ウラディミール・ユロフスキ〜 LPO 首席指揮者就任10周年記念BOX | ||
ブラームス:交響曲全集 | ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2008年(*)、2011年(#)。CD: LPO-0043、LPO-0075 。 | ||
LPO 首席奏者たちによる〜モーツァルト:管楽協奏曲集 フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314 [2017年12月2日]/ オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b [2017年11月30日]/ ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 [2017年12月1日] ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO [ジュリエット・バウザー(Fl) ジョナサン・デイヴィス(Fg) イアン・ハードウィック(Ob) ジョン・ライアン(Hr) トーマス・ワトムフ(Cl)] | ||
録音:[内]、ヘンリー・ウッド・ホール。ソリスト陣もLPOメンバー、首席奏者を中心とした陣営による協奏曲集。フルート協奏曲はオペラ的な要素も強い作品だが、華やかなフルート・ソロ、そしてオペラでの経験も豊富なユロフスキというコンビが理想的な演奏を展開している。協奏交響曲でも、お互いを知り尽くしたメンバーたちによるアンサンブルとあって、安定感抜群、最上のブレンド具合。ファゴットのジョナサン・デイヴィスはイギリスが誇るファゴット奏者の一人だが、見事なソロを披露している。 | ||
マーラー:交響曲第4番 ト長調 | ソフィア・フォミナ(S) ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2016年10月12日、ロイヤル・フェルティヴァル・ホール、ライヴ。ユロフスキとLPOによるマーラー4番の登場。ひとつひとつのリズムやパッセージが、オペラの登場人物のように実に細やかにキャラクターづけられており、表情豊か。ユロフスキとLPOの意思疎通の確かさを感じる演奏となっている。ソプラノのソフィア・フォミナはモスクワで学び、2012年ロイヤル・オペラハウスでデビュー、他にもズービン・メータ指揮バイエルン国立歌劇場の「仮面舞踏会」(KKC-9211, 9210, 9369)にも出演し、幅広いレパートリーと活躍している注目のソプラノ。ここでも抜群の安定と、余裕ある歌声で聴かせる。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 〔第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(*) / 第5番 ハ短調 Op.67「運命」(#) 〕 |
クルト・マズア指揮 LPO | |
録音:2004年11月24日(*)、2004年11月27日、ロイヤル・フェルティヴァル・ホール、ライヴ。2000年から2007年に首席指揮者を務めたマズアによるベートーヴェン。マズアは首席指揮者在任期間中に海外公演を含め150回もの演奏会を指揮した。2005年、LPOレーベルは、マズアのショスタコーヴィチ交響曲第1番でスタートした。マズアといえばベートーヴェン。この演奏会も暗譜で指揮していた。「運命」の終楽章の最後では会場全体が熱気に包まれているのが感じられる白熱した演奏となっている。 | ||
ラフマニノフ(1873-1943): 死の島 Op.29 (*) / 交響曲第1番 ニ短調 Op.13 (#) |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2014年10月3日(*)、2016年12月14日(#)、ロイヤル・フェルティヴァル・ホール、ライヴ。2007年からLPOの首席指揮者を務めるユロフスキの、緊密で迫力ある演奏が堪能できる1枚。2014-15シーズンは「ラフマニノフ: InsideOut」と題し、ラフマニノフの生涯と作品をたどるプログラムが組まれていた。1909年の新年を迎えたとき、ラフマニノフは「私はひどく年をとった。ひどくつかれて、もうすぐ地獄に行くと思うと心底恐ろしい」と友人への手紙に書いているが、「死の島」が完成したのは1909年4月半ば、5月1日には自身の指揮でモスクワで初演されているスイスの象徴派画家アルノルト・ベックリンの同名の絵画に基づく作品。島へ向かう舟人が漕ぐ櫓のような不安をあおる8分の5拍子のオスティナートリズムに、次第に旋律の断片があわさってクライマックスを迎える。グレゴリオ聖歌の怒りの日の旋律も聞かれる。中間部は4分の3拍子で安定して聴こえる。ユロフスキはLPOと2004年に同曲ライヴを行っているが、実に10年以上の時を経て、首席指揮者に就任してあらためての「死の島」録音だけあって、迫力ある演奏となっている。交響曲第1番は初演こそ大失敗に終わったものの、ラフマニノフはこの作品をとても大切にしていた。現在では評価は高まってはいるが演奏会で取り上げられる機会はまだまだ少ないといえるだろう。ロンドンの演奏会評では「クラリネットのティモシー・ラインズとオーボエのイアン・ハードウィックがとりわけ素晴らしかった」とあり、LPOの実力を思い知らされる充実の演奏となっている。 | ||
映画音楽の天才たち〜 1980-2000年代のハリウッド映画より ジョン・ウイリアムズ:交響組曲「スター・ウォーズ」 〔メインタイトル/レイア姫のテーマ/帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)〕 ヴァンゲリス/D.コックス編曲:映画「炎のランナー」〜メインテーマ マーヴィン・ハムリッシュ:映画「ソフィーの選択」〜愛のテーマ エンニオ・モリコーネ:映画「ミッション」〜ガブリエルのオーボエ ルイス・バカロフ/N.レイン編曲:映画「イル・ポスティーノ」〜メインテーマ アンジェロ・バダラメンティ/K.ランドラム管弦楽編曲:「ツイン・ピークス」組曲〜ローラ・パーマーのテーマ エルマー・バーンスタイン/ エミリー・バーンスタイン&P.ラス管弦楽編曲:「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」組曲 ダニー・エルフマン/M.マッケンジー編曲:「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」組曲 ニコラ・ピオヴァーニ:「ライフ・イズ・ビューティフル」組曲 〔こんにちは、王女様/グランド・ホテル・フォックス・トロット/フーガ/戦車〕 ジェリー・ゴールドスミス/A.カレッジ管弦楽編曲:「ムーラン」組曲 ドン・デイビス:「マトリックス・リローデッド」組曲 ハンス・ジマー/N.レイン編曲:「グラディエーター」組曲 ジョン・ウイリアムズ/N.レイン編曲: 「インディ・ジョーンズ」「レイダース/失われたアーク」〜レイダース・マーチ ディルク・ブロッセ指揮 LPO | ||
録音:2013年11月29日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ、拍手なし。 | ||
チャイコフスキー: 交響曲第2番「小ロシア」(*) / 交響曲第3番「ポーランド」(#) |
ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO | |
録音:2016年11月7日、拍手入り(*) /2016年3月5日、拍手なし(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。全集からの単売 | ||
プーランク: ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 FP 146 /スターバト・マーテル FP 148 /オルガン協奏曲 ト短調 FP 93 (*) アレクサンドル・タロー(P) ジェイムズ・オドンネル(Org) ケイト・ロイヤル(S) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO & cho. | ||
録音:2013年10月23日(*)、2014年3月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。既出CD: LPO-0081 (*) 。 | ||
プロコフィエフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19 /交響曲第3番 ハ短調 Op.44 / 道化師 Op.21(ナレーション版)/交響的絵画「夢」 Op.6 ヴァディム・レーピン(Vn) サイモン・キャロウ(ナレーター) アレクサンドル・ラザレフ指揮 LPO & cho. | ||
録音:1997年11月28日、1997年11月30日。 | ||
リヒャルト・シュトラウス: アルプス交響曲/「影のない女」管弦楽曲集/ 7枚のヴェールの踊り |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
テンシュテット& LPO 〜ストラヴィンスキー: バレエ音楽「ペトルーシュカ」組曲(*) / バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)(#) |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1992年5月5日(*)、1992年5月10日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ| (*)はおそらく初出音源|既出CD-R: FKM, FKM-CDR432 〔1992年10月5日と誤記〕(#) 。 | ||
ミハイル・ユロフスキ〜ラフマニノフ: 交響詩「死の島」Op.29 (*) / 交響的舞曲 Op.45 (#) |
ミハイル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2003年10月29日(#)、2004年12月8日(*)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ(*/#) | (C) (P) 2005 |初出・旧品番: LPO-0004 (HYBRID_SACD) 〔廃盤、入手不能〕。 | ||
マズア〜ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調「レニングラード」 Op.60 |
クルト・マズア指揮 LPO | |
録音:2003年12月13日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
チッコリーニ&ネゼ=セガン モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 (*) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 (#) |
