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PASSACAILLE

特記以外 1CDあたり:¥3080(税抜¥2800)


 バロック・オーボエ奏者&指揮者のパウル・ドンブレヒトが創設したベルギーのレーベル。旧 オランダ Vanguard Classics から買い戻した音源の他、新録音も登場。
 #当レーベルの商品は、一部日本語解説&オビ付の国内仕様盤が出まわっていましたが、この国内仕様盤を発売していた国内代理店が2018年3月23日をもって事業撤退したため、今後の入荷分は全て輸入盤仕様のままとなり、国内解説とオビは添付されません。また品番の若い物には廃盤も出ており、下記でご注文可能でもお届けできない場合があります。また廃盤となった商品が別品番や別レーベルで再発されている場合は、新ヴァージョンでのお届けとなる可能性もございます。以上、その旨御了承の程お願い致します。

テレマン:オーボエ&オーボエ・ダモーレ協奏曲集
 オーボエ協奏曲〔ハ短調/ニ短調/ニ長調/ホ短調〕/
 オーボエ・ダモーレ協奏曲〔イ長調/ト短調〕
パウル・ドンブレヒト
(Ob/Obダモーレ)指揮
イル・フォンダメント
 録音:1994年、聖ヒリス教会、ブルージュ。前出:蘭 VANGUARD VC-99701〔当店未案内/廃盤〕。
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
 序曲〔ハ長調 Op.5 No.4/ト長調 Op.14 No.5〕/
 シンフォニア 変ロ長調 Op.17 No.2/
 序曲 ハ長調 Op.1 No.2/
 シンフォニア 変ホ長調 Op.4 No.3/
 序曲 ニ長調 Op.7 No.3
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント
 録音:1994年2月、プレセンタティー・ノートルダム聖堂。前出:蘭 VANGUARD VC-99703〔当店未案内/廃盤〕。
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):組曲集
 〔ニ短調/変ロ長調(器楽曲集〜第11番)/
  ト短調/変ロ長調(器楽曲集〜第4番)〕
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント
 録音:1994年9月、サン・マルタン教会、ベルギー。前出:蘭 VANGUARD VC-99705〔当店未案内/廃盤〕。
17世紀ヴェネツィアの音楽
 ジョヴァンニ・ピッキ(1600頃-1625頃活動):
  「2、3、4、6、8声のカンツォン集」(1624)より
   〔第8番(3声)/第4番(2声)/第5番(2声)/第7番(3声)/第1番(2声)〕
 ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):ソナタ・シンフォニア集 Op.8(1629)より
  〔ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第12番/カデンツァなしのソナタ/
   シンフォニア第2番−ガリアルダ第3番
    −コレンテ第8番−バレット第8番(ポーランド風)/
   ソナタ第7番「a Voi do vinto il cor」(2声)/ソナタ第5番/ソナタ「ラ・モニカ」〕
 フランチェスコ・トゥリーニ(1598頃-1656):
  「1、2、3声のマドリガーレといくつかのソナタ集第1巻」(1621)
    〜2つのヴァイオリンのためのソナタ第1番/
  ソナタ「E tanto tempo hormai」

 レゼネミス・コンフュス
 [マルセル・ケテルス、パトリック・ロレイス(リコーダー)
  フィリップ・マルフェイト(リュート) ギー・ペンソン(Org/Cemb)]
 録音:1995年、天使のノートルダム聖堂カペル・リセウム、コルトレイク。前出:蘭 VANGUARD VC-99706〔当店未案内/廃盤〕。
テレマン:序曲と組曲
 序曲 変ロ長調「取引所」/組曲 ト短調/組曲 ハ長調
パウル・
 ドンブレヒト(Ob)指揮
イル・フォンダメント
 録音:1996年7月、監督派神学校教会、ヘント、ベルギー。前出:蘭 VANGUARD VC-99710〔当店未案内/廃盤〕。2本のオーボエ、ファゴット、弦楽器と通奏低音という編成のために作曲されたテレマンの3作品。名手ドンブレヒトによるオーボエの妙技が楽しめる。
PAS-912
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(2CD)
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
 イアン・ハニーマン(T;福音史家)
 ヴェルナー・ファン・メーヘレン(B−Br;イエス)
 グレタ・ド・レイヘール(S) スティーヴ・ドゥガーディン(A)
 ステュアート・パターソン(T) ディルク・シュネリングス(B)
 パウル・ドンブレヒト指揮イル・フォンダメント
 録音:1996年4月、ベギン会修道院教会、ベルギー、ライヴ。ディジパック仕様。前出:蘭 VANGUARD VC-99712〔当店未案内/廃盤〕。
ヘンデル(1685-1759):組曲「水上の音楽」
 〔ヘ長調 HWV.348 /ト長調 HWV.350 /ニ長調 HWV.349 〕

テレマン(1681-1767):組曲「水上の音楽」ハ長調
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント
 録音:1995年7月、ノートルダム聖堂、ヒステル/1996年6月、監督派神学校礼拝堂、ヘント。前出:蘭 VANGUARD VC-99713〔当店未案内/廃盤〕。
テレマン(1681-1767):
 トレブル・ヴィオール、オーボエと通奏低音のためのソナタ
   [ホ短調/ト短調/ハ短調/ト長調]/
 ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ・オブリガートと通奏低音のためのトリオ ト長調/
 オーボエ、チェンバロ・オブリガートと通奏低音のためのトリオ 変ホ長調
  パウル・ドンブレヒト(Ob)
  ヴィーラント・クイケン(トレブル・ヴィオール/Gamba)
  ロベール・コーネン(Cemb)
 録音:1996年6月、聖アポリネール教会、ボラン。前出:蘭 VANGUARD VC-99717〔当店未案内/廃盤〕。
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683-1729):
 オーボエ協奏曲と組曲集
  7声の協奏曲 ト長調 Seibel 214 /
  協奏曲 ト短調 Seibel 237 /
  組曲 ト長調 Seibel 206 /
  協奏曲 イ長調 Seibel 228 /
  協奏曲 ニ長調 Seibel 224 /
  組曲 ト長調 Seibel 205
パウル・
 ドンブレヒト(Ob)指揮
イル・フォンダメント
 録音:1997年9月、聖アポリネール教会、ボラン。前出:蘭 VANGUARD VC-99721〔当店未案内/廃盤〕。
 J.S.バッハの2歳年上にあたるハイニヒェンは、ヴェネツィアで学びドレスデンの宮廷楽長を務めた作曲家・音楽理論家。「7声の協奏曲」をのぞき世界初録音。
ヘンデル(1685-1759):
 合奏のための協奏曲 ヘ長調 HWV.333/
 合奏のための協奏曲 ヘ長調 HWV.334/
 「王宮の花火の音楽」 HWV.351
パウル・ドンプレヒト指揮
イル・フォンダメント
 録音:1997年7月、ヘント王立音楽院。前出:蘭 VANGUARD VC-99722〔当店未案内/廃盤〕。
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲集
 〔ヘ長調 RV.457 /ト短調 RV.460 /イ短調 RV.463 /
  ニ短調 RV.454 /イ短調 RV.461 /ハ長調 RV.451 〕
パウル・
 ドンブレヒト(Ob)指揮
イル・フォンダメント
 録音:1997年9月、聖アポリネール教会、ボラン。前出:蘭 VANGUARD VC-99723〔当店未案内/廃盤〕。
プラハ 1723年〜ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):コンチェルタント作品集
 組曲ヘ長調(7声のコンチェルタントによる)/「ヒポコンドリー」イ長調(7声のコンチェルタントによる)/
 協奏曲ト長調(8声のコンチェルタントによる)/シンフォニア イ短調(8声のコンチェルタントによる)

  パウル・ドンブレヒト指揮イル・フォンダメント
 録音:1999年1月、コンサートホール、ミッデルブルグ、オランダ。前出:蘭 VANGUARD VC-99724〔当店未案内/廃盤〕。
ピエール・ファレーズ〔ペトリス・ファレシウス〕
 (1520頃-1573/76):舞曲集第1巻(ルーヴェン; 1571)
  ペーター・ファン・ヘイゲン(音楽監督)アンサンブル・ブラッチオ
 録音:1998年3月-4月、アカデミーザール、シント=トルイデン。ディジパック仕様。前出:蘭 VANGUARD VC-99725〔当店未案内/廃盤〕。
 ルーヴェン・タウン・ホール550周年を記念したファレーズ(ファレシウス)・プロジェクト最大の目玉として製作されたアルバム。ピエール・ファレーズは16世紀-17世紀のルーヴェンとアントワープで栄えた楽譜出版家一族の2代目。
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
 ミゼレーレ ハ短調 ZWV.57(詩篇第50篇)/
 深き淵より ニ短調 ZWV.50(詩篇第130篇)/
 レクイエム ハ短調 ZWV.48
モニカ・フリンマー(S)
ペーター・
 デ・グロート(CT)
イアン・ハニーマン(T)
ペーター・コーイ(B)
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント(o.&cho.)
 録音:1998年9月、ベギン会修道院教会、リール。
テレマン(1681-1767):
 3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ニ長調/
 2つのホルン、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ヘ長調/
 3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ト短調
  パウル・ドンブレヒト指揮イル・フォンダメント
 録音:1999年2月、デ・ベイローク・コンサートホール、ヘント。
モーツァルト(1756-1791):初期交響曲集
 〔第1番変ホ長調 K.16 /第4番 ニ長調 K.19 /
  ヘ長調 K.Anh.223:19a /
  第5番変ロ長調 K.22 /ニ長調 K.32 /
  変ロ長調 K.Anh.214 45b
   (ガリマティアス・ムジクム)〕
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント
 録音:2000年1月、デ・スピル・コンサートホール、ルセラーレ。
ジャン・ド・カストロ〜ヨーロッパ的遠近法で見たポリフォニー
 [第1部]
 グレゴリオ聖歌:異教徒を照らす光(*)
 ジャン・ド・カストロ(1540/45頃-1600頃):アヴェ・マリス・ステラ(+)
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ(*)
 ジャン・ド・カストロ:アヴェ・マリス・ステラ(+)
 アレクサンダー・ウーテンダール(1543/45頃-1581):汝の死、キリストの死(#)
 アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562):リチェルカール 第1旋法(+)
 ジャン・ド・カストロ:わが肉は糧(#)
 [第2部]
 ジャン・ド・カストロ:わが命の命である人よ(**/he/ld)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):ラ・コルテシア(++)
 ジャン・ド・カストロ:天が汝の家であるならば(**/je) /常に甘美に歌う人よ(++/he/##)
 オルランドゥス・ラッスス:アラスの市場で(**/ph/je)
 ジャン・ド・カストロ:別れのたびに(**/he/##)
 ジャキェス・デ・ヴェルト(1535-1596):Nunca mucho costo poco(++)
 ジャン・ド・カストロ:運命は常に引き裂く(**/ph/je)
  バルト・デムイト総指揮 マルゴット・カルセ指揮トリゴン・プロジェクト(*)
  ヴィム・ディーペンホルスト(Org;+)
  バルト・デムイト指揮カピリャ・フラメンカ(#)
  ペーター・ファン・ヘイゲン指揮モーレ・マイオルム(**)
  ジョアン・キンバル&ロバート・ウィークメン指揮ピッファロ(++)
  クリス・フェルヘルスト(Cemb;##) ヘドヴィグ・エリクソン(S;he)
  パトリジア・ハルト(S;ph) ヤン・ファン・エルサッカー(T;je)
  リーフェン・テルモント(Br;ld)
 録音:2000年2月2日-4日、21日、聖ヤン=デ=ドーパー教会、リューフェン&、 Paters Jezuieten 教会、ヘフェルレー。
聖燭節のための音楽〜グレゴリオ聖歌と13世紀のポリフォニー
 [アンティフォナ]
 グレゴリオ聖歌:異教徒を照らす光/めでたし、恩寵に満てる神の御母なる処女/婚礼の部屋を飾れ/
         シモンは天使の答えを受けた/今日処女マリアが御子を産んだ
 [大ミサのために]
 グレゴリオ聖歌:主よ、われら汝の慈悲をたまい(イントロイトゥス)−主は偉大なり(詩篇)
 作曲者不詳:主よ、われら汝の慈悲をたまい(オルガヌム;グラドゥアーレ)/アレルヤ(オルガヌム)
 グレゴリオ聖歌:慈悲は汝の唇から流れ出で(オフェルトリウム)/
         シモンは天使の答えを受けた(コムニオン)/アヴェ・マリス・ステラ(讃歌)

