チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.11 ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 |
タリフSQ | |
J.S.バッハ: カンタータ第147番〜主よ、人の望みの喜びよ/ フルート・ソナタBWV.1031〜シシリエンヌ/ パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825/ トッカータBWV.914/前奏曲とフーガ BWV.853/ コラール 「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV.639 アルバン・ベルク:ピアノ・ソナタ第1番 |
インガー・セデルグレン(P) | |
録音:1987年。旧品番:CAL-9203 / CAL-6203。 CALLIOPE レーベルの2010年カタログ付き限定盤。 | ||
ヤナーチェク: 草陰の小径を通って/アンダンテ/アレグレット スメタナ:3つのサロン用ポルカ Op.7/3つの詞的なポルカ Op.8/ ポルカの形式によるボヘミアの思い出 Op.12 |
ラドスラフ・クヴァピル(P) | |
録音:1989年、他。 チェコ音楽の紹介を積極的に行ってきたラドスラフ・クヴァピルはヤナーチェクが教鞭をとっていたブルノ出身で、1958年に同地の名を冠したコンクールで優勝の栄誉に輝いた。現在も自ら立ち上げた南ボヘミア音楽祭の監督を務めるなど自国作品の紹介に積極的に関わっている。 「草陰の小径を通って」は最愛の娘を喪った作曲家の悲しみが反映していると言われている内省的な作品ですが、これはヤナーチェクのほの暗い悲しみに覆われた、淡々としたモノローグを聴いているような気持ちになる演奏。スメタナのポルカでは一転してパッション溢れる演奏を楽しめる。フランス各誌に絶賛された名盤。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」 同第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」 同第22番 ヘ長調 Op.54 6つのバガテル Op.126 |
テオドール・パラスキヴェスコ(P) | |
録音:1981年、他。 ドビュッシー弾きとして定評があるパラスキヴェスコが弾くベートーヴェンは、これ見よがしのところなど皆無。良くも悪くも演奏者の個性が全面に出ていたフランソワやコルトーの時代とはちょっと違う、スマートで作品本来の魅力を伝える解釈が一番の魅力である。 パラキヴェスコはルーマニア出身で、エネスココンクールに優勝後ナディア・ブーランジェやイヴォンヌ・ルフェーブルに師事した経歴の持ち主。ソロ演奏以外にフランス歌曲の伴奏者としても活躍中。 | ||
クララ・シューマン: 3つの前奏曲とフーガ Op.16/3つのロマンス Op.21/ ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20/ 束の間の小品 Op.15 No.3/ロマンス ロ短調/ 3つのロマンス Op.11/ ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22 |
エレーヌ・ボッシ(P) アニー・ジョドリ(Vn) | |
録音:1986年、他。#ほぼ廃盤と思われます。入荷しないものと思われますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
モーツァルト: フルート四重奏曲[第1番−第4番]/ オーボエ四重奏曲 |
ジャン=ルイ・ボーマディエ(Fl) ミシェル・ベヌ(Ob) ケネス・シリトー(Vn) タッソー・アダモプーロス(Va) ローラン・ピドゥー(Vc) | |
名手ボーマディエによる往年の名盤。 | ||
ブラームス: 16のワルツ集[Ops.39/52a/65a](*)/ ハンガリー舞曲集[第1番/第2番/第5番/第17番](*) |
インガー・セデルグレン(P) フェルナンダ・ソアーレス(P;*) | |
ブラームス:ピアノ作品集 詩曲集 Op.79/3つの間奏曲 Op.117/6つの小品 Op.118/ 16のワルツ集[Op.39/Op.52a/Op.65a/ ハンガリー舞曲集〜第1,2,5,17番/ ソナタ第3番 Op.5/幻想曲集 Op.116/4つの小品 Op.119 |
インゲル・セデルグレン(P) | |
現在はナタリー・シュトゥッツマンの伴奏でその実力を示しているインゲル・セデルグレン。既発売の3枚のブラームス録音(CAL-6679、CAL-6219、CAL-6221)をまとめたボックス・セット。 | ||
ブラームス: ピアノ・ソナタ第3番/ 幻想曲 Op.116/4つの小品 Op.119 |
インガー・セデルグレン(P) | |
2006年9月にも来日した大コントラルト歌手、シュトゥッツマンにとってもかけがえないパートナーのセデルグレン。シュトゥッツマンにも「母なる大地のような」「母乳のような」と表現される、実に深くあたたかみのあるセデルグレンのブラームス。 | ||
CAL-3228 廃盤 |
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」/ゴパーク/瞑想曲/涙 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3章/タンゴ |
ヤコフ・カスマン(P) |
録音:1994年2月。 | ||
ドヴォルジャーク:室内楽作品集 ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81 (*) /弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.97 (+) / 弦楽四重奏曲〔第14番 変イ長調 Op.105 (#) /第13番 ト長調 Op.106 (#) / 第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」(**) /第11番 ハ長調 Op.61 (**) 〕 [三村和子(P;*) タッソ・アダモプーロス(Va;+) タリフSQ / 録音:1993年(*/+) /1998年(#) /1976年(**) ] *サンプラー CD バッハ:ゴルトベルク変奏曲(八重奏版)[フランス八重奏団] ジャケット・デ・マントヴァ:エレミアの哀歌[アンサンブル・ド・マントヴァ] モーツァルト:ディヴェルティメント集 から[フィリドール管楽サンサンブル] フランク:オルガン作品全集 から[ランデイル(Org)] メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Ops.80-81 から[タリフSQ ] オネゲル:死の踊り[コロマー指揮ピカルディo.他] / 20世紀フランスのクラリネット曲集 から[ダンガン(Cl)] スクリャービン:ピアノ・ソナタ第6番−第10番 から[カスマン(P)] バルトーク:弦・打楽器とチェレスタのための音楽、ディヴェルティメント から[ルテュック=バロム指揮バルティックco.] | ||
タリフSQの既発売盤3枚+当アイテム発売後にリリース予定だった録音のサンプラーCD+カタログ。スリムボックス仕様。 | ||
CAL-5229 廃盤 |
ドヴォルジャーク: 弦楽五重奏曲第3番 変ホ長調 Op.97(*)/ ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81(+) |
タッソ・ アダモプーロス(Va;*) 三村和子(P;+) タリフSQ |
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.1 [第4番 ト短調K.516 /第3番 ハ長調K.515] |
タリフSQ カレル・レハク(Va) | |
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.2 [第1番 変ロ長調K.174(+)/ 第2番 ハ短調K.406(+)]/ クラリネット五重奏曲 イ長調K.581(*) |
タリフQ ボフスラフ・ザラドニク(Cl;*) カレル・レハク(Va;+) | |
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 Vol.3 [第5番 ニ長調K.593/ 第6番 変ホ長調K.614] |
タリフQ カレル・レハク(Va) | |
以上3枚、旧品番:CAL-9231, CAL-9232, CAL-3232, CAL-9233。 # LA DOLCE VOLTA レーベル、LDV-109 で3枚セット化再発売(ただし、クラリネット五重奏曲はカットされています)。 | ||
モーツァルト: 交響曲第25番/ディヴェルティメント 変ロ長調/ ファゴット協奏曲 |
ジャン=フランソワ・ デュケノワ(Fg) ロラン・イルシュ指揮 アマデウスco. | |
録音:1996年。 | ||
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調Op.130 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 「ラズモフスキー第2番」Op.59-2 |
タリフSQ | |
録音:1980年 | ||
ハイドン:6つのピアノ・ソナタ [第47番 ヘ短調/第33番 ハ短調/第55番 変ロ長調 第46番 ホ長調/第54番 ト長調/第12番 イ長調] |
ヤコフ・カスマン(P) | |
旧品番:CAL-9240, CAL-6240(共に廃盤)。シンプルなだけに難しい、ハイドンのソナタ集。カスマンは、見事な和声とリズムの感覚で弾いてのけている。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第14番K.387/ 弦楽四重奏曲第15番K.421/ 弦楽四重奏曲第3番K.80 |
タリフSQ | |
録音:1984年 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第16番K.428/ 弦楽四重奏曲第17番「狩」K.458 ハイドン:弦楽四重奏曲「騎士」Op.74-3 |
タリフSQ | |
録音:1985年 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464(*) 弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」(*) ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調 K.301(+) |
タリフSQ(*) ペトル・メッシェレウル(Vn;+) スタニスラフ・ボグニア(P;+) | |
録音:1983年、アナログ。タリフのトップの弾くソナタは集成(CAL-3664;4CD)からの分売。 | ||
モーツァルト:プロシア弦楽四重奏曲ほか 弦楽四重奏曲第20番 ニ長調 K.499 弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296(*) 弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590 弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 K.58 アダージョとフーガ ハ短調 K.546 |
タリフSQ ペトル・ メッシェレウル(Vn;*) スタニスラフ・ボグニア(P;*) | |
タリフ弦楽四重奏団によるモーツァルト集。スラヴものを演奏するときとはうってかわって、なんともいえぬ「クラッシック」な感じが、録音から10年以上経ったんだな、ということを実感させ、却って新鮮に感じる。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第20番 ニ長調K.499(*)/ 弦楽四重奏曲第21番 ニ長調K.575(*)/ ヴァイオリン・ソナタ ハ長調K.296(#) |
タリフSQ(*) ペトル・メッシェレウル(Vn;#) スタニスラフ・ボグニア(P;#) | |
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調K.590/ 弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調K.589/ アダージョとフーガ ハ短調K.546 |
タリフSQ | |
録音:1992年 | ||
モーツァルト:6つのミラノ四重奏曲 第2番 ニ長調 K.155/第3番 ト長調 K.156/ 第4番 ハ長調 K.157/第5番 ヘ長調 K.158/ 第6番 変ロ長調 K.159/ 第7番 変ホ長調 K.160 |
タリフSQ | |
録音:1993年。全集でしか聴けない初期作品の貴重な分売。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第8番K.168/ 弦楽四重奏曲第9番K.169/ 弦楽四重奏曲第10番K.170/ 弦楽四重奏曲第11番K.171/ 弦楽四重奏曲第12番K.172 |
タリフSQ | |
録音:1992年 | ||
タリフSQ 〜モーツァルト: セレナード第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/ 3つのディヴェルティメント〔ニ長調 K.136 /変ロ長調 K.137 /ヘ長調 K.138 〕/ 弦楽四重奏曲〔第13番 ニ短調 K.173 /第1番 ト長調 K.80 〕 タリフSQ | ||
録音:1993年。 | ||
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.581 |
フィリップ・キュぺ(Cl) タリフSQ | |
録音:1996年。旧品番:CAL-9249, CAL-6249(共に廃盤)。 モーツァルトの天真爛漫とブラームスの哀愁という、両端の表現をクラリネットが奏でる素晴らしい録音。キュペのクラリネットはそれぞれの曲の特徴を良く捉え、タリフSQの素晴らしいサポートもあり、聴き応えのあるものとなっている。 | ||
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 [第9番Op.47「クロイツェル」/第5番Op.24「春」] |
ペトル・ メッシェレウル(Vn) スタニスラフ・ボグニア(P) | |
録音:1994年、メス。旧品番:CAL-9251 / CAL-6251。 全集からの2曲。大見得を切るところや甘く揺らすところなど、これぞベートーヴェン、直球勝負の60分間。後にアンブロワジー・レーベルを設立した名プロデューサー兼エンジニアとして名高いニコラ・バルトロメーによる、音場感もたっぷりの名録音。メッシェレウルはシゲティに師事し、1998年までタリフSQの第1ヴァイオリン奏者を務めた。 | ||
モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581(*)/ 弦楽四重奏曲第19番 ハ長調「不協和音」 K.465 |
フィリップ・キュペ(Cl;*) タリフSQ | |
CAL-5259 廃盤 |
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ [第1番 ニ短調 Op.28/ 第2番 変ロ短調 Op.36] |
ヤコフ・カスマン(P) |
グラズノフ:弦楽四重奏曲第3番 ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 |
アンヌシSQ | |
フランツ・クロンマー (フランティシェク・ヴィンツェンツ・ クラマーシュ;1759-1831): 管楽八重奏のための3つのパルティータ [第1番 ヘ長調 Op.73/第2番 ヘ長調 Op.57/ 第3番 変ロ長調 Op.79] |
フィルドール・アンサンブル | |
録音:1999年。限定盤。 ピリオド楽器使用。クロンマーはモラヴィアに生まれウィーンで活躍したヴァイオリニストで、1818年からハプスブルク家の楽長を務めた。当時絶大な人気があったというのもうなずける、極めて親しみやすいあたたかい作風で、聴いていて思わず顔が緩む。フィリドール・アンサンブルの演奏はひなびた味を生かして最高。 | ||
クロンマー: 管楽八重奏のための3つのパルティータ |
フィリドール・アンサンブル | |
オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、コントラバスという編成による3つのパルティータ。クロンマーはハイドン、モーツァルトに傾倒し、ウィーン古典派の様式による堅実な作品を作り上げた。 | ||
CAL-9265 廃盤 |
アール・ヌーヴォーと音楽 ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ フォーレ:コンクール用小品/夢の後に バックス:悲歌的三重奏曲 ラヴェル:(サルセード編):ソナチネ グヴィ:ヴェネツィアのセレナード ブレヴィル:果樹園の笛 ヨンゲン:2つの小品 |
タニス三重奏団 [ネルス・リンデブラッド(Fl) ジャン・ バティスト=ブリュニエ(Va) アンヌ=ローラン・ サヴァン(Hp)] |
ラヴェルのソナチネを大ハープ奏者サルセードがフルート、ヴィオラとハープのために編曲した版に注目。またモローやゴーギャン、スーラといった画家と親しかったブレヴィルの作品も日本的情緒を持った佳品。いずれにしてもこの演奏形態でフランス近代を聞けば心はアール・ヌーヴォー。 | ||
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン: アダージョとアレグロ/幻想小曲集/民謡風の5つの小品集 |
カルロス・ドウルテ(Vc) ミコス・シェーン(P) | |
イザイSQのオリジナル・メンバーとして活躍してきたドウルテによるアルペジオーネ。彼は現在フランス国立管弦楽団の首席ソリストとしても活躍している。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲集 [第83番/第48番「夢」/第76番「五度」/第46番] |
スークSQ | |
録音:1978年。 | ||
CAL-9268 廃盤 |
トン・タ・ティエ(1933-): 自然との対話/ヴォ・ヴィ/ある対話の前奏曲 |
グザヴィエ・リスト指揮 ポワトー・シャラントo. |
ベトナムの古都フエ出身のティエ。25歳でパリでジョリヴェらに学び、東洋的な独自のポスト・ウェーベルン楽派の作風を確立。ベトナム宗教音楽や、フエの宮廷音楽、さらに老荘思想、ヒンドゥー教、仏教などの思想も盛り込んだ。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番&第13番 | ディディエ・キャステル= ジャコマン(P) ベルリン・フィルco. メンバーSQ | |
モーツァルト自身の手によるピアノ五重奏版コンチェルト。優雅な雰囲気はそのままに、しゃれたセンスはオーケストラ以上のものを感じさせる名品。 ジャコマンはシフラやカトリーヌ・コラールに学んだフランスの若手。 | ||
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311/第15番ハ長調 K.545 幻想曲 ニ短調 K.397/ハ短調 K.475/アダージョ ロ短調 K.540 |
ディディエ・ キャステル=ジャコマン(P) | |
