# Google, Yahoo, Goo, Bing 等の検索サイトから当ページへ直接アクセスされた方は、当店のトップページへどうぞ(別ウィンドウ、または別タブで開きます)

マイナー・レーベル
2020年3月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




東武レコーディングズ

 輸入盤ディストリビューターとして既におなじみの東武トレーディングが発売する国内盤自主レーベル。旧譜はこちらから
TBRCD-0091/92
buyボタン
(2CD)
\2310(税抜\2100)
デプリースト&都響〜ブルックナー:交響曲集
 〔第2番 ハ短調(ハース版)(*) /
  第9番 ニ短調(#) 〕
ジェイムズ・デプリースト指揮
東京都so.
 録音:2006年4月12日、サントリーホール、第624回定期演奏会(*) /2006年4月17日、東京文化会館、第625回定期演奏会(#)、ともにライヴ。万全の体調ではなかったのに都響の音楽監督を引き受けた漢気の人、デプリースト。困難な時代にその豊かな音楽性と人柄で都響を牽引した恩人。巨匠はマーラー演奏で名を成した人だが、その解釈は当時隆盛を極めた諦観と失望を取混ぜた人生に対する疑問を表現するマーラーとは無縁なものだった。ブルックナー解釈についてもそれは同様、デプリーストのブルックナーもやはり大らかな人生肯定と自然への讃歌に満ちている。ブル2はハース版使用。かなりのスピード感で瑞々しさと若々しさに脱帽。ブル9は軽やかな足取りで進む快演。澄み切った湖の畔に立ち美しい空気の中で深呼吸をするような演奏。

かもっくす [KAMOCS]

 当店未案内旧譜
KMC-1809
buyボタン
(2CD)
\3055(税抜\2778)
福島章恭指揮ザクセン・バロックo.〜バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232
 ゲジーネ・アードラー(S) ダーフィト・エアラー(CT)
 トビアス・フンガー(T) トビアス・ベルント(B)
 福島章恭指揮ザクセン・バロックo.、大阪フィルハーモニーcho.
 録音:2018年9月25日、聖トーマス教会、ライプツィヒ、トーマス教会の歴史的な鐘を修復するためのチャリティ・コンサート、ライヴ。『大阪フィルハーモニー合唱団、バッハの聖地トーマス教会に名を刻む。終曲「Dona Nobis Pacem(我らに平安を与え給え」の長いエコーが遥かな虚空に消えると、しばらくの聖なる沈黙の後、礼拝席より嵐のような喝采が沸き上がった。バッハの音楽を血肉とする精鋭集団ザクセン・バロックオーケストラ、類い稀な声と表現により祈りを捧げるソリスト陣ともども大阪フィルハーモニー合唱団はバッハの聖地にその名を刻むことに成功したのである。(商品背表紙、表記ママ)』『※テレマンとバッハという二人の偉大な作曲家による音楽演奏文化の伝統そのままの姿を現代に伝える「ザクセン・バロックオーケストラ」。福島章恭が2015年7月から合唱指揮者をつとめ精力的に活動を展開している「大阪フィルハーモニー合唱団(創立名誉団長:朝比奈隆)」比類なき実力と個性を兼ね備えた素晴らしいソリスト達。指揮者、福島章恭と、ひとりひとりの演奏家との強い信頼関係から生み出された感動的な「ミサ曲 ロ短調」です。』

TURTLE MUSIC RECORD

 当店未案内旧譜
TMRC-019
buyボタン
(CD)
〔 (*)のみ〕
\2200(税抜\2000)
平安式舞提琴隊「源氏物語」
 CD (*):前略、道の上より(一世風靡セピアカバー曲)/極楽浄土(GARNiDELiAカバー曲)/無双輪舞(オリジナル曲)/
     源氏物語(オリジナル曲)/東風(YMOカバー曲)/十五夜逢瀬(オリジナル曲)/千本桜(初音ミクカバー曲)
 DVD(23分)(#) :源氏物語(オリジナル曲)/東風(YMOカバー曲)/千本桜(初音ミクカバー曲)

  平安式舞提琴隊
TMRC-020
buyボタン
(CD+DVD)
〔 (*/#) 〕
\3300(税抜\3000)
  TMRC-020 装丁:通常10mmCDケースに2枚を封入。 『※平安式舞提琴隊(へいあんしきぶていきんたい):エレクトリックバイオリンダンスユニット。2017年結成。エレクトリックバイオリンを演奏しながらシンクロしたダンスをする世界初のパフォーマー。和のグルーヴとEDMをミクスチャーした音楽性でグローバルに活動。』『※バイオリニスト石川綾子を巧みな戦略でトップバイオリニストに育てたタートルミュージックが仕掛ける新世代エレキバイオリン&ダンスユニット、”平安式舞提琴隊”(へいあんしきぶていきんたい)ついにCDデビューが決定した。着物ドレスに白塗りの顔、どこか舞妓のようだが、片手にはエレキバイオリンを抱えている。ニコ動から昨年火がついたGARNiDELiAの楽曲「極楽浄土」をカバーした投稿が話題を呼び、一躍騒然となった。「すごすぎる」「踊ってみたの新しい時代が幕をあけた」「ハイスペックすぎる」「この発想は新しい」など投稿されるやいなや、3週間で4万回以上再生され、無名ながらランキング1位を獲得。その後、YOUTUBEにアツプされたMVが世界中から注目され、「千本桜」 108万回、「宵宵古今」 60万回、「紅蓮の弓矢」 58万回、「極楽浄土」 26万回、などことごとくヒット。これまで不可能と言われていたシンクロしたダンスをしながらバイオリン演奏する世界初のパフォーマンスを武器に、日本のみならず世界各国での活躍を目指す。(発売元情報ママ)』(メーカー情報ママ)

グローバル・カルチャー・エージェンシー [Global Culture Agency]

GCAC-1031/3
buyボタン
(3XRCD)
\7150(税抜\6500)
ペーター・マーク〜メンデルスゾーン:交響曲全集
 〔第1番 ハ短調 Op.11 /第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」/第2番 変ロ長調 Op.52「讃歌」/
  第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」/第4番 イ長調 Op.90「イタリア」〕

 ヴァレンティナ・ヴァレンテ、マリア・ホセ・スアレス(S) サンチャゴ・カルデロン(T)
 ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ合唱指揮オルフェオン・ドノスティアラ(cho.)

 ペーター・マーク指揮マドリッドso.
 録音:2000年6月、1997年2月27日、1997年7月、マドリッド国立音楽堂|原盤: Arts Music |新マスタリング。すべてのCDプレーヤーで再生可能。『ペーター・マークが指揮するスペイン国立マドリッド響のメンデルスゾーンの「スコットランド」と「イタリア」の両交響曲は、マークの指揮による演奏も流麗で暖かく、素晴らしいものだが、上質のデジタル録音らしい微粒子感と豊かに広がる透明な空気感が新鮮。マイクロフォンの距離は遠いが、オーケストラの各楽器、つまり弦、管、打の音触の個性の違いが鮮やかな録音である。特にオーディオファイル・レコーディングと謳われていて、ショップスMK2Sペア・マイクロフォンによるワンポイント的2チャンネル録音である。そのヴァイオリン群の高音の質感の繊細さが、高域調整の際のチェックポイントである。そして弦楽器……特にチェロ群の弓の擦過音のリアリティが僕にとっては高域の調整の目安となる CD である。オーケストラの弦楽器群の演奏に伴って聴こえる、あのサワサワ感はオーケストラを聴く愉悦感をかき立ててくれる効果があり、僕にとっては大切なリアリティである。』(オーディオ評論家 菅野沖彦/季刊ステレオサウンド158号「特集 心躍らす音 いま私を夢中にさせる魅惑のコンポーネント&ディスク」より)
 最新マスタリングとXRCD化により、菅野沖彦氏が激賞したオリジナル盤をも凌駕する高音質を獲得!遂に真価を見せるペーター・マーク無類の芸術をお聴きあれ! 入手困難だったペーター・マークの名盤が装いも新たに高品位なセットで復活。ARTSレーベルから取り寄せたオリジナル・マスター音源を丁寧にリマスタリングし、通常CDプレイヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして商品化した。オリジナルのARTS盤も十分に定評ある音質だったが、それを凌駕する素晴らしい音質となっているのが一番の注目点。音作りの方向性としては実際の演奏に本来備わっていたものを丁寧に掬い取るアプローチであり、ペーター・マークの狙った演奏効果、細やかな表情付けのひとつひとつまでが、はっきりと眼前に立ち現れるマスタリングとなっている。ペーター・マークが得意としたメンデルスゾーンの交響曲を全曲網羅したセット。情熱的な盛り上がり、浮き立つリズム、開放感あふれる明るい響き、厳粛な宗教性から壮麗な盛り上がりまで、メンデルスゾーンの音楽が持つ愉悦に思いきり浸れる名演。それは決して度を越すことなく実に真っ直ぐな表現であり、明快な解釈と巧みなバランス・コントロールが生み出す賜物と言える。加えてこの高音質!オルガンと合唱を伴う「讃歌」の大迫力のクライマックスにおいても響きは混濁することなく、各楽器の肌触りがしっかりと感じられ、ヴィオラの厚みや木管の色彩も鮮明。強奏時のトロンボーンやティンパニの質感もたまらない気持ちよさ。「スコットランド」「イタリア」の2曲はオリジナルのARTS盤がオーディオ評論家・菅野沖彦氏にとってのリファレンス・ディスクになったほどの名録音。今回のXRCD化でオーケストラの質感はさらに向上し、より微妙な音色の移り変わりを味わえるようになった。「スコットランド」第2楽章での、スピード感を保ったまま滑らかに強弱を変化させ、様々な楽器にメロディを歌わせていく流麗さ。「イタリア」第1楽章で随所に散りばめられた細やかなアクセントが作り出す、明るく跳ね回る立体的な音響。メンデルスゾーンならではの妙味を鮮やかに描き切ったペーター・マークの凄さの真価を、今までにない精度で聴くことが出来る大注目のXRCD 。

 # xrcd の生産ラインが設備老朽化に伴い2022年末をもって廃止されるため、当タイトルはレーベル&流通在庫限りの供給となります。入手出来ない場合はご容赦ください。
GCAC-1034/8
buyボタン
(5XRCD)
\11000(税抜\10000)
ペーター・マーク〜モーツァルト:交響曲集&大ミサ曲
 交響曲〔第31番 ニ長調 K.297「パリ」/第33番 変ロ長調 K.319 /第34番 ハ長調 K.338 /第32番 ト長調 K.318 /
     第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」/第36番 ハ長調 K.425「リンツ」/第38番 ニ長調 K.504「プラハ」/
     第39番 変ホ長調 K.543 /第40番 ト短調 K.550 /第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」〕/
 大ミサ曲 ハ短調 K.427

 リンダ・ラッセル、ミラ・ヴィオティエヴィッチ(S)
 ジェイムズ・マックリーン(T) エルダー・アリエフ(B)
 フィリッポ・マリア・ブレッサン合唱指揮アテスティス合唱団
 ペーター・マーク指揮パドヴァ・ヴェネトo.
 録音:1996年2月-3月、1997年2月、4月、パドヴァ|原盤: Arts Music |新マスタリング。すべてのCDプレーヤーで再生可能。入手困難だったペーター・マークの名盤が装いも新たに高品位なセットで復活。ARTSレーベルから取り寄せたオリジナル・マスター音源を丁寧にリマスタリングし、通常CDプレイヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして商品化した。オリジナルのARTS盤も十分に定評ある音質だったが、それを凌駕する素晴らしい音質となっているのが一番の注目点。音作りの方向性としては実際の演奏に本来備わっていたものを丁寧に掬い取るアプローチであり、ペーター・マークの狙った演奏効果、細やかな表情付けのひとつひとつまでが、はっきりと眼前に立ち現れるマスタリングとなっている。ペーター・マークにとって大事な作曲家であるモーツァルト。交響曲10曲に大ミサ曲という聴き応えたっぷりのセット。マークはモーツァルトの後期交響曲に対しては大きめの編成をとっており、弦楽器、特に内声の充実ぶりが目覚ましく、同音の刻みの力強さなどはベートーヴェンのオーケストレーションをも思わせる。それでいて管楽器とのバランスも見事で、トゥッティで音楽を引き締める場面ではホルンをより強調し、木管のソロではかなり豊かな歌い込みをさせるなど、手が込んでいる。こけおどしの効果ではなく、モーツァルトに愛情を持って、スコアに書かれた音符からいかに生き生きとした音楽を組み立てるかひたむきに考え抜いた演奏と言える。たとえば「プラハ」、重々しい序奏を終え主部に入り、第1ヴァイオリンがシンコペーションの一定リズムをそっと奏で、内声が揺らぎながら和声を作り、第1ヴァイオリンが動き出す場面!マークはそこにはっきりとアクセントを付け、喜びが跳ねるようなリズム感を瞬時に作り、音楽を走り出させる。新鮮な驚きが立体的にはじける、ちょっとした味付けの妙が実に利いている。39番の序奏は堂々たる巨匠的遅さで、巨大な交響曲の幕開けを輝かしく告げます。これに呼応するかのように、フィナーレも一気呵成に陥ることなくフレーズに意味を持たせ、ぐっと深い表現を聴かせてくれる。「ジュピター」2楽章の弱音器を付けた弦楽器の繊細な響きにふわりと花を添える木管楽器の絶妙な美しさも忘れ難く、終楽章のフーガではすべての主題を慈しみ噛みしめるような稀代の大演奏が繰り広げられる。これらの演奏がより鮮明に、今までにない精度で音像化された大注目のXRCD 。
 # xrcd の生産ラインが設備老朽化に伴い2022年末をもって廃止されるため、当タイトルはレーベル&流通在庫限りの供給となります。入手出来ない場合はご容赦ください。

KII

KKC-062
buyボタン
\3300(税抜\3000)
Illusions 〔イリュージョンズ〕
 バラキレフ(1837-1910):東洋風幻想曲「イスラメイ」
 ショパン(1810-1849) /バラキレフ編曲:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 〜第2楽章「ロマンス」
 リスト(1811-1886):リゴレット・パラフレーズ S.434
 チャイコフスキー(1840-1893)/サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
  交響曲第5番 ホ短調 Op.64 〜第3楽章「ワルツ」(*) /
  交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」〜第3楽章「スケルツォ」
 ラフマニノフ(1873-1943)/阪田知樹編曲):私は彼女のもとにいた Op.14 No.4 (*) /ヴォカリーズ Op.34 No.14 (*)
 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S.244(カデンツァ:阪田知樹)

 阪田知樹(P|使用楽器:スタインウェイ
 録音:2019年9月4日、2019年12月25日、2020年1月7日、キング関口台第1スタジオ| (*):世界初録音。 真のヴィルトゥオーゾ阪田知 樹がセルフプロデュースといえる注目の録音をリリースする。2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝後、世界から注目されている俊英ピアニスト阪田知樹は圧倒的なテクニックと豊かな表現力で聴衆を虜にしている。その阪田が選りすぐり録音したこのアルバムのコンセプトは「「10 本の指×ピアノ1台」で交響曲、協奏曲、歌曲、オペラなど様々な編成の「幻影(Illusion)」を聴き手に投影する」。今回収録したどの作品も超絶技巧をともなう難曲揃い。冒頭、バラキレフの「イスラメイ」から驚かされる。コーカサスの民族舞曲をもとにしたエキゾティシズムを華やかな技巧で表現した超難曲を阪田は実に雄弁な語り口と完全無欠な演奏を披露している。そのバラキレフがピアノ独奏に編曲したショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章「ロマンス」。高度なテクニックが求められる当作品だが阪田はうっとりするほど美しく奏でる。ピアノ作品はもちろんのこと、オーケストラ作品、歌曲、オペラにも強い興味をもつ阪田。自身の強い希望で録音が実現したフェインベルク編曲のチャイコフスキーの交響曲第5番第3楽章「ワルツ」(世界初録音!)と第6番「悲愴」第3楽章「スケルツォ」は机上の空論ともいえる超難曲。コンセプトである「10 本の指×ピアノ1台」をまさに体現したこの演奏を聴けば、阪田のテクニックはもちろんのこと豊かな音楽性に魅了される。また2020年に生誕180年を迎えたチャイコフスキー、そして生誕130年を迎えたフェインベルクの記念イヤーにふさわしい録音。コンポーザー・ピアニストとしても知られる阪田は10代半ばで編曲を手がけはじめ、これまでにフォーレ、ラフマニノフなどの歌曲を中心にピアノ独奏用にアレンジしておりリサイタルでも好評を博してきた。阪田が編曲したラフマニノフの歌曲「私は彼女のもとにいた」と「ヴォカリーズ」では歌心に満ちた演奏が印象的。もちろん世界初録音となる。そして阪田の代名詞であるリスト。今回リゴレット・パラフレーズとハンガリー狂詩曲第2番を収録した。自在に歌いながらも知性的に構築された演奏は圧巻。阪田知樹が自ら選曲した珠玉の8曲を聴けば現在の阪田知樹の充実ぶりを体感出来る。録音は最高位のDSD11.2MHzで行われており、臨場感あふれる録音。ピアノ演奏の新たな可能性を探る大注目のアルバム。「現代のヴィルトゥオーゾとして注目を浴びている阪田知樹。研ぎ澄まされた技巧から個性的な音楽を繰り出す彼のピアニズムは、たしかにヴィルトゥオーゾというに相応しい。ロマン派時代のヴィルトゥオーゾ作品を集めた本盤はそうした彼の資質と美質が十二分に現れ出た聴き応えある一枚だ。」(寺西基之 〜ライナーノーツより)
KKC-4206/7
buyボタン
(2CD)
\3960(税抜\3600)
3/18発売
ベーム&バイエルン放響 Affetto 原盤
 ドヴォルジャーク:
  交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」(*)
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1958年11月27日-28日(*)、1965年10月14日-15日(#)、ミュンヘン、ともにライヴ、モノラル|音源提供: Affetto, Italy |国内既出CD: セブンシーズ、KICC-2415 (*) 、 KICC-2416 (#) 〔ともに発売:1996年、廃盤〕。 『★カール・ベーム(1894-1981)にとって、「新世界」はドイツ・グラモフォン(DGG)へのセッション録音(1978年にウィーン・フィルと)がありますが、58年にミュンヘンでバイエルン放送響を振ったこのライヴは凄い!力強さと推進力を示す第1楽章、感興の赴くまま自由さものぞかせる第2楽章など、全体的に若々しく素朴な力強さに溢れています。晩年のDGG録音しか知らない人にはビックリさせること請け合い!“ベーム”という姓(Böhm)と“ボヘミア”のドイツ語(Böhmenベーメン)から類推されるように、ボヘミアンをルーツにもつカール・ベームにとって「新世界」は愛着のあるレパートリー。同様にボヘミア王国と関係の深い団員を多数抱えるバイエルン放送響を前に、ここでは、ひときわ愛情のこもった味わい深い演奏となっており、管楽器のソロも聴きものです。★ブラームスの4番交響曲は晩年の75年セッション録音(ウィーン・フィルとDGGに)の名盤がありますが、10年前のこのライヴは血もしたたるかと思わせる熱血ぶり!感情の爆発だけにとどまらず、豊かな心があふれ出るような血潮が通った素晴らしい演奏になっています。★24年前にキングレコード(セブンシーズ・レーベル)が発売したCDの原盤、イタリア・アフェットから入手した音源を関口台スタジオでリマスタリング。音質は両曲とも年代を感じさせないほど明瞭で、ベームの譜めくりの音や踏ん張る足音まで聞き取れるほど臨場感に満ちています。昨年キングインターナショナルで発売した63年来日公演CD「第九」(KKC-2515)や69年ベルリン・フィルとの「ブルックナー8番」(テスタメント盤KKC-6068)などで、改めて知らしめたベーム全盛期のライヴの凄さが大いに実感できるCDです。』

KII 「NHKレジェンド・シリーズ7〜カラヤン&BPO 1966年来日公演 SACD化 」
 1枚のアイテム:¥3850(税抜¥3500) / 2枚のアイテム:¥4950(税抜¥4500) / 5枚のアイテム:¥15400(税抜¥14000)

 『2019年5月に発売され大きな話題となったカラヤン&ベルリン・フィル1966年の来日公演ライヴ。SACD化を、とのご要望の多さにお応えして再マスタリングを施し、SACDHybrid盤での登場となります。戦後21年、東京オリンピック2年後の日本のクラシック音楽界の真摯さとファンの熱意がますますリアルになって伝わってきます。第1回発売は5夜連続で行なわれたベートーヴェンの交響曲全集、話題を集めたブルックナーの交響曲第8番、東京のみならず大阪でも話題となったフェスティバルホールのライヴ3点の登場となります。ご期待ください。*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。』
 #2020年3月下旬発売予定。
KKC-2176SA
buyボタン
(5 HYBRID_SACD)
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜ベートーヴェン:交響曲全曲連続演奏会 SACD
  Disc 1 [第1夜:1966年4月12日]
  「コリオラン」 Op.62 序曲 (+) /交響曲〔第6番 ヘ長調 Op.68「田園」/第5番 ハ短調 Op.67「運命」〕
  Disc 2 [第2夜:1966年4月13日] 交響曲〔第4番 変ロ長調 Op.60 (#) /第7番 イ長調 Op.92 〕
  Disc 3 [第3夜:1966年4月14日] 交響曲〔第1番 ハ長調 Op.21 /第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」〕
  Disc 4 [第4夜:1966年4月15日]
  交響曲〔第2番 ニ長調 Op.36 /第8番 ヘ長調 Op.93 〕/「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
  Disc 5 [第5夜:1966年4月16日] 交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」(*)

  グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S;*) 長野〔若杉〕羊奈子(Ms;*)
  ヨーン・ファン・ケステレン(T;*) マルッティ・タルヴェラ(B;*)
  外山雄三合唱指揮(*) 東京放送cho.(*)、東京混声cho.(*)、
  二期会cho.(*)、日本合唱協会(*)、藤原歌劇団合唱部(*)

  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 BPO
 録音:[内]、すべて東京文化会館、ライヴ、ステレオ|CD: KKC-2176 (5CDs) | (#)はおそらく KKC-2176 が初出、(+)は同様に初CDフォーマット化、他も同様にマスターからの初復刻|既出DVD, CD-R: NHK エンタープライズ〔 NHK クラシカル〕、 NSDX-12264 (カラヤン生誕100周年ボックス/ 9CDs + DVD / 発売:2008年) (+)〔廃盤、入手不能/当店未案内〕/ FKM [CD-R], FKM-CDR291 (No.6) / Eternities [CD-R], ETCD-263-S (Nos.5-6), ETCD-293-S (Nos.7-8), ETCD-327-S (No.3) / Kapellmeister [CD-R], KMS-005 (No.1 & Leonore 3) / Karna Musik [CD-R] (Nos.2, 9/他) 。『★カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月12日から16日にわたりベートーヴェンの交響曲の全曲コンサートを行いました。毎日のプログラミングはカラヤン自身が熟考し、最大の効果があがるように工夫されています。また最初に「コリオラン」、最後の第9の前に「レオノーレ第3番」という序曲を置くことで、すべてがメインの第9へ向かうことを示します。これについては連日会場で聴き詳しくレポートし、カラヤンの意図を分析した柴田南雄氏渾身の名解説をブックレットに全文掲載しており興味津々です。★序曲「コリオラン」以外は初出。カラヤンとベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集といえば、1961-2年、1975-77年、1982-84年録音のDG盤が有名ですが、まだ若さあふれる1966年のステレオ・ライヴが加わったことはまさに奇跡でファン狂喜。この来日公演は「ベートーヴェンの全交響曲を連日演奏する」というカラヤンのからの条件で実現したと言われ、それほど彼がベートーヴェンにこだわったことが伝わってきます。当時、この一連の公演のチケットは高額ながら入手困難で、徹夜で求めるファンが社会現象としてニュースになりました。それほどまでに日本のクラシック・ファンを夢中にさせた日本クラシック音楽史に残る重要な記録、ぜひお楽しみください。』
KKC-2181SA
buyボタン
(2 HYBRID_SACD)
カラヤン& BPO 1966 来日公演 SACD 〜
 ブルックナー
:交響曲第8番 ハ短調(ハース版)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年5月2日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ| KKC-2181/2 がマスターからの初復刻|既出CD-R: WME, WME-S-1036/7 。『★カラヤンとベルリン・フィル1966年来日公演のうち、ベートーヴェンの交響曲全曲シリーズとならんでクラシック・ファンの関心を集めたのがブルックナーの交響曲第8番。まだ日本でブルックナー・ブームが起こる以前でしたが、聴衆の強い集中力と熱気が伝わる壮絶なライヴで、ベートーヴェンがカラヤンとベルリン・フィル芸術の精神的な骨格を示してくれたとすれば、ブルックナーは血と肉づけを体験させてくれたと評されました。シンフォニックな充実度も満点で、終演後の熱狂ぶりが当時の日本の音楽ファンの真摯さとして伝わります。』
KKC-2183SA
buyボタン
(HYBRID_SACD)
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜大阪公演 SACD
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」 Op.20 (*)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年4月22日、大阪フェスティヴァルホール、ライヴ、ステレオ| (*)はおそらく KKC-2183 が初出、(#)は同様にマスターからの初復刻|既出CD-R: Kapellmeister, KMS-001 (#) 。なお、同日の(*)とされる演奏が Vibrato から VLL-258 で出ていたが、これは1957年11月3日の来日公演時演奏だったという。『★カラヤンとベルリン・フィルは1966年の来日ツアー中4月22日に、第9回大阪国際フェスティバルへ参加公演しました。その際のブラームスの交響曲第1番がたいへんな名演で、関西の音楽ファンの心を掴んだことが今日でも語り草となっています。何とそれを音で聴くことが実現します。カラヤンならではの演出の巧みさで、彼の世界へ引きずり込まれてしまいます。当日の演奏会ではカラヤン十八番のリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」も披露され、その名人芸でオーケストラの醍醐味を存分に味わせてくれます。』

アール・アンフィニ
 〔ミューズエンターテインメント/ソニー・ミュージックダイレクト〕

MECO-1058
buyボタン
(HYBRID_SACD)
\3300(税抜\3000)
2/19発売
シューベルトを讃えて
 シューベルト、ポンセ、ランツの作品

 鈴木大介(G)
 録音:2019年。

OMF (Oasis Music Factory) by KOSSACK

KCD-2070
buyボタン
\2799(税抜\2545)
藤枝守(作曲):ルネサンスの植物文様 西山まりえ(ルネサンスHp/
 イタリアンCemb)
 録音:2018年7月。

LAPLACE RECORDS(森音楽事務所)

LPDCD-105
buyボタン
\3080(税抜\2800)
3/12発売
W.F.バッハ
 2本のフルートのための6つの二重奏曲集
上野 星矢、
アレキシ・ロマン(Fl)
 録音:2019年。

LE PETIT DISQUE(森音楽事務所)

LPDCD-018
buyボタン
\2750(税抜\2500)
Day to Day 原 永里子(Vc)他
 録音:2016年。

TC−RECORDS

TCR-2016A
buyボタン
\2699(税抜\2454)
伊藤亜美「A」〜ヴァイオリン無伴奏作品集
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004
 バルトーク(1881-1945):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 BWV.1005 〜第3楽章 ラルゴ(*)

 伊藤亜美〔尾池亜美〕(Vn)
 録音:2015年10月26日-27日、聖ヨハネ・ネポムク教会、ウィーン/2016年3月30日、紀尾井スタジオ、東京(*) 。

VIRTUS CLASSICS

VTS-011
buyボタン
\2999(税抜\2727)
彩光 ア・ラ・フランセーズ
 サン=サーンス:幻想曲 Op.124 / サティ/武満徹編曲:星たちの息子〜第1幕への前奏曲「天職」
 フォーレ:ヴォカリーズ・エチュード/夢のあとに/子守歌 Op.16 /シシリエンヌ Op.78 /コンクール用小品
 ドビュッシー:小舟にて / ラヴェル:ハバネラ形式の小品/カディッシュ / イベール:間奏曲
 カントルーブ/ファブリス・ピエール編曲:捨てられた女 / ダマーズ:アーリー・モーニング変奏曲
 アンドレス(1941-):ナルテックス

 瀬尾和紀(Fl) 福井 麻衣(Hp)
 録音:2019年4月29日-5月1日。#当初日本語題名を『採光〜』としておりましたが代理店のミスで、上記が正しいとのことです。



輸入マイナー・レーベル




NAR CLASSICAL (伊) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 21世紀初頭に業務を停止し、その後十数年以上他から再発がなかった AGORA Musica レーベルの音源を発売している模様のレーベル。前記 AGORA や ARKADIA (HUNT) レーベルの社主だった Nikos Velissiotis ではないかと思われる名前が記されており、その点でも関係がありそう。# CD-R 製版の可能性があり、プレス盤を指定してのご注文はお受けできません。品番は6桁と5桁があり、5桁のほうが新しいアイテムになります。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アレッサンドロ・カルボナーレ〜モーツァルト&ロッシーニ:協奏曲集
 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
 ロッシーニ: アンダンテ、主題と変奏曲 ヘ長調(1812) /
       クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏曲 ハ長調(1809)

 アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)
 ヴラディスラフ・チャルネツキ指揮プフォルツハイム南西ドイツ室内o.
 録音:1997年3月2日-4日、ニーフェルン=エーシェルブロン、ドイツ、 DDD |初出・既出CD: Aroga, AG-111.1 〔廃盤〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セルゲイ・クリロフ〜パガニーニ:ヴァイオリン小品集
 無窮動 Op.11 /モーゼ幻想曲 MS.23 /ポラッカと変奏曲 MS.18 /24のカプリス Op.1 〜ラ・カンパネッラ/
 カンタービレ Op.17 /ロッシーニ「タンクレディ」の「こんなに胸騒ぎが」の主題による序奏と変奏曲 Op.13 /
 ソナタ第12番/カプリッチョ MS.54

 セルゲイ・クリロフ(Vn|使用楽器:ストラディヴァリ「クレモナ 1715」
 ステファニア・モルモーネ(P)
 録音:1998年9月21日-24日、パラッツォ・パッラヴィチーノ、クレモナ、イタリア、 DDD |初出・既出CD: Aroga, AG-198.1 〔廃盤〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
シューマン夫妻:ピアノ協奏曲集/他
 クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.7 (*)
 ローベルト・シューマン:
  ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (*) /
  序曲「メッシーナの花嫁」 Op.100
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
エンリーカ・チッカレッリ(P;*)
フリーデマン・レイヤー指揮
モンペリエ・
 ラングドック=ルシヨンpo.
 録音:1995年6月14日-16日、オペラ・ベルリオーズ=ル・コルム、モンペリエ、フランス|初出・既出CD: Aroga, AG-014.1 〔廃盤〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
モーツァルト:テナーのためのアリア集
 レチタティーヴォとアリア「哀れな男よ! − 息吹く微風」 K.431 /アリア「運命は恋するものに」 K.209 /
 「コジ・ファン・トゥッテ」〜恋のそよ風/「ドン・ジョヴァンニ」より〔彼女こそわたしの宝/恋人を慰めて〕/
 「ティート帝の慈悲」〜皇帝の主権にとって/「羊飼いの王」〜太陽に面と向って/
 「イドメネオ」〜私の罪ではない/アリア「願わくは、いとしい人よ」 K.78 /
 「偽の女庭師」〜聞いてくれ。だが彼女は去って行く/カンツォネッタ「静けさはほほえみながら」 K.152

 エルネスト・パラシオ(T) タマーシュ・パール指揮サリエリ室内o.
 録音:1993年11月26日/29日、セゲド、ハンガリー|初出・既出CD: Arkadia (HUNT), CDAK 138.1 / Aroga, AG-087.1 〔廃盤〕。パラシオ(1946-)はペルー出身で、フアン・ディエゴ・フローレスを教えたことでも知られる。
NAR-10719
buyボタン
(2CD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ロッシーニ:歌劇「トルヴァルドとドルリスカ」(1815)
 フィオレッラ・ペディコーニ、エルネスト・パラシオ、
 ステファノ・アントヌッチ、マウロ・ブダ(Vo)/他
 マッシモ・デ・ベルナルト指揮スイス・イタリア語放送o.
 ディエゴ・ファゾリス合唱指揮スイス・イタリア語放送cho.
 録音:1992年1月11日、ルガーノ、ライヴ、 DDD |初出・既出CD: Arkadia (HUNT), CDAK 123.2 / Aroga, AG-073.2 〔ともに廃盤〕

CARUS 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
83-043
buyボタン
(9CD)
3CD価格
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):全集 BOX III (Vol.15-20, CD 20-28)
 単売:83-276, 83-275, 83-271, 83-274, 83-277, 83-278 のセット化
83-044
buyボタン
(10CD)
3CD価格
マスターズ・オブ〜ドレスデンの教会音楽
 単売:83-258, 83-272, 83-148, 83-314 から, 83-169 から, 83-175, 83-349, 83-183, 83-246 のセット化
アントワーヌ・ブリュメルミサ曲「見よ、大地の揺れ動きを」
 交唱:見よ、大地の揺れ動きを / 昇階唱:この場所は神によって造られた / 奉献唱:神なる主
 ジョスカン・デ・プレ:深い淵から / ヨハン・ヴァルター:深き淵より/なんと幸いなことか
 デ・ローレ:主よ、何と永く我を忘れたまいしか / トーマス・シュトルツァー:主よ、何と永く我を忘れたまいしか
 ニコラ・ゴンベール:「復活祭ミサ」〜アニュス・デイ

 カルムス・アンサンブル[S/A/T/Br/B] アマルコルド[2T/Br/2B]
 アンナ・ケルンホーファー、イザベル・シュケタンツ(S)
 録音:2018年4月、6月、聖トーマス教会、ライプツィヒ。宗教改革の発端となるマルティン・ルター1517年の「95か条の論題」へヨハン・エックが反論、1519年にライプツィヒで行われた「ライプツィヒ討論: LEIPZIGER DISPUTATION」を連想させるような、カルムスとアマルコルド、ドイツを代表する2つのヴォーカル・アンサンブルによる歌の掛け合い=競演が楽しめるユニークな企画アルバム。中心になるのは、アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1513頃)の代表作12声の荘厳なミサ「見よ、大地の揺れ動きを」で、曲の間に、ジョスカン・デ・プレヨハン・ヴァルター、トーマス・シュトルツァーの作品を挟む構成となっている。
ハンス・フェーアマン(1860-1940):モテット集
 多声合唱による宗教的コンチェルト(モテット)「涙とともに種まく人は」 Op.56 /
 多声合唱のための7つの箴言(しんげん) Op.45 /多声合唱のための5つの箴言と詩篇 Op.34

 フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト声楽アンサンブル
 録音:2017年2月14日-16日、20日-22日、2018年3月26日-29日、 SWR 放送スタジオ、シュトゥットガルト|全て世界初録音。ザクソンのオルガニストの父と呼ばれその作曲技法はオルガンのリヒャルト・シュトラウスと称されるほどの魅力を持った、作品の多くは1943年ライプツィヒの爆撃により失われた。ベルニウスはフェーアマンの声楽作品の修復に長年、力を注いでおりそれらの作品は後期ロマン派的な合唱音楽供給の充実に欠かせない程重要である、とベルニウスは語る。カントールの息子であったフェーアマンは5歳でピアノを学び始めショパンの編集者であったヘルマン・ショルツ(Hermann Schulz)、オルガンを、カール・アウグスト・フィッシャー(Carl August Fischer)作曲を、ジャン・ルイ・ニコデ(Jean Louis Nicode)に学んだ後オルガニストとして活躍し1939年までドレスデンの王立音楽院で後進の指導を行った。フェーアマンが生涯で残した作品は90曲程。多くの歌曲や合唱曲、いくつかの室内楽、二つのオラトリオ、オルガンと管弦楽のための協奏曲と共にオルガンの作品を多く残している。
ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):宗教的コンチェルト集
 また、光の中にある聖徒の/その永遠の命とは/天よ、上からしたたらせよ/目を天に上げよ/
 かくのごとく神は世を愛したまえり/主よ、私の神よ、私は感謝する/主よ、あなたさえこの世にあれば/
 私の魂は黙ってただ神を待ち望む/それはわが喜び/あなたの大庭にいる一日は/ここに神の愛が私たちに示された/
 しかし人は律法の/おお愛する主なる神/見よ、主の目は主を恐れる者に注がれる/まことに、あなたがたに告げる

 ヨッヘン・アルノルト指揮カペラ・プリンチパーレ、グリ・スカルラッティスティ(cho.)
 録音:2019年4月30日-5月3日、ゲニンゲン福音教会。ドイツで生まれ作曲やオルガニストとして活動していたローゼンミュラーが合唱団員の少年への性暴力の疑いで1655年に逮捕、1645に初めて訪れそのモダーンな作風のスタイルを手に入れたとされるイタリアに逃れ活動する前のドイツで活躍していた時期、若かりし頃の作品15曲を集めたアルバム。巧みな対位法書法、明るく清らかで美しいメロディと豊かな和声が魅力的な清々しい作品の数々。
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op.123
 ヨハンナ・ヴィンケル(S) ゾフィー・ハルムセン(A)
 セバスティアン・コールヘップ(T) アルットゥ・カタヤ(B)
 フリーダー・ベルニウス指揮ホーフカペレ・シュトゥットガルト、シュトゥットガルト室内cho.
 録音:2018年10月16日-17日、修道院教会、アルピルスバッハ、ドイツ。2011年の録音で高い評価を得た「ミサ曲 ハ長調」(83-295)に続きベートーヴェン生誕250年を迎える2020年に向け万を期して発売される名指揮者ベルニウスによるCARUSレーベルへのベートーヴェン作品2作目は南西ドイツ放送との共同制作によって録音された「ミサ・ソレムニス」。
合唱のためのベートーヴェン
  〔編曲:クリトゥス・ゴットヴァルト(1925-) (*)、クリストフ・JK.ミュラー(1989-) (#)、
      ヨン・ホイビュ(1939-) (+)、イグナーツ・ハイム(1818-1880) (**)、ヤーコ・マンテュヤルヴィ(##)、
      ゴットローブ・ベネディクト・ビーライ(1772-1840) (++)、ヴァルデマール・クリンク(1894-1979) (***)、
      ギュンター・マルティン・ゲッチェ(1953-) (###)、ペーター・シントラー(1960-) (+++)、
      ジャコモ・メッツァリラ(1959-) (****)、フリードリヒ・ジルヒャー(1789-1860) (####)、
      ハンス・ゲオルク・ネーゲリ(1773-1836) (++++)、アニア・メルシュ(1968-) (*****) 〕
 新しき愛、新しき生命 Op.75 No.2 (*) /あこがれ WoO.134 No.3 (#) /寂しさの喜び Op.83 No.1 (*) /
 君を愛す WoO.123 (+) /夜への讃歌(ピアノ・ソナタ第23番「熱情」第2楽章の主題による)(**) /
 魔王 WoO.131 (##) /キリエ(ピアノ・ソナタ第14番「月光」第1楽章の主題による)(++) /
 願い Op.48 No.1 (***) /懺悔の歌 Op.48 No.6 (###) /自然における神の栄光 Op.48 No.4 (###) /
 合唱版「神性:人は高貴で、慈悲深く、善良であれ」 WoO.185 /女性合唱版「無垢の花が撒かれる所」 Op.117 No.4 /
 モルモット Op.52 No.7 (+++) /おお、懐かしき森よ WoO.119 (****) /合唱版「蛍の光」 WoO.156 No.11 /
 男性合唱のための「ペルシャの夜の歌」(交響曲第7番第2楽章の主題による)(####) /
 合唱版「悲歌 - 生けるごとく安らかに」 Op.118 /
 涙、慰め(ヴァイオリン・ソナタ第7番の主題による)(++++) /奉献歌 WoO.126 (*****)

 フロリアン・ベンファー指揮ドイツ青年室内cho. ニコライ・クルーゲル(P)
 録音:2019年4月28日-30日、ハノーファー、ドイツ。ベートーヴェン作品の更なる可能性を合唱から追及したアルバム。4曲のオリジナル(合唱版)、15曲の歌曲・交響曲などからの合唱への編曲版を収録。
慰め〜松下耕、レーガー、マーラー:合唱作品集
 松下耕: Ubi caritas / O salutaris hostia / Tenebrae factae sunt / Salva me /
      De profundis clamavi / Usquequo Domine / Domine, fac me servum pacis tuae
 レーガー:3つの合唱曲 Op.68 /慰め/夜に/夕べの歌
 マーラー/クリトゥス・ゴットヴァルト編曲:夕映えの中で(交響曲第5番〜アダージェット)

 ゲオルク・グリュン指揮ザールブリュッケン室内cho. イヴェット・キーファー(P)
 録音:2019年3月2日-5日、ザールラント放送協会大ホール、ザールブリュッケン。1962年生まれの松下耕は、作曲家、合唱指揮者として様々な方法で合唱研究を行い、自身の演奏活動、審査員、各地合唱講習会での指導など日本に留まらず世界中での多くの活動を通して合唱音楽の発展に長く精力的に関わり続けている。2005年には最も国際的に活躍した合唱指揮者、作曲家、合唱団体に贈られる「ロバート・エドラー合唱音楽賞」を受賞他、数々の賞を受賞。世界中の合唱団やそのファンに愛されている松下耕の作品を含む本アルバムでは、 "慰め: CONSOLATIO "のコンセプトの元、松下の他レーガー、マーラー(ゴットヴァルト編曲)の美しく深い祈りの音楽11曲をドイツを代表する室内合唱団の一つであるザールブリュッケン室内合唱団が慈しむように言葉を音にのせて作品への深い共感と共に演奏している。
83-507
buyボタン
(2CD)
1CD価格
カルムス(声楽アンサンブル)〜20周年記念ベスト・アルバム
 既出レーベル: QUERSTAND, CARUS から協力を得て、既発売アルバムから28曲を厳選収録。
カール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ(1736-1800):16声のミサ曲(*)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):スターバト・マーテル(#)
 フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内cho.
 クレメンス・フレーミヒ(Org;*) エルベ・ドシー(通奏低音Vc;#)
 エーベルハルト・マルトフェルト(Vn;#) ゾントラウト・エンゲルス=ベンツ(Org;#)
 録音:2007年10月26日-27日、ブレーメン(*) /1996年2月6日、7月1日、9月25日、ゲニンゲン福音教会(#) |初出・既出CD: 83-222 (*), 83-208 (#) 。ベルリン・ジングアカデミーの創設者として、またJ.S.バッハ作品の復活・普及に携わった音楽家の一人として知られているファッシュ。ジングアカデミーのために多くの作曲をしたが自分に厳しく作品を世に広める事に関心を持たない禁欲的とも言える性格から多くの作品は破棄され、残っている楽譜は多くない。1783年に書かれた「16声のミサ曲」はオルガンの通奏低音と共に歌われる高い技術力を演奏家に求められるミサ曲。今回CARUS出版による楽譜の発売に合わせ、同じく過去の発売音源からスカルラッティと合わせて再収録し、発売する。

MALIBRAN (仏) 1枚あたり:¥2750(税抜¥2500)

 # CD-R 製版盤が含まれる可能性があり、プレス盤を指定してのご注文はお受けできません。旧譜はこちらから(現・代理店での扱いがない旧譜は高額となります)。
オッフェンバック
 夢幻オペラ「月世界旅行」(1875) 抜粋(15曲/ラジオ・ドラマ形式)
  [クローディーヌ・コラール(S;ファンタジア) ジョセフ・ペイロン(T;カプリス)
   リュシアン・ロヴァノ(B;ヴラン王) ミシェル・アメル(T;ミクロスコープ)
   ジャン=ポール・クレデール指揮管弦楽団/1961年11月20日、 RTF 、放送用収録]/
 喜歌劇「デュナナン父子の旅行」(全3幕|1862年)抜粋(7曲/ラジオ・ドラマ形式)
 [クリスティアーヌ・アルベル(S;パメラ)ニコル・ブロワッサン(Vo:レオカディエ)
  ジャン・ジロドー(T;ティンパノン/パトロクル) ピエール・ジェルマン(Br;レスパンゴ)
  エドゥアール・ベルヴィリ指揮管弦楽団/1956年6月2日、 RTF 、放送用収録]
オッフェンバック
 喜歌劇「チュリパタン島」(全1幕|1868年)〔ラジオ・ドラマ形式/全曲〕
  [リナ・ダシャリー(S;アレクシー) ドヴァ・ダシー(Ms;テオドリーヌ)
   ジョゼフ・ペイロン(T;エルモーザ) アンドレ・バルボン(Br;カカトワ公爵)
   ルネ・ルノティ(T;ロイボンダール) マルセル・カリヴェン指揮
   フランス国営放送o.&cho./1958年3月30日、放送用収録]/
 喜歌劇「美しい香水屋」(全3幕:1873年)〜7曲(抜粋)
  [クリスティアーヌ・アルベル(S;ローズ)
   ドゥニーズ・デュヴァル(S;クロリンデ) ジャン・ジロドー(T;バボレ)
   ジャック・ルッチオーニ(T;パロット) ジャック・マルス(Br;ジェルマン)
   マルセル・カリヴェン指揮/1956年1月1日、 ORTF 、放送用収録]
オッフェンバック:喜歌劇「おしゃべり屋」(全2幕|1862年)
 [アニック・シモン(S;イネス、富豪の姪) ファネリー・ルヴォワル(Ms;ベアトリス、富豪の妻)
  エム・ドニア(Br;ローラン、貧乏な詩人) アンドレ・ヴェシエール(B;サルミエント、富豪)
  ジェラール・フリードマン(T;治安判事書記官) ピエール・キャプドヴィエル指揮管弦楽団/
  録音:1958年2月25日、パリ]
*ボーナス〜オッフェンバック:アリア7曲([歌手/レコード番号])
  「おしゃべり屋」〜アリア[ Nicod (S)/ GRAMO P443 ]/
  「人参の王様」〜女声二重唱[ Brohly & Bakkers / GRAMO 34231 ]/
  「ペロニラ先生」〜アリア[ Juliette Simon (S)/ GRAMO 33313 ]/
  「オーストリア皇太子妃」〜アリア[ Edmee Favart (S)/ Pathe 2026 ]/
  「パン屋の女将はお金持ち」〜アリア[レイナルド・アーン(Vo/作曲家)/ COLUMBIA D 2022 ]/
  「鼓手隊長の娘」〜アリア[ Andre Noel (T)/ Pathe X 91019 ]/
  「山賊たち」〜二重唱[ Mr. et Mme. Musy / GRAMO K 6341 ]