アルド・チッコリーニ(P) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO | |
録音:2009年5月27日(#)、2011年10月12日(*)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
チャイコフスキー:交響曲全集/他 | ヴラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
当レーベルからの初発売曲あり〜テンシュテット & LPO マーラー:交響曲選集/他 ライヴ 歌曲集「さすらう若人の歌」[トマス・ハンプソン(Br)/1991年9月26日/LPO-0012]/ 交響曲集〔第1番 ニ長調[1985年2月12日/LPO-0012]/第2番 ハ短調「復活」[1989年2月2日/LPO-0044]/ 第2番 ハ短調「復活」[1981年5月10日/当レーベルでは初出](*) / 第6番 イ短調[1983年3月31日]/LPO-0038]第8番 変ホ長調[1991年1月27日/LPO-0052]〕 ヘザー・ハーパー(S;*) ドリス・ゾッフェル(Ms;*)他 クラウス・テンシュテット指揮 LPO | ||
録音/当レーベル既出品番:[内]。既出 CD-R : VIBRATO, 2VLL-266 (*) 。(*)の既出盤は音質に瑕疵があったため、向上を期待したい。 | ||
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.3 1983-2007
[LPO-0001]クルト・マズア ショスタコーヴィチ:交響曲第1番/交響曲第5番[クルト・マズア指揮] [LPO-0026 ;当ボックスが初登場] テンシュテット、1992年10月8日の「合唱」、初出! ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 [クラウス・テンシュテット指揮 ルチア・ポップ(S) アン・マレイ(Ms) アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T) ルネ・パーペ(B)] [LPO-0027 ;当ボックスが初登場]フランツ・ウェルザー=メスト R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」より終景 モーツァルト:ミサ曲 ハ短調/レクイエムより(抜粋) シューベルト:スターバト・マーテル ト短調 ブルックナー:テ・デウム [フランツ・ウェルザー・メスト指揮 フェリシティ・ロット(S) マイケル・ジョージ(BBr) デッラ・ジョーンズ(Ms) キース・ルイス(T) ウィラード・ホワイト(B) ジェーン・イーグレン(S) ビルギット・レンメルト(A) デオン・ヴァン・デル・ヴァルト(T) アルフレード・ムフ(B) リンツ・モーツァルト合唱団] [LPO-0027;当ボックスが初登場]ウラディミール・ユロフスキ ショスタコーヴィチ:交響曲第14番 [ウラディミール・ユロフスキ指揮 タチアナ・モノガローヴァ(S) セルゲイ・レイフェルクス(Br)] 以上すべてLPO | ||
第3巻の目玉は、テンシュテットの「第9」。1992年10月8日、彼の最後のコンサートの演奏曲目の一つで、今回完全初出! これまで彼の同曲には BBCから発売されていたロンドン・フィルとの1985年ライヴ(BBCL-4131 → RARE MOTH [CD-R], RM-401S〔すべて廃盤〕)、 1991年、もうひとつのロンドン・フィルとの演奏(RARE MOTH [CD-R], RM-410S 〔廃盤〕) が出ており、今回が3種め、いずれもロンドン響との演奏となるのは興味深い。当盤における魅力的なソリストと雄大な音楽は20世紀の財産と呼ぶにふさわしい。ウェルザー・メストの才覚が光る声楽作品集もファンにとっては嬉しい贈り物、そして、現在最も注目される若手指揮者、ユロフスキのショスタコーヴィチは悲惨で暗い予感に満ちながらも、何ゆえにか鮮明な印象を与えるパフォーマンス。 | ||
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.2 1958-1982
[LPO-0002]ベルナルド・ハイティンク エルガー:序奏とアレグロ/エニグマ変奏曲 ブリテン:狩りをする祖先たち[ベルナルト・ハイティンク指揮 ヘザー・ハーパー(S)] [LPO-0023;当ボックスが初登場] ショルティ&ハイティンクのイギリス現代作品初演集 マッケイブ:管弦楽のための協奏曲(世界初演;*) アーノルド:フィルハーモニー協奏曲(世界初演;#) マッケイブ:シャガールの窓(世界初演;+) [ゲオルク・ショルティ指揮(*)/ベルナルト・ハイティンク指揮(#/+)] [LPO-0024;当ボックスが初登場]プリッチャード指揮のブリテン ブリテン:テノール、ホルン、弦楽のためのセレナード/ヴァイオリン協奏曲 [ジョン・プリッチャード指揮 ニコラス・ブッシュ(Hr) イアン・パートリッジ(T) ロドネイ・フレンド(Vn)] [LPO-0025;当ボックスが初登場]ゲオルグ・ショルティ チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ストラヴィスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)[ゲオルグ・ショルティ指揮] 以上すべてLPO | ||
LSO-0002を除き、おそらく全て初出音源。 この第2巻、何といっても聴きどころはショルティだろう。1961年、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督に就任、シカゴ響やパリ管の音楽監督を経て、1979年LSOの首席指揮者・芸術監督を務めたショルティは50年もの間DECCAに多くの録音を残したが、「火の鳥」組曲はこの盤が唯一のもの。同時収録の「悲愴」は「真の啓示を受けた」驚くほど速いテンポも聴きもの。 | ||
LPO-0097 (4CD) 廃盤 |
LPO 75周年記念ボックス・セット Vol.1 1932-1957 | |
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」他
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | ||
ドヴォルジャーク:交響曲〔第6番/第7番〕/他 | ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO | |
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/ラロ:スペイン交響曲
アウグスティン・ハーデリッヒ(Vn) ヴァシリー・ペトレンコ指揮 オメール・メイア・ヴェルバー指揮 LPO | ||
ベートーヴェン:交響曲集 〔第1番 ハ長調 Op.21 /第4番 変ロ長調 Op.60 〕 |
クルト・マズア指揮 LPO | |
録音:2004年11月24日(*)、2004年11月27日(#)、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。 | ||
テンシュテット〜ワーグナー:楽劇「ヴァルキューレ」〜第1幕
ルネ・コロ(T;ジークムント) エヴァ=マリア・ブントシュー(S;ジークリンデ) ジョン・トムリンソン(B;フンディング) クラウス・テンシュテット指揮 LPO | ||
録音:1991年10月7日、10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、、ロンドン、ライヴ。既出 CD-R: 2VLL-95(1991年10月10日のみの表記)。 | ||
ストラヴィンスキー: バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版) / 管楽器のための交響曲(1920年版) (#) / バレエ音楽「オルフェウス」 |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO & cho. | |
録音:2014年10月6日(#)、2015年3月21日(#以外)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
スクロヴァチェフスキー〜ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調(1878年ノーヴァク版)
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキー指揮 LPO | ||
録音:2015年10月31日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
ジュリアン・アンダーソン(1967-): ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 「素敵な青さで」(*) /アレルヤ(#) /太陽の位置(+) |
キャロリン・ヴィドマン(Vn) ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO & cho. | |
録音:2015年3月14日、世界初演時(*)、2014年3月1日(#)、2013年12月7日(+)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。(*/#)は世界初録音。アンダーソンは2010年から2014年まで、LPO のコンポーザー・イン・レジデンスを務めた作曲家。 | ||
ラフマニノフ: 交響曲第3番 イ短調 Op.44/10の歌曲(V.ユロフスキ(1915-1972)編曲)(*) 〔キリストは立ち上がりぬ Op.26 No.6 /私の窓辺に Op.26 No.10 /すべては過ぎ去り Op.26 No.15 / 小島 Op.14 No.2 /息がつけるだろう Op.26 No.3 /なんと言う幸せ Op.34 No.12 /そんなことはない Op.34 No.7 / その日を私は覚えている Op.34 No.10 /眠り(夢) Op.38 No.5 /ここはすばらしい場所 Op.21 No.7 〕 フセヴォリド・グリフノフ(T) ヴラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | ||
録音:2015年4月29日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。(*)の編曲者ヴラディーミル・ユロフスキは、指揮者と同性同名の祖父で、これらの作品は名テノール、イヴァン・コズロフスキーのために編曲され、彼はコンドラシン指揮の下録音を残した。当盤が初のディジタル録音だとの事。 | ||
