| ジュリアーニ: ギターとヴァイオリンとチェロのための三重奏曲/ ギターとチェロのための二重奏曲 |
ヴィルタ(G) パローラ(Vn) ミッコラ(Vc) | |
| ギター音楽の大家ジュリアーニは最初チェロを学んでおり(ベートーヴェンの第7交響曲初演ではチェロで参加)、ギターとチェロのためにもいくつかの傑作を残している。 | ||
| フルートとオルガンのためのドイツ・バロック音楽 テレマン、ヘルテル、クレプス、C.P.E.バッハの作品 |
プハッカ(フラウト・トラヴェルソ) ポールタン(Org) | |
| フィンランドのクラリネット音楽 サロネン:夜の歌 クルーセル:序奏と様々なスウェーデンの旋律 シベリウス:ミュゼット ヘイニネン:ショート1 ティエンスー:モーツァルトの墓碑 リンドベリ:蒸気船ビル・ジュニア |
グレゴリー・バレット(Cl) | |
| 1775年生まれのクルーセルから現役バリバリのサロネンまで、フィンランドの200年の音楽の歴史の中でのクラリネット作品集。 | ||
| ゲオルク・ディートリヒ・ライディング(1664-1710):オルガン作品全集 前奏曲ハ長調/変ホ長調/変ロ長調/暁の星のいと美しきかな 神よ見捨てたもうな ヒンリヒ・フィリプ・ヨーンセン(1717-1779):6つのフーガ |
ホーカン・ヴィクマン(Org) | |
| ともにドイツ系デンマークの作曲家。 | ||
| ウラニア〜天空のチェンバロ ムファト:チャコーナ フィッシャー:組曲「ウラニア」(音楽のパルナッソス山より) デュフリ:ラ・フォルクレ、シャコンヌ F.クープラン: 二重生活者(パッサカリアの動き) フォルクレ:ラ・ビュイッソン(シャコンヌ) J.B.フォルクレ: ラ・モランジもしくはラ・ブリセ(シャコンヌ楽章) |
アンッシ・マッティラ(Cemb) | |
| 1998年1月、シベリウス・アカデミー・コンサート・ホール。北欧の若い世代を代表する古楽器奏者の一人として、鍵盤楽器のほか指揮、教育活動、著述活動にも活躍するマッティラの新譜。ムファトとフィッシャーの曲には北ドイツ・ダブル型1995年製、他の曲にはフランス・ダブル型1989年製の、どちらもヘンク・ヴァン・シュヴィホーヘンの手による楽器を使用。 | ||
| パーセル: 「結婚した伊達男、またはおかしな無作法」〜行進曲/ 「インドの女王」〜セベル(トランペットの調べ)/ 組曲 ニ短調/聖母マリアの戒め/ 哀れみぶかい天使よ、我に語れ/ 「アーサー王」〜シャコンヌ/ 主よ、人とは何か/音階のグラウンド/ 夕べの讃歌/聖チェチリアの祝日の頌歌/ 「ドン・キホーテのこっけいな物語」より |
ペイヴィ・イェルヴィヨ(Ms) アンナマリ・ビョルヒョ(Cemb) エーロ・パルヴィアイネン(リュート) | |
| パーセルの、声楽とアンサンブルの美しい作品を集めた1枚。 | ||
| マデトーヤ: 交響曲第2番/オストロボスニア組曲/ 歌劇「ユハ」より2つの管弦楽 |
ヴァルマー指揮 オワルso. | |
| シベリウス以後のフィンランド最大のシンフォニスト、マデトヤの最高傑作。交響曲第2番はフィンランド独立後の内戦で亡くした家族への痛切な思いが込められた悲劇的な交響曲。 | ||
| ハメーンニエミ: ブルース/マニのための音楽IV&II/ ALTER/タキタ・タカ・タキタ・タキタ・タカ |
NADAアンサンブル | |
| 無伴奏チェロ作品集 コダーイ、クラム、ハーヴェイ、M.リンドベリの作品 |
パヌ・ルオスト(Vc) | |
| バッハ:フランス組曲 | エリナ・ムストネン(Cemb) | |
| イタリア・オペラ・アリア集 マクベス、トロヴァトーレ、トスカ、トゥーランドット、 マノン・レスコー、ノルマ、椿姫/より |
シンシア・マクリス(S) | |
| マクリスは北欧、ドイツなどを中心に活躍しているアメリカ出身の美貌ソプラノ。 | ||
| ショパン: ノクターン Ops.9-1/72-1、カンタービレ、 マズルカ Ops.67-2/7-1,2,3/68-1,2/67-4/30-2,3/63-2、 前奏曲「雨だれ」、エチュード Ops.10-1/25-12、 3つの新エチュード〜第3番 |
ヤンネ・メルタネン(P) | |
| メルタネンは1967年フィンランド生まれ、ベルマンとバシキロフの門下。ロック・シンガー風の容貌で本国で人気。 | ||
| 清教徒革命、王政復古期のイギリス音楽 ブル:戦いと平穏 W.ロウズ: 「ファンタジア」より[組曲 ト短調/組曲 ト長調] パーセル:シャコンヌ 他、シンプソン、ロック、 ウィルソン、バルツァルなどの作品 |
バッターリア | |
| バッターリアはフィンランドの古楽グループ。 | ||
| トゥービン: 交響曲第2番「伝説」/交響曲第5番 |
アルヴォ・ヴォルマー指揮 エストニア国立so. | |
| 第2次大戦に翻弄され故国エストニアを捨てスウェーデンに亡命、その後バルトークやコダーイに影響されて民族的作風を勝ち得たトゥービン。全部で10曲の交響曲を残したが、第2番はまだ大戦前の作品。そして第5番は大戦後亡命して最初に作り上げた作品。 | ||
| アントン・ディアベッリ(1781-1858): ピアノとギターのためのソナティナとソナタ全集 ソナティナ Op.68/同 Op.70/ソナタ Op.71/ 華麗な大ソナタ Op.102(オリジナル版) |
ミクローシュ・シュパーニ(Fp) イルッカ・ヴィルタ(G) | |
| 録音:1998年5月9-10日、オウル音楽センター、トゥリンドベリホール。使用楽器:1827年、K.グラーフ製(Fp)/1997年、ヴィルタ製(モデル:1818年、ファブリカトーレ製)。 ベートーヴェンが変奏曲の主題に使ったメロディーを書いたことで音楽史に名を残すディアベッリ。ザルツブルクに生まれ、ウィーンに移ってからはギターとピアノの教師、作曲家、楽譜出版者として活躍した。和声やダイナミクスの新しいスタイルは古典からロマンティシズムに移る時代を反映しているとされている。 ミクローシュ・シュパーニはBISレーベルでC.P.E.バッハの鍵盤楽器協奏曲とソロ曲の全曲録音を進めているハンガリーの奏者。イルッカ・ヴィルタはシベリウス・アカデミー出身で、ジュリアーニ(ABCD-124)とグラニャーニ(ABCD-149)の室内楽曲をAlbaに録音している。彼らは1996年からデュオ活動を開始、このアルバムは、ロッシーニ、メルツ、フンメルの作品集(HCD-31935)につづく録音。 「華麗な大ソナタ」はオリジナル譜を使って演奏。第1楽章アダージョ−アレグロ、第2楽章スケルツォ(アレグロ)−トリオ(ピウ・モデラート)、第3楽章アダージョ・ノン・タント−パストラーレ(アレグレット)の3楽章構成で、現在一般に用いられる版とはかなりの相違がある。確かな技術と温もりのある演奏。 | ||
| バッハ:リュート作品全集 | ヘイキ・メトリク(G) | |
| 最近ではすっかり普通になったリュートによる演奏ではなく、1990年代後半(1999年?)の録音としては珍しいギターによる演奏。代理店曰く「柔らかなタッチとおだやかなフレージングでバッハの持つ一側面をうまく描き出している」。 | ||
| マデトヤ:管弦楽作品全集 Vol.2 交響曲第1番/演奏会用序曲/ 田園組曲(*)/田園の情景(*) |
アルヴォ・ヴォルマー指揮 オウルso. | |
| (*)は世界初録音。シベリウス以後、唯一フィンランドで交響曲作家として名声を勝ち得たマデトヤの作品全集第2巻。民族音楽に劇的なロマン性を加えた壮大な作風。ある意味ではその作風はシベリウスよりロシア音楽、特にチャイコフスキーに近い。世界初録音も含まれ、ファンにはとても嬉しい。 | ||
| ショパン: 24の前奏曲集/4つのスケルツォ |
アンネ・カウッピ(P) | |
| 代理店曰く「軽やかなタッチ」。 | ||
| ピアソラ:作品集 | ジ・イン=タイム・クインテット | |
| フィンランドの団体による演奏。 | ||
| エドゥアルド・トゥビン(1905-1982): 交響曲第3番/交響曲第6番 |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. | |
| BISで同郷のヤルヴィが積極的に録音したことで世界的に名が知られるようになったエストニア最大の作曲家トゥビンの交響曲の、母国のオーケストラによる演奏。 北欧的清新さをたたえた第3番と、ルンバやボレロのリズムが現れる第6番という、対照的な2曲のカップリング。 | ||
| バード:ヴァージナル曲集 前奏曲MB115、パヴァーヌとガイヤルドMB60、 ラクリメ(パヴァーヌ)MB54、前奏曲MB116、 エコー・ガイヤルドMB114、前奏曲MB12、 ファンタジアMB13、ララバイMB110、ファンタジアMB46、 クァドラン・パヴァンとガイヤルドMB70、 ウォルシンガムMB8、アルマンMB117、 グッドナイト・グラウンドMB42 |
アーポ・ハッキネン(Cemb) | |
| 録音:1999年6月、ブリュッセル。レオンハルト、ルセ、アンタイといった錚々たる面々に師事したハッキネンによるバード作品集。 1575年頃、ヴィート・トラスンティーノ製の楽器を使用。 | ||
| フィリッポ・グラニャーニ(1767-1820): ヴァイオリンとギターのための3つの二重奏曲 Op.8 |
エルッキ・パロラ(Vn) イルッカ・ヴィルタ(G) | |
| 録音:1997年6月17-18日。ピリオド楽器使用。 グラニャーニはイタリア、リヴォルノの音楽一家に生まれ、ギターの名手としてイタリアのみならずドイツでも人気を博し,1810年にパリに移住し、フェルディナンド・カルッリに学んで腕を上げた。彼の生涯には謎が多く、没年もしばしば1812年とされるが、実際には1820年に故郷で没している。 ヴァイオリンとギターのための3つの二重奏曲は、グラニャーニの確認できる40ほどの曲の中でももっとも知られている曲の一つ。第1番と第2番は明快な急−緩−急の三部構成、第3番は変奏曲形式。いかにも19世紀初期といった幸福度の高い音楽が人気の要因であろう。第3番の終曲、アレグロ・スピリトーゾは好んで取り上げられる素敵な曲。 エルッキ・パロラは1957年生まれ。フィンランド放送交響楽団のリーダー、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の副リーダーを経て、ソリストとして活躍しており、ピリオド楽器にも早くから関心を示している。イルッカ・ヴィルタは、ギタリストとしては比較的珍しく室内楽中心の活動をしてきた人で、やはり早くからピリオド楽器に取り組んでいた。 | ||
| シチリアの一夜 ベルナルド・ストラーチェ(17世紀末活動): ルッジェーロによるカプリッチョ/パッサカリア トッカータとカンツォン/コレンテ/モニカ スパニョレッタによるアリア/チャコーナ/他 |
アンナマリ・ボルボ(Cemb) バッロ・デラ・バターリャ [エーロ・パルヴァイアネン (リュート) テッポ・ヒルヴォネン(G) ヤルモ・ユルクネン(ビウエラ) ミカ・スイコネン (Va da gamba)] | |
| 生涯については謎だらけのストラーチェだが、フレスコバエウディとパスクィーニをつなぐ位置にある重要な作曲家である。 | ||
| バッハ:フーガの技法 | リスト・ラウリアラ(P) | |
| ラウリアラは1949年生まれのフィンランドの中堅ピアニスト。 | ||
| オリファント〜十字軍の歌 作曲者不詳: 「岸よ、お前は安らかなる手の内にある」(1147) コノン・ド・ベテュヌ: 「ああ、愛よ、別離を導き」(1189) ユーグ・ド・ベルゼ:いかなる人とても(1202) アラス城主: 苦しみの地へ私は行かねばならぬ(1202) コノン・ド・ベテュヌ: たとえ私がためらわねばならぬにせよ(1189) シャンパーニュ伯(ナバラ王)ティボ−4世: 悪意に満ちた時に(1239) 作曲者不詳:王の旗は シャトラン・ド・クーシ:新しい季節が(1189) シャンパーニュ伯(ナバラ王)ティボ−4世: 「ご夫人よ、実際もはや私は行かねばならぬ」(1239) ユオン・ド・サン=カンタン: イェルサレムは嘆き悲しみ(1219) 作曲者不詳: 悪い出来事について良い歌を 作ることは誰にもできない(1248) シャトラン・ド・クーシ:「貴方に、恋人よ」(1189) シャンパーニュ伯(ナバラ王)ティボ−4世: 「お聞き下さい、我が主よ」(1239) |
オリファント [ウリ・コルホネン (S,Perc) ヤネク・エラー (BFl、ミュゼット、 ヒュメルヒェン、 Flトラヴェルゾ、 ダブルFl) ヨンテ・クニフ (ダルシマー、ショーム、 ヒュメルヒェン、 BFl、Perc) エイラ・カルルソン (フィドル、シンフォニア) レイフ・カルルソン (Lute、シンフォニア、 Perc)] | |
| 録音:2000年2月、ペルヤーナ教会。12世紀専門の中世音楽アンサンブル、オリファントの新譜は、十字軍に参加した吟遊詩人達の歌。 鄙びた雰囲気が十二分に感じられる素晴らしい仕上がりである。 | ||
| アントニオ・ ホセ(1902-1936):ギター・ソナタ(1933) ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる賛歌 ファリャ(プジョール編曲): 「恋は魔術師」〜2つの舞曲 ロドリーゴ:祈りと踊り(ファリャ讃歌) モウポウ:コンポステラ組曲 |
イスモ・エスケリネン(G) | |
| エスケリネンはフィンランドの若手ギタリスト。 | ||
| メディチ家の結婚式〜 メディチ写本による13のモテット ムートン:主よ、王を健やかにあらせたまえ/ われを救いたまえ/処女なる御母は悪を知らず/ 天使ガブリエルは遣わされた ヴィラールト:栄光に満ちたキリストの処女/天の女王 フェスタ:われを導きたまえ、主よ デ・シルバ:主は天より雷を轟かせ/完全なる美 ル・サンティエ:めでたし、救世主の御母 ディヴィティス:大いなる流れによって 作曲者不詳:私を偽りによって迷わせた傲慢な者が |
リング・アンサンブル | |
| 録音:2000年4月10-13日。 メディチ家出身の教皇レオ10世とフランス王フランソワ1世によって進められた、ウルビーノ公ロレンツォ・デ・メディチ2世とマドレーヌ・ド・ラ・トゥールの政略結婚に際して、 贈り物として製作された写本に収められた53曲の音楽から13のモテットを選曲したアルバム。 | ||