 トリゴン[マルゴット・カルセ、ペニー・ターナー、ヨス・ソムセン(歌)]
 録音:2000年4月12日-15日、ノートルダム・ド・サンテイユ聖堂、シラン、フランス。
死者のために〜バロック時代の死者のための礼拝
 アルフォンス・デヴ(1666-1727):O Acerbi
  (死者のためのモテット;5声と6つの楽器のための)
 ピエトロ・トッリ(1650頃-1737):死者のためのミサ
  (レクイエム;5声と6つの楽器のための)
 グレタ・デ・レイゲル、ドミニク・ファン・デ・サンド(S)
 マルニクス・デ・カト(CT) ヤン・カールス(T) ディルク・スネリングス(B)
 パウル・ドンブレヒト指揮イル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カント(cho.)
 録音:2000年10月、ベギン会修道院教会、リール。
ヘント、聖バーヴォ教会の音楽
 フランス=ヨゼフ・クラフト(1721-1795):深き淵より/われは目を上げて山を望む
  グレタ・デ・レイゲル、ドミニク・ファン・デ・サンド(S)
  マルニクス・デ・カト(CT) ヤン・カールス(T) ディルク・スネリングス(B)
  パウル・ドンブレヒト指揮イル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カント(cho.)
 録音:2000年10月、ベギン会修道院教会、リール。
セビリャ〜
 1560年頃、アンダルシア派の世俗的ポリフォニー音楽

 フランシスコ・ゲレロ、フアン・バスケス/他の作品
カルロス・サンドゥーア指揮
ラ・トルーリャ・デ・ボセス
 16世紀、アンダルシア地方の港町セビリャは、ヨーロッパの対アメリカ貿易の拠点としてコスモポリタン都市に発展、文化人・芸術家たちの活動もピークを迎えた。その活力を伝えるような、当時セビリャで出版された世俗的楽曲を収録したアルバム。ラ・トルーリャ・デ・ボセスは、2000年のIYAP−EM(若いアーティストのための国際プレゼンテーション、古楽部門)で優勝したスペインの新進グループ。
ウテンダル&デ・モンテ:モテット集
 アレクサンダー・ウテンダル(1530/40頃-1581):
  Infima contemptum pariunt (*) / Fratres expurgate (*) /
  Adesto dolori meo (*) / Plangent eum quasi unigenitum /
  Mors tua, mors Christi (*) / In principio erat Verbum
 フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):
  Tulerunt Dominum meum / Beata es virgo Maria / O mitissime Jesu/
  Si ambulavero in medio tribulationis / Pulchra es et decora
 バルト・デミュイト指揮カピリャ・フラメンカ、オルトレモンターノ
 (*)はヴィデオ・トラック(再生保証無し)付き〔録音とライヴの模様、映像作家によるポリフォニーの解説を収録したCDプラス仕様〕。フランドル楽派の二人の作曲家を取り上げたアルバム。今日ほとんど忘れられてしまったといえるウテンダルは、ハプスブルク家に仕え、インスブルック宮廷礼拝堂で活躍した。
フライリーフ〜イングランドの写本による中世の音楽
 Kyrie, Cuthbert prece (Durham, c.1350) / Barbara simplex animo (Meaux Abbey, c.1300) /
 Patris superni gracia / Pia pacis inclita (Meaux Abbey, c.1300) / Veni mater gracie /
 Dou way Robin (Adel, Yorkshire, 1349) / Sanctus (Fountains Abbey, c.1380) /
 Includimur nube caliginosa (Fountains Abbey, 14th c.) / Ave mundi rosa (Fountains Abbey, 14th c.) /
 Gabriel fram heven-king [solo East Anglia?, c.1280 / duet Adel, Yorkshire, 1349/ trio Dublin, c.1360] /
 Doleo super te / Absolon, fili me (Norwich, c. 1320) / Kyrie: Kyria Christefera (Norwich?, c. 1330-60) /
 O lux beata trinitas (Norwich?, c. 1330-60) / Novi sideris lumen resplenduit (Bury St. Edmunds, c.1280) /
 Pura, placens, pulcra / Parfundement plure Absolon (Bury St. Edmunds, 14th c.) /
 Veine pleine de ducur (Bury St. Edmunds?, c.1280) / Ar ne kuth ich sorghe non (London?, c.1230) /
 Gaude virgo immaculata (Royal Chapel of Edward III, c.1350-60) /
 Singularis laudis digna (Royal Chapel of Edward III, c.1350-60)

 リーベル・ウヌースアーリス
  [メラニー・ガーモンド、キャロラン・バフ、ウィリアム・ハドソン(歌)]
 録音:2003年8月16日-18日、フランス、シラン、ドートルダム・ド・サンテーユ教会。
 初期ルネサンス音楽に大きな影響を与えた中世イングランドの音楽を集めたアルバム。リーベル・ウヌースアーリスは2002年にベルギーで行われた「International Young Artist's Presentation-Early Music」で優勝したアメリカのグループ。アルバム・タイトルの「フライリーフ(Flyleaves)」は製本用語で、見返しの遊び紙を指す言葉。
ベートーヴェン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.16
エドゥアルト・フォン・ランノイ(1787-1853):ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.2
 ハルシオン・アンサンブル
 ハルシオン・アンサンブルは2002年に古楽器のスペシャリストたちによって結成された室内楽団。ピアノと木管による五重奏を主なスタイルとしており、2003年にアントワープで行われたインターナショナル・ヤング・アーティスツ・プレゼンテーションで優勝するなどコンクールの受賞経験もある期待のアンサンブル。
PAS-940
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(2CD)
カリッシミ〜1640年頃のローマの音楽
 ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):空の空/エフタの物語/ Audite omnes quodquod estis /モテット
 ミケランジェロ・ロッシ(1602-1656):トッカータ第7番
 ルイジ・ロッシ(1597頃-1653):めでたし元后/ Il predica del sole
 パオロ・クァリアティ(1555-1628):トッカータ/カンツォーナ
 マルコ・マラッツォーリ(1605頃-1662): Il predica del sole
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):小舞踏曲

 グレアム・オライリー指揮アンサンブル・ユーロピアン・ウィリアム・バード
 フランスで25年以上にわたって合唱、オーケストラの指揮活動を続けてきたグレアム・オライリーが音楽監督を務めるアンサンブル・ユーロピアン・ウィリアム・バードによるイタリアのバロック作品集。17世紀ローマ楽派を代表する作曲家であるカリッシミの作品を中心として、1640年前後にローマで演奏されていた音楽がアルバムのテーマとなっている。
モーツァルト
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576/
 ロンド イ短調 K.511/幻想曲 ハ短調 K.475/
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
ミシェル・キーナー(Fp)
 使用楽器:クリストファー・クラーク製作〔モデル:アントン・ヴァルター、1790年製〕。
 スウェーリンク音楽院でレオンハルトにチェンバロを学び、師であるレオンハルトはもちろん、クイケン、モザイク・クァルテット、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイル・ガルデリーノと共演経験を持ち、現在はジュネーヴ音楽院で教授職を務めるスイスの鍵盤奏者キーナーによるモーツァルト。
J.S.バッハ:室内楽作品集
 トリオ・ソナタ ト長調 BWV.1038 /前奏曲 ハ短調 BWV.921 /ロンドによる幻想曲 ハ短調 BWV.918 /
 フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV.1020 /前奏曲 ト長調 BWV.902 /
 アダージョ ト長調 BWV.968 /ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 ニ長調 BWV.1028 /
 フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030

