AV-0001 (3CD) 廃盤 |
ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」(全3幕)
モニカ・バチェリ(A) トム・ランデル(T) エリーザベト・ノルベルク=シュルツ(S) グレアム・プシー(CT) アンナ・ボニタティバス(Ms) アントニオ・アベーテ(B) トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート | |
ジェーン・ピッカーリンジのリュート・ブック | ジェイコブ・ヘリングマン (リュート) | |
ジェーン・ピッカーリンジは17世紀に英国王室おかかえの音楽家だったという事実しか判明しておらず、そもそもリュート奏者だったのか、作曲家だったのかもはっきりしていないらしい。しかし1616年に当時巷に流布していたリュート作品を集大成した楽譜集を出版したものが残っており、これが「ピッカーリンジのリュート・ブック」である。当時のリュート作品を知る上で貴重な資料である。ここに取り上げられた30曲、ほとんどは作曲者不詳だが、ごく一部、ウィリアム・バード(1543−1623)やジョン・ダウランド(1563−1626)も含まれている。 演奏者のジェイコブ・ヘリングマンはアメリカ人で、1987年からはロンドンを拠点に活動している。Deccaに録音したバーバラ・ボニーとの共演アルバムなど、様々なレーベルに録音した多くのアルバムは欧米で高い評価を得ている。最近は自分でアンサンブルも結成しており、そのレパートリーにはシュトックハウゼンまで含まれているという。 | ||
フランク: 交響詩「プシケ」/交響曲 ニ短調 |
ヤン・ラタム=ケーニヒ指揮 ストラスブールpo. | |
1855年に創設という、ヨーロッパでも有数の歴史を持つストラスブールpo.。その指揮台に立ったのはプフィッツナー、マーラー、フルトヴェングラー、セル、ミュンシュ、クレンペラーと、蒼々たる顔ぶれが並ぶ。音盤の世界に復帰してくるのはかつて音楽監督をつとめていたグシュルバウアー以来のことだ。ラタム=ケーニヒが音楽監督に就任したのは1997年のことで、以来このコンビは絶好調と伝えられている。 | ||
アメリカン・フルート・ミュージック エルディン・バートン:ソナティナ(1947) アーロン・コープランド:デュオ(1971) ワルター・ピストン:ソナタ(1930) ベリル・ルービンシュタイン:ソナタ(1941) ローウェル・リーバーマン:ソナタ(1988) ジェニファー・ヒグドン:オータム・リフレクション(1994) |
ジェフリー・カーナー(Fl) ヒュー・サン(P) | |
ストコフスキ、オーマンディの時代から、フィラデルフィアo.の「首席フルート」とは笛吹きたちの間で常に畏敬の念を持って語られるポジションだという。いわばアメリカン・メジャーのステイタスなのだ。往年の名手ウィリアム・キンケード(つい先頃、木管五重奏の名演がBoston Recordsから復刻された)から、数えて何代目になるのかはわからないが、このジェフリー・カーナーが首席の座についたのは1990年。クリーヴランド管弦楽団からの移籍だった。 カーナーはPMFで日本に来たこともある。PMFのオーケストラ演奏会ではリーバーマンのフルート協奏曲でソロイストをつとめたのだが、唖然とする見事な演奏で、拍手喝采の嵐だったそうだ。ここではそのリーバーマンの「ソナタ」の方が取り上げられている。この曲、今、フルート・ソナタとしては人気赤丸急上昇で、日本の音大生の間でもスタンダードと化しつつある。それだけに、名手ケーナーのこの演奏に大きな注目が集まることは疑う余地のないところ。 | ||
スペイン宮廷の歌曲集 1470-1520 ルイス・デ・ナルバエス(1530-1550頃活動): ファンタジア/ラ・バハの定旋律によるコントラプント ファン・アンチエータ(1462-1523): 愛を抱きしめて眠ったの、お母さん ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃):ドゥランダルテ アントニオ・デ・カベソン:歌によるディフェレンシア フアン・デル・エンシーナ(1468-1529頃): 前奏/ビシャンリーコ「ああ悲しいこの身」/ ロマンス「私の自由はやすらぎの中に」 フランシスコ・デ・ラ・トレ(1483-1566活動):ラ・アルタ ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):ラ・スパーニャ 作曲者不詳:ラ・スパーニャ 他(全31曲) |
デュファイ・コレクティヴ | |
Chandosから6枚のCDをリリースしていたディファイ・コレクティヴがAVIEに移籍、これが最新録音となる。いつもながらの躍動感あふれる演奏は、Glossaなどのスペイン勢とはまた味わいが違う。 | ||
エロリン・ウォーレン: ダーヴィッシュ(チェロとピアノのための)/ 葬式の費用が上がるのが心配? (ソプラノと弦楽四重奏のための5つのシンプルな歌)/ ルイスのループ(トイ・ピアノのための)(*)/ 馬遊び(室内アンサンブルのための)/ われわれの生涯の間に(バリトンとテープのための)/ ガール・イン・マイ・アルファベット(2台のピアノのための) |
マーガレット・レン・タン (トイ・ピアノ;*) エロリン・ウォーレン& アンサンブルX フィリップ・ヘッドラム指揮 コンティニューム・アンサンブル | |
映画音楽、テレビのテーマなどで1990年代から頭角を現してきたエロリン・ウォーレンの作品集。チェロで浪々と悲歌を歌い上げるダーヴィッシュのような作品があるかと思えば、まるでポピュラー・ミュージックとバッハを足して2で割ったような「葬式の費用が上がるのが心配?」では打って変わった親しみやすいメロディアスな世界。これが同じ作曲家なのかと仰天必至。フィリップ・グラスばりのトイ・ピアノ(おもちゃのピアノ)作品ではPointやECMで活躍するマーガレット・レン・タン(トイ・ピアノを9台所有しているそうな)までひっぱり出し、ミニマルっぽいサウンドがきらびやかに鳴り響く。スピード感にあふれ、アクション映画にでも使えそうな「馬遊び」という曲も面白いが、傑作なのはボサノバのスタンダード・ナンバー「イパネマの娘」を、メシアン風(?)ピアノ二重奏に書き換えてしまった「ガール・イン・マイ・アルファベット」。しばし唖然・仰天の世界だ。このウォーレン、無限大のパレットを持つ人。 | ||
ジャック・イベール(1890-1962): 歌劇「ペルセウスとアンドロメダ」 |
アニック・マシス(S) フィリップ・ ルション(B-Br) ヤン・ブーロン(T) メラニー・ムッサイ(Ms) ジャン・ レイサム=ケーニグ指揮 ストラスブールpo. | |
管弦楽の名作「寄港地」や秀逸な「フルート協奏曲」で知られるジャック・イベール。彼のオペラ作品は全部で6作あるが、いずれもレコーディングの機会に恵まれない。初演時から成功し、作曲者存命中から都合1000回以上も上演された「アンジェリク」にしても、つい最近まで録音がなかった。イベールは、音楽とは他の芸術と密接に関わってしかるべきものだと考えていたという。演劇にのめり込み、舞台俳優を目指したこともあるイベールにとって劇場作品はまさにその考えを実践していた場であるにも関わらす、その復権はまだまだこれからのようだ。過去のものも含めて各国のカタログを繰ってみたが、このオペラ、どうもこれまで録音されたことがない模様。 歌劇場でオケピットにも入るストラスブールpo.にレイサム・ケーニグが音楽監督として就任したのは1997/98年のシーズンからだが、以来このコンビ、非常に好調と伝えられる。まさに現代フランスの洗練の極をゆく演奏であることは、一聴しただけですぐわかる。「ダフニス」ばりの女声によるヴォカリーズを効果的に用いた序奏から、一気に聴き手を幻想の世界に導いてくれる。フランス音楽ファン必聴のCD。 | ||
創造の足跡 1918-1938 〜二大世界大戦間のヴァイオリンとピアノのための音楽 ハンス・ガル(1890-1987): ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 二調(1933)(*) カロル・ラートハウス(1895-1954): 組曲 Op.27(1927)(*) フレデリック・ロッセ(1867-1940)/ アルバート・サモンズ編曲: 組曲「ヴェニスの商人」(1905/192編曲)(*) エーリッヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト (1897-1957):組曲「空騒ぎ」Op.11(1920) ウィリアム・ウォルトン(1902-1983): トッカータ(1922-1923;完全版)(*) アドルフ・ブッシュ(1890-1951): ヴァイオリンとピアノのための 組曲 ト短調 Op.38(1927)(*) エゴン・ヴェレス(1885-1974): ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.56 (1937/1957改訂)(*) クルト・ヴァイル(1900-1950)/ シュテファン・フランクル編曲: 「三文オペラ」からの7つの小品(1930) アイヴァー・ガーニー(1890-1987): りんご園/スケルツォ(*) |
デイヴィッド・ フルワーズ(Vn) ヘンリー・ シグフリッソン(P) | |
(*)は世界初録音。ここに収録された作曲家9人というのは、脈絡なく集められたのではなく、それぞれ「友達の友達」とでもいおうか、いろいろつながりがあるのが興味深い。オールド・ファンには懐かしいアドルフ・ブッシュが1927年に書いた「組曲」はこれが初録音。その他コルンゴルト、ウォルトン、ヴァイルといった有名どころは当然ながら、とにかく、初録音となった6作品が散らす個性が凄い。「創造の足跡」という看板に偽りなしである。特に、マーラー、ブルックナーから影響を受け、シェーンベルクに学んだというヴェレスの組曲は、今までどうして演奏・録音されてこなかったのかが不思議。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番の第1楽章のように、作曲家の暗部がネチネチさらけだされている。 そして、これらの作品の評価向上に大きく貢献したのが、演奏者デイヴィッド・フルワーズだ。オーストリアで生まれた彼は、幼い頃からザルツブルク・モーツァルテウムでルッジェーロ・リッチに師事、1990年からはドイツでザハール・ブロンに学んだ。ブロン仕込みのカロリー消費の高い節回しも魅力だが、たとえば「三文オペラ」冒頭の重音部分での色彩の描き分け方は何気なさを装いながら極めて正確で繊細、またヴェレスでは精神性の深さを見せ付け、どこを取っても大物感を漂わせている。なお、彼の使用楽器は1715年製のカルロ・ベルゴンツィ。 | ||
オーロラ〜オペラ・アリア集 パニッツァ:「オーロラ」、ベッリーニ:「ノルマ」 ヴェルディ:「海賊」「ルイザ・ミラー」、 マイアベーア:「アフリカの女」、 ボーイト:「メフィストーフェレ」、 ポンキエッリ:「ラ・ジョコンダ」、 マスカーニ:「友人フリッツ」、 ジョルダーノ:「シベリア」から レコーディング・バックステージ (ボーナス・トラック) |
ホセ・クーラ(T)指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
現在世界最高のテノールの一人、ホセ・クーラが設立した自主レーベル、"Cuibar" からの発売盤。AVIEを通じて世界配給されている。 このアルバム、すべてスタジオ・セッションにより、万全を期してレコーディングされた。 | ||
リュート奏者の芸術 トマス・クレキヨン/ ヴァレンティン・バクファーク編曲:陽気な羊飼い ジャック・アルカデルト/ ヴァレンティン・バクファーク編曲: Si grand e la pieta マテウス・ヴァイセル:ポーランドの踊り ルイス・ミラン: ファンタジア(第31番)/パヴァーヌ(第1番) パヴァーヌ(第6番)/ファンタジア(第14番) ファンタジア(第12番) ハンス・ゲール/ ハンス・ノイジードラー編曲:スカラメッラ ジョスカン・デ・プレ/ アルベルト・ダ・リパ編曲:祝されり、天の元后 ジョスカン・デ・プレ/ ミゲル・デ・フエンリャーナ編曲:キリスト ジョスカン・デ・プレ/ ルイス・デ・ナルバエス編曲:何という悲しみ アンソニー・ホルボーン: ガリアルド「The fairy-rownde」/ パヴァーン「Heres paternus」/ ガリアルド「Responce」/ホーンパイプ ジョスカン・デ・プレ/ ヴァレンティン・バクファーク編曲: Non accedat ad te malum マテウス・ヴァイゼル: ポーランド舞曲(3曲)/幻想曲(第9番) ルイス・ミラン:ティエント第4番 アロンソ・ムダラ: ファンタジア/ティエント/ファンタジア(3曲) ジョスカン・デ・プレ/ ハンス・ノイジードラー編曲: さようなら、愛しき人よ ジョスカン・デ・プレ/ サイモン・ジンツラー編曲:アヴェ・マリア |
ジェイコブ・ヘリングマン (リュート[6、7コース]、 ビウエラ、チターン、 ルネサンスG) | |
前作「ジェーン・ピッカーリンジのリュート・ブック」(AV-0002)が好評だったリュート&ギター奏者、ジェイコブ・ヘリングマンの2作目。ジョスカン・デ・プレの歌曲のギター編曲版の演奏がおさめられている。時代楽器の雅な響きが聴き手を悦楽の境地へと誘う。 | ||
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955): ピアノのための組曲第1番 ト短調 (古風な形式による組曲)Op.3 同第2番 ニ長調 Op.10/同第3番(即興的小品集) |
ルイザ・ボラック(P) | |
AV-0012 (HYBRID_SACD) 廃盤 | ||
「ルーマニア狂詩曲」という有名曲があるにもかかわらず、まだまだ日本ではティボーと並ぶ戦前のヴァイオリンの巨匠というイメージが強いエネスコだが、作曲もヴァイオリン演奏以上に当代一流であったことをあらためて認識させてくれるのがこのディスク。この3曲の組曲を並べて聴くと、そのスタイルのあまりの違いに驚かされること必至。第1番は曲のサブタイトル通り、エネスコが生涯愛したバッハへのオマージュとでもいうべきもの。すばらしいフーガが聴ける第2楽章と第4楽章など、バッハ本人がエネスコに乗り移ったかのようなすばらしい着想と展開がある。この曲を聴いていると、どうしてもあの歴史的な録音たる無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを弾くエネスコのかつての姿がダブってしまう。第2番はバロックの形式(トッカータ、サラバンド、パヴァーヌ、ブーレ)を借りながらも、聴感上はショパンとしか思えない内省的世界。第3組曲はこれまた打って変わってフランス印象派の世界。ドビュッシー、ラヴェルへの思いが投影された作品だ。 エネスコと同郷のルーマニア生まれのピアニスト、ルイザ・ボラックのデビュー盤。 | ||
世界最初のピアノ協奏曲集 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782): ピアノ協奏曲 変ホ長調Op.7 No.5(1770) カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787): ピアノ協奏曲 変ロ長調Op.11 No.2(1774 ヨハン・クリスティアン・バッハ: ピアノ協奏曲ト長調Op.7 No.6(1770) ヨハン・クリスティアン・バッハ/ モーツァルト編曲: 3つの(3楽章の)ピアノ協奏曲 K.107(1772) フィリップ・ヘイズ(1738-1797): ピアノ協奏曲イ長調(1769) ジェイムズ・フック: ピアノ協奏曲 ニ長調Op.1 No.5 |
デイヴィッド・ノリス (スクエア・ピアノ) ソネリー(トリオ・ソネリー) [モニカ・ハジェット、 エミリア・ベンジャミン(Vn) ジョゼフ・クロウチ(Vc)] | |
ピアノ協奏曲として音楽史上最も初期に現れた作品を集めた好企画。ツンベのスクエア・ピアノのレプリカが用いられている。1756年、七年戦争が勃発したため、
ドイツのピアノメーカーのほとんどがイギリスに移った。J.S.バッハとの交流で知られるジルバーマンの弟子だったヨハネス・ツンベもロンドンに移住、その後彼は、クラヴィコードの流れを継承して、
クラヴィコードにハンマーアクションを装置したスクエア・ピアノを制作した。
ピアノを初めてソロ楽器として1786年に公開演奏したのは、J.C.バッハ(J.S.バッハの息子)であったが、そのとき使われたのがこのスクエア・ピアノであった。 通常「チェンバロ協奏曲」として認識されているモーツァルトのK.107はJ.C.バッハのソナタOp.5 No.3からの編曲。となるとこれはこの演奏の通り、スクエア・ピアノで聴くのが正しいのかもしれない。 ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックで教鞭をとるデイヴィッド・ノリスの、スクエア・ピアノの繊細な音色を生かしたみごとな演奏が聴き手を魅了する。名手モニカ・ハジェット率いるアンサンブル、ソネリーが共演。 | ||
デュファイ・コレクティヴ・ 15+3/4周年アニヴァーサリー ア・レスタンピーダ〜中世の舞曲集 13世紀フランス:ダンス・リール 12世紀イギリス:イングランドの舞曲 13世紀フランス: エスタンピー・リール/ラ・セステ エスタンピー・リール/ラ・クァルテ エスタンピー・リール/ラ・セティメ 14世紀イギリス: エスタンピー(ロバーツブリッジの写本) 14世紀イタリア: コミンキアメント・ディ・ギィオイーア トリスターノの嘆き/ラ・ロッタ 恋の踊り/トロート/サルタレッロ ラ・マンフレディーナ/ マンフレディーナのロッタ/サルタレッロ |
デュファイ・コレクティヴ [ポール・ベヴァン (ホイッスル/スライドTp/ パイプ&タボール/Perc) ジャイルズ・レウィン (ヴィエーレ/レベック/ バグパイプ/ショーム/ パイプ&タボール) ウィリアム・ライアンズ (笛/ショーム/リコーダー/ バグパイプ/シンフォニー/ パイプ&タボール/Perc) スーザン・ペル (ヴィエーレ/Perc) ピーター・スクース (Org/Hp/Perc) ラファエル・ミズラーキ (ウード/ヴィエーレ/ ダルシマー/ギターン/ Perc)] | |
録音:1991年。 Chandosにも多くの録音があるイギリスの古楽アンサンブル、デュファイ・コレクティヴの幻のデビュー盤で、Continuumレーベルから発売されていたもの。このグループの結成15+3/4周年(?かなりオフザケが入っている)を記念してのリリース。演奏はリズミカルでとても愉しげ。イギリス版タブラトゥーラ? いえいえ、録音年代を見てもわかるようにこっちの方が本家です。(と輸入元は紹介しているが、タブラトゥーラは1984年の結成の先輩格である。) | ||
イギリスのフルート音楽 エドウィン・ヨーク・ボウエン(1884-1961): フルートとピアノのためのソナタ Op.120 レノックス・バークリー: フルートとピアノのためのソナチネ マルコム・アーノルド: フルートとピアノのためのソナタ Op.121 ニコラス・モー:フルートとピアノのためのソナチネ イアン・ハミルトン:春の日々 デイヴィッド・マシューズ: フルートとピアノのためのデュエット変奏曲 |
ジェフリー・カーナー(Fl) チャールズ・ アブラモヴィッチ(P) | |
アメリカン・フルーティストとして最もステイタスの高いフィラデルフィアo.のポジションにいるカーナーの前作「アメリカ篇」(AV-0004)に引き続いての第2弾。有名ではあるが、あまりの難易度の高さにゴールウェイ以外ほとんど手を付けてこなかったマルコム・アーノルドのソナタを筆頭に、またまた注目作がずらりと並ぶ。ヨーク・ボウエンは生前はピアニストとして高名だった人物で、その活動最盛期は両大戦間だった。好事家にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を世界で最初にレコーディングした人として記憶されているが、その作曲の手腕も並々ならぬものがある。我こそはエルガーの後継者たらんとする意欲がみなぎる交響曲第2番は、最近ダグラス・ボストックによる初録音で注目されたばかり。ヨーク・ボウエン・ルネッサンスは、このディスクの登場により、さらに器楽作品にまで広がることになるだろう。ニコラス・モーはサイモン・ラトルの「オデッセイ」、ベル&ノリントンのヴァイオリン協奏曲などのメジャー録音で注目された作曲家だ。バークリーのソナタも注目。プーランクのフルート・ソナタを管弦楽版編曲した人として認知されているだけに、近代フルートの技巧を駆使して書かれたソナタに理想的な名演が誕生したことを喜びたい。 カーナーのテクニックはひたすら圧巻、しばし呆然とすること必至。 | ||
AV-0017 廃盤 |
リヒャルト・シュトラウス: 交響詩「英雄の生涯」Op.40(*)/ メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作) |
四方恭子(Vn;*) セミヨン・ビシュコフ指揮 WDRso.(ケルン放送so.) |
MAV-0017 国内仕様盤 廃盤 | ||
ピゼンデル氏のために〜ヴィルトゥオーゾ・ バロック・ヴァイオリン・ソナタ集 ヴィヴァルディ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 「ヴィヴァルディから ムッシュー・ピゼンデルのために」RV.6 アルビノーニ(1671−1751): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 So.32 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 アルビノーニ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 So.33 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 ヴィヴァルディ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 「ヴィヴァルディから ムッシュー・ピゼンデルのために」RV.2 ヴィヴァルディまたはピゼンデル: ヴァイオリンと通奏低音のための サラバンド ハ長調 |
ラ・セレニッシマ [エイドリアン・ チャンドラー(Vn) ガレス・ディーツ(Vc) ロバート・ハワース (Cemb)] | |
ヴァイオリン名手が多く輩出したバロック時代、特にドイツで一頭飛び抜けた存在だったのが、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル)だったといわれている。クヴァンツやハッセ、テレマンとも親交があったピゼンデルだが、特に関係が深かったのはヴィヴァルディで、ピゼンデルが作曲をヴィヴァルディに師事し、ヴィヴァルディは作品をピゼンデルに提供する、という相互供与の間柄だったという。このアルバムではヴィヴァルディの他、アルビノーニがピゼンデルに献呈した作品を加え、さらにピゼンデル自身の曲もおさめらている。 これはイギリスの若手ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーが率いるラ・セレニッシマのデビュー・アルバム。チャンドラーはこれまでピケットが率いるミュージシャンズ・オヴ・ザ・グローヴや、ガブリエリ・プレイヤーズ、ニュー・ロンドン・コンソートなどといった気鋭の古楽団体で活躍した後、このグループを旗揚げした。今回はトリオ・ソナタ編成の曲ばかりだが、コンチェルトのような編成にも対応可能なアンサンブルで、通常はヴィヴァルディ「四季」などもレパートリーに入れているという。 | ||
AV-0019 (2CD) 廃盤 |
マーラー:交響曲第3番 ヨーク・ヘラー:永遠の日 |
マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルン放送so.&cho. |
MAV-0019 (2CD) 国内仕様盤 廃盤 | ||
AV-0020 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調Op.60「レニングラード」 |
セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルン放送so. |
MAV-0020 国内仕様盤 廃盤 | ||
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲 [第1番−第6番 BWV.1007-1012] |
フェーベ・カライ(バロックVc) | |
"Crear Classics" シリーズ。フェーベ・カライはアメリカ・ボストン生まれのバロック・チェリスト。ザルツブルクでアーノンクールについて学び、1983年からムジカ・アンティクワ・ケルンに在籍。現在はアメリカに戻り、マギーガン&フィルハーモニア・バロック管弦楽団など、多くのアンサンブルと共演し、活躍している。楽器は1690年イタリア製の逸品(作者は不明)。これが実にいい音で、雰囲気抜群の演奏に仕上がっている。 | ||
ラフマニノフ: 交響曲第2番 ホ短調 Op.27(完全版) |
ホセ・クーラ指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア | |
ホセ・クーラが設立した自主レーベル、"Cuibar" からの発売盤。クーラが指揮するシンフォニー。ラフマニノフの優雅な旋律を強烈なカンタービレで響かせまくるのはさすがクーラ。こだわりの「完全版」での録音。 | ||
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ ショスタコーヴィチ:19の前奏曲(Op.34より) プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調Op.80 |
カイ・グレウスティーン(Vn) キャスリン・オルドロネウ(P) | |
"Crear Classics" シリーズ。"Crear Classics" のクリアとは、スコットランド西海岸の芸術スタジオのことで、レコーディング、リハーサルなど、様々な用途に使えるオープン・スペースとのこと。スコットランドの雄大な大自然に囲まれた長期滞在型スタジオで、ここで生まれる自由でのびのびとした音楽をリリースしてゆく。カイ・グレウスティーンはカナダ生まれの期待の新人で、ドロシー・ディレイやミルシテインについて学んだ逸材。アスペン音楽祭などでも活躍中。 | ||
佐藤聰明(1947-):歪んだ時の鳥たち II ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ オリヴィエ・メシアン(1908-1992):主題と変奏 武満徹(1930-1996):妖精の距離 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ |
アン・アキコ・マイヤーズ(Vn) リ・ジャン(P) | |
録音:2002年8月27-28日、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール。解説:リチャード・ランガム・スミス(国内盤のみ、訳:SOREL)。 カリフォルニアでアメリカ人と日本人の両親の間に生まれ、ジュリアードで名教師ドロシー・ディレイに師事、その後はメジャー・オーケストラのソロイストからリサイタルまで、世界を舞台に活躍するアン・アキコ・マイヤーズのAVIE移籍第1弾だったもの。BMGなどに多くの録音があるマイヤーズだが、自身の「ルーツ」でもある日本のヴァイオリン作品を録音するのは、アレンジ作品をのぞけばこれが初めて。また、フランスのヴァイオリン作品群はマイヤーズのレパートリーの根幹をなすもののひとつであり、これまでにもフォーレ、フランク、サン=サーンスのソナタなどがレコーディング済みだったが、なぜかラヴェル、ドビュッシーの2大ソナタはまだだったようだ。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第18番 ヘ長調 K.533+494/ 第15番(ソナチネ)ハ長調 K.545/ 第16番 変ロ長調 K.570/第17番 ニ長調 K.576 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
ドイツ・リートの巨匠エルンスト・ヘフリガーの息子でピアニストのアンドレアスがAVIEデビュー。これまでDeccaにタカーチSQとの共演でシューベルトの「鱒」などを録音していたが、本格的なソロ録音はそう多くなかっただけに、ファンには朗報といえそう。すでに度重なる在京オーケストラへの客演もあって、日本の聴衆にはお馴染みの存在になっているアンドレアス。彼のモーツァルトは1999年3月紀尾井シンフォニエッタ定期で協奏曲第27番が披露されている。 | ||
マグダレーナ〜 マグダラのマリアのための中世の歌(11-14世紀) (全24曲) |
ジョグラレサ [ベリンダ・サイクス(歌、 アンサンブル・リーダー) ジェニー・キャシディー、 カイトリーナ・オレイリー、 デシスラヴァ・ ステファノヴァ(歌) ベン・デイヴィス (中世フィドル) リッカルド・デルフィーノ (中世ハープ、 ハーディ=ガーディ、歌)] | |
3世紀にわたる「マグダラのマリア」を歌った世俗歌曲(ほとんど作曲者不詳)を集めたもの。イギリスのアンサンブル「ジョグラレサ」はこのプログラムで評判をとった。活気に満ちた器楽とリズカルに歌う声楽陣との掛け合いが愉しい。 | ||
フランスのフルート音楽 ピエール=マックス・デュボワ(1930-1995): フルート・ソナタ フィリップ・ゴーベール(1879-1941): フルート・ソナタ イ長調 フォーレ:フルートとピアノのための幻想曲 アレクサンドル・タンスマン(1897-1986): フルートとピアノのためのソナティネ フランシス・プーランク(1899-1963): フルート・ソナタ ピエール・サンカン(1916-): フルートとピアノのためのソナティネ ドビュッシー:シランクス |
ジェフリー・カーナー(Fl) ヒュー・スン(P) | |
アメリカ合衆国においては「管楽器に関して言うと、ソロイストになるよりも一流の楽団のトップに座ることをもって階層構造の頂点に達したとみなされる」(音楽ライター、木幡一誠氏)といわれる。フィラデルフィア管弦楽団の首席がその「頂点」の座の一つであることは言うまでもない。音色、テクニック、音楽性が有機的に絡み合うカーナーのフルートは一般人がこの楽器に抱くイメージさえをも遙かに上回り、圧倒的な存在感を持つ。これまでの「アメリカ篇」「イギリス篇」に続く国別シリーズは、遂にヴィトゥオーゾ・スタイル・フルート発祥の地、フランスに到達。名フルーティストの一大供給地たるパリ音楽院の試験のために生み出された曲の数々は、その豊かな楽想が、一般の音楽ファンのハートまでつかみ、今や欠かせない人類共通の財産だ。それを当代一流のフルーティストで聴く贅沢。 | ||
ヘンデル:オックスフォードの水上の音楽 ヘンデル:トリオ・ソナタ ト長調Op.5 No.4 ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764): 「易しい音楽の気晴らし:第1集 ニ長調 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713): トリオ・ソナタ ト長調Op.2 No.12〜チャッコーナ トリオ・ソナタ ハ長調Op.1 No.7 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762): ソナタ第5番 イ短調 ヘンデル/タティー・テオ編纂: 「オックスフォードの水上の音楽」組曲 [ヘ長調/ト短調/ニ長調] トリオ・ソナタ 変ロ長調Op.2 No.3 |
ブルック・ストリート・バンド | |
ロンドンに誕生した女性だけの古楽アンサンブル、ブルック・ストリート・バンド。その名前の由来はヘンデル時代にさかのぼる。ヘンデルが居住して作曲していたロンドンの通りの名前だ。クラシック放送専門のBBCラジオ3から新進演奏家賞を受賞し、AVIEからのデビューとなった。18世紀音楽を専門とするアンサンブルとしては注目株の団体で、リーダーでチェリストのタティー・テオのもと、若々しいアンサンブルを聴かせてくれる。 この「水上の音楽」の小編成組曲はヘンデルが1917-1919年キャノンのシャンドス男爵邸で仕事をしていたときにかかれたものと推定されている。オックスフォードのキリスト教会のライブラリーから発見されたもので、最初の出版はヘンデル協会のドナルド・バロウズによってなされている。この演奏用の版はタティー・テオが自ら編纂したものである。ヘンデル自筆のスコアがまったく残っていない「水上の音楽」の新たな解釈として注目に値する企画の登場。なんと5人での演奏。 | ||
シューマン:ピアノ作品集 蝶々Op.2/ダヴィット同盟舞曲集Op.6/ 森の情景Op.82/ 君に捧ぐOp.25 No.1(リスト編曲 S.566 No.1)/ 春の夜Op.39 No.12(リスト編曲 S.568 No.12)/ 幻想小曲集Op.12/アラベスクOp.18/ クライスレリアーナOp.16 |
レオン・マッコーリー(P) | |
ウィーンの国際ベートーヴェン・コンクール第1位、リーズ国際ピアノ・コンクールで第2位になるなど、イギリスのピアニストの中では特ドイツ=オーストリア系レパートリーに定評あるピアニスト、レオン・マッコーリーのAVIEへのデビュー・ディスク。すでにVirginやASVに録音があり、それらはBBCミュージック・マガジンでの5つ星の評価など、高評価続出。 | ||
ロレイン・ハント・リーバーソン、ヘンデルを歌う ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759): オラトリオ「テオドーラ」HWV.68、 カンタータ「ルクレツィア」HWV.145、 歌劇「セルセ」HWV.40 からのアリアとレチタティーヴォ |
ロレイン・ハント・リーバーソン(Ms) ハリー・ビケット(Cemb/Org)指揮 エイジ・オヴ・エンライトゥンメントo. | |
イギリスで大ブレイクのメゾといえば、今やこの人! まだ発足して数年のAVIEだが、初回からこんなにブレイクしたアルバムはないというくらいのすさまじい人気だという。彼女の前作であるバッハ:カンタータ集(Nonesuch)もアメリカ&イギリスでチャート・インしたというが、今回はそれ以上の反響らしい。確かに、アリア〈オンブラ・マイ・フ〉だけをとっても、その骨太の歌唱はこれまでのどんな歌手とも似つかない、雄大なスケールを感じさせる。 | ||
アルカディアのヴィヴァルディ〜 協奏曲とアリア集 ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリンと 2つのチェロのための協奏曲ト長調 RV.575/ 協奏曲 ニ長調「ラ・パストレッラ」RV.95/ 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV.551/ 歌劇「テンペのドリッラ」RV.709〜アリア集(*)/ 4つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV.553/ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 RV.520/ 2つのヴァイオリンと 2つのチェロのための協奏曲 ニ長調 RV.564 |
ムハイリ・ローソン(S;*) エイドリアン・チャンドラー (Vn)指揮 ラ・セレニッシマ | |