MYTO 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
MYTO "HISTORICAL LINE"
2CD-00338
buyボタン
(2CD)
バスティアニーニ + ガヴァッツェーニ〜パイジェッロ(1740-1816):歌劇「セビリャの理髪師」
 カルロ・デ・アントーニ(T;アルマビバ伯爵)
 エットレ・バスティアニーニ(Br;フィガロ)
 マリネッラ・メーリ(S;ロジーナ) ジョルジョ・オネスティ(B;ドン・バルトロ)
 ロベルト・ヴェッキ(B;ドン・バジーリオ)他
 ジャンナドレア・ガヴァッツェーニ指揮フィレンツェ市立歌劇場o.&cho.
 録音:1953年3月25日、フィレンツェ市立歌劇場小ホール、ライヴ、モノラル|おそらく初出音源。ライヴ特有の傷は聴かれるがモノラルながら音質は良好で歌手の息遣い、楽譜のめくる音、プロンプターの声まで薄く聴こえ全体としては明確で、くっきりとした音質。バスからバリトンへの転向で1952年に再デビューしたバスティアニーニにとり1953年は大歌手への道を歩み始めた充実した年で、ハンブルク・ラジオへプッチーニ:「外套」の録音を行い、1月に、マリア・カラスとドニゼッティ:ランメルムールのルチアをフィレンツェで共演し、ヨーロッパ初演のプロコフィエフ:「戦争と平和」に出演、各地で名声を高め、年末にはニューヨーク・メトロポリタン歌劇場へのデビューを果たしている。

TACET 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)
 (SACDハイブリッド盤、ブルーレイ・オーディオ盤も同一価格)

 旧譜はこちらから
TACET-231SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 〔第1番 変ロ長調 K.207 /
  第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」〕
ゴルダン・ニコリッチ(Vn)
オランダ室内o.
 録音:2017年2月、ヤクルト・ホール、アムステルダム。 モーツァルト:交響曲「ハフナー」「リンツ」(TACET-230SACD) に続く、ニコリッチ&オランダ室内o.によるモーツァルト作品第2弾。
TACET-234SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
アウリンSQ 〜モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 〔第16番 変ホ長調 K.428 /第18番 イ長調 K.464 〕
アウリンSQ
 録音:2017年2月-4月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ。 CD: TACET-972 (3CDs) からのSACD化分売。
TACET-246SACD
buyボタン
(1 HYBRID_SACD
+ 1CD)
1枚価格
ダニエル・ガエーデ〔ゲーデ〕(Vn)〜ベートーヴェン
 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3 (*) /ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (#)
  #各盤収録内容[ SACDのSACD層: (*/#) / SACDのCD層: (*) / CD: (#) 〕
 ダニエル・ガエーデ(Vn) トーマス・ガエーデ(Va;*)
 セバスティアン・ゲーデ(Vc;*) ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内o.(#)
 録音:2018年4月20日、9月22日、イエス・キリスト教会、ベルリン(*) /2017年7月3日-7日、ステラ・マリス教会、ソポト、ポーランド(#) 。TACETレーベルの音質へのこだわりがつまった商品。VPOや読売日本so. のコンサート・マスターとして知られ演奏ボランティア活動を通して日本でも広くファンを持つ1966年生まれの名ヴァイオリニスト、ダニエル・ゲーデによるベートーヴェン。兄トーマスと弟セバスティアン共に息の合った三重奏曲と伸びやかで豊かな音色が美しい協奏曲を収録したアルバム。
TACET-247
buyボタン
(3CD)
1CD価格
クリストフ・ウルリヒ(P)〜D.スカルラッティ:ソナタ全集 Vol.3 K.98-114
 クリストフ・ウルリヒ(P)
 録音:2017年9月、2018年9月、イエス・キリスト教会、ダーレム、ベルリン。 ドイツ生まれのウルリヒはレナード・ホカンソン、ルドルフ・ブッフビンダーらに学び、特に古典音楽演奏を得意とするピアニスト。主にアンサンブルのピアニストとして活躍しつつ、自身がプロデュースするあまり耳にすることの無い音楽の普及を目的としたコンサートや、テレビ局と子供のための教育プログラムを組み、放送をとおして活動。教育者としての側面も持つ、ドイツ国内で活躍するピアニスト。派手さはないものの、音楽への誠実さが伝わる丁寧な演奏。
TACET-248SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
14-16世紀、中世フィンランドとスウェーデンの音楽(バルト海シリーズ Vol.2)
 <フィンランド> Abo Gradual(かつてフィンランドの首都であったトゥルクの交唱聖歌)
  とピエ・カンツィオーネス: Piae Cantiones 1582年(フィンランドで編纂された讃美歌集)から作曲者不詳の5曲
 <スウェーデン> 1303-1373年、カントゥス・ソロルム: Cantus sororum から作曲者不詳の6曲
 <フィンランドの司教、聖ヘンリー [Henry of Finland] の音楽>
   Abo Gradual とピエ・カンツィオーネスから作曲者不詳の3曲
 <スウェーデンの聖人たち、聖ビルギッタ、聖エリン、聖エスキルの音楽 (14-15世紀)>作曲者不詳の7曲
 <フィンランド> Abo Gradual とピエ・カンツィオーネスから作曲者不詳の3曲

 アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット(Vo)指揮
 アンサンブル・ペレグリーナ(女性ヴォーカル・アンサンブル)
 ステファン・ゴットリーブ(リュート) マルクス・ディートリヒ(シターン) リチャード・アール(Vn)他
 録音:2017年2月、ビニンゲン、スイス。ポーランドの歌手であり音楽学者であるブジンスカ=ベネット率いるアンサンブル・ペレグリーナによる「13-15世紀、中世デンマークの音楽」(TACET-243)に続くバルト海シリーズ第2段。※中世フィンランドとスウェーデンの透明感ある素朴で美しい音楽を、取り上げる作品の希少性と高い技術でアルバム発売毎に高い評価を得続けているアンザンブル・ペレグリーナの演奏でお楽しみ頂ける。
ミクローシュ・ペレーニ参加〜ドヴォルジャーク
 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op.95 /
 チェロと管弦楽のための「森の静けさ」 Op.68 No.5 (*) /
 チェロと管弦楽のためのロンド ト短調 Op.94 (*) /
 スラヴ舞曲集第1集 Op.46 より
  〔第5番 イ長調 Op.46 No.5 /第6番 ニ長調 Op.46 No.6 /第8番 ト短調 Op.46 No.8 〕

 ミクローシュ・ペレーニ(Vc;*)
 アンドラーシュ・ケラー指揮コンチェルト・ブタペスト
TACET-250SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
 録音:2018年1月、6月、コンサート・ホール、イタリア文化研究所、ブダペスト。ブダペスト祝祭o. のコンサートマスターとして、またケラー四重奏団のヴァイオリニストとして世界的に活躍し、近年では指揮者としても多くの活動を行うアンドラーシュ・ケラー指揮によるTACETレーベルへの録音、ブルックナー:交響曲第9番に続く「第9番交響曲シリーズ」第2段。※長年、弦楽四重奏団で活躍してきたケラーは各楽器が持つ音質・音色を室内楽のように繊細に調和させ豊かな響きを生み出し歌心に溢れたこの交響曲を清らかに格調高く表現している。ハンガリー出身の名チェリスト、ミクローシュ・ペレーニを迎えての慎ましやかで気品のある美しい2曲の演奏も魅力的。
ディルク・アルトマン(Cl)&鈴木優人(P)〜モーツァルト
 クラリネット五重奏曲「シュタードラー」 イ長調 K.581 (*) /
 クラリネットとピアノのための2つの歌(#)
  〔ラウラに寄せる夕べの想い K.523 /クローエに K.524 〕/
 クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 (+)
 ディルク・アルトマン(バセットCl;*/+|Cl;#)
 ルートヴィヒ室内プレイヤーズ(*)
  [白井 圭(Vn1) エミリー・ケルナー(Vn2) ヤニス・リールバルディス(Va) 横坂源(Vc)]

 鈴木優人(P)指揮(+) SWR so.団員[白井 圭(Vn)他](+)
TACET-252SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
 録音:2018年1月15日-18日〔ブックレットに『2017年〜』との誤記があるとのこと〕、キルヒハイム・ウンター・テック、ドイツ。1985年からシュトゥットガルト放送so. の首席、2016年から2016年からSWRso. のメンバーとして、またソリストや室内楽現代音楽の普及など幅広く世界中で活躍している1965年ドイツ生まれのクラリネット奏者、デイルク・アルトマン。ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズの一員として度々日本を訪れその素晴らしい技術、音楽性で我が国でも多くのファンを得ている。日本のヨーゼフ(JOSEF)社製の楽器を使用している事でも知られているアルトマンの新作は、日本を代表する指揮者の一人、鈴木優人と自身が所属するオーケストラによって構成された気心しれたメンバー達と演奏したモーツァルトのクラリネットのために書かれた作品2曲とクラリネットで演奏される機会も多い美しい歌曲、2曲を収録。※クラリネット協奏曲では作曲当時の習慣に合わせてピアノ・フォルテ(Cembalobau Merzdorf製)を通奏低音として用いて演奏している。
TACET-256
buyボタン
(2CD)
1CD価格
エフゲニー・コロリオフ(P)〜ブラームス:間奏曲全集
 バラード集 Op.10 〜間奏曲 ロ短調 Op.10 No.3 /
 8つの小品 Op.76 より 間奏曲
  〔変イ長調 Op.76 No.3 /変ロ長調 Op.76 No.4 /イ長調 Op.76 No.6 /イ短調 Op.76 No.7 〕/
 幻想曲集 Op.116 より 間奏曲
  〔イ短調 Op.116 No.2 /ホ長調 Oo.116 No.4 /ホ短調 Op.116 No.5 /ホ長調 Op.116 No.6 〕/
 3つの間奏曲 Op.117 〔変ホ長調/変ロ短調/嬰ハ短調〕/
 6つの小品 Op.118 より 間奏曲
  〔イ短調 Op.118 No.1 /イ長調 Op.118 No.2 /ヘ短調 Op.118 No.4 /変ホ短調 Op.118 No.6 〕/
 4つの小品 Op.119 より 間奏曲〔ロ短調 Op.119 No.1 /ホ短調 Op.119 No.2 /ハ長調 Op.119 No.3 〕

 エフゲニー・コロリオフ(P)
 録音:2018年10月、2019年2月、イエス・キリスト教会、ダーレム、ベルリン。名ピアニスト、コロリオフによるブラームスの間奏曲全集。音に没頭し思慮深く紡ぎだされた音楽は私達に新たな発見を驚きと共に与え続けてくれる。コロリオフは、研ぎ澄まされた一音一音で、ブラームスの美しいメロディーや印象的な対位法、それぞれの作品が持つ内省的な静寂を描き出している。
TACET "EIGEN ART"
 旧譜はこちらから(国内代理店で取扱いが無いアイテムは高額となります)。
ヴォルフガング・ヤコビ(1894-1972):アコーデオンのための作品集
 8つの奏楽曲(1970) /ホタ(1971) /リゴードン(1949/71) /
 スペイン民謡による10のポリフォニックな小品集(1970) /ディヴェルティスマン(1966) /
 フランス風序曲(1968) /サラバンドとアレグロ(1968) /アコーディオンのための音楽(1968)

 ダニエラ・グレンツ(アコーディオン)
 録音:2018年7月-8月、11月、ホンラート教会、ドイツ。ドイツのユーゲン島に生まれ、ミュンヘンで亡くなったヴォルフガング・ヤコビ。第一時世界大戦中、病の治療で訪れたスイスのダボスで知ったフランス印象派の音楽から影響を受け、終戦後ベルリンで作曲を学ぶ。第二次世界大戦で父がユダヤ人のため政府によってイタリアから呼び戻され弾圧を受けるも終戦後、ミュンヘンで音楽生活に立ち戻りハンス・メルスマン(Hans Mersmann)と共に「新しい音楽のためのスタジオ」の設立、ミュンヘン・トーンキュンストラーの会長など戦後の音楽文化発展にも寄与する。1960年頃からアコーデオンの可能性を広げる多くの作曲をてがけ現在その名はアコーディオン音楽の先駆者の一人として知られている。本アルバムでもアコーディオン演奏・音楽の多様性感じさせる興味の尽きない数々の作品を1968年ドイツ生まれ、多くの賞に輝きケルンを中心に活躍するダニエラ・グレンツが素晴らしい技巧を駆使して豊かな色彩感と共に演奏している。
夜の歌"〜歌、ヴィオラ、ピアノのための作品集
 ヤン・クーツィール(1911-2006):夜の歌 Op.1 「始まりと終わり」(全5曲)
 アドルフ・ブッシュ(1891-1952):歌、ヴィオラ、ピアノのための3つの歌 Op.3a /
                 夜 Op.3b(ヴィオラ版編曲:マルティン・ハーン)/
                 まなざし Op.3c(ヴァイオリン:マルティン・ハーン)
 オットー・ヨッフム(1898-1969):夜の歌 Werk.83 (全5曲)

 ハーン・トリオ
  [ハイドゥラン・マリア・ハーン(S) マルティン・ハーン(Va) ヴォルフガング・ハインツ(P)]
 録音:2018年9月、キルヒハイム・ウンター・テック、ドイツ。オットー・ヨッフムは大指揮者オイゲン・ヨッフム(1902-1987)の兄。100以上のモテット、16のミサ曲、4つのオラトリオなど主に合唱作品を多く残している。

ALBANY (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
バイロン・オキーフ:ピアノ作品集
 即興的幻想曲/エチュード〔第3番/第1番〕/バラード第1番/
 夜想曲 変ホ長調/間奏曲〔第1番−第3番〕/オハイオ川/パストラル
  カテリーナ・ウレツコ(P)
 録音:2017年-2018年。バイロン・オキーフの生年は記載されていないが、ブックレットにある写真から50〜60歳代と思われる。このピアノ作品集は2009年から2019年までに作曲されたというが、曲のタイトルからも察せられる通り、どの曲もショパン、シューマンあるいはメンデルスゾーンを思わせる曲ばかり。19世紀のサロン風の音楽をいまも書き続けている作曲家として一聴の価値あり。
19-20世紀のチェロ作品集
 シャブリエ/M.クエイル編曲:幻想的なブーレ / ヴェーベルン:2つの小品
 マシュー・クエイル:コントラダンス / ドビュッシー:チェロ・ソナタ / ラフマニノフ:チェロ・ソナタ

 ジェイムソン・プラット(Vc) マシュー・クエイル(P)
 録音:2013年。19世紀から20世紀初頭にかけてのチェロとピアノのための名曲を収録。ピアニストを勤めるマシュー・クエイルは作曲家でもあり、ここでは編曲と自作も披露している。
猫を描いた少年〜アジアとアジア系アメリカ人の作曲家による歌曲集(全17曲)
 チェン・イ:瞑想曲 / ケ=チア・チェン:3つの霜の歌 / 平林朝子:猫を描いた少年
 平井康三郎:平城山/九十九里浜 / ブライアン・アレオラ:愛の哲学
 チーチュン・チ=サン・リー:センチメンツ /他

 ブライアン・アレオラ(T) ケルヴィン・チャン(Br) ウェイ・エン・シュ(P)
 録音:2015年。アジアおよびアジア系アメリカ人の作曲家による歌曲集。特筆すべきは日本を代表する作曲家、平井康三郎の名歌曲「平城山」「九十九里浜」が取り上げられていること。アメリカ人による日本語の発音はなかなかうまい。彼らアメリカ人が平井の日本情緒たっぷりの歌曲を歌うと、不思議にもアラン・ホヴァネスやヘンリー・カウエルらがアジアから影響を受けた作品に聴こえてしまう所が面白い。
21世紀アメリカのクラリネット音楽
 ジェイムズ・M. スティーヴンソン:
  クラリネット・ソナタ(2015) (*) /バガテル(2004/15) (*) /ファンタジー(2005/15)
 ジョセフ・エイドソン:バード・オブ・パッセージ(2013) (*)
 ジェニファー・マーガレット・バーカー:「夕方の淡い緑の海へ」(2015) (#)
 サイ・ブランドン:木管四重奏のためのディヴェルティメント(2016) (+)

 クリストファー・ニコルス(Cl) ジュリー・ニシムラ(P;*)
 ジェニファー・マーガレット・バーカー(P;#) クリスティアーナ・ウィンズ団員(+)
 録音:2017年-2018年。アメリカの比較的若い世代の作曲家が21世紀に入ってから作曲したクラリネットを中心とした器楽、室内楽作品を収録。新古典主義的、新ロマン派的な傾向の作風が多い。クラリネットのクリストファー・ニコルスはデラウェア大学で教鞭を執る傍ら、ソリストとしてアメリカの多くのso. と共演している俊英。
ドナルド・レイド・ウォマック:アジアと西洋の弦楽器のための作品集
 ソリ(2011) [スヨン・リュー(奚琴) イベイ・リン(Vc) ドナルド・ウォマック(チャング)]/
 雷神(2015) [日本音楽集団]/引き伸ばし(2007) [木村玲子(十三絃筝) イグナース・ジャン(Vn)]/
 空のきらめき(2008/17) [デュオ夢乃〔玉木光(Vc) 木村伶香能(十三絃筝)〕]/
 絡み合い(2016) [アナ・ウォマック(Va) ジヨン・イ(伽耶琴) ドナルド・ウォマック(チャング)]/
 はねたインク(2014) [ショーン・ヨン=シャン・ワン(Vn) イー=チー・ジェイ・レイ(古筝)]
 録音:2010年。ドナルド・レイド・ウォマックの生年は公式に発表されていないが、ブックレットの写真から60〜70歳代と思われる。彼は日本、韓国など東アジアの音楽と西洋の音楽を融合することを自らのライフワークとしており(一方で日本の音楽と西洋の音楽を融合しようとする日本の作曲家がいる)、アメリカの作曲家がどう東アジアの音楽を捉えているのか知る上で興味深いディスク。「ソリ」は韓国の筝であるカヤグムとチェロ、打楽器チャングのための作品、「雷神」は日本でもお馴染みの日本音楽集団による大規模アンサンブルのための作品。
響きの彼方へ
 チャールズ・トムリンソン・グリフィス(1894-1920):ピアノ・ソナタ
 ジョージ・ウォーカー(1922-2018):ピアノ・ソナタ第1番
 カーライスル・フロイド(1926-):ピアノ・ソナタ / サミュエル・バーバー(1910-1981):ピアノ・ソナタ

 ヘイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(P)
 録音:2017年。20世紀アメリカの作曲家によるピアノ・ソナタ集。グリフィスはアメリカにおける印象主義音楽の先駆けといわれる。彼のソナタはスクリャービンを思わせる濃厚なロマンティシズムを湛えている。ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人で初めてピューリュッツァー賞をとった作曲家。彼のソナタは自由な無調で書かれている。アダージョで有名なバーバーのソナタも自由な無調による幻想的な佳曲。
アダムとイヴの日記〜ヴァイオリンとコントラバスのための音楽
 マイケル・ドアティ:アダムとイヴの日記(2016) / ダニエル・カヴァナー:リーチ(2016)
 トム・ニフィック:デュオ第3番(2015) / アンドレア・クレアフィールド:「木々の夢」(2017)
 ジョージ・B.チェイヴ:デュオ(2012)

 マーサ・ウォルヴールド(Vn) ジャック・アンズィッカー(Cb)
 録音:2017年。ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏という珍しい作品集。マイケル・ドアティはポスト・ミニマルにポップ・ミュージックの要素を加えた作風で一時期知られた作曲家。アダムとイヴをそれぞれの楽器に見立てた音楽上の対話が行われる。クレアフィールドの「木々の夢」は調性で書かれた抒情的な組曲。
オリ・バレール:プレイヤー・ピアノのための「遠心力」〔パート1−4〕
 プレイヤー・ピアノ〔自動ピアノ〕
 録音:2018年。作曲者のオリ・バレールの生年は記載されていないが写真から中堅世代と思われる。プレイヤー・ピアノとはいわゆるピアノ・ロールのことでロール状にした紙に穴をあけオルゴールのようにピアノを鳴らす楽器。この手法で作曲した著名な作曲家にコンロン・ナンカロウがいるが、彼はピアノ・ロールの手法により到底人間の手では演奏不可能な複雑なポリリズムやテクスチュア、五線譜の制約から解放された自由な作曲した。さて今日のプレイヤー・ピアノは穴あきロール紙ではなくコンピュータで制御された物。バレールはナンカロウの遺志を継ぐかのように複雑な作曲を試みている。
音楽の楽しみ〜ドン・ウォーカー(1941-):作品集
 ディヴェルティメント〜 Fl, Cl, Fg, Pf /パリ・ビット〜 Pfデュオ/2つのバガテル〜 Cl, Fg, Pf /
 ウィリアム・スタッフォード歌曲集〜 Br, Pf /トリオ〜 Fl, Cl, Fg /
 弦楽三重奏曲〜 Vn, Va, Vc /舞踊組曲〜 Cl, Vn, Vc, Pf /ピアノ三重奏曲第4番

 ミラン・ヴァネチェク(Vn) ヴィト・スピルカ(Cl) ヤナ・コスナロヴァ(Fg)
 アレクサンドル・ボラディエフ、リチャード・タウバー(4手P)
 マルティン・プロハスカ(P) アレン・シェアラー(Br) カレン・ロゼネク(P)他
 録音:2008年-2018年。ドン・ウォーカーはカリフォルニア大学において作曲で博士号を取得しその後11の交響曲を始め、これまでに200曲あまりの作品を発表している。ここに収められた作品はいわゆる現代音楽臭は皆無でフランス6人組を思わせる軽快洒脱な音楽。彼は複調の手法を好むようで、その祝祭的な作風とあいまって21世紀のミヨーと言ってよいだろう。
グリゴール・ハチャトゥリアン(1986-):
  ピアノ・ソナタ集
 〔嬰ヘ短調 Op.2 「アバレーヤの戦い」/
  嬰ハ短調 Op.1 「サッスンのダビデ」〕
グリゴール・
 ハチャトゥリアン(P)
 録音:2019年。グリゴール・ハチャトゥリアンはアルメニア出身の若手作曲家、ピアニスト。幼い頃よりアルメニアの伝統楽器に親しみ、9才でピアノを習い始めその才能を開花させた。15才でアメリカに移民しインディアナ大学で学んだ。一曲およそ40分ほどの二つの大作ソナタはラフマニノフや祖国アルメニアの大作曲家アラム・ハチャトゥリアンの影響が大でロシア音楽の好きな人におすすめ。なおグリゴールと大作曲家アラム・ハチャトゥリアンとの血縁関係は不明(アルメニアでハチャトゥリアンは比較的一般的な姓名らしい)。

BRIDGE (米) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ポウル・ルーザス・エディション Vol.15
 ピアノ協奏曲第3番「パガニーニ変奏曲」
  [アン=マリー・マクダーモット(P) ベンジャミン・シュワルツ指揮オーデンセso./2016年9月]/
 サンバル・ダムール第2巻(全8曲)[クアトロ・マーニ〔スティーヴン・バック(Cemb)
                    スーザン・グレイス(P)〕/2016年10月、ウォーレン、コロラド州]/
 カフカプリッチョ(全5楽章)[アンドレアス・デルフス指揮オーデンセso./2018年6月、オーデンセ、デンマーク]
 録音:[/内]。BRIDGEレーベルによるデンマークの作曲家、ポウル・ルーザス(デンマーク語読みではパウル・ルーザスが近い)のエディションの第15集。ピアノ協奏曲第3番「パガニーニ変奏曲」は2014年の作。題名通り、リストやラフマニノフも用いたことで有名なパガニーニの24のカプリッチョ第24番の主題を基にしている。ピアノ独奏はなんとアン=マリー・マクダーモット。サンバル・ダムール第2巻は1986年の作。チェンバロとピアノを共演させた面白い曲。カフカプリッチョは、カフカとカプリッチョを繋げた物。彼の歌劇「カフカの審判」に基づいている。
ドビュッシー
 12の練習曲/子供の領分(全6曲)
アレック・カリス(P)
 録音:2019年3月23日-26日、ニューヨーク。アレック・カリスの弾くドビュッシーのピアノ作品集。アレック・カリスは米国の中堅ピアニスト。BRIDGEレーベルの記念すべき最初のアルバムがカリスによるショパン&シューマン&カーターだった(BCD-9001)。レパートリーは広いが、特に近現代の音楽で高く評価されている。ここでのドビュッシーも明快な切り口で、雰囲気に流されることなくドビュッシーの近代性をキッチリ音にしている。

CASCAVELLE (瑞) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

  アナウンスされていない ご案内済旧譜はこちらから(価格が異なります)。
VEL-1599
buyボタン
(8CD)
4CD価格
ギ・ファロ(Vc)〜録音集、ペルルミュテール、アンセルメも登場
 バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564〜アダージョ
 メシアン:世の終わりのための四重奏曲〜イエスの永遠性への賛歌
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV.1011〜サラバンド(*)
 フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117〜アンダンテ / ショパン:チェロ・ソナタ Op.65〜ラルゴ
  [リタ・ポッサ(P;*以外)|1997年11月-12月、ローザンヌ、ステレオ]
 ブロシュ:パレスチナ組曲 / ケ=デルヴロワ:組曲第2番 ニ長調
  [アルパード・ゲーレツ指揮ローザンヌ室内o./1968年1月26日、スイス・ロマンド放送、ステレオ]
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ / オネゲル:チェロ・ソナタ H.32 (#)
  [モニク・ファロ(P:#)|1961年5月、パリ]
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
  [ヴラド・ペルルミュテール(P)/1968年1月3日、スイス・ロマンド放送、ステレオ]
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb: 2 [クルト・レーデル指揮モントリオールo./年代不詳]
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 [アテナSQ 〔ジュリー・ラフォンテーヌ、レベッカ・エシュバッハ、
   エルチム・オズデミル、パスカル・ミシェル〕/2003年3月9日、スイス・ロマンド放送、ステレオ]
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19 / マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
  [エマニュエル・ラマス(P)/1971年、ステレオ]
 フランク:ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ) / フォーレ:悲歌(+)
 ファリャ:スペイン民謡組曲(全6曲) / バズレール:中国の子守歌 Op.115
  [エマニュエル・ラマス(P;+以外) モニク・ファロ(P;+)/1973年、ステレオ]
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
  [エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo./1955年11月9日、スイス・ロマンド放送]
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 Op.102 [アイラ・エルドゥラン(Vn)
   ピエール・コロンボ指揮スイス・ロマンドo./1964年10月28日、スイス・ロマンド放送]
 ブラームス:チェロ・ソナタ〔第1番 ホ短調 Op.38 No.1 /第2番 ヘ長調 Op.99 〕
  [モニク・ファロ(P)/2008年、ローザンヌ、ステレオ]
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D.929
  [ギュラ・ストゥラー(Vn) ポール・コウカー(P)/1993年1月26日、スイス・ロマンド放送、ステレオ]
 インタビュー[アンリ・ジャトン(聞き手)/1972年2月12日、スイス・ロマンド放送]

 ギ・ファロ(Vc)
 録音:[内](1955-2008年)、特記以外モノラル(モノラル or ステレオは本体に一切表記がなく、代理店担当者の聴感による。『録音状態はまちまちで、ご参考程度にご理解くださいませ』とのこと)、約489分。フランスのチェロ奏者、ギ・ファロ(1927-2018)の様々な録音を集めた8CD 。ギ・ファロはフランス、ナンシーの生まれ。少年の頃にローザンヌ音楽院で学んだ後、パリ音楽院で名教師として高名なポール・バズレール(ピエール・フルニエの師でもある)に学んだ。その後世界中で活躍するのだが、40歳という奏者として脂の乗り切った時期に左の2本の指の故障に見舞われてしまう。6回もの手術を受けた後に現役復帰し、21世紀に入るまで活動を続けた。教師としても有名。ファロの録音は極端に少なく、実像が伝わりづらかったのだが、8時間を越える録音が一挙に出ることでこの偉大なチェリストの芸術の概要が分かるようになった。一部は既にGALLOから単発のCDとして発売されていたが、放送録音も多く、そのほとんどが初CD化と思われる。共演者にはヴラド・ペルルミュテル、クルト・レーデル、エルネスト・アンセルメらの名が連なっており、ことにアンセルメとスイス・ロマンドo. はドヴォルジャークの録音そのものが少なく二重に貴重。ブラームスの二重協奏曲でヴァイオリンを演奏するアイラ・エルドゥラン(1933-)はトルコ、イスタンブル生まれのヴァイオリニスト。パレスチナ組曲を作曲したフランスの作曲家、アンドレ・ブロシュAndre Bloch (1873-1960)の作品の録音は非常に珍しい。

GALLO (スイス) 特記以外1CD¥2970(税抜¥2700)

 既案内分はこちらから
街の歌〜クラリネットを含む室内楽
 ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」/
         クラリネットとチェロのための二重奏曲 変ロ長調 WoO.27 No.3
 メンデルスゾーン:協奏的小品第2番 ニ短調 Op.114
  ミラン・ジェジハ(Cl)
  ニコライ・シュガエフ(Vc) ファティマ・アリエヴァ(P)
  録音:2019年1月、プラハ。大作曲家3人のクラリネット三重奏曲などを集めている。ベートーヴェンの二重奏曲はオリジナルはクラリネットとファゴットのための作品。ミラン・ジェジハは1973年生まれのチェコのクラリネット奏者。しっとりとした音色だがしかし重過ぎない優しさのある音色が美しい。実力の割りに録音が極端に少ない人なので、クラリネット・マニアには嬉しいリリースだろう。なお近年は姓をハーチェクなしのRerichaで綴っており(このCDでも同様)、西欧風にレリハと読むようになっているかもしれない。ニコライ・シュガエフは1988年、モスクワ生まれのチェロ奏者。ファティマ・アリエヴァはロシア最南西部のダゲスタン共和国出身のピアニスト。
フランスのオルガン音楽の黄金の世紀 Vol.2
 デュ・マージュ(1674-1751):オルガン曲集第1巻(全8曲)
 メシアン:キリストの昇天(オルガン版)
 デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガ
  アレッサンドロ・ラ・チアチェーラ(Org)
 録音:2018年8月、サン=サロモン教会、ピティヴィエ、フランス。フランスのオルガン音楽の黄金の世紀の第2集と題されているが、第1集の存在は不明。ピエール・デュ・マージュ(1674-1751)は、フランス北部のランの大聖堂でオルガニストを務めた人物。オルガン曲集第1巻は1708年の刊。メシアンのキリストの昇天は管弦楽版を作曲者自身がオルガン用に改めたもので、第3楽章は別物。アレッサンドロ・ラ・チアチェーラは1979年生まれのイタリアのオルガン奏者。

GEGA (ブルガリア) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ピアノ作品集
 ブルガリア民謡「いとしい祖国」に基づく変奏曲 Op.3 [1978年]/3つのピアノ小品 Op.15 〜前奏曲[1979年]/
 古典的とロマン的 Op.24(全7曲)[1981年]/エピソード集 Op.36 から(3曲)[1985年]/
 水彩画集 Op.37 から(2曲)[1968年]/4つのフレスコ画 Op.69 /3つのバガテル Op.70 [1984年、ライヴ]/
 クラシミル・ガテフ、インタビュー[2000年]

 クラシミル・ガテフ(P)
 録音:[内]。20世紀のブルガリアを代表する作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)のピアノ曲を、ブルガリアの名ピアニスト、クラシミル・ガテフが演奏し様々な録音を集めた物。ヴラディゲロフは若い頃ベルリンで学び活動しており、それを下地に民俗的特色を取り入れた作風。「いとしい祖国」に基づく変奏曲はヴラディゲロフが17歳の時の作品だが、とてもそうは思えないほど充実している。ちなみに「いとしい祖国」は1964年以降ブルガリア国歌。クラシミル・ガテフ(1944-2008)はブルガリアのピアニスト。1963年のロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で第7位、1964年のエリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門で第12位を受賞。その後国際的に活躍していた。後年、ソフィアのパンチョ・ヴラディゲロフ国立音楽院のピアノ教授になった。録音は極めて少なく、その意味でも貴重なCD。

GENUIN (独) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 〔ニ長調 Hob.XVI: 24(ウィーン原典版第39番)/変イ長調 Hob.XVI: 46(ウィーン原典版第31番)/
  ハ長調 Hob.XVI: 50(ウィーン原典版第60番)/変ホ長調 Hob.XVI: 52(ウィーン原典版第62番)〕

 ブリギッテ・マイヤー(P)
 録音:2018年6月4日-6日、ファツィオーリ・コンサートホール、シチリア、イタリア。ハイドン・マニアは逃してはいけないCD 。スイスのピアニスト、ブリギッテ・マイヤーの演奏するハイドンのピアノ・ソナタ4曲。ブリギッテ・マイヤーは1944年、スイス、ベルン州のビールもしくはビエンヌに生まれたピアニスト。もうかなりのベテランで国際的にも活躍しているピアニストなのだが、これまで録音は極めて少なく、知る人ぞ知る名ピアニストの状態だった。そんな彼女がハイドンのピアノ・ソナタを録音、これが実に素晴らしい。典型的なじんわり味が染み出るハイドン。穏やかに大仰なところは一切なく丁寧に弾きつつ、細部まで神経を通わせ、音楽の端々まで感性が行き届いている。またハイドンでは真面目なだけの演奏ではハイドンの人柄の良さ、ユーモアの感覚が生きて来ないのだが、マイヤーのピアノからはそうしたハイドンの温かみがじんわりと伝わってくる。CDの世界では目立つ存在ではなかったブリギッテ・マイヤーだが、70代半ばになっての大ホームラン。使用ピアノは明記されていないが、録音場所からおそらくその楽器を使用しているだろう。
南アメリカの4手ピアノ作品集 〔編曲:アッペル(*)、スクラ(#)、ペトロフ(+)、コラー(**) 〕
 ゴッツチョーク:マンチャの調べ Op.38 (*) / カレニョ〔カレーニョ〕:ゴッツチョーク・ワルツ Op.1 (*)
 レクオナ:マラゲニャ(#) / ラフィッテ:美しいキューバの娘(*)
 ガルデル:わが懐かしのブエノスアイレス(*) /ボルベル(*) /首の差で(*) / ピアソラ:忘却(+)
 ピアソラ:リベルタンゴ(**) / ナザレ:オデオン(*) /カリオカ(*) / ベラスケス:ベサメ・ムーチョ(*)
 ヴィラ=ロボス:悲しみに満ちて/壊れたオルゴール / アルベニス:パバナ=カプリチョ Op.12

 デュオ・ロンターノ[バベッテ・ヒアホルツァー、ユルゲン・アッペル(P)]
 録音:2019年4月11日-13日、フランクフルト・アム・マイン。題名通り、南アメリカの4手ピアノ作品を集めている。クラシカルな曲からベサメ・ムーチョのような人気曲まで様々な作品が楽しめる。デュオ・ロンターノは、結成は2004年だが写真を見る限りバベッテ・ヒアホルツァーもユルゲン・アッペルもベテランの様子。レパートリーは広い彼らだが、南米にしばしば楽旅に招かれ、それがこのCDに結びついているのだろう。
英国のクラシック音楽
 バード/ハワース編曲:オックスフォード伯爵の行進曲 / ヘンデル/シャイベ編曲:王宮の花火の音楽 HWV.351
 パーセル/シャイベ編曲:「妖精の女王」から(4曲)
 ホルスト/マシューズ編曲:軍楽隊のための第1組曲 変ホ長調 Op.28 No.1
 ヴォーン・ウィリアムズ/ウィック編曲:バス・チューバと管弦楽のための協奏曲(*)
 エルガー/リード編曲:エニグマ変奏曲〜ニムロッド / エルガー/バウマン編曲:威風堂々 Op.39 No.1

 トーマス・クラモー指揮ザクセン管楽フィルハーモニー
 アンドレス・マルティン・ホフマイアー(Tu;*)
 録音:2018年3月5日-8日、バート・ラウシック。トーマス・クラモーの指揮するザクセン管楽フィルハーモニー、新刊は英国のクラシック音楽集。ヘンデルもといヘンデルももちろん英国の作曲家。バードからエルガーまで今回も充実の演奏。英国尽くしであってもやはりドイツの管楽の渋みがいい味なのが彼らの良さ。
ヴィエラ・ヤナールチェコヴァー(1941-):弦楽四重奏曲第8番「遠ざけられた」
マールトン・イレーシュ(1975-):弦楽四重奏曲第3番
リサ・ストライヒ(1985-):[天使、…]なおも手さぐりしながら
 アサセッロSQ
  [ロスティスラフ・コジェフニコフ、バルバラ・シュトライル(Vn)
   ユスティナ・シュリワ(Va) テーム・ミョハネン(Vc)]
 録音:2018年10月15日-19日、ケルン。アサセッロ四重奏団のGENUINへの3年ぶりのCD 。今回もバリバリ現代音楽。ヴィエラ・ヤナールチェコヴァーは1941年生まれのスロヴァキアの作曲家。ピアニストとして活躍する一方、作曲活動も盛ん。弦楽四重奏曲第8番は2015年の作。マールトン・イレーシュは1975年生まれのハンガリーの作曲家。作風は大変前衛的。弦楽四重奏曲第3番は2016/17の作。リサ・ストライヒは1985年生まれのスウェーデンの作曲家。ひんやりした感触が面白い。
シューベルト&リスト:ピアノ作品集
 シューベルト:4つの即興曲 D.899 / シューベルト/リスト編曲:5つ歌曲編曲
  〔水の上で歌う/聞け、聞け、ひばり/糸を紡ぐグレートヒェン/セレナード/アヴェ・マリア〕
 リスト:慰め(全6曲)

 ヴァチェスラフ・アポステル=パンクラトフスキー(P)
 録音:2018年3月30日-31日、2019年2月11日-12日、ライプツィヒ。モスクワ出身のピアニスト、ヴァチェスラフ・アポステル=パンクラトフスキーのおそらく初CD 。モスクワのグネーシン音楽大学を修了後、2006年にライプツィヒのメンデルスゾーン音楽演劇大学で、さらにワイマールのリスト音楽大学で学んだ。現在はドイツを拠点に活動をしている。写真で見るだけでも繊細そうなアポステル=パンクラトフスキーだが、その演奏はたいへん感受性豊かで憂いをたっぷり湛えている。しかしそれが重くならずさらりとした感触を残している辺りが見事。今後ますます伸びていく逸材だろう。

LYRINX (仏)1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
チェロ・アンサンブル伴奏によるルシカの伝承歌
 あなたを待って/ミネッタの誕生日/甘い喜び/セルジュに/ルシオの三重唱/モイータのモレスカ風に/どの道も/
 恋する栗の木/君は私のものだ、いとしい人よ/私の言葉/ミネッタの誕生日/神があなたの女王を救うように

 ジャン=ミシェル・ジャネリ指揮ヴォワ・コルセレ・ヴィオロンセレ・ド・モイタ
 録音:2017年7月11-16日、コルシカ島。コルシカ島の民謡などを、コルシカ伝統歌唱とチェロ・アンサンブルによって演奏している。クラシック調の曲も多いが、編曲によってはポップ・フォークのような仕上がりになっている。歌もチェロ合奏もコルシカの団体。

MSR CLASSICS  (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
フェイヴァリット・ショウ・ピース
 アディンセル(1904-1977):ワルソー・コンチェルト
 ガーシュウィン(1898-1937):アイ・ガット・リズムの主題による変奏曲
 ショパン(1810-1849):モーツァルトの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲
 サン=サーンス(1835-1921):カプリス・ヴァルス
 パウル・トゥロック(1929-2012):ラグタイム・カプリス(*)
 ウェーバー/リスト編曲:ポロネーズ・ブリランテ
 デューク・エリントン(1899-1974):ニュー・ワールド・A.カミン(#)
 ヘンリー・リトルフ(1818-1891):交響協奏曲第4番〜スケルツォ

 ジョシュア・ピアース(P) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア放送so.
 録音:2000年-2007年| (#):初リリース| (*):世界初録音。親しみ易く絢爛豪華、演奏効果の上がるピアノと管弦楽のための作品ばかりを集めた。アディンセルのワルソー・コンチェルトはもともと映画音楽でラフマニノフばりのロマンティックな曲。ガーシュウィンのアイ・ゴット・リズム変奏曲はごきげんな一曲。ショパンのモーツァルトの主題による変奏曲は珍しい作品。デューク・エリントンのニュー・ワールド・A.カミンも珍しい曲で天才エリントンの才能があふれ出た名品。ほか掘り出し物満載の一枚。
おみやげ〜オーボエとピアノのための音楽
 ペドロ・ソレル(1810-1850):マドリッドのおみやげ / ロバート・K.ミュラー(1958-):記念
 エドマンド・ラッブラ(1901-1986):オーボエ・ソナタ
 グラジナ・バチェヴィチ(1909-1969):オーボエ・ソナタ / メラブ・パルツハラーゼ(1924-2008):2つの小品

 テレサ・デラプレイン(Ob) 柏木知子(P)
 録音:2018年、アーカンソー大学。古典から現代まであまり聴かれることのない珍しいオーボエとピアノのための作品を収録。イギリスのシンフォニストとして知られるラッブラのソナタは抒情的な佳品。バーツクラウゼの2つの小品は東欧音楽を思わせる、ひなびた美しい作品。
クリスマス・イン・ニューヨーク〜世界のクリスマス・キャロル集
 メアリー・ウォナメーカー・ハフ指揮ニューヨーク市児童cho. アンドルー・ヘンダーソン(P/Org)
 録音:2019年5月、ニューヨーク。
影より光へ〜ポーランドの木管音楽
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):オーボエ、クラリネットとファゴットのためのトリオ
 アントニ・サウォフスキ(1907-1973):オーボエ、クラリネットとファゴットのためのトリオ
 ヴァヴジニエッツ・ヴァレンティノヴィッチ(1902-1999):リード楽器のためのトリオ
 タデウシュ・バイルト(1928-1981):ディヴェルティメント / ヤニナ・ガルシア(1920-2004):主題と変奏

 ソノーラ・ウィンズ[Fl/Ob/Cl/Fg]
 録音:2018年。20世紀ポーランドの作曲家による木管三重奏を収録。巨匠ルトスワフスキのトリオは初期に書かれた新古典主義風の作品。ソノーラ・ウィンズは2016年に結成されたアメリカの若いソリストで構成されている木管アンサンブル。
MS-1705
buyボタン
[JAZZ]
トワイライト〜女性ジャズ作曲家トリビュート
 マイク・カウパ(フリューゲルHr/Tp) リック・ヴァイス(ベース) トム・ジョージ(P)
 録音:2018年1月24日、セントルイス、ミズーリ州、 US 。
ジュディス・ラング・ザイモント(1945-):
 弦楽四重奏曲〔第2番「奇妙な魔術」(2016) /「ザ・フィギュア」(2008) 〕
  [アメルネットSQ ]/
 無伴奏ヴァイオリンのための「ヴァース」(2008)/
 ヴァイオリンとピアノのための「ソナタ・ラプソディ」(2010)
  [ミッシャ・ヴィテンソン(Vn) ジョン・ウィルソン(P)]/
 無伴奏チェロのためのセスティーナ(1998)[ジェイソン・キャロウェイ(Vc)]
 録音:2019年12月17日。ザイモントはジュリアード音楽院で学び、作品は120を越える。「奇妙な魔術」は後期バルトークを思わせる緊密に書き込まれた佳作。ソナタ・ラプソディも自由な無調で書かれ、どこかバルトークを想起させる暗いリリシズムがあふれている。
ブラームス:ピアノ用「作品の他作曲家トランスクリプション」「作品」「編曲」集
 ブラームス/レーガー編曲:交響曲 より
  〔第1番〜第2楽章/第2番〜第2楽章/第3番 より[第2楽章/第3楽章]/第4番〜第2楽章〕
 ブラームス/キルヒナー編曲:ハンガリー舞曲集 より〔第15番/第17番/第16番〕
 ブラームス:ハンガリー舞曲〔第7番/第1番〕
 シューマン/ブラームス編曲:ピアノ五重奏曲〜第3楽章 / グルックブラームス編曲:ガヴォット

 ウリエル・ツァコール(P)
 録音:2019年、アイオワ大学。レーガー編曲のブラームスの交響曲の楽章の一部とキルヒナー編のハンガリー舞曲を中核にしたピアノ・アルバム。交響曲は緩徐楽章が中心に選ばれ、その間にハンガリー舞曲が挟まれることで緩急のついたプログラミングがされている。交響曲はもちろんオーケストラで聴くのが一番よいが、緩徐楽章をピアノ・ソロで聴くと、実にしっとりと落ち着いて雰囲気があり、晩秋から冬にかけての曇った日にひとり静かに読書などする時のBGMにこれ以上のものはない。おしまいのブラームス編曲によるシューマンとグルックはアンコール的なご愛嬌。
砕け散る波〜スウェーデン女性作曲家の作品集
 ラウラ・ネーツェル(1839-1927):タランテラ Op.33 /ユモレスク Op.37 /組曲 Op.33 /
                 ラ・ゴンドリアーナ/子守歌とタランテラ
 エルフリーダ・アンドレー(1841-1929):フルート・ソナタ
 アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):フルート・ソナタ

 ポーラ・グドムンドソン(Fl) トレーシー・リプケ=ペリー(P)
 録音:2019年、セントポール、ミネソタ州、 US 。19世紀スウェーデンで活躍した女性作曲家によるフルートとピアノのための作品を収録。19世紀北欧の封建的でまだ女性の活躍が制限されていた時代にこれだけ多くの女性作曲家を輩出できたことは画期的で、そんな彼女たちの作品をよみがえらせるべく、フルーティストのグドムンドソンが誠意をもって演奏している。作風は何れも古典派、ロマン派の端正な佇まいをもった秀作。
神はわがやぐら〜宗教改革の音楽
 ジェイムズ・カーナウ(1943-):神はわがやぐらによる幻想曲「歓喜」 / シュッツ(1585-1672):3つのベッカー詩篇
 J.S.バッハ(1685-1750):来たれ異教徒の救い主よ BWV.659 /我らが神は堅き砦 BWV.80
               3つのルター派コラール BWV.680, 687, 651
 ニコライ(1810-1849):教会祝祭序曲「神はわがやぐら」 / メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ第6番

 ステファン・スクワイアーズ指揮シカゴ・ガーゴイル・ブラス&オルガン・アンサンブル
 バッハの作品を中心に古典派、ロマン派、現代の作曲家による金管アンサンブルとオルガンのための作品を収録。シカゴ・ガーゴイル・ブラスは1992年に結成。
ジミー・ロペス=ベリード(1978-):
 交響曲第1番「ペルシーレスとシヒスムンダの苦難」(2016) (*) /交響的カンヴァス「ベル・カント」(2016) (#)

