SIMAX | ||
ルイ・マルシャン (1669-1732): クラヴサン曲集第1巻 ニ短調/ クラヴサン曲集第2巻 ト短調 |
シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
レオ・ブローウェル:舞踏をたたえて ジョン・W.デュオーテ:カタルーニャ民謡変奏曲Op.25 シェティル・ヴォースレフ:ギターソロ ヴァーツラフ・クチェラ:チェ・ゲバラへのオマージュ ジャック・カステレード:ピンク・フロイドへのオマージュ |
スタイン=エーリク・オルセン(G) | |
フルートとハープのためのロマンティック作品集 C.P.E.バッハ:フルートソナタ ト長調 ロッシーニ:アンダンテと変奏 ショパン:ロッシーニ「シンデレラ」の主題による 変奏曲=ワルツ カール・ニルセン: 霧が晴れていく/子供たちが遊んでいる ジャック・イベール:間奏曲 マイ・ソンステヴォル:3枚のスペインの水彩画 |
ペール・オイエン(Fl) エリサベト・ソンステヴォル(Hp) | |
エドヴァルド・グリーグ:歌曲集 歌曲集「イプセンの詩による6つの歌」Op.25/ 歌曲集「クラーグの詩による5 つの歌」Op.60/ 歌曲集「ハウグトゥッサ(山の娘)」Op.67 |
エレン・ヴェストベルグ・アネルセン(S) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P) | |
ドミトリー・ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調(*)/ ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調(*)/ 3つの幻想的な舞曲(#) |
オスロ三重奏団(*) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P;#) | |
スペイン、イタリア、フランス、ドイツ中世の歌と踊り | カレンダ・マヤ | |
クラリネットのための作品集 モーツァルト:クラリネット三重奏曲 変ホ長調K.498 シューベルト:岩の上の羊飼いD.965 ルイ・カユザック(1880-1960): クラリネット、ヴィオラとピアノのためのカンティレーナ/ クラリネット、ヴィオラとピアノのための オック地方の歌による変奏曲/ クラリネット独奏のためのアルレッキーノ/ クラリネット、ヴィオラとピアノのためのパストラーレ |
ハンス・ペーテル・ボンデン(Cl) ラース・アネルス・トムテル(Va) アイナル・ヘンニング・スメビ(P) | |
録音:1984年8月21日-23日、Henie-Onstad Kunstsenter (Art Center)、オスロ郊外。 | ||
マヌエル・デ・ファリャ:6つのスペイン民謡 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002): 5つのカンシオネス・ネグラス ドヴォルザーク:7つのジプシーの歌 モーリス・ラヴェル:マダガスカル先住民の歌 |
エディト・ターラウグ(S) トルシル・ビュエ(Fl) オーゲ・クヴァルバイン(Vc) エヴァ・クナルダール(P) | |
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.1 ピアノ・ソナタ第1番/7つの幻想曲/3つの間奏曲 |
エヴァ・クナルダール(P) | |
PSC-1022 廃盤 |
モーツァルト:オーボエ四重奏曲K.370 168b ブリテン:オーボエ四重奏のための幻想曲 カールステット: オーボエ四重奏のためのディヴェルティメント |
グレゴル・スビスキー(Ob) テリエ・トネセン(Vn) ラース・アネルス・トムテル(Va) トルルス・モルク(Vc) |
無伴奏チェロのための作品集 アーネ・ヌールハイム:呼ぶ(1980) ジョージ・クラム:無伴奏チェロ・ソナタ(1955) イングヴァル・リードホルム: ラウディによる幻想曲(1977) コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ |
トルルス・モルク(Vc) | |
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 [ト長調BWV.1027/ニ長調BWV.1028/ト短調BWV.1029] |
ローレンス・ドライファス(ガンバ) シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
ヴァイオリンのための作品集 ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ調 シェーンベルク:幻想曲 フィン・モッテンセン(1922-1983): ヴァオリンソナタ(1959) ソプラノとヴァイオリンのためのデュオ(1956)(*) ヴァイオリンとピアノのための 3つの小品Op.21(1961-62) |
フランティシェク・ヴェセルカ (Vn) ミレナ・ドラトヴォーヴァ(P) ヒシュテン・ランマーク・メーラン(S;*) | |
グリーグ:合唱作品集 4つの詩篇(バリトンと無伴奏混声合唱のための)/ 2つの宗教的合唱曲(無伴奏混声合唱のための)/ 男声合唱のためのアルバム Op.30 (1877) |
ハーラル・ビョルコイ(Br) ダン=オーロフ・ステーンルンド指揮 マルメ室内cho. | |
アリル・サンヴォル(1895-1984):オルガン作品集 ソナタ ヘ短調/序奏とパッサカリア/幻想曲とフーガ ハ短調/ ヨーゼフ・ハイドンの主題によるトッカータ/他 |
コーレ・ノールストーガ(Org) | |
ブラームス:チェロ作品集 チェロ・ソナタ[第1番/第2番]/ 6つのリート Op.3〜第1番「愛のまこと」/ 5つのリート Op.49〜第4番「子守歌」/ 5つのリート Op.71〜第5番「恋の歌」/ 6つのリート Op.86〜第2番「野の寂しさ」/ 5つのリート Op.94〜第4番「サッフォー風頌歌」/ 5つのリート Op.105 より[第1番/第2番] |
トルルス・モルク(Vc) ユハニ・ラーゲルスペツ(P) | |
ロベルト・リフリング〜バッハ J.S.バッハ: フランス組曲第5番BWV.816/ 半音階的幻想曲とフーガBWV.903/ イギリス組曲第3番BWV.808/ カンタータ第29番〜前奏曲 |
ロベルト・リフリング(P) | |
ロベルト・リフリング(1911-1988)(日本ではリーフリングと標記されることが多い)はオスロに生まれ、かの地で無くなったまさに生粋のノルウェーの大ピアニスト。後年ドイツでクルト・ライマー、ヴィルヘルム・ケンプ、エドウィン・フィッシャーらに学ぶことになる彼は、11歳でオスロ・フィルとソリストとして共演、数年後の1925年には初のソロ・リサイタルを開いた。教師活動も熱心に行い、亡くなる直前まで北欧の古典から現代までの音楽と、バッハ、ベートーヴェン、ハイドンといったドイツ音楽の紹介に務めた。SIMAXへは当盤の他に、バッハ「平均律」(PSC-1044、1046)と、遺作となったベートーヴェンのソナタ第18番&第32番(PSC-1048)が残されている。 | ||
アントニオ・ビバロ(b.1922):ブルーの研究(1983) ジョン・W.デュオーテ(b.1919):過ぎていった雲 ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ギターソナタ(1984) ブリテン:ダウランドにならった夜想曲 |
スタイン=エーリク・オルセン(G) | |
J.S.バッハ:チェンバロ作品集 イタリア協奏曲BWV.971/フランス序曲BWV.831/ ソナタ ニ短調BWV.964/アダージョBWV.968 |
シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1927): アヴェ・マリア/歌曲集「ゲーテの詩」/ 歌曲集「2つの歌」Op.31/歌曲集「2つの歌」Op.39 ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974): 歌曲集「7つの歌」 ヨースタ・ニューストレム (1890-1966):歌曲集「魂と風景」 グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):歌曲集「心の歌」 エイノユハニ・ラウタヴァーラ: 歌曲集「シェイクスピアの3つのソネット」 |
ヒシュテン・ランマーク・メラン(S) シーグムン・イェルセット(P) | |
現代スカンディナヴィアの教会音楽 クヌート・ニューステット(b.1915): 来たれ/平安をあなたがたに残し エギル・ホーヴラン(b.1924):Bli hoss oss トロン・クヴェルノ(b.1945): めでたし海の星/聖体拝領のキャロル ヴァウン・ホルムボー(b.1909): ベネディクテ・ドミノ、アニマ・メア/他 ベンクト・ハムブレウス(b.1928): 大天使ミカエルのモテット |
コーレ・ノールストーガ(Org) テリエ・クヴァム指揮 オスロ大聖堂聖歌隊 | |
モーツァルト:ディヴェルティメントK.137 125b ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード |
アイオナ・ブラウン指揮 ノルウェー室内o. | |
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番 |
ヴォルフガング・プラッゲ(P) | |
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999): 8つの木管楽器とコントラバスのための九重奏曲 [第1番/第2番] モーツァルト:セレナード ハ短調K.388 384a |
ノルウェー木管アンサンブル | |
J.S.バッハ:オルガン作品集 前奏曲とフーガ ト長調BWV.541/ コラール「いざ来たれ、 異教徒の救い主よ」BWV.659-BWV.661/ パストラーレ ヘ長調BWV.590/ クリスマスの歌によるカノン風変奏曲 「高き天よりわれは来たり」BWV.769/ さまざまな手法による6つのコラール (シューブラー・コラール)BWV.645-650/ 前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547 |
コルバイン・ハーガ(Org) [オランダ、ヴァルセ教会のオルガン] | |
現代コントラバス作品集 Vol.1 セシーリエ・ウーレ(b.1954):コントラカントゥス シュトックハウゼン:動物の領分 作曲者不詳:2枚のスケッチ エンリーコ・マイナルディ(1897-1976): セレナータ/ブルレスカ マグナル・オーム(b.1952):舞いあがる深み ジャン・フランセ(1912-1997):主題と変奏 ヘンツェ:S. Biago 9 Agosto ore 1207 |
ビョルン・イアンケ(Cb) | |
グリーグ:スロッテル〜ノルウェー農民舞曲 Op.72 | アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P) クヌート・ブーエン(ハリングフェレ) | |
ヴィルトゥオーゾ・トランペット ハインリヒ・ズーターマイスター (1910-1995): 演奏会用ガヴォット(1950) フランセ: トランペットとピアノのためのソナティナ(1952) シェティル・ヴォースレフ(b.1939): トランペット・ソロ(1971) マルセル・ビッチュ(b.1921): ドメニコ・スカルラッティの主題による コルネットとピアノのための4つの変奏曲(1950) クロード・パスカル(b.1921):カプリッチョ チャールズ・クッシング(b.1905):パドドゥ(1953) オネゲル:トランペットとピアノのためのイントラーダ スタン・フリードマン(b.1951):Solus(1975) ジョリヴェ:アリア・ディ・ブラヴーラ(1952) |
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(Tp) アイナル・ヘンニング・スメビ(P) | |
録音:1989年5月、ソレム教会ホール、シー、ノルウェー。 | ||
1988年 ソニヤ王女国際音楽コンペティション Vol.1 グリーグ:バラード ト短調[エカート・ハイリガース(P)] クラウス・エッゲ(1906-1979):ハリングによる幻想曲(1939)[レイモンド・スパソフスキ(P)] ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ピアノのための3つのスロット幻想曲〜ユダヤ人の竪琴のスロット マイ・ソンステヴォル(1917-1996):暗闇から光へ[マーカス・ベッカー(P)] フィン・モッテンセン(1922-1983):ピアノの小品(1966)[アレクサンドル・シュタルクマ(P)] アーネ・ヌールハイム(b.1931):聴け(1971)[セルゲイ・シェプキン(P)] フォルケ・ストロムホルム(b.1941):水、現象学的なひとつの習作[ナイジェル・ヒル(P)] ハーラル・セーヴェルー (1897-1992):ピアノのためのやさしい小曲集〜風の竪琴の踊り[三木 香代(P)] | ||
1988年 ソニヤ王女国際音楽コンペティション Vol.2 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番(抜粋)[エカート・ハイリガース(P)] ピアノ・ソナタ第13番[ナイジェル・ヒル(P)] ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番(抜粋)[セルゲイ・シェプキン(P)] リスト:ハンガリー狂詩曲第12番[ヴォルフガング・マンツ(P)] メフィスト・ワルツ第1番[ジェフリー・ビーゲル(P)] | ||
ロベルト・リフリング〜 J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869 |
ロベルト・リフリング(P) | |
ロベルト・リフリング〜 J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集第2巻 BWV.870-893 |
ロベルト・リフリング(P) | |
録音:1985年2月&3月、オスロ大学アセンブリー・ホール。この平均律の録音は、LPでは5枚組でPHILIPSから発売された。 | ||
ロベルト・リフリング、最後の録音 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第18番/ピアノ・ソナタ第32番 |
ロベルト・リフリング(P) | |
リフリングが亡くなる直前に残した最後の録音。彼はベートーヴェンのピアノ・ソナタも得意としており、この録音も全集に発展する予定だったが、果たされなかった。 | ||
ルイ・ヴィエルヌ: オルガン交響曲第1番 ニ短調/ オルガン交響曲第4番 |
ビョルン・ボイセン(Org) [ストックホルム、 聖カテリーネ教会のオルガン] | |
シューマン:リーダークライス/ ミルテの花〜[ヴェネツィアの歌 I「静かに舟をこぎ」/ 同 II「広場を夕べの風が過ぎるとき」] ヴォルフ:イタリア歌曲集(17曲)/メーリケ歌曲集(5曲) |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
ソプラノとチェロのためのため現代作品集 ジェイムズ・ウィルソン(1922-):フィンランド詩歌 オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):愛について ジャクリーヌ・フォンティン:Pro & Anti Verbs イギリス民謡:I will give my love an apple エーリク・ベリマン(1911-):哀歌と呪文 ジョージ・ガーシュウィン:3つの歌 |
ドロシー・ドロウ(S) オーゲ・クヴァルバイン(Vc) | |
マラン・マレ:ヴィオール曲集 組曲 ホ短調/同 ロ短調/スペインのフォリア |
ローレンス・ドライファス (ヴィオラ・ダ・ガンバ) シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
ブラームス:ヴァイオリンソナタ集 第1番/第2番/第3番 |
ペール・エーノクソン(Vn) マリア・ニューベリ(P) | |
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 第1番/第4番/第5番/第7番「白ミサ」/第9番「黒ミサ」 |
ホーコン・アウストボー(P) | |
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 第2番「幻想ソナタ」/第3番/第6番/第8番/第10番 |
ホーコン・アウストボー(P) | |
フランスのオーボエ作品集 アドルフ・デランドル:序奏とポロネーズ ガブリエル・グロヴレーズ :サラバンドとアレグロ サン=サーンス:ソナタ ボザ:田園幻想曲 デュティユー:ソナタ プーランク: ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲/ソナタ |
グレゴル・スビスキ(Ob) マッティ・ヒルヴォネン(P) ペール・ハンニスダール(Fg) | |
フランク/ジュール・デルサール編曲:チェロ・ソナタ イ長調 ショーソン:チェロとピアノのための小品 ドビュッシー:チェロソナタ プーランク :チェロソナタ(1940-1948/1953改訂) |
トルルス・モルク(Vc) ホーコン・アウストボー(P) | |
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.2 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ/ 6つの小品 Op.118/2つの狂詩曲 Op.79 |
エヴァ・クナルダール(P) | |
プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第3番(*) 交響曲第7番 |
ライフ・ウーヴェ・アンスネス(P;*) ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 ベルゲンpo. | |
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): 交響曲第1番 ハ短調/管弦楽組曲「ノルドローキアーナ」 |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso. | |
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): 交響曲第2番 ニ短調「宿命」/同第3番 ハ長調 |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso. | |
ショパン:チェロ・ソナタ シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70/ 民謡風の5つの小品 Op.102/幻想小曲集 Op.73 |
トルルス・モルク(Vc) ライフ・ウーヴェ・アンスネス(P) | |
オーボエと管弦楽のための音楽 R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 マルティヌー:オーボエと小管弦楽のための協奏曲 フランセ:花時計 |
グレゴル・スビスキ(Ob) ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 スコットランドco. | |
現代ノルウェー打楽器作品集 マグネ・ヘグダール(1944-):響きの計画−若い打楽器奏者を意気阻喪させるエチュード ロブ・ウェアリング、アイナル・フェルヴォル、ビョルン・ラッベン、 グンナル・ベルグ=ニルセン、リスベト・ヴァトネ、 ビョルン・アーネ・ローケン、シェル・サムコフ(Perc) ビョルン・ハワード・クルーセ(1946-):2人の打楽器奏者のための音節(1982) ロブ・ウェアリング、シェル・サムコフ(Perc) オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):一人の打楽器奏者のための音楽 Op.24 ペール・エーリク・トルセン(Perc) シェル・サムコフ(1952-):パーラングの歌による変奏曲(1981) ロブ・ウェアリング、アイナル・フェルヴォル、ビョルン・ラッベン、 グンナル・ベルグ=ニルセン、リスベト・ヴァトネ、ビョルン・アーネ・ローケ(Perc) シェル・サムコフ(Perc)指揮 ヨン・クリステンセン(1943-):Rhythm Notes(1989) ロブ・ウェアリング、シェル・サムコフ、セリオ・デ・カルヴァロ、 ヨン・バルケ、ヨン・クリステンセン(Perc) | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 第1番−第5番 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 メトネル:忘れられた調べ 第1集〜追憶のソナタ バラキレフ:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 |
ナイジェル・ヒル(P) | |
メンデスゾーン: ピアノ三重奏曲第1番/ピアノ三重奏曲 ハ短調 |
グリーグ三重奏団 | |
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992):ピアノ作品集 「シーリューステル」からの歌と踊り 第1組曲 Op.21/ フクシア(ツリウキソウ)/子守歌/グラツィエッタ Op.42/ 5つのカプリッチオ Op.1 No.3/ ピアノのためのやさしい小曲集 Op.18〜 [小鳥のワルツ/桟橋ワルツ/アパッショナータ・モルト]/ 「シーリューステル」からの歌と踊り 第3組曲 Op.24〜 [月の光をうけてワタスゲの草が鳴る/ 羊飼いの孤独な夜の歌、鉄槌を投げる神トールの踊り]/ ピアノのためのやさしい小曲集 Op.14〜 [風の竪琴の踊り/羊飼いの歌/農家に伝わるブローチ/ 小さなスヴェインの行進曲/ロンド・アモローゾ]/ 「シーリューステル」からの歌と踊り 第4組曲 Op.25〜 [高貴な席の歌/トーネの子守歌]/ 「シーリューステル」からの歌と踊り 第2組曲 Op.22〜 [最後の子守歌/抵抗のバラード]/ 鳥笛変奏曲 Op.36/ 「ペール・ギュント」組曲〜 [聖歌/聖霊降臨祭の賛美歌/スールヴェイが歌う] |
ヤン・ヘンリク・カイセル(P) | |
シューベルト:歌曲集 孤独 D.800/十字軍 D.932/巡礼 D.794/夕べの星 D.806/ さすらい人の月に寄せる歌 D.870/挨拶を送ろう D.741/ 春に D.882/花の手紙 D.622/ ウルフルが釣りをするように D.525/漁夫の歌 D.881/ 漁夫の恋のしあわせ D.933/森で D.834/涙 D.926/ 君こそわが憩い D.776/月に寄す D.193/ リュートに寄せて D.905/希望 D.637/再会 D.855/ とらわれの狩人の歌 D.843/ノルマンの歌 D.846 |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
フランク:オルガン作品集 大オルガンのための3つのコラール/交響的大作品 |
コーレ・ノールストーガ(Org) | |
フランス、カン、聖エティエンヌ大修道院のカヴァイエ=コル製オルガンを使用。 | ||
ヴィドール: オルガン交響曲第5番/同第6番 |
コーレ・ノールストーガ(Org) | |
ケーン大聖堂のオルガンを使用。 | ||
アークティック・ブラス ヒンデミット:朝の音楽 アルチュニアン:金管五重奏曲「アルメニアの情景」 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-): 金管五重奏とピアノのためのカンツォーナ ウーラヴ・ベルグ(1949-):金管五重奏曲 アイヴズ/ケネス・シングルトン編曲: On the Counter/余興/ゆっくりした行進/Tarrant Moss モーエンス・アンドレーセン(1945-): 金管五重奏のための3つのノルウェー舞曲(1990) |
アークティック・ブラス | |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.33 [ロ短調 HobIII:37/変ホ長調 HobIII:38/ ト長調 HobIII:41] |
マッジーニSQ | |
グリーグ:管弦楽伴奏歌曲集 山にとらわれし者/イプセンの6つの詩〜白鳥/ ヴィンニェの詩による12の歌 Op.33 (オーケストレーション:ラグナル・ソーデルリン)/ パウルセンの5つの詩〜心地よい夏の夕べにさまよい (オーケストレーション:スパッレ・オルセン) 歌曲集〈ノルウェー〉〜ヘンリク・ヴェルゲラン 6つのロマンス〜モンテ・ピンチオから |
ペール・ヴォレスタード(Br) テリエ・ミケルセン指揮 リトアニア国立so. | |
現代ノルウェーのファゴット作品集 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):ソナタ ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):伝説 テリエ・ビョルン・レルスタード(1955-):ソナタ第2番 グンナル・ソンステヴォル(1912-1991):ソナティナ アントニオ・ビバロ(1922-):ソナタ ハーラル・セーヴェルー(1897-1992):秋 |
ロベルト・ロンネス(Fg) エヴァ・クナルダール(P) | |
ハイドン:チェロ協奏曲第1番/同第2番 | トルルス・モルク(Vc) アイオナ・ブラウン指揮 ノルウェーco. | |
ギターとフォルテピアノのための19世紀ウィーンの音楽 アントン・ディアベッリ :華麗なる大ソナタ ベートーヴェン/カルッリ編曲: モーツァルトの主題による変奏曲 Op.46 ジュリアーニ:2つのロンド フンメル:ギター伴奏つきクラヴサンのためのポプリ |
エーリク・ステーンスタヴォル(G) ブレンダ・ブルーウェット(Fp) | |
グンナル・ソンステヴォル(1912-1991):木管五重奏曲集 木管五重奏曲第1番「いたずらっ子」/ 同第2番/ フルートとオーボエのための二重奏曲/ ひねった紙のなかのバラ(木管五重奏とハープのための)(*) |
ストックホルム・ フィルハーモニック木管五重奏団 [エーイェ・カウフェルト(Fl) ブー・エーリクソン(Ob) チェル・ファゲーウス(Cl) ロルフ・ベンクトソン(Hr) クヌート・ソンステヴォル(Fg)] エリーサベト・ソンステヴォル(Hp;*) | |
マリアンネ・トルセン〜ヴァイオリン・リサイタル シューベルト:ヴァイオリン・ソナティナ ニ長調 D.384 エルネスト・ブロッホ(1880-1959): バール・シェム(1923)〜ニーグン スメタナ:わが故郷より(1879-1880) グリーグ:ヴァイオリンソナタ第2番 ト長調 Op.13 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): ロマンス ト長調 Op.26 |
マリアンネ・トルセン(Vn) ヨーアン・ラーセン(P) | |
エヴァ・クナルダール〜ピアノ・リサイタル アルベニス:スペインの歌 バーバー:遠足 ガーシュウィン:3つの前奏曲 リスト:愛の夢 |
エヴァ・クナルダール(P) | |
ピアソラ:タンゴの歴史 ジョン・W・デュオーテ(1919-):ディプティク第2番 ラヴィ・シャンカール(1920-):美しい曙 ニキータ・コシュキン(1956-):フルートとギターのためのソナタ ハンス・ハウグ(1900-1967):カプリッチョ(1963) |
スタイン=エーリク・オルセン(G) グルー・サンヴィーク(Fl) | |
歌と踊り ロラン・ディアン(1955-):タンゴ・アン・スカイ アグスティン・バリオス・マンゴレ(1885-1944): ワルツ Op.8 No.4(1923) エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マサ(1903-1982): Campanas del Alba ピアソラ: ブエノスアイレスの夏/天使のミロンガ/アディオス・ノニーノ アントニオ・ルイス=ピポ(1934-):歌と踊り ニキタ・コシュキン(1956-):ギター ジョン・W・デュオーテ(1919-):イギリス組曲 Op.31 アントニオ・ラウロ(1917-1986): ベネズエラの童謡の主題による変奏曲(1969) カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):タランテラ Op.87 アドリアン・パティーニョ:Nevado est |
スタイン=エーリク・オルセン(G) | |
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): ノルウェー狂詩曲第1番/同第2番 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): ノルウェー狂詩曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番 |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso. | |
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830 | シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992): ヴァイオリン協奏曲/ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス/ 2つのヴァイオリンのための20の小二重奏曲(*)/悲歌 |
トロン・セーヴェルー、 カシュテン・ ダルスゴー・マドセン(Vn:*) カシュテン・アネルセン指揮 南ユランso. | |
トランペットとオルガン オスカル・リンドベリ(1887-1955):夏の家畜小屋の古い賛美歌 ホヴァネス: トランペットとオルガンのためのソナタ/聖グレゴリウスの祈り ペトル・エベン(1929-):窓 オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):悲歌 ノルウェー民謡:親愛なるイェルサレムの憧れ |
ハリー・クヴェベーク(Tp) コーレ・ノールストーガ(Org) | |
グリーグ:歌曲集 愛/森の散策/彼女はとても色白だ/詩人の最後の歌/小屋/ 茶色のふたつの瞳/海の永遠の動きをあなたは知らない/君を愛す/ 私の思いは高い峰のように/はじめての出会い/わが詩を春に捧ぐ/ 秘めた恋/吟遊詩人/白鳥/小句集/睡蓮とともに/亡き人/鳥の歌/ 輝く夜/ラグンヒル/ラグナ/今/夕べは明るく/春のにわか雨/ あいさつ/いつの日かわが思いは/世のなりゆき/青春時代に/ ある夢/希望にみちて/はじめての桜草/森の小道で/ ある人に I/ある人に II/ノルウェーへ |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
ヴァイル:ヴァイオリン、管楽器と打楽器のための協奏曲 ベルク:室内協奏曲 |
アイヴィン・オードラン(Vn) アイナル・ヘンニング・スメビ(P) ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 ノルウェー木管アンサンブル | |
グリーグ:交響曲 ハ短調/交響的舞曲 | テリエ・ミケルセン指揮 リトアニア国立so. | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 第6番/第11番/幻想曲ハ短調/第14番 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
ヘンデル:リコーダーソナタ集 ハ長調 HWV.365/イ短調 HWV.362/ヘ長調 HWV.369/ ニ短調 HWV.367a/変ロ長調 HWV.377/ト短調 HWV.360/ ト長調 HWV.363b |
フルーデ・トルセン(リコーダー) ハンス・クヌート・スヴェーン (Cemb、Org) | |
イベール:3つの小品 ライヒャ:木管五重奏曲 アーノルド(1921-):3つのはやし歌 アウグスト・クルーグハルト(1847-1902):木管五重奏曲 セーヴェルー:木管五重奏曲第2番 |
ベルゲン木管五重奏団 | |
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): コンセール用クラヴサン曲集 |
キャサリン・マッキントッシュ(Vn) ローレンス・ドライファス (ヴィオラ・ダ・ガンバ) シェティル・ハウグサン(Cemb) | |
アコーディオンのための現代の音楽 アーネ・ヌールハイム(1931-):Flashing(1986) ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」組曲 |
ゲイル・ドラウグスヴォル、 ジェイムッブ(アコーディオン) | |
ヨハン・スヴェンセン:弦楽のための音楽 弦楽八重奏曲/ロマンス/去年/山で山羊の番をしていた/ 2つのスウェーデン民謡/すべて天空のもとに/なんじ古き良き/ 山高き北の国/2つのアイスランド民謡/マエストーゾ/ モデラート/夕べの歌(ローベルト・シューマン) |
ヘンニング・クラッゲルード(Vn) ラース・アネルス・トムテル指揮 リソール祝祭弦楽合奏団 | |
シューマン: 弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41 No.2/ 同第3番 イ長調 Op.41 No.3 |
ヴェルターヴォSQ | |
ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8/同第2番 ハ長調 Op.87 |
グリーグ三重奏団 | |
ノルウェーのホルン ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):ホルン協奏曲 トリグヴェ・マドセン(1940-):ホルン協奏曲 クヌート・ニューステット(1915-):ホルン協奏曲 |
フロイディス・レー・ヴェクレ(Hr) ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso. | |
テューバ・ソナタ集 ヒンデミット:バステューバ・ソナタ トリグヴェ・マドセン(1940-):テューバ・ソナタ ニクラス・シヴェレーヴ(1968-):テューバ・ソナタ ウィリアム・クラフト(1923-):テューバ独奏のための遭遇 II モッテン・ゴートハウグ(1955-): テューバと金管五重奏のためのソナタ・コンチェルタンテ |
オイスタイン・ボーズヴィーク(Tu) ニクラス・シヴェレーヴ (P) スウェーデン金管五重奏団 | |
グリーグ:ノルウェー民謡と農民舞曲集 牛を呼ぶ声/ひとりの王がオステルダールを統治した/ シーリダールの歌/子守歌/その小さな子は男の子/ 明日は君の婚礼の日/少女がふたり/ランヴェイ/小さな灰色の男/ ウーラの谷で/ウーラの湖で/子守歌/小さなアストリー/ イェンディーネの子守歌/スロッテル/オース教区のプリラーレン/ ロートナムのクヌート/ミュラルグーテンによる結婚行進曲/ ニルス・レクヴェのハリング/ クヌート・ルーローセンのハリング I/悪鬼の婚礼の行列 |
ゲイル・ブートネン(P) クヌート・ハムレ(ハリングフェレ) ライドゥン・フールヴァイ(歌) | |
アントニオ・ビバロ(1922-):ピアノのための作品集 スコット・ジョプリンへのオマージュ/3つのオマージュ/ オーバード(デ・ファリャへのオマージュ)/ 夜想曲(シェーンベルクへのオマージュ)/ ブルガラ(バルトークへのオマージュ)/トッカータ/ ピアノ・ソナタ第1番/同第2番「夜」/他 |
アネルス・ブルンスヴィーク(P) | |
ヴァイオリンとチェロのための音楽 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): ヘンデルの主題によるパッサカリア |
アトレ・スポーンベルグ(Vn) オイスタイン・ビルケラン(Vc) | |
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): ガヴォットとミュゼット/4つのピアノの小品/夜の小品/ 高雅なワルツ/無言歌/ジーグ/変奏曲/間奏曲 ラッセ・トレセン(1949-): ヴァーレンの思い出のための4つのインヴェンション/ よみがえれ/内なる対話の段階/太陽の戯れ |
トルライフ・トルゲルセン(P) | |
ブリテン:キャロルの祭典 ジョン・ラター(1945-):踊りの日 |
マリア・ヘルベックモ指揮 ヴォーチ・ノビリ ヴィリー・ポストマ(Hp) | |
グリーグ: ピアノ協奏曲 イ短調(*) 抒情小曲集(18曲) |
エヴァ・クナルダール(P) テリエ・ミケルセン指揮 リトアニア国立so.(*) | |
ロシアのチェロ・ソナタ ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ シュニトケ:チェロ・ソナタ プロコフィエフ:チェロ・ソナタ |
オイスタイン・ビルケラン(Vc) イーアン・ブラウン(P) | |
チャイコフスキー:交響曲第5番 | テリエ・ミケルセン指揮 ウクライナso. | |
アイヴィン・アルネス(1872-1932):歌曲集 | ブーディル・アルネセン(S) エルリング・ ラグナル・エーリクセン(P) | |
ブリテン:弦楽のための音楽 前奏曲とフーガ/ラクリメ(ダウランドの歌曲の投影)/ エレジー/シンプル・シンフォニー/ フランク・ブリッジの主題による変奏曲 |
ラース・アネルス・トムテル(Vn) アイオナ・ブラウン指揮 ノルウェーco. | |
ラヴェル:ピアノ作品集 高雅で感傷的なワルツ/夜のガスパール/前奏曲/ ハイドンの名によるメヌエット/シャブリエ風に/ 古風なメヌエット/ボロディン風に/ 亡き王女のためのパヴァーヌ |
シーグル・スロッテブレック(P) | |
ハルヴォル・ハウグ(1952-): 交響曲第3番「不可解な人生」/弦楽のための沈黙/ 勲章(交響版)/弦楽合奏のための音詩「松の木の歌」 |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 イギリスco. ノールショーピングso. | |
クヌート・ニューステット(1915-):弦楽四重奏曲集 [第2番/第3番/第4番/第5番〜アレグレット・グラツィオーソ] |
オスロSQ | |
録音:1994年1月10日-14日、ソレム教会ホール、シー、ノルウェー。 | ||
シマノフスキ: ヴァイオリンとピアノのための3つの詩曲「神話」 シュニトケ:ヴァイオリンソナタ第2番「ソナタ風に」 ヴォースレフ(1939-):ヴァイオリン・ソロ ペンデレツキ:ヴァイオリン独奏のためのカデンツァ |
ラルス=エーリク・ テル・ユング(Vn) アイナル・ヘンニング・スメビ(P) | |
ハーラル・セーヴェルー:ピアノのための作品全集 | アイナル・ロッティンゲン(P) | |
ノルウェーの軍楽 オスカル・ボルグ(1851-1930): ノルウェーの獅子/楽しい行進曲/皇太子グスタフ行進曲/ 歌の祭典行進曲、アメリカ=ノルウェー行進曲 アドルフ・ハンセン(1852-1911): ティヴォリ・ポルカ/アンクル・トムのケーク・ウォーク/ オット・スヴェルドルプの行進曲/大通り行進曲/セレナード ウーレ・オルセン(1850-1927):連隊行進曲 フリートリヒ・アウグスト・ライシガー(1809-1881): ノルウェー幻想曲第2番 ヨハン・スヴェンセン、ヨハネス・ハンセン、 フレーデリク・ショルベルグ、 ハナ・ベルグヴィツ=ゴッフェングの作品 |
ヤン・エーリクソン指揮 オスロ旅団軍楽隊 | |
20世紀のフルート音楽 ジョリヴェ:5つの呪文 デュティユー:フルート・ソナティナ マルティヌー:フルート・ソナタ メシアン:黒つぐみ フィン・モッテンセン(1922-1983):無伴奏フルート・ソナタ |
インゲラ・オイエン(Fl) ゲイル・ブートネン(P) | |
アントワーヌ・ド・ロワイエ(1768-1852): 2つのギターのための3つの協奏的二重奏曲 2つのギターのための協奏的幻想曲 |
エーリク・ステーンスタヴォル、 マッティン・ハウグ(G) | |
グリーグ: 4つのドイツ語の歌 Op.2/6つのドイツ語の歌 Op.4 ディーリアス:ノルウェーの5つの歌/ノルウェーの7つの歌 パーシー・グレインジャー(1882-1961):タチジャコウソウの春/ 6人の公爵は釣りにでかけた/柳よ、柳よ、愛に死す、愛の力 |
マーリト・ オスネス・オーンブー(Ms) グレアム・ジョンソン(P) | |
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):ピアノ作品集 リディアとドリアとフリギア旋法による12のインヴェンション ピアノ・ソナタ第29番(永遠のソナタ) 太陽神の踊り(バレエ「バルドゥルの夢」から) |
ゲイル・ブートネン(P) | |
イタリア・リコーダーソナタ集 | ベルゲン・バロック | |
ジャン=パプティスト・サンジュレー(1812-1875): サクソフォン四重奏曲第1番 フローラン・シュミット:サクソフォン四重奏曲 イーダ・ゴトゥコフスキ(1933):サクソフォン四重奏曲 |
サクソフォン・コンセントゥス | |
パーセル:ヴィオールのためのファンタジア全集 3声のファンタジア Z.732-734/ 4声のファンタジア Z.735-743/ 1つの音符の上の5声のファンタジア ヘ長調 Z.745/ 6声のファンタジア ト短調 Z.746「イン・ノミネ」/ 7声のファンタジア ト短調 Z.747「イン・ノミネ」 |
ファンタズム [ローレンス・ドライファス (トレブル・ヴィオル) ウェンディ・ギレスピー (トレブル・ヴィオール、 テナー・ヴィオル) ジョナサン・マンソン (テナー・ヴィオル) マルック・ルオラヤン=ミッコラ (バス・ヴィオル)] ジョアナ・レヴァイン、 スザンナ・ペル、 キャスリン・フィニス(ヴィオル) | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 第7番/第8番/第9番/第10番 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
フランク/ラース・アネルス・トムテル編曲: ヴィオラ・ソナタ イ長調 アンリ・ヴュータンの作品 |
ラース・アネルス・トムテル(Va) ホーヴァル・ギムセ(P) | |
クヌート・ニューステット(1915-):オルガン作品集 | グンナル・ ペテルセン=オーヴェルライル(Org) モナ・ユルスルード(S) アーネ・アクセルベルグ (トライアングル) | |
ニルセン: 弦楽四重奏曲第1番/同第2番 |
ヴェルターヴォSQ | |
ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731): フルートと通奏低音のための組曲 第4番/第5番/第6番/第9番/第10番/第12番 |
ハンス・ウーラヴ・ ゴーセット(Fl-tr) ロルフ・リスレヴァン(リュート) パウロ・パンドルフォ (ヴィオラ・ダ・ガンバ) | |
ラッセ・トレセン(1949-):合唱のための作品集 | アンネ=リーセ・ベルントセン(S) グレーテ・ ペデルセン・ヘルゲロード指揮 ノルウェー・ソロイスツcho. | |
クラウス・エッゲ(1906-1979):ピアノ作品全集 ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第2番「悲愴」/ 山羊の角笛の踊り/水彩画/甘美なワルツ/他 |
トゥライフ・トルゲルセン(P) | |
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):ハルダンゲルの50の民謡 | ライドゥン・フールヴァイ(Vo) ゲイル・ブートネ(P) | |
グリーグ: 組曲「ホルベルグ(ホルベア)の時代から」/ 4つのアルバムの綴り〜第4番/ アンダンティーノ・セリオーゾ/ ノルウェー民謡による2つの即興曲/ ノルウェー舞曲/ノルウェー民謡の旋律 |
ゲイル・ブートネ(P) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P) | |
聞きたまえ 〜ノルウェー・ソロイスツ合唱団が歌う合唱作品集 パーセル(サンドストレム(1942-)編): 我が祈りを聞き給え、主よ ボー・ホルテン(1948-):霧と雨とバラの茂み ラッセ・トレセン(1949-):甘く香る永遠の流れから シェーンベルク:地には平和を クヌート・ニューステット(1915-):おお、十字架よ マーラー(クリトゥス・ゴットヴァルト編): 私はこの世に捨てられ |
グレーテ・ ペデルセン・ヘルゲロード指揮 ノルウェー・ソロイスツcho. | |
バッハ:「フーガの技法」より[第1曲−第11曲/第19曲] モーツァルト:J.S.バッハによる5つのフーガK.405/ フーガK.401 |
ファンタズム (ヴィオール四重奏団) | |
コントラバス独奏のための現代作品集 Vol.2 ルチアーノ・ベリオ:PSY (1989) ジャチント・シェルシ:C'est bien la nuit (1988) アントニオ・ビバロ: Inventione evolutiva (1990)/Reise med bat uten bat アスムンド・フェイディエ:Contrabbacchus (1990) クラウス・フーバー:Ein Hauch von Unzeit VII (1972) |
ビョルン・イアンケ(Cb) シリ・トリエセン(S) | |
ブラームス:オルガン作品集 前奏曲とフーガ ト短調(1857)/フーガ 変イ短調(1856)/ コラール前奏曲とフーガ(1856)/11 のコラール前奏曲Op.122 |
コーレ・ノールストーガ(Org) | |
使用楽器:オスロ大聖堂のオルガン。 | ||
シベリウス:フィンランディア/悲しいワルツ ニルセン:歌劇「仮面舞踏会」組曲 アルヴェーン:バレエ・パントマイム「山の王」組曲 グリーグ:抒情組曲 |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 ノールショーピングso. | |
