Catgut Flambo テレマン/モンデン&イェペス編曲:パルティータ ニ長調 フェルナンド・ソル:慰め Op.34 グラナドス: スペイン舞曲第2番 (ウィルソン=マカリスター編)/ 隔たり(プホール編) セルジオ・アサド(1952-): Pinote セルソ・マチャド(1953-): 「 Imagens Do Nordeste 」〜3曲 ハワード・ロヴィクス(1936-):ブラジルの印象(*) パウロ・ベッリナーティ(1950-):ジョンゴ |
ギター X2 [ハリス・ベッカー、 パスクァーレ・ビアンクッリ(G)] | |
録音:1998年2月&5月、ニューヨーク州立大学、パーチェイス。(*)は世界初録音。 | ||
ボリアリス・ライヴ シャルル・ルフェーヴル:組曲Op.57 リゲティ:6つのバガテル リチャード・プライス編: ドニゼッティの「愛の妙薬」と ヴェルディの「椿姫」からの歌劇ハイライト エリック・イーワゼン: 管楽のための「ローリング・フォーク五重奏」 ライヒャ:イングリッシュホルンのためのアダージョ ヨハン・シュトラウス II/フリードリヒ・ガブラー編: エジプト行進曲/無窮動 |
ボリアリス木管五重奏団 [キャスリーン・フィンク(Fl) タマール・ビーチ・ウェルス(Ob) キャスリン・テイラー(Cl) ダン・カルペッパー(Hr) ウェイン・ハイルマン(Fg)] | |
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ: 弦楽五重奏曲 ト長調Op.14/ ピアノ作品集 [休息/眠りの歌/前奏曲 ヘ長調/ 前奏曲とフーガ 嬰ト長調/ アンダンテ・センプリーチェ] |
エリック・ウィリック(Vn) エリカ・キーセウェッター(Vn) ナード・ポイ(Va) ジョナサン・スピッツ(Va) ロバート・マーティン(Vc) トッド・クロウ(P) | |
時は来た!〜ロシア歌曲集 ラフマニノフ:時は来た!Op.14-12 他、ボロディン、ムソルグスキー、 リムスキー=コルサコフ、 チャイコフスキーの作品 |
オデヒレン・アマイゼ(B−Br) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 | デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:1998年1月28日-29日。 | ||
山の上へ急げ デイヴィッド・マクドナルド:ピアノ組曲 (1994) ジョナサン・フェイマン: ピアノ・ソナタ (1992, rev. 1996) / Five Vaults (1997) ケン・サリヴァン:マラカイボ (1998) エリック・サミュエルソン:ピアノ・ソナタ (1997) デイヴィッド・ショール: Dynamophone (1989, rev.1998) デレク・バーネル: Three Funk Studies (1991) / Dodecaphunk (1992) リッキー・イアン・ゴードン: Winter Again (1984) / Desire Rag (1998) |
ジョナサン・フェイマン(P) | |
シューマン:ピアノ作品集 クライスレリアーナOp.16/アラベスク ハ長調Op.18/ 幻想曲 ハ長調Op.17 |
アヴネル・アラド(P) | |
ホット〜クラリネットとピアノのための作品集 ジョゼフ・ホロヴィッツ: クラリネットとピアノのためのソナティナ ドビュッシー:狂詩曲第1番 ニチフォア:クラリネット独奏のための「 Carnyx 」 ラフマニノフ/サイモン編曲: 交響曲第2番 ホ短調〜アダージョ ウェーバー:協奏的大二重奏曲Op.48 ストラヴィンスキー:クラリネットのための3つの小品 バッシ:ベッリーニ「清教徒」の主題による幻想曲 ミヨー:ブラジレイラ ガーシュウィン:サマータイム |
アンドルー・サイモン(Cl) ジョン・クリボノフ(P) | |
モーツァルト:演奏会用アリア集 レチタティーヴォ「ああ、私は予想していた」と アリア「ああ、私の目の前から消えて」/ アリア「ああ、もし空に恵み深い星があるなら」/ レチタティーヴォ「うるわしのわが恋人よ、 さようなら」とアリア「とどまって、いとしき人よ」/ レチタティーヴォ「アルカンドロよ、私は告白する」と アリア「どこから来たかは知らない」/他 |
ヴァレリー・ギラード(S) ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ | |
黒人は川について語る 〜アフリカ系アメリカ作曲家たちの歌曲集 レスリー・アダムス(1932-):あなたのために歌はない マーガレット・ボンズ(1913-1972):3つの夢の肖像 セシル・コーエン:老水夫の死 ハワード・スワンソン(1907-1978): 死の歌/黒人は川について語る ジョージ・ウォーカー:赤い、赤いばら/他 |
オデヒレン・アマイゼ(B−Br) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
ラヴェル: ヴァイオリン・ソナタ(遺作)/ ヴァイオリン・ソナタ/ フォーレの名による子守歌/ツィガーヌ フランク・ブリッジ:ヴァイオリン・ソナタ |
チャールズ・リボーヴ(Vn) ニーナ・ルゴヴォイ(P) | |
A Tree in Your Ear フィリップ・ケント・ビムシュタイン: 市松模様の段丘の半月 ウィリアム・グラント・スティル:細密画 アラン・ホヴァネス:苔の庭Op.181 マーク・フィリップス:音の風景/他 |
スティーヴン・キャプラン (Ob/イングリッシュHr) キャロル・スティヴァーズ、 スティーヴン・カールソン(P) ジョン・R.ベック(Perc) キム・デリヴェロ(Hp) ボブ・バドグレイ(ベース) パット・シェロド(ドラムス) | |
HORIZONS〜ビネット・リッパー:作品集 間奏曲/地平線/鼎談/弦楽四重奏曲第1番 |
マティティアフ・ブラウン(Vn) サンドラ・チャーチ(Fl) イーゴリ・ゲフテル(Vc) ヨゼフ・ピスチテッリ(Fl) アイラ・バーマン(Cl) エルネスト・シェフライン(Fg) リサ・キム(Vn) イレーネ・ブレスロウ(Va) | |
録音:DDD。 | ||
Zenobia〜エルネスト・コルデロ:作品集 | ローレンス・デル・カザレ(G) プリ・トロ(Ms) | |
リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調/メフィスト・ワルツ第1番/ ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」の回想/ 献呈/ラ・カンパネッラ |
ティモシー・スミス(P) | |
ゼニア・サックス・ダシルヴァ:楽しい安息日の礼拝 ろうそくをともす祈り/主に向かって歌え/キドゥシュ/ おお、主よ、我らに平和を与えたまえ/祈り/他 |
エリオット・Z.レヴァイン(Br) エナ・フリーマン(S) ハーバート・ブラデンステン(Org) メアリー・ファインシンガー指揮cho. | |
風の中のトランペット ジャック・カステレード: トランペットとトロンボーンのための小協奏曲 アルビノーニ:トランペット、3本のオーボエ、 ファゴットと通奏低音のための協奏曲 ニ短調 コープランド:トランペットと イングリッシュ・ホルンのための静かな都会 ヒンデミット・ トランペットとファゴットのための協奏曲/他 |
エドワード・サンダー(Tp) エレン・リッチー(S)他 | |
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 | デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:1998年7月15日-17日。 | ||
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40 |
エヴァンジェリン・ベネデッティ(Vc) ペディア・ムジイェヴィツ(P) | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 第1番 ハ長調K. 279/第2番 ヘ長調K. 280/ 第3番 変ロ長調K. 281/第4番 変ホ長調K. 282 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
ロバート・マンノ(1944-):室内楽作品集 弦楽六重奏曲 (1995) / 2つのヴァイオリンとピアノのための 「3つの詩」 (1987)/ ヴァイオリン、チェロとピアノのための 「山道」(1993) / ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための 「 Stiller Freund der vielen Fernen 」 (リルケの詩による)(1988)/ バリトンと室内アンサンブルのための 「 Fern Hill 」 (ティラン・トーマスの詩による)(1973) |
エミリー・パリー(S) ロバート・マー(Br) シリアン・テイラー、 キャシーン・カスウェル、 ローラ・ハミルトン、 カレン・マークス、 ジュディス・ヤンチュス、 レイモンド・ニーウェク(Vn) ケヴィン・ロイ、 デジレ・エルセヴィア、 イーラ・ウェリアー(Va) サミュエル・マジル、 デイヴィッド・ハイス(Vc) ローレンス・ グラツェナー(Cb) ジョン・チャーチウェル、 ジョン・チャーチル(P) ナディーン・エイシン(Fl) シーン・オズボーン(Ob) シャロン・ミーキンス (イングリッシュHr) ジョセフ・アンデラー(Hr) ロバート・マンノ指揮 | |
録音:1999年3月21日、アメリカン・アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ。演奏者は、国内代理店の案内では「メトロポリタン歌劇場管団員、他」とされていた。ピアニストは本当に2人いるのか、それとも誤植なのかは不明。 | ||
発見 エリック・イーワゼン(1954-): 管楽五重奏曲「うなるフォーク」 ジョン・スタインメッツ:五重奏曲 ミゲル・デル・アクイラ:管楽五重奏曲第2番 |
ボリアリス管楽五重奏団 | |
ピアノ協奏曲集 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 モーツァルト: ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 |
ジョン・ロビレット(P) ロッセン・ミラノフ指揮 ソフィア新so. | |
マシュー・ベネット:室内楽作品集 クラリネットと バス・クラリネットのための二重奏曲/ フルートとピアノのための二重奏曲/ バス・クラリネット独奏のための 「子供部屋の歌と変奏」/ Bb 管クラリネット、ヴィオラとチェロ のための三重奏曲 |
マシュー・ベネット (バスCl/Fl/Cl) ジェラルド・コッホ(Cl) デイヴィッド・コレヴァー(P) デイヴィッド・バーサク(Va) ウェンディ・サッター(Vc) | |
録音:DDD。 | ||
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 ソナタ 変ロ長調D.960/アレグレット ハ短調D.900/ ソナタ ホ短調D.566/ソナタ イ短調D.845/ ソナタ 変ホ長調D.568/ピアノ小品 イ長調D.60 |
トッド・クロウ(P) | |
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 「ハンマークラヴィーア」/ ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調/ ヒナステラ:アルゼンチン舞曲Op.2 |
ブランカ・ウリベ(P) | |
THE DEEPER MAGIC 〜ヴァイオリンとヴィオラのための 20世紀アメリカの音楽 マルティヌー:二重奏曲第2番 テッド・ハンセン:鏡 マイロン・フィンク:6つの細密画 デイヴィッド・クリアリー: THE DEEPER MAGIC |
デュオ・レナード [マーク・ミラー(Vn) ウテ・ミラー(Va)] | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 第5番 ト長調K. 283/第6番 ニ長調K. 284/ 第7番 ハ長調K. 309 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
アメリカのモザイク バーンスタイン: 「ウェスト・サイド物語」〜シンフォニック・ダンス バビン:練習曲集 コープランド:ロデオ ガーシュウィン/グレインジャー編曲: 2台ピアノのための幻想曲「ポーギーとベス」/他 |
マック・デュオ [マック・ゆき、 マック・ともこ(P)] | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.3 第8番 イ短調K. 310/第9番 ニ長調K. 311/ 第10番 ハ長調K. 330 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.4 第11番 イ長調K. 331/第12番 ヘ長調K. 332/ 第13番 変ロ長調K. 333 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.5 幻想曲 ハ短調K. 475/ ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調K. 457/ ピアノ・ソナタ ヘ長調K. 533 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
シェイクスピアのソネットとロシア歌曲集 グリンカ:すばらしい時を覚えている スヴィリドフ:森は紅の装いを捨て ラフマニノフ:小作人 メトネル:天使Op.1a カバレフスキー: シェイクスピアによる10のソネット/他 |
オデヒレン・アマイゼ(B−Br) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
ロンドン・ウィグモア・ホール、ライヴ J.S.バッハ/ケンプ編曲: フルート・ソナタ第2番〜シチリアーノ/ コラール前奏曲「 It is Surely the Time 」 セヴラック:ワルツ「はっか摘み」 ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65 ベートーヴェン:ソナタ第30番 ホ長調Op.109 ショパン: ポロネーズ ハ短調Op.40 No.2/ ワルツ 変イ長調Op.69 No.1/ 3つの新しい練習曲集/練習曲 ヘ短調Op.10 No.9/ 練習曲Op.10 No.12「革命」/即興曲 嬰ハ短調Op.66 |
ジョン・ロビレット(P) | |
録音:2000年6月12日、ウィグモア・ホール、ロンドン、ライヴ。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.6 第15番 ハ長調K. 545/第16番 変ロ長調K. 570/ 第17番 ニ長調K. 576 |
ハイディ・ロウィ(P) | |
ガース・アルパー:「侵入」(ジャズ) 衝突/静寂/対流圏/こだま/カタルシス/他 |
ガース・アルパー・トリオ [ガース・アルパー(P) ボブ・ナッシュ(Cb) デーヴ・ シュマレンバーガー(ドラムス)] | |
ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 ホ短調Op.90「ドゥムキー」 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調Op.67 |
アルマン三重奏団 [デニス・アーマン・ゲレンベ(P) コンスタンティン・ボグダナス(Vn) ドレル・フォドレアヌ(Vc) | |
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ [第1番 ロ短調BWV.1002/第2番 ニ短調BWV.1004/ 第3番 ホ長調BWV.1006] |
ザイダ・レヴィン(Vn) | |
録音:DDD。 | ||
詩的インスピレーション Vol.1 シューマン: アラベスクOp.18/ 色とりどりの小品Op.99 から 「小品第1番/アルバムブレット第3番−第5番]/ 花の曲Op.19 ブラームス:4つのバラードOp.10 マルク・コピトマン(1929-):グレゴリーのために メシアン:幼な子イエスの口づけ |
グレゴリー・ハイモフスキー(P) | |
#当盤は新代理店のカタログには掲載されていますが、レーベルでは廃盤となっています。今後入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
プロ・アルテ・シンガーズと クリスマスをともに たぐいない徳をそなえたばらの花/銀の星/ 鳥のキャロル/クリスマスの夜/グローリアを歌え/ マニフィカト/眠れ、聖なる幼な子よ/他 |
アーサー・ショーグレン指揮 プロ・アルテ・シンガーズ | |
シェイクスピアの栄光 | デイヴィッド・ウィルコックス指揮 バトル・クリーク少年cho. | |
ナポリの名カンツォーネ集 ファルヴォ:彼女に告げて カルディッロ:カタリ・カタリ ディ・ラッツァロ:ナポリのギター クルティス:忘れな草 カプア:私の太陽 デンツァ:フニクリ・フニクラ/他 |
ジョゼフ・アデオ(T) ジェイムズ・グラセク(Vn) マリオ・タッカ(アコーディオン) ウィリアム・グレイザー(P) | |
#当盤は新代理店のカタログから削除されており、レーベルでも「品切れ」の表示となっています。今後入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
ショパン: スケルツォ第2番 変ロ短調/幻想即興曲/ 夜想曲 変ロ短調Op.9-1/夜想曲 ヘ短調Op.55-1 ドビュッシー: 月の光/ロマンティックなワルツ/ グラドゥス・アド・パルナッスム博士/夢 リスト:メフィスト・ワルツ第2番 シューマン:飛翔/夕べに |
アリシア・ジゾ(P) | |
愛の季節 〜メアリー・ハウ(1882-1964)& ロバート・ウォード:歌曲集 |
サンドラ・マクレイン(S) マーゴ・ギャレット(P) | |
J.S.バッハ:フランス風序曲 ロ短調BWV. 831 ショパン:バラード(全4曲) |
ヴィクトリア・ムシュカトコル(P) | |
ウクライナのオデッサに生まれ、サンクト・ペテルブルク音楽院でヴラディーミル・ニールセンに学んだ女流ピアニスト。現在はアメリカ在住。 | ||
ベルリオーズ(リスト編曲):幻想交響曲 リスト:固定観念(アンダンテ・アモローソ) |
トッド・クロウ(P) | |
モーツァルト: ピアノ協奏曲第8番 ハ長調K.246「リュッツォウ」/ ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K. 271「ジュノム」 |
グリゴリー・ハイモフスキー(P) アレクサンデル・ヴェデルニコフ指揮 ロシアpo. | |
#当盤は新代理店のカタログには掲載されていますが、レーベルでは廃盤となっています。今後入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
内省的な散歩〜ダグラス・ヒル:作品集 ヴァイオリンとホルンのための悲歌/鷹の場所/ ジャズ様式による歌の組曲/内省的な散歩/ アメリカ変奏曲/冬の太陽に/時計/他 |
ウィスコンシン=マディソン 音楽大学の教員・学生たち | |
最初だけ(ジャズ) ハンプトン・ホーズ:アイム・オール・スマイルズ チャーリー・パーカー:ビリーズ・バウンス マイケル・ブレッカー:ニアレス・オヴ・ユー/他 |
アンソニー・ベルフィリオ(P) | |
Salsa Strut リック・デイヴィス: サルサ自慢/ Tuno /モザンビークの守護神/ 洗練された態度/石/婦人 K /他 |
リック・デーヴィス(Tb) ジャジスモ | |
リスト: 巡礼の年第1年「スイス」 〜ジュネーヴの鐘 S.160 No.9/ 巡礼の年第2年「イタリア」 〜ダンテを読んで S.161 No.7/ 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」S.162/ リゴレット・パラフレーズ S.434/ 3つの演奏会用練習曲 〜第3番 変ニ長調「ため息」S.144 No.2 シューマン/リスト編曲:君に献ぐ S.566 リスト: 2つの演奏会用練習曲 〜第2番 嬰ヘ短調「小人の踊り」S.145 No.2/ ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調 S.244 No.9 |
ナジェジダ・ヴラエワ(P) | |
録音:2000年8月、アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク。 2002年度リスト国際ディスク大賞受賞盤。故・ラザール・ベルマンが、彼女の才能を「神が与えたものだ・・・」と賞賛している。 | ||
RICOCHET〜ケリー・ターナー(1960-):作品集 金管四重奏のための「跳飛」/ ホルン四重奏のための「ファンダンゴ」/ 大ブラス・アンサンブルのための「迷宮」/ 弦楽四重奏のための「誘惑」/ ヴァイオリン、ホルンとピアノのための 「 Quarter-After-Four 」/ ホルン四重奏曲第4番/ トランペット、ホルン、テューバとピアノのための 「 Poconon Menagerie 」 |
アメリカ・ホルン四重奏団 サタデー金管五重奏団 ルクセンブルク・フィル団員 | |
ロマン派の偉大な作曲家たちによるホルン音楽 (マハラによるホルンとピアノ用編曲版) ショパン:華麗なポロネーズOp.3 ドヴォルザーク: 4つのロマンティックな小品Op.75 シューマン:幻想小曲集Op.73 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46-3/Op.46-8 |
カジミエシュ・マハラ(Hr) | |
ヴィルトゥオーソ・ホルン (マハラによるホルンとピアノ用編曲版) フンメル:ホルン・ソナタ イ長調Op.104 (原曲:チェロ・ソナタ) グラナドス:オリエンタル/マドリガル ベートーヴェン: ヘンデル「マカベウスのユダ」の主題による 12の変奏曲 ドビュッシー:ロマンス/美しい夕暮れ/鐘/ ゴリウォーグのケークウォーク フォーレ:シチリアーノ/悲歌 |
カジミエシュ・マハラ(Hr) | |
以上2枚とも、録音:DDD、全曲当版による世界初録音。CD本体レーベルは、POLTON TWIN PRODUCTION となっており、MS-1065はCD-PAJ 101、MS-1066はCD-PAJ 119と記載されている。 マハラはポーランド生まれで、シドニー響ホルンのトップ奏者を務めた名手。 | ||
無伴奏ヴァイオリンのための作品集 J.S.バッハ:パルティータ ホ長調BWV.1006 ジェミニアーニ:ソナタ 変ロ長調 イザイ:ソナタ ト長調Op.27-5 パウル・ベン=ハイム(1897-1984): ソナタ ト長調(1951) |
マティティアフ・ブラウン(Vn) | |
録音:DDD。 | ||
対話〜フルートとオルガンのためのアメリカ音楽 ジェラルド・ニア(1942-):古典様式による組曲(1994) チャールズ・カラハン(1952-): フルートとオルガンのための「牧歌」 レイナー・ブラウン(1912-1999): フルートとオルガンのためのソナタ フランシス・トンプソン・マッケイ(1947-): Sumer is... ハロルド・ロブリグ(1952-): The Dove Descending エマ・ルー・ディーマー(1927-):アリアとスケルツォ リビー・ラーセン(1950-): "Slane" による幻想曲 ジョン・ウィーヴァー(1937-): フルートとオルガンのための「対話」 |
マリアニエッロ=リアス・デュオ [リンダ・マリアニエッロ(Fl) キース・リアス(Org)] | |
録音:2001年6月12日-14日、オーガスタナ・ルター派協会、デンヴァー。 | ||
RAVEL REVEALED〜ラヴェル・ピアノ作品全集 グロテスクなセレナード/古風なメヌエット/ 亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ/ソナチネ/鏡/ 夜のガスパール/ハイドンの名によるメヌエット/ 高雅で感傷的なワルツ/前奏曲/シャブリエ風に/ ボロディン風に/クープランの墓 |
グウェンドリン・モク(P) | |
使用楽器:1875年頃エラール製コンサート・グランド。 | ||
普通の鳥たち 〜ジョン・シチェル:独奏曲と二重奏曲集 ピアノ・ソナタ ホ短調 (1999)/ 神秘的な協奏曲第3番 (1995) (ピアノとチェロのための版)/ 無伴奏ヴァイオリン組曲 (2000)/ 普通の鳥たち第3番 (チェロとピアノのためのソナタ)(1995)/ 幻想的変奏曲(1999) |
演奏者不詳 | |
モーツァルト:変奏曲 ニ長調K.573 シューベルト:即興曲[Op.90-2/Op.90-4] ショパン: スケルツォ第2番 変ロ短調/ バラード第1番 ト短調 リスト:ダンテを読んで プロコフィエフ:トッカータOp.1 |
アレクサンドレ・ドシン(P) | |
禁じられた踊り 〜イタリア・バロックの舞曲と変奏曲 フアン・アラニェス:チャコーナ フレスコバルディ: アリア・ダ・ロマネスカ/ アリア・ディ・パッサカリア ジョヴァンニ・フェリーチェス・サンチェス: パッサカリア・シャコンヌ ジョヴァンニ・バッサーノ:たとえ別れの時にも/他 |
アンサンブル・フォー・ ザ・セイチェント (16世紀のためのアンサンブル) | |
In A Very Real Way アメリカ土着の祈り/おばあさん、おじいさん/ 歓迎の歌/In A Very Real Way/ アメイジング・グレイス/他 |
ケネス・リトル・ホーク (語り/ネイティヴ・アメリカンFl/ 様々な管・打楽器/キーボード/Vo) | |
In a Good Way 〜生きとし生ける物を尊重する ネイティヴ・アメリカンの物語 なぜ亀は亀甲を得たか/2羽の鳥/ おじいさん、ありがとう/他 |
ケネス・リトル・ホーク (語り/様々な管・打楽器/) | |
コロンビアで踊る ホセ・オラヤ・ムノス:驚いた?/海岸で L.A. カルヴォ:遠くの青/他 |
アメリカ五重奏団 | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 ハ長調Hob. XVI-50/ へ長調Hob. XVI-29/ 変ホ長調Hob. XVI-38/ ト長調Hob. XVI-22〜アダージョ/ ハ短調Hob. XVI-20 |
トッド・クロウ(P) | |
ロバート・バクサ:フルート作品集 フルート・ソナタ [第1番(1976)/第2番(1997)/第3番(1995-2000)]/ 無伴奏フルートのためのモノローグ(1993)/ ソリロジー(1995)/フルートのためのアリア (1957, rev.2000) |
キャスリーン・フィンク(Fl) エリザベス・ディフェリス(P) | |
The Great Mystery 〜瞑想のためのネイティヴ・アメリカンの音楽、 平和への祈り 岩棚の上のインディアン/山頂の日の出/ チヌーク族の祝福/雨上がり/魔法の羽、鳥の祈り/他 |
ケネス・リトル・ホーク(語り/他) | |
バッハ一族の器楽作品集 W.F.バッハ:2つのフルート二重奏曲 [ト長調 F.59/ホ短調F.54] C.P.E.バッハ: フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための 三重奏曲 ロ短調Wq.143 H.567/ ヴァイオリン・ソナタ ト短調 (BWV.1020) J.S.バッハ: 無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013/ J.C.バッハ:2本のフルート、ヴィオラと チェロのための四重奏曲 ニ長調Op.19 No.2 |
ハノーヴェリアン・アンサンブル | |
録音:2001年4月23日-25日。 | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 変ロ長調Hob. XVI-41/ ニ長調Hob. XVI-42/ ト長調Hob. XVI-40/ ハ長調Hob. XVI-48/ 変ホ長調Hob. XVI-49 |
トーマス・サウアー(P) | |
女流詩人は歌う 〜エミリー・ディキンソンへの賛歌、 声とピアノと語りによる アーネスト・ベーコン、ロバート・バクサ、 ゴードン・ビンカード、アーロン・コープランド、 ジョン・デューク、リー・ホイビー、 オットー・ルーニング、ウィリアム・ロイの作品 |
キャロライン・ヘフナー(S) シャーリー・アン・セギン(P) | |
天才の2つの面 J.S.バッハ:イタリアとフランスの様式による 鍵盤独奏曲集 トッカータ ト長調BWV.916/ 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903/ イタリア協奏曲BWV.971/ フランス風序曲 ロ短調BWV.831 |
リンダ・バーマン=ホール(Cemb) | |
録音:DDD、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校。使用楽器:1983年、ウィリアム・ダウド製(18世紀ミヒャエル・ミートケ製、シャルロッテンブルク宮殿所蔵楽器のコピー)。 | ||
3声で 〜2本のフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 ミシェル・ド・ラ・バール:3声のソナタ第1番 ト長調 ジャック・オトテール:3声のソナタOp.3〜 ロ短調 クープラン;「諸国の人々」〜フランス人 ルクレール:易しい音楽の気晴らし第2集Op.8 |
ハノーヴェリアン・アンサンブル | |
アウレリオ・デ・ラ・ベーガ(1925-):ピアノ作品集 前奏曲第1番(1944)/前奏曲第2番(1944)/前奏曲第3番(1944)/ ロンド(1948)/ゆっくりとした舞曲(1956)/トッカータ(1957)/ Minue (1957)/Antinomies (1967)/ Homenagem(ヴィラ=ロボスの思い出に)(1985-86)/ Epigrama (1953) |
マルタ・マルチェナ(P) | |
Take 9 ケリー・ターナー(1960-): Take 9 Antiphonal Fanfare / 赤い城との別れ/バーバラ・アレン/ダブリンの幽霊 エリック・イーワゼン(1954-): 組曲「グランド・キャニオン」 バーンスタイン:「キャンディード」序曲 ブラームス/エルキエル編:ハンガリー舞曲第5番 ポール・デスモンド/カスター&マイヤーズ編: テイク・ファイヴ ガーシュウィン/イェーツ編:リズムをつかんだ |
アメリカ・ホルン四重奏団 NYPのホルン奏者たち [フィル・マイヤーズ、 ジェローム・アシュビー、 エリック・ラルスケ、 アレン・スパンジャー、 ハワード・ウォール] | |
失った愛と見つけた愛 〜ヘンデル:アリア&イタリア語独唱カンタータ集 歌劇「オルランド」〜戦わせてほしい カンタータ 「思いの極みであるあなたから離れると」/ 歌劇「エイシスとガラテア」 〜 Qui l'augel di pianta in pianta カンタータ「打ちひしがれた心の子ら」/ カンタータ「あのことを思う間に」/ カンタータ「私の胸は騒ぐ」/ 歌劇「アルチーナ」〜緑の牧場よ |
パトリス・ジェレジャン(A) フィリップ・レッジャー指揮 イギリス室内o. | |
アフリカ出身の作曲家によるピアノ作品集 Joshua Uzoigwe: Talking Drums オスワルド・ラッセル(1933-):3つのジャマイカ舞曲 コールリッジ=テイラー・パーキンソン(1932-2004): スケルツォ サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912): 深い川 マーガレット・ボンズ(1913-1972):混乱 ガマル・アブデル=ラヒム:エジプト民謡による変奏曲 ロバート・ナサニエル・デット(1882-1943): "In the Bottoms" Suite Gyimah Labi: Earthbeats Op.22 |
ウィリアム・ チャップマン・ニャーホ(P) | |
南のキルト ルイ・モロー・ゴッツチョーク (ゴットシャルク;1829-1869): バンジョー (1854-55)/最後の希望(1853-54) ケリー・マイルズ(1869-1948): ジョージアの野外集会で (1897) グレゴリー・マカラム(1964-):賛美歌のキルト ケネス・フラゼル(1955-):Blue Ridge Airs I (1988) ジュリー・ハリス(1948-):アメリカの三連画 ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978): Summerland (from Three Visions) (1936) フレデリック・ジェフスキー(1938-): ウィンズボロ綿紡績工場のブルース (1979) |
グレゴリー・マカラム(P) | |
トランペットとストップ(音栓) トランペットとオルガンのための現代音楽 ロバート・ナーゲル(1924-):トランペットの行列 ジャン・リヴィエ(1896-1987):アリア ダニエル・ピンカム(1923-):ヴォランタリー ジェラルド・ウェンシュ(1925-):組曲 レオ・サワビー(1895-1968):幻想曲 ジャン=ミシェル・デュファイ(1932-): 8つの前奏曲 より[第1番 /第6番/第8番] マーティン・メイルマン(1932-2000): コンチェルティーノ Op.31 ペトル・エベン(1929-):Okna ドナルド・ジョーンズ(1926-): 前奏曲、アリアと終曲 |
エドワード・サンダー(Tp) アンドレ・ラッシュ(Org) | |
録音:2003年5月29日-6月2日、第1長老教会、ジョージア州アセンス。 | ||
キリストがお生まれになった 〜中世イタリアにおける生誕の賛美(全15トラック) いと高き所では神に栄光/高慢な鷹/貴き女王/ めでたし天の星/サンクトゥス/新しい星/ キリストがお生まれになった/他 |
トレフォイル [ドルー・ミンター、 マーク・リンプル(CT) マーシャ・ヤング(S)] | |
録音:2003年1月、ヴァッサー大学スキナー・ホール。 | ||
マスターズ、怪物と迷宮〜中世の迷宮を歩く ソラージュ(1390以前):中傷者 作曲者不詳(1375年頃以前):ダイダロスの家で [マーク・リンプル編曲版/原典版] グリマース(1370以前): "Se Zephirus/Se Jupiter Grimace" ヨハンネス・キュヴェリエ(1372以前-1387): Se Galaas ティボー4世 (ティボー・ド・シャンパーニュ; 1201-1253): Ausi conme unicorne sui フランシスクス(1370以前): Phiton, beste tres venimeuse ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):不思議な蛇 ボード・コルディエ(15世紀前半以前): Tout par compas 作曲者不詳: Un Lion Say トレボール(1390以前-1410): Se July Cesar Johan Robert, called ジャコブ・ド・サンレーシュ(1378以前-1395): La harpe de melodie ピエール・タイランダー(1390以前): Se Dedalus ヨハネス・シュゼ(1380以前): Pictagoras ゴーセルム・フェディ91150頃-1220頃): Fortz chausa 作曲者不詳: Le Mont |
トレフォイル [ドルー・ミンター(CT/Hp) マーク・リンプル (CT/Hp/リュート) マーシャ・ヤング(S/Hp)] | |
バッハからバーンスタインまで 〜ホルンとピアノのためのロマンティックな音楽 レインホリド・グリエール(1875-1956): 夜想曲Op.35 No.10 フランツ・シュトラウス:夜想曲Op.7 スクリャービン(1872-1915):ロマンス J.S.バッハ/デイヴィッド・ジョリー編: いざ来たれ、異教徒の救い主よ レインホリド・グリエール: 間奏曲 Op.35 No.11 R.シュトラウス(1864-1949):序奏、主題と変奏 バーンスタイン(1918-1990):ミッピー1世のための悲歌 シューマン(1810-1856):アダージョとアレグロ Op.70 R.シュトラウス:アンダンテ メンデルスゾーン(1809-1847)/メイソン・ジョーンズ編: 交響曲第5番「宗教改革」〜アンダンテ フランツ・シュトラウス:主題と変奏Op.13 |
グレゴリー・ミラー(Hr) アーネスト・バレッタ(P) | |
録音:2002年5月30日-6月1日、クラリス・スミス・パフォーミング・アーツ・センター、メイランド大学。 | ||
サティ: 3つのジムノペディ/6つのグノシェンヌ/ 冷たい小品/ゴシック舞曲/3つの旋律/ 3つのサラバンド/天国の英雄的な門の前奏曲 |
リンダ・バーマン=ホール(P) | |
音の夢 ショパン:夜想曲 変ホ長調Op.9-2 フランス(17世紀)/テッド・コーネル編: キャロル「 Let All Mortal Flesh Keep Silence 」 ヒナステラ: Danza de la moza donosa ショパン:練習曲 Op.10 No.8 スー・キョン・ソン:冬のバラード ブラームス:間奏曲Op.116 No.2 ベートーヴェン: ソナタ第8番 ハ短調〜アダージョ・カンタービレ シューマン/リスト編: Dedication J.S.バッハ: シチリアーノ/イタリア協奏曲〜アンダンテ バダジェフスカ:乙女の祈り J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ グレッグ・ネルソン&フィル・マクヒュー/ テッド・コーネル編: People Need The Lord フィリップ・ブリス/テッド・コーネル編: It Is Well With My Soul |
スー・キョン・ソン(P) | |
発売:2003年。録音:DDD、Cembal d'Amour。 | ||
領主アビンドンのための音楽 ハイドン: 2本のフルートとチェロのための 4つの「ロンドン・トリオ」Hob.IV 1-4 J.C.バッハ: 2本のフルート、ヴィオラとチェロのための 四重奏曲 ト長調Op.19-3/ 2本のフルートとチェロのための三重奏曲 ハ長調 グレトリー:2本のフルートのための二重奏曲 [ハ長調/ト長調] カール・フリードリヒ・アーベル: 2本のフルートとチェロのための三重奏曲 ト長調Op.16-4 |
ハノーヴェリアン・アンサンブル | |
録音:2003年7月7日-8日、スキナー・リサイタル・ホール。 | ||
詩的インスピレーション Vol.2 ショパン: 夜想曲 ロ長調Op.62-1/ マズルカ ハ長調Op.56-2/ マズルカ 変ロ短調Op.24-4 ドビュッシー: 「版画」より[パゴダ/グラナダの夕べ]/ 「映像 第1集」〜水に映る影 メシアン:「鳥のカタログ」〜「もりひばり」/他 |
グレゴリー・ハイモフスキー(P) | |
#当盤は新代理店のカタログから削除されている上、レーベルでも廃盤となっています。今後入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
ベートーヴェン:ゲレルトによる6つの歌Op.48 レーヴェ:魔王Op.1 No.3/詩人トムOp.135a ショスタコーヴィチ: プーシキンの詩による4つの歌Op.46/6つの歌Op.62 ムソルグスキー:歌曲集「日の光もなく」 |
オデヒレン・アマイゼ(B−Br) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2002年8月、パーチェイス大学音楽院リサイタルホール、パーチェイス、ニューヨーク州。 | ||
男声四重唱のための音楽 モーツァルト/ロルツィング:「魔笛」序曲 シューベルト:酒と恋 シューマン:ミンネゼンガー バーリン:4つのヴォードヴィルの歌/他 |
ソングフェローズ [2T、Br、B] ロバート・ロジャーズ(P) | |
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調Op.67 ブライト・シェン(1935-): ピアノ三重奏のための4楽章(1990) |
トリプル・ヘリックス三重奏団 | |
録音:2004年1月。 | ||
ヘンデル:オーボエ協奏曲と序曲集 オーボエ協奏曲[第1番−第3番]/ 「オケージョナル・オラトリオ」序曲/ 歌劇「ジュスティーノ」序曲/他 |
フィリス・ラニーニ(Ob) スティーヴン・サイモン指揮 ワシントン室内so. | |
ケルティック・キャラヴァン 〜ロマン主義への道(全25曲) スコットランド民謡/ハイドン編曲: あなたはフランダースへ行きたいの/ 白ばらの帽章/エディンバラの花 ハイドン: 羊飼いの歌/おお心地良い声/船乗りの歌/満足 ウェールズ民謡/ハイドン編曲:一晩中/他 |
ジュリアン・ベアード(S) リンダ・バーマン=ホール (Fp/Cemb) ルクス・ムジカ | |
録音:2002年2月6日-8日、カリフォルニア・サンタ・クルーズ大学音楽リサイタル・ホール。 | ||
サラ・E.スタントン: 天のきらめき 〜弦楽四重奏のための新しい音楽(全15曲) ラルゴ/テリーの歌/統一/子供の心/8月の歌/ 私の喜び/天のきらめき/他 |
アマビーレSQ | |
発売:2004年。 | ||
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調L.422/ ロ短調L.33 ブラームス:6つの小品Op.118 ドビュッシー:ベルガマスク組曲 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章 |
アルピン・ホン(P) | |
録音:2004年5月27日-28日、アメリカン・アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク。 | ||
おお、大いなる奇跡 パレストリーナ:おお、大いなる奇跡 ビクトリア:ミサ「おお、大いなる奇跡」 バード:おお、大いなる奇跡 A.スカルラッティ:おお、大いなる奇跡 プーランク:クリスマスの4つのモテット/他 |
ニコラス・ホワイト指揮 ティファニー・コンソート | |
バロックの花火 ゼレンカ:2本のオーボエ、ファゴットと 通奏低音のためのソナタ第5番ZWV181 ヴィヴァルディ: ファゴットと通奏低音のためのソナタ [第6番 変ロ長調F. 14/第3番 イ短調F. 14] テレマン: ファゴットと通奏低音のためのソナタ ヘ短調 「食卓の音楽」第2集〜四重奏曲 ニ短調 |
フランク・モレッリ(Fg) と友人たち | |
ブラジルのファゴット フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986): ファゴットと室内管弦楽のための小協奏曲/ 無伴奏ファゴットのための16のワルツ ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜アリア/他 |
フランク・モレッリ(Fg) ベンジャミン・ヴァーデリ(G) オルフェウス室内o. | |
スウィングの時 〜ジャズの歴史的録音、ニューヨーク 1945-1953 愛しかあげられない/深い紫/狂気のリズム/ 青い月/サマータイム/セント・ルイス・ブルース/ 私の愛する人/ブギ・ウギ・ラプソディ/他 |
ルース・バーマン(Hp) 彼女の管弦楽団 | |
祝祭の宣言 サミュエル・アドラー(1928-):祝祭の宣言 ヘンデル:オルガン協奏曲 変ロ長調Op.4-6 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565 フランク:コラール第1番 ホ長調 ヴィドール・オルガン交響曲第5番 ヘ短調Op.42-1/他 |
ウィリアム・ニール(Org) クリス・ゲッカー(Tp) デローレス・ジーグラー(Ms)他 | |
テレマン: 2本のフルートのための6つの協奏曲 [イ長調TWV53:A1/ ホ短調TWV52:e2/ ニ長調TWV53:D1/ イ短調TWV53:a1/ ト長調TWV53:G1/ ロ短調TWV53:h1] |
ハノーヴェリアン・アンサンブル | |
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 クーラウ:三重奏曲Op.119第3楽章 ラフマニノフ:ひな菊Op.38-3/他 |
ジーン・バクストレッサー(Fl) | |
エッジウッドでの夕べ メンデルスゾーン:ソナタ第2番 ハ短調 J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調BWV537 ヴィエルヌ:24の自由な形式の小品 より [前奏曲/コラール/墓碑銘/ スケルツェット/アラベスク] フランク:カンタービレ/他 |
スティーヴン・ケッテラー(Org) | |
フォン・ベッケラート・アット・ホーム J.S.バッハ: 前奏曲とフーガ イ短調BWV.543/ コラール「バビロンの流れのほとりに」BWV.653 ルイ・マルシャン(1669-1732): オルガン作品集第1巻(3曲) サン=サーンス:前奏曲とフーガ ホ長調Op.99-1 フランク:コラール第1番 ホ長調 ヴィエルヌ:「幻想的小品集」Op.53 より [月の光/トッカータ] |
シェーン・ドーティ(Org) | |
録音:2003年9月12日-13日。 「フォン・ベッケラート」とは、おそらくドイツのオルガン制作会社、ベッケラート社の事。日本でもくらしき作陽大学などに設置されている。 なお、本体記載のレーベルは 「 EDGEWOOD 」(番号記載無し)となっており、レーベルの WEB SITE も記載されているが、2006年現在、既に繋がらなくなっている。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第28番 イ長調/ ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調/ ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 |
ブランカ・ウリベ(P) | |
表現〜テューバの心 ケリー・ターナー(1960-):ソナティナ シューマン:アダージョとアレグロ J.S.バッハ:ソナタ第3番 ホ長調BWV1016 〜アダージョ・マ・ノン・トロッポ (原曲:ヴァイオリン・ソナタ) バーンスタイン:「ウェスト・サイド物語」より ジョン・ウィリアムズ(1932-): アイリッシュ・リール/リーヴィング・ホーム ケリー・ターナー:4つのデュエット(*) ゼキンハ・アブレウ(1880-1935):ティコ・ティコ ヴィットリオ・モンティ(1868-1922):チャルダーシュ L.スブラマニアム(1947-1996): Farewell to Manju |
カイル・ターナー(Tu) アラン・ベア(Tu;*) エリザベス・ディフェリス(P) | |
録音:2005年1月24日-26日、ニューヨーク大学劇場C、パーチェイス、ニューヨーク州。 | ||
アン・シャインのショパン ショパン: ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調/24の前奏曲Op.28 |
アン・シャイン(P) | |
ジョン・ブラウニング〜未発売録音 Vol.1 ケネディ大統領暗殺追悼スピーチ J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: コラール前奏曲「主イエス・キリスト、 我汝の名を呼ぶ」BWV.639 ショパン:幻想曲 ヘ短調Op.49 シューベルト:即興曲 変イ長調Op.142-2 ショパン: マズルカ ヘ短調Op.63 No.2(欠落あり)/ マズルカ ヘ短調Op.68 No.4/ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35 |
ジョン・ブラウニング(P) | |
録音:1963年11月22日、ウィリアム&メリー・カレッジ、ライヴ、モノラル。 | ||
ジョン・ブラウニング〜未発売録音 Vol.2 ショパン: 練習曲 ハ短調Op.25-12(*)/ 夜想曲 変ニ長調Op.27-2(#) ドビュッシー: 「版画」〜グラナダの夕べ(#)/ 「前奏曲集第2巻」〜花火(#) バーバー:ピアノ・ソナタOp.26(#) ラフマニノフ: 「絵画的練習曲集」から(#)/ 前奏曲Op.32-5(+) ファリャ: 「4つのスペイン小品」〜アンダルーサ(#) アルベニス:「イベリア」〜港(#) R=コルサコフ:熊蜂の飛行(+) ヘンドリクス:練習曲 変ロ短調(*) |
ジョン・ブラウニング(P) | |
録音:1950年11月21日、デンヴァー、ライヴ、モノラル(*)/不詳、ステレオ(#)/1958年9月8日、ブリュッセル、ライヴ、モノラル(+)。 | ||
ジョン・ブラウニング〜未発売録音 Vol.3 ベートーヴェン: ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲Op.120(*)/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」(#) |
ジョン・ブラウニング(P) | |
録音:1965年9月2日、テキサス、ライヴ、モノラル(*)/不詳、ステレオ(#)。 | ||
ジョン・ブラウニング〜未発売録音 Vol.4 J.S.バッハ: イタリア協奏曲 ヘ長調(*)/前奏曲 変ホ長調BWV998(*)/ 前奏曲とフーガ イ短調BWV543(#) ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調Hob. XVI-37 1(+) モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ短調K. 457(+) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K. 380(*) |
ジョン・ブラウニング(P) | |
録音:不詳、ステレオ(*)/1958年9月8日、ブリュッセル、ライヴ、モノラル(#)/1964年10月9日、ヴァージニア、ライヴ、モノラル(+)。 | ||
ジョン・ブラウニング〜未発売録音集 BOX | ジョン・ブラウニング(P) | |
上記4枚のセットものだが、スリップ・ケースなどは付属していないとのこと(シュリンク包装されているだけ?)。なお当シリーズは、レーベルサイトの記載によれば「限定盤」となっているため、ぜひお早めに。 | ||
ラヴェル:クープランの墓/夜のガスパール/鏡 | デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
ア・ラ・カルト〜木管のための小品集 ロータ:小さい音楽の捧げ物 ファルカシュ:ハンガリー舞曲 ビーチ:牧歌 シュラー:組曲 パーシケッティ:牧歌/他 |
ボリアリス木管五重奏団 | |
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 | ヘイッキ・シウコラ(T;トリスタン) エリザベス・コネル(S;イゾルデ) グレッグ・ライアソン(B;マルケ王)他 イヴ・ケラー指揮 ニューヨーク・オペラo. | |
録音:1997年2月9日、カーネギー・ホール、ライヴ。 | ||
ラヴェル: 高雅で感傷的なワルツ/クープランの墓/ ハバネラ形式の小品/マ・メール・ロワ/他 |
ウィンドスケープ (木管五重奏団) | |
チャイコフスキー: 四季/「エフゲーニ・オネーギン」〜ワルツとポロネーズ |
エレノア・ビンドマン(P) | |
マラソン〜ホルン独奏のための音楽 ヴィタリ・ブヤノフスキー(1928-1993):エスパーニャ ベルンハルト・クロル(1920-):ラウダティオ ポール・バスラー(1963-):5つの小品 ラディスラフ・クビーク(1946-):魔法のホルン シーグル・ベルゲ(1929-2002):角笛の歌 ポール・バスラー:マラソン ロウエル・D.グリアー(1950-): THE CRUST AROUND EMPTINESS マルコム・アーノルド(1921-2006):幻想曲 オットー・ケッティング(1935-):イントラーダ デイヴィッド・ライアン(1938-):パルティータ ロウエル・E.ショウ(1930-):トリペリー第4番 |
ミシェル・ステブルトン(Hr) | |
録音:1997年、フロリダ州立大学レコーディング・スタジオ。使用楽器:ヤマハ 863。 ステブルトンはアメリカの女流ホルン奏者で、国内の名だたるコンクールで優勝している。作品はレニングラードpo.の首席ホルン奏者として名高いブヤノフスキーやマルコム・アーノルドの珍しいホルン独奏曲から、硬派な現代作曲家クビークまで、全曲ホルン独奏という珍しい物。 | ||
ショパン:ワルツ全曲(全14曲) | アヴネル・アラド(P) | |
アルバート・ハーウィット:交響曲第1番「回想」 | クレズマーの楽団 マイケル・ランケスター指揮 ブルガリア放送so. | |
回顧 〜アントニー・ルイス・スカーモリン(1890-1969): サロン音楽・室内楽曲集 弦楽四重奏曲/ロマンス/演奏会用小マズルカ/ ワルツ・カプリス/弦楽四重奏曲第2番/ 回顧の五重奏曲/回顧/愛の旋律/他 |
ヴラディーミル・ツィピン、 リサ・ギハエ・キム(Vn) ヴィヴェク・カマス(Va) ブリントン・スミス、 エリック・バートレット(Vc) スーザン・ワルターズ(P) | |
録音:2004年8月。 | ||
キューバ古典の巨匠たちの回顧 ルネ・トゥゼ(1916-2003):巨匠たちの回顧 イグナシオ・セルバンテス(1847-1905): 失われた幻影 マヌエル・サウメル(1817-1870): あなたのほほ笑み エルネスト・レクオナ(1896-1963): マラゲニャ/アンダルシア/他 |
エレナ・カサノヴァ(P) | |
来たれ、創造主たる聖霊よ 〜トロンボーンとオルガンのための音楽 フィリップ・スワンソン(1949-): 「来たれ、創造主なる聖霊よ」による変奏曲(*) ラフマニノフ:ヴォカリーズ(*) フーゴー・ディストラー(1908-1942): パルティー他「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 フリジェシュ・ヒダシュ(1928-): 我らに平和を与えよ(*) |
フィリップ・スワンソン(Tb;*) バーバラ・ブルンズ(Org) | |
録音:2005年1月13日&14日、5月10日、聖マイケル教会、ニューヨーク市。 | ||