 ミゲル・ハース=ベドヤ指揮フォートワースso.
 録音:2019年1月11日-13日(*)、2018年4月6日-7日(#)、バース・パフォーマンス・ホール。作曲家ロペス=ベリードはシカゴso. 、ボストン響などからも作品を委嘱され作品は全米で盛んに演奏されている。交響曲第1番はブラス・セクション、打楽器セクションが派手に活躍する聴きごたえのある大作。
レザ・ヴァリ(1952-):室内楽作品集
 ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンティックな歌(2011) /
 カリグラフィ第14番「アシューブ」〜サントゥールと弦楽四重奏のための(2014) /
 カリグラフィ第15番「ラーク」(2016)〜弦楽四重奏のための /
 「愛の酩酊」(2014)〜ヴァイオリンとピアノのための /
 カリグラフィ第14番「アシューブ」〜弦楽四重奏のための(2015) /
 弦楽四重奏曲第4番「オルマヴィ」(2015)

  カルペ・ディエムSQ チャールズ・ウェザービー(Vn)
  デイヴィッド・コレヴァー(P) ダーリウシュ・シャハフィ(サントゥール)
 録音:2018年。レザ・ヴァリはイラン出身。テヘランの音楽院で学んだ後、ウィーン音楽院に留学、後に渡米し多くの作品を発表している。彼はイランの伝統音楽と西洋音楽を融合しようとしており、サントゥールはイランの伝統的な撥弦楽器で弦楽四重奏と東西を越えた音楽上のコミュニケーションを図っている。いずれもエキゾティックで楽しい音楽。
BE STILL MY SOUL 〜トランペットによる希望と霊感の歌
 アメイジング・クレイス/救世主の愛を感じる/ビー・スティル・マイ・ソウル(シベリウス:フィンランディア)/
 私は神の子/なんて甘い音楽(ジョン・ラター)/希望の歌/シェア・マイ・ヨーク/救世主、私の魂の召喚者/
 シンプル・ソング(バーンスタイン)/ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジィ/われらの救世主の愛/
 美しい救世主/天使(ワーグナー)/アイム・トライング・トゥ・ビー・ライク・ジーザス

 ジェイソン・バーグマン(Tp) ジェアード・ピアース(P)他、ゲスト
 録音:2019年8月。トランペットとピアノによる様々なキリストを讃える聖歌を収録。曲によってはヴァイオリン、チェロ、ユーフォニウムが入り彩りを添える。アメイジング・グレイスは有名な伝承曲、シンプル・ソングはバーンスタインの「ミサ曲」の中で司祭が歌う力強い歌。トランンペットのジェイソン・バーグマンはサン・ティアゴso. の準首席トランペット奏者で、それ以外にもソリストとして多くのso. と共演している。

NEOS
 価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2970(税抜¥2700) / 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
エルンスト・ヘルムート・フランマー(1949-):管弦楽曲作品集 Vol.2
 大管弦楽のための組曲「バベルの塔」(1983/84) [ウルリヒ・バッコーフェン指揮バーゼル放送so./1987年]/
 大管弦楽のための「 6666003261 D 4901150 M 9804050 もしくは 焦点は人々にある」(1998/99)
  [ハンヌ・コイヴラ指揮フライブルクpo./2002年]/
 ピアノと大管弦楽のための「時の印/時の塊」(1985-87)[オルトヴィン・シュテュルマー(P)
   ローター・ツァグロセク指揮 BBC so./1988年]
 録音:[/内]|全作世界初録音。フランマーの管弦楽曲集第2弾(第1集はNEOS-10803)。フランマーは当初、数学を学び、やがてルイジ・ノーノ、ヘンツェ、クラウス・フーバー、ブライアン。ファーニホウらに師事した。このディスクには1980年代に集中的に作曲された大管弦楽のための作品が収録されており、彼の音楽を俯瞰することができる。
ニコラウス・ブラス(1949-):合唱と管弦楽のための作品集 Vol.2
 管弦楽のための音楽「似たような音響」(1999/2000)
  [ローベルト・HP.プラッツ指揮 SWR シュトゥットガルト放送so./2001年]/
 4つのグループからなる32声部の声のための「希望の誤り」(rev.2013)
  [フローリアン・ヘルガス指揮 SWR ヴォーカル・アンサンブル・シュトガルト/2014年]
 録音:[/内]。ブラスは当初、医学を志したが、作曲に転向、ミュンヘンでラッヘンマンに作曲を師事した。およそ30分近くかかる大作「似たような音響」はそのタイトル通り、全体に一定した音響で構成されていて、繊細に書き込まれた微細な響きの綾を聴き手は辿ることになる。常に静かな音響と時たま爆発するエネルギーが聴き手を幽玄の世界へと誘う。「希望の誤り」も基本的に前作と同じコンセプトで精緻に書き込まれた32声部からなる声楽のパートが時に絹の織物のように、また時に音の雲のように変化する。
ホルヘ・E.ロペス(1955-):
 アンサンブルのための「戦闘行為/夢の行為」(1995/98) /室内交響曲第2番「究極の春」(*)

 レスリー・レオン(S;*) ジョナサン・ストックハマー指揮コレギウム・ノヴム・チューリヒ
 録音:2018年-2019年。ロペスはキューバ出身で1960年代にアメリカに移住、カリフォルニアでモートン・スポトニクらに作曲を師事した。1990年以降、ヨーロッパを拠点に活動しヨーロッパの前衛音楽シーンの影響に多くの作品を発表している。このディスクには大規模アンmンサンブルのための作品が収められ、爆発する混沌としたラテンのエネルギーが聴き手を魅了する。
NEOS-11914/15
buyボタン
(2 HYBRID_SACD)
価格帯:B
ドナウエッシンゲン音楽祭 2018
 イヴァン・フェデーレ(1953-):増幅したバセット・ホルンと管弦楽のための「エア・オン・エア」(2018) (#)
 マーリン・ボング(1974-):管弦楽のための「軽率な反乱の破片」(2018)
 マルコ・ストロッパ(1959-):エレクトロニクスと管弦楽のための「私と遊びに来て」(2016-18)(+)
  [ミケーレ・マレッリ(バセットHr;#) ルカ・バニョーリ(サウンド・エンジニア;+)
   カルロ・ローレンツィ(コンピュータ音楽デザイン;+) パスカル・ロフェ指揮 SWR so.]
 アガタ・ズベル(1978-):室内ピアノ協奏曲(2018)
  [イングリット・バイエ・ナイフス(P) クリスティアン・エッゲン指揮チカダ・アンサンブル]
 ミレラ・イヴィチェヴィッチ(1980-):アンサンブルのための「ケース・ホワイト」(2018)
 フランチェスコ・フィリデイ(1973-):アンサンブルのためのバラータ第7番(2018)
  [イラン・ヴォルコフ指揮クラングフォルム・ウィーン]
 ヘルマン・マイヤー(1906-2002):大管弦楽と4手ピアノのための作品 HMV 62 (1965)
  [ラース・ヨーンソン、クラウス・シュテッフェス=ホレンダー(P) ペーター・ルンデル指揮 SWR so.]
 録音:2018年10月、ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。2018年のドナウエッシンゲン音楽祭のオーケストラ・コンサートの模様を収録。例年通り、大御所、中堅、近年活躍の若手作曲家をバランスよく選び、大管弦楽から室内アンサンブルまで多様な作品が並び、ヨーロッパ前衛音楽シーンを俯瞰する好内容となっている。なかでも中堅というより、もはや大御所というべきストロッパのエレクトロニクスと管弦楽のための「私と遊びに来て」のユーモアと機知、若手世代のズベルのデフォルメされたジャズ(?)かロック(?)が面白い室内ピアノ協奏曲、これも若手のイヴィチェヴィクの「ケース・ホワイト」のスピード感溢れる音色の推移が聴き物。今回の音楽祭では若手女性作曲家の活躍が目立つ。
多くの色を持つ獣〜ローランド・チャドウィック(1957-):
 クラシック・ギターのための新しい音楽「 pi の学習」(2016) /
 ベンジャミン・ブリテンの主題による変奏曲」(2013) /パルティータ第2番(1997)/4つの略語(1984-86) /
 多くの色を持つ獣 (1986. rev.2019) /パルティータ第1番(1981. rev.2018) /エグバース変奏曲(1997)

 デトレフ・ボーク(G)
 録音:2018年-2019年。チャドウィックは13歳の誕生日にギターを貰ってすぐに作曲を始めた。ギタリストとして多くの場所で演奏する一方、ギターのための新作を数多く作曲している。作風は調性に基づいた堅実なものだが、技巧的にはかなりの難度を持っている。アルバム・タイトルにもなっている「多くの色を持つ獣」はギターのボディを叩く奏法も入る情熱的な秀作。アルバム全体にいわゆるヨーロッパの前衛音楽臭はなく、クラシック・ギター・ファンは一聴の価値あり。
NEOS-11919/20
buyボタン
(2 HYBRID_SACD)
価格帯:B
ダニエル・ペーテル・ビロ(1969-):
  6部からなる作品サイクル「ミッシュパティム/法制」(2003-16)
 ノア・フレンケル(A) エルミス・テオドラキス(P)
 アンサンブル・サープラス、 SWR エクスペリメンタル・スタジオ
 ダニエル・ペーテル・ビロ、ドミニク・パーンケ、サム・ヴォルク(エレクトロニクス)
 録音:2015年-2016年。ビロはハンガリー出身。バルトーク音楽院で学んだ後、ドイツでハンス・ツェンダー、イザベル・ムンドリーらに師事した。彼はバルトークと同じようにハンガリーの民族音楽を研究しさらにユダヤ、イスラムの宗教的なチャントを学び、これらを総合的に融合しようと試みている。この作品は旧約聖書のいくつかの章(出エジプト記、エレミア書など)をテキストとした大作で声楽(A)語りと室内アンサンブル、エレクトロニクスが使われている。終始、切り詰められた音による静かな緊張感が続く。
ビクトル・イバラ(1978-):
 バス・クラリネット、打楽器とアンサンブルのための「アリス・・・」(2011) /
 アンサンブルのための「灰色と緑色に関する研究」(2011) /
 サクソフォンとアンサンブルのための「フランシスコ・トレドへのオマージュ」(2014) /
 アンサンブルのための「私の背後のパリの風」(2016) /
 アンサンブルのための「水の化学」(2015) /アンサンブルのための「脆弱な次元」(2015)

 ナチョ・デ・パス指揮ヴェルティクセ・ソノーラ
 録音:2019年6月。イバラはメキシコ出身。母国で学んだ後、ミヒャエル・ジャレルらに師事。ヨーロッパで数々の賞を受賞した。非常に錯綜したテクスチュアを構成する作風に「新しい複雑性」の影響を感じさせるが、フリー・ジャズ、ラテン音楽のエコーも錯綜した音響の中から聴こえてくる。メキシコの新世代の作曲家の登場。
スクレープス(擦り傷)とサウンド・スケープス(音風景)〜チェロと打楽器のための作品集
 アンドレ・シーニ(1945-):ジーナとフィオ(2014) / ジェニー・ヘットネ(1977-):ベルと潮流(2016)
 リカルド・エイジリク(1985-):「レ/風/レ/書く」 - 早送りヴァージョン(2014)
 エサイアス・ヤルネガルド(1983-):「石―灰、灰」(2011)
 レイレイ・ティアン(1971-):ネバー・エンディング・ジャーニー(2016)
 イーヴォ・ニルソン(1966-):場所について1(2017) / フランギス・ヌルラ=ホーヤ(1972-): Se... (2018)

 ウメ・デュオ[カロリーナ・エーマン(Vc) エリカ・エーマン(Perc)]
 録音:2019年8月。スウェーデンのウメオ出身のチェロと打楽器による姉妹のユニット、ウメ・デュオは2008年に結成され、以来ヨーロッパを中心に活動を行っている。チェロと打楽器の二重奏というありそうでなかった編成のための新作を意欲的に委嘱し、近年注目されている。このディスクでは比較的若い世代を中心にフランス、スウェーデン、中国と国籍の異なる作曲家の個性的な作品が聴ける。西ヨーロッパの前衛アカデミズムの枠にとらわれないユニークな作品が多く、一聴に値する。
ヴェルナー・ハイダー(1930-):
 ピアノのための「尖った山」(1997) [ヴェルナー・ハイダー(P)/2012年2月5日、フュルト]/
 弦楽三重奏のための6つの機能」(2017) [トリオ・プラス/2018年12月10日、ニュルンベルク]/
 クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲(2015)
  [アドリアン・クラーマー(Cl) ミュンヘン・アカデミーSQ /2018年3月5日、ノイマルクト]/
 建築(2004) [ペーテル・エートヴェシュ指揮バイエルン放送so./2006年1月26日、ヘラクレスザール、ミュンヘン]
 録音:[/内]。2020年90歳を迎えるドイツの作曲家ハイダーの近作を含む作品集。ハイダーはミュンヘン音楽大学で学び、バイエルン放送局に勤務に傍ら多くの作品を発表した。セリエリズムからクラスター、自由な無調まで幅広い技法を駆使した作風で知られる。ペーテル・エートヴェシュが指揮した大管弦楽のための「アーキテクチュア」のダイナミックな音響の推移は聴き物。

ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

シマノフスキ:戦時の三部作
 メトープ Op.29(全3曲)/
 神話 Op.30(全3曲)/仮面劇 Op.34(全3曲)
ロナルド・ロリム(P)
エマヌエル・
 サルヴァドール(Vn)
 録音:2018年2月7日-11日。ブラジル出身のピアニスト、ロナルド・ロリムによるシマノフスキの作品集。いずれも神秘主義的な作風だが、ロリムの演奏は光溢れる神秘といった趣。エマヌエル・サルヴァドールは1981年、ポルトガル生まれのヴァイオリニスト。
耳で聞く風景〜デュフール、ラヴェル、クープラン:2台のピアノのための作品集
 デュフール(1943-):ランボーに基づく閃光(*) /秋の風/シャルダンに基づく銅製の給水器
 ラヴェル:導入とアレグロ/耳で聞く風景
 クープラン:クラヴサンのための小品
  〔七月祭/陽気な町/アルマンド/ミュゼット・ド・ショワジ/ミュゼット・ド・タヴェルニ〕

 デュオ・パガネッリ・フィローザ[ダニエラ・フィローザ、エリカ・パガネッリ(P)]
 シモーネ・ベネヴェンティ、アダム・ワイズマン(Perc;*)
 録音:2018年9月2日-8日。
マイヤ・コヴァレフスキスカ(S)〜オペラ・アリア集
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より〔序曲/なんと過酷な時〕
 モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜あの恩知らずの心は私を裏切った
 プッチーニ:「ボエーム」より〔私の名はミミ/あなたの愛の呼ぶ声に〕/「マノン・レスコー」〜間奏曲/
       「ジャンニ・スキッキ」〜私のいとしいお父さん/「トゥーランドット」〜氷のような姫君
 マスネ:「タイス」〜私が美しいと言って
 チャイコフスキー:「イオランタ」〜なぜこれを前に知ることがなかったのだろう/
          「エフゲニー・オネーギン」〜手紙のアリア

 マイヤ・コヴァレフスキスカ(S) アトヴァルス・ラクスティーガラ指揮リエパーヤso.
 録音:2018年8月29日-31日、リエパーヤ、ラトヴィア。ラトヴィアの歌姫、マイヤ・コヴァレフスキスカのオペラ・アリア集。マイヤ・コヴァレフスキスカはラトヴィアの首都リガの生まれ。2003年にラトヴィア国立歌劇場にデビュー。2006年のオペラリアで第1位を獲得、同年9月にプッチーニ「ボエーム」のミミでメトロポリタン歌劇場に初出演。2011年6月にはチャイコフスキー:エフゲニー・オネーギンのタチアーナでウィーン国立歌劇場に初出演、同年にはミラノのスカラ座やロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスにも初出演を果たしている。これほどのソプラノにもかかわらず、意外にもこれが初CD 。彼女の得意とするプッチーニのアリアが並ぶほか、METで歌ったグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」のエウリディーチェ、またかつてのソ連の生まれであることからロシアのチャイコフスキーも含むという盛りだくさん。美しくかつ力強さも備えたコヴァーレフスカヤの歌を楽しめる。
マンドリンによる〜モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
 〔イ長調 K.305 /ト長調 K.301 /ホ短調 K.304 /ハ長調 K.296 〕
 シュムエル・エルバツ(マンドリン) アサフ・クレイマン(P)
 録音:2018年9月22日-25日。とても素敵なCD 。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタをマンドリンで演奏するというだけで驚きだが、そうやって生み出された音楽が実に素敵なことにまたさらに驚かされる。マンドリンはピアノと馴染みがよく、高貴なヴァイオリン演奏とはまた異なった親しげで優しい空気を広げている。シュムエル・エルバツ、アサフ・クレイマンともイスラエルの奏者。エルバツはマンドリンのパガニーニと称賛されるほどの名手。
2台ピアノによる変奏曲集
 ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.23 / ライネッケ:バッハのサラバンドによる変奏曲 Op.24
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b / サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35
 ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲

 デュオ・ツユキ&ローゼンボーム[露木智恵、ミヒャエル・ローゼンボーム(P)]
 録音:2018年9月11日-14日。2台ピアノもしくは4手ピアノによる変奏曲集、しかもすべて大作曲家の主題に基づいている作品ばかりというのが面白い。デュオ・ツユキ&ローゼンボームは2009年、ドイツのハノーヴァー音楽演劇大学に在学していた露木智恵とミヒャエル・ローゼンボームによって結成。オリジナル曲はもちろん、編曲、初演作まで幅広く手掛け高い評価を得ている。このCDは結成10周年記念。
アコーディオンによるゴルトベルク変奏曲〜
 バッハ
:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
フィンセント・
 ファン・アムステルダム
(アコーディオン)
 録音:2019年2月25日-29日。アコーディオンによるバッハのゴルトベルク変奏曲。ゴルトベルク変奏曲はあらゆる楽器、編成で演奏される天下の傑作なので、アコーディオン演奏も既にCDが数種発売されているほど相性が良い。このCDは1986年生まれのオランダのアコーディオン奏者、フィンセント・ファン・アムステルダムによる演奏。アコーディオンによるバッハ演奏では色彩の加減が重要だが、ファン・アムステルダムは総じて渋めの色調で格調の高さを重視しており、素直な味わいの音楽となっている。アコーディオン演奏のゴルトベルク変奏曲は初めての人も、既に他の演奏を聞いたことのある人も、改めて作品の良さに浸ることができるCD。
Mit Humor 〔ユーモアを持って〕
 シューマン:フモレスケ 変ロ長調 Op.20 / プロコフィエフ:4つの小品 Op.4
 ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI: 50(ランドン版第60番) / バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80, BB 88

 マチュ・コニェ(P)
 録音:2019年2月12日-14日。マチュ・コニェはあまり詳しい経歴を公表していないが、フランス、パリ近郊の生まれで現在はニューヨーク在住のピアニスト。フランスのピアニストということで華やかな演奏かと思いきや、とても繊細でしっとりと潤いのある演奏。シューマンの幻想味はたいへん素晴らしく、プロコフィエフでもトゲトゲしさがなく常に柔らかく美しい。バルトークではリズムに熱気を孕むも決して野蛮にならない。そして有名なハイドンの ハ長調のソナタは控えめな中に豊かなニュアンスが広がる。
オーケストラル・オルガン
 ホルスト:「惑星」〜火星 / サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より〔水族館/終曲〕
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 / グリーディ:「集落」〜間奏曲
 ムソルグスキー:「展覧会の絵」より〔鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤガー)/キエフの大門〕
 バッハ:私たちはあなたに感謝する、神よ BWV.29 〜序曲/目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV.645 / ラヴェル:ボレロ

 ダニエル・オヤルザバル、フアンフォ・グイレム、ホアン・カステロ(Perc)
 録音:2017年11月4日-7日、レオン大聖堂、スペイン。これは面白いCDだ。オーケストラル・オルガンという題名の通り、オーケストラ曲をオルガンで演奏しているのだが、オルガンが苦手とする鋭い打音だけは打楽器に任せることで弱点が埋められ、音楽がグッと引き締まっている。オルガンはドイツのクライス・オルガン工房の2013年製の最新のもので、輝かしく荘重な音がこれでもかと広がる。曲はほとんどが有名作。一曲だけお国もののサルスエラ「集落」の間奏曲、これがまた楽しい。こういうCDは細かいこと抜きに響きにドップリ漬かるのが一番だろう。ダニエル・オヤルザバルはスペインのオルガン奏者。スペイン奇想曲とバッハの BWV.29のほかはすべて彼による編曲。
夜の庭園
 エルサン:ニグン / サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168
 ケクラン:ファゴットとピアノのための3つの小品 Op.34 / タンスマン:ファゴットとピアノのためのソナティーヌ
 ファリャ:7つのスペイン民謡 より〔アストゥリアス地方の歌/ナナ(子守歌)〕
 レンネル:反射 / スクマラン&カンサ・バニク:夜の庭園(*)

 ジョ・アン・スクマラン(Fg) クセニヤ・ヴォフミャニーナ(P)
 サンジャイ・カンサ・バニク(タブラ;*) フレデリック・グロリアン(タンプーラ;*)
 録音:2018年12月3日-8日、モンテシルヴァーノ、イタリア。 HELLO STAGEシリーズ。シンガポールのファゴット奏者、ジョ・アン・スクマランによるファゴット曲集。題名になっている「夜の庭園」は、彼女とタブラ(インドの太鼓の一種)奏者のバニクの合作。フィリップ・エルサンは1948年生まれのフランスの作曲家。
ハミング〜キム・ソンジュン:電気音響音楽集
 問い/空を飛ぶ/唸る壷/情熱/このブンブンという音/細い線/なるために封印され
 キム・ソンジュン(音響加工)
 録音:2019年5月、アバディーン。 VOX REGIS シリーズ。スコットランドのアバディーン大学で電気音響音楽を指導する、韓国出身の電子音響芸術家、キム・ソンジュンの作品集。概ね現代絵画における抽象画のような音楽と言えば遠からず。

POLYMNIE (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ジョン・ウィリアムズ:「インディ・ジョーンズ」の音楽(2台ピアノ版)
 アンゲラン=フリードリシュ・リュール、マヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ(P)
 録音:2018年9月15日、ビュシェール、ライヴ。アンゲラン=フリードリシュ・リュールによるピアノ演奏のジョン・ウィリアムズの映画音楽、新刊は「インディ・ジョーンズ」の2台ピアノ演奏。映画4作の様々な場面やエンドクレジット、さらにFOXのオープニング・ファンファーレまで含めて全17トラック、「インディ・ジョーンズ」尽くし。毎度のことだが、リュールのウィリアムズの音楽への愛がたっぷり感じ取れる。そしてピアノ演奏で聞くウィリアムの音楽は思っている以上に王道クラシックだということも良く分かる。第2ピアノは、「ハリー・ポッター」シリーズ(POL-105109)でも共演したマヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ。リュールとは2004年からたびたびデュオを組んでいる。
1978年、モー大聖堂での演奏会〜ギ・ブザンソン
 オルガンと磁気テープによる導入/ロラン・テルジェフによるジャック=ベニーニュ・ボシュエの朗読/結び

  ギ・ブザンソン(作曲/Org) ロラン・テルジェフ(朗読)
 録音:1978年4月24日、モー大聖堂、フランス| 39'26 。ブリー・チーズの産地として有名なフランス北部のモーの大聖堂で行われた演奏会のライヴ。ギ・ブザンソンによる生演奏オルガンとテープ録音の合成音楽で、いかにも1970年代っぽい雰囲気。朗読のロラン・テルジェフ(1935-2010)はフランスの高名な俳優。クラシック音楽ファンには、マリア・カラスが主演したピエール・パオロ・パゾリーニ監督の映画「王女メディア」でケンタウロスを演じた人と言えば通じやすいだろう。

STRADIVARIUS (伊) 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)

  当レーベルは近年、発売から2年〜3年程度で廃盤となるアイテムが増えて参りました。御早めの入手をお薦め致します。旧譜はこちらから
ヴィットリオ・モンタルティ(1984-):
 アンサンブルのための「地下」(2018) /6人の奏者のための「パリの屋根」(2011) /
 独唱のための「動物寓意譚リミックス」(2014) (*) /アンサンブルのための「階段を降りていない」(2008) /
 アンサンブルとエレクトロニクスのための「枯渇の試み」(2013)

 リューバ・ベルガメッリ(S;*)
 サンドロ・ゴルリ指揮ディヴェルティメント・アンサンブル
 録音:2018年12月。ヴィットリオ・モンタルティはイタリアのいくつかの音楽院で学んだ後、フランスのIRCAMで電子音楽について研究し、その後作品はヨーロッパの多くの賞を受賞した。彼の音楽にはジャズ、ロックの影響が色濃く、その要素がノイズ、エレクトロニクスと組み合わされ、路上のストリート・グラフィティのような混とんとした音響を作り出す。ピコピコという昔懐かしい(?)電子音とゴシゴシ、キューキューという弦楽のノイズ、トイ・ピアノの可愛い音などが混じり飽きさせない。「動物寓意譚リミックス」の独唱曲は聴き物。ノイズ系ロック、フリー・ジャズの好きな人にもお薦め。
ファウスト・セバスティアーニ(1962-):
 声、ナレーション、ソプラノ、サックス四重奏、打楽器のための「無傷の男の国」(2017)
  [サンドロ・カッペッレット(語り) マルタ・ヴルピ(S)
   フランチェスコ・ベッリ指揮アペイロン・サックス四重奏団、アウラ・アンサンブル]/
 打楽器のための「黄金のカブトムシ」(2018) [ティエリー・ミログリオ(Perc)]/
 ソプラノ・サックスのための「ソロ」(1989, rev.2017) /サックス五重奏のための「ナウ・ザ・サックス」(2017)
  [クロード・ドゥラングル(Sax) アリヤ・サックス四重奏団]
 録音:2017年7月。ファウスト・セバスティアーニはサルヴァトーレ・シャリーノ、エリオット・カーター、クセナキス、ブライアン・ファーニホウら、それぞれ全く異なる強烈な個性の作曲家に師事し、その後パリのIRCAMで電子音響について学んだ。そんな彼の音楽は先述の師匠たちの作風とは似ても似つかぬ個性的な作風となっている。「無傷の男の国」はナレーションとともに田舎の楽師が奏するようなのどかな音楽が続く。「ソロ」は電子音楽のような特殊奏法によるサックスの音色で構成され、「ナウ・ザ・サックス」ではミニマルとポップスが融合したような音楽が展開。個性的な作曲家の登場。
木製の歌
 デイヴィッド・ラング(1957-):「スクラッピング・ソング」(1997/2001) 〜木製打楽器によるヴァージョン
 シルヴィア・ボルゼッリ(1978-):マリンバとウッド・ブロック、ロングドラムのための「木製」(2015)
 ヨハン・スヴェンソン(1983-):
  木製打楽器、バイブレーターとエア・インストゥルメントのための「ワンマン・バンド」(2016)
 リッカルド・ノヴァ(1960-):木製打楽器と電子音のための「a」(妄想の文法) (2017)

 シモーネ・ベネヴェンティ(Perc)
 録音:2019年8月。マリンバを始めウッド・ブロックや様々な木製打楽器による作品集。無国籍風の民族音楽のような曲が揃って不思議な世界が拡がる。スヴェンソンの「ワンマン・バンド」は文字通り一人でバンドをやる、というコンセプトの曲でブーンという音や空気を使って音を出す楽器が使われて何とも不思議な作品。ノヴァの「妄想の文法」では電子音も加わりクセナキスとアフリカの民族音楽が合体する。
無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽
 フィルスマイア(1663-1722):パルティータ〔第1番 イ長調/第5番 ト短調/第6番 イ長調〕
 ビーバー(1644-1704):前奏曲 ニ長調/パッサカリア ト短調「守護天使」

 リリアーナ・ベルナルディ(Vn)
 録音:2019年16日-18日、ヴィテルボ、イタリア。ザルツブルクにおける師弟、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)とヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722)の無伴奏ヴァイオリン曲集。フィルスマイアは残された作品が極めて少ないが、6つのパルティータは大変優れた作品で近年注目を浴びている。一つのパルティータには1分少々の楽章が多く連なり、変化に富んでいる。第5番ではスコルダトゥーラ(変則調弦)を採用。ここに収録された第1番、第5番、第6番、いずれもなかなかに聞き応えがある。リリアーナ・ベルナルディはイタリアのヴァイオリニスト。ローマ国立音楽院で学んだ後、ドイツのヴュルツブルク音楽大学やザルツブルクのモーツァルテウムなどで学んだ。

TRITON (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ライヴによるシューマン、ショパン
 シューマン/リスト編曲:献呈 S.556 / シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 /バラード 変イ長調 Op.47 /
      マズルカ イ短調 Op.17 No.4 /スケルツォ 変ロ短調 Op.31
 ヴェロニク・ボヌカズ(P)
 録音:2016年11月10日、サル・コルトー、パリ。フランスのピアニスト、ヴェロニク・ボヌカズが2016年11月10日、パリのエコール・ノルマルのサル・コルトーでのリサイタルのライヴ録音。ボンヌカズは様々なレーベルから何枚かCDを出しているが、TRITONからは初めて。ヴェロニク・ボヌカズはボルドー音楽院を14歳で修了、さらにパリ音楽院、ジュリアード音楽学校で学ぶ。現在は国際的に活躍している他、エコール・ノルマルで教職にも就いている。演奏はいずれの作曲家においても非常に明晰で静かな知的な詩情が感じられる。
パトリック・ロワセルー(1975-):歌曲集
 アンリ王の哀歌/ソネット第17番/私にもう一度キスして/私は喪に服し君は喜ぶ/楽しみ/
 健康を祝して〔第1番−第6番〕/ケンタウロス/気紛れ/リエージュの雪/私は君の夢をたくさん見た/
 彼女はもう私を求めていない/アポリー/幻想的な音階による子守歌

 サヴィーヌ・ドゥヴォー・ダロンヌ(S)
 ロワゾルー・デ・ロンシャン(Br) マリー・オリヴォン(P)
 録音:2017年11月、パリ。パトリック・ロワセルーはパリ近郊の生まれ。作曲活動に本腰を入れたのは30歳を過ぎてからのことで、ここ数年で注目を浴びるようになった。
フランソワ・メイムン(1979-):
 天地創造の歌[ポール・ダニエル指揮ボルドー・アキテーヌ国立o./
        2017年11月30日、ボルドー]/
 「マティスによれば、踊り」[ロジェ・ムラーロ(P)/2018年2月7日、パリ]/
 弦楽四重奏曲第1番[アルデオSQ
  〔カロル・プティドゥマンジュ、オリヴィア・ユグ(Vn) レア・ボシュ(Va)
   ジョエル・マルティネス(Vc)〕
/2012年、ヴィリエール・ス・グレ]/
 ペヨーテの踊り/ホラ(*) [ヴァネッサ・ワグネール、マリー・ヴェルミュラン(P)/
              2016年9月17日、パリ|2017年7月28日、ラ・グラーヴ (*)]/
 抱擁[シルヴァン・デュランテル(Va) エマニュエル・クリスティアン(P)/
    2015年10月、ビュシェール]/
 弦楽四重奏曲第5番[タナSQ
  〔アントワーヌ・メソノート、イヴァン・ルブリュン(Vn) マキシム・ドゥセール(Va)
   ジャンヌ・メゾノート(Vc)〕
/2018年9月26日、ストラスブール]
 録音:[/内]。フランスの中堅作曲家、フランソワ・メイムンの作品集。大半が初演時の録音(ただしライヴとは限らない)。ポール・ダニエル、ロジェ・ムラーロ、ヴァネッサ・ワグネールと演奏者がかなり豪華。メイムンの作品の録音はこれまでほとんどなく、数年前にバッハのゴルトベルク変奏曲を弦楽四重奏用に編曲したものをアルデオ四重奏団が録音していたくらい。したがっていずれも貴重。ほのかにフランス前衛音楽の香りが残っている。
フィリップ・エルサン(1948-)34の二重奏
 なぜ君は泣いているのか?
  [ドロタ・アンデルシェフスカ(Vn) シリル・トリコワール(Vc)/2018年11月、モンペリエ]/
 4手ピアノのための11の俳句[マーラ・ドブレスコ、ニコラス・クルーガー(P)/2019年2月、ムードン]/
 恍惚[ロビン・ファロ、ロナルド・マルティン・アロンソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/2019年2月、ムードン]/
 8つの二重奏曲[アルノ・トレット(Va) ジルベール・オダン(Fg)/2007年、ムードン]/
 詩節[ファブリス・ビアン(Vc) フィリップ・ブルロワ(アコーディオン)/2015年、ヴィルファヴァール]/
 11のカプリス[フォスティーヌ・トレンブレ、ジャン・オラウィエク(Vn)/2006年、ティエラシュ]/
 雪の上で[フロラン・エオ(Cl) ジョナス・ヴィト(P)/2019年2月、ムードン]
 録音:[/内]。現代フランスを代表する作曲家の一人、フィリップ・エルサンの二重奏作品ばかりを集めたCD 。いずれの曲も憂いと癒しが絡み合った上でフランス風の味も感じられる作風で、近年人気が高いのも頷ける曲ばかり。様々な機会の録音を集めているが、いずれの演奏も素晴らしい。
アラン・ルヴィエ(1945-):フルート作品集
 植物標本1(全7曲)/美しい目に何が起きたのか?/9つの正方形/散歩道/植物標本7(全7曲)

 アンサンブル・カンプシス
  [フランソワーズ・デュコ、エリス・パトゥ、ミリアム・シャパラン、フランソワ・ヴェイラン(Fl/ピッコロ)]

 アラン・ルヴィエ(Cemb)
 録音:2018年4月、ムードン、フランス。フランスの作曲家、アラン・ルヴィエのフルート作品集。2つの「植物標本」はいずれも1曲ごとに植物の題名が付いている。「9つの正方形」は正方形を用いた図形楽譜による作品。アンサンブル・カンプシスは2009年結成のフルート四重奏団。
ルネ・マイヤール(1931-2012):室内楽作品集
 弦楽三重奏曲 Op.11 (1956, rev.2005) /
 極度の興奮 Op.27(全3曲)(2007/08) /
 チェロ・ソナタ Op.7 (1953) /
 ヴィオラ・ソナタ第2番 Op.18 (2003)
ベルティルド・デュフール(Vn)
アルタン・タフィライ(Va)
フィリップ・クシェフル(Vc)
マリカ・ホフマイル(P)
ヨアン・ホテンスキ(Br)
 録音:2018年7月、カンヌ。フランスの作曲家、ルネ・マイヤール(1931-2012)の室内楽作品集。ルネ・マイヤールは1955年にローマ賞の第2位を受賞した若く有望な作曲家だったが、ORFさらにEMIの音楽ディレクターとして活動したため、40年間も作曲に専念できない生活を送った。このCDに収録されているのも1950年代の曲と2000年代の曲。作風はかなり渋めなロマンティック。デュフール、タフィライ、クシェフルの3人はソリスツ・ド・カンヌの団員。マリカ・ホフマイルは南アフリカ出身のピアニスト。ヨアン・ホテンスキはルーマニア系のバリトン。
地中海の輝き(下記他、作曲者不詳、即興など全20トラック)
 アルシャンボー:第1旋法による組曲 / カベソン:甘い思い出 / カザルス:カニグの聖マルタン/エステル
 ルイ・クープラン:前奏曲第46番 / ラネ:聖体奉挙のためのレシ/デュオ/コルネのレシ/ロンドのグラン・ジュ/他

 フレデリック・ミュニョス(Org)
 録音:2017年10月、聖マルタン教会、リムー、フランス。南仏を中心とした様々な作品をオルガンで演奏したCD 。アラブ系の作曲者不詳の曲や即興曲も含まれている。カザルスは大チェリストのカザルス。フレデリック・ミュニョスはフランスのオルガン奏者。南仏、ピレネー山脈麓町リムーでの録音。

AEOLUS 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)〔SACDも同一の価格〕

 旧譜はこちらから
ニュルンベルク・ゲルマン国立博物館のクラヴィツィテリウム〔縦型チェンバロ〕  クリスティアン・エアバッハ(1568以降-1635):
  カンツォーナ第6旋法/カンツォーナ第4旋法/リチェルカーレ第9旋法/
 作曲者不詳(1595年頃南ドイツ): Je prends en gres
 ヨハン・シュターデン(1581-1634):トッカータ ト短調/バレット ニ長調/コレンテ ニ短調/アッラマンダ・ヴァリルト
 ヤーコプ・ハスラー:(1569-1622頃):カンツォーナ ト短調
 ハインリヒ・プフェントナー(1588頃-1630):カンツォン ト長調
 ヴァレンティン・ドレッツェル(1578-1658):ソナタ イ短調
 カール・ファン・デア・フーヴェン(1580-1661):リチェルカーレ第4旋法
 ヤーコプ・ペ(1556-1623以降): Ist mir ein fein braun Megdelein / Du hast mich woellen nemmen /
                スキャラズラ・マラズラ/ Aus frischem freyem muth /ウンギャレスカ
 ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):
  カンツォン第12旋法/カンツォン ニ短調/ Ach Schatz, ich sing und lache / Mit deinen lieblichen Augen /
   All Lust und Frewdt / Ach weh der schweren Pein / Nun last uns frohlich sein /
   Ihr Musici, frisch auff und last doch horen /カンツォン ヘ長調

 ベルンハルト・クラップロット(クラヴィツィテリウム
   使用楽器:1620年頃制作、ゲルマン国立博物館所蔵
 録音:2013年9月、ゲルマン国立博物館、ニュルンベルク、ドイツ。 クラヴィツィテリウムは通常のチェンバロを、鍵盤部分はそのままに後部を垂直に立てた形状の楽器。いわばアップライト・ピアノのチェンバロ版(歴史的には逆)だが、響板と弦が奏者の目前にそびえ立つ状態になる。 主流の楽器にはならなかったものの、最古の物は15世紀の楽器が現存しており、その後も散発的に製作され続けていた。ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に所蔵されている貴重なクラヴィツィテリウム(製作曲者不詳、1620年頃ドイツ)を使用した初のレコーディング。演奏は、ボブ・ファン・アスペレンの弟子であり、現在ヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学でチェンバロ・古楽系鍵盤楽器と古楽を教えているヒストリカル楽器の専門家、ベルンハルト・クラップロット。縦になったことによりジャックが自動で戻らないため、非常に複雑なアクションを持つクラヴィツィテリウムの不思議なユニークな音色を、16世紀〜17世紀の特別なレパートリーでお楽しみ頂きたい。
AE-11181
buyボタン
(HYBRID_SACD)
フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ(1873-1954):交響的オルガン作品集
 序奏とアレグロ・コンチェルタンテ/カンティレーヌ ホ短調 Op.33 /アンダンテ・カンタンド ホ短調 Op.40 /
 カノン様式によるクーラント イ短調 Op.58 /演奏会用トッカータ ニ短調 Op.33 /
 二重奏曲 ヘ長調 Op.58 /アレグレット・レッジェーロ ヘ長調 Op.7 /
 アンダンテ・シンフォニコ 変ニ長調 Op.48 /アレグレット・グラツィオーソ ヘ長調 Op.49 /
 アンダンテとフィナーレ・フガート ト長調 Op.17 /オルガン交響曲 ハ短調 Op.47

 マルクス・アイヒェンラウプ(Org)
 録音:2019年9月16日-18日、聖バルトロメウス大聖堂、ガッケンバッハ、ドイツ|世界初録音。イギリス後期ロマン派の忘れられた作曲家、フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ(1873-1954)のオルガン作品集。演奏は、世界遺産にも登録されているドイツのシュパイアー大聖堂で2010年よりオルガニストを務め、Aeolusではロパルツのオルガン作品全集(AE-10391)の録音でも評価を高めたドイツの名手、マルクス・アイヒェンラウプ。
AE-11191
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ CD)
2枚価格
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集 Vol.3
 〔第5番 イ短調 Op.47 (*)/第6番 ロ短調 Op.59 (#) 〕
   #各盤収録内容[ SACDのSACD層: (*/#) / SACDのCD層: (*) / CD: (#) 〕
 スティーヴン・タープ(Org|使用楽器:カヴァイエ=コル、1862年製
 録音:2010年9月(*)、2014年10月(#)、サン=シュルピス教会、パリ。フランク、ウィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオルガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第3巻。第3集では、32の国際ツアーと800以上の北米コンサートをこなしてきた、アメリカを代表するコンサート・オルガニスト、スティーヴン・タープが演奏している。

ANALEKTA (加) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

  ご案内済旧譜はこちらから
カンスタレイションズ〜金管アンサンブルのための作品集
 ワーグナー:エルザの大聖堂への行列 / ガブリエリ:おお, 大いなる神秘よ、聖なるマリアよ
 オラ・ヤイロ:サンクトゥス / ホルスト:組曲「惑星」より〔火星/木星〕
 シルベストレ・レブエルタス:センセマヤ(*) / チャイコフスキー:序曲「1812年」 Op.49

 カナディアン・ナショナル・ブラス・プロジェクト
 録音:2015年7月25日(*)、2018年7月23日-27日(*以外)、マギル大学ポラック・ホール、モントリオール、カナダ。モントリオール響やボストン響で活躍した名ホルン奏者、ジェイムズ・サマーヴィルと、カナダ国立バレエo. 首席テューバ奏者のサッシャ・ジョンソンによって2015年に創設された大編成ブラス・アンサンブル「カナディアン・ナショナル・ブラス・プロジェクト」。ピッツバーグ響やトロント響といったカナダとアメリカを代表するメジャーオーケストラ奏者、総勢25人による豪華ブラスサウンドでワーグナー、ホルスト、チャイコフスキーなどの名曲の数々を奏でる。原曲のサウンドとはまた一味違ったブラスの荘厳な響き。

AUDAX RECORDS (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2013年夏からリリースを開始したレーベル。代理店によると『ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル』だとの事だが、彼以外のアーティストのみのタイトルも含まれている。
ピーター・ヘレンダール(1721-1791):
 ケンブリッジ・ソナタ集
 〔第2番 イ長調/第3番 ニ短調/第4番 ニ長調/
  第1番 イ長調/第5番 ハ長調/第6番 ニ長調〕
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)
チェ・グゥリム(Vc)
フィリップ・
 グリスヴァール(Cemb)
 録音:2018年12月11日-13日、2019年7月21日、 SWR スタジオ、カイザースラウテルン、ドイツ|全曲世界初録音。プラムゾーラーが新たに発掘するのは、オランダ出身で、後期バロック時代のイングランドで活動したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピーター・ヘレンダール(1721-1791)。ロンドンには定住せず、オックスフォード、キングズ・リンと移り住み、1762年以降はケンブリッジへ居を構え、生涯オルガニスト兼教師として過ごした。ここでは、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館に手稿譜が保管されている未刊行の11のソナタのうち、最初の6曲を収録。旋律線に真髄があり、その劇的な構成に知性を湛えたその作品からは、ヘレンダールが作曲家兼ヴァイオリン奏者として十分な力量を持った人物であったことがわかる。
デュソー&コヴァッティ:歌曲集
 ロベール・デュソー(1896-1969):
  君の涙に捧ぐ Op.5 No.1 /泉の精 Op.5 No.2 /さようなら Op.2 No.1 /神託 Op.2 No.2 /異邦人への告別/
  君の見る愛 Op.9 No.1 /機会 Op.10 No.1 /心が目覚めるとき Op.10 No.2 /エレジー/春/
  村の二人のヴァイオリン弾き(4手ピアノ伴奏)(*) /喜びの歌/我らが父/光への聖歌 Op.12
 エレーヌ・コヴァッティ(1910-2005):「ダフネ」からの3つのメロディー/ギリシャのメロディ/うんと言ったよ

 アドリアーナ・ゴンサレス(S) イニャキ・エンシナ・オヨン(P) ティボー・エプ(P;*)
 録音:2019年3月26日-28日、グスタフ・マーラー・ザール、トーブラッハ、イタリア。 未知なるレパートリーのレコーディング・プロジェクト。ピアノ教師テレーズ・デュソーの両親、作曲家ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティ、20世紀初頭フランスの埋もれた歌曲を発掘。歌うのは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ、アドリアーナ・ゴンサレス。そして、トゥールーズのコンセルヴァトワールでテレーズ・デュソーに学び、現在両親が残した遺産(手稿譜を含む膨大なスコア、未完成の楽譜、スケッチ、覚え書き等)を整理しているテレーズ・デュソーとともに、浄書・校訂・校正といった作業を手伝ってきたイニャキ・エンシナ・オヨンが監修し、ピアノ伴奏を務めている。

AUSTRIAN GRAMMOPHON (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 同国 paladino media (paladino music) 傘下のレーベル。旧譜はこちらから
ヴァイオリン・ソナタ集
 ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
 シェック:ヴァイオリン・ソナタ Op.16
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
デュオ・アールデコ・ウィーン
[セターレ・
  ナジファール=ナーヴィ(Vn)
 テレジア・シューマッヒャー(P)]
 録音:2019年4月2日-4日、トーンスタジオ FM 、ウィーン、オーストリア。20世紀前半に作曲されたベルギー、スイス、フランスの美しき3つのヴァイオリン・ソナタをカップリングした室内楽ファン要チェックの好プログラム。デュボワ、マスネ、そしてフランクに師事したロパルツの ニ短調のソナタは、ブルターニュ地方の民謡的旋律や瞑想的な一面を併せ持つ佳作。ウジェーヌ・イザイ(と伴奏者のラウール・プーニョ)に献呈され、両者の生涯にわたる友情の証ともなった作品。ヴァイオリンはテヘラン放送so. やテヘランso. などで活躍した後、ウィーンへと渡り、トーンキュンストラー室内o. や、ウィーン・カンマーオーパーで活躍したイラン出身の女流奏者セターレ・ナジファール=ナーヴィ。2010年からデュオを組むテレジア・シューマッヒャーと質の高いアンサンブルを繰り広げている。
ラ・ポルト〜菊池悦子:作品集
 ソプラノ、テナー・サクソフォン、アコーディオンとチェロのための「鬼火」(2017)
  [トリオ・セイテンウィンド〔オリヴィア・シュタイメル(アコーディオン)
    カロリーナ・エーマン(Vc) ヨナス・トシャンツ(Sax)〕]/
  L'aile suspendue entre le ciel et l'eau (2013) [ジル・グリモワール(P)]/
 管弦楽のための「未来」(2014/15) [パブロ・ゴンザレス指揮スイス・イタリアーナo.]
 録音:2015年11月-2019年4月、スイス。カワイ音楽学園、聖カタリナ短期大学音楽科でオルガンを専攻した後に渡欧。スイスのローザンヌ高等音楽院、ベルン高等音楽院でさらなる研鑽を積み、2012年にスイスに帰化した日本出身のコンポーザー=オルガニスト、菊池悦子(Ezko Kikoutchi)の作品集。現在、スイスのエキュブラン市、サン・シュルピス市の専属オルガニストとして活躍する菊池悦子は作曲家としての活動も活発。管弦楽のための「未来(MIRAi)」は、スイス・イタリアーナo. による委嘱作品で高い評価を受けている。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

