式な音響をお楽しみいただくには、通常の5.1chとは異なったスピーカー・セッティングなどが必要。【ブルーレイ・オーディオ】:全て24bit/96k。 Stereo PCM, 5.1ch DTS HD MA, 222 Recording DTS HD MA (6ch), 2222 Recording 8.0ch Auro-3D の4種類の信号が収録されている。通常のマルチ・チャンネルとは異なったスピーカー・セッティングなどが必要。 #ブルーレイ・オーディオ・ディスク、あるいは SACD 対応の機器が必要です。通常のCDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生出来ません。 | ||
ロシアの弦楽四重奏曲集 ニコライ・アファナシエフ(1820-1898):弦楽四重奏のための「ヴォルガ河」 リムスキー=コルサコフ:コラールによる4つの変奏曲 ト短調/フーガ「修道院にて」 ラフマニノフ:弦楽四重奏曲第1番 ト短調(未完)より〔第2楽章/第3楽章〕 ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 ライプツィヒSQ[シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
録音:2011年11月。世界最古のシンフォニーo.である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門。今回の録音は彼らにとって「ロマンティック再発見の旅」と言える。ここに収録されているのは、19世紀にロシアの音楽に新たな風を送りこんだバラキレフに少なからず影響を受けた作曲家たちによる作品。アファナシエフの代表作ともいえる「ヴォルガ河」は、民俗音楽的キャラクターと妙技的メロディーが印象的な、ロマンティックな作品。有名なボロディンの作品だけでなく、あまり演奏されることないR=コルサコフとラフマニノフの作品も貴重。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 Vol.9 〔第12番 イ長調 K.414 / 第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」〕 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2009年10月、メトロポール、ローザンヌ。着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の、モーツァルトのピアノ協奏曲全集。「12番」は、自らの予約演奏会のために書かれた最初のピアノ協奏曲。ウィーンでの新しい生活を象徴するかのように生気に溢れた作品。そして「26番」は、ピアノ協奏曲の中で最も祝祭的な作品。しかしトランペットとティンパニのパートは、モーツァルトは不完全にしか書いておらず、実際は第三者によって付加されたものと考えられている。ツァハリアスはそのパートを補筆しなおし、この演奏にのぞんでいる。 | ||
ゲルハルト・ランペルスベルク(1928-2002):室内楽作品集 トーマス・ベルンハルトの3つの歌/フルートとピアノのための「Blumiade」/ Jetzt / クラリネット、ヴァイオリンとスネアドラムのためのトリオ/ピアノのためのカラルフ・ストーン/ コンポジション/ピアノのためのセクエンツァ/ルーカス・クラナッハの7つの絵/ フルートとピアノのための「瞬間」/トーマス・ベルンハルトの3つの歌 アンサンブル・アヴァンギャルド [ユリア・ヘニング(S) ラルフ・ミールケ(Fl) マティアス・クレッハー(Cl) アンドレアス・ザイデル(Vn) クリスティアン・ギガー(Vc) シュテファン・ストポーラ(Perc) シュテフェン・シュライエルマッハー(P)] | ||
録音:2011年11月。ランペルスベルクはウィーン音楽大学で作曲を学び、ヴェーベルン後の高度な12音階を使用した作曲家。特にトーマス・ベルンハルトの心理的な細密な独白と厭世的な世界観など、ウィーンの有名な前衛作家たちに大きく影響を受け、1950年代よりアヴァンギャルド的才能が開花、特に「沈黙」「瞑想」「熟考」という基本表現をもつ室内楽の分野で高い評価を得た。アンサンブル・アヴァンギャルドは、ジョン・ケージ全集などで有名な現代音楽専門ピアニスト、シュテフェン・シュライエルマッハーによって設立されたアンサンブル。詩と連携された感情的な衝突や、万華鏡のような光と沈黙など、当時の最先端の前衛音楽が収録されている。 | ||
1900年のロシア管弦楽作品集 ミコラ・リセンコ:歌劇「タラス・ブーリバ」序曲 スクリャービン:交響曲第4番 Op.54「法悦の詩」/交響的楽章「夢」Op.24 グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 Op.47 ミャスコフスキー:交響曲第21番 嬰ヘ短調 Op.51「交響幻想曲」 シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo. | ||
録音:2011年11月、ボン・ベートーヴェン・ホール、ライヴ。1964年にスイスのベルンに生まれ、指揮者としてはオペラ・ハウスを中心にキャリアを重ねながら、ドイツの様々な放送オケの指揮経験も豊富なシュテファン・ブルーニエ。特に1900年前後のドイツ・オーストリアの音楽を集中的に演奏してきているが、今回はロシアの1900年頃の作品ばかりを演奏したコンサートのライヴ録音となる。エクスタシーを感じさせるロマンティックなこれらの傑作を、若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演で聴かせてくれる。 | ||
ルクレール:室内楽作品集 易しい音楽の気晴らし Op.6 /2台のヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 Op.3 No.5 / 2台のヴァイオリンのためのソナタ ホ長調 Op.7 No.2 /易しい音楽の気晴らし第2集 Op.8 ムジカ・アルタ・リパ | ||
録音:2012年2月-3月。ピリオド楽器使用。18世紀フランスを代表するヴァイオリニストで、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者でもあるルクレール。ロカテッリに強く影響された音楽は、イタリアとフランスの要素を程よく統合した独自の新しい様式を作り出した。これらの作品でも、イタリア的で魅惑的な和音と快活な楽曲と、フランス的な優美で繊細なアリアなど、美しいメロディがふんだんに取り入れられている。通奏低音が入らない2台のヴァイオリンのみによるデュエット・ソナタは、即興的な装飾音と流麗なフレージングに彩られた作品。 | ||
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲集〔第1番 ヘ長調 Op.18 /第2番 ホ短調 Op.92 〕
ウィーン・ピアノ・トリオ[ Bogdan Božović(Vn) Matthias Gredler(Vc) Stefan Mendl(P)] | ||
録音:2012年6月。あまり重要な作品が多くなかった1850〜60年代の作品の中でも、とりわけ優れた作品としての「第1番」。サン=サーンスがまだ28歳だった初期の作品だが、古典的形式に従いつつも、大変洗練された作品。それから25年後に満を持して発表した第2番は、聴衆を魅了した作品として有名。みなぎる活力、あふれる情念、そして緊密な演奏を聴かせてくれるウィーン・ピアノ・トリオは、「21世紀をリードする注目のトリオ」と、高い評価を得ている。 | ||
ジョン・ケージ:声、トロンボーン、ヴァイオリンとピアノのための作品集 声とピアノのための作品集〔四方の壁/花/経験第2番/彼女は眠っている/18回の春を迎えた陽気な未亡人/ ナウス・アポン・ナハト〕[アンナ・クレメンティ(Vo)]/ トロンボーンとピアノのための作品集 〔 Two5 /ヴァリエーションI/____のための音楽〕[マイク・スヴォボダ(Tb)]/ ヴァイオリンとピアノのための作品集 〔6つのメロディ/ Two4 /夜想曲/ Two6 〕[アンドレアス・ザイデル(Vn)] シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2000年、2007年、2008年。単売:613-10762、613-15102、613-16072 のセット化。 | ||
メンデルスゾーン/ウルフ=グイド・シェーファー編曲:管楽五重奏編曲集 劇音楽「夏の夜の夢」より/弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44 No.3 /ノクトゥルノOp.24 マーロット五重奏団[ステファニー・ヴィンケル(Fl) クリスティアン・ヴェツェル(Ob) ウルフ=グイド・シェーファー(Cl) フォルカー・グレーヴェル(Hr) フォルカー・テスマン(Fg)] | ||
録音:2012年3月。1986年に結成されたドイツのアンサンブル、マーロット五重奏団は各奏者の卓越した技術と音楽性が高く評価されている。これまでにも、MDGレーベルでドヴォルジャーク、ピアソラ、ベートーヴェンなどの作品をリリース。いずれも好評を博し、様々な音楽誌でも絶賛された。当盤で取り上げたのは、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」の管楽五重奏への編曲版。編曲を担当するのは毎度おなじみ、このアンサンブルのクラリネット奏者ウルフ・グィド・シェーファー。「夏の夜の夢」の快活さ、美しさ、鮮明な色彩感を五本の管楽器のみで見事に表現。さらに今回は、弦楽四重奏曲まで編曲してしまったのには驚愕。「吹奏楽のための序曲 ハ長調Op.24」の初稿版風に復元された「ノクトゥルノ」も収録。 | ||
サン=サーンス:オルガン作品全集 宗教的行進曲 ヘ長調 Op.107 /ブルターニュの歌による3つのラプソディOp.7 / 3つの幻想曲〔第1番 変ホ長調/第2番 変ニ長調 Op.101 /第3番 ハ長調 Op.157〕/ 3つの前奏曲とフーガOp.99 /3つの前奏曲とフーガOp.109 /祝婚曲 ヘ長調 Op.9 / 7つの即興曲 Op.150 /糸杉と月桂樹 Op.156 /聖体奉挙Op.13 ベン・ファン・オーステン(Org) | ||
録音:2012年5月、マドレーヌ寺院、パリ。使用楽器:カヴァイエ=コル製作。19世紀の半ばごろにシンフォニック&ロマンティック・オルガン製作の名匠カヴァイエ=コルが登場し、シンフォニックな演奏が可能となった。そうしてフランスではオルガンが再び注目されるようになり、サン=サーンスは、その中でも積極的にオルガンのための作品を作曲した。多彩なオルガン書法と和声法、そして音楽的な深みなど、オーケストラ作品にも匹敵する表現をすることに成功した。演奏者のベン・ヴァン・オーステンは、1955年にオランダのハーグに生まれたオルガニスト。オルガニストとして活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めており、MDGレーベルには、ヴィエルヌ全集の他、フランス・ロマンティック・オルガン作品集、全7枚におよぶヴィドールのオルガン作品全集などを録音してきている。なお、ハーモニウムのための作品は収録されていない。 | ||
ロシアン・トランペット・コンチェルト イリヤ・シャーコフ(1925-1986):トランペットと管弦楽のためのロマンティック協奏曲 アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):トランペット協奏曲 変イ長調 オスカー・ベーメ(1870-1938?):タランテラ(ナポリターナ)Op.25 セルゲイ・ワシレンコ(1872-1956):トランペット協奏曲「協奏的詩曲」 ハ短調 Op.113 アレクサンドル・ゲディケ(1877-1957):演奏会用練習曲 ト短調 Op.49 ラインホルト・フリードリヒ(Tp) クリストフ=マティアス・ミュラー指揮ゲッティンゲンso. | ||
録音:2011年9月、2012年5月、ハノーファー。全世界を活動範囲とするトランペット超名手ラインホルト・フリードリヒ。現在カールスルーエ音大教授として後進の育成に携わり、プレイヤーとしても新生ルツェルン祝祭管の首席トランペット奏者として、毎回輝かしいサウンドを聴かせる。今回は、ロシアの作曲家によるトランペットのための協奏曲集。バロック・トランペットからマーラー演奏までもこなす彼の幅広いレパートリーをもってしても、これらの作品の録音は珍しく、高度な技工を併せ持った圧巻の演奏が堪能出来る。 | ||
シューマン:交響曲全集 Vol.2(完結編) 〔第1番 変ロ長調 Op.38「春」/第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」〕 クリスティアン・ツァハリアス指揮ローザンヌ室内o. | ||
録音:2011年9月14日-16日、サル・メトロポール、ローザンヌ。Vol.1:第2番&第4番(940-17456)。 独創的でありながら、自然体の美しさを大切にしたピアノ協奏曲(940 10336)を聴かせてくれたツァハリアスが本格的指揮者として取り組んだシューマン:交響曲全集完結編。シューマンの交響曲は、彼の精神不安がそのまま音楽になっているともいわれるが、ツァハリアスは「大胆な発明」と考える。創造的で緊張感が伴うこれらの曲を、ツァハリアスはロマンティックな審美性と、独特な音色を可能とするナチュラル・ホルンとバルブ付きホルンの併用して録音に臨んでいる。多様なスタイルに対応可能な柔軟なオーケストラを率いてこその、常にフレッシュでありながら考え抜かれた演奏が展開されている。 | ||
ダーフィト・フィリップ・ヘフティ(1975-):弦楽四重奏曲集 〔第1番「Ph(r)asen」(2007) /第2番「Guggisberg-Variationen」(2008) / 第3番「Mobile」(2011) /第4番「con fuoco」(2011) 〕 ライプツィヒSQ[シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va)マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
録音:2012年1月、5月。スイスの作曲家ヘフティはヴォルフガング・リーム、クリストバル・アルフテル、ルドルフ・ケルターボーンらに師事。グスタフ・マーラー作曲コンペティション、パブロ・カザルス賞、ジョルジュ・エネスコ賞などに入賞し、ルトスワフスキ作曲コンクールで優勝した作曲家。特にリームらに大きな影響を受けた彼の弦楽四重奏曲は、例えば「第1番」ではスピッカートで通奏されるヴァイオンリン上に、3つの弦楽器がいきなりの強打のピチカートとノイズ的発音で重なり、多用されるグリッサンドなどによる、緊張度の高い音楽が展開される。世界最古のシンフォニーo.である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の首席奏者たちが1988年に結成した「ライプツィヒ弦楽四重奏団」の録音は、これまでドイツやオーストリアの古典〜ロマン派中心としたものが多く、現代物は意外と少ないようだが、細密画のような神秘的でドラマティックな音楽をみごとに表現している。 | ||
フェルディナント・ダーフィト(1810-1873):ヴァイオリンとピアノのための作品集 サロン・デュエット ニ長調 Op.25 /無伴奏ヴァイオリンのための組曲 Op.43 / ヴァイオリンとピアノのための12のサロン小品集 Op.24 /ワルツの形式による3つの即興曲 シュテファン・シャルト(Vn) フィリップ・フォグラー(P) | ||
録音:2012年4月。モダーン楽器使用。ダーフィトは、ハンブルクの商人の家庭に生まれ、ヴァイオリンと絵画の勉強をし、13歳でカッセルでシュポアに師事。1826年にベルリン市宮廷劇場のヴァイオリニストを務めた。1836年にメンデルスゾーンの要請により、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のコンサートマスターに任命され、1873年に亡くなるまでこのポストにあった。ダーフィトは国際的に活躍した名手として知られ、初演以来忘れ去られていた「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲」を復活演奏。ダーフィトのアドヴァイスを受けながら作曲したメンデルスゾーンの「ホ短調ヴァイオリン協奏曲」は、ヴァイオリンという楽器の特性と魅力を最大限に表出した作品として弾き継がれている。ダーフィトは約50の作品を作曲したようで、どれもが啓蒙主義による美しいロマンティックな作品だが、反ユダヤ主義の時代によってほとんど演奏されなくなってしまった。ここで演奏しているヴァイオリニスト、シュテファン・シャルトは、モダーン楽器だけでなくバロック・ヴァイオリンの名手としても知られ、1995〜1999年にザクセン州立劇場コンサートマスター、2000年からはムジカ・アンティクァ・ケルンのコンサートマスターを務めた。モダーン楽器使用だが、ピリオド奏法と現代ロマンティックが融合された、新ロマンティックともいえる新解釈でこの秘曲が蘇る。 | ||
301-17752 (7CD) 廃盤 |
ディーター・クレッカーの芸術 Vol.1 〜管楽セレナード ・ロッシーニ:管楽のための四重奏曲集(全6曲)[301-02072 / MDGL-3207] ・フンメル:管楽セレナード集 [301-04402] ・プレイエル:管楽六重奏曲&八重奏曲集(2曲+2曲)[301-04602] ・チェルニー:九重奏曲/他 [301-05182] ・ハイドン/ヴィンチェンツォ〔ヴィンチェント〕・ガンバロ編曲:クラリネット四重奏曲〔第1番−第3番〕 [301-03152/当店未案内/2012年現在廃盤] ・モーツァルト:新発見のクラリネット協奏曲/他 [301-10002] ・コンソリティウム・クラシクム・ポートレート(おそらく既出音源からのコンピレーション) ディーター・クレッカー(Cl)指揮コンソルティウム・クラシクム、チェコ・フィルハーモニー室内o./他 | |
プーランク:ポール・エリュアールの詩による歌曲集 歌曲集「冷気と火」/歌曲集「ある日ある夜」/歌曲集「画家の仕事」/歌曲集「燃える鏡」/ 歌曲集「ポール・エリュアールの5つの詩」/歌曲集「メタモルフォーゼ」/マズルカ/ 彼女の優しい小さな顔/手は心の意のまま/磁器の歌/しかし死ぬための ホルガー・ファルク(Br) アレッサンドロ・ズッパルド(P) | ||
録音:2012年4月、9月。エリュアールとプーランクは芸術的な友好関係を持っており、彼の詩による歌曲を多く作曲した。エリュアールがプーランクに送った手紙には、「あなたの音楽は、真に私の詩を理解した最初の作品」と書かれていた。これらの歌曲は、ファルクは、完璧な解釈と詩的な歌唱法で高い評価を得ているバリトン。簡潔で無垢な表現に魅惑的な輝きが加味されたこれらの作品で、聴き手を未知の世界へ誘う。 | ||
ジャチント・シェルシ(1905-1988): 組曲第8番「Bot Ba」(1952) / 組曲第9番「Ttai」(1953) |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
ワルター編曲4手ピアノ版によるマーラー:交響曲集〜マーラー/ブルーノ・ワルター編曲: 交響曲〔第1番 ニ長調「巨人」/第2番 ハ短調「復活」〕(4手ピアノ版) トレンクナー&シュパイデル・ピアノ・デュオ | ||
録音:2011年9月、2012年9月。ピリオド楽器使用/使用ピアノ:スタインウェイ・コンサート・グランド、1901年製。マーラー:交響曲第1番「巨人」のスコアを出版したヨゼフ・ヴァインベルガー社が、第2番「復活」とともにピアノ4手版編曲を依頼してきた際に、マーラーがその仕事に白羽の矢を立てたのが、当時彼のもとで働いていたまだ20歳のブルーノ・ワルターだった。作曲も勉強し、ピアノの名手でもあったワルターは、マーラーの期待にこたえるべく真摯に編曲をこなし、両曲は1899年に出版された。ワルターの回想録によると、彼はマーラーとさまざまな作品を連弾で楽しんだといわれている。ワルターは、オリジナルのオーケストラ演奏のイメージを損なわずにピアノの特性を十分に活かして細やかに表出している。トレンクナーとシュパイデルによる連弾が、高度なテクニックを駆使しながら息の合った見事な連弾を聴かせてくれる。トレンクナーはヴァルター・ギーゼキングとヴィルヘルム・ケンプに、シュパイデルはイヴォンヌ・ロリオ、ステファン・アスケナーゼ、ゲザ・アンダ等に師事したピアニスト。 | ||
「ハイドン・ポートレイト」〜ブルーレイ・オーディオ・サンプラー 歌劇「報いられたまこと」序曲/交響曲第94番「驚愕」[アダム・フィッシャー指揮ハイドン・フィルハーモニー]/ ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV-27[ウィーン・ピアノ三重奏団]/ トランペット協奏曲 変ホ長調 VIIe-1[ヴォルフガング・バウアー(Tp)]/ アンダンテと変奏 ヘ短調 Hob.XVII-6[ジン・ジュ(P)] | ||
定評のあるハイドンの作品を、素晴らしいリアルな音響で。全て24bit/96k。 Stereo PCM, 5.1ch DTS HD MA, 222 Recording DTS HD MA (6ch), 2222 Recording 8.0ch Auro-3D の4種類の信号が収録されている。通常のマルチ・チャンネルとは異なったスピーカー・セッティングなどが必要。 #ブルーレイ・オーディオ・ディスク対応の機器が必要です。通常のCDプレーヤー、SACDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生出来ません。 | ||
シュッツ:宗教的合唱作品集 これは確かなまこと SWV.388 /燃える炉の中なる3人の男の歌 SWV.448 /音楽による告別 SWV.279-281 / 言葉は肉となって私たちのもとに住む SWV.385 /シメオンのカンティクム SWV.432-433 シャイン:組曲第10番「音楽の饗宴」 / ハンス・ハケ:8声のパヴァーヌ ライナー・ヨハネス・ホムブルク指揮シュトゥットガルト・ヒムヌス少年cho. ローラント・ヴィルソン指揮ムジカ・フィアータ | ||
録音:2012年8月20日-23日、キリスト教会、シュトゥットガルト。シュトゥットガルト・ヒムヌス少年聖歌隊は、ライプツィヒやドレスデンの名門少年合唱団に触発され、1900年当時シュヴァーベン地方有数の興行主のなかでも特に傑出した存在だったパウル・フォン・レフラーの協力を得て設立、少年時代にみずからもメンバーであったゲルハルト・ヴィルヘルムによって1946年に再興され、彼のもとで世界的な名声を獲得していった。当盤では器楽アンサンブルにムジカ・フィアータが起用され、独特なドイツ伝統的なポリフォニーが展開される。爽やかな透明感あふれる、素直で暖かい音楽作りが心を打つ。 | ||
メンデルスゾーン:オルガン作品集 3つの前奏曲とフーガOp.37 /3つのアンダンテ〔ニ長調/ト短調/ヘ長調〕/ ソナタ ハ短調 Op.65 No.2/ソナタ 変ロ長調 Op.65 No.4 ユヴァル・ラビン:メンデルスゾーンへのオマージュ ユヴァル・ラビン(Org) | ||
録音:2012年9月、聖マルツェリス教会、ゲルサウ、スイス。スイスのルツェルン湖の畔にある小さな美しい街、ゲルサウにある聖マルツェリス教会は400年前に建てられ、オルガンは素晴らしく美しい音色を持つものだったが、大がかりな修復が必要だった。そのための資金は教会には無かったが、ゲルサウに住む夫妻はジュエリーや手工芸品を5年間作成販売し、その資金を調達した。有名オルガン・メーカーであるマティス社は、このオルガンが取り付けられた1813年の状態に戻すべく、忠実に修復を行った。メンデルスゾーンは偉大なるバッハのオルガン作品を研究し、見事な対位法による初期ロマンティックの官能的な美音を兼ね備えた作品を残した。ちょうど同時代に制作された初期ロマン派のオルガンによって、それらの音が蘇っている。演奏者ユヴァル・ラビンはイスラエル出身。最後に付け加えられた自作自演の作品は、ユダヤ人だったメンデルスゾーンの作風とユダヤの音楽を融合したコラール的な甘美な曲。 | ||
アントワーヌ・ド・ロワイエ(1768-1852):ギター・デュオのための作品集 3つのデュオ・コンチェルタンテOp.31〔第1番 イ長調/第2番 ハ長調/第3番 ホ短調〕/12の舞曲 Op.23 ハインリヒ・アルベルト・デュオ[ヨアヒム・シュラーダー、ヤン・エルラー(G)] | ||
録音:2012年6月。アントワーヌ・ド・ロワイエは、オーヴェルニュー地方のクレルモン・フェランに生まれ、1774年にパリに移住し本格的にギターを学び、パリで屈指のギターの名手として活躍した。典型的な形式ながらモーツァルトとロッシーニが融合された粋なセンスで歌われる主題と華麗で推進力ある展開の長調のデュオ、そして、モーツァルトの短調の曲のような疾風的なホ短調のデュオ。ハインリヒ・アルベルト・デュオは、師弟関係にあるヨアヒム・シュラーダーとヤン・エルラーの二人によって結成されたギター・デュオ。 | ||
ジョン・ラッター:小歌劇「ハーメルンの笛吹き」(1980)
トーマス・ホニッケル指揮「 Classix 」ユンゲ・ゾリステンアンサンブル ボビーズ・クラシックcho.、ボン・ベートーヴェンo./他 | ||