四旬節と聖週間のための音楽 パレストリーナ:谷川を慕いて / グレゴリオ聖歌「パンジェ・リングァ」 バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス / ビクトリア:おお、すべての道行くものよ 14世紀イギリス作者不詳: O homo considera / O homo de pulvere / Filiae Jerusalem アレグリ:ミゼレーレ・メイ・デウス / タリス:エレミアの哀歌、おお聖なる宴 ケント・トリトル指揮聖イグナチウス・ロヨラcho. | ||
録音:1998年1月、ニューヨーク。四旬節と聖週間に関わるルネサンスの宗教音楽集。聖イグナチウス・ロヨラ合唱団はニューヨークに拠点を置く合唱団で宗教曲を専門とするが、ヒナステラ、シュニトケの宗教曲を歌ったり、ジョン・ゾーンやウテ・レンパーとも共演、野心的な活動を行っている。アレグリのミゼレーレ・メイ・デウスやタリスのエレミアの哀歌など、ルネサンス宗教楽の名曲が集められている。 | ||
聖イグナティウス・ロヨラ教会の音楽 Vol.4 モーリス・デュリュフレ(1902-1986): レクイエムOp.9/オルガン組曲Op.5 |
カレン・エリクソン(S) ナンシアンヌ・パレラ(Org) ケント・トリトル指揮 聖イグナティウス・ ロヨラ教会聖歌隊/他 | |
録音:1994年4月21日-23日&1996年3月25日、以上聖イグナティウス・ロヨラ教会、ニューヨーク市。 | ||
聖イグナティウス・ロヨラ教会の音楽 Vol.6 栄光の御体〜オルガン、ハープとチェロのための音楽 アンリ・ビュッセル(1872-1973):幼な子イエズスの眠りOp.3 マルセル・グランジャニー(1891-1975): ハープとオルガンのための 「古風な様式によるアリア」Op.19 カミロ・シューマン(1872-1946): 前奏曲 ロ短調Op.123 No.2/ レチタティーヴォとアダージョ Op.9 ルイエ・ホワイト(1821-1979): オルガンとハープのための組曲〜アリア サン=サーンス:祈りOp.158 エステル・マギ(1922-): ディアローグ「合唱を伴う前奏曲」 クリス・デブラシオ(1959-1993): 神は我が正義(ヴィクトリア・ドレイクによる ハープのための編曲) マスネ/A.D.ヘルマン編:聖母マリア ヘンデル:オルガン協奏曲 変ロ長調Op.4-6 メシアン: 「栄光の御体」〜第6曲「栄光の御体の喜びと明るさ」 |
ナンシアンヌ・パレラ(Org) ヴィクトリア・ドレイク(Hp) アーサー・フィアッコ(Vc) | |
録音:2005年1月26日、27日、31日、聖イグナティウス・ロヨラ教会、ニューヨーク市。 | ||
聖イグナティウス・ロヨラ教会の音楽 Vol.8 作曲者不詳(南部の旋律):驚くべき愛(1835) 霊歌/アドルファス・ヘイルストーク(1941-)編: 母無き児 ジェズアルド:おお、この道を行ったすべての人よ J.S.バッハ: モテット「来たれ、イエスよ、来たれ」BWV229 タリス:おお、聖なる饗宴/他 |
ケント・トリトル指揮 聖イグナティウス・ ロヨラ教会聖歌隊 | |
録音:2005年9月6日-9日、21日、聖イグナティウス・ロヨラ教会、ニューヨーク市。 | ||
長くなる影 〜フィリップ・スワンソン:独奏ピアノのための歌集 蒲桃/飛翔/春の子供/昔昔/奇妙なそよ風/ 帰宅/過ぎ去った日々/長くなる影/他 |
フィリップ・スワンソン(P) | |
なぜならば 〜マーク・ズッカーマン:合唱作品集 なぜならば/笑いの歌/私と一緒に年を取りなさい/ 我らに平和を与えたまえ/他 |
ゴールデン・キート・ シンガーズ | |
ホルン奏者のための独奏曲集 モーツァルト: ホルン五重奏曲 変ホ長調K. 407〜ロンド ベートーヴェン:七重奏曲Op.20〜スケルツォ サン=サーンス:ロマンスOp.36 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/他 |
グレゴリー・ミラー(Hr) アーネスト・バレッタ(P) | |
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 フランク:交響詩「魔神」 リスト:悲愴協奏曲 |
ジョシュア・ピアス(P) カーク・トレヴァー指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | |
トリスタンとイゾルデ 〜リストによるピアノ編曲集 ワーグナー: 「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死 シューマン:献呈 メンデルスゾーン:歌の翼に ヴェルディ:リゴレット(・パラフレーズ) リスト:ペトラルカのソネット第104番/ ラ・カンパネッラ/他 |
トーマス・オッテン(P) | |
ニルセン: 「仮面舞踏会」序曲/序曲「ヘリオス」/ 夢の古譚/牧神とシリンクス/ 付随音楽「アラディン」〜組曲/他 |
ランス・フリーデル指揮 オーフスso.、 ユトラント歌劇場合唱団員 | |
メシアンの周りに ミシェル・ルヴェルディ(1943-):管弦楽のための協奏曲 トリスタン・ミュライユ(1947-):引力のある不思議なもの チェン・ギガン(1955-):京劇の瞬間 ジル・トランブレー(1932-): 弦楽四重奏のための「三日月」 |
マック・マックレー(P) セヤング・リー(Vn) ニコル・パイアメント指揮 パラレル合奏団 (サンフランシスコ音楽院 現代音楽合奏団) | |
25のクリスマスの賛美歌集 諸人こぞりて/ダヴィデの村の/ 神のみ子は今宵しも/ 御空を馳せ行く御使いたちよ/清しこの夜/他 |
ウィリアム・ニール(Org) | |
リスト: ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調/ ピアノ協奏曲第2番 イ長調/ ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調/死の舞踏 |
ジョシュア・ピアス(P) ポール・フリーマン指揮 ロシア国立so. | |
トランペットとオルガンのための音楽 パーセル:「インドの女王」序曲 ブクステフーデ: コラール前奏曲「来たれ聖霊よ、主なる神よ」BuxWV.199 ジョナサン・レシュノフ(1973-):コスミック・エコーズ J.S.バッハ(1685-1750): コラール前奏曲「いざ来たれ、 異教徒の救い主よ」BWV.659 コープランド(1900-1990):静かな都市 シュニトケ(1934-1998):古い様式による組曲(*) ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲 変ホ長調 |
スティーヴン・ヘンドリクソン(Tp) ウィリアム・ニール(Org) ミリアム・ アヴァロス=テイエ(P;*) | |
録音:2005年。 | ||
魅惑のリズム 〜ロウミ・ペトロヴァ(1970-):作品集 古代ブルガリアの5つの肖像/ チェロ・ソナタ[第1番/第2番]/ ブルガリア民謡によるパッサカリア |
カリン・イヴァノフ(Vc) エレナ・アンティモヴァ(P) | |
家に帰れ〜アメリカ賛美歌の再発見 ウィル・L.トンプソン:柔らかく優しく C.オースティン・マイルズ:庭で アイラ・F.スタンフィル:夕食時 ジョン・ニュートン: アメイジング・グレイス/他 |
メトロポリタン歌劇場合唱団員 ロバート・ロジャーズ(P) | |
モザイク〜ホルン、チェロとピアノのための古楽新解釈 アダン・ド・ラ・アル(13世紀): Bergeronnete 作曲者不詳(13世紀): L'Homme Armé ジョヴァンニ(ジャン・ド)・マック(1584-1613)/モザイク: Consonanze Stravaganti 作曲者不詳(13世紀): Santa Maria Sempr Os Seus Ajuda セファルディの伝承曲(16世紀): Esta Montaña D'Enfrente ヒルデガルド。フォン・ビンゲン(1098-1179)/モザイク: O Euchari コノン・ド・ベテューヌ(1160頃-1220): Tant Ai Ame Or Me Convient Haïr ニコラウス・アンマーバッハ(1530頃-1597):サルタレッロ 作曲者不詳(1260頃): Sumer Is Icumen In ヒルデガルド。フォン・ビンゲン: O Euchari セファルディの伝承曲(16世紀頃)/モザイク: Esta Montaña D’Enfrente ジョヴァンニ・マック: Consonanze Stravaganti ニコラウス・アンマーバッハ/モザイク:サルタレッロ ドゥエンテ[ジェフリー・アグリル(Hr) ギル・セリンガー(Vc) エヴァン・マズニク(P)] | ||
録音:2005年5月17日-20日、クラップ・リサイタル・ホール、ローワ大学音楽学校。「モザイク」については、外装に詳細記載が無い。 | ||
ブラスの声 オルフ:カルミナ・ブラーナ より サン=サーンス: 交響曲第3番「オルガン付き」〜フィナーレ ベルリオーズ:断頭台への行進 ビゼー:ハバネラ/他 |
フィル・スネデコー(Tp) マーティン・ハクルマン(Hr) チャールズ・ケーシー(Tb) ウィリアム・ニール(Org) ミルトン・スティーヴンズ指揮 ワシントン・シンフォニック・ブラス | |
#当盤は新代理店のカタログから削除されている上、レーベルでも廃盤となっています。今後入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
女性の作品集 エイミー・ビーチ:エスキモーOp.64 タイユフェール:ロマンス リリ・ブーランジェ:ピアノのための3つの小品 ファニー・メンデルスゾーン・ヘンゼル: 夜曲 ト短調/他 |
シャーロット・ミュラー(P) | |
フルートピア 〜フルートとピアノのための作品集 マルティヌー:スケルツォ シュルホフ(1894-1942):フルート・ソナタ ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調「水の精」 マルティヌー:フルート・ソナタ第1番/他 |
タニア・ ドゥセヴィチ・ウィテク(Fl) チャールズ・フォアマン(P) | |
フェリックス・ヘル、 リーガー=クロスのオルガンを弾く ブクステフーデ: 前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調BuxWV137 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調BWV541 デュプレ:ノエルによる変奏曲 ヴィドール: オルガン交響曲第5番より[第1楽章/第2楽章] レーガー:「アメリカ」による変奏曲とフーガ/他 |
フェリックス・ヘル(Org) | |
I PRIZE MY SLEEP ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121 ショスタコーヴィチ:5つの歌Op.98 イベール:ドン・キホーテの歌 ショスタコーヴィチ: ミケランジェロの詩による組曲Op.145 |
オデヒレン・アマイゼ(B−Br) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2004年8月16日、18日、20日、アメリカン・アカデミー・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク。 | ||
ニコラス・ホワイト(1967-):合唱作品集 | ティファニー・コンソート &弦楽アンサンブル | |
復活祭季の讃美歌集 イエスの十字架の下に/ああ、聖なるイエス/ キリストは死の絆につかせたまえり/ 復活の日!/イエス・キリストは今日復活された/他 |
ウィリアム・ニール(Org) | |
ポール・バスラー:ホルン作品集 (東アフリカ沿岸地方の)労働歌/セレナード/ 民謡集/ホルン四重奏のための3つの小品/ ラクリモーサ/イギリス諸島の民謡集/他 |
リーサ・ボントラガー、 デイヴィッド・ブランドリー、 クリステン・ジョーンス他(Hr) ポール・バスラー(P) | |
J.S.バッハ(1685-1750): ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 |
アヴネル・アラド(P) | |
録音:2010年。アヴネル・アラドはイスラエル出身のピアニスト。1998年にクーセヴィッツキー・メモリアル・コンペティションで優勝した記念にカーネギー・ホールでゴルトベルク変奏曲を演奏、アメリカ・デビューを果たした。シーモア・リプキン、ルドルフ・フィルクシュニー、エマニュエル・アックスに師事し、確かな造形感覚と澄み切ったタッチでみずみずしいバッハを聴かせている。当レーベルからは他にショパンのワルツ全集(MS-1133)、シューマンのクライスレリアーナ(MS-1001)が出ているほか、HELICONレーベルからヤナーチェクのピアノ曲全集(HE-1041)が出ている。 | ||
ランダル・ファウスト(1947-):ホルン作品集 |
アンドルー・ペルティエ(Hr) ジェイソン・アクィラ(P)他 | |
J.B.ボワモルティエ(1689-1755): 2つのチェロ、または2つのファゴット と通奏低音のためのソナタ集 [ホ短調Op.50 No.1 /ト長調 Op.26 No.3 / ニ短調Op.40 No.1 /ト短調 Op.26 No.5 / ニ短調Op.14 No.3 /ト長調 Op.50 No.2 / ト短調Op.40 No.5 /ハ長調 Op.14 No.6 / イ短調Op.26 No.2 ]/ ロンドー イ短調Op.40 /シャコンヌ イ長調Op.66 |
ムジカ・フランカ [Fg、テオルボ、 Cemb、Org] | |
ミシェル・コレット(1707-1795): フェニックス(協奏曲)/ ソナタ集「孤独の快感」Op.20(6曲) [ヘ長調/ニ短調/ハ長調/変ロ長調/ト長調/ニ長調]/ オルガン協奏曲第1番 ト長調Op.26 No.1 |
ポール・ジェンキンズ (Org/Cemb) ムジカ・フランカ [ナディーナ・マッキー(ソロFg) マテュー・ルシエ、 キャスリーン・マクリーン(Fg) フレーザー・ジャクソン(コントラFg) テリー・マッケンナ(バロックG/テオルボ)] | |
発売:2005年/録音:DDD。 | ||
ロマンスと奇想曲 〜ファゴットとピアノのための作品集 パガニーニ:奇想曲Op.1-24 ウェーバー: アンダンテとハンガリー風ロンドOp.35 シューマン:幻想小曲集Op.73 ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14 サン=サーンス:ファゴット・ソナタOp.168/他 |
フランク・モレリ(Fg) ギルバート・カリッシュ(P) | |
カート・カチョッポ(1951-): ティールによる7つの歌/パテルニーナの詩/ フランシスコ会の祈り ジョゼフ・ハドソン(1952-): リルケによる4つの歌/ キャンピオンによる3つの歌/他 |
リーア・インガー(S) コンスタンティン・カソラス(T) マイケル・ライリー(B−Br) カート・カチョッポ(P)他 | |
ジョン・ジェーコブ・ナイルズ(1892-1980): 歌曲集Op.171[使者/生まれ/答唱/死他]/ 歌曲集Op.172[おお、甘く不合理な尊敬/秋/知恵/ 鏡の使命/原罪他] |
チャド・ラニヨン(Br) ジャクリーン・チュー(P) | |
ウィンドスケイプ〜 ドヴォルザーク:管楽への編曲集 ピアノ五重奏曲 Op.81(*)/ 弦楽四重奏曲 Op.61/ロマンス Op.11(#) |
ウィンドスケイプ(木管五重奏団) ジェレミー・デンク(P;*) ダニエル・フィリップス(Vn;#) | |
ラフマニノフ(1873-1943): パガニーニの主題による狂詩曲Op.43 レスピーギ(1879-1936): ピアノと管弦楽のためのトッカータ アルフレード・カゼッラ(1883-1947): ピアノと管弦楽のためのパルティータ |
ジョシュア・ピアス(P) アントン・ナヌット指揮 スロヴェニア放送so. | |
録音:1991年4月9日-11日、スロヴェニア・フィルハーモニック・ホール。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 より [第1番/第3番/第5番] ドメニコ・ガブリエリ(1651-1690): 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ より [第1番/第3番/第5番] |
ベンジャミン・ウィッコム(Vc) | |
録音:2004年5月-2005年6月、ライト・リサイタル・ホール、ウィスコンシン=ホワイトウォーター大学。 バッハの無伴奏チェロ組曲と北イタリアの作曲家ガブリエリの無伴奏チェロ作品を収録、両者を比較対照させ、バッハが先輩作曲家からどんな影響を受けたかを探るディスク。自身が優れたチェリストであったガブリエリはバッハの有名な組曲の作曲より30年以上も前にこの無伴奏チェロのためのリチェルカーレを作曲している。チェロのウィッコムはアメリカ・フロリダ出身の若手でソロの他、弦楽四重奏、オーケストラの団員として活動している。 | ||
リチャード・ハワード:ピアノ組曲「大草原の光景」 | リチャード・ハワード(P) | |
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988 J.S.バッハ(ブゾーニ編曲): 目覚めよ、と呼ぶ声あり/ いざ喜べ、愛するキリスト者よ |
ヘー=キョン・ジュン(P) | |
録音:2006年、ロッテ・レーマン・コンサート・ホール、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校。 | ||
20世紀のクラリネット協奏曲集 ジョン・バヴィッチ(1922-):クラリネット協奏曲Op.11 ヒンデミット:クラリネット協奏曲 ダニエル・ウォルフ(1967-):クラリネット協奏曲 |
ガリー・ドランチ(Cl) ティアゴ・フローレス指揮 ウルブラ室内o.、 アルカディ・レイトゥシ指揮 ブエノス・アイレスpo. | |
ヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオ ハイドン:2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調 ヴィヴァルディ:「調和の幻想」〜協奏曲第11番 (2つのホルンと弦楽のための編曲版) ロセッティ:協奏曲第3番 ケリー・ターナー(1960-):2つのホルンと 弦楽のための交響詩「それは暗い嵐の夜だった」 |
ヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオ [クリスティーナ・マッシャー、 ケリー・ターナー(Hr)] ダリウス・ヴィニェフスキ指揮 シンフォニエッタ・クラコヴィア | |
録音:2006年4月、クラクフ、ポーランド。 クリスティーナ・マッシャーはイリノイ州出身でドイツで研鑽を積み、マーラー・ユーゲントo.に在籍してアバド、小澤、ブーレーズのもとで演奏した。その後、ソリストとして独立、ケリー・ターナーとヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオを結成して全米国内はもとより、ヨーロッパ、アジアで活動している。 | ||
新しき日の夜明け〜トロンボーンとピアノのための作品集 ジョン・デイヴィソン:トロンボーン・ソナタ(1957) ジョン・ラ・モンテーヌ:会話(1977) ジャン=フランソワ・ミシェル:イン・メモリアム(1999) ケネス・E.クロイツァー:トロンボーン・ソナタ(2003) ジェイムズ・D.ソーントン:オヴ・ザ・オローズ(2006) ジェミー・ロバートソン(Tb) ヨウコ・ヤマダ=セルヴァッジョ(P) | ||
録音:2007年。 トロンボーンのジェミー・ロバートソンはシカゴを中心に活動しており、ソリストの他、シカゴ・フィル、イリノイ・フィル、ノースウェスト・インディアナso.など、オーケストラで幅広く活躍している。このCDはソリストとしては初めてのアルバムで、アメリカの中堅からベテラン作曲家まで、新古典主義的な作品を中心に収録。 | ||
ポストホルンの芸術 〜田舎からコンサート・ホールまで |
ダグラス・ヘドウィグ(ポストHr) ホルヘ・パロディ(P) | |
エクスルターテ〜ダニエル・E.ゴースロップ(1949-):オルガン作品集 エクスルターテ/スケッチ・ブック1/カプリス/夜想曲/トッカータ・ブレヴィス/スケッチ・ブック3/ パルティータ・オン・ヒフリドール/コラール/オルガン交響曲「おおエルサレム」 マリー・モーゼル(Org) | ||
ゴースロップはアメリカ・インディアナ州出身。フェアファクスso.のレジデンス・コンポーザーを務める他、多くの教会でオルガニストを務めている。調性を基本とした叙情的な音楽でホルストを思わせる。 | ||
ケリー・ターナー(1960-):室内楽作品集 メアリー・ローズのための子守唄(木管五重奏)/ クォーター・アフター・フォー (ヴァイオリン・ホルン・チェロ)/ ホルンと弦楽四重奏のためのソナタ(*)/ ホルン四重奏曲第3番/9楽器のためのラプソディ |
ロッテルダム・ フィルハーモニック・ チェンバー・プレイヤーズ | |
録音:1999年1月、ローン/2006年9月20日-21日、ロッテルダム、オランダ。 ターナーはテキサス州サン・アントニオ出身で北米先住民の血を引く。地元で音楽を学んだ後、マンハッタン音楽院で学ぶ。ケルン・ギュルツェニヒ管などの首席ホルン奏者を務めたあとソリストとして活躍、またアメリカ・ホルン四重奏団を結成して現在に至る。新古典主義とでもいうべき保守的な作風。自らもホルンを吹き、管楽アンサンブルから多数の作曲委嘱を受けている。 | ||
リチャード・モリス〜偉大なる伝統 ヘンデル:協奏曲第2番 変ロ長調 Op.4 ワーグナー/A.ギブソン編: 「トリスタンとイゾルデ」〜愛の死 デュリュフレ:「来たれ創造主たる聖霊よ」の 主題によるコラール変奏曲 ヴィドール:ゴシック交響曲 〜アンダンテ・ソステヌート メンデルスゾーン:ソナタ第1番 Op.65 J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV.532 シューマン:スケッチOp.58-3 ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲 |
リチャード・モリス(Org) | |
リチャード・モリスはアメリカを代表するオルガニストで全米各地でコンサートをする一方、数々の教会の専属オルガニストを務めるベテラン。 | ||
レナード・ペナリオ(P)〜キャピトル初期録音 1950-1958 ショパン: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35[1958年5月17日, 19日]/ワルツ全曲[1952年8月20日, 21日]/ ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄」[1952年5月9日] シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17[1957年2月28日, 29日] リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178[1951年1月22日] フランク:前奏曲、コラールとフーガ[1957年2月28日, 29日] ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」[1953年10月14日] プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22[1950年7月12日] バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80 ミクローシュ・ロージャ:ピアノ・ソナタ イ短調Op.20[1956年12月19日, 21日] ラヴェル:鏡/夜のギャスパール[1952年1月16日-24日]/ラ・ヴァルス[1954年9月28日] ドビュッシー:レントより遅く/夢[1956年1月21日] ペナリオ:クリフスの深夜(1942)[1957年3月11日]/ ケリー・ダンサーズ変奏曲(1942)[データ不詳] | ||
原盤:米 CAPITOL。モノラル(ペナリオ作品を除く)。 | ||
華麗なロンド チェルニー、フンメル、メンデルスゾーン、 ライネッケ、ウェーバーの作品 |
ジョシュア・ピアス(P) ビストリーク・レジュハ指揮 スロヴァキア国立po. | |
ウィリアム・ボルコム(1938-): ヴァイオリン・ソナタ集 ヴァイオリン・ソナタ第3番 (ソナタ・ストランバ)(1992)/ ヴァイオリン・ソナタ第2番(1978)/ ヴァイオリン・ソナタ第4番(1994)/ ヴァイオリンとピアノのための 演奏会用変奏曲 「優雅な幽霊のラグ」 |
レナータ・アートマン・ ナイフィック(Vn) ローリー・シムズ(P) | |
録音:2006年6月4日-6日、ドールトン・センター、西ミシガン大学、カラマズー市、ミシガン州。 「ナイフィックとシムズによるスリリングなチームが、滅多に無い情熱とドラマを持って演奏する・・・私はこの録音に付いて、彼らに深く感謝する」(ウィリアム・ボルコム) | ||
J.S.バッハ:パルティータ イ短調BWV1013 ドビュッシー(ダンケル編曲):チェロ・ソナタ ロバート・ディ・ドメニカ:フルート・ソナタ他 |
ポール・ ルスティグ・ダンケル(Fl) ピーター・バスキン(P) | |
エンド・オヴ・マター〜トランペット作品集 マッチャ:エンド・オヴ・ザ・マター ベスター:コンチェルト・ピッコロ ブラッドショー:トランペット・ソナタ/他 |
エリック・バーリン(Tp) エドゥアルド・ リーンドロ(Perc) リン・ロック(Sax) ナダイン・シャンク(P) | |
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集 [第1番−第5番]/協奏曲 変ホ長調WoO.4/ ピアノ、フルート、ファゴットと管弦楽のための ロマンス・カンタービレ/ ロンド 変ロ長調WoO6 |
ジョシュア・ピアス(P) ビストリーク・レジュハ指揮 スロヴァキア国立po. | |
バッカナール〜 トランペットとファゴットのための作品集 ヒンデミット:二重協奏曲 パーシケッティ:ハロー・マン ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲〜ワルツ、ダンス マテュー・ルシエ(1973-):バッカナール/他 |
ギイ・フュー(Tp) ナディア・ マッキー・ジャクソン(Fg) ケヴィン・マロン指揮 トロント室内o. | |
ヴォカリーズ〜 チェロ・インタプリテーション(チェロ名曲集) 夜の女王のアリア/G線上のアリア/熊蜂の飛行/他 |
キャロライン・ワシントン(Vc) サウス・セントラル室内o.&cho. | |
トランペットのための室内楽作品集 ブラッドショウ(1970-)、アージャーシンガー(1951-)、 バスラー(1963-)、パク・テホン(1969-)、 ナルデッリ(1960-)、デュラン(1957-)、エレード(1936-)の作品 |
ピーター・ウッド(Tp) カウンシル(Fl) グロスマン(P)/他 | |
ジョシュア・ピアース〜 シューベルト・レコーディングズ Vol.1 ピアノ・ソナタ第21番 D.960/ アレグレットD.915/楽興の時D.780 |
ジョシュア・ピアース(P) | |
ジョシュア・ピアース〜 シューベルト・レコーディングズ Vol.2 4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935 |
ジョシュア・ピアース(P) | |
ジョシュア・ピアース〜 シューベルト・レコーディングズ Vol.3 3つの即興曲 D.946/メヌエットとトリオD.334/ アンダンテD.29/ピアノの小品 D.604/ アダージョD.612/ 17のドイツ舞曲(レントラー)D.366/ アンゼルム・ヒュッテンブレーナーの 主題による変奏曲 D.576 |
ジョシュア・ピアース(P) | |
録音:1996年-1997年、ニューヨーク。録音自体は少し前のものだが、おそらく一般市販としては初の発売。 ピアースは古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つピアニストで、当MSRに多くの録音がある。3枚目となるシューベルトにも意欲的に取り組んでいる。 | ||
コモン・グラウンド〜 サックスとピアノのための新曲集 ロッシとナルンスキーの作品 |
マイク・ロッシ(Sax) ミク・ナルンスキー(P) | |
シェーンベルク:月に憑かれたピエロ/ キャバレー・ソング集 |
ジェニファー・ゴルツ(S) G.ブランケンバーグ(P) イノーセンティカ | |
「忍耐の歌」(ジャズ) | フィル・スウォンソン・トリオ | |
リスト: スペイン狂詩曲/ハンガリー幻想曲/ 呪い/さすらい人幻想曲 |
ジョシュア・ピアス(P) ポール・フリーマン指揮 モスクワ国立po. | |
テレマン:宗教的カンタータ集/ 「寛容なソクラテス」〜シーン12/ 2つのフルートのための三重奏 ニ長調 |
パトリス・ジェレジアン(A) フィリップ・レッジャー指揮 イギリス室内o./他 | |
ジェーン・ヴィネリー(1913-1974):ホルン・ソナタ ダニエル・ボールドウィン(1978-):アパラチア組曲 ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):ホルン・ソナタ カール・ピルス(1902-1979):ソナタ形式の3つの小品 |
ジェフリー・パワーズ(Hr) ヴィンセント・デヴリーズ(P) | |
フランスのフルート作品集 ビゼー、ドンジョン、フォーレ、 ゴーベール、ゴダール、ヒュー、 サン=サーンス、タファネルの作品 |
リサ・ガーナー・サンタ(Fl) ガブリエル・サンチェス(P) | |
ギターのための現代作品集 ハリ・スイラモ(1954-):アンファングス ハーッパライネン:何故 武満徹:森の中で レオ・ブローウェル:悲歌 オアナ:ティエント 細川俊夫:セレナーデ トーマス・ウィルソン:歌 |
トゥオモ・ティロネン(G) | |
ロバート・レンフォード・リプリー: ヴィジョンズ・ウィズイン |
メリル・ストリープ(語り) R.B.リプリー(P) ニューヨーク・ヴォイシズ | |
ウィル・エイトン(1948-): ウィリアム・ブレイクの遺物箱 |
パルテニア(ヴィオール合奏) アレクサンドラ・ モンターノ(Ms) | |
光があなたを包む〜オーボエのための現代作品集 ビムシュタイン(1947-)、カルディーニ(1959-)、 クリアフィールド(1960-)、ビル・ダグラス(1942-)、 ジェイムズ・マクミラン(1959-)、 ロドニー・ロジャーズ(1953-)の作品 |
ミシェル・フィアラ(Ob) ハイディ・ピントナー(Fl) ジョセフ・サルヴァヴァッジョ、 マルティン・シューリング(Ob) D.スピアー(P)他 | |
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 |
リチャード・シャー(Vc) バーナード・ローズ(P) | |
CASI UNA PREGUNTA... CASI UNA RESPUESTA [ALMOST ONE ASKS... ALMOST ONE ANSWER]〜 21世紀ラテン・アメリカのピアノ音楽 アウレリオ・デ・ラ・ベガ(1925-):トッカータ(1957) マルセラ・ロドリゲス(1951-; メキシコ): 水の中の水のように(1985) カルロス・バスケス(1952-; プエルトリコ): ラプソディア・アクアマリーナ(1999) アルバ・ポテス:3つの小品(1991-1997) ヘルマン・カセレス(1954-):他愛もない(1993) ジュアン・ピニェラ(1949-):朝食前の書(1999) マリオ・ラビスタ(1943-; メキシコ):シムルグ(1980) ロケ・コルデロ(1917-2008,パナマ): 5つの新しい前奏曲(1982-1983) |
マルタ・マルチェナ(P) | |
録音:2005年5月、マドリッド、スペイン。代理店翻訳者はアルバム題名を『ほとんどの質問にほとんどの答え』と訳しているが、「ほぼひとつの質問には、ほぼひとつの答え」とでもしたほうがよいのではないだろうか。 キューバの国際的なピアニストで、17世紀から現代まで幅広いレパートリーを持つマルチェナによる、MSRへのアルバム第3弾。取り分け現代ラテン・アメリカの音楽に定評がある演奏家だが、アルバム・タイトルに反して21世紀の作品は一つもない。キューバ出身のデ・ラ・ベガ(スペイン語圏なので、代理店翻訳者記載の『ヴェガ』は誤り)によるトッカータは自由な無調の曲で、時折ベルクを思わせる。コロンビアの作曲家ポテスによる3つの小品はウェーベルン風の点描主義、エル・サルバドルのカセレスも極めてウェーベルン的、対してキューバのピニェラによる「朝食前の書」は現代のアルベニスとでも言うべき佳品で、静かな南国の朝を思わせる。ラテン・アメリカの音楽と言えば、ヴィラ=ロボスにヒナステラ、チャベス、後はコープランドのエル・サロン・メヒコというお決まりのイメージを覆すアルバム。 | ||
ザ・ダブルベース〜ロバート・オッペルトと ワシントン・ナショナル響の仲間たち ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏 ドラゴネッティ:6つのワルツ シュラー:コントラバス四重奏曲/他 |
ロバート・オッペルト(Cb) N.ドリーフス(Fl) E.アドキンズ(Vn) デイヴィッド・ハーディ(Vc)/他 | |
移り気な愛〜 ダウランド&パーセル:歌曲&リュート作品集 |
ヤマ・ヤンドロコヴィッチ(S) ジョリー・ ヴィニクール(Cemb) チャールズ・ ウィーバー(リュート) | |
マーク・ズッカーマン(1948-):弦楽のための作品集 序奏とフーガ(*)/ テロの犠牲者のための悲歌「シャー・キナー」(*)/ 荒野の外で(#)/シュパトシル(*)/ テーマ・ソング(#)/弦楽四重奏曲(+) |
ジョエル・エリック・ スーベン指揮(*/#) シアトル・シンフォニエッタ(*/#) モメンタSQ (+) | |
録音:2006年7月6日&9月17日、パトリック・サウンド・スタジオ、ブロンクス、ニューヨーク(*)/2000年2月12日、ケンモア、ワシントン州(#)/2001年6月30日、シアトル、ワシントン州(*)。 | ||
トマス・バルツァー(1630 or 1631-1663): 無伴奏ヴァイオリンのための作品全集 |
パトリック・ウッド(Vn) | |
オルガン作品集 ハーバート・ブルーア(ブルワー; 1865-1928):英雄的行進曲 クレイグ・セラー・ラング(1891-1971):テューバ・テューン ジョージ・ソールベン=ボール(1886-1987):エレジー レオン・ボエルマン(1862-1897):「ゴシック組曲」〜 Priere J.S.バッハ(1685-1750): コラール「愛する御神の統べしらすままにまつろい」BWV 642/ コラール「わが魂は主をあがめ」BWV.648/ コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622/ コラール「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.625/ コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645/ コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639/ コラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」BWV.721 ウィリアム・オルブライト(1944-1998): Sweet 16ths ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933): オルガンのためのスケッチ〜3つの小品〔晩/日没/うわさ〕 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):自由な様式による24の小品集〜即興曲 シャルル=マリ・ウィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番〜アダージョ ジョン・ウォルター・ブラットン(1867-1947)/スティーヴン・J.ケットラー編曲: Teddy Bear’s Picnic アンドルー・ライト(1955-): Peaen スティーヴン・ケットラー(Org) | ||
録音:2006年10月3日、エッジウッド、ワシントン州(ただし「録音 [Recorded] 」とは何故か一切書かれていない)。使用楽器:ルドルフ・フォン・ベッケラート製作、2003年。 | ||
弦楽合奏編曲集 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番 サラサーテ:バスク狂詩曲/ アンダルシアのロマンス/ツィゴイネルワイゼン ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第12番 |
アメリカン・ストリング・ プロジェクト(弦楽o.) | |
ブラームス:ハイドン変奏曲 プーランク:悲歌 ラフマニノフ:組曲第2番 ミヨー:スカラムーシュ |
ボーレン&デ・ヴリース (Pデュオ) | |
300年に渡る金管アンサンブルの作品 ジェルヴェーズ、アントン・シモン、ガブリエリ、 アドルフ、ホヴァネス、スターラーの作品 |
メトロポリタン・ ブラス・カルテット | |
ハンプソン・シスラー(1932-):管弦楽作品集 4つの即興曲/交響的ロンド、フーガとエピローグ/ 宇宙の神/津波 ラフマニノフ:ロシア歌曲 |
アルカディ・レイトゥシュ指揮 ウクライナ国立so. ヴァレリー・ミハイルク(Org) グランドジョージ(語り) | |
ラフマニノフ:前奏曲 Op.23-2、32-12、32-5 スカルラッティ:ソナタ K.96、481、39 ブラームス:自作の主題による変奏曲 Op.21-1 ラリー・バーンズ:トッカータ「戦争行為」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 |
グレゴリー・パーテイン(P) | |
ロマンツァ〜トランペットとファゴットのための作品集 フンメル:トランペット協奏曲/ファゴット協奏曲 イグナーツ・ラハナー:コンチェルティーノ ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド |
ギイ・フュー (Tp/コルノ・ダ・カッチャ) ナディア・マッキー・ ジャクソン(Fg) ニコラス・マッギガン指揮 トロント室内o. | |
パリへの旅 プーランク:2つの即興曲 [第13番/ 第15番「エディト・ピアフへのオマージュ」] ドビュッシー:ミンストレル/沈める寺/花火 フランク:前奏曲、コラールとフーガ ラヴェル:夜のギャスパール メシアン:喜びの精神のもとで (幼児キリストへの20のまなざしより) |
グレッグ・マッカルム(P) | |
録音:2008年-2009年。 グレッグ・マッカルムはバッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米、南米からアジア、ヨーロッパ各地でリサイタルを開いている。ここではフランクからメシアンまで様々な様式を見事に弾き分けている。洗練された中に生命力あふれる強靭なタッチが持ち味。 | ||
ホルン・デュオとピアノのためのオペラ・アリア集 ベルリオーズ、ビゼー、ボッケリーニ、ドリーブ、 ドニゼッティ、ヘンデル、モーツァルト、 ロッシーニ、ヴェルディ |
ミラー・イメージ・ホルン・デュオ [リサ・ボントレーガー ミシェル・ステブレトン] 金丸智子(P) | |
ブラームス: 幻想曲集 Op.116 /3つの間奏曲集 Op.117 / ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b (*) |
クリストファー・ アッツィンガー(P) キャスリーン・ アナンダ=オウエンズ(P;*) | |
録音:2009年。 アッツィンガーはミシガン出身。カナダ、ヨーロッパで活動している。 | ||
チェロとヴァイオリンのための二重奏曲集 ベートーヴェン、ボッケリーニ、 ヘンデル(ハルヴォルセン編)、ハイドン、 コダーイ、モーツァルトの作品 |
エラリス・デュオ [ラリサ・エリシャ(Vn) スティーヴン・エリシャ (Vc)] | |
ファゴットのための編曲集 J.S.バッハ:ソナタ 変ホ長調BWV.1031 (原曲:フルート・ソナタ) ベートーヴェン:ソナタ ニ長調Op.102 No.2 (原曲:チェロ・ソナタ第5番) シューマン:3つのロマンス Op.94 ブラームス:ソナタ ヘ短調Op.120 No.1 (原曲:クラリネット・ソナタ) |
ベンヤミン・コエーリョ(Fg) ウリエル・ツァショル(P) | |
録音:2007年5月21日-23日、クラップ・リサイタル・ホール、ローワ大学音楽学校。編曲は全て奏者コエーリョによるもの。 | ||
奇術〜J.L.ザイモント: コンテンポラリー・コンサート・ラグ集 |
D.レフキン指揮 アメリカ・ラグタイム・ アンサンブル ザイモント(P)他 | |
ホセ・ミゲル・ベヴィア(1972-):作品集 交響曲第1番(2007)[ヴィト・ミツカ指揮モラヴィアpo./監修:ラディスラフ・クビーク]/ 風は私たちをどこへ連れて行くのか...(2008) [アリエル(Hp) あおもり・ともや、しばやま・ちひろ(Perc) ヴィクター・ンゴ(P/チェレスタ)]/ 2台のピアノのための「3つの謎」(2009)[アリール・フェルディコ・デュオ(P)]/ フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲(2006) [グロリア・フー(Fl) デイヴィッド・クローゼン(Va) アリエル(Hp)] | ||
録音:2008年。 ベヴィア(名前からするとスペイン語圏の人のようにも見えるが、その場合はベビアが正しい)は現代音楽(ルイス・デ・パブロやラディスラフ・クビーク等に師事)とジャズ(ピアノをマーカス・ロバーツ等に師事)を学び、その両方を融合した音楽を目指している。交響曲第1番の鮮やかな管弦楽法はA.J.カーニス、または映画音楽のJ.ゴールドスミス、J.ホーナーを思わせる。ドビュッシーと同じ編成のフルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲は無調による変化に富んだ小品で、それぞれの楽器の独奏部分とアンサンブルの部分がバランスよく書き分けられている。 | ||
ダニエル・ギャレイ:クラシカル・クレツマー | ミシェル・ギングラス(Cl) ロン・マトソン(P) ラビ・トム・ハイン(T) | |
アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィア(1740-1767以降): 6つのチェンバロ・ソナタ Op.2 (1757) |
バーバラ・ハーバック(Cemb) | |
ASA〜アフリカ系作曲家のピアノ作品集 | ウィリアム・チャップマン・ ニャーホ(P) | |
古代と現代〜ポートレイト・ フォー・オルガン、バッハから自作まで |
ボグスラフ・ グラボフスキ(Org) | |
クレツマー・シュピル〜 クラリネットとクレツマー・バンドのための音楽 |
アルカディ・ ゴールデンシュタイン(Cl) クロイター(アコーディオン)他 | |
西洋と東洋の出会いI ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番 ショパン:ソナタ第3番 チェン・ニンチ(1940-): レッド・クリフについての大事な思考 アレクシナ・ルーイー(1949-):戦士/他 |
スーザン・チェン(P) | |
リリコ・ラティーノ〜トランペット・ソロのための歌 トリゴ、ピアソラ、ポンセ、アルバレス、 エルナンデス、ロドリーゴ、カルヴォ、アセンシ、 バルビエリ、ガルシアの作品 |
ジェイムズ・アックリー(Tp) レベッカ・ウィルト(P)他 | |
チェロのためのコンサート用宝石 モンティ:チャールダッシュ グラナドス:12のスペイン舞曲 Op.37 クープラン:演奏会用小品 ペルト:鏡の中の鏡 ブロッホ:「ユダヤの生活」組曲 ピアソラ:カフェ1930 |
アシュリー・ サンダー・シドン(Vc) ニコラス・ロス(P) ルイス・ミラン(G) | |
テイキング・フライト〜 ユーフォニウムと管弦楽のための作品集 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン フェインスタイン:ユーフォニウム協奏曲 他、モリコーネ、アルヴェーン、プッチーニ、 サンドヴァル、マスネ、の作品 |
アダム・フライ(ユーフォニウム) ブルース・ハンゲン指揮 ニュージーランドso. | |
地平線を越えて〜ユーフォニウム作品集 D.ブルジョワ、千秋次郎、R.プライアー、 ダンカン・マクミラン、ダヴィッド・モーガン、 ロルフ・ウィルヘルムの作品 |
アダム・フライ(ユーフォニウム) ポーラ・ピース(P) フレッド・マイルス(Tp) | |
サロンのボレアリス〜19世紀フランスの管楽器作品集 タファネル:木管五重奏曲 デランドル:3つの小品 オンスロウ:五重奏曲 Op.81 シャルル・ルフェーヴル:組曲 Op.57 |
ボレアリス木管五重奏団 | |
録音:2007年。 MSRレーベル初期から録音をしているボレアリス木管五重奏団。品のいいフランスの木管五重奏を揃えている。 | ||
ヒナステラ:エレミアの哀歌 シュニトケ:合唱協奏曲 |
ケント・トリトル指揮 聖イグナチオ・ロヨラ教会cho. | |
録音:ライヴ。 | ||
バーバラ・ハーバック(1946-):作品集 Vol.1(管弦楽) 尊敬/フロンティアの空想/アルカディアの夢想/ ジャーダイン狂詩曲/キャザー交響曲「我らの一人」 |
カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so. フランティシェク・ ノヴォトニー(Vn) C.G.リビー(Ob) | |
バーバラ・ハーバック(1946-): 作品集 Vol.2(室内楽I) アメリカの至点/変形/遊びの力/ キャロンデレット奇想曲、他 |
アンサンブル・イストロポリス モイゼスSQ スロヴァキア放送so. 室内ソロイスツ | |
バーバラ・ハーバック(1946-): 作品集 Vol.3(オルガン作品) |
バーバラ・ハーバック(Org) | |
バーバラ・ハーバック(1946-):作品集 Vol.5(室内楽作品集第2集) RAの魂(2005/06)/トランスフォーメーションズ(2004) [カーク・トレヴァー指揮ブラディスラヴァ室内o.(カペラ・イストロポリターナ)]/ 明日からの反響(2006)[アンサンブル・イスロトポリス]/ フリーイング・ザ・ケージド・バード(2006/07) ケイト・ショパン(1851-1904)/バーバラ・ハーバック編:リリア・ポルカ(1888/2007) [ブラチスラヴァ木管五重奏団] | ||
ハーバックはアメリカの女流作曲家(代理店翻訳者は「生年不詳」としているが、記載している資料は多く見つかる)。オルガン奏者やチェンバロ奏者としても知られ、NAXOSやALBANY等への録音もある。作曲家としても多作で、このシリーズは全7巻を予定。調性による叙情的な美しい作品が多い。5曲目の作曲者ショパン(アメリカ人で Chopin なので、ショピンとも)はアメリカの作家・詩人で、この作品は作家としての処女作が出版される前、元々彼女の娘のために書かれたピアノ曲だという。 | ||
バーバラ・ハーバックの音楽 Vol.5〜声楽作品集 (ソプラノ、木管、弦楽、ハープ、ピアノによる) アビゲイル!(2007)/ プレジャー・フロウ、テンダー・ミスト(2003)/ エミリー!(2007)/闇の中の光(2005)/ ケリッシュ=ケアレス(2002)/ パイオニア・ウーマン〜 「ヘロイン街道から白い山へ」より(1994)/ 21世紀のパイオニア(2007) |
ステラ・マーコウ(S) ジェイムズ・リチャーズ指揮 バーバラ・ハーバック(P)他 | |
録音:2008年。 バーバラ・ハーバックは交響曲からミュージカル、バレエなど多くのジャンルの音楽を手がけ、MSRではCDがこれで5枚目となる。女性作曲家らしい抒情的で繊細な作品ばかりでポピュラー的な要素も多く親しみやすい。 | ||
バーバラ・ハーバックの音楽 Vol.6〜室内楽作品集 Vol.3 フロンティア・ファンシー(Vn&Pf)(1996)/アメリカン・ディアローグ(Fl&Pf)(1997)/ 二人のための4つのダンス(Ob&Vn)(1997)/3つの舞曲(Cemb)(1989)/ 幻想曲とフーガ(P)(1994)/奇想曲「スペイン・ダンゴ」(Cemb)(1986)/ 素朴な場面(Va&Pf)(1998)/遊び(トランペット&Pf)(1996)/ デイストリーム・ダンス(Ob&Pf)(1992)/神聖なハープ〜発散(Vc&Pf)(2001) UMセントルイス・チェンバー・ソロイスツ | ||
録音:2008年6月。ハーバックは交響曲、室内楽、オルガン、ピアノ、声楽曲とあらゆる編成で多くの作品を発表している。作風は調性を基本とした穏健なもので曲によってはミニマルのような今日的な語法も加えている。コープランド、新古典主義期のストラヴィンスキーに通じる雰囲気を持っている。 | ||
バーバラ・ハーバックの音楽 Vol.7〜弦楽のための作品集 シンフォニエッタ(2010) /追憶に(2010) /自由組曲(2010) /「秘密のハープ」〜2つの歌曲(2010) / 「デマレスト」組曲(2009-10) /ティミショアラの夜(2010) /リリア・ポルカ(2009) デイヴィッド・アンガス指揮LPO | ||
録音:2011年3月。ハーバックは作曲の他、オルガニスト、チェンバロ奏者としても活躍している。作品は交響楽、歌劇、ミュージカル、TV、映画のための音楽と幅広い分野に携わっている。そんなマルチな活動を裏付けるかのように彼女の音楽は様々な要素が折衷されている。ここに収められた作品はいずれもコープランド、バーバーの流れを汲むアメリカのよき伝統を感じさせる抒情的なものばかり。 | ||
バーバラ・ハーバックの音楽 Vol.8 〜室内楽作品集 Vol.4 室内アンサンブルのための「インカンタータ」(2011) /室内アンサンブルのための「夢の源流の亡霊」(2012) [ジェイムズ・リチャーズ指揮セントルイス室内プレイヤーズ]/ ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための「ハリエットの物語」(2011) [マーリサ・ハドソン(S) ジョン・マクグロッソ(Vn) アラ・ヴォスコヴォイニコワ(P)]/ 一楽章の組曲「サウンド・オブ・セントルイス」(2011)[セントルイス・ロウ・ブラス・コレクティヴ] | ||
録音:2012年-2013年。バーバラ・ハーバックはアメリカ・セントルイスを中心に活動する作曲家、チェンバリスト。彼女自身はペンシルヴァニア出身でイーストマン音楽院とイェール大学で作曲を学び、渡独してチェンバロをヘルムート・ヴァルヒャに師事した。既に当MSRで7枚の作品集を出していることからも分る通り、大変な多作家で交響曲から歌曲、室内楽まであらゆる編成で作曲している。コープランドからルー・ハリソンを思わせる、調性に基づく旋律があふれる抒情的な作風が魅力。 | ||
2台のピアノのためのロマンティック作品集 ラフマニノフ:交響的舞曲 サン=サーンス:死の舞踏 ベンジャミン:ジャマイカ・ルンバ 他、バックス、ドビュッシー、ルトスワフスキの作品 |
ピアース&ジョナス [ジョシュア・ピアス、 ドロシー・ジョナス(P)] | |
カート・カチョッポ(1951-): コヨーテウェイ(2006)/先祖達(2000)/ 遠い呼び声(2002)/蛇の踊り(1985) |
アメリカSQ モスクワSQ フレンズ・チェンバー・グループ カチョッポ(語り) | |
ハンプソン・シスラー:合唱と管弦楽のための作品集 レイトゥシュ:ファンファーレ「人生に」 シスラー:昼間の夜/4つの聖歌/ 管弦楽組曲「自然のテロリスト」/賢人の歌 |
アルカディ・レイトゥシュ指揮 ウクライナ国立so. キエフ・クレド室内cho. V.ホホロワ(S) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番 リスト:ドン・ジョヴァンニの回想/小人の踊り シューベルト(リスト編):糸を紡ぐグレートヒェン |
ミン・クォン(P) | |
星月夜プロジェクト〜絵画に基づく作品集 マシュー・ハリス(1956-):「星月夜」〜7つの絵画(1984)(*) スティーヴン・ポールズ(1949-):アート組曲(1999)(#) リビー・ラーセン(1950-):黒い鳥・赤い丘(1996)(+) アンドルー・リスト(1956-):ノアノア〜ゴーギャンの絵画(2008)(**) モンタージュ・ミュージック・ソサエティ [S.ウラノフスキー(Vn;*/**) M.モスコヴィッツ(Vc;*/#/**) S.ディボール(Va;+/**) B.クレディター(Cl;+/**) D.エイヤーズ(P)] | ||
録音:2008年5月。 絵画に基づくアメリカの中堅作曲家の室内楽を収録。(*)はゴッホの代表作をタイトルにしているが、他にルソー、ピカソ、マティス、ダリなども取り込み、神秘的な作品となっている。どの作品も調性に基づき、聴きやすい。 | ||
ガーシュウィン:ピアノと管弦楽のための作品全集 ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲 へ調/ セカンド・ラプソディ/ 「アイ・ガット・リズム」変奏曲 |
ジョシュア・ピアース(P) カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア放送so. | |
フランドルのホルンとピアノのための作品集 ミュールマン、モルテルマン、マルセル・ポート、 ヴァン・エーショート、ウェスターリンク、 ポール・ジルソン、リェラントの作品 |
ジェフリー・パワーズ(Hr) ヴァンサン・ドヴリース(P) | |
ヴィルトゥオーゾ・クラリネット バラ、ボナール、ボザ、ブルン、メサジェ、 ニルセン、ラボー、ヴィドールの作品 |
ゴラン・ゴイエヴィッチ(Cl) ヴォイスラフ・ペリチカ(P) | |
神話と伝説〜アメリカ・ホルン四重奏団 エリック・イーワゼン(1954-):神話と伝説 ケリー・ターナー(1960-): 3つの楽章/バーバラ・アレン/ルール・ブリタニア カジミエシュ・マハラ:直感 |
