スーク(1874-1935):交響曲第2番「アスラエル」 | キリル・ペトレンコ指揮 ベルリン・ コーミッシェ・オーパーo. | |
マイニンゲン劇場、そしてベルリン・コーミッシェ・オーパーの指揮者としてヨーロッパの注目を集めるペトレンコ。チェコの抒情美を詰め込んだ交響曲で、その才能をCDリスナーに問う一枚。 | ||
タイレ(1646-1724): 20の世俗的アリア集とカンツォネッタ集(1667) |
シリン・パルトヴィ(S) ヴェルナー・ブーヒン(A) ヘニング・カイザー(T) マティアス・フィーヴェク(B) ルートガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
シュッツの作風を受け継ぎ、ブクステフーデらの師として名が知られるタイレは北ドイツ・バロックの根幹となる存在。この作品はいわゆる当時のラヴソングであり、出版を通じて多くの人に愛されたもの。 | ||
ラフ(1822-1882):弦楽四重奏曲全集 Vol.1 第6番「古い形式の組曲」/第7番「美しい水車屋の娘」 |
マンハイムSQ | |
cpoでは交響曲全集や室内楽作品などを積極的に紹介してきたが、次のプロジェクトは弦楽四重奏曲。シリーズ第1弾は、シューベルトの影響を大きく受けた第7番など、誰もが入りやすい作品2曲。 | ||
777 006-2 廃盤 |
ラフ(1822-1882): ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.4 大ソナタ第4番 (「単一楽章の半音階ソナタ」)/ 大ソナタ第5番 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヤッシャ・ネムツォフ(P) |
マレ(1656-1728): 性格的小品集/ ヴィオール曲集第4巻(1717)第2部〜 異国風趣味の組曲(第7組曲)/ ヴィオール曲集第2巻(1701)〜 [人間の声/スペインのフォリア(32の変奏)] |
ロレンツ・ドゥフトシュミット (ヴィオラ・ダ・ガンバ) トマス・C.ボイセン(テオルボ、G) ヨハネス・ヘンメアレ(Cemb) | |
映画「めぐり逢う朝」以降、ガンバの代名詞ともなり録音も急激に増えたマレの作品。ドゥフトシュミットが弾くバス・ガンバは、なんと1699年に作曲者マレのために制作された楽器。その意味でも貴重なレコーディングだ。 | ||
テュイレ(トゥイレ)(1861-1907): ピアノ協奏曲 ニ長調(1882)(*) 交響曲 ヘ長調(1886) |
オリヴァー・トリエンドル(P;*) アラン・フランシス指揮 ボルツァーノ&トレント・ハイドンo. | |
イタリアのボルツァーノに生まれ、R.シュトラウスに会ったことで作曲家としての道が開かれたテュイレ(トゥイレ)。(*)はメンデルスゾーンやショパンの作風を思わせる。(+)はR.シュトラウスが初演指揮。この作曲家の存在を伝える貴重な録音。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.10〜協奏交響曲集 クルーセル、シュナイダー、ダンツィ、 ホフマイスター、リッター、ヴィンター、 プレイエル、ホフマイスター、コジェルフの作品 |
コンソルティウム・クラシクム (ゾリステン) ディーター・クレッカー(Cl) アイオナ・ブラウン指揮 ASMIF | |
LP時代にEMIへ録音した膨大な音源を復刻するシリーズの久しぶりのリリース。今回はクラリネットが生まれ、発展した時代の作品集。オーケストラの中でこの楽器がどういう役割を果たすようになったのか、 そして協奏交響曲というジャンル(スタイル)が古典派の時代にどう確立したのかを知ることができる名演集。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.11 モーツァルト: ピアノ、オーボエ、クラリネット、 ホルンとファゴットのための五重奏曲/ ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 ベートーヴェン:ピアノ五重奏曲 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
EMI録音(LP期)を復刻したシリーズの最新盤が久しぶりに登場。いずれも有名な作品であり、長いキャリアを持つクレッカーの演奏がスタンダードな曲で聴けるというのはメリット。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.12 ベートーヴェン(1770-1827):六重奏曲/七重奏曲 |
コンソルティウム・クラシクム | |
EMI録音の復刻を着々と行ってきた「クレッカー・エディション」、今回は室内楽の名作を2曲。特に「七重奏曲」は録音も多いために比較も容易であり、伝統的な奏法も研究したクレッカーのアプローチは正統派そのもの。 | ||
シャーウッド(1929-): 交響曲第1番/ピアノ協奏曲(*)/ シンフォニエッタ |
マーシャ・ディミトリエワ(P;*) ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 バイエルン州立青少年o. | |
将来を期待されながらキャリアを捨て、世界各国を放浪していたシャーウッド。作品はコープランドやアイヴズなどを彷彿とさせる部分が多い。 交響曲第1番はミトロプーロスがニューヨーク・フィル時代に指揮した佳曲。 | ||
シャイト(1587-1654): 音楽演奏集第1集−第4集(選集) (ガイヤルド、パヴァーヌ等を含む舞曲コレクション) |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ | |
シュッツと並び称される北ドイツ・バロックの巨匠。17世紀前半の30年戦争という悲劇的な時代に世に送り出した舞曲集は、時代の空気を反映させながらもJ.S.バッハらの舞曲スタイルに影響を与えた“評価されるべき小品集”。 | ||
リース(1784-1838):弦楽四重奏曲集第1集 弦楽四重奏曲 WoO.37/弦楽四重奏曲 WoO.10 |
シュパンツィヒSQ | |
ピリオド楽器使用。今月はナクソスでもピアノ協奏曲がリリースされるリースの、ベートーヴェンに師事していた時代の曲(WoO.10)と晩年の曲(WoO.37)。ベートーヴェンやシューベルトの弦楽四重奏曲がお好きな方におすすめしたい作品。 | ||
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758): 2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 ファゴットと通奏低音のための序曲 ト長調 ファゴット・コンチェルタート、2つのヴァイオリン、 ヴィオラとチェンバロのための協奏曲 ハ長調 2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 ファゴットと通奏低音のための協奏曲 ハ短調 ヴァイオリン・オブリガート、2つのヴァイオリン、 ヴィオラとバスのための協奏曲 イ長調 ファゴット・コンチェルタート、2つのヴァイオリン、 ヴィオラと通奏低音のための協奏曲 ニ短調 2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 ファゴットと通奏低音のための協奏曲 変ホ長調 |
セルジオ・アッツォリーニ(Fg) ヴェロニカ・スクプリク(Vn) ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン | |
テレマンの友人でもあったこの作曲家も、さまざまな楽器を駆使した合奏協奏曲風の作品を得意としたが、このディスクに収録されたのはその見事な作風を垣間見られる作品ばかり。 バロック音楽をより深く追求したいファンにおすすめ。 | ||
スウィンギー・クリスマス サンタが街にやってくる ハヴ・ユアセルフ・ ア・メリー・リトル・クリスマス ジングル・ベル/ザ・クリスマス・ソング フロスティ・ザ・スノーマン/ネイチャー・ボーイ 赤鼻のトナカイ/ラウンド・ミッドナイト ウィンター・ワンダーランド アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス レット・イット・スノウ!/ホワイト・クリスマス 神の御子は今宵しも/きよしこの夜 もろびとこぞりて/ア・チャイルド・イズ・ボーン イッツ・ビギニング・ トゥ・ルック・ライク・クリスマス アイム・スタンディング・ アット・ユア・メインジャー・ロウ ラ・レ・ル(コンラート・ゲオルギ編曲) |
クリスティアン・エルスナー(T) ベッティーナ・ ホメン=エルスナー(Fl) シュテファニー・ヴァイマー(Vn) スヴェン・ハック(Cl、Sax) シュテファン・エンゲルス(Cb) ヘルマン・コック(ドラムス) コンラート・ゲオルギ(P) | |
誰もが知る有名な伝承歌をスウィング・ジャズ風にアレンジ。パヴァロッ ティやカレーラス、ボチェッリなどに対抗する(?)新しいテノールの登場。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): 歌劇「ライヌルフとアデラシア」 |
ハナ・ミヌティッロ(Ms) ロマン・トレケル(Br) フランク・ファン・アケン(T) エリーザベト=マリーア・ ワチュートカ(S) トーマス・W.クックラー(T) フランツ・ハヴラータ(Br) レギーナ・クレッパー(S) ヤツェク・ヤニシェフスキ(B) マルガレーテ・ヨスヴィヒ(A) アンドレア・ラング(S) フローリアン・プライ(Br) ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ国立po.、 シュトゥットガルトcho. | |
録音:2003年、ライヴ。 12世紀の南イタリアに実在した王を主人公に、父リヒャルト譲りの歴史ものオペラを作曲。なんとその初演となったライヴ録音で、オペラ作曲家としての再評価を促した作品。近年スター歌手への道を歩みつつあるミヌティッロやトレケルら、歌手陣にも注目。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.15〜編曲集 Vol.2 協奏曲 ト長調 BWV.592/協奏曲 イ短調 BWV.593/ 協奏曲 ニ短調 BWV.596/ さまざまな手法による6つのコラール [目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV.645/ われいずこに逃れ行かん(わが愛する神に)BWV.646/ ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV.647/ わが魂は主をあがめ BWV.648/ ああ、われらのもとにとどまれ、 主イエス・キリストよ BWV.649/ 汝イエスよ、今天より降りたもうや BWV.650/ アリア ヘ長調 BWV.587/ 音楽の捧げ物 BWV.1079〜6声のリチェルカーレ |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ナウムブルク、聖ヴェンツェル教会、1743-1746年ツァハリアス・ヒルデブラント製。 オリジナル作品から編曲への拡大は、この全集がさらに高く評価される大きなポイント。有名な「6声のリチェルカーレ」をはじめ、コラールや協奏曲など、バッハ・ファンならおさえておきたい一枚。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.16 幻想曲BWV.572/6つのトリオ・ソナタ〜BWV.527/ 前奏曲(幻想曲)とフーガ BWV.542〜フーガ/ 27のコラール(編曲)〜イエス、わが確信 BWV.728/ 6つのトリオ・ソナタ〜第6番 BWV.530/ 前奏曲とフーガ BWV.536/ クリスマスの歌によるカノン風変奏曲 「高き天より、われは来たり」BWV.769a |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ナウムブルク、聖ヴェンツェル教会、1743-1746年ツァハリアス・ヒルデブラント製。 「大フーガ」と呼ばれるBWV.542や教会カンタータからの編曲部分を含むBWV.536、ストラヴィンスキーがオーケストラ編曲したことで知られるBWV.769などを収録。 | ||
ドゥシェク(1760-1812):ピアノ・ソナタ集 パリへの帰還/プロイセンのルイ・フェルディナント王子の死に寄せる悲歌/告別 マルクス・ベッカー(P) | ||
ボヘミアに生まれ、ピアニストおよびピアノ作品を中心とした作曲家として名を成したドゥシェク。それだけに作品は精緻な手法で書かれており、ベートーヴェンと同様にピアノの発展を考えながら表現の限界を追究したものとなっている。 | ||
オスカー・シュトラウス(1870-1954): 喜歌劇「クレオパトラの真珠」(1923) |
モレニケ・ファダヨミ ミヒャエル・ツァバノフ アクセル・メンドロク フォルカー・フォーゲル グンドゥラ・パイエル ロベルト・マイヤー ヘルベルト・モッグ指揮 フランツ・レハールo. バート・イシュル・ レハール・フェスティバルcho. | |
レハールらと並びオペレッタの黄金時代を築いた作曲家による作品で、録音が少ないだけに貴重なリリース。クレオパトラを主人公にした物語を、オペレッタのベテラン指揮者モッグらが手慣れた歌と演奏で楽しませてくれる。cpoではこの作曲家に注目し、作品全集シリーズをこの1セットからスタートさせるとのこと。オペレッタ・ファン注目のシリーズとなりそうだ。 | ||
ブラームス:歌曲全集 Vol.10(完結編) ドイツ民謡集 WoO33 〔第1巻−第6巻〕(*)/ 子どものための民謡集 WoO31 / 5つのオフェーリアの歌 WoO23 / 雨の歌 WoO23 /月の夜 WoO21 |
イリス・フェルミリオン(Ms) アンドレアス・シュミット(Br) ユリアーネ・バンゼ(S) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
全集完結編。(*)は全49曲のうち、最終巻第7巻の7曲が合唱曲のため含まれていない。 | ||
777 024-2 (2CD) 廃盤 |
アイプラー(1765-1846):オラトリオ「四終」 |
ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊、 クライネ・コンツェルト |
アイプラー(1765-1846): 弦楽三重奏曲 Op.2 弦楽五重奏曲 Op.6 No.1(*) |
ドイツ弦楽三重奏団 ローラント・メッツガー(Va;*) ハインリッヒ・ブラウン(Cb;*) | |
モーツァルトと同じ時代を生き、現在は「レクィエム」やクラリネットのための作品がよく知られる作曲家。収録された2曲は1800年前後に作曲されており、ハイドンの作風を受け継いだ典型的な古典派作品。 | ||
シュッツ(1585-1672): 復活祭オラトリオ(われらが唯一の救い主イエス・ キリストの喜ばしく勝ち誇れる復活の物語) 善良な羊飼いはよみがえれり 小宗教的コンチェルト集〜われはよみがえりなり 復活祭のための対話曲「女よ、汝はなぜ泣いているのか」 シンフォニア・サクラ第3集〜きパン種を掃き出せ |
マンフレート・コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
シュッツらしいやや渋味のある教会音楽を、適任と言えるアンサンブル・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。物語として聴衆に伝えるという曲の役割を重んじ、歌手の発声などにも気を使った演奏。 | ||
レスレル[ロゼッティ](c.1750-1792): ヴァイオリン協奏曲( Murray C6 / Kaul III:9 )/ ヴァイオリン協奏曲( Murray C9 / Kaul III:5 )/ 交響曲( Murray A39 / Kaul I:16 )/ 交響曲( Murray A45 / Kaul I:14 ) |
アントン・シュテック(Vn) ヨハネス・モエズス指揮 クルプフェルツ室内o. | |
18世紀の音楽・作曲家は近年さらに評価されているが、2006年のモーツァルト・イヤーでますます注目されるはず。すでに多くのレスレル[ロゼッティ]作品をリリースしているCPOでは、さらに作品のリリースを続けるようだが、当盤は入門の一枚としてもふさわしい。 | ||
レハール(1870-1948):オペレッタ「神の夫 [Der Göttergatte] 」(1904) (*)/ ・ボーナス・トラック:8つのオペレッタから(ドイツ放送アーカイヴより)(#) リーズル・アンダーガスト(S;ユノ) アントン・デルモータ(T;アンフィトリオン) フランツ・ボルゾス(B;ユピテル) ヘニー・ヘルツェ、フレッド・リーヴェール/他 マックス・シェーンヘル指揮ウィーン放送o.&cho. | ||
録音:1945年、ドイツ放送(*) /1933年-1949年(#) 。(*)は初出音源で、おそらく世界初録音&同曲唯一の音盤(後述の1913年改訂版には、改訂版初演当時の録音がある模様)。1904年に書かれたレハール3作目のオペレッタ。のちに「理想の妻」(1913)と「タンゴの女王」(1921)の2度改訂されたため、現在は忘れられている。この演奏は第二次世界大戦が終わる数週間前の貴重な録音だとのこと。 | ||
レグレンツィ(1626-1690):ソナタ集 Op.2(1655) | パルナッシ・ムジチ [マーガレット・マクダフィ、 マティアス・フィッシャー(Vn) セルジオ・アッツォリーニ(Fg) シュテファン・シュラーダー(Vc) ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ) マーティン・ルツ(Org)] | |
ピリオド楽器使用。後期バロック時代にヴェネツィアで活躍した作曲家のトリオ・ソナタ集。生まれ故郷のベルガモで教会オルガニストを務めていた時代の作品であり、J.S.バッハやヘンデルらの世代にイタリアン・バロックの手法を引き継ぐ時代の、貴重な作品集だといえる。 | ||
ラートハウス(1895-1954): 交響曲第2番/交響曲第3番 |
イスラエル・イーノン指揮 フランクフルト・ ブランデンブルク州立o. | |
バルカン半島で生まれ、ドイツ、そしてイギリスやニューヨークなどに活動の幅を広げていったという、忘れられた作曲家ラートハウス。今回の録音はまさに「発掘」と呼べるもの。 | ||
テレマン(1681-1767):管楽協奏曲集 Vol.1 2つのホルンのための協奏曲/ リコーダーと フラウト・トラヴェルソのための協奏曲/ オーボエ協奏曲/ リコーダーと 2つのヴァイオリンのための協奏曲/ フラウト・トラヴェルソ協奏曲 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・ フランクフルト、 カメラータ・ケルン | |
活躍中はバッハを凌ぐ名声を得ていたテレマンは、その生涯に渡って数千曲もの作品を残したことでも知られている。フランス、イタリア、ドイツの様式を自由に使いこなしたそれらの曲の変幻自在な魅力を存分にお楽しみ頂きたい。 | ||
ベック(1734-1809) 4つの交響曲Op.4 より[第1番/第2番/第3番]/ 「無人島」〜序曲 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
ピリオド楽器使用。チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで再生可能)。 当時は音楽の中心地だったドイツのマンハイムに生まれ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと同じ時代を生きたフランツ・イグナツ・ベック。作品4の交響曲集は1766年に出版されており、マンハイムと浅からぬ関係だったモーツァルトが聴いた可能性も否定できないだろう。 | ||
ベック(1734-1809):交響曲集 Vol.2 交響曲 Op.3 No.1/同 Op.3 No.-2/同 Op.3 No.6/ 「オルフェウスの死」〜序曲 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
ピリオド楽器使用。マンハイムに生まれ、ヨハン・シュターミッツに師事、古典派音楽の中心的存在として活躍した作曲家ベック。今回の収録作品は、18世紀後半の交響曲事情を把握するのに適したスタンダードなスタイルで書かれている。Vol.1: 999 390-2。 | ||
アウゴスト・エナ(1859-1939): 交響的絵画「おとぎ話」/ 序曲「ハンス・クリスティアン・アンデルセン」/ 交響曲第2番 ホ長調 |
ミヒャエル・ホフステッター指揮 北ドイツ・ハノーヴァー放送po. | |
デンマークの作曲家アウゴスト・エナ〔アウグスト・エンナ〕は、同国で最も愛されている作家アナセン〔アンデルセン〕に魅了された作曲家。彼は1901年に受けたインタビューで「私はアンデルセンのおとぎ話に魅了されていて、彼の作品を何度も何度も読み返し、多くの喜びを感じ取る」と語っている。 | ||
リース(1784-1838): クラリネット三重奏曲 クラリネット・ソナタ Op.29/同 Op.169 |
ディーター・クレッカー(Cl) アルミン・フロム(Vc) トマス・ドゥイス(P) | |
ベートーヴェンに師事したドイツ人作曲家リースは、cpoで多くの作品が録音されたことで徐々に名を知られるようになった。当盤は19世紀初頭に発展を遂げてオーケストラでも定位置を確保したクラリネットのための作品集。珍曲発掘人のクレッカーによるスタンダードな演奏。 | ||
ヴィヴァルディ: 協奏曲集「四季」(管楽器を伴うドレスデン版) グイード(1660頃-1728以降): 「四季」によるスケルツォ・アルモニコ |
フェデリコ・グリエルモ(Vn)指揮 ラルテ・デラルコ | |
マルチチャンネル(5.1ch)対応。 当時ヨーロッパでもっとも優秀な管楽器奏者が集まっていたとされるドレスデン宮廷にはヴィヴァルディも訪れ、多くの作品を残した。管楽器を加えられた「四季」(たとえば「春」ではリコーダー、オーボエ、 ホルン、ファゴット)は、編曲の枠を超えてまったく違った音楽に響く。同時代の作曲家による「四季」へのオマージュ作品も同時収録。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「針金細工師」 | フリッツ・ムーリア エルフィー・ホーバルト ヘルガ・パポウシェク ハインツ・ツェドニク アドルフ・ダラポッツァ ハンス・グラーフ指揮 オーストリア放送so.&cho. ウィーン・モーツァルト少年所. ミヒャエル・ フィッシャー=レデニツェ(演出) | |
1902年にツェムリンスキーによって紹介されたこの作品は、「メリー・ウィドウ」でブレイクする少し前に初演された最初期のオペレッタ。1981年の上演時に録音されたこの演奏では、指揮者のグラーフが初演時の原点に立ちかえった解釈を行っている。 | ||
777 039-2 廃盤 |
ガーシュウィン(1898-1937): 前奏曲集(ストーン編曲)/キューバ序曲(ストーン編曲)/ 「ポーギーとベス」による幻想曲(グレインジャー編曲) コープランド(1900-1990): キューバ舞曲/エル・サロン・メヒコ(バーンスタイン編曲) バーンスタイン(1918-1990):ミュージカル「ウェスト・サイド物語」 〜シンフォニック・ダンス(ムスト編曲) ジェノワ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ | |
アンタイル(1900-1959): 交響曲第3番「アメリカ」(1936-1939)/ トム・ソーヤー/ホット=タイム・ダンス/ 演奏会用序曲「マッコンキーの渡り (トレントンのワシントン)」/ バレエ「世界の都」(1949) |
ヒュー・ウルフ指揮 フランクフルト放送so. | |
「アメリカ交響曲」は第2次大戦を前に新しいアメリカの希望に満ちた将来を予感した作品。「世界の都」はヘミングウェイの原作による作品。 | ||
ペッピング(1901-1981): 交響曲第1番/交響曲第2番/ 交響曲第3番「一日の時間区分」/ピアノ協奏曲 |
フォルカー・バンフィールド(P) ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 北西ドイツpo. | |
第1番はベームが、第2番はフルトヴェングラーが初演した作品であり、特に第2番はフルトヴェングラーの残した録音で知られている。調性を重んじた作風はプロテスタントの教えを基調にしており、宗教的な要素も含まれる交響曲集だと言えるだろう。 | ||
デュリュフレ(1902-1986):オルガン作品全集 オルガン組曲/天与の歌−ジャン・ガロンをたたえて/ 瞑想曲−イエスの御公現の入祭祷のための前奏曲/ スケルツォ/ ソアソンのカテドラルの「時の鐘」の主題によるフーガ/ 前奏曲、アダージョと 「来たれ、創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲/ アランの名による前奏曲とフーガ |
フリードヘルム・フラメ(Org) | |
使用楽器:バート・ガンデルスハイム、参事会教会、2000年、ミューライゼン製。 ジャン・アラン、メシアンと共に20世紀のフランス・オルガン音楽史を継承したデュリュフレ。フランクの流れを継いだその作風は重厚さとおだやかさを合わせ持っている。SACDの威力を知るために打ってつけの一枚。 | ||
サイグン(1907-1991): 交響曲第4番(1976) ヴァイオリン協奏曲(1967)(*)/組曲 |
ミリアム・チョップ(Vn;*) アリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
文化の融合地点とも言えるトルコから、音楽の世界にも東西のミクスチャーを発信しているサイグン。交響曲と協奏曲はどちらも円熟期の作品であり、東洋のイディオムを導入している。 | ||
テルザキス(1938-): 弦楽四重奏曲第5番 オルガン独奏のための海の色彩/ 無言歌「四季」第2番/同第3番/ テノール、合唱、チェロと打楽器のための合唱聖歌 |
アルテミスSQ アルムート・レセラー(Org) ジラー・ヤロン(S) リコルゴス・アゲロプロス(T) ブロマ室内cho. ダス・モデルネ・アンサンブル スピロス・アルギリス | |
スカルコッタスやテオドラキスなどの評価により、このところ注目されているギリシャの作曲家たち。アテネに生まれたテルザキスは古代ギリシャの音楽やビザンチン文化にも強い興味を示し、独自の作風を築いている。 | ||
テレマン(1681-1767):歌、演奏と通奏低音のための練習曲集 (シュトッペ、ケーニッツ、リッチェ、フィランデール・フォン・デル・リンデ、ブロックス、 フォン・ハゲドルン、ヴァイゼ、ゴットシェート〔ゴッチェート〕等による47の歌曲集) クラウス・メルテンス(Br) ルートガー・レミー(Cemb) | ||
1733年にハンブルクの出版社が企画した音楽ジャーナルであり、「忠実な音楽の師」と同様、多くの市民たちにテレマンの音楽を広めた作品集。cpoのリスナーにはおなじみ、メルテンス&レミーのコンビによる録音。 | ||
ベルンハルト(1628-1693): 宗教的ハルモニウム 1665(選集)/ 宗教的協奏曲集 主を恐れる者は幸いである/ おお主よ、心から汝を愛す/ 私は全てのことが成されるのを見た/ 死んだような魂/ 今日、キリストは死の淵から起き上がり/ まことに、まことに、われ汝らに告ぐ/ 主よ、誰が貴方の住居に住まわれるのか/ 憐れみを覚えおきたまえ/ 人は己のためにのみ生きるものにあらず/ おお、私の大切な愛する小さなイエスよ/ 深き淵よりわれ汝を呼ぶ/ 主よ、私たちのこの日に平和を与えたまえ |
/ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト、 ライン聖歌隊ソリスト | |
ピリオド楽器使用。シュッツの愛弟子であり後継者でもあったベルンハルトは、ドレスデンやハンブルクで活躍。師の作風を受け継いだこの宗教作品集は、もちろんシュッツ・ファンならぜひ聴いていただきたい佳作。 | ||
エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク: 喜劇的序曲/シャミッソーの詩による主題と変奏曲/ 「コル・ニドライ」交響変奏曲/ [ボーナス・トラック] レズニチェク自作自演: 喜劇的序曲/歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ケルンWDRso. | |
CPOレーベルで系統的にリリースされているレズニチェクの作品集。底抜けに明るい歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲のみで、かろうじてその存在が知られていたため「保守的な作風」の作曲家として認知されているレズニチェクだが、ここに収録された作品を改めて聴いてみれば、その評価はもしかしたら間違いであったのではないか? と考えさせられるほどシニカルで多様な音楽を書いていた人だったことがわかるだろう。人気急上昇中の指揮者ユロフスキの見事な演奏も注目。ボーナス・トラックには作曲家自身の演奏も収録されている。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942): 室内楽作品集 ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 チェロとコントラバスのための六重奏曲/ クラリネット、ホルン、ファゴット、 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 チェロとピアノのための八重奏曲 |
アンサンブル・アフト、 オリヴァー・ トリーントル(P) | |
CPOにおけるオーケストラ作品の録音で、作曲家としての姿をはっきりと現したヴァインガルトナー。室内楽作品は編成の大きさと音色の豊かさにより、ミニ・オーケストラ作品と言ってもいいだろう。フルトヴェングラーやワルター同様、この時代のヨーロッパ音楽を代表する作風で音楽ファンをうならせる。 | ||
ミスリヴェチェク(1737-1781):交響曲・序曲集 6つの交響曲/ 歌劇「デメートリオ(デメトリウス)」序曲/ 同「ロモロとエルシリア」序曲/ 同「オリュンピアス」序曲/同「モテズマ」序曲/ 歌劇「デモフォンテ」序曲 |
ミヒ・ガイク指揮 オルフェオ・バロックo. | |
ボヘミア古典派の代表的な作曲家ミスリヴェチェクの、同世代および後世の作曲家に影響を与えた交響曲集、そしてイタリアン・スタイルを踏襲したオペラの序曲集。 | ||
イザイ(1858-1931):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 悲劇的な詩/冬の歌/子守歌/古き良き時代より/ ヴァイオリン協奏曲(第8番)/ディヴェルティメント アルブレヒト・ラウレント・ブロイニンガー(Vn) ウェリサー・ゲンチェフ指揮北西ドイツpo. | ||
「無伴奏ソナタ」ばかりが有名なイザイだが、魅力的なヴァイオリン作品は他にもある。フォーレ、ドビュッシー、ルクー、ショーソンなど同時代の作曲家から大きな影響を受けた作風であり、特に豊かなメロディーは「さすがヴァイオリニスト」と言いたくなるほど。 | ||
リース(1784-1838): ピアノ三重奏曲 変ホ長調/同 ハ短調 |
メンデルスゾーン・ トリオ・ベルリン | |
交響曲全集や室内楽曲など、cpoが多くの作品に命を与えてきたリース。ピアノ三重奏曲は、作曲者自身の高度な演奏テクニックを生かしたと言われているピアノ・パートを持ち、それゆえにメンデルスゾーンやシューベルトと肩を並べる作品。 | ||
P.ヴラニツキー(1756-1808): 交響曲 ハ短調「フランス共和国との和平に」/ 交響曲 ニ長調 |
ハワード・グリフィス指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2ch ステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで再生可能)。 モーツァルトと同じ年にモラヴィア地方(チェコ)で生まれ、ウィーンのブルク劇場で指揮者となったパウル・ヴラニツキーの交響曲集。ハイドンやベートーヴェンとの親交もあり、同時代の典型的な交響曲として、もっと人気が出てもいい作品。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「この世は美しい」(対話部分なしの全曲)
エレーナ・モシュク(S) ゾラン・トドロヴィッチ(T) ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、バイエルン放送cho. | ||
1914年にウィーンで初演されたこの作品は、「オペレッタ界のワーグナー」と評されたほどレハールにとって重要。これまで「この世は美しい」「私は恋に落ちた」などのアリアは録音があったが、全曲の録音は非常に珍しい。ウィーンのシュターツオパーやフォルクスオパーの常連であるシルマーの指揮により、最良のコンディションで名作が再現された。 | ||
レズニチェク(1860-1945): 交響曲第2番「皮肉」(1905)/ 交響曲第5番「ダンス・シンフォニー」(1925) |
フランク・ベールマン指揮 ベルンso. | |
オペラ「ドンナ・ディアナ」で知られる作曲家・指揮者の交響曲。第2番は「皮肉」と名づけられながらも典型的なロマン派の作風。第5番は、古き佳き時代の舞踏会を思わせる作品。 | ||
フリードリヒ・クローゼ(1862-1942): 歌劇「イルゼビル」〜漁師とそのおかみさんの物語 ノルベルト・シュミットベルク(T) リザ・グラーフ(S) ヤロスラフ・シーリツキ(B−Br) マルクス・R.ボッシュ指揮アーヘンso.、歌劇場cho.、少年cho. | ||
人間の欲深さを描いたグリム兄弟の童話「漁師とそのおかみさん」。漁師が釣ったひらめを逃がしてやったことで、何でも願いがかなうと知った妻イルゼビル。その願望はとどまることを知らず、最初は家の建て替えから、最後には神の地位までを要求する。もちろん結末は想像通りだが、クローゼはまるでワーグナーのような劇的な音楽をつけた。刻々と変わる海の色を表現した管弦楽も深い響き。 | ||
カールマーン:喜歌劇「ジプシー楽団のリーダー」(1912)
エディト・リーンバッハー、ガブリエーレ・ロスマニト、ゾラン・トドロヴィチ、 ロベルト・サッカ、カイ・シュティーフェルマン、ヴォルフガング・バンクル、、ズニー・メレス クラウス=ペーター・フロール指揮ミュンヘン放送so.、 スロヴァキア・フィルハーモニーcho.、バイエルン州立歌劇場児童cho. | ||
ハンガリーとウィーンとの強いつながりによって生まれた「無名の傑作」。ジプシー・ヴァイオリンとウィンナ・ワルツが混在し、シュトラウス2世の「ジプシー男爵」顔負けの魅力を備えている。 この作品は『ジプシーの王様』と訳される事があるが、原文は "Der Zigeunerprimás" で、直訳すると「ジプシーの大主教(首席司教)」。また、英訳では "The Gypsy Band Leader" (または "Sari and The Gypsy Virtuoso" )とされるため、上記題名が適切だと思われる。 | ||
カールマン(1882-1953):22の歌曲(ハンガリー語歌詞)/4つのピアノ小品
アンナ・コロンディ(S) イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Br) ペーター・シュタム(P) | ||
オペレッタを得意とする作曲家だけに、歌曲の手法も手慣れたもの。祖国ハンガリーの言葉を用いて、バルトークやコダーイ、ドホナーニなどに迫る民族色の濃い作品を生み出した。 | ||
J.E.ハートマン(1726-1793): 交響曲全集(全4曲) |
ラース・ウルリク・ モーテンセン指揮 コンチェルト・コペンハーゲン | |
36歳でドイツからデンマークへと移住し、その後の北欧音楽史にも影響を与えた作曲家(J.P.E.ハートマン (1805-1900) の祖父)による交響曲。ヴァイオリニストとしてデンマーク宮廷のオーケストラを率い、古典派音楽のスタンダード・スタイルを定着させた音楽がよみがえる。 | ||
C.P.E.バッハ(1714-1788):宗教的頌歌と歌曲集 Wq.194 救済の慰め/新年に寄せて/懺悔の歌/朝の歌/敬虔の歩み/憂うつなキリスト教徒の慰め/ 教会の保護/善意の幸福/神の言葉の/隣人の愛/敵の愛/忍耐/自然における神の栄光/ 夕べの歌/夕べの試練/クリスマスの歌/ 受難の歌/復活祭の歌/誕生日の歌/ 創造者の賛美/願い/詩篇第100番/祈り/朝の歌/高慢に逆らって/病の時/ 詩篇第88番/死について/夕べの歌/人の自然な死 ドロシー・ミールズ(S) ルートガー・レミー(Fp) | ||
器楽作品をメインに紹介されてきたC.P.E.バッハだが、声楽作品にもこれだけの充実した作品群がある。あまり省みられないだけに、ミールズ&レミーの演奏で聴けるのは幸運。大バッハの流れを汲む18世紀の教会音楽と19世紀へつながる歌曲集は、この時代を生きた作曲家の存在意義を問う作品。 | ||
ルイ・グラス(1864-1936): 弦楽六重奏曲(1893)/ピアノ五重奏曲(*) |
クリスティーナ・ビョアケー(P;*) コペンハーゲン・クラシック | |
ニルセンと同時代のデンマークを代表する作曲家であり、北欧音楽ファンには6つの交響曲などで親しまれているグラス。弦楽六重奏曲は、北欧の抒情味あふれる印象的な作品。 | ||
ナウマン(1741-1801):オラトリオ「救われたベトゥーリア」
マルクス・シェーファー(T) ネレ・グラムス、ザロメ・ハラー(S) ヘルマン・マックス指揮ライン聖歌隊、クライネ・コンツェルト/他 | ||
マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch) / 2chステレオ / CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ハイブリッドディスク/SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで視聴可能。 ピリオド楽器使用。ドレスデンを主な活躍の舞台として、古典派初期の時代を生きた作曲家。死後に初演されたこのオラトリオは非常にドラマティックな作品で、ナウマンの評価を大きく高めることになりそう。 | ||
テレマン(1681-1767):後期教会音楽集 来たれ、聖霊よ TWV.1:999/わが望みは無く TWV.1:992/来たりて讃えよ TWV.1:462 ドロシー・ミールズ(S) エリザベート・グラーフ(A) クヌート・ショフ(T) エッケハルト・アベレ(B) ルートガー・レミー指揮ミカエルシュタイン・テレマン室内o.&室内cho. | ||
1759年と1762年に作曲された晩年の声楽作品。あまり知名度があるとは言えない作品でも、レミーは研究者・解釈者として真摯にスコアを吟味し、その良さを伝えてくれる。ピリオド楽器使用。 | ||
バコーフェン(1768-1830):クラリネット協奏曲集 変ロ長調 Op.3/変ホ長調 Op.16/変ホ長調 Op.24 |
ディーター・クレッカー(Cl) ヨハネス・モエズス指揮 SWRカイゼルスラウテルン放送o. | |
知られざるクラリネットの作品群と作曲家を発掘し続けているクレッカーが、ドイツ各地で活躍した作曲家(演奏家、楽器製作者、教育者などさまざまな肩書きも持つ)の作品を演奏。スペイン風味などの特徴を持つ、古典派の協奏曲。 | ||
ヨゼフ・マルクス(1882-1964):弦楽四重奏曲全集 古風な四重奏曲/古典様式の四重奏曲/半音階的四重奏曲 |
トーマス・クリスティアン・ アンサンブル | |
後期ロマン派の流れをダイレクトに受け継ぎ、20世紀オーストリアの作曲家でもっとも叙情的とさえ言われる作風で、ファンを増やしているマルクス。室内楽曲はそうした作風を共有しつつ、題名の通り古典的な構成の作品で幅広い魅力をアピールしてくれる。 | ||
ジングフォニック・クリスマス 〜ヨーロッパのクリスマス・ソング 神の御子は今宵しも(ドイツ)/ 神の御子が生まれた(フランス)/ ばらは咲きいで(ドイツ)/ W.ヒラー:ハープの響き (ハープ独奏のための3つのクリスマス・イヴの歌)/ 聖母マリアの男の御子(英国)/ 緑色の輝く木よ(ノルウェー)/ おお、いと聖なる(イタリア)/ 雄牛と灰色のロバの間で(フランス)/ クリスマスの歌(カタルーニャ)/ ブリテン: ハープ独奏のためのキャロルの祭典〜間奏曲/ 高き天より(ドイツ)/ このかぐわしい香りは(フランス)/ 処女と盲人の恋愛(スペイン)/ 天よ、お静かに(ドイツ、バイエルン)/ 最も聖なる夜/鐘の響き(ノルウェー)/ 東方の王(英国)/ 来たりて、歌え(スペイン)/ きよしこの夜(ドイツ) |
ジングフォニカー | |
ドイツ、イタリア、イギリス、北欧諸国など、さまざまな国のクリスマス・ソングなどを収録。ジングフォニカーの素晴らしさはCPOの中にあっても群を抜き、声楽アンサンブルとしては最高レヴェルの実力。合唱などをしている方には、見事なハーモニー・アレンジも含めておすすめ。 | ||
エドゥアルト・エルドマン(1869-1958): 交響曲第3番(1947)/管弦楽のためのカプリッチョ |
イスラエル・イーノン指揮 フランクフルト・ ブランデンブルク州立o. | |
20世紀交響曲の中でも印象的なアダージョを持つ作品として、高い評価を受けているエルドマン(エルトマン)の第3交響曲。ピアニストとして名を挙げた作曲家だが、4つの交響曲をはじめ、20曲少しという少ない数ながら印象的な作品を残した。 | ||
オッフェンバック;チェロと管弦楽のための作品集 チェロ協奏曲「軍隊風」/ 悲歌「天国の二人の友」/ 序奏と憂鬱なワルツ/海辺の夢想/そり競争/ コンチェルト・ロンド |
グイド・シーフェン(Vc) ヘルムート・フロシャウアー指揮 デヴィッド・ ディ・ヴィリアーズ指揮 ゲラールト・オスカンプ指揮 WDRケルン放送o. | |
オーケストラでチェロ奏者を務めていたオッフェンバックが書いたチェロ作品集。これだけまとまったディスクもあまりなく、メロディ・メイカーとしての彼の才能を再確認できる一枚。 | ||
フレーチャ(1481-1553): エンサラーダ「試合」/同「歓喜」/同「火」 カベソン(1510-1566): ディフェレンシア(室内楽用編曲)/ 第1旋法によるティエント(同) |
マッシミリアーノ・ ラスキエッティ(Org) セルジョ・バレストラッチ指揮 ラ・スタジョーネ・アルモニコ コンチェルト・ディ・ ヴィオーレ・ラモローソ | |
16世紀スペインで花開いた、音楽と詩の見事な融合。貴族宮廷で王女たちの音楽教育を担当していたフレーチャと、王の音楽家として栄華を享受していたカベソン。その豊かなソノリティを、SACDハイブリッドの素晴らしい音で体験できる。 | ||
レスピーギ(1879-1936): 感覚(メゾ・ソプラノと管弦楽のための抒情詩)/ バレエ音楽「魔法の鍋」/ アレトゥーザ(メゾ・ソプラノと管弦楽のための短詩) |
ダミアーナ・ピンティ(Ms) マルツィオ・コンティ指揮 パレルモ・マッシモ劇場so. | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2ch ステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで再生可能)。 まだまだ全貌が知られていないレスピーギの、新しい一面を聴かせてくれる一枚。シェリーの詩を使った「感覚」などメゾ・ソプラノ歌手だった妻のために作曲した歌曲、ロシアの音楽をベースにディアギレフの委嘱で書かれたバレエ音楽を収録した。 | ||
ルードルフ・ニルセン(1876-1939): バレエ音楽「ラシュミ、またはインドの愛の物語」 序曲「イサベラ」 |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 クイーンズランドso. | |
有名なカール・ニルセンと同時代を生きたルードルフ(血縁関係は無し)は後期ロマン派音楽の中核的な作品を残した。作風は大変に親しみやすい。インドに題材を得たバレエ音楽は、やや異国趣味を感じさせる1920年代の作品。 | ||
コンラーディ(1645頃-1699): 歌劇「アリアドネ」(美しく忠実なアリアドネ) |
カリーナ・ゴーヴィン、 バーバラ・ボーデン、 マレク・ルツェプカ、 マシュー・ホワイト、 エレン・ハージス、 ジェームズ・テイラー、 ジュリアン・ポジャー、 ヤン・コボウ、 ポール・オデット指揮 スティーヴン・スタブス指揮 ボストン・アーリー・ミュージック・ フェスティヴァルo.&cho. | |
テレマンがハンブルクで活躍するひとつ前の世代、同じ街でバロック・オペラを定着させた作曲家・指揮者による代表作(1691年初演)。1970年になってスコアが発見された作品であり、著名な演奏家を多数輩出しているボストンの古楽音楽祭が、見事なクオリティで蘇らせている。 | ||
サリヴァン(1842-1900): 喜歌劇「ペルシアの薔薇」/序曲「舞踏会で」/ 「軍艦ピナフォア、または水兵を恋した小娘」序曲/ 「ペンザンスの海賊」序曲/「ミカド」序曲/ 「近衛騎兵隊、または従者とその女中」序曲/ 「マクベス」序曲 |
リチャード・モリソン、 リチャード・スチュアート、 アイヴァン・シャープ、 ジョナサン・ヴェイラ、 イアン・キャディ、 サリー・ハリソン、 アリソン・ロディ、 マリリン・ヒル・スミス、 マルシア・ベラミー、 クレア・ペンドルトン トム・ヒギンス指揮 ザ・ハノーヴァー・バンド アンドルー・スチュアート合唱指揮 サウスワーク・ヴォイス | |
「ペルシアの薔薇」(台本は「千夜一夜物語」がベース)は、名コンビだったギルバートと別れて作った作品であり、サリヴァン最後のオペレッタになってしまった。加えて有名な序曲を6曲収録。ピリオド楽器オケの草分けとも言えるザ・ハノーヴァー・バンドの演奏によりサリヴァンの音楽が生き生きと再現される。 | ||
クリスマス無伴奏合唱曲集〜 南オーストリアのクリスマス・キャロル 静かになり、冷えてきて/枝に咲いた三つの薔薇/ ヨセフとマリア/信心深いヨーデル歌手/ 眠れ、眠れ、優美なイエスよ/他(全22曲) |
シュニットプンクト ヴォーカル男声四重合唱団 | |
男声4パートによるシンプルなキャロル集だが、アルプスを擁する南オーストリアの歌をたくさん紹介してくれるのが、この一枚のポイント。中にはシューベルトの歌曲を思わせるメロディもあり、「今年はちょっと変わったクリスマスの歌を」と思いながら選曲している方には最適。合唱愛好家にももちろんおすすめ。 | ||
キール(1821-1885):ピアノ四重奏曲全集 [第1番 イ短調 Op.43/ 第2番 ホ長調 Op.44/第3番 ト長調 Op.50] |
ウルリケ=アニマ・マテ(Vn) ハリオルフ・ シュリヒティヒ(Va) クセニア・ヤンコヴィチ(Vc) オリヴァー・トリエンドル(P) | |
ドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほとんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書いたとされている。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼だが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品だろう。ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3分を聴いただけでその渋い輝きに圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと評価されても良い人。 | ||
サッリネン(1935-): バラバス・ダイアログ(5人の歌手、 ナレーターと7人の奏者のための) (フィンランド語歌詞) |
ペッテリ・サロマー、 リーッカ・ランタネン、 ユハ・コティライネン、 ラルフ・ゴトーニ(P)指揮/他 | |
フィンランド、ナーンタリ音楽祭委託作品。処刑されたキリストの代わりに免罪となったバラバの物語を、語りや歌を交えながらドラマティックに描いていく、一種のオラトリオ(または連作歌曲集、ミニ・オペラ)。 | ||
ヴィヴァルディ(1678-1741): アンナ・マリアのための6つのヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 P.171 RV.229/ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 P.316 RV.248/ ヴァイオリン協奏曲 イ長調 P.229 RV.343/ ヴァイオリン協奏曲 イ長調 P.225 RV.349/ ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 P.358 RV.366/ ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 P.202,RV.387 |
フェデリコ・グリエルモ(Vn) ラルテ・デラルコ | |
ピリオド楽器使用。マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)/2ch ステレオ/CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。 ヴェニスのピエタにおいて優秀な生徒(ヴァイオリニスト)の一人だった、アンナ・マリアのために書いたというヴァイオリン協奏曲集。新イタリア合奏団などのリーダーとして知られるグリエルモと彼の手兵は、ヴェニスを拠点に活躍し、ヴィヴァルディの研究・演奏では世界的な権威。先ごろリリースされた管楽器入りのドレスデン版「四季」や、高木綾子との共演などで、知名度を上げている。 | ||
オッフェンバック:ピアノ作品集 Vol.1 フランス戯曲のアルバム「劇的デカメロン」/ 6つの感傷的なワルツ「ベンガルの薔薇」/ ジンメルのワルツ「最後の思い出」/舟歌「美しい夜」 |
マルコ・ソッリーニ(P) | |
私たちはオッフェンバックの何を知っていたのだろうか、と自問してしまいそうな一枚。サロン向けの作品が主流でありながらも、オペレッタで聴かせるウィットや粋な節回しなどは、こちらでも十分に楽しめる。 | ||
アルファーノ(1876-1954): シンフォニア・クラシカ シンフォニア第2番 |
イスラエル・イーノン指揮 フランクフルト・ ブランデンブルク州立o. | |
プッチーニの「トゥーランドット」を完成させたことで知られ、自身もいくつかのオペラ作品で名声を得ているイタリアの作曲家アルファーノ。3曲ある交響曲はそれぞれ性格が違い、第1番はドラマティック、第2番は田園風の性格が前面に出ている。 | ||
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):室内楽作品集 オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、 ピアノのための五重奏曲 Op.43/ オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲 Op.61 |
オルゾリーノ五重奏団 オリヴァー・トリエンドル(P) | |
最近リリースの相次ぐヘルツォーゲンベルクの室内楽作品集。ここでもブラームスらしさは顕在だが、Op.61の三重奏(1889年作曲)などはかなり独自の音使いが見られ、なかなか聞きどころたっぷり。ミュンヘン国際音楽コンクールにも入賞歴のある、ドイツの若手たちの集まりオルゾリーノ五重奏団によるフレッシュな演奏。 | ||
ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): 弦楽四重奏曲全集 Vol.1 ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.17 (*)/ 弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.63 (#) |
ミンゲSQ オリヴァー・トリエンドル(P;*) | |
録音:2005年12月5日-6日、室内音楽スタジオ、SWR シュトゥットガルト(*)/2008年1月28日-29日、SWR 放送局内スタジオ、SWR カールスルーエ(#)。 CPOが積極的にリリースしているヘルツォーゲンベルクの作品集。このアルバムは弦楽四重奏曲全集全3巻の最初を飾るもの。 | ||
ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): 弦楽四重奏曲全集 Vol.2 弦楽五重奏曲 Op.77 (1893) / 弦楽四重奏曲 Op.18 |
ミンゲSQ ペーター・ランガートナー(Va) | |
弦楽五重奏曲は当時の評論家に「最も重要な室内楽作品が書かれた」とまで高く評価された物。当時彼は愛妻エリーザベトの死に直面、一時的に仕事への意欲を失ってしまったが、見事に復帰。その悲しみと妻への限りない愛情を曲に込めたという。 | ||
ガーソン(1790-1825):序曲 ニ長調/交響曲 変ホ長調 クンツェン(1761-1817):交響曲 ト短調 |
ラース・ウルリク・モーテンセン 指揮コンチェルト・コペンハーゲン | |
デンマークの古典派音楽および交響曲の歴史に欠かせない、2人の作曲家による秀作。どちらも典型的なウィーン楽派のスタイルであり、これはハイドンやモーツァルトと同時代の才能を知るチャンス。 | ||
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):ソナタと三重奏曲集 フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ〔ホ短調/ヘ長調〕/ 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ロ長調(F.50)/ 2つのフラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 〔ニ長調(F.48)/イ短調(断片)/ニ長調〕 カメラータ・ケルン | ||
J.S.バッハの長男で「ハレのバッハ」と呼ばれたフリーデマン。バロック期から古典派への移行期を聴くことができるこの作品集は、バッハの息子であることを除いても、18世紀音楽の代表格であると言えよう。 | ||
ヨハン・クリストフ・ フリードリヒ・バッハ(1732-1795): ソナタと三重奏曲集 ピアノフォルテ、フラウト・トラヴェルソと チェロのための三重奏曲 ニ長調/ チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調/ フラウト・トラベルソ、ヴィオラと 通奏低音のためのソナタ ホ短調/ チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調/ ピアノフォルテ、ヴァイオリンと ヴィオラのための三重奏曲 ト長調 |
カメラータ・ケルン | |
大バッハの5男として生まれ、ビュッケブルク宮廷の楽長として活躍したJ.C.F.バッハ。古典派作曲家として幅広いジャンルに曲を残したが、まだまだ知られる存在だとは言えない状況。カメラータ・ケルンの演奏を得たこの録音は、この作曲家に鋭いスポットライトを当てる一枚だと言えるだろう。 | ||
G.A.ベンダ(1722-1795):チェンバロ協奏曲集 [ヘ短調/ヘ長調/ト長調/ロ短調] |
ザビーネ・バウアー(Cemb) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
ピリオド楽器使用。マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)/2ch ステレオ/CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。 18世紀後半、ボヘミア楽派の隆盛が際立った「疾風怒濤時代」の作品であり、1760年代のイタリア留学を経て流麗な音楽づくりが得意となった時期の作品。1950年代になって復活したという隠れた名品集。 | ||
テレマン(1681-1767): ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.2 [ TWV51:C3 / TWV51:g1 / TWV51:h2 / TWV51:G7 / TWV51:a2 / TWV 51:B1 / TWV51:A4 ] |
エリザベス・ ウォルフィッシュ(Vn)指揮 オルフェオ・バロックo. | |
Vol.1: 999 900-2。テレマン作品は数多くの録音がありながら、ヴァイオリン協奏曲は比較的まだ知られていない“宝庫"かもしれない。イギリス古楽のベテランと、当レーベルの既発売CDで人気が高まっているアンサンブルが、新鮮なテレマン像を描き出している。 | ||
テュイレ(トゥイレ)(1861-1907): ピアノ五重奏曲WoO/ ピアノ五重奏曲Op.20 |
オリヴァー・トリエンドル(P) フォーグラーSQ | |
R.シュトラウスらと親交があり、主に管楽器演奏者や室内楽愛好家の間で知られている作曲家。ワーグナーの影響も受けた典型的ドイツ・ロマン派の音楽で、習作である番号なしの作品と、代表作でもある作品20をカップリングした。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): ヨハネ受難曲(シューマンによる1851年版) |
ヴェロニカ・ヴィンター、 エリーザベト・ショル(S) ゲルヒルト・ロンベルガー(A) ヤン・コボウ(T) エッケハルト・アベレ、 クレーメンス・ ハイドリッヒ(B) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト、 ライン聖歌隊 | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)/ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレイヤー及びCDプレイヤーでお聴き頂ける)。 ピリオド楽器使用。シューマンによって光を当てられた「ヨハネ受難曲」を、蘇演当時のオーケストレーションで再現し、19世紀におけるバロック音楽受容を探ろうという試みの録音。ピリオド楽器オーケストラと古楽歌唱法をマスターしている声楽陣により、18〜19世紀の響きを体験することが出来る。SACDにより、さらに楽器個々の音色などが鮮明となるだろう。 | ||
エルネスト・トッホ(1887-1964):作品集 14の独奏楽器とソプラノのための室内交響曲「中国の笛」Op.29(*)/ 管楽器と打楽器のための5つの小品 Op.83/ コロラトゥーラ・ソプラノ、語りと7つの管楽器のための 家庭劇「エゴンとエミール」Op.46(モルゲンシュテルン原作;#)/ オーボエ、クラリネット、ファゴットとヴィオラのための四重奏曲 Op.98 マリア・カルプ(S;*) ブリッタ・シュトレール(S;#) ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ指揮ムターレ・アンサンブル | ||
オーストリア生まれの作曲家、エルンスト・トッホはマンハイム、ベルリンで教鞭を取った後、ナチスから逃れるために1933年パリに亡命、その後アメリカに定住し生涯を終えた。独学で作曲を学び、あらゆる分野に数多くの作品を残している。初期の作品はまだまだ先人の影響から抜け出せていないものの、少しずつ独自路線を開拓、アメリカに渡った頃には色彩感とユーモアに溢れた見事な作品が書かれている。その後は12音技法を試みるなど先進的な手法も取り入れ、ここに収録されているOp.83とOp.98の2つの晩年の作品は、虚飾を排したアバンギャルドな音に満たされた「新しい音楽」となっている。 | ||
プロコフィエフ(1891-1953): 自身によるバレエ音楽のピアノ用編曲集 バレエ音楽「放蕩息子」/ バレエ音楽「ボリステネスの岸辺で」 (ドニェプルの岸辺で) |
マリア・イワノワ(P) | |
ピアノの名手でもあった作曲者が、自らリサイタルで演奏するために作られたピアノ版を再現。オーケストラによる原曲と比較し、その構造も手に取るようにわかるだろう。もちろんプロコフィエフ・ファンは必聴。彼のピアノ・ソナタなどがお好きな方にもおすすめ。 | ||
シュテルツェル(1690-1749): 2つのセレナータ [快いと言われるその他全てのもの/ ようこそ、楽しい時間] |
ドロテー・ミールズ(S) エリーザベト・グラーフ(A) クヌート・ショッホ(T) エッケハルト・アベレ(B) ルートガー・レミー指揮 ミカエルシュタイン・ テレマン室内o. | |
ピリオド楽器使用。J.S.バッハとほぼ同時期を生きた作曲家が、喜びにあふれた雰囲気を作品へと結晶化させた「セレナータ」。得意としていた宗教的・哲学的な要素を反映させているこの2曲は、一種のカンタータでもあり、ドイツ・バロック期の音楽を得意としているレミーほかにとっては、十八番と言える。 | ||
ヴィヴァルディ(1678-1741):狂乱のオルランド | アンネ・デズラー ニッキー・ケネディ マリナ・デ・リソ ルシア・シアンニマニコ ルカ・ドルドロ コロ・ダ・カメラ・イタリアーノ モード・アンティクォ フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 | |
最近、とみに人気が高まりつつあるのがヴィヴァルディ。それも声楽作品の公演、リリースは10年前では考えられないほどの盛況ぶり。ここに登場するのは、彼のオペラ作品の中でもとりわけ人気の高い「狂乱のオルランド」。若手注目株の歌手たちを揃え熱のこもった演奏を聞かせてくれる。歌も合奏も超絶技巧の嵐!!ベルカント・オペラとは全く違う魅力に開眼。 | ||
ヴィヴァルディ(1678-1741): 歌劇「ティト・マンリオ」(ティトゥス・マンリウス) |
セルジョ・フォレスティ、 エリーザベト・ショル、 ニッキー・ケネディ、 ローサ・ドミンゲス、 ルチア・シャンニマニコ、 ティエリ・グレゴワール、 ダヴィデ・リヴァーモア、 ブルーノ・タッディア(歌) フェデリコ・マリア・サルデッリ 指揮モード・アンティクォ | |
世界初録音。ここ数年で大きくクローズアップされてきたヴィヴァルディのオペラだが、1720年に初演されたこの作品は、バルトリら数人の歌手がアリア集で取りあげているのみ。モード・アンティクォはイタリアのピリオド楽器アンサンブルで、TACTUSレーベルへの録音によって古楽ファンに知られてきた。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): 歌劇「太陽の炎」(1912) |
ロマン・トレケル(Br) ミカエラ・シュナイダー(S) リヒャルト・ブルンナー(T) ユルゲン・トレケル(B) ニールズ・ギーゼッケ(T) エヴァ・バトリ(S) ウルリケ・シュナイダー(A) ウルリヒ・シュテューダー(Br) ロジャー・エップル指揮 ハレ歌劇場o.&cho. | |
録音:2003年、ライヴ。 S.ワーグナーの8番目のオペラであり、初演されてから1979年に蘇演。2002年にハレ歌劇場で完全な全曲が上演されたという曰く付きの作品。父ワーグナーが得意としていた騎士ものであり、13世紀ビザンティン帝国を舞台にした壮大な歴史劇。日本でも人気が上昇したトレケルが好演。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942):交響作品集 Vol.2 序曲「嵐」/組曲「嵐」/ 弦楽合奏のためのセレナード/交響曲第4番(1916) |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
第一次世界大戦時に作曲された「交響曲第4番」はヴァインガルトナーの田園交響曲と呼ばれるほど美しい作品。他もシェイクスピアに影響を受けた「嵐」など、作曲家としての実力を再認識するのに十分すぎる曲ばかり。Vol.1:999 981-2(SACD)。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942):交響作品集 Vol.3 交響詩「天国」/交響曲第2番 |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)/2chステレオ/CDスタンダード・ステレオ。 名指揮者を作曲家として再評価するシリーズ。ヴァインガルトナーの英雄交響曲と呼びたい「交響曲第2番」。フルトヴェングラーにも負けないドイツ後期ロマン派の真っ只中にある作風。Vol.1:999 981-2/ Vol.2:777 098-2。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942):交響作品集 Vol.4 愉快な序曲/交響曲第3番 |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch) / 2chステレオ / CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ハイブリッドディスク/SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで視聴可能。 「占星術では太陽を表す調性である」。交響曲第3番でホ長調を選択したヴァインガルトナーのコメントは指揮者としての視点も感じさせ、彼自身のラヴロマンスも影響を与えたロマンティックな作品に。ヴァインガルトナー=指揮者、という従来の先入観をくつがえすシリーズの最新盤。Vol.1 : 999 981-2 / Vol.2 : 777 098-2 / Vol.3 : 777 099-2。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942):管弦楽作品集 Vol.5 序曲「深刻な時より」/交響曲第5番 ハ短調 Op.71 |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
戦前を代表する名指揮者ヴァインガルトナーは、フランツ・リストに弟子入りしたほどの大作曲家でもあった。いくつかのベートーヴェンの作品の改訂でも知られているが、交響曲からオペラまで多方面に渡る多数のオリジナル作品も多数残されている。 CPOレーベルは彼の作品を積極的に録音していて、この盤は交響曲集の第5作目にあたる。後期ロマン派の作風にどっぷり浸かった交響曲第5番も聴きごたえあるが、興味深いのは、序曲「深刻な時より」。国歌を使用した緊張感溢れる楽想が魅力的な、ヴァインガルトナー版「1812年」とも言える楽しい作品。 | ||
フェリクス・ヴァインガルトナー(1863-1942): 交響的作品集 Vol.6 交響詩「春」Op.80/ 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲劇的」(1928) |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
交響曲第6番が書かれたのはシューベルト没後100周年。ヴァインガルトナーは、当時歌曲作家としか認識されていなかったシューベルトの偉大さを認識し、常に尊敬の念を抱いていた。第2楽章、第3楽章など初期ロマン派の影を色濃く残した旋律重視の楽章。 | ||
フェリックス・ヴァインガルトナー(1863-1942): 交響曲第7番 Op.88 ハ長調(独唱、合唱、オルガンと大管弦楽のための)(1937-39) マヤ・ボーク(S) フランツィスカ・ゴットヴァルト(A) ロルフ・ロメイ(T) クリストファー・ボルドゥク(Br) バベット・モンドリー(Org) マルコ・レトーニャ指揮バーゼルso.、ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:2012年2月15日、ライヴ。名指揮者ヴァインガルトナー最後の交響曲&CPOの同交響曲シリーズ完結編。2楽章ではフリードリヒ・ヘッベル作の「2人のさすらい人」の詩が使われ、また4楽章と最終楽章のテキストにはヘルダーリンの讃歌と、彼の妻カルメン・テューダーの詩が使われている。彼はこの曲を作曲した後、バーゼルを離れパリへと亡命するが、この作品はバーゼルに残っていた。 | ||
アイプラー(1765-1846): 交響曲〔第1番/第2番〕/序曲 |
ミヒャエル・ホフシュテッター指揮 ジュネーヴco. | |
1790年代後半に作曲された2つの交響曲は、同時発売のゲルソン&クンツェンによる交響曲同様に、ウィーン古典派を形成してハイドンやモーツァルトの後継者的役割を果たす存在。アイブラーはモーツァルトと親しかったこともあり、2006年のモーツァルト・イヤーで脚光を浴びる作曲家になるかもしれない。 | ||
ライネッケ(1824-1910):交響作品集 交響曲第1番/ヴァイオリン協奏曲/ ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスOp.155/ ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスOp.93 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヨハネス・モエズス指揮 ベルンso. | |
ドイツ・ロマン派音楽の奥深さを教えてくれるライネッケの音楽は、cpoでも過去のリリースで重要視してきたが、交響曲第1番はその評価を決定づける1曲だと言えるだろう。また3曲のヴァイオリン作品は世界初演時のライヴ録音であり、貴重な記録でもある。 | ||
アッテルベリ(1887-1974): ヴァイオリン協奏曲/ ヴェルムランド狂詩曲(「イェスタ・ベルリング物語」 からのスウェーデンの民俗モティーフによる)/ 序曲 |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ロジャー・エップル指揮 ベルリン放送so. | |
交響曲全集(777118-2)や弦楽作品集(777156-2)もリリースされ知名度が高まっているアッテルベリが、1910年代、キャリアの初期に書かれたヴァイオリン協奏曲や、交響曲第1番と共に初演された序曲などを収録。 | ||
ザンドナーイ(1883-1944): ヴァイオリンと管弦楽のための コンチェルト・ロマンティコ/ 4つの交響詩「セガンティーニ」(*) |
ステファノ・ザンケッタ(Vn) マウリツィオ・ディーニ・チアッチ指揮 ジュゼッペ・グラツィオリ指揮(*) ボルツァーノ&トレント・ハイドンo. | |
イタリアにおけるロマン派音楽の第一人者であり、生まれ故郷の街を囲む山々や、風景画などにインスパイアされて作品を生み出していたという、メンデルスゾーンばりの才能。ヴェルディなどオペラ作曲家に押されがちだったイタリアだが、その空白を埋める作曲家。 | ||
C.P.E.バッハ(1714-1788): ハンブルクの祝祭カンタータ集 合唱曲「我をあなたの御心に導きたまえ」/ 羊飼いヤコブ・シェファーのためのカンタータ/ 合唱曲「我が救い主、我が信念」/ 羊飼いクリストフ・フリードリッヒのための カンタータ/ 合唱曲「アーメン!讃美と賞賛と堅信」 |
ルートガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ、 ヒムリシェ聖歌隊 | |
ハンブルクの街で音楽的な実権を握っていたC.P.E.バッハだが、さまざまな行事のために書いた曲も多数。この一枚は祝典的な雰囲気の作品集であり、父バッハとモーツァルトの時代を結ぶ架け橋として、もっと紹介されるべきものだろう。 | ||
アンタイル(1900-1959): ピアノ協奏曲〔第1番/第2番〕/ジャズ交響曲/ ジャズ・ソナタ/カン・カン/ ソナティナ/機械の死/リトル・シミー |
マルクス・ベッカー(P) 大植英次指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
CPOから交響曲シリーズがリリースされているアンタイルだが、やはり彼の真骨頂は若き日の「「暴れん坊、悪童」時代。ジャズを大胆に取り入れた作品群で、世間をアッと言わせた時代の代表作を集めた。そして指揮は大植英次、演奏は彼の手兵オケ。あのエネルギッシュな指揮ぶりで、アグレッシヴな音楽を聴かせてくれる。 | ||
ビショフ(1868-1936):交響曲第1番 | ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
R.シュトラウスが唯一の弟子だと認め、作風を継承して約1時間の作品にしたものが、この交響曲第1番。1906年に初演されており、R.シュトラウスも指揮をしたが、現在ではやや忘れられた存在に。マーラーの香りも漂うこの曲の録音は、まさに蘇演だと言えるだろう。この時代の作品が得意なアルベルトの指揮だけに、安心。 | ||
ヴァーゲンザイル(1715-1777):交響曲集第2集 [交響曲 WV361,374,393,398,421,432] |
シュトットガルト室内o. ヨハネス・ゴリツキ指揮 | |
このヴァーゲンザイルも生前は非常に人気が高かったのに、現在ではほとんど忘れられてしまった作曲家の一人。オーストリアの宮廷音楽家として活躍、ウィーン古典派の基礎を築き、歌劇、器楽曲、教会音楽を多数作曲した。ここに収録されている「Symphonies」はまだまだ前古典派の形式を踏襲、どれもが3つの部分からなる小規模なもの。イタリア風の優雅な響きと整った形式は、聴き手に限りない安心感を与えるものかもしれない。 | ||
ボッケリーニ(1743-1805):作品集 交響曲 G.521/チェロ協奏曲 G.477/ チェロ協奏曲 G.479/八重奏曲 G.470 |
ヨハネス・ゴリツキ(Vc)指揮 シュトゥッツガルト室内o. | |
愛らしい「メヌエット」ばかりが知られるボッケリーニだが、相当なマニアでも全容を知ることができない程、多くの作品を書いた人でもある。CPOからは28曲の交響曲BOXなど、相当数がリリースされているが、まだ全貌を知るには足りない。今回は彼の本領発揮ともいえるチェロ協奏曲を2曲と、BOXには含まれなかったG521の交響曲、そして八重奏曲という魅力的なプログラム。独特な旋律線も存分に楽しめるが、自身が高度な技術を兼ね備えたチェリストであっただけに、協奏曲でのチェロの扱いは感嘆するばかり。 | ||
クリスティアン・シンディング(1856-1941): ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 ヴァイオリン協奏曲第3番 Op.119/ 伝説Op.46/ロマンスOp.100/ ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.45/ ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.60/ 組曲 Op.10/宵の明星 Op.120 |
アンドレイ・ビエロフ(Vn) フランク・ベールマン指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
ハイニヒェン(1683-1729):協奏曲&ソナタ集 オーボエ、ファゴット、 チェロ、チェンバロのための4声の協奏曲 ト長調/ オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、 通奏低音のための3声のソナタ ハ短調/ オーボエ、ファゴットのための2声のソナタ ハ短調/ ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、 チェロ、通奏低音のための4声の協奏曲 ニ長調/ オーボエ、ヴァイオリン、 通奏低音のための3声のソナタ ハ短調/ オーボエ、通奏低音のための2声のソナタ ト短調/ ヴァイオリン、 オーボエ、ファゴットのための3声のソナタ ロ長調 |
エポカ・バロッカ | |
ライプツィヒとドレスデンという、当時最も音楽が盛んだった二大都市で活躍し、J.S.バッハとも交流があったとされるハイニヒェン。既発売の「管楽器のための協奏曲集」(999637-2)でも証明されたように、その作風はドイツ・バロックの真髄であり、華やかさも加わった印象的なものである。 | ||
シャフラート(1709-1763):三重奏曲&ソナタ集 ヴァイオリン、オーボエと通奏低音のための三重奏曲 ト短調/ チェロとチェンバロのための二重奏曲 ハ長調/ オーボエと通奏低音のためのソナタ ニ短調/ ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト長調/ ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための三重奏曲 変ロ長調 エポカ・バロッカ | ||
ドレスデンの近郊に生まれ、後期バロックから古典派への橋渡し時期に活躍していた作曲家。貴族らに好かれたその作風は、高度な演奏テクニックと音楽性を持ち合わせたものであり、宮廷音楽の典型的なスタイルを持っている。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827):舞曲集 12のコントルダンス(12の対舞曲)WoO.14/12のドイツ舞曲 WoO.8/ 6つの夜会メヌエット WoO.9/ 11のウィーン舞曲「メードリング舞曲」WoO.17(伝ベートーヴェン) ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロックo. | ||
ピリオド楽器オーケストラでの録音はまだまだ少ないレパートリー。交響曲などで市民権を得ているピリオド・アプローチ(作曲当時の音と演奏)をこうした作品でも聴けるのは大きな喜び。 | ||
アッテルベリ(1887-1974):交響曲全集 第1番/第4番「小交響曲」/第2番/ 第5番「葬送交響曲」/第3番「西海岸の風景」/ 第6番/第7番「ロマンティックな交響曲」/第8番/ 第9番「幻想的交響曲」/交響詩「河−山から海まで」 |
サトゥ・ヴィハヴァイネン(Ms) ガブリエル・スオヴァネン(Br) アーリ・ラシライネン指揮 フランクフルト放送so. WDRハノーファーpo.&cho. シュトゥットガルトSWDRso. プラハ室内cho. | |
999 639-2、999 565-2、999 640-2、999 641-2、999 913-2の5枚に及ぶ交響曲シリーズを全集セット化、分売の半額でご提供。それぞれに評価の高い録音であり、スウェーデン随一のシンフォニストが広く知られるために、今後なくてはならない録音。 | ||
レントヘン・エディション Vol.1 ユリウス・レントヘン(1855-1932): 交響曲第3番/「ヨトゥンヘイム」組曲 |
ダフィト・ポルセレイン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
20曲もの交響曲をはじめ、協奏曲、室内楽曲など幅広いジャンルにドイツ的な香りの作品を書いている作曲家。ライネッケやリストほかに作曲を師事し、ウィーンとアムステルダムを拠点とした彼は、ブラームスらにも気に入られて活躍したが、国内では近年、レントヘンの母国オランダの COBRA レーベルがまとまった録音を開始し、ようやく認知されるようになってきた(2006年10月現在、室内楽2枚と交響曲が発売中)。当CPOレーベルのシリーズ第1弾は挨拶代わりとも言える交響曲ほか。ABCレーベルでのベートーヴェン全集(タスマニア響)でマニアに知られる、ポルセレインの指揮。 | ||
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936): 歌劇「マリー・ヴィクトワール」(1912-13頃) タケシャ・メシェ・キザール(S;マリー・ヴィクトール) マルクス・ブリュック(Br;モーリス) ゲルマン・ビラール(T;クロリヴィエール) サイモン・ポーリー(T) シュテファン・ブロンク(B−Br)他 ミハイル・ユロフスキ指揮ベルリン・ドイツ・オペラo.&cho. | ||
レスピーギ幻のオペラ。1915年に初演が予定されながらも、政治的混乱に巻き込まれ結局それが叶わず、2004年までお蔵入りとなっていた作品。フランス革命時代を舞台とし、台本もフランス語による物。パリの貴族の妻であるマリーと、彼女の夫モーリス、その友人クロリヴィエールの愛憎に、フランス革命特有の動乱が齎す熱気を絡めた物語は、レスピーギの華麗な音楽を得たことで、素晴しい色彩と劇的な表現力を帯び、息を飲むような迫力で展開していく。タイトルロールを歌うタケシャ・メシェ・キザールは 2歳から舞台に立っていたという「新人」ソプラノ。 | ||
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): 交響曲第1番/交響曲第2番 |
フランク・ベールマン指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
全曲世界初録音。ブラームスと交友関係を結び、互いに認め合っていたというヘルツォーゲンベルクだが、その知名度と作品への理解はまだまだ低いもの。同時代の才能を知るきっかけとして、2つの交響曲は必聴。ドイツ・ロマン派における到達点のひとつだと言えるだろう。 | ||
ブルーンス(1665-1697):オルガン作品全集 ライディング(1664-1710):オルガン作品全集 |
フリードヘルム・フラメ(Org) | |
使用楽器:ドイツ、メレ、聖ペトリ教会のクリスティアン・ファーター製オルガン、1724年製。 J.S.バッハの前世代となる北ドイツ・バロックの作曲家であり、知られざる存在にスポットを当てた一枚。またオルガンというオーディオ再生の難しい楽器のサウンドを、SACDで楽しめるディスクでもあり、CPOではシリーズ化してオルガン音楽を充実させている。 | ||
ビーバー(1644-1704): ソナタ ハ調/ ソナタ ニ調(Kremsier Sign.A600/IV:174)/ ソナタ ホ調(Archiv des Minoritenkonvents,Wien)/ ソナタ ト調(Kremsier Sign.A572/IV:136)/ ソナタ ロ調(Kremsier Sign.A572/IV:136)/ シャコンヌ ニ調(Archiv Kremsier) ムッファト(1653-1704):ソナタ ニ調 |
アントン・シュテック(バロックVn) クリスティアン・リーガー(Cemb/Org) リー・サンタナ (アーチリュート/キタローネ) ヒッレ・パール(ガンバ) | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)/2ch ステレオ/CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。 このところ「ロザリオのソナタ」などに新録音が増え、高く評価されるようになったビーバー。ここに収録されているのは数多いヴァイオリン・ソナタの中でも珍しい作品だが、シュテックほかの演奏によって素晴らしさが伝わり、先入観なく聴けるだろう。 | ||
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978): 管弦楽作品集 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」/ 夢遊び組曲/7つの交響的ブルガリア舞曲 |
ホリア・アンドレースク指揮 ベルリン放送so. | |
なかなか知る機会のないブルガリアの作曲家だが、1930年代から民族主義的な作風を貫いており、この国の音楽を知るには格好の一枚。ヨーロッパ国民楽派音楽の穴を埋める、重要な作曲家だと言えるだろう。 | ||
フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826): フルート四重奏曲集 [Op.37/Op.38/Op.40] |
リノス・アンサンブル [ケルステン・マッカール(Fl) ヴィンフリート・ ラーデマッハー(Vn) マティアス・ブッフホルツ(Va) マリオ・ブラウマー(Vc)] | |
交響曲が良く知られているフェスカだが、彼の最も有名な作品は16曲ある弦楽四重奏曲。彼自身ヴァイオリニストであったため、どれもが優美で精巧に書かれている。このフルート四重奏曲も書法は同じで、4つの楽章と古典的な整合性あるフォルムを持つ。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932):管楽のための室内楽作品集 セレナード〔第1番 Op.14 /第2番〕/フルート、オーボエとファゴットのための三重奏曲 Op.86 / フルート、オーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットのための九重奏曲 リノス・アンサンブル | ||
レントヘンは素晴らしいピアニストであり、またヴィオラも堪能だったため、ピアノと弦のための作品はよく知られているが、数は少ないとはいえ、このような管楽器のための作品も書いている。セレナードの第1番と九重奏曲は作風も古典的で端正な姿を見せている。しかし、セレナードの第2番はもっと流麗で自由なハーモニーを示す。 | ||
マルセル・デュプレ(1886-1971): 十字架への道/受難のためのグレゴリオ聖歌集 |
ハンス・ヘルマン・ヤンセン指揮 聖マリア大聖堂グレゴリオ聖歌隊 フリードヘルム・フラメ(Org) | |
使用楽器:イツ、バート・ガンデルスハイム参事会教会、ミューライゼン製。 オルガニストとして日本でも人気の高いデュプレ。オルガン作品の作曲も意外に多く、教会音楽家としてもっと注目されていいはず。その才能を知らしめるのがこの一枚であり、心が洗われるようなハーモニーを堪能できる。 チャンネル:マルチ・チャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを2つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク。 | ||
ローデ(1774-1830): 練習曲の形式による24のカプリース |
エリザベス・ ウォルフィッシュ(Vn) | |
ピリオド楽器使用。ローデのこの作品は、ヴァイオリン演奏に必要な奏法を全て備えた上、高い音楽的表現も要求され、これが完璧に弾けたらパガニーニも恐くない。という代物。 | ||
ブルッフ(1838-1920): 独唱者、合唱と管弦楽のための「鐘の歌」 |
エレオノーレ・マーグレー、 アンネッテ・マルケルト、 クラウス・フローリアーン・フォークト、 マリオ・ホフ、 ヤック・ファン・ステーン指揮 シュターツカペレ・ヴァイマール、 プラハ・フィルハーモニーcho. | |
シラーの作品に敬意を表し、1878年に作曲して彼に捧げたというブルッフの珍しい作品。来日時にフルトヴェングラーの交響曲を演奏したことで記憶に残るオーケストラと、オランダ人音楽監督による「ドイツ音楽風味」にあふれた一枚。 | ||
ハンフリー・サール(1915-1982):交響曲全集 第1番/第4番/夜の音楽/ 2台のためのドラマのための序曲/交響曲第2番/ 交響曲第3番/交響曲第5番 |
アラン・フランシス指揮 BBCスコティッシュso. | |
旧 999 376-2、999 541-2のセット化(単品での販売は終了)。 珍しくも、イギリス人ながらウェーベルンに師事したサールは、イギリスで本格的に12音技法を導入したといわれ、現在活躍する若手作曲家にも大きな影響を与えた。作風は「聴きやすい12音音楽」で、ティペットやヒンデミットを思わせる。特に交響曲第1番は、そのダイナミックスさから発表当時絶賛された。この2枚で復権を果たしたという記念すべき録音が集成されて再登場。初発売時より大幅に価格が下がり、20世紀の交響曲ファンにぜひともおすすめしたいセット。 | ||
ビュヒナー(1614-1669): プレクトラム・ムジクム(選集) |
パルナッシ・ムジチ、 バイエルン室内o. (バート・ブリュッケナウ)団員 | |
ピリオド楽器使用。オルガニストとしてドイツやヨーロッパ諸国で活躍し、後にイタリアへ渡ってモンテヴェルディに出会ったことから大きな影響を受けたビュヒナー。1662年に出版されたこの曲集は2声から5声による室内楽曲で、あまり録音がないだけに、作曲者の存在を伝えてくれる貴重な一枚となる。 | ||
ホフマイスター(1754-1812):管楽セレナード集 Vol.2 エステルハージ=パルティータ第5番/ パルティータ第3番/パルティータ第24番/ パルティータ第25番 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
クレッカーと手兵アンサンブルがこだわって追求する、古典派音楽シリーズの最新盤。ウィーンでの評価されたボヘミア楽派の作曲家で、既発売のVol.1も好評。職人芸的な作曲テクニックを持ち、ハイドンやモーツァルトにも匹敵する才能を、この一枚で再評価。Vo.1:999 107-2。 | ||
ムーヴィング・モーツァルト 〜5つのサクソフォーンのためのモーツァルト編曲集 モーツァルト(1756-1791): 25プラス(交響曲第25番)/ 少しだけ憂鬱なトルコ風のロンド/魔笛/ 怒りの日(レクィエムより)/ イングリッシュ・ホルンと 弦楽三重奏のためのアダージョ/ フィガロの結婚/アヴェ・ヴェルム・コルプス/ 2つのピアノのためのフーガ/ 交響曲第40番〜第1楽章/ラウダーテ・ドミヌム/ アイネ・クライネ・ナハトムジーク 〜第4楽章「ロンド」 |
クンテセンス・ サキソフォン五重奏団 | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。 モーツァルト・イヤーを前にして、先行のお楽しみ企画であり、見事な演奏力に舌を巻くのがこの一枚。遊び心たっぷりでセンスもあるアレンジと意外性がマッチし、サックス・ファンならずとも楽しめるクオリティ。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): オルガン作品全集 Vol.18〜偽作集 I 幻想曲 BWV.571/ ベルリン古写本「Mus.ms.Bach P.285」 によるオルガン・コラール集/ おお父、全能の神 BWV.758/ ルドルフ・コレクションによるオルガン・コラール集/ ちいさな和声の迷宮 BWV.591/ さまざまな伝承歌によるオルガン・コラール集/ イェールLM 4843古写本によるオルガン・コラール集/ フーガ ヘ調 BWV Anhang II 42 |
ゲアハルト・ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ドイツ、ザクセン、十字教会のツァハリアス・ヒルデブラント製オルガン[1722-23年製]/ザクセン、聖ニコライ教会のヨハン・シャイベ製オルガン[1744-46年製]。 バッハ作品を縁のある街の古いオルガンで弾く、というシリーズの第18弾。今回はなかなか注目されない珍しい作品(偽作の疑いがあるもの)がひとつのポイントであり、J.S.バッハ・ファンはそれだけでも必聴。2つの楽器の音比較も楽しみの一つ。 | ||
リース(1784-1838):ピアノ・ソナタ集 大ソナタ Op.9 No.1/幻想的大ソナタ「不運」Op.26/ ソナティナ Op.5 No.1〜アンダンティーノ/ 同 Op.5 No.2〜アンダンティーノ |
アレクサンドラ・エーラー(P) | |
ベートーヴェンの弟子によるピアノ・ソナタというと、どうしても師匠の影響を期待してしまうが、その期待を裏切ることはない。初期ロマン派のピアノ・ソナタを知る上でも貴重なサンプルと言える録音。 | ||
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806): 交響曲集(完結編) 交響曲[第14番/第17番/第19番/第24番/ 第29番/第33番/第40番/第41番]/ 交響曲 ヘ長調/3つの行進曲 |
フランク・ベールマン指揮 ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ミヒャエル・ハイドンの交響曲は今まで41曲とされていたが。失われたと思われた「交響曲 ヘ長調」が発見され、当録音が成された。 | ||
ジェズアルド(1566-1613): 5声のマドリガーレ集 第1巻−第3巻 |
ハリー・ファン・デル・カンプ指揮 ジェズアルド・コンソート・ アムステルダム | |
作曲家としては改革者であったジェズアルドのマドリガーレは、教会音楽と一線を画した気分にあふれており、別の顔を垣間見るような作品。作曲家の名前を冠したグループの歌は、自信に満ちた名唱。 | ||
カリヴォダ(1801-1866): 交響曲第5番/交響曲第7番(*)/序曲第16番 |
クリストフ・シュペリング指揮 ダス・ノイエ・オルケスター | |
(*)は世界初録音。チェコのプラハに生まれたカリヴォダは、シューマンの援護を受けて多くの作品を生み出し、ベートーヴェンの再来という評も出たほどの才能。ロマン派交響曲の幅広さを知るため、ぜひともチェックしていただきたい一枚。 | ||
キンケル(1810-1858):ヨーロッパ縦断の想像旅行(32の歌曲集) ライン地方の歌、スペインからイタリア、スコットランド、フランス民謡、童謡、愛の歌、革命讃歌 イングリット・シュミットヒューゼン(S) トーマス・パルム(Fp;*) | ||
使用楽器:エラール(*)。ファニー・メンデルスゾーンらと並び称される、19世紀前半の女性作曲家。さまざまなスタイルの歌を集め、アイデアに跳んだ歌い方で紹介していくという楽しい作品集。美しい声はもとより、古いタイプのフォルテピアノの音が、ノスタルジーを誘う。 | ||
A.スカルラッティ(1660-1725):劇的カンタータ集 すでに風に引かれて(ソプラノと2つのヴァイオリン、 通奏低音のためのカンタータ)/ セレナータ「夜、あなたが軽やかに道を探し求める」 (ソプラノと2つのヴァイオリン、 通奏低音のためのカンタータ)/ ネロ「私はネロ、世界を支配する者」 (ソプラノと通奏低音のためのカンタータ)/ オルフェオ「地獄の支配者の闇の王国より」 (ソプラノと2つのヴァイオリン、 通奏低音のためのカンタータ) |
エリーザベト・ショル(S) フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮 モード・アンティクオ | |
ピリオド楽器使用。アンドレアス・ショルの姉妹であり音楽学者でもあるエリーザベト・ショルが、自らの研究成果を問うような一枚。オペラと宗教音楽の作曲家だった父スカルラッティの魅力にあふれ、輝かしいサウンドを再現している。 | ||
パレストリーナ(1525/26-1594): モテット集第4巻「ソロモンの雅歌より」 (5声のための29のモテット) |
リヴィオ・ピコッティ指揮 カペラ・ドゥカーレ | |
人間と自然、神と愛など、宗教的かつ哲学的なテキストを使い、この作曲家のもっともシリアスな側面を聴かせてくれる作品集。多くのミサ曲を愛するリスナーを、さらに深い世界へと連れて行く一枚となるだろう。 | ||
ベーム(1661-1733):カンタータ集 「神の王国は神の如し」/ 「おお神よ来れ」/ 「友は私のもの、私は友のもの」/ 「万軍の主なる神よ、 あなたの住まいはなんと素敵な場所であることか」 |
イルメラ・ブリュンガー(S) インガ・シュナイダー(Ms) ビート・デュデック(A) イェルン・リンデマン(T) マルクス・フライヒ(B) ラルフ・ポプケン指揮 カペラ・ザンクティ・ゲオルギ ムジカ・アルタ・リパ | |
ベームはJ.S.バッハに大きな影響を与えたと言われ、特に自身も得意としていたオルガン作品では、ドイツ風の構成にフランス風の装飾を加えるなどして、まさにJ.S.バッハに先駆けた革新を行っていた。このカンタータ集は、そうしたベームの日常にあった教会生活の結晶だといえる。全曲世界初録音。 | ||
ミッデルシュルテ(1863-1943):オルガン作品集 Vol.3 BACHとJ.S.バッハの4つの主題によるフーガによる カノン風幻想曲/ J.S.バッハの主題による協奏曲 J.S.バッハ:トッカータとフーガ BWV.565 (ミッデルシュルテによるピアノ譜付き) |
ユルゲン・ゾンネンタイル(Org;*) フィリップ・マイヤーズ(P) | |
使用楽器::ドイツ、聖ペトリ教会、ゲーラルト・ヴェール製オルガン。 ドイツに生まれ、アメリカのシカゴに移住したミッデルシュルテ。シカゴ響でもオルガン奏者として活躍した彼の作品は壮大なゴシック・スタイルで、ロマン派オルガン音楽の正統派と呼べる雰囲気にあふれている。Vol.1:999 739-2、Vol.2:999 962-2。 | ||
シャイト(1587-1654):宗教的コンチェルト集 どのように神を喜ばせるのか/おいで、汝祝福されし者よ〜対話/汝の若き日の女に喜び/ 何ゆえに悲しむや、わが心よ/キリストへ、復活祭の子羊/わが魂よ、今ぞ主をたたえよ/ エフライムはわが最愛の子なのであろうか/われは蘇りなり/今ぞすべての人よ神に感謝せよ ローランド・ウィルソン指揮ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ | ||
シュッツらと並んで、ドイツ・バロックにおける宗教作品に多大な遺産を残したシャイト。室内カンタータのような性格の「宗教的コンチェルト」はこの作曲家が得意とした分野であり、ウィルソンとムジカ・フィアタ他によって超一級の音楽になっている。 | ||
ペッテション(1911-1980):交響曲第12番「広場の死者」 | マンフレッド・ホーネック指揮 スウェーデン放送so.&cho.、 エーリク・エーリクソン室内cho. | |
長大な交響曲をいくつも書き上げ、北欧シンフォニストの中でも孤高の存在であるペッテション。合唱を伴う第12番は1973年に委嘱された大作で、政治的なテキストも話題となった作品。日本にも客演の多いホーネックが、世界最高の合唱団を得てドラマを描く。 | ||
サッリネン(1935-):室内作品集 序奏とタンゴ序曲/ 室内音楽第3番 「ドン・フアンキホーテの夜の踊り」/ セバスティアン・ナイトのための悲歌/ 室内音楽第4番 「セバスティアン・ナイトのための 悲歌のメタモルフォーゼス」/ 室内音楽第5番「バラバ変奏曲」 |
アルト・ノラス(Vc) ミカ・ヴァユリュネン (アコーディオン) ラルフ・ゴトーニ(P)指揮 ヴィルトゥオージ・ ディ・クフモ | |
シベリウスの後継者でもあるサッリネンだが、タンゴにインスパイアされた作品集はちょっと珍しい。しかし意外にもフィンランドでは、タンゴが愛好されている。そのスタイルを自らの作風とミックスした作品集であり、北欧音楽への認識が大きく変わるだろう。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「エヴァ、または工場の娘」 (アルフレート・マリア・ヴィルナー&ロベルト・ボダンツキー台本/台詞を含む完全録音) モレニケ・ファダヨミ、ゾラ・アントニク、ラインハルト・アレッサンドリ、 トマス・マリク、ゲルハルド・バルッフ、トマス・ツィステラー ヴォルフガング・ボジチ指揮フランツ・レハールo.、 バート・イシュル・レハール・フェスティヴァルcho. | ||
「楽しいだけが喜歌劇じゃない」とでも言いたくなるレハールの社会派作品は、とある工場の労働者と雇用者のあつれきと、労働者たちの決起が題材。1911年に初演された際にはスキャンダルを起こしたが、今回の録音はすべてのセリフを再現させた、まさに蘇演となる。 | ||
ベルンハルト・モリーク(1801-1869): 弦楽四重奏曲集 Vol.1 [ヘ長調 Op.18 No.1/イ短調 Op.18 No.2] |
マンハイムSQ | |
ウィーンでシュポアらに学び、シュトゥットガルトでは長年に渡ってリーダー的存在だったモリーク。本職はヴァイオリニストだっただけに残された作品はさほど多く無いが、弦楽四重奏曲は自身が演奏することもあってか12曲。このディスクで2作品がスポットライトを浴びた。 | ||
J.C.F.フィッシャー(1656-1746): 春の日記(10曲の組曲)Op.1 より [組曲第1番−4番/第6番−8番] |
ミヒ・ガイック指揮 オルフェオ・バロックo. | |
「音楽のパルナッソス山」など鍵盤楽器の作品で知られ、フランス音楽のスタイルをドイツへと持ち込んだ一人として評価されているJ.C.F.フィッシャー。この作品は数少ないアンサンブル曲であり、バロック音楽ファンにおすすめの佳曲。 | ||
オンスロウ(1784-1853):九重奏曲/五重奏曲 | マーアロット五重奏団 マンデルリンクSQ ヴォルフガング・ギュトラー(Cb) | |
ポスト・ベートーヴェンの一人として当時の人気作曲家だったオンスロウだが、ここ数年で多くの作品が録音され、復権へとつながっている。特に管楽器も含めた「九重奏曲」は、ベートーヴェンやシューベルトが類似した編成で書いている作品に並ぶ佳曲。 | ||
ヴェッツ(1875-1935):レクィエム | マリエッタ・ツンブエルト(S) マリオ・ホフ(Br) ゲオルク・アレクサンドル・ アルブレヒト指揮 ワイマール・チューリンゲンco. エルフルト・ドームベルクcho. ワイマール・フィルハーモニーcho. | |
ブルックナーの信奉者であったヴェッツの壮大な「レクィエム」は、オラトリオ的な要素もある大作。G.A.アルブレヒトは、フルトヴェングラーの交響曲全集などの録音がある指揮者。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): オルガン作品全集 Vol.17〜初期版&ヴァリアント集 前奏曲、トリオとフーガ [BWV.541(*)、528/3(*)、545、529/2、545b]/ 前奏曲とフーガ[BWV.533a(*)、535a(*)]/ 幻想曲とフーガ[BWV.562/1(*)、546/2(*)]/ さまざまな手法による 18のライプツィヒ・コラール集 より [バビロン川のほとりでBWV.653b/フーガBWV.532a] |
ゲアハルト・ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ドイツ、チューリンゲン、ヴァンダスレーベン、聖ペトリ教会のヨハン・ゲオルク・シュレーター製オルガン[1724年製](*)/チューリンゲン、ミュールベルク、聖ルカ教会のフランシスクス・フォルクラント&エルンスト・ジークフリート・ヘッセ製オルガン[1729/1823年製](*以外)。 このシリーズ久しぶりのリリースだが、今回は有名な「前奏曲とフーガ」などを軸として、各作品のオリジナル稿や編作などを共に収録し、比較ができるような内容。マニア必聴のおもしろさがある一枚。 | ||
ヨゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959): 交響作品集 黙示録幻想曲/ロマンティック幻想曲/組曲第7番/ ヴァイオリン協奏曲/12音の遊び(9.08.1957)/ 12音の遊び(22.09.1957) |
トーマス・クリスティアン(Vn) ゴットフリート・ラーブル指揮 ウィーン放送so. | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレイヤー及びCDプレイヤーでお聴き頂ける) 20世紀前半にシェーンベルクと同じく無調〜12音主義の作品を発表したものの、シェーンベルクとは違った進化を追求した12音技法により、孤高の存在となってしまったハウアー。さまざまな楽器を使ってシリーズ化された「12音の遊び」は代表作でもあり、シャープなサウンドを実現したこの録音が再評価を促すかもしれない。 | ||
プフィッツナー(1869-1949): 歌劇「キリストになった小悪魔」(2幕、喜歌劇) |
マルリス・ペーテルゼン、 マルティナ・リュ―ピング、 ケヴィン・コナーズ、 クリスティアン・バウアー、 ミヒャエル・ヘール、 アンドレーアス・ヘール、 フリーデマン・レーリヒ、 リチャード・ソルター、 アンドレア・ソコル クラウス・ペーター・フロール指揮 ミュンヘン放送o.、 テルツ少年cho. (ゲルハルト・ シュミット=ガーデン合唱指揮) | |
録音:2004年12月、ライヴ。 クリスマス向けのファンタジー・オペラで、2002年に東京室内歌劇場が上演し一部で話題となった作品だが、メルヘン的なストーリーゆえにドイツなどでは高く評価されているようだ。フロールの手堅い指揮や歌手陣が光る。 | ||
アッテルベリ(1887-1974): 弦楽のための交響曲/ アダージョ・アモロッソ(ヴァイオリンと弦楽のための)/ 間奏曲/序奏とフーガ/ 組曲第7番(シェイクスピア 「アントニーとクレオパトラ」付随音楽) |
ウルフ・ヴァーリン(Vn)指揮 カメラータ・ノルディカ | |
CPOが交響曲全集を完成させリリースされたスウェーデンのアッテルベリ。さらにこの作曲家を深く知るための一枚であり、弦楽作品の名曲が多い北欧の面目躍如とも言える、美しい曲ばかり。「弦楽のための交響曲」は弦楽四重奏曲の改作。 | ||
ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948): 管楽協奏曲全集 オーボエと小管弦楽のための牧歌 (コンチェルティーノ)/ ファゴットと小管弦楽のための組曲 (コンチェルティーノ)/ イングリッシュ・ホルン、弦楽と 2つのホルンのための小協奏曲 |
ディエゴ・ディーニ=チアッチ (Ob/イングリッシュHr) パオロ・カルリーニ(Fg) ツォルト・ハマル指揮 | |
「聖母の宝石」間奏曲だけではない作曲家として、CPOの録音などにより徐々にその全貌がわかってきたW=フェラーリだが、この一枚も大切な存在に。特にイングリッシュ・ホルンの協奏曲は、演奏者・リスナー共に注目の1曲。 | ||
グラウン(c.1703-1759): ソリスト、合唱と管弦楽のためのテ・デウム/ 合唱と通奏低音のための3つのモテット |
モニカ・マウフ(S) エリーザベト・ フォン・マグヌス(Ms) ベルンハルト・ゲルトナー(T) クラウス・メルテンス(B) フリッツ・ネフ指揮 ラルパ・フェスタンテ、 バーゼル・マドリガリステン | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2ch ステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)/ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで試聴可能) 18世紀中盤にデンマーク王のオペラ作曲家・指揮者として活躍したグラウン。王室の華麗な雰囲気にふさわしい「テ・デウム」は、作曲家の実力をうかがえる作品。「3つのモテット」はJ.S.バッハの作風を彷彿とさせる作品。 | ||
イザイ(1858-1931):2つのヴァイオリンのためのソナタ ミヨー(1892-1974): 2つのヴァイオリンのための二重奏曲/2つのヴァイオリンのためのソナティナ オネゲル(1892-1955):2つのヴァイオリンのためのソナティナ トーマス・クリスティアン、ダニエラ・プライメスベルガー(Vn) | ||
3人の作曲家による、珍しい2つのヴァイオリンのための作品を集めた一枚。イザイの難曲などを、師弟関係にある2人のヴァイオリニストがドラマティックに熱演。各作曲家のファンはもちろん、ヴァイオリンの新しいレパートリーを探している方にもおすすめ。 | ||
ペッテション=ペリエル(1857-1942):交響曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲 全集 [CD1(999 561-2)]交響曲第1番「旗」/組曲「過ぎし夏」 [CD2(999 564-2)]交響曲第2番「南国への旅」/ロマンス/オリエンタル舞曲/ カンタータ「スヴェーガルドラー」前奏曲 [CD3(999 632-2)]交響曲第3番「ラップランド」/「エアリナ」組曲/ 歌劇「最後の審判の日の予言者」〜コラールとフーガ [CD4(999 669-2)]交響曲第4番「ホルミア」/管弦楽組曲「眠りの森の美女」/ 組曲「フレセの花々」第1番 [CD5(999 984-2)]交響曲第5番「孤独」/ヴァイオリン協奏曲(*) ウルフ・ヴァーリン(Vn;*) ミハイル・ユロフスキ指揮 ザールブルッケン放送so.、ノールショッピングso. | ||