アルカディア(理想郷)を描いたのが「パストラル(田園曲)」といわれるが、ヴィヴァルディの作品の中からそれに当てはまるものを抜き出してコレクションしたコンセプト・アルバム。エイドリアン・チャンドラー率いるセレニッシマは1994年にヴィヴァルディのセレナータ「セーヌの祭典(La Sena Festeggiante)」RV.693を演奏するために結成された団体。その後、今日も着々と研究が進むヴィヴァルディのオペラ作品や協奏曲などを次々とイギリス初演し、注目を浴びている。いわば英国の新時代のヴィヴァルディ演奏におけるパイオニア的役割を担う団体である。 | ||
ヘンデル:トリオ・ソナタ集Op.2(全6曲) | ソネリー [モニカ・ハジェット(Vn) エミリア・ベンジャミン(Vn) ジョゼフ・クラウチ(Vc) マシュー・ホールズ (Cemb、Org)] ウィルベルト・ハーゼルゼット (Fl-tr) | |
英古楽界の大御所ヴァイオリニスト、モニカ・ハジェットが主宰する室内楽団体ソネリー。ベンジャミンとハーゼルゼットは第1番のソナタのみの参加。 | ||
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集 マルセル・ランケテュイ(1894-1985):トッカータ ジョゼフ・ブノワ(1884-1918):コラール嬰ヘ長調 アンリ・ムレ(1884-1918):ロザス ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953): ソナタ・エロイカOp.94 ヨーク・ボウエン(1884-1961):メロディ ト短調 他(全8曲) |
ジェーン・ パーカー=スミス(Org) | |
モーツァルト:管楽器のための協奏曲集 クラリネット協奏曲 イ長調K.622/ クラリネット、オーボエ、ホルン、 ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調K.297b(*)/ オーボエ協奏曲 ハ長調K.314/ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191/ ホルン協奏曲第4番 変ホ長調K.495(#) |
アンソニー・パイク(Cl) ジョン・アンダーソン(Ob) ジョン・トールグッド(Hr;*) ジュリー・プライス(Fg) リチャード・ベリー(Hr;#) ラルフ・ゴトーニ指揮 イギリス室内o. | |
古くはベンジャミン・ブリテンと、最近では内田光子やペライヤと歴史的なモーツァルト・レコーディングを行ってきたイギリス室内管弦楽団の最新フォームを伝える一枚。ソロイストはすべてオーケストラの自前のメンバーである。新生イギリス室内管弦楽団を率いるのは、ピアニストとしてシベリウスのピアノ作品全集まで録音しているラルフ・ゴトーニ。 | ||
シエナ・リュート・ブック フランチェスコ・ダ・パリージ(16c.)、 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543)、 ファブリツィオ・デンティス(c.1539?-1581)、 ペリーノ・フィオレンティーノ(1523-1552)、 ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ(1498-1561)、 グイド・セヴェリーノ(16c.) のファンタジア、リチェルカータ、ガリアルダ集 |
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート) | |
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45 ドヴォルザーク: ヴァイオリン・ソナタ ト長調 B.183(Op.100) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
カイ・グルースティーン(Vn) キャスリーン・オルドロノー(P) | |
ハインリヒ・イグナーツ・ フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ (全曲+物語朗読) |
パヴロ・ベズノシウク(Vn) デイヴィッド・ロブロウ(Cemb) ポーラ・シャトーネウフ (テオルボ/アーチリュート) リチャード・タニクリフェ (ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ) ティモシー・ウェスト(朗読) | |
新機軸! ストーリー朗読トラック付きの「ロザリオ」 ビーバー(1644-1704)は当時、ドイツ圏で最高の技術を誇るヴァイオリニストだったという。「ミステリアス・ソナタ」とか「ロザリオのソナタ」、さらに「ローセンクランツ」と様々な名前で呼ばれているこの曲は、ビーバーの代表作。キリスト誕生から処刑に至るまでの喜び、栄光、安らぎ、神秘、悲しみといった、あらゆる感情を表現した15のソナタから成り立っている。いわば器楽版「マタイ受難曲」と形容していいような規模を持つ大作。抜粋で演奏されることも多い。これをナレーション付きで演奏するという試み。映画「ジャッカルの日」などに出演していたイギリス演劇界の大ヴェテラン俳優ティモシー・ウェストが味わい深い語りを聞かせてくれる(英語)。 | ||
平和〜われらの時代の合唱アルバム トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、大いなる神秘 ランダル・トンプソン:アレルヤ ラフマニノフ: スモレンスキーを記念する夕べのミサ Op.37 モーテン・ラウリセン:おお、大いなる神秘 サミュエル・バーバー:アニュス・デイ ジョン・タヴナー:アテネの歌 アルノルト・シェーンベルク:地には平和を Op.13 ヘンリク・ミコワイ・グレツキ:すべて御身に ディーリアス:夏の夜、水の上にて歌える エルガー(J.キャメロン編曲): ルクス・エテルナ(ニムロッド) |
グラント・ルウェリン指揮 ヘンデル&ハイドン協会cho. | |
ベートーヴェン: 交響曲第2番 ニ長調Op.36/交響曲第5番 ハ短調「運命」Op.67 |
ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
かつて、アバドの下、ヨーロッパ室内管弦楽団の木管セクションの要たるオーボエ奏者としてその名を馳せたダグラス・ボイドだが、なんと今はフルタイムの指揮者となって、マンチェスター・カメラータの音楽監督だというから大したもの。いわゆる「モダン=ピリオド」のアプローチ。第2番など、これまで聴いたことがないほどこぢんまりした編成。オーケストラの名前の通り、まさに「室内楽」している演奏である。 | ||
パースペクティヴ 1 シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537 トマス・アデス(1971-): ダークネス・ヴィジブル(1992) モーツァルト: ピアノ・ソナタ第17番(旧16番)変ロ長調 K.570 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
名歌手エルンスト・ヘフリガーの息子アンドレアス。ウィーン古典派作品にラトルの秘蔵っ子作曲家アデスの作品が挟まれている。 | ||
ショート・ストーリーズ ジョージ・ガーシュウィン:ショート・ストーリー イェネー・フバイ:ボレロOp.51-3(*) ラヴェル:ハバネラの形式による小品 クルト・ワイル:タンゴ・ハバネラ「ユーカリ」(*) エフレム・ジンバリスト: 「サラサテーナからのタンゴ」組曲(*) アレクサンドル・グラズノフ:ワルツOp.42-3(*) ヘンリク・ヴィニアエフスキ:東洋風ファンタジア(*) ヨゼフ・アクロン:愛の献呈Op.51(*) オヴィデ・ムーシン:演奏会用マズルカ(*) ハンス・シット:ボレロOp.95-12(*) フレデリック・ショパン:マズルカ イ短調 イザーク・アルベニス:タンゴOp.165 セルゲイ・ラフマニノフ:ダンス・ツィガーヌOp.6 フレデリック・ショパン:ワルツ イ短調Op.34-2 アンリ・ヴュータン:3つの小品Op.40 |
デイヴィッド・フルワーズ(Vn) ヘンリー・シグフリッソン(P) | |
(*)は世界初録音。デビュー作「二大世界大戦間のヴァイオリンとピアノのための音楽」(AV-0009)がヴァイオリン・ファンの話題をさらったフルワーズの第2弾。今回もとても一筋縄ではいかない小品集である。前回同様、世界初録音が多数というのは、ヴァイオリン小品集としては異例のことだろう。 デイヴィッド・フルワーズは、幼少時代からザルツブルク・モーツァルテウムでルッジェーロ・リッチに師事、1990年からはドイツでザハール・ブロンに学んだ。ブロン仕込みのカロリー高い節回しが魅力。なお、彼の使用楽器は、前作では1715年製のカルロ・ベルゴンツィだったが、今回はオーストリア国立銀行から貸し出されたストラディヴァリウスの銘器「エクス=ブリュストレイン」である。ピアノはベーゼンドルファーが用いられている。 | ||
AV-0043 廃盤 |
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975): 交響曲第8番 ハ短調Op.65 |
セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルンWDRso. |
OAV-0043 国内仕様盤 廃盤 | ||
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912): ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.80(*) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53 |
フィリップ・グラファン(Vn) ミヒャエル・ハンキンソン指揮 ヨハネスブルクpo. | |
(*)世界初録音。 わずか13歳でパリ音楽院を卒業した逸材フィリップ・グラファン。コールリッジ=テイラーはイングランドの作曲家だが、1900年にアメリカを初訪問、アフロ=アメリカンやアメリカ= インディアンの音楽に触発されて書いた作品が多くあるという。つまりドヴォルザークとの カップリングはアメリカ繋がりというわけだ。 | ||
私の裕福なご婦人 ロバート・ジョーンズ(1597頃-1615頃活動): 彼は行く、そして夜がくる ジョン・ダウランド(1563頃-1626): ダウランド氏の夜更け/私の裕福な婦人のガリアード/ 呼んだら来ておくれ ウィリアム・バード(1540頃-1623): 銀のように美しい顔を泣きはらし/外の野原へ ジョン・コプラリオ(?-1626):葬送の涙 他(全24曲) |
エミリー・ヴァン・エヴェラ (S、リコーダー) クリストファー・モロンギエロ(リュート) キャロライン・トレヴァー(A) ジョン・ポッター、 ダニエル・ノーマン(T) マイケル・ドーア(B) スザンナ・ペル、 スザンヌ・ハインリヒ、 リチャード・キャンベル、市瀬礼子、 モリカワ・アサコ(ヴィオル) リンダ・セイス (バス・リュート&バンドラ) ジェイコブ・ヘリングマン(シターン) ルーシー・カロラン(ヴァージナル) | |
ルネサンスのレパートリーの広さやその歌声が国際的に評価されているソプラノ、エミリー・ヴァン・エヴェラを中心とした歌手、古楽器奏者たちによるエリザベス朝時代のイギリスの作曲家、作曲者不詳の作品を集めたアルバム。70ページ以上にも及ぶブックレット付き。 | ||
地上の楽園 バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョ) デュリュフレ:「レクイエム」より[永久の安息を/キリエ] アイヴズ:詩篇第90番 バーンスタイン:「チチェスター詩篇」〜詩篇第23番 ストラヴィンスキー:クレド/主の祈り ヴォーン・ウィリアムズ:「5つの神秘的な歌」より [愛はようこそと言った/使命] ヴェルディ:「4つの聖歌」〜アヴェ・マリア シェーンベルク:地には平和を |
ジョゼフ・フルーマーフェルト指揮 ウェストミンスターcho. | |
録音:2001年-2003年。 冒頭のバーバーの崇高なまでの美しさは格別で、合唱王国イギリスならでは。 | ||
モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー補完版)(*) フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー(1766-1803): レクイエム(+) |
マリア・イェッテ(S) ジェニファー・ラーモア(Ms) ジェイムズ・テイラー(T) エリック・オーエンス(B) アンドレアス・デルフス指揮(*) アントン・アームストロング指揮(+) セントポールco.(*) セントオラフo.(+) 同cho. | |
録音:2003年、ミネソタ州セントポール、ライヴ録音(*)/2004年、ミネソタ、セントアンドルース教会(+)。 「モーツァルトのレクイエムの補筆完成者」、「モーツァルトの弟子」として世界中で認知され、レクイエムの補筆完成版で常に議論の的となっているジュスマイヤー。名前は広く知られているにも関わらずその作品についてはほとんど知られていないジュスマイヤーだが、今回自作のレクイエム(演奏時間約18分)がAvieから登場。モーツァルトのレクイエムとのカップリングであり、師弟のレクイエムの聴き比べ、補筆部分と自作の比較など様々な要素を持った注目盤である。 | ||
A.スカルラッティ(1660-1725): 聖チェチーリアの晩課 ニシ・ドミヌス サルヴェ・レジナ 「聖チェチーリアの日」〜聞け、娘よ |
スザンヌ・ライデン、 ドミニク・ラベル(S) レイランド・エンジェル(CT) マイケル、スラッテリー(T) ニ―ル・デイヴィス(Br、主唱者) ニコラス・マッギガン指揮 フィルハーモニア・バロックo. フィルハーモニアcho. | |
「聖チェチーリアの晩課」はスイスの音楽学者、ハンス・イェルク・ヤンの手によって1965年にローマ・サンタマリア・モンセラート教会で発見された作品で、蘇演は1970年のルツェルン音楽祭でペーター・マークの指揮とルツェルン祝祭弦楽合奏団&ヴォーカル・ソロイストによって行われた。他の3曲も貴重な録音。100ページ以上に及ぶブックレット付き。 フィルハーモニア・バロック管弦楽団はサンフランシスコを拠点に活躍しているピリオド楽器のオーケストラ。客演指揮者としてクリスティ、レオンハルト、ピノックなど大物指揮者たちが名を連ねている。 | ||
エロリン・ウォーレン: Daedalus/ Beehive/ I Wouldn't Normally Say/ London's Burning/ Off the Map/ North/ Lines/ Hudson, Mississippi, Thames/ My Feet May Take a Little While/ Louis' Loops/ Favourite Things/ Of crumbling rocks/ Jesus on a Train/ Greenwich Variations/ About here |
エロリン・ウォーレン | |
エロリン・ウォーレンはロンドンのコンテンポラリー・シーンで活躍している作曲家。これがAVIEにおける第2弾。音は電子音によるサンプリングが中心。 | ||
エンゲルベルト・フンパーティング: 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 (トム・ハモンドによる英語版) |
スザンヌ・メンツァー(Ms) ハイディ・ グラント・マーフィー(S) アンドレアス・デルフス指揮 ミルウォーキーso. &cho.&児童cho. 他 | |
ブックレットには歌詞がドイツ語、英語で併記されている。 | ||
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012 | アントニオ・メネセス(Vc) | |
録音:2004年6月2-5日、イギリス、バークシャー、セント・マーティン教会。使用楽器:1840年頃、パリにてジャン=バティスト・ヴヨーム製。 アントニオ・メネセスにとって2回目となるバッハ無伴奏チェロ組曲の全集録音。メネセスは1957年ブラジル生まれ。10歳からチェロをはじめ、16歳の時、南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い渡欧。以降はヤニグロのクラスに参加した。1977年ミュンヘン、1982年チャイコフスキーの両国際コンクールで優勝を果たしているが、一般的に知られるようになったのは、カラヤン晩年期の録音にソロイストとして加わってからだろう。シュトラウス「ドン・キホーテ」(1986)の水際だったソロや、ムターと組んだブラームス「二重協奏曲」(1983)などは当時の代表作。1993年にはカザルス所有のチェロ「ゴフリラー」を貸与されて一回目の全集(Philips)を録音。これがメネセスの代名詞となった。 ソロイストとしてはベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、ウィーン・フィル、ロンドン響、BBC響、イスラエル・フィル、サンクト・ペテルブルク響、スイス・ロマンド管、ニューヨーク・フィル、ワシントン響、N響など世界の主要オーケストラと共演を重ね、共演した指揮者も前述カラヤンをはじめ、ムーティ、ヤンソンス、ヤルヴィ、アバド、プレヴィン、ブロムシュテット、テルミカーノフ、ロストロポーヴィチ、ザンデルリングなど、名だたる重鎮が名を連ねており、旺盛な活動ぶりは今も変わらない。さらに98年には世界的な名グループ、ボザール・トリオのメンバーに加わり、室内楽にも積極的に取り組んでいる。ただ、レコーディングに関してはデビュー当時の華やかさに比べ、昨今はあまり派手な話題がなかっただけに、突然のAVIEからのリリース、しかも彼にとってもっとも重要なレパートリーの再録音だけに話題性は十分だろう。 いわゆる「オーセンティック派」とは一線を画したアプローチで、ヴィヴラート、レガート、ダイナミックスなど、どれをとってもモダン楽器の優位性をとことん謳歌したような流麗な演奏。いまどきこの割り切りぶりは貴重かもしれない。 | ||
AV-2051 (3 HYBRID_SACD) 廃盤 |
ブラームス:交響曲全集 | セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルンWDRso.(旧ケルン放送so.) |
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633): リュート独奏曲&リュート歌曲集 ファンタジア/ジプシーの踊り/ガリヤード/森と岩と山/ アウェイ・デライツ/パヴァーン I, II, III/ 止めどない涙と/来たれ深い眠りよ/他(全23曲) |
マシュー・ワズワース(リュート) キャロライン・サンプソン(S) マーク・レヴィ(ガンバ) | |
ヘンデル:オルガン協奏曲集 Op.4(6曲) | マシュー・ホールズ(Org) モニカ・ハジェット(Vn)指揮 ソネリー | |
イギリスを代表するピリオド楽器アンサンブルの一つである、モニカ・ハジェット率いるソネリーがAvieに初登場。 イギリスのオルガン・鍵盤楽器奏者マシュー・ホールズは1999年よりアムステルダム・バロック・オーケストラのメンバーとして活躍しており、キングス・コンソート、ザ・シックスティーン、ザ・エイジ・オブ・エンライトメントなどとの共演も多い。 | ||
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): クラヴサン曲集 第3組曲〜 [一つ目の巨人/ミューズたちの対話/つむじ風]/ 第4組曲 イ短調/第2組曲 ホ短調/ 第5組曲〜[めんどり/エンハーモニック/エジプトの女] |
トレヴァー・ピノック(Cemb) | |
使用楽器:1783/84年、パリにてパスカル・タスカン製(エジンバラ大学レイモンド・ラッセル・コレクション)。 J.S.バッハ、テレマン、スカルラッティらと同時代に生き、18世紀当時のフランスにおける最大の作曲家であったラモー。劇音楽の作曲家とし名高いラモーではあるが鍵盤楽曲も65曲作曲。4巻の曲集として出版されており表題付きの小品が大部分を占めている。躍動的な旋律もさることながら幅広い音域移動、和声に長けているラモーのクラヴサン曲集はクープランと並び、チェンバロのための重要なレパートリーとし位置付けられている。 現代最高のチェンバロ奏者の一人として揺るぎない地位を確立しているトレヴァー・ピノック。チェンバロ奏者としてだけではなく、1973年に自身によって結成したイングリッシュ・コンサートの音楽監督として、また世界中のオーケストラへの客演など指揮活動も活発。既にChannel Classicsからはポッジャーらとの共演でコンセール用のクラヴサン曲集をリリースし大好評を得ているが今回の新作であるクラヴサン作品集ではチェンバロ奏者としての実力を存分に発揮している。 | ||
ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ&ヴィオラ・ソナタ全集 ヴァイオリン・ソナタ [第1番 Op.78/第2番 Op.100/第3番 Op.108]/ ヴィオラ・ソナタ[第1番 Op.120-1/第2番 Op.120-2/ 「F.A.E.ソナタ」〜スケルツォ WoO.2 |
シュロモ・ミンツ(Vn/Va) イタマール・ゴラン(P) | |
OAV-2057 (2CD) 国内仕様盤 廃盤 | ||
録音:2003年10月30日-11月7日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。解説:アレン・リンコフスキ〔国内仕様盤のみ、日本語訳:SOREL〕。 1957年モスクワ出身のヴァイオリニスト、シュロモ・ミンツがAvieから登場! 長年DGへ録音を続けていたが、ここしばらく新譜と縁が無い状態が続いていただけに、この音盤界復活はまさに朗報。 ミンツは11歳でメータ指揮イスラエル・フィルと協奏曲で共演。16歳ではピッツバ―ク響との演奏でカーネギー・ホールにデビューという驚異的な経歴を持ち、アイザック・スターンのもとジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1985年のザルツブルク音楽祭ではバッハの無伴奏ソナタの全曲演奏を行い大好評を博した。これまでにジュリーニ、バレンボイム、アバド、といった指揮者やスターン、パールマン、バシュメット、ブロンフマン、マイスキーらと多数の共演を行っており世界的ヴァイオリニストとして高い評価を得ている。最近では指揮活動にも意欲的に取り組んでおりイスラエル室内管弦楽団のミュージック・アドヴァイザー、オランダ・マーストリヒト交響楽団の芸術顧問及び首席客演指揮者の任にある。 今回のブラームス・アルバムではDISC 1ではヴァイオリン、DISC 2ではヴィオラのための作品を収録。ヴィオラ弾きとしてのミンツの天才芸も知ることができる。 当盤は、一旦国内代理店から廃盤になった旨連絡がありましたが、2010年4月現在、通常輸入盤の方は入手可能となっている模様です。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 全集(5曲) [第1番 K.207/第2番 K.211/第3番 K.216/ 第4番 K.218/第5番 K.219]/ 2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ K.190(*)/ 協奏交響曲 K.364(*) |
ハガイ・シャハム(Vn;*) シュロモ・ミンツ(Vn/Va)指揮 イギリス室内o. | |
録音:2004年6月&9月、ロンドン。解説:アレン・リンコフスキ〔国内仕様盤のみ、日本語訳:SOREL〕。ミンツによる、こちらはモーツァルト。 ヴァイオリン協奏曲ではイギリス室内管を従えミンツが弾き振りを披露。コンチェルトーネ、協奏交響曲では現在評価急上昇中のヴァイオリニスト、ハガイ・シャハムが参加。協奏交響曲ではミンツがヴィオラを担当するなどシュロモ・ミンツのヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者、そして指揮者としての演奏が集約された注目のタイトル! 「モーツァルトを演奏するにあたっては、”オリジナル”な方法などないと私は考えている。演奏にあたっては、使用する版とカデンツァを複数組み合わせて使っているが、それはひとりのアーティストがこれらの作品にアプローチするに際しては、権威ある演奏を目指すのではなく、作品を再構築していくという態度で接しなければならないのだということを、提起したいと思ったからである。」(シュロモ・ミンツのメモ、ライナー・ノートより抜粋) | ||
森林の影で〜ヴァイオリンとピアノのための音楽 エネスコ:幼き頃の印象 Op.28 ラヴェル:ツィガーヌ/ソナタ(遺作) ドビュッシー: 夜想曲とスケルツォ/巷に雨の振るごとく/ 亜麻色の髪の乙女/ミンストレル/ソナタ/美しき夕暮れ |
フィリップ・グラファン(Vn) クレア・デゼール(P、Lutheal) | |
Avieへの初録音となったドヴォルザーク&コールリッジ=テイラーのヴァイオリン協奏曲集(AV-0044)で見事な演奏を披露したフィリップ・グラファン。ハイペリオンでも多数の作品を発表し高い評価を得ている若手天才ヴァイオリニスト、グラファンのAvie第2弾となる今回は、ルーマニアを代表する作曲家エネスコの作品からフランス印象派の大家であるラヴェル、ドビュッシーの作品へと繋がってゆく。16才でパリ音楽院の1等賞を獲得したという驚異的な経歴の持ち主であるグラファンの演奏はもちろんのこと、伴奏を務めるクレア・デーゼルが使用する、チェンバロに似た音を出すという特種ピアノLuthealもポイントの一つ。 | ||
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879): チェロ二重奏曲集 [Op.22-1/Op.103-1/Op.22-2/ Op.156「ヘンデルの マカベウスのユダの主題による変奏曲」/ Op.103-4]/ アリオーソ |
フェーベ・カライ、 ターニャ・トムキンス(バロックVc) | |
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の数々を、女流バロック・チェロ奏者2人の演奏で。クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の首席チェロ奏者を務めるなど、チェロの名手としても名高かった音楽家。今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートするためのチャリティー「 We Duet 4 Kids 」の一環として位置づけられている。 | ||
さすらい人 シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760 Op.15「さすらい人」 リスト: 「巡礼の年 第2年 イタリア」〜 [ペトラルカのソネット第123番/ ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」]/ 「巡礼の年 第2年 補遺」〜ヴェネツィアとナポリ/ 「巡礼の年 第3年」〜エステ荘の噴水 |
ルイザ・ボラック(P) | |
ルイザ・ボラックはルーマニア出身の女流ピアニスト。1991年エネスコ・インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル優勝、1998年ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールではシルバー・メダルを獲得するなどの受賞歴を持つ。既にAvieからはエネスコのピアノ組曲集(AV-0013/AV-0012[SACD])をリリースしている。 | ||
AV-2062 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: 交響曲第11番 ト短調 Op.103「1905年」 |
セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルン放送so. |
ピエタ大聖堂(ヴェネツィア)の音楽 ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV.292/ 詩篇112 「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」ハ短調 RV.600/ ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ヘ長調 RV.542/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調「1712年のパドヴァの 聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」RV.212/ サルヴェ・レジナ ヘ長調 RV.617/ ヴァイオリン、 チェロとオルガンのための協奏曲 ハ長調 RV.554a |
ムハイリー・ローソン(S) エイドリアン・チャンドラー (Vn)指揮 ラ・セレニッシマ | |
マイリー・ローソンはニューヨーク・リンカーン・センターやパリ、ロンドンを中心に活躍中のソプラノ。18世紀スコットランド、イタリア作品のスペシャリストとしても知られている。ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、アドリアン・チャンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド楽器アンサンブル。Avieからのリリースはこれで3枚目。 | ||
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ独奏作品全集 ソナタ Op.28/組曲 Op.24/ソナティナ第1番 ハ長調 Op.58/ ソナティナ第2番 イ短調 Op.58/3つのスケッチ Op.7/ 3つの小品 Op.64/3つの前奏曲 Op.65/24の前奏曲 Op.83/ 24のフーガ Op.108 |
レオン・マッコーリー(P) | |
個々の曲には他録音がある場合もあるが、全集としては初の録音。 ハンス・ガルはウィーン近郊のブルンで生まれたオーストリアの音楽学者・作曲家。第二次世界大戦の前にナチスに国を追われ、スコットランドに移住。エディンバラでは作曲家としてだけでなく指揮者やピアニストとしても活躍し(フェリアー、ゼーフリート、パツァークらをカーゾンとピアノ伴奏したブラームス「愛の歌、ワルツ」のライヴがDECCAから発売されている)、ブラームスやシューベルトの研究者としても名を馳せた。ブラームスの流れをくみながらも知名度があまり高いとは言えなかったガルは、没後以降見直されつつあるが、ピアノ曲はまだ少ないだけに、今回リリースとなる全集は非常に貴重な録音である。 ピアノのマッコーリーは第9回ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは2位に入賞したイギリスのピアニスト。ちなみに今回のリリースのプロデューサーはハンス・ガルの孫であるサイモン・フォックス=ガルが担当している。 | ||
ヘンデル: 合奏協奏曲集 Op.3(全6曲)(*) アレグロ (Op.3 No.6の第2楽章としてWalsh's editionより出版)(+) 合奏協奏曲集 Op.6(全12曲)(+) |
クリストファー・ホグウッド指揮 ヘンデル&ハイドン・ソサイエティ | |
録音:1988年3月(*)/1991年3月、1992年5月(+)。 ホグウッドとヘンデル&ハイドン・ソサイエティのコンビがAvieから登場。指揮者・チェンバロ奏者として世界的な名声を得ているホグウッドだが、ヘンデルについての評伝を出版するなど音楽学者としての一面も備えている。現在桂冠指揮者をつとめているヘンデル&ハイドン・ソサイエティーとのヘンデルの演奏は、バロック音楽や古典派音楽のオリジナルの奏法による古楽器演奏を徹底的に研究してきたホグウッドだからこそ成しえた名演。 | ||
ハイドン:アリア&カンタータ集 「ベレニーチェのシェーナ」Hob.XXIVa:10/ 「ソン・ピエトーサ、ソン・ボニーナ」Hob.XXXII:b-1/ 「ナクソス島のアリアドネ」Hob.XXVIb:2(管弦楽版)/ アリア「独り、物思いながら」Hob.XXIVb:20/ 同「惨めなわれら…惨めな祖国」Hob.XXIVa:7 |
アーリン・オジェー(S) クリストファー・ホグウッド指揮 ヘンデル・ハイドン・ソサエティ | |
録音:1988年。 20世紀の名ソプラノ、アーリン・オジェーが遺した名演奏を復刻リリース。ホグウッド&ヘンデル・ハイドン・ソサエティーの好サポートを受けてオジェーが歌う見事なハイドン・アルバム。特別価格設定に加え44ページからなる2005年版Avieのカラーカタログ付きという豪華仕様でのご提供。 #カタログ付き商品のため、入手出来なくなっている場合がございます。 | ||
ヘンデル:トリオ・ソナタ集 Op.5 [第1番 イ長調/第2番 ニ長調/第3番 ホ短調/ 第4番 ト長調/第5番 ト短調/第6番 ヘ長調/ 第7番 変ロ長調] |
ブルック・ストリート・バンド | |
5人での水上の音楽(AV-0028)で大きな反響を呼んだ、女性演奏家のみで構成される古楽アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドが再びヘンデルを取り上げる。今回のトリオ・ソナタでもピリオド楽器を使用、イギリスでの高評価も納得の演奏を披露する。 | ||
マーラー:交響曲第4番 ト長調 (エルヴィン・シュタイン編曲による室内管弦楽版) |
ケイト・ロイヤル(S) ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
前作ベートーヴェンの交響曲集で好評を博したダグラス・ボイド&マンチェスター・カメラータの第2弾。今回も通常の編成ではなく、マンチェスター・カメラータの特性を十分に活かすためにシュタイン編曲による室内管弦楽版を使用。BBCプロムスでラトルと共演するなど売出し中のソプラノであるロイヤルの歌声が華を添えている。マーラーの一味違った一面を聴くことができる注目盤。 | ||
エリック・コーツ(1886-1957):管弦楽作品集 コンサート・ワルツ「フットライト」/ 組曲「三人の男」/幻想曲「わがままな大男」/ 管弦楽のための組曲「ロンドン・アゲイン」/ 幻想曲「シンデレラ」/組曲「夏の日」/ テレビジョン・マーチ |
ジョン・ウィルソン指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
エリック・コーツは吹奏楽、管弦楽のための行進曲やライト・ミュージックなどを中心に作曲を行い、イギリス音楽界に大きく名を残した。1972年生まれの若手指揮者ジョン・ウィルソンと名門ロイヤル・リヴァプール・フィルのコンビによって繰り広げられるコーツの世界は、イギリス音楽ファン必聴。 | ||
R.シュトラウス:管弦楽作品&協奏曲集 家庭交響曲 Op.53 オーボエ協奏曲 AV.144(*) アルプス交響曲 Op.64 クラリネットとファゴットのための二重協奏曲 AV.147(+) |
ジョナサン・スモール(Ob;*) ニコラス・コックス(Cl;+) アラン・ペンドルベリー(Fg;+) ジェラード・シュワルツ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
録音:2001-2003年、ライヴ、(*)のみスタジオ。 イギリスの名門オーケストラのひとつとして日本でも知られているロイヤル・リヴァプール・フィル(RLPO)と現音楽監督シュワルツによるR.シュトラウス。壮大なスケールで描かれるアルプス交響曲や家庭交響曲の演奏は、イギリスのオケはロンドンだけではないということを再認識させてくれる熱演。また2曲の協奏曲では、RLPOの首席をつとめる実力派たちによる妙技を堪能することができる。 RLPOはAvieより継続的にリリースを行っていくことになっている。 | ||