アメリカ・ホルン四重奏団 [D.ジョンソン C.パットナム ケリー・ターナー ジェフリー・ウィンター] | |
録音:2007年1月20日-21日、Harmonie in Wolder-Maastricht, オランダ。 | ||
弦楽合奏編曲集(バリー・リーバーマン編) バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 |
アメリカン・ストリング・ プロジェクト(弦楽o.) | |
フローレンス・マストリック・プレイズ Vol.1 ムソルグスキー/マストリック編:展覧会の絵 ベン=ハイム:前奏曲 ソコラ:トッカータ シューダ:前奏曲とフーガ |
フローレンス・ マストリック(Org) | |
追跡のスリル〜 フローレンス・マストリック・プレイズ Vol.2 J.S.バッハ: トッカータとフーガ ニ短調BWV.565/ 前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532/ パッサカリア ハ短調BWV.582/ トッカータ、アダージョとフーガ BWV.564/ 幻想曲とフーガ ト短調BWV.542 |
フローレンス・ マストリック(Org) | |
録音:2007年1月21日-2月26日、三位一体福音ルター派(ルーテル)教会、クリーヴランド、オハイオ州。使用楽器:ルドルフ・フォン・ベッケラート製作、1956年。 | ||
フローレンス・マストリック、オルガン・コンサート Vol.3 〜ジャスト・フォー・ファン ロバート・エルモア:ルンバ / ギ・ボヴェ:サラマンカ/マンシーニの「ピンク・パンサー」によるフーガ ロバート・エルモア:童謡による幻想曲 / ジャイルズ・スウェイン:リフ・ラフ デュリュフレ:スケルツォ / シューマン:スケッチ第4番 変ニ長調 / バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 フローレンス・マストリック(Org) | ||
録音:2007年1月-2月、トリニティ福音ルーテル教会、クリーヴランド。使用楽器:ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン、1956年製作。前半にオルガンとしては珍しい「ルンバ」や「ピンク・パンサー」など楽しい作品が集められている。エルモアの「童謡による幻想曲」には日本人にもなじみの深い「キラキラ星」や「ロンドン橋おちた」なども聞こえてくる。後半はデュリュフレ、シューマンとバッハで締められている。 | ||
フローレンス・マストリック、オルガン・コンサート Vol.4 マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガOp.7 セザール・フランク(1822-1890):3つのコラール〔ホ長調/ロ短調/イ短調〕 フローレンス・マストリック(Org) | ||
録音:2007年1月-2月、トリニティ福音ルーテル教会、クリーヴランド。使用楽器:ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン、1956年製作。第3集とは一転、第4集は硬派な作品集。オルガンのフローレンス・マストリックはオバーリン大学音楽学部で学び、バロックからロマン派、現代曲まで幅広いレパートリーをカバーしている。ヴィドールとメシアンを結ぶオルガン音楽の作曲家として名高いデュプレとワーグナーの影響を感じさせるフランクの代表作を華麗に弾いている。 | ||
エドモンド・アゴピアン(作曲、編曲): クレツマーと東ヨーロッパの民謡集 |
ウカルガリーSQ | |
サミュエル・ザイマン(1956-):フルート・ソナタ ドビュッシー(マルセル・モイーズ編):月の光 アミーロフ(1922-84):6つの小品 マルタン:バラード マイク・マウアー:ソナタ第3番 |
エレーナ・ヤリトゥ(Fl) ガブリエル・サンチェス(P) | |
イン・マイ・オウン・ヴォイス〜ヴァイオリン小品集 バッハ、ベイカー、スティル、 サン=サーンス、スーク、イザイの作品 |
ケリー・ ハル=トンプキンズ(Vn) クレイグ・ケッター(P) アナ・ライナーズマン(Hp) | |
ブラジルのso. デ=メロ、ナザレー、ピクシングインハ、 ロマネイロ、サルヴォスの作品 |
アメリカス五重奏団(木管五重奏) デ=メロ(Perc) B.マクミラン(P) | |
西洋と東洋の出会いII ドミン・ラム(1926-):春の川上の月光 佐藤聡明:化身 II (1978) アレクシナ・ルイ(1949-): 深緑のテラスからの情景(1988) (古代の庭の思い出に) J.S.バッハ(1685-1750): 前奏曲 ロ短調BWV.855a(シロティ編)/ 羊たちは安らかに草を食み(ペトリ編)/ 主よ、人の望みの喜びよ(ケンプ編) ショパン(1810-1849):24の前奏曲集Op.28 より [第1番 ハ長調/第6番 ロ短調/第13番 嬰へ長調/ 第21番 変ロ長調/第15番 変ニ長調「雨だれ」/ 第17番 変イ長調] J.S.バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ |
スーザン・チェン(P) | |
録音:2007年8月、リンカーン舞台芸術ホール、ポートランド州立大学、、ポートランド、オレゴン州。 | ||
エリザベス・ラウム:チューバ協奏曲集 ハイムダルの伝説/ガルダ協奏曲/パーシング協奏曲 |
ジョン・グリフィス(Tu) リチャード・ラウム指揮 サンクトペテルブルク・カペラo. | |
モンポウ:沈黙の音楽 | ハスケル・スモール(P) | |
分割された真実の光〜デイヴィッド・カールソン(1952-):室内楽作品集 分割された真実の光(2005)(*)/チェロ・ソナタ(1991)(#) ジェラルディン・ワルサー(Va;*) エミル・ミランド(Vc;#) デイヴィッド・コレヴァー(P) | ||
録音:2009年3月。カールソンはカリフォルニア出身の作曲家。当初12音技法や各種アヴァンギャルドの潮流に身を置いていたが、現在は新ロマン主義的な作風をとっている。「分割された真実の光〜ヴィオラとピアノのための」はプロコフィエフとミニマリズムが程よくブレンドされた秀曲。チェロ・ソナタはいくぶん前衛的でリズムの面白さとダイナミズムが聴きどころ。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集 〔第16番 ト長調 Op.31 No.1/ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31 No.2/ 第18番 変ホ長調 Op.31 No.3〕 |
トーマス・サウアー(P) | |
録音:2009年、ニューヨーク。トーマス・サウアーはソリストとしてカーネギー・ホール、ロックフェラー・センターなどで演奏を行っているアメリカの中堅。派手なスタンド・プレーはないものの曲の造形を最優先に考えた堅実な演奏に定評がある。室内楽の分野でもジュリアード四重奏団などと共演。MSRからは既にハイドンのピアノ・ソナタ集(MS-1084)がある他、アラベスク・レーベルからはブリテン、シュニトケなど20世紀作品もリリースしている。姓はエミール・フォン・ザウアーと同じスペルだが、血縁関係があるかは不明。 | ||
ギリシャ・フェスティヴァル〜ジェイムズ・コーン(1928-):室内楽作品集 ギリシャ・フェスティヴァル(2007) [ローレル・アンサンブル]/ オーボエ・ソナタ(1988) [ウィニー・ライ(Ob) 香川恵美(P)]/ ヴァイオリン・ソナタ(2005) [エリック・グロスマン(Vn) V.ヴァリャレヴィッチ(P)]/ 3つの小品(1999)[青森英明(Cl)]/バロック組曲(1966)[ケネス・チア(Fl)]/ ヴィオラ・ソナタ(1987)[アマディ・アジキウェ(Va) ロリ・ピーツ(P)]/ ピアノ三重奏曲第2番(2003)[E.グロスマン(Vn) ジェラルド・カガン(Vc) スーザン・カガン(P)]/ アーカンサス・リール(1994)[アメリカス木管五重奏団] | ||
録音:2010年-2011年。コーンはニュージャージー州出身で、ジュリアード音楽院で作曲をハリスらに師事した。交響楽、歌劇、室内楽など多数の作品を発表しており、いずれも調性による手堅い古典の手法で書かれている。 | ||
バラード〜フルートとピアノのための作品集 アンリ・デュティユー(1916-):ソナチネ チャールズ・トムリンソン・ グリフェス(1884-1920)/ジョルジュ・バレル編:詩曲 (フルート&ピアノ版) マルタン(1890-1974):バラード フォーレ(1845-1924):フルート・ソナタ第1番Op.13 (ヴァイオリン・ソナタ第1番の編曲版) |
カーラ・カーケンドール・ ウェルチ(Fl) ガブリエル・サンチェス(P) | |
録音:2008年。 ウェルチは2000年以来ダラスso.の楽員を、セントルイスso.では首席客員奏者を勤めた人で、このアルバムは彼女のソロ・デビュー盤となる。輝くような音色、淀みなく流れる旋律に、この演奏家のみずみずしい才能を感じる。全てフランス系の作曲家が選ばれているのも彼女の個性に合っている。特にデュティユー、フォーレは圧巻。 | ||
一休の夢〜ソロ・ピアノ・リフレクション フィリップ・スウォンソン(全14曲) フィリップ・スウォンソン: 一休の夢/ネプチューンのキャンバス チック・コリア:クリスタル・サイレンス フィリップ・スウォンソン: ロス/インテリア・ウィンズ ウィリアム・アッカーマン: The Impending Death of the Virgin Spirit フィリップ・スウォンソン:別の一面 マイルス・デイヴィス:ブルー・イン・グリーン/他 |
フィリップ・スウォンソン(P) | |
録音:2009年3月。 フィリップ・スウォンソンは作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、オルガニストと多彩な顔を持っている。ボストンso.の首席トロンボーン奏者を5年ほど務めたこともある傍ら、ジャズ・バンドにも参加している。このCDは彼のオリジナル作品を中心としたピアノ・アルバムで自作の他、チック・コリア、マイルス・デイヴィスなどを弾いて達者なところを見せている。「一休の夢」は日本の一休和尚の俳句にインスピレーションを得て作曲されたという。 | ||
クラシカル・サクソフォン ジャン・ユレ(1877-1930): コンチェルト・シュトゥック マイユール(1837-1894): ヴェニスの謝肉祭による大幻想曲 グロヴレス(1879-1944):組曲 グラズノフ:サクソフォン協奏曲 ボザ:アリア |
ジャヴィエル・オヴィエド (A-Sax) ジャン=ピエール・シュミット指揮 パドルーo. | |
キム・クック ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 |
キム・クック(Vc) エドワルド・セーロフ指揮 ヴォルゴグラードso. | |
録音:2006年6月、ヴォルゴグラード、ロシア。 アメリカの女流チェリスト、キム・クックがヴァルゴグラード(代理店翻訳者記載ママ)まで出向いて録音したショスタコーヴィチ&チャイコフスキーの協奏曲集。クックはサンパウロso.の首席などを勤めたあと現在はソリスト、教師として活躍している。安定した技術で着実に音楽を進めていく。さらにこのCDではセーロフ指揮のヴォルゴグラード響がいい味を出している。朴訥としたロシアのローカルな味わいをいまだに持ったオーケストラ。優秀な録音も特筆もの。 | ||
バイ・リクエスト〜お気に入りコレクション 日本のメロディ・メドレー/他 |
メイン・ストリート・ブラス 〔Tp/Hr/Tb/Tu〕 ゲイリー・リスミラー (ドラムセット) | |
シューマン:ピアノ協奏曲(*) ドヴォルザーク:交響曲第8番 |
ケネス・クライン指揮 モスクワpo. ジェラルド・ロビンス(P;*) | |
録音:1997年5月、モスクワ。 ピアノのロビンスはヴァン・クライバーン、チャイコフスキー国際コンクールを始めとする主要なコンクールで上位入賞を果たしたベテラン。曇りのない音色と強靭なタッチが持ち味。指揮者のクラインは EMI、ASV ほか多くのレーベルに録音がある。ロシアのオーケストラによるドヴォルザークの交響曲第8番の録音は意外にないが、モスクワpo.を指揮してのこの演奏ではロシア臭は薄く、このオーケストラがインターナショナルな音楽性を持った団体になっていることを感じさせる。ドヴォルザークはやや早めのテンポを取り、無駄のない引き締まった演奏を展開している。 | ||
フォーレ:ピアノ四重奏曲〔第1番/第2番〕 | アダムスキン弦楽三重奏団 サリー・ピンカス(P) | |
メランジュ〜トランペットとピアノのための新しい音楽 アラン・ジリランド、ディーン・マクニール、 ジョン・バレンタイン、ビリー・エックスタイン、 エリザベス・ラウム、ダン・ハール、他の作品 |
ディーン・マクニール(Tp) ジョン・バレンタイン(ジャズP) ボニー・ニコルソン(P) | |
我らの心の光〜ユダヤの典礼合唱(全18曲) サラモーネ・ロッシ(1570頃-1620):AL NAHAROT BAVEL ツヴィ・アブニ(1927-):ミズモレイ詩篇 ブロッホ:オルガンのための前奏曲 伝承曲:ハヨ・ハヤ/他 |
レスター・ サイジェル(Org)指揮 スルスム・コルダ(cho.) | |
録音:2009年1月。 古今のユダヤの典礼音楽。作者不詳の伝承曲からブロッホまで多岐に渡る。合唱のスルスム・コルダ(ラテン語で「心を高めよ」の意味)は2006年アラバマ州で結成された混声cho.。 | ||
ダルフールのために〜 イリン・アジョと他の作曲家の宗教曲と黒人霊歌 イリン・アジョ、パーセル、ヴァン・デ・ワター、 ヴォーン・ウィリアムズ、ビゼー、 デューク・エリントン、ベートーヴェン、他 |
オデヒレン・アマイゼ(B-Br) アンドルー・ゴードン(P) | |
新しい室内歌曲集 モリス・ラング:3つのプエルトリコの歌 ジョージ・ブルンナー:別なほうからの歌 バーン・ハーボルシャイマー: 大天使ミカエルの修道院訪問 |
モニカ・ハート(S) ブライアン・ウィルソン指揮 | |
ラリタン川の音楽〜新しいアメリカの室内楽 ドゥシャン・ボグダノヴィッチ(1955-)、 ローウェル・リーバーマン(1961-)、 ロベルト・シエラ(1953-)、 オーガスタ・リード・トーマス(1964-)、 マイケル・カーモン(1969-)、ラミ・ヴァモス(1976) &ランダル・アヴァーズ(1974)の作品 |
ニューマン& オルトマン・ギター・デュオ デルダルス四重奏団 | |
ロバート・レインズ: バレエ「オデッセイの帰還」/ 9つのフルートのための「サラのエコー」/ メナージュ(フルート、バス・クラリネットと ピアノのための) |
ヴィト・ミツカ指揮 モラヴィアpo. | |
アントニオ・ソレル: チェンバロ・ソナタ全集〔第1番−第120番〕 |
バーバラ・ハーバック(Cemb) | |
録音:1991年-1992年、2012年。バロック時代スペインの作曲家、アントニオ・ソレルによる代表的作品群の一つ。スカルラッティに影響を受けた120曲! 典雅でいながら軽快であったり、スペイン的な雰囲気もある。シンプルな作風の中に様々な響きが入り混じり、美しい。第1番から順番に収録されているのもうれしいところ。演奏しているのは当MSRレーベルに多数の録音がある、作曲家としても活躍しているバーバラ・ハーバック。 | ||
ベル・エポック〜ポンセとタンスマンのギター作品集 ポンセ: 「スペインのフォリア」による変奏曲とフーガ/ 3つのメキシコ民謡/主題・変奏と終曲/ ワルツ/ソナタ タンスマン:マズルカ/カヴァティーナ |
清水あずさ(G) | |
ギター編曲によるJ.S.バッハ:作品集 パルティータ イ短調 BVW.997 (リュートもしくはチェンバロのための)/ トッカータ ホ短調 BWV.914(長谷川純編)/ 2声と3声のインヴェンションとシンフォニア 〜シンフォニア ホ短調 BWV795(長谷川純編)/ リュート組曲 ホ長調 BWV1006a (長谷川純&清水あずさ編) |
清水あずさ(G) | |
録音:2006年3月、聖ローレンス教会、ウェスト・ウィコム、イギリス。使用楽器:ロベール・ブーシェ、NO.153 [1985]。 清水あずさは中央大学仏文科卒後渡欧。アルベルト・ポンセ、ジュリアン・ブリームに師事、フランス滞在中パリにおいて多数のコンサートを行い、帰国後、第34回東京国際ギターコンクール第4位入賞。その後ヨーロッパと日本を往復しつつ演奏活動を続けている。リュート組曲は清水自らの編曲による物。つやのある音色と各声部を見事に弾き分ける確かな技術を持ったギタリスト。日本語解説つき。 | ||
ゴベール:フルート・ソナタ イ長調 ヴィドール:フルート組曲 リスト:コンソレーションより3曲 フランク:ソナタ(原曲ヴァイオリン) |
リンダ・マリアニエッロ(Fl) ロバート・モリソン(P) | |
5月の愛〜ロンサールの時代の恋の歌(全33曲) クロード・ル・ジュヌ、ジャン・ド・カストロ、ギヨーム・コストレ、フランソワ・ルニャール、ジュリオ・セーニ、 グロード・グディメル、ガブリエル・コスト、ジョヴァンニ・バッサーノ、アンドレ・ペヴェルナージュ、 ミヒャエル・プレトリウス、ユスタシュ・デュ・コーロワ、ピエール・ボネの作品 ジュリアン・ベアード(S) ロバート・ミーリー(Vn) コンソート・オヴ・ヴィオール「パルテニア」(ヴィオール四重奏) | ||
録音:2008年。 16世紀フランスで活躍した詩人で、多くの恋愛詩を作りソネットという詩の形式を創始したピエール・ド・ロンサールの詩に作曲された歌曲を集めたもの。パルテニアはニューヨークに拠点を置く団体で、近年はルネサンスのみならず新しい作品の委嘱を行い、レパートリーを拡充している。代理店翻訳者の『デ・カストリ』『コステレイ』『グドメル』といった誤訳は訂正済。 | ||
モーツァルト:後期ヴァイオリン・ソナタ集 [変ロ長調 K.454/変ホ長調 K.481/イ長調 K.526] |
ステファニー・ サンタンブロジオ(Vn) ジェイムズ・ウィン(P) | |
録音:2009年5月。 サンタンブロジオはドホナーニ時代のクリーヴランドo. 第2ヴァイオリン副首席やサン・アントニオso.のコンサート・マスターを務め、現在はソリストとして全米各地で活動している。ピアノとともにピリオド楽器奏法に近い音楽作り。 | ||
旅〜ロバート・バクサ(1938-): フルート、ヴィオラとギターのための室内楽作品集 フルートとギターのためのソナタ(2004)/ ソナタ・ダ・カメラ(1994)/旅(2005)/ ソナタ・ダ・ジャルディーノ(1998)/ セレスティアル(1995) |
ハイム・デュオ [アネット・ハイム(Fl) ブレット・ハイム(G)] クリスティン・ボック(Va) | |
録音:2008年10月。 ロバート・バクサは1938年生まれ。オペラを始め、既に600以上の作品を発表、その作品はニューヨーク・メトロポリタン・オペラでも上演されている。調性を基本とした穏健な作風。 | ||
バスーン・サラウンデッド〜 ファゴットと打楽器のための作品集 デイヴィッド・マスランカ(1943-):オルフェウス ゲルハルト・ザムエル [ジェラルド・サミュエル](1924-2008): ジョン・ケージのための哀歌 ヴァーン・レイノルズ(1926-):幻想的練習曲 マイケル・イザクソン(1946-): ファゴットとマラカスのための二重奏曲 ディーン・ウィッテン(1951-):複合 ポール・チハラ(1938-):枝 アレクサンドル・ウズノフ(1955-):ナイロビ、夜 |
クリスティーン・ シリンガー(Fg) アンドルー・ ヘグルンド(Perc) ゲスト; アルビー・ミクリック(Fg) シャロン・ ヒコックス=ヤング(Perc) | |
録音:2008年10月。 ファゴットと打楽器という組み合わせが面白い。吹奏楽で有名なマスランカの曲は、新ロマン主義にミニマリズムを掛け合わせた作品でエンターテイメントのつぼを押さえている。サミュエルのジョン・ケージのための哀歌では太鼓のパルスに呪文のようなメリスマティックな旋律が絡む。日系作曲家のポール・チハラの作品では、短い時間の中にファゴットと打楽器の見事な対話が繰り広げられる。 | ||
サウンド・ポートレイツ〜ヴィヴィアン・アデルバーグ・ルードー(1936-): スピリット・オブ・アメリカ〜アーボ・ターボ(アーバン・タービュランス) [ジェフリー・シルバーシュラーグ指揮LPO]/ ジョンの歌[エドワード・ホフマン(Tp) ジョナサン・ジェンセン(Kb)]E/ 「ジョンの歌」変奏曲I[ディアナ・ボガート(Kb)]/ あなたの愛のスムーズ・ストーン[スティーヴン・ケイツ(Vc) ユン・ジュン・ション(P)]/ レベッカの星間の虹のレース(*)/レベッカの歌(#)E/夜明けの旅(*/#)E [ジェフリー・チャペル(P;*) エリック・コンウェイ(P;#)]/ ゴー・グリーン!(+) /癒される土地E [サラ・ニコラス(Fl) ロナルド・マッチニク指揮セント・ジョンo.(+) ]/ キューバの法律家ジャン・ブランコ [フアン・ブランコ(語り) シェリフ・シャーラン(ラテン・キーボード・リズム)]/ 癒しの場所[レス・ミュージック・アメリカ(アンサンブル)]/ムー・ゴー・ジパン・スマッシュ!E ヴィヴィアン・A.ルードー(エレクトロニクスE) | ||
録音:1985年-2012年。ヴィヴィアン・アデルバーグ・ルードーはアメリカの作曲家、指揮者、プロデューサーで多くの管弦楽曲、室内楽曲、歌曲を発表している。作風はジャズ、クラシックなどを折衷したもので、「スピリット・オブ・アメリカ」はブロードウェイ・ミュージカルの序曲を思わせるよい意味で明るく溌剌とした音楽。そのほかミュージカルのナンバーを思わせる旋律豊かな歌曲やそれに基づく器楽曲を収録。 | ||
フランス様式のテレマン ターフェルムジーク〜組曲/パリ四重奏曲 ホ短調/ トリオ ロ短調/トリオ ホ短調 |
ハノーヴァー・アンサンブル 〔2Fl、2Vn、Va、 Vc、Cb、Cemb〕 | |
ピリオド楽器使用。 | ||
ロングアイランド・ソングズ〜ソプラノ歌曲集 トム・シピロ:ロングアイランド・ソングズ(*) ジョージ・ブルンナー:3つの日本の歌(#) アン・ディンスモア・フィリップス: 野の百合を見よ(+)/私の記憶では(+)/ 信仰の遵守とは?(+)/高く舞い上がる鳥はなく(+) クリスティアン・マクレアー: 3つの光の小品(**)/永遠なる至福を望む(**) |
モニカ・ハート(S) トム・シピロ(P;*) ノビー・イシダ(P;#) アン・ディンスモア・ フィリップス(P;+) クリスティアン・ マクレアー(P;**) | |
録音:2009年。ハートはネヴァダ州リノ出身のソプラノ。アメリカ国内でオペラ、リサイタル歌手として活動している。収められている作品はいずれも叙情的で親しみやすいものばかり。ジョージ・ブルンナーの「3つの日本の歌」は小野小町、和泉式部の和歌(英訳)が歌詞に使われている。 | ||
うっとりするほど美しいロシア〜19-20世紀ロシアの世俗合唱曲集 ダルゴムイシスキー、タネーエフ、ラフマニノフ、キュイ、アレンスキー、サルマノフ、 チャイコフスキー、ファリク、カリンニコフ、エキモフ、ロム、ガヴリーリンの作品 ロバート・シンプソン指揮ヒューストン室内cho. | ||
録音:2007年11月5日-7日、ヒューストン。指揮者と同姓同名の作曲家がいるが、別人。 | ||
古典主義・折衷主義〜地球物理学・・とバッハ (全曲レイトゥッシュによるオーケストレーション) J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546 ハンプソン・シスラー(1932-): ビッグ・バン(#)/気温、上昇 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ パルティータBWV.1004〜シャコンヌ |
アルカディ・レイトゥッシュ指揮 ウクライナ国立so. ヴァレリー・ ミハイルク(Org;#) | |
録音:2006年3月/2009年5月/2009年9月、以上キエフ、ウクライナ。世界初録音・同編曲による世界初録音。 バッハとシスラーの作品を、現在ウクライナ国立響の首席客演指揮者とニュージャージー響の指揮者を務めるロシアの中堅指揮者レイトゥッシュがオーケストレーション。シスラーはアメリカの作曲家・オルガニスト・合唱指揮者でこれまでに100曲以上の作品を発表している。ここに収められた作品は、バッハの荘厳さとハリウッド映画音楽の派手さを併せ持った大作で、ブルックナーからホルスト、ジェリー・ゴールドスミスまで様々な作曲家の要素が聴き取れて面白い。 | ||
アメリカの蜃気楼〜 エキゾティック・ピアノ・イメージ チャールズ・グリフィス(1884-1920):ピアノ・ソナタ E.ウッドブリッジ・ネヴィン(1853-1937): ロマンス形式の練習曲 Op.18-1/ スケルツォ形式の練習曲 Op.18-2 アーサー・フート(1853-1937):5つの詩 Op.41 エイミー・ビーチ(1867-1944): 夜のつぐみ Op.92-1/朝のつぐみ Op.92-2 マクダウェル(1860-1908):森のスケッチ Op.51 コープランド(1900-90):ピアノ変奏曲 |
ルーサン・シェンプ(P) | |
録音:2008年8月。 18世紀末から20世紀にかけてのアメリカの古典ともいえるピアノ作品集。美しくしっかりした作品ばかり。 | ||
スペランク〜クラリネットのための ウィリアム・ボルコム(1938-): 4つのダンスによる小組曲(1984)(*) エヴァン・ハウス(1967-): スペランク(洞窟探検)(2003) アラン・シュルマン(1915-2002): ランデヴー(1946)(#) E.ハウス:炎の迷宮(1993)(+) ロバート・スターラー(1924-2001): エレジー(1985)(#) W.ボルコム:演奏会用小品(全4曲)(1959)(*) M.グールド(1913-96): リカバリー・ミュージック(1984) E.ハウス:沈んだ都市(1992/2009)(*) |
モーリーン・ハード(Cl) ブレア・マクミレン(P;*/+) バーバラ・ ゴンザレス=パーマー(P;#) カーティス・マコンバー(Vn;+) | |
録音:2009年。 クラリネットのモーリーン・ハードはイエール大学でデイヴィッド・シフリンに学び、全米各地で演奏。また日本でも国際クラリネット・フェストにも出演した女流奏者。ボルコム、モートン・グールドなどジャズ、ポップスの要素を含んだ音楽に彼女の音楽性がよく表されている。 | ||
年の移ろい〜現代合唱音楽集 エリック・ウィテカー(1970-):3つの花の歌 ジョナサン・ドーヴ(1949-):年の移ろい(2000) エリック・ウィテカー:眠り モーテン・ローリゼン(1943-):バラの歌 ジーン・ベルモント=フォード(1939-): もし音楽が愛の糧なら エリック・ウィテカー: 5つのヘブライの愛の歌(*)/少年と少女 |
ジョシュア・コープランド指揮 アンティオク 室内アンサンブル(cho.) クリスティーン・チャン(P;*) ジェニファー・チョウ(Vn;*) | |
録音:2008年。 アンティオク室内アンサンブルは女5名、男6名からなる声楽アンアンサンブル。合唱曲や吹奏楽作品がよく演奏されるウィテカーを中心とし、現代的な抒情を感じさせる美しい合唱曲が揃っている。イギリスの作曲家ドーヴの「年月の移ろい」はテクスチュアといい、ハーモニーといいまるでS.ライヒのコピーでなかなか面白く、合唱音楽の領域でミニマル音楽がかなり浸透していることがわかる。 | ||
弦楽合奏編曲集(バリー・リーバーマン編) ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4番 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第9番〜アダージョ |
アメリカン・ストリング・ プロジェクト (弦楽オーケストラ) | |
録音:2008年5月、シアトル、ライヴ。 | ||
ラ・ギターラ〜スペインのギター作品集 エミリオ・プジョル(1886-1980): セギディーリャ/スタジオ・ロマンティコ/ フェスティヴォーラ フェルナンド・ソル(1778-1839):エチュード [Op.35-13/Op.31-23/Op.60-16/Op.31-22/Op.31-3] ミゲル・リョベト(1878-1938): 盗賊の歌/先生/聖母の御子 フランシスコ・タレガ(1852-1909): アデリタ/マリエッタ/マリア/ペピータ/ロジータ フェデリコ・モレノ=トロバ(1891-1982): カスティーリャ組曲 |
トゥオモ・ティロネン(G) | |
録音:2008年。 ティロネンはフィンランドのギタリストで8才でギターを始め、後にイェラン・セルシェルに師事した。レパートリーはルネサンスから現代まで幅広い。澄み切った音色とフレット上の指の移動音が全く聴こえない驚異テクニックにスペインの青い空を感じさせる。 | ||
ビューティ・イン・アメリカ〜 フルートのための新しい音楽 ロバート・ビーザー:マウンテン・ソングズ(*) ゲイリー・ショッカー:緑の地(#) マーク・オコーナー:フォーレン(#) スティーヴン・ジャンマリーノ:新しい地への旅(#) |
カーラ・アウルド(Fl) アナ・マリア・ロサド(G;*) E.ジェイコブセン指揮(#) ザ・ビューティ・ イン・アメリカo.(#) | |
録音:2009年。アメリカ国内で室内楽、ソリスト、オーケストラの奏者として活動しているアメリカのフルーティスト、アウルド初のソロ・アルバム。すべてアメリカの作曲家によるもので穏健で暖かな雰囲気をもつものばかり。良質のBGMといった仕上がり。 | ||
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 |
マーリング・トリオ [R.A.ニフィック(Vn) ブルース・ウチムラ(Vc) スーザン・ウィアースマ・ ウチムラ(P)] | |
トロンバ・ムンディ 〜トランペット・アンサンブル作品集 アル=ザンド、B.アンドレ、ブラッドショウ、 イーワゼン、ロ・プレスティ、マクグリアー、 モラレス、ノーレ、J.プライス、 V.レイノルズ、M.ズッカーマンの作品 |
トロンバ・ムンディ (トランペット・アンサンブル) | |
アン・シャイン〜 カーター、コープランド、パティトゥッチ エリオット・カーター(1908-):ピアノ・ソナタ コープランド: ピアノのための変奏曲/ヴァイオリン・ソナタ(*) ジョン・パティトゥッチ(1959-):湖(2007) |
アン・シャイン(P) アール・カーリス(Vn;*) | |
録音:2007年10月、ニューヨーク。 アン・シャインは1939年生まれのアメリカのピアニスト。LP初期のKAPPレーベルへの録音やセル、レヴァイン、小澤、スクロヴァチェフスキーとの共演などでなどで華々しい活躍を見せていた。1980年-2000年までは引退していたそうで、特に1980年代はあまり活躍を耳にする事が無かったが、1990年代以降は録音にも復活、有名どころではジェシー・ノーマンの伴奏(SONY/1995年)を始め、数年に一度新録音を出している。MSRへはショパン:ピアノ・ソナタ第3番&24の前奏曲集Op.28(MS-1119)に続く新譜で、今回はカーターとコープランドというアメリカを代表する作曲家のピアノ作品集で勝負。ゲストでコープランドのヴァイオリン・ソナタを弾くのは元ジュリアード四重奏団のアール・カーリス(代理店翻訳者は何も記していないが、実はこの二人はご夫婦で、結婚以来20年以上になるとか)。アンコールはジャズの大物ウッド・ベーシスト、パティトゥッチがシャインのために書いた作品、と注目どころの多いアルバム。 | ||
ブラームス:クラリネット作品集 クラリネット・ソナタ [第1番 Op.120-1/第2番 Op.120-2]/ クラリネット三重奏曲 Op.114(*) |
ピアース=アオモリ・デュオ [青森英明(Cl) ジョシュア・ピアース(P)] ダニエル・バレット(Vc;*) | |
録音:2008年1月、6月、ニューヨーク。 クラシックのみならずジャズ・クラリネットやサックスまで演奏する、ジュリアード出身ニューヨーク在住のクラリネット奏者、青森英明。特にジャズ界の巨匠ローランド・ハナに認められ度々共演しており、CDも発売されているが、今回はクラシックに戻り正統的レパートリーのブラームスに挑んでいる。ピアノはJ.ケージを得意としドイツ・レコード批評家賞も受賞したことのあるジョシュア・ピアース。才気溢れる二人の注目の一枚。 | ||
シューマン: ピアノ・ソナタ第1番 嬰ホ短調Op.11 / ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26/森の情景 Op.82 |
サリー・ピンカス(P) | |
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 | ロナルド・ホーキンス(P) | |
クリスマス・スピリット(全17曲) ダヴィデの村の/もろびとこぞりて/ イン・ブリーク・ミッドウィンター/ ディン・ドン空高く/ライナスとルーシー/ リトル・クリスマス・メドレー/ グロスタシャーのワッセル/ ウェックスフォードのキャロル/赤鼻のトナカイ/ ウィ・ウィッシュ・ア・メリー・クリスマス/他 |
メイン・ストリート・ブラス [ケヴィン・ロング、 ドナルド・ヒューズ(Tp) シャリ・グレアソン= マイアホーファー(Hr) ブライアン・ヘイ(Tb) アレン・フランク(Tu)] A.ダンソン(語り) リチャード・グロラー、 スティーヴン・マティーセン、 ケヴィン・スピアー、 マイケル・ヴォウト(Perc) | |
録音:2009年。 金管五重奏によるおなじみのクリスマス・ソング集。メイン・ストリート・ブラスは1986年に設立、全米各地でコンサートを行っている。 | ||
メトネル:おとぎ話 Op.20-1/ 回想ソナタ Op.38-1(忘れられた調べ第1集より) スクリャービン:練習曲 Op.2-1/ 前奏曲 Op.11より (9、4、6、17、10、22、14、15、2番)/ 練習曲 Op.8-12/2つの詩曲 Op.32/ アルバムの綴り Op.45-1/詩曲「炎に向かって」Op.72 |
イリーナ・ フェオクティストワ(P) | |
ジョン・プラント(1945-):声楽作品集 美しい夜(G.アンガレッティ)/ ロマンス・ソナンブロ (フェデリコ・ガルシア・ロルカ)/ バベルは祝福されている (8つの言語による8つの歌)/ ゼロの世界のなかで(G.ソネヴィ) |
ジョスリーン・フルーリー(S) ジョン・プラント(P) アンサンブル・プリマ | |
録音:2007年-2008年。 ジョン・プラントはミドルバリー・カレッジで作曲を学んだ後、ハーヴァード大学で文学を修めた。そのせいか彼の音楽は文学、詩に触発されたものが多い。収められた作品は全て声楽曲でどれも調性による叙情的な作品。ガルシア・ロルカの詩によるロマンス・ソナンブロはギャビン・ブライヤーズを思わせる美しい佳品。 | ||
アルト&ソプラノ・ サクソフォンのための新しい音楽 グレン・ギリス:エレジー・カデンツァ(2009) バーバラ・ヨーク: ソナタ「ルーミーの瞑想」(2003) リチャード(レーベル記載ではグレン)・ギリス: AURORA BOREALIS (2009) /ニコルのアリア(2009)/ ニコルのジグ(2009) リチャード・ギリス:夢と踊り(2009) バーバラ・ヨーク: デュオ・ソナタ「われらの父の叡智」(2009)(*) デイヴィッド・キャプラン:印象(2009) ジェイムズ・カニンガム/グレン・ギリス: 天気雨 [HUJAN PANAS] (2009) (#)/ ディジュリブルー (2009) (#) ジュール・ドゥメルスマン: ヴェネチアの謝肉祭(2009) |
グレン・ギリス (アルトSax/ソプラノSax) ボニー・ニコルソン(P) リチャード・ギリス(Tp;*) ジェイムズ・カニンガム (ディジュリドゥ;#) | |
録音:2009年。 サックス奏者G.ギリスのソロ・デビュー盤。全体にジャズ、ポップス、クラシックの要素を融合した作風で、ジョン・ハールや本多俊之、イギリスのミニマリスト、グレアム・フィットキンらを思わせる。またサックスとオーストラリア・アボリジニの伝統楽器ディジリドゥーとの共演も聴きもの。理屈ぬきで楽しめる。 | ||
ジャグ&ジャージー〜クラリネット作品集 リビー・ラーセン(1950-):イエロー・ジャージー(*) レーガー:ロマンツェ ト長調(#) ジェイムズ・デイヴィッド(1978-):Eタイプ・ジャグ(+) N.ブルクミュラー:二重奏 Op.15(#) リビー・ラーセン:コーカー(1977)(**) トーマス・ウーベンホースト(1952-): イーヴン・ソング(2001)(##) チャールズ・ロイド(1849-1919): 「ボン・ボヤージュ」即興曲(#) フランセ:主題と変奏(1974)(#) スコット・マクアリスター(1969): ブラック・ドッグ(2001)(++) |
リンダ・チオニッティ(Cl) アラン・ウォイ(Cl;*) ナターリア・ダ・ローザ(P;#) M.G. スプリングフィールド(P;+) マシュー・ ファリン(Perc;**) ウィリアムズ声楽八重唱団(##) ジョージア南大学シンフォニック・ ウインド・アンサンブル(++) | |
録音:2008年11月-12月。 | ||
メンデルスゾーン:2台のピアノのための協奏曲集 [第1番 ホ長調/第2番 変イ長調] |
ジョスア・ピアース、 ドロシー・ジョナス(P) ビストリーク・レジュハ指揮 スロヴァキア国立コシツェpo. | |
録音:1995年11月26日-27日。 MSRレーベルへ系統的に録音しているピアニスト、ジョシュア・ピアースが長年デュオを組んでいるドロシー・ジョナスとのメンデルスゾーンの協奏曲集。ジョン・ケージのディスク(WERGO)で賞を取ったりしているため、現代音楽のスペシャリストと思われがちだが、幅広いレパートリーをもっている。メンデルスゾーンが14-15歳で作曲したこれらの作品を恐ろしいほど早い活気あるテンポで演奏。メンデルスゾーンの若さと才能が炸裂している。 | ||
ラプソディ〜 リチャード・フェイス(1926-):室内楽作品集 チェロとピアノのための詩曲/ トランペット・ソナタ第2番/ピアノのための夜想曲/ フルートとピアノのための狂詩曲/ フルート、クラリネットとピアノのための 幻想的三重奏曲第1番/ ホルンとピアノのためのムーヴメンツ |
ミズーリ室内プレイヤーズ | |
録音:ミズーリ州立大学エリス・リサイタル・ホール。発売:2010年。 リチャード・フェイスはアメリカ・インディアナ州出身。12才より作曲を始め、現在までに4つの歌劇と110曲の歌曲ほか多くの作品を発表している。調性に基づく穏健な作風で、フォーレ、初期ドビュッシーを思わせる。金管楽器のための作品ではコープランド的なアメリカらしさもみせる。 | ||
メロディ〜ヴァイオリンとハープのための作品集 アンゲルブレシュト(1880-1965)、 A.パドヴァーノ(1915-1992)、ニルセン、 D.スカルラッティ、ヴィラ=ロボス、イベール、 モーツァルト、グルック、 ゲイリン・ハットン(1928-2008)、サニエ、 ドビュッシー、スヴェインソン(1938-)、 サン=サーンス、J.ラウバー(1864-1952)、 マレイ・ボーレン(1950-)の作品 |
オーロラ・デュオ [ドンナ・フェアバンクス(Vn) リサ・リッティング(Hp)] | |
録音:2008年5月、6月。 オーロラ・デュオはユタ・ヴァレー大学で教鞭をとる二人の女性演奏家。BGMとしても使えそうな耽美的な一枚。 | ||
ラテンアメリカSQ 〜ナンシー・ガルブレイス(1951-):弦楽四重奏作品集 弦楽四重奏曲〔第1番(1996) (*)[1996年9月6日]/ 第3番(2006) (#)[2007年3月22日-23日]〕/ 弦楽四重奏のための「 Inquiet spirits 」(2000) (+)[2001年9月21日]/ ヴァイオリンとピアノのための序奏とアレグロ(2006) (**)[2008年2月29日] ラテンアメリカSQ (**以外) [サウル・ビトラン(Vn1;**) アロン・ビトラン(Vn2) シャビエ・モンティエル(Va) アルバロ・ビトラン(Vc)] ルス・マンリケス(P;**) | ||
録音:[内]、カーネギー音楽ホール、カーネギー(*/+) /クレスギ・リサイタル・ホール、カーネギー・メロン大学(#) /聖アンドルー監督派教会、ピッツバーグ(**)、すべて ペンシルヴェニア州、US 。(*)以外はおそらく初出音源。前出: ELAN, CD-82414 (*)。 #当盤は自主製作盤扱いのようで、外装にレーベル名や品番が記載されていません。また、当レーベルの国内代理店がアナウンスしておらず、流通在庫限りの可能性があります、入手出来無い場合はご容赦下さい。 | ||
韻文の響〜文学に関連のあるピアノ作品集 ボリス・パステルナーク(1890-1960): ピアノ・ソナタ ロ短調(1909)/前奏曲(1906) ラヴェル:夜のガスパール ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(1913年原典版) |
インナ・ファリクス(P) | |
録音:2008年-2009年。 「ドクトル・ジバゴ」で知られ、ノーベル賞も受賞した文豪パステルナークのピアノ作品を収録。パステルナークは母もピアニストで、若いころはスクリャービンに師事、作曲家を目指していた。ここに収録されたソナタ(1楽章形式、12分)と前奏曲(5分)もスクリャービン譲りのたゆたうような、不安でそれでいて美しいなかなかの作品。ファリクスはウクライナ生まれのアメリカのピアニスト。15歳でシカゴ響のソリストとしてデビューして以来、ソリスト、室内楽奏者として活躍している。 | ||
オルガン・リサイタル〜チェ・スファン フレスコバルディ:トッカータ(*) ニコラ・ド・グリニー:アヴェ・マリス・ステラ(*) J.S.バッハ:トリオ・ソナタ BWV526(#) ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番(*) |
チェ・スファン(Org) | |
録音:2003年、ソウル、ライヴ(*)/2009年、ニュージャージー(#)。 チェ・スファンは1996年日本でデビュー以来、アメリカ、韓国、日本を中心に活動している若手。 | ||
チョコレート〜 ジェイムズ・グラント(1954-):ヴィオラ作品集 チョコレート(トーチソング)/ ベッツのためのワルツ/スタッフ/秋の盛り/思いつき/ エンドルフィン/うっとうしさと奇矯さ/ トリュフ(さらなるトーチソング) |
ミシェル・ラコース(Va) マーティン・アムリン(P) | |
録音:2007年8月25日-28日、カレッジ・オヴ・ファイン・アーツ・コンサート・ホール、ボストン大学。世界初録音。 ジェイムズ・グラントはアメリカの作曲家で2002年にはアーロン・コープランド賞を受賞するなど認められている中堅作曲家。最初と最後にお菓子のタイトルをもった、ジャジーでけだるいトーチソングを配し、間に様々なタイプのメロディアスな小品を収録。現代音楽的要素は全くない。 | ||
時の声〜無伴奏ヴァイオリンとヴィオラのための作品集 ビーバー:パッサカリア ト短調(*) J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(ヴィオラ版)(#) プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115(*) ルーベン・ヴァルガ(1928-1984):前奏曲と4つのカプリス(*) J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番(ヴィオラ版)(#) ステラ・サング(1959-):「時の声」(#) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(*) マティティアフ・ブラウン(Vn;*/Va;#) | ||
録音:2007年、フロリダ。 ブラウンは1946年エルサレム生まれ。渡米しジュリアード音楽院で学び、その後NYP、ダラスso.でソロ・ヴィオリストとして活動。ヴァイオリンとヴィオラの両方に秀で、数々の音楽祭、コンサートで活躍している。 | ||
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):メーリケ歌曲集(全53曲) 療養者が希望に寄せて/少年と蜜蜂/夜明け前の心地よいひととき/狩人の歌/鼓手/彼は来た/捨てられた女中/出会い/ 恋は飽くことを知らぬもの/歩く旅/エオリアン・ハープに/隠遁/明け方に/アグネス/旅路にて/妖精の歌/庭師/ 四月の山黄蝶/真夜中に/クリスマスローズに〔I/II〕/嘆息/一枚の古い絵に/春に/眠るみどり児イエス/聖週間/ 新年に〜聖歌/祈り/眠りに/新しい愛/私の慰めはどこに/恋人に/ペレグリーナ〔I/II〕/問いと答え/さよなら/郷愁/ 風の歌/それを思え、おお魂よ!/狩人/ある年寄りの助言/少女の初恋の歌/恋焦がれる男の歌/炎の騎士/ 葦の根の精/ヴァイラの歌/ムンメル湖の精霊たち/こうのとりの使い/戒め/頼みごと/ある婚礼で/身の上話/別れ スーザン・ダン(S) トーマス・ポッター(Br) ジョン・ウストマン(P) | ||
スーザン・ダンはグラミー賞受賞歴のあるソプラノでヴェルディ歌いとしてミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場などの舞台に立ち、ショルティ、シャイー、メータとも共演する一方、マーラー、R.シュトラウス、ヴォルフなどリートにも意欲を燃やしている。ポッターもヴェルディ歌いのバリトンとしてパヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、クルト・モルらと共演し確かなキャリアを築いている。二人のヴェルディ歌手が歌うヴォルフの精妙な世界。ベテランの伴奏ピアニスト、ウストマンがバックを務める。 | ||
トッド・クロウ〜BBCレコーディング イグナーツ・モシェレス(1794-1870): マリブラン・ド・ベリオ夫人の思い出による 性格的オマージュ(幻想曲の様式で)Op.94b (*) メンデルスゾーン/リスト編曲:9つの歌(*) シューマン: 自作の主題による変奏曲 変ホ長調 WoO.24 (#) メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ ホ長調 Op.6(#) |
トッド・クロウ(P) | |
録音:1992年1月、ロンドン(*)/1995年3月、ブリストル(#)。収録: BBC。 トッド・クロウは北米、南米、ヨーロッパを中心に活動するピアニスト。レパートリーもハイドン、シューベルトからタネイエフ、ドホナーニと幅広い。モシェレスの珍しいピアノ曲とリスト編のメンデルスゾーンの歌謡性あふれる歌曲編曲が聴き物。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第1番 ト長調 Op.78/第2番 イ長調 Op.100/ 第3番 ニ短調 Op.108〕 |
ジーナ・シフ(Vn) キャメロン・グラント(P) | |
録音:2007年9月、ニューヨーク。ジーナ・シフはニューヨーク・タイムズ紙に「ハイフェッツの再来」と絶賛され、現在ヨーロッパ、アメリカを中心に演奏活動を行っているベテラン・ヴァイオリニスト。彼女の初録音は1968年のMGM映画「フィクサー」のためのモーリス・ジャルが書き下ろした無伴奏ヴァイオリン作品だった。多くの賞の受賞歴があり、フィラデルフィア管、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と度々共演、NAXOSよりブロッホのヴァイオリン協奏曲などをリリースし高い評価を得ている。 | ||
ドリーミング・イン・カラー〜ファゴットと作品集 ピーター・シックリー(1985-):夏のセレナード ジョン・スタインメッツ(1951-):想像上のオペラからの組曲 ドレイク・メイブリー(1950-):二重奏曲 パウル・ジェレスク(1901-1989):ドブロゲアナ狂詩曲 ホセ・シクィエラ(1907-1985):3つのエチュード イ・ヒェキョン(1959-):ドリーミング・イン・カラー ベンジャミン・コエーリョ(Fg) アラン・ハックルベリー(P) | ||
録音:2009年8月-9月。アメリカ、ルーマニア、ブラジル、韓国出身の作曲家による現代ファゴット作品集。PDQバッハことピーター・シックリー等、ジャズ、民族音楽の影響を受けた親しみやすい作品が中心。ファゴットのベンジャミン・コエーリョはブラジル系アメリカ人でソロ奏者として活動しAlbany、Crystal、MSRなどに多く録音している。 | ||
辺ぴな道 クレメンティ:ソナタ「魔笛」 ゴダール:オー・マーティン/ワルツ第2番 タールベルク:夜想曲 モシュレス:小さなせせらぎ クライスラー/ゴドフスキー編: ベートーヴェンの主題によるロンディーノ リスト:ローレライ チェルニー:旋律的な練習曲 メトネル:ピアノ・ソナタ「おとぎ話」 シベリウス:ロマンス ガーシュウィン:4度のノヴェレッテ/メロディ第40番 |
イアン・ホミニック(P) | |
録音:2007年。 「辺ぴな道」のアルバム・タイトル通り、ロマン派から近代にかけての珍しいピアノ作品集。イアン・ホミニックはアール・ワイルドに師事、現在アメリカ、カナダ、ヨーロッパで演奏活動をしている若手。クレメンティからタールベルク、クライスラーからガーシュウィンまで軽やかに弾きこなしている。 | ||
ディジタル・ルーム〜 メイソン・ベイツ(1977-):作品集 イントロ:ブルース7/ディジタル・ルーム(*)/ インタリュード:サイレン・ミュージック(#)/ 固められた琥珀から(+)/インタリュード:琥珀(+)/ 赤い川(**)/アウトロ:菱形 |
メイソン・ベイツ (エレクトロニカ) イザベル・ディマーズ (Org;*) シャンティクリア(#) ビアヴァSQ(+) アンタレス(**) [Cl/Vn/Vc/P] | |
エレクトロニカはクラブ・ミュージックで使われる打ち込み系コンピュータ音楽といった感じのもので、ここでは初期のコンピュータ音楽風からクラブのDJ風まで様々な音が聞こえる。だいたいがチープな雰囲気のサウンドなのだが、それがオルガンや弦楽四重奏と共演すると、えも言われぬ違和感があり、確かに新しい不思議な音楽。 | ||
ビル・ロビンソン(1955-):ヴァイオリン作品集 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1979-2003)より 〔第1番/第10番/第11番〕/ ゴーヴィンダ・ソナタ(2006)(*)/ アーナンダ舞曲集(2008-09)(*) |
エリック・プリッチャード(Vn) ランドール・ラヴ(P;*) | |
録音:2009年9月-10月、ノースカロライナ州ダーハム。ロビンソン(「人間風車」の異名で知られる同名のプロレスラーとは別人)はテキサス州出身の作曲家でイーストマン音楽院で学んだ。ヒンドゥー教の思想に傾倒し、そうした思想を作品に反映させているという。合唱と管弦楽のための「マントラ・カンタータ」といった大作も発表している。作風は新ロマン主義といった所でバルトーク、ジャズ、バーンスタインの反響を聴き取ることが出来る。 | ||
ヴォイス・オブ・ピープル ガブリエラ・レナ・フランク(1972-):「チャンビの夢」より [アンデス・アルバムのためのスナップショット(*)/4つのアンデス山脈の歌(#)] ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134(+) シェム・ギボリー(Vn;*/+) スザンナ・エイトン=ジョーンズ(S;#) ソニア・ルービンスキー(P;*) クレイグ・ケッター(P;#) エリザヴェタ・コペルマン(P;+) | ||
録音:2008年-2009年。 ガブリエラ・レナ・フランクはペルー/中国系の母とユダヤ人を父にカリフォルニアに生まれた。その出自からか彼女の音楽には複数の民族音楽の要素が聴き取れる。「チャンビの夢」は民族舞曲とインディオの歌が現代的に解釈され、それはこれまでの民族音楽を素材とした現代音楽(例えばストラヴィンスキーやバルトークなど)とも違い、彼女のポップで独自の感性が見事に開花している。 | ||
シューベルト:4手連弾のためのピアノ作品集 3つの軍隊行進曲 Op.51 (D.733) (*)/ アンダンティーノと変奏曲 ロ短調 D.823 Nos.2-3 (#) / デュオ「人生の嵐」Op.144 (D.647) (*)/ 4つのレントラーD.814 (#)/ 幻想曲 ヘ短調 Op.103(D.940)(*) |
ミン・クウォン (第1P;*/第2P;#) ロベルト・レーバウメル (第1P;#/第2P;*) | |
録音:2010年5月。ミン・クウォンは韓国出身のピアニストで、アメリカで研鑽を積み、スクロヴァチェフスキ、アラン・ギルバートらの指揮のもとオーケストラとの共演も多い注目の女流ピアニスト。相方のレーバウメルはオーストリア出身で室内楽、歌曲の伴奏を得意とし特にシューベルトには定評がある。 | ||
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15(*) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 Op.11(#) |
ジョシュア・ピアース(P) ポール・フリーマン指揮 スロヴァキアpo.(*) チェコ・ナショナルso.(#) | |
録音:1993年、ブラチスラヴァ(*)/1995年、プラハ(#)、以上ライヴ。 ジョシュア・ピアースはWERGOレーベルにジョン・ケージ・ピアノ作品シリーズを録音する他、武満徹やシュトックハウゼン、ハリー・パーチなども得意とし現代音楽のスペシャリストとして知られているが、決してそればかりではなく、古典やロマン派の作品にも数多く取り組んでおり、当MSRにも既に十種類近くのアルバムがあり、近年はシューベルトのスペシャリストとしても認められている。ここに収められたブラームスのドラマティックで骨太の演奏は現代音楽のスペシャリストというより、往年のドイツの名ピアニストの風格を感じさせる。 | ||
カテドラル・クリスマス〜クリスマス・ソング集
リー・グヴォーズ(Org) コルプス・クリスティ大聖堂cho. ポンティフィカル大聖堂cho. 大聖堂ユースcho. 大聖堂聖歌隊 大聖堂ハンドベルcho. 大聖堂祝祭o. | ||
録音:2009年8月、コルプス・クリスティ大聖堂、テキサス。 | ||
バトル・クリークのための音楽 ショスタコーヴィチ/A.ダンカン編:交響曲第10番〜第2楽章(*) クリフォード・ブラウン:ジョイ・スプリング(*) トゥリン:ダイアナへの賛歌(*) / ビル・コンティ:ロッキーのテーマ(*) オッフェンバック:ホフマンの舟歌(#) / シャブリエ:スペイン(#) W.C.ハーディ:セントルイス・ブルース(+) フィリップ・スパーク:バトル・クリークのための音楽(**) ワーグナー:エルザの大聖堂への入場(#) マーク・グールド指揮(*) コンスタンティン・キツォプーロス指揮(#) リチャード・エヴァンズ指揮(+) サラ・イオアニデス指揮(**) バトル・クリーク・ブラス・バンド | ||