シリーズボックス化再発売。ペッテション=ベリエルはスウェーデンの音楽史を語るには欠かせない存在であり、北欧の空気を伝える伸びやかな旋律が特徴。シベリウスやグリーグのファンには無条件でおすすめしたい作品群。 | ||
オッフェンバック(1819-1880):ピアノ作品集 Vol.2 ワルツ「夕刊」/学生ポルカ/ レントラー「雪玉」/ ヴァルス「黄金の流れ」/ギャロップ「馬車の御者」/ ヴァルス組曲「ジャクリーヌ」/貧者のポルカ/ 大ヴァルス「ナヴァラの女王の物語」/ ポルカ「ロンドンの思い出」/ヘルミニェン・ワルツ/ ポルカ=マズルカ「マドレーヌ」/祭のポルカ・ダンス/ 美しいアメリカ人たち/バーレスク・ポルカ/ ヴァルス「谷間の城にて1845年8月9日作曲」/ 地獄のギャロップ(ソッリーニ編) |
マルコ・ソッリーニ(P) | |
シリーズ第2弾は、1850年から1876年に作曲された作品集。シュトラウス一家のパリ風といった雰囲気で楽しさは満点だが、この時代のパリもまた舞踏会などが人気を集めていたことがわかる。ピアノの新しいレパートリーとしても注目されるべきだろう。 | ||
ミヨー(1892-1974): ピアノと管弦楽のための作品全集 エクスの謝肉祭/バラード/5つの練習曲/ ピアノ協奏曲第1番/田園の幻想曲/ ピアノ協奏曲第2番/ピアノ協奏曲第3番/ ピアノ協奏曲第4番/ピアノ協奏曲第5番 |
ミヒャエル・コルスティック(P) アラン・フランシス指揮 SWRカイザースラウテルン放送o. | |
いくつかは録音があるものの、全集という形でリリースされるのは珍しいピアノ協奏曲と、その他の作品集。機知に富んだその作風は、交響曲など他のジャンルと変わりなく、“転調のサーカス "とでも評したくなるような楽しさが、全編にあふれている。 | ||
ワルター作曲の交響曲 ブルーノ・ワルター(1876-1962):交響曲 ニ短調(1907) |
レオン・ボットスタイン指揮 北ドイツ放送so. | |
大指揮者として知られるワルターが当時の音楽家の常として、作曲に勤しんでいたことは案外知られている。今までにも歌曲など若干のCDリリースがあったが、今回はついに大曲「交響曲」の登場。随所にマーラーの影響が感じられるのは否めないが、もう少し表現的で柔らかい色調を持っている。 | ||
レスレル[ロゼッティ](1750頃-1792):管楽協奏曲集 | ||
[CD1(999 062-2)] オーボエ協奏曲 ハ長調/同 ニ長調/同 ヘ長調 |
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob) ボフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアso. | |
[CD2(999 621-2)] クラリネット協奏曲第1番(*)/同第2番(*)/ 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調(+) |
ディーター・クレッカー(Cl;*) クラウス・ヴァレンドルフ、 サラ・ウィリス(Hr;+) ホルガー・ シュレーター=ゼーベック指揮 バーデン・バーデン&フライブルクSWRso. [旧南西ドイツ放送so.] | |
[CD3(999 734-2)] 2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 Murray C56Q Kaul deest/ 同 Murray C57 Kaul III:53/同 Murray C58 Kaul III:51/ 2つのフルート、2つのホルンと 弦楽のための夜想曲 Murray B27 Kaul I:58(#) |
クラウス・ヴァレンドルフ、 サラ・ウィリス(Hr) ヨハネス・モエズス指揮 バイエルン室内po. | |
[CD4(999 936-2)] ファゴット協奏曲 Murray C74 Kaul III:62/ 同 Murray C75 Kaul III:63/同 Murray C73 Kaul III:61/ 同 Murray C69 Kaul III:60 |
エッカート・ヒュープナー (Fg)指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー | |
既発売の4枚をボックス・セット化。ボヘミア楽派の重要な作曲家であり、ハイドンやモーツァルト研究にも欠かせない存在。また管楽器奏者にとっては貴重なレパートリーでもあるので、資料としても貴重な録音集である。(#)世界初録音。 | ||
シャルル=オーギュスト・ ド・ベリオ(1802-1870):ヴァイオリン協奏曲集 [第7番/第2番/第4番] |
ラウレント・アルブレヒト・ ブロイニンガー(Vn) フランク・ベールマン指揮 北西ドイツpo. | |
19世紀のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストであり、フランコ=ベルギー楽派の重要なプレイヤーでもあるド・ベリオ。協奏曲は彼のテクニックを探る格好の材料であり、その見事な書法には驚かされる。 | ||
アカペラの楽しみ〜 オーストリアとスロヴェニアの27の本格的民謡集 |
シュニットプンクトヴォーカル 男声四重唱団 クァルテット・ヴィータ | |
カウンター・テノールのペーター・パウムガルテンを中心とした声楽アンサンブルが、アルプス地方とスロヴェニアの民謡を歌う、合唱および声楽アンサンブル・ファン向けの一枚。中部ヨーロッパの民謡を集めた録音は意外に少なく、その意味でも貴重。 | ||
リーム(1952-):符帳集 [符帳 I(ピアノと7つの楽器のための)/打ちのめされた沈黙(符帳II/14人の奏者のための)/ 符帳III(12人の奏者のための)/符帳IV(バスクラリネット、チェロとピアノのための)/ 符帳V(アンサンブルのための)/形式(1つの符帳/9人の奏者のための)/符帳VI(8つの楽器のための)/ 符帳VII(アンサンブルのための)/符帳VIII(8人の奏者のための)/後書き(1つの符帳/アンサンブルのための)] ステファン・アズベリー指揮ムジークファブリーク | ||
1983年にはじまり、1988年まで続いた「符帳」シリーズの集大成。アバドほかの強力なサポートでオーケストラ作品が聴かれることの多いリームだが、音楽的な構造を探るために重要な作品シリーズ。 | ||
ツァイスル(1905-1959):歌曲集 ホルツ、ハルトレーベン、ビールバウム、シャウカル、ベーム、フライシュレン、ゲーテ、 ヘルマン、シュラーフ、ブッシュ、ニーチェ、アイヒェンドルフ、レッシング、ギルム、 リンゲルナッツ、パウルゼン、モルゲンシュテルンの詩と子供の魔法の角笛による28の歌曲 ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br) コード・ガーベン(P) | ||
ユダヤ人であるがゆえに、コルンゴルトらと同じくナチの台頭によってアメリカ西海岸へと亡命したツァイスル。しかしながらここに収録された歌曲集はウィーン時代の産物であり、ストレートな後期ロマン派の表現によるもの。 | ||
ヒンデミット(1895-1963):ピアノ作品集 舞曲集/ある夜に/3つのピアノ・ソナタ |
クリスティアン・ザイベルト(P) | |
トッホの作品集(999 926-2)で注目を集めた若手ピアニストが、ヒンデミットの名作にチャレンジ。ピアノによる交響作品とも言えるほど見事な構成力を誇るソナタ集など、各声部の描き分けなどを再現し、その実力を発揮している。 | ||
ハイドン(1732-1809):6つの弦楽四重奏曲 Op.20 | ペレグリーニSQ | |
この作品は俗に「太陽四重奏」と呼ばれるが、その理由は、ある出版社の楽譜の表紙に太陽が描かれていただけで内容には全く関係ないというのが本当のところのようだ。従来のディヴェルティメントの様式から、一歩進んだ独自の形式の構築を目指し意欲的な作品を書くことを目論んだハイドンだったが、あまりにも気負い過ぎて以降10年近く弦楽四重奏を書くのは止めてしまったのだった。そのくらい気合の入った作品。ここで演奏しているペレグリーニ四重奏団は、1989年に結成された中堅の団体で、幅広いレパートリーを誇る名手たち。 | ||
スク(1874-1935):交響詩「夏物語」 リャードフ(1855-1914): 魔法にかけられた湖−おとぎ話の絵 |
キリル・ペトレンコ指揮 ベルリン・コーミッシェオーパーo. | |
録音:ライヴ。 ドヴォルザークやスメタナの叙情的な側面を受け継ぎ、豊かなメロディで20世紀チェコ音楽史にレールを敷いたスーク。この作品は構成からも作風からも彼の「田園交響曲」だと言えるだろう。幻想的なリャードフの音詩は、ほの暗いロシアの民話を思わせる。 | ||
エドゥアルト・エルトマン(1896-1958): 交響曲第4番/ 管弦楽のための小セレナード「モノグラム」/ 小管弦楽のためのセレナード |
イスラエル・イーノン指揮 フランクフルト・ブランデンブルク州立o. | |
交響曲第3番の録音(777 068-2)が好評で迎えられ、20世紀音楽の中でももっとも叙情的な作品という評価まで与えられたエルトマン。ピアニストでもあった彼は、交響曲ファンはもちろん、北欧およびロシア音楽ファンにも注目していただきたい作曲家であり、これからのリリースも楽しみなシリーズ。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):隊長の音楽 TVWV15: 15 より Vol.1 (1724) オラトリオ「主によりて喜べ」/セレナータ「愛しい人の傍にいる時は静かな幸せ」 マグダレーナ・ポドコシェルナ(S) アントレアス・ポスト(T) マティアス・フィーヴェク(Br) エッケハルト・アベーレ(B−Br) ルートガー・レミー指揮ミヒャエルシュタイン・テレマン・コレギウム | ||
1618年、神聖ローマ皇帝から三度目の自由都市の特権を与えられていたハンブルクは帝国陸軍からの保護を受けることができず、自ら防衛体制を組織する必要があった。市民による自警団は 57人の隊長により保持され、人々は彼らに対して祝祭の宴会を設ける形でその感謝の意を表したという。この時のために書かれたオラトリオは、テレマンの全作品の中でも重要な位置を占めている。 | ||
シュポア(1784-1859):交響曲集 Vol.1 交響曲第3番 Op.78/ 同第10番 WoO.8(世界初録音)/ 序曲 WoO.1 |
ハワード・グリフィス指揮 ハノーファー 北ドイツ放送 フィルハーモニー | |
古典派からロマン派への掛け橋としてもおなじみ、シュポアの交響曲。ヴァイオリン協奏曲や、クラリネット協奏曲が良く知られているが、交響曲も10曲(最後の1曲は未完成)あり、曲によっては凝った名前がついていたりとなかなか興味をそそられる。このアルバムには、未完の第10番も収録。こちらは世界初録音となる。 | ||
シュポア(1784-1859):交響曲集第2集 交響曲第2番 ニ短調 Op.49/ 交響曲第8番 ト長調 Op.137/ 演奏会用序曲「重大な様式に」 Op.126 |
ハワード・グリフィス指揮 NDR放送po. | |
第1集が好評のグリフィスによるシュポアの交響曲第2集。第2番の交響曲は当時のロンドン・フィルハーモニー協会(LPOとは別団体)から依頼を受けたシュポアが気合を入れて書いた作品で、初演の成功により、彼はイングランドで「最も成功した作曲家」と称賛された。それから25年近くを経て書かれた第8番は、一層練られた作風で聴きごたえもたっぷり。 | ||
ルイ・シュポア(1784-1859):交響曲集 Vol.3 交響曲第1番 Op.20/ 交響曲第6番 Op.116「歴史的」/ 序曲 Op.12 |
ハワード・グリフィス指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
Vol.1: 777 177-2, Vol.2: 777 178-2。 | ||
ロッティ(c.1667-1740): 晩祷のための詩篇集 ディクシット・ドミヌス (主は言われた;詩篇第109番)/ ラウダーテ・プエリ (子らよ、主を誉めたたえよ;詩篇第112番)/ クレディディ (われはなおも信じたり;詩篇第115番)/ ラウダーテ・ドミヌム (すべての国よ、主を賛美せよ;詩篇第116番) |
バルバラ・クリスティーナ・ シュトイデ(S) アネキャスリン・ラーブス(S) ダフィート・エルラー(A) トビアス・ベルント(B) マティアス・ユング指揮 バツドルファー宮廷楽団、 ザクセン・ ヴォーカル・アンサンブル | |
イタリアのヴェネチアに生まれ、ドレスデン宮廷楽団のメンバーやサン・マルコ大聖堂の音楽監督も務めたロッティは、バロックと古典派音楽の橋渡し役として知られている。このCDには、2年ほど在籍したドレスデン時代の作品ほかを収録。ヴェネツィア楽派としての誇りも感じさせる作品集。 | ||
メルヒオール・フランク(1580-1639): ニュルンベルク1615年 贖罪のための詩篇集 [詩篇5番/32番/38番/51番/ 102番/130番/143番] |
ブレーメン・ヴェーザー・ ルネサンス マンフレート・コルデス指揮 | |
ドイツのプロテスタント教会音楽作曲家、メルヒオール・フランク。特に声楽曲を多く残し、600曲ほどのモテットで知られている。当時の宗教曲はラッススなどの後期ルネサンスの様式に則って書かれているものが多く彼の作品もシンプルで厳格な曲調を保っている。静かで敬虔な調べを最高の音質でお楽しみ頂きたい。 | ||
ラッスス(ラッソ)(1532-1594): 聖母マリアの夕べの祈り |
マンフレート・コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
ミュンヘン宮廷に登用された20代のラッススが、儀式のために作曲。数多くの作品の中でまださほど知られておらず、この分野のスペシャリストであるコルデスによって蘇ったと言えるだろう。有名なモンテヴェルディの同名作品と比較をする楽しみもある。 | ||
エゴン・ヴェレス(1885-1974):交響曲全集 交響曲[第1番−第9番]/ 交響的エピローグ |
ゴットフリート・ラプル指揮 ウィーン放送so. | |
単売:999 808-2、999 997-2、999 998-2、999 999-2の値下げセット化。単売は廃盤になる物と思われます。 ウィーンの作曲家ヴェレスの位置づけは、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンなどの「新ウィーン楽派」と同じあたりにあるだろう。しかし、彼は十二音などにも関心を示したものの、結局のところはもう少しわかりやすい劇音楽などを多く書き、独自の音楽路線を貫いたのだった。ここでは彼の9曲ある交響曲を全て網羅。豊かでダイナミックな響きに満ちたロマン派風の初期の作品から、無調とも言える後期の作品まで彼の作風の変遷をじっくりお楽しみ頂きたい。 | ||
エーベルル(1765-1807): ピアノ、クラリネット、2つのヴィオラと チェロのための大五重奏曲/ ピアノ、クラリネットと チェロのための大三重奏曲/ ピアノ、オーボエ、ヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための華麗な五重奏曲 |
コンソルティウム・ クラシクム トマス・ドゥイス(P) | |
ウィーンで活躍したエーベルルは、コンチェルト・ケルンなどのCDにより日本でも有名になった。モーツァルトとベートーヴェンの橋渡しをしたその作風は、古典派音楽ファンにはマストアイテムであり、クレッカー率いるコンソルティウム・クラシクムの名演が、その音楽を際立たせる。 | ||
ヴェックマン(1616頃-1674):チェンバロ作品集 トッカータと前奏曲 ニ調/トッカータ〔ホ調/イ調〕/ 12声のトッカータ ハ調/カンツォン集/ パルティータ集/おお、祝福されし光 |
ヤン・カシュチケ (リュート/リュートCemb) | |
シュッツやヤコブ・プレトリウスらに師事し、北ドイツのオルガンおよび鍵盤楽器文化を豊かにしたと言われるヴェックマン。その流れにはブクステフーデやJ.S.バッハがあり、ドイツ・バロックのルーツ的な作曲家だと言えるだろう。この作品集で、正統派の素晴らしさを知りたい。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品全集 Vol.19〜偽作集 II トッカータとフーガBWV.565/オルガン・コラールBWV.762, Anhang II Nos.55, 59, 67, 69/ フーガBWV Anhang II90/パルティータ「神のひとり子なるキリスト」BWV Anhang II77/ パルティータ「われら悩みの極みにありて」BWV Anhang II78/幻想曲とフーガBWV.561 ゲアハルト・ヴァインベルガー(Org) | ||
使用楽器:ドイツ、ドレスデン宮廷教会、ゴットフリート・ジルバーマン製オルガン[1750-55年製]。あまりにも有名でありながら近年は偽作説が濃厚になっている「トッカータとフーガ」(ニ短調)をはじめ、確実にバッハ作品であることが証明されていない作品集。しかしながらそのクオリティが極端に低いわけではなく、ヴァインベルガーのような名手の手にかかると立派に聞こえてしまうのがおもしろいところ。 | ||
オンスロウ(1784-1853): 弦楽五重奏曲 Op.19/弦楽五重奏曲 Op.51 ケルビーニ(1760-1842):弦楽五重奏曲第1番 |
ディオゲネスSQ マヌエル・ ファン・デル・ナーマー(第1Vc) | |
弦楽四重奏曲シリーズの続編とも言える弦楽五重奏を、同時代に活躍したケルビーニの作品とカップリングしてリリース。ベートーヴェンの音楽やベルリオーズの曲が評判を取っていた時代のパリで、地味ながらもクオリティの高い作品を送り出していたオンスロウは、フランス初期ロマン派の旗手として注目したい存在。 | ||
ロドルフ・クロイツァー(1766-1831): ヴァイオリン協奏曲集[第15番/第18番/第19番] |
アルブレヒト・ ブロイニンガー(Vn) アラン・フランシス指揮 ザールブリュッケン・ カイザースラウテルン・ ドイツ放送po. | |
ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」の被献呈者(演奏は一度も行わなかったと言われる)として有名なフランスのヴァイオリニスト・作曲家・指揮者。彼はヴィオッティと並ぶ評価を受け、ヴァイオリン奏法の近代化に寄与した。ヴァイオリン協奏曲は全19曲。 | ||
マティーカ(1773-1830):フルート、ヴィオラとギターのためのノットゥルノ ト長調/ フルート、ヴィオラとギターのためのセレナード ハ長調 セレナード・ア・トロワ[カール・カイザー(Fl) ペトラ・ミュレヤンス(Va) ソーニア・プルンバウエル(G)] | ||
ボヘミアに生まれ、18世紀の終わり頃より作品が注目されたマティーカ。1800年にウィーンへと拠点を移してからは、さらに名声が広く轟いた。当時としてはやや珍しい組み合わせの室内楽曲集だが、それだけに独特の感性が目立つ。 | ||
トッホ(1887-1964):交響曲全集 第1番−第7番 |
アラン・フランシス指揮 ベルリン放送so. | |
既発売の3枚(999 774-2、999 705-2、999 389-2)をボックス・セット化し値下げ再発売。ウィーンに生まれ、ナチの台頭でアメリカへと亡命したトッホは、モダニズムに感化されながらもロマン派の香りを残しつつ、多くの管弦楽作品を作曲した。 | ||
ネルーダ(1843-1915):チェロ協奏曲集 [第1番−第5番] |
ベアーテ・アルテンブルク(Vc) ゴロー・ベルク指揮 デッサウ・アンハルトpo. | |
録音:2005年5月19日-20日、デッサウ、ライヴ。 デンマークのコペンハーゲンで活躍し、チェリストとしても名前を挙げたネルーダの協奏曲集。自らの演奏のために書かれ、このライヴ録音は自筆譜をあたっての蘇演と言うべき貴重なもの。北欧音楽ファンには、ロマン派の一面を垣間見るように聴いていただきたい一枚。 | ||
ユリウシュ・ザレンブスキ(1854-1885): ピアノ作品集 大ポロネーズ/薔薇と棘/子守歌/タランテラ/ ワルツOp.27-2/ワルツOp.27-6/メロディア/マズルカ |
マリアン・ミカ(P) | |
リストに師事し、ポーランドのヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍したザレンブスキ(ザレブスキ)。30歳足らずで亡くなり忘れられた存在となったが、19世紀ヴィルトゥオーゾの系譜を語る際に注目したい音楽家であり、その作品からテクニックをうかがい知ることができるだろう。 | ||
レハール(1870-1948): オペレッタ「ルクセンブルク伯爵」 |
ボー・スコウフス、 ユリアーネ・バンセ、 ライナー・トロスト、 ガブリエーレ・ボーネ、 アンドレアス・コンラート、 エーファ・マリーア・マロールト、 シュテフェン・レスラー アルフレート・エシュヴェ指揮 ウィーン放送so.、 ウィーン・ クランクボーゲン音楽祭cho. ミヒャエル・ショッテンベルク演出/他 | |
収録:2005年7月16日、ウィーン、アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン・クランクボーゲン音楽祭2005、ライヴ。NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:ドルビー・デジタル5.1、PCMステレオ/135分/英・仏・独語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)。 「ほほえみかける幸福」「ルクセンブルク・ワルツ」といった素晴らしいアリア、ワルツもふんだんにある作品であり、スコウフスやバンゼほかの名歌手たちによって作品の魅力が倍増。当初はCD制作だったものの、演出など視覚的な素晴らしさを考慮してDVD化された。オペレッタ・ファンは必見。 | ||
テレマン(1681-1767):カンタータ集 天に3人の証言者がいらっしゃり (三位一体主日用カンタータ;1711)/ わが心に憂い多かりき (四旬節の第二主日用カンタータ;1717)/ 都市は荒れ果てて(三位一体主日後 第10主日用カンタータ;1727)/ 来たりて讃えよ (昇天節のための教会音楽;1759) |
ヴェローニカ・ヴィンター(S) レーナ・スサンネ・ノリン(A) ヤン・コボウ(T) エッケハルト・アベレ(B) イングリット・ シュミットヒューゼン(S) クラウディア・ シューベルト(A) ハワード・クルック(T) ゴットホルト・ シュヴァルツ(B) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト、 ライン聖歌隊 | |
ピリオド楽器使用。教会音楽作家としてのテレマンは、いくつかの名作で高く評価されているが、実際に教会で歌われたことを意識させる4つのカンタータは、この作曲家のファンであれば聴き逃せない。CPOではおなじみのマックスと手兵たちが、誠実に巨匠の作品を再現する。 | ||
シベリウス(1865-1957): 交響詩「クレルヴォ」(クレルヴォ交響曲) |
サトゥ・ヴィハヴァイネン(S) ユハ・ウーシタロ(B-Br) アリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. KYL男声cho. | |
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2ch ステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)。ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで再生可能)。 初期の作品でありながら、カレワラの世界を題材にしてシベリウス色を確立している「クレルヴォ」が、SACDハイブリッドでリリース。北欧音楽のスペシャリストとして評価を定着させたラシライネンが、ドイツのオーケストラを指揮して若きシベリウスの芸術を再現する。 | ||
ブクステフーデ(1637-1707): オラトリオ「最後の審判」(抜粋) |
ウルリケ・ ホーフバウアー、 モニカ・マウフ、 マーガレット・ハンター、 ハリー・ ファン・デル・カンプ、 ヘニング・フォス、 ハンス=イェルク・ マメル、 イェルク・ヤコビ、 オーラフ・テタンペル マンフレート・ コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
コルデスとヴェーザー=ルネサンスがもっとも得意とするドイツ・バロックの中で、J.S.バッハやテレマンに対抗できる個性といえばブクステフーデだろう。その自信が演奏へとつながり、壮大なテーマを持つこの作品に命を与えている。聴かず嫌いの方には、ぜひ一度聴いていただきたい一枚。 | ||
リューベック(1654-1740):オルガン作品全集 前奏曲〔ハ調/ト調/ニ調〕/ プレアンブルム〔ヘ調(*)/ホ調/ハ調/ト調(*)〕/ 汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ/ いざ、われら主なる神に/ 主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/甘き喜びのうち(*) |
フリードヘルム・フラメ(Org) | |
使用楽器:ドイツ、ゴスラー近郊グラウホフ、聖ゲオルク参事会教会、クリストフ・トロイトマン製(1734-1737)。(*)は同名の息子による作品とされる物。 J.S.バッハと同時代に活躍した北ドイツ・バロックの作曲家によるオルガン曲集(同名の息子による作品も含む)が、SACDの威力を十分に味わえるサウンドにより蘇った。作曲者存命当時の楽器を使い、ブクステフーデやJ.S.バッハらと同じ伝統を持つ音楽を誇張することなく現代へと伝えてくれる一枚。5.1chマルチチャンネル・サラウンド・サウンド。 | ||
ファン・クーレン&ダウスゴーのペッテション ペッテション(1911-1980): ヴァイオリン協奏曲第2番(改訂版;1999) |
イザベレ・ファン・コイレン(Vn) トーマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン放送so. | |
1970年代後半に作曲された長大な作品。約50分もの間途絶えることなく、気分のテンションが張り続けているその音楽は、交響曲などと同様にこの作曲家の作風を代表するもの。1999年の改訂版を使った録音で、クレーメルやアルゲリッチなどとの共演も多い奏者の壮絶な演奏も聴きもの。 | ||
ソレル(1729-1783):10のピアノ・ソナタ集 | マリー・ルイーズ・ ヒンリクス(P) | |
D.スカルラッティに師事したとされるスペインの作曲家ソレル。彼は150曲もの鍵盤楽器のためのソナタを作曲した。それらは、師(?)の影響を受けつつも、よりスペイン的な豊かな楽想を持ち、現代でもチェンバロ奏者の重要なレパートリーとして大切にされている。このアルバムは、名手ヒンリクスが10曲のソナタをピアノで演奏している。また新たな魅力が感じられるステキな1枚。 | ||
フリッツ・フォン・ボーゼ(1865-1945):ピアノ作品集 組曲第2番 Op.20/3つの小品 Op.10/エレジー Op.21 No.1/主題と変奏 Op.17/組曲第1番 Op.9 アレクサンドラ・エーラー(P) | ||
「ライプツィヒのブラームス」と称されたザクセン生まれの作曲家。ライプツィヒ音楽院でM.レーガー、K.シュトラウベなど著名な教師に学び、私的にライネッケにも師事しコンサート・ピアニストとしてデビュー、1912年からは母校教授を務めた。 | ||
スッペ(1819-1895): オペレッタ「ファティニッツァ」 |
シュテファニー・ ホウツェール シュテーヴェン・シェシャレク ゾラ・アントニク クリスティアン・バウアー ベルンハルト・アードラー ヴィンツェンツ・ プラクスマラー指揮 フランツ・レハールo. バート・イシュル・ レハール・ フェスティヴァルcho./他 | |
まだまだ全容が解明されないスッペの作品だが、これはイタリア風のオペレッタ。クリミア戦争の戦場で起こる、まるでモーツァルトの「フィガロの結婚」のように愉快な喜劇であり、現在では序曲のみがわずかに知られているが、全曲もまた機知に富んだ名作。 | ||
ヨハン・ソベック(1831-1914): 管楽五重奏曲集[ Ops.9, 11, 14 ] |
アルベルト・ シュヴァイツァー 五重奏団 | |
1831年カールスバート生まれの作曲家ソベック。その生涯はほとんど知られていない。かろうじて記録に残っているのは、プラハ芸術学校で学んだ後、クラリネット奏者として活躍、1851年から1901年まではハノーヴァーの王立歌劇場で首席クラリネット奏者を務めたことだろうか。ここに収録された作品はいずれも美しいメロディに満ち、そして存分に技巧的。クラリネットの扱いはもちろんのこと、オーボエ、ホルン、ファゴット、フルート各々の音の絡み合いは見事の一言に尽きるだろう。 | ||
ファッシュ(1688-1758): オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと 通奏低音のための四重奏曲 ニ短調/ オーボエ、ヴァイオリンと 通奏低音のための三重奏曲 ホ短調/ ファゴットと通奏低音のためのソナタ ハ長調/ リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと 通奏低音のための四重奏曲 変ロ長調/ オーボエ、ヴァイオリンと 通奏低音のための三重奏曲 ト短調/ ヴァイオリン、オーボエ、ファゴットと 通奏低音のための四重奏曲 ヘ長調/ リコーダー、ファゴットと 通奏低音のためのカノン ヘ長調 |
エポカ・バロッカ | |
18世紀のドイツにおいてテレマンらと並ぶ才能を開花させていたファッシュだが、優れた演奏家に恵まれて管楽器作品を残した。ライプツィヒでも活躍し、J.S.バッハと比肩されてもいい存在だが、cpoの注目アンサンブルがその魅力を引き出している。 | ||
ヴィエルダンク(c.1605-1646): カプリッチョ、カンツォーナ&ソナタ集 第21番:カンツォーナ ハ長調/ 第11番:カプリッチョ ニ短調/ 第17番:カプリッチョ イ短調/ 第2番:カプリッチョ イ短調/ 第23番:カンツォーナ ト長調/ 第8番:カプリッチョ イ短調/ 第15番:パッセメッツォ イ短調/ 第16番:ガリアードに イ短調/ 第3番:カプリッチョ ニ短調/ 第20番:カプリッチョ イ短調/ 第10番:カプリッチョ ニ短調/ 第18番:カプリッチョ ニ短調/ 第4番:ソナタ ニ短調/ 第22番:カンツォーナ ト短調/ 第9番:カプリッチョ ニ短調/ 第19番:カプリッチョ ト短調/ 第1番:カプリッチョ ニ短調/ 第24番:カンツォーナ イ短調/ 第7番:カプリッチョ イ短調/ 第25番:カプリッチョ ハ長調 |
パルナッシ・ムジチ | |
ピリオド楽器使用。ドレスデン近郊で生まれシュッツに師事。ドレスデン宮廷での活躍と晩年のオルガニスト生活が人生のハイライトとなっているヴィエルダンクは、バロック音楽ファン注目の作曲家。その作風を知ることができる作品集だと言えるだろう。 | ||
ビシュホフ(1868-1936): 交響曲第2番 ニ短調/序奏とロンド |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
非常に高い能力を有していたにも関わらず、残された作品があまりにも少なかったためか、現在ではすっかり忘れ去られてしまった作曲家ヘルマン・ビシュホフの交響曲。彼は R.シュトラウスに絶賛され、音楽的環境も整えてもらったにも関わらず 68年の生涯に2曲の交響曲、短い2つの管弦楽曲、2作(1作は未完)のオペラ、そして一握りの歌を書いたのみ。そんな寡作な人だが、ここで聴ける作品は存分に牧歌的で魅力的。もっとたくさんの作品を聴いてみたいものだが、CDであと1枚分くらいの作品しか残されていないのが本当に残念。 | ||
ロドヴィーコ・ジュスティーニ(1685-1743): 鍵盤楽器のためのソナタ集(フィレンツェ、1732) [Sonate da cimbalo di piano e forte] より [第1番/第2番/第7番/第8番/第10番/第11番] |
ヴォルフガンク・ ブルンナー(Fp) | |
録音:2009年2月7日-9日、Historische Reithalle, ノイマルクト。使用楽器:クリストフォリ製のコピー。ジュスティーニによるこの作品集は、チェンバロのみならず、フォルテピアノで弾く事も想定して書かれた初の作品であるとみなされている。 | ||
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847): 交響曲[第1番 ハ長調 Op.9 (*)/ 第4番 ハ短調 Op.23 (#)]/ 序曲 ニ長調 |
ハワード・グリフィス指揮 NDR 放送 po. | |
録音:2005年4月29日-31日(*)/2004年3月29日-4月2日、ニーダーザクセン州立 NDR 放送局内大放送スタジオ [Großer Sendesaal des Landesfunkhauses Niedersachsen des NDR] 、ハノーヴァー、ドイツ。 生涯をアムステルダムで過ごしたヴィルムスの交響曲は全7曲あるが、第1番は少なくともCDでは初登場だろう(レーベルの資料には特記無しだが、世界初録音かもしれない)。これで消失作第2番Op.10を除き、CDで交響曲全曲が聴けることとなった[第3番〜第6番は ハルステッド指揮盤 CHALLENGE CLASSICS CC-72147、第6番&第7番はエールハルト指揮盤 ARCHIV→Brilliant BRL-93778などで聴くことが出来る]。 #国内代理店は「この録音はウィルムスの後期の作品を収録したもの」としているが、作品番号が58以上存在する作曲家の、Op.9やOp.23が後期の作品なのかどうかは不明。 | ||
エルンスト・クシェネク(1900-1991): 交響曲第4番 Op.113 (1947) (*) / 合奏協奏曲 Op.25 No.2 (#) |
フォルカー・ヴォルリッチュ(Vn;#) ディミタール・ペンコフ(Va;#) ニコライ・シュナイダー(Vc;#) アラン・フランシス指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
録音:2006年?。 (*)は世界初録音。浮ヶ谷孝夫指揮ハノーファー北ドイツ放送po.による第3番/他(999 236-2)、第2番(999 255-2)、第1番&第5番(999 359-2)で中断していた(当時は完結と考えられた)クシェネクの交響曲全集に、約15年ぶりのリリースとなる完結編が登場。ミトロプーロスの指揮によって初演された第4番のスコアは、浮ヶ谷が録音した1990年代初頭には紛失したと考えられていたが、2006年にウィーンのクルシェネク協会 [Krenek Institut] から、スコアがアメリカで見つかったとの電話があり、今回の録音となったとの事。なお国内代理店の案内には、スコアが失われていたことは記載されておらず、『今から5年前に cpoのスタッフがクシェネク研究所から呼び出しを受け、「ぜひとも交響曲全集を完成させてほしい」と懇願されたとか。それにより実現したのがこの録音』という記載があるが、レーベルの欧文インフォメーションからは読み取れず、誤訳の可能性が高い。 | ||
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): クリスマス・オラトリオ |
アレクサンドラ・シュタイナー(S) バルバラ・ヴェルナー(A) ティルマン・リヒディ(T) ベネディクト・ナヴラート(T) フィリップ・ガイザー(B) ミヒャエル・バウアー(B) マティーアス・ベッケルト指揮 ヴュルツブルク・ ヘルツォーゲンベルクo. ヴュルツブルグ・ エキュメニカル大学o | |
4つのパートに分かれた合唱、6人の声楽ソリスト、オーケストラという編成で、ロマン派音楽特有の重厚さを備えた音楽を作り上げたのが、このオラトリオ。クリスマス劇を再現した音楽のようでもあり、ブラームスと同時代の音楽の感触を味わえる。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): オルガン作品全集 Vol.20 〜 偽作集III 8つの小前奏曲とフーガ BWV.553〜560/ 25のコラール変奏曲第11番 「甘き喜びのうちに」/ 5つのコラール・トリオ/ 3つのオルガン・コラールLM4843/ 2つのオルガン・コラール/ 4声のコラール〜古き年は過ぎ去り |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ドイツ、メヒテルシュテット、聖母マリア教会、カール・クリスティアン・ホフマン製[1770年製]オルガン/ビュスレーベン(エルフルト近郊)、聖ペトリ教会、ゲオルク・クリストフ・シュテルツィング製[1702年製]オルガン) いよいよ大詰めになってきたシリーズ20枚目となる一枚は、18世紀の名オルガンを演奏したものであり、偽作としながらもバッハ特有の威厳を保っている作品集。落ち穂拾い的な内容だが、バッハ・ファンには貴重な資料的価値もあるだろう。 | ||
ハイドン(1732-1809):人形劇のためのジンクシュピール「大火事」
オットー・カツマイアー(Br) アンドレアス・カラジアク(T) イザ・カタリーナ・ゲーリケ(S) フェルディナント・フォン・ボトマー(T) アンドレアス・シュペリング指揮カペラ・アウグスティナ | ||
録音:2006年6月16日-18日、ライヴ。 ピリオド楽器使用。現在でも人形劇はオーストリアで人気があり、ザルツブルクにも有名な劇場がある。エステルハージ公の夏の別荘にも、1773年から1779年にかけては人形劇場があり、当時宮廷音楽監督であったハイドンも、このための音楽を書いた。この作品(ジングシュピールに分類されている場合もあり、また、偽作ではないかともされる)はウィーンの方言を多分に用いている大変珍しいもの。2009年ハイドン・イヤーのための記念リリース。 | ||
F.ベンダ(1709-1786):ヴァイオリン・ソナタ集 [ハ長調/イ短調/ヘ長調/ホ長調/ハ長調/変ホ長調] |
アントン・ シュテック(バロックVn) クリスティアン・ リーガー(Cemb) | |
ボヘミア地方に生まれ、華麗なヴァイオリンの作品と演奏テクニックで当時の音楽シーンを熱狂させたベンダ。ロココ風の装飾なども駆使したヴァイオリン・ソナタは人気作品であり、モーツァルトの時代を側面から知るためにも最適の音楽だと言えるだろう。ビーバーのソナタ(777 124-2)などで注目が集まるシュテックのまばゆい演奏にも注目。 | ||
ヴィルヘルム・ミッデルシュルテ(1863-1943): オルガン作品集 Vol.4 J.S.バッハ/ミッデルシュルテ編曲: ゴルトベルク変奏曲(オルガン用編曲版) |
ユルゲン・ ゾンネンタイル(Org) | |
使用楽器:ドイツ、フリードリヒスハーフェン、聖ペートリ教会、ゲーラルト・ヴェール製。Vol.1: 999 739-2/ Vol.2: 999 962-2/ Vol.3: 777 144-2。 自身がオルガン・ヴィルトゥオーゾだった作曲家による、名曲のオルガン編曲版。J.S.バッハを敬愛し、その作風に追いつこうとして作曲を行っていたが、ついに偉大な先達への抗しがたい憧れがこの編曲版を生み出したのだろう。 | ||
リース(1784-1838):交響曲全集 CD1:交響曲第1番/交響曲第2番[999 716-2] CD2:交響曲第5番/交響曲第3番[999 547-2] CD3:交響曲第4番/交響曲第6番[999 836-2] CD4:交響曲第7番/交響曲第8番[999 904-2/HYBRID_SACD] |
ハワード・グリフィス指揮 チューリッヒ室内o. | |
ベートーヴェンの弟子ということで名前が知られるリースだが、シューベルトからメンデルスゾーンに至るロマン派音楽の主流であり、有名作曲家にひけをとらない作品であったことは、この全集が証明してくれるだろう。再評価を待つ作曲家のひとり。 CD4のみSACD-Hybrid(SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで再生可能) *[]内は既発売商品番号。 | ||
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954): ヴァイオリン・ソナタ集 ヴァイオリン・ソナタ第1番/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 |
マティーアス・ヴォロング(Vn) ビルギッタ・ ヴォレンヴェーバー(P) | |
1937年から38年にかけて作曲された2つのソナタは、交響曲第1番を作曲するためのステップにもなった作品であり、ロマン派音楽を突き詰めた形式と作風でさらに高く評価されるべきだろう。ヴォロングはベルリン・ゾリステンのメンバーであり、シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマスターも務めた名手。 | ||
テレマン(1681-1767):管弦楽のための組曲集 リコーダー、弦楽と通奏低音のための 組曲 イ短調TWV 55; a2/ 2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための 組曲 ヘ長調TWV55:F14/ フルート、弦楽と通奏低音のための 組曲 変ホ長調TWV55:Es2 |
カリン・ファン・へールデン (リコーダー/Ob)指揮 オルフェオ・バロックo. | |
題名は「組曲集」となっているものの、欧文では全て「序曲」と記載されている。 テレマンの義兄弟にあたるリコーダーおよびオーボエの名手ヨハン・ミヒャエル・ベームのために、テレマンはいくつかの素晴らしい作品を書いた。このアルバムに収録された3曲の序曲組曲(代理店記載ママ)も、実際は協奏曲と言えるほどに独奏楽器が華麗に活躍する。ケープタウン生まれのファン・ヘールデンはバロック・オーボエの第一人者。 | ||
シモン・ル・デュク(1742-1777): 交響作品全集 交響曲(第1番)/交響曲(第2番)/ 交響曲(第3番)/ 管弦楽三重奏曲Op.2-1/ 管弦楽三重奏曲Op.2-2/ 管弦楽三重奏曲Op.2-3 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・ フランクフルト | |
ピリオド楽器使用。レオポルト・モーツァルトが言及したという程度にしか知られていない、18世紀フランスの作曲家。35歳という生涯の中、ヴァイオリニストとしても活躍した彼の才能を垣間見られるのが、この作品集だろう。優雅さが印象的に残る作風。 | ||
フンメル(1778-1837): オラトリオ「紅海の航行」 |
ジモーネ・ケルメス(S) ヴェローニカ・ヴィンター(S) ハンス・イェルク・マメル(T) エッケハルト・アベレ(B) ヴォルフ・マティアス・ フリードリヒ(B) ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊、 クライネ・コンツェルト | |
ピリオド楽器使用。器楽作品ばかりが有名なフンメルだが、このオラトリオはそうした定評を打ち破る一作。同じ時代に生まれたハイドンのオラトリオと比較するのも意義があり、モーツァルトやベートーヴェンが成しえなかった仕事かもしれない。ドイツ音楽を得意とするマックスの指揮は、作品のリヴァイヴァルにとっても最適だろう。 | ||
リース:オラトリオ「イスラエルの王」 | ネレ・グラムス ゲルヒルド・ロンバーガー エヴァ・ヴォラック マルクス・シェーファー ハリー・ファン・デル・カンプ マレク・ジェプカ カイ・フローリアン・ビショフ ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊 ダス・クライネ・コンツェルト | |
ベートーヴェンの弟子として知られるフェルディナント・リースの珍しい声楽作品。18歳の時にリースはベートーヴェンの下で学ぶためにウィーンへ旅立った。当時ベートーヴェンは「オリーヴ山上のキリスト」を仕上げていた頃でリースも楽譜のコピーなどを手伝ったと推測されている。リースは4年間をウィーンで過ごしたが、この経験は後の彼の作曲活動に多大なる影響を与えたことだろう。このオラトリオはリースの後期の作品で、素晴らしい合唱と劇的なアリア、素晴らしい音楽で当時大成功を収めたもの。 | ||
ヘンデル(1685-1759):エジプトのイスラエル人 (メンデルスゾーンによる1833年版) モニカ・フリンマー、ヴェロニカ・ヴィンター(S) ハイケ・グレツィンガー(Ms) ハンス・イェルク・マンメル(T) エッケハルト・エーベレ(B−Br) グレゴール・フィンケ(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
バロック音楽を精力的に研究していたメンデルスゾーンは、J.S.バッハの作品の復興者として名高いが、このヘンデルによる作品も彼がロンドンでスコアを発見、指揮者として活躍していた1833年5月26日にデュッセルドルフで演奏、以降幾度も再演し評価を高めた。 | ||
エミール・ニコラウス・フォン・ レズニチェク(1860-1945): 交響曲第1番「悲劇的」〜祈りと贖罪の歌 |
マリナ・プルデンスカヤ(Ms) フランク・ベールマン指揮 フランクフルト・ ブランデンブルク州立o. | |
チェコ系オーストリアの作曲家、レズニチェクは歌劇指揮者としてドイツを中心にヨーロッパ各地で活躍、作品も多く残しているが、現在知られているのは、歌劇「ドンナ・ディアナ」の序曲くらい。他の作品は戦争中に散逸してしまい、ここに収録された交響曲第1番も90年間行方がわからなかった。絶えず繰り返される強迫観念のようなメロディを持ち、声楽と大編成(タムタムも使用)のオーケストラのために書かれたこの作品、「悲劇的」というタイトルがなくともその本質を理解することは容易いだろう。狂気と崩壊を孕んだウィーン世紀末の特色を備えている。 | ||
クラリネット三重奏曲集 ベートーヴェン(1770-1827): 三重奏曲 Op.11「街の歌」 ランノイ(1787-1853):三重奏曲 Op.15 変ロ長調 ルドルフ・フォン・エステーリッヒ(1788-1831): 三重奏曲 |
ディーター・クレッカー(Ob) グィド・シーフェン(Vc) オラフ・ドレスラー(Fp) | |
明るく気品ある音色と絶妙の表現が人気の名クラリネット奏者、ディーター・クレッカーによるベートーヴェン時代の3つのクラリネット三重奏曲を集めた1枚。1936年、ヴィッパータールに生まれ、ヨスト・ミヒャエルスに師事。知られざるレパートリーの発掘や、自らの編曲でクラリネットのレパートリーを各段に増やした人としても知られ、多くの人に愛される名奏者。 | ||
ジェミニアーニ(1687-1762): ヴァイオリン・ソナタ Op.5 (作曲者によるチェロ・ソナタからの編曲) |
アントン・シュテック(Vn) クリスティアン・ リーガー(Cemb) マルクス・ メレンベック(Vc) | |
ナポリやロンドンなどの音楽都市でヴァイオリニストとして活躍したジェミニアーニは、自らのテクニックを反映させた弦楽器のための作品を多数残している。チェロ・ソナタとして書かれた作品の編曲版は、ヴァイオリンの輝かしい音色を得たトリオ・ソナタとして生まれ変わった。 | ||
エリック・ツァイスル(1905-1959): ピアノ協奏曲/バレエ組曲「瓶の中の道化師」 |
ゴットリープ・ ヴォーリッシュ(P) ヨハネス・ヴィルトナー指揮 ウィーン放送so. | |
コルンゴルト同様にウィーンから亡命を余儀なくされた作曲家による、2つの時代の代表作をカップリング。「瓶の中の道化師」は1929年にウィーンで作曲、ピアノ協奏曲は1952年にロス・アンゼルスで作曲され、この作曲家の運命と作風の転換を伝えてくれる一枚になった。 | ||
リース:弦楽四重奏曲集第2集 弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.70-2 弦楽四重奏曲第20番 ヘ短調 WoO48 |
シュパンツィヒSQ | |
シュパンツィヒ弦楽四重奏団のCPOへの2枚目の録音として選んだ作曲家はリース。もともとベートーヴェンの演奏で名が知られた団体だけあってリースの作品は、まさに彼らにうってつけと言えるだろう。ここに収録されたのはリースが30代の頃に書かれた弦楽四重奏曲第2番と、20歳になる前に書かれた第20番の2曲。拡大された形式とハーモニー、溢れ出るような楽想に満ちた意欲作。 | ||
ヘンデル(1685-1759): カンタータ「アポロとダフネ『地は解き放たれた』」 HWV.122/合奏協奏曲 Op.3 No.2 変ロ長調 HWV.313/ 序曲 変ロ長調 HWV.336/組曲 変ロ長調 HWV.352& ト長調 HWV.353「変容したダフネ」/ 組曲 変ロ長調 HWV.354「幸福なフロリンダ」/歌劇「テレプシコーレ」〜シャコンヌHWV8b アンドレア・ローレン・ブラウン(S;ダフネ) ドミニク・ヴェルナー(B-Br;アポロ) アンドレアス・ライズ指揮カントゥス・フィルムス・コンソート | ||
このアルバムは1709年頃(1706年という説もあり)にミラノで作曲されたカンタータ「アポロとダフネ」と、それにまつわる(であろう)作品。もともとは「ダフネ」という一つのオペラとして書かれたが、2つに分割され、その後は楽譜も紛失してしまったため概要が不明となってしまった。 | ||
ルドルフ・シモンセン(1889-1947):交響曲集 序曲 ト短調/交響曲第1番「シオン」/ 交響曲第2番「ヘラス」 |
イスラエル・イノン指揮 センデリュランso. | |
デンマークの音楽家シモンセンは、ニルセンの次の世代を代表する一人。作曲家、ピアニスト、そして教師、作家として様々な作品を残している。彼はギリシア語、ラテン語、ヘブライ語を得意とし、デンマークの至るところでクラシック音楽について講義を行い、ユダヤ教にも造詣が深かったと言う。彼の交響曲第1番のタイトルに「シオン」と名付けたのもユダヤ教に対する敬意の顕れだろう。どの作品もロマンティックな作風が持ち味の重厚な作品。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ: ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 [ Op.14 No.2 / Op.27 ] |
カザルス三重奏団 | |
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認められ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博した(狩猟時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つだろうか)。多くの作品を残しているが、とりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されているピアノ三重奏曲も才知にたけたもの。特にOp.27 はオーベルニュの民謡を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 [Op.83/Op.3-2 (1807)] |
カスケード三重奏団 | |
第1集(777 230-2)に続くもの。1850年代に書かれたOp.83はその長さと抒情性(時折メンデルスゾーンの作品を思い起こさせる)が際立つ作品で、初期のものに比べ格段に深い音楽性を感じさせる名作。しかし初期のOp.3の初々しい個性も捨てがたいもので、ベートーヴェンの影響も見え隠れする溌剌とした音楽となっている。今回もカスケード三重奏団の流麗な演奏が耳に残る。 | ||
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1852):ピアノ三重奏曲全集 Vol.3 & Vol.4(完結編) 〔第7番 ニ短調 Op.20/第1番 イ長調 Op.3 No.1/第4番 ホ短調 Op.14 No.1/ 第8番 ハ短調 Op.26/第6番 ニ長調 Op.14 No.3/第3番 ト短調 Op.3 No.3〕 カサドシュ三重奏団 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932):チェロ協奏曲集 〔第1番 (1780) −第3番 (1930) 〕 |
グレゴール・ホルシュ(Vc) ダフィト・ポルセレイン指揮 オランダso. | |
レントヘンは母方のいとこに名チェロ奏者ユリウス・クレンゲル(1859-1933)がおり〔国内代理店は『彼はユリアス・クレンゲルという名チェリストの友人であったため』などと書いているが、誤り〕、さらにカザルスのピアノ伴奏者を務め、友人でもあったためか、チェロに関する作品が多い。ホルシュは2013年現在コンセルトヘボウ管の首席チェリスト。 | ||
アリベルト・ライマン(1936-): ピアノ作品全集 ソナタ第1番 (1958) (*)/スペクトル/ 変奏曲/その道から |
マシュー・ルベンスタイン(P) | |
(*)は世界初録音。自身が優れたピアニストでもあり、存在感のあるオペラやフィッシャー=ディースカウが歌ったカンタータなどで作曲家としても知名度が高いライマン。2007年現在まで発表されたピアノ作品のすべてを収録している。 | ||
ハウゼッガー(1872-1948):自然交響曲 | WDRケルン放送cho. WDRケルンso. アリ・ラシライネン指揮 | |
ブルックナーのハース版交響曲を積極的に指揮したことでも知られるハウゼッカーは自身も多くの作品を書いている。この曲は終楽章に合唱を伴う規模の大きなもの。こういう曲の多くの前例のように、苦難の時を経て大いなる創造への讃歌が朗々と歌われる。マーラー、ブルックナーなどの好きな人にはたまらない作品と言えるだろう。北欧物のオーソリティ、ラシライネンの悠然流麗な音作りが冴えている。もちろん録音は超優秀。 | ||
ブレーメンのクリスマス 来たれ、諸民族の救い主よ/神の御子は今宵しも/ 山を越えマリアは行く/ 私はどのようにあなたを迎えよう/夜は深まり/ おお救い主よ、天の扉を開け/ おおいとしき御子、おおやさしきイエス/ ばらは咲きいで/天より下りて/ イエス・キリストよ、汝はたたえられよ/ もろびと声上げ/主の馬槽のそばにわれは立ち/ 喜び踊れわが心よ/ ひとりの御子われらに生まれたり/ マリアの子守歌/来てキリストを称えよう/ 大地と星空に喜びあれ/ いと高きところ、神に栄光あれ/ 愛らしいナイチンゲール、目を覚まして!/ 天使は天国の歌を持ち/優しいお顔の幼子よ/ 静かに、静かに/もうすぐ暗くなります/ 高き天より、汝天使が来たる/この超越/ おお、いと聖なる/きよしこの夜 |
ドロテー・ミールズ(S) ヴァルトラウト・ ホフマン=ムヒャー(A) マティーアス・ゲルヘン(B) ティム・フィッシャー(G) ベアーテ・レレケ (Org/通奏低音) ヴォルフガング・バウムグラッツ (ザウアーOrg) ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 ブレーメン大聖堂cho.、 ブレーメン室内so. | |
ヨーロッパ音楽史でも重要な役割を担ってきたブレーメンの街で、150年前に結成された合唱団を記念する一枚。そのハーモニーにはろうそくの炎のようなあたたかみがあり、落ち着いたクリスマスの雰囲気にあふれている。 | ||
マルクス・ベッカー・ プレイズ・ベートーヴェン ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」/ ピアノ・ソナタ第3番 |
マルクス・ベッカー(P) | |
使用楽器:スタインウェイD。大植英次とのアンタイル:ピアノ協奏曲集(777 109-2)ほか、CPOにいくつかの録音を残してきたベッカー。ドイツのピアニズムを体現するピアニストとして、その存在はマルティン・シュタットフェルトらと並ぶものだと言える。その力量を、フォルテピアノ(と国内代理店は記載しているが、使用楽器からすると誤り)で演奏した2つのソナタで。 | ||
リュリ(1632-1687): 歌劇「テゼ(テセウス)」 |
ハワード・クルック、 ローラ・パドウェル、 エレン・ハージス、 ハリー・ファン・ デル・カンプ ポール・オデット指揮 スティーヴン・ スタブス指揮 ボストン・アーリー・ ミュージック・ フェスティヴァル o.&cho./他 | |
多くの録音によって、徐々にその偉業が現代に定着しつつあるリュリの芸術。名リュート奏者オデットを中心に結成されたアンサンブルが、2003年に上演した際の記念碑的な演奏をリリース。CPOでは彼らと共に、今後も多くの刺激的なCD をリリースしていく。 | ||
プレイエル (1757-1831):クラリネット協奏曲集 クラリネット協奏曲[第1番/第2番]/ 2つのクラリネットと管弦楽のための協奏交響曲(*) |
ディーター・クレッカー(Cl) サンドラ・アーノルド(Cl;*) セバスティアン・テヴィンケル指揮 プフォルツハイム南西ドイツ室内o. | |
このプレイエルの作品は、モーツァルトと同時代の隠れた名クラリネット協奏曲と言えるだろう。確かに若干深みには欠けるが、輝かしさと高貴さに彩られた軽やかなパッセージは、この時代の音楽を伝えるのに充分な趣きを備えたもの。名手ディーター・クレッカーによる演奏でお楽しみ頂きたい。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.4 2つのオーボエを伴うヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための序曲(協奏曲) ト長調 TWV55: G6 / ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための序曲(協奏曲) ホ長調 TWV55: E3 / 2つのオーボエを伴うヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための序曲(協奏曲) ト短調 TWV55: G7 エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)指揮オルフェオ・バロックo. | ||
フランツ・ヨゼフ・ハイドン(1732-1809): ピアノ三重奏曲全集 Vol.7 [第11番/第14番/第10番/第13番/第6番] |
トリオ 1790 | |
ピリオド楽器使用。すでにcpoの名物シリーズになった、トリオ1790による三重奏曲集。今回は1750年代末あたりまでに作曲されたであろうとされる5曲が選ばれ、作曲者10代から20代の若い個性が息づく一枚になっている。 | ||
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲全集 Vol.8 [ Hob.XV; 41/ Hob.XV; 37/ Hob.XV; C1/ Hob.XV; 36/ Hob.XV; 1/ Hob.XV; 2] |
トリオ1790 | |
トリオ1790によるハイドンのピアノ三重奏曲の全集録音の完結編。 | ||
ハンブルク1600-1800年の聖なる音楽集 ヒエロニムス・プレトリウス:モテット集 |
マンフレート・コルデス指揮 ブレーメン・ヴェーザー・ ルネサンス | |
ハンブルクに生まれ、生涯のほとんどをその地のオルガニストとして過ごしたヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629)のモテット集。16〜17世紀当時の音楽界を牛耳っていたのはハスラー、ガブリエリをはじめとした北イタリアの音楽家たちだった。当然彼もヴェネツィア楽派の作曲技法に熟知していたようだ。ここで聴かれるモテットはラテン語で書かれてはいるものの、複雑な声部の動きを持つ精緻な合唱が魅力的。極上のハーモニーが楽しめる。 | ||
アンドレアス・クネラー(1649-1724)、 クリスティアン・ガイスト(1640頃-1711)、 ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722): オルガン作品全集 |
フリードヘルム・フラメ(Org) | |
使用楽器:ニーダーザクセン州、聖ゲオルク教会、ヨハン=マティーアス=ハーゲルシュタイン製オルガン、1735-1740年製。チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2ch ステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録) ディスクの種類:ハイブリッドディスク(SACDプレイヤー及びCDプレイヤーでお聴き頂ける) 北ドイツにおけるバロック期のオルガン作品を網羅するシリーズの第3弾。ブクステフーデからJ.S.バッハへと移行する時代において同時代の作曲家を探るのは有意義であり、特にJ.S.バッハ・ファンにとっては必聴の一枚だと言える。SACD-Hybridなのでオーディオ・ファンやチェック用にもおすすめ。 | ||
ペッテション(1911-1980):交響曲全集 [999 281-2]交響曲第2番/交響的断章 [999 223-2]交響曲第3番/同第4番 [999 284-2]交響曲第5番/同第16番 [999 124-2]交響曲第6番 [999 190-2]交響曲第7番 [999 085-2]交響曲第8番 [999 231-2]交響曲第9番 [999 285-2]交響曲第10番/同第11番 [777 146-2]交響曲第12番「広場の死者」 [999 224-2]交響曲第13番 [999 191-2]交響曲第14番 [999 095-2]交響曲第15番/ ルツィカ:ペッテションのオマージュ |
トーマス・ザンデルリング指揮 ペーテル・ルツィカ指揮 マンフレート・トロヤーン指揮 ヨハン・アルネル指揮 ゲルト・アルブレヒト指揮 アラン・フランシス指揮 マンフレッド・ホーネック指揮 ベルリン放送so. ベルリン・ドイツso. ハンブルク州立po. ザールブリュッケン放送so. BBCスコティッシュso. ハノーファー北ドイツ放送po. スウェーデン放送so. スウェーデン放送cho. エーリク・エーリクソン室内cho.、 ジョン=エドワード・ ケリー(A−Sax) | |
壮大かつ長大な交響曲を発表し、20世紀のスウェーデン音楽シーンで独特の強烈な存在を誇示しているペッテション。それぞれが音楽誌からも絶賛されてきたが、集大成と言えるこの全集は20世紀音楽ファン必携の重要アイテム。ドイツやスウェーデンのオーケストラを中心とした演奏は、極限の緊張感も見事に再現している。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): チェンバロと弦楽のための協奏曲 Vol.2 [第4番/第5番/第6番/第7番] |
ラース・ウルリク・モーテンセン (Cemb)指揮 コンチェルト・コペンハーゲン | |
デンマーク・コントラプンクト・レーベルに多くのバッハ作品を録音し、ナクソスやECMなどへの録音も話題になっているモーテンセン。その躍動的な音楽は、第1集(999 989-2)で反響を呼んだ。北欧バロックの最先端に触れる一枚だと言えるだろう。 | ||
テレマン(1681-1767):3つのカンタータ [偶像を打ち壊せ/私の話は悲しみに包まれた/ あなたの傷は治らない] |
ドロテー・ミールズ(S) クラウス・ メルテンス(B−Br) シャレフ・アド=エル指揮 アカデミア・ダニエル | |
70歳を過ぎたテレマンが書いた教会音楽は、どれもが確固たる存在感を誇り、ドイツ・バロックの完成を宣言しているような威厳をたたえている。他のレーベルではなかなか聴けないものであり、テレマン・ファンは必聴の一枚だと言えるだろう。 | ||
エナ(1859-1939):歌劇「熱き愛」 (ミクサート・カールマンの テクストによる2幕のオペラ) |
ヨハンナ・ストヨコヴィチ(S) ロタール・オディニウス(T) アルフレード・キム(T) エグベルト・ユングハウス(Br) ヘルマン・ボイマー指揮 北ドイツ放送フィルハーモニー 北ドイツcho. | |
日本でも演奏された歌劇「マッチ売りの少女」で知られるデンマークの作曲家、アウゴスト・エナの知られざるオペラ「熱き愛」の登場。この人もほとんど独学で音楽を学んだのだが、オペラを 13曲も書いたと言われている。この「熱き愛」はワーグナーの重厚さとベルカント・オペラの流麗さ、そしてヴェリズモのリアリティを併せ持つ美しい作品で、悲しい結末も含め聴き手の涙を誘うこと間違いなし。 | ||
ヴァインガルトナー (1863-1942):弦楽四重奏曲集第1集 [第1番 ニ短調 Op.24/第3番 ヘ長調 Op.34] |
ザラストSQ | |
指揮者として、また作曲家としても知られるヴァインガルトナーの弦楽作品集。優れた音楽家の常として、幼少の頃より音楽の才能を発揮し、音楽院ではかのリストの弟子として研鑽を積んだ。多数ある彼の作品の中でも、室内楽はかなり重要な位置を占めている。この分野への足がかりとなった弦楽四重奏第1番は、宰相ビスマルクの死に触発されて書かれた重厚な作品。 | ||
フェリクス・ヴァインガルトナー(1893-1942): 弦楽四重奏曲集 Vol.2 弦楽四重奏曲第5番 Op.81/ 弦楽五重奏曲 Op.40(*) |
ザラストロSQ ペトラ・ヴァーレ(Va;*) | |
録音:2007年11月-2008年1月、マルターレン教会。Vol.1:第1番&第3番(777 251-2)。 | ||
フェリックス・ヴァインガルトナー(1893-1942): 弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第2番Op.26 (1900) /第4番Op.62 (1917) 〕 |
ザラストロSQ | |
名指揮者ヴァインガルトナーの作曲家としての足跡を辿るシリーズ。この第2番(と第1番)は、ベルリン芸術大学の教授を務め、自らの師ヨアヒムやゲオルク・シューマンとも弦楽四重奏団を結成したヴァイオリニスト、カール・ハリジュ(1859-1909)に献呈されている。 | ||
ロゼッティ(1750-1792):宗教作品集 オラトリオ「ゲッセマネのイエス」/カンタータ「ハレルヤ」/サルヴェ・レジーナ ガブリエーレ・ヒールダイス(S) ルート・ザントホフ(A) ヤン・コボウ(T) トーマス・E.バウアー(Br) ヨハネス・メーズス指揮メクレンブルク・バロックo.、北ドイツ放送cho. | ||
ボヘミアに生まれながらも、コントラバスとしてドイツ各国で活躍。後に名前をイタリア風に改めたロゼッティによる宗教曲。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932):管弦楽作品集 交響曲第18番 イ長調(1932)/ ノルウェー民謡によるバラードOp.36 (1889)/ 海での歌 Op.45 (1902)/ 古いオランダの舞踏曲 Op.46 (1904) |
ダフィト・ポルセレイン指揮 北ドイツ放送po. | |
レントヘンは生涯に20曲の交響曲を書いたが、この第18番(注:代理店は上記曲目表記内で第10番と誤記、調性も誤っている)がもっとも長く、また驚くほどに古典的な様式で書かれている。あまりにも印象的なトランペットのファンファーレに導かれた壮麗な第1楽章(合いの手のティンパニがまた絶妙)は、まるで祝祭的なバロック音楽を聴いているかのような錯覚にとらわれることだろう。他の収録曲は、ゆったりとした「ノルウェー民謡によるバラード」、描写的な「海での歌」、快活な「古いオランダの舞踏曲」。どれもが穏健で美しい作品。 | ||
ルイーズ・ファラン(1789-1826):室内楽作品集 ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.33/ ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、 ホルンとバスーンのための六重奏曲 ハ短調 Op.40/ ピアノ三重奏曲第3番 変ホ長調 Op.44 |
リノス・アンサンブル | |
『フルート奏者兼音楽出版者アリスティド・ファランの妻』(と代理店は記載しているが、この部分と全く同一の文章を以前から当店ではサイトへ掲載している。当盤案内以前に掲載された全く同一の文章は、国内の検索サイトでは当店の物しか見つからない模様[リンク先は Google ])ルイーズの作品集。 当盤は彼女の才能が洩れなく堪能できる室内楽作品集。自身が優れたピアニストだったせいもあり、ピアノ・パートは驚くほどに精緻でドラマティックに書かれている。機智に富んだ楽想、そして繊細な表現力には驚く他ない。ピアノと管楽五重奏が対等に扱われた六重奏曲のすばらしさにも注目。リノス・アンサンブルはこれらの曲を抑制された表現で上品に演奏している。 | ||
パイジェッロ(1740-1816): オラトリオ「イエス・キリストの受難」 (フランチェスコ・ルイジによる改訂版) |
ロベルタ・ インヴェルニッツィ(S) アッラ・シモーニ(S) ルカ・ドルドロ(T) ホセ・ ファルディーリャ(Br) ディエゴ・ファゾリス指揮 イ・バロッキスティ、 スイス・イタリア語 放送協会cho. | |
18世紀の名台本作家メタスタージオによる「イエス・キリストの受難」は、サリエリなど同時代の作曲家がこぞって音楽を付け、人気を集めた。パイジェッロはオペラ作曲家としての才能を発揮し、よりドラマティックに構成。古典派オペラ的な雰囲気も楽しめる。 | ||
A.スカルラッティ(1660-1725):オラトリオ「聖チェチーリアの殉教」
ナンシー・アージェンタ、マリネッラ・ペンニッキ(S) ベルンハルト・ランダウアー(CT) マルコ・ビーズリー(T) ディエゴ・ファゾリス指揮イ・バロッキスティ | ||
最近まで未発見だったスカルラッティのオラトリオ。これはチューリヒで発見されたスコアに基づいた演奏。ローマのバロック時代にもっとも劇的な発展を遂げた作品として、広く語り継がれることだろう。アージェンタをはじめとした名歌手たちの絶唱もすばらしく、緊張感に満ちたアリオーソから感情たっぷりのアリアに変わるとき、この曲を聴く喜びに満たされるはず。 | ||
ジャン=ジャック・ルソー: 歌劇「村の占い師」 全曲 |
ガブリエラ・ビュルクナー、 ミヒャエル・フェイファー、 ドミニク・ヴェーナー、 アンドレアス・ライズ指揮 カントゥス‐フィルムス・ コンソート&室内cho. | |
フランスの啓蒙思想家であり、また音楽家でもあったルソーの代表作「村の占い師」。終幕のパントマイムの音楽が「むすんでひらいて」の原型であると言われることや、モーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の元になっていることで知られている。曲自体はとてもシンプルだが、多くの魅力的な旋律を持ち、素朴さの中にも味わいのあるもの。ちなみに「むすんでひらいて」のメロディを探すのは少々困難・・・・。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):カンタータ集 〔泣かないで TVWV1:1541 /彼らは万軍の主の法律を捨てる TVWV1:1339 /あなたの名前は全ての神 TVWV1:698 〕 ヴェロニカ・ヴィンター(S) レナ・スザンナ・ノーリン(A) ヤン・コボウ(T) エッケハルト・アーベレ(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
今回もマグデブルク・テレマン音楽祭で演奏された作品。 | ||
北欧の管弦楽伴奏歌曲集 ラングストレム(1884-1947):Den Utvalda マデトヤ(1887-1947):秋 Op.68 パルムグレン(1878-1951): En sallsam fagel Op.95/Aamun autereessa Op.106-2 シベリウス(1865-1957):大気の精 Op.70 |
カミラ・ニュルンド(S) ウルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o. | |
北欧の厳しい自然やオーロラ、激しい海、その他イメージが次々と湧いてくるような本当に多彩な表情を持つ歌曲たち。これらを歌うのは、日本でも大人気の若手、カミラ・ニュルンド。バックを固めるオーケストラ・パートのまた美しいこと。どっしりした音、陽炎のように移ろう音、自由自在に操るシルマーの指揮にも注目。 | ||
ダヴィドフ(1838-1889): チェロ協奏曲第1番/チェロ協奏曲第2番 チャイコフスキー(1840-1893): ロココ風の主題による変奏曲 |
ウェン=シン・ヤン(Vc) テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
19世紀におけるチェロのヴォルトゥオーゾ・名教師であり、国際コンクールや名器にも名を残しているダヴィドフの作品は、チェリストにとって貴重な存在。台湾人の血をひく若手プレイヤーは、佐渡裕指揮スーパー・ワールド・オーケストラの公演でソリストを務めるなど(チャイコフスキーを演奏)、日本でも知られている。 | ||
オイゲン・ダルベール(1864-1932):管弦楽作品集 小さな人魚姫 Op.15(アンデルセンの童話を元にした ソプラノと管弦楽のための詩曲)/ 交響曲第4番 ヘ長調 |
アンナ・カシアン(S) ヘルマン・ボイマー指揮 オスナブリュックso. | |
Op.15は世界初録音。 | ||
アルフレード・カゼッラ(1772-1847): 管弦楽のためのシンフォニア(交響曲第3番)Op.63/ 大管弦楽のための奇想曲「イタリア」Op.11 (1909) |
アルン・フランシス指揮 ケルンWDRso. | |
ブルッフがドイツの壮大なる精神を音にしたとすれば、イタリアの美の精神は作曲家カセッラによって具現化されたと言ってもよいだろう。26歳の時に作曲した色彩感豊かな「イタリア」は、火山の町シチリアと、灼熱の太陽に焼かれるひたすら明るいナポリの生活を描き、彼による祖国への限りなく大きな愛を示している。その30年後に書かれた交響曲第3番は、彼の作品中最も大掛かりなもので世界的成功を収めたが、現在では全くと言っていいほど忘れられてしまった。ここで聴けることは大いなる喜び。 | ||
テレマン (1681-1767):管楽器のための協奏曲集第2集 ブロックフレーテ協奏曲 TWV51 C1/ 2つのオーボエとファゴットのための協奏曲TWV53 D1/ トラヴェルソフレーテと 2つのヴァイオリンのための協奏曲TWV51 G1/ 2つのホルンのための協奏曲 TWV52 D1/ オーボエ協奏曲 TWV51 F1 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 カメラータ・ケルン、 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
大好評のシュナイダーによるテレマンの協奏曲集第2集(第3集 777 268-2 が先に発売されていた)。ピリオド楽器の音色が存分に楽しめるシリーズとしても高い評価を得ている。オーボエ、ホルン、リコーダーの輝かしい音色をお楽しみ頂きたい。 | ||
テレマン:管楽器のための協奏曲集第3集 ピッコロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 D4/ オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 C1/ リコーダー、ホルンと通奏低音のための 協奏曲 TWV42 F14/ フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 G2/ トランペット、弦楽と通奏低音のための 協奏曲 TWV51 D7/ 2つのトラヴェルソ・フルート、ファゴット、 弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV53 G1 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト カメラータ・ケルン | |
テレマン(1681-1767)のオーソリティ、カメラータ・ケルンとミヒャエル・シュナイダーによる協奏曲集の第3集。旧録時代からその素晴らしさはお墨付き。今作でもふるい付いたくなるような美音と切れ味鋭いアンサンブルで聴き手を夢幻の境地に誘う。 | ||
ハンス・ケスラー(1853-1926): 弦楽五重奏曲/弦楽六重奏曲 |
フランクフルト 弦楽六重奏団 | |
作曲家としての名声より、バルトーク、コダーイ、ドホナーニといった名作曲家の師として知られるケスラー。その作風は19世紀後半のウィーン音楽を継いだものであり、保守的な後期ロマン派のもの。その証とも言える2つの作品。 | ||
北ドイツ・バロックの作曲家たちのオルガン作品集 カラデック(1640?-1684)、 ブルンクホースト(1670?-1725)、 シュテフェンス(1560-1616)、エーリヒ(1649-1712)、 リッター(1645? -1725?)、ハンフ(1664-1711/12) |
フリードヘルム・フランメ (Org) | |
使用楽器:1721/22年製 ボックホルン、聖コズマス&聖ダミアン教会聖父のオルガン。 16世紀の知られざる作曲家たちが書いた多彩な作品を収録したもので、その経歴も、教会のオルガニストであったりブクステフーデの弟子であったりと様々。ドイツ北海、オストフリースラントの小さな町ボックホルンの由緒ある教会のオルガンの音色も魅力。 | ||
ヘンク・バディングス(1907-1987):交響曲集 [第2番/第7番「ルイヴィル交響曲」/第12番] |
ダーヴィッド・ポルセライン指揮 ヤナーチェクpo. | |
オランダ生まれの作曲家、ヘンク・バディングス(バーディンフス)の交響曲集。1930年に初の作品、チェロ協奏曲をコンセルトヘボウで初演(指揮はメンゲルベルク)、 1960年代以降は電子音楽を用いた作品を多く書いたことで知られる人だが、反面、古生物学者、鉱山エンジニアとしても働いたという異色の人。もちろん作品も独特の音階を駆使した斬新なものばかり。 | ||
モーツァルト(1756-1791): ピアノ三重奏曲全集 |
トリオ・ストラディヴァリ | |
ピリオド楽器使用。ドレスデン版の「四季」(777 037-2)などで名をあげたフェデリコ・グリエルモらが結成したトリオによる、モーツァルトの名作三重奏曲集。しなやかに歌う演奏で、モーツァルトの美しさを再認識できる全集。 | ||
ヨハン・マッテゾン(1681-1764): クリスマス・オラトリオ 「癒しの誕生と、私たちの主の化身である救い主イエス・キリスト」/ 二部合唱によるマニフィカト(1716) ニッキー・ケネディ、アンナ・クロークス(S) ウルズラ・エッティンガー(Ms) アンドレアス・ポスト(T) スティーヴン・マクロード(B−Br)他 マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
ルター(1483-1546)、 オトマイアー(1515-1553)、 J.ヴァルター(1496-1570): 宗教改革の音楽集 聖霊に願おう/主は固き砦/ キリスト教徒の信仰/ ルターの最後の言葉/生の只中にあって/ マルティン・ルターの墓碑銘/ おお、われらが父/アダムの堕落から/ 平和と喜びもて/ われらに平和をもたらせたまえ |
ヒムリシェ聖歌隊 | |
ルターによる宗教改革は教会音楽の歴史も変え、プロテスタントのための賛歌が多数作曲された。ここに収録されたのはその一部であり、当時の音楽を伝えてくれる貴重な証言。言葉に重みがある音楽だけに心を打たれる。 | ||
ベルンハルト・モリーク(1801-1869): 弦楽四重奏曲集 Vol.1 [変ホ長調Op.18 No.3 /ヘ短調Op.28] |
マンハイムSQ [アンドレアス・クレハー、 キム・シンギョン [Shinkyung Kim] (Vn) 二クラス・シュヴァルツ(Va) アルミン・フロム(Vc)] | |
録音:2006年11月13日-15日、室内音楽スタジオ、SWR シュトゥットガルト。おそらく世界初録音。 モリークはニュルンベルクに生まれたドイツの作曲家で、シュポアの弟子。18歳の時、ミュンヘン・ホーフカペレのコンサートマスターに就任、独奏演奏家としてのキャリアを築いた後、ロンドンに渡って王立音楽院の作曲家教授となり、引退した1866年までその職にあった。作品には交響曲、ヴァイオリンのための6つの作品を含む様々な楽器のための協奏曲、室内楽があると言う。また彼は、ミュンヘン時代に高名なフルート奏者テオバルト・ベームと共に演奏旅行を行い、その際フルートとヴァイオリンのためのデュオ・コンチェルタンテOp.3や、フルート協奏曲を書いている。 RBM、NOVALIS、そしてMD+Gへのレーガー[336-0711〜0715]とブルクミュラー[336 0993〜4-2]で知られるマンハイムSQは、CPOへはフォルクマン[999 115-2、999 167-2、999 237-2]、エセル・スミス[999 352-2]、ブルッフ[999 460-2]、ラフ[777 003-2]を録音しており、 当モリークのシリーズは Op.18の2曲を収めた第1集 [777 149-2] に続く物。 | ||
ゴルトマルク (1830-1915):ピアノ五重奏曲集 [Op.30/Op.54] |
オリヴァー・トリエンドル(P) シネ・ノミネSQ | |
すぐれたヴァイオリニストとしても知られるゴルトマルクも、多くの作品を残したが、現在ではほんの数曲のみが演奏されるのみとなっている。このピアノ五重奏曲はシューベルトの影響も見え隠れするが、独自の柔軟性や洗練された趣きを感じさせる独創的な作品。とりわけ彼の死の1年後に発表された Op.54は重厚で美しさが際立つもの。 | ||
パウル・ユオン (1872-1940):ピアノ四重奏曲集 [Op.50/Op.37「ラプソディ」] |
オリヴァー・トリエンドル(P) ダニエル・ゲーデ(Vn) ハリオルフ・シュリヒティク(Va) ペーター・ブルンス(Vc) | |
スイス系ロシア人、パウル・ユオンはブラームスのハンガリー舞曲を編曲した人としてかろうじて知られている。「チャイコフスキーとストラヴィンスキーの間を埋める」作曲家として活躍、18世紀のロシア楽壇の教育水準を高めることにも貢献したが、彼自身の作風はどちらかというとドイツ的でロマンティック。ピアノ四重奏曲 Op.50は彼の亡くなった愛妻へのオマージュとして書かれた。 | ||
ヨゼフ・マルクス(1882-1964):ピアノ四重奏のための作品集 ラプソディ イ長調/スケルツォ ニ短調/バラード イ短調 オリヴァー・トリエンドル(P) ダニエル・ゲーデ(Vn) ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va) ペーター・ブルーンス(Vc) | ||
録音:2009年6月9日、11日、バイエルン放送ミュンヘン・スタジオ2。ここに収録された3つの作品は1911年頃から書き始められていて、当時ならではの濃厚な後期ロマン派の響きに満ちている。 | ||
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): ヴァイオリン協奏曲 イ長調 WoO4/ 大管弦楽のための交響曲「オデュセウス」Op.16 |
ウルフ・ヴァリーン(Vn) フランク・ベールマン指揮 ザールブリュッケン・ カイザースラウテルン・ ドイツ放送po. | |
ブラームスの友人として知られる作曲家、ヘルツォーゲンベルクは室内楽作品ばかりに光が当てられていたが、このヴァイオリン協奏曲と交響詩という規模の大きなものは、交響曲集(777 122-2)と並んで、この作曲家の知られざる一面を発掘するのに大きく役立つはず。交響詩「オデュッセイア」はブラームスと親交を深める以前の作品で、リストやワーグナーの影響を強く受けた堂々たる作品。かたや、ヴァイオリン協奏曲は1889年の作品で、イタリア地中海の明るさを帯びた美しいメロディに彩られている。 | ||
モーツァルト(1756-1791):歌劇「ツァイーデ」K.344(未完)
イザベル・モナー(S) マルクス・シェーファー、マルクス・ブルツシャー(T) クリスティアン・ヒルツ(B) マルティン・ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミー | ||
このオペラ「ツァイーデ」は未完の作品で、序曲もなければきちんとした終わりも与えられていない。完結したオペラとするために過去にも様々な工夫が施されているが、このハーゼルベック盤では序曲にK318のシンフォニアを使い、結末にはK479の四重奏「せめて言って、私がどんな過ちを犯したのか」を挿入。納得の行く終わり方を見せてくれる。 | ||
クルト・エーデルハーデンとWDRオーケストラ:1976-1980年録音集 CD1 スタンダード made in USA CD2 エヴァーグリーン made in Germany | ||
CPO JAZZ。ドイツの伝説的バンド・リーダー、エーデルハーゲンの録音集。1920年生まれのエーデルハーゲンは、あのザ・ピーナッツのヒット曲「情熱の花」の元歌を歌ったカテリーナ・ヴァレンテを見出した人としても知られ、日本でも隠れたファンを持つ大家。この2枚組は彼の晩年の録音を収録している。 | ||
ラヴェル(1875-1937):2台ピアノのための作品集 スペイン狂詩曲/ラ・ヴァルス/ マ・メール・ロワ/ダフニスとクロエ |
ゲノヴァ&ディミトロフ・ ピアノ・デュオ | |
今までに J.C.バッハからショスタコーヴィチなど 7枚の CDを出し、どれもが高い評価を受けているこのピアノ・デュオの最新盤。何とも詩的で色彩的な演奏で、特に「ダフニスとクロエ」の編曲版はこれ以上ないほどの卓越した技巧と表現に裏打ちされた名演と言えるだろう。そして「ラ・ヴァルス」は、J.シュトラウスや R.シュトラウスの爛熟したワルツを思わせるほど豊かな音が横溢している。 | ||
グリーグ(1843-1907):チェロとピアノの作品集 ソナタ Op.36/インテルメッツォ/ 歌曲編曲集 [何がいえよう Op.2-4/みなしご Op.4-1/ 詩作法 Op.18-5/アレグレット Op.45/ 君を愛す Op.5-3/小川のほとり Op.67-8/ 夕暮れ Op.9-3/あなたは地に眠る Op.59-6] |
ラモン・ヤーフェ(Vc) アンドレアス・フレーリヒ(P) | |
ドイツ圏で活躍する巨漢チェリスト、ヤーフェのグリーグ。他のレーベルで多くのリリースがあるが、そのどれもがダイナミックな音色と繊細な感情に彩られた素晴らしいもの。このグリーグもその例にもれず、しみじみとした情緒を高らかに歌いあげている。歌曲からの編曲が、これまた泣けてしまう。 | ||
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ: ピアノ協奏曲全集 [第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番]/ 主題と変奏 |
サンドラ・イーヴォ・ バルトリ(P) ミケーレ・カルッリ指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
ピッツェッティ、カセッラとともに近代イタリア復古主義の旗手として知られるマリピエーロは、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディの研究家としても有名。しかしその作品はイタリア的な流麗さよりも憂鬱で気難しさが目立つものが多く決して耳なじみの良い曲ばかりではない。とは言え、初期の作品は印象派の影響も多分に受けているのでドビュッシーが好きな人なら必ずはまること間違いなし。このアルバムは今までに全集としての録音がほとんどなかったピアノ協奏曲全集で、マリピエーロの作風の変遷を見渡すことができる貴重な録音といえるだろう。 | ||
アントニオ・ロゼッティ〔アントニーン・レスレル〕)(1750-1792):ホルン協奏曲集 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 Murray C61 Knaul III: 49 (*) / ホルン協奏曲 ホ長調 Murray C50 Kaul III: 44 (#) / ホルン協奏曲 変ホ長調 Murray C48 Kaul III: 37 (+) / 2台のホルンのための協奏曲 変ホ長調 Murray C55Q Kaul III: 54〜アンダンテ (*) クラウス・ヴァレンドルフ(Hr;*/+) サラ・ウィリス(Hr;*/#) ヨハネス・メーズス指揮マンハイム・プファルツ選帝候室内o. | ||
録音:2006年12月19日-20日、22日、SWR 放送スタジオ、カールスルーエ。 代理店翻訳者は、ベルリン・フィル初の女性管楽奏者となった Sarah Willis をドイツ語読みして「ザラー・ヴィリス」としてしまっているが、彼女はメリーランド州生まれのアメリカ人である。なお、ヴァレンドルフもベルリン・フィルの有名奏者である事は言うまでもない。 | ||
アフメド・アダナン・サイグン(1907-1991): ピアノ協奏曲集 [第1番 Op.34/第2番 Op.71] |
ギュルスィン・オナイ(P) ビルケントso. ハワード・グリフィス指揮 | |
トルコの作曲家、サイグンのピアノ協奏曲を2曲。この作品は1950年代に作曲され、いかにもサイグン的でありながら、さまざまな作曲家たちの色彩もほのかに感じさせるもので、演奏回数も多く、今でも人気を博している。バルトークの影響、新古典主義への傾倒、そしてラヴェルの色彩感、その他色とりどりのパレットから絵の具を塗ったかのような多面性が魅力。ここでピアノを演奏するオナイ女史(国内代理店翻訳者は「ギュルジン・オーネイ」というひどいカナ表記をしている)は、サイグンの弟子であり、解釈においては他の追従を許さない。第1番の方は、何と彼女3度目の録音。 | ||
アフメド・アダナン・サイグン(1907-1991): チェロ協奏曲 Op.74/ヴィオラ協奏曲 Op.59 |
ミリアム・チョップ(Va) ティム・ヒュー(Vc) ワード・グリフィス指揮 ビルケントso. | |
「トルコ五人組」の中でも最も注目度が高く、かつ精力的に作品を発表しているのがこのサイグンだろう。パリに留学しダンディに師事、帰国してからは指揮者としても活躍、またトルコの民俗音楽の収集家としても知られている。このチェロ協奏曲、ヴィオラ協奏曲は彼の特質が良くでた作品でなんとも言えないエキゾチックで不思議な音に満ちている。 | ||
「これが最高!」〜ジンクフォニカー 25周年記念アルバム | ||
若干のメンバーの入れ替わりはあるものの、25年間ずっと活動を続け、常にクオリティの高いアルバムをリリースしているドイツの6人組の男声ヴォーカルアンサンブル、ジンクフォニカーのベスト盤。 驚異的なレパートリーと完璧なアンサンブルが持ち味で、(他のレーベルからはサイモン&ガーファンクルまで出している)ここでも、「 You are the sunshine of my life 」の次にはレーガーという選曲がナイス。ちょっと懐かしい気持ちにもなれる粋な2枚組。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782): 協奏交響曲全集 [CD1(999 348-2):協奏交響曲集 Vol.1] 協奏交響曲 変ホ長調 (2つのヴァイオリンとオーボエのための)/ 協奏交響曲 ト長調/ 協奏交響曲 変ホ長調 (以上、2つのヴァイオリンと チェロのための) [CD1(999 537-2):協奏交響曲集 Vol.2] 協奏交響曲 変ロ長調 (ヴァイオリンとチェロのための)/ 協奏交響曲 ヘ長調 (オーボエとファゴットのための)/ 協奏交響曲 ニ長調 (2つのヴァイオリンのための) [CD3(999 538-2):協奏交響曲集 Vol.3] 協奏交響曲 ホ長調 (2つのヴァイオリン、 チェロとフルートのための)/ 協奏交響曲 変ホ長調 (2本のクラリネット、ファゴット、 2本のホルンとフルートのための)/ 協奏交響曲 イ長調 (ヴァイオリンとチェロのための)/ フルート協奏曲 ニ長調(初録音) [CD4(999 627-2):協奏交響曲集 Vol.4] 協奏交響曲 ハ長調 (2つのヴァイオリンとチェロのための) 協奏交響曲 変ホ長調 (フルート、オーボエと ファゴットのための)/ 協奏交響曲 ト長調 (2つのヴァイオリン、チェロと フルートのための)/ ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 [CD5(999 628-2):協奏交響曲集 Vol.5] 2つのヴァイオリンとチェロのための 協奏交響曲 ハ長調(C36a)/ 2つのフルート、2つのヴァイオリンと チェロのための協奏交響曲 ニ長調(C39)/ 2つのオーボエ、2つのホルン、2つの ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロの ための協奏交響曲 変ホ長調(C40) [CD6(999 845-2):協奏交響曲集 Vol.6] オーボエ、ヴァイオリン、チェロと フォルテピアノのための協奏交響曲 変ロ長調(C48)/ フルート、オーボエ、ヴァイオリン、 チェロと管弦楽のための協奏交響曲 ハ長調(C43)/ フォルテピアノ、2つのヴァイオリンと チェロのためのフォルテピアノ協奏曲 ト長調(C60B)/ オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラと チェロのためのカデンツァ (原曲:協奏交響曲ト調,C45) |
アンソニー・ ホールステッド指揮 ザ・ハノーヴァー・バンド/他 | |
既発売で高い評価を得ているシリーズを、特別価格/ボックス・セット化。イギリス人音楽家たちによる研究心旺盛で爽快な演奏は、「ロンドンのバッハ」と呼ばれたヨハン・クリスティアンの名誉を守り、現代に再評価を促すもの。 | ||
ヨハン・フィリップ・ クリーガー(1649-1725): 12のトリオ・ソナタ(1688) |
パルナッシ・ムジチ バイエルン室内o. (バート・ブリュッケナウ) のメンバーたち | |
ピリオド楽器使用。ドイツのニュルンベルクに生まれ、ローゼンミュラーらに師事してドイツ・バロックの神髄を会得。さらにはイタリアのスタイルも取り入れて貴族にも重用された作曲家だが、このトリオ・ソナタ集はヴィルトゥオーゾ・スタイルの力作。 | ||
レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集 バレエ「風変りな店」(全曲; 1919)/組曲「鳥」 |
マルツィオ・コンティ指揮 パレルモ・マッシモ劇場so. | |
録音:2007年?。 | ||
レーガー (1873-1916): ヴァイオリン・ソナタ Op.22/ ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.103a |
ウルフ・ヴァリン(Vn) ローランド・ペンティネン(P) | |
43年というあまり長いとも言えない生涯の中で夥しい数の作品を書いたレーガーの室内楽作品集。自分自身のことを「ドイツの正統的な継承者」と自認しつつも、その作風は和声法の拡大、複雑な対位法とかなり意欲的なものだった。初期のヴァイオリン・ソナタと後期の組曲を収録、最近人気のペンティネンがピアノを演奏しているのも注目。 | ||
テレマン(1681-1767):1731年に書かれた6つのソロ・カンタータ集 [TVWV 20: 17(*)/ TVWV 20:18(#)/TVWV 20:19(#)/ TVWV20:20(*)/TVWV 20:21/TVWV 20:22(+)] マリア・ジョーンズ(S;#/+) クラウス・メルテンス(T;*/+) ルドガー・レミー指揮レザミ・ド・フィリップ | ||
バッハの弟子でもあり、記譜学者、そしてオルガン奏者でもあったヨハン・フリードリヒ・アグリーコラ(1720-1774)が、1752年にテレマンにあてて書いた最初の手紙の中に「あなたの6つのカンタータはこの時代において、美しさにおいても、作曲法においても、一番私の心を動かした音楽だ」と賛辞が書かれている。若き作曲家の心をそれほどまでに感動させたという6つのカンタータをクラウス・メルテンスをはじめとした名手たちの演奏で。 | ||
バロック期中央ドイツのバスのためのカンタータ エマヌエル・ケーゲル(1655-1724):愛よりも訴えるものはなく クリスティアン・ヴォルフ(1705-1773):平和と喜びの中を我は行く ヨハン・テオドール・レムヒルト:天国には他の方法で/私は太陽の下にじっと立つ ホフマン:全てのキリスト教徒よ、神を賛美せよ ヨハン・ゴットフリート・ドナティ(1706-1782):私の心の家を準備せよ ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):地上の救い主よ クラウス・メルテンス(B−Br) シャレフ・アド=エル指揮アカデミア・ダニエル | ||
ピリオド楽器使用。ザクセンの小さな町ミューゲルンの図書館に所蔵されている16世紀から17世紀の400を超えるカンタータから選曲されたものらしい。 | ||
テレマン(1681-1767):パッション・カンタータ オリーブ山でイエスはおののき TVWV 1:364/ あなたに何を与えよう、わが魂よ TVWV 1:1510/ イエスは最後の乗り物に横たわり TVWV 1:983/ 私は喜んで十字架に赴き TVWV 1:884/ ああ主よ、私たちに助言を与えたまえ |
クラウス・メルテンス(B−Br) シャレフ・アド=エル指揮 アカデミア・ダニエル | |
テレマンは 1400を超える宗教的カンタータを書いているが、その多くにバリトンのソロ・パートが含まれている。それはテレマン自身も素晴らしいバリトンであったためと言われている。ここに収録したのは、彼のカンタータのなかでもとりわけ劇的なもの。 | ||
ブラームス:セレナード集 セレナード第1番 ニ長調/セレナード第2番 イ長調 |
アンドレアス・シュペリング指揮 カペラ・アウグスティナ | |
ピリオド楽器使用。若きブラームス(1833-1897)の力作、セレナード2曲。交響曲とはまた違った清々しい楽想と巧みな筆致が人気の佳曲。このシュペリング盤は、何とピリオド楽器でこの2曲を演奏してしまった。 研ぎ澄まされた音色と暖かみのある響きがたまらない。 冒頭のホルンを聴くだけで「ただ者ではないな!」と引き込まれること間違いなし! | ||
テレマン(1681-1767): 3つの演奏技法用トリエットと3つのスケルツォ(1731) トリオとスケルツォ TWV42:d1、D3/ トリオとスケルツォ TWV42:G1、A1/ トリオとスケルツォ TWV42:a1、d3/ 四重奏曲 TWV43:a1&d3 |
パルナッシ・ムジチ () | |
ピリオド楽器使用。この作品は今までの彼の作品とはまた違う特異なジャンルを形成したものとして知られている。それ以前には、このような組曲にスケルツォを用いることはなかったのだが、ここでテレマンはユーモアに満ちたスケルツォを使い、音楽を活発かつ優美なものとして表現することに成功した。2 台のフルートで演奏されたものも良く知られているが、ここではピリオド楽器を用いた典雅な響きをご満喫頂きたい。 | ||
ヴェラチーニ(1690-1768):序曲と協奏曲集 Vol.1 序曲第2番 ヘ長調/序曲第4番 ト短調/ ソナタ第6番 イ短調/ソナタ第7番 イ長調/ ヴァイオリン協奏曲 イ長調 |
フェデリコ・ グリエルモ(Vn)指揮 ラルテ・デラルコ | |
ピリオド楽器使用。フィレンチェの薬剤師の息子として生まれたヴェラチーニは、なかなか血気盛んな人だったらしく、ある時歌手たちとの論争に巻き込まれ何と3階席から飛び降り、その時のケガが元で一生足が不自由になってしまったほどだった。そのせいか「頭がおかしい奴 [capo pazzo] 」とあだ名されたりもしたが、彼自身がヴァイオリンの名手だったこともあり、その作品は非常に聴き応えのあるものとなっている。彼はイタリアだけでなくドレスデンやロンドンでも活躍し、ヴァイオリンを演奏したり自作の歌劇を発表したりと充実した人生を送ったようだ。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「ほほえみの国」 | カミラ・ニュルント、 ユーリア・バウアー、 ピョートル・ベツァーラ、 アレクサンダー・ カイムバッハー、 アルフレート・ベルク、 テーオドール・ヴァイマー ウルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o.&cho. ミヒャエル・グレーザー 合唱指揮 | |
「メリー・ウィドウ」など代表作に次ぐレハールの注目作として、録音だけでなく上演も多いオペレッタだが、このセットはウィーン国立歌劇場の常連でもあるシルマーの指揮。オーストリー〜ドイツ的な性格を見事に再現し、作品のクオリティを再認識させる。 | ||
ヴィヴァルディ(1687-1741):リコーダー協奏曲全集 [RV441/ RV442/ RV443/ RV444/ RV445/ RV108/ RV86] |
ミヒャエル・シュナイダー (リコーダー)指揮 カペラ・アカデミカ | |
ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲は、この楽器の持つ可能性の極限を追求し、身震いするほどに革新的で、かつ超絶技巧をも要求される(のちにヴィヴァルディはヴァイオリンのために編曲している)。この演奏は古楽界では知らぬ者のない団体、カメラータ・ケルンの主催者で、リコーダーの名手ミヒャエル・シュナイダーによるもの。全てにおいて申し分ない。とにかく安心して、このスリリングな曲を楽しむことができる。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932): 交響曲第8番(1930) (*) /交響曲第15番 (1931) / ノルウェー民謡による変奏曲 |
カルメン・フュジス(S;*) ダフィト・ポルセレイン指揮 NDR 放送so. | |
ドイツで生まれ、オランダに帰化した作曲家レントヘンの作品は、すでにCPOから多数リリースされていて、どれもが高い評価を受けている。今回は2曲の交響曲を中心に収録した1枚。100曲(あるいは200曲)あるとされるレントヘンの作品だが、そのほとんどは晩年の8年間に作曲されたもの。ソプラノ・ソロを伴う(*)は親交のあったグリーグの影響が感じられる魅惑的な曲。第15番は力強く色彩的。どちらも彼が訪れたノルウェーのヨトゥンヘイムの風景が感じられる素朴で美しい作品。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932): 交響曲第10番「ワルツ交響曲」/ シンフォニエッタ・フモリスカ/ 3つの前奏曲とフーガ/組曲「古きオランダ」 |
ダフィト・ポルセレイン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
最近、注目が高まるオランダの作曲家レントヘンの作品集。今作は、20曲ある交響曲の第10番目の「ワルツ交響曲」をメインとした収録曲。木琴などの打楽器を効果的に使用した快活な作品。古い民謡を主題とする組曲や、古典的な形式に基づいた「前奏曲とフーガ」など、未知の名曲に親しむ喜びがふつふつと湧いてくるような嬉しい1枚。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932):交響曲集 〔第6番 ハ短調「ああ神よ、私は誰に嘆くべきか」/ 第19番 ハ短調「B.A.C.H」/第5番「死神」〕 |
ダフィト・ポルセレイン指揮 オランダpo.、 コンセンサス・ヴォカリーズ | |
20世紀前半に活躍したオランダの作曲家、レントヘンの「合唱付き」交響曲集。cpoファンにとって、すっかりおなじみとなったレントヘンだが、まだまだ素晴らしい作品が埋もれているようだ。今回ご紹介するのは1926年に書かれた、古いイギリスの讃歌をテキストにした混声合唱付きの第5番、1928年に書かれたフラマン語のテキストの伝統的な讃歌のメロディを用いた第6番、そして1931年に書かれたバッハのソナタからメロディを転用した第19番。この第19番は、若い頃から心酔していたバッハへの敬意を表すために、たった2週間で完成された作品で、冒頭のテーマが次々と繰り返され、壮大なフーガへと発展するという、まさにバッハへのオマージュ。これは聴きごたえたっぷり。 | ||
レントヘン(1855-1932):ゲーテ「ファウスト」より 〜オーケストラ、オルガン、合唱、独唱のための |
マハテルド・バウマンス マルセル・ベークマン アンドレ・モーシュ アンドレ・ポスト マーク・リチャードソン デニス・ウィルヘンホフ ダヴィッド・ポルセライン指揮 エンスヘーデ国立ライス オペラcho. オランダso. | |
最近、他レーベルでもリリースが相次ぐオランダの作曲家レントヘン。CPOレーベルでは2作目となるこのCDは、大作オラトリオ「ファウストより」。重厚な響きと、うねるメロディはまさに後期ロマン派の申し子と言える作風だが、各々の歌などは素朴さが垣間見え、美しいメロディはしっかりと耳に残る。磨き抜かれた合唱と、雄弁なソリスト、そして力強いオーケストラ、彼らが一体となって、この悲劇を表現する。 | ||
ヘンデル(1685-1759): 水上の音楽 HWV348-350/王宮の花火の音楽 HWV351 |
フェデリコ・グリエルモ指揮 ラルテ・デラルコ | |
ピリオド楽器使用。このアンサンブルのメンバーは、本当に言葉にできないほど素晴らしい腕を有している。SACDのスペックを最大限に活かした録音の良さも相まって、各楽器の鳴りの良さは感動的。表情豊かで驚くほどに巧いナチュラルホルンを聴いているだけでも幸せになってしまうこと請け合い! オススメ盤。 | ||
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集 Vol.1 [第4番 Op.20/第16番 Op.130] |
ダネルSQ | |
ポーランド生まれのヴァインベルグは戦争中にロシアに亡命、ショスタコーヴィチと親交を深めたことで知られている。弦楽四重奏曲は全部で17曲あり、暗さを秘めた曲想は以前から一部のファンの間で人気が高く、今回の全集も待ち望んでいた人が多いことだろう。 | ||
アルベルト・ディートリヒ(1829-1908): 管弦楽作品集 交響曲 ニ短調Op.20/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.30/ ホルンと管弦楽のための序奏とロマンスOp.27 |
エリーザベト・ クフェラート(Vn) マリー・ルイーズ・ ノイネッカー(Hr) アレクサンダー・ルンプフ指揮 オルデンブルク州立o. | |
録音:2007年3月16日-18日、オルデンブルク州立劇場、ライヴ。 | ||
プレイエル(1757-1831):プルシア弦楽四重奏曲集 弦楽四重奏曲第7番 ニ長調 Ben 337/ 弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 Ben 338/ 弦楽四重奏曲第9番 ト短調 Ben 339 |
ケルン・プレイエルSQ | |
ヴァンハルにピアノを学び、ハイドンに師事、ピアニストとして各地で活躍、パリに定住してからはピアノ製造会社を設立し、プレイエル・ピアノの名を世界に広めた偉大なる作曲家の別の側面が味わえるのが、イタリア時代に書いたこの弦楽四重奏曲。明るい響きが麗しいこれらの作品は当時はとても人気を博したものだが、彼が実業家になってからはほとんど忘れられてしまい、現在ではあまり耳にする機会もなくなってしまった。 | ||