| トゥビン: 交響曲第4番「叙情」/交響曲第7番 |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. | |
| トゥビンの故郷エストニアの演奏家による新録音。トゥビンの作品のなかでも人気の高い第4番が期待できる。 | ||
| レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):管弦楽曲集 Vol.3 バレエ組曲「オコン・フオコ」 Op.58(1930、全6曲) 交響組曲 Op.4(全4曲)/舟歌 Op.67-2 |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 オウルso. | |
| 「オコン・フオコ」は日本を舞台としたジャポニズム音楽だが、そのタイトルは西洋人にとってもっとも日本語的に響くという理由のみによって付けられた、意味のない言葉である。 ただしこの無意味さも音楽とはまったく関係ない。 | ||
| ヴィヴァルディ:協奏曲集 4声の協奏曲 ハ長調 RV.114/ 2つの狩猟ホルンのための協奏曲 ヘ長調 RV.539/ 2つのオーボエのための協奏曲 ニ短調 RV.535/ 協奏曲 ニ短調「マドリガル風」RV.129/ 2つのフルートのための協奏曲 ハ長調 RV.533/ 2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531 |
エサ・タパニ、 トムミ・ヴィエルトネン(Hr) アンナ=マイヤ・ ルオラヤン=ミッコラ(Ob) レギナ・ハマリキヴィ(Ob) ヤリ・S・プハッカ、 ペトラ・アミノフ(Fl) ラウリ・プラッカ(Vc) マルック・ ルオラヤン=ミッコラ(Vc) アンシ・マッティラ指揮六階o. | |
| 録音:1999年8月、2000年4月。 ピリオド楽器奏者たちが集まった六階管弦楽団は1989年の創設。フィンランドを代表するアーリーミュージック・グループとして、クフモ、トゥルク、ヘルシンキなど、各地のフェスティヴァルに参加している。聴き手とのコミュニケーションを最優先に考える彼らの演奏からは、バロック期の音楽の歓びと楽しさが自然な姿で伝わってくる。マラン・マレの「異国風趣味の組曲」 (ABCD-107) を録音したマルック・ルオラヤン=ミッコラ、「フルートとオルガンのためのドイツバロック音楽」 (ABCD-125) のヤリ・S・プハッカも参加。ホルンのエサ・タパニ (1968-) は、フィンランド放送交響楽団の他、現代音楽グループのアヴァンティ室内管弦楽団にも参加、カイパイネンの「ホルン協奏曲」 (ODE-1062) を最近リリースした。 | ||
| 森の湖〜フィンランドのピアノ音楽 シベリウス:5つのスケッチ Op.114/5つの小品 Op.75 3つのソナチネ Op.67/2つのロンド Op.68 ハッリ・ヴオリ:夜と霧の彼方 パ^ヴォ・ヘンニネン:詩人の調べ |
カトリーナ・コルテ(P) | |
| 森と湖に囲まれたヤルヴェンバーに居を構えていた作曲家の作品を、同郷のピアニストが弾いたアルバム。コルテ はクーシスト兄弟の従妹とのこと。 | ||
| ショパン:夜想曲集 3つの夜想曲 Op.9/3つの夜想曲 Op.15/ 2つの夜想曲 Op.27/2つの夜想曲 Op.32 |
ヤンネ・メルタネン(P) | |
| フィンランドの若手メルタネンのショパン。独特の清冽な演奏が魅力。 | ||
| ユッカ・リンコラ(1955-): サクソフォン協奏曲(1999)(*)/シス(1995)(+) トランペットとシンフォニック・バンドのための タンゴ=タランテラ(1995)(#)/婚礼の音楽(1998)(#) |
カイ・ ルスケアパー(Sax;*) エリアス・セッパラ指揮(*/+) ライネ・アムブヤ指揮(#) 護衛バンド | |
| 珍しいフィンランドの「ブラスバンド」と輸入元の案内にある。「シンフォニック・バンド」の場合木管も入るのではないかと思われるが、詳細は不明。 | ||
| マデトヤ(1887-1947):管弦楽作品集 Vol.4 交響曲第3番イ長調 Op.55/コメディ序曲 Op.35 舞踏の光景 Op.11/劇音楽「対局」組曲 Op.5 |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. | |
| シベリウス好きなら気に入ることまちがいなしのマドテヤ。このシリーズには多くの世界初録音が含まれている。 | ||
| トゥビン: 交響曲第8番(1966)/交響曲第1番 ハ短調(1934) |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. | |
| トゥビンの母国エストニアの演奏家による、説得力に満ちた交響曲全集第4作。 | ||
| エーロ・ハメーンニエミ(1951-): マニのための音楽 III/マニのための音楽 I/ マニのための音楽 IV/マヤじゃないでしょ カライクディ・R.マニ(1945-):香辛料的愉悦 |
スルティ・ラヤ& ナーダ・アンサンブル | |
| 北欧レーベルから何故かインド音楽が発売。マニはインド音楽界の大物と言う。 | ||
| C.P.E.バッハ:フルートソナタ集 第1番 ニ長調 Wq.83/第4番 ト長調 Wq.86/ 変ロ長調 Wq.161 No.2/第2番 ホ長調 Wq.84 |
ペトラ・アミノフ(Fl-tr) アンナマリ・ポルホ (Cemb、P) | |
| エマヌエル・バッハがフリードリヒ大王のチェンバロ奏者 を務めていた1747年から1755年にかけての作品集。 | ||
| シベリウス: ヴァイオリンとピアノのための作品集 ロマンツェOp.2a/エピローグOp.2b/ 2つの小品Op.2(オリジナル版)/ 愛の情景Op.71/2つの小品Op.77/ 4つの小品Op.78/6つの小品Op.79/ ソナチネ ホ長調Op.80 |
カイヤ・サーリケットゥ(Vn) テッポ・コイヴィスト(P) | |
| シベリウスは自身ヴァイオリンの名手だったため、彼のヴァイオリン曲は聴き栄えのするものが多くある。このアルバムは作品2の異版まで収め、まるでBISばりのマニアックさ。 フィンランドの女流サーリケットゥは爽やかかつ透明な音色が魅力。 | ||
| シューベルト(リスト編):歌曲集 糸を紡ぐグレトーヒェン/魔王/おやすみ/ かじかみ/菩提樹/郵便馬車/宿屋/勇気/ます/ 愛の便り/水の上で歌う/セレナード/さすらい/ 水車屋と小川/狩人/嫌な色/どこへ/いらだち |
リスト・ラウリアラ(P) | |
| 意外と録音に恵まれないリスト編曲のシューベルト歌曲。1949年生まれのピアニスト、ラウリアラの豪腕が冴える演奏。 | ||
| ナジ・ハキム: オルガン連弾のための狂詩曲/マリアーレ(ソロ) ラングレー:モザイク集第1集Op.190/モザイク第3集Op.196 ジュアン・アラン: アニュイ・ヤヴィシュタへの2つの舞曲(ソロ) リテズ:オルガン連弾のためのソナタ |
ヤン・レートラ(Org) マルック・マキネン(Org) | |
| ピアノならぬオルガン連弾を集めたアルバム。オルガンはシンセサイザーの先祖であることを実感させてくれる。 アジアのたいまつ踊りにインスピレーションを受けたアランの舞曲はオルガンの宗教性を払拭するような新鮮さ。 | ||
| アウリス・サッリネン: 宮殿ラプソディOp.72(1997)(*) カレヴィ・アホ:トリスティア(1999)(*) ラウタヴァーラ:兵士のミサ曲Op.40(1968)(#) トゥオマス・カンテリネン(アムプヤ編):幽霊(#) |
エリアス・セッパラ指揮(*) ライネ・アムプヤホウリ指揮(#) 護衛兵バンド | |
| フィンランド現代作曲家によるブラス作品集。豪壮ながら北欧の空気も感じさせてくれる。 | ||
| フィンランドの管弦楽作品集 クラミ: 劇付随音楽「放蕩息子」〜間奏曲/ 子供の交響曲 Op.17 エーロ・ケスティ(1959-):春 クーラ:南オストロボスニア民謡集 第2集 |
ヨルマ・ ヒュンニネン(Br) ユハ・ニッコラ指揮 キュミ・シンフォニエッタ | |
| カレリア出身のクラミをはじめ、親しみやすい作品を、1999年創設のフィンランドの地方オーケストラ、キュミ・シンフォニエッタが驚くほど高水準の演奏で聴かせる。 | ||
| トゥビン:交響曲全集 Vol.5 [第9番「シンフォニア・センプリーチェ」/ 第10番/第11番(未完成/カリヨ・ライド補筆)] |
アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. | |
| 好評シリーズの完結編。未完に終った第11番は同じ演奏者によるKoch盤もあるが、これは2002年の新録音。トゥビンの故国エストニアを代表するオーケストラによる当シリーズ演奏は、 しみじみと味わい深く、BISのヤルヴィ盤より高く評価する人も多い隠れた名盤。 | ||
| ポーランドの弦楽合奏作品集 カルウォヴィチ:弦楽セレナード Op.2 バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲 マトゥシェフスキ:7つのポーランドの風景 トヴァルドフスキ:古ポーランド協奏曲 |
タデウシュ・ヴィヘレク指揮 聖ミヘル弦楽合奏団 | |
| シマノフスキと同世代で、スキー中に雪崩れに遭って夭逝したカルウォヴィチの弦楽セレナードは、若々しい完成とヴォルテージの高さで耳の残る名品。 古楽と現代性が交差する他の収録作品も、魅力的ながら録音に恵まれていなかったので、ポーランド音楽ファン待望の一枚といえよう。 | ||
| フィンランド新時代のギター音楽 ヴェリ=マッティ・ブーマラ(1965-):ハイリンの夢 ユルキ・リンヤマ(1962-):ギター・ソナタ ハンヌ・ポヒヤンノロ(1963-):月の軌道に向かって ユホ・ハンガス(1976-):幻想曲 |
ユルキ・ムルライネン(G) | |
| ムルライネンは1961年ナポリ生まれで、現在シベリウス・アカデミーで教えているフィンランド人ギタリスト。 | ||
| レーガー:3つのコラール幻想曲Op.52 [人はすべて死すべきものなり/ 目覚めよ、と呼ぶ声あり/ ハレルヤ、ほむべき神はわが心の喜び] |
カリ・ヴオラ(Org) | |
| いずれもバロック期のコラールに基づく幻想曲。重厚長大なレーガーの世界を堪能できる。ヴィオラはハンス・ファユス門下のフィンランドの新鋭。 | ||
| ルイジ・ケルビーニ(1760-1842): レクイエム 二短調(男声合唱のための) |
アンドレス・ムストネン指揮 エストニア国立so.、 エストニア国立男声cho. | |
| ケルビーニには混声合唱用のハ短調レクイエムもあるが、こちらは男声のみ。パリの大司教が、女声を含むという理由で1834年にハ短調レクイエムの葬儀用演奏を禁じたため、 ケルビーニが新たに作曲した。しかしその初演はケルビーニ自身の葬儀だったという因縁つきの作品。エストニアの力強い男声合唱が魅力。 | ||
| フレスコヴァルディ:チェンバロ作品集 トッカータ7番/アルカデルトのパッセジアート/ バレット第3番とクラント/ パッサカリアによる100のパルティータ/ 別の旋法によるパッサカリア/ 逆行リガトゥーレ付の半音階カプリッチョ/ トッカータ9番/不協和音のカプリッチョ/ トッカータ10番/トッカータ2番/カンツォーナ1番/ バッタリアによるカプリッチョ/トッカータ1番/ カンツォーナ4番/トッカータ6番/ガリアルダ2番/ ガリアルダ3番/ガリアルダ4番/ リチェルカーレ5番/フレスコバルディ風アリア |
アーポ・ハッキネン(Cemb) | |
| 録音:2002年7月30日&8月1日、カリス教会。 1967年生まれ、ピエール・アンタイ門下でヘルシンキ・バロック・オーケストラの音楽監督も務める期待のチェンバロ奏者ハッキネンがフレスコバルディに挑戦。名手。 | ||
| リタンデル兄弟の音楽 カール・ルドヴィク・リタンデル(1773-1843): ソナタ ハ長調/ソナタ 嬰ヘ短調/ アレグレッツァ ハ長調/カプリッチョ ト長調 フレドリク・エマヌエル・リタンデル(1777-1823): ロンド「喜び」/ハイドンの主題による変奏曲 クリストフィリス・リタンデル(1778-1823):ポロネーズ ハ長調 ダヴィド・リタンデル(1780-1807): ワルツ 変ロ長調(トゥイヤ・ハッキラ編) |
トゥイヤ・ハッキラ(Fp) | |
| 録音:2002年9月15日-17日、クーサンコスキ・ホール。 珍しいフィンランド古典派音楽集。リタンデル兄弟は全部で11人もいて、うち4人が作曲家になった。いずれもエスニックな香りの全くないウィーン古典派作風で、 ハイドン、モーツァルト、あるいはベートーヴェンを思わせる。ピアノ音楽ファンにも御薦め。 | ||
| テレマン:音楽の練習帳 第1集(1740) [ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ヘ長調/ リコーダー、 オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調/ フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ニ長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバ、オブリガート・チェンバロと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ イ短調/ ヴァイオリン、 オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調/ フラウト・トラヴェルソ、 チェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ長調/ オーボエと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調/ リコーダー、ヴァイオリンと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調/ チェンバロのための組曲 ハ長調/ フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調] |