 ラ・ディヴィナ・アルモニア
  [ロレンツォ・ギエルミ(Cemb/Fp)  ヤン・ドゥ・ヴィネ(バロックFl)
   イサベッラ・ビソン(Vn) ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)]
 録音:2007年1月。ロレンツォ・ギエルミのアンサンブルが奏でる大バッハの音楽。
 イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして活躍し、現在はミラノのサン・シピリチアーノ教会のオルガニストやバーゼル・スコラカントルムのオルガン科教授などの要職にあるイタリアの名匠ロレンツォ・ギエルミが主宰するバロック・アンサンブル「ラ・ディヴィナ・アルモニア」のバッハ・アルバム!
 2005年に結成された「ラ・ディヴィナ・アルモニア」は、オルガンとピアノフォルテを担当するロレンツォ・ギエルミを筆頭に、ギエルミ兄弟の弟で兄に勝るとも劣らぬ名声と実力を誇る世界的ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエルミ、ベルギーのアンサンブル「イル・ガルデリーノ」の中核メンバーでもあるバロック・フルートのヤン・ドゥ・ヴィネ、カルミニョーラ門下でトン・コープマン指揮のEUバロックo.でも活躍したイタリアの俊英イサベッラ・ビソンといった古楽界屈指のメンバーが顔を揃える超一級のアンサンブル。収録曲にはソロ、ソナタ、トリオ・ソナタなどアンサンブルの特色を存分に活かすことのできる様々な編成の作品が選ばれており、「ラ・ディヴィナ・アルモニア」の奏でるバッハは絶品と呼ぶに相応しい。また息遣いが伝わってくるようなクリアな録音も秀逸。
ソレル:チェンバロのためのソナタ集
 〔変ニ長調/変ニ長調 R.88 /嬰へ長調 R.85 /
  嬰へ長調 R.90 /ニ短調 R.54 /ニ短調 R.15 /
  ニ長調 R.86 /ニ長調 R.84 〕/ファンダンゴ
ニコラウ・
 デ・フィゲイレド(Cemb)
 来日公演やレコーディングによって日本でも特に古楽ファンの中でお馴染みの存在となったブラジル生まれの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレドは、レオンハルトの下でチェンバロを学び、スコット・ロス最後の弟子でもあった。18世紀スペインの作曲家ソレルは、スカルラッティよりも自由な形式と言われる150曲にも及ぶ鍵盤楽器のためのソナタを作曲し、その作品は躍動するリズムとテンポが魅力。追尾を飾る「ファンダンゴ」ではフィゲイレドの熱きパッションが解放される。
ヘンデル:オルガン協奏曲集 Op.4 ロレンツォ・ギエルミ
(Org)指揮
ラ・ディヴィナ・アルモニア
 1980年代から90年代初頭にかけてはイル・ジャルディーノ・アルモニコに参加、現在はミラノのサン・シンプリチアーノ教会のオルガニストを務めるロレンツォ・ギエルミは、演奏家、研究者としてルネサンス、バロック音楽に深い造詣を持ち、ミラノ国際音楽院、母校であるバーゼル・スコラ・カントルムで後進の指導にも力を注いでいる。ラ・ディヴィナ・アルモニアは、ギエルミ自身が優秀なバロック音楽の演奏家を集めて2005年に結成したアンサンブル。
ハンス・ノイジードラー(1508/09-1563):
 新しく整理された芸術的なリュート曲集(1536)
 ノイジードラー:とても上手なオルガン奏者の前奏曲/イタリア舞曲/
         Ein sehr kunstreicher Preambel oder Fantasey/
         プレアンベル/美しき女/イタリア舞曲パッサメッツォ
 イザーク:ベネディクトゥス/ラモーラ / ラピシーダ:タンネルナック
 ホフハイマー:Mein einigs A、Ach lieb mit leid / ゼンフル:愛しのエルスライン
 ヒゼリン:アルフォンシーナ / ラ・リュー:Mein hertz alzeyt hat gross verlangen
 オブレヒト:Andernacken up dem Rhin / ジョスカン・デ・プレ:さようなら、いとしい女よ

 バート・ローゼ(リュート)
 ブラティスラヴァで生まれニュルンベルクで没した16世紀ドイツの作曲家、リュート奏者ノイジードラーが、1536年にニュルンベルクで出版した「新しく整理された芸術的なリュート曲集」に収められた作品を中心とし、16世紀前半のドイツで演奏された同様作を取り上げることによって、一つのアルバムとして創り上げたもの。バート・ローゼは、1962年オステンド生まれのベルギー人リュート奏者。ビウエラ、バロック・ギターも弾きこなし、ソリスト、指導者としての活動だけでなくアンサンブル・パンドラの音楽副監督やクレンデ、テレマン・コンソートとの共演でソリストを務めている。
愛の戦い
 パーセル:御身たち2千の神格/踊りましょう/美しい島 / ヘンデル:愛の戦から逃れよ
 ドーニ:アルカンジェロのトッカータ / フェラーリ:もう死んでしまいたい
 モンテヴェルディ:甘美な光で/かくも甘い苦悩
 カッチーニ:おお,なんと幸せな日!/切ないため息/ La bella man vi stringo
 パオロ:ラ・クラウディアーナ / ロッシ:Tra pellegrine piante / レグレンツィ:嫉妬
 ノルコンベ:トレジャンのグラウンド / パーセル:アナクレオン・ディフィート
 ヘンデル:涙の流れるままに / パーセル:男は女のためにある

 ゲオルク・ニグル(Br) ルカ・ピアンカ(リュート/バロックG)
 ヴィットリオ・ギエルミ(バス・ヴィオール)
 かつてウィーン少年合唱団史上屈指のボーイソプラノ・ソリストとして絶大な人気を博したゲオルク・ニグル(1973-)が、バリトン歌手として登場、「愛の戦い」と題されたパーセルやヘンデルなど16世紀〜17世紀のアリアをうたう。ピアンカとギエルミによる絶妙の伴奏が、ニグルの歌声の魅力を最大限に引き出している。
メンデルスゾーン:チェロとフォルテピアノのための作品全集
 無言歌 ニ長調Op.109 /チェロ・ソナタ第2番 ニ長調Op.58 /アルバムブラットOp.117 /
 協奏的変奏曲 ニ長調Op.17/チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調Op.45
  セルゲイ・イストミン(Vc) ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(P)
 歴史にその名を残すドイツのマイスター、レオポルト・ヴィドハルム(1722-1776)製作のチェロを駆使するロシアの名手セルゲイ・イストミンと、ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘であり、スクリャービンの孫でもある女流鍵盤奏者ヴィヴィアナ・ソフロニツキーのコンビによるメンデルスゾーン!
 当盤でソフロニツキーが弾いている楽器は、現在チェコに工房を持つ名匠ポール・マクナルティが製作したコンラート・グラーフ(1819年頃)のフォルテピアノOp.318のレプリカ。徹底的に追及されたクォリティの高いサウンドはもちろんのこと、グラーフの特徴でもある通常のダンパー・ペダル、2つのモデレーター・ペダル、ウナ・コルダ(弱音)・ペダルといった4種類のペダルが備え付けられており、これによって従来の楽器と比べて表現の幅が飛躍的に向上、演奏面のみならずフォルテピアノの復興という意味においても大きな役割を果たしている。
スウェルツ:ヘンリー8世の6人の妻たち フランダース・リコーダー四重奏団
パトリック・
 ファン・フーテム(CT)
 フランダース・リコーダー四重奏団が描く悲劇の王妃たちの人生。
 1987年の結成から約20年。世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとしての地位を築き上げてきたフランダース・リコーダー四重奏団が、ベルギーのレーベルからベルギーの作曲家の作品集をリリース!吹奏楽作品の作曲家としても知られるベルギーの作曲家ピート・スウェルツ(1960-)が音楽で描くのは、イギリス絶対王政の象徴、ヘンリー8世の6人の妻たちがたどった悲劇の人生。アラゴン、ブーリン、シーモア、クレーヴズ、ハワード、パーと名付けられた6つのセクションでは、6人の妻それぞれの王妃としての絶頂時代から悲劇的な最期までが、フランダース・リコーダー四重奏団の一糸乱れぬ超絶のアンサンブルで描写されている。またリコーダー演奏の合間に時折響くカウンターテナー、ファン・フーテムの儚い歌声が最後のピースとして作品、演奏を完成へと導く。リコーダー・アンサンブルがたどるチューダー朝の歴史にご注目頂きたい。
ファン・ペテゲムのオルガン
 C.P.E.バッハ:ソナタ第1番
 ヴァンハル:フーガ[ヘ長調/ハ長調]
 ムファット:トッカータ
 クレランボー:第2旋法による組曲
 ガルッピ:ソナタ ニ短調
カテリナ・チロボコワ(Org)
 カテリナ・チロボコワは、2000年に行われたイギリス・アウンドル国際オルガン音楽祭での優勝、アニマ・エテルナやヤナーチェク室内管、モラヴィア・フィルとの共演などで活躍中の女流オルガニスト。ベルギーのハリンゲにある聖マルティヌス教会の1778年製ファン・ペテゲム・オルガンで、C.P.E.バッハやヴァンハル、クレランボーなど異なるスタイルを持った作品のリサイタル・プログラムを披露。
コンラート・パウマン(c.1410-1473)
 15世紀ドイツのキーボード・スクール

  〜ブクスハイムとロハマーの写本より
ギジェルモ・ペレス
(オルガネット/ディレクター)
タスト・ソロ
 15世紀ドイツの盲目のオルガニスト、パウマンによる「ブクスハイム・オルガン曲集」と「ロマハー歌曲集」からの組まれたプログラム。古楽の本場ベルギーで認められたスペインの古楽演奏団体タスト・ソロが、オルガネット、ゴシック・オルガン、ゴシック・ハープ、クラヴィシンバルムなどのピリオド楽器を通じて15世紀ドイツの鍵盤音楽を現代に甦らせる。
フロレンツィオ・マスケラ(1540頃-1584頃):
 4声のカンツォーナ集第1巻
(1584)
  [Libro primo de canzoni da sonare]
リウウェ・タミンハ(Org)
 師クラウディオ・メールロの後任としてブレシア大聖堂のオルガニストとなったマスケラ。現存している23作品は全て器楽用のカンツォーナ。
プッチーニ、ザ・オルガニスト〜プッチーニ
 「蝶々夫人」より/アダージェット/フーガ ト長調/アダージョ/フーガ ハ短調/メヌエット第1番/
 フーガ ホ短調/メヌエット第2番/菊/小さなワルツ/穏やかに、そしてとてもゆっくりと/
 ソルフェージ/「トスカ」〜テ・デウム/「ジャンニ・スキッキ」〜 私のお父さま/
 行進曲「電気ショック」/フーガ ト長調/シチリアの戦艦/サルヴェ・レジナ/ローマ讃歌

