巡礼 中世の旅日記〜ラモン・リュイの最後の巡礼第2部 不詳:第5のエスタンピ・レアル 不詳: Laude novella sia cantata(コルトーナのラウダ第2番) ギラウト・リキエル(1230頃-1292): Karitatz ez amors e fes 不詳: Apris ai qu'en chantant(シャンソニエ・カンジェ第24番) アダン・ド・ラール(1240頃-1287/1288/1304): De cuer pensieu et desirrant 不詳: Alpha, bovi et leoni(ラス・ウエルガス写本第83番)/ Laudar voglio per amore(コルトーナのラウダ第37番) ギラウト・リキエル: Pus sabers no-m val ni sens ラバヌス・マウルス(780頃-856)?: Veni Creator Spiritus 不詳: "Taryumân al-ashwâq / Casida XI d'Ibn Arabi" / De la flor de paradis(シャンソニエ・ド・クレランボー f.259)/ In virgulto gracie(ラス・ウエルガス写本第51番)/ 第4のエスタンピ・レアル/ Mikdash(セファルディムの歌) カルレス・マグラネル(ビエリャ/ヴィオラ)指揮ムジカ・レゼルヴァータ・バルセロナ、 カペリャ・デ・ミニストレルス[アジズ・サムサウィ(サス・スラ、ウード、カヌーン) ホタ・マルティネス(ヴィオラ・デ・ルエダ/オルガニストルム/オスマン・リュート/中世リュート/ シトラ、セタル/ギタルナ/アグラマ/アナフィル/ペダル・オルガネット) ホセ・ルイス・パストル(中世リュート/シトラ) エドゥアルド・ナバロ(ドゥドゥク/ウード/バグパイプ/チリミア/シャリュモー) ミゲル・アンヘル・オレロ(プサルテリウム/打楽器) パウ・バリェステル(鈴/打楽器) スピロス・カニアリス(リラ・デ・ポントス/ブズーキ) ダビド・アンティク(笛) マヌエル・ビラス(Hp) イグナシ・ホルダ(スピネット/オルガネット)] | ||
録音:データ未詳。第1部:CDM-1637 。 カタルーニャ文学の祖とも称されるラモン・リュイ(1232-1315、ラテン語名ライムンドゥス・ルルス)に捧げられる、彼の時代の音楽を収めた三部作の第2部。マヨルカ島に生まれたラモン・リュイはマヨルカ王ジャウメ2世の執事を務め、哲学者、著述家、詩人、宣教師として活躍、伝道先のアルジェリアで殉教した。 | ||
アルス・アンティクア 中世の旅日記〜ラモン・リュイの最後の巡礼第1部 不詳: Veris dulcis in tempore(カルミナ・ブラーナ第85番) ギラウト・デスパーニャ(確認できる活躍期:1245-1265): Ben volgra, s'esser poges アダン・ド・ラール(1240頃-1287/1288/1304): Je muir d'amourete 不詳: Plany de la Verge(カタルーニャまたはオクシタニアの歌) 不詳: Alta Trinita beata(コルトーナのラウダ集 から) 不詳: Quant je parti de m'amie(モンペリエ写本から) 不詳: Los set gotxs recomptarem(モンサラトの朱い本から) 不詳: Non sofre Santa Maria(ロカマドゥールの頌歌) マトフレ・エルメンガウ(?-1322): Dregz de natura comanda アダン・ド・サン・ヴィクトール(?-1146): Mundi renovatio 不詳:ダンス・レアル 不詳: Mayre de Deu e fylha(聖母マリアのカンティガ第159番) 不詳: Amis, amis(トルヴェールの歌) アダン・ド・ラール: On doit plaindre / Fi, maris カルレス・マグラネル(ビエリャ/ヴィオラ)指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [アジズ・サムサウィ(サス・スラ/ウード/カヌーン) ホタ・マルティネス(ヴィオラ・デ・ルエダ/オルガニストルム/オスマン・リュート/中世リュート/ シトラ/セタル/ギタルナ/アグラマ/アナフィル/ペダル・オルガネット) ホセ・ルイス・パストル(中世リュート/シトラ) エドゥアルド・ナバロ(ドゥドゥク/ウード/バグパイプ/チリミア/シャリュモー) ミゲル・アンヘル・オレロ(プサルテリウム/打楽器) パウ・バリェステル(鈴/打楽器) スピロス・カニアリス(リラ・デ・ポントス/ブズーキ) ダビド・アンティク(笛) マヌエル・ビラス(Hp) イグナシ・ホルダ(スピネット/オルガネット)] | ||
録音:データ未詳。 カタルーニャ文学の祖とも称されるラモン・リュイ(1232-1315 |ラテン語名ライムンドゥス・ルルス)に捧げられる、彼の時代の音楽を収めた三部作の第1部。マヨルカ島に生まれたラモン・リュイはマヨルカ王ジャウメ2世の執事を務め、哲学者、著述家、詩人、宣教師として活躍、伝道先のアルジェリアで殉教した。 | ||
プランクトゥス〜中世における死と黙示 Requiem aternam (GT 669) / Ples de tristor / Planh que fe Guiraut Riquier del sehnor de Narbona / Misa de Barcelona. Kyrie / Audi pontus, audi tellus (Códice de Las Huelgas) / De profundis (GT 673) / Sol eclypsim patitur. Planctus por el óbito de Fernando III el Santo / Dies irae (LU 1810) / Clangam, filii (Sequentia planctus cigni) / Domine Iesu Christe (GT 674) / Mentem meam ledit dolor. Planctus por el óbito de Ramón Berenguer IV / Misa de Notre-Dame de Kernascléden. Sanctus / Media vita in morte sumus (Defunctorum prosa) / Agnus Dei (LU 1815) / Ir tanczer und spranczer (Danza de la muerte) / Lux aterna (LU 1815) / In paradisum (LU 1768) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [エリーザ・フランゼッティ(S) ガブリエル・ディアス(CT) ミゲル・ベルナール(T) トマス・マシャ(B) カルレス・マグラネル(Va) ダビド・アンティク(笛) マヌエル・ビラス(Hp) イグナシ・ホルダ(オルガネット)] ラモルディ室内cho. | ||
録音:2014年11月2日-3日、10日、サピエンシア礼拝堂、バレンシア大学ラ・ナウ文化センター、バレンシア、スペイン。 | ||
封印された音楽〜ディアスポラとなったセファルディムの口伝遺産 炉端で [AL HOGAR DE LA LUMBRE] サダウィ [Sa'dâwî] (16世紀、モロッコのテトゥアンの歌)/ ルーダ草の小枝 [Una ramika de ruda] (セファルディムのカンティカ、ギリシャのロドス島で採譜)(*) / 私は花嫁に送った [Yo le mandi a la mi novia] (花嫁の着付けのカンティカ、ブルガリアのソフィアで採譜)/ ヘーローとレアンドロス [Hero y Leandro] (オリエントのセファルディムのロマンス)(*) / 水浴のためのお金を下さい [Dame paras para el bano] (水浴の儀式の歌、ブルガリアのソフィアで採譜)/ 開いておくれ、愛しい人よ [Avridme Galanika] (セファルディムのロマンセロ)(*) 魂の牢獄 [LAS CARCELES DEL ALMA] アブサロンの死 [La muerte de Absalon] (スペインのユダヤ人の哀歌、トルコのイズミルで採譜)/ ナニ・ナニ [Nani, nani] (子守歌)(*) / 王妃エステルは着飾った [Se vistyo la Reyna Ester] (花嫁の引き渡し、ギリシャのテッサロニキ)/ 私は行きたい [Irme kero] (スペインのユダヤ人の哀歌、トルコで採譜;*) 心の鍵 [LA LLAVEDURA DEL CORAZON] ばらの花が咲く [La roza enflorese] (スペインのユダヤ人セファルディム、オスマン帝国)(*) / セファルディムのカルシラマ [Karsilamas sefardies] (ブルガリアのソフィアに伝わる舞曲)/ 二人の恋人 [Dos amantes] (恋愛のカンティカ、ブルガリアのソフィアで採譜)(*) / 踊れ、踊れ、イッデレルヒ [Tanz, tanz Jiddelelch] (クレズマー舞曲/器楽)/ ギュル・ペンベ [Gül Pembe] (恋愛のカンティカ、トルコのイスタンブールで採譜)(*) マラ・アランダ(歌;*) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [カルレス・マグラネル(Va) ダビド・アンティク(笛) ホタ・マルティネス (ハーディ=ガーディ/バグラマ/ラウタ) アジズ・サムサウィ(カヌーン) パウ・バリェステ(Perc)] | ||
録音:2013年6月24日-25日、パラウ・デ・ラ・ムシカ、バレンシア、スペイン。 レコンキスタ(キリスト教徒による再征服)によりディアスポラ(離散民)となったセファルディム(イベリア半島のユダヤ人)の歌の口伝記録を各地から収集し、中世イベリア半島の音楽風に再現。マラ・アランダはスペインのセファルディム音楽研究家・歌手。その聴きやすい美声と語り口はかつてのエステル・ラマンディエを思い出させるものがある。 | ||