バッタリア [シルッカ=リーサ・ カーキネン(Vn) ミカ・スイフコネン、 ミッコ・ペルコラ(ガンバ) エーロ・パルヴィアイネン (アーチリュート) ヤス・モイシィオ(Ob) カティ・ブージー、 ペトラ・アミノフ(リコーダー) アンナマリ・ポルホ、 アーポ・ハッキネン(Cemb)] | |
| 録音:2002-2004年。 | ||
| テレマン:音楽の練習帳 第2集(1740) [ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調/ リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調/ フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ト長調/ リコーダー、チェンバロと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ロ長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ホ短調/ フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ ホ長調/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調/ ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと 通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ長調/ オーボエと通奏低音のためのソナタ ホ短調/ フラウト・トラヴェルソ、 オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調/ チェンバロのための組曲 ヘ長調/ オーボエ、 チェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ホ長調] |
バッタリア [シルッカ=リーサ・ カーキネン(Vn) ミカ・スイフコネン、 ミッコ・ペルコラ(ガンバ) エーロ・パルヴィアイネン (アーチリュート) ヤス・モイシィオ(Ob) カティ・ブージー、 ペトラ・アミノフ(リコーダー) アンナマリ・ポルホ、 アーポ・ハッキネン(Cemb)] | |
| 録音:2002-2004年。 「音楽の練習帳」は、ソロ12曲、トリオ12曲からなる24曲から成る作品集。ヴァイオリン、オーボエ、リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、チェンバロなどが多彩に組合わされている。この曲集はおそらく1720年代から家庭での音楽教育の目的で作り続けられたものをまとめたもののようだが、そこは人気作曲家テレマン、練習をしながら楽器の特性を把握しかつ楽器に惚れ込むことができるような音楽になっており、ことにリコーダー曲は非常に人気がある。 バッタリアは1989年創立のヘルシンキを拠点とした古楽団体。メンバー表を見ていただければ分かる通り、今や世界的な名手が多数参加している。シルッカ=リーサ・カーキネンはヘレヴェッヘ率いるコレギウム・ヴォカーレのコンサート・ミストレス、エーロ・パルヴィアイネンは鈴木秀美との共演で日本人にもなじみの深いリュート奏者。ヤス・モイシィオもイングリッシュ・バロック・ソロイスツ、18世紀オーケストラ、オーケストラ・リベラ・クラシカのメンバーとして知られている。その他のメンバーもソロとしての活動が盛んな人たちばかり。 | ||
| ガス・ブリュレ(1160頃-1213):歌曲集 愛のことを私に忠言する人は/私が生涯を深く思って/ とどめることもかなわず/甘やかな幸せに/昔のこと/ 愛の悲しみ/森に野に/多くの愛が歌ったのは/ 他(全15曲) |
オリファント | |
| 録音:2002年9月23-26日。 ガス・ブリュレは初期のトルヴェールの中で、その作品が最も多く現在まで残されており、同時代の文学作品「ばら物語」や「すみれ物語」にも彼の作品が引用・挿入されている。 トルヴァドゥールの遺産を引き継ぎ、トルヴェールの様式を確立した一人とされる彼の音楽をストレートに伝えるアルバム。 | ||
| ゲオルク・ムッファト(1653-1704):調和の捧げもの(1682) [ソナタ第1番 ニ長調/ソナタ第2番 ト短調/ ソナタ第3番 イ長調/ソナタ第4番 ホ短調/ ソナタ第5番 ト長調] |
ペトリ・タピオ・マットソン指揮 オーパスX | |
| 録音:2002年8月。 ゲオルク・ムッファト(ムファット)はフランスのサヴォイ生まれで両親はスコットランド系。パリでリュリに学び、ストラスブールでオルガニストを務め、ウィーンやプラハを経てザルツブルクでオルガニストに就任、ところがさらにローマに留学しパスキーニやコレッリに学んだ。驚くべき多国籍ぶりだが、本人は終生自分はドイツ人だと考えていたという。 「調和の捧げもの Armonico tributo」はローマ留学の際に作曲され、後にザルツブルクで出版された。一見するとイタリアのコンチェルト・グロッソ風の音楽だが、個々の音楽はガヴォットやアルマンドなどフランス舞曲が用いられたりと混血的。最大の聞き物は第5番の最後に置かれた長大なパッサカリアで、ムッファトの力量が遺憾なく発揮されている。 オーパスXはバロック・ヴァイオリン奏者のペトリ・タピオ・マットソンを中心に1995年に結成された団体。基本的に各パート一人で演奏され、北欧系らしい非常に清々しい弦の音が見事に絡み、絶美。名盤の少なくない「調和の捧げもの」の中にあっても、飛び切りの一枚になっている。 | ||
| レーヴィ・マデトヤ(1887-1947): バレエ・パントマイム「オコン・フオコ」Op.58 |
ヘレナ・ユントゥネン(S) トゥオマス・カタヤラ(T) アルヴォ・ヴォルメル指揮オウルso. オウル室内cho. | |
| マデトヤの問題作。1927年のバレエ・パントマイム用の日本を題材としたジャポニスム音楽で、シベリウスの流れをくむマデトヤらしさが全く感じられない奇怪な作品。内容は、日本の人形師オコン・フオコ(これはヨーロッパ人が感じる日本語的な語感だそう)が作った人形「ウメガワ」との和製コッペリアといった内容で、最後に錯乱したオコン・フオコが自害して幕切れる。筋・音楽ともに私たち日本人にはとても奇妙に感じられる世界である。これまで組曲の録音はあったが、全曲版は世界初録音。全部で35のトラックに分かれ、収録時間は77分近く。 | ||
| ポンセ: スペインのフォリアによる変奏曲とフーガ/ エストレリータ/ギターソナタ第3番/ 南の協奏曲 |
イスモ・エスケリネン(G) ヨン・ストルゴーズ指揮 ラップランドco. | |
| メキシコの香りに満ちたポンセの作品を、北極圏ラップランドのオーケストラが演奏。これがシベリウス風北国の音楽になっていて不思議。独奏のエスケリネンはティモ・コルホネン門下のフィンランドの新鋭。 | ||
| プニャーニ: オーケストラのための四重奏曲第1番 変ロ長調 グラーフ:フルート四重奏曲 ニ短調Op.12 No.3 リヒター:交響曲 ニ長調Op.2 No.6 サッキーニ:弦楽四重奏曲 イ長調Op.2 No.6 ロセッティ:フルート協奏曲 ト長調 |
ミカエル・ヘラスヴォ(Fl) ユハ・カンガス指揮 オストロボスニアco. | |
| 先頃来日公演を行ったカンガス&オストロボスニア室内管。18世紀フィンランドの大楽譜コレクター、ヒデニウスの蔵書から珍しい古典派作品が選ばれている。古典派ファン垂涎のディスク。 | ||
| セッポ・ポホヨラ(1965-):室内楽作品集 弦楽四重奏曲第3番/ニューヨーク・ニューヨーク/ ゲーム・オーバー/オペラ座の一夜/リーベライ |
ミントゥ・ぺス(S) ドミートリー・スロボデニューク指揮 サグロス・アンサンブル | |
| フィンランドの作曲家ポホヨラは、現代の感性を保ちつつ刺々しさを排したキレの良い作風を持つ。 | ||
| ムソルグスキー(ヨキアホ編):展覧会の絵 チャイコフスキー(ヨキアホ編): アンダンテ・カンタービレ |
トリオ・フラトレス [トニ・ハマライネン ヘイッキ・ヨキアホ ライモ・ヴェルタイネン (アコーディオン)] | |
| かつてクラフトワークのテクノ音楽アルバムをリリースして話題になったフィンランドのアコーディオン・トリオ、フラトレス。1994年結成、イタリアのコンクールで優勝するなど注目されている。 3つのアコーディオン用に編曲された「展覧会の絵」は、ピアノ版に忠実ながら、音色を変えたり、 長い音価を指定どおり演奏できるため、オーケストラ的な効果を発揮している。非常に面白いCD。 | ||
| カレルヴォ・トゥーッカネン(1909-1979):管弦楽作品集 劇「きこり」序曲 Op.1/セレナータ・ジョコーザ Op.4/ 夕べの歌 Op.9-3/夏の踊り Op.9-4/劇「雲」のための小組曲/ 弦楽のためのロマンティックなモーメント Op.8/ テンプス・フェストゥム Op.53 |
ハンヌ・コイヴラ指揮 ヨエンスー市立o. | |
| フィンランドの作曲家トゥーッカネンは20世紀を生きた人だが、作品はほとんどグリークと同世代ではというほど全くのロマン派で、どの曲も北欧の自然を謳歌する美しさに満ち溢れている。 たしかに20世紀には時代遅れと取られたかもしれないが、今から見れば実に傑作揃いで北欧音楽ファン、抒情音楽好きには絶対推薦。 | ||
| ショパン:夜想曲選集 [ト短調 Op.37-1/ト長調 Op.37-2/ハ短調 Op.48-1/ 嬰ヘ短調 Op.48-2/ヘ短調 Op.55-1/変ホ長調 Op.55-2/ ロ長調 Op.62-1/ホ長調 Op.62-2/ホ短調(遺作)/ 嬰ハ短調(遺作)/ハ短調(遺作)] |
ヤンネ・メルタネン(P) | |
| 録音:2003年8月4-7日、ミカエリ・コンサート&コングレス・ホール、マルッティ・タルヴェラ・ホール、以上ミッケリ。 1967年生まれのフィンランドのピアニスト、メルタネンによるショパンの第2弾。「甘口のショパンにお嘆きの方々にオススメの超辛口演奏。ショパンのノクターンの怖さがよくわかります。」と代理店。 | ||
| J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 | ミカ・ヴァユリネン (アコーディオン) | |
| 録音:2003年8月18-19、25-26日。 ゴルトベルク変奏曲をアコーディオンで演奏したCDは初めてではないが、ヴァユリネンの演奏はアリア、変奏、全てが実に魅力的。非常に優れた技巧(第5変奏の鮮やかさ)と、思わず聴き惚れてしまう音楽性(第14変奏の滴る美感)が結実、まるで新しい傑作に出会ったかのような新鮮さに満ちた演奏になっている。 ヴァユリネンは1967年フィンランド生まれ。アコーディオンの音色そのものが、普通イメージされるこの楽器の音とは全く異なっている。秋の青空のような爽快な美と哀愁と高い透明感をもった音もあれば、第16変奏での、およそアコーディオンとは思えない壮麗さまで、表現の幅が広いこと。アリアに戻る頃には、すっかりこのCDの虜になってしまうことだろう。 | ||
| シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795 | エルヤ・プーッコ(Br) リスト・ラウリアラ(P) | |
| 録音:2004年2月。 エルヤ・プーッコは1965年生まれのバリトン。まさに自然体といった歌い方で気張らず、楽に歌っている。素朴な味のシューベルトの歌曲を求めるならバッチリ。 | ||
| エドゥアルド・トゥビン(1905-1982): バレエ「クラット」 ETW.111(*) エストニアの主題によるシンフォニエッタ ETW.11(+) |
イリス・オヤ(Ms) アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立so. エストニア・ フィルハーモニー室内cho.女声 | |
| 録音:2003年1月25日-26日、5月5日(*)、2003年11月21日(+)、エストニア・コンサートホール。 (*)はトゥビンの唯一のバレエ。 クラットはエストニア民謡に登場する悪鬼。いろいろな材料を集めて作った人型が、主人が悪魔に魂を売り渡すと、それとひきかえに命を得て、宝物を運んでくる。村の宴。悪魔に魂を売った者たちの祭り、オーロラ、村娘と牧童の踊り。クラットの復讐。さまざまな情景が、エストニア民謡と舞曲も取り入れた音楽により、活き活きと描かれる、交響曲とならぶトゥビンの代表作である。組曲は、ネーメ・ヤルヴィ指揮バンベルクso.の録音(BIS-306) があるが、全曲の商用録音はこれが初めて。組曲と全曲をくらべると、まるで別の作品のようにも聞こえる。バレエ全曲というのは、音楽だけ取り出すと退屈になりがちだが、この作品には全曲を一気に聴かせてしまうような圧倒的なパワーがある。エストニア国立so.とアルヴォ・ヴォルメルはトゥビンの全交響曲を録音したコンビ。 | ||
| フローベルガー:チェンバロ作品集 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによる幻想曲 FbWV.201/ トッカータ第18番/パルティータ第2番 FbWV.602/ トッカータ第14番/ パルティータ第6番(マイヤーの主題による)FbWV.606〜 第1&第2パルティータ/ 組曲第20番/同第19番/ 皇帝フェルディナント4世の悲しい死に寄せる哀悼曲/ ブランシュローシュ氏の死に寄せるパリで作ったトンボー |
アッシ・カルットゥネン(Cemb) | |
| 録音:2003年11月17-20日。 フィンランドのチェンバリスト、アッシ・カルットゥネン。しっとりとしたきめの細かい透き通るような美音はが魅力。 | ||
| アイノ・コスケラ(1982-)声楽作品集 (全13曲) |
フィエラシュオネ (声楽&器楽アンサンブル) | |