旧譜はこちらから
レバー・ハープのための新しい音楽
 ローレン・スコット:エレジー、フリー・ランング/ブルー・ムーン・ライジング/ビヨンド・ザ・ホライゾン/
           ファースト・フライト・オヴ・スプリング/ジプシー・ダンス/セレスティアル・スパイラルズ
 ダウウェ・アイセンハ:フォー・マティア / モニカ・シュタードラー:アウェイ・フォー・ア・ホワイル
 ジョン・ケージ:イン・ア・ランドスケイプ / ピーター・マックスウェル・デイヴィス:ストロムネスとの別れ
 レノン&マッカートニー/ローラン・スコット編曲:アクロス・ザ・ユニバース

 ローレン・スコット(レバーHp)
 録音:2019年8月6日-9日、スタジオ 43、マンチェスター。「レバー・ハープ」とは、ペダルではなく弦についたレバーで音程(音階)を調節するハープで、ノンペダル・ハープや伝統的な楽器の仲間としてケルティック・ハープ、アイリッシュ・ハープなどとも呼ばれる。オーストラリア出身、現在は英国で様々なオーケストラやアンサンブルとの共演、そしてテレビやラジオへの活発な出演など、ハープ・コミュニティの発展へ寄与し、5年間英国ハープ協会の会長も務めたハーピスト、ローレン・スコットのデビュー・ソロ・アルバム。自身で書いた作品から、ジョン・ケージ、マックスウェル・デイヴィス、そしてレノン&マッカートニーのナンバーまで、レバー・ハープのための飽くなき情熱が結実したプログラム。ケルティック・ハープとしてのトラディショナルな表現からアンビエントのようなサウンドまで、またレバーを使用したベンドやパーカッシブなパフォーマンスなどレバー・ハープならではの特殊奏法にも注目。
AV-2415
buyボタン
(2CD)
長い17世紀〜初期鍵盤音楽の宝庫
 *導入と模倣
  ジョヴァンニ・ピッチ:トッカータ / メールラ:半音階的カプリッチョ
  デ・アラウホ:ソプラノの分割ストップのための第10旋法によるティエント
  ヴェックマン:カンツォン(III) ニ短調 / アントニオ・デ・マセード:第4旋法による4声のリチェルカーレ
  パブロ・ブルーナ:第6旋法による不協和音のティエント / ジョヴァンニ・ガブリエリ:4声のカンツォン第4番
  ルイ・クープラン:デュオ ト短調 / フェッラボスコ1世:ファンタジア with G Final
  フレスコバルディ:聖体奉挙のための半音階的トッカータ

 *舞曲
  トラバーチ:ガリアルダ〔第2番/第8番〕 / ジョヴァンニ・マリア・ラディーノ:ガリアルダ第2番
  ピーター・フィリップス:パヴァン ト長調「 1580 」 / マシュー・ロック:組曲第3番 ハ長調
  ウィリアム・ティスデイル:アルマンド / メルヒオール・シルト:涙のパヴァーヌ(原曲:ダウランド)
  ゲオルク・ムファット:パルティータ第4番 ヘ長調(ショート・ヴァージョン)
  フローベルガー:パルティータ第2番 イ長調 / シャンボニエール:パヴァーヌ「神々の話」
  ジャケ・ド・ラ・ゲール:ロンドー ト短調 / トムキンズ:心が乱れた時の悲しみのパヴァン
  コプラリオ:マスク / ファーナビー:古いスパニョレッタ / シャイデマン:ガリアルダ ニ短調

 *変奏
  ケルル:パッサカリア ニ長調 / スウェーリンク:わが青春はすでに過ぎ去り
  カバニーリェス:第1旋法によるパサカージェ / バード:ウォルシンガム
  ジョン・ブル:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ I / ブクステフーデ:「ラ・カプリチョーザ」による変奏曲
  ミヒャエル・プレトリウス:2つの変奏曲「今ぞわが魂よ、主をたたえよ」

 *変奏描写と喚起
  クーナウ:ソナタ第4番「瀕死のヒゼキア王の病と快癒」
  アントニオ・コッレア・ブラガ:第6旋法によるバターリャ
  パスクィーニ:かっこうのスケルツォを伴ったトッカータ / ガスパール・ル・ルー:ラ・ファヴォリット
  ダングルベール:シャンボニエール氏のトンボー

 ダニエル=ベン・ピエナール(P)
 録音:2018年3月27日-28日、7月9日-10日、デュークズ・ホール、王立音楽アカデミー、ロンドン。南アフリカ出身、現在はロンドンを拠点に華麗な演奏活動と王立音楽アカデミー(RAM)の教授職などを続ける天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール。ヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン・フリーマン=アットウッドとの共演でも知られている。「長い17世紀(The Long17th Century)」とは、16世紀後半から18世紀前半までを含めた期間のことで、1600年や1700年といった単なる数字のみで区切るのではなく、歴史的・文化的背景を重視した歴史区分。ピエナールは、「長い17世紀」の間に多彩に発展した鍵盤楽器音楽を、ヨーロッパ全域の様々なスタイル、ジャンル、テクニックを調査して集成。すべて違う作曲者による36作品、約2時間半にわたる驚異のリサイタル・プログラム。多くの作品はモダーン・ピアノでの世界初録音となる。
シューベルト:歌曲集
 双子座の星に寄せる舟歌 D.360 /星 D.939 /星の夜 D.670 /リュートに寄す D.905 /アリンデ D.904 /
 菩提樹の陰の夕暮れに D.235 /月に寄す D.193 /ます D.550 /漁夫の愛の幸せ D.933 /
 海辺にて D.957-12 /夕べの情景 D.650 /夜と夢 D.827 /子を抱く父 D.906 /
 魔王 D.328 /冬の夕べ D.938 /月に寄す D.259 /夜の歌 D.119 /バラのリボン D.280

 カリム・スレイマン(T) イヘン・ヤン(Fp)
 録音:2019年5月20日-24日、ドルー大学、アメリカ、 US 。カリム・スレイマンは、3歳からヴァイオリンを学び、ボーイA.ソリストとしてショルティ指揮シカゴso. やスラットキン指揮セントルイスso. らと共演。鮮やかな描写と美しい声でルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、若い世代の傑出したアーティストとして活動してきたレバノン系アメリカ人テノール歌手。デビュー・ソロ・アルバム「オルウェウスの歌」で2019年の第61回グラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)を受賞し、世界中のコンサートホールやオペラハウスに出演してきたスレイマンの待望のセカンド・ソロ・アルバムは、「星」をテーマにしたシューベルトの歌曲集。ジュリアード音楽院で博士号を取得し、現在講師も務めるアメリカのヒストリカル・ピアノ奏者、イヘン・ヤンが弾くフォルテピアノ(ヨゼフ・シモン、1830年頃ウィーン製)の調べに乗せて、シューベルトの喜びと悲しみ、光と闇を繊細な表現力で歌う。

CALLIOPE (仏) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 2011年春に突然廃業した当レーベルは、同じくフランスの INDESENS レーベル傘下となって再出発しているが、旧譜の一部は別系列の LA DOLCE VOLTA レーベルから装丁や品番を変更しての再発売が開始されており、さらに PHAIA という別レーベルから異なった再発も一時期行われ、もっとややこしい事に、PHAIA からは2014年に「ナヴァラのバッハ無伴奏が CALLIOPE レーベルとして発売」されるという、訳のわからない状態となっている。どのような分担となったのかは2019年現在でも不明確。
 旧譜はこちらから(ただし、当ページ掲載分とは価格が異なり、アイテムによっては入手出来無い場合もあります)
J.S.バッハ
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
ピエール・レアク(P)
 録音:2013年2月11日、サル・アディヤール、パリ、フランス。ピエール・レアク〔レアック〕は、一等賞を獲得したパリ音楽院でイヴォンヌ・ルフェビュール、イヴォンヌ・ロリオ、ジェルメーヌ・ドヴェーズ、ジャン・ユボー、マルセル・ボフィスといった錚々たるピアニストたちに師事し、パウル・バドゥラ=スコダやシェベーク・ジェルジ、ゲザ・アンダの下でも研鑽を積んだ知る人ぞ知るフランスの巨匠ピアニスト。オリヴィエ・メシアン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いた実績を持ち、フランス国立高等音楽院(CNSM)でイヴォンヌ・ロリオのアシスタントを務めるなど、当時の巨匠たちから演奏法や作品の解釈など様々な要素を授かったレアクが満を持して臨んだバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。ベテランならではの堂々たる、新鮮な雰囲気を併せ持ったバッハ。
ショパン:ピアノ作品集
 練習曲第1番 ハ長調 Op.10 No.1 /ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26 No.1 /バラード第3番 変イ長調 Op.47 /
 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36 /夜想曲〔第16番 変ホ長調 Op.55 No.2 /第14番 嬰ヘ短調 Op.48 No.2 〕/
 幻想曲 ヘ短調 Op.49 /ポロネーズ〔第6番 変イ長調 Op.53「英雄」/第7番 変イ長調 Op.61「幻想」〕

 フィリップ・ギヨン=エルベール(P|使用楽器: YAMAHA CFX
 録音:2016年11月14日-15日、スタジオ 4'33 、イヴリー=シュル=セーヌ、フランス。パリ音楽院でミシェル・ベロフやジャン=クロード・ペヌティエ、マリア・ジョアン・ピリス、アルド・チッコリーニといった名匠たちにピアノを師事し、同じくフライブルク音楽大学でもピアノ、室内楽、伴奏の各分野で一等賞を授与された輝かしい経歴を持つフランスのピアニスト、フィリップ・ギヨン=エルベール。ショパンのピアノ作品の華麗なる作風を「YAMAHA CFX」で奏でた好演。
シャブリエ:ピアノ作品集
 絵画的な10の小品/気まぐれなブーレ/即興曲/
 シパイの行進/バレエの歌/カプリス
アニー・ダルコ(P)
 録音:1974年|ゼネラル・プロデューサー:ジャック・ル・カルヴェ|リマスタリング:シモン・ランスロ(2018年)|旧CD品番:, CAL-6828 〔ともに当店未案内、廃盤〕。約20年ぶりの再発。14歳の若さでパリ音楽院に入学し、20世紀前半のフランスを代表する女流ピアニストであり教育者、マルグリット・ロンに師事したマルセイユ出身の名女流ピアニスト、アニー・ダルコ(1920-1998)の「オールド・カリオペ音源」が復刻!1938年にパリ音楽院を一等賞で卒業したものの、第二次世界大戦の開戦の影響を受け、困難なキャリアを歩むことになったアニー・ダルコ。この「シャブリエ」は、1946年のジュネーヴ国際音楽コンクールで第2位を受賞し、その名を世界に広げた後、1974年に旧カリオペ(Calliope)の創設者で芸術監督だったジャック・ル・カルヴェのプロデュースによって録音された演奏。豊かな表情と色彩感、大胆なダイナミクスが印象的なアニー・ダルコのシャブリエがリマスタリングを施されて蘇る。
アデライード王女のヴァイオリン
 ジャン=ピエール・ギニョン(1702-1774):ソナタ〔 Op.4 No.5 / Op.4 No.3 〕
 ジュリアン・アマブル・マチュー(1734-1811):三重奏曲〔 Op.2 No.3 / Op.2 No.6 〕
 アントワーヌ・ドーヴェルニュ(1713-1797):ソナタ〔 Op.1 No.4 / Op.1 No.6 〕

 アンサンブル・カンタン・ル・ジュヌ
  [ジャン=クリストフ・ラマック、アニェス・ラマック(Vn)
   カロル・カリーヴ(Vc) フランソワーズ・ドペルサン(Cemb)]
 録音:2017年4月21日-24日、ドメーヌ・マダム・エリザベス、フランス。バロック後期のフランスにおける宮廷で愛された"ヴァイオリン"の芸術の魅力を紐解く、フランスのレーベルならではの充実のプログラム。イタリアで研鑽を積みルクレールのライバルとも称された当時のヴァイオリンのヴィルトゥオーゾの1人、ジャン=ピエール・ギニョン(1702-1774)や、作曲家ジュリアン・アマブル・マチュー(1734-1811)、コンセール・スピリチュエルのディレクターも務めたヴァイオリニストのアントワーヌ・ドーヴェルニュ(1713-1797)の「トリオ・ソナタ」を収録。フランスのピリオド・アンサンブルが、ルイ15世の王女たちを魅了し、宮廷でも演奏されたであろう当時のヴァイオリン芸術を現代に響かせる。
シューマン:謝肉祭 Op.9 /クライスレリアーナ Op.16
ビゼー/ホロヴィッツ編曲:カルメン変奏曲
モシュコフスキ:練習曲 Op.72 No.6
リスト/ホロヴィッツ編曲:ラコッツィ行進曲
ステファヌ・ブレ(P)
 録音:1999年-2008年。「カルナバル〔謝肉祭〕」をテーマとした華やかなプログラムを組んだのは、バイロン・ジャニスの門弟でありヴラディーミル・ホロヴィッツのアシスタントを務めたこともあるパリ出身のコンポーザー=ピアニスト、ステファヌ・ブレ。かのジュリーニもそのテクニックと音色を称賛したというエピソードの持ち主でもある。ピアニストとしてだけでなく作曲家としても活躍するブレ。ホロヴィッツによるビゼーとリストのアレンジ2作品を組み込んだプログラムでは、ブレのヴィルトゥオージティが遺憾なく発揮されている。
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲
 ピアノ三重奏曲〔第1番 ト短調「悲しみの三重奏曲」/
         第2番 ニ短調「悲しみの三重奏曲」 Op.9(偉大な芸術家の思い出に)〕
 アラン・ボール(P) ベルナール・マテルン(Vn) エリザベート・ボーシェ(Vc)
 録音:2015年4月、サン・マルセル寺院、パリ、フランス。ピアニストのアラン・ボールは、アメリカのユタ州出身で名門ジュリアード音楽院で学んだピアニスト。ヴァン・クライバーンやマルグリット・ロンなどの国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ名手。パリ音楽院でヴァイオリンと室内楽で一等賞を獲得したヴァイオリンのマテルン、ブリュッセル王立音楽院で同じく一等賞をに輝いたチェロのボーシェとのアンサンブルが、ロシアのロマンティシズムを濃密に描く。
ユダヤの歌と愛の歌
 ファルコヴィッチ:シム・シャロム / ラヴェル編曲:メイヤルケ・マイン・スーン / ラヴェル:カディッシュ
 伝承曲:ウネタネ・コトフ/ケヴァコラット/ベロシュ・ハシャナ/雅歌/海の歌/ム・アダブル
 カレンダレヴァ&オプレア:ヴォカリーゼ / リムスキー・コルサコフ:ヘブライの歌 / フォーレ:夢のあとに
 ビゼー:ハバネラ/セギディーリャ / ゼハヴィ:エリ・エリ / アルガツィ:ヒネ・マ・トヴ

 ソフィア・ファルコヴィチ(Ms) ガブリエル・ブルゴアン指揮イルミナシオン室内o.
 録音:2016年2月14日、フランス。フランスにおいて初のユダヤ教のハッザーン(カントール)に選ばれたメゾ・ソプラノ、ソフィア・ファルコヴィチが歌うユダヤの歌と、大作曲家たちがヘブライ(ユダヤ)を題材として作曲した作品の数々。フランス国立高等音楽院の音楽家たちで結成された室内オーケストラが、ヘブライの雰囲気を巧みに際立たせ、ファルコヴィチの歌声を引き立てている。
ハイドン:チェロ協奏曲集
 〔第1番 ハ長調 Hob.VIIb.1 /第2番 ニ長調 Hob.VIIb.2 〕
クセーニャ・ヤンコヴィチ(Vc)
セント・ジョージ・ストリングス
 録音:2012年11月30日、コララッチ・ホール、ベオグラード、セルビア。1981年にフィレンツェで開催されたガスパル・カサド国際コンクール優勝の実績を持ち、ソリストとしてだけでなく、ドイツのデトモルト音楽大学の教授、ジャコメッティ、トンプソンとのアンサンブル、ハムレット・ピアノ・トリオのメンバーとしても活躍するセルビア出身のロシア系チェリスト、クセーニャ・ヤンコヴィチ。1733年にグレゴリオ・アントニアッツィが製作した銘器を手に奏でるハイドンの協奏曲2作品では、生まれ故郷のセルビア、ベオグラードで1992年に創設された弦楽オーケストラ、セント・ジョージ・ストリングスと共演。弦楽合奏の伴奏によるハイドンでは、ヤンコヴィチの艶やかな音色、力強さと繊細さの両面を併せ持つ表現力が際立っている。

CAvi−MUSIC (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2020年から国内代理店変更。これまで品番は "4260085-5xxxxx" という表記でしたが、新代理店は頭五桁の "42600" (ほぼ全アイテムで同一)と末尾一桁をカットしてハイフンを省き "855xxxx" という形式で管理しており、当店もそれに倣います(例: 4260085-534746 → 8553474 )。# "855xxxx" 形式の品番表記(従来の形式では 4260085-5xxxxx )は、NAXOS レーベルにほぼ同じ品番のもの(2桁目にピリオドが入るかどうか)がありますので、ご注意下さい。旧譜はこちらから
8553353
buyボタン
(3CD)
2CD価格
ディーナ・ウゴルスカヤ追悼〜
 J.S.バッハ
:平均律クラヴィーア曲集 第2巻
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
 録音:2015年10月-11月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン。
8553350
buyボタン
(2CD)
1.5CD価格
ディーナ・ウゴルスカヤ追悼〜
 J.S.バッハ
:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
 録音:2015年4月、6月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン|以上2点、初出・既出: 4260085-535033 [8553503] (5CDs) 〔廃盤〕ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去った。ウゴルスカヤの追悼盤として、10年間に渡る充実のコラボレーションを築いてきたドイツのC'Avi-musicの録音の中から、ウゴルスカヤの代表的名盤となっていたJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」が新装再発売。元々リリースされていた5枚組の全曲盤(8553503)は廃盤となり、第1巻(2枚組)、第2巻(3枚組)の分売となる。その深い感受性と冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher at the piano)」として称賛されたウゴルスカヤの大いなる遺産。スタインウェイでたっぷりと歌うバッハの「聖典」にご注目頂きたい。

LE CHANT DE LINOS (白) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

  2015年に国内へ初案内されたベルギーのレーベル。カナ表記は「ル・シャン・ド・リノス」
 CL-1282 は当店未案内旧譜。
 #当レーベルの旧譜を含みます。
 #品番上2桁がおそらく現地発売年、下2桁〜3桁が発売順連番。
 #比較的早期に廃盤となるレーベルです。下記でご注文可能でも、入手不可となっている場合があります。
 #CD-R製版盤が出始めました。当店と代理店で確認できたものものはその旨記載しますが、海外においては区別が成されず、予告なく切り替わる可能性があるため、プレス盤を指定してのご注文はお受けできません。
ヘンデル:フルートと通奏低音のための7つのソナタ
 〔ホ短調 HWV.359 /ト長調 HWV.363b /イ短調 HWV.374 /ホ短調 HWV.375 /
  ロ短調 HWV.376 /ト短調 HWV.360 /ロ短調 HWV.367 〕

 ジャン=ミシェル・タンギー(Fl|使用楽器:ムラマツ・フルート、14K GOLD 、1991年製
 ミクローシュ・シュパーニ(Cemb|Michael Walker、2002年製〔モデル: J. D.Dulcken、1745年製〕
 ロッテルダム・フィルやベルギー国立管の首席奏者を務めた名フルーティスト、ジャン・=ミシェル・タンギーによるヘンデル。フルート、オーボエ、ヴァイオリンなどの楽器のためのソナタをフルートで。
エンリケ・ソロ(1884-1954):
   ヴァイオリン・ソナタ集
 〔第1番 ニ短調(1903) /第2番 イ短調(1914) 〕
ジェローム・シモン(Vn)
シャルル・ラヴォー(P)
 2曲とも世界初録音。チリの作曲家・ピアニスト・教師で、同国楽壇の発展と教育に貢献したエンリケ・ソロ(1884-1954)が20世紀初頭に書いたヴァイオリン・ソナタ。
J.S.バッハ:オブリガート・フルート付きのカンタータ集
 〔第82番「われは満ち足れり」 BWV.82 /第204番「私の心は満ちたりて」 BWV.204 〜アリア/
  第212番「われらの新しいご領主に」 BWV.212 〜アリア/第211番「お静かに、おしゃべりせずに」 BWV.211〜アリア/
  第36番「喜びて舞いあがれ」 BWV.36b 〜アリア/第209番「悲しみのいかなるかを知らず」 BWV.209 〕

 アン=ヘレン・モーン(S) ジャン=ミシェル・タンギー(Fl)
 ミクローシュ・シュパーニ指揮コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト
 第82番と第209番の全曲に、4作のアリアをカップリング。
チェロとピアノのための音楽
 ドホナーニ:チェロ・ソナタ / イーヴォ・マチェク(1914-2002):チェロ・ソナタ
 シューマン:アダージョとアレグロ Op.70 / ブラームス:チェロとピアノのための6つの歌

 カヤナ・パツコ(Vc) ダニエル・デトーニ(P)
 録音:2016年5月、ドイツ。ともにクロアチア出身だという2人によるデュオ・アルバム。イーヴォ・マチェクもクロアチアの作曲家。
ベートーヴェン
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
  (ピアノと弦楽五重奏のための室内楽版|ハンス=ヴェルナー・キューテン復元)(*) /
 ピアノ四重奏曲 Op.16
 ステファノス・トモプーロス(P) ヴァレーズSQ エマニュエル・フランソワ(Va;*)
 (*)は『ベートーヴェン研究の第一人者、ハンス=ヴェルナー・キューテン博士が筆者譜を発見し復元した』物だとのこと。トモプーロスはクセナキスの録音があるギリシャ出身のピアニスト、ヴァレーズ弦楽四重奏団は2006年、リヨン国立音楽院で結成。
ヤナーチェク
 弦楽四重奏曲〔第1番「クロイツェル・ソナタ」/
        第2番「内緒の手紙」〕/
 ヴァイオリン・ソナタ
シモンSQ
[ジェローム・シモン(Vn1)他]

シャルル・ラヴォー(P)
 パリ音楽院で結成されたシモン弦楽四重奏団。新たに発見された手紙を含む、ヤナーチェクの人物像、作品のインスパイア元であるトルストイの小説など徹底的な研究を重ね、その美しさと豊かさに改めて感銘したというヤナーチェクの弦楽四重奏曲集。
メル・ボニス(1858-1937):ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ヴァイオリン・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.112 /アンダンテ・レリジョーソ Op.78 /
 アレグレット・ノン・トロッポ Op.84 /ラルゴ Op.83 /セレナード ニ長調 Op.46 /
 ヘンデルによるラルゴ Op.63 /讃えよう愛しい君を Op.22 (*) /組曲 ハ長調 Op.114
  フランシーヌ・トラシエ(Vn)
  フランソワーズ・ティラール(P) マリオン・ゴマル(Ms;*)
 パリ音楽院でドビュッシーやピエルネらと同時期に学んだフランスの女流作曲家、メル・ボニスのヴァイオリン作品集。当時の男性中心社会において、本名のメラニー・ボニスではなく中性的なペンネーム「メル・ボニス」を使って多くの作品を残しており、ポスト・ロマン派風〜印象主義的なメル・ボニの作品は、近年様々な録音が発売されるなど、再評価が進んでいる。演奏は、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞経験のあるフランシーヌ・トラシエと、ピアニスト兼歌手として室内楽の分野で活動するフランソワーズ・ティラール、二人のフランスの女流奏者による物。
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):フルート・ソナタ集
 フルートと通奏低音のためのソナタ(原曲:ヴァイオリン)
  〔ホ短調 Op.2 No.1 /ト長調 Op.9 No.7 〕/
 2つのヴァイオリン、または2つのフルートと通奏低音のための音楽の慰め第2巻 Op.8
  マクサンス・ラリュー(Fl)
  ユルゲン・フランツ(Fl) ジョルジュ・キス(Cemb)
 録音:2016年9月9日-12日。
CL-15116
buyボタン
[CD-R]
ラインからドナウへ〜フルートとピアノのための音楽
 シューベルト(1797-1828):「しぼめる花」の主題による変奏曲 D.802
 カール・ライネッケ(1824-1910):ソナタ「オンディーヌ」 Op.167
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):フルート・ソナタ Op.121
 ヒンデミット(1895-1963):フルート・ソナタ
  ロイク・シュネイデル(Fl) ステファノス・トモプーロス(P)
 録音:データ記載なし。
 ロイク・シュネイデルは1981年フランスのストラスブールに生まれたフルーティスト。パリ国立地方音楽院でクロード・ルフェビュールに、パリ音楽院でソフィー・シェリエに師事。2009年神戸国際フルートコンクール第2位。2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。2004年、ロレーヌ国立o. 首席奏者に就任。2009年、指揮者マレク・ヤノフスキに招かれスイス・ロマンドo. に首席奏者として移籍。2016年現在そのポジションにある。
CL-14108
buyボタン
【注目盤】
ツェーザリ・キュイ(1835-1918):ヴァイオリンとピアノのための作品集
 万華鏡(24の小品) Op.50
  〔親密な時/霧の中で/ミュゼット/優しい歌/子守歌「おやすみ、かわいいぼうや」/簡単な歌/小夜想曲/間奏曲/
   カンタービレ/オリエンタル/問いと答え/アリオーソ/無窮動/冗談/アパッショナート/田舎の踊り/舟歌/
   前奏曲/マズルカ/ワルツ/ノヴェレッテ/恋文/スケルツェット/小奇想曲/アレグロ・スケルツォーソ〕/

 ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.84 /憂鬱なワルツ
  ソフィー・ルモニエ=ヴァレーズ(Vn) フィリッパ・ノウテンボーム(P)
 録音:時期の記載なし、ロートル・スタジオ [L'Autre Stuidio] 、ヴェール=シュル=マルヌ、フランス。
 ロシア五人組の一人キュイの最も知られている楽曲「オリエンタル」を含む曲集「万華鏡」をはじめヴァイオリンとピアノのための作品を収録。ソフィー・ルモニエ=ヴァレーズはパリ音楽院、ジュネーヴ大学で学んだヴァイオリニストで、作曲家ジャン=ピエール・ヴァレーズ(1939-)の妻。フィリッパ・ノウテンボーム(1977年生まれ)はオランダ出身のピアニスト。ハーグ音楽院、パリのエコール・ノルマル音楽院で学び、2015年現在パリ在住。
ドゥヴァン・ヴェルダン
 カミーユ・ロベール:マドロンの歌 / ルイ・ペッテナーティ:セ・ル・ユイティエム
 デジレ・ベルノー:サン・シール / ポプラン:英雄の歌 / ルイ・プリュドム:ドゥヴァン・ヴェルダン
 フランス民謡:わたしのそばなら / サン=サーンス:冬のセレナード/サルタレッロ
 リリ・ブーランジェ:詩篇〔第24/第129〕/兵士の埋葬のために
 アンリ・ビュッセル:フランスへの賛歌 / ペーター・コルネリウス:老兵

 フランス陸軍cho.
 1982年に設立されたフランス陸軍の合唱団。サン=サーンスやリリ・ブーランジェの作品を含む、第1次世界大戦をテーマにした歌と現代の式典等で歌われる作品集。
ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊〜自由 1914-1918
 ルイ・ガンヌ(1862-1923):勝利の父
 グザヴィエ・ラ・マレイユ=ディオデ:フランスの旗の歌
 フランシス・ポピー:夜の行進曲 / ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
 ジョルジュ・クリエ(1872-1946):過ぎ去った夢
 ルイ・ガジア(1898-1950):ベルギー義勇兵行進曲
 ジャック・ジャッジ(1872-1938):遥かなティペラリー
 トマス・ビドグッド(1858-1925):ヴィミーの尾根 / 不詳:鼓手隊規律行進曲
 フランソワ=ジョゼフ・ラウスキ(1837-1910):サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
 カミーユ・ロベール(1872-1957):マデロンの歌
 C.ムージョ:プロンドの彼女のそばで
 シャルル・グールダン(1868-1936):フランバール川
 ギヨーム・バレイ(1871-1943):礼賛行進曲
 フランソワ・デュモー&エリック・ルモニエ:自由(*)
 クリスティアン・タヴェルニエ:栄光の翼(*)
  アントワーヌ・ランガーニュ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊(*以外)
  ジャッキー・ラフォレ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ・ファンファーレ隊(*)
 第一次世界大戦を記念するアルバム。CL-1499 の CD 4 と同内容だが、プレゼンテーションは省かれている。
ギャルド・レピュブリケーヌo. 〜イン・メモリアム 1914-1918
 ロジェ・ブートリー(1932-):時の記憶を悼むために − ヴェルダンの6つの幻影
 ジョルジュ・アントワーヌ(1892-1918):大事の前夜
 アレックス・ド・タイエ(1898-1952):劇的三部作「木の十字架」
  フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌo.
 CL-1499 の CD 2 と同内容だが、プレゼンテーションは省かれている。
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
 ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」 Op.32 より〔火星/木星〕
 ラヴェル(1875-1937):道化師の朝の歌 / エイメ・クン(1877-1958):祝典序曲
 フェルナン・カリオン(1908-1960):蛮人の踊り [Danse Barbare]
  フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
 CL-1499 の CD 1 と同内容だが、プレゼンテーションは省かれている。
ギャルド・レピュブリケーヌの音楽(ハイライト)
 ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」 Op.32 より〔火星/木星〕
  [フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団]
 ロジェ・ブートリー(1932-):時の記憶を悼むために − ヴェルダンの6つの幻影
  [フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌo.]
 ルイ・ペッテナーティ:これが第8歩兵連隊だ
 リリー・ブーランジェ(1893-1918):詩篇24
 アンリ・ビュッセル(1872-1973):フランス賛歌
  [フランス軍合唱団(クール・ド・ラルメー・フランセーズ)]
 ルイ・ガンヌ(1862-1923):勝利の父
 フランソワ=ジョゼフ・ラウスキ(1837-1910):サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
 グザヴィエ・ラ・マレイユ=ディオデ:フランスの旗の歌
  [アントワーヌ・ランガーニュ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊]
 ヴェルディ(1813-1901):アイーダ・トランペットの行進曲
 ルイ・プロドム(1883-?):ヴェルダンの前線 / ジャン=バティスト・コージー:金敷
  [ギャルド・レピュブリケーヌ騎馬ファンファーレ隊]
 ロッシーニ(1792-1868):狩猟の集合
 J.J.アノ/クリストフ・ジョカイユ編曲:ルイジアナの騎兵隊
 ティンダール・グリュイエ:アマゾン(ホルンとピアノのための)
  [ギャルド・レピュブリケーヌ狩猟ホルン隊]
 CL-1499 からの抜粋。
CL-1499
buyボタン
(6CD)
【注目盤】
ギャルド・レピュブリケーヌの音楽
吹奏楽 [CD 1]
 (オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)
 ジャック・ヴェベール(フランスの名優)によるプレゼンテーション
 ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」 Op.32 より〔火星/木星〕
 ラヴェル(1875-1937):道化師の朝の歌 / エイメ・クン(1877-1958):祝典序曲
 フェルナン・カリオン(1908-1960):蛮人の踊り [Danse Barbare]
  [フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
   (オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)]
管弦楽 [CD 2]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ロジェ・ブートリー(1932-):時の記憶を悼むために − ヴェルダンの6つの幻影
 ジョルジュ・アントワーヌ(1892-1918):大事の前夜
 アレックス・ド・タイエ(1898-1952):劇的三部作「木の十字架」
  [フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌo.
   (オルケストル・シンフォニーク・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)]
男声合唱 [CD 3]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 カミーユ・ロベール(1872-1957):マデロンの歌
 ルイ・ペッテナーティ:これが第8歩兵連隊だ
 デジレ・ベルニオー:サン=シール / ポプラン:英雄たちの歌 14-18
 ルイ・プロドム(1883-?):ヴェルダンの前線 / フランス民謡:プロンドの彼女のそばで
 サン=サーンス(1835-1921):冬のセレナード/サルタレッロ
 リリー・ブーランジェ(1893-1918):詩篇24 /詩篇129 /ある兵士の葬送のために
 アンリ・ビュッセル(1872-1973):フランス賛歌
 ペーター・コルネリウス(1824-1874):老兵
  [フランス軍合唱団(クール・ド・ラルメー・フランセーズ)
   カトリーヌ・スタニョーリ、ジャン=クリスティアン・ル・コズ、
   ダヴィド=フイ・グエン=プン(P)]
軍楽 [CD 4]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ルイ・ガンヌ(1862-1923):勝利の父
 グザヴィエ・ラ・マレイユ=ディオデ:フランスの旗の歌
 フランシス・ポピー:夜の行進曲 / ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
 ジョルジュ・クリエ(1872-1946):過ぎ去った夢
 ルイ・ガジア(1898-1950):ベルギー義勇兵行進曲
 ジャック・ジャッジ(1872-1938):遥かなティペラリー
 トマス・ビドグッド(1858-1925):ヴィミーの尾根 / 不詳:鼓手隊規律行進曲
 フランソワ=ジョゼフ・ラウスキ(1837-1910):サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
 カミーユ・ロベール(1872-1957):マデロンの歌
 C.ムージョ:プロンドの彼女のそばで
 シャルル・グールダン(1868-1936):フランバール川
 ギヨーム・バレイ(1871-1943):礼賛行進曲
 フランソワ・デュモー&エリック・ルモニエ:自由(*)
 クリスティアン・タヴェルニエ:栄光の翼(*)
  [アントワーヌ・ランガーニュ指揮(*以外)
   ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊
    (ミュジーク・ド・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ)(*以外)
   ジャッキー・ラフォレ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ・ファンファーレ隊(*)]
騎馬ファンファーレ [CD 5]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ジャック・ル・ブレイ:こんばんは、ティアム
 ジャン=バティスト・コージー:アマゾン / アルベール・ゴセ:楽しいファンファーレ
 ルイ・プロドム(1883-?):護衛の速歩第2番 / ジャン=バティスト・コージー:金敷
 ジャック・ル・ブレイ:存在と存続 / ルイ・プロドム(1883-?):ヴェルダンの前線
 不詳:スヴォーロフの時代の狩猟行進曲
 アルベール・ゴセ:第3槍騎兵隊よりアスプルモン=リンデン伯へ敬意を表して
 ルネ・カイエ:カルノ / ヴェルディ(1813-1901):アイーダ・トランペットの行進曲
 セバスティアン・ニコル:試み / レジ・メルレ:シュザンヌ
 パスカル・プジョー:リトル・ビッグホーン / ローラン・サロット:三つの川
 マルク・フェロン:ペン・スコルト / セバスティアン・ニコル:エクスカリバー
 ジャン=マルセル・ファッチョリ:パロミーノ
  [ギャルド・レピュブリケーヌ騎馬ファンファーレ隊]
狩猟ホルン隊 [CD 6]
 ジャック・ヴェベールによるプレゼンテーション
 ロッシーニ(1792-1868):狩猟の集合
 マルキ・ド・ダンピエール:新ファンファーレ Nos.1, 3, 5-8, 10-11, 13-14, 16, 18
 ティンダール・グリュイエ:
  アマゾン(ホルンとピアノのための)/猟兵のあばずれ女(ホルンとピアノのための)
 フレデリック・ダルノック:聖ジュヌヴィエーヴ
 フレデリック・コンラッド:
  憲兵隊の祭/フィリップ・シュネーデル/私は親衛隊員/アラン・ピリニー
 オリヴィエ・ポール:青い軍服
 フレデリック・コンラッド:ブノワ・ド・カステルバジャック
 オリヴィエ・ポール:ヴィユヴェールのラリー / ブノワ・ブージュ:セドリック・ビゴ
 フレデリック・コンラッド:ピエール・ロッシ
 オリヴィエ・ポール:王の種馬飼養所のエコー
 セバスティアン・パクロー:
  サン・ロマンの思い出/沼のエコー/クルヴァンの風車/ブレナール
 クロード・パクロー:サン・ジェルマンの帰還
 フレデリック・コンラッド:エリック・ユーゲ
 クロード・パクロー:カルノの集合/トゥアールのエコー/頭、風/ぶどう畑のエコー
 フレデリック・コンラッド:ジョルジュ=ピエール・モンショット
 セバスティアン・パクロー:マルキ・ディンフィー
 フレデリック・コンラッド:親衛隊の乗馬教師/親衛隊の乗馬助教師/親衛隊の馬
 ドミトリー・チェスノコフ:ブノワのために
 J.J.アノ/クリストフ・ジョカイユ編曲:ルイジアナの騎兵隊
 クロード・ピポン:狩猟の後で護衛に
  [ギャルド・レピュブリケーヌ狩猟ホルン隊]
 録音:2013年12月-2014年4月,マント・アン・イヴリーヌ音楽院大講堂、マント・アン・イヴリーヌ、フランス、ギャルド・レピュブリケーヌ・セレスティン兵舎、パリ、フランス。
フルート、クラリネットとピアノのための音楽
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959):フルート、クラリネットとピアノのための協奏曲
 シャルル・ケクラン(1867-1950):パストラーレ Op.75 bis
 フロラン・シュミット(1870-1958):三重奏のソナチネ Op.85
 ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
 ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン(1955-):
  フルート、クラリネットとピアノのための三重奏曲
 アルマンド・ギドーニ(1959-):
  クラシカル・フーガ・ゴーズ・ジャズ [Classical fugue goes jazz]
 ミシェル・ライサイト(1958-):
  リッパー・マークス [Ripper Marks] /両側に [De part et d'autre]
 ギヨーム・コヌソン(1970-):テクノ=パレード [Tecno-Parade]
  シベル・クルム=パンセル(Fl) アイシェギュル・キルマノル(Cl)
  ヨハン・シュミット(P)
 録音:データ記載なし。
 シベル・クルム・パンセルはナント音楽院、パリのエコール・ノルマル音楽院、リヨン音楽院で学んだフランスのフルート奏者。師であるマクサンス・ラリューと共演した録音もある。アイシェギュル・キルマノルはトルコのイスタンブルに生まれ、ミマル・シナン芸術大学を卒業後フランス政府給費留学生としてナント音楽院で学んだクラリネット奏者。ヨハン・シュミットは2015年現在ブリュッセル王立音楽院教授を務めるベルギーのピアノ奏者。
CL-1394
buyボタン
(1CD+1DVD
[PAL])
1.5枚価格
ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン(1955-):オラトリオ「救済の聖劇」(2013)
 アナ・カメリア・ステファネスク(S;マリア)
 ウィアルト・ウィトホルト(Br;イエス) ゼノ=チプリアン・ポペスク(T;天使)
 ステファン・チフォレッリ(T;ピラト) マリー=クロード・ソラネ(S;エリーザベト)
 キンガ・ボロフスカ(Ms;復活) アラン・カレ(朗読)
 ティボー・ルナールツ合唱指揮プティ・サブロンcho.
 ブノワ・フロマンジェ指揮ブカレストso.
 録音・収録:2013年3月22日、ノートルダム・カンブル修道院教会、ブリュッセル、ベルギー。
 ベルギーの作曲家ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガンの新作初演を収めたCDとDVD 。
 # DVD の再生にはPAL方式対応のプレイヤーが必要で、パソコンでの再生保証もございません。
CL-1287
buyボタン
【注目盤】
メラニー・ボニ(1858-1937):管弦楽作品集
 ワルツ形式の組曲 Op.35 /クレオパトラの夢 Op.180 /サロメ Op.100 /
 オフェーリア Op.165(管弦楽版)/オリエンタル組曲 Op.48 /サラバンド Op.82 /
 パヴァーヌ Op.81 /ブレー Op.62 /ジプシーたち Op.15(管弦楽版)
  ブノワ・フロマンジェ指揮ブカレストso.
 フランスの女性作曲家メラニー〔メル〕・ボニ〔ボニス〕。セザール・フランク(1822-1890)に才能を見出されるも学内での恋愛が元でパリ音楽院を中退。その後、親の意思による不本意な結婚、恋人と再開し不倫の子を産むなど波乱の生涯を送りながら作曲を続けた。当時女性の作曲家という職業が受け容れられがたかったことからメル・ボニ [Mel Bonis] という女性と悟られにくい名義で作曲を行ったが、没後すぐに忘れ去られてしまった。20世紀末以来再評価の機運が著しく室内楽曲、鍵盤楽曲、声楽曲の録音が増えてきているが、管弦楽作品をまとめて聴くことができる当盤は貴重。
ミシェル・コレット(1707-1795):オルガン作品集
 オルガン曲集第1巻 Op.16 (1737) 〜マニフィカト第1旋法
  〔プラン・ジュ/デュオ/ティエルス・アン・タイユ/クルムホルンのバス/トリオ/グラン・ジュ〕/

 新ノエル集(1747) から〔タンブーラン/陽気な羊飼いはいずこへ行くや〕/
 オルガン曲集第3巻(1756頃) 〜組曲第1旋法(抜粋)
  〔プラン・ジュ/デュオ/トリオ/トランペットのバス/ミュゼット/オフェルトリウム「輝き」〕/

 新形式のオルガン曲集〜組曲第1旋法
  〔プラン・ジュ/第1のデュオ/ミュセット/クルムホルンのバス/
   トリオ/対話/ナザールのレシ/第2のデュオ/フーガ〕/

 新形式のオルガン曲集〜組曲第2旋法
  〔プラン・ジュ/ロンドのデュオ/フルートのためのロンド/
   トランペットのバス/フルートのためのデュオ/トランペットのレシ/トリオ〕/

 新形式のオルガン曲集〜組曲 変ロ長調(抜粋)〔トランペットのためのレシ/人の声/トリオ〕
 12のオフェルトリウム(1766)から〔聖ブノワ/聖オーギュスタン〕
  ヤン・ファン・モル(Org)
 録音:時期記載なし、ノートルダム・デュ・レアル大聖堂、アンブラン、フランス。
 1464年にフランス国王ルイ14世から寄贈されたオルガンに歴史をさかのぼるというフランスで現役最古のオルガンによる演奏。ミシェル・コレットは1737年頃から1780年までパリのイエズス会の大学でオルガニストを務めたオルガン奏者・作曲家。ヤン・ファン・モルは2015年現在アントウェルペンの聖パウロ教会の名誉オルガニストを務めるベルギーのオルガン奏者。歴史的オルガンの専門家の一人。
ロッシーニ:木管四重奏のためのソナタ〔第1番/第4番/第6番〕
アルニテミツ:二つの旅
アルマンド・ギドーニ:スウィンギング・カウンターポイント
 イスタンブール木管四重奏
  [シベル・クムル=ペンセル(Fl) アイシェギュル・キルマノギュル(Cl)
   アルテュール・メンラス(Fg) パトリック・ペイニエ(Hr)]
 モンテカルロ・フィルのホルン奏者や音楽院教授らによるアンサンブル。
CL-1166
buyボタン
【注目盤】
モーツァルト(1756-1791):ホルン協奏曲集
 第1番 ニ長調 K.412 /第2番 変ホ長調 K.417
 第3番 変ホ長調 K.447 /第4番 変ホ長調 K.495
ジャック・ドルプランク(Hr)
ジル・コリャール指揮
トゥールーズ室内o.
 ジャック・ドルプランクはパリ音楽院で学び、ブーレーズ時代のアンサンブル・アンテルコンタンポランやフランス国立o.のソリスト等を歴任してきたフランスのホルン奏者。
CL-1059
廃盤
フルートとクラリネットのための協奏曲
 シベル・クムル=ペンセル(Fl) アイシェギュル・キルマギュル(Cl)
 ナージ・エズギュチ指揮
CL-0951
廃盤
聖歌 クリステル・デ・メルダー(S)
ヤン・ヴァン・モル(Org)

CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ヘンデル:宗教的アリア集
 アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74 〜 神々しい光の永遠の源よ/
 オラトリオ「ヨシュア」 HWV.64 〜英雄たちは栄光に燃え/
 オラトリオ「アレグザンダー・バルス」 HWV.65 より〔序曲/ Mighty love now calls to arm 〕/
 オラトリオ「サウル」 HWV.53 〜おお主よ、あなたの慈しみは限りなく/
 オラトリオ「スザンナ」 HWV.66 より
  〔 On the rapid whirlwind´s wing /序曲/ When first I saw my lovely maid 〕/
 合奏協奏曲〔ハ長調「アレグザンダーの饗宴」 HWV.318 / Op.3 No.4 HWV.315 〕/
 オラトリオ「テオドーラ」 HWV.68 より〔朝が薔薇色の足取りで/歓喜した魂は〕/
 オラトリオ「ソロモン」 HWV.67 〜 Bless´d be the Lord & What though I trace

 フランツ・ヴィッツム(CT)
 ユリアン・クリストフ・トーレ(ディレクター)オルフェオ・バロックo.
 録音:2019年7月14日-15日、ドイツ。男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムフィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マッギガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(S)カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(リュート)などとコラボレーションしてきた。新たなソロ・アルバムは、ヘンデルのオペラではなく「神聖なドラマ」とも呼ばれた"オラトリオ"からのアリアを集め、オルフェオ・バロックo. をバックにその端正で気高い歌声を聴かせる。

DANACORD (デンマーク) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 一部CD-R製版のアイテムがございます。プレス盤が在庫切れになると予告無しに CD-R へ切替わりますので、指定してのご注文はお受け出来ません。既案内分はこちらから
モシュコフスキ:ピアノ作品集
 ワルツ Op.34 No.1 /ホフマンの舟歌(オッフェンバック「ホフマン物語」より)/ゼフィール Op.57 No.4 /
 愛のワルツ Op.57 No.5 /イゾルデの愛の死(ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」より)/練習曲 Op.72 No.13 /
 デュオ Op.52 No.3 /女軽業師 Op.52 No.4 /秋 Op.36 No.4 /火花 Op.36 No.6 /ポロネーズ Op.17 No.1 /
 ギター Op.45 No.2 /スペイン奇想曲 Op.37 /ジプシーの歌(ビゼー「カルメン」より)