録音:2012年。かの有名な伝承話を元にしてラッターが作曲した子供たちのための小オペラ。台本はジェレミー・ジェイムズ・テイラーによるもので、8〜13歳のソリスト、合唱と器楽アンサンブルのために書かれている。このオペラは、ナレーション、子供たちによるソプラノとアルトの声によって歌われる。フルートのみは熟達したプレイヤーのために書かれているが、他の楽器のパートは比較的簡単に書かれている。全体は笛吹きのライトモチーフによっており、彼の感情や魔法などへ転じて使用される。ネズミたちの世界は比較的グロテスクに描かれている。 | ||
ダンツィ:フルート四重奏曲集 Op.56(全3曲)
アルディンゲロ・アンサンブル [カール・カイザー(Fl-tr) アンネッテ・レーベルガー(Vn) ボド・フリードリヒ(Va) ウルスラ・カイザー(Vc)] | ||
録音:2012年。マンハイムに宮廷音楽家の息子として生まれたダンツィ。ミュンヘンの宮廷楽団員、シュトゥットガルト音楽院院長兼宮廷楽長、カールスルーエの楽長を歴任。規模は大きくなくとも、モーツァルトへの憧憬やロマン派風の表情が見られる作品。協奏的作風の中に、ヴェネツィアの舟歌、ベルカント的な激情、民族的なメロディやリズムによる回想が盛り込まれている。この演奏では、カメラータ・ケルンのトラヴェルソ奏者カール・カイザーと、モダーンからピリオド楽器両方を操る弦楽器奏者たちによって、鮮やかな妙技が繰り広げられる。 | ||
モンポウ:ひそやかな音楽 (全曲)〔第1集−第4集〕 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
録音:2012年7月。1921年-1941年までパリで活躍後、バルセロナに在住。多くのピアノ曲と歌曲を作り出したモンポウ。転調や展開を省いた「プリミティヴ・スタイル」と称する独特な作風で知られている。1953年に母親を亡くし、それまで以上に内面的な作風に転じていったモンポウは、1959年から1967年の間に4つの曲集からなる「ひそやかな音楽」を書き上げた。1曲は主に約1分半〜3分程度の短いもので、つぶやきのような作風となっている。ジョン・ケージなど現代音楽専門ピアニストとして高い評価を得ているシュテフェン・シュライエルマッハー(シュライエルマッハー)がこの作品に挑戦したのは、モンポウの中でも特にあいまいでメランコリックであること。そしてロマンティシズムを一切廃しながら、ナイーヴさをモノクロの世界で表していく。まさに彼にとって最適な作品だろう。 | ||
ヴィドール:ピアノ三重奏曲集 ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.19/ アルザスの夕べ Op.52/4つのトリオ(1890) |
パルナッスス・トリオ [ヤメイ・ユー(Vn) ミヒャエル・グロス(Vc) チア・チョウ(P)] | |
録音:2012年7月。パリのサン・シュルピス教会のオルガニストを64年間務めたヴィドール。教育にも情熱を注ぎ、パリ音楽院教授として、シュヴァイツァーなど多くの優秀な音楽家を育てあげた。また、作曲家として多くの作品を残しているが、オルガン作品ばかりが演奏され、それ以外の作品に光が当たる機会はまれ。ここで取り上げられているピアノ三重奏曲は、フランス的な資質はそのままに狂詩曲的雰囲気をも含んだヴィドールならでは作風。そこには「言葉」と「想い」という要素がメロディーに込められている。たものとなっている。ブラームス他、メンデルスゾーン、ラインベルガー、モーツァルト、レーガー、フンメル、ラロ、バルギールなど、様々なレパートリーで優れた演奏を聴かせるトリオ・パルナッススが、見事なアンサンブルを展開している。 | ||
ガーシュウィン:ピアノ作品集 「ソング・ブック」より 〔 The Man I Love / Swanee / Nobody but You / I´ll BuILD-a Stairway to Paradise / Do it Again / Fascinating Rhythm / Oh, Lady be Good / Somebody Loves Me / Sweet and Low Down / Clap Yo´ Hands / Do Do Do / My One and Only's Wonderful /ストライク・アット・ザ・バンド/ That Certa in Feeling / I Got Rhythm / Who Cares? 〕 /3つのプレリュード/4度のノヴェレッテ/メリー・アンドルー/ 2つの調の即興曲/スリー・クォーター・ブルース(アイリッシュ・ワルツ)/プロムナード/ラプソディ・イン・ブルー モーリス・ホイットニー:パリのアメリカ人によるパラフレーズ コリンナ・ジモン(P) | ||
録音:2012年9月。使用楽器:1901年製スタインウェイ(ガーシュウィンと同時代)。ベルリン生まれのコリンナ・ジモンは、ベルリン芸術大学、ミュンヘン音楽大学で学び、ベルリン・フィルハーモニーでデビュー。それ以来、ソロや室内楽のピアニストとして高い評価を得ている。様々な音楽祭へ常連として出演する一方で、ベルリンのマスター・クラスで20年以上にわたり、才能ある若いピアニストたちの指導を続けている。このアルバムでは独自の豊かな想像力に基づいてガーシュウィン作品を再構築し、愛情あふれる魅力的な演奏を展開している。 | ||
イギリスのヴィオラ作品集 ブリス:ヴィオラとピアノのためのソナタ バックス:ヴィオラとピアノのためのソナタ V.ウィリアムズ:ヴィオラとピアノのための組曲 |
クリスティアン・オイラー(Va) パウル・リフィニウス(P) | |
録音:2012年9月。ライオネル・ターティス(1876-1975)は、パウル・ヒンデミットやウィリアム・プリムローズらとともにヴィオラの独奏楽器としての地位確立に貢献したヴィオラ奏者だった。ここには、ターティスのために書かれた作品が収録されている。究極のテクニックが要求されるブリスの作品をメインに据え、カップリングに、ヴィオラの音質を見事にとらえケルト的な色調が印象的なバックスのソナタと ロマンティックなメロディに魅了されるV=ウィリアムズの組曲を収録。オイラーは、ヴィオラの圧倒的なポテンシャルを引き出した演奏で、これらの作品の魅力を余すところなく引き出している。 | ||
ゲルハルト・タシュナー 〜MD+G復刻 Vol.5 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 [フリッツ・レーマン指揮バンベルクso./録音:1953年8月21日] チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 [アルトゥール・ローター指揮 BPO /録音:1948年4月11日] サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 [ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1943年12月4日] ゲルハルト・タシュナー(Vn) | ||
久々の当レーベル復刻物。タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてBPOのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第2次大戦下の辛く厳しい時代を生き延びた。非ナチ化裁判の対象にならなかったため、戦後すぐにソリストとしての活動を再開し、またギーゼキング&ヘルシャーと組んだピアノ・トリオでも活動を展開。1976年に55歳でベルリンで亡くなった。ソリストとしての活動期間が短く、また録音が少ないため「知る人ぞ知るヴァイオリニスト」に甘んじていたが、こうした復刻CDによって再評価が進んでいる。 | ||
チャイコフスキー: 弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op.30 / 子供のためのアルバム Op.39(ロスティスラフ・ドゥビンスキー編曲/弦楽四重奏版) ユトレヒトSQ [ Eeva Koskinen, Katherine Routley(Vn) Joël Waterman(Va) Sebastian Koloski(Vc)] | ||
録音:2013年6月。ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派ユトレヒト弦楽四重奏団。世界各地で高い評価を得たグラズノフの他、グレチャニノフやレックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集レコーディングで知られる彼らが、始めたチャイコフスキーの四重奏曲録音。1番と2番の録音から5年たち、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲の中ではあまり親しまれていない作品だが、その美しさは絶品。「子供のためのアルバム」は、ボロディン四重奏団のヴァイオリニストだったロスティスラフ・ドゥビンスキーによる弦楽四重奏版で演奏されている。彼ら持ち前のみずみずしい音色と精緻なアンサンブルでチャイコフスキーの魅力が伝わって来る。 | ||
メンデルスゾーン: 前奏曲とフーガ Op.35(アダム・レナート編曲/オルガン編曲版)/前奏曲とフーガ Op.37 アダム・レナート(オルガン) | ||
録音:2012年8月25日-26日、マルティン・ルター教会、デトモルト。使用楽器:パッシェン社、2009年製。バッハに強い関心を持っていたメンデルスゾーンが、バロックの巨匠の極めたジャンルに挑んだ作品。Op.35 は1827年に完成されたピアノのための作品だが、ここではあえてオルガンで演奏することによって響きに厚みが加わった対位法が展開されている。Op.37 は1837年に完成されたもので、イギリスで知り合った名オルガニスト、アトウッドに献呈された。 | ||
The Audiophile Sound 〜MD+G レーベル・オーディオ・サンプラー | ||
ジャチント・シェルシ(1905-1988):室内楽作品集 「Ko-Lho」(フルートとクラリネットのための)/「4つのイラスト」(ソロ・ピアノのための)/ 「Dithome」(無伴奏チェロのための)/「Hyxos」(フルートと打楽器のための)/ 「Xnoybis」(無伴奏ヴァイオリンのための)/「To the Master」(チェロとピアノのための) アンサンブル・アヴァンギャルド | ||
録音:2011年11月、2012年4月、9月。ジャチント・シェルシの初期作品は音色重視で、未来派の最後の残党といわれている。徐々に倍音成分への変化や近接する周波数によって発するうなりが効果的に使用される作品は印象的。後期になるとリゲティやケージらには高く評価されたが、伝統音楽から現代音楽への移行期でもあり、初演者に恵まれなかったため、あまり世に知られることは無かった。残念ながら彼の作曲した作品の楽譜はほとんど出版されなかったが、最近になって彼の音楽が公開され、徐々に話題となってきている。近現代専門の音楽グループ「アンサンブル・アヴァンギャルド」のメンバーによる、始原を喚起する倍音と余韻のうなりの芸術をお楽しみ頂きたい。 | ||
ヘクサメロン リスト、タールベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、ショパン共作:ベッリーニの歌劇 「清教徒」の行進曲の主題よる華麗なる演奏会用大変奏曲(ヘクサメロン変奏曲) 〔導入JB/CT/主題(リスト作)LB/第1変奏(タールベルク作)CG/第2変奏(リスト作)CS/ 第3変奏(ピクシス作)LB/KY/第4変奏(エルツ作)KY/第5変奏(ツェルニー作)LB/CG/ 第6変奏(ショパン・リスト作)CS/フィナーレ(リスト作)JB/LB/CG〕 ショパン:マズルカ Op.17 No.4CS / タールベルク:夜想曲CG ツェルニー:シューベルトの有名なワルツに基づく変奏曲 Op.12KY エルツ:ロッシーニ「ウィリアム・テル」によるロンドCT / リスト:葬送JB ショパン:夜想曲 Op.55 No.1CS / ピクシス:ワルツCT レオン・ブッヘ: Hexameron over the cloudsLB(++++) ヨハン・ブランシャール(PJB) レオン・ブッヘ(PLB) カルロス・ゴイコエチェア(PCG) カロリーヌ・セリュー(PCS) ヨシカネ・カナコ(PKY) クラウディウス・タンスキ(PCT) | ||
録音:2012年12月。クリスティーヌ・ベルジョジョーソ=トリヴルヅィオ公爵夫人の計画による、フランス在住のイタリア移民のための慈善コンサートに際して、1837年に6人の作曲家の合作により生み出された変奏曲。「へクサメロン」とはギリシャ語で6編の詩という意味)」というタイトルも付けられている。この作品に関わった6人の作曲家とは、リスト、タールベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、そしてショパン。この変奏曲の主題は、ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲で、全体の監修はリストによって行われている。この録音では、ドイツやオーストリアで学んだ若手ピアニストが、それぞれの変奏を担当。さらにリスト以外の作曲家の作品も収録されているのも、なかなか凝った企画。 | ||
マーラー:カンタータ「嘆きの歌」(1898/99年稿) /花の章/交響曲第10番〜アダージョ
マヌエラ・ウール(S) リオバ・ブラウン(A) ヴェルナー・ギューラ(T) シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.、チェコ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:2012年5月、ボン、ベートーヴェン・ホール。若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々と発表しているブルーニエ&ボン・ベートーヴェンo.。ドイツの幅広いロマン派の音楽を、作曲された当時の演奏様式にのっとって再現していく。その結果は、最近のピリオド奏法のような軽さや速さが目立ったものではなく、雄弁にメロディを歌い、響きの透明感を際立たた演奏が生み出されている。ここに収録されたマーラーの作品でも、マーラーらしい美しい旋律や混沌とした壮大な魅力を余すところなく引き出している。 | ||
ワーグナー・オペラ〜トランスクリプションとパラフレーズ集 ルイ・ブラッサン:「ニーベルングの指環」による自由なトランスクリプション フェルッチョ・ブゾーニ編曲:「神々の黄昏」〜葬送行進曲 アウグスト:ストラダル編曲:「パルジファル」より〔転換の音楽/聖金曜日の音楽〕 シドニー・コーベット:クンドリーの碑 ゾルターン・コチシュ編曲:「トリスタンとイゾルデ」〜第1幕への前奏曲 モリツ・モシュコフスキ編曲:「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの死 セヴェリン・フォン・エッカートシュタイン(P) | ||
録音:2012年12月。リストは、ワーグナーの作品を数多くピアノ独奏へと編曲した。内容的にも音楽的にもリストが興味を持った男女間の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇。リスト以後も、このアルバムに収録されたような様々な作曲家が、ピアノ1台の上にワーグナーの世界を見事に描き上げている。もちろんこれらを弾きこなすには破格の技巧が必要とされ、1990年スタインウェイ・コンクール第1位、1998年シュナーベル・コンクール第1位、2003年エリーザベト王妃国際コンクール優勝したエッカートシュタインの超絶技巧が見事に生かされたのがこのアルバム。官能的で炎のように情熱的な超絶技巧演奏が、想像力あふれる新たなる世界をお届けする。 | ||
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲全集〔第1番 イ短調 Op.18 /第2番 変ロ長調 Op.87 〕
ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] バルバラ・ブントロック(Va) | ||
録音:2013年1月。1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴衆の心を掴んで離さない。彼らはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全曲、八重奏曲、管弦楽作品編曲集を録音しており、どれもシャープで洗練された響きで高い評価を得ている。今回は、ミュンヘンやジュネーヴ国際コンクールで高い評価を受けた若手女流ヴィオラ奏者ブントロックを迎えての弦楽五重奏曲。「第1番」は比較的初期の作品ながら、後から付けられたアンダンテ楽章は、友人リーツの死を偲んで書かれた物。「第2番」の第3楽章では晩年の衰弱が反映されているといわれている。彼らの演奏も、そうしたものを楽譜から感じとり、哀愁と憂いによる回想が全体的に感じられる。 | ||
ベルク:管弦楽のための3つの小品 Op.6 (1929年版) シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 Op.5 |
ヤク・ファン・ステーン指揮 ドルトムントpo. | |
録音:2009年10月、2013年1月、コンツェルトハウス、ドルトムント。しなやかで柔軟な多くの名演を聴かせてくれる名匠ステーン&ドルトムント・フィル。今回は、シェーンベルクと彼の弟子ベルクの管弦楽作品の録音。非凡な解釈と手腕を随所で聴かせてくれる。どちらの曲も比較的初期の作品ではあるが、後期ロマン派の残香を湛えながら、その先にある新音楽への発展性がうかがえる。ステーンは楽譜を丹念に読み取り、精妙そのものに素晴らしく表現していく。 | ||
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902): 八重奏曲 Op.80 /六重奏曲 Op.25 /セレナーデ Op.65 |
ベロリナ・アンサンブル | |
録音:2012年7月。ハインリヒ・ホフマンはプロイセン、ベルリン生まれ。まずピアニスト、教育者としてキャリアを開始し、1873年の「管弦楽のためのハンガリー組曲」で、作曲家として広く知られるようになった。翌年の「フリチオフ交響曲」は、19世紀後半のドイツで最も演奏された管弦楽作品といわれている。彼の作曲様式は古典的で、メンデルスゾーンやシューマンの名残を感じさせるもので、当時の聴衆の期待には沿ったものだったが、その反面革新的な部分がなかったとも評され、現在ではほとんど演奏されない作曲家となってしまった。ベルリンの若手奏者たちで設立された「ベロリナ・アンサンブル」は彼の作品に光をあて、劇的で重厚なアンサンブルで魅力的な演奏を展開している。 | ||
ヴァリエーション・オン・アメリカ ダドリー・バック(1839-1909): ロッシーニ「ウィリアム・テル序曲」Op.37 /「星条旗よ永遠なれ」に基づく演奏会用変奏曲 Op.23 ホレイショ・パーカー(1863-1919):夢 Op.66 No.2 / チャールズ・アイヴズ:「アメリカ」の主題による変奏曲 ワーグナー/ジェイムズ・H.ロジャーズ(1813-1937)編曲:魔の炎 ガーシュウィン/イニッヒ編曲:ラプソディ・イン・ブルー ルドルフ・イニッヒ(Org) | ||
録音:2012年10月、マスーアン・メモリアル・ミュージック・ホール、マサチューセッツ。使用楽器:1863年製(1947年改修)、ロマンティック・オルガン。ダドリー・バックはコネチカット州に生まれ、ライプツィヒ、ドレスデン、パリにて研鑽を積み、シカゴ、ボストンでオルガニストとしても活躍した。ホレイショ・パーカーはマサチューセッツ州に生まれ、第2次ニューイングランド楽派の作曲家としても有名。アイヴズはエール大学でホレイショ・パーカーに作曲を学んでいる。ジェイムズ・H.ロジャーズはコネチカット州で生まれ、クリーヴランドで音楽家としてのキャリアを確立。550以上の作品を書き、その多くはオルガンのための作品。最後には演奏家自身による編曲版「ラプソディ・イン・ブルー」も収録。このアルバムには、これらの作曲家の代表するオルガン作品が収録され、彼らが目指したロマンティックでありながら神秘的な音楽を堪能出来る。 | ||
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.4 2つのラプソディ Op.79 /8つの小品 Op.76 / スケルツォ 変ホ長調 Op.4 (#) /ワルツ集 Op.39 (+) |
ハーディ・リットナー(Fp) | |
録音:2012年12月、イルンベルガー財団モーツァルト・ザール、ザルツブルク。使用楽器:I.ベーゼンドルファー、1846年製(#) / J.B.シュトライヒャー、1856年製(+) & 1868年製(無印)。ブラームスが愛したシュトライヒャー、ベーゼンドルファーの時代ピアノの響き。ベートーヴェンにピアノを提供したことでも知られているシュトライヒャー。1833年にナンネッテ夫妻が亡くなると、才能に恵まれたヨハン・バプティスト・シュトライヒャーが工房を引き継ぎた。彼のピアノはリストやクララ・シューマンも好んで弾き、ブラームスも手紙に「ピアノといえばシュトライヒャーかベーゼンドルファー」と残したほど。当盤はトーマス・アルベルトゥス・イルンベルガーの個人コレクションの3台の時代フォルテピアノを使用して録音が行われた。中低音は十分な重心と量感をもって鳴る一方、高音部の柔らかくふくよかな響きは絶品で、ブラームスのピアノ作品が鮮やかに蘇っている。演奏のリットナーは1981年生まれの若手で、ザルツブルクのモーツァルテウムでジークベルト・ランペに学んだ。ピリス、ポゴレリチ、ツィメルマンといった個性あふれる超一級ピアニスト達が目をかけて共演している。 | ||
14人のベルリンのフルート奏者たち〜昼下がりの笛 R=コルサコフ&ヴェルナー・タスト: It's Hummeltime / R.シュトラウス/ヴェルナー・タスト編曲:セレナーデ ドビュッシー/ヴェルナー・タスト編曲:午後(14声のための)/ロマンティックなワルツ/月の光 ドヴォルジャーク/クリスティーネ・フプカ編曲:セレナーデ Op.44 レズニチェク:歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲 / ドビュッシー/J.シュマイサー編曲:小組曲 14人のベルリンのフルート奏者たち 〔 (*) :ゲスト参加〕 [Andreas Blau, Wolfgang Dünschede, Egor Egorkin (BPO), Kornelia Brandkamp, Frauke Leopold (ベルリン・ドイツso.), Thomas Beyer, Christiane Hupka, Linda Zanetti (*) (シュターツカペレ・ベルリン), Wolfgang Dasbach, Jochen Hoffmann, Robert Lerch (ベルリン・ドイツ・オペラ), Rudolf Döbler, Ulf-Dieter Schaaff (ベルリン放送so.), Hiko Iizuka, Beate-Gabriela Schmitt (ベルリン在住フリー) ] | ||
録音:2013年1月、ベルリン。ベルリンのオーケストラ所属&ベルリン在住のフルート奏者たちが、BPOのフルート首席アンドレアス・ブラウの呼びかけで集まった。様々なサイズのフルートによるオーケストラの美しさはこれまでにない感覚。トップ奏者集団による素晴らしいテクニックで聴くこれらの曲は、新たな別の曲を聴いているかの錯覚を呼び起こす。フルート・ファンには垂涎の1枚。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 〔第39番 ハ長調 Op.33 No.3 /第37番 ロ短調 Op.33 No.1 /第41番 ト長調 Op.33 No.5 〕 ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
録音:2013年2月。世界最古のシンフォニーo.である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門。そんな彼らが満を持して挑んでいるハイドンの弦楽四重奏曲集。この録音ではハイドン時代の弓の忠実なコピー弓を使用し、ハイドンの語法を見事に再現している。 | ||
メンデルスゾーン:交響曲全集 Vol.2 〔第1番 ハ短調 Op.11 /第5番 ニ長調「宗教革命」 Op.107〕 トマス・ツェートマイアー指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム | ||
録音:2012年10月10日-13日、シュタットハウス、ヴィンタートゥール。Vol.1:第3番&第4番(ハインツ・ホリガー指揮/901-16636)指揮者を変えて進められる模様の、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムによるメンデルスゾーンの交響曲全集、約2年ぶりの発売となる第2弾。 | ||
シェック&シュレーカー:室内楽作品集 オトマール・シェック:バリトンと弦楽四重奏のためのノットゥルノ Op.47 (*) フランツ・シュレーカー:風に(#) ライプツィヒSQ シュテファン・ゲンツ(Br;*) マルコ・トーマス(Cl;#) クレメンス・レーガー(Cl;#) オルガ・ゴーレイ(P;#) | ||
録音:2013年1月25日-27日(*)、2013年1月28日(#)、コンツェルトハウス、マリエンミュンスター修道院。スイスの作曲家シェックの知られざる歌曲集「ノットゥルノ」。とはいえ、F.ディースカウやベーア、最近ではゲルハーヘルと言ったドイツ・リートの名手たちが手掛けた。弦楽四重奏とバリトンという渋い組み合わせで、ロマン派から無調への過渡期の色合いを帯びた音楽が奏でられる。ここでは若手バリトンの第1人者シュテファン・ゲンツが美しい声を聞かせる。バックを務めるのは、ドイツの音楽を徹底的に洗い出すことに専念するライプツィヒ弦楽四重奏団。シュレーカーの「風に」はバレエ・パントマイムの音楽で、孤独、闇、憂鬱が描かれている。 | ||
