LPO 自主製作

特記以外 1CD¥2520(税抜¥2400)
(SACD盤も同一価格)


 2005年、ついにロンドン・フィルが発売を開始した自主製作盤。テンシュテットの一連の録音(ワーグナー、ハイドン「天地創造」、マーラー、ブルックナー「ロマンティック」)という目玉も飛び出し、ベリルンド(ベルグルンド)の最新シベリウスやビーチャムの歴史的録音もあり、既に定番レーベルの一つとなっている。
 新しい録音はSACDハイブリッド盤での発売となっている物が多く、SACDもCDと同価格という嬉しい設定(一部ハイブリッド盤でないアイテムがありますのでご注意下さい[個別に記載])。


LPO-0001

(HYBRID_SACD)
クルト・マズア
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第1番 ヘ短調Op.10/
  交響曲第5番 ニ短調Op.47
クルト・マズア指揮
LPO
 録音:2004年、ライヴ。
ベルナルド・ハイティンク
 エルガー:
  序奏とアレグロ Op.47/エニグマ変奏曲 Op.36
 ブリテン:狩りをする私たちの祖先Op.8
ヘザー・ハーパー(S)
ベルナルド・ハイティンク指揮
LPO
 録音:1970年代-1980年代。
テンシュテット〜ワーグナー:管弦楽作品集
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/
 「リエンツィ」序曲/
 「神々の黄昏」より
  [夜明けとジーグフリートのラインの旅/
   ジーグフリートの葬送行進曲]/
 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行/
 「タンホイザー」〜序曲とヴュヌスベルクの音楽
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1992年8月20日、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン。ライヴ。CD-R使用の NAVIKIESE から NAV-4014/5 としてでいた物で、マスターからの初復刻。なお、ブックレットとインレイには制作会社と音源所有者の行き違いから「1988年5月6日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ」の誤記があるが、上記1992年が正しい旨レーベルから訂正アナウンスがなされている。
 テンシュテットお得意の曲目ではあるが、1990年代に残された物としては唯一か。
LPO-0004

(HYBRID_SACD)
ミハイル・ユロフスキ
 ラフマニノフ:
  交響詩「死の島」Op.29/交響的舞曲Op.45
ミハイル・ユロフスキ指揮
LPO
 録音:2003年&2004年、ライヴ。
LPO-0005

(HYBRID_SACD)
ベリルンドの最新シベリウス
 シベリウス:
  交響曲第2番 ニ長調 Op.43(*)/
  交響曲第7番 ハ長調 Op.105(#)
パーヴォ・ベリルンド
 (ベルグルンド)指揮
LPO
 録音:2005年2月16日(*)/2003年12月6日(#)、以上ライヴ。ハイブリッドSACD/4.0サラウンド・サウンド。
 ビーチャムが築いた定評あるシベリウス楽団LPOと、現代を代表するシベリウス指揮者ベリルンドによる2曲の交響曲、これまでにない優秀録音。
ファウンディング・イヤーズ
 THE FOUNDING YEARS

 シベリウス:付随音楽「テンペスト」 Op.109(*)
 モーツァルト:
  ミサ曲 ハ短調「大ミサ曲」 K.427(417a) より(#)
   [キリエ/世の罪を除き給う]
 ヘンデル:
  オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(抜粋)(+)
 モーツァルト:
  交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(**)
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(##)
ドーラ・ラベッテ(S;#)
トーマス・ビーチャム指揮
LPO、リーズ音楽祭cho.
 録音:1934年10月4日、リーズ音楽祭(*)/1934年10月3日、リーズ音楽祭(#)/1934年10月3日、リーズ音楽祭(+)/1938年11月30日&1939年7月4日(**)/1939年11月30日&12月19日(##)。原盤:Columbia / HMV。(*)の一部は初発売か。
 伝説的指揮者ビーチャムと創設間もないロンドン・フィルとの名録音。ビーチャム得意のシベリウスのテンペストは世界初録音、そして初出(一部は協会盤LPのみ発売があった可能性有)。1930年代の卓越した演奏が蘇った。
LPO-0007