| 録音:2004年5月27日- 6月1日。 アイノ・コスケラはホルン奏者として活躍する一方、作曲活動も行っている。フィエラシュオネは、シベリウス・アカデミーとヘルシンキ音楽院の学生から成る合奏団。 | ||
| モンテヴェルディ: タンクレーディとクロリンダの戦い/ アリアンナの嘆き/私は黒い/人々よ、馳せ来たれ ロニョーニ:私は傷ついた ボネッリ:トッカータ・アタランタ/トッカータ・クレオパトラ ウッチェッリーニ:ソナタ・ノーナ ピッキ:バッロ・アッラ・ポラカ/パッセ・メッゾ カヴァッリ:ああ、何と甘美な サルヴァトーレ:第四旋法によるリチェルカーレ第4番 |
モニカ・グループ(Ms) イアン・ハニマン(T) ペテリ・サロマー(Br) アーポ・ハッキネン指揮 ヘルシンキ・バロックo. | |
| 録音:2004年3月。 モンテヴェルディの傑作、「タンクレーディとクロリンダの戦い」と「アリアンナの嘆き」を中心に、ルネサンス期イタリアの優れた作品を集めたアルバム。ハッキネン率いるヘルシンキ・バロックオーケストラは1997年創設の若い団体だが高水準の表現能力を持っている。モニカ・グループは言わずと知れたスター歌手で、日本ではモーツァルトで知られているが、バロック音楽にも実に適性がある。イアン・ハニマンはバロック系で活躍するテノールで、モンテヴェルディの「オルフェオ」上演で来日したことがある人。ペテリ・サロマーはもう20年以上活躍しているフィンランド・オペラ界の重鎮。 | ||
| ピアソラ: プレパレンセ/オブリビオン/勝利/インペリアル/ アディオス・ノニーノ/コラール/天使の死/ エル・チョクロ/ブエノスアイレスの冬/ 現実との3分間/リベルタンゴ |
ザ・インタイム・クインテット [エンリク・ペレッロ(Vn) ヤリ・サルメラ(P) ヨルマ・サルメラ(G) ハンヌ・シースコネン(B) マルセロ・ハイメ・ ニシンマン(バンドネオン)] ヤーナ・ハーンテラ指揮 タンペレpo. | |
| 録音:2003年12月。 シンプルなタンゴ・クインテットにフルオーケストラが伴奏をつけるというゴージャスなピアソラ。 | ||
| ユッカ・リンコラ(1951-):歌劇「旅(夢のかなう国)」 | ハンヌ・ユルヌ(T) カトリーナ・ケルッポラ(S) リセ・ホルムベルイ(Ms)他 ユハ・ニッコラ指揮 キュミ・シンフォニエッタ コトカ・オペラcho. | |
| 録音:2003年1月3-13日。 1998年初演。トヴィオ・ペッカネンの戯曲に基づく。 | ||
| フィンランドの現代作曲家によるアコーディオン作品集 ラウタヴァーラ:ペリマンニ/イコン ロマノフスキ:ヒディング ヴオリ:狼の時間 ティエンスー:ゾロ トゥオメラ:鬼火 ノルドグレン:とぎれとぎれに |
マッティ・ランタネン (アコーディオン) | |
| マッティ・ランタネンは1952年生まれ。フィンランドのみならず国際的に活躍している。 | ||
| ラウタヴァーラ:至福の島 ポホヨラ:タピオランディア クーシスト:今日のタピオラ アホ:ロウヒ |
マルクス・レヘティネン指揮 タピオラ・ユースso. | |
| 録音:1997年10月12日、2003年11月16-17日。 タピオラ・ユース交響楽団はエスポー音楽院を母体とした団体。1993年からマルクス・レヘティネンの指揮で実力を上げている。写真を見る限り、弦セクションはほとんどが若い金髪美女の様子。 | ||
| ユルキ・リンヤマ(1962-):ヴェスペレ[晩祷] (バリトン、混声合唱と室内アンサンブルのための;2003) |
ユハ・コティライネン(Br) エーリク=オーロフ・ セーデルストレム指揮 フィンランド放送室内cho. ツァグロス(弦楽合奏) アキ・ヴィルタネン(打楽器) エレ・リエヴォネン(Cemb) | |
| 録音:2003年11月8日、エスポー旧教会、ライヴ。 伝統を意識してはいるが伝統主義者ではないユルキ・リンヤマは、特定のスタイルにこだわることなく、みずからの道を求めて歩む作曲家。音楽は人間性の表現。つねに彼は偉大なもの、高貴なものをめざしている。 「マリアの賛歌(マニフィカト)」を中心に置き、主に感謝し、主を賛美する4つの詩編(111、112、113、117)と「主の祈り」からなる「ヴェスペレ」は、グレゴリオ聖歌も素材にした、静かな祈りと祝いの気分にみちた大作。初演をライヴ録音。フィンランド放送との共同制作によるCD。 | ||
| ノルドグレン(1944-):ペリマンニの肖像 Op.26 ブルッフ:スウェーデン民謡によるセレナード バルトーク/アーサー・ウィルナー編曲:ルーマニア民族舞曲 Sz.56 サッリネン(1935-): ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相(1981) ラウタヴァーラ(1928-):オストロボスニア・ポルカ グリーグ:2つの旋律 Op.53[ノルウェーの旋律/はじめての出会い] ペッカ・ヤルカネン(1945-):ヴィロの農奴 (2つのヴァイオリンと弦楽合奏のための:1980) |
ユハ・カンガス指揮 オストロボスニアco. レイヨ・トゥンカリ、 ティモ・カンガス、 エラル・クイヴ(Vn) | |
| 録音:2004年5月14-16日、ハッコラ、スネルマン・ホール。 2005年10月に紀尾井シンフォニエッタを客演指揮したユハ・カンガスが音楽監督を務めるフィンランドを代表するアンサンブル、オストロボスニア室内o.。その本拠地、ボスニア湾に面した町コッコラは、フィンランドにおける民俗音楽研究の中心地カウスティネンに近く、民俗音楽をルーツとする作品に彼らのアイデンティティが示されている。 最新アルバムは、彼らがもっとも得意とする作品を集めた「ポートレート」。ノルドグレンの「ペリマンニの肖像」、サッリネンの「ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相」は、日本の室内オーケストラのプログラムにも載るようになった。民俗音楽と芸術音楽の融合。フィドル弾きからスタートしたユハ・カンガスの自信があふれている。 | ||
| マデトヤ:ピアノ作品全集 祝祭行進曲 Op.5 No.1(1910)/6つの小品 Op.12(1912)/ 3つの小品 Op.17(1912)/5つの小品 Op.21(1914)/ 4つの小品 Op.31(1915)/田園組曲 Op.34(1916)/ 死の庭 Op.41(1918-1921)/ 自由行進曲 Op.42 No.4(1918)/ ピアノ小曲集 Op.65(1931)/子守歌(1915) |
ミカ・ランナリ(P) | |
| ライヴ録音。 マデトヤはもっぱら管弦楽作家だが、美しいピアノ曲もいくつか作っていて、日本でも舘野泉が録音していた。これはそのマデトヤの手による全ピアノ曲を集めたフィンランドならではのアルバム。いわゆる技巧的な曲はないが、マデトヤの音楽の特徴的である不思議なメランコリーが魅力。 | ||
| タピオラ・オリジナルズ シサスク:創造のことば Op.51 カイパイネン:河の声 Op.54/混声合唱のためのレクィエム サーリアホ:四季 トゥール:完成の不安 |
ヨハンナ・オヤラ(S) マッティ・ニッシネン(T) ヘルマン・ヴァッレーン(Br) ハンヌ・ノルヤネン指揮 タピオラ室内cho. オストロボスニアco. | |
| 録音:1999-2004年。 「タピオラ・オリジナルズ」とは、タピオラ室内合唱団が数年に渡って行っている、バルト海沿岸の作曲家の合唱作品の演奏シリーズのこと。二人がエストニア、二人がフィンランドの作曲家、いずれも1950−60年生まれ。 | ||
| J.S.バッハ:オルガン作品集 トッカータ、アガージョとフーガ ハ長調 BWV.564/ トリオ・ソナタ 変ホ長調 BWV.525/ 前奏曲(幻想曲) とフーガ ト短調 BWV.542/ トリオ・ソナタ ニ短調 BWV.527/ 前奏曲(トッカータ) とフーガ ニ短調 BWV.538(ドリア旋法) |
カリ・ヴオラ(Org) | |
| 録音:2003年10月16日、2004年5月10日、ナーンタリ修道院教会堂。使用楽器:1990年製。 ブラームス:オルガン作品全集(ABCD-121)、レーガー:オルガン作品集(ABCD-175) につづくカリ・ヴオラのAlbaへの録音。ヴオラは、カリ・ユッシラ、ハンス・ファーイウスのほか、シュトゥットガルトのルトガー・ローマン教授に個人指導を受けた。フィンランドの古い町ナーンタリにある修道院教会堂に設置された、バロックオルガンの伝統を受け継ぐストップ数36の美しいオルガンを使用。 | ||
| クリヤ ガネーシャ/サーリナ/ハヌマン/ブッダ/私は行った/ 母なる国を讃えよ/讃歌/彼女の靴にシャンペンを/穫り入れ/ パタンジャリ/ジャスミンの花 |
クリヤ [サラティ・チャテルイェー(歌) ペーテル・レルケ(G) グルファム・サブリ(タブラ) パウリーナ・レルケ (アコーディオン、カンテレ、歌、 エレクトリック・ヴァイオリン) ミッコ・カークリニエミ(ドラムス)] | |
| ジャンルからいえばクラシックというよりはワールドだろう。録音:2004年11月、ヤルヴェンパー、カッリオ=クニンカラ・スタジオ。 グループ名「Kriya」はサンスクリット語で「行動」の意。ヒンドゥーでは、生命力によって精神をコントロールするクリヤは、創造主(神)に近づく、もっとも容易で効果的、科学的な道とされている。ペーテル・レルケがインド伝承の詩に作曲した「ガネーシャ」は長鼻・象面の知恵の神ガネーシャ(破壊神シヴァとパールヴァティーの子)の賛歌。インド伝承歌をアレンジした「ハヌマン」は猿の神。「ジャスミンの花」はオリジナルのラブソング。「夜の暗がりに輝く優美なジャスミンの花のように、上衣と帯に残るあなたの香りと温もり……」。フィンランドとインドが出逢い、ふしぎな雰囲気を醸し出す音楽が生まれた。 | ||
| レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):管弦楽作品全集 Vol.5 演奏会序曲「クッレルヴォ」Op.15(*)/ ヴァイナモイネンの種蒔き Op.46/ 小組曲 Op.12/歌曲集「秋」Op.68/ バレエパントマイム「オコン・フオコ」組曲第2番 Op.58(+) (アルヴォ・ヴォルメル編曲) |
トゥオマス・カタヤラ(T) キルシ・ティーホネン(S) トゥーラ・フレイヴィク(Va) アルヴォ・ヴォルメル指揮 オウルso. | |
| 録音:1998年(*)、2002年8月26-29日(+)、2004年8月17-19日、オウル音楽センター、マデトヤホール。 フィンランド風の悲しみと憂い、フランス風の優雅と洗練。マデトヤの音楽には、大きくふたつの性格がある。「クッレルヴォ」の嘆き、牧歌、情熱、絶望。同じく叙事詩「カレヴァラ」に基づく「ヴァイナモイネンの種蒔き」。夫人のオネルヴァの詩による歌曲集「秋」。これらの曲はフィンランド的性格が色濃く反映した作品である。「小組曲」[ワルツ/民謡/スケルツィーノ]は「ピアノのための6つの小品」から3曲を選び管弦楽曲とした作品。「オコン・フオコ」には、作曲者自身がバレエパントマイム全曲(ABCD-184)から編んだ組曲(ABCD-156)があり、第2番は指揮者のヴォルメルが新たに編纂したもの。オーケストレーションには手を加えず、音楽的まとまりを重視した選曲を行っている(全曲版と同じ録音)。ネオクラシシズムとモダニズムにオリエンタルな香り。マデトヤの代表作が約21分の作品にまとめられた。それにしても「クッレルヴォ」の音楽はかっこいい。 | ||
| 第七の感覚〜ギターのための作品集 アルヴォ・ペルト(1935-): フラトレス (ギター、弦楽合奏と打楽器のための) ペーテリス・ヴァスクス(1946-):孤独のソナタ ルカ・フランチェスコーニ(1956-):ギター独奏のための朝の歌 三木稔(1930-)/レオ・ブローウェル編曲: 箏のためのバラード第2番「若い芽」 武満徹(1930-1996):森のなかで(ギターのための3つの小品) レオ・ブローウェル(1939-):武満徹追悼のHIKA[悲歌] |
イスモ・エスケリネン(G) ユハ・カンガス指揮 オストロボスニアco. | |
| イスモ・エスケリネンがラップランド室内管弦楽団と共演したマヌエル・ポンセ作品集 (ABCD-185) は、ヘルシンキ・サノマト紙の選ぶ2003年最優秀レコードを受賞、彼はトップ・ヴィルトゥオーゾ、トップ・アーティストと評され、現在フィンランドを代表するギタリストのひとりに数えられている。当アルバムでは、2005年10月、紀尾井シンフォニエッタに客演したユハ・カンガスが指揮するオストロボスニア室内管弦楽団も共演。いくつかのヴァージョンで知られるペルトの「フラトレス」のほか、ソロ曲も含め新たなレパートリーに挑戦している。 | ||
| エーロ・ハメーンニエミ (1951-): 交響曲第3番「ハ長調」1999)(*) ヴィオラ協奏曲(2001)(+) |
サカリ・オラモ指揮(*) トンミ・アールト(Va;+) ハンヌ・リントゥ指揮(+) フィンランド放送so. | |
| 録音:1999年11月8日(*)、2004年4月29-30日(+)、ヘンルシンキ、文化の家。 マグヌス・リンドベリ、サーリアホらフィンランド新世代が作ったグループ、「耳を開け」の創立メンバーのひとりであるハメーンニエミは、インド音楽やジャズとの触れ合いなどを通じ独自のスタイルを追求してきた。「ハ長調」の副題をもつ(*)は単一楽章の作品。強い情感。その音楽は、ほとんど後期ロマンティシズムの感覚である。ノスタルジックとさえ言えるロマンティックなタッチをもつ(+)。作曲者みずから、この2曲を姉妹作と呼んでいる。 | ||
| ドメニコ・スカルラッティ(1685-1857):チェンバロ・ソナタ集 イ短調 K.175/ホ長調 K.380/ホ長調 K.381/ ハ長調 K.513「パストラール」/ヘ短調 K.183/ヘ短調 K.184/ ハ長調 K.460/ハ長調 K.461/ロ短調 K.87/ニ長調 K.119/ ハ短調 K.115/ハ短調 K.116/変ロ長調 K.544/変ロ長調 K.545/ ト短調 K.30「猫のフーガ」 |
エリーナ・ムストネン(Cemb) | |