北ドイツのオルガン作品集 Vol.3 〜ハンブルク ベックマン:第1旋法の前奏曲(5声)/親愛なるキリスト教徒よ、よろこびたまえ ヤーコプ・プレトリウス:今、われらはキリストを賞賛する シャイデマン:幻想曲 ト長調/主なる神よ我をあわれみたまえ/ イエス・キリストよあなたは幸いである/前奏曲 ニ短調/アレルヤ J.N.ハンフ:主なる神よ我をあわれみたまえ/今神はわれらとともにいないであろう ラインケン:フーガ第14番/主イエス・キリストよあなたは私たちのために デッカー:前奏曲 ホ短調 / リューベック:前奏曲 ニ短調 マルティン・ロスト(Org) | ||
録音:2013年5月13日-14日、聖マリエン教会、シュトラールズント。使用楽器:フリードリヒ・シュテルヴァーゲン、1659年製作。16-17世紀ハンブルクにおけるオルガン音楽を集めた1枚。ベックマン、シャイデマン、他の芸術家たちが築いた繁栄はそのままテレマンへと受け継がれていく。 | ||
フランク:オルガンまたはハーモニウムのための小品集「オルガニスト」 Vol.2 7つの小品 嬰ヘ短調 および 変ト長調/7つの小品 ト長調 および ト短調「クリスマスのための」/ 7つの小品 変イ長調 および 嬰ト短調/オルガンまたはハーモニウムのための30の小品〜抜粋 ヤン・フォン・ブッシュ(Org) | ||
録音:2012年10月1日、2013年2月11日、メクレンブルク州立劇場。使用楽器:同劇場の4台のオルガン。あまり演奏されることのないフランクの小品集「オルガニスト」を様々なオルガンで演奏するシリーズ第2弾。全ての調性を用いて書かれた小品の中に時折「クリスマスのための」等の機会音楽も含まれ、宗教性と実用性の双方を追求している。 | ||
ショパン:後期ピアノ作品集 Vol.1 3つのマズルカ Op.59 /舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /2つの夜想曲 Op.62 /スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 / 2つの夜想曲 Op.55 /ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」 Op.61 /バラード第4番 ヘ短調 Op.52 ジン・ジュ(P) | ||
録音:2013年1月。チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクールで活躍し、中国期待の若手女流ピアニストとして活躍の幅を広げているジン・ジュ。今回より発動した「ショパン:後期ピアノ作品集」。ピアニスティックな華麗な技巧が繰り広げられるだけでなく、繊細なタッチと考え抜かれたディナーミクで紡ぎだされるヴィルトゥオーゾなピアニズム。若々しく充実した演奏が繰り広げられている。 | ||
サラサーテ:オペラ・ファンタジー カルメン幻想曲 Op.25 /モーツァルト「魔笛」による演奏会用幻想曲 Op.54 / ウェーバー「魔弾の射手」による演奏会用幻想曲 Op.14 /フロトウ「マルタ」による演奏会用幻想曲 Op.19 / ヴェルディ「運命の力」による幻想曲 Op.1 /グノー「ロメオとジュリエット」による演奏会用幻想曲 Op.5 フォルカー・ラインホルト(Vn) ラルフ・ツェットラー(P) | ||
録音:2013年2月。サラサーテは自分の妙技の演奏会のために、様々な作曲家の作品からの旋律を拝借し、数多くの作品を書き上げた。フォルカー・ラインホルトは1963年に生まれ、ゲルハルト・ボッセにライプツィヒのメンデルスゾーン音楽大学で師事。室内楽を中心に活躍し、メクレンブルク州立o.のコンサートマスターを務めた。特に、サラサーテとクライスラーの研究家でもあり、数々の論文を書いている。彼らしく当時のサラサーテの奏法を取り入れながら、現代的な新鮮みあふれるヴィルトゥオーゾが繰り広げられる。 | ||
ラヴェル:管弦楽作品集 高雅で感傷的なワルツ/古風なメヌエット/ 亡き王女のためのパヴァーヌ/ 夜のガスパール(マリユス・コンスタン編曲) |
アレクサンドル・カラジッチ指揮 ビーレフェルトpo. | |
録音:2013年5月27日-29日、Rudolf-Oetker ホール、ビーレフェルト。ラヴェルは自身のピアノ作品から管弦楽のための編曲を多く行っており、当盤中3曲は彼自身の編曲版。「夜のガスパール」もオーケストラ的な響きを想定していたようで、ピアニストのペルルミュテルに曲の表現法を説明した際、具体的なオーケストラの楽器の名前を持ち出して例示した。それを参考にしたマリユス・コンスタンによる1991年管弦楽編曲版がここに収録。クロアチア生まれの指揮者アレクサンドル・カラジッチは多くの歌劇場での経験を積んだ後、2010/2011シーズンから音楽監督を務めるビーレフェルト・フィルを指揮して、様々な音色のパレットが駆使されたラヴェル作品を、鮮やかな色彩感で再現している。 | ||
1950年代のピアノ音楽集 クリスティアン・ウォルフ:3台のピアノためのソナタ(第1稿) ルイージ・ダッラピッコラ:アンナリベラの音楽帳 / 周文中:柳は息吹 ベルント・アロイス・ツィンマーマン:コンフィギュレーション(8つの小品) パウル・デッサウ:3つの間奏曲 / シルヴァーノ・ブッソッティ:3手のためのピアノ曲 ヴィトルト・ルトスワフスキ:牧歌 / ゴナ・ベアウ:Éclatement V ハンス・ウルリヒ・エンゲルマン:組曲第1番 / ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ:ピアノ・ソナタ第4番 クリスティアン・ウォルフ:3台のピアノためのソナタ(第2稿) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
録音:2012年12月。現代音楽の奇才シュライエルマッハーによる1950年代のピアノ音楽。ルーチン分類を超越した巧妙に細工された魅力的な音楽が、シュライエルマッハーによってその真価を顕にしている。 | ||
プーランク:様々な有名詩人による歌曲集 歌曲集「陽気な歌」/ギターに寄す/ロンサールの5つの詩/墓碑銘/平和のための祈り/讃歌/ 歌曲集「村人の歌」/ピエロ/リボンの結び目/闘牛士/ルイ・アラゴンの2つの詩/失踪者/ 最後の詩/パリの風物/フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌/肖像画/ポールとヴィルジニ/雲 ホルガー・ファルク(Br) アレッサンドロ・ズッパルド(P) | ||
録音:2012年11月、2013年3月。プーランクは6人組の掲げた理念に最も忠実に従った。刺激的な和声と溢れるようなメロディは、特に声楽曲にあらわれている。様々な有名な詩人による詩を、フランス的エスプリによる簡素な形式と独自の哀愁味を帯びた作風は、プーランク独特のものだろう。ファルクは、完璧な解釈と詩的な歌唱法で高い評価を得ているバリトン。簡潔で無垢な表現に魅惑的な輝きが加味されたこれらの作品で、聴き手を未知の世界へ誘う。 | ||
オランダのチェロ音楽 Vol.6 イグナーツェ・リリエン:チェロ・ソナタ第1番 / ヘンドリク・アンドリーセン:チェロ・ソナタ ピエト・ケッティング:チェロ・ソナタ / レオン・オルテル:チェロ・ソナタ第2番 Op.41 ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | ||
録音:2013年3月。20世紀オランダの忘れられた「チェロ・ソナタ」を現代に伝えてくれる第6弾。 | ||
C.P.E.バッハ:ベルリン交響曲〔シンフォニア〕集 〔ハ長調 Wq.174 /ヘ長調 Wq.175 /ホ短調 Wq.178 /変ホ長調 Wq.179 /ト長調 Wq.180 /ヘ長調 Wq.181 〕 クリスティアン・ツァハリアス指揮ローザンヌ室内o. | ||
録音:2013年4月6日-8日、メトロポール、ローザンヌ。2014年に生誕300年をむかえるC.P.E.バッハ。大バッハの息子であり、フリードリヒ2世の伴奏者としてベルリン宮廷に入った。ここに収録されたシンフォニアは、ベルリン宮廷楽団のために作曲された比較的初期の作品。当地の保守的な趣味をふまえ、後の作品にみられる大胆さはないものの、独創的な雰囲気に満ちた作風で、後の古典派作曲家たちに影響を与えた。最近では指揮者としても高い評価を得ているツァハリアスが、繊細な弦の動きとホルンの掛け合いが融合されたC.P.E.バッハ独特の作風を見事に表現している。 | ||
クラシカ・フランケーゼ [Classica Francese] ドビュッシー:フルートとハープのためのソナタ/牧神の午後への前奏曲 / ジョリヴェ:リノスの歌 ジャン・クラ:ハープ、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲 フランスのシャンソン集:アムステルダム/マクサンスの歌/ピギャール通いの女/悲しみよこんにちは/ ゲッティンゲン/自転車乗り/行かないで/パダムパダム/それらの人々 アネッテ・マイブルク(Fl) アレクサンドラ・クラヴェーロ(Vo) エマニュエル・セイソン(Hp) カリーナ・ブッシンガー(Vn) ウェン・シャオツェン(Va) グイド・シーフェン(Vc) マティアス・ハウス(ヴィブラフォン/シロフォン) | ||
録音:2013年6月。ドビュッシー、ジョリヴェなどのフランス近現代作品。そしてジャック・ブレル、イヴ・モンタンらのシャンソン。どちらにもフランス伝統の歌い口が込められている。幅広い室内楽というジャンルからみると、深い表現のシャンソンは、クラシック世界からさほど離れた存在ではないことに気づ来る。フルート奏者のアネッテ・マイブルクを中心とした奏者達に、柔軟なヴォーカル、アレクサンドラ・クラヴェーロとエマニュエル・セイソンの清楚なハープ演奏も加わり、クラシック風アレンジが加わったシャンソンと、ドビュッシーやジョリヴェらの音楽の同一感&類似性をお楽しみいただけるアルバム。 | ||
ヴァルデマール・フォン・バウスネルン(1866-1931):室内楽作品集 Vol.1 ピアノ、3つのヴァイオリン、フルート、クラリネット、チェロ、コントラバスのための八重奏曲/ ヴァイオリンとピアノのためのエレジー/ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのセレナーデ ベロリーナ・アンサンブル [David Gorol, Magdalena Schnaithmann, John Doig(Vn) Franziska Dallmann(Fl) Friederike Roth(Cl) Martin Smith(Vc) Rolf Jansen(Cb) Viller Valbonesi(P)] | ||
録音:2013年。ヴァルデマール・フォン・バウスネルンは、税務署職員の父親のもとにベルリンに生まれ。1882年から1888年までベルリン高等音楽学校においてフリードリヒ・キールとヴォルデマール・バルギールに師事。当初はドイツのさまざまな合唱団で指揮者を務め、1909年からはヴァイマル大公国音楽学校の校長に就任。1916年にはフランクフルト・ホーホ音楽院院長に、1923年からはベルリン芸術アカデミーの二等事務長に就任した。交響曲、管弦楽曲を多く作りながらも、室内楽や声楽曲も作曲。作風は19世紀の伝統に基づきつつも、独特な手法によっており、半音階と結びついたポリフォニーを極限まで拡張されたものといわれている。ここに収録された「八重奏曲」もロマン派にはない独特な編成によっており、ジプシー音楽を連想させる激しい音型、拡張されたパッサカリア、伝統的ウィーンの音楽、リスト風の悲しみのレントラーなど、様々な要素が取り入れられている。そして終曲はブラームスを連想させる「セレナーデ」。この隠れた作曲家の室内楽作品を、ベロリーナ・アンサンブルが見事な演奏で聴かせてくれる。 | ||
プレヴィン、フランセ、プーランク:三重奏曲集 アンドレ・プレヴィン:ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲(1996) ジャン・フランセ:ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲(1994) フランシス・プーランク:ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲 Op.43 アンサンブル・ブルーミナ[ Kalev Kuljus(Ob) Mathias Baier(Fg) Elisaveta Blumina(P)] | ||
録音:2013年6月。ハイドン、サン=サーンスの伝統的トリオやワーグナーと6人組の影響がうかがえるプーランク。機知に富んだ遊びと想像力豊かな形成が感じられるフランセの作品に加え、3人の巨匠技が拮抗するプレヴィンの作品という3曲を収録。名指揮者でもあるプレヴィンの三重奏曲は、作曲者と茂木大輔他によって日本初演が行われた作品。同じ編成とはいえ、三人三様の個性が光る3曲をロシア、ドイツ、エストニアの3人によるアンサンブル・ブルーミナが魅力的な掛け合いをちりばめて演奏している。 | ||
ヘンデル:組曲「水上の音楽」HWV.348-350 /合奏協奏曲 Op.6 No.11
アンネ・レーリヒ(Vn/リーダー)ハノーファー・ホフカペレ〔宮廷楽団〕 | ||
録音:2013年5月。ピリオド楽器使用。ハレに生まれ、イギリスに渡る前にハノーファー宮廷楽長を務めたヘンデル。そのハノーファーを本拠地としたハノーファー・ホフカペレ(宮廷楽団)による名曲「水上の音楽」。若手ピリオド楽器オーケストラらしい爽やかさと腰高なサウンドが強調されたリズムが印象的な、バランスよいナチュラルなサウンドが聴き手を魅了する。ムジカ・アルタ・リパのソリストなどを務めてきたバロック・ヴァイオリンの名手アンネ・レーリヒとバロク・トランペットの名手フリーデマン・インマーが参加している。 | ||
メルキオル・フランク(1579-1639): 福音書によるモテット集(1623)より(29曲) |
マリア・ユルゲンセン指揮 北ドイツ室内cho. | |
録音:2013年8月、ドルフ教会、ベルニット、ドイツ。プロテスタントの教会音楽で知られるメルキオル・フランクは後期ルネサンスから初期バロックへの過渡期に活躍、ヴェネツィア楽派の作曲様式をドイツへと北上させたドイツの作曲家。多作で、モテットの作品は600にも及んでいる。当盤のモテットは、ドイツ語で作曲されており、ラッスス流の後期ルネサンス音楽の音楽語法、慎重に操作される不協和音、よどみなく流れるポリフォニーなどが特徴。北ドイツ室内合唱団は、様々なドイツの合唱団の経験を積んだメンバーで結成された16人の合唱団。ルネサンスからロマン派までの合唱作品で、高い評価を得ている。 | ||
ショスタコーヴィチ: 24の前奏曲 Op.34 (G.コルフマー編曲/弦楽合奏版(1990) )/ 弦楽四重奏曲第8番 Op.110(弦楽合奏版) |
ミハイル・グレヴィチ(リーダー) ドグマ室内o. | |
録音:2013年、ブレーメン放送。『この弦楽合奏用の編曲版を理解することを通して、ショスタコーヴィチの創造的な個性に会うことができます。ショスタコーヴィチの創造力は我々のオーケストラの仕事に影響し、常に我々に驚異的な個人と音楽の瞬間を提供します。我々と共に彼らを経験してください』(ミハイル・グレヴィチ)。自由な性格の小品が集められている「24の前奏曲」。弦の美しさが際立った演奏で、一見すると音楽に余計な肉付がされていると思われるかもしれないが、ショスタコーヴィチの音楽が持つ本質はいささかも揺らいでいない事を感じられるはず。 | ||
SaxoFOLK 〜サクソフォン四重奏編曲による作品集 アルベニス:アラゴン / リゲティ:6つのバガテル / ムソルグスキー:村にて/子供の遊び/スケルツォ グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日/ Puck(抒情小曲集 Ops.65 & 71より) ピアソラ:ミロンガの天使 / ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏 シュルホフ:チャールストン/ブルース / ファルカシュ:17世紀の古いハンガリーの舞曲 ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット [ Lars Niederstrasser, Peter Vigh, Kirstin Niederstrasser, Eva van Grinsven ] | ||
録音:2013年9月23日-25日、コンサートホール、 Abtei Marienmuenster 。2009年に結成されたベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット。チャールストンとブルースに影響を受けたシュルホフやのリゲティの現代的な作品、古典的北欧のグリーグから南米のピアソラのタンゴまで、幅広いジャンルの作品が秀逸なアレンジで見事に蘇っている。さらに彼らの完璧なイントネーション、完全なタイミングとユーモア溢れる分析が加わった演奏は、今、ヨーロッパで話題を呼んでいる。SACDによる高音質というだけでなくマルチチャンネルでは、サクソフォン・アンサンブルの卓越した音色と残響が見事な一体感を作り出している。 | ||
テレマン:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1 (フランクフルト/1715) ソナタ〔第1番 ト短調 TWV.41: G1 /第2番 ニ長調 TWV.41: D1 /第3番 ホ短調 TWV.41: H1 / 第4番 ト長調 TWV.41: G1 /第5番 イ短調 TWV.41: A1 /第6番 イ長調 TWV.41: A4 〕/ 序曲(組曲) ト短調 TWV.41: G4 シュテファン・シャルト(Vn) エリーザベト・ヴァント(Vc) ソニア・ケムニツァー(Cemb) | ||
録音:2013年5月。ピリオド楽器使用。テレマン作品の録音は増えているが、この作品は何故かほとんど録音されていない。比較的初期のもの故なのかどうかはわからないが、決して安易に書かれたものではないことは聴けばすぐわかるだろう。テレマンは、当時最も斬新とされたスタイルを用いてこのソナタ集を書き上げた。ここで演奏しているヴァイオリニスト、シュテファン・シャルトは、モダーン楽器だけでなくバロック・ヴァイオリンの名手としても知られ、1995-1999年にザクセン州立劇場コンサートマスター、2000年からはムジカ・アンティクァ・ケルンのコンサートマスターを務めている。 | ||
イギリスのオルガン作品集 Vol.1 アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):演奏会用序曲 ハ短調 / ジョージ・ソールベン=ボール(1896-1987):エレジー チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924):幻想曲とトッカータ Op.57 パーシー・ウィットロック(1903-1946):ディヴェルティメント ロ短調 ウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897):スケルツォ イ短調 エドウィン・ヘンリー・ルメア(1865-1934):ロンド・カプリッチョ Op.64 エドワード・エルガー(1844-1925):ニムロッド/オルガン・ソナタ ト長調 Op.28 ベン・ヴァン・オーステン(Org) | ||
録音:2013年8月、ソールズベリー大聖堂、イギリス。使用楽器:ヘンリー・ウィリス、1877年製作。イギリスのオルガン製作は、複雑に入り組んだ歴史の中で急激な発展と衰退が繰り返された。ヨーロッパ大陸のオルガンに似通っていた時代もあば、ヨーロッパのどこにも見られない独自の様式をもっていた時代もあった。1851年英国での万国博覧会で、パイプオルガンは華々しい注目を集めた、といわれている。ドイツから出品されたオルガンは、それまでのイギリスにはなかったサウンドでイギリス人につ強烈な衝撃を与える。以降イギリスでは新しいオルガンが製作されるようになり、ヴィクトリア朝(1860-1900)には世界有数のオルガン建造国となった。この録音で演奏されているオルガンの製作者であったヘンリー・ウィリスは、この時代の最高のイギリスのオルガン製作者で、そのオルガンのために英国の作曲家、オルガニストたちは、その音色を生かした作品を作曲した。この時代に生まれた作品を、ヘンリー・ウィリス製オルガンで演奏したアルバム。 | ||
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
重島清香(Ms;ヘンゼル) エリーザベト・ヴィンマー(S;グレーテル) ウーヴェ・シェンカー=プリムス(Br;ペーター) レベッカ・テーム(Ms;ゲルトルート) アレクサンダー・ギュンター(B;お菓子の魔女) カテリーナ・マイアー(S;眠りの精) ヒュンジン・パルク(Ms;露の精) スコラ・カントゥールム・ヴァイマル、ヴァイマル国民劇場オペラcho. マルティン・ホーフ指揮ヴァイマル・シュターツカペレ | ||
録音:2013年5月2日-5日、9月10日-12日、国民劇場、ヴァイマル。ヴァイマル国民劇場に出演している実力派の歌手が揃えられているが、2013年からこの歌劇場専属ソリストの重島清香〔しげしま・さやか〕がヘンゼル役に抜擢されているのにも注目。ヴァイマル国民劇場は、ゲーテやフリードリヒ・シラーらが自作のオリジナル演劇作品を上演したドイツ古典主義関係の歴史的遺構でもあり、この楽団では1893年からR.シュトラウスも指揮を務めたという歴史ある劇場。同劇場で1893年に「ヘンゼルとグレーテル」はR.シュトラウスの指揮で初演された。 | ||
ヨハネス・フェアフルスト(1816-1891): 弦楽四重奏曲集〔第1番 ニ短調 Op.6 No.1 /第2番 変イ長調 Op.6 No.2 〕 ユトレヒトSQ [Eeva Koskinen, Katherine Routley(Vn) Joël Waterman(Va) Sebastian Koloski(Vc)] | ||
録音:2013年6月24日-26日、ハーレム、オランダ。フェアフルストは1816年にオランダで生まれ、10代でチャペルのヴァイオリニストに就き、20歳の時に作曲した序曲がメンデルスゾーンにとまり、1838年より師事。作曲した ホ短調交響曲はウィリアム2世より高い評価を受け、ライプツィヒのオーケストラ指揮者に任命される。ロッテルダム音楽協会など、オランダの音楽界へ多大な影響を与えた。しかしリスト、ベルリオーズ、ワーグナーらによる政治的な圧力を受け、高い評価を得るには至れなかった。この弦楽四重奏曲は彼の初期の作品で、メンデルスゾーンやシューマンの影響を受けて、ロマンティックな情熱の織り込みが感じられる。ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派ユトレヒト弦楽四重奏団が、知られざる作品に光を当てた魅力的なアルバム。 | ||
デイヴィッド・ベイカー(1931-): シンガーズ・オヴ・シンガーズ〜 ウィーヴァーズ・オヴ・ドリームズ (チェロと打楽器のための)(*) / チェロとピアノのためのソナタ(#) / チェロとジャズ・トリオのための組曲(+) |
マヌエル・フィッシャー= ディースカウ(Vc) Connie Shih(P;#) Guy Frisch(Perc;*) Monika Herzig(jazz-piano;+) Pavel Klimashevsky(ベース;+) Dieter Schumacher(Dr;+) | |
録音:2013年2月26日、5月24日、6月15日、コンサートホール、 Abtei Marienmuenster 。名チェリストのヤーノシュ・シュタルケルはベイカーの作品に注目し、作曲のプロセスで助言をしていた。デューク・エリントンやマイルス・デイヴィス、ディジー・ギャレスピーの贅沢なビックバンドの作品を題材とした音楽は、花火を見るような鮮やかさが感じられる。偉大な音楽家に対する驚異的な敬意をはらって作曲されている。F=ディースカウの息子で、シュタルケルに学んだマヌエルが、この録音のためにベイカー自身と密接に協力し合い、自由で有機的な即興と卓越したテクニックを披露した演奏を聴かせている。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 〔第5番 ニ長調 Op.70 No.1「幽霊」/第6番 変ホ長調 Op.70 No.2 /第11番 ト長調 Op.121a「カカドゥ変奏曲」〕 ウィーン・ピアノ・トリオ [Bogdan Božović(Vn) Matthias Gredler(Vc) Stefan Mendl(P)] | ||
録音:2013年10月。みなぎる活力、あふれる情念、緊密な演奏を聴かせてくれるウィーン・ピアノ・トリオは、「21世紀をリードする注目のトリオ」と、高い評価を得ているアンサンブル。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のうち、アンサンブルの妙を心得た三者による親密な音楽作りが際立つ作品3曲を収録。常に新しい音楽表現方法を求め、確信に満ちた珠玉のアンサンブルが堪能できる一枚。 | ||
アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):フルート五重奏曲集 Vol.1 〔イ短調 Op.21 No.1 /ホ短調 Op.41 No.1 /ヘ長調 Op.41 No.3 〕 アルディンゲロ・アンサンブル [カール・カイザー(Fl-tr) アンネッテ・レーベルガー(Vn) ボド・フリードリヒ、ゼバスティアン・ヴォールファールト(Va) ウルズラ・カイザー(Vc)] | ||
ドイツの音楽一家出身で、ボンの選帝侯のオーケストラではベートーヴェンと一緒だった従兄弟のベルンハルト・ロンベルクとともに活躍したヴァイオリニスト、アンドレアス・ロンベルク。彼はオペラや交響曲と並んで室内楽作品にも力を注ぎた。ここに聴くフルート五重奏曲では、中音が重要視され、それにより、フルートの美音が更に際立つように仕上げられている。カメラータ・ケルンのトラヴェルソ奏者カール・カイザーはクラシカル・フルートを使用し、モダーンからピリオド楽器両方を操る弦楽器奏者たちとのアンサンブルで、鮮やかな妙技を繰り広げている。 | ||
マーラー/シェーンベルク&R.リーン編曲:大地の歌(室内オーケストラ編曲版)
ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms) シュテファン・リュガマー(T) アルフレッド・パール指揮デトモルト室内o. | ||
録音:2013年10月。デトモルト音楽大学の教授を務めるピアニストのアルフレッド・パールが、これまでの演奏から得た経験を踏まえ、マーラー「大地の歌」を指揮。何度か本番を重ねたうえでのセッション録音で、すでに現地では「見事に表現された音楽的溶解。繊細、気質と感性、敏捷性、軽さとエレガンスに満ちた妙技」と高い評価を得た。 | ||
イワン・ミュレル〔ミューラー〕(1786-1854): クラリネット協奏曲集〔第3番−第6番〕/デュオ・コンチェルタンテ(*) フリーデリケ・ロート(Cl) ヨハネス・グマインダー(Cl;*) エヴァン・クリスト指揮コトブス州立劇場po. | ||
ミュレルは1812年に「13キー・クラリネット」を発表、現在のエーラー式クラリネットの元となった。ミュレルは自ら、新キーを備えた楽器のために作品を残している。 | ||
ドヴォルジャーク: 弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.77 (*) /弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」 ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] アロイス・ポッシュ(Cb;*) | ||
1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴衆の心を釘付けにしている。2006年に録音が完結したベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、「イントネーションの絶対の完璧さ」「細心の愛を込めた精密な演奏」と絶賛されている。この録音では名曲「アメリカ」と、弦楽四重奏にコントラバスが加わった五重奏曲を収録。「弦楽五重奏 Op.77」は、喜歌劇「がんこ物たち」の直後に書き始められ、第1&4楽章はその陽気で快活な気分を受け継いでいる。また第2楽章は民族的な風合いをもち、第3楽章も歌謡性に満ちた魅力的な楽章。ドヴォルジャークの魅力的な風土色とそれ以前のロマン派音楽の絶妙なバランスが融合した演奏。 | ||
ヴォルフガング・リーム:歌曲集 ヤーコプ・ミヒャエル・ラインホルト・レンツの詩による断章/ ニーチェによる6つの詩/静けさ/新アレクサンダー歌曲/ヴェルフリ歌曲集 ホルガー・ファルク(Br) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
カールスルーエ生まれの現代音楽の作曲家ヴォルフガング・リーム。多作な作曲家としても有名で、これまでの作品数は500以上。2010年には新作歌劇「ディオニソス」を発表するなど最も意欲的な現代作曲家の一人。当盤に収録された歌曲は様々な時代の詩によるもので、後期ロマン派の影響を受けて作曲されている。ヨーロッパでは比較的演奏される機会の多い作品。現代音楽を専門とするシュライエルマッハーによるピアノ伴奏で、完璧な解釈で高い評価を得ているバリトン、ファルクが詩的な歌唱を聴かせてくれる。二人の絶妙なアンサンブルが、聴き手を未知の世界へ誘う。 | ||
イルマー〜ジョン・フィールド:夜想曲全集 Vol.1 夜想曲〔第1番−第8番〕/ロマンス/シシリエンヌ/パストラール/ Playing-with-Field 〔第1番−第3番〕 シュテファン・イルマー(P) | ||
ショパン以前に世界で初めてピアノによる「夜想曲」を作曲したジョン・フィールド(1782-1837)は、10歳のときダブリンでピアニストとしてデビュー、翌年ロンドンに出てクレメンティに師事、1802年からクレメンティはフィールドを伴ってパリ、ドイツ、ロシアへ演奏旅行を行った。フィールドは先々で自作を演奏し絶賛を浴びたが、1803年からロシアのペテルブルクに教育者、演奏家として住居を定めた。イルマーは1962年ドイツ、パーダーボルン生まれのピアニスト。歌曲の伴奏も手掛け、クルト・モルをはじめとする名高い歌手と共演を重ねている。1992年から母校のひとつ、ケルン音楽院でも教えている。これまでMD+Gからもロッシーニやクレメンティのピアノ作品集などをリリースし、高い評価を得ている。 | ||
ジョン・フィールド(1782-1837):夜想曲全集 Vol.2 〔第9番/第10番A /第10番B /第11番/第12番/第13番/第14番/第15番/第16番/第17番/第18番/第22番〕/ Playing-with-Field(異版?)〔第4番−第6番〕 シュテファン・イルマー(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
マルティン・ロスト〜北ドイツ・オルガン楽派の作品集 Vol.4 ヨハン・シュテフェンス(1599/60-1616): 幻想曲 イ短調/ああ神よ、天より見たまえ/いざ来たれ、異教徒の救い主よ/我らの救い主なるイエス・キリスト ペーター・モールハルト(1630/40-1685): Alle Welt, was lebet und webet /前奏曲/主なる神よ、我ら汝を讃え奉る クリスティアン・フロール(1626-1697):前奏曲〔I & II 〕/神はわがやぐら ゲオルク・ベーム(1661-1733):前奏曲、フーガと後奏曲 ト短調/大いに喜べ私の魂/前奏曲 ニ短調 ヨハン・クリストフ・シュミューゲル(1727-1798):アレグレット ト短調/前奏曲 ハ長調 J.S.バッハ:おお、穢れなき神の子羊 BWV.1095 /前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531 マルティン・ロスト(Org) | ||
録音:聖マリエン教会、シュトラールズント、ドイツ。使用楽器:ステルヴァーゲン、1659年製作。大バッハやブクステフーデに代表される北ドイツのオルガン楽派は、ドイツ・バロック音楽の典型的集大成とも言われ、その作品は高度なテクニックやペダル鍵盤操作を要求される。当盤の作曲家たちは知名度こそ高くない人々が多いが、変幻万化な壮大な音の絵巻が繰り広げられる。 | ||
サクソフォン・シネマ ゲオルギー・スヴィリードフ:「吹雪」より / エンニオ・モリコーネ:「ウエスタン」より ジョン・バリー:「ダンス・ウィズ・ウルブズ」より / バーナード・ハーマン:「サイコ」より マイケル・ナイマン:「Hotel de la Ville」より / ハンス・アイスラー:組曲第5番「 Dans les Rues 」 ニーノ・ロータ:ロータ組曲 / ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」メインテーマ ハンス・ジマー:「パイレーツ・オブ・カリビアン」〜彼こそが海賊 / ヘンリー・マンシーニ:ピンク・パンサー ミラン・トゥルコヴィッチ指揮セルマー・サクスハーモニック | ||
ドイツで活躍する12人のサックス奏者によって2006年に結成されたアンサンブルによる映画音楽集。某 NXXXS 翻訳担当は、ピンク・パンサーを「ピンクの豹」とするのをいい加減に止めてくれないか。 | ||
メンデルスゾーン:編曲作を含むオルガン作品集 アレグロ ニ短調/交響曲第5番「宗教改革」より(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)/ アンダンテと変奏曲 ニ長調/アレグロ 変ロ長調/アレグレット ニ短調/ 厳格な変奏曲(ライツェ・スミッツ&レオ・ファン・ドゥセラール編曲)/ フーガ Op.37 No.1 /フーガ ニ短調/「聖パウロ」序曲(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)/ フーガ ハ長調/フーガ ヘ長調/フーガ ホ短調 レオ・ファン・ドゥセラール(Org) | ||
録音:ピーテルス教会、ライデン、オランダ。使用楽器:トーマス・ヒル製。 | ||
ベートーヴェン: 「レオノーレ」序曲 第1番 Op.138 /シェーナとアリア「ああ、不実なる者よ」 Op.65 ケルビーニ: 歌劇「メデア」〜アリア「 Vous voyez de vos fils 」/交響曲 ニ長調(1815) マリア・ベングトソン(S) ベルトラン・ド・ビリー指揮ローザンヌ室内o. | ||
フランク:編曲による作品集 ダーフィト・リニカー編曲:ヴァイオリン・ソナタ(ピアノ三重奏版)(*/#)/ カール=アンドレアス・コリー編曲:オルガンのための3つのコラール(*) カール=アンドレアス・コリー(P;*) ジモーネ・リニカー(Vn;#) ダーフィト・リニカー(Vc;#) | ||
ヨアヒム・ブリュッゲ(1958-):弦楽のための作品集 弦楽のための小品集(1987) /弦楽のためのワルツ(1998) / B-A-C-H 変奏曲(2012) / 弦楽のためのへの編曲集〔スカボロー・フェア(1986) /バート・バカラック「遙かなる影」/ ポール・デスモンド「テイク・ファイヴ」〕/ 三重奏のための組曲(2012) /ブラームスによる前奏曲とフーガ(1988/1996) ラヴァー・スコウ=ラーセン指揮ザルツブルク室内ソロイスツ | ||
作曲家ヨアヒム・ブリュッゲはリューベックの音楽大学で音楽理論を学び、ゲッティンゲンのゲオルク・アウグスト大学で歴史、音楽学、民俗音楽、人類学を学び、1993年に卒業した。1994年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学で教鞭をとり、数々の業績を上げている。モーツァルトの研究家として名高い人なが、このアルバムではサミュエル・バーバーを意識した「アメリカ魂」が横溢する、モダーンなハーモニーと予想外の不協和音、意外なリズムに彩られた作品も収録している。「これぞ現代音楽」と言った形の作品と、ドイツの伝統音楽語法を現代に置き換えた作品を弦楽アンサンブルの編曲版でお楽しみいただける一枚。なお、『ブラームスについての前奏曲とフーガ』なる珍約が記載されているが、誤り。音楽用語でドイツ語の「 über 」を曲名として訳す際は「〜(の主題)による」が定訳。 | ||
メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調「讃歌」 Op.52
リサ・ラーション、マリン・ハルテリウス(S) イェルク・デュールミュラー(T) アンサンブル・コランド(cho.) ダグラス・ボイド指揮ヴィンタートゥル・ムジークコレギウム | ||
万全の歌手陣を揃え、ヨーロッパ室内o. の創設メンバーの一人&名オーボエ奏者ダグラス・ボイドの指揮が全てを纏める軽やかさと壮麗さを兼ね備えた名演。 | ||
師、友、同僚に・・・ フリードリヒ・ゴルトマン(1941-2009):4つのピアノのための小品(1973) ライナー・ブレデマイヤー(1929-1995):ピアノのための小品3(1969) ジークフリート・ティーレ(1934-):夕べの幻想(1988/89) トーマス・ミュラー(1939-): In memoriam f. g. (2009) フリードリヒ・シェンカー(1942-2013):3つのピアノのための小品(1975)/ ピアノのための小品(シェーンベルクへのオマージュ) (1972) ヘルマン・ケラー(1945-):カッツァー変奏曲(2004) /ハンス・ペーター・ヤンノッホのために(2002) / ライナー・ブレデマイヤーのために(2005) /クルターグ・ジェルジのために(2002) クヌート・ミュラー(1963-): Tannit (2013) ヴォルフガング・ハイジヒ(1952-): Absence / Happy Birthday / Leuchtreklame / Schade / Kein Ort Nirgends / Sekundenweise bh ニコラウス・リヒター・デ・ヴロエ(1955-): Peridotit -Steinstück #2 (2007) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
旧東独のハレ出身で、現代音楽を専門とするシュライエルマッハーは、ライプツィヒ音楽演劇大学やベルリン芸術大学で、ティーレやゴルトマンに作曲を師事した。彼らや友人、同僚たちの作品を集めたアルバム。 | ||
ライプツィヒ弦楽四重奏団〜ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.7 〔第81番 ト長調 Op.77 No.1 Hob III: 81 /第82番 ヘ長調 Op.77 No.2 Hob.III: 82 / 第83番 ニ短調 Op.103 Hob.III: 83 /第43番 ニ短調 Op.42 Hob.III: 43 〕 ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
世界最古の管弦楽団である名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している。彼らが満を持してスタートさせたハイドンも今回で第7弾を迎えた。このシリーズはハイドン時代の弓の忠実なコピー弓を使用し、語法を見事に再現している。 | ||
ピアノ連弾編曲によるベートーヴェン作品集〜ベートーヴェン: 交響曲第7番 イ長調 Op.92(フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924)編曲)/ 大フーガ 変ロ長調 Op.134(ベートーヴェン自身編曲) トレンクナー&シュパイデル・ピアノ・デュオ | ||
シャルヴェンカの編曲は、ベートーヴェンの楽譜を単に連弾に写し換えるだけではなく、ピアニストに高度なテクニックを要求するもので、シャルヴェンカの自作同様、ロマンチシズムと究極の技巧が見事に融合した魅力溢れる作品。またベートーヴェン自らの編曲「大フーガ」は、自筆譜が2005年にペンシルヴェニア州にある神学校の図書館で発見されたもの。トレンクナーはヴァルター・ギーゼキングとヴィルヘルム・ケンプに、シュパイデルはイヴォンヌ・ロリオ、ステファン・アスケナーゼ、ゲザ・アンダ等に師事したピアニスト。 | ||
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ〔ヨハン・シュターミッツ〕(1717-1757): ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6 〔第1番 ト長調 Op.6 No.1 /第2番 ハ長調 Op.6 No.2 /第3番 変ホ長調 Op.6 No.3 / 第4番 イ長調 Op.6 No.4 /第5番 ニ長調 Op.6 No.5 /第6番 変ロ長調 Op.6 No.6 〕 シュテファン・シャルト(Vn) ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb) | ||
ピリオド楽器使用。マンハイム楽派の祖で、2人の息子カレル〔カール〕&アントニーン〔アントン〕も高名なヤン・スタミツ〔ヨハン・シュターミッツ〕は、(息子共々)もともとヴァイオリン奏者で、その技術を多用したソナタを数多く作曲した。序奏のような第1楽章、それに続く重音が多様された速いパッセージの楽章、そしてロココ風の美しいメロディなど、当時の新スタイルによる様々な作曲法がこれらのソナタの中で試みられている。この作品は後に「オブリガード鍵盤楽器付のヴァイオリン・ソナタ」として知られるようになるが、ここでは1759年にパリで出版された作曲当時の「数字付通奏低音」による楽譜が使用され、演奏者ベーリンガーによる即興的な伴奏によって、本来の作品の魅力が再現されている。ヴァイオリニスト、シュテファン・シャルトは、モダーン楽器だけでなくバロック・ヴァイオリンの名手としても知られ、1995〜1999年にザクセン州立劇場コンサートマスター、2000年からはムジカ・アンティクァ・ケルンのコンサートマスターを務めていた。 | ||
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)
シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.、ケルン放送cho. | ||
若々しい覇気と洗練を兼ね備えたドイツのロマン派の秀演を次々と発表しているブルーニエ&ボン・ベートーヴェンo.がラヴェルに挑戦。精緻なスコア・リーディングを基に、響きの透明感を際立たせながら、混沌さとエロティックな薫りが漂う魅力的な演奏を聴かせてくれる。 | ||
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):オルガン独奏作品全集 3つのフーガ/3つの前奏曲とフーガ/5つの小品/大フーガ/4つの韻詩/フーガ WoO.10 /5つの小品/ ソナタ〔第1番−第20番〕/トリオ Op.49 /トリオ WoO.37 /フーガ Op.123a /12のフーガ Op.123b / アダージョ・ノン・トロッポ/アンダンテ/前奏曲〔 WoO.56 / WoO.26 No.1 〕/小品 WoO.25 Nos.9, 3 / 性格的小品 Op.156 /モノローグ Op.162 /12の様々な小品〔 Op.167 / Op.174 〕/12のトリオ Op.189 / コンソレーション WoO.26 No.5 /カンツォネッタ WoO.26 No.4 /間奏曲 WoO.26 No.2 /前奏曲 WoO.77 / トリオ WoO.26 No.6 / Singmesse / ブルーンズ:前奏曲(ラインベルガー編曲) ルドルフ・インニッヒ(Org) | ||
録音:1998年-2005年、Walcker Organ, St. Maria, Schramberg / Walcker Organ, Stadtkirche Winterthur / Kuhn & Spaich Organ Martinskirche Chur / Kuhn Organ, St. Johann, Schaffhausen / Kuhn-Organ, Stadtkirche St. Anton, Zürich 。2014年現在、唯一のラインベルガー全集。最も理想的なロマンティック・オルガンが使われているのも特徴。 | ||
ブラームス:世俗合唱作品集 Vol.1 ジプシーの歌 Op.103 / 6つの四重唱曲 Op.112 /3つの四重唱曲 Op.31 / 3つの四重唱曲 Op.64 /4つの四重唱 Op.92 |
イェルク・シュトラウベ指揮 北ドイツ・フィグラルcho. マルクス・ベルハイム(P) | |
セシル・シャミナード(1857-1944):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ ハ短調 Op.21 /交響的練習曲 Op.28 /演奏会用練習曲 Op.35 / 旋律的練習曲 Op.118 /悲愴的練習曲 Op.124 /ロマンティックな練習曲 Op.138 / ユーモラスな練習曲 Op.138 /スコラスティックな練習曲 Op.139 /子供の頃の思い出 ヨハン・ブランシャード〔ジョアン・ブランシャール〕(P) | ||
使用楽器:スタインウェイ「 Manfred Bürki 」、1901年製。一部は世界初録音の可能性有。 ブランシャード(1988-)はフランスに生まれ、1992年からドイツに在住、マティアス・キルシュネライトとシュテファン・アルノルトに学んだピアニスト。 シャミナードの楽譜でいっぱいの箱を2箱発見、いくつかの作品は未出版であったため、この録音を決意したと言う。 | ||
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):室内楽作品集 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 ニ短調 Op.15 / ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.10 /チェロ・ソナタ ニ長調 Op.17 バルテク・ニジョウ(Vn) デニス・セヴェリン(Vc) タチアナ・コルサンスカヤ(P) | ||
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボーは、クララ・シューマンのようなピアニスト兼作曲家だった。彼女はカールスルーエの楽長だった、ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォーダより音楽の教育を受け、その後クララ・シューマンの元でピアノを、ラインベルガーに作曲を学ぶ機会を得ている。ピアニストとして高い評価を得、女流作曲家に対して厳しかった19世紀半ばにあって、積極的に作品を発表していった。知られざる作曲家、ル・ボーの作品がひとりでも多くの人に聴かれる事を願ってMD+Gが制作した当盤には、古典の中にロマンティックな情感が融合された彼女の美しい室内楽作品が収録されている。 | ||
キューバの交響的作品集 アレハンドロ・ガルシア・カトゥラ(1906-1940):3つのキューバ舞曲 カルロス・ファリニャス(1934-2002):ペンテシレイアのための前奏曲 エンリケ・セサル・マンティシ(1912-1974):プレゴンと踊り グイド・ロペス=ガヴィラン・デル・ロサリオ(1944-): Rítmotiv アルフレド・ディエス・ニエト(1918-):アダジョ(我が妻、リリアン・アコスタに捧ぐ) エンリケ・ペレス・メサ指揮キューバ国立so. | ||
キューバにはコロンブス以降、ヨーロッパの音楽が歴史的に深い影響を与えてきた。植民地、カリブ海、アフリカ系アメリカ人・・・などの要素によって、魅惑的でユニークなイディオムを形成している。比類のないキューバ音楽の複雑なリズム、野性味あふれる前衛的な音。キューバを代表する指揮者エンリケ・ペレス・メサが、その真髄を浮き上がらせる。 | ||
クラシカ・ブラジリアーナ ピシンギーニャ(1879-1973): Um a zero / Choro vivo / ルイス・アントニオ(1921-1996): Barracão エルネスト・ナザレ(1863-1934): Matuto /Odeon / パウリーニョ・ダ・ヴィオラ(1942-): Danca da Solidao ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.165b 〜ブラジルの女 モルガナ・モレノ(1990-):(旧・国内代理店未記載) / シヴーカ(1930-2006): Feira de Mangaio V=ロボス(1887-1959):ギターのための前奏曲第1番 / アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994): O Boto ルイス・ボンファ(1922-2001): Manhã de Carnival / マルコ・ペレイラ(1956-): Bate Coxa エグベルト・ジスモンチ(1947-): Frevo / Siete Aneis アネッテ・マイブルク(Fl) フィリッパ・ゴージョー(Vo) ラファエル・アギーレ、マルセロ・ロサリオ(G) ガブリエル・ロサリオ(マンドリン) ブウォジミエシュ・グラ(Cb) ローランド・ペイル(Perc) | ||
ドイツのフルート奏者アネッテ・マイブルクは、ローベルト・シューマン音楽大学を卒業後ハーゲン・フィルのフルート奏者などを務め、後進の指導を行っていたが、現在ではバロックやジャズとの融合したプログラムによって即興によるサウンドの可能性を求め、様々な国のポピュラー演奏者と共演を行っている。今回は「ブラジル」の音楽(関連した作品も含む)に挑戦。本場ブラジルの実力派演奏家とのシンクロによって、ブラジルの真髄をお届けする。 | ||
C.P.E.バッハ:オルガン作品集 前奏曲 ニ長調 Wq70-7 /フーガ ニ短調 Wq.119-2 /ソナタ〔ヘ長調 Wq.70-3 /イ短調 Wq.70-4 /ニ長調 Wq.70-5 〕/ アリオーソ ハ短調 Wq.113-2 /幻想曲とフーガ ハ短調 Wq.119-7 / メヌエット〔 I ヘ長調 Wq.113-4 (2種?)/ II ヘ短調 〕/トリオ ニ短調 Wq. deest ユヴァル・ラビン(Org) | ||
使用楽器:フェルディナント=シュティーフェル製。C.P.E.バッハとプロイセン宮廷と言えば、フリードリヒ大王が有名だが、大王の妹アンナ・アマリア王女も音楽好きで知られ、彼女のために22ストップ、2段鍵盤ペダル付きの美しいオルガンが製作された。当盤には王女とそのオルガンを念頭において、美しく演奏効果があがるように工夫が凝らされた数々の作品が収録されている。イスラエル出身のオルガニスト、ユヴァル・ラビンはバッハの反復指示について博士論文で取り上げるなど、バッハ作品について徹底的に研究し、その研究結果が今回の演奏で実践されている。 | ||