(HYBRID_SACD)
マーク=アントニー・ターネイジ:
 Scherzoid(*)/Evening Songs(#)/
 When I Woke(+)/Yet Another Set To(**)
クリスティアン・リンドベルイ(Tb;**)
ジェラルド・フィンリー(Br;+)
ジョナサン・ノット指揮
ウラディミール・ユロフスキ指揮
マリン・オールソップ指揮
LPO
 録音:2005年1月26日、世界初録音(*)/2004年12月12日(#)/2004年12月8日、世界初演&世界初録音(+)/2005年3月19日、世界初演&世界初録音(**)。ハイブリッドSACD/4.0サラウンド・サウンド。
 ロンドン・フィルの作曲家に任命されたばかりのターネイジの作品の世界初録音。しかもライヴ録音で、最近の活躍が目覚ましい3人の指揮者のタクトが輝く。
LPO-0008

(2CD)
テンシュテット唯一の同曲か? 初出音源
 ハイドン:オラトリオ「天地創造」(独語歌詞)
ルチア・ポップ(S)
アンソニー・
 ロルフ=ジョンソン(T)
ベンジャミン・ラクソン(Br)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
(コンサート・マスター:
  デイヴィッド・ノーラン)
リチャード・クーク合唱指揮
ロンドン・フィルハーモニックcho.
 録音:1984年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。BBC制作。
 かつての首席指揮者クラウス・テンシュテットの名タクトが蘇る。ドイツ音楽を得意とするテンシュテットと、彼と共にヨーロッパ音楽の歴史に名を残すほどになったロンドン・フィルの熟した果実、テンシュテットとしては非常に珍しいハイドンのオラトリオ(おそらく唯一の同曲演奏では?)で、これまで全く知られていなかったライヴ録音。ポップ、ロルフ=ジョンソン、ラクソンという3人の当代一流の独唱者による歌唱も見逃せない。
チャイコフスキー(1840-1893):
 交響曲「マンフレッド」
ウラディミール・ユロフスキ指揮
LPO
 録音:2004年12月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。
 現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督として、このオーケストラと蜜月を迎えているユロフスキ。交響詩的なこの作品から壮大なドラマを引き出し、まるで歌のないオペラのように再現しているのが聴きもの。
LPO-0010

(2CD)
ブリテン(1913-1976):戦争レクィエム クリスティーネ・ブルーワー(S)
アントニー・
 ディーン・グリフィー(T)
ジェラルド・フィンリー(Br)
クルト・マズア指揮
LPO
ネヴィル・クリード室内楽団指揮
サイモン・トイン合唱指揮
ロンドン・フィルハーモニーcho.、
ティフィン少年cho.
LPO-SA0010

(1SACD)
(NOT HYBRID)
 録音:2005年5月8日、ライヴ。
 第二次世界大戦時には少年兵として参戦し、ライプツィヒ時代には東西ドイツ融合を経験したマズア。平和への願いも強くTELDECにも録音を行っているだけあって、この作品への愛情は人一倍。グリフィーはサイトウキネン・フェスティヴァルでも「ピーター・グライムズ」のタイトルロールを歌い、ブリテンを得意としている。
 なお、SACD盤はハイブリッド仕様では無いため、通常のCDプレーヤーでは再生不可です。ご注意下さい。再生機器が限定されるハンデはあるが、少年合唱を伴う大規模な合唱、オーケストラに対峙する小編成のアンサンブルなど、通常の作品と異なる大編成の曲であるため、SACDで聴くことの意味を感じていただける。しかもライヴ録音のため、臨場感はますます高まる。
ベイヌム登場!
 ポストウォー・リヴァイヴァル