録音:ツアー及びケロッグ・オーディトリウム(バトル・クリーク)、ライヴ。 ショスタコーヴィチの狂気に満ちた第10交響曲の第2楽章を金管バンドでやってしまうこと自体が狂気。その超絶技巧アンサンブルには舌を巻く。そのほか、ロッキーのテーマなどポップス調の音楽では乗りのよさで会場も大盛り上がり。この世界では極めつけの名曲(**)も、目の覚めるようなきらめく音色。 | ||
ウーマン・スピリット〜リビー・ラーセン(1950-):歌曲集 ポルトガルからのソネット(1988)/私のアントニア(2004)/マーガレット歌曲集(1998)/ 試してみて、良き王よ〜ヘンリー8世の妻の最後の言葉(2002) アン・テダーズ(S) マーヴァ・デュアークセン(P) | ||
録音:2007年-2008年。ラーセンは管弦楽、室内楽、声楽曲、打楽器、テープ作品と多くのジャンルの作品を既に400曲以上手掛けグラミー賞も受賞している。調性に基づく穏健で叙情的な歌曲集。 | ||
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):作品集 ピアノ協奏曲第1番 [ズザナ・ルージチコヴァー(P) カレル・シェイナ指揮チェコpo./1957年10月22日]/ 交響曲第4番[ズデニェク・コシュラー指揮チェコpo./1975年2月]/ バレエ音楽「2つの世界」[イジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコpo./1984年4月]/ 交響曲第5番[ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコpo./1980年9月]/ 弦楽のための室内音楽[ヴァーツラフ・ノイマン指揮プラハ室内ソロイスツ/1965年1月]/ 木管五重奏のためのディヴェルティメント[チェコ・フィル木管五重奏団/1956年5月]/ 弦楽四重奏曲第2番[ヴラフSQ/1965年2月]/ チェンバロのためのカノン風インヴェンション/ ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ(*) [ズザナ・ルージチコヴァー(Cemb) ヨゼフ・スク(Vn;*)/1976年7月20日、9月2日]/ ピアノ三重奏曲[スーク三重奏団〔ヤン・パネンカ(P) ヨゼフ・スク(Vn) ヨゼフ・フッフロ(Vc)〕/1976年7月]/ トロンボーン・ソナタ[ズデニェク・プレツ(Tb) ヤン・ヴラーナ(P)/1975年2月] | ||
録音:[/内]、モノラル&ステレオ。原盤:SUPRAPHON。おそらく全曲初CD化と思われる。 カラビスは20世紀を代表するチェコの作曲家。決して多くの作品を残したわけではないが、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、バルトークら旧ソビエト、東欧諸国の作曲家の影響を受けたダイナミックで聴き応えのある作品揃い。演奏陣もカラビス夫人で名チェンバリストのルージチコヴァーがピアノ協奏曲ではピアノも弾き、豪華な顔ぶれ。 欧文インフォメーションに『限定許諾を受けての発売』とあるので、おそらくプレス数が限られるはず。お早めの入手をお勧めしたい。 | ||
デイヴィッド・ローゼンマン=タウブ(1927-):コンヴェルサシオネス(自作自演集) 〔プロローグ「リスト風」/D.スカルラッティ風/J.S.バッハ風1/ヘンデル風/J.S.バッハ風2/テレマン風/ F.クープラン風/ダカン風/C.P.E.バッハ風1/クレープス風/C.P.E.バッハ風2/ハイドン風1/ ハイドン風2/モーツァルト風/ウェーバー風/シューベルト風/ベートーヴェン風/チェルニー風/シューマン風/ ショパン風1/ショパン風2/メンデルスゾーン風/ヘラー風/チャイコフスキー風/エピローグ「リスト風」〕 デイヴィッド・ローゼンマン=タウブ(P) | ||
録音:1997年。 ローゼンマン=タウブはアメリカの作曲家、ピアニスト。タイトルが「〜風」となっているので、様々な作曲家のスタイルを模倣しているような作品かと思いきや、あくまでそれは作曲者の主観。実際は無調、多調と典型的な現代音楽のスタイルで書かれている。 | ||
血の代わりに〜デイヴィッド・ローゼンマン=タウブ(1927-):作品集 Vol.2 献呈/気高さ/ダルシネアの謎/サンチョの遺言/生意気な好奇心/残留/告別 デイヴィッド・ローゼンマン=タウブ(声/P) | ||
録音:1997年/マスタリング:2013年。デイヴィッド・ローゼンマン=タウブはチリの詩人、作曲家で、このディスクには自身の詩の朗読と自作のピアノ曲が収録されている。ピアノ曲についてはロマン派風であったり、サティやアイヴズ、スクリャービンを思わせる音楽であったりと様々な様式が折衷されている。ブックレットに掲載された詩の一部を見ると、朗読の際、正確に再現するため、言葉のリズムが厳格に記譜されている。 | ||
さわやかな朝に〜フランスのピリオド楽器によるフルート作品集 フィリップ・ゴーベール(1879-1941): フルート・ソナタ第3番(1934)(*)/3つの水彩画(1915)(*)/ フルート・ソナタ イ長調(1917)(*/#)/夜想曲とアレグロ・スケルツァンド(1906)(*) ドビュッシー(1862-1918):シランクス(1913) インマヌエル・デイヴィス(Fl;+) ケーテ・ヤルカ(Vc;#) ティモシー・ラヴレース(P;*) | ||
録音:2009年12月、ミネアポリス。使用楽器:1865-1866年頃、ルイ・ロット製 No.888 (+)/1899年エラール社製(*)。ゴーベールはフランスのフルート奏者で作曲家。ドビュッシー、ラヴェルの影響を受けたフランス的で華麗でお洒落なフルート作品を数多く残した。フルートのデイヴィスはバッファロー・フィル、ミネソタ響などと共演、イエール大学では教鞭も執っている若手。 | ||
プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第8番 Op.84/5つの小品 Op.4/ 束の間の幻影 Op.22 |
ジェリー・ウォン(P) | |
録音:2007年-2008年。 ジェリー・ウォンはインディアナ大学、ピーボディ音楽院で学んだ中国系アメリカ人の若手。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで活発に活動している。フィリップ・アントルモンに絶賛された期待の才能。 | ||
カンティレーナ〜フルートとオルガンのための抒情的な音楽 ジョン・ウィーヴァー(1937-):ラプソディ / ロザリー・ボナイトン(1946-):カンティレーナ ジェハン・アラン(1911-1940):3つの楽章 / ハンス・ヒラー(1873-1938):宗教的なアンダンテ J.S.バッハ(1685-1750):フルート・ソナタBWV.1032 マルセル・デュプレ(1886-1750)/C.キャラハン編曲:前奏曲 Op.12 No.5 ラースロ・キラーイ(1954-):3つのミニアチュア / フランツ・ラハナー(1803-90):エレジー フランク・マルタン(1890-1974):教会ソナタ マリアニエロ=リース・デュオ[リンダ・マリアニエロ(Fl) キース・リース(Org)] | ||
録音:2009年、テネシー。マリアニエロ・デュオは1994年結成、ニューヨークを始め、アメリカ国内の教会で定期的にコンサートを行っている。フルートのマリアニエロはバイエルン放送so.ほかオーケストラとの共演も多い。当MSRレーベルからは他に「フルートとオルガンのためのアメリカの音楽」(MS-1069)がある。 | ||
殉教者〜サックスと吹奏楽のための協奏曲集 ポウル・クレストン(1906-1985):アルト・サクソフォンとバンドのための協奏曲(1941) (*) デイヴィッド・デブア・キャンフィールド(1950-): アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲「殉教者」(2003) (#) ジョン・チーザム(1939-):コンチェルト・アグラリアーナ(2003) (*) インゴルフ・ダール(1912-1970):アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲(1949/53) (*) ケネス・ツェ(アルトSax) リチャード・マーク・ヘイデル指揮(*) レイ・クレーマー指揮(#) アイオワ大学シンフォニー・バンド(*/#) | ||
録音:2010年-2011年。ケネス・ツェ(チェ)は香港出身のサクソフォン奏者。地元香港で学んだ後渡米、インディアナ大学で研鑽を積み1996年にニューヨークのカーネギー・ホールでデビューしニューヨーク・タイムズ紙で絶賛される。1997年と1999年に来日してリサイタルを開催している。また須川展也とのデュオでアルバムも出している(CRYSTAL RECORDS)。楽器はヤマハを使用、同社のパフォーミング・アーティストでもある。 | ||
合流〜ピアノとトロンボーンと朗読のための音楽(全8曲) オグンクィット/ラングストンのために/アトランティック・ブルース/パヴァーヌ/ラブ・ソング/他 J.D.スクリムジャー(朗読) フィリップ・スウォンソン(P/Tb) | ||
録音:2009年。 J.D.スクリムジャーはアメリカの詩人で自ら朗読している。音楽のフィリップ・スウォンソンは作曲家としても活動、トロンボーン奏者としてはボストンso.の首席を務めている。このCDでは印象派とミニマル的なスタイルを採用、折衷している。 | ||
バッハ・ショパン・シューマン ショパン: バラード第3番 変イ長調 Op.47/ 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/幻想曲 ヘ短調 Op.49/ 子守唄 変ニ長調 Op.57/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/ 幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/ ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ バラード第4番 ヘ短調 Op.52 J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826 シューマン:クライスレリアーナOp.16 |
ブルクハルト・ シュリースマン(P) | |
録音:2009年6月、2010年3月、ベルリン。シュリースマンはヘルベルト・ザイデル、シューラ・チェルカスキー、ブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事した。米紙ハイ・パフォーマンス・レビューでは「リヒテル、ゼルキン、ミケランジェリ、グールドに匹敵する才能」と絶賛されている。またBAYERレーベルからCDが、ARTHAUSレーベルからはDVDが発売され、ショパン、シューマン、リストやゴドフスキーといったレパートリーが高い評価を得ている。一つ一つの音を丁寧に情感深く弾いており、真珠を転がすような繊細なタッチはショパンで見事な効果を生んでいる。 | ||
もうひとつの時へ〜キム・ヨンキョン、1920年の歴史的オルガンを弾く シリル・ジェンキンス(1885-1978):夜明け / マルセル・パポノー(1893-1988):トッカータ サン=サーンス:幻想曲 / グレインジャー/キム・ヨンキョン編曲:植民地の歌 リスト:アルカデルトのアヴェ・マリア / ジョセフ・ボネ(1884-1944):エルフェ ギィ・ウェイツ(1883-1959):グラン・クール / ケテルビー:修道院の庭で ドビュッシー/L.ローク編曲:アラベスク第1番 / ギルマン:演奏会用小品 / C.ジェンキンス:夜明け キム・ヨンキョン(Org) | ||
録音/使用オルガン:2009年11月、聖マリア・カトリック教会、オハイオ州デイトン/1859年設立?の歴史的オルガン。キムは韓国出身のオルガニストで16才で渡米、1993年に若手オルガニストのためのノースウェスト・レリジョナル・コンペティションに優勝している。 | ||
ソング・トゥ・マイ・ラヴ〜ファゴットとピアノのためのブルガリアの歌と舞曲 パラシュケフ・ハジエフ(1912-1992): Hey, Stoyane パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):早朝 民謡: Gankino Horo /あなたはチューリップ、ヒヤシンス、それとも薔薇?(*)/ Wedding Ratchenizza パンチョ・ヴラディゲロフ: Song To My Love 民謡: Gagaushko Horo / Zlato Girl / Gornodikansko Horo マリン・ゴレミノフ(1908-2000): Wept My Sweetheart / 民謡: Kopanizza ディミタル・ペトコフ(1919-1997): Yana / 民謡: Grape-picking Horo マリア・ジェレツチェヴァ・ワイルドヘイバー(Fg) ターニャ・タチコヴァ(P) | ||
録音:2008年-2009年。なおピアニストの姓が、代理店の案内で英語読みされ『タコバ』と記載されているが、英語読みにせよブルガリア語読みにせよ誤り。 ともにブルガリア出身の2人によるアルバム。ファゴットのマリアはこれがデビュー・アルバム。どうも英語圏の人と結婚したようで最後にワイルドヘイバーが付いているが、元々は「マリア・イェレツチェヴァ」と読むべきか。上記では英語読みしている。彼女は地元の音楽院を卒業後、渡米。イェール大学マスター・クラスに学び、その後ソリストとして世界各地で活動。このアルバムは彼女の母国ブルガリアの民謡やポップソングを彼女自身がファゴットとピアノのために編曲したものを収録、となる。(*)は「春の祭典」の冒頭を思わせる異国情緒あふれるメリスマティックな旋律。 | ||
ジョセフ・ラッカーズ、デビュー バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903 シューマン:幻想曲 Op.17 ラヴェル:ラ・ヴァルス バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80 |
ジョセフ・ラッカーズ(P) | |
録音:2010年8月、南カリフォルニア音楽大学リサイタル・ホール。ジョセフ・ラッカーズはイーストマン音楽学校からドクターの称号も受けており、スタインウェイ・アーティストにも選ばれ、既に全米各地やヨーロッパ、アジアでコンサート活動を行っている。またロマゾフ・ラッカーズ・ピアノ・デュオとしても活動しており、高い評価を受けている。 | ||
それは聖夜に降り立った〜 エリザベス朝のクリスマス音楽(全22曲) ウィリアム・バード:前奏曲とヴォランタリー アンソニー・ホルボーン: それは聖夜に降り立った/夜の情景 ジョン・ブル:ジーグ トバイアス・ヒューム:ハーク・ハーク 作者不詳:グリーン・スリーヴス/他 |
ジュリアン・ベアード(S) パルテニア・ア・コンソート・ オヴ・ヴィオール | |
録音:2009年。大英帝国の黄金期と言われるエリザベス朝時代(1558年-1603年)に作られたクリスマスに因んだ音楽集。パルテニア・ア・コンソート・オヴ・ヴィオールはニューヨークに拠点を置くヴィオール・アンサンブル。MSRではこれが3枚目のアルバムとなる。ジュリアン・ベアードはアメリカの代表的な古楽歌手でこれまでにオワゾリール、アルヒーフを始め様々なレーベルからCDをリリースしている。MSRからは既に2枚のCDを出している。 | ||
アート・ファイヤー・ソウル〜ジュディス・ラング・ザイモント(1945-):ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ/カレンダー・コレクション「春」「夏」「秋」/木星の月/魔法使い/夜想曲「世紀の終わり」/ 12の超絶的前奏曲「カレンダー・セット」/ジャックのための行列/ジャズ・ワルツ/私の弁当箱に/セレナード/ アメリカン・シティ「ニューヨークの肖像」/ヘジテーション・ラグ/リフレクティヴ・ラグ/ジュディのラグ エリザベス・モーク(P) | ||
録音:2011年。ザイモントはピアニストとしても活動し、2001年にはヴァン・クライバーン・コンクールにも入賞している。作曲家としては多作であらゆる分野に作曲している。モダーン・ジャズのハーモニーを基本とした都会的な音楽は時にビル・エヴァンズ、キース・ジャレット、サティ、ドビュッシー、吉松隆を思わせる甘美な世界。 | ||
ファゴットと友達〜2010年ファゴット室内楽作曲コンクール入賞作品 ジョナサン・バーツ(1986-):コンチェルティーノ(*) ルイス・ニールソン(1950-):あなたはどう?(#) / アーサー・ゴッツチョーク(1952-):アメリカの夜(+) ステファン・クウィック(1987-):8つのミニチュア(ストラヴィンスキーへのオマージュ)(**) ポーラ・ブルスキー(Fg) ウェンレイ・グ(Vn;*/+/**) ケイ・キム(P;*/+/**) エリザ・トムソン(Va;*) デシリー・ミラー(Vc;*) クリストファー・オットー(Vn;#) エミリー・デユフォー(Vc;#) マイケル・ウィリアムズ(Fl;**) | ||
録音:2010年-2011年。ファゴットのレパートリーを増やすため、ファゴット奏者ポーラ・ブルスキーが2009年に創設したファゴット室内楽作曲コンクールの2010年度入賞作を収録。特殊奏法満載の前衛的なニールソンの「あなたはどう?」、ストラヴィンスキー作品と同名のクウィックの楽しげな「8つのミニチュア」が聴き物。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31 No.3 グラナドス:「ゴイェスカス」より 〔愛の言葉/嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす〕 シューマン:フモレスケOp.20 |
アンバー・ イ=シャン・リャオ(P) | |
録音:2010年、ニューヨーク。アンバー・イ=シャン・リャオ [AMBER YIU-HSUAN LIAO] は台湾出身のピアニストで現在はアメリカ在住、マンハッタン音楽院とピーボディ・インスティテュートで学び、ローズマリー・ミルホランド賞ほか様々な賞を受賞している。 | ||
アメリカの休日〜 ハンプソン・シスラーの愛国的吹奏楽作品集 ハンプソン・シスラー(1932-): 「アメリカ国民の祝日」組曲〔第1巻−第3巻〕/ 「市民のイベント」組曲(R.ディーマー編) |
カーク・トレヴァー指揮 スロヴァキア国立シンフォニー・ ウインド・アンサンブル | |
録音:2009年9月。「アメリカ国民の祝日」組曲は一年間に11ある国民の祝日にそれぞれ曲をつけた組曲。アイヴズのホリデー・シンフォニーと似た雰囲気を持つ。吹奏楽のあらゆる効果が駆使されており、吹奏楽ファンは必聴。 | ||
心の平和とともに〜ナンシー・ワーチ [Nancy Wertch] :合唱作品集 心の平和とともに/ヒムヌス・マトゥティヌス/チャーム・ミー・アスリープ/精霊の歌/テニソン・タペストリー ハロルド・ローゼンバウム指揮ニューヨーク・ヴァーテュオーゾ・シンガーズ | ||
録音:2011年。ワーチはウィスコンシン州出身のアメリカの中堅作曲家で、フルブライトの奨学金を得てベルリンで学んだ。モダーンな要素と敬虔な信仰心が一体となった現代の宗教音楽。 | ||
ベッコニング〔手招き〕〜チェロのための新しい音楽 セラ・フアン(1962-):チェロと朝鮮の太鼓のための「手招き」(2003) (*) フアン・ルオ(1976-):4つの断章(2008) / ジェイ・グリーンバーグ(1991-):チェロ・ソナタ(2006) (#) レーラ・アウエルバッハ(1973-):無伴奏チェロ・ソナタOp.72 (2004) アンソニー・アーノーン(Vc) ジェイムズ・ジルス(P;#) ネイサン・ヘッセリンク、セラ・フアン(朝鮮の太鼓;*) | ||
録音:2011年。アンソニー・アーノーンはチェロをポール・トゥルトゥリエとモード・トゥルトゥリエに師事、ソリスト、指揮者として活動している。韓国の太鼓とのデュオであるセラ・フアンの「手招き」は朝鮮の民族音楽にモダーンな装いが施されて楽しい。 | ||
深い河〜アフリカ系アメリカ人作曲家の作品集 サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):深い河 Op.59 No.10 (*) R.ナサニエル・デット(1882-1943):シナモン・グローヴ組曲 ハワード・スウォンソン(1907-1978):夜想曲(*) ヘール・スミス(1925-2009):エピセディアル変奏曲(*) デイヴィッド・ベイカー(1931-):パガニーニの主題によるエスニック変奏曲(*) エリス・L.マルサリスJr.(1934-):四度目の秋 マーウィン・シウ(Vn;*) フェニックス・パク=キム(P) | ||
録音:2006年-2010年。いわゆるクラシック音楽におけるアフリカ系作曲家による19世紀から現代までに書かれたヴァイオリン、ピアノ作品を収録。サミュエル・コールリッジ=テイラーの素朴な黒人霊歌の編曲から印象派の影響を受けたデットのシナモン・グローヴ組曲を経て現代の語法で書かれたスミスのエピセディアル変奏曲、パガニーニの有名なカプリスの主題をジャズあり現代語法ありの自在な手法で料理したベイカー作品、そしてウィントン・マルサリスの父であるエリス・マルサリスの超おしゃれでロマンティックなピアノ曲で閉じられるスウィートなアルバム。 | ||
マーラー/エルヴィン・シュタイン編曲:交響曲第4番 (室内アンサンブル版、1921 /アレクサンダー・プラット再構成) ドビュッシー/ベンノ・ザックス編曲: 牧神の午後への前奏曲(室内アンサンブル版、1920)(*) ディアナ・ブレイウィック(S;*) ケン・セルデン指揮マーティンゲール・アンサンブル | ||
録音:2011年1月、ライヴ。 私的音楽協会は同時代の音楽を広く紹介するためにシェーンベルクが1918年に立ち上げた団体で、ひとつの傾向や国に限定せず様々な作品が取り上げられ、3年の活動期間に117の演奏会が行われた。オーケストラ作品は予算の都合もあり室内アンサンブルに編曲して演奏された。マーラーとドビュッシーは特にシェーンベルクのお気に入りの作曲家であったと言われる。室内アンサンブルに編曲されることで対位法がよりくっきりすると同時に最高級のサロン音楽としても楽しめる。 | ||
クール・オブ・ザ・デイ〜世紀を越えた珠玉のアカペラ(全19曲) 伝承曲:不思議な愛 / ブルックナー:正しき者の口は知恵を語り / パレストリーナ:エルサレムの光 カザルス:おお、すべての道行くものよ / R.シュトラウス:ドイツ・モテット/他 ケント・トリトル指揮 ロバート・ローター指揮 聖イグナチウス・ロヨラcho. | ||
録音:2011年2月。あらゆる世紀の美しい無伴奏合唱曲を収録。聖イグナチウス・ロヨラ合唱団はニューヨークに拠点を置き、グレゴリオ聖歌からジョン・ゾーンのような現代曲まで歌うマルチな合唱団。 | ||
Young-Ah Tak ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番 ハ長調 HobXVI: 50 シューマン:謝肉祭 Op.9 リスト:ペトラルカのソネット第104番/ リゴレット・パラフレーズ レオン・カーシュナー:ピアノ・ソナタ第1番 |
タク・ヨンア(P) | |
タク・ヨンアは韓国出身の若手ピアニストでレオン・フライシャーらに師事した。現在アメリカ、ヨーロッパ、韓国、日本でソロ活動を行い、ラヴィニア音楽祭など名だたる音楽祭にも度々招聘されている実力派。ハイドンからリスト、カーシュナーまで様式の異なる音楽を確かな技術と澄み切った音色で一気に聴かせる。 | ||
輝き、生まれよ!/聖典と聖歌の祭典(全32トラック〔音楽は12トラック〕 プレトリウス:来たれ汝・地球の救い主 / フェルコ:オー・ヴェルブム・パトリス リカーズ:来たれ我らが長らく待ったイエス / ラッスス:エルサレムのブドウ園 ヘルムスリー:おお彼は雲とともに降臨された/他 ブルース・J.・バーバー指揮聖ジェイムズ大聖堂cho. | ||
録音:2010年、シカゴ。新旧様々なキャロル集。曲の間に聖書の朗読が入る。 | ||
ロマンティックなイギリス歌曲集 ブリッジ:吹け吹け冬の風よ/憧れ/最後のお願い/愛は去ってしまった エルガー:彼女は市場に行っていないか?/ロンデル/詩人の生活/夜明けの風 クィルター:ゆけ愛しいバラよ/いま真紅の花びらは眠る/愛の哲学 ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌(全9曲) スタンリー・ウィルソン(T) マルコム・ハリデイ(P) | ||
録音:2010年。19世紀から20世紀にかけて活躍したイギリスの作曲家たちの歌曲集。スコットランド、アイルランド民謡を思わせる素朴なメロディに印象派の影響を受けた近代的で華麗なピアノ伴奏がついたノスタルジックな歌曲。テノールのスタンリー・ウィルソンはメトロポリタン歌劇場の舞台にも立つアメリカ期待の若手。 | ||
サムシング・バロウド〜チェロとピアノのための編曲集 ラヴェル/カルテルヌオーヴォ=テデスコ編曲:道化師の朝の歌 ラヴェル/ポール・バズレール(1886-1968)編曲:ハバネラ形式による小品 フォーレ/パブロ・カザルス(1876-1973編曲:夢のあとに Op.7 No.1 サラサーテ/ヴェルナー・トーマス=ミフネ(1941-)編曲:ツィゴイネルワイゼンOp.20 ラフマニノフ/レナード・ローズ(1918-1984)編曲:ヴォカリーズ R=コルサコフ/レナード・ローズ編曲:熊蜂の飛行 ショスタコーヴィチ/L.アトヴミヤン(1901-1973)編曲:「明るい小川」〜アダージョ シューベルト/ガスパール・カサド(1897-1966)編曲:アレグレット・グラツィオーソ ロジャー・クィルター/イアン・バックル(1971-)編曲:3つの歌 シマノフスキ/パウル・コハニスキ(1887-1934)編曲:「ロジェ王」〜ロクサーナの歌 ショパン/ピアティゴルスキー(1903-1976)編曲:夜想曲 嬰ハ短調 サラサーテ/レナード・ローズ編曲:サパテアード・スパニッシュ・ダンスOp.23 No.2 J.S.バッハ/コダーイ(1882-1967)編曲:ああ、されどわれらが生命の何たるか ヨナタン・アースゴー(Vc) イアン・バックル(P) | ||
録音:2009年1月、リヴァプール。 名曲をチェロに編曲したアルバムは結構あるが、こちらの選曲はなかなかこだわっている。ラヴェルのスペイン情緒たっぷりの「道化師の朝の歌」はいったいどのように編曲するのかと思いきや、カステルヌオーヴォ=テデスコの編曲はなるほど、と膝を打つほど見事にチェロの音楽になっている。その他にショスタコーヴィチ、シマノフスキと新たなチェロ名曲誕生という感想を持つほどの名編曲、名演奏。アースゴー(オースゴール)はノルウェーの中堅チェリストで現在、ロイヤル・リヴァプール・フィルの首席を務める。広上淳一とハイドンのチェロ協奏曲を共演したこともある。 | ||
ヴィオラ・ソナタ集 ウィリアム・フラックトン(1709-1798):ソナタ(*) 〔ハ長調 Op.2 No.4 /ハ短調 Op.2 No.8 /ニ長調O p.2 No.5 /ト長調 Op.2 No.6 〕 ヘンデル(1685-1759):ソナタ ト短調 Op.1 No.6, HWV 364A (*) C.F.アーベル(1723-1787):ソナタ ハ長調 WKO.184 (#) キャスリーン・スティーリー(Va) ヴィンセント・デ・ヴリース(Cemb;*) アドリエンヌ・スティーリー(Vc;#) | ||
録音:2010年、テキサス。キャスリーン・スティーリーはアメリカの中堅ヴィオラ奏者で、フロリダのジャクソンビル響、ワチタ響の首席を勤める傍ら、室内楽の演奏にも精力的に取り組んでいる。チェンバロのデ・ヴリースはアール・ワイルドに師事し、ラフマニノフ、プーランクなどを得意とするピアニストとしても活動。 | ||
ドイツ・バロック音楽の至宝 クヴァンツ(1697-1773):トリオ・ソナタ ハ長調 ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲 ハ長調 BuxWV137(オルガンのみ) テレマン(1681-1767):トリオ・ソナタ イ長調 TWV42: A2 パッヘルベル(1653-1706):幻想曲 ニ短調(オルガンのみ) ファッシュ(1688-1758):ソナタ ト長調 リューベック(1654-1740):プレアムブルム ハ短調第2番(オルガンのみ) テレマン:ソナタ ホ短調 TWV40:146 J.S.バッハ:バビロンの流れのほとりに BWV.653(オルガンのみ) クヴァンツ:フラウト・トラヴェルソ二重奏曲 イ短調 Op.2 No.2 パッヘルベル:変奏を伴うアリエッタ ヘ長調(オルガンのみ) ザ・ハノーヴァリアン・アンサンブル [J.ソルム(Flトラヴェルソ) R.ウィトン(Flトラヴェルソ/リコーダー) N.スターン(リコーダー) A.フィアッコ(Vc) K.トリトル(Org/Cemb)] | ||
録音:2009年。ピリオド楽器使用。当団体はMSRからテレマンのソナタ、協奏曲などをリリースしている。J.S.バッハの前後の世代のドイツ・バロックの作品をトリオ・ソナタとオルガン独奏曲を交互に、バラエティ豊かに選曲。 | ||
ギリシャのピアノ音楽 ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984): ギリシャ民謡による44のミニアチュール〜子供のための小品 マノリス・カロミリス(1883-1994):夜想曲 マノス・ハジダキス(1925-1994):イオニアの組曲(抜粋)/白い小貝殻のために(抜粋) ヤニス・コンスタンティニディス:8つのギリシャの島の舞曲 ミキス・テオドラキス(1925-):前奏曲第1番/小組曲〜終曲 ジョン・プサタス(1966-):飛行機を待つ ヤニス・コンスタンティニディス:ドデカネシアの22の歌とダンス マノス・ハジダキス:6つの民族的な絵画(抜粋) / テオドラキス:ゾルバのダンス ディノ・マストロヤニス(P) | ||
録音:2010年5月、ギリシャ。ギリシャの作曲家たちによる19世紀末以降のピアノ作品を集めた企画。ギリシャといえば現代音楽のクセナキスが有名だが、ここに収められた音楽はどれもギリシャの民謡や伝統的な舞曲に基づいた作品で親しみやすいものばかり。グリーグ、バルトークにも似た雰囲気を持っている。テオドラキスのゾルバのダンスは歌心にあふれた楽しい作品。 | ||
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):クラリネット・ソナタ メンデルスゾーン:協奏的小品〔第1番 Op.113/第2番 Op.114〕 ノルベルト・ブルクミュラー(1810-1836):デュオOp.15 ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲「街の歌」Op.11(*) ピアース=アオモリ・デュオ[青森英明(Cl) ジョシュア・ピアース(P)] ダニエル・バレット(Vc) | ||
録音:2009年-2010年。青森英明はジュリアード出身ニューヨーク在住のクラリネット奏者で、クラシックのみならずジャズのクラリネットやサックスまで演奏し高い評価を得ている。前回リリースのブラームス(MSR-1322)に継ぐCDはクラリネットの世界では知る人ぞ知るドレーゼケのソナタなど盛りだくさん。正統的なドイツ音楽の味わいを聴かせてくれる。 | ||
愛はあなたの声を飛翔させる〜ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための音楽 カーソン・クーマン(1982-):もとに戻らない心(詩:J.ハッシュフィールド) タリック・オリーガン(1978-):神聖なるもの(詩:S.マラルメ) レナード・エンズ(1948-):歌曲集「終わりへ」より リチャード・ウィルソン(1941-):カップル、スウィフト・オーバー・ダブリン エリザベス・ハスキンズ(1951-):私の庭(詩:C.ロセッティ) ドナルド・ワックスマン(1925-):ラヴ・ソングズ クリスティン・ハウレット(S) パトリック・ウッド・ウリベ(Vn) ホリー・チェイサム(P) | ||
録音:2010年-2011年。アメリカの新旧世代の作曲家によるソプラノ、ヴァイオリン、ピアノのために書かれた歌曲を収録。いずれも調性で書かれた叙情的な作品で親しみやすい。ソプラノのクリスティン・ハウレットは歌手活動だけでなく合唱やオペラの指揮者としても活動するマルチな音楽家。 | ||
道〜J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲) 〔第1番 ト長調 BWV1007/第2番 ニ短調 BWV1008/第6番 ニ長調 BWV1012/ 第3番 ハ長調 BWV1009/第4番 変ホ長調 BWV1010/第5番 ハ短調 BWV1011〕 ヘクン・ウ(Vc) | ||
録音:2008年、ウィラメット大学・ロジャーズ・ミュージック・センター、オレゴン州。ウは上海出身で上海音楽院で学んだ後、パリ音楽院で研鑽を積み、渡米後にポール・トルトゥリエ、ザラ・ネルソヴァらに師事した。ソリストとして上海響、中国中央楽団と共演の他、指揮者としても活躍している。全体にテンポをゆっくりめに取り、旋律を大らかに歌わせるバッハ。 | ||
ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト10周年記念 (全曲バリー・リーバーマンによる弦楽合奏のための編曲版による) メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 Op.44 No.2 (*) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」(*) ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調(*) ハイドン:弦楽四重奏曲第66番 ト長調 Op.64 No.4(*) ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.111 (*) ・ボーナスDVD「ドキュメンタリー・リハーサル&コンサート」(#) (プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番より/ シューマン:弦楽四重奏曲第3番より/ファリャ:7つのスペイン民謡より) ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト(弦楽o.) | ||
録音:2010年5月、ライヴ(*)/2009年5月(#)。弦楽四重奏曲をメンバーを増員して弦楽オーケストラで演奏する試みはこれまでにもあった。古くはマーラー編曲によるシューベルトの「死と乙女」、バーンスタインが自ら編曲しウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲、ベルクの「抒情組曲」は作曲者が自ら楽章を選んで弦楽オーケストラに編曲した。しかしこれほど組織立って弦楽四重奏をオーケストラとして演奏している団体はないだろう。ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクトは数ある古今の弦楽四重奏曲を自分たちで選曲し編曲して弦楽オーケストラとして演奏している団体。しかしただ弦楽四重奏を増員して、同じパートを何人かで弾いているのではなく、曲想にあわせて、部分的にソロにしたり再びテュッティにしたりと合奏協奏曲的な心憎い配慮がされている。メンデルスゾーンは新しい弦楽のための交響曲が発見されたような気分、ベートーヴェンは骨太の音楽がやはり交響曲を彷彿とさせ、ヴェルディ、ブラームスの、その堂々とした佇まいは全く新しい曲を聴いているような気分になる。ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクトは全米オーケストラの生え抜きの弦楽奏者有志で編成され、毎年コンサートを行っている。 | ||
カーソン・クーマン(1982-):弦楽のための室内楽作品集 空への旅〜あらゆる楽器の組み合わせのための(2009)(*)/ シューマン・セレナード〜弦楽三重奏のための(2007)(#)/ ピアノと弦楽のための四重奏曲「海の典礼」(2009)(#)/ エスタンピー〜2つのヴァイオリンのための(#)/ トンボー・アリア〜弦楽四重奏のための(2003)(#)/ カヴァティーナ〜ヴィオラとピアノのための(2008)(+)/ 4つの警句的インヴェンション〜弦楽四重奏のための(2003)(#)/ プランクトゥス〜ヴィオラのための(2005)(**)/ ヴィオラ五重奏曲「不穏な喩え話」 〜2つのヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための(2009)(#) スロヴァキア・チェンバー・ソロイスツ団員(#) カーソン・クーマン(P;*) サラ・ダーリング(Va;+/**) ジェフリー・グロスマン(P;+) | ||
録音:2010年。多作家で知られるアメリカの若手作曲家クーマンによる、弦楽を中心とした室内楽作品集。空への旅はあらゆる楽器の組み合わせのためのとの但し書きがあるが、ここではピアノ独奏で演奏されている。いずれもバルトーク、キース・ジャレットを思わせる現代のロマン主義といった雰囲気を持っている。 | ||
シャドウ・キャッチャー〜アメリカの吹奏楽作品集 ノーマン・デッロ・ジョイオ(1913-2008):ルーヴルからの情景 アンソニー・プロッグ(1947-):二重協奏曲〜2つのトランペットとウィンド・アンサンブルのための ジョセフ・ターリン(1947-):コンチェルティーノ〜11楽器とウィンド・アンサンブルのための エリック・イーワゼン(1954-):金管五重奏とウィンド・アンサンブルのための協奏曲「シャドウ・キャッチャー」 アンドルー・ヨーズヴィアーク指揮ウェスト・チェスター大学ウィンド・アンサンブル | ||
録音:2011年3月。ウェスト・チェスター大学はペンシルヴァニア州にあり2011年創立140年になる音楽大学で吹奏楽では定評がある。いずれもウィンド・アンサンブルの機能と効果をよく考え抜いた秀作ぞろい。 | ||
ハンプソン・シスラー(1932-): 不死鳥よ永遠に(2009)/嵐の湧き起こる中で(2005)/ 魂の中の音楽(2005/2009)(*)/ 聖フランシスコの祈り人(1970/2009)(#) |
マーロン・ダニエル指揮 プラハ・シンフォニエッタ ローリ=カイエ・K.ミラー(Ms;*) ダーネル・イシュメル(Br;*) メリッサ・シントロン(S;#) | |
録音:2007年、2009年、チェコ。ハンプソン・シスラーはニューヨーク出身の作曲家でオルガニストとしても活動している。いずれの作品も宗教色が濃く、新ロマン主義とでも言うべき抒情的な作品。 | ||
モーツァルト:2台ピアノのための作品全集 2台ピアノと管弦楽のための協奏曲 K.365(*)/ 2台ピアノのためのソナタK.448(#)/ アダージョとフーガK.546/ K.426(#)/ ラルゲットとアレグロ 変ホ長調(#) |
ピアス&ジョナス [ジョシュア・ピアス、 ドロシー・ジョナス(P)] ポール・フリーマン指揮(*) スロヴァキアpo.(*) | |
録音:1993年1月26日、ブラチスラヴァ、ライヴ(*)/SUNY(おそらくアメリカ)(#)。ピアス&ジョナスのコンビは1980年代中ごろに結成、レパートリーは18世紀から20世紀までと幅広い。1984年に映画「ベン・ハー」の音楽でも知られるミクローシュ・ロージャに2台ピアノと管弦楽のための協奏曲の作曲を委嘱、初演している。当MSRからはメンデルスゾーンの2曲の2台ピアノのための協奏曲、ラフマニノフの交響的舞曲ほかをリリースしている。 | ||
インタープレイ〜ロバート・アッカーマンの世界 BOX 1(全39曲) より遅い速度で/2つの断章/チェンジ/インタープレイ/2つの俳句/エニシング・バット/ ウォーター/オーロラ/ハバナ・スペシャル/ショート・ストーリー/冬の死/ サウス・カロライナ・スケッチ/ビル・エヴァンズのためのシエナ/ リフレクションズ/サークリング/ジェントル・ムード/他 トリスタン・ウィレムズ指揮アテナ弦楽o.、スロヴァキア国立po.(コシツェ) スロヴァキア国立フィルハーモニーSQ /他 | ||
録音:2003年-2010年、アイスランド、コシツェ、ニュージャージー。ジャズのサクソフォン奏者でもあるロバート・アッカーマンの作品集。弦楽四重奏、室内楽アンサンブルなど多様な編成の曲が並び、時に新ウィーン楽派、時にアヴァンギャルド・ジャズと様々な様式が折衷されている。 | ||
ヤン・クーツィール(1911-2006):ホルン作品集 ソナチネ Op.59 No.1 (1972) /ロマンツァ Op.59 No.2 (1972) / 変奏曲 Op.59 No.3 (1986) /華麗なるスケルツォ Op.96 (1983) / 13の性格的な練習曲(1989) 〜無伴奏ホルンのための「春の祭典のリズムによる」(*) / コラール・ファンタジー Op.89(1981) (#) /ホルンとハープのためのソナタ Op.94 (1983) (+) ジェイムズ・ボルディン(Hr) リチャード・サイラー(P;無印) マシュー・マクマハン(Org;#) ジェイミー・ヘフナー(Hp;+) | ||
録音:2012年。クーツィールはオランダ出身で後にベルリンに移住、生前は劇場や放送局のオーケストラの指揮者として活躍、1950年代にはバイエルン放送so.を振ったこともある。指揮者を引退してからは作曲に専念し、室内楽やブラスのための作品を多く残した。収録の作品はいずれも現代音楽とは無縁の親しみやすい作風でホルン独奏のコンサート・ピースとして最適。ここでホルンを吹いているジェイムズ・ボルディンはアメリカ中西部のオーケストラ、ブラス・バンドで活躍し、またアメリカに数多く存在する大学の吹奏楽の指導にも積極的に関わっているベテラン。 | ||
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-1966):ピアノ五重奏曲(*) /ピアノ三重奏曲
J.ジェノーヴァ(Vn;*) S.ミレンコヴィチ(Vn) A.ルディアコフ(Va;*) A.アズナヴォオリアン(Vc) A.ネイマン(P) | ||
録音:2011年1月。アルフレッド・リードの師として、またMERCURYレーベルのイーストマン・ウィンド・アンサンブルの録音で、吹奏楽ファンには有名なジャンニーニの珍しい室内楽作品集。ジャンニーニはイタリア系アメリカ人としてフィラデルフィアに生まれ、ジュリアード音楽院で学んだ。その後1939年にニューヨークに移住しジュリアード、カーティス、マンハッタン音楽院で教鞭を執った。作風はこの時代を生きた作曲家としては穏健でフォーレ、フランク、ブラームス、ラフマニノフの影響を感じさせる。ピアノ五重奏曲は野村芳太郎監督の映画「砂の器」(1974)のサウンドトラック(菅野光亮)を思わせる歌謡性に富んだ旋律と劇的要素にあふれた美しい作品。 | ||
コール&エコー〜アメリカのトランペット・ソナタ集 ジェイムズ・スティーヴンソン(1969-):トランペット・ソナタ(2001) スタンリー・フリードマン(1951-):トランペット・ソナタ(1995) ケント・ケナン(1913-2003):トランペット・ソナタ(1956) ロバート・スーダーバーグ(1936-):室内音楽 VII「トランペットとピアノのための儀式」(1984) エリック・バーリン(Tp) ナディーン・シャンク(P) | ||
録音:2010年、ベザンソン・リサイタル・ホール、マサチューセッツ大学。エリック・バーリンは1998年以来、オルバニーso.の首席奏者を務めており、これがMSRでの二枚目のアルバムとなる。彼はトランペットのための新しい作品の紹介を意欲的に行っており、新作の委嘱・初演も多い。ここに収められたソナタはいずれもトランペットの特性を生かした演奏効果が高く、親しみやすい作品ばかり。 | ||
美しきフランス〜フランス・バロックの音楽 ニコラス・ベルニエ(1665-1734):カフェ / F.クープラン(1668-1728):愛と名づけられたコンセール第9番 マレ(1965-1728):イ短調の小品 / ジャック・デュフリ(1915-1789):ニ長調の小品 モンテクレール(1667-1737):バッカスのアリア レ・グラーセ[ジェニファー・ポーリーノ(S) アネッテ・バウアー(リコーダー) レベカー・アーレント(Gamba) ジョナサン・ローズ・リー(Cemb)] | ||
録音:2010年3月。バロック・アンサンブル、レ・グラーセは2008年に結成したばかりの新しいグループでメンバーは地元アメリカで学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積んだ若い音楽家で構成される。カンタータからのアリア、室内楽曲、ヴィオル独奏曲など様々な編成の作品が収められフランス・バロック音楽の諸要素がこれ一枚で一応は味わえる内容となっている。 | ||
ゴーイング・ソロ〜無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品 テレマン:幻想曲第7番 変ホ長調 / ヴュータン:奇想曲 Op.posth 9 (*) イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27 No.4 / J.ウィン:ピーブロック(2008) クライスラー:レチタティーヴォと奇想的スケルツォOp.6 / A.R.トーマス:呪文(*) シュールホフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1927) Q.ポーター:無伴奏ヴィオラ組曲(1930)(*) / ピアソラ:3つのタンゴ・エチュード ステファニー・サンタンブロジオ(Vn/Va;*) | ||
録音:2010年、ソノマ州立大学グリーン・ミュージック・センター。ステファニー・サンタンブロジオはイーストマン音楽院を卒業、クリーヴランドo.に永らく在籍後、サン・アントニオso.のコンサート・ミストレスに抜擢。その後、室内楽とソロ活動に力を注ぐようになった。アージェンタ・ピアノ三重奏団のリーダーとして活躍、メンデルスゾーン作品集も発売になっている(BRIDGE,BCD-9338)。このアルバムは古今の無伴奏ヴァイオリン、ヴィオラ作品を集めた珍しいCDでシュールホフ、ピアソラ作品は普段聴く機会がないため大変貴重。 | ||
星座〜ジャスティン・ヘンリー・ルービン(1971-): エグロガ〜ヴァイオリンとピアノのための/ヴァイオリンとピアノのための「明けの明星が輝く」による変奏曲/ ヴァイオリンとマリンバのためのエコセーズ/5声のためのセレナーデ/ 2つのヴァイオリンのための3つのコラール/3楽器のための小さなスケルツォ/ 2人の音楽家のための「間に合わせ」/2つのヴァイオリンのためのサミュエル・グリーンバーグ星座/ パミーナのアリア「ああ私にはわかる」によるファゴットとピアノのための幻想曲/ ヴァイオリンとピアノのための「別の最後の日に・・・」 E.オルドリッジ(Vn) J.キャンベル(Fg) デュオ・ゲランド(Vnデュオ) G.コシンスキ(Perc) ジャスティン・ルービン(P) シャンノン・ウェットスタイン(P) ミネソタ大学ダルース・ファカルティ木管五重奏団 | ||
録音:2009年-2010年。ジャスティン・ヘンリー・ルービンは1971年ニューヨーク出身の作曲家。マンハッタン音楽院、ニューヨーク州立大で学び、ピアニストとしても活動。無調から調性音楽まで堅実な作風の作曲家。収録作品のほとんどは12音技法もしくは無調で書かれている。 | ||
エンジェル〜高声のための賛美歌(全25曲) ハレー:どのように私は歌い続けられるか? / ブリテン:新年のキャロル/鳥 / コープランド:素朴な贈り物 フォーレ:アヴェ・ヴェルム・コルプス / フランク:天使の糧 / ダニエル・ロイール:エンジェル/他 メリー・ハフ指揮聖イグナチウス・ロヨラ児童cho. | ||
録音:2011年6月。ロマン派から20世紀の美しい宗教合唱音楽のオムニバス。聖イグナチウス・ロヨラ合唱団はニューヨークに拠点を置き、グレゴリオ聖歌からジョン・ゾーンのような現代曲まで歌うマルチな合唱団。本CDでは同団体所属の児童コーラスによる。 | ||
A Tribute 〜ジョン・ケージ(1912-1992): 四方の壁(1944) (#) /プリミティヴ(1942) / ホロコーストの名において(1942) / Quest (1935) /我らの春がやってくる(1948) / ピアノ六重奏曲(6楽器のための前奏曲)(1946) (*/+) /オフィーリア(1946) / プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード(1946-1948) / 3つの初期の歌曲(1933) (*/#) /ピアノのための2つの小品(1946) / マルセル・デュシャンのための音楽(1947) /野生の大地(1944) / ピアノのための3つのやさしい小品(1933) /・・・の思い出せない記憶(1944) / ピアノのための2つの小品(1935, rev.1974) ジョシュア・ピアース(プリペアドP) ロバート・ホワイト(T;#) アメリカ・マイクロトーナル音楽祭 [AFMM] アンサンブル(+) | ||
録音:1994年-2000年、ニューヨーク。前出:Ants (Italy), AG-06。(*)の2作品は当盤の演奏が世界初録音だったもの。ケージ生誕100年、没後20年記念企画。「ソナタとインターリュード」とその前後に書かれたケージの主要な鍵盤のための作品集。「ソナタとインターリュード」を頂点として、彼の音楽の変遷、すなわちサティとヘンリー・カウエルから影響を受けつつ次第に独自の音楽と世界観を形成してゆくプロセスを聴くことができる。どの作品にも国籍不明の民族音楽的要素とケージらしい楽天主義が感じられて楽しい。「ピアノのための3つのやさしい小品」ではモーツァルトを思わせるディアトニックな明るい響きとバッハ風の対位法が現れ、いささか驚かされる。ピアノはジョン・ケージ演奏の第1人者ジョシュア・ピアース。ベートーヴェン、リスト、ブラームスからラフマニノフ、ガーシュウィンさらにはシュトックハウゼン、武満までこなす何でもござれの才人ピアニスト。WERGOでもソナタとインターリュードを録音している。ケージ入門にも最適の一枚。 | ||
バルトーク:44の二重奏曲 Sz.98 (1931)
デュオ・ランドン[フリフ・シグルヨンスドウッティル、ヒョルレイフル・ヴァルソン(Vn)] | ||
録音:2005年8月。バルトーク提案の曲順(一部の曲を2回)で演奏されているためトラック数が46となっている。シグルヨンスドウッティルはアイスランド人を父にデンマークに生れた。アイスランドのレイキャビク音楽院で学んだ後、渡米、ウィリアム・プリムローズやヤノシュ・シュタルケルに学んだ。ヴァルソンはアイスランド出身でチェコのプラハ音楽院で学び、現在はクラシックと民族音楽のバンドの両方で活躍している。デュオ・ランドンの名前の由来は2人が使う楽器がクリストフ・ランドン氏制作のヴァイオリンから。ヴァイオリンのミクロコスモスともいうべきこの作品を一種のワールド・ミュージックとしてとらえ、活き活きと演奏している。 | ||
リュッケルト歌曲集〜ジュリア・モーガン(Ms) シベリウス:7つの歌曲 Op.50 / ブラームス:2つの歌曲 Op.91 (*) シューベルト:宵の明星/夜のヴァイオリン/ドナウ川で / マーラー:リュッケルトの詩による歌曲 ジュリア・モーガン(Ms) アマンダ・ジョンストン(P) ジョディ・デイブンポート(Va;*) | ||
録音:2009年。モーガンはカナダ出身。「ディドとエネアス」のディド、「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼルなどでリリカルな歌唱が高い評価を得ている。北米、ヨーロッパの歌劇場、リサイタルで活躍する期待の若手。 | ||
オーヴァーハード〜オーボエとイングリッシュ・ホルンのための新しい音楽 アリッサ・モリス(1984-):4つの性格(2008) (*) / スーザン・カンダー(1957-):アメリカからの葉書(2009) (#) ギリス・シルヴェストリーニ(1961-):3つの二重奏曲(2008) (+) ビヴァリー・ルイス(1958-):ファンディの気質(2009) (**) / テレサ・マーティン(1979-):真夜中の桃(2010)(*) エリン・ゴード(1986-):オーヴァーハード・オン・ザ・ソルトマーシュ(2008)(##) マーク・W.フィリップス(1952-):エレジーと警笛(2001)(++) ミシェル・フィアラ(Ob;*, #, + /イングリッシュHr;**, ##, ++) マーティン・シューリング(Ob;+, ##) ウィリアム・アヴリル(P;*) ドナルド・スピア(P;#, **, ##) エレクトロアコースティック(++) | ||
録音:2010年-2011年。ミシェル・フィアラはカナダ、アメリカ、ヨーロッパで活動する女流オーボエ奏者で、NAXOS、CENTAURにも複数の録音がある。収録曲はジャズの影響の濃いものから新ロマン主義風のものが多く、いずれも親しみやすい作品。フィリップスの「エレジーと警笛」はコンピュータによるうねる重低音とホワイト・ノイズの音響を背景にイングリッシュ・ホルンのメリスマティックなメロディが朗々と歌われる。 | ||
ダンシング・オン・アイヴォリー〜華麗なるピアノ編曲集 グレインジャー:R.シュトラウス「薔薇の騎士」終幕の愛の二重唱によるランブル ガーシュウィン/グレインジャー編曲:ラヴ・ウォークト・イン ガーシュウィン/E.ワイルド編曲:エンブレサブル・ユー バッハ/ブゾーニ編曲:「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ」BWV.1004〜シャコンヌ グルック/A.チェイシンズ編曲:オルフェウスからの旋律 / ラフマニノフ/Z.コシチュ編曲:ヴォカリーズ アルベニス/ゴドフスキー編曲:タンゴOp.165 No.2 / サン=サーンス/ゴドフスキー編曲:白鳥 J.シュトラウスII/G.シフラ編曲:トリッチ・トラッチ・ポルカ J.シュトラウスII/A.シュルツ=エヴラー編曲:「美しく青きドナウ」の主題によるアラベスク 王珏 〔ジュエ・ワン〕(P) | ||