ヨハン・アダム・ヒラー(1728-1804):宗教的作品集 詩篇第100「全地よ、主に向かいて喜びの声をあげよ」/詩篇第5, 12-13「すべての人々を喜ばしめよ」 ペルゴレージ/ヨハン・アダム・ヒラー編曲:スターバト・マーテル ヴェロニカ・ヴィンター(S) トーマス・リーデ(CT) クヌート・ショッホ(T) トーマス・ラスケ(B) ライナー・ヨハネス・ホンブルク指揮 ヘンデル・カンパニー、シュトゥットガルト・イムヌス少年cho. | ||
ピリオド楽器使用。ペルゴレージのスターバト・マーテルは、オーボエ、フルート、ソロ・パートに男声が追加されている。 | ||
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):オルガン作品全集 前奏曲〔ホ短調/ト短調/ト長調〕/大前奏曲 ホ短調/アダージョ ニ長調/ コラール幻想曲「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 アルノルト・メルヒオール・ブルンクホルスト(1670?-1725):前奏曲 ホ短調 作曲者不詳:キリエ=キリスト=キリエ/汝平和の君、主イエス・キリスト(P.モルトハルト編曲) インゴ・ドゥヴェンゼー(Org) | ||
録音:時期未判明、聖ニコライ教会、アルテンブルッフ、クックスハーフェン、ニーダーザクセン州、ドイツ。使用楽器:クラップマイヤー製。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 〔第8番 ヘ長調 Op.93 / 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」〕 |
シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
ヴィヴァルディ: 12のヴァイオリン協奏曲集 Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」全曲 フランチェスコ・チェラート アルモニオーサ | ||
ピリオド楽器使用。イタリアのヴァイオリンとチェロのチェラート兄弟らによって、2012年設立されたピリオド楽器アンサンブル「アルモニオーサ」のデビュー・アルバム。 | ||
トロンボーンのための抒情的な音楽集 フランツ・シュトラウス/M.ローレンス編曲:夜想曲 / ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.4 ウェーバー/W.ヴァーゲンホイザー編曲:ロマンス / リスト/T.ベットガー編曲:忘れられたロマンス ワーグナー/T.ベットガー編曲:ワルキューレ〜ヴォータンの別れの音楽 シューベルト/T.ベットガー編曲:歌の練習 D619 (*) ブラームス:川は流れ(*) /狩人と恋人(*) /愛の道第2番(*) /こうして私はさすらう(*) / マルタン:バラード ミヒャエル・マソン(Tb) 沢野智子(P) プジェミスル・ヴォイタ(Hr;*) | ||
ドイツ生まれのトロンボーン奏者、ミヒャエル・マソン(1969-)の MD+Gデビューアルバム。ハンブルクso.、ベルリン放送so. で首席を務めた後、2015年現在はデンマークのオルボーso.の首席奏者を務めている。 | ||
エルンスト・ルドルフ(1840-1916):室内楽作品集 3つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのための六重奏曲 イ長調 Op.5 / 6つのピアノのための小品 Op.52 /ピアノのための3つのロマンス Op.48 / カプリッチョ・アパッショナート Op.49 /ピアノのための演奏会用練習曲 Op.29 Nos.1-2 / ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.41 ベロリーナ・アンサンブル[3Vn/Va/2Vc] ヴィレール・ヴァルドネシ(P) | ||
ドイツの作曲家ルドルフは、ライプツィヒ音楽院でモシェレス、プレディに師事、ライネッケにも指導を受け、ケルン音楽院等でピアノ教師となった。 | ||
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959):メロディと前奏曲全集 メロディ Ops.22-23, 24 (*), 25-45, 50-54 / チェレスタのための前奏曲集 o.op, Ops.46-49 /ゾンネンメロス(1919) (*) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) ホルガー・ファルク(Br;*) | ||
「メロディ」は元々、ハルモニウム、(声と)ピアノ、チェレスタのために書かれているが、当盤は全てピアノでの演奏。シェーンベルクとは異なる12音技法をいちはやく発明したハウアー、シュライエルマッハーによる彼の作品集はこれで第3作目。 | ||
J.S.バッハ:オルガンのためのトッカータ集 トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565 /トッカータ ホ長調 BWV 566 / トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 540 /いと高きところにいる神にのみ栄光あれ BWV 662 / トッカータとフーガ ヘ長調 BWV 540 /われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV 721 / トッカータとフーガ ニ短調 BWV 538「ドリア調」 クリストフ・シェーナー(Org) | ||
録音:聖ミヒャエル教会、ハンブルク。使用楽器:同教会のオルガン5台中、4台。 | ||
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):室内楽作品集 クラリネットと弦楽四重奏のための5つのバガテル Op.23 (1941, arr.2000) (クリスティアン・アレグザンダー(1964-)編曲/原曲:クラリネットとピアノ)/ ヴァイオリンとピアノのための悲歌 Op.22 (1940) / 弦楽四重奏のためのロマンス Op.11 (1928, arr.2009) (クリスティアン・アレグザンダー編曲/原曲:弦楽オーケストラ)/ ヴァイオリンとピアノのための入祭唱 Op.6 (1925, rev.1942) (ハワード・ファーガソン(1908-1999)編曲/原曲:ヴァイオリンと管弦楽)/ オーボエと弦楽四重奏のための間奏曲 Op.21 (1933-36) / 弦楽三重奏のための前奏曲とフーガ Op.24 (1938) / ヴォーン=ウィリアムズ、ファーガソン、A.ブッシュ、ロースソーン、 ラティエンズ、マコンキー、フィンジ、G.ウィリアムズ、ジェイコブ共作・編曲: アルフレッド・スコット=ガッティ(1847-1918)の「私の小さなバスケットはどこへ 行ったのか」の主題による11の楽器のための変奏曲「ディアベッレリーズ」(1955) (*) 〔レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)編曲:主題/ハワード・ファーガソン:変奏1「ワルツ」/ アラン・ブッシュ(1900-1995):変奏2/アラン・ロースソーン(1905-1971):変奏3/ エリザベス・ラティエンズ(1906-1983):変奏4「カノン様式の間奏曲」/ エリザベス・マコンキー(1907-1994):変奏5「情熱的に」/フィンジ:変奏6/ グレース・ウィリアムズ(1906-1977):変奏7/ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):終曲〕 ケルン・カンマーゾリステン | ||
(*)は世界初録音。当作品はヴォーン=ウィリアムズの提唱によって作曲された物で、主題を作ったアルフレッド・スコット=ガッティは、英国紋章院の長官にあたるガーター・プリンシパル・キング・オヴ・アームズ〔筆頭紋章官〕を1904年から死去する1918年まで務め、さらに同時代では作曲家としても著名であった人物。 旧・国内代理店翻訳者は(*)の原曲を『ヴォーン・ウィリアムズが作った主題』『8人の作曲家が変奏を担当』(変奏は7人)と誤謬、『フィン時』と誤記した上、『ディアベッリーズ』『いったいどこへ、ぼくの子犬は行っちゃったのかな?』としているが、欧文は "Diabelleries" 〔英語カナ表記ならダイアベレリーズ〕, "Oh! Where's my little basket gone" で、バスケットに子犬という意味があるとは初耳である。 | ||
ザムエル・シャイト(1587-1654):タブラトゥーラ・ノヴァ Vol.3(完結編) マニフィカト〔第1旋法−第9旋法〕/第4旋法によるキリエ・ドミニカーレ/ Credo in unum Deum / Hymnus De Adventu Domini / Hymnus De Nativitate Christi / Hymnus Christe qui lux / Hymnus Vita Sanctorum / Hymnus Veni Creator Spiritus / Hymnus O Lux beata / Psalmus sub Sommunione / Modus ludendi pleno Organo pedaliter フランツ・ラムル(Org) | ||
録音〔使用楽器〕:時期未判明、聖シュテファン教会、タンガーミュンデ、ザクセン=アンハルト州、ドイツ〔シェーラー製〕/聖ヤコビ教会、ハンブルク、ドイツ〔シュニットガー製〕/ Praemonstratenser-Chorherrenstift, シュレーグル、オーストリア〔プッツ製〕。 | ||
モーツァルト&サリエリ:序曲とアリア集 アントニオ・サリエリ: 歌劇「オルムズの王アクスール」より〔序曲/ Come fuggir... Son queste le speranze / Qi dove ride l'aura 〕/ 歌劇「ファルスタッフ」〜 Ah vile - Or gli affanosi palpiti /歌劇「トロフォニオの洞窟」序曲/ 歌劇「煙突掃除人」〜 Augelletti che intorno cantate /歌劇「見出されたエウローパ」〜 Ah! Lo sento モーツァルト:アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418 /アダージョとフーガ ハ短調 K.546 / レチタティーヴォとアリア「あわれ、おお夢よ!息吹くそよ風」K.431 / 歌劇「イドメネオ」より〔バレエ音楽 K.367 / Spiegarti non poss'io 〕/ 歌劇「ティートの慈悲」 K.621 序曲 /6つのレントラー舞曲 K.606 / レチタティーヴォとロンド「わが憧れの希望よ。ああ、あなたはいかなる苦しみか知らない」K.416 / 劇唱「もういいの、私は全てを聞いた」とロンド「恐れないで、愛する人よ」K.490 郭森〔グォ・セン〕(S) ケネス・ターヴァー(T) ダグラス・ボイド指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.8 〔第46番 変ホ長調 Op.50 No.3, Hob.III: 46 /第45番 ハ長調 Op.50 No.2, Hob.III: 45 / 第49番 ニ長調 Op.56 No.6, Hob.III: 49 「蛙」〕 ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、ティルマン・ビューニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モーズドルフ(Vc)] | ||
ハイドンが1787年に作曲したプロシャのフリードリヒ・ヴィルヘルム2世へ献呈された作品集からの3曲。このシリーズはハイドン時代の弓の忠実なコピーを使用し、ハイドンの語法を見事に再現している。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(S) ヤニーナ・ベヒレ(A) ロバート・ディーン・スミス(T) ゲオルク・ツェッペンフェルト(B) シュテファン・ブルーニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.、 ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho. | ||
(C) + (P) 2016 。 1964年スイスのベルンに生まれ、エッセン、フォルクヴァング音楽大学でピアノ、ホルン、作曲、指揮法を学んだシュテファン・ブルニエ。数多くのコンクールで賞を獲得した後、ドイツ各地の歌劇場で研鑽を積み、世界中の劇場で活躍。その後はダルムシュタット州立歌劇場の音楽監督、首席指揮者を2008年まで務めている。2008年からボン市の音楽総監督に就任し、ボン・ベートーヴェンo. &歌劇場指揮者を務め、また2011年のシーズンからはベルギー国立o. の首席客演指揮者にも就任するという活躍ぶり。日本にも度々来日し、熟達した音楽を披露している。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 〔第5番−第6番/第8番−第9番/第11番−27番〕 |
クリスティアン・ ツァハリアス(P)指揮 ローザンヌ室内o. | |
録音:2003年-2012年。ツァハリアスの弾きぶりによるピアノ協奏曲が全集BOX化。 | ||
日本のギター協奏曲集 武満徹(1930-1996):夢の縁へ 細川俊夫(1955-):旅 IX 〜目覚め 林光(1931-2012):ギター協奏曲「北の帆船」 |
谷辺昌央(G) 高橋直史 指揮 エアツゲビルゲ・ フィルハーモニー・アウエ | |
録音(予定日):2014年7月17日-19日、クルトゥアハウス、アウエ、エアツゲビルゲ〔エルツゲビルゲ〕郡、ザクセン州、ドイツ。共に名古屋出身、愛知県立旭丘高校吹奏楽部同窓の2人が贈る日本のギター協奏曲集。「邦人作曲家ギター協奏曲CD製作の会」の後援?による製作。谷辺昌央は東京国際ギターコンクール首席入賞、ケルン音楽大学に留学し首席卒業、他にも多数のコンクールで優勝・入賞し、2005年ワシントンのケネディ・センターにてアメリカ・デビュー、2015年現在は国内での活動を活発に行うギタリスト。高橋直史は東京藝術大学指揮科卒業&大学院修了、遠藤雅古、若杉弘、ズービン・メータの薫陶を受け、バイエルン州立、ブランデンブルク市立、オズナブリュック市立の各歌劇場で研鑽を積み、2006年よりザクセン州エルツゲビルゲ歌劇場音楽総監督 (GMD) 及び エアツゲビルゲ・フィルハーモニー・アウエ常任指揮者に就任、国内外各オーケストラへの客演も多い。 | ||
シューマン:4手のためのピアノ作品集 ペダル・ピアノのための練習曲(カノン形式の作品6曲)(ビゼー編曲)/ 東洋の絵、6つの即興曲 Op.66 /小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集 Op.85 アムステルダム・ピアノ・デュオ[ウィネケ・ヨルダンス、レオ・ファン・ドゥセラール(P)] | ||
使用楽器:エラール、1837年製。 | ||
ウルリヒ・ツァイトラー(1967-):ミサ・クレド
マリア・ベルニウス(S) ベルンハルト・クラス(Sax) ヘルムート・レルシャー(P) ウルリヒ・ツァイトラー指揮アンサンブル333 [S、Ms、A、T、Br] | ||
録音:2014年? 。グレゴリオ聖歌のメロディとジャズを融合させた実験的作品。 | ||
イギリス・オルガン音楽の饗宴 Vol.2 エルガー:帝国行進曲 Op.32 /朝の歌 Op.15 No.2 / ヘンリー・スマート:変奏付きコラール 変ホ長調 アルフレッド・ホリンズ:陽光の歌 / ヒューバート・パリー:幻想曲とフーガ ト長調 Op.188 サミュエル・セバスティアン・ウェスリー:ラルゲット 嬰ヘ短調 / ジョン・アイアランド:カプリッチョ ハ長調 フランク・ブリッジ:アダージョ ホ長調 / ハーバート・ハウエルズ:詩篇前奏曲第2集〜第3番 エルガー:夕べの歌 Op.15 No.1 /威風堂々第1番 Op.39 No.1 ベン・ファン・オーステン(Org|) | ||
録音:ソールズベリー大聖堂、UK /使用楽器:ヘンリー・(父)ウィリス、1877年製作。イングランド南西部のソールズベリー大聖堂は13世紀に建立され、イギリスで最も高い塔を有している。ここには2台のオルガンがあり、1台は15世紀頃からある由緒あるもので、もう1台が今回演奏に使用されたヘンリー・ウィリス(1821-1901)の手による4段の手鍵盤、4000本のパイプを持つ大規模なオルガン。 | ||
「春の祭典」4手ピアノ版&管弦楽版〜 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」 〔4手ピアノ版(*) /管弦楽版(#) 〕 |
トレンクナー&シュパイデル・ ピアノ・デュオ(*) シュテファン・ブルーニエ指揮(#) ボン・ベートーヴェンo. (#) | |
録音:2014年? (*/#)、ライヴ(#)。 | ||
サラサーテ(1844-1908):ヴァイオリンとピアノのためのオペラ・ファンタジー集 Vol.2 ボイエルデュー「白衣の貴婦人」による幻想曲 Op.3 /グノー「ファウスト」の思い出/ グノー「ミレイユ」によるカプリス Op.6 /トマ「ミニョン」のロマンスとガヴォット Op.16 / グノー「ファウスト」による新しい幻想曲 Op.13 / モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」による幻想曲 Op.51 /エロール「ザンパ」によるモザイク Op.15 フォルカー・ラインホルト(Vn) ラルフ・ツェートラー(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
フルクサス・ピアノ シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-):デイヴィッド・チューダーのための4つのピアノ小品(1959) 武満徹(1930-1996):ピアノ・ディスタンス(1961) フレデリック・ジェフスキ(1938-):スタディ II (ドリームズ)(1961) 一柳 慧:ピアノ音楽第4(1961) フィリップ・コーナー(1933-): Piano Activities(多数のピアニストのための小品)(1962) (*) テリー・ジェニングズ(1940-):ピアノ小品 ディック・ヒギンズ(1938-1999):エメット・ウィリアムズのためのリタニ・ピアノ小品(1962) (+) ジョン・ケージ(1912-1992):ヴァリエーションズI(ピアノ独奏版)(1958) オノ・ヨーコ(1933-):オーヴァートーン小品(ピアノ独奏版)(1964) ベン・パターソン(1934-):蟻(1964) (#) ジェルジ・リゲティ(1923-2006):ピアノのための3つのバガテル(1961) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) シュテファン・フリック(P、声;*/#) ハラルド・ムエンツ(声;+) アルパー・マラル、フリードリヒ・ヴィルヘルム・レディング(P;*) | ||
(C) + (P) 2015 。 #当初案内時に当時の代理店が誤って記載し、半年以上経ってから訂正される前の誤品番:613-16112。 | ||
トランペット、トロンボーン、ピアノ
(のための三重奏曲集/原曲:すべてオーボエ、ホルンとピアノのための) カール・ライネッケ(1824-1910):三重奏曲 Op.188 ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):三重奏曲 Op.61 ヨーク・ボウエン(1884-1961):バラード Op.133 アンドレ・ショッホ(Tp) ミヒャエル・マソン(Tb) フリードリヒ・ヘーリッケ(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
アルバン・ベルク(1885-1935):小管弦楽編曲版オーケストラ作品集 ジョン・レア(1944-)編曲:管弦楽のための3つの小品 Op.6(小管弦楽編曲版; 2014)/ 「ヴォツェック」〜3つの断章(小管弦楽編曲版; 1995) アンドレアス・N.タルクマン(1956-)編曲:ヴァイオリン協奏曲 (ヴァイオリンと室内アンサンブルのための編曲版; 2007) ベネディクト・トラン(S) ラヘル・クンツ(Vn) ピエール=アラン・モノ指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
ファゴット・アンサンブル編曲版ゴルトベルク変奏曲 J.S.バッハ/ヘンリク・ラビエン(1971-)編曲: ゴルトベルク変奏曲 BWV.998(9人のファゴット・コンソートのための編曲版) ファゴット・コンソート・フランクフルト[ヘンリク・ラビエン、ながい・れな、 フェリクス・エーベルレ、シャルロット・ズットホーフ、トーマス・ゲシオス、 レオン・クラニッヒ、マーヴ・セルチュク、カトリン・メイヤー、シュテファン・クリングス(Fg)] | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):ギター作品集 プレリュード/マドロニョス/ノットゥルノ/ 性格的小品集/スペイン城/7つのマドリッドの門 |
フランク・ブンガルテン(G) | |
(C) + (P) 2015 。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ト長調 Op.78 「雨の歌」/第2番 イ長調 Op.100 /第3番 ニ短調 Op.108 〕 シュテファン・シャルト(Vn|使用楽器:外装に記載無し、ガット弦) フィリップ・フォーグラー(Fp|使用楽器:ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー、1847年製) | ||
(C) + (P) 2015 。シュテファン・シャルトは 1995年-1999年にザクセン州立劇場、2000年からはムジカ・アンティクァ・ケルン(解散した2007年まで?)の、各コンサートマスターを務め、モダーン&ピリオド双方に通じた奏者。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915): ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.30 (1910-11) (*) / 7つの詩 Op.34 (1911-12) (#) |
マリーナ・ プルデンスカヤ(Ms;#) オリガ・ゴレイ(P) ライプツィヒSQ (*) | |
(C) + (P) 2016 。 | ||
ウラディーミル・ペスキン(1906-1988):トランペットのための作品全集 スケルツォ 変ロ短調(1937頃) / トランペットとピアノのための演奏会用アレグロ 変ロ短調(協奏曲第2番)(1949) / 前奏曲 変ホ長調(1956出版)/詩曲第2番 ニ短調/間奏曲 ニ短調/ トランペットとピアノのための協奏曲第1番 ハ短調 (1941) /ロンド=スケルツォ 変ホ長調/ 詩曲第1番 ヘ短調(1941初演) /メロディ ヘ長調(1973.12) / トランペットとピアノのための協奏曲第3番 ヘ短調(1971.8) /ロマンス 変ニ長調(1945.3.15) ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(Tp) カシア・ヴィーチョレク(P) | ||
(C) + (P) 2015 。イルクーツク生まれのペスキンはフェインベルクに作曲とピアノを学び、後にトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルのピアノ伴奏者となった。レーベルは「ドクシツェルがペスキンと出会わなかったら、彼は20世紀を代表するトランペット奏者にはなれなかっただろう」と述べている。 | ||
レーガー:オルガン作品集 「われらが神は堅き砦」によるコラール幻想曲 Op.27 / 30の小コラール前奏曲 Op.135a より〔12曲〕/序奏、パッサカリアとフーガ ホ短調 Op.127 クリストフ・シェーナー(Org) | ||
録音:聖ミヒャエリス教会、ハンブルク。(C) + (P) 2015 。 | ||
ブラームス:ピアノを伴う世俗的四重唱集 Vol.2 新・愛の歌、ワルツ Op.65 /5つの歌 Op.104 /3つの歌 Op.42/愛の歌、ワルツ Op.52 イェルク・シュトラウベ指揮北ドイツ・フィグラルcho. マルクス・ベルハイム、佐藤はるひ(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
アリベルト・ライマン(1936-):編曲歌曲集 メンデルスゾーン/アリベルト・ライマン編曲: „…oder soll es Tod bedeuten?“ (ハインリヒ・ハイネの詩による8つの歌と断章、ソプラノと弦楽四重奏のための編曲版、 アリベルト・ライマンによる6つの間奏曲を曲間に挿入)(1996) ブラームス/アリベルト・ライマン編曲:5つのオフェーリアの歌(ソプラノと弦楽四重奏のための編曲版) アリベルト・ライマン:アダージョ(ローベルト・シューマンの思い出に) シューマン/アリベルト・ライマン編曲:6つの歌 Op.107(ソプラノと弦楽四重奏のための編曲版) クリスティアーネ・エルツェ(S) ライピツィヒSQ | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