テンシュテット& LPO 初出あり? 〜 ベートーヴェン: 「コリオラン」序曲 Op.62 (*) / 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 (#) |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1992年2月23日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*) /1990年8月30日、ロイヤル・アルバート・ホール(#)、以上 ロンドン、ライヴ。(*)は該当する物が既出音源に見当たらず、初出ではないかと思われる(余談ながら(*)の日の演奏会はおそらくこれまで全曲未発売で、同曲、ベルクのヴァイオリン協奏曲〔ミンツ(Vn)〕、そして「運命」というプログラム。いっそのこと運命もこの日の録音を使って欲しかった所)。前出: BBC LEGENDS, BBCL-4158 (#) 。 | ||
映画音楽の天才〜 ハリウッドの大ヒット作 1960年代-1980年代 〔ジョン・マウチェリ編曲(*)、校訂(#)|ヘンリー・マンシーニ編曲(+) 〕 アルフレッド・ニューマン(1901-1970):20世紀フォックス・ファンファーレ アレックス・ノース(1910-1991):「クレオパトラ」交響曲(*) ニーノ・ロータ(1911-1979):「ゴッドファーザー」〜交響的肖像(*) フランツ・ワックスマン(1906-1967):「隊長ブーリバ」〜コサックの騎乗 バーナード・ハーマン(1911-1975):「サイコ」〜弦楽オーケストラのための物語(#) ブロニスラフ・ケイパー〔ブロニスワフ・カペル〕(1902-1983):「戦艦バウンティ」より(*) ジェリー・ゴールドスミス(1929-2004):「スター・トレック」〜 The New Enterprise (*) エンニオ・モリコーネ(1928-):「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」〜デボラのテーマ(#/+) モーリス・ジャール(1924-2009):「アラビアのロレンス」〜ロレンスと砂漠(#) ジョン・マウチェリ指揮 LPO | ||
録音:2013年11月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
テンシュテット〜ベートーヴェン: 「エグモント」 Op.84 序曲 (*) / 交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68 (#) |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO デイヴィッド・ノーラン (コンサートマスター) | |
録音:1991年9月26日〔収録: BBC Radio 3 / Producer: Misha Donat 〕 (*) /1992年2月21日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンクセンター、ロンドン。(#)はおそらくマスターからの初復刻。 Remastering Engineer: Deborah Spanton (K & A Productions) 。既出 CD, CD-R : BBC LEGENDS, BBCL-4158 〔廃盤/入手不能〕(#) / WORLD MUSIC EXPRESS [CD-R], WME-S-1046 〔廃盤〕(*) 。(#)は直後の同フィル来日公演で指揮する予定だったが体調不良でキャンセル(ヴェルザー=メストが代役)、結果としておそらく、彼生涯最後の同曲になった物。 | ||
スクロヴァチェフスキ〜 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 |
スタニスワフ・ スクロヴァチェフスキ指揮 LPO | |
録音:2014年3月14日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンクセンター、ロンドン、ライヴ(拍手カット)。 | ||
メシアン:峡谷から星たちへ
ツィモン・バルト(P) クリストフ・エッシェンバッハ指揮 LPO | ||
録音:2013年11月2日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲集〔第4番 ヘ短調(*) /第8番 ニ短調(#) 〕
ライアン・ウィグルワース指揮(*) ウラディーミル・ユロフスキ指揮(#) LPO | ||
録音:2008年9月24日(#)、2013年5月1日(*)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
プーランク(1899-1963):オルガン、弦楽、ティンパニのための協奏曲 ト短調 サン=サーンス(1835-1921):交響曲第3番 ハ短調「オルガン」 ジェイムズ・オドンネル(Org) ヤニック・ネセ=セガン指揮 LPO | ||
録音:2014年3月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲集〔第6番 ロ短調 Op.54 (*) /第14番 ト短調 Op.135 (#) 〕
タチアナ・モノガロヴァ(S;#) セルゲイ・レイフェルクス(Br;#) ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | ||
録音:2013年5月17日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)、2006年2月18日、クィーン・エリザベス・ホール(#)、ロンドン | ||
リヒャルト・シュトラウス: 交響詩「ドン・ファン」 Op.20 (*) / 交響詩「英雄の生涯」 Op.40 (#) |
ベルナルド・ハイティンク指揮 LPO | |
録音:1992年12月3日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター(*)、1986年8月29日、ロイヤル・アルバート・ホール(#)、共にロンドン。 | ||
ツェムリンスキー: 歌劇「フィレンツェの悲劇」 Op.16 (*) /メーテルランクの6つの歌 Op.13 (#) セルゲイ・スコロホドフ(T;グィード・バルディ;*) アルベルト・ドーメン(Br;シモーネ;*) ハイケ・ヴェッセルス(Ms;ブランカ;*) ペトラ・ラング(Ms;#) ウラディミール・ユロフスキ指揮 LPO | ||
録音:2010年9月22日(#)、2012年9月26日(*)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
ショルティ〜ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
ヘレン・ドナート(S) ドリス・ゾッフェル(Ms) ジークフリート・イェルザレム(T) ハンス・ゾーティン(B) ゲオルク・ショルティ指揮 LPO 、エディンバラ祝祭cho. | ||
録音:1982年9月10日、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン、ライヴ。 | ||
オルフ:カルミナ・ブラーナ
サラ・タイナン(S) アンドルー・ケネディ(T) ロディオン・ポゴソフ(Br) ハンス・グラーフ指揮 LPO & cho.、トリニティ少年cho. | ||
録音:2013年4月6日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
ブラームス:交響曲集 〔第3番 ヘ長調 Op.90 /第4番 ホ短調 Op.98 (#) 〕 |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2011年10月27日(無印)、2011年5月28日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
ジュリアン・アンダーソン(1967-):ファンタジア(*) /発狂した月(#) /天国の発見(+)
ウラディーミル・ユロフスキ指揮(*/#) ライアン・ウィグルスワース指揮(+) LPO | ||
録音:2011年12月3日(*)、2011年3月19日(#)、2012年3月24日(+)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
マーラー(1860-1911):大地の歌
サラ・コノリー(Ms) トビー・スペンス(T) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO | ||
録音:2011年2月19日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):交響曲集〔第5番 ニ長調/第7番「南極交響曲」(#)〕
シーラ・アームストロング(S;#) ベルナルド・ハイティンク指揮 LPO、LPO cho.(#) | ||
録音:1994年12月15日(無印)、1984年11月27日(#)、ロイヤル・フェステイヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。 | ||
ブルックナー(1824-1896):交響曲第7番 ホ長調
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 LPO | ||
録音:2012年10月24日、ロイヤル・フェステイヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。『ブルックナーは、私にとって最も偉大な作曲家である。ブルックナーはモーツァルトに比肩すべき存在であり、彼の音楽は奇跡である…音楽は無限について、超絶的な宇宙について、神、永遠性、愛、悲劇をも語りかけるのだ。』(スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ) | ||
マーラー:交響曲第1番 ニ長調(花の章付) |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2010年12月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 LPO | ||
録音:1983年10月30日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、BBC ラジオ3、ライヴ。 | ||
LPO-0068 (2CD) 廃案 |
テンシュテット、初出あり〜ブラームス:交響曲集 〔第1番 ハ短調 Op.68 (*) /第3番 ヘ長調 Op.90 (#) 〕 |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO |
録音:1992年10月14日(*)、1983年4月7日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター。(*)はおそらく初出音源。(#)は BBC LEGENDS から BBCL-4167(廃盤/流通在庫限り)で出ていた演奏。 | ||