カトリーヌ・コラールとシフラに師事しアムステルダムを拠点に活躍している若手有望株、キャステル=ジャコマンのカリオペへの第2作。 | ||
シューマン: アベッグ変奏曲/蝶々/ パガニーニのカプリースによる練習曲/ 間奏曲/子供の情景 |
ダニエル・ブルメンタール(P) | |
録音:ディジタル。 | ||
ヘンデル:ハープ協奏曲 フランシス・レイ:男と女 ミチェドロフ:パガニーニの主題による変奏曲 グラナドス:東洋風舞曲第2番 ロゼッティ:ソナタ第6番 ゴドフロワ:妖精の踊り アルバール:フィーリング ゲンズブール:プル・マリン ガーナー・ミスティ ツァーベル:泉 |
ゲーユ・ヴァンデルノート(Hp) | |
かなりポピュラー曲の編曲にも力を入れた1枚。フランシス・レイやゲンズブールといった作品までハープで弾くヴァンデルノートの腕前には脱帽。 | ||
ヴィヴァルディ:協奏曲集 2つのピッコロのための協奏曲 ハ長調RV 533 / 2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調RV 532 / ギター協奏曲 ニ長調 RV 93 / ヴィオラ・ダモーレと ギターのための協奏曲 ニ短調 RV 540 / ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV 395 / ピッコロ協奏曲 ハ短調RV 441 / 2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調RV 537 |
ジャン=ルイ・ボーマディエ、 フィリップ・ピエルロ(ピッコロ) ミュリエル・キーフェ、 ロランス・ワグネル(マンドリン) オリヴィエ・シャサン(G) ギ・ムスレル、 ジルベール・プティ(Tp) ピエール=アンリ・シュレブ (ヴィオラ・ダ・モーレ) クリストフ・ポワジェ指揮 アンサンブル・ラ・フォリア | |
録音:1997年、聖ジャン教会 [Temple Saint-Jean] 、ミュルーズ、フランス。初発売:1998年。旧品番:CAL-9273(当店未案内/廃盤)。旧盤は国内未案内だったかもしれない。 | ||
ナポレオン時代の行進曲 チャイコフスキー、コケトール、エルンスト、 ルシェル、ライヒャ、メイエルの作品 |
ルイ・ティレ指揮 パリ警視庁音楽隊 | |
ナポレオン時代の、ナポレオンに捧げられた作品を中心に、ブラス用に編曲されたマーチ集。 | ||
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲Op.10(全6曲) | ジャン=ルイ・ ボマディエ(ピッコロ) ラ・フォリア器楽Ens. | |
録音:1999年。 名手ボマディエによる名演。バック・インレイにはフルートと誤記されている。 | ||
バッハ:イギリス組曲[第3番/第4番/第5番] | フレデリク・ハース(Cemb) | |
1969年生まれの俊英ハースは、コーネンやアスペレンに師事、イゾワールにオルガンを教わり、インマゼール、サヴァール、S.クイケンなどにも教えを受けたというまさに古楽演奏の申し子。現在はブリュッセルの音楽院で教鞭を取りながらヨーロッパを中心に演奏活動を展開している。 | ||
CAL-3278/9 (2CD) 入手不能 |
ラモー:クラヴサン曲全集 | フレデリク・ハース(Cemb) |
ドヴォルジャーク: 弦楽四重奏曲第13番 ト長調 Op.106/ 弦楽四重奏曲第14番 イ長調 Op.105 |
タリフSQ | |
旧品番:CAL-9280。 | ||
ブラームス: ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集 [第1番 ト長調「雨の歌」Op.78/ 第2番 イ長調 Op.100/第3番 ニ短調 Op.108/ ヘ短調 Op.120 No.1(ヴァイオリン版)/ F.A.E.ソナタ] |
アンドルー・ハーディー(Vn;*) ウリエル・ツァホル(P) | |
録音:1997年11-12月。旧品番:CAL-9283。使用楽器:1793年、クレモナ製(*)。 CALLIOPE "INTÉGRALE" シリーズ。アンドルー・ハーディーはアメリカ合衆国メリーランド州のボルティモア生まれ。15歳でボルティモア交響楽団と共演、その後デュレイなどに師事、音楽院卒業後は米国やドイツのオーケストラでコンサートマスターを務め、ブリュッセルに定住、ソロ活動を行っている。イスラエル出身のピアニスト、ウリエル・ツァホルと1990年からコンビを組んでいる。鉛色のブラームスではなく、抜けのいい音色の品の良いもの。DIAPASONで音叉5つというのも納得。 | ||
20世紀のヴィオラ レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ マルティヌー:ヴィオラ・ソナタ第1番 レーガー: 無伴奏ヴィオラのための3つの組曲Op.131d |
ウラディミール・ブカツ(Va) ヤロミール・クレパツ(P) | |
録音:1999年6月。 20世紀に書かれたヴィオラの佳品を集めた作品集。特にイギリスのクラークの作品は、ヴィオラ好きの方にはファンが多いにもかかわらず録音が少なく貴重だ。 | ||
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番/子供の情景/ クライスレリアーナ |
ミシェル・ベニェ(Fp) | |
録音:1999年。 前作では1836年製プレイエルを用いたベニェが、表現意図に合った清澄な音色を持つ、状態の良いファツィオーリ製フォルテピアノ(19世紀前半)を用い、1838年に作曲(Ops.15&16)もしくは出版(Op.22)された作品を録音した。ファツィオーリは現代にまで続く名門メーカーであり、演奏も名曲の評価を受けているこれらの曲の特徴を的確に捉えて表現した素晴らしい仕上がり | ||
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 | ヤン・タリフ(Vn) タリフco. | |
タリフQの第1ヴァイオリン奏者タリフが指揮者無しのオーケストラを率いた演奏。 | ||
CAL-9288 廃盤 |
ジャン=フランソワ・タプレ(1737-1819): ピアノ・ソナタ集 [ヘ長調Op.1-1/イ長調Op.1-2/ハ長調Op.2-1/ ニ長調Op.2-2/イ長調Op.11-2/ ヘ長調Op.24-3/変ロ長調Op.28-2] |
シルヴィ・ ペコ=ドゥアット(Fp) |
録音:2002年。使用楽器:1829年、エラール製。全曲世界初録音。 ハイドンと同世代のオルガニスト兼作曲家であるタプレは、18世紀のフランスで初めて「ピアノ・ソナタ」を書いた作曲家のひとり。作風は古典的でありながらロマン派の萌芽が見られ、 ことに晩年になるにつれてその傾向はより顕著。 このCDに収録された7曲は1770年から1798年にかけて書かれたもので、平易で親しみ易いメロディーとエラールの雅な響きがおしゃれ。 | ||
モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525/ 音楽の冗談 K.522/アダージョ K.261/ セレナード K.239/アダージョとフーガ K.546 |
ラ・フォリア・アンサンブル | |
CAL-9290 廃盤 |
ピッコロ・マーマレード(ポプリ) バッハ:バディネリ#/ポロネーズ(#) シュールホフ:ロンディーノ+/フュリアン(+) バロヤン:東風*(*) ヤナーチェク:青い子供たちの行進曲*(*) ベット:祝いごとのおみやげ**/ アヴィニョンの橋の上で+(+) ラボル:マズーク・ギャラント##/カリブの夢#(#) ルイス・デ・パブロ:装飾** ヴュータン:変奏曲*(*) ガニェール:おしゃべりなピエロ(*) |
ジャン・ルイ・ボマディエ(Picc) パトリック・ガロワ(Picc;*) 他 |
ジャヌカン: マリニャーノの戦い/あなたが与えてくれた快楽 セルミジ:シャンソン アテニャン:クラヴサン独奏 セルミジ:器楽合奏 サン・ロッシュのバス・ダンス アテニャン:リュート独奏/愛のレッスン ミタンティエ:シャンソン バス・ダンス スザート:器楽合奏 明るくなると ラッスス:シャンソン マルタン・ムノワの豚 ジャヌカン:シャンソン A.ガブリエリ:クラヴサン独奏 ルッフォ:器楽合奏 戦争 ジャヌカン:シャンソン パヴァーヌ「戦い」 ジェルヴェーズ:器楽合奏 他 |
ジョエル・ シュビエット指揮 アンサンブル・ジャック・ モデルヌ | |
シャンソンとその器楽編曲作品を収録した凝ったアルバム。趣味性も強いが、当時の音楽を解体する上でも格好の1枚。 | ||
CAL-9295 廃盤 |
フランス・ブルボン王朝の公式レクイエム デュ・コーロワ:レクイエム ル・ジュヌ:詩篇第2番「何ゆえ、国は騒ぎたち」/他 グディメル:詩篇第15番「主よ、どのような人が」/他 |
ジョエル・ シュユビエット指揮 アンサンブル・ジャック・ モデルヌ |
プロテスタントからカトリックに改宗して国内政治の融和を図ったブルボン王朝最初の王アンリ4世の頃の宗教曲。 ル・ジュヌとグディメルはプロテスタント側。デュ・コーロワはカトリック側だがデュ・コーロワの「レクイエム」は1610年にアンリ4世の葬送に使われてからフランス革命までずっと、 フランス国王の葬送の際に公式のレクイエムとして用いられた作品。 | ||
CAL-9298 廃盤 |
シェーンベルク:浄められた夜 R.シュトラウス:変容 |
ヤン・タリフ指揮 タリフco. |
CAL-9301 廃盤 |
聖母マリアに捧げられた近代フランス女声合唱曲集 プーランク:ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア/アヴェ・マリア ゴダール(1849-1895):アヴェ・マリア ピエルネ(1863-1937):聖母マリア讃歌 エルヴェ・ラコンブ:サルヴェ・レジナ ミシェル=モーリス・レヴィ:喜びの聖母マリア ビュセル(1872-1973):聖母マリアへの3つのアンティフォナ ラングレ(1907-1991):5つのモテット ロジェ・カルメル:マニフィカト |
レジーヌ・テオドレスコ指揮 カリオペ女声cho. |
録音:2000年4月、リヨン、カストジオ会礼拝堂。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集(10曲) [第8番 ハ短調「悲愴」/第14番 嬰ハ短調「月光」/ 第17番 ニ短調「テンペスト」/ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」/ 第23番 ヘ短調「熱情」/第26番 変ホ長調「告別」/ 第27番 ホ短調/第30番 ホ長調/ 第31番 変イ長調/第32番 ハ短調] |
インガー・セデルグレン(P) | |
カルロ・ゼッキ、ナディア・ブーランジェに師事し、1994年以来名コントラルト、ナタリー・シュトゥッツマンのパートナーとしておなじみのゼデルグレンのベートーヴェン。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第26番「告別」/ 第21番「ワルトシュタイン」/第27番 Op.90] |
インガー・セデルグレン(P) | |
旧品番:CAL-9306。セデルグレンはスウェーデンに生まれ、ナディア・ブーランジェに師事、今は亡きカトリーヌ・コラールの後を受け名アルト、シュトゥッツマンの伴奏者を務めているピアニスト。シュトゥッツマンも絶賛の「告別」など名曲ぞろいの一枚。 | ||
CAL-9308 廃盤 |
ギヨーム・ド・マショーとトルヴェールの音楽 | エマニュエル・ボナルド(Vo) バルナベ・ジャナン ジャン・ル・デスカンプ シュザンヌ・マイヤー ヴァレリー・アンゲール 他 |
CAL-9309 廃盤 |
モーツァルト: クラリネット協奏曲 K.622(*) クラリネット五重奏曲 K.581(+) |
リシャール・ヴィエイユ(Cl) アルミン・ジョルダン指揮(*) レザルシェ・ド・パリ(*) パリジーQ(+) |
ヴィエイユはフランス放送新po.の首席奏者。(+)はこのコンビで数年間演奏会で取り上げ、入念な準備の上で録音された。 | ||
ジャケット・デ・マントヴァ: ミサ「別れの時」/マリアは良いほうを選んだ/他 ジャケット・ド・ベルヘム: おお、イエス・キリストよ、私を憐れんでください グレゴリオ聖歌:天にましますわれらが父よ/アヴェ・マリア ムートン:アヴェ・マリア、清らかなる処女/アヴェ・マリア(4声) 作曲者不詳:マニフィカト ジャケット・デ・マントヴァ:エレミヤの哀歌 [聖木曜日のための/聖金曜日のための/聖土曜日のための] マントヴァ、ゴンザーガ家の1549年のミサとモテット (ジャケット・ド・マントヴァとヴィラールトの作品による) |
アンサンブル・ ジャケット・デ・マントヴァ レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ ミシェル・ロンスダール(朗唱) | |
CAL-9310、CAL-9340、CAL-9342のボックス・セット化。 | ||
ジャケット・ド・マントヴァ: ミサ「別れの時」と聖母マリアのためのモテット集 ミサ「別れの時」/ マリアは良い方を選んだ/おお、聖なる宴(4声)/ めでたし海の星/めでたし処女の中の処女(4声)/ めでたし天の女王/天にましますわれらの父よ/アヴェ・マリア ジャケ・ド・ベルヘム: おおイエス・キリストよ、われを憐れみたまえ グレゴリオ聖歌: 天にましますわれらの父よ/アヴェ・マリア ムートン:アヴェ・マリア、清らかなる処女/ アヴェ・マリア(4声) 作曲者不詳:マニフィカト |
アンサンブル・ ジャケット・ド・マントヴァ [ラウル・ル・ シュナデク(C−T) ティエリ・プレユ(T) エリク・ラファール(T) ジェイムズ・ ゴウウィングス(Br) フィリップ・ロシュ(B)] | |
ジャケット・デ・マントヴァはジョスカン・デ・プレとパレストリーナの間に位置する作曲家。彼がイタリアで活躍していた当時はゴンベール、ヴィラールトと同列の扱いを受け、 パレストリーナ、ラッスス、デ・モンテらに強い影響を与えた。その作品には洗練、均整、流麗という形容がふさわしいが、当盤では選曲が聖母マリアのための作品に絞られているため、さらに清澄さ、 癒しといった言葉も加わる。作曲家の名を戴いたアンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァの演奏もみごと。 | ||
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803 | フランス八重奏団 [ジャン・ルイ・サジョ(Cl) 長沼由里子(Vn)他] | |
フランス八重奏団は、1979年クラリネット奏者のサジョを中心に結成されたカール・シュターミツアンサンブルを前身とするアンサンブル。パリ音楽院でミシェル・オークレールに師事した長沼と、フランス生まれの演奏家で構成されている。柔かな管の響きが印象深いシューベルトだ。 | ||
D.スカルラッティ:15のソナタ | パスカル・ボエル(G) | |
スカルラッティの鍵盤楽器作品集をギターで演奏したアルバム。 | ||
太陽王の宮廷音楽 アンヌ・ダニカン・フィリドール(1681-1728): 村の結婚式の翌日 ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731): 1つの高音楽器と通奏低音のための作品集第1巻〜 第5組曲 2つの高音楽器と通奏低音のための作品集第1巻〜 第3組曲 1つの高音楽器のための作品集第1巻〜第3組曲 第3作品集〜第12組曲/狩/ファンファーレ/メヌエット |
アンサンブル・フィリドール | |
録音:2001年。 17世紀から18世紀にかけてパリで活躍した音楽一家、フィリドール家の3人の作品を集めたアルバム。 | ||
CAL-9318 廃盤 |
マショー: ヴィルレ「ああ、優しく美しいかたよ」/ ノートルダム・ミサ曲/ イタリア風ラウダ「私は至福の愛のために歌う」/ イサベル/ダヴィデのホケトゥス 作曲者不詳: フランスのエスタンピー第7番/ フランスのエスタンピー第5番/ 「不幸というものは」(「フォーヴェル物語」)/ ラ・ロッタ J.ド・ポルタ:モテット「音楽家たちのパンテオン」/ グレゴリオ聖歌: 入祭唱「もろびとよ主によりて喜べ」/ 聖体入領唱「私を幸いな者と言うでしょう」/ アレルヤだけの唱句 ユスタシュ・デシャン: ギョーム・ド・マショーの死を悼む挽歌 |
エマニュエル・ボナルド指揮 オプシディエンヌ |
録音:2001年9月。 中世末期の名曲、ノートルダム・ミサ曲を中心に、彼と彼の曲を取り巻く形で存在していた宗教曲、世俗曲をまとめた録音。端正でかっちりとした演奏を身上とするオプシディエンヌが中世末期のこの名曲、 そしてその他の曲を楽しませてくれる。 | ||
CAL-9319 廃盤 |
チェロの芸術 コレッリ:クリスマス協奏曲 ト短調 ラフマノノフ:ヴォカリーズ Op.34 ジョプリン:ジ・エンターテイナー ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.11 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(抜粋) ラヴェル: ピアノ協奏曲 ト長調〜アダージョ・アッサイ バッハ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/ 管弦楽組曲第3番〜アリア |
アルド・パリゾ(Vc) イェール・チェロ・ アンサンブル |
録音:2001年5月、第9回ボーヴェ国際チェロ・コンクール。 イェール・チェロ・アンサンブルは1983年、アメリカの名門イェール大学に併設されている音楽学校で設立された団体。指導にあたるブラジルの名手パリゾは、同じく音楽学校での師であったヴィラ=ロボスのスペシャリストで、チェロ協奏曲第2番の献呈を受けている。当アルバムでは定番「ヴォカリーズ」や「(G線上の)アリア」に加え、ムソルグスキーやラヴェルの作品のような趣向を変えた選曲もなされており、興味深い。 | ||
ショパン:マズルカ全集 嬰ヘ短調 Op.6 No.1/嬰ハ短調 Op.6 No.2/ ホ長調 Op.6 No.3/変ホ短調 Op.6 No.4/ 変ロ長調 Op.7 No.1/イ短調 Op.7 No.2/ ヘ短調 Op.7 No.3/変イ長調 Op. No.74/ ハ長調 Op. No.75/変ロ長調 Op.17 No.1/ ホ短調 Op.17 No.2/変イ長調 Op.17 No.3/ イ短調 Op.17 No.4/ト短調 Op.24 No.1/ ハ長調 Op.24 No.2/変イ長調 Op.24 No.3/ 変ロ短調 Op.24 No.4/ハ短調 Op.30 No.1/ ロ短調 Op.30 No.2変ニ長調 Op.30 No.3/ 嬰ハ短調 Op.30 No.4/嬰ト短調 Op.33 No.1/ ニ長調 Op.33 No.2/ハ長調 Op.33 No.3/ ロ短調 Op.33 No.4/嬰ハ短調 Op.41 No.1/ ホ短調 Op.41 No.2/ロ長調 Op.41 No.3/ 変イ長調 Op.41 No.4/ト長調 Op.50 No.1/ 変イ長調 Op.50 No.2/嬰ハ短調 Op.50 No.3/ ロ長調 Op.56 No.1/ハ長調 Op.56 No.2/ ハ短調 Op.56 No.3/イ短調 Op.59 No.1/ 変イ長調 Op.59 No.2/嬰ヘ短調 Op.59 No.3/ ロ長調 Op.63 No.1/ヘ短調 Op.63 No.2/ 嬰ハ短調 Op.63 No.3/ト長調 Op.67 No.1/ ト短調 Op.67 No.2/ハ長調 Op.67 No.3/ イ短調 Op.67 No.4/ハ長調 Op.68 No.1/ イ短調 Op.68 No.2/ヘ長調 Op.68 No.3/ ヘ短調 Op.68 No.4/イ短調「われらの時代」/ イ短調「エミール・ガイヤールに」/変ロ長調/ ト長調/ニ長調/変ロ長調/ハ長調/変イ長調 |