はじめに〜1940年代の合唱作品集 ブリテン:祝祭カンタータ「キリストと共にいて喜べ」Op.30 ピツェッティ:3つの合唱曲 フィンジ:見よ、満ち足りた、最後の犠牲を Op.26 コープランド:はじめに |
ジョナサン・ハイド(ボーイS) ジェレミー・ケンヨン(ボーイA) ジェイムズ・ギルクリスト(T) アラン・スミス(B) アンドルー・ネスシンガ指揮 グロスター大聖堂聖歌隊 ロバート・フーザート(Org) 他 | |
映画「ハリー・ポッター」のホグワーツ魔法魔術学校の舞台となり日本でも一躍ポピュラーな存在となったグロスター大聖堂。そのグロスター大聖堂が誇る、長き歴史を持つ聖歌隊のアルバムがAvieからリリースされる。今回はブリテン、コープランドなど1940年代に作曲された合唱作品を選んでいる。 | ||
ヴィタウタス・バルカウスカス(1931-): ヴァイオリンと管弦楽のための「遊戯」Op.117(*)/ ヴァイオリン・ソロのためのパルティータ Op.12(*) ヴィオラ・ソロのための2つのモノローグ Op.71(+) ヴァイオリン、 ヴィオラと管弦楽のための二重協奏曲 Op.122(#) |
フィリップ・グラファン(Vn) 今井信子(Va) ロベルタス・セルヴェニカス指揮 リトアニア国立so. ヴィリニュス祝祭o. | |
録音:2003年2月1日、ヴィリニュス・ナショナル・シンフォニー・ホール、ライヴ(*)/2004年10月6日、オランダ、スタジオ(+)/2004年6月27日、ヴィリニュス・ナショナル・シンフォニー・ホール、世界初演ライヴ(+)。 ヴィタウタス・バルカウスカスはリトアニアの作曲家。ヴァイオリンと管弦楽のための「遊戯」Op.117でリトアニア国家賞を受賞するなど、同国の音楽界を代表する作曲家として活動を行っている。 今回収録されている「遊戯」Op.117はフィリップ・グラファンに、「2つのモノローグ」Op.71は日本を代表するヴィオラ奏者の一人である今井信子に、そして「二重協奏曲」Op.122はリトアニアで多くのユダヤ人の命を救ったあの杉原千畝と幸子夫人に献呈されている。 グラファンと今井信子の実力は言うまでもなく、中でも「二重協奏曲」Op.122の演奏は圧倒的なパフォーマンスだったとのことでなので、実力派コンビによる世界初演の演奏が非常に楽しみ。 | ||
ラウラが微笑むとき フィリップ・ロセター(1567/8-1623): 来たれいま一度、甘き恋/ And would you see my mistress face/ファンタジア/ No grave for woe/Reprove not love/ What Then Is Love But Mourning ?/パヴァン/ サセックス伯爵夫人のガリアード第3番/ガリアード/ Though far from joy/ラウラが微笑むとき/不親切の中の親切/ プレリュード/ロセターのパヴァン/ロセターのガリアード/ アルメイン/ If she forsakes me/ Shall I come if I swim/ Whether Men Do Laugh or Weep/ What Hearts Content |
マシュー・ワーズワース(リュート) ジェイムズ・ギルクリスト(T) | |
盲目のリュート奏者マシュー・ワーズワースとイギリスのテノール、ギルクリストによるデュオ・アルバム。マシュー・ワーズワースはナイジェル・ノースの下でリュートを学び、精力的にコンサートやレコーディングなどの活動を行っている注目の演奏家。Avieからはカロリン・サンプソンとのコンビで既に1タイトル(AV-2053)リリースしている。ギルクリストの歌声とワーズワースのリュートの調べに乗って甦る16世紀イングランドの宮廷音楽は絶妙。 | ||
ブラームス: クラリネット・ソナタ第1番 へ短調 Op.120 No.1/ クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス Op.22 ローベルト・シューマン:3つのロマンス Op.94 (以上全曲、ジェフリー・カーナー編曲によるフルート版) |
ジェフリー・カーナー(Fl) チャールズ・アブラモヴィチ(P) | |
ジェフリー・カーナーのAvie4作目は、クラリネットを語る上で外すことの出来ない名作中の名作をなんとフルートで演奏してしまうという好企画盤。しかも4曲とも編曲はジェフリー・カーナー自身によるもの。 1990年よりフィラデルフィア管弦楽団の首席フルート奏者をつとめるジェフリー・カーナーは、アメリカのフルート界を牽引する名プレーヤー。これまでにAvieよりリリースされている「アメリカのフルート作品集」(AV-0004)、「イギリスのフルート作品集」(AV-0016)、「フランスのフルート作品集」(AV-0027)の評価も非常に高く、また、ニュー・ヨーク・タイムズ誌で「驚異的なヴィルトゥオジティ」と称賛されている。超一級の音色、テクニック、音楽性に裏打ちされた圧倒的な演奏を披露してくれるフルーティストである。 | ||
ドイツのフルート作品集 ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナチネ ゲンツマー:フルート・ソナタ第2番 ホ短調 ヘンツェ:フルートとピアノのためのソナチネ ヒンデミット:フルート・ソナタ カルク=エーレルト:交響的カンツォーネ Op.114 |
ジェフリー・カーナー(Fl) チャールズ・アブラモヴィチ(P) | |
1982年から1990年までクリーヴランド管の首席フルート奏者を務め、1990年からは同じくフィラデルフィア管の首席奏者として活躍する奏者、ジェフリー・カーナーのソロ・アルバム第6弾。 | ||
マーラー:リュッケルトの5つの詩 シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」 ブリテン:子守歌のお守り Op.40/キャバレー・ソング |
アン・マレー(Ms) マルコム・マルティノ(P) | |
世界的メゾソプラノとして確固たる地位を築き上げているアン・マレーがAvieに登場。初回から意欲溢れるプログラミングを聴かせてくれる。ピアノ伴奏はOnyxでバーバラ・ボニーの伴奏をつとめるなど、様々な歌手のサポートを行っている名手マルコム・マルティノ。ちなみにアン・マレーは今後もAvieからリリースを継続して行く予定。 アン・マレーは2005年10月に行われるバイエルン国立歌劇場来日公演に参加、ヘンデルの「アリオダンテ」でタイトル役をつとめる予定となっている。今回上演される共同プロダクションはアン・マレーのアリオダンテを想定して作られたとのことで、日本の聴衆に大きな感銘を与えてくれることは間違いないだろう。 | ||
オール・イズ・ブライト スヴェーリンンク:今日、キリストがお生まれになった 作曲者不詳(1420頃):There is no rose ブクステフーデ:諸人声あげ プレトリウス:Lo hou a Rose e'er bloomin コルネリウス:三人の王 ウォルトン:What Cheer ?/ All this time/ヘロデ王と雄鳥/われこの祝祭を喜び ハウエルズ:汚れなきバラ エリック・ウィテッカー(1970-):ルクス・アルムクェ ウィリアム・マティアス(1934-1992): A Babe Is Born Op.55/ Sir Christemas フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜 ジェニファー・ヒグドン(1962-):大いなる神秘 アイヴズ:クリスマス・キャロル ダニエル・ピンクハム(1923-):スウィート・ミュージック ネッド・ローレム(1923-): When all things were in quiet silence イギリス民謡:コヴェントリー・キャロル ヴァージル・トムソン(1896-1989):O My Deir Hert ウェールズ民謡:ひいらぎ飾ろう |
グラント・ルウェリン指揮 ヘンデル& ハイドン・ソサイエティcho. | |
ヘンデル&ハイドン・ソサイエティ合唱団による最新録音盤。スヴェーリンク、プレトリウスからウィテッカーまで新旧様々なキャロルを集めた魅力的なアルバム。グラント・ルウェリンは1960年サウス・ウェールズ出身の期待の若手指揮者。現在はBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団首席客演指揮者の任にある。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調Op.105 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
ルーデンス・トゥルク(Vn) ミラナ・チェルニャフスカ(P) | |
Avieが大きな期待を持って推薦するアルバニアの若きヴァイオリニスト、ルーデンス・トゥルク(1978-)のアルバム。彼はバルカン半島南西部に位置するアルバニア共和国の首都ティラナで生まれ、6歳からプロのヴァイオリン奏者として活躍していた父に師事、1996年からはミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコ教授に付いて学んだ。全ドイツ青少年音楽コンクール、ライオンズクラブ国際協会主催のコンテストなどで優勝を果たし、2002年10月にはベルリンでクリントン前アメリカ大統領出席の式典で演奏を披露、2006年のミュンヘン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞に選出されるなど、今後の活躍が期待されている。 | ||
エネスコ:ピアノ作品集 Vol.2 前奏曲とフーガ ハ長調/夜想曲 変ニ長調/スケルツォ/ Piece Sur Le NOM-De Faure / ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調Op.24-1/ ピアノ・ソナタ第3番 ニ長調Op.24-3 |
ルイザ・ボラック(P) | |
エネスコと同郷のルイザ・ボラックによる、ピアノ・ソナタをメインとしたエネスコ作品集の続編。ボラックは1991年エネスコ国際ピアノ音楽祭で優勝を果たすなど、エネスコのスペシャリストである。 | ||
パースペクティブII ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調Op.54/ ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調Op.90 バルトーク:組曲「戸外にて」Sz.81 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調Op.5 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
世界的名テノール歌手エルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガーのパースペクティブI(AV-0041)に続く最新作。名門ジュリアード音楽院で学び、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロンドン響、バイエルン放送響などの超一流オーケストラにゲストとして迎えられるなど世界を舞台に活躍中。 | ||
タンゴ&ダンス ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):ジェラシー ピアソラ:忘却/リベルタンゴ/チキリン・デ・バチン ジェラルド・エルナン・マトス・ロドリゲス(1897-1948): ラ・クンパルシータ グラナドス:スペイン舞曲集〜アンダルーサ ミゲル・アンヘル・バルベロ(1943-):Tiempos inciertos カルロス・ガルデル(1890-1935):Tomo y Obligo アルベニス:タンゴ Op.165 No.2 パブロ・ツィーグラー(1944-):Desde Otros Tiempos ヒナステラ:小粋な娘の踊り ホセ・バルガト(1915-):ブエノス・アイレスのグアシエラ フィノーラ・ハント:フィーノ・アイリッシュ・タンゴ |
フィノーラ・ハント(Vn)指揮 RTEコンサートo. | |
アイルランド室内管弦楽団の音楽監督もつとめているアイルランド出身の女流ヴァイオリン奏者フィノーラ・ハントによるタンゴ&ダンス・アルバム。フィノーラ・ハントのインタビューを収めた約9分間の特典DVD-Video(NTSC)付き。 | ||
20世紀の合唱作品集 Vol.1 〜プーランクとフランスの同世代人たち プーランク: サルヴェ・レジナ/ アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り/ エクスルターテ・デオ/ 羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ/ 賢人ら星を見て/おお、大いなる神秘/ この日、キリストは生まれぬ/ミサ曲 ト長調/ 黒い聖母像への連祷 メシアン:おお、聖なる晩餐 ピエール・ヴィレット(1926-1998): 聞きたまえ主よOp.45/天使の糧Op.80/聖母の賛歌Op.24 |
エドワード・ヒギンボトム指揮 オックスフォード・ ニュー・カレッジcho. | |
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団のディレクターに就任して2006年で30周年。これまでにこのコンビは70を超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきた。ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してAVIEより全3枚予定でシリーズ「20世紀の合唱作品集」がスタート。第1弾はプーランク、メシアン、日本でも人気の高いヴィレットというフレンチ・アルバム。「イギリス」と「アメリカ」の2タイトルが継続リリース予定となっており、熟成されたコンビによる歌声を存分に楽しむことが出来る。合唱ファン要チェックのシリーズ。 | ||
20世紀の合唱作品集 Vol.2 〜マクミランと同世代のイギリスの作曲家たち ジュリアン・アンダーソン(1967-): 主に向かって新しい歌を歌え ジェイムズ・マクミラン(1959-): キリストは勝てり/聖母マリアのお告げ ジョナサン・ダヴ(1959-): Ecce beatam lucem、Into thy Hands ライアン・ウィッグルスワース(1979-):リブラ・ノス ジュディス・ウィアー(1954-):Love Bade Me Welcome ロビン・ホロウェイ(1943-):Since I believe フランシス・グリアー(1955-): 聖アウグスティヌスの祈り タリック・オレーガン(1978-):キリストは蘇られた ピーター・ウィシャート(1921-1984): イエスの甘き思い出 ジョン・ジョーベルト(1927-):Whitsun Carol Op.115b ガブリエル・ジャクソン(1962-):めでたし元后 |
エドワード・ヒギンボトム指揮 オックスフォード・ ニュー・カレッジcho. | |
ヒギンボトムのオックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団ディレクター就任30周年記念リリース第2弾。このコンビはこれまでに、70を超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきた。今巻は現代スコットランド音楽界の旗手マクミランと、同じく20世紀に生まれたイギリスの作曲家たちの作品を、30年という長い年月をかけて熟成された名コンビの演奏で存分に味わうことが出来る1枚。ちなみに完結となる第3作は「アメリカ」の予定だとのこと。 | ||
20世紀の合唱作品集 Vol.3 〜コープランドと同世代のアメリカの作曲家たち アドルファス・ヘイルストーク(1973-):デボラの歌 コープランド:初めに(*) リビー・ラーセン(1950-): I Will Sing and Raise a Psalm モーテン・ローリドセン(1943-): おお、大いなる神秘 ネッド・ローレム(1923-): O Deus, ego amo te / Oratio Patris Condren: O Jesu Vivens in Maria / Thee, God, I come from アイヴズ:詩篇67番 ストラヴィンスキー: アンセム「鳩は空気を引き裂いて降りる」/ミサ曲 ティペット:「我らが時代の子」〜Steal away |
キャスリーン・ボット(S;*) エドワード・ヒギンボトム指揮 オックスフォード・ ニュー・カレッジcho. | |
録音:2005年7月11日-15日、ニュー・カレッジ・チャペル。 エドワード・ヒギンボトムの、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団ディレクター就任30周年記念リリース第3弾&完結盤。これまでにこのコンビは70を超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきた。「アメリカ」をテーマとした今回の最新盤では、ストラヴィンスキー、コープランドやアイヴズといった大家から、現在も第一線で活躍を続けるローリドセン、ヘイルストークらまで、様々な作品を網羅している。コープランド作品にキャスリーン・ボットが参加しているのも見逃せないポイント。 | ||
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調Op.94 ドビュッシー:シランクス ワーグナー(リスト編曲):イゾルデの愛の死 フランク(ピッチニーニ編曲): ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
マリーナ・ピッチニーニ(Fl) アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
マリーナ・ピッチニーニは、トロントでNYP首席奏者であるバックストレッサーの元でフルートを学び、小澤征爾にもその実力を認められたヴィルトゥーソ。ソリストとして活発な活動を展開しておりボストン響、東響、ロッテルダム・フィルなどと共演を重ねている。伴奏を務めるのはエルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガー。ピッチニーニの夫君でもある。夫婦ならではの息の合った演奏が聴けるアルバム。 | ||
クレイグ・アークハートの音楽 クレイグ・アークハート(1953-): ストリームウォーカー/ Here the Frailest Leaves of Me / Sometimes with One I Love / O You Whom I Often and Silently / I'll tell you how the Sun rose /パ・ドゥ・ドゥ/ Split the Lark / Vesper Hymn / Among the Multitude / Far from Love /ヴェネツィアの雪/眠る薔薇/ The Dalliance of Eagles /ピアノ/ Across the Fields... / Secret Spaces / Adrift a little boat adrift! / On this wondrous sea /めざめ/ It's all I have to bring today |
マイケル・スラッテリー(T) クレイグ・アークハート(P) | |
ニューヨーク在住の作曲家、ピアニストであるアークハートは、巨匠バーンスタインにその才能を認められ、氏が亡くなる1990年までの15年間に渡りサポートを行った。また映画「アマデウス」で主役を務めたトム・ホルスのピアノ指導を行うなど多方面で活躍を見せている。独自の感性によって書かれたアークハートの作品は、クラシックでもありヒーリング的な魅力も併せ持つ。ジュリアード音楽院で学んだテノール、スラッテリーとアークハート自身のピアノが美しく純粋な作品を届けてくれる。 | ||
ゴシック・ヴォイセズ結成25周年記念盤 知られざる恋〜ソラージュとマショーの歌曲 ソラージュ: Le basile / Tres gentil cuer / Fumeux fume par fumee / Joieux de cuer / Corps feminine / S'aincy estoit / Pluseurs gens / Calextone, qui fut dame / Helas! je voy mon cuer ギヨーム・ド・マショー: Mors sui, se je ne vous voy / Quant je sui mis au retour / Dame se vous m 'estes lonteinne / Plus dure que un dyamant / Douce dame, tant com vivray / Se je souspir parfondement / Dieus Biaute Douceur Nature 作曲者不詳:Adieu vous di / Le mont Aon de Trace |
ゴシック・ヴォイセズ | |
世界最古の女流作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの再評価に大きな貢献を果たし、3度に渡ってグラモフォン・アウォードを獲得、その演奏と功績が絶賛されたイギリスのヴォーカル・グループ、ゴシック・ヴォイセズ。通算22枚目のリリースとなる今作は、同団体の結成25周年を記念したアニヴァーサリー・アルバムともなる。 共に14世紀の中世フランスで活躍したソラージュとマショー、作曲者不明ながらソラージュの作品とされている計19曲の歌曲を取り上げており、特にソラージュ作品の全曲収録は世界初。透明感にあふれた純粋無垢な歌声による14世紀フランスの美しき旋律は、記念盤に相応しい気品と魅力にあふれている。 | ||
ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲第2番 ト長調 Op.126 プロコフィエフ: チェロと管弦楽のための協奏交響曲 ホ短調 Op.125 |
リン・ハレル(Vc) ジェラルド・シュワルツ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
シュワルツ&ロイヤル・リヴァプール・フィルの第3作目となる今回のリリースでは、セル時代のクリーヴランド管首席チェロ奏者として同オケを支えたリン・ハレルと共演。チェロのソロパートに高度な技術が求められるプロコフィエフの協奏交響曲は、ロストロポーヴィチとリヒテルによって初演が行われたチェロ協奏曲第2番に改訂を加えタイトルを付け直した作品。ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番はロストロポーヴィチのために作曲された大作である。 音楽一家に生まれるも10代で両親を亡くし、クリーヴランド管入団まで厳しい道を進んだリン・ハレル。不屈の魂で奏でる熱きロシア音楽からは名演の予感が存分に漂う。 | ||
共に当版での世界初録音 エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調Op.61(初稿版) ショーソン:詩曲(最終稿版) |
フィリップ・グラファン(Vn) ヴァーノン・ハンドリー指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
2曲とも当版での世界初録音。名立たる名手たちが演奏を避け、今だ未出版のエルガー「ヴァイオリン協奏曲」初稿版、この超難曲に世界的に貴重な録音に取り組んできた1964年フランス生まれのヴァイオリニスト、フィリップ・グラファンが挑む! クライスラーに献呈され初演されたこの初稿版は、あまりに高度な超絶技巧を必要としたため、クライスラーを筆頭に数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され、改訂を求められたという。この未出版の楽譜がイギリスの図書館で発見され、グラファンによる今回の録音が実現の運びとなった。このニュースは本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な雑誌などで紹介されている。カップリングのショーソン「詩曲」も世界初録音となる最終稿版というおまけ付き。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルというイギリス音楽のスペシャリストによるサポートを受け、現代のヴィルトゥオーソ、グラファンが挑むエルガーの超難曲。聴き逃すこと無かれ! | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲第58番 ハ長調 Op.54-2 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽四重奏曲第4番 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番 変イ長調 Op.105 |
シマノフスキSQ | |
1995年にワルシャワで結成されたシマノフスキ・クヮルテットは、2001年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストを受賞し、2005年カロル・シマノフスキ・アウォードを獲得するなど華々しいスタートを切った若き弦楽四重奏団。BBCプロムスやシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭への出演やフランス、ドイツ、オーストラリアへのツアーなど精力的な活動を行っている。ハイドン、ドヴォルザークに加えて同郷の作曲家バツェヴィチの作品を収録。 | ||
ピノック&マンソン 〜J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと チェンバロのためのソナタ集 [第3番 ト短調BWV.1029/第1番 ト長調BWV.1027/ 第2番 ニ長調BWV.1028/ト短調BWV.1030b] |
ジョナサン・マンソン(ガンバ) トレヴァー・ピノック(Cemb) | |
ほとばしる才能と生命力に満ち溢れた音楽、マンソン&ピノックによる至高のバッハ。 アメリカ滞在中に古楽の魅力に開眼したジョナサン・マンソンは、オランダで巨星ヴィーラント・クイケンにヴィオラ・ダ・ガンバを学び、現在はアムステルダム・バロック・オーケストラの首席チェロ奏者を務めるなど、チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ界の新たなる旗手となる存在。 マンソンはヴィオール四重奏団「ファンタズム」の創設メンバーでもあり、ソリストや室内楽奏者としての活動も活発。チャンネル・クラシックスへの録音にも参加しており、ポッジャー&ピノックとの共演盤であるラモーのクラヴサン曲集(CCS-19098/MCCS-19098)がベストセラーとなったことは記憶に新しい。 指揮活動、ソリスト、室内楽とその活動は多彩にして多忙なピノックは、ポッジャーとのバッハ録音でもその解釈には絶大な支持を得た。並外れた実力と才能を誇る名手たちが織り成すバッハからは、満ち溢れる大いなる生命力を感じ取ることができるだろう。 | ||
ノーブル・エンターテインメント 〜アン女王のための音楽 W.ウィリアムズ:トリオ・ソナタ第6番 ヘ長調 D.パーセル:トリオ・ソナタ第2番 ト短調 W.コルベット:トリオ・ソナタ ハ長調 N.F.ハイム: チェロと通奏低音のためのソナタ ホ短調 J.ペジブル: 組曲第4番 ハ短調/ソナタ ハ短調Op.1-3 J.C.ペプシュ:トリオ・ソナタ ヘ長調 H.パーセル: チェンバロのための組曲第2番 ト短調 G.ケラー:トリオ・ソナタ第4番 変ロ長調 G.フィンガー:トリオ・ソナタ ト長調2 ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調HWV.405 |
パルナシアン・アンサンブル | |
2本のリコーダーを中心とした4人の音楽家によるバロック・アンサンブル、パルナシアン・アンサンブルのデビュー盤。1998年創立で18世紀イギリスのリコーダー作品が主なレパートリー。バロック・チェロとチェンバロの通奏低音に支えられたリコーダーの音色が印象的。公式サイト:http://parnassian.mysite.wanadoo-members.co.uk/ | ||
ショスタコーヴィチ: 交響曲第13番 変ロ短調Op.113「バビ・ヤール」 |
ギドン・サクス(B) ジェラード・シュワルツ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. &男声cho. | |
2006年も残り僅かとなったところで続々とリリースされるショスタコーヴィチの生誕記念アルバム、Avie からはR.シュトラスのアルプス交響曲などで好演を聴かせる名門ロイヤル・リヴァプール・フィルによる記念盤、交響曲第13番「バビ・ヤール」が登場。ユダヤ人の虐殺問題を題材として作曲された「バビ・ヤール」は、「森の歌」と並びショスタコーヴィチ最大の問題作として有名な作品。イギリスやアイルランドの歌劇場を中心に活躍中のイスラエルのバス、サクスが鬼気迫る声で演奏を際立たせている。 | ||
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調/ バッハの主題による幻想曲とフーガ/死の舞踏 |
マルクス・グロー(P) | |
1995年のエリザーベト王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門での優勝を皮切りに快進撃を続けるドイツの若手ピアニスト、マルクス・グロー。フィラデルフィア管、サンフランシスコ響、ロンドン響、サンクト・ペテルブルク・フィルなどの名立たる名門オケとの共演経験を持ち、日本へも定期的に来日している。イギリスでもハイペリオンと専属契約を締結したチェロ界期待の新星アルバン・ゲルハルトとの共演でウィグモア・ホール・デビューを飾るなど引く手あまたの状態である。ニューヨーク・タイムズ誌やワシントン・ポスト誌、ガーディアン誌などで高評価のレビューを獲得するなどグローのパフォーマンスは世界中で認知されており、本格的なソロ・デビュー盤となる今回のリスト・アルバムでも大きな期待に違わぬ演奏が期待される。 | ||
ブラームス: クラリネット・ソナタ第1番 へ短調Op.120-1/ クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調Op.120-2 シューマン:3つのロマンスOp.94/幻想小曲集Op.73 |
トッド・レヴィ(Cl) エレーナ・アーベント(P) | |
レコーディングにおいても2度のグラミー賞受賞という華々しい実績を持ち、現在ミルウォーキー交響楽団の首席クラリネット奏者をつとめる実力者トッド・レヴィが、クラリネットの超重要レパートリーに挑んだソロ・アルバム。1998年の11月には、ホワイトハウスで当時の大統領であるクリントン夫妻を前にガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーの演奏を行っている。アメリカのトップ7に匹敵する実力を持つと言われるミルウォーキー交響楽団(トロンボーンには神田めぐみ氏が在籍中)の首席奏者としてだけでなく、室内楽奏者やソリストとしても目覚しい活躍を見せるレヴィ。基本に忠実ながら緩やかなテンポで、懐の深さや音楽性の高さを存分に聴かせてくれる、非常に充実した内容。クラリネット奏者、関係者は是非一聴を! | ||
イモジェン・クーパー 〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集 [第23番 イ長調K.488/ 第9番 変ホ長調K.271「ジュノム」] |
イモジェン・クーパー(P)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
セージ・ゲイツヘッド・ホールとのコラボレーション・リリース第1弾。 イギリスのニューカッスル・ゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」は2004年12月にオープンし、大きな話題を呼んだ。このホールを新たな拠点とする名門ノーザン・シンフォニアが、同ホールで行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行く新シリーズがスタート。記念すべき第1弾はバドゥラ=スコダ、デムス、ブレンデル直伝の演奏で喝采を浴びるイギリスの女流、イモジェン・クーパーが弾き振りにより披露するモーツァルトの協奏曲集。丁寧なタッチで生み出されるクリアな音色は絶品で、ノーザン・シンフォニアも伸びやかな演奏を聴かせる。 | ||
J.S.バッハ: フルートとチェンバロのためのソナタ [ロ短調BWV.1030/変ホ長調BWV.1031/イ長調BWV.1032]/ フルートと通奏低音のためのソナタ [ホ短調BWV.1034/ホ長調BWV.1035] |
フィリッパ・デイヴィス(Fl) マギー・コール(Cemb) アリソン・マギリヴレイ(Vc) | |
フィナンシャル・タイムズ誌から「一流の巨匠」と評されるなど、イギリスで高い評価を受けているフィリッパ・デイヴィス。1977年にプロムス・デビューを果たし、ジュリアン・ブリーム、パスカル・ロジェ、ヨー・ヨー・マ、スティーヴン・コヴァセヴィチらとも共演、現在はギルドホール音楽院で後進の指導にもあたっている。共演のマギー・コールとアリソン・マギリヴレイも、録音がグラモフォン・アウォードに輝き、グラミー賞にノミネートされている。 | ||
カリオペの歌 Vol.1(全52曲) 作曲者不詳:キューピッドとヴィーナス パーセル:Celia has a thousand Charms H.キャリー:懇願 作曲者不詳(T.フィリップス):新しい歌 ヘンデル:A Dialogue between Punch & Columbine H.ホルカム:The forsaken Nymph J.F.ランプ:コケット F.ジェミニアーニ:ジェミニアーニのメヌエット/他 |
エマ・カーティス(A) ザ・フローリック | |
バロック音楽を得意とし、2003年にシュトゥットガルト州立歌劇場ソロ・オペラ・アンサンブルのメンバーとなったエマ・カーティスが、バロック・アンサンブル「ザ・フローリック」をバックに1700年代イギリスの様々な歌曲を歌う。 | ||
メネセス&プレスラー〜 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集&変奏曲集 チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調Op.5-1/ チェロ・ソナタ第2番 ト短調Op.5-2/ ヘンデル「ユダス・マカベウス」の 「見よ勇者は帰る」の主題による 12の変奏曲 ト長調WoO.45/ モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の 主題による12の変奏曲 ヘ長調Op.66/ チェロ・ソナタ第3番 イ長調Op.69/ チェロ・ソナタ第4番 ハ長調Op.102-1/ チェロ・ソナタ第5番 ニ長調Op.102-2/ モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の 主題による7つの変奏曲 変ホ長調WoO.46 |
アントニオ・メネセス(Vc;*) メナヘム・プレスラー(P;#) | |