マイケル・モーパーゴ(1943-):モーツァルトはおことわり ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章 / 物語 / ヴィヴァルディ:四季〜夏 / 物語 / バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 / 物語 / モーツァルト/クライスラー:ロンド ト長調 / 物語 / メシアン:世の終わりのための四重奏より(*) / 物語 / J.シュトラウス:美しく青きドナウ / 物語 / モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜ロマンツェ / 物語 ヴィヴァルディ:四季〜冬 / 物語 / モールァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番〜第1楽章 マイケル・モーパーゴ(語り;パオロ) アリソン・ライド(語り;レスリー) ジャック・リーベック(Vn) ピーター・シェーマン(Vn;*) スーザン・ベア(Vc;*) ロバート・ヒル(Cl*) キャサリン・エドワーズ(P;*) ニコラス・コロン指揮LPO 制作:サイモン・リード | ||
録音:2012年3月18日、ロンドンアビー・ロード・スタジオ。絵本作者自身が、実際の音楽とともに自作を朗読するアイテム。なお、国内代理店は題名を『モーツァルトの問い』としているが、邦訳も出ている作品であるため、上記では訂正した。また、邦訳(岩崎書店刊)のあらすじは『世界的バイオリニスト、パオロは決してモーツァルトを演奏しない。その理由は、ナチス強制収容所の悲劇とつながっていた。音楽を武器に戦争を生き抜いた人々を描く』となっているが、当盤国内代理店によるとこの話の概略は『第二次世界大戦の際、強制収容所でつらい体験をした両親を持つ少年が、ヴァイオリンに愛を見出すまでを綴ったお話。』なるものだと言う。やっつけ仕事なら元々やらない方が良いと言う、恰好の例だと言えるだろう。 | ||
マーク=アンソニー・ターネイジ: ヴィオラと管弦楽のための協奏曲「開いた地面で」[2011年10月19日](*) / Texan Tenebrae [2010年4月17日、UK初演](#) / 弦楽オーケストラのための「ハンスのための子守歌」[2007年4月1日](+) / クラリネットと管弦楽のための協奏曲「Riffs and Rifrains」[2008年2月13日、ロンドン初演](**)/ ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲「マンボ、ブルースとタランテラ」[2008年9月24日、世界初演](##) ローレンス・パワー(Va;*) マイケル・コリンズ(Cl;**) クリスティアン・テツラフ(Vn;##) マルクス・シュテンツ指揮(*) マリン・オールソップ指揮(#/**) ウラディーミル・ユロフスキ指揮(+/##) LPO | ||
録音:[内]、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター(+以外)、スナップ・マッチングズ(+)。全て世界初録音。LPOのターネイジ・シリーズ第3弾。 | ||
ベルグルンド〜シベリウス(1865-1957): 交響曲〔第5番 変ホ長調 Op.82 (*) /第6番 ニ短調 Op.104 (#) /トゥオネラの白鳥(+) パーヴォ・ベルクルンド指揮LPO | ||
録音:2003年5月31日(*)、2003年12月6日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン(*/#)/2006年、アナウンスに詳細記載無し(+)。既出:第2番&第7番 (LPO-0005) に続く同コンビのシベリウスス第2弾。 | ||
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 〔第4番 ヘ短調 Op.36 /第5番 ホ短調 Op.64〕 |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2011年3月19日、5月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。2007年から首席指揮者を務めるユロフスキによる、2006年リリースの「マンフレッド交響曲」(LPO-0009)、2009年リリースの第1番&第6番(LPO-0039)に続くチャイコフスキー | ||
エリザベス女王即位60周年イベント〜テムズ川ダイアモンド・ジュビリー・ページェント公式アルバム ウォルトン(1902-1983):行進曲「宝玉と勺杖」 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):グリーンスリーヴスによる幻想曲 エリック・コーツ(1886-1957):組曲「ロンドン」〜ナイツブリッジ行進曲 ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「戦艦ピナフォア」序曲 / BBC Radio 4 テーマ音楽 アーノルド(1921-2006):行進曲「パドストー・ライフボート」 / ヴァンゲリス:「炎のランナー」テーマ グレインジャー(1882-1961):カントリー・ガーデン / ウォルトン:組曲「ヘンリー5世」序曲:グローブ座 エリック・コーツ:行進曲「ダム・バスターズ」 / エルガー(1857-1934):変奏曲「エニグマ」〜ニムロッド ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」〜木星 / モンティ・ノーマン:ジェイムズ・ボンドのテーマ ヘンリー・ウッド(1869-1944):「イギリスの海の歌によるファンタジア」より 〔小粋なアレトゥーサ/ジャックス・ザ・ラッド/見よ、勇者は帰る/ルール・ブリタニア〕 エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 / ナショナル・アンセム(英国国歌) デイヴィッド・パリー指揮LPO | ||
録音:2012年3月7.8日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。「エリザベス女王即位60周年」記念式典は2012年6月2日から6月5日、国をあげて様々なイベントが行われ、とりわけ6月3日にはテムズ河を1000艘の船やボートが下るという、壮観な催しが予定されている。当アルバムの売上の一部は、ロンドンpo.を通じ「ダイアモンド・ジュビリー基金」へと寄付される。 | ||
ドヴォルジャーク(1841-1904):スターバト・マーテル Op.58
ジャニス・ワトソン(S) ダグマール・ペツコヴァー(Ms) ピーター・オーティ(T) ピーター・ローズ(B) ネーメ・ヤルヴィ指揮LPO&cho.ロンドン・フィルハーモニーo.&cho./ | ||
録音:2010年10月9日、ロイヤル・サウスバンク・センター、ライヴ。 | ||
エッシェンバッハ&LPO〜ベートーヴェン(1770-1827):ミサ・ソレムニス
アン・シュヴァネヴィルムス、アネッテ・ヤーンズ(S) ニコライ・シューコフ(T) ディートリヒ・ヘンシェル(B) クリストフ・エッシェンバッハ指揮LPO & cho./ | ||
録音:2008年10月18日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
ラヴィ・シャンカル(1920-):交響曲
アヌシュカ・シャンカル(シタール) デヴィッド・マーフィー指揮LPO | ||
録音:2010年7月1日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。インドが誇る偉大なシタール奏者、ラヴィ・シャンカルが、何十年にも渡って構想したという交響曲。形式は西洋音楽だが、精神はインド、もしくは宇宙その物。 | ||
ラヴェル(1875-1937):バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
ベルナルト・ハイティンク指揮LPO、ジョン・オールディスcho. | ||
録音 1979年11月6日、、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン、ライヴ。1967年から1979年まで同オケの首席指揮者を務めたハイティンクによる任期最後の年のライヴ。 | ||
オネゲル: 夏の牧歌(*)/交響曲第4番「バーゼルの喜び」(*)/クリスマス・カンタータ(#) クリストファー・マルトマン(Br) ウラディーミル・ユロフスキ指揮LPO、cho.、新ロンドン児童cho. | ||
録音:2007年3月28日、クイーン・エリザベス・ホール、サウスバンク・センター(*)/2009年12月5日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター(#)。 | ||
シベリウス(1865-1957): 交響詩「ポヒョラの娘」Op.49(*)/ 交響曲第5番 変ホ長調 Op.82(*) ルトスワフスキ(1913-1994):管弦楽のための協奏曲(#) |
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 LPO | |
録音:2008年2月20日(#)、2008年10月15日(*)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン。フィンランドの俊英、ユッカ=ペッカ・サラステによる十八番のシベリウスと、ルトスワフスキという何とも興味深い1枚。「ポヒョラの娘」はシベリウスの作品の中でも壮大で、また物語性をはっきり打ち出したこの音楽であり、12分程度の短い中に内容がぎっしり詰まっていることで知られている。このサラステの演奏、お楽しみのクライマックスの部分が若干押さえ気味で、「もう少し激しくても」と思ってしまうが、そこに至るまでの弦、管の絡みの幽玄なる美しさは一聴の価値あり。交響曲第5番についても、金管の咆哮などが影を潜めた渋いもので、よくある「熱く激しい演奏」とは一線を画した演奏と言えるだろう。ルトスワフスキでは精緻なスコア再現が楽しめ、曲の流れが自然に納得できるという、この曲の特徴である「複雑さ」が良く理解できる名演。 | ||
ボールトのブゾーニ、初出〜ブゾーニ: 歌劇「ファウスト博士」(演奏会用短縮版) 〔序幕1/序幕2/第1の情景/交響的間奏曲/第2の情景/終りの情景〕 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br;ファウスト博士) リチャード・ルイス(T;メフィストフェレス) ヘザー・ハーパー(S;パルマ公妃) ジョン・キャメロン(B;パルマ公) イアン・ウォーレス(B-Br;ワーグナー) エイドリアン・ボールト指揮LPO & cho.、アンブロジアン・シンガーズ/他 | ||