 アーノルド:
  喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」(*)
 マーラー:さすらう若人の歌(#)
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第1番(+)
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(**)
  エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲(##)
ユージニア・ザレスカ(Ms;#)
エドゥアルト・
 ファン・ベイヌム指揮
LPO
 録音:1947年12月16日(*)/1946年11月27日、12月16日(#)/1949年5月3日(+)/1949年5月16日(**)/1950年2月13日(##)。
 DECCAへの録音がユニバーサルからも再発売され、再評価の気運が高まっているベイヌム。ロンドン・フィルへの客演時には得意としたマーラーやブラームスほか、意外にも多くの曲を指揮している20世紀イギリス音楽を取りあげている。ライヴだからこそわかる、この指揮者の本質に迫る一枚。なおアーノルドの序曲には、まだこのオーケストラに在籍していた作曲者自身がトランペットで参加している。
テンシュテット、初出?
 マーラー(1860-1911):
  さすらう若人の歌(*)/交響曲第1番「巨人」(#)
トーマス・ハンプソン(Br;*)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1991年(*)/1985年、BBC放送用ライヴ(#)。確か今回が初登場となる演奏。
 旧東ドイツから突然登場し、またたく間にスター指揮者となったテンシュテットだが、ロンドン・フィルを率いていた絶頂期の記録。スタジオ収録とは違った熱気があり、当時売り出し中だったハンプソンの歌も見事。また一枚、巨匠の記録が多くの方に聴いていただけるようになった。
マルコム・アーノルド(1921-2006):
 喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」 Op.5
 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」
 21回目の誕生日のためのフローリッシュ(*)
 交響曲第6番/フィルハーモニー協奏曲
ヴァーノン・ハンドリー指揮
LPO
 録音:2004年、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、アーノルド記念コンサート。世界初録音(*)。
 LPOの演奏家出身アーノルドの楽曲を、グラモフォン・アウォーズの常連でLPOにも長く貢献してきたハンドリーが、作曲者の映画芸術家、おどけたユーモア作家、深遠な交響曲作者としての一面をほのめかす指揮は正に見事。
テンシュテット、初出、同曲6種目
 ブルックナー(1824-1896):
  交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 WAB.104(ハース版)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1989年12月14日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、BBC放送用ライヴ。テンシュテットの同曲には、1979年のクリーヴランド管ライヴ(SIBERIAN TIGER ST-024)1980年の北ドイツ放響ライヴ(RITARDANDO RIT-5012)、ベルリン・フィルとの1981年EMI盤、1982年、ボストン響とのライヴ(RARE MOTH RM-482S)1984年のLPOとの東京ライヴ(TDK TDKOC-021)の計5種があったが、今回の演奏が最も晩年の物となる。また、同日にはベートーヴェンの交響曲第1番が演奏され、先にBBCからBBCL-4158として発売されている
 当時ロンドン・フィルの前首席指揮者であったテンシュテットによる、茫洋としつつうねる様な大海を思わせる感動的な名演。後期ロマン派の傑作に相応しい、情熱的かつ白熱した解釈で、記念碑的な演奏となっている。
ハワード・ブレイク(b.1938):
 「スノーマン」(レイモンド・ブリッグスの
  原画による;ハワード・ブレイク脚本・音楽)
ポール・パターソン(b.1947):
 「3匹の子ブタ」(ロアルド・ダールと
   ドナルド・スタロックによる脚本)/
 「赤ずきんちゃん」(改訂版)
  (ドナルド・スタロックによる
    ロアルド・ダールの「へそまがり昔話
     (Revolting Rhymes)」からの出典)
クリス・ジャーヴィス(ナレーター)
サム・オリバー(トレブル)
デイヴィッド・パリー指揮
LPO
(コンサート・マスター:
  ピーター・シェーマン)
 録音:2006年5月6日、7日、イギリス、アビー・ロード第1スタジオ。
 世界的に人気の高いキャラクターが、お話しと音楽になった。絵本もアニメも大ヒットしたスノーマンの物語を、“スノーマンの作曲家 "としてすでに親しまれているハワード・ブレイクの音楽と共に。また「チャーリーとチョコレート工場」の原作者でもあるロアルド・ダールのストーリーも追加し、各キャラクターのイラストを掲載したスリップ・ケースに。英語リスニングの教材やプレゼントにも最適の一枚。クリス・ジャーヴィスは、BBCテレビの子供番組でおなじみ。
LPO-0016/0020