ヴィルトゥオーゾ・リコーダーII 〜バロック期イタリアのリコーダー協奏曲集 ジュセッペ・サンマルティーニ:リコーダーと弦楽、通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 ニコラ・フィオレンツァ:リコーダーと2台のヴァイオリン、通奏低音のための協奏曲 イ短調 フランチェスコ・マンチーニ:リコーダーと2台のヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲 ト短調 モンタナーリ/ヘンデル:リコーダーと2台のヴァイオリン、通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 アドルフ・ハッセ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 ジュセッペ・タルティーニ:リコーダーと2台のヴァイオリン、通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 レオナルド・ヴィンチ:リコーダーとヴァイオリン、通奏低音のための協奏曲 イ短調 ジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ホ短調 ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)指揮カペラ・アカデミカ・フランクフルト | ||
Vol.1:「バロック期ドイツのリコーダー協奏曲集」(777 534-2)。 | ||
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」
ユリアーネ・バンゼ(S;フルート夫人) アンネッテ・マルケルト(Ms;ライヒ夫人) フェルディナント・フォン・ボスマー(T;フェントン) アルフレード・ライター(B;ファルスタッフ)ミヒャエル・ドリース(BBr;カユス)他 ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、バイエルン放送cho. | ||
あのヴェルディの名作「ファルスタッフ」と同じ、シェイクスピアの名作を元にするニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」の登場。大酒飲みのファルスタッフを懲らしめてやろうと立ち上がった女たち。彼女たちの仕組んだ仕返しとは???名花バンゼにぜひ注目頂きたい。 | ||
ブクステフーデ(c.1637-1707): リューベックの夕べの音楽 新たに生まれし御子/神よ、われを救いたまえ/ 私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう/ われいずこに逃れ行かん/ 私の心は喜びに溢れる/主よ、われ汝を離れず/ 汝ら愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ、 ラ・カペラ・ドゥカーレ | |
ローゼンミュラーほか、多くのルネサンス〜バロック音楽に新しい風を吹き込んだローランド・ウィルソンと彼の手兵たちが、ブクステフーデに挑戦。ドイツのリューベックで行われていたコンサート・シリーズにおける作品を集めている、貴重な一枚。 | ||
エドゥアルト・マルクスゼン(1806-1887):ピアノ作品集 華麗なるロンドOp.9/ フィンランドの歌 「カンテレを弾く人」 による15の変奏曲 Op.67-2/ 無言歌 Op.37/ソナタ 変ロ長調 Op.8/ 3つのロマンス/ ドイツの古い民謡「コッヘルバーガーの納屋の踊り」 による12の変奏曲 Op.67-1/ つかの間の小品 Op.31-3 |
アントニー・スピリ(P) | |
ブラームスのピアノ&作曲教師として知られるマルクスゼンは、神学を学びつつ18歳の時にオペラを聴き作曲家を志し、やがてハンブルク随一の音楽教師となり、弟子となったブラームスの才能を見抜き大きく育てた。彼自身の作品は、シューベルトとブラームスの橋渡し的なものとして認識されている。ピアニストのスピリはマルクスゼンの理解者として知られ、CAMERATA レーベルからも「歌曲とピアノ曲集」をリリースしている。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):交響的作品集 春の音楽/牧歌/収穫祭(世界初録音) |
ヨハネス・ヴィルトナー指揮 ウィーン放送so. | |
録音:2007年3月19日-21日、ORF 放送スタジオ6。 | ||
ヨハン・ゴットリープ・グラウン、 カール・ハインリヒ・グラウン(1704頃-1759):協奏曲集 ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771): 弦楽と通奏低音のための交響曲/ヴァイオリン、ヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 グラウン、もしくはクリストフ・グラウプナー(1683?-1760): ファゴットと弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヨハン・ゴットリープ・グラウン?: リコーダー、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲/ フルート、2台のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 カペラ・アカデミカ・フランクフルト | ||
18世紀初頭ドイツのヴァーレンブリュックに生まれ、フリードリヒ大王に宮廷音楽家として招かれ人気を博したグラウン兄弟による協奏曲集。弟カール・ハインリヒは声楽家、兄ヨハン・ゴットリープはヴァイオリニストで、共に作曲家でもあったが、今日では兄弟どちらの作か不明な物も多い。 | ||
ジャン・フランチェスコ・ マリピエロ(1882-1973):作品集 ガブリエリアーナ/ ファゴットと10楽器のためのセレナータ/ マドリガーリ/ 5つの寓話〜声と小オーケストラのための/ 7つのヴェネツィアのカンツォネッタ |
ダミアナ・ピンティ(Ms) パオロ・カルリーニ(Fg) マルツィオ・コンティ指揮 カメラータ・ストゥルメンターレ・ チッタ・ディ・プラト | |
ドゥシーク(1760-1812):ピアノ・ソナタ集 [ピアノ・ソナタ Op.9 No.1-3& Op.77] |
マルクス・ベッガー(P) | |
すぐれたピアニスト、ピアノ教師として知られるドゥシーク。クレメンティと名声を分かちあった人として知られる。実はかなり波乱万丈な生涯を送ったとされ、残された作品も多くベートーヴェンを先取りするかのような劇的なものも含まれる。ここに収録されたのは、初期の3つの作品と晩年の大作「祈り」。中でも、作曲家の死の前年に書かれた「祈り」はまるでシューマンを思わせる陰影に満ちた楽想に溢れた聴きごたえのある作品。 | ||
ナタナエル・ベリ(1879-1957):交響曲集 [第1番/第2番] |
アリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
アッテルベリやペッテション=ベリエルに続く20世紀前半のスウェーデンの偉大なる作曲家、ナタナエル・ベリの経歴はなかなかユニーク。獣医の資格を持ち、1939年まで国防省で少佐として軍馬の管理をしていた。健康診断の準備の傍ら音楽を勉強し、ステーンハンマルからも指導を受けている。彼の5曲ある交響曲はすべてタイトルを持ち、描写的で豊かな世界を構築している。第1番の交響曲は、4楽章を作曲中にあのタイタニックの悲劇が起こり、それまで書いていた楽章を破棄、葬送行進曲を付けくわえたもの。 | ||
ナタナエル・ベリ(1879-1957): 畏敬の念/組曲「公爵の自由」/交響曲第3番「パワー」 |
アリ・ラシライネン指揮 ノールショーピングso. | |
交響曲第3番は当初、単一楽章として構想され「男性」を描くことに終始したが、「それだけでは何かが足りない」と感じた作曲者は別の楽章を書き足し、「女性」とした上で全体を覆う生命の「パワー」をタイトルに据えた、という、 | ||
スウィングとバラード集 ペニーズ・フロム・ヘヴン/パリの四月/ パーディド/初秋/ バイ・バイ・ブラックバード/ ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス/ タキシード・ジャンクション/ インディアン・サマー/ ストレイトゥン・アップ・ アンド・フライ・ライト/ 酒とバラの日々/アル・パル/ ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス/ ルート66/イズント・イット・ロマンチック/ アイ・リメンバー・クリフォード/ ディープ・パープル/ バット・ノット・フォー・ミー/アヴァロン |
ハーラルト・バンター &メディア・バンド | |
ケルンのWDR(西ドイツ放送)で圧倒的な人気を誇っていたジャズ・バンドの演奏が、CPOを通じて世界へ。ジャコ・パストリアスとの共演盤で人気のあるトロンボーン奏者アルベルト・マンゲルスドルフほか、ゲスト陣も多彩。ジャズ・ファンには注目の一枚だと言えるだろう。 | ||
プレトリウス(1571-1621):降臨節とクリスマスの音楽 来たれ、諸民族の救い主よ/もろびと声あげ/ 高き天より/ベツレヘムに生まれし御子/ 優しい星々の創造主よ/ 讃えられよ、イエス・キリスト/喜びを響かせよう/ 太陽の昇る地平から |
マンフレート・コルデス指揮 ブレーメン・ バロック・コンソート | |
題名こそクリスマスの音楽ではあるが、このアルバムは慌ただしい時期が終わって、ほっとした時こそ聴いていただきたい心洗われる1枚。全てを慈しむかのような歌声、澄み切った弦の音色、そして極上のアンサンブル、これは素敵。 | ||
ロンベルク(1767-1821):メサイア
ベロニカ・ヴィンター(S) マルクス・シェーファー(T) エッケハルト・アーベレ(B) ベルンハルト・シェッフェル(T) インモ・シュレーダー(T) ライン聖歌隊 ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンチェルト | ||
従弟であるハインリヒの方が若干知名度があるかと思われるが、こちらはヴァイオリニスト、アンドレアス・ロンベルクの作品。生前はヨーロッパ各地を演奏旅行、名声を誇っていた人だが、現在ではほとんど忘れられてしまい、この作品が残っていたのはまさに奇跡的。使われているのは、あのクロプシュトックの詩、曲は荘厳華麗で、終曲のフーガなどにはベートーヴェンの影響もどことなく感じられる。この時代の音楽のスペシャリスト、マックス率いるダス・クライネ・コンチェルトの力演が光る。 | ||
フーゴ−・ミットラー(1893-1970):弦楽四重奏曲集 [第1番へ長調/第3番 ニ短調(さすらいの時より)] |
フーゴー・ヴォルフSQ | |
ウィーン生まれの詩人、ピアニスト、作曲家フランツ・ミットラー。彼の作品はブラームス風でもあり、ヴォルフ風でもありシューベルト風でもあるいわゆる「当時のウィーン風」。メロディもわかりやすく難解な和声もない。爽やかで清々しい歌を朗々と歌うヴァイオリン、支えるチェロととてもわかりやすいアンサンブルがたまらない。 | ||
レハール(1870-1948):歌劇「フリーデリケ」(3幕のジンクシュピール)
クリスティアーネ・カイザー、シルヴィア・シュヴァルツ(S) クラウス・フローリアン・フォークト、ダニエル・ベーレ(T) ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、バイエルン放送cho. 台本:L.ヘルツァー&F.レーナー=ベーダ/ディアローグヴァージョン:R.エガー | ||
修業中のゲーテは村娘フリーデリケ・ブリオンと激しく愛し合ったが、出世のチャンスだったヴァイマル宮廷からの招聘条件は「独身であること」。フリーデリケは愛する彼のために泣く泣く身を退いて一生独身を貫き、ゲーテも彼女を捨てたことを一生悔やんだ。史実とは異なるが(フリーデリケとの恋愛はシュトラースブルク大学時代の1770年頃で、結婚を望んでいた彼女に対し、ゲーテはなぜか自ら恋愛を断ち切った[理由は定かでなく、そのミステリアスな点から当作品が生まれた事は間違い無いだろう]。また、ヴァイマルからの招聘は1775年末であり、この間にもゲーテは何人かの女性と恋に落ちている)このオペラは、「ファウスト」のグレートヒェンにもその面影が見えるというフリーデリケの悲しい恋を上品なメロディで彩り、笑いの中に胸が疼くような悲しみを秘めている。 | ||
レハール(1870-1948):オペレッタ「青いマズルカ」(1920)
ヨハンナ・ストヨコヴィチ、ユリア・バウアー(S) ヨハン・ヴァイゲル、ヤン・コボウ(T) ハンス・クリストフ・ベーゲマン(B−Br) フランク・ベールマン指揮フランクフルト・ブランデンブルク州立o.、 フランクフルト・ジンクアカデミー室内cho. | ||
レハールは自身の作品の中に地方色を盛り込むことが好きだった。それはハンガリー風であったり、チェコ風であったり、中国風であったり。彼が50歳の時に作曲したこのオペレッタは、題名通りポーランド風の台本を用いている(中国風な一面も持ち合わせている)。ちょっとしたサスペンスはあるものの、音楽は常に明るさを失うことなく、登場人物たちはいつもダンスを踊っている。この宝石のような音楽は、初演時レハールにすばらしい称賛をもたらした。表情豊かな歌い手たちが、この隠れた名作に光りを当てる。 | ||
バロック・クリスマス・カンタータ シェーレ、ペトリッツ、エルレバッハ、 ヤコビ、リーベ、ベッセルの作品集 |
ビルテ・クラヴィク、 ドロテア・ワグナー、 デイヴィッド・エルラー、 ハンス・イェルク・ マンメル、 マティアス・ルッチェ、 マティアス・ユング指揮 バッツドルフ・ ホフカペレ | |
クリスマス・カンタータの名曲はシュッツやバッハだけではない。ここに収録された曲も何と生き生きしているのだろう!日本でもかろうじて名前の知られているエルレバッハの作品をはじめ、貴重な作品集。クリスマスの歓びにあふれた輝かしい音をお楽しみ頂きたい。 | ||
フランチェスコ・フェオ(1664-1740): ミサ曲/コンフィテボール(わたしは心を尽くして主に感謝をささげる) a5 アニヤ・チュークナー、ドロテア・ヴァーグナー(S) ドミニカ・ヒルシュラー(A) トビアス・フンガー(T) トビアス・ベルント(Br) マティアス・ユング指揮バツドルフ・ホーフカペレ、 ザクセン・ヴォーカルアンサンブル | ||
ナポリの作曲家フェオはその生涯をナポリで過ごし、また働きた。彼の最も成功した作品は 1734年に書かれた「聖フランチェスコ・ディ・サレ」だろう。これらはザクセンのポーランド貴族の宮廷で演奏された。通常のナポリの教会音楽ではキリエとグローリアのみが演奏されていて、そこに何か付けくわえても、単なる付属物にしか成り得なかった。しかし、彼のおかげで人々は新しいスタイルのミサを初めて聴くことができたのだった。 | ||
アンデシュ・エリーアソン(1947-): ヴァイオリンとピアノと弦楽オーケストラ のための二重協奏曲/ 弦楽のためのシンフォニア |
ウルフ・ヴァリーン(Vn) ロランド・ペンティネン(P) ヨハネス・グスタフソン指揮 スウェーデン放送so. | |
録音:2008年5月28日-30日、ベールヴァルド・ホール、ストックホルム。 | ||
ヘルツォーゲンベルク:ピアノ三重奏曲集 ピアノ三重奏曲第1番 Op.24/ ピアノ三重奏曲第2番 Op.36 |
アトス三重奏団 | |
オーストリーの貴族・作曲家・指揮者・音楽教師、ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)はその作風からしばしば「ブラームスの模倣者」と呼ばれてきた。 | ||
ベルンハルト・モリーク(1801-1869): 弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第1番 ト長調 Op.16/第2番 ハ短調 Op.17〕 |
マンハイムSQ | |
録音:2007年頃。Vol.1: 777 149-2, Vol.2: 777 276-2。ウィーンでシュポアらに学び、シュトゥットガルトでは長年に渡ってリーダー的存在だったモリーク。本職はヴァイオリニストだっただけに残された作品はさほど多く無いが、弦楽四重奏曲は自身が演奏することもあってか12曲。 | ||
ライヒ(1936-): 六重奏曲/ピアノフエイズ/エイト・ラインズ |
ケヴィン・グリフィス指揮 ロンドン・ スティーヴ・ライヒ・ アンサンブル | |
2004年12月に結成されたロンドン・スティーヴ・ライヒ・アンサンブルはロンドンで学ぶ若きミュージシャンたちによる気鋭の団体。既に国際的評価も高く、今回のアルバムも期待に違わぬ出来となっている。 | ||
フランツ・シュミット(1874-1939):左手のためのピアノ協奏曲集 ベートーヴェンの主題による左手ピアノと管弦楽のための「協奏変奏曲」 (1923) (*)/ 左手のためのピアノ協奏曲 変ホ長調 (1934) (#) マルクス・ベッカー(P) 大植英次指揮北ドイツ放送po. | ||
録音:2006年11月27日-28日(*)、2006年7月1日-2日(#)、以上大ゼンデザール、ハノーヴァー、NDR。第1次世界大戦で右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた2曲。なお、1曲目は代理店の翻訳が『交響的協奏曲「ベートーヴェンの主題による変奏」』となっているが「交響」という文字は欧文に無く、誤り。 | ||
リスト:聖エリザベートの物語 |
メラニー・ディーナー(S) ダグマール・ ペチコヴァ(Ms) マリオ・ホフ(Br) ラナトゥス・メッツァー、 アレクサンダー・ ギュントラー(B) カール・セントクレア指揮 ワイマール・ シュターツカペレ ハンガリー放送cho. | |
ピアノ曲、それも超絶技巧を駆使した派手な作品ばかりが知られるリストだが、それは彼の若い頃の一面でしかない。中期から晩年に至るまで書かれた夥しい数の宗教曲の素晴らしさと言ったら、言葉に尽くせないほどで、一度はまると病みつき間違いなし。このオラトリオは 1857〜62年の作。壮麗で美しい作品。 | ||
プラッティ:ソナタとトリオ集 ヴァイオリンとオーボエ、通奏低音のための ソナタ(トリオ) ニ長調/ オーボエとチェロ、通奏低音のための ソナタ(トリオ) ト短調/ ヴァイオリンとチェロ、通奏低音のための ソナタ(トリオ) ト長調/ オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調/ チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調/ オーボエとファゴット、通奏低音のための ソナタ(トリオ) ハ短調 |
エポカ・バロッカ | |
驚くほど多彩な音楽家であったプラッティ(1697?-1793)は歌手でもあり、フルート、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロを見事に演奏し作曲した。現在その作品のほとんどは忘れ去られていたが、最近になって相次いで良質のCDがリリースされている。このアルバムに収録されたのはトリオソナタと各楽器のためのソナタで、どの曲にも伸びやかなメロディが溢れている。聴き始めた瞬間にその美しさに愕然とするはず。 | ||
ビルセ(1816-1902):ワルツ、マーチとポルカ集 嵐のようなマーチギャロップ/樹木公園通りのポルカ/ マリアのワルツ/あなただけ/シレジア人の歌/ カドリーユ「カタリーナ」/ ヒューステンシュタイナーのワルツ/ 爆弾とガーネット/冬模様のギャロップ/勝利のワルツ/ 王様のポロネーズ/州のワルツ/ コンチェルトハウスのポルカ/射撃の名手行進曲 Op.13 |
クリスティアン・ジモーニス指揮 ケルン西部ドイツ放送o. | |
ベンヤミン・ビルゼと言えばBPO設立のための功労者(?)と言えるだろう。なぜならば、彼が率いていたオーケストラから「待遇が不満」という理由で、1882年に脱退したメンバー54人が母体となって「BPO」が生まれたからなのだ。とは言え、当時のベルリンでは彼は大人気を博しており、彼が1885年にリーグニツへ赴く時には暴動が起こることを危惧した警察が出動する騒ぎにもなったということで、才能ある指揮者、作曲家であったことは間違いない。このアルバムでその片鱗を。 | ||
リヒャルト・アイレンベルク(1848-1927):ワルツ、ポルカと行進曲集 華麗なギャロップ「騎士の攻撃」Op.133 /サロン風小品「最初の動悸」Op.50 / 華麗なギャロップ「ノルウェーのトナカイ郵便」Op.314 /牧歌「黒い森の水車〔森の水車〕」Op.52 / ベルサリエリの行進 Op.99 /ワルツ「イタリアの青空の下で」Op.257 /ポルカ「ウィーンからベルリンへ」Op.62 / コサックの騎行 Op.149 /マンドリン・セレナーデOp.117 /「人生と夢」序曲 Op.106 / フランス風ポルカ「グロェックヒェンの魔法」Op.92 /ハインリッヒ王子行進曲 Op.93 / 性格的小品「製鉄業者」Op.167 /ワルツをもっとどうぞ Op.110 /ギャロップ「ペテルスブルクの橇の旅 」Op.57 クリスティアン・シモニス指揮ケルン放送o. | ||
「森の水車」1曲で後世に名を残したといっても過言ではないアイレンベルクは、舞曲・行進曲・吹奏楽曲・軍楽曲を中心に約350曲を作曲したが、今日演奏・録音されるのはもっぱら先の一曲と「ペテルスブルクの橇の旅」程度。吹奏楽の分野ではともかく、オーケストラ演奏によるこれだけまとまった録音は初めてではないだろうか。 | ||
メルヒオール・シルト (1592-1667)、 ペーター・モルハート (?-1685):オルガン作品全集 |
フリートヘルム・ フランメ(Org) | |
北ドイツのオルガンの発見の旅第5集は、ほとんど知られていない 2人の作曲家による作品を収録したもの。シュルトはコペンハーゲンとハノーヴァーで活躍したオルガニストで、その奏法は当時の伝統を打ち破るほどに新しい驚きを与えてくれたという記述が残っている。モルハートについては詳細はほとんどわかっていないが、ここで聞ける彼の作品はなかなか興味深いもので、未知の作品に触れる喜びを存分に味わわせてくれることは間違いない。 | ||
北ドイツのオルガンの旅 Vol.7〜 ヨハン・プレトリウス(1595-1660):オルガン作品選集 ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ/ 光であるキリストよ/ダ・パーチェム・ドミネ/ 私はあなたを呼ぶ、主イエス・キリストよ/ いと高きところにおわすキリストよ/他(全11曲) |
フリートヘルム・フランメ(Org) | |
録音:「ペトロとパウロ」教会、ホルトハウゼン修道院、ビュレン(ヴェストファーレン地方)、ドイツ。使用楽器: 1764年製作。 ヨハン・プレトリウスはヒエロニムス・プレトリウスの7人の子どもの中の一人(兄ヤコプもオルガニスト、作曲家として知られている)。1612年(資料によっては1611年)、ハンブルク・聖ニコラス教会の秘書を務め(と代理店は記しているが、おそらく教会オルガニスト兼作曲家に就任したという事の誤訳)、合唱隊の指揮などに携わった。これまで他の作曲家によるとされていたオルガン曲が、実は彼の作品であることが最近判明し、それに伴い演奏も増え始めている。 | ||
北ドイツのバロック・オルガン Vol.9 〜 ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629): マニフィカトからの作品全集〔第1旋法−第8旋法/マニフィカト・ゲルマニセ〕/ わが死の時に臨みて/恵み深き光の創り主よ/来たり給え、創造主なる聖霊よ/ いざ来ませ、異邦人の救い主よ/われらの主キリスト、ヨルダンの川に来れり/ キリエ・スンムム/荒野の果てに/サンクトゥス・スンムム/セクエンツァ/ 聖霊の恵みは、私たちと共に/エジプトのイスラエルからの解放 フリートヘルム・フランメ(Org) | ||
録音:2007年8月1日-4日、聖シュテファン教会、タンゲルムンデ、ドイツ。使用楽器:シェーラー・オルガン、1624年製製作。 | ||
エルレバッハ:宗教的カンタータ集 | ドロシー・ミールズ マーガレット・ C.ハンター アレクサンダー・シュナイダー アンドレアス・ポスト マティアス・フィーヴェグ ルドガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
今からおよそ 350年前に生まれたエルレバッハ。 J.S.バッハとシュッツを結ぶ宗教曲の大家。中部ドイツで活躍し大きな影響力を持っていた。この時代は多くの宗教的な詩が出版され、エルレバッハもそれに基づいた宗教曲を数多く作曲したのだが、火災で失われ、そのほとんどは現存していない。 | ||
ルドヴィク・イルゲンス=イェンセン(1894-1969):交響的作品集 主題と変奏/パルティータ・シンフォニカ/エア/組曲「ボールドウィン王の腕輪」/ 交響曲 ニ短調/ロンド・マルツィアーレ/パッサカリア アイヴィン・オードラン指揮トロンハイムso. | ||
ノルウェーのイルゲンス=イェンセンは自国以外ではほとんど忘れられてしまった人。同時代の作曲家の作品と比べるとかなり保守的であり、例えば第二次世界大戦の時期に書かれた交響曲も、きちんとした調性を持っている。また、自然とアウトドアライフを愛したという人だけあって、その作品の中にも自然への憧憬と深い人間哲学を垣間見ることが出来る。 | ||
ゲルハルド・シェルレルプ(1859-1933): 交響曲第2番「ノルウェーに」(1924) |
アイヴィン・オードラン指揮 トロントハイムso. | |
シェルレルプはノルウェー最南端の都市クリスチャンサン生まれ。19歳の時パリに出、ショパンの親友として知られるフランショームにチェロを、サバールとマスネに作曲を学んだ。以降ドイツで活動、1887年カールスルーエで上演された「ニーベルングの指環」を観てから、歌劇と楽劇の仕事に力を入れるようになる。当曲はイプセンの戯曲を元にした作品。なお、彼の実の妹ハンカ [Hanka Schjelderup Petzold] は1909年に来日し、東京音楽学校(東京芸術大学の前身)で声楽の指導に当たった、「日本の声楽の母」と呼ばれる声楽家。 | ||
ヤン・ファン・ヒルセ (1881-1944):交響曲集 [第1番/第2番] |
ダヴィッド・ポルセライン指揮 オランダso. | |
ヤン・ファン・ヒルセはオランダ生まれの作曲家、指揮者で、5曲の交響曲とオランダ語によるオペラ「ティル」がかろうじて知られている。ビュルナーとフンパーディンクに学び、ミュンヘンの劇場で活躍したあと、第1次大戦後はオランダに戻った。作風は明快、晴朗。曲のすべてに爽やかな風が漲った聴き応えのある作品。 | ||
F.E.フェスカ(1789-1826): 交響曲集 Vol.1 交響曲第2番/交響曲第3番/ 歌劇「カンテミレ」序曲 |
フランク・ベールマン指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
旧品番:999 869-2の、2008年CPOカタログ付き再発売。おそらく限定盤。 Vol.2:第1番/他(999 889-2)。ベートーヴェンとほとんど同じ時期に生き、おそらく影響を受けたと思われる作風。現在ではわずかに交響曲と弦楽四重奏、そして合唱作品が残っているが、なかなか緻密な作品が多く、ウェーバーが大絶賛したというのも頷ける。決して有名とは言えないその実像に迫り、ベートーヴェンやシューベルトらの陰に隠れた才能を引き出す一枚。この機会に改めて典雅な魅力に触れてみるのも一興。 初回掲載時、「交響曲集 Vol.2」(第1番/他)の再発としていましたが、代理店案内の原盤番号誤表記に基づくミスと判明いたしました。 | ||
ダンツィ(1763-1826):交響曲全集 [P.222/P.220/P.218/P.223/P.221/P.219] |
ハワード・グリフィス指揮 スイス・イタリア語放送o. | |
フィリップ・ドゥリヒウス(1562-1631):18のモテット集 まず神の御国を求めよ/我が魂よ主をほめよ/キリストは謙虚に自分自身を/私たちは蜘蛛のように/ 見よ、ただしき人が死にゆく様を/神に従う人の魂は神の手で守られ/心配するな/指導者よ、あなたを敬う/いかに良く/ 主よ、全ての国を賞賛に/主こそ我らが避け所なり/カンターテ・ドミノ/ああ幸いなことよ、神に責められるその人は/ イエスは弟子たちに言う/汝の館に住む者は幸いなり/わが父の家で/われ主のうちに大いに楽しみ/主を賛美し祝福する マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス | ||
「ポメラニアのラッスス」これは1896年、ドゥヒリウスについて最初に研究を発表したルドルフ・シュワルツが呼んだ愛称だという。父はケムニッツの布商人&市長で、地方都市協議会のメンバーでもあったカスパー・ドゥルヒウス(なお、代理店が父カスパーの生没年として記載しているものは、フィリップの物と思われる)。 | ||
フェルディナント・リース(1784-1838): 協奏曲&管弦楽作品集 2台のホルンのための協奏曲 WoO.19/ ヴァイオリン協奏曲 Op.24/ 序曲「盗賊の花嫁」Op.156/ 歌劇「ギレンシュテーンの魔女」より Op.164 |
テイニス・ ファン・デル・ツヴァルト、 エルヴィン・ヴィーリンガ(Hr) アントン・シュテック(Vn) マイケル・ アレクザンダー・ウィレンズ指揮 ケルン・アカデミー | |
ベートーヴェンの弟子であり、回想録を出版した事でも知られるフェルディナント・リースによるただ一つのヴァイオリン協奏曲を含む作品集。リースの父フランツ・アントンは高名なヴァイオリニストで、ベートーヴェンへヴァイオリンを指導した事もあった。作品は古典派からロマン派への移り変わりの時期に書かれたものらしく、熟成した語法が光る。 | ||
アントン・エーベルル(1765-1807):ピアノ協奏曲集 ピアノ協奏曲 Op.32(*)/ピアノ協奏曲 Op.40(#) パオロ・ジャコメッティ(Fp;#) 福田理子(Fp;*) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
ウィーン生まれの作曲家、ピアニスト、教師エーベルルは幼い頃からピアノの才能に恵まれ、モーツァルトを始めとした大音楽家たちの指導もあって、まずは一流のピアニストとして活躍。ヨーロッパ中を演奏旅行して評判となった。作曲家としても 200以上の作品を書いたが、残念ながらそれらはほとんど残存していない。作品によっては、モーツァルトの名前で公表されたものもあったりで、彼の全貌を知るにはまだ資料が不足している。 | ||
レーヴェ(1796-1869):歌曲とバラード全集
ジュリー・カウフマン、エディト・マティス、ガブリエーレ・ロスマニト、ルート・ツィーザク(S) モニカ・グループ(Ms) イヴィ・ジーニック、ウルズラ・クリーゲル(A) イリス・フェルミリオン(Ms) クリスティアン・エルスナー、ヤン・コボウ、クリストフ・プレガルディエン、ロベルト・ヴェルレ(T) トーマス・モール、ローマン・トレーケル、アンドレアス・シュミット(Br) クルト・モル、モーテン・E.ラッセン(B) コート・ガーベン(P) | ||
1996年、レーヴェ生誕200年を記念して開始され、2007年に完結した全集。現代の名歌手たちを配し、名ピアニスト&プロデューサーのコート・ガーベンがピアノも担当している。148ページのブックレットに英語とドイツ語の解説付(ドイツ語歌詞及び英語訳は内包CD-ROMに収録)。 | ||
ブラームスの作品に基づく編曲集 ブラームス/シェーンベルク編: ピアノ四重奏曲 Op.25 ト短調(管弦楽版) ブラームス/ベリオ編: クラリネット・ソナタ Op.120-1(管弦楽版) |
カール・ハインツ・ シュテフェンス(Cl) ダニエル・ライスキン指揮 ライン州立po. | |
後世の作曲家たちの編曲したブラームスの作品を2曲。シェーンベルクによる「ピアノ四重奏曲」の管弦楽版はしばしば耳にする機会もあるのだが、ベリオによる「クラリネット・ソナタ」はあまり演奏されることもない。ぎっちりと濃縮された語法によるブラームスの室内作品が、大きな枠へと放射される際に発せられるエネルギーの凄まじさを感じていただけると思う。 | ||
イグナーツ・ホルツバウアー(1711-1783): フラウト・トラヴェルソと 弦楽オーケストラのための協奏曲集 [ニ長調/ホ短調/イ長調/ニ長調] |
カール・カイザー (フラウト・トラヴェルソ)指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
何と素晴らしい活気溢れるフルートの音色だろう!ホルツバウアーは1753年より78年までマンハイムのプファルツ選帝侯の楽長を務めたマンハイム楽派の作曲家。彼は多くの室内楽作品を作曲した。それらは整った形式を持ったもので、まるで素晴らしく誂えた特別仕立ての服のように当時の人々の好みにフィットした。このフルート協奏曲は、4部からなる弦楽合奏を従えたフルートの華麗な技巧に彩られた優美な旋律が魅力的。カイザーの演奏がまた神がかり的に上手く、これこそ疾風怒濤。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):トリオ・ソナタ集 オルガンのためのトリオ・ソナタ BWV.525/ オルガンのためのトリオ・ソナタ BWV.527/ 3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ BWV.1027-1029 |
カメラータ・ケルン | |
ピリオド楽器使用。2009年に設立30周年を迎えるカメラータ・ケルン。これらの作品は、本来はオルガン、およびヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれたものだが、ここでは彼らが独自にアレンジした版を用いている。BWV525と527は本来オルガンの手鍵盤と足鍵盤の三声部で演奏される曲で、これまでにも様々なアレンジによって演奏されているが、カメラータ・ケルンによる編曲は非常に考え抜かれたもので、バッハのスタイルに無理なく沿いながらも、斬新な味付けによって、バッハの音楽の可能性を極限まで引き出している。 | ||
ヨハン・マッテゾン(1681-1764): 独唱、合唱と管弦楽のためのオラトリオ 「愛に満ち、辛抱強いダーヴィト [Der liebreiche und geduldige David] 」(1723) クリスティアン・ヒルツ(B) ニッキー・ケネディ(S) マックス・ツィオレク(T) ウルズラ・アイッティンガー(A) ライモンドス・スポギス(B) マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー&cho. | ||
録音:2007年10月14日-17日、ドイッチュラントフンク(放送局)。おそらく世界初録音。 ハンブルクで初演されたオラトリオ。ARS PRODUKTIONへ録音中の「忘れられた秘宝」シリーズが大きな反響を呼んでいる、ジョン・ネルソン門下のアメリカ人指揮者ウィレンズ&ケルン・アカデミーの演奏。 代理店の表記ではヒルツがソプラノとなっている等の誤りあり。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年 トーマス・ゼッレ(1599-1663): イエス・キリスト我らの救い主/ 我らから神の怒りを取り去りたまえ ヨハン・ショップ(1590頃-1667): われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ ハインリヒ・シャイデマン(1595頃-1663): 悲しみよ、とどまれ ジョン・ダウランド(1563-1626): 我は神から離れまじ/他 |
ヴェロニカ・ヴィンター(S) ステファニー・プティラウラン (プチローラン)(S) シモーネ・エッケルト指揮 ハンブルク・ラツムジーク | |
録音:2007年3月12日-15日、ジーメンスヴィラ、ベルリン。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品全集 | ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
録音:1997年-2008年。Vol.1から Vol.21までの22枚をBOXにし、168ページ(ドイツ語、英語)のブックレットをつけた愛蔵盤。 | ||
ヨゼフ・スク(スーク)(1874-1935):作品集 交響詩「人生の実り」Op.34/ 交響詩「冬の夕べの物語」Op.9 |
キリル・ペトレンコ指揮 ベルリン・ コミッシェ・オーパーo. | |
ドヴォルザークの義理の息子であり、同名のヴァイオリニストの祖父であるスク。国民主義の作風から出発するも、より多彩な響きを求め、ドイツロマン派風の重厚な作品を多く書いている。6つの部分からなる「人生の実り」は名指揮者ターリヒが1918年にチェコ・フィルと初演を行い大成功を収めた曲。 | ||
ナウマン(1741-1801):イエス・キリストの受難
モニカ・ブラガディン(Ms) 櫻田亮(T) ラファエレ・ジョルダーノ(T) アルフレード・グランディーニ(B) コロ・ラ・スタジオーネ・アルモニカ、 セルジオ・バレストラッチ指揮パドヴァ・エ・デル・ヴェネトo. | ||
ドイツ・ザクセンに生まれ、イタリアで学びオペラ上演を精力的にこなし、ストックホルムからコペンハーゲンまで活躍の幅を広げたというヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)によるオラトリオ「イエス・キリストの受難」。この作品のリブレットはピエトロ・メタスタシオが担当、1767年に完成したもので、全曲は牧歌的な雰囲気を湛えた清澄な作風に貫かれている。録音には日本を代表するバロックテノールの櫻田 亮も参加している。 | ||
クインテセンス・サクソフォン五重奏団〜 サクソフォン五重奏による「5つの四季」 ヴィヴァルディ(1678-1741)/レターマン編: 協奏曲 Op.8 Nos.1-4「四季」 レターマン:5番目の四季 |
クインテセンス・ サクソフォン五重奏団 | |
あの名曲「四季」が、また新しい装いで登場した。このサクソフォンによる演奏、何ともモダーンでクール。スタイリッシュなアレンジ、心地よい音色。聞きなれたメロディのはずなのに、斬新な表情を見せてくれる。編曲者レターマンによる新作「5番目の四季」も刺激的。 | ||
リュリ:歌劇「プシュケ」
カロリン・サンプソン、カリーナ・ゴヴァン(S) エアロン・シーハン、コリン・バルツァー(T)他 ポール・オデット、スティーヴン・スタッブズ指揮ボストン古楽祝祭o.&cho. | ||
リュリ(1632-1687)の悲劇「プシュケ」の全曲盤の登場。音楽祭で上演された際の録音で、サンプソンらの名唱が話題となったもの。指揮はポオデット&スタッブズの定評ある共同作業。前作「テゼ」(777 240-2)はグラミー賞にもノミネートされた。 | ||
フェルレンディス:オーボエ協奏曲集&トリオ集 オーボエ協奏曲第2番 ハ長調/ オーボエ協奏曲第3番 ハ長調/ オーボエ協奏曲第1番へ長調/ オーボエ・トリオ第1〜6番 |
ボルツァーノ・トレント・ ハイドンo. ディエゴ・ディニ・ チアッキ(Ob)指揮 フランチェスコ・ ダイネーゼ(Fl) フラヴィオ・バルッツィ(Fg) | |
ベルガモで生まれたフェルレンディス(1755-1810)は、当時最も知られたオーボエ奏者の一人。(モーツァルトのK271のオーボエ協奏曲も彼のために書かれたもの)そんな彼自身もオーボエのための曲をいくつか書いているが、そのほとんどは現在聴く機会がないので今回のリリースはまさに渇望を癒すものとして歓迎されることだろう。 その楽章も南国の風を思わせる優美で明るい曲調が魅力的。 #当初777 348-2という番号でご案内しておりましたが、代理店のミスで、上記が正しいと判明いたしました。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 J.P.フェルチュ(1652-1732): 汝、異教徒の慰めよ/ベツレヘムへ向かって/ 我がいとしのイエス/ 人々よ、長らく私を忘れるなかれ/偉大なる奇跡/ 深みより/罪深き人は歩み寄り/ 恐らく彼は敬わぬ者の言葉を聞かぬ/ 人よ、その行いは |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ、 ラ・カペラ・ドゥカーレ | |
長き伝統に支えられたハンブルクは貿易都市として栄えたため、必ずしも芸術にとって理想的な環境ではなかったが、多くの人が集まり、音楽家たちを後援する有志も多数いた。1600年から1800年はハンブルクの黄金時代と言ってもよいだろう。この頃に活躍したフェルチュはハンブルクで歌劇台本作家として活躍したのち音楽も書くようになったと言う面白い経歴を持っている。彼のオペラの題材は聖書から取られた物が多いのも特徴的で、ここに収録された作品も宗教曲であり、オペラアリアでもある極めて興味深いもの。 | ||
北ドイツのオルガン作品集第6集 トゥンダー(1614-1667)&ハッセ(1605-1670頃): オルガン作品全集 |
フリードハイム・ フランメ(Org) | |
トゥンダーはリューベックの聖マリア教会の首席オルガニストを生涯に渡って務め上げた人だが、その生涯はほとんど知られておらず、作品も驚くほど僅かしか残っていない。ちなみにトゥンダーの後任は彼の娘と結婚したブクステフーデが務めている。ハッセの生涯のエピソードもあまり知られてはいないが、彼の影響は至るところに残っていて、その偉業は容易に想像することが可能。ここでは1724年製の由緒あるオルガンを使用。その渋く美しい響きに痺れること請け合い。華麗な響きを極限までに再現した優秀録音がとても魅力的。 | ||
オッフェンバック(1819-1880): ピアノ作品集 Vol.3(完結編) ミュゼット/アマゾネス/ベルテ/他 |
マルコ・ソッリーニ(P) | |
このアルバムでも彼のオリジナル作品と編曲作品をバランスよく収録。「ミュゼット」は予想外に暗い曲想だが、聴き進むうちに親しみ易さが顔を覗かせる。あとは楽しい曲ばかり。最後に収録されているピアニスト自身の編曲による「オリンピアの歌」が白眉。 | ||
スヴェンセン(1840?-1911):交響曲・管弦楽曲集 交響曲第1番 Op.4/交響曲第2番 Op.15/ ノルウェー芸術家の謝肉祭 Op.14/ ロメオとジュリエット Op.18/パリの謝肉祭 Op.9/ ゾラハイダ Op.11/祝祭ポロネーズ Op.12/ アンダンテ・フュネーブル シーグル・スレンベ Op.8/ ノルウェー民謡による変奏曲 Op.31/ ノルウェー狂詩曲第1番 Op.17/ ノルウェー狂詩曲第2番 Op.19/ ノルウェー狂詩曲第3番 Op.21/ ノルウェー狂詩曲第4番 Op.22 |
テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
グリーグとともにノルウェーの国民主義音楽を代表する作曲家の一人スヴェンセン。いくつかの交響曲はすでに人気を博しているが、この3枚組では彼の仕事をたっぷり楽しむことが出来る。さまざまな作曲家の影響を受けつつも独自の作風を確立していくスヴェンセンの軌跡が理解できる嬉しい曲集。 | ||
コルスティック、レーガーとブゾーニを弾く レーガー(1873-1916):ピアノ協奏曲 Op.114 J.S.バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編: ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 BWV1052 |
ミヒャエル・コルスティック(P) ウルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o. | |
レーガー自身が初演の6週間前!に「この曲の演奏はとても困難である」と語ったピアノ協奏曲。確かにそれはブラームスの第1番の曲を少々モダーンとし、しかし更に晦渋にしたような作品だった。当然初演も大失敗、世間の評判もさんざんなものだったと言う。聴衆を敵に回すのが大好きだったレーガーとしては別に何のこともなかったのかもしれないが・・・。この曲の真価は問われることもなかったが、今回、ドイツの中堅ピアニスト、コルスティックの堅固なる演奏によって、ようやく正しい姿を見ることが可能になった。ブゾーニ編のバッハの協奏曲も食えない曲。 | ||
ヴェルフル:ピアノ協奏曲集 ピアノ協奏曲第1番 Op.20/ ピアノ協奏曲第5番 Op.43「大軍隊協奏曲」/ ピアノ協奏曲ピアノ第6番 Op.49「鶏」/ ピアノ協奏曲第4番よりアンダンテ |
ヨルク・クローネンベルク(P) ヨハネス・メーズス指揮 SWR放送o. カイザースラウテルン | |
1773年生まれのヴェルフル(1773-1812)は同時代に相当な名声を誇り、同世代のベートーヴェンともピアノで対決し引き分けた(!)という人物。2曲の交響曲が知られるが、このピアノ協奏曲はハイドン風の軽快なモティーフが好感触のステキな作品。良く聴いてみると管弦楽部分が結構凝った書き方をしていることに気がつくだろう。第6番のタイトル「かっこう」は終楽章のメロディに由来するもの。 | ||
テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲集 Vol.1 第1集コンチェルト ニ長調 TWV 43:D1/ 四重奏曲 イ短調 TWV 43:a2/ ソナタ イ長調 TWV 43:A1/ 四重奏曲 ホ短調 TWV 43:e1 |
ジョン・ホロウェイ(Vn) リンデ・ブルンマイア (フラウト・トラヴェルソ) ローレンツ・ドゥフトシュミット (ヴィオラ・ダ・ガンバ) ウルリケ・ベッカー(Vc) ラルス=ウルリク・ モーテンセン(Cemb) | |
1737年秋、テレマンはかねてからの希望であったパリ旅行へと出かけた。フランスの音楽の中心であったパリで彼は8か月過ごし、演奏会を成功させ、王からは、自らの作品を出版できる特権を与えられた。しかしながら12の「パリ四重奏曲」は、実は1730年ハンブルクで出版されたものの再版なのだ(1838年に出版された「新四重奏曲集」はパリで書かれたもの)。どちらにしても、テレマンの最高傑作のひとつ。 | ||
テレマン:パリ四重奏曲集 Vol.2 & Vol.3(完結編) 協奏曲 ト長調 TWV 43: G1/組曲第2番 ロ短調 TWV 43: H1/組曲第1番 ホ短調TWV 43: E1/ 四重奏曲 ト長調 TWV 43: G4/四重奏曲 ロ短調 TWV 43: H2/四重奏曲 ニ長調 TWV 43: D3/ ソナタ第2番 ト短調 TWV 43: G1/四重奏曲 イ長調 TWV 43: A3 ジョン・ホロウェイ(Vn) リンデ・ブルンマイア(Fl) ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ウルリケ・ベッカー(Vc) ラルス=ウルリク・モーテンセン(Cemb) | ||
録音:2008年?。Vol.1:777 375-2。 | ||
ミスリヴェチェク(1737-1781): 管楽八重奏曲&五重奏曲全集 管楽八重奏曲[第1番−第3番]/ 管楽五重奏曲[第1番−第6番] |
オルフェオ・ブラス・アンサンブル カリン・ファン・ヘールデン | |
チェコ出身で、生前はオペラ作曲家として名を馳せたミスリヴェチェクは多くの管弦楽曲や器楽曲も書いた。管楽アンサンブル集はまるで言葉のないオペラのようで、弾むリズムと劇的な楽想を持っている。若きモーツァルトが多大な影響を受けたと言われるだけあって、そのメロディの閃きにも聴きどころがたっぷり。また各々の楽器に要求される技術も大層なもので、当時の奏者たちがいかに高度な技を持っていたかを想像するのも楽しい。 | ||
ジョルジュ・カトワール (ゲオルギー・カトゥアール; 1861-1926): ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.15/ ヴァイオリンとピアノのための詩曲 (ソナタ第2番)Op.20/ エレジー Op.26/ ヴィオラとピアノのためのロマンス Op.1-4 (ヴァイオリンとピアノのための版) |
アルブレヒト・ ブロイニンガー(Vn) アンナ・ザシモワ(P) | |
フランス系ロシア人のピアニスト・作曲家。モスクワ大学で数学を専攻し1884年にて卒業。その後音楽の道を選び、ベルリンへ留学する。そこでワグネリアンのピアニスト、カール・クリントヴォルトに師事し、自らもワーグナーへ傾倒し、1879年にワーグナー協会の会員になる。しかし、当時のロシアではワーグナー嫌いが多かったため、どうしても彼の作品は低く評価されてしまった。そんな彼の作品を再調査しているのが、ここでピアノを演奏しているザシモワ。彼女は10年程前からモスクワでカトワールの作品を研究し、チャイコフスキーとの関連性についての本を出版している。 | ||
ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898):交響曲全集 Vol.1 〔第3番 ハ長調 Op.20 (1850) /第5番 変ロ長調 Op.30 (1868出版) 〕 ジャック・メルシエ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po. | ||
ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898):交響曲全集 Vol.2 交響曲第6番(第7番) ト短調 Op.87 (1893出版) /シンフォニエッタ Op.80 ニ長調 ジャック・メルシエ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po. | ||
ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898):交響曲全集 Vol.3 〔第1番 変ホ長調 Op.9 /第2番 ヘ長調 Op.2 〕 ジャック・メルシエ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po. | ||
Vol.1、Vol.2:777 379-2、777 380-2。 | ||
ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898):交響曲全集 Vol.4 〔第4番 ニ短調 Op.25 (1855) /幻想的交響曲 ト短調 Op.69 (1879) / (第6番) ト長調 Op.58「小交響曲、管弦楽のための変奏曲とロンド」(1855?) 〕 ジャック・メルシエ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po. | ||
ザールブリュッケン近郊で生まれたグヴィは、ドイツとフランスの両方で活躍、作風にはベルリオーズとオンスロウの影響があり、彼が亡くなった時には、ドイツではフランス人、フランスではドイツ人と見なされたという。裕福な一生を送ったため、作曲にはあまり熱心ではなかったとも言われるが、200以上の作品が生まれ、同世代の人ヨアヒムやブラームスからはとても高く評価された。 当盤の Fantaisie symphonique Op.69 は Op.58 (1855?) と Op.87 (1893出版) の間に作曲された物。グヴィによる番号付きの交響曲は7曲とされることが多いが、当全集では番号付の物は6曲とされ、通常「第6番」の Op.58 が無番、第2集に収録された「第7番」とされることが多い 1893年出版の Op.87 が第6番となっている。 | ||
ネルダ(1711-1776):トリオ・ソナタ集 [第2番/第4番/第5番/第6番]/ ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラと 通奏低音のための協奏曲 |
セルジオ・アッツォリーニ(Fg) パルナッシ・ムジチ | |
ピリオド楽器使用。ボヘミアの作曲家、ネルダは 1750年からヴァイオリニストとして活躍、ドレスデン・ホーフカペレを率い、すばらしい演奏を聞かせたことで知られる。彼は 14のコンチェルトを含む多くの作品を残したが、ここに収録されたトリオ・ソナタは彼の妙技と作曲語法を知る上でも、またとない作品といえるだろう。 | ||
ブラームス(1833-1897):オルガン作品全集 フーガ 変イ短調/前奏曲とフーガ イ短調/ 前奏曲とフーガ ト短調/ コラール前奏曲とフーガ 「おお嘆き、おお心の苦しみ」/ 11のコラール前奏曲 |
アンネ・ホルシュ(Org) | |
長きに渡る歴史を誇る聖ルパート教会は2 回の戦災をも免れた貴重な建物として知られている。ここのロマンティック・オルガンは宝石のような音色に華麗さが加味された極めて独特な音色が特徴。ブラームスのオルガン曲は彼の全作品の中ではあまり脚光を浴びることのないジャンルだが、若きオルガニスト、ホルシュの溌剌とした音楽性を得てこれらの作品の素晴らしさを丁寧にあぶり出すことに成功した。もちろん素晴らしい録音を最大限に生かしたSACDの豊かな音色にも注目。 | ||
ブルッフ(1838-1920):管弦楽作品集 スウェーデン舞曲集 Op.63/ ロシア民謡による組曲 Op.79b/ スウェーデン民謡によるセレナーデ Op.posth |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 SWR カイザースラウテルン放送o. | |
ロマンティックなヴァイオリン協奏曲で知られるブルッフは、実は歌、特に各地の民謡に強い関心を示していた。しかし、実際には歌曲としてより、インストゥルメンタルの分野でその思いは結実したようだ。このアルバムには2つの地方の民謡を元にした作品を収録。かわいらしさ、美しさ、多彩さ、様々な要素を兼ね備えた魅惑的でロマンティックな音による情景。 | ||
テレマン(1681-1760):隊長の音楽 1738年 TVWV 15:11〔オラトリオ/セレナータ〕
ヴェロニカ・ヴィンター(S) コルネリア・ザムエリス(A) ヤン・コボウ、 インモ・シュレーダー(T) エッケハルト・エーベル(B-Br) グレゴール・フィンケ(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンチェルト、ライン聖歌隊 | ||
録音:2007年頃。おそらくシリーズの第4集。 | ||
グノー(1818-1893):歌劇「血まみれの修道女」(1854)
マルコ・ヴァサリ、ゲナディウス・ベルゴルルコ(Br) Yoonki Baek (T) ナターリャ・アトマンチウク、イリス・マリエ・コツィアン(S) フランク・フェルバー(B) ヘルマン・ボイマー指揮オスナブリュックso.、オスナブリュック劇場cho. | ||
おそらく世界初の全曲録音。なんとも恐ろしいタイトルのオペラ。イギリスの作家・劇作家マシュー・グレゴリー・ルイス(1775-1818)が18歳の時に書いたと言うゴシック小説の代表作「マンク〔破戒僧〕」を題材としている。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽五重奏曲集 [第1番 Op.18/第2番 Op.87] |
マンハイムSQ ヨネ・カリウナイテ(Va) | |
メンデルスゾーンの室内楽と言えばまず弦楽四重奏曲が知られているが、この弦楽五重奏曲も素晴らしい出来栄え。彼の作品は作品の緻密な構成に主眼を置くことより、自由な旋律の発展と調性の追及に力を注いでいる。第1番は17歳の時の作品。柔軟で伸びやかな音に満ちている。第2番は晩年(と、いっても36歳)の作品で、こちらは崇高な響きに溢れた力強い音楽。まるでベートーヴェンを思わせるようなこの曲のパワーを目の当たりにすると、大方の人が抱いているメンデルスゾーンのイメージなどは、いとも容易く崩れてしまうに違いない。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):隊長の音楽 TVWV15: 15 より Vol.2 (1744) オラトリオ「 Vereint euch, Ihr Brüder 」/セレナータ「 Freyheit! 」 ドロテー・ミールズ、モニカ・マウフ、ウルリケ・ホフバウアー(S) インモ・シュレーダー(T) ドミニク・ヴェルナー(B) マンフレート・コルデス指揮ヴェーザー=ルネサンス | ||
録音:2008年2月21日、ブレーメン聖母教会、ライヴ。Vol.1 (1742):777 176-2(HYBRID_SACD) に続く物だが、今回はCDでの発売で、演奏者も異なっている。ハンブルク市民による自警団の隊長57人のため、祝祭の際に演奏された曲集からの第2集。当時ハンブルクは三度目の自由都市となっており、神聖ローマ帝国陸軍から保護を受けることができず、自ら自警団を組織していた。 | ||
ハインリヒ・カスパール・ シュミット(1874-1953):室内楽作品集 クラリネット、 ヴィオラとピアノのための三重奏曲 Op.114/ フルートとピアノのためのソナタ Op.106/ クラリネットとピアノのためのアレグレット Op.34-2/ ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.111/ フルートとピアノのためのカプリッチョ Op.34-5 |
ニコラス・リンマー(P) ヨハネス・ツール(Cl) ニルス・メーンケマイヤー(Va) ピルミン・グレール(Fl) | |
ミュンヘンで没した人だが作品を聴く機会はほとんどない作曲家。幼少の頃は、レーゲンスブルク大聖堂の聖歌隊で歌い、その後ミュンヘン音楽アカデミーでルートヴィヒ・テュイレに作曲を学んだ。彼の作品は当時、プフィッツナーと並ぶほどに高く評価されたが、作風は後期ロマン派の域を出ることは無かった。 | ||
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集 Vol.2 〔第7番 Op.59/第11番 Op.89/第13番 Op.118〕 |
ダネルSQ | |
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第6番 Op.35 /第8番 Op.66 /第15番 Op.124〕 |
ダネルSQ | |
第6番はまだ彼の活動の初期、ソビエト時代に書かれた作品。一度演奏禁止になったためか、彼は9年もの間、弦楽四重奏曲を書くのをやめてしまった。その第7番からこれまた10年以上経過後、ようやく書きあげられた第10番は、最初単一楽章で書かれたものの、1959年に3つの楽章に分割され、新たな表情を見せることになる。1980年に作曲された第15番は、彼の弦楽四重奏曲の中でも白眉とされるもの。 | ||
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集 Vol.4 [第5番 Op.27/第9番 Op.80/第14番 Op.122] |
ダネルSQ | |
Vol.1:777 313-2。第5番は彼がモスクワに滞在していた時に書かれた曲で、各々の楽章は「メロディ、ユモレスク、スケルツォ、即興、セレナーデ」と題されている。この曲と第9番はショスタコーヴィチの影響が多分にあり、重苦しさと苦々しさに満ちている。第14番は切れ目のない5つの楽章からなり、それぞれ関連づけられながらも完全に異なるキャラクターを持っているが、明確に提示されることはない。 | ||
プフィッツナー(1869-1949):室内楽作品集 五重奏曲 ハ長調 Op.23/六重奏曲 ト短調 Op.55 |
アンサンブル・ ウルフ・ヘルシャー | |
cpoレーベルで最も重要な位置を占めるのが、このプフィッツナーの作品群。多くの作品を残しているものの、あまり録音に恵まれているとは言えない大作曲家の知られざる作品を掘り起こすことは、何という大きな喜びなのだろうか?この2つの室内楽作品は、彼の作曲上の手腕(特に対位法の扱い)を再認識させるにふさわしいもの。2 台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための五重奏曲、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてピアノのための六重奏曲。どちらも聴き応えたっぷりの重厚な作品。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 トーマス・ゼーレ(1599-1663):復活祭のためのコンチェルトとモテット集 A Domino factum est illud/キリストは死の縄目につながれたり/ キリストは復活した、わたしの希望/主は活きたもう、死ははや敗れ/ イエス・キリスト我らの救い主/我ら救い主キリスト、今よみがえり/ 我は知る。我を贖うお方は生きておられる マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス | ||
ザクセン生まれのゼーレは、ライプツィヒでカルビシウスとヘルマン・シャインから教えを受けたと言われる。ハンブルクで4つの主要な教会のカントルを務め、この地の音楽発展に力を尽くした。300曲近くのモテットを作曲、中でもヨハネ受難曲は彼の代表作と呼ばれている。他にも多くの器楽作品、声楽作品があり、どれも旋律、和声、対位法などに新たな手法を用いた斬新さが魅力。今回のアルバムは復活祭のために書かれた作品を集めたもの。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 テレマン(1681-1767):オラトリオ「ライオンの巣窟から戻ってきたダニエル」 アンネメイ・ブレッシング・レイハウセン、アンネグレート・クラインドプフ、 ラウリー・レヴィロル(S) カイ・ヴェッセル(CT)/他 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
1730年作曲、1731年にハンブルクの教会で初演されたこのオラトリオは、残存する草稿などから長い間ヘンデルの作とされていた。しかし、最新の研究結果では、実はテレマンの作品であることがわかり、2006年のマクデブルク・テレマン・フェスティヴァルと同時に開催された国際会議のコンサートで演奏され、マニアと研究者を喜ばせた。テレマンの数多い宗教作品の中でも、とりわけ劇的で多彩、そして光り輝く音楽を備えている。 | ||
ユリウス・レントヘン(1855-1932):ピアノ協奏曲集 〔第2番 Op.18/第4番 ヘ長調〕 |
マティアス・ キルシュネライト(P) ダフィト・ポルセレイン指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
ライプツィヒに生まれ、オランダで活躍・同地で死去した作曲家ユリウス・レントヘン。第2協奏曲は1879年の夏に書かれた。この時期は彼の最も幸せな頃で、その喜ばしい気分が曲にも漲っている。初演は1881年10月、彼自身の演奏で行われた。ドイツ後期ロマン派の流れを汲んだ作風が光る。しかし、第4番の協奏曲では、ブラームスやベートーヴェンの面影はほとんど見られない。流動的な作風へと変化している様子が興味深いところ。ドイツの名手キルシュネライトの華麗なる演奏。 | ||
テレマン(1681-1767):管楽器のための協奏曲集 Vol.4 2つのリコーダー、弦楽合奏と 通奏低音のための協奏曲 TWV52:a2/ フラウト・トラヴェルソ、弦楽合奏と 通奏低音のための協奏曲 TWV51:D2/ オーボエ・ダモーレ、弦楽合奏と 通奏低音のための協奏曲 TWV51:A2/ フラウト・トラヴェルソ、ファゴット、弦楽合奏と 通奏低音のための協奏曲 TWV53:h1/ オーボエ、弦楽合奏と 通奏低音のための協奏曲 TWV51:e1 |
ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・フランクフルト | |
どれもがテレマンの協奏曲作曲家としての高い資質を示したもの。当時主流だったイタリア音楽の様式に、フランスとポーランドの風を吹きこみ、独自の形式を作り上げたことも評価されている。各独奏楽器の奏法は極めて自然かつ牧歌的で、それらを生かしたここでの演奏はエレガントでスタイリッシュ。 | ||
テレマン(1681-1767):管楽器のための協奏曲集 Vol.5 フルートと弦楽器、通奏低音のための協奏曲 TWV 51: D1/ 2つのオーボエ・ダモーレと2つのヴァイオリン、通奏低音のための協奏曲 TWV 52: A1/ アルト・リコーダーと弦楽器、通奏低音のための協奏曲 TWV 51: F1-/ 2つのホルン、2つのオーボエを含む弦楽器、通奏低音のための協奏曲 TWV 52: Es1/ オーボエ、弦楽器と通奏低音のための協奏曲 TWV 51: D2/ 2つのフルート、ファゴット、弦楽器と通奏低音のための協奏曲 TWV 52: E2 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
テレマン(1681-1767):管楽器のための協奏曲集 Vol.6 フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ロ短調 TWV 51: H1 / 2つのフルート、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 53: D1 / オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 TWV 51: A1 / 2つのオーボエ、ファゴットと弦楽、通奏低音のための 協奏曲 ハ長調「フランス風」TWV 53: C1 / フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲「ポロネーズ」 ニ長調TWV 51: D3 (*) / 2つのリコーダーと弦楽、通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 TWV 52: B1 / 2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 TWV 52: F3 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト、カメラータ・ケルン(*) | ||
テレマンの膨大な作品を整理し、その旋律美と対位法の技術を再認識するために企画されたシリーズ。今回もシュナイダーによる統率の取れた演奏と、ピリオド楽器による自然な響きでこれらの名作を再生可能。テレマンはイタリアやポーランド、フランスの舞曲を自らの音楽様式に積極的に取り入れたことでも知られるが、この曲集に収録されたいくつかの作品にも、その傾向は顕著に表れている。タイトルに「フランス風」や「ポーランド風(ポロネーズ)」と記されたものはもちろんのこと、他の曲も、イタリア風の華麗な妙技を誇るものや、品のよいフランス風の味付けを施された小粋なものばかり。 | ||
J.S.バッハ:オルガン作品集 第21集 主なる神、我らの側(かたえ)に いまさずして BWV1128(世界初録音)/ フーガの技法 BWV1080(オルガン版) |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
最初の5小節のみが現存していたとされる、バッハ(1685-1750)の初期のオルガン曲「主なる神、我らの側(かたえ)にいまさずして」。2008年3月末にこの筆写譜(19世紀後半のもの)がハレ=ヴィッテンベルク・マルティン=ルター大学(MLU)音楽研究所楽理科の2人の研究者によって発見されたことは音楽ファンの間で大きなニュースとなった。6月10日にハーゼルベックによって公開初演されたが、録音としてはこちらが世界初となる。 | ||
カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922):オペレッタ「三つの願い」(1901)
フォルカー・フォーゲル(T) ドンナ・エレン(S) ヴァレリー・ゼルキン(T) ロレナ・エスピナ(A) クレメンス・スロヴィオチェク(B) アンナ・シミンスカ(S)他 ヘルベルト・モック指揮ウィーン・シェーンブルン宮廷劇場o.&cho. | ||
録音:2008年8月5月-8日、ORF 放送局スタジオ3、ウィーン。 現代では才能ある作曲家として知られるツィーラーだが、ヨハン・シュトラウスは彼のことを全く認めようとせず「ツィーラーと比べるようなことはしないでくれ」と怒っていたという。しかしツィーラーを「ウィーンの新しいダンス音楽作曲家」として売り出した、有名な出版者ハスリンガーの目論見はあたり、ウィーン中が彼のワルツやポルカで埋め尽くされたこともあった。この「三つの希望」[注;上記表記と異なるが、代理店表記ママ]は、ツェムリンスキーがスコアの手直しをした可能性が高く(自筆スコアに書きこみがあるらしい)、その意味でも興味深い作品と言えるだろう。 | ||
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):喜歌劇「ローマの謝肉祭」 (3幕/1937年、フランツ・マルスツァレクによるドルトムント公演版) 台本:ヨーゼフ・ブラウン(台詞)&リヒャルト・ゲネー/台詞版:アンドレ・マイヤー イザベラ・マー=ツァハ、ジェシカ・グラッテ(S) ミヒャエル・ハイム、 マンフレート・エクヴィルツ、ベルント・ケンネス(T) マルクス・ゲンツェル(Br) エルンスト・タイス指揮ドレスデン州立オペレッタ劇場o.&cho. | ||
録音:2004年、ドレスデン、ライヴ。代理店はオケを『ドレスデン・シュターツオーパー』としているが Staatsoperette (=シュターツオペレッテ)なので、誤り。ヨハン・シュトラウスが手掛けたオペレッタの第2作。第1作の「インディゴと40人の盗賊」に比べると、その力量が飛躍的に上がったと称されたが、その1年後に初演された「こうもり」が素晴らしすぎて、霞んでしまった。原作は「トスカ」を書いたV.サルドゥで、1組の男女と、2人の画家、そして、ちょっと浮気な伯爵夫人とその夫。嫉妬のために少年に変装して恋人に近づく娘などの設定は、幾分ご都合主義的ではある。 | ||
J.シュトラウス II (1825-1899): オペレッタ「女王のレースのハンカチーフ」(1935) ナディア・ステファノフ(Ms) ジェシカ・グラッテ、エリケ・コトマイア(S) ラルフ・シモン(T) マルクス・リスケ(T) ハリー・ブラッハマン(Br)他 エルンスト・タイス指揮ドレスデン州立オペレッタo.&cho. | ||
作品中の旋律を用いた「南国のバラ」のみが知られている当オペレッタ、初演は好評だったが以降忘れられてしまい、2006年に演奏会形式で上演されたのはなんと71年ぶりだったという。当盤(2006年の演奏とは無関係の模様)ではJ.シュトラウス全集のクリティカル・エディションに基づいた版で演奏。 | ||
カール・アンドレアス・ゲープフェルト(1768-1818): クラリネット協奏曲集 [変ホ長調Op.35/変ロ長調Op.20/変ホ長調Op.14] |
ディーター・クレッカー(Cl) ヨハネス・メーズス指揮 イェナpo. | |
最初の宮廷クラリネット奏者とされるゲープフェルトは、1788年からジョージ1世統治下のマイニンゲンで宮廷に仕え、生涯を送った。当時流行のシュトルム・ウント・ドランクの思想にも影響されてか、演奏活動に限ればかなり大きな成果を上げたと伝えられる彼だが、度重なる旅行などのせいで精神を消耗してしまい、貧困のうちに世を去ったため、必ずしも幸福な生涯というわけではなかったようだ。 | ||
アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703): 祝祭劇「エウロパ」と宗教作品集 祝祭劇「エウロパ」/レクイエム/ 詩編111「幸いな人」/マニフィカト |
ヴェロニカ・ヴィンター(S) コルネリア・ザムエリス(A) カイ・ヴェッセル(B) ブノワ・アレル(T) エッケハルト・アベーレ(B) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト | |
録音:2008年5月19日-21日、ドイツ放送局室内楽ザール。 | ||
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):宗教作品集 ミゼレーレ VB.4/レクイエム VB.1/天の星 VB.10 アンネマイ・ブレシング=ロイハウゼン(S) ポール・ゲルハルト・アダム(A) カルメン・シュラー(Ms) ユリアン・プレガルディエン(T) エッケハルト・アーベレ(B) ドイツ室内cho. ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
モーツァルトと同年に生まれ1年後に亡くなったクラウスは、やはり幼いころから才能を発揮したが、その作品は没後長い間忘れられ、ようやく最近になって注目されるようになった。劇作家、著述家、画家としても活動し、1781年にはストックホルムのグスタフ3世の宮廷作曲家として任用され、そこでも多くの経験を積み豊かな音楽を書きあげた。ここに聴く宗教作品はほとんど録音のない貴重なものばかり。 | ||
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): 葬送音楽(ドイツレクイエム)SWV 279-281/ 詩篇6、51、102、130、143番 |
マンフレート・コルデス指揮 ブレーメン・ ヴェーザー・ルネサンス | |
1618年に勃発した「三十年戦争」は、最初プロテスタントとカトリックの宗教戦争として始まったが、戦いが長引くほどに国家間の争いとして凄惨さを極めていった。シュッツもこの戦いで戦禍に巻き込まれ、多くの友人や家族を失い失意の底に沈んだ。そんな折、シュッツの良き理解者でもあった故郷の領主ハインリッヒ・ロイス・ポストフームス公が、まだ自身が存命であったにも関わらず「自らの」葬送の音楽を依頼した。そこでシュッツは公のためだけでなく、全ての戦いの犠牲者のためにドイツ語のミサを構想、救済への願いを託した音楽を作り上げた。 | ||
グルック(1714-1787):シンフォニア集 〔 Chen G3, Wq.deest 「ヴァイマル」/ Chen D6, Wq.deest 「協奏交響曲」/ Chen A1, Wq.deest 「レーゲンスブルク」/ Chen F1, Wq.165 No.5 / Chen D2, Wq.165 No.2 〕 |
ミヒ・ガイグ指揮 オルフェオ・バロックo. | |
録音:2007年?。 | ||
ヘルマン・ハンス・ ヴェッツラー(1870-1943):交響的作品集 ヴィジョン Op.12/ アッシジの聖フランチェスコの伝説 Op.13 |
フランク・ベールマン指揮 ローベルト・シューマンpo. | |
ヴェッツラー(ウェッツラー)はフランクフルト生まれだがアメリカで育った。研究のため一度ドイツへ帰国したが、その後はニューヨークで活動し1904年に指揮者としてデビュー、1905年にヨーロッパに戻ったが1935年にナチスの迫害のため作品が演奏禁止となり、再びアメリカへと逃れざるを得なかった。現在では彼の作品はほとんど忘れ去られてしまったが、当盤のリリースにより見直されるべき作品集。 | ||
カール・ニルセン(1865-1931):ピアノ作品全集 5つの小品集 Op.3/交響的組曲 Op.8/ 6つのユモレスク・バガテル Op.11/ 新世紀のための祝祭前奏曲/ 「きよしこの夜」についての夢/ シャコンヌ Op.32/主題と変奏 Op.40/組曲 Op.45/ 3つの小品 Op.59/ 若い人と老人のためのピアノ音楽 Op.53/ ピアノ小品(1931) |
クリスティーナ・ビョアケー(P) | |
録音:2007年7月2日-3日、8月21日-22日、以上「 Den Sorte Diamant [黒ダイヤ] 」、コペンハーゲン。 | ||
カール・ニルセン(1865-1931):オルガン作品全集 祝典前奏曲/29の小前奏曲/2つの前奏曲/メロディ/コムモーティオ ルーズ・ランゴー(1893-1952):オルガン作品集 昇天日/埋没〜最初の日曜日の後に/収穫の前奏曲/アクセル・ゲーゼの葬儀に/結婚行進曲 フリートヘルム・フランメ(Org) | ||
使用楽器:バート・ガンダースハイム修道院付属教会堂 [Stiftskirche Bad Gandersheim] のミュールアイゼン・オルガン。なお、この教会堂は「大聖堂」や「司教座教会」と翻訳されていることもある。 | ||
パウル・ベン=ハイム(1897-1984): 交響曲第1番 Op.25/ イスラエルへのファンファーレ/ バッハのコラール第93番「ただ愛する神の 摂理にまかす者は」による交響的変容 |
イスラエル・イーノン指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
ドイツで生まれのユダヤ人パウル・フランケンブルガーは、ワルターとクナッパーツブッシュの助手を務め、1924年からアウグスブルク歌劇場で指揮者となる。当時既に多くの曲を書いていたが、1933年ナチスの台頭でイギリスからの要請を受けパレスティナに移住。名前をヘブライ語に改めパウル・ベン=ハイムとして、この地方の民族音楽を基礎に作曲を始める。その後、イスラエル共和国が樹立するとこの国の作曲界で指導的役割を果たした。1939年から1940年に書かれた最初の交響曲は、イスラエルso.のために書かれたもので、伝統的な手法を用いながらも、戦争の重苦しい気分が漲る堂々たる作品。 | ||
ドーラ・ペヤツェヴィチ(1885-1923): 交響曲 嬰ヘ短調 Op.41/ ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲 ニ短調 |
フォルカー・バンフィールド(P) アリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
おそらく世界初録音。ブダペストにて、後にクロアチア総督を務めた父と、ハンガリー人ピアニスト(伯爵婦人という資料もあり)の母の元に生まれた(代理店は『クロアチアの中流家庭に生まれ』としているが、誤り)ペヤツェヴィチは母から音楽の手ほどきを受け、12歳で作曲を開始、ドレスデン、ミュンヘン、ザグレブで音楽を学んだ。頻繁に旅行し、同時代の文化人たちとも積極的に交流、生涯で58曲(代理店は『57曲』としているが、おそらく誤り。作品番号が57番までという日本語文書があるため、これを誤認したものと思われる)を残したが、37歳(代理店は『38歳』としているが、生没月日を考慮しておらず誤り)の若さで亡くなってしまった。作品録音も、過去にピアノ作品集が1枚(CROATIA RECORDS; 日本国内にはおそらく未入荷&入手不能)と Menuett Op.18 が KOCH SCHWANN からでていた四重奏作品集「Bravourissimo」(廃盤)に含まれていただけと思われ、大変稀少。 | ||
ドーラ・ペヤツェヴィチ(1885-1923): ピアノ三重奏曲 Op.29/チェロ・ソナタOp.35 |
アンドレイ・ビエロフ(Vn) クリスティアン・ポルテラ(Vc) オリヴァー・トリエンドル(P) | |
交響曲 他(777 418-2)に続く、クロアチアの家系出身(生まれはハンガリー)の女流作曲家第2弾。 | ||
ドーラ・ペヤツェヴィチ(1885-1923):室内楽作品集 Vol.2 ピアノ五重奏曲 Op.40 /弦楽四重奏曲 Op.25 (1908) /ピアノ四重奏曲 Op.58 /即興曲 Op.9 オリヴァー・トリエンドル(P) シネ・ノミネSQ | ||
ドーラ・ペヤツェヴィチ(1885-1923):歌曲集 一つの歌 Op.11 /なぜ? Op.13 /7つの歌曲 Op.23 /2つの歌曲 Op.27 /4つの歌曲 Op.30 /変身 Op.37 / 愛の歌 Op.3 9/女の子の形成 Op.42 /2倍で Op.46 /2つの蝶の歌 Op.52 /3つの歌 Op.53 /2つの歌曲 Op.55 インゲボルク・ダンツ(A) コード・ガーベン(P) | ||
管弦楽作品集(777 418-2)、室内楽作品集(777 419-2)に続くクロアチアの知られざる女性作曲家、ドーラ・ペヤツェヴィチの作品集第3弾。 | ||
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702?-1771)& カール・ハインリヒ・グラウン(1703?-1759): 2台のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 [WV A; XV; 13/WV CV; XV; 100/WV AV; XV; 19/ WV AV; XV; 23/WV AV; XV; 27] |
レザミ・ド・フィリップ | |
ハッセと同時代にあたるグラウン兄弟(生年には諸説あり)は、高名なヴァイオリニストであった兄ヨハンと卓越したオペラ作曲家として名を上げた弟カールの2人。共にフリードリヒ大王の宮廷に仕えていただけあって、室内楽作品はお手の物。ヴァイオリンは存分に歌い、通奏低音はヴァイオリンを引き立てつつも声高らかに主張する。これらは1750年から1755年頃に書かれたとされ、当時の音楽の流行も反映されている。 | ||
ファッシュ(1688-1758): ドレスデンの序曲、シンフォニー、コンチェルト集 序曲 FWV K; F3&FWV K; A2/ シンフォニー FWV M; A2&FWV M; G4/ コンチェルト FWV L; F2&FWV L; D222 |
ルドガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
ライプツィヒで学び、ツェルプストの宮廷楽長を務めたファッシュは、バロックから古典派への時代の転換期に当時の最新スタイルで音楽を書いた人として知られる。このアルバムは2008年、ファッシュの没後250年を記念して制作された。今まで未整理であった作品に、音楽学者ユゴー・リーマンが作品番号を付与したことも彼の音楽の復興に一役買うことだろう。緻密で華やか、そして瀟洒な作品。 | ||
ヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-1750):宗教作品集 Missa S. P. Benedicti ロ長調/ Laudem virum gloriosum ハ長調/ Ave Regina coelorum (3曲)/ Laudibus cives ハ長調/ Salve Regina (3曲)/ Lauretanische Litanei ハ長調/ Te Joseph celebrent ロ長調/ Vir Dei 変ホ長調/協奏曲 ハ長調 マティアス・ベッケルト指揮モンテヴェルディ・アンサンブル・ヴュルツブルク | ||
ベネディクト会の聖職者でもあり、作曲家でもあったラートゲーバーは当時の南部ドイツで尊敬されていた人。彼の世俗的作品が当レーベルからリリース済(999 995-2)だが、本領はこちらの声楽曲。とりわけ祝宴のためのミサ曲は、当時の聴衆から大絶賛され、楽譜もただちに2刷が出版されたと言う。 | ||
ヴィルヘルム・ ステーンハンマル(1871-1927):弦楽四重奏曲集 〔第3番 ヘ長調 Op.18/第4番 イ短調 Op.25/ 第5番 ハ長調 Op.29/第6番 ニ短調 Op.35〕 |
オスロSQ | |
ドイツで学び、スウェーデン民謡とワーグナー風味を程好くMIX させた劇音楽で大成功、20世紀初頭のスウェーデン音楽界の中心的人物となったステーンハンマル。しかし現在では、彼の室内楽作品はほとんど聞かれることがない。彼は、最初は後期ロマン派風の作品を書いていたものの、1910年頃を境に、より透明で民族的要素を深めた作品に着手するようになる。このアルバムに収録されている弦楽四重奏曲は、第3番と第4番が後期ロマン派風に属するが、第5番と第6番は新しい構想のもとで作られた曲であり、その変化が緩やかに聴き取れるのではないだろうか?とにかく美しく清冽な作品。 | ||
フェルッチョ・ブゾーニ〜モーツァルト、バッハ、ショパンへのオマージュ J.S.バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編曲: シャコンヌ ニ短調 BV B24 /オルガンのための前奏曲よりBV B27 / いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659 /目覚めよと呼ぶ声ありBWV645 / 主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639 /汝のうちに喜びありBWV615 / われらが救い主、キリストよBWV665 ブゾーニ:モーツァルトによるジーグ、ボレロと変奏曲「青春に寄す」 BV254 / 3つのアルバムの綴りBV289 /ショパンの前奏曲による10の変奏曲BV213a / バッハによる幻想曲BV253 /ピアノのためのエスキース「クリスマスの夜」BV251 ローランド・ペンティネン(P) | ||
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):ヴァイオリン・ソナタ全集 ヴァイオリン・ソナタ〔第1番 イ長調 Op.32 /第2番 変ホ長調 Op.54 /第3番 ニ短調 Op.78 〕/ ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.15/ヴィオラとピアノのための伝説Op.62 クリスティーナ・アルテンブルガー(Vn/Va) オリヴァー・トリエンドル(P) | ||
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-): ピアノ三重奏曲集[第1番−第3番] |
ハイペリオン三重奏団 | |
代理店の案内には記載が無いが、現代アイスランドを代表する作曲家の一人。第3番のピアノ三重奏は2008年にこのハイペリオン三重奏団によって初演されている。 | ||
カール・ダヴィドフ(1838-1889): チェロ協奏曲第3番 Op.18/チェロ協奏曲第4番 Op.31 チャイコフスキー(1840-1893): 夜想曲 Op.19-4/カプリッチォ風小品 Op.62/ アンダンテ・カンタービレ |
ウェン=シン・ヤン(Vc) テリエ・ミケルセン指揮 上海so. | |
ダヴィドフは19世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフスキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人。彼のチェロ協奏曲は4曲あるが、このアルバムの2曲は世界初録音。第1番と第2番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者により既出(777 263-2)。 | ||
ヨハン・クリーガー(1651-1735):宗教的アリアと歌曲集(16曲) フィリップ・フリードリヒ・ブフナー(1614-1669):撥弦楽器のためのソナタ集 ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ(2曲)/2つのヴァイオリンのためのソナタ ヤン・コボウ(T) ユナイテッド・コンティヌオ・アンサンブル | ||
録音:2006年8月7日-9日、Kapelle Schloss Seehaus。 クリーガーによるアリアと歌曲の間に、ブヒナーのソナタを1曲づつ配置した構成。 | ||
オットー・ニコライ(1810-1849):歌劇「神殿の騎士」(1840)
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(B−Br) ユディト・クーン(S) ティーナ・ペンティネン(A) コウタ・レセネン(B) アンドレアス・キントシュフ(Br)他 フランク・ベールマン指揮ローベルト・シューマンpo.、ケムニッツ歌劇場cho. | ||
「ウィンザーの陽気な女房たち」ばかりが知られるオットー・ニコライだが、彼は生涯に5つのオペラのほか、合唱作品や管弦楽作品も多数作曲している。幼い頃から神童として知られ、歌手、作曲家、指揮者として活躍。1842年にはウィーン・フィルハーモニーo.の前身である宮廷楽団員の自主演奏団体「フィルハーモニー・アカデミー」による最初の演奏会を催している。そんな彼のオペラ「神殿の騎士」は1840年の作品で、ウォルター・スコットの「アイヴァンホー」に基づいたお話。ドイツ人ニコライによるこの完璧なベルカント・オペラはヴェルディやベッリーニの作品と比べても全く遜色ない。 | ||
E.T.A.ホフマン(1776-1822): 3幕のジンクシュピール「愛と嫉妬」AV33 (1807) ローベルト・ゼリアー(T) クリスティーナ・ゲルストベルガー(S) フロリアン・ジーモン(T) シビレ・シュペヒト(S) ゲイリー・マーティン(B) テレーズ・ヴァンサン(S)他 ミハエル・ホフシュテッター指揮ルートヴィヒスブルク城祝祭o. | ||
録音:2008年?、ルートヴィヒスブルク音楽祭。世界初録音。ピリオド楽器使用。台本は、スペインの劇作家ペドロ・カルデロンによる戯曲を、ドイツの文学者シュレーゲル兄弟がドイツ語へ翻訳したもの。スコアは長年失われており、およそ150年経ってからベルリン州立図書館 [Staatsbibliothek zu Berlin] で発見された(台本はヴュルツブルク市アルヒーフで所蔵)。 | ||
コルンゴルト(1897-1957):室内楽作品集 弦楽四重奏曲 [第1番 Op.16/第2番 Op.26/第3番 Op.34]/ ピアノ五重奏曲 Op.15 (*) |
アロンSQ ヘンリ・ シーグフリードソン(P;*) | |
ユリウス・レントヘン(1855-1932): ヴァイオリン協奏曲 イ短調/ ヴァイオリンと管弦楽のためのバラード/ ヴァイオリン協奏曲 嬰ヘ短調 |
リザ・フェルシュトマン(Vn) ダフィト・ポルセレイン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):室内楽作品集 ピアノ四重奏曲 ホ短調 Op.75/ 弦楽三重奏曲 イ長調 Op.27-1/ ピアノ四重奏曲 変ロ長調 Op.95/ 弦楽三重奏曲 ヘ長調 Op.27-2/ チェロとピアノのための「伝説」Op.62 |
アンドレアス・フレーリヒ(P) ベルカント弦楽四重奏団 ベルカント・ストリングス | |
旧:999 710-2と999 765-2(共に廃盤)のセット化値下げ再発売。cpoレーベルが積極的に取り組む、ブラームスの影に隠れてしまったヘルツォーゲンベルクの作品。没後100年を機にリリースが始まった際のシリーズ第1弾を含む。 | ||
フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール(1726-1795):転調の技法〜 フルート、2つのヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア(四重奏曲)集〔第1番−第6番〕 カメラータ・、ケルン、 | ||
シャフラート(1709-1763):二重奏(ソナタ)集 ファゴットとチェンバロのための二重奏曲 ヘ短調/ 2つのヴィオラ・ダ・ガンバのための二重奏曲 ニ短調/ ヴァイオリンとチェンバロのための二重奏曲 変ロ短調/ 2つのチェンバロのための二重奏曲 ハ長調/ オーボエとチェンバロのための二重奏曲 変ロ長調/ ファゴットとチェンバロのための二重奏曲 ト短調 エポカ・バロッカ | ||
シャフラートはザクセンのオルガニスト、チェンバロ奏者、及び作曲家。Vol.1:777 116-2。 | ||
テレマン(1681-1767):三重奏曲&四重奏曲集 2つのフルートと2つのファゴットのための四重奏曲 ニ長調 TWV 43: D2/ フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲 ニ短調 TWV 42: D4/ オーボエ、2つのファゴットと通奏低音のための四重奏曲 ヘ長調 (原曲:ソナタTWV 42: F16/S.アッツォリーニ編曲)/ 2つのフルートと2つのチェロのための四重奏曲 イ長調 TWV 43: A2/ フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲 ト長調 TWV 42: G13/ オーボエとファゴットのためのソナタ ト短調 TWV 41: G12 フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲 ホ短調 TWV 42: E9/ 2つのフルートと2つのチェロのための四重奏曲 ホ長調 TWV 43: E1 エポカ・バロッカ | ||
代理店のインフォメーションには、曲目欄に作曲家が記載されておらず(コメント欄にはあり)、当店で追加した。 | ||
ジョセフ・ホルブルック(1878-1958):交響詩集 劇的序曲「アモンティリャード」Op.123 / 管弦楽のための詩曲第2番「ヴァイキング」Op.32 / イギリス古謡による交響的変奏曲 「3匹の盲目のネズミ [3 Blind Mice] 」Op.37 No.1/ 管弦楽のための詩曲第3番「ユラリウム」Op.35 (*) |
ハワード・グリフィス指揮 フランクフルト・ ブランデンブルク州立o. | |
録音:2008年8月25日-29日、C.P.E.バッハ・コンツェルトハレ、フランクフルト。おそらく(*)を除き世界初録音。なお、(*)は既出録音のMARCO POLO盤(8.223446)では「第4番」となっているが、おそらく当盤の方が正しいと思われる。 大指揮者ニキシュが高く評価し、しばしば演奏した事でも知られるホルブルック。(*)はエドガー・アラン・ポーの詩に触発されたもの。アルバム裏インレイにある英語題名は「交響詩集」だが、ドイツ語では「交響的作品集」と紹介されている。 | ||
ヴィドール(1844-1937): オルガンとオーケストラのための作品集 オルガンとオーケストラのための交響曲 Op.42/ オルガンとオーケストラのための シンフォニア・サクラ Op.81 |
クリスティアン・ シュミット(Org;*) シュテファン・ソリヨム指揮 バンベルクso. | |
使用楽器:;バンベルク・コンツェルトハレ(コンサート・ホール)のヤン製オルガン(*)。 | ||
レーガー(1873-1916):ヴァイオリン作品集 ヴァイオリン・ソナタ 〔第2番 ニ長調 Op.3 /第3番 イ長調 Op.41 〕/ アルバムのページOp.87 No.1 /ロマンスOp.87 No.2 |
ウルフ・ヴァリーン(Vn) ローランド・ペンティネン(P) | |
43年という、 決して長くはない生涯にレーガーは驚くほど多くの作品を残した(ただし交響曲とオペラは1曲もない)。その中にヴァイオリン・ソナタは無伴奏も含めて 20曲あり、そのどれもが拡張された和声と、精緻な対位法を用いて書かれていて、極めて渋く美しい光を放つ物。このアルバムでは、かなり初期の作品である第2番のソナタが収録されているが、18歳の時の作品にもかかわらず、すでに分厚い和声と、諧謔的な表情が見える見事な作品となっている。アルバムのページは、ちょっとした風景を切り取ったかのような彼の作品を完璧に演奏するのは至難の業だが、ヴァーリンとペンティネンは、豊かな表現力でその高い壁を乗り越えている。2つの小品の、ちょっとひねった味わいもレーガーならではの物。 | ||
イグナーツ・ブリュル(1846-1907):ピアノ作品集 ソナタ ニ短調 Op.73/組曲第2番 Op.71/ 若者のための7つのアルバムの綴り Op.33/ 組曲第3番 Op.76〜「伝説」「サラバンド」/ 5つのピアノ小品集 Op.57〜「ロマンス」/ 組曲第4番 Op.80〜「カヴァティーナ」 |
アレクサンドラ・エーラー(P) | |
モラヴィアの都市プロスニッツに生まれたブリュルは、1860年にウィーンでピアニストとしてデビュー、歌劇作曲家としても頭角を現し2作目の歌劇「黄金の十字架」がベルリンで初演されると大人気を収め、一躍時の人となった。しかし、没後にナチスの迫害によって彼の音楽のほとんどは現在忘れ去られてしまった。作風は決して革新的ではないが、生涯を通じてブラームスの友人であったことも影響してか、揺るぎない構成の中にロマンティックな表情を映しこんだ、なかなか風情のある作品ばかりが並んでいる。なかでも「アルバムの綴り」はシューマンを思わせる興味深く機智に富んだ作品。 | ||
パウル・グレーナー(1872-1944):管弦楽作品集 Vol.1 コメディエッタOp.82 /ロシア民謡による変奏曲Op.55 /夕べの音楽Op.44 /短い交響曲Op.96 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮ハノーファー北ドイツ放送po. | ||
作曲家グレーナーは、幼い頃からボーイソプラノとして聖歌隊で活躍、その才能を認められ、音楽院で学んだ後は、数々の土地で楽長を務め、1898年から1906年まではロンドン王立ヘイマーケット劇場の音楽監督に就任する。1911年からはザルツブルク・モーツァルテウムの院長も務め、フリーランスの作曲家として作品も発表するようになる。しかし、1944年にベルリンの自宅が爆撃されたことで、全ての自筆譜が消失してしまい、失意のうちに各地を転々とし、ザルツブルクで生涯を閉じた。彼はナチスに傾倒していたことでも知られ、どうしてもその作品が敬遠される傾向にあるが、音楽は注目に値する物。 | ||
フランチェスコ・モリーノ(1768-1836):室内楽作品集 フルート、ヴィオラとギターのための三重奏曲 Op.4-1/ ヴァイオリンとギターのための夜想曲 Op.37/ フルートとギターのための夜想曲 Op.38/ ギター・ソナタ Op.6-2/ フルートとヴィオラ、ギターのための三重奏曲 Op.45/ フルートとヴィオラ、ギターのための 大協奏的三重奏曲 Op.30 |
セレナーデ・ア・トロワ [カール・カイザー(Fl) ペトラ・ ミュレヤンス(Vn/Va) ソーニャ・プルンバウアー(G)] | |
イタリア生まれでパリで活躍した作曲家モリーノは、優れたギタリストとしてパリとウィーンのサロンで名声を高めた。60以上残された作品は主に家庭での演奏を目的とし、古典的な様式に則って書かれた小規模なものだが、中には名人芸を要求されるものもあり、なかなか興味深い。1810年代にジョン・フィールドが種をまいた「夜想曲」はショパンが大きく成長させたが、このモリーノも夢見るように美しいメロディを載せている。またロッシーニの軽妙なオペラ・アリアを思わせる装飾的なパッセージもこの時代の特徴と言えるだろう。 | ||
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986): ピアノのためのコンチェルティーノ/ イーゴリ・ストラヴィンスキー、追憶の石碑/ 左手のためのピアノ協奏曲/ わが友、ダリウス・ミヨーの思い出によるエレジー |
クリスティアン・ザイベルト(P) ハワード・グリフィス指揮 ブランデンブルク州立o. | |
1897年にポーランドのウーチで生まれたタンスマンは、最初ポーランドで学ぶも、若い頃に留学したパリで自由な空気を体験することで、その音楽性を大きく広げることができた人。ラヴェルやストラヴィンスキーの影響も大きく、また作品にもあるようにミヨーとは親しく交流し、一時は「フランス六人組」への参加も打診されるほどフランスになじんでいたという。しかし、やはり体に流れるのは祖国の血であったのだろう。後年の彼はポーランドの民族音楽やアジアの音楽を積極的に自作に取り入れ、独自の素晴らしい音楽を創造することになる。ここでは、戦争で右手を失ったピアニスト、ヴィトゲンシュタインのために書いた「左手のためのピアノ協奏曲」を始めとした、いくつかの作品をお楽しみ頂ける。映画音楽の世界でも重要な仕事をしたタンスマンの音楽、これはくせになる。 | ||
Felix Austria〜ガンバ・コンソートのための音楽 作者不詳:ファンタジア ト長調 シュメルツァー(1623頃-1680):リトルネロ レグレンツィ(1626-1690):ソナタ ホ短調 ヴァレンティーニ(1681-1753):ソナタ レオポルド1世(1640-1705):ソナタ フローベルガー(1616-1667): カプリッチョ ヘ長調/トッカータ ト長調/ 2つのカプリッチョ/組曲 変ロ長調 レグレンツィ:ソナタ ハ長調 皇帝フェルディナント三世(1608-1657): 賛歌「イエスよ、乙女らの花冠」 作者不詳:ファンタジア イ長調 |
クラウス・メルテンス(B) ジモーネ・エッケルト指揮 ハンブルク・ラツムジーク | |
現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族の家系ハプスブルク家 [Haus Habsburg] は、相次ぐ政略結婚により、ヨーロッパで強大な力を得た。彼らは熱心な音楽愛好家であり、多くの作曲家を擁護し、様々な音楽を楽しんだ。神聖ローマ帝国皇帝フェルディナント3世と、その息子レオポルド1世は、とりわけヴィオラ・ダ・ガンバを愛奏し、優れた作品を書いている。このアルバムには、2人の偉大な統治者と、その同時代の作曲家たちの作品を収録。 | ||
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):大受難曲「来たりて見よ」
ヴェロニカ・ヴィンター(S) ヒルケ・アネルセン(Ms) マルクス・シェーファー(T) エッケハルト・アーベレ(B−Br) ヘルマン・マックス指揮ライン聖歌隊、クライネ・コンツェルト | ||
もともとブラウンシュヴァイクの宮廷テノール歌手であったグラウンは、1735年にプロイセンのフリードリヒ皇太子(のちの大王)の宮廷に招かれ、そこで楽長を務めながら数多くの作品を書いた。テレマンとも親交があり、相互に影響しあった多くの受難曲を書いたことでも知られる。この大受難曲「来たりて見よ」も壮麗で美しい作品。 なお、代理店の翻訳に「ラインハルト聖歌隊」という表記があるが、「ライン聖歌隊」(=ライン聖歌隊)の誤り。 | ||
ブルッフ(1838-1920):オラトリオ「アルミニウス」Op.43
ハンス・クリストフ・ベゲマン(Br) マイケル・スモールウッド(T) ウルズラ・アイティンガー(Ms) 諸岡 亮子(Org) ヘルマン・マックス指揮ゲッティンゲンso.、ライン聖歌隊 | ||
1875年2月、ヴェストファリアの教師キュッペルスが偶然見つけた叙事詩について、ブルッフは出版者ジムロックに宛てて熱心な手紙を書いた「この詩はディテュラムボス(バッカス賛歌)のように熱狂的だ。この詩につけるメロディもリズムも次から次へと湧き起こる」。ローマ帝国初期のゲルマン人の首長アルミニウスの生涯に基づいたテキストによる4部からなるオラトリオは、最後の部分の戦いの場面で壮大なクライマックスを迎える。 | ||
エルンスト・フォン・ゲンミンゲン(1759-1813): ヴァイオリン協奏曲第1番 イ長調(*) / ヴァイオリン協奏曲第2番 ハ長調(*) ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750 -1812): シンフォニア ヘ長調「到着の交響曲」 |
コーリャ・レッシング(Vn;*) ルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o. | |
ハイドンの「告別交響曲」と逆に、シュペルガーの交響曲は最初はヴァイオリン・デュオで始まり、次々と奏者が増えてくるという趣向。もう一人の現在ほとんど知られていない作曲家ゲンミンゲンは、ビュルテンブルクの騎士の末裔であり、ベルリンで裁判官として働いたという経歴の持ち主。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年 ヨハン・マッテゾン(1681-1764):クリスマス・オラトリオ「偉大なる御子」 スサンネ・リュデーン、ネーレ・グラムス(S) アンネ・シュミット(Ms) ゲルト・テュルク(T) ティロ・ダールマン(B) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
オラトリオ「愛に満ち、かつ辛抱強いダヴィッド」(777 360-2)に続くマッテゾンのオラトリオ。この作品は、テキストこそオリジナルではないが(恐らく1707年にラインハルト・カイザーが作曲、上演したものと同じ)、キリストの誕生を描いたもの。どちらかというとオペラに近く、合唱と同じ程度にアリアとレチタティーヴォに重きが置かれ、常に劇的な書法で書かれている。またホルンとトランペットを同時に使うのは、他のマッティゾンの作品では見られない。 | ||
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996): ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1 ヴァイオリン・ソナタ [第4番 Op.39/第5番 Op.53]/ ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 |
シュテファン・キルパル(Vn) アンドレアス・キルパル(P;*) | |
使用楽器:スタインウェイ、モデル D (*)。ショスタコーヴィチの親友であり、完璧な理解者とされるワインベルク。ここに収録されたヴァイオリン・ソナタは、第4番は確かにショスタコーヴィチの影響を受けてはいるものの、第5番における独創性はヴァインベルクが到達した境地とも言える。ユダヤの伝統音楽にしっかりと根ざした幅広く歌うメロディ、考え抜かれた楽曲の構成、とりわけ終楽章におけるデモーニッシュなフーガなど、ヴァインベルクの作品における最高峰と呼んでも差支えないだろう。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248
ヴェロニカ・ヴィンター(S) ヴィープケ・レームクール(A) ヤン・コボウ(T) マルクス・フライク(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
「秘曲」を続々と録音しているマックス&クライネ・コンツェルトが、超メジャー作に挑戦。 | ||
アダム・ファレンティン・フォルクマール(1770-1851): 三重奏&四重奏曲集 クラリネット、ヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ヘ長調/ クラリネット、 チェロとピアノのための三重奏曲 変ロ長調/ ヴァイオリン、 チェロとピアノのための三重奏曲 ハ長調/ クラリネット、ヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ハ長調 |
アルテ・アンサンブル [ウルフ=グイド・シェーファー(Cl) カトリン・ラブス(Vn) クリスティアン・ポール(Va) ウテ・ゾマー(Vc) ゲリット・ツィッターバルト(P)] | |
録音:2008年2月23日-24日、2008年4月5日&29日、以上、大ゼンデザール、NDR フンクハウス、ハノーヴァー。おそらく全て世界初録音。 ドイツの知られざる作曲家、A.ファレンティン・フォルクマールの室内楽作品集。息子のヴィルヘルム・ファレンティン・フォルクマール(1812-1887)と共に、生前はオルガンの名演奏家として知られていたようだが、リストとも親交があったと言う息子はともかく、父アダムは本国ドイツでもほぼ忘れられてしまっているようだ。父子共に、現役のCDはおそらく皆無と思われる。 | ||
ドヴォルザーク(1841-1904):若き日のチェロ協奏曲 チェロ協奏曲 イ長調(1865)/ロンドOp.94/ 森の静けさ Op.68-5 B182/ポロネーズ |
ラモン・ヤーフェ(Vc) ダニエル・ライスキン指揮 ライン州立po. | |
ここに収録されているのは、有名な ロ短調(Op.104)ではなく、習作時代に書かれた イ長調の協奏曲。作曲家、およびチェリストであったルートヴィヒ・ペールのために書かれたもので、ペールの遺品の中からスコアが発見され大英博物館へ売却、管弦楽部分はピアノ譜のみが残存しており、ドヴォルザーク没後25周年の1829年にようやく初演された。その後、1977年にJ.ブルクハウゼルがオーケストレーションを施している。チェロのヤーフェは、アシュケナージも絶賛する名手。 | ||
ハッセ(1699-1783):宗教作品集 Vol.1 テ・デウム ニ長調(1751)/聖母マリアのためのリタニア ヘ短調/神のみ母よ ハ短調/ タントゥム・エルゴ[変ホ長調/ハ短調]/天の女王 ニ長調 バルバラ・クリスティーナ・ストイデ(S) スザンヌ・ラングナー(A) ゲオルク・ポプルツ(T) マティアス・ルッツェ(B) マティアス・ユング指揮バツドルフ・ホフカペレ、 ザクセン・ヴォーカルアンサンブル | ||