 広瀬悦子(P)
 録音:2019年10月29日-11月1日、サン=マルセル福音教会、パリ。『今日ではモシュコフスキーの名を耳にすることは稀になったが、19世紀後半から20世紀初頭にかけては、絶大な尊敬と人気を集めたピアニスト兼作曲家であった。私自身、学生時代には、J.ホフマン、I.フリードマン、S.ラフマニノフ、V.ホロヴィッツら伝説のピアニストの録音を愛聴し、彼らがレパートリーとしていたモシュコフスキーを聴いて親しみを覚えていた。モシュコフスキーはその人生を通して、彼の理想とする伝統的なベル・エポック(良き時代)の美学を貫いた。煌びやかな華麗さと繊細な表情を兼ね備えた、彼の洗練されたサロン音楽は、優雅な古き良き時代のエスプリを反映し、魅惑的で格調高いひと時をもたらしてくれる。』(広瀬悦子)
1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクールで優勝し、フランス、パリを拠点に活躍する才媛、広瀬悦子。近年はシプリアン・カツァリスとのデュオによるレコーディングや来日公演でも好評を博してきた広瀬悦子の新録音が、デンマークのDanacord(ダナコード)からリリース!ポーランド出身、ベルリンで卓越したピアニスト&ヴァイオリニストとして活躍し、優れた指導者として多くの著名な音楽家も育てた後期ロマン派のコンポーザー=ピアニスト、モーリツ・モシュコフスキ(1854-1925)の優雅で洗練されたピアノ作品を、スケールの大きな音楽作り、美しい音色、幅広いレパートリーで高い評価を集める広瀬悦子の妙技でお贈りする。
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクトー・ショアラー〔ヴィクト・シューラー〕 Vol.4
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.73 (*)[1947年]
 リスト:ピアノと管弦楽のためのハンガリー幻想曲(#)[1942年]
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー(+)[1941年]
 ニルセン:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.9 (**)[1954年]
 ベートーヴェン:32の変奏曲 ハ短調 WoO.80 [1951年]
 シューベルト:さすらい人幻想曲 Op.15, D.760[1966年、ライヴ]
 セリム・パルムグレン:ピアノ協奏曲第2番「川」(#)[1962年、ライヴ]
 ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」[1942年]/
      スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39[1950年]
 リスト:即興円舞曲[1951年] / シューマン:幻想小曲集 Op.12 〜飛翔[1957年]
 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調[1959年]
 ヴィクトー・ショアラー(P) カール・フォン・ガラグリ指揮デンマーク放送so.(*)
 トマス・イェンセン指揮チボリo.(#) エーリク・トゥクセン指揮ジャズ・コンサートo.(+)
 エミール・テルマーニ(Vn;**)
 録音:[内]。20世紀中期を代表するデンマークのピアニストのひとり、ヴィクトー・ショアラー〔ヴィクト・シューラー〕(1899-1967)の録音を復刻するシリーズ。第4集では、ベートーヴェン、リスト、ガーシュウィンの協奏的作品、ショパンやリスト、ブラームスらの名曲、ハンガリー出身デンマークで活躍したヴァイオリニスト、エミール・テルマーニとの共演によるニルセンのソナタなど、HMV(Denmark)とTONOレーベルからLPリリースされていた音源の初CD化と、商業録音としては初出となるシューベルトとセリム・パルムグレンの放送音源を収録している。
アメリカのピアノ音楽アンソロジーVol.4 〜ガーシュウィン:ピアノと管弦楽のため作品全集
 ラプソディ・イン・ブルー/セカンド・ラプソディ/協奏曲へ長調/「アイ・ガット・リズム」による変奏曲

 セシル・リカド(P) ジェラルド・サロンガ指揮南デンマークpo.
 2016年から始動した Danacord の意欲的なシリーズ、「アメリカのピアノ音楽アンソロジー」は、18世紀から21世紀にかけてのアメリカのピアノ独奏作品から、過小評価されてきた、あるいは忘れられてしまった傑作を掘り起こしてゆく好企画。第4弾は、「ガーシュウィン」のピアノと管弦楽のための作品全集。王道のラプソディ・イン・ブルーに加え、近年ようやく注目されるようになってきたセカンド・ラプソディーなどを収録。セシル・リカドは、Hyperionではアルバン・ゲルハルトとの共演でも知られ、ザ・ニューヨーカー誌からは「ピアニストの中のピアニスト(A;pianist 's pianist)」と称賛されたフィリピン出身のピアニスト。Danacordでは、フーズム城音楽祭ライヴ・シリーズでもオーンスタインやゴットシャルクなどの知られざる作品を披露している。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

雲の使者〜ホルスト
 雲の使者 Op.30(ジョゼフ・フォート編曲/室内楽版)(*) /5つのパート・ソング Op.12 (#)

 ジョゼフ・フォート指揮ロンドン・キングズ・カレッジcho.
 ストランド・アンサンブル(*) ケイトリン・ゴアイング(A;#)
 録音:2019年6月9日-11日、オール・ハロウズ教会、ゴルペル・オーク、イギリス。ホルストの「雲の使者(クラウド・メッセンジャー)」は、インドの詩人カーリダーサのテキストに曲を付けた合唱と管弦楽のための大作。初演が失敗しその後も顧みられることが少ないままとなっているが、傑作「惑星」を予感させるような神秘的でドラマティックな隠れた名作の1つ。ブラームスの「ドイツ・レクイエム」"英語歌唱版"(DCD-34195)やマルタンの「二重合唱のためのミサ曲」(DCD-34211)の録音で話題を呼んできた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団による「雲の使者」は、2015年から音楽監督を務めるジョゼフ・フォートの編曲による室内楽伴奏版。決定盤として名高いヒコックス盤(CHAN-241-6/1990年録音)以来となる、新たな「雲の使者」の名盤として期待がかかる。
カナダのオルガン作品集
 ヒーリー・ウィラン:序奏、パッサカリアとフーガ / ジェラルド・ベイルス:小組曲
 ルス・ワトソン・ヘンダーソン:半音階的パルティータ / レイチェル・ローリン:オルガン交響曲第1番 Op.36

 レイチェル・マホン(Org)
 録音:2019年4月2日-4日、コヴェントリー大聖堂。2014年から2016年までロンドンのセント・ポール大聖堂でオルガン・スカラーとなり(セント・ポール大聖堂の1400年の歴史のなかで最初の女性オルガニスト)、チェスター大聖堂のアシスタント・オルガニストを経て、現在はコヴェントリー大聖堂の音楽アシスタント・ディレクター(Assistant Director of Music)を務める女流オルガニスト。自身の故郷であるカナダのオルガン作品を、コヴェントリー大聖堂の壮麗なオルガンで弾いている。
スリーパーズ・プレア〜北米の合唱作品集
 ニコ・ミューリー:年老いし女, 男子をみごもり/ Rev'd Mustard His Installation /前奏曲(オルガン・ソロ)/
          ヒム・オン・ザ・ネイティヴィティ/テイク・ケア(オルガン・ソロ)/シリアのエフレムの歌
 デイヴィッド・ラング:アゲイン/もし私が歌うなら/眠るものの祈り / スティーヴン・ポールズ:ロード・ホーム
 リビー・ラーセン: I will sing and raise a psalm /  黒人霊歌(ジェル・ハンコック編曲):深き河
 グラス:サティヤグラハ第3幕/コンクルージョン(オルガン・ソロ) / アビー・ベティニス: Cedit, Hyems

 ベンジャミン・ニコラス(Org)指揮オックスフォード・マートン・カレッジcho.&少年聖歌隊
 アレックス・リトル、トム・フェザーストンハフ(Org) クレア・ウィックス(Fl) マートン・ブラス
 録音:2019年7月1日-2日、マートン・カレッジ・チャペル、オックスフォード、 UK 。英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声cho. の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。アメリカの若き鬼才ニコ・ミューリー(1981-)や、2008年にピューリッツァー賞を受賞したアメリカの作曲家、デイヴィッド・ラングを中心とした、現代アメリカの合唱シーンを伝えるプログラム。
秘密の礼拝〜ウィリアム・バードの「隠れカトリック」の音楽
 ミゼレーレ・メイ/すべての者よ、主にあって喜べ/キリエ、グロリア(4声のミサ曲より)/主の聖なる人々よ/
 クレド(4声のミサ曲より)/アヴェ・マリア/天よ、喜び歌え/サンクトゥス&ベネディクトゥス(4声のミサ曲より)/
 神に従う人の魂は/アニュス・デイ(4声のミサ曲より)/神のおかげで/心の清い人々は、幸いである/不幸なる我が身

 ローリー・マクリーリー(CT/ディレクター)マリアン・コンソート
 [シャーロット・アシュリー、ルシンダ・コックス(S) ヘレン・チャールストン、ハンナ・クック(A)
  エドワード・ロス、アシュリー・ターネル(T) マイケル・クラドック、エドムンド・サディントン(B)]
 録音:2019年8月5日-7日、クライトン・カレッジ教会、ミッドロージアン、 UK 。タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、テネブレ、カージナルズ・ミュージックを筆頭とする世界有数の合唱団を輩出してきたイギリスにおいて、次代を担うア・カペラ・グループのニュースターとしての地位を確立し、圧倒的な存在感を発揮している合唱王国の新時代の象徴、マリアン・コンソート。アレグリのミゼレーレなどを収録した「悲しみの足跡の中に」(DCD-34215)、ルネサンス時代のポルトガルの哀歌を集めた「父よ、われは天に対し」(DCD-34205)に続くマリアン・コンソートの最新録音は、カトリック教徒としてのウィリアム・バード(1539/40-1623)がその信仰への情熱から生み出した「4声のミサ曲」」に代表される傑作の数々!英国国教会がカトリックを排斥し、国教会とカトリックが混在していた当時のイングランドにおいて、秘密裏にカトリックを信仰し続けながら国教会のための音楽の作曲を行うものの、1585年には国教会忌避者リストにその名前が掲載されてしまうなど、時代に翻弄されながらもカトリック信仰を貫き激動の時代を生き抜いたバード。カトリック信者である貴族の私邸で行われる「秘密の礼拝」のために、ラテン語のミサ曲やモテットを書き続けたことは非常に有名であり、カトリックのために作曲された作品群こそが、バードの最高傑作として評価され続けている。エディンバラのセント・メアリー大聖堂の聖歌隊員からオックスフォード大学というエリートコースを歩んだカウンターテナーのローリー・マクリーリーが率いるマリアン・コンソートは、結成当初からイギリス・ルネサンス時代の音楽、特にバードの音楽を最重要レパートリーの1つとして取り上げ続けてきており、今回の「秘密の礼拝」は、まさに満を持して実現した自信作。合唱王国イギリスが世界に誇るニュースターたちが歌うバードの「秘密の礼拝」のための音楽。どうぞご期待頂きたい。
アップ・バイ・ザ・ルーツ〜ピアーズ・ヘラウェル
 アップ・バイ・ザ・ルーツ(ピアノ三重奏とナレーターのための)/アトリア(チェロとピアノのための)/
 グランド・トゥルーシング(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/
 ピアニ・ラテブレ(ピアノのための)/ワイルド・フロウ(管弦楽のための)

 フィデリオ・トリオ、シネイド・モリッシー(作詞/朗読) ポール・ワトキンス(Vc)
 ヒュー・ワトキンス(P) ハード・レイン・ソロイスツ・アンサンブル
 ウィリアム・ハワード(P) ポール・ワトキンス指揮アルスターo.
 録音:2018年2月、2019年3月-4月、ベルファスト、イギリス。ジェイムズ・ウッドとニコラス・モーに師事し、クイーンズ大学ベルファストの作曲科教授としても活躍するイギリスの作曲家ピアーズ・ヘラウェル(1956-)の、全曲世界初録音となる作品集。これまでもヘラウェル作品の初演を担ってきたワトキンス兄弟やアルスターo.、ウィリアム・ハワードと演奏者も豪華。
ベートーヴェン:4手連弾のためのピアノ作品集
 ソナタ ニ長調 Op.6 /ヴァルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲 WoO.67 /
 3つの行進曲 Op.45 /ゲーテの詩「君を思う」による6つの変奏曲 WoO.74 /大フーガ Op.134

 ピーター・ヒル、ベンジャミン・フリス(4手連弾P)
 録音:2019年7月12日-13日、カーディフ大学音楽学校コンサート・ホール。J.S.バッハ・シリーズ(フランス組曲、平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻)の演奏、解釈がヨーロッパだけでなくここ日本でも称賛されたメシアン研究の世界的権威ピーター・ヒル。グールド・ピアノ・トリオのメンバーであり、「本物のベートーヴェン弾き」として評価が高く、2019年にも来日公演でも素晴らしいベートーヴェン・リサイタルを披露してくれた英国の実力派ベンジャミン・フリス。デルフィアンが贈るベートーヴェンの生誕250周年記念リリースは、長年にわたりデュオ・パートナーとして活動してきたヒル&フリスのピアノ・デュオで、初期の作品から晩年の「大フーガ」まで、ベートーヴェンが4手ピアノのために書いた魅力ある作品を収録。デルフィアンでの前作「ロシア音楽集」(DCD-34191)でもまばゆい評価を獲得した充実のコンビネーションと冴え渡るリズム、重鎮の深い解釈が、ベートーヴェンでも更なる輝きを放つことだろう。

DREYER−GAIDO (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
メモリーズ・フロム・ホーム
 スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16 / プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22(抜粋)
 ワインベルク:2つのフーガ / グリゴリ・フリド:ハンガリー・アルバム
 カンチェリ:ピアノのための小品集(抜粋)
  エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
 録音:2018年10月15日-17日、イエス・キリスト教会、ベルリン。ブラームス国際ピアノ・コンクール優勝などの実績を誇り、2012年からハンブルク国際室内楽祭の芸術監督を務め、2014年にはピアノ三重奏団「アンサンブル・ブルーミナ」としてエコー賞を受賞しているロシア系ドイツのピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナが、祖国への想いを寄せるロシアの性格的小品集。

ETCETERA 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ベルジャン・トロンボーン・ ID 〜ベルギーのトロンボーン作品集
 アルトゥール・ムールマンス:4本のトロンボーンのための組曲
  [ザ・ボーン・プロジェクト〔ブラム・フルニエ、ヤン・スメッツ、クーン・セフェレンス(Tb)
                ヘールト・デ・フォス(バスTb)〕]
 ジェフ・マース:4本のトロンボーンのためのフラグメント
  [ザ・ボーン・プロジェクト〔ヤン・スメッツ、ブラム・フルニエ、ロデ・スメーツ(Tb)
                ヘールト・デ・フォス(バスTb)〕]
 アウフスト・デ・ブック:トロンボーンとピアノのための幻想曲
 ジョゼフ・ジョンゲン:アリアとポロネーズ Op.128 (*)
 カレル・フイヴェールツ:プリコナム・ミクコナ(Plikonamu Micucona)
  [ブラム・フルニエ(Tb) ヤスコ・タカハシ(P)]
 エドゥアルト・ラッセン:2つの幻想的小品 Op.48 / エミール・ワンバッハ:コンサート・アリア
  [ブラム・フルニエ(Tb) ベンヤミン・ハームハウツ指揮カスコpo.]
 フランソワ=ジョゼフ・フェティス:トロンボーン重奏曲集〔三重奏曲/四重奏曲/五重奏曲〕
  [ザ・ボーン・プロジェクト〔ブラム・フルニエ、ヤン・スメッツ、ロデ・スメーツ、
                クーン・セフェレンス(Tb) ヘールト・デ・フォス(バスTb)〕]
 クーン・セフェレンス:アベル(Aber)[ブラム・フルニエ(Tb) ブラム・ドクロワ(Cb)]
  (*)以外:当編成版による初CD録音。ベルギー音楽の先駆者であるフェティスから、現代の作曲家クーン・セフェレンスまで、約150年におよぶベルギーのトロンボーン作品の歴史を紡ぐアルバム。ブラム・フルニエは、アントワープの王立音楽院でヤン・スメッツに師事。ブリュッセルのモネ王立歌劇場o. のソロトロンボーン奏者とアントワープのウインド・アンサンブル「イ・ソリスティ」のメンバーであり、ヘルメス・アンサンブル、ベルジアン・アンサンブル、アントワープso.、ブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー国立o.、カスコ・フィルなどとも度々共演をしている。アラン・トゥルーデル、クリスチャン・リンドベリ、イアン・バウスフィールド、ヨルゲン・ファン・ライエン、ミシェル・ベッケといった世界最高峰の奏者達のマスタークラスを受講。2010年から2013年は、フランダースso. のメンバーとして活動し、2012年にはエサ=ペッカ・サロネンの下、フィルハーモニアo. のトライアル・プリンシパル・トロンボーン奏者のポジションについている。
ラ・フォリア
 クープラン:フランスのフォリア、またはドミノ(クラヴサン曲集第3巻より) / ドビュッシー:仮面 L.105
 リスト:スペイン狂詩曲(スペインのフォリアとホタ・アラゴネーズ)
 スクリャービン:仮面 Op.63 / ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42

 エレーナ・タラソワ(P)
 1984年モスクワ生まれ、モスクワ音楽院でセルゲイ・ドレンスキーとパーヴェル・ネルセシアンに学んだピアニスト、エレーナ・タラソワ(エレナ・タラソワ)。現在は自身もモスクワ音楽院で教えながら、ロシア、日本、ドイツ、フランス、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビアでコンサートやマスタークラスを開催。柔らかく繊細なテクニックと力強さを兼ね備えた魅惑のパフォーマンスで贈る、「フォリア」をテーマとする素敵なリサイタル・アルバム。
ラヴェル&ドビュッシー:2台ピアノのためのトランスクリプション集
 ラヴェル:ハープ、フルート、クラリネットと弦楽四重奏のための「序奏とアレグロ」(作曲者編曲|2台ピアノ版)/
      弦楽四重奏曲 ヘ長調(モーリス・ドラージュ(1879-1961)編曲|4手ピアノ版)(*)
 ドビュッシー/A.ベンフェルド〔ピエール=アルベール・コップフ〕(1846-1907)編曲:
  弦楽四重奏曲 ト短調(4手ピアノ版)(*)

 ヨープ・セリス、フレデリク・マインダース(P)
 録音:時期未詳〔2001年以前〕、ロッテルダム音楽院、オランダ| (*):初出当時の世界初録音|初出・前出: Talent (BELGIUM), DOM-291063 [(P) (C) 2001] 〔廃盤、入手不能〕。
ウストヴォーリスカヤ&シュニトケ:チェロとピアノのための作品集
 ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):グランド・デュエット(大二重奏曲)/ソナタ第5番
 アルフレート・シュニトケ(1934-1998):バレエ「ペールギュント」へのエピローグ

 ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(Vc) ヤン・ミキエルス(P)
 ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの名女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲ。ペトログラード(現サンクトペテルブルク)に生まれ、レニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学び、特異な作風で知られる現代ロシアの女流作曲家、ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006)のチェロとピアノのための作品集。スパノゲはベルギーの才人ピアニスト、ヤン・ミキエルスとはシュニトケのチェロ・ソナタ集(KTC-1626)でも優れた録音を残しており、今作ではシュニトケのバレエ「ペール・ギュント」のエピローグもカップリング。
ラ・ケレレウス〜テレマン
 序曲(組曲) 変ホ長調 TWV.55: G8 「ラ・ケレレウス」(ザ・カウンターポインツ編曲)/
 無伴奏リコーダーのためのファンタジア第11番 変ロ長調 TWV.40: 12 /トリオ・ソナタ ト短調 TWV.42: g9 /
 無伴奏チェロのためのファンタジア第3番 ハ短調 TWV.40: 4 /
 カンタータ ハ長調 TWV.20: 29 「満足」(原曲:イ長調)/
 無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第12番 イ短調 TWV.40: 25 /
 トリオ第9番 ホ長調 TWV.42: E4(音楽の練習帳より)/4声の協奏曲 イ短調 TWV.43: a3

 ザ・カウンターポインツ&フレンズ
 「タ・カウンターポインツ」は、2011年にオランダのリコーダー奏者トーマス Triesschijnとチェンバロ奏者 Aljosja Mietus の二人でデュオ活動を始めたことを原点に、その後活動の幅とメンバーも増やし、チェロとヴァイオリンを加えた4名のコアメンバー+ゲスト・ミュージシャンという形でアムステルダム・コンセルトヘボウやユトレヒト国際室内楽フェスティヴァルに出演。「ザ・カウンターポインツ」名義でのデビュー・アルバムは、愛するテレマンの多彩な器楽・室内楽作品を、遊び心と想像力豊かな音楽作りで披露している。
マリンコニア
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27 / グバイドゥーリナ:シャコンヌ
 ルーベン・デ・ゲセレ(1991-):ワイルドランズ(Wildlands)
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80

 ジョージ・ティリアード(P) ヴェロニク・デ・ラーデマーカー(Vn)
 アントワープ王立音楽院でピアノを学んだあと、ボンの数学で有名な大学で学びながらピアニストとしても活動を続けているというジョージ・ティリアードと、ケルンで共に学んでいたときから室内楽のパートナーとして活動しているヴァイオリニスト、ヴェロニク・デ・ラーデマーカーとのデュオによるデビュー・レコーディング。プロコフィエフのソナタを中心に、イザイの無伴奏ソナタ、グバイドゥーリナのシャコンヌも加えた、ピアニストとしてだけでなく数学、言語、哲学も学んでいるというティリアードがこだわりぬいたプログラム。ルーベン・デ・ゲセレ(Ruben De Gheselle / 1991)は、映画やアニメーション映画の分野でも活躍するベルギーの若き作曲家。

FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ&コレンタ集
 トッカータ&コレンタ〔第6番/第2番/第1番/第3番/第5番/第4番/第7番/第10番/第9番/第8番〕/
 チャッコーナ〔第1番/第2番〕/「ラ・ロマネスカ」によるパルティータ

 ロレンツォ・フェデル(Cemb|使用楽器:ヴィレム・クルスベルヘン、1979年製
   (モデル:バルトロメオ・ステファニーニ、1694年製〕
 録音:2017年11月7日-9日、オーストリア。ロレンツォ・フェデルは、1980年イタリア生まれ、ヴィンチェンツァ音楽院でパトリツィア・マリサルディに、ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに学んだ。

HALLE (英) 1枚あたり¥2420(税抜¥2200)

 当レーベルは CD-R で製版されています。旧譜はこちらから
シベリウス:交響曲全集 Vol.4 (完結編)
 〔第4番 イ短調 Op.63 (*)/第6番 ニ短調 Op.104 (#) 〕
マーク・エルダー指揮
ハレo.
 録音:2018年8月2日-3日(*)、2019年1月9日-10日(#)、ブリッジウォーター・ホール、マンチェスター、 UK 。長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの名門オーケストラ、ハレo. の自主レーベル"Halle"が贈る、シベリウスの交響曲サイクル。交響曲第2番が収録された第2巻(CDHLL-7516)は特に絶賛され、BBCミュージック・マガジンの「オーケストラル・チョイス」、サンデー・タイムズとクラシックFMの「アルバム・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれている。シベリウスのもっとも個人的で特徴的な2作品、交響曲第4番と第6番を収録した第4巻で、このシベリウス・サイクルを締めくくり、1960年〜70年代に行われたバルビローリ時代の録音以来となるハレ管のシベリウス交響曲全集が完成する。

INDESENS (仏) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)


 旧譜(価格が異なります)はこちらから
INDE-124
buyボタン
(2CD)
イヴァン・イェフティッチ(1947-):ピアノ作品全集
 永遠の幻想/舞踏組曲/ピアノ・ソナタ/アトモスフェール/5つのポートレート/
 夏のピアノ小品/3つの楽章/6つの前奏曲/トッカータ「セルビコン」

 ドラガナ・テパリッチ、ヴラディーミル・ミロシェヴィチ、ヴラディーミル・グリゴリッチ(P)
 録音:2019年7日-9日、マドレニアヌム歌劇場、ベオグラード、セルビア。ベオグラード出身のイヴァン・イェフティッチは、ベオグラード音楽院で学んだ後、パリ音楽院でオリヴィエ・メシアンに、ウィーンではアルフレート・ウールに作曲を師事。ここに収録されているピアノ作品の全曲だけでなく、これまでに室内楽やオーケストラなどのために120曲を超える作品を残し、1997年から99年にかけては南米ブラジルで教鞭を執るなど、世界を舞台に活躍する旧ユーゴスラビアの各国、そしてセルビアを代表する作曲家の1人。
タンゴの歴史〜フルートとギターのための作品集
 ピアソラ:タンゴの歴史/「タンゴ・エチュード」〜第3番 / ドゥミヤック:中世風組曲 / フォーレ:夢のあとに
 ダマーリオ:カンツォーネと踊り / イベール:間奏曲/コスマ:枯葉/ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 Op.85

 ヴァンサン・リュカ(Fl) ローラン・ブランカール(G)
 録音:2018年5月25日-26日、スタジオ・リブレット、フランス。パリo. の首席フルート奏者でありパリ地方音楽院でも教鞭を執る同国を代表するフルーティストの1人、ヴァンサン・リュカと、2016年にローラン・ディアンスの後任としてナルボンヌの国際ギター・トレーニングの指導者に選ばれたフランスのギタリスト、ローラン・ブランカールのデュオ・アルバム。ジュリアーニからフォーレ、イベール、コスマを経てピアソラやドゥミヤックへと至る「フルートとギター」のための音楽の歴史を、フランスのデュオが華麗に、そして時にはエキサイティングにナビゲートしてくれる充実のプログラム。
世紀の変わり目に〜セルビアの作曲家とフルート
 イヴァン・イェフティッチ
(1947-):フルート作品全集
  フルートと管弦楽のための協奏曲第2番/フルート独奏のための「呪文」/フルートとピアノのためのソナタ/
  フルートとチェロのための二重奏/フルートとピアノのための「ヘプタ幻想曲」/
  フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲第1番

 ヴァンサン・リュカ(Fl)
 マヤ・ボグダノヴィチ(Vc) ナタリヤ・ムラデノヴィチ(P)
 スタンコ・ヨヴァノヴィチ指揮スタニスラヴ・ビニチュキ弦楽o.
 録音:2017年2月7日-8日、ベオグラード、セルビア。パリo. の首席フルート奏者、ヴァンサン・リュカが発掘するのは、セルビアのベテラン作曲家イヴァン・イェフティッチ(1947-)のフルートのための作品全曲。ユーゴスラヴィア紛争による旧ユーゴスラヴィア連邦の解体を経験してきたイェフティッチ。20世紀のストラヴィンスキーやプロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ドビュッシー、そして母国セルビアの伝統音楽からの影響を受けると同時に、その作品には師であるメシアンからの影響が最も色濃く表れている。
フィリップ・シャモー(1952-):
 交響曲第5番「星たちのマニュスクリプト」
アラン・パリス指揮
バカウ・ミハイル・ジョラpo.
 録音:2017年2月16日-18日、バカウ、ルーマニア。パリ出身で現代のフランスを代表する作曲家の一人フィリップ・シャモー。ヒューマニズムやスピリチュアルティを題材とした作品も多く、この交響曲第5番は宇宙の中での人々の思いを音楽で表現した5楽章形式の大作。
リリカル・ジャーニー〜シュトラウス&ルクー:ヴァイオリン・ソナタ集
 リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ Op.18
 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、歌曲「墓の前で」(コリー・ダルバ&シャモレル編曲)
 リヒャルト・シュトラウス:歌曲「木蔦」(コリー・ダルバ&シャモレル編曲)

 レイチェル・コリー・ダルバ(Vn) クリスティアン・シャモレル(P)
 録音:2015年7月27日-30日、ベルリン・イエス・キリスト教会、ドイツ。2012年にNHKso. との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの逸材レイチェル・コリー・ダルバ。着実にキャリアを積み重ねてきたコリー・ダルバが、フランスのアンデサンス(Indesens)に録音するにあたり、そのプログラムに選んだのは、ドイツのリヒャルト・シュトラウスとベルギーのギヨーム・ルクー。病によって24歳の若さで他界した夭折の天才ルクーの代表作であり、多くの世界的ヴァイオリニストたちが取り上げ続けている「ヴァイオリン・ソナタ」、そしてドイツ後期ロマン派の名作であるシュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」の組み合わせは、カップリングの2つの歌曲と共に、アルバム・タイトルである「リリカル・ジャーニー」に相応しい、抒情的かつ濃密なプログラムを形成している。1732年製作の銘器ストラディヴァリスを手にコリー・ダルバが、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとのデュオで、ロマン派のヴァイオリン・ソナタの抒情的な旅路を案内してくれる。
サクソフォンでブラームスを
 クラリネット・ソナタ(サクソフォン版)〔第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 /第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 〕/
 チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(サクソフォン版)

 ニコラ・アルセニジェヴィチ(Sax) フランソワーズ・ビュッフェ(P)
 録音:2016年10月30日-31日、11月1日-2日、パリ国立高等音楽院、フランス。ブラームスの傑作ソナタ3作品を、オリジナルのクラリネット、チェロではなく「サクソフォン」で奏でたフランスの実力派、ニコラ・アルセニジェヴィチの自信作。ブラームスのソナタ各作品が持つ原曲の魅力をリスペクトしつつ、サクソフォンならではの機能性と艶やかかつ煌びやかな音色を活かした演奏となっている。ニコラ・アルセニジェヴィチは、パリ国立高等音楽院でフランス・サクソフォン界の巨匠クロード・ドゥラングルに師事。2014年のアドルフ・サックス国際コンクールをはじめとする数々の国際コンクールでの入賞歴を持ち、セルマー・アーティストとして活躍中の俊英。
フィール・ソー・グッド
  〔編曲:カラティニ(*)、サンチェス(#)、カンス(+)、ジルベール&カラティニ(**) 〕
 アル・リルヴァ:トゥー・サ・セ・プ・ドゥドゥ(*) / 伝承曲:ベネズエラのワルツ(*)
 ホセ=マリア・カーノ:月の息子(#) / エミール・ステルン:アイルランドのバラード(+)
 パトリス・カラティニ:色鉛筆のワルツ / ゼキーニャ・ヂ・アブレウ:ティコ・ティコ(+)
 チャック・マンジョーネ:フィール・ソー・グッド(#) / コンスエロ・ベラスケス:ベサメ・ムーチョ(**)
 ミシェル・コロンビエ:ファイヴ・フォー(#) / ピアソラ:さあ行くぜ(+)
 レオ・サンチェス:どこから来たとて / イグナシオ・セルバンテス:あなたは遠く(*)
 パトリス・カラティニ:消しゴムに捧ぐワルツ/ハンガリー舞踏 / エンニオ・モリコーネ:夕陽のギャングたち(+)
 ラヴェル:ハバネラ形式による小品(+) / ティエリー・カンス:ラ・テストのビギーヌ

 ティエリー・カンス(Tp/コルネット)
 レオナルド・サンチェス(G) パトリス・カラティニ(Cb)
 録音:2013年8月4日-6日、スタジオ・アートダム、ディジョン=ロングヴィック、フランス。トランペット界のレジェンド、モーリス・アンドレの高弟で、その後継者ティエリー・カンスが、タンゴの名手として名高いギタリスト、レオナルド・サンチェスと、フランス・ジャズ界が誇るベテラン・ベーシスト、パトリス・カラティニとトリオを結成!トランペット、ギター、ベースの3者それぞれが主役となり、また時には脇役となりお互いを引き立てる演奏は、さすが各楽器を代表する世界的名手たちの妙技。トランペットとギター、ベースのトリオが繰り広げるスロウでメロウな味わい深いこの「フィール・ソー・グッド」は、クラシック、ジャズ、ラテン、そしてタンゴを存分に味わえる贅沢なアルバム。
ショスタコーヴィチ&イェフティチ:トランペット協奏曲集
 イヴァン・イェフティチ(1947-):
  ピッコロ・トランペットと弦楽合奏のための組曲「なんと晴れやかな日!」(*)
  トランペット協奏曲(#) 〔第1番/第2番〕/主題と三つの変奏(+)
 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35

  エリック・オービエ(Tp) ヴェスナ・ショウツ指揮ノヴィ・サット室内o.(*)
  オーラ・ルードナー指揮ベオグラードpo.(#)
  ヴェルティージュ金管五重奏団(+) フィーリング・ブラス(+)
  ルステム・サイトクロフ(P;無印) ニコラ・シャルヴァン指揮サヴォア地方o.(無印)
 録音:2001年11月(#)、2003年4月28日(*)、 Ilija Milosavljević Kolarac Hall 、ベオグラード、セルビア(*/#) /2003年3月12日、サン・ジェルマン・デ・プレ、パリ、フランス、ライヴ(+) /2014年2月、4月、アンセルメ・スタジオ、ジュネーヴ、スイス(無印) |初出・旧品番: Mandala, MAN-5037 (#), MAN-5078 (*/+) 〔以上、廃盤〕/ Indesens, INDE-066 (無印) 。 ベオグラード出身でベオグラード音楽院で学んだ後、パリ音楽院でオリヴィエ・メシアンに、ウィーンではアルフレート・ウールに作曲を師事したセルビアの作曲家、イヴァン・イェフティチの「トランペットのための協奏的作品」と、ショスタコーヴィチの「トランペット協奏曲第1番をカップリング!エリック・オービエのテクニックやサウンドの素晴らしさはもちろんのこと、ショスタコーヴィチの傑作とのカップリングでも魅力を十分に感じさせるイェフティッチの作品は、広く浸透しても不思議ではない佳作。
フレデリック・メラルディ〜室内楽でのトランペット
 サン=サーンス:七重奏曲 ホ長調 Op.65 [ロラン・ヴァグシャル(P) パリo.ソリスト]
 エネスク:伝説[クラウディオ・バラ(P)]
 プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ Op.33
  [ギヨーム・コテ・デュモーラン(Tb) フランシス・オーヴァル(Hr)]
 サティ:猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ / ストラヴィンスキー:新しい劇場のためのファンファーレ
  [ステファン・グルヴァ(Tp)]
 ローべ:気分 / シュプリッチ:雑多な組曲(世界初録音)[ミクローシュ・シェーン(P)]
 トマジ:3本のトランペットのための組曲[エリック・オービエ、アレクサンドル・バティ(Tp)]
 ガべーユ:レクリエーション
  [ギヨーム・コテ・デュモーラン(Tb) フランシス・オーヴァル(Hr) ミクロシュ・シェーン(P)]

 フレデリック・メラルディ(Tp)
 録音:2006年、2011年、フランス|既出CD: INDE-088 /他。リヨン国立オペラのソロ・トランペットを経て、1997年からはパリo. の首席トランペット奏者として活躍するフランス・トランペット界の名手、フレデリック・メラルディが「室内楽」のジャンルににおけるトランペットの重要度、活躍振りを実演でナビゲートしてくれる好プログラム。プーランクの名作「ソナタ Op.33」では、同じくパリo. で首席トロンボーン奏者を務めるギヨーム・コテ・デュモーラン、ベルギー国立o. やルクセンブルク放送o. で活躍した名手フランシス・オーヴァルという豪華トリオによる演奏が実現!メラルディとその仲間たちが、室内楽におけるソロ楽器としてのトランペットの存在感を改めて示してくれている。
弦楽オーケストラのための作品集
 ルーセル:シンフォニエッタ / ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ / バーバー:弦楽のためのアダージョ
 エルガー:弦楽のための序奏とアレグロ / ブリテン:シンプル・シンフォニー

 セバスティアン・ビヤール指揮パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ弦楽合奏団
 録音:2015年1月12日-13日、10月22日-23日。一般的にフランスの「パリ・ギャルド」と言えば「吹奏楽編成」が有名だが、ここに演奏を収録しているのは「パリ・ギャルド」の「弦楽オーケストラ」。自身もアマチュアのヴァイオリニストだった時のフランス大統領、ジュール=ヴァンサン・オリオールのリクエストにより1947年6月23日に創設された、フランス国内外の式典や祭典での演奏で活躍している。

KAIROS (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
フォームズ・オヴ・コンプレイント〜エヴァン・ジョンソン(1980-):
 ハイフン(2002) [ピーター・ネヴィル(アンティークシンバル)]/
 アポストロフィー I (2007-8) [エリシオン〔カール・ロスマン、リチャード・ヘインズ(バスCl)〕]/
 クラッチ(2005) [グレイム・ジェニングス(Vn)]/コロフォンズ(2006) [菅野美絵子(Vn)]/
 アウディ・ポジショニング・イン・ラジオグラフィ(2007) [メイベル・クワン(トイP)]
 録音:2009年-2014年。非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソンが21世紀の最初の10年の間に作曲した4作品を収録。現在、北米とヨーロッパを主な活躍の場としているジョンソンは、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会やハダースフィールド現代音楽祭、ヴィッテン現代室内音楽祭などで作品が取り上げられており、今後、確実に国際的なシーンに参入するであろうと目されている現代音楽界の注目株。
イン・オポジション〜
 パトリック・オザード=ロウ
(1958-):
  ピアノ・ソナタ第2番/
  ソナタ「イン・オポジション」(*)
アンドルー・ゾリンスキー(P)
エリザベート・スマルト(Va;*)
 録音:2015年8月10日-11日、ロンドン、 UK /2017年11月18日-19日、ハールレム、オランダ。イギリスの現代音楽を代表する2人の作曲家、ビル・ホプキンスとマイケル・フィニッシーから作曲を学び、1976年から本格的に作曲活動を開始したパトリック・オザード=ロウの「ピアノ・ソナタ」と「ヴィオラ・ソナタ」をカップリング。高度なモダニズムの世界を展開する2つの器楽作品を奏でるのは、ピアノのアンドルー・ゾリンスキーとヴィオラのエリザベート・スマルト。ヴィオラのための「ソナタ「イン・オポジション」」は、影響を受けたフランスの現代音楽作曲家、ジャン・バラケのピアノ・ソナタに近い作風を持つ秀作と評されている。
リザ・リム(1966-):
 大量絶滅と夜明けの合唱(2018) /アクシス・ムンディ(2013) /ソングス・ファウンド・イン・ドリーム(2005)

 ソフィー・シャフライトナー(Vn) ペーター・ルンデル指揮
 ステファン・アズベリー指揮 クラングフォラム・ウィーン、
 録音:2015年8月21日-2019年6月13日、オーストリア。中国人の両親の下、オーストラリア西部のパースで生まれたリザ・リムは、アジアの儀式や文化、アボリジニの芸術の美学を反映させた作風を持ち味とするオーストラリアの作曲家。「カイロス(Kairos)」初登場となるリザ・リムの作品集には、2018年に作曲された新しい記念碑的作品である「大量絶滅と夜明けの合唱(Extinction Events and Dawn Chorus)」を収録。人類と自然の密接な繋がりに関する芸術的側面を反映させたこの作品は、12人の演奏家たちのために作曲されており、リザ・リムの器楽曲の中でも最も重要な作品の1つとなった。

LAWO CLASSICS (諾) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔SACDも同一価格〕

 旧譜はこちらから
テレマン:リコーダー・ソナタ集
 ソナチネ〔ハ短調 TWV.41: c2 /イ短調 TWV.41: a4 〕/
 ソナタ〔ハ長調 TWV.41: C2 /ソナタ ヘ短調 TWV.41: f1 /へ長調 TWV.41: f2 /
     変ロ長調 TWV.41: B3 /ハ長調 TWV.41: C5 /ニ短調 TWV.41: d4 /ヘ短調 TWV.41: f2 〕

 カロリーネ・アイステン・ダール(リコーダー)
 ケイト・ハーン(バロック・Vc) クリスティアン・ショス(Cemb)
 録音:2017年2月27日-28日、ヤール教会、バールム、ノルウェー|使用楽器: Recorders: Alto after P. I . Bressan Hz.415 by Luca de Paolis, Italy, Alto after P. I. Bressan Hz.415 by Hiroyuki Takeyama, Japan, Voice flute after P. I. Bressan Hz.440 by Luca de Paolis, Italy, Baroque cello: Nicolas August in Chappuy, Paris, 1770, Harpsichord: Flemish double XV after Ruckers, Zuckermann-kit built by Amfinn Nedland, Sanderfjord, 2001 。「 Singen ist das Fundament zur Music in allen Dingen(歌うことが音楽のあらゆることの基本)」 。テレマンがマッテゾンに宛てた手紙の最初に書いたこのモットーは、旋律の美しい音楽を作曲するテレマンの基本原則を言い表したものとされている。「ブロックバード-ノルウェーのリコーダー音楽」(LWC-1069)「ノルウェーのソナタ」(LWC-1165)がリリースされたカロリーネ・アイステン・ダール(1980-)のLAWO Classicsの第3作アルバムでは、テレマンがリコーダーと通奏低音のために作曲したソナタとソナチネの全曲が演奏される。アイルランドのダブリン生まれ、王立音楽アカデミーと王立ストックホルム音楽大学で学んだケイト・ハーンと、ノルウェー国立音楽大学でチェンバロを学び、バーゼル・スコラ・カントルムでアーリーミュージックのディプロマを取得したクリスティアン・ショスの共演。
シューマン
 ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 (1842) /ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 (1842)
  ニルス・アンデシュ・モッテンソン(P) エンゲゴールSQ
   [アルヴィド・エンゲゴール、アレックス・ロブソン(Vn)
    ジュリエット・ジョプリング(Va) ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)]
 録音:2018年8月29日-31日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。 LAWO Classicsに多くのアルバムを録音しているノルウェーのピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンソンと、「シューマンのヴァイオリン・ソナタ」(LWC-1110)で彼と共演したアルヴィド・エンゲゴールが主宰するエンゲゴール四重奏団のアルバム。ローベルト・シューマンがかなりの数の室内楽曲を作った1842年に書かれたピアノと弦楽のための2曲が演奏される。決然としたメロディとこのうえなく優しくロマンティックなメロディの楽章に始まる、インスピレーションに満ちた「ピアノ五重奏曲」 。シューマンが書いたもっとも美しい旋律のひとつとされる「アンダンテ・カンタービレ」の第3楽章をもつ「ピアノ四重奏曲」 。ともに 変ホ長調で書かれ、シューマンの深い音楽的感情を表すとともに、ロマンティシズム時代の室内楽作品の「礎石」とみなされる作品。モーツァルトの「プロシャ王」弦楽四重奏曲(LWC-1123)に続くエンゲゴール四重奏団のLAWO Classics録音。
ハーモニウムのレパートリー
 ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-) /編曲(*):
  パウリーネのピアノ I(伝承曲:深い河)(*) /3つの変容/ハーモニウムのレパートリー/
  エドヴァルド・グリーグを追悼する葬送行進曲/マックス・F「通路 - 沈黙と光のトリプティク」/
  パウリーネのピアノ II(伝承曲:マリアと御子)(*)

 チカーダ[アンネ・カリーネ・ハウゲ(Fl) ロルフ・ボルク(Cl)
       ケンネト・カールソン(P) ビョルン・ラッベン(Perc) カーリン・ヘルクヴィスト(Vn)
       オッド・ハンニスダール(Vn) ベンディク・フォス(Va) トールン・スターヴセング(Vc)
       マグヌス・セーデルベリ(Cb) クリスティアン・エッゲン指揮]
 録音:2019年1月4日、6日-7日、NRK(ノルウェー放送)ラジオ・コンサートホール、オスロ。「Drones, Scales and Objects」(LWC-1083)や「チカーダ-ハダスフィールド現代音楽フェスティヴァル・ライヴ」(LWC-1086)の現代音楽アンサンブル「チカーダCikada)」の新作アルバム。」。彼らが長年連携してきたノルウェーの作曲家、ラーシュ・ペッテル・ハーゲンの作品を演奏している。ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-)は、ドナウエッシンゲン音楽祭の委嘱で作曲した「ノルウェー・アーカイヴ」と「ツァイトブロムに」をはじめとする「独自の声」をもった作品で国際的に知られ、高い評価を獲得してきた。このアルバムでは彼がこの20年あまりの間に作曲した、「過去」とはっきりした関連のある作品が演奏される。リヒャルト・シュトラウスの曲を素材とする「3つの変容」 。グリーグの「リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲」 を基にした「エドヴァルド・グリーグ追悼の葬送行進曲」 。シェーンベルク、マーラー、シュトラウス、ベルク、ブルックナーの管弦楽曲の「ハーモニウム」パートによる「ハーモニウムのレパートリー」 。ラーシュ・ペッテルがベルリンに住んでいた時、ベルリン・ユダヤ博物館で買った写真集からインスピレーションを得たといタイトルの「不在の塔」「答えられないまま残る疑問へつづく階段」「記憶の庭」の3曲で構成された「Max F; Passage -Silence and Light Triptych」 。スピリチュアルの「深い河」とチェコスロヴァキア民謡の「マリアと御子」 を「再作曲」した2つの「パウリーネのピアノ」は、作曲家パウリーネ・ハル(1890-1969)が使っていたピアノで演奏するための作品。ハルは、「新音楽」の会長を務め、「国際現代音楽協会(ISCM)世界音楽の日々」の1953年オスロ開催に奔走した。ラーシュ・ペッテルが譲り受け、一家が休暇を過ごす別荘に置かれているという彼女のピアノによる演奏。
ニブルス〜テレマンからABBAまでの400年を紡ぐトロンボーン四重奏曲集
 テレマン:4声のソナタ / バート・バカラック(1928-)/ペッテル・ヴィンルート編曲:アルフィー
 ドビュッシー/マイケル・レヴィン編曲:3つの歌 / ベートーヴェン:3つのエクアーレ
 ガーシュウィン/オイヴィン・ヴェストビ編曲:魅惑のリズム / G.ガブリエリ:ソナタ
 ジョビン/キム・シャーンバーグ編曲:ノー・モア・ブルース / シャイト:カンツォン
 伝承曲/ペッテル・ヴィンルート編曲:移民の歌 / ブルックナー:神が作り給いし場所
 ベニー・アンダーソン(1946-)、ビョルン・ウルヴァース(1945-)/ヴィンルート編曲:マネー、マネー、マネー
 トミー・ペダーソン(1920-1998):ニブラー

 ノルウェー・トロンボーン・アンサンブル
  [スヴェッレ・リーセ(Tb|ノルウェー放送o. 首席、元ノルウェー歌劇場o. 首席、元マレーシアpo. 副首席)
   ペッテル・ヴィンルート(Tb|ノルウェー放送o. 副首席、元マレーシアpo. 首席、元デンマーク放送so. 首席)
   アウドゥン・ブレーン(Tb|オスロpo. 首席、元ヨーテボリso. 副首席、元クリスチャンサンso. 首席)
   クレア・ファー(バスTb|ノルウェー放送o.)]
 録音:2018年12月21日、2019年1月10日、2月7日、NRKラジオ・コンサート・ホール、オスロ、ノルウェー。オスロ・フィルの首席、アウドゥン・ブレーンを筆頭にノルウェー放送管のトロンボーン・セクションら4人により2014年に結成されたノルウェー・トロンボーン・アンサンブル。ソリストおよび室内楽奏者としての幅広い経験から培った優れたテクニックは、ルネサンスやバロックからコンテンポラリー、ジャズ、ポップまで、幅広いジャンルを網羅。テレマン、ガブリエリ、ベートーヴェンからバカラック、ABBAに至るまで、まるで1つのコンサートを聴いている感覚で400年以上にわたるトロンボーンの歴史を凝縮。神の楽器と呼ばれるトロンボーンの芳醇な美しいハーモニー、力強く輝かしい音色、華麗なるテクニックをご堪能頂きたい。