フェルディナント・フィンネ〜わが心の喜び J.S.バッハ:コラール「主よ人の望みの喜びよ」 ヘンデル:シャコンヌ シューベルト:ドイツ舞曲集D.783 より ドビュッシー:水の反映 ラヴェル:水の精 モーツァルト:トルコ行進曲 他、ベートーヴェン、ヌールハイム、ショパンの作品 |
アイナル・ ステーン=ノクレベルグ(P) | |
ステーン=ノクレベルグはNAXOSのグリーグ全集で一躍脚光を浴びた実力派ピアニストだが、このアルバムはちょっと変わったエピソードを持つ。ピアニスト志望だった画家フィンネとノックレベルグがあるホテルで知り合い、そこで毎日ピアノの話をしているうちに半分冗談で1枚の素敵なアルバムを作ろうという話になった。それはそこだけの戯れに終わったが、その7年後、90歳を迎えたフィンネのために制作されたアルバムがこれ。極めて個人的なアルバムながら、恐ろしく親近感のもてる、聞いていて心温まる1枚。 | ||
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」 | ペール・ヴォレスタード(Br) リヴ・グラーセル(P) | |
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992):弦楽四重奏曲全集 [第1番「ライヴァルふたりのセレナード」Op.49/ 第2番Op.52/第3番Op.55] |
ハンサSQ | |
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ BWV.525-530 | コーレ・ノールストーガ(Org) | |
使用楽器:オスロ大聖堂のチャンセル・オルガン。 | ||
天体の静寂の音楽 バード: 6声のファンタジー/5声のイン・ノミネ/ 5声のブラウニング/ 6声のファンタジー(第3番)/ 5声のファンタジー リチャード・マイコ(c.1543-1661): 4声のコンソート第1巻 より [ファンシー第5番/ファンシー第19番]/ 4声のコンソート第2巻 より [パヴァーヌ第2番/ファンシー第4a番/ ファンシー第14番/ファンシー第18番]/ 4声のコンソート第3巻 より [パヴァーヌ第10番/パヴァーヌ第9番]/ 4声のコンソート第4巻 より [パヴァーヌ第4番/パヴァーヌ第6番/ パヴァーヌ第7番] |
ファンタズム (ヴィオール四重奏団) | |
ニルセン: ヴァイオリン協奏曲/交響曲第4番 |
アルヴェ・テレフセン(Vn) ユーディ・メニューイン指揮 ロイヤルpo. | |
女の定めと幸運〜メゾ・ソプラノによる北欧歌曲集 グリーグ:歌曲集「山の乙女」 ペッティション=ベリエル:歌曲集「マーリットの歌」 アルヴェーン:歌曲集「マリアの歌」 ペータ・アーノル・ハイセ(1830-1979): 歌曲集「グドルーンの悲嘆」/ 歌曲集「スールヴェイ(ソルヴェイグ)の歌」 |
ランディ・ステーネ(Ms) ブルクハルト・ケーリング(P) | |
ノルウェー、スェーデン、デンマークと北欧3国の曲を集めており、ペーター・ハイゼのはかなく美しい歌は殊に絶品。 | ||
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959): ロッシーニの主題による変奏曲/チェロ・ソナタ第1番 ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987):チェロ・ソナタOp.71 マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲 |
オイスタイン・ ビルケラン(Vc) ホーヴァル・ギムセ(P) | |
ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第1番/ピアノ三重奏曲第2番 ブロッホ:3つの夜想曲 マルタン:アイルランドの民謡による三重奏曲 |
グリーグ三重奏団 | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4 ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調/ ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調/ ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
ジャケット写真やレーベルのデータによると、「17番 変ロ長調」のソナタが収録されているとあるが、調性やPSC-1149の収録曲からして第16番が収録されていると思われる。理由は不明。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K.533+494/ ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545/ ピアノ・ソナタ断章 ト短調K.312/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
ジャケット写真やレーベルのデータによると、18番は15番、15番は16番、17番は18番と記載されているようだ。理由は不明。 | ||
マーラー: 交響詩「巨人」(交響曲第1番の原型/「花」付き)(*)/ ピアノ四重奏曲(#) |
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮(*) ノールショーピングso.(*) マッツ・ヤンソン(P;#) ホルメンSQ団員(#) | |
ルードは1985年にデビューしたノルウェーの指揮者。 | ||
プーランク:無伴奏合唱作品集 リベルテ/悔悟節のための4つのモテット/ ミサ ト長調/小室内カンタータ「雪降る夕べ」/ カンタータ「人間の顔」 |
カール・ホグセット指揮 グレクス・ヴォカリース | |
バッハ:「トッカータとフーガ」集 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564/ 前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調 BWV.540/ トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/ トッカータ(前奏曲)とフーガ ホ長調 BWV.566/ トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538「ドリア旋法」 |
コーレ・ノールストーガ(Org) | |
使用楽器:オスロ大聖堂の主オルガン。バッハの「トッカータとフーガ」を5曲集めたと言う珍しい企画。 | ||
コントラバス独奏のための現代作品集 Vol.3 アーネ・ヌールハイム(1931-): コントラバスのための3つのスタンツァ オーゼ・ヘードストレム(1950-): コントラバスのためのタッチ ヤニス・クセナキス:テラプス ヘンリク・ヘルステニウス: 二重のテンポによるエッセイ |
ビョルン・イアンケ(Cb) | |
現代作曲家のコントラバス作品集第3巻。女性作曲家ヘードストレムやクセナキスの珍しい作品を収録した注目盤。ビョルン・イアンケ(1948-2002)はオスロpo.の奏者として、またベルゲンpo.をはじめとする北欧の一流オーケストラとの共演などで活躍していたが、壮年期に惜しくも他界した。 | ||
シャルル=マリー・ ヴィドール (1844-1937):オルガン交響曲集 [第9番 ハ短調Op.70「ゴシック風」/ 第10番 ニ長調Op.73「ローマ風」 |
ビョルン・ボイセン(Org) | |
使用楽器:オーフス大聖堂(オーフス、デンマーク)のフローベニウス・オルガン、1928年。 「われらのために御子が生まれた」を素材に使った第9番。グレゴリオ聖歌に基づく第10番。ヴィドールの最後のオルガン交響曲2曲をオスロ・コンサートホールのオルガニスト、ビョルン・ボイセンが録音した。デンマーク、オーフス大聖堂のフローベニウス・オルガンは1928年に修復され、その作業にはヴィドールの弟子、アルベルト・シュヴァイツァーも参加。ドイツ式に設計されたオルガンをフランス風アクセントをもった北欧の楽器に変えることに一役買った。ヴィドールはシュヴァイツァーの演奏したバッハのコラール前奏曲から教えられることがあったとか。ヴィドールの音楽を考えたオルガンの選択が行われたようだ。 | ||
ブラームス: 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番 |
ヴェルターヴォSQ | |
コントラバスのための作品集 Vol.1 クヌート・ギュトラー: 独奏コントラバスのための「グリーンスリーヴス」 イサン・ユン: ヴァイオリンとコントラバスのための「Together」 シュニトケ:フムヌスII ベリオ:PSY/スペインの頌歌 ヒンデミット:ダブルベース・ソナタ グバイドゥーリナ:ソナタ=パントマイム オイスタイン・ ソンメルフェルト(1919-1994):モノローグ ヘンツェ:セレナード |
ダン・スティフェ(Cb) オイスタイン・ビルケラン(Vc) アトレ・スポーンベルグ(Vn) ゴンサロ・モレーノ(P) | |
ゲーリー・カーに師事したノルウェーで活躍するスティフェによるかなり難物揃いのコントラバス作品集。 | ||
アルコ〜 ハートウォーミング・ヴァイオリン・メロディ サン=サーンス:白鳥 ジョン・ウィリアムス: 「シンドラーのリスト」〜テーマ/追憶 マスネ:タイースの瞑想曲 エンリコ・トセッリ:セレナータ サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン より ヴィヴァルディ:四季「冬」より ハインツ・プロヴォスト:間奏曲 ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ:カヴァティーナ フォーレ:シチリアーナ ヨハン・ハルヴォルセン:若い娘の歌 ノルウェー民謡: 夜更かしをした(ビャーネ・ブルースター編)/ イェンデイーネの子守歌 オーレ・ブル:メランコリー ズデニェク・フィビヒ:詩曲 スティーヴン・ソンドハイム: センド・イン・ザ・クラウンズ |
アルヴェ・テレフセン(Vn) ヨーラン・W.ニルソン指揮 トロンハイムso. | |
録音:1995年。以前、Grappaレーベルから GRCD-4104として発売されていたCDのレーベル移行再発売。 ヨーロッパを代表するヴァイオリニスト、テレフセンが情感豊かに聴かせるこのCDは、自国ノルウェーですでに10万枚以上を売り上げた大ヒット作。チェロの名曲「白鳥」、フルートのための名旋律「シチリアーナ」、大ヒットした映画「シンドラーのリスト」、初めて聴くノルウェー民謡などをみごとな技巧と美しい音色でたっぷりと聴かせる。前回Grappaからの発売時には、日本でも大ヒットした。 | ||
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン協奏曲第1番Op.77(旧Op.99)(*) バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調BWV.1041(#) |
アルヴェ・テレフセン(Vn) パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド)指揮 RPO(*)、 オスロ室内音楽祭弦楽合奏団(#) | |
録音:1991年12月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(*)/1992年2月、ノルウェー国立アカデミー(#)。 | ||
フランク・ブリッジ(1879-1941):チェロ・ソナタ ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタ ハ長調Op.65 フランク・ブリッジ: 瞑想曲/春の歌/セレナード/子守歌/スケルツォ/ エレジー/ゆりかごの歌/メロディー |
オイスタイン・ ビルケラン(Vc) ヴェービョルン・ アンヴィーク(P) | |
ビルケランはノルウェーを代表するチェリスト。 オスロ・フィル、ノルウェー室内管弦楽団をはじめとする数多くの名オーケストラと共演し、その実力を高く評価されている。 | ||
シューマン:オーボエとピアノのための3つのロマンス Op.94 ブリテン:オウヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼ Op.49 フランツ・ライツェンシュタイン(1911-1968): オーボエとピアノのためのソナティナ Op.11(1937) モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370/368b |
ブリンヤル・ホフ(Ob) コーレ・オルヌング(P) ヒンダル三重奏団 | |
ブリンヤル・ホフ(1940-)はスカンディナヴィアを代表するオーボエ奏者であった。20年間にわたりオスロ・フィルハーモニックの首席を務めながらイギリス、アメリカ、ドイツ、スペイン、ソ連など、北欧以外の国でもコンサートを行い、1981年にはノルウェー作曲家協会の年間最優秀演奏家に選ばれている。しかしその後、指の故障のために引退。Aurora、Simax(Victoria/Libra Classics録音)などのアルバムだけが、彼の芸術を知るよすがとなってしまった。 | ||
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集 [第1番 ヘ長調Op.8/第2番 ト長調Op.13/第3番 ハ短調Op.45] |
テリエ・トネセン(Vn) アイナル・ヘンニング・スメビ(P) | |
以前VICTORIAレーベルから VCD-19070 としてリリースされていた録音。トネセン(1955-)は1972年にデビューしたノルウェーを代表するヴァイオリニストのひとり。ソロイスト、室内楽奏者として活躍するほか、オスロ・フィルハーモニック(リーダー)、ノルウェー室内管弦楽団(芸術監督)、カメラータ・ルーマン(リーダー)など、多くの団体の育成にも関っている。ピアニストのアイナル・ヘンニング・スメビ(1950-)(日本ではスメビエと書かれることも多い)は、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授職を務めるかたわら、古典から現代までの作品を取り上げた演奏会活動を精力的に行っている。この全曲録音は、トネセンの気品ある緻密な響きのヴァイオリン、それぞれの曲の性格を把握したスメビのピアノがあいまって、グリーグの音楽の多様な魅力をバランスよく表現した、この3曲の代表的な演奏として評価が高い。 | ||
21世紀のための21の行進曲 スティーヴン・ モンテイグ(1943-):軍隊行進曲(*) ビョルン・ クルーセ(1946-):行進曲によるフーガ(*) マヤ・ソールヴェイ・ シェルストルプ・ラトシェ(1973-): 前世紀から残された69の行進の小節(*) クヌート・ヴォーゲ(1961-):前進行進曲(+) マイケル・ フィニシー(1946-):特徴のない行進曲(+) ホーコン・ベルゲ(1954-):ナック(+) トリグヴィ・M.バルドヴィンソン(1965-): 平行調による行進曲*(*) フランク・トヴェオル・ヌーレステン(1955-): どうか黙っててください!*(*) ヘルゲ・ハウスゴール・ スンネ(1965-):呪文*(*) マグナル・オーム(1952-):構わないでくれ+(+) ルーネ・レブネ(1961-): カーム(ホーコン皇太子の行進曲)+(+) ボジダル・スパッソフ(1949-): 過去よさらばパーティの行進曲+(+) ティエリー・ド・メイ(1956-):通りすがりに(#) トーグリム・ソリッド(1942-):あとで(#) エイヴィン・ブエーネ(1973-):葬送行進曲1999(#) ウーラヴ・ベルグ(1949-):マ・モン#(#) ダーグフィン・コック(1964-):バヤートを超えて(##) エルッキ=スヴェン・トゥール(1959-): UBSのためのハッピーアワー(##) ウーレ・ヘンリク・モーエ(1966-): ストライキ中のバンドのためのストライクアップ(***) ロッタ・ヴェンナコスキ:タルモ(***) シェル・サムコフ(1952-):昔の番号2000番(***) |
シェル・サイム指揮(*) ノルウェー国軍幹部音楽隊(*) トマス・リームル指揮(+) ノルウェー西部方面軍楽隊(+) ビョルン・ サーグスタード指揮(**/++) ノルウェー東部方面軍楽隊(**) ノルウェー中部方面軍楽隊(++) ペーテル・ セバスチャン・シルヴァイ &トマス・リームル指揮(#) ノルウェー南部方面軍楽隊(#) クリステル・ヨハネセン指揮(##) ノルウェー王立海軍バンド(##) エイヴィン・グルベルグ・ イェンセン指揮(***) ノルウェー北部方面軍楽隊(***) | |
ルードヴィーグ・イルゲンス・ イェンセン(1894-1969): パッサカリア/祝祭序曲/頌歌 宗教的牧歌/日本の春 |
ラグンヒル・ ハイラン・ソーレンセン(S) アイヴィン・オードラン指揮 ベルゲンpo. | |
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1 No.3 「プラハの姉妹」の 「私は仕立て屋カカドゥ」の主題による変奏曲 ピアノ三重奏曲第3番〜アレグレット ヨウニ・カイパイネン(1956-): ピアノ三重奏曲第3番 |
グリーグ三重奏団 | |
1987年結成の若き実力派トリオ。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.2 ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1 No.2 ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70 No.1「幽霊」 ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-): 美しい島への船旅(ピアノ三重奏のための) |
グリーグ三重奏団 ヴェービョルン・アンヴィーク(P) ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) エレン・マルグレーテ・ フレシェー(Vc) | |
録音:2004年。 ベートーヴェンがピアノ三重奏のために書いた作品に、グリーグ三重奏団のための新作を組み合わせるというユニークなシリーズ。第1集 (PSC-1165) では、ノルウェー・アフトンポステン紙から「深い音楽をもち、色彩とダイナミックスの使い方が絶妙なヴィルトゥオーゾ演奏」と評価された。 | ||
ベートーヴェン+ [ Beethoven + ] Vol.3 ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」 ラッセ・トレセン(1949-): ピアノ三重奏曲第2番 「The Descent of Luminous Waters」 |
グリーグ三重奏団 [ヴェービョルン・ アンヴィーク(P) ソルヴェ・ シーゲルラン(Vn) エレン・マルグレーテ・ フレシェー(Vc)] | |
ベートーヴェンの作品に現代作曲家の三重奏曲をプラス。“今日のベートーヴェン "として評価の高いグリーグ三重奏団のシリーズ最終作では、ベートーヴェンの円熟を示す名作、メロディの美しさと内省のバランスのとれた「大公」が演奏される。プラスされる作品はノルウェーの作曲家ラッセ・トレセン(1949-)の第2番のピアノ三重奏曲。トレセンは、ベートーヴェンの音楽を敬愛し、第1番のピアノ三重奏曲をはじめとする作品で、心のうちにある宗教的次元を音楽として表現してきた。ピアノ三重奏曲第2番はグリーグ三重奏団が初演。じっと動かない、暗い岩。流れ落ちる水が光のエネルギーを放ち、人の心は飛翔する。この瞑想の音楽は、アムステルダム、ロンドン、ベルリンでも演奏された。 | ||
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): 歌曲全集 アヴェ・マリア/ミニョン/中国の2つの詩/ 勇気はあるのか/おお魂よ、暗き心の夜 |
シリ・トリエセン(S) ホーコン・アウストボー(P) クリスチャン・エッゲン指揮 ベルゲンpo. | |
アルネ・ヌールハイム(1931-): 「夢の詩」への音楽 |
ニョル・スパルボ(B) ウンニ・レーヴリード(声) トゥールン・オストレム・ オッスム(Ms) フランク・ハヴロイ(B) カール・ホグセット、 ラスムス・ ホグセット(CT) シグヴェ・ボー、 シェル・ヴィーグ(T) ベンヤミン・イーサクセン (ボーイS) オースヒル・ブレーイ・ ニューフース (ハリングフェレ) マッツ・クレーソン (エレクトロ= アクースティックス) グレクス・ヴォーカリス インガル・ベルグビ指揮 ノルウェー放送o. | |
現代ノルウェーを代表する作曲家ヌールハイムの75歳誕生日を記念した録音で、叙事的大作。題材となった「夢の詩」は、ノルウェー南部のテレマルク地方に伝わるバラッド。 沼地を抜け、いばらの茂る荒れ野を越え、死者の歩む道をたどる巡礼の旅。煉獄と地獄、天国の祝福された魂。キリストと天使長ミカエルと天使が悪魔の軍団と戦い、最後の審判の日を迎える。クリスマスイヴ(12月24日)に眠りに落ち、公現祭(1月6日)に目を覚ましたウーラヴ・オステソンという男の夢(夢想)が歌われる。中世から歌い継がれてきたこのバラッドはノルウェーの魂の故郷。多くの民謡とともにノルウェーの作曲家たちにインスピレーションを与えつづけている。 | ||
オリヴィエ・メシアン:初期オルガン作品集 キリストの昇天(1934)/ 二枚折の絵〜地上の生と至福の永遠性に 関するエッセイ(1929)/ 前奏曲(c.1930s pub.2002)/ 聖体秘蹟への捧げ物(c.1930s pub.2001)/ 天上の宴(1928 rev.1960)(第2版)/ 永遠の教会の出現(1932) |
インゲル=リーセ・ ウルスルード(Org) | |
録音:2008年9月14日-16日、聖ニコライ教会(ハルムスタード、スウェーデン)。使用楽器:聖ニコライ教会のPels&van Leeuwen オルガン(スヘルトーヘンボス、オランダ)(2003年)。制作:アルネ・アクセルベルグ、インゲル=リーセ・ウルスルード、録音:アルネ・アクセルベルグ。 20世紀の音楽の展開にさまざまな影響を与えたオリヴィエ・メシアン。サントトリニテ教会のオルガニストに就任する前の1928年にオルガンのための作曲を始め、このジャンルの作品を探ることで、彼の音楽が展開していくプロセスをたどることができると言われる。メシアンの初期オルガン作品集。1933年に発表した管弦楽のための作品を編曲し、新たに第3楽章を作曲した「キリストの昇天」。後に第2部が「世の終わりのための四重奏曲」に使われた「二枚折の絵」。「前奏曲」と「聖体秘蹟への捧げ物」は、遺品の中から見つかり、1930年代に書かれた作品と推測されている。最初に出版されたオルガン曲「天上の宴」は、1960年の第2版による演奏。 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-)はノルウェー生まれ。ノルウェー音楽アカデミーで教会音楽の学士号を取得。1996年、オスロ・コンサートホールでコンサートオルガニストとしてデビュー。ノルウェー音楽アカデミー、トロンハイム音楽院、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで教えながら、オスロのウラニエンボルグ教会の首席オルガニストを務めている。多くの優秀録音で高名なエンジニア、アルネ・アクセルベルグが共同制作と録音・編集を担当。スウェーデン西海岸の都市ハルムスタードの聖ニコライ教会で録音セッションが行われた。5.1 チャンネル・サラウンド(またはステレオ)のSACDと、2チャンネルにミックスダウンしたCDのハイブリッド・ディスク。宗教作品にふさわしい清澄なオルガンの音は、このアルバムの愉しみのひとつだろう。メシアンの曲についてのノーツは、ウルスルード自身が執筆した。 | ||
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 |
アルヴェ・テレフセン(Vn) ヴァーノン・ハンドリー指揮 LPO | |
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*) ステンハンメル:2つの感傷的なロマンス ヴァーレン:ヴァイオリン協奏曲 |
アルヴェ・テレフセン(Vn) パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド)指揮 ロイヤルpo.(*) オーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso. | |
ノルウェーの代表的ヴァイオリニスト、テレフセンによる北欧ヴァイオリン協奏曲集。情緒たっぷりの演奏を聞かせるテレフセンのシベリウスも楽しみだが、美しいステンハンメルとヴァーレンの作品が聞けるのも嬉しい。さらに豪華な伴奏陣も魅力。 | ||
バルトーク:ヴァイオリンのための作品 アンダンテ(ヴァイオリンとピアノのための)/ ヴァイオリン・ソナタ ホ短調/ ハンガリー民謡集「子供のために」Sz42 第1巻・第2巻から (ヴァイオリンとピアノのための)/ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz117(1944) |
エリセ・ボートネス(Vn) ホーヴァル・ギムセ(P) | |
録音:2005年9月3日-5日、2007年11月20日-21日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。使用ヴァイオリン:1689年製ストラディヴァリ アルディティ、1785年製J.B.ガダニーニ。制作:ヴェガール・ランドース、録音:トマス・ウォウルデン。 バルトークの創作ではヴァイオリンのための音楽とヴァイオリンが重要な役割を担う作品が大きな位置を占めていたと考えられる。ブダペスト音楽アカデミーの学生時代、1902年のロマンティックな「アンダンテ」。翌1903年に作曲した ホ短調のヴァイオリン・ソナタ。ヴァイオリニストのティヴァダル・オルサーグ共同でピアノのための「子供のために」(Sz42)第1巻・第2巻の9曲を編曲した「ハンガリー民謡集」。バルトーク晩年、もっとも完成度の高い作品のひとつとされる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」。 エリセ・ボートネス(1971-)はトロンハイム生まれ。ヴェルターヴォ四重奏団のメンバーを経て、2007年から、テリエ・トンネセン、スティーグ・ニルソンとともにオスロpo.及びデンマーク放送so.、WDRケルン放送so.、トロンハイムso.第1コンサートマスター。彼女が共演に選んだのは、ホーヴァル・ギムセ(1966-)。彼と共演することの多いテレフセンは、「ギムセは、伝統的なスタイルでは、ノルウェーでもっとも優秀なピアニスト」と評価している。これまでに発売したアルバムは非常に高い評価を受けている。 | ||
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821 シューマン: アダージョとアレグロ Op.70/ 民謡風の5つの小品 Op.102/幻想小曲集 Op.73 |
エルンスト・ シモン・グラーセル(Vc) リヴ・グラーセル(P) | |
シモン・グラーセルはロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックのディプロマを修了。2001年よりノルウェー歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者を務めている。 | ||
ポール・デュカス(1865-1935):ピアノ作品全集 ソナタ 変ホ短調/ハイドンの名による悲歌的前奏曲/ ラモーの主題による変奏曲/間奏曲とフィナーレ/ 遥かに聞こえる牧神の嘆き(ドビュッシーへの追悼) |
トール・ エスペン・アスポース(P) | |
アスポースはソリストとして活動する傍らノルウェーの名門、ノルウェー国立音楽アカデミーで1991年より助教授として教鞭をとっている。 | ||
金曜日の音楽 「金曜日の音楽」〜10の断章 [ニコライ・アルツィブーシェフ:セレナード ニコライ・ソコロフ:ポルカ マクシミリアン・ドステン=ザッケン:子守歌 アナトーリー・リャードフ:マズルカ フェリクス・ブルーメンフェルト:サラバンド ソコロフ:マズルカ リムスキー=コルサコフ:アレグロ リャードフ:サラバンド ボロディン:スケルツォ アレクサンドル・コプィーロフ:ポルカ グラズノフ:5つのノヴェレッテ Op.15 |
ヴェルターヴォSQ | |
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団は1995年第2回メルボルン国際コンクールで優勝、観客賞、満場一致の評論家賞などを一挙獲得。ベルリン芸術祭、エディンバラ国際音楽祭など世界各地の主要音楽祭に招かれている女性4人によるノルウェーを代表する若手クァルテット。バーバラ・ヘンドリックス、クリスチャン・リンドベリら著名なソリストとの共演も多くその実力は高く評価されている。 「金曜日の音楽」とは19世紀末、サンクトペテルブルクの材木商ベリャーエフのサロンで金曜日に開かれていたコンサートに、ベリャーエフ・サークルと呼ばれるグループの作曲家たちが彼に献呈した弦楽四重奏のための曲をまとめた曲集。 国内代理店で扱いが無い商品のため、高額となります。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.1 騎士のバレエ WoO.1/ 交響曲第1番 ハ長調 Op.21/ 交響曲第2番 ニ長調 Op.36 |
トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
録音:1998年1月&11月。 1963年デンマークの首都コペンハーゲン生まれで、1993年-1995年にはボストン交響楽団で小沢征爾の下副指揮者も務めたダウスゴーによる大プロジェクトの第1弾だった物。その名の通り、交響曲も含めた管弦楽作品の集大成を目指している。音楽学者ジョナサン・デル・マー博士によるベーレンライター版のための研究成果をいち早く取り入れたもので、ライナー・ノートも執筆。ダウスゴーがジョナサン・デル・マー博士の父で指揮者・教育者だったノーマン・デル・マーの弟子だという繋がりもある。聞いててとても気持ちの良くなるベートーヴェン、7年たってもなお鮮度は抜群。第5番の冒頭「運命」動機もほとんどフェルマータなしに聞こえる。冒頭におさめられた「騎士のバレエ」は1791年の初演で、当初ヴァルトシュタイン伯爵の作と偽って発表され、出版はベートーヴェンの死後50年近くたってからだった。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.2 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60/ 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」 「コリオラン」序曲 Op.62 |
トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
録音:1999年1月&5月。 まるでバロック音楽を聴いているような、軽やかなタッチの第5番は、これまでの常識を根底から覆す。したがって音を聞いただけではかなり好みが分かれることだろう。しかしスコアを見ながら聴くと納得させられてしまうから不思議。ダウスゴーがこの曲にかけた魔術は、仮に種あかしをしてもらったとしてもピンとこないかもしれない。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.3 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15/ ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19 ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調 WoO 6 |
ボリス・ベレゾフスキー(P) トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
録音:1999年5月24日-30日。 このシリーズのピアノ協奏曲ソリストはボリス・ベレゾフスキーが起用されている。ベレゾフスキーのパワフルでユニークな音楽性は、指揮のダウスゴーがこのシリーズで基調としている早い テンポの中でも決して埋もれることがない。彼の協奏曲のソロイストとしての天性の資質をあらためて見せつけられる演奏。名工の業物のように、切れ味抜群。 協奏曲のあとに収録された「ピアノと管弦楽のためのロンド」はもともとピアノ協奏曲第2番のフィナーレとして作曲された。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.4 交響曲第7番 イ長調 Op.92/ 劇付随音楽「エグモント」 Op.82(全曲)(*) |
ヘンリエッテ・ ボンデ=ハンセン(S;*) トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
録音:2000年1月10日-21日。 劇音楽「エグモント」全曲はセル&VPOの録音しか入手できない時代が長く続いたが、それをこのダウスゴーの演奏と比較してしまうと腰を抜かしそうになる。版の違い、編成の違い、テンポの違い、すべてが折り重なってまるで別モノ。序曲のあの荘厳な序奏部は、スコアに記されているテンポが倍に書き換えられてしまったのだろうか? と疑いたくなるような早さで演奏され、聴き手は猛烈な不意打ちを食らうことになる。 第7番は、クライバーでもかくやと思わせる電撃スフォルツァンド&アクセントがことごとく決まる。さらによく聴き込めば、最近のピリオド系の演奏をさらに上回る、意表をついた表現が地雷のように埋め込まれているにも気づく。そして最速のテンポで駆け抜ける終楽章は、「疾走」どころの騒ぎではない。それなのにすんなりと品よく聴かせてくれるのが、並のレベルでは推し量れない才人ダウスゴーの手腕。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.5 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37/ ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための 三重協奏曲 ハ長調 Op.56(*) |
ボリス・ベレゾフスキー(P) ウルバン・スヴェンソン(Vn;*) 、 マッツ・ロンディン(Vc;*) トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
録音:2000年3月、エーレブルー・コンサート・ホール(スウェーデン室内管弦楽団の本拠地)。 1990年チャイコフスキー国際コンクールの覇者ベレゾフスキーは言うまでもなく圧倒的なテクニシャンだが、このベートーヴェンのシリーズでは、決してロマン派的な重い弾き方ではなく、ダウスゴーのピリオド志向に呼応した、抑制したタッチで聴かせてくれる。感性も呼吸もピッタリで中途半端にやり残したところのない演奏。三重協奏曲でベレゾフスキー以外はスター・ソロイストではなく、 あえてスウェーデンco.の奏者たちを起用したのも、実をとるダウスゴーらしい選択。コンサート・マスターでもあるスヴェンソンは1968年生まれ、チェロ首席のロンディンは1960年生まれだから、 指揮者も含めすべて30台後半から40台前半の働き盛りで固められた演奏ということになる。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.6 交響曲第6番 ヘ長調「田園」Op.68/ 「レオノーレ」序曲 [第1番 Op.138/第2番 Op.72/第3番 Op.72a] |
トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
シリーズ発売済みの6枚の中でも特に名盤の誉れ高い演奏。自然体でありながら、起伏は十分で感動的。心を癒す牧歌的な「田園」の姿が浮かび上がる。 | ||
カミラ・ウィックス、ノルウェー放送ライヴ ビャーネ・ブルスタード(1895-1978): ヴァイオリン協奏曲第4番(#) ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲(*) |
カミラ・ウィックス(Vn) ヘルベルト・ブルムステッド (ブロムシュテット)(#)指揮 ユーリー・シモノフ指揮(*) オスロpo. | |
録音:1968年3月28日(#)/1985年9月26日(*)。(*)のみステレオ。音源:ノルウェー放送協会。 おそらくオスロにおけるライヴ録音。ノルウェー文化省の後援により、ウィックス自身の許可を得て発売される。カミラ・ウィックス(1928-)はアメリカのヴァイオリストだが、ヴァイオリニストであった父親のイングヴァルド・ヴィクス(ウィックス)はノルウェー人。彼女は父の故郷ノルウェーそして北欧を愛し、その音楽を積極的に演奏した。ブルスタードはウィックスと交友のあった作曲家で当作品の作曲にあたっては彼女と議論をかさねたという。録音はモノラルながら悪くない。ウォルトンはおそらくアナログだが、当時の放送ライヴとしてはこちらも満足のいく音質。知名度は高く、近年若き日の演奏復刻は見受けられるものの、壮年期には非常に録音が少なく、半ば幻のヴァイオリニストと化している彼女の演奏が発売されていることを非常に喜びたい。 | ||
クヌート・スクラム、オペラ・アリア集 「フィガロの結婚」「マクベス」「オテロ」 「仮面舞踏会」「タンホイザー」 ニュルンベルクのマイスタージンガー」より |
クヌート・スクラム(Br) シモーネ・ヤング指揮 RPO | |
グリーグ (1843-1907):無伴奏合唱曲集 めでたし海の星よ/われらに平安を与えたまえ/ 4つの詩篇Op.74/男声合唱のための6つの小品/ ハルフダン・シェルルフの記念碑にて(2曲)/ ホルベルク・カンタータ(4曲) |
オスロ・ フィルハーモニックcho. | |
R.シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」(1910) |
マリス・ヤンソンス指揮 オスロpo. | |
録音:1998年8月&11月、オスロ・コンサート・ホール、ライヴ。 | ||
ロワイエ: 6つの協奏的ギター二重奏曲/ ギター二重奏のための 6つのセレナード より[第1番/第2番] |
エリク・S.テンスタヴォル(G) マッティン・ヘウグ(G) | |
バード:コンソート・ソングとコンソート曲集 乙女(*)/4声のファンタジア/主に向かって喜べ(*)/ 海の向こうの戦場には(#)美しきブリテン島(*)/ わたしはブラウンだけれど(*)/ 主よ、なんとむなしいことか(#)/ 4声のイン・ノミネ[第1番/第2番]/ 美しいスザンナ(*)奥様は小犬を飼っていた(#)/ アマリリスは野で踊り(*)/子守歌(*)/ 汝ら聖なるミューズたちよ(#) |
ジェラルディン・マクグリーヴィ(S;*) イアン・パートリッジ(T;#) ファンタズム (ヴィオール・コンソート) | |
世界的に非常に評価の高いファンタズムが、二人の名歌手を迎えたバードのコンソート音楽集。 | ||
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 | シェティル・ハウグサン (Cemb) | |
ノルウェーを代表するチェンバリスト、ハウグサンはアムステルダム音楽院でグスタフ・レオンハルトに師事。その後パリとブルージュで行われた国際チェンバロ・コンクールで優勝し、 世界各国で公演。鍵盤奏者としてだけでなく、ノルウェー・バロックo.の指揮者としても活躍している。バッハの作品はすでにSimaxより2枚(ソロとして)リリースしている。バッハ・ファン注目の録音。 | ||
クリスティアン・ シンディング(1856-1941):歌曲集 Vol.1 「子供の不思議な角笛」 Op.15〜抜粋 「アンタルとアブラのアラビアの話」〜抜粋 歌曲集「狂人の歌」 Op.22 歌曲集「アネモネ」 Op.28 歌曲集「アネモネU」 Op.75 歌曲集「家路へ」 Op.80〜抜粋 歌曲集「新しい愛にとらえられ」 Op.85 |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
クリスティアン・ シンディング(1856-1941):歌曲集 Vol.2 (全40曲) |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
クリスティアン・ シンディング(1856-1941):歌曲集 Vol.3 シンディングによるドイツ歌曲集/ ホルガー・ドラックマンの詩による歌曲集/ ノルウェー、デンマークの詩による歌曲集 アイヴァ―・モルテンソンの「ストリングプレイ」Op.40 |
ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) | |
グリーグの最大の後継者と言われるシンディング。ドイツ・ロマン派の影響も強く受けた。ヴォレスタードはノルウェーを代表するバリトン歌手であり、ノルウェー国内だけでなくブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、シギスヴァルト・クイケンらとヨーロッパ・ツアーを行っている。 国内代理店で扱いが無い商品のため、高額となります。 | ||
バルトーク:弦楽四重奏曲全集 [第1番−第6番] |
ヴェルターヴォSQ | |
ヴェルターヴォSQは2001年3月、ノルウェー国王のお共で来日し話題を集めた。第4番は彼女たちの1984年結成時からのレパートリーだったという。その当時メンバーはまだ10台前半!だったというから恐れ入る。その後、実演で何度も全6曲の演奏を繰り返し、 1999年から2000年にかけて3回のセッションで収録されたのがこの全集。「やりたいことを妥協せずに、しかも細かいことまでも自分たちの意志で決定できる、そんなSimaxレーベルと仕事ができて幸せ」 (Classic Press 2001 Summer)と語るヴェルターヴォの研ぎ澄まされたバルトーク。 | ||
ハルヴォルセン: 劇的組曲「グレ」/ 劇音楽「アスケラデン」組曲/ 劇音楽「ヴェニスの商人」組曲 |
テリア・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
ハルヴォルセン: 劇的組曲「国王」/ 劇音楽「ヴァセンタセナ」組曲/ 劇的組曲「トルデンスキョル」/ 祝典行進曲 |
テリア・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
NKFから数枚のCDが出ているが、ノルウェー最後のロマン派ハルヴォルセンの作品集はあまり多くないだけにこの2枚は貴重なリリース。 | ||
第2の話〜サクソフォン四重奏のための現代ノルウェー音楽 ヘルゲ・ハウスゴール・スンネ(1965-):1002番目の話 ラッセ・トレセン(1949-):物語 ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):ネアブラムシ ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):時代の刻印 |
サクソフォン・コンセントゥス | |
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調Op.27 ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10 |
ヴェルターヴォSQ | |
一瞬ピアソラか何かかと思わせる強烈な演奏。ヴェルターヴォ弦楽四重奏団は4人の女性奏者が1984年に結成した。ブックレットには4葉の写真が載っていて、4人が順番にアップになっている。 | ||
追憶〜エルグ、歌曲を歌う ゲイル・トヴェイト(1908-1981): 名誉もち歓迎すOp.150-1 フォーレ:五月Op.1-2 ウィリアム・ロイ:この小さな薔薇 ロジャー・クウィルター(1877-1953): 真紅の花びらがまどろめばOp.3-2、愛の哲学Op.3-1 シューベルト:君こそわが憩いD.776 アイヴズ:12の歌〜追憶 ベルク:ナイチンゲールの死 バーバー:この輝く夜にきっとOp.13-3 ブリテン:サリーの園(アイルランド民謡) R.シュトラウス:献呈Op.10-1 ホルスト:ウシヤス〔夜明け〕Op.24-1 シューベルト:万霊節の日の連祷 ヘンデル:シャコンヌト長調HWV435より パーセル:ディドの別れ |
エルグ(Vo) グレーテ・ヘレ・ラスムセン(P) ヘルグ・ハフスゴール・ スンネ (編曲、サウンドデザイン) | |
エルグはノルウェーのロック歌手。 | ||
カンツィオ 〜ピエ・カンツィオーネスと 中世スカンディナヴィアの教会と学校の歌 われらの主にして救世主イエス・キリストの生誕の歌/ 人間という状態のはかなさとみじめさ/ 春の歌/学校生活/修道院の写本から |
プロ・ムジカ・アンティカ・オスロ | |
PSC-1204 廃盤 |
ヤンソンス〜ブラームス:交響曲全集 Vol.1 ブラームス:交響曲第2番/交響曲第3番 |
マリス・ヤンソンス指揮 オスロpo. |
ヤンソンス〜ブラームス:交響曲全集 Vol.2 ブラームス:交響曲第4番 ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907): 序曲「ヘンリー4世」Op.7 |
マリス・ヤンソンス指揮 オスロpo. | |
ヤンソンス〜ブラームス:交響曲全集 Vol.3 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68(*) ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907): 「ハムレット」序曲 Op.4 |
マリス・ヤンソンス指揮 オスロpo. | |
録音:1999年10月(*)/2000年6月(+)、以上オスロ・フィルハーモニック・ホール、ライヴ。 ヤンソンスによるブラームス交響曲全集、第2弾と第3弾のカップリングがヨーゼフ・ヨアヒムの作品だというのも面白い。 | ||