録音:1959年11月13日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、初演時ライヴ。初出音源。ブゾーニの(1866-1924)畢生のオペラ「ファウスト博士」は、20世紀の歌劇の中でも極めて特異な作品の一つ。良く知られたゲーテの戯曲ではなく、彼自身がほぼ20年に渡って、様々な素材から歌詞を求め、台本から作り上げた。しかし1924年に作曲家が死去したことで未完成のまま残され、弟子のヤルナッハによって、その翌年に補筆完了された。この1959年の録音はこの曲の世界初演記録となる物。この曲を BBC で最初に放送したジョン・エイミスによるブックレットには演奏者たちへの賛辞、考察が述べられており、録音当時の放送メモには、作品への深い洞察も伺い知ることが出来る。 | ||
ドヴォルザーク:交響的変奏曲 Op.78/ 交響曲第8番 ト長調 Op.88 |
チャールズ・マッケラス指揮 LPO | |
録音:1992年4月24日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン。 | ||
マーラー:交響曲第2番「復活」
アドリアーナ・クチェロヴァー(S) クリスティアーネ・ストテイン(Ms) ウラディーミル・ユロフスキ指揮LPO & cho. | ||
録音:2009年9月25日-26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。 | ||
ショスタコーヴィチ(1906-1975): ピアノ協奏曲〔第1番 ハ短調Op.35 (*) / 第2番 ヘ長調Op.102 (#)〕/ ピアノ五重奏曲 ト短調Op.57 (+) |
マルティン・ ヘルムヒェン(P) ポール・ベニストン(Tp;*) ヴラディーミル・ ユルロフスキ指揮(*/#) LPO(*/#) ピーター・シェーマン、 ヴェセリン・ゲレフ(Vn;+) アレクサンドル・ツェムツォフ(Va;+) クリスティーナ・ブラウマーネ(Vc;+) | |
録音:2008年4月23日(*)/2009年4月25日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ(*/#)/案内に記載無し(+)。 | ||
テンシュテット&LPO〜マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ユリア・ヴァラディ、ジェーン・イーグレン、スーザン・バロック(S) トゥルデリーゼ・シュミット、ヤトヴィカ・ラッペ(Ms) ケネス・リーゲル(T) アイケ・ヴィルム・シュルテ(Vr) ハンス・ゾーティン(B) クラウス・テンシュテット指揮LPO & cho.、LSO cho.、イートン・カレッジ少年cho. | ||
録音:1991年1月27日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。マスタリング・エンジニア:アンドルー・ラング。 EMIからLD と DVD (DV2BW 3 67743 9) で映像が出ているが、映像の方は1991年1月27日-28日の収録とされていた。 『テンシュテットのこの演奏は、すでにレーザー・ディスク→DVDとして発売されているものです。あちらは、BBCテレビのスタッフによる編集であり、1月27日、28日収録とされていて、あくまでも「テレビ放送用」として編纂されたものですが、こちらは1月27日のオリジナルテープをリマスターしたものになります。DVDを確認したところ、恐らく27日の演奏(このCDに収録されているもの)がベースとなっており、演奏上本CDと大きな違いは認められませんが、音質などは格段に良くなっています(音場の広がり、奥行き、そして粒立ちの違いははっきりとわかります)。第1部での異様なほどの高揚感、一転、第2部では雄大な音楽が展開されます。テンシュテットの求めるテンポがあまりにも悠々し過ぎているためか、時に歌手たちがフライング気味になってしまうのは御愛嬌。満身創痍となりながらも最後の「神秘の合唱」へと辿りつく様はまさに神々しいの一言に尽きるでしょう。』(以上『内』、代理店のインフォメーションより) | ||
ハイドン(1732-1809): 十字架上のキリストの最後の七つの言葉(オラトリオ版; 1796) リサ・ミルン(S) ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms) アンドルー・ケネディ(T) クリストファー・マルトマン(Br) ウラディーミル・ユロフスキ指揮LPO | ||
録音:2009年11月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 | ||
2009年クリスマス・コンサート J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ第63番 「キリスト者よ、この日を銘記せよ」 メンデルスゾーン(1809-1847): カンタータ「高き天より、われは来たり」 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):初めてのノエル |
リサ・ミルン(S) ルクサンドラ・ドノーセ(Ms) アンドルー・ステープルス(T) クリストファー・ マルトマン(Br) ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO&cho. | |
録音:2009年12月5日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。 | ||
ブルックナー(1824-1896):交響曲第6番 イ長調 |
クリストフ・エッシェンバッハ指揮 LPO | |
録音:2009年11月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 | ||
ヴェルディ(1813-1901):レクイエム
マーガレット・プライス(S) リヴィア・ブダイ(Ms) ジュセッペ・ジャコミーニ(T) ロバート・ロイド(B) ヘスス・ロペス=コボス指揮LPO&cho. | ||
録音:1983年4月24日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン。収録: BBC Radio 3 。 録音当時ベルリン・ドイツ・オペラの総監督として腕を奮っていたロペス=コボスの指揮。『決して録音状態はクリアとは言えないが、それを上回って余りある感動を与えてくれることは間違いない』とのこと。 | ||
ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」 | ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO & cho. | |
録音:2009年5月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 | ||
エルガー(1857-1934): 歌曲集「海の絵」Op.37(*)/ 交響曲第1番 変イ長調Op.55 |
ジャネット・ベイカー(A;*) ヴァーノン・ハンドリー指揮 LPO | |
録音:1984年2月23日、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。(*)は先に BOXセット LPO-0016/0020 で発売されていた。 LSOとエルガーは親密な関係で結ばれており、同オケは「エルガーのオーケストラ」とさえ呼ばれている。また、2008年に逝去した名指揮者ヴァーノン・ハンドリーも、このオーケストラにとって特別の存在であり続けた。1984年のエルガー没後50年を記念して計画されたコンサートにハンドリーが登場することは、まさに自然の選択であった。イギリス歌曲の最良の解釈者であるジャネット・ベイカーを迎え、彼女の深く愛に満ちた歌による「海の絵」で始まったこのコンサート、ハンドリーによるゆったりとした歩みで始まる交響曲第1番を聴くことで、一層の興奮を手にすることができるだろう。 ヴァーノン・ハンドリー(1930-2008):ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で言語学を専攻、その後ギルドホール音楽演劇学校で指揮法を学んでいる。1962年から指揮者としてのキャリアを開始し、ギルドフォードpo.の音楽監督に就任した。エイドリアン・ボールトのアシスタントを務め、1970年以降はロンドンを本拠に北欧まで活動の範囲を広げ、マルメso.の首席指揮者に。1988年には読売so.に招聘され、初来日を果たしていあす。イギリス音楽のスペシャリストとして名高く、派手でなくとも堅実な音楽作りで「通」のファンの多かった指揮者。 ジャネット・ベイカー(1933-):イギリスのハートフィールド生まれの名歌手。1956年にキャスリーン・フェリアー賞を受賞し、その後幅広い活躍で聴衆を魅了。オペラ、リートのどちらにも精通していた。60年代から70年代にかけて、バルビローリやバーンスタインがマーラーを演奏する際は、ほとんど常連として顔を出し、「偉大なるマーラー歌手」として認識しているファンも多いようだ。端正な解釈と美声はバッハなどでの宗教曲でも真価を発揮。もちろんお国ものである「イギリス音楽」では右に出るものがいないといっても過言ではないほどの名歌手。 | ||
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
エリザベス・ワッツ(S) シュテファヌ・ドゥグー(Br) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 LPO & cho. | ||
録音:2009年4月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、サウスバンク・センター、ロンドン。 | ||
テンシュテット&LPO 1989年のマーラー「復活」、初出 マーラー:交響曲第2番 「復活」 イヴォンヌ・ケニー(S) ヤルト・ファン・ネス(Ms) クラウス・テンシュテット指揮LPO | ||
録音:1989年2月20日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。演奏時間:95分(第1楽章 25'02"/第2楽章 12'10"/第3楽章 11'24"/第4楽章 6'14"/第5楽章 38'00")。#当初発売されていた日本語版 (JLPO-0044) は、代理店の撤退に伴い廃盤となりました。 | ||
ブラームス(1833-1897): 交響曲第1番 ハ短調 Op.68(*)/ 交響曲第2番 ニ長調 Op.73(#) |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 ロンドンpo. | |