エル・グレコ〜ドメニコス・テオトコプーロスの音楽の旅 伝承曲(ギリシャ歌謡): Tzivaeri / 伝承曲(ビザンチン歌謡): Megalini 伝承曲(ギリシャ舞曲): Letsi / カッシア(9世紀): La mujer caida チェーザレ・ネグリ(1535-1605):「愛の感謝」 [Le gratie d'amore] (1602、ミラノ)から 〔幸せなオーストリア(斧) [Austria Felice (Hachas)] / ヴィランチッコとスパニョレット [Villancicco e Spagnoletto] /カナリオ [Canario] 〕 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): あがない主の恵み深い御母 [Alma redemptoris Mater] (8声) ファブリツィオ・カローゾ(1526/1535-1605/1620): 「イル・バラリーノ」(1581、ヴェネツィア)から 〔バレット「私の愛」 [Balletto Amor mio] /カスティリャのカスカルダ [Cascarda Castellana] / バレット「変わらぬ愛」 [Balletto Amor costante] / スパニョレッタ [Spagnoletta] /スペインのガリアルダ[Gagliarda di Spagna] 〕 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:アヴェ・マリア [Ave Maria] (8声) オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):「シビラの預言」 [Prophetiae Sibyllarum] (1600) 〜フリギアのシビラ [Sibylla Phrygia] ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):「変奏論」(1553、ローマ) 〜ラ・スパーニャによるリチェルカーレ [Recercada sobre La Spagna] 不詳:パッサメッツォ・アンティコ [Passamezzo Antico] / ロマネスカ [Romanesca] /フォリア [Folias] トマス・ルイス・デ・ビクトリア:レクイエム(1605、マドリッド) 〜イントロイトゥス [Introitus: Requiem aeternam] 不詳(セファルディム):アブサロンの死 [La muerte de Absalon] カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
現ギリシャのクレタ島に生まれ、イタリアを経てスペインに渡り古都トレドを本拠に活躍した画家エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス;1541-1614)の人生の旅を音楽で追う好企画。絵画ファンにもお勧めしたいアルバム。 | ||
御婦人方の町〜中世の女性と音楽 [CD 1] 囲われた庭 [Hortus conclusus] 不詳/ラス・ウエルガス写本(14世紀)所収: Mulierum ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): Ave generosa ヘラート・フォン・ランツベルク(1130-1195): Sol oritur occasus クラリサス・デ・バレンシア(14世紀): Gaude flori virginali エロイーズ(1101-1164): Rex in accubitum 不詳/バンベルク写本所収: Virgo Virginum グラシア・バプティスタ: Conditor alme siderum (1557) カッシア(9世紀): La mujer caida 不詳(フルーリー修道院;12世紀): Visitatio Sepulchri [CD 2] 庭園-高貴な乙女たちの庭 [Viridarium -Jardin de nobles doncellas] ベアトリス・デ・ディア(1140頃-1175): A chantar m'er de so ブランカ・デ・カスティリャ(1188-1252): Amours, u trop tart me sui pris 不詳(13世紀): S'on me regarde マロワ・ド・ドレグノー(12世紀): Mout m'abellist 不詳/カルミナ・ブラーナ(13世紀)所収: Under der lindenan 不詳(16世紀)/伝アン・ブーリン(1501-1536): O Deathe, rock me asleepe クリスティーヌ・ド・ピザン(1400頃-1460): Dueil angoisseus フロレンシア・ピナル(15世紀): Tanto más creçe el querer マルグリット・ドートリッシュ(1480-1530): Triste suis (1506) コンスタンサ・デ・アラゴン(14世紀): Ez yeu am tal que's bo e belh アリカンテ伝承曲(14世紀): Mareta カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [ピラル・エステバン、エリーザ・フランゼッティ(S) カルレス・マグラネル(ヴィオラ/ビエリャ/ラベル) ダビド・アンティク(リコーダー/アウロス) フアン・マヌエル・ルビオ(ハーディガーディ/ハープ/ウード/プサルテリウム) イグナシ・ホルダ(エクセキエル/Cemb) パウ・バリェステ(Perc/ティンティナブルム) マラ・アマンダ(歌) ルト・ゴンザレス・イ・ケラルト、アンパロ・マイケス、カルラ・マイエル(S) アドリアーナ・ガルシア(Ms) ホタ・マルティネス(ツィター) スピロス・カニアリス(ギリシャのリラ)] | ||
ハードカヴァー・ブック仕様。『少量限定生産品のためお早目のオーダーをお願いいたします』と代理店から告知されており、ご案内直後の御注文を強くお薦め致します。 | ||
ライフ・サイクル〜カペリャ・デ・ミニストレルス創設25年記念 [誕生] 不詳(13世紀):「ラス・ウエルガスの写本」から 聖母マリアのモテット Amor vincens omnia / Marie preconio /[Aptatur] アルフォンソ10世(1221-1284)編纂: 「聖母マリアのカンティガ集」から Minno amor(器楽) アル=ルサフィ(1141-1177): La Russafa de València (Mawwál/ ModO; al-síka) 不詳(14世紀):「モンセラトの朱い本」から Cuncti simus concanentes トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): O magnum mysterium(器楽) [変容] 不詳:「エルスの神秘劇」から Germanes mies / Verge i Mare de Déu / Ay, trista vida corporal! Gran desig m'és vengut al cor [欲望] アルフォンソ10世編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から Foia(器楽) ベレンゲル・デ・パロウ(12世紀): Aital dona 不詳(アンダルシア伝承の恋歌): Carmesina エンリケ・デ・パリス(15世紀): Mi querer tanto vos quiere [終末] 不詳:「シビラの歌」から Iudicii Signum(アラゴン王マルティン1世のブレビアリオによる;*) 不詳(1世紀頃、ギリシャ):セイキロスの墓碑銘 カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
既発売音源と未発表音源から構成された編集盤。(*)では当盤のために校訂された未出版譜を使用。ハードカヴァー・ブック(全136ページ)仕様。解説はスペイン語、バレンシア語、英語。歌唱テキストの英語訳も完備。 | ||
スペインの争い〜フレチャ、カルセレス:エンサラダ集 [CD] マテオ・フレチャ(老)(1481-1553): エンサダラ「馬上槍試合」[La Justa]/エンサラダ「寡婦」[La Viuda] バルトロメ・カルセレス(16世紀): エンサラダ「色黒娘」[La Negrina]/エンサラダ「喧騒」[La Trulla] [DVD] コンサート「スペインの争い」(*) ビデオクリップ:エンサラダ「喧騒」から パバナとガリャルダ(+) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [ピラル・エステバン(S) ホセ・エルナンデス・パストル(CT) ランベルト・クリメント(T) ジョルディ・リカルト(Br) カルレス・マグラネル、リクサニア・フェルナンデス、 ジョルディ・コメリャス(ヴィオル) ダビド・アンティク(リコーダー) ウィリアム・ドンゴワ(コルネット〔ツィンク〕) カタリーナ・バウムル(シャリュモー) エリアス・エルナンディス、ダビド・ガルシア(サックバット) イグナジ・ジュルダ(Cemb) フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ) フアン・マヌエル・ルビオ(サンフォニャ/ウド/バロックG) パウ・バリェステ(Perc)] | ||