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): 劇音楽「フォッセグリム」 Op.21/ ノルウェーから シオドア・ルーズヴェルトへの挨拶 Op.31 |
アルヴェ・ モーエン・ベルグセット (ハリングフェレ/Vn/歌) オイヴィン・ブルンク(T) ペール・ ヴォレスタード(Br) オースヒル・シーリ・ レフスダール(S) ヨアキム・セバスチャン・ シェスブ(ボーイS) テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. ギヌンガガップcho. | |
「フォッセグリム」はクリスチャニア国立劇場の俳優シーグル・エルデガルドの台本による、4幕のトロル劇。滝の下に住む超自然の生物フォッセグリムの弾くフィドルを聴いたという村一番のフィドルの名手トルゲイルを主人公とするため、ノルウェーの民俗楽器ハリングフェレが劇音楽の全体で大きな役割を果たす。ノルウェー音楽史上初めて、管弦楽とともにハリングフェレを用いた音楽として有名である。当時の上演でハルヴォルセン自身が、ハリングフェレを弾いたとも伝えられている。 | ||
ウィンドバンドのための音楽 グレインジャー: 岸辺のモリー/リンカーンシャーの花束 フロラン・シュミット:ディオニュソスの祭 ホルスト:第1組曲 変ホ長調/第2組曲 ヘ長調 グレインジャー: アイルランドの旋律/シェパーズ・ヘイ |
アイヴィン・オードラン指揮 ノルウェー国軍音楽隊 | |
シェル・モルク・カールセン(1947-): ヨハネ受難曲Op.100(1992) |
マグネ・スクレーデ(T) イーカ・レッパネン(Br) ニョル・スパルボ(B) トゥール・グロン(Org) マグナル・マンゲルスネス指揮 ベルゲン大聖堂cho. | |
ヴァイオリンとピアノのための作品集 モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378(317d) フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13 プロコフィエフ:5つのメロディー Op.35 bis ヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-1994): パルティータ |
マリアンネ・トルセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(P) | |
マリアンネ・トルセンは1992年、ロンドンで行われたカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールを皮切りに数々の国際コンクールで優勝で優勝したヴァイオリニスト。 | ||
ハイドン: ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲集 (原曲:ピアノ三重奏曲) [ト長調Op.62 Hob.XV-15 (ピアノ三重奏曲第15番〔旧 第29番〕)/ ニ長調Op.63 Hob.XV-16 (ピアノ三重奏曲第16番〔旧 第28番〕)/ ヘ長調Op.68 Hob.XV-17 (ピアノ三重奏曲第17番〔旧 第30番〕) |
ムジカ・ドメスティカ [ブレンダ・ブルーエット(Fp) パウル・ヴォールベルグ(Fl) トルライム・ホルム(Vc)] | |
航海−マルチメディアによるノルウェーの2000年 ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):Odnupo リーネ・グレナーゲル:Helleristning T ペートル・セイカ:Dissensions(軋轢) ポール・ヤックマン(1967-):Mere-Coincidence Cafe ニルス・ヘンリク・アスハイム(1960-):Navigo ギスレ・クヴェルンダック(1967-):Liposculpture ヴィクトリア・ヨンソン:Blow エイヴィン・ブーエネ:Micromusic ウーラヴ・アントン・トメセン(1946-): Sarabanda Smorzata ラグンヒル・ベルスタード:Anstrok ヘンリク・ヘルステニウス:Framing time タニヤ・オルニング:Interface コーレ・ディヴィク・ヒュスビ:Canonic Jingle テリエ・リプダル(1947-):Two of a kind スタファン・ウィリアム=オルソン:kyberiana マヤ・ラトシュ:Crush ランディ・ネイラー:play leaning sequence |
シベリア [タニヤ・オルニング(Vn) ヴィクトリア・ヨンソン(Vc) ランディ・ネイラー (マルチメディア)] | |
「マルティメディア」に関しては不詳。 | ||
ロムアルツ・カルソンス(1936-): ヴァイオリン協奏曲(1978)/チェロ協奏曲(1970)/ ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲(1978) |
ヴァルディス・ザリンシュ(Vn) アグネセ・ルゲーヴィカ(Vc) ヤーニス・ジルベルス(P) テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
カルソンスは現代のラトヴィアの音楽界を代表する多作な作曲家の一人。ソリスト名表記はラトヴィア語の発音がわからないため読みを推測しているとのこと。 | ||
ルードヴィグ・マティアス・リンデマン (1812-1817):オルガン作品集 コラール「我が終わりの近きをだれぞ知らん」による変奏曲/ 戴冠行進曲/バッハの名による3つのフーガ/ コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による変奏曲 |
コーレ・ノルストガ(Org) | |
使用楽器:オスロ大聖堂の主オルガン。リンデマンはトロンハイム生まれのオルガニスト&作曲家。 | ||
シューマン: 謝肉祭 Op.9/クライスレリアーナ Op.16/ アラベスク Op.18 |
シーグル・スロッテブレク(P) | |
悲歌(Hika) ジョージ・クラム(1929-): ヴァイオリンとピアノのための4つの夜想曲(夜の音楽II) 武満徹(1930-1996):ヴァイオリンとピアノのための悲歌(Hika) オリヴィエ・メシアン(1908-1992): ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45 |
トロン・セーヴェルー(Vn) アイナル・ロッティンゲン(P) | |
このCDの最初の3曲では、「空間」という存在が強く意識される。クラムの4つの夜想曲ではヴァイオリンの多彩な技法が活かされ、ピアノを打楽器的に扱う奏法が目立つ。そして、武満徹の悲歌(Hika)は音一つ一つが紡がれていき、そこから神秘的な音の風景が展開される。また、メシアンの主題と変奏ではピアノが簡素な和音を弾いている中でヴァイオリンがささやくように演奏される。それに比べ、ドビュッシーとグリーグのソナタでは、「伝統的」というフレーズが合うような感じがする。ドビュッシーのソナタは雰囲気のある印象主義の絵画のように。また、グリーグのソナタはノルウェーの香りを添えてロマンティックに。 トロン・セーヴェルー(1962-)は、作曲家ハラール・セーヴェルーの孫にあたるヴァイオリニスト。ベルゲン生まれでスピティネフ・ソルム、イサーク・シュルドマンに師事した。コンサートで来日もあり、日本での知名度も増してきている。アイナル・ロッティンゲン(1963-)もベルゲン生まれのピアニスト。イジー・フリンカに師事している。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」(*)/ 第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」(*)/ 第23番 ヘ短調 Op.57「アパッショナータ」(*)/ 第30番 ホ長調 Op.109(+)/第31番 変イ長調 Op.110(+)/ 第32番 ハ短調 Op.111(+) |
アイナル・ ステーン=ノクレベルグ(P) | |
録音:1988年(*)/2004年(+)。 「限りない想像力と感受性・・・編成の管弦楽よりも変化に富んだ音色を生むピアノ」(ピアノ・ジャーナル) と評されるステーン=ノクレベルグ(1944-) はノルウェーのピアニスト。グリーグ(Naxos)、ハルフダン・シェルルフ(PSC-1228)ら、母国作曲家のピアノ作品全曲録音でも知られている。バッハ、ベートーヴェン、シューベルトらの音楽も重要なレパートリー。ステーン=ノクレベルグがひさびさに録音したベートーヴェンは、後期のソナタ3曲に、Victoriaレーベルからリリースされていた録音 (VCD-19011) を加えたアルバムになっている。 | ||
スクラッチ〜打楽器のためのノルウェー音楽 ロルフ・ヴァリン(1957-):スクラッチ ロブ・ウェアリング(1956-):Sikoté Sukán ヘンリク・ヘルステニウス(1963-): 時の5つの痕跡 II (1997) トゥーマス・ニルソン/D.J.バラバス: ノー・イリュージョン |
SISU パーカッション・ アンサンブル | |
ヨハン・ヘンリク・フライトホフ(1713-1767): ノットゥルノ 変ロ長調 (2つのヴァイオリン、チェロと通奏低音のための)/ ソナタ ト長調(フラウト・トラヴェルソと通奏低音のための)/ ソナタ第2番(三重奏曲)ト短調 (2つのヴァイオリンとチェロのための)/ ソナタ ホ長調(ヴァイオリンと通奏低音のための)/ 3声のノットゥルノ ホ長調(2つのヴァイオリンとチェロのための)/ 3声のソナタ イ長調(2つのフルートと通奏低音のための)/ トリオ ホ長調(2つのヴァイオリンとチェロのための)/ トリオ ト長調(2つのヴァイオリン、チェロと通奏低音のための)/ トリオ ニ長調(2つのヴァイオリンとチェロのための) |
シェティル・ハウグサン(Cemb) ノルウェー・バロックo. ソロイスツ | |
フライトホフの曲がCD化されるのは当盤がおそらく初めてだった。彼はノルウェー、クリスチャンサン生まれの作曲家、ヴァイオリンの名手。バロック期に属するが、作風はバロックとロココの中間の位置。テレマンの直接の影響を受けた記録はないが、「北のテレマン」と呼ばれている。自筆の楽譜が少なく、現存する作品のほとんどが写譜によるもののため、真作、偽作の区別がはっきりしていないらしい。 | ||
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):ノルディック・エディション〜旅日記から 旅日記から(組曲形式による弦楽四重奏のための8つの楽章)(*);*)〜 〔地中海/アッピア街道/シチリア/トリポリ/シロッコ/エル・エスコリアル/セビリャ/サハラの星空〕/ バレエ「家の守り神」 Op.184(Fl、Ob、Hr、Hrpと弦楽四重奏のための)/ 七重奏曲(2Vn、Va、Vc、コントラバス、ObとHrのための)/ 聖ヨハネの夕べ(2Vn、Va、Vc、コントラバス、コールアングレとHrのための七重奏曲) フラガリア・ヴェスカ [トール・ヨハン・ボーエン、イ・ヤン(Vn) ベネディクト・ロワイエ(Va) ヨハネス・マッテンス(Vc) セシーリ・ローケン(Fl) クリスティアン・モッテンセン(Cb) ヨハンナ・ノウシアイネン(Hp) ルーネ・ブルーダール(Hr) ステフェン・ブリンドハイム(Ob/コールアングレ)] | ||
録音:2009年11月21日-22日、ソフィエンベルグ教会、オスロ(*)/2009年11月13日-15日、ホフ教会、オストレ・トーテン(ノルウェー)。制作:トニー・ハリソン、録音:ジェフ・マイルズ。 ゲイル・トヴェイトは、「ハルダンゲルの100の旋律」組曲やピアノ協奏曲で知られる、20世紀ノルウェーを代表する作曲家のひとり。作品番号をもち作品目録に記載された曲だけでも250曲を超すものの、1970年7月12日、彼が自宅としていたハルダンゲルのトヴェイト農場を襲った火事により多くの楽譜と手稿譜が失われてしまった。近年、その音楽遺産を救うため、楽譜の調査と発掘、ノルウェー国立音楽アカデミーの作曲クラスを中心とする復元作業が行われてきた。このアルバム「旅日記から」では、世界初録音の室内楽作品が4曲紹介される。「旅日記から」は、地中海と周辺の国々の伝統音楽からもインスピレーションを得たとされ、トヴェイトが弦楽四重奏のために書いた現存する唯一の作品。楽譜が失われてしまった「シロッコ」は、トール・ヨハン・ボーエンがラジオ放送の録音を基に復元した楽譜で演奏されている。室内アンサンブルのために書かれたバレエ「家の守り神」は、ハルダンゲル地方の民話に基づく作品。2曲の七重奏曲は、スンフィヨルド生まれの作家、民謡歌手のヤーコブ・サンデの詩による歌曲、「一日が黄昏に向かう時」と「聖ヨハネの夕べ」を弦楽器と木管楽器のために書き直した作品。イザイの「弦楽のための三重奏曲集」(PSC-1295)で国際的な評価を上げたヴァイオリニスト、トール・ヨハン・ボーエンが創設した、ピリオド・アンサンブル、フラガリア・ヴェスカ〔オランダイチゴ属エゾヘビイチゴ/英名:ワイルドストロベリー〕の演奏。 | ||
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):歌曲集 アスラウグ・ヴォーの詩による14の歌 [答えてくれ、私の竪琴よ/三月のゆうべ/ ハシバミのくぼみで/夏の市/古いりんごの木/ 野の種/寝ずの番をして/北極光/馬に乗る男たち/ 鍵/彼らはフィヨルドを漕いで行った] オラヴ・H.ハウゲの詩 Op.243 [フィドル/ランゲライク/ ジギタリス/柳笛/雪/黒い十字架] アスラウグ・ロースター・リュグレの詩 Op.246 [入江のゆうべ/櫂の動きはやわらかく/ 悲しみをかかえて] |
ペール・ヴォレスタード(B) シーグムン・イェルセット(P) | |
録音:2008年3月17日-19日、ノルウェー音楽大学リンデマンホール、オスロ。制作:ヨールン・ペーデシェン、録音:ジェフ・マイルズ。ゲイル・トヴェイトは民族音楽の収集に情熱を燃やし、いわばグリーグの後継とも言える人物。 ベルゲンの生まれ。オスロ郊外のドランメンで学生生活を送り、第2次世界大戦中の1941年、ハルダングェルフィヨルドのヌールハイムスンにあるトヴェイト農場に住まいを移した。トヴェイトは近隣の村と農場をまわり、1000を超す民謡を収集。それを、基にピアノのための「ハルダンゲルの50の旋律作品150」と管弦楽のための「ハルダンゲルの100の旋律作品151」を作った。1970年、自宅農場が火事に遭い、5分の4ともいわれる作品が焼失してしまった。しかし、楽譜の残された作品も多く、ノルウェー音楽アカデミーを中心に復元作業の行われた作品とともにトヴェイトの音楽は、ノルウェーの人びとと世界の人びとから愛されつづけている。この歌曲の詩は、ノルウェー放送局が企画した西ノルウェー地方の詩人の肖像シリーズのための作品。古典歌曲、劇中歌、ポピュラーソングなど、異なったスタイルで書かれている。トヴェイト自身がピアノまたはチェンバロを弾いて共演した放送録音を参考にしながら録音が行われた。 | ||
北国の歓び マーティン・レース(1702-1766): 変奏曲つきアレグロ ト長調/組曲「濁り」 「ヤーコプ・メストマッヒァーの音楽帳」組曲 ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ソナタ ニ長調 ユーハン・アグレル(1701-1765): ソナタ第6番 ト短調/ 「ヘルツベルクの音楽帳」組曲 イ短調 ユーハン・ヘルミク・ルーマン:ソナタ ホ短調 フランチェスコ・ルッフォ:組曲 ヘ長調 Herr B.Xxx:「Gestern Abend」による変奏曲 |
北欧バロック四重奏団 [ハンス・ウーラヴ・ゴルセット(Fl) ケレン・ブルース(ガンバ) ヴェーガルド・ルンド (バロックG/テオルボ) ウルバン・ ヴェステルルンド(Cemb)] | |
1996年に結成されたノルディック・バロック四重奏団はその名の通り北欧の音楽祭や演奏会で活躍中。ヨーロッパの作曲家によるバロック音楽を中心とした幅広いレパートリーを持ち、「スカンジナビア半島におけるフランス、ドイツ、イギリス、イタリア」といった連続演奏会を開催。大好評を博している。 | ||
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品集 Vol.1 スケッチ第5番 ヘ長調「春の歌」 HK49/ ラッシア=ギャロップ 変ロ長調 HK37/ 子守歌 嬰ヘ長調 HK84/アレグロ・ヴィヴァーチェ ト長調 HK207/ サロン(ポルカ) 変ホ長調 HK96/牧歌 イ長調 HK111/ 即興曲 ヘ長調 HK98/スケルツィーノ ニ長調 HK123/ スケッチ第3番 変ホ長調 HK140/ ノルウェー民俗舞曲選集より(4曲)/自作歌曲の編曲(2曲)/ ノルウェー民謡選集より(9曲)/スケルツォ ト短調 HK48/ 子守歌 変ニ長調 HK173/奇想曲 ニ長調 HK174/ メヌエット イ長調 HK176/練習曲 ト長調 HK67/ アルバムのページ ト長調 HK60/エレジー ト短調 HK 66/ スケルツォ ホ長調 HK109 |
アイナル・ ステーン=ノクレベルグ(P) | |
「ピアノ作品全集」(PSC-1228)からの分売。 | ||
トマス・テレフセン(1823-1874):室内楽作品集 ヴァイオリン・ソナタ Op.19(1855)/ チェロ・ソナタ Op.21(1855)/ ピアノ三重奏曲 Op.31(1861) |
アイナル・ ステーン=ノクレベルグ(P) アトレ・スポンベルグ(Vn) オイスタイン・ビルケラン(Vc) | |
エドヴァルド・フリフレート・ ブレイン(1924-1976):交響曲全集 交響曲第1番 Op.4(1949-50)/ 交響曲第2番 Op.8(1951-54)/ 交響曲第3番 Op.16(1968) |
ペーテル・シルヴァイ指揮 ノルウェー放送o. | |
録音:2005年1月、ノルウェー放送(NRK)(オスロ)大スタジオ、制作:アーリル・エリクスタード、録音:モッテン・ヘルマンセン。 エドヴァルド・フリフレート・ブレインは、ノルウェーの第2次世界大戦後世代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏のための「愉快な音楽家たち」(作品1) と「序曲」(作品2) (PSC-3117) を発表、作曲家協会のメンバーになった。交響曲第1番がオスロで初演された後、作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学んだ。オペラ「アンネ・ペーデルスドッテル」(PSC-3121) が代表作。管弦楽のための「外海へむけて」(PSC-3117、BIS-367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となっている。交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコーヴィチの作品との類似性を指摘した。ドラマティックな単一楽章の第3番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、モダニスト的手法も使われている。 | ||
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品全集 CD-1 スケッチ第5番 ヘ長調「春の歌」 HK49/ ラッシア=ギャロップ 変ロ長調 HK37/ 子守歌 嬰ヘ長調 HK84/アレグロ・ヴィヴァーチェ ト長調 HK207/ サロン(ポルカ) 変ホ長調 HK96/牧歌 イ長調 HK111/ 即興曲 ヘ長調 HK98/スケルツィーノ ニ長調 HK123/ スケッチ第3番 変ホ長調 HK140/ ノルウェー民俗舞曲選集より(4曲)/自作歌曲の編曲(2曲)/ ノルウェー民謡選集より(9曲)/スケルツォ ト短調 HK48/ 子守歌 変ニ長調 HK173/奇想曲 ニ長調 HK174/ メヌエット イ長調 HK176/練習曲 ト長調 HK67/ アルバムのページ ト長調 HK60/エレジー ト短調 HK 66/ スケルツォ ホ長調 HK109 CD-2 牧歌 イ長調 HK111/子守歌 嬰ヘ長調 HK84/ アレグロ・ヴィヴァーチェ ト長調 HK207/スケッチ ト長調 HK208/ 即興曲 変ホ長調 HK36/即興曲第2番 ト長調 HK46/ ノルウェー民謡選集(第1曲〜第21曲)/奇想曲 ニ長調 HK174/ エレジー 嬰ヘ短調 HK175/子守歌 変ニ長調 HK173/ メヌエット イ長調 HK176/ユモレスク ト短調 HK177 CD-3 サロン(ポルカ) 変ホ長調 HK96/自作歌曲の編曲/ メヌエット 変イ長調 HK234/スケッチ第1番 ヘ長調 HK131/ スケルツィーノ ニ長調 HK123/田舎舞曲 HK112/ ノルウェー民謡選集(第22曲〜第42曲)/ スケッチ第2番 変ロ長調 HK159/スケッチ第4番 ニ短調 HK160/ 田舎の牧歌 ニ短調 HK161/山の旅への余韻 |
アイナル・ ステーン=ノクレベルグ(P) | |
ハルフダン・シェルルフは家庭的に決して音楽に恵まれた環境ではなかったが、ほぼ独学で音楽を学んだ後、コペンハーゲンに出向き、ゲーゼ等から正式に音楽理論などの教育を受けた。北欧の作曲家にしては珍しく交響曲、オペラは作曲せず、小規模な作品を多数残した。ピアノ曲はロマンティックな旋律が多く、ショパンやグリーグにも通じるところがある。 ノクベルクはノルウェーを代表するピアニスト。NAXOSの「グリーグ:ピアノ作品全集」の録音で日本でも知られるようになった彼だが、ノルウェーの「グラミー賞」をはじめとする数多くの栄誉ある賞を受賞しており、演奏活動でもヨーロッパ、アメリカ、日本など各国で絶賛を博している。 | ||
ビャーネ・ブルースター(1895-1978): ヴァイオリンのための作品集 悪魔の組曲(1946)/ヴァイオリン・ソナタ第3番(1956)/ 組曲「おとぎ話」(1932)/4つの奇想曲(1931) |
ソルヴェ・シゲルラン(Vn) ラルス・アネルス・トムテル(Va) | |
ヤルマル・ボルグストレム(1864-1925): 歌劇「リーモルのトゥーラ」Op.7(1894) |
ランディ・ステーネ(Ms) ハーラル・ビョルコイ(T) トロン・ハルスタイン・モーエ(Br) オドビョルン・テンフョルド(B) テリエ・ボイェ・ハンセン指揮 トロンハイムso. | |
ボルグストレムは、ピアノと管弦楽のための交響詩「ハムレット」や交響詩「思考」(NKF NKF-50026-2 でCD発売あり)で知られるノルウェーの作曲家。 | ||
森の夕べの魅惑 〜ドイツ語の詩によるノルウェー歌曲集 ハルフダン・シェルルフ(1815-1868): 「歌曲集」〜アルバムの頁/他 ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン(1894-1969): 歌曲集「日本の春」 アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907): 「歌曲集」〜彼らは互いに愛し合っていた/他 オット・ヴィンテル=イェルム(1837-1931): 歌曲集「ドイツの歌」より |
イサ・カタリナ・ゲリンゲ(S) スヴァイヌング・ビェラン(P) | |
ベルリン生まれのノルウェー人ソプラノ、ゲリンゲによるノルウェー歌曲集。ゲリッケは2002年にオスロ・フィルとマタイ受難曲で共演するなど活躍中。 | ||
トマス・デューケ・アクラン・テレフセン(1823-1874): ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.8 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.15 |
アイナル・ ステーン=ノックレベルグ(P) テリエ・ミケルセン指揮 トロンヘイムso. | |
トマス・テレフセンはトロンハイム生まれの作曲家兼ピアニスト。ショパンとも交流があり、フランスに渡った後、多彩な才能を発揮しパリの音楽界に地位を築いた。 テリエ・ミケルセンはノルウェー生まれの指揮者。ロシア、ウクライナなど旧ソ連圏を中心に活動し、ペール・ヴォレスタードの伴奏をしたグリーグ歌曲集 (PSC-1076) やグリーグの交響曲 (PSC-1091)など、Simaxにいくつかのアルバムを録音している。ステーン=ノックレベルグは、ノルウェーのピアノ音楽を広めることに積極的に取り組み、活動を続けているピアニスト。トマス・テレフセンの作品の美しさを最も引き出すことが出来、情感溢れる演奏で音楽を盛り上げている。 | ||
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): ビョルンソンの劇のための交響的前奏曲 Op.8(1872) 管弦楽のための伝説 Op.11(1874) ヨハン・ペーテル・セルメル(1844-1910): フランドルの謝肉祭 Op.32/交響詩 Op.50 |
ミハイル・ユロフスキー指揮 オスロpo. | |
録音:2003年8月25日-29日、オスロ・コンサートホール。制作:クシシュトフ・ドラーブ、録音:エリサベト・ソメシュネス、マーリト・アスケラン。 ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための「ロマンス」が現在も各地の室内オーケストラで演奏され、グリーグに次いで国際的な知名度も高いヨハン・スヴェンセン (1840-1911)。スヴェンセンやグリーグと同じく国から作曲家助成金を受けるほど評価され、作品も広く演奏されながら、没後、ほとんどの曲がアーカイヴに閉じこめられてしまったヨハン・ペーテル・セルメル(1844-1910)。ともにライプツィヒで学び、指揮者としても活躍したノルウェーのナショナル・ロマンティシズム時代のふたりの作曲家。 [カデンツァ注:以下の文章からすると、上記の曲目には副題が抜けているようですが、不明な部分があるため代理店記載のままとしました] ビョルンソンの劇からインスピレーションを得た、戦いと恋の音楽「シーグル・スレムベ」。スペインのアランブラ宮殿を舞台に、悪の力からの救いを求めキリスト教に改宗したムーアの王女ゾラハイダの伝説。ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」に触発されて作曲にとりかかり、フランドル地方のカリヨンの旋律も素材にした「フランドルの謝肉祭」。人類のためにゼウスの火を盗んだため過酷な罰を受け、ヘラクレスに救われるプロメテウスの神話。「ゾラハイダ」 をのぞき、これが初録音。 | ||
ヨハンセン&クヴァンダール:親子作品集 ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974): ピアノ協奏曲 変ホ長調Op.29(1954)/ 交響詩「パン」Op.22(1939) ヨハン・クヴァンダール(1919-1999): ピアノ協奏曲 Op.85(1998) |
ホーヴァル・ギムセ(P) クリスティアン・エッゲン指揮 オーレ・クリスティアン・ルード指揮 オスロ・ フィルハーモニックo. | |
録音:2005年8月10日-12日、2007年5月15日-16日、オスロ・コンサートホール。 ノルウェー音楽の伝統と新しい潮流の融合に成功した、父ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン。父から離れたところで芸術表現を評価されることを望み、父方の姓を名乗らなかった息子、ヨハン・クヴァンダール。 モンラード・ヨハンセンのピアノ協奏曲はエネルギッシュな音楽が特徴。ピアニストに技巧が求められる作品。交響詩「パン」 は、ノーベル賞作家クヌート・ハムスンの80歳誕生日記念のためにノルウェー放送局から委嘱を受け、作曲された。題材となったハムスンの小説『パン(Pan)』は、森の小屋に住む元軍人の狩人と、商人の娘の恋の顛末を語り、文明と自然の対立を表現した作品とされる。グリーグ以来のノルウェー音楽に印象主義の色彩を加えた音楽。モンラード・ヨハンセンの国際的にもっともよく知られた作品。 クヴァンダールのピアノ協奏曲は彼の最後の作品。リズミカルな推進力のある最初の楽章は、小さな動機にノルウェー的要素が感じられ、クヴァンダールがゲイル・トヴェイトに学んだことが思い起こされる。簡潔なトッカータで音楽を締めくくることを提案したのは、ホーヴァル・ギムセ。ギムセは初演のソロイストを務めただけでなく、彼の貢献がなければクヴァンダールが作品を完成させることはできなかったと言われている。 クリスティアン・エッゲンとオーレ・クリスティアン・ルードがオスロ・フィルハーモニックを指揮。20世紀ノルウェーを代表する父子作曲家の作品をジェフ・マイルズが豊かで鮮やかな音に捉えている。 | ||
パウル・オッケンハウグ(1908-1975):歌曲集 それは夕べのこと/灰色のすずめ/舟歌/私のカーネーションに/ そして今、白樺は花嫁のベールをつけ/子守歌/フィヨルドの詩/ 君の瞳/ソーベルの歌/一日の終わり/秋の歌/ 小さな女の子を知っている/ハウゲボンデン(丘の農夫)/ メヌエット/ブリングセンストリルの歌/牛寄せの声/ 穀物の秋 1,2,3,4/ねんねん坊や/子守歌/悲しげなワルツ/主の母/ 子守歌/伝説 |
アイル・インデルハウグ(S) スヴァイヌング・ビェラン(P) | |
パウル・オッケンハウグの代表作は「聖ウーラヴの劇」の音楽(PSC-3122)。オッケンハウグが音楽を書いたこの野外劇は、ノルウェー国王ウーラヴ(オーラフ)二世(995頃-1030、在位1015-1028)が戦死したスティクレスターで毎夏上演され、多くの人に親しまれてきた。 オッケンハウグはビャーネ・ブルースター、モンラード・ヨハンセン、トヴェイトらに師事。大胆な和声やリズムを用いながらも、まずメロディ。それが彼の音楽の親しみやすさに繋がっている。アイル・インデルハウグは1991年、19歳の時にノルウェーの全国コンペティションで優勝。ライン・ドイツ・オペラなどを経て、現在はコペンハーゲンを中心に活躍している。 | ||
カタリヌス・エリング(1858-1942):歌曲集 歌曲集「ハウグトゥッサ」Op.52〜 [愛/野うさぎ/試練/すずめ/途方にくれて/冬の嵐]/ 歌曲集「ハウグトゥッサ」Op.60〜 [小川で/愛の歌/不安/ドッカ/ 忘れることさえできれば/仔山羊のダンス]/ ビョルンソンの「ある日」による3つの歌 Op.53〜 冬の歌「冬に抱かれて夏は眠る」/ アルバム Op.12〜[エドワード/甘き死/春の誓い/ 流れのあるところ/言ってさえくれていれば/ 私が朝起きると/私の歌は毒されている/ 船室の夜(その1)/船室の夜(その2)/ 夜ごとの夢に/夜はしとねに/たそがれの夏/清め] |
アン=ヘレン・モーン(S) グニッラ・シュスマン(P) | |
録音:2008年9月22日-26日、ヤール教会(ベールム、ノルウェー)。制作・録音:ショーン・ルイス。 カタリニヌス・エリングはオスロ生まれ。ライプツィヒとベルリンに留学し、作曲家、そして音楽理論の教師として活躍した。ノルウェー各地をまわって彼が採譜、編曲した民謡は約1400曲にのぼり、その仕事は、リンデマンの「古いまた新しいノルウェーの山のメロディ」に匹敵する偉業とみなされている。シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスらのロマンティックな語法にならった、伝統的な作曲のスタイル。2曲の交響曲、管弦楽曲、室内楽曲、約200曲の歌曲、合唱曲、ピアノ小品、オペラ「タラス・ブーリバ」などを残した。 エリングと、かつて彼のベルリン留学を支援したグリーグは、ほぼ同じころ、「ハウグトゥッサ」による歌曲集の作曲に取りかかった。それぞれのプロジェクトのことを知らないまま、グリーグは14曲を書き、うち8曲を「山の娘」の邦題で知られる「ハウグトゥッサ」作品67として発表、エリングの書いた12曲は作品52と作品60の2つの歌曲集にまとめられた。抒情を漂わせつつ劇性を高めていくグリーグの曲集、抒情的で詩的なエリングの曲集。ふたりの音楽の特徴と味わいがそのまま作品に反映している。 アン=ヘレン・モーンは、ノルウェーのモルデ生まれ。グリーグ・アカデミーと王立デンマーク・オペラ・アカデミーで学び、オラトリオと歌曲、オペラのステージに活躍している。共演のピアニスト、グニッラ・シュスマンもソロと室内楽の奏者として国際的に活躍している。スクリャービンとラフマニノフのソナタを弾いた「Tockà(憧れ)」(NMA4)と、ソプラノのクリンゲルボルンと共演したノルウェー音楽黄金時代の歌曲集「ロマンス(Romanser)」(NMA6)が各地のメディアから賞賛された。 | ||
ノルウェー歌曲選集〜エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物 アガーテ・バッケル・グレンダール(1847-1907): 歌曲集「海辺の歌」Op.17〜[琥珀/夜更けて]/ 歌曲集「10の詩」Op.31〜[ヴァルプルギスの夜/鳥が鋭く鳴いた]/ 歌曲集「子供の春の日」Op.42〜夕暮れに/ 歌曲集「母さんが歌う」Op.52〜[蝶々を追って/かささぎ]/ 歌曲集「5つの花飾り模様」Op.23〜[菩提樹/林檎の花/白と青のアネモネ/睡蓮/菫] ハルフダン・シェルルフ(1815-1868): お前が道を知ってさえいたなら(1852)/「魅惑の調べ」(1854)/ 歌曲集「ビョルンスチェーネ・ビョルンソンの5つの歌」Op.14/ 歌っておくれ、愛しいナイチンゲールよ(1851)/夕べの想い<静かで明るい日が>(1861)/ 歌曲集「8つのノルウェーの歌」Op.6 〜[シュンノヴェの歌/イングリーの歌/ヴェネヴィル/高い山を越え] リカルド・ノルドローク(1842-1866): 「木は芽吹き葉をつけ」音楽「日がな一日、若者は森をさすらい」 イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S) クリスティアン・イーレ・ハドラン(P) | ||
録音:2008年5月2日-4日、プールホーグダ(オスロ郊外、リサーケル)。 フラム号に乗って北極を探険し、外交官そしてヒューマニストとして尊敬され、ノーベル平和賞を受賞した科学者フリチョフ・ナンセンの妻エヴァ・サーシュ・ナンセン。彼女は、クリスチャニア大学の動物学教授ミケール・サーシュの子に生まれ、ベルリンに留学してオペラを学んだ後、歌手として活躍した。エドヴァルド・グリーグとも親交があり、アルネ・ガルボルグの詩による歌曲集「ハウグトゥッサ」は1899年、彼女が歌って初演した。初演の歌を聴いたガルボルグはすぐさまグリーグに宛てて熱狂的な手紙を書き送ったといわれる。 イーサ・カタリーナ・ゲーリケとクリスティアン・イーレ・ハドランのふたりがエヴァ・サーシュを偲ぶこのアルバム。彼女のレパートリーから、グリーグの親友リカルド・ノルドローク、ハルフダン・シェルルフ、アガーテ・バッケル・グレンダールの歌曲が歌われている。エヴァ・ナンセンの音楽の夕べを再現するため、オスロ郊外のリサーケルにあり、フリチョフ・ナンセン研究所になったナンセン夫妻の家プールホーグダで録音が行われた。 | ||
トマス・D.A.テレフセン(1823-1874):ピアノ・ソロのための作品全集 4つのマズルカOp.1/夜想曲 へ長調 Op.2/4つのマズルカOp.3/3つの華麗なるワルツOp.5/タランテラ 変ホ長調 Op.6/ 悲歌 Op.7/フルドラの踊り Op.9/アダージョとロンド ロ短調 Op.10/夜想曲第2番 ホ長調 Op.11/ 創作主題と幻想曲 変ロ短調 Op.12/ソナタ ハ短調 Op.13/6つのマズルカOp.14/アルバムのページOp.16/ 夜想曲第3番 変ロ長調 Op.17/大ポロネーズ 嬰ハ長調 Op.18/アレグレットOp.20/トッカータ ヘ長調 Op.22/ 小さな物ごい ホ短調 Op.23/大マズルカ 変ロ長調 Op.24/大練習曲 ホ長調 Op.25/花嫁の歌 ニ長調 Op.26/ ワルツ 変ニ長調 Op.27/バラード ハ短調 Op.28/凱旋行進曲 変ホ長調 Op.29/大ワルツへ長調 Op.30-1/ 大ワルツ ヘ短調 Op.30-2/マズルカ イ長調 Op.33/夢の向こうへ 変イ長調 Op.34/カプリッチョ・アパッショナート ロ短調 Op.36/即興曲 ト長調 Op.38/夜想曲第4番 変ト長調 Op.39/ヴァルハラの祭り Op.40/ スコットランドの旋律 嬰ハ短調 Op.42/6度の練習曲 ホ長調 Op.43/エリザベス女王のパヴァーヌ 嬰ハ短調 Op.44/ 手稿譜の作品(#)〔モデラート/コラール「鐘たちよ、今鳴っている」による変奏曲 ト長調/前奏曲 ト長調/ レント〜アレグロ・モデラート〜テンポ・プリモ〕/ 21のフゲッタ、ヴァーセット、カンタービレの小品(#) 〔フゲッタ第1番 ハ長調/フゲッタ第2番 ハ長調/フゲッタ第3番 ハ長調/フゲッタ第4番 イ短調/フゲッタ第5番 イ短調/ フゲッタ第6番 イ短調/フゲッタ第7番 イ短調/ヴァーセット ト短調/フゲッタ第8番 ト短調/カンタービレ ト短調/ フゲッタ第9番 ト長調/フゲッタ第10番 ト長調/フゲッタ第11番 ト長調/カンタービレ ハ長調/カンタービレ ニ長調/ フゲッタ第12番 Dドリアン/間奏曲 Dドリアン/フゲッタ第13番 Dドリアン/ヴァーセット ニ短調/フゲッタ第14番 ニ短調/ フゲッタ第15番 ホ短調/フーガへの前奏曲/イ短調変奏曲/ワルツ イ短調/アダージョ/前奏曲 ト短調/ 前奏曲アンダンティーノ ホ短調 ミクソリディアンd/前奏曲 ト長調/前奏曲 ニ長調/前奏曲 Eフリジアン フーガDドリアン/ 前奏曲 ト長調/アダージョ ニ短調(アラ・ブレーヴェ)/前奏曲 ト長調/間奏曲 ハ長調/ コラール「イエスよ、わたしの思考をお導き下さい」による変奏曲 ト長調/前奏曲「イエスの御名に」 ト短調〕 アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P) | ||
録音:2009年3月、5月、7月、ソフィエンベルグ教会、オスロ(無印)/2009年10月25日、31日、ノルウェー音楽大学リンデマンホール、オスロ(#)。使用楽器:スタインウェイ(無印)/エラール・グランドピアノ、1853年ロンドン(#)。制作・録音:エーリク・ガルド・アムンセン。 テレフセンのピアノ・ソロ作品全集。テレフセンがピアノのために書いた曲の最良の作品群とされる16曲のマズルカ、第1曲が、ポーランドの舞曲でありながらノルウェーの舞曲スプリンガルの要素をもつ「4つのマズルカ」(作品1)から、「エリザベス女王のパヴァーヌ」(作品44)までの作品と、未出版の習作と宗教的な小品が集成されている。 アイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-)が、2曲のピアノ協奏曲(PSC-1232)と室内楽作品集(PSC-1226)につづき、テレフセンの音楽と向かい合う。「ピアノ作品の全集を録音するためには、多くのことを学び直さねばならなかった」と、彼は、ブックレットに寄稿した「ひとつの文化遺産」に書いている。 テレフセンが生徒のレッスンのために作曲した、技術的にも音楽的にも高度な内容の6曲のワルツ。フィールドとショパンの作品をモデルとした、フランスの趣をもった4曲の夜想曲。リストの音楽を聴いて作曲した「大ポロネーズ」。ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿った作品が多いなかで、「花嫁の歌」、「ヴァルハラの祭り」、山で人を誘惑する美女の「フルドラの踊り」は、ノルウェーの旋律にもとづいて書かれた。スヴェンセンの「ノルウェー芸術家のカーニバル」と同じように、パリに住むノルウェー人芸術家が毎年祝うカーニバルのために作曲されたと考えられている。あの1842年ジョルジュ・サンドは、「フランス語の知識もなく、無一文に近い状態で、ただ自分の芸術とショパンへの熱狂だけを武器にノルウェーを旅立った、その勇ましい一面をしっかりと見た」と言い、テレフセンをショパンに紹介。その後テレフセンは、彼の才能を見抜いたショパンにレッスンを受けることとなった。ショパンが他界した後テレフセンはランベール・ホテルでリサイタルを行い、人前に姿を見せることの少ないジョルジュ・サンドの見守るなか、成功を収め、パリの音楽界にデビューを果たす。貴族と富豪とその子弟をのぞき、ショパンの唯一の弟子とされるテレフセンは、ピアニスト、作曲家として活躍し、1874年10月6日、51歳でパリに病没。その遺志により、彼の出版された作品はオスロとトロンハイムの音楽図書館に寄贈された。 このアルバムの録音は、ステーン=ノクレベルグが愛妻を亡くした後の2009年、オスロで行われた。ソフィエンベルグ教会のセッションではスタインウェイ・ピアノ、ノルウェー音楽大学のリンデマンホールの録音では、テレフセン気に入りエラールのグラウンドピアノが使われている。Simax Classicsを統括するエーリク・ガルド・アムンセンが制作、録音、編集を担当。ピアニスト、ステーン=ノクレベルグの意志をピアノのリアルな音像に示す、「録音芸術」。 | ||
シベリウス:歌曲集 7つの歌 Op.13/7つの歌 Op.17 から/6つの歌 Op.36/ 5つの歌 Op.37/6つの歌 Op.50 から/ J.L.ルーネベリの詩による6つの歌 Op.90 から |
ランディ・ステーネ(Ms) ホーヴァル・ギムセ(P) | |
ランディ・ステーネは1993年に「薔薇の騎士」でパリ・シャトレー歌劇場にデビュー後、ザルツブルグ音楽祭、メトロポリタン歌劇場でも活躍。ハイティンク、エッシェンバッハ、ティーレマン、ブーレーズといった巨匠たちとの共演も数多い。 | ||
クヌート・ニューステット(1915-): 交響曲「ヨハネの黙示録」 |
モナ・ユールスルード(S) ジェイムズ・ギルクリスト(T) アリル・レンメルハイト指揮 オスロpo.&cho. | |
ノルウェーの作曲家、指揮者、オルガニストであるニューステットの生誕85周年を記念してオスロ・フィルからの委嘱により作曲された交響曲。全4楽章から成るこの交響曲は第1楽章から第3楽章がオーケストラのみ、第4楽章がソプラノ、テノール独唱、合唱とオーケストラで演奏される。 | ||
ノルウェーのオルガン Vol.1 ニコラ・ド・グリニー(1672-1703): 1曲のミサと一年の主要祝日の賛歌を含む オルガン曲集第1巻〜賛歌 J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.562/ コラール前奏曲「バビロン川のほとりで」BWV.653 他 |
テリエ・ヴィンゲ(Org) | |
ノルウェーのさまざまな時代のオルガンを4枚のアルバムで紹介するシリーズ。建立された当時のオルガンとはかぎらないものの、それぞれの時代の特色を反映する楽器が選ばれている。第1集の楽器は、ノルウェーの山地にある木造建築、オール教会のカーリフ・オルガン(バロック・オルガン)。フランス・バロック期のオルガニスト、グリニーの出版された唯一の曲集から「賛歌」とバッハの作品が演奏されている。バッハはこのグリニーの曲集をすべて写譜し、自分の音楽の糧としたといわれる。 テリエ・ヴィンゲは1970年のデビュー以来、バロックから現代まで幅広いレパートリーのコンサート活動を行っている。それぞれの楽器の「魂」を探りながら、それを作品の解釈につなげるという姿勢が評価されている。 | ||
J.S.バッハ:オルガン作品集 Vol.2 フーガの技法 BWV.1080 |
テリエ・ヴィンゲ(Org) | |
録音:2004年、ノルウェー、コングスベルグ教会。使用楽器:1765年、ローゲル製。 コンサート・オルガニストとして活動するテリエ・ヴィンゲがノルウェー国内のさまざまなオルガンを紹介するシリーズ。歴史的建造物でもあるコングスベルグ教会での録音。 | ||
ノルウェーのオルガン Vol.3〜Organum Norvegica マルセル・デュプレ(1886-1971): 3つの前奏曲とフーガ Op.7/ オルガン交響曲第2番 Op.26 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):組曲第1番 Op.51 |
テリエ・ヴィンゲ(Org) | |
録音:2006年3月10日-13日、シーエン教会、シーエン、テレマルク。使用楽器:シーエン教会のヨーアンセン・オルガン、1894年、1936年、1954年。 ノルウェーの歴史的オルガンを紹介するシリーズの第3作。シリーズを任されたテリエ・ヴィンゲが、劇作家ヘンリク・イプセンの生まれたテレマルクの町、シーエンの教会に設置されたヨーアンセン・オルガンを弾いている。この楽器は、シーエン教会が建立になった1894年、クリスチャニア(現オスロ)のオルセン&ヨーアンセンが製作。この最初のオルガンは、ストップ数31、2段鍵盤とペダルの大きさ。1936年、ヨーアンセンによる拡張工事が行われ、3段目の鍵盤が追加された。1954年に再改装。70のストップと4段の鍵盤をもつ現在の楽器ができあがった。 このアルバムで演奏されるのは、ともにシャルル=マリー・ヴィドールに学び、友人からライバル関係になったふたりのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌとマルセル・デュプレの作品。「1870年から1940年、フランスにおけるオルガンの黄金時代」(テリエ・ヴィンゲ)にオルガンをコンサート楽器として発展させた功績で知られる。ヴィエルヌが1927年のアメリカ・ツアーで演奏した「組曲第1番」は、前奏曲、アンダンティーノ、カプリース、間奏曲、レクイエム・エテルナム、結婚行進曲の5つの部分に分かれる。デュプレの「3つの前奏曲とフーガ」のうち ト短調の作品は、彼の書いたもっとも人気のあるオルガン曲のひとつ。オルガン交響曲第2番は、前奏曲、間奏曲、トッカータの3つ楽章からなり、新しい音楽語法により書かれている。アルバムの制作と録音をジェフ・マイルズが担当。 | ||
ノルウェーのオルガン Vol.4 アウグスト・ゴトフリート・リッター(1811-1885): ソナタ第3番 イ短調 Op.23 ローベルト・シューマン(1810-1856): バッハの名による6つのフーガOp.60 マックス・レーガー(1873-1916):コラール 「われらが神はかたき砦」による幻想曲 Op.27 |
テリエ・ヴィンゲ(Org; ブランゲーネス教会 (ドランメン)の カシュテン・ルン・オルガン (1998年)) | |