録音:2011年6月。グレインジャーの薔薇の騎士の主題による自由な編曲、ガーシュウィンのソング、マニアには著名なJ.シュトラウスの美しく青きドナウのアラベスクまで収録した多彩なラインナップ。編曲はグレインジャー、ゴドフスキー、ワイルド、シフラ、コシチュら名ピアニストたちによる極上品。ピアノの王は上海出身で第51回マリア・カナルス国際ピアノ・コンペティション優勝、第2回リヒテル国際ピアノ・コンクール第3位獲得の、いま乗りに乗っている若手。 | ||
シモーネ・レイタン・ピアノ・リサイタル J.S.バッハ(1685-1770):イギリス組曲第3番 ト短調 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ピアノ・ソナタ第1番 Op.22 アンドレ・メーマリ(1977-):グランデ・バイアン・デ・コンチェルト セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ・ソナタ第2番 Op.36 シモーネ・レイタン(P) | ||
録音:2011年5月、7月。シモーネ・レイタンはブラジル出身で現在、アメリカで熱い注目を集めている女流ピアニスト。マイアミ大学で博士号を取得、ノルウェー音楽院でも学んだ。バッハにおける対位法のカンタービレ、ヒナステラと現代作曲家メーマリの強烈なリズム、ラフマニノフの華麗なピアニズムなど、あらゆるスタイルをブラジルの強烈な陽射しのように熱く明快に弾ききる。 | ||
マーラー/シェーンベルク編曲、ライナー・リーン完成: 交響曲「大地の歌」(1908-09) (室内楽編曲版; 1920, 1983) ロバート・ブロールト(T) リチャード・ゼラー(Br) ケン・セルデン指揮マーティンゲール・アンサンブル | ||
録音:2012年8月27日、ポートランド、ライヴ。ケン・セルデンとマーティンゲール・アンサンブルによる室内楽版マーラー第2弾。大地の歌の室内楽版のディスクは今日、意外にも多くリリースされている。そもそもこの室内楽版はシェーンベルクが1920年前後に開催された現代音楽コンサート「音楽私的演奏協会」のために編曲したもので、大編成のマーラー作品を上演するには予算に限りがあったため縮小版を作ったわけ。しかしもともと室内楽的な書法の「大地の歌」を室内楽にすることで作品は更に透明度を増し、今日むしろこの版を好む指揮者は多い。通常、歌手はアルト(かメゾ、もしくはコントラルト)とテノールで歌われるがバーンスタイン&VPO以来、テノールとバリトンで歌われることも多くなってきた。しかし室内楽版のディスクではまだそれも数少なく、このディスクは貴重。因みにリーンによる完成版とは、シェーンベルクが編曲し残した余白部分を1983年にリーンが補作したもので、今日使用される大地の歌のシェーンベルク室内楽編曲版は全てこの版のこと。 | ||
アニュス・デイ〜ファゴットと合唱のための音楽 エジル・ホヴランド(1924-):アニュス・デイ(2002-02) (*) バーナード・ファン・ベウルデン(1933-):トロイの終わり(2003) (*) エイドリアン・ウィリアムズ(1956-):わが魂は不動(1981) (*) エーベルハルト・アイザー(1932-):オラショネス・プロ・パーチェム(2010) (*) エイドリアン・ヴァーノン・フィッシュ(1956-):小コーニッシュ・ミサ(1984/2010) (#) フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):5つの歌曲(1931/1976) (+) ベンジャミン・コエーリョ(Fg) ティモシー・スタルター指揮アイオワ大学聖歌隊(*/#) グレッチェン・ブルーセホフ(S;#) ジャクリーヌ・ラン(A;#) ノア・デローグ(T;#) ブライアン・ダイクス(B;#) ミシェル・クローチ(S;+) | ||
録音:2010年-2011年。ファゴットと合唱のために書かれた20世紀の作品ばかりを集めた珍しいアルバム。ホヴランドはノルウェー、ベウルデンはデンマーク、ウィリアムズとフィッシュはイギリス、アイザーはドイツ、ミニョーネはブラジルの作曲家。ファゴットは合唱に対して時にソロと管弦楽のように協奏曲的な関係になるかと思えば、合唱や独唱のオブリガートを務めたり、多様な変化を見せる。作品はいずれもロマンティックで真摯な祈りの音楽。 | ||
反抗の声〜サクソフォンとピアノのための新しい音楽 ジャン=ルイ・プチ(1937-):ルン・マルティプル / デイヴィッド・M.ゴードン(1976-):サーカム・フレクサス フェルナンド・デクラック(1896-1954):世界中の踊り/反抗の声 / エレイニー・リリオス(1968-):ウェッジ マリリン・シュルード(1946-):トロープ / ミケル・クエーン(1947-):レゾナンス バートン・ビアーマン(1943-):始まり / ジャン=ルイ・プチ:魔法の喜び アストル・ピアソラ(1921-1992):秋(*) / ピエト・スワーツ(1960-):コテカン ジョレン・ケイン(Sax) サラ・ケイン(Cl;*) マイラ・グティエレス=スプリングフィールド(P) | ||
録音:2011年5月。ジョレン・ケインは北イリノイ大学で学びジャズ、クラシックの双方で活動している。前衛風、イベール風、ジャズ風と様々な傾向の作品が収められている。 | ||
CPE BACH & BEETHOVEN C.P.E.バッハ:前奏曲・変奏曲とフーガ ニ短調/幻想曲とロンド ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ〔第31番 変イ長調 Op.110 /第32番 ハ短調 Op.111 〕 キャメロン・ワトソン(P) | ||
録音:2011年2月、6月、エドモントン。バロックから古典派への確橋渡しに大きな役割を果たしたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)と彼の影響を受けたベートーヴェン(1770-1827)の最後の2つのソナタをカップリング。キャメロン・ワトソンは北米全土で盛んに活動しているカナダのピアニスト。 | ||
バルトーク:ピアノ作品集 14のバガテル Op.6, Sz.38 /2つのルーマニア舞曲 Op.8A, Sz.43 /15のハンガリーの農民歌 Sz.71 / ハンガリー農民歌による即興曲 Op.20, Sz.74 /ミクロコスモス第6巻 Sz.107 〜ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 テリー・エダー(P) | ||
録音:2014年7月。アメリカ出身のテリー・エダーはハンガリーの音楽を中心に演奏活動を行っている。ペーテル・タカーチ、バーリント・ヴァジョニといったハンガリー出身の教師に師事。バルトーク独自の民謡を用いたり、民族的な作風のピアノ曲をセレクトしている。 | ||
メッセージ・トゥ・マイ・セルフ〜アカペラのための新しい音楽 マイケル・ギルバートソン(1987-):ダウランドによる3つのマドリガル ザカリー・パッテン(1979-):マニフィカト/アーメン クリスティーナ・ホイッテン・トーマス(1979-):獣のコラール ダニエル・ブリューベイカー(1951-):母よ父よ / ベーザド・ランジバラン(1955-):われわれはひとつ クリストファー・セオファニデス(1967-):メッセージ・トゥ・マイ・セルフ ロバート・コンベリー(1954-):羊 / アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):悠々と愛は流れる エリオット・Z.レヴァイン(1948-):私は神に感謝する ケント・トリトル指揮ムジカ・サクラ(cho.) | ||
録音:2011年、ニューヨーク。20世紀後半生まれの作曲家による無伴奏混声合唱のための宗教音楽集。イラン出身のランジバラン以外は全員アメリカの作曲家。調性を基調とした暖かいハーモニーにあふれる美しい現代の宗教曲集。ピューリッツァー賞作曲家カーニスのロマンティックな宗教音楽も入っている。 | ||
ジョエル・フェイギン(1951-):ラメントと沈黙 第1部〔無伴奏ヴィオラのための哀歌/ピアノのための瞑想I/6つのヴィオラのためのゴースト〕/ 第2部〔ピアノのための瞑想II /7つのヴィオラのためのゴーストを伴う哀歌〕 ヘレン・キャラス(Va) ジョエル・フェイギン(P) | ||
録音:2012年6月、カルス・ヴィオラ・スタジオ。フェイギンは中堅からベテランの世代に属するアメリカの作曲家でフルブライトの奨学金を得てロシアに留学したこともある。そのせいか彼の作品はアメリカのみならずロシア、アルメニアなどでも盛んに演奏されている。作曲をナディア・ブーランジェ、ロジャー・セッションズらに学び、作風は堅実で新古典主義もしくは新ロマン主義的な傾向を持つ。 | ||
ハンプソン・シスラー(1932-)/A.レイトゥシュ管弦楽編曲: 「マイルストーン」組曲(*)〔第1巻(4曲)/第2巻(5曲)/第3巻(5曲)〕/ ソプラノ、バリトンと管弦楽のための「5つのシェイクスピアのソネット」(#) ミシェル・トロヴァート(S;#) イアン・グリーンロウ(Br;#) アルカディ・レイトゥシュ指揮(*/#) ウクライナ国立so. (*) 、 ブルガリア国立放送so. (*)、クリミア国立po.(#) | ||
録音:2011年。シスラーはニューヨーク出身の作曲家。(*)は組曲巻内でオケが異なっているが、様々な過去の名曲(ブラームスの子守唄やサン=サーンスの白鳥など)の旋律を使った管弦楽によるパラフレーズ集。コープランドやバーバー、そのほか映画音楽を思わせる叙情的で親しみやすい音楽。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052 (*) ヒンデミット(1895-1963):ピアノと弦楽のための主題と4つの変奏「4つの気質」(*) ブロッホ(1880-1959):弦楽とピアノ・オブリガートのための「合奏協奏曲第1番」(#) ジョシュア・ピアース(P) カーク・トレヴァー指揮(*/#) カペラ・イストロポリターナ(*)、スロヴァキア放送so.(#) | ||
録音:2007年-2008年、ブラチスラヴァ。バッハと彼に強い影響を受けた20世紀の作曲家二人の新古典主義的な作品という意図のしっかりしたアルバム。ブロッホの合奏協奏曲第1番の大枠ではバロック様式を借りながら繊細精妙で近代的な和声と旋律が神秘的。ピアノのジョシュア・ピアースはジョン・ケージをはじめとする20世紀音楽に造詣が深いだけでなく、バッハ、ベートーヴェンなど古典派も得意としており、その両方の特性が集約された一枚。 | ||
20世紀の女性作曲家によるヴィオラ作品集 ミンナ・キール(1909-1999):バラード ヘ短調(1929) マルセル・ソラージュ(1894-1970):無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.43(1930) フェルナンド・デクリュック(1896-1954):ヴィオラ・ソナタ(1943) ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):3つの小品(1881) パメラ・ハリソン(1915-1990):ヴィオラ・ソナタ(1946)/ラメント(1963出版) リリアン・フックス(1901-1995):無伴奏ヴィオラのためのソナタ・パストラーレ(1953) レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ(1919) ヒラリー・ハーンドン(Va) ウェイ=チュン・バーナデット・ロー(P) | ||
録音:2010年-2012年。アルバム・タイトル通り、様々な国の女性作曲家によるヴィオラのための作品集。キールはロシア移民としてイギリスで生まれ、ソラージュはブラジル、デクルックはフランス、ル・ボーはドイツ、ハリソンとクラークはイギリス、フックスはアメリカの出身。19世紀後半から20世紀半ばにかけて活躍した作曲家らしく、印象派、中期から後期ロマン派、その他、近代音楽の諸傾向の影響を受けた旋律豊かで女性らしい繊細な色彩感あふれる佳作ぞろい。 | ||
ギター編曲されたヘンデル〜ヘンデル(1685-1759): ソナタ イ短調 Op.1 No.4,HWV362(原曲:リコーダー・ソナタ Op.1 No.4 )/ 組曲第8番 ニ長調 HWV441(原曲:チェンバロのための組曲第8番)/ 組曲第7番 ニ短調 HWV432(原曲:チェンバロのための組曲第7番) ロバート・グルカ(G) | ||
録音:2008年9月、聖スタニスラウス教会、クリーヴランド。グルカはアサド兄弟に師事しバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持つ若手ギタリスト。またブーレーズの指揮したストラヴィンスキー「うぐいす」やヴェルザー=メストのマーラーの交響曲第7番でもギター・パートで参加している。ここに収められたヘンデル作品では各声部が有機的に弾きわけ対位法に編みこまれた旋律が活き活きと歌われている。 | ||
干し草の中のダイアモンド〜20世紀のピアノ・トリオ アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調(1952) ジャン・フランセ(1912-97):ピアノ三重奏曲(1986) ポール・シェーンフィールド(1947-):カフェ・ミュージック(1987) トリオ・ソリス[コリーン・スティルウェル(Vn) グレゴリー・ソーアー(Vc) リード・ゲインズフォード(P)] | ||
録音:2010年-2011年。アルバム・タイトルの「干し草の中のダイアモンド」とは「隠された宝物」、「知る人ぞ知る名品」というほどの意味だろうか。とは言え、ハチャトゥリアンの次の世代に属するアルメニアの作曲家ババジャニアンはロストロポーヴィチが彼のチェロ協奏曲を初演するほどの大物で、アルメニア民謡に由来するエキゾチックな(時にボロディンを彷彿とさせる)旋律は忘れられないほどの印象を残す。2012年が生誕百年となるフランセの軽妙洒脱な三重奏曲、ジャズのイディオム満載のシェーンフィールドの楽しい「カフェ・ミュージック」と聴き所たっぷり。 | ||
明るい雰囲気〜ミリツァ・ヨヴァノヴィッチ プロコフィエフ:風刺 Op.17 / イーゴリ・カラーチャ(1974-):夜想曲 ヴラダン・ラドヴァノヴィチ(1932-):6つの前奏曲 / ロジャー・ブリッグス(1952-):即興曲 デュシャン・ラディッチ(1929-2010):3つの前奏曲 / バルトーク:戸外にて Sz.81, BB.89 レスリー・ソンマー(1967-):ロバート・フロストの詩による5つの小品 ミリツァ・イェラチャ・ヨヴァノヴィチ(P) | ||
録音:2011年7月、ベオグラード、セルビア。ヨヴァノヴィッチはセルビア、ベオグラード出身でモスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだ。ソリストとしてアメリカ、カナダ、ヨーロッパで活躍する女性ピアニスト。彼女の得意とするロシア物、東欧物でまとめた内容。 | ||
ピリオド楽器で聴くブラームス:後期ピアノ作品集 幻想曲集 Op.116 (*) /ピアノのための小品 Op.118 (*) /3つの間奏曲 Op.117 (#) /ピアノのための小品 Op.119 (#) ・特別トラック グウェンドリン・モクとデイヴィッド・ボウルズの対話「ブラームスと彼のピアノについて」と比較演奏 (間奏曲イ単調 Op.116 No.2と間奏曲 ハ長調 Op.119 No.3をモダーン・ピアノとピリオド楽器で弾き比べ) グウェンドリン・モク(P) | ||
使用楽器:1868年製エラール・グランド・ピアノ(*) /1871年製シュトライヒャー・グランド・ピアノ(#)。グウェンドリン・モクはニューヨーク出身のピアニストで当MSRでは二枚目のアルバムとなる。ペルルミュテルの最後の弟子である彼女は前作でエラール・グランド・ピアノを使用しラヴェルのピアノ曲全曲(MS-1070)に取り組み、作曲家が活躍した時代に制作されたピアノを使って演奏することをライフ・ワークとするユニークなピアニスト。今日のピアノとはかなり趣きを異にする19世紀のピアノを使ってブラームスの音楽の本質が炙り出される。 | ||
蓮の池〜エキゾチックなオーボエ作品集 ガマル・アブデル=ラヒム(1924-1988):蓮の池(*) ヒラリー・タン(1947-):借景ディプティーク [SHAKKEI Diptych for oboe and small orchestra] (#) ド・ホン・カン(1956-):4枚の絵(+) / マルセル・スラージュ(1894-1970):パストラル(**) デレック・リムバック(1974-):波及効果〜ネオンのための3つの小品(**) エリザベス・ヴァーコー(1941-):バタフライ効果(**) シンシア・グリーン=リビー(Ob) ウェイ=ハン・スー(P;*) スザンナ・ライチリング、スコット・キャメロン(Perc;*/+) ピーター・コリンズ(P;#/+) ジェレミー・チェスマン(Hp;**) | ||
録音:2012年4月、5月、ミズーリ州立大学。アブデル=ラヒムはエジプト、タンはウェールズ、カンはベトナム、ソラージュはフランス、リムバックはアメリカ・ミズーリ、バーコーはアメリカ・ワシントン出身の作曲家。国籍も世代も様々な作曲家のオーボエのための室内楽作品でいずれもアジア、オリエント、中東風のエキゾチックな雰囲気を持つ魅力的な音楽。アラン・ホヴァネスやヘンリー・カウエル、ルー・ハリソンの音楽が好きな人にお薦め。 | ||
クイック・ステップ〜アメリカ南北戦争当時のブラス・バンド音楽(全19曲) トマス・コーツ:ノーサンプトン・クイック・ステップ/バークレーのミンストレル ウィリアム・タンザー:セント・マーティンズ / ジョージ・H.グッドウィン:ワルツ A.カーリック:死の行進曲 / トマス・コーツ:ファントム/クイック・ステップ31 /他 ダグラス・F.ヘドウィグ指揮コーツ・ブラス・バンド | ||
録音:2011年8月、ポーリング・クエーカー・ヒル・キリスト教会、ニューヨーク。1855-72頃のピリオド楽器&マウス・ピース使用。アメリカ南北戦争(1861-1865)当時に北部で盛んに演奏された曲を、当時の楽器やマウス・ピースで演奏。 | ||
オーボエ、ヴィオラとピアノのためのロマンティック三重奏曲集 シューマン:おとぎ話 Op.132 / チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):2つの狂詩曲 アウグスト・クルークハルト(1847-1902):葦の歌 Op.28 / ロベルト・カーン(1865-1951):セレナーデ Op.73 アンサンブル・シューマン [トーマス・ギャラント(Ob) スティーヴ・ラーソン(Va) サリー・ピンカス(P)] | ||
録音:2011年。世界各地で長年演奏活動を行っているトリオ、アンサンブル・シューマンによる美しい室内楽曲集。軽やかでロマンティックな雰囲気のシューマン、19世紀末から20世紀初めに活躍したドイツ出身のアメリカの作曲家C.M.レフラーの抒情的な歌が聴こえる2つの狂詩曲、クルークハルトが詩人ニコラウス・レーナウの詩に影響されて書いた葦の歌、知られざるドイツの作曲家ロベルト・カーンによるドイツ・ロマン派を受け継ぐ作風のセレナーデを収録。 | ||
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51 ドビュッシー:弦楽四重奏曲 Op.10 |
セルティSQ | |
録音:2008年5月。セルティ弦楽四重奏団は1994年に結成されニューヨーク、テネシー、ミシガンの諸州を中心に活動している。ブラームスとドビュッシーという全く作風の異なる作曲家の弦楽四重奏曲を共に古典的な枠組みの中でとらえ、骨太な演奏に仕上げている。 | ||
クリスマス・フェスティヴァル(全10曲) クリスマス序曲/赤鼻のトナカイ/ウクライナの鐘のキャロル/モータウンのジングルベル/ おもちゃの行進/オー・ホリー・ナイト/クリスマス・フェスティヴァル/他 ブラス・バンド・オブ・バトル・クリーク(金管バンド) | ||
録音:2006年-2011年。アメリカを代表するブラス・バンドによるクリスマス名曲集。 | ||
もっとも美しいこと〜受難節から復活祭までの音楽(全17曲) フランク:天使の糧 / ペルゴレージ:スターバト・マーテル アーチャー:私の歌は知られていない愛 / ヘンデル:もし神が私たちのためにいるのなら パーセル:トランペットの音 / J.S.バッハ:私は同様にあなたに従う/他 ジェーミー・ハイテル指揮コネチカット州グリーンウィック・ クライスト・チャーチ聖チェチーリア少女cho. アリステア・レイド(Org) | ||
録音:2013年。コネチカット州グリーンウィック・クライスト・チャーチは独立宣言以前の1749年に設立されたアメリカでも最も古い教会に属する。この教会には6〜7つの合唱団があり、教会のミサ以外にも盛んに演奏活動を行っており全米でもよく知られている。少女だけによるこのアルバムはまさに天使の歌声で癒しの効果も満点。 | ||
谷は歌う〜ハドソン峡谷の作曲家たちの合唱音楽(全24曲) ジョージ・ツォンタキス(1951-):小さなフクロウを見た夢を見た/凍死/私を愛して私はあなたを愛している アーロン・コープランド(1900-1990):汝永遠に存在するエホバよ / パナイオティス(1957-):アリスわが愛 ジョナサン・ラッセル(1979-):雨が降る/ああ冷たい谷は今 / ピーター・シックリー(1935-):春の日没後 他、ジェイムズ・フィッツウィリアム(1963-) 、ピーター・W.シップル(1939-)、ジョン・B.ヘッジズ(1974-)、 シャーリー・ホフマン・ウォーレン(1948-)、クレイグ・フライヤー(1958-)、エドワード・ランダーガンの作品 エドワード・ランダーガン指揮カイロス(混声cho.) | ||
録音:2012年6月。ニューヨーク州南東部にある風光明媚な地域ハドソン峡谷は、歴史的に多くの宗教的コミュニティがあり、多くの文化的・芸術的運動がここで起こり、育まれた。このアルバムはこの地で創作活動を行ったり、この土地のコミュニティと関わりのあった作曲家たちの宗教的な題材を扱った合唱曲集。近代的なハーモニーの中に敬虔な祈りの歌を織り込んだ秀作宗教楽。 | ||
ルイジ・レニャーニ(1790-1877):フルートとギターのための作品集 大二重奏曲 Op.87 /ギター独奏のための大幻想曲 Op.61 / ヴェルディ「エルナーニ」〜エルヴィラのカヴァティーナ/協奏的二重奏曲 Op.23 ハイム・デュオ[アネッテ・ハイム(Fl) ブレット・ハイム(G)] | ||
録音:2011年。レニャーニは古典派からロマン派へ移り変わる時代を生きたイタリアのギタリスト、歌手で作曲家。ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディの歌劇からの編曲作品も多く、当CDにも収められている。自作もまたロッシーニ、ドニゼッティらの影響を受けた軽妙で流麗な旋律に溢れている。 | ||
春の響・春の海 ジェイムズ・如楽・シュレファー(1956-):春の海リダックス(2011) (*) /尺八協奏曲(2009) (*) デーロン・ヘイゲン(1961-):筝協奏曲「源氏」(2011) (#) ジェイムズ・如楽・シュレファー(尺八) 黒澤有美(二十弦筝) ケネス・ウッズ指揮(*) デイヴィッド・カーティス指揮(#) オーケストラ・オブ・ザ・スワン | ||
録音:2011年、ストラトフォード市民ホール。ジェイムズ・ニョラク〔如楽〕・シュレファーはニューヨークにおける尺八の第一人者で横山勝也、三橋貴風らに尺八を師事、2001年には日本人以外としては数少ない「大師範」の免状を取得している。筝の黒澤有美は吉村七重に師事し、ニューヨークを中心に活動している若手。1曲目は宮城道雄の名曲「春の海」に弦楽の序奏をつけ、伴奏を付けた珍作。尺八協奏曲は3楽章26分の大作。日本人では考えつかないような斬新な尺八作品。コープランドから連なるいかにもアメリカのカラッとした協奏曲。こんな作品だと尺八はフルートのようだ。筝協奏曲はオペラ作曲家と知られるヘイゲンの作品。こちらも28分弱の大作。若干中華風。どの作品も、我々日本人には考えつかないような邦楽器作品で、ヘンテコなことこの上ないが、大真面目に作られた作品。 | ||
冷たい暗黒物質〜チェロとギターのための音楽 デュージャン・ボグダノヴィッチ(1955-):4つの親密な小品(1977) ハダメス・ニャタリ(1906-1988):チェロとギターのためのソナタ(1969) スティーヴン・ゴス(1964-):偶像の庭園(2005) ハイメ・ミルテンバウム・セナモン(1953-):レフレクソロス〔反響〕第6番(1986) パターソン・サットン・デュオ [キンバーリー・パターソン(Vc) パトリック・サットン(G)] | ||
録音:2012年8月、デンヴァー、コロラド。チェロとギターという一見ありそうで実はこれまでなかった組み合わせによるデュオ。どの曲もギターのアルペジオにチェロの旋律が絡むといった単純な構成ではなく、めまぐるしく主従関係が交代したり、時に対等な関係で協奏曲的な対立をみせたりと楽器法を含めて変化に富んだ作品が揃っている。トルコからエジプトに至る地中海の民族音楽に影響を受けたボグダノヴィッチの「4つの親密な小品」、サンバなど南米音楽のテイストが楽しいニャタリの「ソナタ」、フランク・ザッパの影響を受けたと語るゴスの「偶像の庭園」など、民族音楽、ポップスの要素が含まれた楽しい作品集。 | ||
献呈〜パリ音楽院の作曲家によるフルート作品集 ピエール・カミュ(1885-1948):歌とバディネリ / シャルル・ケクラン(1867-1950):フルート・ソナタ ルネ=エマヌエル・バトン(1879-1949):パッサカリア / ルーセル(1869-1937):アンダンテとスケルツォ フィリップ・ゴーベール(1879-1941):フルート・ソナタ第2番 / メル・ボニス(1858-1937):小品、スケルツォ ピエール・マックス・デュボワ(1930-1993):フルート・ソナタ フランセスカ・アーナン(Fl) テリー・リン・ハドソン(P) | ||
録音:2013年1月。ケクラン、オルウィン他無伴奏フルート作品集(MS-1457)に続く、オバーリン音楽院で学び、カナダ、アメリカ、アジア、ヨーロッパでソリストとして活躍している中堅女流フルーティスト、アーナンのアルバム第2弾。19世紀末から20世紀初頭に活躍した作曲家達の作品はいずれもフランスの洗練されたエスプリにあふれている。 | ||
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987): 歌曲集「ハーモニウム」 Op.50 (1951) |
シェリー・オーヴァーホルト(S) ジョシュア・ピアース(P) | |
録音:2012年1月、ニューヨーク。アメリカ現代音楽の重鎮パーシケッティは保守派の作曲家に属するが、ジュリアード音楽院ではフィリップ・グラスや一柳慧など新しい傾向の音楽を書く優秀な弟子を多く輩出している。ワラス・スティーヴンスの詩をテキストとする20曲からなる歌曲集は全編、無調で書かれた表現主義的な厳しい音楽。ソプラノのオーヴァーホルトはメトロポリタンの舞台にも度々立つ実力派。 | ||
メシアン(1908-1922):幼子イエスに注ぐ20の眼差し(抜粋)〔 Nos.15, 14, 4, 1, 10, 11, 19 〕
エヴァン・ハーシュ(P) | ||
録音:2005年-2008年。エヴァン・ハーシュはアメリカのピアニストでソリスト、室内楽の分野で活躍している。ナクソスよりジョージ・ロックバーグ作品集を出すなど特に20世紀音楽を得意としている。ニューイングランド音楽院でマスター・クラスを持つなど後進の指導にも当たっている。 | ||
かまきりと青い鳥〜ベス・アンダーソン(1950-):フルート作品集 かまきりと青い鳥(1979)/スケート組曲(1979/2012)(全9曲)/8人の祖先(1980) /8人の祖先の子守歌(1980) / ドミナントの準備〜追い越し必至(1979) /ブラッド先生の人魚の子守歌(1980) /尺八は走る(1981) / フルート湿原(1995) /9月の湿原(1995) /コメント(2003) /クンミ・ダンス(2011) アンドルー・ボロトウスキー(Fl/アルトFl/C管Fl/バロックFl/尺八) ベス・アンダーソン(P) グレゴリー・バイナム(リコーダー) デイヴィッド・バカムジアン(Vc) レベッカ・ペチェフスキ(Cemb) | ||
録音:2012年。ベス・アンダーソンはカリフォルニア大学とミルズ・カレッジでジョン・ケージ、テリー・ライリー、ロバート・アシュリーに学んだ経歴からもおよそ察せられる通り、多国籍(あるいは無国籍)風の民族音楽的な作品を多く作曲している。このアルバムはフルート奏者アンドルー・ボロトフスキのために書かれた作品集でフルートからバロック・フルート、はては尺八まで持ち替え、伴奏にはチェロ、チェンバロ、リコーダー、ピアノが入る。バロック音楽と民族音楽をミックスしたようなテイストで、この辺りはルー・ハリソン、ヘンリー・カウエルに近い雰囲気を持っている。 | ||
ジェイムズ・コーン(1928-): 交響曲第3番 ト短調(1955) /管弦楽のためのミニアチュア(1954/1975) / 交響曲第4番 イ長調(1956) /交響曲第8番 ハ長調(1978) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア放送so. | ||
録音:2001年。ジェイムズ・コーンはジュリアード音楽院でロイ・ハリスらに作曲を学び、室内楽から交響曲(全8曲)、オペラまで幅広い作品を書いており、CDでは交響曲第2、7番(NAXOS)が発売になっている。師匠ロイ・ハリスやコープランド、バーバーといった、ある時代にアメリカの指導的立場にあった作曲家たちの影響を受けつつ、近現代要素を程よく受けたロマンティックな作風を持つ。交響曲第3番はシンフォニエッタといった方がより適切な内容で、同時代のバーナード・ハーマンの映画音楽のように叙情的な旋律と暖かいハーモニーを持った秀作。 | ||
ヴァイオリンとピアノのための子守歌と夜想曲 フランツ・ネルーダ:子守歌 / ストラヴィンスキー:「火の鳥」〜子守歌 / リャプノフ:子守歌 クライスラー:ロマンティックな子守歌 / フィールド:夜想曲第6番 / ショパン:夜想曲 変ニ長調 シューマン:夕べの歌 / ゴダール:「ジョスラン」〜子守歌 / ブラームス:子守歌 / ドビュッシー:夢 シューベルト:子守歌 / リスト:夜想曲〔愛の夢〕第3番 / シマノフスキ:ノットゥルノ ホヴァネス:オロール〔子守歌〕 / ラヴェル:ガブリエル・フォーレの名による子守歌 フォーレ:「ドリー」〜子守歌 / チャイコフスキー:嵐の中の子守歌 / グリーグ:ゆりかごの中で デイヴィッド・ヘイズ(Vn) ピーター・コリンズ(P) | ||
録音:2011年7月。子守歌、夜想曲と名付けられた古今の名曲をヴァイオリンとピアノに編曲して演奏。原曲は歌曲、管弦楽曲、器楽曲など様々。中にはシマノフスキ、ホヴァネスなど珍しい曲も含まれている。デイヴィッド・ヘイズはミネソタ響、シカゴso.などで演奏の他、タングルウッド・インスティテュート・ユース管のコンサート・マスターを務めている。 | ||
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695):晩祷詩篇 Op.12 (1694)
メリッサ・ギヴンズ、ケリ・シャークリフ(S) ライランド・エンジェル(CT) エドゥアルド・テルセロ(T) マシュー・トレヴィーニョ(B) ロバート・シンプソン指揮ヒューストン室内o.&cho. | ||
録音:2011年、セント・ジョン&ディヴァイン教会,ヒューストン。コロンナはイタリアのいわゆるボローニャ楽派に属するバロックの作曲家。彼の本領は宗教楽でミサ、モテット、オラトリオの他、オペラも手掛けている。イタリアらしい伸びやかな旋律たっぷりの晩祷曲。 | ||
ガブリエル・フォーレ(1845-1924): 13の舟歌(1881-1921) (*)/ドリー〜ピアノ・デュオのための6つの小品 Op.56 (1893-96) (#) ハーシュ=ピンカス・ピアノ・デュオ[サリー・ピンカス(P;*/#)、イーヴァン・ハーシュ(P;#)] | ||
録音:2008年-2010年。フォーレの溢れる抒情満載の2作品を二人のベテランのピアノで聴く。ピンカスはイスラエル出身でNAXOSからでも数枚録音している。レパートリーはロマン派から現代曲まで幅広く、澄み切ったタッチと情感に流れすぎない音楽作りはフォーレに美しい気品を与えている。「ドリー」で息の合った所を聴かせてくれるハーシュはピンカスの夫君で、当レーベルでメシアンの「幼子イエスに注がれる20の眼差し」(抜粋)を録音している。 | ||
女流作曲家によるファゴットとピアノのための新しい音楽 エイドリーン・アルバート(1941-):サーカディア〜3つの楽章 エリザベス・アレクサンダー(1962-):フラクタルス / シンディ・マクティ(1953-):サークル・ミュージックIII スーザン・カンダー(1957-):7つの楽章からなるミュージカル・プレイ「昼食売り場」 ナンシー・ガルブレイス(1951-):ファゴット・ソナタ クリスティン・シリンガー(Fg) ジェッド・モス(P) | ||
アメリカの様々な世代の女性作曲家によるファゴットとピアノのための作品集。いずれもジャズ、ミヨー、プーランク、コープランドを思わせる親しみやすくロマンティックな作品。カンダーの「昼食売り場」は語りが入る音楽劇風の作品。ファゴットのシュリンガーは現代音楽を特に好んで演奏する若手。 | ||
バロック・レガシー〜バッハと、同時代の作曲家によるコントラバスのための音楽 J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV.1027(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番;*) ヘンデル:ソナタ ハ長調(#) J.S.バッハ:ソナタ ニ長調BWV.1028(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番;*) H.エックレス:ソナタ ト短調(#) J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV.1029(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番;*) F.クープラン/ポウル・バザライエ編曲:コンセールの小品(+) ジェレミー・マッコイ(Cb) マシュー・ラーキン(ポジティフOrg;*) カート・ムロキ(Cb〔通奏低音〕;#) ケヴィン・マーフィ(Cemb;#) シリエン・テイラー=ドナヒュー、カテリーナ・マリア・セペス(Vn;+) ミラン・ミリサヴリェヴィッチ(Va;+) ジェリー・グロスマン(Vc;+) カート・ムロキ(Cb;+) | ||
録音:2001年。ジェレミー・マッコイは現在、メトロポリタン歌劇場o.の副首席奏者としての活動の傍ら、ソロ活動と後進の指導に励んでいる期待のコントラバス。先にBRIDGEレーベルから発売になっていた「コントラバスの対話〜コントラバスと様々な楽器のための二重奏曲集」(BCD-9163)はユニークなコンセプトで意外なヒット・アルバムとなった。このアルバムでもバッハのガンバ・ソナタなどの細かな音符が華やかに駆け巡るバロックの技巧的な難曲を軽やかに弾ききっている。 | ||
トーマス・ヘイグ(1769-1808頃):チェンバロのための6つの協奏曲(1783) 〔第1番 ニ長調/第2番 変ロ長調/第3番 イ短調/第4番 ト長調/第5番 ハ長調/第6番 変ホ長調〕 バーバラ・ハーバック(Cemb) | ||
録音:1990年(初出)/当盤リリース:2012年。前出レーベルは不明で、一般市販された形跡が無いので、私家盤に近い物だった可能性がある。トーマス・ヘイグはロンドン出身の作曲家でヴァイオリニスト、ピアニストでもあり、作曲をハイドンに師事した。彼の作品ではハイドンに捧げられた2組の「3つのソナタ」やジョン・ゲイの「乞食オペラ」の主題が引用されたピアノ・フォルテのためのソナタが比較的よく知られている。ベートーヴェンとほぼ同世代の人であるが、作品はバロック〜前古典派〜古典派の様式で書かれ、ハイドン、クレメンティらの影響を感じさせる。バロック様式とバロック時代にはありえなかった(古典派の)和声が融合しており、それらは過渡的、折衷的とも受け取れるが、彼独自のスタイルを完成させている。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV.1080 /甘き死よ来たれ BWV478 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706): カノン ニ長調(S.ドラモンド・ウォルフ編)/シャコンヌ ヘ短調/ コラール前奏曲「キリストの生誕」/シャコンヌ ニ短調 バーバラ・ハーバック(Org) | ||
録音:1989年-1990年。アメリカの現代音楽作曲家バーバラ・ハーバックはオルガン奏者としても幅広く活動している。このアルバムではバッハの大作「フーガの技法」のほかにパッヘルベルの知られざる大作「コラール前奏曲「キリストの生誕」」が収録されているのが注目。なお有名な、あのカノンもオルガン独奏用に編曲されて収録されているため、パッヘルベルの主要なオルガン作品をこのセットでほぼ聴くことができるのはうれしい。 | ||
20世紀のチェンバロ音楽 アーノルド・ロズナー(1945-): クラヴサンのための音楽 Op.61 (1974) (#) /ソナチネ・ダムール Op.83 (1987) (+) ダニエル・ピンカム(1923-2006):パルティータ(1964) (#) バーバラ・ハーバック(Cemb) | ||
録音(初発売):1990年/当盤リリース:2012年。録音時の世界初録音。前出: GASPARO (U. S. A.) , GSCD-266 〔20世紀のチェンバロ音楽 Vol.2 〕(#)、GSCD-280 〔20世紀のチェンバロ音楽 Vol.3 〕(+) (共に当店未案内)。3枚で出ていたシリーズ中、2枚から抜粋した再発盤。アーノルド・ロズナーは無調からポスト・アヴァンギャルドまで幅広い作風で、これまでに120曲以上の作品を発表している。クラヴサンのための音楽 Op.61ではプーランク風の新古典主義的な内容とミニマリズム、ジャズなどが折衷されている。ダニエル・ピンカムはウォルター・ピストン、ナディア・ブーランジェに師事するという、アメリカ東海岸出身者の典型的な学習コースを採っている作曲家。チェンバロのためのパルティータは無調とバロック様式が渾然一体にミックスされた厳格な作品。 | ||
J.S.バッハ:オルガン作品集 前奏曲とフーガ「聖アン」BWV552 /トッカータとフーガBWV540 /バビロン川のほとりで BWV653 / 前奏曲とフーガBWV546 /コラール前奏曲「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622 / 幻想曲とフーガBWV542 /前奏曲とフーガ「楔」BWV548 バーバラ・ハーバック(Org) | ||
録音〔使用楽器〕:すべて時期不明、ダウンタウン長老教会、ロチェスター〔フィスク・オルガン、1983年製〕、第一福音ルーテル教会、ライオンズ〔シュリッカー・オルガン、1970年製〕、共に ニューヨーク。アメリカの現代音楽作曲家、チェンバロ奏者、オルガニスト、教育者として幅広い活動をしているハーバック。録音も積極的に行っており、これまでにソレルのチェンバロ・ソナタ全集(MS-1300)、や世界初録音となるアンナ・ボン・デ・ヴェネツィア(MS-1241)や、トーマス・ヘイグ(MS-1441)、20世紀のチェンバロ作品集(MS-1443)といった珍しいチェンバロ作品を世に送り出している。今作はバッハの傑作、オルガン作品集。見事な対位法技法で作曲された BWV542、壮大なスケールで展開される BWV548 など、名曲を収録。伸びやかで揺るぎのない、たおやかな演奏。 | ||
カール・ヘラー(1907-1987):ヴァイオリン、チェロ、オルガンのための作品集 ヴァイオリンとオルガンのための幻想曲 Op.49 (*) / オルガンのための「トリプティコン」 Op.64 〜復活の主日のミサ「復活のいけにえに」/ チェロとオルガンのための即興 Op.55 〜スピリチュアル・フォークソング「イエス、君はいとうるわし」(+) バーバラ・ハーバック(Org) ウィリアム・プリュシル(Vn;*) ロイ・クリステンセン(Vc;+) | ||
録音:1989年。ドイツの作曲家カール・ヘラーはバイエルンのバンベルク出身。父のヴァレンティン・ヘラーは40年にわたってバンベルク大聖堂のオルガン奏者を務め、祖父と曾祖父はヴュルツブルク大聖堂のオルガニストだった。カール・ヘラーはヴュルツブルク音楽大学でヘルマン・ツィルヒャーに作曲を学び、その後ミュンヘン音楽アカデミーで作曲をヨーゼフ・ハースに、指揮をジークムント・フォン・ハウゼッガーに師事。優れたオルガン奏者として、指揮者、そして指導者としても素晴らしい業績を残した。1954年から1972年までミュンヘン音楽大学学長を務めている。このアルバムでは彼のルーツでもあるオルガンをメインにヴァイオリンとチェロとのデュオ作品を収録。後期ロマン派のような作風で、濃厚な情感が浮かびあがる。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ作品集 ポロネーズ ハ長調 Op.89 /15の変奏曲とフーガ 変ホ長調「エロイカ変奏曲」 Op.35 / 幻想曲 ロ長調 Op.77 /ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 インナ・ファリクス(P) | ||
録音:2013年1月、ヤマハ・アーティスト・サーヴィス、ニューヨーク。1978年ウクライナ生まれのアメリカ人ピアニスト、ファリクス。パステルナーク、ラヴェル、ラフマニノフの、文学に関連するピアノ曲を集めた前回のアルバム「韻文の響き」(MS-1333)から一転、今作はベートーヴェン作品ばかり集めた直球派プログラム。鋭いリズムによる変奏曲が見事。ポロネーズや幻想曲といった珍しい曲も収録されている。 | ||
モーツァルト:弦楽、オーボエ、ピアノのための室内楽作品集 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K.493 (*) /オーボエ四重奏団 ヘ長調 K.370 (368b) (#) / ケーゲルシュタット・トリオ 変ホ長調 K.498 (オーボエ、ヴィオラ、ピアノ版|原曲:クラリネット、ヴィオラとピアノ) アダスキン弦楽三重奏団(*/#) [エミリン・ガイ(Vn) スティーヴ・ラーソン(Va) マーク・フレイザー(Vc)] サリー・ピンカス(P;*) トーマス・ギャラント(Ob;#) アンサンブル・シューマン(+) [トーマス・ギャラント(Ob) スティーヴ・ラーソン(Va) サリー・ピンカス(P)] | ||
録音:2012年6月、ボストン(*/#) /2004年11月、ニューヨーク(+) 。(+)は当版による世界初録音。四重奏曲ではアダスキン弦楽三重奏団にアンサンブル・シューマンのメンバーが加わって演奏。アダスキン弦楽三重奏団とサリー・ピンカスはフォーレのピアノ四重奏曲集(MS-1293)をリリースしている。 | ||
覚醒〜21世紀スロヴェニアのフルート作品集 ブラシュ・プツィハル(1977-):フルートとオーボエとピアノのための三重奏曲(*) / 無伴奏フルートのための「私のために」/フルートとピアノのためのソナチネ(+) チルト・ソヤル・ヴォーグラル [Črt Sojar Voglar] (1976-): 無伴奏フルートのための「自然の目覚め」/フルート、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(#) ピーター・コパッチ(1949-)/プツィハル編曲:フルート、ピアノとコントラバスのためのロマンツァ(**) ニコル・モルンビー(Fl) アンドレア・リディラ(Ob;*) ブラシュ・プツィハル(P;*/+/**) レスリー・モロー(Cl;#) ジャニス・マッケイ(Fg;#) ヨスト・ドラシュラー(Cb;**) | ||
録音:2013年2月-3月。アメリカのボイシ・フィルやナショナル・フルート・アソシエーション・コンヴェンションなど、世界各地で演奏活動を行っているアメリカのフルート奏者ニコル・モルンビーによる、1991年ユーゴスラビアから独立したスロヴェニアの現代作曲家によるフルート作品。彼らの豊かな音楽の伝統と厳格な音楽が盛り込まれた独創的な楽曲。 | ||
アイスランドのヴァイオリン二重奏曲 エリアス・ダビズソン(1941-):ヴァイオリン二重奏曲 / ソルケル・シグルビョルソン(1938-):アイスランドの民謡 フィヌル・トルフィ・ステファンソン(1947-):ディサの歌 ヒルディグンヌル・ルナルスドッティル(1964-):2つのヴァイオリンのための「印象」 ヨナス・トマソン(1946-):フュリオーソ / アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):春はここに デュオ・ランドン[フリフ・シグルヨンスドッティル、マーティン・フルーワー(Vn)] | ||
録音:2010年-2012年。20世紀アイスランドの作曲家たちによる2つのヴァイオリンのための作品という珍しいCD。演奏は、当レーベルでバルトークの44のデュオを発表しているデュオ・ランドン。いずれの作品にも共通しているのはアイスランドの民族音楽を取り入れた親しみやすさでバルトークやその周辺の20世紀初頭から半ばにかけての民族主義の影響を受けた作曲家たちに通じる雰囲気を持っている。一番新しい世代の作曲家ルナルスドッティルの「印象」ではペルトやヴァスクスに似た空気感があり、弦楽四重奏に編曲したらクロノスQが喜んで演奏するかもしれない。全体にアイスランドのヒンヤリした透明な空気を感じさせる大変さわやかな内容。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 全6曲 〔第1番 BWV.1007 /第3番 BWV.1009 /第5番 BWV.1011 /第2番 BWV.1008 /第4番 BWV.1010 /第6番 BWV.1012 〕 メアリー・コスタンツァ(Vc) | ||
録音:2008年3月、レイクヴィル。メアリー・コスタンツァはニューヨーク出身の若手チェリストでカーティス音楽院で学んだ後、ロチェスター・フィルハーモニーの副首席奏者となった。その後、クリーヴランド音楽院、ジュリアード音楽院で再び研鑽を積み、現在はソリストとして活動している。大変清潔感のあるバッハで、安定したテクニックと誠実な音楽作りに今後の更なる飛躍が期待できる。 | ||
指揮はマッギガン〜ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 Vol.1 〔第6番 ホ短調 RV.484 /第26番 ハ長調 RV.479 /第12番 イ短調 RV.499 /第23番 ト短調 RV.495 / 第27番 変ホ長調 RV.483 /第14番 ハ短調 RV.480 /第25番 へ長調 RV.491 /第2番 イ短調 RV.498 〕 ナディーナ・マッキー・ジャクソン(Fg) ニコラス・マッギガン(Cemb)指揮 アイスリン・ノスキー、ジュリア・ウェドマン(Vn) デイヴィッド・ローズ(Va) ラファエル・ドゥーブ(Vc) ドミニク・ジラールド(Cb) ルーカス・ハリス(リュート/G) | ||
録音:2011年8月22日-23日、グレン・グールド・スタジオ、トロント。ナディーナ・マッキー・ジャクソンはモダーンとヒストリカルのファゴットを操る奏者として室内楽からオーケストラまで幅広く活躍している。アメリカ・カーティス音楽院で学び、モントリオール響、カナディアン・オペラ・カンパニーo.で活動後、現在はトロントに拠点を持つアンサンブル、G27に在籍しつつソロ活動に力を入れている。マッギガンはイギリス出身の著名なバロックのチェンバリスト、指揮者。小編成のアンサンブルならではの楽器間での丁々発止のやりとりがスリリングで楽しい。 | ||
光のゲーム〜珠玉の無伴奏フルート作品集 シャルル・ケクラン(1867-1950):甘美な歌 Op.198 より(15曲) ウィリアム・オルウィン(1905-1985):無伴奏フルートのためのディヴェルティメント ミクローシュ・ロージャ(1907-1995):無伴奏フルート・ソナタ Op.39 アルトゥール・ウィルナー(1881-1959):無伴奏フルート・ソナタ Op.34 フランチェスカ・アルノーネ(Fl) | ||
録音:2012年5月、12月、2014年1月。20世紀のフルート独奏のための作品を収録しているが、いずれも珍しいものばかり。ケクランは同時代のドビュッシーの影に隠れたマイナーな存在だが、収録作はドビュッシーの有名な「シランクス」を思わせる繊細な曲。20世紀前半に活躍したオルウィンは自らもフルート奏者でもあり、フルートの機能を熟知した新古典主義的作品。映画「ベン・ハー」他の音楽で知られるローザのソナタは無調とモードのぎりぎり境目の微妙な調域をフルートがミステリアスに歌う秀作。バルトークのルーマニア民族舞曲の吹奏楽版の編曲者としても知られるウィルナーはチェコの作曲家で、収録のソナタは民族的でロマンティックな佳品。 | ||
フロム・ザ・ハート〜20世紀ファゴット名曲集 ルボシュ・スルカ(1928-):ファゴット・ソナタ(1956/1971) ロジェ・ブトリー(1932-):インターフェレンセスI(1972) イヴァン・エレード(1936-):ファゴット・ソナタ「ミラノ風」(1984) タンスマン(1897-1986):ソナチネ(1952) / ヒンデミット(1895-1963):ファゴット・ソナタ(1938) ピエール=マックス・デュボワ(1930-1995):ソナチネ・タンゴ(1984) ラヴェル(1875-1937)/フランク・モレッリ編曲:カディッシュ〜2つのヘブライ風の旋律より(1914) フランク・モレッリ(Fg) ギルバート・カリッシュ(P) | ||
録音:2012年5月22日-24日。20世紀を代表するファゴットの作品を収録。タンスマンのソナチネはプーランクを思わせる古きよき時代のパリを思わせる名品。デュボワのソナチネ・タンゴもタンゴの様式を逆手にとった機知に富んだキッチュでお洒落な佳品。ファゴットのモレッリは長い間オルフェウス室内o.の楽員を勤める一方、ソリストとしても盛んに活動している。 | ||
シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲 パウル・ベン=ハイム(1897-1984): 3つの無言歌(管弦楽版)(*) バーバー(1910-1981):ヴァイオリン協奏曲 |
ジーナ・シフ(Vn) アヴラーナ・アイゼンバーグ指揮 MAV so. | |
録音:2011年、ハンガリー放送、ブダペスト。(*)は当版の世界初録音。ジーナ・シフはニューヨーク・タイムス紙で「甘美で高いヴォルテージ、ハイフェッツの再来」と高い評価を得ている女流ヴァイオリニスト。既に録音は数多く、映画音楽の大家モーリス・ジャールのサントラ「フィクサー」が録音デビュー、他にブロッホのヴァイオリン協奏曲(NAXOS)、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集(MSR)などがあり、レパートリーにも特色がある。このディスクではユダヤ情緒たっぷりの神秘的なベン=ハイムの作品と明朗快活なバーバーの協奏曲で魅力的なカンタービレを聴かせている。指揮のアイゼンバーグは女流指揮者で、ボストン室内響の音楽監督を務める。 | ||
POULENC ORGAN CONCERTO 〜ソプラノ、ヴァイオリン、サクソフォン、管弦楽を伴うオルガン作品集 ヴィドール:オルガン交響曲第6番 ト短調〜アレグロ / ヴィターリ:シャコンヌ ト短調(オルガン伴奏版) (*) リリ・ブーランジェ(1893-1918):ピエ・イエス / プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲(#) ポール・ハレイ(1952-):ソプラノ・サックスとオルガンのための「冬の夢」(+) ウィリアム・ニール(Org) ヘザー・ルドー・グリーン(Vn;*) シルヴィア・アリメナ指揮エクリプス室内o.(#) ポール・ウィンター(ソプラノSax;+) | ||
録音:2010年10月10日、ワシントン。ウィリアム・ネイルはアメリカ、ナショナルso.の首席鍵盤奏者としてレナード・スラットキン、ロストロポーヴィチ、マゼールらのもとで演奏、またバロック音楽の分野でもリリングらと度々共演している。既に当MSRからは5種類のアルバムを出しているが、今回はプーランクの名作オルガン協奏曲を中心に、オルガン伴奏によるヴィターリのシャコンヌや、ヒーリング系ジャズのポール・ウィンター(代理店担当者は『ウィンダム・ヒル・レーベルで有名な』と書いているが、これはウィンターが創設したレーベル "Living Music" をウィンダム・ヒルが1980年代に2年間配給していた、というだけの模様)との共演による作品も入っており、文句なく楽しめる。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750): 6つのパルティータ BWV.825-830 |
デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2012年5月。コレヴァーはコロラド大学で教鞭を執りながらソロから室内楽、協奏曲まで幅広く活動する中堅ピアニスト。これまでに当MSRではJ.S.バッハ、ラヴェル、現代音楽など4枚のソロ・アルバムを出している他、伴奏者としても多くのディスクに参加している。澄み切ったタッチと余計な感情を排した音楽つくりは作品そのものの構造や音の美しさを聴き手に再認識させる。 | ||
グランド・キャニオン・プロジェクト 張玉慧(1970-):リオ・デル・ティソン(2011) / ジャン・スワフォード(1946-):ユマ・ポイントの静寂(2011) ジョン・ケネディ(1959-):平たい石の呼吸(2011) / ローラ・カミンスキー(1956-):偉大なる不調和(2010) マルティ・エプステイン(1959-):これほど近く、これほど遠く(2011) ディヴィッド・ラコフスキ(1958-):煌めき(2010) / ダリット・ハダス・ウォーショウ(1974-):ネイッサンス(2011) ハワード・フラヅィン(1962-):祖母の灰(と風船)(2011) ジェフリー・マンフォード(1955-):さらに内側の焦点(2011) / アンディ・ヴォレス(1956-):近く遠い(2011) ロンダ・ライダー(Vc) | ||