録音:2007年12月18日-22日、ポットン・ホール、サフォーク。使用楽器:アレッサンドロ・ガリアーノ、1730年制作(*)/スタインウェイ D (#)。カラヤンからも若くして信頼されたアントニオ・メネセスが、待望久しいベートーヴェンを老盟友プレスラーとのデュオで遂に実現。 バッハ「無伴奏チェロ組曲」(AV-0052)の新録音を皮切りに、シューマン&シューベルト(AV-2112)やメンデルスゾーン(AV-2140)など次々とすばらしい録音を AVIE からリリースしているメネセスの新録音は、1998年以来彼が在籍し、惜しくも2008年9月で解散とアナウンスされているボザール・トリオの創設メンバーで、2008年現在83歳の大ベテラン、メナヘム・プレスラーとのベートーヴェン。これはメネセスが長年温め続けてきた企画だとのことで、10年来のコンビによる全身全霊を注いだ名演が期待できる。 メネセスは2008年5月下旬に来日公演が予定されており、録音、コンサートの両面で大きな話題となること必至。 来日公演情報:5/21(水)東京、サントリーホール/5/22(木)東京、サントリーホール/5/24(土)長崎、時津カナリーホール/5/25(日)長崎、シーハット大村さくらホール/5/27(火)東京、紀尾井ホール/5/29(木)北海道、江別えぽあホール/5/30(金)東京、紀尾井ホール。 | ||
ルチアーノ・ベリオ:ピアノのための作品集 ピアノ・ソナタ6つのアンコール/ラウンズ/ セクエンツァ IV/5つの変奏曲/タッチ(*)/カンツォネッタ(*) |
アンドレア・ルッケジーニ(P) ヴァレンティナ・パーニ・ ルッケジーニ(P;*) | |
ベリオ最大の理解者による決定盤が誕生! 1983年には17歳でディノ・チアーニ国際コンクールを制覇、若くしてトップ・プレイヤーの仲間入りを果たしたルッケジーニ。その演奏を聴いたベリオが自身のピアノ協奏曲第2番のプロムスでの演奏を依頼。また2001年にはベリオのピアノ・ソナタの初演を手懸けるなど、イタリアの鬼才から信頼が絶大だったということが窺い知れる。5曲のピアノ作品に加えて収録されているルッケジーニ夫妻の結婚式で献呈された「タッチ」、ヴァレンティナの両親に贈られた「カンツォネッタ」は、ベリオとルッケジーニの絆の深さの証明と言える。文字通り決定盤となることだろう。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 [第1番−第18番]/ ロンド イ短調K.511/幻想曲 ハ短調K.475/ アイネ・クライネ・ジーグ ト長調K.574/ メヌエット ニ長調K.355/アダージョ ロ短調K.540 |
レオン・マッカウリー(P) | |
オーストリアの音楽学者&作曲家、ハンス・ガルのピアノ独奏作品全集(AV-2064)に取り組んだレオン・マッカウリーのモーツァルトが、いきなり全集、しかも特価で登場。 マッカウリーは第9回ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは第2位となるなど、期待を集めるイギリスのピアニスト。 | ||
北イタリア、 17世紀-18世紀のヴァイオリン協奏曲集 Vol.1 フランチェスコ・ナヴァーラ(fl.1695-1699): シンフォニア/5声のソナタ[ハ長調/イ長調] 作曲者不詳(fl.ca.1695):子らよ、主を誉めまつれ ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690): 3つのバレッティと5声のコレンテ アルビノーニ:6声の協奏曲第4番 ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(ca.1680-ca.1760): 4つのヴァイオリンのための協奏曲第6番 ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 ト長調Op.3-3,RV.310/ 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調Op.3-10,RV.580 |
エイドリアン・チャンドラー(Vn)指揮 ラ・セレニッシマ、 マイリ・ローソン(S) | |
ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド・アンサンブル。前作のヴィヴァルディ・アルバム(AV-2063)でも、冴え渡るチャンドラーのソロとラ・セレニッシマの見事なアンサンブルによる演奏を披露しており、全3巻のリリースが予定されている今回のシリーズのパフォーマンスにも期待が高まる。 | ||
モーツァルト: 交響曲第40番 ト短調K.550/ 交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」 |
ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
録音:ライヴ。 世界最高峰のオーボエ奏者としてヨーロッパ室内管の創設に携わり、様々な名匠の下で演奏を重ねてきたダグラス・ボイドの指揮者第3弾は、第1弾のベートーヴェン、第2弾のマーラーに続き、名門室内オーケストラがひしめくイギリスの中でも屈指の実力を誇るマンチェスター・カメラータとの共演によるモーツァルト。 | ||
モーツァルト:フルート四重奏曲集 [第1番 ニ長調K.285/第2番 ト長調K.285a/ 第3番 ハ長調K.285b/第4番 イ長調K.298] ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.25 |
リサ・ベズノシウク(Fl) パヴロ・ベズノシウク(Vn) トム・ダン(Va) リチャード・タンニクリフ(Vc) | |
ハイペリオンでバッハのフルート・ソナタ集(CDA-67264/5)などを録音、数々の実績を持つリサ・ベズノシウクが、夫でチェロ奏者のリチャード・タンニクリフや、2006年9月に開催された福岡古楽音楽祭で来日した鬼才パヴロ・ヴェズノシウクと録音したアルバム。一体感を存分に活かしたモーツァルトとベートーヴェンは、個々の特徴が光る充実の演奏。 | ||
ジュリアン・ブリーム 〜マイ・ライフ・イン・ミュージック(私の音楽人生) ・ボーナス映像:ブリームの演奏風景 アグアド、ヴィラ=ロボス、モーリー、ウォルトンの作品 |
ジュリアン・ブリーム(G) | |
DVD-Video/NTSC/16:9/ドルビー・デジタル・ステレオ/本編120分(日本語字幕付き)、ボーナス映像75分(英語字幕のみ)。 1933年にロンドンで生まれ、若くしてクラシック・ギターの巨匠としての地位を確立したジュリアン・ブリーム。2003年にブリームの70歳を記念して Music on Earth 社から限定発売された貴重な映像が、装いも新たに Avie から再リリースされる。 本編はブリテンやストラヴィンスキー、ウォルトンとの映像や演奏風景を交えながら、ブリーム自身が自宅でこれまでの音楽人生について語るという、ギター関係者感涙の映像。またボーナス映像にはブリームの演奏に加え、ブリテンの「ノクターナル」手稿譜映像なども収録されているとの事。 本編は日本語字幕付き仕様で、ギター愛好家全般に幅広くお薦め出来るアイテムと言えそうだ。 | ||
ブラームス/リサノフ編曲: F.A.E.ソナタ 〜第3楽章「スケルツォ」 グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調 エネスコ:演奏会用小品 ブリッジ: ペンシエロ/アレグロ・アパッショナート フランク/リサノフ編曲: ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ドブリンカ・タバコワ(1980-): ささやかれた子守歌 |
マキシム・リサノフ(Va) イヴリン・チャン(P) | |
アムランやクレーメル、マイスキー、ムローヴァ、ヴェンゲーロフなど世界的名手たちと共演を重ねる評価急上昇中のヴィオラ奏者マキシム・リサノフを、若手奏者の発掘に大きな定評を持つ AVIE が送り出す。ウクライナで生まれ、現在はロンドンを拠点として活動を展開しているリサノフにとって、今回のアルバムがデビュー盤となる。 | ||
アントニオ・メネセス シューマン: アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70/ 幻想小曲集Op.73/民謡風の5つの小品Op.102/ おとぎの絵本Op.113 シューベルト: アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821 |
アントニオ・メネセス(Vc) ジェラール・ヴィス(P) | |
1957年ブラジル生まれのアントニオ・メネセス。1977年ミュンヘン、1982年チャイコフスキーの両国際コンクールで優勝を果たしているが、その名を世界に知らしめたのは、帝王カラヤンの晩年に行われた一連の録音だろう。R.シュトラウスの「ドン・キホーテ」、ムターと組んだブラームス「二重協奏曲」などは代表的名演として知られている。 AVIEからは、メネセスにとって2度目となるバッハの「無伴奏チェロ組曲」(AV-0052)が既にリリースされているが、今回のシューマン&シューベルト・プログラムもバッハ以上に期待が高まるチェロ奏者必須のレパートリー。 | ||
レスピーギ: ヴァイオリン・ソナタ ロ短調P110 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18 |
フランク・アーモンド(Vn) ウィリアム・ウォルフラム(P) | |
ロッテルダム・フィル、ロンドン・フィルのコンサートマスターを歴任し、現在はアメリカのメジャー・オケの1つに数えられるミルウォーキーso.でコンサートマスターを務めるフランク・アーモンドのソナタ・アルバム。若くしてパガニーニ国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで入賞を果たすなど、アメリカの楽壇でも特筆した実力の持ち主として活躍を続けている。なお、当盤のレスピーギ作品を「ヴァイオリン協奏曲」とした日本語資料が出まわっているが、誤り。 | ||
AV-2114 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ビシュコフ〜ショスタコーヴィチ:交響曲集 Vol.4 ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調Op.43 |
セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルンWDRso. |
ザ・バロック・リュート J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007 ヴァイス(1687-1750):ソナタ第36番 ニ短調 アダム・ファルケンハーゲン(1697-1754): ソナタ第5番 へ長調 |
アンドルー・マジンリー(リュート) | |
アメリカのリュート奏者、アンドルー・マジンリーのソロ・アルバム。彼は後期バロック時代に広まった ニ短調調弦のためのリュート作品を主なレパートリーとしており、収録3作品の演奏はファンファーレ誌などから「非常に印象的」と高い評価を得た。バロック、古楽の分野に新風を巻き起こすアーティストとして、注目が集まっている。 | ||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785): 知られざるアリア集 Superbo di me stesso / Di madre ai cari amplessi / 4声の協奏曲 ト短調/ Ah di Lete dall'onda profonda / Voi che languite / Cedo alla sorte / 4声の協奏曲 変ロ長調 / E' pena troppo barbara / Benche giusto a vendicarmi |
キャサリン・キング(Ms) ジャンルカ・カプアーノ (Cemb)指揮 イル・カント・ディ・オルフェオ | |
2006年は18世紀ヴェネツィアで隆盛を誇った作曲家、バルダッサーレ・ガルッピの生誕300年でもある。特にオペラ・ブッファなどの劇場作品で成功を収めたガルッピの知られざるアリアを歌うのは、イギリスのメゾ、キャサリン・キング。ゴシック・ヴォイセズやタヴァナー・コンソートなどイギリスの主要団体と共演を重ねるなどその活動範囲は幅広い。 | ||
R.シュトラウス: 赤いばら/目覚めたばら/出会い ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩Op.27 ブリテン:詩人のこだまOp.76 ロジャー・クィルター(1877-1953): 美しい歓びの家Op.12-7/秋の夕暮れOp.14-1/ 夢の谷間Op.20-1/愛の哲学Op.3-1 ネッド・ローレム(1923-): ある朝早く/真紅の花びらが眠っている/ おお私が時折そっと近づく君よ /小さなエレジー/アレルヤ |
スーザン・ブロック(S) マルコム・マルティノー(P) | |
イギリスのソプラノ、スーザン・ブロックは新国立劇場で上演されたキース・ウォーナー演出のワーグナーで絶賛を博すなど、日本でも高い人気を誇る。2005年にウィグモア・ホールで行われたリサイタルのチケットも完売となるなど、その人気と評価は高まるばかり。 | ||
ヘンデル:チェロ・ソナタ集 [ト長調Op.1-7/イ短調Op.1-9/ハ長調Op.1-11/ ニ短調Op.1-4/ヘ長調/ニ短調Op.1-2] |
ブルック・ストリート・バンド | |
たった5人の「水上の音楽」(AV 0028)でデビューを飾ったロンドンの女性だけの新進気鋭の古楽アンサンブル「ブルック・ストリート・バンド」の第3弾。今回の最新盤では、ヘンデルのリコーダー・ソナタをメンバーでチェンバロ奏者のキャロリン・ギブレイがチェロ用に編曲を行った版を使用している。主役となるチェロは、同アンサンブルのリーダーを務めるタティー・テオ。若さあふれる瑞々しい演奏を聴かせる。 | ||
ピノック、25年ぶりの再録音 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 [第1番 ヘ長調BWV.1046/第3番 ト長調BWV.1048/ 第5番 ニ長調BWV.1050/第2番 ヘ長調BWV.1047/ 第4番 ト長調BWV.1049/第6番 変ロ長調BWV.1051] |
トレヴァー・ピノック (Cemb)指揮 ヨーロピアン・ ブランデンブルク・ アンサンブル | |
録音:2006年12月16日-18日&2007年1月2日-5日、シェフィールド・シティ・ホール/2007年9月29日-30日、ヘンリー・ウッド・ホール。 2006年12月16日で60歳を迎えたイギリスが生んだ古楽界の巨星トレヴァー・ピノックの60歳記念プロジェクトとして、彼の25年ぶり2度目となる「ブランデンブルク協奏曲」が登場。 「ブランデンブルク協奏曲」から名前を取った「ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル」(http://www.europeanbrandenburg.com/)は、イングリッシュ・コンサート、キングズ・コンソート、アムステルダム・バロックo.、エイジ・オブ・エンライトメントo.、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ガブリエリ・コンソート等、世界に名立たるピリオド・オーケストラで活躍する当代一流の名手たちがピノックの下に集い結成された古楽界のオールスター集団。ピノックの60歳記念のためだけに結成されたこの団体、イタリア、スイス、マレーシア、韓国、スペイン、ドイツ、イギリスなどでツアーとこのバッハを収録、2007年11月13日にはイギリスでの最終公演、そして11月17日のミュンヘン公演で活動にピリオドを打つと言う。1982年のアルヒーフ盤から25年、「ブランデンブルク協奏曲」の新たな決定盤としてのみならず、ピノック自身、そしてクラシック界の大きな財産となることは必至。 | ||
ヴェニアミーン・フレーイシュマン(1913-1941): 歌劇「ロスチャイルドのヴァイオリン」 ショスタコーヴィチ:歌劇「賭博者」 |
ローマン・ アスターホフ(B) ペテル・ダナイロフ(Br) エレーナ・ガボウリ(Ms) ヤツェク・ ヤニスツェフスキ(B) アンドリス・ラパン(T) ミハル・レホツキ(T) ピオトル・ノワツキ(B) ワシーリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
録音:2006年9月27日、ライヴ。 ショスタコーヴィチやR.シュトラウスなど質の高い演奏を発表してきたロイヤル・リヴァプール・フィル。ジェラード・シュワルツの後任として2006年9月から首席指揮者に就任したワシーリー・ペトレンコとのリリース第1弾は、ショスタコーヴィチとその弟子であるフレーイシュマンの舞台作品集。 将来を嘱望されながらも第二次世界大戦で若くして命を落としてしまったフレーイシュマン。そのため未完となってしまった歌劇「ロスチャイルドのヴァイオリン」は、師であるショスタコーヴィチによって補筆完成が行われた作品で、録音は非常に珍しい。併録されたショスタコーヴィチの「賭博者」は、交響曲第7番「レニングラード」と同時期に着手され作品63として構想が行われながらも未完に終わったオペラ。ショスタコ&ロシア音楽ファン要注目の意欲作! | ||
グロスター大聖堂のクリスマス ムトン:Nesciens Mater ラフマニノフ:アヴェ・マリア P.マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come ハーバート・ハウエルズ: 汚れなきバラ、哀しきノエル エリザベス・マコンキー:そのようなバラはない ブルックナー:エサイの杖は芽を出し J.ガードナー:明日は私の喜び踊る日 ジョン・タヴナー:子羊 フィリップ・レッジャー編曲:クリスマスの夜 デイヴィッド・ウィルコックス編曲:まぶねの中で リチャード・ロドニー・ベネット: 三艘の船がやってくる ウィリアム・マサイアス:御子が生まれた M.ブラッチリー編曲:きよしこの夜 ロクサナ・パヌフニク編曲: Sleep, Little Jesus, Sleep S.ジャクソン:新しいクリスマス J.ジュベール:灯り ピーター・ウォーロック:ベツレヘム・ダウン C.ウッド編曲: ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子 A.ワレル編曲:クリスマスおめでとう H.ダーク:厳しい真冬に デイヴィッド・ウィルコックス編曲: 讃美歌111番「神の御子は」/ひいらぎ飾ろう |
ロバート・ フーザート(Org) アンドルー・ネスシンガ指揮 グロスター大聖堂聖歌隊 | |
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂所属で、1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊。その彼らによるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだ内容となっている。 | ||
ジョン・タヴァナー(c.1490-1545): 定旋律/キリエ/ミサ/ 6声のミサ曲「栄光は汝に、 三位一体なる神よ」/ キリストの母/安息日が過ぎて/ O Wilhelme, pastor bone |
スティーヴン・ ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライスト・チャーチ 大聖堂聖歌隊 | |
高名なミサ曲「栄光は汝に、三位一体なる神よ」も収録したイギリスのルネサンスを代表する音楽家ジョン・タヴァナーの宗教作品集。 タヴァナー自身がオルガン奏者、聖歌隊監督を務めていたオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊による演奏という点も見逃せない。 | ||
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 コダーイ: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7 J.J.F.ドッツァウアー: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.124 グリエール:8つの小品〜 [第1番/第3番/第4番/第7番] パガニーニ: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番 A.F.セルヴェ:「神よ、王を守りたまえ」による 華麗なる変奏曲 Op.38 |
ルーデンス・トゥルク(Vn) ウェン=シン・ヤン(Vc) | |
1978年アルバニア生まれのルーデンス・トゥルクは、アナ・チュマチェンコ教授の門下生で、第1弾のソロ・アルバム(AV-2080)では大器の片鱗を感じさせてくれた若き天才。2002年10月にはベルリンで行われたビル・クリントン出席の式典で演奏を任され、次代を担う逸材として注目を集めている。またこのアルバムでデュオを組んでいるチェリストのウェン=シン・ヤンは、1989年に24歳の若さででバイエルン放送so.の首席チェロ奏者に就任、現在はソリスト、室内楽奏者として活動を続け、ブランディスやチュマチェンコ、シュテフェンス、ブルンナーといった著名なアーティストと共演を重ねている。 | ||
トマス・ツェートマイアー ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 シューマン: 交響曲第4番 ニ短調 Op.120(1841年初版) |
トマス・ ツェートマイアー(Vn)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2006年12月9日-11日。 2004年12月にオープンとなり大きな話題を呼んでいるイギリスの都市ニューカッスル・ゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」と名門ノーザン・シンフォニアのコラボレーション・シリーズ第2弾。 リリース第1弾となったイモジェン・クーパーのモーツァルト(AV-2100)に続く最新作は、同オーケストラの音楽監督であり世界的ヴァイオリニストでもあるツェートマイアーによるブラームスとシューマン。ブラームスのヴァイオリン協奏曲第1楽章ではツェートマイアー自作のカデンツァを用いており、しかも弾き振り! シューマンの交響曲第4番は1841年の初版を使用、ツェートマイヤーのポリシーが全面に打ち出されている。懐の深さと熱き表現力を感じさせる演奏は聴き応え十分。 | ||
ロング・ロード・ホーム J.S.バッハ/バーネウィッツ編: 「マタイ受難曲」〜我が心よ、おのれを潔めよ コンラディン・クロイツァー(1780-1849):水車 R.シュトラウス:アンダンテ、ソプラノ、 ホルンとピアノのための「アルプホルン」 シューベルト:川の上でD.943 モーツァルト: ピアノと管楽のための五重奏曲 変ロ長調K.452/ あなたから遠く離れて ブラームス/バーネウィッツ&オッペンス編: 子守歌Op.49-4 |
ウィリアム・ バーネウィッツ(Hr) アーシュラ・オッペンス(P) ジョイス・ディドナート(S) キャロル・アンダーソン(P) ジェニファー・ ホロウェイ(S) アン=キャロリン・ バード(S) マーガレット・バトラー(Ob) トッド・レヴィ(Cl) テッド・ソルリ(Fg) エグリス・グティエレス(S) | |
2001年にパーキンソン病と診断されながらも、ミルウォーキー響とサンタフェ歌劇場管という2つのアメリカ・オケで首席奏者として活躍を続け、懸命に病と闘い続けているアメリカのホルン奏者ウィリアム・バーネウィッツ。その彼と仲間たちが創り上げたこのアルバムには、バーネウィッツのソロだけでなく、ソプラノとのコンビによる演奏やモーツァルトの五重奏曲など様々な編成の作品が収録されている。バーネウィッツの豊かな中音域、ストレスを感じさせない伸びやかなハイトーンは、同じ病と闘う人々に勇気を与えることだろう。 | ||
今井信子&フィリップ・グラファン〜 モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216/ ヴァイオリンと管弦楽のための アダージョ ホ長調 K.261/ ヴァイオリンと管弦楽のための ロンド ハ長調 K.373/ ヴァイオリンとヴィオラのための 協奏交響曲 変ホ長調 K.364/ ヴァイオリンとヴィオラのための 二重奏曲第1番 ト長調 K.423/ ヴァイオリンとヴィオラのための 二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424 |
今井信子(Va) フィリップ・ グラファン(Vn)指揮 ブラバントo. | |
類稀な実力で、日本のみならず世界を代表するヴィオラ奏者として活躍を続ける今井信子。楽器の可能性を深く追求した演奏活動や教育活動により、2003年の紫綬褒章を授与されたことも、彼女の業績が世界的に評価されている事の一例と言えるだろう。 ヴァイオリンのグラファンは、圧倒的なヴィルトゥオージティで聴衆に感動と驚嘆を与え続けるフランスのヴァイオリニスト。難曲として知られるエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿版を録音(AV-2091)し、大きな話題を巻き起こしたことは記憶に新しい。ちなみにヴァイオリン協奏曲とアダージョ、ロンドではグラファンの自作による独創性に富んだカデンツァを用いている。 既にAvieレーベルでは、リトアニアの作曲家バルカウスカスの作品集(AV-2073)で共演を果たしている今井信子とフィリップ・グラファン。当盤では、オランダのアイントホーフェンを本拠地とするブラバントo.の味わい深い演奏が、彼らの音楽をさらなる高みへと昇華させている。今井信子にとって再録音となる協奏交響曲を含む今回のモーツァルト・アルバムは、日本とフランスが誇る世界的奏者が満を持して送り出す至高の芸術品なのである。 | ||
北イタリア17世紀〜 18世紀のヴァイオリン協奏曲集 Vol.2 ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV.370/ 歌劇「愛と憎しみの誠の勝利」RV.706より/ 協奏曲 ハ長調 RV.561/ 弦楽と通奏低音のための 協奏曲 ホ短調 RV.134/ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV.243/ 歌劇「貞節なニンフ」RV.714より/ ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.254 |
ムハイリー・ローソン(S) エイドリアン・チャンドラー (Vn)ディレクター) ラ・セレニッシマ | |
17世紀から18世紀の「北イタリア」というコンセプトで、全3巻のリリースが予定されているシリーズの第2弾。イタリアの大本命ヴィヴァルディの協奏曲では、さらに研ぎ澄まされたチャンドラーのヴィルトゥオジティを堪能できる。 | ||
エルガー:歌曲とピアノ作品集 7つの歌曲/羊飼いの歌 Op.16-1/戦いの歌/ Is she not passing fair ? / As I laye a-thinkynge /愛の挨拶 Op.12/ 夜明けの風/ After Op.31-1 / 「カラクタカラス」〜Woodland Interlude / Dry those Fair, those Crystal Eyes/ パンの笛/歌曲集「海の絵」Op.37/ Prelude and Angel's Farewell/ 2つの歌 Op.41/夢の中の子供たち Op.43/ アラビアのセレナード/ In Moonlight / Pleading Op.48-1/ O soft was the song Op.59-3/艦隊の攻撃/ "?"(1918/世界初録音)/It is nae me/ XTC(1930/世界初録音) |
デイヴィッド・ オウエン・ノリス(P) アマンダ・ピット(S) マーク・ワイルド(T) ピーター・サヴィジ(Br) | |
アヴィーのエルガー生誕150年記念盤。 今回の録音で使用されているピアノは、エルガー自身が作曲の際に使用し、直筆による走り書きも残されているという、1844年ブロードウッド製の歴史的銘器。また世界初録音曲として、未出版でエルガー最後の歌曲となった「XTC」など2曲が収録されており、資料的な価値も高い。 オーウェン・ノリスはエルガーのピアノ独奏作品全曲を録音した唯一のピアニストであり、補完版のピアノ協奏曲でヨーロッパと北米へツアーを行うなどエルガーのスペシャリストと呼ぶに相応しい。 | ||
エマニュエル教会でのロレイン・ハント・リーバーソン J.S.バッハ:カンタータ第30番 「喜べ、救われし群よ」BWV.30 より ヘンデル:オラトリオ「ヘラクレス」HWV.60より J.S.バッハ:カンタータ第33番 「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV.33より |
ロレイン・ハント・ リーバーソン(Ms) クレイグ・スミス指揮 ジョン・ハービソン指揮 オーケストラ・オヴ・ エマニュエル・ミュージック | |
録音:1992年-1999年、エマニュエル教会、ボストン、ライヴ。 病に倒れ2006年7月にこの世を去ったメゾ・ソプラノ歌手ロレイン・ハント・リーバーソンが、1980年以来出演していたボストンのエマニュエル教会でのリサイタルから、彼女の名を一躍世界へと広めることになったバッハとヘンデルの初出ライヴが登場。 | ||
ロマンティック・フルート作品集 シャルル=マリー・ウィドール:組曲 Op.34 バンジャマン・ゴダール:組曲 Op.116 カール・ライネッケ: フルート・ソナタ Op.167「水の精」 フランク:フルート・ソナタ イ長調 サン=サーンス:ロマンス Op.37 |
ジェフリー・カーナー(Fl) フー・ソン(P) | |
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者として活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レパートリーを集めたもの。 これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されており、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの録音は再び話題を呼ぶことだろう。 | ||
F.クープラン: ヴィオール組曲[第1番 ホ短調/第2番 イ長調]/ コンセール [第10番 イ短調/第12番 イ長調/第13番 ト長調] |
マルック・ルオラヤン=ミッコラ (バス・ヴィオール) アーポ・ハッキネン(Cemb) | |
世界有数のヴィオール四重奏団「ファンタズム」の創立メンバーで、現在もバス・ヴィオール奏者として屋台骨を支えるルオラヤン=ミッコラのソロ・アルバム。現在ヘルシンキ・バロックo.の音楽監督としても活躍する同郷のアーポ・ハッキネンがチェンバロで参加しており、フィンランド・コンビが実現している。18世紀フランスの宮廷音楽の再現をテーマとしたプログラムにはクープランの組曲とコンセールという聴き応えのある作品が並んでいる。第一線で活躍する一流アーティストによるクープランの新録音は古楽ファンにとっても嬉しいリリース。 | ||
フォーレ:夜想曲全集 [第1番 変ホ短調Op.33-1/第2番 ロ長調Op.33-2/ 第3番 変イ長調Op.33-3/第4番 変ホ長調Op.36/ 第5番 変ロ長調Op.37/第6番 変ニ長調Op.63/ 第7番 嬰ハ短調Op.74/第8番 変ニ長調Op.84-8/ 第9番 ロ短調Op.97/第10番 ホ短調Op.99/ 第11番 嬰ヘ短調Op.104-1/第12番 ホ短調Op.107/ 第13番 ロ短調Op.119 |
チャールズ・オウエン(P) | |
チャールズ・オウエンはユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び始め、イギリス王立音楽院でイリーナ・ザリツカヤに師事、1995年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得し、バービカン・センターやウィグモア・ホール、リンカーン・センター、カーネギー・ホール、ムジークフェライン等へも既にデビューしており、今後の活躍が期待されるイギリスの若手ピアニスト。 | ||
シューマン:歌曲集 ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」に もとづくリートと歌Op.98a/ リーダークライスOp.39/ メアリ・ステュアート女王の詩Op.135/秋の歌Op.43-2/ まこと太陽は輝きOp.37-12/私はあなたの樹Op.101-3 |
クリスティアン・ヒルツ(Br) マリアンネ・ベアーテ・ キーラント(Ms) カティア・ブスカルー(P) | |
クリスティアン・ヒルツはバロックと古典派の作品のスペシャリストとしてコープマンやハーゼルベックなどから信頼されるドイツのバリトン歌手。マリアンネ・ベアーテ・キーラントはハノーファー国立歌劇場での活躍が認められ、コレギウム・ヴォカーレやバッハ・コレギウム・ジャパンなどからソリストとして招かれているノルウェー生まれのメゾ・ソプラノ。 | ||
イタリアの天才ジャズ・ピアニストが弾く プーランク プーランク: バレエ組曲「模範的な動物たち」 (ラ・フォンテーヌの寓話による)/ ピアノと管弦楽のための「田園のコンセール」/ 即興曲第13番 イ短調/ 即興曲第15番 ハ短調 「エディト・ピアフの思い出」 |
ステファノ・ボラーニ(P) ジャン・ レイサム=ケーニック指揮 フィラルモニカ'900 | |
265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物アーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えている。 元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務めるのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニストで、ECMへの録音もあるステファノ・ボラーニ。現在はジャズを主な活躍の場としている彼だが、実はそのルーツはクラシックにある。1972年にミラノで生まれ、15歳でプロデビューを果たしたボラーニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管などからもソリストとして招かれ、クラシックの一流ピアニストとしても認められている。ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏を聴くことができるという型破りな一面も。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能あれ! | ||
ブラームス:後期ピアノ作品集 3つの間奏曲 Op.117/幻想曲集 Op.116/ 6つのピアノ小品 Op.118/4つのピアノ小品 Op.119 |
マルクス・グロー(P) | |
1995年エリーザベト王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門優勝者で、初の本格的ソロ・アルバムとなった前作リスト(AV-2097)でも実力を余すことなく発揮したドイツのヴィルトゥオーソ、マルクス・グローのブラームス。コンラート・リヒターとハンス・ライグラフから教えを受けたグローはドイツ語圏を中心としたヨーロッパだけでなくアメリカでも絶賛を博し、若くしてドイツの名門ハノーファー音楽大学教授に招聘されている。 | ||
AV-2137 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ビシュコフのショスタコ Vol.5 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調Op.93 デトレフ・グラナート(1960-): 管弦楽のための歌と舞曲 「テアトルム・ベスティアルム」 |