録音:2009年9月7日-10日、ブランゲーネス教会(ドランメン、ノルウェー)。制作:ジェフ・マイルズ、テリエ・ヴィンゲ、録音:ジェフ・マイルズ。 テリエ・ヴィンゲ(1950-)はノルウェーのオルガニスト。ルードヴィーグ・ニルセン、アーリル・サンヴォル、プラハのイジー・ラインベルガー、パリのガストン・リテーズに学び、バロックから現代の音楽をレパートリーに、ノルウェー音楽アカデミーで教えながらソロイストとして活躍している。 テリエ・ヴィンゲが、様式と時代の異なる楽器を選び、それぞれの時代と伝統を代表するオルガン作品を弾く【ノルウェーのオルガン・シリーズ】。第4集の楽器は、オスロからベルゲンに向かう途中にある都市、ドランメンのブランゲーネス教会のカシュテン・ルン・オルガン。ライプツィヒ留学から帰国した作曲家のアイヴィン・アルネスが、クリスチャニアに移るまでの間オルガニストを務めたこの教会に最初にオルガンが設置されたのは1872年だった。製作したのは、北ドイツ出身、ノルウェーに工房をもったクラウス・イェンセン。1930年、このオルガンは9つのストップを再使用して改築され、その後1998年にカシュテン・ルンが新しい楽器を製作した。イェンセンの手になるネオゴシック様式のファサードは今も残されている。 デュプレとヴィエルヌの曲を弾いた第3集(PSC-1244)は、ディアパゾン誌2009年11月号のDiapason d'Orに選ばれ、ポール・ド・ルイが「ブルーノ・ワルターのブラームス、あるいはギーゼキングのドビュッシーを初めて聴いた時と同じように魅了され、啓示のような感覚を覚えた。まさに完璧な演奏、理想のエレガンス、この時代にふたたび聴けるとは思ってもみなかった音楽に出会うとは、なんという驚きだろう」と評した。19世紀ドイツのオルガン曲を弾いたこの第4集でもヴィンゲは、作品の生まれた時をしのばせる瑞々しい音楽を聴かせる。 教会音楽家として40年近くを過ごしたマグデブルクをオルガン音楽と宗教音楽の中心地に変えたとされるアウグスト・ゴトフリート・リッターが、彼の演奏を讃えたフェレンツ・リストに献呈した、技巧の求められる、壮大な作品、ソナタ第3番。1845年の春、自宅のピアノにペダルボードを取り付けたシューマンが、その楽器のために作曲し、みずからもっとも重要な作品と考えたと言われる「バッハの名による6つのフーガ」。ハインリヒ・ライマンの「暁の星のいと美しきかな」に基づくコラール幻想曲からインスピレーションを授かりレーガーが作曲、ライマンの生徒のカール・シュトラウベが初演した「コラール「われらが神はかたき砦」による幻想曲」。テリエ・ヴィンゲがすばらしいテクニックとセンスを身につけた音楽家だということがわかる。第2集(PSC-1243)と第3集につづきジェフ・マイルズが録音を担当した。 | ||
イサイ・ドブロウェン(1891-1953): ピアノ協奏曲Op.20/青春ソナタOp.5b/ ソナタ・スカツカOp.5a/ソナタ第2番Op.10 |
ヨルン・フォスハイム(P) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮 サンクトペテルブルク・ フィルハーモニア・アカデミーo. | |
ドブロウェンはロシア出身で、晩年はノルウェーを中心にイギリスでも活躍したピアニスト、指揮者。1940年代後半から亡くなるまでHMV(EMI)へ残した、伴奏を中心とする一連の指揮盤は、この年代の録音を好まれる方ならお馴染みといっても過言ではないほど。フォスハイムはノルウェーのピアニストで、情緒溢れるピアノ協奏曲のサポートがロシアの名匠ドミトリエフなのも、ロシア出身のドブロウェンにふさわしい。 | ||
ヴィヴァルディ/テリエ・トンネセン(1955-)編曲: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 |
テリエ・トンネセン(Vn) ノルウェーco. | |
録音:オスロ、ウラニエンボルグ教会、ライヴ。 新しいカデンツァ、サンプリングとエレクトロニクス処理、打楽器とハーディ・ガーディとバグパイプの追加…。ノルウェー室内管弦楽団とリーダーのテリエ・トンネセンがオスロの教会で行い、満員の聴衆を沸かせたコンサートのライヴ録音。17世紀と21世紀をタイムトラベルする「四季」だ。 | ||
ツェムリンスキー、シュルホフ: 管弦楽をともなう歌曲集 アレクサンダー・フォン・ ツェムリンスキー(1871-1942): メーテルランクの詩による6つの歌 Op.13 エルヴィーン・シュルホフ(1894-1942): アルトと管弦楽のための交響曲「人間性」Op.28 (テオドル・ドイプラーの5つの詩)/ メゾ・ソプラノと管弦楽のための交響曲 「風景」Op.26(ヨハンネス・テオドル・ クーレマンの5つの詩) |
ランディ・ステーネ(Ms) ムハーイ・タン指揮 トロンハイムso. | |
ブラームスに認められ、シェーンベルクの師としても名を残す後期ロマンティシズムの作曲家、ツェムリンスキー。ヒンデミットやヴァイルと並び称されながら、ナチスにより追放されたユダヤ系ドイツ人シュルホフ。20世紀も終わろうかという時期に再び日の目を見たふたりの作曲家の歌曲集を、ノルウェーのメゾ、ランディ・ステーネが歌う。 1993年パリのシャトレ座、「ばらの騎士」のオクタヴィアンを歌ってセンセーショナルな国際デビュー。パリのバスティーユ、コヴェントガーデン、メトロポリタン・オペラ、デンマーク王立オペラ、ザルツブルク音楽祭、エディンバラ音楽祭をはじめとするオペラのステージに立ち、人気を集めている。 | ||
ドビュッシー:ピアノ作品全集 Vol.1 忘れられた映像/版画/3つのピアノ小品/ 映像 第1巻/映像 第2巻 |
ホーコン・アウストボー(P) | |
スクリャービンのソナタ等をSIMAXに録音しているノルウェーのピアニスト、アウストボー(オーストビュ、アウストベ とも)によるドビュッシーのピアノ作品全集がスタート。 | ||
ドビュッシー:独奏ピアノ作品全集 Vol.2 前奏曲集第1巻/同第2巻/練習曲集第1巻/同集第2巻/ 子供の領分小品(1905-1917) |
ホーコン・アウストボー(P) | |
2004年にリリースされたアウストボー(1948-)のドビュッシー第1集(PSC-1250)は、欧米の批評家と聴衆の間で評判になった。曲の構造と響きを適確に呈示した、知的でセンスにみちた演奏。この第2集では、「前奏曲集」を初めとするドビュッシーの代表作とともに、1905年から1917年にかけて作曲された小品を演奏している。「石炭の火に照らされる夕べ」は、これが初録音。パリが厳しい寒さに襲われた1917年、ドビュッシーが石炭の代金がわりに作曲し、2001年になって楽譜が発表された作品。「沈める寺」は、作曲者自身がピアノロールに残した演奏によるテンポ変化を反映させた録音が、別バージョンとして収録されている。 | ||
再訪〜コントラバスのための作品集 アストル・ピアソラ/ダン・ステュッフェ編曲: タンゴ・エチュード第4番 ヨン・ペルセン(1941-): デュオ(フルートとコントラバスのための) ジャチント・シェルシ(1905-1988):マクノンガン テッポ・ハウタ=アホ(1941-): ピエニ・バッソファンタジア ギスレ・クヴェルンドク(1967-):汝いずこへさすらう ヤニス・クセナキス(1922-2001): ロスコベック(チェロとコントラバスのための) ポール・ラムジェ(1937-): エウセビウス再訪(シューマン回想) |
ダン・ステュッフェ(Cb) アンネ・ヴェーディング(Fl) オイスタイン・ビルケラン(Vc) ゴンサロ・モレーノ(P) | |
3-way prokect ジョン・デュアート(1919-2004): シュティエパーン・ラクの主題による変奏曲 ニキタ・コシュキン(1956-): ジョン・デュアートの主題による狂詩曲「 OIME 」 シュティエパーン・ラク(1945-): ニキタ・コシュキンの主題による変奏曲 ジョン・デュアート: ニキタ・コシュキンのアンダンテによる変奏曲 ニキタ・コシュキン: シュティエパーン・ラクの主題による 変奏曲「磁器の塔」 シュティエパーン・ラク: ジョン・デュアートの主題による変奏曲 |
スタイン=エーリク・ オルセン(G) | |
発売:2005年。 3人の作曲家たちが、お互いの作品を主題としあって作曲したという変った作品集。 | ||
打楽器のための作品集 ペア・ネアゴー(1932-):易経 マグヌス・リンドベリ(1958-): メタル・ワーク(打楽器とアコーディオンのための) マーク・アダリー(1960-):メカニックス I |
アイリーク・ラウデ(Perc) フローデ・ハルトリ (アコーディオン) | |
ラウデはノルウェーを中心とした北欧諸国、ヨーロッパ、アメリカで活躍するソリスト。 国内代理店で扱いが無い商品のため、高額となります。 | ||
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 全集 [第1番/第2番/第3番/第4番「ドゥムキー」] |
グリーグ三重奏団 | |
グリーグ三重奏団は世界各地での演奏活動やコンクールの受賞歴を持つ。2004年からはノルウェー、スタヴァンゲルで行われる国際室内楽フェスティヴァルの音楽監督に就任。録音も含めた今後の活躍に期待が高まる。 | ||
ストーレ・クライベルク(1958-): ナチス迫害による犠牲者のための「レクイエム」 |
ノエミ・キッス(S) キャスリーン・キング(A) クリスチャン・ヒルス(Br) マイケル・マッカーシー指揮 ワシントン・ ナショナル大聖堂室内o.&聖歌隊 | |
録音:2004年6月、ワシントン・ナショナル大聖堂。 ナチス迫害による犠牲者のための「レクイエム」は第2次世界大戦でナチス・ドイツの迫害にあったノルウェーの犠牲者やユダヤ人を追悼するためにノルウェー・トロンハイムのニダロス大聖堂がクライベルクに委嘱し作曲された作品。曲は難解な現代音楽ではなく神秘的で厳粛な雰囲気をもつ。 | ||
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832): ピアノのためのソナタとソナティナ ピアノ・ソナタ 変ロ長調/ ピアノ・ソナタ ト短調/ ピアノ・ソナタ ヘ短調/ ピアノのためのソナティナ [第1番/第3番/第4番/第6番] |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
録音:グレン・グールド・スタジオ、トロント。使用楽器:クリス・ミーン(クリス・マーネ)によるロングマン&クレメンティのコピー、マルコム・ビルソン所有。 皇帝ヨーゼフ二世の宮廷でモーツァルトと音楽による“決闘 "をしたことで知られるピアノの名手、クレメンティがピアノのために書いたソナタとソナティナ集。 優雅でドラマティックな作品を演奏するリヴ・グラーセル(1935-)は、ノルウェーの女性ピアニスト。ロベルト・リフリング、ヴラド・ペルルミュテール、レフ・オボーリン、イローナ・カボシュ、ヴィルヘルム・ケンプ、パウル・バドゥラ=スコダと、錚々たるピアニストたちに師事してきた。コーネル大学ではマルコム・ビルソンの下でフォルテピアノの演奏を研究。欧米で高く評価されたモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音(SIMAX)に、その成果が反映されている。グラーセルが弾いているのは、クレメンティの工房で製作された楽器のコピー。マルコム・ビルソン所有のこの楽器をグレン・グールド・スタジオに持ち込んで録音が行われた。 | ||
ブラームス:クラリネットのための室内楽作品集 クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115/ クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114/ クラリネットソナタ第1番 ヘ短調 Op.120 No.1/ 同第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 |
ハンス・クリスチャン・ブレイン(Cl) ホーヴァル・ギムセ(P) ビョルグ・ヴェルネス(Vc) アトレ・スポンベルグ、 ペール・クリスチャン・ スカルスタード(Vn) ノラ・タクスダール(Va) アネ・ブリット・ セーヴィーグ・オールダール(Vc) | |
ハンス・クリスチャン・ブレイン(1948-)は、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団を経て現在ノルウェー国立音楽アカデミーの教授を務めているクラリネット奏者。ソロイストとしての活動も行う彼を中心に、名前を見るだけでため息の出そうなミュージシャンが集っている。ホーヴァル・ギムセ(1966-)はノルウェーを代表するピアニスト。ヴェルターヴォ弦楽四重奏団のビョルグ・ヴェルネス、オスロ弦楽四重奏団のペール・クリスチャン・スカルスタード。アトレ・スポンベルグは、ノルウェー放送管弦楽団のコンサートマスターで、トルルス・モルクが録音したグリーグの弦楽四重奏曲にも参加している。ノラ・タクスダールとアネ・ブリット・セーヴィーグ・オールダールはオスロ・フィルハーモニックの首席奏者。 | ||
ノルウェーの心の故郷〜ロマンティック管弦楽曲の遺産 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): ノルウェー狂詩曲第4番 Op.21/ノルウェー芸術家の謝肉祭 グリーグ:ピアノ協奏曲 ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): ノルウェー狂詩曲第2番/ ベルゲンの昔の旋律によるロココ変奏曲/ ルーマニア貴族の入場行進曲 ハラール・セーヴェルー(1897-1992): 「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.28 No.1/ 最後の子守歌 Op.22a No.3/ロンド・アモローゾ Op.14a No.7/ 抵抗のバラッド Op.22a No.5 ゲイル・トヴェイト(1908-1981): ハルダンゲルの100の旋律 Op.51 から |
ミハイル・ユロフスキー指揮 オスロpo. シーグル・スロッテブレク(P) アルヴェ・ モーエン・ベルグセット(Vn) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S) | |
スヴェンセン、グリーグ、ハルヴォルセン、セーヴェルー、トヴェイト…彼らの音楽は、ノルウェーの石、山々、土壌、景色の響きから生まれた。ナショナル・ロマンティシズムの伝統を伝える作曲家の音楽で、スウェーデン=ノルウェー連合消滅 (ノルウェー王国独立) 100年を祝うアルバム。アルヴェ・モーエン・ベルグセットはノルウェーを代表する民謡歌手・ヴァイオリニスト・ハリングフェレ奏者。 | ||
オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンのための作品集 夜想曲 Op.2/セーテルの娘の日曜日/セーテル訪問/ アダージョ・レリジョーゾ(母の祈り)/ 「ポラッカ・ゲッリエラ」からアダージョ・ソステヌート/ アジアーコ・クバーノ−行進曲/ カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ/ 孤独の時に(メランコリー)/アンダンテ・マエストーゾ/ 山小屋−シーグリの歌/舟歌/スコットランド幻想曲/ アンダンテ・カンタービレ(回想)/孤独の時に グリーグ:組曲「十字軍兵士シーグル」 Op.56〜行進曲 |
アルヴェ・テレフセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(P) アイヴィン・オードラン指揮 トロンハイムso. | |
伝説と謎につつまれたヴィルトゥオーゾ、オーレ・ブル。ノルウェーに生まれ、国際的に活躍したブルは、グリーグ、スヴェンセン、ビョルンソン、ヴィンニェ、イプセンら、ノルウェーの芸術家たちのモデルとなった。しかし、民謡を素材とする「セーテルの娘の日曜日」や、ハルヴォルセンによる編曲が知られる「孤独の時に(メランコリー)」など一部の作品をのぞき、ブルが書いた多くの曲は忘れられてしまった。 「オーレ・ブルのヴァイオリン曲を網羅するアルバムを録音したい」。ノルウェーを代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン(1936-)の温めていた企画が、ノルウェー独立100年を記念するSimaxのアルバムにより実現した。シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事したアイヴィン・オードラン(1956-)が指揮するトロンハイム交響楽団と、伝統的スタイルではノルウェー最高とテレフセンが讃えるホーヴァル・ギムセ(1966-)が共演。なお、曲目が少々違うが、おそらく下のPSC-1262にも同名のタイトルとして含まれている(曲名は共に国内代理店記載通り。同一かどうか国内代理店は記載していない。)。 | ||
クラシカル・ノルウェー | ||
ノルウェーの心の故郷〜ロマンティック管弦楽曲の遺産[2SACD] ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): ノルウェー狂詩曲第3番「ノルウェー芸術家の謝肉祭」 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): ノルウェー狂詩曲第2番/ ベルゲンシアーナ(ベルゲンの昔の旋律によるロココ変奏曲)/ ボヤールの入場行進曲 ハーラル・セーヴェルー(1897-1992): 「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.28 No.1/ 最後の子守歌 Op.22a No.3/ロンド・アモローゾ Op.14a No.7/ 抵抗のバラッド Op.品22a No.5 ゲイル・トヴェイト(1908-1981): ハルダンゲルの100の旋律 Op.151〜8曲 |
シーグル・スロッテブレク(P) アルヴェ・ モーエン・ベルグセット(歌) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S) ミハイル・ユロフスキー指揮 オスロpo. | |
ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル[SACD] オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンのための作品集 夜想曲/セーテルの娘の日曜日(ヴァイオリンと弦楽のための)/ セーテル訪問/アダージョ・レリジョーゾ(母の祈り)/ 「ポラッカ・ゲッリエラ」〜アダージョ・ソステヌート/ アジアーコ・クバーノ−大行進曲/アンダンテ・マエストーゾ/ カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ/ 孤独の時に(メランコリー)(ヴァイオリンと弦楽のための)/ シーグリの歌/舟歌/スコットランド幻想曲/ アンダンテ・カンタービレ/ カンタービレ(1842年フレドリクスヴェルンのコンサート回想)/ 孤独の時に(ヴァイオリンとピアノのための) グリーグ: 劇付随音楽「十字軍兵士シーグル)」 Op.22〜力くらべの場で |
アルヴェ・テレフセン(Vn) アイヴィン・オードラン指揮 トロンハイムso. ホーヴァル・ギムセ(P) | |
ノルウェー音楽のプロフィール(1905-2005)[2CD] チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード Op.48〜第2楽章 ワルツ アイオナ・ブラウン指揮ノルウェーco. ワーグナー:歌劇「タンホイザー」〜 エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」 フラグスタート(S) ハンス・ランゲ指揮 ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11〜第3楽章 ロンド アンスネス(P)指揮ノルウェーco. ロルフ・ヴァリン(1957-):クラリネット協奏曲(1996) ライフ・アルネ・タンゲン・ペーデルセン(Cl) クリスチャン・エッゲン指揮オスロpo. グリーグ:ロンダーネで スールヴェイ・クリンゲルボルン(S) マルコム・マルティノ(P) グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27〜第4楽章 終曲 ヴェルターヴォSQ ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):交響詩「パストラーレ」 Op.11 ミルディアディス・カリディス指揮オスロpo. J.S.バッハ:(平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ 嬰ハ長調 BWV.848 ロベルト・リフリング(P) ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73〜第3楽章 マリス・ヤンソンス指揮オスロpo. カタリーヌス・エリング(1858-1942):ここを離れたい Op.45 No.4 イーヴァル・アンドレーセン(B) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47〜第3楽章 アルヴェ・テレフセン(Vn) パーヴォ・ベルグルンド指揮RPO ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ノルウェー民謡選集〜第18曲 アイナル・ステーン=ノックレベルグ(P) ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調〜第2楽章 グリーグ三重奏団 アルネ・ヌールハイム(1931-):クラマヴィ トルルス・モルク(Vc) パウリーネ・ハル(1890-1969):ヴェルレーヌ組曲〜序奏−このけだるい恍惚 クリスチャン・エッゲン指揮ノルウェー放送o. ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974): ストゥースネスの若い娘(子守歌) シェル・ベッケルン(P) クラウス・エッゲ(1906-1979): ピアノ協奏曲第2番 Op.21〜スールファーゲルとヘビの王 エヴァ・クナルダール(P) イジー・スタレク指揮トロンハイムso. シンディング:夜に Op.85 No.1 ペール・ヴォレスタード(Br) シーグムン・イェルセット(P) モシュコフスキ(1854-1925):ギター Op.45 No.2 エルンスト・グラーセル(Vn) カーリ・オールヴォル(P) ヨハン・クヴァンダール(1919-1999): 8つの木管楽器とコントラバスのための九重奏曲第2番 ノルウェー木管アンサンブル ルードヴィーグ・イルゲンス・イェンセン(1894-1969):パッサカリア アイヴィン・オードラン指揮ベルゲンpo. ニューステット:おお、十字架よ グレーテ・ペーデルセン・ヘルゲロード指揮ノルウェー・ソロイスツcho. グリーグ:ソルヴェイグの子守歌 オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(S) ロベルト・レヴィンo. | ||
スウェーデン=ノルウェー連合消滅(ノルウェー王国独立)100年記念アルバム。グリーグを初めとするノルウェー作曲家たちの管弦楽曲をユロフスキ指揮オスロ・フィルハーモニックが演奏し、あわせて、トヴェイトが「ハルダンゲルの100の旋律」の素材とした民謡をベルグセットの歌で収録した「ノルウェーの心の故郷 − ロマンティック管弦楽曲の遺産」。ノルウェーを代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンが伝説的ヴィルトゥオーゾ、オーレ・ブルの作品を弾いた「ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル」(なお、曲目が少々違うが、この1枚はおそらく上のPSC-1261と同一。曲名は共に国内代理店記載通り。同一アルバムかどうか国内代理店は記載していない)。Simax 録音を中心に収録した2枚のアルバムにより、ノルウェー音楽の豊かで多様な遺産を作曲家と演奏家の両面から紹介する「ノルウェー音楽のプロフィール 1905年−2005年」。 | ||
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス [第1巻/第2巻] |
エレン・ウゲルヴィーク(P) | |
録音:2007年5月18日-21日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。5.1 surround/ stereo。制作:トニー・ハリソン/録音:ジェフ・マイルズ。 アンプリファイドピアノのための黄道十二宮にちなむ12の幻想小品の副題をもつジョージ・クラム「マクロコスモス」2巻。ピアノの弦を直接指ではじく、たたく。ピアノの内部奏法が使われる作品。楽譜も十字架、円、螺旋などの形をとなっており、通常の五線譜からは想像出来ないスケールと精度を兼ね備えているのも大きな特徴。24曲それぞれに題名とともに、黄道十二宮の距星の名と、その星座に生まれた友人、知人、家族のイニシャルがつけられている。エレン・ウゲルヴィークはノルウェー生まれ。ベルゲンのグリーグ・アカデミーでアイナル・ロッティンゲン、アムステルダムでホーコン・アウストベ、ライプツィヒでシュテフェン・シュライアマッハーに学んだ。ノルウェーのロルフ・ヴァリーン、アスビョルン・ショートフン、クヌート・ヴォーゲ、オランダのルイ・アンドリーセン、日本の藤倉大、高野真理、そしてクラム。各国の作曲家と共同作業を行ってきた。音楽センスと技術をもったピアニスト。北欧の感じられるピアノの音。 | ||
ベートーヴェン: 弦楽四重奏第13番 Op.130/ 大フーガ Op.133 |
ヴェルターヴォSQ [オイヴォール・ヴォッレ、 ベーリット・カルダス(Vn) ヘンニンゲ・ランドース(Va) ビョルグ・ルイス(Vc)] | |
録音:2008年6月16日-20日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。 1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ・カルテットは2009年11月に結成25周年を迎えた。現在は全員が母となり、子育てと演奏活動を両立させ、意欲的にコンサート、音楽教育などを行っている。また幅広いレパートリーを持ち、母国ノルウェーの作曲家の作品も積極的にも取り組んでいる。CDでは、SIMAXレーベルからリリースされたニルセン、シューマン、ブラームス、グリーグ、ドビュッシーなどがあり、いずれも各音楽誌で高い評価を受けている。 今回結成25周年を記念して録音されたのは、ヴェルターヴォ初のベートーヴェン。ベートーヴェンの室内楽の中で最高峰と言われる第13番(大フーガ付き)。彼女たちの確かな構成力、伸びやかに歌い上げる美しい音色、そして緻密なアンサンブルはカルテットの醍醐味を感じさせる演奏。 | ||
私たちの間にある空間〜 フルートとギターのための作品集 ノエル・ザーラー(1951-):私たちの間にある空間 ニキータ・コシュキン(1956-): オラトリウム・ラクリメ エジソン・デニーソフ(1929-1996): フルートとギターのためのソナタ(1977) ロウウェル・リーバマン(1961-): フルートとギターのためのソナタOp.25 |
グルー・サンヴィーク(Fl) スタイン=エーリク・オルセン (G) | |
録音:2008年2月29日-3月3日、2009年4月10日-12日、ヴァクスダール教会(ホルダラン、ノルウェー)。制作:アルネ・アクセルベルグ、グルー・サンヴィーク、スタイン=エーリク・オルセン、録音:アルネ・アクセルベルグ。 マルセル・モイーズ、バド・バイヤーに学び、1967年から2005年までベルゲン・フィルハーモニック首席フルート奏者を務めたグルー・サンヴィーク。ベルゲンとオスロで学んだ後、パリでアレクサンドル・ラゴヤのクラスに参加、Simax Recordsに多くのアルバムを録音したスタイン=エーリク・オルセン。 ベルゲン大学グリーグ・アカデミーで教えるふたりが、フルートとギターのためのオリジナル曲ばかりのアルバムを作った。「木と弦の楽器と金属の楽器の間にある " 空間" を瞑想する愉しみ」の音楽、「私たちの間にある空間」、この録音のための委嘱作。作曲したノエル・ザーラーは、ピッツバーグのカーネギー・メロン音楽大学の学長。アメリカ作曲家フォーラムの理事も務めている。 ニキータ・コシュキンは、モスクワ音楽院とロシア音楽アカデミーで学び、ギタリスト、音楽教師、作曲家として活動している。「オラトリウム・ラクリメ(涙のオラトリオ)は、「アヴェ・マリア」「ディエス・イレ」「トゥーバ・ミルム」「クレド」「グローリア」からなる宗教的内容の組曲。サンヴィークとオルセンに献呈された作品。 ショスタコーヴィチ後のロシア音楽をリードするひとりとみなされるエジソン・デニーソフがエクハルト・ハウプトとモニカ・レーストのために書いた「対話」「ノットゥルノ」「セレナード」の3楽章のソナタ、ニューヨーク生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト、ロウウェル・リーバマン(1961-)がポーラ・ロビソンとエリオット・フィスクに捧げた「ノットゥルノ」と「アレグロ」の2楽章のソナタ。いずれもヴィルトゥオジティと芸術性の共存する作品。 エンジニアのアルネ・アクセルベルグが、サンヴィークとオルセンとともに制作を担当している。 | ||
ヌールハイム〜 ベートーヴェン〜ヌールハイム アーネ・ヌールハイム(1932-): Listen (1971)(*) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111(#) アーネ・ヌールハイム: Listen 〜 Inside Outside (2005)(+) |
アイナル・ステーン= ノクレベルグ(P) | |
録音:2006年10月14日、オスロ大学ホール・ライヴ(+)/他。(*)はPSC-1134、(#)はPSC-1218で発売されている音源。 アーネ・ヌールハイム(1932-)。ノルウェーでもっとも尊敬される作曲家。オスロ王宮の一角にある建物に住んでいる。ピアニスト、アイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-) はヌールハイムの「Listen」について、「まさに最初の瞬間から、この音楽は私の耳と内なる自分に訴えかけてきた」。そのステーン=ノクレベルグにヌールハイムからひとつのアイデアが寄せられた。ベートーヴェンの ハ短調ソナタと、「Listen」を新しく展開させた音楽を並立させる。ともに素材が複雑に絡み合い、戦いとドラマをもった作品。スウェーデンのエレクトロ=アクースティック音楽作曲家マッツ・クレーソンが素材をライヴ・エレクトロニクス処理。彼の手により、ピアノ曲「Listen」の新しい可能性が明らかになっていく。このアルバムは、スタジオ録音のソナタ (PSC-1218) とオスロ大学ホールでライヴ録音された「Listen 〜Inside Outside」をコンパイルして制作された。 | ||
マーラー: 交響曲第1番 ニ長調「巨人」(*)/ 交響曲第9番 ニ長調(#) |
マリス・ヤンソンス指揮 オスロpo. | |
録音:1999年10月27日&28日(*)/2000年12月13日&14日(#)、オスロ・コンサート・ホール。ライヴ。 1979年から2002年まで、20年以上音楽監督をつとめたヤンソンスの、オスロ・フィルとの総決算的な意味合いが強い録音。ヤンソンスにとってマーラーの交響曲録音は1989年の第2番「復活」(Chandos)以来。 原文ブックレットは全28ページの豪華な仕様で、前述ヤンソンスのインタビューの他、英国の音楽学者マルコム・マクドナルドの詳細な楽曲解説が掲載されている。 マクドナルドは後期ロマン派音楽を語らせたら現在第一人者といわれ、マーラー同様巨大な交響曲を産み落とした奇才ブライアンの研究家としても知られている。 | ||
ヤンソンス&オスロ・フィル〜 マーラー(1860-1911): 交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」 |
オスロpo. マリス・ヤンソンス指揮 | |
録音:2000年3月23日-24日、オスロ・コンサートホール、ライヴ。制作:クシシュトフ・ドラーブ、録音:エリサベト・ソンメシュネス、テリエ・ヘレム。 バイエルン放送so.、ロイヤル・コンセルトヘボウ管と世界の2大オーケストラを率いる現代屈指の巨匠指揮者マリス・ヤンソンス。1979年から2002年まで首席指揮者を務めたオスロ・フィルとのマーラーの交響曲第7番。 オスロ・フィルを世界のトップ・レベルのオケへと導いたマリス・ヤンソンス。オケとの長きにわたる信頼関係は独特の音楽的コミュニケーションを作り出している。特にマーラーのような作品に向かうときは、指揮者とオケが一体となって作品を構築していかなくてはならない。この第7番は第1番&第9番(PSC-1270)の間に収録されたもの。マーラーの交響曲の中で第7番は謎が多く、その演奏解釈も難解であり指揮者の手腕が問われる作品。マーラーが仕掛けた効果的演出をヤンソンス流に切れ味鋭くグイグイと音楽を推進し、ヤンソンスの中にある強烈な音楽性をまざまざと示している。 | ||
グスタフ・メルケル(1827-1885): オルガン作品集 Vol.1 5声の幻想曲とフーガ ハ長調Op.5/ 2つの選ばれたコラールとフーガ Op.12〜 「汝の怒りにてわれを罰するなかれ」/ 4手と二重ペダルのためのソナタ ニ短調Op.30(*)/ 3つの大コラール前奏曲 Op.32 [「今ぞその日は終わりぬ」(第2曲)/ 高き天より、われは来たり(第3曲)]/ BACHによるフーガ 変ロ長調Op.40/ ソナタ第2番 ト短調Op.42/ソナタ第3番 ハ短調Op.80 |
ハルゲイル・シアーゲル(Org) ビョルン・ ボイセン(第2Org;*) | |
録音:2005年6月22日-26日、エルスターベルク/2005年6月27日、ドレスデン(ドイツ)。使用楽器:ドレスデン大聖堂の Gottfried Silbermann/Zacharias Hidebrandt/Johann Daniel Silbermann オルガン(1755年) / エルスターベルク聖ラウレンティウス町立教会の Carl Gottlieb Jehmlich オルガン(1846年)。 | ||
グスタフ・メルケル(1827-1885): オルガン作品集 Vol.2 序奏と二重フーガ イ長調Op.34/ 3つのフーガ Op.3〜「二重フーガ」 ニ短調(第2曲)/ ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.45/ 9つのオルガン小曲集 Op.15〜 「フゲッタ」 ニ長調(第2曲)/ 7つのオルガン小曲集 Op.100〜 [「コン・モート」(第1曲)/ 「穏やかなテンポで」(第2曲)/ 「目覚めよと呼ぶ声あり」(第4曲)]/ 12のオルガン小曲集 Op.102より [「ラルゲット」(第3曲)/ 「モデラート」(第4曲)]/ パストラーレ Op.103/幻想曲とフーガ イ短調Op.104/ 自由な様式の幻想曲 ホ短調Op.133/ 幻想曲とフーガ ハ短調Op.109 |
ハルゲイル・シアーゲル(Org) | |
録音:2005年10月3日-5日、カレンベルク(ドイツ)。使用楽器:カレンベルク聖カタリーネン教会のUrban Kreutzbach オルガン(1858年)。 グスタフ・メルケルはアドルフ・ヘッセ、クリスティアン・ハインリヒ・リンク、アウグスト・ゴットフリート・リッター、ヨハン・ゴットリープ・シュナイダーらならび19世紀中部ドイツを代表するオルガニストのひとり。ザクセンの村 に生まれ、バウツェンの師範学校で学んだのち、ドレスデンとライプツィヒを中心に活躍した。作曲家としては主にピアノ曲とオルガン曲を書き、作品番号のつけられた作品は183を数える。作品のスタイルは、ウィーン古典主義をモデルとし、バッハとメンデルスゾーンの影響も指摘されている。 メルケルのオルガン曲を4枚のディスクで紹介するシリーズは、メルケルのオルガン作品の解釈に関する博士論文を完成させたシアーゲル(1955-)がその研究成果を音にするとともに、20世紀以後ほとんど忘れられてしまっていた作品を新しい聴き手に伝えるという役割をもっている。録音には、作曲者のイメージした響きを求め、メルケルがオルガニストを務めたドレスデン大聖堂のオルガン、エルスターベルク聖ラウレンティウス教会のC.G.イェームリヒ・オルガンなど、メルケルと同時代の歴史的な楽器が選ばれた。ブックレットにはそれぞれのオルガンのパイプ構成とストップの組み合わせ(レジストレーション)が詳細に記載されている。第2集のカレンベルク聖カタリーネン教会のウルバン・クロイツバッハ・オルガンは響きの透明度が高く、優しい印象を残す。第3集と第4集も順次リリースされる予定。 | ||
つねに待ち望む心を〜クリスマスをティーネと グスターヴ・ホルスト(1874-1934):木枯らしの風、ほえたけり 伝承曲:それは愛らしい幼子が、つねに待ち望む心を マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌 Op.76-52 ヘンリー・トマス・スマート(1813-1879):み空をはせゆくみ使いたちよ ヘンデル(1685-1759):アン女王の誕生日のためのオード「神々しい光の永遠の源泉」 ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調 J.S.バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-):天使の舞/伝承曲:教会は堅き岩の上に G.F.ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「サムソン」〜輝けるセラフたちを ニルス・ラーシェン:賛歌/伝承曲:永遠の平安は誰にも望めない、天の砦を知っている アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」 ヨハネス・クロッツ:甘き喜びのうちに/シュレジェン民謡:この世はうるわし ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S) エリセ・ボートネス(Vn) ノルウェー室内o. | ||
ノルウェーのプレイヤー、ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-) のファーストアルバム、ノルウェー室内o.と共演したトランペット協奏曲集(PSC-1292)は、このレパートリーでも近年指折りの素敵なアルバムだった。演奏する曲に共感し、表現したいことを " 音" として聴き手に伝える技術を身につけたミュージシャン。彼女のトランペットからは、トランペットという楽器の音とともにハイドン、アルビノーニ、ネルダ、フンメルの " 音楽" がしっかり聞こえてくる。 今回は、デンマーク敬虔主義の宗教家、H.A.ブロアソンの賛美歌「つねに待ち望む心を」をタイトルとするセカンドアルバム。このアルバムでもノルウェー室内o.と共演し、北欧とヨーロッパ各地のクリスマスの音楽を演奏している。 「ノルウェー歌曲選集、エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物」(PSC-1238)のイーサ・カタリーナ・ゲーリケ、そして、バルトークのヴァイオリンとピアノのための作品集(PSC-1174)を録音した、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスター、エリセ・ボートネスが録音セッションに参加した。 | ||
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-): ヴァイオリン協奏曲 (マッド・キャップ・トゥートリング)(2003)(*)/ チェロ協奏曲 (ウェット・ブラバー・スープ)(2002)(*)/ 一陣の風(2005) (ダブルベースとヴィオラのための;#)/ ロウ・ジャイヴ(2007)(管弦楽のための;+) |
ペーテル・ヘレスタール(Vn;*) オイスタイン・ ビルケラン(Vc;*) ダン・ステュッフェ(Cb;#) キャスリーン・ブロック(Va;#) ペーテル・シルヴァイ指揮(*/+) オスロpo.(*/+) | |
録音:2008年4月28日-30日、オスロ・コンサートホール(*)/2008年6月25日、ノルウェー音楽大学 (NMH) リンデマンホール、オスロ [PSC-1288と同一の録音](#)/2008年2月6日-7日、オスロ・コンサートホール、ライヴ(+)。 現在50歳以下の作曲家たちはポピュラー音楽と一緒に育ちながら、なぜアートミュージックとポピュラーミュージックの対話を試みる人たちがほとんど見あたらないのだろうか。 By ヘンリク・ヘルステニウス(カデンツァ注:代理店のインフォに記載は無いが、作曲家) そんな疑問に答えるように独自の活動を続けている作曲家ヨン・オイヴィン・ネスの作品集。彼は、イギリスとアメリカのポピュラーミュージックとの関わりを常に持ちつづけてきた。新しい着想のセル(細胞)が次々と現れ、ひとつの作品を作り上げていく。「マッド・キャップ・トゥートリング」はヴァイオリン協奏曲。タイトルの「無鉄砲者がペラペラ」が示すのは、メディアを前にイラクへの侵攻をぶち上げた米国合衆国第43代大統領ジョージ・W.ブッシュ。チェロ協奏曲の「ウェット・ブラバー・スープ」。「湿ったブラバー(鯨の脂肪)スープ」のタイトルは、イギリスのバンド10ccのメンバーだったケヴィン・ゴドリーとロル・クレームが脱退後に結成したポップ・デュオ、ゴドリー&クリームの歌の題名のもじり。ダブルベースとヴィオラのデュエット曲のタイトル「Gust」は自然と文化の交わす対話を示唆する。「ロウ・ジャイヴ」のタイトルは、カルト的人気を誇ったイギリスのパンク、ニュー・ウェイヴのバンド、スージー・アンド・ザ・バンシーズの歌「スローダイブ」の歌詞の一部。タイトルが示すとおりオーケストラの低域に響きと音色の中心が置かれている。この曲にかぎらずネスの音楽には常にストラヴィンスキーの影がつきまとっているようだ。 | ||
グリーグ:ピアノ三重奏曲 ハ短調 スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調Op.15 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調Op.50 |
グリーグ三重奏団 [ヴェービョルン・ アンヴィーク(P) ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) エレン・マルグレーテ・ フレショー(Vc)] | |
録音:2007年3月13日-16日、19日-20日、オストシーデン教会、フレドリクスター、ノルウェー。 グリーグ三重奏団は1987年の結成以来、変わらないメンバーで着実に評価を重ねてきた。フレドリクスターのオストシーデン教会で録音の行われた最新アルバムではロマンティックな3つの作品が演奏されている。グリーグが三重奏曲の緩徐楽章として作曲しながら、彼の死後出版された「アンダンテ・コン・モート」、病死した娘の追悼のためにスメタナが書いた ト短調の三重奏曲。チャイコフスキーの イ短調三重奏曲は、ニコライ・ルビンシテインの死をきっかけに作曲されたロマンティックな大作。グリーグ三重奏団が1993年・1994年度ノルウェー批評家賞を受賞することになったコンサートで演奏されたのが、この作品だった。 | ||
ベートーヴェン:交響曲、管弦楽&協奏曲全集 Vol.7 ピアノ協奏曲第4番 ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a |
ボリス・ベレゾフスキー(P) トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデンco. | |
デンマークを代表する指揮者トマス・ダウスゴー(1963-)とスウェーデン室内管弦楽団(在オレブルー)によるシリーズ。ピリオド楽器の奏法を活かした、現代楽器による小編成オーケストラの透明な響きによる演奏は、新しいスタイルのベートーヴェンのひとつとして評価され、高い人気を得ている。第4番と、ベートーヴェン自身によるヴァイオリン協奏曲からの編曲(Op.61a)のカプリングも興味深い。第1番〜第3番に続き、ダウスゴーが共演を望んだといわれるベレゾフスキーを起用して録音された。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.8 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」/ 12のコントルダンス WoO.14/ 劇付随音楽「レオノーレ・プロハスカ」WoO.96/ ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調 Op.40(*)/ 同第2番 ヘ長調 Op.50(*) |
カタリーナ・アンドレアソン(Vn) トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデンco. | |
録音:2002年。 デンマークの指揮者ダウスゴー(1963-)とオレブルーに本拠を置くスウェーデン室内管弦楽団によるシリーズ。ジョナサン・デル・マー校訂によるベーレンライター版を使用。現代楽器アンサンブルにピリオド楽器の奏法を活かした緻密な演奏、管楽器と弦楽器の程よいバランス、重苦しさと無縁の明快な響きなど、もっとも今日的なスタイルによるベートーヴェンのひとつとして人気を集めている。 | ||
ダウスゴー〜ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.9 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93/ 「タルペイア」より [凱旋行進曲/第2幕への導入の音楽]/ 序曲「命名祝日」/ ウェリントンの勝利(戦争交響曲)/ 「シュテファン王」より [序曲/勝利の行進曲/宗教的行進曲]/ 「アテネの廃墟」より[序曲/トルコ行進曲]/ 「フィデリオ」序曲 |
トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内o. | |