ハンブルク近郊に生まれたハッセは、1723年にオペラ「アンティゴノス」をもって作曲家デビューを果たし、イタリアでA.スカルラッティと友好を深めた。少しずつ名声をあげ、1730年代にはヘンデルに比肩する作曲家とまで高く評価され、120ものオペラを書いたが、その作風は18世紀の聴衆たちには受け入れられることなく、いつの間にか忘れ去られてしまった。今日では、彼は宗教音楽の大家として知られている。教会の礼拝のために書かれた数多くの作品、とりわけ「テ・デウム」は中央ヨーロッッパの至るところで演奏され、「ドレスデン・テ・デウム」として知られるようになる。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847): 2台ピアノのための協奏曲集 [第1番 ホ長調/第2番 変イ長調] |
ピアノ・デュオ・ ジェノヴァ&ディミトロフ [アグリカ・ジェノヴァ、 リウベン・ディミトロフ(P)] ウルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o. | |
録音:2009年9月28日-10月2日、バイエルン放送ミュンヘン第1スタジオ。 | ||
ゲオルク・シューマン(1866-1952): 交響曲 ロ短調「勝利の価値の交響曲」/ 大管弦楽のためのセレナードOp.34 |
クリストフ・ゲッショルト指揮 ミュンヘン放送o. | |
ゲオルク・シューマンと言えば、美しいピアノ三重奏曲集(777 712-2)が既にリリースされているが、今回はもっと大規模な管弦楽作品をご紹介する。指揮者でもあり教育者としても活躍したシューマンは、ベルリンのジンクアカデミーの監督やプロイセン芸術アカデミーの院長などを歴任し、ベルリンの音楽界に強い影響力を持っていた。若い音楽家たちにも援助を惜しまず、数多くの若手作曲家が彼の薫陶を受けている(日本からの留学生である諸井三郎の師匠としても知られている)。今回収録の2つの作品のうち、交響曲は彼の最初の管弦楽作品で、1886年にカール・ライネッケの指導の下に書かれ、ベルリン・コンツェルトハウスのコンクールで一等賞を受賞、ゲオルク・シューマンの名前を飛躍的に有名にした曲。セレナードは1904年に出版された5つの部分からなる大規模な作品。 | ||
アウグスト・クルークハルト(1847-1902): ヴァイオリン協奏曲 Op.68 ニ長調/ 交響曲第3番 Op.37 ニ長調 |
ミリアム・チョップ(Vn) ゴロー・ベルク指揮 デッサウ・アンハルトpo. | |
録音:2009年頃。おそらく世界初録音。クルークハルトはドイツの作曲家・指揮者。ゴロー・ベルクは以前、Antes Edition に、クルークハルトの管弦楽のための組曲「旅路にて」を録音していた(BMCD-31.9196)、また、ヴァイオリン協奏曲は、独奏者チョップが大変気に入っている作品だと言う。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集(全24曲) イタリア歌曲集(おそらく全17曲)/ 歌曲集「変わりゆく年」(*)[愛/これについて/窓から/出会い/恋人たちの会話/泉にて/あなたは魅力的] アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms) アントニー・スピリ(P) | ||
録音:2009年?。(*)はこれで全曲なのかどうかは不明。マルクスの歌曲集は、世界的歌手による録音が少なく、特にアルバムとしては当盤が初だろう。名メゾのキルヒシュラーガーと、これまた多彩な才能を持つアメリカ人、スピリ(ドイツでの活躍が多いため、シュピリなどと書かれる事もあるが・・・)の伴奏でお送りする。。 | ||
ユリウス・ロイプケ(1834-1858): ピアノとオルガンのための作品全集 ピアノ・ソナタ ロ短調/ ピアノのためのスケルツォ ニ短調/ ピアノのためのマズルカ ホ長調/ オルガンのためのアダージョ ホ短調/ オルガンのためのトリオ 変ホ長調/ オルガン・ソナタ ハ短調「詩篇第94番」 |
パオロ・マルツォッキ(P;*) ルカ・スカンダリ(Org;#) | |
使用楽器:スタインウェイ(*)/ラーデガスト(#)。 | ||
オルランドゥス・ラッスス(1542-1594): 巫女の預言/クリスマス・モテット |
マンフレート・コルデス指揮 ブレーメン・ ヴェーザー・ルネサンス | |
ヨハン・ヴェンツェル(ヤン・ヴァーツラフ)・ カリヴォダ(1801-1866):交響曲集 (Vol.2) 交響曲〔第2番 変ホ長調 Op.17/ 第4番 ハ短調 Op.60〕/ 演奏会用序曲第17番 Op.242 (1860頃) |
マイケル・アレクザンダー・ ウィレンズ指揮 ケルン・アカデミー | |
録音:2009年?。既出:第5番&第7番(777 139-2; 演奏者は異なります)。カリヴォダはプラハに生まれ、ウェーバーに作曲&ピクシスにヴァイオリンを学び、14歳でヴァイオリニストとしてデビュー、その後ドナウエッシンゲンの宮廷楽長となり、亡くなるまでドイツで活躍した。 | ||
ヨゼフ・スク(1874-1935):室内楽作品集 ピアノ三重奏曲 Op.2/ ピアノとヴァイオリンのための4つの小品 Op.17/ ピアノ三重奏曲のためのエレジー Op.23/ バラードとセレナーデ Op.3/ピアノ四重奏曲 Op.1(*) |
アトス三重奏団 マルティン・フォン・デル・ ナーメル(Va;*) | |
交響詩など、比較的規模の大きな作品で知られるチェコの作曲家スクはドヴォルザークの義理の息子で、チェコ音楽の正統な継承者でもあった。多くの素材を内包したピアノ四重奏曲、雄弁なヴァイオリンが印象的なバラード、どことなくドビュッシーを思い起こさせる夢幻的なセレナーデなど。明るさの中に陰鬱さを秘めた東欧の宝玉のような作品ばかり。 | ||
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951): ピアノ五重奏曲(1915-16, 2001年発見) /ピアノのための小品集 Op.15 / ピアノ・ソナタ/ピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための3つの幻想小曲集/ 10の歌曲集 Op.11 /7つの歌曲集 Op.14 ペレグリーニSQ イルメラ・レールケ(P) ジビッレ・カンプフューズ(A) | ||
国内代理店は3人目の演奏者を「『ヴィオラ』奏者」だとしているが、「アルト」の翻訳ミス。 | ||
テレマン(1681-1767):ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.3 ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための序曲(協奏曲) ニ長調 TWV 55: D14 / ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための序曲(協奏曲) イ長調 TWV 55: A7 / 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 TWV 52: G1 (*) エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)指揮ウォルフィッシュ・バンド スーザン・カーペンター=ジェイコブズ(第2Vn;*) | ||
録音:2009年2月23日-25日、Kirche LaBalaine 、フランス。 | ||
カール・ラインターラー(1822-1896):歌劇「ハイルブロンのケートヒェン」
リヒャルト・カルッチ(T) イリア・パパンドロウ(S) ペーター・シェーネ(Br) マーテー・ショーヨム=ナジ(Br) マリスカ・ムルダー(S) ザムエル・ベヒリ指揮エアフルトpo.、エアフルト歌劇場cho. | ||
A.スカルラッティ(1660-1725):宗教曲集 祝福され、尊ばれし聖母マリア(*)/幸いなるかな女王/Mortales non auditis/ニシ・ドミヌス ジェンマ・ベルタニョッリ、アドリアナ・フェルナンデス(S) サラ・ミンガルド(A) マルティン・オロ(CT) フリオ・ザナシ(Br) アントニオ・アベーテ(B) マルチェッロ・ディ・リサ指揮コンチェルト・デ・カヴァリエーリ | ||
録音:2008年?。(*)は世界初録音。ピリオド楽器使用。 | ||
リスト(1811-1886): 巡礼の年第1年「スイス」/ ピアノ・ソナタ ロ短調 |
ミヒャエル・コルスティック(P) | |
ヨハン・ワーヘナール(1862-1941):交響詩集 序曲「じゃじゃ馬ならし」Op.25/夏の生活 Op.21/ サウルとディヴィッド Op.24/ ロマンティックな間奏曲 Op.13/ フリスヨフの海の旅 Op.5 |
アントニー・ヘルムス指揮 北西ドイツpo. | |
スッペ(1819-1895):1幕の喜歌劇「スペードの女王」(1884)
アニヤラ・イングリート・バルツ(Ms) モイカ・エルトマン、アンネリ・フェファー(S) トーマス・デヴォルト(T) トム・エリク・リー(Br) ミハイル・ユロフスキ指揮 WDR 放送o.&cho. | ||
1835年にプーシュキンが書いたこのシリアスな小説を舞台化したものと言えば、チャイコフスキーによる同名作(1890)が頭に浮かぶが、それがオペレッタとは驚き。音楽はウィーンの感傷とイタリア風の生気を併せ持ち、強烈な印象を与える。 | ||
アイアランド(1879-1962):オルガン作品全集 行進曲のように/カプリッチョ/エレジー・ロマンス/聖なる少年/ ジョン・ケブルの祈祷讃歌のための瞑想曲/微細なる組曲/心を高めよ/エレジー/ エピック・マーチ/マルシア・ポポラーレ/カヴァティーナ スティーヴン・カーグル(Org) | ||
使用楽器:ハーフォード、ミュンスター教会のオルガン。アイアランドは14歳でイギリス王立音楽大学に入学、ピアノとオルガンを学び、スタンフォードに作曲を師事、その後、母校の教壇に立ち後進の指導にあたった。彼はチェルシーの聖ルーク教会のオルガニストも務め、オルガンという楽器を隅々まで熟知していたため、残した作品も地味ながら素晴らしいものばかり。アイルランドの伝統音楽をロマン派の重厚な響きに溶け込ませたこの格調高い音楽は、一度か二度聴いただけでは味わい尽くせないだけの深い滋味を有している。もちろん彼が愛した「聖なる少年」も含まれている。 | ||
コルンゴルト(1897-1957):喜歌劇「沈黙のセレナード」Op.36 (1946-1950/1954初演)
サラ・ヴェーゲナー、アンナ=ルチア・レオーネ(S) ビルガー・ラッデ(Br)他 クラウス・ジーモン指揮ホルスト=シンフォニエッタ、ヤング・オペラ・カンパニー | ||
コルンゴルト最後の劇作品。ピアノ2台、チェレスタ、ヴァイオリン2つ、チェロ、フルート、クラリネット(もしくはSax)、トランペットと打楽器という小室内楽伴奏による。 | ||
フリードリヒ・ヴィット(1770-1836):管楽を伴う室内楽作品集 ホルン、ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、 チェロとコントラバスのための七重奏曲 ヘ長調/ ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 変ホ長調/ ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ヘ長調 レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=フロイデンベルク侯カール・フリードリヒ (1783-1849):フルート、2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲 ニ長調 ディーター・クレッカー指揮コンソルティウム・クラシクム | ||
一時ベートーヴェン作と間違えられた「イェーナ交響曲」で知られるヴィットの管楽室内楽作品と、彼が晩年に宮廷楽長として仕え、おそらく作曲の指導もしたと考えられているレーヴェンシュタイン侯カール・フリードリヒ(代理店は生没年を『(1781-1852)』としているが音楽関連の資料では見当たらず、正しいかどうか不明。上記は HYPERION レーベルの記載による)の作品をカップリング。 | ||
オルガン・クリスマス〜オルガンのための独奏&二重奏作品集 ヘンデル(1685-1759):前奏曲とフーガ ハ長調/ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):パストラール ヘ長調 ユリウス・シュナイダー(1805-1885):コラール「高き空より」による序奏と変奏曲 ヴィドール(1844-1937): Marche du veilleur de nuit ('Wachet auf!') テオドール・デュボワ(1837-1924):東方の三博士の行進 フランツ・レールンドルファー(1928-):「いざ歌え、いざ祝え」による瞑想と変奏 ラルフ・ベルティング(1953-): 神の御子は今宵しも/牧人ひつじを/「松明手に手に」によるクリスマス・ファンシー ロバート・J.パウエル(1932-): Angels among us/チャールズ・キャラハン(1951-):クリスマス幻想曲 ベアトリーチェ・マリア・ヴァインベルガー、ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org) | ||
使用楽器:ロッゲンブルク修道院教会のオルガン。 CPOへバッハのオルガン作品全集を完成させたゲルハルトとその妻ベアトリーチェ・マリアのヴァインベルガー夫妻によるクリスマス作品。使用オルガンは3段の手鍵盤、48のレジスタ(音の切り替え)を持つ楽器。 | ||
ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.3(全6曲) |
ラース・ウルリク・モーテンセン指揮 コンチェルト・コペンハーゲン | |
ザンクトガレン修道院図書館所蔵譜によるグレゴリオ聖歌集 〔旧題・ "Gregorian chant from St. Gall" (Vol.1) (*) , "主の受難 [Passio Domini] : Gregorian chant from St. Gall II" (Vol.2) (無印) 〕 Missa In Dedicatione Ecclesiae (7曲)(*) / Aus Dem Offizium Des Kirchweihfestes (4曲)(*) / Die Sequenzen Notkers Zu Den Hauptfesten Des Kirchenjahres (11曲)(*) / Christus factus est / Passio Domini nostri Jesu Christi / In monte Oliveti / Una hora non potuistis / Tristis est anima mea / Jesum tradidit / Sicut ovis / Amicus meus / Vinea mea electa / Ecce vidimus eum / Plange quasi virgo / Omnes amici mei / O vos omnes / Tenebrae factae sunt / Acclamatio : Hagios ho Theos / Christus factus est ゴーデハルト・ヨッピヒ神父 指揮ジングフォニカー | ||
録音:1994年8月15日-17日(*)、1995年9月19日-20日(#)。旧品番:999 267-2(1CD/発売:1994年/廃盤) (*) と 999 111-2 (2CDs/発売:1995年/廃盤) (無印) のセット化。 | ||
ルイ・シュポア:ヴァイオリンとピアノのための作品集 グラン・デュオ・コンチェルタンテ 変ホ長調 Op.112 /アダージョ ト長調 WoO.37 / ロンドレット ト長調 Op.149 /6つのサロン風小品 Op.135 インゴルフ・トゥルバン(Vn) コーリャ・レッシング(P) | ||
アンデシュ・エリーアソン(1947-):テノール、 合唱とオーケストラのための「クオ・ヴァディス」 |
ミヒャエル・ヴァイニウス(T) ヨハネス・グスタフソン指揮 スウェーデン放送so.&cho. | |
アンジュジェイ・パヌフニク(1914-1991): 交響的作品集 Vol.2 素朴な交響曲(交響曲第1番)/ フルート、ハープと弦楽のための 協奏交響曲(交響曲第4番)/ 組曲「ポロニア」/子守歌 |
アンナ・ シコルザク=オレク(Hp) ウカシュ・ドウゴシュ(Fl) ウカシュ・ボロヴィチ指揮 ポーランド放送so. | |
録音:2009年5月-6月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ。 | ||
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):管弦楽作品集 悲劇的序曲/夜想曲/英雄的序曲/ カティンの墓碑銘/平和への行列/ハーモニー |
ウカシュ・ボロヴィチ指揮 ポーランド放送o. | |
20世紀のポーランドの大作曲家パヌフニクは、ワルシャワ、パリ、ウィーンで学び若い頃からその才能を嘱望されていた。ウィーン時代は、尾高尚忠とも交友があったことでも知られる。指揮者としても高く評価されていたが、その退廃的すぎる作風のため、ポーランドで作品の演奏が禁止されてしまい1954年にイギリスへ移住。バーミンガム市so.の音楽監督などの多彩な音楽活動で、その評価はますます高まることとなった。彼の作品は、前衛的でありながらも、独特の静謐さと儀式めいた味わいを持ち、常に人間の精神的な深みを描くことに終始する。 | ||
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991): 交響的作品集 Vol.3 神秘的交響曲(交響曲第6番)/秋の音楽/ ショパンへのオマージュ (フルートと弦楽合奏のための5つの小品)/ ラプソディ |
ルーカス・ドゥルゴスツ(Fl) ウーカシュ・ボロヴィチ指揮 ポーランド放送so. | |
1914年ポーランド生まれの作曲家パヌフニクの管弦楽作品集第3集。ワルシャワ、パリ、ウィーンで学び、ウィーン時代には尾高尚忠と交友があったため、彼の二男である忠明氏はパヌフニク作品を積極的に取り上げている。ナチス〜ソヴィエト時代、ポーランドでも彼の作品を取り上げることが禁じられたため、イギリスに亡命、その地で生涯を終えた。彼は10曲の交響曲を作曲し、そのほとんどにタイトルが付けられている。この第6番は「神秘的」と名付けられているが、これは「数字の6が持つ神秘」について書かれている。短い音形が綴られていくが、どれも根底に6が潜んでいる。それは6拍子であったり、6つの和音であったり。まさに神秘に彩られた作品。他に珍しい曲が3つ収録されている。 | ||
北ドイツのオルガン作品 Vol.8 〜ゲオルク・ベーム(1661-1733):オルガン作品集全集 前奏曲 ハ長調/ああ、いかにはかなき、いかに空しき/いと高きところの神にのみ栄光あれ/愛するわが神にかけて/ 主よ深き淵の底より/キリストよ、汝は日にして光なり/キリストは死の縄目につながれたり/ キリストをわれらさやけく頌め讃うべし/主よ、みことばもて我らを守りたまえ/カプリッチョ ニ長調/ 前奏曲〔ト短調/ニ長調/ヘ長調〕/メヌエット ト長調/前奏曲 ニ短調/装いせよ、おお、魂よ/ 賛美を受けたまえ、汝イエスキリストよ/主イエスキリストよ、我らを顧みたまえ/イエスよ、汝はあまりに美しく/ 今ぞわれら聖霊に願いたてまつる/天にまするわれらの父よ/高き御空よりわれは来れり/ 尊き御神の統べしらすままにまつろい/前奏曲 イ短調 フリートヘルム・フランメ(Org) | ||
使用楽器:ドゥーダーシュタット・聖キリーアクス教会のクロイツブルク・オルガン。 | ||
北ドイツのバロック・オルガン Vol.10 〜知られざる作曲家たちの作品集 ゲオルク・ヴィルヘルム・ディートリヒ・ザクセル(?-1740頃)、アンドレアス・デューベン(1597-1622)、 グスタフ・デューベン(1628-1690)、マルティン・デューベン(?-?)、ゴットリープ・ニッタウフ(1685-1722)、 エーヴァルト・ヒンツ(?-1666以降)、ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732)、 アンドレアス・ノインハーバー(1603-1663)の作品 フリートヘルム・フランメ(Org) | ||
録音:2009年、聖マリア教会、ヘルシンゲル、デンマーク。使用楽器:ローレンツ・フリッチュ、1641年頃製作。現代ではほとんど名前の残っていない8人の作曲家を特集。この中で比較的知られているのは三代に渡るデューベン一家の作品だが、生没年も明らかではないヒンツはフローベルガーの弟子であったりと、ドイツ系オルガン作品の愛好家は見逃せない内容となっている。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲集 Vol.1 〔第2番 イ短調 Op.13/第6番 ヘ短調 Op.80〕 |
ミンゲSQ | |
ピアノ曲からオペラまで、幅広いジャンルの作品を書いたメンデルスゾーン。6曲ある弦楽四重奏曲は多くの作品の中でも最高峰に位置する作品と言っても過言ではない。12歳の時に既に弦楽四重奏のための「12のフーガ」を作曲し、その後も10代でいくつもの室内楽作品を書いていたメンデルスゾーン。その多くは、姉ファニーを含む仲間たちと演奏するためのものだったが、18歳で書かれた第2番は、とりわけ完成度が高く、ベートーヴェンの伝統を受け継ぎつつ、新しい時代を感じさせる素晴らしい出来栄え。彼の最後の弦楽四重奏曲は、姉の死にショックを受けて書かれた「レクイエム」で、間近に迫った自らの死の予感も感じさせる激しい悲しみに満ちた曲。なお、cpoは、メンデルスゾーンの室内楽全集を目論んでいる。 | ||
テオドール・グヴィ(1819-1898): 劇的カンタータ「トーリードのイフィジェニー」Op.7 (独唱、合唱と管弦楽のための、ゲーテによる劇的情景) クリスティーネ・マシュラー(S) エッケハルト・アベーレ(B−Br) ベンジャミン・ハレット(T) ヴィンツェンツ・ハープ(B−Br) ジョアシャン・フォンテーヌ指揮ラ・グランド・ソシエテpo.、ザールルイ聖歌隊 | ||
おそらく世界初録音。ベルリオーズも高く評価したグヴィによる声楽作品の1曲。 なお、国内代理店の日本語題名が『イフィゲニーとタウリーデ』という妙な物になっているが、欧文はグルックやピッチンニらの作品と同一の "Iphigénie en Tauride" で、前置詞が異なっているわけではない。さらに『オラトリオ』という記載もあるが、欧文では確認出来ない。また、オーケストラは "Le Grande Societe Philharmonique" と、なぜかフランス語表記で、正体不明。代理店のカナ表記『ラ・グラン・ソサエティ・フィルハーモニック』はフランス語読みと英語翻訳後の読み等が混在しており、適切では無いだろう。指揮者の Joachim Fontaine もおそらくフランス系の人と思われるため、当店独自にフランス語読みしています。 | ||
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集〔第1番 ニ短調 Op.49/第2番 ハ短調 Op.66〕
アトス・トリオ[トーマス・ホッペ(P) アンネッテ・フォン・ヘーン(Vn) シュテファン・ハイネマイヤー(Vc)] | ||
録音:2009年?。アトス三重奏団は2003年創立、アルバン・ベルクSQに師事し、2006年の第6回グラーツ・シューベルト&現代音楽コンクールで優勝している。 | ||
エネスク(1881-1955):ピアノ四重奏曲集 〔第1番 ニ長調 Op.16 (1910頃)/第2番 ニ短調 Op.30 (1944)〕 タンムーズ・ピアノ四重奏団 [オリヴァー・トリエンドル(P) ダニエル・ゲーデ(Vn) ラース・アネルス・トムテル(Va) グスタフ・リヴィニウス(Vc)] | ||
パウル・ユオン(1872-1940):室内楽作品集 弦楽四重奏、チェロとピアノのための六重奏曲 Op.22 (*) /ピアノ五重奏曲 ヘ長調 Op.44 オリヴァー・トリエンドル(P) カルミナSQ トーマス・グロセンバッハー(Vc;*) | ||
チャイコフスキーとストラヴィンスキーの間を埋める年代にあたるロシアのスイス系作曲家パウル・ユオンの、ピアノ四重奏曲集 (777 278-2) に続くピアノを伴う室内楽作品集。 | ||
アルノ・シュミットのための協奏曲集 スカルタッツィーニ(1971-):深き夜と月(2007) / ラウデンバッハ(1956-):引用、関係(1993/96 rev.2000) プラッツ(1951-): Boutaden 1-5 / ローゼ(1943-):シュミットの月(1995/96)/月に憑かれた カウル(1949-):共鳴、A.Sより(2007) / デジ(1967-):3つの butaden(2007) フェルブクト(1966-):絵画〜ノヴェチェントより(1994) / バインケ(1956-):3つの Boutades(2007) デニス・レイキー(CT) ベンヤミン・ラング指揮オー・トン・アンサンブル | ||
言葉を最大限に生かした実験的な文章と、エドガー・アラン・ポーのドイツ語翻訳で知られる文学者アルノ・シュミット(1914-1979)へ、ドイツの現代作曲家たちが捧げた曲を集めたアルバム。 | ||
ギュスターヴ・ケルカー(1857-1923):喜歌劇&ミュージカル作品集 ミュージカル「上流階級」〜名曲集/1幕の超大歌劇「歌うように燃える、または燃えるように歌う」/ ミュージカル・コメディ「ニューヨーク美人」〜名曲集(チャールズ・ゴドフリー編曲) エリケ・コットマイール(S) ナージャ・シュテファノフ、グリット・グノイク(Ms) ゲルト・ヴィーマー、アルフレード・ベルク、クリスティアン・グリガス(Br) ラルフ・ジーモン(T) ハワード・グリフィス指揮ハノーファー北ドイツ放送po. | ||
ケルカーはドイツ生まれの作曲家。7歳でチェロを始め音楽家を志したが、20歳の時に家族とともにアメリカに移住。ケンタッキーの劇場で演奏しながらオペラの作曲を始めた。初期のオペレッタ「士官候補生」は評判を呼び、その後はニューヨークに移住、カジノ劇場で首席指揮者として活躍。ブロードウェイのために多くの作品を提供している。彼の代表作である「ニューヨーク美人」は 1898年にロンドンで 700回も公演され、その評判は世界中に伝播した。しかし、現在では彼の名声のほとんどは忘れ去られてしまい、これらの魅惑的な音楽もごく一部しか耳にする機会がない。彼の音楽には、あのイギリスの名オペレッタ作曲家アーサー・サリヴァンと共通する風刺精神と、精緻なオーケストレーションが見られ、またその美しいメロディは人々の心を強く捉える。 | ||
フンパーディンク(1854-1921):歌劇「眠り姫」
ブリギッテ・ファスベンダー(朗読) クリスティーナ・ランドシャーマー、 クリスティアーネ・カイザー(S) ステファニー・ハンプル(A) トビアス・ハークス(T) アンナ・ボルヒェルス、ミリアム・クラーク、ブリギッテ・バイヤー(S) ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、バイエルン放送cho. | ||
有名なペローの童話を元に、エーベリングとフィレが台本を書いた「おとぎ歌劇」。曲間をナレーションで繋ぐ形式を取っている。朗読を担当しているのは、往年の名歌手ブリギッテ・ファスベンダー。 | ||
ハイドン(1732-1809):6つのフルート三重奏曲(ディヴェルティメント)Hob.IV 6-11/ バリトン三重奏曲 ニ長調(フルート三重奏曲版)Hob.XI 82 アンサンブル・サン・スーシ・ベルリン | ||
録音:2009年?。ピリオド楽器使用。 | ||
シャルル・ケクラン(1867-1950):オルガン作品集 コラール ヘ短調 Op.90bis/2つのヴォカリーズOp.212b/コラール「最後のレクイエム」Op.161/ ソナティナ第3番 Op.107/コラールOp.98/オルガンのための小品 Op.226/フーガOp.133/ アダージョOp.201/ソナティナ第2番 Op.107/フーガ・モダーレOp.204bis クリスティアン・シュミット(Org) | ||
録音/使用楽器:マルクト教会、ハノーヴァー、ドイツ/ノイエ・ゲル=オルガン。15歳から作曲を始めるものの、若くして徴兵され、退役後にパリ音楽院でマスネ、フォーレらに学んだ彼、ドビュッシーやフォーレの作品をオーケストレーション、管弦楽の扱いにも長けており、また様々な形式による多くの作品も残している。「ジャングル・ブック」や室内楽作品など、一部の作品は良く知られているが、このオルガン曲はまだ未踏の地。同時代のヴィドール、メシアン、アランなどとはまた違った管弦楽的な視点で、オルガンという楽器をフルに鳴らすという、ケクランならではの不思議な世界が楽しめる。緊張感に満ちた音楽と、美しい残響を伴った音色からは一時も耳を離すことができないだろう。 | ||
コンスタンティノ・ガイト(1878-1945):ピアノを伴う室内楽作品集 ピアノ三重奏曲 Op.25 /チェロとピアノのためのソナタOp.26 / 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲〔ピアノ五重奏曲〕 Op.24 ザラストロSQ アグスティナ・エレラ(P) | ||
録音:2009年3月14日-16日、チューリヒ放送局スタジオ。 アルゼンチンの作曲家コンスタンティノ・ガイトは、ブエノスアイレスに生まれ、イタリア移民であった父からヴァイオリンを、フリアン・アギレからピアノをそれぞれ学び、後に政府の奨学金を得てナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエラ教会音楽学校(「帰れソレントへ」で知られるエルネスト・デ・クルティスの母校/国内代理店のアナウンスには『ナポリ王立音楽院』と記載されているが、上記は「ナポリの王立音楽院」に含まれる音楽学校の一つ)へ留学、 帰国してからは自ら音楽院を創設(国内代理店のアナウンスには『「アルゼンチン音楽の創始者」として活躍』とあるが、誤りと思われる)して同校で教え、国立音楽院でも教鞭を取った。ここに収録されている室内楽は、1916年から1918年頃に書かれたものだとのことで、ピアノのエレラは作曲家の曾孫にあたるという。 | ||
2010年カタログ付き〜テレマン(1681-1767):序曲集 リコーダーと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:a2/ 2つのオーボエと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:F14/ フルートと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:Es2 |
カリン・ファン・へールデン (リコーダー/Ob)指揮 オルフェオ・バロックo. | |
レギュラー盤(777 218-2)に2010年現在発売中の cpo 900タイトルを掲載した340ページのカタログをセット。 | ||
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲全集 [第1番(1916 or 1920)(*)/第11番(1955)(*)/第2番(1917; 1944初演)(#)/第3番(1919)(+)/ 第9番(1951 or 1952)(+)/第4番「勝利」(1919)(**)/第12番(1955 or1957)(**)/第6番「ブラジルの山々」(1944)(##)/ 第8番(1950)(##)/第7番(1945)(++)/第10番「アメリンディア」(1952)(***)]/ ニューヨーク・スカイライン・メロディ(#)/序曲「そのような男」(+)/ 弦楽のための組曲(1912-1913)(##)/シンフォニエッタ第1番(1916) カール・セント=クレア指揮SWRシュトゥットガルト放送so. ローター・オディニウス(T;***) ヘンリク・ベーム(Br;***) ユルゲン・リン(B;*) SWR.ヴォーカルアンサンブル・シュトゥットガルト(***)他 | ||
旧品番: 999 568-2(*)/ 999 785-2(#)/ 999 712-2(+)/ 999 525-2(**)/ 999 517-2(##)/ 999 713-2(++)/ 999 786-2(***)。おそらく分売は、当レーベルの通例からして在庫限りになる物と思われる。なお分売同様、第5番(1920)についてはスコア未発見(資料によっては「紛失」となってしまっている物もある)とのことで、録音は成されていない。 | ||
ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):ピアノ作品集 子供の手帳 (1944-1945) (#) 〔第1集 Op.16/第2集 Op.19/第3集 Op.23〕/ ピアノ・ソナタ第1番 Op.5 (1940) (*) |
エリザヴェータ・ブルーミナ(P) | |
録音:2008年頃。20歳時の若書作(*)と、当時12歳だったと言う娘のヴィクトリアのために書かれた(#)を収録。 | ||
ヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944): 交響曲第3番 |
アイレ・アッソニー(S) ダフィト・ポルセレイン指揮 オランダpo. | |
オランダの神学者の家庭に生まれ、早くから音楽の才能を表したヤン・ファン・ヒルセ。彼はケルン音楽院でフランツ・ビュルナーに師事し、その後、ベルリンでフンパーディンクの元で研鑽を積む。そして1909年から1911年にイタリアへ留学、その間にこの第3番の交響曲を作曲し、権威ある「ミヒャエル・ベール賞」を受賞している。1906年から作曲が始められたこの作品は「復活」と題されていて、第3楽章と第5楽章にはソプラノのソロが用いられている。1908年6月2日にミュンヘンで初演され、1909年3月4日にはオランダでも演奏されている。その時、ヒルセはメンゲルベルクの指揮を望んだようだが、それは実現しなかったようだ。この曲は、彼の存命中に7回演奏されたが、結局のところ、不変の人気を得るまでには至りなかった。そんな作品だが、今こそ「復活」の時が来た。 | ||
メンデルスゾーン: 無言歌集(全曲)/厳格な変奏曲 Op.54 |
ミヒャエル・コルスティック(P) | |
「ドクター・ベートーヴェン」の異名をとるドイツの中堅ピアニスト、コルスティックによるメンデルスゾーン。 | ||
ティロ・メデク(1940-2006):チェロを伴う作品集 チェロ協奏曲(1982)/ 独奏チェロのための 「ベルント・アロイス・ツィマーマンへの石碑」/ 独奏チェロのための「影絵」 |
グィド・シーフェン(Vc) イスラエル・イノン指揮 ロイヤルpo. | |
ドイツの作曲家ティロ・メデクは、ノーノ、シェルヘン、シュトックハウゼンの影響を受け、現代音楽のメッカ、ダルムシュタットの夏季現代音楽講習会でも常に注目され続けていた。リズミカルな音と、異様なメロディ、そして電子音楽よりも、生きた楽器の音を愛した彼の感性はこのアルバムでも存分に発揮されている。チェロ協奏曲は、絶対音楽と表題音楽の間を彷徨うかのような不確定な物。楽章各々には、聴き手の想像を励起し、かつ制限しないような「計画された」タイトルが付けられている。 | ||
シューマン(1810-1856):男声合唱のための合唱曲全集 主人の名誉を作る W.O.17/6つの歌 Op.33/3つの歌 Op.62/ 3つの遺作/カノン風リトルネッロOp.65/狩の歌 Op.137 ジンクフォニカー | ||
シューマンが男声合唱のために書いた5つの曲集中、3つは政治的な色合いが強い。例えば「狩の歌」Op.137の作詞者ハインリヒ・ラウベは、当時ドイツで最も自由主義な気風で知られた「青年ドイツ派」の詩人で、ハイネの友人だった。このグループは政治に批判的な作品ばかりを発表していたため、1835年ドイツ連邦議会により、作品の発禁処分を受け、ハイネもやり玉に挙げられた。そんなラウベの考え方に共感を抱いたシューマンは、敢えて彼らの詩を用いて勇壮な男声合唱を仕上げた。それはシューマン自身の愛国心の表れでもあり、また、間接的な政治批判ともなっている。 | ||
ヘンク・バディングス(1907-1987):交響曲集 Vol.2 [第3番/第10番/第14番「交響的三部作」] |
ダフィト・ポルセレイン指揮 ヤナーチェクpo. | |
録音:2008年8月18日-21日、ヤナーチェクpo. コンサート・ホール、オストラヴァ。第1集:777 272-2。オランダの作曲家バディングスのシリーズ。ここに含まれる第3番交響曲は1935年にメンゲルベルクによって初演され、カール・ベームも愛し、彼の名声を決定的な物とした。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「ロシアの皇太子」(1927)
アレクサンドラ・ラインプレヒト、クリスティーナ・ランドシャーマー(S) マティアス・クリンク、アンドレアス・ヴィンクラー(T) ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送so.、バイエルン放送cho. | ||
皇太子の女性嫌いを直そうと、送りこまれた踊り子(高級娼婦)ソーニャ。一度は逃避行を試みた二人だが、皇太子は父である皇帝の死の知らせを受けて国民のために国へ戻ることを決意、ソーニャは涙を隠して見送る。オペレッタながらハッピーエンドではない。 この作品、あらすじは1896年初演のジョルダーノ「マルチェッラ」と良く似ているが、旋律美の素晴らしさは見事な物。名歌手であるリチャード・タウバーとの共同作業から生まれたもので、甘いテノールを120%生かした歌の数々はタウバー自身の十八番ともなり、当時の聴衆を酔わせた。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847): 八重奏曲 変ホ長調 Op.20/ ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.110 |
新イタリア合奏団 | |
八重奏を作曲した時メンデルスゾーンはわずか16歳。この曲の成功後、数多くの作曲家たちが同じ編成を用いて曲を書いた。ピアノ六重奏曲はさらに以前の15歳時の作品だが、こちらは彼の死後に出版された。 | ||
カール・シュターミッツ 〔カレル・スタミツ〕(1745-1801):交響曲集 〔ニ短調 Op.15 No.3 (Kai24) /変ホ長調 (Kai38) / ホ短調 Op.15 No.2 (Kai23) /ヘ長調「狩り」(Kai34)〕 |
ヴェルナー・エールハルト指揮 ラルテ・デル・モンド | |
録音:2009年頃。 | ||
W.F.バッハ(1710-1784):オルガン作品全集 幻想曲 (Falck 19) /8つのフーガ (Falck 31, 1-8) / 7つのコラール前奏曲 (Falck 38, 1-4) /3つのフーガ〔 Falck 37, 33, 32 〕/ 7つのコラール前奏曲 (Falck 38, 5-7) /幻想曲 (Falck 15) フリートヘルム・フランメ(Org) | ||
録音:聖アレクザンドリ・ミュンスター教会、アインベック州、ドイツ。使用楽器:ヒッレブラント・オルガン。 | ||
ペーター・ヴィンター(1754-1825): 大オーケストラのための交響曲第1番/ 大オーケストラのための序曲 Op.24/ 間奏曲〔第3番/第5番/第6番〕/ シンフォニア「シュヴェリナー」 |
ヨハネス・メーズス指揮 ミュンヘン放送o. | |
おそらく世界初録音。現在では「中止された奉献祭」「マホメット」(MARCO POLO への録音あり 8.225279/80 )といったオペラ作品の名しか聞くことも無いドイツの作曲家、ペーター・ヴィンターによる大変珍しい管弦楽作品。彼はマンハイム生まれ。当初はヴァイオリンの神童として知られ、生地の宮廷楽団に入団、その後ウィーンであのサリエリの弟子となった。1778年にはミュンヘンへ移住、1798年には宮廷楽長として迎えられ、同地で生涯を終えている。彼の作品で最も称賛されたのは、30曲以上もあったオペラだが、現在はそれらすらほぼ忘れられており、ベートーヴェンが「中止された奉献祭」から四重唱を主題にピアノのための変奏曲を作曲(WoO.75)したため、名が残っている程度。まとまった録音も、前記のマホメットと、フルート協奏曲2曲(NAXOS 8.570593)位しかない物と思われる。 | ||
クーナウ&アルブリーチ:カンタータとアリア集 ヨハン・クーナウ(1660-1722):心の底からあなた方を懸念する/ああ神よ、あなたの最後の手段を/ In te Domine speravi/慈悲深きイエス/そして敵かどうかを ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631-1696):Omnia quae fecit Deus/Mihi autem bonum est バルバラ・クリスティーナ・シュトイデ(S) ヤン・カツシュケ指揮コンチェルト・コン・ヴォーチェ | ||
ドイツ、ザクセン州で大工の息子として生まれたクーナウは、ライプツィヒで法学を学び、ツィッタウにてカントルとなった後、ライプツィヒに戻り聖トーマス教会のオルガニストを務め、1701年からは同教会付属学校のカントルを務めた。後任がJ.S.バッハであったことからも、その才能が判る。2010年は彼の生誕350周年にあたり、今まで未知であった彼の作品のいくつかが上演された。余白には、彼の親友であったアルブリーチのカンタータを収録。彼はドレスデンの宮廷楽団の音楽家で、1662年には日曜日と祭日の音楽全てを担っていたという。 | ||
ヨハン・クーナウ(1600-1722):7つのチェンバロ・ソナタ集 クラヴィーアの新しい成果、または豊かな創造と技巧の7つのソナタ ヤン・カツシュケ(Cemb) | ||
使用楽器:ディートリヒ・ハイン、2000年製。 | ||
ジョヴァンニ・ヴァレンティーニ(1582-1649): 1619年のムジケ・コンチェルターレ(マドリガーレ第3集) ローランド・ウィルソン指揮ラ・カペラ・ドゥカーレ、ムジカ・フィアタ | ||
ヴェネチアで活躍したヴァレンティーニは、ジョヴァンニ・ガブリエリの優秀な生徒であり、鍵盤奏者であり、多くの詩も書いた。1604年から1605年にかけて、ポーランドの宮廷オルガニストに任命され、1614年まで活躍した。その後はグラーツに移り、フェルディナント2世と3世に仕え良い仕事をした。当時の音楽的指向を的確に伝えた音楽家だが、モンテヴェルディやシュッツの影に隠れてしまい、今ではすっかり忘れられた存在となってしまっている。夥しい数の宗教曲が若干知られているが、1616年に発表された第2集のマドリガルは、「声と楽器を組み合わせたマドリガルの最初のコレクション」として評価されている。また、このアルバムに収録された曲集は、より一層装飾的なメロディとポリフォニーが際立つ興味深い作品。歴史の隅に埋もれてしまった逸品を聴く喜びがここにある。 | ||
ヴィルトゥオーゾ・リコーダー〜ドイツ・バロック期のリコーダー協奏曲集 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758): リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調(*) ヨハン・クリスティアン・シックハルト(1688-1758): リコーダー、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 ヨハン・アドルフ・シャイベ(1704-1758): リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 ヨハン・クリスティアン・シュルツェ(1680?-1740): リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 クリストフ・グラウプナー(1683-1740): リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 マッテウス・ニコラウス・シュトゥリク(1770?-1740): リコーダー、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調(*) ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)指揮カペラ・アカデミカ・フランクフルト | ||
録音:2009年7月22日-24日、フランクフルト舞台芸術大学。(*)の2曲は世界初録音。なお、代理店記載の作品名はすべて『リコーダー協奏曲』としか書かれていなかったため、当店で補完している。 | ||
サックス五重奏で楽しむヴィヴァルディの四季+α ヴィヴァルディ(1678-1741)/レターマン編: 協奏曲 Op.8 No.1-4「四季」 レターマン:5番目の四季 |
クィンテッセンス・ サクソフォン・クィンテット | |
Dolby Digital 5.1, Stereo, All Regions, NTSC/PAL, 97分。 世界中で愛されている名曲中の名曲をモダーンでクールなジャズへアレンジ。以前リリースされた同内容のCD(777 366-2)が世界中で高く評価されたのを受け、2008年4月に新たに映像作品として撮り直された「5つの四季」。マイケル・シュヌルによるこの映像は、四季の色彩の移り変わりを反映させたファンタスジックな物。聴き手は春の優しい陽射しから冬の冷たい空気までをも感じることができるだろう(第5番目の季節は夢をイメージしたものだとか)。ボーナス・トラックは、コンサートに赴く演奏家たちの姿を克明に捉えたもの。 | ||
シューマン(1810-1856):交響曲全集 (ヨアヒム・ドラハイム校訂による新シューマン・ エディション/ブライトコプフ原典版) [第1番 変ロ長調「春」Op.38/第2番 ハ長調 Op.61/ 第3番 変ホ長調「ライン」Op.97/第4番 ニ短調 Op.120] |
フランク・ベールマン指揮 ローベルト・シューマンpo. | |
録音:2010年2月15日-20日、2009年10月12日-16日、以上 ルカ教会、ドレスデン。1993年から2001年にかけて出版されたブライトコプフ原典版を使用した演奏。 | ||
「ラジオの音楽」エディション Vol.1〜エドムント・ニック(1891-1974): 叙情組曲「今の時間に生きる」(エーリヒ・ケストナー(1899-1974)のテキストによる)(1929) マルクス・ギュンツェル(語り/歌) クリスティアン・グリガス、エルケ・コットマイア(語り) エルンスト・タイス指揮ドレスデン州立オペレッタo.&cho. | ||
録音:2008年8月19日-23日、ルカ教会、ドレスデン。 児童文学の名作「飛ぶ教室」で知られるドイツの文学者、ケストナーのテキストを用い、現・ポーランドのブロツワフで初演されたラジオ・ドラマ。ケストナーは既にいくつかの詩を発表し、また音楽のニックも意欲的な作品を書こうとしていた。どこかの国に住む「平均的な男性」シュミット氏の生活を描き、世界恐慌が始まった頃の落ち着かない気分を表現している。当局に目を付けられたため1933年には上演禁止となってしまい、戦後、音楽だけが時折演奏されたという。 | ||
アドリアン=フランソワ・セルヴェ(1807-1866): チェロと管弦楽のための作品集 スパの思い出 Op.2/ シューベルトのワルツによる 幻想曲と華麗なる変奏曲 Op.4/ セビリャの理髪師 Op.6/チェロ協奏曲 ロ短調 Op.5 |
ウェン=シン・ヤン(Vc) テリエ・ミケルセン指揮 ミュンヘン放送o. | |
当時ドイツでも「我が世代の偉大なチェリスト」と書かれたベルギーのチェリスト、セルヴェによる作品。 | ||
アゴスティーノ・グェッリエリ:ソナタ集 Op.1 より La Sevesca/ La Galeazza/ La Sevaschina/ La Brignoli/La Tita/ La Viviani/ La Lucina/ Sonata malinconica/ La Marchetta/ La Benedetta/ La Rotini/ La Rosciana/La Pietra/ La Rovetta/Balletto primo/ Balletto secondo パルナッシ・ムジチ | ||
ピリオド楽器使用。パルナッシ・ムジチは、南西ドイツ放送so.の第2ヴァイオリンのメンバーを中心に結成された団体。基本はヴァイオリンが2人、チェロ、チェンバロで構成されているがその時に応じてメンバーを加え、自由自在な演奏を繰り広げるアンサンブル。とりわけ「テレマンのスペシャリスト」。今回彼らが取り上げたのは、ほとんど知られていないヴェネツィアの作曲家グェッリエリのソナタ。1673年に出版された5部からなるこのコレクションは、すべてグェッリエリ(1630頃-1684頃)の作品であり、その曲には、グェッリエリのパトロンやプロモーターの名前が「献辞を込めて」つけられている。当時活躍していたビーバーやシュメルツァーの作風を感じさせ、また多彩な舞曲の融合も見られる。 | ||
イグナーツ・プレイエル(1757-1831):ピアノ三重奏曲集 〔B.441 ハ長調/B.435 ホ短調/B.448 イ長調/B.442 ヘ短調〕 |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ジョージ・アンタイル(1900-1959):歌劇「兄弟たち」(1954)
レベッカ・ネルセン(S) レイ.M.ウェイドJr.、E.マーク・マーピー(T) ウィリアム・ダズリー、ピョートル・プロチェラ(Br) スティーヴン・スローン指揮ボーフムso. | ||
聖書「カインとアベル」の物語を、戦後のアメリカの労働者階級に置き換えた1幕の作品で、台本はアンタイル自身によるもの。 | ||
グロスファーナー・コレクションからのソプラノ・カンタータ集 ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット(1666-1727):それは我が喜び ゲオルク・フリードリヒ・キュンステル(1699-1700頃活躍):私は罪におびえたい ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット:食事の準備ができている ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):私の肉体は正しい食物 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767): 味わう、そして見る TVWV 7:32 / 私は願う=あなたはとても優雅 TVWV 1: Deest / 神のみわざは善きかなTVWV 1:1526 / ヨハン・トプ(1700年頃):神よ、あなたはわが神 マリア・ヨナス(S) ライプツィヒ・クールザクセン・カペラ | ||
ドイツを構成する16の連邦州のひとつテューリンゲン州の小さなコミュニティ、グロスファーナーには、17世紀から18世紀にかけてザクセンの教会で音楽監督を務めたアブラハム・ネーゲルのコレクションである600を超える教会音楽の写譜があり、J.S.バッハ、パッヘルベル、テレマンの作品から、今では名も忘れられてしまったような中部ドイツ、またはその近隣の町で演奏された作曲家の作品が広く含まれ、当時の人気曲は宮廷の枠を越えて演奏されていたことがわかる。ソプラノのマリア・ヨナスが8曲のカンタータを選んでの録音。 | ||
エンゲルベルト・フンパーディンク(1854-1921):弦楽四重奏曲&ピアノ五重奏曲集 弦楽四重奏曲 ハ長調/ピアノ五重奏曲 ト長調/ピアノ五重奏によるメヌエット 変ホ長調/ 弦楽四重奏断章〔ホ短調/ハ短調〕/ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのノットゥルノ ト長調 ディオジェネスSQ アンドレアス・キルパル(P) リディア・ドブロスカヤ(Vn) | ||
「ヘンゼルとグレーテル」では、おとぎ話の世界を重厚なワーグナー風の音楽で味付けするという、ロマン派特有の方向性を見せたフンパーディンクだが、室内楽のような小さな編成の作品では、また違った表情を見せてくれる。ここに収録された魅力的な作品群を聴いてみると、各々の楽器の対話やハーモニーの変化に隅々まで気を配り、オペラのように言葉を用いなくとも音楽のみで雄弁な表現ができることを、全力で実証しているように思える。たとえば、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための「ノットゥルノ」は、そんなフンパーディンクの美質がよく表れた作品。またピアノを用いた曲は驚くほどにメロディアスであり、聴けば聴くほどに心に染み入ることだろう。後期ロマン派の懐の深さを感じさせる1枚。 | ||
カール・ツェラー(1842-1898):喜歌劇「坑夫長」(1894)
サンティアンゴ・ビュルギ、ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ、 ベルンハルト・ベルヒトルト(T) コルネリア・ツィンク、ドンナ・エレン(S)他 ヘルベルト・モック指揮シェーンブルン宮廷劇場o.&cho. | ||
おそらく世界初の全曲録音。現在ではアリア「気を悪くしないで」のみが知られているが、初演当時は、社会情勢を鋭く風刺したコメディとして大変人気があった。 政界進出を目論む現場監督ツヴァック、彼のやり方に不服を唱えストライキをする炭坑夫たち。そして先導する坑夫長マルティンと、彼を助けるロデリック(身分を隠した王子)、そしてツヴァックの娘など様々な登場人物が入り乱れ、賑やかな物語となっている。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.5 〔ト長調 TWV 51: G5 /変ロ長調 TWV 51: B2 /ヘ長調 TWV 51: F3 /イ長調 TWV 51: A3 / 嬰ヘ短調 TWV 51: Fis1 /ホ短調 TWV 52: E4 /イ長調 TWV 54: A1 〕 エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)指揮ウォルフィッシュ・バンド | ||
プレイエル(1757-1831):プロイセン四重奏曲集 Vol.2 〔第4番 ハ長調 Ben334 /第5番 イ長調 Ben335 /第6番 変ホ長調 Ben336 〕 ケルン・プレイエルSQ | ||
Vol.1〔第7番−第9番〕:777 315-2。 | ||
プフィッツナー(1796-1869):管弦楽伴奏による歌曲集 働きもののこびとたち Op.14/ラッパ吹き Op.25-1/嘆き Op.25-2/オルフ氏 Op.12/沈みゆく太陽の美しい輝き Op.4-1/ 彼らは今日夕べの集まりを持つ Op.4-2/星が流れおちる Op.4-3/私はふたたびかつての勇気をふるい起こす Op.4-4/ 夜 Op.26-2/怒り Op.15-2/マルクに寄す Op.15-3/春の空はなぜこんなに青い Op.2-2/秋の歌 Op.3-2/ 私の心は暗き夜 Op.3-3/忘却 Op.37/さすらい人の夜の歌 Op.40-5/月に寄す Op.18/歓迎と別れ Op.29-3 ハンス・クリストフ・ベーゲマン(Br) オットー・タウスク指揮北西ドイツpo. | ||
ハンブルクのバロック・クリスマス ヒエロニムス・プレトリウス(1560?-1629):天使と羊飼い/第5旋法によるマニフィカト ヤコプ・プレトリウス(1586?-1651):ニ調の前奏曲(*) ゼッレ(1599?-1663):博士たちはその星を見て/ヨゼフ、それは何? シャイデマン(1596?-1663):高き天より(*) ベルンハルト(1627?-1692):ああ、最愛の幼児イエスよ シャイト(1587?-1654):イエス・キリストよ、あなたを祝福する(*) フェルチュ(1652?-1732):イエス・キリストよ、あなたを祝福する ヴェックマン(1619?-1674):雹よ、あなたは好ましい ベルンハルト:第1旋法のトッカータと前奏曲「主よ、今、あなたのしもべに」(*) マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・バロック・コンソート | ||
(*)はオルガン独奏作品。 | ||
ヨハン・クリストフ・ローテ(1653-1700): マタイによるイエス・キリストの受難の書(マタイ受難曲)(1697) ハンス・イェルク・マンメル(T) ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Br) グドラン・シドニー・オット、マルガレート・ハンター、マーニャ・シュテファン(S) クリストフ・ディトマー(CT) ベアト・ドゥデック(A) ベルンハルト・クラップロット指揮カントス&カペラ・チューリンゲン(チューリンギア) | ||
Musikerbe Thuringen(チューリンゲンの音楽的遺)と題されたシリーズの第1作目は、中部ドイツに残存する最も古いと思われる「マタイ受難曲」。作曲家ローテに関する情報は、「ロスヴァインのカントルであった父と、ゾンダースハウゼンのオルガニスト、ルードヴィッヒ・ゲルバーに音楽の教えを受け、作曲家、ヴァイオリニストとして活躍した」くらいしか残っていないという。ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、そして通奏低音(ここではオルガン)の簡素な響きと、歌手たちという編成。 | ||
ドメニコ・スカルラッティ:歌劇「ラ・ディリンディーナ」 (シンフォニアIII、VII、XV、XとソナタK89 [F50], K90 [F51] 付) マリーナ・バルトリ(S) 桜田亮(T) ジューリオ・マストロトターロ(Br) フェデリコ・グリエルモ指揮ラルテ・デラルコ | ||
ピリオド楽器使用。 | ||
ヨハン・クリストフ・パッヘルベル:オルガン作品全集 Vol.1 教会の年:復活祭/2つのミカエル祭[ジェイムズ・デイヴィッド・クリスティ(Org)/ 聖十字架教会、ズール、ドイツ〔アイレルト=ケーラー、1738年製〕]/ 詩編の歌I[クリスティアン・シュミット(Org)/修道院教会、ライナウ、スイス 〔主オルガン:ヨハン・クリストフ・ロイ、1715年製/合唱用オルガン: ヨハン・クリストフ・アルブレヒト&ヨハン・コンラート・シュパイゼガー、1710年&1746年製〕]/ 公教要理とその他I [ユルゲン・エッスル(Org)/聖カタリーナ教区教会、ヴォルフェック、ドイツ〔ヘール、1742年製作〕]/ 公教要理とその他II [ミヒャエル・ベロッティ(Org)/聖ウルバン修道院教会、プフナウ、スイス〔ボサール、1721年製〕]/ アポロの六弦琴 [ユルゲン・エッスル(Org)/聖ミヒャエル教会、ウィーン、オーストリア〔ジーベル、1741年製作〕] | ||
録音:2009年-2012年。12枚で完結が予定されているシリーズが開始。 | ||
C.P.E.バッハ(1714-1788):オラトリオ「荒野のイスラエル人」
グートルン・シドニー・オットー、ニール・グラムス(S) ヘルマン・オズヴァルト(T) ミヒャエル・ショッパー(B-Br) ヴォルフガンク・ブルンナー指揮ザルツブルク・ホーフムジーク | ||
1768年、C.P.E.バッハは、それまで寵愛を受けていたフリードリヒ大王の元を離れ、テレマンの後任楽長としてハンブルクに向かいた。その地で彼は一層宗教音楽に関心を持ち、到着してすぐにオラトリオ「荒野のイスラエル人」を完成させた。これは、彼の芸術性を示す一種の名刺代わりともなるため、主題は中立的なものを選び、持ちうる限りの表現を駆使しての、極めて劇的な作品を創り上げた。最初の音から迫力満点であり、また深い精神性も持ち合わせている。 | ||
J.S.バッハ:偽作ミサ曲&マニフィカト Vol.2 ミサ曲〔ト長調 BWV Anh.167 /イ短調 BWV Anh.24 〕/マニフィカト ハ長調 BWV Anh.30 / サンクトゥス〔ト長調 BWV240 /ニ短調 BWV239 /ハ長調 BWV237 〕/カンタータ BWV150 ヴォルフガンク・ヘルビッヒ指揮ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、 ゾリステンクァルテット・デア・ムジークホッホシューレ・ブレーメン、アルスフェルト・ヴォーカルアンサンブル | ||
例えばミサ曲 ト長調 BWV Anh.167 は、ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731)か、アントニオ・ロッティ(1667-1740)の作曲らしいとされる。 | ||
ギュンター・ラファエル(1903-1960):交響的作品集 交響曲第2番 Op.34(*)/交響曲第5番 Op.75(#)/ 交響曲第3番 Op.60(+)/交響曲第4番 Op.62(**) 合唱交響曲「大いなる知恵に」Op.81(##) |
クリストフ・アルシュターツ指揮(*) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(#) マティアス・フォレムニー指揮(+) NDRso.(*/#/+) セルジュ・チェリビダッケ指揮(**) BPO (**) ツヴェトゥカ・アーリン(A;##) ライムント・グルムバッハ(Br;##) ミヒャエル・ギーレン指揮(##) バイエルン放送so.&cho.(##) | |
録音:1960年(#)、1950年(**)、1965年(##)。 ドイツ生まれの作曲家ギュンター・ラファエルによる最初の交響曲は、1926年にフルトヴェングラーによって初演され、「この作曲家は素晴らしい」と賛辞を受けた。ラファエルは1926年から1934年までライプツィヒで教鞭を執り、多くの音楽家を育てたが、病弱で父親がユダヤの血を引いていたにも拘わらず、ナチ時代を生き延び、作品も数多く残している。作風はこの時代特有の、ロマン派と現代の融合を感じさせるもの。 今回のアルバムでは、各々のCDに若手指揮者によるディジタル新録音と、大指揮者たちによるヒストリカル録音を並べて配置。イッセルシュテット、チェリビダッケ、ギーレンがこんな曲を振っていたのか、と驚かれる方も多いのではないだろうか。 | ||
ギュンター・ラファエル(1903-1960):ヴァイオリンを伴う作品集 ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.87 (1959) (*) / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.46 No.2 / 2つのヴァイオリンのための二重奏曲 Op.47 No.1 (#)/ ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 Op.47 No.2 (+) / ヴァイオリンとクラリネットのための二重奏曲Op.47 No.6 (**) / ヴァイオリン・ソナタ(##)[Op.12 No.1 /第3番 Op.43 ]/ ヴァイオリンとピアノのためのソナチネOp.52 (##) / ヴァイオリンとピアノのための「 Jabonah 」Op.66a (++)/ ヴァイオリンとオルガンのためのソナタOp.36 (***) クリスティーネ・ラファエル(Vn) ホルヘ・ロッター指揮北西ドイツpo.(*) マックス・ロスタル(Vn;#/Va;+) ウルフ・ローデンホイザー(Cl;**) ライナー・ゲップ(P;##) エルンスト・グレシェル(P;++) ヴォルフガンク・シュトックマイヤー(Org;***) | ||
録音:1978年/1982年-1984年/1987年/1992年、以上 西ドイツ放送、南西ドイツ放送、ザールラント放送(後述特記分を除く)。Op.43 とOp.52には「クリスティーネ・ラファエル財団のフレデリック・パフラの好意による」、Op.66a には「独 コロセウム・レーベルの好意による」という記載がそれぞれあり。 ギュンター・ラファエルの次女だったクリスティーネは才能あるヴァイオリニストだったが、病を患い2008年に亡くなった。彼女は父ギュンターのヴァイオリン作品を全て演奏しており、当盤は彼女の夫フレデリックにより、この貴重な記録を後世に残すためアルバム化された物。玄人好みの名奏者、マックス・ロスタルが参加しているのにも注目。 | ||
モイセイ(ミェチスワフ)・ワインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集 Vol.5(完結編) 〔第1番 Ops.2, 141/第3番 Op.14/第10番 Op.85〕/狂詩曲 Op.11/アリアOp.9 ダネルSQ | ||
1937年にワインベルクはワルシャワで最初の弦楽四重奏曲(Op.2)を作曲した。これはショスタコーヴィチが第1番を作曲する1年前の仕事であり、良く言われるような「ショスタコーヴィチの模倣」ではなく、完全にワインベルク自身の語法による物。その46年後にワインベルクは全曲を改訂している(Op.141)が、基本的な音楽は変えることなく、テクスチャーを柔軟に変化させ、より円熟の音楽へと進化させたものとなっている。第3番は野心作であり、第10番は彼のスタイルを完全に確立したものとして評価されることだろう。 | ||
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):管弦楽作品集 三部作 Op.19/エットーレ・ティトの歌によるアラベスク Op.22/ディヴェルティメント Op.20/ヴェネチア組曲 Op.18 ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o. | ||
父がドイツ人、母はイタリア人。初期はドイツ風な室内楽を書き、やがてオペラ・ブッファの精神を生かした喜劇で大成功したという、まさに「良いとこどり」の作曲家ヴォルフ=フェラーリ。現在、彼の名前は「マドンナの宝石」の間奏曲でのみでしか知られていないのは残念でたまらない。彼はプッチーニやR.シュトラウスにも匹敵するほどの優れたオペラを書いたが、第一次世界大戦で精神的ダメージを受けてしまい、一時期創作意欲を失くしてしまったようだ。その後、立ち直った彼は、オペラよりもここに収録されているような管弦楽作品に力を注ぐようになる。美しい音楽の中に、ひっそりと見え隠れする陰鬱な表情は、これらの味わいを複雑で深いものにしている。 | ||
エクアドルのバロック音楽 J.ホルトゥノ: Vamos todos a ver / G.F.ヒダルゴ: Salve Regina M.ブラスコ: De uno en uno vayan entrando / Ventezillo traviesso / La chacona mepiden, vaya G.ピラホ: Al sol de la tierra y el cielo 作曲者不詳: Oy nuestra Reyna del cielo / Muy hermosa es Maria / Una tonadilla nueva! / Sagales a prisa / Atencion a la fragua amorosa / Cancion de un negro al Nino Dios / Curi muyito / El negro Jose / Oygan que da / Ese viril con pan / Tono triste para oracion / Cancion de una pastorita al Nino Dios ペーター・ポントヴィク指揮アンサンブル・ビランチコ | ||
世界初録音。南アメリカのエクアドルは16世紀の初頭にスペインの植民地となり、言語、文化などが流入、また、疫病などで急激に減少したインディオによる労働力を補うため、アフリカから黒人が連れて来られるなど、混在した民族の交流があった。これら17世紀に作られたほとんどの曲は作者不明だが、華やいだ祝歌や、シンプルなメロディが賑やかく味付けされた数々の歌からは、芳醇な文化の香りが感じられる。 | ||
ウィリアム・ヤング(1610-1662): ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集 ソナタ/組曲/ファンタジー/舞曲集 |
ジモーネ・エッケルト指揮 ハンブルク・ラッツムジーク | |
ガンバ奏者として活躍し晩年はインスブルックで生活、フェルディナント・カール大公に仕え、音楽家としての名声を確立したしていたイギリスの作曲家、ウィリアム・ヤング初期の経歴はほとんど知られていない。型破りな行いで知られる、スウェーデンのクリスティーナ女王が、改宗のためインスブルックに滞在した 1655年には彼女のために御前演奏を行っている。そしてジェンキンスやロウズとともにヨーロッパにおける「英国の最高のガンバリスト」として知られるようになり、1653年には彼のソナタが出版されるほど人気を獲得した。 | ||
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):ナポリのクリスマス音楽集 Vol.1 イエス・キリストの誕生を祝う牧歌的モテット ト長調/4声のマニフィカト 変ロ長調/ 賛美された聖母マリアのためのリタニア ヘ短調/4声のマニフィカト ハ短調/ キリエ=グローリア・ミサ「田園にて」 イ長調 ロベルタ・マメリ(S) ウルズラ・アイティンガー(Ms) アンドレアス・ポスト(T) シュテファン・マクロード(B−Br) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
イタリア後期バロック時代の作曲家ドゥランテは、シチリア王国のフラッタマッジョーレに生まれ、幼い頃から音楽教育を受け、アレッサンドロ・スカルラッティをはじめとした多くの音楽家から教えを受けたとされるが、あまり詳しいことは分かっていない。ただ、偉大なる教師であったことと、18世紀前半のナポリにおいて、最も偉大な教会音楽作曲家のひとりであったことは間違いないようだ。彼のクリスマス音楽は、ナポリの伝統的な形式を順守したカンタータとモテットで、当時としては、明るさの中に少しだけ感傷的な雰囲気を持ち込んだことでも高く評価された。中でも 変ロ長調のマニフィカトは、最も愛されていた作品の一つで、19世紀になっても、頻繁に演奏されていた。 | ||
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):クリスマス・カンタータ集 喜び給え、キリストの教え/主よ、私は待つ/命の光が明るく輝く/ 光は暗闇の中で輝いて/神は私にそれをさせない ヴェロニカ・ヴィンター(S) フランツ・フィツハム(CT) ヤン・コボウ(T) マルクス・フレイク(Br) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト | ||
ジギスムント・ノイコム(1778-1858):管弦楽作品集 英雄的大交響曲 Op.19 /大管弦楽のための幻想曲(2曲)〔 Op.9 / NV 41 〕/ ミルトン「失楽園」のいくつかの場面による劇的幻想曲 マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
ミヒャエル・ハイドンの弟子で、兄のヨーゼフ・ハイドンとも交友があり、ドイツにおいてはもちろん、ブラジルやフランスでも活躍、後にフランス国王から「レジオン・ドヌールの騎士」(フランスにおける最高叙勲)を受けたノイコムの管弦楽作品。 | ||
ルドヴィート・ライテル(1906-2000):管弦楽作品集 管弦楽のためのディヴェルティメント/交響的組曲/ バレエ音楽「ブラチスラヴァの五月祭」組曲/ 大オーケストラのためのシンフォニエッタ/ インプレッション・ラプソディ |
ダフィト・ポルセレイン指揮 ヤナーチェクpo. | |
おそらく世界初録音。フランツ・シュミットの交響曲全集などで知られるスロヴァキア生まれの指揮者ルドヴィート・ライテルによる作品。作曲はエルンスト・フォン・ドホナーニから本格的に学んでおり、母国のレーベルから合唱曲作品が数曲出ているが、1枚丸ごと、それも管弦楽作品と言うのはこれが初。 | ||
エゴン・ヴェレシュ(1885-1974):室内管弦楽を伴う作品集 歌と室内管のための「夏の夜」/文章/ペルシャの踊り Op.30/ ヴァイオリンと室内管のための組曲 Op.38/ソプラノと室内管のための「帰還の4つの歌」/ バリトンと室内管のための「音楽によせる頌歌」Op.92 クリスティーネ・ヴィトルシー(S) アドリアン・エレート(Br) ヨーゼフ・ヘル(Vn) ペーター・コイシュニヒ指揮アンサンブル・コントラプンクテ | ||
ヴィクター・ハーバート(1859-1924): 弦楽合奏のためのセレナードOp.12/ チェロと弦楽合奏のための7つの小品/ 弦楽合奏のための3つの小品 |
マキシミリアン・ ホルナング(Vc) セバスティアン・テヴィンケル指揮 プフォルツハイム南西ドイツ室内o. | |
アイルランドのダブリンに生まれ、早くから才能を認められながらも、家庭の事情で音楽教育を受けるのは、少々遅くなってしまったハーバート。しかし、シュトゥットガルト音楽院に進学してからは、チェリストとして成長し、卒業後はウィーンでJ.シュトラウス2世の楽団員を務める。その後1886年に富と名誉を求め妻とともにアメリカへ移住、そこで彼はメトロポリタン歌劇場の首席ソリストを皮切りに、ニューヨーク州兵22師団軍楽隊の指揮者を務め、また自ら楽団を設立し、夏の保養地で楽しい作品を演奏したりもした。彼のチェロ協奏曲は、あのドヴォルザークにも強い影響を与えたほどだが、こういう作品では「あまりお金にならない」ことを知ったハーバードは、もっと気軽な作品「ライト・オペラ・・・ミュージカルの前身のようなもの」に取り組むようになり、この分野で素晴らしい成功を収めた。米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)を設立したグレアム・。このアルバムは、そんな彼のチェロ作品を始めとした興味深い曲を聴くことが出来る。 | ||
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946)/ラインハルト・シュヴァルツ=シリング編曲: 弦楽オーケストラのための作品(原曲:弦楽五重奏曲 嬰ヘ短調) ラヴァー・スコウ・ラーセン指揮ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス | ||
バイエルン生まれの作曲家カミンスキは、一時期銀行員として働き、その後政治学を学ぶが、溢れる楽才を認められ転向、ベルリンで学んだ後は、ピアノ教師、合唱指揮者として活躍する。ベルリン・プロイセン芸術アカデミーでは作曲家のマスタークラスで指導し、あのカール・オルフも彼の門人であったことで知られている。現在では、いくつかの合唱作品が知られているが、ここでは珍しい弦楽五重奏曲をご紹介する。この作品は1915年に作曲され、斬新な和声が初演時に絶賛された。その後、彼の弟子であるシュヴァルツ=シリングと共に弦楽オーケストラのための作品として改訂、1929年に再演している。全体的に緊張感を帯びた音楽は、その後の悲劇的な彼の半生を予感させるかのように、強いエネルギーを放射している。1933年、ヒトラーが政権を握ったことで職を奪われ、音楽活動もできずに1946年にさびしくこの世を去ったカミンスキ。しかしここには強い信念がある。 | ||
ベルリン・サクソフォン四重奏団によるルネサンス作品集 パレストリーナ(1525-1594)/F.グリーフ編曲:リチェルカーレ ソ-ミ-ラ-ソ/第1旋法によるリチェルカーレ イサーク(1460-1517)/C.ホフマン編曲:リチェルカーレ ラ-ミ-ラ-ソ イサーク/F.グリーフ編曲:インスブルックよ、さようなら/私に恵みを与えたまえ スサート(1515-1570?)/F.グリーフ編曲:3つのアルマンドとトリプラ/パヴァンとガイアルド「ラ・ドンナ」 シャイト(1587-1654)/C.ホフマン編曲:カンツォン・コルネット フレスコバルディ(1583-1643)/F.グリーフ編曲: リチェルカーレ ラ-ファ-ソ-ラ-レ/カンツォン・テルツァデツィマ/リチェルカーレ ミ-レ-ファ-ミ オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)/F.グリーフ編曲:寒い夜/マドンナ・ミア・カーラ G.ガブリエリ(1557-1613)/ベルリン・サクソフォンQ編曲:カンツォーネ・ラ・スピリタータ/第2のカンツォーネ ダウランド(1563-1626)/C.ホフマン編曲:流れよ、わが涙/涙のパヴァン 作曲者不詳/C.ホフマン編曲:私たちに子どもが生まれる フレチャ(1481-1553)/C.ホフマン編曲:リウ・リウ・シウ トッレ(1483-1504)/C.ホフマン編曲:古い踊り 作曲者不詳/C.ホフマン編曲: Ojos garcos / ラ・ドン・ドン/ Corten espados afilados マブリアーノ・デ・オルト(1460-1529)F.グリーフ編曲: Se je perdu mon amy ジョスカン・デ・プレ(1440-1521)F.グリーフ編曲: Fors Seulement 作曲者不詳/F.グリーフ編曲: Se je perdu mon amy ベルリン・サクソフォン四重奏団 | ||
イタリアの愛のカンタータ集 アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):アムールよ、あなたの弓と矢で アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):疑惑の全ての影に アントニオ・ロッティ(1667-1740):わかる、目隠しをした神よ ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):私は復讐したい シルヴィア・ヴァエンテ(S) エポカ・バロッカ | ||
バロック時代のカンタータは室内オーケストラとソリストによる、どちらかというと「アリア」に近い物。超絶技巧を駆使した声部はもちろんのこと、管楽器が重要な働きを持ち、とりわけオーボエは歌手のパートナーとして用いられることが多く、親密な「二重唱」を聴かせる。このカンタータはイタリアで多く書かれた。 | ||
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ〔第2番 Op.59 /第3番 Op.78 〕/3つのガゼルOp.54 より〔第1番/第2番〕/ ピアノのための小品集 Op.130 より Nos.1-3, 5 /種々のピアノ小品 Op.81 Nos.1-3 アレクサンドラ・エーラー(P) | ||
ドイツ・ロマン派に属する作曲家ヒラーのピアノ曲集。フンメルに師事し、ピアニストとしての腕を磨き、1827年には最晩年のベートーヴェンに会い、最初の弦楽四重奏を作曲した。メンデルスゾーンの親友であり、また「評論家」シューマンからはピアニストとしても作曲家としても賞賛されたというスゴイ人。また、あのアルカンとも親交があったというのから、19世紀のピアノ界において、真の実力者の一人であったことは間違いない。彼はとても想像力が豊かであり、各々の曲には溢れるほどのファンタジーに満たされている。ピアニストのエーラーは、ブリュルやリースなど、古典派からロマン派へ推移する時代の作品を集中的に手掛けている名手。端正な作品にパッションを載せることで独自の世界を構築する人。 | ||
リスト(1811-1886): 巡礼の年第2年「イタリア」/子守歌 S.174/ モショニの葬送 S.194/ リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202/ 哀しみのゴンドラ第2稿/ 葬送前奏曲と葬送行進曲 S.206 |
ミヒャエル・コルスティック(P) | |
使用楽器:スタインウェイ D。ドイツのピアニスト、コルスティックによる第1年(777 478-2)に続くリスト「巡礼の年」。通常、カップリングされる補遺は収録せず、晩年の渋い作品を併せてきたところが、個性派ピアニストたる所以だろう。 | ||
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):歌曲選集 朝の歌 Op.29 No.2 /どのくらい? Op.30 No.2 /反抗の歌 Op.30 No.4 /早朝に Op.30 No.5 /花輪 Op.31 No.3 / 小さな草 Op.31 No.4 /別れの歌 Op.41 No.2 /憂鬱 Op.41 No.5 /シファーの歌 Op.41 No.7 /踊り子 Op.47 No.2 / ばら Op.48 No.3 /夕方に Op.48 No.6 /古いおとぎ話の森で Op.69 No.1 /忠誠の心 Op.91 No.2 / ナイチンゲール Op.91 No.3 /鳥たちの別れ Op.91 No.6 /眠るだけ Op.96 No.2 /夜の声 Op.96 No.3 / 夕べに Op.97 No.1 /あなたの目 Op.97 No.2 /あなたの声 Op.97 No.3 /3つの歌 Op.108 ヘレーネ・リンドクヴィスト(S) フィリップ・フォーグラー(P) | ||
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集 Vol.6(完結編) 〔第2番 Ops.3, 145 (1936) /第12番 Op.103 (1970) /第17番 Op.146 (1986) 〕 ダネルSQ | ||
ジョスカン・デ・プレ:詩篇によるモテット集 深き淵より(詩篇129番)/イスラエルはエジプトを(詩篇113)/主よ、立腹して(詩篇37)/我をあわれみたまえ(詩篇50)/ お言葉を思い出し(詩篇118)/彼、われに願わば(詩篇90)/主の愛を永遠にうたおう マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス [フランツ・ヴィツハム、アレックス・ポッター(CT) テリー・ウェイ、ベルント=O.フレーリヒ、 トム・フィリップス、ハリー・ファン・ベルネ(T) ウルフリート・シュターベル、イェッレ・ドライアー(B)] | ||
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758): ドロットニングホルムの音楽集〜 高貴なる結婚式のための音楽 |
ヨーラン・カールソン指揮 アンサンブル・1700・ルンド | |
録音:2010年2月23日-26日、エースレーブ教会、スウェーデン。2010年6月19日に行われたスウェーデン・ヴィクトリア王女の結婚式に併せてのリリース。 | ||
ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲とモテトゥス集 ミサ曲「アヴェ・マリア・ステラ」/マリアのモテトゥス「おお、いと聡明なる乙女」/ モテトゥス〔有益なる乙女/恵み深き救い主の御母よ/神のみ母なるけがれなき乙女/めでたし、いと聖なる御体〕/ チェロールム・レジーナ/サルヴェ・レジーナ マンフレート・コルデス指揮ブレーメン=ヴェーザー・ルネサンス | ||
レオ・ファル (1873-1925):喜歌劇「陽気な農夫」
ルパート・ベルクマン(B-Br) ローベルト・マスル(T) オイゲン・アメスマン(T) ラウラ・シェルヴィツル(S)他 ヴィンツェンツ・プラクスマレル指揮フランツ=レハールo. | ||
録音:おそらくバード=イシュル、レハール音楽祭。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「フラスキータ」 (3幕/A.M.ヴィルナー&H.ライヒェルト台本) ルペルト・ベルクマン(B-Br) ローラ・シェルヴィツル(S) ヴィンセント・シッルマッヒャー、ローベルト・マズル(T) ロマーナ・ノアック(S) トーマス・ツィステラー(Br) ヴィンツェンツ・プラクスマーラー指揮フランツ・レハールo.、レハール祝祭cho. | ||
「青空をしとねに」という邦題を持つセレナード1曲のみが知られる、このレハールの喜歌劇「フラスキータ」は、1919年に書かれはじめた。この年は、他にも「青いマズルカ」と「黄色い上着(後に改作されて「微笑みの国」となる)」を並行して作曲、彼の創作力が絶頂の時期だった。1922年にアン・デア・ウィーンで初演されたこの喜歌劇は曲の随所にエキゾチックなダンスやタンゴ、ハバネラが使われていて、まさにビゼーの「カルメン」のレハール版とも言える物。しかし彼は、フラスキータとカルメンを同一視されることは好まず、「もっと感覚的な音楽」として捉えてもらいたかったようだ。レハールの作品を精力的に演奏しているプラクスマーラーの親愛溢れる指揮で、このちょっぴりセンチメンタルな音楽をどうぞ。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集1600-1800年 〜 C.P.E.バッハ(1714-1788):ハンブルク四半期の音楽 今、すべての神に感謝する H 805(復活祭のための音楽)/ 主よ、我らを教えたまえ H817(聖霊降臨の祝日のための音楽)/ 見よ、私はあなたの言いつけを熱望する H 812(ミカエル祭のための音楽)/ 栄光は神の高みに H 811(クリスマスのための音楽) ルトガー・レミー指揮レザミ・ド・フィリップ、ヒンムリッシュ・カントライ | ||
バッハの次男であるC.P.E.バッハは、20代の頃、ベルリンの宮廷楽団員としてフリードリヒ国王に仕え、多くの鍵盤楽器のための作品を書いた。しかし、1768年にテレマンの後任としてハンブルクの宮廷楽長に就任、ここでは夥しい数の宗教作品を書いている。このアルバムに収録されているのはハンブルクの5つの重要な教会のために書かれた4つの作品。これらは慣習的なカンタータとは異なり、教会の特定の行事のために書かれているもので、その日(日曜日)が来ると5つの教会で一斉に演奏された。どの曲も3本のトランペット、ティンパニー、そしてオルガンを含む華やかな響きを有しているが、曲は彼自身の作品や父バッハの作品からの使いまわしも多い。 | ||
「音楽新時報」でシューマンが見出した新しき才能たち メンデルスゾーン、ヘンゼルト、シュポア、モシェレス、キンケル、 シェーファー、ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド、J.S.バッハ、ベートーヴェン、 シューベルト、ウェーバー、クララ・シューマン、ローベルト・シューマンの作品 | ||
評論家としてのシューマンに光をあてる、彼の生誕200年を記念して発売される3枚組。 シューマンは1834年4月、現在でもドイツで発行されている隔月刊の音楽雑誌「新音楽時報 [Neue Zeitschrift für Musik] 」を創刊、翌年の出版元変更に伴い、元々記事のほとんどを書いていたシューマン自身が正式に主筆となり、多くの才能を世に出した。『このアルバムは、1834年から1843年の間に彼が紹介した39人の男性、及び女性作曲家たちの歌曲、ピアノ曲、器楽作品、そして合唱作品を集めた物』とのことだが、曲目詳細や演奏家は、残念ながら一切記載されておらず、バッハやベートーヴェン等は題名とも合わないので編曲物かもしれない。 | ||
ユリウス・ヴァイスマン(1879-1950)/ゲオルク・マイス編曲: 弦楽オーケストラ版による弦楽四重奏曲集〔Op.133/Op.148〕 ゲオルク・マイス指揮プフォルツハイム南西ドイツ室内o. | ||
おそらく世界初録音で、この作曲家の弦楽四重奏曲も他に録音は無いはず。ヴァイスマンはワーグナーに心酔し、ラインベルガー、トゥイレやヘルツォーゲンベルクらに学んだドイツの保守的な作曲家だが、今日ではほぼ忘れられている。なお、代理店記載の文書には『一時期はメンデルスゾーンに並ぶ人気を誇っていた』という、年代からして合わない記載があるが、これは日本語版 Wikipedia の記載(ナチス時代に、ユダヤ人だったメンデルスゾーンによる真夏の夜の夢が上演禁止となり、代わって同名作を作曲したことがある、というもの)を読解ミスしたものだろう。なお日本語 Wikipedia 自体にも、欧文からの翻訳ミスで彼の没年が1954年になってしまっている部分があり、その意味でも内容の正確さについては割り引くべきと思われる。代理店からのインフォメーション内容は基本的にWIkipediaに書かれている事のみで、元々録音自体がほとんど無い彼の作品を、なぜわざわざ編曲版で録音したのか、という点には触れられておらず、残念。 | ||
クリスティアン・ヴェスターホフ(1763-1806): クラリネット協奏曲 Op.5 /クラリネットとファゴットのための協奏曲/交響曲 変ホ長調 セバスティアン・マンツ(Cl) アルブレヒト・ホルダー(Fg) ヘルマン・ボイマー指揮オスナブリュックso. | ||
ヴェスターホフはドイツ・オスナブリュックに生まれたモーツァルトの同時代人。今回の作品は近年『ブルクシュタインフルトのコレクション』(欧文不明)から発見されたものだとの事。また、代理店は『ビュッケブルクに定住。この地でバッハの息子 J.C.F.バッハの後継者としてコンサートマスターの職を得て、「ビュッケブルクのバッハ」と呼ばれるようになります』とよくわからない事を書いているが、「ビュッケブルクのバッハ」と呼ばれたのはもちろんJ.C.F.バッハで、ヴェスターホフではない。 | ||
パウル・グレーナー(1872-1944):ピアノ三重奏曲集 ピアノ三重奏のための組曲 Op.19 (1905) / 室内楽による小説 [Kammermusikdichtung] Op.20 (1906) / ピアノ三重奏曲 Op.61 (1923) / バリトンとピアノ三重奏のための「テオドール・シュトルムの調べ」Op.93 (1932) ハイペリオン三重奏団 アルブレヒト・ペール(Br) | ||
Op.20は「室内楽の詩曲」と訳される場合もある、小説を元にした作品。グレーナーは新ウィーン音楽院の作曲科講師を務め、1911年から1913年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の院長となり、レーガーの後任として1920年から1927年までライプツィヒ音楽院の作曲科教授となった作曲家。有名な弟子としては、アイスランドの作曲家ヨーン・レイフス、アメリカで活躍したルーマニアの指揮者ジョネル・ペルレアがいる。今日全く忘れられているのは、ナチスの信奉者だった事(ナチスの会員番号が判明している)と、没年(おそらく生前)に、自宅が爆撃により破壊され、自筆譜が全て失われた事が影響しているようだ。 | ||
テレマン(1681-1767):ルカ受難曲 TVWV5:33 (1748)
ヴェロニカ・ヴィンター(S) アンネ・ビーアヴィルト(A) ヤン・コボウ(T) フリーデマン・クロス(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
録音:2010年、マグデブルク「テレマン音楽祭」、ライヴ。ルカ伝を使用したテレマンの受難曲は11曲あるが、この1748年版は7番目に書かれたもの。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)/ ミヒャエル・マウル再構築:歌劇「ゲルマニクス」 オリヴィア・スターン、エリーザベト・ショル(S) マティアス・レクスロート(CT) アルブレヒト・ザック(T) ヘンリク・ベーム(B) トビアス・ベルント(Br) フリードリヒ・プレトリウス(ボーイS) ディーター・ベルマン(語り) ゴットホルト・シュヴァルツ指揮ザクセン・バロックo. | ||
おそらく世界初録音。ライプツィヒ時代(1701-1705)のテレマンは、1693年に創立されたライプツィヒ歌劇場のために、当盤で紹介される「ゲルマニクス」を含む20作以上を作ったが、いくつかの台本と一部のアリアを除き、現在ではほぼ失われている。フランクフルト大学図書館所蔵のアリア・コレクションに収められている40曲の作曲家無記名作(いくつかはドイツ語、他はイタリア語)は、ここ数十年の間「ゲルマニクス」と関係がある作品だと考えられており、バッハの未発見作を発掘した事でも知られる音楽学者ミヒャエル・マウルによって、ひとつの楽曲として再構成された。なお、国内代理店は、これらのアリアの中に『「ゲルマニクス」の中の曲として知られているものも含まれてい』たと記載しているが、レーベルの欧文資料からは読み取れない。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年 テレマン(1714-1788):カール7世の死に寄せるオラトリオ「私は光を希望する」TVWV 4:13 ガブリエーレ・ヒエルダイス、アンネグレト・クラインドップ(S) ドミトリー・エゴロフ(CT) ウルリケ・アンデルセン(A) ゲオルク・ポプルッツ、 ベンヤミン・キルヒナー(T) ニルス・クーパー、シュテファン・シュレッケンベルガー(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
ハンブルクの音楽監督として君臨したテレマンは、また多くの著名人たちの「葬送のための音楽」を作曲した。この作品は、神聖ローマ皇帝とボヘミア王、そしてバイエルン選帝侯を務め、様々な国々の争いに巻き込まれる激動の人生を送ったカール7世が1745年に亡くなった時、都市をあげての葬儀のために作られたもの。 | ||
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 聖母マリアの輝かしき慈悲の歴史〜15世紀、ハンブルクのマリアへの礼拝 序/第1の夕べの祈り/第2の夕べの祈り/第3の夕べの祈り アマルコルド | ||
ヘルマン・レームツスマ財団の資金提供による「宗教改革以前の音楽の研究」に携わった北ヨーロッパの音楽学者ヴィアケスラフ・カルトソフニク博士は、ハンブルクの大学図書館を巡り、数多くのラテン語の原稿の断片を探したところ、この一連の祈りを「最も古く、完全な形で残存するドキュメント」と認め、ここにすばらしきアンサンブル「アマルコルド」によって実際の音として再現した。 | ||
フェルディナント・リース(1784-1837):序曲集 序曲「救世主の花嫁」Op.162 / 序曲「ドン・カルロス」Op.94 / 大祝典序曲と勝利の行進曲 Op.172 / 鳥の序曲 WoO.24 /劇的序曲「出現」WoO.61 |
ハワード・グリフィス指揮 ケルンWDRso. | |
録音:2008年11月18日-21日、フィルハーモニー、ケルン。 | ||
ゲオルク・ゲーベル(1709-1753):クリスマス・カンタータ集 Vol.1 おお世界よ。私に従ったまえ/神よ褒め称えよ/わがイエス、我をきよめたまえ ヴェロニカ・ヴィンター(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) アンドレアス・ポスト(T) マティアス・フィーヴェク(Br) ルドガー・レミー指揮レザミ・ド・フィリップ | ||
ゲーベルは同名のオルガニストを父に持ち、若い頃から才能を嘱望されていた音楽家だったが、死後はほとんど忘れられてしまった。多くの作品はチューリンゲン州のルードルシュタットに保存されており、当レーベルからは、ヨハネ受難曲(999 894-2)と、クリスマス&新年オラトリオ(999 993-2)が既に発売されている。 | ||
ゲオルク・ゲーベル(1709-1753):クリスマス・カンタータ集 Vol.2 わがイエスこそアルパにしてオメガ、始めにして終わり (元旦「啓発と慰めの教義」から) (1747/48)/ 汝の体を汝自身で捧げよ(公現日のあとの日曜日「啓発と慰めの教義」から) (1747/48) ヴェロニカ・ヴィンター、ゲジーネ・アドラー(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) アンドレアス・ポスト(T) マティアス・フィーベク(B) ルドガー・レミー指揮レザミ・ド・フィリップ | ||
Vol.1:777 610-2。クリスマス直後の日曜日、および元旦用のカンタータ。 | ||
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集 交響曲 ハ長調 Bryan C9/ チェロ協奏曲 ハ長調 Weinmann IID; C1/ 交響曲 ホ短調 Bryan e2 |
イシュトヴァーン・ ヴァルダイ(Vc) ハワード・グリフィス指揮 カメラータ・ シュヴェイツ〔スイス〕 | |
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704): 歌劇「アクテオン」/歌劇「冥界へ下るオルフェ」/歌劇「賢者の石」 アーロン・シーハン(T) テレサ・ヴァキム(S)他 ポール・オデット、スティーヴン・スタブズ指揮 ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァルo.&cho. | ||
ジョン・ブロウ(1649-1708): 仮面劇「ヴィーナスとアドニス」/ようこそ、全ての客よ/ 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのグラウンド ト短調/ クロエは横たわるアミンタスを見つけた アマンダ・フォーサイス(S) ミレイユ・ルベル(Ms) タイラー・ダンカン(Br) ポール・オデット、スティーヴン・スタッブズ指揮ボストン古楽音楽祭o.&cho. | ||
録音:2009年?。グラミー賞「ベスト・オペラ・プロダクション」にもノミネートされているスタッブス&オデット監修によるシリーズから登場する、イギリス初のオペラかつブロウが残した記録上唯一の舞台用作品「ヴィーナスとアドニス」。 | ||
ブルックナー:交響曲全集 Vol.1 〔第4番 変ホ長調(第2稿)/ 第7番 ホ長調(1881-83年)〕 |
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮 バーゼルo. | |
ブルックナー(1824-1896):交響曲全集 Vol.2 〔第0番 ニ短調 (1869年第2稿とされる版)/ 第1番 ハ短調 (1866年第1稿リンツ版)〕 |
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮 タピエラ・シンフォニエッタ | |
Vol.1:777 615-2〔バーゼルso./第4番&第7番〕。『ブルックナーの交響曲は全て違った音色で演奏しなくてはいけない』と語るヴェンツァーゴによる第2弾は、オケを変更しての0番と第1番。 | ||
リース&モーツァルト:管楽合奏のための作品集 フェルディナント・リース(1784-1838):フルート、2つのクラリネット、ホルンと 2つのファゴットのための2つのノットゥルノ〔第1番 WoO. 50/第2番 WoO. 60 〕 モーツァルト(1756-1791):グラン・パルティータ 変ロ長調 K361 (370a) シュヴァイツァー・ブラスアンサンブル | ||
ヘルマン・ヴォルフガンク・ フォン・ヴァルタースハウゼン(1882-1954):歌劇「シャベール大佐」(1912) ボー・スコウフス(Br) レイモンド・ヴェリー(T) マヌエラ・ウール(S) スティーヴン・ブロンク(B−Br) ポール・カウフマン(T) ジャック・ラコンブ指揮ベルリン・ドイツ・オペラo. | ||
録音:2010年、ライヴ。おそらく蘇演時の演奏。フランクフルトで初演され後にドイツ全土で公演、世界中でもセンセーショナルな成功を収めたという、バルザックの同名作を原作とした3幕の歌劇。1933年にはベルリン=シャルロッテンブルク歌劇場(当盤の演奏団体ベルリン・ドイツ・オペラの前身)で第100回公演が行われているが、その後は約75年間忘れられていた。 | ||
ヨハン・ゴットフリート・ヘンドリク・マン(1858-1904): 管弦楽のための祝典前奏曲 Op.95 /クラリネット協奏曲 Op.90 /ヴァイオリン協奏曲 Op.101 /第3組曲 Op.98 セバスティアン・マンツ(Cl) 山田晃子(Vn) ヘルマン・ボイマー指揮オスナブリュックso. | ||
現在では完全に忘れられてしまっているが、ワーグナーやカール・ライネッケと親交があったというオランダの作曲家&指揮者、マンの作品集。彼の作品を再認識させようとしたのが、名クラリネット奏者ディーター・クレッカー(1936-2011)。彼はマンのクラリネット協奏曲のスコアを cpo のディレクターに提示し「こんな音楽を知っているか」と問いかけたという。 | ||
シギスムント・リッター・フォン・ノイコム(1788-1858):室内楽作品集 九重奏曲 NV513 /7つの楽器によるコンチェルタント NV399 / 夜想曲 NV154 /八重奏曲 NV421 /五重奏曲 NV105 /七重奏曲第3番 VN517 ベルリン・ドイツ・オペラ室内アンサンブル | ||
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951):弦楽四重奏曲集 Vol.1 弦楽四重奏曲第1番(1917) [ペレグリーニSQ] / アルトとピアノのための夜想曲 (1914) [ノア・フレンケル(A) イルメラ・レルッケ(P)] | ||
1901年、シュナーベルはベルリン・フィルと自作のピアノ協奏曲を演奏してデビュー、大成功をおさめた。その後しばらく作曲から遠ざかったが、1914年に久々に作曲したのが、妻の歌手テレーゼ=ベーアのために作った「夜想曲」で、1918年に初演された。シュナーベル若書の作品はブラームスの影響下にあるが、この「夜想曲」では調性と標識記号から解き放たれている。弦楽四重奏曲第1番は古典的な4楽章形式だが、曲想はやはり近現代的。 | ||
美しい光背 [La Bella Mandorla]〜スクァルチャルピ写本からの音楽(全24トラック) ロレンツォ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、ドナート・ダ・フィレンツェ、 ヴィンチェンツォ・ダ・フィレンツェ、ジョヴァンニ・ダ・カッシア、ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ、 アンドレア・ダ・フィレンツェ、バルトリーノ・ダ・パドヴァ、 ヤコポ・ダ・ボローニャ、ニコロ・ダ・ペルージャ:バッラータ、カッチャ、マドリガーレ集 アンサンブル「パラティーノ 87」 [マリア・ヨーナス(Vo) ジャン・アクトマン(ヴィエール) マルク・レウォン(リュート/クィンテルネ/ヴィオラ・ダルコ/Vo) マイク・ヘルツィヒ(リコーダー/ポルタティフ・オルガン)] | ||
録音:2010年9月17日-20日、室内楽ホール、ドイツ放送局、ケルン。多くが世界初録音作品と思われる。 1410年代に編纂されたと考えられ、14世紀-15世紀初頭のトレチェント音楽を353曲収録しているスクァルチャルピ〔国内慣用表記:スクアルチャルーピ〕写本。名前は15世紀(欧文資料で14世紀となっているが、誤り)にこの写本を所持し、表紙にその旨が記載されている同性のオルガニスト(1416-1480)に拠る。なお、国内代理店はアルバム題名前半を『美しきアーモンド』と訳しているが、 Mandorla は神を囲むアーモンド形の後光のことで、そこから転じてアーモンドの「形」を指すことはあるが、直接「アーモンド」の意味があるわけではない。また国内代理店資料には、作曲家としてヴィンチェンツォ・ダ・リミニが記されているが、欧文資料には含まれていない。 | ||
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 Vol.1 弦楽四重奏曲〔第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」 /第9番 ニ短調 Op.34/第10番 変ホ長調 Op.51 〕 弦楽四重奏のための「糸杉」B.152 /2台のヴァイオリン、チェロとハルモニウムのためのバガテルOp.47 フォーグラーSQ オリヴァー・トリエンドル(ハルモニウム) | ||
オスカル・ネドバル(1874-1930):喜歌劇「ぶどう園の花嫁」(1916/3幕)
ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ(T) マルクス・ニーダーマイア(Br) ビビアーナ・ヌヴォビロ、ミルヤム・ノイルーラー(S)他 ヘルベルト・モック指揮シェーンブルン宮廷劇場o.&cho./ | ||
録音:2010年?。ドヴォルザークの弟子で、2作目の「ポーランド気質」(1913)で大成功を収めたドイツ系チェコ人のネドバルが、3作目に書いたオペレッタ。 | ||
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):木管楽器のための室内楽作品集 クラリネット・ソナタOp.28 /フルートとピアノのための12の小品 Op.29 / 無伴奏ファゴットのためのソナタOp.133 /フルート、ヴィオラとハープのための三重奏曲 Op.127 エリザヴェータ・ブルーミナ(P/芸術コンセプト) ヴェンツェル・フックス(Cl) ヘンリク・ヴィーゼ(Fl) マティアス・バイアー(Fg) ニムロッド・グェス(Va) ウータ・ユングヴィルト(Hp) | ||
ロゼッティ〔レスレル〕(1750-1792): オーボエ協奏曲〔ハ長調 Murray C29, Kaul III 32/ハ長調 Murray C30, Kaul III 27 〕 交響曲〔ヘ長調 Murray A32, Kaul I 10/ニ長調 Murray A16, Kaul I 7〕 クルト・W.マイアー(Ob) ヨハネス・メーズス指揮チューリヒ室内o. | ||
録音:2010年?。 | ||
ヨハン・ゴットリープ&カール・ハインリヒ・グラウン: ヴァイオリン、もしくはヴィオラと通奏低音のためのトリオ集 ヴァイオリンとクラヴィーアのためのトリオ イ長調 GraunWV C: XV: 90 / ヴィオラとクラヴィーアのためのトリオ 変ロ長調 GraunWV A: XV: 16 / ヴァイオリンとクラヴィーアのためのトリオ イ長調 GraunWV A: XV: 13 / ヴァイオリンとクラヴィーアのためのトリオ ロ短調 GraunWV C: XV: 9 レザミ・ド・フィリップ [アン・シューマン(Vn) エヴァ・サロネン(Va) ルドガー・レミー(ハンマーフリューゲル)] | ||
ドレスデンの図書館所蔵のグラウン兄弟による楽譜から録音されているシリーズ。 | ||
ヘレン・ブッフホルツ(1877-1953):ピアノ作品集 舟歌/4つのメヌエット/バラード/ 4つのダンス/夜想曲/ソナタ 嬰ハ短調 |
マルコ・クラウス(P) | |
ルクセンブルク生まれの知られざる女性作曲家ブッフホルツによるピアノ作品集。試聴する限りでは全て平易な調性音楽で、ショパンのようなメロディや、ソナタの最終楽章にはベートーヴェン「テンペスト」のような主題も聞こえる。演奏も同じくルクセンブルクのピアニスト。 | ||
リヒャルト・ヴェッツ(1875-1935): 古いドイツ語の詩によるクリスマス・オラトリオOp.53 (1927-1929) マリエッタ・ツムピュルト(S) マーテー・ショーヨム=ナジ(B) ゲオルゲ・アレクサンドル・アルブレヒト指揮ヴァイマル・チューリンゲン室内o.、 エアフルト・ドームベルクcho.、エアフルト・フィルハーモニーcho. | ||
いくつかの交響曲で知られるヴェッツのクリスマス・オラトリオ。生まれた時代は後期ロマン派に属するものの、「目指したのはブルックナーやワーグナーであっただろう」と想像させる作風が持ち味のヴェッツ。ここでもその方向性は変わることがない。この作品は1929年12月3日に彼自身の指揮で初演され、その後ドイツの各都市で演奏されたが、1945年以降は忘れ去られてしまい、一切演奏の記録はない。cpoは今までにもヴェッツの作品を取り上げているが、作曲家の没後75周年にこのオラトリオを録音した。用いられているテキストや、随所に認められる見事な対位法の処理など、聴きどころ満載。ブルックナー好きはもちろんのこと、典礼音楽好きの方にもたまらない贈り物と言えそう。 | ||