| 録音:2005年4月24-27日、カルヤー教会。使用楽器:ヴィレム・クレースベルヘン製。 ナポリに生まれ、マリア・バルバラ王女に仕えるためにリスボンに赴いたドメニコ・スカルラッティは、スペイン皇太子ドン・フェルナンドに嫁ぐ王女とともにスペイン宮廷に移った。スカルラッティのソナタには、華やかな時代を傍観者の立場で眺めた作曲者の思いが、さまざまにこめられている。みずからが生きた世界の残酷さ、美しさ、荒々しさ。エリーナ・ムストネンの初めてのスカルラッティ・ソナタ集は、ナポリからリスボンを経てマドリード、そしてアンダルシアと、作曲者の旅をたどるアルバムとして構成されている。 | ||
| C.P.E.バッハ(1714-1788): チェンバロのオブリガートと ヴァイオリンのためのソナタ ニ長調 H.502 ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 H.558 J.S.バッハ(1685-1750): ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 BWV.1029/ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV.1027 |
ヴェリ=マルクス・タピオ (ヴィオラ・ダ・ガンバ) エリーナ・ムストネン(Cemb) | |
| 録音:2005年5月23-25日、オリマッティラ教会。使用楽器:17 世紀末、アムステルダムにてヘンドリク・ヤーコプス製/1993年、ユトレヒトにてヴィレム・クレースベルヘン製(クシェ・モデル)。 ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器が忘れ去られようとしていた頃、バッハ父子はいくつかのソナタを書いた。「ブランデンブルク協奏曲」の楽しさを想いおこさせるJ.S.バッハの2曲、C.P.E.バッハのギャラントなスタイル。 シベリウス・アカデミーで学び、ジョルディ・サバールにも師事したヴェリ=マルクス・タピオとエリーナ・ムストネンが共演し、作品の様式と個性を踏まえながら、華やかで優雅、そして温もりのある音楽を聴かせる。ゆとりの音楽。こういう演奏を聴くと、アカデミズムだけを追求する時代は終わったという気がする。 | ||
| ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-): ギターのための作品集 コメ・ダ・ロンターノ Op.122(ギター独奏のための;2003)/ 魅せられた音 Op.132(ギター、ホルンとチェロのための;2005)/ ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.119(2003)/ ギター協奏曲 Op.126(2004-2005) |
ペトリ・クメラ(G) テロ・トイヴォネン(Hr) トマス・ユプショバッカ(Vc) テンペラSQ ヨン・ストゥールゴールズ指揮 ラップランドco. | |
| ペトリ・クメラはフィンランドのギター奏者。ソロのほか、アヴァンティ!室内アンサンブル、タンペレ・ロー・アンサンブルなどと共演し、室内楽の分野でも活動している。 このアルバムは、フィンランドの作曲家ノルドグレンがクメラのために書いた作品集。この3年の間に書かれた新作ばかりで、すべて世界初録音。共演しているテンペラ四重奏団は、シベリウスの弦楽四重奏曲全曲録音に挑んだ女性だけのグループ(最初のディスクが BIS-1376)。ヴァイリニストとしても活動し、アヴァンティ!室内アンサンブルの指揮者として来日したヨン・ストゥールゴールズが、音楽監督を務めるラップランド室内o.を指揮して共演。 | ||
| モーツァルト(1756-1791): セレナード第10番 変ロ長調 K.361/370a「グラン・パルティータ」 |
ユッカ・ラウタサロ指揮 六階o. | |
| リハーサルを行う教室にちなみ命名された六階管弦楽団は、シベリウス・アカデミーのピリオド楽器奏者たちが集まったグループ。初期イタリア・バロックの作品などをAlbaに録音しているグループ、バッタリアのメンバーも参加。六階管弦楽団の演奏は、ヴィヴァルディの協奏曲集 (ABCD-158)、フェルリングのヴァイオリン協奏曲などを集めた「フィンランドの古典時代」 (Ondine ODE-971) などの録音を通じて、フィンランド国内だけでなく広くヨーロッパで知られている。モーツァルトが管楽器のために書いた傑作、「グラン・パルティータ」。六階管弦楽団の名を聞くだけで、楽興に満ちた響きが耳に届いてきそうだ。 | ||
| J.S.バッハ/ミカ・ヴァユリネン編: 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 イエスわが喜び BWV.147より おお主なる神、われを憐れみたまえ BWV.721 高橋悠治:水牛のように(1985) J.S.バッハ/ブゾーニ&ミカ・ヴァユリネン編: いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV.659 シャコンヌ ニ短調 BWV.1004 パトリク・ビュスイユ: アルボリス I「命の木」(1980 rev.2004) グバイドゥーリナ:深き淵より(1978) |
ミカ・ヴァユリネン (アコーディオン) | |
| 2007年9月の来日ではその圧倒的なテクニックと音楽に向う真摯な姿勢が聴衆の心を掴んだミカ・ヴァユリネン(1967-)。アコーディオンによる「ゴルトベルク変奏曲」(ABCD-191)では世界中から多くの賛辞が寄せられた。「低い声、高い声。速いパッセージとゆったりしたパッセージ。どの音符でも彼の芸術的手腕は輝きを放っている。ミカ・ヴァユリネンにとって難しすぎるということは何もなさそうだ」("Accordions Worldwid")。高橋悠治、グバイドゥーリナ。エコール・ド・ロマンでクラシカルアコーディオンと作曲を教えるパトリク・ビュスイユ(1956-) の「アルボリス I「命の木」」。オリジナル作品とバッハ作品の編曲をならべた興味あるプログラムが組まれている。アコーディオンの表現力を無限に広げた前代未聞のアコーディオン奏者ミカ・ヴァユリネン。一聴の価値あり! | ||
| トマス・ビューストレム(1772-1839): 3つのヴァイオリン・ソナタ Op.1(1797頃) [第1番 変ロ長調/第2番 ト短調/第3番 変ホ長調] |
シルッカ=リーサ・ カーキネン=ピルク(Vn) トゥイヤ・ハッキラ(Fp) | |
| 録音:2005年1月31日-2月2日、クーサンコスキ・ホール。 ビューストレムはロシア皇帝とスウェーデン国王に士官として仕えながら、作曲と演奏をたしなんだアマチュア音楽家。フィンランドの音楽が古典からロマンティシズムに変わる時代に名を残した。「オブリガート・ヴァイオリンとクラヴサンまたはピアノのための3つのソナタ」として出版された3曲は彼の代表作。バッタリアのメンバー、シルッカ=リーサ・カーキネン・ピルクのヴァイオリン。トゥイヤ・ハッキラ(1959-)のフォルテピアノがチャーミングで美しい。 | ||
| 汚れなき歓び〜中世吟遊詩人の歌う宗教歌集 不詳:人は神の母を崇めねばならぬ/大いなる愛により歌を歌おう オベルタン・デレーヌ(13世紀):わが心の思い出 ティボー・ド・シャンパーニュ(1201-1253): 悪しき樹に花は咲かず 不詳:良き主は私を牢につないだ/ ああ友よ、かくも長くわれを異国に/ 優しき聖母マリア/心に輝く太陽はわが歓び ティボー・ド・シャンパーニュ:神はペリカンのように 不詳:真実を語れば/ある夏の朝、私が眠っていると ジャック・ド・カンブレ(13世紀):新しい歌を歌おう アダン・ド・ラール(1240頃-1286頃):栄光の聖母マリア ギョーム・ド・ベチューヌ(13世紀):私の従う愛ゆえに咎められ 不詳:以前は泣きごとを知りませんでした |
オリファントウリ・コルホネン (歌、ダルシマー) エイラ・カールソン(フィドル、歌) レイフ・カールソン(リュート、 サーズ・リュート、シンフォニア、 鐘、口琴、二重皮太鼓) ヤネク・オッレル (ソプラノ・リコーダー、 テナーリコーダー、縦笛、 ダブルフルート、 ヒュンメルヒェン、ボンバルド) | |
| 録音:2005年9月26-28日、フィンランド、ナーンタリ修道院教会。 「中世モノフォニー音楽の創造性豊かな録音」 (アーリーミュージック・レビュー:「十字軍の歌」(ABCD-152))、「世紀を超えて響く美しい調べ」 (「ガース・ブリュレのシャンソン集」 (ABCD-182))。 フィンランドの中世音楽アンサンブル、オリファントの即興性豊かで色彩的な音楽作りは、聴衆と批評家の両方を魅了してきた。この第3作では「愛」を主なテーマとする宗教歌が歌われ、中世への新たな旅へと聴き手を誘う。 | ||
| ユッカ・ティエンスー(1948-): アルマ III「粋」(1998) (交響楽団とサンプラーのための) ピアノ協奏曲「Mind」(2000) (小管弦楽のためのステレオ音楽) アルマ II「魔力」(1996) (交響楽団とサンプラーのための) |
ユハニ・ラーゲルスペツ(P) スサンネ・マルッキ指揮 タンペレpo. | |
| 「コンサート・レパートリーを増やすことを作曲家の義務だと考えて作品を書くのではない。われわれの時代では、どの作品をとっても、ひとつひとつが創造される確かな理由を持っていなければならない」と語るユッカ・ティエンスー(1948-)。音楽の新しい可能性を絶えず探り、さまざまな試みを行っている。1990年代ティエンスーのもっとも充実した内容をもち、単独で演奏される「アルマ」三部作。もっとも抒情的で静謐な「魔力」、ダイナミックな「粋」。平均律の調律ではなく、内部奏法による色彩も使われるピアノ協奏曲。大地-反射、空気-戯れ、水-夢、火-情熱。それぞれ2つの言葉からなるタイトルが4つの楽章の内容を示している。 | ||
| サン=サーンス(1835-1921):オルガン作品集 3つの前奏曲とフーガ Op.99/幻想曲 変ホ長調/ 同 変ニ長調 Op.101/同 ハ長調 Op.157/ 3つの前奏曲とフーガ Op.109 |
ヤン・レヘトラ(Org) | |
| 録音:2005年8月31日、フィンランド、マンッタ教会、5.0マルチチャンネル。使用楽器:J.L.ファン・デン・フーヴェル製。 「交響曲ニ短調」のフランク、オルガン交響曲に名作を残したヴィドール。ふたりの「交響作家」と同時代にオルガニストとして活躍しながら、作曲家サン=サーンスは幻想曲、前奏曲とフーガといった比較的小さな作品を得意としていた。 ヤン・レヘトラ(1972-)がここで弾くオルガンは、低域を受け持つペダルの数が4つだけ。小規模の楽器から生まれる音色と響きが、サン=サーンスの上品な音楽に似合う。 | ||
| メシアン:幼子イエスにそそぐ20のまなざし(1944) | ヤーナ・カルッカイネン(P) | |
| 2008年生誕100年を迎えるオリヴィエ・メシアンが書いた20世紀ピアノ音楽を代表する傑作をフィンランドのピアニスト、ヤーナ・カルッカイネン(1960-) が録音した。シベリウス・アカデミー、リムスキー=コルサコフ音楽院(サンクトペテルブルク)、ウィーン音楽大学で学び、リゲティのピアノ協奏曲など、 "同時代の音楽 "をレパートリーにコンサート活動を行っている。ピエール・ブーレーズの「Sur Incises」やキンモ・ハコラの「エチュード」は彼女が初演している。代表的録音はメリライネン(1930-2004) のピアノ作品集 (ABCD-106)。パリとフィンランドで演奏した「幼子イエスにそそぐ20のまなざし」は、彼女のもっとも新しいレパートリーのひとつ。 | ||
| バルトーク: ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番 Sz86 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1921) ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 エルヴィン・シュルホフ: ヴァイオリン・ソナタ第2番(1927) |
レカ・シルヴァイ(Vn) クリストフ・ベルナー(P) | |
| ヴィヴァルディの「四季」に3つの"Between Seasons" を組み合わせたヘルシンキ・ストリングズのアルバム"7 Seasons" でソロを弾いたレカ・シルヴァイ。" 怒号の1920年代" を代表するヴァイオリンとピアノの作品を録音した。 | ||
| セッポ・ポホヨラ(1965-): 子供のためのオペラ「アラビアうさぎ」 |
パイヴィ・カントラ(S) パイヴィ・キルヤラ(Cl) テルヒ・パルダニウス(Vn) エヴェリーナ・スメリウス= リンドブルム(P) | |
| 録音:2006年4月12日-13日、セッロ・ホール、エスポー、フィンランド。 劇作家、作詞家として劇場やテレビやラジオなどのメディアでも活躍する作家、シニッカ・ノポラ と作曲家セッポ・ポホヨラが子供のための室内オペラを書いた。スウェーデンや日本でも作品が紹介されたグラフィックデザイナー、ヴィルピ・タルヴィティエのイラストレーションによる絵本に入ったCD。 | ||
| ツィリルス・クレーク(1889-1962): 宗教的作品集 レクイエム ハ短調 (1927) (テノール、混声合唱と管弦楽のための)/ ムジカ・サクラ (宗教音楽) (1943) (管弦楽のための)/ 詩篇137番「バビロンの流れのほとりに座り」/ 詩篇121番「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ」/ おお乙女、神の聖母よ/ 詩篇141番「主よ、わたしはあなたを呼びます」/ 詩篇104番「わたしの魂よ、主をたたえよ」/ いかに幸いなことか |
マティ・トゥリ(Tn) ピレト・アイドゥロ(Org) アルヴォ・ヴォルメル指揮 エストニア国立オペラso.&cho. エッレルヘイン少女cho. | |