LYRITA (英) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 当レーベルは基本的にCD-Rで製版されています。既案内分はこちらから
ニコラス・モー(1935-2009):
 管弦楽のための「春の音楽」/
 管弦楽のための変奏曲「記憶の声」/
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(#)
ウィリアム・ボートン指揮
BBCウェールズ・ナショナルo.
ハリエット・
 マッケンジー(Vn;#)
 録音:2019年1月7日-8日、ホディノット・ホール(無印) /2019年6月18日-19日、ワイアストン・レイズ(#) |3曲とも世界初録音。ラトルやマリナー、ノリントンらが作品を取り上げ、その名が世界へと広まっていったイギリスの作曲家ニコラス・モーの作品集。ウィリアム・ボートンが振る、管弦楽のための「春の音楽(Spring Music)」と「記憶の声(Voices of Memory)」、そしてデイヴィッド・マシューズやジョン・マッケイブなど様々な現代作品の録音実績があるハリエット・マッケンジーの超絶技巧と特殊奏法が発揮される無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。

PALADINO MUSIC (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ウィリアム・プリースやマリア・クリーゲル門下にあたるチェリスト、マルティン・ルンメルが2009年に設立、ウィーン楽友協会やウィーン国立歌劇場が立ち並ぶケルントナー通りにオフィスを構える paladino media 社傘下の独立系レーベル。旧譜はこちらから
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
カウリー:愛の庭
 ディミトリ・アシュケナージ(Cl) ロビン・シャープ(Vn1)
 メヒティルト・カルコウ(Vn2) ジェニファー・アンシェル(Va)
 グンドゥラ・ライトナー(Vc)
 録音:2019年6月13日-15日、テアトル・サン・ボネ、ブールジュ、フランス。音楽活動からの引退を表明したウラディーミル・アシュケナージの息子で、アシュケナージ兄弟の弟にして世界的クラリネット奏者、ディミトリ・アシュケナージが自身の50歳を記念してブラームスの大作、であり自らのお気に入りの作品の1つである「クラリネット五重奏曲」をレコーディング!アシュケナージは愛着のあるブラームスの「クラリネット五重奏曲」に組み合わせたのは、レバノンの作曲家ホウタフ・カウリー(1967-)の五重奏曲「愛の庭」。カタルーニャのクラリネット奏者、ホアン・エンリク・ルナの委嘱によって作曲され、ルナとブロドスキー弦楽四重奏団の共演で2009年4月に初演された作品。2つのお気に入りの「クラリネット五重奏曲」でアシュケナージは、王立モネ劇場やウィーン国立歌劇場などでも活躍したチェリスト、グンドゥラ・ライトナーや、サンフランシスコ室内o. のコンサートマスター、ロビン・シャープなど、気心知れた名手たちを共演者として招聘。アシュケナージ一家の名クラリネッティストが50歳という節目に、味わい深いブラームスを仲間たちと共に披露してくれている。
プーランク:室内楽作品集 Vol.2
 クロード・ジェルヴェーズによる「フランス組曲」FP.80 /
 歌曲集「陽気な歌」FP.42 〜第8曲「セレナード」(モーリス・ジャンドロン編曲/チェロ&ピアノ版)/
 劇音楽「城への招待」FP.138 /笛吹きが廃墟を鎮めるFP.14 /ヴィラネルFP.74 /
 2つのメロディFP.162 /歌曲集「画家の仕事」FP.161

 エヴァ=マリア・メイ(P) マルティン・ルンメル(Vc)
 コリンナ・デッシュ(Vn) アンドレアス・シャーブラス(Cl)
 アフラム・キム(Fl/ピッコロ) ダミアン・ガストル(Br)
 録音:2018年1月-2019年7月、ミュンヘン、ドイツ。オーストリアの「パラディーノ(Paladino)」レーベルが、ドイツのコンサート・ピアニスト、エヴァ=マリア・メイをメイン・アーティストとして起用し進めてきた20世紀フランスのメロディストであり、フランス6人組の1人、フランシス・プーランクの器楽&室内楽シリーズ5作目は「室内楽作品集」の「第2巻」!メンバーはバイエルン国立歌劇場o. の首席クラリネット奏者アンドレアス・シャーブラスや、英国チェロ界のレジェンド、ウィリアム・プリースの愛弟子であるマルティン・ルンメル、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループなどで活躍する女流フルーティスト、アフラム・キムなど豪華面々が集結。一流の演奏家たちの優れたアンサンブルによる、充実のプーランクの室内楽作品集の登場。

RUBICON CLASSICS (英) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 長年ワーナー・クラシックスとドイツ・グラモフォンで要職を務め、2009年以降 2017年現在 ONYX CLASSICS のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めるマシュー・コスグローヴ氏が設立、2017年1月からリリースを開始したイギリスのレーベル。第一線で活躍する世界的アーティストたちの演奏を発売する ONYX に対し、 Rubicon は才能を持ち次代を担うべき若きアーティストたちの「クリエイティヴ・ホーム」となるべく立ち上げられたという。
 旧譜はこちらから
RCD-1045
buyボタン
(8CD)
3CD価格
クスSQ、サントリー・ホール、ライヴ〜ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲〔第1番−第16番〕
 ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
  弦楽四重奏曲第6番「ベートヴェニアーナ」(世界初録音)
 クスSQ [ヤーナ・クス(Vn1) オリヴァー・ヴィレ(Vn2)
      ウィリアム・コールマン(Va) ミカエル・ハクナザリアン(Vc)]
 録音:2019年6月2日-13日、サントリーホール、東京、日本、ライヴ|使用楽器:ストラディヴァリス多重奏セット「パガニーニ・クァルテット」(パガニーニが所有|日本音楽財団から特別に短期貸与)。1991年のドイツ、ベルリンでの結成以来、欧州を中心に世界を席巻し続けている世界屈指の弦楽四重奏団、クス・クァルテット(クス弦楽四重奏団)が、2019年6月に行われた「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2019」で披露したベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏のライヴ録音が Rubicon Classics から堂々登場。6月2日から13日にかけて全5公演に渡って演奏されたベートーヴェンの「弦楽四重奏曲全曲(16曲)」とマントヴァーニの「ベートヴェニアーナ」でクス・クァルテットは、日本音楽財団から特別に短期貸与されたストラディヴァリウスの「パガニーニ・クァルテット」を使用。世界で6つのセットのみが現存しているストラディヴァリウスの多重奏セットの1つであり、19世紀のヴィルトゥオーゾ、ニコロ・パガニーニが所有していたことでも有名なこのセットを用いた演奏は、その音色と共に大きな反響を呼んだことも記憶に新しいところ。東京クァルテット、ハーゲン・クァルテット、クレモナ・クァルテットに続き、ドイツのアンサンブルとして初の「パガニーニ・クァルテット」の演奏者に選ばれたクス・クァルテットのベートーヴェン全集(使用楽譜はヘンレ社の新原典版)。ベートーヴェン生誕250周年のアニヴァーサリー・イヤーに相応しい、豪華内容の全集録音にご期待頂きたい。

SIGNUM CLASSICS (英) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ライブラリー Vol.1
 ケイシー・マスグレイヴス:レインボー / ベス・オートン:コール・ミー・ザ・ブリーズ
 BTS :ザ・トゥルース・アントールド / ジョージ・ガーシュウィン:オー・アイ・キャント・シット・ダウン
 アマンダ・マクブルーム:ローズ / 伝承曲:ノルナゲストのバラッド
 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:イエスタデイ


  キングズ・シンガーズ
   [パトリック・ダナキー、エドワード・バトン(CT) ジュリアン・グレゴリー(T)
    クリストファー・ブリュートン、ニック・アシュビー(Br) ジョナサン・ハワード(B)]
 録音:2019年6月10日-13日、セント・オーガスティン教会、キルバーン、ロンドン|収録時間:約23分。2018年に結成50周年を迎えた、男声ア・カペラ・グループのレジェンド、ギンクズ・シンガーズ。エドワード・バトン(CT)、ニック・アシュビー(Br)、が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)による新録音で、珠玉の名曲と素晴らしいアレンジのレパートリーを録音していくミニ・アルバム・シリーズ「ライブラリー」がスタート。第1弾は、既に「古典」ともなったビートルズの「イエスタデイ」やガーシュウィンの名曲に、最新のポピュラー・ミュージックからBTS 、ケイシー・マスグレイヴスなどのナンバーを収録。編曲はメンバーのパトリック・ダナキーやクリストファー・ブリュートン、そして元メンバーでもある人気作曲家ボブ・チルコットなどによるもの。
灰の水曜日
 バード:先唱句(The Preces) / アレグリ:ミゼレーレ / イザヤ書1章 10-18 「ファースト・レッスン」
 トマス・ウィールクス:マニフィカト(ショート・サーヴィス)
 ルカによる福音書15章 11-最終節 「セカンド・レッスン」
 ウィールクス:ヌンク・ディミッティス(ショート・サーヴィス) / 使徒信条
 バード:答唱句(The Responses)/主よ怒りたもうことなく/祈り(The Prayers)
 J.S.バッハ:プレリュード ホ短調 BWV.548i

 アンドルー・ネスシンガ指揮ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho.
 録音:2019年3月6日、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂、ケンブリッジ、 UK 、ライヴ。1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。Signum Classics移籍後にも精力的なリリースを続け、これまでBBCミュージック・マガジン賞の「合唱部門賞」(SIGCD-456)、BBCミュージック・マガジンの「Choral & Song Choice」(SIGCD-541)、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」(SIGCD-456、SIGCD-567、SIGCD-588)に選ばれるなど、英メディアでの極めて高い評価を維持している。ニュー・アルバム「Ash Wednesday」には、イースター(復活祭)に先立つ四旬節の最初の一日「灰の水曜日」に行われる特別な典礼を収録。教会音楽史上屈指の傑作であるグレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」やトマス・ウィールクスの「マニフィカトとヌンク・ディミッティス」を中心に、聖書の朗読なども含めた儀式全体を追体験できるライヴ録音。
SIGCD-610
buyボタン
(2CD)
メサイア・・・リフレッシュド!〜
  ヘンデル
/グーセンス&ビーチャム編曲:メサイア
 ペネロープ・シュマテ(S) クラウディア・チャパ(Ms)
 ジョン・マクヴェイ(T) クリストファー・ジョブ(B−Br)
 ジョナサン・グリフィス指揮ロイヤルpo.、
 ジョナサン・グリフィス・シンガーズ、イギリス・ナショナル・ユースcho.
 録音:2019年7月29日-8月1日、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン。1959年にトーマス・ビーチャムがロイヤル・フィルを指揮したヘンデルの「グーセンス版メサイア」は、60年間にわたりクラシック・カタログのランドマークとして屹立してきた。DCINY(ニューヨーク国際優良演奏会/ Distinguished Concerts International New York)の創設者であり芸術監督&首席指揮者を務めるアメリカのマエストロ、ジョナサン・グリフィスが、このユージン・グーセンスの豊かなオーケストレーションを新しい聴衆へと届けるためのプロジェクトを立ち上げ、2019年の7月にロンドンのアビー・ロード・スタジオにロイヤル・フィルと世界中から集まったソリスト、60人のジョナサン・グリフィス・シンガーズ、イギリスのナショナル・ユース合唱団を集結。スリリングな高解像度サウンドによる現代の「グーセンス&ビーチャム版メサイア」を録音を実現させた。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.1
 〔第1番 ハ長調 Op.15 (*) /
  第2番 変ロ長調 Op.19 (#) 〕
エリザベート・ソンバール(P)
ピエール・ヴァレー指揮
ロイヤルpo.
 録音:2019年7月14日-15日(*)、16日-17日(#)、カドガン・ホール、ロンドン。フランス、ストラスブール出身の女流ピアニスト、エリザベート・ソンバール〔エリザベス・ソンバート〕がSignum Classicsに登場。ベートーヴェンの生誕250周年を記念して、ピエール・ヴァレー&ロイヤル・フィルとのピアノ協奏曲シリーズがスタート。エリーザベト・ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞している。ソンバールはロイヤル・フィルとも強固な関係を築いており、これまでショパンのピアノ協奏曲や、名ピアノ協奏曲の「アダージョ」楽章だけを集めたというユニークなアルバムも録音してきた。今後数ヵ月にわたってこのベートーヴェンのピアノ協奏曲サイクルを続けていくとのこと。
ウィテカー/バージェス編曲:マリンバ四重奏曲集
 黄金の光(Lux Aurumque)/ 10月(October)/少年と少女(A;Boy and a Girl)/眠り(Sleep)

 ジョビィ・バージェス、サム・ウィルソン(マリンバ/ヴィブラフォン)
 カラム・ヒューガン、ロブ・ファラー(マリンバ)
 録音:2019年5月23日、セント・オーガスティン教会、ロンドン|収録時間:約21分。『ジョビィ・バージェスは音楽の天才。これらは本当にクレバーで、美しいアレンジです。』(エリック・ウィテカー) イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーであり、ガブリエル・プロコフィエフの「バス・ドラム協奏曲」の録音でも話題を呼んだパーカッショニスト、ジョビィ・バージェスが、現代アメリカの作曲家エリック・ウィテカーの人気合唱曲をマリンバ四重奏にアレンジ。

STERLING (スウェーデン) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 多くがCD-R製版となります。また、プレス盤を指定したご注文はお受け出来ません。御了承下さい。既案内分はこちらから
聖シーグフリッドの聖務日課
  Instrumental /交唱第1晩課/第2朝課交唱/第3朝課交唱/ Instrumental /第4朝課交唱/第5朝課交唱/
  Instrumental /第7朝課交唱/第8朝課交唱/第2賛歌交唱/第3賛歌交唱/第5賛歌交唱/第5朝課応唱/
  Instrumental /第6朝課応唱/第7朝課応唱/第8朝課応唱/ Instrumental /ベネディクトゥス交唱/賛歌聖歌

 アンサンブル・イェマ
 [クリスティン・ユーンソン、ドロテーア・クヌースト、エメリ・ルース、
  カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(芸術監督)
  ユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(ハーディガーディ)]
 録音:2019年10月6日、8日、ヘムショー新教会、ヴェクショー、スウェーデン。スカンディナヴィアに関わる中世の教会音楽を演奏するため2006年に創設、ビルギッタ修道会の聖歌400年のアルバム「マリア!マリア!」をリリースした「アンサンブル・イェマ」の新作。南スウェーデン、ヴェクショー教区の聖人シーグフリッドの祝日、2月11日の聖務日課のため13世紀の変わり目あたりに書かれた聖歌を歌ったアルバム。芸術監督カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(1971-)を中心とする4人の歌に、王立ストックホルム音楽大学とヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーで学んだミュージシャン、ハーディガーディを得意とするユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(1990-)の演奏をはさんで進められる。前のアルバムと同じヴェクショーの教会で録音セッションが行われた。

AEVEA (伊) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

  AEVEA = Æolum Vibrare Eloquenter Audio だとのこと。
AE-18080
buyボタン
(1CD)
1.5CD価格
ムソルグスキー
 展覧会の絵(1874) /クリミア南岸で(1879) /涙(1880) /子供の頃の思い出(1857) /乳母と私(1865) /村にて(1880頃) /
 瞑想曲(1880) /「ソロツィンスクの定期市」より〔市場の場/ゴパーク〕/旗手のポルカ(1852) /夢想(1865)

 フランソワ・デュモン(P)
 フランソワ・デュモンは1985年生まれのフランスの若手。ペライア、プレスラー、シュタイアーらに師事。2013年にオール・ショパン・プログラムで来日公演を行い、その色彩的な音色と歌うような演奏が絶賛され、2019年2020年3月の再来日も期待されている。デュモンの最新盤はムソルグスキー作品集。「展覧会の絵」をメインに、彼の小品を集めているが、ムソルグスキー13歳の処女作「旗手のポルカ」が入っていて貴重。後の作品からは想像できないような華麗な作品。また、未完の歌劇「ソロツィンスクの定期市」からの2つの小品も興味津々。「ゴパーク」は有名なラフマニノフの編曲ではなく、ムソルグスキーのオリジナルで武骨さが魅力。
 #当盤は国内代理店から『レーベルからの入手不可との連絡があったため、発売を中止とさせていただきます。』とのアナウンスがなされています。当店では海外からのお取り寄せを継続していますが、お時間がかかり高額となります。
AE-18060
(2CD)
発売中止
フィリップ・グラス:エチュード集
 〔第1巻/第2巻〕
ヤコポ・サルヴァトーリ(P)

ALBA (芬) 1枚あたり¥2860(税抜¥2600)(SACDハイブリッド盤も同一価格)

 旧譜はこちらから
アンデシュ・シュデニウス(1729-1803)・コレクション
 ガエターノ・プニャーニ(1731-1798):四重奏曲(*)〔第2番 変ホ長調/第3番 イ長調〕
 クリスティアン・エルンスト・グラーフ(1723-1804):四重奏曲 ト長調 Op.17 No.3 (#)
 ジュゼッペ・カンビーニ(1746-1825):四重奏曲 ニ長調 Op.1 No.5 (*)
 アントニオ・サッキーニ(1730-1786):四重奏曲 ハ長調 Op.2 No.3 (+)
 レブレヒト・ユリウス・シュルツ(1732-1804):四重奏曲第5番 ホ短調(**)

  コッコラSQ (*/#/+) オストロボスニア室内o.(**) 
  エリナ・ムストネン(Cemb;+) ニーヴ・マッケナ(Fl;#)
 #国内代理店のアナウンスと商品外装には編成等が記されておらず、上記はレーベル公式サイトから補いました。また、ハイブリッドSACD盤である可能性がありますが、当店では保証いたしません。古典的リベラリズムの提唱者、フィンランドの司祭でスウェーデンの立法府リクスダーゲン議員のアンデシュ・シュデニウス(1729-1803)は、音楽愛好家としても知られる。彼は、コッコラのキルコンマキ(教会の丘)の牧師館に小規模なオーケストラをもち、楽譜の収集にも努めた。ヨーロッパ大陸の作曲家たちの膨大な数の作品を収め、シュデニウスの署名の入った11巻の楽譜集は、「アンデシュ・シュデニウス・コレクション」と呼ばれ、現在、トゥルクのシベリウスス博物館が所蔵している。コッコラに本拠を置くオストロボスニア室内o. とメンバーが結成したコッコラ四重奏団がふたりのソリストと演奏するこのコレクションから選んだ「宝石のような作品」。イタリアのプニャーニ(1731-1798)、カンビーニ(1746-1825)、サッキーニ(1730-1786)、オランダのグラーフ(1723-1804)。音楽史から忘れられてしまったようなレブレヒト・ユリウス・シュルツ(1732-1804)の名も見られる。チェンバロのエリナ・ムストネン(1961-)は、シベリウス・アカデミーを卒業後、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事した。バッハの「フランス組曲」(ABCD-136:1-2)「ドメニコ・スカルラッティの15のソナタ」(ABCD-216)などのアルバムを Albaレーベルに録音している。ドイツ系アイルランドのフルーティスト、ニーヴ・マッケナは、トゥルク・フィルハーモニックの首席奏者を経て、2019年秋からソロ・フルート奏者としてヘルシンキ・フィルハーモニックで演奏している。
ティモ・ルオッティネン(1947-):ミサ・ポピュラリスル
 キルシ・カウニスマキ=スホネン合唱指揮アムジャイcho. ニュー・セグメントo.
 セッポ・「カラ」・アラヨキ(G) マサ・オルパナ(Sax/Fl)
 アルト・ピースパネン(キーボード) ユーソ・ノルドルンド(ベース) ユッポ・パーヴォラ(ドラム)
  Alba Records の前オーナー、創業者のティモ・ルオッティネン(1947-)は、1960年代の後半、財政運営の学生だった20代に「ミサ・ポピュラリス」と名付けたミサ曲を作曲した。当時、世界は、ベトナム戦争、ナイジェリア内戦、プラハの春といった戦争や政情不安の真っただ中にあり、そうした激動する世界を根本から変えたいという願いが、音楽を含むあらゆる文化表現に浸透した時代でもあった。ルオッティネンのミサ曲も、その時代を背景に作られた作品。1960年代のポップミュージックとプログレッシヴ・ロックを組み合わせた、当時としては急進的なスタイルで書かれたミサ曲は、1969年4月5日のトゥルク・コンサートホールでの初演は、賛否の議論を巻き起こしたと言われる。作品は、全曲を統一する主題をもつ「序曲」に始まり、ラテン語のミサ通 常 文 を歌う「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」と続く。バロックからブルースまで、多種多様なメロディとリズムが音楽を彩っている。初演から50年の録音。オリジナルの版を使った演奏。ルアムジャイ合唱団は、若い団員40人の混声cho. 。タイ語の「心を共有する」をグループ名にしている。「ニュー・セグメントo. 」と名付けたアンサンブルは、電気増幅したギターとベース、ドラム、ハモンドオルガン、ミニモーグ・シンセサイザー、シタールという、当時の音楽を尊重した編成をとり、「Honk」(ABCD-433)などのアルバムを録音したマサ・オルパナ(1973-)、「ピューニキンリンナ・ライヴ」(ABCD-428)で彼と共演したアルト・ピースパネン(1958-)たちが参加している。

AUDITE (独)
 価格帯記載無し[CD]:特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
モンポウ:「歌と踊り」〔第1番−第12番/第14番〕
 *曲間に以下の作品を挿入
  ニコラ・バクリ(1961-):歌とワルツ Op.14
  モーリッツ・エッゲルト(1965-):ハンマークラヴィーア XXVI ― To be played after Mompou's 'Cancion 6'
  アントン・ガルシア・アブリル(1933-):残響 / ジョゼップ=マリア・ギッシュ(1967-):ステラ
  ジョゼフ・フィブス(1974-):夜想曲 ― After Mompou?Cancion
  コンスタンティア・グルツィ(1962-):風の踊り Op.72 ― Hommage a Federico Mompou

 マリア・カニグエラル(P)
 録音:2018年9月28日-29日、リセウ高等音楽院、バルセロナ。スペインのジロナ出身のピアニスト、マリア・カニグエラルが母国の偉大な作曲家モンポウの「歌と踊り」と現代作曲家が同作品へ関連付けた作品を交互に演奏したユニークなアルバムをリリースした。全15曲からなる「歌と踊り」(第13曲はギター独奏、第15曲はオルガン独奏のため当アルバムでは未収録)は、1918年から1972年、じつに半世紀以上の歳月をかけ個別に作曲された作品。楽曲のほとんどがカタルーニャ地方の民謡に基づき、モンポウならではのおしゃれな作品集。
シューベルト:後期ピアノ作品集 Vol.2
 ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 /
 3つのピアノ曲 D.946
アンドレア・ルケシーニ(P
 使用楽器:ピアノ;Steinway D
 録音:2018年11月10日-13日、ライプニッツ・ザール、ハノーファー。シューベルトの後期ピアノ作品集第2弾がはやくも登場。シューベルト最晩年1828年に作曲されたピアノ・ソナタ第21番と3つのピアノ曲が収録されている。シューベルトの最後のピアノ・ソナタ第21番遺作は俗世界を超越したソナタ。一方、3つのピアノ曲は死の半年前、1828年5月の作品。三部形式あるいはロンド形式をとり、テンポや拍子の変化によってコントラストを形成している。ルケシーニが全身全霊をこめて演奏している。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、auditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルドガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目。ルケシーニはマリア・ティーポの弟子で、10代でミラノ・スカラ座ディーノ・チアーニ国際コンクールに優勝し世界的な注目を集め、以来シノーポリ、アバド、シャイー、ルイージなどの指揮者の指名のもと、数々のオーケストラと共演してきた。auditeレーベルよりスカルラッティとベリオ、シューベルトとヴィトマンを交互に収録したユニークなタイトル(AU-97704)、またシューベルトの後期ピアノ作品(全3集でリリース予定)などを録音している。

BONGIOVANNI   1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 2200〜2300番台は廃盤だった旧譜の同番号での再プレス(ただし今回解説&歌詞印刷無し)。旧譜はこちらから
ジョヴァンニ・マルティネッリ(T)〜オペラ・アリア集
 「エルナーニ」「カルメン」「マノン・レスコー」「トゥーランドット」他より(全20トラック)
 録音:1914年-1937年。『イタリアの名テノール、ジョヴァンニ・マルティネッリ(1885-1969)の名唱集。ソロ・アリアの他、『トゥーランドット』でエヴァ・ターナーと歌い合う場面も収録。録音の古さを補ってあまりある、ドラマティックで力みなぎる歌唱が圧倒的です。』
イタロ・モンテメッツィ(1875-1952):歌劇「魔法」(1幕)
ドビュッシー(1862-1918):カンタータ「放蕩息子」
*ボーナス・トラック フォーレ(1845-1924):ラシーヌの雅歌 Op.11
 デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ、ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ、
 アルマンド・リカイ、フルヴィオ・オッテッリ マルコ・フラカッシ指揮
 オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ、クレモナ室内cho.
 録音:2018年10月26日、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、ミラノ。イタリアの作曲家、モンテメッツィの「L ' incantesimo 魔法」は、1933年完成のセム・ベネッリのテキストを用いた短いオペラ。当時イタリアの政治情勢のもとで思うように作曲が出来なかったモンテメッツィはアメリカに渡り、1944年にこの作品をビバリーヒルズで書き上げた。NBC交響楽団はこのオペラを高く評価したという。イタリアの明るく軽やかな響きに、ドビュッシー風の全音音階を織り交ぜた綺麗な和声感が印象的。ドビュッシーとフォーレを同日に演奏したのも、音色の関連性を思ってのことだろう。
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
 ジュゼッペ・ジャコミーニ(アンドレア・シェニエ)
 ジョルジョ・ザンカナーロ(カルロ・ジェラール)
 ゲーナ・ディミトローヴァ(マッダレーナ・ディ・コワニー)
 タツィアナ・トラモンティ(ベルシ) ラウラ・ボッカ(コワニー伯爵夫人)他
 パオロ・オルミ指揮ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場o. & cho.
 録音:1991年5月、マルゲリータ劇場、ジェノヴァ、ライヴ|初の一般市販。ジャコミーニ、ザンカナーロ、ディミトローヴァの力強い歌唱が聴ける「アンドレア・シェニエ」。
愛と死〜モンテヴェルディ:歌曲集
 Introduzione al ballo / La mia turca / Et e pur dunque vero / Sento un certo non so che /
 Se i languidi miei sguardi / Lamento d'Arianna / Maledetto sia l'aspetto /
 Combattimento di Tancredi e Clorinda / Partenza amorosa / Si dolce e'l tormento / Eri gia tutta mia

 ウィリアム・マッテウッツィ(T) フランチェスコ・デ・ポーリ(Cemb)
 フェデリコ・ヴィタローネ(リコーダー)
 ヴァレンティナ・ボルガート(Vn) アルベルト・ジョヴァンニーニ(Cb)
 録音:2018年3月。高音を朗々と歌いオペラ界の第一線で活躍したテノール、マッテウッツィのソロ・アルバム。歌曲の元祖ともいうべきモンテヴェルディをシンプルな伴奏で歌っている。「アリアンナの嘆き」「タンクレディとクロリンダの戦い」などの有名曲も収録。端正な歌唱でありながら場面によっては演劇的な歌い回しもあって声の自在さに聴きほれる。
時代の声
 ファビオ・グラッスス: Ocean sans greves / ジョヴァンニ・グアッチェロ: Impressioni per un preludio
 ステファノ・タリエッティ:オーボエ、ファゴットとピアノの三重奏のための6楽章の協奏曲
 エンリコ・マロッキーニ: Meditazioni sonore / トニーノ・バッティスタ: Prender l'aire
 クラウディオ・チンパネッリ: Walking Along the Aurelian Walls
 クラウディオ・チンパネッリ: Primi Baci lungo le Mura Aureliane (Tender love)

 アンサンブル・リングアッジ・ソノーリ
  [リッカルド・ブリッチ(Ob) マッシモ・マルトゥシエッロ(Fg) アントニオ・トラッロ(P)]
 録音:2019年。オーボエ、ファゴット、ピアノからなる三重奏団のアルバム。現代イタリアの作曲家がこの編成のために書いた作品を演奏している。3つの楽器は自由に歌い合いぶつかり合い、オーボエの技巧的な高音が耳に残る。
ペーター・マーク指揮〜シューベルト:歌劇「双子」 D.647 (1819)
 ゲオルク・ヘッケル(村長) ペトラ・ヴィクトリア・ラビツケ(リースヒェン)
 フーベルト・シュミット(アントン) マティアス・シャルテツキー(役人)
 ペーター・マーク指揮フィルハーモニア・メディテラニア
 録音:1997年11月15日-16日、レンダーノ劇場、コセンツァ、イタリア、ライヴ| (C) 1998 |廃盤となっていた同番号商品の再発。#旧品と異なり、リブレット等はレーベル公式サイトからダウンロードする形式となります。##ドイッチュ番号が「4年間の歩哨兵勤務」の "D.190" だと誤記されていますが、このまま供給されます。
 シューベルト22歳時の作。ペーター・マークの指揮もポイント。
ペーター・マーク指揮〜シューベルト:歌劇「4年間の歩哨兵勤務」 D.190 (1815)
 モニカ・ゴンザレス(ケートヒェン) フーベルト・シュミット(デュヴァル)
 ゼンケ・モールバッハ(ヴァルター) ペーター・マーク指揮メディテラニアpo.
 録音:1997年11月15日-16日、レンダーノ劇場、コセンツァ、イタリア、ライヴ| (C) 1998 |廃盤となっていた同番号商品の再発。#旧品と異なり、リブレット等はレーベル公式サイトからダウンロードする形式となります。##ドイッチュ番号が「双子」の "D.647" だと誤記されていますが、このまま供給されます。
 シューベルト18歳時の作。2225同様ペーター・マークの指揮もポイント。
ロッシーニカンタータ集
  〔真実の敬意/バイロン卿の死に寄せるミューズの涙〕
 タチアナ・コロヴィナ(S) アンジェロ・マンゾッティ(ソプラニスタ)
 ウィリアム・マッテウッツィ(T) ヘルナン・イトゥラルデ(B)
 ハーバート・ハント指揮イ・ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
 パヴェル・バハ合唱指揮チェコ室内cho.
 録音:1997年7月22日、クアザール、バート・ヴィルトバート|ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭とのコラボレーション| (C) 1998 ? |廃盤となっていた同番号商品の再発。#旧品と異なり、リブレット等はレーベル公式サイトからダウンロードする形式となっている可能性があります。
 豪華な顔ぶれで贈るロッシーニの秘曲。アメリカのテナー&指揮者ハント〔ハンド〕(1926-)は2020年1月現在も存命のようだが、2008年に暴漢から襲われて目を負傷、盲目になってしまった。
ガルッピ:歌劇「女が皆恋する男」(1760)
 パオラ・アントヌッチ(ルチンダ) ロベルト・トゥーラ(ドン・オラーツィア)
 フィリッポ・ピーナ・カスティオーニ(エウジェーニオ伯爵)
 リンダ・カンパネッラ(クラリーチェ)他
 マルコ・フラカッシ指揮ピアチェンツァ・イタリアーナpo.
 録音:2000年12月9日、 Teatro dei Filodrammatici 、ピアチェンツァ|ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭とのコラボレーション| (C) 2003 ? |廃盤となっていた同番号商品の再発。#旧品と異なり、リブレット等はレーベル公式サイトからダウンロードする形式となっている可能性があります。
 ヴェネツィアで初演された3幕のオペラ・ブッファ。色男エイジェーニオ伯爵と、館の主ドン・オラーツィオの若く美しい妻ルチンダ、それにクラリーチェという婦人を中心に巻き起こる恋騒動。

CLAVES (瑞) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ティモシー・リダウト
 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):ヴィオラと管弦楽のための「組曲」
 マルティヌー(1890-1959):ヴィオラと管弦楽のための「ラプソディ」H.337
 ヒンデミット(1895-1963):弦楽オーケストラと独奏ヴィオラのための「葬送音楽」
 ブリテン(1913-1976):歌劇「ラクリメ」 Op.48a
 ティモシー・リダウト(Va|使用楽器:ペレグリーノ・ディ・ザネット、1565-75年頃製作
 ジェイミー・フィリップス指揮ローザンヌ室内o.
 録音:2019年9月、ローザンヌ。グシュタード音楽祭においてティエリー・シェルツ賞を受賞(2019)また、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト(2019)に選ばれた1995年ロンドン生まれのヴィオラ奏者ティモシー・リダウトがヴォーン・ウィリアムズ、マルティヌー、ヒンデミット、ブリテンのヴィオラと室内オーケストラの作品を録音した。リダウトはライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクール優勝(2016)、セシル・アルノヴィッツ国際ヴィオラ・コンクール優勝(2014)など、華々しいコンクール歴を誇るヴィオラ奏者。ソロ活動はもちろんのこと、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭をはじめとする音楽祭に出演。また2018/19シーズンにはバーデンバーデン南西ドイツpo. にレジデント・アーティストとして出演し、ヨーロッパを中心に世界各地で演奏活動を展開している。組曲「フロス・カンピ」と並びヴォーン・ウィリアムズの代表的な作品の一つであるヴィオラと管弦楽のための組曲は田園風景を連想させる優雅な旋律が魅力。その他、多作曲家マルティヌーのラプソディ、ヒンデミットの葬送音楽、ブリテンのラクリメを収録。リダウトの実力を堪能することができる充実の内容。

CONCERTO (伊) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2016年を最後に国内へアナウンスされていなかったレーベルが再上陸。前・代理店は相当数をアナウンスしていなかったので、それらも合わせてご案内。
 #海外の文字資料に一部商品が "CD-R" と記載されており、当店では DVD 商品も含め全点、プレス盤であることの保証をいたしません。
 ##2020年1月現在、レーベルの公式サイトにアクセスすると、ブランド品の日本語偽販売サイトへリダイレクトされる場合があります。ハッキングを受けている可能性があり、アクセスはおすすめいたしません。
 ご案内済旧譜はこちらから
CNT-2119
buyボタン
(2CD)
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):ヴェネツィアの図書館に残された
  手稿譜に基づく鍵盤作品全集 Vol.1 〜国立マルチャーナ図書館

 ソナタ〔第1番−第9番〕/チャコーナ
  オッターヴィオ・ダントーネ(Cemb|使用楽器:
    エディンバラ楽器博物館、リュッケルス1638年製フランス・チェンバロのコピー
 録音:2019年2月13日-15日、17日-18日、聖アントニオ教会、ミラノ。イタリアのレーベル協奏曲CLASSICSから注目のシリーズが始まる。ヴェネツィアの図書館で保管された手稿譜を使っての、ベネデット・マルチェッロ鍵盤作品全集。演奏はイタリア現役奏者で最高峰の実力を誇る名手ダントーネ。リュッケルス製チェンバロのコピーを用い、美しい残響を持つミラノの教会で録音している。第1集は国立マルチャーナ図書館に保管されたソナタ集とチャコーナ。同じところに楽譜がある「ソナタ第10番」と「チェンバロのための「迷宮」」は第2集に収録予定とのこと。オッターヴィオ・ダントーネは「アッカデミア・ビザンティナ」の音楽監督を1996年より務めており、今では通奏低音奏者・指揮者としてのイメージが強くある。しかしソロの鍵盤作品も過去にバッハやヘンデル、スカルラッティをリリースしており、どれも一級品の出来栄えだった。ときに個性的な装飾を入れながらも、曲本来の魅力を伝える王道的なアプローチで説得力を生み出す巧みな演奏には、根強いファンも多いことだろう。今回ひさしぶりのソロ録音、しかもなかなか演奏されないレパートリーということもあって実に期待が高まる。

FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
初出、ニコラーエワ 1993.4.26 ヘルシンキ〜
 J.S.バッハ
:フーガの技法 BWV.1080
タチアナ・ニコラーエワ(P)
 録音:1993年4月26日、シベリウス音楽院、ヘルシンキ、ライヴ|初出音源。彼女の死去半年前の「フーガの技法」が登場。ロシアを代表する偉大なピアニストであるタチアナ・ニコラーエワの最晩年の録音が、マスタリングに定評あるFIRST HAND RECORDSから発売される。1993年11月13日にサンフランシスコでショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」を演奏中に脳卒中を起こし9日、後に亡くなったニコラーエワ。このディスクに収められているのはその半年前に行われたライヴ。曲目は彼女が得意としたバッハの「フーガの技法」で、これまでリリースされたことのない録音。たいへん貴重な初CD化。20代でバッハの「平均律」全曲を暗譜、ショスタコーヴィチの創作欲も刺激したニコラーエワ。1990年代に入ってもロンドンでバッハの「平均律」「フーガの技法」、ショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」を暗譜で完璧に演奏するなど長く活躍を続けていた。当盤の演奏では一部に暗譜が飛んでしまった箇所があるものの、フーガを種類別(単純フーガ、反行フーガ、2重・3重フーガ、鏡像フーガ)に分けて構成し、未完フーガの主題提示でオクターヴを重ねるなどの手を加えた、紛れもないニコラーエワ流の「フーガの技法」を聴くことが出来る。途轍もなく大きなスケール、途方もなく深遠な音楽世界に圧倒される至高の名演をぜひお聴き頂きたい。FIRST HAND RECORDSレーベルからは、ニコラーエワの1989年ギリシャ・ライヴの音源も発売されている(FHR-46)。

GRAZIOSO 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 『吉野直子の自主レーベル第5弾』
GNY-705
buyボタン
(UHQCD)
吉野直子、ハープ・リサイタル5〜その多彩な響きと音楽 II
 アルフォンス・アッセルマン(1845-1912):泉
 リスト(1811-1886)/アンリエット・ルニエ編曲:夜鳴きうぐいす(アリャビエフ作曲のロシアの旋律による)
 ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):ワルツ Op.73
 ドビュッシー(1862-1918)/リリー・ラスキーヌ編曲:ロマンティックなワルツ
 ジャック・ド・ラ・プレール(1888-1969):雨にぬれた庭
 マルセル・グランジャニー(1891-1975):「子供の時間」組曲 Op.25
 マルセル・トゥルニエ(1879-1951):妖精〜前奏曲と舞曲 / ニーノ・ロータ(1911-1979):サラバンドとトッカータ
 エカテリーナ・ヴァルター=キューネ(1870-1930):
  チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オーネーギン」の主題による幻想曲
 リスト/ルニエ編曲:ため息

 吉野直子(Hp)
 録音:2019年9月-10月、軽井沢| UHQCD はすべてのCDプレーヤーで再生可能。『自主レーベル “grazioso” からの 5 枚目の CD は、1 枚目の続編のような内容で、ハープの魅力を存分に引き出す小〜中規模の作品を集めました。まさに「ハープ音楽の宝石箱」のようなアルバム。このアルバムを通して、ハープが持つ多彩な表現力と音のパレットをあらためて感じていただければ嬉しく思います。』(吉野直子) 今回の収録作品はアッセルマンの「泉」、ジョンゲンの「ワルツ」、ドビュッシー(ラスキーヌ編曲)の「ロマンティックなワルツ」、ラ・プレールの「雨にぬれた庭」、グランジャニーの「子供の時間」組曲、トゥルニエの「妖精」、ロータの「サラバンドとトッカータ」、ヴァルター=キューネの「「エフゲニー・オーネーギン」の主題による幻想曲」、そしてリスト(ルニエ編曲)の「ため息」「夜鳴きうぐいす」と実に多彩なプログラム!吉野直子でしか表現することのできない世界が広がる。吉野直子が紡ぐ美しいハープの音色をご堪能頂きたい。「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」(GNY-701)、「ハープ・リサイタル2〜ソナタ、組曲と変奏曲」(GNY-702)、「ハープ・リサイタル3〜バッハ・モーツァルト・シューベルト・ブラームス他」(GNY-703)、「ハープ・リサイタル4〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ」(GNY-704)も好評発売中。いずれもレコード芸術特選盤。本ディスクは原盤音質を極限まで再現する新技術であるUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)が用いられている。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
モナ・飛鳥〜モーツァルト
 ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 /ロンド イ短調 K.511 /ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.332 /
 メヌエット第1番 ト長調 K.1 /ピアノ・ソナタ イ短調 K.310
 モナ・飛鳥(P)
 録音:2019年9月20日-22日、ピディング。#日本語解説付国内品番のみのご案内。グロートリアン・シュタインヴェーク国際コンクール第1位、EPTA 欧州ピアノ教育者連盟国際コンクール第1位など輝かしいコンクール歴を誇るピアニスト、モナ・飛鳥。ドイツを拠点に演奏活動を行い、日本でも着実にキャリアを重ねている注目のピアニストの新録音はオール・モーツァルト・プログラム。これまでにカール=ハインツ・ケマリング、ベルント・グレムザーに師事したモナ・飛鳥の魅力といえばなんといっても高貴な演奏が魅力。このモーツァルトでは彼女の長所がはっきりと表れたこの上なく美しい演奏を聴くことが出来る。今回収録したモーツァルトの作品はリサイタルで多くとりあげてきたレパートリーなだけに満を持しての録音と言えるだろう。
サリエリ(1750-1825):
 カンタータ「 Tu sai, Germana amata 」(*)〔 Tu sai, Germana amata (Allegro) /
     Secondate i nostri affetti (Andante con moto) / Si onori, e festeggi (Allegro) 〕/
 カンタービレ ト長調/
 La Preghiera sudditta – 「 Gott! erhalt‘ zu unsrer Wonne 」 (Andante un poco sostenuto) (*) /
 オフィーリアの健康回復に寄せて K.477a (ハーマン編曲)
  〔サリエリ: Lascia la greggia 「 Andante pastorale 」/
   モーツァルト:「 Quell‘ agnelletto candido 」 (Andante) /
   サリエリ: Lascia la greggia 「 Larghetto[„Cornetti 」〕/
 アンダンテ・デヴォート ニ短調/
 カンタータ「 Deh mira, oh Nice 」(*)
  〔 Deh mira, oh Nice (Andante con moto) / Tenero cor (Larghetto) / Ah! ch’or m’aveggo (Allegretto) 〕/
 セレナータ ヘ長調(*) /
 カンタータ「 Il ciel cortese 」(*)〔 Il ciel cortese (Allegretto) /
     Vivi pur felice ognora (Larghetto maestoso) / Si onori, e festeggi (Allegro) 〕

 ディアナ・トムシェ(S) エスター・ヴァレンティン(Ms)
 ミリアム・ブルクハルト(S) バルバラ・R.グラボフスキ(A)
 トーマス・ヤーコプス、フローリアン・レフラー(T)
 フィリップ・シェーデル(B) マルクス・レムケ(B)
 アンドリウス・プスクニギス(Ob) ティモ・ユーコ・ハーマン指揮ハイデルベルクso.
 録音:2019年4月、アストリア・ハレ、ヴァルドルフ| (*):世界初録音。ウィーンを中心に活躍したサリエリ。近年世界初録音された歌劇「タラール」でも話題の作曲家だが、当アルバムには世界初録音を含むカンタータを中心にサリエリの作品が収録されている。演奏は颯爽としたピリオド楽器演奏がたまらないハイデルベルクso. 。当団といえばトーマス・ファイによるハイドンの交響曲録音でも知られている。ピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりが印象的。
ドン・キホーテとフランス歌曲
 ドビュッシー:3つの歌曲/フランスの3つの歌 / イベール:ドン・キホーテの歌
 ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
 デュパルク:歌曲集〔旅への思い/フィレンツェのセレナード/波と鐘/恍惚/フィデレ/
           ロズモーンドの館/嘆き/遺書/悲しき歌/悲歌/溜め息/前世〕

 ヨルゴス・カナリス(Br) トーマス・ワイズ(P)
 録音:2019年6月24日-28日、ボン、ドイツ。ギリシャ出身のバリトン、ヨルゴス・カナリス。前作ベートーヴェンの連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」とシューベルトの「白鳥の歌」(HC-16080)でも確かな実力をあらわしたアルバムをリリースしたが、今回のアルバムはフランス歌曲に挑んだ。ドビュッシー、ラヴェル、イベール、デュパルクとそれぞれの作曲家の色彩感を表現した興味深い内容。カナリスは地元の少年合唱団、及び父ドミトリオスが指揮をつとめるカナリス・アンサンブルで幼少より自然と音楽に関わってきた。その後ミュンヘンでヨゼフ・メッテルニヒに師事、さらにヘルムート・リリング、トーマス・クヴァストホフ、ダフネ・エヴァンゲラトスなど、著名なアーティストのマスタークラスを、独唱者としての研鑽を積んだ。2009年よりボン歌劇場のレギュラーとなり、ヘンデルのエツィオのマッシモ役でデビューを飾った。今後一層の活躍が期待されるバリトン歌手。
HC-19053
buyボタン
(2CD)
1.5CD価格
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830
 〔第1番 変ロ長調 BWV.825 (*) /第2番 ハ短調 BWV.826 (*) /第6番 ホ短調 BWV.830 (#) /
  第3番 イ短調 BWV.827 (*) /第4番 ニ長調 BWV.828 (#) /第5番 ト長調 BWV.829 (#) 〕

 トレヴァー・ピノック(Cemb|使用楽器:ディヴィッド・ウェイ、1983年制作〔モデル:エムシュ製〕
 録音:1998年9月(*)、1999年11月3日-7日(#)、ルートヴィヒスブルク&カールスルーエ|旧品番:92-1152000年に発売された独ヘンスラー・レーベルのバッハ大全集。このアルバムは当全集に収録されているピノックが演奏した6つのパルティータ全曲、チェンバロによる演奏。1946年、英国カンタベリー生まれのチェンバロ奏者のピノックは1973年にピリオド楽器団体イングリッシュ・コンサートを結成し、以後バロック音楽を中心に演奏活動を展開してきた。その後指揮者としても頭角をあらわし、ボストンso. をはじめとする世界有数のオーケストラを振ってきた。日本では紀尾井ホール室内o. との共演などでも知られる。ここに収録された6つのパルティータはピノックが最も得意とするレパートリー。ピノックならではの高貴な演奏を聴くことが出来る。
J.S.バッハ:3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
 〔ト長調 BWV.1027 /ニ長調 BWV.1028 /ト短調 BWV.1029 〕
  ヒッレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ
   使用楽器:1978年インゴ・ムテジウス、1978年製〔モデル:ヨアヒム・ティールケ、1701年製〕

  ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb
   使用楽器:キース・ヒル、1992年製〔モデル:フランドル=フランス、17世紀末製〕
 録音:1998年12月14日-16日、カトリック教区教会、オーバーリート、フライブルク・イム・ブライスガウ|初出・旧品番: 92-1242000年に発売された独ヘンスラー・レーベルのバッハ大全集。このアルバムは当全集に収録されているヴィオラ・ダ・ガンバの女王ヒッレ・パールが演奏した3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタの最高傑作であるバッハの作品。チェンバロのベーリンガーとともに息の合った演奏を聴くことが出来る。

LPO 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
LPO-0115
buyボタン
(2CD)
ラヴィ・シャンカル(1920-2012):歌劇「スカニヤ姫」
 スザンナ・ハレル(スカニヤ姫) アロク・クマル(シャヴァナ)他
 パリマル・サダファル(シタール) ライクマル・ミスラ(タブラ)他
 デイヴィッド・マーフィー指揮 LPO 、BBC シンガーズ
 録音:2017年5月19日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ|世界初録音。これは興味深い音源の登場。インド音楽・シタールの神様ラヴィ・シャンカル(1920-2012)が書いた唯一のオペラ、マハーバーラタの物語に基づいた「Sukanya(スカニヒャ姫)」。西洋音楽とインドの音楽の伝統を融合しながら、年老いた賢人シャヴァナと、彼の若き妻スカニヤ姫の、時空を超えた愛の物語を描く。LPOと、インドの古典楽器の達人達による演奏。
ペンデレツキ
 ホルン協奏曲「冬の旅」(2008) (*) /弦楽のためのアダージョ(1995/2013) /
 ヴァイオリン協奏曲第1番 (1976) (#) /広島の犠牲者に捧げる哀歌(1960)
  ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr;*) バルバナーシュ・ケレメン(Vn;#)
  クシシュトフ・ペンデレツキ指揮(#以外) ミハウ・ドヴォジンスキ指揮(#) LPO
 録音:2013年11月27日(#)、2015年10月14日(#以外)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。1933年生まれ、86歳(11月生まれ)の巨匠作曲家クシシュトフ・ペンデレツキ。その彼がロンドン・フィルを指揮した自作3篇をメインとする貴重な記録。ペンデレツキといえば1960年作の「広島の犠牲者に捧げる哀歌」で彗星のように現れ、世界の音楽界に衝撃を与えた。五線を黒く塗りつぶすトーン・クラスターによる弦楽器の鮮烈な音響は、今日でも超えるものなき天才的な発明とされている。それだけでなく、広島の惨劇を題材としていることもあり、現代音楽としては稀な知名度を誇っている。作曲者指揮による最新録音で聴くことができるのもたいへんな価値。ペンデレツキは1976年にアイザック・スターンのために書いたヴァイオリン協奏曲で大幅に作風を変え、ロマンティックとさえいえるものとなった。その後宗教音楽や映画音楽に携わり、今日でも精力的に活動している。最近作として名手ラドヴァン・ヴラトコヴィチのために2008年に書いたホルン協奏曲と、1995年の交響曲第3番の第3楽章を2013年に弦楽オーケストラ用に改作した「弦楽のためのアダージョ」もとりあげている。ホルン協奏曲は「冬の旅」のタイトルを持つがシューベルトの名作歌曲集とは何も関係なく、作曲の直前の冬に中国と南米をたびたび旅行したことを、ポーランドの自然あふれる美しい別荘で思い返しながら作曲したとされる。狩猟ホルンの響きが聞こえるが、全体としてとても暗い音楽なのがペンデレツキならではとなっている。

MAGGIO LIVE (伊) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 フィレンツェ五月音楽祭の自主レーベル。
ヴェロニカ・シメオーニ
 ベルリオーズ:夏の夜 Op.7 / ドビュッシー:2つのロマンス / ビゼー:アラビア女主人の別れ Op.21 No.4
 アーン:私の詩に翼があったなら/クロリスに/景色 /牢獄から/恍惚の時 /恋する女
 フェデリコ・ビショーネ(1965-):白い月/悪魔/新年 / ドニゼッティ:希望の声

 ヴェロニカ・シメオーニ(Ms) ミケーレ・デリア(P)
 録音:2019年5月7日-9日、フィレンツェ五月音楽祭劇場、ライヴ。ローマ生まれのメゾ・ソプラノ、ヴェロニカ・シメオーニのソロ・アルバム。彼女は数々のオペラに参加するほか、歌曲も積極的に取り上げて活躍の場を広めている。当アルバムでは高い歌唱技術と音楽祭ならではの熱気が混ざり合った見事な演奏がお楽しみ頂ける。

MD+G (独) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)〔SACDも同一価格〕

 前・代理店の品番表記は「 3桁(アーティストや団体の固有番号) + ハイフン + 3桁(企画?順) + 1桁(CDは「2」、SACDは「6」など)=7桁数字のみ|例:906-21376 」というものだったが、「 MDG + ハイフン + 7桁数字|例:MDG-90621376 」表記となり、当店では下5桁順に並べます。旧譜はこちらから(当分の間、入荷までにお時間がかかり、廃盤の物があるかもしれません)。
MDG-90621596
buyボタン
(HYBRID_SACD)
オルガンによるビル・エヴァンズ
 マイ・ベルズ/ヴェリー・アーリー/グリーン・ドルフィン・ストリート/エミリー/クワイエット・ナウ/
 マイ・ロマンス/アンレス・イッツ・ユー/ピース・ピース/オンリー・チャイルド/ B マイナー・ワルツ/
 ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング/ザ・トゥー・ロンリー・ピープル/
 マイ・フーリッシュ・ハート/ワルツ・フォー・デビー/エピローグ

 ダーヴィト・ショルマイヤー(Org)
 ビル・エヴァンズの名作をパイプ・オルガンで奏するという破天荒な試み。1971年生まれのドイツのオルガニスト、ダーヴィト・ショルマイヤーが2014年以来専属を務めるブレーマーハーフェン大聖堂のベッケラート・オルガンでエヴァンズが作曲及び愛奏したゆかりのキラーチューン15曲を披露している。ショルマイヤーはギュンター・カウンツィンガーやオリヴィエ・ラトリに師事した正統派オルガニストであると同時にジャズ・ピアニストとしても活躍する異才。ビル・エヴァンズといえば繊細で美しいピアノのタッチで名高いが、それをオルガンの荘重なサウンドにしても違和感どころか驚くほどマッチしている。彼のマイナー・コードが意外なほどオルガンと合い、思わず聴き惚れてしまう。また大サックス奏者リー・コニッツとの伝説になっている共演を意識して、なんとサックスの音までオルガンで再現。オーディオ効果も満点で、SACDの効果を最大限に発揮している。ジャズ・ファンにも超オススメ。ビル・エヴェンスの哀愁が好きな向きなら絶対気にいること間違いなしのアルバム。

LA MUSICA (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

シューベルト
 ソナタ第20番 イ長調 D.959 /
 4つの即興曲 D.899, Op.90
ドニ・パスカル(P)
 録音:2016年9月。1961年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカル。シューベルトの第2弾の登場(第1弾:LMU-008)。パスカルはピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010年からはリヨン音楽院、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとっている。清潔かつエスプリあふれる演奏で、フランス・ピアニズムを堪能させる。ここでもカラリとした音色のシューベルトが展開されている。

NAIVE 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
NAÏVE CLASSICS
愛、いつも!
 エルガー:愛のあいさつ / プロコフィエフ:ロメオとジュリエット / リスト:愛の夢
 ショパン:バラード第1番 / バーンスタイン:ウェストサイド物語
 サン=サーンス:死の舞踏 / クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ / ファリャ:火祭りの踊り

 スモーキング・ジョセフィーヌ
  [ジュヌヴィエーヴ・ロランソー、オリヴィア・ユーグ(Vn) マリー・シルンム(Va)
   エルミーヌ・オリオ(Vc) ロレーヌ・ドゥランテル・エルシュトロッフェ(Cb)
   ニコラ・ウォームス、ファビアン・トゥシャール(編曲)]
 録音:2019年2月16日-19日、シテ・ド・ラ・ミュジーク。ジュヌヴィエーヴ・ロランソーが中心となって結成された女性5人による弦楽ユニットの登場。ロランソーは2007年から2017年までトゥールーズ・キャピトルo. のコンサート・ミストレスおよびソロ・ヴァイオリン奏者を務め、現在はソリスト、室内楽奏者、そして指導者として活躍している。オリヴィエ・ユーグはパリ室内o. のソロ・ヴァイオリン奏者。ヴィオラのマリー・シルンムは室内楽奏者として活躍、2017年以降はエベーヌ弦楽四重奏団のメンバー。エルミーヌ・オリオはチェロ奏者で、グリマル率いるアンサンブル、レ・ディソナンスのメンバー。コントラバスのロレーヌ・ドゥランテル・エルストロッフェは2004-06年にかけてトゥールーズ・キャピトル管のメンバーを務め、その後は室内楽や様々な音楽祭などで活躍している奏者。演目にはピアノの作品も含まれ、ショパンのバラード第1番の後半部分はピアノで聴くのとはまったく違う迫力で、興味深いものがある。
ベートーヴェン:組曲集
 ベートーヴェン:
  マンドリンとチェンバロのためのソナティナ(アダージョ) WoO.43b /
  マンドリンとピアノのためのソナティナ〔ハ短調 WoO.43a /ハ長調 WoO.44a 〕/
  マンドリンとピアノのための変奏を伴うアンダンテ WoO.44b
 フンメル:マンドリンとピアノのためのグランド・ソナタ Op.37a
 ベートーヴェン/ハンス・シット編曲:交響曲第7番 イ長調〜第2楽章 アレグレット(*)
 コランタン・アパレリー(1995-):不滅の恋人への手紙
 クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
 ウォルター・マーフィー(1952-) /ブリュノ・フォンテーヌ編曲:ベートーヴェンの第5(#)

 ジュリアン・マルティノー(マンドリン) ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(P)
 ヤン・デュボスト(Cb;*/#) ジョゼ・フィラトロー(ドラムス;#)
 録音:2019年9月17日-19日、トゥールーズ、フランス。ジュリアン・マルティノーは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日もしているフランスのヴィルトゥオーゾ・マンドリン奏者。今回彼が取り上げたのはベートーヴェン。ベートーヴェンは若い頃に、マンドリンとピアノのための作品を書いていた。それらはマンドリンを単音で(トレモロではなく)響かせるものだが、その物悲しくも繊細な、郷愁を誘う音色が奏でる旋律は絶品。そのほか、同時代作品、さらにはベートーヴェンにインスパイアされた作品をプログラムしている。ピアニストはイタリアのヴァネッサ・ベネッリ・モゼッル。現代音楽もバリバリと弾きこなす彼女のピアノを得て、マルティノーのヴィルトゥオーゾぶりが際立っている。第7番交響曲の編曲はピアノとコントラバス、マンドリンという編成だが、マンドリンということを忘れてしまう劇的効果に目からウロコが落ちる思い。
OPUS 111
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.8
 〔ハ長調 RV.187 /ロ短調 RV.387 /ニ短調 RV.235 /
  ニ長調 RV.217 /ト短調 RV.321 /変ロ長調 RV.366「カルボネッリ」〕

 ジュリアン・ショヴァン(Vn) ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
 録音:2019年6月26日-29日、パリ。ヴィヴァルディ・エディションのソロ協奏曲シリーズ初、フランスのヴァイオリン奏者が登場。ソリストとアンサンブルが一体となり、美しいメロディのフレージングの息遣いまで見事にそろっている。自作のオペラからの引用の部分など、このうえなくカンタービレな演奏で、優雅さ全開。最後に収録されている「カルボネッリ」は、当時の名手ステファノ・カルボネッリが演奏するためにと作曲された物。急速なパッセージ、高い技術を要するスタッカート、美しく奏するのが難しいレガートなど超絶技巧も盛り込まれているが、ここではショヴァンとアンサンブルが見事に演奏している。ジュリアン・ショヴァンは2003年のブルージュ古楽コンクールで入賞して以来、ソリストとして、そしてアンサンブルのリーダーとしても活躍している。ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015年、ショヴァンによって設立された。この名称は、1783年に設立され、ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれたコンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックにちなんでいる。この団体は、マリー=アントワネット下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めた、フランス、そしておそらくヨーロッパ随一の楽団だった。メンバーはほぼ全員フリーメイソンによって構成され、名称のLogeもフリーメイソンのLodgesに因んでいる。ショヴァンはOlympicという文言を団体名に使うことをオリンピック委員会から禁止されたため、2016年から名称をル・コンセール・ド・ラ・ローグとして活動を続けている。

PAN CLASSICS (瑞) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 
PC-10409
buyボタン
(2CD)
レツボール再録音〜ビーバー:ロザリオのソナタ
 グナール・レツボール〔グナー・レツボア〕(Vn)アルス・アンティクヮ・アウストリア
 録音:2019年5月14-19日、聖フローリアン修道院。バロック・ヴァイオリンの名手でありビーバーのスペシャリストであるレツボールが、変則調弦を採り入れた15のソナタと感動的なパッサカリアからなる神秘の名作「ロザリオ・ソナタ」をまさかの再録音!ARCANA盤を凌駕する圧巻の演奏、大注目のアルバム。1967年にエドゥアルト・メルクスが「ロザリオ・ソナタ」を録音してから、この作品は神秘的で特別な楽曲として広く認知されるようになった。以降、意欲的な古楽ヴァイオリン奏者たちにとっての試金石と言える重要なレパートリーとなっている。1996年に録音されARCANAレーベルから発売されたレツボール盤は、この名作の録音史に名を刻む名盤。その後もレツボールは自らのアンサンブル「アルス・アンティクヮ・アウストリア」と共にビーバー作品の録音・演奏に積極的に取り組み、ビーバーの専門家としての評価を確固たるものとしてきた。そして2019年、ファン狂喜の「ロザリオ・ソナタ」再録音。演奏家としての豊かな経験が大いに生かされた、圧倒的な再提示。旧盤と比べると演奏時間は20分以上長くなり、最新研究を採り入れたさまざまな変化がたいへん興味深いものとなっている。古楽好きは聴き逃し厳禁の大注目盤。

 ニコラ・マッテイス(1650-1714):アリア・ファンタジア
 ロマヌス・ヴァイヒライン(1652-1706):パルティータ第3番
 ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ「ラ・モニカ」
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-1680):ソナタ第4番
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585頃-1656):フォリア
 ハインリヒ・ビーバー(1644-1704):パルティータ第5番
 アントニオ・ベルターリ(1605-1669):チャッコーナ
 ヨハン・パウル・ヴェストホフ(1656-1705):リュートを模して
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):2声のソナタ BuxWV.272
 マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):アリア「ラ・ベルガマスカ」
 パオロ・チーマ(1575頃-1622):ソナタ第2番

 リナ・トゥール・ボネ(Vn/Vaダ・モーレ)指揮ムジカ・アルケミカ
 録音:2019年12月12日-14日、聖エリギウス教会、ローマ。17世紀のヨーロッパは戦争や飢饉が多く起こった時代であり、同時に天文学が発展し、科学革命の時代でもあった。既存の考えを破壊し新たな秩序を作ることがこの時代に通底する意識であったとも言えるだろう。それは「美」に対する価値観の転換でもあったと言える。音楽史上で見ればバロック時代に入り、楽器制作の技術が向上し、また巧みに楽器を扱う奏者が増え、ヴァイオリン芸術が花開いた時代。そこに巻き起こった新しい「美」を切り取ってまざまざと伝えてくれるのがこのアルバム。スペインの人気女流リナ・トゥール・ボネが鮮烈な輝きを持って紡ぐ、バロック・ヴァイオリン芸術の精粋をお聴き頂きたい。自ら創設したアンサンブル「ムジカ・アルケミカ」との演奏。
ルイジ・ルドヴィコ・マドニス(1695-1777):
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集(1738)
  〔第1番 ニ長調/第2番 イ短調/第4番 ホ短調/
   第5番 ニ短調/第7番 変ホ長調/第8番 変ロ長調〕
マリア・
 クレスティンスカヤ(Vn)
パヴェル・セルビン(Vc)
インビ・タルム(Cemb)
 録音:2019年7月4日-7日。ルイジ・ルドヴィコ・マドニスはヴィヴァルディの弟子で、1720年頃のヴェネツィアでは名の通ったヴァイオリニストだった。クヴァンツも日記の中で彼を称賛している。そしてマドニスは1733年にサンクトペテルブルクに移りロシアの宮廷音楽家となる。イタリアの器楽語法にロシアの要素を採り入れた独特のスタイルを確立し、ロシアでも人気を博した。

PASSACAILLE (白) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
PAS-1078
buyボタン
(4CD)
3CD価格
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集
(全曲)
マイケル・キーナー(Cemb)
 録音:2019年。1950年スイス生まれのマイケル・キーナーはアムステルダムでレオンハルトに師事したベテラン・チェンバロ奏者。ソリストとして活躍する他、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイル・ガルデリーノなどとも共演している。このアルバムは平均律全曲という存在感ある音楽を相手にがっぷり4つに組んだ力演で、チェンバロでもピアノでも技巧的に弾き切ってしまうような第2巻の 変イ長調、 嬰ト短調あたりを重々しくずっしりと弾き込む力強さ、篤実さに唸らされる。録音には名工ウィリアム・ダウドの手による楽器(1978年製)を使用。バッハの時代にフランスでもっとも有名なチェンバロ制作者であったニコラ・ブランシェの1730年製チェンバロを模して造られた。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ&協奏曲集
 ソナタ〔ニ長調 RV.10 /ト短調 RV.26 /ヘ長調 RV.19 /
     ハ短調 RV.5 /ハ長調 RV.3 /ハ短調 RV.7a 〜グラーヴェ(*) 〕/
 協奏曲 ニ長調 RV.231 (*) /協奏曲 RV.252 〜ラルゴ(*)
  イザベラ・ビソン(Vn) マルコ・フレッツァート(Vc)
  フランチェスコ・コルティ(Cemb) ステファノ・マルコッキ(Va;*)
 録音:2018年6月3日-5日、イタリア|(*):世界初録音。ドレスデンのオーケストラで活躍していたヴァイオリンの名手ピゼンデルは、ヴェネツィアに滞在しヴィヴァルディに手ほどきを受けたのちヴィヴァルディの作品をドレスデンに多く持ち帰った。ここに収録されたソナタもその中のものとされている。世界初録音もあり愛好家に嬉しい貴重なプログラム。RV231はヴァイオリン独奏と弦楽のための協奏曲だが、トゥッティ部分もヴァイオリンが1パートのみなので、ヴィオラを加えた3人+チェンバロの室内協奏曲編成で演奏可能。イザベラ・ビソンはボローニャ生まれのヴァイオリニスト。ミラノでルーシー・ファン・ダール、ステファノ・モンタナーリに学び、スイスに渡ってカルミニョーラにも師事した名手。共演者もコルティら腕利きぞろい。
ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1710-1805):チェロ・ソナタ集
 〔ニ短調 ABV35 /ハ短調 ABV32 /第8番 ト長調 ABV19 /第7番 ハ長調 ABV18 /イ長調 ABV30 〕

 エラナー・フレイ(Vc) マウロ・ヴァッリ(通奏低音Vc)
 フェデリカ・ビアンキ(Cemb) ジャンジャコモ・ピナルディ(リュート)
 録音:2019年5月2日-4日、イタリア。ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコは、作曲家兼ヴァイオリニストとして有名なエヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)の息子。時期的には父親がバロック最後期の作曲家で、息子は前古典〜古典派の作曲家と言える。またヨーロッパ中に名を轟かせた名チェリストでもあり、ここ収録されているのもチェロのためのソナタ集。このたび初めて録音された作品というから大変貴重。チェロという楽器を知り尽くした作曲家らしく、華麗な技巧や緩徐楽章における美しい歌が印象的で、チェロの旨味を最大限に引き出した楽曲となっている。現代楽器、ピリオド楽器どちらも使いこなすチェリスト、エラナー・フレイはイル・ジャルディーノ・アルモニコの主要メンバーとして知られるパオロ・ベスキにバロック・チェロを師事した。これまでにロレンツォ・ギエルミとの共演盤などをリリースしている。
オマージュ〜オーギュスト・トルベック(1830-1919):
 舟歌 Op.6 No.1 /コンツェルトシュトゥック Op.19 /エレジー Op.8 /コサックの踊り Op.21 /波 Op.22 No.1 /
 ロマンスとポロネーゼ Op.5 /夢 Op.16 /祈り Op.9 /三銃士の行進 Op.22 No.2 /
 牧歌的ミュゼット Op.6 No.2 /「ワルツの後に」序曲 Op.20 /華麗なる幻想曲 Op.13 /
 舞曲 Op.4 /セレナーデとサルタレッロ Op.7 /アンダンテとロンド Op.10

 クリストフ・コワン(Vc) ジャン=リュック・エロール(P)
 ヤン・ウィレム・ヤンセン(Org)
 録音:2019年7月-8月。サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番の初演に独奏者として参加したチェリスト、オーギュスト・トルベック。彼はパリ音楽院でチェロ教授を務める教育者であり、指揮者であり、歴史的な楽器を収集して優れたコピー楽器を作るチェロ製作者であり、そして作曲家でもあった。殆どの楽譜が整備されていないため、作曲家としての側面はあまり知られていない。トルベック没後100年のタイミングで録音されたこのアルバムは、そんな未知のロマン派作曲家が残した名品の数々を美しい演奏で楽しむことが出来る貴重な物。チェロの名手として多くの過去の音楽を鮮やかに蘇らせてきたクリストフ・コワンによる、あたたかな音色と歌い回しに聴きほれる。

REFERENCE RECORDINGS (米) 
 価格帯記載無し[CD]:1CDあたり¥2970(税抜¥2700) / 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
FR-735SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
価格帯:B
プロコフィエフ
 カンタータ「アレクンドル・ネフスキー」 Op.78 /組曲「キージェ中尉」 Op.60
  アリサ・コロソワ(Ms) ティエリー・フィッシャー指揮ユタso.、
  ユタ大学ア・カペラcho.、ユタ大学室内cho.
 録音:2016年11月18日-19日、モーリス・アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ。プロコフィエフは映画や舞台のための音楽を、演奏会用作品へ仕立てることをしばしば行った。彼は映画音楽の効果に着目した最初の作曲家のひとりで、1933年にはいち早くファインツィンメル監督の「キージェ中尉」のために16の音楽を作った。当時プロコフィエフは長い外国生活から久しぶりに1927年里帰りし、36年に完全帰国するまでにも、開発まもないトーキー映画のための作曲で故国に貢献した。「キージェ中尉」は喜劇で、プロコフィエフならではの飄々としたユーモアと毒が光る。1938年制作のエイゼンシテイン監督「アレクサンドル・ネスフキー」は今日もソ連映画を代表する名作。1242年に氷上でモンゴル軍を撃破したネフスキー公の偉業を描いたもので、プロコフィエフの音楽も真摯で感動的。翌1939年にメゾソプラン独唱と合唱と管弦楽のためのカンタータに仕立てました。2008年から11年まで名古屋フィルの常任指揮者を務めたティエリー・フィッシャーは日本でもお馴染み。2009年からユタso. の音楽監督も務めている。アブラヴァネルのイメージが強いユタso. も、2020年に創立80年を迎える名門となった。

RELIEF (スイス) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
CR-2005
buyボタン
(2CD)
オッフェンバック:喜歌劇「美しきリュレット」(ドイツ語版)
 フランク・フォルカー、ルッツ・ヤホーダ、ヨーラ・ジーグル、ヘッラ・ヤンセン
 ヴィルヘルム・クレム、ヘルムート・シュトルツ、ヘルムート・カファーン/他
 ゴットフリート・カソヴィッツ指揮ライプツィヒ放送so.&cho.
 録音:1958年12月1日、 DDR 。「美しきリュレット」はオッフェンバック最後のオペレッタで、作曲家の死の年である1880年に完成した。このアルバムに収録されているのは1958年のライプツィヒ放送録音、ドイツ語歌唱による物。2019年の夏に放送局のアーカイブから発見された音源で、このたび初CD化となる。ボーナストラックで1965年録音のフランス語版が数曲入っている。

SIMAX (諾) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ピアノ協奏曲〜シェティル・ヴォスレフ(1939-):
 ピアノ協奏曲(1992) [ライフ・オーヴェ・アンスネス(P) エドワード・ガードナー指揮/2019年8月15日-16日]/
 夢の劇(2009) [アイヴィン・グッルベリ・イェンセン指揮/2011年4月14日-15日、ライヴ]/
 バラバ(2004) [フアンホ・メナ指揮/2013年3月21日-22日、ライヴ]

 ベルゲンpo.
 録音:[/内]、グリーグホール、ベルゲン、ノルウェー|制作:ヨルン・ペーデシェン、アーリル・エーリクスタ|録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン。シェティル・ヴォスレフは、ベルゲンに生まれ、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで長年教えた多作の作曲家。ヴォスレフの80歳を記念するアルバム。ローガラン県のカルモイで生まれ、グリーグ・アカデミーのイジー・フリンカに学んだピアニスト、ライフ・オーヴェ・アンスネス(1970-)のソロ、ヴォスレフと緊密な関係をつづけるベルゲン・フィルハーモニックの演奏で制作された。アンスネスがソロを弾く「ピアノ協奏曲」は、モーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」を聴いたヴォスレフが、「ならんで演奏する、まったく同じ音の楽器」から「エコー協奏曲」のアイデアを得て作曲に着手したという作品。作曲を委嘱したスタヴァンゲルso. の1993年シーズンの幕開けに、アンスネスのソロ、アレクサンドル・ドミトリーエフの指揮で初演された。アンスネスが、ベルゲン・フィルハーモニックの1995年4月のコンサートで演奏した際にヴォスレフが「マニアックとも言えるほど極度の正確さに依存したこの作品をアンスネスほど上手く演奏できる人を見つけることはできなかっただろう」と語っている。2019年8月、首席指揮者エドワード・ガードナーの指揮で行われたセッションの録音。管弦楽のための「夢の劇」は、北ドイツ放送so. (現 NDRエルプpo. )の首席指揮者に就任したアイヴィン・グッルベリ・イェンセンが最初のコンサートで指揮するためにヴォスレフに委嘱して作曲された。ヒンドゥー教のインドラ神の娘が地上に降りてくるエピソードをスウェーデンの劇作家アウグスト・ストリンドベリが劇に作った「夢の劇」に基づき、ストリンドベリの「時間と空間の存在しない、脈絡のない夢の形をまねた」という言葉を念頭に置きながら作曲したという作品。2011年5月、グッルベリ・イェンセンがベルゲン・フィルハーモニックを指揮したコンサートのライヴ録音で収録されている。「歌手のいない歌劇」として作られた管弦楽作品「バラバ」は、ヴォスレフの同名の歌劇に基づく作品。イエス・キリストに代わって釈放された盗賊バラバの物語を第1幕「獄舎」第2幕「ピラトの宮殿の近くで」第3幕「受難の陰で」で構成され、指揮台の上方に設置されたディスプレイに歌劇の台本の抜粋を表示しながら演奏される。2008年から2013年までベルゲン・フィルハーモニックの第1客演指揮者を務めたスペインのフアンホ・メナ(1965-)の指揮。2013年5月、グリーグホールのコンサートのライヴ録音。
カール・アーノルト(1794-1873):
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.16 (*) /ピアノ六重奏曲(大六重奏曲) Op.23 (#)
  ルライフ・トルゲシェン(Fp;*) リナルド・アレッサンドリーニ指揮ベルゲンpo.(*)
  ダーグ・アンデシュ・エーリクセン、ユッタ・モルゲンシュテルン(Vn;#)
  ハンス・グンナル・ハーゲン(Va;;#)
  ベン・ネーション(Vc;;#) グレグ・コーラー(Cb;;#)
 録音:2018年10月31日-11月1日、2019年5月11日-12日、ベルゲン大学講堂大ホール、ベルゲン、ノルウェー|制作・録音:フランソワ・エケール。ドイツの作曲家カール・アーノルト(1794-1873)は、クリスチャニア(現オスロ)で身を立てた際、ノルウェーの音楽にベートーヴェンの精神を吹きこんだと言われる。アーノルトは、ノインキルヒェン生まれ。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名を馳せ、演奏旅行で訪れたクリスチャニアで音楽家たちと聴衆に乞われ、フィルハーモニック協会の指揮を引き受ける。トリニティ教会のオルガニストも務め、クリスチャニアで最初のオルガンと作曲の学校を私費で設立。ハルフダン・シェルルフ、オト・ヴィンテル=イェルム、ヨハン・スヴェンセンがこのアカデミーで学んでいる。「ピアノ協奏曲」は、1819年8月、ワルシャワで初演、2年後、ベルリンで出版された作品。「アレグロ・モデラート」「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、ロシア民謡に基づく「ロンド」。古典主義とロマンティシズムの結びついた音楽。フォルテピアノのために作曲され、ポーランドの将軍ユゼフ・ザジチェクの夫人「アレクサンドラ・ザジチェク妃殿下」に献呈された。「六重奏曲」は、ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスの編成で演奏される作品。「アダージョ・ノン・トロッポ-アレグロ・コン・フオコ」「アンダンテ」「アレグロ・コン・スピリト」「アレグロ・アジタート」の4楽章。ベートーヴェンのスタイルを踏まえて書かれ、ピアノの技巧的で華麗な音楽の際立った「協奏曲」とも呼べる作品に作られている。1825年に出版、プロシャの将軍、カール・フォン・デル・グレーベンに献呈された。ピアニストのトルライフ・トルゲシェン(1967-)は、ベルゲン生まれ。フォルテピアノの演奏をマルコム・ビルソンバルト・ファン・オールトに学んだ。2002年からベルゲンのグリーグ・アカデミーで教授として教えている。主要なソロ・ピアノ曲を弾いたアルバム(PSC-1305)につづくアーノルトの作品集。初録音の2曲。セッションに先立ちアカデミーの学生グループの協力でリハーサルと研究が行われ、「ピアノ六重奏曲」はベルゲン・フィルハーモニックのプレイヤーたちの共演で録音された。

TYXart (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 公式サイト:http://www.tyxart.de/
ロマンティック・リフレクションズ〜クラリネットとハープのための編曲集
 シューマン:3つのロマンス Op.94 / ブラームス:間奏曲集〔 Op.117 Nos.1-3, Op.118 No.2, Op.119 Nos.1-2 〕
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821

 デュオ・イマジネール
 クラリネットとハープのデュオによるアルバム。ピアノ作品の編曲ものは主旋律の歌が美しく響いて来る。シューベルトの名作「アルペジオーネ・ソナタ」はバセットホルンとハープで演奏している。
フランツ・フンメル(1939-):
 33のヘルシャー変奏曲
クリストフ・プライス(P)
 クリストフ・プライスは2001年生まれのピアニスト。1939年生まれの作曲家が書いた変奏曲を演奏している。現代を生きる別々の世代による音楽。

VAI (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 新譜を含め CD-R 製版のアイテムが増えており、旧譜も予告無く切り替わっていますので、プレス盤を指定しての御注文はお受け出来ません。ご了承下さい。旧譜はこちらから
父ヤルヴィ〜マーラー(1860-1911):
 交響曲第1番 ニ長調
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エストニア国立so.
 録音:2017年9月、エストニア・コンサート・ホール、ライヴ|既出DVD: VAIDVD-4603 ( + ハンプソンとの「さすらう若人の歌」)からの初CDフォーマット化。ネーメ・ヤルヴィのマーラーといえば、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo. との爆演が思い出されるが、母国エストニア国立so. との演奏も大いに素晴らしく、音楽的充実度は高く、円熟の境地に達している。

WERGO1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 当店未案内旧譜。旧譜はこちらから
ヤニス・クセナキス(1922-2001):
 パリンプセスト(1979) (*) /エペイ(1976) (*) /
 ディクタス(1979) (#) /アカントス(1977) (+)
  ガイ・プロセルー指揮スペクトラム(*/+)
  ペネロープ・ウォールムスリイ=クラーク(S;+)
  アーヴィン・アルディッティ(Vn;#) クロード・エルフェ(P;#)
 録音:1986年、ロンドン| (C) (P) 1990 。
ホアキン・トゥーリナ(1882-1949):
 絵画組曲「セビリャ」Op.2 (1903) /幻想ソナタ Op.59 (1930) /
 5つのジプシー舞曲集〔第1集 Op.55 (1929/30) /第2集 Op.84 (1934) 〕
  ベゴーニャ・ウリアルテ(P)
 録音:1991年10月2日、4日、12月17日、第3スタジオ、バイエルン放送局、ミュンヘン| (C) (P) 1992 。
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):5つの管弦楽作品集
 子供のための5つの小品(1924) /交響詩「彼方なる世界を求めて」(1977) /
 カスタネットとタンバリン(1982) /「ラ・テンプラニカ」へのオマージュ(1939) /
 交響詩「青いユリのために」(1934)

  ハンス・ディーター・バウム指揮ベルリン放送so.
 録音:1991年11月、ザール1、フンクハウス・ベルリン| (P) (C) 1993 。
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):ピアノ作品集
 映画「スワンの恋」からの小さなフレーズ(1984) /
 ルーシー・エスコット変奏曲(1963) /3つの小品「ケルビーノ」(1980/81) /
 子供のための歌劇「ポッリチーノ」による若いピアニストのための6つの小品 (1979/80) /
 変奏曲 Op.13 (1949) /ピアノ・ソナタ(1959)
  オメロ・フランセシュ(P)
 録音:1990年3月、1992年12月| (C) + (P) 1994 。
WER-6255
buyボタン
(3CD)
ヒンデミット:歌劇「画家マティス」
 ヨーゼフ・プロチュカ(T) ローラント・ヘルマン(Br)
 ヴィクトル・フォン・ハーレム(B) ヘルマン・ヴィンクラー(T)
 サビーネ・ハス、ガブリエル・ロスマニート(S) マリリン・シュミーゲ(Ms)他
 ゲルト・アルブレヒト指揮ケルン放送so.&cho.、北ドイツ放送cho.
 録音:1990年4月30日-5月9日| (C) + (P) 1994 。
ギーレン〜シェーンベルク:作品集
 5つの管弦楽曲 Op.16 /チェロ協奏曲 ニ長調(*) /
 現代の詩篇 Op.50c (#) /管弦管のための変奏曲 Op.31
  ミヒャエル・ギーレン指揮南西ドイツ放送so.
  ハインリヒ・シフ(Vc;*) ギュンター・ライヒ(語り;#)
  パヴォル・プロハスカ合唱指導ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニーcho.(#)
 録音:1987年-1988年| (C) (P) 1990 。
マックス・レーガー(1873-1916):生誕125年記念アルバム(1998)
 2台のピアノのためのモーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132a /
 オルガンのための B-A-C-H の名による幻想曲とフーガ Op.46 /
 オルガンのためのコラール「ハレルヤ! 神を称えよ」による幻想曲とフーガ Op.52 No.3

 ヴォルフガング・リュプザム、アンドレアス・ロートコップフ(P/Org)
 録音:1998年| (C) + (P) 1998 。

CPO (独)
 価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯C[ハイブリッドSACD/LP]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
フローリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774):アリア集
 歌劇「スキロのアキッレ」より〔盗むために/ああ、ありがたき愛〕/
 歌劇「ウティカのカトーネ」より〔武装隊にいる場合/その時には気を配り/誓約しないために〕/
 歌劇「放浪者たち」〜貧弱な心を誰も慰めない」/歌劇「職人の愛」より〔ああ、私の外にいる人/この胸の高鳴りは〕/
 アリア「どうやって私を軽蔑するのか」/歌劇「ライヴァルの女中たち」〜恋人を手に入れる/
 オペラ・セリア より〔バルバラは覚えていない/デルフィン、陰険な罠/私はどこ/青白い影/絶え間なく大胆に〕

 アニア・ヴェグリー(S) デイヴィッド・スターン指揮ハノーファー北ドイツ放送po.
 録音:2016年2月2日-5日、2017年11月13日-15日。
ラインハルト・カイザー(1674-1739):
  劇場音楽(歌を伴わない器楽曲)、カンタータ&アリア集
 劇場音楽「コンチェルト」/カンタータ「 Die bis in den Tod geliebte Iris 」(1968) /
 劇場音楽「アリア・アンダンテ」/カンタータ「 L'Occaso di Titone all 'Aurora oriente」(1713) /
 劇場音楽「 Grave - Presto - Entree 」/カンタータ「 Mi lasci dunque 」(1714) /
 歌劇「カール5世」(1712) 〜3つのアリア/劇場音楽「ロンド」/アリア「 Luci non vi turbate 」/
 劇場音楽「ヌエット」(異稿版)/カンタータ「 Benche sempre crudel 」

 オリヴィア・フェルミューレン(Ms)
 トーマス・イーレンフェルト指揮カペラ・オルランディ・ブレーメン
 録音:2016年1月5日-9日、7月3日-4日。
ブゾーニ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
 〔ホ短調 Op.29 / Op.36a 〕
インゴルフ・トゥルバン(Vn)
イリヤ・シェップス(P)
 録音:2016年11月3日-5日、ハンス・ロスバウト・スタジオ、SWR 、バーデン=バーデン。
ヨハン・エヴァンゲリスト・ブランドル(1760-1837):
 協奏交響曲 ニ長調 Op.20 /序曲「ヴァルベラの少女、ナンティルド」 Op.50 /交響曲 ニ長調

  デイヴィッド・カストゥーロ=バルビ(Vn)
  アレクサンドル・カストゥーロ=バルビ(Vc)
  ケヴィン・グリフィス指揮ラインラント=プファルツ州立po.
 録音:2018年4月19日-23日。
カバレフスキー(1904-1987):前奏曲全集
 24の前奏曲 Op.38 /6つの前奏曲とフーガ Op.61 /3つの前奏曲 Op.1 /4つの前奏曲 Op.5

 ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2017年2月17日-19日、2018年2月15日。
ヴォルフェンビュッテル城の音楽 Vol.4 〜
  ヨハン・タイレ
(1646-1724):マタイ受難曲(キリストの受難)
 マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
 録音:2019年1月28日-30日。

B RECORDS (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 演奏会のライヴ収録に特化、才能ある若い演奏家と聴衆を繋ぐ音楽をそのまま高音質で記録するというレーベル。
LBM-026
buyボタン
(2CD)
ブラームス室内楽作品全集 Vol.6
 弦楽四重奏曲〔第1番 ハ短調 Op.51 No.1 /第3番 変ロ長調 Op.67 /第2番 イ短調 Op.51 No.1 〕/
 ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34

 ストラーダSQ エリック・ル・サージュ(P)
 録音:2019年2月15日、ライヴ。
シューベルト
 歌曲集「美しき水車小屋の娘」
トーマス・オリーマンス(Br)
マルコム・マルティノー(P)
 録音:2019年6月3日、ライヴ。

CD ACCORD 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
幻影〜20世紀の歌曲集
 アガタ・ズベル(S) クシシュトフ・クションジェク(P)
 録音:2017年-2018年。
リジョイス!
 J.S.バッハ/マリア・スワヴェク&マリチン・ズドニク編曲:二声のインヴェンション(ヴァイオリン&チェロ版)
 イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.72 No.2
 クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):シャコンヌ〜ヨハネ・パウロ2世の想い出に(ヴァイオリン&チェロ版)
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ソナタ「リジョイス!」

 マリア・スワヴェク(Vn) マルチン・ズドゥニク(Vc)
 録音:2018年11月27日-28日、12月3日-5日。

CEDILLE (米) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
黄金の音色
 ジョウ・ロン(1953-):五大元素 / チェン・イ(1953-):夜の想い(2004/2019改訂)
 ル・ペイ:窓越しの景色 / ヴィヴィアン・ファン(1975-):鳥の歌
 ヤオ・チェン: Emanations of Tara

 シヴィタス・アンサンブル
 録音:2018年-2019年|含・世界初録音。

DIVINE ART (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 なお、CD-R 製版品が含まれる可能性があり、プレス盤の指定はお受けできません。旧譜はこちらから
ロシアン・ピアノ・ミュージック・シリーズ Vol.14 〜プロコフィエフ
 バレエ「シンデレラ」からの6つの小品/ピアノ・ソナタ〔第6番 イ長調 Op.82 /第1番 ヘ短調 Op.1 〕/
 4つの練習曲 Op.2 /悪魔的暗示 Op.4 No.4

 ステファーニア・アルジェンティエーリ(P)
 録音:2019年。
ザ・セヴン・ヘヴンズ〜ジェイムズ・ウィットボーン(1963-):合唱作品集
 エリック・A,ジョンソン指揮コール・カンティアーモ、室内アンサンブル
 録音:2017年。
ATH-23206
buyボタン
(2CD)
ザ・グレイト・ヴァイオリンズ Vol.3 〜1685年製ストラディヴァリ
 作曲者不詳/クラーゲンフルト手稿譜(1685年編纂):96の楽章からなる独奏楽器のための音楽集

 ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)
 録音:2018年。

DORIAN SONO LUMINUS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 ご案内済旧譜はこちらから
ヒロイン〜スペンサー・トペル
 アンビエント・シャコンヌ(J.S.バッハ「パルティータ ニ短調 BWV.1004 〜シャコンヌ」による)/
 デーオ(ヨハンネス・オケゲム「神に感謝せん」による)

 ポーリーン・キム・ハリス(Vn) スペンサー・トペル(エレクトロニクス)
 録音:2018年9月、 Sono Luminus スタジオ、ボイス、ヴァージニア州、 US 。
エチュード・プロジェクト Vol.1 〜アイスバーグ
 マックス・グレイフ(1988-):アクリーション(2018)
 メシアン(1908-1992):4つのリズムのエチュード第1番 火の島 I (1949)
 ヴィクター・バエズ(1985-):エチュード第1番「コロナ」(2018)
 チン・ウンスク(1961-):エチュード第6番「種子」 (2000)
 ユー・チュン・チェン(1987-):トゥ・ザ・コンヴァージョンズ(2018)
 細川俊夫(1955-):練習曲第1番「2つの線」(2011)
 ウィル・ヒーリー(1990-):メランコリー・ロボットのための練習曲第3番「トレイン」(2018)
 リゲティ(1923-2006):練習曲第1巻〜第1番「デゾルドル」(1985)
 デレク・クーパー(1987-):練習曲第1番「アンリーシュド」(2018)
 ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):入り混じったアクセントによる練習曲(1930)
 ステファニー・アン・ボイド(1990-):ライラック(2018)
 ドビュッシー(1862-1918):練習曲第11番「組み合わされたアルペッジョのための」
 ドレイク・アンダーセン(1987-):ウォーク(2018) / スクリャービン(1872-1915):練習曲 嬰ヘ短調 Op.8 No.2
 ハリー・スタフィラキス(1982-):練習曲第1巻 オブスティナータ1「有刺鉄線」(2018)
 ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲集 ニ短調 Op.33 No.4
 ジョナサン・ルス(1985-):ナックルズ(2018) / フィリップ・グラス(1937-):練習曲第1集〜第13番(1994)
 アレックス・ブルツォス(1985-):シュド・ザ・ワイド・ワールド・ロール・アウェイ(2018)
 ショパン(1810-1849):練習曲 嬰ハ短調 Op.10 No.4

 ジェニー・リン(P)
 録音:2019年4月15日-17日。
一致
 アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):メタコスモス / ヘイクル・トウマソン(1960-):ピアノ協奏曲第2番
 マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(1980-):オーシャンズ
 パール・ラグナル・パールソン(1977-):クエイク

 ダニエル・ビャルナソン指揮アイスランドso.
 録音:2019年2月19日-23日、3月4-12日。
バッハ:チェンバロ作品集
 イタリア協奏曲 BWV.971 /フランス風序曲 BWV.831 /半音階的幻想曲とフーガ BWV.903 /
 前奏曲、アンダンテとフーガ BWV.894, 1003 /前奏曲 BWV.894 /アンダンテ BWV.1003 /フーガ BWV.894

 ジョリー・ヴィニクール(Cemb
   使用楽器:トーマス&バーバラ・ヴォルフ、1995年製〔モデル:クリスティアン・ファーター、1738年製〕
 録音:データ未記載 (DXD at 24 bit) | (C) (P) 2019 。

GRAMOLA (墺) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ベートーヴェン:交響曲第3番/「エグモント」序曲
 レミー・バロー指揮クラングコレクティフ・ウィーン
 録音:2019年3月23日。
GRAM-99203
buyボタン
(3 HYBRID_SACD)
2枚価格
イェルク・デムスと室内楽作品
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 /第5番 ヘ長調 Op.24「春」〕/
                    第6番 イ長調 Op.30 No.1 〕[2009年]
 イェルク・デムス(1928-2019):ヴァイオリン・ソナタ〔ハ短調 Op.35「夕日」/ Op.7「ガーベルク・ソナタ」〕/
                ソナタ・シルベストレ Op.48 [2015年、2009年]
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ〔第3番 ホ長調 BWV.1016 /第4番 ハ短調 BWV.1017 〕
 シューマン:3つのロマンス Op.94 / ドヴォルジャーク:ヴァイオリン・ソナタ Op.100 [2017年、2014年]

 トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn) イェルク・デムス(P)
 録音:[内]。
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):
 ミサ曲 変ホ長調 Op.64 (1848) /ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ短調 Op.26 (1809)
  トーマス・クリスティアン(Vn)指揮ウィーン・ホーフムジークカペレ・
   アンサンブルの男声合唱&アンサンブル、ウィーン少年cho.
 録音:2019年|世界初録音。

GRAND PIANO (香港?) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012年に発足したレーベル。発売元は、一時の NAXOS と同じ HNH INTERNATIONAL 名義となっている。世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程新譜がリリースされる予定。
知られざるドビュッシー〜音楽学者ロバート・オーリッジの補筆、編曲による稀少ピアノ作品集
 放蕩息子(1884/1907-08改訂)(ピアノ版)/ロドリーグとシメーヌ(1890-93)(ピアノ版)/
 前奏曲第1巻〜第8番「亜麻色の髪の乙女」(第1稿 変ロ長調,1907)/
 トリスタンの物語の序曲(1907, 2011完成|ピアノ版) /前奏曲第2巻〜第5番ヒース(第1稿, 1912) /
 象たちのトーマイ (1913, 2006完成版|新版)/小さなワルツ(1915頃/2006完成版)/
 華やかな宴第1場〜仮面 (commencement 開始部) (1915/2006完成版)(*) /
 聖セバスティアンの殉教〜第3幕 偽りの神々の評議会:受難(*) /
 沈黙の宮殿 1幕物の中国のバレエ(8つの場面)(語り付き版)(1914, 2005/14完成版)(#) /
 劇音楽「リア王」(1904-08, 2004/18完成版)(*) 〔前奏曲/(他の)ファンファーレ/眠るリア王/コーデリアの死〕/
 歌劇「鐘楼の悪魔」(ナレーション付き版)(1902-03/2018編曲)(#) /
 アッシャー家の夜(1915-1917, 2010編曲)ニコラス・ホルヴァートによるカデンツァ(*)

 ニコラス・ホルヴァート(P) フローリアン・アズレ(語り;#)
 録音:2019年7月7日-9日| (*/#):世界初録音。
ホセ・アントニオ・ボッティローリ(1920-1990):ピアノ作品全集 Vol.1 〜ワルツ集
 ワルツ〔ト長調 B23 (1971) /ホ短調 B27「真実」(1973) /ヘ短調 B30「ショパン」(1974) /ニ長調 B43 (1975) /
     変ニ長調 B46「インスピレーション」(1976) /ト短調 B61 (1978) /変ニ長調 B63 (1978) /
     変ニ長調 B64 (1978) /ヘ長調 B67 (1978) /変イ長調 B72「テスト・ワルツ」(1979) /
     変ト長調 B86 (1981) /変ホ長調 B93 (1984) /変ホ長調 B94 (1984) / 変ホ長調 B101 (1985) 〕/
 ワルツ・エトス 変ト長調 B34「マリオ」(1974) /10の極小ワルツ集 (1975-76) /パピロラ ニ長調 B38 (1974) /
 ピルチン ヘ長調 B65「葉っぱ」(1978) /見えない鳥 変イ長調 B68「縞々のカッコウ」(1979) /
 王冠 嬰ヘ長調 B89 (1982) /アントン・アレンスキーの主題によるパラフレーズ B90 (1982)

 ファビオ・バネガス(P)
 録音:2018年5月16日-19日、2019年8月-9月。

METIER (英) 〔含映像商品〕 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
The Man Hurdy-Gurdy & Me 〜ハワード・スケンプトン(1947-):室内楽作品集
 アンサンブル・シリヌ
 録音:2017年。
エド・ヒューズ(1968-):管弦楽と室内アンサンブルのための音楽
 カックミア、ア・ポートレイト(2016-18) /ピアノ三重奏曲「メディア・ヴィータ」(1991) /シンフォニア(2018)

 エド・ヒューズ、ニコラス・スミス指揮
 サウンド&ライトo.、ニュー・ミュージック・プレイヤーズ&団員
 録音:2018年。

RESONUS CLASSICS (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2011年にロンドンで設立されたレーベル。当初はダウンロード販売のみであった。旧譜はこちらから
プーランク
 ピアノ協奏曲/田園のコンセール/ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲曲/オーボエとピアノのためのソナタ

 マーク・ベッビントン(P) ジョン・ロバーツ(Ob)
 ジョナサン・デイヴィス(Fg) ヤン・レイサム=ケーニック指揮ロイヤルpo.
 録音:2019年。
ジャイルズ・スウェイン(1946-):十字架の道行〔第1巻/第2巻〕
 サイモン・ニーミンスキ(Org)
 録音:データ未判明。

ORCHID CLASSICS 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 イギリスのヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーによって2005年に設立されたレーベル。ロイヤル・フィルの自主製作盤( RPO 記号 で始まるもの)も含む。
 旧譜はこちらから
ORC-100107
buyボタン
(5CD)
3CD価格
バッハ48 〜J.S.バッハ
 平均律クラヴィーア曲集 全曲
ジョルジュ・ルポウ(P)
 録音:2017年8月21-26日。
「今じゃなくて、バーナード」と他の話
 バーナード・ヒューズ(1974-):今じゃなくて、バーナード/ Isabel’s Noisy Tummy / The Knight Who Took All Day
 マルコム・アーノルド(1921-2006):おもちゃの交響曲 Op.62
 ジョン・アイアランド(1879-1962):アナベル・リー / ジュディス・ウィアー(1954-): Thread!