録音(CD):2012年1月13日-15日、聖マリア教会、レケナ、バレンシア県、スペイン/収録(DVD):2011年12月20日、バレンシア総大司教座教会、スペイン(*)、2012年1月16日、ラ・ロンハ、バレンシア、スペイン(+)。 アルバム・タイトル「スペインの争い」[ Batailla en Spagnol ]はフランスのジャック・モデルヌが1554年にリヨンでフレチャの「馬上槍試合」を出版した際に付けた題名による物。ハードカヴァー・ブック(全88ページ)仕様。解説はスペイン語、バレンシア語、英語。歌唱テキストの英語訳も完備。「エンサラダ」がスペイン語で「サラダ」を意味することから、世界最高の料理人の一人であるスペイン料理界の巨匠フェラン・アドリアが一文を寄せている。 # DVDはPAL方式のため再生保証がございません。また、当商品はすでに現地品薄となっており、先着順で確保される国内代理店在庫分の数個以降については、オーダーをいただいても供給できない可能性があります。なにとぞご了承下さい。 | ||
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):主の生誕のカンティクム アヴェ・マリア(4声)/おお、天の王を[O Regem caeli](4声)/ 私をほめよ[Congratulamini mihi](6声)/ あがない主の恵み深い御母[Alma redemptoris Mater](8声)/ 何と美しいことか[Quam pulchri sunt](4声)/ 博士たちは星を見て[Magi viderunt stellam](4声)/ 恐れるな、マリア[Ne timeas Maria](4声)/ 見よ、主は来られる[Ecce Dominus Veniet](5声)/ 誰を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis, pastores](6声)/ 残酷な敵ヘロデ[Hostis Herodes impie](4声)/ おお、大いなる神秘よ[O magnum mysterium](4声)/ 喜べ、処女マリアよ[Gaude Maria virgo](5声)/アヴェ・マリア(8声) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ、ピラル・エステバン(S) ダビド・サガストゥメ(男性A) ランベルト・クリメント(T) フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(T) トマス・マシェ(B) ダビド・アンティク(リコーダー) パコ・ルビオ(コルネット〔ツィンク〕) エリアス・エルナンディス、ダビド・ガルシア(サックバット) カタリーナ・ボイムル(ファゴット、チリミア) イグナジ・ジュルダ(Org)〕 オスカル・パヤ合唱指揮アルモディ室内cho. | ||
録音:2010年12月18日-20日、聖マリア教会、レケナ、バレンシア州、スペイン。ハードカヴァー・ブック仕様。 ビクトリアの「死者のための聖務日課」(レクイエム)で名演を聴かせたカペリャ・デ・ミニストレルスによるモテット&賛歌集。「アヴェ・マリア」(4声)は有名な楽曲だが、ここでは偽作と記されている。 | ||
ティラン・ロ・ブランの旅〜華麗なる騎士道と音楽 【CD 1】 「I. 騎士道の伝統」 不詳(15世紀): Propiñán de Melyor (器楽) ジョン・ダンスタブル(1390頃-1453):めでたし、海の星 [Ave maris stella] ロバート・モートン(1430頃-1479?): 「彼はあなたの味方となろう/武装した男」 [Il sera pour vous / L'homme armé] 不詳(15世紀): Alla bataglia, su su chavagli (器楽) / 主の御名に称賛あれ [Sit nomen Domini benedictum] 「II. イングランドのティラン」 不詳(15世紀): Dit le bourguignon (器楽) /若き王女 [Princhesse of youth] / Alla caccia, su su a cacciare (器楽) ペレ・ビラ(1465頃-1538): 「喧嘩」〜ライライラ・トゥルルラ [Lailaila turlura "La Lucha"] ベルナルド・イカルド(15世紀後半活躍):私に触らないで [Non toches a moy] マテオ・フレチャ(老)(1481頃-1553頃):「戦争」〜これぞ勝利 [Haec est victoria "La Guerra"] ギヨーム・デュファイ(1397?-1474):「ミサ・ロム・アルメ」〜キリエ [Kyrie "Misa L'homme armé"] 「III. シチリア島とロードス島のティラン」 不詳(15世紀): L'amor, dona, che io te porto (器楽) バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535):水は役に立たない [Non val acqua] ヨハネス・コルナーゴ(15世紀後半活躍):私は世界地図を見た [Ayo visto lo mappamondo] 「IV. ギリシャ帝国のティラン」 不詳(ギリシャ伝承曲/小アジア起源): Tzivaeri (器楽) ペレ・オリオラ(15世紀後半活躍):悲しき望み [Trista che espera] 不詳(1500頃): Lloremos, alma, lloremos (器楽) ギヨーム・デュファイ: あの気高い額のお方が [Quel fronte signorille] / コンスタンチノープル教会の聖母の嘆き [Lamentatio sanctae matris ecclesiae Constantinopolitanae] ペレ・オリオラ:舞曲 [Dança] (器楽) 不詳(15世紀):女の勝利 [Triumpho de le done] 不詳(ギリシャ伝承曲/黒海地方起源): Letsi (器楽) 不詳(15世紀): Cavalcha Sinisbaldo tuta la note (器楽) ジュアン・ブルデュー(1520頃-1591): 「茎」〜すでに太鼓は鳴り [Ya tocan los atabales "Las Cañas"] アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):手に負えぬ運命の女神よ [Fortuna desperata] フアン・デ・ウレデ(15世紀後半活躍): ドン・トリスタンは負傷した [Ferido está don Tristán] (コントラファクトゥム) マテオ・フレチャ(老): 「寡婦」〜寡婦が結婚したがって [La viuda se quiere casar "La Viuda"] 【CD 2】 「V. アフリカのティラン」 ヤコブ・オブレヒト(1450頃-1505): Rompeltier (器楽) ギヨーム・デュファイ:さらば、わが恋人 [Adieu m'amour] マテオ・フレチャ(老): 「ポンプ」〜海には危険があるが [Nam si pericula sunt in mari "La Bomba"] 不詳(アンダルシア): Nuba Ushak (器楽) ピエール・フォンテーヌ(?-1450頃): J'ayme bien celui qui s'en va / Trompette (器楽) マテオ・フレチャ(老): 「戦争」〜中隊長万歳 [Viva nuestro capitán "La Guerra"] ピエール・ドラ・リュー(1452頃-1518):平和を、主よ [Da pacem Domine] 不詳(15世紀):望まずにはいられない [Non puedo] マテオ・フレチャ(老):「ポンプ」〜ポンプで水を出せ [Bomba y agua fuera "La Bomba"] 「VI. 愛と死」 不詳:ファルソボルドーネ [Falsobordone] (器楽) ベルナルド・イカルド:マニフィカト第6旋法(ビザンチン聖歌) [Megalini (canto bizantino: Magnificat sexti toni)] 不詳(16世紀/オスマン帝国): Hüseyni Peşrev (器楽) 不詳(15世紀):今、私は外に出る [Hora may] ジョスカン・デプレ(1450/1455頃-1521):めでたし、元后 [Salve Regina] 不詳(15世紀): Io vegio la mia vita jà finire (器楽) ジュアン・ブルデュー:「茎」〜どう落馬したのか [Sepamos como cayó "Las Cañas"] 不詳(15世紀):慈悲深きお方よ、私はあなたを呼ぶ [Mercé te chiamo] 不詳(13世紀):「マリアのプランクトゥス」〜ああ、つらい [Heu dolor "Planctus Mariae"] ピラル・エステバン(Ms) マルタ・インファンテ(A) ジョルディ・リカルト(Br) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
録音:2010年6月28日-7月3日、聖マリア教会、レケナ、バレンシア県、スペイン。仕様:ハードカバーCDブック、256ページ、カタルーニャ語・スペイン語・英語・フランス語。 かのセルバンテスをして「ドン・キホーテ」の中で「騎士道小説の最高傑作」と言わしめた、バレンシア出身の作家ジュアノット・マルトゥレイ(1413-1468)の小説「ティラン・ロ・ブラン(白い騎士)」。このCDはバレンシアの古楽アンサンブルであるカペリャ・デ・ミニストレルスによる、ティランが繰り広げる世界の旅のいわばBGM集。ブックに書かれたあらすじを追いながら(日本語がないが)15世紀のサウンドを楽しみ、ドン・キホーテばりに想像の世界に遊ぶのも一興だろう。小説「ティラン・ロ・ブラン」の邦訳版は岩波書店から発売されている。 なお当商品は、現地では2010年の発売ですが、早々に完売したため国内の輸入が間に合わず未案内となっていたものです。2013年に現地で在庫品が見つかったとの情報が入りましたが、既に発売から5年、アナウンスから3年が経過しており、御注文頂いても確保できない可能性が高くなっています。あらかじめご了承の程お願い致します。 | ||