| 録音:2005年10月13日-14日、パルヌ・コンサートホール、エストニア。 ツィリルス・クレーク(1889-1962) はエストニアの作曲家、音楽教師。サンクトペテルブルク音楽院でヤーセプス・ヴィートリス、ニコライ・チェレプニンらに作曲法と音楽理論を学んだ。エストニア民謡の収集に努めたことで知られ、彼が集めた民謡は5,500曲以上。700曲を超す民謡編曲と500曲を超すコラール編曲の他、自作の素材に使われている。 「レクイエム ハ短調」はクレークの代表作。エストニアで最初に書かれたレクイエム。ラテン語の典礼文をエストニア語に翻訳したテクストが歌われ、民謡のメロディとハーモニーが効果的に使われていることから、「エストニア・レクイエム」とも呼ばれる。アルヴォ・ヴォルメルは、エドヴァルド・トゥビンの交響曲全集 (Alba) を録音したエストニアの指揮者。1989年、クレーク生誕100年を記念して「レクイエム」が演奏された際には、指揮者を務めた。 | ||
| チェロとオルガンのための ロマンティック・デュオ マルセル・デュプレ(1886-1971): チェロとオルガンのための ソナタ イ短調 Op.60 ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): 6つの小品 Op.150 より [夕べの歌/エレジー/田園詩] ソルト・ガルドーニ(1946-): ハンガリーのコラールによる変奏曲 ルネ・ギユー(1903-1958): アダージョ〜J.S.バッハへのオマージュ カミーユ・サン=サーンス(1835-1921): 祈り Op.158 グスタフ・メルケル(1827-1885):礼拝 Op.114 マックス・レーガー(1873-1916): ヴァイオリンとオルガンのための組曲 〜アリア Op.103a-3 ヴォルフガング・ シュトックマイアー(1931-): リストの「十字架への道」の 主題による変奏曲(1981-82) |
ティボル・ボガーニ(Vc) アーグネス・ ザースカリスキ(Org) | |
| 録音:2006年3月9日-11日、聖ミカエル教会、トゥルク、フィンランド。 チェロの倍音とオルガンの倍音。そこから生まれる調和が多くの音楽家の心をとらえてきた。ロマンティックでネオクラシカルなパリのオルガニスト、マルセル・デュプレ。ハンガリーに生まれ、ドイツでオルガニスト、作曲家として活躍するソルト・ガルドーニ。ヴェルサイユ・ノートルダム教会のオルガニスト、ルネ・ギユー。19世紀ドイツを代表するヴィルトゥオーゾ、グスタフ・メルケル。サン=サーンスは、聖セヴラン教会のオルガニストに指名された感謝のしるしとして「祈り」を作曲。ヴァイオリンとオルガンのために書いた抒情曲をチェロとオルガンのために編曲したラインベルガーとマックス・レーガー。シュトックマイアーは、リストの「十字架への道」に主題を求め、イエス・キリストの苦難と死の神秘に想いを寄せる。ハンガリーのふたりのプレイヤーにより鮮やかに奏でられる。 | ||
| エルッキ・メラルティン(1875-1937): 森の中を楽しく歩く オスカル・メリカント(1868-1924): リンゴの花/夏の夕べのおだやかな風/ 娘は花の上を歩き カイヤ・サーリアホ(1952-): あなたを見つめる/ああ、心よ/夕べの祈り イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955): 弔いの歌/平安 ユルキ・リンヤマ(1962-):夏「夜が明けると娘が」 トイヴォ・クーラ(1883-1918):朝の歌/マリアの歌 リク・ニエミ(1967-):ランプの灯が消えていく ヨウニ・カイパイネン(1956-): 平安/幸運は胸のうちに オッリ・コルテカンガス(1955-):スキーヤーの歌 アヌ・コムシ(1967-):僕らは霧の中を歩く ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-): 彼らはみな死んではいない セバスティアン・ファーゲルルンド(1972-):北極光 ユルヨ・キルピネン(1892-1959):夕べに |
アヌ・コムシ(S) ピア・ヴァッリ(P) | |
| 録音:2002年10月26日-27日、2006年4月1日、フィンランド。 20世紀前期フィンランドの作曲家たちは、詩人エイノ・レイノ(1878-1926) の詩にさまざまに曲を書いてきた。踊りのリズムをつけてもらうために生まれた美しい響きをもつ抒情の詩。現代の作曲家たちはレイノの詩に何を感じ、何を読みとるのだろうか。レイノの詩を愛するソプラノ歌手、アヌ・コムシは、現代フィンランドの作曲家たちに新しい歌の作曲を委嘱。新しい音感覚をもった現代作曲家たちにも、ロマンティックな歌曲の伝統はしっかり受け継がれていることが証明された作品となっている。アヌ・コムシとピア・ヴァッリにより2001年のムジカ・ノーヴァ・ヘルシンキのコンサートで初演された新曲と、フィンランドの人たちに愛されてきた歌がひとつのアルバムのなかで美しい調和を見せている。 | ||
| ペルッティ・ヤラヴァ: 弦楽オーケストラのための作品集 ピアノ、フルートと弦楽オーケストラ のための協奏曲(2001) 弦楽オーケストラのための幻想曲第1番 「ため息のように」(1999) 弦楽オーケストラのための幻想曲第2番 「表面」(2002) 弦楽オーケストラのための〜風の中で(2003) |
トゥオマス・トゥッリアゴ(P) イラリ・レヘティネン(Fl) アリ・アンゲルヴォ指揮 タンペレ・ロー | |
| 録音:2005年11月26日-27日、タンペレ音楽院、制作:ペルッティ・ヤラヴァ、録音:カリ・カッリオラハティ、タンペレ音楽院の学生たち。 ペルッティ・ヤラヴァは、クラシカルの分野で作曲を始める前はジャズミュージシャンとして活動していた。ジャズとクラシカルを区別。ジャンルをクロスオーバーさせないところは、同じようにジャズ出身のフィンランドの作曲家、ユッカ・リンコラと共通している。モダニズムの色彩が表れた2つの幻想曲、エネルギッシュで新古典的な協奏曲。ヤラヴァがもっとも活発に作曲した時期の作品集。演奏するタンペレ・ロー Tampere Raw は、主に現代の作品を紹介するため、タンペレ・フィルハーモニックの若い音楽家たちが核になって結成したアンサンブル。国内の音楽祭に参加しながら、タンペレとヘルシンキでは定期的にコンサートを開催している。 | ||
| J.S.バッハ:オルガン編曲集 シャコンヌ(ミッデルシュルテ編曲)/ 前奏曲とフーガ 変ロ短調/ 前奏曲 イ短調/前奏曲 ト短調 (以上3曲、オスカル・メリカント編曲)/ 半音階的幻想曲とフーガ(レーガー編曲)/ バッハの思い出(ヴィドール編曲) |
ヤン・レヘトラ(Org) | |
| 録音:2006年6月。使用楽器:クーサンコスキ教会のヴェゲリウス、1933年製。 フィンランドの歴史的な楽器を紹介するシリーズ。ヘルシンキ音楽院を設立しシベリウスなどフィンランドの優秀な音楽家を育てたヴェゲリウスにより設計、ヘルシンキから東へ150キロほどに位置するクーサンコスキという町にある教会の歴史的なオルガンを使った編曲集。注目は編曲陣の面々。自身もオルガンの達人であったミッデルシュルテのシャコンヌ、シベリウスと同時代に活躍したフィンランドの国民から愛されていた作曲家オスカル・メリカントによる珍しい編曲、レーガーによる濃厚な編曲、オルガン一家で育ちとりわけバッハに傾倒していたヴィドールなど考え抜かれたレパートリーが収録されている。 | ||
| ブロッホ: ピアノと弦楽オーケストラのための合奏協奏曲第1番 弦楽オーケストラと弦楽四重奏のための 合奏協奏曲第2番 ブゾーニ: ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調 Op.17 弦楽オーケストラのための悲歌第7番 子守歌(イリヤ・ホフマン編) |
リスト・ラウリアラ(P) ダニール・ライスキン指揮 聖ミケル弦楽o.(ミッケリ市o.) | |
| 録音:2006年1月2日-5日、ミカエリ、制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ、録音:マッティ・ヘイノネン。 ブロッホ後期の傑作、バッハの音楽を思わせる合奏協奏曲第2番。ピアノのヴィルトゥオーゾ、ブゾーニが12歳で作曲した協奏曲。「ポーランド弦楽オーケストラ作品集(ABCD-173)」の聖ミケル弦楽オーケストラ(ミッケリ市o.)とフィンランドのピアニスト、リスト・ラウリアラ(1949-)の共演。バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスを主なレパートリーとするラウリアラはシベリウス・アカデミー出身。バッハのゴルトベルク変奏曲 (ABCD-103)、シューベルトの 変ロ長調ソナタ(ABCD-109)を録音している。 | ||
| ウーノ・クラミ:ヴァイオリン協奏曲 Op.32/ 弦楽オーケストラのための組曲/愉快なセレナード/ 人形芝居の場面/序曲/中国の商人/ バレエ「眠りの森の美女」/勇ましい将軍 |
ペッカ・カウッピネン(Vn) ドミートリー・ スロボデニューク指揮 キュミ・シンフォニエッタ | |
| 録音:2005年12月9日-13日、クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)。 ウーノ・クラミ(1900-1961)の代表作のひとつ、ヴァイオリン協奏曲をメインとする作品集。この協奏曲は1943年に作曲、ストックホルムで初演された。翌年、スコアが紛失したため、クラミが記憶を頼りに再び作曲にとりかかり、1954年に新版が完成したという経緯がある。その後、スウェーデン放送局のライヴラリーで初稿が発見されたものの、新たなアイデアを入れた新版が決定稿となった。オルガンのための「詩編11番」に基づく楽章をもつ「弦楽オーケストラのための組曲」、曲名どおりの「愉快なセレナード」、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」を思わせる小組曲「人形芝居の場面」。クラミの管弦楽作品の代表的なアルバムになりそう。ソロを弾くペッカ・カウッピネンはヘルシンキ・フィルハーモニックのコンサートマスター。ソロを担当したアルバムには、タピオ・トゥオメラ指揮エッセン・フォルクヴァング室内o.と共演したシベリウスの組曲とユモレスクの録音がある。キュミ・シンフォニエッタはフィンランドを代表する室内オーケストラのひとつ。指揮者のドミートリー・スロボデニュークはロシア生まれ。シベリウス・アカデミーでセーゲルスタム、パヌラ、アルミラに指揮法を学び、スカンディナヴィア諸国とイギリスを中心に活躍している。 | ||
| ユッカ・リンコラ(1955-): ミュージカル「ホテル・アストリア」 |
マルッティ・ペイッポ 指揮 ラハティ市立劇場o.&cho. ピルヨ・アイットンマキ ニナ・タピオ アリ=マッティ・ヘードマン パーヴォ・ホンキマキ ヤリ・レッパネン カリ・マッティラ | |
| 録音:2005年、オリマッティラ・インスティテュート (ラハティ、フィンランド)、制作:ティピ・トゥオヴィネン、録音:ペッカ・ミッコラ、歌詞:フィンランド語。 現代のブダペスト。ホテル・アストリアのカフェで男と女が出逢う。ドイツ人警察官トムと博物館に務めるヘレナ。舞台は変わり第二次世界大戦時、ドイツ占領下のブダペスト。ホテル・アストリアの玄関から入ってくるナチの将校たち。裏口では、極秘のメッセージがレジスタンスの手に渡される。恋に落ちたアンナとヘルマン……。詩人ユッカ・イトコネンの台本に、ジャズ・ミュージシャンからスタートしたユッカ・リンコラが音楽を書いた。「アカシアの木立ち」のもの悲しくノスタルジックな歌からミュージカルは始まる。ピルヨ・アイットンマキ、ニナ・タピオ、アリ=マッティ・ヘードマン。フィンランドで上演された「レ・ミゼラブル」「アスペクツ・オブ・ラブ」「グリース」などで主役を歌った歌手と俳優たち。フィンランドのミュージカル! | ||
| エストニア宗教的民俗コラールと オケゲムのミサ曲 |
マルゴ・コラル(T)指揮 ヘイナヴァンケル | |
| 録音:2002年-2006年、フィンランド、デンマーク、ドイツ教会。制作:オレヴ・ポル、録音:マルゴ・コラル。 キリスト教黎明期のエストニアで書かれた宗教的民謡とコラールはエストニア音楽のルーツのひとつ。ルター派賛美歌集を主なテクストとする作者不詳の歌が、口伝により受け継がれてきた。このアルバムでは7曲が、即興を交えた編曲により歌われる。伝承のコラールの合間にオケゲム(c.1410-1497) のミサ曲の4章をはさみ、最後に歌うのが「天地創造」。キリスト教が伝わる以前に作られた歌。マルゴ・コラルが音楽監督を務めるヘイナヴァンケルは、古い教会音楽をレパートリーとするエストニアのヴォーカルアンサンブル。高度の技巧を求められる曲を立体感のある音楽として聞かせる。グループ名の元になったのは、ネーデルランドの画家、ヒエロニムス・ボス(1450?-1516) の代表作のひとつ、「干し草車」。俗世を押しつぶす大きな干し草車。祈りを捧げる天使と二枚舌の悪魔。そばで奏でられる美しい音楽。ボスの寓意的絵画の今日性と、ヘイナヴァンケルの時を超えた音楽表現には共通するところがありそう。 | ||
| Jazz 〜 Night Walk Werther 1:Ed 73/06 Night Walk(ナイトウォーク) Tears of Mary(マリアの涙) Sole Song(ただひとつの歌) Solaris(ソラリス) Silence is 部屋 Astor Lounge(アスター・ラウンジ) Werther 2:Charlotte Werther 3:Father Last year`s fall(去年の秋) Kalamazoo Highway(カラマズー・ハイウェイ) |
ペトリ・ニエミネン・アンサンブル [ペトリ・ニエミネン (サクソフォン Cl/アルトFl) ヨウニ・ヨロネン(P) ヴィッレ・ラウハラ(ベース) イッペ・カトカ(ドラムズ) アヌ・コムシ(Vo) ヴェリ=ペッカ・ニエミ(Tp) ペトリ・イッケラ (バンドネオン) ハッリ・レヘティネン (ヴィブラフォーン)] | |
| ソプラノ歌手、アヌ・コムシが3つの曲に参加。フィルムミュージック、ポップス・オールディーズ、新しいタンゴ、現代のコンサートミュージック。さまざまな音楽から影響を受けた自由な色彩のジャズを展開する。 | ||