(5CD)
4.5CD価格
エルガー:管弦楽曲集、5枚組ボックス・セット
 交響曲第1番 変イ長調Op.55
  [ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1972年2月21日-25日、KH]
 創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
  [チャールズ・マッケラス指揮/録音:1985年3月13日、AS1]
 チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85[ポール・トルトゥリエ(Vc)
  エイドリアン・ボールト指揮/録音:1972年10月29日-30日、AS1]
 2つの小品 Op.15[第1番 夕べの歌/第2番 朝の歌]
  [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1967年4月17日-18日、AS1]
 悲歌Op.58[エドワード・エルガー指揮/録音:1933年8月29日、KH]
 序曲「コケイン」(首都ロンドンにて)Op.40
 [レスリー・ピアソン(Org) ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1976年2月27日、KH]
 演奏会用序曲「フロワサール」 Op.19)/
 3つの性格的小品 Op.10〜第3番コントラスト(ガヴォット、1700-1900年)
  [エドワード・エルガー指揮/録音:1933年2月21日、AS1]
 帝国行進曲Op.32[チャールズ・マッケラス指揮/録音:1975年8月11日&14日、HWH]
 序曲「南国にて」Op.50[ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1979年12月4日-6日、KH]
 セレナード ホ短調 Op.20[エドワード・エルガー指揮/録音:1933年8月29日、KH]
 戴冠式行進曲Op.65[ランドン・ロナルド指揮/録音:1935年3月7日、KH]
 序奏とアレグロOp.47[ロドニー・フレンド、ジョン・ウィリソン(Vn)
   ジョン・チェンバーズ(Va) アレクザンダー・キャメロン(Vc)
   エイドリアン・ボールト指揮/録音:1972年12月10日、AS1]
 バレエ音楽「真紅の扇」Op.81
  [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1973年5月14日-15日、6月4日、8月11日、AS1] ヴァイオリン協奏曲 ロ短調Op.61[アルフレード・カンポーリ(Vn)
   エイドリアン・ボールト指揮/録音:1954年10月28日-29日、KH]
 交響的習作「ファルスタッフ」 ハ短調Op.68
  [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1956年8月20日、WAH]
 交響曲第2番 変ホ長調Op.63[デイヴィッド・ベル(Org)
   ヴァーノン・ハンドリー指揮/録音:1980年4月2日-3日、WTH]
 歌曲集「海の絵」 Op.37[ジャネット・ベイカー(A)
   ヴァーノン・ハンドリー指揮/録音:1984年2月23日、ライヴ、RFH]
以上全て、LPO
 録音会場:キングスウェイ・ホール(KH)/アビー・ロード第1スタジオ(AS1)/ヘンリー・ウッド・ホール(HWH)/ウォルサムストウ・アセンブリーホール(WAH)/ワトフォード・タウン・ホール(WTH)/ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(RFH)。日本語解説及び日本語帯は付いていない。
 有名なEMIのアビー・ロード・スタジオで初録音の栄誉を担ったエルガーだったが、それ以降、常にエルガー作品がさまざまな音楽家によって録音され続けてきたイギリスのレコード史は、エルガー演奏の歴史でもある。イギリスのオーケストラの中でもドイツ的なサウンドを持つLPOは、やはりドイツの聴衆に愛されたエルガーの音楽を演奏するのに適任。その歴史において、名指揮者たちが残した多くの録音からピックアップしたのが、作曲者生誕150年を記念するこの5枚組ボックス。神々しいまでのボールト、新しいエルガー像を確立したショルティ、独特の構成を整理して聴かせるマッケラス、ボールトの伝統を受け継ぐハンドリー、エルガーと同時代を生きたロナルド、そして他ならぬエルガー自身。ベイカーやトゥルトリエ、カンポーリ、そしてロンドン・フィルの首席奏者たちといったソリスト陣も、共感深い演奏を聴かせてくれる。EMIやデッカの名録音を中心に、ライヴ録音も含めてまとめたこのボックスは、エルガーの音楽をたっぷりと味わうのと同時に、ロンドン・フィルを通して垣間見る20世紀イギリスの音楽史だとも言えるだろう。また、有名な行進曲「威風堂々」だけでなく、こんなにも名曲があるのだということを知っていただける選曲になっている。
マズアの「未完成」「グラゴル・ミサ」
 シューベルト(1797-1828):交響曲第8番「未完成」
 ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ
スデナ・
 クロウボヴァー(S)
カレン・カーギル(Ms)
パーヴォル・ブレスリク(T)
グスターフ・ベラーチェク(B)
デイヴィッド・グード(Org)
クルト・マズア指揮
LPO、
ペトル・フィアラ合唱指揮
ブルノ・チェコ・
 フィルハーモニーcho.
 録音:2004年7月28日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、プロムス・ライヴ。
 2007年で80歳を迎える常任指揮者マズアの指揮により、2004年のプロムスで演奏された壮大なライヴ。声楽陣をチェコから呼んでのヤナーチェクは充実した表現の極地であり、この指揮者の円熟を味わえる名演。マズアとしては珍しいレパートリーにも思えるが、大規模な声楽付きの作品は得意であることも証明している。
テンシュテット&LPOの「ブル7」、
 マスターからの初復刻!

 ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1984年5月10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。先にCD-R使用のRARE MOTHからRM-489Sとして発売があった物だが、今回マスターからの初復刻。旧盤は若干のノイズ混入がありテープ・ヒスも大きめだった。ただ、当盤はノイズが少ないものの、迫力的には後退しているという意見もある。
 ワーグナー管弦楽曲集(LPO-0003)、ハイドン「天地創造」(LPO-0008)、ブルックナー「交響曲第4番」(LPO-0014)に続き、LPO自主製作盤からクラウス・テンシュテットのアイテムが登場、今回は巨匠と手兵による待望のブル7がマスターから初復刻。今のところテンシュテット&LPOとの顔合わせでは同曲唯一の録音となっている物で、表現の多彩さとスケールの大きさが見事に融合し、格別の名演となっている。クライマックスの雄大な築き方と壮絶な迫力はテンシュテットの真骨頂で、豊かな歌心も実に魅力的。テンシュテットとLPOによるブルックナーのエッセンスが凝縮された力強い情熱的な演奏には、感動を覚えずにはいられない。
テンシュテット&LPO
 1981年10月29日の「ブル8」、初出!

 ブルックナー:交響曲第8番
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1981年10月29日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。テンシュテットによる同曲既出盤を年代順に並べると、 1974年12月20日 シカゴ響(NAVIKIESE NAV-4004/5RE! DISCOVER RED-159[廃盤予定])、 1975年7月11日 クリーヴランド管(VIBRATO VLL-225)、 1977年 ニューヨーク・フィル(DI-08-037A; 2008年6月新譜) 1979年1月(1978年と記載) デトロイト響(VON'Z S-1-217) 1979年9月24日 ハンブルクNDRso(EN LARMES ELS-02-244など)、 1981年10月29日、LPO (当盤)、 1981年11月 BPO(SARDANA SACD-156/7;廃盤)、 1981年12月3日 シカゴ響(NAVIKIESE NAV-4012/3BELSONA BECL-0019[廃盤予定]、)、 1982年9月 LPO(EMI)、 1989年2月 フィラデルフィア管(000 CLASSICS TH-016)となる。
 1981年と言えば、テンシュテットが“急病”のため北ドイツ放送響との演奏旅行をキャンセル。それにより残されたのが、急遽代役として立ち、演奏後ホテルで急逝してしまったコンドラシンによる凄絶なるマーラー「巨人」だという事はよく知られている。それから約8か月、ロンドン・フィルの前に現れたテンシュテットは目の覚めるような素晴らしいブルックナーを聴かせる。この翌年には EMI とセッション録音を行ったが、やはりテンシュテットの魅力はライヴにある。音質は若干古めかしいが、それを超えた迫力が聴き手を魅了する。
 #本商品は当レーベルのこれまでの商品と異なり、規格記号の冒頭が「J」から始まり、背表紙部分が日本語表記となっています(日本語帯はつきません。現地では通常の記号「 LPO-0032 」)。ご注意下さい。
LPO-0097