録音:2012年、ウェレスレー大学ホートン・チャペル。 2010年、グランド・キャニオン国立公園のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれたチェリスト、ロンダ・ライダーはアメリカ生まれのチェリスト。リディア四重奏団とトリプル・ヘリックス三重奏団のメンバーでもある。2010年にグランド・キャニオン国立公園のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれた彼女が、この世界的に有名な景勝地のために作曲家たちに委嘱を行ってコンサートを開催、そして生まれたのがこのアルバムだ。チェロ独奏による様々な姿の「グランド・キャニオン」が堪能できる。 | ||
タペストリー〜ダン・ロックレア(1949-):合唱作品集 ホリー・カンティクルス(1996) /アレルヤ・ダイアローグ(1990) /インスタント・カルチャー(1985) / オン・キャッツ(1978) /離脱せよ!(1983) /ドーナ・ノービス・パーチェム(1983) /主を宣言する(1985) / クリスマス・キャロル(1981) /3つのクリスマス・モテット(1993) [デイヴィッド・ペッグ指揮ベルカント・カンパニー(混声cho.)]/ 吹きさらし(1992) /琥珀色の波へ(1993) /タペストリー(1982) /短いミサ(1993) /変り行く認識(1987) /墓碑銘(1987) [ロバート・ラッセル指揮ザ・コーラル・アート・ソサエティ(混声cho.) プロメテウス室内プレイヤーズ シェアリー・カリー(P)] | ||
録音:1995年-1996年。ダン・ロックレアはアメリカの作曲家でバッファロー・フィル、カンザス・シティ・フィル、オマハ響などアメリカの地方都市のオーケストラ、アンサンブル、団体で盛んに演奏されている。作風は新ロマン主義あるいはプレ・モダーン的、穏健、保守的な傾向。ここに収められている作品は全て宗教曲で温和で敬虔な雰囲気に溢れている。 | ||
ジョシュア・ピアース〜ロシアのピアノ協奏曲集 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 〔第1番 変ロ長調 Op.23 [1990年6月]/第3番 変ホ長調 Op.75[1991年1月]〕 リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30 [2010年8月](*) ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調[1988年10月](#) ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102[1990年8月] プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 Op.10[1990年1月] ジョシュア・ピアース(P) ポール・フリーマン指揮(無印/#) スロヴェニア放送so.(無印)、ベルリン放送so.(#) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア・ナショナルso.(*) | ||
録音:[内]。 MSR Classics レーベルに、多数の録音を残している、ジョン・ケージをはじめとする現代音楽に造詣が深い実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるロシアのピアノ協奏曲集。チャイコフスキー最後の作品であり未完に終わった(第1楽章のみ)第3番、濃厚な民俗色が強く、派手に躍動する個性的なハチャトゥリアン、リストのピアノ協奏曲第1番の影響を強く受けたというリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲は超絶技巧が冴えわたる。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集 Vol.1 〔第1番 ヘ短調/第3番 ハ長調/第23番 ヘ短調「熱情」〕 |
ジェイムズ・ブローン(P) | |
録音:2012年4月21日-23日、サフォーク、イギリス。ジェイムズ・ブローンはイギリス出身の中堅ピアニストで、現在はニュージーランドに在住し、オーストラリア、イギリス、アメリカでさかんに活動している。アンドラーシュ・シフ、タマーシュ・ヴァーシャーリ、フー・ツォンらに師事しレパートリーはバロックから現代まで幅広い。大げさな身振りを一切廃したベートーヴェンは古典派というよりむしろバロック的といってもよい。 | ||
ベートーヴェン・オディッセイ Vol.2 〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第8番「悲愴」/第14番「月光」/第19番/第20番/第21番「ヴァルトシュタイン」〕 ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2012年4月、12月、ポットン・ホール、サフォーク、 UK 。 Vol.1 (Nos.1, 3, 23): MS-1465 。英国生まれ、アメリカやオセアニアなどで活躍しているブローンのベートーヴェン・アルバム第2弾は、中期のドラマティックな作品を収録。丁寧な指遣いから生まれる柔らかい音色で、淡々としながらも巨大な造形を作り出している。 | ||
ベートーヴェン・オデッセイ Vol.3 〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第2番 イ長調 Op.2 No.2 /第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」/第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」〕 ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2013年7月22日-24日、ポットン・ホール、サフォーク、UK 。Vol.1: Nos.1, 3, 23 (MS-1465), Vol.2: Nos.8, 14, 19-21 (MS-1466) 。ジェイムズ・ブローンは1971年イギリス出身で12歳の時、オーストラリアでデビュー・リサイタルを行い、その後ニュージーランド、イギリス、オーストラリアを中心に演奏活動を行っている。MSR ではこれまで3枚のアルバムを出しており、そのうち2枚はベートーヴェン・ピアノ・ソナタ・チクルス。極めて堅実、清新な演奏であり、ソナタ全集完結が期待される。 | ||
ベートーヴェン・オデッセイ Vol.4 〜ピアノ・ソナタ全集 Vol.4 〔第14番 Op.14 No.1 /第15番「田園」 Op.28 /第21番「テレーゼ」 Op.78 /第25番 Op.79 /第27番 Op.90 〕 ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2013年7月。ジェイムズ・ブローンはイギリス出身の1971年生まれ。幼少期から才能を発揮し、12歳の時にオーストラリアでデビュー・リサイタルを行い、その後世界各地で演奏活動を行っている。メルボルン・コンペティション、メニューイン・アワードなど受賞。丁寧なピアニズムで、深い表現力、「テレーゼ」では、繊細に優美な旋律を際立たせている。 | ||
ベートーヴェン・オデッセイ〜ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 〔第5番 ハ短調 Op.10 No.1 /第6番へ長調 Op.10 No.2 /第7番 ニ長調 Op.10 No.3 /第10番 ト長調 Op.14 No.2 〕 ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2017年4月20日-22日。 ジェイムズ・ブローンによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集録音シリーズの第5弾。ブローンは1971年イギリス出身。12歳の時にモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビュー、ニュージーランド、オーストラリアを主な拠点として活動し古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ。ベートーヴェンのソナタは以前よりオーストラリア、イギリスのファンを中心に定評があり、全集完結が待たれている。非常に端正で真摯な演奏に好感が持てるベートーヴェン。 | ||
アメリカの動物園〜ヴィオラとピアノのための作品集 マーティン・アムリン(1953-):犬小屋(7曲)/ララバイ/ソナタ/ヴィオレッタ ロバート・マーフェルド(1945-):動物の小品集(4曲) / モニカ・ホートン(1954-):鯨骨生物群集 ミシェル・ラコース(Va) マーティン・アムリン(P) | ||
録音:2013年。すべて世界初録音。様々な動物に触発されて作曲された新しいヴィオラ作品。ノースウェスタン大学でロバート・スワンに、ピーポディ音楽院でカレン・タトルに師事したアメリカのヴィオラ奏者ミシェル・ラコース。共演者である作曲家兼ピアニストのマーティン・アムリン書き下ろしの犬小屋はボクサー、コリーなど、犬の犬種がタイトルになったユーモアのある全7曲。マーフェルドの動物の小品集は夏の夜に起こる動物の情景を表現している。 | ||
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集 〔ト短調 Op.7 No.3 /ヘ短調 Op.13 No.6 / ト短調 Op.8 No.1 / ト長調 Op.37 No.2 〕/ 協奏曲風ソナタ ハ長調 Op.33 No.3 イアン・ホミニク(P) | ||
録音:2012年3月。モーツァルトと同時代人のイタリアの作曲家クレメンティは、日本ではピアノ教則本「ソナチネ・アルバム」の中に収められたソナチネ Op.36 Nos.1-6 ばかりがよく知られているが、このアルバムはその Op.36を除いたクレメンティの主要なソナタを収めている。ベートーヴェンは生前、ピアノ曲に関してはモーツァルトよりもクレメンティを高く評価していたと言われ、イタリア人らしい伸びやかなメロディと、特に短調のソナタに感じられる品格のある憂愁はクレメンティ独自の愛すべき世界。ピアノを弾いているイアン・ホミニクはカナダ出身でピアノをアール・ワイルドに師事、現在、北米を中心に活動している。 | ||
スペイン歌曲集 グラナドス:「ゴイェスカス」〜マハと夜鳴きうぐいす/愛の歌曲集(全7曲) ファリャ:7つのスペイン民謡(全7曲) / トゥーリナ:3つのアリア Op.26 ダニエーレ・タラマンテス(S) ヘンリー・デリンジャー(P) | ||
録音:2013年9月。メトロポリタン歌劇場2014年-2015年シーズンのビゼー「カルメン」においてフランスキータ役に抜擢、これから更に活躍を期待される注目のソプラノ歌手、ダニエーレ・タラマンテスのデビュー・アルバムは、スペインの偉大な作曲家3人の歌曲集。伸びやかな歌声で、躍動感あふれ、情熱的に歌っている。 | ||
エレメンツ〜2012年&2014年ファゴットのための室内楽作曲コンクール受賞作 ダヴィッド・アンヘロ・チャンカリーニ(1983-): オーボエ、ファゴット、マリンバとピアノのための「セイキロス・カルテット」(2012) (*) ジェンニ・ブランドン(1977-):無伴奏ファゴットのための「カラー・ストーン」(2014) デヴィン・ファーニー(1983-):ソプラノ、ファゴットとピアノのための「炎と氷」(2012) (#) グレッグ・シュタインケ(1942-):ファゴットと弦楽四重奏のための「浮遊」(2005) (+) スーザン・ネルソン(Fg) ネルミス・ミーセス(Ob;*) ジェフリー・バルディン(マリンバ;*) サルンガ・ファンツー・リュウ(P;*/#) ジェニファー・グード・クーパー(S;#) スティーヴン・ミアキー、クリスティーナ・マッガン(Vn;+) マシュー・ダリーン(Va;+) ジャクリーヌ・ブラック(Vc;+) | ||
録音:2014年。ファゴットの新しいレパートリーを増やすため、2009年に創設された「ファゴットのための室内楽作曲コンクール」。今作は2012年と2014年の受賞作品を収録している。作曲家デヴィン・ファーニーの作品は、アメリカの詩人ロバート・フロストの詩「炎と氷」にインスパイアされて作曲された楽曲。 | ||
怠惰な午後〜バイロン・ベロウズ:サクソフォンのためのサロン音楽 この家の中で/私は春を待つ/シモーネ/これは私の狂気/魔法の髪/ メリー・ゴーランド/花のための私の悲しみ/怠惰な午後/3時/おやすみ ハビエル・オビエド(Sax) ジャン=ピエール・シュミット指揮聖ルカ室内アンサンブル | ||
録音:2014年5月。バイロン・ベロウズはトロントを拠点に活動するライト・ミュージックの作曲家で、ミュージカルなどを発表、カナダ、アメリカで幅広く活躍している。収録曲はいずれも肩の凝らない親しみやすい音楽。サックスのハビエル・オビエドはカーター、ヒンデミット、コリリアーノなど20〜21世紀の音楽を得意としており、甘い音色が特徴。 | ||
ブラームス(1833-1897): 三重奏曲 イ短調 Op.114(ヴィオラ編曲版/原曲:クラリネット三重奏曲)(*) / ヴィオラ・ソナタ〔第1番 Op.120 No.1 /第2番 Op.120 No.2 〕 ジェラルディン・ウォルサー(Va) デイヴィッド・コレヴァー(P) アンドラーシュ・フェイエール(Vc;*) | ||
録音:2012年8月、ワイアストーン、イギリス。弦の二人は2014年現在タカーチ四重奏団団員。ブラームス晩年の傑作室内楽を3曲。 Op.114はクラリネット三重奏曲として有名だが、ここではクラリネット・パートをヴィオラで演奏。ヴィオリストのジェラルディン・ウォルサーは長年サンフランシスコ響の首席奏者を勤めた後、2005年よりタカーチ弦楽四重奏団のメンバーとなり、室内楽に精力的に取り組む他、協奏曲のソリストとしてテレマンからシュニトケまで、幅広いレパートリーを持つ音楽家として注目されている。チェロのフェイエールもタカーチ四重奏団のメンバー。 | ||
カナディアン・コンチェルト・プロジェクト Vol.1 マテュー・ルシエ:トランペットと弦楽のための協奏曲「アラメダの印象」 Op.25 (*) / ファゴットと弦楽のためのバラード「オフィリアの最後の歌」 Op.2 (#) マイケル・オキピンティ:トランペット、ファゴット、ギターと弦楽のための「サーティーン・セカンズ」(+) グレン・ビューア:ホルン、ファゴットと弦楽のための 「彼が太陽が今だ出ていることを信じる場合、彼はただ悲しむだけであろう」(**) マテュー・ルシエ:ファゴット、弦楽、バス・ドラムとチューブラー・ベルのための「奇妙な鳥の協奏曲」 Op.37 (##) マイケル・オキピンティ:トランペット、ファゴットと弦楽のための「シシリーの諺」(**) ナディア・マッキー・ジャクソン(Fg;#/+/**/##) ギ・フュー(Tp/Hr;*/+/**) マイケル・オキピンティ(G;+) エリック・ペイトコー指揮グループ27 | ||
録音:2012年9月、トロント。現代カナダの作曲家による弦楽オーケストラを背景とした協奏的作品。いずれも新ロマン主義ともいうべき抒情的な作風で時にヴォーン・ウィリアムズ、マルコム・アーノルド、ヴァスクス、カール・ジェンキンス、久石譲を思わせるほどのロマンティックな音楽ばかり。作曲家の生年が記載されていないが、ブックレットの写真から見て若手から中堅世代と思われる。 | ||
金管とオルガンのための音楽 カンプラ(1660-1744):ダンス組曲 / J.S.バッハ:「装いせよ、我が魂よ」BWV 654 (*) /幻想曲 BWV 572 (*) ホヴァネス(1911-2000):センツァ・ミスラ / フンパーディンク(1854-1921):夢のパントマイム ガブリエリ(1554-1612):第7旋法によるカンツォン第2番/第9旋法によるカンツォン シューマン:4つのカノン形式の練習曲〜アダージョ / ブクステフーデ:輝く曙の明星のいと美わしきかな リムスキー=コルサコフ:「ムラダ」〜貴族の入場 / R.シュトラウス:聖ヨハネ騎士修道会の荘重な入場 トンプソン・ブラス・アンサンブル(*以外) バーバラ・ブルンス(Org) | ||
録音:2011年-2013年。ブラスとオルガンによる新旧アンサンブル作品を収録。アメリカの特異な作曲家ホヴァネスの作品はトランペット・ソロとオルガンのためのソナタからの抜粋。オルガンのバーバラ・ブルンスは日本生まれのアメリカ人で札幌、苫小牧、東京で育ち、かの地で音楽の初期教育を受けた。現在はニューイングランド音楽院で教鞭を取りつつ演奏活動に励んでいる。 | ||
地平線の上で〜トランペットとピアノのための新しい音楽 ケヴィン・マッキー(1980-):百年の地平線(2011) / アントニオ・ゲレロ(1949-):3つの小品(2011) ジェイムズ・スティーヴンソン(1969-):コール(2003)/ジョン・スティーヴンス(1951-):トランペット・ソナタ(2008) エリック・モラーレス(1966-):2つのトランペットのための協奏曲(2013) (*) ホセ・パスカル・ヴィラプラーナ(1971-):マンヤの夜(2005) ジェーソン・バーグマン(Tp) エレン・エルダー(P) ウィリアム・キャンベル(Tp;*) | ||
録音:2013年7月。2000年代に書かれたトランペットとピアノのための作品集。いずれも新古典主義、新ロマン主義、というより時にジャズ、ロックの要素を兼ね備えた、現代音楽とは無縁のフュージョンを思わせる楽しい作品ばかり。トランペットのジェーソン・バーグマンはモバイル響、モバイル歌劇場o. の首席奏者でソリストとしてはカナディアン・ブラスと共演したこともある。確かなテクニックで今後が期待される若手。 | ||
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ト長調 Op.78 /第2番 イ長調 Op.100 /第3番 ニ短調 Op.108 〕/ F.A.E.ソナタ〜スケルツォ ハ短調 WoO.2 ステファニー・サンタンブロジオ(Vn) ジェイムズ・ウィン(P) | ||
録音:2013年2月、ネヴァダ大学。グラモフォン誌で「息するのを忘れさせるヴァイオリニスト」と絶賛されているステファニー・サンタンブロジオはかつてドホナーニのもと、クリーヴランド管でセカンド・ヴァイオリンの副首席を勤め、後にサン・アントニオ響のコンサート・ミストレスも勤めた。現在はソリスト、室内楽を中心に活動している。 | ||
ようこそクリスマス!〜クリスマスのためのお気に入りの合唱曲(全19曲) M−A.シャルパンティエ:クリスマスのための真夜中のミサ / スペンサー:ようこそクリスマス! ブルックナー:エサイの若枝は芽を出し / グルーバー:サイレント・ナイト / ピアポント:ジングル・ベル/他 レスター・シーゲル指揮スルスム・コルダ(混声合唱) | ||
録音:2010年、2013年。混声cho. スルスム・コルダ〔心を高めよ〕は2006年に12人の歌手によって結成されキリスト教、ユダヤ教の宗教曲を主なレパートリーとしている。米南部アラバマ州を中心に活動を行っている。当アルバムでは大作のM−A.シャルパンティエの真夜中のミサを中核としながら、親しみやすい小品も収録。 | ||
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 チェロ・ソナタ〔第1番 ヘ長調/第2番 ト短調/第3番 イ長調/第4番 ハ長調/第5番 ニ長調〕/ ヘンデル「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 ト長調/ モーツァルト「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調/ モーツァルト「魔笛」の「愛を感じる男たちには」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 コリン・カー(Vc) トーマス・ザウアー(P) | ||
録音:2011年10月、バンフ、アルバータ州、カナダ。チェロのコリン・カーはイェフディ・メニューイン・スクールでモーリス・ジャンドロンとウィリアム・プリースに師事し、ピアティゴルスキー・メモリアル・アワード受賞、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール第2位など、国際的なコンクールに上位入賞している。現在はソリストとしてラトル、ゲルギエフ、デュトワ、スクロヴァチェフスキらと共演、バッハ、ベートーヴェンからクラム、ガンサー・シュラーまで幅広いレパートリーをこなす中堅チェリストとして活躍している。イギリスでは絶大な人気を誇り、録音ではバッハの無伴奏ソナタ(Wigmore Hall)が発売になっており、好評を博している。 | ||
トッド・クロウ〜 BBC 録音集 Vol.2 ブラームス:創作主題による変奏曲 Op.21 / ドヴォルジャーク:主題と変奏 Op.36 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 トッド・クロウ(P) | ||
録音:1990年-1995年、BBC 。カリフォルニア出身のピアニスト、トッド・クロウのシリーズ第2弾。ミケランジェリあるいはソコロフを思わせる上品なピアニズムを聴かせてくれる。このアルバムに収録された3曲の変奏曲も、細心の注意を払った音色の変化が見事。そして、ブラームスのフーガの風通しの良さは驚きの一言。 | ||
ハンプトン・シスラー(1932-):オラトリオ「再臨」
マーロン・ダニエル指揮ソフィア・シンフォニエッタ、ソフィア室内cho. | ||
録音:2013年、ブルガリア国立「パンチョ・ヴラディゲロフ」音楽アカデミー。ハンプトン・シスラーはニューヨーク出身の多作作曲家で、これまでに MSR から6枚の作品集のCDをリリース、いずれも調性を基調としたロマンティックな音楽。「再臨」は全3部からなる新約聖書に基づく宗教曲。ダイナミックな映画音楽や、部分的にジョン・アダムズの音楽も思わせる親しみやすい内容。 | ||
燃え立つ火〜スコットランドの女王と彼女の世界(全27曲) 伝承曲/リチャード・アインホルン編曲/ロバート・バーンズ詞:雌牛を丘に呼び集めよう ジェイムズ・ローダー:わが主君のマーチのパヴァン / 作曲者不詳:ハッチャーソンのガイヤルド/私は見放された ウィリアム・バード:名高い高貴な女王 / アンソニー・ホルボーン:パヴァン「パラディーソ」他 パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオール(ヴィオール四重奏) ライランド・エンジェル(T/CT) ドンショク・シン(ヴァージナル) | ||
録音:2013年9月。パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオールはニューヨークに拠点を置くヴィオ-ル・アンサンブル。悲劇のスコットランド女王メアリー・ステュアートが生きた16世紀の歌曲や踊りの音楽、伝承曲、彼女にまつわる作品などを収録。 | ||
ギターのための現代音楽 イルッカ・テュルタ(1987-):エチュード集I-X (2011) / レオ・ブローウェル(1939-):黒いデカメロン(1981) 細川俊夫(1955-):二つの日本の歌(さくら/子守歌)(2004) イルッカ・テュルタ(G) | ||
録音:2012年8月、ノウシアイネン教会、フィンランド。イルッカ・テュルタは1987年トゥルク生まれ、フィンランド期待の若手のギタリスト。コンテンポラリーとタイトルにはあるものの、いわゆる前衛的ではなく、ギターの可能性を追求しつつも、耳馴染みのいい作品が集められている。自演となるエチュード集は、様々な技法を生かし、それぞれ異なる性格を持つ10曲からなる小品集。世界初録音となる細川作品は、古謡「さくら」と「五木の子守歌」のギター編曲版。「さくら」での邦楽器を摸した響きをテュルタは見事に再現している。 | ||
トロンボーンと…… 〜トロンボーンと様々な楽器のデュオ カール・クレーガー(1932-):ダヴィデの3詩篇(1979) (*) / クラレンス・バーバー(1951-):4つの衝動(2007) (#) ブレッド・エドワーズ(1963-):5つのアメリカ民謡の素描(2012) (+) イネズ・マコーマス(1977-):光の中への降下(2012) (**) / ゴードン・グッドウィン(1941-):足跡(2012) (##) ブレッド・エドワーズ(Tb) ティナ・ミルホーン・スタラード(S;*) スコット・ヘリング(マリンバ;#) マルタ・ミュンディンガー・エドワーズ(Hr;+) クリフォード・リーマン(アルトSax;**) ジェイムズ・アクリー(Tp;##) | ||
録音:2012年、南カロライナ大学リサイタル・ホール。様々な楽器と組み合わせることによって、トロンボーンの多彩な魅力を気づかせてくれる一枚。ソプラノとのデュオのクレーガー作品では、トロンボーンの神聖なる響きがクローズアップされ、自作やでは、ホルンと華麗なブラスアンサンブルを繰り広げる。エドワーズの安定したテクニックから生み出される柔軟な音楽性にも注目したい。 | ||
ツァイスル&コープランド/他:ヴァイオリン・ソナタ集 エーリヒ・ツァイスル(1905-1959):メヌカイムの歌/ヴァイオリン・ソナタ「ブランダイズ」 コープランド(1900-1990):ヴァイオリン・ソナタ / ブロッホ(1880-1959):アボーダー ローベルト・ダーバー(1922-1945):セレナータ ジーナ・シフ(Vn) キャメロン・グラント(P) | ||
録音:2012年10月。シベリウス、バーバー:ヴァイオリン協奏曲集 (MS-1459) に続くジーナ・シフのアルバム。ユダヤ系の作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品を収録。コープランドとブロッホ以外はあまり知られていないが、ツァイスルはオーストリアの作曲家でナチスのオーストリア併合時にアメリカに亡命、その後はハリウッドで映画音楽の作曲で名を成した。ダーバーはドイツの作曲家、チェリスト、ピアニストであったが第2次大戦中、ダッハウの強制収容所で死去、ここに収録の演奏時間わずか3分のセレナータが現在残された唯一の作品。 | ||
アクロス・オーシャン〜トーマス・オズボーン(1978-): 打楽器とピアノのための「水のように」/ソプラノ、打楽器とピアノのための「空と海の夢」(*) / ピアノのための「 AND THE WAVES SING BECAUSE THEY ARE MOVING 」(#) / ソプラノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための「千秋楽」(+) アペリオ[クレイグ・ハウシルト(Perc;#, +以外) マイケル・ズーロウ(P;#, +以外) トレーシー・サッターフィールド(S;*, +) ジェイソン・ハーディンク(P;#) アンドレス・ゴンザレス(Vn;+) スザンヌ・ルフェーヴル(Va;+) パトリック・ムーア(Vc;+) キミ・カワシマ(P;+)] | ||
録音:2013年。世界初録音。インディアナ大学、ライス大学、南カルフォルニア大学で学び、現在ハワイ大学で作曲と理論の教授を務めている作曲家オズボーン。アフリカのポリフォニーやインドネシアのガムラン、日本の宮廷音楽、古代ペルシャの音楽など世界各地の伝統音楽からインスピレーションを受けた作品を残している。4作品とも『詩』からインスパイアされたもので、「千秋楽」は、清少納言の「枕草子」と小野小町の短歌から影響を受けている。 | ||
ハイドン、メンデルスゾーン、J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集 ハイドン:ピアノ協奏曲ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII: 11 (*) メンデルスゾーン:ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調(#) J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV 1056 (+) ジョシュア・ピアース(P) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア・ナショナルso. | ||
録音:2007年1月6日(*)、2010年8月26日(#)、27日(+)、28日(+) 。 MSR Classics レーベルに多数の録音を残している、ジョン・ケージをはじめとする現代音楽に造詣が深い実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるピアノ協奏曲集。バロック時代のJ.S.バッハ、古典派のハイドン、そして初期のドイツ・ロマン派の作曲家メンデルスゾーンという3人のピアノ協奏曲を収録。 | ||
ハスケル・スモール(1948-):ピアノ近作集 ロスコの部屋(沈黙の旅)(2010) / 子供時代の幻影(2011) /垣間見る沈黙(2013) |
ハスケル・スモール(P) | |
録音:2013年。ハスケル・スモールはピアノをレオン・フライシャーに、作曲をヴィンセント・パーシケッティにそれぞれ師事した。「ロスコの部屋(沈黙の旅)」はアメリカの抽象表現主義の画家マーク・ロスコの作品に霊感を受け作曲された曲で、静けさの中で時折、断片的なモティーフや和音が終始弱音で切れ目なく続くモートン・フェルドマンを思わせる約30分の大作。「子供時代の幻影」は現代音楽版「子供の領分」といった雰囲気の快活な佳曲で若干ジョージ・クラムを想起させる佳作。「垣間見る沈黙」は再び「ロスコの部屋(沈黙の旅)」と同じフェルドマン・スタイルの静謐な音楽。 | ||
銀のファラオ〜パメラ・スクラー:古代エジプトへのトリビュート サハラ・トランス/ハトシェプスト/あなたの記憶/生命の踊り/異界からの笛/スティクス/黄泉への旅/呪文166 パメラ・スクラー(Fl/バスFl) ジョン・アルッチ(Perc) アリッサ・レイト(エジプトHp) キャシー・ハルヴァーソン(Ob) トマス・セフコヴィク(コントラFg) ダグラス・コストナー(Org)他 | ||
録音:2012年-2013年。古代エジプトに思いを馳せて作られた、ニューエイジ風の現代音楽。エジプトの民族音楽の要素を取り入れながら、ジャンルに囚われないエキゾチックなファンタジーが展開する。パメラ・スクラーはフルート奏者兼作曲家で、音楽は時に中東の民族音楽風、喜多郎風、キース・ジャレット風とヴァラエティに富んでいる。 | ||
ジェイムズ・ブローン・イン・リサイタル J.S.バッハ:シャコンヌ BWV.1004(ブゾーニ編曲)/平均律クラヴィーア曲集第1集〜前奏曲 ハ長調 BWV.846 リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514 /コンソレーション第3番 変ニ長調 S.172 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 / ラフマニノフ:前奏曲 ロ短調 Op.32 No.10 ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2012年8月6日-8日、ポットン・ホール、サフォーク、イギリス。 | ||
ジェイムズ・ブローン・イン・リサイタル Vol.2 スカルラッティ:ソナタ〔ホ長調 K.380 /ハ長調 K.159 〕 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 からの前奏曲(5曲) 〔 Nos.1-2, 5, 8-9, BWV.846-847, 850, 853-854 〕 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 K.331〜トルコ行進曲/幻想曲 K.397 ベートーヴェン:エリーゼのために / シューベルト:楽興の時 D.780 〜第3番/即興曲 D.899 〜第3番 ショパン:前奏曲第4番 Op.28 No.4 /練習曲集 より 〔 Op.25 No.12「大洋」/ Op.10 No.3「別れの曲」/Op.25 No.1「エオリアン・ハープ」/ Op.10 No.5「黒鍵」〕/ 前奏曲第15番 Op.28 No.15 「雨だれ」/前奏曲 Op.45 リスト:コンソレーション第3番 S.172 / ブラームス:ワルツ Op.39 No.15 /間奏曲 Op.118 No.2 グリーグ:アリエッタ Op.12 No.1 / スクリャービン:練習曲 Op.2 No.1 ラフマニノフ:前奏曲集より〔 Op.3 No.2「鐘」/ Op.32 Nos.1, 10, 5 / Op.23 No.4 〕 プロコフィエフ:トッカータ Op.11 / ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム ジェイムズ・ブローン(P) | ||
録音:2014年8月18日-20日、11月27日-28日、ポットン・ホール、サフォーク、UK 。ピアノのジェイムズ・ブローンは1971年イギリス出身のピアニストで12歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビューした。その後オーストラリアに移住し、メルボルン・コンペティション、メニューイン賞などに上位入賞し1987年にはABCヤング・パフォーマー・アウォード受賞した。オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地で演奏活動を行っている。今作は小品を集めた2枚組。器用なタッチで多彩な音色を響かせるブローン。13人の作曲家から31曲をとりあげ、アンコール曲としても人気の作品ばかり。 | ||
幻想〜トランペットとウィンド・アンサンブルの初演作品集 ジェフリー・ホームズ(1955-):ヘラルド・エメリタス・ファンファーレ(*) / トランペット、トロンボーンとウィンド・アンサンブルのための「コンティニアム」(##) ジェイムズ・スティーヴンソン(1969-):デュオ・ファンタジーク(#) スティーヴン・ポールズ(1949-):2つのトランペットとバンドのための協奏曲(+) エヴァン・ハウス(1968-):トランペット協奏曲(**) エリック・バーリン(Tp/フリューゲルHr)指揮(*) マサチューセッツ州立大学アマースト校トランペット・アンサンブル(*) チャーリー・シュリーター(Tp;#) リチャード・ケリー(Tp;+) グレッグ・スピリドプーロス(Tb;##) ジェイムズ・パトリック・ミラー指揮(*以外) マサチューセッツ州立大学アマースト校ウィンド・アンサンブル(*以外) | ||
録音:2010年-2012年。注目曲!2015年のグラミー賞クラシック現代作品部門にポールズ「2つのトランペットとバンドのための協奏曲」がノミネートされた。エリック・バーリンはアルバニー響の首席トランペット奏者を1998年から務めている。初演や委嘱作の演奏を意欲的に行っており、今作もすべて初録音。トランペットとウィンド・アンサンブルという組み合わせの新作を取り上げ、ジェイムズ・スティーヴンソンの作品ではトランペット界の重鎮で、元ボストン響首席奏者、チャーリー・シュリーターとのデュオも収録している。 | ||
パウル・ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集 〔第1番/第2番/第3番〕/組曲「1922年」 |
デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2014年、ニューヨーク。1962年生まれ、アメリカ出身のピアニスト、デイヴィッド・コレヴァー。アール・ワイルドに師事し、ジュリアード音楽院で学んだ。1988年、ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールで最高位を獲得し、アメリカを中心に演奏活動をしている。CDのリリースも多数。今作は、20世紀ドイツの作曲家、パウル・ヒンデミットのピアノ・ソナタ3曲を収録。新古典主義風なソナタを乾いたような響きで色彩豊かに軽いタッチで演奏している。 | ||
フランク、ブロッホ、クレイン:ヴァイオリン作品集 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘的な詩」 ユリアン・クレイン(1913-1996):子守歌 |
ジーナ・シフ(Vn) キャメロン・グラント(P) | |
録音:2013年11月。ジーナ・シフはニューヨーク・タイムス紙で「甘美で高いヴォルテージ、ハイフェッツの再来」と高い評価を得ている女流ヴァイオリニスト。ズッカーマン、チョン・キョンファ、パールマンなど偉大なヴァイオリニストを多数輩出した名教師、イヴァン・ガラミアンにカーティス音楽院で師事し、多数の賞を受賞、録音は当 MSR や NAXOS に行っている。ここで演奏されている、主題の神秘的な美しいメロディと循環形式によるフランクの名作ヴァイオリン・ソナタはゆったりめのテンポで情感豊かに歌われている。ブロッホの「神秘的な詩」は、その名の通り、ミステリアスで瞑想的で、クリスタルな美しさと、不安な雰囲気が交錯するノスタルジックな作品。 | ||
ウィリアム・アヴェリット(1948-):合唱と4手連弾ピアノのための作品集 アフロ・アメリカン断章(1991) /青の深み(2012) /ドリーム・キーパー(2009) ロバート・ボード指揮ミズーリ・カンザス・シティ音楽院cho. リー・トンプソン、メリッサ・レーニグ(P) | ||
録音:2013年。ウィリアム・アヴェリットはアメリカの作曲家で作品はアメリカ、ヨーロッパ、アジアで盛んに演奏されているという。調性に基づきながら、自由でスパイスの効いたモダーンなハーモニーが現代のロマンを感じさせる。全て混声合唱に4手連弾のピアノ伴奏で構成されており、日本の合唱ファンにも広くアピールする内容。 | ||
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105 バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76 |
ジェイド・デュオ [シューアイ・シ(Vn) ツェン・チェン(P)] | |
録音:2014年。2012年にニューヨークで結成された新進の中国人デュオ。2013年アルトゥール・バルサム・コンペティション・フォー・デュオで優勝、2013年J.C.アリアーガ室内楽コンペティションで第2位を受賞。 | ||
ポエトリー・イン・モーション〜フルート、ヴィオラとハープのための音楽 エイドリアン・アルバート(1941-):ドップラー効果 / ダン・ロックレア(1949-):夢の階段〜舞踏組曲 ドビュッシー(1862-1918):フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ マヌエル・モレノ=ブエンディア(1932-):スペイン民謡組曲 ソニー・バーネット(1952-):クルージン・ウィズ・ザ・トップ・ダウン ファイアー・ピンク・トリオ[デブラ・ロイター=ピヴェッタ(Fl) シーラ・ブラウン(Va) ジャクリーヌ・バートレット(Hp)] | ||
同団体のデビュー・アルバム。ドビュッシー以外はすべて20世紀以降に作曲された作品だが、どれも親しみやすいメロディ。トスカーナの夏のそよ風からインスパイアされた「ドップラー効果」はまるで映画音楽のようなメロディアスで心地よい爽やかな音楽。躍動するリズム、ちょっとした驚きを詰め込んだ、作曲家のユーモアが光る「夢の階段〜舞踏組曲」、そしてドビュッシーの晩年の傑作など、豊かな詩情溢れる演奏で聴かせる。 | ||
サン=サーンス: チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33 (*) フォーレ:エレジー ハ短調 Op.24 (*) ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調(#) |
キム・クック(Vc) ヴァレリー・ヴァチェフ指揮(*) グリゴール・パリカロフ指揮(#) フィルハーモニカ・ブルガリカ | |
録音:2011年-2012年、ブルガリア放送、ソフィア。イェール大学とイリノイ大学でアルド・パリゾ、ヤーノシュ・シュタルケルなどに師事。サンパウロso. の首席奏者を務め、現在はソリストや教師として活躍しているアメリカのチェリスト、キム・クックによる、ショスタコーヴィチ&チャイコフスキー(MS-1289)に続く協奏曲集第2弾は、サン=サーンス円熟期の傑作のひとつ第1番と、この曲に触発されたラロの作品、そしてフォーレの珠玉の小品を収録。しなやかな音色、穏やかに丁寧、堅実な演奏。 | ||
シューマン: 歌曲集「詩人の恋」 Op.48 / 歌曲集「リーダークライス」 Op.39 |
スタンリー・ウィルソン(T) マルコム・ハリディ(P) | |
録音:2011年-2014年。テノールのスタンリー・ウィルソンはメトロポリタン歌劇場の舞台にも立つアメリカのテノール歌手。今作はシューマンの名作歌曲集。眼前に広がる風景、心にある憧憬、喜び、悲しみ…若々しく伸びのある歌声で、愛情や苦悩など心の機微を丁寧に表現している。 | ||
歌うオーボエ〜ドイツ・ロマン派の歌曲編曲集 ベートーヴェン:アデライーデ Op.46 / シューマン:歌曲集「詩人の恋」 Op.48 シューベルト:君はわが憩い D.776 /ます D.550 /春への想い D.686 /糸を紡ぐグレートヒェンD.118 /夜と夢 D.827 アンドルー・パーカー(Ob) アラン・ハックルベリー(P) | ||
録音:2013年6月。楽器が身体の一部になるような感覚…オーボエが情感豊かに、温もりのある音色で歌曲を編曲し、歌っている。穏やかなアデライーデ、ますは軽やかに跳ねる。じっくり聴きたくなる美しさに溢れた詩人の恋は全曲録音しているのも注目。パーカーはアメリカ出身で、クアッド・シティ響の首席オーボエ奏者として活躍している若手オーボエ奏者。 | ||
痕跡〜ズヴォニミル・ナジ(1978-):ピアノ作品集 湖にて(*)〔 I / II / III 〕/イリュージョン/アンド・ソー・シー・セッド/ 痕跡/参った!/カノン〜内なる自分(+) /ソナタ ジェフリー・バールソン(P;*) ズヴォニミル・ナジ(P;無印) マーベル・クワン(P;+) | ||
録音:1998年-2014年。クロアチアの新進作曲家で、アメリカのノースウェスタン大学とザグレブ音楽アカデミーなどで学んだ。シアトル響の作曲賞、クロアチアの音楽院賞など受賞している。このソロ・ピアノ作品は1998年から2014年までの作品。ひんやりと少ない音で、響きが広がり残響が美しい。 | ||
ブラームス:チェロ・ソナタ全集 〔第1番 ホ短調 Op.38 /第2番 へ長調 Op.99 〕 |
ジョン・ ホイットフィールド(Vc) ジェイムズ・ウィン(P) | |
録音:1998年6月15日-16日。チェロのジョン・ホイットフィールドはニューイングランド音楽院で学び、2014年現在現在ソロ、室内楽を中心にニューヨークを中心に活動している。現代音楽の初演も多く手がけており、A.J.カーニス、S.マッキーらから厚く信頼されている。ダイナミックな低音とつやのある高音はブラームスの音楽にぴったりでピアノのジェイムズ・ウィンとの息もあっており、密度の高いブラームスを堪能できる。 | ||
東欧の再発見 マリア・ワイルドヘイバー編曲:4つのブルガリアの歌(*) ボリス・パパンドプロ(1906-1991):エレジー、スケルツォ(#) ベンジオン・エリエゼル(1920-93):ファゴット・ソナタ(1969) (+) タデウツ・ベイルド(1928-81):4つのプレリュード(1954) (+) ルボシュ・スルカ(1928-):ファゴット・ソナタ(1954/1971編曲) (+) マリア・ワイルドヘイバー(Fg) スコット・プール(Fg;*) ミア・エレゾヴィッチ(P;#) タニア・タチコヴァー(P;+) | ||
録音:2012年。マリア・(イェレツチェヴァ)・ワイルドヘイバーのMSRへのアルバム第2弾。ワイルドヘイバーはブルガリア出身のファゴット奏者で室内楽とオーケストラの両面で活動し、これまでにブーレーズ、レヴァイン、ドゥダメルらと共演し、ルツェルン音楽祭など国際的なステージにも頻繁に立っている。このディスクは彼女の故郷ブルガリアをはじめ20世紀東欧の作曲家の作品が集められ、いずれも民族的で親しみやすい内容。 | ||
文化の違いを越えた絆〜ハンプソン・シスラー(1932-):作品集 管弦楽のための「イスラエル・アメリカ祝典序曲」(2013)[イスラエルso.]/ 四重唱、合唱と管弦楽のための「生きるためのカンタータ」(1974) [ブルガリア国立放送so. G.セメオノヴァ(S) D.パンチェフスカ(Ms) D.ガンブチェフ(T) M.パショフスキー(Br) 「黄金の声」cho.]/ ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための「日本の悲劇 2011 」(2011) [イスラエル新so. イリーナ・ベトマン(S) ソリン・セメリアン(Br) 児童cho.]/ 管弦楽のための「信仰の共存」(2012)[エルサレムso.] アーカディ・レイトゥッシュ指揮 | ||
録音:2012年-2013年。ハンプソン・シスラーはアメリカの作曲家、オルガニストで現在までにあらゆるジャンルの音楽を百曲以上、発表しており、本MSRでは既に7枚のディスクがリリースされている。作風はコープランド、バーバーの流れを汲むアメリカらしい明朗快活で穏健なロマンティシズムによる物。「日本の悲劇 2011」はわが国で起きた東日本大震災を追悼して作曲された作品で日本古謡「桜」が引用される。 | ||
バーバラ・ハーバック:管弦楽作品集 II 管弦楽のための「ナイト・サウンディングス」/ゲイトウェイ・フェスティヴァル交響曲/ ア・ステイト・ディヴァイデッド〜ミズーリ交響曲/ジュビリー交響曲 デイヴィッド・アングス指揮 LPO | ||
録音:2013年10月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。アメリカの女流作曲家ハーバックの MSR 9枚目&管弦楽曲集2枚目。ここに収められた作品はいずれも3楽章形式の13分から18分の作品。ハーバックはオペラから映画音楽まで幅広い分野の作品を発表しており、そうした経験がオーケストラ作品にも反映されているため、映画音楽を思わせる親しみやすさとドラマティックな展開で大変聴きやすい内容になっている。 | ||
トゥ・フォー・ザ・ロード(全25曲) 鷲と私/黄金の耳/トゥ・フォー・ザ・ロード/紫の夢/ア・タイム・フォー・ラヴ/ スピーク・ロウ/天使のまなざし/ルート66 /夜は千の目を持つ/あなたと私/9月の歌/他 パム・パーヴィス(Vo) ボブ・アッカーマン(Sax/Cl/Fl) 小編成ジャズ・バンド | ||
女声ヴォーカルにサッカス、クラリネット、フルートのソロと小編成のバンドによるジャズ・スタンダードナンバー集。 | ||
ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト 2014(弦楽アンサンブルによる) チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op.30 ハイドン:弦楽四重奏曲第61番 ニ短調「五度」 Op.76 No.2 ・アンコール・ピース グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」〜アリア ブラームス:弦楽四重奏曲第3番〜第3楽章 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番〜第3楽章 ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト | ||
録音:2011年5月、ベナロヤ・ホール、シアトル、ライヴ。アルバム・タイトルは「2014」だが、録音は2011年。ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクトはシカゴso. やデトロイト響、フィラデルフィア管などのメジャーo. の首席級メンバーや室内楽奏者、大学教授などが集結して毎年コンサートを行っている弦楽アンサンブル。2002年以来毎年コンサートを行い、2011年に一旦ピリオドを打っているが、2014年に活動を再開したようだ。およそ5/4/3/2/1からなる小ぶりの弦楽アンサンブルで弦楽四重奏曲を弦楽合奏で演奏することをライフ・ワークとしている。大編成のストリングo. だとダイナミズムは増しても細部がぼやけ弦楽四重奏特融の精妙さが失われてしまうことから量感と精妙なアンサンブル両方が満たされるほどよい規模の編成で演奏している。弦楽四重奏曲をゴージャスに聴きたい人におすすめ。 | ||
未知の世界〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・アドヴェンチャー アルジェ/パーソンズ・フェアウェル/グラウンドのためのグリーンスリーヴス/機織る少女/アナトリアの紫のブドウ/ 狂気じみた愛 or 療養のためグリム王の幽霊を若い男は呼ぶ/ノーフォークのデューク or セント・ポールの尖塔/ 黒い小言/マッケンジーのフェアウェル/陶器/ムーアの復讐/シルヴィ/境界/熊のダンス|研究者の精神 ジェラルド・トリンブル(バスGamb/Vaダモーレ/カントン・ド・ヴィオール/ パルドゥシュ・ド・ヴィオール/5弦フレット・バスVn/Vo) ウェブスター・ウィリアムズ(6弦バスGamb) エリオット・ワドピアン(Cb) リヴァー・ゲルゲリアン(Perc) フアン・カミロ・レイエス(パルマ) | ||
録音:2010年-2013年。ヴィオラ・ダ・ガンバの革新者、ジェラルド・トリンブル。ヴィオラ・ダ・ガンバをメインにピリオド楽器を新しい奏法やスタイルで現代に甦らせた意欲作。まるでエキゾチックなワールド・ミュージックのようでオススメ。伝統を尊重しながら、ケルト音楽、東洋の音楽に影響を受けたアレンジ。17世紀のジョン・プレイフォード編著の「ダンシング・マスター」の中の楽曲や、トルコの伝承曲、フランスのバロック音楽、そして自身のオリジナル曲などを演奏している。軽快なリズム、超絶テクニックに、郷愁の音色を感じさせる、オリジナリティに溢れたアルバム。 | ||
サクスペクトラム2〜アルト&ソプラノ・サックスのための新しい音楽 グレン・ギリス(1956-):ファンタジア(*) /南極光/ケルトの空気/ドップラー・ワウワウ・エアー・ジグ バーバラ・ヨーク(1949-):ソナタ「メイク・チェンジズ」(*) / デイヴィッド・カプラン(1923-):物語(*) リチャード・ギリス(1955-):夕やみ(*) /ブルースと記憶(#) ポール・スチャン(1983-):大きい蝶のエキゾチックな踊り(*) グレン・ギリス&ジェイムズ・カニングハム(1954-):タイリクオオカミ 何占豪(1933-)&陳鋼(1935-)/グレン・ギリス&ボニー・ニコルソン編曲:ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」(*) グレン・ギリス&ウェイン・ギースブレヒト(1964-):スペクトラム・マッシュアップ(+) グレン・ギリス(アルト&ソプラノSax) ボニー・ニコルソン(P;*/#) リチャード・ギリス(Tp;#) ジェイムズ・カニンガム(ディジェリドゥ;+) | ||
録音:2014年。すべて世界初録音。2009年にリリースされた「サクスペクトラム」(MS-1328)の続編。今回も多彩なスタイルでサックスの可能性とレパートリーを広げる作品集。ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」のサックス&ピアノ版は中国的な雰囲気も十分感じられ、サックスが深い情感を歌っている。 | ||
永遠の生命〜聖歌&アリア集 オリーブ・ダンガン:永遠の生命 / フランク:天使の糧 / モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム グノー:アヴェ・マリア/悔悟 / フォーレ:祈りをこめて / メンデルスゾーン: Hear ye, Israel シューベルト:アヴェ・マリア / アルバート・ヘイ・マロッテ:主の祈り / ステファン・アダムス:聖なる都 伝承曲/モーゼス・ホーガン編曲:すべては神の御手の中に/世界をその手に 伝承曲/ホール・ジョンソン編曲:主の名はこころよい/ Ride on, King Jesus! エイミー・フィリマー(S) ドリュー・モントグー(P) | ||
録音:2016年9月、ロジャーズ・メモリアル・チャペル、テューレーン大学&ナンメーカー・オーディトリアム、ロヨラ大学、ニューオリンズ。 北米、ヨーロッパで演奏活動を行っているソプラノ歌手エイミー・フィリマー。ロンドン響やラインラント=プファルツ州立フィルなど世界各地のオーケストラと共演を重ねている。今作は美しい聖歌とアリアをセレクトしたアルバム。グノーとシューベルトの“アヴェ・マリア "や、フランクの“天使の糧 "といった名曲から黒人霊歌まで収録。優しく包み込むようなメロディに癒される。 | ||
デュオ・ヴィルトゥオーゾ II 〜 チェロとヴァイオリンのための二重奏曲集 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタH.80 シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのためのデュオ |
エラリス・デュオ [ラリサ・エリシャ(Vn) スティーヴン・エリシャ(Vc)] | |
録音:2016年6月。 エラリス・デュオのアルバム第2弾(第1集はベートーヴェン、ボッケリーニ、ヘンデル(ハルヴォルセン編)、ハイドン、コダーイ、モーツァルトの作品。品番: MS-1236) 20世紀初頭になってから作品が多く作られるようになってきたチェロとヴァイオリンのデュオ。よく取り上げられる3作品を収録している。ラヴェルの独創性が冴えわたる“ヴァイオリンとチェロのためのソナタ "。交わらないハーモニー。チェコ生まれの作曲家シュルホフは前衛的な作風で、音色が溶け合うと非常に心地良く響き、対等に繰り広げられる掛け合いには引き込まれていく。 | ||
幻想曲とフーガ〜ハープ作品集 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV 903 / マイケル・キンバー(1946-):北極圏のバラード エラアス・パリシュ=アルヴァーズ(1808-1849):大幻想曲とイタリアの動機による勇敢な変奏曲 Op.57 トゥーリナ(1882-1949):トッカータとフーガ Op.50 アンリエット・ルニエ(1875-1956):ルコント・ド・リルの「妖精たち」による「伝説」 カトリーナ・セデルケニ(Hp) | ||