ユージン・インジック(P) | |
旧品番:CAL-9321。CALLIOPE "INTÉGRALE" シリーズ。インジックは1970年のショパン・コンクール(内田光子が第2位の年)の第4位入賞者。たっぷりと歌いこんだ豊かな演奏。 | ||
ショパン: バラード(全曲)/子守歌/舟歌 |
ユージン・インジック(P) | |
シューマン: 謝肉祭/幻想小曲集 |
ユージン・インジック(P) | |
CLAVESに録音があるインジックがCALLIOPEから登場。ショパンのマズルカやバラードはCLAVESにも録音があるので、もしかすると再発売かもしれない。 | ||
ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ ニ短調Op.40/ ヴィオラ・ソナタ(チェロのための編曲)Op.147 |
ぺトル・ブラウセ(Vc;*) ヤコフ・カスマン(P) | |
録音:2002年6月、プラハ。使用楽器:1750年、J.ガリアーノ製(*)。 タリフSQと組んでのピアノ五重奏曲で好評を得たカスマンが、同メンバーと組んでソナタを録音。調弦を同じくするチェロとヴィオラでは楽曲に互換性があるが、Op.147ではモノトーンの原曲に、 ほのかに甘さと歌が加わるあたりが面白いところ。 | ||
ベルリオーズ: 葬送と勝利の大交響曲/ 「ギリシア革命 - 英雄的情景」のフィナーレ |
フィリップ・フェッロ指揮 パリ警視庁音楽隊、 コロンヌcho. | |
#ほぼ廃盤と思われます。入荷しないものと思われますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
ミヒャエル・ハイドン: ドイツ・ミサ曲「ここに皇帝陛下は横たわれり」MH.602/ 聖レオポルトのミサ(ドイツ荘厳ミサ曲) 「ここに皇帝陛下は横たわれり」MH.837 |
レジーヌ・テオドレスコ指揮 カリオペ女声cho. | |
モーツァルトとの確執で有名なザルツブルク大司教コロレードが在職時に断行した教会改革の波は、典礼の簡略化、ドイツ語歌詞の復活など、宗教音楽にも大きな変化をもたらした。 収録作品はモーツァルトの後任を務めたM.ハイドンが大司教の要求に応えた力作。 | ||
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ集 [CD-1](*) ニ長調 K.443/ニ短調 K.444/嬰ヘ短調 K.448/ ト短調 K.450/ヘ短調 K.462/ヘ短調 K.463/ ヘ短調 K.466/ヘ長調 K.469/変ホ長調 K.474/ 変ロ長調 K.503/変ロ長調 K.504/変ホ長調 K.508/ ニ短調 K.516/ニ短調 K.517/ハ短調 K.526/ ハ長調 K.527/ホ長調 K.531/ヘ長調 K.540/ ヘ長調 K.541/変ロ長調 K.545/ハ長調 K.548/ [CD-2](+) ヘ短調 K.69/ニ長調 K.511/ホ短調 K.198/ ニ短調 K.32/ニ短調(トッカータ)/ヘ短調 K.446/ ハ長調 K.133/ホ長調 K.380/ニ短調 K.213/ ニ短調 K.517/ニ短調K.64/ロ短調 K.87/ニ長調K.160/ イ長調 K.208/イ長調 K.429/ヘ短調 K.481/ ト長調 K.146/ [CD-3](#) ニ短調 K.213/ニ長調 K.443/ニ長調 K.490/ イ短調 K.54/イ短調 K.109/イ長調 K.322/ ハ長調 K.132/ト長調 K.146/ト長調 K.391/ ニ短調 K.32/ホ長調 K.380/ヘ短調 K.481/ イ短調 K.175/変ロ長調 K.544/イ長調 K.208 |
フレデリク・アース(Cemb;*) インガー・セデルグレン(P;+) パスカル・ボエル(10弦G;#) | |
録音:2002年10月(*)/1988年(+)/2001年4月(#)。 CALLIOPEから既発売のドメニコ・スカルラッティのソナタ集のCDをまとめてBOXに入れ、お買い得値段とした企画もの。それぞれ楽器が違うので、楽しみ方も三様。 CD-1はカークパトリック番号の400、500番台の曲だけを集めたもの。フレリク・アースが、かのスコット・ロスが好んでいたアサス城で、ロスの使っていたチェンバロを使用した録音。CD-2は、なんといってもスウェーデンの名ピアニスト、インガー・セデルグレンのピアノというのが魅力。CD-3は一風変わった10弦ギターによる演奏。チェンバロと同様に弦を弾いて演奏しているので、意外なくらいしっくり来るのも当然といえば当然。ちなみに曲目のたぶりはK.443とK.517のみで、たっぷり50曲楽しめる。 | ||
D.スカルラッティ:円熟期のソナタ集 (21曲) |
フレデリク・アース(Cemb) | |
今は亡き天才スコット・ロスが大いに気に入っていたシャトー・アサス(アサス城館)において、ロスの死後封印されていた彼所蔵のチェンバロを弾いて録音したという、古楽ファン注目&感慨のアルバム。 | ||
ドヴォルジャーク、ヤナーチェク、シュールホフ、 スメタナ、フィビヒらの弦楽四重奏曲集 |
タリフSQ (タリフSQ) | |
スラヴものは十八番のタリフ四重奏団。彼らによる充実の演奏がぎっしりと詰まったボックスセットも、お得な価格で登場。土臭さ、熱さ、そしてどこか品格も感じさせる演奏は彼らならではのもの。 | ||
CAL-9334 廃盤 |
バッハ(マルセル・ビッチ編曲): ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(八重奏版) |
マルセル・ビッチ指揮 フランス八重奏団 |
バルトーク: 弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽/ 弦楽のためのディヴェルティメント |
エマニュエル・ ルデュック=バロム指揮 バルティックco. アレクサンドル・パンコフ(P) アンナ・マカロワ(Hp) マリア・チュルノフソワ (チェレスタ) 他 | |
録音:2003年12月。旧品番:CAL-9335(廃盤)。 2000年結成、ルデュック=バロム率いるバルティック室内管弦楽団の第2弾だったもの。サンクトペテルブルクpo.の団員からなる優秀な団体で、2003年春リリースのオネゲルとシュトラウスのデビュー・アルバムにおいて鋭利に引き締まったアンサンブル力を大いに見せ付けた。今回のバルトークでも、なにやらムラヴィンスキーと同じ空気を感じさせる張り詰めた緊張感が遺憾なく発揮されている。 | ||
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332/ 幻想曲 ハ短調 K.475/ ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457/ ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570 |
インゲル・セデルグレン(P) | |
ナタリー・シュトゥッツマンの伴奏者として知られるスウェーデンの実力派セデルグレン(ゼーダーグレン)の新録音。非常に端正なモーツァルト。 | ||
ジャケ・ド・マントヴァ(1495頃-1559頃): エレミアの哀歌 [聖木曜日のための/聖金曜日のための/ 聖土曜日のための] |
アンサンブル・ ジャケ・ド・マントヴァ ミシェル・ロンスダール(朗唱) | |
録音:ブルターニュ地方フィニステール県ルレック修道院。 歌詞となった聖書部分の朗唱とジャケットの作品を交互に入れた録音。流麗で優美なジャケットのエレミアの哀歌は、その清冽さで人間の罪を忘れさせ、朗唱はその人間の罪深さを悔い改める気分にさせてくれる。 アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァは、その均整の取れた合唱で、流麗さ、清新な雰囲気を引き出し、録音全体に調和を与える事に成功している。 | ||
ドビュッシー:ピアノ作品集 ピアノのために/版画/喜びの島/映像 第1集/ 映像 第2集/前奏曲集第2巻〜花火 |
ユージン・インジック(P) | |
録音:2002年12月。 ブライロフスキー、ルービンシュタイン、ナディア・ブーランジェというそうそうたる顔ぶれに師事し、すでに50代半ばにさしかかったインジックが落ち着いた響きでしっとりと聴かせる。 | ||
マントヴァ、ゴンザーガ家の1549年のミサとモテット (ジャケ・ド・マントヴァ(1495頃-1559頃)と アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562)の作品による) |
アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァ、 レ・サクプティエ・ド・トゥールーズ | |
1549年、7年後にはスペイン国王となる青年フェリペがマントヴァのゴンザーガ家を訪問、その時に演奏されたであろうミサ曲を再現したのがこのアルバム。
フランドル出身でヴェネツィアで活躍した作曲家アドリアン・ヴィラールトと、ジャケ・ド・マントヴァの作品を組み合わせている。 アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァの清廉な声楽アンサンブルに加え、レ・サクプティエ・ド・トゥールーズの優しくも崇高なサックバンドの融合によって、16世紀の覇者たちの一時の憩いを回想できる。 | ||
王宮礼拝堂の紳士たち ロバート・パーソンズ(1530/35-1572): アヴェ・マリア/おお 慈悲深きイエスよ トマス・タリス(1505頃-1585) おお、聖なる宴/おお光より生まれし光/ 主よ、わが過ちを清めたまえ/断食し泣きながら/ われらを憐れみたまえ クリストファー・タイ(1505頃-1573): 御身に向かいてわれらは叫ぶ/すべての民よ ロバート・ホワイト(1530頃-1574): 聖なる主よ、御身に願わん ジョン・シェファード(1515頃-1558): すべてのものの救い主であるキリストよ/ 一つの思いで彼らは近づき/神よ、われらを憐れみたまえ |
アンサンブル・ ジャケ・ド・マントヴァ | |
録音:2004年4月。 16世紀英国の作曲家の声楽アンサンブル作品集。「エレミアの哀歌」(CAL-9340)で、DIAPASONの音叉5つを獲得するなど軒並み高評価を得たアンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァ、このアルバムでも文句なしのできばえ。精緻なアンサンブルと清流のような爽やかな流れ心地よさを両立させることに見事に成功している。 | ||
どんちゃん騒ぎ〜愚者の祭り | エマニュエル・ボナルド指揮 アンサンブル・ ヴォーカル&インストルメンタル | |
タンバリンのリズムにのってフィドルがなんとも華やかなメロディーをかなでる、賑々しい中世音楽集。 | ||
アヴェ・マリア〜心洗われる合唱作品集 | レジーヌ・テオドレスコ指揮 カリオペ女声cho. | |
シューベルト: 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」D.810 ドヴォルジャーク:弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.97(一部)(*) |
タリフSQ ヤン・タリフSr(Va;*) | |
録音:2004年10月11日、ブッフェ・デュ・ノール、ライヴ。 タリフ四重奏団は1989年に(*)を録音しており、高い評価を得ていたが、今回は経験を積んだ円熟とライヴでの感興の高まりがまた別な魅力となっている。ことに第4楽章のプレスティッシモの追込みは、やはり聴衆の目があってこそのもの。盛大な拍手までしっかり収録。さらにドヴォルジャークの弦楽五重奏曲も素晴らしい演奏。父タリフがヴィオラを担当、聴きながらウキウキするような幸福感に満ち溢れている。 | ||
ハイドン:クラヴィーア三重奏曲集 イ長調 Hob.XV:35/ヘ長調 Hob.XV:37/ト短調 Hob.XV:1/ ト長調 Hob.XV:41/ヘ長調 Hob.XV:40 |
ラントレティアン・デ・ミューゼ [ステファン・ヒュージェ(Cemb) ヴィルジニー・デシャルメ(Vn) トールモー・ダレン(Vc)] | |
録音:2004年8月。 ハイドンは鍵盤楽器、ヴァイオリン、チェロの三重奏曲を40以上残している。1760年代から1790年代に渡るそれらの作品は、ちょうどチェンバロからピアノへの過渡期真只中であり、演奏にあたっては楽器をどう選ぶかが問われる。このラントレティアン・デ・ミューゼのアルバムでは、ハイドンが1755年から1765年に作曲した5曲を1737年グジョン製クラヴサンを用いて演奏、ヴァイオリンとチェロはもちろんピリオド楽器。これによって、ドイツ臭いと思われていたハイドンの音楽が実にギャラントに雄弁に響くのに驚かされる。改めてハイドンの豊かな音楽性を楽しむことができる。 ラントレティアン・デ・ミューゼ(L'entretien des Muses)とは「ミューズたちの対話」という意味で、ラモーの曲名から採られている。 | ||
リスト:ピアノ作品集 変奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、慄き」/2つの伝説/ ヴェネツィアとナポリ/ 超絶技巧練習曲第11番 変ニ長調「夕べの調べ」/ ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調 |
ロマン・エルヴェ(P) | |
録音:2004年11月。 1977年フランス、レンヌ生まれのロマン・エルヴェはパリ音楽院でサンソン・フランソワ唯一の弟子といわれるブルーノ・リグットに学び、さらにラザール・ベルマンと晩年のジョルジュ・シフラにも学んだという、まさに正統ヴィルトゥオーゾ・ピアノ弾き。高度な技巧を持ちつつも、決してこれ見よがしなところはなく、フランス人ならではの洗練された味が豊か。有名なタランテラにしても、趣味の良さを決して失わないたしかな音楽作りは天晴れ。一方でハンガリー狂詩曲第6番でのラストの追いこみは、さすがヴィルトゥオーゾ・ピアニストの興奮。フランス人ならではのリストをお望みの方にはうってつけ。 | ||
モーツァルト: 協奏交響曲 K.364(*) 二重奏曲第1番 ト長調 K.423/同第2番 変ロ長調 K.424 |
レフ・クリシュコフ(Vn) ヴラディミール・ストピシェフ(Va) エマニュエル・ ルドゥック=バローメ 指揮バルティックco.(*) | |
協奏交響曲ではバルティック室内管弦楽団のアカデミックな響きが印象的。二重奏曲は、クリシュコフとストピシェフの息もぴったりと合っていて、包み込むようなあたたかい音色で心がときほぐされるような演奏。 | ||
ショパン:夜想曲全集&子守歌(エキエル版による) 子守歌 変ニ長調 Op.57/ 夜想曲(全21曲) 変ロ短調 Op.9 No.1/変ホ長調 Op.9 No.2/ロ長調 Op.9 No.3/ヘ長調 Op.15 No.1/嬰ヘ長調 Op.15 No.2/ト短調 Op.15 No.3/ 嬰ハ短調 Op.27 No.1/変ニ長調 Op.27 No.2/ロ長調 Op.32 No.1/変イ長調 Op.32 No.2/ 嬰ハ短調(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ)/ト短調 Op.37 No.1/ト長調 Op.37 No.2/ハ短調 Op.48 No.1/ 嬰ヘ短調 Op.48 No.2/ヘ短調 Op.55 No.1/変ホ長調 Op.55 No.2/ロ長調 Op.62 No.1/ホ長調 Op.62 No.2/ホ短調/ハ短調] パスカル・アモワイヤル(P) | ||
録音:2004年6月。旧品番:CAL-9351/2 [CAL-9351]。
当 CAL-3351 の案内時に、代理店は『アモワイヤルによるショパンのノクターン全集の登場。』と初出の音源であるかのような記載をしているが、誤り。また、海外では「2010年レーベル・カタログ付き」と説明されている場合があるが、国内代理店の案内には一切記載無し。 1970年生まれでシフラの直系、パスカル・アモワイヤルによる本格的なソロ初アルバムだったもの。彼は良い意味で穏やかな安定性を持った音楽を作れる人で、その中に移ろい行く気分を細やかに描ける人。ことに静謐な感動を描く力は、若い世代のピアニストの中でも突出している。 #バーコード部に小穴のあいたカット盤での入荷となります( CD 再生には支障ありませんが、ブックレット等には穴が一部貫通している可能性があります)。なお、既に流通在庫僅少のため、入手出来無い場合はご容赦下さい。 | ||
スクリャービン:詩曲(全曲) Ops.32, 41, 34, 61, 51, 59, 36, 52, 47, 38, 52, 45, 44, 69, 63, 71, 72 |
パスカル・アモワイヤル(P) | |
シフラの直系、アモワイヤルによるスクリャービン名演集。スクリャービンならではのハーモニーの妖しい魅力が存分に堪能出来る。 | ||
シュトゥッツマンの「白鳥の歌」 シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」D.957 |
ナタリー・シュトゥッツマン(A) インゲル・セデルグレン(P) | |
KDC-5012 国内仕様盤 廃盤 | ||
録音:2005年6月、スイス、ラ・ショード・フォン、サル・ド・ミュジーク。旧品番:CAL-9359の再発売。 美しき水車小屋の娘(CAL-9379)で完結した、シュトゥッツマンのシューベルト3大歌曲集第2作だったもの。第1作「冬の旅」:CAL-5339(旧 9339)→SAPHIR, LVC-1153へ移行。 弱音表現から劇的な盛り上がりまで、よく考察し、よくコントロールされた歌唱で聴かせる。「白鳥の歌」は、死ぬ間際に白鳥が一声鳴くと言われていることから告別の意味をもち、その「うめき」、「嘆き」といった心情が含まれた内容。シュトゥッツマンのしっとりとした温かみのある歌声が、絶望感に浸された曲調とあいまってラ・ショード・フォンのホールの絶妙な響きの録音に仕上がっている。セデルグレンのピアノも味わい深い。 | ||
管楽盤「後宮」 モーツァルト:後宮からの誘拐 (抜粋; 管楽アンサンブル編曲版) |
アンサンブル・ヴェンティ | |
旧品番:CAL-9361(廃盤)。 アンサンブル・ヴェンティは、オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2、コントラバス、打楽器の10名からなる団体。ここでは、後宮からの誘拐から特に美しいアリアなどを抜粋(ドナウエッシンゲンのフルステンベルク宮殿に残されていた編曲譜を使用)して、たのしいアンサンブルを聴かせてくれる。 | ||
CAL-9362 廃盤 |
ショパン: ポロネーズ Op.53「英雄」/マズルカ Op.17(4曲)/ ポロネーズ[Op.26-1/Op.40-1/Op.40-2]/ マズルカ Op.67(4曲) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ |
ロマン・エルヴェ(P) |
使用楽器:ファツィオーリ。 フランス出身の気鋭ピアニスト、ロマン・エルヴェによるショパン作品集。銘器ファツィオーリの音色で、マズルカのリズムが踊る。アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズもダイナミズムも豊かで見事。 | ||