デンマークの生んだ指揮者ダウスゴーと手兵スウェーデン室内管による意欲的なプロジェクト、ベートーヴェン管弦楽作品全集シリーズ。これまでに7つの交響曲のほか、鬼才ベレゾフスキーをソリストに迎えたピアノ協奏曲など、そのいずれもに通じる革新的で苛烈な演奏で強い支持を得ている。コンパクトながらリズムと響きの特異性で人気を誇る第8交響曲をメインにした、これはその第9弾。ほかに国王ジョージ4世に献呈され、戦勝をたたえる内容でイギリスでの名声を高めた戦争交響曲など同時期に書かれた作品を多数収録している。 スウェーデン室内管は1995年設立のモダーン楽器による小編成オケ(38人)。実演でもそうだったが、第1、第2ヴァイオリンを左右に振り分けて配置するほか、ピリオド奏法を活かしつつもなによりダウスゴーの個性が前面に出ているのがフレッシュな演奏の秘密。 | ||
ベートーヴェン:管弦楽曲全集 Vol.10 交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」/ 祝賀メヌエット 変ホ長調 WoO.3/「献堂式」序曲 Op.124 インガ・ダム=イェンセン(S) リッリ・パーシキヴィ(Ms) ラルス・クレーヴェマン(T) カール=マグヌス・フレドリクソン(Br) トマス・ダウスゴー指揮スウェーデン室内o.、デンマーク放送cho. | ||
録音:2005年/2008年、オレブロ・コンサート・ホール(スウェーデン)。 ベーレンライター版によるベートーヴェン・シリーズで注目を集めているデンマークの俊英トマス・ダウスゴー。これまでに8つの交響曲とダウスゴーの熱烈オファーでソリストにボリス・ベレゾフスキーを起用したピアノ協奏曲など高い評価を得ている好評シリーズ。記念すべき第10弾は「第9」。スウェーデンとデンマークから実力派ソリスト、合唱団を迎えシリーズ最高潮の音楽を作り出している。緻密に組み立てられた構成、小規模編成でピリオド奏法を取り入れ、絶妙のバランスとリズム感、凄まじいまでの推進力で聴かせる。またカップリングは演奏も録音も珍しい祝賀メヌエットと「献堂式」序曲。「献堂式」序曲は最後の序曲であり、前後の作品は「荘厳ミサ」と「第9」といった大作。それらの特徴を加味した壮大なスケールが感じられる作品。 | ||
グリーグ/スヴェン・ニューフース編: ノルウェーの農民の踊り「スロッテル」Op.72 [ピアノ編 (*)/ハリングフェレ編(#)/ クヌート・ダーレ(1834-1921): ミュラルグーテンによる婚礼行列の曲(+) |
イングフリー・ブライエ・ ニューフース(P;*) オースヒル・ブライエ・ ニューフース (ハリングフェレ;#) クヌート・ダーレ (ハリングフェレ;+ | |
録音:2007年1月12日-14日、グリーグ博物館(*/#)/1912年、ワックスシリンダー録音(+)。使用楽器:トロールハウゲンのグリーグ・ピアノ(*)/1922年ヨン・G.ヘランド製のハリングフェレ(#)。 ノルウェーの人たちが何百年もかけて伝承してきた農民の踊り、スロッテル。1901年、ヴァイオリニストとしても知られた作曲家、ヨハン・ハルヴォルセンはグリーグの依頼を受け、フィドル弾きのクヌート・ダーレ(1834-1921)の演奏から採譜。それに基づいてグリーグは、17曲のピアノ曲集「スロッテル」を作曲した。グリーグが作曲したピアノの「スロッテル」とハリングフェレによる原曲をひとつに収めたアルバムは、ステーン=ノクレベルクとクヌート・ビューエン(1948-)による録音がSimaxからリリースされている (PSC-1040)。今回このアルバムでは、クヌート・ダーレが1912年に録音したワックスシリンダー録音により民俗音楽学者のスヴェン・ニューフースが新たに採譜したハリングフェレ版と、それに基づいてグリーグの「スロッテル」を改訂した版が演奏に使われている。イングフリー・ブライエ・ニューフース(1978-) はスヴェンの子。ノルウェー音楽大学、シベリウス・アカデミー、ハノーファー音楽劇場大学で学び、グリーグ没後100年の2007年にはGrieg Forceミュージシャンのひとりとして活躍。ノルウェー・ソロイスト賞も受賞した。妹のオースヒル・ブライエ・ニューフース (1975-)は、ハリングフェレ奏者として活動する他、オスロpo.でヴィオラを弾いている。ピアノ版の録音は、グリーグ自身が弾いたピアノにより、トロールハウゲンのグリーグ博物館でセッションが行われた。 | ||
ベーストリップ [Bass Trip] 〜 ダブルベースのための現代作品集 テッポ・ハウタ=アホ: カデンツァ(ダブルベース・ソロのための) アルヴォ・ペルト(ダン・ステュッフェ編): 鏡の中の鏡(ダブルベースとピアノのための) ポール・ラムジエ:夢の動物園III「サハラの降雨林」 (ダブルベースとチェロのための) ヨン・オイヴィン・ネス: 一陣の風(ダブルベースとヴィオラのための) マリオ・ラヴィスタ: 薄暮(ダブルベース・ソロのための) ヘンリク・ヘルステニウス: 夕影(ダブルベースと打楽器のための) ラーシュ・ペッテル・ハーゲン: 讃歌(ダブルベース・ソロのための) シュテファン・シェーファー: 別れ(ダブルベースとピアノのための) ペーテリス・ヴァスクス: ベーストリップ(ダブルベースと声のための) |
ダン・ステュッフェ(Cb) ゴンサロ・モレーノ(P) オイスタイン・ビルケラン(Vc) カスリーン・ブロック(Va) ハンス=クリスティアン・ショス・ ソーレンセン(Prec) スサンナ・ヴァルムロード(Vo) | |
録音:2007年6月、9月、12月、ノルウェー音楽大学リンデマンホール(オスロ)。制作:エーリク・ガルド・アムンセン、録音:アウドゥン・ストリーペ。 ダン・ステュッフェは、ノルウェー・オペラo.の首席ダブルベース奏者から現在オスロ・フィルハーモニックのソロ奏者を共同で務めている。ヨーラン・ニューベリ、クヌート・ギュトレルに学び、ゲイリー・カーのアシスタントとしても働きた。ソロアルバム3作目もフィンランド、ドイツ、アメリカ、ノルウェー、メキシコ、ラトヴィアといったさまざまな国籍の作曲家たちの新しい作品から構成された。 「ステュッフェは音の探求に集中。通常の音の組み立ての中から、誰もが思ってもいなかった色彩とニュアンスを引き出した」(ゲイリー・カー)。 | ||
イダ・プレスティ(1924-1967): 2つのギターのための作品全集 ハンガリー女(1959)/アビラの踊り(1957)/ ジタンの踊り(1957)/スペイン(1966)/前奏曲(1958)/ 母に寄せる子守歌(1957)/エチュード第1番/ 新しい年のワルツ(1955)/タランテラ(1959)/ バガテル(1964)/セレナード(1955)/ 気まぐれなエチュード(1966) |
オリヴィエ・シャサン スタイン=エーリク・オルセン | |
録音:2009年4月24日-26日、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ。制作:アルネ・アクセルベルグ、スタイン=エーリク・オルセン/録音:アルネ・アクセルベルグ。 アレクサンドル・ラゴヤとのデュオで知られ、フランスを代表する20世紀屈指のクラシカル・ギタリストといわれるイダ・プレスティ。彼女が作曲した2つのギターのための作品集をフランスとノルウェーのギタリストが共演して録音した。オリヴィエ・シャサン(1957-)はパリ生まれ、アレクサンドル・ラゴヤのクラスで最優秀の成績を収めたギタリスト。スタイン=エーリク・オルセンはベルゲンとオスロで学んだ後、ラゴヤの下で大学院課程の研究をつづけました。プレスティの超絶技巧を反映し、このアルバムにも高度のテクニックを求められる曲が多く含まれている。シャサンとオルセンが弾いているのはロベール・ブシェが1958年と1959年に製作した楽器。ボディにブラジリアン・ローズウッド(紫檀)、サウンドボードにトウヒ(spruce)、ネックにマホガニー、フィンガーボードにエボニー(黒檀)が使われている。 | ||
モーツァルトの 「ヴィオラ協奏曲&五重奏曲」 モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K622(*) (ヴィオラのための編曲; 1802年、ヨハン・アンドレ出版) クラリネット五重奏曲 イ長調 K581(#)/ (ヴィオラのための編曲; 1803年、ヨハン・アンドレ出版) |
アルヴィド・エンゲゴール指揮 ノルウェー室内o. ラーシュ・アネシュ・ トムテル(Va) ヘンニング・ クラッゲルード(Vn) ヤン・ビョーランゲル(Vn) カスリーン・ブロック(Va) クリスティアン・ポルテラ(Vc) | |
録音:2006年9月17日、オスロ大学ホール、ライヴ(*)/2006年12月20日-21日、ノルウェー音楽アカデミー、リンデマンホール、オスロ(#)。制作:トニー・ハリソン、録音:ジェフ・マイルズ。 1991年に設立。ノルウェーと海外から優秀な芸術家を集め毎年開かれるリソール室内楽フェスティヴァルは、オスロやベルゲンのフェスティヴァルとともにノルウェーの活発な音楽活動の一翼を担う存在になった。現在、ピアニストのアンスネスとヴィオラ奏者のトムテルがフェスティヴァルの音楽監督を務めている。そして2007年のフェスティヴァルの場で紹介され大きな成功を収めたのが、Simax Classics が世界で初めて録音したモーツァルトの“ヴィオラ "協奏曲と“ イ長調 "弦楽五重奏曲。リソール室内楽フェスティヴァルゆかりのアーティストたちによって演奏された。 ヴィオラ協奏曲と イ長調弦楽五重奏曲はそれぞれ、モーツァルトがアントン・シュタートラーのために書いたクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲がオリジナル。協奏曲は1802年、五重奏曲は1803年。いずれもオッフェンバッハ・アン・マインのヨハン・アンドレが編曲版の楽譜を出版した。ともに編曲者不詳。協奏曲のほうは、ベートーヴェンかフンメルが編曲したと推測する音楽学者もいる。五重奏曲は、クラリネット・ソロのパートをヴィオラ・ソロと第1ヴァイオリンが分担する。5つの弦楽器が交わす優雅な会話。「五重奏曲は弦楽だけの曲としても立派に通用する」。Simax Classicsのプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセンはそんなコメントを寄せた。この音楽を聴き、彼の言葉に共感する人は少なくないだろう。ヴァイオリンのクラッゲルードは2008年、広島so.と共演してシンディングの協奏曲を弾き、広島と東京で日本デビューすることが決まっている。 | ||
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): 抒情小曲集 昔むかし/ガンガル/蝶々/夜想曲/民謡/ ハリング/羊飼いの少年/アリエッタ/ゲーゼ/ 青年時代より/トロールハウゲンの婚礼の日/ 孤独なさすらい人/山の夕べ/子守歌/ 小さなトロル/感謝/家路/鐘の音 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
録音:2006年11月27日-29日、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。使用楽器:エラール製グランド・ピアノ、1853年、ロンドン。 1960年代なかば、RCAはノルウェーの若いピアニストを起用して「抒情小曲集」を初めて全曲録音することを決定。選ばれた幸運者はリヴ・グラーセル (1935-) だった。 「無言歌がメンデルスゾーンの名と結びついているように、グリーグと言えば10集の抒情小曲集。グリーグが人生の34年をかけた作品。しばらくの間、グリーグの人生と作品にきわめて近い生活がつづき、そこから今なお変わらぬ愛情が生まれた」(リヴ・グラーセル) 「雪のつまったピンク色のボンボンのように風変わりだが嬉しい」音楽どころか、ドビュッシーの音楽に大きな影響を与えたグリーグの「抒情小曲集」。このアルバムには、66曲の中から18曲が選ばれた。「昔むかし」に始まり「鐘の音」で終わるひとつの流れ。ひとつひとつの小品を通して作曲者の人生のさまざまな局面に思いを馳せることが出来る。「山の夕べ」「孤独なさすらい人」「羊飼いの少年」「夜想曲」の4曲はグラーセルが特別な愛着をもつ作品。 このアルバムの録音には、ノルウェー音楽アカデミー所蔵の1853年、ロンドンで作られたエラール・グランドピアノが使われた。「グリーグはなんども出かけたコンサートツアーでエラール・ピアノに出会い(中略)エラール・ピアノの特質は声域 (音域) の選択に影響を与えたに違いない」(グラーセル) | ||
ティーネ・ティング・ヘルセット〜トランペット協奏曲集 ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲 変ホ長調 HobVlle-1 アルビノーニ(1671-1750):トランペット協奏曲 変ロ長調Op.7-3 ネルダ(1706-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調 フンメル(1778-1837):トランペット協奏曲 変ホ長調 (1803) ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) テリエ・トンネセン指揮ノルウェー室内o. | ||
「私の大切な仕事のひとつは、新しい才能を発掘することだ」と語ったのは、 Simax Classics を統括するプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセン。「素晴らしい音楽を聴かせる」ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-) の演奏を聞きアムンセンは、トランペット協奏曲のスタンダード作品の録音をこの20歳の女性奏者に委ねた。金管楽器奏者よりも弦楽器奏者と歌手の演奏からインスピレーションを受け、音色の多彩に変化するトランペット。熟考した音楽と卓越した演奏技術。2006年、ウィーンで行われたコンペティション、ユーロヴィジョン・ヤングミュージシャン 2006に参加。第2位を獲得したヘルセットは、新鮮な魅力をもつ音楽で聴衆と審査員を驚かせたと伝えられる。彼女と共演するノルウェー室内o.は、オスロ・フィルハーモニックのコンサートマスター、テリエ・トンネセン(1955-) がリーダーを務める、スカンディナヴィアを代表する室内オーケストラのひとつ。アンスネスとの共演も多く、ハイドンとモーツァルトの協奏曲の録音でも知られている。 #当初の流通分は SACD ハイブリッド盤でしたが、現在の入荷分は通常 CD へ変更されています。SACD 盤のご注文はお受け出来ませんので、ご了承下さい。 | ||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集 ホ長調 K.531/嬰ヘ長調 K.318/イ長調 K.533/ロ短調 K.87/ ホ長調 K.380/ト長調 K.427/ト短調 K.476/ヘ長調 K.44/ ヘ短調 K.481 メンデルスゾーン(1809-1847): ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 Op.6 |
スヴァイヌング・ビェラン(P) | |
録音:2005年5月24-27日、ベルリン、Teldexスタジオ。 スヴァイヌング・ビェラン(1970-)はノルウェーのピアニスト。ハンス・ライグラフや、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカにも学んだ。初のソロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲に、メンデルスゾーンが10代に作曲したソナタをはさむこむプログラム。スカルラッティからクレメンティやフンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化を意識しながら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求した、とビェランは語っている。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルなたたずまいがスカルラッティの時代を想い起こさせ、そこではクラシックとロマンが美しく融け合っている。 | ||
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)/ トール・ヨハン・ボーエン版: 弦楽のための三重奏曲集 2つのヴァイオリンとヴィオラのための 三重奏曲(1914-1916, rev.1917-1925)(*)/ 弦楽三重奏曲第1番「シメイ」/ 弦楽三重奏曲第2番「バラード」 |
トール・ヨハン・ボーエン、 アンデシュ・ シェルベリ・ニルソン(Vn) アーレ・サンバッケン、 ジュリエット・ ジョプリング(Va) ヨハネス・マッテンス(Vc) | |
録音:2007年10月6日-8日、2008年3月29日-31日、リース教会、オスロ。制作:トニー・ハリソン/録音:ジェフ・マイルズ。 ヴァイオリンのヴィルトゥーゾ、イザイの作品は「6つの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」Op.27 が知られるが、その他の室内楽作品にも、最近注目が集まるようになってきた。(*)はイザイが第一次世界大戦を避けてロンドンにいた時に初稿が書かれ、1917年から1925年にかけて改訂が成された。完成までの11年間にイザイの美学は変化し、それがこの音楽に反映していると言われる。<1楽章の>弦楽三重奏曲「シメイ」は、「高度に独創的で、思わず釣り込まれてしまう音と色彩とテクスチュアの世界を示す……ドビュッシーとラヴェルを思い起こさせ……時として、初期のシェーベリに似る……」。そう語ったクラッゲルードと彼のアンサンブルも録音した作品。「バラード」のサブタイトルをもつ弦楽三重奏曲第2番は出版はされず、2008年2月24日になってトール・ヨハン・ボーエン、ジュリエット・ジョプリング、ヨハネス・マッテンスのトリオによりノルウェー、オースの旧教会で初演された。このアルバムの作品は、作曲者の手稿譜を基に第1ヴァイオリンのボーエンが編纂した版により演奏されている。彼はブックレットのノーツも執筆。作曲の経緯と、イザイを知る音楽家たちの言葉も収められた貴重な資料。録音はオスロの教会で行われ、クラッゲルードのソナタ集を担当したトニー・ハリソンとジェフ・マイルズがイザイの音楽を素晴らしい音に収録した。録音のレファレンスにもできるディスク。 | ||
ヘンニング(ヘニング)・ブローテン〜 ピアノから「メリー・クリスマス」 オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 幼な子イエスにソソグ20のまなざし 〜ノエル フェレンツ・リスト(1811-1886): クリスマスツリー マグネ・ヘグダール(1944-): 1972年-1977年 クリスマスの挨拶 フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924): ソナティナ第4番 「キリスト生誕1917年の日に」 カール・ニルセン(1865-1931): 「楽しいクリスマス(きよしこの夜)」 による夢 シャルル・ヴァランタン・ アルカン(1813-1888):アレルヤ Op.25 |
ゲイル・ヘンニング・ ブローテン(P) | |
様々なピアノ作品からクリスマスに関係する、それも技巧的に難度が高そうな曲を抜き出した面白い企画盤。ゲイル・ヘンニング(ヘニング)・ブローテンは、NAXOSへグリーグのピアノ作品全曲を録音したノルウェーのピアニスト。もともと高い技巧を持つ人だけに、これらの作品でも安心して楽曲を楽しむことができるだろう。ピアノ・ヲタクの方々には最後の曲が、彼久々のアルカン録音として嬉しいかも。 | ||
クロード・ドビュッシー: 独奏ピアノ作品全集 Vol.3 ボヘミア舞曲/マズルカ/2つのアラベスク/ 夢想/ロマンティックなワルツ/ ベルガマスク組曲/バラード/ 舞曲/夜想曲/ピアノのために |
ホーコン・アウストベ(P) | |
録音:2006年2月21日-23日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。制作:ホーコン・アウストベ、ジェフ・マイルズ、録音:ジェフ・マイルズ。 ノルウェーのピアニスト、ホーコン・アウストベ (1948-) によるドビュッシーの独奏ピアノ作品シリーズ。アウストベが録音したドビュッシーは、欧米では現代ドビュッシー演奏のスタンダードのひとつに挙げられている。シリーズ最後の第3集は、1880年の「ボヘミア舞曲」に始まり、「2つのアラベスク」と「ベルガマスク組曲」を経て、「ピアノのために」で終わるプログラム。若いドビュッシーが自分の音楽語法を大きく展開させ始めた時代の作品から構成されている。知的、抑制の効いたアウストベの演奏。空間の中をさまざまに拡散するピアノの響き。録音セッションはこれまでと同じオスロのソフィエンベルグ教会で行われ、ジェフ・マイルズが引きつづき共同制作と録音を担当した。「アウストベは、ドビュッシーの輝かしい姿をひとつ示している」。Classics Today Franceが第2集に寄せた賛辞はそのまま、この第3集にも与えられるだろう。 | ||
シェイクスピアによるアカペラ合唱作品集 アルフレード・ヤンソン(1937-): ソネット第76番「なぜ、私の詩には」 ニルス・リンドベリ(1933-): きみを夏の一日にくらべたらどうだろう スヴェン=エーリク・ ユーハンソン(1919-1997): 浮気心 第1集&第2集 [シルヴィア/緑の森の木陰で/ 吹けよ、吹け、冬の風/浮気心/ おお、わが愛しの人よ/ 恋する者らは春を愛す/冬/挽歌/ 聴け、聴け、ひばり] フランク・マルタン(1890-1974): エアリエルの5つの歌(1950) [おいで、黄色の砂浜に/ 水底深く父は眠る/ 「さあ行け」とあって息をつき/ お前たち三人は罪人だ/ 蜜蜂が吸う蜜を吸い] セーアン・バーフェズ(1950-): ソネット第33番 〜私はこれまでに何度も見てきた ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-): 来たれ、死よ ホーコン・ベルゲ(1954-): ・・・やさしく紡ぐ・・・ |
グレーテ・ペーデシェン指揮 ノルウェー・ソロイスツcho. ハンス=クリスティアン・ ショス・ソーレンセン (マリンバ) | |
「きみを夏の一日にくらべたらどうだろう。きみはもっと美しくて、もっとおだやかだ・・・・・・人が息をし、目が見うるかぎり、この詩は生きる。そして、この詩がきみにいのちをあたえる」(ソネット18番〜「ソネット集」高松雄一・訳[岩波文庫版]から)。ソネット、「お気に召すまま」「テンペスト」「十二夜」の劇中歌。シェイクスピアの作品には作曲家たちを惹きつける深い魅力がありそうだ。 ノルウェー・ソロイスツ合唱団は1950年の創設。現在、グレーテ・ペーデシェン (グレーテ・ペーデシェン・ヘルゲロード)(1960-)がニューステットの後を継ぎ指揮者を務めている。代表的録音は、パーセル/サンドストレム、ボー・ホルテン、ラッセ・トレセン、シェーンベルクらの作品を歌った「聞きたまえ」(PSC-1134)。スカンディナヴィア合唱の伝統をしっかりと守っているグループ。 | ||
自作自演と新録音〜エドヴァルド・グリーグ:ピアノのための作品 抒情小曲集第8集〜トロールハウゲンの婚礼の日Op.65-6(*/#)/ ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7 より〔第3楽章/第4楽章〕(*/#)/ 抒情小曲集〔第3集〜春に寄す Op.43-6/第5集〜ガンガルOp.54-2/第3集〜蝶々 Op.43-1〕(*/#)/ ユモレスクOp.6-2(*/#)/人々の暮らしの情景〜婚礼の行列が通り過ぎる Op.19-2(*/#)/ 抒情小曲集第10集〜余韻 Op.71-7(*/#)/ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7(*)/ ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24(*)/ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16(+) シーグル・スロッテブレク(P;*/+) エドヴァルド・グリーグ(P;#) ミハイル・ユロフスキー指揮オスロpo.(+) | ||
録音:2007年10月-11月、2009年3月10日-14日、トロールハウゲン、ベルゲン(ノルウェー;*)/2004年8月12日-13日(+)/1903年4月、Gramophone & Typewriter Company studios 、パリ、1903年録音と2008年録音の編集版、1930年代EMI復刻の1903年録音をトロールハウゲンのセルビ・ホーン式蓄音機で再生(#)。使用楽器:トロールハウゲン所蔵、グリーグに贈られた1892年製スタインウェイ(*)。 1903年春、エドヴァルド・グリーグはパリのGramophone&Typewriter社スタジオで自作のピアノ曲を録音。「トロールハウゲンの婚礼の日」にはじまる7つの小品とソナタの2つの楽章。10インチのディスク9枚、約15分の音楽がグリーグ自身の演奏の記録として残された。 ノルウェーがスウェーデンとの連合王国を解消してから100年となる記念の年を翌年に控えた2004年、Simax Recordsは、ノルウェー音楽を代表する管弦楽作品を集めたアルバムのためグリーグのピアノ協奏曲を録音した。オスロ・フィルハーモニックと共演するピアニストにはシーグル・スロッテブレクが選ばれ、トニー・ハリソンが制作にあたった。もっとも演奏されることの多いピアノ協奏曲と言われるグリーグの作品。おびただしい数の録音が存在する。その " 有名曲" を録音する。ふたりが考えたのは、グリーグの協奏曲が " 今日の音楽" だったころの感覚を探り、作品に新鮮な空気を送り込むことだった。 協奏曲の録音を終えたスロッテブレクとハリソンは、ある疑問をもっていた。グリーグの演奏の速いテンポは、78回転レコードの収録時間の制約によるものなのか? それとも、ベートーヴェンの友人、モーシェレスに学んだグリーグのロマンティックな様式がそのまま録音盤に刻まれているのか? アコースティック録音の表面雑音の壁の向こうにあるもの、それ以上に重要な、グリーグの演奏そのものに隠されたミステリーの鍵を開ける。このプロジェクトに使われたのは、グリーグ博物館となったトロールハウゲンのグリーグ夫妻の家に置かれている1892年製のスタインウェイ。1892年、銀婚式を迎えたグリーグ夫妻に贈られたピアノ。「模倣することで理解する、理解することで模倣する」。グリーグの録音を聴き、その演奏の再現を試みる。それを繰り返しているうちにグリーグの演奏のパターンが見えて来る。 | ||
Written in Sand ポウル・ルーザス(1949-):変奏曲(1989)(ヴァイオリン独奏のための;*) ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-): 奉献誦(カール・クヴァーラン追悼)(1991)(ヴァイオリン独奏のための;*) エサ=ペッカ・サロネン(1958-):学ばざる笑い(2002)(ヴァイオリン独奏のための;*) ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-): ポエミOp.7(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための;#) ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) ペール・クリスティアン・スカルスタード指揮リソール音楽祭弦楽アンサンブル(#) | ||
録音:2007年6月28日-29日、2008年7月6日、ウラニエンボルグ教会、オスロ(*)/2004年6月26日、聖霊教会、リソール(ノルウェー)、リソール音楽祭、ライヴ(#)。グリーグ三重奏団のヴァイオリニスト、ソルヴェ・シーゲルランの「ブルースタのヴァイオリン音楽」(PSC-1229)に次ぐソロアルバム第2作。アルバムタイトルの「砂に書かれた」は、アイスランドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソンの「奉献誦」の曲名からとられた。この作品は、ハトルグリームソンが、親友だった画家、カール・クヴァーランを追悼して作曲したエレジー。クヴァーレンの描いた絵をタイトルとする、ゆったりした3つの楽章とスケルツォの性格をもつ第3楽章で構成されている。ポウル・ルーザスは、デンマークを代表する作曲家のひとり。「変奏曲」は、伝統的な変奏技法とコラージュ技法を組み合わせたとされる音楽。表現的、突発的なページと抒情のページが対照を見せながら、メランコリックで深い感情をもったモノローグに収束していく。 シェーンベルクの月に憑かれたピエロの第9曲「ピエロへの祈り」に因む曲名をもつ「学ばざる笑い」 は、指揮者としての知名度が高いエサ=ペッカ・サロネンが2002年に作曲した曲。2002年8月のラホヤ・サマーフェストでチョーリャン・リンにより初演された。ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための「ポエミ」は、チェロ奏者としても活躍するハブリジ・ハトルグリームソンが弦楽器の特色を活かして作曲、1986年のNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受け、彼の出世作となった。旧約聖書をモチーフとするマルク・シャガールの作品からインスピレーションを授かり、その題名を楽章のタイトルとした。 | ||
シューマン:子供のためのピアノ曲集 子供のためのアルバムOp.68(抜粋; 33曲)/ 子供の情景 Op.15 |
リヴ・グラーセル(Fp) | |
録音:2009年9月20日-24日、ヴァクスダール教会、ヴァクスダール、ホードラン郡(ノルウェー)。使用楽器:ウィーンのゴットリープ・ハフナー製、1830年頃。制作・録音:エーリク・ガルド・アムンセン。 ノルウェーを代表する女性ピアニスト、リヴ・グラーセルのシューマン作品集。1960年代、明日を期待される若いノルウェーのピアニストとしてグリーグの抒情小曲集の最初の全曲録音に起用されたリヴ・グラーセルは、2010年、75歳を迎えた。その記念すべき年のために、モーツァルトのソナタ全集を初め、彼女の数々の録音に携わってきたプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセンは、素敵な企画を用意した。ローベルト・シューマンが、愛するクララ・ヴィークのために書いた「子供の情景」、そして、結婚したふたりの間に生まれたマリーの7歳の誕生日に贈るために作った「子供のためのアルバム」。「シューマン一家の生活を垣間見るような」(リヴ・グラーセル談)2つのピアノ曲集。 クレメンティ工房で作られたフォルテピアノをコピーした楽器でクレメンティのソナタとソナティナを弾いた「あらゆる世代のためのクレメンティ」(PSC-1258)、10巻の「抒情小曲集」から選んだ18曲を1853年製エラール・グランドピアノで弾いた「エドヴァルド・グリーグの抒情の旅へ」(PSC-1291)、ウィーンのゴットリープ・ハフナー製作の楽器を弾いたシューマン。ピアノにまつわる優しい想いを愛するすべての人にグラーセルが贈るアルバム。 | ||
カタリヌス・エリング(1858-1942): 弦楽四重奏曲〔ニ長調 (c.1897)/イ短調 (1903)〕/ピアノ四重奏曲 ト短調 (1901) (*) ゲンゲゴールSQ[アルヴィド・エンゲゴール、アトレ・スポンベルグ(Vn) ジュリエット・ジョプリング(Va) ヤン=エーリク・グスタフソン(Vc)] ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P;*) | ||
録音:2008年9月1日-5日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。制作:トニー・ハリソン/録音:ジェフ・マイルズ。エリングはオスロ生まれ。言語学分野の科目とピアノを学び、音楽批評家としてキャリアをスタートさせた後、グリーグの推薦を受けたことをきかっけにベルリンの音楽大学のハインリヒ・ヘルツォーゲンベルクのマスタークラスに加わった。モーツァルトとベートーヴェンを手本とし、同時代のブルックナーとワーグナーの音楽にはほとんど興味を示さなかったと言われるエリングは、19世紀ドイツ・ロマンティシズムの語法から離れることなく作曲をつづけ、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲と合唱曲、オペラ「タラス・ブーリバ」と幅広いジャンルに作品を残した。今回録音された二十世紀への変わり目の時代に書かれた作品はいずれもシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスの音楽をしのばせる伝統的な作風の音楽。アルヴィド・エンゲゴールがリーダーを務める四重奏団は、ハイドン、スールベルグ、グリーグ(2L-53)、ハイドン、ヌールハイム、ベートーヴェン(2L-71)の弦楽四重奏曲を既に録音している。 | ||
カール・アーノルト(1794-1873):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調/ピアノのための幻想曲形式の変奏曲 ト長調/ ピアノのための幻想曲 ハ短調/ピアノ・ソナタ第3番 イ長調/ロンドレット第1番 ニ短調/ ノルウェー民謡「物悲しい日曜の夕べ」によるロンドー/ロマンス 変ホ長調 トルライフ・トルゲシェン(Fp) | ||
使用楽器:ウィーンのゴットリープ・ハフナー、1830年頃製作。アーノルトによるピアノ作品がまとめて紹介されるのは、当アルバムがはじめて。カール・アーノルトは、ドイツのノインキルヒェンの生まれ。ノルウェー音楽の発展に大きな功績を残した音楽家の一人。その音楽にはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、フンメル、メンデルスゾーンの作品をモデルにした跡がうかがえ、ショパンの抒情を先取りしたスタイルのページのあることも指摘されているが、作品の価値は認められながらも、グリーグ以後のナショナル・ロマンティシズムの流れから取り残されてしまった。 ピアニストのトルライフ・ユリウス・トルゲシェン(1967-)はベルゲン生まれ。アウドゥン・カイセルに学び、ノルウェー音楽アカデミーでアイナル・ステーン=ノクレベルグ、エヴァ・クナルダール、ラザーリ・ベリマンに師事し、シベリウス・アカデミーでリーサ・ポホヨラのクラスに参加。ヴァーレンとトゥーレセンのピアノ曲を録音したアルバム(PSC-1105)、クラウス・エッゲの作品全集(PSC-1131)も欧米で高い評価を得た。 | ||
ショパン: 即興曲第1番 変イ長調 Op.29/ 3つの新しいエチュード(1939)/ 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/ 即興曲第3番 変ト長調 Op.51/ ロンド 変ホ長調 Op.16(序奏とロンド) シューマン:花の曲 Op.19/森の情景 Op.82 |
クリスティアン・ イーレ・ハドラン(P) | |
録音:2009年9月4日-6日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ、録音・マスタリング:アルネ・アクセルベルグ。 ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲルに生まれたクリスティアン・イーレ・ハドラン(1983-)のソロデビュー・アルバム。 2010年生誕200年を迎える19世紀ロマンティシズムのふたり、ショパンとシューマンのピアノ曲を弾いた。素敵な一夜のコンサートのような1枚。 ハドランは11歳でルーガラン音楽院に入学、イジー・フリンカに教えを受けた後、オスロでフリンカの弟子にあたるアンスネスの下で学んだ。ソロイストとしてノルウェー国内のオーケストラ、LSO、バイエルン放送so.に客演、室内楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、クリスティアン・ポルテラ、ルネ・フレミングらと共演している。彼が親友のヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードと2006年に録音したシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集は、そのロマンティックな音楽が人気を呼んだ。1877年建造の教会における録音。 | ||
北風を讃えて エギル・ホーヴラン(1924-):シンフォニックバンドとオルガンのためのファンファーレとコラールOp.54a アウリス・サッリネン(1935-):管楽器、打楽器、ハープとピアノのための宮殿ラプソディOp.72 ユッカ・リンコラ(1955-):トランペット協奏曲第2番(*) オーレ・シュミット(1928-2010):シンフォニックウィンズ、ティンパニと3人の打楽器奏者のための 「ストラヴィンスキーへのオマージュ」 アルヴェーン(1872-1960)/G.ユーハンソン編曲:軍楽隊のための祝祭序曲 Op.26 エギル・ホーヴラン:シンフォニックバンドとオルガンのための祝祭序曲 Op.39a オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):ウィンドバンドのためのスタブスアラベスクOp.14 ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp;*) オーレ・クリスティアン・ルード指揮ノルウェー国軍音楽隊 | ||
録音:2009年10月14日、19日-23日、2010年6月14日-15日(*)、アーケシュフース砦騎士館、オスロ。「北風」に捧げるオマージュ。颯爽とした、美しい音楽が広く音楽ファンから愛されているノルウェー国軍音楽隊が、スカンディナヴィアの作曲家たちがウィンドバンドのために書いたオリジナル曲を録音した。 ノルウェー国軍音楽隊(FSMK)は1817年の創設。オスロの中心にあるアーケシュフース砦に本拠を置く、常勤隊員39名のノルウェーでもっとも編成の大きいプロフェッショナル・ウィンドバンド。2006年からオーレ・クリスティアン・ルードが芸術監督を務めている。リンコラの協奏曲でソロを吹くのはティーネ・ティング・ヘルセット(1987-)。ハイドン、アルビノーニ、ネルダ、フンメルの協奏曲(PSC-1292)で録音デビューし、たちまち国際的な注目を集めたプレイヤー。技巧を求められる、ジャズ感覚いっぱいのリンコラの音楽を楽しく演奏している。 | ||
エドヴァルド・グリーグ:歌曲集 H.C.アンデルセンの詩による「心の歌」Op.5〜 [茶色のふたつの瞳/海の永遠の動きをあなたは知らない/ 君を愛す/私の思いは高い峰のように]/ 9つのロマンスと歌 Op.18〜 [森の散歩/愛しいひとはとても色白で/詩人の最後の歌/詩]/ ヨン・パウルセンの5つの詩 Op.26〜 [ここちよい夏の夕べにさまよい/森の小道で]/ A.O.ヴィンニェの詩による12の歌 Op.33〜 [若者/春/傷つけられしもの/コケモモ/流れにそって/まぼろし/ 老いた母/最初のもの/ルンダーネで/ 破れた友情/誠実/たどり着くところ]/ 6つのドイツ語の歌 Op.48〜 [いつの日か、わが思いは/青春時代に] |
ヨハネス・ヴァイサー(Br) セーアン・ラストギ(P) | |
録音:2008年11月25日-26日、2009年3月16日-17日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。制作:トニー・ハリソン、録音:アルネ・アクセルベルグ。 弦楽オーケストラのための「2つの悲しい旋律」、「最後の春」と「心の傷み」の原曲となった2曲を含む「A.O.ヴィンニェの詩による12の歌」は、数多くの歌曲を書いたグリーグの代表作に挙げられる曲集。 ヨハネス・ヴァイサー(ヨハネス・ヴァイセル)は1980年ノルウェー生まれ。コペンハーゲンの王立音楽アカデミーと王立オペラ・アカデミーでスサナ・エーケンに学んだ。オラトリオ、歌曲、オペラのステージで活躍する彼は、ヤーコプスが指揮した「ドン・ジョヴァンニ」(HMC-901964)のタイトルロールを歌い、一躍注目を集めた。スカンディナヴィアの生んだもっとも有望な歌手のひとり。「A.O.ヴィンニェの詩による12の歌」をラグナル・ソーデルリンのオーケストレーション版で録音(PSC-1076)したノルウェーのバリトン、ヴォレスタードと同じくヴァイサーは、美しい声、しなやかな感性、そして深い感情と詩の心を歌うための技術を備えている。共演のセーアン・ラストギはデンマークのピアニスト。王立音楽アカデミーでトーヴェ・レンスコウとスウェーデンのニクラス・シヴェレーヴ、ベルリンの芸術大学でパスカル・ドヴォヨンのクラスで学んでいる。フェスティヴァル、コンサート、ラジオ放送に出演しながら、王立アカデミーで教えている。 | ||
ヤルマル・ボルグストレム(1864-1925):管弦楽作品集 交響詩「ゲツセマアネのイエス」Op.14(1904)/ 交響詩「死者の夜」Op.16(1905) (ピアノ、弦楽オーケストラ、 トランペットとタムタムのための) ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.25(1914) |
ニルス・アンデシュ・ モッテンセン(P) ユーナス・ボートストラン(Vn) テリエ・ボイェ・ハンセン指揮 ノルランドオペラso. | |
録音:2008年6月9日-13日、ノルランドオペラ(ウメオー、スウェーデン)。制作:ヨルン・ペーデシェン、録音:ジェフ・マイルズ。 ヤルマル・ボルグストレムはクリスチャニア(現オスロ)生まれ。ヨハン・セルメルの音楽に強い印象を受け、スヴェンセン、L.M.リンデマン、オーレ・オルセンらに学んだ後ライプツィヒやベルリンへ留学、1903年に帰国してからは、作曲家、教育者、批評家として活動、二十世紀初頭のクリスチャニアの文化をリードするひとりになった。ボルグストレムの作品は第二次世界大戦後、50年以上にわたって忘れられてしまっていた。そして新しい世紀を迎えるころからふたたび演奏されるようになる。『新約聖書』に基づく「ゲツセマアネのイエス」と寓話風の物語を背景にした「死者の夜」の2曲の交響詩、明るい気分と活気にみちたヴァイオリン協奏曲が収録された。 | ||
オーレ・ブル(1810-1880): 夜想曲 Op.2/セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)/セーテル訪問/ アダージョ・レリジョーゾ「母の祈り」/ポラッカ・ゲッリエラより(ハーラル・ハイデ、アルヴェ・テレフセン編)/ アダージョ・ソステヌート/アジアーコ・クバーノ〜大行進曲(ラグナル・セーデルリン編)/ カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ/孤独の時に(ヨハン・ハルヴォシェン編)/ アジアーコ・クバーノ〜アンダンテ・マエストーゾ/シーグリの(断片)/舟歌(ウーラ・リンゲ編)/ スコットランド幻想曲/アンダンテ・カンタービレ(アルヴィド・オールスネス編)/ カンタービレ(1842年フレドリクスヴェルンのコンサート回想)/孤独の時に グリーグ/ブル編:ガヴォット(*)/メヌエット(*) アルヴェ・テレフセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(P) アイヴィン・オードラン指揮トロンハイムso. | ||
(*)の2曲のみが新録音。残りはノルウェーとスウェーデンの連合解消100年を記念して2005年にリリースされたテレフセンのアルバム「ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル」(PSC-1261)から、グリーグの「十字軍兵士シーグル」の「力くらべの場で」がカットされたもの。 ヴァイオリンのヴィルトオーゾとして人気を集めたオーレ・ブルの生誕200年を記念するアルバム。アンナル・フォレソーがノルウェー放送o.と共演した2Lのヴァイオリンと管弦楽のための作品集(2L-067SABD)とともにオーレ・ブルの音楽の代表的なアルバム。 | ||
ジャン・アラン(1911-1940):オルガンのための作品全集 リタニアJA119 (Op.79) /空中庭園 JA71 (Op.50) /小品 JA33 /幻想曲第1番 JA72 (Op.51) / 幻想曲第2番 JA117 (Op.73) /オルガン組曲 JA69, 70, 82 (Op.48)/前奏曲とフーガ JA75, 57 /アンダンテ JA89bis / 妄想 JA63 /シトー修道会の聖体奉拳のためのコラール JA134 /課題提出曲 JA37 /哀歌 JA14 / ドリア旋法のコラール JA67 (Op.47 No.1) /フリギア旋法のコラール JA68 (Op.47 No.2) /アリア JA138 / 3つの舞曲 JA120A (Op.81) /モノディ JA135 /昔の様式の悲歌 JA38 / クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲 JA118 (Op.78) /賛美歌「輝く創り主」による変奏曲 JA27 (Op.28) / 2つの世俗的前奏曲 JA64, 65 /アグニ・ヤヴィシュタのための2つの踊り JA77, 78 / ジュール・ルメートルの詩に JA62 /間奏曲 JA66bis /戻らなくなった2つの音による子守歌 JA7bis (Op.2) / グラーヴェ JA32 /一風変わった空気 JA79 /フリギア旋法のバラード JA9 /終課のための後奏曲 JA29 ラーシュ・ノットゥー・ビルケラン(Org) | ||
録音:2010年2月18日-20日、4月24日-25日、27日-28日、ファーゲルボルグ教会、オスロ。使用楽器:ゴル・オルガン(下記コメント内表記と異なるが、代理店記載ママ)、2007年。制作・録音:ショーン・ルイス。2011年はフランスのオルガニスト、作曲家のジャン・アランの生誕100周年。アランの作品について「真摯で実存主義的なテーマをもっているにもかかわらず、同時に、ばかげたユーモアや自分への皮肉に満ちている」とも表現するオルガニストのビルケランは2006年から2008年にかけてノルウェー政府から与えられた奨学金によりアランの音楽を集中的に研究、これがこの録音につながった。アラン自身は「私の音楽に、それぞれの人が心のうちに抱えた自身の思考を発見してくれることを心より願う」とも語っている。ギゴル・オルガン(上記と異なるが、代理店記載ママ)とファーゲルボルグ教会の響きを最高度に活用、プロデュース、録音と編集も担当したのは、イギリス人のショーン・ルイス。オーディオ装置をチェックするレファレンス・ディスクにできるクオリティ。 | ||