録音:2014年3月。バッハとトゥーリナはもともとピアノ曲、それ以外はハープのオリジナル作品。作曲家パリシ・アルヴァースとエンリエット・ルニエはハープの世界ではよく知られた存在。ハープのカトリーナ・セデルケニはカナダ出身でウィーンとフランクフルトで学び、現在ゲヴァントハウスo.や VPO など名だたるオーケストラで活動している期待の若手。 | ||
オン・サファリ〜ミラーイマージュ・ゴーズ・ワイルド ジェイムズ・ナイグス(1987-):ジャーニーズ・ゴール / マイケル・ドハティ(1954-):プレイヤー マーク・シュルツ(1957-2015):でこぼこの地面からサファリを散歩 / ポール・バスラー(1963-): MAJALIWA (運命) ルイス・サラン(1953-):蚤の市 / ジェイムズ・ナイグス(1987-):幻想 / ローレンス・ロウ(1956-):狩り *アンコール モウリーン・ヤング(1993-):インプロヴィゼーション ミラーイマージュ〔ホルン・デュオ〕[リサ・ボントレガー、ミシェル・ステブルトン(Hr)] 金丸智子(P) | ||
録音:2014年5月。アメリカ出身の二人のホルン奏者によるデュオ、ミラーイマージュ。ホルン・デュオとピアノによる新しい作品を集めたアルバム。一曲以外、このミラーイマージュのために作曲された。何人かの作曲家は動物をモチーフに、他は旅した場所にインスパイアされた作品。 | ||
サウンディングス〜ホルンと電子音楽のための即興と作品集 ジェイムズ・ナイグス(1987-):ホルンとミクスト・メディアのための「サウンディングス」 即興:ホルンとマンダラ・ドラムの「カンヴァセーション」〔 I /II 〕/ ホルンとパーカッションの「夜の組曲」/電子効果のホルンによる「インプロヴ・ソナタ」/ ホルン、パーカッション、kyma (音響、音楽アプリケーション)の「 kyma ディヴェルティメント」 ジョン・マニング(1965-):ホルン即興とミクスト・メディアのための「ダーク」 ジェイソン・パラマラ(1977-):ホルンとインタラクティヴ・エレクトロニクスのための「ラグラノク・ベイビー」 イスラエル・ノイマン(1966-):ホルンとミクスト・メディアのための「方向転換」 ジェフリー・アグレル(Hr) ジェイムズ・ナイグス、ジョン・マニング、 イスラエル・ノイマン(ミクスト・メディア) リッチ・オドネル(kyma/Perc) アーロン・ウェールズ(マンダラ・ドラム) ジェイソン・パラマラ (インタラクティヴ・エレクトロニクス) ジム・ドレイアー、ネイサン・ヨーデル(Perc) | ||
録音:2005年-2014年。すべて世界初録音。新機軸のセッション=楽器と電子音楽。ホルンの音と電子音楽が産む多彩な音色により、音楽へのイマジネーションが広がる。 | ||
ブクステフーデ:我らがイエスの御体 BuxWV75 〔足について/膝について/手について/脇腹について/胸について/心について/顔について〕 ブライアン・シュミット指揮デューク・ヴェスパーズ・アンサンブル、カペラ・バロック | ||
録音:2014年3月。バッハやヘンデルにも大きな影響を与えたブクステフーデ。「我らがイエスの御体」は十字架上のイエスの体の7つの部分へ語りかける形で、キリストの受難をわが身への苦しみとして受け止めるというラテン語で作曲された受難曲。各曲の冒頭は器楽のソナタ、合唱によるコンチェルト、通奏低音付きの独唱アリアで構成されている。静謐で素朴な慈しみを感じる演奏。 | ||
バッハ&ベートーヴェン・モーストリー・トランスクリプション2 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532 ベートーヴェン/リスト編曲:遥かなる恋人に S.469 (Op.98) J.S.バッハ/リスト編曲:前奏曲とフーガ イ短調 S.462 (BWV.543) J.S.バッハ/ジロティ編曲:ソナタ第5番 ヘ短調 BWV 1018〜アダージョ J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639/177 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.11 ティエン・シェイ〔謝 欣恬〕(P) | ||
録音:2013年10月。ロマン派のヴィルトゥオーゾ作曲家達によるバロック、古典派の作品の絢爛豪華な編曲集第2集。第1集は Titanic レーベルでリリース (TI-273; 2014年10月現在入手可能、国内代理店が無い上入手ルートが乏しく、価格は MSR レーベルの1.5倍) され、バッハ BWV 564(ブゾーニ), 562 (リスト)、ショパン(リスト)、シューベルト(リスト)、シューマン(リスト)〔以上(内)編曲〕 + リスト:ヴェネチアとナポリなどが取り上げられていた。ピアノのティエン・シェイは台湾出身で米国に移住後、国際リスト・コンペティションなどに入賞。その後は米国、欧州、アジアでさかんに演奏活動を繰り広げている。 | ||
ワーグナー&エルガー:作品集(ナイジェル・ポッツ編曲) ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV.91 /「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲(*) エルガー:海の絵 Op.37 /ゲロンティアスの夢 Op.38〜天使の別れ サラ・ローズ・テイラー(S;*以外) ナイジェル・ポッツ(Org) グレース・クルーティエ(Hp) | ||
録音:2014年10月。イギリス出身、新進のメゾ・ソプラノ、サラ・ローズ・テイラーのデビュー・アルバム。ニューヨーク市立大学クイーンズ校アーロン・コープランド音楽院にてシェリー・オーヴァーホルトに師事。2014年に初のカーネギー・ホールでのソロ・リサイタルを行い、収録曲でもあるエルガーの「海の絵」を披露した。このアルバムでは、オルガンのナイジェル・ポッツによる編曲盤を歌唱。オリジナルよりも夢幻的な美しさを放っている。 | ||
スク、ショーソン、レーガー:ピアノ作品集 ヨセフ・スク:母について Op.28 / ショーソン:いくつかの舞曲 Op.26 / レーガー:私の日記第3巻 Op.82 ポール・オーゲル(P) | ||
録音:2014年、ロスリンデール。アメリカで活躍中のピアニスト、ポール・オーゲルが初リサイタルでも取り上げた、思い入れある3曲を収録。。この3曲は後期ロマン派に属しつつも前衛的な雰囲気も感じられ、内省的な詩情が漂うという共通点があるそう。ユニークな選曲。 | ||
アメリカの抒情主義〜アメリカのピアノ作品集 クリストファー・テオファニディス(1967-):全ての夢は地平線と共に始まる リチャード・ダニエルプール(1956-):前奏曲集「魅惑の庭」第2集 / モニカ・ヒュートン(1954-):ピアノ・ソナタ ジャスティン・メリット(1975-):シャコンヌ「慈愛」 / ピエール・ジャルバート(1967-):トッカータ クリストファー・アトジンジャー(P) | ||
録音:2013年5月。アメリカの中堅からベテラン世代の作曲家によるピアノ作品集。殆どが2000年以降に作曲された物。アルバム・タイトル「アメリカの抒情主義」にある通り、いずれもトナリティによるロマンティックな作品。ダニエル・ポワーの前奏曲集はその名からもある程度、推察できるように非常にドビュッシーを思わせる。その他、ジャズやラグタイムの様式を真似た音楽もあり、肩肘張らず楽しめる内容になっている。 | ||
LAST LAP 〜21世紀のトロンボーン・アンサンブル作品集 ケヴィン・マッキー(1980-):ラスト・ラップ / ジェイムズ・カジク(1974-):トロンボーン四重奏曲第3番 ニコラス・A.ドレイク(1978-):ファンフェア・プレイ / ポリーナ・ナザイキンスカヤ(1987-):パヴァーナ イネズ・S.マッコマス(1977-):回転ボール / グレッグ・ダンナー(1958-):アイスクリーム・シティ ドーン・ヤンガー(1940-2015):5人のいとこたち / キャスリン・サルフェルダー(1987-):ファンファーレとフーガ アラン・テイセン(1981-):クレセントシティの絵葉書 トロンボチーム![ジェニファー・グリッグス、ジョン・グロドリアン、ベン・マクルウェイン、 サラ・パラディス(テナーTb) クレイグ・ワトソン(バスTb)] | ||
録音:2013年。このアルバムはトロンボーン・アンサンブル「トロンボチーム!」が委嘱したオリジナル・トロンボーン・アンサンブル作品集。4本または5本のトロンボーンのための作品を依頼。様々なスタイルの創造性豊かな音楽性を持った作品が生まれた。2013年の夏にクラウドファンディングのキックスターターと個人の寄付によってコンサートでの初演が実現。若い彼らの情熱が生んだトロンボーン・アンサンブル・アルバム。 | ||
珍しい土地〜トランペットを含む現代室内楽曲集 パトリック・シュルツ(1975-):ファンファーレ(*) / ジョセフ・ブラハ(1951-):フランス組曲(#/+) ジャン=フランソワ・ミシェル(1957-):トランペット、ホルン、トロンボーンのための組曲(#) ウェイン・ルー(1970-):トランペット・ソナタ / ジャン=フランソワ・ミシェル:目覚め ハラルト・ゲンツマー:C管トランペットとオルガンのためのソナタ(*/+) エイミー・シェンデル(Tp) グレゴリー・ハンド(Org;*) バーナード・スカリー(Hr;#) トッド・シェンデル(Tb/Eu;+) レネ・レクオーナ(P;無印) | ||
録音:2012年-2013年。ゲンツマー作品以外は世界初録音。トランペットのための現代室内楽作品集。メロディアスで親しみやすい雰囲気。トランペット奏者のエイミー・シェンデルはウィスコンシン大学オー・クレア校、インディアナ大学、ウィスコンシン大学マディソン校で、ジョン・アレイ、ジョン・ロメル、マニー・ラウレアーノ、ゲイリー・ボードナーなどに師事。オーケストラ、吹奏楽団などと多数共演、ソリストとして活躍中。2009年からはアイオワ大学の教授として後進の指導にもあたっている。 | ||
オリジンズ〜弦楽四重奏作品集 ケヴィン・ヴォランズ(1949-):弦楽四重奏曲第2番「ハンティング=ギャザリング」 幸松肇(1938-):日本民謡組曲第2番〔八木節/南部牛追い唄/おてもやん/会津磐梯山〕 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):3つの小品 ダン・ヴィスコンティ(1982-):ラムシャックル・ソング コントラスSQ [ドミトリー・ポゴレロフ、フランソワ・ヘンキンス(Vn) 石田藍(Va) ジーン・ハットメーカー(Vc)] | ||
録音:2014年5月-9月。コントラス四重奏団はロシア、アメリカ、南アフリカ、日本と4つの地域から集まった弦楽四重奏団。選曲もこの4つの地域の多様性(オリジナリティ)を持った物。南アフリカ出身のヴォランズは、ケルンでシュトックハウゼンに師事したミニマル系作曲家。この「ハンティング-ギャザリング」は、クロノス・カルテットのために作曲された作品で、彼の代表作の一つでもある。かつて東芝EMIでプロデューサーも務め、世界中の弦楽四重奏団を知りつくす幸松肇の「日本民謡組曲」は、日本各地に伝わる民謡を弦楽四重奏曲に編曲した組曲集。西洋音楽と味わい深い民謡の融合は印象的で、力強い旋律に圧倒される。 | ||
忘れ去られたリスト〜リスト:テノールのための歌曲集 金色の髪の天使(第1版)/ローレライ(第1版)/ローレライ(第3版)/ペトラルカの3つのソネット(全3曲)/ エレジー/お前が揺られて歌うとき/火刑台上のジャンヌ・ダルク(第1版)/ 最後の星たちが白む時/ぼくの歌には毒がある(第1版)/死んだナイチンゲール ベンジャミン・ブレッチャー(T) ロベルト・ケーニッヒ(P) | ||
録音:2013年12月。ピアノ曲の影に隠れ、リスト作品の中でもあまり知られていない歌曲をテノールで歌うアルバム。 | ||
ダニエル・カー(1972-):作品集 Vol.1 〜歌曲とピアノ独奏作品集 3つのラングストン・ヒューズ・ソングス Op.12 (*) /3つの前奏曲 Op.13 / アキ Op.4 (*) /レソト変奏曲 Op.1 /3つのウィリアム・ブレイク・ソングス Op.2 (*) / 5つの前奏曲 Op.3 /3つのサラ・ティーズデール・ソングス Op.15 (*) /風の子守歌 ジェシカ・ペトリュス(S;*) クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ(P;*) 田宅真弓(P;無印) | ||
録音:2013年5月。アメリカの作曲家、ダニエル・カー。ヒーリング・ミュージックのような美しい叙情に満ちた作品ばかり。3人の著名な詩人による歌曲とソロ・ピアノ曲が交互に収録。ハッとする透明感がある。 | ||
プーランク:管楽器とピアノのための作品全集 オーボエ・ソナタ/フルート・ソナタ/クラリネット・ソナタ/オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲/ フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンとピアノのための六重奏曲/ ピッコロとピアノのための「ヴィラネル」/ホルンとピアノのための「エレジー」 ザ・アイオワ・アンサンブル [ニコル・エスポジト(Fl/ピッコロ) マーク・ワイガー(Ob) マウリタ・マーフィー・マークス(Cl) ベンジャミン・コエルホ(Fg) クリスティン・テランダー(Hr) アラン・ハックベリー(P)] | ||
録音:2006年6月。 | ||
アメリカン・ヴォイセス〜クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための作品集 ケンジ・バンチ(1973-):4つのフラッシュバック アンソニー・コンスタンティーノ(1995-):儀式のうた / ダナ・ウィルソン(1946-):幾千の渦巻く夢 マイケル・キンバー(1945-):消える森 / リビー・ラーセン(1950-):ファーリングヘッティ ヴァルトラント・アンサンブル[ジェレミー・レイノルズ(Cl) ヒラリー・ハーンドン(Va) ウェイ=チュン・ベルナデット・ロー(P)] | ||
録音:2015年5月。すべて世界初録音。 作品の録音も多数ある人気作曲家ケンジ・バンチをはじめ、アメリカの気鋭の作曲家たちに委嘱。珍しい編成の興味深いアルバム。 | ||
ヒロイック・プロポーション〜オルガン作品集 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」 BWV.552 / フランク:英雄的小品 バーバー/ウィリアム・ストリックランド(1924-1991)編曲:アダージョ Op.11 エリック・R.ステュアート:ソネット(*) / ヒーリー・ウィラン:序奏、パッサカリアとフーガ B.149 フェリックス・ヘル(Org) | ||
録音:2014年5月28日-29日、セント・マーク・ルーテル教会、ペンシルベニア州ハノーヴァー、 US 。 (*) は世界初録音。バーバー作品を編曲したウィリアム・ストリックランドは、日本でも指揮録音を残したアメリカの指揮者・オルガニスト。 フェリックス・ヘルはコンサートを精力的に行っている注目のオルガニスト。様々な分野のアーティストとのコラボレーションを通じて、オルガンの伝統的な境界を広げることで、オルガンの革新を追求している。 | ||
バーバラ・ハーバック(1946-):作品集 Vol.10 〜室内楽作品集 Vol.5 ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための「テレジンの子供の歌」/ピアノのための「黒の夜想曲」 [ステラ・マルコウ(S) ジュリア・サハロワ(Va) アラ・ヴォスコボイニコヴァー(P)]/ ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための「ドロシー・パーカーの愛の歌」 [マリッサ・ハドソン(S) ジョン・マクグロッソ(Vn) アラ・ヴォスコボイニコヴァー(P)]/ 室内管弦楽のための「キリストの降誕、生涯、死」[ジェイムズ・リチャーズ指揮セントルイス室内o.] | ||
録音:2013年、2015年。アメリカの現代音楽作曲家バーバラ・ハーバックは交響曲から室内アンサンブル、合唱、ミュージカル、バレエなど多くのジャンルの音楽を手がけ、女性作曲家らしい抒情的で繊細な作品ばかりでポピュラー的な要素も多く親しみやすい。今作は室内楽作品を収録。 | ||
無言歌〜伝統的なラテン・アメリカのピアノ曲集 *ベネズエラ モイセス・モレイロ(1904-1979):ホロポ ルイザ・エレナ・パエザノ(1946-):幻影のワルツ *ブラジル エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):オリオン座の3つの星 *ドミニカ リチニオ・マンチェボ(1932-2010):無言歌/ドミニカの踊り *メキシコ マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):間奏曲/メキシコのスケルツォ *プエルトリコ フアン・モレル・カンポス(1857-1896):幸せな日々/ロラとジョルジナ/ノ・メ・ケトス マヌエル・タバレス(1843-1883):マルガリタ オリンピオ・オテロ(1845-1911):ラ・クニャディタ *コロンビア ルイス・アントニオ・カルボ(1882-1945):遥かな青/熱狂 *キューバ ホセ・ホワイト(1836-1918):美しいキューバの娘 アントニオ・マリア・ロメウ(1876-1955):リンダ・クバナ エルネスト・レクオーナ(1896-1963):菊/青い夜 アレハンドロ・ガルシア・カトゥラ(1906-1940):農家の子守歌 *アルゼンチン アストル・ピアソラ(1921-1994):天使のミロンガ アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ミロンガ/マランボ マルタ・マルチェナ(P) | ||
録音:2000年1月。旧品番:MS-1054 の装丁変更再発売。ラテン・アメリカのピアノ小品集。キューバの国際的なピアニストでラテン・アメリカの音楽に精通し、演奏活動を世界各地で行っているマルタ・マルチェナ。伝統的なラテン・アメリカのピアノ作品を収録…と言いつつも、珍しい作曲家の作品もセレクトされており、知られざるロマンティックなメロディに溢れている。モレイロのホロポは、ベネズエラの民族舞曲を基とした代表曲で軽快なピアノ曲。ポンセの間奏曲は比較的知られており、哀しげなメロディ、静謐に美しい。カンポスの幸せな日々は愛らしくメロディアス、ホワイトの美しいキューバの娘はゆったりと情感豊かにピアノが歌うように演奏されている。すべてが5分弱の小品なので飽きさせない。国ごとに分かれていて、そのちょっとした雰囲気の違いも感じられるかもしれない。 | ||
アイレス・インディオス〜ボリビアのピアノ作品集 エドゥアルド・カバ(1890-1953):ボリビアのアイレス・インディオス/8つのボリビアのフォルクローレ シメオン・ロンカル(1870-1953):ピアノのためのクエカ(抜粋) マーヴィン・サンディ(1938-1968):シチリアナ Op.4 No.1 /汎神論のリズム/イン・メモリアム〜カバへのオマージュ ワルテル・アパラシオ(P) | ||
録音:2014年7月。これは珍しい。ボリビアのピアノ曲を集めたアルバム。ピアニストもボリビア出身。カバはボエロ、トゥーリナに師事したボリビアの重要な作曲家。ボリビアのアイレス・インディオスは荘厳で雄大なアンデス地方に住む先住民族インディオのフォルクローレを取り入れ作曲された代表作。独特のリズムを刻む軽やかなメロディが魅力的。ロンカルの「20のクエカ」はボリビアの民族音楽を取り入れた小品集。30歳という若さで夭逝したサンディは、他の2人よりも調性が薄くなったモダーンな作風のピアノ曲を残している。 | ||
サンプリング〜ファゴットとピアノのための新しい作品集 アーノルド・クック(1906-2005):ファゴット・ソナタ(*) / ボアズ・アヴニ(1963-):ファゴット・ソナタ(*) ヴァーン・レイノルズ(1926-2011):ファゴット・ソナタ / エドゥアール・フラマン(1880-1958):演奏会用小品 リチャード・チョファーリ(1947-):ファゴットとピアノのためのソナチネ(*) / ジョン・ボダ(1922-2002):カプリス ハルゼー・スティーヴンス(1908-1989):ファゴットとピアノのためのソナチネ第1番(*) マシュー・モリス(Fg) クリストファー・フィッシャー(P;*) ユミ・キム(P;無印) | ||
録音:2014年。アメリカを中心に活躍しているファゴット奏者モリスによる20世紀に作曲されたファゴット作品集。意外とロマンティックなメロディの作品が多く、ファゴットの温かな音色が豊かに響く。 | ||
ブラジルの夢〜マイケル・エッカート(1950-): 4手のための3つのタンゴ(*) /3つのショーロ(#) /ブラジル様式による3つの小品(#) / 3つの道(#) /3つの情景(#) /2台のピアノのための3つの小品(*) ユニゾン・ピアノ・デュオ(*) アマンダ・マキャンドレス(Cl;#) ポリーナ・ハツコ(P;#) | ||
録音:2014年3月、6月。すべて世界初録音。アメリカ出身、ジョン・リチャード・ローゼンハイム、ラルフ・シャピーに師事したアイオワ音楽大学で作曲家の教授を務めているミヒャエル・エッカートの作品集。アメリカの作曲家が想像するブラジル…ショーロやタンゴといったスタイルを用いて作曲された。軽やかで複雑なリズム、ユーモアのあるメロディの作品。 | ||
旅立ち〜ヴァイオリンとチェロのための作品集 コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ポール・デセン: ヴァイオリンとチェロのための3章「旅立ち」 |
スヒョン・ パク・アルティノ(Vn) レナード・アルティノ(Vc) | |
録音:2016年6月2日-5日。 夫婦デュオとして世界中で演奏活動している息のあったデュオ・アルバム。ヴァイオリンとチェロの人気曲コダーイの“ヴァイオリンとチェロのためのデュオ "。ハンガリーを代表する作曲家であり、民族音楽学者。ハンガリーに根付く民謡の旋律やリズムを用いた色彩感溢れる難曲。息の合ったデュオは力強い演奏を聴かせてくれる。ポール・デセンは1959年ベネズエラ生まれのチェリストであり作曲家。南米とヨーロッパの混ざり合った作風で、“旅立ち "はリズミカルに、時に抒情豊かに表現された作品。 | ||
ダイアローグ〜無伴奏ヴァイオリンのための作品集 ヨナス・トマソン(1946-):ウィンター・ツリー / ルナ・インギムダール(1963-):我が家から カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):瞑想 フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン(1958-): KURIE アルフレッド・フェルダー(1950-):ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス〔復活のいけにえに〕 メリル・クラーク(1951-):シーグルヨウンスドウッティル・ソナタ「魔女」 クリフ・シーグルヨウンスドウッティル(Vn) | ||
録音:2014年、デンマーク。シーグルヨウンスドウッティルはデンマーク生まれのアイスランドのヴァイオリニスト。レイキャヴィーク音楽大学で学び、アメリカでフランコ・グッリ、ローランド・フェニヴェスなどに師事。今作は、現代ヴァイオリンの独奏曲を収録。すべて世界初録音。力強い音色で、透徹とした雰囲気漂う演奏。 | ||
シェーズ・オブ・サウンド〜フルートとピアノのための作品集 ジョセフ・シュワントナー(1943-):ブラック・アネモネ ジュゼッペ・ラッボーニ(1800-1856):フルート・ソナタ エドウィン・ヨーク・ボウエン(1884-1961):フルート・ソナタ Op.120 ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):フルート・ソナタ第1番 マシュー・サンタ(1970-):フルート・ソナタ / ジェイク・ヘギー(1961-):ひとり言 リサ・ガーナー・サンタ(Fl) ナタリヤ・スキーナ(P) | ||
録音:2014年6月。演奏家、テキサス工科大学でフルートの教授として活躍しているリサ・ガーナー・サンタ。チャールズ・デラニー、ヘレン・ブラックバーンなどに師事。音楽にある陰と光の内部を探求したアルバム。吹奏楽作品で有名なピュリッツアー賞受賞作曲シュワントナーのブラック・アネモネは、詩人のアグアーダ・ピサロの詩からインスパイアされた。原曲はソプラノとピアノの歌曲。ピアノの硬質で澄んだメロディが、まるで山の空気のような雰囲気を醸し出し、美しくフルートが演奏されている。 | ||
アメリカン・ソナタ アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ウィリアム・ボルコム:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ |
チンイ・リン(Vn) ザッカリー・ロペス(P) | |
録音:2016年5月。 アメリカの作曲家によるヴァイオリン・ソナタを3曲。アメリカの賛美歌やアメリカの民族音楽を取り入れた、独創的な響きを持つアメリカ現代音楽のパイオニアとして知られる作曲家、チャールズ・アイヴズが残した4曲のヴァイオリン・ソナタから“第2番 "を収録。民謡のメロディやラグタイムなどの要素が聴こえてくる。アメリカのワシントン州出身のラグタイムを中心とする作曲家・ピアニスト、ウィリアム・ボルコムの“ヴァイオリン・ソナタ第2番 "はインプロヴィゼーションを聴いているような、無調と調性が入り混じり、そしてラグタイムのリズムが取り入れられ…聴き入ってしまう魅力に溢れている作品。 | ||
アライヴ・イン・ザ・スタジオ〜フルート作品集 ショスタコーヴィチ/ダンケル編曲:チェロ・ソナタ Op.40(フルートとピアノ版)(*) ポール・ラスティグ・ダンケル(1943-):フルート四重奏のための4つのヴィジョン(#) トニー・モレノ(1956-):フルートと打楽器のためのエピソード(+) タマール・ムスカル(1965-): "SOF / MECHANOFIN" ポール・ラスティグ・ダンケル(Fl) ピーター・バスキン(P;*) ローラ・コンウェッサー(アルトFl;#) リエ・シュミット(Fl;#) ターニャ・ヴィテク(Fl&ピッコロ;#) トニー・モレノ(ドラムス;+) | ||
録音:2015年1月、3月。ニューヨーク・シティ・バレエo. の首席フルート奏者として活躍しているポール・ラスティグ・ダンケル。ニューヨーク市立大学クイーンズ校で学び、1966年バーミンガム国際木管楽器コンクールにおいて銀メダルを受賞(金メダルはジェイムズ・ゴールウェイ)。指揮者そして作曲家としても活動をしており、アルバムに収録されているフルート四重奏のための4つのヴィジョンは、世界初録音になる。ショスタコーヴィチの“チェロ・ソナタ "はダンケルの編曲によるフルート版。ジャズ・ドラマーの重鎮、トニー・モレノが作曲し、ドラムで参加したフルートと打楽器のための“エピソード "など、個性派揃いのフルート作品を収録している。 | ||
シンプル・ギフト〜アメリカとイギリスの20世紀歌曲集 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:放浪者/呼び声/道端の火 / サミュエル・バーバー:ひなぎく/この輝ける夜に アーロン・コープランド:アメリカの古い歌第1集・第2集 / スコット・ネイサン・ルイス:シェナンドー ベンジャミン・ブリテン:サリー・ガーデンズ/ニューイヤー・キャロル/オリバー・クロムウェル ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:鳥のキャロル/ゴー・ウェイ・フロム・マイ・ウィンドウ/ さまよいながら私は不思議に思う/なんて歌を歌ったんだ レナード・バーンスタイン:ゼア・イズ・ア・ガーデン/シンプル・ソング / アーネスト・チャールズ:私が歌う時 メアリー・ワンナメーカー・ハフ指揮ニューヨーク・シティ少年少女cho. | ||
録音:2015年5月。20世紀に作曲された歌曲を合唱で演奏。合唱の美しいハーモニーが作品の新たな魅力を提示してくれる。2012年に結成されたニューヨーク・シティ少年少女合唱団はニューヨークのマディソン・アベニューにある長老派教会で4歳から18歳の子供たちが合唱を学んでいる。バッハからブロードウェイ・ミュージカルの作品まで幅広いレパートリー。ヨーロッパやアメリカ国内でコンサートを行っている。 | ||
アメリカのブラス・バンド音楽の父〜トーマス・コーツ(1803/13-1895): ウィルキング・クイックステップ/プランテーション・エコー/葬送行進曲 Op.18 /クイックステップ「前線への賞金」/ コロンビアン・ナショナル・ポプリ/大君行進曲/葬送行進曲 Op.19 /メドレー序曲「エリンに敬礼」 フレデリック・J.ケラー:幻想曲「イエスのみ腕に」 フランツ・フォン・スッペ:マイ・ネイティブ・ランド ダグラス・ヘドウィグ指揮ニューベリー・ヴィクトリアン・コルネット・バンド | ||
録音:2015年1月。1855年-1900年頃のピリオド楽器&マウスピース使用。アメリカのペンシルベニア州にあるイーストン墓地に建立されているトーマス・コーツの記念碑に刻まれている「アメリカのブラス・バンド音楽の父」。しかしながら今日過小評価されている作曲家と言っても過言ではない。牧歌的で、勇壮に響き渡るアンサンブルは名曲ぞろい。このアルバムには残存している19世紀後半に出版された作品を収録。当時使用されていた楽器を使って、この時代の演奏を再現している。 | ||
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 〔第18番 D.894 「幻想」/第20番 D.959 〕 |
デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2014年6月。アメリカ生まれ、ジュリアード音楽院で学び、アール・ワイルド、ポール・ドゲロォに師事したコレヴァー。1988年ウィリアム・カペル国際コンクールで優勝、世界各地で演奏活動を行い、2015年現在はコロラド大学ボルダー校音楽学部教授として後進の指導にもあたっている。このアルバムはシューマンも絶賛したピアノ・ソナタ第18番、華麗で繊細なピアノ・ソナタ第20番を収録。強固なタッチで輪郭のはっきりとした演奏。 | ||
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):レガシー・オヴ・ソングス〜 詩をテキストにした未出版歌曲集(歌曲全集 Vol.2 /完結編) E.E.カミングスの2つの歌 Op.26 /中国の2つの歌 Op.29 (*) /17世紀イギリスの3つの歌 Op.49 / サラ・ティーズデールの4つの歌 Op.72 /カール・サンドバーグの2つの歌 Op.73 / ジェイムズ・ジョイスの3つの歌 Op.74 (*) /ヒレア・ベロックの2つの歌 Op.75 (*) / ロバート・フロストの2つの歌 Op.76 /エミリー・ディキンソンの4つの歌 Op.77 (*) / ハロルド・ステュアートによる日本語から英語への翻訳による連作歌曲集「蛍の網」 Op.115 (*) リー・ヴェルタ(Br) シェリー・オーヴァーホルト(S) ジョシュア・ピアース(P) | ||
録音:2015年1月。世界初録音、(*)を除き未出版。アメリカ現代音楽の重鎮パーシケッティは保守派の作曲家に属するが、ジュリアード音楽院ではフィリップ・グラスや一柳慧など新しい傾向の音楽を書く優秀な弟子を多く輩出している。多作な作曲家として知られ、交響曲から室内楽、吹奏楽、器楽曲、声楽曲などを残している。前作の歌曲集「ハーモニウム」 Op.50 (MS-1432)に続く独唱作品第2弾となる今作は、残りの41曲をすべて収録した。アメリカの詩人や、夢窓疎石、松尾芭蕉、小林一茶などの俳句を17作を取り上げた連作歌曲など、無調で書かれた音楽に情感豊かな詩が浮かびあがる。 | ||
CME プレゼンツ「ピアノ・セレブレーション」 Vol.1 クレマン・ドゥセ:ショピナータ / ヴィム・ヘラルト・スタシウス・ムラー:ノスタルジア ヴラディーミル・ホロヴィッツ:「カルメン」の主題による変奏曲[ミン・シエ(P)] バーバー:ためらいのタンゴ[ミン・シエ、ミン・クウォン(Pデュオ)] ニコライ・カプースチン:変奏曲 Op.41 [リード・テツロフ(P)] ラフマニノフ:イタリア・ポルカ[ミン・クウォン、リード・テツロフ(Pデュオ)] プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」 / ヒナステラ:粋な娘の踊り[ミン・クウォン(P)] アール・ワイルド:ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲 より 〔第4番「あなたを抱きしめたい」/第7番「魅惑のリズム」〕[ソヨン・パク(P)] ブラームス:ハンガリー舞曲集 より〔第1番/第4番〕[ソヨン・パク、ミン・クウォン(Pデュオ)] フレデリック・ジェフスキ:ダウン・バイ・ザ・リバーサイド[カール・パトリック・ボレイア(P)] ミヨー/クウォン&ボレイア編曲:屋根の上の牛(簡略版) [ミン・クウォン、カール・パトリック・ボレイア(Pデュオ)] エルネスト・レクオナ:エル・エスコリアル宮殿の前で/マラゲニャ/グリッサンドのマズルカ [エリクソン・ロハス(P)] ピアソラ/山本京子編曲:リベルタンゴ[ミン・クウォン、エリクソン・ロハス(Pデュオ)] *アンコール ハロルド・アーレン:虹の彼方に / ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー [ミン・クウォン(P)] | ||
録音:2015年1月。アメリカにあるザ・センター・フォー・ミュージカル・エクセレンス(CME)に在籍している若手ピアニストたちによるアルバム。この団体は年齢、国籍など関係なく、才能のある学生や若手アーティストのための教育、指導、財政支援、数々の演奏会開催などを行い、育成している。 | ||
シュルホフ(1894-1942):ヴァイオリン作品集 ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.1, WV18 /無伴奏ヴァイオリン・ソナタWV83 / ヴァイオリン・ソナタ〔第1番 Op.7, WV24 /第2番 WV91 〕 エカ・ゴギチャシュヴィリ(Vn) カエ・ホソダ=エアー(P) | ||
録音:2012年-2013年。チェコの作曲家シュルホフ。ジャズやダダイズムの影響を受けた作風で人気ピアニスト、作曲家としてチェコやドイツで活躍していた。1930年代ドイツ系ユダヤ人だったためにナチス・ドイツに「退廃音楽」というレッテルを貼られ弾圧を受け、1942年強制収容所で亡くなった。無伴奏ヴァイオリン・ソナタは無調の響きと民族音楽を取り入れた旋律、エネルギーに満ちた4楽章構成の超絶技巧作品。バルトークの影響を受けたヴァイオリン・ソナタ第2番(クレーメルの録音があった)。1913年に作曲された組曲の初期作品から作風の変化を聴くことが出来る。 | ||
ザ・バッハ・プロジェクト Vol.1 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564 /バビロンの流れのほとりに BWV653 / 6つのトリオ・ソナタ〜第1番 変ホ長調 BWV525 /前奏曲とフーガ イ短調 BWV543 / パルティータ「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV768 /パッサカリア ハ短調 BWV582 トッド・フィックリー(Org〔シンセサイザー HAUPTWERK 〕) | ||
録音:2007年10月。アメリカのオルガニスト、トッド・フィックリーの新しい試みによるバッハ・プロジェクト。HAUPTWERK という世界各地のパイプオルガンの音色を可能な限り、リアルに再現するためのパソコン用ソフトを用いて新たな録音をスタートさせた。第1弾は、オランダ、ズヴォレの聖ミカエル教会にあるシュニットガーの1721年製作の歴史的な大オルガンの音色。 | ||
ザ・バッハ・プロジェクト Vol.2 〜J.S.バッハ 前奏曲とフーガ ハ長調BWV 545 /われらが神は堅き砦 BWV 720 /いざもろびと神に感謝せよ BWV 657 / トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 BWV 526 /われ神より去らじ BWV 658 /オルガン協奏曲 イ短調BWV 593 / 様々な様式による6つのコラール集 BWV 645-650 /トッカータとフーガ ヘ長調 BWV 540 トッド・フィックリー(Org=シンセサイザー HAUPTWERK) | ||
録音:2010年。サンプリング音源:聖ラウレンス教会、ロッテルダム、オランダ、マルクッセンクーセン&ソン社、1973年製作、大オルガン。アメリカのオルガニスト、トッド・フィックリーの新しい試みによるバッハ・プロジェクト第2弾。HAUPTWERK という世界各地のパイプオルガンの音色を可能な限り、リアルに再現するためのパソコン用ソフトを用いたもの。 | ||
アマリリス〜リコーダー&打楽器のための作品集 私の心の震え/トリスタンの哀悼=ラ・ロッタ/朝の輝き/喜びの始まり/ナイチンゲールと共に/シルクとモスリン/ 私の愛しのアマリリス/プレリュード/ロバート王の仮面/フランスのクーラント/幻想曲第8番/グリーンスリーヴス ニナ・スターン(リコーダー/シャリュモー) グレン・ヴェレス(フレーム・ドラム/Perc) | ||
録音:2014年10月。悠久の大地が広がる光景が見えてきそうなエキゾチックな音の世界。バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ、リコーダー&クラリネット奏者のニナ・スターンによる小品集。中世からバロックの作品を収録し、まるで風のように舞うメロディ、打楽器とのシンプルな二重奏が美しく響き渡る。 | ||
ヘルメスのワルツ、ソロ・ソナタ、庭時計〜スーザン・カンダー(20世紀-): ヴァイオリンとピアノのための「ヘルメスのワルツ」(2013) / ソロ・ソナタ(ヴァイオリン=ヴィオラ=ヴァイオリン)(2002) / ソプラノとヴァイオリンのための「 A GARDEN’S TIME PIECE 」(2011) ジェイコブ・アシュワース(Vn/Va) リー・ディオンヌ(P) ジェシカ・ペトルス(S) | ||
スーザン・カンダーはアメリカを中心に活躍している作曲家で、歌劇場や合唱団などからの委嘱作品を数多く残している。ヘルメスのワルツは14曲からなる連作ヴァイオリン作品。ソロ・ソナタはヴァイオリニスト、ユヴァル・ワルドマンからの委嘱作品で、第1楽章と第3楽章をヴァイオリンで、第2楽章をヴィオラで演奏する。 | ||
ダニエル・カー(1972-):作品集 Vol.2 〜フルートとピアノのための ソナチネ・フォー・ユミ Op.7 /葉 Op.8 /歌 Op.17 (*) /ソナタ Op.6 / 静寂 Op.14 /3つの夜想曲 Op.16 /ウェディング・ソング Op.10 フランソワ・ミノー(Fl) 田宅真弓(P) メーガン・ガードナー(S;*) | ||
録音:2015年1月。すべて世界初録音。アメリカの作曲家、ダニエル・カー。クラシックにとらわれない色彩感豊かなヒーリング・ミュージックのような美しい叙情に満ちた作品。“ソナチネ・フォー・ユミ "はカーの妻である今作のピアニスト田宅真弓に書かれた作品で、ドヴォルジャークの「家路」を引用しているが、どこか日本的なメロディのように聞こえてくる。“3つの夜想曲 "は「夕暮れ」「真夜中」「夜明け」を表現しており、「夕暮れ」はピアノがハープのように軽やかに流れ、フルートが密やかに歌う。まさに神秘の時間。 | ||
ヴィヴァ・イタリア〜 17世紀ローマの宗教音楽集 典礼歌:コラール(詩編70)「神よ、速やかにわたしを救い出し」 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):主は言われた(詩編110) トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):幸あれ、天の女王/サルヴェ・レジナ/天の女王 ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):おお、かくも美しき御名マリアよ ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679): 祝福されしマグダラのマリア/アヴェ・マリア・ステラ/汝はわが心 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):救い主のうるわしき母 ブライアン・シュミット指揮デューク・ヴェスパーズ・アンサンブル マラルメ・チェンバー・プレイヤーズ ワシントン・コルネット&サクバット・アンサンブル | ||
録音:2013年。ルネサンス音楽後期の16世紀後半から17世紀にかけてローマで活躍したローマ楽派。ローマ楽派は、ローマ教皇のシスティーナ礼拝堂を中心に、伴奏のないア・カペラの教会音楽が発達した。この時代に生まれた作品に、代表的な作曲家であるパレストリーナやビクトリア、カリッシミの作品を収録。 | ||
陸上の夢〜ピーター・リューウェン(1953-):弦楽、管楽とピアノのための室内楽作品集 クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「陸上の夢」[SOLI室内アンサンブル]/ ギター・ソナタ[イサーク・ブストス(G)]/木管五重奏曲のための「帆船」[カンバーランド木管五重奏団]/ ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ[アンジェイ・クラビエツ(Vn) ティモシー・ヘスター(P)] | ||
録音:2011年-2014年。すべて世界初録音。リューウェンはアメリカの作曲家。ニューメキシコ大学とカリフォルニア大学サンタバーバラ校でスコット・ウィルキンソン、ウィリアム・トッドなどに師事。今作は室内楽を集めたアルバム。陸上の夢はアメリカ西部の雄大な自然にインスパイアされ作曲。ひんやりとした抒情的なメロディが印象的。キラキラとした美しさが聴こえてくる。ギタリスト、ブストスに献呈されたギター・ソナタは超絶技巧で緊張感と柔らかな空気を感じる作品。 | ||
Concertos 〜ペーター・リーウェン(1953-): チェロ協奏曲(2012) (*) /ヴァイオリン、チェロ&ピアノのためのロマンス(1994, rev.2010) (#) / 弦楽オーケストラのためのヴィヴァーチェ(2010) (+) /ピアノ、マリンバと管弦楽のための協奏曲(2008) (**) ニコラス・ジョーンズ(Vc;*) アンジェイ・クラビエツ(Vn;#) ミッシャ・クイント(Vc;#) カルロ・アレッサンドロ・ラペーニャ(P;#) レオネル・モラレス(P;**) ジーザス・モラレス(マリンバ;**) フランツ・アントン・クレーガー指揮(#以外) スロヴァキア国立so.(*/**) テキサス音楽祭o.(+) | ||
録音:2010年-2013年。オランダ生まれのペーター・リーウェン作品集第2弾〔 Vol.1: 室内楽作品集(MS-1581) 〕。彼の音楽にはしばしば自然と伝説を題材に、ジャズやミニマル音楽の作品を残している。2013年ドック・セヴァーリーセン国際コンペティション第1位を獲得。ジャズとロックを取り入れた印象的なハーモニーを持つミニマルな「チェロ協奏曲」、エキゾチックなパーカッションの音色が舞う「ピアノ、マリンバ&管弦楽のための協奏曲」など20世紀の興味深いモダーンな協奏曲。 | ||
ジェイムズ・ウィン(1952-):室内楽作品集 バルトークの主題による変奏曲(1977/2010) (*) /仮面(1981) (#) /3つの夜想曲(1986-87) (+) ディミトリ・アタピン(Vc) ジェイムズ・ウィン(P) ロン=ヒューイ・リュウ(Ob;#) ステファニー・サンタンブロジオ(Vn;+) | ||
録音:2014年10月。ニューヨーク・シティ・バレエ団のソロ・ピアニスト、ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブルのメンバーなどで活躍し、現在ネバダ大学のピアノと作曲の教授を務めている作曲家兼ピアニストのジェイムズ・ウィン。今作は彼の室内楽を集めたアルバムで、バルトークの主題による変奏曲は、ハンガリー民謡集 BB43 第2集より「小さなよちよち歩きの娘よ」、子供のために第1巻を基に作曲された。濃厚なロマン派風の哀愁のメロディをチェロが歌い上げている。3つの夜想曲はウィンの作品の中でもよく取り上げられる作品で、夢想的な美しいメロディが特徴。知られざる現代作曲家の知られざる美しいメロディを持つ室内楽作品。 | ||
ストーリーズ・フォー・アワー・タイム〜女性作曲家によるトランペット作品集 イダ・ゴトコフスキー(1933-):コンチェルティーノ(1969) エレーヌ・ファイン(1959-):トランペット・ソナタ(2002) アン・グッツォ(1968-):トランペット/フリューゲルホルン独奏のための「ジャズ・プロフェッサー・グラス」(2008) セシリア・マクダウォール(1951-):フレームド(2009) ヒラリー・タン(1947-):ルック・リトル・ロウ・ヘヴンズ(1992) フェイ=エレン・シルバーマン(1947-):ストーリーズ・フォー・アワー・タイム(2007) トーマス・フォテナウアー(Tp/フリューゲルHr) ヴィンセント・フー(P) | ||
録音:2014年2月。カンザス・ブラス・クインテットのメンバー、現在はソリストそして指導者として活躍しているトランペット奏者トーマス・フォテナウアーによる女性現代音楽作曲家のトランペット作品集。 | ||
レガシー〜ベートーヴェンの魂 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番 Op.2 No.2 (1796) (*) ツェルニー:ベートーヴェンの動機による幻想曲(#) /夜想曲 Op.647 (+) ベートーヴェン/リスト編曲:遥かなる恋人に寄す Op.98 (#) メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54 (+) グウェンドリン・モク(P) | ||
録音:2015年、ピリオド楽器使用。使用楽器:ルイ・デュルケン、1795年製作(*)、ブロードウッド、1823年製作(#)、エラール、1868年製作(*)。作曲家が生きた時代のピリオド・ピアノとベートーヴェンという偉大な作曲家に影響を受けた3人の作曲家の作品を取り上げたアルバム。作曲時使用していた楽器と同じような性能のピアノフォルテを用いることで、その時代を感じることが出来る。ツェルニーの幻想曲は、ベートーヴェンのピアノ五重奏曲、合唱幻想曲、ヴァイオリン・ソナタ「春」、交響曲第5番、ピアノ協奏曲第3番などのメロディーをモチーフに作曲した親しみやすい作品。 | ||
エミグランテ〔移民〕〜アルゼンチンのフルート作品集 エセキエル・マンテガ(1983-): フルートとピアノのための「エミグランテ」/アルト・フルートとピアノのための「ダチョウ」/ フルート四重奏のための「吹管」(#) ピアソラ(1921-1992)/マンテガ編曲: 2本のフルートのための「タンゴ・エチュード」(パウリーナ・ファイン校訂)(#) /五重奏のためのコンチェルト エレナ・ヤリトゥ(Fl) デュオ・ファイン・マンテガ [パウリーナ・ファイン(Fl;#) エセキエル・マンテガ(P)] | ||
録音:2014年9月。アメリカのフルート奏者、エレナ・ヤリトゥによるアルゼンチンのフルート作品集。アルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレの人気デュオ、ファイン・マンテガ」と共に作り上げている。アルゼンチンの巨匠バンドネオン奏者アストル・ピアソラが残した無伴奏フルートのための「タンゴ・エチュード」を2本のフルート用にアレンジ。リズムやアクセントが掛け合いのように躍動。「五重奏のためのコンチェルト」はフルートとピアノのために編曲されており、ピアノが伴奏を一手に引き受け、ピアソラらしいメロディが堪能できる素晴らしいタンゴを聴くことが出来る。ピアニストのエセキエル・マンテガがアルゼンチンの民謡などを取り入れて作曲した自作曲も収録。 | ||
用意はいいか?〜ザ・ピアソラ・プロジェクト レビラド/ブエノスアイレスの春/鮫/オブリビオン/リベルタンゴ/ 用意はいいか?/五重奏のためのコンチェルト/キチョ/ブエノスアイレス零時 Enhake [ウォンカク・キム(Cl) M.ブレント・ウィリアムズ(Vn) キャサリン・デッカー(Vc) ウンヒ・パク(P)] | ||
録音:2015年1月。クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノという編成のピアソラ作品集。オリジナルと同じような躍動感が感じられるアルバム。オブリビオンではクラリネットが奏する冒頭の主旋律がまるで尺八のような朴訥とした音色で、さらにその次にチェロが低音で響かせながら主旋律を歌う。作品のもつ郷愁が心に沁みわたる。リベルタンゴはスピード感のある引き締まった演奏、ブエノスアイレス零時は野心的なアレンジが興味深い。 | ||
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ集 〔ハ調(1929) /Op.25 No.4 (1922) / へ調 Op.11 No.4 (1919) 〕 |
ジェラルディン・ ウォルサー(Va) デイヴィッド・コレヴァー(P) | |
録音:2014年3月。2005年からタカーチ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍しているジェラルディン・ウォルサーは、リリアン・フックス、グァルネリSQのマイケル・トゥリーに師事。サンフランシスコ響の首席ヴィオラ奏者を29年間務めた。サンフランシスコ響時代には Decca レーベルよりヘルベルト・ブロムシュテット指揮でヒンデミット作曲のヴィオラと弦楽のための葬送音楽を録音している。 | ||
REMIX// 〜J.S.バッハ:ピアノ編曲集 〔編曲:アレクサンドル・ジロティ(*)、J.S.バッハ(#)、サン=サーンス(+)、 アルトゥーロ・カルデルス(**) 、レオポルド・ゴドフスキー(##) 〕 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 〜シャコンヌ(*) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV.1005 〔アダージョ(#) /フーガ(+) /ラルゴ(+) /アレグロ・アッサイ(**) 〕/ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV.1003 〜アンダンテ(*) / 無伴奏チェロ組曲第2番 BWV.1008 (##) ターニャ・ガブリエリアン(P) | ||
録音:2015年12月11日-13日。 ブゾーニ編曲が有名なシャコンヌのピアノ編曲だが、ここではリストの高弟のひとりでロシアの作曲家アレクサンドル・ジロティによる版を取り上げている。無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番は、J.S.バッハ自身、サン=サーンス、カルデルスが編曲したものを組み合わせて全曲収録。様々な編曲で有名なゴドフスキーによる無伴奏チェロ組曲第2番も聴き物。 | ||
ファンファーレ、物語&交響曲〜吹奏楽とオルガンのための作品集 カーライル・シャープ(1965-):ファンファーレ、前奏曲、エレジー&スケルツォ ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜乾杯の歌 / ウィリアム・ホワイト(1983-):小人の惑星 デイヴィッド・マーラット(1973-):宇宙から見た青くて丸い地球 ヴァインベルゲル(1896-1967):歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」〜ポルカとフーガ サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」〜アダージョ&マエストーソ ピーター・ミーチャン(1980-):ヴェルヴェット・ブルー シカゴ・ガーゴイル・ブラス&オルガン・アンサンブル | ||
録音:2013年-2014年。1992年にシカゴ大学の学生らによって結成された「シカゴ・ガーゴイル・ブラス」。オルガン奏者と共に演奏活動を行い、吹奏楽とオルガンのための新しい作品を委嘱、演奏で注目を集めている。今作も、名作から新しい作品まで、その魅力を存分に収録している。シャープの「プレリュード、エレジー&スケルツォ」は2012年にシカゴで行われたオルガニスト協会国際会議のためにシカゴ・ガーゴイル・ブラスが委嘱した作品。「ファンファーレ」は輝かしいゴージャスな楽曲。ホワイトの「小人の惑星」は、ホルストの「惑星」にインスパイアされて作曲された物。様々な国の「神」をテーマにしたイマジネーション溢れる作品。 | ||
ブルックナー: 交響曲第5番 変ロ長調(ノヴァーク版) |
ランス・フリーデル指揮 LSO | |
録音:2014年1月月24日-25日、オール・ハロウズ教会、ゴスペル・ウォーク、ロンドン。73:19。演奏時間:[18:35][17:54][13:31][23:18]。DSD / SACD 5.0 マルチチャンネル/ステレオCD 。 「指揮者の仕事」の概念を一新したフリーデルのブルックナー!ブルックナーの交響曲の名解釈と言えば、古くはシューリヒト、クナッパーツブッシュ、そしてマタチッチ、そして朝比奈、ヴァント……。強烈な個性の持主の芸術家が自身の見識と洞察力、そして統率力を披歴する楽曲として、演奏を展開し、聴衆を魅了して参った。そういう、神秘の森に殴り込みを掛けたのが、新進気鋭のアメリカ人指揮者、ランス・フリーデルと言えるだろう。フリーデルは、チェコで高い評価を受けて国際的に活躍する1950年代生れの名指揮者。作曲家の声に忠実に耳を傾けて、自己の解釈や表現を声高に提示するのではなく、静かに細密に描写していく演奏で、その姿は作曲者の使徒というよりも作曲者のしもべとでも呼びたい謙虚で真摯なものと言えるだろう。言うなればハイティンク、アバドの姿勢と共通するものであり、その徹底ぶりは、これら二人を凌ぐ。LSOのブルックナーというのも極めて珍しく、第5番は恐らく初のディスク。しかもスタジオ・セッションは、2014年の1月に2日がかりでオール・ハロウズ教会で入念に行われた。SACDハイブリッドの高音質故に、どんな箇所も濁りや曖昧な部分が皆無。一般より早めのテンポを採用し、名技集団ロンドン響の抜群の運動神経も楽しめる。正に自らをブルックナーの深山幽谷に閉じ込めたかのようなストイックな姿勢。ノヴァーク1951年版を使用している。やはりブルックナーの名解釈者として高い評価を得たゲオルク・ティントナーがフリーデルを高く評価したというのも納得の敬虔な名演。 | ||