クリストバル・デ・モラーレス(1500?-1553): 「聖母のミサ」とモテット モテット:おお、聖なる饗宴ミサ:キリエ ミサ「グロリア」/モテット「すべての者は幸いなり」/ ミサ「クレド」/モテット「 qui consolabatur me 」/ モテット「アヴェ・マリア、主はあなたと共にいる」/ ミサ「サンクトゥス、ベネディクトゥス」/ モテット「おお、十字架よ」/ミサ「アニュス・デイ」/ モテット「ヤコブは嘆きぬ」/ モテット「われを取り巻く」 |
アンサンブル・ ジャケット・ ド・マントヴァ | |
経済的にも音楽的にも華やかに栄えていたルネサンス期のスペインに生まれ、当時からヨーロッパ中に名声をとどろかせていたモラレス。現代でも、ゲレーロ、ビクトリアと並び、スペイン黄金期の三羽烏のひとりとも評される彼の貴重なミサ曲。それを演奏するアンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァは、すでに活躍していた歌手5人が、15-16世紀声楽音楽を専門として2000年に結成したグループ。彼らが中心レパートリーとする忘れられた作曲家・マントヴァのジャケットと同時代のモラレスが、どのように現代に再生されるのか、ぜひお聴き頂きたい! | ||
バルトーク: ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲 ヒンデミット:ヴィオラと弦楽合奏のための葬送音楽 マルティヌー:ラプソディー・コンチェルト |
ウラジミール・ブハッチ(Va) ウラジミール・ヴァーレク指揮 プラハ放送so. (現;チェコ放送so.) | |
3人の大作曲家による、詩的で自伝的ともいえるヴィオラ音楽作品集。名手ブハッチの心にしみる美音のヴィオラも魅力だが、ヴァーレク指揮というのも聴きもの。彼らがどのようにこれらの名曲を演奏するか、興味津々。 | ||
モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲[第3番/第5番]/ ロンド/アダージョ |
ヤン・タリフ(Vn) タリフ室内o. | |
タリフ室内o.は、大指揮者ヴァーツラフ・タリフ〔ターリヒ〕の甥、ヤンによって1992年に設立された。この名前を冠するということは音楽的な面での責任も大きいものとなって来る。メンバーはプラハ音楽アカデミーの卒業生を中心に構成されており、世界のトップクラスの室内o.のひとつに数えられている。彼らによるモーツァルトの馥郁たる香りはどこか懐かしさを感じさせるものに仕上がっている。 | ||
ミラクル! アルフォンソ10世賢王のカンティガ集 「聖母マリアのカンティガ集」〜 Royne celestre /他 |
アンサンブル・ オプシディエンヌ | |
エマニュエル・ボナルド率いるオプシディエンヌの新作。彼らは、中世およびルネサンス音楽の演奏を専門とするアンサンブルとして、フランス、イタリア、スペインなどの各地のフェスティヴァルに参加し活躍している。シンプルで自然な音楽を目指した演奏には、解釈と共に即興も織り交ぜられており、その自由な雰囲気が音楽をのびのびと響かせている。 当盤では、13世紀後半にスペインのカスティーリャの国王・アルフォンソ10世(1221-1284)が編纂した400曲以上もの「聖母マリアのカンティガ集」(マリアを賛美する単旋律の歌曲集)から、18曲が選出されている。神聖な響きから民衆的な素朴な雰囲気をもつものまで、また、穏やかなものから明るく楽しいものまで、さまざまな内容をもつ曲が登場する。 | ||
ナポリ伝統の歌 | ネアポリス・アンサンブル | |
芸術音楽と民俗音楽の融合したナポリの歌は、明るく陽気でもあり、果てしなく寂しい翳りをみせもする。ヴォーカルのマリア・マローネの伸びのある力強い声が、非常に魅惑的に、生きた魂のこもった歌を届ける。ネアポリス・アンサンブルはヴォーカルと器楽(ギター、マンドリン、フルート、チェロ、パーカッション)からなる6人の女性グループ。ネアポリスとは、ナポリの古代名。15世紀から現代に至るカンパニア州(イタリア)およびその州都ナポリの伝統音楽を専門とし、土着の遺産を世界に開いている。 | ||
ショパン:4つのスケルツォと即興曲 スケルツォ[第1番/第2番/第3番/第4番]/ 即興曲[第2番/第3番/第4番「幻想即興曲」/ カンツォーネ(ズガンバーティ編曲) |
ユージン・インジック(P) | |
知る人ぞ知るショパン弾きユージン・インジック(1947-)が、マズルカ全集やバラード全集、2曲のピアノ協奏曲などに続く待望のショパン作品集をリリースした。積極的なリサイタルの他、最近ではサウンド・トラックやオムニバスCDで活躍中の彼は、第8回ショパン国際コンクール(1970年)第4位という実績をもち、「ショパンをポーランド人のように、ドビュッシーをフランス人のように、プロコフィエフをロシア人のように」弾くことができると評されたことのある実力者。彼の演奏の特徴は、高い技術をもちながらもヴィルトゥオジックに偏らない堅実な音楽作りであると言えるだろう。細かい音の粒にも十分な質感が与えられ、ショパンの即興的装飾的な音たちが、生き生きとその存在を示している。そんなスケルツォと即興曲の他、このCDの最後には、イタリアの音楽家ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)がピアノ編曲したショパンの「17のポーランドの歌」Op.74より第16曲「リトアニアの歌」が収録され、ショパンらしい可愛らしさを聴くことが出来る。 | ||
ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8/ ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67/ ブロークの詩による7つの歌 Op.127 |
エフゲニヤ・ グレーコヴァ(S) ヤコフ・カスマン(P) ペトル・マツェチェク(Vn) ペトル・プラウセ(Vc) | |
発売:2007年。ショスタコーヴィチはピアノ・トリオの形態による作品を3篇残しているが、それぞれが彼の初期、壮年期、晩年という3つの時期に書かれ、異なった作風と音楽観を示している。注目は1997年ヴァン・クライバーン・コンクール2位の鬼才カスマンのピアノ。恐ろしいまでの説得力に驚かされる。「ブロークの7つの歌」で独唱を務めるロシアの新進オペラ歌手グレコーヴァは、シュヴァルツコップの教えも受けた逸材。 | ||
サン=ジョルジュ(1739-1799): 4つのヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 G.039/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 G.029/ 2つのヴァイオリンのための 協奏交響曲 ト長調 G.024/ ヴァイオリン協奏曲 ト長調 G.050 |
レ・アルシェ・ドゥ・パリ | |
サン=ジョルジュは18世紀パリのサロンで人気のあった黒人作曲家兼ヴァイオリン奏者で、「黒いモーツァルト」とまで称されることもある。しかし彼の215にものぼる作品は、彼の死後、ナポレオンによる人種隔離政策によってレパートリーからはずされてしまい、それからすでに2世紀が経ち、ようやく復活のときを迎えている。その作品は多岐にわたるが、とりわけ優れているのは、彼の得意楽器でもあったヴァイオリンのための作品。ヴィルトゥオーゾの流行していた当時にあって、彼は、有名なヴィオッティにも劣らぬ技巧派だった。彼のコンチェルトは、当時のパリの華やいだ宮廷を彷彿とさせると同時に、ソロとオーケストラの間に大胆で刺激的な闘争をみせ、聴衆の熱狂を誘ったであろうことを想像させる。また、彼は演奏者に対して、多くの解釈の余地を残している。当盤の3つのコンチェルトでは、レ・アルシェ・ドゥ・パリはそれぞれ異なったソリストを用いており、演奏者ごとのサン=ジョルジュ像を映し出している。 | ||
女声のための作品集(1870〜1940年代) ブーランジェ:セイレーヌ ドビュッシー:春のあいさつ ポール・ル・フレム:愛の薄明かり ルイ・オーベール:知恵 フォーレ:小川 アルフレート・ブリュノー:ノートル・アムール クロード・アリュ:クレマン・マロの3つのロンドー ショーソン:エレーヌ、夜 メル・ボニス:レジーナ・チェリ カプレ:3声のミサ |
カリオペ女声cho. レジーヌ・テオドレスコ | |
フランスが誇る作曲家、ドビュッシーをはじめとする作曲家たちによる合唱曲集。女流作曲家のメル・ボニによる貴重な作品も含んでいる。 | ||
レジス・パスキエ〜チャイコフスキ−: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調/ なつかしい土地の思い出 Op.42/ 憂鬱なセレナード Op.26/ ワルツ・スケルツォ Op.34 |
レジス・パスキエ(Vn) エマニュエル・ ルデュック=バロム指揮 サンクトペテルブルクpo.、 バルティック室内o. | |
初発売:2008年。旧品番:CAL-9375。 フランスが世界に誇るヴァイオリンの至宝、パスキエによる待望のチャイコフスキー協奏曲。第2楽章の蛇行する旋律は、はらりはらりと舞い落ちる雪、あるいはすすり泣く美しい女性のまつげに静かに降る雪を思わせる、軽さと甘さ、センチメンタルの絶品のバランス。ワルツ・スケルツォも往年の巨匠の芸を思わせる軽やかな芸が魅力。 | ||
ターロック・オキャロラン(1670-1738):作品集 Mary O'Neill / Mervyn Pratt / Sheebeg and Sheemore / Gaelic tarentelle / Miss Mac Dermott / Reels: Edward Dodwell / The Clergy's lamentation / Johnny will you marry me / Lament for Terence MacDonough / Lament for Charles MacGabe / Carolan's welcome / The Fairy Queen / Captain O'Kane /ラ・フォリア/ Lament for Owen Roe O'Neill / James Betagh / Planxty Burke / Variations on the Scottish Air 'When She Cam Ben' / John O'Connor 1st Air / Planxty Kelly / Carolan's dream / Eleanor Plunkett / Bonus Track - Daily growing |
ガーリック・ブレッド、 ル・コンセール・ ド・ロスタル・デュー | |
アイルランドの詩人&ハーピストだったオキャロラン(トゥールロホ・オ・カロラン)の作品。演奏する2団体の公式サイト:http://www.garlicbread.org/ / http://www.concert-hosteldieu.com/。 | ||
シュトゥッツマンの「水車小屋」 シューベルト:歌曲集「美しい水車小屋の娘」 |
ナタリー・シュトゥッツマン(A) インゲル・セデルグレン(P) | |
録音:2008年2月。 コントラルトの女王、ナタリー・シュトゥッツマンによるシューベルトの三大歌曲がここについに完結した。低く安定した歌唱は見事。ひとつひとつの言葉が情景となって浮かび上がってくるようだ。時にこの声の持ち主の性別や、歌い手という存在そのものを忘れてしまうような演奏で、歌詞の内容のもつ普遍的な感情やメッセージがくっきりと浮き彫りにされている。セデルグレンのピアノのサポートも見事。濃密で熱いタッチが印象に残る。 「冬の旅」:CAL-5339(旧 9339)→SAPHIR, LVC-1153へ移行、「白鳥の歌」:CAL-5359(旧 9359)。 | ||
チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 Op.64 |
イサーク・ カラブチェフスキー指揮 フランス国立ロワールo. | |
かつてフェニーチェ劇場音楽監督を務めたカラブチェフスキー(国内代理店はカラプチェフスキー[濁音ではなく半濁音]としている)が、チャイコフスキーの交響曲に挑戦した。名前からわかるように、彼はロシアからブラジルに移民した家系の出で、チャイコフスキーも血のなせる業か、予想以上の名演に驚かされる。デルヴォーが育てたロワール管の豊かな色彩も魅力。 | ||
ショスタコーヴィチ: ミケランジェロの詩による組曲 Op.145(*)/ プーシキンの詩による4つのモノローグ Op.91(#) |
ローベルト・ホル(B) イサーク・ カラブチェフスキー指揮(*) フランス国立ロワールo.(*) エレーナ・バシキーロワ(P;#) | |
現在最も脂ののったバス・バリトン、ロバート・ホルによるショスタコーヴィチ歌曲集。ぜいたくなのが伴奏。「ミケランジェロ組曲」はチャイコフスキーの交響曲が評判高かったロシア系ブラジル人指揮者カラブチェフスキー指揮ロワール管、「プーシキンのモノローグ」は名ピアニスト、バシキーロフの娘にしてギドン・クレーメルの前妻エレーナ・バシキーロワ。ホルは両作品ともロシアで歌唱、芸達者ぶりを示している。 | ||
ストラヴィンスキー: ペトルーシュカ/「火の鳥」組曲(1919年版) |
イサーク・カラブチェフスキー指揮 フランス国立ロワールo. | |
カラブチェフスキーはロシア系ブラジル人のベテラン指揮者。1995年から2001年までイタリアのフェニーチェ劇場の音楽監督を務めて名を売った。2004年以降、フランス国立ロワール管の音楽監督を務めている。豪快かつものものしい音楽作りが独特で、カルト的な人気を誇っている。当アルバムのストラヴィンスキーも興味津々。最近珍しい濃厚な音楽を堪能。 | ||
ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20 変ホ長調 アドルフ・ブラン(1828-1885):七重奏曲 Op.40 |
フランス八重奏団 [ジャン=ルイ・サジョ(Cl) ながぬま・ゆりこ(Vn) ローラン・ジョアンヌ(Va) ポール・ブロウティン(Vc) ミシェル・フォーク(Cb) ジャック・タロー(Fg) アントワーヌ・ デグレモン(Hr)] | |
ベートーヴェンとそのすぐ後の時代に生きた、フランスの作曲家ブランによる七重奏曲集。ベートーヴェンの作品におけるクラリネットの果たす役割はきわめて重要なものだが、名手サジョは見事に優美に演奏している。 | ||
J.S.バッハ:3つの組曲 リュートのための組曲 BWV.995(1011)/ 組曲 BWV.1012/リュートのための組曲 BWV.997 |
パスカル・ベール(G) | |
何度聴いても心に沁みる、バッハのリュート曲。ギターで聴いてもやはり格別の趣がある。リュートで聴くときよりもひとつひとつの音がどちらかというと力強い感じ。 | ||
シューマン:歌曲集 歌曲集「ミルテの花」Op.25 より [Nos.24, 21, 7, 1 ]/ 少女=憂いOp.142 No.3/捨てられた乙女Op.64 No.2/ 新緑Op.35 No.4/ 松雪草Op.79 No.26(本体にはおそらくNo.27と誤記)/ 歌曲集「リーダークライス」Op.39/ 歌曲集「女の愛と生涯」Op.42 |
オードリー・ミシェル(S) テオドール・ パラスキヴェスコ(P) | |
ヴェネツィアとトルコのバロック音楽〜 トプカプ宮殿での音楽 |
ラ・トゥルケスチャ | |
ロマン薫るエキゾチック・バロック音楽トルコとイタリアの崇高な融合。17世紀末、イタリアの音楽家たちは、新しい音楽表現を求めていた。一方コンスタンティノープルでは、トプカプ宮殿での礼拝で音楽の仕事をしていたアリ・ウフキが、トルコの宮廷で使われていた音楽を西洋の記譜法を取り入れたかたちで採譜していた。読み方は、トルコの文字に倣って右から左に読む。この楽譜は間もなくイタリアの音楽家仲間たちに伝わり、新しい刺激を彼らに与えた。この楽譜は今では大英博物館に保管されており、このたびめでたく録音されることとなった。リュートなどの楽器を用いながら、まさにオリエンタルな世界が展開されている。 | ||
バーンスタイン:歌劇「タヒチ島の騒動」 コープランド: 音楽劇「静かな都会(クワイエット・シティ)」 |
パスカル・ヴェロ指揮 ピカルディーo. レティツィア・シングルトン セバスティアン・ルモワーヌ デイヴィッド・グリアー アンヌ・クレマン セリーヌ・ ヴィクトワーズ=ブナヴェンテ フィリップ・ドゥー ヴィンサン・オルドンヌ | |
「タヒチ島の騒動」は40分ほどの歌劇。バーンスタイン自身が歌詞と音楽を作った。ブロードウェイやハリウッドへの憧れの裏にある悲しい現実といったものが題材で登場人物は2人、そして語り部的な存在の合唱が入る。エレガントなジャズ的要素の管弦楽部分と、中流階級の満たされぬ人々の鬱屈した思いの声楽が対比をなしている。 | ||
クルト・ヴァイル:ヴァイオリン協奏曲 バーンスタイン:セレナーデ |
レジス・パスキエ(Vn) コロメール指揮 ピカルディーo. | |
2007年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日が予定されている、フランスが生んだヴァイオリンの巨匠レジス・パスキエ。彼が奏でる音色は天上から降り注ぐかのような美しさと軽やかさ、そしてしなやかさも併せ持ったもの。バーンスタインのセレナーデは、5楽章からなり、エスプリたっぷりの楽章、ジャズ風の楽章、ウェストサイド物語風の楽章など、ヴァイオリンが変幻自在に大活躍する作品。パスキエのセンスが光る。 | ||
サン=サーンス:ピアノ協奏曲集 [第2番 ト長調 Op.22/第1番 ニ長調 Op.17] |
アブデル・ラーマン・ エル=バシャ(P) パスカル・ヴェロ指揮 ピカルディo. | |
録音:2007年7月。 鋼のピアニズムと、熱くたぎる音楽で常に私たちをうならせるピアニスト、エル・バシャの新譜がカリオペレーベルから登場する。 エル・バシャは1958年生まれ、アラブ系レバノン人で、ベイルート出身。マルグリット・ロンの弟子でもあったアルメニア人のサルキシアンに師事、19歳で国際エリザベート王妃コンクールに入賞、以来世界中から高く評価されている。 今回の曲目はまさに華麗なサン=サーンス。第2番の冒頭の彷徨うように始まり、次第に情熱的に激しくうねるピアノ・ソロから一気に引き込まれてしまう。第1番のオケとピアノ・ソロの掛け合いは一転して軽妙。エル・バシャの表現とテクニックの幅広さを存分に堪能できる1枚。 | ||
マルティヌー(1890-1959):作品集 シンフォニエッタ・ジョコーザ(*)/ トッカータと2つのカンツォーナ(#)/ジャズ組曲 |
クレール・デゼール(P;*) リディア・ビジャーク(P;#) パスカル・ヴェロ指揮 ピカルディo. | |
録音:2008年12月1日-3日。 クレール・デゼールが同レーベルに登場。マルティヌーの職人芸が見事に発揮されたシンフォニエッタ・ジョコーザは、冒頭こそバッハのブランデンブルク協奏曲を思わせるが、ジョコーザ(おどけた)のタイトルのとおり、ところどころに皮肉めき、おどけたアクセントや和音が用いられている。 | ||
シューベルト: ピアノ・ソナタ第18番 D.894/ 3つのピアノ小品 D.946 |
ジュリアン・ゲヌボー(P) | |