セミヨン・ビシュコフ指揮 ケルンWDRso. |
モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 [第14番 ハ短調K.457/第15番 ハ長調K.545/ 第13番 変ロ長調K.333]/ ロンド[ヘ長調K.494/ニ長調K.485/イ短調K.511] |
マーシャ・ハジマーコス(Fp) | |
マーシャ・ハジマーコスはオレゴンに生まれ、パリ国立高等音楽院ではインマゼールに師事。1995年には8回の演奏会でフランス初となるハイドンのソナタ全曲演奏会を成功させている。これまではフランスの Zig-Zag Territoires へハイドンの録音があったが、新境地へ挑む。 | ||
チャイコフスキー:バレエ音楽集 バレエ音楽「白鳥の湖」より(7曲)/ バレエ音楽「眠れる森の美女」より(6曲)/ バレエ音楽「くるみ割り人形」より(7曲) |
ワシーリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
才能に溢れ将来を有望視されている若手アーティストに贈られる2007年度グラモフォン賞ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたワシーリー・ペトレンコのリリース第2弾。2006年9月、名門ロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者に31歳という若さで電撃就任したペトレンコは、このコンビでの録音第1弾に、フレイシュマン&ショスタコーヴィチの舞台作品(AV-2121)という独自プログラムを選び、衝撃を与えたロシアの大器。その彼が当盤では一転、チャイコフスキーというメジャープログラムに挑戦する。 | ||
メネセス&ヴィスのメンデルスゾーン メンデルスゾーン: 協奏的変奏曲 ニ長調O p.17/ 春の歌 Op.19a-1(ピアッティ編)/ チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45/ 冬の歌 Op.19a-3(ピアッティ編)/ チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58/ アッサイ・トランクィーロ/ 無言歌 ニ長調 Op.109/ ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編) |
アントニオ・メネセス(Vc) ジェラール・ヴィス(P) | |
温もりのある歌心。ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメンデルスゾーンのチェロ作品集! 南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い渡欧を決意したのはメネセスが16歳の時。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年のチャイコフスキー国際コンクールでの優勝への切掛けとなったことは有名な逸話。また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。 今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響く。 | ||
アイ・シング・ザ・バース アンドルー・スミス(1970-): いざ来たれ、異邦人の救い主よ グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった 作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう K.レイトン:ルリ・ルラ ペロタン(c.1160-1240):祝されし御身体 W.コーニッシュ:アヴェ・マリア グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December P.M.デイヴィス:The Fader of Heven 作曲者不詳:ラーマの声が クレメンス・ノン・パパ:ラーマの声が ノルマンディー民謡:まぶねの中で R.パーソンス:アヴェ・マリア コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア 15世紀イギリスのキャロル: Lullay lullow、Marvel not Joseph R.スメルト:ノエル グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ ウィリアム・バード:おお、大いなる神秘 グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり クレメンス・ノン・パパ:三博士がやってきて A.スミス:ヌンク・ディミッティス グレゴリオ聖歌:ラーマの声 |
ニューヨーク・ポリフォニー エリザベス・バーバー(S) ルース・カンンガム(S) エミリー・ ウィリアムス(A) | |
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新登場。4人の若い歌い手たちが聴かせるエレガントな歌声と抜群のアンサンブルは、今後のさらなる成長を予感させ、当盤ではグレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴く事が出来る。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。 | ||
インティメイト・スタディーズ ヤナーチェク:霧の中で/ないしょの練習曲 ハース:ピアノのための組曲 Op.13/ アレグロ・モデラート マルティヌー: ミニアチュアのフィルム H.148/春 H.127 スーク:春 Op.22a |
ラダ・ヴァレショヴァー(P) | |
ラダ・ヴァレショヴァーは、このアルバムが本格的なデビュー録音となるチェコのピルセン出身の女流ピアニスト。スメタナ国際ピアノ・コンクールでの受賞歴やロストロポーヴィチとの共演経験を持ち、現在はロンドンのギルドホール音楽院で教授としても活躍している。祖国チェコの20世紀を代表する作曲家たちのピアノ作品。 | ||
カトワール: ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ソナタ第2番「詩曲」Op.20/悲歌 Op.26/ ソナタ第1番 Op.15 ラヴェル:ハバネラ形式による小品 |
ヘルヴィヒ・ツァック(Vn) ベルント・ツァック(P) | |
19世紀ロシアの作曲家カトワールのヴァイオリンとピアノのための作品集。特にソナタ第2番「詩曲」は傑作として知られており、希に見る美しさを持った名作。 ツァック兄弟はドイツのデュオ。ヘルヴィヒは1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターを務め、リューベックやロストックで教鞭を執るピアノのベルントとのデュオで度々日本を訪れている。 | ||
ロマン派のヴィルトゥオーゾ・オルガン作品 Vol.2 G.エドムンドソン: トッカータ「高き天より、われは来たり」 ジョン・アイアランド:悲歌的ロマンス J.クロモリツキ:主題と変奏 Op.34 O.ラヴァネッロ:アドラショーネ ギ・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート ヴィエルヌ:ロマンス G.ウェイツ:交響曲第1番 |
ジェーン・ パーカー=スミス(Org) | |
1975年、フェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコンサートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビュー、このコンサートを契機として世界的なキャリアを歩み始めたイギリスの女流奏者、パーカー=スミスが得意とするロマン派オルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌなどの重要作品を収録している。 | ||
「ディープ・パープル」のキーボード、ロードの作品 ジョン・ロード(1941-):ダラム・コンチェルト |
マシュー・バーリー(Vc) ジョン・ロード(ハモンドOrg) ルース・パーマー(Vn) キャスリン・ティッケル (ノーザンブリアン・パイプ) ミッシャ・ダムフ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
全世界を熱狂させたハード・ロック・バンド「ディープ・パープル」の創設メンバーで、1976年の解散までキーボードとして活躍したジョン・ロードの意欲作、イギリス・ダラム大学の創設175周年を記念して作曲された「ダラム・コンチェルト」が登場。 ムローヴァの夫君でイギリスのトップ・チェリストの1人マシュー・バーリー、自ら製作したCD(QTZ-2045)がクラシカル・ブリット・アウォード2007に輝き話題を呼んだ若きヴァイオリン奏者ルース・パーマー、イングランド北部の伝統楽器ノーザンブリアン・パイプの名手として絶大な人気を誇る女流奏者キャスリン・ティッケル、そして作曲者ジョン・ロード自身が弾くハモンドオルガンと、4人のソリストとオーケストラが効果的に絡み合う「ダラム・コンチェルト」は、第1部〜朝、第2部〜午後、第3部〜夕暮れの3部で構成されており、世界文化遺産に登録されているダラム大聖堂やダラム城があるダラムの町並みが目に浮かぶような雄大な作品となっている。ロックのジョン・ロード、ワールドミュージックのキャスリン・ティッケル、そしてクラシックのアーティストたちがジャンルのしがらみに囚われることなく音楽を奏でる。 | ||
ハンス・ガル(1890-1987): ヴァイオリン協奏曲Op.39/ 管弦楽のための3楽章「トリプティク」 Op.100/ ヴァイオリンのためのコンチェルティーノOp.52 |
アネッテ=バルバラ・ フォーゲル(Vn) ケネス・ウッズ指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2009年9月7日-9日&20日-21日、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール、ニューカッスル、イギリス。全曲世界初録音。 ブラームスの孫弟子でウィーン後期ロマン主義の伝統を貫いた孤高の作曲家ハンス・ガル。ピアノ独奏作品全集(AV-2064)、ヴァイオリン・ソナタ集(AV-2182)に続き、シリーズ第3弾「ヴァイオリン協奏曲集」が登場。ソリストはソナタ集に続き、ドイツの女流フォーゲルが担当。 | ||
追憶のための新しい合唱音楽 マクドウォール:アヴェ・マリス・ステラ プロウマン:クライズ・ライク・サイレンス(*) オレーガン:そして大凪になった(*)(世界初録音) ビーミッシュ:獅子と鹿(*) |
コレ・モルドヴォヌ指揮 ポーツマス・グラマースクール 室内合唱団 ロンドン・モーツァルト・ プレイヤーズ | |
(*)は世界初録音。1732年創立、長い歴史を持つイギリス・ポーツマス・グラマースクールの学生たちによる室内合唱団がうたうイギリス現代作曲家たちによる新しい合唱作品。 | ||
アンドレアス・ヘフリガー〜パースペクティブ III ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調Op.28「田園」/ ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」 シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
2007/08シーズンにはサロネン&ロサンゼルス・フィル、ドホナーニ&フィルハーモニア管などとの共演が決まっているスイスのピアニスト、アンドレアス・ヘフリガーの3枚目となるソロアルバム。 | ||
ユダヤ人の生活より〜チェロと管弦楽のための作品集 ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」/ 祈り〜ユダヤの生活より D.ダイアモンド: チェロと管弦楽のための「カディッシュ」 G.シュワルツ:チェロと弦楽オーケストラのための 「イン・メモリアム」 ブルッフ:チェロと管弦楽のための 「コル・ニドライ」Op.47 |
ジョナサン・アースゴー(Vc) ジェラード・シュワルツ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
録音:2004年10月20日-21日、2005年10月31日。 ロイヤル・リヴァプール・フィルの Avie 第8弾は、同オーケストラの首席チェロ奏者ジョナサン・アースゴーが主役を務める“ユダヤ "のチェロ作品集。ブロッホの代表作である「シェロモ」、ドイツの作曲家ブルッフがユダヤの旋律を題材として作曲した「コル・ニドライ」など“ユダヤ "を大きなテーマとして構成されたアルバムとなっている。 ソリストのアースゴーは、1974年オスロ生まれ。オスロとロンドンでチェロを学び、1999年にロイヤル・リヴァプール・フィルの首席チェロ奏者に就任。また同年には広上淳一の指揮でハイドンのチェロ協奏曲を披露しコンチェルト・デビューも飾っている。 | ||
シベリウス:交響曲第3番 ハ長調Op.52 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 シベリウス:交響曲第6番 ニ短調Op.104 |
トーマス・ ツェートマイヤー(Vn)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2007年、2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホール、ライヴ。 1958年に創設されたイギリスの名門室内オーケストラ"ノーザン・シンフォニア"が本拠地とする国際音楽センター"セージ・ゲイツヘッド・ホール"で行われたコンサートのライヴ録音をリリースするコラボレーション・シリーズの第4弾、音楽監督ツェートマイヤーの弾き振り。 | ||
ランディーニのための月桂樹 作曲者不詳:聖フランチェスコに讃美あれ ペルージャ:O sommo specchio 作曲者不詳:Creata fusti, o vergine ランディーニ:愛よ、この乙女を 作曲者不詳:Batista da Dio amato ランディーニ:ああ言っておくれ/ ああ幾たびため息が/愛らしい少女 作曲者不詳:アヴェ・マリア ランディーニ:最もいとしきところで、一度見て 作曲者不詳:Per l'allegrezza del nostro Signore ランディーニ: かく物思いにふけり/ ご婦人よなぜわたしを蔑むのか/ Musica son/Gia furon/Ciascun vuol 作曲者不詳:ペッカトリス・ノミナータ ランディーニ:信仰の下になすべき、悲しや女の ヴォルケンシュタイン:Mein herz das ist versert ランディーニ:我が人生のうちで/もはや死んでしまった/ この心にかかるはなんという苦しみか/ この世にこれ以上美しい人は/愛よこの娘が 作曲者不詳:Vergine donzella imperadrice ランディーニ:愛よこの娘が |
ゴシック・ヴォイセズ アンドルー・ ローレンス=キング(中世Hp) | |
ゴシック・ヴォイセズの AVIE 第2弾は、14世紀イタリアの作曲家で、イタリアのトレチェント音楽第2世代を代表するランディーニ。注目のテノール歌手ジュリアン・ポッジャーをはじめとしたメンバー5人に、ローレンス=キングが見事なアクセントを加えている。 | ||
ジェイムズ・ネアーズ(1715-1783): チェンバロのための8つの練習曲集 (*) ヘンデル:組曲 ニ短調HWV.447 |
ジュリアン・ パーキンズ(Cemb) | |
ロンドンの王室礼拝堂で合唱隊員を務めたジェイムズ・ネアーズは、ヨーク大聖堂のオルガニストに就任。その後、王室礼拝堂のオルガニスト、作曲家に任命され、演奏者、作曲家として18世紀のイギリスで活躍した。ここに収録された彼による鍵盤楽器のための代表作(*)では、第1番〜第4番をカークマン(1764)のシングル・マニュアル・チェンバロで、第5番〜第8番(&ヘンデル)ではシュディ(1740)のダブル・マニュアル・チェンバロを弾き分けている。 | ||
ヘンデル:英語のカンタータと歌曲 カンタータ「苦悩はかくも快く」/ カンタータ「さまよい歩きながら」/ カンタータ「美しきデリアは寂しい木陰に迷い込み」/ わたしは気ままな恋する若者が好き/ コリンの訴えへの答え(チェンバロ独奏)/ 捨てられたニンフ/親愛なるアドニス、美しき宝/ 愛は儚い思いにすぎず/憂鬱な妖精/喜びを運ぶもの |
ニッキー・ケネディ(S) サリー・ブルース=ペイン(A) ブルック・ストリート・バンド [レイチェル・ハリス、 ファラン・スコット(Vn) タティー・テオ(Vc) キャロリン・ギブリー (Cemb)]] | |
ピリオド楽器使用。 演奏者がわずか5人という斬新且つ刺激的な編成でによるヘンデル「水上の音楽」(AV-0028)で衝撃的デビューを果たした女流奏者だけの古楽アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドの第4作目は、世界初録音を含むヘンデルによる英語のカンタータと歌曲集。今回のアルバムのメイン・プロである3曲のカンタータは、歌劇「オットーネ」「フラーヴィオ」「ジュリアス・シーザー」などの名作から編曲された知られざる作品で、録音自体非常に珍しい。 | ||
北イタリア17世紀-18世紀のヴァイオリン協奏曲集Vol.3 ヴィヴァルディ:協奏曲 ヘ長調RV.569 ロカテッリ: 教会協奏曲 ハ短調Op.4-11/協奏曲 ヘ長調Op.4-12 サンマルティーニ:協奏曲 変ホ長調 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調RV.562 |
エイドリアン・チャンドラー (Vn/ディレクター) ラ・セレニッシマ | |
「17世紀から18世紀」「北イタリア」と年代と地域を限定したチャンドラー&ラ・セレニッシマによるヴァイオリン協奏曲集の完結編。第3集ではヴィヴァルディ、ロカテッリ、サンマルティーニ、タルティーニという当時のイタリアを代表する4人の作品を収録している。ちなみにチャンドラーは、1690年から1740年の北イタリアにおけるヴァイオリン協奏曲の発展を研究するため、サウサンプトン大学から特別研究員の地位を与えられている。 | ||
エッセンシャル〜無伴奏ヴァイオリンのための作品集 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117 J.S.バッハ:パルティータ第2番 ニ短調BWV.1004 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調Op.27-3「バラード」 スカルコッタス:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ クライスラー:レチタティーヴォと スケルツォ・カプリース Op.6 |
ヘルヴィヒ・ツァック(Vn) | |
カトワールのヴァイオリン作品全集(AV-2143)が話題を呼んだドイツのヴァイオリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏ヴァイオリン作品集。時には炎のように激しく時には繊細な抜群の表現力、数々の難曲と堂々と対峙できる研ぎ澄まされた技巧は、1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターとして活躍し、その後ソリストへと転身したベテランならでは。 | ||
イモジェン・クーパー〜シューベルト・ライヴ Vol.1 ピアノ・ソナタ第20番 イ長調D.959/ 11のエコセーズ ニ長調D.781/3つの小品 D.946/ ピアノ・ソナタ第16番 イ短調D.845/ ピアノ・ソナタ第20番 イ長調D.959 |
イモジェン・クーパー(P) | |
録音:2008年4月15日、11月25日、クィーン・エリザベス・ホール、ロンドン、ライヴ。英国の才女イモジェン・クーパー!新シリーズ「シューベルト・ライヴ」第1弾! 2008年10月に行われたNHKso.との共演やソロ・リサイタルでの好演が記憶に新しいイギリスの才女イモジェン・クーパー。弾き振りによるノーザン・シンフォニアとのモーツァルト(AV-2100&AV-2175)に続くアヴィー(Avie)からの新シリーズは、ロンドンのクィーン・エリザベス・ホールを舞台としたシューベルトのライヴ・レコーディング集! イモジェン・クーパー自身も大きな手応えを感じたというクィーン・エリザベス・ホール、ライヴでは、1923年から28年にかけて作曲された晩年の名作を選曲。バドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデルから薫陶を受けたクーパーの演奏には、シューベルトの音楽を奏でる歓びや作品への深い愛情が満ちあふれている。30年以上にわたりシューベルトの演奏に情熱を注ぎ続けてきたクーパーの「新しいシューベルト」にご期待頂きたい。 | ||
イモジェン・クーパー〜 シューベルト・ライヴ Vol.2 ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調D.958/ 楽興の時 D.780/16のドイツ舞曲 D.783/ ピアノ・ソナタ第18番 ト長調D.894/ 4つの即興曲 D.935 |
イモジェン・クーパー(P) | |
録音:クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)、ライヴ。Vol.1:AV-2156。 世界各国で高評価、好レビューを得ている第1弾に続く、イモジェン・クーパーの第2回シューベルト・シリーズ第2弾は、死が目の前まで迫っている中で作曲されたソナタ第18番&第19番を含む1820年代後半の5作品。 1980年代には「シューベルト最後の6年」シリーズを蘭 OTTAVO へ録音、ブレンデルとの共演ともあいまって世界的に知られることとなった彼女は、バッハからアデスまでという膨大なレパートリーを持ちながらも夭折の天才シューベルトにこだわり続けてきた。「私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはない」と語るクーパー。20年以上の歳月を経てライヴで創造される新シリーズは正に聴き物。 | ||
イモジェン・クーパー〜 シューベルト・ライヴ Vol.3 12のドイツ舞曲 D.790/ ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784/ ハンガリーのメロディ ロ短調 D.817/ ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D.840/ 4つの即興曲 D.899/ ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960/ アレグレット ハ短調 D.915 |
イモジェン・クーパー(P) | |
録音:2008年4月15日、2009年4月22日、12月8日、クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)、ライヴ。 Vol.1:AV-2156、Vol.2:AV-2157 に続く、現代最高のシューベルティアンの1人、クーパーが贈る第3弾。『私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはない』(イモジェン・クーパー) | ||
モーツァルト: 交響曲第40番 ト短調K.550/ 歌劇「ルーチョ・シッラ」K.135 〜一瞬のうちに、急いで行きましょう/ 「イドメネオ」のためのバレエ音楽K.367/ コントルダンス集 [コントルダンスK.123/ メヌエット・カンタービレK.463/ コントルダンスK.462(第5番&第6番)/ コントルダンスK.123] |
アマンダ・フォーサイス(S) ジャネット・ソレル指揮 アポロズ・ファイア | |
録音:2008年4月、セント・ポール・エピスコパル教会、クリーヴランド。 グスタフ・レオンハルトの高弟ジャネット・ソレルを芸術監督(兼チェンバロ奏者)として1992年に創設され、古楽&バロック・ファンの中で注目を集め始めているアメリカ・クリーヴランドのバロックo.、アポロズ・ファイア(クリーヴランド・バロックo.)が Avie 初登場。弦楽セクションには、オランダでシギスヴァルト・クイケンとアンナー・ビルスマからピリオド奏法を伝授された名手たちが揃っている。これまではアメリカ国内での活動をメインとしていたが、2010年11月には初のヨーロッパ・ツアーが予定され、当レーベルからも、続いてバッハの「ブランデンブルク協奏曲」(AV-2207)がリリースされる。 | ||
ヴィルトゥオーゾ〜無伴奏チェロのための作品集 ボッタームント/シュタルケル編: パガニーニの主題による変奏曲 クレンンゲル/ウェン=シン・ヤン編: シャコンヌ形式による奇想曲 Op.43 イザイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.28 カサド:無伴奏チェロ組曲 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8 |
ウェン=シン・ヤン(Vc) | |
24歳という若さでバイエルン放送so.の首席チェロ奏者に就任、15年間在籍しマゼールからも最大級の賛辞を寄せられた台湾人チェリスト、ウェン=シン・ヤンによる19-20世紀の無伴奏作品集。 | ||
ショパン/リスト編:6つのポーランド歌曲 ショパン:12の練習曲 Op.10/12の練習曲 Op.25 |
ルイザ・ボラック(P) | |
同郷の大作曲家エネスコのピアノ作品集(AV-0013)でデビュー、同じくエネスコの2枚目(AV-2081)がBBCミュージック・マガジン・アウォードに選出されたルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラックによるショパン。親友でありライバルでもあった"ショパン"と"リスト"の関係をテーマとしている。 | ||
ソワレ・アンテルナショナル ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ第5番〜アリア(プリムローズ編)/ ブラジル風バッハ第2番 カマルゴ・グァルニエリ:チェロ・ソナタ第1番 ナディア・ブーランジェ:3つの小品 マルティヌー:チェロ・ソナタ第3番 ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌 |
アントニオ・メネセス(Vc;*) セリーナ・ ツィルヴィンスク(P;#) | |
録音:2008年3月24日-26日、ポットン・ホール(サフォーク)。使用楽器:アレッサンドロ・ガリアーノ、1730年制作(*)/スタインウェイ、モデル D (#)。 自身2度目となるJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲(AV-0052)、シューマン&シューベルト(AV-2112)、メンデルスゾーン(AV-2140)、そして満を持してのベートーヴェン(AV-2103)を続々と発表してきたブラジルの天才アントニオ・メネセス。最新作となる5枚目のリリースは、母国ブラジルの国民的作曲家ヴィラ=ロボスのチェロ作品をメインとした"ソワレ・アンテルナショナル"! この"ソワレ・アンテルナショナル"でメネセスが取り上げた作曲家は、ブラジルのヴィラ=ロボスとカマルゴ・グァルニエリ、フランスのナディア・ブーランジェ、チェコのマルティヌーの4人。20世紀フランスの名教師ブーランジェと弟子のカマルゴ・グァルニエリ以外は、一見繋がりがなさそうに見えるが、ここではヴィラ=ロボスがパリ留学へと出発した1923年から、マルティヌーがパリを離れる1940年までの約20年という時間の中で、フランスの"パリ"を舞台として交錯した4つの大いなる才能を1つに結び付けている。2008年5月の来日公演でも演奏され大喝采を浴びたヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第2番」や同郷の作曲家カマルゴ・グァルニエリの「チェロ・ソナタ」など、メロディアスでエキサイティングなチェロ作品を通じてメネセスの熱き魂の音楽が鳴り響く。メネセスだからこそ創ることの出来た素晴らしきチェロ・アルバムの誕生。 | ||
バルカウスカス:作品集 Vol.2 交響管弦楽のための「サン(太陽)」Op.69/ ヴィオラ協奏曲 Op.63/交響曲第5番 Op.81/ 管弦楽のための小協奏曲第2番 Op.103 (1994) |
ユーリ・バシュメット(Va) ロベルタス・セルヴェニカス指揮 ユオザス・ドマルカス指揮 リトアニア国立so. | |
フィリップ・グラファン&今井信子がソリストを務めた作品集(AV-2073)や2005年の「ヴィオラ・スペース」への来日などで話題を呼んだリトアニアの重鎮バルカウスカスの当レーベル2枚目となる作品集は、1980年代に作曲された大作「交響曲第5番」を始めとする管弦楽作品集。また、バシュメットも参加し、彼のために書かれたヴィオラ協奏曲を弾いている。東欧の音楽&オーケストラ・ファンには特にオススメ。 | ||
ラッセル・シャーマンのドビュッシー ドビュッシー:版画/映像第2集/前奏曲集第2巻 |
ラッセル・シャーマン(P) | |
録音:2005年7月27日-29日、ジョーダン・ホール、ボストン。 | ||
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集 Vol.3 ヴィーダーマン:インペトゥオーソ ランドマン:ヘンデルの主題による変奏曲 Op.29 ベアストー:夕暮れの歌 パリー:幻想曲とフーガ ト長調Op.188 リスト/ギユー編:交響詩「オルフェウス」 ガールドニ:グラン・クール サン=サーンス:幻想曲第2番 変ニ長調Op.101 コシュロー:交響的スケルツォ |
ジェイン・ パーカー=スミス(Org) | |
使用楽器:ドイツ、レーデ、聖グードラ教会のオルガン。 1975年、イタリアの名オルガン奏者フェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのコンサートで大成功を収め、劇的なデビューを飾ったイギリスの女流オルガン奏者ジェイン・パーカー=スミス。ラトル、ボド、C.デイヴィスらとの共演を重ねるなど、コンサート・オルガニストとして豊富な経験を持つ。 | ||
ホームランド グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調Op.45 ラフマニノフ/プレス&ギンゴールド編:ヴォカリーズ ドヴォルザーク:ソナチナ ト長調Op.100 ピアソラ:ミロンガ・アン・レ サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22-1 |
ルーデンス・トゥルク(Vn) オリヴァー・シュニーダー(P) | |
名教師アナ・チュマチェンコの下で研鑽を積んだ1978年アルバニア生まれの本格派ヴァイオリニスト、ルーデンス・トゥルクのリリース第3弾。 | ||
イートン・クヮイアブックからの音楽 フォーキナー:喜べ、棘のない薔薇 コーニッシュ:めでたし女王 ラム:マニフィカト デイヴィー:In honore summe matris ブラウン:スターバト・マーテル |
スティーヴン・ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライスト・チャーチ聖歌隊 | |
ヘンリー8世の戴冠500周年(戴冠式は1509年6月24日)を記念し、ウィンザーの名門イートン・カレッジの図書館に所蔵されている写本楽譜集「イートン・クヮイアブック」からチューダー朝の音楽を収録したディスク。 | ||
東方からの詩人 スクリャービン:24の前奏曲Op.11 馬水龍(1939-):雨の波止場の風景 ドブリンカ・タバコワ(1980-):夜想曲/モデチュード レオニード・デシャニコフ(1955-): カスチェイの生活より/ジャメ..../ ロンド・チェイス/ディケンズを記念して/ 夜想曲/クレジット・タイトル |
イヴリン・チャン(P) | |
バシュメットの後継者マキシム・リザノフとのデュオ(AV-2111)で Avie に登場したイギリスを拠点として活躍する台北出身の女流ピアニスト、イヴリン・チャンによるスクリャービンの「24の前奏曲」を中心とするソロ・アルバム。馬水龍は台湾の作曲家。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 [第4番 変ロ長調Op.60/第7番 イ長調Op.92] |
ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
録音:2007年2月3日、11月3日、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホール、ライヴ。 マエストロ・ダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのレコーディング第4弾。アバド政権下のヨーロッパ室内o.で首席オーボエ奏者として活躍したボイドは、指揮者への転身後マンチェスター・カメラータの音楽監督、アメリカのセント・ポール室内管の芸術パートナー、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアの首席客演指揮者のポストに就くなど目覚しい活躍を展開している。当盤でのオーケストラ編成は、第1ヴァイオリンが8人(第7番では9人)、第2ヴァイオリンが6人、ヴィオラが4人、チェロが4人など、"第2番&第5番"(AV-0040)を含む前3作でも話題となった小規模編成はここでも健在。マンチェスター・カメラータの好演はもちろんのこと、"指揮者"としてのダグラス・ボイドのこれからがさらに楽しみ。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847): ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838)/ ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調 |
ルーデンス・トゥルク(Vn) オリヴァー・シュナイダー(P) アリエル・ズッカーマン指揮 カペラ・イストロポリターナ | |
ユリア・フィッシャー、アラベラ・美歩・シュタインバッハー、リサ・バティアシヴィリを育て上げたミュンヘン音楽大学の名教授、アナ・チュマチェンコ女史の門下生でアルバニア生まれのルーデンス・トゥルクが、メンデルスゾーン作品中でもマイナーな、ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調とヴァイオリンとピアノのための協奏曲で初のコンチェルト録音に挑む。 | ||
J.S.バッハ:管弦楽組曲集〜若き王子のための (アンハルト・ケーテン候レオポルト王子のために) [第1番 ハ長調BWV.1066/ 第2番 ロ短調BWV.1067(オーボエ版)/ 第3番 ニ長調BWV.1068(原典版)/ 第4番 ニ長調BWV.1069(原典版)] |
モニカ・ハジェット (Vn/ディレクター) ゴンサロ・ルイス(Ob) アンサンブル・ソネリー | |