時祷書〜ハスケル・スモール(1948-):ピアノ作品集 静寂の旅:時祷書の映像/ ピアノと2人の語り手のための 6つの戦争の詩「戦争の子守歌」 |
ハスケル・スモール(P) ロビン・ワイガート、 マーティン・レイナー(語り) | |
録音:2008年、2015年。サンフランシスコ音楽院とカーネギー・メロン大学で学び、ピアノをウィリアム・マッセロス、レオン・フライシャーに、作曲をヴィンセント・パーシケッティ、ロナルド・リーチなどに師事したハスケル・スモール。“静寂の旅 "は、神秘的で静けさの世界を旅しているように繊細なタッチで紡がれる30分を超える大作。戦争という悲惨な出来事を癒し慰めるような優しさが深く響く“戦争の子守歌 "。独自の音楽表現が強く伝わる美しく哀しいピアノ作品。 | ||
フランク・マルタン(1890-1974):管楽器のための作品集 ピアノと管楽器のための協奏曲 [Picc/Fl/Es管Cl/B♭管Cl/アルトSax/2Fg/2Tp/2Hr/2Tb/Prec/P] / 「死せるバーゼルの踊り」(1943) からの演奏会用組曲 [4Cl/5Sax/2Tp/2Tb/CB/Perc/P] / 管楽アンサンブルのための「ローヌ川とライン川の間に」(スイス国家展覧会公式行進曲)(1939) マシュー・ウェストゲイト指揮マサチューセッツ室内プレイヤーズ | ||
録音:2016年11月4日-5日。 スイスの作曲家フランク・マルタンによる管楽器のための作品集。死せるバーゼルの踊りから演奏会用組曲は、4世紀半ばに多くの画家や彫刻家たちによって描かれた「死の舞踏」が基になっており、マルタンがパントマイムダンサーである姪の依頼を受け、1943年に舞台用音楽として作曲した物。ローヌ川とライン川の間には1939年に行われたスイス国家展覧会の公式行進曲として作曲された。スイスの伝統的な作風を取り入れた勇壮な楽曲。 | ||
愛のサイン〜ジュリアナ・ホール(1958-):カウンターテナーとソプラノのための歌曲集 カウンターテナーとピアノのための12の歌曲集「おお、私の恋人よ」[テキスト:ウィリアム・シェイクスピア]/ ソプラノとピアノのための7つの歌曲集「言葉はビロード、文章はプラシ天」[テキスト:エミリー・ディキンソン]/ ソプラノとピアノのための5つの歌曲集「礼儀」[詩:マリリン・モンロー] ダリル・テイラー(CT) ジュリアナ・ホール(P) スーザン・ナルッキ(S) ドナルド・ベルマン(P) | ||
録音:2015年9月、2016年8月。 アメリカのアート・ソング作曲家、ジュリアナ・ホール。すでに40作以上の連作歌曲を作曲している。今作はウィリアム・シェイクスピアの劇、エミリー・ディキンソンの手紙、マリリン・モンローの詩からインスパイアされ作曲した歌曲を収録。 | ||
Pathways ショパン:舟歌 Op.60 / ドビュッシー:前奏曲集第2巻 ジョエル・フェイギン(1951-):ピアノのための4つのエレジー〜イン・メモリアム・レネ・ロンギー ロバート・キャシディ(P) | ||
録音:2015年2月。ロバート・キャシディはマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキー、コンスタンス・キーン、マーク・シルヴァーマンに師事。古典から現代音楽までレパートリーは幅広く、デイヴィッド・ヌーン(1946-)、キース・フィッチ(1966-)などアメリカの作曲家の初演に数多く携わっている。柔らかなタッチで幻想的なドビュッシーの前奏曲を繊細な変化を丁寧に表現している。 | ||
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ BWV1001-1006 (全曲)
フリフ・シーグルヨウンスドウッティル(Vn) | ||
録音:2000年-2007年。アイスランドのヴァイオリニスト、フリフ・シーグルヨウンスドウッティル。レイキャビク音楽大学で学び、アメリカでフランコ・グッリ、ローランド・フェニヴェスなどに師事。確かなテクニックで丁寧な演奏。ソナタとパルティータで、楽器を変えて録音している。 | ||
茂みといばら〜ジョン・ラター編纂:合唱のための民謡集第1巻&第2巻 広い河の岸辺/ある朝早く/彼女はつばめのよう/葉っぱのきれいな緑の中に/茂みといばら/ボビー・シャフトー/ アイロンをかけまくる/グリーンスリーヴス/ロンドンデリー・エア/私の恋人はヴィーナスのよう/ ブラック・シープ/サワーウッド・マウンテン/アフトンの流れ/アイ・ラヴ・マイ・ラヴ/ブリッグの定期市/ ストロベリー・マウンテン/いとしきジョニー/三羽のカラス/キール・ロウ/雌羊を呼べ/オークと灰/ サイラー・アンド・ヤング・ナンシー/スウォンジー・タウン/コキジバト/ヤーマス・フェアー ジェフリー・ハント指揮セント・チャールズ・シンガーズ | ||
録音:2015年6月。イギリス合唱界の重鎮ジョン・ラターが編纂したイギリスとアメリカのフォーク・ソングを混声合唱に編曲した「合唱のための民謡集第1巻&第2巻」。この作品から25曲をとりあげた。その地域に根付いた特色のあるメロディを持つ作品を見事に歌い上げている。 | ||
IN THE MISTS 〜シマノフスキ(182-1937):歌曲集 6つの歌 Op.2 /白鳥 Op.7 /4つの歌 Op.11 / 5つの歌 Op.13 /3つの歌 Op.32 /7つの歌 Op.54 |
クシシュトフ・ ビエルナツキ(Br) マイケル・バロン(P) | |
録音:2016年5月27日-29日。 2017年生誕135年を迎えたシマノフスキを記念しリリースされる歌曲集。同郷ポーランド出身のバリトン歌手クシシュトフ・ビエルナツキによる珍しいバリトンで歌われるアルバム。若き日の1902年に作曲した6つの歌 Op.2はほの暗くも豊かな情感が感じられる楽曲。シマノフスキ32歳(1915年)に作曲された3つの歌はロシアのディミトリー・ダヴィドフの詩を用いた唯一のロシア語歌詞の作品。 | ||
ロマンシング・ザ・ヴィオラ〜ルドルフ・ハーケン(1965-):ヴィオラ作品集 ポロネーズ/ファンタジア/無伴奏ヴィオラ組曲/ヴィオラ・ソナタ ルドルフ・ハーケン(Va) レイチェル・ジェンセン(P) | ||
録音:1999年5月。アメリカのヴィオラ奏者で作曲家ルドルフ・ハーケン。1996年からイリノイ州立大学の教授としてヴィオラや室内楽などで後進の指導に当たっている。世界各地でマスタークラスを開催。このアルバムはハーケンの自作自演アルバムで、19世紀のロマンティシズムが溢れた抒情豊かな情熱的な作品ばかり。ヴィオラのふくよかな音色と、ヴィオラの持つ魅力を最大限に活かしている。 | ||
世界の頂点を駆ける〜トランペットとピアノのための新しい音楽 チャールズ・レスキン(1946-):トランペット・ソナタ(2007) アンソニー・プログ(1947-):トランペット・ソナタ(2010) マーティン・ロキーチ(1953-):世界の頂点を駆ける(2012) ポール・フーター(Tp) スーザン・ノヴィツキ(P) | ||
録音:2016年1月。すべて世界初録音。2007年以降に作曲された、トランペットのための21世紀の作品集。ファイン・アーツ・ブラスクィンテット、サミット・ブラスの創設メンバーでもあるプログのソナタなど。 | ||
オヴ・ラヴ・オヴ・ユー〜エメリー・W.ハーパーへ捧ぐ ロウエル・リーバーマン(1961-): Music, When Soft Voices Die (*/+) バーナード・ランズ(1934-):即興曲第2番 ジョアン・モリス(1943-)&ウィリアム・ボルコム(1938-):オヴ・ラヴ・オヴ・ユー(*) スティーヴン・スタッキー(1949-2016):揺れやまぬゆりかごから(#) デイヴィッド・デル・トレディチ(1937-):バンク・ストリート・プレリュード ジョン・イートン(1935-2015):リシダス(*) / ウィリアム・ボルコム:センチメンタル・ワルツ(+) ポール・モラヴェック:ユー・レフト・ミー(#) / イェフディ・ワイナー(1929-):アモローソ(**) タニア・レオン(1943-):ミ・アモール・エス(#) / ホルヘ・マルティン(1959-):ウィ・トゥー・ボーイズ(#) シャロン・ハームズ(S;*) ロバート・オズボーン(B−Br;#) トッド・クロウ(P) ロウエル・リーバーマン(P;+) イェフディ・ワイナー(P;**) | ||
録音:2015年3月。すべて世界初録音。アメリカの弁護士エメリー・W.ハーパー(1936-2009)に捧げられたアルバム。様々な作曲家に委嘱し、歌曲を中心にピアノ作品も収録。 | ||
CME プレゼンツ「ピアノ・セレブレーション」 Vol.2 〜 ポール・リアル(1943-):2台ピアノ&4手連弾のための作品集 2台ピアノのための「ドロシー・マギー」(*/#) /2台ピアノのための「セルジュ・P」(+/**) / 4手連弾のためのベンガルの子供の世界(#/+) /2台ピアノのための CPE (#/##) / 2台ピアノのためのコラール II (*/+) /2台ピアノのためのメヌエット・イン・ジー・ウィズ(#/##) / 4手連弾のためのリトル・スクリーマーズ(*/**) / 2台9手連弾のためのファンファーレ「警備員、夜を守る友よ」(*以外) カール・パトリック・ボレイア(P;*) ジャヤン・サン(P;#) エンリケタ・ソマリバ(P;+) パトリシオ・モリーナ(P;**) ミン・クウォン(P;##) | ||
録音:2016年6月。世界初録音。アメリカにあるザ・センター・フォー・ミュージカル・エクセレンス(CME)は、年齢、国籍など関係なく、才能のある学生や若手アーティストのための教育、指導、財政支援、数々の演奏会開催などを行い、育成している機関。そのCMEに在籍している若手ピアニストたちによるアルバム。アメリカの現代音楽作曲家ポール・リアルによるピアノ連弾作品を収録。 | ||
ロマンティック・ジャーニー〜ヴァイオリンとピアノのための音楽 ポンセ/ハイフェッツ編曲:エストレリータ / ディニーク/ハイフェッツ編曲:ホラ・スタッカート マスネ:タイスの瞑想曲 / イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」(エネスクに献呈) グルック/クライスラー編曲:「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ パガニーニ:カプリス〔第1番/第21番〕 / リムスキー=コルサコフ/クライスラー編曲::インドの歌 ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ Op.4 / フォーレ:夢のあとに / サラサーテ:カルメン幻想曲 ハオリ・リン〔林浩力〕(Vn) ハイ・ジン〔金海〕(P) | ||
録音:2015年、2016年。中国汕頭出身のヴァイオリニスト。深圳〔深セン〕芸術学校、長城国際音楽アカデミーで学び、シンシナティ大学コンサーヴァトリー・オブ・ミュージック学部においてクルト・サッスマンズハウス教授に師事。アメリカと中国を中心に活動している。1732年製ニコロ・ガリアーノのヴァイオリン、1750年製ヤナリウス・ガリアーノのヴァイオリンを使用し、小さいころから愛奏してきたヴァイオリンの小品を収録。ロマンティックでありながら、高度な技巧を要する名曲ばかり。 | ||
バーバラ・ハーバックの音楽 Vol.11 〜管弦楽作品集 III 、交響曲集 〔第7番「おお、開拓者よ!」/第8番「緋文字」/第9番「神聖な交響曲」/第10番「ファーガソンのための交響曲」〕 デイヴィッド・アンガス指揮 LPO | ||
録音:2015年10月24日-26日。 アメリカの現代音楽作曲家バーバラ・ハーバック。マルチな活躍をしており、作曲の他、オルガニスト、チェンバロ奏者(ソレルのソナタ全集全120曲も録音 MS-1300)としても活躍している。作品は交響楽、歌劇、ミュージカル、TV 、映画のための音楽と幅広い分野に携わっている。女性作曲家らしい繊細さと、アメリカのよき伝統を感じさせる抒情的なものばかり。ポピュラー的な要素も多く親しみやすい。今作は世界初録音となる交響曲を4曲。第7番は20世紀初期のアメリカを代表する女流作家ウィラ・キャザーの代表作「おお、開拓者よ!」をハーバックがオペラ化し、その楽曲を交響曲に改作した物。第8番は小説家ナサニエル・ホーソーンの代表作「緋文字」にインスピレーションを得た作品など、華やかでストーリー性があり、映画音楽のような聴きやすいメロディで、多彩な魅力に溢れている。 | ||
ブリッジ|アンティ・サムリ・ヘルネスニエミ:作品集 Vol.3 〜クラビノーバ&ピアノ作品集 ポエム(*) /3つのワルツ(#) /海岸(*) /ブリッジ(#) /シティ(*) /バラード(+) アンティ・サムリ・ヘルネスニエミ(P&クラビノーバ|使用楽器: ヤマハ・クラビノーヴァ CLP 170 (*), ベヒシュタイン C 221 (#), スタインウェイ&サンズ B 211 (+) ) | ||
録音:2004年-2016年。すべて世界初録音。 フィンランドのコンポーザー=ピアニスト、ヘルネスニエミは、クラシック音楽の伝統をベースに、ジャズや民謡などを融合。即興のようにも感じる超絶技巧と、親しみやすいメロディが魅力的。 | ||
チェンジ・オブ・キー〜1つのピアノ、3つの鍵盤 ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番 Hob.XVI: 50 / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 Op.109 ショパン:バラード第1番 Op.23 / シューマン/リスト編曲:献呈 S.566 ドビュッシー:喜びの島 / バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 キャロル・レオーネ(P) | ||
録音:2014年8月。小さい手のピアニストのためにと開発された細幅鍵盤。通常の鍵盤だとオクターブが届かない子供や手の小さい大人のピアニストが、もしスムーズに届くようになったら…ハンデがなくなり、レパートリーが増え、テクニックの向上のスピードが上がる。キャロル・レオーネは、南メソジスト大学メドース芸術学校音楽学部の教授で、この細幅鍵盤の必要性をいち早く研究してきたピアニスト。DS5.5鍵盤を初めて試し、2007年には全米音楽指導者協会で講演と演奏を行っている。このアルバムではスタインウェイ社のコンサート・グランドピアノに、標準の鍵盤(6.50インチ=165mm)と、スタインビューラー社製のDS6.0 (6.0インチ=152mm)、DS5.5 (5.5インチ=140mm)の3種類の鍵盤を用いて録音している。ヴァイオリンやチェロなどの楽器に様々なサイズがあるように、ピアノの鍵盤もサイズが選べる。そんな素晴らしい可能性が広がるアルバム。 | ||
デューク・エリントン・ソング・ブック カム・サンデイ/イマジン・マイ・フラストレーション/イン・ア・センチメンタル・ムード/ 私が言うまで何もしないで/プレリュード・トゥ・ア・キス/ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア/ ソフィスティケイテッド・レディ/明かりが見えた/ソリチュード/メディテーション/ヘヴン/ オールマイティ・ゴッド・ハズ・ゾーズ・ベルズ ダニエーレ・タラマンテス(Vo) ヘンリー・デリンジャー(P) | ||
録音:2015年11月。メトロポリタン歌劇場2016/2017年シーズンの「ナブッコ」にアンナ役で出演、活躍を期待されるソプラノ歌手、ダニエーレ・タラマンテスによるジャズの巨匠、デューク・エリントンの歌曲。エモーショナルな表現を見事に歌いあげている。 | ||
クラヴィーア・アーベント ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI: 52 シューマン:幻想曲 Op.17 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番 Op.23 |
ジャスミン・アラカワ(P) | |
アメリカを中心に、世界各地で演奏活動を行っているジャスミン・アラカワ。東京芸術大学を卒業し、インディアナ大学ジェイコブズ音楽院で、ナディア・ブーランジェの弟子だったエミール・ナウモフに師事。現在サウス・アラバマ大学の准教授を務めている。シューマンの傑作のひとつ「幻想曲」では、作品を見つめる慈愛のまなざしと豊かな情感が柔らかなタッチからあふれ出す。スクリャービンのピアノ・ソナタ第3番は劇的でロマンティックなメロディを芯のある音色で情熱的に奏でている。 | ||
ドビュッシー: 前奏曲集〔第1巻/第2巻〕/月の光 |
テリー・リン・ハドソン(P) | |
録音:2016年10月、マウント・ヴァーノン、ニューヨーク州、 US 。 ドビュッシーの前奏曲集第1巻、第2巻の全曲とアンコール的に月の光を収録。テリー・リン・ハドソンは米国メリーランド州出身のピアニスト。現在テキサス州のベイラー大学でピアノの准教授を務めている。やや硬質なクリアな音色でサッパリしたドビュッシーを奏でている。 | ||
発見〜ザ・クラシカル・ストリング・トリオ〔弦楽三重奏曲集〕 J.C.バッハ (1735-1782):2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 B.36 カルロ・アントニオ・カンピオーニ(1720-1788): チェンバロ、またはチェロによる通奏低音を伴う2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調 Op.1 No.2 ボッケリーニ(1743-1805):小弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.2 No.4 ハイドン(1732-1809):ディヴェルティメント ロ短調 H. V: 3 クリスティアン・カンナビヒ(1731-1798):2つのヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 変ロ長調 Op.3 No.1 フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):ヴァイオリン、テノルとチェロのための三重奏曲 ヘ長調 Op.20 No.2 ジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746-1825): ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのトリオ・コンチェルタント イ長調 Op.33 No.1 ザ・ヴィヴァルディ・プロジェクト[エリザベス・フィールド(Vn) アリソン・エドバーグ・ナイキスト(Vn/Va) ステファニー・ヴィアル(Vc)] | ||
録音:2015年7月。レパートリーの少ない弦楽三重奏曲の作品を発掘したアルバム。モーツァルトと同時代を生きた古典派作曲家が残した弦楽三重奏曲を収録している。 | ||
ショパン:ピアノ作品集 夜想曲〔第13番 ハ短調 Op.48 No.1 /第16番 変ホ長調 Op.55 No.2 / 第8番 変イ長調 Op.27 No.2 /夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 〕/ バラード〔第1番 ト短調 Op.23 /第3番 変イ長調 Op.47 〕/ 3つのマズルカ Op.50〔第30番 ト長調 Op.50 No.1 /第31番 変イ長調 Op.50 No.2 /第32番 嬰ハ短調 Op.50 No.3 〕/ 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /子守歌 Op.57 /スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 デイヴィッド・コレヴァー(P) | ||
録音:2015年8月。アメリカ出身のピアニスト、デイヴィッド・コレヴァー(1962-)。アール・ワイルドに師事し、ジュリアード音楽院で学んだ。1988年、ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールで最高位を獲得し、アメリカを中心に演奏活動をしている。CDのリリースも多数。今回はショパンのリサイタルでよく取り上げている名曲を収録。柔らかなタッチで丁寧にショパンの情感を紡いでいく。 | ||
ソアリング・ソロ〜無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品集 Vol.2 バチェヴィチ:ポーランド狂詩曲 / トッホ:3つの即興曲(*) / ロッラ:カプリッチョ第1番(*) テレマン:幻想曲第10番 / ビーバー:パッサカリア / マムロク:フロム・マイ・ガーデン ホヴァネス: CHAHAGIR (*) / ファジル・サイ:クレオパトラ / ケンジ・バンチ:サラバンド デル・アギラ:カットしたライム / シュニトケ:フーガ ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番「外はとても良い天気」 ステファニー・サンタンブロジオ(Vn;*以外/Va;*) | ||
録音:2015年12月。Vol.1: 「ゴーイング・ソロ」(MS-1397) 。ステファニー・サンタンブロジオの無伴奏作品集第2集。サンタンブロジオはイーストマン音楽院を卒業後、クリーヴランドo. に永らく勤めた後、サン・アントニオso.のコンサート・ミストレスに抜擢。その後、室内楽とソロ活動に力を注ぐようになった。アージェンタ・ピアノ三重奏団のリーダーとして活躍、メンデルスゾーン作品集も発売になっている(BRIDGE, BCD-9338)。このアルバムは前作が好評だった古今の無伴奏ヴァイオリン、ヴィオラ作品を集めた珍しいCD第2弾。トルコの鬼才ピアニスト兼作曲家のファジル・サイが作曲した「クレオパトラ」や、ポーランドの女流作曲家、グラジナ・バチェヴィチの「ポーランド狂詩曲」など、バロックから現代音楽まで、新鮮な小品集といった趣。 | ||
ピアノ連弾による「春の祭典」「ペトルーシュカ」 ストラヴィンスキー: ペトルーシュカからの3楽章/春の祭典 |
ロマゾフ=ラッカーズ・ ピアノ・デュオ [マリーナ・ロマゾフ、 ジョゼフ・ラッカーズ(P)] | |
録音:2013年12月。 ピアノ連弾のレパートリーとして人気のストラヴィンスキーの名曲を1台4手のピアノ連弾で収録。作曲者本人によって書かれた“春の祭典 "はピアノ連弾で複雑なリズムが、さらに先鋭的に音が迫ってくるような感覚が味わえる。マリーナ・ロマゾフはソロ・ピアニストとしても活躍。クリーヴランド国際ピアノ・コンクール、ジナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール、ウィリアム・カペル国際コンクール等で集賞歴がある。ジョゼフ・ラッカーズもソリストとしても活躍、MSRレーベルからは「ラヴェル:ラ・ヴァルス、バルトーク:ピアノ・ソナタ、他バッハ、シューマン作品集(MS-1364)」が発売になっている。 | ||
稲妻の平原〜トランペットのための新しい音楽 リチャード・ピースリー(1930-2016):カタルニャ / ダニエル・シュナイダー(1961-):トランペット・ソナタ マイケル・ドハティ(1954-):稲妻の平原 / アンソニー・プログ(1947-):トランペット・ソナタ(#) ケヴィン・マッキー(1980-):友達の歌(#) /無伴奏トランペットのための「ジ・アドヴェンチャーズ・オヴ...」 ジェイソン・バーグマン(Tp/フリューゲルHr) スティーヴン・ハーロス(P/チェレスタ) | ||
録音:2016年7月。(#)を除き世界初録音。2000年代に書かれたトランペットとピアノのための作品集。いずれも新古典主義、新ロマン主義、というより時にジャズ、ロックの要素を兼ね備えた、現代音楽とは無縁のフュージョンを思わせる楽しい作品ばかり。トランペットのジェーソン・バーグマンはモバイル響、モバイル歌劇場o. の首席奏者でソリストとしてはカナディアン・ブラスと共演したこともある。 | ||
ポートレイト〜ウジェーヌ・イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(全6曲) |
シャロン・パク(Vn) | |
録音:2015年-2016年。 ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしても知られていたイザイが、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」に影響されて、全6曲のスケッチを一晩で書き上げたと伝えられている傑作「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」。それぞれがクライスラーやシゲティなど名ヴァイオリニストに捧げられている。ニューイングランド音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院で音楽学士号、ボルダー・コロラド大学で音楽芸術学博士号を取得し、2007年のストラディヴァリウス国際ヴァイオリン・コンクールで最高位を獲得したアメリカのヴァイオリニスト、シャロン・パクによる演奏。 | ||
ピエール・ド・マンシクール(1510頃-1564): ミサ曲「地上の王らは」 |
デイヴィッド・シュラー指揮 セント・ルーク・ イン・ザ・フィールズcho. | |
録音:2016年2月-3月。一部世界初録音。フランドル楽派の作曲家ド・マンシクールは、主にミサ曲、モテット、シャンソンなどを残した。このアルバムで収録されているミサ曲「地上の王ら」のミサ通常分「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス&ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」は世界初録音。 | ||
IN THE WEEDS 〜木管五重奏のための作品集 マイク・タイトルバウム(1968-):ショート・セット / パキート・デリヴェラ(1948-):アリア・トロピカル アストル・ピアソラ(1921-1992):言葉のないミロンガ / マルティン・クトノフスキ(1968-):トナダスとマテアダ バーンスタイン(1918-1990):「ウェスト・サイド・ストーリー」組曲 ヴェントゥス・マキナ〔木管五重奏団〕 [カリン・アウエル(Fl/ピッコロ) クリスティ・グッドウィン(Ob/イングリッシュHr) ジェイムズ・カリン(Cl) ウリセス・アラゴン(Hr) パトリック・ボルドゥッチ(Fg)] | ||
録音:2016年12月18日-22日。 木管五重奏団ヴェントゥス・マキナは2011年カナダのニューブランズウィック州で結成されたクラシックにとどまらず、ジャズやラテン、ポップスなど様々なジャンルを取り入れて演奏活動を行っている。初めてのフル・アルバムとなる今作は2つの新曲(ショート・セット、トナダスとマテアダス)と、2曲の編曲作品(言葉のないミロンガ、ウェスト・サイド・ストーリーより組曲)と、オリジナルの木管五重奏曲(アリア・トロピカル)を収録している。アリア・トロピカルは9度のグラミー受賞経験を持つ伝説のバンド、イラケレの創立メンバー。 | ||
バトル・クリーク・トランジット・オーソリティ〜ライヴ・イン・コンサート 〔ジム・グレイ編曲(*)、フィリップ・ハーパー編曲(#)、マイケル・ガラシ編曲(+)、 デニス・ウィルソン編曲(**)、デイヴィッド・ヘンダーソン編曲(##)、クリス・シャープ編曲(++) ) ジム・ペテリック:ヴィークル(*) / 民謡トラディショナル:ウォーター・オブ・タイン(#) ルイージ・デンツァ:フニクリ・フニクラ狂詩曲(+) / ジャマイカ民謡:さらばジャマイカ(*/**) ジョン・バーンズ・チャンス:呪文と踊り(*/##) / チャック・マンジョーネ:サンチェスの子供たち(*) ビル・ブロック&ジョージ・プティ:クレセント・ムーン / ジェイムズ・パンコウ:ぼくらに微笑みを(++) ロバート・ラム:サタデー・イン・ザ・パーク(++) /ビギニングス(*) /長い夜(++) / ピーター・セテラ: 愛ある別れ(++) / ピーター・セテラ&デイヴィッド・フォスター:素直になれなくて−ゲット・アウェイ(++) マイケル・ガラシ指揮バトル・クリーク・ブラス・バンド | ||
録音:2016年5月21日、2015年6月6日、12月5日、ケロッグ・オーディトリアム、ライヴ。 吹奏楽ファン必聴!世界的ユーフォニアム・ヴィルトゥオーゾ、スティーヴン・ミードもメンバーとして参加!名門バトル・クリーク・ブラス・バンドのライヴ集!吹奏楽ファン、とりわけ金管バンド好きにはたまらないアルバム。ポップス調の音楽では乗りのよさで会場も大盛り上がり。ブラス・ロックの名曲“ヴィークル "から大興奮!“さらばジャマイカ "は、カリブ海の音楽スタイル「カリプソ」を取り入れたジャマイカ民謡。ナポリ民謡として有名な「フニクリ・フニクラ」を編曲した、明るく楽しい“フニクリ・ニクラ狂詩曲 "。アメリカのロックバンドであるシカゴの名曲をブラスバンド・アレンジした楽曲を多数収録。一部歌入り。 | ||
証明できることは何もない〜パルテニア(ヴィオール四重奏) ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:ハレルヤ、おお、とりなしの処女よ(1150) フランシス・ホワイト:ずっと遠くの側の花(2010) / ノーダーヴァル:証明できることは何もない(2008) オルソン:棘(2013) / フランシス・ホワイト:おとぎ話から(2013) パルテニア [ビヴァリー・オー(トレブル&バス・ヴィオール) ローレンス・リプニク(テナー・ヴィオール) ロサムンド・モーリー(バス・ヴィオール) リサ・テリー(バス・ヴィオール)] クリスティン・ノーダーヴァル(S) ダション・バートン(B−Br) ヴァレリア・ヴァシレフスキ(語り) | ||
録音:2016年12月、2017年6月、ウェストチェスター、ニューヨーク州、 US 。 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの曲の他はすべてここ10年に作曲された声楽とヴィオールのための作品集。フランシス・ホワイトの「ずっと遠くの側の花」は、ヒルデガルトの「ハレルヤ、おお、とりなしの処女よ」に基づいた作品。クリスティン・ノーダーヴァルはここで歌っているソプラノ歌手で、作曲も手掛けている人。「証明できることは何もない」は4曲、25分ほどの大曲。トーニー・オルソンの「棘」は、ヴィオール四重奏の上にバスバリトンがジョン・ヘアの詩を語るように歌う曲。ホワイトの「おとぎ話から」はヴィオール四重奏と語りによる曲。パルテニアはニューヨークを拠点に活動する珍しいヴィオール四重奏団。 | ||
フランク(1822-1890):歌曲集&オルガン作品集 歌曲〔ばらと蝶々 FWV81 /ばらの結婚 FWV80 /美しい芝生が広がるところ FWV78 / 壊された花瓶 FWV84 /日ごとに過ぎて行き FWV82 /回想 FWV70 /ロビン・グレイ FWV74 / 夜想曲 FWV85 /夕べの鐘 FWV87 /歌 FWV83 /愛する FWV76 /ニノンFWV71 /行列 FWV88 〕/ オルガン作品〔6つの小品 FWV 31 〜パストラール ホ長調/3つの小品 FWV 35 〜幻想曲 イ長調〕 エイミー・フィリマー(S) トーマス・キエンツ(P/Org) | ||
録音:2015年11月、2016年10月。 ロマンティックで美しいセザール・フランクの歌曲集。フランクの歌曲だけでまとまっているアルバムは数少ないので貴重。気品が薫る旋律、静かな情念に満ちている。北米、ヨーロッパで演奏活動を行っているソプラノ歌手エイミー・フィリマー。ロンドン響やラインラント=プファルツ州立フィルなど世界各地のオーケストラと共演を重ねている。 | ||
宍戸睦郎(1929-2007):ピアノ作品集 鍵盤のための組曲(1968)〔トッカータ I /アダージョ/トッカータ II 〕/ ダンス組曲(1957)〔恋人たち/古い館で/ロンド〕/夕桜 童女の襟のうす青く(1971) /きまぐれこうま(1976) / トッカータ -笛と太鼓と- (1988) /ピアノ・ソナータ〔第1番(1966) /第2番(1968) 〕 由良明奈(P) | ||
録音:2015年1月10日-11日、メリーランド州カレッジ・パーク・クラリス・スミス・パフォーミング・アーツ・センター。 宍戸睦郎は北海道旭川の出身で東京藝大で池内友次郎、伊福部昭らに師事した後、渡仏。パリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェ、オリヴィエ・メシアンに師事し、特にジョリヴェの音楽と思想から決定的な影響を受けた。彼の音楽思想と作品は西洋音楽と日本人としてのアイデンティティとをいかに対峙または融合させるか、さらには彼が最も尊敬するベートーヴェンの音楽が持つ普遍性に現代を生きる日本人としていかに到達するかという2つの問題と常に向き合いつつ思索され、作曲された。その作品群は安易な民族主義やエキゾティシズムに走ることを激しく拒否し、悠々たる風格を備えている。同じ池内門下の作曲家、矢代秋雄に勝るとも劣らない完璧主義者だったため、宍戸の作品は決して多くはないが、いずれも推敲に推敲を重ねた傑作ぞろい。このアルバムには彼のピアノ作品の全てが収められ、彼の芸術の本質の一端に触れることができる。宮沢明子の委嘱によって書かれた鍵盤のための組曲は彼の代表作で有名な秩父夜祭で演奏される秩父囃子に霊感を受けて書かれたトッカータIIは殊に圧巻。ピアノの由良明奈はマイアミ大学フロスト音楽院で音楽芸術博士課程に在学中、プレッサー賞を受賞、宍戸睦郎のピアノ作品の研究、演奏、録音を進めた。現在アメリカ、ヨーロッパ、日本で盛んに演奏活動を行うほか、母校マイアミ大学で後進の指導にもあたっている。宍戸の音楽に深く内在する日本の様々な民族音楽の要素は全て由良によって知的に洗い直され磨かれて、輝くような生命力を持って生まれ変わっている。バルトーク、ストラヴィンスキー、ジョリヴェ、ハチャトゥリアン、伊福部昭、松村禎三が好きな人は、これからぜひ宍戸も聴こう。 | ||
鳴り響く川〜太陽から海の合唱作品集 ホルスト(1874-1934):水への讃歌 / ギヨーム・ブージニャック(1587頃-1643):私の親しい美しい人よ マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704): Tunc respexit / 中国民謡:高山青/茉莉花 フォーレ(1845-1924):ラシーヌの雅歌 / ジゼル・ワイアーズ: And love be written on running water 神聖なハープ讃歌: IDUMEA / ジョシュア・リスト:不屈 バーロウ・ブラッドフォード:すばらしい無言の太陽を私にあたえよ / スウェーデン民謡: Kristallen den Fina ラース・ヤンソン(1950-):サルヴェ・レジーナ / ダニエル・ピンカム(1923-2006): Awake, O North Wind リビー・ラーセン(1950-):カミン・トゥー・タウン / リチャード・ロジャース(1902-1979):オクラホマ! ソリア・ソリオラ: Nouse lauluni (アンコール) ジゼル・ワイアーズ指揮ワシントン大学cho. | ||
録音:2014年5月28日、2016年6月1日、12月1日。 アメリカ、ワシントン大学の合唱団による合唱作品集。時代、音楽的スタイル、言語の豊富な多様性は、母性、魂、ロマンティックな愛、自然のテーマ、精神の回復、そして歌を通して自分のアイデンティティを発見することの喜びを含んだ作品が並ぶ。古典派からロマン派、現代音楽、世界の民謡など幅広く収録されている。 | ||
誤解〜ランソワ・ロッセ(1945-):サクソフォン作品集 西浅草(2004) /ロビック・コンストリクター(1989) /シーダディ〔 I (1989) / II (1989) 〕/ 行為(2008) /息をする(1999) /アーチのソナタ(1986) /失われた灰(1979) アダム・エステス(Sax) ステイシー・ロジャーズ、アマンダ・ジョンストン(P) | ||
録音:2014年8月。 フランソワ・ロッセはパリ国立高等音楽院でメシアンに師事した後、イヴォ・マレツ、ポール・メファノに学んだ。このアルバムはサックスのための多様な作品が収められている。「西浅草」はその名の通り来日した折、神社仏閣を見てインスパイアされた曲。冒頭のおそらくはピアノの内部奏法と思われるミュートされた音色は太鼓を表し、それに合わせてサックスが呪文のような旋律を奏でる様子はもはや日本を越えてどこでもない異郷の地へと聴き手を誘う。「行為」ではサックスとピアノが付かず離れずの微妙な関係を保ちながらサックスは重音奏法を交え両者は火花を散らしあう。 | ||
愛のメロディ ラフマニノフ:私はあなたを待っている/美しい人よ、私のために歌わないで/夢/ひなぎく/リラの花 アレクシ・マチャヴァリアニ(1913-1995): You Full of Beauty フェルナンド・オブラドルス(1897-1945):いちばん細い髪の毛で レニー・センデルスキー(1982-):愛のメロディ(*) / プーランク(1899-1963):愛の小径 グリーグ(1843-1907):白鳥 / ドヴォルジャーク(1841-1904):我が母の教えたまいし歌 チャイコフスキー(1840-1893):教えて、木陰で起こったことを / R=コルサコフ(1844-1908):高みから吹く風が ウィルフレッド・サンダーソン(1878-1935):愛の歌 / モルデカイ・ゼイラ(1905-1968):レイラ、レイラ アーネスト・チャールズ(1895-1984):私の歌であなたの心を満たして下さい ガーシュウィン(1898-1937):アイ・ガット・リズム オリガ・センデルスカヤ(S) ベラ・スタインバック(P) レニー・センデルスキー(ソプラノSax;*) | ||
録音:2016年6月29日-30日。 ロシア生まれのソプラノ、オリガ・センデルスカヤはサンクトペテルブルク音楽院でオリガ・コンディナに師事。2011年ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで歌劇「エジプトのモーセ」に、ユロフスキ&モスクワ市so. によるヴォーン・ウィリアムズの海の交響曲に出演、活躍の幅を広げているソプラノ。今作はロシアの作曲家から、世界各地の作曲家の愛の歌曲を取り上げている。珍しい楽曲を多数あり注目。アレクシ・マチャヴァリアニはジョージア(グルジア)出身、フェルナンド・オブラドルスはカタルーニャの、各作曲家。レニー・センデルスキーはイスラエルのジャズ・サクソフォン奏者&作曲家。 | ||
ソナタ&夜想曲〜19世紀のファゴットとピアノのための作品集 イグナーツ・ラハナー(1807-1895):ノットゥルノ ヘ長調 Op.83 ヨーゼフ・マテルン・マルクス(1791頃-1836):ファゴット・ソナタ ルイ・シュポア(1784-1859):アダージョ WoO.35 ヨハネス・メインハルドゥス・クーネン(1824-1899):ファゴット・ソナタ ユリウス・ヴァイゼンボルン(1837-1888):ノットゥルノ Op.9 No.4 グスタフ・シュレック(1849-1918):ファゴット・ソナタ Op.9 ミシェル・ベテ(Fg) ジャンヌ・アミール(P) | ||
録音:2017年1月16日-17日、モントリオール音楽学院コンサート・ホール。 モントリオール・メトロポリタンo. の首席ファゴット奏者、ミシェル・ベテ。モントリオール・メトロポリタンo. は、1981年にモントリオールで創設。2000年からヤニック・ネゼ=セガンが首席指揮者&芸術監督に就任し、注目を集めるオーケストラ。今作は19世紀の知られざるファゴットとピアノのためのオリジナル作品を収録。ファゴット奏者のレパートリーとして注目の楽曲が揃っている。 | ||
Amour sans Ailes 〜レイナルド・アーン(1874-1947):歌曲集 夢想/歌曲集「灰の歌」(7曲)/ブドウ収穫期の3つの日/「ラテン礼賛」より〔 Lydé / Pholoé 〕/ 神を信じない人/ノクチュルヌ/夜に/いとしい傷/翼のない愛(3曲)/いとしい人/クロリスへ/艶なる宴 ザカリー・ゴードン(Br) ブライアン・ニース(P) | ||
録音:2016年10月8日-9日。 レイナルド・アーン(1875-1947)は, ドイツ人とスペイン人の両親の間にベネズエラで生まれたフランスの作曲家。サロン音楽風の小粋で美しい歌曲を残している。あまりなじみにない作曲家だが、その楽曲の美しい抒情と心地よい聴きやすさで評判。歌曲集「灰の歌」は12歳〜15歳のころに作曲された物。1885年にパリ音楽院に入学し、マスネやサン=サーンスに師事し、その影響を受けた楽曲。アーンの作品の中でも人気の歌曲クロリスへも収録。 | ||
ザ・クリスマス・アルバム メンデルスゾーン:6つの箴言〜クリスマス / ハリー・ウィルソン:ソロ・ディジェリドゥー即興(*) ケリー・ターナー(1960-):シンフォニー・オヴ・キャロル / ヤーコプ・ハンドル:私は遠くから見ている 讃美歌(ドイツ):エサイの根より / ヘンデル:「メサイア」〜我らのためにひとりの嬰児が生まれた ウィリアム・ジェイムズ:3人の家畜商人 / メル・トーメ:ザ・クリスマス・ソング ルロイ・アンダーソン:そりすべり(#) / ワルター・パーキンス:クリスマス・フィエスタ(+) アルバート・ハーグ:ユーアー・ア・ミーン・ワン、ミスター・グリンチ / ケリー・ターナー:賛歌 ピーター・ラフ指揮 ケリー・ターナー指揮 アメリカン・ホルン四重奏団 [ケリー・ターナー、チャールズ・パットナム、ジェフリー・ウィンター、クリスティーナ・マッシャー=ターナー] クイーンズランドso.のホルン奏者たち[ピーター・ラフ、マルコム・ステュアート、 イアン・オブライエン、ローレン・マニュエル、ヴィヴィアンヌ・コリアー=ヴィッカーズ] ハリー・ウィルソン(ディジェリドゥー;*) ラクラン・ホーキンス(Perc、Dr;+) チャールズ・パットナム、ケリー・ターナー(Perc;#) | ||
録音:2015年11月1日-3日。 アメリカン・ホルン四重奏団は1982年にヨーロッパのオーケストラで活動する4人のアメリカ人ホルン奏者、チャールズ・パットナム(ボン・ベートーヴェンo. 員)、ジェフリー・ウィンター(ボン・ベートーヴェンo. 首席)、クリスティーナ・マッシャー(前ブリュッセル・フィル首席)、ケリー・ターナー(ソリスト、作曲家)によって結成された。4人はそれぞれのオーケストラの団員としてソリストとして活動する傍ら、四重奏団の活動も世界各地で行っている。カルテットとしても、1989年にハンガリーのフィリップ・ジョーンズ国際金管室内楽コンクール、1991年にベルギーのノタムス国際室内楽コンクール、1992年には第7回東京国際室内楽コンクールで、いずれも第1位を獲得している。今作ではオーストラリアのオーケストラ、クイーンズランドso. のホルン奏者たちと共演。クリスマスの名曲“そりすべり "、メル・トーメの“ザ・クリスマス・ソング "に、ノリノリのラテンのリズムで演奏される“クリスマス・フィエスタ "、讃美歌まで、ホルンの多彩なテクニックと、ふくよかな音色のアンサンブルと相まって、穏やかな雰囲気のクリスマスの音楽をお楽しみ頂ける。 | ||
2台のピアノと管弦楽のための20世紀マスターピース Vol.1 ニコライ・ルヴォヴィチ・ロパトニコフ(1903-1976):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.33 (*) アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):2台のピアノと管弦楽のための組曲 (*) ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):2台のピアノと管弦楽のための対話第7番 (*) ニコライ・ベレゾフスキー(1900-1953):2台のピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.9 (#) プーランク(1899-1963):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調 (#) ロバート・ステラー(1924-2001):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲(+) ポール・クレストン(1906-1985):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.50 (#) ピアース&ジョナス[ジョシュア・ピアース、ドロシー・ジョナス(P)] デイヴィッド・エイモス指揮(*/#) スロヴァキア国立po.(*)、ポーランド国立放送so.(#) カルロス・ピアンティーニ指揮チェコ放送so.(+) | ||
録音:1994年12月5日-9日、コシツェ、スロヴァキア(*) /1992年4月15-20日、カトヴィツェ、ポーランド(#) /1997年10月19日、プラハ(+) 。20世紀に作曲された2つのピアノと管弦楽のための作品集。ジョシュア・ピアースとドロシー・ジョナスは共に米国で活躍するピアニスト。1980年代半ばからピアース&ジョナスとしてコンビを組んでいる。 | ||
ドビュッシー&ラモー〜ザ・アンブロークン・ライン ラモー/ラデーア編曲:歌劇「カストールとポリュックス」〜悲しみの支度 ドビュッシー:映像第1集/前奏曲集第2巻 / ラモー:新クラヴサン組曲集〜カヴォットと6つの変奏 ジェフリー・ラデーア(P) | ||
録音:2016年7月1日-3日。 ドビュッシーが作曲するうえで影響を受けたラモーの作品と、ドビュッシーの作品を組み合わせたアルバム。 | ||
ブレイキング・グランド〜女性作曲家のトロンボーン作品集 スーザン・ムター(1962-): AGES / アン・ジッフェルズ(1928-1993):トロンボーン・ソナタ エイミー・リーブス・ミルズ(1955-):トロンボーン・ソナタ「赤いトンボ」 ローレン・ベルノフスキー(1967-):2つのラテンの踊り / ドロシー・ゲーツ(1966-):ステアではなくシェイクで(*) ナタリー・マニックス(Tb) ステファニー・ブラニング(P;*以外) トニー・ベイカー、スティーヴン・メナード、クリストファー・シャープ(Tb;*) | ||
録音:2015年-2017年。 デラウェアso. の首席トロンボーン奏者、アメリカ海軍バンドのメンバーなど、アメリカで活躍しているトロンボーン奏者、ナタリー・マニックス。このアルバムは女性現代作曲家が作曲したトロンボーン作品を集めた物。エイミー・リーブス・ミルズの“赤いトンボ "は日本を代表するトロンボーン奏者、神田めぐみが2012年に初演した日本の民謡がベースになった作品。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):ピアノ・リサイタル パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826 /平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番 ハ短調 BWV.847 / 平均律クラヴィーア曲集第2巻第3番 嬰ハ長調 BWV.872 /イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 / 平均律クラヴィーア曲集第2巻第6番 ニ短調 BWV.875 / 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 〜シャコンヌ(フェルッチョ・ブゾーニ編曲) シモーネ・レイタン(P) | ||
録音:2016年11月、2017年2月。 ブラジル出身のピアニスト、シモーネ・レイタン。演奏活動の他にも、後進の指導、音楽祭の創設など現在ブラジルで最も注目されているピアニストのひとり。このアルバムでは得意とするJ.S.バッハのピアノ作品を取り上げている。力強いタッチ、そこから生み出される表現の豊かさに満ちた演奏。 | ||
(S)YN(E)STH(E)TE 〜ジェニー・Q.チャイ、ピアノ・リサイタル スコット・ウォールシュレーガー:青い碑文 / ドビュッシー:練習曲集 より〔4度のための/8本の指のための〕 アンディ・アキホ:唐紅〔クリムゾン〕 / ジェルジ・リゲティ:空のコード/無秩序 ジェルジ・クルターク:マジット・マンディの鐘/ヤナーチェク・マニアの別れ/ 影絵(ソムリョ・ジェルジを讃えて)/悪魔と一緒の静かな話 オリヴィエ・メシアン:カンテヨジャーヤ ジェニー・Q.チャイ(P) | ||
録音:2012年。 ジェニー・Q.チャイは中華系アメリカ人のピアニストでカーティス音楽院とマンハッタン音楽院で学んだ。ニューヨークでイヤー・オブ・マインドという現代音楽フェスティヴァルのディレクターを務め、上海ではフェイス・アート・インスティティート・オブ・ミュージックという現代音楽を紹介する演奏団体を設立、現代音楽の演奏と普及に並々ならぬ情熱を注いでいる。このアルバムにはドビュッシーからメシアン、リゲティ、クルタークという幅広い作品が選ばれているが、いずれも何某かの民族音楽の影響もしくはそれにインスパイアされて作曲されたものばかり。中でもアンディ・アキホのプリペアド・ピアノあるいは内部奏法による「唐紅」という曲は中国の筝を思わせる異国情緒あふれる秀作。リゲティの晩年の傑作「エチュード」からは2曲が選ばれており、その超絶技巧ぶりが聴き物。クルタークは「遊び(ヤテコーク)から4曲が選ばれチャイのしなやかで自由なイマジネーションが拡がる。マーガレット・レンタン以来の現代音楽を得意とする有望ピアニストの登場。 | ||
スクリャービン最後のリサイタル(の再現) 前奏曲〔変ニ長調 Op.35 No.1 /変ロ長調 Op.35 No.2 /変ロ短調 Op.37 No.1 / 嬰ヘ長調 Op.37 No.2 /ロ長調 Op.37 No.3 /ト短調 Op.37 No.4 /ト長調 Op.39 No.3 〕/ マズルカ ホ長調 Op.25 No.4 /練習曲 変ロ短調 Op.8 No.7 /ワルツ 変イ長調 Op.38 / ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23 /ニュアンス Op.56 No.3 /けだるい舞踏 Op.51 No.4 / 前奏曲〔 Op.74 No.4 / Op.74 No.1 〕/花飾り Op.73 No.1 /暗い炎 Op.73 No.2 / 前奏曲 Op.74 No.2 /不思議 Op.63 No.2 /ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30 ジェレミー・トンプソン(P) | ||
録音:2015年5月22日-23日、シャーロッツヴィル、ヴァージニア州、 US 。 アレキサンドル・スクリャービン(1872-1915)が亡くなる12日前に催したリサイタルの曲目を再現したCD 。ジェレミー・トンプソンは、カナダ、ニューブランズウィック州のディッパー・ハーバーの生まれ。技巧派のピアニストとして北米を中心に活躍している。 | ||
フルート、ヴィオラ、ハープのためのアメリカの三重奏曲集 スティーヴン・パウルス(1949-2014):小組曲(2007) / リビー・ラーセン(1950-):4楽章の三重奏曲(2006) アンドルー・ボイセン Jr. (1968-):美しく、甘く、繊細な(2006) ドナルド・ハリス(1931-2016):故郷からの手紙(2011, rev.2013) デイル・ウォーランド(1932-):起きよ、私の愛よ(2007) スティーヴン・メイン(1963-):コロンバス・トリプティック(2006) コスモス三重奏団[キャスリーン・ボースト・ジョーンズ(Fl) メアリー・E.M.ハリス(Va) ジーン・ノートン(Hp)] ルーシー・シェルトン、クリスティーン・モーティン(S) | ||
録音:時期未判明、ウェイグル・ホール、オハイオ州立大学。 これは現代音楽マニアよりも、フランス近現代室内楽がお好きな方に強くお勧めしたいCD 。米国の近現代の作曲家によるフルート、ヴィオラ、ハープの三重奏曲集。いずれの曲も美しくかつ新鮮さがあり、またヴァイオリンでなくヴィオラが用いられていることによってしっとりとした落ち着いた美しさが引き立っている。スティーヴン・パウルスの小組曲は、フランス印象派を思わせる華やかな美しさが魅力的。アンドルー・ボイセン・ジュニアの「美しく、甘く、繊細な」は、題名の通りの曲。フルートやハープに東洋音楽の影響が窺える。リビー・ラーセンの4楽章の三重奏曲は、題名どおり4つの楽章からなる14分の作品。ドナルド・ハリスの「家からの手紙」では、ジェレミー・グレイザーの詩をソプラノ二人が歌うが、この詩は音楽に合わせて後から作られたという珍しい作品。デイル・ウォーランドの「起きよ、私の愛よ」は、本来フルートとハープの伴奏でソプラノが歌う歌曲だが、ここではヴィオラが歌の旋律を奏でている。しみじみとした美しさに満ちている。スティーヴン・メインのコロンバス・トリプティックは、オハイオ州コロンバスにちなんだ三連画といった意味。急、緩、急の3楽章の作品で、とても楽しめる。全曲世界初録音と思われる。コスモス三重奏団は、コロンバス・プロムジカ室内o. のメンバーで2004年に結成されたフルート、ヴィオラ、ハープの三重奏団 | ||
ブライアン・ブク(1984-):弦楽四重奏のための作品集 川から星が流れてくる第6番/ハアザミの葉第6番/命と意見第7番/光景第1番/迷路と無限の形態第1番 デドラスSQ [キム・ミニョン、マティルダ・コール(Vn) ジェシカ・トンプソン(Va)トマス・クラインズ(Vc)] | ||
録音:2017年5月8日-9日、ニューヨーク。 米国の作曲家、ブライアン・ブクの弦楽四重奏作品集。いずれも世界初録音とされる。ブクはクラシック、ジャズ両面で活躍するピアニスト、作曲家。このCDに収録されている作品は現代的な影のある作風が特徴。ちなみに姓はBuchでブクと発音するらしい。デドラス四重奏団はヴァイオリニストのキム・ミニョンによって結成された弦楽四重奏団。2001年にバンフ国際弦楽四重奏コンクールで優勝している。 | ||
華やかな音楽でたたえよう ブリテン:この島国でOp.11 ヴォルフ:5つの歌 ラフマニノフ:5つの歌 ロベルト・ジェラルド:7つのスペイン民謡 R.シュトラウス:5つの歌/他 |
ベレニス・ブランソン(S) ナンシー・レヴゼン(P) マーク・デルプリオラ(G)他 |