録音:2006年2月。 シューマンが「形式の面でも、精神性の面でも完全なソナタ」と称したD894を収録。ゲヌボーはブルーノ・リグットや、最近ではブレンデルの薫陶もうけたという人。代理店によると『比較的ゆっくりめのテンポで、全体が夢の世界での出来事のように演奏する』とのこと。 なお、国内代理店は奏者名を欧文綴りから間違えているようで「ジュリアン・グエンヌボー [Julien Guennebaut]」としているが、おそらく適切なカナ表記は上記(正しいと思われる欧文は [Julien Guénebaut] / "n" が一つ少ない)。 | ||
プーランク/ダヴィド・ワルター編曲:ぞうのババール(1940-1945)(*) クロード・ボラン〔ボリング〕:激しく吹き荒れる風 [Le Vent Tourbillon] (1984)(#) パスカル・ル・ゲルン(朗読) アン=エリー・テヴィ(S) ピカルディーo. | ||
録音:2009年7月。 ぞうのババールの愛らしいジャケットでお届けする、ぞうのババールの物語。オケは小編成で、Vn,Va、Hr、Fl、ピッコロ、Tp、コントラFg、Fg、Perc、Ob から成っているらしい。語りはフランス語で、フランスでマジシャンとしても活躍するジャーナリスト、ル・ゲルン(1968-)が担当している。 なお、代理店の記載には重大な誤りがあり、まず、(*)に『朗読:ジャン・ドゥ・ブリュンホフ』と記載されているが、この「ジャン・ド・ブリュノフ」(1899-1937)は、この曲の元となった絵本「ぞうのババール」を著した絵本作家(ジャケットの絵もおそらく彼によるもの)。作曲年が亡くなった年以降であり、朗読を行っているということはまずありえない。また、(#)でも『テキスト&歌:ロジャー・ランディ』とされているが、この人(ロジェ・ランディ?)も、この音楽物語のテキストを担当したという事のようなので、歌ってはいないはず。さらに朗読のル・ゲルンが何故か『指揮者』となっているが、上記のとおり。なお、代理店の記載には『フランス語初学者の方へのプレゼントとしても喜ばれそうな1枚です』などと書かれているが、上記の件を考えれば、まさに噴飯物と言うべき所だろう。 | ||
通信簿 [Carnet de Notes] 作曲者不詳:Tourdion ラッスス:私の心はあなたを求め/ eco パスロー:私の亭主は美男でお人好し 伝ロッシーニ:二匹の猫による滑稽な二重唱 グノー:セミとアリ サン=サーンス: 夜の静けさ/冬のセレナード イベール: La berceuse du petit zébu プーランク:「8つのフランスの歌」より [第6曲「美しい人がいるなら」 第2曲「美しい人は塔の下に座って」]/ 「7つの歌」より [第2曲「ほとんどゆがまずに」/ 第5曲「美とそれに似たもの」] ラヴェル:3つのシャンソン 〜第2曲「3羽の美しい極楽鳥」 ドビュッシー: もう家もない子供たちのためのクリスマス ボヴェ:メリ=メロ フォーレ:マドリガル/魔神たち |
フランソワ・ポルガー指揮 レ・プティ・シャントゥール・ ド・サン=クロワ・ド・ヌイイ | |
国内代理店は「フランスの美しき合唱曲 心洗われる少年合唱によるフランスの珠玉の合唱曲集」&一部作曲家名のみ記しているが、イタリア人のロッシーニが入っている事は記されていない。また、レーベルのサイトには、旅のノート [Carnet de voyages] という別題名の記載もあり。 | ||
フォーレ:レクイエム サン=サーンス:ピエ・イエズ/アヴェ・ヴェルム |
ル・プティ・ シャントゥール・ドゥ・ サン=クロワ・ドゥ・ヌイイ カルロ・カネ(S) トマ・ルフェーブル、 ニコラ・カンブルナ(A) エルヴェ・ラミ(T) ジャン=フランソワ・ ハットン(Org) フランソワ・ポルガー指揮 パリ・オペラ座o.ソリスト | |
ヌイイの教会の少年合唱のコーラスによる、フォーレとサン=サーンスの世にも美しい宗教作品集。フォーレのレクイエムの美しさはいうまでもないが、サン=サーンスのピエ・イエズのソロも天上から聴こえてくる天使の声のように澄みきっており、心が洗われる。 | ||
心洗われるクリスマスのための音楽 きよしこの夜/他 |
ジャン=フランソワ・ ハットン(Org) エルヴェ・ラミ(T) ヌイイ聖教会cho | |
きよしこの夜などのクリスマス音楽が、心洗われる少年合唱団とオルガンの美しいハーモニーによって奏でられている。 | ||
グリーグ:ピアノ作品集 叙情小品(13曲)/ 人々の生活の情景〜第3曲「謝肉祭より」/ ピアノ・ソナタ Op.7 |
エレナ・フィロノヴァ(P) | |
Metissages [混血]〜 現代作曲家たちによる女声合唱曲集(全16曲) モーリス・オアナ:カリヨン リンコラ:儀礼的舞曲/他 |
レジーヌ・テオドレスコ指揮 カリオペ女声cho. | |
CAL-9407 廃盤 |
ジョスカン・デ・プレ(1440-1521): スターバト・マーテル/マニフィカト/ サルヴェ・レジーナ/アヴェ・ヴェルム/他 ジャケ・ド・マントヴァ(1483-1559): Dum vastos Adriae fluctus |
アンサンブル・ ジャケ・ド・マントヴァ |
録音:2008年5月。 ジョスカン・デプレがその中心メンバーであったピカルディー楽派が生まれて間もないころ、書かれたモテットなどを集めた1枚。 #当盤は国内代理店に一度も入荷せず、案内から3ヶ月ほどしか経っていない2010年1月に『2009年9月3号でご案内いたしました CAL-9407 ジョスカン・デプレ(1440-1521):スターバト・マーテル/アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァのCD は廃盤となりました。再プレス・入荷見込みはありません。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。』との連絡が届き、廃盤となってしまいました。 | ||
シューマン:ピアノ作品集 トッカータ/ダヴィッド同盟舞曲/フモレスケ |
オリヴィエ・シャウズ(P) | |
録音:2008年7月。 デュカなどの録音でひそかにファンを獲得しつつあるピアニスト、オリヴィエ・シャウズによるシューマン。 | ||
シューベルト(1797-1828): 糸を紡ぐグレートヒェン D118/ シラーの「ギリシアの神々」の一節/ 弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」 アルバン・ベルク(1885-1931): 私のまぶたを閉じて下さい(1900)/ 私のまぶたを閉じて下さい(1925)/叙情組曲 |
ティモスSQ [千々岩英一、 ガブリエル・リシャール(Vn) マリ・プーランジェ(Va) マリ・ルクレルク(Vc)] クリストフ・ エッシェンバッハ(P) ザロメ・ハラー(S) | |
録音:2009年6月。 ここに収められている2人の作曲家による弦楽四重奏曲は、それぞれ、自身の歌曲からの引用や同じ音列を用いて書かれた物。2人の偉大な作曲家が、言葉を持つ歌曲の世界を、言葉を持たない弦楽四重奏曲にどのように組み込んで行ったかを追う、好プログラム。 歌曲を歌うザロメ・ハラーは、ヤーコプスにも認められた、古楽から現代ものまで幅広く活躍するソプラノ。シューベルトのリートでは、エッシェンバッハの、歌い手にピタっと寄り添いつつ、時折聴かせるドキッとする和音の巧みな響かせ方にうならされる。ベルク歌曲でのアンサンブルも見事。2003年に設立されたカルテット、ティモス弦楽四重奏団(「ティモス」とはギリシア語で感情の意)が魅せる、シューベルトでの香り高い旋律の歌わせ方、そしてベルクでの絶妙な楽器間のバランスで描く細密画のような世界は見事の一語に尽来る。 | ||
ライヒャ: クラリネット八重奏曲/クラリネット五重奏曲 |
ジャン=ルイ・サジョ(Cl) フランス八重奏団 | |
録音:2009年2月。ベートーヴェンと同年に生まれたライヒャの室内楽作品集。クラリネットの流麗な旋律が美しく、また、アンサンブルの絡み合いもロマンの香りただよう出来栄え。 | ||
フランツ・リスト〜ポートレイト リスト: 「音楽の夜会」S.424(原曲:ロッシーニ) 〜第9番「踊り(タランテラ)」S.424 No.9 (*)/ 「誌的で宗教的な調べ」S.173 〜葬送 S.173 No.7/ メフィスト・ワルツ第4番/ 伝説S.175〜第2番「波の上を歩く パオラの聖フランソワ」S.175 No.2 / 6つのコンソレーションS.172/ 巡礼の年第1年「スイス」S.161〜オーベルマンの谷/ 愛の夢第3番S.541 No.3/ ハンガリー狂詩曲第2番 S.244 No.2 |
ギヨーム・コッポラ(P) | |
録音:2009年4月。仏ディアパソン誌2009年11月号「ディアパソン・ドール」獲得盤。 同レーベルのセデルグレン、パラスキヴェスコ、カスマンらに勝るとも劣らない才能だと、社主ジャック・カルヴェ氏が賞賛するピアニストのデビュー盤。公式サイト:http://gcoppola.free.fr/。(*)のみ、カリオペ・レーベルのサイトで全曲を試聴することが出来る[要MP3再生環境]が、これを聴く限り相当な腕の持ち主(なお、代理店翻訳者の記載では(*)が『ナポリのタランテッラ( ヴェネツィアとナポリより)』となっており、この表記だとS.159 [162とは別] の4番目の曲ということになってしまい、完全に誤り)。コッポラ自身による選曲で、このプログラムからリストという人物像を浮き上がらせたかった、とのこと。 | ||
ヴィラ=ロボス:ギター作品集 12の練習曲/5つの前奏曲/ ブラジル民謡組曲/ショーロ第1番 |
パスカル・ボエル(10弦G) | |
録音:2009年6月。 ノスタルジックでやさしく、時にすすり泣きのようなギターの音色に胸を打たれる1枚。練習曲では超絶技巧に驚かされ、最終曲のショーロ第1番では、強烈に熱いリズムとむせび泣きのようなメロディに心奪われる。ベールス(代理店記載ママ。Pascal BOËLS なので、おそらく上記ボエルの方が正しい)は、10弦ギター(6弦と4つのバス弦をもつ)の世界的名手。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101/ ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」 |
オリヴィエ・シャウズ(P) | |
録音:2010年2月8日-11日、パサヴァン。オリヴィエ・シャウズは1963年、ボルドーに近いリブルヌに生まれたピアニスト。柔軟なタッチ、明るい音色と、よく考えられた作品解釈と知的な演奏設計が見事に融合した演奏を繰り広げ、ここでもしばしば晦渋に演奏されるベートーヴェン後期のピアノ・ソナタを、とても分かりやすい音楽に仕立てている。力技の「ハンマークラヴィーア」が苦手な人にお勧め。 | ||
子供のためのロシア・ピアノ曲集 チャイコフスキー: 子供のためのアルバム Op.39(全24曲) カバレフスキー:30の子供の小品 Op.27 ミャスコフスキー:アルバム Op.43(全14曲) ショスタコーヴィチ:人形の踊り(全7曲) リャプノフ:デイヴェルティスマン Op.36(全6曲) グレチャニノフ:子供のアルバム Op.98(全15曲) プロコフィエフ:子供のための音楽 Op.65(全12曲) マイカパル:わら人形 Op.28(全12曲) シチェドリン:若者のための手帳(全15曲) ハチャトゥリヤン: 子供のアルバム第1、2巻(全20曲)/ソナチネ スヴィリドフ:子供のためのアルバム(全17曲) スロニムスキー: 子供と若者のためのアルバム(全13曲) |
エレーナ・フィロノヴァ(P) | |
ピアノ教育のメソードが旧ソ連で確立する以前から、ロシアの作曲家たちは子供のためのピアノ曲を好んで作る伝統があった。日本でも教材として愛用され、参考用としての需要がありながらも録音が少なく、リリースを求める多くの声があった。プロのピアニストは、どうしてもこれら作曲家の大人用作品に関心が集まりがちで、軽視され続けたが、音楽的にはまぎれもない各自の個性が刻印されていて手抜きは一切感じられない。その証拠にチャイコフスキーやハチャトゥリヤン作品は、ここに含まれる多くを後にバレエやオペラ、交響曲へそのまま使いまわして美しく開花させている。いわばスケッチブック的な性格も秘めていて、単なる教材作品と一蹴できない価値と重要さ。ギレリス門下のフィロノヴァはくせのない楷書的な演奏が模範にぴったりだが、ロシア的な味わいと華やかさにも満ち魅力的。ピアノ学習関係はもとより、ロシアのピアノ音楽ファンも無視厳禁のアルバム。ジャケットもロシアの伝統的な美しい物語画で目を引く。 | ||
マルゴワール指揮のCBS SONY盤が20年ぶりに復活 ラモー:歌劇「プラテー」 ブルース・ブルワー(T;プラテー) イザベル・プルナール(S;愛の神フォリ) ニコラ・リヴァンク(Br;サテュロス/シテロン) ジル・ラゴン(T;テスピス/メルキュール) エリザベート・ボドリ(S;タリー/クラリーヌ) ジャン=フランソワ・ガルデイル(Br;モミュス)クリス・ド・モール(B;ジュピテル)他 ジャン=クロード・マルゴワール指揮 ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(王室大厩舎・王宮付楽団) | ||
録音:1988年9月5日-12日、パリ。ピリオド楽器使用。旧 CBS SONY M2K-44982(当店未案内)のレーベル移行再発売。代理店によると『CBSソニー時代よりやわらかな風合の大変良い音質!』とのこと。 ラモーの傑作として近年非常に人気の高い「プラテー」。妻ジュノンの嫉妬深さにウンザリしていた大神ジュピテルは、蛙の姿をした沼の妖精プラテーに夢中になっている芝居をするということに。プラテーはすっかり有頂天。二人の結婚式に、怒り狂ったジュノンが乗り込むも、プラテーの姿を見て大笑いし、ジュピテルとジュノンは仲直り。怒りの収まらないプラテーは、恨みの言葉を吐いて逃げていく、という物。 このマルゴワール盤「プラテー」は、同曲初のピリオド楽器録音だったものだが、CBS SONY 盤は比較的短期間で消えてしまいほぼ幻となっていた。今回約20年ぶりの再発売。タイトルロールのブルワーは1944年米国生まれで、1970-1980年代にヨーロッパでモーツァルト・テノールとして活躍した。また当時復興し始めたばかりのフランスバロック音楽で、高音を柔らかく歌うオートコントルとして貴重な人材だった。さらに今だ人気衰えぬ美女中の美女ソプラノのプルナールも、ノンヴィブラートの透明で甘く余韻ある歌声が大変魅力的。他にも懐かしい1980年代の古楽系名歌手が集まっている。マルゴワールの優しい感触の演奏も味がある。 | ||
J.S.バッハ:マタイ受難曲
ポール・アグニュー(T;福音史家) アラン・エーヴィヒ(B;イエス) アラン・ブー(Br;ユダ) オルガ・パシフニク(S) ダミアン・ギヨン(CT) ドナ・ハヴァー(T) マルク・ブーシェ(Br) ジャン=クロード・マルゴワール指揮王室大厩舎・王宮付楽団、ナミュール室内cho. | ||
録音:2009年4月6日、ライヴ。 マルゴワールによる「マタイ受難曲」。スウィングしているというと語弊があるかもしれないが、通奏低音チームの推進力が際立った演奏。 全体を通して、様々な登場人物の体温を、そしてイエスの体温をも感じる、血の通った演奏。アリアではソリストに極めて柔軟に旋律を歌わせていて、アルトの「憐れみたまえ」のアリアなども極めて自然に音楽が流れている。最後の合唱曲も、荘厳さはもちつつも、深いフレーズの息の取り方で、共感しやすい演奏。真正面から「受難」というテーマに立ち向かった他の演奏とはまた一線を画した、温度を感じる受難曲となっている。 | ||
ジョスカン・デ・プレ: 各音程からの声によるミサ「武装した人」/ 第6旋法のミサ「武装した人」 |
モーリス・ブルボン指揮 メタモルフォーゼ | |
録音:209年(代理店記載ママ。おそらく2009年)8月28日-9月1日。15世紀後半から16世紀始めにかけて活躍したジョスカン・デ・プレのミサ曲を二つ収録。「武装した人」とは、当時流行っていた歌の題名で、その旋律を取り入れた作品なのでこう呼ばれている。モーリス・ブルボンは音楽研究家かつ作曲家で、ルネサンス声楽音楽を専門とする男声アンサンブル、メタモルフォーゼを指揮して、オケゲム、ジョスカン・デ・プレや、埋もれた作曲家の作品を今の世に蘇らせている。 | ||
シャンベリーのカリヨン(鐘) ボロディン:だったん人の踊り/サティ:グノシェンヌ第1番/ ラフマニノフ:ヴォカリーズ/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より/他 | ||
教会の塔に備え付けられる音階付きの鐘カリヨン。その懐かしくメルヘンチックな響きによるポピュラー作品集。 | ||
ピカルディー地方の音楽の黄金時代 作曲者不詳: 目覚めよ、ピカルディーの人々よ(歌曲;15世紀)/ カンブレのパヴァーヌ(舞曲;カンブレ図書館所蔵 MS124)/ ペロンヌの座(単旋聖歌と舞曲)/マルシュの領主(歌曲)/ さあ、歩こう、ラ・デュロ(舞曲;1492頃)/ ペロンヌとサン=カンタンの間で (歌曲;リッカルディアーナ図書館所蔵 シャンソニエ2356)/ 粗野で卑猥なエノー人/ エル・ピカルド(サルタレッロ;大英博物館所蔵 MS59-62) ニコラス・ヴァレ:ラ・ピッカルド(リュート・タブラチュア譜) フィルマン・カロンもしくはルベル:ノワヨンからの帰りに(歌曲) デュファイ:さらば、ランの良き酒よ(歌曲) アドリアン・ヴァレリウス:ラ・ピカルド(単旋聖歌;詩篇歌集) ジョスカン・デプレ:さようなら、私の恋人たち(歌曲) 作曲者不詳:さようなら、私の恋人たち(バイユー写本から) ムートン:さようなら、私の恋人たち(二重カノン) ジョスカン・デプレ:こおろぎは良い歌手(フロットラ) 作曲者不詳:目覚めよ、ピカルディーの人々よ (歌曲、ポリフォニー版;1510、ペトルッチ出版)/ ブルゴーニュ人たちはペロンヌの前の座を包囲した(デュオ) ムートン:私を愛する強い気持ちが続く(歌曲) ピエトロ・パオロ・ボッローノ:エル・ピカルド ジャン・ド・ブルノンヴィル:不可侵の(モテット) |
レ・メネトリエ・ピカール | |
録音:1998年、アミアン。 | ||
アダン・ド・ラ・アル:「私のいとしい人ロバン」 デ・プレ:「ラ・ベルナルディーナ」 ヴィラールト:「何の値打ちもない婆さんたち」 プレトリウス:「クーラント」 バイユー写本より、他、作曲者不詳の作品を含む全20曲 |
レ・メネストリエ・ ピカール | |
アダン・ド・ラ・アルの「ロバンとマリオン」と、ピカルディー地方をキーワードに、「ロバン」の系譜に連なる曲を集めた好企画盤。 ハーディー・ガーディー、コルミューズ、プサルテリウムなど、当時の楽士たちが使っていた楽器を用い古風な味わいの楽しげな演奏が繰り広げられている。 楽器のみで演奏したものが14曲、声楽曲が6曲収録されている。 | ||
CAL-9513 廃盤 |
聖骸布のための音楽〜18世紀サヴォイア公領の宗教曲 アンドレア・ステファノ・フィオレ:主に向かって喜び歌おう ジョヴァンニ・アントニオ・ジアーイ::アドラムス・テ フランチェスコ・ファゾーリ:わが主に賜った主の御言葉 |
シリル・ ジェルスタンアベール(S) ロベルト・バルコーニ(CーT) エリック・トレモリエール(T) ユーグ・ジョルジュ(Br) ベルナール・スピッツィ指揮 ブダペスト・オルフェオo. |
神童として知られたフィオレはサヴォイア公宮廷で仕えた作曲家。シアーイはそのフィオレの後継者。ファゾーリはトリノ大聖堂楽長で、シアーイの師。後期バロックから初期古典派へと移り変わり行く北イタリア、サヴォイア公領に生きた彼らの曲は、今まで知られていなかったのが不思議なほど美しく崇高な宗教曲である。 | ||