モレスカ(モーロ風)〜モーロ人とキリスト教徒のロマンセとカンティガ集 不詳:ラ・モレスカ(聖母マリアのカンティガ第76番;器楽) / モーロの女王シェリファ(セファルディムのロマンス;モロッコ伝承)/ なぜモーロ人と戦うか(聖母マリアのカンティガ第193番) イブラヒム・タイビリ?作詩:スペインのファラオのソネット(ムダラの曲の替え歌) ガブリエル:あの美しいモーロ娘(「王宮の歌集」から) ダルツァ/不詳: Caldibi castigliano/ Calvi arabi (Salinas) 不詳: Como Santa Maria livrou u mouro a que queria fillar... (聖母マリアのカンティガ第192番)/ モーロ人、私のモーロ人(ペロ・ディアスの古いロマンセ;エンシナの曲の替え歌)/ Como Santa Maria destruyu un gran poboo de mouros (聖母マリアのカンティガ第99番;器楽) フアン・デル・エンシナ(1468-1529):起きて、パスクアル(「王宮の歌集」から) 不詳: Twichia Nuba Asbahan(アンダルシア伝承;器楽) ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561以後?): Con pavor recordó el moro(モリアナのロマンセ) 不詳: Ha moura que tia seu fillo en braços...(聖母マリアのカンティガ第205番) クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553)/ ミゲル・デ・フエンリャナ(1500頃-1579):モーロ人はアンテケラから 不詳:三人のモーロ娘が私を魅了した(「王宮の歌集」から) 不詳: La mora moraima(ロマンセ;エンシナの曲の替え歌) ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):モーロの王は散歩していた 不詳: Como una moura levou seu fillo morto a Santa Maria de Salas et ressucitou-ll'o(聖母マリアのカンティガ第167番;器楽) ディエゴ・ピサドル(1509/10?-1557以後):聖フアン祭の朝 ピラル・エステバン(S) ジョルディ・リカルト(Br) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
録音:2010年1月22日-24日、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール、ラ・ベネフィセンシア文化センター、バレンシア(スペイン)。 モーロ人(ムーア人、イスラム教徒)の文学的・音楽的影響を強く受けた中世・ルンサンス時代のスペインの芸術歌曲を中心とするプログラム。スペイン語・カタルーニャ語・英語・フランス語による解説と原語歌詞、カタルーニャ語・英語・フランス語訳詞を完備したハードカバー・ブック仕様。 | ||
夢想にふけり〜アウジアス・マルクのための音楽と詩 ジャン・ヴォワザル:La Verdelete ジュアン・ブルデュー(1520?-1591)/ アウジアス・マルク詩:夢想にふけり、私は愛を見い出した 不詳:愛よ、私があなたにしてきたことは/私の脳は夜も昼も 不詳:Zappay (lo campo) ジュアン・ブルデュー/アウジアス・マルク詩:もし愛が合理的な物だったならば ジュアン・コルナゴ:私はしぬ、なぜなら エンリケ・デ・パリス:私の愛があなたを強く求めている 不詳:水を渡ろう、ジュリエタ/Voca la galiera ジュアン・ブルデュー/アウジアス・マルク詩:茨の中の百合よ、私の愛は欲望は和らいだ ヨハネス・ティンクトーリス(1435頃-1511頃):あなたの眼差しが私をひどく傷つけた 不詳:わがままな私の心よ、我慢だ!我慢だ! 不詳:ディンディリン、ディンディリンダナ/Correno multi cani ad una cazia ジュアン・ブルデュー/アウジアス・マルク詩:私の意志と理性は包まれた 不詳/フランチェスコ・ガレオタ:おお、良い季節 Aliot Nichola : Aliot nouvella ジュアン・コルナゴ:死か、慈悲か / 不詳:Chiave, chiave ジュアン・ブルデュー/アウジアス・マルク詩:分別あるご婦人よ、ひとかけら頂けるか? 不詳:スペイン王のバス・ダンス/ごひいきに、乙女よ/挽き臼で、ご婦人方 ピラル・エステバン(S) ホセ・エルナンデス=パストル(CT) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
録音:2008年11月15日-16日、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 アウジアス・マルク(1397頃-1459)はバレンシアの詩人。トルバドゥールが使ったオクシタン語ではなく日常語であるカタルーニャ語で創作した最初の詩人の一人とされている。 この商品は彼の作品の夢想性をテーマとしたハードカバーCDブック。カタルーニャ語・カスティリャ語(標準スペイン語)・フランス語・英語による解説・対訳は全96ページ。CDはオリジナルで、現在この形でのみ入手可能となっている。 #特殊装丁のため、高額な商品となります。 | ||
女の声〜ラス・ウエルガスの写本(12-14世紀) 女子修道院のためのモノディーとポリフォニー Promereris sume laudis(主の受胎告知のプローサ)(*)/ Gaude, chorus omnium [Angelus Domini](モテトゥス)/ O Monialis Concio Burgensis(女子修道院長アグエロの死を悼むプランクトゥス)/ Ave caro splendida [Omnes](コンドゥクトゥス・モテトゥス)/ Belial vocatur(主の奉献のコンドゥクトゥス・モテトゥス)/ Ex illustri(聖カタリナのモテトゥス)/ Maria, Virgo Virginum(聖処女マリアのプローサ)/ Rex obiit(アルフォンソ8世の死を悼むプランクトゥス)/ Dum sigillum(コンドゥクトゥス)/ Hec est Mater Domini(聖処女マリアのオルガヌム)/ Ad celsi conubia(聖チェチーリアのプローサ)(*)/ Rex eterne maiestatits(マグダラの聖マリアのプローサ)/ Amor vincens/Mariae praeconio [Aptatur](聖処女マリアのモテトゥス)/ Quis dabit capiti meo(プランクトゥス)/ Mulierum hodie/Mulierum(聖アンナのモテトゥス)/ Fa fa mi/Ut re mi(ソルフェージュの練習)/ Iam nubes/Iam novum [Solem](モテトゥス)(*)/ O Maria Virgo [In veritate](聖処女マリアのコンドゥクトゥス・モテトゥス)/ Plange Castella misera(サンチョ王の死を悼むプランクトゥス)/ Virgines egregie(プローサ、Comun de las Virgenes)/ Verbum bonum et suave(オルガヌム、聖マリアのプローサ) ピラル・エステバン、マルタ・インファンテ(Ms) エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ、ヨランダ・マリン(S) カルレス・マグラネル指揮 | ||
録音:2007年4月9日-11日、バレンシア(スペイン)、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 カスティリャ王アルフォンソ8世(1155-1214/在位:1158-1214)により1178年、スペイン北部の都市ブルゴスに創設されたラス・ウエルガス女子修道院。この修道院で編纂された写本に収められた楽譜は、中世ポリフォニー音楽の最重要資料の一つとなっている。当然ながら歌手は女声のみ。(*)は器楽演奏。 | ||
CDM-0825 (3CD) 廃盤 |
ハイメ1世の時代の音楽 【CD-1: CDM-0822】聖母の誉を称えるために〜アラゴン王国のアルス・アンティクァ [アラゴン王国に併合されたカタルーニャにおける、古い技法による教会ポリフォニー音楽] 【CD-2: CDM-0823】恋と恋歌〜12-13世紀、アラゴン王国のトルバドゥール [トルバドゥールの重要な活躍地の一つであったアラゴン王国(スペイン北東部の内陸)の宮廷で歌われた恋愛歌集] 【CD-3: CDM-0824】失われた庭〜12-13世紀バレンシアにおけるアンダルシアの音楽と詩 [バレンシアにおけるイスラム芸術全盛期の音楽と詩を、北アフリカに伝わる資料に基づいて再現] | |
アラゴン国王ハイメ1世(ジャウメ1世;1208-1276;在位1213-1276)はイスラム教徒からバレアレス諸島とバレンシアを、フランスからカタルーニャを奪還したイベリア半島の名君。この商品は彼の生誕800年を記念して制作されたハードカバーCDブック。CDは単売もされている3枚。カタルーニャ語・カスティリャ語(標準スペイン語)・フランス語・英語による解説・対訳は全200ページ。 #当盤は廃盤となりました。ブック装丁ではありませんが、CDは単売がありますので、そちらを御注文下さい。 | ||