Ragnhild Hemsing: YR スパッレ・オルセン(1903-1984):ロムの6つの民謡 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): ハルダンゲル地方伝承のフィドルの旋律/弾きにくいメロディ/ヨルン・ヒルメによる「低音のハリング」/ オーラ・ボーの形式によるスプリンガル「ぶよ」/ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8/ オラヴ・モーの形式によるリューダルロット「ヴァングのフルドラの歌」 ラッセ・トゥーレセン(1949-):ヴァイオリン・ソロのための「YR」Op.23 【ビデオ・トラック】「YR」[ラグンヒル・ヘムシング(Vn) ハルグリーム・ハンセゴー(踊り/振付)] ラグンヒル・ヘムシング(Vn/ハリングフェレ) トゥール・エスペン・アスポース(P) | ||
録音:2010年10月28日-31日、ソフィエンベルク教会、オスロ。オスロの北に位置するヴァルドレス地方は、夏はハイキングとサイクリングと釣り、冬はクロスカントリーとさまざまなスポーツ活動の行われ、ノルウェー民謡の故郷としても知られる。現在23歳のヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシングは、このヴァルドレスに生まれた。5歳からヴァイオリンを弾き、9歳でオスロのバラット・デューエ音楽学校に入学した。ベルゲン・フィルハーモニック、トロンハイムso.、オスロ・フィルハーモニック、デンマーク国立so.をはじめとするオーケストラと共演。2010年にはノルウェー放送(NRK)の企画したオーレ・ブルのドキュメンタリー番組の音楽を妹のエルビョルグ(1990-)とともに録音した。ラグンヒルは、現在、ウィーンのボリス・クシュニール氏の下で学んでいる。 このアルバム「YR」は、彼女の最初のソロCD。タイトル曲としたラッセ・トゥーレセンの「YR」は、オスロ・フィルハーモニックのコンサートマスター、スティーグ・ニルソンのための委嘱曲。「不思議なリアリズムをもった」小品とされ、ラグンヒルの演奏は「信じられないくらい立派な、伝説的な演奏」と評された。グリーグの第1番のヴァイオリン・ソナタ、民謡を素材としたカール・グスタフ・スパッレ(1903-1984)の曲集、ヴァルドレスと同じように民謡の宝庫とされるハルダンゲル地方のフィドルの音楽。デクストラ・ムジカ・ファウンデーションから貸与された1694年クレモナのフランチェスコ・ルッゲーリとノルウェーの民俗フィドル、ハリングフェレを弾きわけている。 ピアニストのトゥール・エスペン・アスポース(1971-)は、ノルウェーの同世代を代表する音楽家のひとりに挙げられる。世界各地のフェスティヴァルとコンサートで演奏し、2007年からは母校のノルウェー音楽アカデミーの教授を務めている。欧米のメディアから賞賛されたデュカのピアノ作品全集(PSC-1177)と、ベートーヴェン、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの作品を弾いた「鏡のカノン」(2L-49SACD)が代表的録音。このCDには、フォークダンスグループ、FRIKARのハルグリーム・ハンセゴーがヘムシングの演奏に合わせて踊る「YR」の映像も収録されている。 | ||
マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」 |
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 オスロpo. | |
録音:2010年3月10日-12日、オスロ・コンサートホール、ライヴ。おそらく初出音源。制作:クシシュトフ・ドラーブ、エンジニア:マーリト・アスケラン、エリサベト・ソンメルネス(NRK)、マスタリング:アルネ・アクセルベルグ。 マリス・ヤンソンス指揮で始まったオスロ・フィルハーモニックのマーラー交響曲シリーズ。第2番、第1番・第9番(PSC-1270)、第7番(PSC-1271)につづく5曲目は、音楽監督のユッカ=ペッカ・サラステ(1956-)が指揮した「悲劇的」。第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテの順に演奏、フィナーレでは改訂稿では取り除かれた第3のハンマーを復活させている。オスロ・フィルのマーラー・プロジェクトは、サラステによって継続される予定だとのこと。 Simaxの先の2作と同じくクシシュトフ・ドラーブが制作を担当。NRK(ノルウェー放送)のエンジニアが録音した音源がアルネ・アクセルベルグの手でマスタリングされた。レファレンスクオリティの録音。オスロのホールの響きがみごとに再現される。 サラステは1956年、フィンランドのヘイノラ生まれ。ラハティ音楽院でピアノとヴァイオリンを学んだ後、指揮に転向。1981年、スカンジナヴィア指揮者コンクールで優勝し、ヘルシンキ・フィルでデビュー。1987年からフィンランド放送so.と、スコットランド室内o.(1991年まで)の首席指揮者、またトロントso.の音楽監督を1995年から2001年にかけて務めていた。2006年8月からオスロ・フィルの音楽監督に就任している。 サラステのマーラーは、フィンランド放送so.を指揮した第5番(1990年録音)のほか、近日、ケルンWDRso.との2009年、ライヴを収録した第9番 (Profil PH-10035)もリリースされる。2008年から2009年のヨーロッパツアーを成功させたオスロ・フィルハーモニックも最高のコンディションで演奏。フィルハーモニックとサラステは2010年のヨーロッパツアーでもマーラーをとりあげ、今シーズンから来シーズンにかけて第9番、第4番、第8番のコンサートもオスロで予定されている。 | ||
G.B.アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745)/ ジャン・バティスト・フォルクレ(1699-1782): クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール全曲集(1747) 〔第1組曲/第2組曲/第3組曲/第4組曲/第5組曲〕 |
シェティル・ ハウグサン(Cemb) | |
録音:2010年3月15日-19日、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)。使用楽器:シェティル・ハウグサン製作 (1971)、後期フランドル・タイプ・チェンバロのコピー。制作:フランソワ・エッケルト、録音:エヴァ・ペップライン。 父G.B.アントワーヌは作曲家、ガンバのヴィルトゥオーゾ。子ジャン・バティストは作曲家、洗練された技巧をもつヴィオール奏者。ともに「太陽王」ルイ十四世の宮廷に仕えたフォルクレ父子は、息子の才能に対する父の嫉妬のため、良好な関係になかったことが伝わっている。父が没した2年後の1747年にジャン・バティストが出版した、自分を投獄しフランスから追放という憂き目に遭わした父の名を冠した『クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール曲集』。この曲集は、「編曲」とされているものの、実質はジャン・バティストの作曲だろうと言われる。第1組曲から第5組曲まで全32曲。多くの曲はジャン・バティストの友人と知人たちに敬意を表して命名され、いくつかの曲にはフォルクレ、クープラン(第1組曲)、ルクレール(第2組曲)、ラモー、ギニョン(第5組曲) といった音楽家たちの名がつけられた。 シェティル・ハウグサンはノルウェーのチェンバロ奏者。今日を代表するアーリーミュージックの音楽家のひとり。トロンハイム、オスロ、プラハ、ハーレムで学び、1975年グスタフ・レオンハルトに学んだアムステルダム音楽院の Prix d'Excellenceを獲得、現在はケルンの音楽大学で教授を務めている。またチェンバロ製作者としても活動し、この録音でも使用している。 ハウグサンがフォルクレの曲集に出会ったのは、1972年9月、南ドイツのフライブルク近郊のシュタウフェンで行われたアーリーミュージックのワークショップだった。レオンハルトとヴィーラント・クイケンがマスタークラスを担当。以来、この曲集はハウグサンにとってもっとも大切な音楽のひとつになった。この曲集を完全な姿に録音したい。その願いがかない、Simaxとケルンのドイツ放送 (Deutschlandfunk) が共同で制作にあたったこの録音でハウグサンは、後期フランドル・タイプの楽器を基に自身が1971年に製作した2段鍵盤、5オクターヴ(FF-g''') のチェンバロを弾いている。この楽器を垂直に置き「ガンバ」に見立てた写真がブックレットのアートワークに使われている。 | ||
アーネ・ヌールハイム(1931-2010):管弦楽のための作品集 モノリス(1990)(管弦楽のための)/管弦楽と磁気テープのためのエピタフィオ(墓碑銘)(1963 rev.1978) / カンツォーナ(1960)(管弦楽のための)/フォノス(2003)(トロンボーンと管弦楽のための3つの忘れられないもの;*)/ アデュー(1994)(弦楽オーケストラと鐘の音の楽器のための) マリウス・ヘースビ(Tb;*) ロルフ・グプタ指揮(*以外) ユッカ=ペッカ・サラステ指揮(*) オスロpo. | ||
録音:2010年3月10日-12日、5月10日-12日(*)、オスロ・コンサートホール。制作:クシシュトフ・ドラーブ、録音:アルネ・アクセルベルグ、マーリト・アスケラン(*)、エリサベト・ソンメルネス(*)、ミクシング:アルネ・アクセルベルグ、クシシュトフ・ドラーブ。 アーネ・ヌールハイムは1950年代、ナショナルロマンティックな空気が支配していたノルウェーの音楽をモダニズムという世界の潮流へと導き、世界大戦後のノルウェー音楽がアイデンティティを確立することができた、その最大の功労者とされる音楽家。2011年には80歳の誕生日を迎えることになっていた彼が没したのは2010年6月5日。その数週間前にすべての録音の完了したアルバム『エピタフィオ』がリリースされる。ヌールハイムは1982年にはオスロの王宮の一角にある家「グロッテン」に住むというノルウェーの芸術家にとって最高の栄誉を与えられ、死後、グリーグ、セーヴェルーと同様にノルウェー王国国葬で送られたヌールハイムの業績をしのぶよき記念碑となるアルバム。 「カンツォーナ」は、ヴェネツィアの作曲家ジョヴァンニ・ガブリエーリのカンツォーナを聴き、高声域と低声域のコントラストの生む効果からこの曲のインスピレーションを得たといわれている。「管弦楽と磁気テープのためのエピタフィオ「墓碑銘」」は、イタリアの詩人、サルヴァトーレ・クワジモドの詩「人はみな、ひとり大地の中心に立つ ひとすじの陽の光に貫かれ そして気づくと夕暮れの時」がスコアに引用されている。「管弦楽のためのモノリス」のインスピレーションの源になったのはオスロのヴィルゲラン公園にならぶ彫刻の大理石。ヌールハイムは大理石の色彩と光の反射に魅せられ、「岩は、生命のない塊ではなく、人の生を象徴している」と考えたといわれる。この曲は、東京の「音楽コンペティション国際プログラム」 の委嘱を受けて作曲され、1991年に新日本フィルハーモニーによりサントリーホールで初演された。「アデュー」は、1994年2月に亡くなったヴィトルト・ルトスワフスキ追悼のために作曲され、同年秋、ワルシャワで行われたフェスティヴァルで演奏された。「フォノス」は、単一楽章の「モノリス」を3楽章の協奏曲に書き直した作品。トロンボーンのファンファーレに始まり、強いエネルギーとリズミカルな推進力が特徴的な音楽。 | ||
コンラード・バーデン(1908-1989):管弦楽作品集 イントラーダ・シンフォニカ Op.78(1969) (管弦楽のための;*)/ クラリネットと弦楽のための 小協奏曲 Op.37(1954)(#)/ 田園詩とフーガ Op.46(1958) (室内管弦楽のための;+)/ 民話組曲 Op.49(1960)(管弦楽のための;**) [昔むかし/親指小僧/ソリア=モリアのお城/ 若者と悪魔/流れに向かう老婆/青い山の王女]/ ピアノ協奏曲 Op.118(1979)(##)/ 管弦楽のための変奏曲 Op.60(1963)(++) |
カシュテン・アンデシェン指揮(*/#) スヴェッレ・ブルーラン指揮(**) ハルモニエン音楽協会o.(*/#/**) ビョルン・ ハルヴォシェン(Cl;#) ゲイル・ヘンニング・ ブローテン(P;##) ハインツ・ フロイデンタール指揮(+) アルフ・オールダール指揮(##) シェル・インゲブレトセン指揮(++) オスロpo.(+/##/++) | |
録音:1972年(*/#)/1959年11月4日、NRK放送録音、ライヴ、モノラル(+)/1976年12月7日、NRK放送、ライヴ、モノラル(**)/1963年8月23日、NRK(##)/1983年12月19日、NRK放送録音、ライヴ(++)。モノラル表記が年代順と合っていないが、代理店記載ママ。 ライプツィヒとオスロの音楽院で学んだ教会音楽家、オルガニスト、音楽批評家。コンラード・バーデンは20代の終わりになって初めて作曲を手がけた。宗教作品と室内楽作品を中心に作曲。作品番号をもつ147曲のうち20曲が管弦楽のための作品と協奏曲。 祝祭的性格の「イントラーダ・シンフォニカ」。「クラリネットと弦楽のための小協奏曲」は、パリでジャン・リヴィエに学んだ後に書かれたネオクラシカルな作品。『エドヴァルド・グリーグ』の共著者フィン・ベネスターは、「ノルウェーの作曲家が近年、作曲したもっともユーモラスな協奏曲のひとつ」 と呼んだ。ノルウェーの高原に伝わる<家畜を呼ぶ声>を思わせる主題をもった「田園詩とフーガ」。ノルウェー民話をテーマに、バルトークと 6人組から影響を受けた語法で書かれた6曲で構成する「民話組曲」。農民舞曲のリズムが推進力となるピアノ協奏曲。ハンス・イェリネクの十二音音楽から学び、テクスチュアと線を重視した構成的な音楽、「管弦楽のための変奏曲」。 PhilipsのためのLP録音と、一部モノラルを含むNRK(ノルウェー放送)の録音をアウドゥン・ストリーペが整音、マスタリング。紹介される機会の少ないバーデンの音楽をじっくり楽しめるアルバムになった。 | ||
ノーザン・ライツ Vol.1〜 オーセ・ヌールモー=ローヴベリ ワーグナー: 歌劇「タンホイザー」〜 おごそかなこの広間よ(*) 歌劇「ローエングリン」〜 寂しい日々に神に祈った(*) ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜 私の死んだ母が ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」〜自殺(#) モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜 ドン・オッターヴィオ、悪者の正体が・・・ 私の名誉を奪おうとした(**) R.シュトラウス: セレナード Op.17 No.2(#)/献身 Op.10 No.1(#) ヴェルディ: 歌劇「オテロ」〜アヴェ・マリア(++) プッチーニ: 歌劇「トスカ」〜歌に生き、恋に生き(##) R.シュトラウス:4つの最後の歌(***) |
オーセ・ ヌールモー=ローヴベリ(S) ウォルター・ススキンド指揮(*) フィルハーモニアo.(*) オイヴィン・フィエルスター指揮(+) ベルゲンpo.(+) アルヴィド・フラドモー指揮(#/**) オッコ・カム指揮(***) オスロpo.(#/***) オッド・ グリューネル=ヘッゲ指揮(++) ノルウェー国立歌劇場o.(**/++) シクステン・エールリング指揮(##) ストックホルム王立o.(##) | |
1923年ノルウェー生まれのソプラノ歌手オーセ・ヌールモー=ローヴベリの軌跡を辿ったアルバム。1948年12月3日、オスロ大学のコンサートでデビュー。1952年、ストックホルム市とオスロ市の間で歌手の交換が計画され、彼女がノルウェー側の歌手の代表に選出された。1957年、カラヤン指揮の「ワルキューレ」に出演以降、国際的な活躍をし、同年オーマンディ指揮の下、アメリカ・デビューを果たした。1970年からはオスロ音楽院の教授、1978年から1981年までノルウェー国立オペラの監督として活躍し、1993年、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授職を最後に引退した。このCDにはライヴ録音を含めEMI、NRKで録音した音源が収録されている。 | ||
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ピアノ作品集(歴史的録音) エドヴァルド・グリーグ、ランドン・ロナルド、パーシー・グレインジャー、 アルテュール・ド・グレーフ、ヨハンネ・ストクマー、F.バッケル・グロンダール、 ヨーゼフ・ホフマン、ルドルフ・ガンツ 、セルゲイ・ラフマニノフ、 モーリツ・マイヤー=マール、オルガ・サマロフ、ウナ・ボーン、ハロルド・バウアー、 マリー・バラット・ドゥーエ、ヴァルター・ギーゼキング(P) | ||
録音:1900年-1950年。 | ||
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):声楽作品集(歴史的録音) ニーナ・グリーグ、アウグスタ・リュトケン、アイノ・アクテ(S)、 ヨン・フォシェル(B)、エミー・デスティン、リリ・レーマン(S)、 レオ・スレザーク、ヴィルヘルム・ヘーロル(T)、 エルネスティーネ・シューマン=ハインク(A)、ルイザ・テトラッツィーニ(S)、 フョードル・シャリアピン(B)、アメリータ・ガリ=クルチ(S)、 リチャード・タウバー(T)、エレーナ・ゲアハルト(Ms)、 ジェラルディン・ファーラー(S)、 ヒシュテン・フラグスター(キルステン・フラグスタート)他 | ||
録音:1896年-1930年。 | ||
世紀の声〜キルステン・フラグスタート(S) グリーグ、リー、R.シュトラウス、チャールズ、 ワーグナー、ブラームス、パーセルの作品 | ||
PSC-1801、PSC-1821〜1925(廃盤あり)からの抜粋盤。ブックレットはフラグスタートのバイオグラフィ。 | ||
ノルウェーの偉大な音楽家たち第1集(1945-2000) R.シュトラウス:セレナードOp.17-2/献呈Op.10-1 ワーグナー:オペラ「タンホイザー」 〜エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」 ヴェルディ:オペラ「トロヴァトーレ」より [炎は燃えて/彼女は足枷をされて] シーグル・レ(1871-1904):ノルウェー舞曲第2番 エルガー:セレナード ファリャ:オペラ「はかない人生」〜スペイン舞曲第1番 クライスラー:ジプシーの女 モシュコフスキ(サラサーテ編):ギターOp.45-2 アメリカ民謡:わらの中の七面鳥 ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン: コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による変奏曲 ヨハン・クヴァンダール: フルートと弦楽のための協奏曲Op.22(1963) モシュコフスキ:エチュード・カプリース J.S.バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/ フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031〜シチリアーナ |
マーリト・イセネ(S) オスロpo.、ベルゲンpo. エルンスト・グラーセル(Vn) アーリル・サンヴォル(Org) オルヌルフ・グルブランセン(Fl) スヴェッレ・ブルーラン指揮 ロベルト・リーフリング(P) | |
桧舞台に立っている間は喝采を浴びながら、時とともに名前も音楽も忘れられかけてきたノルウェーの偉大な音楽家たち。国際的に活躍するきっかけを手にしながら、フラグスタートに乞われノルウェー国立オペラの創設に加わったソプラノ歌手、マーリト・イセネ(1923-2003)。長年に渡りオスロpo.のコンサートマスターを務めたエルンスト・グラーセル(1904-1974)。ノルウェー教会音楽の発展に貢献したアーリル・サンヴォル(1895-1984)。オスロ・フィルハーモニックに30年以上在籍し、マールボロ音楽祭ではゼルキンやカザルスとも共演したフルート奏者、オルヌルフ・グルブランセン(1916-2004)。ロベルト・リーフリング(1911-1988)は、ノルウェーで初めてバッハの「平均律クラヴィーア曲集」全曲をコンサートで弾いたピアニストで、洗練された明晰な演奏が愛され「真のノルウェー紳士」と言われた。放送録音と個人のアーカイヴ録音により彼らの芸術を偲ぶシリーズが始まる。 | ||
ノルウェーの偉大な演奏家たち 1945-2000 Vol.2〜エヴァ・クナルダール(1927-2006) グリーグ: ノルウェー民謡による 変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24/ 抒情小曲集第3集〜「春に寄す」Op.43-6(*) ショパン:即興曲第1番 変イ長調Op.29(#)/ 夜想曲第5番 嬰ヘ長調Op.15-2(#)/ マズルカ第15番 ハ長調Op.24-2(#) D.スカルラッティ:ソナタ [ニ長調 K33/ト長調 K13](+) ハルフダン・シェルルフ:春の歌Op.28-5(*) シンディング:春のさざめきOp.32-3(*) ラフマニノフ: パガニーニの主題による狂詩曲Op.43(**) |
エヴァ・クナルダール(P) マリス・ヤンソンス指揮(**) オスロpo.(**) | |
録音:1973年4月17日(*)/1966年9月1日、モノラル(#)/1973年9月12日(+)/1982年2月19日、ライヴ(**)、特記以外はステレオ、全てノルウェー放送 (NRK) アーカイヴ音源。マスタリング:アウドゥン・ストリーペ、エーリク・ガルド・アムンセン。クナルダール女史の貴重な音源集!ヤンソンス&オスロ・フィルとの共演も! 第2次世界大戦後、大きく発展を遂げたノルウェー音楽。1945年から2000年を一区切り。その時代の記録を全10作のアルバムで紹介するシリーズ。第2集は、2006年享年79歳でこの世を去った国際的に名前の知られるエヴァ・クナルダール。ノルウェー、スカンディナヴィア、フランスで名前を知られるようになったクナルダールは1947年、北欧移民の多いミネソタに渡り、ミネアポリスを拠点に活動を始める。1952年からミネアポリスso.(現、ミネソタo.) のピアニスト。ソロイスト、室内楽奏者として活躍。アメリカの北西部を代表するピアニストのひとりにみなされるようになる。1965年、指揮者カシュテン・アンデシェンの勧めにより帰国。ピアニストとして活動しながら、1984年から1994年まで、ノルウェー音楽アカデミーの教授を務めた。主なレパートリーはブラームス、ベートーヴェン、モーツァルト。このアルバムの音源は、いずれも NRK のアーカイヴ。「パガニーニ・ラプソディ」で共演するのはマリス・ヤンソンス指揮オスロpo.。 | ||
ノルウェーの偉大な演奏家たち 1945-2000 Vol.4 〜ロベルト・リフリング ベートーヴェン: 後期3大ピアノ・ソナタ(*) [第30番 ホ長調Op.109/ 第31番 変イ長調Op.110/ 第32番 ハ短調Op.111/ ピアノ協奏曲 [第4番 ト長調Op.58(#)/ 第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(+)] |
ロベルト・リフリング(P) カシュテン・アンデシェン指揮(#) ガブリエル・フムーラ指揮(+) オスロpo. | |
録音:1979年5月28日、ホーコン王の館(*)/1986年9月25日(#)&1981年10月21日(+)、オスロ・コンサートホール(#/+)。以上すべてライヴ、ノルウェー放送(NRK)アーカイヴの音源/マスタリング:アウドゥン・ストリーペ。20世紀後期、ノルウェーを代表する音楽家たちの遺産シリーズ。第4集のアーティストは、ピアニスト、ロベルト・リフリング(1911-1988)。彼は生涯最後の録音として、当レーベルへ(*)の内第32番(PSC-1048; +18番)をスタジオ録音していた。 リフリングが音楽家生涯を通じてバッハの作品とともに追求し、「明快、開放的、極点に達した」と評されるベートーヴェンのソナタと協奏曲。後期のソナタ3曲は1979年ベルゲン国際フェスティヴァルのホーコン王の館でのコンサート、ピアノ協奏曲は1986年(第4番)と1981年(第5番)のオスロ・コンサートホールでの演奏をノルウェー放送がライヴ録音した音源。ステーン=ノクレベルグ、ホーヴァル・ギムセ、アウストベ、アンスネスらによって引き継がれたノルウェー・ピアノ芸術の伝統の記念碑ともみなされる演奏。ベルゲンとオスロの聴衆の拍手がそのすばらしさを物語る。アウドゥン・ストリーペの手でアーカイヴ録音に丁寧で音楽的なマスタリングが施され、そのおかげでリフリングの音楽を臨場感ゆたかな音で楽しむことが出来る。 | ||
ノルウェーの偉大な演奏家たち 1945-2000 Vol.5〜ノルウェー木管五重奏団 ニルセン:木管五重奏曲 FS100 Op.43 (*) アントニオ・ビバロ(1922-):木管五重奏のためのソナティナ 〔 1A「センプリーチェ(簡素なソナティナ)」(*)/2A「アストラーレ(星のソナティナ)」(#)4943〕 ヨン・フェーンストレム(1897-1961):木管五重奏曲 Op.59 (*) ビャルネ・ブルースター(1895-1978):木管五重奏のためのセレナード (#) カール・グスタフ・スパッレ・オルセン(1903-1984): 3つの木管楽器のための5つの小楽章の組曲 Op.10 (#) パウリーネ・ハル(1890-1969):木管五重奏のための組曲(+) エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル(1922-): 3つの牧歌〜木管三重奏のためのディヴェルティメントOp.14 (**)4970 ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):木管五重奏曲 Op.34(#) ノルウェー木管五重奏団 [ペール・オイエン(Fl) エーリク・ニョル・ラーシェン(Ob) エーリク・アンレセン(Cl) トルライヴ・ネードベルグ(Fg) オッド・ウッレベルグ(Hr) オルヌルフ・グルブランセン(Fl;++)] | ||
録音:1979年8月20日、28日、ヘニ=オンスター芸術センター(*)/不祥〔発売:1974年〕、ルーセンボルグ・スタジオ(#)/不祥(+)。原盤: Simax, PS1003 (LP) (*) / Philips, 6507 043 (LP) (#) / Philips, 839 256AY (LP) (+)。CD発売: Aurora, NCD-B4943 4943 / Aurora, ACD-4970 4970。前記2曲を除き、初CD化。マスタリング:アウドゥン・ストリーペ、エーリク・ガルド・アムンセン。 ノルウェー文化評議会、ノルウェー国立音楽アカデミー、ノルウェー放送 (NRK)、Simax Classicsの共同プロジェクト。第2次世界大戦後、芸術的に大きく成長したノルウェー音楽を代表する音楽家たちの録音で辿るシリーズ第5集。同団体は、オスロpo.のソロ奏者を務めた管楽器奏者5人が1955年に結成した団体。 このジャンルの代表作のひとつ、ニルセンが1922年に書いた五重奏曲をはじめとする9曲は、1974年にリリースされた最初の単独アルバムなどから取られた物。Simax Classicsのプロデューサー、アムンセンらのマスタリングにより、1970年代のステレオ録音が瑞々しい音によみがえった。 | ||
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):交響曲全集 [第1番 Op.30 (1939)/第4番 Op.43 (1949)/ 第2番 Op.40 (1944)/第3番 Op.41 (1946)] |
アルド・チェッカート指揮 ベルゲンpo. | |
クリスチャン・シンディング(1856-1941): 歌劇「聖なる山」(1912) |
トリル・カールセン、 シェルスティ・エケベルグ(S) トゥーネ・クルーセ(A) オドビョルン・テンフョルド(B) ヤン・ソーダル、 クヌート・スクラム(Br) カイ・エルステット(T) ハインツ・フリッケ指揮 ノルウェー・オペラo.&cho. | |
PSC-3103 廃盤 |
ルードヴィーグ・イルゲンス・ イェンセン (1894-1969): パッサカリア(1927)(*)/交響的組曲(*)/ ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 (1915/26)(#) |
ウーレ・クリスチャン・ ルード指揮(*) オスロpo.(*) スティグ・ ニルソン(Vn;#) イェンス・ハーラル・ ブラトリ(P#) |
パウリーネ・ハル (1890-1969): ヴェルレーヌ組曲(1929)(*)/ 劇音楽「ユリウス・カエサル」組曲(1949)(*)/ 木管五重奏のための組曲(1945)(#)/ ソプラノと木管楽器のための 歌曲集「4つの愚かな言動」(1961)(+)/ 木管楽器のための小舞踊組曲(**) |
クリスチャン・エッゲン指揮(*) ノルウェー放送o.(*) ベルゲン木管五重奏団(#) スールヴェイ・クリンゲルボルン(S;+) ラース・クリスチャン・ ブリニルセン(Cl;+/**) ペール・ハンネヴォル(Fg;+/**) ラッセ・ロッシング(Tp;+) ヴィーダル・オルセン(Hr;+) スタイナル・ハンネヴォル(Ob;**) | |
アルヴィド・クレーヴェン(1899-1929): 交響詩「蓮の国Op.5(*)/交響詩「森」Op.9(*)/ ヴァイオリン・ソナタ(#) |
クリスチャン・エッゲン指揮(*) ノルウェー放送o.(*) ウーレ・ボーン(Vn;#) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P#) | |
スヴェッレ・ヨルダン(1889-1972): メロドラマ「熱狂の詩」Op.13 (1917)(*)/ ホルベアのシルエットOp.39 (1938)(#)/ 峰をめざしてOp.11-1(+)/ 鳥のさえずりが聞こえないOp.33-3(+)/ 春の歌Op.21-4(+)/若いオースラウグOp.21-2(+)/ 朝Op.21-1(+)/十三歳Op.54-1(+)/子守歌Op.7-2(+)/ ピアノと管弦楽のための小協奏曲 ヘ長調 Op.77(**) |
トゥラルヴ・マウルスタード(朗読;*) カーリ・ローヴォス(S;+) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P**) カシュテン・アネルセン指揮(*/#/+/**) ベルゲンpo.(*/#/+/**) | |
ゲイル・トヴェイト (1908-1981): ハルダンゲルの100の民謡 Op.151 〜組曲第1番(1954)/ ハープ協奏曲第2番 Op.170/ 交響的絵画「水の精」(1960) |
トゥーリド・クニアイスキ(Hp) ペール・ドライエル指揮 RPO | |
ルードヴィーグ・ イルゲンス=イェンセン (1894-1969): 劇的交響曲「帰郷」(1930) |
アンネ・ボルスタード(S) イーヴァル・イルフース(T) カシュテン・スターベル(B) ペール・ヴォレスタード(Br) ハーラル・ビョルコイ(T) ランディ・ステーネ(A) ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso.&cho.、 ニダロス大聖堂聖歌隊員、 ニダロス大聖堂少年聖歌隊員 | |
アルフ・フールム(1882-1972): 弦楽四重奏曲 イ短調 Op.6(*)/ 交響詩「ベンディクとオーロリリヤ」Op.20(#)/ 交響曲 ニ短調 (1927)(#) |
ヴェルターヴォSQ(*) アレクサンドル・ ドミトリエフ指揮(#) スタヴァンゲルso.(#) | |
オスロに生まれ、ベルリンでブルッフに師事した後、フランス、ロシア、ノルウェー、そして最後にホノルルに定住した異端の作曲家。 | ||
ハーラル・レ(1902-1942): ソプラノと管弦楽のための歌曲「こうもりの手紙」Op.6/ 交響的舞曲(交響曲第3番[未完]からのスケルツォ)/ バリトンと管弦楽のための悲歌Op.3/交響曲第2番 Op.5 |
アンネ=リーセ・ベルントセン(S) ホーカン・ハーゲゴード(Br) アリ・ラシライネン指揮 ノルウェー放送so. | |
ハーラル・レの代表作を集めたアルバム。40歳で亡くなった彼の作品は決して多くないが、一つ一つが印象深い。 | ||
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): 交響詩と管弦楽伴奏つき歌曲集 交響詩「パストラーレ 」Op.11 (1930)/ 交響詩「海辺の墓場」Op.20 (1934)/ 交響詩「ミケランジェロのソネット」Op.17-1 (1932)/ 交響詩「ネニア」Op.18-1 (1932-33)/ 交響詩「感謝の頌歌」Op.17-2 (1933)/ 交響詩「沈黙する島」Op.21 (1934)/ 交響詩「孤独への頌歌」Op.35 (1939)/ アヴェ・マリアOp.4 (1921)/ 中国の2つの詩Op.8 (1926)[友を待ちて/友との別れ]/ 勇気はあるのか、おお魂よOp.9 (1920-28)/ 暗き心の夜Op.32 (1939) |
ドロシー・ドロウ(S) ミルディアディス・カリディス指揮 オスロpo. | |
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): ヴァイオリン協奏曲 Op.37 (1940)(*)/ 祝婚歌Op.19 (1933)(#)/希望にOp.18-2(1933)(+)/ ピアノ協奏曲 Op.44 (1949/50)(**)/ ピアノ三重奏曲 Op.5 (1924)(##)/ 5つの木管楽器のためのセレナード Op.42 (1947)(++) |
アルヴェ・テレフセン(Vn;*) カシュテン・アネルセン指揮(*/#) ベルゲンpo(*/#) ミルディアディス・カリディス指揮(+) オスロpo.(+) ゲイル・ ヘンニング・ブローテン(P;**) クリスチャン・エッゲン指揮(**) ノルウェー放送o.(**) スティグ・ニルソン(Vn;##) ヘーゲ・ヴァルデラン(Vc;##) エヴァ・クナルダール(P;##) ノルウェー木管五重奏団(++) | |
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976): 序曲 Op.2 (1948)(*)/ ピアノと管弦楽のためのカプリッチオ Op.9 (1956/57)(#)/ フルートと管弦楽のための小協奏曲 Op.10 (1959)(+)/ セレナード Op.5 (1952)(**)/ 愉快な音楽家たちOp.1(##)/外海へ向けて(1947)(++) |
エヴァ・クナルダール(P;#) オルヌルフ・グルブランセン(Fl;+) スヴェッレ・ブルーラン指揮(*/#) カシュテン・アネルセン指揮(+) ベルゲンpo.(*/#/+) オイヴィン・フィエルスター指揮(**) オスロpo.(**) リカルド・シェルストルプ(Cl;##) ライフ・ヨルゲンセン(Vn;##) ヨハネス・ヒンダル(Va;##) レーヴィ・ヒンダル(Vc;##) オイヴィン・ベルグ指揮(++) ノルウェー放送o.(++) | |
ルードヴィーグ・イルゲンス・イェンセン(1894-1969): 主題と変奏(1925)(*)/交響曲 ニ短調(1941)(#)/ 歌曲集「日本の春」(1917/1922 rev.1957)(+) [今日/花咲く小枝/風の中の柳/ひとりの友に/ 愛の音/考えること/無邪気なたわむれ/ 寂しさ/変わらぬもの] |
カーリン・ランゲブー(S;+) オッド・グリューナー=ヘッゲ指揮(*) オイヴィン・フィエルスター指揮(#/+) オスロpo.(*/#/+) | |
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974): 交響詩 「牧神」Op.22(1939)(*)/ 交響的変奏曲とフーガ Op.23(*)/ ピアノ組曲第1番「ノルランの情景」Op.5 (1919)(#)/ 中世の2枚の肖像画Op.8 (1922)(#)/ ピアノ組曲第2番 「グブランスダーレンから」Op.9 (1922)(#)/ ピアノ組曲第3番「プリラール=グリ」Op.12 (1924)(#) |
カシュテン・アネルセン指揮(*) ベルゲンpo.(*) イェンス・ハーラル・ブラトリ(P;#) | |
ウーラヴ・シェラン(1901-1985): 交響曲第1番Op.3(*)/ ピアノ組曲「ヴィラルコーン」Op.13(#) |
ウーラヴ・シェラン指揮(*) RPO(*) エヴァ・クナルダール(P;#) | |
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976): 歌劇「アンネ・ペーデルスドッテル」 |
シェルスティ・エーケベルグ(S) ヴェサ・ハンセン(Ms) シェル・マグヌス・サンヴェ(T) スヴェイン・カールセン(B) ランディ・エーリクセン(A) スタイン・アリル・トールセン(Br) テリエ・ステーンスヴォル(B) カイ・エールステット(T) グヴズヨウン・オウスカルソン(B) アリル・ヘレラン(T) インゲボルグ・マリー・ブレッケ(A) トゥール・ギリエ(T) ロアル・ニゴー(台詞) ペール・オーケ・アンデション指揮 ノルウェー国立オペラo.&cho. | |
パウル・オッケンハウグ(1908-1975): 劇音楽「聖ウーラヴのドラマ」(1954)(演奏会版) |
パウル・オッタル・ハーガ、 ヒルデグン・エッゲン(台詞) アンドレアス・イェルムスタード(Vo/台詞) リンダ・オヴレブー(S) ニルス・ウーレ・オフテブルー(台詞) ストーレ・ビョルンハウグ(Vo/台詞) ウーレ・クリスチャン・ルード指揮 トロンハイムso.、男声cho. | |
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992): 管弦楽作品集 Vol.1 交響曲第8番Op.40「ミネソタ」/ カント・オスティナートOp.9/魔術のスロットOp.20/ 交響曲第6番Op.19 「シンフォニア・ドロローザ」(悲しみの交響曲)/ ロンド・アモローゾ(愛のロンド)Op.14a-7/ 交響曲第5番Op.16「幻想曲風に」/ 交響曲第4番Op.11/交響曲第7番Op.27「詩篇」 |
ドミトリー・キタエンコ指揮 ベルゲンpo. | |
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992): 管弦楽作品集 Vol.2 抵抗のバラードOp.22A-5(1943)(*)/ シリュのスロットOp.17A (1942)(*)/ 最後の子守歌Op.22A-3 (1943)(*)/ ファンファーレと讃歌Op.48 (1970)(*)/ ヴァデ・モルス(死よ、我より退散せよ)Op.38 (1955)(*)/ 劇音楽「ペール・ギュント」より(*) [組曲第1番Op.28-1/組曲第2番Op.28-2]/ 農家に伝わるブローチOp.14A-2(*)/ ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスOp.23(1942)(#)/ 50の小変奏曲Op.8 (1931)(*)/ フルートと弦楽のためのディヴェルティメントOp.13(*)/ 羊飼いの歌の変奏曲Op.15 (1941)(*)/ 小鳥のワルツOp.18-2(1942)(*)/ピアノ協奏曲Op.31(1948/50)(+) |
トロン・セーヴェルー(Vn;#) アイナル・ロッティンゲン(P;+) カシュテン・アネルセン指揮(*/#/+) ベルゲンpo.(*/#/+) | |
AURORA ノルウェー作曲家協会のレーベル。 | ||
アンネ=マリー・オルベク(1911-1996):交響曲&歌曲集 交響曲 ニ長調(1945) (*)/ 歌曲集(#) 〔雪/山にて/箴言/祈る人から天へ/教母/子守歌/ 五月蝿い [THE BUZZING OF THE FLY]/些細な事/ 全ての日々が貴重な贈り物/椋鳥の歌/ そして彼らはフィヨルドを越えて漕いだ/ 私には娘がいる/ WILD GURI〕 |
ペール・ドライエル指揮(*) ロイヤルpo.(*) マリアンネ・ヒシュティ(S;#) ゲイル・ ヘンニング・ブローテン(P;#) | |
発売:1989年/ (C) 1990。 オルベクはオスロとベルリンで学び、パリでもブーランジェ、ミヨー、ハンス・イェリネク(ベルクとシェーンベルクの弟子)に教えを受けた作曲家&ピアニスト。 #CD盤面のオーケストラ名印刷を誤ったようで、一行分シールが貼られています。初版以来この状態での供給と思われますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
オラヴ・アントン・トメセン(1946-): ガラス玉演戯(第1部) 〔序奏/ グリーグ「ピアノ協奏曲 イ短調」に基づく マクロファンタジー/ ホルンと管弦楽のための Post-commercial 音響彫刻「ネオンの彼方に」(*)〕/ シンセサイザーと管弦楽のための協奏曲 「 FROM ABOOVE 」 |
ゲイル・ヘンニング・ ブローテン(P) ポウル・エーリク・ ヴィルスベック(Hr) カシュテン・ アンデシェン指揮(*) ブダペスト放送so. アルトゥーロ・タマヨ指揮 オスロpo. | |
発売:1990年。演奏者は本体記載ママ。(*)の曲と指揮者のみ対比されており、残りには詳細な記載が無い。 | ||
アルネ・ヌールハイム(1931-):管弦楽作品集 エピタフィオ(墓碑銘;管弦楽と録音テープのための)/ ドリア(テノールと管弦楽のための)/ グリーンニング(緑化;管弦楽のための) |
ピーター・ピアーズ(T) ピーター・ロイド(Fl) デイヴィッド・ ストレンジャー(Vc) ペール・ドライエル指揮 RPO | |
アルネ・ヌールハイム(1931-): バレエ「テンペスト」からの組曲 |
チャールズ・ダーデン指揮 南ドイツ放送so.&cho. | |
フィン・モッテンセン(1922-1983):作品集 ピアノと管弦楽のための幻想曲Op.27(*)/ ペル・オーケストラ(オーケストラのための)Op.30(#)/ ピアノのための幻想曲とフーガOp.13(+)/ピアノ協奏曲Op.25(**)/ 練習曲1(独奏フルートのための5つの習作Op.11より)(##)/ 練習曲2(独奏フルートのための5つの習作Op.11より)(##) |
エリカ・ホーセ(P;*) シクステン・エールリング指揮 オスロpo.(*) カシュテン・アネルセン指揮 ベルゲンpo.(#/**) シェル・ベッケルン (キエル・ベッケルンド) (P;+/**) ペール・オイエン(Fl;##) | |
かつてLPでPhilips(ノルウェー?)から発売されていたもの。 | ||
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992): 「ペール・ギュント」組曲第1番Op.28/ 「ペール・ギュント」組曲第2番Op.28/ ピアノ協奏曲Op.31(*) |
アンネ・ニーボルグ(S) ミルティアディス・カリディス指揮 オスロpo. ヤン・ヘンリク・カイセル(P;*) カシュテン・アネルセン指揮 ベルゲンpo.(*) | |
かつてLPでPhilips(ノルウェー?)から発売されていたもの。「ペール・ギュント」の作品番号はジャケットでもこのように記載されている。 | ||
クヌート・ニューステット(1915-):昔の歌 昔の歌 Op.83(混声合唱とピアノのための)(*)/ 交響的幻想曲「不安の地」 Op.19(+)/ 人権讃歌 Op.95 (混声合唱、オルガンと打楽器のための)(#)/ 瞬間 Op.52 (ソプラノ、チェレスタと打楽器のための)(**)/ イェルサレム(混声合唱のための)(++)/ エクスルターテ(踊れ) Op.74a (オルガンのための)(##)/ イクテュス(魚) Op.76(管弦楽のための)(***) |
アルンフィン・ レフスダール指揮(*) ノルウェー・ソロイスツcho.(*/#) オイヴィン・ フィエルスタード指揮(+) クヌート・ニューステット (Org;##)指揮(#/***) オスロpo.(+/***) ハラール・ヘレスタール(Org;#) モッテン・クランネル、 オイスタイン・ベルグルン、 バーバラ・レンダーレン(Perc;#) モナ・ユルスルード(S;**) ペール・シーグムン・ レテダール指揮(**) イヴァル・アトレ・ フィヨルハイム(Perc;**) ライフ・レー・ペテルセン (チェレスタ:**) ラース・アンゲルダール指揮(++) コレギウム・カントーレム(++) | |
ロルフ・ヴァリーン(1957-):クラリネット協奏曲 (1996) | ライフ・アルネ・タンゲン・ ペーデシェン(Cl) クリスチャン・エッゲン指揮 オスロpo. | |
録音:1996年10月17日、オスロ・コンサート・ホール、世界初演時ライヴ。 北欧理事会1997年音楽賞受賞作。収録時間15分弱ですのでご注意下さい。 | ||
エギル・ホーヴラン(1924-): トロンボーン協奏曲/ ヴァイオリン協奏曲/ ピッコロと弦楽のための協奏曲 |
ペール・ブレーヴィグ(Tb) イサーク・シュルドマン(Vn) アンドルー・カミンガム(ピッコロ) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮 スタヴァンゲルso. | |
エギル・ホーヴラン(1924-): カントゥス[VIII/III]/マニフィカト/ 管楽五重奏曲第1番/ロラーテ |
テリエ・トネセン指揮 ノルウェー室内o./他 | |
シェル・モルク・カールセン(1947-): 弦楽四重奏曲第3番Op.121(1998) ヴァイオリンとピアノのための ソナタ・メスト(悲しげなソナタ)Op.96 ヴィオラとピアノのための ソナタ・ノーヴァ(新しいソナタ)Op.101 チェロとピアノのための ソナタ・ドロローザ(悲痛なソナタ)Op.108 弦楽四重奏曲第1番Op.66(1985) |