吹奏楽によるクラシック名行進曲集 ビゼー:歌劇「カルメン」〜衛兵交替行進曲(*) シャブリエ:楽しい行進曲 ベルリオーズ:幻想交響曲〜断頭台への行進 「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲/ラ・マルセイエーズ(#) マイアベーア:戴冠式行進曲 サン=サーンス:軍隊行進曲/英雄行進曲(+) ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 ゴーディン:サン=キュロットの行進 ヒュルゴー:マレンゴ領事親衛隊の行進曲 サリエリ:金管のための5つの前奏曲 プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジヘの恋」〜行進曲 ホルスト:組曲第2番〜行進曲(**) |
パリ警視庁音楽隊 パリ児童cho.(*) ローラン・カバレ(Tb;+) エール・フランスcho.(#) アルぺジョーネcho.(#) イヴァン・ミュイエ (ユーフォニウム;**) | |
ギャルド・レピュビュリケーヌと並ぶフランスの名門バンドによる、吹奏楽ファンでなくとも親しみやすいアルバム。 | ||
マレ:三重奏曲集(1962)組曲第3番 ニ長調〜前奏曲 ラ・フォンテーヌ:絵/鈴(抜粋) ジョゼフ・(シャバンソー・)ド・ラ・バール: 15歳から30歳頃には ラ・フォンテーヌ:娘たちはどうして知恵を授かるか ジャン=バティスト・ボエセ:何と気まぐれなフィリス ラ・フォンテーヌ:鞍 マレ:三重奏曲集(1962)組曲 第3番 ニ長調〜村のブランル/ 第1番 ハ長調〜バガテル ベニーニョ・ド・バシイ:私のイリスは不実だが ラ・フォンテーヌ: 魔法の盃(抜粋)/女房を交換した男たち(抜粋)/ うなぎのパテ(抜粋) ジャン・シカール:私は二人とも愛さねばならない ラ・フォンテーヌ:ハンス・カルヴェルの指輪 マレ:三重奏曲集(1962)組曲 第1番 ハ長調〜幻想曲 ラ・フォンテーヌ: ・・・についての小話(修道女ジャンヌが・・・)/眼鏡 ガブリエル・バターユ:角を生やしたサチュロスは マレ:三重奏曲集(1962)組曲 第1番 ハ長調〜シャコンヌ ラ・フォンテーヌ:フィリップ爺さんの雁(抜粋) ガブリエル・バターユ:そは愛しき人 ラ・フォンテーヌ:耳作りと型直し マレ:三重奏曲集(1962)組曲 第1番 ハ長調〜ロンド ミシェル・ランベール: 口の軽い別嬪さん、君は言った ベニーニョ・ド・バシイ: 彼女はそこにいる、私はそのために溜息をつく ラ・フォンテーヌ:ピエール大将の牝馬 マレ:三重奏曲集(1962)組曲 第3番 ニ長調〜リゴードン エティエンヌ・ルモワール:前奏曲 ト長調 ラ・フォンテーヌ:鷹 ミシェル・ランベール: ああ、この上なく厳しいので ラ・フォンテーヌ:鷹(続き) マレ:三重奏曲集(1962)組曲第6番 ハ短調 〜悲嘆もしくはパッサカリア・レント |
フランソワーズ・マセ(S) ジャン・テュベリ指揮 ラ・フェニーチェ、 ジャン=クロード・ ドルオ(語り) | |
録音:2001年6月18-20日、パリ(音楽)/2001年1月30&31日、シャトー=ティエリ(語り)。 マレの同時代人、ラ・フォンテーヌの小話の朗読とマレの三重奏曲集を組み合わせた珍しい録音。これに、同時代のエール・ド・クールが組み合わさり、 音による、ルイ14世時代(17世紀後半から18世紀初頭)のフランス宮廷の雰囲気を味あわせてくれる。デジパック仕様。 | ||
ティエリー・エケシュ(1965-): ポール・クローデルの詩による朗読とオルガン即興演奏 |
ジョルジュ・ウィルソン(朗読) ティエリー・エケシュ(Org) | |
ジャン=バティスト・モロー(1656-1733): ラシーヌ作「アタリー」への劇音楽(1891) |
ランバート・ ウィルソン(コメディアン) ユーゴー・レーヌ指揮 ラ・サンフォニー・ デュ・マレ | |
ルイ14世が設立した貴族の子女のための学校で、ラシーヌとの共同作業によって後世に名を知られるモローは、ラシーヌが特に気に入っていた作曲家。 同僚にニヴェール、弟子にモンテクレール、クレランボー、ダンドリューをもつ彼は、簡潔にして優美、歌詞に対する配慮の行き届いた作曲を特徴とするこの「アタリー」によって、 フランスの音楽史に大きな貢献を果たした。 | ||
CAL-9525 廃盤 |
北方の星〜ゴティエ・ド・コワンシ(1177/78-1236) と中世の奇蹟 |
アンヌ・アゼマ (歌/ ハーディ=ガーディ) シーラ・カメン (レベック/Hp/ ハーディ=ガーディ) |
「北方の星」とは、北フランスで活躍したトルヴェールであるゴティエ・ド・コワンシを指す言い回し。彼が書いた壮大な物語詩「聖母の奇蹟」に含まれる彼の宗教曲をハープ・ コンソートが演奏したCDがHMFから発売されたが、当盤はゴティエが同時代の世俗音楽に深い造詣があったことから企画された、宗教曲集と好一対を成すアルバム。彼が宗教曲に取り入れた旋律や「聖母の奇蹟」 において言及のある音楽が収録されており、12-13世紀フランス世俗音楽の豊潤な世界が描かれていく。デジパック仕様。 | ||
オネゲル:オラトリオ「死の踊り」(1938)(*) ミヨー:「男とその欲望」(16の楽器と打楽器のための版) |
ランベール・ウィルソン(ナレーション;*) アンヌ=ソフィー・シュミット(S;*) クレア・ブリュア(Ms;*) ユベール・クレサン(Br;*) エドモン・コロメル指揮 ピカルディo. | |
録音:2002年9月。#ほぼ廃盤と思われます。入荷しないものと思われますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
リュリ:ムスクテール(銃兵)のための音楽 | ユーゴ・レーヌ指揮 ラ・サンフォニー・デュ・マレ ジャン=ドゥニ・モノリ(語り) | |
録音:2003年。 アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」の朗読と、登場人物が活躍した時代の大作曲家リュリの音楽を組み合わせたユニークなアルバム。リュリ(1632-1687)がムスクテール(銃兵)の楽隊のために書いたトリオや行進曲を織り交ぜながら、「三銃士」のテキスト朗読(フランス語)を楽しむいう趣向になっている。戦いの場面では剣がぶつかる効果音も聞こえてくる。 | ||
ナヴァラ、名演集 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ(*) シューマン:アダージョとアレグロ(*)/ 民謡風の5つの小品(*) ドヴォルジャーク: ロンド ト短調(+)/森の静けさ(+)/ユモレスク(+) |
アンドレ・ナヴァラ(Vn) アニー・ダルコ(P;*) エリカ・キルチャー(P;+) | |
旧品番:CAL-9614, CAL-3614, CALX-3614。アンドレ・ナヴァラの名盤「アルペジョーネ・ソナタ」が再登場。マルグリッド・ロンの直弟子ダルコのピアノもすばらしい。 | ||
CAL4-3614 (4CD) 廃盤 |
アンドレ・ナヴァラの芸術〜カリオペ録音集成 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン:アダージョとアレグロ/民謡風の5つの小品 ドヴォルジャーク: ロンドOp.94/森の静けさOp.68-5/ユモレスクOp.101-7 ロカテッリ:チェロ・ソナタ ニ長調 ボッケリーニ:チェロ・ソナタ[イ長調/ト長調] ヴァレンティーニ:チェロ・ソナタ グラナドス(カサド編):ゴイェスカスの間奏曲 ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡組曲 ニン:スペインの歌 サン=サーンス:チェロ・ソナタ[第1番/第2番]/ 白鳥/アレグロ・アパッショナート 日本の調べ [夏の思い出/砂山/ふるさと/城ケ島の雨/ 浜千鳥/叱られて/出船/宵待ち草] フォーレ:エレジー/ロマンス/セレナード/ 蝶々/夢のあとに ボエルマン:チェロ・ソナタOp.40 |
アンドレ・ナヴァラ(Vc) アニー・ダルコ(P) エリカ・キルヒャー(P) |
録音:1976年-1984年。 豊かな経験からくる深い味わい。心を揺さぶる歌に改めて感服。フランスの名手ナヴァラは意外なことにミドル級ボクサー、水泳選手としても嘱望されていた。10代後半でフルニエに替わりクレトリSQに参加、戦後はオケを経てソリストとして活躍のかたわら、パリ音楽院教授も務めた。セット化が待たれていた当全集には、バッハの無伴奏(CAL-3642)を除くすべてを収録。熱気に富み格別の気品を湛えた演奏内容は折り紙つきで、価格もおおきな魅力。 | ||
ドヴォルジャーク: 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」 弦楽四重奏曲第11番 ハ長調 Op.61 |
タリフSQ | |
録音:1976年、アナログ。旧品番:CAL-9617, CAL-5617, CAL-3617。「アメリカ」は記念すべき一度目の録音。 | ||
モーツァルト: 弦楽五重奏曲第4番 ト短調K.516 (*) / クラリネット五重奏曲K.581 (#) |
タリフSQ カレル・レハク(Va;*) ボフスラフ・ザラドニク(Cl;#) | |
弦楽五重奏曲&クラリネット五重奏曲全集3CDsからのカップリング変更再発。旧盤:CAL-9628 / CAL-5628には、(*)の替わりにメッシェレウル&ボグニアによるヴァイオリン・ソナタ2曲(K.481, 376)が収められていた。 | ||
ヴィヴァルディ: ピッコロのための3つの協奏曲 [RV.444/RV.445/RV.443]/ 2台のヴァイオリンと フルートのための協奏曲RV.108 テレマン:12の幻想曲(1732/33 刊)より [第1番/第2番/第4番/第5番/ 第8番/第9番/第12番] |
ジャン=ルイ・ ボーマディエ (Fl/ピッコロ) ジャン・ピエール=ランパル指揮 フランス国立o. | |
録音:1979年5月。旧品番:CAL-9630 / CAL-6630 / CAL-3630(以上、おそらくすべて廃盤)。 フランスが生んだ天才フルーティスト、ボーマディエが奏でる音色はどこまでも切れ味がよく澄み切ったもの。鳥のさえずりを思わせる軽やかな音楽作りに心躍る。 | ||
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.1 [第1番 ヘ長調Op.18 No.1 / 第2番 ト長調Op.18 No.2 / 第3番 ニ長調 Op.18 No.3 ] |
タリフSQ | |
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.2 [第4番 ハ短調Op.18 No.4 / 第5番 イ短調Op.18 No.5 / 第6番 変ロ長調 Op.18 No.6 ] |
タリフSQ | |
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.3 大フーガ 変ロ長調 Op.133/ 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.95「セリオーソ」/ 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127 |
タリフSQ | |
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.4 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調「ハープ」Op.74 / 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 「ラズモフスキー第1番」Op.59 No.1 |
タリフSQ | |
録音:1977年&1980年。 | ||
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.5 [第8番 ホ短調Op.59 No.2 / 第13番 変ロ長調Op.130 ] |
タリフSQ | |
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.6 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.58 No.3 「ラズモフスキー第3番」/ 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131 |
タリフSQ | |
録音:1977年、アナログ。 | ||
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集 Vol.7 弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132/ 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135 |
タリフSQ | |
録音:1979年、アナログ。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 [第30番/第31番/第32番] |
インガー・セデルグレン(P) | |
録音:1989年。旧品番:CAL-9648 / CAL-6648。Vol.2(Nos.14, 8, 17, 23): CAL-5683。 | ||
シューマン: 謝肉祭Op.9/子供の情景Op.15 |
インガー・セデルグレン(P) | |
旧品番:CAL-9650, CAL-3650。 | ||
バッハ:2声&3声のインヴェンション | ミレイユ・ラガセ(Cemb) | |
録音:1978年。 曲間で鳥のさえずりなどが聞こえるらしい。 | ||
バッハ: イタリア協奏曲/フランス風序曲/ 4つのデュエット |
ミレイユ・ラガセ(Cemb) | |
録音:1980年。ラガセはカナダのチェンバロ界の重鎮。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 K.296/ K.301-306/ K.376-380/ K.454/ K.481/ K.526/ K.547 |
ペトル・メッシェレウル(Vn) スタニスラフ・ボグニア(P) | |
カタログ付き。ボックス仕様。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 K.302/K.304/K.379/K.526 |
ペトゥル・メシエレウル(Vn) スタニスワフ・ボグニア(P) | |
D.スカルラッティ:16のソナタ集 [L.382/314/22/423/118/282/23/108/266/58/33/他] |
インガー・セデルグレン(P) | |
アンドレ・ナヴァラ ロカテッリ:チェロ・ソナタ ボッケリーニ:チェロ・ソナタ ヴァレンティーニ:チェロ・ソナタ グラナドス:ゴイェスカスの間奏曲 ファリャ:スペイン民謡組曲 ニン:スペインの歌 |
アンドレ・ナヴァラ(Vc) エリカ・キルヒャー(P) | |
「18世紀のパガニーニ」とも評されるロカテッリのソナタをはじめ、バロックから近代にいたるまでのチェロの作品集。ニンのスペインの歌も、今でも色褪せることのない名演。 | ||
ブラームス: 2つのラプソディOp.79/3つの間奏曲 Op.117/ 6つの小品 Op.118 |
インガー・セデルグレン(P) | |
ショパン: ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.4 同第2番 変ロ短調 Op.35/同第3番 ロ短調 Op.58 |
アンリ・バルド(P) | |
録音:1984年。 パリ音楽院、そしてジュリアード音楽院を首席で卒業し、現在はパリ高等音楽院教授の地位にあるフランスピアノ界のトップエリートピアニスト、アンリ・バルドのショパン。間然としたところなどまるで見当たらない密度の濃い正統派の演奏なのに、いつも聴いているのとは違うショパンの本来の魅力を照らし出している。高名な第2番、第3番に比べると耳にする機会が少ない第1番でさえ、このピアニストの手を経れば作品本来の隠れた魅力を放ち始める。第2番、第3番にしても同様で、このピアニストの魅力である透明な響きの中に、知られざる名曲を初めて聴いた時のような驚きを覚える人も少なくないであろう。フランス国内で数々の賞を獲得した演奏、録音とも冴えわたっている文字どおりの名盤。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 [第14番「月光」/第8番「悲愴」/ 第17番「テンペスト」/第23番「熱情」] |
インガー・セデルグレン(P) | |
初発売:1995年。旧品番:CAL-9683, CAL-6683。 | ||
シューベルト: 4つの即興曲 Op.90/ ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 |
インガー・セデルグレン(P) | |
録音:1987年、他。旧品番:CAL-9689, CAL-6689。 スウェーデン出身のセデルグレン会心のシューベルト。シューマンの歌曲集でナタリー・シュトゥッツマンの伴奏者として日本レコードアカデミー賞にも輝いているように、セデルグレンはドイツ=オーストリア系のレパートリーを得意としている。もちろんソリストとしての実力も折り紙付きのもので、世界の主要都市での活発に演奏活動を行う傍ら、マスタークラスにて多くの後進に指導してきた。 多数の賞を得たこのアルバムには、シューベルトのピアノ曲の大作の最高傑作と、小品集の最高傑作を収められており、自然なテンポとフレージング、繊細さと力感が調和した心地よいピアノ演奏を心ゆくまで楽しめる。 | ||
スメタナ: 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」/ 弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 |
タリフSQ | |
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 第1番 ヘ長調 Op.5 No.1/第2番 ト短調 Op.5 No.2/ 第3番 イ長調 Op.69/第4番 ハ長調 Op.102/ 第5番 ニ長調 Op.102 No.2/ モーツァルトの「魔笛」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66/ ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の主題による 7つの変奏曲 WoO.45 |
エフジェン・ラッタイ(Vc) スタニスラフ・ボグニア(P) | |
録音:1983年。 CALLIOPE "INTÉGRALE" シリーズ。チェコのチェリスト、ラッタイは元タリフ四重奏団のメンバーで、現在はラファエル四重奏団のチェリスト。さすがは室内楽の第一人者、ピアノとの二重奏としての親密な演奏が、ソロばかりが目立つ演奏とは違った魅力を生み出していい味を出している。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲第74番 ト短調「騎手」 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.13 ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.58 No.2 フランティシェク・アダム・ミハ:弦楽四重奏曲第6番 |
タリフSQ | |
ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」(*) 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」(*) 組曲「草陰の小径にて」第1集(+) |