| アントン・ヴェーベルン: 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 ハッリ・ヴオリ:灰色のフクロウ(2005) ヴェリ=マッティ・プーマラ:アポストロフィー(2005) ペルットゥ・ハーパネン:手紙(2006) ハッリ・アハマス:単純な物語(2006) アイヤ・プールティネン:Meteo (2006) アントン・ヴェーベルン: 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 (リミックス)(SACD層トラックのみ) |
アンサンブル・ツァグロス | |
| シベリウス・アカデミーのオーケストラで演奏していたプレイヤー15人が構成する室内アンサンブル、ツァグロス Zagros。「リベラル思考、理想主義、実験願望」をキーワードに、今日の音楽を主なレパートリーとしている。それぞれのミュージシャンが芸術監督。ツァグロスにとって初めてのポートレートアルバム。ヴェーベルンの「6つのバガテル」の曲間に現代フィンランドの作曲家5人の作品が演奏される構成がとられている。 | ||
| カール・チェルニー:フィガロの さまざまな主題による華麗なる幻想曲 Op.493 ジギスモント・タールベルク:ラクリモーザ Op.70 (モーツァルト「レクイエム」 K626による) J.S.バッハ:協奏曲 ト短調 BWV975 (ヴィヴァルディ 「ヴァイオリン協奏曲 ト短調」 RV316a) ベートーヴェン: バレエ「プロメテウスの創造物」 Op.43(抜粋) ロナルド・スティーヴンソン: ピーター・グライムズ幻想曲 (ブリテン「ピーター・グライムズ」による) アレックス・フリーマン: 雪(マシュー・ホイットール:合唱曲「雪」による) リスト:ハンガリー・ラプソディ第19番 ニ短調 (アーブラーニの「優雅なチャールダーシュ」による) |
リスト=マッティ・ マリン(P) | |
| 録音:2006年9月22日、-24日、クーサーホール、フィンランド。 トランスクリプション。深みのある音楽と上っ面だけの音楽、価値ある音楽と価値のない音楽、保守的な音楽と急進的な音楽、ユーモラスな音楽とシリアスな音楽。作曲者と演奏者のふたつの顔をもつヴィルトゥオーゾたちが何を考えたか? 2003年、ヴァイマールで行われたフランツ・リスト・ピアノコンペティション第3位。フィンランドのピアニスト、リスト=マッティ・マリンは現在、シベリウス・アカデミー博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」の演奏と論文に取り組んでいる。その研究の一環として、このアルバムが録音された。「知的に組まれたプログラムが投げつけるさまざまな難題をマリンは、いとも平然とこなしていく。チェルニーの「フィガロ幻想曲」の恋の楽しさも、ロナルド・スティーヴンソンがブリテンの「ピーター・グライムズ」を8分に要約した音楽の暗いドラマも彼はしっかり理解している」 (評:マーティン・アンダーソン < Finnish Music Quarterly > 2007/3) | ||
| オッリ・ムストネン: ギターソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」(2004) ラウタヴァーラ: ユニコーンのセレナード ユニコーンのモノローグ/パルティータ フルートとギターのためのソナタ ラウタヴァーラ(イゥモ・エスケリネン編): Vari_tude(1974) |
イスモ・エスケリネン(G) ペトリ・アランコ(Fl) | |
| フィンランドを代表するギタリスト。イスモ・イスケリネンは1989年、最年少で参加した国際コンペティション、スカンディナヴィア・ギターフェスティヴァルで優勝。若い世代のトッププレイヤーとして一躍注目されるようになった。「The Magic Circle」(ABCD-153)、マヌエル・ポンセのギター曲集(ABCD-185)、「The Seventh Sense」(ABCD-213) に次ぐソロアルバム。ラウタヴァーラがギターのために書いた全作品と、ピアニストとして名高いオッリ・ムストネンがイスケリネンのために書いたソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」を演奏している。ユニコーン(一角獣)の「セレナード」と「モノローグ」はヨーゼフ・ホレチェクからの委嘱作。ヴァイオリンのための「Vari_tude」は、イスケリネン自身がギターのために編曲した。 | ||
| ロベルト・カヤヌス:弦楽のための組曲 ヘ長調 ヒンデミット: ヴィオラと弦楽オーケストラのための「葬送音楽」 イルカ・クーシスト:ディヴェルティメント パシ・ピースパネン: バリトンと弦楽オーケストラのための「4つの歌」 〜割れた花瓶/森の墓/夜の犬/光 ウーノ・クラミ:弦楽オーケストラのための組曲 |
ヘイッキ・ペッカリネン指揮 タピオラ・ユース・ストリングズ レイヨ・ムスタカッリオ(B) ウッラ・ソインネ(Va) | |
| テーマは " 光"。" まじめな顔の作曲家が屈託のない表情を見せた" イルッカ・クーシストのディヴェルティント。色あせていく恋心、大切に育まれた愛、暗闇の恐怖、太陽の光……フィンランドの4つの詩をテクストとするピースパネの歌曲集。起伏の激しい感情の動きをみせる、クラミの組曲。イギリス国王ジョージ五世の訃報を知ったヒンデミットが書いた、悲しくノスタルジックな気分の「葬送音楽」。指揮者として高名だったカヤヌスのロマンティックな伝統に根ざした「弦楽のための組曲」 は、これが初録音。エスポー音楽学校の室内オーケストラのひとつ、タピオラ・ユース・ストリングズ。指揮者のヘイッキ・ペッカリネンはチェロと弦楽オーケストラのクラスの責任者を務めている。 | ||
| ロマンティック・トランペット フォーレ:パヴァーヌ ドビュッシー:月の光 ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」 アルヴェーン:エレジー グルック:精霊の踊り ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第14番「月光」〜第1楽章 シューベルト:セレナード ヘンデル:ラルゴ W.A.モーツァルト: 「魔笛」 K620「パミーナのアリア」 ミサ曲 ハ短調 K427/417a 「ラウダムス・テ」 ナポリ民謡:光さす窓辺 ヴェルディ:行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って マルチェッロ:アダージョ ペルゴレージ:ニーナ カッチーニ:アヴェ・マリア |
ヨウコ・ハルヤンネ(Tp) カリ・ハンニネン(P) | |
| ヨウコ・ハルヤンネ。ノルウェーのアントンセン、スウェーデンのハーデンベルガー、デンマークのケティル・リステンセンとともに北欧を代表するトランペットのエリート。フィンランド放送so.の首席奏者。スイスの楽器スパーダを愛用している。親しまれ、愛されているロマンティックな小品を集めたアルバム。" 行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って"。ピアニストのカリ・ハンニネンは、みずからもテューバとトランペットを演奏。金管楽器奏者との共演を楽しんでいる。2007年1月、5日をかけてフィンランドのクーサンコスキで録音された。 | ||
| C.P.E.バッハ: ギターのためのトランスクリプション ソナタ 嬰ハ短調 Wq55/3 6つの特徴的な小品〜優柔不断な人 Wq117/31 日々の移ろい Wq117/32/恋煩い Wq117/30 気まぐれ Wq117/33/カロリーヌ Wq117/39 ポロネーズ Wq117/17/ソナタ ホ短調 Wq 54/3 ソナタ ホ長調 Wq 48/3〜アダージョ ソナタ ホ長調 Wq 62/3/ロンド ロ長調 Wq 58/1 |
ペトリ・クメラ(G) | |
| ペトリ・クメラはヘルシンキ音楽院でフアン・アントニオ・ムロに師事した後、フランツ・ハラースのクラスで学んだニュルンベルク=アウグスブルクの音楽大学を2000年、最優等で卒業。スカンディナヴィア・ギターフェスティヴァルで第1位を獲得した。 ノルドグレンのギター作品を集めた「魅せられた音」(ABCD-218) に次ぐアルバム。C.P.E.バッハのキーボード曲をクメラ自身がギターのために編曲して演奏している。このアルバムでクメラが弾いている楽器はヘルマン・ハウザーI&II。反応のよさ、歌、温かい音色、ピアニッシモの繊細な響き、音の多彩なニュアンス。クメラにとって特別な楽器となった。 | ||
| ユッカ・リンコラ: 室内アンサンブルのための作品集 クラリネット五重奏曲/弦楽アンサンブルのための風 木管五重奏と弦楽五重奏のための秋の協奏曲 |
ペッカ・ニスカネン(Cl) ラッセ・ヨアメツ(Vn) ヨン・ストゥールゴールズ指揮 ラップランド室内o.員 | |
| ロマンティックな色合いをもった新古典的なスタイルの協奏曲や劇場のための音楽など多くの作品が人気。ジャズミュージシャンからキャリアをスタートさせた作曲家、ユッカ・リンコラの 「小さなアンサンブル」のための作品集。 古典的傾向のクラリネット五重奏曲。木管五重奏と弦楽五重奏が 結婚。アンサンブルそれぞれの色彩が巧みに使われ、清澄な響きの音楽となった「秋の協奏曲」 は、「迷宮」「九月」「オクトブルー」の3楽章からなる約30分の大作。ヨン・ストゥールゴールズが芸術監督を務めるラップランド室内o.はヨーロッパの最北に位置する プロ・オーケストラ。フィンランドでもっとも多様な音楽を手がけるオーケストラのひとつ。 | ||
| ショパン: ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 |
ヤンネ・メルタネン(P) ハンヌ・コイヴラ指揮 ヨエンスー市o. | |
| 10のマズルカと前奏曲などのリサイタル・アルバム (ABCD-138)、夜想曲集第1集 (ABCD-160)、夜想曲集第2集 (ABCD-190)。繊細で美しいピアノの音、感受性豊かな表現。ヤンネ・メルタネンが Albaに録音した3枚のショパン・アルバムは静かな人気を呼んでいる。そのメルタネンがショパンの2つの協奏曲を録音。オーケストラはライヴで共演したフィンランドのヨエンスー市o.。楽しみ。 | ||
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ショパン:練習曲集 Op.10/同 Op.25/ 3つの新しい練習曲 |
アンネ・カウッピ(P) | |
| 録音:2006年-2007年、セッロ・ホール(エスポー、フィンランド)。 アンネ・カウッピ(1962-)は、シベリウス・アカデミーを卒業後、ジュリアード音楽院でアニア・ドーフマンとアデーレ・マーカスの下でpostgraduate diploma を取得。フィンランドを中心に演奏活動を行っている。 | ||
| 大聖堂の窓 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933): オルガン作品集 交響的カンツォーネ第2番 ハ短調Op.85-2/ グレゴリオ聖歌による6つの小品 「大聖堂の窓」Op.106/ メンデルスゾーンの「厳格な変奏曲 ニ短調Op.54」の 主題による15の変奏曲(世界初録音)/ 交響的コラール「いざ憩え、すべての地よ」 Op.87-3 (声、ヴァイオリン独奏とオルガンのための) |
マルック・マキネン(Org;*) アヌ・ホスティッカ(S) ペトリ・タピオ・ マットソン(Vn) | |
| 録音:2004年6月7日-10日、タンペレ大聖堂、タンペレ、フィンランド。使用楽器:タンペレ大聖堂のアルバニス・ユルヴァ・オルガン、1907年(*)。 ジークフリート・カルク=エーレルトは、20世紀初頭に活躍したドイツ、オーベルンドルフ・アム・ネッカーの生まれの作曲家。ライプツィヒ音楽院でオルガンとピアノのほか、ザロモン・ヤーダスゾーンとカール・ライネッケに作曲を学んだ。グリーグと親交があり、初期の作品にその影響がみられるとされる。作曲家としての評価の定まっていないカルク=エーレルトと彼の作品について演奏者のマルック・マキネンがブックレットに丁寧なノーツを寄せている(英語、フィンランド語)。タンペレ大聖堂のアルバニス・ユルヴァ・オルガンはオーケストラを模倣したとされるロマンティックな響きに特色があり、レーガーやカルク= エーレルトの音楽に似合っていそう。 | ||
| 木作りの心〜カンテレ・トリオと踊ろう ヴィネタの鐘/山の朝/結婚前夜のコッキラの踊り リパブリック賛歌/ティリトンバ/道に迷って/フィンテレスカ トゥリカリ・マズルカ/オペラ・ワルツ 短調のフォックストロット・メドレー/木作りの心/三角の帽子 すみれ/悪魔のポルカ/昔のワルツ/やあ、マンタ アルプスのばら/ナポレオン行進曲/テネシーワルツ/蛍の光 |
カンテレ・トリオ [トイヴォ・アラスパー、 マッティ・コンティオ、 ティモ・ヴァーナネン(カンテレ)] | |
| ALBA / IMU レーベル。オストロボスニアのペルホ川渓谷出身のベテラン奏者、トイヴォ・アラスパー(1929-)。フォークとジャズのフュージョングループ“カレリア"にも参加したフィンランドでもっとも有名なミュージシャン、マッティ・コンティオ(1948-)。1997年最優秀若手アーティストを受賞、グループ“ロイトゥマ"のメンバーでもあるティモ・ヴァーナネン(1970-)。世代の違う名手3人が集まったトリオが、伝承の曲、民謡、オリジナル曲に加え、懐かしい曲も演奏する。アルバム名になった「木作りの心」はドイツ民謡の「別れ」(ムシ・デン)が原曲。 | ||
| 多彩なカンテレ〜フィンランド・カンテレ音楽パレード ユッカ・リンコラ(1955-):テラコッタ・レディ(*) ジャン・シベリウス(1865-1957):即興曲Op.5-5(#) アンナ=カーリン・コルホネン:オカピ(+) ヴィルマ・ティモネン:ぎくしゃくしたプレー(**) 民謡(アンティ・ラントネン):伯爵のポルスカ(##) アスコ・ヒュヴァリネン(1963-):きしむ音のワルツ(++) ティモ・ヴァーナネン(1970-):ネーレム(***) レッド・スチュアート/P.W.キング: テネシー・ワルツ(###) 民謡(カンテレ・トリオ編):トゥリカリ・マズルカ(###) マルッティ・ポケラ(1948-):リョンロット幻想曲(+++) 民謡(ヘッリ・シュルヤニエミ編): 鳥のように歌えたなら(****) マルッティ・シュルヤニエミエ(ヘッリ・シュルヤニエミ編): 結婚の歌(****) 民謡(ヴィルマ・ティモネン編):宝石のポルスカ(**) 民謡(オウティ・リンナランタ編):ケリマキ・ポルスカ(##) |