失われた庭〜12-13世紀バレンシアにおけるアンダルシアの音楽と詩 サーナ第1番「ああ、私のアル=アンダルス」:Ibn Jafaya(アルシラ、1058-1139) サーナ第2番「アルシラの私の土地」:Ibn Jafaya サーナ第3番「おお、バレンシア、お前はお前ではない」:Ibn Jafaya サーナ第4番「あなたの眼差し」:Amat al-Aziz al-Husayniyya(レバンテ、12-13世紀) サーナ第5番「バレンシアのルサファ」: Al-Rusafi(バレンシア、ルサファ、1141-マラガ、1177) サーナ第6番「浴場」:Al-Rusafi サーナ第7番「私の魂をあげる」:Ibn Labbana(?-バレンシア、1113) サーナ第8番「水汲み水車」:Ibn al-Abbar(バレンシア、1199-チュニス、1260) サーナ第9番「恋する者たち」:Ibn al-Arif(アルメリア、1088-フェズ=マラケシュ、1141) サーナ第10番「夜明けの歌」:Ibn Yinnan al-Xativi(ハティバ)(未完?) サーナ第11番「戦士の墓碑銘」:Ibn Zaqqat(?-アルシア、1134) サーナ第12番「嵐の日」:Ibn Zaqqat アブデルラヒム・アブデルモウメン(歌) モハメド・アミン・エル・アクラミ指揮アンサンブル・アクラミ カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
録音:2008年3月1日-2日、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 カトリック教徒による再征服のためスペインから逃れたイスラムの芸術家にとって「失われた庭」となったバレンシア地方。バレンシアにおけるイスラム芸術全盛期の音楽と詩を、北アフリカに伝わる資料に基づいて再現したアルバム。 | ||
恋と恋歌〜12-13世紀、アラゴン王国のトルバドゥール ライモン・デ・ミラヴァル(12世紀-13世紀):Bel m'es q'ieu chant ベレンゲル・デ・パロウ(12世紀): Bona dona / De la gensor qu'om vey' / Ab la fresca clardat / Totz temoros e duptans / Dona, la genser qu'om veya / Aital dona / Tant m'abelis ポンス・ドルタファ(12世紀-13世紀):Si ai perdut mon saber ギラウト・リキエル(?-1292):Pus astres no m'es donatz 不詳(サン・ジュアン・デ・レス・アバデセス歌集 から;13世紀): Era us preg / S'anc vos ame / Amors, merce no sia / Ara lausetz, lauset Matieu de Caersi[マテュー・デ・ケルシ?](13世紀):Tant suy marritz マルタ・インファンテ(Ms) ジョルディ・リカルト(Br) カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス [ダビド・アンティク(各種Fl) フアン・マヌエル・ルビオ(ウード/Hp/ハーディガーディ) エフレン・ロペス(ウード/ハーディガーディ/中世リュート/giterna) パウ・パリェステル(Perc)] | ||
録音:2008年2月1日-2日、バレンシア(スペイン)、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 トルバドゥールの重要な活躍地の一つであったアラゴン王国(スペイン北東部の内陸)の宮廷で歌われた恋愛歌を集めたアルバム。 | ||
聖母の誉を称えるために アラゴン王国のアルス・アンティクァ タラゴナ、サンタ・クレウス [聖十字架]修道院?(13世紀) Ab hac familia(器楽) 聖母の謙虚さが世に救いをもたらした [Sospitati dedit mundum] サンクトゥス/天の軍団はこぞりて御身をたたえる [Te laudant agmina] 罪を除きたまえ[Crimina tollit] タラゴナ県エスカラデイの修道院長 神の御母よ[Mater Dei] タラゴナ、サンタ・クレウス [聖十字架]修道院?(13世紀) 聖母マリアの生誕を[Nativitas Marie virginis] 御身はあまたの称賛に値し [Promeneris summe laudis] 栄光に満てる神の御母は[Gloriose matris Dei] ジロナ県リポイの聖マリア修道院(13世紀) 冬の寒さが緩み[Cedit frigus hiemale] タラゴナ県トルトザの大聖堂(13世紀) イザヤは歌った[Isaias cecinit] 春の花の姿で[Veri floris sub figura] 忠信を捧げる者たちよ、喜べ [Gaudeat devotio fidelium] バルセロナ県ムルタのサン・ジェロニ [聖ジェロニモ]修道院(14世紀) 至高の父の誉を称えるために [Ad honorem summi Patris] シビラの歌(ジローナ?12世紀) 審判の徴[Iudicii Signum] |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [ピラル・エステバン(S) アルベルト・グァルディオラ、 ホセ・ピサロ(T) ダビド・アンティク (リコーダー) カルレス・マグラネル (ヴィエール) エフレン・ロペス (中世リュート/ギテルナ) イグナジ・ジュルダ(Org) パウ・バリェステ (鈴/打楽器)] リュイス・ビク・ ヴォカーリス(男声cho.) | |
録音:2007年12月29日-30日、バレンシア(スペイン)、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 アラゴン王国に併合されたカタルーニャにおける、古い技法(ars antiqua)による教会ポリフォニー音楽。 | ||
ジョン・ダウランド(1563-1626): 「ラクリメ、または七つの涙」(1604) [最初の涙/デンマーク王のガイヤルド/ よみがえった最初の涙/エセックス伯のガイヤルド/ 苦しみの涙/サー・ジョン・スーチのガイヤルド/ 悲しみの涙/ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド/ 強いられた涙/ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド/ 愛情深い涙/ニコラス・グリフィス氏のガイヤルド/ 真実の涙/トマス・コリアー氏のガイヤルド/ 常にダウランド、常に悲しく/ ディゴリー・パイパー船長のガイヤルド/ サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼/ バクトン氏のガイヤルド/ ニコルズ夫人のガイヤルド/ ジョン・ラントン氏のパヴァーヌ/ ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド] |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [ラファエル・ボナビタ (リュート) カルレス・マグラネル (ソプラノ・ヴィオル) ジョルディ・コメリャス (テナー・ヴィオル) クララ・エルナンデス、 リクサニア・フェルナンデス ルネ・ボッシュ (バス・ヴィオール) パウ・バリェステ (Perc)] | |
録音:2006年10月29日-30日、11月1日、スペイン、バレンシア、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。 | ||
皇帝の戦争〜アルマンサの戦いの時代の音楽 ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1711): イタリアのコッレンテ(序奏)/ティエント・デ・ファルサス/ 聖体の秘蹟のビリャンシコから Mi esposo asesta sus flechas(リフレイン)/ トッカータとパッサカリア マティアス・ナバロ(1668頃-1727): 聖体の秘蹟のカンタータから Abrasame, alumbrame(序唱) アントニオ・テオドロ・オルテリュス(1649-1706): 宗教的オラトリオ「われらが主キリストの受難について」(1706)から Silencio adorable(アリエッタ) アントニオ・リテレス(1673-1747): オペラ「四大元素」から Suenen los clarines(アリエッタ)/ サルスエラ「ユピテルとダナエ」から Mi bien adorado(二重唱)/ オペラ「四大元素」から Sedienta de influjos(アリエッタ)/ アントニオ・マルティン・イ・コル(?-1734頃):スペイン組曲(マドリッド、1706頃) ホセプ・プラダス・ガリェン(1689-1757): Oigan al bobo(ソロ・ウマノ;バレンシア、1710) / Venid valencianos(喜劇のためのクアトロ、ヴァイオリンを伴う;バレンシア、1709) / Hola hola au(寸劇のためのクアトロ;バレンシア、1709) イサベル・モナル、オルガ・ピタルク、パトリシア・リュレンス、 エストレリャ・エステベス(S)他 カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
スペイン継承戦争(1701-1713)においてフランス・スペイン軍がイギリス・ポルトガル軍を撃破してバレンシアとスペインの大半を奪回したアルマンサの戦い(1707)。その300周年を記念して2007年に制作・発売されたアルバム。既発売音源からの編集盤だが、未だ当レーベルから再発売されていない旧 EGT レーベルの音源も含まれているようだ。 | ||