タリフSQ ラドスラフ・クヴァピル(P;+) | |
録音:1985年(*)/1988年(+)。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.1〜青春時代 | アンドレ・イゾワール(Org) | |
バッハ:オルガン作品全集 Vol.2 〜オルガンの名手、ヴァイマール時代 1 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
J.S.バッハ: トッカータとフーガ ニ短調/ トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564/ トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538「ドリア調」/ トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540/ 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1975年。旧品番:CAL-9708 / CAL-5708。 これはイゾワールの録音したバッハのアルバムの中でもひときわの名盤。重厚で鉛色と思われていたバッハ観から解き放ち、節度ある色彩の美しさが飛翔するファンタジー豊かなバッハを世界に問うた、極めて重要なものである。このアルバムはもう30年以上も前の録音になるが、CALLIOPEの驚異的に優秀なアナログ録音とあいまって、いまだ新鮮。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.3 〜オルガンの巨匠、ヴァイマール時代 2 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
J.S.バッハ: コラール「主イエス・キリストよ、 われらを顧みたまえ」BWV.709/ 同「愛する御神に統べしらすままにまつろい」BWV.690/ 同「愛する御神の統べしらすままにまつろい」BWV.691/ 同「アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ」BWV.705/ パルティータ 「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV.768/ コラール「高き御空よりわれは来たれり」BWV.701/ トリオ ト短調 BWV.584 6つのシューブラー・コラール [目覚めよ、とわれらに呼ばわる声あり」BWV.645/ われいずこにか逃れゆくべき BWV.646/ 愛する御神の統べしらすままにまつろい BWV.647/ わが魂は主をあがめ BWV.648/ ああ、われらと共に留まりたまえ、 主イエス・キリストよ」BWV.649/ イエスよ、今ぞ御空より降り来たりて BWV.650] |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1988年。 20分以上かかるBWV.768を除き、演奏時間2、3分の短いオルガン曲ばかりを集めたアルバム。しかしどれの曲も味わい深く、ことに「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」などの穏やかなコラールにおける抑えに抑えたしみじみとした表現は、派手さがないゆえに心をピンと打ち、何度も聴きたくなってしまう。イゾワールの音楽家としての懐の豊かさゆえであろう。有名な「目覚めよ・・・」の幸福感も他では得がたいもの。クリスマス曲としても有名な「高き御空よりわれは来たれり」では、3声のうち1つがカリヨンで、これまた楽しい。 | ||
バッハ:オルゲルビュヒライン BWV.599-644 | アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1977年。旧品番:CAL-9711, CAL-2049711。 イゾワールの陽光あふれる教会の黄金の輝きのような音色が魅力。 | ||
J.S.バッハ:オルガン作品集 Vol.10〜 前奏曲とフーガ [ホ短調 BWV548 /ト長調 BWV541 /変ロ短調 BWV544 / ハ長調 BWV545 /ハ長調 BWV547]/ トリオ ニ短調BWV583 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
初発売:1987年。旧品番:CAL-9712(廃盤; 単売では当店未案内)。全集中の1枚。CAL-3712 という番号のアイテムもあったが、これは日本の代理店が末尾を省略したもので、実際には CAL-3712.4 という Vol.10-12をまとめたBOX物だった。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 Vol.4 〜円熟期、ケーテン・ライプツィヒ時代 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
バッハ:オルガン作品全集 Vol.5 〜晩年、ライプツィヒ時代 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
J.S.バッハ:オルガン・コラール集 クラヴィーア練習曲集第3部 より [BWV 687/688/689/802/803/804/805]/ カノン風変奏曲 BWV 769/ 17のコラール [BWV 659/660/661/653/656/651/655/667/ 662/663/664/654/657/665/666/658/668]/ 6声のリチェルカーレ |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
大家イゾワールによる、オルガン・コラール集。 | ||
J.S.バッハ: トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/ トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564/ トッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV.538/ トリオ ヘ長調 BWV.587/幻想曲 ト短調 BWV.542/ トリオ ニ短調 BWV.583/フーガ ト短調 BWV.542/ トッカータとフーガ へ長調 BWV.540 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1993年。Grenzig de St-Cyprien-en-Perigord。旧品番:CAL-9718 / CAL-3718(以上、おそらく共に廃盤)。 オルガン曲大全集を完成させたバッハの権威、フランスの名手イゾワールによる、カリオペの代表的録音「トッカータとフーガ」。長らく聴き継がれてきた定番中の定番。 | ||
バッハ:オルガン作品全集 別巻 フーガの技法 BWV.1080(*)/ オルガンと管弦楽のためのシンフォニア ニ長調(+)/ オルガンと管弦楽のための協奏曲 ニ短調 BWV.1059a(+)/ オルガンと管弦楽のための協奏曲 ニ長調 BWV.1053a(+)/ デ・デウム(#) |
アンドレ・イゾワール(Org) ピエール・ファラゴ(補助;*) マルタン・ジェステル指揮(+) ル・パルルマン・ ド・ミュジーク(+) アンサンブル・ メタモルフォーゼ 他 | |
旧 CAL-9719、9720、9722をまとめたお買い得セット。 | ||
バッハ:オルガン作品集 | ロラン・リブレ・ド・サブラ | |
ロラン・リブレ・ド・サブラはアランらに学んだ、当盤発売時(1999年)29歳の若手。 | ||
ブクステフーデ:オルガン作品集 トッカータ ニ短調 BuxWV.155/ コラール「甘い喜びのうちに」BuxWV.197/ シャコンヌ ホ短調 BuxWV.160/ コラール「天におられるわれらの父よ」BuxWV.219/ 同「ベツレヘムに幼子が生まれた」BuxWV.217/ 前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV.150/ カンツォネッタ ホ短調 BuxWV.169/ パッサカリア ニ短調 BuxWV.161/ コラール「われは彼より離れじ」BuxWV.220/ 同「われらの主キリスト、 ヨルダン川に来たれり」BuxWV.180/ 同「キリストの輩よ、共に神をたたえよ」BuxWV.202/ 同「今ぞ来たれ、異邦人の救い主よ」BuxWV.211/ 前奏曲とフーガ ニ短調 BuxWV.140 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:2004年5月、ランス、サン・レミ・バジリカ教会。 オルガニストの重鎮イゾワールがブクステフーデを新録音。いずれも有名な作品ばかりで、自由な精神で強烈な個性を発揮したブクステフーデが理想的に再現されている。この演奏を聴けば、大バッハが聞きほれてしまったという有名なエピソードもさもありなんと思わせれる。 | ||
マックス・レーガー(1873-1916):オルガン作品集 レーガー: 英国国歌による変奏曲とフーガ/ コラール「目覚めよ呼ぶ声あり」による幻想曲とフーガ/ 序奏、パッサカーリアとフーガ ホ短調 Op.127 リスト/レーガー編曲:波を渡るパオラの聖フランチェスコ |
エドゥアルド・オガネシアン(Org) | |
録音:2003年8月10日、10月21-22日、リガ大聖堂。使用楽器:1884年、ワルッカー製。 レーガーはたくさんのオルガン曲を書いたが、このCDは1900年頃に作曲された作品(序奏、パッサカーリアとフーガのみ1913年の作品)を集めている。ガ大聖堂のオルガンのパイプ数は6768本、しかも状態も完璧。CALLIOPEならでは録音の良さもあって、オルガン・マニアにはうれしい一枚となっている。 | ||
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ マールプルク(1718-1795): 「装飾的に展開されたコラールの試み」(1790、全21曲) ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783): 高き天より、われは来たれり |
モーリス・メール(Org) ジャン・スーリス声楽アンサンブル | |
録音:2003年11月。 マールプルクは理論家としての側面の方が高く評価されているかもしれない、作曲家としても重要な人物。「装飾的に展開されたコラールの試み」はコラールに基づく対位法的な曲集。調律法にその名を残すキルンベルガーの「高き天より、われは来たれり」は、6つの変奏曲とコラール・アルモニゼからなる作品。モーリス・メールは、ジュネーヴでスイスの大オルガニスト、ピエール・スゴンに学んだ逸材。 | ||
ザムエル・シャイト(1587-1654): 「タブラトゥーラ・ノーヴァ」第1巻(1624) |
ベルナール・ラガセ(Org) | |
録音:1980年。 シャイトは17世紀前半に活躍したオルガニスト。「タブラトゥーラ・ノーヴァ」は3 巻からなる鍵盤作品集。タブラトゥーラ・ノーヴァとは新譜表という意味で、シャイトは特殊な文字記譜法を退け、五線譜を使って多彩な音楽の表現法を追求したもの。ベルナール・ラガセの録音は、シャイトのオルガン曲の素晴らしさを改めて広く認識させたものとして、オルガン・ファンの記憶に残るもの。今聴いても決して古びていない。 | ||
プーランク(1899-1963): オルガン、弦、ティンパニのための協奏曲/ フランス組曲/シンフォニエッタ |
アンドレ・イゾワール(Org) エドモン・コロメール指揮 ピカルディo. | |
ときにオシャレで、ときに神秘的で、ときに美しいイメージを想起させるプーランクの作品。でも、このオルガン協奏曲は、それらとは少し違って、不気味さと焦りの中にオルガンの力強さが躊躇なく発揮された作品。名手イゾワールのオルガンが重々しく、また輝かしく大聖堂に響き渡り、ティンパニが怪しく時を刻むとともに、こちらの心臓のドキドキも最高潮。とはいえ、やはりプーランク、オルガンを用いた明るく不思議な響きも魅せてくれている。管弦楽曲のシンフォニエッタとフランス組曲では、ピカルディo.と、2006年10月に首席客演指揮者に迎えられたコロメールとのコンビがフランスのエスプリを漂わせている。 | ||
アルボラーダ〜オルガンとギター スウェーリンク:愚か者シモン ソレル神父:協奏曲 ト長調 モンサルバジェ:ゆりかごの歌/ ディヴェルティスマン第2番 ジャン・アラン:空中庭園/走馬灯/旋律課題 グラナドス:オリエンターレ アンドレ・イゾワール: タンゴ/ヴァルス/ハンガリー風 ストラヴィンスキー:タンゴ クープラン:恋のうぐいす トルドラ:マリネラ/サルダーネ グリーディ:物語/エレジアーカ バルトーク:9つの農民歌 モンポウ:内なる印象 エルネスト・アルフテル:羊飼いの踊り/ハバネラ |
トリオ・アルボラーダ [アンドレ・イゾワール(Org) パトリック・ギエム、 ディディエ・マーニュ(G)] | |
フランスの名オルガン奏者イゾワールが1987年に結成したトリオ・アルボラーダ。2本のギターとポータブル・オルガンという異色の組み合わせでバロックから20世紀までのレパートリーを聴かせる。タンゴではバンドネオン、バルトークではバグパイプのような響きで意外な馴染みよう。スウェーリンクやアラン作品ではポータブル・オルガン独奏で、イゾワールの神業を堪能出来る。 | ||
アルベール・アラン:オルガン作品集 フィナーレ ヘ短調 Op.429 アンダンティーノ ト長調 Op.346 アリア ニ長調 Op.425/スケルツォ ホ短調 Op.423 エレジー Op.396/アンダンティーノ 嬰ハ短調 Op.437 トッカティーナ Op.373/非常に遅い歩みで Op.345 とても遅く静かに Op.357 アンダンティーノ・コン・モト Op.347 子守歌 Op.395 「シオンを讃えよ」によるカリヨン Op.424 ブギヴァルのカリヨン Op.368 クリスマスの季節に Op.360/ラルゴ(祈り)Op.427 アンダンテ ロ長調 Op.306 「カンテムス・ドミノ」によるトッカータ Op.323 |
マリー=クレール・アラン (Org) | |
録音:2007年3月。使用楽器:;サンジェルマン・アン・レー教会のオルガン。アルベール・アラン(1880-1971)はジャン&マリー=クレール兄妹の父君だったオルガニスト兼作曲家。子供たちに比べ知名度は高くないが、作品番号469に及ぶ膨大な作品を残している。作風は後期ロマン派的で、明快かつエレガント。魅力的なメロディにも欠けていない。録音に恵まれぬ彼の作品を愛娘マリー=クレール・アランが父愛用のオルガンで録音。これ以上理想的な演奏は考えられない。 | ||
メンデルスゾーン: オルガンのための6つのソナタ Op.65 [第1番 ヘ短調(*)/第2番 ハ短調(#)/第3番 ニ長調(+)/ 第4番 変ロ長調(+)/第5番 ニ長調(#)/第6番 ニ短調(*)] |
スーザン・ランデイル(Org) | |
録音:2008年7月。使用楽器:聖ニコライ教会(シュトラールズント;*)、聖母マリア教会(バース;#)、バルトロメイ教会(デムミン;+)。 メンデルスゾーンによるオルガン作品集。ロンドンの英国王立音楽院教授を務めるイギリスの奏者ランデイルは、アンドレ・マルシャルに師事したこともあって、フランスとの縁も深く、パリ郊外に住んでいるという。メンデルスゾーンの作品は、若いころから学んでいた物だとの事。 | ||
天上の声〜ハルモニウムによる第二帝政時代のサロン音楽 グノー/デュプー編:アヴェ・マリア / グノー/ビュッセル編:愛する心 ルフェビュール=ヴェリ:ヴァイオリン、ピアノとハルモニウムのための ベートーヴェンの「月光の曲」による瞑想曲 オッフェンバック/デュプー編:ホフマンの舟歌 ギルマン:祈り/ピアノとハルモニウムのためのパストラール/非常なる静寂 フランク:天使の糧/前奏曲、フーガと変奏 ベルリオーズ/ギルマン編:ハンガリー行進曲 / グノー:後悔/ガリア / デュポン:即興 フランソワ・デュプー(ハルモニウム) パスカル・オフレ(P) コリンヌ・マセ(Vn) セシル・グリザール(Vc) マルティーヌ・ロティエ、マリー=フランソワ・モロー(S) | ||
ハルモニウムは足鍵盤のない小型オルガン。オルガンほどの荘厳感はないが、独特のひなびた味わいを持っている。このアルバムはハルモニウムを主役に、歌や弦楽器、ピアノなどさまざまなアンサンブルの魅力を楽しめる好企画。チェレスタを発明したミュール社1854年製銘器が天上の響きを聴かせてくれる。また、ルフェビュル=ヴェリーがベートーヴェンの「月光ソナタ」の第1楽章を編曲したものや、ベルリオーズの「ファウストの劫罰」中のハンガリー行進曲の華麗な編曲も聴き物。 | ||
フーガの芸術〜 ブラームス: 前奏曲とフーガ ト短調/ コラール前奏曲とフーガ 「おお嘆き、おお心の苦しみ」/ 前奏曲とフーガ イ短調 シューマン:BACHの名による6つのフーガOp.60 [変ロ長調/変ロ長調/ト短調/変ロ長調/ヘ長調/変ロ長調] |
ピエール・ファラゴ(Org) | |
録音:2009年11月1日-3日、聖ペーター教会。使用楽器:フィリップ・フルトヴェングラー、1859年制作(アルフレッド・フューラー、1984年修復): 49ストップ、3マニュアル、ペダル/A=455 Hz 。 本アルバムはバッハのオルガン曲に基づくブラームスとシューマンの隠れた名曲集。ブラームスの前奏曲とフーガ ト短調はバッハの同調性のBWV 535に類似し、シューマンのフーガではバッハのフーガを思わせる“複雑さ " がある。 演奏のファラゴは巨匠アンドレ・イゾワールに師事し、パリ国立高等音楽・舞踊学校を卒業後、権威ある数々の国際コンクールに入賞、着実にキャリアをのばしてきた。現在、パリのオートゥイユ・プロテスタント教会、モレ・シュル・ロワンのノートル=ダム教会のオルガニストを務め、ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院の教授を務める。 | ||
CAL-4815 廃盤/入手不能 |
ルイ・デュレ(1888-1979):ピアノ作品集 | フランソワーズ・プティ(P) |
録音:1973年。 | ||
CAL-3817 (3CD) 廃盤 |
サン=サーンス: オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166 ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調 Op.36 テナー・トロンボーンのためのカヴァティーナ Op.144 クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167 グノー:小交響曲 変ロ長調 ダンディ:7つの木管楽器のための舞曲集 |
モーリス・ブルグ八重奏団 録音:1975年 |
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番/同第2番 日本のメロディー;夏の思い出/砂山/ふるさと/ 城ヶ島の雨/浜千鳥/しかられて/出船/宵待草 |
アンドレ・ナヴァラ(Vc) アニー・ダルコ(P) 録音:1976、1982年 | |
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番 | ミシェル・ベネデット(Vn) アニー・ダルコ(P) 録音:1975年 | |
CAL-4819 廃盤 |