(4CD)
3CD価格
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.1 1932-1957
[LPO-0006] ファウンディング・イヤーズ
 シベリウス:付随音楽「テンペスト」 Op.109[1934年10月4日、リーズ音楽祭]
 モーツァルト:ミサ曲 ハ短調「大ミサ曲」 K.427(417a) より[キリエ/世の罪を除き給う]
  [ドーラ・ラベッテ(S)/1934年10月3日、リーズ音楽祭]
 ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(抜粋)[1934年10月3日、リーズ音楽祭]
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」[1938年11月30日&1939年7月4日]
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(##)[1939年11月30日&12月19日]
以上、トーマス・ビーチャム指揮LPO、リーズ音楽祭cho.[原盤:Columbia / HMV]
[LPO-0011]ポストウォー・リヴァイヴァル
 アーノルド:喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」[1947年12月16日]
 マーラー:さすらう若人の歌[ユージニア・ザレスカ(Ms)/1946年11月27日、12月16日]
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第1番[1949年5月3日]
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲[1949年5月16日]
 エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲[1950年2月13日]
以上、エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮LPO、リーズ音楽祭cho.
[LPO-0021;当ボックスが初登場]サー・エードリアン・ボールト・コンダクツLPO
 ニコライ:序曲「ウィンザーの陽気な女房たち」
  [1950年12月12日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 ハイドン:12のドイツ舞曲Hob IX:12 より[第1番/第6番/第7番]
  [1955年7月25日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 ヘンデル/ハーティ編曲:王宮の花火の音楽[1949年10月3日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 ブラームス:大学祝典序曲[1950年12月13日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 J.S.バッハ/エルガー編曲:幻想曲とフーガBWV.537
  [1949年10月3日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス「揚げひばり」
  [ジャン・プーニェ(Vn)/1952年10月21日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ]
 シベリウス:交響詩「エン・サガ(伝説)」
  [1956年6月10日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール]
以上、エイドリアン・ボールト指揮LPO
[LPO-0022;当ボックスが初登場]フィストゥラーリ〜ハチャトゥリアン:協奏曲集
 ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲[ルッジェーロ・リッチ(Vn)]/
          ピアノ協奏曲[モーラ・リンパニー(P)]
  [以上、1952年/1956年、ロンドン、キングスウェイ・ホール]
以上、アナトール・フィストゥラーリ指揮LPO
 録音:[内]。75年の歴史を振り返る企画シリーズだが、LPOの場合はそのまま20世紀の名指揮者による名演集となる。ビーチャム(LPO-0006)とベイヌム(LPO-0011)の2枚は既発売だが、ボールト(LPO-0021)とハチャトゥリアン(LPO-0022)は新発売。中でもボールト指揮のハイドンとシベリウス、フィストラーリ指揮によるハチャトゥリアンの2曲は初CD化。
LPO-0098