 リウウェ・タミンハ(Org)
 ヴァレンティノ・マレ、ミルコ・ナタリッツィ(Perc)
 プッチーニは、一族に代々伝わるしきたりで聖マルティーノ大聖堂のオルガニスト兼指揮者になることが定められていたが、敢えてその道に進まず、大歌劇作曲家として名声を得た。それでもオルガンで聴く「電気ショック」や「シチリアの戦艦」、愛らしい「菊」など、オルガン音楽家としての彼も侮り堅く面白い。
ハイドン:協奏曲集
 チェンバロ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII: 2/
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VIIa: 4 /
 ヴァイオリンとオルガンのための
  協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII: 6/
 オルガン協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII: 10
ステファノ・バルネスキ(Vn)
ロレンツォ・ギエルミ(Org)
ラ・ディヴィーナ・アルモニア
 録音:2008年6月。ディアパゾン賞の受賞などヘンデルのオルガン協奏曲集(PAS-944)で大成功を収めたロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィーナ・アルモニアのハイドン。イル・ジャルディーノ・アルモニコの主要メンバーでもあるバルネスキの見事なソロが光る。
PAS-954
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(2CD)
J.S.バッハ
 18のライプツィヒ・コラール BWV.651-668 /
 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
ロレンツォ・ギエルミ(Org)
 ロレンツォ・ギエルミ。1985年から1991年までイル・ジャルディーノ・アルモニコのチェンバロ奏者を務め、現在はミラノのサン・シンプリチャーノ教会のオルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミーの指導者、バーゼル・スコラ・カントルムのオルガン科教授として広く活躍するイタリアを代表するオルガニストであり教会音楽の権威。サン・シンプリチャーノ教会のアーレント・オルガンを使用した録音。
ハイドン:ソナタ集
 〔第37番 ニ長調 Hob.XVI: 37 /
  第32番 ロ短調 Hob.XVI: 32 /
  第20番 ハ短調 Hob.XVI: 20 /
  第23番 ヘ長調 Hob.XVI: 23 〕
ニコラウ・
 デ・フィゲイレド(Cemb)
 ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトの下で学び、スコット・ロス最後の弟子となった南米ブラジル生まれの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレドが、ソレルの鍵盤作品集に続き Passacaille レーベルへ登場。1771年から1779年にかけて円熟のハイドンが作曲した4つのソナタを生き生きと絶妙のテンポ感で弾く。
J.S.バッハ:カンタータ集
 〔第32番「いと尊きイエス、わが憧れよ」BWV.32/第49番「あこがれをもて求めゆかん」BWV.49/
  第154番「いと尊きわがイエスは見失われぬ」BWV.154〕

ヨハン・クリストフ・バッハ:カンタータ「ああ、私の頭が水で満ちていたなら」
 カロリーヌ・ウェイナンツ(S) パトリック・ファン・ゲーテム(CT)
 マルクス・ウルマン(T) リーヴェン・テルモント(Br)
 マルセル・ポンセール(ディレクター)イル・ガルデリーノ
 録音:2008年1月14日-17日、アミューズ(アントワープ)。ディジパック仕様。
 1988年、コープマン、ヘレヴェッヘ、ガーディナーなど古楽界の巨匠たちと共演を重ねてきたオーボエのマルセル・ポンセールとフルートのヤン・デ・ヴィネが中心となり結成されたベルギーの名門ピリオド・アンサンブル、イル・ガルデリーノのカンタータ・シリーズ第1弾。
 ソリストにはベルギー期待の若手ソプラノ、ウェイナンツ、や同じくベルギーの名カウンターテナー、ファン・ゲーテムが、またイル・ガルデリーノにはヴァイオリンのフランソワ・フェルナンデスとソフィー・ジェント、ヴィオラの秋葉美佳など名手たちが集っている。
強さと優しさ
 マレ:ヴィオール曲集より/サント=コロンブ氏を悼むトンボー/ビスカイヤン/
    ロンドー・モワティエ・ピンス/グルジアの女/鍛冶屋たち/からかい/ペルシャ人の行進/
    アルマンド・アスマティク/ラ・マリエ/ガヴォット・ラ・シンコペ/スペイン風サラバンド
 ガロ:前奏曲とシャコンヌ/アポロン/ジグ/ソメイユ・デ・デュフォー/
    メヌエット・ラ・シガル/グロワーヌ・アティス/ガロ:モナコ王妃を悼むトンボー

 ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ルカ・ピアンカ(リュート/テオルボ)
 ギエルミ兄弟の弟でヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエルミ、ル・ジャルディーノ・アルモニコのリュート奏者ルカ・ピアンカの強力デュオによるマラン・マレなど。
巨星たち〜バッハ、ジェズアルド、モンテヴェルディ
 J.S.バッハ:パルティータ ハ短調 BWV.997
 ジェズアルド:美しい人よ、心を持ち去るのなら/公爵のガリアルダ/
        装飾を伴った公爵のカンツォン/いとしい人に見捨てられ
 モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」より
 J.S.バッハ:前奏曲/フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998
  マルグレート・ケル(トリプルHp) ルカ・ピアンカ(リュート)
 録音:2008年、パンピニー、スイス。
 リュートのために書かれた大バッハのBWV.997とBWV.998、ジェズアルドのマドリガーレ、モンテヴェルディの「オルフェオ」を、トリプル・ハープとリュートのための二重奏で。シンプルな響きが織り成す巨星たちの音楽は、このデュオのために書かれた作品なのではないかと思えてしまうほど美しく感動的。
テルツェッティ〜シャリュモー、クラリネットとバセットホルンのための音楽
 クリストフ・グラウプナー(1683-1760):3つのシャリュモーのための序曲 ハ長調
 ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
  3つのバセットホルンのための33のディヴェルティスマン より Nos.11-13, 18, 8, 16
 フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー(1766-1803)/編曲者不詳:
  歌劇「アルカディアの鏡」 より (*)〔アンダンテ・ソステヌート/アンダンテ/アンダンテ・グラツィオーソ〕
 ヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)/編曲者不詳:歌劇「武装した女性」〜行進曲(*)
 ジュゼッペ・ド(ヨゼフ・フォン)・ブルメンタール(1782-1850):
  アバテ(ゲオルク・ヨゼフ)・フォーグラー(1749-1814)氏の歌劇に基づく
   2つのクラリネットとバセットホルンのための6つの小品
 伝モーツァルト(1756-1791):アレグロ
 モーツァルト/編曲者不詳:歌劇「フィガロの結婚」より(#)
   〔汝をあがめるものの望みに/恋とはどんなものかしら/もう飛ぶまいぞこの蝶々〕/

              歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より(#)〔お手をどうぞ/恋人よ、さあこの薬で〕
 アンドラーシ・トリオ
  [メラニー・ピドック、エルンスト・シュラーダー、マルクス・シュプリンガー]
 録音:2008年11月6日-8日、アミューズ、アントワープ。。ピリオド楽器使用。(*)はチェコのクラーシュテレツ・ナト・オフジー城 [ castle of "Klàsterec nad Ohří" ] での演奏用に編曲されたもの。(#)はオーストリアのザイゼンブルク城址で発見されたもの。オリジナル作品とチェコやオーストリアで発見されたアレンジ作品を、オランダの名門ハーグ王立音楽院で学んだ3人によって2005年に結成されたアンサンブルで。
ハイドン:チェロ協奏曲集
 チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb: 1 /
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb: 2 /
 交響曲第16番 変ロ長調 Hob.I: 16
セルゲイ・イストミン(Vc)
ダヴィド・ラヴィノヴィチ
(ディレクター)
アポロ・アンサンブル
 録音:2009年8月、メノナイト教会、デーフェンター、オランダ。
 ヴィヴィアナ・ソフロニツキーとのデュオでのメンデルスゾーン(PAS-947)以来となる、ロシアのチェリストでインマゼールのアニマ・エテルナや、ターフェルムジーク、イル・ガルデリーノのメンバーとして古楽演奏に携わってきたイストミンのリリース第2弾。
J.C.バッハ:チェンバロ・ソナタ集
 〔ハ短調 Op.17 No.2 /ト長調 Op.5 No.3 /変ホ長調 Op.17 No.6 /ニ長調 Op.5 No.2 /ホ長調 Op.5 No.5〕
 ニコラウ・デ・フィゲイレド(Cemb)
 録音:2008年10月、ムーティエ・オ・ペルシェ、フランス。ブラジルの鬼才デ・フィゲイレドによる同レーベルへのソロ第3弾は、J.C.バッハのエキサイティングなソナタ集。
コレッリの遺産
 コレッリ:ソナタ イ長調 Op.5 No.9
 カルボネッリ:ソナタ ニ短調 Op.1 No.2 (*) /
 モッシ:ソナタ ロ短調 Op.1 No.5 (*) /
 ヴィスコンティ:ソナタ ホ短調Op.2 No.5/
 カストルッチ:ソナタ ト短調 Op.2 No.5 (*) /
 ロカテッリ:ソナタ イ長調 Op.8 No.10/
 モンタナーリ:ジーグ (*)
ムジカ・アンティクア・ローマ
[リッカルド・ミナシ(Vn)
 マルコ・チェッカート(Vc)
 ジュリア・ヌーティ
 (Cemb/Org)
 マルグレット・ケル
 (トリプルHp)]
 録音:2007年3月2日-5日、オーディトリアム "M.Costa"、イタリア。 (*) は世界初録音。ディジパック仕様。
 ムジカ・アンティクア・ローマは、1978年ローマ出身で現在評価急上昇中のヴァイオリン奏者、リッカルド・ミナシが2007年に創設、17世紀&18世紀ローマの知られざる音楽の復活も活動の目的としたピリオド・アンサンブル。当アルバムは、イタリア・バロックの巨匠コレッリの芸術と、その遺産(次世代への影響)を実際に音楽で表現したもの。
秘密の園〜トマス・タリス:ラテン語による宗教作品集
 喜べ、栄光なる神の御母/使徒らは口々に/
 天からの声を聞けり/聞き入れたまえ、われは願う/
 安息日が過ぎて/エレミアの哀歌II/
 めでたし清らかな乙女マリア
グレアム・オライリー指揮
アンサンブル・ユーロピアン・
 ウィリアム・バード
 宗教改革時代を音楽家として生き抜くため、カトリックのためにラテン語で、プロテスタントのためには英語の作品を作曲したトマス・タリス。アンサンブル・ユーロピアン・ウィリアム・バードは、これまでフランスやイタリア、ドイツ、東欧などのルネサンス&バロック音楽を歌ってきた団体で、日本のソプラノ歌手、一色香織もメンバーの一員。
フランチェスコ・フェオ(1691-1761):ヨハネ受難曲(1744)
 ドロン・シュライファー(CT;福音史家) クリスティアン・アダム(T;イエス)
 ミルコ・グァダニーニ(T;ピラト) バルバラ・シュミット=ガーデン(Ms)
 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)指揮ラ・ディヴィーナ・アルモニア、ヴァレーゼ室内cho.
 録音:2009年3月28日-30日、北部イタリア神学大学(ミラノ)。世界初録音。ブックタイプ仕様(ブックレット/フルカラー84ページ)。
 夭折の天才作曲家ペルゴレージの親友で、ナポリ楽派最大の作曲家の1人、フランチェスコ・フェオによる幻の大作「ヨハネ受難曲」の蘇演&世界初録音。
 ナポリのフィリッピーニ図書館に所蔵されていた当作品は、ナポリ楽派の伝統的な手法と斬新な手法を巧みに組み合わせたフェオの最高傑作。親友ペルゴレージの「スターバト・マーテル」と2作品で1組として考えられていたのではないかという説もあるという。
 フルカラー84ページのブックレットには、ユネスコの世界遺産にも登録されているヴァレーゼのサクロ・モンテ(聖山)に遺されたバロック・モニュメントを数多く掲載、音楽史の資料としても非常に価値が高い。
 イタリア・バロック演奏の名匠ロレンツォ・ギエルミと、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサート・マスターとしても活躍するステファノ・バルネスキがリードするラ・ディヴィーナ・アルモニア、ギエルミが信頼を置く古楽唱法に長けた実力派ソリスト陣による演奏。
リュビモフ〜サティ:星たちの息子(1892) アレクセイ・リュビモフ(P)
 録音:2009年9月、ベイローク音楽センター、ヘント。使用楽器:ベヒシュタイン、1899年製(コレクション・フランク・アグステリッベ/クリス・マーネ修復)。
 ネイガウスとナウモフの高弟で、古楽から現代音楽までを自在に弾きこなすロシアの奇才アレクセイ・リュビモフが Passacaille レーベルへ初登場。この作品は、19世紀フランスの作家・魔術師サール・メロダック(本名:ジョゼファン・ペラダン)が起した秘密結社「薔薇十字教団」へ、サティが公認作曲家として加わった時機に、教祖ペラダンの戯曲のために作曲されたもの。印象的な3連音のモティーフ、呪文を思わせる曲想など、神秘的で摩訶不思議な雰囲気を漂わせる。ペラダンは熱狂的なワーグナー信者で、サティの作風を理解することが出来ず、最終的に両者はわずか2年で決別している。
フレスコバルディ:リチェルカーレ集(1615) リウウェ・タミンハ(Org)
 録音:2010年2月、聖ペトロニオ教会、ボローニャ。使用楽器:2台の歴史的オルガン、ロレンツォ・ダ・プラト製作、1471-1475年(ジョヴァンバティスタ・ファケッティ補作、1531年)/バルダッサーレ・マラミーニ製作、1596年。ボローニャの守護聖人、聖ペトロニオを祀った同教会でオルガニストを務めるタミンハによる、マスケラ(PAS-951)、プッチーニ(PAS-952)に続く3枚目のレコーディング。
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集 BWV.525-530
 〔第1番 変ホ長調BWV.525/第2番 ハ短調BWV.526/第3番 ニ短調BWV.527/
  第4番 ホ短調BWV.528/第5番 ハ長調BWV.529/第6番 ト長調BWV.530〕

 ロレンツォ・ギエルミ(Org)
 録音:2010年4月25日、5月10日、6月3日、サン・シンプリチャーノ教会、ミラノ。使用オルガン:(ユルゲン・)アーレント、1991年製作。
 名匠ロレンツォ・ギエルミによる、「ライプツィヒ・コラール集」(PAS-954)以来となるJ.S.バッハ。
ショパン:チェロとピアノのための作品全集
 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3(*)/華麗なる変奏曲 変ロ長調Op.12(*)/
 マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲 ホ長調(#)/
 ポロネーズ第1番 嬰ハ短調Op.26-1(#)/チェロ・ソナタ ト短調Op.65(#)
  ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(Fp) セルゲイ・イストミン(Vc)
 録音:2010年3月24日-27日、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ。使用フォルテピアノ:コンラート・グラーフ Op.318 (1819年頃製作/チェコ音楽博物館所蔵) のレプリカ(ポール・マクナルティ、2007年製作)(*)/プレイエルOp.1555 (1830年製作/パリ音楽博物館所蔵)のレプリカ(ポール・マクナルティ、2009年製作)(#)。使用チェロ:レオポルト・ヴィドハルム製作
 ウラディーミル・ソフロニツキーの娘ヴィヴィアナと、インマゼールが主宰するアニマ・エテルナで首席指揮者として活躍したロシア古楽界の名チェリスト、セルゲイ・イストミンのデュオが贈るショパン。フォルテピアノはショパンが愛用していたプレイエルとグラーフで、2台ともショパン生前期に製作された楽器を、楽器考証の世界的権威で現代の名工でもあるポール・マクナルティが複製したものを使用している。
深き淵より〜J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.2
 J.S.バッハ:
  カンタータ〔第177番「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.177/
        第131番「深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる」BWV.131〕/
 ヨハン・クリストフ・グラウプナー(1683-1760):
  深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる GWV.1113-23a
 カロリーヌ・ヴァイナンツ(S) ダミアン・ギヨン(CT) マーカス・ウルマン(T)
 リーヴェン・テルモント(Br) マルセル・ポンセール(ディレクター/Ob)
 イル・ガルデリーノ〔寺神戸亮(ソロVn) 秋葉美佳、ソフィー・ジェント、マルセル・ポンセール/他〕
 録音:2010年1月、アミューズ、アントワープ。 Vol.1:PAS-956。古楽王国ベルギーの名アンサンブル、イル・ガルデリーノが「J.S.バッハ+同世代の作曲家」という組み合わせで進めるシリーズ第2弾。
J.S.バッハ:クラヴィコードによる鍵盤作品集
 ソナタ ニ短調 BWV.964(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調BWV1003)/
 5つの小前奏曲 BWV.939-943/前奏曲 ハ短調 BWV.999/協奏曲第1番 ニ長調 BWV.972/トッカータ ホ短調 BWV.914/
 パルティータ第3番 ホ長調BWV.1006(原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006)

  ヨヴァンカ・マルヴィル(クラヴィコード)
 録音:2011年8月。使用楽器:;トーマス・シュタイナー、1999年製。マルヴィルは、1989年ブルージュ国際古楽コンクールで入賞経験を持つ女流鍵盤奏者。フランスのローザンヌ高等音楽院でチェンバロと室内楽の教授を務めている。
フィゲイレド〜カルロス・セイシャス(1704-1742):ソナタ集
 ソナタ第16番 ト短調/メヌエット ト短調/ソナタ第21番 イ長調/ソナタ第14番 嬰ヘ短調/
 メヌエット 嬰ヘ短調/ソナタ第25番 ニ短調/ソナタ第5番 ニ長調/メヌエット ニ長調/
 ソナタ第7番 ニ短調/メヌエット ニ短調/ソナタ第8番 ニ短調/メヌエット ニ短調/
 ソナタ第10番 ホ長調/メヌエット ホ長調/ソナタ第12番 ホ短調/メヌエット ホ短調/
 ソナタ第42番 ヘ短調/メヌエットとグロサ ヘ短調/ソナタ第43番 ヘ短調/
 メヌエット ヘ短調/ソナタ第44番 ヘ短調
  ニコラウ・デ・フィゲイレド(Cemb)
 録音:2008年10月、ムーティエ・オー・ペルシュ、フランス。ソレル(PAS-943)、ハイドン(PAS-955)、J.C.バッハ(PAS-961)に続く、南米ブラジルが生んだチェンバロの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレドの同レーベル第4弾。
未開の美 [Barbarian Beauty] 〜
 ヴィオラ・ダ・ガンバとオーケストラのためのバロック・ヴィルトゥオーゾ協奏曲集

 テレマン:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 イ短調
 グラウン:ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロ・アッリングレーゼのための協奏曲 イ長調RV.546
 タルティーニ:ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲
  ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)指揮イル・スオナール・パルランテo.
  ドロテー・オベルリンガー(リコーダー) 平崎真弓(Vn) マルセル・コメンダント(ツィンバロン)
 録音:2010年9月27日-30日、ドイツ放送カンマームジークザール。『ギエルミのヴィルトゥオージティは、ヤッシャ・ハイフェッツと比較される』(仏ディアパゾン誌)。
C.P.E.バッハ:フルート、ヴィオラ、
 チェロとフォルテピアノのための四重奏曲集