ポール・メイエ吹き振り〜ウェーバー:クラリネット協奏曲集 クラリネット協奏曲〔第1番 ヘ短調/第2番 変ホ長調〕/クラリネット小協奏曲 ハ短調 ポール・メイエ(Cl)指揮ローザンヌ室内o. | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
タネーエフ:弦楽五重奏曲全集〔第1番 ト長調 Op.14 (*) /第2番 ハ長調 Op.16 (#) 〕
ユトレヒトSQ [ Eeva Koskinen, Katherine Routley(Vn) Joel Waterman(Va) Sebastian Koloski(Vc)] ピーター・ウィスペルウェイ(Vc;*) Mikhail Zemtsow(Va;#) | ||
(C) + (P) 2015 。ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団の演奏。第1番では、ピーター・ウィスペルウェイがゲスト参加。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲全集 Vol.9 〜 太陽四重奏曲集 Vol.2 〔第35番 ヘ短調 Op.20 No.5, Hob.III: 35 / 第31番 変ホ長調 Op.20 No.1, Hob.III: 31/ 第33番 ト短調 Op.20 No.3, Hob.III: 33 〕 |
ライプツィヒSQ [シュテファン・アルツベルガー、 ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | |
(C) + (P) 2015 。ハイドン時代の弓のレプリカを使用。 | ||
サティ:歌曲全集 3つの歌(1886) /シャンソン(1887) /中世の歌(1906) /花(1886) /国旗敬礼への讃歌(1891) / エリゼ宮の晩餐会(1899) /男寡(1899) /休日の小さなコレクション(1899-1904) /やさしく(1902) / ジュ・トゥ・ヴ(1887/1902) /エンパイア劇場のプリマドンナ(1904) /私は友人がいた(1904) / いいとも、ショショット(1905) /ピカデリー(1904) /お医者さんのところで(1905) /乗合バス(1905) / オックスフォード帝国(1905) /歌詞のない3つの歌曲(1902) /シャツ(1909) / 3つの恋愛詩(1914) /3つの歌曲(1916) /4つのささやかなメロディ(1920) /潜水人形(1925) ホルガー・ファルク(Br) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
ペール・ラーベン(1940-2007):ラジオ・オペラ「ニューヨークの死」
Ibadet Ramadani(Vo) The Dyed Blondes | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
ヨハン・アダム・ラインケン(1643-1722):チェンバロ作品集 トッカータ〔イ長調/ト短調/ト長調〕/組曲〔ハ長調/ト長調/ヘ長調〕/ アリア「結婚のことは黙っていて」に基づく変奏曲 ゾーニャ・ケムニッツァー(Cemb) | ||
(C) + (P) 2016 。使用楽器:ルッツ・ヴェルム、1998年製作〔モデル:ヨハネス・リュッケルス、1624年製作〕。 | ||
ヘンデル(1685-1759)/サミュエル・ド・ランゲ(1840-1911)編曲: 6つのオルガン協奏曲集 Op.4(オルガン独奏版) ルドルフ・インニヒ(Org) | ||
録音〔使用楽器〕:聖ニコライ教会、リューネブルク、ドイツ〔フルトヴェングラー&ハマー、1899年製〕。(C) + (P) 2016 。編曲者のド・ランゲは、ピアノをカロル・ミクリ(ショパンの直弟子)に、オルガンをアレクザンデル・ヴィンターベルガー(リストの直弟子)に、それぞれ学んだオランダの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、指揮者。ブラームス、ブルッフ、レーガーらとも親交を結び、ブラームスのピアノ協奏曲第1番をピアニストとしてオランダ初演した。 | ||
モートン・フェルドマン(1926-1987): パターンズ・イン・ア・クロマティック・フィールド [Patterns in a Chromatic Field] (1981) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) クリスティアン・ギガー(Vc) | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
Fêtes Lointaines 〜モンポウ(1893-1987): 魅惑/3つの変奏曲/魔法の歌/街はずれ/ 遠くの祭り/ペセブレ/羊飼 |
シュテフェン・ シュライエルマッハー(P) | |
(C) + (P) 2016 。 | ||
フーゴー・カウン(1863-1932):室内楽作品集 ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.39 / クラリネット、ホルン、ファゴット、2つのヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロとコントラバスのための八重奏曲 ヘ長調 Op.26 / ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.28 ベロリナ・アンサンブル | ||
(C) + (P) 2015 。カウンはベルリンに生まれ、フリードリヒ・キールらに学び、20歳代でアメリカに渡って指揮者としても活躍、20世紀に入ってドイツへ戻った作曲家。20世紀初頭に大変高く評価されれていたが、現在は忘れられている。 | ||
ローベルト・カーン(1865-1951):ピアノ三重奏曲集 〔第1番 ホ長調 Op.19 (1893出版) /第2番 変ホ長調 Op.33 (1900出版) 〕 マックス・ブロート三重奏団 | ||
(C) + (P) 2016 。カーンはラインベルガーに学び、ブラームスからも薫陶を受け、教育者としてもアルトゥール・ルービンシュタイン、ヴィルヘルム・ケンプ、フェルディナント・ライトナー、ニコス・スカルコッタス、ギュンター・ラファエル、成田為三らを輩出した。ピアノ三重奏曲はおそらく全3曲。 | ||
レーガー:(1643-1722):コラール幻想曲集 〔われらが神は堅き砦 Op.27 (*) /おおわが魂よ、大いに喜べ Op.30 (*) / 暁の星のいと美しきかな Op.40 No.1 (#) /腹立ちまぎれに我を罰するな Op.40 No.2 (#) / 人はすべて死を待つ Op.52 No.1 /目覚めよ、と呼ぶ声あり Op.52 No.2 / ハレルヤ、ほむべき神はわが心の喜び Op.52 No.3 /暁の星のいと美しきかな Op.25 (#) 〕 バラージ・サボー(Org) | ||
録音〔使用楽器〕:ヴォティーフ教会、ウィーン、オーストリア〔E.F.ヴァルカー& Cie、1878年製〕(*) / Stadtkirche, ギーンゲン・アン・デア・ブレンツ、ドイツ〔 Gebrüder Link, 1906年製〕(#) /聖アントン教会、チューリヒ、スイス〔クーン、1914年製〕(無印) 。(C) + (P) 2016 。バラージ・サボーは1985年生まれ。 | ||
ロシアのオーボエ協奏曲集 ヴァレリー・キクタ(1941-):オーボエ協奏曲〔第1番「ベルゴロドより」/第3番〕 アンドレイ・ルブツォフ(1982-):オーボエ協奏曲 / アンドレイ・エシュパイ(1925-2015):オーボエ協奏曲 マリア・ソウルナチェワ(Ob) クリストフ=マティアス・ミューラー指揮ゲッティンゲンso. | ||
(C) + (P) 2016 。マリア・ソウルナチェワは2007年ミュンヘン国際音楽コンクールのオーボエ部門で第3位に入賞した。 | ||
ヤン・ヤンカ(1933-):オルガン&合唱作品集 Vol.4 トッカータとフーガ ヘ短調 /主なる神よ、われら汝を讃えまつる/エレジー ニ短調/ Orgelvers über "Manchmal kennen wir Gottes Willen" /結婚行進曲と舞曲/世俗的三部作/ 4つの前奏曲/ Sortie über "O du fröhliche" /「ダビデの村に」による瞑想/ 「今こそ人みなたたえ歌え」によるコラール・トッカータ/天使のミサ ルーベン・シュトゥルム(Org;*) フォルカー・ヘットフェルト指揮 オープス・ヴォカーレ・ベルリン、ベルリン・カール=フォルスターcho. | ||
録音〔使用楽器〕:製ヨハネス教会、テュービンゲン〔リーガー社製〕(*) 。(C) + (P) 2016 。 | ||
最初のワルプルギスの夜〜メンデルスゾーン: 序曲集〔ルイ・ブラス/美しいメルジーネの物語/フィンガルの洞窟〕/ カンタータ「最初のワルプルギスの夜」Op.60 ビルギット・レンメルト(A) イェルク・デュールミュラー(T) ルーベン・ドローレ(Br) ラインハルト・マイール(B) ダグラス・ボイド指揮 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、チューリヒ・ジングアカデミー | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
J.S.バッハ/ラインベルガー編曲、アウロス四重奏団追加編曲: ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(四重奏版) アウロス四重奏団[マルティン・ゲープハルト(Ob) ロズウィータ・キリアン(Vn) ミリアム・モーザー(テナーOb) レベッカ・ファート(Vc)] | ||
(C) + (P) 2016 。ラインベルガーが2台のピアノ用に編曲したゴルトベルクから、さらにオーボエ2本を使った四重奏用に編曲した珍しい版を使用。 | ||
Rendez-vous Russe 〜サクソフォン編曲によるロシア作品集 ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所/夜ふけに私の庭で/彼女に/ひなぎく/夢 プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35 / ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8 /5つの小品 グバイドゥーリナ:デュオ・ソナタ / スクリャービン:ロマンス エヴァ・ヴァン・グリンスヴェン(Sax) ヘレナ・バシロワ(P) マリア・ミルシテイン(Vn) ラルス・ニーダーストラッサー(Sax) | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ集 ヴィオラ・ソナタ ヘ調 Op.11 No.4 (*) /無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.25 No.1 / 無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.5 /ヴィオラ・ソナタ Op.25 No.4 (*) クリスティアン・オイラー(Va) パウル・リフィニウス(P;*) | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
ベートーヴェン: フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25 (1801) / ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 変ホ長調 Op.3 (1794) アルディンゲロ・アンサンブル [カール・カイザー(クラシカルFl), アンネッテ・レーベルガー(Vn) ゼバスティアン・ヴォールファールト(Va) ゲジーネ・ケラス(Vc)] | ||
カメラータ・ケルンのトラヴェルソ奏者カール・カイザーはクラシカル・フルートを使用し、モダーンからピリオド楽器両方を操る弦楽器奏者たちとのアンサンブルで、鮮やかな妙技を繰り広げている。 | ||
ストラヴィンスキー: 「プルチネッラ」組曲/ミューズを率いるアポロ/ 弦楽のための協奏曲 ニ長調 |
ジョシュア・ワイラースタイン指揮 ローザンヌ室内o. | |
1987年、アメリカ生まれの若手指揮者、ジョシュア・ワイラースタインの MDG デビュー盤。クリーヴランド弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者、ドナルド・ワイラースタインを父に持ち、ニューイングランド音楽院で指揮とヴァイオリンを専攻、2009年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第1位を獲得。その後、2011年からNYPの副指揮者を務め、2015/16年のシーズンよりローザンヌ室内o.の芸術監督に就任した。 | ||
ヨセフ・スク(1874-1935):ピアノ作品集 5つの小品 Op.10 /ドゥムカ Op.21 No.3 / 組曲「命と夢」/愛の歌 |
カール=アンドレアス・ コリー(P) | |
(C) + (P) 2016 。 | ||
シベリウス:弦楽四重奏曲集 〔ニ短調 Op.56「親愛なる声」(1909) /イ短調 JS.183 (1889) 〕 ライプツィヒSQ [コンラート・ムック、ティルマン・ビュニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
(C) + (P) 2016 。 2015年、第1ヴァイオリン奏者がアルツベルガーから元ペーターゼンSQのコンラート・ムックに変わり、新たなる活躍が期待される同団のシベリウス。 | ||
レーガーと同世代の音楽家たち〜合唱作品集 レーガー:朝の歌 Op.138 No.2 /マリアはいばらの森を行った Op.138 No.4 /降臨節の歌/クリスマスの歌/新年の歌/ 戦いの歌 Op.138 No.7 /十字軍の歌 Op.138 No.5 /我ら唯一なる神を信ず Op.138 No.8 /キリストの昇天/ Der Mensch lebt und bestehet nur eine kleine Zeit Op.138 No.1 / アニュス・デイ Op.138 No.6 /夜の歌 Op.138 No.3 ブルックナー:キリストは我らのために/アヴェ・マリア ブラームス:祭典と記念の格言 Op.109 / シェーンベルク:地には平和を Op.13 フォルカー・ヘートフェルト指揮オープス・ヴォカーレ・ベルリン | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
スメタナ(1824-1884)/作曲者編曲: 連作交響詩「我が祖国」(ピアノ・デュオ版) |
ピアノ・デュオ・ トレンクナー・シュパイデル | |
(C) + (P) 2016 。使用楽器:スタインウェイ・コンサート・グランド D, 1901 #100398 "Manfred Bürki" 。 | ||
Insane Harmony 〜イギリス音楽集 1650-1700 ヘンリー・パーセル(1659-1696): 組曲 ト長調 a4, Z.770 /グラウンドによるファンタジー ニ長調 Z.731 /パヴァーヌとシャコンヌ ト短調 ウィリアム・ロウズ(1602-1645):組曲 ニ短調 / ウィリアム・ウィリアムズ(1675-1701):ソナタ イ短調 トマス・トムキンズ(1572-1656):2つのヴォランタリー〔ハ長調/イ短調〕 マシュー・ロック(1621/22-1677):2つの組曲〔ホ短調/「ニ短調/ニ長調」〕 ムジカ・アルタ・リパ[Danya Segal(リコーダー) Anne Rohrig、 Ulla Bundies(Vn) Albert Bruggen(Vc) Bernward Lohr (Cemb/Org)] | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
ブラームス:ピアノ三重奏曲集 Vol.1 〔第1番 ト長調 Op.8 (1889年版) / 第2番 ハ長調 Op.87 (1880-82) 〕 |
ウィーン・ピアノ・トリオ [ David McCarroll (Vn) Matthias Gredler (Vc) Stefan Mendl (P)] | |
(C) + (P) 2016 。 | ||
レーガー:クラリネットとピアノのための作品全集 クラリネット・ソナタ 〔第1番 変イ長調 Op.49 No.1 /第2番 嬰ヘ短調 Op.49 No.2 /第3番 変ロ長調 Op.107 〕/ タランテラ WoO.II: 12 /アルバムの綴り WoO.II: 13 ローベルト・オーバーアイクナー(Cl) ミヒャエル・シェヒ(P) | ||
(C) + (P) 2016 。 オーバーアイクナーはリューベック音楽院でザビーネ・マイヤーらに師事。ケルン・ギュルツェニヒo.、BPO 、ミュンヘン・フィル、スーパーワールドオーケストラのクラリネット奏者を務め、2016年現在はシュターツカペレ・ドレスデンの首席奏者を務めている。 | ||
クラリネット協奏曲集 ニルセン:クラリネット協奏曲 Op.57 ドビュッシー: クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲 フランセ:クラリネット協奏曲 |
ヴラディーミル・ゾルタン(Cl) ホセ・ルイス・ゴメス指揮 ハンブルクso. | |
(C) + (P) 2016 。ゾルタンは1987年ベラルーシ生まれ。 | ||
ベートーヴェン: 交響曲第3番 Op.55 「英雄」 / 「献堂式」序曲 Op.124 / 「シュテファン王」序曲 Op.117 |
ステファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェンo. | |
録音:2016年。 | ||
ディーター・クレッカーのためのセレナード Vol.2 ヴァーゲンザイル:小組曲 / アルブレヒツベルガー:八重奏曲(パルティータ第2番) ルドルフ・オーストリア大公:七重奏曲 / シューベルト:軍隊行進曲第1番 ミスリヴェチェク:コンチェルティーノ / ボニファッチオ・アジオーリ:六重奏曲 フリードリヒ・ヴィルヘルム・グルント:五重奏曲 Op.8 / マイアベーア:五重奏曲 ルイーズ・ファランク:九重奏曲 / ユリウス・レントヘン:セレナーデ Op.14 ブルッフ:七重奏曲 / ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク:五重奏曲 Op.43 ディーター・クレッカー(Cl)指揮コンソルティウム・クラシクム ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内o. | ||
録音:1969年-1993年。 | ||
シューマニア〜シューマン:チェロとピアノのための作品集 幻想小曲集 Op.73 /夕べの歌/民謡風の5つの小品 Op.102 /心の悲しみ/お前に捧げる歌/ 3つのロマンス Op.94 /歌人の慰め/たそがれ/アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70 /月の夜 グイド・シーフェン(Vc) マルクス・クロイル(P) | ||
(C) + (P) 2016 。グイド・シーフェンは1968年に生まれ、モーリス・ジャンドロンに学んだ。1990年にチャイコフスキー・コンクールに入賞して以来、室内楽作品を中心に高い評価を得ており、「ライン-ジーク室内楽フェスティヴァル」の芸術監督なども務めている。彼の演奏は若々しくも、渋くロマンティックな音色で、シューマンの内省的な部分を見事に表現している。 | ||
マーラー: リュッケルトの詩による5つの歌/ さすらう若者の歌/亡き子をしのぶ歌 |
ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms) アルフレッド・パール(P) | |
録音:2016年。使用ピアノ:スタインウェイ、1901年製。 | ||
マリア・ベングトソン〜モーツァルト:アリア集 「イドメネオ」K.366 より〔いったいいつ終わるの/私は父を失なった/仲良しの孤独よ/誰が私程の喜びの甘美さを〕/ 「魔笛」K.620 〜愛の喜びは消え/「ドン・ジョヴァンニ」K.527 より〔大声で叫び/残酷? ああ違う〕/ 「フィガロの結婚」K.492 より〔愛の神よ/スザンナは来ない〕/ 「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 より〔岩のように動かず/行ってしまうわ〕 マリア・ベングトソン(S) ベルトラン・ド・ビリー指揮ローザンヌ室内o. | ||
(C) + (P) 2016 。スウェーデン南部の町ヘルヴィケン出身のコロラトゥーラ・ソプラノ、ベングトソンが歌うモーツァルトのアリア集。 | ||
ブラームス:ピアノ作品全集 Vol.5(完結編) 創作主題による11の変奏曲 ニ長調 Op.21 No.1 /ハンガリー民謡の主題による14の変奏曲 ニ長調 Op.21 No.2 / ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24 /パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 ハーディ・リットナー(P|使用楽器: Steinway & Sons, 1860年製) | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集 Vol.1 〔第2番 ニ長調 K.155 /第1番 ト長調 K.80 /第6番 変ロ長調 K.159 / 第10番 ハ長調 K.170 /第9番 イ長調 K.169 〕 ライプツィヒSQ [コンラート・ムック(Vn1) ティルマン・ビュニング(Vn2) イーヴォ・バウアー(Va) マティアス・モースドルフ(Vc)] | ||
録音:2016年。 | ||
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697頃-1763): 6つのトリオ・ソナタ集(シェーンボルン=ヴィーゼントハイト伯の音楽書庫より) 〔ト短調 WD.691 /変ロ長調 WD.689 /ホ短調 WD.678 /ニ長調 WD.680 /ハ短調 WD.694 /イ長調 WD.683 〕 アルモニオーザ[フランチェスコ・チェッラート(Vn) ステファノ・チェッラート(Vc) マルコ・デマリア(Vc〔通奏低音〕) ミケーレ・バルキ(Cemb) ダニエーレ・フェッレッティ(Org)] | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
カリグラフィ|アジア・ピアノ・アヴァンギャルド〜日本 Vol.2 細川俊夫(1955-):舞い(日本の古代の舞曲)(2012) / ピエール・ブーレーズのための「俳句」(2000) /メロディアII (1979) 武満徹(1930-1966):フォー・アウェイ(1973) /雨の樹素描 II − オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992) 佐藤慶次郎(1927-2009):ピアノのためのカリグラフィー(1960) 稲垣静一(1935-2003):ピアノ小品第3番「遠景」(1992) 湯浅譲二(1929-):プロジェクション・エセムプラスティク(1961) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750)/レーガー(1873-1916) (*)、クリストフ・シェーナー(#) 編曲: オルガン編曲によるチェンバロのための7つのトッカータ集 BWV.910-916 〔嬰へ短調 BWV.910 (*) Z /ホ短調 BWV.914 (#) G /ト短調 BWV.915 (*) Z / ニ短調 BWV.913 (*) K /ニ長調 BWV.912 (*) Z /ト長調 BWV.916 (#) C /ハ短調 BWV.911 (*) Z 〕 クリストフ・シェーナー(Org) | ||
録音:聖ミヒャエル教会、ハンブルク。使用楽器: Zentralspieltisch (Central Organ Console) Z / Große Orgel (Great Organ) G / Konzertorgel (Concert Organ) K / Carl-Philipp-Emanuel-Bach-Orgel C 。(C) + (P) 2016 。 | ||
シュテフェン・シュライエルマッハー(1960-): Taches 〜ハンス・アルトゥングに捧ぐ / Schwankendes Gleichgewicht 〜パウル・クレーに捧ぐ/ Klang-Raum-Modulator 〜ラースロー・モホリ=ナジに捧ぐ/ Klangketten 〜アレクサンダー・カルダーに捧ぐ/ Aquarell 〜エミール・ノルデに捧ぐ/ Portrat mit Saxophon 〜マックス・ベックマンに捧ぐ/ Treppentanzer 〜オスカー・シュレンマーに捧ぐ/ Feuerwind 〜パウル・クレーに捧ぐ ヘンデル/シュライエルマッハー編曲:パッサカリア アンサンブル・アヴァンギャルド [ Ralf Mielke (Fl) Stefan Stopora (Perc) シュテフェン・シュライエルマッハー(P)] ソニック・アルト・サクソフォン四重奏団[ソプラノ、アルト、テノール、バリトンSax] ヴォルフガング・ハイジヒ(フォノーラ〔自動ピアノ〕) | ||