 アレクサンダー・アームストロング(ナレーター)
 トム・ハモンド指揮オーケストラ・オブ・ザ・スワン
 録音:2019年。
ハワード・スケンプトン(1947-):ピアノ作品集
 24の前奏曲とフーガ/3つの夜想曲/
 リフレクションズ/映像
ウィリアム・ハワード(P)
 録音:2019年8月22日-24日。

ORFEO 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
 アリソン・ハーガン(S) マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
 トーマス・モーザー(T) マティアス・ヘッレ(Br)
 ミヒャエル・ギーレン指揮ウィーン放送so.
 録音:1985年4月18日-19日、ムジークフェライン、ウィーン|おそらく初出音源。
ウェーバー、クルピンスキ、クルーセル:クラリネット協奏曲集
 ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.74
 クルピンスキ(1785-1857):クラリネット協奏曲 変ロ長調(1825)
 クルーセル(1775-1838):クラリネット協奏曲第1番 変ホ長調 Op.1

  シャロン・カム(Cl) グレゴール・ビュール指揮ウィーン放送so.
 録音:2019年4月29日、5月13日-14日、オーストリア放送。

RecArt (ポーランド) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 # CD-R 製版品が含まれる可能性があり、プレス盤を指定しての御注文はお受け出来ません。
ロマン・パレステル(1907-1989):室内楽作品集 Vol.1
 弦楽三重奏曲〔第1番(1946) /第2番(1959) /ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1968) /
 オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための「4人の演奏家のための組曲」(1969)

 アルカディウシュ・クルパ(Ob) アンナ・マリア・スタシキェヴィチ(Vn)
 カタジナ・ブドニク=ガウォンスカ(Va) マルシン・ズドゥニク(Vc)
 録音:2018年10月12-18日| (P) (C) 2018 。
知られた、あるいは知られざる17世紀ポーランドのカンツォン
  17世紀ポーランド、ペルプリンの写本から、&アダム・ヤジェンプスキ(1590頃-1648/49)の作品

 フィラトゥーラ・ディ・ムジカ[リコーダー/Fl/Vn/Org/2ガンバ]
  (P) (C) 2019 。
エッセンス〜ポーランドの女優、歌手による
 ウェスト・サイド物語、キス・ミー・ケイト、マイ・フェア・レディ、キャッツ、
 ジーザス・クライスト・スーパースター、ラ・マンチャの男、リベルタンゴ/他より

 アンナ・ラソータ(Vo)
  (P) (C) 2019 。

SOMM (英) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 一部にCD-R製版品があり、プレス盤を指定した御注文はお受け出来ません。旧譜はこちらから
キャスリーン・フェリアー・イン・ニューヨーク
 アルノルト・ミヒャエリスによるブルーノ・ワルターへのインタビュー(+)
 マーラー:交響曲「大地の歌」(*)
 J.S.バッハ:われを忘れたもうことなかれ BWV.505 (#) /ああ、我が生涯の最後の時でなく BWV.439 (#) /
         御身が共にいるならば BWV.508 (#) (伝・ G. H.シュテルツェル/バッハ)

 キャスリーン・フェリアー(A;*) セト〔セット〕・スヴァンホルム(T;*)
 ブルーノ・ワルター指揮 NYP (*) ジョン・ニューマーク(P;#)
 録音:1948年1月18日、カーネギー・ホール、ニューヨーク(*) /1950年1月8日、タウン・ホール、ニューヨーク(#) /1956年、ワルター私邸、ハリウッド(+) 。
ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・トランスクリプション集
 J.S.バッハ/ラフマニノフ編曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 より
  〔前奏曲/ガヴォット/フーガ〕
 リスト:モーツァルト「ドン・ファン」の回想/シューベルト「糸をつむぐグレートヒェン」/シューベルト「ます」/
     ヴェルディ「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ
 J.シュトラウス II /エルンスト・フォン・ドホナーニ編曲:宝のワルツ
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

 アレッサンドロ・タヴェルナ(P)
 録音:2019年1月19日、ライヴ。
ロシアン・ビジョンズ〜20世紀のチェロとピアノのための音楽
 ストラヴィンスキー:イタリア組曲(チェロとピアノのための版)
 シュニトケ:ソナタ〔第1番/第2番「ソナタ風」〕
 ドミートリー・スミルノフ(1948-):ティリエル Op.41c (*)
 シュニトケ/ロストロポーヴィチ編曲:ムジカ・ノスタルジカ イン・テンポ・ディ・メヌエット

 ボジダル・ヴコティチ(Vc) アリッサ・フィルソワ(P)
 録音:2019年2月9日-10日| (*):世界初録音。
スタンフォード:弦楽四重奏曲集 Vol.3
 〔第1番/第2番/第6番(*) 〕
ダンテSQ
 録音:2019年3月5日-6日| (*):世界初録音。

STEINWAY & SONS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔SACD盤も同一価格〕

 1853年にニューヨークで設立されたピアノメーカー "Steinway & Sons" 、いわゆる「スタインウェイ」が、2010年10月に立ち上げたレコード・レーベル。ウテ・レンパーの官能的な歌声や、カナディアン・ブラスの妙技など、ピアノ関連以外のアルバムもリリースしている。
ルイーズ・ファランク(1804-1875):独奏ピアノのための練習曲と変奏曲集
 ロシアの歌による変奏曲 Op.17 /イタリア Op.14 No.1 - ノルマによるカヴァティーナ/ユグノー教徒の思い出 Op.19 /
 30の練習曲 Op.26 より Nos.3, 5, 9-12, 14-15, 17-18, 21-22, 24-25, 29

 ジョアン・ポーク(P)
 録音:2019年5月17日-19日。
バッハの花束〔 (*):エゴン・ペトリ編曲〕
 イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV.989 /イエス、わが喜び BWV.753 /小前奏曲 ニ短調 BWV.926 /
 メヌエット( W. Fバッハの音楽帖から、エゴン・ペトリによる自由な編曲)/
 インヴェンション第1番-第15番 BWV.772-786 /カンタータ BWV.208 〜羊はやすらかに草をはみ(*) /
 汝の御座の前に、われ進み出で BWV.668 (*) /シンフォニア第1番-第15番 BWV.787-801

 アンドルー・ランジェル(P)
 録音:2018年12月20日-21日。
ラヴェル&ストラヴィンスキー
 ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ〔第2番 ト長調(1923-27) /「遺作」(1897) 〕
 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章/
           「火の鳥」組曲(1919年版|アレクサンドル・ムウトツキン編曲)

 クロエ・キファー(Vn) アレクサンドル・ムウトツキン(P)
 録音:2018年-2019年。

TAFELMUSIK (加) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 カナダの名門古楽団体による自主製作レーベル。
ヴィヴァルディに愛を込めて
 歌劇「離宮のオットー大帝」RV.729 〜シンフォニア/ファゴット協奏曲 ニ短調 RV.481 /
 ヴァイオリン協奏曲〔ハ短調 RV.761 「アマート・ベネ」/ホ長調 RV.271「恋人」〕/
 2つのオーボエのための協奏曲 ハ長調 RV.534 /室内協奏曲 ニ長調 RV.93 /
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV.553 /
 2つのヴァイオリン、2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ニ長調 RV.564a

 クリスティーナ・ツァハリアス、パトリシア・エイハン、ジェネヴィエーヴ・ジラルドー、
 ジュリア・ウェドマン(Vn) ドミニク・テレシ(Fg) ジョン・アッベーガー、
 マルコ・チェラ、ジョン・マルコ(Ob) ルーカス・ハリス(リュート)
 エリサ・チッテリオ(Vn)指揮ターフェルムジーク・バロックo.
 録音:2018年10月30日-11月2日、 Humbercrest United Church, Toronto, カナダ。

TOCCATA CLASSICS 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
アントン・ライヒャ(1770-1836):ピアノ作品全集 Vol.4
 ソナタ ニ長調(1805頃) /アンダンテ ト短調(1800頃) /幻想曲 ホ調 Op.61 (1806頃出版) (*) /
 いたずら - アレグロ・スケルツァンド(1790年代?) /アレグロ 変ホ長調(1803頃) /
 幻想曲 ハ長調(1803頃) /幻想曲 変ロ長調(1805頃) /大ソナタ 変ホ長調(1805頃)

 ヘンリク・レーヴェンマーク(P|使用楽器:スタインウェイD
 録音:2018年12月19日-20日| (*)を除き世界初録音。
エルッキ・サルメンハーラ(1941-2002):オルガン作品全集
 トッカータ(1965) /イントラーダ(1967) /前奏曲-間奏曲-後奏曲(1969) /
 カンツォーナ(1971) /リチェルカータ(1977) /序奏とトッカータ(1985)

 ヤン・レヘトラ(Org)
 録音:2018年5月21日、トゥルク大聖堂、フィンランド|世界初録音。
ヴィルヘルム・ゴルトナー(1839-1907):近代的な組曲集 Vol.1
 〔第3番 Op.40 (1875) /第4番 Op.41 (1878出版) /第6番 Op.49 (1887出版) 〕

 ブラッドリー・ベックマン、キャロリン・トゥルー(Pデュオ)
 録音:2017年12月11日|世界初録音。
ピエトロ・ヴィンチ(1525頃-1584):最も知られる14の神聖なソネット(1580)
 アニー・バレット(S) マシュー・アンダーソン、イアソン・マクストゥーツ、
 マイケル・バレット(T) スティーヴン・ヒリスラク(B) ノータ・ベネ(アンサンブル)
 録音:2019年7月2日-4日|世界初録音。
ロナルド・スティーヴンソン(1928-2015):ピアノ作品集 Vol.4
 無言歌(1988) /シャルパンティエ「ルイーズ」によるロマンス(1970頃) /9の俳句(1971/2006改訂) /
 パデレフスキ「マンルー」による組曲(1961) /ピアノによる歌の新しい装飾技法(1980-88)〔第1集/第2集/第3集〕

 クリストファー・ギルド(P)
 録音:2019年2月|含・世界初録音。
グレゴリー・ローズ(1948-):管弦楽作品集
 アーロン・コープランドの誕生日への頌歌(1990) /赤い惑星(2014/2019改訂) /
 ヴァイオリン協奏曲(2017) /弦楽のための組曲(2017) /「死の舞踏」〜7つのダンス(2011)

 ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn) ブレンダン・トーマス(Hr)
 リッツィー・グッテリッジ(バグパイプ) ケヴィン・アーリー(Perc)
 グレゴリー・ローズ指揮ロイヤル・バレエ・シンフォニア
 録音:2019年11月11日-12日|含・世界初録音。

WILLOWHAYNE RECORDS (英) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 同レーベルが配給する他レーベルの商品も含む(当レーベル自身の商品記号は "WHR" )。# CD-R 製版品が含まれる可能性があり、プレス盤を指定しての御注文はお受け出来ません。
マシュー・コールリッジ:レクイエム(2016)
 ガイ・ジョンストン(Vc) ジョージ・バートン(Perc)
 スティーヴン・ファー(Org) ロブ・ジョンストン指揮 RSVP ヴォイセズ
 録音:2016年2月1日、セント・ポール教会、ナイツブリッジ、 UK。「21世紀の合唱レパートリーへの価値ある追加」(サー・ネヴィル・マリナー)〔注:国内代理店の訳『21世紀の最も重要な合唱作品』/原文: 'a valuable addition to the 21st century choral repertoire' | valuable addition to = 「貴重な[価値ある]追加(物)」〕
MPR-106
buyボタン
(2CD)
ローベルト・フランツ(1815-1892):歌曲集(全52曲)
 ウィリアム・サール(T) ハリエット・バーンズ(S)
 マーク・ヴェーター(P) セバスティアン・ウィブリュー(P)
 録音:2018年-2019年|本体記載レーベル: MPR [Mike Purton Recordings] 。
アーサー・サリヴァン(1842-1900):パート・ソング集(全21曲)
 エリー・スローラク指揮カントス室内cho.
 録音:2019年|本体記載レーベル: MPR [Mike Purton Recordings] 。

MARCO POLO 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ゴドフスキー:ショパンのエチュードによる53の練習曲集 Vol.1
 コンスタンティン・シェルバコフ(P)
 録音:2019年1月28日-30日。
DACAPO
ベント・セーアンセン(1958-):協奏曲集
 ピアノと管弦楽のための「ラ・マッティーナ」(2007-09) /
 クラリネットと管弦楽のための「セレニダード」(2011-12) /トランペット協奏曲(2012-13)

 レイフ・オヴェ・アンスネス(P) マルティン・フレスト(Cl)
 ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) トーマス・セナゴー指揮デンマーク国立so.
 ペール・クリスティアン・スカルスタード指揮ノルウェー室内o.
 録音:2014年、2019年。
アンダラグ〜スンライフ・ラスムセン(1961-):ソロとサンサンブルのための作品集
 管楽八重奏のためのファンファーレ・ロンターネ(2009) /
 アンダラグ〔#5(アルト・フルート、A管クラリネット、ホルンとファゴットのための)(2012) /
       #7(ピッコロ、E♭管クラリネット、ホルンとファゴットのための)(2013) 〕/
 ヴィオラ・ソナタ第1番(2016)

 アルデュバーラン〔アンサンブル〕 ヤクプ・リュッツェン(Va)
 録音:2018年10月9日-13日|世界初録音。
The World Is Babel and Ivory 〜ヤーコプ・ダヴィドセン
 残酷な親切/世界はバベルと象牙/もっと近くに

 シーネ・アスムセン(Ms) フィグーラ・アンサンブル、ヤーコプ・ダヴィドセン室内o.
 録音:2018年8月25日-26日。

ALPHA (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ALPHA-443
buyボタン
(11CD)
3CD価格
ピアノの巨匠たち
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ニコラ・ポルポラ:サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后様)
レオナルド・レーオ:ベアトゥス・ヴィル(主を畏れる者は幸いなり)
 サンドリーヌ・ピオー(S) クリストファー・ロウリー(CT)
 クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリク
 録音:2018年7月。
リサウンド・ベートーヴェン Vol.8 〜
 ベートーヴェン
交響曲集〔第5番/第6番〕
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミーo.
 録音:2018年11月、2019年7月
ALPHA-570
buyボタン
(7CD)
2CD価格
アレクセイ・リュビモフの芸術
 ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉(ZZT-341) / モーツァルト:二台ピアノ・ソナタ/他(ZZT-306)
 ベートーヴェン:ソナタ〔月光/ヴァルトシュタイン/テンペスト〕(ALPHA-194) /〔第30番−第32番〕(ZZT-110103)
 シューベルト:即興曲全集(ZZT-100102) / ストラヴィンスキー&サティ(ALPHA-230)
 アイヴズ、ヴェーベルン、ベルク(ZZT-362)

 アレクセイ・リュビモフ(P) ユーリー・マルティノフ、
 ヴャチェスラフ・ポプルーギン(P) マリアンネ・ヘンケル(Fl)
ALPHA-582
buyボタン
(2CD)
アントニオ・ドラーギ(1634-1700):歌劇「エル・プロメテオ」(1669)
 ファビオ・トリュンピ(T) スコット・コナー(B) マリアーナ・フローレス(S)
 ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms) ボルハ・キサ(Br)
 ザカリー・ワイルダー(T) アナ・キンタンス(S)他
 レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮カペラ・メディテラネア
 録音:2018年6月。
ALPHA-584
buyボタン
(10CD)
3CD価格
ベートーヴェンピアノ・ソナタ全集
 〔第1番−第32番〕/アレグレット WoO.53
コンスタンチン・リフシッツ(P)
 録音:2017年11月、2019年4月、7月、 MUSE 大ホール、香港大学、ライヴ|録音&サウンド・エンジニア:明比幸生(元・ DENON )。
エルッキ=スヴェン・トゥール(1959-):
 交響曲第9番「ミトス」パーヴォ・ヤルヴィに捧げる/
 テンペストの呪文/風を蒔いて…
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
エストニア祝祭o.
 録音:2016年7月、2018年1月、2019年7月。
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18 No.1
ブリッジ(1879-1941):3つのノヴェレッテ H.44
陳銀淑(1961-):弦楽四重奏とテープのための「パラメータストリングス」
 エスメSQ
 録音:2019年8月、テルデックス・スタジオ、ベルリン。
タルティーニヴァイオリン協奏曲集
 〔ホ短調 D.56 /イ長調 D.96 /ニ短調 D.45 /ト長調 D deest (*) /ニ短調 D.44 〕

 シュシャーヌ・シラノシアン(Vn)
 アンドレア・マルコン(Cemb)指揮ヴェネチア・バロックo.
 録音:2019年9月| (*):世界初録音。
ALPHA-598
buyボタン
(17CD)
3CD価格
ベートーヴェン再発見
 交響曲全集/序曲集/他[ジョス・ヴァン・インマゼール指揮アニマ・エテルナ]/
 交響曲全集(リスト編曲/ピアノ版)[ユーリー・マルティノフ(P)]/
 ピアノ協奏曲全集[アルテュール・スホーンデルヴルト(P) クリストフォリ]/
 ピアノ・ソナタ〔月光/ヴァルトシュタイン/テンペスト〕[アレクセイ・リュビモフ(P)]/
 エロイカ変奏曲/創作主題変奏曲 WoO.80 /ピアノ・ソナタ〔第19番/第20番〕他[オリガ・パシチェンコ(P)]

ARCANA (仏→伊→仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから(旧譜は価格が異なります)。
ブレシアン・マンドリンとフォルテピアノによる「ベートーヴェンとその時代」
 ベートーヴェン:アンダンテと変奏 ニ長調 WoO.44/B /ソナチネ ハ長調 WoO.44/A /ソナチネ ハ短調 WoO.43/A
         アダージョ・マ・ノン・トロッポ 変ホ長調 WoO.43/B
 ボルトラッツィ:ソナタ ニ長調 Op.9 / フンメル:大ソナタ ハ長調 Op.37a

 ラファエレ・ラ・ラジョーネ(マンドリン) マルコ・クロセット(Fp)
 録音:2019年6月7日-9日。

ヴェルサイユ宮殿スペクタクル [Chateau de Versailles Spectacles] (仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 
CVS-020
buyボタン
(1DVD)
1.5枚価格
ベルリオーズ:ベンヴェヌート・チェルリーニ
 マイケル・スパイアーズ(T) ソフィア・ブルゴス(S) マウリツィオ・ムラーロ(Br)
 リオネル・ロット(Br) テレク・ナズミ(B) アデル・シャルヴェ(Ms)
 ヴァンサン・デルーム(T) アシュリー・リッチェス(B)他

 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
 オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク、モンテヴェルディcho.
 収録:2019年9月8日、ヴェルサイユ旧王室礼拝堂| NTSC |リージョン・オール。
 #2020年7月31日追記:当盤には音声にノイズが乗っている箇所があり、修正はなされない旨 代理店がアナウンスしています。以下に代理店アナウンスの該当部分全文を掲載いたします(小売店向けの情報であるため、その部分は読み替えていただければ幸いです)。
  『当初の3月13日(金)の発売予定から大幅に延期となり、現在8月14日(金)の発売で進行させていただいております、「ガーディナー指揮 ベルリオーズ: ベンヴェヌート・チェッリーニ」(CVS020/NYDX-50075) に関しまして、音声に僅かなノイズが混入していることが判明いたしました。この件に関しレーベルと協議の結果、鑑賞には支障がないと判断し、現状のまま発売となりましたので、ご連絡させていただきます。なお、当初輸入盤は日本語帯無しの予定でしたが、添付することとさせていただき、国内盤・輸入盤いずれの帯にも下記のお断り書きを入れさせていただきます。
   *2時間42分44秒の音声チャンネルに若干のノイズ混入がございますが、鑑賞に支障がないとレーベルが判断してのリリースになります。
   上記のお断り書きに関しましては、商品のWEBページへの掲載も可能でございます。なお、イニシャル変更のご要望などございましたら、ご相談させていただきます。下記メールアドレスまでご連絡いただければ幸いです。 order@naxos.jp お取り扱いの皆様にはご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。上記ご了承いただけますよう、お願い申し上げます。』

LINN (英) 特記以外:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ビゼー(1838-1875):
 「カルメン」 組曲第1番/交響曲第1番 ハ長調
グノー(1818-1893):小交響曲
フランソワ・ルルー(Ob)指揮
スコットランド室内o.
 録音:2019年5月18日-21日、ケアード・ホール、ダンディー、 UK 。

EN PHASES (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

En Phases 〔アン・ファズ〕は、 Zig-Zag Territoires の主宰者だったフランク・ジャフレスが、プロデューサーとして活動してきたステファニー・フラメントと創設したアーティスト自身の手によるレーベル。人々が今聴きたいと待ち望んでいる音楽に敏感に反応し、録音制作のプロフェッショナル達と共にユニークなリリースを行なう。古楽からジャズ〔カデンツァ注: "INC/SES" という別レーベルの模様〕まで、常に変化する今現在の音楽を後世に残していくことを目指しているという。
ダンディ(1851-1931):ヴァイオリン・ソナタ/アンダンテ
アルベール・デュピュイ(1877-1967):ヴァイオリン・ソナタ
エルマン・ボナル(1880-1944):嵐のあとに
 ガエターヌ・プルヴォスト(Vn) エリアーヌ・レイエス(P)

PHI 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ヘレヴェッヘが立ち上げた自主製作レーベル。旧譜はこちらから
LPH-033
buyボタン
(6CD)
2CD価格
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント50周年BOX
 LPH-003, 005, 007, 012, 016 のセット

RAMEE (独→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 ご案内済旧譜はこちらから
ベートーヴェン&クーラウ:フルート作品集
 ベートーヴェン(1770-1827)/フランツ・クサーヴァー・クラインハインツ(1765-1832)編曲:
  ピアノとフルートのためのセレナード ニ長調 Op.41
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):無伴奏フルートのための奇想曲 ニ短調 Op.10b No.9
                   ピアノとフルートのための協奏的大ソナタ イ短調 Op.85
 ベートーヴェン:カノン「冷たく、生気なく」

 タミ・クラウス(19世紀Fl) シュアン・チャイ(Fp) ジョアン・モレイラ(T)
 マティス・ファン・デ・ヴルト(Br) マルク・パンテュス(B−Br)
 録音:2019年2月11日-14日。

RICERCAR (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 ご案内済旧譜はこちらから
ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):無伴奏ヴァイオリンのための組曲
 〔第2番 イ長調/第5番 ニ短調/第1番 イ短調/組曲第4番 ハ長調/組曲第3番 変ロ長調〕/
 通奏低音を伴わないヴァイオリンのための組曲 イ長調

 プラメナ・ニキタソヴァ(Vn|使用楽器:1730年頃ミッテンヴァルト、ゼバスティアン・クロッツ製
 録音:2019年9月、聖マルティン教会、ミュルハイム。



映像新譜




VIDEOLAND (墺) DVD 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 旧譜はこちらから
VLMD-0251
buyボタン
(DVD)
メルビッシュ音楽祭 2019 〜レハール:オペレッタ「微笑みの国」
 ベンノ・ショルム(リヒテンフェルス伯爵) エリッサ・フーバー(伯爵令嬢リーザ)
 マクシミリアン・マイヤー(グスタフ中尉) チェ・ウォンヒ(スー・チョン殿下)
 カテリーナ・フォン・ベニングセン(スー・チョンの妹、ミー)
 奥川幸一(スー・チョンの伯父、チャン) ゲルノート・クラナー(中国公使館書記、フー・リー)
 ハラルト・ゼラフィン(宦官長) メルビッシュ音楽祭バレエ団、メルビッシュ音楽祭cho.

 トーマス・レスナー指揮メルビッシュ祝祭o.  音楽監督:ペーター・エーデルマン
 収録:2019年7月11日、メルビッシュ音楽祭、オーストリア、ライヴ|収録:オーストリア放送 ORF| 158分|カラー| 16:9 | Dolby 2.0 |字幕:英| NTSC |リージョン・オール。#湖上の野外ライヴであるため、映像の乱れがあります。メルビッシュ音楽祭の黄金期を作り上げたハラルト・ゼラフィンが出演。色彩感覚に溢れた舞台、上品で美しい「微笑みの国」をお楽しみ頂きたい。

ARTHAUS MUSIK 〔含・映像商品〕
 価格帯D:¥7920(税抜¥7200)

旧譜はこちらから
10-9418DVD
buyボタン
(2DVD)
価格帯:D
シューマン:「ゲーテのファウスト」からの情景
 ローマン・トレーケル(Br;ファウスト/マリア崇拝の博士) エルザ・ドライジヒ(S;グレートヒェン/贖罪の女)
 ルネ・パーペ(メフィストフェレス/悪魔/瞑想の神父) カタリーナ・カンマーローアー(マルテ/憂い/栄光の聖母)
 イヴリン・ノヴァク(S;困窮/罪深き女) アドリアーネ・ケイロス(Ms;欠乏/サマリアの女)
 ナターリア・スクリツカ(A;罪/エジプトのマリア) シュテファン・リュガーマー(T;アリエル/法悦の神父)他
 俳優:アンドレ・ユング(ファウスト) スヴェン=エリック・ベヒトルフ(メフィストフェレス)
    マイケ・ドロステ(グレートヒェン)

 ダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリン マルティン・ワイト合唱指揮
 ベルリン国立歌劇場cho.、ビンツェンツ・ワイセンブルガー合唱指揮ベルリン国立歌劇場児童cho.
 演出:ユルゲン・フリム 舞台:マルクス・リュペルツ 映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
10-9419BD
buyボタン
(Blu-ray)
価格帯:D
 収録:2017年10月3日、ベルリン国立歌劇場、ライヴ。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 148分|字幕:英独日韓 。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | 16:9 | dts HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 ベルリン国立歌劇場は、1743年に完成。第2次大戦中の空襲で破壊され、1950年代に再建、旧東ドイツを代表する歌劇場として知られている。設備の老朽化を受け2010年から大規模な改修工事に着手。最新の舞台機構の導入や、天井を5メートル引き上げて音響の改善を図ることなどがおもな改修ポイントで、当初2億3千万ユーロ(約310億円)だった予算が4億ユーロ(約530億円)まで膨らむなど、世界中のオペラ・ファンの話題となっていた。待ちに待った再開は2017年10月3日。この日はドイツ統一記念日でもあり、アンゲラ・メルケル首相も来場し記念碑的公演となった。音楽総監督ダニエル・バレンボイムが選んだ演目は、ローベルト・シューマンの「ゲーテのファウストからの情景」。この作品はドイツ最大の詩人ゲーテの有名な戯曲「ファウスト」をもとに作曲されたオラトリオ。「ファウスト」の内容はあまりにも巨大であるので、当初はオペラ化を考えていたシューマンが、原作から場面を抜粋し3部で構成されたオラトリオとして発表している。今回、演出付きで上演され、シューマンが作曲していない場面を、物語の補完として歌手とは別にファウスト、メフィストフェレス、グレートヒェンの3役に俳優を起用して台詞を追加している。歌手陣もオープニングにふさわしく豪華で、ファウストにはローマン・トレーケル。彼は1988年よりベルリン国立歌劇場のソリストとして活躍。2000年12月には宮廷歌手の称号を授与され、同歌劇場の“スター的存在 "。メフィストフェレスには存在感抜群のルネ・パーペ、そしてグレートヒェンにはドイツ期待の若手エルザ・ドライジヒ。演出は、2018年3月までベルリン国立歌劇場のインテンダントを務めたユルゲン・フリム、舞台装置は、ドイツ新表現主義と呼ばれる現代芸術を代表するアーティスト、マルクス・リュペルツという最高のチームでの上演となった。
 #2020年3月下旬以降発売予定。

C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)|2枚物&3枚物DVD&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)
 4枚物ブルーレイ・アイテム:¥11000(税抜¥10000)| KKC-9542:¥5500(税抜¥5000)

 旧譜はこちらから
73-1108
buyボタン
(DVD)
ミュージカル「 I AM FROM AUSTRIA 」
 曲・作詞:ラインハルト・フェンドリッヒ|脚本:ティトゥス・ホフマン、クリスティアン・シュトゥルペック
 演出:アンドレアス・ガーゲン|振付:キム・ダディ|制作:ウィーン劇場協会

  エマ・カーター(イレーナ・フルーリー) ジョジ・エドラー(ルカス・ペルマン)
  ロミー・エドラー(エリザベート・エングストラー) ヴォルフガング・エドラー(アンドレアス・ステッパン)
  エルフィー・シュラット(ドロレス・シュミディンガー) フェリックス・モーザー(カリム・ベン・マンサー)
  ライナー・ベルガー(マルティン・ベルガー) リチャード・ラッティンガー(マルティン・ベルモーザー)
  ウィーン劇場協会オーケストラ
KKC-9542
buyボタン
[73-1204]
(Blu-ray)
国内仕様盤
 収録:時期不明、ライムント劇場、ウィーン、ライヴ| (C) 2019/2020 (P) 2020 |映像監督:フェリックス・ブライザッハ。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 156分|字幕:英。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1
 #ブルーレイ盤 KKC-9542 のみ「輸入盤・日本語帯・解説付」。2020年2月末現在、「 DVD (国内仕様盤、輸入盤双方)」「ブルーレイの輸入盤」は国内代理店からアナウンスされておりません。 歌劇「エリザベート」「モーツァルト!」など世界的な大ヒット・ミュージカルを生み出したウィーン劇場協会制作の「I AM FROM AUSTRIA」のブルーレイが発売。このミュージカルは、オーストリアを代表するシンガー・ソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒの楽曲をもとに構成されたジュークボックス・ミュージカル。2017年9月にウィーンのライムント劇場で初演され、日本でもオーストリアとの国交樹立150周年プログラムとして2019年に宝塚歌劇の月組によって日本初演され話題となった。主題歌として歌われるラインハルト・フェンドリッヒの「I AM FROM AUSTRIA」は、オーストリアの第二の国家とも言われるほど、国民に親しまれた歌。この映像でも観客が歌を一緒に口ずさんだりする場面が映し出され、ウィーンのミュージカルの温かな雰囲気が伝わってくる映像。また、キャストも、テレビや映画で活躍する俳優も多く、エンターテイメントとして存分に楽しめることが出来る。[あらすじ]舞台はウィーン。老舗ホテル・エードラーの跡継ぎであるジョジは、伝統を重んじる親に対し、新たしい発想で革新的な改革を掲げ、悲願である“五つ星 " 獲得を目指し積極的に経営に参加。そこへ、オペラ座舞踏会に出席するために帰国したオーストリア出身の人気ハリウッド女優エマ・カーターがお忍びでやってくる。しかし従業員の一人が彼女の来訪をツイートしたため、マスコミが押し寄せホテルは大混乱に。ホテル側の不手際を詫びに、ジョジがエマの部屋へ訪ねる。ふとしたことから二人は意気投合し・・・。ホテルの御曹司として自らのなすべき事を模索するジョジ、世界的なスターでありながら自らを失うエマ、各々は惹かれあい、オーストリアの美しい街並みや自然の中で、自分の居場所を見つけていく。
74-9904
buyボタン
(4 Blu-ray)
クリスティアン・ティーレマンのベートーヴェン
 交響曲全集〔第1番−第9番〕/序曲集〔コリオラン/エグモント〕[ VPO /収録:2008年-2010年]/
 ミサ・ソレムニス[シュターツカペレ・ドレスデン/収録:2010年2月13日-14日、ゼンパーオーパー、ライヴ]

  クリスティアン・ティーレマン指揮
 既出: 70-7204 (70-4804 + 70-5004 + 70-5204), 70-5504 のセット化。
75-2008
buyボタン
(2DVD)
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
 レネケ・ルイテン(S;コンスタンツェ) サビーヌ・ドゥヴィエル(S;ブロンデ)
 マウロ・ペーター(T;ベルモンテ) マクシミリアン・シュミット(T;ペドリッロ)
 トビアス・ケーラー(B;オスミン) コルネリウス・オボーニャ(セリム)
 ズービン・メータ指揮ミラノ・スカラ座o. & cho. ブルーノ・カゾーニ合唱指揮
 演出:ジョルジョ・ストレーレル 補訂演出:マッティア・テスティ 装置&衣装:ルチアーノ・ダミアーニ
 補訂装置:カーラ・セラボロ 補訂衣装:シビル・ウルザーマー 照明:マルコ・フィリベック
75-2104
buyボタン
(Blu-ray)
 収録:2017年6月、ミラノ・スカラ座、ライヴ、ジョルジョ・ストレーレル没後20周年、ルチアーノ・ダミアーニ没後10周年記念上演|映像監督:ダニエラ・ヴィスマラ。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 155分|字幕:英独仏日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 イタリアの偉大な演出家、ジョルジュ・ストレーレル(1921-1997)没後20周年を記念してミラノ・スカラ座で上演された「後宮からの逃走」。ジョルジュ・ストレーレル演出の≪後宮からの逃走≫は、1965年にザルツブルク音楽祭で初演され、1974年までの間、8年間37回も上演されたほど評判が高かったものだった。今回の再演にあたって、マッティア・テスティーが補訂演出を担当。テスティーはストレーレルの再演企画を数多く手がけたことのある演出家。オランダ出身のソプラノ、レネケ・ルイテンはコンスタンツェ役、可憐な容姿と豊かな歌声をもつフタンスのソプラノ、サビーヌ・ドゥヴィエルはブロンデ役に、そして1965年の上演の際にヴンダーリヒが演じたベルモンテには、ヴンダーリヒの再来と世界が注目するイギリスのテノール、マウロ・ペーターを起用。指揮のズービン・メータは、1965年ザルツブルク音楽祭での初演の際に当時29歳で登場。さらに1972年以降ミラノ・スカラ座でこのストレーレル演出の舞台を度々上演している。メータは、一時は体調が心配されていたが、2019年BPOとの来日でパワフルな指揮を披露。2020年にはミラノ・スカラ座の引越し公演で「椿姫」を振る予定。
75-2408
buyボタン
(2DVD)
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」
 セレーナ・マルフィ(Ms;アンジェリーナ) フアン・フランシスコ・ガテル(T;ドン・ラミーロ)
 アレッサンドロ・コルベッリ(Br;ドン・マニーフィコ) ヴィート・プリアンテ(Br;ダンディーニ)
 ダミアーナ・ミッツィ(S;クロリンダ) アンヌンツィアータ・ヴェストリ(Ms;テイズベ)
 ウーゴ・グァリアルド(B;アリドーロ) アレホ・ペレス指揮ローマ歌劇場o.&cho. 演出:エンマ・ダンテ
 セルジオ・ラ・ステッラ(Fp) ロベルト・ガッビアーニ合唱指揮 装置:カルミネ・マリンゴーラ
 衣装:ヴァネッサ・サンニーノ 照明:クリスティアン・ズカーロ 振付:マヌエラ・ロ・シッコ
75-2504
buyボタン
(Blu-ray)
 収録:2016年1月22日、ローマ歌劇場、ライヴ|映像監督:フランチェスカ・ネスラー。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 162分|字幕:英独仏西日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 2016年ローマ歌劇場で上演されたロッシーニのオペラ≪チェネレントラ≫の映像。このオペラが、1817年1月25日にローマのヴァッレ劇場で初演されてから200年を記念して上演された。ロッシーニは20年間で39のオペラを作曲しているが、37歳の若さでオペラ作曲家を引退。≪チェネレントラ≫は、その活動期のちょうど真ん中あたりに位置し、前年に作曲された≪セビリャの理髪師≫に次ぐオペラ・ブッファの傑作として知られている。演出は、演劇・映画界でも活躍するシチリア島パレルモ出身のエンマ・ダンテ。おとぎ話的な要素を少なくむしろ現実的に書かれたロッシーニの意図に完全に共鳴し、現代的な視点を取り入れたシュールでエキセントリックな舞台となっている。主人公チェネレントラを演じるのは、1985年生まれのイタリアのメゾ・ソプラノ、セレーナ・マルフィ。自ら運命を切り開くチェネレントラのように、力強く官能的な歌声で圧倒的な存在感を放つ。王子ドン・ラミーロ役は、甘美なテノールとして注目を集めているアルゼンチン出身のフアン・フランシスコ・ガテル。歌手の歌唱力と演技力が試されるロッシーニのブッファならではの、優れた歌い手たちの聴きどころ満載。指揮は、アルゼンチン出身の若手アレホ・ペレス。2015年マスネ「ウェルテル」でザルツブルク音楽祭デビュー、翌2016年にも再登場しグノー「ファウスト」を振って話題となった。個性ある出演者たちを圧倒的なパワーで推進していく。
75-3208
buyボタン
(DVD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45 ヴァレンティナ・ファルカス(S)
マティアス・ゲルネ(Br)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
ドイツ・カンマーpo.、
ラトヴィア国立cho.
75-3304
buyボタン
(Blu-ray)
 収録:2018年4月10日、聖ペトリ大聖堂、ブレーメン、「ドイツ・レクイエム」初演150年記念コンサート、ライヴ|映像監督:アンドレアス・モレル。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 71分字幕:英日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 バッハの≪ミサ曲 ロ短調≫やベートーヴェンの≪ミサ・ソレムニス≫とも共通する、宗教の枠組みを超えた、人類の“祈り " を描いたブラームスの≪ドイツ・レクイエム≫。この作品は、1868年4月10日にブレーメン大聖堂で(第1稿 /第5曲を除く)が初演された。ブレーメンを本拠地とするドイツ・カンマーフィルとパーヴォ・ヤルヴィは、初演からちょうど150年後にあたる、2018年4月10日にブレーメンの聖ペトリ大聖堂で≪ドイツ・レクイエム≫を演奏。その記念コンサートのライヴ映像が発売される。2004年よりパーヴォ・ヤルヴィが芸術監督に就任。以降、独自のプロジェクトなど精力的に活動し、世界各地の音楽祭での演奏で聴衆を魅了し、国際的オーケストラとしての評価を一気に高めたパーヴォ・ヤルヴィと同楽団とのブラームス演奏は、交響曲全曲録音でも実証済。≪ドイツ・レクイエム≫は、重厚かつ長大なイメージのどっしりした名演が多いが、本演奏は荘厳な雰囲気をたたえつつ、楽曲の瑞々しさにも焦点を当てた、創意に富んだオリジナリティに満ち溢れる演奏を披露している。第3、6曲で登場するバリトン独唱には、柔らかく豊潤な歌声で、リートやオペラ、宗教作品の檜舞台で名演を聴かせて来たマティアス・ゲルネ。第5曲のソプラノ独唱はルーマニア出身のヴァレンティナ・ファルカス。そして合唱には、合唱王国ラトヴィアのラトヴィア国立合唱団を起用し、美しいハーモニーを響かせている。

EURO ARTS DVD/Blu−ray /CD 特記以外 
 価格帯E3:¥4400(税抜¥4000) / 価格帯E4:¥5500(税抜¥5000)

 旧譜はこちらから
20-64498
buyボタン
(DVD)
価格帯:E3
バーデン=バーデン・イースター音楽祭 2018
 リヒャルト・シュトラウス:ドン・ファン
 ベルク:7つの初期の歌
 ラヴェル:シェヘラザード(*)
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1947年版)
エリナ・ガランチャ(Ms;*)
サイモン・ラトル指揮
BPO
20-64494
buyボタン
(Blu-ray)
価格帯:E4
 収録:2018年3月、祝祭劇場、バーデン=バーデン、ライヴ|映像監督:ネーレ・ミュンヒマイヤー|リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 90分|字幕:英韓日(本編)、英(ボーナス)。 ブルーレイ仕様: 1080i Full HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | DD 5.1 。 2018年のバーデン=バーデン・イースター音楽祭から、サー・サイモン・ラトルのコンサート映像が発売される。かつてザルツブルクで開催されていたBPOによるイースター音楽祭は、2013年からバーデン・バーデンに拠点を移した。通常オペラを演奏する機会がないBPOがオペラを演奏する貴重な機会として毎年注目されている。これまでに≪魔笛≫(2013)、≪マノン・レスコー≫(2014)、≪ばらの騎士≫(2015)、≪トリスタンとイゾルデ≫(2016)、≪トスカ≫(2017)と上演され、2018年のオペラ・プロダクションは≪パルジファル≫。音楽監督として最後の音楽祭になったということもあり、圧倒的な演奏で音楽祭を沸かせた。本映像は、メゾの女王エリナ・ガランチャをソリストに迎え行われたコンサート映像。プログラムは、R.シュトラウスの「ドン・ファン」と、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」。オーケストラの演奏能力とリズム感覚、豊かな音響が生きるフェスティヴァルにふさわしい色彩豊かな演目。そしてガランチャのソロで聴かせるのは、ベルクの「7つの初期の歌」、ラヴェルの「シェヘラザード」。世紀末ウィーンとパリの濃厚な雰囲気を、官能的な声に乗せて歌う。
20-65211
buyボタン
(CD)
価格帯:E3
[(*)のみ]
GALAXYMPHONY 〜 SF 映画からの名音楽集
 ツァラトゥストラはこう語った(「2001年宇宙の旅」より)(*) /アバター組曲(「アバター」より)(*) /
 エイリアンのテーマ(「エイリアン」より)(*) /ブレードランナー組曲(「ブレードランナー」より)/
 インターステラー組曲(「インターステラー」より)/ディーヴァ・ダンス(「フィフス・エレメント」より)(*) /
 スタートレック・メドレー(*) /ノーエスケープ(「猿の惑星」より)(*) /
 スター・ウォーズのメイン・テーマ(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」より)(*) /
 アナキンのテーマと愛のテーマ(「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」より)(*) /
 運命の戦い(「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」より)(*) /
 ルークとレイアのテーマ(「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」より)(*) /
 帝国のマーチ(「スター・ウォーズ1」より)(*) /
 ヨーダのテーマ(「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」より)(*) /
 レイア姫のテーマ(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」より)(*) /
 スター・ウォーズ、王座の間とフィナーレ「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」より)/
 カンティーナ・バンド(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」より)

 キム・ジヘ(S) デイヴィッド・ベイトソン(ゲスト俳優)
 アントニー・ハーマス指揮デンマーク国立so. & cho. [コンサートマスター:ホン・スジン]
20-65214
buyボタン
(Blu-ray)
価格帯:E4
 録音・収録:データ記載無し〔おそらく2017年6月〕。映像商品仕様:リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 102分| 1080i Full HD | dts-HD MA 5.1 。CD収録分数:80分。 # 20-65211 はDVDではなくCDです。2020年2月現在、当商品のDVD仕様盤はございません。 アカデミー賞を受賞した映画から、世界的大ヒットしたSF映画音楽を集めたデンマーク国立so. のコンサート「Galaxymphony」のブルーレイとCDがリリースされた。2018年末新作が公開された史上最高のSF映画「スター・ウォーズ」の音楽を中心に、名匠スタンリー・キューブリック監督による「2001年宇宙の旅」、SF映画の金字塔「ブレードランナー」、など壮大なオーケストラ音楽が響き渡る。またゲストには、映画「ヒットマン」のエージェント47役の声優を務めたデイヴィッド・ベイトソンも登場。すべてのSFファンに捧げる1枚。商品に付属するダウンロードコードを使用するとスペシャルトラックをダウンロードすることが出来る。


トップ・ページへもどる