ベスト・オブ・シンフォニック・レハール〜フランツ・レハール(1870-1948): 「交響的作品集」(999 423-2)(*) 「タチアナ」より〔前奏曲/ロシア舞曲〕/テノールと管弦楽のための「熱」/ ピアノと管弦楽のための交響詩「Il Guado 」/ヴァイオリン協奏曲/ 演奏会用序曲「わが青春の幻影」/ワルツ「薄暮のドナウへ」 「組曲、舞曲と間奏曲集」(999 761-2)(#) ジプシーの祭り/オペレッタ「ひばりが歌う所」より〔行進曲/パロータシュ〕/ オペラ「ロドリーゴ」〜敬虔な前奏曲/千夜一夜物語/「悦楽の国のペーターとポール」〜バレエ音楽/ 蜃気楼/珊瑚色の唇/オペレッタ「侯爵の子」〜辞任/舞踏組曲/中国のバレエ組曲 「序曲とワルツ集」(999 891-2)(#) 「メリー・ウィドウ」序曲/古いウィーンの愛のワルツ/「神々の夫婦たち」序曲/ 荒野のバラ、ボストン・ワルツ/「 Cloclo 」序曲/グリュッツナー・ワルツ/アドリア・ワルツ 「ピアノ・ソナタ集」(999 715-2)(+)ピアノ・ソナタ〔ヘ長調/ニ長調〕/幻想曲 変イ長調 ロバート・ギャンビル(T;*) ラティカ・ホンダ・ローゼンベルク(Vn;*) フォルカー・バンフィールド(P;*) クラウスペーター・ザイベル指揮(*) ハノーファー北ドイツ放送po.(*) ミハイル・ユロフスキ指揮ベルリン放送so.(#) ヴォルフ・ハーデン(P;+) | ||
サッリネン(1935-):交響曲&その他作品集 交響曲〔第1番 Op.24(*)/第7番「ガンダルフの夢」Op.71(*)/第2番 Op.29(#)/第4番 Op.49(#)/第3番 Op.35(*)/ 第5番「ワシントン・モザイク」Op.57(*)/第6番「ニュージーランドの日記より」Op.65(#)/第8番 Op.81(*)〕/ 荘厳序曲「リア王」(*)/コラーリ(*)/ホルン協奏曲 Op.82(+)/チェロ協奏曲 Op.44(**)/ ヴァイオリン協奏曲 Op.18(##)/パラス・ラプソディOp.72(*) エサ・タパーニ(Hr;+) ヤン=エーリク・グスタフソン(Vc;**) ヤーコ・クーシスト(Vn;##) アリ・ラシライネン指揮 ノールショーピングso.(#/+/**)、ラインランド=プファルツ州立po.(*/##) | ||
999 918-2、999 969-2、999 970-2、999 971-2、999 972-2 のセット化。 | ||
アガ・ミコライ、R.シュトラウスとモーツァルトを歌う R.シュトラウス(1864-1949):4つの最後の歌/歌劇「カプリッチョ」〜終わりの情景/ 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」〜総てのものが清らかな国がある モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」より〔カヴァティーナ/スザンナはまだこない〕/ 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜あの人でなしは私を裏切り/ 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜岩のように動かずに アガ・ミコライ(S) カール・ソラク指揮ケルンWDRso. | ||
ポーランド生まれ、2002年からはバイエルン国立歌劇場のメンバーとなり、2008年に来日し新国立劇場でドンナ・エルヴィーラを歌い好評を博したソプラノ、アガ・ミコライのアリア集。 | ||
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集 〔第1番 ロ長調 Op.8/第3番 ハ短調 Op.101/ 第2番 ハ長調 Op.87/イ長調 Anh.IV-5 (1924発見/偽作)〕 |
エスカル三重奏団 | |
F.W.ツァッホウ(1663-1714)&ヘンデル(1685-1759):カンタータ集 ツァッホウ:復活祭カンタータ「私はよみがえり、そして生を受ける」/カンタータ「神は私の救い、私の名誉」 ヘンデル:コラール・カンタータ「傷つけられし聖体よ」/復活祭の対話「ああ主よ、この憐れな罪びとを」 グートルン・ジドニー・オットー、マーガレット・ハンター(S) クリストフ・ディトマー(CT) ミルコ・ルトヴィヒ(T) ギヨーム・オルリ(B) ベルンハルト・クラップロット指揮カントゥス&カペラ・テューリンギア | ||
F.W.ツァッホウは、ライプツィヒ市の音楽監督を務める父親からヴァイオリン、オーボエ、チェンバロ、オルガンなど様々な楽器の演奏を学んだ。1684年にハレの聖マリア教会のオルガニスト職に就き、その後28年間に渡って聖歌隊の指導や宗教音楽の作曲など幅広く活躍した。彼のカンタータはドイツ中で有名で、J.S.バッハも彼の影響を色濃く受けていたと言われる。そんなツァッホウの下で音楽を学んだのがヘンデルだった。 | ||
フランツ・シュレーカー(1878-1934):歌劇「ヘントの鍛冶屋」(大魔法オペラ)
オリヴァー・ツヴァルク(B-Br) ウンディーネ・ドライシヒ(Ms) アンドレ・リーマー、エドヴァルト・ランダル(T) マーティン・ゲーブラー(B) ユディト・クーン(S)他 ケムニッツ歌劇場cho. フランク・ベールマン指揮ローベルト・シューマンpo. | ||
原作:チャールズ・デ・コスター「フラマンの伝説」より"スメトス・スメー"。1929年、フランツ・シュレーカーは創造的危機の真っただ中にあった。それ以前の彼は1920年にベルリン高等音楽学校の校長に任命され、数多くの弟子を持ち、また彼のオペラも数多く上演されるなど、華々しい活躍をしていたにもかかわらず。彼の成功に陰りが見えはじめたのは1923年の「狂える炎」の初演が賛否両論にわかれたこと、また1928年の「歌える悪魔」が失敗に終わったことあたりだろう。当時の社会も反ユダヤの空気が蔓延しつつあり、出版社も彼のオペラの出版を拒否した。聴衆が求めたものは、1922年に上演されたクシェネクの「ジョニーは演奏する」のようなセンセーショナルな作品であり、シュレーカーが望んだメルヘンチックなものは受け入れがたかったのだろう。それでもこのオペラは「全ての人のために」向けて書かれている。16世紀の東フランドル、鍛冶屋のスメーは力を失いるが、悪魔の契約によって再び力を得る。7年後、契約によって地獄へ行くことになった彼だが、実は"ある家族"の手伝いをしたことで、天国へと迎えられる。その家族とは、大工の父と、その妻、そして息子だった。シュレーカーは自身の音楽のパロディと、民謡を上手く取り入れた普遍的な音楽を付けている。 | ||
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲全集 Hob.XV: Nos. 1, 2, 5-14, 18-32, 34-38, 40, 41, f1, C1 |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。単売(巻順):999 466-2, 999 467-2, 999 468-2, 999 731-2, 999 828-2, 999 829-2, 777 243-2, 777 244-2 (最終巻のみ2CDs)のセット化。 | ||
アントン・アレンスキー(1861-1902):2台ピアノのための5つの組曲 組曲〔第1番 Op.15 /第2番「シルエット」Op.23 /第3番「変奏曲」Op.33 / 第4番 Op.62 /第5番「子どものための組曲」Op.65 〕 ジェノワ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ | ||
名指揮者クラウディオ・アバドも大絶賛したというドイツの若いピアノ・デュオによるアレンスキー。 | ||
モンテヴェルディ(1567-1643)/オルフ(1894-1982)編曲: オルフェウス(1940年第3稿)/メゾソプラノと管弦楽のための「アリアドネの嘆き」(1940年第2稿) ヤニナ・ベヒレ、ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms) カイ・シュティーフェルマン(Br) トレク・ナズミ(B) ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、ミュンヘン・オルフェウスcho. | ||
カール・オルフ(1895-1982):シェイクスピア「真夏の夜の夢」による劇と音楽
アンドレアス・ハウン、バルバラ・ベーラー、クリスティアン・アルント・サンチェス クリスティアン・フォン・ゲーレン指揮ミュンヘン放送o.アンデクス・オルフ=アカデミー | ||
ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987):ピアノと管弦楽のための作品全集 ピアノ協奏曲〔第1番 イ短調 Op.9 /第2番 ト短調 Op.23 /第3番 ハ長調 Op.50 /第4番「プラハ」Op.99 〕/ 歌曲「学生時代」の主題による狂詩曲 Op.75 シューベルト/カバレフスキー編曲:幻想曲 ヘ短調 D.940(原曲:四手ピアノのための) ミヒャエル・コルスティック(P) アラン・フランシス指揮ハノーファー北ドイツ放送po. | ||
録音:2010年3月22日-26日、10月4-8日、大ゼンデザール、NDR ハノーヴァー。 | ||
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):イタリア語のマドリガル集第1巻 SWV 1-19 おお春よ、いまだまだうら若き年よ/おお、恋の苦い甘さよ/幸福の森よ/悩める心の旅立ち/かく私は死なねばならない/ 険しいアルプスの森から/春のほほえみ/私の心よ逃れよ/舌は矢、口づけは傷/身をしばる炎/私はそういう女/ 彼女はあでやかに挨拶したが/私が死ぬのを見よ/溜め息は美しい胸よりもれ/いざさらば、いとしの森よ/ 甘い口づけよ、もどれ/おまえは大理石から生まれたのか/それでも来た、リディアよ/広い海に抱かれて ペーター・コーイ指揮セッテ・ヴォーチ | ||
名バス歌手ペーター・コーイがリーダーを務めるセッテ・ヴォーチは2001年に設立、ライプツィヒで開催される「国際バッハ・コンクール」の優勝者も含まれるソロ・ヴォーカリストたちをメンバーとするアンサンブル。 | ||
北ドイツのルネサンス音楽 Vol.2 〜ヨハン・グラッベ(1585-1655):マドリガルと器楽曲全集
マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス | ||
現在ではほとんど名前も聴くことのないヨハン・グラッベはシュッツと同世代のドイツの作曲家で、11歳でビュッケブルク宮廷聖歌隊の一員となり、オルガニストとして成功した後、ヴェネツィアに行き、ジョヴァンニ・ガブリエリとともに学び、イタリア風のマドリガルの様式を取り入れた作品を書いた。 | ||
リスト: 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」/ 巡礼の年第3年 |
ミヒャエル・コルスティック(P) | |
使用楽器:スタインウェイ、モデルD。 | ||
アントニオ・カシミール・カルテッリエリ (1772-1807):交響曲全集 〔第1番/第2番/第3番/第4番〕 |
ゲルノート・シュマルフス指揮 エヴァーグリーンso. | |
録音:2011年1月25日-27日、基隆市文化センター、台北、台湾。おそらく世界初録音。カルテッリエリはポーランドのグダンスクに生まれ、アルブレヒツベルガー、サリエリ、そしておそらくベートーヴェンの弟子でもあったと考えられている作曲家・ヴァイオリニスト・指揮者。ベートーヴェンの「英雄」交響曲と三重協奏曲が初演された演奏会にも、奏者として参加している。 | ||
イシドラ・ゼベリャン(1967-):管弦楽作品集 管弦楽のためのイルミネーション 「サン・マルコの馬たち」/ ソプラノと管弦楽のための5つの歌曲「花冠」/ 室内管弦楽のための「吟遊詩人の踊り」/ 管弦楽のためのエレジー「セリステ」/ 3楽章の交響曲「いたずらな情景」 |
アイレ・アッソニー(S) ゼベリャン・アンサンブル ダフィト・ポルセレイン指揮 ヤナーチェクpo. | |
サラエヴォ出身の映画監督、エミール・クストリッツァによる問題作「アンダーグラウンド」の音楽を書いたのはゴラン・ブレゴヴィッチだが、管弦楽編曲を担当したのが、当時「興味深い女性作曲家」として評価されていたセベリャンだった。ベオグラードで生まれた彼女は、ラウタヴァーラとサッリネンの影響を受けており、映像以上に説得力のある音楽を書くことが可能で、その新鮮な感覚と独創性は他の誰にも真似できるものではない。「バルカン諸国、およびビザンチン式芸術」から抽出された美と神秘の結晶音楽。 | ||
シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937):オルガン交響曲 Vol.2 オルガンと管弦楽のための交響曲第3番 ホ短調 Op.69 /オルガン交響曲第7番 イ長調 Op.42 No.3 クリスティアン・シュミット(Org) シュテファン・ショーヨム指揮バンベルクso. | ||
録音:2008年10月9日-12日、コンツェルトハレ、バンベルク/2010年10月11日-14日、サン=トゥアン修道院教会、ルーアン、フランス。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「公爵の子」(1909)
シェン・ライス、メアリー・マイルズ(S) マティアス・クリンク、ラルフ・ジモン(T)他 ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o.、バイエルン放送cho. | ||
おそらく全曲は世界初録音。なお、国内代理店は『前年に初演された「メリー・ウィドウ」』としているが、同曲の初演は1905年であり、どのような資料を読み損ねたのか不明。 | ||
アンジェイ・パヌフニク:交響的作品集 Vol.4 交響曲第2番「悲歌の交響曲」/ 交響曲第3番「神聖な交響曲」/交響曲第10番 |
ウカシュ・ボロヴィチ指揮 ベルリン・コンツェルトハウスo. | |
ワルシャワで生まれ、パリ、ウィーンで学びロンドンで生涯を終えた作曲家パヌフニク(1914-1991)。cpoからは、これまでに3枚の管弦楽作品のリリースがあり、そのどれもが世界中で高い評価を受けている。今作は今までのポーランド放送o.ではなく、ベルリン・コンツェルトハウスo.による演奏で、今までとは違った趣きが楽しめること間違いない。交響曲第2番は1957年に書かれたもので、1942年のワルシャワ蜂起における犠牲者のために書かれた鎮魂のための交響曲。初期の作品ということもあり、まだまだ調性に支配されたどちらかというと古典的な作品。第3番は最もよく演奏される曲で、宗教心と愛国心に満ち、現代的な響きの中に驚くほどの清冽な表情が見える特異な物。1988年に作曲された第10番はシカゴso.の創立100周年とゲオルグ・ショルティへのための委嘱作品で、凝縮された内容を持つ15分程度の短い交響曲。 | ||
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):交響的作品集 Vol.5 オルガン、ティンパニと弦楽合奏のための「メタシンフォニア(交響曲第7番)」(1981) / シンフォニア・ヴォティーヴァ(交響曲第8番)(*)/コンチェルト・フェスティヴォ(1979) ウカシュ・ボロヴィチ指揮ベルリン・コンツェルトハウスo. | ||
(*)はボストンso.創設百周年記念委嘱作で、小澤征爾指揮で初演された。交響曲第7番はポーランドの愛国心の象徴とされる「チェンストホヴァの黒い聖母」に捧げられている。 | ||
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):交響的作品集 Vol.6 ティンパニ、打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ(1979-80) / 交響曲第9番「希望の交響曲」(1986, rev.1990) ミヒャエル・オブライグナー(ティンパニ) クリスティアン・レフラー(Perc) ウカシュ・ボロヴィチ指揮ベルリン・コンツェルトハウスo. | ||
交響曲第9番は、ベートーヴェンの同番号作品と同じくロイヤル・フィルハーモニック協会(ベートーヴェンの時代には「ロンドン・フィルハーモニック協会」/それぞれ「協会」を抜いたオーケストラとは、直接の関係は無い〔ロイヤル・フィルに名称の使用許可を出したことはあるらしい〕)からの委嘱作。当然合唱付き作品を依頼されたが、パヌフニクが抵抗し、結局合唱無し&ベートーヴェン作品の精神的理想を受け継いだ作品となった。 | ||
ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684): 2、3、4、あるいは5つの弦楽器とその他の楽器によるソナタ集(1682年、ニュルンベルク) 〔第9番(5声)/第5番(3声)/第12番(5声)/第7番(4声)/第6番(3声)/第2番(2声)/ 第8番(4声)/第3番(2声)/第11番(5声)/第1番(2声)/第6番(3声)/第10番(5声)〕 ローランド・ウィルソン指揮ムジカ・フィアタ | ||
ドイツに生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍するも、当時は禁忌とされた嗜好を持っていたがために、内定していた聖トマス教会のカントルの話が流れた上に逮捕、投獄までされてしまったと言われるローゼンミュラー。脱獄し、ヴェネツィアに逃亡したとされるが、音楽的な才能が損なわれることはなく、イタリアで大人気を博する。結局はドイツに帰ってその地で生涯を終えることになった。その波乱万丈な生涯は作品にも影響を与え、ドイツ風の堅固な形式の中にイタリア風の豊かな歌心を併せた独自の作風は、彼の名を後世に残すために大きく役立ったと言えるだろう。晩年に発表されたこの作品は、ドイツで彼を雇い入れたウルリヒ公に捧げられている。 | ||
ヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944): 交響曲第4番 イ長調(1915) / 演奏会用序曲 ハ短調(1900) / オイレンシュピーゲルの死に寄せる葬送音楽 |
ダフィト・ポルセレイン指揮 オランダso. | |
交響曲第1番&第2番:777 349-2、交響曲第3番:777 518-2 に続く第3弾。交響曲第4番は、作曲者自らコンセルトヘボウ管を指揮して初演し、好評だったため楽譜100部が出版された。その費用はヒルセ自身の負担となってしまったが、そのおかげでこの作品は忘れられずにすんだという。逆に演奏会用序曲は初演の年に5回だけ演奏され、以降は忘れられた作品。さらに 葬送音楽の初演はベイヌムが担ったが、時期はヒルセの没後&第2次世界大戦後となってしまった。 | ||
ブルックナー:交響曲全集 Vol.3 〔第3番 ニ短調(第3稿 1889年版) / 第6番 イ長調(1881) 〕 |
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮 ベルリンso. | |
オベール:歌劇「ポルティチの唖娘」
オスカル・デ・ラ・トレ(T;アルフォンス) アンジェリーナ・ルザファンテ(S;エルヴィル) アンガス・ウッド(T;ロレンゾ) ウルフ・パウルセン(Br;セルヴァ) アンネ・ヴェインカウフ(Ms;エンマ) ディゴ・トレ(T;マサニエッロ) ヴィラード・ヴィトルト(B;ピエトロ) コスタディン・アルギロフ(Br;ボレッラ) シュテフェン・ビーナー(B;漁師) アントニー・ヘルムス指揮アンハルトpo.、アンハルト・デッサウ劇場cho. | ||
エルンスト・クシェネク:交響曲全集 〔第1番/第5番/第2番/第3番/第4番 Op.113(#) 〕/ ポプリOp.54/合奏協奏曲第2番 Op.25(#) |
浮ヶ谷孝夫 指揮(無印) アラン・フランシス指揮(#) ハノーファー北ドイツ放送po. | |
999 359-2、999 255-2、999 236-2、777 210-2のセット化。フランツ・シュレーカー(1900-1991)に師事し、ドイツの歌劇場で指揮者として活躍中に、1922年、マーラーの次女であるアンナ・マーラーと出会い、1年ほどではあるが、結婚生活を送ったクシェネク。その時には義父となったマーラーの「交響曲第10番」の一部を校正、改訂したことでも知られている。本人がチェコの血を引いていたため、ナチス政権下では「頽廃音楽」のレッテルを貼られ、演奏が禁止されてしまった彼の作品も、最近ようやく復興の兆しを見せてきた。ほぼ20年前からクシェネクの交響曲録音に取り組んできたcpoレーベルだが、「紛失した」とされていた交響曲第4番のスコアが最近発見されたことで、ようやく全集が完結。ここにリリースできることにまった。本音を言えば、全ての曲を浮ヶ谷氏の指揮で聴きたいところではあるが、それはそれ。不当に忘れられたこの作曲家の全貌に近づくために、このリリースはファンにとってまたとない贈り物になることだろう。 | ||
ガスパール・フリッツ(1716-1783):シンフォニア集 〔ト長調 Op.VI, 3/イ長調 Op.I, 6 /ト短調 Op.VI, 6 /ヘ長調 Op.I, 5 /ヘ長調 Op.VI, 5 〕 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
ガスパール・フリッツはスイスのヴァイオリニスト&作曲家。ヴァイオリン教師を父に持ち、幼い頃からヴァイオリンを学び、数多くの作品を書いた。師であるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスからの影響で後期イタリア・バロック様式を継承した彼の作品は、当時の英国における高名な音楽史家チャールズ・バーニーに高く評価されたため、同地で大評判となったという。 | ||
ヨハネス・エッカルト(1553-1611):宗教&世俗合唱作品 5声のミサ「愛する人へ」(ラッススによる)/良き歌い手とオルガニスト/御者よ、私は逃げたい/ 愛する人へ(オルランド・ディ・ラッスス作)/今、救世主は荒野へ/山を越えマリアは行く/ おお、喜びの喜び/聖母マリア、聖処女/園にてキリストは苦しみを受け/男たちの偉大な日/復活祭の時期に/ 私たちは全ての喜びの中で歌う/来たれ聖なる精神、偉大なる神/天より来る神聖なる精神/ ツァハリアスはとても不満である/キリストはわれに与えたもうた/多くはここにない/ Die weil umbsonst jtzt alle Kunst /音楽は無学な人々には敵である グレゴール・マイヤー指揮アンサンブル・ノエマ、オペラ・ムジカ | ||
エッカルト没後400年記念盤。プロテスタント教会音楽創立者の1人であり、19世紀になってもまだ「教会音楽における真の作曲家」と呼ばれたエッカルトは、当時ブラームスから、ガブリエーリやシュッツと同等に扱われた人。1965年、ドイツの音楽学者フリードリヒ・ブルーメは「エッカルトの作曲技法は何世紀にも渡って手本となったものであり、バッハのコラールもこれら無しでは生まれなかっただろう」と記している。 | ||
アルベルト・ロルツィング(1801-1851):歌劇「レギーナ」(1848)
ヨハンナ・ストイコヴィチ(S) テレサ・ホルツハウゼン、ジャン・ブロークホイゼン(Ms) ダニエル・キルヒ(T) ラルフ・ジーモン(T) デートレフ・ローテ、ペーター・シェーネ(Br) アルベルト・ペーゼンドルファー(BーBr) プラハ・フィルハーモニーcho. ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送o. | ||
録音:2011年。1848年にヨーロッパ各地で起こった「1848年革命」終結前に、作曲者自身によって台本執筆・完成された物。革命側が優勢のまま幕を閉じる内容だが、実際の革命はドイツやオーストリアではほぼ失敗に終わった。そのためかロルツィングの生前に上演されることはなく、初演は何と1999年だったとの事。 | ||
フランシス・プーランク(1899-1963):室内楽作品集 クラリネットとピアノのためのソナタ/ホルンとピアノのためのエレジー/廃墟を見守る笛吹きの像/ フルートとピアノのためのソナタ/オーボエとピアノのためのソナタ/ クラリネットとファゴットのためのソナタ/オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 アンサンブル・ミドヴェスト | ||
2002年に11人の音楽家によって結成され、多くの賞を受賞しているデンマークの団体によるプーランク。 | ||
ゲオルク・シューマン(1866-1952):ピアノ三重奏曲集 〔第1番Op.25/第2番Op.62 (1916頃)〕 |
ミュンヘン・ピアノ三重奏団 | |
このゲオルク・シューマンは、かのローベルトの子孫ではない。音楽的な家庭に生まれ、若い頃からコンチェルトを演奏するほどのピアニストとして才能を嘱望されたが、ソリストとしての活動には興味を持たず、室内楽を演奏することを好み、また、生涯を通じて室内楽の作曲に力を注いだ。Op.25は、彼がブレーメンで指揮者として経験を積んでいた頃の若々しい情熱に満ちた楽想、Op.62は後期ロマン派的濃厚な作風。 | ||
ゲオルク・シューマン(1866-1952):歌曲とピアノ小品集 6つの歌曲 Op.56 (1912) /3つの歌曲 Op.15 (1896) /少女の歌 Op.35 (1904) / 3つの歌曲 Op.14 (1896) /3つの歌曲 Op.38 (1905) / 6つの幻想曲集 Op.36 (1904)より〔第2曲「思い出」/第5曲「春に」〕(*) / Wie wogt es Op.4 No.2 (1890) (*) /夕べに Op.23 No.2 (1901) (*) ジルヴィア・ヴァイス(S;*以外) カロラ・テイル(P) | ||
実際には歌曲集の間にピアノ作品を1曲づつ配置する曲順。諸井三郎、箕作秋吉、信時潔らを指導し、日本とも関りがあるG.シューマンの作品集。 | ||
2012年レーベル・カタログ付き〜 アントニオ・ロゼッティ〔アントニーン・レスレル〕)(1750-1792):ホルン協奏曲集 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 Murray C61 Knaul III: 49 (*) / ホルン協奏曲 ホ長調 Murray C50 Kaul III: 44 (#) / ホルン協奏曲 変ホ長調 Murray C48 Kaul III: 37 (+) / 2台のホルンのための協奏曲 変ホ長調 Murray C55Q Kaul III: 54〜アンダンテ (*) クラウス・ヴァレンドルフ(Hr;*/+) サラ・ウィリス(Hr;*/#) ヨハネス・メーズス指揮マンハイム・プファルツ選帝候室内o. | ||
録音:2006年12月19日-20日、22日、SWR 放送スタジオ、カールスルーエ。レギュラー盤:777 288-2。 | ||
イタリアのオーボエ協奏曲集 サンマルティーニ(1700?-1775):オーボエ協奏曲 ト長調 ベッリーニ(1801-1835):オーボエ協奏曲 変ホ長調 ロッシーニ(1792-1868):序奏、主題と変奏曲 ハ長調 ドニゼッティ(1797-1848):イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲 ト長調 ピロッティ(1784-1838):イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調 アギラー(1761-1808):オーボエ協奏曲 ハ長調 ディエゴ・ディニ・チアッキ(Ob)指揮パドヴァ・ヴェネトo. | ||
マンゼ&ヘルシングボリ響〜ブラームス(1833-1897):交響曲全集 〔第1番 ハ短調 Op.68/第2番 ニ長調 Op.73/第3番 ヘ短調 Op.90/第4番 ホ短調 Op.98〕/ ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a/悲劇的序曲 Op.81/大学祝典序曲 Op.80 アンドルー・マンゼ指揮ヘルシングボリso. | ||
2006年にヘルシングボリso.の首席指揮者に就任したアンドルー・マンゼのブラームス。以前リリースされたベートーヴェンでは思いの他抑制された表現で、弦楽器の瑞々しさを大切にした良演を披露してくれたが、今回のブラームスでは、その表現に一層磨きをかけ、充実した音を聞かせる。古楽奏者として揺るぎない名声を確立したマンゼだが、このようなモダーンオケと対峙する時には、エモーショナルな面を強調することはせず、スコアを忠実に、かつ丁寧に描き出すことに力を注ぎ、確実な音像を描き出すことに成功している。もちろん楽器の配置などには様々な工夫をこらし、アグレッシブな響きも聞こえてくるなど、古楽演奏で培った経験が物を言わせている部分も多々ある。細部までに手が入った精進料理のようなブラームス。最上の響きをSACDハイブリッドの高音質盤でお届けする。 | ||
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):交響的作品集 Vol.1 交響曲第1番/バレエ組曲/管弦楽のための交響的練習曲/クーラウ変奏曲 ダフィト・ポルセレイン指揮オランダso. | ||
ヘンドリク・アンドリーセンはオランダの作曲家、オルガン奏者。即興演奏の巧みさで知られ、オランダのカトリック典礼音楽を一新した人でもある。しかし、実はとても多彩な作曲家であり、その作品もオルガン曲だけに留まらず、ここで聴ける交響曲や管弦楽曲など注目すべきものが数多くある。交響曲第1番は1930年10月1日にエドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮のハールレムo.によって初演され、その2年後にはアンドリーセン自身が同じオーケストラを指揮して演奏するなど注目を浴びた作品。 | ||
フリードリヒ・ハルトマン・グラーフ(1727-1795):フルート協奏曲集 フルート、弦楽と2つのホルンのための3つの協奏曲〔ハ長調/ニ長調/ト長調〕 フルート、弦楽、2つのオーボエと2つのホルンのための協奏曲 ト長調 ギャビー・パス=ファン・リート(Fl) ヨハネス・メーズス指揮プフォルツハイム南西ドイツ室内o. | ||
卓越したフルーティストで、作曲家でもあったハルトマン・グラーフ。彼は父ヨハン・グラーフから音楽教育を受け、青年時代はオランダ軍に従事、英国軍の捕虜になっている間も軍楽隊の太鼓奏者として活躍していた。その後はハンブルクに帰還し、1759年から1764年までフルート奏者として名声を高め、ベントハイムの宮廷音楽家の地位を得てから、英国、オランダ、イタリア、スイスなどに演奏旅行を行っている。彼の作品は印刷されたものだけでなく、自筆稿のままでも広く知れ渡り、とりわけ英国とオランダで人気を得た。 | ||
ドメニコ・サッリ〔サッロ〕(1677-1749):ミサ「主は言われた」(詩篇109番)
アーニャ・ツィーグラー、マリア・ペールト(S) アンドレアス・ポスト(T) ヴォルフ=マティアス・フリードリヒ(Br)他 マティアス・ユング指揮バツドルフ・ホーフカペレ、ザクセン声楽アンサンブル | ||
サッリは、トラーニ出身のナポリ楽派に属するイタリアの作曲家。1703年、24歳の時にナポリの宮廷楽長の職に応募するも、競争が激しかったため就任ならなかったが、その翌年に副楽長の職を得る。しかし、戦争のためにその職を解任されたため、オペラ作曲家に転身、精力的に作品を発表し、この分野で大成功を収める。1725年には、宮廷の副楽長に復帰するとともに、1728年からはナポリ大聖堂の楽長も兼任することとなった。1737年からはナポリ宮廷の楽長に就任したが、その翌年に、当時のナポリ王カルロス3世と結婚したマリア・アマリア・フォン・ザクセンが、教会音楽に高い関心を抱いていたため、作曲家たちは数多くの宗教曲を作曲する必要があった。このミサ曲のスコアはドレスデン、ザクセン州の図書館に保存されていた物。 | ||
ヘルツォーゲンベルク:無伴奏合唱作品集 6つの歌曲 Op.10/7つの歌 Op.57/詩編第116番 Op.34/ 感謝祭に寄せて(典礼のための歌第5部)Op.99/4つのコラール・モテットOp.102 ヘルマン・マックス指揮ライン聖歌隊 | ||
若い頃はピアニストとして活躍していたヘルツォーゲンベルク、その作品も室内楽がほとんどだったが、親しい友人の音楽学者フィリップ・シュピッタの影響を受けて、次第に合唱作品へも関心が向くようになった。シュピッタは彼に様々なアドバイスを与え、多くのテキストも紹介した(フィリップの弟フリードヒリも、ヘルツォーゲンベルクにオラトリオの台本を提供している)。 | ||
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):ナポリのクリスマス音楽集 Vol.2 パストラーレ「Cito Pastores」/ラウダーテ・プエリ「breve-detto il Grottesco」/ 2声のリタニー、キリエ-グローリア・ミサ「In Afflictionis tempore」 マリア・ピッチニーニ、クリスティーナ・クェーネ(S) ウルズラ・エッティンガー(Ms) アルベルト・テー・ドエス(Vo) ティーロ・ダールマン(B−Br) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
Vol.1:777 571-2。 | ||
ブルックナー:交響曲集 Vol.3 交響曲第2番 ハ短調(1877) |
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮 ノーザン・シンフォニア | |
ヴェンツァーゴのブルックナー・ツィクルス第3弾。「曲のスケールに合わせてオーケストラを選択する」当シリーズで、今回ヴェンツァーゴは、1958年に創立されたイギリス・イングランド北部の室内オーケストラで、I.フィッシャー、R.ヒコックス、H.シフらが歴代の指揮を務め、現在はヴァイオリニストのトーマス・ツェトマイアーが音楽監督を務めているノーザン・シンフォニアと共演。 | ||
レーガー: ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101 / 独奏ヴァイオリンと管弦楽のための 「アリア」Op.103a,3(組曲 イ短調より) |
ウルフ・ヴァリーン(Vn) ウルフ・シルマー指揮 ミュンヘン放送o. | |
フェルディナント・リース(1784-1838):オラトリオ「信仰の勝利」 Op.157
クリスティアーネ・リボー(S) ヴィープケ・レームクール(A) マルクス・シェーファー(T) マルクス・フライク(Br) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
ロゼッティ&モーツァルト:ファゴット協奏曲集(ロゼッティ:ファゴット協奏曲集 Vol.2〔完結編〕) アントニオ・ロゼッティ〔フランティシェク・アントニーン・レスレル〕(1750-1792): 3つのファゴット協奏曲〔 Murray C72 / Murray C68 / Murray C67 〕 モーツァルト(1756-1791):ファゴット協奏曲 変ロ長調 K 191,186e エッカルト・ヒュープナー(Fg)指揮マンハイム・プファルツ選帝候室内o. | ||
2002年にロゼッティの協奏曲を4曲録音していた(999 936-2)ヒュープナーが、オケを変えて残りの3曲を録音し、全集を完成。今回は同世代にあたるモーツァルトの協奏曲をカップリング。 | ||
フェリクス・ヴォイルシュ(1860-1944): 「ハムレット」序曲 Op.56/交響曲第2番 Op.60 |
トーマス・ドルシュ指揮 オルデンブルク州立o. | |
ルイ・シュポア(1784-1838): 交響曲第4番 ヘ長調「音の浄化」 Op.86 (1834) / 交響曲第5番 ハ短調 Op.102 (1837)/ カール・バーンバウムの劇「船乗り」への序曲 WoO..7 |
ハワード・グリフィス指揮 ハノーファー北ドイツ放送po. | |
録音:2010年。 | ||
J.シュトラウス II:喜歌劇「メトゥザレムの王子」(全3幕)
ヤーナ・フライ、ジェシカ・グラッテ(S) フランク・エルンスト(T) ゲルト・ヴィーマー(Br) エルマー・アンドリー(B-Br) フランク・オベリューバー(T)他 エルンスト・タイス指揮ドレスデン州立オペレッタo.&cho. | ||
CPOが復活させる、ヨハン・シュトラウスの知られざるオペレッタ3作目。元々、既に完成していた「こうもり」フランス語版の後にパリでの上演を目論んで書かれたものだが、契約が成されなかったためウィーンで上演、うるさ方の評論家ハンスリックでさえも大絶賛すると言う大当たりとなった。 | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):世俗カンタータ集 ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のためのカンタータ「オリンピア」/ ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のためのカンタータ「アリアンナ」/ ソプラノ、トランペット、弦楽合奏と通奏低音のためのカンタータ「テブロ川のほとりで」 アドリアーナ・フェルナンデス(S) ガブリエーレ・カッソーネ(Tp) マルチェッロ・ディ・リーザ指揮コンチェルト・ド・カヴァリエーリ | ||
ショスタコーヴィチ(1906-1975): 付随音楽「ハムレット」組曲 Op.32a (1932; オリジナル版)/ ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35 /ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102 ヴァレンティーナ・イゴシナ(P) トーマス・ハンメス(Tp) ラヴァー・スコウ=ラーセン指揮ドイツ室内アカデミー・ノイス | ||
オルランドゥス・ラッスス(1532-1694): 恵み深き創り主よ(5声)/すべての者の救い主なるキリストよ(5声)/見よ、王の御旗は進む(6声)/ 小羊の聖餐を準備し(4声)/おお、救い主なるいけにえよ(5声)/めでたし海の星(4声)/ われらがあがない主イエス(6声)/来たれ、救い主なる聖霊よ5声&(6声)/ 非道なる敵ヘロデよ(5声)/イエスよ、乙女らの花冠(6声)/輝く実り多き創り主5声 ジンクフォニカー | ||
テレマン(1681-1767):ルカ受難曲 TVWV5:13 (1728)
ヴォルフガンク・クローゼ、マルクス・ウルマン(T) クリスティアン・ヒルツ、 レイモンド・スポーギス(Br) ティロ・ダールマン(B-Br) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
少なくとも11作あるというテレマンの「ルカ受難曲」。当盤の作は、マグデブルクで開催されたテレマン50歳記念の「テレマン祭」で演奏されたものだという。 | ||
ヴィルヘルム・ゲオルグ・ベルゲル(1929-1993): ヴィオラ協奏曲 Op.12 /交響曲第4番 Op.30 |
ニルス・メンケマイヤー(Va) ホリア・アンドレースク指揮 ベルリン放送so. | |
Wilhelm Georg Berger はルーマニアの作曲家・音楽学者・ヴィオラ奏者(ミドルネームが無い以外全く同一の綴りを持つヴィルヘルム・ベルガー [Wilhelm Berger] (1861-1911) はアメリカ生まれのドイツ人作曲家で、おそらく両者に血縁関係はない)。1958年まではブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィル等でヴィオラ奏者として活躍していた。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「無口な女」
フランツ・ハヴラータ(B) モニカ・シュトラウベ(A) アンドレアス・キンドゥシュフ(Br) ベルンハルト・ベルヒトルト(T) ユリア・バウアー、グィビー・ヤン(S) ティナ・ペンティネン(Ms) マティアス・ヴィンター(Br) コウタ・レーゼンネン、マルティン・ゲブラー(B)他 フランク・ベールマン指揮ローベルト・シューマンpo.、ケムニッツ歌劇場cho. | ||
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):交響曲集 〔第1番 ト短調 Op.32 /第3番 ハ短調「ミリアム」Op.54 〕 ヘルマン・ボイマー指揮マインツ州立po. | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」〔ドレスデン版(管楽付き)〕
フェデリコ・グリエルモ(独奏Vn)指揮ラルテ・デラルコ | ||
LPヴァージン・ビニール, 180g 重量盤。 #当盤はLPです。ご注意下さい。CDプレーヤーで再生可能なアイテムはSACD 盤 : 777 037-2になります。 | ||
777 763-2 廃盤 |
ジャック・アルカデルト(1507-1568):宗教作品集
マイノルフ・ブルーザー指揮ジョスカン・カペラ | |
ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749): ドレスデンとブリュッセルの9つの描写 エポカ・バロック [アレッサンドロ・ピケ(Ob) トーマス・ミュラー(Hr) ヴァイト・シュルツ(Fg) ヴェレナ・シェーネヴェック(Vn) ミヒャエル・ベリンガー(Cemb)] | ||
シュテルツェルの作品の録音は声楽、オルガン&トランペットといった物が多いが、珍しい室内楽作品集が登場。 | ||
クルト・ヴァイル(1900-1950): 子供のためのパントマイム「魔法の夜」(1922) |
アニア・ヴェークリー(S) アルテ・アンサンブル | |
オリジナル全曲版による世界初録音。ヴァイル初の劇場用作品で、当時の予算制限から9人編成の器楽伴奏による。2006年に出版社の金庫からスコアが再発見されるまで、ヴァイル自身による4曲の管弦楽編曲版組曲「クォドリベット」Op.9しか残っていないと考えられていた。 | ||
アダルベルト・ギロヴェッツ(1763-1850): 弦楽四重奏曲集〔 Op.13 No.1 / Op.29 No.1 / Op.29 No.2 〕 |
ケルン・プレイエル SQ | |
静かなる声〜オーストリアのクリスマス・キャロル 日は遠くに傾いて/ Uba die Stapflan /おお、神聖なる聖餐よ/汝、おお主よ、私は信頼している/ マルティーニのヨーデル/ Valassn /とてもゆっくり/ Da unten im Tale /夜に…墓と月/ Marija pomagaj / めでたし天の女王/カリタス/ Is schon stilluman See /イエス・キリストはわが願/ I bedank mi fur die Hirbig / Muas wohl furtaus meina Kammer シュニットプンクトヴォーカル男声アンサンブル ヴォルフガンク・プシュニッヒ(Sax) マルコ・タマヨ(G) | ||
伝統的なドイツ語とスロベニア語を駆使しケルンテン州の教会で歌う男声カルテットに、彼らの友人であるギタリストとサックス奏者が加わったアルバム。ボーナスCDに収録されているのはケルンテン伝統のクリスマス・ソング集。 #2013年2月入荷予定。 | ||
アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933): 弦楽四重奏曲集〔ニ長調 Op.67 /変ロ長調 Op.83 〕 |
ラインホルトSQ | |
発売:2012年。フェリックス・メンデルスゾーンの「はとこ」(フェリックスの父の弟の孫)にあたり、ボンで教会オルガニストや聖歌隊指揮者として活躍、その後はビーレフェルトやダルムシュタットの教会で音楽監督を務め、伝統の作曲技法を重視、教会との深い関わりから宗教作品を数多く残しているアルノルト。ヒンデミットの師でもあるが、作品はナチスによって相当数が焼却されてしまったようで、そのためか長らく忘れられていたが、ようやく宗教的合唱作品集(HANSSLER, 93-293/2012年発売)や、当・晩年の弦楽四重奏曲集のようなまとまった録音がなされるようになって来た。 | ||
トゥール・アウリン(1866-1914): 4つのスウェーデン舞曲 Op.32 /ゴットランド島からの3つの舞曲 Op.28 /紳士オロフ Op.22 ニクラス・ヴィレーン指揮ケルン放送o. | ||
バルトーク: 交響詩「コシュート」Sz.21/ 管弦楽のための協奏曲 Sz.116 /ルーマニア民謡舞曲集 |
コルネリウス・マイスター指揮 ウィーン放送so. | |
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):交響曲全集(単売のBOX化) 交響曲第1番 Op.12/交響曲第4番 WoO.38/歌劇「グートルン」序曲〔999 746-2〕/ 交響曲第2番 Op.25/セレナーデ Op.49〔999 719-2〕/ 交響曲第3番「悲劇的交響曲」 Op.40/葬送行進曲 Op.79〔999 581-2〕 イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮ハノーファー北ドイツ放送po. | ||
当盤のようにBOX化された場合、単売は廃盤となりますのでお早めに。 | ||
ドイツの教会音楽と讃美歌集〜シャイン、ハーギウス、プレトリウス、エッカルト、 ブック、ヴルピウス、ブルマイスター、クリューガー、シュッツ、他の作品 Mir nach, spricht Christus, unser Held / Hebt ewer heupt ihr pforten all / O Lamm Gottes, unschuldig / Christe, du Lamm Gottes (2種)/ O Haupt voll Blut und Wunden / Christ ist erstanden (2種)/ Gelobt sei Gott im höchsten Thron / Komm, Heiliger Geist, Herre Gott / Allein Gott in der Höh sei Ehr / Mit Ernst, o Menschenkinder / Wachet auf, ruft uns die Stimme / Es kommt ein Schiff geladen / Wie schön leuchtet der Morgenstern / Ich steh an deiner Krippen hier / Wohl denen, die da leben / Mein Hirt ist Gott der Herr / Christus, der ist mein Leben / Mitten wir im Leben sind / Aus tiefer Not schrei ich zu dir / O Welt ich muss dich lassen / Hinunter ist der Sonne Schein / Die hell Sonn leuchtet jtzt herfür スティンムヴェルク(アンサンブル)&ゲスト | ||
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):復活祭オラトリオ Graun WV BV: IX 21, 20, 16, 10
ニーナ・コウフォヒリストウ、ダグマール・サスコヴァー(S) ヤン・コボウ(T) アンドレアス・ヴォルフ(B−Br) マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー | ||
4曲のカンタータからなるオラトリオ。 | ||
The Sound of Weimar Vol.6 〜リスト/フランツ・ドップラー編曲: ハンガリー狂詩曲〔第1番−第6番〕(管弦楽版) マルティン・ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミーo. | ||
ピリオド楽器使用。NCA レーベルへリストの交響詩集を録音していたこのコンビによる CPO への同シリーズ移籍&初音盤。 この作品の録音自体は少なくないが、ピリオド楽器によるものは珍しいはず。 | ||
再びおいで! ダウランドの旅〜ジョン・ダウランドと同世代の作曲家の音楽&レセプション ジョン・ダウランド、ザムエル・シャイト、ルイ・デ・マイス、ウィリアム・ブレード、オルランドゥス・ラッスス、 ヨハン・ソマー、ヨハン・ショップ、ヨハン・リスト、ガブリエル・フォークトレンダー、 メルヒオール・ボルヒグレヴィンク、ヤーコプ・プレトリウス、D.J.&ミヒャエル・プレトリウスの作品 ヤン・コボウ(T) ジモーネ・エッケルト指揮ハンブルク・ラツムジーク | ||
ワーグナー(1813-1883):ピアノ・ソナタ&歌曲集 ピアノ・ソナタ〔イ長調 Op.4 WWV26 (1832) /変ロ長調 Op.1 WWV21 (1831) 〕/ ゲーテのファウストのための7つの歌 Op.5 WWV15 マウロ・ペーター(T) ペーター・シェーネ(B) トビアス・コッホ(P)指揮ミュンヘン音楽・演劇大学男性二重マドリガルcho. | ||
ゴットルフ城における音楽 Vol.1 〜 アウグスティン・フレーガー(1635-1686):宗教的カンタータ集 聖霊降臨の時来る(第1のペンテコステの日)/愛の精神に目をむけよ(第2のペンテコステの日)/誉めたたえよ(詩編112)/ 私は喜ぶ(詩編121)/神を讃えよ(詩編116)/患難に呼び出され(受難コンチェルト)/私を憐れんで(4.三位一体の日曜日)/ 本日は天上の神の日(20.三位一体の日曜日)/神は王国を建てられた(5.公現祭の日曜日)/ バビロンの川により(詩編 136番)/万軍の主はわれらとともに(詩編 45番)/私はよき羊飼い(神の憐みの日曜日) マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーゼル=ルネサンス | ||
ドイツのシュレースヴィヒにあるゴットルフ城〔ドイツ語 [Gottorf] /低地ドイツ語&デンマーク語ではゴットルプ [Gottorp] 〕は、シュレースヴィヒ公国(1058-1866)およびホルシュタイン公国(1474-1866)を支配した貴族ホルシュタイン=ゴットルプ家の居城。シリーズ第1弾は、ゴットルフ城教会の音楽監督を務めたフレーガーの宗教的カンタータ集。 | ||
ローレンツ・クリストフ・ミツラー(1711-1778):20の歌曲と頌歌集 あなたが恋におちる時/満足/不運な恋/自己満足/高貴なる自由の称賛/彼は慎重に愛したかった/ 音楽の賛美/短くも祝福された人生の運/静けさ/中庸/彫刻/良き友、最高の喜び/静寂と希望/ 失恋/マルギス/コエレスティヌム/樹皮/彼はいつの日か/ときに、彼は愛したのか クラウス・メルテンス(Br) ジビッラ・ルーベンス(S) ルドルフ・ルッツ(Cemb) マヤ・アムライン(Vc) | ||
J.S.バッハの弟子ミツラーは、哲学者、作家、内科医、出版者、書籍商、音楽学者・理論家と多彩な才能を発揮、ライプツィヒ大学の教授も務めたと言う。 | ||
J.S.バッハ:モテット集 BWV.225-230, BWV.Anh 159(全曲) 〔主に向かって新しい歌を歌え BWV.225 /精霊はわれらの弱きを助けたもう BWV.226 /イエス、わが喜び BWV.227 / 恐れることなかれ、われ汝とともにあり BWV.228 /来たれ、イエスよ、来たれ BWV.229 / 主をたたえよ、全ての異教徒よ BWV.230 /われを祝福せずば、汝を放さず BWV.Anh 159 〕 ヘルマン・マックス指揮ライン聖歌隊 | ||
ルイ・シュポア:ヴァイオリン協奏曲全集(追加&新装BOX) 〔第2番/第5番(999 067-2)/第3番/第6番/イ長調(999 145-2)/第4番/第11番(999 196-2)/ 第7番/第9番/第10番(999 232-2)/第8番/第12番/第13番(999 187-2)/第1番/第14番/第15番(999 403-2)/ WoO.9 / WoO.10 /協奏曲楽章 WoO.16 /ポプリ Op.23 (999 798-2)〕/ 2台のヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルタンテ〔第1番 Op.48 (*) /第2番 Op.88 (*)〕/ 大ポロネーズ Op.40 /ポプリ Op.59 (999 751-2) ウルフ・ヘルシャー(Vn) グンヒルト・ヘルシャー(Vn;*) クリスティアン・フレーリヒ指揮ベルリン放送so. | ||
単売品番:上記(ただし、既に999 700-2番台の2点を除き廃盤)。前出:999 657-2(6CDs/廃盤)に 999 700-2 番台の2点を加えた新BOX。 | ||
テオドール・グヴィ(1819-1898):劇的オラトリオ「コロノスのオイディプス」
クリスタ・ラツェンベック(Ms) ヴィンツェンツ・ハープ(Br) スティーヴン・ロバーツ、ヨゼフ・コーンウェル(T) ジョアシャン・フォンテーヌ指揮ラ・グランド・ソシエテpo.&cho.、ザールルイ聖歌隊 | ||
世界初録音。劇的カンタータ「トーリードのイフィジェニー」(777 504-2)に続く、同団体によるグヴィの大規模声楽作品第2弾。指揮の Joachim Fontaine はフランス風の綴りであるため上記ではそのようにカナ表記したが、公式サイト (http://web.joachimfontaine.de/) はドイツのドメインで、ドイツ風に「ヨアヒム・フォンタイン」等とした方が良いかもしれない。なお国内代理店記載には『ラ・グラン・ソサエテ・フィルハーモニク』『サールロワ』等という珍妙な表記があるが、ドイツの都市ザールルイ [Saarlouis] はフランス語ではサールルイ [Sarrelouis] であり、そもそも "louis" はフランス語でも「ロワ」とは読まない。 | ||
スッペ(1819-1895):レクイエム・オラトリオ「最後の審判」(1855)
マルガレータ・クロブチャール(S) シャミリア・カイザー(A) タイラン・ラインハルト(T) ヴィルフレート・ツェリンカ(B) アドリアーノ・マルティニョッリ・ダルシー指揮グラーツpo.、グラーツ歌劇場cho. | ||
このレクイエム・オラトリオは、彼をウィーンへと招いたヨーゼフシュタット劇場の監督フランツ・ポコルニーの追悼作。ブラームスから絶賛されたという。作品の内、前奏曲のスコアが行方不明になっていたが、最近トリエステで発見され、それを使用した録音のようだ。 | ||
ヒンデミット: 弦楽四重奏曲第1番/第5番 |
ソナーレSQ | |
デッサウ:弦楽四重奏曲全集 第1番−第7番 |
新ライプツィヒSQ | |
ジークフリート・ヴァーグナー:序曲全集 Vol.1 | ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: 聖書の物語によるオラトリオ |
イザベル・リピッツ(S) アンネマリー・ フィシャー=クンツ(A) 波多野ひとし(T) トーマス・トマシュケ(B) エルケ・マッシャ・ ブランケンブルク指揮 ケルン・クレンデo.&cho. | |
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: 歌曲集 Op.1/ Op.7/ Op.9/ Op.10 |
イザベル・リピッツ(S) バルバラ・ヘラー(P) | |
999 012-2 廃盤 |
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: 「庭の歌」[第1番−第17番] |
エディナ・ロイエ(S) ガブリエーレ・ペータース(Ms) ヘルリント・ヴァルテンブルク (A) イェルク・ハンネス・クーン(T) フロリアン・ギエルツーフ(B) エルカ・マッシャ・ ブランケンブルク指揮 レオナルダ=アンサンブル・ ケルン |
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: ピアノ作品集 Vol.1 「四季」(一年) |
リアナ・セルベスク(P) | |
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: ピアノ作品集 Vol.2 ロマンス Op.8 Nos.3, 4 / ソナタ〔ハ短調/ト短調〕/ソナタ楽章 ホ長調 |
リアナ・セルベスク(P) | |
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39 | フォルカー・バンフィールト(P) ルッツ・ヘルビヒ指揮 バイエルン放送so.&cho. | |
アルマ・マーラー=ヴェルフェル:歌曲全集 | イザベル・リピッツ(S) バルバラ・ヘラー(P) | |
カルク=エーレルト:オルガン作品集 Vol.1-4 | ヴォルフガング・ シュトックマイアー(Org) | |
モニューシコ:歌劇「ハルカ」 | バルバラ・ラゴジャンカ(S) リシャルダ・ラチェヴィチ(Ms) ヴィエスワウ・オフマン(T) アンジェイ・ヒオルスキ(Br) イェジー・オスタピウク(B) ロベルト・サタノフスキ指揮 ワルシャワ大劇場o.&cho. | |
ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲集 〔第1番/第3番/第4番/第5番〕 |
ウィーン・ フランツ・シューベルトSQ | |
ペッピング:オルガン作品集 | ヴォルフガング・ シュトックマイアー(Org) | |
ラインベルガー:オルガン曲集 Vol.1 性格的曲集 Op.156/フゲッタ集 Op.123 Nos.1-6 |
ヴォルフガング・ シュトックマイアー(Org) | |
ラインベルガー:オルガン曲集 Vol.2 フゲッタ集 Op.123 Nos.7-12/瞑想曲集 Op.167 |
ヴォルフガング・ シュトックマイアー(Org) | |
999 045-2 廃盤 |
プフィツナー:ピアノ協奏曲 Op.31 | フォルカー・バンフィールト(P) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮ミュンヘンpo. |
999 047-2 廃盤 |
ユン:「わが祖国、わが民衆」/模範 | キム・ミュンシル(S) キム・ヨンゴク(A) パク・スンチャイ(T) ハン・ヨンイン(B) キム・ビュンファ指揮 朝鮮民主主義人民共和国 国立so.&cho. |
4枚セットの「交響曲全集&管弦楽作品集」(999 165-2)で再発売されています。 | ||
ボワモルティエ:リコーダーまたはフルートと通奏低音のための組曲 Op.36 Nos.1-6
ベルンハルト・ベーム(Rec/Fl) ユルゲン・ヒュプシャー(リュート/G) アヒム・ヴァイゲル(Vg) | ||
リーム:歌曲集 | リチャード・ソルター(Br) ベルンハルト・ヴァンバッハ(P) フランツ・ラング、 マルティン・ローゼンタール (Perc) | |
リーム: 3つの弦楽器のための音楽 |
アンサンブル13 | |
999 054-2 廃盤 |
ケクラン:ピアノ作品集 田舎の古い家/半音階的夜想曲/風景と海景 |
デボラ・リチャーズ(P) |
ヴォルペ:ピアノ作品集 戦いの曲/シャコンヌ形式の舞曲/Displaced Spakes/ フォームIV/歌/性格的行進曲集〜第1番/パッサカリア/ ラグ・カプリス/停止している音楽/タンゴ/トッカータ |
ジェフリー・ ダグラス・マッジ(P) | |
リスト:ファウスト交響曲(2台ピアノ版) | トーマス・ヒツルベルガー、 ゲオルク・シュッツ(P) | |
バッハ:フーガの技法 (サクソフォン四重奏版、即興入り) |
ベルリン・サクソフォンSQ | |
グラナドス: スペイン舞曲集 Op.37(ギター三重奏版) |
ヴュルツブルク・ギター・トリオ | |
オンスロウ:弦楽四重奏曲集 〔Op.9 Nos.1/ Op.9 No.3/ Op.47〕 |
マンデルリングSQ | |
A.ライヒャ:ファゴットのための作品集 ファゴット五重奏曲 変ロ長調/ ファゴット・ソナタ 変ロ長調 ファゴットと弦楽四重奏のための変奏曲 |
エッカルト・ヒュプナー(Fg) インゲ=スーザン・ レムフェルト(P) ノモスSQ | |
ロゼッティ(レスレル):オーボエ協奏曲集 [ヘ長調 M.C28/ハ長調 M.C31/ニ長調 M.C33] |
ラヨシュ・レンチェス(Ob) ボフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
録音:1990年9月。 | ||
ロッシーニ:初期管弦楽作品集 大序曲/歌劇「結婚手形」序曲/ 歌劇「幸福な錯覚」序曲/歌劇「成り行き泥棒」序曲/ 歌劇「試金石」序曲/歌劇「ブルスキーノ氏」序曲/ シンフォニア・アル・コンヴェンテッロ/ ボローニャのシンフォニア/オデンセのシンフォニア |
アラン・フランシス指揮 ボーツェン・ハイドンso. | |
グバイドゥーリナ: 弦楽四重奏曲第1番/第2番/第3番 弦楽三重奏曲 |
デーンSQ | |
999 066-2 廃盤 |
ミヨー:交響曲第5番/第6番 | アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so. |
分売は廃盤ですが、「交響曲全集」BOX化されて再発されています(999 656-2)。 | ||
999 067-2 廃盤 |
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第2番/第5番 | ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
エネスコ: 弦楽四重奏曲 Op.22 No.1/ No.2 |
アテネウム=エネスクSQ | |
レーガー:弦楽四重奏曲全集 第1番−第6番 |
ベルリンSQ | |
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 Op.58 Nos.1-6 | アンサンブル・ ザ・レヴォルーショナリー・ ドローイング・ルーム | |
アイスラー:管弦楽作品集 室内交響曲 Op.69/小交響曲 Op.29/ ある喜劇のための序曲/ 3つの管弦楽小品/5つの管弦楽小品 |
マティアス・フスマン指揮 マグデブルクpo. | |
プフィツナー: 弦楽四重奏曲第1番/第3番 |
ウィーン・F.シューベルトSQ | |
フォルクマン:歌曲集 Op.2 Nos.2-5/ Op.13/ Op.16/ Op.32 No.2/ Op.46/ Op.52/ Op.66/ Op.72/夢見る湖 |
イヴィ・イェニケ(Ms) ニコレ・ヴィンター(P) | |
レーガー:ピアノ作品集 幻想的小品/ユモレスク/即興曲 Op.18 |
デイヴィッド・レヴィン(P) | |
999 075-2 廃盤 |
ユン:室内楽作品集 弦楽四重奏曲第3番/第4番 コンチェルティーノ 1983/Tapis |
御喜美江(アコーディオン) レジーネ・ボルマン(Cb) ノモスSQ |
H.ゲッツ: 「反抗的な調教」序曲 ヴァイオリン協奏曲 Op.22 交響曲 Op.9 |
ゴットフリート・シュナイダー (Vn) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ハノーファーNDRラジオpo. | |
ヒンデミット: ピアノ協奏曲(1945) 4つの気質(1940) |
ジークフリート・マウザー(P) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フランクフルト放送so. | |
プフィツナー: ヴァイオリン協奏曲/二重奏曲 Op.43/スケルツォ |
サシュコ・ガヴリーロフ(Vn) ユリウス・ベルガー(Vc) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮バンベルクso. | |
プフィツナー: ソルハウクの祭/交響曲 Op.44/交響曲 Op.46 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮バンベルクso. | |
シュターミツ:管楽合奏のためのシンフォニア集 八重奏曲変ホ長調/変ロ長調/変ロ長調 パルティータ:変ホ長調/変ロ長調 |
コンソルティウム・クラシクム | |
バロックのプログラム音楽 アーレ:Unstrut. Nachtigall / ハースト:大嵐 ケンピス:交響曲 Op.2 No.4 レオポルド・モーツァルト: Frosch-Parthia シュメルツァー:ソナタ第2番「かっこう」 ウッチェリーニ:めんどりとかっこうの結婚 G.ヴェルナー:楽器による音楽カレンダー〜抜粋 |
ガボール・アンタルフィ(Cemb) ライン・バッハ・コレギウム | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.1 G.490/ G.491 /G.523 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・ カンマーアカデミー・ノイス | |
ペッテション:交響曲第8番 | トマス・ザンデルリング指揮 ベルリン放送so. | |
H.ゲッツ:室内楽作品集 ピアノ四重奏曲 Op.6 五重奏曲 Op.16 ソナタ Op.17 小品 Op.2 ピアノ三重奏曲 Op.1 |
ハンス・マイレ(Vn) ロイス・ランツフェルク(Va) アカハシ・アキラ(Cb) ホルスト・ゲーベル、 カウロ・コンノ(P) ベルリン・ゲーベル・トリオ | |
ウルマン: ピアノ・ソナタ第5番−第7番 |
グレゴール・ヴァイヒェルト(P) | |
999 088-2 廃盤 |
カバザ・パーカッション・クァルテット Vol.1 ブロトマン:ヘルマンへのあいさつ / ハイダー:ギャラリー B.フンメル:フレスコ画 '70 / オアナ:コレオグラフィ練習曲 ライヒ:木片のための音楽 カバザ・パーカッション・クァルテット | |
ラインベルガー:オルガン曲集 Vol.3 さまざまな曲集 Op.174 |
ヴォルフガング・ シュトックマイアー(Org) | |
ヴォルペ: 四重奏曲(1955) カンタータ 弦楽四重奏曲 |
レスリー・ボリンガー(S) コルネリア・カリッシュ、 ウルリケ・ カンプス=パウルセン(Ms) ユルゲン・クスマウル指揮 ローベルト・シューマンco. ライプツィヒ・ハンス・ アイスラー新音楽グループ シレジアSQ | |
メンデルスゾーン:男声合唱作品集 男声合唱のための歌集 〔Ops.50, 75, 120〕/モテット Op.115/無定見の代償/ 狩人の歌/愛と希望/酔っぱらい讃/ワイン讃/夜の歌/いったいどこから来るのか ジングフォニカー | ||
シュポア:序曲集 〔錬金術師/アルルーナ/山の精/ファウスト〕 |
クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. | |
ハイドン:ディヴェルティメント(バリトン三重奏曲)集 Hob.11 Nos.5/ 96/ 97/ 113 |
ゲリンガス・バリトン・トリオ | |
ペッテション:交響曲第15番 ルジチカ:・・・祝福された者、呪われた者 |
ペテル・ルジチカ指揮 ベルリン・ドイツso. | |
ブロッホ: 合奏協奏曲/コンチェルティーノ(1950)/エピソード |
アグニェシュカ・ドゥチマル指揮 ポズナン・アマデウスco. | |
H.ゲッツ: ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番 |
フォルカー・バンフィールト(P) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ハノーファーNDRラジオpo. | |
C.P.E.バッハ: チェンバロ・ソナタ第1番−第6番 Wq55-59,61 |
ガボール・アンタルフィ(Cemb) | |
999 102-2 廃盤 |
ラッヘンマン:室内楽作品集 | ミヒャエル・バッハ(Vc) ダヴィート・スマイヤーズ(Cl) ベルンハルト・ヴァンバッハ(P) |
モーツァルト: 歌劇「カイロのがちょう」(未完成) 歌劇「だまされた花婿」(未完成) Chi sa / Dite almeno |
ソリストたち ハンス・ロートマン指揮 アントヴェルペン・ トランスパラント室内歌劇場o. | |
シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ(1624)〜抜粋 | ヴォルフガング・シュトックマイアー (Org) | |
2台のピアノのための作品集 ラフ:シャコンヌ Op.150 / ラインベルガー:二重奏曲 Op.15 ライネッケ:アンダンテと変奏曲 Op.6/美しいグリセリディス/即興曲 Op.66 トーマス・ヒツルベルガー、ゲオルク・シュッツ(P) | ||
ホフマイスター:管楽合奏のためのセレナード集 ディヴェルティメント 変ロ長調/ パルティア〔ニ短調/変ホ長調/変ロ長調〕 |
コンソルティウム・クラシクム | |
ハイドン:メヌエット集 Hob.9:16 Nos.1-24 | ペーター・グート指揮 カペラ・イストロポリターナ・ ブラティスラヴァ | |
テレマン:ラテン語のマニフィカト/オラトリオ「歓喜の声あげ喜び歌え」
ミーケ・ファン・デル・スレイス(S) グレアム・プシー(CT) ヴィルフリート・ヨッヘンス(T) フィリップ・ラングショー(Br) ハリー・ファン・デル・カンプ(B) ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮ブレーメン・バロックo.、アルスフェルト声楽Ens. | ||
カイザー:音楽劇「狂暴なマサニエッロ」 | ドロテア・レシュマン、 バルバラ・シュリック(S) デイヴィッド・コーディア(CT) ヴィルフリート・ヨッヘンス、 ハイン・メーンス(T) イェレ・ドライアー(Br) ミヒャエル・ショッパー(B-Br) ハリー・ファン・デル・カンプ (B) トーマス・アルベルト指揮 フィオリ・ムジカーリ・ ブレーメン ブレーメン・フォルム・フュア・ アルテ・ムジークcho. | |
ヘルシュキー:室内楽作品集 吊り橋(弦楽四重奏のための) 吊り橋(二重弦楽四重奏のための) Horfenster for Piano; F.Liszt オオカミを追い返せ |
ゲオルク・フリードリヒ・ シェンク(P) ノモスSQ、 ペレグリーニSQ デン・ハーグ・ パーカッション・グループ | |
モニューシュコ:序曲集 〔おとぎ話/いかだ乗り/ハルカ/伯爵夫人/ ヤヴヌタ/パリア/ヴェルブム・ノビレ〕 |
ロベルト・サタノフスキ指揮 ビドゴシュツ・ポモルスカpo. | |
999 114-2 廃盤 |
ミヨー: アスペン・セレナード Op.361 スタンドード・セレナード Op.430 組曲「ヤコブの夢」 Op.294 |
ラヨシュ・レンチェス(Ob) ギルベルト・ヴァルガ指揮 シュトゥットガルト放送so. シュトゥットガルト・ カンマーゾリステン |
999 116-2 廃盤 |
クラリネット・カウンターポインツ クロフォード=シーガー:ダイアフォニック組曲〜第3曲 / ヘスポス:黄色 ケクラン:牧歌 Op.115 / J.クレープス:...合流しわれらは存在を歌う クレル:2つの歌 / マデルナ:ディアロディア(2つのクラリネットのための) プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント ツェリンスキー=スマイヤース・クラリネット・デュオ | |
F.X.リヒター: フルート協奏曲ニ長調 フルート協奏曲ホ短調 オーボエ協奏曲ヘ長調 |
ロベルト・ドーン(Fl) ラヨシュ・レンチェス(Ob) ヴォフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
ユン:室内楽作品集 コントラスツ/デュオ(1984)/ Gagok/ノヴェレッテ/ソリ |
アンサンブル・ ラール・プル・アール | |
リーム:異国の情景I−III | ラーフェンスブルク・ ベートーヴェン・トリオ | |
ドヴィエンヌ: ファゴット協奏曲〔第1番/第2番/第4番〕 モーツァルト:ファゴット協奏曲 K.Anh.230a |
エッカルト・ヒュープナー(Fg) ヴォフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
ハイドン:8つのノットゥルノ ディヴェルティメント Hob.2 Nos.25-32 |
ロベルト・ドーン(Fl) ラヨシュ・レンチェス(Ob) ヴォフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
ディッタースドルフ: 弦楽五重奏曲第3番/ト短調 弦楽四重奏曲第2番/第6番 |
ユリウス・ベルガー(Vc) ウィーン・F.シューベルトSQ | |
ボッケリーニ: 弦楽四重奏曲 Op.2 Nos.1-6 |
ソナーレSQ | |
ペッテション:交響曲第6番 | マンフレート・トロヤーン指揮 ベルリン・ドイツso. | |
999 125-2 廃盤 |
ユン:交響曲第1番/第3番 | 浮ヶ谷孝夫指揮 ポモジェpo. |
4枚セットの「交響曲全集&管弦楽作品集」(999 165-2)で再発売されています。 | ||
クララ・シューマン:歌曲集 歌曲集 Op.13/ Op.23/ Op.2 Nos.2,4,11 他 |
ガブリエーレ・フォンターナ(S) コンスタンツェ・アイクホルスト (P) | |
J.C.バッハ:序曲集 「インドのアレッサンドロ」〜シンフォニア/ 誕生日のためのカンタータ/ウティカのカントーネ/ ラ・ジュリア/鳥刺し〜序曲/ 序曲集 T 7,7 Nos.1,2,3,4 |
アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
クララ・シューマン:ピアノ作品集 つかの間の小品/性格的小品 Op.5 No.3/ ロマンス Op.21 No.1/スケルツィォ〔第1番/第2番〕/ ソワレ・ミュジカル/変奏曲 Op.20 |
コンスタンツェ・ アイクホルスト(P) | |
リーム:無き天空/無名 | マンフレート・ライヒェルト指揮 アサンブル13 | |
プフィツナー: チェロ協奏曲 Op.42/ Op.52/イ短調 Op.ph |
ダヴィート・ゲリンガス(Vc) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮バンベルクso. | |
プフィツナー: 交響曲 Op.36a/幻想曲 Op.56/悲歌と舞踊 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮バンベルクso. | |
バッハ作とされていたカンタータ集 第217番−第222番 |
ヨハンナ・コスロフスキー(S) カイ・ヴェッセル(CT) ハリー・ヘラールツ(T) フィリップ・ラングショー(B) ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 アンサンブル・シュタイントル・ バロック・ブレーメン アルスフェルト声楽Ens. | |
カルテリエーリ: 管楽八重奏のためのディヴェルティメント 〔第1番−第3番〕 |
ディーター・クレッカー指揮 コンソルティウム・クラシクム | |
クロンマー:クラリネット四重奏曲集 Op.21 Nos.1,2/ Op.69/ Op.82/ Op.83/変ロ長調 Op.ph |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
999 142-2 廃盤 |
ヒンデミット: ホルン協奏曲(1950) クラリネット協奏曲(1947) 管楽器、ハープと管弦楽のための協奏曲 トランペットとファゴットのための協奏曲 |
ブリギッテ・ゲーベル(語り) ヴァルター・ビュヒセル(Fl) リヴュ・ヴァルコル(Ob) ウルリヒ・メールハルト(Cl) マリー=ルイーゼ・ ノイネッカー(Hr) カーステン・ヴィルキニング(Fg) ラインホルト・フリードリヒ(Tp) シャルロット・カスダンヌ(Hp) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フランクフルト放送so. |
レーガー:管弦楽作品集 希望に/喜劇序曲/ロマンティック組曲/ セレナード Op.95/変奏曲とフーガ〔Ops.86, 132〕 |
マルガレーテ・ベンツェ(A) ヘルマン・シェルヘン指揮 北西ドイツpo. | |
999 145-2 廃盤 |
シュポア: ヴァイオリン協奏曲第3番/第6番/WoO 12 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
999 147-2 廃盤 |
ユン:交響曲第2番/第4番 | 浮ヶ谷孝夫指揮 ポモジェpo. |
999 148-2 廃盤 |
ユン:交響曲第5番 | リヒャルト・ザルター(Br) 浮ヶ谷孝夫指揮 ポモジェpo. |
以上2枚は、4枚セットの「交響曲全集&管弦楽作品集」(999 165-2)で再発売されています。 | ||
シュポア: ミサ Op.54 詩篇 Op.85 |
ユリアーネ・クラウス、 ベアーテ・ティム、 リカルダ・フォルプレヒト(S) クリスティアーネ・エルテル、 ドリス・ツッカー(A) マルティン・ペツォルト、 ゲオルク・タウベ(T) ヴォルフガング・デルシュ、 コンラート・ウルバン(B) ミヒャエル・グレーザー ディートリヒ・クノーテ指揮 ベルリン放送cho. | |
コルンゴルト:管弦楽作品集(Vol.1-4) ベイビー・セレナード Op.24/ピアノ協奏曲 Op.17 チェロ協奏曲 Op.37/演劇序曲/間奏曲/交響曲 Op.40 バレエ「スノーマン」〜前奏曲とセレナード シュトラウシアーナ/主題と変奏曲 Op.42 シンフォニエッタ Op.5/交響的セレナード Op.39 スルスム・コルダ/ Viel Lärm um nichts 〜組曲 |
ユリウス・ベルガー(Vc) スティーヴン・デ・グロート(P) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮北西ドイツpo. | |
フォルクマン(1815-1883):管弦楽作品集 チェロ協奏曲 Op.33(*)/序曲ハ長調 「リチャード3世」/交響曲 |
ヨハネス・ヴォールマッハー (Vc;*) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮北西ドイツpo. | |
プフィツナー: 暗黒の帝国 花の呪い 恵みの泉 |
イヴォンヌ・ ヴィートシュトリュク(S) イヴィ・ヤニッケ(A) ヤロン・ヴィントミュラー(Br) シグルト・ブルンス(Org) ロルフ・ロイター指揮 ベルリン放送so.&cho. | |
フォルクマン(1815-1883): セレナード第1番/第2番/第3番 ライネッケ:セレナード Op.242 |
カトリーヌ・トゥンネル(Vc) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー・ ノイス | |
ブゾーニ: 子守歌 Op.42/霊の踊りの歌/喜劇序曲/交響的夜想曲/ ロンド・アルレッキネスコ/ダンス・ワルツ |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 北ドイツ放送so. | |
ベートーヴェン:管楽器のための室内楽作品集 Vol.1 二重奏曲〔WoO.26/WoO.27 No.1〕/七重奏曲(管楽八重奏とコントラバスのための編曲版) コンソルティウム・クラシクム | ||
ドニゼッティ:4手ピアノ作品集 バッターリャ隊長/G.D.の神髄/ラルゲット/葬送行進曲 ポラッカ/交響曲ニ長調(1)/交響曲ニ長調(2)/普通のソナタ 4手のためのソナタ ハ長調(1/2/3)/ニ長調(1/2) 同ホ長調/変ホ長調/変ホ短調/ヘ長調(1)/ト長調/イ長調 同変ロ長調/ワルツト長調 |
ラリッサ・コンドラチェワ、 ラインハルト・シュミーデル(P) | |
グバイドゥーリナ: プロ・エ・コントラ/おとぎ話の挿絵 コンコルダンツァ(一致) |
ヨハネス・カリツケ、 ベルンハルト・クレー指揮 北ドイツ放送 ハノーファー・ラジオpo. | |
ユン・イサン(尹伊桑;1917-1995: 交響曲全集&管弦楽作品集 交響曲第1番/交響曲第3番/交響曲第2番/ 交響曲第4番「暗黒の中で歌う」/交響曲第5番/ わが祖国、わが民族(*)/光州記念の物語(*) |
リチャード・ ソルター(Br) 浮ヶ谷孝夫指揮 ポメラニアpo.(ビドゴーシチ) キム・ミュンシル(S;*) キム・ヨンゴク(A;*) パク・スンチャイ(T;*) ハン・ヨンイン(B;*) キム・ビュンファ指揮(*) 朝鮮民主主義人民共和国 国立so.&cho.(*) | |
既発4枚[999 125-2、999 147-2、999 148-2、999 047-2 (*)]をボックス・セット化。単売はすべて廃盤となっている。没して約7年、1980年代に次々と生み出された交響曲群は、社会派作曲家としての地位を確立した重要な作品。また第2番・第3番における東洋哲学への回帰、南北朝鮮民族統一を掲げた民族主義的カンタータなど、多彩な顔を見ることができるセット。 | ||
999 166-2 廃盤 |
ミヨー:交響曲第7番/第8番/第9番 | アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so. |
分売は廃盤ですが、「交響曲全集」BOX化されて再発されています(999 656-2)。 | ||
マイアベーア:祝典のための作品集 たいまつ舞曲集/祝典行進曲/行進曲風祝典序曲 歌劇「予言者」〜戴冠式行進曲 |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 北ドイツ放送 ハノーファー・ラジオpo. | |
ペッテション: ヴィオラ独奏のための幻想曲/オーボエ、クラリネットとファゴットのためのフーガ ホ長調/ 弦楽三重奏のための即興曲/ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲第1番/ ピアノのためのラメント ウルフ・ヘルシャー、ゼバスティアン・シュミット(Vn) ミヒャエル・シャイツバッハ(Va) フォルカー・バンフィールド(P) マンデルリングSQ A.シュヴァイツァー五重奏団団員 | ||
ドニゼッティ: 弦楽四重奏曲第7番/第8番/第9番 |
レヴォリューショナリー・ ドローイング・ルーム | |
サリヴァン: 帝国行進曲/イン・メモリアム/アイルランド交響曲/ 「ヴィクトリアとメリー・イングランド」 〜バレエ組曲第1番 |
リンデン・ハリス(Ob) オーウェン・ アーウェル・ヒューズ指揮 BBC コンサートo. | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.2 Op.12 Nos.1-3 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.3 Op.12 Nos.4-6 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.4 Op.21 Nos.1-5 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.5 Op.21 No.6/ Op.35 Nos.1-3 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.6 Op.35 Nos.4-6/ Op.37 No.1 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.7 Op.37 Nos.3,4/ G.519 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ボッケリーニ:交響曲集 Vol.8 G.500/ G.520/ G.522 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
M.ハイドン:交響曲 P.21-23/P.42 | ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
ダンツィ:管楽五重奏曲 〔Op.56 No.1/ Op.67 No.3/ Op.68 No.2〕 |
A.シュヴァイツァー 五重奏団 | |
ハイドン:5つのリラ協奏曲 Hob.7h:1-5 | ロバート・ドーン(Fl) ラヨス・レンチェス(Ob) ボフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
999 183-2 廃盤 |
リャトシンスキー(1895-1968):交響曲第4番/第5番 | ローラント・バーダー指揮 クラクフpo. |
999 184-2 廃盤 |
ユン:管楽器のための作品集 祝典舞曲/楽章I&II/幻想的小品/ロンデル/ソリ |
アンゲラ・テツラフ(Vn) クリスティアーネ・ディミゲン (Ob) ディームート・シュナイダー(Cl) エッカルト・ヒュープナー(Fg) A.シュヴァイツァー五重奏団 |
リーム:歌劇「メキシコ征服」 | レナーテ・ベーレ(A) リヒャルト・ザルター(Br) インゴ・メッツマッハー指揮 ハンブルク国立po. | |
999 186-2 廃盤 |
ロドリーゴ:ヴァイオリン作品集 カプリッチョ/バレンシアの歌集/二枚の下絵 ルーマニアーナ/喜びに満ちたソナタ |
アウグスティン・ レオン・アラ(Vn) ユジェーヌ・ド・カンク(P) |
999 187-2 廃盤 |
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番/第12番/第13番 | ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
トロヤーン(1949-):5つの海の絵 | トルデリーゼ・シュミット(Ms) マンフレート・トロヤーン指揮 ベルリン放送so. | |
フェルドマン:持続I−IV/コプト教の光 | マイケル・モーガン指揮 Ens.アヴァンギャルド・ ライプツィヒ ベルリン・ドイツso. | |
ペッテション:交響曲第7番 | ゲルト・アルブレヒト指揮 ハンブルク国立po. | |
ペッテション:交響曲第14番 | ヨハン・アーネル指揮 ベルリン放送so. | |
ヘンツェ:「声」(ツィクルス) | グドルン・ペルカー(Ms) フリーダー・ヤング(T) ヨハネス・カリツケ指揮 Ens.ムジークファブリク・NRW | |
ファレンク(1804-1875): ピアノ五重奏曲第1番/第2番 |
リノス・アンサンブル | |
カゼッラ: 弦楽のための協奏曲/ フルヴィアのためのディヴェルティメント/ セレナータ Op.46a |
アラン・フランシス指揮 ボーツェン・ハイドンso. | |
999 196-2 廃盤 |
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第4番/第11番 | ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
クシェネク:弦楽器のための室内楽作品集 内省的/パルヴーラ・コロナ・ムジカーリス ヴァイオリン・ソナタ第2番/チェロ組曲 Op.84 三重奏曲 Op.118/同 Op.237 他 |
メリーザ・メリンガー(Vn) バルバラ・マウラー(Va) ルーカス・フェルス(Vc) トリオ・ルシェルシュ | |
ツィンマーマン:チェロのための作品集 エンキリディオン〔I/II〕/ インテルコムニカツィオーネ/ チェロ・ソナタ 1960/チェロのための練習曲 |
ミヒャエル・バッハ(Vc) ベルンハルト・ヴァンバッハ(P) | |
ソル:幻想曲集(変奏曲集) Op.4/Op.7/Op.10/Op.12/Op.16/Op.21/Op.30 Op.40/Op.46/Op.52/Op.56/Op.58/Op.59 |
ルイス・オルランディーニ(G) | |
ジングフォニック・ロッシーニ ロッシーニ: 「老いの過ち」I〜No.1/II〜Nos.1, 4, 6, 12/III〜Nos.1, 7/ 「音楽の夜会」〜Nos.5, 8/歌劇「セビリャの理髪師」序曲/ 歌劇「どろぼうかささぎ」序曲/歌劇「ウィリアム・テル」序曲/ シューベルト:ゴンドラの漕ぎ手 D.809/羊飼い娘 D.513 ジングフォニカー | ||
ボッケリーニ: 弦楽四重奏曲 Op.32 Nos.4-6 |
ノモスSQ | |
クシェネク:「オーストリア・アルプスの旅行案内書」 Op.62
マルクス・ケーラー(Br) ラインハルト・シュミーデル(P) | ||
当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫のみの供給です。在庫が尽きた場合など、お届けできない可能性もありますので、どうぞ御了承下さい。 | ||
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 G.213-215 (Op.39/Op.41 Nos.1, 2) |
レヴォリューショナリー・ ドローイング・ルーム | |
ボッケリーニ: 弦楽四重奏曲 Op.33 Nos.1-6 |
レヴォリューショナリー・ ドローイング・ルーム | |
アーベル:交響曲(序曲) Op.10 Nos.1-6 | ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ | |
アーベル:フルート協奏曲 Op.6 Nos.1-3/5 | カール・カイザー(Fl-tr) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ | |
アーベル:室内楽作品集 ソナタ Op.6 Nos.5, 6/チェロ・ソナタ イ長調 7つのヴィオラ・ダ・ガンバ小品/ 三重奏曲〔ヘ長調/ト長調〕 |
ライナー・ツィパーリング(Vg) ラ・スタジオーネ | |
テレマン:歌劇「ドン・キホーテ」 | メヒティルト・バッハ、 ハイケ・ハラシュカ、 シルケ・スタプフ(S) アンネッテ・ケーラー(A) カール=ハインツ・ブラント(T) ライムント・ノルテ、 ミヒャエル・ショッパー(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ ブレーメン古楽アカデミー・ ヴォーカル・アンサンブル | |
テレマン:将官たちの音楽「主に感謝せよ」(1755) | メヒティルト・バッハ、 シルケ・スタプフ(S) メヒティルト・ゲオルク、 レーナ・スサンネ・ノリン(A) ゲルト・テュルク、 ヤコプ・ヴィンター(T) ライムント・ノルテ、 ミヒャエル・ショッパー(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ | |
テレマン: カンタータ「主よ、汝の怒りでわれを責めたもうな」 G.ジレムによる白鳥の歌 |
バルバラ・シュリック(S) メヒティルト・ゲオルク(A) クリストフ・プレガルディエン (T) ライムント・ノルテ(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ | |
アーベル:交響曲集 Op.17 Nos.1-6 | アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
J.プレトリウス:モテット&オルガン作品集 フォルティ・アニモ・エスト/ガウダーテ・オムネス/インディカ・ミキ/ クァム・プルクラ・エス/クィス・ノーヴス・イク・オリトゥル/スポンセ・ムサルム/ スルジェ・プロペラ/われらの父/ヴェニ・イン・オルトゥム・メウム/ ヴィディ・スペチオーザ 8声/ガリアルド 5声/前奏曲 ニ短調 マンフレート・コルデス指揮Ens.ヴェーザー・ルネサンス ハラルト・フォーゲル(Org) | ||
C.P・E.バッハ:ピアノ三重奏曲 〔Wq.89 Nos.1, 5, 6/ Wq.90 No.3/ Wq.91 No.3〕 |
トリオ1790 | |
シューマン: ピアノ・ソナタ第1番/第2番/第3番 |
フォルカー・バンフィールト(P) | |
ハイドン:弦楽四重奏曲 〔第44番−第49番(Op.50 Nos.1-6)〕 |
ノモスSQ | |
ハルトマン: 弦楽四重奏曲第1番/第2番 |
ペレグリーニSQ | |
ヒンデミット: バレエ「悪魔」 バレエ「エロディアード」 |
ジークフリート・マウザー(P) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フランクフルト放送so. | |
ベンジャミン・フランケル(1906-1973): 弦楽合奏のための作品集 余波 Op.17/コンチェルタンテ・リリコ Op.27/ 厳かなスピーチとディスカッション Op.11/ 3つのスケッチ Op.2/ユース・ミュージック Op.12 |
アラン・フランシス指揮 シアトル・ノースウェストco. | |
ペッテション:交響曲第3番/第4番 | アラン・フランシス指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
ペッテション:交響曲第13番 | アラン・フランシス指揮 BBCスコティッシュso. | |
ペッテション:弦楽合奏のための協奏曲 〔第1番/第2番/第3番〕 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
バロック・マンドリンとギター カッポーニ:ソナタ第12番 カステッロ:ソナタ第2番〜抜粋 D.スカルラッティ:ソナタ K.88 ヴィヴァルディ:ソナタ F.16 No.3 作曲者不詳(1800頃):ソナタ第5番 |
デュオ・セルヴァシオ (マンドリン、G) | |
ジョン・ケージ:13 | マンフレート・ライヒェルト指揮 アンサンブル13 | |
999 228-2 廃盤 |
プフィッツナー:歌曲全集 Vol.1 夕べの歌/松の木が一人立っている/ かっこうの歌/おかしな話/ 7つの歌曲集 Op.2/歌曲集 Op.3/他 |
ユリー・カウフマン(S) クリストフ・プレガルディエン(T) アンドレアス・シュミット(Br) ミヒャエル・ゲース、 ルドルフ・ヤンセン、 ドナルド・サルゼン(P) |
ヒンデミット:ホルンのための室内音楽集 小室内音楽 ホルン・ソナタ(1939)/同(1943)/同(1952) |
ハンス・ドゥラールト(Hr) マリア・ボン(P) オランダ管楽五重奏団 パヴィロンSQ | |
M.ハイドン: ディヴェルティメント〔P.93/P.99/P.102〕/ ピアノ変奏曲 P.132 |
ヴォルフガング・ブルンナー(P) ザルツブルガー・ホフムジーク | |
ペッテション:交響曲第9番 | アラン・フランシス指揮 ベルリン・ドイツso. | |
999 232-2 廃盤 |
シュポア: ヴァイオリン協奏曲第7番/第9番/第10番 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
マックス・フォン・シイリングス(1868-1933): 問答 魔女の歌 「エディプス王」〜交響的プロローグ 花の踊り |
マルタ・メドル(語り) エリーザベト・グラス(Vn) アルバン・ゲルハルト(Vc) ヤン・ストゥーレン指揮 ケルン放送so. | |
ヨゼフ・アイブラー(1765-1846):レクイエム ハ短調 | バルバラ・シュリック(S) イゾルデ・アッセンハイマー(A) ハリー・ファン・ベルネ(T) ハリー・ ファン・デル・カンプ(B) ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルスフェルト声楽Ens. Ens.シュタイントル・ バロック・ブレーメン | |
モーツァルトのレクイエムの補筆完成を最初に依頼されながら中断したことで知られるアイブラーは、そのモーツァルトのレクイエムを指揮中に発作で倒れ、音楽家生命を失った。 彼自身の書いたこのレクイエムもかなりの力作。ある一部分がモーツァルトのレクイエムにそっくりなのが気にかかる。 | ||
バッハ作曲とされていたモテット集 BWV.Anh.159-165 | ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルスフェルト声楽Ens. | |
クシェネク: 交響曲第3番/ポプリ Op.54 |
浮ヶ谷孝夫指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
クーラウ: 弦楽四重奏曲 Op.122(*) ピアノ四重奏曲 Op.108(+) |
エスベSQ(*) アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P;+) ドラ・ブラチュコヴァ(Vn;+) エッカルト・シュロイファー (Va;+) ミシェル・ディスパ(Vc;+) | |
ライネッケ:ピアノ協奏曲第1番−第4番 | クラウス・ヘルヴィヒ(P) アラン・フランシス指揮 ヘルフォルト北西ドイツpo. | |
フランケル: 交響曲〔第1番/第5番〕/ 「メー・デー」序曲 Op.22 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
フランケル:交響曲〔第2番/第3番〕 | ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
フランケル: 交響曲〔第4番/第6番〕 メフィストフェレスのセレナードと踊り Op.25 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
フランケル(1906-1973): 交響曲〔第7番/第8番〕/ 祭典への序曲/シェイクスピア序曲 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 クイーンズランドso. | |
「バルジ大作戦」の発売で一躍注目されたフランケルの交響曲シリーズ完結編。ダイナミズムを前面に出した彼の作風は、晩年の2つの交響曲と祝典的な2つの序曲によく現れている。 | ||
ヘンデル: テ・デウム HWV.280 シオンの道は悲しみ |
ミーケ・ファン・デル・スレイス (S) グレアム・プシー(CT) ハリー・ファン・ベルネ(T) ハリー・ ファン・デル・カンプ(B) ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルスフェルト声楽Ens. ブレーメン・バロックo. | |
シュポア:5つのピアノ三重奏曲 | ラーフェンスブルク・ ベートーヴェン・トリオ | |
シュポア:歌劇「ファウスト」 | ダイアン・ジェニングス、 クラウディア・タハ(S) 他 ジェフリー・モール指揮 ビーレフェルトpo. ピーレフェルト歌劇場cho. | |
ヒンデミット:管弦楽作品集 序曲「アモールとプシケ」/交響曲「世界の調和」/管弦楽のための協奏曲 Op.38/ 弦楽と金管のための協奏音楽 Op.50/おどけたシンフォニエッタ Op.4/ 古いスイスの歌による行進曲/交響曲「画家マティス」(1934)/ 歌劇「今日のニュース」序曲/組曲「気高き幻想」/ 歌劇「ヌシュ・ヌシ」 Op.20〜舞踊組曲/フィルハーモニー協奏曲/ピッツバーグ交響曲/ ラグタイム/シンフォニエッタ〔ホ長調/変ホ長調/ロ長調〕/交響的舞曲集/ ウェーバーの主題による交響的変容/シンフォニア・セレーナ/レクイエムへの前奏曲 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮 ブリスベーン・クイーンズランドso.、メルボルンso.、シドニーso. | ||
プフィツナー:管弦楽&協奏作品集 管弦楽を伴うヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.43/悲歌と踊り Op.45/ 幻想曲 Op.56/ゾルハウクの祭り/ピアノ協奏曲 Op.31/ヴァイオリン協奏曲/ チェロ協奏曲 Op.42/チェロ協奏曲 Op.52/チェロ協奏曲 イ短調/スケルツォ/ 交響曲 Op.44/交響曲 Op.36a/交響曲 Op.46 サシュコ・ガヴリーロフ(Vn) ユリウス・ベルガー、 ダーヴィト・ゲリンガス(Vc) フォルカー・バンフィールド(P) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮バンベルクso.、ミュンヘンpo. | ||
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942): 交響曲第1番/第2番/第3番 |
ゲオルゲ・アレクサンダー・ アルブレヒト指揮 フィルハーモニア・フンガリカ | |
ブゾーニ:クラリネットのための室内楽作品集 夕べの歌/アンダンティーノ/二重奏曲 ホ短調/ 序奏と悲歌/悲歌 変ホ長調/セレナード K.108/ ソロ Op.33/クラリネット・ソナタ Op.138/ 組曲 Op.10〜Nos.1, 2, 4, 5, 6 /組曲 K.176 |
ディーター・クレッカー(Cl) ヴェルナー・ゲヌイト(P) コンソルティウム・クラシクム | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.1 | アンドレアス・シュミット(Br) コード・ガーベン(P) | |
J.C.バッハ:ピアノ三重奏曲集 〔Op.2 Nos.1-6(T.13,1)/ Op.15 Nos.1-2〕 |
トリオ1790 | |
クシェネク:交響曲第2番 | 浮ヶ谷孝夫指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
ブルックナー:ピアノ作品集 思い出 変イ長調(1860頃)/幻想曲ト長調(1868)/ ランセ=カドリーユ(1850頃)/ カドリーユ(4手;1856頃)(*)/ ソナタ楽章ト短調(1861-1862)/ シュタイアーメルカー ト長調(1850頃)/ 秋の夕べの静かな思い 嬰ヘ短調(1863)/ 小品 変ホ長調(1856頃)/ 4手ピアノのための小品集(1952-1954)(*) |
ヴォルフガング・ブルンナー(P) ミヒャエル・ショッパー(P;*) | |
珍企画貴重盤。バス歌手のショッパーが連弾に参加しているのもおもしろい。 | ||
ジングフォニック・コンサート・コレクション Vol.2 コダーイ、ラッスス、メンデルスゾーン、プーランク、レーガー、シューベルト、ヴィラ=ロボス、作曲者不詳の作品 ジングフォニカー | ||
ビーバー:歌劇「アルミニオ」 | バルバラ・シュリック(S) クセニア・メイヤー(Ms) マルクス・フォルスター(CT) ゲルト・テュルク(T) ゴットホルト・シュヴァルツ(B) 他 ヴォルフガング・ブルンナー指揮 ザルツブルガー・ホフムジーク | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.4 | ガブリエーレ・ロスマニート(S) コード・ガーベン(P) | |
ヒンデミット: 室内音楽第6番(ヴィオラ・ダモーレ協奏曲)(*) 室内音楽第7番(オルガン協奏曲)(+) オルガン協奏曲(1962)(+) |
ブレット・ディーン (ヴィオラ・ダモーレ;*) ロザリンデ・ハース(Org;+) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フランクフルト放送so. | |
カンチェリ:交響曲第2番/第7番 | ミハエル・ユロフスキ指揮 ベルリン放送so. | |
ブゾーニ: 弦楽四重奏曲 Op.19/同 Op.26 |
ペレグリーニSQ | |
イグナツ・ホルツバウアー(1711-1783): 歌劇「ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク」 |
クラリー・バルタ、 クラロン・マクファデン(S) クリストフ・プレガルディエン、 ローベルト・ヴェルレ(T) ミヒャエル・ショッパー(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮 Ens.ラ・スタジオーネ・ フランクフルト | |
シェルシ:クラリネットのための作品全集 Ixor I-IV / Ko-Lho(フルートとクラリネットのための)/ Kya(クラリネットとアンサンブルのための)/Maknongan(バスクラリネットのための)/ Preghiera per un' ombra /フルートとクラリネットのための組曲/3つの小品 デイヴィッド・スメイヤーズ(Cl) スザンネ・モーア(Fl) ジョルト・ナジ指揮アンサンブル・アドヴァンス | ||
J.C.バッハ:交響曲集 T.7 Nos.1-6(Op.3) | アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
999 270-2 廃盤 |
ヴォルフ=フェラーリ: リスペッティ(恋愛詩集) Op.11(*)/ Op.12(*) イタリア語歌曲集〜抜粋(*) 即興曲集 Op.13/ピアノ小品集 Op.24 |
イヴ・イェニッケ(Ms;*) ブルーノ・カニーノ(P) |
ヴォルフ=フェラーリ: ヴァイオリン協奏曲 Op.26(*) セレナード変ホ長調 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn;*) アラン・フランシス指揮 フランクフルト放送so. | |
リヒャルト・ヴェッツ(1875-1935):交響曲第1番 | ローラント・バーダー指揮 クラクフpo. | |
マティアス・ゲオルク・モン(1717-1750): シンフォニア集 〔ニ長調/変ホ長調/ト長調/ イ長調/ロ長調/ロ長調(4声)〕 |
ミヒ・ガイク指揮 ラルパ・フェスタンテ・ ミュンヘン | |
ヘンデル:歌劇「アルミーラ」 | リンダ・ジェラード、 アン・モノイヨス、 パトリシア・ロザリオ(S) クリスティアン・エルスナー、 ジェイミー・マクドゥーガル、 ダグラス・ナスラウィ(T) オラフ・ヘイ デイヴィッド・トマス(B) アンドルー・ ローレンス=キング指揮 フィオリ・ムジカーリ・ブレーメン | |
ローベルト・フォルクマン(1815-1883):ピアノ二重奏作品集 行進曲集 Op.40/音楽の絵本/ロンディーノとマーチ=カプリース/ ソナチナ Op.57/ハンガリーのスケッチ Op.24 ラリッサ・コンドラチェヴァ、ラインハルト・シュミーデル(P) | ||
ベルトルト・ゴルトシュミット(1903-1996): クロニカ/交響的シャコンヌ/チェロ協奏曲(*) |
ダヴィート・ゲリンガス(Vc:*) マティアス・ハウスマン指揮 マグデブルクpo. | |
ヴォルフ=フェラーリ: チェロ協奏曲 Op.31(*) 小交響曲 Op.28 |
グスタフ・リフィニウス(Vc;*) アラン・フランシス指揮 フランクフルト放送so. | |
ドニゼッティ: 弦楽四重奏曲第10番/第11番/第12番/序奏ニ長調 |
Ens.レヴォリューショナル・ ドローイング・ルーム | |
ドニゼッティ: 弦楽四重奏曲第13番/第14番/第15番 |
Ens.レヴォリューショナル・ ドローイング・ルーム | |
ペッテション:交響曲第2番/交響的楽章 | アラン・フランシス指揮 BBCスコットランドso. | |
ドニゼッティ: 弦楽四重奏曲第16番/第17番/第18番 |
Ens.レヴォリューショナル・ ドローイング・ルーム | |
ヒンデミット: 弦楽三重奏曲第1番/第2番 |
ドイツ弦楽トリオ | |
ペッテション:交響曲第5番/交響曲第16番 | ジョン・エドワード=ケリー (Sax) アラン・フランシス指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
ペッテション:交響曲第10番/交響曲第11番 | アラン・フランシス指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
ヒンデミット:弦楽四重奏曲全集 第1番−第17番 |
デンマークSQ | |
16人の作曲家による詩篇第116篇に基づくモテット集 シュッツ、アルテンブルク、デマンティウス、エーリヒ、 プレトリウス、R.ミヒャエル、T.ミヒャエル、Ch.ミヒャエル、 D.ミヒャエル、グロー、ゲンスレフ、クラウセ、フィノルト、 M.フランク、トロスト、シャインの作品 |
ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルスフェルト・ヴォーカルEns. ムジカ・フィアタ・ケルン | |
ラフ(1822-1882): 交響曲第7番「アルプスで」 歓呼序曲 |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 フィルハーモニア・フンガリカ | |
交響曲作家としての全貌が徐々に見えてきたラフ。雄大さを感じさせる 「ラフ版・アルプス交響曲」は、高地でのハイキングをイメージした楽章などから成っている。 同時収録の序曲は現イギリス国歌をモティーフにした祝典作品。 | ||
ラフマニノフ:晩祷 Op.37 | タチヤナ・ソティン(S) トマス・コーバー(T) ロビ ン・グリットン指揮 ベルリン放送cho. | |
バッハ:ルカ受難曲 BWV246,Anh.II,30(偽作) | モナ・シュペーゲレ(S) クリスティアーネ・イーフェン (A) ハリー・ファン・ベルネ、 ルーファス・ミュラー(T) マルクス・ザントマン、 シュテファン・ シュレッケンベルガー(B) ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルスフェルト・ヴォーカルEns. ブレーメン・バロックo. | |
ルネサンスの精神 ドゥリヒウス、フィンク、グライター、ハスラー、イザーク、 ジョスカン、ラッスス、ゼンフル、シュトルツァー、スザート、 J.ヴァルター、ヴィラールト、他の作品 |
マンフレート・コルデス指揮 Ens.ヴェーザー・ルネサンス | |
トマス・シュトルツァー(1475-1625): ミサ・ドゥプレクス・ペル・トートゥム・アンヌム ミサ・キリエ・スンムム〜アニュス・デイ 8つの旋法の旋律〜第4旋法の旋律/第5旋法の旋律 詩篇第33篇/第46篇/第120篇 |
マンフレート・コルデス指揮 Ens.ヴェーザー・ルネサンス | |
ラロ: 交響曲ト短調/ディヴェルティスマン 管弦楽のための狂詩曲/スケルツォ ニ短調 |
ジャンカルロ・アンドレッタ指揮 バーゼルso. | |
クロンマー:ファゴット四重奏曲 Op.46 No.1/2 モーツァルト:ファゴット・ソナタ K.292 |
エッカルト・ヒュープナー(Cl) ヨハネス・リュティー、 ステュアート・イートン(Va) ラインハルト・ラツコ(Vc) | |
J.C.バッハ:6つの交響曲 Op.6 〔T.7,2 No.1-6〕 |
アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
J.C.バッハ:6つのチェンバロ協奏曲 Op.1 〔 T.9,1 No.1-6〕 |
アントニー・ハルステッド (Cemb)指揮 ハノーヴァー・バンド | |
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):序曲集 Vol.2 「An allen ist Hütchen shuld」 より〔前奏曲/森の情景/ワルツ〕/ 「Der Bärenhäuter」 より〔第1幕前奏曲/第3幕前奏曲/悪魔の踊り〕/ 「Das Flüchlein, das jeder mitbekam」〜前奏曲 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮ラインラント=プファルツ国立po. | ||
ヒンデミット:管弦楽作品集 映画音楽「嵐と氷の中で」〜抜粋/室内音楽第1番/ Plöner Musiktag〜抜粋/ 弦楽のための小品 Op.44 No.4/フランス舞踏組曲 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 タスマニアso. | |
999 302-2 廃盤 |
ヒンデミット:クラリネットのための室内楽作品集 クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための四重奏曲/クラリネット・ソナタ/ Plöner Musiktag〜クラリネットとヴァイオリンのための二重奏曲 アンサンブル・インカント | |
マックス・フォン・シリングス(1868-1933): 歌劇「モナ・リザ」 |
ベアテ・ビランジヤ(S) 他 クラウスペーター・ザイベル指揮 キールpo. キール歌劇場cho. | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.3 | ローマン・トレケル(Br) コード・ガーベン(P) | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.7 | アンドレアス・シュミット(Br) コード・ガーベン(P) | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.6 | クルト・モル(Br) コード・ガーベン(P) | |
ドホナーニ: ヴァイオリン協奏曲第1番(*) アメリカ狂詩曲 Op.47 |
ウルフ・ヴァリン(Vn;*) アラン・フランシス指揮 フランクフルト放送so. | |
E.T.A.ホフマン(1776-1822): ピアノ大三重奏曲/ ソプラノ、テノールとピアノのための 6つのイタリア二重奏曲/ ハープ五重奏曲 |
ラーヴェンスブルク・ ベートーヴェン三重奏団 ドロシー・ミールズ(S) ヤン・コボウ(T) ヴォルフガング・ ブルンナー(P) イザベル・モレッティ(Hp) パリSQ | |
ドイツ・ロマン派の文学者としても知られるこの作曲家に、cpoも注目してピアノ曲などを紹介している。作風はベートーヴェンのスタイルに近くドイツ音楽の真髄とさえ言えるもので、 ほとんど無名であるのが不思議なほど。 | ||
レオポルト・コジェルフ(1747-1818): トリオ・ソナタ P.9 No.14/15/18 |
トリオ1790 | |
アルマン=ルイ・クープラン(1725-1789): クラヴサン曲集(1751)〜抜粋 |
ハラルト・ヘーレン(Cemb) | |
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集 〔変ホ長調 Op.11 No.1/ニ長調 Op.11 No.2/ホ調/ハ調〕 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) ベネディクト・ケーレン(P) | |
999 314-2 廃盤 |
ミスリヴェチェク:八重奏曲〔第1番/第2番/第3番〕 ハイドン:ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.2 No.F7(パルティータ) |
A.シュヴァイツァー 八重奏団 |
管楽五重奏曲集 クルターク:五重奏曲 Op.2 リゲティ:バガテル集(1953)/管楽五重奏曲集 ヴェレス:ディプティク/管楽ソナタ(1931) |
A.シュヴァイツァー 五重奏団 | |
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876): 歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」序曲 序曲「春」/葬送歌(*)/詩篇第137篇(+) |
ステファニー・スティラー(S;+) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. 同cho.(*/+) | |
レーガー:歌曲集 | イリス・フェルミリオン(Ms) ペーター・シュタム(P) | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.2 | イリス・フェルミリオン(Ms) コード・ガーベン(P) | |
E.T.A.ホフマン(1776-1822):ピアノ・ソナタ集 AV.22/27/29/30/40 |
ヴォルフガング・ブルンナー(P) | |
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):歌劇「反キリスト者の破滅」
リヒャルト・デッカー(T)他 ライナー・コッホ指揮 ビーレフェルトpo.、ビーレフェルト歌劇場cho. | ||
ヘンツェ: ピアノ協奏曲第2番(1967)(*)/ 管弦楽のための「テレマニアーナ」 |
ロルフ・プラッゲ(P;*) ゲルハルト・マルクソン指揮 ヘルフォルト北西ドイツpo. | |
「ピアノ協奏曲第2番」はかつての前衛音楽を彷彿とさせるが、「テレマンニアーナ」は題名通りテレマンの作品を、絶妙のオーケストレーションで20世紀に蘇らせた習作的な曲。 | ||
ベルトルト・ゴルトシュミット(1903-1996): 「間違いの喜劇」序曲/ギリシャ組曲 エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):オジェラーラ(*) |
ベアテ・ビランジヤ(S;*) ラインラント=プファルツ国立po. | |
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第19番/第22番 | ライナー・クスマウル(Vn) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・ カンマーフィルハーモニー | |
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):預言者エレミヤの哀歌
メヒティルト・バッハ、モニカ・フリンマー(S) マルガレーテ・ヨスヴィヒ(A) ペーター・ノイマン指揮ケルン室内cho.、コレギウム・カルトゥシアヌム | ||
レハール(1870-1948): 喜歌劇「ウィーンの女たち」(抜粋)(*)/ 「神々の夫婦たち」序曲(#)/ 「ひばりが歌うところ」序曲(#) |
アンケ・ホフマン(*) アンネリ・フェファー(*) ペーター・ミニッヒ(*) トーマス・デヴァルト(*) ヘルムート・ フロシャウアー指揮(*) クルト・クレーメル指揮(#) 西部ドイツ放送協会o.&cho.(*) | |
スッペやミレッカー、 J.シュトラウスが世を去った後、ウィーンのオペレッタは衰退を極めつつあった。そんな窮地を救ったのは 1902年に初演された、レハールの初の喜歌劇である「ウィーンの女たち」と「針金細工師」だったと言う。しかし、「ウィーンの女たち」はスター歌手がいないと上演が困難であったため次第に忘れられてしまい、断片のみが現存。現在ではほとんど演奏されることもない。ステキなワルツを歌う男に思いを寄せる女の物語。最後はちょっぴり悲しい結末がいかにもウィーン風。 | ||
ディーリアス:歌劇「村のロミオとジュリエット」 | エヴァ=クリスティーネ・ ライマー(S) カーステン・ルス(T) 他 クラウスペーター・ザイベル指揮 キールpo. キール歌劇場cho. | |
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853): 弦楽四重奏曲集 Vol.2 Op.4 No.1 / Op.10 No.1 / Op.46 No.3 |
マンデルリングSQ | |
ヒンデミット:歌曲集 コックスの詩による2つの歌曲/8つの歌 Op.18 9つの英語の歌〜月/沼地で歌う アールガウ方言による6つの歌 Op.5 歌曲集「マリアの生涯」 Op.27 |
ルート・ツィーザク(S) ウルリヒ・アンゼンローア(P) コード・ガーベン指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
ヒンデミット: 小カンタータ「セレナード」 Op.35 (ソプラノ、オーボエ、ヴィオラ、チェロのための)/ イングリッシュホルンとピアノのためのソナタ/ オーボエとピアノのためのソナタ/ ピアノ、ヴィオラと ヘッケルホルンのための三重奏曲 Op.47 |
ルート・ツィーザク(S) ラヨス・レンチェス (Ob/Ehr/ ヘッケルホルン) ギュンター・ トイフェル(Va) アンスガー・ シュナイダー(Vc) ショシャナ・ ルディアコフ(P) | |
ミヒャエル・ハイドン:男声のための重唱曲集 夕べの歌/別れの歌/他 |
ジングフォニカー | |
レーヴェ:歌曲とバラード集 Vol.5 | エディト・マティス(S) コード・ガーベン(P) | |
999 335-2 廃盤 |
ユスティン・アウグスト・ユスト(1750-1791): 6つのピアノ三重奏曲 Op.6 |
トリオ1790 |
マイアベーア: 劇付随音楽「Struensee」/ 歌劇「預言者」〜バレエ音楽/ 歌劇「アフリカの女」序曲 |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 北ドイツ放送 ハノーファーpo. 北ドイツ放送cho. | |
シェック:管弦楽作品集 ホルン協奏曲 Op.65/前奏曲 Op.48 オーボエ、イングリッシュホルンと 弦楽のためのセレナード Op.27/ 組曲 Op.59 |
シルヴィア・ ザバレッラ(Ob) マルティン・チュルヒャー (Ehr) ブルーノ・ シュナイダー(Hr) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ムジークコレギウム・ ヴィンタートゥール | |
アントニオ・ロゼッティ(1750?-1792): 弦楽四重奏曲 M.D 9-14(Op.6) |
アリオーソSQ | |
ハンス・アイスラー(1898-1962):室内カンタータと歌曲集
モニカ・モルデンハウアー(Ms) ガブリエーレ・ロラー(Va) コルネリウス・フンメル(Vc) ベアーテ・ツェリンスキー(Cl) ダヴィート・スマイヤーズ(Cl/B-Cl) パウロ・アルヴァーレス(P) | ||
シェルシ:フルートとピアノのための室内楽作品集 Hyxos / Ilustrazioni(1953)/ Incantesimi(1953)/ Krishna e Radha / PWYLL / Quays / Rucke di Guck |
カリン・レヴァイン(Fl) ピーター・ グレアム・ヴィール(Ob) クリスティ・ベッカー、 ジャチント・シェルシ(P) エディト・ ザルメン(Perc) | |
テオドール・W.アドルノ(1903-1969): 弦楽四重奏曲(1921)/弦楽四重奏のための習作/弦楽四重奏のための小品集 ハンス・アイスラー(1898-1962):前奏曲とフーガ Op.46/弦楽四重奏曲 Op.75 ライプツィヒSQ | ||
ライネッケ: チェロ・ソナタ Op.42/チェロ・ソナタ Op.89/ チェロ・ソナタ Op.238 |
クラウディス・ヘルマン(Vc) 佐々木彩子(P) | |
シュポア:2つのヴァイオリンのための 3つの協奏的二重奏曲 Op.67 |
ハインツ・シュンク(Vn) ウルリヒ・ペーターセン(Vn) | |
999 344-2 廃盤 |
カバザ・パーカッション・クァルテット Vol.2 ジョン・ケージ(1912-1992):コンストラクションII ハイダー(1930-):ゴング・ゲーム ローラント・シュミット(1959-):B-A-C-H |
カバザ・パーカッションSQ |
ヒンデミット: ミサ/ヴァインヘーバーの詩による12のマドリガーレ |
フリッツ・テル・ヴェイ指揮 アーヘン青年cho. | |
J.C.バッハ:木管楽器のための協奏曲集 Vol.1 ファゴット協奏曲 T.8,3/ フルート協奏曲 T.8,7/ オーボエ協奏曲 T.290,7 |
ジェレミー・ウォード(Fg) レイチェル・ブラウン(Fl) アントニー・ロブソン(Ob) アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
J.C.バッハ:木管楽器のための協奏曲集 Vol.2 ファゴット協奏曲 T.8,12/ フルート協奏曲ト長調/ オーボエ協奏曲 T.287,4 |
ジェレミー・ウォード(Fg) レイチェル・ブラウン(Fl) アントニー・ロブソン(Ob) アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
J.C.バッハ:協奏交響曲集 Vol.1 T.8,1 / T.8.3 / T.8.13 |
アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
レハール:歌曲集 Vol.2 [Dir sing ich mein Lied/Die Naherin/Ruhe/ Ging da nicht eben das Gluck/ Ich hol' dir vom Himmel das Blau/ Im Boudoir/Nimm mich mit, o Herbst/ Trutzlied/Ich war sein Madel/ Das erste Mal/Am Bache im Gras/ Ich hab' ein Huglein im Polenland/ Voruber/Sari/Nachtlichter-Marsch/ Kommm, die Nacht gehort der Sunde] |
ブリギッテ・リンドナー(S) クリスティアン・ エルスナー(T) コード・ガーベン(P) | |
Vol.2は999 432-2。 | ||
C.P.E.バッハ: チェンバロ協奏曲 Wq.30 /チェンバロ協奏曲 Wq.37 / チェンバロ協奏曲 Wq.38 |
ルトガー・レミー(Cemb)指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
ハーコン・ベレセン(1876-1954): 交響曲第2番/交響曲第3番 |
オレ・シュミット指揮 フランクフルト放送so. | |
999 354-2 廃盤 |
ミヨー: 交響曲第10番/交響曲第11番/交響曲第12番 |
アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so. |
分売は廃盤ですが、「交響曲全集」BOX化されて再発されています(999 656-2)。 | ||
レーヴェ: ピアノ・ソナタ Op.32/ ピアノ・ソナタ Op.16(第2楽章歌付き版)/春 Op.47 |
ハイディ・ヴォルフ(S) ディートリヒ・ ヘンシェル(Br) コード・ガーベン(P) | |
ルドルフ・ニルセン(1876-1939): 交響曲第2番/ 抒情的夜想曲/ ヴァイオリンと弦楽のための子守歌 Op.9 |
アレヤンドロ・ルトカウスカス (Vn) オレ・シュミット指揮 フランクフルト放送so. | |
フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番/第2番 | ペーター・オルト(P) アウリンSQ | |
エルンスト・クシェネク(1900-1991): 交響曲第1番/交響曲第5番 |
浮ヶ谷孝夫指揮 北ドイツ放送 ハノーファーpo. | |
ハリソン・バートウィスル(1934-): 弔歌「オルフェウスの死」(*)/ リテュアル・フラグメント/シークレット・シアター |
ロースマリー・ハーディ(S;*) ヨハネス・カリツケ指揮 ムジークファブリーク・NRW | |
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890): 田舎の夏の日/序曲「オシアンの余韻」/ ハムレット/ホルベルギアーナ |
オレ・シュミット指揮 ラインラント=プファルツ 州立po. | |
999 363-2 廃盤 |
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832): ヴァイオリン・ソナタ全集 [Op.33/ Op.64/ Op.79 No.1-3] |
ドラ・ブラチュコヴァ(Vn) アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P) |
プフィツナー:歌曲全集 Vol.2 Op.4/ Op.7/ Op.8/ Op.9/ Op.10/深いあこがれ |
ユリー・カウフマン(S) クリストフ・ プレガルディエン(T) アンドレアス・シュミット(Br) ミヒャエル・ゲース、 ルドルフ・ヤンセン、 ドナルド・スルゼン(P) | |
グラナドス: スペイン舞曲第6番/歌劇「ゴイェスカス」間奏曲/ マドリガル/ヴァイオリン・ソナタ/ ヴァイオリン・ソナタ/ピアノ三重奏曲 Op.50 |
ラヴァルド・ スコウ・ラーセン(Vn) ラモン・ヤッフェ(Vc) アンドレアス・フレーリヒ(P) ピアノ・トリオ・ ザルツブルク | |
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):音詩集 「幸福」/「あこがれ」/「悪魔に満ちたこの世が」 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ハンブルク州立po. | |
トゥーレ・ラングストレーム(1884-1947): 交響曲第1番/バッカス讃歌/ Varhymn |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 ノールショピングso. | |
トゥーレ・ラングストレーム(1884-1947): 交響曲第2番/ドラマティックな間奏曲 |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 ノールショピングso. | |
トゥーレ・ラングストレーム(1884-1947): 交響曲第3番/交響曲第4番 |
マルク・ファールシェ(Ob) ミヒャエル・ユロフスキ指揮 ノールショピングso. | |
ラハナー:新しいドイツ歌曲集(1577) | マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ヴェーザー・ ルネサンス・ブレーメン | |
カミッラ・デ・ロッシ(1700頃活動): オラトリオ「アブラハムの供物」 |
スサンネ・リデーン(A) ラルフ・ポプケン(CT) ヤン・シュトレームベルク(T) アンサンブル・ヴェーザー= ルネサンス・ブレーメン | |
ハインリヒ・フォン・ ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):ミサ Op.87 |
バルバラ・ フレッケンシュタイン(S) バルバラ・ミュラー(A) ロドリーゴ・オレーゴ(T) フリーデリク・マルティン(B) ラルフ・オットー指揮 ラインラント=プファルツ 州立po. マインツ・バッハcho. | |
テレマン: ハンブルク海軍本部の音楽(1723)/ 管弦楽組曲 TWV.55:C3 |
ミーケ・ ファン・デル・スラウス(S) ルーファス・ミュラー、 グレアム・プシー(T) クラウス・メルテンス、 ミヒャエル・ショッパー、 デイヴィッド・トマス(B) ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 ブレーメン・バロックo. アルスフェルト声楽Ens. | |
イザーク・ポッシュ(1565?-1622): 「ハルモニア・コンチェルタス」 (27のカンツィオネス・サクレ[聖歌];1623) |
ヴォルフガング・ブルンナー指揮 ザルツブルク・ホフムジーク | |
ヒンデミット:チェロ協奏曲全集 チェロ協奏曲 Op.3/ チェロ協奏曲(1940)/ 室内音楽第3番 |
ダーヴィト・ゲリンガス(Vc) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
999 376-2 廃盤 |
ハンフリー・サール(1915-1982): 交響曲第2番/交響曲第3番/交響曲第5番 |
アラン・フランシス指揮 BBCスコティッシュso. |
777 131-2で再発売されました。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):序曲集 Vol.3 「Banadietrich」序曲/ 「Bruder Lustig」〜4つの管弦楽曲/ 「Herzog Wildfang」序曲/ 「Schwarzschwanenreich」序曲/ 「Wahnopfer」 より〔第1幕前奏曲/第2幕前奏曲〕 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ 州立po. | |
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):序曲集 Vol.3 「Heidenkoenig」〜Glaube / Das Kpalofest/ 「Rainuff und Adekasia」序曲/ 「Sonnenframmen」序曲/ 「Sternengebot」より 〔第1幕前奏曲/第2幕前奏曲/第3幕前奏曲〕/ Huldigungsmarsch |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ 州立po. | |
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):交響曲集 〔第34番−第39番 P.26-31〕 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーpo. | |
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):交響曲集 〔第33番/第23番/第1C番/第22番〕 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツco.(ノイス) | |
チャールズ・シェアマン編集の新エディション・スコアを用いて録音。小編成で小気味の良い演奏が大きな特徴となっている。 | ||
カール・ゴルトマルク(1830-1915): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.1 組曲 Op.11/組曲 Op.43 |
ウルフ・ヴァリン(Vn) ブルーノ・カニーノ(P) | |
ボッケリーニ: 6つのフルート五重奏曲 Op.55(G.431-436) |
ミヒャエル・ファウスト(Fl) アウリンSQ | |
フルート五重奏曲は、多くのフルート奏者が演奏・録音してきた、古典派の名作。 | ||
J.C.バッハ:交響曲集 Op.6 No.1/ T.7,3 No.2-4/ ヘ長調/ シンフォニア・ヴェニエル第46番(1)/ シンフォニア・ヴェニエル第46番(2) |
アントニー・ハルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
ベンジャミン・フランケル(1906-1973): クラリネットのための室内楽作品集 11楽器のためのバガテル/ 早朝の音楽/ ピアニッシモ小品集/ クラリネット五重奏曲 Op.48/ 三重奏曲 Op.10 |
ポール・ディーン(Cl) マルクス・シュトッカー(Vc) ダンカン・トルミー(Ob) リーサ・ディーン(Fg) ケヴィン・パワー(P) オーストラリアSQ クイーンズランドso. チェンバー・プレイヤーズ | |
プロコフィエフ:バレエ「石の花」 Op.118 | ミヒャエル・ユロフスキ指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
ローゼンミュラー(1619-1684): ソロ・カンタータとトリオ・ソナタ集 「エテルネ・デウス」/「それはわが喜び」/ 「Treiffet ihr Himmel」/ 「エレミヤ哀歌「より [聖木曜日のための第2/第3のレクツィオ/ 聖金曜日のための第3のレクツィオ]/ ソナタ [第2番/第4番/第10番/ホ短調/ト短調] |
イングリート・ シュミットヒューゼン(S) アンサンブル・ パルナッシ・ムジチ | |
ルネサンスの愛の歌 ボッテガーリ、カローゾ、ダウランド、フエンリャーナ、 ハウスマン、モーリー、ムダラ、オルティス、ザックス、 トロンボンチーノ、ヴェッキ、作曲者不詳の作品 |
ハルトムート・ ハイン(Br) ヘドス・アンサンブル | |
トッホ(1887-1964): 交響曲第5番/交響曲第6番/交響曲第7番 |
アラン・フランシス指揮 ベルリン放送so. | |
フランツ・イグナーツ・ベック(1734-1809): 交響曲集 Op.3 No.3-5 |
ミヒャエル・ シュナイダー指揮 アンサンブル・ ラ・スタジオーネ | |
ゲオルク・マティアス・モン(1717-1750): チェンバロ協奏曲 ニ長調(*)/ チェンバロ協奏曲ト短調(*)/ ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調(+)/ チェロ協奏曲ト短調(#) |
ザビーネ・ バウアー(Cemb;*) マリー・ウティガー(Vn;+) ライナー・ ツィパーリング(Vc;#) ミヒャエル・ シュナイダー指揮 アンサンブル・ ラ・スタジオーネ | |
グロリア・コーツ(1938-): 交響曲第1番(*)/ 交響曲第4番(+)/ 交響曲第7番(#) |
エルガー・ ハワース指揮(*) バイエルン放送so.(*) ヴォルフ=ディーター・ ハウシルト指揮(+) ゲオルク・W. シュメーエ指揮(#) シュトゥットガルトpo.(+/#) | |
J.C.バッハ:ベルリンのチェンバロ協奏曲集 Vol.1 [ニ短調/ヘ短調/変ロ長調] |
アントニー・ハルステッド (Cemb)指揮 ハノーヴァー・バンド | |
レーガー: チェロ・ソナタ第3番/チェロ・ソナタ第4番 |
ライムント・ コルップ(Vc) ルドルフ・マイスター(P) | |
モダーンへの道 シェーンベルク:弦楽四重奏曲第3番 |
ブーフベルガーSQ | |
H.ブーフベルガーによる作品紹介と演奏例付き。 | ||
ハンザ同盟の結婚式用モテット集 エッカルト、ラフン、ショープ、シュルツ、シュテッフェンス、 シュトボイス、スヴェーリンク、ヴィエルダンクの作品 |
マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
999 397-2 廃盤 |
シューベルト:男声合唱曲集 Vol.1 サリエーリ氏の50歳祝賀に寄せて/坑夫の歌 D.268/ 小舟の歌 D.835/小さな村 D.598/春の歌 D.740/ 愛の心 D.747/ゴンドラの漕ぎ手 D.809/昔を今に D.710/ 月の光 D.875/晴れた夜 D.892/ナイチンゲール D.724/ 自然の喜び D.422/羊飼い娘 D.513/ポンスの歌 D.277/ 酒宴の歌 D.75/同 D.148/同 D.267/同 D.356/反抗 D.865/ すてきな夜に D.903 |
ジングフォニカー |
999 398-2 廃盤 |
シューベルト:男声合唱曲集 Vol.2 春に寄す D.338/時に三相あり D.43/同 D.69/ 限りなき喜び D.51/痛ましき嘆きも去って D.53/ 限りなき喜び D.54/愛による至福 D.55/ さすらう巡礼者はここに身を横たえて D.57/ その旗こそ雷の嵐を支配せよ D.58/ 誠実な夫婦は相抱いてここに D.60/ 朝の生気はさわやかに息づく D.67/ 水の上に歌う聖霊の歌 D.538/恋 D.983a/ サルヴェ・レジーナ D.811/憧れ D.656/ 若々しい五月の生気 D.61/高貴な座にすわって D.62/ 険しき星の道を D.63/堂々たる太陽の駿馬らは D.64/ 徳への二つの道 D.71 |
ジングフォニカー |
シューベルト:男声合唱曲集 Vol.3 吟遊詩人の歌 D.147/永遠の愛 D.825a/逃走 D.825b/ 春の歌 D.709/同 D.914/墓と月 D.893/ 涙ぐみて D.131a/人生は夢 D.269/夜 D.983,4/ 夜の音楽 D.848/夜のセレナード D.635/強盗の歌 D.435/ 憩え、この世のすばらしい幸 D.657/静かな歌 D.916/ 16世紀からの酒宴の歌 D.847/苦しみは消え去った D.88/ 憂愁 D.825/酒と恋 D.901 |
ジングフォニカー | |
シューベルト:男声合唱曲集 Vol.4 追憶 D.423/はるかなる人 D.331/隠者の庵 D.337/ 回想 D.424/漁師の歌 D.364/春の歌 D.243/ 聖霊の踊り D.494/黄金の輝き D.357/若者の喜び D.483/ アリ・ベイの嘆き D.140/木の葉が愛をささやく D.988/ 野外の歌 D.572/五月の歌 D.129/同 D.130/ 戦いの歌 D.443/墓掘り人の歌 D.38/ 五月の酒宴の歌 D.427/冬の酒宴の歌 D.242/ こだま D.428/ようこそいとしく美しい五月よ D.244/ 輪舞に D.983b |
ジングフォニカー | |
ボッケリーニ:交響曲集(全28曲) [Op.7/Op.10-4/Op.12 Nos.1-6/Op.21 Nos.1-6/ Op.35 Nos.1-6/Op.37 Nos.1, 3, 4/Op.41/Op.42/Op.45] |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー | |
分売のVol.1〜Vol.8をセットにしたもの。 | ||
コルンゴルト:歌劇「ポリクラテスの指輪」 | ベアーテ・ビランジア(S) キルステン・ブランク(S) ユルゲン・ザッハー(T) エンドリク・ ヴォトリヒ(T) ディートリヒ・ ヘンシェル(Br) クラウスペーター・ ザイベル指揮 ベルリン・ドイツso. | |
999 403-2 廃盤 |
シュポア: ヴァイオリン協奏曲第1番/ ヴァイオリン協奏曲第14番/ ヴァイオリン協奏曲第15番 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・ フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
マックス・フォン・シリングス(1868-1933): 交響的幻想曲/歌劇「イングヴェルデ」〜第2幕前奏曲/ 音楽悲劇「モーロホ」〜収穫祭/歌曲集 Op.22(*) |
ローベルト・ヴェーレ(T;*) シュテファン・ゾルテス指揮 ベルリン放送so. | |
シュッツ(1585-1672):カンツィオネス・サクレ(1625) | マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954): 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番 |
アウリンSQ | |
バッハ:「シェメッリ歌曲集」からの宗教的歌曲集 BWV.439-441/444-448/450-454/456-470/472-476/478/ 479/481-486/488/490/492/493/495-497/499-507 |
バルバラ・シュリック(S) クラウス・メルテンス(Br) ヴァウター・メラー(Vc) ボブ・ファン・アスペレン (Cemb/Org) | |
999 411-2 廃盤 |
ディートリヒ・ベッカー(1623-1679): ソナタと組曲集 第1巻(1674)より 〔第1番−第3番/第5番−第8番〕 |
アンサンブル・ パルナッシ・ムジチ |
レーヴェ(1796-1869):歌曲・バラード全集 Vol.15 アダム・ミツキェヴィチの詩による7つのポーランドのバラード/ サウルとサムエル/最後の戦いの前のサウル/センナケブリの敗北/ サウル/エリプハァの顔/彗星/ドイツの舟歌/農民の生活/老王 |
ウルスラ・クリゲル(S) トーマス・モーア(Br) コード・ガーベン(P) | |
ポーランドの詩人ミツキェヴィチの詩に感銘を受けて書かれたバラード他、ヘブライの物語を素材にしたバラードを収録。 「7つのポーランドのバラード」は他の録音も極めて少ない貴重な、そして重要な作品。 | ||
レーヴェ:歌曲&バラード全集 Vol.12 賢夫と良妻/死の舞踏/断崖のグレゴル/ つばめのおとぎ話/恋に落ちたこふきこがねむし/ カッコー/ハイネの詩集への歌曲/村の教会/ 盗賊/ヘジラの奇跡 |
イヴィ・イェニケ(Ms) コード・ガーベン(P) | |
ハンブルク国立歌劇場などで活躍する新鋭、ヤーニケを起用して、ゲーテのバラードに付曲した歌曲集「断崖のグレゴル」ほか、メゾの深みを味わえる作品を集めている。 | ||
レーヴェ:歌曲・バラード全集 Vol.14 宿屋のおかみさんの娘/荒れ果てた水車小屋/ 歌曲集第6部〜「娘たちは風のようだ」Op.9-4/ 宝掘りをする男/歩き回る鐘/ピサの修道士/認識/他 |
クルト・モル(B) コード・ガーベン(P) | |
名バス、クルト・モルが味わいのあるレーヴェを聴かせる。 | ||
レーヴェ(1796-1869):歌曲・バラード全集 Vol.17 白鳥の乙女/修道院の井戸で/花のバラード/ 恋する羊飼の娘スカピーネ/ムンメル湖/歌/小さな船乗り/ 幼い処女アニカ/化粧室の中の女神/エルフの女王/変化/ 人間の宿命/化粧台のグルヒンデ |
ジュリー・カウフマン(S) コート・ガーベン(P) | |
CPOでもプフィッツナーの歌曲集などでおなじみの歌手によるセレクション。「白鳥の乙女」、「幼い処女アニカ」といったおとぎ話風の歌を中心に、 ソプラノ歌手だった娘のために書いた「花のバラード」などを収録。 | ||
レーヴェ:歌曲&バラード集 Vol.8 | イリス・ ヴェルミリオン(Ms) コード・ガーベン(P) | |
レーヴェ:歌曲&バラード集 Vol.9 | クリストフ・ プレガルディエン(T) コード・ガーベン(P) | |
C.P.E.バッハ: 交響曲 Wq.173-175/Wq.178/Wq.180 |
ルトガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
ピリオド楽器使用。 | ||
テレマン: クリスマス・カンタータ「主は示現せり」/ クリスマス・オラトリオ 「羊飼いたちはベツレヘムの飼葉桶のところに」/ クリスマス・カンタータ 「見よ、われ汝等に大いなる喜びを告げん」 |
コンスタンツェ・ベッケス(S) メヒティルト・ゲオルク(A) アンドレアス・ポスト(T) クラウス・メルテンス(B) ルトガー・レミー指揮 ミヒャエルシュタイン・ テレマンco. ミヒャエルシュタイン室内cho. | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ベンジャミン・フランケル(1906-1973): 弦楽四重奏曲全集〔第1番−第5番〕 |
ノモスSQ | |
ベンジャミン・フランケル(1906-1973): ヴァイオリン協奏曲 Op.24(+)/ ヴィオラ協奏曲 Op.45(*)/ セレナータ・コンチェルタンテ Op.37(ヴァイオリン、 チェロ、ピアノと管弦楽のための)(#) |
ウルフ・ヘルシャー(Vn;*) ブレット・ディーン(Va;+) アラン・スミス(Vn;#) デイヴィッド・レイル(Vc;#) スティーヴン・ エマーソン(P;#) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
レハール:交響的作品集 ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ロ短調(*)/ ドナウの伝説(ワルツ)/ある幻影;わが青年時代/ 熱(テノールと管弦楽のための音詩)(+)/ 浅瀬渡り(ピアノと管弦楽のための交響詩)(#)/ タチヤナ(前奏曲とロシア舞曲) |
ラティカ・ホンダ= ローゼンベルク(Vn;*) ロバート・ガンビル(T;+) フォルカー・ バンフィールト(P;#) クラウスペーター・ ザイベル指揮 NDRハノーファー・ラジオpo. | |
フェリクス・ヴァインガルトナー(1863-1942): ヴァイオリン協奏曲 Op.52 ト長調 シューベルト(1797-1828)/ヴァインガルトナー編: 交響曲 ホ長調 D.729 |
ロラン・アルブレヒト・ ブロインガー(Vn) アルン・フランシス指揮 カイザースラウテルンSWR放送o. | |
発売:2009年。 シューベルトの「未完成交響曲」と言えば、普通は ロ短調の有名な曲を指すが、昔の通し番号で言うと第7番にあたるこの曲も未完成、それも残されているのはほとんど単旋律のスケッチだけ。何人かがオーケストレーションを試みているが、とりわけ有名なのはこのヴァインガルトナーによるもの。指揮者としてはもちろん、作曲家としても知られる彼による編曲のすばらしさはすでに折り紙つきで、彼がどれだけシューベルトに敬意を払っていたかがわかることだろう。クライスラーのために作曲されたヴァイオリン協奏曲も現代的で華麗な響きに満ちた名作。 | ||
ヴェルディ:ロマンスとカンツォネッタ集 6つのロマンス(1838)/6つのロマンス(1845)/ アヴェ・マリア/亡命者/乞食/誘惑/ストルネッロ |
ニン・リャン(Ms) コード・ガーベン(P) | |
ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)& ヨハン・ペータ・エミル・ハートマン(1805-1900)共作:バレエ「民話」 ハリー・ダムスゴー指揮デンマーク放送so. | ||
ジークフリート・ワーグナー: ヴァイオリン協奏曲(*)/ フルートと小管弦楽のための小協奏曲 ヘ長調(+)/ 歌劇「聖なる菩提樹」〜第2幕前奏曲/ 歌劇「山の精」〜第2幕前奏曲/ 分厚くて栄養たっぷりの ホットケーキの物語(バラッド)(+) |
アンドレア・ リーバークネヒト(Fl;*) ウルフ・ヘルシャー(Vn;+) ディートリヒ・ ヘンシェル(Br;#) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント= プファルツ州立po. | |
999 428-2 廃盤 |
イサン・ユン(1917-1995): クラリネット五重奏曲第1番(*)/第2番/ 弦楽四重奏曲第6番 |
エドゥアルト・ ブルンナー(Cl;*) アマーティSQ |
テレマン:歌劇「流行好きの悪魔」 |
カミーユ・ファン・ルネン、 アン・モノイヨス、 シュテファニー・スミッツ(S) メヒティルト・ゲオルク(Ms) エリク・ビーゲル(T) カール=クリストフ・ ゲープハルト、 ミヒャエル・ショッパー、 ゴトホルト・シュヴァルツ(B) ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ | |
ピリオド楽器使用。 | ||
シューマン: 幻想曲 Op.17/幻想小曲集 Op.12/幻想小曲集 Op.111 |
フォルカー・バンフィールト(P) | |
レハール:歌曲集 Vol.1 |
ガブリエーレ・ロスマニット、 ハイディ・ヴィルフ(S) イリス・フェルミリオン(Ms) ユルゲン・ザッハー(T) コード・ガーベン(P) イェンス=ペーター・ マインツ(Vc) | |
Vol.2は999 349-2。 | ||
999 433-2 廃盤 |
ジョージ・マクファーレン(1813-1887): 交響曲第4番 ヘ短調/第7番 嬰ハ短調 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 クイーンズランドso. |
ロンドンに生まれ、「英国において最も名声が高く、多方面にわたって著名な作曲家」と当時の新聞に評されたマクファーレン。「イギリスのベートーヴェン」とも言われた彼の作品はドイツにおいてもメンデルスゾーンやワーグナーらによって演奏されたという。 | ||
999 434-2 廃盤 |
ケクラン(1867-1950):ファゴットのための作品集 ファゴット・ソナタ Op.71(*)/ ファゴットとピアノのための小品集 Op.34(*)/ 影絵芝居 Op.193 (ファゴットと管弦楽のための12の小品)(+) |
エッカルト・ヒュープナー(Fg) インゲ=スーザン・ レムヒルト(P;*) ローラント・バーダー指揮 バーデン=バーデンSWRso. |
カルク=エーレルト(1877-1933):オルガン作品集 Vol.5 & 6 コラール即興曲集 Op.65〜[No.6/17/23/24/28/33/36/38/41/42/43/45/47/55/61/64]/ オルガン音楽 Op.145/ソナチネ Op.74/交響的カンツォーネ〜第2番 ヴォルフガング・シュトックマイアー(Org) | ||
ベートーヴェン:歌曲集 夕べの歌 WoO.150/アデライーデ/遥かなる恋人に/希望に/ 秘めごと/嘆き/声高き嘆き/憩いの歌 Op.52 No.3/ ミニョン Op.75 No.1/グレーテルの戒め Op.75 No.4/ 寂しさの喜び Op.83 No.1/諦め/憧れ 第1作−第4作 |
イリス・フェルミリオン(Ms) ペーター・シュタム(P) | |
ベートーヴェン:管楽器のための室内楽作品集 Vol.2 歌劇「フィデリオ」からのハルモニームジーク/ モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による 変奏曲 ハ長調 WoO.28(2つのオーボエとイングリッシュホルンのための)/ クラリネットとファゴットのための二重奏曲 ヘ長調 WoO.27 No.2 コンソルティウム・クラシクム | ||
ベートーヴェン:管楽器のための室内楽作品集 Vol.3 八重奏曲 変ホ長調 Op.103 (各2つのオーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための)/ 2つのオーボエとイングリッシュホルンのための三重奏曲 ハ長調 Op.87/ ロンディーノ 変ホ長調 WoO.25 (各2つのオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための) コンソルティウム・クラシクム | ||
ベートーヴェン:管楽器のための室内楽作品集 Vol.4 六重奏曲 変ホ長調 Op.71(各2つのクラリネット、ホルン、ファゴットのための)/ 五重奏曲 変ホ長調 Hess.19(オーボエ、3つのホルンとファゴットンのための)/ 行進曲 変ロ長調 WoO.25(各2つのクラリネット、ホルン、ファゴットのための) コンソルティウム・クラシクム | ||
フランツ・クサファー・リヒター(1709-1789): フルート・ソナタ集 フルート、チェロとチェンバロのための 3つの室内ソナタ Op.2 |
カメラータ・ケルン | |
ブラームス:歌曲全集 Vol.1 6つの歌 Op.3/6つの歌 Op.6/6つの歌 Op.7/ 8つの歌とロマンス Op.14 |
ユリアーネ・バンゼ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
ブラームス:歌曲全集 Vol.2 5つの詩 Op.19/ プラーテンとダウマーによる歌 Op.32/ 4つの歌 Op.43/4つの歌 Op.46 |
ユリアーネ・バンゼ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
20代の若々しい作品を経て、人間の内面や心の葛藤などを知る時期へ。メーリケやダウマーなど、言葉の大切さを感じとった詩による歌曲を生み出したブラームス。2つの弦楽六重奏曲、ピアノ四重奏曲第1&2番、ドイツ・レクイエムなどの傑作と同時期の作品群。 | ||
ブラームス:歌曲全集 Vol.3 「美しきマゲローネ」 Op.33 (ティークのマゲローネによるロマンス) |
アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
ドイツ・リートの歌唱と伴奏の第一人者による注目のブラームス。 | ||
ブラームス:歌曲全集 Vol.4 5つの歌 Op.47/5つの歌 Op.49/ 7つの歌 Op.48/ダウマーによる歌 Op.57/ |
ユリアーネ・バンゼ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
ブラームス:歌曲全集 Vol.5 リートと歌〔Ops.58, 59, 63〕 |
ユリアーネ・バンゼ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
名手3人がおくるシリーズ、当盤は作曲者40歳前後に生まれた作品集。さまざまな詩人の作品を使い(Op.63にはシューマンの息子も登場)、ロマン派歌曲の王道を築き上げた時代のブラームスを知ることができる。 | ||
ブラームス(1833-1897):歌曲全集 Vol.6 9つの歌 Op.69/4つの歌 Op.70/ 5つの歌 Op.71/5つの歌 Op.72 |
アンドレアス・シュミット(Br) ユリアーネ・バンゼ(S) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
交響曲第1番と第2番の間に挟まれた作品番号を持つ4作を収録。いよいよ円熟へと向かうこの時期だけに、 歌詩と音楽との密度やピアノの手法など、聴くべきところが多い。 | ||
ブラームス:歌曲全集 Vol.7 ロマンスと歌曲 Op.84/6つの歌曲 Op.85/ 低音のための6つの歌曲 Op.86/ 低音のための5つの歌曲 Op.94 |
ユリアーネ・バンゼ(S) イリス・ヴェルミリヨン(Ms) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
スター歌手となったバンゼほか、充実の歌手陣は他レーベルに負けない魅力的な顔ぶれ。ドイチュの深い作品への理解は、各音楽誌でも絶賛されている。 | ||
ブラームス:歌曲全集 Vol.8 7つの歌曲 Op.95/4つの歌曲 Op.96/ 6つの歌曲 Op.97/低音のための5つの歌曲 Op.105 |
ユリアーネ・バンゼ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
この3人によるシリーズもいよいよゴールに近づいた。ブラームス晩年の作品となるこれらの歌曲集は独自の渋さを持っているが、来日のたびに評価が上がる2人の歌手によるロマン派音楽の極致を味わえる。 | ||
コルンゴルト(1897-1957): 映画音楽「真夏の夜の夢」〜組曲 |
セシリア・リンゼイ(S) ミッチェル・ブレート(Ms) スコット・ウィーア(T) マイケル・バート(B) ゲルト・アルブレヒト指揮 ベルリン・ドイツso. ベルリン放送cho. | |
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777): 交響曲集〔WV.351/WV.413/WV.418/WV.438/WV.441〕 |
ミヒ・ガイク指揮 オルフェオ・バロックo. | |
ピリオド楽器使用。ウィーンにおいて、ハッセ、グルックと並び称されたヴァーゲンザイルのシンフォニーは、前古典派のスタンダードな作風。西洋音楽史の王道を歩む格調高い音楽が聴ける。 | ||
ブルッフ: 弦楽八重奏曲 変ロ長調/ ピアノ五重奏曲 ト短調(*)/ 弦楽四重奏曲 イ短調 |
イアン・ファウンテン(P;*) アンサンブル・ ウルフ・ヘルシャー | |
「弦楽八重奏曲」と「弦楽五重奏曲」は、最晩年に書かれた秀作。 | ||
レーガー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.1 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調Op.1/ ヴァイオリン・ソナタ第5番 嬰へ短調Op.84] |
ウルフ・ヴァリン(Vn) ローラド・ペンティネン(P) | |
エリット・カーター(1908-):管楽器のための室内楽作品集 フルート、オーボエ、チェロとチェンバロのためのソナタ/木管五重奏曲(1948)/ 魅入られた前奏曲集/練習曲と幻想曲/Esprit Rude/Esprit doux I アンサンブル・コントラスツ | ||
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1555?-1612): 後期作品集(ドイツの出典による) 汝ら王たちよ聞け/主よ、汝の御名によって/ カンツォーナ第2/おお主よ、わが神/カンツォーナ第3/ 天の軍勢が歓喜しますように/耳を貸したまえ/ カンツォーナ第1/恐れおののきて/カンツォーナ第5/ キリストは昇天せり/カンツォーナ第4/ キリストは死より起き/これこそ神の子 |
ホルガー・アイヒホルン指揮 ムジカリッシェ・コンパニー | |
ピリオド楽器使用。 | ||
アルマ・マーラー=ヴェルフェル(1879-1964): 歌曲全集(*) 5つの歌曲/4つの歌曲/5つの歌 ツェムリンスキー(1872-1942):歌曲集 Op.7 |
ルート・ツィーザク(S) イリス・フェルミリオン(Ms) クリスティアン・エルスナー(T) コート・ガーベン(P) | |
ベネディクト・アントン・ アウフシュナイター(1665-1742): 調和ある不調和 Op.2〜6つのセレナード |
ミヒ・ガイク指揮 オルフェオ・バロックo. | |
ゼレンカ(1679-1745):管弦楽作品全集 Vol.1 カプリッチョ第2番 ト長調 ZWV.183/ カプリッチョ第3番 ヘ長調 ZWV.184/ 7つのコンチェルタントトのための ヒポコンドリア イ長調 ZWV.187/ 8つのコンチェルタントのための 協奏曲 ト長調 ZWV.186 |
ユルゲン・ゾンネンタイル指揮 ノイ=エレフネーテo. | |
ブルッフ:弦楽四重奏曲 〔第1番 Op.9/第2番 Op.10〕 |
マンハイムSQ | |
プフィツナー(1869-1949):歌曲全集 Vol.3 5つのリートOp.11/4つのリートOp.15/ 2つのリートOp.19/2つのリートOp.21/ 月に/不信と慰め |
ユリー・カウフマン(S) イリス・フェルミリオン(Ms) クリストフ・ プレガルディエン(T) アンドレアス・シュミット(Br) アクセル・バウニ、 ミヒャエル・ゲース ルドルフ・ヤンセン ドナルド・スルゼン(P) | |
プフィッツナーの存在価値を歌曲で確立するシリーズ。ドイツ・リートを極めようとした初期の作品群は、作曲者のルーツを知る上でも重要。 | ||
J.C.バッハ:ベルリン・チェンバロ協奏曲集 Vol.2 〔ホ長調/ヘ短調/ト長調〕 |
アントニー・ハルステッド (Cemb)指揮 ハノーヴァー・バンド | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲集 Vol.1 [第1番 変ホ長調/第6番 イ短調] |
アンサンブル・ ハウスムジーク・ロンドン | |
ピリオド楽器使用。ベートーヴェンも絶賛した彼の作品は、現在オペラや交響曲程度しか知られていないが、ケルビーニを知るために、またベートーヴェンへの影響度をはかる上でも貴重なリリース。 | ||
ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲集 Vol.2 〔第2番/第5番〕 |
アンサンブル・ ハウスムジーク・ロンドン | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲集 Vol.3 〔第3番/第4番〕 |
アンサンブル・ ハウスムジーク・ロンドン | |
ピリオド楽器使用。ベートーヴェンと同じ時代に生きたこの作曲家がオペラ以外にも才能を発揮していたことを証明するプロジェクト。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1 [Hob.XV No.1-6] |
トリオ 1790 | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2 [Hob.XV No.11-14(第24番−第27番)] |
トリオ 1790 | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3 第18番/第32番/第33番/第34番 |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。好評シリーズの第3弾は、50-60代に作曲された円熟の作品集。特に30番台の3曲はロンドンの出版社と関係を持ち、後期交響曲とも近しい存在。 時代考証を経た演奏もみごとで、スタンダードたりうる一枚だと言える。 | ||
ジングフォニック・セレナード シューベルト:セレナード/ドヴォルザーク:失われた子羊 ラッスス:こんにちは、私の心/いとしのマドンナ サン=サーンス:冬のセレナード 他 |
ジングフォニカー | |
ヨハン・シュターミッツ (ヤン・スタミツ;1717-1757): ミサ・ソレムニス ニ長調/ おお、救いのいけにえ(モテット) 聖母マリアのリタニア ハ長調 |
モニカ・フリンマー(S) シルヴィア・シュリューター(A) ハリー・ファン・ベルネ(T) トム・ソル(B) ヴォルフガング・ヘルビヒ指揮 アルフェルト・ ヴォーカル・アンサンブル ブレーメン・バロックo. | |
オトマール・シェック(1886-1957): 悲歌 Op.36(バリトンと室内管弦楽のための歌曲集) |
アンドレアス・シュミット(Br) ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 ムジークコレギウム・ ヴィンタートゥーア | |
999 477-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.5 マーラー:交響曲第6番 |
ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. |
999 478-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.6 マーラー:交響曲第7番 |
ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. |
999 479-2 (2CD) 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.7 マーラー: 交響曲第9番/ 「子供の魔法の角笛」からの歌曲 |
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms) ディートリヒ・フィッシャー= ディースカウ(Br) ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. |
999 480-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.8 レーガー: 修道女/ロマンティック組曲 |
ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. NDRハンブルクcho. |
999 482-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.10 ベルント・アロイス・ツィンマーマン (1918-1970): アンティフォネン(ヴィオラと25の楽器のための;1961)(*)/ チェロ協奏曲(パ・ド・トロワの形式による;1956/1966)(+)/ 管弦楽のための即興曲(1958)/フォトプトシス(大管弦楽のための前奏曲;1968) エッカルト・シュロイファー(Va;*) ジークフリート・パルム(Vc;+) ハンス・ツェンダー指揮ザールブリュッケン放送so. | |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.11 モートン・フェルドマン(1926-1987): フルート協奏曲(1977/1978)(*)/ ピアノ協奏曲(1975)(+)/ オーボエ協奏曲(1976)(#)/ チェロ協奏曲(1972)(**) |
ロスヴィタ・シュテーゲ(Fl;*) ロジャー・ウッドワード(P;+) アルミン・アウセン(Ob;#) ジークフリート・ パルム(Vc;**) ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
廃盤のため、レーベル在庫限り。 | ||
999 484-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.12 ヘルムート・ラッヘンマン(1935-): ハルモニカ(テューバと大管弦楽のための)(*) ピエール・ブーレーズ(1925-): リテュエル(ブルーノ・マデルナの思い出に;1976) ヴォルフガング・リーム(1952-):捧げもの |
リヒャルト・ハナツキ(Tu;*) ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. |
999 485-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.13 ジャチント・シェルシ(1905-1988): プラナムI(ソプラノ、 12の楽器とテープのための;1972)(*)/ 管弦楽のための4つの小品 ハンス・ツェンダー(1936-): Lo-Shu IV「5つの俳句」 (フルートと弦楽のための:1982)(+)/ カンタータ(1980)(#)/ 時の奔流(管弦楽のための(1974) |
平山美智子(S;*) ハンナ・アウアバッハー(A;#) ロスヴィタ・シュテーゲ(Fl;+) ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. (#以外) アンサンブル・ インテグラツィオン・ ザールブリュッケン のメンバー(#) |
999 486-2 廃盤 |
ハンス・ツェンダー・エディション Vol.14 ハンス・ツェンダー(1936-): 「シル・ハシリム」(1993;全4部)より 〔第1部/第2部〕 |
ジュリー・モファット(S) マーティン・ヒル(T) ハンス・ツェンダー指揮 ザールブリュッケン放送so. アムステルダム・ ニュー・ミュージック室内cho. |
999 487-2 廃盤 |
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): 交響曲集 Op.9 [第1番 変ロ長調/第2番 変ホ長調(*)/第3番 変ロ長調]/ ジーバー・コレクション(1733)の交響曲 [第1番変ロ長調/第2番 変ホ長調]/ 交響曲 変ホ長調((*)のクラリネット付き版) |
アントニー・ホルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド |
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): 序曲集 Vol.2 オラトリオ「ユダヤの王、ジョアス」序曲/ 歌劇「スキピオの慈悲」序曲と行進曲(2曲)/ 歌劇「シリアのハドリアヌス帝」序曲/ 歌劇「ザナイダ」序曲/ 歌劇「カラクタクス」序曲と行進曲(2曲)/ 歌劇「オリオン」序曲/ 交響曲 ニ長調 Op.18 No.1(シュミット版) |
アントニー・ホルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
ヨハン・タイレ(1646-1724): 主を畏れる者は幸いなり/われが呼びかけしとき/ 主よ、御身の怒りで/ミサ/二重ソナタ(3声) |
マンフレート・コルデス指揮 ヴェーザー・ルネサンス | |
プフィツナー(1869-1949):歌曲全集 Vol.4 5つのリートOp.22/4つのリートOp.24/ 5つのリートOp.26/4つのリートOp.29 |
ユリー・カウフマン(S) イリス・フェルミリオン(Ms) クリストフ・ プレガルディエン(T) アンドレアス・シュミット(Br) ローベルト・ホル(B) アクセル・バウニ、 ミヒャエル・ゲース、 ルドルフ・ヤンセン、 ドナルド・スルゼン(P) | |
中期の傑作群。特にヘルダーリン、デーメルト、リュッケルト、ゲーテの詩を用いたOp.29はおすすめ。愛する家族たちに捧げるなど、作曲者の生活や内面に迫れる作品も収録している。 | ||
999 491-2 廃盤 |
プフィツナー(1869-1949):歌曲全集 Vol.5 Op.30/Op.32/Op.33/Op.35/Op.49/Op.41 |
ユリー・カウフマン(S) イリス・フェルミリオン(Ms) ローベルト・ホル(B) アクセル・バウニ、 ルドルフ・ヤンセン、 ドナルド・スルゼン(P) |
1922年-1931年に書かれた作品を収録。 | ||
ヒンデミット: 室内音楽第5番(ヴィオラと大室内管弦楽のための)/ 協奏音楽 Op.48(ヴィオラと大室内管弦楽のための)/ 白鳥を焼く男(ヴィオラと小管弦楽のための)/ 葬送音楽(ヴィオラと弦楽のための) |
ブレット・ディーン(Va) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ブリスベーン・ クイーンズランドso. | |
ディーンはベルリン・フィルの首席奏者。 | ||
エルネスト・アルフテル(1905-1989): シンフォニエッタ ニ長調(ヴァイオリン、チェロ、 コントラバスと管弦楽のための;1927)(*)/ ポルトガル狂詩曲 (ピアノと管弦楽のための;1938)(+)/ 2つの交響的スケッチ(管弦楽のための;1923/1925) |
アレハンドロ・ ルトカウフカス(Vn;*) ペーター・ヴォルフ(Vc;*) ボルスラフ・フルトク(Cb;*) ユー・ヒー・スー(P) ムハイ・タン指揮 フランクフルト放送so. | |
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): クラヴィーアとフルートまたはヴァイオリンのための ソナタ集 T.14, No.1-6(デール版 Op.16) |
ザルツブルク・ホーフムジーク | |
C.P.E.バッハ(1714-1788): フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための トリオ・ソナタ集 Wq.144-151 |
レザミ・ド・フィリップ [マンフレード・ツィマーマン (Fl-tr) マンフレード・クレーマー(Vn) モニカ・シュヴァンベルガー(Vc) ルートガー・レミー(Cemb)] | |
ピリオド楽器使用。父バッハ同様に数多くの室内楽作品を残したC.P.E.バッハだが、トラヴェルソを含む作品も、協奏曲などと合わせて得意としたところ。レミーを中心に、この時代のスペシャリストたちの演奏で。 | ||
999 496-2 (2CD) 廃盤 |
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795): 歌劇「ロメオとジュリエット」(全3幕) |
ハイドルン・コルデス、 クラロン・マクファッデン、 ジモーネ・ブレーラ(S) スコット・ウィーア(T) クリスティアン・インムラー、 ラルフ・エンゲ(Br) 他 ミヒャエル・シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ ブレーメン古楽フォーラム 声楽アンサンブル |
テレマン: 小室内楽曲集(6つのパルティータ P.2 TWV.41) |
カメラータ・ケルン | |
アンリ・ブロー(1799-1839): 木管五重奏曲 Op.2 No.1-3 |
A.シュヴァイツァー五重奏団 | |
アンリ・ブローは19世紀前半のパリを疾風のように生きた作曲家。オーボエ奏者でもありオーボエの製作、教則本の編集も行なったという。 | ||
アッラン・ペッテション(1911-1980):歌曲全集 裸足の歌 第1番−第24番/6つの歌 |
モニカ・グロープ(Ms) コート・ガーベン(P) | |
テレマン: 受難オラトリオ「キリストの死の日、9時間の考察」TWV.5:5(*)/ カンタータ(哀歌)「人はその生のなかにあり」 TWV.4:18(+)/ カンタータ「主よ、われは御身の家なる町を愛し」 TWV.2:2(#) マーリア・ザー(S;#) カイ・ヴェッセル(CT;+/#) デイヴィッド・コーディア(CT;*) ヴィルフリート・ヨッヘンス(T) ハリー・ファン・デル・カンプ、ハンス=ゲオルク・ヴィマー(B;*) シュテファン・シュレッケンベルガー(B;+/#) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784): 幻想曲 ハ短調/幻想曲 イ短調 falck 23/ 12のポロネーズ falck 12 |
ハラルト・ヘーレン(Fp) | |
クリスチャン・シンディング(1856-1941): 交響曲第1番 ニ短調 Op.21/第2番 ニ長調 Op.83 |
トマス・ダウスゴー指揮 NDRハノーファー・ラジオpo. | |
グリーグ同様にノルウェーの重要な作曲家であり、叙情的な交響曲、協奏曲などを残したシンディング。有名な「春のささやき」だけでは知り得ない魅力を知ることができる一枚は、北欧音楽ファン必聴。 | ||
999 505-2 廃盤 |
バーンスタイン・オン・ギター レナード・バーンスタイン/ルシアン・プレスナー編曲: 「アニヴァーサリーズ」から/ 「キャンディード」〜 [そうに違いない/ぼくらの庭を育てよう]/ ダンス組曲〜第1−4楽章/ミサ〜抜粋/ 「ウェストサイド・ストーリー」〜メドレー |
ルシアン・プレスナー(G) |
プレスナーはニューヨークで活躍するギタリスト。本場の空気とギターならではのスリリングな音楽が詰まっている。 | ||
チプリアーノ・デ・ローレ(1516-1565): 宗教的・世俗的モテット集〜ミュンヘンの古写本から |
マンフレート・コルデス指揮 ヴェーザー・ルネサンス | |
ヤコブス・レニャールト(1540頃-1599): マリアのモテット集(1588) |
マンフレート・コルデス指揮 ヴェーザー・ルネサンス | |
C.P.E.バッハ:木管楽器のための室内楽作品集 クラリネット二重奏曲 ハ長調 Wq.142/ オーボエ、ファゴットと通奏低音のためのパストラーレ/ チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Wq.73/ フルートとチェンバロのためのソナタ ホ長調 Wq.84/ オーボエと通奏低音のためのソナタ ト短調 Wq.135/ 鍵盤楽器、クラリネットとファゴットのためのソナタ Wq.92 アンサンブル・フィアーティ・コン・タスト・ケルン | ||
999 509-2 廃盤 |
イグナツ・ファン・ベーケ(1733-1803): 弦楽四重奏曲 ト長調 M.9/ト長調 M.11/変ロ長調 M.16 |
アリオーソSQ |
ベーケはグルック、ハイドン、モーツァルトらと同じ時代を生き、シンフォニーやジングシュピールなどを多数残した作曲家。弦楽四重奏曲はウィーン古典派のスタイルを守った、典雅な雰囲気の作品。 | ||
シューベルト/レーガー編曲:管弦楽伴奏版歌曲集 月に寄す/音楽に寄す/きみは憩い/魔王/陶工たちの歌/老人の歌/糸を紡ぐグレートヒェン/ タルタルスの群れ/夕陽に/万霊祭のリタニア/メムノン/夜と夢/プロメテウス カミッラ・ニールンド(S) クラウス・メルテンス(Br) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮NDRハノーファー・ラジオpo. | ||
ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 Op.1/ 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〔ヘ長調 RV.70/ト短調 RV.72/ハ長調 RV.60〕/ チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調 RV.43/ ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ ハ短調 RV.83 モニカ・ハジェット(Vn) アンサンブル・ソネリー | ||
ミヒャエル・ハイドン: 劇付随音楽「ザイール」へのシンフォニア ニ長調/ ノットゥルノ 変ホ長調/ヘ長調 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマー フィルハーモニー | |
ミヒャエル・ハイドン: 歌劇「ヴェルグルのコントラバス弾き」(*)/ 歌劇「アンドロメダとペルセウス」序曲/ 歌劇「許嫁レベッカ」序曲/ オラトリオ「償われた罪」序曲/ ディヴェルティメント ト長調/ 行進曲 ヘ長調/ニ長調/ニ長調/6つのメヌエット |
バルバラ・メスツァロス(S;*) ハンス・クリスティアン・ ベーゲマン(Br;*) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマー フィルハーモニー | |
ヨハン・ハインリヒ・ロッレ(1716-1785): クリスマス・オラトリオ |
グンドゥラ・アンダース、 ドロシー・ミールズ(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) ヴィルフリート・ヨッヘンス(T) ディルク・シュミット(B) ルートガー・レミー指揮 ミヒャエルシュタイン・ テレマンco. | |
テレマン:クリスマス・カンタータ集 シオンの娘に告げよ TWV.1:1235/心弱きところに告げよ TWV.1:1233/ シオンよ、起きよ! 祭の歓喜を鳴り響かせよ TWV.1:109/信心深き聖礼典 TWV.1:1020 ドロシー・ミールズ(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) ヴィルフリート・ヨッヘンス(T) ディルク・シュミット(B) ルートガー・レミー指揮ミカエルシュタイン・テレマンco.、マグデブルク室内cho. | ||
アスガー・ハメリク(1843-1923): 交響曲第6番 ト短調 Op.38 「シンフォニー・シリテュエル」 ニルス・W.ゲーゼ(1813-1890): 4つのノヴェレッテ〔ヘ長調Op.53/ホ長調 Op.58〕 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマー フィルハーモニー | |
ヴィラ=ロボス: 交響曲〔第6番/第8番〕/弦楽のための組曲 |
カール・セントクレア指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
#2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
ハイリヒ・シュッツ(1585-1672):世俗的合唱作品集 若い時からの妻に喜びを抱け SWV.453/恋人は甘い悲しみのうちに語る SWV.441/その後私は SWV.451/ ヘーリコン山での幸せ SWV.96/家と財産は両親から受け継ぐもの SWV.21/徳は最良の友 SWV.442/ 戦争の暗い危機が SWV.338/鷲が絶壁から飛び立つが如く SWV.434/見よ、何と美しく快いことか SWV.48/ 若く美しい四人の羊飼い娘 SWV.Anh.1/ザロモンは寝床を囲わせない SWV.452/大地は自ら潤す SWV.438/ 良い妻を持った夫は幸せである SWV.20/天空の広間に輝き渡る SWV.460/音楽の喜びの泉 SWV.49 マンフレート・コルデス指揮アンサンブル・ヴェーザー=ルネサンス | ||
ハルモニームジーク集 ビゼー/タルクマン編曲:「カルメン」 モーツァルト/タルクマン編曲:「皇帝ティトゥスの慈悲」 ニコライ/タルクマン編曲:「ウインザーの陽気な女房たち」 A.シュヴァイツァー八重奏団 | ||
ヘルマン・セヴェリン・ レヴェンスキョルド(1815-1870): バレエ「レ・シルフィールド」 |
ハリー・ダムゴー指揮 デンマーク放送シンフォニエッタ | |
ケルビーニ: 交響曲 ニ長調/歌劇「ロドイスカ」序曲/ 歌劇「ジュリオ・サビーノ」序曲 |
ハワード・グリフィス指揮 チューリヒco. | |
カルク=エーレルト(1877-1933):ハルモニウムのための作品集 Vol.1 幻想曲とフーガ ニ長調 Op.39/印象(12の小品)/2つの音詩[狩りの物語/死の舞踏] ヨハネス・マティアス・ミヒェル(ハルモニウム) | ||
カルク=エーレルト(1877-1933): ハルモニウムのための作品集 Vol.2〜ワーグナー歌劇からの編曲集 「ローエングリーン」〜ローエングリーンの到着/「トリスタンとイゾルデ」前奏曲/ 「神々のたそがれ」〜葬送行進曲/「ジークフリード」〜森のささやき/ 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜優勝の歌/ 「リエンツィ」〜リエンツィの祈り/「さまよえるオランダ人」〜ゼンタのバラード/ 「タンホイザー」〜レチタティーヴォと夕星の歌/「パルジファル」〜晩餐の情景 ヨハネス・マティアス・ミヒェル(ハルモニウム) | ||
カール・ゴルトマルク(1830-1915): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.2 ソナタ ニ長調 Op.25(*)/バラード ト長調 Op.54(*)/ ロマンス イ長調 Op.51(*)/ グレゴリアン(6つのピアノ小品) Op.52 |
ウルフ・ヴァリン(Vn) ブルーノ・カニーノ(P) | |
ヴィラ=ロボス:交響曲第4番「勝利」/第12番 | カール・セントクレア指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
#2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
ハンス・プフィツナー(1869-1949): 弦楽四重奏曲第2番 嬰ハ短調Op.36/第4番 ニ短調 |
フランツ・シューベルトSQ | |
ヒンデミット: 室内音楽第4番(独奏ヴァイオリンと室内管弦楽のための)(*)/ ヴァイオリン協奏曲(*)/劇付随音楽「トゥティフェントヒェン」 ディーン・オルディング(Vn;*) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮ブリスベン・クイーンズランドso. | ||
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741): ミサ・コルポリス・クリスティ/ 3つのモテット |
デイヴィッド・コーディア、 ドリュー・ミンター(CT) ヨハネス・フム(T) クラウス・メルテンス(B) マルティン・ハーゼルベック指揮 ウィーン・アカデミー | |
ヴォルフ:弦楽四重奏のための作品全集 弦楽四重奏曲 ニ短調「困苦に耐え、欠乏をしのべ」/ 間奏曲 変ホ長調/イタリアのセレナード |
アウリンSQ | |
ヨハン・クリスティアン・バッハ: フォルテピアノ・ソナタ Op.5 No.1-6 ハイドン/ヨハン・クリスティアン・バッハ編曲: 交響曲第53番「帝国」 |
ハラルト・ヘーレン(Fp) | |
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): 交響曲 ハ長調(原典版)/同〜第2楽章(改訂版) リスト/ジークフリート・ワーグナー編曲: 「巡礼の年」〜牧歌 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツpo. | |
シェーンベルク:歌劇「今日から明日まで」 Op.32 | クリスティン・ウィトルジー(S) クラウディア・バラインスキー(S) リシャルト・カルチコフスキ(T) リチャード・ソルター(Br) ミヒャエル・ギーレン指揮 フランクフルト放送so. | |
バルバラ・ストロッツィ(1619-1664): アリア、カンタータとラメント集 |
モナ・シュペーゲレ(S) アンサンブル・インカント | |
ラフ(1822-1882):交響曲集 第8番「春の調べ」/第9番「夏に」/ 第10番「秋に」/第11番「冬」 |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 フィルハーモニア・フンガリカ | |
4曲で四季が揃うという交響曲集は、ワーグナーをはじめとするドイツ・ロマン派の影響を受けたこの作曲家の真骨頂的を聴かせる作品群。晩年の作であり、 山や森林といった自然を表現するのが得意なラフの独壇場。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ:協奏交響曲集 Vol.2 変ロ長調(ヴァイオリンとチェロのための)/ ヘ長調(オーボエとファゴットのための)/ ニ長調(2つのヴァイオリンのための) |
グレアム・クラックネル、 アンナ・マクドナルド(Vn) セバスティアン・ コンバーティ(Vc) アントニー・ロブソン(Ob) ジェレミー・ウォード(Fg) アントニー・ホルステッド指揮 ザ・ハノーヴァー・バンド | |
ヨハン・クリスティアン・バッハ:協奏交響曲集 Vol.3 ホ長調(2つのヴァイオリン、 チェロとフルートのための)/ 変ホ長調(2つのクラリネット、ファゴット、 2つのホルンとフルートのための)/ イ長調(ヴァイオリンとチェロのための)/ フルート協奏曲 ニ長調 |
グレアム・クラックネル、 アンナ・マクドナルド(Vn) セバスティアン・ コンバールティ(Vc) レイチェル・ブラウン、 リザ・ベズノシュク(Fl) コリン・ローソン、 ゲリー・ブロディ(Cl) ジェレミー・ウォード(Fg) アントニー・ホルステッド指揮 ザ・ハノーヴァー・バンド | |
999 539-2 廃盤 |
ミヨー:交響曲第1番 Op.210/交響曲第4番 Op.281 | アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so. |
999 540-2 廃盤 |
ミヨー: 交響曲第2番 Op.247/ 交響曲第3番「テ・デウム」Op.271(*) |
アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so. バーゼル劇場cho.(*) |
ミヨー交響曲シリーズの第5弾。ナタリー・クーセヴィツキーの追悼曲である第2番、終楽章に「テ・デウム」の歌詞が歌われる第3番のカップリング。 分売は廃盤ですが、「交響曲全集」BOX化されて再発されています(999 656-2)。 | ||
999 541-2 廃盤 |
ハンフリー・サール(1915-1982): 交響曲第1番 Op.23/第4番 Op.38/ 夜の音楽 Op.2/あるドラマのための序曲 Op.17 |
アラン・フランシス指揮 BBCスコティッシュso. |
珍しくもイギリス人ながらウェーベルンに師事したサールは、現在活躍する若手作曲家にも大きな影響を与えた。作風は「聴きやすい12音音楽」。特に交響曲第1番は、そのダイナミックスさから発表当時絶賛された。 分売は廃盤となり、交響曲全集BOX777 131-2で再発売されました。。 | ||
テレマン:コルネッッティーノ・カンタータ集 「いにしえ人の手本に頼れ」TWV.1:259/ 「聞け、われ我呼ぶ時」TWV.1:459/ 「われは考える、今の苦しみは」TWV.1:840 |
モナ・シュペーゲレ(S) ヘニング・フォス(A) ヴィルフリート・ヨッヘンス(T) クラウス・メルテンス(B) ルートガー・レミー指揮 ライプツィヒ管楽コレギウム ミヒャエルシュタイン・ テレマンco. | |
レーヴェ:リート&バラード集 Vol.10 連作歌曲集「エステル」Op.52/他 |
ルート・ツィーザク(S) コード・ガーベン(P) | |
ヨハン・クリスティアン・カンナビヒ(1731-1798): フルート五重奏曲集 [ニ長調 Op.7 No.5/ホ短調 Op.7 No.3/ ト長調 Op.7 No.4/ト長調 Op.7 No.6] |
カメラータ・ケルン | |
マンハイム楽派最大の作曲家カンナビヒは、25歳も年下だったモーツァルトと深い親交を持ち(ピアノ・ソナタK.309はカンナビヒの娘のために作曲された)、 お互いにその感性を刺激しあった。 | ||
ジョヴァンニ・アントニオ・ バルターリ(1605-1669):祝祭ソナタ集 |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ・ケルン | |
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): 宗教的合唱曲集 SWV.369-397(1648)/ リタニア SWV.458/詩篇116 SWV.51 |
マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
フェルディナント・リース(1784-1838): 交響曲第5番 ニ短調 Op.112/第3番 変ホ長調 Op.90 |
ハワード・グリフィス指揮 チューリヒco. | |
C.P.E.バッハ:21の歌曲とオード | クラウス・メルテンス(Br) ルートガー・レミー(Fp) | |
ジャン=ジャック・ルソー(1712-1778): 歌劇「村の占い師」 |
ジャニーヌ・ミショー(S) ニコライ・ゲッダ(T) ミシェル・ルー(Br) ルイ・ド・フロマン指揮 ルイ・ド・フロマンco. レイモン聖ポールcho. | |
廃盤の可能性大。 | ||
ゴトフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749): ブロッケス受難曲「世の罪のために苦しみ死にたまいしイエス」 コンスタンツェ・バッケス、ドロシー・ミールズ(S) ヘニング・ボス(CT) クヌート・ショッホ、アンドレアス・ポスト(T) クラウス・メルテンス、 フロリアン・メールトレッター(B) ルートガー・レミー指揮 ミヒャエルシュタイン・テレマンco.、ミヒャエルシュタイン室内cho. | ||
ペッテション=ベリエル(1867-1942): 交響曲第1番/組曲「この前の夏に」(*) |
ウルフ・ヴァリン(Vn;*) ミハイル・ユロフスキ指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
レーヴェ(1796-1869):歌曲・バラード全集 Vol.16 古船の船長/航行/幽霊の存在/金細工師の娘/他(全16曲) |
ロマン・トレケル(Br) コート・ガーベン(P) | |
約30年に渡る幅広い作曲時期の作品を集約し、作曲者の変遷を知ることもできる1枚。トレケルの歌唱とシリーズを支えるガーベンのピアノがすばらしく、 歌曲ファンはこのシリーズを集めれば安心。 | ||
ヴィレーン(1905-1986): 交響曲第4番/第5番 バレエ組曲「オスカー・ボール」Op.24a |
トマス・ダウスゴー指揮 ノールチェーピングso. | |
ペッテション=ベリエル(1867-1942): 交響曲第2番変ホ長調「南国への旅」 ロマンス ニ短調(*)/東洋的舞曲 カンタータ「スヴェーガルドラー」前奏曲 |
ウルフ・ヴァリン(Vn;*) ミハイル・ユロフスキ指揮 ノールチェーピングso. | |
999 565-2 廃盤 |
アッテルベリ(1887-1974): 交響曲第2番/交響曲第5番 |
アリ・ ラシライネン指揮 フランクフルト放送so. |
C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲集 [ニ長調 Wq45 H478/ト長調 Wq3 H405 ト長調 Wq44 H477/ト短調 Wq32 H442] |
ルートガー・レミー (Cemb)指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
皇帝レオポルト1世(1640-1705): 聖母マリアの7つの悲しみのモテット ミゼレーレ/3つのレクツィオ |
イェルク・ヴァシンスキ (ソプラニスト) デイヴィッド・コーディア、 ヘニング・フォス(CT) アヒム・クラインライン(T) マルコス・フィンク(B) マルティン・ハーゼルベック指揮 ウィーン・アカデミー | |
ヴィラ=ロボス:交響曲全集 Vol.1 [第1番(1916)/第11番(1955)] |
カール・セントクレア指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
#2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
ジャン・バラケ(1928-1973):作品全集 エチュード(コンピューター音楽;1952/1953)(*) 復旧の時(1957/1968)(+) 歌の後の歌(1966)(#) ...au dela du hasard(1958/1959)(**) コンチェルト(クラリネット、マリンバと 6つの楽器のための;1962/1968)(++) セクエンス(1950/1955)(##) ピアノ・ソナタ(1950/1952)(***) |
ジャン・バラケ& パリ・GRM電子スタジオ(*) ローズマリー・ハーディ(Ms;+/##) シルヴァン・カンブルラン指揮(+/++) ヴォーカルアンサンブル・ ノヴァ・ウィーン(+) クラングフォルム・ ウィーン(+/#/**/++/##) ペーター・ルーデル指揮(#) クラウディア・ バラインスキー(S;#) フロリアン・ミュラー(P;#) クリスティナ・アッシャー、 デボラ・マイルズ=ジョンソン、 ジュリー・モファット(Ms;**) ユルク・ ヴィッテンバッハ指揮(**/##) エルネスト・モリナーリ(Cl;++) チャーリー・ フィッシャー(マリンバ;++) ステファン・リトウィン(P;***) | |
シューベルト:男声合唱曲集 Vol.5 森の中の夜の歌 D.913/父の命名祝日のために D.80 墓(第2作)D.330/暁の星 D.203/狩人の歌 D.204 リュッツォウの嵐の夜の狩り D.205/冬の日の歌 D.984 墓(第3作)D.377/代言人たち D.37/春の歌 D.199 雪は解けて D.202/ポンス酒の歌 D.253 サリエリ氏の50歳祝賀に寄せて D.407/墓(第4作)D.569 人生は夢(第2版)D.269 水の上の精霊の歌(第4作)D.714 |
ジングフォニカー 器楽奏者 | |
1648年、ウェストファリア条約のための音楽 ショプ、シュッツ、ハマーシュミット、アルベルト、 ヘルプスト、キンダーマン、メルヒオール・フランク、 ドレーゼ、ヒルデブラント、ヴィドマン、ベルガー、他の作品 |
マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
ディミトリ・テルザキス(1938-): エロティコン エトス B’ カタワッシア オクトエコス サッフォー・フラグメント 弦楽四重奏曲第2番/第3番 昼と夜の門 |
ハリーナ・ウコムスカ、 イングリート・ シュミットヒューゼン(S) ハンナ・アウアバッハー(A) エゴン・シュテーゲメラー(Vn) クラウス・ハイツ(Vc) ヘルムート・ギーサー、 ベアーテ・ツェリンスキー(Cl) ブリーウェン・ マレー=バーグ(P) カテリナ・ズラントニコヴァー (サントゥール) ベルンSQ レオナルドSQ ベルリン・ フィルハーモニー八重奏団 シュトゥットガルト 新音楽アンサンブル ヴォルフガング・フロンメ指揮 コレギウム・ヴォカーレ・ケルン | |
999 573-2 廃盤 |
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985): 弦楽のための協奏曲第1番/第4番 スウェーデン民謡による組曲 Op.36 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー・ ノイス |
ステファン・ヘラー(1813-1888):ピアノ作品集 3つのセレナード Op.131/私の部屋まで Op.140 シューマンの「なぜ」による変奏曲 Op.142 7つの歌 Op.120/タランテラ Op.85 |
アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P) | |
ユルヨ・キルピネン(1892-1959): カンテレタール Op.100〜26曲 |
カミラ・ニルンド(S) ハンス・リドマン(T) ペーター・シュタム(P) | |
フィンランドのキルピネンは、優れた歌曲を残したことで知られる作曲家。歌曲集「カンテレタール」は全64曲の民族伝承歌曲で、フィンランドの民俗楽器カンテレを模したピアノ伴奏も魅力的。 | ||
スーク: 組曲「おとぎ話」 Op.16/交響詩「プラハ」 Op.26 |
アラン・フランシス指揮 ヘルフォルト北西ドイツpo. | |
チェコ国民楽派の流れをくむスークの作品は、親しみやすいメロディであふれている。代表的な作品であるこの2曲は、スークの音楽を知るために必要不可欠。 | ||
999 577-2 廃盤 |
マウリシオ・カーゲル(1931-2008): アウフタクト、6手で/幻想的小品/セレナード トランジシオンII |
アンサンブル・ ラール・プール・アール |
ホーコン・ベアセン(1876-1954): 交響曲第1番 Op.3/ ホルンと弦楽とティンパニのための セレナード(1944)(*)/ 北ドイツの民謡旋律(1949) |
シャオ=ミン・ハン(Hr) オレ・シュミット指揮 ザールブリュッケン放送so. | |
J.C.バッハ:フルート四重奏曲 〔T.12,2 No.1-4(プレストン版; Op.19)〕 |
カメラータ・ケルン | |
イグナーツ・ホルツバウアー(1711-1783): 五重奏曲第2番 変ロ長調/ 3声のシンフォニア ト長調/ 3声のディヴェルティメント ニ長調/ 五重奏曲第1番 ト長調 |
カメラータ・ケルン | |
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913): 交響曲第3番 ハ長調 Op.40「悲劇的交響曲」 葬送行進曲 ホ短調 Op.79 |
イェルク=ペーター・ ヴァイグレ指揮 NDRハノーファー・ラジオpo. | |
ブラームス、ブルックナーからプフィッツナーに至るドイツ・ロマン派の流れの中で、復活の兆しを見せ始めているのがドレーゼケ(ドラエゼケ)。CDでは初リリースとなる「交響曲第3番」は、ニキシュやベームも積極的に指揮をした佳作。 | ||
999 582-2 廃盤 |
ステヴァン・フリスティチ(1885-1958): バレエ「オーリッドの伝説」組曲(4曲)(*) ヨシプ・スラヴェンスキ(1896-1955): バルカンフォニア |
フォルカー・ ヴォルリチュ(Vn;*) モーシェ・アツモン指揮 NDRハノーファー・ラジオpo. |
旧ユーゴスラヴィア地域の作曲家2人が登場。バルカン半島の不思議な民族音楽語法と20世紀ロマン派的な要素がミックスされたその作品は、知られざる佳曲としてもっと知られても良い。 | ||
ドゥセク(ドゥシーク;1760-1812): トリオ・ソナタ Op.20 No.3/同 Op.24 No.3/同 Op.31 |
トリオ 1790 | |
ピリオド楽器使用。プラハに生まれ、ベートーヴェンを予見させる古典派の作風で19世紀ヨーロッパ音楽を導いた存在のドゥシェク。覚えやすく軽やかさでエレガントな音楽は聴く物を虜にする。 | ||
カスパー・フェルスター(1617-1673): Congregantes Philistei/Vanitas Vanitatum Viri Israelite audite/Domine Dominus noster Repleta est malis/La Pazza(ソナタ) 3声のソナタ/7声のソナタ |
ローランド・ウィルソン指揮 カペラ・ドゥカーレ ムジカ・フィアタ・ケルン | |
イグナーツ・ホルツバウアー(1711-1783):交響曲集 〔イ長調 Op.2 No.4/変ホ長調 Op.3 No.1/ ニ長調 Op.3 No.4/ニ短調/ト長調〕 |
ミヒ・ガイク指揮 オルフェオ・バロックo. | |
モーツァルトにつながるマンハイム楽派の重要な存在として、再評価が期待されるホルツバウアーの交響曲集。 | ||
ラ・カッチャ ハンス=ギュンター・ブロドマン: 打楽器のための弦楽四重奏曲 ローラント・シュミット: 打楽器のための弦楽四重奏曲 池辺晋一郎:雨のむこうがわで ペーター・キーゼヴェッター:ラ・カッチア |
カバザ・ パーカッション・クァルテット | |
ジャゼンシャルズ・オブ・バッハ プレリュード/くだらないフーガ ト短調/プラリューディトム/ トッカータ&ファンク&コラール ニ短調/ジャゼンシャルズ/ バッカナリア/B-a-c-hの断片/ブルー・バッハ/ 偉大なるバップ=フーガ・ニ長調/眠りの姉妹/キューブ・チャット |
クンテセンス・ サキソフォン五重奏団 | |
ワルツ・リフレクション ヨハン・シュトラウスII/シェーンベルク編曲: 皇帝円舞曲/南国のバラ シェーンベルク:クリスマス音楽 ヨハン・シュトラウスII/ベルク編曲:酒、女、歌 ヨハン・シュトラウスII/ヴェーベルン編曲: 恋人のワルツ レシェティツキ: 「Ich muss wieder einmal in Grinzing sein」 による変奏曲 |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) ノルベルト・トイプル(Cl) レオノーレ・アウマイアー(P) アルフレート・ ミッテンホーファー (ハルモニウム) ウィーンSQのメンバー | |
オラティウ・ラドゥレスク(1943-): ピアノ協奏曲「ザ・クエスト」 Op.90 |
オルトヴィン・ステュルナー(P) ローター・ツァグローゼク指揮 フランクフルト放送so. | |
グロリア・コーツ(1938-): 交響曲第2番「闇を照らす光」 ヴァン・ゴッホへのオマージュ レオナルドのノートからの断章「大地の魂」 凍った時間 |
ヴォルフ=ディーター・ ハウシルト指揮(*) シュトゥットガルトpo.(*) ユルゲン・ヴィルマン指揮(+) ムジカ・ヴィーヴァ・ アンサンブル・ドレスデン(+) イジーナ・マルコヴァー(S;#) ゲルダ・マリア・クナウアー(A;#) ミロスラフ・コップ(T;#) ピョトル・ノヴァツキ(B;#) マティアス・クンチュ指揮(#) 1984年バイロイト 国際青年音楽祭o.(#) ディーター・ チヒェヴィーツ指揮(**) アンサンブル・ダス・ノイエ・ ヴェルク・ハンブルク(**) | |
ミヒャエル・ハイドン: 交響曲〔P.2-10/P.16-19/P.35/P.36/ P.38/P.41/P.45/P.51〕/ ディヴェルティメント P.114 |
ボフダン・ヴァルハル指揮 スロヴァキアco. | |
ヨハン・クリストフ・グラウプナー(1683-1760): カンタータ「Es begab sich, dass Jesus」(*)/ 組曲 ニ長調 D.5/同 ト長調 G.14 |
バルバラ・シュリック(S;*) ハイン・メーンス(T;*) スティーヴン・ヴァーコー(B;*) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト ライン聖歌隊(*) | |
18世紀中盤のヘッセン−ダルムシュタット宮廷を率いていたグラウプナー。友人であったテレマンと共に後期バロック音楽を盛りたてた立て役者で、勇壮な作風だ。 | ||
J.C.F.バッハ(1732-1795): アルト、弦楽と通奏低音のための劇的カンタータ (独唱カンタータ)「カッサンドラ」 |
ネーナ・スサンネ・ノリン(A) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト | |
ピリオド楽器使用。大バッハの五男として生まれ、20曲のシンフォニー(内12曲は紛失)や多くのクラヴィーア曲などを残したヨハン・クリストフ・フリードリヒ。ビュッケブルクの宮廷音楽家だったため、「ビュッケブルクのバッハ」という名もある彼だが、この「カサンドラ」はイタリア様式の壮麗なカンタータで、この作曲家がただ者ではないことを証明する一作。 | ||
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758): カンタータ「なんじの主なる神を愛すべし」(*) カンタータ「われは明らかになりて」(*)/ 序曲 変ロ長調 カール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ (1736-1800):詩篇119(+) |
マーリア・ザードリ(S;*) レナ・スサンネ・ノリン(A;*) ハンス=イェルク・マメル(T;*) クラウス・メルテンス(B;*) ヴェロニカ・ヴィンター、 アネッテ・ミュラー(S;+) ベルンハルト・シェッフェル、 ミヒャエル・シャフラート(T;+) シュテファン・ シュレッケンベルガー(B;+) ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊(*) クライネ・コンツェルト | |
ベルリンでC.P.E.バッハと共に、フレデリク2世の王宮につとめていた作曲家親子の競演盤。ドイツ音楽の伝統を守り気高いカンタータを残した父、そして16世紀イタリア風のポリフォニーを身上とした息子の対比に注目。 | ||
アウゴスト(エミル)・エナ(1859-1939): 歌劇「マッチ売りの少女」(*) バレエ「羊飼いの娘と煙突掃除」(+) |
ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン、 イッタ=マリア・シェーベリ(S;*) フリッツ・ヘルムート(語り;+) ローマン・ツァイリンガー指揮 デンマーク放送シンフォニエッタ ソッケルンcho.(*) デンマーク放送cho.(+) | |
有名なアンデルセンの物語をオペラに。イタリア系デンマークの作曲家により、後期ロマン派の作風をもった音楽が付けられている。マニアには魅力の1枚。 | ||
シンディング(1856-1941): 交響曲第3番/ 交響曲第4番(管弦楽のための狂詩曲)/ 霜と春 |
デヴィッド・ポーセリン指揮 NDRハノーファーpo. | |
ドイツ・ロマン派音楽と北欧的抒情をミックスさせたシンディングの曲は、グリーグよりも中央ヨーロッパに近い作風。 タスマニア響とのベートーヴェン交響曲全集で一部リスナーの話題をさらったポーセリンが指揮。 | ||
シューマン: ヴァイオリン・ソナタ第1番−第3番 |
イザベル・ファウスト(Vn) ジルケ・アーフェンハウス(P) | |
未完の第3番を含むソナタ全集。意外にも全曲セットでの録音が少ないために評価が高くないシューマンのヴァイオリン・ソナタだが、シューマン・ファン、ロマン派ファンなら間違いなく愛聴出来る作品だ。 | ||
シューマン: クライスレリアーナOp.16/ アベッグ変奏曲Op.1/ロマンス Op.28 |
フォルカー・バンフィールト(P) | |
異版を使用した「ピアノ・ソナタ集」などで新しいシューマン像を聴かせてくれたピアニストによる、シリーズ最新盤。作曲者の精神病理に深くメスを入れるような「クライスレリアーナ」をはじめとする斬新なアプローチ。 | ||
ピアノ・デュオ作品集 ストラヴィンスキー:2つのピアノのための協奏曲 プロコフィエフ:シューベルトのワルツによる組曲 ショスタコーヴィチ: コンチェルティーノ Op.94/組曲 Op.6 バレエ「黄金時代」〜[ポルカ/ワルツ] 映画「馬あぶ」〜タランテラ ヴィラディゲロフ:ホラ・スタッカート |
ジェノヴァ=ディミトロフ・ ピアノ・デュオ | |
J.C.バッハ: 6つのチェンバロ協奏曲 T.9,2(ヴェルカー版 Op.7) |
アントニー・ホルステッド (Cemb)指揮 ハノーヴァー・バンドのメンバー | |
J.C.バッハ: フォルテピアノ協奏曲 T.9,3(Op.13) No.1-3/6 |
アントニー・ホルステッド (Fp)指揮 ハノーヴァー・バンドのメンバー | |
コルンゴルト:歌劇「カトリーン」Op.28 | メラニー・ディーナー、 リリアン・ワトソン(S) デイヴィッド・レンドル、 トビー・スペンス(T) リチャード・ ロイド=モーガン(Br) ロバート・ヘイワード(B-Br) ヨハネス・マノフ、 ブリンドリー・シェラット(B) マーティン・ブラビンズ指揮 BBCコンサートo. BBCシンガーズ | |
コルンゴルトのウィーン時代最後を飾る大作、世界初となる全曲録音。ただこのオペラがナチスのせいで上演中止となったために、彼はその後ハリウッドで映画音楽作曲家の道を歩むようになる。 | ||
ルイーズ・ファレンク(1804-1875): 交響曲第1番/第3番 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 NDRハノーファー・ラジオpo. | |
ジョージ・アンタイル(1900-1959): 交響曲第1番「ジプシーの音楽」(1920-1922)/ 交響曲第6番「ドラクロワにちなんで」(1947)/ 群島[アルチペラーゴ](ルンバ) |
ヒュー・ウルフ指揮 フランクフルト放送so. | |
「ジャズ・シンフォニー」「バレエ・メカニック」など、1920-1930年代に多くの実験的かつ刺激的な作品を生みだしたアンタイル。「交響曲第1番」はジャズの語法を大胆に取り入れた問題作。「第6番」はかなり保守的な作風になってからの作品。この作曲家の全貌を垣間見る、注目の一枚。 | ||
E.T.A.ホフマン(1776-1822):舞台のための音楽 バレエ「アルレッキーノ」/ 劇付随音楽「バルティック海の十字架」/ 序曲「不死薬」/序曲「愛と嫉妬」 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス | |
初期ドイツ・ロマン派時代に生き、指揮者や詩人などいくつかの分野でも成功を収めたホフマンの、舞台(劇、バレエなど)のために書かれた作品集。ホフマン研究家による監修で、世界初録音。 | ||
E.T.A.ホフマン(1776-1822): インディアン・メロドラマ「ディルナ」(1809) |
アンゲリカ・ クラウツベルガー、 マルティン・ヘルマン、 ヴェルナー・クロッコー ヨハネス・ゴリツキ指揮 ドイツco. カンテムス室内cho.他 | |
古典派〜初期ロマン派における注目すべき作曲家として、歌劇「ウンディーネ」などが聴かれてきたホフマン。発表当時大ヒットとなったこの作品を、ドラマティックに再現。 | ||
999 608-2 廃盤 |
マックス・フォン・シリングス(1868-1933): 弦楽四重奏曲 ホ短調/弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.32 |
ウィーン弦楽五重奏団 |
指揮者・作曲家のシリングスは近年オペラの分野でも再評価されつつあるが、今回の登場は室内楽。ワーグナーの影響を受けたその作風は、真のドイツ・ロマン派に連なるものだ。 | ||
グラナドス:ピアノ五重奏曲 ト短調/ロマンス トゥーリナ: ピアノ四重奏曲 Op.67/ ヴァイオリン・ソナタ第2番/カリオペ Op.93 No.9 |
アンサンブル・ヴァリアブル | |
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」 | ミハイル・ユロフスキー指揮 ケルン放送so. | |
「石の花」(999 385-2)に続くユロフスキ指揮のプロコフィエフ第2弾。通常は組曲版で演奏されることの多い「シンデレラ」の全曲としても貴重で、華麗なロシア・バレエ最高峰のひとつだけにバレエ・ファンにもおすすめしたい。 | ||
カルク=エーレルト(1877-1933): ハルモニウムのための作品集 Vol.3 ミニチュア集 Op.9/ソナチネ Op.14/水彩画 Op.27 |
ヨハネス・マティアス・ ミヒェル(ハルモニウム) | |
レーヴェ(1796-1869):歌曲とバラード集 Vol.11 | モニカ・グロープ(Ms) コード・ガーベン(P) | |
ヘーコン・ベアセン(1876-1954): 弦楽六重奏曲 ト長調 Op.5(1901) 弦楽四重奏曲第2番 ハ短調(1939) |
アンサンブル・ コペンハーゲン・クラシック | |
シャルル・ケクラン(1867-1950): オーボエのための室内楽作品集 2つのモノディ Op.213(*) モノディ Op.216 No.10(*)/同 Op.216 No.11(+) 小品集 Op.179(*/#) 6声のソナタ Op.221(*/#/**) |
ラヨシュ・レンチェシュ (Ob;*、Ehr;+) カレ・ランダル(P;#) ガビー・パス=ファン・ リート(Fl;**) ルチア・チェリコーラ(Hp;**) パリSQ(**) | |
ニコラ・ポルポラ(1686-1768): オラトリオ「ジェデオーネ」 |
リンダ・ペリッロ(S) イェルク・ヴァシンスキ (ソプラニスト) ヘニング・フォス、 カイ・ヴェッセル(CT) ヨハネス・フム(T) ウルフ・ベストライン(B) マルティン・ハーゼルベック指揮 ウィーン・アカデミー ヴォーカル=アンサンブル・ ノヴァ・ウィーン | |