エヴァ・アルクラ(カンテレ;*) ウッラ・ホンコネン(カンテレ;#) インプロバトゥル・カンテレデュオ(+) ヴィルマ・ティモネン(カンテレ;**) オウティ・リンナランタ(カンテレ;##) エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ;++) ティモ・ヴァーナネン (エレキカンテレ;***) カンテレ・トリオ(###) マルッティ・ポケラ(カンテレ;+++) ヘッリ・シュルヤニエミ(カンテレ;****) | |
| ALBA / IMU レーベル。フィンランド伝統の楽器カンテレには、弦の数と半音を弾くためのメカニズムの違いにより、さまざまな種類がある。演奏される曲もいろいろ。古くからの伝承曲と民謡だけでなく、現在はクラシック、ジャズ、ポップスの分野の曲もカバーする新しいカンテレ音楽も盛んになってきた。トッププレーヤーによる演奏を集めたアルバム。ジャズミュージシャンで作曲家のユッカ・リンコラと、打楽器奏者で作曲も手がけるアスコ・ヒュヴァリネンが書いた、民俗楽器の枠を超える作品も演奏され、“今に生きる"カンテレの多彩な音と表現を聴くことができる。エレキカンテレのユニークな響きを活かした曲、思わずステップを踏んでしまう曲。「カンテレって?」という聴き手だけでなく、この楽器に親しんでいる人たちにとっても新しい発見のあるアルバム. | ||
| 晩祷と典礼のロシア正教聖歌集 | リスト・マッツィ指揮 タンペレ正教会cho. | |
| フィンランドには少なからぬロシア正教徒が居りその伝統を守っている。北欧ならではの透明な合唱で聴く ロシア正教聖歌の響きは新鮮。 | ||
| ヒューマン・オルガン 超絶のア・カペラ〜セデ・リッサネン:作品集 |
ヒューマン・オルガン | |
| 「ヒューマン・オルガン」という名のア・カペラ合唱団。ジャズ、クラシック、黒人霊歌などさまざまな要素が入り混じった超絶技巧を聞かせてくれる。 | ||
| ボブ・チルコット(1955-):ア・カペラ作品集 | マルユッカ・リーヒメキ指揮 グレックス・ムジクス | |
| グレックス・ムジクスは1991年に結成されたヘルシンキ出身のア・カペラ合唱団。チルコットはキングス・シンガーズにも参加する歌手でもあるイギリスの作曲家。 | ||
| ゼレンカ:聖週間のためのレスポンソリウム | ルメン・ヴァロ声楽アンサンブル | |
| オルガン、バロック・チェロが伴奏する混声8名の合唱。 | ||
| 翼に乗って〜フィンランドの声楽アンサンブル テッル・ヴィルッカラ(1969-):天使たち(1999) ユハ・ホルマ(1960-): わたしは喜びの村で生まれた(1998) イルッカ・ニエミ(1961-): インディアン歌曲集(1998) ユハニ・コムライネン(1953-): シェイクスピア集(1996) ヤルモ・セルミラ(1939-):人生(1996) ペッカ・コスティアイネン(1944-): ナイチンゲール(1989) |
ヴォーカル・アンサンブル・ フィオーリ | |
| 水晶のように透明なフィンランドの合唱。収録作品はいずれも新作ながら、フィンランドの伝統音楽に基づき絶美。いっときの涼風を与えてくれる。 | ||
| ペッカ・コスティアイネン(1944-):合唱作品集 恋人がいます/私の長男に 他(全13曲) |
ペッカ・ コスティアイネン指揮 ムジカcho. | |
| 2000年度フィンランド合唱CD最優秀賞受賞盤。 | ||
| エストニアの光景 〜ヴェリヨ・トルミス(1930-):男声合唱作品集 2つの献辞/エストニアの光景/ヴィルの誓い/ひと飲み 裏切り者の物語/最後の船(悲しいワルツ)/ハムレットの歌 嵐の海への祈り/雷鳴への連祷/われらの影 牛寄せの呼び声/ユハン・リーヴの風刺 徴集兵のトームペア城から故郷クーサルへの脱走 |
アンツ・ソーツ指揮 エストニア国立男声cho. | |
| エストニアには、さすが北欧文化圏ならではの透明感のある合唱作品が数多く存在する。なかでも人気が高いトルミスの作品集が登場。 | ||
| タピオラ室内合唱団の芸術 | ハンヌ・ノルヤネン指揮 タピオラ室内cho. | |
| 全編フィンランド語。 | ||
| ルクス・エテルナ(永遠の光)〜合唱作品集 サロネン: 詩篇で語りかけよ/マリア、恐れることはない コープランド: おお主よ、われらを憐れみたまえ/ 汝、おおエホバよ、永遠にとどまれ/ 主よ、われらを救いたまえ/ 主はその腕で力を振るい エルガー:アヴェ・ヴェルム レーヴィ・マデチヤ:詩篇121 ヨーナス・コッコネン:ラウダーテ・ドミヌム プッチーニ:レクイエム フォーレ:ラシーヌの讃歌 ヴェサ・エルッキラ:子供の夜のお祈り エーロ・エルッキラ:あなたに向かって ジョン・タヴァナー:子羊 ジョン・ラター: 汝の手を打ち鳴らせ/主は汝を祝福し、汝を守る |
ヘイッキ・リーモラ指揮 ハルユンcho. カレヴィ・ キヴィニエミ(Org) | |
| 録音:2000年9月15-17日。 フィンランドの合唱団による、オーロラを思わせるような美しい合唱の響きを味わえる一枚。 | ||
| ヴェルヨ・トルミス(1930-):エストニアの光景2 マリアの地のバラード/ハンド・ルンネルとの回顧/ 無法の日々/神が我々を戦争から守ってくれる/ 戦の伝令の旅/太陽を輝かせろ!/ タマサーレの家畜番少年の時代/私を忘れないで/他 |
アンツ・ソーツ指揮 エストニア国立男声cho. | |
| エストニアの民謡から影響を受けた合唱曲で知られているトルミス。 | ||
| 男の子、それとも女の子? ペッカ・コスティアイネン(1944-): 無伴奏合唱作品集 マリちゃんの物語/花婿到来の歌 I/同 II/ 風刺組曲(9つの小品)/森林の捜査 |
ムジカcho. | |
| フィンランド、インケリ地方の伝承詩等に基づくコスティアイネンの合唱曲。アルバム・タイトルは、19世紀後半の民俗歌手ルーッカの詩によるもので、男の子を望んだ父親に殺されかけながらも、母の手で救われた少女マリの生涯を描いている。 | ||
| マトヴェイネン:私のお母さん/愛を呼び起こす/思い トゥルッカ:追い求める人/美しさはどこへ消えてしまったの カハラ:サムサラ/甘い心の足音/ジャガイモを茹でる間の歌/他 |
マリユッカ・リーヒマキ指揮 フィロメラ(cho.) | |
| 録音:2003年。 フィロメラは1984年設立の女声合唱団。素朴な民族色を残しつつ、より洗練された高度なアンサンブルを達成しており、近年高い評価を受けている。 | ||
| ヴェルヨ・トルミス (1930-):エストニアの光景 第3集 [歌手/悩ましい記憶/古い海の歌/歌の橋/戦いに行く/ 弁証法的格言(8曲)/平地の歌/私たちには与えられた/ マルティンヌスの歌(8曲)、クリスマスがやって来る/ 他(全32曲)] |
アンツ・ソーツ指揮 エストニア国立男声cho. | |
| エストニアの民謡の精神を今によみがえらせた作品集。第1集はNCD-17、第2集はNCD-20。 | ||
| スデン・アイカ 孤児/神秘の水/追い求める人/ある日すぐに/姉妹/ 別れの時,天使たち |
スデン・アイカ [テル・トゥルッカ (歌、モラハルパ) リサ・マトヴェイネン (歌、カンテレ) カタリーナ・アイラス、 ノラ・ヴァウラ(歌)] | |
| 録音:2004年1月5-11日。 クラシックではなくトラッドのアルバム。しかし「良いものは良い」とお考えのクラシック・ファンならすんなり受容れられる優れた内容。 スデン・アイカ(「狼の時代」という意味)は女性4人のヴォーカルアンサンブル。中心メンバーであるテル・トゥルッカとリサ・マトヴェイネンの二人は北欧トラッドの世界ではもちろん、北欧音楽ファンでも知らぬ人のいないであろう素晴らしい歌手。二人とも1990年代に人気を博したトラッド・グループ、ヘドニンガルナの元メンバーで、マトヴェイネンはその前に、伝説的な北欧トラッド・グループ、ニエックのメンバーでもあった。フィンランドの民族精神を湛えた曲の数々は、高度な歌唱力とあいまって、圧倒的な訴えかけだ。 | ||
| エステル・マギ(1922-):歌の木〜合唱作品集 望み/祖国/どのように生きるのですか/折れた樫の木/ 夜の歌/一瞬/教会の鐘/クリスマスの夜/彼が来る/ 吟遊詩人に/ピエタ/ラップランドの歌/さすらいの少年/ 子供に/アイウ=プイウ/楓の木から白い雲の上へ/風の部屋 |
アンツ・ソーツ指揮 エストニア国立男声cho. ヴァイケ・ウイボプー指揮 タルトゥ大学アカデミー女声cho. | |
| 録音:2004年4、5、6月。 エストニアの作曲家。男声合唱曲が11曲、女声合唱曲が6曲。男声の勇輝な音楽、女声の透明で天上的な響き、どちらも見事。 | ||
| ヴィッレ・マトヴェイネン(1986-):天使(2004) アンナ=マリ・カハラ(1963-)/ トゥーカ・ハーパニエミ リズム編曲: おまえのゆりかごで一緒に寝ているのは誰(2000) タパニ・ランシオ(1953-):魔王(2002) ラウリ・キルピオ(1974-):子守歌(2003) ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):水の前に(2001) ヤルモ・サーリ(1970-):海の旅人(2000) エサ=ペッカ・サロネン(1958-): アン・イェーデルルンドの2つの詩(2000) [私にくちづけして/部屋の奥に] サデ・リッサネン(1965-):ジャバウォックの詩(2000/2003改訂) ユッカ・リンコラ(1955-):歓喜(2001) |
パシ・ヒュオッキ指揮 EMO アンサンブル(cho.) ピューSQ | |
| 録音:2004年6月6-10日、ヴィヒティ教会。 EMOアンサンブルはフィンランド、エスポー音楽学校の合唱団で、約40人の編成。シベリウス・アカデミーで合唱指揮を学んだパシ・ヒュオッキが創立時から芸術監督を務めている。 シューベルトの歌曲と同じゲーテの詩をテクストとする、タパニ・ランシオの「魔王」、ルイス・キャロルの「鏡の国アリス」による、ナンセンス英語で書かれた英雄バラッド「ジャバウォックの詩」によるサデ・リーサネンの作品。合唱のためのビッグバンド・ミュージック、ユッカ・リンコラの「歓喜」。いずれも「前衛」を超えた「新ミレニアム」にふさわしいスタイルの作品。 | ||
| わたしの海よ〜 オッリ・コルテカンガス(1955-):合唱作品集 五十年祭ミサのための音楽(1999)/緑の聖母(1975/1980改訂)/ 言葉(1987)(*)/「ピエ・カンツィオーネス」組曲(1996-2004)/ 3つのロマンス(1995)/地中海(2002) |
タウノ・サトマー指揮 カンドミノcho. | |
| 録音:2004年4月2-4日、2005年2月19-20日(*)、エスポー、オラリ教会。 オッリ・コルテカンガスは、静岡音楽館AOIから委嘱され合唱のための「木々のうた」(1995)を間宮芳生と共作した、日本とも縁の深い作曲家。シベリウス・アカデミー在学中、マグヌス・リンドベリやサーリアホらとともに「コルヴァト・アウキ(耳を開け)」を設立、フィンランド音楽シーンに新しい風を呼んだ。 合唱曲は、放送と劇場のための音楽とともにコルテカンガス得意のジャンル。エスポー市の教区のために作曲した「ミサ(五十年祭ミサ)」から無伴奏曲を5つ選んだ曲集、DD.H.ロレンスの詩と新約聖書(「ヨハネの黙示録」と「ヨハネの福音書」)をテクストとする「言葉」、D.H.ロレンスの英詩を歌う「3つのロマンス」、ラッシ・ヌンミの詩による「地中海」。スタイルはさまざま。 タウノ・サトマー指揮のカンドミノ合唱団は、「フィンランディア賛歌」などを歌った「フィンランド合唱作品集」(廃盤)や民謡集などで知られる、フィンランドを代表する合唱団のひとつ。 | ||
| ペッカ・コスティアイネン(1944-): 自作自演集 Vol.5第5集 守護天使/今、この世は栄え/主を探し求めよ/ クリスマスの賛美歌/ 主よ、あなたはいつ私とともに/ たとえようのない宝/受難と復活/ 主に感謝し、主を賛美せよ/ 目覚めよ、優柔の魂よ/愛国の賛美歌/ 夕べの賛美歌/ 主よ、私の手を取って下さい |
ペッカ・ コスティアイネン指揮 ムジカcho. | |
| 録音:2006年11月17日-19日、ケルティンマキ教会。 コスティアイネンは現代を代表する合唱曲作家のひとり。混声合唱のための作品や、「ひばりの道」をはじめとする児童合唱のための作品は世界の合唱団で歌われ、日本の合唱団もレパートリーに取り入れている。コスティアイネンがムジカ合唱団とヴォックス・アウレラを指揮して録音するシリーズ。第5集では、フィンランド伝承の賛美歌と宗教歌を編曲した12の合唱作品が選ばれた (全30曲)。古くからの賛美歌が新しい響きの歌として歌われている。 | ||
| ミッコ・シドロフ(1985-):パニヒダ | アニタ・リントゥ(S) オッシ・ ヤウヒアイネン(T) ミッコ・シドロフ指揮 クリソストモス室内cho. | |
| 録音:2006年10月6日-7日、ヴァラモ修道院、フィンランド。 愛する人を弔う徹夜の祈り、「パニヒダ」。フィンランドの若い指揮者、作曲家のミッコ・シドロフはフィンランド正教会の儀式による新しい音楽を作曲した。コンサートホールのための「パニヒダ」。賛美の歌、詩篇91番、連祷、コンタグ、頌歌など16の部分から構成。音楽語法と雰囲気は異なるものの、さきがけとなったラウタヴァーラの「ヴィジリア」(ODE-910) から影響を受けたことを作曲者自身が認めている。シドロフは、ヘルシンキ・ポリテクで指揮と歌とオーボエを学び、クリソストモス室内合唱団、ヘルシンキ大聖堂聖歌隊、スタディア・オペラ、室内アンサンブルの指揮者として活動。正教会のための音楽、エイノ・レイノの詩による合唱曲と歌曲などを作曲している。クリソストモス室内合唱団は2003年、シドロフが「パニヒダ」初演のためクオピオに創設した合唱団。 | ||