(4CD)
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.2 1958-1982
 [LPO-0002]ベルナルド・ハイティンク
  エルガー:序奏とアレグロ/エニグマ変奏曲
  ブリテン:狩りをする祖先たち[ベルナルト・ハイティンク指揮 ヘザー・ハーパー(S)]
 [LPO-0023;当ボックスが初登場]
  ショルティ&ハイティンクのイギリス現代作品初演集

  マッケイブ:管弦楽のための協奏曲(世界初演;*)
  アーノルド:フィルハーモニー協奏曲(世界初演;#)
  マッケイブ:シャガールの窓(世界初演;+)
  [ゲオルク・ショルティ指揮(*)/ベルナルト・ハイティンク指揮(#/+)]
 [LPO-0024;当ボックスが初登場]プリッチャード指揮のブリテン
  ブリテン:テノール、ホルン、弦楽のためのセレナード/ヴァイオリン協奏曲
  [ジョン・プリッチャード指揮 ニコラス・ブッシュ(Hr)
   イアン・パートリッジ(T) ロドネイ・フレンド(Vn)]
 [LPO-0025;当ボックスが初登場]ゲオルグ・ショルティ
  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
  ストラヴィスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)[ゲオルグ・ショルティ指揮]
以上すべてLPO
 LSO-0002を除き、おそらく全て初出音源。
 この第2巻、何といっても聴きどころはショルティだろう。1961年、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督に就任、シカゴ響やパリ管の音楽監督を経て、1979年LSOの首席指揮者・芸術監督を務めたショルティは50年もの間DECCAに多くの録音を残したが、「火の鳥」組曲はこの盤が唯一のもの。同時収録の「悲愴」は「真の啓示を受けた」驚くほど速いテンポも聴きもの。
LPO-0099

(4CD)
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.3 1983-2007
 [LPO-0001]クルト・マズア
  ショスタコーヴィチ:交響曲第1番/交響曲第5番[クルト・マズア指揮]
 [LPO-0026 ;当ボックスが初登場]
  テンシュテット、1992年10月8日の「合唱」、初出!

   ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
  [クラウス・テンシュテット指揮 ルチア・ポップ(S) アン・マレイ(Ms)
   アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T) ルネ・パーペ(B)]
 [LPO-0027 ;当ボックスが初登場]フランツ・ウェルザー=メスト
  R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」より終景
  モーツァルト:ミサ曲 ハ短調/レクイエムより(抜粋)
  シューベルト:スターバト・マーテル ト短調
  ブルックナー:テ・デウム
  [フランツ・ウェルザー・メスト指揮 フェリシティ・ロット(S)
   マイケル・ジョージ(BBr) デッラ・ジョーンズ(Ms)
   キース・ルイス(T) ウィラード・ホワイト(B) ジェーン・イーグレン(S)
   ビルギット・レンメルト(A) デオン・ヴァン・デル・ヴァルト(T)
   アルフレード・ムフ(B) リンツ・モーツァルト合唱団]
 [LPO-0027;当ボックスが初登場]ウラディミール・ユロフスキ
  ショスタコーヴィチ:交響曲第14番
  [ウラディミール・ユロフスキ指揮
   タチアナ・モノガローヴァ(S) セルゲイ・レイフェルクス(Br)]
以上すべてLPO
 第3巻の目玉は、テンシュテットの「第9」。1992年10月8日、彼の最後のコンサートの演奏曲目の一つで、今回完全初出! これまで彼の同曲には1985年のライヴ (BBC BBCL-4131)1991年8月31日のライヴ(RARE MOTH RM-410S; CD-R使用)が出ており、今回が3種め、いずれもロンドン響との演奏となるのは興味深い。当盤における魅力的なソリストと雄大な音楽は20世紀の財産と呼ぶにふさわしい。ウェルザー・メストの才覚が光る声楽作品集もファンにとっては嬉しい贈り物、そして、現在最も注目される若手指揮者、ユロフスキのショスタコーヴィチは悲惨で暗い予感に満ちながらも、何ゆえにか鮮明な印象を与えるパフォーマンス。


トップ・ページへもどる