ヴェルタヴォSQ ゴンサロ・モレーノ(P) | |
コーレ・コルベルク(1936-): 弦楽四重奏曲[第1番/第2番]/ アリア・イン・アリア、アルーゾ/ 管弦楽のための「ボッツァ」 |
チカダSQ クリスチャン・エッゲン指揮 ロイヤルpo. サイモン・ ストリートフィールド指揮 ノルウェー国立音楽院o./他 | |
ベルティル・パルメル・ヨハンセン: 弦楽器のための作品集 春の弦にのって/ 弦楽四重奏曲第1番「ナイチンゲールの歌」/ ヴァイオリン独奏のためのカントゥス/ 弦楽三重奏のためのリチェルカーレ/ ヴァイオリン独奏のためのカプリッチョ/ デュオ・ファンタジー/チェロ独奏のための Lyar |
チカダSQ | |
ロルフ・ヴァリーン(1957-): チェロと弦楽合奏のためのグラウンド/ クラリネット協奏曲/ティンパニ協奏曲/ボイル |
オイスタイン・ビルケラン(Vc) テリエ・トネセン指揮 ノルウェー室内o. クリスチャン・エッゲン指揮 オスロpo./他 | |
ヨン・オイヴィン・ネス: 危ない子猫/影/魔力/分断された循環/めかしたガラクタ |
クリスチャン・エーゲン指揮 オスロ・シンフォニエッタ、 トロンハイムso. | |
マグネ・ヘグダール(1944-): サロンの大交響曲(*) For 2(ふたりのために)第3番-1(+) ロンドU**/For 2(ふたりのために)第3番-2(+) アンノテイション(注釈)+(+) |
クリスチャン・エッゲン指揮(*) オスロ・シンフォニエッタ チカーダ・デュオ(+) チカーダ・アンサンブル*(*) ゲイル・ヘニング・ ブローテン(P)+(+) | |
ラグナル・ソーデルリン(1945-): チェロ協奏曲 Op.54(*) 交響曲第4番 Op.50 「セディメンティ・ムジカーリ (音楽の堆積物)」(1990/1995改訂) |
オイスタイン・ ビルケラン(Vc;*) ヴラディミール・ フェドセーエフ指揮 モスクワ放送 チャイコフスキーso. | |
オスロの作曲家、ソーデルリンの作風はネオ・ロマンティック。チェロ協奏曲は重音の目立つ技巧的な作品で、往年のヴィルトォーゾ協奏曲のスタイルで書かれている。交響曲第4番は1990年に書かれた2楽章の作品。大河ドラマのテーマにでも使えそうなテュッティの出だしから、聴き手に強くアピールする明快さが魅力。フィドセーエフに率いられたオーケストラも大熱演。 | ||
スヴェン・リーデル・カーシュ(1959-):作品集 花のように、その花の名を私は知らない[アントン・ルコセヴィーツェ(Vc)]/ Und fernhin, ehe es alles geschieht / In Nomine, -selbst den eigenen Namen wegzulassen [アンサンブル・ルシェルシュ]/ 控えめで内気な(1999)〜ヴァイオリンとダブルベースのための5つの楽章 [デュオ・スロート・ライネッケ 〈ヘルゲ・スロート(Vn) フランク・ライネッケ(Cb)〉]/ Wir nur ziehen allem vorbei,wie ein luftiger Auftausch [トマス・リームル指揮アンサンブル・エルンスト]/ ここ(ヤニス・クセナキス追悼)(2002)[ディミトリ・ヴァシラキス(P)]/ だが、あなたの憧れには風の色が [ピエール・ストローク、アントン・ルコセヴィーツェ(Vc)]/ すずめ〜ソプラノ、クラリネット、ギターと打楽器のための [アサミシマサ〈ヤンネ・ベルグルン(S) ロルフ・ボルク(Cl) アネシュ・フォリスダール(G) ホーコン・ステーネ(Perc)〉] | ||
録音:2005年12月17日、パリ高等音楽院/2008年2月6日-8日、SWR 実験スタジオ(フライブルク)/2008年12月4日-5日、モーリス・ラヴェル音楽院(ルヴァロワ=ペレ)/2008年12月21日-22日、9月16日、レインボースタジオ(オスロ)。制作・録音:クリストフ・マゼラ、マイケル・シルバーホーン。 ノルウェーのベルゲン生まれ、スヴェン・リーデル・カーシュのポートレートアルバム。 カーシュは、フィン・モッテンセン、コルビョルン・オフスタ、ブライアン・ファーニホウ、エマニュエル・ヌネスに作曲を学び、パリのIRCAMと La Fondation Royaumontのアドヴァンストコースで研究をつづけた後、器楽のための音楽を中心に作品を発表してきた。彼の作品は、アンサンブル・ルシェルシュやアンサンブル・エルンストをはじめとする現代音楽のグループとミュージシャンがチューリヒの新しい音楽の日、ロンドンの Cutting Edge London、ドナウエッシンゲン・フェスティヴァルなどで演奏され、アルディッティ四重奏団がオスロのウルティマ・フェスティヴァルで初演した弦楽四重奏曲「Ein Hauch um nichts」(Aurora ACD5035) は2001年エドヴァルド・グリーグ賞を受賞した。カーシュは、詩や哲学や視覚芸術からインスピレーションを受け、曲名の多くにリルケ、エルアール、ヘルダーリン、ダンテ、ペトラルカらの詩が引用される。" はかないもの (forgjengelige/transience)"。彼の音楽のキーワードのひとつ。 | ||
クヌート・ヴォーゲ(1961-): 通過(室内管弦楽のための) ジャグ・バンド・ラグ(室内管弦楽のための) ヘクサ(弦楽六重奏のための) ムーヴメンツ(大シンフォニエッタ・ アンサンブルのための) |
インガル・ベルグビ指揮 BIT20アンサンブル | |
シェル・モルク・カールセン(1947-): ウィドールへのオマージュ Op.81 No.3 オルガン交響曲第1番 Op.99/ヴィジョン Op.81 No.6 オルガン交響曲第2番 (シンフォニア・アルクタンドリア)Op.105 オルガン交響曲第3番 Op.116 |
ハルゲイル・ シアーゲル(Org) | |
ラグンヒル・ベルスタード(1956-): 模倣(ヴァイオリンとチェロのための) クレッツ、シベリア、トレウマ(弦楽四重奏のための) ヴェルト(声、チェロと打楽器のための) 他(全7曲) |
ヴィクトリア・ジョンソン(Vn) タニヤ・オルニング(Vc) アルディッティSQ 他 | |
ノルウェーの女流作曲家。ギタリストおよび音楽教師としての音楽キャリアを持つ彼女は、ノルウェー国立音楽アカデミーで作曲を学んだ。 | ||
現代ノルウェー宗教合唱作品集 ユングヴェ・スレトホルム(1955-): アニュス・デイ マグネ・ヘグダール(1944-):クレド ヨン・モスタード(1942-):2つの詩篇 シェル・ハベスター(1955-): 夜は更け/城門を通れ/シオンよ恐れるな シェル・フレム(1943-):夜 |
グレーテ・ ペデルセン・ヘルゲロード指揮 ノルウェー・ソロイスツcho. | |
1−2−3 ハッピー、ハッピー、ハッピー! アスビョルン・ショートフン(1961-):Triplis+ (メゾソプラノとアンサンブルのための) ヨン・オイヴィン・ネス(1968-): ハッピー、ハッピー、ハッピー (ピアノとアンサンブルのための) シェティヴ・ヴォースレフ(1939-): クラリネット五重奏曲 ニルス・ヘンリク・アスハイム(1960-): 創世記(弦楽四重奏のための) アルフレード・ヤンソン(1937-): 1962年11月(ピアノのための) |
アスビョルン・ショートフン指揮 スタヴァンゲル・ニュー・ ミュージック・アンサンブル ニルス・ヘンリク・ アスハイム(Org) | |
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):室内オペラ「セラ」 | トリル・カールセン(S) アンネ=リーセ・ ベルンツセン(A) イェルケン・ダーリン(T) シェテル・フーゴス(B-Br) ピエール=アンドレ・ ヴァラード指揮 ノルディック・ヴォイセス BIT 20アンサンブル | |
録音:1999年11月、ベルゲン。 | ||
シェル・フレム(1943-): ピアノ協奏曲/弦楽のための太陽の風 管弦楽のための北極の地 |
セルゲイ・オウリヴァエフ(P) アレクサンドル・カントロフ指揮 サンクトペテルブルク国立so.他 | |
イングヴェ・スレトホルム(1955-):作品集 管弦楽のための「 Aggregations 」(1984)/ アルトサクソフォンと管弦楽のための 「夜の出口」(1998-2000)/ フルートと管弦楽のための協奏曲 「可能な選択」(1987-88) |
ヴェーガルド・ランドース (アルトSax) トム・オッタル・ アンドレアセン(Fl) クリスティアン・エッゲン指揮 オスロpo. | |
スレトホルムはノルウェーの作曲家。その作品の大きな特徴は、短い作品の多い現代には珍しく、演奏時間が長めだということ。そして、その相対的に長い時間のなか、果てしない宇宙をめざすかのように音楽が、さまざまに展開していく。多様な性格の素材が“凝集 "し、爆発的エネルギーを蓄えていく「Aggregations」。デンマークの作家、インガー・クリステンセンの詩集『Alfabet』の1作をタイトルとした「夜の出口」。夜の闇の無と消滅……現世への執着。「...at selv navnl_sheten kallesved navn (無名にすら名がある)」世界をアルトサックスとオーケストラが彷徨する。フルート協奏曲の「Possible Selections」のタイトルは、スレトホルムが学んだモートン・フェルドマンの言葉からとられた。内省的、瞑想的な音風景がひろがる音楽。 | ||
ストーレ・クライベルグ: 嘆き/交響曲第2番「室内交響曲」 交響曲第1番「鐘の岩礁」 |
ロレフ・グプタ指揮 トロンハイムso. | |
ヘルゲ・スンネ(1965-):作品集 Riddles and Ache (なぞと苦痛)(*)[ヘルゲ・スンネ(P)シェル・サイム指揮ノルウェー放送o.]/ Charade (シャレード) (シンフォニエッタのための) (#)[ロルフ・グプタ指揮アンサンブル・エルンスト]/ Festina lente II (フェスティナ・レンテ II) (3人の打楽器奏者、2台のピアノと弦楽のための) [インガル・ベルグビ指揮BIT20 アンサンブル]/ Rotations (回転) (1996) (シンフォニエッタのための)(#)[ロルフ・グプタ指揮ノルウェー放送o.]/ Danza (1989) (クラリネット四重奏のための) (#) [クヴァリネット 【テリエ・ビョルン・レシュタード、キム・スティーゲン・フレリ、 アン・ソフィ・ハルヴォシェン、イェットルード・ペーデシェン(Cl)】]/ Caglia (1997 rev.1999) (管弦楽のための) (#)[ロルフ・グプタ指揮ノルウェー放送o.]/ Paroushonon (2001) (サクソフォンと打楽器のための) (#) [デュオ・サラス【ハイディ・クリスティアン・ホルム=ストーメル(Sax) オイヴィン・ウルフ・ストーメル(Perc)】] The 1002nd Tale (1002番目の物語) (1992) (サクソフォン四重奏のための)[サクソフォン・コンセントゥス]/ Festina lente I (フェスティナ・レンテ I) (3人の打楽器奏者、2台のピアノと弦楽のための) [インガル・ベルグビ 指揮BIT20 アンサンブル] | ||
録音:1990年11月30日、NRKスタジオ、ライヴ(*)/2004年5月3日-7日、NRKスタジオ (#)/不祥(*/#以外)。制作:アーリル・エリクスタード/録音:インゲル・クヴァルスヴィーク、テリエ・ヘッレム。 オーケストラやアンサンブルのための作曲と編曲。映画のための音楽も手がけるビッグバンドジャズの曲を書き、指揮をし、トロンボーンを演奏し、果てはレコードのプロデューサー、ミュージシャンでもあるヘルゲ・スンネは多方面にわたり活動をつづけている。オスロの国立音楽アカデミーを卒業した後、クラスメート7人と一緒に録音した「フェスティナ・レンテ(ゆっくり急げ)」を含む作品集。プログラムノーツを書いた作曲家のビョルン・クルーセはスンネの曲を『ダイナミックで生気にみちた』音楽と表現した。 | ||
セシーリエ・ウーレ(1954-):A.影のオペラ | ヨアキム・カルマイヤー、 アンネケ・フォン・デア・リッペ、 ティルマン・ハルテンスタイン、 ヘンリク・イナドリ、 ラキス・カンザキス、 ロブ・ウェアリング(声) セシーリエ・ウーレ (テープ製作) | |
セシーリエ・ウーレ(音楽)とプール=ヘルゲ・ハウゲン(テクスト)の共同作業による作品。ステージ上の人物は一人。作品を構成する基本素材は人間の声と言葉。声は語るが歌わない。音楽は金属製の打楽器だけで演奏される。ちなみにタイトルの前にあるAとは主役の名。このCDはいわゆるブック・スタイルでハード・カバーが施された外装に110ページ以上に及ぶブックレット(写真込み)があり、表3にCDがついているという仕様。なお、表1、表4には作曲者、作品名、アーティスト名などの表記は一切なく、背表紙にCD番号が記載されているのみ。 | ||
ウルティマ・アルディッティ Vol.1 ラグンヒル・ベルスタード(1956-):トレウマ ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):闇に気をつけろ スヴェン・リューデル・カールス(1959-): Ein Hauch um nichts ロルフ・ヴァリン(1957-):Phonotope 1 |
アルディッティSQ | |
ウルティマ音楽祭は毎年10月にオスロで行われる現代音楽のフェスティヴァル。収録作品はいずれもアルディッティ弦楽四重奏団がこのフェスティヴァルで演奏するために書かれたもの。 | ||
アイヴィン・ブーエネ(1973-): アナトミック・ノートブック ルーネ・レブネ(1961-):Stus Z&Y マーク・アダリー(1960-):顕著な点 コーレ・ディヴィーク・フースビ(1969-):メビウスの帯 |
アフィニス・アンサンブル | |
イアニス・クセナキス(1922-2001): アロウラ(1971) オラヴ・アントン・トメセン(1946-): コレッリ・マシン マグネ・ヘグダール(1944-):フォーム シェティル・ヴォスレフ(1939-): 弦楽のためのセレナード |
テリエ・トンネセン指揮 ノルウェー室内o. | |
現代ノルウェーのミュージックシーンを代表するアンサンブル、ノルウェー室内o.。ノルウェー作曲家協会が厳選した音楽を紹介するレーベル、Auroraの新しいアルバムには、ノルウェー室内o.の委嘱作が3曲、クセナキスの作品とともに収録された。 アルバムタイトルとなった、トメセン(1946-)の60歳を記念する「コレッリ・マシーン」。「コレッリの名は、現代で言えば"フェラーリ"まったく新しいスタイルの仕掛け人だった」 グリーグのピアノ協奏曲による大幻想曲を書いたトメセンが、コレッリの音楽に素材を求め、[コレッリに脱帽]の意をこめて作曲した作品。ヘグダール(1944-) の個人的、歴史的な過去の記憶「フォーム」。内省の気分が支配する。シェティル・ヴォスレフ(1939-) は作曲家セーヴェルーの子。ユーモアセンスとウィットで慕われる彼の「弦楽のためのセレナード」。慎み深く、やわらかく、温もりをもち、エネルギーを抑制した、そして……。コンサートマスターでもあるテリエ・トンネセン (1955-) が指揮を担当した。 | ||
マグネ・ヘグダール(1944-): 植物標本集第2集(ピアノのための57の花) |
ヘルベルト・ヘンク(P) | |
ヘグダールはノルウェーの作曲家。エリサベト・クラインのために書いた第1集 (45曲) (1974) につづく「植物標本集」第2集は、ドイツのピアニスト、ヘルベルト・ヘンク (1948-) のために作曲された。ウィーンの作曲家、十二音技法による曲を書いたヨーゼフ・マッティアス・ハウアー(1883-1959)の音楽に対する興味で結びついた友人同士。作品の背後には、アントン・ライヒャ(1770-1836) が書いた57の変奏曲、「変奏の芸術」作品57も意識される。 | ||
クヌート・ヴォーゲ(1961-): オペラ「誰かが来るだろう」 |
シリ・トリエセン(S) シェティル・ヒュゴース(B) ニルス・ハーラル・ ソーダール(T) インガル・ベルグビ指揮 BIT 20 アンサンブル | |
ノルウェー語歌詞/英語対訳付。ヨーロッパを代表する劇作家のひとり、ノルウェーのヨン・フォッセ(1959-)の戯曲第1作に基づく1幕のオペラ。登場人物は、彼、彼女、ひとりの男。日本の墨絵に似た静的な戯曲の世界と、室内オーケストラというパレットを使うヴォーゲの世界が出逢う。2000年ベルゲンのウルティマ音楽祭で初演された作品。 | ||
ニルス・ヘンリク・アスハイム: 室内楽のための作品集 ナヴィゴ(1999)〜ヴァイオリンとチェロのための作品 ブロークン・ライン(2003)〜弦楽四重奏のための作品 ニヒト(2002)〜声とアンサンブルのための作品 チェイス(2001)〜二重弦楽三重奏のための作品 |
ヴェルターヴォSQ アイーダ=カルメン・ ソアネア(Va) ルイーズ・ホプキンズ(Vc) イーサ・イェーリケ(S) スヴァイヌング・ビェラン(P) トム・オッタル・ アンドレアセン(Fl) ハンス・クリスティアン・ ブレイン(Cl) アイリーク・ラウデ(Perc) | |
録音:2005年11月16日-18日、2006年6月7日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。制作:ヨールン・ペーデシェン、録音:アルネ・アクセルベルグ、ジェフ・マイルズ。 1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ四重奏団。2007年12月の来日の際はその清々しい音楽性に多くの聴衆が魅せられた。メンバー全員が“母 "である彼女たちの演奏は決して女性的な印象ではなく、エモーショナルで音楽の幅が広く、積極的に音楽を追及していくスタイル。 今回の作品はニルス・ヘンリク・アスハイム(1960-)の室内楽作品集。さまざまなアーティストのプロジェクトにオルガニストとして参加することにより、作曲家アスハイムの創作に新たな次元が加わってきたといわれる。ヴェルターヴォのためにオスロ室内楽フェスティヴァルが委嘱した「ブロークン・ライン」など、すべて委嘱により作曲された。プレイヤーふたり(ヴァイオリンとチェロ)が作品の完成をコントロールする「ナヴィゴ」。ヴァシーリ・カンディンスキー(1866-1944)の詩画集「響き」の3つの詩が語られる「ニヒト」。弦楽六重奏を2つの弦楽三重奏に分割し、さまざまなアイデアを試みながらも透明な響きを確保した「チェイス」。「ブロークン・ライン」も含めどの曲も、単純な素材を使って創られた。2005年11月の録音セッションの合間にはヴェルターヴォによる即興演奏が行われ、1時間の録音からピックアップした5つのトラックの音楽が作品の橋渡し役をしている。 | ||
サクソフォンのための現代ノルウェー音楽 〜悲しみと危険の概念 ロルフ=エーリク・ニューストレム(1975-): 内なる歌(2005)A-Sax/ 新宿タイムアウト(キリに)(2005)A-Sax/ セプテンバー・ティーブレイク(2005)A-Sax/ ファンファーレ・ローレンスクーグ(2005)Soni-Sax/A-Sax ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-): 悲しみと危険の概念(2001)A-Sax/Ens ヤニス・クセナキス(1922-2001):カリスマ(1971)A-Sax/Cb マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-): ex(2005)A-Sax/Elec ルカ・フランチェスコーニ(1956-):「足跡」(1987)A-Sax ロルフ・ヴァリーン(1957-):Deep(2006)A-Sax/Elec オイヴィン・トルヴン(1976-):スライドショー(2005)A-Sax トロン・ラインホルトセン(1972-): エブリデイ(2005)A-Sax/Br-Sax/Ens |
ロルフ=エーリク・ニューストレム (A−SaxA-Sax/ Br−SaxBr-Sax/ ソプラニーノSaxSoni-Sax/ テノール・クルムホルン) マヤ・ソールヴェイ・ シェルストルプ・ラトシェ (Vo/テルミン/エレクロトニクス/ ソプラノクルムホルン) クリスティアン・エッゲン指揮 アンサンブルEns ホーコン・テーリン(CbCb) ロルフ・ヴァリーン (エレクトロニクスElec) | |
録音:2005年9月1日、8月31日、3月23日、6月27日-29日、ロンメダーレン教会、ビグドイ(オスロ)。 ロルフ=エーリク・ニューストレムはサクソフォン奏者であり作曲家。ノルウェー音楽アカデミーでジョン=エドワード・ケリー、ハーラル・ベルゲシェンらに学び、大学院ディプロマを取得。修了後は、ジャンルを問わずオーケストラ、ジャズ・ミュージシャン、ロックバンドと共演する活動を行ってきた。リチャード・バレット、鶴見幸代、マイケル・フィニシー、アトリ・インゴウルヴソン、ロルフ・ヴァリーンらが彼のために書いた協奏曲とソロ曲を多数、初演している。オーケストラとアンサンブル、あるいは劇とテレビのために作曲。即興音楽も手がける。「わたし自身のもの、他人のもの。わたしの関係する音楽には何らかの悲しみの要素がある」と語るニューストレム。ポップスとジャズのイディオムも用いたラーシュ・ペッテル・ハーゲンの曲の題名がアルバムのタイトル。作曲家ロルフ・ヴァリーンがアルバムの制作を担当した。 | ||
ステップ・インサイド(Step Inside)〜 クラリネット・ソロのための現代作品集 マーク・アダリー(1960-):Drawings (2001) スヴェン・リーデル・カールス(1959-): 暁の星のいと美しきかな(2003) ヘルムート・ラッヘンマン(1935-): アンテリュールIII「無から」(1970) クラウディオ・アンブロジーニ(1948-): Capriccio, detto l'ermafrodita(1983) (バスクラリネットのための) マグネ・ヘグダール(1944-):Par IV (2004) アイヴィン・ビューエネ(1973-): ソット・ヴォーチェ(2004) ロジャー・レッドゲイト(1958-): +R (1991)(変ロ管クラリネットのための) |
ロルフ・ボルク(Cl) | |
録音:2006年8月16日-18日、11月28日-30日、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 「ロルフ・ボルクの芸術をすべて味わいたいと思うなら、ヴィルトゥオーゾ的で美しい彼の演奏に感銘を受ける程度ませてはだめだ。ボルクのクラリネットが創りだす音に浸らねばならない」(作曲家ヘンリク・ヘルステニュス) ベルゲン生まれのクラリネット奏者、ロルフ・ボルク(1975-)は室内アンサンブル“アサミシマサ "のメンバー。ソロイストとしての活動も多くなってきた。アルバム「ステップ・インサイド」でボルクは、現代ノルウェーの作曲家たち、ドイツのラッヘンマン、イタリアのアンブロジーニ、イギリスのレッドゲイトの作品を演奏。クラリネットの外面と内面を探求し、クラリネットという楽器のもつ表現の多彩な地平線を示す。 | ||
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-): 「やあ、オフィーリア!」(2006) (室内アンサンブルのための;*)/ 打楽器協奏曲「ミスターGの朗読」(2003)(#)/ ヴァイオリン協奏曲 「声のするところから微かな光が」(2001)(+)/ 「夕影」(2004) (ダブルベースと打楽器のための;**)/ Book of Songs I-b(歌の書I-b)(2002) (ヴァイオリンのための;##)/ 「面影」(2000)(弦楽三重奏のための)〜III、V(++) |
ピエール=アンドレ・ ヴァラード指揮(*/#/+) BIT20アンサンブル(*/#/+) ハンス=クリスティアン・ショス・ ソーレンセン(打楽器/声;#) ペーテル・ヘレスタール(Vn;+) ダン・ステュッフェ(Cb;**) ハンス=クリスティアン・ショス・ ソーレンセン(Perc;**) フルーデ・ ラーシェン(Vn;##/++) ヨン・ソンステボー(Va;++) エメリー・カルダス(Vc;++) | |
録音:2007年1月15日-17日、グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)(*/#/+)、2007年12月16日、リンデマン・ホール(オスロ;**)、2003年11月、リュードロスイェン・スタジオ(オスロ;##)、2000年5月、ランベシェテル教会(オスロ;++)。 ノルウェーの作曲家ヘンリク・ヘルステニウスは長年、視覚芸術との共同作業に取り組んできた。オペラ第2作「オフィーリアたち:歌とともに水のほとりに死す」第3場の音楽、「やあ、オフィーリア!」。旋律の断片が動き、重なるテクスチュアの向こうにオフィーリアの夢と想いが透けて見える。打楽器協奏曲ではソロイストのハンス=クリスティアン・ショス・ソーレンセンがP.D.ウスペンスキーの詩「In search of the miraculous」を朗読。ヴァイオリン協奏曲もペーテル・ヘレスタールと作曲者の共同作業とも言える作品。エトルリア文明の中心都市、トスカーナにあるヴォルテッラの考古学博物館の銅像と同じ名前の「夕影」。ルイージ・ノーノの音楽の断片が基になっている。振付師イングン・ビョルンゴーの作品「Book of Songs」(2002)からヴァイオリンソロの曲を独立させた「歌の書 I-b」。第3曲と第5曲を演奏した「面影」は、元はビョルンゴーの「The Afternoon and Others」(2000)のために書かれた音楽。 | ||
アーネ・ヌールハイム(1931-):1960年代の電子音楽 コラージュ[I - IV ]/ 放送劇オリジナルトラック [間奏曲/星の王子さま/帰郷/ここに住みたい/われら死者が目覚めると/ ハムレット/ファウスト/極限に向けて/沼地の住人/真昼に分かつ/ われらアルファブラトルにて/無感覚な人びと/アマリリス/紙の鳥] | ||
ヌールハイムがノルウェー放送(NRK)のために作った劇音楽によるコラージュ(2007年製作?)をCD1に、放送劇のオリジナル音楽(録音:1960年-1970年)をCD2に収めた構成。 オスロ王宮の一角にある「グロッテン」。詩人ヘンリク・ヴェルゲラン、作曲家クリスティアン・シンディングも住んだ家。この家に住む権利を授かることは、ノルウェーの文化人にとって最高に名誉なこととされる。現在の住人はアーネ・ヌールハイム(1931-)。現代ノルウェーを代表する作曲家、そしてエレクトロニクスを応用した音楽のノルウェーにおける先駆者でもある。" 実験"というイメージを脱した電子音楽の姿が見えて来る。 | ||
ヘルゲ・イーベルグ(1954-):作品集
ReHumaniZing (the arts)、ドロモ・ダンス(1997-99) ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(Tp) ハンス=クリスティアン・ショス・ソーレンセン(マリンバ;*) テリエ・トンネセン指揮ノルウェー室内o.員 ロルフ・ヤコブセンの詩による歌(1993-1994)(#) [細い針(朗読)/われわれの知っていること/大きな公園で/鳥よ/細い針(エピローグ)] オッド・ボレットセン(Vo) ペール・ヴォレスタード(Br) ベンディク・ホフセット(Sax) アトレ・スポンベルグ、ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) ヨン・ソンステボー(Va) スヴェン・E.クリストフェシェン(キーボード/エレクトロニクス) テリエ・トンネセン(Vn) ノラ・タクスダール(Va) オイスタイン・ビルケラン(Vc) ハンス=クリスティアン・ショス・ソーレンセン(打楽器) オーゲ・クヴァルバイン(Vc) イーヴァル・アントン・ヴォーゴール(P) エリン・ルッセラン(S) われらはみな人生の戦士ではないか?(2000-03)(管弦楽団のための兵士の物語) [塹壕から塹壕へ/絶望的なほどワルツになりたくて/室内音楽/陶磁器の店にいた象/同調] クリスティアン・エッゲン指揮ノルウェー放送o. | ||
録音:レインボースタジオ、ノルウェー音楽アカデミー、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。 ヘルゲ・イーベルグは、神童と呼ばれながら神経症的問題のためにピアニストとして歩むことを断念、作曲家に転向してからはジャズ、アフリカ音楽、アートミュージックと広いジャンルに関心をもって活動を行ってきた。スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセト(1883-1955)が『芸術の非人間化』に著した思想に疑問を抱き、音楽(芸術)に人間的な要素を取りもどすことを考えたイーベルグの ReHumaniZing (the arts) への挑戦と試み。アントンセンと共同作業を行い、トランペットの技術的・音楽的に可能な音域をいっぱいに使った「ドロモ・ダンス」。モダニズムにならって興った非人間化に激しく反発したロルフ・ヤコブセンの詩による歌曲集「呼吸練習」から3つの歌と、「細い針」がアルバムのエピローグとして歌われる。人生の局面と精神状態を示す5つの楽章からなる「Aren't We all Warriors in Our Own Life? (われらはみな人生の戦士ではないか?)」。基本的に調性をもたない抽象的な音楽に作曲者の内省の声が聞こえるだろう。イーベルグは今、ノルウェーのオーケストラからもっとも大きな注目を集める作曲家のひとり。 | ||
砂漠から来た悪い知らせ〜ブラスバンドのための作品集 ジェイムズ・クラッパトン(1968-):死の歌と踊り クヌート・ヴォーゲ(1961-):壁をもうひとつ破壊 (クラリネットとブラスバンドのための協奏曲) ヨン・オイヴィン・ネス(1968-): 砂漠からの悪い知らせ〜フンコロガシの深い痛み |
ロルフ・ボルク(Cl) ペーテル・シルヴァイ指揮 ノルウェー陸軍バンド・ベルゲン | |
創立の歴史を1792年までさかのぼるノルウェー陸軍バンド・ベルゲン(NABB)は、オスロのノルウェー近衛兵バンド(NGMF) とともにノルウェーを代表する吹奏楽団のひとつ。毎年、5月から6月にかけて開催されるベルゲン国際フェスティヴァルでは期間中、街の広場でパレードを行い、フェスティヴァルの気分を盛り上げる。そのノルウェー陸軍バンドからベルゲンゆかりの作曲者たちへの委嘱作品集。作曲者たちにとって新しい挑戦となるブラスバンドのための音楽。ノルウェーの若手ホープのひとり、ペーテル・シルヴァイが指揮。パレードを離れ、ノルウェー陸軍バンド・ベルゲンがどんな音楽を聴かせるか、楽しみなアルバム。 | ||
ウーレ=ヘンリク・ムー(1966-):弦楽四重奏曲 待て(Vent)/少し(Litt)/より長く(Lenger)(*) |
アルディッティSQ ウーレ=ヘンリク・ ムー(Vn;*) | |
録音:2008年3月5日-6日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。制作・録音:フランソワ・エケール。 ムーはオスロ生まれ。オスロとパリでヴァイオリンと作曲法、オスロ大学で生物物理学、認知科学、音楽学を学んだ。コンサート・レパートリー、ダンス、劇と映画のための音楽を作曲。ヴァイオリニストとしても活動している。弦楽四重奏曲のための3部作。続けると「もう少し待て (Vent litt lenger)」のタイトルになる。作曲者の記憶にある特定の響きを出発点とする<響きの記憶の痕跡>。響きの陰影と色調のさまざまな変化。独創的で真に革新的な演奏スタイルと聴き方の求められる音楽、とアルディッティ四重奏団のリーダー、アーヴィン・アルディッティは語った。弦楽四重奏の響きを拡大するため、最後の曲ではヴァイオリンが1本追加されている。 | ||
ジャンキ=ドング [Djanki-Dong] ラッセ・トゥーレセン(1949-):ディフォニーI Op.39 アスビョルン・ショートフン(1961-):変容(2002) ヘンリク・オーデゴール(1955-):おお、大いなる神秘 ダーヴィド・ブラトリ(1972-):哀歌(2005) セシーリ・オーレ(1954-):旋回 コーレ・コルベルグ(1936-): プリム=プリム(1967)(6声のための) |
ノルディック・ヴォイセズ | |
録音:2008年1月11日-12日、25日-27日、リス教会、オスロ。制作:ヨールン・ペーデシェン、録音:アルネ・アクセルベルグ。 ヴォーカルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズ。ノルウェー国立音楽アカデミーとオスロのオペラ・アカデミーを卒業した男女6人が1996年に結成した。中世から現代の音楽をレパートリーとしている。2005年、京都で行われた世界合唱シンポジウムにノルウェー代表として参加。 当盤はノルディック・ヴォイセズと共同作業を行ってきた作曲家たちに委嘱した作品を収めたアルバム。単なる実験から新しいステップに移った、今日のヴォーカル音楽。ダーヴィド・ブラトリの曲はキング・ジェイムズ版『旧約聖書』の「エレミアの哀歌」、セシーリ・オーレの「旋回」はロベルト・ムージルの『ハエ取り紙』がそれぞれテクスト。コーレ・コルベルグのプリム=プリムは、元々ヴォーカル四重唱と合唱団のために書かれた作品だが、作曲者の許可を得て改作し、6声で歌っている。 | ||
ナターシャ・バレット(1972-):貿易風 (エレクトロ=アクースティク作品) [序幕/水没した/外洋/動中の動/深層/ プランクトン浮揚/渡り/ノルフィヨルド海岸] |
ストームウェザー・ シャンティ・クワイアー ヨン・ヴァルヒュース(語り) ジェイン・マニング(S) | |
5.1 surround / stereo /52'00。 多くの神話を育んできた海。古い帆船に乗って録音した波止場と海岸と大海原の音、海の男の歌うシャンティ、「アラスカのスカグウェイを発ち日本へ向けて航海した1972年に起きたことから話そう」と語る引退したノルウェー人船長。「Trade Winds (貿易風)」は、サウンドアーティストのナターシャ・バレットがコラージュした全8章からなる作品。アンビソニックスとスペーシャリゼーション・テクニックを併用した16 チャンネルのコンサートバージョンが、SACD のため5.1チャンネル・サラウンドにミックスダウンされている。 | ||
異国の鳥たち メシアン:異国の鳥たち(*) トシュタイン・オーゴール=ニルセン(1964-): ウィンズ・オブ・チェンジズ 〜変化する木管楽器(2002) (小ウィンドアンサンブルのための) [儀式/ヨブの嘆き/遊戯/終結] アイヴィン・ビューエネ(1973-): トポグラフィックス(2002)(バンドのための) |
ホーコン・アウストベ(P) アイリーク・ラウデ(Perc) ノルウェー国防軍軍楽隊(ベルゲン) ペーテル・シルヴァイ指揮 | |
録音:2006年5月、2008年5月(*)、NRKホルダラン・スタジオ(ベルゲン)。 216年の歴史を誇り、2009年に陸軍から海軍に移管されたノルウェー国防軍軍楽隊(ベルゲン)(国防省西ノルウェー軍楽隊)の「砂漠から来た悪い知らせ」(ACD-5053)に次ぐアルバム。 メシアンが世界各地で聴いた鳥の歌を素材にした「異国の鳥たち」。トシュタイン・オーゴール=ニルセンの「ウィンズ・オブ・チェンジズ」は、「大ウィンドアンサンブルのための協奏曲〜ペンタグラム」(2001)を木管楽器の小アンサンブル(オーボエ、4本のクラリネット、バスクラリネット、テナーサックス、バリトンサックス、ダブルベース)のために改作した4つの楽章。アイヴィン・ビューエネの「トポグラフィックス」ではソロイストとアンサンブルがさまざまに絡み合い、いろいろな風景を多彩に描いていく。 パワーとアンサンブルばかりを重視するタイプの吹奏楽と違い、響きの洗練と内面性を追求するノルウェー国防軍軍楽隊(ベルゲン)の音楽は、軍楽隊から連想されるネガティヴなイメージを払拭してくれる。 | ||
ラッセ・トゥーレセン(1949-): ハリングフェレ、ニッケルハルパと管弦楽のための 協奏曲「兄弟民族協奏曲」Op.37(2005)/ 交響詩「出現〜ヨイク、現れよ」Op.28(1997)/ 交響詩「正義の太陽」Op.12(1982) |
アルヴィド・エンゲゴール (ハリングフェレ) ハンス・ビョークルート (ニッケルハルパ) インガル・ベルグビ指揮 ベルゲン・ フィルハーモニックo. | |
録音:2007年6月11日-14日、18日-19日、グリーグホール(ベルゲン)。制作:アーリル・エーリクスタード、録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン。 60歳を迎えるラッセ・トゥーレセンにベルゲン・フィルハーモニックが捧げるオマージュ。芸術音楽と民俗音楽の接点から生まれた叙事詩的作品が3曲、演奏されている。 「兄弟民族協奏曲」は、2005年のスウェーデン=ノルウェー連合消滅(ノルウェー王国独立)100年を祝うためスタヴァンゲルso.から委嘱された作品。両国の争いと和解の歴史が音楽によって表される。第1楽章はハリングフェレ(ハッダングェルフィドル)がソロ楽器。ノルウェーのセーテスダールの民俗舞曲と国鳥ムナジロカワガラスの鳴き声が織り込まれる。貴族社会スウェーデンの気質を反映する第2楽章はニッケルハルパがソロ楽器。ボッケリーニの「メヌエット」とボッケリーニの曲にならったとされる「ド・イェール男爵のポルスカ」、スウェーデン国王歌「スウェーデンの心の底から」やステーンハンマルの「スウェーデン」が引用され、国鳥クロウタドリを模した音型も現れる。第3楽章は両国の民謡が素材となり、ハリングフェレとニッケルハルパがともにソロを務める。 「出現〜ヨイク、現れよ」。サーミ語をタイトルとするこの曲は、サーミの伝統的歌唱、歌と善意と力をもって人々が世に歩み出ることを励ますとされるヨイクがテーマ。トゥーレセンが作ったヨイク風のメロディが素材になっている。 「正義の太陽」はバハーイー教の創始者、イランのバハーウッラーを音楽で表現した作品。バッハウッラーの予言に因む曲名をもち、南アメリカ先住民の音楽にルーツをもつメロディ、ベルリオーズの「レクイエム」、インドの旋律、シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語った」、ブルックナーの「テ・デウム」が引用される。ベルゲン・フィルハーモニックの委嘱による作品。 | ||
A Migrant in the New〜新天地の渡り鳥 [CD]シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(1974-): I-IV ダーヴィド・ブラトリ(1972-): Microwaves ペーテル・トルンクヴィスト(1963-): Q/ Carving ラグンヒル・ベシュタード(1956-): Respicio イヴァー・フロウンベア(1950-):Waves and velocities of dawn and dusk [DVD]ラヴァシル・ヌールルム アーティスティック・ポートレート「新天地の渡り鳥」 ロルフ・ヴァリーン(1957-): Scratch / エーリク・デーリン(1976-): Head On ジェイムズ・ウッド(1953-): Elanga N'Kake singing to his craft (抜粋) シェル・トゥーレ・インネルヴィーク (NIME instruments) | ||
録音:2009年-2010年、ノルウェー音楽アカデミー・リンデマンホール、オスロ。制作:マッツ・クレーソン、シェル・トゥーレ・インネルヴィーク、録音&ミキシング:マッツ・クレーソン。ノルウェーの打楽器奏者シェル・トゥーレ・インネルヴィーク。このアルバム「新天地の渡り鳥」でNIME(New Interfaces for Musical Expression)(音楽表現と芸術公演のための新しいテクノロジー研究の国際会議)のために考案した「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで演奏目的に使う部材」を含むNIME instrumentsを演奏し、音の新しい風景に挑む。ノルウェー、デンマーク、イギリスの作曲家らがインネルヴィークのために書いた作品を共同制作し、録音とミクシングも担当したのはストックホルム生まれのマッツ・クレーソン。彼は1990年からノルウェー音楽アカデミーで准教授を務め、プロダクションや技術コンサルタントとしてさまざまな音楽現場で活躍している。DVDに収録された「新天地の渡り鳥」は、インネルヴィークの音楽を映像面から体験する目的で作られた。ノルウェーの画家、写真家のラヴァシル・ノルドルムが起用され、NIME instrumentsを演奏するインネルヴィークの姿をいろいろな角度から映像に捉えている。 | ||
ノルウェーの命令〜現代ノルウェーのピアノ音楽 ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): 4つのピアノの小品 Op.22/間奏曲 Op.36 クラウス・エッゲ(1906-1979): ピアノ・ソナタ第2番 Op.27「哀愁のソナタ」 フィン・モッテンセン(1922-1983):ソナタ Op.7 ロルフ・ヴァリーン(1957-):7つの命令(2001) |
ホーコン・アウストベ(P) | |
録音:2009年3月12日-15日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。制作:ホーコン・アウストベ、録音:アルネ・アクセルベルグ。 ホーコン・アウストベ(1948-)。ノルウェー、コングスベルグの生まれ。国内で演奏活動を行った後、フランスに渡り、パリのコンセルヴァトワールとエコール・ノルマル音楽院で研究をつづけた。1971年にオリヴィエ・メシアン・コンペティションに優勝。ジュリアード音楽院とミュンヘンの州立音楽大学への留学を経て、1973年からオランダを拠点に活動を始めた。ロンドンのデイリー・テレグラフ紙は1974年、「彼のたいへんな才能は国際的に認められるべきだ」とアウストベの音楽を評価した。 ノルウェー国防軍軍楽隊と共演したメシアンの「異国の鳥」(ACD-5057)につづく、ノルウェー作曲家協会のレーベル、Auroraへの新録音でアウストベは、20世紀から21世紀のノルウェー音楽界を代表する、それぞれ師弟関係にある4人の系譜をたどる。民俗音楽の再生にノルウェーのアイデンティティを示したグリーグとは異なるスタイルを選び、「強烈で独特の性格をもつ声のモザイクを創った」(アウストベ)ファッテイン・ヴァーレンの「4つのピアノの小品」と「間奏曲」。伝統の民俗音楽と新しい語法を深いところで融合させ、その手法がバルトークとも比較されるクラウス・エッゲ「哀愁のソナタ」。フィン・モッテンセンのソナタは、エッゲの第2番とならび1950年代中期ノルウェーを代表するピアノ曲とアウストベが考える作品。この曲をアウストベが1977年のベルゲン国際フェスティヴァルで演奏した際、モッテンセンは、彼の演奏を聴くためにオスロから足を運んだと言われる。今日のノルウェーでもっとも活躍の目立つひとり、ロルフ・ヴァリーンの「7つの命令」は、ベルゲンのダンシュカンパニーCarte Blancheのために作曲された。 ノルウェーのピアノ音楽を知る上でもっとも重要な、また、興趣の尽きない一枚。 | ||
地鳴き〜シュンネ・スコウエン(1950-):ポートレート 無伴奏ヴァイオリンのための「ある夏の宵…」[ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)/2005年1月10日、リス教会]/ ピアノのための「やあドミティラ!」[エレン・ウゲルヴィーク(P)]/管弦楽のための「夜の小品」 [クリスティアン・エッゲン指揮ノルウェー放送o./2009年11月16日、ノルウェー放送大スタジオ]/ 打楽器のためのポケットミュージック「フェアプレイ」[アンサンブルSISU ビョルン・スカンセン、 マリウス・ソービ、トゥーマス・ニルソン、アーリル・トルヴィーク(Perc)]/ …言葉を通して[ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)/2008年6月、9月、ソフィエンベルグ教会]/ キャッチミー![ヨハネス・マッテンス(Vc) エレン・ウゲルヴィーク(P)]/ 弦楽四重奏+1のための「おおヴィルヘルム、ヴィルヘルム」[ルート・ヴィルヘルミーネ・マイエル(声) オスロSQ ゲイル・インゲ・ロツベルグ、リヴ・ヒルデ・クロック(Vn) アーレ・サンバッケン(Va) オイスタイン・ソンスタード(Vc)/2010年1月23日、ソフィエンベルグ教会]/ 待って![エレン・ウゲルヴィーク(P)]/バレエ「女予言者」の場面[トゥーネ・クルーセ(A) クリスティアン・エッゲン指揮ノルウェー放送o./2010年6月7日、ノルウェー放送大スタジオ] | ||
録音:上記記載を除き、2010年6月22日-23日、ソフィエンベルグ教会、すべてオスロ。ノルウェー国立オペラ・バレエが上演した1989年のバレエ「女予言者」で大成功を収め、現代ノルウェーの文化を担う音楽家のひとりとして活躍するシュンネ・スコウエンの初めての " ポートレート・アルバム"。彼女の音楽は、われわれの日常の生活や体験と密接な関わりをもち、その「親しい感覚」が聴き手に何かを切実に語る。静寂と休止と距離が随所に配置され、その奥からわれわれに呼びかけ、誘ってくる何か。マルグリット・デュラスの小説「青い目、黒い髪」から曲名をとった、「マルグリット・D によるヴァイオリンソロのための瞑想」の副題をもつ「Une Soirée d'été...」(「ある夏の宵…」)と、「...àtravers les paroles"「(…言葉を通して」)以下の作品が、打楽器アンサンブルSISUの演奏する3つの「Fair Play, Pocket Music for Percussion(フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック)」を挟んで収録されている。北欧叙事詩「巫女の予言(Voluspå)」に基づく「女予言者」からは、予言者とノルンたちが生と死の紐を編む、約15分の審判の場面が選ばれた。 | ||
ノルウェー・サファリ〜アコーディオンのための現代ノルウェー音楽 ホーコン・ベルゲ(1954-):花輪(1991) アントニオ・ビバロ(1922-):幻想曲風ソナタ(1977) ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):フラクタル(2006) エルレン・スクームスヴォル(1969-):アコーディオンのための小品 テリエ・ビョルクルン(1945-):瞑想(2001)(*)(ヴァイオリンとアコーディオンのための) シグムン・リレビェルカ(1931-):眩惑の踊り オイヴィン・ファルメン(アコーディオン) エリセ・ボートネス(Vn;*) | ||