録音:2008年5月25日(*)、2008年9月27日(#)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 今もなお、数多くの新録音が発売される偉大なるブラームスの交響曲。この激戦区にまた新たな名演を投入する。最近活躍が目覚ましい、ロンドン・フィルハーモニーの首席指揮者ユロフスキの斬新な解釈は全ての人をうならせるに違いない。第1番の冒頭は、目が覚めるほどの快速テンポでありながらも、ベートーヴェンの時代から連なる、重厚さと苦渋に満ちた表現はしっかり守るというスゴワザをやってのける。終楽章でのカタルシスも期待通り。第2番は全編が流麗さに富み、至るところで様々な啓示が見てとれる。オーケストラの響きも暑苦しくなく、スマートに響かせながらも必要な部分はしっかり聞こえるという素晴らしさ。ドイツのオーケストラとはまた違う柔軟な音色が特色。 | ||
父ヤルヴィ&LPO、初出 ドヴォルザーク(1841-1904):レクイエム リサ・ミルン(S) カレン・カーギル(Ms) ピーター・オーティ(T) ピーター・ローズ(B) ネーメ・ヤルヴィ指揮LPO & cho. | ||
録音:2009年2月7日、サウス・バンク・センター・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 ドヴォルザークの宗教曲と言えば、「スターバト・マーテル」だが、この「レクイエム」は素晴らしい演奏者に恵まれると、とてつもなく壮大な建造物として目の前に現れる。今まで名演とされるのは、チェコ系の奏者たちによるものが多いが、今回のヤルヴィの演奏はそのような民族性を排したグローバルなもの。この曲に宿る普遍の精神を具現化しているかのようだ。 | ||
ジョン・アイアランド70歳記念コンサート 「ロンドン」序曲/ピアノ協奏曲 変ホ長調(*)/ 前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべき(#) |
アイリーン・ジョイス(P;*) レドヴァース・ ルーウェリン(Br;#) エイドリアン・ボールト指揮 LPO | |
録音:1949年、ライヴ。イギリス音楽を得意とし、常に擁護していたエイドリアン・ボールトによるアイアランドの生誕記念コンサート・ライヴが登場。管弦楽作品2曲と、ピアノ協奏曲、そしてバリトンと合唱による祝祭的な合唱曲という凝ったプログラムが目を引く。 ピアノ協奏曲のソリストに迎えられたのは、アイリーン・ジョイス。彼女は映画「逢引き」でのラフマニノフの協奏曲での華麗なる演奏と、天から与えられた美貌で一世を風靡した女性ピアニスト。膨大な協奏曲のレパートリーを持つことでも知られ、このアイアランドの曲も得意としていたが、録音が少ない人でもあり、この登場は歓迎。ピアノ協奏曲を除いては、大きな曲を手掛けることがなかった「控え目」なアイアランドだが、彼が書いた小さな作品は、イギリスの豊かな自然や人間の細やかな感情が盛り込まれたものばかり。 | ||
トーマス・ビーチャム&ロンドン・フィル〜 創世の時代、1930年代の先駆的な録音から モーツァルト(1756-1791):交響曲第39番 K.543 より [第1楽章(抜粋)/第2楽章/第3楽章](*) ディーリアス(1862-1934): 春一番のかっこうを聴いて(**) リムスキー=コルサコフ(1844-1908): 金鶏〜[序奏/行進曲](**) モーツァルト:交響曲第41番 K.551 [全曲(モノラル)(#)/抜粋(ステレオ)(##)] 技術者アラン・ブルームラインの実験録音風景(+) |
トーマス・ビーチャム指揮 LPO | |
録音:1936年11月19日、ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ(*/**)/1934年3月19日、アビーロード・スタジオ、ロンドン(EMI所蔵音源; JOHN HUNTのディスコグラフィでは1934年1月となっており「一部別にステレオ・テスト録音が成された」とある)(#/##)/1933年12月15日(+)。(**)はおそらく初出音源。(*)の第1楽章部分はおそらく初出(残りの内第3楽章のみは LPOの自主製作盤や EMI 系の WORLD RECORDS から LPが、第3楽章&第2楽章は CHANDOS からカセット・テープが出ていた物で、共におそらく初CD化)、(##)はSYMPOSIUM から「 EMI のマスターからプレスされた」という78回転盤(ビニール盤?)、さらに WORLD RECORDS から LP が出ていたので、おそらくこれも初CD化。 (#/##)は、EMIから発売されたCDではモノラル音源が採用されているが「同じテイクの」(国内代理店表記)実験的なステレオ・サウンドというものが存在する。128もの特許を持つ技術者&発明家アラン・ブルームライン(1903-1942)は、ベル研究所で電話のケーブルの開発に携わりつつ、「両方の耳」で聴くステレオ・サウンドの研究を始めた。1930年代の初め、すでに映画館で簡易な構造の初期ステレオ・システムを完成、彼の技術に着目したEMIが実験的にロンドン・フィルの演奏会をステレオ録音で収録したのがこれ。この革新的な音はまさに寝耳に水。 | ||
チャイコフスキー(1840-1893): 交響曲第1番 ト短調Op.13「冬の日の幻想」/ 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」 |
ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
2007年にロンドン・フィルハーモニーの首席指揮者として就任した若きロシアの俊英、ウラディーミル・ユロフスキ。すでにLPOとはいくつかの録音があり、その迸る才能の片鱗を見せつけてはいたのだが、今作から始まるチャイコフスキーの交響曲全集録音で、いよいよ、その恐るべき真価を世に問うことになるだろう。 | ||
テンシュテット、初出 マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」 |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1983年3月31日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。#当初発売されていた日本語版 (JLPO-0038) は、代理店の撤退に伴い廃盤となりました。 | ||
ブリテン(1913-1976): ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲 (コリン・マシューズ版)/ フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10/ イリュミナシオン Op.18 |
サリー・マシューズ(S) ピーター・ショーマン(Vn) アレクサンダー・ ゼムチョフ(Va) ウラディーミル・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2008年4月23日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール。 | ||
バックス(1883-1953):ティンタジェル ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第3番 イ短調Op.44 |
オスモ・ヴァンスカ指揮 LPO | |
マクミラン(1959-):イゾベル・ゴーディの告白 アデス(1971-):室内交響曲 Op.2 ヒグドン(1962-):パーカッション協奏曲(*) |
カリー・コリン(Perc;*) マリン・オールソップ指揮 LPO | |
マクミランの出世作、「イゾベル・ゴーディのために決して歌われることのないレクイエム」。宗教改革よりも前の時代、ヨーロッパ全土で吹き荒れた「魔女狩り」という風習があった。今では集団ヒステリーの産物とも考えられているが、当時のあまりの悲惨な状態は想像するだけで身の毛がよだつほど。スコットランドでも1560年から1707年の間におよそ4500人の女性たちが裁判にかけられ命を落とした。1662年、イゾベル・ゴーディは女性13人で魔女の集会を催したことを告白。その赤裸々な内容は人々に衝撃を与え、結局のところ彼女は棒で殴られ、最期は絞殺されてしまったという。この音楽は冒頭では彼女の魂の平安を願うかのような、美しい音楽が与えられているが、中間部では不協和音と暴力的な音が炸裂、オールソップはスコアを真摯に読み込み、この地獄絵図ともいえる情景を描きだしている。他には、ジャズ的要素もたっぷりのアデスの「室内交響曲」、とびきり楽しいヒグドンの「パーカッション協奏曲」の2曲。全ての奏者渾身の演奏。 | ||
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調Op.93 | ベルナルド・ハイティンク指揮 LPO | |
録音:1986年8月28日、ロイヤル・アルバート・ホール、ライヴ。初出音源。 | ||
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 | ヤープ・ファン・ ズヴェーデン指揮 LPO | |
録音:2008年1月16日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。 1960年アムステルダム出身のヤープ・ファン・ズヴェーデンは史上最年少でコンセルトヘボウのコンサートマスターを勤めた後、1990年代後半より指揮者としてのキャリアを積み重ね、2008年シーズンからアンドルー・リットンの後任として米・ダラス響の音楽監督に就任する。この譜目の年、彼がロンドン・フィルと取り組んだマーラー(1860-1911)の交響曲5番が堂々たるライヴ録音で登場。 ヴァイオリニストとしてのズヴェーデンは、ブラームス&フランクのソナタ、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲などいくつかのCDがリリースされながらも現在いずれも廃盤、同時期に発売されたモーツァルトの交響曲40番の指揮者としてのCDも現在廃盤。1990年代当時、国際的には、ほとんど話題となることが無かった。 しかし、近年、オランダ放送フィルおよびオランダ・フィルとのレコーディングセッションで、ブルックナーやブラームスなどに取り組み、日本のリスナーにも徐々に認知されつつある。彼がコンサートマスターとして多くの名指揮者と共演したマーラーは、ご存知コンセルトへボウの十八番。そして、19歳のズヴェーデンが初めてコンサートマスターとして迎えた演奏会もハイティンクとのマーラーだった。 | ||
テンシュテット&LPO 1981年10月29日の「ブル8」、初出! ブルックナー:交響曲第8番 |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1981年10月29日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。