ブラームス:ピアノ三重奏曲集 Vol.2 〔第1番 ロ長調 Op.8 (1854年初稿版) /第3番 ハ短調 Op.101 〕 ウィーン・ピアノ・トリオ [デイヴィッド・マッキャロル(Vn) マティアス・グレドラー(Vc) シュテファン・メンドル(P)] | ||
ジョルジェ・エネスク: 即興的小品 Op.18 / 組曲第2番 Op.10 /悔悟 |
ジーナ・クローケ(P) | |
ドイツのピアニスト、クローケがエネスコの作品に挑んだデビュー・アルバム。 | ||
ハンス・アイスラー:歌曲集 Vol.2 〔作詞(特記以外):トゥホルスキー(KT)、ブレヒト(BB)、ベッヒャー(JRB) 〕 Mutterns Hande (KT) / Der Graben (KT) / Die freie Wirtschaft (KT) / Ruckkehr zur Natur (KT) / Der Priem (KT) / Ideal und Wirklichkeit (KT) / Anmut sparet nicht noch Muhe (BB) / Nationalhymne der DDR 〔東ドイツ国歌〕 (JRB) / Chanson allemande(フィアテル)/ Ardens sed virens (BB) / Und es sind finstere Zeiten (BB) / Printemps allemande(クラウス)/ Goethe-Fragment(ゲーテ)/ Was ich dort gelebt(ゲーテ)/ Motto - Auf einen chinesischen Theewurzellowen (BB) / Von der Freundlichkeit der Welt (BB) / Verfehlte Liebe(ハイネ)/ Ostern ist Bal sur Seine (BB) / Die Pappel vom Karisplatz (BB) / Die Krucken (BB) / Im Blumengarten (BB) / Die haltbare Graugans (BB) / Es sind die alten Weisen (JRB) / Deutschland (JRB) / Das ferne Lied (JRB) / Heimatlied (JRB) / Im Fruhling (JRB) / Legende von der Entstehung des Buches Taoteking (BB) / Fausis Verzweiflung(レオパルディ)/ Und ich werde nicht mehr sehen (BB) / L'automne prussien(アイスラー)/ Linker Marsch(マヤコフスキー)/ Wie der Wind weht (BB) / Die Gotter(クセノパネス)/ Der Pflaumenbaum (BB) / Genesung (JRB) / Und endlich(アレンベルク)/ Wienerlied (?) / Bleib gesund mir, Krakau(ゲビルティグ) ホルガー・ファルク(Br) シュテフェン・シュライエルマッハー(P) | ||
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959): チェロ協奏曲〔第1番 H.196 /第2番 H.304 〕/ チェロと管弦楽のためのソナタ・ダ・カメラ H.283 / チェロ、管楽器、打楽器とピアノのためのコンチェルティーノ ハ短調 H.143 ペトル・ノウゾフスキー(Vc) トマス・ブラウナー指揮ピルゼンpo. | ||
信じがたいことに、チェコのボフスラフ・マルティヌーのチェロのための協奏作品が今回2枚組のCDに初めてまとめられた。チェコのチェリスト、ペトル・ノウゾフスキーと指揮のトマス・ブラウナー率いるピルゼン・フィルハーモニーは2曲のチェロ協奏曲の他、コンチェルティーノとソナタ・ダ・カメラを演奏している。これらの作品に見られる色彩豊かな描写、そしてこの作曲家の陽気な音楽づくりは今日もなお私たちを魅了し続ける。 | ||
フルートとピアノのための作品集 カール・フリューリング:フルートのための幻想曲 Op.55 / バルトーク/ポール・アルマ編曲:ハンガリー農民組曲 カルク=エーレルト:シャコンヌ Op.107 No.30 / シューベルト:「萎れた花」の主題による序奏と変奏曲 D.802 細川俊夫;フルートとピアノのためのリート / アンドレ・ジョリヴェ:リノスの歌 ヘレン・ダブリングハウス(Fl) セバスティアン・ベラクダル(P) | ||
モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集 Vol.3 (完結編) 〔第5番 ヘ長調 K.158 /第7番 変ホ長調 K.160 /第12番 変ロ長調 K.172 /第11番 変ホ長調 K.171 〕 ライプツィヒSQ [コンラート・マック、ティルマン・ビューニング(Vn) イーヴォ・バウアー(Va)マティアス・モースドルフ(Vc) | ||
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. の首席奏者たちによって結成されたライプツィヒ弦楽四重奏団による「モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集」の第3集。16歳のモーツァルトがミラノとウィーンを旅行中に作曲した初期の弦楽四重奏曲のシリーズが完結。 | ||
ゲオルク・ヘンドリク・ヴィッテ(1843-1929): ピアノ四重奏曲 Op.5 /ホルン五重奏曲 Op.post. モーツァルト・ピアノ四重奏団 [マルク・ゴトーニ(Vn) ハルトムート・ローデ(Va) ペーター・ヘル(Vc) パウル・リヴィニウス(P)] ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr) コルネリア・ガルテマン(Vn) | ||
40年間、ゲオルク・ヘンドリク・ヴィッテはドイツ、エッセンの町で音楽史の流れに影響を与えた。彼が活躍した実り多き時代には様々な重要な出来事があったが、マーラーの運命的な交響曲第6番の初演は中でも特別な出来事だった。ヴィッテの指揮者として、そしてオーケストラ支配人としての誰もが認める功績が、彼自身が作曲した作品を完全に覆い隠してしまった。モーツァルト・ピアノ四重奏団はこの作曲家のピアノ四重奏曲とホルン五重奏曲の録音のために友人たちとチームを組み、彼の初期のこの2つの室内楽曲が、多才で学識あるアーティストが音楽人生で自身の生き方を追い求めてたどり着いたものであることを、私たちに明らかにしてくれた。 | ||
A Lesson With PETER FEUCHTWANGER 〜ペーター・フォイヒトヴァンガー(1939-2016): Studies in Eastern Idiom 〔 Dhun (Raga Tilang) / Tariga I (Iranian) / Tariga II (Arabic) 〕/ Variation on an Eastern Folk Tune 〔 Book 1 / Book 2 〕/ ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 レンナルト・フェリクス(P) | ||
『教育者としてペーター・フォイヒトヴァンガーはここ数世代のピアニストたちに指標を残しました。妥協のない彼独自のテクニックは、若い時のマルタ・アルゲリッチが大躍進する一助ともなっています。また、極東とインドの文化に大変興味を持ったフォイヒトヴァンガーはあまり使われることのない楽器を組み合わせて、ユーディ・メニューインにより依頼された忘れがたい作品『Dhun』を書き、メニューインはラヴィ・シャンカールとともにそれを初演しています。フォイヒトヴァンガーの最も若い教え子の一人であるLennart Felixは2016年に亡くなった自らの師を特別に追悼するため、ここでフォイヒトヴァンガーの作品をブラームスの「パガニーニ変奏曲」と併せて演奏していますが、これ以上の敬意を表す方法を想像することができません! この録音では、Lennart Felixがブラームスからの伝統を、現代までのドイツ・ピアノ界の黄金期を彩った、フォイヒトヴァンガーの師であるエトヴィン・フィッシャー、ヴァルター・ギーゼキング、そしてクララ・ハスキルのやり方で引き継いでいます。初期に指導を受けたマルタ・アルゲリッチは彼の作品について次のように書いています。「ペーター・フォイヒトヴァンガーのピアノ音楽はその奥深さ、新鮮さ、そして斬新さにより、私にとって非常に印象深いものです」。この言葉がすべてを語っています!』(『内』代理店記載ママ) | ||
ローベルト・フックス(1847-1927):弦楽四重奏曲全集 Vol.1 & Vol.2 〔第1番 Op.58 (*) /第2番 Op.62 (*) /第4番 Op.106 (#) /第3番 Op.71 (#) 〕 ミンゲSQ [ウルリヒ・イスフォート、アネッテ・ライジンガー(Vn) イレーネ・シュヴァルブ(Va) マティアス・ディーナー(Vc)] | ||
録音:1999年11月23日-25日(#) 、2000年9月8日-10日(*) 、 Schloß Galerie, Nordkirchen | (P) 2000 (*), 2001 (#) / (C) 2017 |旧品番: 603-10012 (*), 603-10022 (#) のセット化。 フックスはウィーン音楽院教授としてマーラー、シベリウス、シュレーカー、ツェムリンスキーらを育てた。作風は当然ながら後期ロマン派風で気品高い。ミンゲSQはアマデウスSQ、アルバン・ベルクSQの薫陶を受け1988年にケルンで結成された。 | ||
シューベルト: 交響曲第8番(第9番) ハ長調 D.944「グレイト」 |
ペーター・ギュルケ指揮 ブランデンブルクso. | |
AUDIOMAX | ||
チェロとピアノのための音楽 ボッケリーニ:ロンド ハ長調 ブレヴァル:ソナタ ト長調 Op.12 No.5 ベートーヴェン: ヘンデルのオラトリオ「マカウベスのユダ」の 主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45 フンメル:ソナタ イ長調 Op.104 |
ライナー・ギンゼル(Vc) コンラート・リヒター(P) | |
録音:詳細記載無し/発売:1987年。ライナー・ギンゼルは、ドレスデン・フィル、南西ドイツ放送so.の首席チェリストを務め、名門ミュンヘン音楽大学の教授として教育にも携わるドイツの名チェリスト。 | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 [第52番 変ホ長調Hob.XVI-5(第62番)/ 第51番 ニ長調Hob.XVI-51(第61番)/ 第50番 ハ長調Hob.XVI-50(第60番)] |
ルードガー・レミー(Fp) | |
使用楽器:ジョン・ブロードウッド、1794年製。 ケネス・ギルバートの弟子で、指揮者としてもミヒャエルシュタイン・テレマン室内管で活躍、音楽学や音楽史にも精通するドイツの名手ルドガー・レミー。使用楽器は、イギリス式アクションの開発者として高名なブロードウッド制作のもの。ハイドンの3曲のソナタを作曲者存命中、しかも作品とほぼ同時期誕生した楽器で聴けるという音楽史の視点からも面白いアルバム。 | ||
ミスリヴェチェク:3つの弦楽五重奏曲 〔変ホ長調/ト長調/ハ長調〕 モーツァルト:弦楽五重奏曲 変ホ長調 |
ミュンヘン弦楽五重奏団 | |
録音:詳細記載無し/発売:1987年。ミュンヘンのオーケストラ・メンバーを中心に結成されたアンサンブル。 | ||
木管八重奏曲集 ベートーヴェン:八重奏曲 変ホ長調 Op.103 クロンマー:パルティータ ヘ長調 Op.57 シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.72 |
バンベルクso. ウィンド・アンサンブル | |
録音:詳細記載無し/発売:1988年。1965年創設の木管アンサンブル。 | ||
クロムニェジーシュ城のソナタとセレナード シュメルツァー:騎馬バレエからの3つの小品 ヴェイヴァノフスキー: 5声のソナタ/ソナタ(Tribus Quadrantibus) 作曲者不詳:ソナチナ ヴェイヴァノフスキー:10声のソナタ/イントラーダ/ 食卓のためのバレット シュメルツァー:ソナタ ヴェイヴァノフスキー:5声のソナタ ビーバー:6声のバレット |
トランペット・コンソート・ フリーデマン・インマー ザルツブルク・ バロックアンサンブル | |
録音:1989年4月。 17世紀中期のモラヴィア地方クロムニェジーシュ城で活躍したビーバーやシュメツツァー、ヴェイヴァノフスキーの作品によって、当時のクロムニェジーシュ城の宮廷音楽を再現したアルバム。バロック・トランペットが用いられた華やかなファンファーレ風ソナタを中心に、モラヴィアの宮廷音楽の醍醐味を名手たちの演奏でじっくりと味わえる。「トランペット・コンソート・フリーデマン・インマー」は、ケルン音楽大学やスウェーリンク音楽院で教授職にあるバロック・トランペットの第1人者フリーデマン・インマーが1988年に設立したアンサンブル。 | ||
ムファット:調和の捧げもの(1682) ソナタ [第1番 ニ長調/第2番 ト短調/第3番 イ長調/ 第4番 ホ短調/第5番 ト長調] |
アンドルー・マンゼ (Vn)リーダー ラ・ストラヴァガンツァ・ ケルン | |
録音:1992年7月20日-22日。バロック・ヴァイオリンの巨星アンドルー・マンゼをリーダーをとして1988年に結成された「ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン」によるムファット。流れるような穏やかな旋律、厚みのある豊かなハーモニー、旋律を際立たせる通奏低音など、どれをとっても一級品。 | ||
ウェーバー:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ト短調 Op.63 ブラームス:ピアノ四重奏曲 ト短調 Op.25 フィルハーモニー・アンサンブル・ベルリン [ヴォルフガング・デュンシェーデ(Fl) ズザーネ・カルゲール(Vn) ゲルトルード・ロスバッハー(Va) クリストフ・イゲルブリンク(Vc) オラフ・ドレスラー(P)] | ||
録音:詳細記載無し/発売:1992年。1989年にBPOのメンバーで結成された室内楽団。フルートのデュンシェーデは、ピッコロの名手として活躍したBPOの元メンバー。 | ||
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲集 [第1番 イ長調Op.18/第2番 変ロ長調Op.87] |
ベルリン弦楽五重奏団 | |
初期と晩年に作曲されたメンデルゾーンの2つの弦楽五重奏曲。1984年にベルリン・ドイツ・オペラの弦楽器奏者たちによって結成された団体による演奏で。 | ||
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814): 弦楽三重奏曲集 ソナタ(トリオ)Op.1-3/ ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための 3つの三重奏曲 Op.4 |
アンサンブル・アゴラ | |
約1500曲というドイツ歌曲とジングシュピールを作曲、グラウンの後任としてプロイセン王国の宮廷楽長を務めた18世紀ドイツの作曲家。ケルン音楽大学で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたアンサンブル・アゴラが、ライヒャルトによる室内楽の魅力を伝える。 | ||
待降節のための音楽 ビーネル:マリアはいばらの森を通っていった ヴォルフ:御子よ、ベツレヘムへ私をお導き下さい ラインベルガー:夕べの歌 J.S.バッハ:コラール「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645 クレッパー:闇は深まり ビーネル:Es flog ein Taublein weise ラインベルガー:主題と変奏 ヴォルフ:歩み続けたまえマリアよ J.S.バッハ: カンタータ第123番「いと尊きインマヌエル」BWV.123 ビーネル:Es kommt ein Schiff geladen/戸を高く上げよ ラインベルガー:エレジー ヴォルフ:眠れる幼児イエス J.S.バッハ:暁の星のいと美しきかな ヴォルフ:祈り ラインベルガー:牧歌 J.S.バッハ:まぶねのかたわらに立ちてBWV.469 |
ヴァレリー・オイストラフ(Vn) フィリップ・ラングショウ(Br) ペーター・シューマン(Org) ウルリッヒ・ グロッサー(Org)指揮 カペラ・ユヴェンタ・ミュンスター | |
降誕祭(クリスマス)の4回前の日曜日から前日までの期間、いわゆる"待降節(降誕祭)"に歌われるドイツの宗教音楽集。カペラ・ユヴェンタ・ミュンスターは、ミュンスター大学音楽学部合唱団が1994年に再編成され誕生した団体。ヴァレリー・オイストラフはダヴィド・オイストラフの孫。録音も優秀。 | ||
マリンバ・ファースト(全37曲) ゴメス:メキシコの風景 ジヴコヴィッチ:愛の歌? ゴメス&ライフ:雨の歌 ホウリフ: ザット・グッド・オーレ・カントリー・ワルツ ラング:マリンバのための新しい小品 シンスタイン:ラヴリー・レディ ハッチ:エチュード1955 シュナイダー:ザイロ・モーメンツ ホウリフ:クロマティック・ケイパー ジヴコヴィッチ:孤独者の音楽 ハッチ:ヒップポロリポップスの踊り ホウリフ:キャメル デランシー:ローズウッド・ブルース シンスタイン:カンガルー・ジャンプ/他 |
コルネリア・モンスケ(マリンバ) | |
録音:2002年10月18日-20日。 EU青少年音楽コンクール(EMCY)とモンスケとのタイアップによって製作されたマリンバのための易しい作品を集めたアルバム。初級者から中級者向けの小品がギッシリと収録されており、マリンバを始めたばかりのプレイヤーのお手本としてだけでなく講師の手助けをする教材としても存分に活用できる内容となっている。またエクセル・ファイルでマリンバの作品リストが収録されており、選曲に一役買うことだろう。 | ||
トランペットとオルガンのためのバロック音楽 ムレ:ファンファーレ・シンフォニー ヘントのルイエ:ソナタ ニ短調 クレプス:Es ist gewislich an der Zeit C.P.E.バッハ:オルガン前奏曲 ニ長調Wq.70-7 A.スカルラッティ:シンフォニア ニ長調 ヴィヴァーニ:ソナタ第1番 ヘンデル:シバの女王の入場 パーセル:組曲 ニ長調 J.S.バッハ:コラール 「われを憐れみたまえ、主なる神よ」BWV.721/ 主よ、人の望みの喜びよ テレマン:協奏曲 クラーク:組曲 |
ヨアヒム・プリケット (Tp/コルネット) アルヴィド・ガスト(Org) | |
録音:2002年4月17日-19日。 インゴ・メッツマッハーが音楽監督に就任したベルリン・ドイツso.の首席トランペット奏者プリケットと、メンデルスゾーン音大やリューベック音大で教鞭を執るガストのデュオによるバロック音楽集。ブランデンブルク大聖堂を舞台として、バッハやヘンデル、パーセル、テレマンなどの定番レパートリーが輝かしいサウンドに乗って荘厳に響く。ちなみにプリケットは、ピッコロ・トランペット&コルネットはタイン製、C管トランペットはバック製の楽器を使用している。 | ||
ボンソワール ケーラー:ワスレナグサ J.シュトラウス:雷鳴と雷光 アンデルセン:アルバムの1ページ リンケ:片思い ロンビ:夢の絵 シューベルト:軍隊行進曲 Op.51 ベートーヴェン:なくした小銭への怒り ケーラー:おやすみなさい Op.29 ウェーバー:魔弾の射手 ドップラー:リゴレット幻想曲 Op.38 |
クインテセンツ | |
珍しい演奏形態により、メンバーが選りすぐったプログラムで愛好家を愉しませてくれるドイツのフルート五重奏団クインテセンツは、1996年にゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペレ・ハレのフルート奏者によって結成された上質のアンサンブル。 | ||
イギリスの史的背景 ボールドウィン:4声 / 作曲者不詳:我らを救いたまえ / タヴァナー:主の御名において アルテナ:ウィリアム・バードのイン・ノミネ / ボールドウィン:アポン・イン・ノミネ ロック:組曲第4番 ヘ長調 / パーセル:歌劇「ディドとエネアス」より リチャード・バレット(1959-):愛の死 / パーセル:ファンタジア第7番 ブロウ:「ヴィーナスとアドニス」より / フェアファクス:Mese tenor、Paramese tenor パワー:めでたし天の女王、栄光ある聖女 / タリス:我を明らかにしたまえI&II マレ・シメン・クァルテット | ||
録音:2002年。女流奏者4人によって1994年から活動しているオランダのリコーダー四重奏団による、16世紀-17世紀のイギリス音楽(1曲のみ現代作品)。 | ||
アラベスク ドビュッシー(1862-1918):2つのアラベスク ザムエル・シャイト(1587-1654): カンツォーナ・ガリカ/ カンツォーナ・ベルジカ コル・ド・ブロイン(?-?): 「オランダのミンネザングによる組曲」(1978) 〜 De nachtegaal die zong een lied グリーグ(1843-1907):ホルベルク組曲 F.クープラン(1668-1733):恋するうぐいす カルロ・ジェズアルド(1560-1613): 恋人たちよ/私のため息よ、急ぎ飛んでいけ テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ J.S.バッハ(1685-1750):イエス、わが喜び |
クインテセンツ | |
録音:2002年6月13日-15日。ライプツィヒのフルート五重奏団クインテセンツは、ゲヴァントハウス管、MDR響、ロストック北ドイツ・フィルのフルーティスト5人によって結成された。アンサンブル・アレンジでよく知られているドビュッシーやシャイトから、バッハのコラールやジェズアルドのマドリガーレなどを「フルートのみ」で取り上げている。ブロインはオランダの作曲家のようだが詳細不明で、ジャケット裏にも生没年は上記の通り記載されている。 | ||
ベルリオーズ:ロマンス集 囚われの女/オフェリアの死/朝/漁師/美しい旅人/ 「キリストの幼時」Op.25より/ 2本のフルートとハープのための三重奏曲/ ハープの起源/最初の激情/ロマンス/ Lise chantait dans la prairie/Faut l'oublier/ Que d'établissement/ ブルターニュの若い羊飼い/ 君はかの人を愛して/ザイード |
カロラ・ゾンネ=ベックラー(S) トーマス・ ミュラー=ぺリング(G) ヴァリー・ハーゼ(Fl) アンネッテ・ハーティグ(S) エリザベート・ アネットセーダー(Hp) マティアス・ガリア(Va) | |
録音:2003年10月3日-5日。ワイマール・リスト音楽院の教授で、古楽、オラトリオ、現代音楽など様々な時代の歌曲をレパートリーとしているドイツのソプラノ、カロラ・ゾンネ=ベックラーのベルリオーズ・アルバム。 | ||
愛の詩 ビショップ:見よ!優しいひばりを / シューマン:予言の鳥 / ルーセル:ロンサールの2つの詩 グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール / ラモー:愛の夜鳴きうぐいす / ロドリーゴ:春の小鳥 リヴィエ:やさしい鳥 / ドラージュ:ひばり / ラモー:鳥のさえずり / マスグレイヴ:春の小鳥 ベルク:夜鳴きうぐいす / メシアン:もりひばり / ロドリーゴ:ファン・ラモン・ヒメネスの詩 ヘッド:鳥の歌 / ボザ:山の夕暮れ トリオ・カントライアーノ [ブリギッテ・クレイ(S) エレ・グラウ(Fl) ギュンター・フリードリヒ(P)] | ||
録音:2004年4月15日-17日。13人の作曲家たちによる鳥にまつわる歌曲。 | ||
女流作曲家によるフルートのための作品集 アリュー:ソナチネ / アウビン:水彩画 / クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22 タイユフェール:フォルラーヌ / ツィーリッツ:見本市からの絵 / レオナルダ:ソナタ第12番 ファニー・メンデルスゾーン:4月 / L.ブーランジェ:夜想曲/春の朝に / ベックマン:Yvy スザンネ・シュレーゲ(Fl) イナ・オッテ | ||
マリンバ2 ギルバート:マクファーランド・ラグ / グロスマン:妖精 / ラリック:スコッツ・チューン ゴメス:マリンバ・フラメンカ / ジャーヴィス:ジャングル・ウォーク /ブリット:ダンス シュタードラー:たのしい川べ / サミュ:パタータ・ラグ / ライモン:Of Thoughts and Thinking ムッサー:練習曲 Op.6-9 / シュミット:コンパニオン/イージー・ボッサ/忘れられた手紙 スマドベック:ヴァージニア・テイト / ブリット:オフェリング / サミュ:ホンブレ・ドゥット セジュルネ:ヘネラリフェ / スタウト:アストラル・ダンス / ベイカー:レインミュージック コルネリア・モンスケ(マリンバ) | ||