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.102 ピアノ三重奏曲第4番 ニ長調 Op.158 |
トリオ・オーパス8 [エックハルト・フィッシャー(Vn) マリオ・デ・セコンディ(Vc) ミヒャエル・ハウバー(P)] | |
交響曲はじめ管弦楽曲ばかりが人気を得ているラフだが、ドイツ・ロマン派の王道といえる作風を十二分に味わうなら、やはり室内楽。ブラームスやシューマンのファンなら、必ずお気にめはず。 | ||
アレクサンダー・エルンスト・フェスカ(1820-1849): ピアノ、オーボエ、ホルン、ヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロとコントラバスのための七重奏曲 〔第1番 ハ短調 Op.26/第2番 ニ短調 Op.28〕 |
リノス・アンサンブル | |
29歳で夭逝したドイツの作曲家による正統的なロマン派室内楽作品。シューマンが作品を認めたことから注目されたが、現代では「秘曲」に属する存在。室内楽ファンは要注目。 | ||
カール・ライネッケ(1824-1910): ピアノ四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.34 ピアノ四重奏曲第2番 ニ長調 Op.272 ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.83 |
リノス・アンサンブル | |
メンデルスゾーン、シューマンからブラームスに至る時代、重要な存在であったライネッケを再認識させるCPOからのリリース。ドイツ・ロマン派音楽ファンには是非の秀作。 | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): フルート・ソナタ集 第7番 ニ短調(2つのフルートのための)(*)/ 第9番 イ短調/第12番 ハ短調/第21番 イ短調/ 第22番 イ長調/第23番 ハ長調/第24番 ト短調 |
ミヒャエル・シュナイダー (リコーダー) カール・カイザー (リコーダー;*) カメラータ・ケルン | |
ピリオド楽器使用。「ほとんどかえりみられることがない」と言っていいほど珍しいアレッサンドロの室内楽曲。クヴァンツに大きな影響を受けたと言われる作品群を、この時代の音楽に定評あるカメラータ・ケルンの演奏で。 | ||
J.P.E.ハートマン(1805-1900): バレエ「ヴァルキューレ」Op.62 |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 フランクフルト放送so. | |
ワーグナーの楽劇でおなじみの題材が、パリ風のエレガントなスタイルを取り入れたバレエに変身。デンマークの作曲家が、なんとカンカンやギャロップなどを使いながら伝説の女戦士を讃える。もちろん全曲は当盤が初録音。 | ||
アントニオ・ロゼッティ)(1750?-1792): クラリネット協奏曲 変ホ長調 M.C.62 & 63(*) 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 M.C.60(+) |
ディーター・クレッカー(Cl;*) クラウス・ヴァレンドルフ、 サラ・ウィリス(Hr;+) ホルガー・シュレーター= ゼーベック指揮 南西ドイツ放送so. | |
フェルディナント・リース(1784-1838): 室内楽曲集(Vol.2) ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと ピアノのための五重奏曲 ロ短調 Op.74/ 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと ピアノのための(大)六重奏曲 ハ長調 Op.100/ ピアノ、ハープ、クラリネット、ホルン、ファゴットと コントラバスのための六重奏曲 変ロ長調 Op.142 |
アンサンブル・コンチェルタント・ フランクフルト | |
リースはベートーヴェンに師事した作曲家。楽器編成のユニークな作品を収録。 | ||
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771): トリオ・ソナタ集 ニ長調 W.24/ト長調 W.63/ト長調 W.84 ヘ長調 W.109/ハ短調 W.141 |
アンサンブル・ レザミ・ド・フィリップ | |
999 624-2 廃盤 |
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948): 弦楽三重奏曲 イ短調 Op.32 弦楽三重奏曲 ロ短調(1894) ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.33b(*) ヴァイオリンとチェロのための 序奏とバレット Op.35(*) |
ドイツ弦楽トリオ [ハンス・カラフス(Vn;*) ユルゲン・ヴェーバー(Va) ライナー・ギンツェル(Vc;*)] |
ハインリヒ・フォン・ ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): チェロ・ソナタ集 第1番−第3番 | ||
友人だったブラームスの影響を大きく受けたこの作曲家は、「亜流」とさえ言われる評価を甘受するほど、雰囲気の似たチェロ・ソナタ集を残している。 | ||
クラリネットとピアノのための作品集 ヨハン・ルートヴィヒ・ベーナー(1787-1860): 幻想曲と変奏曲 イ長調 イヴァン・ミュラー(1786-1854): 華麗な大二重奏曲 変ロ短調-変ロ長調 ウェーバー: 協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op.48 主題と協奏的変奏曲 変ロ長調 Op.33 |
ディーター・クレッカー(Cl) ヴェルナー・ゲヌイト(P) | |
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): 協奏的交響曲集 Vol.4 ト長調 CW.30,3-CW.Inc.5(*) 変ホ長調 T.8,15,8(T.290,4/CW.37)(+) ハ長調 T.289,8(CW.36b)(#) ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 CW.76(**) |
アンナ・マクドナルド (Vn;*/#/**) ジュリア・ビショップ(Vn;*/#) セバスティアン・ コンバーティ(Va;*/#) レイチェル・ブラウン(Fl-tr;*/+) アントニー・ロブソン(Ob;+) ジェレミー・ウォード(Fg;*) アントニー・ホルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782):協奏交響曲集 Vol.5 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 ハ長調 (C36a)/ 2つのフルート、2つのヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 ニ長調 (C39)/ 2つのオーボエ、2つのホルン、2つのヴァイオリン、 2つのヴィオラとチェロのための協奏交響曲 変ホ長調 (C40) グレアム・クラックネル、ペーター・ハンソン、ユーディト・タールリンク、 アンドルー・バート、セバスティアン・カンベルティ、レイチェル・ブラウン、 ウタコ・イケダ、アントニー・ロブソン/他 アントニー・ホールステッド指揮ハノーヴァー・バンド | ||
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745): 管弦楽作品全集 Vol.2 カプリッチョ第1番 ニ長調 Z.182 カプリッチョ第5番 ト長調 Z.190 8つの協奏楽器のためのシンフォニア イ短調 Z.189 |
ユルゲン・ゾンネンタイル指揮 ノイ=エレフネーテo. | |
ヘブライのスケッチ〜クラリネットと弦楽四重奏のためのユダヤ系作品集 アブラハム・ヴォルフ・ビンダー(1865-1967):祈りの動機による変奏曲(1928) ザムエル・ガルドナー(1891-1984):ヘブライ幻想曲 ファビアン・ゴロデツキー:ユダヤ狂詩曲 アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956):変奏曲 Op.172 S.グロヴィチ:コル・ニドライ(1918) アレクサンダー・クレイン(1883-1951):組曲「ヘブライのスケッチ」第1番 Op.12 ボリス・レヴェンソン(1884-1947):ユダヤ民謡集 ショロム・セクンダ(1894-1974):ア・ゲローメ・ニグン ヤコプ・ヴァインベルク(1879-1956):五重奏曲 Op.40 ディーター・クレッカー(Cl) プラハ・ヴラフSQ | ||
1908年にロシアのサンクト・ペテルブルクで設立された「ユダヤ民俗音楽協会」により、ユダヤの旋律を使った新作が生また。その成果がここに収録されている曲で、秘曲を発掘&再評価するクレッカーの面目躍如と言ったアルバム。 | ||
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):ハルモニウムのための作品集 Vol.4 孤独な小鳥/表現派/グラドゥアーレ/ミニチュア集/肖像 Op.101/ルネッサンス Op.57/感覚派/シシリエンヌ ヨハネス・マティアス・ミヒェル(ハルモニウム) | ||
「ポートレイト」は33人の有名作曲家に触発された作品。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): 交響曲第3番 ヘ短調「ラップランド」(1913/1915)/ 組曲「エアリナ」(1917) 歌劇「最後の審判の預言者たち」(1917)〜 コラールとフーガ |
ミヒャエル・ユロフスキ指揮 ノールショピングso. | |
ドイツ・ロマン派を基調に、ラップランド地方の情景と冷えた空気を感じさせる交響曲と、深い宗教心を感じさせるコラールなど。 | ||
999 633-2 廃盤 |
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティバルディ(17世紀): トリオ・ソナタ集 Op.1〜No.1-4,6,7,9,10,12/Op.2〜No.2,3,4,5,9 |
アンサンブル・ パルナッシ・ムジチ・ シュロス・ヴェルネック |
生涯さえもあまり知られていない“謎の作曲家”による、珍しい作品を集めた一枚。コレッリ率いるオーケストラで演奏し、彼の作品からさまざまな音楽語法をマスターして自分の音楽に昇華させたと言う。 | ||
テレマン:復活祭オラトリオ「復活」TWV.6,7(1761) | ドロシー・ミールズ(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) アンドレアス・ポスト(T) ラインハルト・デッカー、 クラウス・メルテンス(B) ルドガー・レミー指揮 ミヒャエルシュタイン・ テレマンco. マグデブルク室内cho. | |
ゲオルク・ムッファト(1653-1704): 「音楽の花束」第1巻〜 組曲第1番 ニ短調/第2番 ホ長調 「精選された器楽音楽」〜 シャコンヌ/アウグストの戴冠/これは何/とこしえに |
ローレンツ・ ドゥフトシュミット指揮 アンサンブル・アルモニコ・ トリブート・アウストリア | |
ムッファトはザルツブルク宮廷の音楽家でありながら、パリでリュリに、ローマでコレルリに学び、多様なスタイルを身につけていた。 | ||
ラインハルト・カイザー(1674-1739): 歌劇「最愛のアドニス」(愛人アドニス) |
スサンネ・リデーン、 モナ・シュペーグレ、 マリエッタ・ズンビュルト(S) ラルフ・ポプケン(CT) ヤン・コボウ、 クヌート・ショッホ(T) ライモンツ・スポギス(B) トマス・イーレンフェルト指揮 カペラ・オルランディ・ ブレーメン | |
多くの作曲家がインスパイアされて作品を書いたヴィーナスとアドニスの物語を、作曲者がわずか23歳の時にオペラ化した作品。世界初録音。 | ||
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1863-1729): ドレスデンの木管協奏曲集 オーボエ協奏曲 イ短調 S.212(+) フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 S.218(*/**) 2つのオーボエのための協奏曲 ホ短調 S.222(+/#) フルート協奏曲 ニ長調 S.225(*) オーボエ協奏曲 ト短調 S.237 フルートとオーボエのための協奏曲 ト短調 S.238(*/+) |
ローレンス・ディーン(Fl;*) マルティン・シュタドラー(Ob;+) ハリエット・ヘルレ(Ob;#) トマス・アルベルト(Vn;**)指揮 フィオリ・ムジカーリ・ ブレーメン | |
イタリアに学びザクセン、ポーランド、ドレスデンなど各地で活躍した作曲家。円熟した晩年の作品である管楽器群のための協奏曲は、ドイツ・バロックの代表的作品だと言えるだろう。すべて今回が初録音。 | ||
フランチェスコ・マンフレディーニ(1684-1762): 合奏協奏曲 Op.3(全12曲) |
ルドガー・レミー(Cemb)指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
後期イタリアン・バロックの作曲家による代表作であり、有名な「クリスマス協奏曲」を含む曲集。 | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974): 交響曲第1番 ロ短調 Op.3/ 交響曲第4番 ト長調 Op.14 「シンフォニア・ピッコラ」 |
アリ・ラシライネン指揮 フランクフルト放送so. | |
近代スウェーデンのシンフォニスト、アッテルベリは、北欧的抒情とドイツ・ロマン派風の音楽構築をミックスさせた作曲家。 | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974): 交響曲第3番 ニ長調 Op.10「西海岸の風景」/ 交響曲第6番 ハ長調 Op.31 |
アリ・ラシライネン指揮 ハノーヴァーNDRpo. | |
19世紀末から20世紀にかけてのスウェーデン近代音楽シーンをリードしてきた作曲家、アッテルベリ。「西海岸の風景」と題された交響曲第3番は、「アッテルベリの海の交響曲」とも呼ばれる叙情的な作品。また交響曲第6番はシューベルト没後100年記念の作曲賞に匿名応募で入賞し、ビーチャム、トスカニーニ、広上淳一なども録音している名作。 | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974): 交響曲第7番「ロマンティック」/交響曲第8番 |
アリ・ラシライネン指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
1940年代に書かれた2曲。民族的要素を加えながらも北欧のイメージにふさわしいスマートな印象を与える。スウェーデン・ロマン派交響曲シリーズ。 | ||
アンドレア・ガブリエーリ(1510?-1586): マドリガーレとカンツォーナ集 |
マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー・ルネサンス | |
レーガー: ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.2 ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.139 古い様式による組曲 ヘ長調 Op.93 演奏会用の3つの小品集 Op.79d [子守歌/カプリッチョ/いたずら] |
ウルフ・ヴァリン(Vn) ロランド・ペンティネン(P) | |
ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890): ヴァイオリン・ソナタ第1番−第3番 |
ドラ・ブラチュコヴァ(Vn) アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P) | |
メンデルスゾーンやシューマンと同時代で、北欧ロマン派のパイオニアとも言えるガーデ。クララ・シューマンに捧げた若書きの「ソナタ第1番」をはじめ、前述の作曲家が好きな方ならきっと好きになれる曲だろう。 当盤はレーベルで廃盤となり、流通在庫のみとなっております。入手出来ない場合はご容赦下さい。 | ||
999 645-2 廃盤 |
テレマン(1681-1767):チェンバロ曲集 2楽章構成の6つの序曲/6つの序曲/協奏曲 ロ長調 |
ハラルト・ヘーレン(Cemb) |
テレマンの数多い作品のなかで、鍵盤楽器独奏曲はもっとも演奏される機会が少ないジャンルなので、貴重な録音である。 | ||
フリードリヒ・チェルハ(1926-): 弦楽四重奏曲 〔第1番(1989)/第2番(1989-1990)/第3番(1991-1992)〕/ ヘルダーリンの断章による8曲 (弦楽六重奏のための;1995)(*) |
アルディッティSQ トマス・カクスカ(Va;*) ヴァレンティン・ エルベン(Vc;+) | |
モートン・フェルドマン(1926-1987): 「サミュエル・ベケットのために」(1987) |
ローラント・クルッティヒ指揮 カンマーアンサンブル・ ノイエ・ムジーク・ベルリン | |
ルートヴィヒ・ゼンフル(1490?-1543): ドイツ語歌曲とカルミナ |
マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー・ルネサンス | |
ルターの宗教改革が行われた中世ドイツにおいて多くのモテットや宗教的作品を作曲したゼンフル。彼の残した260もの歌曲から厳選し、1枚のCDに。 | ||
ヒエロニムス・プレトリウス(1580-1629): 聖ミカエルの祝日のための晩課の音楽 |
マンフレート・コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー・ルネサンス | |
ハンブルクの教会などでオルガン奏者を務めながら、宗教作品やオルガン曲などを多数残した作曲家。代表作とも言える大規模な晩課は、この作曲家の実力を知るのに十分の作品。 | ||
カンタータ集 カール・フリードリヒ・ゲッセル(1724-1793): Sie sind nicht alle dem Evangelio gehorsam (*) イジー・アントニーン・ベンダ(ゲオルク・ベンダ;1722-1795): Bald wird ihm die himmelische Jugend empfangen (+) / Eilet, eilet das Gesetz zu hören (+) フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714): Gelobe sei der Herr (*) ドロシー・ミールズ、ブリッタ・シュヴァルツ(S) イェルン・リンデマン(T;+) アンドレアス・ポスト(T;*) クラウス・メルテンス(B) ルドガー・レミー指揮ミヒャエルシュタイン・テレマンco. | ||
17世紀後半〜18世紀にかけて、ドイツで書かれたカンタータを集めた一枚。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): メゾソプラノのためのアリアと場面集 [歌劇「陽気な奴」より/歌劇「いたずら公爵」より/ 歌劇「黒鳥の国」より/歌劇「神聖な菩提樹」より/ 歌劇「平和の天使」より/ 歌劇「ライヌルフとアデラシア」より/ 歌劇「マリエンブルクの鍛冶屋」より] |
イリス・フェルミリオン(Ms) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ケルンWDRso.&cho. | |
すでに交響曲や歌劇の前奏曲等の録音はあるが、ジークフリート・ワーグナーのオペラ・アリア集が登場! 曲を聴けること自体が珍しく、しかもレーガーやレーヴェなどの歌曲集で見事な歌唱を聴かせるヴェルミリヨンの起用とあって、オペラ・ファンならおすすめ! | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.3 オルゲルビュヒライン〜BWV.599-631 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) ヨアヒム・ヴァーグナー(Org) | |
トロンヘイム、ニダロス教会のワーグナー製オルガン使用。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.4 オルゲルビュヒライン BWV.633-644 フーガ BWV.574/同 BWV.578/同 BWV.579 コラール変奏曲 BWV.767/同 BWV.770 前奏曲 BWV.568/同 BWV.569 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
トロンヘイム、ニダロス教会のワーグナー製オルガン使用。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.5 前奏曲とフーガ〔BWV.535/BWV.550/BWV.543〕/ コラール編曲集〔BWV.715-717/BWV.722-724/ BWV.729/BWV.734/BWV.739〕/ トリオBWV.583/パストラーレBWV.590 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
ドイツ、アンガミュンテ、マリエン教会のワーグナー製オルガン(1742年-1744年)使用。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): 交響曲全集/歌劇からの管弦楽曲集 |
ディートリヒ・ヘンシェル(Br) ウルフ・ヘルシャー(Vn) アンドレア・リーバークネヒト(Fl) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ハンブルク国立po. ラインラント=プファルツ州立po. | |
既発の7CD[ 999 003-2 / 999 300-2 / 999 377-2 / 999 378-2 / 999 366-2 / 999 427-2 / 999 531-2 ]のセット化。 | ||
ミヨー:交響曲全集(12曲) [第5番/第6番/第7番/第8番「ローヌ川」/ 第9番/第10番/第11番「ロマンティック」/ 第12番「田舎」/第1番/第4番「1848」/ 第2番/第3番「アンブロシウス賛歌」] |
アラン・フランシス指揮 バーゼル放送so.、バーゼル劇場cho. | |
旧 999 066-2、999 166-2、999 354-2、999 539-2、999 540-2のセット(分売は廃盤)。 | ||
リース(1784-1838): チェロ・ソナタ イ長調Op.21/ ピアノとチェロのための序奏とロシア風舞曲/ チェロ・ソナタ ト短調Op.125/ロマンス ト長調 |
ギド・ラリッシュ(Vc) ロバート・ヒル(P) | |
ピリオド楽器使用。ベートーヴェンの愛弟子として師の作風を受け継いだリースだが、その実力はCPOからリリースされている交響曲などでも実証済み。「ベートーヴェンの時代」を深く掘り下げる1枚。 | ||
999 657-2 (6CD) 廃盤 |
シュポア: ヴァイオリン協奏曲第1番−第15番/同 WoO.12 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. |
777 818-2 (8CDs) へ移行。 | ||
ベートーヴェン:管楽器のための室内楽作品集 二重奏曲 WoO.26/WoO.27 No.1/ 七重奏曲(管楽八重奏とコントラバスのための編曲版)/ 歌劇「フィデリオ」からのハルモニームジーク/ モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の 「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 ハ長調 WoO.28 (2つのオーボエとイングリッシュホルンのための)/ クラリネットとファゴットのための二重奏曲 ヘ長調 WoO.27 No.2/ 八重奏曲 変ホ長調 Op.103(各2つのオーボエ、 クラリネット、ホルン、ファゴットのための)/ 2つのオーボエとイングリッシュホルンのための 三重奏曲 ハ長調 Op.87/ ロンディーノ 変ホ長調 WoO.25(各2つのオーボエ、 クラリネット、ホルン、ファゴットのための)/ 六重奏曲 変ホ長調 Op.71 (各2つのクラリネット、ホルン、ファゴットのための)/ 五重奏曲 変ホ長調 Hess.19 (オーボエ、3つのホルンとファゴットンのための)/ 行進曲 変ロ長調 WoO.25 (各2つのクラリネット、ホルン、ファゴットのための) |
コンソルティウム・クラシクム | |
999 162-2、999 437-2、999 438-2、999 439-2のセット。 | ||
シューベルト:男声合唱のための作品全集 | ジングフォニカー ベンノ・シャルプフ(P) 器楽アンサンブル | |
999 397-2、999 398-2、999 399-2、999 400-2、999 570-2 のBOXセット。単発リリースで各ディスクとも多くの称賛を得た名演。シューベルトの作品中、珍しい部類に入るものながら、歌曲王の名に恥じないクオリティを聴かせてくれる。 | ||
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 [第1番−第15番]/序曲 D.8a/ メヌエットとトリオ D.89 |
アウリンSQ | |
Vol.1(999 409-2)とVol.2(999 410-2)という各3枚組で既発売のディスクを6枚組全集ボックス・セットにまとめまたもの。 | ||
フランケル(1906-1973):交響曲全集 交響曲第1番〜第8番/序曲「メーデー」/ メフィストフェレスのセレナードと踊り/ 祭典への序曲/シェイクスピア序曲 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 クイーンズランドso. | |
イギリスのシンフォニスト、フランケルの既発売交響曲シリーズ(999 240-2、999 241-2、999 242-2、999 243-2)をボックス・セットで。 映画音楽でも評価の高いこの作曲家は、CPOが再評価をうながした結果、本国でも再び注目されてきている。 交響曲第3番に付帯していた作曲者自身による解説も収録されている。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.1 キルンベルガー・コラール集〜 BWV.690/691/694-701/703/704/706/709-713 前奏曲とフーガ〔BWV.531, 533, 549, 551〕 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
フライブルク大聖堂のジルバーマン製オルガン使用。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.2 コラール BWV.651-658 (ライプツィヒ・オリジナル手稿による)/ 前奏曲とフーガ〔BWV.541, 546〕 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
フライブルク、聖ペトリ教会のジルバーマン製オルガン使用。 | ||
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889): コントラバス協奏曲第1番 嬰ヘ長調(*) コントラバス協奏曲第2番 ロ短調(*) 愛の情熱(2つのコントラバスとピアノのための)(+) |
ボルスラフ・フルトク(Cb) ヨハネス・シュテーレ(Cb;*) シュテファン・テツラフ指揮(*) ウルリヒ・エーデルマン指揮(+) フランクフルト放送so. | |
録音:1998年2月26日&27日(+)/1999年1月5日-6日&4月29日-30日、ゼンデザール、ヘッセン放送局。 コントラバス奏者にとって不可欠の存在であるボッテジーニは、イタリア的な明快さと親しみやすいメロディが特徴の作品を残し、特にコントバラスのレパートリー拡大に務めた。イタリア・ロマン派音楽を知る上でも貴重な一枚。 | ||
ヨゼフ・アイブラー(1765-1846): 「クリスマス・オラトリオ」〜 ベツレヘムのキリスト降誕の羊飼い |
ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 アルスフェルト・ ヴォーカル・アンサンブル、 ブレーメン大聖堂cho.、 イ・フェビアルモニチ | |
死の床のモーツァルトを看病したアイブラー。モーツァルトの「レクイエム」の補筆完成を最初に依頼されたのもこの人。その彼の残したレクイエム(999 234-2)も傑作だったが、この曲もまた隠れた才能が開花した秀作。 | ||
シュテルツェル(1690-1749): クリスマス・オラトリオ/ カンタータ[第1番−第5番] |
ブリッタ・シュヴァルツ(A) ヘニング・ヴォス(A) ヤン・コボウ(T) クラウス・メルテンス(B) ルートガー・レミー指揮 ワイマール・バロック・アンサンブル | |
大バッハ同様、自作カンタータを素材として再構成した「クリスマス・オラトリオ」が聴きもの。 | ||
ペッテション=ベリエル(1867-1942): 交響曲第4番「ホルミア」/ 管弦楽組曲「眠れる森の美女」/ 組曲「フレセの花」第1番 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ノールショッピングso. | |
近代スウェーデン音楽をリードした、ロマンティックな作風を持つ作曲家の交響曲シリーズ最新盤。有名な童話の組曲化と、民謡風の素朴な メロディを持つ組曲からの抜粋を追加収録。 | ||
クロフォード(・シーガー)(1901-1953): 弦楽四重奏曲/管楽五重奏のための組曲/ ダイアフォニック組曲[第1番−第4番] |
アンサンブル・アヴェンテューレ、 ペレグリーニSQ | |
ベルリンとパリで学び、モダニストとしてその活動を続けた女性作曲家による、室内楽作品集。一部で歌曲が注目されるなど、その存在がクローズアップされることは稀なだけに、この一枚で評価が大きく変わるかもしれない。 | ||
ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1745-1820): カンタータ集 |
イングリート・ シュミットヒューゼン(S) ハワード・クルック(T) ゴットホルト・シュヴァルツ(B) ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト(o.) ライン聖歌隊(cho.) | |
ヨハン・ミヒャエル・バッハはJ.S.バッハの親戚筋にあたる作曲家。ベートーヴェンと同時代を生き、ナポレオン戦争終結などを題材にスケールの大きいカンタータを残した。 | ||
ヴィルヘルム・フリードリヒ・ エルンスト・バッハ(1759-1845): カンタータとシンフォニア |
ヘルマン・マックス指揮 クライネ・ コンツェルト(古楽器使用) ライン聖歌隊、他 | |
J.S.バッハの孫(J.C.F.バッハの息子)であるW.F.E.バッハは、ベートーヴェンと同時代のプロイセンで活躍。 コロンブスのアメリカ発見を祝うカンタータなど、この作曲家を知るために最適の作品集だ。 | ||
テレマン(1681-1767): オラトリオ「解放されたイスラエル」 組曲ヘ短調 音楽的牧歌「5月」 |
イングリット・ シュミットヒューゼン クラウディア・シューベルト ハワード・クルック クラウス・メルテンス エッケハルト・アベレ ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト ライン聖歌隊 | |
晩年の作品である「解放されたイスラエル」は、出エジプトの物語を描く力作。その2年後に作曲された「5月」は、牧歌的雰囲気をたたえた平和な作品。 | ||
ファッシュ(1688-1758): 序曲 ニ短調/主に向かって歓呼せよ/ バス、2つのヴァイオリン、ヴィオラと 通奏低音のための新年のカンタータ/ 神の御元に行くは我の喜び/ ソプラノ、バス、2つのヴァイオリン、 ヴィオラと通奏低音のための詩篇第121番/ 協奏曲 変ロ長調/ 穏やかなとどろきと心地よい流れ/ バス、シャリュモー、オーボエ、ファゴット、 2つのヴァイオリン、ヴィオラと 通奏低音のためのペンテコスト・カンタータ |
クラウス・メルテンス(B) デボラ・ヨーク(S) シャレフ・アドエル指揮 アカデミア・ダニエル・ アンサンブル | |
ドイツ・バロックを支える一人として、テレマンやグラウプナーらと肩を並べる存在。カンタータや協奏曲など王道とも言える作品構成、当時は斬新だったシャリュモー(クラリネットの前身)を加えた編成などが特徴。 | ||
シュッツ(1585-1672): 小宗教的コンチェルト集(全曲) |
マンフレート・コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
「シンフォニア・サクラ」「ダヴィデの詩篇」と並ぶ、シュッツ芸術の頂点を極める声楽作品。禁欲の美とでも評したくなるこの曲集を、シュッツを得意とするコルデスの誠実な演奏で。 | ||
レーヴェ:歌曲・バラード全集 Vol.13 まことのばら/恋人/日に焼けた娘/ アサドは「なんじらの上に平安あれ」とともに/ ドラッヘンフェルス/魔法使いの弟子/ 鳥のさえずり/遠くへ/他 |
クリスティアン・エルスナー(T) コート・ガーベン(P) | |
シリーズも13枚目となり、かなり深い世界へと入り込んで来た。今回は初期の作品から晩年まで、生涯に渡ってその作風を捉えることができるラインナップ。エルスナーの叙情的な歌が、 メロディの美しさを強調する。 | ||
ウィレン(1905-1986): 交響曲第2番/交響曲第3番/ 演奏会用序曲第1番/演奏会用序曲第2番 |
トマス・ダウスゴー指揮 ノールショピングso. | |
「交響曲第4番」他(999 563-2)に続く、管弦楽曲シリーズ第2弾。パリで学び、新古典主義をベースに叙情性を加味した作風が特徴で、2つの交響曲と序曲はこの作曲家入門にも最適な親しみやすい作品。 | ||
ソルコツェヴィッツ(1734-1789): 器楽曲全集&交響曲集 |
ヴォルフガング・ブルンナー指揮 ザルツブルク・ホフムジーク | |
クロアチアのドゥブロヴニクで要職に就き、大使職としてウィーンへと赴任した際にハイドン、グルック、モーツァルトらと交流したという、 変わった経歴の作曲家による交響曲集。古典派の勢いがある作品をピリオド楽器で。 | ||
メンデルスゾーン=ヘンゼル:弦楽四重奏曲 マイアー(1812-1883):弦楽四重奏曲 ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818): 弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲第3番 |
エラートSQ | |
メンデルスゾーンの姉ファニーをはじめ、女性作曲家たちによる弦楽四重奏曲を集めた盤。 | ||
フックス(1660-1741):オラトリオ「カルバリの丘で慈悲によって開かれた救済の泉」
クミコ・コイケ、リンダ・ペリッロ、他 マルティン・ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミー | ||
フックスはウィーンの聖シュテファン大聖堂で楽長を務めた作曲家だけに、壮大なオラトリオや宗教音楽は得意とするところ。フックス作品に意欲的なハーゼルベックによる演奏は、もっとも信頼できるものである。 | ||
999 681-2 廃盤 |
神聖ローマ皇帝フェルディナント3世(1608-1657): 生誕の賛歌「すべての者の救い主なるイエスよ」/賛歌「神を守り」/賛歌「人間の救済」 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/23-1679): フェルディナント3世の死に寄せる哀歌 神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世(1678-1711):カンタータ「喜ばしき天の女王」 神聖ローマ皇帝・レオポルト1世(1640-1705):ソナタ・ピエナ/詩篇「主をほめたたえよ」 リンダ・ペリッロ、イェルク・ヴァシンスキ、デイヴィッド・コーディア、 ヘニング・ヴォス マルティン・ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミー/他 | |
ヨハネス・シェンク(c.1656-c.1712): 伴奏付きと無伴奏の ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集 |
ロレンツ・ ドゥフトシュミット(ガンバ) ゾフィー・ヴァティロン(ガンバ) ロルフ・リスレファント(テオルボ/G) ヴォルフガング・ツェーラー (Cemb/ポジティヴOrg) | |
17-18世紀(パーセルとほぼ同時期)のドイツやアムステルダムにおいて、ガンバの名手として活躍したシェンクによる作品集。その楽器を知り尽くした数多い曲の中から、今回は入門編ともいえる物をセレクト。名手ドゥフトシュミットの腕が冴える! | ||
カルク=エーレルト(1877-1933):ピアノ作品集 Vol.1 6日間の創世のみわざ/バガテル/アラベスク/ むせかえる香り/気まぐれなワルツ/パルティータ |
エルンスト・ブライデンバッハ、 ヴェルナー・ホップストック(P) | |
オルガン作品集で脚光を浴びたドイツの作曲家による、ピアノ曲シリーズ。シェーンベルク、ドビュッシー、スクリャービンからの影響大。 | ||
ジークフリート・ワーグナー:バリトンのための情景とアリア 歌劇「太陽の炎」「熊の毛皮を来た男」「いたずら公爵」「よう鬼」「陽気な奴」 「バナディートリッヒ」「黒鳥の国」「異教の王」「平和の天使」「ライヌルフとアデラシア」より ロマン・トレケル(Br) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮ケルン放送so.&cho. | ||
ゲーテに捧げられた歌曲集〜ゲーテ生誕250年記念 ベートーヴェン、シューベルト、レーヴェ、シューマン、 ヴォルフ、プフィッツナー、シェック/他の作品 |
クリストフ・プレガルディエン(T) ミヒャエル・ゲース(P) | |
トッホ(1887-1964):弦楽四重奏曲集 Vol.2 [第8番/第9番] |
ヴェルディSQ | |
20世紀ウィーンを代表する作曲家トッホは、CPOの録音によって再評価されつつある。シェーンベルクやバルトークの作風に近い彼の作品は、日本でも多くのファンを獲得するはず。 | ||
トッホ(1887-1964):弦楽四重奏曲集 Vol.1 第11番/第13番 |
ブーフベルガーQ | |
全13曲(ただし5番までは紛失)ある弦楽四重奏曲のシリーズがスタート。 ドイツ時代にヒンデミットが委嘱した11番、1953年に室内楽の集大成として書かれた13番をカップリング。 | ||
トッホ(1887-1964): 舞踏組曲/ チェロ協奏曲(*) |
ズザンネ・ ミューラー=ホルンバッハ(Vc;*) ゲルハルト・ ミューラー=ホルンバッハ指揮 ムターレ・アンサンブル | |
アメリカへの亡命以前、1920年代に作曲された2曲は作曲家トッホの地位を確立した作品。チェロ協奏曲は フォイアマンが絶賛した作品で、20世紀初頭のウィーンを代表する一曲でもある。 | ||
999 689-2 廃盤 |
ラングストレーム(1884-1947): ヴァイオリンとピアノのための組曲第1番/ ヴァイオリンとピアノのための組曲第2番/ ヴァイオリンとピアノのための カプリッチョ・アモローソ/ ヴァイオリンとピアノのためのポエム/ ピアノのための3つのレジェンド/ ヴァイオリンとピアノのためのアリオーソ/ 2台のヴァイオリンのための3つの舞曲小品/ 2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための E.T.A.ホフマン形式の夜想曲/ ピアノのための即興曲 |
マッツ・ヤンソン(P) ターレ・オルッソン(Vn) ホルメン・カルテット |
テレマン:6つの協奏曲と6つの組曲 | カメラータ・ケルン (古楽器使用) | |
すでに「6つのパルティータ」をCPOに録音しているカメラータ・ケルンが、続編ともいえる室内楽曲をリリース。さまざまな楽器で演奏可能なこの作品群を、考え抜かれた組み合わせでいきいきと楽しく演奏している。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782): ピアノ協奏曲 Op.13 No.4-6/Op.14 |
アンソニー・ホルステッド(P) 指揮ハノーヴァー・バンド | |
作曲者が晩年ロンドンで活躍していた時代の作風を伝える一枚。幼いモーツァルトに手ほどきをしたピアノの腕前が、ソロ部分に表れている。 | ||
ダルベール(1864-1932):歌劇「死んだ眼」 | ダグマル・シェレンベルガー、 ハルトムート・ヴェルカー/他 ラルフ・ヴァイケルト指揮 ドレスデンpo.&cho. | |
録音:1997年、ドレスデン。ライヴ。 美しい盲目の女性を主人公としたドラマ。 | ||
クロイツァー(1780-1849):男声合唱曲集 〜ウーラント、ゲルティ、ゲーテ、 シュティー、グリッツェのテキストによる |
ジングフォニカー | |
クロイツァーはドイツ南西部の出身で、約50のオペラ、約200の歌曲などを残した。 | ||
ヴェッツ(1875-1935): 交響曲第2番/「クライスト」序曲 |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
中部ヨーロッパのシレジア地方(チェコとポーランドにまたがる地域)出身。ブルックナーから多大な影響を受けつつ、独自の作風を築いた「忘れられた作曲家」の一人。 | ||
フランケル :映画音楽「バルジ大作戦」 (映画音楽全曲初録音) |
ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 クイーンズランドso. | |
H.フォンダ、R.ショウらの主演で今でも人気の高い大作の音楽を、スコアの完全再現でお届け。 | ||
ゼレンカ(1679-1745):管弦楽作品全集 Vol.3 7つのコンチェルタントのための組曲ヘ長調/ 聖ヴェンチェスラオのメロドラマ 〜シンフォニア ニ長調/ カプリッチョ第4番イ長調 |
ユルゲン・ゾンネンタイル指揮 ノイ=エレフネーテo. | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ルドルフ・ニールセン(1876-1939): 弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲第3番 |
アロスSQ | |
CPOやdacapoレーベルでその魅力が伝えられた「もうひとりのニールセン」による弦楽四重奏曲。数少ない室内楽曲の中でもクオリティが高く、 デンマークの若手四重奏団が愛情を持って演奏している。 | ||
999 699-2 (2CD) 廃盤 |
イェンナー(1865-1920):室内楽曲全集 ピアノ四重奏曲 ヘ調/弦楽四重奏曲第2番/第3番/ ピアノ、クラリネットとホルンの三重奏曲 変ホ長調 |
モーツァルト・ピアノQ と友人達 |
数少ないブラームスの弟子であり、師の没後もウィーンでブラームスの流れを受け継いだ作曲家イェンナー。 マーラーなど19世紀末〜20世紀にかけてのウィーンを彩った作曲家の蔭で、こんな作曲家も活躍していたことを改めて教えてくれるセット。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.6 前奏曲とフーガ[BWV.532/545/548]/ われらが神はかたき砦/おお主なる神われを憐れみたまえ/ わが心の切なる願い/われ汝に別れを告げん/ コラール前奏曲「ああ神よ、天より見たまえ」/ コラール変奏曲「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり」 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
ヴァインベルガーがドイツの古いオルガンをバッハの時代を意識しながら演奏する好評シリーズの第6弾。コラールを中心に、バッハの持つ深い音楽性と宗教心を再現。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.7 コラール前奏曲 [キリストは死の絆につかせたまえりBWV.718/ 主イエス・キリスト、われらを顧みたまえBWV.726/ 最愛のイエス、われらここにありBWV.730/ 最愛のイエス、われらここにありBWV.731/ 汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよBWV.732/ わが魂は主をあがめBWV.733/ われ汝に別れを告げんBWV.736/ 高き天より、われは来たりBWV.738/同 BWV.1085]/ トリオ・ソナタ[第2番BWV.526/第5番BWV.529]/ パッサカリアBWV.582 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
シリーズ第7弾は、多彩なコラール前奏曲を中心とした選曲。ヴァインベルガーの演奏とヒストリカル・オルガンの音が素晴らしい。当盤では1735-39年製作の、ドイツ、アルテンブルク城内教会、ハインリヒ・ゴットフリート・トロースト製オルガンを使用。 | ||
ブゾーニ(1866-1924):ピアノのためのソナティナ全集 [第1番/第2番/第3番「子供のために」/ 第4番「キリスト生誕1917年の日に」/ 第5番「大ヨハン・セバスティアン氏に」 (小ソナティナ)/ 第6番「カルメン幻想曲」] インディアン日誌/トッカータ |
ローランド・ぺンティネン(P) | |
ジョン・オグドン、ピーター・ドノホー、マルク=アンドレ・アムランらの手により甦った「ピアノ協奏曲」が日本初演され、話題になっているブゾーニの珍しい作品集。北欧の名手、ペンティネンが弾くとは少々意外ながら期待できる。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):ヴァイオリン作品集 ヴァイオリン・ソナタ Op.1 /組曲 Op.15 /カンツォーネ/民謡の調べ ウルフ・ヴァリーン(Vn) ルーヴェ・デルヴィンゲル(P) | ||
プフィッツナー(1869-1949): ヴァイオリン・ソナタ/5つの小品/6つの練習曲 |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ローランド・ペンティネン(P) | |
歌曲集シリーズに続く一枚は、唯一のヴァイオリン・ソナタと、ほとんど知られていないピアノ作品集を収録。オペラや声楽曲などが知られる中、この分野の貴重な録音だと言える。 | ||
トッホ(1887-1964):交響曲第2番&第3番 | アラン・フランシス指揮 ベルリンRSO | |
ナチの手からアメリカに逃れたユダヤ系オーストリア人作曲家による、交響曲シリーズの第2弾(既発:交響曲第5〜7番:999 389-2)。第2番は1951年の作品、第3番は1955年の作品でピュリッツァー賞を受賞している。 | ||
アンタイル(1900-1959): 交響曲第4番「1942年」/交響曲第5番「歓喜」/ アルジェー(「カスバの恋」)のジケーター |
ヒュー・ウルフ指揮 フランクフルトRSO | |
交響曲第1&6番、他(999 604-2)に続くシリーズ第2弾は、ショスタコーヴィチの作風をかなり意識したような2つの交響曲を収録。共に1940年代の作品。 | ||
カール・ハインリヒ・グラウン(c.1703-1759):クリスマス・オラトリオ
イングリット・シュミットヒューゼン(S) スザーネ・ノリン(A) マルクス・シェーファー(T) クラウス・メルテンス(B) ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 | ||
ピリオド楽器使用。 フリードリヒ大王の宮廷で音楽監督を務めるなど、ドレスデンやベルリンなどで活躍した作曲家による大変珍しい作品。メロディアスなアリアと合唱を多用し、クリスマス物語を印象的に聴かせてくれる。 | ||
C.P.E.バッハ : 宗教的歌曲集Wq.197-198(選集;22曲) |
クラウス・メルテンス(Br) ルートガー・レミー(Fp) | |
300曲近いとされる歌曲集からセレクトし、バロック作品を得意とする二人が再現。 | ||
コルンゴルト(1897-1957):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ヴァイオリン・ソナタ/ 歌劇「死の都」より[ピエロの踊り歌/私に残された幸せは(マリエッタのリュートの歌)]/ 幻想的奇想曲/バレエ音楽「雪人形」〜セレナード/ 歌劇「ヘリアーネの奇跡」〜ヘリアーネの歌/付随音楽「空騒ぎ」 ゾーニャ・ファン・ベーク(Vn) アンドレアス・フロエリッヒ(P) | ||
15歳の作品である「ヴァイオリン・ソナタ」をはじめ、「ウィーンの神童」「モーツァルトの再来」などと評された少年期〜青年期のコルンゴルトによる、ヴァイオリン作品を収録。 | ||
999 710-2 廃盤 |
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): ピアノ四重奏曲/弦楽三重奏曲/ チェロとピアノのための伝説 |
アンドレアス・ フロエリッヒ(P) ベルカント弦楽合奏団 |
777 438-2 でセット化再発売。 あまりにもブラームスの影響を受けすぎたと言われている作曲者が、没後100年を機に復活。そのシリーズ第1弾となるこのCDには、その彼の代表作を収録。ウィーン・ロマン派音楽の扉が、また新たに一つ再発見されたといえよう。 | ||
カルク=エーレルト(1877-1933):ピアノ作品集第2集 ワルツの情景/4つのピアノ小品/北方から/ パーティナ/ミニアチューレン/旅の絵 |
エルンスト・ブライデンバッハ(P) | |
同時期に活躍したスクリャービンを彷彿とさせるピアノ作品集。19世紀末〜20世紀初頭の退廃とロマンがあふれている。 | ||
ヴィラ=ロボス(1887-1959): 交響曲第3番「戦争」/第9番/ 序曲「そのような男」 |
カール・セント=クレア指揮 シュトゥットガルト放送so. | |
1919年に第一次世界大戦の終結を祝ってブラジル政府から委嘱された第3番、オーマンディの指揮で初演された1952年作曲の第9番を収録。内外の音楽誌でも好評のシリーズ。 #2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
ヴィラ=ロボス(1887-1959): 交響曲第7番(1945)/ シンフォニエッタ第1番(1916) |
カール・セント=クレア指揮 SWRシュトゥットガルト放送so. | |
シンフォニエッタはモーツァルトを意識して作曲されたという。シリーズ既発売盤は音楽各誌でも好評を得ており、ヴィラ=ロボスの交響曲の全貌が明らかになりつつある。 #2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
クレンゲル(1859-1933): チェロ協奏曲第1番/第4番 2つのチェロのための二重協奏曲第1番 |
クセーニア・ヤンコヴィッチ、 クリストフ・リヒター(Vc) ビャルテ・エングスト指揮 北ドイツ放送ハノーヴァーpo. | |
クレンゲルは「チェロのパガニーニ」という異名を持ち、現代でもチェロ奏者なら知らない者がいないほどの存在。 ブラームス、シューマンの流れをくんだドイツ・ロマン派の作風で、楽器の可能性を十分に追求している。 | ||
999 715-2 廃盤 |
レハール(1870-1948): ピアノ・ソナタ ヘ長調/ピアノ・ソナタ ニ短調/ ピアノのための幻想曲 変イ長調 |
ヴォルフ・ハーデン(P) |
オペレッタの名作「メリー・ウィドウ」だけじゃない! これはとんでもなく珍しいレハールの音楽。CPOでは歌曲などもリリースし、この作曲家の才能をアピールしているが、今度の新譜はピアノ・ファンにとってはまたとない贈り物。ウィーン音楽ファンの方にもお勧めだ。 | ||
リース(1784-1838):交響曲第1番/第2番 | ハワード・グリフィス指揮 チューリヒco. | |
ベートーヴェンの弟子リースのシリーズが着々と進行中。 | ||
ガッロ(c.1730-?):12のトリオ・ソナタ集 | パルナッシ・ムジチ | |
ピリオド楽器使用。18世紀にヴェニス、ナポリ、ボローニャなどイタリア各地で活躍した作曲家だが、その作品は「ペルゴレージ作」として発表されたこともあり、ストラヴィンスキーが「プルチネルラ」で使用した曲も含まれているなどなにかと興味深い。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782): サルヴェ・レジナ/しもべらよ、主をほめたたえよ/ シ・ノクト・テネブローサ |
エマ・カークビー(S) マルクス・シェーファー(T) ミヒ・ガイク指揮 オルフェオ・バロックo. | |
カークビーがCPOに登場。主にミラノ時代の宗教作品を集めたこの1枚は、器楽作品をメインに紹介されてきたこの作曲家の違った側面を伝える。 | ||
ドレーゼケ(1835-1913): 交響曲第2番/セレナード |
イェルク・ペーター・ ヴァイグル指揮 北ドイツ放送 ハノーヴァーpo. | |
ワーグナーに多大な影響を受けたドイツ・ロマン派の作曲家ドレーゼケが、ブルックナーやブラームスに対抗して仕立て上げた第2交響曲。 999 581-1 に続く、リヴァイヴァルの気運が高まる交響曲シリーズ第2弾。 | ||
テレマン:受難オラトリオ「イエスの死」 | ドロシー・ミールズ(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) ヤン・コボウ(T) クラウス・メルテンス(B) ルートガー・レミー指揮 ミカエルシュタイン・ テレマン室内o.、 マグデブルク室内cho. | |
テレマンの宗教作品における劇的な傑作が、レミーほかドイツ・バロックのスペシャリストたちによってよみがえった。J.S.バッハの「陰」に隠れているかのような宗教曲の評価を大きく変える演奏であり、深遠なドイツ・バロックの奥深さも体験できる。 | ||
マルシュナー(1759-1861): ピアノ三重奏曲第2番/第5番 |
ラーヴェンスブルク・ ベートーヴェン三重奏団 | |
ウェーバーやマイアベーアらと並び、同時期のオペラ作曲家として名をはせたマルシュナーのロマンティックな室内楽曲集。ほとんど忘れられた作品を蘇らせ、再評価を促す一枚。 | ||
フェラーリ(1603/04-1681): マドリガルとカンツォネッタ集 |
モナ・シュペゲーレ(S) ウーバート・ホフマン(キタローネ) マティアス・ミューラー= モーア(リローネ/ガンバ) デトレフ・ブラチュケ (Cemb/Org) アンサンブル・インカンタート | |
17世紀の作曲家フェラーリによる、華麗な声楽作品集。特にこの時代の音楽を得意とするソプラノ、シュペゲーレの歌唱が聴きもの | ||
ハスラー(1564-1612):モテットとオルガン曲集 | マルティン・ ベッカー(Org) マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
聖コスマス教会、フス/シュニットガー製オルガン使用。 | ||
ゴトヴァッツ(1895-1982): 交響的コロ舞曲/オラチ−農夫たち/ ヴァイオリン弾きグスラー/「エロ」〜歌とコロ/ 「バルカン」〜歌と舞曲 タイツェヴィッチ(1900-1984):7つのバルカン舞曲 |
モーシェ・アツモン指揮 北ドイツ放送ハノーヴァーpo. | |
紛争が続いた旧ユーゴスラヴィア地域であるクロアチアのゴトヴァッツ、セルビアのタイツェヴィッチという2人の作曲家から、バルカン地方の国民音楽を知ることのできる一枚。 | ||
レーガー(1873-1916): ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調/ 2つの小ソナタOp.103b〜第1番/ 小さなカプリース/ロマンス ト短調 |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ローランド・ペンティネン(P) | |
シリーズ第3弾は、「クラリネット・ソナタ第3番」を改作したヴァイオリン・ソナタをメインに、1900年代初頭の小品をカップリング。最近注目度の高いドイツ後期ロマン派音楽のファンには、ぜひオススメしたい。 | ||
スッペ(1819-1895): 喜歌劇「美しきガラテア」(1幕、1865年第1稿) |
アンドレア・ボクナー、 ハンス=ユエルク・ リッケンバッハー ユリアーネ・ハイン ミヒャエル・クプファー トーマス・アイトラー指揮 ラインpo. コブレンツ市劇場cho. | |
序曲が広く知られるオペレッタの全曲(約1時間)、しかもオリジナル版による珍しい演奏。 | ||
レハール(1870-1948):オペレッタ「春」(全1幕) |
シュテファニー・ クラーネンフェルド、 アリソン・ブロウナー、 ローベルト・ヴェーレ、 マルクス・ケーラー(以上歌手陣) マルク・ゴトーニ(Vn) ヨハネス・ゴリツキ指揮 ノイス・ドイツco. | |
レハールの珍しい作品が登場。「メリー・ウィドウ」以外は不当なほど知名度が低いが、当時のウィーンの香りを味わえる貴重な芸術だ。 | ||
シュトルツ(1880-1975): 歌曲「20の花の歌」(原典版) |
ダグマル・シェレンベルガー(S) シェリー・カッツ(P) | |
オペレッタの名作曲家であり、シュトラウス・ファミリーの音楽の名指揮者としても知られるシュトルツが、友人の詩人の作品をテキストに用いた連作歌曲集。この録音は原詩のオリジナルを用いて、より作品の真価に迫っている。 | ||
グリーグ:弦楽四重奏曲Op.27/同ヘ長調 | アウリンSQ | |
ペンデレツキ(1933-):室内楽曲集 弦楽三重奏曲/クラリネット独奏のための前奏曲/ スラヴ風に/ヴァイオリン・ソナタ/カデンツァ/ クラリネットと弦楽のための三重奏曲 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ドイツ三重奏団 パトリック・オバーン(P) | |
プロコフィエフの影響も見える「ヴァイオリン・ソナタ」や1990年代の作品を収録。 | ||
ハイドン(1732-1809): ピアノ三重奏曲全集 Vol.4 [第35番 Hob.XV:21/ 第36番Hob.XV:22/第37番 Hob.XV:23] |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。英独仏などの音楽誌レビューで好評を得ている、トリオ1790のハイドン・シリーズ。 全集第4弾は、ザロモン交響曲や「皇帝」「日の出」などの弦楽四重奏曲と同時期に作曲された円熟の作品集。 | ||
アッテルベリ(1887-1974): ピアノ協奏曲変ロ短調/ ピアノと管弦楽のための狂詩曲/ スウェーデン民謡によるバラードとパッサカリア |
ルーヴェ・ デルヴィンイェル(P) アリ・ラシライネン指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
交響曲シリーズで活躍したラシライネンが、大植英次氏のシェフ就任で注目されるオーケストラを指揮し、ピアノと管弦楽の作品集を録音。 北欧音楽のイメージを満足させてくれる叙情性とスケール感のあるオーケストラの音が特徴。 | ||
ヴラディゲロフ(1899-1978): ブルガリアの印象−ピアノ二重奏曲全集 |
ピアノデュオ・ ジェノワ&ディミトロフ(P) | |
ブルガリア出身の作曲家による民族的要素の強い管弦楽作品などを、ピアノ・デュオにアレンジして演奏。「ブルガリア狂詩曲」「ブルガリア舞曲」などを収録。ブルガリア人デュオの演奏で。 | ||
レスレル[ロゼッティ](1750頃-1792): 2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 Murray C56Q Kaul deest/ 2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 Murray C57 Kaul III:53/ 2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 Murray B27 Kaul III:51/ 2つのフルート、2つのホルンと 弦楽のための夜想曲 Murray B27 Kaul I:58 |
クラウス・ヴァーレンドルフ、 サラ・ウィリス(Hr) ヨハネス・モエズス指揮 バイエルン室内po. | |
録音:2002年5月21日-24日、バイエルン放送局第1スタジオ。 cpoのレスレル復活プロジェクトが続く。ボヘミア楽派が積極的に作曲した管楽器のための協奏曲や室内楽曲だが、中でもレスレルのクオリティは高く、 現在でもホルンの大切なレパートリーとなっていえる。 | ||
シュテルツェル(1690-1749): クリスマス・オラトリオ〜カンタータ第6ー10番 |
ブリッタ・シュヴァルツ(Ms) ヘニング・ヴォス(A) ヤン・コボウ(T) クラウス・メルテンス(B) ルートガー・レミー指揮 ヴァイマール・ バロック・アンサンブル | |
同時代人バッハの同名作品にひけをとらない名曲の後半にあたる5つのカンタータを収録。 | ||
プフィッツナー(1869-1949): ピアノ三重奏曲Op.8/変ロ長調 |
ローベルト・ シューマン三重奏団 | |
ピアノ三重奏曲はドラマティックな展開が特徴で、若書きの変ロ長調と合わせてプフィッツナーの本質を探る入り口にもなっている。 | ||
カール・シュターミッツ(1746-1801):室内楽曲集 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラと 通奏低音のための四重奏曲/ 2つのフルートと通奏低音のための三重奏曲/ フルート、ヴァイオリン、ホルンと チェロのための四重奏曲/ ホルン、ヴァイオリンと通奏低音のための三重奏曲/ フルート、ホルン、2つのヴィオラと 通奏低音のための五重奏曲 |
カメラータ・ケルン | |
ピリオド楽器アンサンブルの代表格カメラータ・ケルンによる、CPOのお家芸とも言えるドイツ前古典派の典型的な作品集。 | ||
オンスロウ(1784-1853): 交響曲第2番/交響曲第4番 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 北ドイツ放送 ハノーヴァーpo. | |
こちらもCPOによって全貌が明らかになりつつある「フランスのベートーヴェン」。シュポアなど同時代の作曲家同様、ベートーヴェンの初期交響曲を思わせる明快さと躍動感は、 まさに隠れた秀作と言えるクオリティ。 | ||
ミデールシュルテ(1863-1943):オルガン曲集 「われらが神はかたき砦」によるトッカータ/対位法的交響曲/ コラール「天にましますわれらの父よ」による2つの練習曲/ 半音階的幻想曲とフーガ/バッハの主題による協奏曲〜常動曲/間奏曲/シャコンヌ ユルゲン・ゾンネンタイル(Org) | ||
聖ペートリ教会、ゲーラルト・ヴェール製オルガン使用。ミデールシュルテは、バッハ、レーガー、ブゾーニの影響を受けてオルガン曲を書いたアメリカの作曲家。バッハの精神と作風が20世紀にも生き続ける最良のサンプルとして注目したい一枚。 #レーベルで廃盤となっており、海外の流通在庫を取り寄せるため高額となります。また、入手出来なくなっている可能性もありますので、その旨ご了承下さい。 | ||
ヴィヴァルディ:歌劇「ポントスのアルシルダ王妃」 | シモネッタ・カヴァッリ ルチーア・シャンニマニコ エレナ・チェッキ・フェディ ニッキー・ケネディ ジョゼフ・コーンウェル セルジョ・フォレスティ アレッサンドラ・ロッシ フェデリコ・マリア・サルデッリ 指揮モード・アンティクォ カメラ・イタリアーノcho. | |
ヴィヴァルディの3番目のオペラで、1716年にヴェネツィアで初演。「私はジャスミンの花のように」など印象的なアリアも散りばめられている。クリティカル・エディションによる新録音。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.1 ハイドン:ノットゥルノHob. II: 25, 26, 29-32 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
日本でも根強い気と強い信頼を得ているドイツの正統派クラリネット奏者、クレッカー。彼が結成したアンサンブルと共に、ハイドンの管楽作品を取り上げている。 なおこのエディションは、1970年代EMIへ録音した音源を使い、全25枚を予定している。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.2 ライヒャ(1770-1836): 1楽章の五重奏曲/八重奏曲Op.96 |
ディーター・クレッカー(Cl) アド・リビトゥム コンソルティウム・ クラシクム | |
「ディーター・クレッカー・エディション」第3弾。英EMIに録音していた「ベートーヴェンと友人、弟子たち」と題されたLPセットからの抜粋。管楽合奏作品に定評あるライヒャは、クレッカーの十八番でもある。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.3 プレイエル(1757-1831): 2つのVn・Va・Vc・Ob・ 2つのHrとCbのための八重奏曲/ Vn・VaとVcのための三重奏曲/ 2つのClとFgのための協奏的三重奏曲 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
クラリネットの名手クレッカーが1970年代にEMIへ録音した音源をCD化する「クレッカー・エディション」の1枚。研究意欲旺盛のこの奏者が得意とする、古典派音楽は現在においても貴重な物だ。 | ||
ディーター・クレッカー・エディション Vol.4 シューベルト:八重奏曲/九重奏曲「小葬送音楽」 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
ディーター・クレッカー・エディション Vol.5 〜ベートーヴェンの友人たち リース(1784-1838):八重奏曲 チェルニー(1791-1857):華麗なノットゥルノ 変ホ長調 リヒノフスキー(1771-1837): パイシェッロの主題による ピアノのための7つの変奏曲 ルイス・フェルディナンド (プロイセン王子)(1772-1806):八重奏曲 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
ドレーゼケ(1835-1913): 交響曲第1番/交響曲第4番(喜劇的シンフォニア)/ 「聖名祝日」序曲 |
イェルク=ペーター・ ヴァイグレ指揮 ハノーファーNDRpo. | |
1873年にドレスデンで初演された交響曲第1番は、ドイツ・ロマン派交響曲のエッセンスをストレートに表出した作品。晩年の作品である「喜劇的シンフォニア」は奇想曲風の軽妙な曲で、この一枚で作風の幅広さを味わえる。 | ||
オンスロウ(1784-1853): 交響曲第1番/交響曲第3番 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 NDRハノーヴァーpo. | |
ベートーヴェンの次世代にあたり、芸術的にも過激な街だったパリで活躍し、ベルリオーズの先鞭を付けたとも言われる作曲家の一人がオンスロウ。いくつかのレーベルでも再評価の兆しがあるこの作曲家だが、まさに「幻想」と同時期に書かれた交響曲第1番でその才能を確かめてみるのもご一興。 | ||
ラングストレーム:交響曲全集 [交響曲第1番「ストリンドベリ追悼」/ 交響曲第2番「わが祖国」/ 交響曲第3番「星の下の歌」/ 交響曲第4番「祈り」]/ バッカス賛歌/春の賛歌/劇的間奏曲集 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ノールショッピングso. | |
既発売ディスク[ 999 367-2 / 999 368-2 / 999 369-2 ]のセット化。価格的にはかなりお得。 | ||
ブロッドマン(1955-): ムジカ・サクレ[パーカッション・ファンタジー] |
ハンス=ギュンター・ ブロッドマン(全楽器演奏) | |
打楽器アンサンブル「カバサ」のメンバーであるブロッドマンが、多種多様な楽器(ジャンベ、ベース・バー、クロタル、シェイカー、タムタム、オーシャン・ドラム、ヒーヴァ・ベル、ゴング、シンバル、他)を操って自作自演を披露。楽器のバラエティとブロッドマンの妙技に魅了される一枚で、打楽器ファン(プレイヤー)は要注目だろう。 | ||
フローベルガー(1616-1667): ストラスブールの写本(チェンバロのための14の組曲) |
ルートガー・レミー(Cemb) | |
17世紀ドイツの重要なチェンバロ作曲家、フローベルガーの評価をさらに高める発見となった「14の組曲」の新発見写本。従来の楽譜と相違もあるこの楽譜はフローベルガー研究にも重要な資料。ルネサンス〜バロック音楽のスペシャリストであるルートガー・レミーによる演奏は、学習者、愛好家共に必聴であろう。 | ||
シュポア(1784-1859): ヴァイオリン協奏曲ト長調 WoO 9/ホ短調WoO 10 協奏的楽章ニ長調 WoO 16 |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリンRSO | |
全集録音(999 657-2/廃盤、下記 777 818-2へ移行)の補完とも言える一枚で、若書きでありながら完成度の高い作品を収録。ヘルシャーの深い共感を得て演奏され、カタログ的にも貴重なリリース。 #協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行、流通在庫限り。 | ||
999 752-2 廃盤 |
ヨハン・クリスティアン・バッハ:6つの交響曲 Op.18 | アンソニー・ホルステッド指揮 ザ・ハノーヴァー・バンド |
J.C.バッハ(1735-1782):歌劇序曲集 Vol.3 「エンディミオーネ」序曲/「テミストークレ」序曲 「ルーチョ・シッラ」序曲/「ゴールのアマディ」序曲 |
アンソニー・ ホールステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
J.S.バッハの末息子による序曲集シリーズ久々の最新盤は、 バッハ・マニアの方でもなかなか聴けない珍しい作品揃い。相変わらずこの辺りのファンは見逃せないシリーズである。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.8 トッカータ ヘ長調 BWV540-1/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537 トッカータ、アダージョとフーガ ハ短調 BWV564 トッカータとフーガ ニ長調「ドリア旋法」 BWV538 他 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
録音:オランダ、グローニンゲン、聖マルティン教会。15世紀製のオルガンを使用。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.9 フーガとコラール集 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用オルガン:1728-1731年、グレーフェンハイン、クリストフ・ティーレマン製 1747年、ベッテンハウゼン、ヨハン・エルンスト・ドーリング製 1758-1767年、トロヒテルボルン、フランツィスクス・フォルクランド製。バッハと関わりの深い楽器を使用。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.10 前奏曲とフーガ BWV544/同 BWV547 オルガン・コラール集(ライプツィヒ・ オリジナル手稿による) BWV659-668a |
ゲアハルト・ヴァインベルガー (Org) | |
使用楽器:ドイツ、ヴァルタスハウゼン、市教会「神の救済のために」、1724-30年、ハインリヒ・ゴットフリート・トロースト製。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.11 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534/ アッラ・ブレーヴェ ニ長調 BWV.589 カンツォーナ ニ短調 BWV.588/ 4つのデュエット BWV.802〜805/フーガ ヘ長調 BWV.540-2/ 教理問答書コラール(ドイツ・オルガン・ミサ) BWV.672〜675、679、681、682、685、687、689 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ザクセン・ポニツ村の教会、1737年、ゴットフリート・ジルバーマン製。 膨大なシリーズ最新盤は、有名なオルガン製作者ジルバーマンの手になる楽器を使用。 教会音楽の基本であるコラール集を中心に、楽器の深い音を堪能できる「前奏とフーガ」や多彩な音色を味わえる「フーガ」なども収録。 | ||
クララ・シューマン:ピアノ作品全集 | ヨーゼフ・ デ・ベーンホーヴァー(P) | |
プレイエル(1757-1831): 交響曲ニ長調 Op.3 No.1/ 協奏交響曲第2番/周期的交響曲第6番 |
ヤクブ・ヂャラク(Vn) リッカルド・ ボヴィーノ(P) ハワード・ グリフィス指揮 チューリッヒco. | |
ヴァンハルとハイドンに師事した正統的古典派作曲家ながら、現在では「プレイエル・ピアノ」の名前ばかりが有名な作曲家。不当とも思えるその評価をくつがえす一枚となるか。 | ||
エッセンシャル・オヴ・ジャズ ソー・ホワット/ラ・フィエスタ/テイク・ファイヴ/ コラール・フォー・デビー/ セヴン・ジャイアント・ステップス・トゥ・ヘヴン/他 |
クンテセンス・ サクソフォン・クィンテット | |
レハール(1870-1948):組曲、舞曲と間奏曲 喜歌劇「ひばりが歌う所」〜行進曲とパロータシュ/ ジプシーの祭り/ 歌劇「ロドリーゴ」より 〔敬虔な前奏曲/千夜一夜物語/蜃気楼/珊瑚色の唇〕/ 喜歌劇「侯爵の子」〜辞任/舞踏組曲/ 中国のバレエ組曲 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ベルリン放送so. | |
楽しくも麗しいウィンナ・オペレッタの世界を堪能できるこの一枚は、 なかなか聴けないレハールの作品からオーケストラによる作品を集めており、活気のあるウィーンの街と文化に触れることができる。 | ||
レハール(1870-1948):歌劇「タティヤーナ」 | ダグマル・シェレンベルガー ヘルベルト・リッペルト カルステン・メヴェス カルステン・ザブロフスキ ローラント・シューベルト/他 ミハイル・ユロフスキ指揮 べルリン放送so.&cho. | |
オペレッタ作曲家レハールが残した、ほとんど唯一と言ってもよい貴重な「オペラ作品」。作曲者20代の「駆け出し時代」に書かれたこの曲は、ロシアの軍楽隊長を主人公にした恋愛物語。 | ||
キーンツル(1857-1941):歌曲集 思いやりのある放棄/4つの日本の歌曲/満たされて あなたの思い出/夢の暗示/健康になって/夕べの歌 目に見えないフルート奏者/丘のマリーア/宵の気分 ビリティスの子守歌/瞬間/あなたの夢/平和/静か |
ダグマル・ シェレンベルガー(S) ペーター・シュタム(P) | |
後期ロマン派音楽の特徴を伝え、オペレッタや音楽ドラマなどで評価を受けた作曲家キーンツルの歌曲集を発掘。 ミニドラマ仕立てになっているものや、日本をモチーフにした歌曲集など興味深い作品が並ぶ。 | ||
テレマン(1681-1767):音楽による礼拝、または一般用の教会カンタータ集 続編(1731) より カンタータ第42番「Die Glut des Zorns」TWV1:331/フーガTWV30:8/ カンタータ第67番「Mein Glaube ringt in letzten Zuegen」TWV1:184/フーガ TWV30:6/ カンタータ第48番「Da, Jesu, Deinen Ruhm zu mehren」TWV1:531/フーガ TWV30:13/ カンタータ第5番「Ein Jammerton, ein schluchzend Ach」TWV1:424/フーガ TWV30:20/ カンタータ第35番「Ertrage nur das Joch der Maengel」TWV1:479 ルート・ツィーザク(S) カメラータ・ケルン | ||
ピリオド楽器使用。室内楽編成のアンサンブルを使ってカンタータの作風を確立したテレマンによる全72曲のカンタータ集から選ばれた収録曲は、ツィーザクの洗練された声とカメラータ・ケルンの演奏で、ドイツ・バロックの正統的なソロ・カンタータの姿を伝えてくれる。 | ||
999 765-2 廃盤 |
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900): ピアノ四重奏曲Op.75/弦楽三重奏曲Op.27-1 |
アンドレアス・フレーリヒ(P) ベルカント・ストリングス |
777 438-2 でセット化再発売。 室内楽曲集(999 710-2)に続くこの一枚は、ドイツ・ロマン派音楽の層の厚さを証明する内容。当時、ここに聴ける密度の高い作品でブラームスと同様の人気を博した。 | ||
999 767-2 廃盤 |
ラフ(1822-1882): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.1 大ソナタ第1番/2つの幻想的小品/ ワーグナーのタンホイザーの主題による二重奏曲 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヤッシェ・ネムツォフ(P) |
999 768-2 廃盤 |
ラフ(1822-1882): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.2 ヴァイオリン・ソナタ第2番/6つの連作小品/ ワーグナー 「ローエングリン」の主題による二重奏曲 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヤッシェ・ネムツォフ(P) |
999 769-2 廃盤 |
ラフ(1822-1882): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.3 スイスより/ソナタ第3番/ソナチネ第4番−第7番/ ワーグナーの 「さまよえるオランダ人」の動機による二重奏曲 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヤッシェ・ネムツォフ(P) |
アルビノーニ(1671-1751):3声のソナタOp.1 | パルナッシ・ムジチ | |
ピリオド楽器使用。20才頃の若書の作品。 | ||
ツェンダー(1936-):ロ=シュー1、2、3、7 | ハンス・ツェンダー指揮 ムジークファブリーク ヘレン・ブレツソエ (Fl、ピッコロ) | |
「ハンス・ツェンダー・エディション」で指揮者としての存在をアピールし、日本を含む東洋の文化・哲学・思想に影響を受け、作品を発表し続けているツェンダー。 中国の魔法陣がヒントになっている「ロ=シュー」シリーズから、4曲を抜粋。 | ||
カルク=エーレルト(1877-1933):ピアノ作品集 Vol.3 デカメロン/7つの性格的小品/アフォリスメン |
エルンスト・ ブライデンバッハ(P) | |
一部に熱心なファンを持つカルク=エーレルト作品シリーズ。4つの連作ピアノ曲集は、すべて後期ロマン派 および印象派的な味わいを持つ小品の集合。オルガン曲とは別の個性を持っている。 | ||
カルク=エーレルト(1877-1933):ピアノ作品集 Vol.4 異国風狂想曲/夕暮れの印象/荒地の情景/ 2つのピアノ小品/夜の雨/モザイク |
エルンスト・ ブライデンバッハ(P) | |
オルガン曲シリーズに続きピアノ曲を次々に紹介しているCPOだが、久しぶりの最新盤をリリース。後期ロマン派の時代にあって、印象主義や異国趣味などさまざまな流行を取り入れつつ、独特の個性をたたえた作品集。 | ||
トッホ(1887-1964): 交響曲第1番/交響曲第4番 |
アラン・フランシス指揮 ベルリン放送so. | |
cpoが積極的に紹介しているトッホの作品。第1番は63歳になった作曲家が初めて書いた交響曲。1950年代後期に書かれた第4番とあわせ、 晩年になっても試行錯誤を繰り返していたこの作曲家の強い筆致が感じられる。 | ||
トッホ(1887-1964):弦楽四重奏曲集 Vol.4 弦楽四重奏曲第7番/弦楽四重奏曲第10番/献呈 |
ブーフベルガーSQ | |
Vol.1:999 687-2 / Vol.2:999 686-2 / Vol.3:999 776-2。 シリーズの完結編。1907年に作曲された初期の作品である第7番、作曲者のいとこに献呈され、名前が音楽(音名)に反映されている第10番などを収録。 | ||
トッホ(1887-1964):弦楽四重奏曲集 Vol.3 [第6番/第12番] |
ヴェルディSQ | |
活動の初期において弦楽四重奏曲をまとめて作曲したトッホだが、その中の1曲が第6番。時を隔て、第2次世界大戦後に悲惨な戦争を悼んだ第12番も、 彼の作風変化の中で重要な位置を占めている。 | ||
カバザ・パーカッション〜四重奏曲集 Vol.4 キーズヴェッター:嵐の目 ハイダー:千年期の終わりのための100の連打 ブロッドマン:SiO2 R.シュミット:ディヴェルティメント トゥール:進行II |
カバザ・ パーカッション・クァルテット | |
すでにCPOから3枚のCDをリリースし現代作品を斬新な演奏で聴かせてくれるアンサンブルが、メンバーの自作曲も含めて腕前を披露する 最新盤。 | ||
フィルス(1733-1760):交響曲集 [ハ長調/変ホ長調/ト短調/ニ長調/イ長調] |
ミヒ・ガイック指揮 オルフェオ・バロックo. | |
マンハイム宮廷楽団でチェロ奏者を務めながら、自身がマンハイム楽派の重要な作曲家でもあったフィルス。最近、国内盤も増えてきている前期古典派音楽だが、 またひとり新しい作曲家が紹介される。 | ||
フランセ(1912-1997): 花時計/ イングリッシュ・ホルン、ヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための四重奏曲/ オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲/ 2つのヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための四重奏曲 |
ラヨシュ・レンチェシュ (Ob/イングリッシュHr) ヴラディスラフ・チャルネツキ指揮 南西ドイツ室内o. プフォルツハイム・パリシーSQ フランセ=トリオ | |
プーランクの小粋なおしゃれ感覚とラヴェルの涼しげなクールさを併せ持ったフランセの音楽は、主に管楽器を活用した作品が愛聴されている。オーボエを中心とした作品をはじめ、弦楽四重奏作品など、近代フランス音楽の典型的な作風だと言えるだろう。 | ||
ブルネッティ(1744-1798):弦楽四重奏曲 〔イ長調/ト短調 Op.2-1/変ロ長調/変ホ長調Op.2-3〕 |
シュパンツィヒQ | |
18世紀のスペイン宮廷で活躍し、弦楽四重奏のスペシャリストでもあったブルネッティ。 ハイドンやボッケリーニらと同時代の古典派であり、オーソドックスな作風ながら、弦楽四重奏曲ファンをうならせる魅力を持っている。 | ||
レハール・コンダクツ・レハール レハール(1870-1948): 喜歌劇「ジプシーの恋」序曲/ 喜歌劇「ロシアの皇太子」〜ヴォルガの歌「ふたたびただひとり」/ 喜歌劇「この世は美しい」〜私は恋に陥った/ 喜歌劇「フラスキータ」より 〔フラスキータのセレナード「青空をしとねに」/舞踏組曲(バレエ音楽)〕/ 喜歌劇「フリーデリケ」より 〔私の感情の全て、私のあこがれの全て(二重唱)/おお私のおとめ、どんなにおまえを愛しているか〕/ 喜歌劇「ほほえみの国」序曲/喜歌劇「パガニーニ」〜愛は地上の天国/ 喜歌劇「ジュディッタ」〜私の唇にあなたは熱いキスをした/ 喜歌劇「メリー・ウィドウ」〜唇は黙っていても、ヴァイオリンはささやく(二重唱) マルグレート・プファール(S) マルセル・ヴィトリッシュ(T) フランツ・レハール指揮ザールブリュッケン帝国放送o. | ||
録音:1939年6月28日、ザールブリュッケン、ライヴ。 CPOからの歴史的録音、それも戦前のライヴ。ウィンナ・オペレッタの人気作曲家が、ドイツ併合下の時代に行ったコンサート。2人のお気に入り歌手も交え、音楽だけでなく時代の証言としても貴重な録音。 | ||
ハンザ同盟祭の音楽 ヴァイランド、ロイテンシュテイン、アルベルト、 ハーコンベルガー、デュリキウス、ベルンハルト、ベッカー、 ヴェックマン、オブレヒト、ラッスス、Andries Pevernage、 クレメンス・ノン・パパの作品 |
マンフレート・コルデス主宰 Ens.ヴェーザー=ルネサンス | |
13世紀に生まれた北ドイツの商業圏都市同盟であるハンザ同盟は、中世の巨大な組織であり、芸術への影響も少なくなかった。 その祝祭で演奏された作品を集めたこの一枚は、中世音楽・社会に興味を持つ方におすすめ。 | ||
ヒンデミット(1895-1963):管弦楽曲集 Vol.2 映画音楽「嵐と氷の中で」〜抜粋/室内音楽第1番 弦楽のための5つの小品/プレーンの音楽の日〜抜粋 組曲「フランス舞曲」/室内音楽第2番 ピアノ、金管と2台のハープのための協奏音楽/チェロ協奏曲 チェロ協奏曲(1940)/チェロと10の楽器のための室内音楽第3番 ピアノと弦楽合奏のためのバレエ「四つの気質」/ピアノ協奏曲 バレエ音楽「悪魔」/バレエ「エロディアード」 |
ジークフリート・マウザー(P) ダヴィド・ゲリンガス(Vc) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フランクフルトRSO タスマニアso. クイーンズランドso. | |
欧米で絶賛されたCD5枚をボックス・セット化。 | ||
ヒンデミット:管弦楽作品BOX Vol.3 | ||
管楽器のための協奏曲全集 [クラリネット協奏曲(*)/ホルン協奏曲(#)/ トランペット、バスーン、 弦楽オーケストラのための協奏曲(+)/ 木管とハープのための協奏曲(**)] (999 142-2) |
ウルリッヒ・メールハルト(Cl;*/**) マリー・ルイーズ・ ノイネッカー(Hr;#) ラインホルト・フリードリヒ(Tp;+) カルステン・ ヴィルケニンク(Fg;+/**) ヴァルター・ビューゼル(Fl;**) ロザリンデ・ハース(Org;##) ブレット・ディーン (Vaダモーレ;++) ブレット・ディーン(Va;***) デネ・オールディング(Vn;###) ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 フランクフルトRSO(*/#/+/**/##/++) クイーンズランドso. | |
オルガン協奏曲(##) オルガンと室内オーケストラのための 室内音楽第7番Op.46-2(##) ヴィオラ・ダモーレと室内オーケストラの ための室内音楽第6番Op.46-1(++) (999 261-2) | ||
室内音楽第5番(ヴィオラ協奏曲)(***) ヴィオラと大室内管弦楽のための 演奏会用音楽Op.48(***) 古い民謡によるヴィオラと 小管弦楽のための協奏曲「白鳥を焼く男」(***) ヴィオラと弦楽のための葬送音楽(***) (999 492-2) | ||
ヴァイオリン協奏曲(###) ヴァイオリンとオーケストラのための 室内音楽第4番(###) 組曲「トゥッティフェントヒェン」 (999 527-2) | ||
ヒンデミットの管弦楽シリーズお買い得セット第3弾。分売の番号は上記の通り。 | ||
ヴィラ=ロボス(1887-1959): 交響曲第2番「昇天」/ ニューヨーク・スカイライン・メロディ |
カール・セント=クレア指揮 シュトゥットガルト 南西ドイツ放送so. | |
シリーズ第6集は、1917年に作曲されたものの1944年まで初演されなかったという交響曲第2番と、前衛的な手法(図形楽譜)によるオーケストラ作品を収録。この作曲家の作品中、かなり珍しい位置の2曲だと言えるだろう。 #2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
ヴィラ=ロボス: 交響曲第10番「アメリンディア」〜 テノール、バリトン、バス、合唱と 管弦楽のためのオラトリオ |
ローター・オディニウス ヘンリク・ベーム ユルゲン・リン カール・セント・クレア指揮 シュトゥットガルト 国立歌劇場cho.のメンバー SWR.ヴォーカルアンサンブル・ シュトゥットガルト シュトゥットガルト放送so. | |
20世紀最大の交響曲作家の一人、ヴィラ・ロボス。このブラジルの天才の作品はどれも新鮮な驚きに満ちたすばらしいものばかり。1952年に作曲されたこの交響曲第10番は、テノール、バリトン、バス独唱と大規模な合唱を伴うオラトリオとして書かれていて、演奏時間に1時間あまりを必要とするが、全体に楽しい雰囲気の漂う聴きごたえのある曲。 #2009年11月に交響曲全集BOX (777 516-2; 7CDs)が発売されるため、当分売は在庫限りの供給になると思われます。 | ||
リピンスキ(1790-1861): ヴァイオリン協奏曲第2番「軍隊協奏曲」/ ヴァイオリン協奏曲第3番/ ヴァイオリン協奏曲第4番 |
アルブレヒト・ ブロイニンガー(Vn) ヴォイチェフ・ライスキ指揮 ポーランド放送so. | |
そのすばらしい演奏テクニックからか、生前は「ポーランドのパガニーニ」と呼ばれていたというリピンスキ。ドレスデン宮廷オケのコンサートマスターも務め、 作曲家としての才能にもcpoが光を当てる。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): 6つのピアノ・ソナタ Op.17 |
ハラルト・ヘーレン(Fp) | |
J.C.バッハにとってもっとも重要なジャンルである鍵盤楽器(クラヴィーア等)作品。作品5のソナタ集(999 530-2)に続くヘーレンによるオーセンティックな演奏は、 18世紀音楽に興味を持つ方なら必聴。 | ||
プフィッツナー(1869-1949):歌曲全集 | ジュリー・カウフマン(S) イリス・ヴェルミリヨン(Ms) クリストフ・ プレガルディエン(T) アンドレアス・シュミット(Br) ローベルト・ホル(B) ドナルド・ズルツェン、 アクセル・ボーニ、 ミハイル・ギース、 ルドルフ・ヤンセン(P) | |
既発売の5枚をボックス・セット化。 | ||
ディッタースドルフ(1739-1799):オラトリオ「ヨブ」 | マルクス・シェーファー ロメリア・リヒテンシュタイン イェルク・ヴァシンスキ エッケハルト・アベレ ビート・デュデック リンダ・ペリッロ ヘルマン・マックス指揮 クライネ・コンツェルト ライン聖歌隊 | |
ピリオド楽器使用。協奏曲や管弦楽曲などが有名なディッタースドルフだが、宗教的な大作を聴きたいならこの作品。 ハイドンやモーツァルトにも少なからず感銘を与えたという作品で、宗教音楽ファンや声楽ファンにもお勧めしたい。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782): 歌劇「シピオーネ(スキピオ)の慈悲」(1778) |
リンダ・ペリッロ クリスティーネ・ヴォルフ イェルク・ヴァシンスキ マルクス・シェーファー ハンス・イェルク・マメル ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊 クライネ・コンツェルト | |
J.C.バッハ・シリーズがオペラにも拡大。1778年にロンドンで作曲された、ローマの将軍を主人公に描いた オペラ。 | ||
ポイエル(1570-1625以後): 「世界の鏡」、「新しいパダウアン」〜 歌曲、組曲とカンツォーナ |
ロレンツ・ドゥフトシュミット指揮 アルモニコ・トリブート | |
オルガニスト兼作曲家として16−17世紀のドイツとオーストリア各地で活躍し、少ないながらも印象的な作品を残したポイエル。 最初の出版作品と2つめの出版作品を収録したこの一枚は、この作曲家を知る手がかりとなるであろう。 | ||
オンスロウ(1784-1853):弦楽四重奏曲集 Vol.3 [第4番/第25番/第20番] |
マンデルリンクSQ | |
「フランスのベートーヴェン」、オンスロウの弦楽四重奏曲はドイツ音楽の伝統にのっとった構成感のある作品。シューマンが「メンデルスゾーンと並ぶ才能」と絶賛した音楽は、 このシリーズを追うごとにその姿を現してくる。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):ソプラノのためのオペラからの情景とアリア集 「マリエンブルクの鍛冶屋」「小鬼」「星の掟」「黒鳥の国」「異教の王」 「平和の天使」「ライヌルフとアデラシア」「太陽の炎」から ダグマル・シェレンベルガー(S) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮WDRケルンsso.&cho. | ||
ジークフリートの作品を多数録音しリヴァイヴァルさせたcpoが、ソプラノのためのアリア等をセレクトして一枚にまとめた。既発売のメゾ・ソプラノ版(999 651-2)およびバリトン版(999 684-2)の続編。 | ||
レズニチェク(1860-1945): 交響的伝記「ついてない男」 幻想序曲「ラスコーリニコフ」 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 WDRケルン放送so. 山枡信明(T) | |
歌劇「ドンナ・ディアナ」で有名な作曲家の交響作品。「ついてない男」はR.シュトラウスの交響詩を思わせるストーリー性がある作品で、作曲者自身の心情告白でもある。 20世紀初頭の音楽ファンは必聴。 | ||
シュニトケ(1934-1998):映画音楽集 「私の過去と思い」/「苦悶」/ 「サンクト・ペテルブルクの終わり」/ 「巨匠とマルガリータ」 |
フランク・シュトローベル指揮 ベルリン放送so.&cho. | |
珍しいシュニトケの映画音楽(CD初登場の曲も収録)は、他のレーベルでもまとめて入手できないもので、 作曲者の友人でもあるシュトローベルの指揮により信頼性の高い演奏になっている。多様主義を確立する前の曲もあり、作曲者の変遷も知ることができる。 | ||
バッハ家の音楽気質 J.N.バッハ:カンタータ「イェーナの酒とビールの呼び売り人」 W.F.E.バッハ:法典/滑稽な二重唱〜詩人と作曲家/人生行路/意図 J.C.バッハ:田舎の賢人/メツェンドレ ヨハン・クリストフ・バッハ:最愛の人、汝の美術展示会 ヘルマン・マックス指揮クライネ・コンツェルト、ライン聖歌隊 ルートガー・レミー(Cemb、Org)/他 | ||
バッハ一族の中でもやや珍しい作曲家をピックアップし、ファミリーの層の厚さを知ることができる一枚。特にクリストフ&ニコラウス親子や大バッハの孫であるヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンストの作品は、他の音源もなかなかない貴重なもの。演奏も正統派。 | ||
シュポア(1784-1859): 2つのヴァイオリンのコンチェルタンテ 〔第1番(1808)/第2番(1833)〕/ 大ポロネーズ/アイルランド民謡によるポプリ |
ウルフ・ヘルシャー、 グンヒルト・ヘルシャー(Vn) クリスティアン・フレーリヒ指揮 ベルリン放送so. | |
cpoが火を付けたとも言えるシュポア作品の再評価。2つのコンチェルタンテは作曲年の差が円熟度の違いを垣間見させる。 #協奏曲全集:777 818-2 (8CDs) へ移行、流通在庫限り。 | ||
アクセス(1908-1999):ヴァイオリン協奏曲 | ツィハト・アスキン(Vn) レンギム・ゴエクメン指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
アクセスはヨゼフ・スーク、アロイス・ハーバなどに学んだ20世紀トルコを代表する作曲家。演奏に1時間を要するこのヴァイオリン協奏曲は、前衛的でもあり民族的要素も含む作品。 | ||
ラフ:ピアノ三重奏曲集 Vol.2 第2番/第3番 |
トリオ・オーパス・エイト | |
クレッカー・エディション Vol.6 シューベルト(1797-1828): アダージョとロンド・コンチェルタンテD.487/ 3つのメヌエット/弦楽三重奏曲D 471(断章)/ 八重奏曲「メヌエットと終曲」D72 フュエッテンプレンナー(1794-1868):五重奏曲 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
学究肌のクラリネット奏者として名高いクレッカーと彼の手兵による秘曲集。1970〜80年代のEMI録音を復刻したこのシリーズだが、今回はシューベルト・ファン必聴。 | ||
クレッカー・エディション Vol.7 モーツァルト:クラリネット五重奏曲「シュタードラー」K.581/二重奏曲第2番 K.424/ クラリネット五重奏曲(第1楽章アレグロのみ)K.追加91(516c)/ アレグロ(未完)K.追加90(580B) シュタードラー(1753-1812):3つのバセットホルンのための三重奏曲 ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | ||
モーツァルトの盟友にして名手シュタードラーに関係するラインナップ。名曲クラ五を軸に、単一楽章しか残されていない2つの五重奏曲や、シュタードラー自身による作品を収録。 | ||
ラッハナー(1803-1890): 九重奏曲ヘ長調/八重奏曲変ロ長調 Op.156 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム | |
ディーター・クレッカー・エディションの8枚目は、シューベルトの友人だった作曲者による2つの室内楽曲。 オルガニストとして認められていただけに、ハーモニーの構築がみごと。クレッカー他の名手たちが一流品として紹介している。 | ||
マルティヌー(1890-1959): 2台のピアノのための協奏曲(*) シュニトケ(1934-1998): 4手のためのピアノ協奏曲(*)/ ヴァイオリンと管弦楽のための 「グリーグを讃えて」(+) |
ピアノデュオ・ ジェノワ&ディミトロフ(*) カトリン・ラブス(Vn;+) 大植英次指揮 北ドイツ放送 ハノーヴァーpo. | |
ミネソタからハノーヴァーに主要ポストを移した大植英次がCPOに初登場。地元の人気ピアノ・デュオをサポートし、新手兵と見事な演奏を聴かせる。 | ||
キーンツル(1857-1941): 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/ 弦楽四重奏曲第3番 |
トマス・クリスティアン・ アンサンブル | |
このところcpoからのリリースが多く、再評価への道を歩んでいるキーンツルの弦楽四重奏曲集。シューマン風ロマン主義の第1番、 その40年後に書かれて20世紀初頭のウィーンを反映させた第2番、そして1928年作曲の第3番。 | ||
レーヴェ(1796-1869): 歌曲・バラード全集 Vol.18 花嫁の花冠の歌/鐘楼番の娘/カンツォネッタ/パリア/ 晩の賛美歌/心の薔薇/橋の上の羊飼い/春の到来/ ティトゥスによるエルサレム陥落/涙と笑い/オウム/ 大選帝候とシュプレーの処女/アラマの嵐/小舟 |
ヤン・コボウ(T) コート・ガーベン(P) | |
コボウはヘレヴェッヘやレオンハルト、鈴木雅明など多くの指揮者に信頼される若手テノール歌手。ゲーテやリュッケルトなど、ドイツ詩の世界も堪能できる一枚。 | ||
シューベルト(1797-1828)/タルクマン選曲・編曲: 歌劇「アルフォンソとエストレッラ」の ハルモニムジーク版 |
クラウス・ベッカー指揮 リノス・アンサンブル | |
知られざるオペラから名曲を抜粋して、ハルモニムジーク(管楽合奏とコントラバス)のスタイルで再現。 この作曲家らしい魅力的な旋律は健在で、あらためてシューベルト・ファンに問いたい一枚。管楽器ファンにもおすすめ。 | ||
エゴン・ヴェレス(1885-1974): 交響曲第4番/交響曲第6番/交響曲第7番 |
ゴットフリート・ラープル指揮 ウィーン放送so. | |
新ウィーン楽派の追従者であるヴェレスはシェーンベルクの孫弟子にあたり、ウィーンからイギリスに移住して活動を続けた。 9曲ある交響曲の中で収録された3曲は1950年代から1960年代にかけての作品。シリーズ第1弾。 | ||
フランケル(1906-1973):映画音楽集 「まじめが肝心」/「吸血狼男」/「イグアナの夜」/ 「舞姫夫人」/「ザ・イヤーズ・ビィトウィーン」/ 「フットステップス・イン・ザ・フォグ」 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 クイーンズランドso. | |
「バルジ大作戦」はじめ、多くの映画音楽を作曲したフランケル。それらを交響組曲風にアレンジしたものがこの一枚に。 ジャズの影響も大きく、20世紀音楽史におけるこの作曲家の位置を示す。 | ||
モーツァルト: テノールのための演奏会用アリアと管弦楽作品集 交響曲第1番/アリア「行け、怒りにかられて」/ レチタティーヴォ「いまや義務の」と アリア「かくも偉大なるは」/ アリア「もし運命が説き明かすなら」/ アリア「従い、かしこみて」/ レチタティーヴォ「私の唇を信じられないならば」と アリア「悲しみ悩む心」/ アリア「私のいとしい妻クラリーチェ」/ ディヴェルティメントK.138(125c)/ アリア「お願い、私の苦しみの理由を聞かないで」/ レチタティーヴォ 「哀れな者よ、おお夢よ目覚めよ」と アリア「まわりにそよぐ微風」 |
クリストフ・ プレガルディエン(T) ミヒ・ガイック指揮 オルフェオ・バロックo. | |
CPOで数々の名唱を聴かせてくれているプレガルディエンが、ピリオド楽器オーケストラと共にモーツァルトを取りあげた。彼のリリカルな声質が曲と相性が良く、 前奏のように置かれた交響曲第1番も聴きもの。 | ||
ニコ・ドスタル(1895-1981): スケルツォ序曲「楽しい遊び」/ 組曲「スペインのスケッチ」/ 演奏会用ワルツ「ウィーンの思い出」/ ピアノと管弦楽のためのブルース幻想曲/ 組曲「異国情緒」〜恋をしている人のための月/ ロマンティック組曲「私の山で」 |
ローター・ブロダック(P) ニコ・ドスタル指揮 BPO | |
今回初CD化となる、オペレッタ作曲家として知られるドスタルが、自らBPOを指揮した極めつけの一枚。1979年の録音だが、レコードはまたたく間に売り切れたという。R.シュトラウスの絢爛さを持った音楽だ。 | ||
ホフマイスター(1754-1812): クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ とチェロのための四重奏曲集 [イ長調/変ロ長調/ニ長調/変ホ長調] |
ディーター・ クレッカー(Cl) プラハ・ ヴラフSQ員 | |
クレッカー・シリーズ最新盤は、ウィーンでモーツァルトら多くの作品を出版したホフマイスターの、作曲家としての才能にスポットを当てた一枚。 優秀なクラリネット奏者シュタードラーとの関連性も解くクレッカーの名演。 | ||
W.ウィリアムズ(?-1701):器楽曲全集 2つのリコーダーと通奏低音、 または2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つのトリオ・ソナタ Op.1/ 2つのリコーダーのための二重奏曲ヘ長調/リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調 カメラータ・ケルン | ||
ピリオド楽器使用。ロンドンでヴァイオリニストとして活躍した作曲家W.ウィリアムズが、今から約300年前に出版した作品などを収録。 パーセルからヘンデルの間を埋める貴重な存在で謎の多い作曲家。残された器楽作品はこの一枚で聴ける。 | ||
ドイツ室内カンタータ集 Vol.1 シュテルツェル(1690-1749): アウロラは泣いていた/ 冷酷な、しかし愛らしいシルヴィア/ 瞬間というものは/名残の薔薇は気高く咲いて/ ただあなたの、心から見つめて/ そして愛は喜びをもたらしてくれるのか/ 哀れなシルヴィオ 他 |
ドロシー・ミールズ(S) ヤン・コボウ(T) ルートガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
18世紀前半に活躍し、ザクセンの王室にカペルマイスターとして仕えた作曲家のカンタータ集。バッハとほぼ同じ時期に生きたシュテルツェルの曲は、 その時代のドイツ宗教音楽を広く知ることができる最良のサンプルである。 | ||
テレマン(1681-1767):24の頌歌(1741) [静かに酔うことは賢明である/娯楽/徳/ 羊飼い/楽しき支給者/本当の長所/笑い/ 酒宴の歌/富と貧困の間に位置する中産階級/ 分別のある願望/ぶどう酒/青春時代の願望/ 粗末な食事/ドーリスにて/いい気分/ ぶどう酒の賛美/楽しい羊飼いの生活/満足/ 寡欲/健康を祈って乾杯/友人/田園生活/変わり者] |
クラウス・メルテンス(Br) ルートガー・ レミー(Cemb) | |
1700年頃ベルリン、ミヒャエル・ミートケ製モデルによる、2000年アムステルダム、ブルース・ケネディ製チェンバロ(a'=390ヘルツ)他を使用。 テレマンの珍しい(そして初期の作品ながらすばらしい)歌曲集。シリアスとユーモアという2つのテーマを持つこの歌曲集で、テレマンの新しい世界が広がる。 | ||
ゼッケンドルフ(1744-1785): ゲーテのワイマールより歌曲 |
ヤン・コボウ(T) ルートガー・レミー(Fp) | |
ゲーテと親交があり、ワイマール宮廷でもその音楽的才能を認められていたゼッケンドルフ男爵の歌曲集。シューベルトなどドイツ歌曲のルーツ的な存在で、 この貴重な発掘は多くの歌曲ファンに歓迎されるであろう。 | ||
ヴェッツ(1875-1935): 交響曲第3番/生命の歌 |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ 国立po. 他 | |
プフィッツナー、シェーンベルクらと同時代にドイツで活躍し、現在ではほとんど忘れられている作曲家。後期ロマン派の管弦楽曲が好きな方にはおすすめ。 | ||
サイグン(1907-1991):交響曲第1番/第2番 | アーリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
パリでダンディに師事し「トルコのバルトーク」と呼ばれた作曲家による、全5曲の交響曲シリーズがスタート。 フィンランドの俊英ラシライネンが、独特の国民楽派的作風をみごとに料理している。 | ||
ファラン(1804-1875): 交響曲第2番/序曲第1番/序曲第2番 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