録音:ファルメン・スタジオ、セルビュ(ノルウェー)/インゲル・ヘルゲセン・スタジオプロダクション、アスケル(ノルウェー)(*)。オスロから南に120キロ、サンネフィヨルドに生まれ、ノルウェー中部のセルビュを中心に音楽活動をつづけるアコーディオン奏者、オイヴィン・ファルメン。現代ノルウェーのアコーディオン音楽をたどる「ノルウェー・サファリ」。アントニオ・ビバロからエルレン・スクームスヴォルまで、世代とジャンルの異なる作曲家の作品が選ばれた。 ホーコン・ベルゲの「花輪」。「円」と「循環」が、音型と和声のキーワード。アントニオ・ビバロの「幻想曲風ソナタ」には彼の劇場経験が投影していると言われる。ヴォルフガング・プラッゲの「フラクタル」(次元分裂図形)は、アコーディオンのペダル音とエコー効果の対話が特徴的な音楽。 エルレン・スクームスヴォルはジャズピアニスト、アレンジャーとして活躍するミュージシャン。アコーディオンも彼の楽器のひとつ。チリンギリアン弦楽四重奏団がリレハンメル冬季オリンピックで初演した「カルミナ」や多くの合唱曲で知られるテリエ・ビョルクルンの「瞑想」でアコーディオンがヴァイオリンと共演する。 ヴァイオリンを弾くのは、2007年からオスロpo.の第1 コンサートマスターを務めるエリセ・ボートネス。「小柄なからだに音楽がいっぱい」とメンバーから慕われる彼女とファルメンのデュオにより、ビョルクルンの音楽の情感が美しく表現される。多くの顔をもつ楽器、アコーディオン。最後のサファリは、ジグムン・リレビェルカが書いた「眩惑の踊り」。民俗音楽の空気をもった陽気な音楽。 | ||
PETER HERRESTHAL: CATCH LIGHT ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):マッド・キャップ・トゥートリング(ヴァイオリン協奏曲)(2003) [ロルフ・グプタ指揮オスロpo./録音:2008年4月28日-30日、オスロ・コンサートホール] ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):ヴァイオリン協奏曲「声のするところから微かな光が」(2001) [ピエール=アンドレ・ヴァラード指揮BIT20 アンサンブル/ 録音:2007年1月15日-17日、グリーグ・ホール、ベルゲン、ノルウェー] ギスレ・クヴェルンドク(1967-):イニシエーション(ヴァイオリンと管弦楽のための)(1992) [ペーテル・シルヴァイ指揮オスロpo./録音:2009年11月12日、オスロ・コンサートホール、ライヴ] ニルス・ヘンリク・アスハイム(1960-):キャッチ・ライト(ヴァイオリン、打楽器と管弦楽のための)(2009) [ピーター・ケイツ(Perc) ペーテル・シルヴァイ指揮ベルゲンpo./ 録音:2009年3月28日、グリーグ・ホール、ベルゲン、ノルウェー、ライヴ] | ||
優れた演奏家がいてはじめて、自分たちの作品は「可能性」から「実体」になる。そのことを知るノルウェーの作曲家たちは、現代の音楽に深い理解を示しヌールハイムのヴァイオリン協奏曲(BIS CD1212)でノルウェー・グラミー賞、トンメセンの「Bull's Eye」(BIS SA1512)で2002年のノルウェー音楽批評家賞を受けたペーテル・ヘレスタールに厚い信頼を寄せている。ノルウェー作曲家協会が主宰するレーベル、Auroraの最新アルバム『キャッチ・ライト』は、そのヘレスタールのポートレート・アルバム。 このアルバムでは、ヘレスタールが委嘱もしくは初演した「ヴァイオリン協奏曲」4曲が紹介される。ヨン・オイヴィン・ネス、ヘンリク・ヘルステニウス、ギスレ・クヴェルンドクは、彼と同じ時期にオスロのノルウェー国立音楽アカデミーで学んだ作曲家たち。ニルス・ヘンリク・アスハイムは、一足早くプロの音楽家として出発し、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活躍している。 音楽のスタイルと表現する内容の大きく異なる4人の作品。ヴァイオリンのソロに始まるネスの「マッド・キャップ・トゥートリング」は、メディアを前にイラクへの侵攻をぶち上げ、「われらの時代でもっとも馬鹿げた悲劇的戦争のひとつ」を引き起こしたアメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W.ブッシュ(ペラペラしゃべる無鉄砲者)へのあてこすり。ヘルステニウスの「声のするところから微かな光が」は、同じ和声が循環する4つの部分から構成されている。ヴァイオリンのソロとアンサンブルが「距離」を置かず、ともに音のテクスチュアを微細に変化させていく。この2曲は、オスロとベルゲンでセッション録音され、SimaxとAuroraのアルバムに収録された音源が再び使われている。 クヴェルンドクの「イニシエーション」ではソロとオーケストラは、伝統のヴァイオリン協奏曲に見られる「距離」を保ちながら音楽を展開する。アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲をほのめかす旋律が開始早々現れる。「肖像写真に撮られた人物の目に映りこむもの」がイメージされたという、アスハイムの「キャッチ・ライト」。電気的に増幅されたヴァイオリンと打楽器の音が音楽の空間に加わる。クヴェルンドクとアスハイムの作品は、オスロとベルゲンのコンサートがライヴ録音された。 アスハイムの曲の打楽器ソロを担当するピーター・ケイツはアメリカ出身。ベルゲン・フィルハーモニックのソロ首席打楽器奏者とグリーグ・アカデミー打楽器科の科長を務め、ベルゲンに本拠を置く現代音楽アンサンブル、BIT20にも参加している。 | ||
リッスン〜アーネ・ヌールハイムの芸術 アーネ・ヌールハイム(1931-): 墓碑銘(管弦楽とテープ録音のための;1963/1977)/ リッスン(1971)/ 夕べの国(ソプラノと室内アンサンブルのための;1957)/ 管弦楽のためのカンツォーナ(1961)(#)/ 色彩(ハモンドオルガン (X-66)、打楽器と エレクトロニクスのための;1968)/ 神秘の森 (ソプラノ、チェロ、合唱と管弦楽のための;1983)/ 呼ぶ(チェロのための;1980)/ テネブレ(チェロと管弦楽のための;1982)/ バレエ「テンペスト」組曲(1979)/ 3つの哀歌(混声合唱のための;1985)/ オーロラ(4人の歌手、合唱、2つの打楽器群と エレクトロニクスのための;1983)(#)/ 下降(朗読、混声合唱、ソプラノ、管弦楽と 電子音響のための;1980)(+)/ 夢の歌(1994)(+)/ 3つの声 (ソプラノと室内アンサンブルのための;1988)/ 銀の鍵 (シェリーの2つの音楽の断片への音楽 より;1985)(+)/ 幻想曲風に(カリヨンのためのパルティータ より;1996)/ OHM(ルーアとテープのための;1971)/ ソリテヤー(コンクレートと電子音のための;1968)/ マグマ(管弦楽のための;1988)/ 平和(電子音楽;1970)/ 緑化(管弦楽のための;1973)/ こだま(ソプラノ独唱、混声合唱、童声合唱と 管弦楽のための;1967)(#)/ 太陽神経叢(1973)/ スナークの帰還 (トロンボーンとテープ録音のための;1987)/ パウルのためのパルティータ (ヴァイオリンと遅延回路のための;1985)/ 勲爵(アコーディオンと管弦楽のための;1975)(**)/ 追悼文(弦楽のための;1956/1975)(*) |
クリスチャン・エッゲン指揮(*) オスロpo.(*) 他、さまざまな演奏家 | |
録音 2001年6月20日、オスロ・コンサートホール、アーネ・ヌールハイム 70歳記念コンサート、ライヴ(*)/他。 現代ノルウェーを代表する作曲家、アーネ・ヌールハイムの代表作を集めたアルバム。過去に他レーベルでリリースされていた録音に初録音(*)を加えボックス・セット化。 初発売(*/+)、初CD化(#)、現在廃盤(**)。 | ||
お尋ね者 ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番(1957) エリオット・カーター:夜の夢想(1980) アスビョルン・ショートフン: ピュシス(1986/2003)(増幅ピアノと5台の ディジタル・ハーモナイザーのための)/ アダージョとアレグロ(1976/2010) |
ホーコン・アウストベ(P) | |
ホーコン・アウストベは、1948年ノルウェーのコングスベルグ生まれ。パリで開催された「Concours National de la Guilde Française des Artistes Solistes」に、1970年、フランス以外の国からはじめての優勝者に選ばれ、翌71年にはオリヴィエ・メシアン現代音楽コンクール第1位を獲得した。30年以上にわたりオランダを本拠に活動をつづけた後、ノルウェーに戻り、現在、スタヴァンゲル大学でピアノを教えながら、ヨーロッパ全土を視野に置いた活動を行っている。 「お尋ね者」は、ヴァーレン、エッゲ、モッテンセン、ヴァリーンの曲を弾いた「ノルウェーの命令」(ACD-5060)に次ぐ、ノルウェー作曲家協会のレーベルAuroraのソロアルバム。ジョン・ケージの偶然性音楽からインスピレーションを授かったとされ、作者自身が「都市計画」になぞらえるブーレーズの「ソナタ第3番」と、現代アメリカを代表する作曲家エリオット・カーターの「夜の夢想」は、二十世紀ピアノ音楽の「里程標」とみなされる作品。「夜、眠つけないでいる時、心に去来する束の間の想いと感覚をほのめかしつつ、絶えず気分を変えていく」。ノルウェーの作曲家、アスビョルン・ショートフン(1961-)のエレクトロニクスも使われた作品、「ピュシス」--「自然」……人間の主観を離れて独立に存在し、変化する現象の根底をなす永遠に真なるもの --そして、「ささやかなアンコール」の「アダージョとアレグロ」が、「アヴァンギャルドとわたしたち自身の時をつなぐ」(ショートフン)。 | ||
北海道の庭〜クヌート・ヴォーゲ(1961-):管弦楽のための作品集 北海道の庭(ピアノと管弦楽のための)(*) [アイナル・ロッティンゲン(P) インガル・ベルグビ指揮ベルゲンpo.]/ キュークロープス(管弦楽のための)(#)[アイヴィン・オードラン指揮ベルゲンpo.]/ シャコンヌ(フルート、ハープと管弦楽のための)(+)[グルー・サンヴィーク(Fl) トゥーリ・クニスキ(Hp) ウーレ・クリスティアン・ルード指揮ベルゲンpo.] | ||
録音:2005年10月(*)/2009年12月(#)/2000年10月(+)、以上 グリーグ・ホール、ベルゲン、ノルウェー。グリーグとセーヴェルーを生んだ港町ベルゲンは、首都オスロに次ぐ人口を擁し、ノルウェーの音楽文化を支えてきた。ピアニストのアイナル・ロッティンゲンも教えるベルゲン大学の音楽学部グリーグ・アカデミー、グリーグホールを本拠とするベルゲン・フィルハーモニックと現代音楽アンサンブルBIT20。5月から6月にかけて国際フェスティヴァルが毎年開催され、コンサートやステージアートや各国の言語で上演されるイプセンの「ペール・ギュント」を目あてに多くの人がこの町を訪れる。 ベルゲンで今、もっとも活発な活動をする作曲家のひとりがクヌート・ヴォーゲ。管弦楽曲、合唱曲、室内楽曲、器楽曲、オペラと幅広いジャンルを手がけ、その作品は海外でも演奏されてきた。ベルゲン観光局が " 世界遺産都市ベルゲン" をプロモートするため2004年に制作したビデオの音楽を委嘱されたのもヴォーゲ。彼の代表作のひとつ、オスロの現代音楽祭で上演されたオペラ「誰かが来るだろう」(ACD-5043)につづく、ノルウェー作曲家協会のレーベルAuroraのアルバム。「ひとつの木が姿を消したと思うとすぐに新しい木が視界に入ってくる」。東京から札幌に行く列車の旅からアイデアを得て、「絶えず変化していながら、何も変化していない」ことを表現した、ピアノと管弦楽のための「北海道の庭」。一つ目の巨人の登場するギリシャ神話の世界をイメージし、「聴き手を混沌と凝集の綱引きに巻き込む」「キュークロープス」。フルートとハープのソロが加わり、各セクションの対話が展開する変奏曲「シャコンヌ」。ノルウェー音楽の最前線にいるヴォーゲにロッティンゲン、ベルゲン・フィルハーモニック、トロンハイムso.、サンヴィーク、クニスキが委嘱した作品がベルゲン・フィルハーモニックの演奏で収録された。 | ||
GRAPPA | ||
シェル・ハベスタード(1955-):音楽寓話「ノアの夢」
ニョル・スパーボ(Br) インゲボルグ・フングネス(S) スヴェイン・ティンドベルグ(朗読) エドヴァルド・アスケラン(Cb)指揮 モッテン・ハッレ(Sax/Fl/カヴァール) ルーネ・クラケッグ(P/A-Cl/キーボード) ヘルゲ・アンドレアス・ヌールバッケン(Perc) | ||
聖書の中でさまざまな形で人とかかわる「水」をテーマとした、音楽による寓話。旧約聖書と新約聖書からテクストをとり、朗読と東洋風の音とジャズの語法をミックスさせた音楽。 | ||
アリア シューベルト/クヌート・アネシュ・ヴェスタード編曲:アヴェ・マリア ヘンデル:涙の流れるままに(ヴァイオリン・ソロと管弦楽Ver.) カール=アンドレアス・ネース:今、天の客がこの世に / モーツァルト:レクイエム K626〜ラクリモーザ ヴォーン・ウィリアムズ/ラルフ・グリーヴズ編曲:グリーンスリーヴズ(ヴァイオリン・ソロと管弦楽Ver.) ジョン・ラター:選ばれた花婿のように / マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜間奏曲 ヴィリアム・クリストフェシェン/ヘンニング・ソンメロ編曲:クリスマスの笛 クニュート・ニューステット:わたしは、平和をあなたがたに残し Op.43-2 パブロ・カザルス/オイヴィン・ヴェストビ&アルヴェ・テレフセン編曲:カタルーニャ民謡「鳥の歌」 チャールズ・H.パリー:天にいるわれらが父なる神よ / エギル・ホーヴラン:ダヴィデの家の小さな子 アンデシュ・オールヴァル:クリスマスの朝が輝くと ブラームス/オイヴィン・ヴェストビ編曲:子守歌 Op.49-4 リチャード・ロジャーズ/オイヴィン・ヴェストビ編曲:ミュージカル「回転木馬」〜「You'll Never Walk Alone」 アルヴェ・テレフセン(Vn) アドリアン・スコール・ヘストネス(ボーイS) ビョルン・ムー指揮ニーダロス大聖堂少年cho.、トロンハイムso.員 シェティル・ビェルケストラン、カーリ・フリスヴォル(Org) | ||
ノルウェーを代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンと900年の歴史を持つニーダロス大聖堂少年合唱団によるアルバム。 トロンハイムはノルウェー第3の都市。オラヴ・トリグヴァソンが基礎を作り、中世ノルウェーの首都として栄えた。町のシンボルとなっているのが聖オラヴ二世をまつったニーダロス大聖堂。バロック様式のこの大聖堂には彫刻家ヴィーゲランの作品や、ストーレ・クライベルグが室内アンサンブルと朗読のための作品を書いた「ばらの窓」と呼ばれるステンドグラスをはじめとする美術品が多く、大聖堂は芸術の殿堂としての役割も担っている。 ニーダロス大聖堂少年合唱団は市立の音楽学校で教育を受けた45人のボーイソプラノとボーイアルトに、成人のテノールとバス25人を加えたアンサンブル。アルバム「Aria」にはリチャード・ロジャーズとオスカー・ハマースタイン二世のミュージカル「回転木馬」のナンバー「You'll Never Walk Alone」を収録。イングランドのリヴァプールFCのクラブ・アンセムとなり、今では世界各地のサッカーチームのサポーターたちに歌われている。日本ではFC東京のサポーターソング。 | ||
ハーモニカによるグリーグ アリエッタOp.12-1/ノルウェー舞曲第2番Op.35-2/ スールヴェイの歌Op.23-19/アニトラの踊りOp.46-3/ 春Op.33-2/小さなヒシュテンOp.60-1/ 待つうちにOp.60-3/牛寄せの歌と農夫の踊りOp.63-2/ 一輪の桜草をもってOp.26-4/ 口をきかないナイチンゲールOp.48-4/ はじめての出会いOp.21-1/牛寄せの声 EG152L/ 老いた母Op.33-7/民謡Op.12-5/君を愛すOp.5-3/ 茶色のふたつの瞳Op.5-1/山の夕べOp.68-4/ ヴェスレモイOp.67-2/ スプリングダンス ハ長調Op.17-1/ ルンダーネでOp.33-9/ 働きものの馬のためのおやすみの歌Op.61-5/ スプリングダンス イ短調Op.17-3/ この前の土曜日の夕べOp.17-15/ スールヴェイの子守歌Op.23-26/ 私は可愛い少女を知っているOp.17-16/ イェンディーネの子守歌Op.66-19 |
シーグムン・グローヴェン (ハーモニカ) イーヴァル・アントン・ヴォーゴール (P/フェンダーローズ) コーレ・ノールストーガ(Org) ペーテル・シルヴァイ指揮 ノルウェー放送o. | |
録音:2007年4月23日-24日、レインボースタジオ、オスロ/2007年5月2日、ノルウェー放送第11スタジオ、オスロ/2007年4月27日ヤール教会、ベールム。 ノルウェーで人気の高いハーモニカ奏者、シーグムン・グローヴェン(1946-)。民俗音楽を研究したことで知られる作曲家アイヴィン・グローヴェンの甥にあたる。そのシーグムン・グローヴェンがグリーグの曲を録音した。ノルウェーの自然に思いを巡らせたくなるような音楽と、グリーグが「革新的で創意に富んだ」作曲家だったことを示す音楽。さまざまなスタイルの曲が集められた。ピアノとオルガンのほか、ペーテル・シルヴァイが指揮するオーケストラとの共演もある。ノルウェーの遺産をひとりでも多くの人たちに楽しんでもらいたい。それがグローヴェンの願い。 | ||
HEILO | ||
古きクリスマスの賛歌(全17曲) J.S.バッハ:コラール 〔いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659 /神は、その慈悲により BWV.600 /全能なる神を讃えよ BWV.602 〕 ノルウェー民謡: Den gamle Kyrja /甘き喜びのうちに/立てみなこの世に住むものは/他 シニカ・ランゲラン(歌) アンドレアス・リービヒ(Org) | ||
#このレーベルの親会社 GRAPPA には国内代理店がありますが、国内代理店ではこのレーベルの商品を基本的に取り扱っておらず、海外から御取り寄せするため時間がかかります。 | ||
PRO MUSICA | ||
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): ヴァイオリン・ソナタ全集 |
ゲイル・インゲ・ ロツベルグ(Vn) アイナル・ステーン= ノクレベルグ(P) | |
録音:1996年4月15日、23日、5月27日、アイスヴォル教会、ノルウェー。 1865年、1867年、1887年。3曲のヴァイオリン・ソナタにはエドヴァルド・グリーグの作曲家としての展開と成長が示されている。「素朴で、さまざまなモデルのある第1番、民族的な響きの第2番、より広い地平線をもつ第3番」(グリーグ)。 ゲイル・インゲ・ロツベルグ (1969-) はベルゲン・フィルハーモニックとノルウェー国立オペラo.のコンサートマスター。オスロ弦楽四重奏団のメンバー。グリーグのピアノ曲全集 (Naxos) を録音したアイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-)。グリーグの音楽への深い造詣と愛情をもっていることは、彼の著書、邦訳が出版された「グリーグ全ピアノ作品演奏解釈」 (大束省三 訳) にも表れている。 | ||
ステーンハンメル:歌曲(6曲) ラングストレーム:歌曲(8曲) ハイセ:歌曲(11曲) |
マルグット・メルクェ(S) ペール・アルネ・フランセン(P) | |
J.S.バッハ:オルガン作品集 プレリュードとフーガ ハ短調BWV.546/ 喜び迎えん、慈しみ深きイエスよBWV.768/ ソナタ第6番 ホ短調BWV.528/ おお、けがれなき神の小羊BWV.656/ パッサカリア ハ短調BWV.582/ |
コルバイン・ハーガ(Org) | |
使用楽器:ドイツ、フライベルクのペトリ教会、ジルバーマン製。 | ||
コントラスツ〜Kontraste ハビエル・ブスト(1949-): サルヴェ・レジナ(1989)/ マニフィカト(1992) エギル・ホーヴラン(1924-): 見よ、約束を果たす日が(1976) クヌート・ニューステット(1915-): 聖マリア(1993)/マリアの歌(1997) ゾルターン・コダーイ(1882-1967):ア ヴェ・マリア グスターヴ・ホルスト(1874-1934): アヴェ・マリア ジョン・ラター(1945-): 誕生日の3つのマドリガル(1997) [好いた同士が肩を寄せ/ わが恋人に/わが心が] ウォード・スウィングル(1927-): 無垢の葦(*) ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937): エンブレイサブル・ユー (アルネ・ダーグスヴィーク編)/ アイ・ガット・リズム (ウォード・スウィングル編) ハリー・ウォーレン(1893-1981)/ アルネ・ダーグスヴィーク編: ブロードウェイの子守歌 ヴァーノン・デューク(1903-1969)/ カービー・ショー編: テイキン・ア・チャンス・ オン・ラブ(*) ウォルター・ドナルドソン(1893-1947)/ カービー・ショー編: メイキン・フピー(*) アルフ・プロイセン(1914-1970)/ シーグヴァルド・トヴェイ編: プロイセン・ポプリ(*) |
マリア・ガンボルグ・ ヘルベクモ指揮 ベルゲン大学ユースcho. 「ヴォーチ・ノビリ」 スタイン・バッケ(P;*) シーグル・ウルヴェセト (ベース;*) オイスタイン・ソーブスター (アルトSax;*) | |
ベルゲン大学ユース合唱団ヴォーチ・ノビリは、マリア・ガンボルグ・ヘルベクモが1989年に創設。ノルウェー、スウェーデン、フランスのコンペティションに参加し、洗練されたアンサンブルの女声cho.として認められるようになった。教会音楽、クラシカルの合唱曲、ポピュラーソング。幅広いレパートリーは、多様で " 対照的" な現代の音楽表現を反映している。「コントラスツ」は彼らのレパートリーをそのままプログラムにしたアルバム。ブストの宗教作品に始まり、クラシカルとジャズの要素を融合させたラターの曲がジャズ・イディオムの歌への橋渡しをする。プログラムの最後はアルフ・プロイセンの歌によるポプリ。プロイセンはノルウェーの人々に愛されたシンガー・ソングライター。 | ||
ギスレ・クヴェルンドク(1967-): 放送音楽劇「ボッケン・ラッソン」 |
カトリーネ・ ブルムストラン カリ・シモンセン マーリト・シュノヴェ・ベルグ クリスチャン・エッゲン指揮 | |
現代オーボエ協奏曲集 ジョン・コリリアーノ(1938-):オーボエ協奏曲(1975) ギスレ・クヴァンドック(1967-): オーボエと管弦楽、オブリガート弦楽六重奏のための協奏曲(1995) エディソン・デニソフ(1929-1996):オーボエ協奏曲(1986) |
スタイナー・ハンネヴォルド (Ob) ドミトリー・キタエンコ指揮 ベルゲンpo. | |
1952年生まれのハンネヴォルドはストックホルム・オペラのオーケストラで首席オーボエ奏者をつとめている。クヴァンドックは1967年生まれ、コリグリアーノに作曲を師事した。彼のオーボエ協奏曲は、編成こそ特殊だが、ネオ・ロマンティックな作風が用いられ、オーボエの美しい旋律が栄えるように書かれている。コリリアーノの作品は、オーケストラのチューニングを模したところから始まる、どこかヴァレーズの「チューニング・アップ」にも通じるような作品。デニソフの作品はホリガーのために書かれた。 | ||
クリスマスの音楽 プレトリウス、プーランク、バッハ、他の作品 |
ヨン・フィリング指揮 ノルウェー室内cho. | |
都市の声〜オスロ市庁舎のカリヨン オプダールの賛美歌/ペーター・ラングベア編:鐘よ、さあ鳴れ ヒゥーゴ・メリン(1907-1999): 「ハーガで蝶々が飛んでいるのが見える」による変奏曲 アーネ・ヌールハイム(1931-): カリヨンのためのパルティータ エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)/ アン=クリスティーネ・クリスチャンセン編: 劇音楽「ペール・ギュント」〜朝の気分 エズヴィン・ボアセン・ニルセン(1907-1983): 小組曲〜ロマンス イェフ・デニン(1862-1941):前奏曲 ニ短調 イサーク・アルベニス(1860-1909)/マルセル・シーバース編: 前奏曲 Op.232 エリック・サティ(1866-1925)/ウルリク・ラスムセン編曲: グノシェンヌ第1番 モーツァルト(1756-1791):ラウダーテ・ドミヌム K.33g No.5 ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)/ フランク・ステインス編:ワルツ第2番 アンドレアス・シュミット(1955-): ビッグ・ベンによるトッカータ リカルド・ノルドローク(1842-1866)/ ペーター・ラングベア編曲: われらこの国を愛す(ノルウェー国歌) |
ペーター・ラングベア (カリヨン) | |
オスロ市庁舎に最初のカリヨンが取り付けられたのは1952年。直径 1.88メートル、重量3.9トンの Festival Bellは、ノルウェー最大を誇ったが、音程が合っていないことが判明。オスロ市1000周年と市庁舎建設50周年にミレニアムの年が重なることから、1999年秋、市庁舎東塔に新たに大型のカリヨンを設置。新カリヨンは、最大が重量 2.8トン、最小が 14キロ の鐘49個から構成される。総重量 19.671トン。北欧諸国最大のカリヨンとなった。同年12月13日、竣工式とあわせて、デンマークのカリヨン奏者で、このディスクでも演奏しているペーター・ラングベアによるコンサートも行われた。以後、ノーベル平和賞受賞会場にもなるオスロ市庁舎で、定期的にコンサートが開催され、カリヨンのためのオリジナル曲と有名作品の編曲が演奏される。 | ||
コア ビョルン・クルーセ(1946-): 後に来る時代に、一体誰が私の詩を信じてくれようか (ソネット第17番) ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):子供の声/ 4つのシェイクスピアの歌[来たれ、死よ/子守歌/ 倍の何倍、苦しめもがけ/父は五尋の海の底] カルロ・ジェズアルド(1561頃-1613): 聖木曜日のためのレスポンソリウム〜 第1曲「オリーヴ山でイエスは神に祈った」 ヘニング・ソンメッロ(1952-): 3つのグレゴリオの思い[アヴェ・マリア/ 見よ、乙女は身ごもって/天よ、露をしたたらせ] カルロ・ジェズアルド:聖木曜日のためのレスポンソリウム〜 第2曲「私の心は死ぬほど悲しい」 トゥルビョルン・デュールード(1974-):神よ守ってください カルロ・ジェズアルド:聖木曜日のためのレスポンソリウム〜 第3曲「わたしたちの聞いたことを」 トロン・H・F.クヴェルノ(1945-):元后あわれみの母 |
トゥルビョルン・ デュールード指揮 ギヌンガガップ(cho.) | |
ギヌンガガップは1998年にオスロで結成された、20代の青年16人の合唱団。 | ||
一本のバラのように〜 ニダロス大聖堂少女合唱団10周年記念 ノルウェー最初の聖人/スンニヴァの音楽物語/ 小鳥/神の教会に集いし者よ/イエスよアーメン/ 洗礼のモテット/ 子供たちを私のところに来させなさい/ 流れよヨルダン川/おおペテロよ,鐘を鳴らせ (以上、ノルウェー民謡、レンネブ民謡、 黒人霊歌、他から) |
アニタ・ブレーヴィク指揮 ニダロス大聖堂少女cho. 器楽アンサンブル | |
トリグヴェ・マドセン(1940-): 金管楽器とシンフォニックバンドのための作品集 ノルウェーのスケッチ Op.65/航海への誘い Op.93/ ユーフォニアムとシンフォニックバンドの ための小協奏曲 Op.123/ 序奏とアレグロ Op.50/ トランペットとシンフォニックバンドの ための小協奏曲 Op.118 |
ニルス=ハリー・ ビェルク(Tp) ビョルン・エドガール・ ベヴェルリ(Tub) スヴェッレ・スタクストン・ オルスルード (ユーフォニアム) スタイナル・グランモ・ ニルセン(Hr) ビョルン・サグスタード指揮 ノルウェー国軍音楽隊 | |
ホルン協奏曲(SIMAX PSC-1100)、テューバ協奏曲(AURORA ACD-4976)、テューバソナタ(SIMAX PSC-1101)。" 演奏者と聴衆のための音楽" をモットーとするマドセン(1940-)の曲は、各国のプレイヤーが好んで演奏してきた。マドセンの音楽の屈託のない性格を表した1曲が、このアルバムで演奏される「航海への誘い」。ホルンを愛した作曲家、リヒャルト・シュトラウスへのオマージュ。"Strauss" の名に基づく "Es-C-D-A-C-Es" を動機とし、航海で出逢うさまざまな景色と気分が表現される。ノルウェーのホルン奏者、フロイディス・レー・ヴェクレのアメリカツアーのために書かれたこの曲は、ヴェクレの下で学んだ日本のプレイヤーにより日本初演された。 ノルウェー国軍音楽隊は、グレインジャー、フロラン・シュミット、ホルストの作品集(PSC-1208)がウィンドミュージックのファンだけでなく一般の音楽ファンにも親しまれている、北欧きってのシンフォニックバンド。独奏のニルス=ハリー・ビェルク、ビョルン・エドガール・ベヴェルリ、スヴェッレ・スタクストン・オルスルードは、この音楽隊のメンバー。ヴェクレにも教わったスタイナル・グランモ・ニルセンは、ソロイストとしてノルウェー国軍音楽隊のコンサートに参加している。 | ||
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952): ピアノ・ソナタ第2番Op.38 グリーグ:バラードOp.24 |
アイナル・ロッティンゲン(P) | |
ワルター・ギーゼキング(1895-1956): グリーグ「アリエッタOp.12-1」 の主題による変奏曲 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番Op.13(フルート編曲版) クーラウ(1786-1832): 庭の千草(菊)変奏曲 Op.105 (アイルランド民謡)/ 2本のフルートのための3つの 華やかな二重奏曲集 Op.102-2/ トリオOp.119〜第1楽章 |
ペール・オイエン(Fl) ゲイル・ヘニング・ ブローテン、 ロバート・エイトケン(P) | |
20世紀後期ノルウェー歌曲集 シュンネ・スコウエン:ライ麦 マグネ・ヘグダール:ゴシック大聖堂に寄せるアリア フィン・モッテンセン:枝の重み ロルフ・ヴァリン:ライナー・マリア・リルケの3つの詩 クレシミール・シプシュ:4つのリルケ歌曲 ウーラヴ・アントン・トメセン: 上音(D.H.ロレンスの短編から) |
グリ・エッゲ(S) ペーテル・シルヴァイ指揮 アイナル・ヘンニング・スメビ (P、電子オルガン) ハンス・クリスチャン・ショス・ ソーレンセン(打楽器) オイスタイン・ビルケラン(Vc) シギン・フォッスネス(Vn、Va) ハンス・クリスチャン・ ブレイン(Cl) トム・オッタル・ アンドレアセン(Fl) ヴェガルド・ルンド(リュート) | |
録音:2003年5月、ソフィエンベルグ教会。 ノルウェー現代音楽シーンで中心的な活動をするソプラノ歌手、グリ・エッゲの初ソロアルバム。父が作曲家のクラウス・エッゲという環境に育ち、現代の作品を解釈するために必要な感覚を自然に身に付けてきた。最大の魅力は、「作曲家のための演奏家」ではなく「聴衆のための演奏家」と言われるほど巧みに聴き手とコミュニケートすること。リルケ、ロレンス、ヤコブセンらの作品をテクストに5人の作曲家が室内楽形式で書いた作品を素敵に歌っている。 | ||
ノルウェー・ロマンティック管弦楽曲集 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): 「ペール・ギュント」 組曲第1番 Op.46 最後の春 Op.34-2/ノルウェー舞曲第2番 Op.35-2 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911): 祝祭ポロネーズ Op.12 去年、山で山羊の番をしていた Op.31 (ノルウェー民謡の編曲) ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ハルダンゲルの花嫁の行進 オーレ・ブル(1810-1880):セーテルの娘の日曜日 リカルド・ノルドローク(1842-1866)(ヨハン・ハルヴォルセン編): 情景音楽の3つの小品 より[決心/ヴァルス・カプリース] リカルド・ノルドローク(1842-1866):ウーラヴ・トリュグヴァソン ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935): ボヤールの入場行進曲(1893)/幻想の踊り(月光の乙女たち) ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):ノルウェー芸術家の謝肉祭 Op.14 リカルド・ノルドローク(1842-1866)(ヨハン・ハルヴォルセン編): ノルウェー国歌「われらこの国を愛す」 |
ペール・ドライエル指揮 RPO | |
録音:1989年1月、オールセイント教会、トゥーティング、ロンドン。制作:アルネ・ペッテル・ルーグナン、録音:ショーン・ルイス。 ペール・ドライエル(1929-) はノルウェーの指揮者。ヴィレム・ファン・オッテルロー、パウル・ファン・ケンペン、フェルディナント・ライトナーらに指揮法を学んだ。1978年、ロンドンso.を指揮してグリーグの劇付随音楽「ペール・ギュント」全曲を初めて録音。さまざまな賞を受けるなど、国際的に高く評価された。この Pro Musicaのアルバムではロイヤル・フィルハーモニックを指揮。ノルウェーのナショナル・ロマンティシズムを代表する音楽を演奏している。 | ||
北欧の衝撃〜ベルゲン国際フェスティヴァル2006 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」〜第1楽章 レイフ・オヴェ・アンスネス(P) ノルウェーco. オーレ・ブル:セーテル訪問(1848-1849) アルヴェ・テレフセン(Vn) アイヴィン・オードラン指揮トロンハイムso. グリーググロルヴィーゲン編曲:子守歌 Op.68 No.5 ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン) グリーグ/ユーネル編曲:グリンゴ第1番〜山の魔王の宮殿にて/タンゴ・フォー・3 マグヌス・リンドベリ(1958-):フェリア(1995-1997) ユッカ=ペッカ・サラステ(指)フィンランド放送so. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216〜第2楽章ア ギドン・クレーメル(Vn) ニコラウス・アーノンクール指揮VPO ジャン・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47〜第3楽章 ジュリアン・ラクリン(Vn) ロリン・マゼール指揮ピッツバーグso. ニルス・オークラン:涙の調べ ニルス・オークラン(ハリングフェレ) シーグビョルン・アーペラン(ハーモニウム) | ||
港町ベルゲンはノルウェー第2の都市。作曲家グリーグの生まれ故郷として知られている。この町で毎年開催される国際フェスティヴァルには多くの音楽ファンと観光客が世界各地から訪れる。2006年のフェスティヴァルは5月24日から6月5日にかけて行われ、管弦楽、室内楽、バレエ、オペラ、ダンスなど、大小165のコンサートが催された。ミュージシャン・イン・レジデンスはノルウェーのバンドネオン奏者のペール・アルネ・グロルヴィーゲン。フェスティヴァル作曲家にはフィンランドのマグヌス・リンドベリが選ばれた。 このアルバムはフェスティヴァルのPRを目的に制作されたもので、グロルヴィーゲンとリンドベリの音楽、そしてノルウェーを代表するアーティスト、アンスネスとアルヴェ・テレフセン、招待ミュージシャンたちの音楽が過去の音源により紹介されている。 | ||
ペブルズ (Pebbles) 〜 トランペットとオルガンのための音楽 エギル・ホーヴラン(1924-): カントゥス X(2002) ヨハン・ゲオルク・ アルブレヒツベルガー(1736-1809): 小協奏曲 変ホ長調(1771) ジョヴァンニ・ボナヴェントゥラ・ ヴィヴィアーニ(1638-1692): ソナタ第1番 ハ長調 ロルフ・ヴァリーン(1957-): エレジー(1979) ビャルネ・ヴォッレ(1943-)編曲: 3つのスウェーデン民謡 [空の星のように澄み/ すべて天空のもとに/ 美しいばらを知っている] ビョルン・モッテン・ クリストフェシェン(1976-): センティメンタル・ペブルズ |
ユーナス・ハルティア(Tp) インゲル=リーセ・ ウルスルード(Org) | |
ユーナス・ハルティア(1966-)はスウェーデン出身。ベンクト・エークルンドに学び、アメリカでフィリップ・スミス、アーノルド・ジェイコブズのレッスンを受けた。ノールショーピングso.のソロ・トランペットを経て、1990年からオスロpo.のメンバーを務めている。ノルウェー音楽アカデミー出身のノルウェーの奏者、インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-)の共演。 アルブレヒツベルガーとヴィヴィアーニの曲。ノルウェーで歌い継がれてきた賛美歌「イエスとともに旅をしよう」で曲を締めくくる、エギル・ホーヴラン(1924-)の「カントゥス X」。追悼の音楽、ロルフ・ヴァリーン(1957-)の「エレジー」では、ウルスルードの即興による音楽も挟まれる。ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-)が兄弟の結婚祝いに作曲した「小石の夢」 に、ハルティアが委嘱した「小石の至福」「小石」の2曲を加えた「センティメンタル・ペブルズ」。ビャルネ・ヴォッレ(1943-)は、懐かしい3曲のスウェーデン民謡をトランペットとオルガンのために編曲した。 | ||
Chromos〜 フルートのための現代ノルウェー作品集 ヨースタイン・スタールハイム(1960-): ヒドゥン・ミュージック(2003) (フルートとピアノのための) イーヴァル・ルンネ・ジュニア(1944-): クロモス(1999)(フルートとピアノのための) エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル(1922-): バガテル(1999) (フルートとピアノのための) ウーラヴ・ベルグ(1949-): モーメンツ(1982) (フルート独奏のための) クヌート・ヴォーゲ(1961-): フォルトゥナ(1996 rev.2003) (フルートとピアノのための) |
グルー・ サンヴィーク(Fl) アイナル・ ロッティンゲン(P) | |
録音:2005年4月18日-21日、エドヴァルド・グリーグ博物館トロルホール(ベルゲン)。制作:リカルド・オドリオソーラ/録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン。 「少数とはいえ、特徴のある声をもった卓越した作曲家は、どの世代にもいる。彼らは、伝統に根ざした音楽を書きながらも、" 他者" を感じさせ、すばらしく独創的な響きの音楽を生むことのできる強い表現力をもつ」 (リカルド・オドリオソーラ;PPC-9059 ブックレットから)。 オドリオソーラ(1965-) はスペイン生まれの作曲家。ノルウェーのベルゲンに住み、ヴァイオリニスト (ハンサ四重奏団)、プロデューサーとしても活躍している。オドリオソーラが制作したアルバム。ベルゲン・フィルハーモニックの首席フルート奏者だったグルー・サンヴィークとベルゲン大学グリーグ・アカデミーでも教えるピアニスト、アイナル・ロッティンゲンのため、オドリオソーラは、" 特徴のある声をもった" 5人の作品を選んだ。" 聴きなれた音楽、未知の音楽" がアルバムのモットー。作曲者5人には、それぞれが優れた演奏家という共通点がある。ヨースタイン・スタールハイムはアコーディオン奏者。イーヴァル・ルンネ・ジュニアはオーボエ奏者としてノルウェー国立オペラで演奏していた。エドヴァルド・ハーゲルプ・ブルはピアニスト、オルガニスト。トランペット奏者のウーラヴ・ベルグもオーケストラでの演奏経験があり、クヌート・ヴォーゲはジャズピアニストとしてキャリアを始めた。制作者、作曲者、演奏者。" 演奏" を共有する人たちの創る音楽。" 隠れた音楽" -- スタールハイムの作品のタイトルが象徴的。 | ||
アルフレード・ヤンソン(1937-):作品集 トランペット・ソロ、トロンボーン・ソロ、 管弦楽とテープのための「国歌」(1988)(*)/ ヴォーカル、ジャズ・クインテットと テープのための「悲しいワルツ」(1970)(#)/ 室内アンサンブルのための 「タランテラ」(1989-90)(+) |
オーレ・エドヴァルド・ アントンセン(Tp;*) トゥールビョルン・ スンネ(Tb;*) クリスティアン・ エッゲン指揮(*/+) ノルウェー放送o.(*) ヤン・ガルバレク (テナーSax;#) テリエ・ ビョルクルン(Org;#) テリエ・リプダール(G;#) アーリル・ アンデシェン(ベース;#) ヨン・クリステンセン (Perc;#) アルフレード・ ヤンソン(Vo;#) ペール・ フレムストレム(Fl;+) アイリーン・ シーゲル(Vn;+) カーリ・ラーヴナン(Vc;+) アルフレード・ヤンソン (メロディカ;+) ハーラル・ベルゲシェン (Sax;+) クリスティアン・ベルグ (Perc;+) | |
ノルウェーの作曲家、ヤンソンのポートレート・アルバム。ヤンソンはアコーディオンの名手として12歳でデビュー。ジャズのピアニスト、作曲家として活動しながらクラシカルピアノを学び、ビョルン・フォンゴールとフィン・モッテンセンに音楽理論を教わった。ヨーロッパの前衛音楽、後期ロマンティシズム、ジャズ、民俗音楽からインスピレーションを得た多面的でエネルギーにみちた音楽が特色。 "汽車漬け" ヤンソンの内的生活を音楽に映した「国歌」。車窓からの風景を撮ったテレビ番組の音楽として使われ、ノルウェー国鉄に献呈された。トランペットのソロはアントンセンが担当している。ノルウェーの文化政策をめぐる議論を風刺した "言葉と音楽のコラージュ"、「悲しいワルツ」。熱狂の踊り「タランテラ」。「この曲を演奏する人たちは、クラシカル音楽を教わる時に学んだことや " 洗練" などということを、どうか忘れてほしい」(アルフレード・ヤンソン)。オスロ現代美術館のオープニングに合わせて作曲された。 | ||
静かな村に明るい光が〜オスロ大聖堂少年聖歌隊のクリスマス ラーシュ・ソロースd.y./マグネ・H.ドローゲン編曲:静かな村に明るい光が アドルフ・アダン/マグネ・H.ドローゲン編曲:オー・ホーリー・ナイト エミー・シェーレル/エルセ・ベルントセン・オース編曲:たくさんのキャンドルに灯がともった ジョン・F.ウェイド/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:神の御子は今宵しも 伝承曲/マグネ・H.ドローゲン編曲:つねに待ち望む心を スタングヴィークの伝承曲/トロン・H.F.クヴェルノ編曲:それは愛らしい幼子が ヤコブ・ゲアハー・マイデル:青空はうるわしく フランツ・クサヴァー・グルーバー/マグネ・H.ドローゲン編曲:きよしこの夜 / フランク:天使の糧 J.A.P.シュルス/トロン・H.F.クヴェルノ編曲:あなたの小さな軍隊がやって来る サン=サーンス:クリスマス・オラトリオOp.12〜いけにえを捧げよ ブラームス:コラール前奏曲「一輪のばらは咲きて(エサイの根より)」Op.122-8 ミヒャエル・プレトリウス/トロン・H.F.クヴェルノ編曲:一輪のばらが咲いた ニルス・W.ゲーゼ/マグネ・H.ドローゲン編曲:クリスマスイブ「幼子イエスはかいばおけに横たわり」 シュレジェン民謡/テリエ・クヴァム編曲:この世はうるわし マグネ・H.ドローゲン指揮オスロ大聖堂少年聖歌隊 アンデシュ・アイステン・ダール(Org) 器楽アンサンブル ベンヤミン・T.イーサクセン(ボーイS) マリアンネ・ベアテ・シェラン(Ms) ヨハネス・ヴァイサー(B) | ||
録音:2008年1月11日-12日、4月4日-5日、ブラゲルネス教会、ドランメン(ノルウェー)。制作:ヴェーガルド・ランドース、エンジニア:トマス・ヴォルデン。 「静かな村に明るい光が 夜どおし煌めく たくさんの子どもたちが手に 天のともしびをにぎる……」。なつかしい歌、新しい響き。オスロ大聖堂少年聖歌隊によるクリスマス・アルバム。 オスロ大聖堂少年聖歌隊は、合唱指揮者のテリエ・クヴァム(1944-)とカール・ホグセット(1941-)が1985年に新たに創ったアンサンブル。イギリス国教会の聖堂聖歌隊にならい、少年全員がソプラノパートを歌いアルトパートをカウンターテナーが担当するスタイルを採っている。ノルウェーの教会音楽家、ラーシュ・ソロースd.y.のキャロル「静かな村に明るい光が」に始まるクリスマスアルバム。少年聖歌隊に大聖堂の青年聖歌隊メンバーが加わり、ソプラノ、カウンターテナー、テノール、バスの4声部で歌われる。指揮者のマグネ・H.ドローゲンは、2002年から少年聖歌隊の音楽監督を務め、2003年には大聖堂のアシスタント・オルガニストにも任命された。ソロを歌うのは、少年聖歌隊のメンバー、ベンヤミン・T.イーサクセン、メゾ・ソプラノはマリアンネ・ベアテ・シェラン、バリトンはヨハネス・ヴァイサー(ヨハネス・ヴァイセル)。ブラームスのコラール前奏曲を弾き、合唱の伴奏を担当するアンデシュ・アイステン・ダールは、録音セッションの行われたブラゲルネス教会のオルガニスト。伝統のキャロルを編曲したのは、クヴァム、エルセ・ベルントセン・オース、サー・デイヴィッド・ウィルコックス、指揮者のドローゲン。「マタイ受難曲」(Aurora ACD-4994) を作曲したトロン・H.F.クヴェルノは3曲を担当し、ノルウェー語歌詞のつけられたプレトリウスの「一輪のばらが咲いた」は、バリトンソロと弦楽四重奏をともなう作品に編曲している。 |