録音:2007年9月21日-25日、セント・サイラス教会。 バロック・ヴァイオリンの世界的名匠モニカ・ハジェットとアンサンブル・ソネリーが世に送る原典版によるバッハの管弦楽組曲集。 ケーテンやヴァイマール時代の作と考えられているバッハの「管弦楽組曲」には手稿譜が残されておらず、第3番と第4番は編成が大きいため、ライプツィヒ時代に加筆したとも考えられている。ハジェットは、バッハを厚遇したケーテンの領主レオポルト候の宮廷楽団と同規模の編成(弦楽器、オーボエ、ファゴット、チェンバロ)を再現。また「第2番」では、アンサンブル・ソネリーのオーボエ奏者ゴンサロ・ルイスがフルート・パートをオーボエに置き換えており、ケーテンの宮廷楽団の編成に基づき再構築している。 | ||
R.シュトラウス: 交響詩「ドン・ファン」Op.20(*)/サフランOp.10-7/ 万霊節 Op.10-8/ゲオルギーネOp.10-4/ 誰がしたのだ Op.10-6/出会い Op.72/赤いばら Op.76/ 目覚めたばら Op.66/明日は! Op.27-4/ メタモルフォーゼン(*) |
ジョーン・ロジャーズ(S) ヤン・レイサム=ケーニック指揮 ストラスブールpo. | |
録音:2001年10月17日-18日(*)/2008年8月10日(*以外)。 | ||
パースペクティヴ IV ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 「1905年10月1日街頭にて」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ [第21番 ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」/ 第24番 嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」] ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調Op.2 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
往年の大テノール歌手エルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガーのリサイタル・プログラム「パースペクティヴ」の第4弾。レコーディングはMTT&SFSのマーラー・チクルスでお馴染みの超強力録音チーム、"トリトナス"が担当。 | ||
ラッセル・シャーマン・ライヴ リスト:超絶技巧練習曲集 S.139 クレイグ・スミスによるインタビュー ハエ=スン・パイクと クリストファー・テイラーへのレッスン風景 クリストファー・ライドンによるインタビュー |
ラッセル・シャーマン(P) | |
収録:2004年6月23日、アンヘル・オレンサンス芸術センター、ニューヨーク、ライヴ。NTSC。 マルク=アンドレ・アムランの師匠としても知られるニューヨーク生まれのピアニスト、ラッセル・シャーマン(1930-)は、ユダヤ系ポーランド人(アメリカに帰化)ピアニスト、シュトイアマンからピアノを学び、15歳でニューヨーク・タウン・ホールにデビュー。その後、シカゴ響、ボストン響、ロサンゼルス・フィル、NYPなどのメジャーo.と共演を重ね、指導者としてもハーバード大学、ニューイングランド音楽院、名門ジュリアード音楽院で後進の育成に尽力した。その魅力を知る演奏家や門下生から絶大な支持を得ながらも、シャーマンのコンサートやレコーディングは少なく、演奏に接する機会は限られていた。 そんな中、イギリスの Avie から75歳のシャーマンが録音に臨んだドビュッシー(AV-2164)、と、その前年のリストのライヴ映像が突如登場! 1つ1つの音を大切に弾く真摯な姿勢と、独特の音楽創りで人々を惹きつけてやまないラッセル・シャーマンの至芸を眼と耳の両方で知ることが出来る、ピアノ・ファン注目のリリース! | ||
イモジェン・クーパー〜 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.2 ピアノ協奏曲 [第24番 ハ短調K.491/第25番 ハ長調K.503]/ 幻想曲 ニ短調K.397 |
イモジェン・クーパー(P)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2007年11月8日-11日、ライヴ。セージ・ゲイツヘッド・ホールとのコラボレーション・リリース第3弾。 先に第23番&第9番(AV-2100)がリリースされているブレンデルの弟子、クーパー弾き振りのモーツァルト第2弾。イギリスのニューカッスル・ゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」を拠点とする名門ノーザン・シンフォニアが、同ホールで行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行くシリーズ。 | ||
ハイドン:チェロ協奏曲 [第1番 ハ長調Hob.VIIb-1/ 第2番 ニ長調Hob.VIIb-2]/ クロビス・ペレイラ(1932-): チェロと弦楽オーケストラのための コンチェルティーノ ト長調(*) |
アントニオ・メネセス(Vc)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2009年9月29日-30日、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール、ニューカッスル、イギリス。(*)は世界初録音。 1977年ミュンヘン国際コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで第1位に輝き、帝王カラヤンに認められ、1998年からはボザール・トリオのメンバーとしても活躍したブラジルの名手アントニオ・メネセス、AVIEからの第6弾は久々の協奏曲録音。ハイドンの2曲に、準バロック的なスタイルとブラジル北東部ペルナンブーコ州の音楽的要素を採り入れたブラジルの作曲家ペレイラによる世界初録音作品がカップリングされている。 | ||
シューマン:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.14/ 3つのロマンスOp.28/幻想曲 ハ長調Op.17 |
フェリペ・スカリウジ(P) | |
当レーベルへ初登場となるサンパウロ出身のブラジル人ピアニスト。生地とニューヨーク・マンハッタン音楽院で学び、アイルランドで名手ジョン・オコーナーにも師事、2005年9月にはカーネギー・ホールへデビューしている。 | ||
ヴィヴァルディ:フレンチ・コネクション 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調RV.114/ ファゴット協奏曲 ヘ長調RV.488/ ヴァイオリン協奏曲 ハ長調Op.4-7,RV.185/ フルート協奏曲 ト長調RV.438/ 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調RV.157/ ファゴット協奏曲 ハ長調RV.468/ フルート協奏曲 ホ短調RV.432/協奏曲 ヘ長調RV.100/ 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ短調RV.119/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV.211 |
エイドリアン・チャンドラー (Vn/ディレクター) ケイティ・ビルヒャー(Fl) ピーター・ウィーラン(Fg) ラ・セレニッシマ | |
イギリスのピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ6枚目のリリース。エイドリアン・チャンドラーはヴィヴァルディの協奏曲を研究を進めるため、サウサンプトン大学から特別研究員に任ぜられた英国新世代のヴィヴァルディ弾き。 | ||
シューベルト:即興曲集 4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935 |
アンドレア・ルケシーニ(P) | |
ベリオのピアノ作品集(AV-2104)に続く、イタリアのピアニスト、アンドレア・ルケシーニの AVIE 第2弾。2009年行われた来日公演でもシューベルトの即興曲D.899を弾いて絶賛を博した。 | ||
フライング・ソロ バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117 パガニーニ:24のカプリースより [第4番/第9番/第21番] イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ [第3番 ニ短調Op.27-3「バラード」/ 第5番 ト長調Op.27-5] ツィンマーマン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ |
オーガスティン・ ハーデリッヒ(Vn) | |
これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に送り出した Avie が「レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト」と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのソロ・レコーディング。 1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業、天才奏者として将来を嘱望されていたが、1999年に不慮の事件に巻き込まれ、全身の60%にも及ぶ大火傷を負ってしまう。しかし、20回を超える手術や想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜き、2006年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇、完全復活を果たした。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカ「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を授与され、巨匠への道を確実に歩み始めている。 まさしく絶望の淵から不死鳥の如く甦った奇跡のヴァイオリニストが全身全霊を込めて創り上げた、生きる喜び、音楽の喜びを感じさせる素晴らしいアルバム。 | ||
ファゴットのための作品集 ブトリー:アンテルフェランスI アンドレ:晩秋の歌 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調Op.168 ミルデ:アンダンテとロンドOp.25/ポロネーズ グリエール:ユーモレスクOp.35-8 |
ジュディス・ルクレア(Fg) グレッチェン・ ヴァン・ホーゼン(Hp) ジョナサン・フェルドマン(P) | |
Cala レーベルの "NYPの首席奏者たちシリーズ" (CACD-0515) 以来となるNYPの首席ファゴット奏者、ジュディス・ルクレアのソロ・アルバム。ピッツバーク響の首席ハープ奏者ヴァン・ホーゼンと、CALAレーベルのアルバムにも参加していたジョナサン・フェルドマンとの共演。 | ||
ハンス・ガル(1890-1987):ヴァイオリンのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ短調Op.17/ ヴァイオリンとピアノのための組曲 ト長調Op.56 (*) ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(遺作) |
アネッテ=バルバラ・ フォーゲル(Vn) ユハニ・ラーゲルスペツ(P) | |
(*)は世界初録音。ハンス・ガルの孫サイモン・フォックス・ガルが、ピアノ独奏作品全集(AV-2064)と同じくプロデューサー&エンジニアを担当している。 ユダヤ系ハンガリー人の医師一家に生まれたハンス・ガルは、ブラームスの孫弟子で、ナチスのユダヤ人迫害から逃れるためスコットランドへと移住、没後20年前後経った頃から作品録音も増え、再評価されつつある。 | ||
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集 〔第1番 ヘ短調 Op.1/第2番 ニ短調 Op.14/ 第3番 イ短調 Op.28/第4番 ハ短調 Op.29/第5番 ハ長調 Op.38〕 |
アレクサンドラ・シロセア(P) | |
録音:2010年9月、聖ダンスタン教会、イースト・サセックス。東欧ルーマニア出身のアレクサンドラ・シロセアによるデビュー盤。2008年にはウィーン室内o.と共演、2009年にはムジークフェラインとカーネギー・ホールへデビューしている。 | ||
天使の声〜イートン・クワイア・ブックからの音楽 Vol.2 ブラウン:おおマリア、救い主の御母(8声) / コーニッシュ:アヴェ・マリア(4声) デイヴィ:めでたしイエス、神の独り子よ(5声) / ラム:アヴェ・マリア、恵みに満ちた方 ウィルキンソン:めでたし、天の女王 スティーヴン・ダーリントン指揮オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊 | ||
録音:2012年9月11日-14日、マートン・カレッジ・チャペル、オックスフォード。初代音楽監督をジョン・タヴァナー(c.1490-1545)が務めたオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊は、1520年代にウルジー枢機卿によって創設された由緒ある合唱団。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 Vol.3 第1番 ハ長調Op.21/第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
「勇敢で逞しく、そして鮮やか。このマンキューニァン(マンチェスター人)のベートーヴェンは別格だ」(英グラモフォン誌) ヨーロッパ室内管の首席オーボエ奏者から指揮者へと転身したダグラス・ボイドが、現在音楽監督を務めるマンチェスター・カメラータと録音しているベートーヴェン・チクルス第3弾。 | ||
チューダー朝の音楽 バード:まことのおからだ / パワー:至福なるかな、天上の女王 / 作曲者不詳:フロス・レガリス ダンスタブル:あなたは美しい / アンドルー・スミス(1970-):フロス・レガリス タリス:追われし鹿が流れの水を求めるごとく/おお来たれ、唯一の神を称えよ/ 祝福されし者は疑いなく/神はわれらに恩寵を与えたまい スミス:キリストよみがえりぬ / コーニッシュ:喜びたまえ、キリストのみ母になる乙女 タリス:我は天の声を聞きぬ/神が威厳持ち立ち上がり/何故異教徒の面前にて / タイ:平安のうちに ランビ:天の星 / スミス:茨の冠を主にかぶせて / タヴァナー:4声のマニフィカト ニューヨーク・ポリフォニー | ||
2006年の結成以来、拠点のニューヨークとイギリスで、急速に評価を高めている男声4重唱ア・カペラ・アンサンブル。英グラモフォン誌や英BBCミュージック・マガジン誌で激賞されている。アンドルー・スミスはノルウェーで活躍するリヴァプール生まれの作曲家。 | ||
メンデルスゾーン(1809-1847): ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調Op.66/ ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調Op.49 |
ベンヴェニュー・ フォルテピアノ・トリオ [モニカ・ハジェット(Vn) ターニャ・トムキンズ(Vc) エリック・ジヴィアン(Fp;*)] | |
ピリオド楽器使用。使用楽器:1841年ウィーンで製作(*)。 アンサンブル・ソネリーとのJ.S.バッハの「管弦楽組曲(原典版)」(AV-2171)で改めてその存在感の大きさを世に示したバロック・ヴァイオリンの名匠モニカ・ハジェットが、アメリカの若きピリオド楽器奏者たちと新しいピリオド・アンサンブル、ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオを結成。 ターニャ・トムキンズはビルスマ門下、エリック・ジヴィアンはピーター・ゼルキンの弟子。 | ||
ラフマニノフ: 交響的舞曲 Op.45/ 交響詩「死の島」Op.29/幻想曲「岩」Op.7 |
ワシリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
英BBCミュージック・マガジン誌2010年3月号の月間最優秀賞受賞盤。 | ||
フォー・ストリングス・オンリー〜無伴奏ヴァイオリン・リサイタル ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第2番 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003 ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第1番 ベン=ハイム:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト長調 / ベリオ:セクエンツァVIII ヘルヴィヒ・ツァック(Vn) | ||
1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターとして活躍したドイツのヴァイオリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏作品集 Vol.2。 | ||
ジョン・ロード(1941-): フルート、ピアノと弦楽オーケストラのための組曲 「 To Notice Such Things: As I Walked Out One Evening 」(*)/ イヴニング・ソング(オーケストラ・ヴァージョン)/ フォー・エグザンプル/エア・オン・ザ・ブルー・ストリングス/アフターワーズ ジョン・ロード(P) コーマック・ヘンリー(Fl) クラーク・ランデル指揮ロイヤル・リヴァプールpo. | ||
イギリスの伝説的ハード・ロックバンド、ディープ・パープルの元キーボード、ジョン・ロードによるクラシック作品第2弾(Vol.1:「ダラム・コンチェルト」〔AV-2145; ダラム大学創設175周年記念作品〕は、イギリスのクラシカル・チャートで初登場トップ10入り)。 ジョン・ロードは結成から1976年の解散までと、1984年の再結成から2002年まで、ディープ・パープルのキーボードとして活躍し、2002年にクラシックの作曲家へと転身した。今回の1曲目(*)は、ジョン・ロードの長年の友人であり2009年に他界したサー・ジョン・モーティマー(1923-2009)に捧げられている。 | ||
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1/ ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40/ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 |
シモン・トルプチェスキ(P) ワシリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
マケドニアの英傑とロシアの若獅子による、前作「ピアノ協奏曲第2番&第3番」(AV-2192)に続くラフマニノフ第2弾。 | ||
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18/ ピアノ協奏曲第3番 ニ短調Op.30 |
シモン・トルプチェスキ(P) ワシリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. | |
若獅子ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルによるラフマニノフ・シリーズ2タイトルが登場。 2006年にロイヤル・リヴァプール・フィルの歴史上最年少の若さでプリンシパル・コンダクター(首席指揮者)に着任、輝かしいサクセス・ストーリーを歩むロシアの若きマエストロ、ワシリー・ペトレンコは着任以降、同フィルを世界の第一級オケへ押し上げ2009年にチーフ・コンダクターへと昇格、2015年までの契約延長も決定。また、2007年には英グラモフォン誌のヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤーに選出され、英国ナショナル・ユース・オーケストラの首席指揮者にも抜擢されている。 協奏曲集で共演する、旧ユーゴスラビア連邦の小国マケドニア生まれのトルプチェスキは Avie 初登場。ジンマン、マゼール、デュトワ、ノセダら多くの名匠たちと共演を重ね、日本でも2006年に大野和士&新日本フィルをバックに、天才ピアニストとしての実力を見せつけてくれた。 | ||
ヴォルフ=フェラーリ: 歌劇「スザンナの秘密」/バリトンのための5つの歌曲「セレナータ」 ドラ・ロドリゲス(S) マルク・カントゥッリ(Br) ワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプールpo.、ヨーロピアン・オペラ・センター | ||
ロイヤル・リヴァプール・フィルと共に快進撃を続けるロシアの若獅子ペトレンコによる久々のオペラ録音は、イタリア・コミック・オペラの大家ヴォルフ・フェラーリの「スザンナの秘密」。 | ||
メイド・イン・ブリテン ウォルトン:喜劇序曲「スカピーノ」 バターワース:イギリス田園詩曲〔第1番/第2番〕 ディーリアス:楽園への道 バックス:幸せな森 / エルガー:愛の挨拶(*) ヴォ―ン=ウィリアムズ:イギリス民謡組曲/ 揚げひばり(*) ジャーマン:ネル・グウィン序曲 |
ジョン・ウィルソン指揮 ロイヤル・リヴァプールpo. ジェイムズ・クラーク(Vn;*) | |
録音:2010年4月7日-8日、リヴァプール・フィルハーモニー・ホール(イギリス)。イギリス人マエストロ、ジョン・ウィルソンと、1840年に創設された英国最古のオーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルによる近代イギリス音楽。 | ||
マーラー/シェーンベルク&リーン編曲:大地の歌(室内楽版)
ジェーン・アーウィン(Ms) ピーター・ウェッド(T) ダグラス・ボイド指揮マンチェスター・カメラータ | ||
録音:2010年1月30日、ブリッジウォーター・ホール、マンチェスター、マンチェスター・フェスティヴァル、ライヴ。マーラー没後100周年記念盤。演奏会は英サンデー・タイムズ誌、英グラモフォン誌などで大絶賛された。 | ||
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 ソナタ〔ト短調 BWV.1020/変ホ長調 BWV.1031/ホ長調 BWV.1035/ ロ短調 BWV.1030/ハ長調 BWV.1033/イ長調 BWV.1032〕/ パルティータ イ短調 BWV.1013/ ソナタ ホ短調 BWV.1034 |
マリーナ・ピッチニーニ(Fl) ブラジル・ギター・デュオ [ジョアン・ルイス、 ダグラス・ローラ] | |
録音:2009年5月11日-14日、ノイマルクト(ドイツ)。 マリーナ・ピッチニーニはバクストレッサー門下のイタリア系アメリカ人フルーティスト。当盤では、伴奏がチェンバロではなく、なんとギター・デュオ。 | ||
枢機卿の宮廷からのカンタータ カルダーラ:クローリ、私の美しいクローリ アルビノーニ: Senza il core del mio bene A.スカルラッティ:愛らしく美しいクローリ ヘンデル:トッカータ ト短調 HWV.586/ カプリッチョ ト短調 HWV.483 D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.30 ヘンデル:愛の神が見て HWV.175 D.スカルラッティ:ソナタ〔ニ短調 K.9/ニ長調 K.430〕 ヘンデル:私の胸は騒ぐ HWV.132c |
アンドルー・ラドリー(CT) ジュリアン・パーキンズ (Cemb/ディレクター) サウンズ・バロック | |
録音:2009年12月8月-10日、ロンドン。17世紀後期、音楽家たちにとって重要なパトロンだったピエトロ・オットボーニ枢機卿(1667-1740)の宮廷で演奏されたと思われる作品集。サウンズ・バロックは、チェンバリストのジュリアン・パーキンスがディレクターを務め、ロンドンを中心に活躍するイギリスのピリオド・アンサンブル。 | ||
ジェイク・ヘギー(1961-):歌曲集 幸運な子供/Some Times of Day / "Facing Forward/Looking Back" /Here and Gone/ To say before going to sleep/オフェーリアのための歌とソネット/最後のモノローグ イザベル・ベイラクダリアン(S) スーザン・グレアム、 フレデリカ・フォン・シュターデ、チェン・カオ、ジョイス・ディドナート(Ms) ポール・グローヴズ(T) キース・ファールズ(Br) ドーン・ハームズ(Vn) カルラマリア・ロドリゲス(Va) エミル・ミランド(Vc) ジェイク・ヘギー(P) | ||
録音:2007年6月21日-24日、2008年1月12日-13日、スカイウォーカー・サウンド(アメリカ)。 アメリカのリーディング・コンポーザーの1人へギーによる歌曲は、伝統とモダーン両方の響きを兼ね備え、多くの歌手たちから支持されている。 | ||
J.S.バッハ/キャロライン・ギブリー編曲: トリオ・ソナタ集(四重奏版) BWV.525-530 〔第1番 変ホ長調/第2番 ハ短調/第3番 ニ短調/第4番 ホ短調/第5番 ハ長調/第6番 ト長調〕 ブルック・ストリート・バンド[レイチェル・ハリス、ファラン・スコット(バロックVn) タティー・テオ(バロックVc) キャロライン・ギブリー(Cemb)] | ||
録音:2010年3月22日-25日、レーヴニンガム教会(ノーフォーク). 演奏者5人という小編成でのヘンデルの「水上の音楽」(2003年/AV-0028)でデビューした女流奏者だけのピリオド・アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドによる初のバッハは、チェンバロのギブリーが四重奏へ編曲した「オルガンのためのトリオ・ソナタ」。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.3 〔第22番 変ホ長調 K.482/第18番 変ロ長調 K.456〕 |
イモジェン・クーパー(P)指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2009年11月9日-11日、セージ・ゲイツヘッド・ホール(イギリス)。イモジェン・クーパー弾き振りによるモーツァルト第3弾。 | ||
ヴィヴァルディ:神々、皇帝たちと天使たち 弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調「コンカ」RV.163/ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調RV.530/ ファゴット協奏曲 イ短調RV.500/ ソプラノ・リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調RV.445/ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調RV.526/ リコーダーとファゴットのためのソナタ イ短調RV.86/ ファゴット協奏曲 ニ短調RV.482/ ソプラノ・リコーダー協奏曲 ト長調RV.312/ ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「恋人」RV.271 パメラ・トービー(リコーダー) ピーター・ホイーラン(Fg) サラ・デボラ・シュトゥルンツ(Vn) エイドリアン・チャンドラー(Vn/ディレクター)ラ・セレニッシマ | ||
1994年に結成された、ヴィヴァルディと北イタリア・バロック音楽のスペシャリスト集団、ラ・セレニッシマの Avie レーベル第8弾。ソリストにパメラ・トービーを迎え、神聖ローマ皇帝カール6世に献呈された「ラ・チェトラ」Op.9からの協奏曲=『皇帝たち』、海の神トリトンの法螺貝とリンクさせた「コンカ」RV.163=『神々』、ヴィヴァルディが教師を務めたピエタ院の女生徒たち=『天使たち』の3点をアルバム・テーマとした録音。 | ||
Flights of Fantasy〜初期イタリアの室内楽作品 カステッロ:4声のソナタ第14番 / ファリーナ:カプリッチョ・ストラヴァガンテ カヴァッリ:6声のソナタ / マリーニ:4声のパッサカリア ビーバー:技巧的で楽しい合奏第6番 / レグレンツィ:ラ・フガッツァ(5声のソナタ) ベルターリ:5声のソナタ / フレスコバルディ:カンツォーナ第3番 カステッロ:ソナタ第16番 モニカ・ハジェット(Vn/ディレクター)アイルランド・バロックo.室内ソロイスツ | ||
録音:2009年1月、ドロヘダ聖ピーター教会(アイルランド)。 バロック・ヴァイオリンの世界的名手ハジェットとアイルランドの精鋭たちによるイタリア・バロックの醍醐味。当盤には風変わりな仕掛けが隠されており、ファリーナ(c.1604-1639)の「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」では、犬の吠え声、猫の鳴き声、さらには発砲音までが模倣されているらしい。 | ||
ブラームス:ピアノ四重奏曲集 〔第1番 ト短調 Op.25/第3番 ハ短調 Op.60〕 |
ミランデル四重奏団 | |
録音:2007年3月27日-29日、ミュンヘン音楽大学(ドイツ)。 ミュンヘンにおけるデビュー・コンサートで「4人の最高のソリストたちによって完璧なアンサンブルが結成された」と激賞されたアンサンブル。ウクライナ人ピアニストで中心メンバーのミラーナ・チェルンヤフスカは、チュマチェンコ門下のルーデンス・トゥルクやユリア・フィッシャーのパートナーとしても活躍中。このディスクは、ルーデンス・トゥルクやルイザ・ボラックをデビューさせた名プロデューサー、ジョン・バーンズ最後のプロジェクトとなる。 | ||
カム・トゥ・ザ・リヴァー〜アメリカ民謡集 〔第1部:アパラチアン・ワゴン・トレイン/第2部:愛と死/第3部:リバイバル・ミーティング〕 ジャネット・ソレル(ディレクター)アポロズ・ファイア | ||
クリーヴランドのバロック管、アポロズ・ファイアがアパラチアやアメリカ南部の伝承曲、ケルト民謡、農村地帯の民謡、バラッド、賛歌などを織り込んで贈るアルバム。 | ||
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
サンドラ・サイモン、ジェニファー・エリス・カンパニー(S) メグ・ブレイグル(Ms) イアン・ハニーマン、ギャレス・モレル(T) ジェフリー・ストラウス(Br) マイケル・マクマレイ(B) ジャネット・ソレル指揮アポロズ・ファイア、アポロズ・シンガーズ | ||
録音:1998年、セント・ポール教会(クリーヴランド)。 アメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイアの同レーベル第3弾。当作品が出版されてから2010年で400周年になるのを記念し、同作によるヨーロッパ・ツアー(スペイン、オランダ、イギリス)が2010年11月に予定されている。 | ||
J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲 全曲 BWV.1046-1051 (*)/ チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調BWV.1052/ チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調BWV.1056/ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調BWV.1052(復元版) |
エリザベス・ ウォルフィッシュ(Vn) ジャネット・ ソレル(Cemb)指揮 アポロズ・ファイア | |
録音:1999年10月、2000年2月、2002年10月、2004年5月、2005年2月、以上 セント・ポール教会、クリーヴランド。(*)はおそらく、以前 米 ECLECTRA (「エクレクトラ」であり、エレクトラやエトセトラではない) ECCD-2047(2CDs/当店未案内/廃盤)で出ていたもの。残りは市販された形跡がなく、初出と思われる。 モーツァルト(AV-2159)に続く同団体の当レーベル第2弾だが、録音はこちらが先に行われている。イギリスの名手、ウォルフィッシュが加わっているのも魅力の一つ。 | ||
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV.56
アマンダ・フォーサイス(S) エリザベス・シャマッシュ(Ms) イアン・ハニーマン、ロス・ハウク(T) ジェフリー・ストラウス(Br) ジャネット・ソレル指揮アポロズ・ファイア、アポロズ・シンガーズ | ||
録音:2008年12月、2010年2月。レオンハルト、ノリントン、バーンスタインに師事したジャネット・ソレル率いるクリーヴランドのピリオドo.、アポロズ・ファイアのメサイア。 #DVD(おそらくヴィデオ)はジャケット写真に「ボーナス」とありますが、内容不詳です。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 5つのソナタK.279-K.283/ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284/2つのマンハイム・ソナタK.309&K.311/ パリのソナタK.310/4つのソナタK.330-K.333/幻想曲とソナタK.475&K.457/ソナタK.533&K.494/ 3つの後期ソナタK.545、K.570&K.576 ダニエル・ベン・ピエナール(P) | ||
録音:2008年8月、2009年9月、王立音楽院デュークス・ホール、ロンドン。南アフリカ生まれの逸材で現在ロンドンを拠点とし、日本ではヴァイオリニスト川畠成道とのデュオで知名度を高めているダニエル・ベン・ピエナールが、モーツァルトのソナタ全集で同レーベル初登場。グラモフォン賞受賞の名プロデューサー、ジョナサン・フリーマン=アットウッドがその才能に惚れこみ、実現したレコーディング。 | ||
シューマン:ピアノ三重奏曲集〔第3番 ト短調 Op.110/第1番 ニ短調 Op.63〕
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ [モニカ・ハジェット(Vn) ターニャ・トムキンズ(Vc) エリック・ジヴィアン(Fp;*)] | ||
録音:2009年12月21日-23日、グリーン・ミュージック・センター(カリフォルニア)。使用楽器:1841年、ウィーン製(*)。 世界各国で高評価を得たメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲集」(AV-2187)に続く、バロック・ヴァイオリンの世界的名匠ハジェット率いるピリオド・アンサンブル、ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオの第2弾。 | ||