 フルート四重奏曲第1番 イ短調 Wq.93, H.537 /
 フルートと通奏低音のためのソナタ
  ト長調 Wq.133, H.564「ハンブルク・ソナタ」/
 フルート四重奏曲第2番 ニ長調 Wq.94, H.538 /
 フルート四重奏曲第3番 ト長調 Wq.95, H.539 /
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132, H.562
ヤン・デ・ヴィネ(Fl)
マルテン・ボーケン(Va)
ロエル・
 ディールティエンス(Vc)
シャレフ・アド=エル(Fp;*)
 録音:1998年3月、ヘント・グルートセミナリー教会、ベルギー|前出・初出・旧品番: Eufoda, EUFODA-1281 。ピリオド楽器使用。使用楽器:アントン・ヴァルター・モデル(クリス・マーネ、1997年製)(*) 。
エポス〜カロリング朝時代の音楽 − 作曲者不詳:
 (Anicius Manlius Severinus Boëthius) Bella bis quinis / O stelliferi conditor orbis /
 (Godescalcus) Ut quid iubes pusiole / (Publius Vergilius Maro) Aeneis Liber 〔 II / IV 〕/
 (Quintus Horatius Flaccus) Albi ne doleas / Est mihi nomen /
 Planctus Karoli / Hug dulce nomen / (Angilbertus) Aurora cum primo mane

  ステファーノ・アルバレッロ(Vo/リラ/キタラ)指揮
  アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ
  [パオロ・ファルディ(ティビア) ジャンフランコ・ルッソ(フィドゥーラ)
   マルコ・ムザッティ(ティンティナブーラ/プサルテリウム)]
 録音:2009年3月、ボローニャ。
フレスコバルディ:さまざまな主題とアリアによる12のカプリッチョ第1巻 (1624)
 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ(第1番)(**) /ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド(第2番)(*) /かっこう(第3番)(*) /
 ラ・ソ・ファ・レ・ミ(第4番)(**) /フランドルのバス(第5番)(**) /糸巻き(第6番)(*) /
 今、何がわたしたちを連れ戻し(第7番)(**) /逆方向のリガトゥラの半音階(第8番)(*) /
 ドゥレッツァ(第9番)(***) /主題(第10番)(***) /第5声を弾かずに歌うオッブリゴ(第11番)(***/#) /
 ルッジェーロ(第12番)(***) /今、何がわたしたちを連れ戻し(第7番)(+)

  リウウェ・タミンハ(Org/Cemb)
  ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T;#) マルコ・スカヴァッツァ(Br)
 録音:2011年1月、2月、4月、ボローニャ。使用楽器:ロレンツォ・ダ・プラト、1471-75年製作のオルガン(*)/バルダッサーレ・マラミーニ、1596年製作のオルガン(**)/ジョヴァンニ・シプリ、1556年製作の(1556)オルガン(***) /ジョヴァンニ・バッティスタ・ジュスティ、1679年製作チェンバロ(+) 。仏ディアパソン賞を受賞した「リチェルカーレ集 (1615) 」(PAS-966)に続くリウウェ・タミンハのフレスコバルディは、故グスタフ・レオンハルトに捧げられたアルバム「カプリッチョ第1巻(1624)」。ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂の2つのオルガンと、サン・マルティーノ教会のオルガン、サン・コロンバーノ美術館に所蔵されている1679年製のチェンバロを弾き分けている。
J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.3〜J.S.バッハ&ゼレンカ
 J.S.バッハ:カンタータ第46番「考えみよ、かかる苦しみのあるやを」BWV.46
 ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):聖木曜日のための哀歌T
 J.S.バッハ:カンタータ第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みたもう」BWV.102
 ゼレンカ:聖土曜日のための哀歌U
  ダミアン・ギヨン(CT) マルクス・ウルマンマーカス・ウルマン(T) リーヴェン・テルモント(Br)
  マルセル・ポンセール(ディレクター/Ob)イル・ガルデリーノ
 録音:2010年11月24日-27日、アミューズ、アントワープ。Vol.1:PAS-956、Vol.2:PAS-969。マルセル・ポンセールとヤン・デ・ヴィネを中心として1988年に結成されたイル・ガルデリーノのJ.S.バッハ「カンタータ集」 Vol.3は、ライプツィヒで活躍したバッハに対し、ドレスデンで活躍したゼレンカの哀歌をカップリング。
楽しみ、愛と歌〜ベレンギエ・デ・パラゾル(12世紀):
 Tant m'abelis joys et amors et chants/Bona domna cuy ricx pretz fai valer/
 De la gencor qu'om vey'al mieu semblan/Ab la fresca clardat/Totz temoros e doptans/
 Dona si totz temps vivia/Dona la gencer qu'om veya/Ai tal dona cum ieu sai

        作曲者不詳O Pater/ Noans
  ステファーノ・アルバレッロ(ディレクター)
  アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ[リュート、フルート、ビウエラ、Perc]
 録音:2009年3月。ベレンギエ・デ・パラゾルは12世紀初頭に活躍したカタルーニャ初期のトルバドゥール。
La Bella Minuta 〜1600年頃のコルネットのための華麗な歌
 タルタリーノ:スザンナによる4声のカンツォン / マイオーネ:フランス風カンツォン第4番
 グアーミ:無邪気な少女 / パレストリーナ:Quanti mercenarij
 ジョスカン・デ・プレ:あなたと別れた千々の悲しみ / パレストリーナ:われは黒けれど、美し/
 グアミ:ラ・ラッコルタ/ラ・グアミナ/ラルモニオサ / トラバーチ: Durezze & ligature
 ブルネッリ:ああ、何と甘美な / トラバーチ: Consonanze Stravaganti
 ルッツァスキ:おお、春よ / デ・ローレ:別れの時 / トラバーチ:フランス風カンツォン第3番
 バルバリーノ: Per fulgeat / グアミ:ラ・ブリランティーナ/8声のカンツォン第25番

  ブルース・ディッキー(コルネット[ツィンク]) リウウェ・タミンハ(Org)
  クラウディア・パセット、レオナルド・ボルトロット、
  アルベルト・ラシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) マリア・クリスティーナ・クレアリー(Hp)
 録音:2011年3月。使用オルガン:聖バルバラ教会(マントヴァ)、アンテニャーティ・オルガン(1565年製)ツィンクとも呼ばれる角笛形金管楽器コルネットの世界的名匠、ブルース・ディッキーによる1600年頃の華麗な歌。
シューベルト(1797-1828):
 性格的行進曲第1番 ハ長調 D.968b (*) /ハンガリー風アレグロ ハ短調 D.916c(イェルク・デムス補筆)/
 アレグレット ハ短調 D.900 /ロンド ニ長調 D.608 (*) /アレグロ イ短調「人生の嵐」D.947 (#) /
 大ロンド イ長調 D.951 (#) /性格的行進曲第2番 ハ長調 D.968b (*)
  アレクセイ・リュビモフ(Fp;無印/Fp1;*/Fp2;#)
  アレクセイ・グロッツ(Fp1;#/Fp2;*)
 使用楽器:ウィーンのヨハン・シャンツ、1828年製作(オリジナル)。ロシアは急速に「新たなピリオド楽器演奏の拠点」にもなっている。異才リュビモフがモスクワ音楽院で教えた新世代の才人グロッツと、作曲者歿年に造られた楽器でくりひろげる、繊細にして真摯な音世界。
R.シュトラウス:木管楽器のための音楽
 組曲 変ロ長調 Op.4/セレナード 変ホ長調 Op.7/
 ソナチネ第2番 変ホ長調「楽しい仕事場」
オクトフォロス
パウル・ドンブレヒト
(ディレクター/Ob)
 初発売:1996年。前出:蘭 VANGUARD VC-99702〔当店未案内/廃盤〕。バロック・オーボエの名手パウル・ドンブレヒトが1984年に結成したウィンド・アンサンブルによるR.シュトラウス。ドンブレヒトをはじめ、ホルンのトゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト、クラリネットのハンス・ルドルフ・シュタルダーら豪華メンバー。
C.P.E.バッハ
 オーボエ協奏曲 変ホ長調 Wq.165 /
 シンフォニア ホ短調 Wq.177 /
 オーボエ協奏曲 変ロ長調 Wq.164
パウル・ドンブレヒト(Ob)指揮
イル・フォンダメント
 録音:1996年9月、サン・アポリネール教会、ボーラン。前出:蘭 VANGUARD VC-99718〔当店未案内/廃盤〕。2つの協奏曲は、C.P.E.バッハがベルリン時代の1765年にチェンバロ協奏曲から編曲したもの。
ロレンツォ・ギエルミ〜J.S.バッハ
 フランス組曲〔第1番 ニ短調 BWV.812 /第2番 ハ短調 BWV.813 /第3番 ロ短調 BWV.814 〕/
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 /イタリア風アリアと変奏 イ短調 BWV.989
  ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)
 録音:2011年10月28日、11月10日、クレーマ、イタリア。ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストを務め、ミラノ国際音楽アカデミー、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執り、更に日本でも、東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に携わった、ルネサンス、バロック音楽の権威として高名なロレンツォ・ギエルミのバッハ。
ヴェルディ、オルガン奏者としての素顔〜オペラと編曲 さまざまな小品を通じて〜ヴェルディ(1813-1901):
 「アイーダ」凱旋行進曲/「運命の力」祈りの場面(メノッツィ編曲)/「椿姫」二重唱(メノッツィ編曲)/
 「椿姫」によるハルモニウムのための幻想曲(ロマーノ編曲)/「オベルト」四重唱(スペラーティ編曲)/
 フランチェスコ・フロリモに捧ぐアルバムの一葉/「椿姫」ロマンツァ(トルッツィ編曲)/
 「十字軍のロンバルディア人」合唱(ベルトッキ編曲)/「ジョアンナ・ダルコ」大凱旋行進曲/子守歌/
 「トロヴァトーレ」カヴァティ―ナ(スペラーティ編曲)/「マクベス」合唱/
 「ファルスタッフ」終幕のフーガ(カリニャーニ編曲)/「椿姫」第3幕への前奏曲(トルッツィ&ムーツィオ編曲)/
 ピアノのためのロマンツァ/チェンバロのためのワルツ/「ナブッコ」葬送行進曲/
 「トロヴァトーレ」アリア(トルッツィ編曲)/
 「四つの宗教的小品」〜アヴェ・マリア(ルポリーニ編曲)/「オテロ」バッラービリ(サラディーノ編曲)