ラ・スパニャ〜 スペイン・ルネサンス舞曲集 不詳/ディエゴ・オルティス: 「装飾変奏論」(1553)から [ラ・スパニャによるレセルカダ/ パッサメッツォ・アンティコ/ ロマネスカ/フォリア] ルイス・ミラン: 「ビウエラ音楽集」(1535)から [パバナ/ガリャルダ] ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ: 「リュート曲集」(1508)から [カラータ・アラ・スパニュオーラ/ ピーヴァ] チェーザレ・ネグリ: 「愛の恵み」(1602)から [幸福なオーストリア/ ビリャンシコとスパニョレット/ カナリオ] ファブリツィオ・カローソ: 「イル・バッラリーノ」(1577)から [バレット「私の恋人」/ カスティリャのカスカルダ/ バレット「恋人コスタンテ」/ スパニョレッタ/カナリオ] ヴィンチェンツォ・カピローラ: スパニャ・トゥタ・ デ・フージェ(1520) アントニオ・デ・カベソン: 「音楽作品集」(1578)から [パバナ 「ラ・ダーメ・レ・デマンダ」/ ミラノのガリャルダ] ミヒャエル・プレトリウス: 「テルプシコーレ」(1612)から [スパニョレッタ/ラ・カナリエ] ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ: 「リュート曲集」(1585) 〜モレスカ「レ・カナリエ」 フランチェスコ・スピナチーノ: 「リュート曲集」(1507) 〜ラ・スパニャ(バス・ダンス) 不詳/ルイス・デ・ナルバエス: 「デルフィンの曲集」(1538) 〜「牛の番」によるディフェレンシアス 不詳:「王宮の歌集」から [わが愛する三人のモーロ娘/ ロドリーゴ・マルティネス] |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・ デ・ミニストレルス [ダビド・アンティク(笛) パコ・ルビオ(ツィンク) カルレス・マグラネル (ソプラノ・ヴィオル) ジョルディ・コメリャス (テナー・ヴィオル) リシャニア・フェルナンデス (バス・ヴィオル) フアン・マヌエル・ルビオ (Hp/サンフォニャ/ ウード/G) オクタビオ・ラフルカデ (G/ビウエラ) パウ・バリェステ (Perc) イグナジ・ジュルダ (Org/Cemb)] | |
録音:2006年1月25日-28日、スペイン、リリア、聖血教会。 | ||
CDM-0719 廃盤 |
Tempus Fugit | |
アントニオ・リテレス(1673-1747): オペラ「四大元素」(イタリアの様式による) |
イサベル・モナル (S;空気) パトリシア・リュレンス (S;土) エストレリャ・ エステベス(S;火) オルガ・ピタルク (S;水、時) シ=チャオ・トゥ (CT;曙光) ミケル・ラモン(Br) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・ デ・ミニストレルス | |
録音:1994年2月4日-7日、バレンシア音楽堂。旧 Auvidis Ibérica [Naïve España] レーベル AVI-8019(廃盤)のレーベル移行再発売。 マヨルカ島に生まれスペインとポルトガルで活躍した作曲家アントニオ・リテレス(・カリオン)が、メディーナ・デ・ラス・トーレス公夫人の誕生日のために書いたオペラ。副題にあるとおり、当時の国際基準であったイタリアの書法で作曲されているが、音楽には独特の魅力と美しさがある。 | ||
ボルジア〜教皇アレクサンデル6世の時代の音楽 [世俗的ビリャンシコ] フアン・デル・エンシナ(1468-1529/1530): 支配する者とされる者/わが自由は静けさのうちに/ この世のすべての善きこと/取り換えてしまうほうがよい 不詳:甘美なる愛の炎/私は恋する若い娘/少女と葡萄畑 アロンソ:快楽と熟慮 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以降): 彼女の愛する人にではなく(器楽) フアン・デ・ウレーデ(1430頃-1482以降): これほどの苦しみはかつてなく [ミサ] フランシスコ・デ・ペニャロサ(1470頃-1521): ミサ「これほどの苦しみはかつてなく」 [モテット] ジョスカン・デプレ(1440頃-1521): おお主、イエス・キリスト(器楽)/ 喜べ、キリストの御母なる処女 [世俗的ビリャンシコ](「王宮の歌集」から) 不詳:めでたし、恩寵に満てる処女 フアン・デル・エンシナ:私はもはや信じたくない ペドロ・デ・エスコバル(1465頃-1535頃): 比類なく恵まれたる処女 |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [ルス・ロシケ(S) ダビッド・アンティク、 フェルナンド・パス (リコーダー) フランシスコ・ルビオ (コルネット[ツィンク]) ラモン・ペレス、エリアス・ エルナンディス (サックバット) カルレス・マグラネル、 レネ・ボシュ (ソプラノ・ヴィオル、 バス・ヴィオル) エウラリア・エスピネト (アルト・ヴィオル) ジョルディ・コメリャス (テナー・ヴィオル) ミゲル・アンヘル・ ロドリゲス(Vn) オクタビオ・ ラフォウルカデ (ビウエラ) イグナジ・ジュルダ(Org) パウ・バイェステ(Perc)] バレンシア自治州cho. | |
録音:2000年6月30日、7月1日-2日、スペイン、バレンシア県トーレント、エル・アウディトリ/2000年8月13-14日、スペイン、バレンシア県ハティバ、聖フェリウ礼拝堂。旧 Auvidis Ibérica [Naïve España] レーベル AVI-8026 および AVI-8027(いずれも廃盤)からのレーベル移行編集盤。 スペイン、バレンシアの町ハティバに生まれ、権謀術数で教皇に上りつめ、強欲・好色・贅沢のかぎりを尽くす一方で芸術家を保護したアレクサンデル6世(本名ロデリク・ランソル→ロドリーゴ・ボルジア)の教皇時代のスペイン音楽アンソロジー。 | ||
器楽演奏・重唱もまじえた、 オール・スパニッシュ・キャストによる ビクトリアのレクィエム トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): 死者のための聖務日課[Officium defunctorum](1605); わが魂は萎え[Taedet animam meam] 死者のためのミサ[Missa pro defunctis] (レクィエム;6声) Introit: Requiem aeternam,Kyrie, Graduale: Requiem aeternam, Offertorium: Domine Jesu Christe, Sanctus - Benedictus, Agnus Dei,Communio: Lux aeterna わがハープは悲しみの調べに変わり [Versa est in luctum](葬送モテット) われを解き放ちたまえ[Libera me] (レスポンソリウム) |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [エリーザ・フランゼッティ、 ピラル・エステバン(S) アリシア・ベリ(A) ジュゼプ・ベネト(T) ペドロ・カストロ(T) トマス・マシェ(B) ジョルディ・コメリャス(Va) ダヴィド・アンティク(Fl) パコ・ルビオ (ツィンク[コルネット]) マリア・クリソル(Fg) ジョルディ・ジメネス、 エリス・エルナンディス (サックバット) イグナジ・ジュルダ(Org) パウ・バリェステ(打楽器)] バレンシア自治州cho. | |
録音:2005年11月29日、バレンシア文化福祉センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール、ライヴ。 『スペイン・ルネサンス・ポリフォニー音楽の最高傑作であるビクトリアのレクィエムは録音にも恵まれており、タリス・スコラーズ(Gimell)、マニフィカト(Linn)、シックスティーン(Coro)の名盤が有名ですが、この新録音はそれら英国勢による「透明で精緻なア・カペラ」(シックスティーン盤には控えめな楽器重複がありましたが)とはまったく趣が異なります。 冒頭、教会の鐘の音に続いて「わが魂は萎え」が管楽器と打楽器によって荘重に奏でられ、やがて合唱に引き継がれます。「死者のためのミサ」に入ってからも楽器の重複は続き、所々で重唱と合唱が交代して音楽にコントラストを作り出していきます。「われを解き放ちたまえ」は、重唱・合唱・管楽器・打楽器による壮麗な演奏の後、重唱が静かに「キリエ・エレイソン」と唱えて全曲が閉じられ、しばしの沈黙の後で拍手が湧き起こります。 英国勢の演奏にみられる透明さとは異質の、どこかくぐもったような、香の煙と匂いがたちこめたような音楽であり、スペインの古い聖堂で行われる大規模な葬儀を思い起こさせます。やはりビクトリアはタリスやバードとは違うのだな、とあらためて納得させられました。』(金田敏也) | ||
御婦人方に捧げる ジュゼプ・マルセート(1774頃活躍): 新コントルダンス集 [ラ・デレイタブレ/ラ・マス・リンダ/ ラ・ブリリャンテ/ラ・カステリャナ/ ラ・アラゴネーサ/ラ・ビスカイナ/ ラ・カタラナ/ラ・バレンシアナ/ ラ・セビリャナ/ラス・ヌエセス] ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806): 御婦人方に捧げる12のイタリア語カンツォネッタ(*) [祈り/恩恵/希望/無邪気/愛と嫉妬/純朴/毅然/ 自然/果敢な娘/信頼/羊飼い娘/移り気] オペラ「喜びの島」(1795)から(*) [愛する胸に(アルメリアのアリア)/ バラは咲き(アルメリアのロマンス)/ 毅然たる魂(アルメリアのアリア)] ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816): 独唱トナディーリャ「プラドの陰口」(*) |
ラケル・ロヘンディオ(S;*) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [バリー・サージェント、 シャビエ・カラウ(Vn) カルレス・マグラネル(Vc) オクタビオ・ラフォウルカデ(G) イグナジ・ジュルダ(Cemb) パウ・バリェステ (カスタネット/打楽器)] | |