ヴィヴァルディと仲間たち ヴィヴァルディ: ラ・フォリア(ソレル編曲)/4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op.3-10 RV.580/ 協奏曲「夏」Op.8-2 RV.315(ソレル編曲)/2つのチェロのための協奏曲 ト短調RV.531/ J.S.バッハ/ヴィヴァルディ編曲:4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調BWV.1064 ルネ・ドゥヒフレ(1961-):2つのヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 ニ短調「タンゴ」 ジャネット・ソレル指揮アポロズ・ファイア | ||
アメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイアの同レーベル第4弾。ルネ・ドゥヒフレ [René Duchiffre] はオランダの作曲家。 | ||
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) 〔第3番 ハ長調 BWV.1009/第2番 ニ短調 BWV.1008/第6番 ニ長調 BWV.1012 (*) / 第5番 ハ短調 BWV.1011/第4番 変ホ長調 BWV.1010/第1番 ト長調 BWV.1007〕 ターニャ・トムキンズ(バロックVc) | ||
録音:2010年5月14日-19日、グリーン・ミュージック・センター、カリフォルニア。使用楽器:ロッキー・ヒル(ロンドン)、1798年製(*以外)/ドミニク・ズコヴィツ1985年製(マッテオ・ゴフリラー、1699のレプリカ/5弦)(*)。オランダでアンナー・ビルスマに師事し、モニカ・ハジェットのアンサンブル、ヴェンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオのメンバー、アメリカのフィルハーモニア・バロックo.の首席奏者として共に活躍する女流チェリスト、ターニャ・トムキンズが2台のバロック・チェロを手に永遠のバイブル、バッハの「無伴奏チェロ組曲」と向き合う | ||
NYPの首席奏者たち フォーレ:ソナタ イ長調 Op.13 ピエルネ:ソナタOp.36 フランク:ソナタ イ短調 |
ロベール・ランジュヴァン(Fl) ジョナサン・フェルドマン(P) | |
"NYPの首席奏者たち"シリーズ。首席ファゴット奏者ジュディス・ルクレアに続き登場するのは、ケベック生まれの首席フルート奏者ロベール・ランジュヴァン。ピッツバーク響、モントリオール響を経て2000-2001シーズンにNYPの首席奏者へ就任した。 | ||
クライスト・チャーチの財宝 ヘンデル:司祭ザドク / ウォルトン:汝の心に封印をするように / タリス:世の救い主よ パーセル:おお神よ、汝は我が神なり / パーソンズ:アヴェ・マリア / ブリテン:羊飼いのキャロル ハウエルズ:ライク・アズ・ザ・ハート / タヴナー:主の祈り/イエス・キリスト グリアー:マイ・ブレス・ライズ・クヮイエット / ウォーロック:ベツレヘム・ダウン ラッター:カンティクル・オヴ・ヘヴンリー・シティ(*) バード:おお主よ、御身のしもべエリザベスが / ダーリントン:ヤコブの梯子 ギボンズ:グレート・ロード・オヴ・ローズ / グッドール:聖霊来たりたまえ(*) ウィールクス:ホサナ / パーセル:主よ、御身は我らの心の秘密を知り給う スティーヴン・ダーリントン指揮オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊 | ||
(*)は世界初録音。クライスト・チャーチ大聖堂所蔵の写本による演奏。 | ||
エコーズ・オヴ・パリ プーランク:ヴァイオリン・ソナタOp.119 ストラヴィンスキー:ペルゴレージによる組曲 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 プロコフィエフ: ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94bis |
オーガスティン・ ハーデリッヒ(Vn) ロベルト・クーレック(P) | |
録音:2010年6月27日-30日、レフラク・ホール(ニューヨーク)。使用楽器:ストラディヴァリウス 1683 「Ex-Gingold」。1999年に全身の60%に大火傷を負いながらも、20回を超える手術やリハビリを乗り越えて演奏家として復活を遂げた奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒによる、デビュー・タイトル「フライング・ソロ」(AV-2216)に続くセカンド・アルバム。 | ||
マーラー:交響曲第10番(カーペンター版) 陳其鋼:五行 |
ラン・シュイ指揮 シンガポールso. | |
1997年に中国系アメリカ人指揮者ラン・シュイが音楽監督に就任して以降、急速にレベルアップを遂げている東南アジアの注目株、シンガポールso.が贈るマーラー生誕150周年記念盤。日本語字幕(インタビュー部分)付き。 | ||
エコーズ・オヴ・パリ プーランク:ヴァイオリン・ソナタOp.119 ストラヴィンスキー:ペルゴレージによる組曲 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 プロコフィエフ: ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94bis |
オーガスティン・ ハーデリッヒ(Vn) ロベルト・クーレック(P) | |
録音:2010年6月27日-30日、レフラク・ホール(ニューヨーク)。使用楽器:ストラディヴァリウス 1683 「Ex-Gingold」。1999年に全身の60%に大火傷を負いながらも、20回を超える手術やリハビリを乗り越えて演奏家として復活を遂げた奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒによる、デビュー・タイトル「フライング・ソロ」(AV-2216)に続くセカンド・アルバム。 | ||
ヴィヴァルディ:フレンチ・コネクション II パリ協奏曲第2番 ホ短調 RV.133/フルート協奏曲 イ短調 RV.440/ オーボエ、ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ヘ長調 RV.543/ ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.473/パリ協奏曲第11番 ト長調 RV.150/ フルート協奏曲 ニ短調 RV.431a「偉大なムガール人」(*)/協奏曲 ト短調 RV.104「夜」/ パリ協奏曲第7番 ニ短調 RV.127/ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV.365 エイドリアン・チャンドラー(Vn/ディレクター) ケイティ・ビルヒャー(Fl) ラ・セレニッシマ | ||
(*)は世界初録音。サウサンプトン大学に特別研究員として招かれ、ヴィヴァルディ研究者としても有名なチャンドラーとラ・セレニッシマの「フレンチ・コネクション」第2弾。(*)は300年間行方不明で、2010年にスコットランド国立図書館で発見されたもの。 | ||
チェコのフルート作品集 シュールホフ:フルート・ソナタ / フェルト:フルート・ソナタ マルティヌー:フルート・ソナタ第1番 / ドヴォルジャーク:ソナチナ ト長調 ジェフリー・カーナー(Fl) チャールズ・アブラモヴィチ(P) | ||
録音:1999年6月8日-11日。1990年からフィラデルフィアo.の首席奏者を務めるカーナー7枚目のフルート作品集。 | ||
エリザベス・ハイネン〜ハープ協奏曲集 アルヴァーズ:ハープ協奏曲 ト短調 Op.81 アルブレヒツベルガー:ハープ協奏曲 ハ長調 サン=サーンス:演奏会用小品 |
エリザベス・ハイネン(Hp) ロッセン・ミラノフ指揮 ブルガリア国立放送o. | |
名門フィラデルフィアo.のハーピスト、エリザベス・ハイネンのコンチェルト・アルバム。ベルリオーズから「ハープのリストだ」と呼ばれたアルヴァーズ、ベートーヴェンの師アルブレヒツベルガー、そしてサン=サーンス。 | ||
甘い思い出〜小品&アンコール集 パラディス:シシリエンヌ / ヴィエニャフスキ:マズルカ / パガニーニ:カンタービレ ショスタコーヴィチ:前奏曲 / エルガー:愛の挨拶 / パガニーニ:無窮動 メンデルスゾーン/ハイフェッツ編曲:甘い思い出 / サラサーテ:マラゲニャ / ムソルグスキー:ゴパーク クライスラー:美しきロスマリン / グラズノフ:瞑想曲 / パガニーニ:ラ・カンパネッラ ブラームス:「F-A-Eソナタ」〜スケルツォ / マスネ:タイスの瞑想曲 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 ルーデンス・トゥルク(Vn) 占部由美子(P) | ||
録音:2012年11月18日-20日、ポットン・ホール、サフォーク。数多くの世界的ヴァイオリニストを輩出したミュンヘン音楽大学の名教師、アナ・チュマチェンコを師に持つアルバニアのトゥルク、5枚目のリリース。 | ||
ハンス・ガル(1890-1978): 交響曲第1番 ニ長調 Op.30 (*) シューベルト: 交響曲第6番 ハ長調 D.589「小ハ長調」(#) |
トーマス・ツェートマイヤー指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2009年11月18日-19日(#)、2010年9月27日-28日(*)、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール(イギリス)。(*)は世界初録音。ツェートマイヤーとノーザン・シンフォニアによるウィーンの旅。第9番「グレイト」対し「小ハ長調」とも呼ばれるシューベルトの第6番交響曲と、その約1世紀後、新ウィーン楽派などのモダニズムが台頭する中で、伝統的な旋律美、後期ロマン主義のスタイルを守るために奮闘したハンス・ガルの交響曲第1番をカップリング。 | ||
シューベルト: 交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレイト」 ハンス・ガル:交響曲第2番 ヘ長調Op.53(*) |
トーマス・ツェートマイヤー指揮 ノーザン・シンフォニア | |
(*)は世界初録音。 | ||
コラージュ スカルラッティ:ソナタK.9/ソナタK.141 カリアー: スカルラッティ・カデンツァ/ブレインストーム ドビュッシー:版画 / リーバーマン:ガーゴイル シューマン:謝肉祭 ショパン/リスト編曲:私のいとしい人 |
ジョイス・ヤン(P) | |
アメリカを拠点に活躍する韓国の女流ピアニスト、ジョイス・ヤン(1986-)のデビュー・レコーディング。2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで最年少メダリスト(第2位)となり、2010年には権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した。 | ||
ハンス・ガル: 交響曲第3番 イ長調 Op.62(*) シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」 |
ケネス・ウッズ指揮 オーケストラ・オヴ・ザ・スワン | |
(*)は世界初録音。Avie がレーベルの総力を挙げて復興、再評価に取り組んでいるハンス・ガルの交響曲シリーズ。(*)は大戦後にスコットランドのエディンバラで作曲された。 | ||
ハンス・ガル(1890-1987): 交響曲第4番「協奏交響曲」(*) シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61 |
ケネス・ウッズ指揮 オーケストラ・オヴ・ザ・スワン | |
録音:2011年12月6日-7日、シヴィック・ホール、ストラットフォード。(*)は世界初録音。モダニズムが急速に広がるヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として伝統的な旋律美と、後期ロマン主義の形式を守り貫いたハンス・ガルのシンフォニー・チクルス第4弾&完結編。 | ||
ハンス・ガル:交響曲第2番 ヘ長調 Op.53 (1943) シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 |
ケネス・ウッズ指揮 オーケストラ・オヴ・ザ・スワン | |
録音:2011年12月5日-6日、シヴィック・ホール、ストラトフォード・アポン・エイヴォン、イギリス。近年再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890-1987)&ローベルト・シューマンのシンフォニー・プロジェクト第3巻。交響曲第2番はナチスから逃れイギリスへと渡った後に作曲された。 | ||
ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81(*)/ 8つの愛の歌 Op.83(#)/ 弦楽四重奏のための「糸杉」(+) |
クリストフ・ エッシェンバッハ(P;*) アドリアーナ・ クチェロヴァー(S;#) ティモスSQ | |
録音:2010年10月27日(#)、2011年3月25日(+)、2011年5月4日、9日(*)。ピアニスト、エッシェンバッハの新録音は、パリ管の副コンサートマスター、千々岩英一が参加し、古代ギリシャ語で「魂の息吹き」という意味を持つフランスのアンサンブル、ティモス弦楽四重奏団とのドヴォルザーク。指揮者としての活動がほとんどを占める近年のエッシェンバッハだけに、話題必至。 | ||
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV.988/14のカノンBWV.1087 シュテルツェル:御身がともにあるならば |
ダニエル=ベン・ピエナール(P) | |
録音:2010年9月3日、王立音楽院デュークス・ホール(ロンドン)。モーツァルト(AV-2209)に続く、南アフリカが生んだ逸材ダニエル=ベン・ピエナールのAVIE第2弾。「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題を題材とした「14のカノン」に加え、"アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳"に収録されている「御身がともにあるならば」で締めくくるというプログラム。 | ||
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
チャールズ・ダニエルズ(T;福音史家) モニカ・ハジェット(音楽監督/Vn) ポートランド・バロックo.、カペラ・ロマーナ | ||
録音:2011年3月15日-19日、聖アンナ教会、メリルハースト、アメリカ。バロック・ヴァイオリンの世界的パイオニア、モニカ・ハジェットが、1995年から音楽監督を務めている米オレゴン州のポートランド・バロックo.とバッハ「ヨハネ受難曲」をレコーディング。オリジナル・スコア"の再現にこだわり、バッハの「管弦楽組曲集(原典版)」(AV-2171)で採り入れたフルートをオーボエに置き換えるという解釈を再び採用。している。 | ||
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85 ハンス・ガル:チェロ協奏曲 Op.67 (*) |
アントニオ・メネセス(Vc) クラウディオ・クルス指揮 ノーザン・シンフォニア | |
録音:2012年1月、セイジ・ゲイツヘッド、イギリス。(*)は世界初録音。1982年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝してから30周年となるメネセスによる、共に彼にとっては初録音となる2曲。エルガー作品はサセックスの山荘で、ガル作品はナチス侵攻を避けエディンバラでと、共にイギリスで作曲されている。メネセスはガルの作品を『チェロ・レパートリーにとって今までで本当に大きな発見の1つであり、本当に美しいコンチェルト』と大絶賛しており、傑作エルガーとのカップリングにより、その真価が明らかになることだろう。 | ||
ブリテン:冬の言葉 Op.52/お前はニューキャッスルの生まれではないのか?/かわいいウィリアム卿/ サリーの園/ミケランジェロの7つのソネット Op.22/とねりこの林/夏の最後のばら/鋤で耕す少年 ニコラス・ファン(T) マイラ・ホァン(P) | ||
ブーレーズ&シカゴso.と共演したストラヴィンスキーの「プルチネッラ」がグラミー賞に輝いたアメリカのテノール、ニコラス・ファンによるソロ・デビュー・レコーディング。 | ||
パースペクティヴ5 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」 リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160 |
アンドレアス・ヘフリガー(P) | |
録音:2011年7月21日-26日、ラ・ショード・フォン(スイス)。コンサート・ホールにおけるリサイタル・プログラムのアイディア&熱気をそのままに届けるシリーズ第5弾。 | ||
フォーレ:舟歌全集 〔第1番 イ短調/第2番 ト長調 Op.41/第3番 変ト長調 Op.42/第4番 変イ長調 Op.44/第5番 嬰ヘ短調 Op.66/ 第6番 変ホ長調 Op.70/第7番 ニ短調 Op.90/第8番 変ニ長調 Op.96/第9番 イ短調 Op.101/第10番 イ短調 Op.104-2/ 第11番 ト短調 Op.105/第12番 変ホ長調 Op.106bis/第13番 ハ長調 Op.116〕/3つのロマンスOp.17 チャールズ・オウエン(P) | ||
メニューイン・スクール出身で、「夜想曲全集」(AV-2133)で世界有数のフォーレ弾きであることを証明したオウエンが贈る「舟歌全集」。 | ||
J.S.バッハ:葬送音楽 BWV.244a(ケーテン侯レオポルトの追悼音楽/完全復元版)
エミリー・ヴァン・イーヴラ(S) クレア・ウィルキンソン(Ms) チャールズ・ダニエルズ(T) トーマス・メグリオランザ(Br) アンドルー・パロット指揮タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ | ||
録音:2010年11月25日-30日、聖マイケル教会、オックスフォード。世界初録音。ケーテン侯レオポルト(1694-1728)は1717年、32歳のJ.S.バッハを宮廷楽長として迎え入れ音楽活動を支えたが、バッハがライプツィヒへ移った5年後、1728年11月に34歳(日本語版 Wikipedia にもこの記載があるが、誕生日の10日前に亡くなっているため33歳の誤りと思われる)でこの世を去った。翌1729年3月に行われたレオポルトの追悼式で演奏されたのがこのBWV.244aだが、3ヴァージョンのリブレットが現存しているのみで楽譜は失われている。前年に完成していたマタイ受難曲BWV.244からの9曲を使用したとも、24楽章&4部の葬送カンタータ「嘆け、子らよ、全世界に嘆け」であるとも言われているが、当盤のジャケットにはカンタータ等の文字はなく、また、復元者も資料には記載されておらず、現在のところ詳細は不明。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 Vol.4: 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(*)/ 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93(#) |
ダグラス・ボイド指揮 マンチェスター・カメラータ | |
録音:2010年1月30日(*)、2009年10月9日(#)、ブリッジウォーター・ホール、マンチェスター、ライヴ。ヨーロッパ室内o.の首席オーボエ奏者から指揮者へと転身したダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのベートーヴェン・サイクル第4弾。 | ||
リジョイス!〜セージ・ゲイツヘッドのクリスマス エルムス:祝祭ファンファーレ/久しく待ちにし / エーベリンク:オール・マイ・ハート・ディス・ナイト ウィルコックス編:サセックス・キャロル/牧人ひつじを / チルコット:マーヴェラス・バース 伝承曲/ヴォ―ン=ウィリアムズ編曲:ああベツレヘムよ / ヘスケス編:もろびと声あげ 伝承曲:あめにはさかえ / アンダーソン:そりすべり / グッドール:主は私の羊飼い マサイアス:ワッセイル・キャロル / 伝承曲:ウェンセスラスはよい王様 / チルコット:ジングル・ベル フレッチャー:鳴り響け鐘よ / 伝承曲:神の御子は今宵しも / チルコット:クリスマスおめでとう サイモン・ハルゼイ指揮ノーザン・シンフォニア&cho.、キー・ヴォイセズ | ||
録音:2009年12月12日-13日、セージ・ゲイツヘッド・ホール、ニューカッスル=ゲイツヘッド、ライヴ。ノーザン・シンフォニアの本拠地ホールで行われたクリスマス・コンサートのライヴ。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」
レベッカ・フォン・リピンスキ(S) アンナ・グレヴェリウス(Ms) ピーター・ウェッド(T) ロデリック・ウィリアムズ(Br) ダグラス・ボイド指揮マンチェスター・カメラータ、バーミンガム市交響cho. | ||
録音:2011年1月、ブリッジウォーター・ホール、マンチェスター、ライヴ。ボイドのベートーヴェン・チクルス、完結。『勇敢で逞しく、そして鮮やか〜このマンキューニァン(マンチェスター人)のベートーヴェンは別格だ』(英グラモフォン誌/エディターズ・チョイス)。 | ||
ショスタコーヴィチ: 弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108/ 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op.110 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 Op.59 No.1 「ラズモフスキー第1番」 |
ワレンチン・ベルリンスキーSQ [バルテク・ニジョウ(第1Vn) ワン・シャオミン(第2Vn) デイヴィッド・グリーンリーズ(Va) アレクサンドル・ ネウストローエフ(Vc)] | |
録音:2010年12月、シオン、スイス。スイスで活躍する才気あふれる弦楽器奏者たちにより2010年に結成され、ボロディン・クァルテットの創設メンバーで伝説的チェロ奏者、ベルリンスキーの名を冠した弦楽四重奏団の録音デビュー盤。 | ||
インヴォカシオン ショパン/タレガ編曲:夜想曲第2番 Op.9 No.2 タレガ:アラブ風奇想曲/アルハンブラの思い出/前奏曲「ラグリマ」/前奏曲第2番 ショパン/タレガ編曲:前奏曲第7番 Op.28 No.7 / タレガ:前奏曲 ニ長調「哀歌」 ショパン/タレガ編曲:マズルカ第22番 / タレガ:マズルカ「アデリタ」/マズルカ「夢」 ショパン/タレガ編曲:前奏曲〔第15番 Op.28 No.15「雨だれ」/第6番 Op.28 No.6 /第20番 Op.28 No.20 〕/ マズルカ〔第47番 Op.67 No.4 /第22番 Op.33 No.1 〕/夜想曲第9番 Op.32 No.1 プジョル:3つのスペイン風小品 / リョベト:盗賊の唄/アメリアの遺言/聖母の御子/エル・メストレ マティアス・ヤコブソン(G) | ||
名門ジュリアード音楽院に学び、ヨーラン・セルシェル、シャロン・イズビンからギターを学んだスウェーデンの若いギタリスト、ヤコブソンの AVIE デビュー・アルバムは、師タレガと弟子プジョル、リョベトのスペインのギター音楽。 | ||
ダークネス・ヴィシブル ラヴェル:夜のガスパール / アデス:ダークネス・ヴィシブル / ドビュッシー:ベルガマスク組曲 スティーヴンソン:ブリテン「ピーター・グライムズ」による幻想曲 / ラヴェル:ラ・ヴァルス イノン・バルナタン(P) | ||
録音:2010年2月8日-10日、パフォーミング・アーツ・センター、ニューヨーク。『鍵盤の本物の詩人』(英イヴニング・スタンダード誌)/『類稀な感受性を持った奏者だ』(米ザ・ニューヨーカー誌)。ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はニューヨークを拠点として輝かしい活躍を展開、年間で最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」音楽賞を2009年に受賞しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナタンが AVIE デビュー。 | ||
Venice by Night 作曲者不詳(1730年頃): Si', la gondola avere', no crie' カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ(1723-1753): トランペット、弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ハ長調「 to La Vendetta d’Amore 」 アルビノーニ(1671-1751):弦楽のためのシンフォニア ト短調 Si.7 ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.477 作曲者不詳(1730年頃): Cara Nina el bon to sesto ヴェラチーニ(1690-1768):弦楽のためのフーガ ニ短調「4つの主題による O capriccio 」 アントニオ・ロッティ(1666-1740):ソプラノと弦楽のためのモテット「 Alma ride exulta mortalis 」 アルビノーニ:セレナータ「 Il Nome Glorioso in Terra Santificato in Cielo 」への トランペットと弦楽のためのシンフォニア 作曲者不詳(1730年頃): No stè a condanarme / ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV.278 ジョヴァンニ・ポルタ(1690-1755):トランペット、弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ニ長調 ヴィヴァルディ:歌劇「オリンピアーデ」RV.725 より/歌劇「モンテズマ」RV.723 より エイドリアン・チャンドラー(Vn/ディレクター)ラ・セレニッシマ [マイリー・ローソン(S) サイモン・マンデイ(Tp) ピーター・ウィーラン(Fg)] | ||
サウサンプトン大学特別研究員としてヴィヴァルディを研究しているヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマの Avie 第10弾。 | ||
なお雨は降る〜ブリテン:歌曲集 The Heart of the Matter /テノールとハープのための8つの民謡編曲集/ カンティクル第5番「聖ナルシサスの死」/誕生日のお祝い Op.92 ニコラス・パーン(T) マイラ・ホァン(P) ジェニファー・モントーネ(Hr) シルヴァン・マーゲン(Hp) アラン・カミング(語り) | ||
ブーレーズ&シカゴ響とのストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を受賞したアメリカのテノール、ニコラス・パーン、AVIE デビューの「冬の言葉」(AV-2238)に続くアルバム。 | ||
ガル&クラーサ:弦楽三重奏曲集 ハンス・ガル(1890-1987):弦楽三重奏のためのセレナード Op.41 (1932) (*) / 弦楽三重奏曲Op.104 (1971) (*) ハンス・クラーサ(1899-1944):弦楽三重奏のためのパッサカリアとフーガ (1943) / 弦楽三重奏のための舞曲「 Tanec 」(1943) (#) アンサンブル・エポメオ [キャロライン・チン(Vn) デイヴィッド・ヤング(Va) ケネス・ウッズ(Vc)] | ||
(*)は世界初録音。2008年に結成されたイタリア、エポメオ山の名前を冠する団体のデビュー録音。共に「ハンス」の名を持ち、ナチから迫害を受けたユダヤ人二人による弦楽三重奏作品。ガルはイギリスに逃れエディンバラで天寿をまっとうしたが、クラーサは強制収容所で命を落とした。クラーサの2作品は1944年作曲との英文資料が存在するが、チェコ語の文献ではほぼ例外なく1943年となっているようなので、こちらを採用した。 | ||
ベートーヴェン: ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調Op.120 / 6つのバガテルOp.126 |
ダニエル=ベン・ピエナール(P) | |
モーツァルト(AV-2209)、J.S.バッハ(AV-2235)に続く南アフリカの天才ピアニスト、ピエナールのAVIE第3弾。 | ||
ショパン:マズルカ全集(全48曲) 〔Ops.6, 7, 17, 24, 30, 33, 41, 50, 56, 63, 67, 68 / イ短調 KK.IIb-48「ノートル・タン」/イ短調 KK.IIb-5「エミール・ガイヤール」〕 ラッセル・シャーマン(P) | ||
既に同レーベルへドビュッシー(AV-2164)とリスト(AV-2174)を録音、マルク=アンドレ・アムランの師としても知られる80歳を超えた米国の名匠、ラッセル・シャーマン(1930-)の新アルバム。 | ||
エレーナ・ルーアー: アヴェルノ〜ルイーズ・グルックの詩による/クリケット、蜘蛛、蜂/ゴスペル・チャ・チャ マーガレット・クルル(S) スティーヴン・サルタース(Br) ジュリアン・ワクナー指揮ノーヴァスNY、トリニティcho. | ||
ボストン・モダーンo.・プロジェクトのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたアメリカの女流作曲家による合唱&声楽作品集。全てアメリカの詩人、ルイーズ・グルック、エミリー・ディッキンソン、ラングストン・ヒューズの詩によるもの。 | ||
聖なる神秘〜ケルティック・クリスマス ベツレヘムの幼子/御使いうたいて/ Duan Nollaig(スコットランド、ゲール語のキャロル)/ Wat ye what i got late yestreen / Usheg Veg Ruy /クリスマス・イヴ/ Taladh Chriosta メレディス・ホール(S) ジャネット・ソレル(Cemb)指揮アポロズ・ファイア | ||
DVDの内容と仕様は不明。 レオンハルトの門弟ジャネット・ソレルが率いアメリカ古楽界の最前線を歩むクリーヴランドのアポロズ・ファイアによる、スコットランド、アイルランド、マン島に伝わるケルトのクリスマス・プログラム。バグパイプ、ハープ、パーカッション、フィドル、リコーダーを加えた特別編成。 | ||
ヘンデル:ディクシット・ドミヌス 神よ王を護り給へ/アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74 /戴冠式アンセム「司祭ザドク」HWV.258 / ディキシット・ドミヌスHWV.232 /主は永遠に統べ治められる ジャネット・ソレル(Cemb/ディレクター)アポロズ・ファイア | ||
録音:2007年2月2日-3日、2008年10月18日-21日、セント・ポール教会、クリーヴランド。アメリカ、クリーヴランドのバロックオケ、アポロズ・ファイアによる、「メサイア」(AV-2208)に続くヘンデル。 | ||
ディヌ・リパッティ(1917-1950):ピアノ作品集 古典派の様式による小協奏曲 Op.36 /左手のためのソナチネ/ピアノ・ソナタ ニ短調(*) アルベニス/リパッティ編曲:ナバーラ(*) /2つの夜想曲〔嬰ヘ短調 Op.6 /イ短調〕/幻想曲 Op.8 (*) J.S.バッハ/リパッティ編曲:パストラル ヘ長調 BWV.590/カンタータ第208番「わが楽しみは、元気な狩だけ」より ルイザ・ボラック(P) ジャウメ・マルティン指揮ASMIF | ||
録音:2012年4月23日-27日、イエス・キリスト教会、ベルリン/2012年7月11日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、ロンドン。(*)は世界初録音。ルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラックがエネスコのアルバムに続き同郷の天才ピアニスト、ディヌ・リパッティの作品を録音。 | ||
シューマン:ピアノ三重奏曲集 Vol.2 ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80 /子供の情景 Op.15 /ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ [モニカ・ハジェット(Vn) ターニャ・トムキンズ(Vc) エリック・ジヴィアン(Fp;*)] アダム・ラモット(Va) | ||
録音:2011年7月25日-28日、ティブロン、カリフォルニア。ピリオド楽器使用。使用楽器:1841年、ウィーン製(*)。 | ||
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.73 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59 No.2「ラズモフスキー第2番」 ワレンチン・ベルリンスキーSQ [バルテク・ニジョウ(第1Vn) ワン・シャオミン(第2Vn) デイヴィッド・グリーンリーズ(Va) アレクサンドル・ネウストローエフ(Vc)] | ||
録音:2012年4月29日-5月1日、シオン(スイス)。ボロディン・クァルテットのオリジナル・メンバーでロシアの伝説的チェリスト、ワレンチン・ベルリンスキー(1925-2008)の名を冠するスイスの若手アンサンブル(ベルリンスキーの娘でピアニストのリュドミラ・ベルリンスカヤとの出会いから始まったという)のリリース第2弾。前作に続き、ボロディンSQの重要レパートリーだったショスタコーヴィチとベートーヴェンをカップリング(前作 AV-2253:ショスタコーヴィチ「第7番&第8番」、ベートーヴェン「第7番」)。 | ||
ドヴォルジャーク: 弦楽四重奏のための「糸杉」B.152 /弦楽四重奏曲第13番 ト長調 Op.106, B.192 シプレス SQ | ||
録音:2012年7月28日-8月1日、9月14日-16日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ、カリフォルニア。ドヴォルジャークの「糸杉(CYpresses)」を名に冠し、1996年にアメリカのサンフランシスコで結成されたシプレス弦楽四重奏団の Avie 第1弾。ベートーヴェンの後期作品集やヒグドンなどの新作の世界初演で、西海岸のトップ・アンサンブルとしての地位を確立した。 | ||
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」(*) /管楽八重奏曲(#)
ジャン・オパラッハ(語り) マーク・スキャッタデイ指揮 イーストマン・ウィンド・アンサンブル、イーストマン・ヴィルトゥオージ | ||
録音:2011年5月11日-12日(#)、9月2日(*)、イーストマン・イースト・ウィング、ロチェスター。今日のウィンド・アンサンブル(ウィンドo./吹奏楽)編成と様式を確立したアメリカの巨星フレデリック・フェネル(1914-2004)により結成、60周年を迎えたアメリカ、ロチェスターの名門イーストマン・ウィンド・アンサンブル(EWE)が、ドナルド・ハンスバーガーの後任として第4代指揮者を務めるマーク・スキャッタデイの指揮で AVIE 初登場。かつてフェネルが「管楽器のためのシンフォニー」を録音、1966年には83歳の作曲者がイーストマン音楽学校を訪れ自作演奏を監修と、ストラヴィンスキーとの関係が深い。 | ||