 リウウェ・タミンハ(Org/スピネット)
 これは愛らしいサウンド。古風な伝統も生きていた19世紀イタリア、信心深い人たちをオルガンで愉しませ、オペラにも折々この巨大楽器を使う指示を入れてきたヴェルディの思わぬ音響世界を、作曲者にごく近しい楽器で。中にはチェンバロを使う曲も?
神聖ローマ皇帝のウィーン宮廷のための音楽
 ヨーゼフ1世: Tutto in pianto / 作曲者不詳:2つのシャリュモーのためのアリア
 アリオスティ: Di quel trono /ジーグ / フックス: Non sdegnar /シンフォニア ハ長調〜Janitshara
 ボノンチーニ:もう戦いはやめて / フックス:私は心に感じる / 作曲者不詳:前奏曲
 カルダーラ:歌劇「アウリスのイフィゲニア」〜Parte, e d'Ilio trionfa il forte Atride /ラ・ヴィットリア
 レオポルド1世: Amor preparami / ムファット:クーラント/サラバンド / コンティ:甘い愛
 作曲者不詳:2つのシャリュモーのためのアリア

  カラムス・コンソート[ミヒャエラ・ライナー(S) ハイディ・グレーガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
              エルンスト・シュレーダー、マルクス・シュプリンガー(シャリュモー/バロックCl)
              マリオ・アッシャウアー(Cemb/Org)]
 2011年7月26日-28日。神聖ローマ皇帝レオポルド1世やヨーゼフ1世、カール6世時代の宮廷楽長フックス、宮廷副楽長カルダーラたちの音楽で、17世紀-18世紀のウィーン宮廷における音楽文化の歴史をたどる。カラムス・コンソートは、古楽系クラリネット奏者のエルンスト・シュレーダーとマルクス・シュプリンガーが2004年に創設した古楽アンサンブル。
ヘンデル:オルガン協奏曲集 Vol.2 (1740)
 〔第13番 ヘ長調 HWV.295「かっこうと夜うぐいす」/第14番 イ長調 HWV.296 /
  第15番 ニ短調 HWV.304 /第11番 ト短調 Op.7 No.5,HWV.310 〕/
 オーボエ協奏曲第3番 ト短調 HWV.287 (*) /シャコンヌ ト長調 HWV.343b (#)
  パオロ・グラッツィ(Ob;*)
  ロレンツォ・ギエルミ(Org)指揮ラ・ディヴィナ・アルモニア
 録音:2012年4月25日-27日、コロリーナ、イタリア。使用楽器:ジョヴァンニ・プラデッラ、2007年製作。(#)は世界初録音。Vol.1 (Op.4): PAS-944。ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストで、2004年に設置された東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に際して芸術コンサルタントを務め、日本とも縁の深いイタリア古楽界の巨匠ロレンツォ・ギエルミが主宰するピリオドo.ラ・ディヴィナ・アルモニアと共演したヘンデル第2巻。2008年にリリースされた第1集は仏ディアパソン賞をはじめ、世界各国で同曲最高峰の演奏として大絶賛された。イル・ジャルディーノ・アルモニコでも活躍したステファノ・バルネスキがリードするラ・ディヴィナ・アルモニアの気品あふれる洗練されたサウンド、バロック・オーボエの名手パオロ・グラツィアの豊潤な音色が聴き物で、未完成の写本から復元された世界初録音の「シャコンヌHWV.343b」も見事。
ジャン=ニコラ・ジョフロワ(1633?-1694):クラヴサン組曲集
 組曲 ハ長調〔アントレ/プレリュード(ダングルベール作曲)/アルマンド/
        クーラント(*)/サラバンド(*)/カナリー/ロンドー(*)〕/
 組曲 ハ短調〔プレリュード(クレランボー作曲)/アルマンド/クーラント/サラバンド/ジグ/シャコンヌ/トンボー〕/
 組曲 ト長調〔ラ・ミュゼット/羊飼いの娘の歌(*)〕/
 組曲 ト短調〔プレリュード(マルシャン作曲)/アルマンド/クーラント/サラバンド/ジグ/はばたけ、愛らしき喜び〕/
 組曲 ニ短調〔プレリュード(ルベーグ作曲)/アルマンド/クーラント/
        サラバンド/ムニュエとドゥーブル(*)/シャコンヌ(*)〕

  オレリアン・ドラージュ(Cemb) トーマス・ダンフォード(アーチリュート;*)
 使用クラヴサン:フランス、1690年頃 "D.F." 。
チェロは どこから来たのか〜イタリア・バロック、最初期のチェロ独奏曲さまざま
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1729):
  パッサガッリ/ベルガマスカ(*) /八つの音符によるカプリッチョ(#)
 ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694):喇叭の調べ(#) /チャコーナ
 ドメーニコ・ガッリ(1649-1697):ソナタ2編〔第1番/第5番〕
 ドメーニコ・ガブリエッリ(1651-1690):リチェルカール2編〔第1番/第6番〕
 フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ(またはシプリアーノ)(1678-1753):
  トッカータ2編(それぞれ 無伴奏版&通奏低音付版(+)による演奏)〜〔第5番/第10〕
 ジュゼッペ・マリア・ダッラーバコ(1710-1805):カプリッチョ5編〔第1番/第4番/第5番/第6番/第10番〕
 ジューリオ・ルーヴォ(活躍期1703-1707):ロマネッラとタランテラ各2編〔第1番/第2番〕
 作曲者不詳(アンジェロ・マリア・フィオレ?):ソナタ イ短調

 エリナー・フライ(バロックVc) エステバン・ラ・ロッタ(テオルボ;#/バロックG;*)
 スージー・ナッパー(バロックVc/通奏低音;+)
 チェロを独奏楽器にしたのは、バッハではなく、イタリア人たちだった。ヴァイオリン音楽の発展のかたわら、この楽器が少しずつ独自の存在感をあらわしていった頃の独奏曲をカナダ出身の多芸な才人が縦横無尽、あざやかなバロック・チェロさばきで解き明かす。
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/57-1612):カンツォン集
 カンツォン第28番「ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ」/第12旋法によるフランス風カンツォン/第12旋法によるカンツォン/
 第12旋法によるカンツォン/カンツォン第3番/第8旋法によるトッカータ/第8旋法によるリチェルカーレ/
 第2旋法によるカンツォン/モテット「神をたたえよ」/カンツォン第1番「ラ・スピリタータ」/
 第12旋法によるカンツォン第2番/第12旋法によるカンツォン第3番/第12旋法によるカンツォン第4番/
 モテット「おお、最良の師よ」/第1旋法によるトッカータ/第1旋法によるリチェルカーレ/カンツォン第1番/
 第10旋法によるカンツォン/第9旋法によるフーガ/第10旋法によるリチェルカーレ/第10旋法によるカンツォン/
 第9旋法によるリチェルカーレ/カンツォン第27番「ファ・ソ・ラ・レ」

  リウウェ・タミンハ(Org)
  ブルース・ディッキー、ドロン・シャーウィン(コルネット)
 録音:2012年1月7日-9日、サン・ペトロニオ聖堂、ボローニャ。使用オルガン:ロレンツォ・ダ・プラト、1474-75年製作(Cornu Epistolae)/バルダッサーレ・マラミーニ、1596製作(Cornu Evangelii)。ガブリエリ没後400周年記念リリース。コルネット(ツィンク)のヴォルトゥオーゾ、ブルース・ディッキーとドロン・シャーウィンが加わっている。
フォルクレは悪魔のように弾く〜フォルクレ父子のヴィオール作品集 Vol.1
 フォルクレ氏の、三つのヴィオールのための[=二つのヴィオールと通奏低音のための]小品集/
 ミュゼット(第2ヴィオール補筆:V.ギエルミ)(*) /ヴィオールと通奏低音のための第2組曲 (#) /
 クラヴサンのための前奏曲 ニ短調(*) /ヴィオールと通奏低音のための第4組曲(#)

  ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  ロドネイ・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/通奏低音)
  ルーカ・ピアンカ(アーチリュート) ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)
 パリ、フランス国立図書館所蔵の手稿譜より(*) /1747年の曲集より(#)。「ヴィオラ・ダ・ガンバのハイフェッツ」と綽名されたV.ギエルミが、「悪魔のように弾く」と綽名されたフランス18世紀の艶やかな名手フォルクレにつきまとう謎を明かす。絶妙興奮名演。
J.S.バッハ:音楽の捧げもの(全曲)
 ヤン・ド・ヴィンヌ(Fl−tr) ソフィー・ジェント、トゥオモ・スニ(Vn)
 ヴィットリオ・ギエルミ、ロドネイ・プラダ(Vg)
 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb/Fp)
 もはや巨匠!「イル・ジャル」の鍵盤奏者ギエルミは初期ピアノも駆使、俊才ド・ヴィンヌの笛も秀逸。突き動かされるような拍動、音楽知と精気の交錯。
グラツィアーニ、プロイセン王のチェロ奏者〜
 バロックから古典派へ、チェロ独奏と低音部のためのソナタさまざま

  カルロ・グラツィアーニ(18世紀前半-1787):ソナタ〔ニ長調/イ長調/変ホ長調/ニ短調/ハ長調〕
 マルコ・テストーリ(Vc) イ・ムジチ・ディ・サンタ・ペラージア
 アナ・ラケル・ピニェイロ(Vc;通奏低音) マウリツィオ・フォルネロ(Cemb)
 ピリオド楽器使用。チェロが独奏楽器としても発展した18世紀。その意外な立役者の傑作群を「イル・ジャル」出身の猛者が。
ラモーコンセールによるクラヴサン曲集(全曲)
 第1コンセール〔クリカン/リヴリ/ヴェジネ〕/
 第2コンセール〔ラボルド/ブコン/アガサント/メヌエット(ムニュエ)〕/
 第3コンセール〔ラ・ポプリニエール/内気(臆病)/タンブラン〕/
 第4コンセール〔パントマイム/軽はずみなおしゃべり/ラモー〕/
 第5コンセール〔フォルクレ/キュピ/マレ〕