サン=サーンス: オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166/ ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調 Op.36/ テナー・トロンボーンのためのカヴァティーナ Op.144/ クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167 グノー:小交響曲 変ロ長調 ダンディ:7 つの木管楽器のための舞曲集 |
モーリス・ブルグ八重奏団 |
録音:1975年。 | ||
CAL-3822 (3CD) 廃盤 |
ラヴェル:室内楽作品集 ドビュッシー:室内楽作品集 |
タリフSQ マリ=クレール・ジャメ(Hp)他 |
フォーレ:歌曲集 いなくなった人 Op.5 No.3/朝の歌 Op.6 No.1/ 悲しみ Op.6 No.2/シルヴィ Op.6 No.3/ 夢のあとに Op.7 No.1/この世 Op.8 No.3/ 秋 Op.18 No.3/ゆりかご Op.23 No.1/ 愛の歌 Op.27 No.1/歌の精 Op.27 No.2/ あけぼの Op.39 No.1/捨てられた花 Op.39 No.2/ 夢の国 Op.39 No.3/イスファハーンのばら Op.39 No.4/ 降誕祭 Op.43 No.1/夜想曲 Op.43 No.2/ 月の光 Op.46 No.2/墓地で Op.51 No.2/ スプリーン Op.51 No.3/ 歌曲集「優しい歌」Op.61/同「幻想の水平線」Op.118 |
ジャック・エルビヨン(Br) テオドール・パラスキヴェスコ(P) | |
録音:1975-1976年。 ジャック・エルビヨンは1961年のジュネーヴ国際音楽コンクールの声楽部門で1位無しの2位を受賞した人。フランスのバリトンらしい軽い風合いで高い声も楽に出せ、知的で気品がありながら、親しみやすさもある。フォーレの歌曲は多くの歌手が競って歌っているが、エルビヨンの誠実な歌は、派手なスター風の歌とは違った優しい風合いでまたいいものだ。 | ||
ラヴェル:歌曲集 博物誌(全5曲)/草の上/2つのヘブライの歌/ ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ/ ロンサール、己が魂に/聖女/夢/マダガスカル島民の歌 |
ジャック・エルビヨン(Br) テオドール・パラスキヴェスコ(P) クリスチャン・ラルデ(Fl) ピエール・ドゥジェンヌ(Vc) | |
録音:1977年5月。 ラヴェルの歌曲は個性的作品揃いで、一筋縄ではいかない。エルビヨンは、やわらかく温かみの通った声でそれぞれを見事に歌い分け、親しみやすいラヴェルに仕上げている。パラスキヴェスコの自然な風合いの伴奏も特筆もの。 | ||
CAL-6860 廃盤 |
ショーソン:魅惑Op.2-2/イタリアのセレナードOp.2-5/ 蜂雀Op.2-7/蝶々Op.2-3/ 時の女神Op.27-1/妻への賛歌Op.36-1/ 温室Op.24/愛と海の詩Op.19 |
ブルーノ・ラプラント(Br) ジャニーヌ・ラシャンス(P) |
録音:1977年。 | ||
ジョセフ・ボダン・ドゥ・ボワモルティエ(1689-1755): クラヴサンのための組曲第10番 フルートのための組曲第5番 クラヴサンのための組曲第3番 フルートのための組曲第6番 クラヴサンのための組曲第4番 フルートのための組曲第3番 クラヴサンのための組曲第1番 |
ミレイユ・ラガセ(Cemb) リュク・ユルバン(Fl) | |
録音:1978年。 ボワモルティエはバッハ、ヘンデル、ラモーなどと同様、18世紀前半の後期バロック時代に華々しく活躍したフランスの作曲家。ラモーらとともにイタリア流儀の音楽をフランスに広めたことで知られ、器楽作品、ことにフルートの作品で大変な人気を博した。 ミレイユ・ラガセは1935年ケベック生まれのカナダのオルガン、クラヴサン奏者。オルガン奏者のベルナール・ラガセは彼女の先生であり夫。Calliope にはバッハなどを録音していた。 | ||
フランス6人組のフルート音楽 ミヨー、プーランク、オーリック、オネゲル、 タイユフェール、デュレの作品 |
ボーマディエ(Fl/ピッコロ) ライノー(P) | |
6人組の珍しい作品を集めたフルート音楽集。 | ||
CAL-6870 廃盤 |
フランク&ルクー:歌曲集 フランク: バラの結婚/ベンガドールのエミール/ リート/行列/夜想曲/他 ルクー:5月の詩/けし/3つの詩 |
ブルーノ・ラプラント(Br) ジャニーヌ・ラシャンス(P) |
CAL-6880 廃盤 |
シャブリエ:歌曲全集 | ブルーノ・ラプラント(Br) ジャニーヌ・ラシャンス(P) |
CAL-4881 廃盤 |
オッフェエンバック:歌曲集 ラ・フォンテーヌの6つの寓話集 [アリとセミ/カラスとキツネ/ 町のネズミと田舎のネズミ/乳搾り女と牛乳つぼ/ 羊飼いと海/靴直しと財産家]/ フォルテュニオの歌/月へのバラード/ 踏みつけられたバラ/優しい吟遊詩人/ 舟歌/いとしい人は死んだ |
ブルーノ・ラプラント(Br) マルク・デュラン(P) |
録音:1980年9月、モントリオール。 | ||
CAL-6883 廃盤 |
ベルリオーズ: 夏の夜/デンマークの狩人/美しい旅人/ 野原/若いブルターニュの牧童 |
ブルーノ・ラプラント(Br) ジャニーヌ・ラシャンス(P) |
CAL-4885 廃盤 |
エリック・サティ:歌曲全集(全30曲) 3つのメロディ/別の3つのメロディ/3つの愛の詩/3つのメロディ/4つの小さなメロディ/ 潜水人形/ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)/さあショショット/乗合自動車/ エンパイア劇場のプリマドンナ/言葉のない3つのメロディー/医者のところで/やさしく ブルーノ・ラプラント(Br) マルク・デュラン(P) | |
王の寝室におけるトリオ集 リュリ:王の寝室におけるトリオ集(1665頃) ボケ:パッサメッツォ(1603)/同(1603)/同(1615) フレスコバルディ: 2声のためのカンツォン第1番/同 第3番(1628) レグレンツィ: トリオ・ソナタ「ラ・バルナルダ」 Op.4-1(1656) ヴィターリ: トリオ・ソナタ Op.2-6(1667) トリオ・ソナタ「ラ・グイドーニ」 Op.5(1667) ダングルベール: シャンボニエール氏に捧げるトンボー(1672) コレッリ:トリオ・ソナタ Op.1-5/同 Op.1-8(1681) |
トリオ・タニス [ニルス・リンドブラード(Ft) ジャン=バティスト・ ブリュニエ(Va) アンヌ=ロランス・ サヴァン(Hp)] | |
録音:2000年、スタジオ・タモス。異色の楽器組み合わせによるトリオが奏でる、イタリアとフランスのバロックの雅。 | ||
フランソワ・フランクール: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ [ソナタ第6番 ト短調(第2巻、1730)/ ソナタ第12番 ホ長調(第2巻、1730)/ ソナタ第10番 ニ長調(第2巻、1730)/ ソナタ第7番 ニ短調(第1巻、1720)] |
ミラ・ グロデアニュ(Vn) オーソニア・ アンサンブル | |
録音:2001年11月、ベルギー。 18世紀フランスで活躍した、弦楽器奏者・作曲家の一族、フランクール。中でも最も才能があったと言われるフランソワのソナタ集。 彼は「四元素」で知られるルベルト緊密な共同作品を作り出した事でも知られるが、彼独自の作品でも有名で、18世紀当時、彼ほど生涯を通じて成功と人気を博した作曲家はいないとさえ言われている。 特に、ヴァイオリンなどの弦楽器を用いた作品は、魅力と新鮮さを備え、ただただ素晴らしいという言葉につきる。 | ||
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調(1890) ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967): 弦楽四重奏曲(1900) |
ヨアヒムSQ | |
録音:2004年4月。 メインはフランクの弦楽四重奏曲だが、どうしてもサマズイユの弦楽四重奏曲に話題が向くことになるであろう。まずは音楽批評家、さらにドビュッシーなど当時のオーケストラ作品のピアノ編曲者として知られる彼自身、かなり優れた作曲家であった。近年ピアノ曲がCDになり、にわかに「知られざる印象派の優れた作曲家」としてクローズアップされてきたところ。収録の弦楽四重奏曲はおそらく世界初録音ではないだろうか。フランクの作品からたっぷり、ドビュッシーの作品からも少々影響を受けつつ、サマズイユのずっとはにかみ屋な子供のように夢見がちな作風が暖かくまとまった佳作だ。第4楽章のかわいらしさは一度聞けば耳に残るもの、これはフランス音楽ファンには絶対お勧め。 ヨゼフ・ヨアヒムの名にあやかったヨアヒム弦楽四重奏団は、既にダンディの弦楽四重奏曲全集&弦楽六重奏曲(CAL-9891;2CD)で非常に高い評価を受けている。音色に上質感があり、しかも四つの楽器の均質性が見事に取れているので色彩の溶け合いがよく、音の絡み合いに安心して身を任せられる。とにかくこのサマズイユの弦楽四重奏曲は、彼らにとっても、サマズイユにとっても、記念すべき録音となるであろう。 | ||
CAL-3891 (2CD) 廃盤 |
ダンディ(1851-1931):室内楽作品集 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.35/ 弦楽四重奏曲第3番 変ニ長調 Op.96/ 弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 Op.45/ 弦楽六重奏曲 変ロ長調 Op.92(*) |
ヨアヒムSQ フランソワ・メロー(Va;*) ミシェル・プーレ(Vc;*) |
旧品番:CAL-9891(廃盤)の再発売。 ダンディの室内楽作品集が超一級の名演奏で再発売。弦楽四重奏曲第1番は師であったセザール・フランクの死の直後に書かれた。師も得意とした循環形式で書かれている。未完の第4番は省かれており、弦楽四重奏曲全集とは正確には言えないが、形式の独奏という点でよく知られる第2番をはじめ、録音のほとんどない作品が収められており、貴重。六重奏曲は、2Vn、2Vla、2Vc のいわば二重トリオの編成をとっている。楽器の対比やリズムのかけあいなど、実に巧みな書法が用いられており、ヨアヒム弦楽四重奏団の名手達が聴かせてくれる。 | ||
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10 ラヴェル: 弦楽四重奏曲 ヘ長調/マダガスカル原住民の歌(*) |
ジャック・エルビヨン(Br;*) タリフSQ | |
ショーソン:協奏曲 ニ長調Op.21 メンデルスゾーン: ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための二重協奏曲 ニ短調 |
ニコラス・ ドトリクール(Vn) ロラン・ヴァグシャル(P) アリー・ヴァン・ベーク指揮 オーヴェルニュo. | |
録音:2001年10月、ヴィシー。 ドトリクール、ヴァグシャルの2人はフランスで活躍する若手実力派。ベークはオーヴェルニュ管の首席指揮者らしい。 | ||
メシアン: 世の終わりのための四重奏曲(全曲) |
長沼由里子(Vn) ジャン=ルイ・サジョ(Cl) ポール・ブルタン(Vc) アン=リーズ・ ガスタルディ(P) | |
第2次大戦でメシアンはドイツ軍の捕虜になり、収容所での生活をおくることになった。そこで「ヨハネの黙示録」第10章から啓示をうけて作曲されたのがこの作品。戦争に対する絶望的気分に満ちている。1曲目の「水晶の典礼」での時折垣間見える天の光のような音色のピアノ、3曲目「鳥達の深淵」で聴かせる名手サジョの奏でるクラリネットの切々とした語りの旋律、6曲目の「7つのトランペットのための狂乱の踊り」のユニゾンも圧倒的な迫力。実力派の面々をそろえてのこの演奏は、比類なき完成度となっている。 | ||
偉大なる世紀のフランスのオルガン アンドレ・レゾン(1650頃-1719):捧げ物 第2旋法 ジャック・ボワヴァン(1649頃-1706): 組曲 第1旋法(第2巻)/同 第4旋法(同) ギョーム・ガブリエル・ニヴェール(1632頃-1714): 組曲 第1旋法 |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1971年5月。 17世紀後半、ルイ14世時代の絶対主義王政全盛期のオルガン曲集。フランソワ・クープランより一つないしは二つ前の世代の作曲家たちの作品はまさにルイ王朝風の一言。コンピエーニュのサン=ジャック聖堂のオルガンの音も打ってつけ。 | ||
CAL-5916 廃盤 |
ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1682-1738): ノエル「ヨセフは幸せな結婚をした」/ 同「気高い声で歌おう」/他 ジャン=アダム・ギラン(17-18世紀): 組曲第2旋法/同第3旋法 ギヨーム・ガブリエル・ニヴェール(1632-1714): . 組曲第4旋法 ジャック・ボワヴァン(1649頃-1706):組曲第4旋法 アンドレ・レゾン:「パリの国王万歳」による捧げ物 |
アンドレ・イゾワール(Org) |
録音:1971、1974年。 いわゆる「グラン・シエクル」の作曲家のノエルと組曲を集めたアルバム。このあたりの時代のフランスのオルガン曲ではもうイゾワールにかなう人はそうそういないであろう。ノエルの素朴さ、組曲の壮麗な音楽、どちらもバッチリ。 | ||
革命期のフランス・オルガン音楽 ルジェ・ド・リール:ラ・マルセイエーズ クロード・バルバストル(1727-1799): マルセイエーズ行進曲とサ・イラ/ イエス様がお生まれになった時 カルヴィエル:小品 ミシェル・コレット(1709-1795): マニフィカト第8旋法/プラン・ジュ/デュオ/トリオ/ レシ・ド・トロンペット/ミュゼット/グラン・ジュ スジャン:第3フーガ ボーヴァルレ=シャルパンティエ: グラン・ケールのノエル ルイ・クロード・ダカン(1694-1772): レシ・アン・ターユのノエル ギヨーム・ラスクー(1740-1831): ノエル・ロラン/サンフォニー・コンセルタント モイルー:オルレアンの鐘 他(全21曲) |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1974年。 後期バロックから前古典派の作品に加え、御存知ラ・マルセイエーズ(グジョンのオルガンが面白い音色)なども含まれ、革命期の浮き足立った気分がたっぷり。 | ||
フランス第二帝政期のオルガン音楽 ルフェビュール=ヴェリ:聖体奉挙/アンダンテ/瞑想曲 ルボー:即興曲 Op.47 ブノワ:捧げ物 ルマン:5声の前奏曲 ボエリ:幻想曲 ポンサン:アンダンテ フランク:幻想曲/アンダンティーノ オクメーユ:凱旋行進曲 デュボワ:結婚カンティレーヌ ドニゼッティ:大オフェルトリウム |
アンドレ・イゾワール(Org) | |
録音:1996年4月。 ルイ・ボナパルトがナポレオン3世として皇帝についた第二帝政時代(1852-1870)のオルガン作品を集めたユニークなアルバム。オッフェンバックが人びとを笑わせ、マイヤベーアがド迫力のオペラを上演していた頃、オルガン曲はこんな感じだったというわけである。オルガン・マニアにはたまらないCDのはず。 | ||
オーギュスタン・バリエ(1883-1915): 3つの小品 Op.7/悲歌/ オルガンのための交響曲第5番(1907) レオン・ボエルマン(1862-1897): 組曲第2番 Op.27(1896) |
ヴェロニク・ル・ガン(Org) | |
録音:2000年2月、リヨン、サン・フランソワ・ド・サル教会。楽器:カヴァイエ=コル製。フランス・オルガン楽派の流れのなかにボエルマンとバリエを位置付けると、 ヴィドール〜ボエルマン〜ヴィエルヌ〜バリエとなる。カヴァイエ=コルのオルガンは、この楽派の壮麗な作品の演奏にもっとも適している。 | ||
シャルル・トゥルヌミール(1870-1939): 聖母マリア被昇天のための聖務日課 テ・デウム・ラウダームス 「アヴェ・マリス・ステラ」に基づく幻想的即興 神秘的オルガン第35「聖母マリアの昇天」 小さな即興的狂詩曲/即興的カンティレーナ 「復活祭のいけにえ」に基づくコラール即興曲 |
スーザン・ランデイル(Org) | |
トゥルヌミールは教会オルガニスト兼作曲家として、フランクとメシアンを結ぶ時期にフランスで活躍した。 | ||
ティエリー・エケシュ: オルガン作品集/3つのモテット |
ティエリー・エケシュ(Org) | |
録音:パリ、サンテティエンヌ・デュ・モン教会。カヴァイユ=コル製オルガン使用。 | ||
ユジェーヌ・ジグー(1844-1925):オルガン作品集 宗教的行進曲 変ホ長調/10の小品/ 100の小品〜[第24番/第94番/第64番/第76番]/ グレゴリア・アルバム〜第83番 |
ディディエ・マトリ(Org) | |
録音:2004年10月、パリ、サン・オガスタン教会。 ジグーは62年にも渡ってパリのサン・オガスタン教会のオルガニストを務めた人物。エコール・ニーダーマイヤーでサン=サーンスの教えを受け、高名な教師としてフォーレやルーセルを弟子に持った。録音が少ないので、このCDはうれしいかぎ。ジグーが使ったオルガンを使用。柔らかく膨らむ響きは、まるでルノワールの絵画のよう。 | ||
CAL-9939 廃盤 |
デュリュフレをたたえて デュリュフレ、エケシュの作品、無伴奏合唱 |
ティエリー・ エケシュ(Org) ケンブリッジ・ ヴォイシズ |
ギルマン(1837-1911):オルガン作品集 スペインのクリスマスの主題に基づくオフェルトリウム/ ラングドックのノエル/ブラバントのノエル(ハイドン風)/ 交響的小品 Op.75/コラール「神の御業は善きかな」 Op.93/ バッハの主題による聖体奉挙もしくは聖体拝領/ アレグレット ロ短調/唱句(幻想曲)/ ソナタ第1番 ニ短調 Op.42 |
マテュー・ フライブルガー(Org) | |
録音:2001年10月、サンテティエンヌ教会、アルザス地方オ・ラン県セルネ。リッケンバッハ製オルガン使用。 ギルマンはフランス・ロマン派におけるオルガン楽派の粗とされるオルガニスト・作曲家で、スコラ・カントールムの創立者の一人。 | ||
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911): オルガン作品集 Vol.2 ソナタ第6番 ロ短調 Op.86/ 祈り[アンヴォカシオン]変ロ長調/ 祈り[プリエール]ヘ長調/婚礼の後奏曲/ 慰め[コンソラシオン]/哀しい行進曲 Op.74/ 古いクリスマスのポロネーズによる序奏と変奏曲/ 宗教的行進曲/他 |
マテュー・フライブルガー(Org) | |
録音:2003年6月、フランス、アルザス地方オ・ラン県セルネ、サンテティエンヌ教会。使用楽器:リッケンバッハ製。 ギルマンは、偉大なオルガニスト、ヤーク・ニコラース・レメンス(1823-1881)の一番弟子で、機能的に格段に進歩したロマン派オルガンの威力を存分に生かした作品を残し、ことにオルガン交響曲の分野で有名。パリのサン・シュルピス教会、ノートルダム大聖堂、サント・トリニテ教会など、フランスの重要な教会のオルガニストを務め、スコラ・カントルムの創立者の一人としても知られている。近年評価もうなぎ昇り。 フライブルガー(あるいはフレイビュルジェルか)は、ギルマン再発見の立役者の一人で、Vol.1(CAL-9940)は高い評価を得た。当盤でもギルマンの優れた力量を再確認できる。 |