1981年と言えば、テンシュテットが“急病”のため北ドイツ放送響との演奏旅行をキャンセル。それにより残されたのが、急遽代役として立ち、演奏後ホテルで急逝してしまったコンドラシンによる凄絶なるマーラー「巨人」だという事はよく知られている。それから約8か月、ロンドン・フィルの前に現れたテンシュテットは目の覚めるような素晴らしいブルックナーを聴かせる。この翌年には EMI とセッション録音を行ったが、やはりテンシュテットの魅力はライヴにある。音質は若干古めかしいが、それを超えた迫力が聴き手を魅了する。 #当初、背表紙部分等の外装に日本語があるJLPO-0032という品番でしたが、現在では通常の輸入盤(日本語無し)になっています。 | ||
マーク=アントニー・ターネイジ:作品集 メゾソプラノとアンサンブルのための劇的情景 「心を二度通り抜けて」/ ソプラノ・サクソフォンとオーケストラのための 「隠れた愛の歌」/ バリトンと大アンサンブルのための歌曲集 「裂かれたフィールド」 |
サラ・コノリー(Ms) マーティン・ロバートソン (ソプラノSax) ジェラルド・フィンリー(Br) マリン・オールソップ指揮 LPO | |
テンシュテット&LPOの「ブル7」、 マスターからの初復刻! ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1984年5月10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ。先にCD-R使用のRARE MOTHからRM-489Sとして発売があった物だが、今回マスターからの初復刻。旧盤は若干のノイズ混入がありテープ・ヒスも大きめだった。ただ、当盤はノイズが少ないものの、迫力的には後退しているという意見もある。 ワーグナー管弦楽曲集(LPO-0003)、ハイドン「天地創造」(LPO-0008)、ブルックナー「交響曲第4番」(LPO-0014)に続き、LPO自主製作盤からクラウス・テンシュテットのアイテムが登場、今回は巨匠と手兵による待望のブル7がマスターから初復刻。今のところテンシュテット&LPOとの顔合わせでは同曲唯一の録音となっている物で、表現の多彩さとスケールの大きさが見事に融合し、格別の名演となっている。クライマックスの雄大な築き方と壮絶な迫力はテンシュテットの真骨頂で、豊かな歌心も実に魅力的。テンシュテットとLPOによるブルックナーのエッセンスが凝縮された力強い情熱的な演奏には、感動を覚えずにはいられない。 | ||
マズアの「未完成」「グラゴル・ミサ」 シューベルト(1797-1828):交響曲第8番「未完成」 ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ |
スデナ・ クロウボヴァー(S) カレン・カーギル(Ms) パーヴォル・ブレスリク(T) グスターフ・ベラーチェク(B) デイヴィッド・グード(Org) クルト・マズア指揮 LPO、 ペトル・フィアラ合唱指揮 ブルノ・チェコ・ フィルハーモニーcho. | |
録音:2004年7月28日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、プロムス・ライヴ。 2007年で80歳を迎える常任指揮者マズアの指揮により、2004年のプロムスで演奏された壮大なライヴ。声楽陣をチェコから呼んでのヤナーチェクは充実した表現の極地であり、この指揮者の円熟を味わえる名演。マズアとしては珍しいレパートリーにも思えるが、大規模な声楽付きの作品は得意であることも証明している。 | ||
テンシュテット、1992年10月8日の「合唱」、初分売 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 クラウス・テンシュテット指揮LPO ルチア・ポップ(S) アン・マレイ(Ms) アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T) ルネ・パーペ(B) | ||
録音:1992年10月8日、ライヴ。先に発売されていたBOX、 LPO-0099 からの分売。旧品番:JLPO-0026。 この演奏は彼の活動における最期の時期のもので、良く知られる1991年盤に目立つ激しさよりも、穏やかで諦念に満ちた歌心が随所に見られる魅力的な演奏となっている。もちろんテンシュテットらしく終楽章などは爆裂しているが、オーケストラも当時最高の名歌手たちも、その指揮に全身全霊で応え、ホール全てが信じられないような白熱した空気に包まれるところは感動的。「フルヴェンのバイロイト」にも匹敵する驚異の名演。 | ||
エルガー:管弦楽曲集、5枚組ボックス・セット 交響曲第1番 変イ長調Op.55 [ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1972年2月21日-25日、KH] 創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36 [チャールズ・マッケラス指揮/録音:1985年3月13日、AS1] チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85[ポール・トルトゥリエ(Vc) エイドリアン・ボールト指揮/録音:1972年10月29日-30日、AS1] 2つの小品 Op.15[第1番 夕べの歌/第2番 朝の歌] [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1967年4月17日-18日、AS1] 悲歌Op.58[エドワード・エルガー指揮/録音:1933年8月29日、KH] 序曲「コケイン」(首都ロンドンにて)Op.40 [レスリー・ピアソン(Org) ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1976年2月27日、KH] 演奏会用序曲「フロワサール」 Op.19)/ 3つの性格的小品 Op.10〜第3番コントラスト(ガヴォット、1700-1900年) [エドワード・エルガー指揮/録音:1933年2月21日、AS1] 帝国行進曲Op.32[チャールズ・マッケラス指揮/録音:1975年8月11日&14日、HWH] 序曲「南国にて」Op.50[ゲオルグ・ショルティ指揮/録音:1979年12月4日-6日、KH] セレナード ホ短調 Op.20[エドワード・エルガー指揮/録音:1933年8月29日、KH] 戴冠式行進曲Op.65[ランドン・ロナルド指揮/録音:1935年3月7日、KH] 序奏とアレグロOp.47[ロドニー・フレンド、ジョン・ウィリソン(Vn) ジョン・チェンバーズ(Va) アレクザンダー・キャメロン(Vc) エイドリアン・ボールト指揮/録音:1972年12月10日、AS1] バレエ音楽「真紅の扇」Op.81 [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1973年5月14日-15日、6月4日、8月11日、AS1] ヴァイオリン協奏曲 ロ短調Op.61[アルフレード・カンポーリ(Vn) エイドリアン・ボールト指揮/録音:1954年10月28日-29日、KH] 交響的習作「ファルスタッフ」 ハ短調Op.68 [エイドリアン・ボールト指揮/録音:1956年8月20日、WAH] 交響曲第2番 変ホ長調Op.63[デイヴィッド・ベル(Org) ヴァーノン・ハンドリー指揮/録音:1980年4月2日-3日、WTH] 歌曲集「海の絵」 Op.37[ジャネット・ベイカー(A) ヴァーノン・ハンドリー指揮/録音:1984年2月23日、ライヴ、RFH] 以上全て、LPO | ||
録音会場:キングスウェイ・ホール(KH)/アビー・ロード第1スタジオ(AS1)/ヘンリー・ウッド・ホール(HWH)/ウォルサムストウ・アセンブリーホール(WAH)/ワトフォード・タウン・ホール(WTH)/ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(RFH)。日本語解説及び日本語帯は付いていない。 有名なEMIのアビー・ロード・スタジオで初録音の栄誉を担ったエルガーだったが、それ以降、常にエルガー作品がさまざまな音楽家によって録音され続けてきたイギリスのレコード史は、エルガー演奏の歴史でもある。イギリスのオーケストラの中でもドイツ的なサウンドを持つLPOは、やはりドイツの聴衆に愛されたエルガーの音楽を演奏するのに適任。その歴史において、名指揮者たちが残した多くの録音からピックアップしたのが、作曲者生誕150年を記念するこの5枚組ボックス。神々しいまでのボールト、新しいエルガー像を確立したショルティ、独特の構成を整理して聴かせるマッケラス、ボールトの伝統を受け継ぐハンドリー、エルガーと同時代を生きたロナルド、そして他ならぬエルガー自身。ベイカーやトゥルトリエ、カンポーリ、そしてロンドン・フィルの首席奏者たちといったソリスト陣も、共感深い演奏を聴かせてくれる。EMIやデッカの名録音を中心に、ライヴ録音も含めてまとめたこのボックスは、エルガーの音楽をたっぷりと味わうのと同時に、ロンドン・フィルを通して垣間見る20世紀イギリスの音楽史だとも言えるだろう。また、有名な行進曲「威風堂々」だけでなく、こんなにも名曲があるのだということを知っていただける選曲になっている。 | ||
ハワード・ブレイク(b.1938): 「スノーマン」(レイモンド・ブリッグスの 原画による;ハワード・ブレイク脚本・音楽) ポール・パターソン(b.1947): 「3匹の子ブタ」(ロアルド・ダールと ドナルド・スタロックによる脚本)/ 「赤ずきんちゃん」(改訂版) (ドナルド・スタロックによる ロアルド・ダールの「へそまがり昔話 (Revolting Rhymes)」からの出典) |
クリス・ジャーヴィス(ナレーター) サム・オリバー(トレブル) デイヴィッド・パリー指揮 LPO (コンサート・マスター: ピーター・シェーマン) | |
録音:2006年5月6日、7日、イギリス、アビー・ロード第1スタジオ。 世界的に人気の高いキャラクターが、お話しと音楽になった。絵本もアニメも大ヒットしたスノーマンの物語を、“スノーマンの作曲家 "としてすでに親しまれているハワード・ブレイクの音楽と共に。また「チャーリーとチョコレート工場」の原作者でもあるロアルド・ダールのストーリーも追加し、各キャラクターのイラストを掲載したスリップ・ケースに。英語リスニングの教材やプレゼントにも最適の一枚。クリス・ジャーヴィスは、BBCテレビの子供番組でおなじみ。 | ||