cpoの録音で実体が徐々に見えてきたフランスの女性作曲家。交響曲第2番は 彼女が敬愛するベートーヴェンの作品へと近づこうとした証とも言える曲であり、フランスへの (ベートーヴェンの)影響を考える上でも貴重な存在。今回のリリースで彼女の管弦楽作品がすべて 揃う。 | ||
ハンブルクにおける教会音楽の再発見 1600-1800年〜 ラインハルト・カイザー(1674-1739):受難の音楽集 モテット「私の偽りの言葉で安心して眠りにつく」/ 私たちは全て迷いの中にいく(ルカ受難曲断片)/ 祝福された救済への思想(死に囚われた人と十字架上のイエス・キリストより) エヴァ・テンカナン、デルテ・マリア・ザントマン(S) オリヴィア・フェルモイエン(Ms) クヌート・ショッホ、 ジュリアン・ポッジャー(T) ライムントゥ・シュポーギス(Br) トマス・イーレンフェルト指揮カペラ・オルランディ・ブレーメン | ||
カイザーはハンブルクを拠点に活躍したドイツのバロック作曲家で当時は高く評価され、オペラ作曲家として生涯に100曲ほどの作品を書いたが、この時代の常として死後は長らく忘れ去られていた。最近ようやく「クロイソス」や「フレデグンダ」などのオペラが上演、録音され、少しづつ復興の兆しが見え始めた人。オペラの他にもオラトリオや宗教音楽をいくつも残している。 | ||
999 822-2 (7CD) 廃盤 |
ディーター・クレッカー・エディション Vol.9 モーツァルト: セレナード全集/ディヴェルティメント集 |
ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・ クラシクム |
一部にEMIなどからリリースされている音源もあるモーツァルト作品集のCD化。現在もなおこの作曲家に執着して研究と演奏を披露しているクレッカーにとって、 この録音集もまさにライフワークの一部。演奏は1970年代に早くもピリオド楽器と奏法を意識した「先見の明」的存在。 | ||
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):パントマイム「夢」 | ゲオルク・ シュヒター(語り) クリスティアーネ・ ベジガー(S) マルクス・ フォルスター(A) ローベルト・ホル(B) ヴォルフガング・ ブルンナー指揮 ザルツブルク・ ホフムジーク | |
弟ハイドンがザルツブルク大司教のオーケストラを率いていた時期、ハメを外したコメディ作品に音楽を付けて仕上げた作品のひとつ。 珍品とも言えるこの曲を、同じザルツブルクの音楽家たちが中心となって復活させた。 | ||
シュレーカー(1878-1934):歌劇「炎」(オリジナル版) | イェルク・ザプロフスキ、 マヌエラ・ウール、 ハイケ・ヴィットリープ、 ローベルト・シャフィン、 カタリーナ・ピーツ、 ハンス・ゲオルク・ アーレンス ウルリヒ・ ヴィントフュール指揮 キールpo. キール歌劇場cho. | |
オリジナル版による世界初録音。シュレーカー最初のオペラであるこの作品の、完全復活上演と言ってもよい貴重な舞台をライヴ収録。 近年になって評価を高めファンを増やしているこの作曲家だけに、ウィーン世紀末音楽注目の一枚となりそう。 | ||
ソリーヴァ(1791-1853): 歌劇「ジューリオとセスト・ポンペーオ (カエサルとポンペイウス)」(1818) |
フランチェスカ・ペダーチ エリザベッタ・スカーノ カルロ・ヴィンチェンツォ・ アッレマーノ パトリシア・スペンス カルロ・ボージ ドナト・ディ・ステファノ アンジェロ・カンポーリ指揮 スイス=イタリア語放送o.&cho. ディエゴ・ファゾリス(P) | |
ベートーヴェン、そしてロッシーニと同じ時代を生きながら、歴史の中に埋没してしまったソリーヴァ。 近年、オペラ作曲家として再評価されているこの作曲家が1818年に作曲したこのオペラは、スイスーイタリア語放送協会の肝いり。 | ||
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913): 歌曲集 毎朝あなたにスミレを贈る/死にかけている子供/ ヘルガの誠実/孤独な少女/夕べを過ぎて/ 騎士オラフ [大聖堂の前に/ オラフ卿が結婚披露宴で座っている/ オラフ卿、真夜中]/ 風景画 [小さな船/あなたの生活の息抜き/ 私は人生について考えた/夜の慰め/ ローマの夜/ヴェネツィア]/ 真夜中/海に面した城/あなたは遮れない日光/ 悲しき戴冠式/姉妹/アグネス/ 騎士の提案/おお、魂よ、思え |
インゲボルク・ダンツ(A) ロマン・トレケル(Br) コート・ガーベン(P) | |
ワーグナーの時代からR.シュトラウスの時代まで、ドイツ・ロマン派音楽の激動期を生きて高い評価を受けていたドレーゼケ。ほぼ無名となっている現在では考えられないほどの名士であった彼が、作曲家人生の中で書いためていった歌曲を集めている。 | ||
ヴィラ=ロボス(1887-1959): 弦楽三重奏曲/ ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲/ 2つのショーロス/ショーロス第2番 |
ドイツ三重奏団 | |
交響曲シリーズに続いて、CPOは室内楽作品に注目。このところ弦楽四重奏曲はマニアに注目されているものの、ここに収録されたトリオ、またはデュオの曲は珍しいものがほとんど。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.5 [第38番/第39番/第40番/第41番/第31番] |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。Vol.1:999 466-2、Vol.2:999 467-2、Vol.3:999 468-2、Vol.4:999 731-2。 シリーズ第5弾は1790年代中盤、つまり「ロンドン・セット」と同時期に作曲され、この編成で書かれた作品群としても佳境に入っている時代の曲。ピリオド楽器ならではの自然なアーティキュレーションが、 作品の本質を描き出す。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.6 3つのピアノ三重奏曲[第43番/第44番/第45番] |
トリオ1790 | |
ピリオド楽器使用。当時のヴィルトゥオーゾ・ピアニストに捧げられたこの3曲は、当然ながらピアノ・パートに革新的な要素を取り入れており、晩年の円熟した作曲テクニックと融合した、この分野での最高傑作。 | ||
マリピエロ(1882-1973): ミュージカル・コメディー「カロの気まぐれ」 |
マルティナ・ヴィンター マルクス・ミューラー グロ・ベンテ・ ヒェレヴォルド ベルント・ヴァレンティン ブルクハルト・ウルリヒ イェルク・ザプロフスキ ペーター・マルシーク指揮 キールpo. | |
17世紀の画家ジャック・カロの作品群をモチーフにした物語に、マリピエロの旋律美豊かな音楽が加わって気軽な作品に。1940年代の作品だが、埋もれていたのがもったいない楽しい音楽である。 | ||
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 | マルクス・ベッカー(P) | |
CPOとしては珍しいメジャーな作品。ドイツのピアニストによる、明快な音を積み上げていく解釈と技術を生かした輝かしい演奏。 | ||
タンベルク(1930-):歌劇「シラノ・ド・ベルジュラック」(1974/1976初演)
サウリ・ティーリカイネン、ミア・フフタ、マティ・コルツ、ヤッシ・ザッハロフ、リーナ・アイレンヌ パウル・マギ指揮エストニア国立歌劇場o.&cho. | ||
エストニア語による歌唱。有名なフランス文学を題材とし、近年の作品ながら叙情性を失っていないという、スカンジナヴィア音楽の特徴を持つオペラ。 | ||
大植英次〜カバレフスキー (1904-1987):交響曲全集 [第1番 Op.18/第2番 Op.19/ 第3番 Op.22「レーニンのためのレクイエム」(*)/ 第4番 Op.54] |
大植英次指揮 ハノーファー北ドイツ放送po.、 ハノーファー北ドイツ放送cho.(*)、 ハンガリー放送cho.(*) | |
ソビエト・ロシアのナショナリズムの鑑として末永く記憶に残されるであろう大作曲家カバレフスキー。多くの分野に渡ってたくさんの曲を書いたが、現在知られているのは、ほんの一部の作品に過ぎない。そんなカバレフスキー、ファン待望の交響曲全集が登場した。目玉はなんと言っても「交響曲第3番」だろう。レーニンの追悼のために書かれた合唱を伴う規模の大きな作品で、今まで実際に聞くことはほとんど皆無に近いものだった。日本のホープ大植の演奏、これは期待。 | ||
バッハ:偽作ミサ&マニフィカト ミサ曲ハ長調 BWV.Anh.25/同 ハ短調 BWV.Anh.26/ マニフィカト イ短調 BWV.Anh.21 |
ドロシー・ミールズ(S) ヘニング・ヴォス(A?) ヘニング・カイザー(T?) ラルフ・グローブ(B?) ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 イ・フェビ・アルモニチ・ バロックo. アルスフェルト・ ヴォーカル・アンサンブル | |
数多くの作品中、まだまだ真作であるか解明されていないものも多いバッハの曲。ナポリ楽派のドゥランテによる作品だという推測もある3つの声楽作品は、CDで聴けることが珍しいものばかり。 | ||
グリーグ(1843-1907): 男声合唱のための無伴奏合唱曲集 |
ジングフォニカー | |
ノルウェー民謡から影響を受けた作品や晩年の宗教作品も含め、グリーグが残した合唱作品を一挙に収録。 シューベルト他で注目された声楽アンサンブルにより、クオリティの高い名演が生まれた。北欧音楽ファン、合唱ファン必聴。 | ||
リース(1784-1838): 交響曲第4番/交響曲第6番 |
ハワード・グリフィス指揮 チューリッヒco. | |
師ベートーヴェンを手本として1818年に作曲された第4番、1822年にフィルハーモニック協会から委嘱された第6番。リースが作曲家としての才能を十二分に発揮した力作2曲のカップリング。 | ||
ロルツィング(1801-1851): オラトリオ「イエス・キリストの昇天」 (独唱、合唱と管弦楽のための) |
アンネリ・プフェファ ヘドヴィヒ・ ファスベンダー ベルンハルト・ シュナイダー クリスティアン・ヒルツ カイ・ シュティーフェルマン ヘルムート・ フロシャウアー指揮 WDRケルンo.&cho. | |
人気オペレッタ「皇帝と大工」でその名が知られている作曲家が、シリアスな宗教的題材によって作曲したオラトリオ。1828年に初演されており、 今回の録音が本格的な復活といえそうだ。ウィーン楽友協会合唱団の指揮を長く務め、カラヤンの信任厚かったフロシャウアーの指揮で。 | ||
キルマイヤー(1927-):ハイネ歌曲集(1994-1995) | クリストフ・プレガルディエン(T) ジークフリート・マウザー(P) | |
ミュンヘンでオルフに学び、1950年代から多数の作品を発表し続けているキルマイヤー。ハイネ歌曲集はドイツ歌曲の伝統を20世紀に受け継いだ作品。 | ||
ロージャ(1907-1995): 協奏交響曲 ハンガリーの夜 3つのパルティータ |
アンドラーシュ・ アーゴシュトン(Vn) ラスロ・フェンヨ(Vc) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 フィルハーモニア・フンガリカ | |
ロージャは映画音楽の大家としてあまりにも有名だが、ブダペスト生まれの亡命作曲家として生前より純音楽も多数作曲。ハイフェッツとピアティゴルスキーのために書かれた協奏交響曲をはじめ、1960年代と1970年代に書かれた2作でその実力の確認できる。 | ||
ブラームス(1933-1897):歌曲全集 Vol.9(完結編) ジプシーの歌 Op.103/ 5つのリート Op.106[セレナード/湖上で/ 菩提樹に霜が降りて/私の歌/さすらい人]/ 5つのリート Op.107[おごる女に/サラマンドラ/ おとめは語る/ねこやなぎ/おとめの歌]/ 4つの厳粛な歌 Op.121 |
イリス・フェルミリオン(Ms) ユリアーネ・バンセ(S) アンドレアス・シュミット(Br) ヘルムート・ドイチュ(P) | |
第8集リリース後、約4年間音沙汰がなかった同シリーズ、第9集がようやくリリース&完結へ。今作は最晩年に書かれた4つの歌曲集を収録。 | ||
シェレ(1648-1701):宗教的協奏曲&カンタータ集 カンタータ「かくも神は世を愛したまい」/ 主よ、ふりむきわれを慈しみたまえ(詩篇第51篇より)/ わたしの心はあふれる(詩篇第44[45]篇)/主に信頼する人は(詩篇第125篇より)/ 協奏曲「ああ、どれほどの罪が」/カンタータ「アダムの堕落によりて」/ 我が魂よ、主をたたえよ(詩篇第103篇より) ローランド・ウィルソン指揮ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ | ||
ライプツィヒの教会で音楽監督を務め、バッハの先輩格でもあった17世紀の作曲家。中央ドイツのバロック音楽を確立した一人でもあり、バッハ・ファンにとっても聴き逃せない存在。 | ||
レハール:喜歌劇「ジプシーの恋」(1910年初版) | ヨハンナ・ストイコヴィッチ ダグマル・シェレンベルガー ゾラン・トドロヴィッチ ベルンハルト・シュナイダー クセニア・ルキッチ シュテファン= アレクサンダー・ランクル マルクス・ケーラー フランク・ベールマン指揮 ハノーファーNDRpo.&cho. アンドレイ・ビエロフ(Vn) | |
「メリー・ウィドウ」、「ルクセンブルク伯爵」などの大ヒットで一躍ウィーンの音楽ファンに歓迎を受けた作曲者が、ロマ民族の音楽や文化を取り入れたヒット作。アリア「ツィンバロンの響きをきけば」に代表される異国情緒が、大衆的な舞台劇としてのオペレッタを、より親しみやすくした。 | ||
カルク=エーレルト(1877-1933): ハルモニウムのための作品集 Vol.5 ソナタ第1番/ソナタ第2番/夕べの気分 |
ヨハネス・マティアス・ミヒェル (ハルモニウム) | |
1912年、J.ティッツェ製作による「アルモニウム・ダール」を使用。シリーズ久しぶりの新録音は、 作曲者自身も好んで演奏したというティッツェ製作の楽器を演奏。ハルモニウムという、クラシック音楽では珍しい楽器の表現力を 確立した2つのソナタが聴きもの。 | ||
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930): 歌劇「神聖な菩提樹」 |
ヨーン・ヴェグナー ダグマル・シェレンベルガー クセニア・ルキッチ ヴェルナー・ アンドレアス・アルベルト指揮 WDRケルン放送そvh | |
cpoがその芸術を強力にプッシュしているジークフリート・ワーグナー。このオペラはなんと作曲後約70年を経て、2001年にコンサート形式の上演にて初演された。 このCDはそのライヴ録音。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782):協奏交響曲集 Vol.6 オーボエ、ヴァイオリン、チェロとフォルテピアノのための協奏交響曲(C48)/ フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲(C43)/ フォルテピアノ、2つのヴァイオリンとチェロのためのフォルテピアノ協奏曲(C60B)/ オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのカデンツァ(原曲:協奏交響曲 C45) アンソニー・ホールステッド指揮ザ・ハノーヴァー・バンド | ||
「モーツァルトに交響曲を教えた男」として、2006年には再評価が期待できるJ.C.バッハ。すでにCPOから多くの作品がリリースされているが、今回で第6集となるこのシリーズはひとまず完結。というのも監修にあたっていた Ernst Warburton 氏が2001年、このセッション直後に亡くなってしまったから。しかしながら既発売のCDは、貴重な存在となるはず。 | ||
ハンマーシュミット(1611/12-1675): 「1声と2声のモテット」と 「教会とターフェルムジーク(食卓の音楽)」 からの宗教音楽集 |
マンフレート・コルデス主宰 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
シュッツと並ぶ17世紀ドイツの天才作曲家ハンマーシュミット。活躍当時、教会でよく歌われたという彼の曲は魅力的な旋律を持ち、現代の聴き手にもアピールするであろう。 | ||
テレマン(1681-1767): メサイア/パルティ/ソナタ TWV44:11/ 協奏曲 TWV43:Es1 |
ヴェロニカ・ヴィンター マリオン・エクスタイン ヤン・コボウ クラウス・メルテンス ルートガー・レミー指揮 ミフヤシュタイン・テレマンco. | |
ピリオド楽器使用。ヘンデルのオラトリオがあまりに有名な「メサイア」だが、テレマンは詩人クロプシュトックによるテキストを使ってカンタータ仕立てに。 ドイツ・バロック音楽のスペシャリスト、レミー以下の演奏陣はcpoの宝。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782): 6つのソナタ Op.15 〜 第5番(2台のピアノのための)/ 第6番(4手のピアノのための)/ ソナタ集 Op.18〜 第5番(4手のピアノのための)/ 第6番(4手のピアノのための) ヴィルヘルム・ フリードリヒ・エルンスト・バッハ (1759-1845): 4手のピアノのためのソナタ ハ長調/ 4手のピアノのための二重奏曲第1番/ 4手のピアノのための二重奏曲第2番 |
ジェノヴァ&ディミトロフ (Pデュオ) | |
大バッハの末息子と孫による、2台ピアノおよび4手のためのソナタ集。J.C.の招きでロンドンを訪れたW.F.E.が叔父の影響を受けた作品を収録した、 バッハ一族の音楽的な関係を知る一枚でもある。 | ||
ヴェルディ=タルクマン&ムツィオ: ヴェルディアーナ・ミュージック タルクマン&ムツィオによるヴェルディ編曲集) 歌劇「王国の一日、または偽のスタニスオ (一日だけの王さま)」序曲 (タルクマンによる八重奏用編曲) ヴェルディアーナ−ピアノと歌のための室内楽作品集 (タルクマンによるメゾ・ソプラノと 室内アンサンブルのための編曲) 歌劇「ルイーザ・ミラー」抜粋 (ムツィオによる弦楽四重奏用編曲) |
カローラ・グーバー(Ms) アルテ・アンサンブル・ ハノーヴァー | |
ヴェルディ没後100年を記念し、彼のオペラを大胆にアレンジして再構成。2人の作曲家・編曲者によって、室内楽アンサンブルをバックに歌手が奮闘。ヴェルディ・ ファンなら一度は聴いてみたい内容。 | ||
フックス(1660-1741):宗教音楽集 死者のためのミサ〜グラドゥアーレ/ 教会ソナタ ト調/アヴェ・レジナ・チェロルム/ ソナタ「聖墓にて」/恵み深き救い主の御母/ アヴェ・マリア/パストラーレ/ 主よ、わが魂は御身にこそ/他 |
ローレンツ・ ドゥフトシュミット指揮 アルモニコ・ トリブート・アウストリア グラーツ・ドーム教会cho. グラーツ・コラールスコラ | |
18世紀前半のウィーン宮廷下、主要な大聖堂の楽長を務めたフックスは、150曲を越すさまざまな教会音楽、そして18のオペラ、多くの器楽曲などを残した大物作曲家。その柱となる、 対位法を駆使した宗教作品集。 | ||
モラテッリ(1640-1706):セレナータ「失われた箙」 | ヴォルフガング・ブルンナー指揮 ザルツブルク・ホフムジーク | |
モラテッリはおよそ300年前に活躍しながら、今日では忘れられた存在となっているイタリアの作曲家。 ミニ・オペラとでもいうべきこの作品は、ウィーンやドイツ各地で評価を得たモラテッリの才能を証明している。 | ||
カイザー(1674-1739): ブロッケス受難曲「世の罪のために苦しみ死にたまいしイエス」 ナンシー・アージェンタ、ドロシー・ミールズ、エイドリアン・トンプソン、 マーク・パドモア、カルロ・アッレマーノ、クラウス・メルテンス、 ヤスパー・シュヴェッペ ケネス・モンゴメリー指揮オランダ放送co.&cho. | ||
バッハらと同時代に活躍しながら、現存作品が少ないカイザーによる力作受難曲。アージェンタやパドモアら古楽ファンにはおなじみの歌手がそろい、無名に近い作品を蘇らせている。 | ||
ブゾーニ(1866-1924):ピアノ作品集 7つの悲歌集/無窮動/7つの小品集/ アルペッジョのための前奏曲と練習曲 |
ローランド・ペンティネン(P) | |
自らがピアニストであり、数多くの編曲も手掛けているだけに、ピアノに関する知識と演奏効果などを駆使したこれらの曲は実にピアニスティック。その醍醐味をスペシャリストによる演奏で味わう一枚。 | ||
ロット(1858-1884):交響曲/田園風前奏曲(*) | デニス・ ラッセル・デイヴィス指揮 ウィーン放送so. | |
ブルックナーの弟子として、またマーラーの同僚作曲家として知られるロットの唯一で壮大な交響曲は、 ひそかな人気を得ている作品。初録音となる(*)を加え、ウィーンのオーケストラが演奏。 | ||
ラッスス(1532-1594):ドイツ語歌曲、シャンソン、マドリガーレ、ヴィラネッラ集
ジングフォニカー | ||
シューベルト、グリーグなど19世紀のレパートリーが多かったジングフォニカーが、中世マドリガルの人気作曲家であるラッススの作品集をリリース。合唱ファンにおすすめ。 | ||
A.スカルラッティ(1660-1725):協奏曲とシンフォニア集
マルティーノ・ノフェリ(リコーダー) オッタヴィアーノ・テネラーニ指揮イル・ロッシニョーロ | ||
ピリオド楽器使用。オペラ作家としてつちかった流麗なメロディを器楽作品にも活用した爽快な音楽。 | ||
レーガー(1873-1916): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.4 ヴァイオリン・ソナタ Op.72/小ソナタ第2番/ タランテッラ/アルバムのページ |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ローランド・ ペンティネン(P) | |
シリーズ4枚目は、全ヴァイオリン作品の柱ともいえるOp.72を中心とした選曲で、レーガーの管弦楽曲などが好きな方には室内楽入門に最適の一枚。ヴァーリンの鮮烈な演奏も好評。 | ||
スヴェンセン(1840-1911): 弦楽四重奏曲/弦楽五重奏曲 |
オスロSQ ヘンニング・クラッゲルード(Va) | |
グリーグ同様に「ライプツィヒで学んだノルウェー人」であるスヴェンセン。その留学時代に作曲された2つの曲は、師ライネッケの影響下にありながらも、 最後はノルウェーの叙情を反映させる。オスロSQのcpoデビューCD。 | ||
フェラボスコI&II:コンソート曲集 フェラボスコII(1578-1628): 5つのヴィオールのためのダヴハウスのパヴァーヌ/5つのヴィオールのためのアルマンド/ 6つのヴィオールのためのファンタジア〔第6番/第3番/第14番/第16番〕/ 5つのヴィオールのためのヘクサコード・ファンタジア〔第1番/第2番〕/ 5つのヴィオールのためのパヴァーヌ ハ調/ 5つのヴィオールのための3つのアルマンド ハ調/ 6つのヴィオール、3つのトレブルのためのファンタジア第8番/ 6つのヴィオールのためのイン・ノミネ第2番/ 6つのヴィオールのためのファンタジア第2番/ 6つのヴィオールのための全てのパートによるイン・ノミネ フェラボスコI(1543-1588): 5つのヴィオールのための「一人物思いにふけって」 / 5つのヴィオールのためのイン・ノミネ〔第1番/第2番〕/ 4つのヴィオールのためのファンタジア/ 5つのヴィオールのための「ある日シュザンヌが」/他 ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ | ||
イタリアからイギリスに渡った父とイギリス生まれの息子は、ヘンリー8世時代にヴィオール・コンソートの新しい伝統を確立した。バードなどにも影響を与えたというコンサート曲を集めたアルバム。 | ||
ライヒャルト(1752-1814): ジングシュピール「エルヴィンとエルミーレ」 (ゲーテのテクストによる) |
ジモーネ・ケルメス ヨハンナ・ストイコヴィッチ イェルク・デュルミュラー ミヒャエル・クプファー アンドレアス・シュペリング指揮 カペラ・コロニエンシス | |
モーツァルトと同時代を生きたライヒャルトは、ゲーテと親交を結ぶなどしてドイツ語オペラの確立に寄与した作曲家。この作品も2人の共同作品であり、 古典派音楽史に重要な足跡を残す曲。ピリオド楽器使用。 | ||
ベートーヴェン:サクソフォン五重奏のための編曲作品集 交響曲第5番「運命」/序曲「コリオラン」/ 「ルール・ブリタニア」による変奏曲/ 交響曲第9番「合唱付き」〜歓喜に寄す |
クンテセンス・ サキソフォン五重奏団 | |
バッハのアレンジでアッと言わせてくれたクンテセンスが、今度はベートーヴェンに挑戦。サックスの表現力を極めたこの一枚は、管楽器ファン必聴。ベートーヴェン・コレクターもびっくりの録音。 | ||
ラッスス(1532-1594): マドリガーレ「聖ペテロの涙」 |
リヴィオ・ピコッティ指揮 カペラ・ドゥカーレ・ ヴェネツィア | |
数多くのミサ曲とモテット、シャンソンを残したラッスス。このマドリガーレ形式による宗教的作品は彼の死後に出版されたもの。生涯を費やしてきた芸術の総決算であり、バロック音楽期につながる注目作。 | ||
アンドレア・ガブリエーリ(1510-1586): ダヴィデの詩篇曲集 |
リヴィオ・ピコッティ指揮 カペラ・ドゥカーレ・ ヴェネツィア | |
ルネサンス時代のヴェネツィア音楽を代表するガブリエーリの作品群。「ダヴィデの詩篇曲集」は教皇グレゴリオ13世に捧げられた26曲から成る作品。 ヴェネツィアの音楽家たちによる心のこもった演奏。 | ||
バロック・ヴィエール(手回し風琴)の 巨匠たちによるハーディ・ガーディ作品集 |
マティアス・ロイブナー、 リッカルド・デルフィーノ (ハーディ・ガーディ) ローラン・ ル・シェナデック(Fg) トーマス・ヴィマー(ガンバ) ノルベール・ツァイルベルガー (Cemb) | |
中世からルネサンスの世俗音楽で、独特の音色によって存在感を示した弦楽器ハーディ・ガーディ(シンフォニア)。不思議な音色を十二分に堪能いただける。 | ||
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-): バレエ・オラトリオ「タイム・アンド・ウォーター」(1983) マルタ・グヴズルーン・ハトルドウルスドウッティル(S) スヴェルリル・グウズヨウンソン(CT) ベリポア・パルソン(B) ポール・ズーコフスキー指揮レイキャビクco.&cho. | ||
アイスランドの作曲家による「オラトリオのようでいながら、愛・海・神に満ちた夢の国からの組曲」(作曲者のコメント)。現代音楽の演奏で名を成したズーコフスキーの指揮も聴きもの。 | ||
バッハ(1685-1750):オルガン作品全集 Vol.12 トリオ・ソナタ第1番 BWV.525/第4番 BWV.528/ トッカータ(前奏曲)とフーガ ハ長調 BWV.566/ ノイマイスター・コラール集〜 [神よ、汝の善行にわれを向かわしめたまえ BWV.957a/ イエス・キリストが夜に BWV.1108/ ああ神よ、汝はあわれなるかな BWV.1109/ おお主なる神、汝のありがたき言葉 BWV.1110/ 今ぞわれらに御身を葬らせたまえ BWV.1111/ わが命なるキリスト BWV.1112/ われはわが財宝を神の御国にもつ BWV.1113/ 汝至高の善なる、主イエス・キリスト BWV.1114/ おお主よ、心からわれ汝を愛す BWV.1115/ 神のみわざは善きかな BWV.1116/ 人はすべて死すべきものなり BWV.1117/ 目覚めよ、わが心 BWV.1118/泉の水をしたうがごとく BWV.1119/ 汝、明るき日なるキリスト BWV.1120] |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
ドイツ、チューリンゲン、グローセンゴッテルン、聖ヴァルプルギス、1712-1716年ハインリヒ・ゴトフリート・トロースト製オルガン使用。1707-08年にバッハがオルガニストを務めていた都市、チューリンゲンの楽器を演奏。約300年前の楽器ながら、バッハの生きた時代の空気を確実に伝えてくれる。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.13 クラヴィア練習曲集第3部〜前奏曲とフーガ BWV.552 教理問答書コラール(ドイツ・オルガン・ミサ)〜 永遠の父なる神よ BWV.669/ 世の人すべての慰めなるキリスト BWV.670/ 聖霊なる神よ BWV.671/ いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV.676/ これぞ聖なる十戒 BWV.678/ われらみな唯一の神を信ず BWV.680/ 天にいますわれらの父よ BWV.682/ われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BWV.684/ 深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ BWV.686/ われらの救い主イエス・キリスト BWV.689 |
ゲアハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
使用楽器:ドイツ、グラウホフ修道院、1734-1737年クリストフ・トロイトマン製。 ヒストリカル・オルガンを演奏するシリーズ13枚目は、バッハがライプツィヒで活動していた時代に製作された楽器(このシリーズ第6集でも登場)を使用。色彩的な音色が特徴の楽器で、 音楽に立体感が生まれている。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.14〜編曲集 Vol.1 協奏曲 ハ長調 BWV.594/ 3声のインヴェンション(シンフォニア)〜 トリオ ロ短調 BWV.790/トリオ ト長調BWV.586/ フーガ ト短調 BWV.131a/トリオ ハ短調BWV.585/ 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539/ ソナタ ト長調 BWV.1027a(Anh. II46)/ 協奏曲 ハ長調 BWV.595 |
ゲルハルト・ ヴァインベルガー(Org) | |
ブランデンブルク、ハーフェル大聖堂、1723年ヨアヒム・ヴァーグナー製オルガンを使用。 独自のパイプを持った楽器で演奏。ヴィヴァルディやザクセン=ワイマール公の作品から編曲した協奏曲、テレマンや作者不詳の曲から編曲したトリオなどが集められている。 | ||
フリードリヒ・エルンスト・ フェスカ(1789-1826): 交響曲第2番/交響曲第3番/ 歌劇「カンテミレ」序曲 |
フランク・ベールマン指揮 NDRハノーヴァーpo. | |
ベートーヴェンと同時代にライプツィヒやカッセルなどで人気を得ていたフェスカ。2つの交響曲は彼の作風を捉えるチャンスとなるであろう。なお、七重奏曲のCD(999 617-2)が出ているアレクサンダー・エルンスト・フェスカとは別人。 #777 350-2(2008年 CPOカタログ付き、おそらく限定盤)で再発。 | ||
カール・ライネッケ(1824-1910):声楽作品集 独唱、女声合唱、ピアノと語り手のためのおとぎ話「眠り姫」(*) / 7つの歌曲「子供の歌」(#) 〔明けの明星に Op.138 No.7 /誰のヒツジが一番ステキ? Op.37 No.6 /明けの明星に Op.63 No.2 / 夕べに Op.196 No.4 /夜に Op.285-5/子供の天使 Op.196 No.10 /夜の祈り Op.37 No.3 〕 カテリーナ・ベルトッチ(S;*) ゲルヒルト・ロムバーガー(A;*) ヤニーナ・ホルリヒ(Ms) クリスエィアン・クライネルト(語り;*) マイケ・レルシュコ(S) ペーター・クロイツ(P) | ||
カルダーラ(1671-1736): 3声のソナタ集 Op.1〜[第1/2/5/7/10番]/ 室内ソナタ Op.2〜第12番/チャコーナ/ チェロ・ソナタ第5番/第14番 |
パルナッシ・ムジチ | |
ピリオド楽器使用。18世紀初頭において、特に宗教音楽で重要な位置を占めているカルダーラ。バッハや皇帝カール6世らが敬愛した彼の室内楽曲は、後期バロックのフォームを形成しつつ、イタリア風のespressivoを忘れない存在感のある作品。 | ||
レハール(1870-1948):喜歌劇「天文学者」(1916) | ローター・オディニウス クラウディア・ロールバハ ハンナ・ドーラ・ ストゥールドッティア ローベルト・ヴェルレ マルクス・ケーラー ヨハネス・ゴリツキ指揮 ノイス・ドイツco. | |
マルチチャンネル(5.0ch)対応。 ウィーンで初演されて以来ほとんど上演されていない、ウィンナ・オペレッタ・ファンにとっての「残された宝石」。この録音が再評価への道を拓くかもしれない。 | ||
キーンツル(1857-1941):歌劇「ドン・キホーテ」 | トーマス・モーア ミシェル・ブリート ジェイムズ・ヴァーグナー セリーナ・リンズリー グスタフ・クーン指揮 ベルリン放送so.&cho. | |
19世紀のワーグナー的呪縛から一歩進み、独自の作風を確立しようとしたキーンツルのオペラ。バレエやオーケストラ演奏部分も重視され、ドン・ キホーテの物語を壮大なスケールで再現するグランド・スタイルが特徴。 | ||
ベーヘ(1880-1938): 悲劇的序曲/ 交響詩「オデュッセウス」より [流浪の旅 第1番〜第3番] |
ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 ラインラント= プファルツ国立po. | |
「新グローヴ音楽辞典」にも掲載されていない、まさに「発掘」の一枚。ラインラント=プファルツpo.の初代音楽監督シーザーが評価したという因縁により、 cpoが全世界に向けて紹介する20世紀初頭のドイツ・ロマン派。 | ||
シュテルツェル(1690-1749): 聖霊降臨祭のためのカンタータ集(1737) [聖霊に満たされよ/見よ、神の居ますところを/ 主の全ての民は予言するでしょう/ ここにわれらの内に神の愛が現れています/ それならば汝らよ、誰が悪であるか/ あなたの願いを叶えるために教えて下さい] 白衣の主日の日曜日のためのカンタータ 「彼は平和の主と呼ばれて」(1732) |
ドロシー・ミールズ(S) マルティン・ヴェルフェル(CT) ヤン・コボウ(T) クリスチャン・インムラー(B) ルートガー・レミー指揮 ミヒャエルシュタイン・ テレマンco. | |
ピリオド楽器使用。後期バロック時代に活躍したドイツのシュテルツェルは主に器楽作品がよく知られているが、オペラや宗教作品も重要。宮廷での祝祭に演奏するため書かれたカンタータは、 バッハの作品に劣らないほどの秀作ぞろい。 | ||
シューベルト(1797-1828)/イェンス・ヨゼフ編: テノールと弦楽四重奏のための「冬の旅」 |
クリスティアン・ エルスナー(T) ヘンシェルSQ | |
ツェンダー編曲による管弦楽伴奏が数年前に話題を呼んだ「冬の旅」に、今度は弦楽四重奏伴奏版が登場。よりロマンティックな側面が強調された演奏になっている。 | ||
シュメルツァー(1620/23-1680): ソナタとバレット集 12声の教会および室内ソナタ/2声のソナタ/ 3つの合奏群のケンタウリ、 ニンフとサルヴァティーチのためのバレット/ 4声のソナタ「ラ・カロリエッタ」/ 6つのヴィオラのためのソナタ第4番/ 7声のソナタ第12番/ 3声のソナタ「ラ・パストラーレ」/ 3つの合奏群のためのソナタ・ナタリーツィア/ 3声のソナタ第12番/2声の妖精のためのバレット/ 5声のソナタ/ 8声の2つの合奏群のためのソナタ第2番/ 3声のソナタ/ソナタ・ナタリス |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ | |
皇帝レオポルド1世の宮廷で音楽監督を務め、ウィーンにおけるバロック音楽の伝統を作り上げたシュメルツァー。イタリアやフランスの味わいと異なる彼の作風を知る一枚。 | ||
ファラン(1804-1875):ピアノ作品集 ロシアのアリアによる変奏曲 全ての長調と短調のための30の練習曲〜抜粋 華麗なるワルツ/夜想曲/華麗なる変奏曲 |
コンスタンツェ・ アイクヘルスト(P) | |
19世紀フランスのロマン派作曲家として、また才能豊かな女性作曲家として一部で人気を得ているファラン。シューマンの影響を受けた彼女の曲を、ファランのスペシャリストの演奏で。 | ||
ラドゥレスク(1942-):ピアノ・ソナタ集「ラオ・ツー(老子)」 [第2番「ビーイング・アンド・ノン=ビーイング・クリエイト・イーチ・アザー」/ 第3番「ユー・ウィル・エンドュア・フォーエヴァー」/ 第4番「ライク・ア・ウェル・・・オールダー・ゼン・ゴッド」 オルトウィン・シュトゥーマー(P) | ||
題名の通り、老子の言葉(教義)をモチーフにして作曲されたピアノ・ソナタ・シリーズ。収録された3曲は1990年代の作品で、演奏者のシュトゥーマーがラドゥレスクに作曲をすすめて生まれたもの。 | ||
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951): 弦楽四重奏曲第5番/ピアノ三重奏曲/ 7つのピアノ小品 |
ペレグリーニSQ ラヴィニア・トリオ ベネディクト・ケーレン(P) | |
あの名ピアニスト、シュナーベルの作品集だが、彼のデビューは自作のピアノ協奏曲だった(1901年)ということも知られず、作曲家として才能を認知されることはなかった。しかし昨今のデムスなどと同様、ここへきて作曲家としての顔をクローズアップされると、なかなか新鮮。 | ||
ブラウンフェルス(1882-1954): エクトール・ベルリオーズの主題による幻視 セレナード |
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 ウィーン放送so. | |
20世紀前半にドイツで活躍したブラウンフェルスが、第一次世界大戦中にベルリオーズの「ファウストの劫罰」中の一曲、「メフィストフェレスの歌」をテーマに書いた壮大な変奏曲がメイン。戦争に関連する重要な一作。 | ||
リーム(1952-): ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ/ ヴァイオリンとピアノのためのヘクトン/ 顔(ヴァイオリンとピアノのための絵画)/ 幽霊といたずら |
ウルフ・ヘルシャー(Vn) ジークフリート・ マウザー(P) | |
2002年に50歳を迎えてますます刺激的な作品を生み出そうとしているリームに、cpoからの讃辞を兼ねた一枚。ヴァイオリン作品集は貴重。作曲者の友人であるヘルシャーの演奏で。 | ||
レーガー(1873-1916): チェロ・ソナタ第3番/第2番/ カプリースと小ロマンス/カプリース イ短調 |
ライムント・コルップ(Vc) ルドルフ・マイスター(P) | |
20世紀の到来時期をまたいで、1898年と1904年にそれぞれ作曲された2つのチェロ・ソナタ。ロマン派の流れを 表現主義音楽が受け継ぐ中で、晩年に向け自らの音楽を完成へと導こうとしている時期の、重要な作品。 | ||
リース(1784-1873): ピアノ四重奏曲 Op.13/ ピアノ四重奏曲 Op.17 |
メンデルスゾーン・ トリオ・ベルリン ダニエル・ ライスキン(Va) | |
ベートーヴェンに師事し、その作風はまさに古典派からロマン派への橋渡し的な雰囲気を持つリース。cpoがリリースした交響曲集などで存在が知れ渡った彼のピアノ四重奏曲は、ドイツ音楽ファン必聴。 | ||
グラウン(1702-1771):協奏曲集 合奏シンフォニア ニ長調/ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/ ヴァイオリン協奏曲 イ長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲 イ長調 |
イリア・コロル、 ダニエル・ゼペク(Vn) ヴィットリオ・ギエルミ (ヴィオラ・ダ・ガンバ) マルティン・ハーゼルベック指揮 ウィーン・アカデミー | |
生前は作曲家としてよりプロシア宮専属楽団のコンサートマスターとして知られていたグラウン。それだけに自身の楽団が演奏した作品群は、18世紀の典型的な協奏曲およびコンチェルト・グロッソ・スタイル。代表作を集めたこの一枚で、古典派音楽ファンはグラウンの再評価を。 | ||
ジングアカデミーのアーカイブより珠玉集 W.F.バッハ(1710-1784):フルート協奏曲ニ長調 C.P.E.バッハ(1714-1788): フルート協奏曲ニ長調 L.ホフマン(1738-1793):フルート協奏曲ニ長調 |
クリスティアン・ グルトナー(Fl-tr) マルティン・ ハーゼルベック指揮 ウィーン・アカデミー | |
ベルリンのジングアカデミー所蔵による楽譜から、3曲のフルート協奏曲を収録。18世紀音楽における最良のサンプルでもあり、ハーゼルベックと手兵(ピリオド楽器アンサンブル) による演奏もみごと。 | ||
F.E.フェスカ(1789-1826): 交響曲集 Vol.2 交響曲第1番/序曲Op.41/序曲Op.43/ 「オマールとレイラ」序曲 |
フランク・ベールマン指揮 ハノーファー 北ドイツ放送po. | |
既発売の交響曲第2番&第3番(999 869-2)で、同時代を生きたベートーヴェンへの接近が目立ったフリードリヒ・エルンスト・フェスカ。決して有名とは言えないその実像に迫り、ベートーヴェンやシューベルトらの陰に隠れた才能を引き出す一枚だと言えるだろう。 #777 350-2(2008年 CPOカタログ付き、おそらく限定盤)で再発。 | ||
ヘスポス(1938-): コントラバスとパーカッションのための 「スプラッシュ」/ アルト・フルート独奏のための「ドゥーマ」/ スパニッシュ・ギター独奏のための「キタラ」/ 携帯用ティンパニのための典礼「モンスケ」/ ハープ独奏のための「ライヤ」/ ピッコロ・リコーダーのための「ピコ」/ シンバル独奏のための「カンク」/ ピアノ独奏のための変動と刺激「-Z... ( )」 |
ラール・プール・ラール | |
ドイツの作曲家による1969年から1996年までの作品集。12音技法に端を発し、パフォーマンス的な要素やノイズ的な要素も加えつつ、アヴァンギャルド路線で作曲された器楽曲を集めている。 | ||
レハール(1870-1948):序曲&ワルツ集 序曲「メリー・ウィドウ」 なつかしいウィーンの愛のワルツ/序曲「夫」 野ばら−菊のワルツ/序曲「クロ=クロ」 グリュツナー=ワルツ/ワルツ「アドリア海」 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ベルリン放送so. | |
レハールのシリーズ通算8枚目となる今回のリリースは、ワルツやアリアが有名ながらなかなか聴けない「メリー・ウィドウ」の序曲をはじめ、3つの序曲と4つのワルツを加えた魅力的な一枚。 | ||
アーベル(1723-1787): 6つのピアノ協奏曲 Op.11 |
ザビーネ・バウアー (Fp/Cemb) ミヒャエル・ シュナイダー指揮 ラ・スタジオーネ・ フランクフルト | |
ドレスデン宮廷に使えた後にロンドンへ渡り、J.C.バッハと組んで演奏を行ったりしながら、創造的な古典派音楽を確立していったアーベル。 モーツァルトも影響を受けた注目すべきピアノ協奏曲集を、実力派ピアニストとピリオド楽器オーケストラの共演で。 | ||
フックス(1847-1927): ピアノ協奏曲/ 小管弦楽のためのセレナード第5番 (ヨハン・シュトラウスに敬意を表して) |
フランツ・フォーラバー(P;*) アラン・フランシス指揮 ルクセンブルグpo. | |
マーラー、ヴォルフ、シベリウスらの師として知られるフックス。「こうもり」の主題による「セレナード」が聴きもの。 | ||
ゲオルク・ゲーベル(1709-1753):ヨハネ受難曲
ドロテー・ミールズ(S) ヘニング・ヴォス(CT) ヤン・コボウ(T) クラウス・メルテンス、ゼバスティアン・ブルト(B) ルートガー・レミー指揮 ヴァイマル・バロック・アンサンブル、アンサンブル・インカント・ヴァイマル | ||
バッハ、ヘンデル、テレマンらと同世代ながら評価の低かったゲーベルだが、中央ドイツのバロック音楽を雄弁に物語る作品を残した。この「ヨハネ」を他の作曲家と比べてみるのも興味深い。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): オラトリオ「ユダヤの王ジョアス(ヨアシュ)」 |
カイ・ヴェッセル ウルリケ・シュタウデ メヒティルト・ゲオルク マルクス・シェーファー ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊 クライネ・ コンツェルト/他 | |
CPOのクリスティアン・バッハ・シリーズに、唯一のオラトリオが登場。ヘンデルと共に、イギリスのオラトリオを生み出したとされる曲であり、録音は数少ないため貴重。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782):交響曲全集 | アンソニー・ホルステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
各国の音楽誌などからも好評を得ている交響曲全集(999 268-2、999 298-2、999 383-2、999 487-2、999 752-2)をボックス・セット化。「ロンドンのバッハ」、「モーツァルトの師」とも呼ばれるこの作曲家を、そして18世紀古典派音楽の典型を知るのに最適。 | ||
ゼレンカ(1679-1745):管弦楽作品全集 [第1集(999 458-2)] カプリッチョ第2番/カプリッチョ第3番/ 7つのコンチェルタントのためのヒポコンドリア/ 8つのコンチェルタントのための協奏曲 [第2集(999 629-2)] カプリッチョ第1番/カプリッチョ第5番/ 8つのコンチェルタントのためのシンフォニア [第3集(999 697-2)] 7つのコンチェルタントのための組曲/ 聖ヴェンチェスラオのメロドラマ〜シンフォニア/ カプリッチョ第4番 |
ユルゲン・ゾンネンタイル指揮 ノイ=エレフネーテo. | |
ピリオド楽器使用。既発売3枚をボックス・セット化。斬新なハーモニーを使い、バロック音楽ファンを引きつけてきた作曲家の作品集。5曲あるカプリッチョや舞曲風の作品も含め、 なかなかまとめて聴けない管弦楽作品。価格もお手ごろでバロック音楽ファンにはおすすめ。 | ||
レズニチェク(1860-1945):交響詩「勝者」 | ベアーテ・コープ(A) ミハイル・ユロフスキ指揮 ケルンWDRso.&cho. | |
R.シュトラウスをライヴァル視していたためか、対抗意識で作曲したとも言える壮大な交響詩。レズニチェクの作品はなかなか演奏されないが、cpoでは管弦楽作品を中心にその全容を解明しく予定。19世紀末から20世紀初頭におけるウィーン音楽ファンは必聴。 | ||
レズニチェク(1860-1945): 歌劇「騎士青ひげ」(1917) |
ダーヴィト・ ピットマン=イェニンクス アルティウン・カチニアン ローベルト・ヴォエルレ セリーナ・リンズリー アンディオン・フェルナンデス ミハイル・ユロフスキ指揮 ベルリン放送so.他 | |
20世紀初頭にR.シュトラウスやプフィッツナーらと肩を並べていた作曲家の品。おとぎ話(フェアリー・テール)風と言われたこのロマンティックなオペラは、 作曲家の再評価に大きな存在意義を持つ。 | ||
テレマン(1681-1767):ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.1 [ハ長調 TWV.51:C2/ト長調 TWV.51:G8/ホ短調 TWV.51:e3/ ニ長調 TWV.51:D9/ホ長調 TWV.51:E2/ヘ長調 TWV.51:F2/ニ長調 TWV.51:D10] エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)指揮オルフェオ・バロックo. | ||
イギリスの古楽シーンで長くリーダー的な存在の一人だったウォルフィッシュが、時代楽器のアンサンブルを率いてヴィヴァルディのスタイルを継承したヴァイオリン協奏曲集にチャレンジ。 | ||
クロイツェル(1766-1831): ヴァイオリンのための40のエチュードと奇想曲 |
エリザベス・ ウォルフィッシュ(Vn) | |
最近、少しずつ人気が復興してきたベルサイユ生まれの作曲家クロイツァー。彼はフランスのヴァイオリン奏者、教師として当時一世を風靡した。13歳の時に最初のヴァイオリン協奏曲を書き絶賛され、その名声が一生が続いたという稀有な人。この40の奇想曲はヴァイオリン習熟のために役立つプログラムとして知られるもの。もちろん音楽的にも優れている。バロック・ヴァイオリンの名手ウォルフィッシュ(国内代理店表記の「エリーザベト・ヴァルフィッシュ」は誤り。オーストラリア人なので当然英語読みすべきなのだが、ドイツのレーベルだからとドイツ語読みしているようだ・・・)の明晰な演奏。 | ||
バルカンのルーツ〜古いセルビアの音楽と歌 東セルビア:結婚の踊りと歌 コソボとメトチャの歌:おお!メアリー私のかわいい鳩 雨よ降れ、草よ生えよ/深い霧が降りてきた 中央セルビア: 4つの踊り[よく踏みならすそぞろ歩き/ ザヴルツラマ(もつれた歩みの踊り)/ 小さな先が尖ったオパナクの踊り/ ポリャンカ(野原の踊り)] 2つの踊り[小さなバグパイプ/多彩なオロ] 南セルビア:乙女は葡萄を植える/肉屋の車輪の踊り/他 |
アンサンブル・ルネサンス | |
ピリオド楽器使用。ルネサンス時代におけるバルカン半島の音楽は、ビザンツ様式の影響を受けつつ発展していった民族的要素の濃いものであった。 ヨーロッパ音楽史の重要な部分を占める地域、現在のセルビア周辺を軸に探る1枚。 | ||
シュレーカー(1878-1934): 歌劇「クリストフォルス、 あるいはあるオペラの幻影」 |
ハンス・ゲオルク・アーレンス、 スザーネ・ベルンハルト、 イェルク・ザプロフスキ、 ロバート・チェーフィン、 マティアス・クライン、 ベルント・ゲプハルト、 ハンス=ユルゲン・シェプフリン、 ジーモン・パウリ、 ローラント・ホルツ ウルリヒ・ヴィントフュール指揮 キールpo.、キール歌劇場cho./他 | |
世界初録音。19世紀末の退廃から混沌の20世紀へ。人気が再興し多くの作品が録音されているシュレーカーの、宗教的題材によるオペラ。新ウィーン楽派周辺およびマーラーなどのファンにはおすすめ。 | ||
リース(1784-1838): 交響曲第7番/交響曲第8番 |
ハワード・グリフィス指揮 チューリヒco. | |
ベートーヴェン時代の作曲家による交響曲は近年再評価の気運が高まっており、クラシック音楽(オーケストラ演奏)再生のスタンダードとして最適な音楽でもある。マルチチャンネル対応。 | ||
シュターデン(1607-1655): 宗教的牧歌劇「魂の永遠」 |
モニカ・マウフ ウーテ・クライドラー ハイドルン・ルフテルハント フランツィスカ・ゴットヴァルト セバスティアン・ヒュープナー ハンス・イェルク・マメル アルミーン・ゴットスタイン ウルリヒ・マイアー クラウス・ヴィンクラー指揮 イ・チアルラターニ | |
ドイツ・オペラのルーツ的作品といえる一作の世界初録音。同時代を生きたシュッツなどの影響も受けつつ、ドイツ語で歌うオペラを確立した作曲家であり、バッハの宗教音楽へも直結する音楽。 | ||
レーヴェ(1796-1869):歌曲&バラード全集 Vol.19 軍司令官/物語〜野いばら/招待/井戸端のマイズナ/ アーリとファトメ/セルビア歌曲集〜第1-6番/神の全能/ 少女の願いと告白/オアシス/オアシスの小鳥の歌/星/ 歌曲集 Op.9〜処女と死/ ミューズへ、エーバーハルト伯爵のさんざし/ 5番目の5月/聖ヨハネと小さな虫/ サルヴム・ファック・レゲム/ 3つのバラード〜悪魔/永遠の愛 |
インゲボルク・ダンツ(S) コート・ガーベン(P) | |
アラビア旅行(井戸端のマイズナ/オアシス/オアシスの小鳥の歌)、ペルシャの絵画(アーリとファトメ)など異国的な題材や、若い頃の作品である「セルビア歌曲集」などを収録。 | ||
テレマン(1681-1767):管楽のための協奏曲集 Vol.7 オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51: C2/ 2つのクラリネット(シャリュモー)とヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV43: F2/ 2つのフルートとファゴットと弦楽のための協奏曲 イ長調 TWV 53: A1/ ブロックフレーテとファゴットと弦楽のための協奏曲 ヘ長調 TWV 52: F1/ クラリネット(シャリュモー)と弦楽のための協奏曲 ニ短調 TWV 43: D1/ コルノ・ダ・カッチャと弦楽のための協奏曲 ニ長調 TWV 51: D8 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
ベーヘ(1880-1938):交響詩 Vol.2 交響詩「オデュッセウスの流浪の旅より」 〜第4番「オデュッセウスの帰還」/ 交響詩「タオルミナ」/ ある悲劇への交響エピローグ |
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
Vol.1:999 875-2。ミュンヘンを拠点にR.シュトラウスらの系統に属していた作曲家の、後期ロマン派的作風による交響詩集。30分を要する「オデュッセウスの帰還」をはじめ、マーラーやツェムリンスキーなどの作品が好きな方は要チェック。 | ||
アルファーノ(1876-1954): 歌劇「シラノ・ド・ベルジュラック」(1933-1935) |
マヌエラ・ウール(S) ジェニファー・ アーノルド(Ms) スザーネ・ベルンハルト(S) ロマン・サドニク(T) ヴォルフガング・ネヴェルラ、 ジーモン・パウリ(Br) ポール・マックナマラ(T) マティアス・クライン、 ベルント・ ゲプハルト(B-Br) コンスタンティン・ ハインテル(Br) マルクス・フランク指揮 キールpo.、 キール歌劇場cho. | |
プッチーニの「トゥーランドット」を完成させたことで知られるイタリアの作曲家アルファーノが、名作を下敷きとして作曲したオペラの蘇演とも言える上演。 20世紀イタリア・ロマン派の代表作とも言えるオペラ。 | ||
シュテルツェル(1690-1749): ドイツ室内カンタータ集 Vol.2 |
ドロシー・ミールズ(S) ヤン・コボウ(T) ルートガー・レミー指揮 レザミ・ド・フィリップ | |
18世紀のドイツ、バッハ他の先達が残した宗教音楽の伝統をさらに拡大し、19世紀へと伝えた中にシュテルツェルの作品も含まれる。全16曲となるカンタータ・シリーズの第2集にも、 イタリアン・スタイルから脱却してドイツ固有のスタイルを作り上げたカンタータが7曲収録されている。 | ||
カロル・ユゼフ・リピニスキ(1790-1861): ポロネーズ風ロンド/ヴァイオリン協奏曲第1番/ 軍隊のロマンスによる変奏曲集 |
アルブレヒト・ ラウレント・ブロイニンガー(Vn) ヴォイチェフ・ライスキ指揮 ポーランド放送so. | |
「ポーランドのパガニーニ」と呼ばれ、自身がヴァイオリンのヴィルトゥオーゾだったリピンスキ。ショパンと同時代に生きたためか作風にも似たようなところがあり、19世紀ポーランド音楽の一翼を担う存在だと言えそう。ブロイニンガーは、1997年のエリーザベト王妃国際音楽コンクールでニコライ・ズナイダーに次ぐ第2位を受賞した奏者。 | ||
アッテルベリ(1887-1974): 交響曲第9番(幻想的交響曲;1955-1956)/ 交響詩「エールヴェン」 |
アーリ・ラシライネン指揮 NDRハノーヴァーpo.&cho. フィルハーモニーo.&cho. プラハ室内cho. サトゥ・ヴィハヴァイネン(S) ガブリエル・スオヴァネン(Br) | |
やや政治的側面も持つ交響曲第9番は、天地創造や世界の終末などをテキストに含む大規模な声楽付き作品で、他に録音もほとんどないのので当盤は貴重。 | ||
6人の偉大な女性作曲家たちの作品集 ファラン:交響曲第1番/第3番 スマイス:弦楽四重奏曲 ホ短調/弦楽五重奏曲 ホ長調 クララ・シューマン:ピアノ作品集 アンナ・ボン・ディ・ベネチア:フルート・ソナタ集 ヴィアルド=ガルシア:歌曲集 ロッシ:オラトリオ「アブラハムの犠牲」 |
ヨハネス・ゴリツキ指揮 NDRハノーファーpo. ヨアヒム・グリーシャイマー(Vc) マンハイムSQ コンスタンツェ・アイクヘルスト(P) ザビーネ・ドライアー(Fl-tr) イレーネ・ヘーゲン(スクエアP) カリーン・オット(S) クリストフ・ケーラー(P) マンフレート・コルデス指揮 アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
既発売音源から重要な女性作曲家たちの作品をセレクトし、特別価格で提供するボックス・セット。珍しい作品やマイナー・コンポーザーがお好きな方など、 マニアの方たちには「新しい出会い」が見つかるチャンス。 | ||
ヘンデル: 歌劇「イメネーオ(ヒュメナイオス)」(1738-1740) |
アン・ハレンベルク ヨハンナ・ストイコヴィッチ ジリ・ カロリーネ・ソーンヒル カイ・シュティーフェルマン ロッキー・チュン アンドレアス・シュペリング指揮 カペラ・アウグスティーナ ヴォーカル・ アンサンブル・ケルン | |
イタリア様式のオペラで、直前に「セルセ」がヒットしたものの、最後の「デイダミア」と共にオペラ期を締める作品となった。録音は大変に珍しく、バロック音楽ファンなら必聴。 | ||
パッヘルベル(1653-1706):復活祭カンタータ集 神よ、わたしを救い出し/ キリストは死の絆につかせたまえり/ ハレルヤ!主をたたえよ/キリストは起ち上がり/ 全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ/ マニフィカト |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ ラ・カペラ・ドゥカーレ | |
有名すぎる「カノン」のせいで本来の才能がなかなか伝わらないパッヘルベル。ドイツの都市ニュルンベルクでの復活祭のために作曲されたカンタータ集は、その定説を覆すのに十分。 | ||
クンテセンス・ゴーズ・クリスマス〜 5本のサキソフォンのためのクリスマス・ソング編曲集 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」序曲 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」〜ハレルヤ 伝承曲:Groove all ye faithful バッハ:目覚めよ、と呼ぶ声あり/ 主よ、人の望みの喜びよ アルビノーニ:アダージョ ヴォーン・ウィリアムズ:クリスマス・ダンス ルター/バッハ:高き天よりわれは来たり メンデルスゾーン:あめにはさかえ 伝承曲:クリスマス・イン・ハリウッド/ クリスマスおめでとう |
クンテセンス・ サキソフォン五重奏団 | |
CPO名物のサックス5人組が、今度はクリスマスをネタに楽しい演奏を聴かせる。みごとな演奏、ちょっとしたアレンジのアイデアは、同様のアンサンブルを組むプレイヤー必聴。 | ||
サッリネン(1935-): 交響曲第1番/ 交響曲第7番「ガンダルフの夢」/ 厳粛な序曲(リア王)/コラーリ |
アーリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
「アウリス・サッリネン・エディション」の1枚で、フィンランドを代表するこの作曲家を知る格好のディスク。 「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」のバレエ音楽から構築された交響曲第7番はじめ、サッリネン入門にも最適。 | ||
ウィーン1700年〜オーストリアからのバロック音楽 作者不詳:おお、愛しきオーグスティーン / ケルル:バッターリア フックス:テ=デウム/スターバト・マーテル/聖母マリアの連祷/マニフィカート グレゴリオ聖歌:アンティフォナ・サルヴェ・レジーナ/アヴェ・マリア ビーバー:農民の教会行列/バッターリア シュメルツァー:あなたに挨拶する/ポーランドのバグパイプ ローレンツ・ドゥフトシュミット指揮アルモニコ・トリブート・アウストリア | ||
イタリアやドイツに押され気味な、17世紀ウィーンにおける音楽シーンだが、最近人気が出てきているビーバーやフックスをはじめ、多くの魅力的な作曲家がいる。バロック音楽ファンは必聴だが、ハイドンやモーツァルトへと続くルーツ的な存在としても重要。 | ||
ハイドン: 4つのフルート三重奏曲(ロンドン・トリオ) Op.100 Hob.IV:1-4(1794) 3つのピアノ三重奏曲(第28番−第30番)Op.59 [第1番 ニ長調 Hob.XV:16/ 第2番 ト長調 Hob.XV:15/ 第3番 ヘ長調 Hob.XV:17] |
カメラータ・ケルン | |
ロンドンの出版社のために書かれた室内楽曲を収録。cpoでは別団体による室内楽曲もリリースしているが、カメラータ・ケルンの演奏を知るには格好の一枚。 | ||
タル(1910-): 交響曲第1番/交響曲第2番/交響曲第3番 フェスティヴ・ヴィジョン |
イスラエル・イーノン指揮 北ドイツ放送ハノーファーpo. | |
シュレーカーらに学んだイスラエルの重鎮作曲家。1952年から現在まで6曲の交響曲を発表している。知られざる作曲家ファンには特におすすめ。 | ||
タル(1910-): 交響曲第4番/交響曲第5番/交響曲第6番 |
イスラエル・イーノン指揮 NDRハノーヴァーpo. | |
第1番〜第3番を収録した第1弾(999 921-2)に続き、80歳を過ぎてから作曲を始めた交響曲群の続編3曲を収録。イスラエルの長老作曲家である彼の作風はシリアスであり、 まるで現代の不安な情勢を思わせるような響きを持っている。 | ||
サイグン(1907-1991):弦楽四重奏曲全集 第1番/第2番/第3番/第4番(断片) |
ダネルSQ | |
20世紀トルコでのリーダー的な作曲家サイグンが1947年から90年までに書い4曲を収録。バルトークを思わせる作風により、室内楽ファンに強い印象を残す音楽。 | ||
ドイッチェ(1892-1982):映画のための交響曲「宝」 | フランク・シュトローベル指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
ドイツ無声映画の黎明期より活躍していた映画監督が見出した、シェーンベルク門下の作曲家。5つの楽章から成る「film symphony」はドイッチェにとって最初の交響曲でもあり、1990年代になって再評価されている。 | ||
トッホ(1887-1964):ピアノ作品集 5つのカプリッチェット/小都市の風景/ ソナタ/ブルレスク/演奏会用練習曲 |
クリスティアン・ザイベルト(P) | |
ドイツ時代に書かれた作品集であり、まだ後期ロマン派の残像を残している作風。アメリカ定住後の交響曲群とは違って、多くの人が親しみやすい性格のもの。注目されているドイツの若手ザイベルトの演奏も見事。 | ||
ウォード(1589頃-1638): コンソート・ミュージック |
ローズ・コンソート・ オブ・ヴァイオルズ | |
エリザベス朝のイングランドで流行し、宮廷の音楽として多くの作曲家と作品を輩出したヴィオール・コンソート。ウォードは知名度こそ低いものの、作品のクオリティは一流。 | ||
シェック(1886-1957): 歌劇「エルヴィンとエルミーレ」 |
ジャンネッテ・フィッシャー マライケ・シェレンベルガー ティノ・ブリュッチュ ハンス・クリストフ・ベゲマン ハワード・グリフィス指揮 チューリッヒco. | |
スイスの抒情ロマン派作曲家シェックがゲーテの詩を下に書き上げたオペラ。ジングシュピール的な要素も強く、あくまでもゲーテ作品を大事にしながら歌わる。歌曲作家シェックの真髄も感じられるはず。 | ||
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):鍵盤協奏曲全集 ベルリン時代のチェンバロ協奏曲集〔Vol.1(999 393-2)/Vol.2(999 462-2)〕/ チェンバロ協奏曲 Op.1(999 299-2)/ピアノ協奏曲〔Op.7(999 600-2)/Op.13 No.1-6(999 601-2/999 691-2)〕 アンソニー・ホールステッド(Cemb/P)指揮ハノーヴァー・バンド | ||
数々の作品演奏で世界中の音楽評および音楽ファンから絶賛されたシリーズから、鍵盤楽器のための協奏曲をピックアップ。18世紀音楽に興味を持つリスナーは必携のセットだと言える。 | ||
シンディング(1856-1941): ヴァイオリン・ソナタ/生活風景/ 古い様式のソナタ/ロマンス |
ドラ・ブラチコヴァ(Vn) アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P) | |
ワーグナーに影響を受けつつもノルウェー独自の音楽を発展させたシンディングのヴァイオリン作品集。グリーグとは違ったドイツ・ロマン派的な作風で、ブラームスなどと共通した雰囲気も感じられる。 #レーベルで廃盤となっており、海外の流通在庫を取り寄せるため高額となります。また、入手出来なくなっている可能性もありますので、その旨ご了承下さい。 | ||
シュナイダー(1786-1853):交響曲第17番 ハ短調 メンデルスゾーン(1809-1847): ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/交響曲第1番 |
ヒロ・クロサキ(Vn) シギスヴァルト・クイケン指揮 カペラ・コロニエンシス | |
cpoにクイケン、クロサキが登場。当然ピリオド楽器使用。メンデルスゾーンの(有名ではない方の)協奏曲と交響曲は若書きの注目作。 同時代のシュナイダーを聴くことでメンデルスゾーンの特徴が、そして19世紀前半のドイツ音楽の幅が明確になるはず。 | ||
ヴェッツ(1875-1935): ヴァイオリン協奏曲(*)/夏の夜の夢(女声合唱と管弦楽のための)(+)/ ヒュペリオン(バリトン、混声合唱と管弦楽のための)(#) ウルフ・ヴァーリン(Vn;*) マルクス・ケーラー(Br;#) ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮 ラインラント=プファルツpo.、アウクスブルク音楽大学室内cho.(+/#) | ||
ブルックナーの交響曲に心酔していた作曲家による、ひょっとすると憧れの作曲家になったつもりで書いたのか、と思わせるようなヴァイオリン協奏曲。後期ロマン派音楽の抒情的かつドラマティックな部分をクローズアップさせた声楽作品も、多くのファンを獲得しそう。 | ||
テレマン(1681-1767):トリオ・ソナタ集 ヴァイオリンと ファゴットのための三重奏曲第1番−第6番/ 2つのヴァイオリン、 ファゴットと通奏低音のための四重奏曲/ ヴァイオリン、 ファゴットと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調/ ヴァイオリン、 ファゴットと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 |
パルナッシ・ムジチ セルジョ・ アッツォリーニ(Fg) | |
ピリオド楽器使用。テレマンの重要な作品群であるトリオ・ソナタをレパートリーにするパルナッシ・ムジチは全曲演奏を目論むほどのスペシャリスト。 多くの競合盤がある中で彼らの演奏は「テレマンの才能を再評価させた」と好評。 | ||
クレメンティ(1752-1832): 2台のピアノのためのソナタOp.1a 4つのソナタOp.12/3つの連弾ソナタOp.3 連弾ソナタ ハ長調Op.6 No.1 3つの連弾ソナタOp.14〜第3番 変ホ長調 |
ジェノワ&ディミトロフ (Pデュオ) | |
cpoではおなじみのデュオが、19世紀ピアノ音楽の発展に貢献したクレメンティの曲を演奏。ソロ・ピアノのソナタやソナチネはおなじみながら、4手作品の録音は珍しく、 これらの曲のスタンダードとなるであろう。 | ||
レスレル(ロゼッティ;1750頃-1792): ファゴット協奏曲集 Murray C74 Kaul III 62/Murray C75 Kaul III 63/ Murray C73 Kaul III 61/Murray C69 Kaul III 60 |
エッカート・ ヒュープナー(Fg)指揮 ドイツco.[ノイス] | |
録音:2002年11月20日-23日、ツォイクハウス、ノイス。 18世紀ボヘミア楽派の代表的な作曲家であり、コントラバス奏者として低音楽器を愛したレスレルが、バロック期に通奏低音楽器だったファゴットにスポットを当てた協奏曲集。 他の録音も少なく、貴重なリリース。 | ||
リース(1784-1838):大七重奏曲/大八重奏曲 | リノス・アンサンブル | |
マーラーの交響曲第4番(室内楽版)や新ウィーン楽派の作品などを演奏し、日本でも知名度が高いアンサンブルが、ベートーヴェンの弟子であるリースの曲を快演。ヴィルトゥオーゾ的な性格の強い曲であり、ロマン派初期のエネルギーを感じることができるだろう。 | ||
ラインターラー(1822-1896): オラトリオ「エフタとその娘」 |
ザビーネ・リッターブシュ ヴァルトラウト・ ホフマン=ムヒャー ユルゲン・ザッハー リチャード・ソルター ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 ブレーメン室内so. ブレーメン大聖堂cho. | |
ブラームスと親交が深く、ブレーメンを拠点としてオルガニストも務めていた作曲家ラインターラーが、旧約聖書のエピソードをテキストをもとに作曲。同時代のドラマティックな合唱作品(たとえばメンデルスゾーンの「エリア」やブラームスの「ドイツ・レクィエム」)に匹敵する手法、そして感動がある。 | ||
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876):管弦楽作品集・協奏曲集 ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番/ 交響曲第2番/ヴァイオリン協奏曲/ 喜歌劇「じゃじゃ馬馴らし」序曲/ 悲歌/詩篇第137番/春の序曲/ 序曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 |
フォルカー・ バンフィールド(P) ゴットフリート・ シュナイダー(Vn) シュテファーニエ・ シュティラー(S) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 NDRハノーファーpo. NDR合唱団 (ホルスト・ノイマン合唱指揮) | |
1840年、ドイツ・ロマン派時代の真っ只中に生まれながらも、古典風の造型を大切にして作曲をしていたヘルマン・ゲッツ。30代半ばで病に倒れこの世を去ったために、 残された作品はさほど多くはないが、代表作であるオペレッタ「じゃじゃ馬馴らし」をはじめ、充実した響きを持つ曲ばかり。この隠れた才能をアピールすべく、cpoが管弦楽作品の代表作を3枚にまとめた。 | ||
ヘンデル:クラヴィーア組曲集 HWV.426-433(1720) |
ルートガー・レミー(Cemb) | |
8つの組曲は、有名な「調子の良い鍛冶屋」と呼ばれる楽章などを含み、多くの奏者が演奏・録音している作品。cpoにおけるドイツ圏バロック音楽のスペシャリストがその競演に参入。 | ||
ストラヴィンスキー: ヴァイオリンとピアノのための作品集 イタリア組曲 ディヴェルティメント 協奏的二重奏曲 |
ドラ・ブラチコヴァ(Vn) アルド・オリヴィエート、 ヴァイオレッタ・ポポヴァ、 アンドレアス・ マイヤー=ヘルマン(P) | |
1930年代にストラヴィンスキーは、ドゥシュキンというヴァイオリニストを気に入り、彼のために作曲・編曲を手がけた。バレエ音楽「プルチネッラ」を編曲した「イタリア組曲」など、 それらを集めた1枚。 | ||
レオポルト・モーツァルト(1719-1787): シンフォニア集 シンフォニア・ダ・カッチャ(狩のシンフォニア) シンフォニア「田舎の婚礼」 シンフォニア・ブルレスカ ト長調 シンフォニア ト長調「新ランバハ交響曲」 |
ミヒ・ガイック指揮 オルフェオ・バロックo. | |
父モーツァルトの代表的な作品を集めた一枚で、選曲・演奏ともに素晴らしく、モーツァルト・ファンおよび18世紀音楽ファンにおすすめ。ハーディ・ガーディ他特殊楽器も加わった新鮮な演奏。 | ||
トゥンダー(1613/14-1667): 主が家を建てられるのでなければ 第1番&第2番/ 主よ、お許し下さい/ おお、最愛のイエスよ、万歳、神々しき恩寵の父よ/ われとともに神の恵みをほめたたえよ/ 最愛の主よ、ご慈悲で怒りを静め給え/ 主よ、あなたは今こそあなたのしもべを/ バビロン川のほとりで/われらが神はかたき砦 |
ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊 クライネ・コンツェルト | |
ブクステフーデの前任者としてリューベック市のオルガニストを務めていたトゥンダー。市民に親しまれ、定期的にコンサートも開いていたという彼の存在を現在に伝える一枚。17ある宗教的合唱曲のうち約半数を収録。 | ||
ヴェックマン(1616頃-1674):宗教作品集 シオンは言う、主はわれを見捨てられたと/ 主がシオンの捕虜たちを開放された時/ 恵みに満てるマリアよ、おめでとう/ 主よ、あなたさえこの世にあれば/ 都市は荒れ果てて/死は勝利に呑まれてしまった/ 汝の若き日の女に喜び/泣くのではない |
ヒムリシェ聖歌隊 | |
ハンブルクで教会のオルガニストを務めたヴェックマンによる、教会のための宗教的作品集。 | ||
ボディヌス(c.1700-ca.1760): 音楽的ディヴェルティメント より 第5部からソナタ[第1番−第3番]/ 第6部からソナタ[第4番−第6番] |
カメラータ・ケルン | |
18世紀ヴュルテンベルク宮廷のオーケストラでコンサートマスターを務め、ヴァイオリンの名手として知られたボディヌス。全6部作の「音楽的ディヴェルティメント」は数少ない彼の作品であり、4声のソナタという当時としては珍しい編成に注目。 | ||
サン=サーンス: ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ第1番/三部作/ ヴァイオリン・ソナタ第2番/悲歌第2番 |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ローランド・ペンティネン(P) | |
この作曲家の室内楽作品も、クオリティに比してなかなか陽の目を見ない。第1番にはハイフェッツなど名演(録音)も多いが、ドイツ系の奏者が演奏するとベートーヴェンなどを手本にしていたという、 サン=サーンスの本質に突き当たるかもしれない。 | ||
ガルッピ(1706-1785): オペラ・ブッファ「悪魔のような女」(1755) |
クレメナ・ディルチェヴァ マティアス・ヴィヴェク トム・アレン ジョニー・マルドナド ベッティーナ・パーン エックベルト・ユングハンス デルテ・マリア・ザントマン ヴォルフガング・ カッチュナー指揮 ラウテン・カンパニー・ベルリン | |
ヴェニスで初演された作品で、18世紀におけるオペラ・ブッファの主軸的な 作曲家でもあるガルッピの注目作。恋人たち、まぬけな金満家、しゃれのわかる召使いという おなじみのキャラクターが登場するこの作品は、録音も少ない掘り出し物。ピリオド楽器使用。 | ||
999 948-2 (2CD) 廃盤 |
レオポルト・コジェルフ(1747-1818): オラトリオ「エジプトのモーゼ」 |
ヘルマン・マックス指揮 ライン聖歌隊、 クライネ・コンツェルト |
ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲全集 [第1番−第6番] |
ハウスムジーク | |
ピリオド楽器使用。既発売3枚(999 463-2、999 464-2、999 465-2)のセット化。 ロンドン古楽シーンのリーダーであるモニカ・ハジェット、パヴロ・ベズノシュクらが結成したクァルテットは、あまり有名とは言えない6曲の四重奏曲に一躍光を当て、海外の音楽誌でも高い評価を得た。 古典派〜初期ロマン派の室内楽ファンには、ぜひ聴いていただきたい作品。 | ||
ハンガリー・ロマンティック弦楽三重奏曲集 ヴェイネル(1885-1960):弦楽三重奏曲 コダーイ(1882-1967):間奏曲 ドホナーニ(1877-1960): 弦楽三重奏曲「セレナード」 |
ドイツ三重奏団 | |
EMIからリリースされていた音源をcpoから再発売。ハンガリーの作曲家による弦楽三重奏曲集という企画性のある一枚で、特に20世紀初頭にドイツ・ロマン派の作風を受け継いだヴェイネル作品が聴きもの。 | ||
テレマン(1681-1767):管楽のための協奏曲集 Vol.8(完結編) 2つのフルート、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 TWV 53: A1 / トランペット、2つのオーボエと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 43: D7 / 2つのシャルモー、2つのファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調TWV 52: C1 / オーボエ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 51: D5 / 2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 TWV 52: F4 / オーボエ・ダモーレ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 TWV 51: G3 ミヒャエル・シュナイダー指揮カメラータ・ケルン、ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
ターフェル・コンソート〔食卓の演奏会〕〜ヴェーゼルルネサンスによる宮廷の音楽 Vol.3 ウィリアム・ブレイド(1560-1630): 2つのパドゥアーナとガイヤルド ト長調&ト短調/パドゥアーナ、ガイヤルドとコランタ イ短調/ バレット ニ短調/ヴァイオリンと通奏低音のためのコラール/アルマンドとコランタ ニ短調/ アルマンド ト長調/パドゥアーナとアルマンド ト長調 トーマス・シンプソン(1582-1628頃): イントラーダ ニ短調/クーラントとヴォルタ ニ短調/カンソナス ト長調&ハ長調/バレットとヴォルタ ニ長調/ パヴァンとガイヤルド ニ短調/バレット ニ長調「わがサロメ」/ パヴァン “Sachevil’s dolorosi” とガイヤルド イ短調/アルマンド ハ長調 マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーゼルルネサンス | ||
ホルシュタイン=シャウムブルク伯エルンストが1606年、居館を移したことで発展したビュッケブルクの宮廷における音楽、イギリス出身だがドイツと北欧を中心に活躍したブレイドとシンプソンの作品。ブレイドは1590年頃ドイツに渡る以前の事はほぼ不明だが、ドイツとデンマークを行き来し音楽活動を続けた。シンプソンは1612年から1622年まで同宮廷楽団でヴァイオリン奏者として活躍、1622年から1625年まではデンマーク王クリスチャン4世の宮廷へ仕えたが、以降の動向は判明していないと言う。 | ||
北ドイツのルネサンス音楽集 Vol.1〜ヴェーザー・ルネサンスの宮廷音楽 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):復活祭のミサ曲 マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス | ||
世界初録音。世界初演初期バロック時代の大家、ミヒャエル・プレトリウスは当時「最も多作な作曲家」として知られ、同世代のドイツ、イタリアの作曲家たちに影響を与え、また自身もそれらの音楽様式を取り入れている。ほとんどが教会のための音楽であり、このミサ曲もヴォルフェンビュッテル教会で行われる復活祭のために書かれた物。 | ||
999 954-2 廃盤 |
ヘラー(1944-):ピアノ作品集 ピアノのための5つの小品 Op.1/ 2台のピアノのためのディアフォニー/ ピアノ・ソナタ第1番/同第2番/ 2台のピアノのためのパルティータ |
クリスティ・ベッカー、 チェン・ピ=シェン(P) |
バレンボイムがその才能を激賞するヘラーは、ドイツのレーヴァークーゼンに生まれた作曲家。1996年までのピアノ作品を網羅。 | ||
ナウマン(1741-1801): 独唱、合唱と管弦楽のためのカンタータ 「時と永遠」 2つの合唱と管弦楽のための 「主である神は聖なるかな」 独唱、合唱と管弦楽のための詩篇第149 |
ジモーネ・ケルメス(S) ブリッタ・シュヴァルツ(A) マルクス・ウルマン(T) ゴットホルト・ シュヴァルツ(B) ペーター・コップ指揮 ドレスデン・ インストルメンタル =コンチェルト ケルネルシャー・ジンク= フェライン・ドレスデン | |
18世紀のドレスデン宮廷に君臨して声楽作品などを発表。またイタリアン・スタイルのオペラやグラス・ハーモニカの曲など幅広い作品を残したナウマン。 活躍当時のドレスデンにおける演奏スタイルを踏襲したこの演奏は、前古典派における声楽作品の本流を聴き手に教えてくれる。 | ||
カイザー(1674-1739):カンタータ集 私の伴侶をお助け下さい/美しい歌姫 軽蔑的なねたみ/田舎暮らしについて 詩篇第62番で/音楽について/わが魂は言えない なんと新しき残酷さよ |
スサーネ・リデーン(S) カペラ・オルランディ・ ブレーメン | |
18世紀ドイツにおける注目すべき作曲家。オペラの分野でも活躍したため、ドラマ性のあるカンタータは得意分野であったはず。スウェーデンのソプラノ、リデーンの名唱が光る。 | ||
テレマン(1681-1767):6つのトリオ(1718刊) [オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第1番 リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第2番/ フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第3番/ 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第4番/ ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ第5番/ ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのトリオ第6番] カメラータ・ケルン | ||
ピリオド楽器使用。カメラータ・ケルンによる新鮮な演奏がテレマンの作品 を蘇らせる。フランクフルト時代に作曲された、さまざまな楽器が入れ替わりで登場する6曲のトリオ。 優雅で心が落ち着くバロック音楽をお探し方におすすめ。 | ||
シュレーカー(1878-1934): 歌劇「おもちゃと王女」(1913) |
トーマス・J.マイアー ユリア・ヘニング ハンス=ユルゲン・ シェプフリン マティアス・クライン 他 ウルリヒ・ ヴィントフュール指揮 キールpo.、 キール歌劇場cho.&児童cho. | |
1913年にウィーンで初演されシマノフスキが絶賛したこのオペラは、「はるかな響き」、「烙印を押された人々」と並ぶシュレーカーの代表作のひとつだが、録音は珍しく、 ファン必聴のセットだと言える。キール歌劇場との共同制作。 | ||
シャイン(1586-1630): 宗教的マドリガル集「イスラエルの泉」 詩編91「シオンのシンバル」、または聖歌集 |
マンフレート・コルデス(主宰) アンサンブル・ ヴェーザー=ルネサンス | |
16−17世紀におけるドイツ・スタイルのマドリガル、モテットを習得していたシャインは、後にバッハがその地位につく、ライプツィヒ聖トーマス教会の音楽監督職にも就任した。5人の歌手と通奏低音による「イスラエルの泉」は名曲として知られる。 | ||
ウラディミール・フォーゲル: オラトリオ「ティル・クリース」 |
ルカ・プファップ指揮 スイス・イタリア語放送o. エヴリン・ディディ、 ジャン・ウィニガー、 マリー・テレーズ・ レトルナイ コール・デ・XVI | |
14世紀に北ドイツに実在していたとされる伝説の人物、ティル・オイレンシュピーゲル。彼の姿はR.シュトラウスの交響詩や、ベルギーの作家シャルル・ド・コステ の代表作「ティル・オイレンシュピーゲルとラム・ゴーザグの冒険」などで描写されヨーロッパでは特に親しみ深い人物として知られている。この作品は、ロシアで生まれスイスで活躍した作曲家フォーゲルによる大規模なオラトリオで、自由への憧れを込めた激しい音の連なりは強い感動をもたらす。 | ||
レスレル(ロゼッティ;1750頃-1792): 5つの管楽パルティータ(エッティンゲン・ ヴァラーシュタイン宮廷のための音楽) パルティータ集 [第8番/第9番/第11番/第14番/第15番] |
コンソルティウム・クラシクム | |
自らが監督を務めた宮廷管弦楽団が演奏し、その後も受け継がれてきた管楽パルティータ。12人の管楽器アンサンブルによる曲集は、 同時代のモーツァルト作品と並んでもっと演奏されるべきレヴェルにあるといえよう。 | ||
ミッデルシュルテ(1863-1943): オルガン作品集 Vol.2 パッサカリア/間奏曲 I/対位法的幻想曲/祈り |
ユルゲン・ゾンネンタイル(Org) | |
ヒルデスハイム、聖ミヒャエル教会のゲーラルト・ヴェール製オルガンを使用。19世紀終盤よりシカゴを拠点として活躍していた、アメリカ音楽の認知に新しい可能性を開かせる作曲家。 「バッハに匹敵する」と言わしめた「パッサカリア」を収録。Vol.1:999 739-2。 | ||
J.C.バッハ(1735-1782):オペラ序曲全集 歌劇「アルタセルセ」序曲/ スペイン王カルロスIII世生誕祝賀カンタータ/ 歌劇「鳥猟師」序曲/ 歌劇「インドのアレッサンドロ」序曲/ 歌劇「ジュリア」序曲/ 歌劇「後見人と女学生」序曲/ 歌劇「ウティカのカトーネ」序曲/ 歌劇「酪農地」序曲/ ガルッピの歌劇「心の磁石」への序曲 (以上、999 129-2) オラトリオ「ユダヤの王、ジョアス」序曲/ 歌劇「スキピオの慈悲」序曲と行進曲/ 歌劇「シリアのハドリアヌス帝」序曲/ 歌劇「ザナイダ」序曲/ 歌劇「カラクタクス」序曲と行進曲/ 歌劇「オリオン」序曲/ 交響曲ニ長調(シュミット版)(以上、999 488-2) 歌劇「エンディミオーネ」序曲/ 歌劇「テミストークレ(テミストクレス)」序曲/ 歌劇「ルーチョ・シッラ」序曲/ 歌劇「ゴールのアマディ」序曲とバレエ音楽 (以上、999 753-2) |
アンソニー・ ホールステッド指揮 ハノーヴァー・バンド | |
3枚の既発売盤をセット化。少年モーツァルトに大きな影響を与えたJ.C.バッハの作品。たとえば「心の磁石」序曲がモーツァルトのピアノ協奏曲第12番でモチーフに使われたり、 「シリアのハドリアヌス帝」序曲が交響曲第7番に影響を与えたりするなど、意外なほど多くの接点を知ることができる。18世紀音楽を得意とするイギリスのピリオド楽器オーケストラが、 「ロンドンのバッハ」の魅力を余すところなく伝えてくれる。 | ||
ロッラ(1757-1841): ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 [変ロ長調 BI.244/ハ長調 BI.242/イ長調 BI.243] |
ドラ・ブラチコヴァ(Vn) アリーナ・クデレヴィチ(Vc) | |
パガニーニの師であり、初期ロマン派において弦楽のテクニックを十二分に生かした作品を書いたロッラ。200以上もの弦楽デュオ作品を残した彼だが、ほんの一角であるこの一枚でも、 その才能に十分触れることができる。 | ||
999 965-2 (2CD) 廃盤 |
カーゲル(1931-2008):ピアノ作品集 | パウロ・ アルバレス(P/歌) |
R.シュトラウス&レーガー:男声合唱曲集 R.シュトラウス: 戸口で/夢の中の光/五月の喜び/気を付けろ!/ かっこう/2つの合唱曲 Op.42〜愛/ 急げ、出来の良いぶどう酒/ シュヴァーベンの遺産/ 3つの合唱曲 Op.45〜友情の歌/同〜花嫁の踊り レーガー(1873-1916): 愛する人の使い/ 7つの無伴奏男声合唱曲 Op.38〜門出/ 同〜かくも美しい大地/快活さ/明るい窓/ 私の心はやさしくより添う/真夏の夜の夢/ まったく新しいならず者の調べ/愛の歌/告別 |
ジングフォニカー | |
ドイツの声楽史において、必ずしも有名とは言えなかった2人の作曲家によるパート・ソング。ジングフォニカーのハーモニーは新鮮な驚きを与え、 この作曲家のファンならぜひ聴いていただきたいところ。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「ダナエの愛」 | フランツ・グルントヘーバー ハンス=ユルゲン・シェプフリン ポール・マクナマラ マヌエラ・ウール コルネーリア・ザッハ ローベルト・シャフィン/他 ウルリヒ・ヴィントフュール指揮 キールpo.、キール歌劇場cho. | |
録音:2002年、キール城、ライヴ。 1940年に完成されながら初演が中止となり、結局作曲者の死後(1952年)になって初演されたといういわくつきのオペラ。現在もあまり上演されず録音も稀少なので、ファンには歓迎されるであろう。 短縮されることもなく、作品のすべてを聴くことができる。 | ||
サイグン(1907-1991): 交響曲第3番(1961)/同第5番(1984) |
アーリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
トルコの作曲家による交響曲シリーズ。前アルバム(999819-2)での第1番 と第2番の好評を受けれの続編。西洋音楽史の中ではマイナーな地域ながら、バルトークらに影響を 受けたこの作曲家はもっと評価されるてよいだろう。 | ||
サッリネン(1935-): 交響曲第4番/交響曲第2番「交響的対話」/ ホルン協奏曲(ベルとアリアと)/ マウエルムジーク(ベルリンの壁) |
エサ・タパニ(Hr) マルティン・オルライド(Perc) アリ・ラシライネン指揮 ノールショッピングso. | |
2002年にタパニが初演したホルン協奏曲(色彩的な管弦楽法が絶賛された)をはじめ、1970年代と80年代に作曲された2つの交響曲を収録。「マウエルムジーク」は社会的関心事を作品化してメッセージするサッリネンらしい曲。 | ||
サッリネン(1935-):交響曲集 交響曲第3番 Op.35/ 交響曲第5番 Op.57「ワシントン・モザイクス」 |
ラインラント=プファルツ 国立po. アリ・ラシライネン指揮 | |
ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで、学び教授も務めたフィンランドの作曲家サッリネン。個性的なオペラなどで知られているが、ここに収録しているのは彼の2曲の交響曲。打楽器の扱いがユニークなことで知られる彼の作品、ここでも様々な音の祭典を心ゆくまで楽しませてくれる。 | ||
アウリス・サッリネン(1935-): 交響曲第6番 Op.65 「ニュージーランドの日記より」(1989-90)/ チェロ協奏曲 Op.44 (1974) (*) |
ヤン・エーリク・ グスタフソン(Vc;*) アリ・ラシライネン指揮 ノールショーピングso. | |
フィンランド生まれの作曲家サッリネン。1947年(と代理店の案内にあるが、上記の誤り)に作曲された(*)は技巧を駆使し、バックのオーケストラも4本のホルンなどの金管楽器からハープ、チェレスタまでを用いた豊かな音響が楽しめる。彼の交響曲の中で最も長大な第6番はニュージーランドを訪れた際の印象を盛り込んだもの。 | ||
サッリネン(1935-): シャドウズ/交響曲第8番(*)/ ヴァイオリン協奏曲(+)/宮殿狂詩曲 |
ヤーコ・クーシスト(Vn;+) アリ・ラシライネン指揮 ラインラント=プファルツ州立po. | |
(*)はフィンランドのもはや大御所であるサッリネンの最新作(2004年4月初演)で、もちろん世界初録音。「秋の断章」という副題が付いたこの作品は「9.11」を意識したものでもある。人気ヴァイオリニスト、クーシスト(ラハティ響の若きコンサートマスター)はcpo初登場。 | ||
トマジーニ(1741-1808): 5つのバリトン三重奏曲 |
エステルハージ・アンサンブル | |
チェロのような形で演奏する弦楽器バリトンをメインに据えた作品集。ハイドンが指揮をしていたエステルハージ邸のオーケストラ・メンバーだったトマジーニが、ハイドンにならって書き上げたもの。 | ||
プロコフィエフ:短編バレエ集 Vol.1 「鋼鉄の歩み」/「放蕩息子」 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 WDRケルン放送so. | |
没後50年(2003年)を機に、プロコフィエフを得意とするユロフスキが上演時間の短いバレエ作品を紹介していくシリーズの第1弾。特に「鋼鉄の歩み」は録音も少ないため、 ファンにはありがたいリリース。 | ||
プロコフィエフ:短編バレエ集 Vol.2 「道化師(7人の道化師をだました道化師の物語)」 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 ケルン放送so. | |
組曲として演奏されることの多いこの作品だけに、全曲盤は貴重。ディアギレフの委嘱による民族的要素が濃い、隠れた秀作。 | ||
プロコフィエフ:短編バレエ集 Vol.3 「ボリステネスの岸辺で(ドニェプルの岸辺で)」 組曲「キージェ中尉」 組曲「セミョーン・コトコ」 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 WDRケルン放送so. | |
好評のシリーズ。有名な「キージェ中尉」、近年再評価されて録音も増えてきた「ボリステネスの岸辺で」(ディアギレフの委嘱作品)、オペラからの管弦楽組曲 「セミョーン・コトコ」を収録。珍しい作品をお望みの方はもちろん、「キージェ中尉」で演奏の特徴やクオリティを確かめるのも一興。 | ||
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調「親愛なる声」 ヴォルフ:イタリア風セレナード ベルク:抒情組曲 |
オスロSQ | |
1991年結成以来、スカンジナヴィアの室内楽シーンをリードしてきたオスロSQ。スヴェンセンのCDでcpoに登場した彼らの実力がよりわかる、得意なレパートリー3曲を収録。 | ||
レーヴェ(1796-186):歌曲とバラード全集 Vol.20 誠実/マホメットの歌/外へ!上へ!下へ!/ ヨハン・フォン・ネーポムク/若者の祈り/英雄の花嫁/ ロレットの聖なる家/どこへ、おお魂よ、あなたは急ぐ?/ 幻想曲付きグロッケンシュピール/あなたの瞳/清らかで優しい心/ 命の限りあなたのために生きる/月光/起きよ!/ 歌曲集 Op.9 第9部 6つの歌曲〜[アフロディテに/こおろぎに]/ 彼自身のこと I/彼自身のこと II/竪琴に寄せて/花婿 |
ローベルト・ヴェルレ(T) コード・ガーベン(P) | |
当シリーズ久々のリリースは、レハールのオペレッタ「天文学者」(999872-2)などで美声を聴かせたヴェルレのキャラクターを生かした選曲。サッフォーの詩による「アフロディテに」など、文学的要素の強い作品も多い。 | ||
レーヴェ(1796-1869): 歌曲とバラード全集 Vol.21 聖ヘレナ/歌手/ 永遠のユダヤ人(さまよえるユダヤ人)/ 砂漠のメレク/ モラールへのアルピーンの嘆き/ やつれ果てた巡礼者/ マリアンネへのヘロデの嘆き/ 聖マリアの騎士/誰が熊か/航海/ 北欧の海の歌/塔の上の王/ 偉大なるクリストフ |
モーテン・エアンスト・ ラッセン(Br) コート・ガーベン(P) | |
生誕200年であった1996年にスタートしているこのシリーズも、すでに21枚目。今回は1834年から53年、いよいよ芸術の夕映えへと向かう時期の作品集であり、特に1830年代の輝きが聴き手を魅了する。デンマーク出身の歌手による叙情的な声、シリーズの音楽監督とも言えるガーベンのサポートが見事。 | ||
シュテファン(1887-1915):歌劇「最初の人類」(原典版)
ジークムント・ニムスゲルン(B) ガブリエーレ・マリア・ロンゲ(S) フローリアン・ツェルニー(Br) カール・アントン・リッケンバッハー指揮ベルリン放送so./他 | ||
わずか27歳という短い生涯、20世紀初頭のドイツで注目を浴びた作曲家シュテファンの代表作である「最初の人類」は、旧約聖書の「カインとアベル」のエピソードをもとにしたストーリー。この録音ではベルリンで初演されたスコアを使い、作品と作曲家の実像に迫っている。 | ||
ヴァインガルトナー(1863-1942):交響作品集 Vol.1 交響詩「リア王」/交響曲第1番 |
マルコ・レトーニャ指揮 バーゼルso. | |
マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)対応。 指揮者として有名なヴァインガルトナーは、クレンペラーやフルトヴェングラー同様に、作曲家としても評価されるべき存在で、その作風はマーラーに影響を受けた後期ロマン派音楽の流れを汲む。作曲者がかつて首席指揮者を務めたオーケスオラが、シリーズを通じて共感深い演奏を聴かせる。 | ||
ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリン・ソナタ集 [ニ長調/ホ短調/ハ短調/ト短調]/ ヴァイオリン独奏のためのソナタ イ短調 |
アントン・シュテック(Vn) クリスティアン・ リーガー(Cemb) | |
「18世紀のパガニーニ」とも呼ばれるピゼンデルは、ドレスデン宮廷のヴァイオリニストして活躍。バッハやテレマンなど同時代の作曲家に劣らない印象を与えてくれる彼の曲は、 まさに隠れた名品だと言える。 | ||
カリッシミ(1605-1674):オラトリオ集 [エステル女王/ダヴィデとゴリアテの対話/ シセラが殺されたとき/大洪水−ノアの対話] |
ローランド・ウィルソン指揮 ムジカ・フィアタ、 ラ・カペラ・ドゥカーレ | |
M.A.シャルパンティエなどの師として知られるカリッシミだが、オラトリオの様式を確立し、自らも宗教作品を多数残したことはあまり知られていない。ヘンデルのオペラやオラトリオなどで知られる聖書物語などドラマティックなものばかりで、初めて聴くときから魅了されることだろう。 | ||
ペッテション=ベリエル(1867-1942): 交響曲第5番「孤独」/ヴァイオリン協奏曲 |
ウルフ・ヴァーリン(Vn) ミハイル・ユロフスキ指揮 ノールショッピングso. | |
スウェーデンのシンフォニストによる交響曲全集、シリーズ完結盤。 北欧音楽のイメージをそのまま再現したような曲であり、ヴァイオリン協奏曲は民族的なリズムやメロディをふんだんに使っている。オペラ指揮者としても評価が高まるユロフスキにも注目を。 | ||
バッハ(1685-1750):偽作カンタータ集 Vol.2 ひとりの御子われらに生まれたり BWV.142/ そは永遠に真実なり BWV.141/ 汝わが魂を冥府にとどめおかざれば BWV.15/ われは知る、わが救い主のいますことを BWV.160 |
ドロシー・ミールズ(S) ヘニング・ヴォス(A) ヘニング・カイザー(T) ラルフ・グローブ(B) ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮 イ・フェビアルモニチ アルスフェルト声楽アンサンブル | |
まだまだ真偽のほどがわからない作品が多数あるバッハだが、このアルバムは別の人の作品だろうと考えられる(または判明した)曲を集めたというユニークなシリーズの第2弾(全5枚を予定)。今回は復活祭やクリスマスのためのカンタータを収録。Vol.1:999 139-2。 | ||
オットー・クレンペラー(1885-1973): 交響曲〔第1番/第2番〕/メリー・ワルツ/ 葬送行進曲/追憶/スケルツォ |
アラン・フランシス指揮 ラインラント=プファルツ国立po. | |
フルトヴェングラーの交響曲と共に、熱心なファンから注目されてきたクレンペラーの作品。師プフィッツナーを通じてマーラーの精神も受け継いだ交響曲(自作自演録音もある)、そして「およそクレンペラーらしからぬ可憐さ」と評されたワルツなどを収録し、作曲家としての再評価を促す。 | ||
チマローザ:デキシート・ドミヌス | シンツィア・リッツォーネ(S) シルヴィア・ ロッテンスタイナー(Ms) グレゴリー・ボンファッティ(T) イ・ムジチ・カントーリ(cho.) ヴォーチ・ロヴェレターネ(cho.) ボルツァーノ・トレント・ ハイドンo. ファビオ・ピローナ指揮 | |
数多くのオペラ(それも序曲ばかり)が知られているチマローザ(1749-1801)だが、宗教曲にもなかなかの名曲があるようだ。とは言え、レクイエム以外はほとんど聴く機会もなく、もちろん録音もほとんど見当たらない。しかしながら、このデキシート・ドミヌス。何とも軽快で華やかな味わいの作品。モーツァルトの同時代の人とは言え、明らかに様式が違うの面白いところ。 | ||
バッハ:チェンバロと弦楽のための協奏曲集 Vol.1 〔第1番/第2番/第3番〕 |
ラース・ウルリク・ モーテンセン(Cemb)指揮 コンチェルト・コペンハーゲン | |
北欧の音楽家が集まった室内アンサンブルによる、シリーズ第1弾。同時進行しているオルガン作品全集と共に、cpoが世界に紹介したい音楽家たちによる新しいバッハの姿だ。 | ||
クンテセンス・サキソフォン五重奏団〜 ベスト・オブ・10 イヤーズ・ライヴ! ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 バッハ: カンタータ「目覚めよ、と呼ぶ声あり」/ ジャゼンシャルズ/ファッジフーガ ト短調 チック・コリア:ラ・フィエスタ ヘンデル:ハレルヤ・コーラス シュルツ:月は昇りぬ(夕べの歌) (全編曲: ウリ・レターマン) |
クンテセンス・ サクソフォン五重奏団 | |
結成10年を記念したコンサートのライヴ録音。スタジオ録音もアイデア満載&テクニックさく裂だが、ライヴになるとさらにヒートアップ。クラシック、教会音楽、 ジャズなどジャンル無用で、サックスの魅力を存分に披露してくれる。 | ||
レズニチェク(1860-1945):歌劇「ドンナ・ディアナ」 | マヌエラ・ウール ロマン・サドニク、 アンネ=カロリン・シュルター マックス・ヴィトゲス ハイケ・ヴィットリープ ウルリヒ・ヴィントフュール指揮 キール・フィルハーモニーo. キール歌劇場cho. 他 | |
序曲ばかりが有名になってしまったオペラだが、こうして全曲が聴けるのはオペラ・ファンに朗報。しかも「レズニチェク・エディション」による世界初録音であり、ライヴ・レコーディング。 | ||
999 992-2 廃盤 |
フランス・ピアノ協奏曲集 プーランク(1899-1963): 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ミヨー(1892-1974): 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ロベール・カザドシュ(1899-1972): 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 |
ジェノワ &ディミトロフ(Pデュオ) アラン・フランシス指揮 SWRカイゼルスラウテルン放送o. |
ゲオルク・ゲーベル(1709-1753):クリスマス・オラトリオ/新年のオラトリオ
モニカ・マウフ、カイ・ヴェッセル、ニコ・ファン・デル・メール、ペーター・コーイ ベルンハルト・クラップロット指揮カントゥス & カペラ・テューリンギア | ||
「ヨハネ受難曲」(999 894-2)が絶賛されたゲーベルは、続々と再発見される18世紀の作曲家の中でも注目すべき存在。祝祭的な2作品でさらに実像が伝わることであろう。 | ||
テレマン:6つの組曲からなる小室内楽曲(1716/1728) 〔TWV.55:Es5/TWV.55:B2/TWV.55:g3/TWV.55:e6/TWV.55:G2/TWV.55:c3〕 ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジオーネ・フランクフルト | ||
1716年にフランクフルトで出版されたこの作品集は、ヴァイオリン(または他の旋律楽器)と通奏低音のための室内楽曲だが、今回は1728年に再出版された管弦楽版とも言える別ヴァージョンを収録。各曲の冒頭にフランス風序曲を加えた、当時最新の様式で書かれている。 | ||
ラートゲーバー(1682-1750): 耳を楽しませ、気分をやわらげる食卓の砂糖菓子/ 2つの協奏曲集 |
ユルゲン・ゾンネンタイル指揮 ノイ=エレフネーテo.、 カント・タント | |
ピリオド楽器使用。ベネディクト派修道院の修道士だった作曲家だが、食と生活を楽しみ、音楽で食卓を豊かにしようと生み出したのが、この作品集(テレマンと違って声楽入り)。18世紀の楽しい食事風景を思いおこしながら聞いてみたい。 | ||
プフィッツナー(1869-1949):室内楽曲集 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第3番/ 弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲 ニ短調/ ピアノ三重奏曲 ヘ長調/ピアノ三重奏曲 変ロ長調/ ヴァイオリン・ソナタ/5つの小品/6つの練習曲 |
フランツ・シューベルトSQ ロベルト・シューマン三重奏団 ウルフ・ヴァーリン(Vn) ローランド・ ぺンティネン(P) | |
999 072-2、999 526-2、999 736-2、999 704-2のボックス・セット化。それぞれに国内外音楽誌・新聞等で好評を博したCDだが、 室内楽作品はそのクオリティに対して音楽ファンより相応の評価と人気を得られているとは言い難い状況。後期ロマン派音楽のリスナーも以前よりは増えている今、 マーラーやR.シュトラウスからさらに踏み込んでプフィッツナーを知っていただけるセットだ。 | ||
ヴェレス(1885-1974): 交響曲第2番「イギリス人」/交響曲第9番 |
ゴットフリート・ラブル指揮 ウィーン放送so. | |
ヒトラーの手から逃れてイギリスに移住し、オックスフォード大学で音楽の教鞭をとっていた作曲家の、交響曲全集シリーズ第1作。 ブルックナーやマーラーを手本にした伝統的書法をベースに作曲している。 | ||
ヴェレス(1885-1974): 交響曲第1番(1945)/交響曲第8番(1970)/ 交響的エピローグ |
ゴットフリート・ラプル指揮 ウィーン放送so. | |
cpoではおなじみの作曲家になりつつあるヴェレス。交響曲第1番は60歳の時、オーストリアからイギリスへと移住した後にその風景に打たれて作曲したもの。 | ||
ヴェレス(1885-1974): 交響曲第3番/同第5番 |
ゴットフリート・ラプル指揮 ウィーン放送so. | |
交響曲サイクルがリリースされるごとに、コルンゴルトらと並び称されたこの作曲家への再評価が高まっている。後半生に集中している交響曲群の中で、作曲後50年も初演が行われなかった第3番(2000年初演)は、聴いていただければ「こんなにいい曲なのに」と思っていただけるはず。 |