 アンサンブル・イル・ガルデッリーノ
  [ヤン・デ・ヴィンネ(Fl) 寺神戸亮(Vn)
   上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ) チョ・スンユン(Cemb)]
 録音:2014年1月、聖アウグスティヌス教会、アントワープ、ベルギー| (C) 2015 。ピリオド楽器使用。
5弦のチェロと、プロイセン王室〜ロココと古典派、チェロのためのソナタさまざま
 アーベル:チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 WKO147 (1782)
 J.C.F.バッハ:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 HW X3 (1770)
 C.P.E.バッハ:鍵盤ソナタ ト長調 Wq.62-19 (1757)
 ベンダ:鍵盤のための教程順練習曲第25番/鍵盤のためのカプリッチョ第16番
 キルンベルガー:チェロと通奏低音のためのソナタ ハ長調(1769)
 アーベル:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 WKO148
 グラウン:チェロ独奏のためのソナタ ハ長調 GraunWV B; XVII: 53
  エリナー・フライ(5弦Vc) ロレンツォ・ギエルミ(Fp;ジルバーマン製作オリジナル)
  マルク・ファンスヘーウヴェイク(バス・ド・ヴィオロン≒Vc)
 チェロの弦が4本だなんて、誰が決めた?18世紀に存在していた5弦チェロで、絶美のロココ中低音を。
ナポリの甘き笛〜18世紀、後期バロックのナポリにおけるリコーダーのためのソナタと協奏曲
 フィオレンツァ:リコーダー協奏曲 イ短調 / マンチーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ第7番 ハ長調
 ローザ:リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア / レーオ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ
 プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ / マンチーニ:リコーダー・ソナタ第19番(協奏曲)
 フィオレンツァ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ / サルリ:リコーダー・ソナタ(協奏曲)

  イネシュ・ダヴェーナ(各種リコーダー) アンサンブル・ラ・チガーラ
 ピリオド楽器使用。痛快に飛びまわるリコーダーの美!南欧の名手たちと古典派前夜のすがすがしいイタリア芸術を堪能。
新ウィーン楽派の室内編成編曲〜ドビュッシー、ツェムリンスキー、マーラー
 ドビュッシー/ベンノ・ザックス編曲:「牧神の午後」への前奏曲
 ツェムリンスキー/ラインベルト・デ・レーウ&エルヴィン・シュタイン編曲:メーテルリンク歌曲集 Op.13
 ツェムリンスキー:弦楽五重奏のための2つの楽章(1895)
 ブゾーニ/エルヴィン・シュタイン編曲:悲しき子守歌 Op.42 / マーラー/シェーンベルク編曲:さすらう若者の歌

  ディートリヒ・ヘンシェル(Br) ラインベルト・デ・レーウ指揮アンサンブル・オクサリス
 ひさびさの「室内楽編曲版」、独唱者は世界的リート歌手。フランスの「あの曲」も。
作曲家の愛したピアノ〜ブラームス19世紀ピアノ使用による作品集
 ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 /3つの間奏曲 Op.117 /幻想曲(七つのピアノ曲) Op.116

  ピート・クイケン(P)
 使用楽器:J.B.シュトライヒャー(ウィーン)、1868年製作 No.6680 オリジナル。豪奢なピアニズムから、極限まで音を削り込んだ世界へ。ブラームスの聴いた響きとは?名匠、その真相へ。
マンドリンは、18世紀イタリアの楽器
 ピッコーネ:マンドーラのためのシンフォニア ニ短調 / フォンタネッリ/デッラ・カーザ編曲:ソナタ
 G.B.サンマルティーニ:アルマンドリーノのためのソナタ ト長調
 アルリゴーニ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 / 作曲者不詳/デッラ・カーザ編曲:グラーヴェ[I/II]
 D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.88 / ジェルヴァージオ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調

  ドゥイリオ・ガルフェッティ(マンドリン) ルーカ・ピアンカ(テオルボ/アーチリュート)
 しっとり聴きたいマンドリン古楽。本格派が爪弾く絶美の後期バロック。
中世末期の鍵盤音楽〜2種のクラヴィシンバルム、およびその他の楽器による音楽
 ジル・バンショワ(1400頃-1460)、ギヨーム・デュファイ(1397-1474)、ヨハネス・チコーニア(1370頃-1412)、
 ジョン・ダンスタブル(1390-1453)、ジョン・ベディンガム(1450頃活躍)『ブクスハイム・オルガン曲集』他の作品
 *楽譜出典:パリ、フランス国立図書館 手稿史料館 4917・Francais 835
       オックスフォード大学ボドレイアン図書館 MS Canonici miscellaneous 213
       ミュンヘン、バイエルン州立図書館
         MS Mus. 3725 (olim Cim. 352b)〔通称「ブクスハイム・オルガン曲集」〕
       ヴォルフェンビュッテル(ドイツ)、アウグスト公記念図書館
         Codex Guelf. 287〔通称「ヴォルフェンビュッテル歌集」〕
       ベルリン、プロイセン国立図書館 MS Mus. 40613 〔通称「ロッハム歌集」〕

 アンサンブル・タスト・ソロ(ピリオド楽器使用)
  [バルバラ・ザニケッリ(S)、ダビド・カタルニャ、ギリェルモ・ペレス
    (オルガネット/プレクトラム式クラヴィシンバルム)
   アンジェリーク・モイヨン、 ラインヒルト・ヴァルデク(Hp) パウ・マルコス(弓奏ヴィエル)]
 中世音楽が「ルネサンス」へと踏み込む頃にはもう「ピアノ」があった? 神秘の上質名演。
ナポリのリコーダー1759年
 プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ〔変ロ長調/ヘ長調/ト短調〕
 作曲者不詳:リコーダーと通奏低音のためのソナタ〔ニ短調/ハ長調/ヘ長調〕
 マンチーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ短調
 ドゥランテ:チェンバロ・ソナタ「四季」
  イネス・ダヴェーナ(リコーダー&音楽監督)ラ・チカーラ(バロック・アンサンブル)
PAS-1014
buyボタン
(2CD)
J.S.バッハ:フーガの技法 マルサ・クック(Cemb)
フランソワ・クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集〜第1巻(1713)から第2巻(1717)へ
 「クラヴサン奏法」(1715) より プレリュード〔第3/第7〕/第7組曲/第6組曲/第3組曲
  オーレリアン・ドラージュ(Cemb)
 使用楽器:エミール・ジョバン製作〔モデル:ティボー(トゥルーズ)、1691年製〕。フランス古楽界の隠れ名手、17世紀モデルの楽器でクープランの作風形成の謎に迫る。繊細なる録音。
ベートーヴェン管楽を伴う室内楽作品集
 管楽八重奏曲 変ホ長調 Op.103, WoO.372 /ロンディーノ 変ホ長調 WoO.92 /
 ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
  アルテュール・スホーンデルヴルト(Fp) Ens.イル・ガルデッリーノ
   [マルセル・ポンセール、北里孝浩(Ob) ベンヤミン・ディールティエンス、
    ジャン=フィリップ・ポンサン(Cl) ジャン=ピエール・ダソンヴィル、
    バルト・カイペルス(Hr) アラン・ド・レイケル、
    ジャン=フランソワ・カルリエ(Fg) ブノワ・ヴァンデン・ベムデン(Cb)]
 ピリオド楽器使用。スホーンデルヴルト、待ってました。しかも管楽器の布陣もも申しし分なく最前線。ベートーヴェンと当時の管。
ドビュッシーのあとに〔旧題:郷愁と現実のはざまに〕
 フルート、ハープと弦楽器のためのフランス近代室内楽作品集

 ドビュッシー(1862-1918):フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
 マルタン(1890-1974):5つの弦楽器のための「時の色彩のパヴァーヌ」
 カプレ(1878-1925)/作曲者編曲:ポーの短編小説「赤死病の仮面」による
   「幻想的な物語」(ハープと弦楽四重奏のための版)
 ピエルネ(1863-1937):フルート、弦楽三重奏とハープのための「自由な変奏と終曲」/
            フルート、弦楽三重奏とハープのための「愛の国への旅」
 ジョンゲン(1873-1953):フルート、チェロとハープのための2つの小品 Op.80
 アンサンブル・オクサリス
  [アニー・ラヴォアジエ(Hp) トーン・フレット(Fl)
   ナタリー・ルフェーヴル(Cl) シャーリー・ラウプ、
   フレデリク・デュルセル(Vn) エリーザベト・スマルト(Va)
   マルティン・ヴィンク(Vc) コンラート・ホフマン(Cb)]
 原盤・旧品番: FUGA LIBERA, FUG-511 [MFUG-511] 〔廃盤、入手不能〕。
マンハイム楽派のチェロ音楽〜ロココ、古典派からロマン派前夜まで
 ヨハン・バプティスト・トリックリール(1750-1813):チェロと低音伴奏のための第6ソナタ ト長調
 アントン・フィルツ(1733-1760):
  チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.5 より〔ニ長調 Op.5 No.1 /ハ短調 Op.5 No.3 〕
 ヨハン・クリストフ・シェトキー(1737-1824):チェロと低音伴奏のためのソナタ ハ長調 Op.4 No.3
 ペーター・リッター(1763-1846):チェロ・ソナタ第2番 ト長調

  マルコ・テストーリ(バロックVc) ダヴィデ・ポッツィ(Fp)
 ピリオド楽器使用。マンハイム楽派は前古典派で終わりではない。ロマン派前夜へと続く一派のチェロ芸術。
バッハの協奏曲〜J.S.バッハ(1685-1750):
 チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV.1055 /ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042 /
 イタリア語によるカンタータ「あの人は知らない、どれほどの悲しみが」BWV.209 /
 フルート、ヴァイオリン、チェンバロ、弦楽と通奏低音のための三重協奏曲 イ短調 BWV.1044

 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)指揮 Ens.ラ・ディヴィナ・アルモニア
 平崎真弓(Vn) ヤン・ド・ヴィンヌ(Fl−tr) アリーチェ・ロッシ(S)
 ピリオド楽器使用。これぞ古楽器演奏シーンの充実の極致。限りない音楽愛が躍動感と品格に昇華された必聴の1枚。


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