録音:2005年11月21日、23日-24日、リリア、聖血教会。 | ||
CDM-0513 廃盤 |
スペイン・ルネサンスのクリスマス音楽 | カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス |
録音:2004年11月23日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(*)/2001年12月27-28日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂(CDM-0203 より)(+)/1990年10月8日-11日、バレンシア県ヒレト、サン・エスペリト修道院( Dahiz, EGT 536 / Auvidis Ibérica [Naïve España] AVI-8017 より)(#)。 未発表のライヴ録音と既発売録音からの編集盤。(#)のCDはいずれも現在入手困難となっている。 | ||
ハープの旋律〜 対立教皇ベネディクト13世(パパ・ルナ)時代の音楽 ジャコブ・ド・サンルシュ[サンレーシュ]: 旋律豊かなハープを(ヴィルレ;シャンティー写本) ジュアン・シモン・ド・アスプル[アスプロワ]& ジャック・ド・ノヨン: 私は煙に包まれて(バラード;シャンティー写本) 不詳:天気が良くなってきた(ヴィルレ;レイナ写本) 不詳:さようなら(バラード;シャンティー写本) ヨハネス・デ・ヤヌア: 私の優しい恋人は(ヴィルレ;シャンティー写本) ジャコブ・ド・サンルシュ: ここから逃げよう(バラード;シャンティー写本)/ この麗しき季節に(ヴィルレ;モデナ写本) 教皇の面前のミサ [不詳:キリエ(アプト写本)/ ド・ペリゾ:グローリア(バルセロナ写本)/ オルル:クレド(イヴレア写本/アプト写本)/ 不詳:サンクトゥス「弱きわれらを癒すおかた」/ 不詳:アニュス・デイ] B.ド・クリュニ:アポリニス・エクリプサトゥル [Apollinis eclipsatur](バルセロナ写本;モテット) 不詳:デジェンティス・ヴィータ [Degentis vita](バルセロナ写本;モテット) 不詳:純潔なる花に歓喜せよ(讃歌; バレンシアの聖クララ会の合唱歌集(15世紀編纂)から) |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [ピラル・エステバン(S) ホセ・エルナンデス・ パストル(CT) ダヴィド・アンティク(笛) カルレス・マグラネル、 ジョルディ・コメリャス(フィドル) イグナジ・ジュルダ (Org、クラヴィシンバルム) パウ・バリェステ (カリヨン、打楽器) フアン・マヌエル・ルビオ (ゴシック・ハープ、 ハーディ=ガーディ)] バレンシア自治州cho. | |
録音:2005年1月14日-16日、バレンシア、文化福祉センター、アルフォンス・エル・マニャニム・ホール。 1377年、教皇グレゴリウス11世がローマに戻り、「アヴィニョン捕囚」は終わりを告げまたが、翌年教皇が没するとローマとアヴィニョンにそれぞれ教皇が立てられ、「教会大分裂」の時代が始まった。アヴィニョンの教皇はローマ側から「対立教皇」と呼ばれたが、ベネディクト13世(在位1394-1423)はその二代目に当たる。彼はスペイン、アラゴン王国の貴族ルナ家の出身であったことから「パパ・ルナ」と呼ばれた。 当時のアヴィニョンはカトリック圏の文化の中心地のひとつであり、音楽においてはいわゆる「アルス・スブティリオール」が花開いていた。アルバム・タイトルとなっている「ハープの旋律」(La Harpe de Melodie;「旋律豊かなハープを」とも訳される)は、ハープの形の楽譜に記された、アルス・スブティリオールを代表する作品の一つ。 | ||
CDM-0411 廃盤 |
エルスの神秘劇(15世紀)〜第二部[聖母被昇天祭] (1709年の記録書に基づく新版による) |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス |
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806): サルスエラ「ラ・マドリレーニャ」(1778) |
オルガ・ピタルク(S:ビオランテ) ミケル・ラモン(Br:ビボ) アントニ・アラゴン (T:騎士ドン・レリオ) パトリシア・リュレンス(S:メニカ) サンティアゴ・サンタナ (Br:ファブリシオ) リカルド・サンフアン (T:アンセルモ) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | |
録音:1995年11月20日-23日、バレンシア県アルムサフェス市文化センター。旧NAÏVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA) AVI-8020 からのレーベル移行再発売。 モーツァルトの「フィガロの結婚」(1786)と同時期に高い評価を得た歌劇「椿事」(1786)で知られるマルティン・イ・ソレルの若き日の作品で、おそらくサルスエラ第1作。ボーマルシェの「セビリャの理髪師」(1775)の翻案かと思うほど、ストーリーの基本的な流れが共通しているところが興味深い。 | ||
王宮の歌集(カンシオネロ・デ・パラシオ) フアン・デル・エンシナ: 愛の神がはしごをかけたなら(ビリャンシコ) 作曲者不詳:夜明けにおいで、いとしい人よ フアン・デル・エンシナ: ああ、私は悲しい(ビリャンシコ)/ 愛の神と運命の女神(ビリャンシコ)/ 別れだ(エストランボテ)/ しずまらぬため息(カンシオン)/ ペドロ、とても愛してるわ(ビリャンシコ)/ フアン・デ・レオン: ああ、どうしようもない(カンシオン) フアン・デル・エンシナ: 一緒に踊りましょう(ビリャンシコ)/ どれほど絶望しているのか?(バラード)/ 三着分取れるかしら?(コサウテ)/ 作曲者不詳:恋の痛みを感じるならば ガブリエル・メナ:悪い結婚をした花嫁(カンシオン) ペドロ・デ:ラガルト: ご婦人の皆様、お静かに(ビリャンシコ) フアン・デル・エンシナ:美しきご婦人(バラード) 作曲者不詳: ディンディリーン(ビリャンシコ)/ ロドリーゴ・マルティネス(コサウテ)/ アロンソ:だから、私はしない!(ビリャンシコ) フアン・デル・エンシナ: 今日は飲み食おう(ビリャンシコ) |
ピラル・エステバン(Ms) ジュゼプ・エルナンデス(CT) ジュゼプ・ベネト、 ペドロ・カストロ(T) ホセ・アントニオ・ロペス(B) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | |
録音:2003年10月31日、11月1-2日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂。 | ||
トルバドゥール〜中世宮廷の愛の歌 ランボー・ド・ヴァケイラ(1150頃-1207): Aras pot hom conoisser e proar ベルナール・ド・トローサ(13世紀): Ben volgra /作曲者不詳: S'anc vos ame ランボー・ド・ヴァケイラ:Savis e fols, humils et ergulhos アイメリック・デ・ペギヤン(1175頃-1230頃): En greus pantais 作曲者不詳:Amors, merce no saia ベルナール・ド・ヴァンタドルン(1130頃-1190頃): A! Tantas bonas chansos ペイレ・ヴィダル(1175頃-1210活動): S'ieu fos en cort ベレンギエ・デ・パラゾル(1150頃-1180?): Dona, la ienser ランボー・ド・ヴァケイラ: Kalenda maya /ベレンギエ・デ・パラゾル: Aital dona ギロー・ド・ボルネイユ(1140頃-1200頃): Reis glorios ベルナール・ド・ヴァンタドルン: Can vei la lauzeta mover ペイレ・ヴィダル: Jes per temps ランボー・ド・ヴァケイラ: Aras pot hom conoisser e proar /作曲者不詳: Tant es gay ランボー・ド・ヴァケイラ: Guerras ni platz no son bos / No magrad'iverns ペール・カルドナル(1180頃-1278頃):Un sirventesc novel ベレンギエ・デ・パラゾル:De la iensor ペール・レーモン・ド・トロザ(13世紀): Atressi cum la candela ベレンギエ・デ・パラゾル:Tant m'abelis カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス | ||
録音:2000年6月8日-9日、バレンシア県シャティバ、サン・フェリウ・ゴシック礼拝堂。旧NAÏVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA)AVI-8016からのレーベル移行再発売。 スペインのカタルーニャとアラゴン地方は北イタリアと同様、フランク王国の時代から南フランスと深い関りを持っており、13世紀のアラゴン=カタルーニャ王ハイメ1世征服王(1208-1276)の宮廷は、南フランスで誕生したトルバドゥールの作品と歌人を取り込み、その中心地の一つとなって発展した。当アルバムには、その初期に聴かれたと考えられる作品が収録されている。 | ||