「マリンバ・ファースト」に続く、安倍圭子に師事したドイツの女流マリンバ奏者モンスケとEU青少年音楽コンクール(EMCY)のタイアップ企画第2弾。初級者&中級者向けの小品は、エチュードやコンサート・ピースとしても活用できそうな作品ばかり。 | ||
ア・カペラ・エクストラ マルタン:二重合唱のためのミサ曲 / ヴァスクス:母なる太陽 シサスク:リベラ・メ / ラウタヴァーラ:マニフィカト / シサスク:オレムス ハラルト・ニコル指揮カルミナ・ムンディ | ||
録音:2004年6月10日-13日。ノルトライン=ヴェストファーレンのドイツ合唱コンクール優勝などの実績を持つカルミナ・ムンディは、ドイツのアーヘンで1983年に結成された混声cho.。 | ||
アメリカ! バーンスタイン:ディヴェルティメント / ピアソラ:カフェ1930/ナイトクラブ1960 ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラブ、アイ・ガット・リズム ホルコンブ:スーパー・フルート・ジャズ組曲第1番 / バーリン:アレクザンダーのラグタイム・バンド エリントン:キャラバン / デスモンド:テイク・ファイヴ / ゴンザーガ:アサ・ブランカ ジョビン:イパネマの娘 / アブレウ:ティコ・ティコ / ベネズエラ民謡/ワイ編曲:ラテン・ブーケ ピシンギーニャ:カリンホソ / マンデル:いそしぎ / ワイ:Op.1a クインテセンツ | ||
クインテセンツは、ゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペレ・ハレのフルート奏者たちにより1996年に結成されたライプツィヒのフルート・アンサンブル。 | ||
窓〜トランペットとオルガンのための音楽 テレマン:組曲 ヘ長調 J.S.バッハ:われら悩みの極みにありて ブクステフーデ:前奏曲 ハ長調BuxWV.136 ヴィヴィアーニ:ソナタ第2番 J.S.バッハ:平和の君、主イエス・キリストよ ラングレ:9つの小品 エベン:マルク・シャガールの窓 ウィドール: オルガン交響曲第6番 ト短調〜フィナーレ シャイユー:演奏会用小品 |
ヨアヒム・プリケット(Tp;*) アルヴィド・ガスト(Org;#) | |
録音:2005年。使用楽器:タイン製ピッコロ・トランペット(*)/バック製C管トランペット(*)/リューベック・聖ヤコビ教会のオルガン(*)。 ベルリン・ドイツso.の首席トランペット奏者ヨアヒム・プリケットと、メンデルスゾーン音大やリューベック音大で教鞭を執る名教授アルヴィド・ガストのデュオ・アルバム。ドイツ管トランペットのまろやかなサウンドと、歴史的オルガンの音色を堪能できる。 | ||
ディアベッリ変奏曲 ディアベッリ:主題 ツェルニー:ディアベッリ変奏曲 フンメル:ディアベッリ変奏曲 カルクブレンナー:ディアベッリ変奏曲 リスト:ディアベッリ変奏曲 モシュレス:ディアベッリ変奏曲 ゼヒター:ディアベッリ変奏曲 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 ピクシス:ディアベッリ変奏曲 ルドルフ:ディアベッリ変奏曲 トマシェク:ディアベッリ変奏曲 シューベルト:ディアベッリ変奏曲 ヴォルジーシェク:ディアベッリ変奏曲 ツェルニー:コーダ |
ヤン・ミヒエルス(P) | |
録音:2006年1月23日-25日。使用楽器:スタインウェイ・モデルD、1901年製。 ヤン・ミヒエルスは、ブリュッセル王立音楽院で研鑽を積み1991年エリーザベト王妃国際音楽コンクールでの入賞実績を持つベルギーのピアニストで、母国ベルギーのレーベル Eufoda へ多く録音を行っている。 | ||
ブエノス・アイレス ピアソラ:オブリビオン プジョル:ブエノス・アイレス組曲 ウルリッヒ:アルゼンチンの夜 アルベニス:組曲「スペイン」Op.165より ピアソラ:リベルタンゴ/タンゴ・エチュード第4番/ ブエノスアイレスの夏/タンゴ・エチュード第3番/ 天使の死/タンティ・アンニ・プリマ |
デュオ・メランジュ [アルムート・ウンガー (Fl/ピッコロ/Perc) トーマス・ラウケル (Perc)] | |
ウィーン モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調K.331 「トルコ行進曲付き」 パガニーニ:ポラッカ モンティ:チャルダーシュ モーツァルト:歌劇「魔笛」からの3つのアリア J.シュトラウスII世:アンネン・ポルカ Op.117 J.シュトラウスI世:夜うぐいすのワルツ Op.82 シューベルト:夕べのセレナード/おやすみ |
デュオ・メランジュ [アルムート・ウンガー (Fl/ピッコロ) トーマス・ラウケル (マリンバ)] | |
録音:2006年10月。 ともにソリスト、室内楽奏者として活動するフルート奏者ウンガーと打楽器奏者ラウケルが1998年に結成したデュオ・メランジュは、フルートとマリンバという異色の組み合わせ。ウィーンにまつわる作曲家たちの作品をアレンジしたこのアルバムは、モーツァルトの「トルコ行進曲」で始まりモンティの「チャルダーシュ」を経てシューベルトの「おやすみ」で締め括られる。 | ||
バッハ〜ベートーヴェン〜クシェネク J.S.バッハ:コントラプンクトゥス第18番 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 Op.131 クシェネク:弦楽四重奏曲 Op.6 |
ベートーヴェンSQ | |
録音:2008年。 ソナーレ・クァルテットを前身とし、2006年に結成された団体が「バッハのモチーフ」をテーマに、時代の異なる3人の作曲家を1つに繋いだ録音。サイトウ・キネンo.でも活躍する小林秀子がヴィオラを担当している。 # DVD は PAL 方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ません(パソコンや PAL 対応機器が必要です)。 | ||
706 1530-2 廃盤 |
リューベック聖ヤコブ教会のオルガン | アルヴィド・ガスト(Org) |
オランダのチェロ・ソナタ集 Vol.1 ヴィレム・ペイペル(1894-1947): チェロ・ソナタ第1番 ルクトル・ポンセ(1914-1998):チェロ・ソナタ ヴィレム・ペイペル:チェロ・ソナタ第2番 ルドルフ・エッシャー(1912-1980): ソナタ・コンチェルタンテ |
ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | |
20世紀オランダのチェロ作品のみを紹介すると思われる興味深いシリーズ第1弾。ペイペルは1919年頃から無調音楽を用いるようになっており、作風が変わる直前に作曲された「第1番」と、完全に調性を捨てずに無調音楽との融合を目指した「第2番」の両作品を聴ける。 | ||
クリストフ・デルツ(1950-1993):作品全集 Vol.1 大管弦楽のための「ジャングルにて」Op.6 (1981-82) / ピアノ四重奏曲 Op.2 (1975-76) / 管弦楽のためのトランスコンポジション 「 Die Atmer der Lydia 」Op.5 (1979-80) / ピアノ協奏曲 Op.9 (1984-85) / 仕事の歌 Op.8 (1893-84) / 8つの管楽器、ドラムとピアノのための 「 Siegel 」 Op.3 (1976)/ ピアノのための「 Sils 」Op.1 (1975) / 弦楽四重奏曲 Op.7 (1982) / ピアノ独奏、ソプラノ、バス、合唱と管弦楽のための 「イスタンブール」Op.14 (1992-93) |
クリストフ・デルツ(P) マティアス・バーメルト指揮 カジミエシュ・コルト指揮 バーデン・バーデン 南西ドイツ放送so./他 | |
録音:1979年-2000年。バーゼルに生まれたデルツは、1971年から1989年までケルンに住み、アロイス・コンタルスキーにピアノを、シュトックハウゼンに作曲を、ハンス・ウルリヒ・フンペルトに電子音楽作曲を学んだ人。1989年から亡くなった1993年まではバーゼルへ戻り、フリーランスの作曲家として活躍した。 | ||
シューマン:チェロとピアノのための作品全集 アダージョとアレグロ Op.70/幻想小曲集 Op.73/ 民謡風の5つの小品 Op.102/3つのロマンス Op.94/ おとぎの絵本 Op.113 |
クラウス・シュトルク(Vc) アヤ・イシハラ(P) | |
名門デトモルト音楽大学で学び、マイナルディとメッツマッハーにチェロを師事した1928年生まれのドイツの老将クラウス・シュトルクによる、決して急がず、また感傷的になりすぎずにゆったりとしたテンポで優しく歌われる懐の深いシューマン。 | ||
太陽の歌 ミヒャエル:太陽の歌 Op.113 テペル:パストレラ ドゥダ:太陽の歌 Op.49a シュリー:Vom Abend zum Morgen Op.62 ブッフホルツ:歌曲集「太陽の歌」 シュテフェンス:太陽の歌 Op.81 シュニーヤー:太陽 |
トリオ・カントライアーノ [ブリギッテ・クレイ(S) エレ・グラウ(Fl) ギュンター・フリードリヒ(P)] | |
ソプラノ、フルート、ピアノという珍しい編成のアンサンブル、トリオ・カントライアーノは、先に、時代や国、作風という垣根を超えて"鳥"をテーマとした作品集(703 1284-2)を発表した。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 イ短調Op.132 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調Op.13 |
ベートーヴェン・クァルテット | |
ソナーレ・クァルテットを前身として、2006年にボンで結成された新・ベートーヴェン・クァルテットのリリース第2弾。なお、ヴィオラの小林秀子は、サイトウ・キネンo.のメンバーとしても活躍している。 付属 DVD はPAL方式収録で、再生可能な機器が限定されますのでご注意下さい(基本的にパソコンのみ。テレビなどの映像機器を使用する場合はPAL対応のものが必要)。 | ||
オランダのチェロ・ソナタ集 Vol.2 ユリウス・レントヘン(1855-1932): チェロ・ソナタ ロ短調Op.56/ 5つの小品/チェロ・ソナタ イ短調Op.41 ダニエル・ファン・ゲンス(1858-1904): スケルツォ Op.12-2/祈り Op.36/メヌエット Op.39-2 |
ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | |
オランダのチェロ作品を発掘、紹介するシリーズの第2弾は、ライプツィヒの音楽一家に生まれ、後にオランダへと帰化、カザルスの伴奏者としても名を馳せたユリウス・レントヘンのチェロ・ソナタ。中でも「ソナタOp.56」の第1楽章冒頭は絶品。またダニエル・ファン・ゲンス(1858-1904)の愛らしく楽しい3つの小品はアンコール・ピースにもピッタリ。 | ||
シューベルト: ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調D.898/ アダージョ 変ホ長調D.897「ノットゥルノ」 |
マックス・ブロート・トリオ [ケルスティン・シュトラウスブルク(P) ペトル・マチェヤーク(Vn) マクシミリアン・ フォン・プファイル(Vc)] | |
チェコ生まれのユダヤ人作家、音楽家マックス・ブロートの名を冠するピアノ・トリオによるシューベルト。 | ||
ヘルマン・ロイター(1900-1985):歌曲集 5つの歌曲 Op.58 (1945) /歌曲集「室内楽」(4曲; 1972)/ バリトンのための5つの詩「我が暗き腕よ」(1957) / 7つの歌 Op.64〜ヨハネス・ケプラーの「宇宙の調和」(1948)/ 3つの歌 Op.56 (1944) /エンペドクレスの3つの独白 アンドレ・モルシュ(Br) アイルデルト・ビーフティンク(P) | ||
伴奏ピアニストとしても活躍したロイターの歌曲集。エンペドクレス(エムペドクレス)は四元素説を唱え、弁論術の祖とされる古代ギリシャの自然哲学者。バリトンのアンドレ・モルシュは、フーゴ・ヴォルフ国際声楽コンクールでロイターの歌曲を歌って第1位となり、ロイター特別賞も受賞した。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135 シューマン:弦楽四重奏曲第1番 イ短調 Op.41 No.1 / 弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41 No.2 |
ベートーヴェンSQ | |
録音:2010年1月。ショスタコーヴィチ生誕100周年を記念し2006年に結成された弦楽四重奏団のドイツ・プログラム。ヴィオラは、1989年のミュンヘンARD国際コンクールで最高位入賞し、サイトウ・キネンo.のメンバーとしても活躍する小林秀子。DVD - Video (内容不明)は PAL方式のため、再生保証無しとなります。 | ||
チャイコフスキー: 弦楽セレナード ハ長調 Op.48/ フィレンツェの思い出 Op.70 |
ミハイル・グレヴィチ指揮 ドグマ室内o. | |
録音:2010年4月。ドグマ室内o.は、バーデン=ヴュルテンベルク室内o.のコンサートマスター、ミハイル・グレヴィチが2004年に結成した新しいオーケストラ。 | ||
ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏曲集 〔第4番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」/第3番 ヘ短調 Op.65 〕 |
マックス・ブロート・トリオ | |
録音:2010年9月。フランツ・カフカの友人で、作曲家、評論家として活躍したチェコのユダヤ系作家マックス・ブロート(1884-1968)の名を冠するボヘミア、ドイツ、オーストリアの多国籍トリオ。 | ||
フランク(1822-1890): オルガンまたはハルモニウムのための59の小品集「オルガニスト」(1889-1890) ヤン・フォン・ブッシュ(Org) | ||
現地発売:2011年9月。使用楽器:パッソウ、ハンシュトルフ、アルト・ブコウ、ビューロウ、フィアトリュッペ、ビボウ、(おそらく各村教会)のオルガン、全てフリードリヒ・フリーゼ製作。 1889年に仏の音楽出版社エノックからハルモニウムのための作品を100曲依頼されたフランクが、没するまでに63曲を書き上げ、内59曲が1891年に出版されたという曲集。当盤でよくわからないのは、トラック数がおそらく58である事と、さらに「7つの小品」と題された「7曲づつ6つ」に分割されている事。分割自体はオルガンを変えているためのようだが、「7つの」とありながら8トラック以上あったりと、意図や詳細は不明。 | ||
オランダのチェロ・ソナタ集 Vol.4 シェーファー:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.13 / ボスマンス:3つの即興曲/チェロ・ソナタ イ短調 ジェラール・エッカン(1879-1942):ジュジュ・メカニーク/田舎娘の踊り/サハロフのための踊り ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | ||
録音:2011年3月。エッカンはコンセルトヘボウ管の首席を務めたチェリスト。 | ||
ドグマ #2 〜アメリカン・ストリングブック ダイアモンド:ラウンズ / フート:組曲 ホ長調Op.63 / W.シューマン:交響曲第5番 バーバー:弦楽オーケストラのためのセレナードOp.1 /弦楽のためのアダージョOp.11 ミハイル・グレヴィチ指揮ドグマ室内o. | ||
録音:2011年4月19日-23日。バーデン=ヴュルテンベルク室内管のコンサートマスター、ミハイル・グレヴィチが2004年に創設したドグマ室内管は、そのバイタリティに富んだ演奏が高い評価を受けている。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18 No.5 ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.51 No.2 ケルン・ギュルツェニヒSQ [トルステン・イェーニッケ、ローズ・カウフマン(Vn) メイヒルト・ゾマー(Va) ヨアヒム・グリースハイム(Vc)] | ||
録音:2011年10月27日-30日。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集〔第2番 ト長調 Op.1 No.2 /第7番 変ホ長調 Op.97「大公」〕
マックス・ブロート三重奏団 [カルステン・ストラスブルク(P) ダニエル・ベル(Vn) マキシミリアン・フォン・プファイル(Vc)] | ||
録音:2012年4月3日-5日。フランツ・カフカの友人でチェコ出身のユダヤ系文化人、マックス・ブロートの名を戴く2005年創設の団体によるベートーヴェン。 | ||
オランダのチェロ・ソナタ集 Vol.5 ヘンク・バディングス(1907-1987):チェロとピアノのためのソナタ〔第1番(1929) /第2番(1935) 〕 サム・ドレスデン(1881-1957):チェロとピアノのためのソナタ〔第1番(1916) /第2番(1942) 〕 ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | ||
録音:2012年3月19日-21日。ドレスデンはハーグ王立音楽院の院長を務めた作曲家。 | ||
クリストフ・デルツ(1950-1993):作品全集 Vol.2 独唱と合唱、打楽器のための「 Solde. Lecture d'apres Lautreamont 」 Op.10a [ユルク・ハンネベルガー(全体指揮) ダニエル・ブス(Perc) バーゼル・マドリガリステン]/ チェンバロと管弦楽のための2つの夜想曲 Op.11 [シュテファン・ヴィルト(P) ペーター・ヒルシュ指揮コレギウム・ノーヴム・チューリヒ]/ ジョイス幻想曲 Op.13a [マリア・ヴィンストン(S) クリストフ・デルツ(ハルモニウム) ゲルトルート・シュナイダー、トーマス・バクリ(P) チューリヒ室内シュプレッヒcho.]/ ピアノと小オーケストラのための「季節」 Op.12 [ヘルマン・クレッチュマー(P) アルトゥーロ・タマヨ指揮アンサンブル・モデルン]/ 男声合唱と混声合唱のための「ケルン・ミサ」 Op.4[ヘルベルト・シェルムス指揮ロットヴァイル大聖堂少年cho.]/ ピアノとシンセサイザーのための3楽章「イスタンブール」(1993)[タムリコ・コルツァイア(P)] | ||
録音:1983年-2006年。なお、旧・国内代理店表記では作曲者がピアノで参加した上、チェンバロを使用した楽曲があることになっているが、共にバックインレイ写真には記載されていない。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ三重奏曲全曲 〔第1番 ニ短調 Op.49 /第2番 ハ短調 Op.66 〕 |
アルバ三重奏団 [リヴィア・ゼリン(Vn) フィリップ・コンプロイ(Vc) ChengCheng Zhao (P)] | |
録音:2012年6月26日-28日。ドイツのヴァイオリニスト、イタリアのチェリスト、中国のピアニストによる団体。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1822-1964): ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ・ファンタジー/ピアノ四重奏のためのバラード(*) トリオ・アルバ[ Livia Sellin(Vn) Philipp Comploi(Vc) Chengcheng Zhao(P)] ウェン・シャオ・ツェン(Va;*) | ||
ヨーゼフ・マルクスは2014年、没後50年を迎える。作風は新ウィーン楽派の影響を受けながらも、ドビュッシーなどの印象派やスクリャービンなどの神秘主義の響きを取り入れたことで知られ、その音楽は調性感を保ちながら、独特な音色のイディオムを持つ物。このアルバムで若々しく柔軟な感性を聞かせるトリオ・アルバは、同郷の作曲家であるマルクスに敬意を払い、彼の知られざる作品を魅力的に表出している。 | ||
クレープス(1713-1780):クラヴィーア曲集 Vol.3 ソナチネ〔第1番 イ短調 Krebs-WV 801 /第2番 ニ長調 Krebs-WV 802 /第3番 ハ短調 Krebs-WV 803 / 第4番 変ロ長調 Krebs-WV 804 /第5番 嬰ヘ短調 Krebs-WV 805 /第6番 ヘ短調 Krebs-WV 806 〕/ ソナタ〔第1番 ハ長調 Krebs-WV 832 /第2番 ト長調 Krebs-WV 833 /第3番 変ロ長調 Krebs-WV 834 / 第4番 ニ長調 Krebs-WV 835 /第5番 へ長調 Krebs-WV 836 /第6番 ニ短調 Krebs-WV 837 〕 ヤン・フォン・ブッシュ(Org|使用楽器:Johann Georg Stein, in Warlitz) | ||
おそらく世界初録音。 | ||
チェロとピアノのためのオランダのソナタ集 Vol.7 ジョゼフ・オルマン(1852-1927):何故に/子守歌/ベルクの思い出/セレナーデ/アンダンテ・レリジョーソ/エクスタス ユリウス・ベネディクト(1804-1885)/アレクサンデル・バッタ(1816-1902):悪魔ロベール エミール・ウェスリー(1858-1926):秋の夢想 / アンドレー・ボノム(1905-1982):ソナチネ/哀歌/追悼 アレクサンデル・バッタ:トロヴァトーレによる幻想曲 ドリス・ホッホシャイト(Vc) フランス・ファン・ルート(P) | ||
(C) + (P) 2015 。 | ||
Trumpet Combinations ジョン・ガードナー(1917-2011):2つのトランペットとオルガンのための モンテヴェルディの主題による教会ソナタ Op.136 (1976) ヴィンセント・イェーリヒ(1596-1636):トランペットとトロンボーンのためのリチェルカーレ ペトロニオ・フランチェスチーニ(1651-1680):2つのトランペットとオルガンのためのソナタ ニ長調 J.S.バッハ:トランペットとオルガンのための「いざ、わが魂よ、主を頌めまつれ」(BWV.167より) アントニオ・ピーノ(17世紀):バリトン、トランペットとオルガンのための「ほめたたえよ、神のしもべたちよ」 ヘンデル:2つのトランペットとオルガンのための「シバの女王の入城」/ 2つのトランペットとオルガンのための「復讐、ティモテの嘆き」(「アレグザンダーの饗宴」より) ボリス・ブラッハー(1903-1975):トランペット、トロンボーンとオルガンのためのディヴェルティメント(1946) アンリ・ビュッセル(1872-1973):トランペットとオルガンのためのアンダンテとスケルツォ ペーテル・トート(1965-):トランペット、トロンボーンとオルガンのための教会ソナタ ヨアヒム・プリケット、マティアス・キューネル(Tp) アンドラーシュ・フェイエール(Tb) クラウス・メルテンス(Br) アルヴィト・ガスト(Org) | ||
録音:2015年6月3日-6日、聖ヤコビ教会、リューベック。(C) + (P) 2015 。 ヨアヒム・プリケットは1982年より2015年現在、ベルリン・ドイツso.首席トランペット奏者を務めている。 | ||
DO.GMA#4 "British.Now!" ブリテン(1913-1976):シンプル・シンフォニー レノックス・バークリー(1903-1989):弦楽オーケストラのためのアンティフォン Op.85 ギャヴィン・ブライヤーズ(1943-):イン・ノミネ マイケル・ナイマン(1944-): When Ingrid Met Capa ミハイル・グレヴィチ指揮ドグマ室内o. | ||
(C) + (P) 2016 。 | ||
Waldeinsamkeit 〜シューマン、ブラームス:歌曲集 シューマン:歌曲集「リーダークライス」 Op.39 /森の情景 Op.82 〜予言の鳥 Op.82 No.7 (*) ブラームス:おお、涼しい森よ Op.72 No.3 /雨の歌 WoO.23 /あこがれ Op.14 No.8 /恋しい人のもとへ Op.48 No.1 / 49のドイツ民謡集 WoO.33 より〔こんばんは/静かな夜に/あの下の谷では〕/別離 Op.19 No.2 / 窓辺で Op.14 No.1 /間奏曲 Op.118 No.5 (*) /私の歌 Op.106 No.4 /荒野を越えて Op.86 No.4 / 私は不意に飛び起きた Op.32 No.1 /もうお前のところには行くまい Op.32 No.2 エファ・ホフマン(S;*以外) エドワード・ラッシュトン(P) | ||
(C) + (P) 2016 。シュトゥットガルト州立音楽・演劇大学で学んだソプラノ、エファ・ホフマンのデビュー・アルバム。 | ||
アレグザンデル・アステリアデス(1941-): ヴァイオリン、チェロとピアノのための変奏曲/朝に/ Heil, dir, Mensch /4つの夜の歌 / Wiederfinden / Le Dormeur du Val /ゲオルク・トラークルの詩による3つの歌/ Als ich nachher von dir ging イェルク・ゴットシック(Br) ニコラ・ビルクハン(Vn) フェレナ・オーベルマイヤー(Vc) パウル・リヴィニウス(P) | ||
(C) + (P) 2016 。ドイツの現代作曲家によるピアノ三重奏のための変奏曲と歌曲集。 |