テンシュテット、初出、同曲6種目 ブルックナー(1824-1896): 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 WAB.104(ハース版) |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1989年12月14日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、BBC放送用ライヴ。テンシュテットの同曲には、1979年のクリーヴランド管ライヴ(SIBERIAN TIGER ST-024/入手困難)、1980年の北ドイツ放響ライヴ(RITARDANDO RIT-5012)、ベルリン・フィルとの1981年EMI盤、1982年、ボストン響とのライヴ(RARE MOTH RM-482S)、1984年のLPOとの東京ライヴ(TDK TDKOC-021)の計5種があったが、今回の演奏が最も晩年の物となる。また、同日にはベートーヴェンの交響曲第1番が演奏され、先にBBCからBBCL-4158として発売されている。 当時ロンドン・フィルの前首席指揮者であったテンシュテットによる、茫洋としつつうねる様な大海を思わせる感動的な名演。後期ロマン派の傑作に相応しい、情熱的かつ白熱した解釈で、記念碑的な演奏となっている。 | ||
マルコム・アーノルド(1921-2006): 喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」 Op.5 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」 21回目の誕生日のためのフローリッシュ(*) 交響曲第6番/フィルハーモニー協奏曲 |
ヴァーノン・ハンドリー指揮 LPO | |
録音:2004年、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、アーノルド記念コンサート。世界初録音(*)。 LPOの演奏家出身アーノルドの楽曲を、グラモフォン・アウォーズの常連でLPOにも長く貢献してきたハンドリーが、作曲者の映画芸術家、おどけたユーモア作家、深遠な交響曲作者としての一面をほのめかす指揮は正に見事。 | ||
テンシュテット、初出? マーラー(1860-1911): さすらう若人の歌(*)/交響曲第1番「巨人」(#) |
トーマス・ハンプソン(Br;*) クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1991年(*)/1985年、BBC放送用ライヴ(#)。確か今回が初登場となる演奏。 旧東ドイツから突然登場し、またたく間にスター指揮者となったテンシュテットだが、ロンドン・フィルを率いていた絶頂期の記録。スタジオ収録とは違った熱気があり、当時売り出し中だったハンプソンの歌も見事。また一枚、巨匠の記録が多くの方に聴いていただけるようになった。 | ||
ベイヌム登場! ポストウォー・リヴァイヴァル アーノルド: 喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」(*) マーラー:さすらう若人の歌(#) ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第1番(+) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(**) エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲(##) |
ユージニア・ザレスカ(Ms;#) エドゥアルト・ ファン・ベイヌム指揮 LPO | |
録音:1947年12月16日(*)/1946年11月27日、12月16日(#)/1949年5月3日(+)/1949年5月16日(**)/1950年2月13日(##)。 DECCAへの録音がユニバーサルからも再発売され、再評価の気運が高まっているベイヌム。ロンドン・フィルへの客演時には得意としたマーラーやブラームスほか、意外にも多くの曲を指揮している20世紀イギリス音楽を取りあげている。ライヴだからこそわかる、この指揮者の本質に迫る一枚。なおアーノルドの序曲には、まだこのオーケストラに在籍していた作曲者自身がトランペットで参加している。 | ||
ブリテン(1913-1976):戦争レクィエム | クリスティーネ・ブルーワー(S) アントニー・ ディーン・グリフィー(T) ジェラルド・フィンリー(Br) クルト・マズア指揮 LPO ネヴィル・クリード室内楽団指揮 サイモン・トイン合唱指揮 ロンドン・フィルハーモニーcho.、 ティフィン少年cho. | |
録音:2005年5月8日、ライヴ。 第二次世界大戦時には少年兵として参戦し、ライプツィヒ時代には東西ドイツ融合を経験したマズア。平和への願いも強くTELDECにも録音を行っているだけあって、この作品への愛情は人一倍。グリフィーはサイトウキネン・フェスティヴァルでも「ピーター・グライムズ」のタイトルロールを歌い、ブリテンを得意としている。 なお、SACD盤はハイブリッド仕様では無いため、通常のCDプレーヤーでは再生不可です。ご注意下さい。再生機器が限定されるハンデはあるが、少年合唱を伴う大規模な合唱、オーケストラに対峙する小編成のアンサンブルなど、通常の作品と異なる大編成の曲であるため、SACDで聴くことの意味を感じていただける。しかもライヴ録音のため、臨場感はますます高まる。 | ||
チャイコフスキー(1840-1893): 交響曲「マンフレッド」 |
ウラディミール・ユロフスキ指揮 LPO | |
録音:2004年12月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。 現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督として、このオーケストラと蜜月を迎えているユロフスキ。交響詩的なこの作品から壮大なドラマを引き出し、まるで歌のないオペラのように再現しているのが聴きもの。 | ||
テンシュテット唯一の同曲か? 初出音源 ハイドン:オラトリオ「天地創造」(独語歌詞) |
ルチア・ポップ(S) アンソニー・ ロルフ=ジョンソン(T) ベンジャミン・ラクソン(Br) クラウス・テンシュテット指揮 LPO (コンサート・マスター: デイヴィッド・ノーラン) リチャード・クーク合唱指揮 ロンドン・フィルハーモニックcho. | |
録音:1984年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ。BBC制作。 かつての首席指揮者クラウス・テンシュテットの名タクトが蘇る。ドイツ音楽を得意とするテンシュテットと、彼と共にヨーロッパ音楽の歴史に名を残すほどになったロンドン・フィルの熟した果実、テンシュテットとしては非常に珍しいハイドンのオラトリオ(おそらく唯一の同曲演奏では?)で、これまで全く知られていなかったライヴ録音。ポップ、ロルフ=ジョンソン、ラクソンという3人の当代一流の独唱者による歌唱も見逃せない。 | ||
マーク=アントニー・ターネイジ: Scherzoid(*)/Evening Songs(#)/ When I Woke(+)/Yet Another Set To(**) |
クリスティアン・リンドベルイ(Tb;**) ジェラルド・フィンリー(Br;+) ジョナサン・ノット指揮 ウラディミール・ユロフスキ指揮 マリン・オールソップ指揮 LPO | |
録音:2005年1月26日、世界初録音(*)/2004年12月12日(#)/2004年12月8日、世界初演&世界初録音(+)/2005年3月19日、世界初演&世界初録音(**)。ハイブリッドSACD/4.0サラウンド・サウンド。 ロンドン・フィルの作曲家に任命されたばかりのターネイジの作品の世界初録音。しかもライヴ録音で、最近の活躍が目覚ましい3人の指揮者のタクトが輝く。 | ||
ファウンディング・イヤーズ THE FOUNDING YEARS シベリウス:付随音楽「テンペスト」 Op.109(*) モーツァルト: ミサ曲 ハ短調「大ミサ曲」 K.427(417a) より(#) [キリエ/世の罪を除き給う] ヘンデル: オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(抜粋)(+) モーツァルト: 交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(**) シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(##) |
ドーラ・ラベッテ(S;#) トーマス・ビーチャム指揮 LPO、リーズ音楽祭cho. | |
録音:1934年10月4日、リーズ音楽祭(*)/1934年10月3日、リーズ音楽祭(#)/1934年10月3日、リーズ音楽祭(+)/1938年11月30日&1939年7月4日(**)/1939年11月30日&12月19日(##)。原盤:Columbia / HMV。(*)の一部は初発売か。 伝説的指揮者ビーチャムと創設間もないロンドン・フィルとの名録音。ビーチャム得意のシベリウスのテンペストは世界初録音、そして初出(一部は協会盤LPのみ発売があった可能性有)。1930年代の卓越した演奏が蘇った。 | ||
ベリルンドの最新シベリウス シベリウス: 交響曲第2番 ニ長調 Op.43(*)/ 交響曲第7番 ハ長調 Op.105(#) |
パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド)指揮 LPO | |
録音:2005年2月16日(*)/2003年12月6日(#)、以上ライヴ。ハイブリッドSACD/4.0サラウンド・サウンド。 ビーチャムが築いた定評あるシベリウス楽団LPOと、現代を代表するシベリウス指揮者ベリルンドによる2曲の交響曲、これまでにない優秀録音。 | ||
テンシュテット〜ワーグナー:管弦楽作品集 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/ 「リエンツィ」序曲/ 「神々の黄昏」より [夜明けとジーグフリートのラインの旅/ ジーグフリートの葬送行進曲]/ 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行/ 「タンホイザー」〜序曲とヴュヌスベルクの音楽 |
クラウス・テンシュテット指揮 LPO | |
録音:1992年8月20日、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン。ライヴ。CD-R使用の NAVIKIESE から NAV-4014/5 としてでいた物で、マスターからの初復刻。なお、ブックレットとインレイには制作会社と音源所有者の行き違いから「1988年5月6日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ」の誤記があるが、上記1992年が正しい旨レーベルから訂正アナウンスがなされている。 テンシュテットお得意の曲目ではあるが、1990年代に残された物としては唯一か。 | ||
ベルナルド・ハイティンク エルガー: 序奏とアレグロ Op.47/エニグマ変奏曲 Op.36 ブリテン:狩りをする私たちの祖先Op.8 |
ヘザー・ハーパー(S) ベルナルド・ハイティンク指揮 LPO | |
録音:1970年代-1980年代。 | ||
クルト・マズア ショスタコーヴィチ: 交響曲第1番 ヘ短調Op.10/ 交響曲第5番 ニ短調Op.47 |
クルト・マズア指揮 LPO | |
録音:2004年、ライヴ。 |