トリスターノの嘆き〜中世の舞曲と器楽曲集 ミンノ・アモール(カンティガ 29)/パルラメント/ ダンス/悦びの始まり/第7のエスタンピー・レアル/ イスイタンピッタ・ベリーチャ/ ロトゥンデルス(カンティガ 105)/ マンフレディーナ−マンフレディーナのロッタ/ レー(カンティガ 139/183)/ 第2のエスタンピー・レアル/サルタレッロ/ ヴィルレー(カンティガ 173)/サルタレッロ/ イン・プロ/フォイア(カンティガ 166)/ トリスターノの嘆き−ロッタ/ イスタンピッタ・ガエッタ/サルタレッロ |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | |
録音:2002年9月27日-29日、バレンシア慈善文化センター、サロン・アルフォンソ・エル・マグナニム。 | ||
むごき苦しみ〜 18世紀スペインのアリアとカンタータ集 アントニオ・マルティン・イ・コル: スペイン組曲(1706年頃) ニコラ・コンフォルト(1718-1788): カンタータ「私は何て不幸な女」 ドミンゴ・ミゲル・ ベルナベ・デラデリャス(1713-1751): 歌劇「メロペ」(1743)〜 私がひもで絞め殺した小鳥は ジョアン・バプティスタ・ピア(1730頃-1785): コンシエルト・ファボリト (2つのフルートと弦楽のための;1765頃) カルロ・ブロスキ(ファリネッリ;1705-1782): カンタータ「毎日毎日、私はますます うんざりさせられる」(1753) マリアンネ・フォン・マルティネス(1744-1812): カンタータ「なぜ、あなたが愛した仲間は」 |
ルス・ロシケ(S) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | |
録音:2001年1月20日-22日、バレンシア市、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。旧NAÏVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA)AVI-8029 からのレーベル移行再発売。 1700年以後、スペインの王統がブルボン朝に変わったことを機に、フランスから様々な文化的要素が、スペインの状況を考慮しつつも移入されていった。1787年に始まったコンセール・スピリテュエルも、1725年にフランスでフィリドールによって始められた演奏会を模倣したものであったが、そこで演奏された作品は、スペイン作曲家あるいはスペイン在住の外国人作曲家によるものであった。収録作品はいずれも、そのコンセール・スピリテュエルで演奏されたと推測されるもの。後半生をスペインで過ごしたファリネッリのカンタータは、カストラート歌手がカストラート(のソプラノ)歌手のために書いた作品として非常に興味深い。 | ||
アントニオ・テオドロ・ オルテリュス(1650頃-1706): 宗教的オラトリオ 「われらが主キリストの受難について」 (1706、バレンシア) |
オルガ・ピタルク (S:マグダレーナ) パトリシア・リュレンス(S:天使) ロラ・ボソム(A:聖母マリア) アントニ・アラゴン (T:ルシフェル) ジョルディ・リカルト(B:聖ヨハネ) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス | |
録音:1999年4月2日-4日、バレンシア県レケナ市、エル・サルバドル(救世主)教会。旧NAÏVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA)AVI-8015からのレーベル移行再発売。 バレンシア司教座聖堂の聖歌隊長を務めた作曲家オルテリュスが、その生涯の最後に、イタリア流のオラトリオ形式とスペインの音楽的素材を融合させ書き上げたオラトリオ。 | ||
エルチェの神秘劇(15世紀)〜 第一部[聖母被昇天祭前夜] (1709年の記録書に基づく新版による) |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [エリーザ・フランゼッティ (S;マリア) ジュゼプ・エルナンデス (CT:天使) ジュゼプ・ベネト (T;聖ジョアン) ホセ・アントニオ・ロペス (Br:聖ペレ) カルレス・マグラネル、 ジョルディ・コメリャス、 レネ・ボシュ(ヴィオール)他] ジェネラリタト・ バレンシアcho. | |
録音:2003年1月20日〜22日、ラ・ベネフィセンシア文化センター、サル・アルフォンス・エル・マニャニム。 毎年8月14・15日のにスペイン、アリカンテ県エルチェ(エルス)の聖母教会で上演される有名な「エルチェの神秘劇」。起源は15世紀にまで遡るとされ、口伝によって守られてきたこの神秘劇だが、ときにその内容が記録されており、その音楽を記した現存する最古の記録書として1709年のものがエルチェ市古文書室に保管されている。当盤は、その1709年の記録書をもとに新版を作り、当時合せて演奏されたであろうタイプの楽曲を配して、聖母被昇天祭の前夜(イヴ)に上演される「エルチェの神秘劇」の第1部(マリアが亡くなるまで)を収めたもの。現在現地で上演されているものを「トラディショナル・ヴァージョン」とするならば、こちらはさしずめ「ヒストリカル・ヴァージョン」。楽器を大胆に使用しながらも響きはすっきりしており、むしろモダンな印象すら受ける。古楽ファン必聴の一枚。録音も優秀。 | ||
裁きの徴(しるし)〜カスティリャと バレンシアのルネサンス・クリスマス音楽 作曲者不詳(「コロンビナ歌集」所収、 クリスマスのためのビリャンシコ): Virgen dina de honor/Reyna muy esclarecida/ Buenas nuevas de alegria/ Que bonito nino chiquito/A los maytines era 作曲者不詳: 羊飼いたちよ、言ってごらん(アンティフォナ) Bien vengades pastores (クリスマスの最初のビリャンシコ) フアン・デ・トリアナ(1477頃-1490頃活動): Dinos, madre del donsel 作曲者不詳:シビラ(巫女)の歌 「Juizio fuerte sera dado」 (トレドのカスティリャ語版と、モラレス、 トリアナによるポリフォニー曲を交互に演奏) マテオ・フレチャ(1581-1553): エンサラダ「ラ・ネグリナ」 作曲者不詳(「カラブリア公の歌集」所収、 クリスマスのためのビリャンシコ) Senores el qu'es nascido/ Yo me soy la morenica 作曲者不詳:シビラ(巫女)の歌 「Al jorn del judici」 (14世紀のモノディと、カールセレス、 アロンソによるポリフォニー曲を交互に演奏) |
カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス [ルス・ロシケ(S) ジュゼプ・エルナンデス(CT) ランベルト・クリメント(T) ホセ・アントニオ・ロペス(Br) ダヴィド・アンティク、 ヴィンセンテ・パリリャ (各種笛) エドゥアルド・ナバロ (シャリュモー) カルレス・マグラネル、 ジョルディ・コメリャス (ヴィオール) オクタビオ・ラァフルカデ (ビウエラ、G) フアン・マヌエル・ルビオ (リュート、Hp、Perc) パウ・バリェステ(Perc) | |
録音:2001年12月27日&28日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂。 クリスマスに関する曲目だが、年末はもちろん、全く関係ない時期に聞いてもその演奏の魅力はまったく減ずることはなく、古楽ファンなら見逃せない。 | ||
CDM-0202 廃盤 |
カペリャ・デ・ミニストレルス〜15周年記念サンプラー
カルレス・マグラネル指揮カペリャ・デ・ミニストレルス/他 | |
2002年に創設15周年を迎えたカペリャ・デ・ミニストレルスが発表した19枚のアルバムから、各1曲を選んだサンプラーCD。 | ||
モンセラートの朱い本〜14世紀の歌と舞曲 作曲者不詳: 兄弟たちよ、われらは死に行く (モレリャのコントラファクトゥム;器楽)/ おお、燦然と輝く聖母/聖なる山に燦然と輝く星/ 母なる処女をたたえよう/七つの喜びを数え直そう/ 燦然と輝く女王の御座/天の女王よ/ 声合わせ歌おう、アヴェ・マリアを/ 母なる処女、マリアをたたえよう/ 兄弟たちよ、われらは死に行く (モレリャのコントラファクトゥム)/ 喜びの町の女王/われらは死に向かって急ぎ行く |
ピラル・エステバン(S) ランベルト・クリメント(T) カルレス・マグラネル指揮 カペリャ・デ・ミニストレルス ジェネラリタト・ バレンシアcho. | |
録音:2001年11月17日&18日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂。 モンセラートは、カタルーニャ地方の聖母信仰と巡礼の聖地であるバルセロナ近郊の山。当地の修道院(モンセラート修道院聖歌隊で有名)に保管されているヴェルヴェット張りの手写本、通称『朱い本』に収められた10曲は、ジョルディ・サバールをはじめ数多くの古楽演奏家によって録音されてきたが、当盤には興味深いトラックが追加されている。 バレンシア地方の町モレリャのサン・フランシスコ修道院の参事会室のフレスコ画に、バレンシア語で「兄弟たちよ、われらは死に行く」と始まる詩文が音符付きで描き込まれているのが、その旋律が『朱い本』に収められた、死の舞曲とも呼ばれる「われらは死に向かって急ぎ行く」と一致し、その詩文も同曲にあてはめたバレンシア語の歌詞であることが判明した。その「バレンシア版・朱い本」ともいうべきコントラファクトゥム(替え歌)が、ここでは歌詞付きと器楽のみの2パターンで演奏されており、これらは世界初録音となる。 サバール盤以来の名演を聴かせるカペリャ・デ・ミニストレルスは、1987年にカルレス・マグラネルによって創設された、中世からバロックまでをレパートリーとするピリオド楽器アンサンブル。当盤発売までにも、スペイン・ローカルで十数点のCDをリリースしていたが、日本で本格的に紹介されるのはおそらくこの盤が初めてだった。 |