あるヴァイオリンの一生〜リピンスキのストラディヴァリウスのための音楽 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」 レントヘン:ヴァイオリン・ソナタ第2番嬰へ長調 Op.20 リピンスキ:カプリース Op.29 No.3 / シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.12 フランク・アーモンド(Vn) ウィリアム・ウォルフラム(P) | ||
録音:2012年8月16日-18日、ユース・アーツ・センター、ミルウォーキー、アメリカ。使用ヴァイオリン:アントニオ・ストラディヴァリウス「リピンスキ」、1715年製作。パガニーニのライバルとしても知られるポーランドの名ヴァイオリニスト、カロル・リピンスキ(1790-1861)の名を持つ銘器のために書かれた作品集。ジュゼッペ・タルティーニ、カルロ・リピンスキ、レントヘン一族、エヴィ・リーヴァクの手を経て、現在はミルウォーキーso.のコンサートマスター、フランク・アーモンドに受け継がれている。 | ||
タンゴの歴史 ピアソラ:タンゴの歴史 ファリャ:スペイン民謡集 パガニーニ:協奏的ソナタ/モーゼ幻想曲 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン |
オーガスティン・ ハーデリヒ(Vn) パブロ・ サインツ・ビジェガス(G) | |
録音:2012年8月29日-9月1日、ニューヨーク、アメリカ。奇跡の生還を果たしたヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒの Avie 第3弾は、スペインのギタリスト、パブロ・サインツ・ビジェガスとのデュオ・アルバム。 | ||
AVIE "SFS MEDIA" ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響による「キーピング・スコア」シリーズは当初DVDヴィデオ盤のみだったが、ブルーレイ・ディスク盤が追加(最新の3タイトルのみ)、併せて映像のサウンド・トラックとなる「キーピング・スコア・サウンドトラックス」CDも発売された。映像商品にはティルソン・トーマス解説によるドキュメンタリー映像も含まれているが、CDには演奏音声のみを収録(一部追加曲あり)。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.1 グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第6番「悲劇的」 |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
解説:マイケル・スタインバーグ&マイケル・ティルソン=トーマス&ヒューヴェル・タークイ。 マイケル・ティルソン=トーマス(MTT)はサンフランシスコ交響楽団(SFS)が自ら運営するレーベル「SFS Media」の第1弾となるレコーディングにマーラーの6番を選んだ。これは、2001年9月12日から15日にかけて行われた演奏をライヴ収録したものだ。その時期、とんでもない運命が待ちかまえていた。―― 日付を見るとわかるように、この録音は、テロリストがニューヨークの世界貿易センター、ワシントンのペンタゴン、それにペンシルヴェニアを攻撃した直後のことなのだ。 ニューヨーク・タイムズの第一面に "It's War(これは戦争だ!)"という見出しが掲げられる。CNNが貿易センター・ビルの崩落の瞬間を繰り返し放送する。全米のすべての空港は一週間以上閉鎖される ―― アメリカ全土が未曾有の混乱と悲嘆に包まれる中、マーラーの全交響曲中、最も激しく、劇的なエネルギーが放出される第6番が演奏されたのだ。終楽章の、あのハンマーの一撃は、満場の聴衆の心にどう響いたのだろうか。 「 ―― 演奏者たちがどういった感情で演奏に臨んだかは、容易に想像がつくだろう。このような条件下でマーラーの『悲劇的』が演奏されたのは、初めてのことである」--ヒューヴェル・タークイ(評論家の彼はMTTが南カリフォルニア大学の学生だった頃からその演奏を知っている)。 この録音は交響曲全集の一環として計画されており、すべての交響曲はもちろん、いくつかの歌曲、未完の第10番のアダージョを含め、5シーズンのライヴ・セッションで完成させると発表されている。このレコーディングの収録を担当したのは、世界最強の録音チームのひとつとして名高い「トリトナス」。プロデューサーはアンドレアス・ノイブロンナー。ノイブロンナーはグラミー賞を受賞したMTTのプロコフィエフ:ロミオとジュリエット(Best Orchestral Performance)、ストラヴィンスキー:春の祭典、火の鳥、ペルセフォーン(Best Classical Album、Best Orchestral Performance)でもプロデュースを担当した。MTTと長くコンビを組んで、気心の知れた仲間の一人であるという。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.2 マーラー:交響曲第1番「巨人」 |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2001年9月19日-23日、ライヴ。マイケル・ティルソン・トーマスのマーラー全集第2弾。旧品番:821936-0002-2(廃盤)。 この演奏は2001年9月19日から23日にかけてライヴ収録されたもので、前回の6番「悲劇的」の翌週の定期にかけられたものだ。第6番同様まだ同時多発テロの余波が残るこの時期に演奏会が予定通り開かれたことは驚異だが、演奏会をあくまで予定通り実施するよう強く主張したのがMTT本人だったと伝えられる。テロリストの攻撃で一瞬にして焦土と化した「グラウンド・ゼロ」に思いを馳せない人は楽員にも聴衆にもいなかっただろうが、こういうときこそ冷静になろうとするMTTらしい制御された意志の力と、オケや聴衆に渦巻く激情のせめぎ合いがある種の調和を形勢するのは今回も同様だ。「非現実的な現実」を目の当たりにした人々の複雑な感情が昇華されていく姿がここに記録されている。 精妙なアンサンブル(今やアメリカ随一の洗練された響きを誇る)の演奏は、まさに一糸乱れぬ極限の演奏だ。マーラーの途方もないスコアに対して正攻法に立ち向かってゆくMTTのコントロールは、前回の6番にも増して確かなものとなっている。 オーディオ的にも話題をさらうだろう。前回の6番も終楽章の「ハンマー打撃」は「はじめてこの音が実演に近いエネルギーで収録されているディスク」との評価が定着、オーディオ雑誌各誌の反響は絶大なものがある。収録は前回と同じ世界最強録音チーム「トリトナス」の手になるもの。第1楽章開始部、弦の静かなオルゲル・トーンによる序奏はゾクゾクするほど美しい。そして第3楽章、コントラバスの消え入りそうなソロから終楽章クライマックスのコーダまで、広大なダイナミックレンジが聴き手を圧倒する。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.3 マーラー: 交響曲第3番 ニ短調(*)/ 歌曲集「亡き子をしのぶ歌」(+) |
ミシェル・デヤング(Ms) マイケル・ ティルソン=トーマス指揮 サンフランシスコso. SFScho.女性メンバー パシフィック少年cho. サンフランシスコ少女cho.合唱団 | |
録音:2002年9月25日-29日(*)、2001年9月19日-23日(+)、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。マルチチャンネルSACD/ステレオSACD/ノーマルCDの三層構造(通常のCDプレイヤーでも再生可能)。旧品番:821936-0003-2(廃盤)。 1990年にレナード・バーンスタインが環太平洋地域の若手音楽家の育成を目指して提唱・創設したPMF音楽祭に、初年度から芸術監督として参加していたマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)。初年度閉幕後、わずか2ヶ月ほどで没したバーンスタインに代わって、MTTはこのPMFに情熱を注ぎ続けてくれた。2000年はそんなMTTが、11年間務めたPMF芸術監督を遂に勇退する年だった。その年の7月、音楽祭参加者で組織されるPMFオーケストラのサントリー・ホールでのコンサート。そこでMTTが選んだ曲目がマーラーの交響曲第3番だった。その演奏は前年に演奏された第1番「巨人」にも増して、とても感動的なものだったという。 「マーラーは音楽における映像作家のような存在であり、私たちが日々の生活で知っているあらゆる素材を包含した、巨大な音の風景を創り出している。(前作ライナーノートより/訳:SOREL)」と語るMTT。若手音楽家を中心に組織されたオーケストラを用いても、一切の妥協なしに、マーラーが作曲したときに見たであろうザルツブルク郊外アッテル湖畔 ─ ハンブルク歌劇場音楽監督だったころのマーラーの避暑地 ─ を思わせる、見事な美の風景を一筋縄ではいかないスコアから、あるがままに描き出して見せたのだ。あまりにも複雑に絡み合った声部を解き明かした結果「まるでアイヴズのよう」とまで言われるMTTのマーラーには、「命がけの迫力」や、「心がこもりきった」ウンヌンやら、「思いのたけ」なんぞの陳腐な言葉を求めたって意味はない、といえよう。複雑な要素が交錯するスコアの中身を最高の精度で実現する、気品に満ちたマーラー。これにくらべれば「爆演」なんて実はとっても簡単なことなのだ、ということに気が付いた人が会場にたくさんいたはず。「マーラーの最初の3つの交響曲は、ある意味では救いの交響曲と呼べるもので、ベートーヴェンの第5交響曲や第9交響曲のような作品を手本にしている。(同上)」とも語るMTT。すでに1度1987年に当時の手兵LSOと第3番を録音、その名演は作曲家の諸井誠に「大場外ホームラン」と言わしめた。MTT初のマーラー再録音となった本作は、楽音のみならず、ホールの空気感までをも漏らさず収録するDSD録音とサラウンド・システム、そしてSACDレイヤーという新たなフォーマットまで加えられたレコーディング。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.4 マーラー:交響曲第4番 |
ラウラ・クレイコム(S) マイケル・ティルソン=トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2003年9月24日-28日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホールで、ライヴ。初回プレス限定盤。 マーラーの交響曲第6番「悲劇的」での第45回グラミー賞(最優秀オーケストラパフォーマンス)受賞に続き、先日発表された第46回同賞で第3番が受賞、2年連続のグラミー賞受賞という快挙、しかも同じ部門にノミネートされたブーレーズ&ウィーン・フィルの同曲を押しのけ、黄金のマーラーコンビと呼ぶに相応しいマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団によるマーラー・シリーズのリリース第4弾。 「レナード・バーンスタイン以来の歴史的なマーラー・サイクル」〜ファンファーレ誌 「サンフランシスコ交響楽団は素晴らしいマーラー・オーケストラ、ティルソン・トーマスは素晴らしいマーラー指揮者である」〜ファンファーレ誌 「今までで最も素晴らしいマーラーの録音」〜BBC ミュージック・マガジン(交響曲第6番について) 「マーラーの新しいスタンダードになるであろう」〜フォノ・フォルム誌(交響曲第3番について) そして、もう一つの話題、世界最強の録音チーム「トリトナス」の手による、驚異的なハイファイ録音は世界各地のオーディオ誌からも非常に高い評価を受けている。ソプラノのラウラ・クレイコムはサンフランシスコ・オペラでデビュー、1994 年のチャイコフスキー・コンクールでは銀メダルを獲得。ティルソン=トーマス、サロネン、ケント・ナガノ、ウェルザー・メスト、ミンコフスキー、ヒコックス、フィッシャーら名高い指揮者達と多数の共演を行っている実力派。 | ||
キーピング・スコア チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調Op.36(*) 「メイキング・オヴ・ア・パフォーマンス」 ボーナス・メニュー(映像商品のみ収録) [交響曲第4番に関するナレーション付き スライドショウ/MTTのバイオグラフィ/ サンフランシスコ交響楽団について] |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
収録:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ(*)。CDへは演奏(*)のみが収録されている。 映像商品仕様:サウンド:ステレオ/5.1サラウンド(*)。字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語。 マーラーの交響曲シリーズが好評を博しているマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)&サンフランシスコ交響楽団(SFS)によるチャイコフスキー:交響曲第4番。映像商品のみ収録の「メイキング・オヴ・ア・パフォーマンス」では曲の構成や演奏方法、リハーサル風景およびチャイコススキーとこの曲についての魅力をMTT&SFSのメンバーが語っている映像を収録。またボーナス・メニューにはチャイコフスキーの人生や、妻のアントニーナ・ミロコーヴァの写真、交響曲第4番に関する説明がナレーション付きで紹介されているなど思考をこらした魅力的な仕上がりとなっている。 | ||
マーラー:交響曲第2番「復活」 | イザベル・ベイラクダリアン(S) ロレイン・ ハント・リーバーソン(Ms) マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso.&cho. | |
録音:2004年6月、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。 すでに4作中2作(第6番、第3番)がグラミー賞を獲得するなど、国際的に高く評価されているMTT&SFSのマーラー全集。2004年3月に定期で第5番の超名演を披露したというこのコンビ、その3ヶ月後の「復活」はレコーディングを前提とした定期ということもあってさらなる名演が期待された。常に厳しいチケット争奪戦もさらに熾烈を極め(SFSの定期は一演目で5回もあるはずなのに)、マスメディアも多く取材にかけつけたようだ。多くの期待の、さらに上をゆく超名演が披露され、集まった聴衆から万雷の拍手と歓声が送られ、地元紙をはじめとするメディアにも「MTTの復活は(聴衆を)天国に連れ去る」など絶賛の記事が踊った。 第3番でも話題になった、かつてと異なるMTTの演奏傾向(じっくり型のテンポ、強烈なバーバリズム)は彼自身のここ数年の心境の変化を示したものだという。MTTは最近のインタビューで、ここ数年、自分の指揮に対する意識が大きく変化したこと、表現の可能性を作曲家の行動までさかのぼって見直し、よりマルチな解釈を探るように心がけてきたこと、それは特にマーラー演奏において顕著であることを述べている。 なお、今回起用された歌手も話題である。イザベル・ベイラクダリアンはカナダ出身の若手ソプラノで、メト、シカゴ・リリック・オペラなどで活躍、ピッツバーグ響の定期でもヤンソンスの指揮でマーラーの第4番のソロを歌った。そして、映画「ロード・オヴ・ザ・リング〜二つの塔」のサントラに参加したことで知名度も上がっている。ロレイン・ハント・リーバーソンはAVIEでの前作(ヘンデルのアリア集)がUKクラシック・チャートの上位を長く占めたことで話題になったばかり。劇的で重厚な歌唱が持ち味のメゾである。 なお録音はこれまで同様、アンドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強のレコーディング・チーム、トリトナスによるもの。合唱、ソロイストに加えバンダ(別置金管群)まで動員される「復活」にふさわしいスケール豊かなサラウンド・サウンドを聴かせてくれることだろう。ハイブリッドSACDのみでの発売。日本語曲目表記帯付き。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.6 マーラー:交響曲第9番 ニ長調 |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2004年9月29日-10月3日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。 2度のグラミー賞受賞(第6番、第3番)、既にリリースされている5作が全てビルボード・クラシカル・チャートのトップ10にノミネートされるなど世界中で高評価を獲得しているマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団のコンビによるマーラー・チクルス第6弾。 「レナード・バーンスタイン以来の歴史的なマーラー・サイクル」(ファンファーレ誌)、「サンフランシスコ交響楽団は素晴らしいマーラー・オーケストラ、ティルソン・トーマスは素晴らしいマーラー指揮者である」(ファンファーレ誌)、「今までで最も素晴らしいマーラーの録音」(BBC ミュージック・マガジン、第6番について)、「マーラーの新しいスタンダードになるであろう」(フォノ・フォルム誌、第3番について) など、既にリリースされている5枚のタイトルも演奏、録音とも大絶賛を受けているだけに、今回の第9番にも期待大だ。ハイブリッドSACDのみでの発売。 | ||
マーラー:交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」 | マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2005年3月9-12日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。 チクルス7作目。ティルソン・トーマスの「夜の歌」といえば絶賛を受けたロンドンso.との演奏が存在するが、今回のサンフランシスコso.とのライヴではそれを凌駕し、一段とスケールアップした演奏が展開されている。第1楽章冒頭部分へのアプローチからも読み取れる深みを増したマーラーへの解釈、弦楽器と木管楽器の織り成す色彩感豊かな音色とブラス・セクションの圧倒的なパワー(特にトランペットのスタミナは超人的)など、驚異的なパフォーマンスは聴きどころ満載。 ハイブリッドSACDのみでの発売。日本語曲目表記帯付き。 | ||
ティルソン=トーマスのマーラー Vol.8 グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第5番 嬰ハ短調 |
マイケル・ティルソン=トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2005年9月28日-10月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。 先にリリースされた「交響曲第6番「悲劇的」」(821936-0001-2[輸入盤]/MSFS-1[国内盤])と「交響曲第3番&亡き児をしのぶ歌」(821936-0003-2)がグラミー賞に輝くなど、そのパフォーマンスと超優秀録音で称賛を浴びているマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコso.によるマーラー・チクルスの第8作。今回はマーラーの交響曲の中でも最も演奏され親しまれているといっても過言ではない名作、交響曲第5番。葬送行進曲の開始を告げる第1楽章冒頭のトランペット・ソロ、表題の如くまさに嵐のように荒く激しい表現を見せる第2楽章、約19分を要するスケルツォの第3楽章、究極美とも言うべき第4楽章アダージェット、そして緊張感と感情が開放され圧倒的なフィナーレを迎える第5楽章。更に進化を遂げたティルソン・トーマスのマーラーに対する解釈と見事なまでにそれに答えるサンフランシスコso.。作品の持つ魅力を最大限に引き出した名演奏、乞うご期待。 | ||
キーピング・スコア ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
収録・録音:デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。映像商品仕様:映像に併せて充実のドキュメンタリーを収録/NTSC方式/ステレオ& 5.1 ch サラウンド/字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語。CDには演奏音声のみを収録。 | ||
キーピング・スコア ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」/バレエ組曲「火の鳥」より |
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
収録・録音:デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。DVD仕様:映像に併せて充実のドキュメンタリーを収録|NTSC|ステレオ& 5.1 ch サラウンド|字幕:独仏西中。ブルーレイ仕様:ドルビー True HD 5.1 サラウンド|96/24 multi-channel sound 。CDには演奏音声のみを収録。 | ||
キーピング・スコア コープランドとアメリカン・サウンド コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」 |
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
収録・録音:デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。映像商品仕様:映像に併せて充実のドキュメンタリーを収録/NTSC方式/ステレオ& 5.1 ch サラウンド/字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語。 | ||
マーラー:カンタータ「嘆きの歌」 | マリーナ・シャグチ(S) ミシェル・デ・ヤング(Ms) トーマス・モーザー(T) セルゲイ・ レイフェルクス(Br) マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso.&cho. | |
録音:1996年5月29日-31日、6月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。以前 BMG からCDで発売されていた演奏だが、今回SACD化された。 前作「交響曲第5番」(821936-0012-2)も世界的なヒットとなったマイケル・ティルソン=トーマス&サンフランシスコ響のマーラー・チクルス。これまでに「交響曲第6番「悲劇的」」(821936-0001-1)、「交響曲第3番」(821936-0003-2)そして「交響曲第7番「夜の歌」」(821936-0009-2)の3作品がグラミー賞の栄誉に輝き、驚異的パフォーマンスと超優秀録音は全世界から称賛を浴びている。 今回この最強のマーラー・チクルス第9作目として新たに加わるのは、1996年に収録され、MTT&SFSの RCA / BMG 時代に発売された「嘆きの歌」。1878年から1880年にかけて作曲された壮大なスケールの初稿版が使用され、当時絶大な評価を受けた名演として知られる。ティルソン=トーマスが敢えて再録音を行わずに、この1996年の演奏をチクルスへ加えたのは、この録音に対する絶対的な自信と信頼の表れだろう。 | ||
ティルソン・トーマスのマーラー Vol.10 マーラー:大地の歌 |
トーマス・ハンプソン(Br) ステュアート・スケルトン(T) マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2007年9月28日-10月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ。 これまでに「交響曲第6番「悲劇的」」(821936-0001-1)、「交響曲第3番」(821936-0003-2)そして「交響曲第7番「夜の歌」」(821936-0009-2)の3作品がグラミー賞の"ベスト・クラシカル・アルバム"や"ベスト・オーケストラル・パフォーマンス"に輝き、全世界絶賛を博し続けているマイケル・ティルソン=トーマス&サンフランシスコ響(SFS)のマーラー・チクルス。2001年のスタートから数年を経ていよいよ終盤を迎えたMTT&SFSのマーラー・チクルスの最新作となる第10弾は『大地の歌』! この「大地の歌」でMTT&SFSは、偶数楽章の独唱に通常用いられることの多いアルトではなくバリトンを設定。マーラー自身によって偶数楽章の独唱は「アルト、もしくはバリトン独唱」と指定されていもののアルトの独唱に比べてバリトン独唱による演奏や録音は少ないだけに、この作品の新たな名盤としてはもちろんのこと、テノール&バリトンによる「大地の歌」の新録音としても大きな話題を呼ぶことは間違いない。ソリストには、現代を代表する世界最高峰のバリトン歌手トーマス・ハンプソン、巨匠マッケラスからの信頼も厚く世界各地のオペラハウスから引く手あまたのテノール、ステュアート・スケルトンが迎えられ豪華陣容が実現。また、MTT&SFSのマーラー・チクルスのほとんどでレコーディングを担当してきたアンドレアス・ノイブロンナー&ピーター・ランガーの名コンビは「大地の歌」でも健在。圧倒的なサウンド・クォリティもこのマーラー・チクルスが持つ大きな魅力と言えるだろう。マーラーの演奏史に新たな足跡を刻むであろう名演の誕生。 | ||
レナード・バーンスタインの祭典 バーンスタイン: 「ウェスト・サイド・スートリー」〜シンフォニック・ダンス/ 「静かな場所」セレクション/「ミサ曲」〜瞑想曲第1番 「オン・ザ・タウン」〜 アイ・キャン・クック・トゥー/ 「タヒチ島の騒動」〜ワット・ア・ムービー/ 「ソングフェスト」〜トゥ・ワット・ユー・セイド/ 「ファンシー・フリー」〜ダンゾン/ 「ウェスト・サイド・スートリー」〜クプラギ巡査殿/ 「オン・ザ・タウン」〜ヤ・ゴット・ミー トーマス・ハンプソン(Br) ヨーヨー・マ(Vc) ダウン・アップショウ(S) クリスティーン・エバーソール(Vo) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. | ||
収録:2008年9月24日、カーネギー・ホール、ライヴ。5.1 ドルビー・サラウンド&PCMステレオ/NTSC/収録時間:約84分。 20世紀アメリカの巨匠レナード・バーンスタインの生誕90周年とNYP音楽監督就任50周年を記念してニューヨークを舞台に開催された「バーンスタイン・フェスティヴァル」のオープニング・ガラ・コンサート。マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコso.が進めてきたDVDシリーズの第5弾。 「ウェスト・サイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスで聴衆のボルテージは一気に上昇、MTT&SFSの熱演、ハンプソン、アップショウ、ヨーヨー・マ、エバーソールなど次々と登場する大物アーティストたちの聴かせて魅せる本気のパフォーマンスが、会場となったカーネギー・ホール全体を興奮と熱狂の渦に巻き込んでいく様子がビシビシと伝わってくる。そしてプログラムのフィナーレを飾る「オン・ザ・タウン」の"ヤ・ゴット・ミー"では、なんとMTTがソロで美声を披露。オーケストラ、ソリスト、そしてカーネギー・ホールに訪れた聴衆たちを1つにしてしまうMTTの手腕に感服させられること必至。天上のバーンスタインに愛弟子から贈られた最高のバースデー・プレゼントの記録。 | ||
ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響・マーラー・チクルス完結編 交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」(*)/交響曲第10番 嬰ヘ短調〜アダージョ(#) エリン・ウォール、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー、ローラ・クレイコム(S) カタリーナ・カルネウス、イヴォンヌ・ナエフ(Ms) クイン・ケルシー(Br) アンソニー・ディーン・グリフィー(T) ジェイムズ・モリス(B−Br) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso.、 サンフランシスコ交響cho.、パシフィック少年cho.、サンフランシスコ少女cho. | ||
録音:2008年11月19日-23日(*)/2006年4月6日-8日(#)、以上デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、ライヴ。 2001年9月、アメリカ同時多発テロの直後に収録された慟哭の「交響曲第6番「悲劇的」」で幕を開けたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコso.のマーラー・チクルスが、スタートから11作目にして遂に最終章へ。全曲録音の最後を飾るにふさわしい大作「交響曲第8番「千人の交響曲」」! このシリーズは、「第6番「悲劇的」」(821936-0001-1)、「第3番」(821936-0003-2)、「第7番「夜の歌」」(821936-0009-2)の3作がグラミー賞を受賞。グラモフォン賞を初めとする世界各国での音楽賞の獲得、ビルボード・クラシカル・チャートのトップ10へのランクイン等々を含み、シリーズ全体で100,000枚以上という驚異的なセールスを記録、世界中で絶賛を浴び続けている。 | ||
キーピング・スコア ベルリオーズ:幻想交響曲/ マイケル・ティルソン・トーマスの解説による ドキュメンタリー映像(映像商品のみ収録) |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
CDには演奏音声のみを収録。 | ||
キーピング・スコア アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー 「ニューイングランドの祝祭日」/ マイケル・ティルソン・トーマスの解説による ドキュメンタリー映像(映像商品のみ収録)/ コープランド: バレエ音楽「アパラチアの春」(*;CD商品のみ収録) |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
CDには演奏音声のみを収録。また(*)はCD盤のみの収録となりますのでご注意下さい。 | ||
キーピング・スコア ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調Op.47「革命」/ マイケル・ティルソン・トーマスの解説による ドキュメンタリー映像(映像商品のみ収録) |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
CDには演奏音声のみを収録。 以上、映像商品のみの仕様: 16:9ワイドスクリーン&5.1サラウンド・サウンド。 先にマーラーの交響曲全曲録音を完成させたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコso.の重要プロジェクト「キーピング・スコア」。 代表的名演の1つとして名高いベルリオーズ「幻想交響曲」。MTTが情熱を注ぎ続けてきたアイヴズの音楽、ロシア音楽つながりで期待が高まるショスタコーヴィチの「革命」。前回同様、MTT&SFSの凄演と充実のドキュメンタリーをハイクォリティのサウンドと映像(映像商品のみ)でお楽しみ頂きたい。 | ||
マーラー:管弦楽伴奏付き歌曲集 さすらう若人の歌(*)/リュッケルト歌曲集(#)/ 「子供の魔法の角笛」より (+) [塔の中の囚人の歌/少年の鼓手/トランペットが美しく鳴り響くところ/死んだ少年鼓手/原光] スーザン・グレアム(Ms) トーマス・ハンプソン(Br) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. | ||
録音:2009年9月23日&25日-26日(*)、2009年9月16日-20日(#)、2007年5月10日-13日(+)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、ライヴ。 第52回グラミー賞で "Best Classical Album"、"Best Choral Performance"、"Best Engineered Album" と見事3冠を達成した交響曲全曲完結編「第8番「千人の交響曲」」(821936-0021-2)に続き、MTT&SFS によるマーラー・サイクル第12作目&真の最終章、管弦楽伴奏付き歌曲集で遂に完結! ソリストには「大地の歌」(821936-0019-2)にも登場したハンプソンと、アメリカが世界に誇るスーザン・グレアムを迎えている。 | ||
ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」/ ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58(*) |
エマニュエル・アックス(P;*) マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2009年12月9日-12日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ、ライヴ。12作が発売され、内4作がグラミー賞を受賞したマーラー・シリーズに続く、ティルソン・トーマス&SFSO のライヴ。 | ||
アイヴズ/ヘンリー・ブラント(1913-2008)編曲: コンコード・シンフォニー コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲(*) |
ポール・ ジェイコブズ(Org;*) マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2010年2月3日-6日、2010年9月22日-25日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ、ライヴ。 マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコso.の十八番アイヴズとコープランド。しかもここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコード・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョンが聴ける。ピューリッツァー賞受賞作曲家ヘンリー・ブラントがこのオーケストレーションを決意したのは1950年代後半だが、完成までにはなんと36年という歳月が費やされたのだと言う。 | ||
キーピング・スコア〜マーラー:オリジンズ&レガシー ドキュメンタリー・エピソード1〜グスタフ・マーラー:オリジンズ コンサート・プログラム1〜マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」(#) ドキュメンタリー・エピソード2〜グスタフ・マーラー:レガシー コンサート・プログラム2〜マーラーの旅(#) マーラー:さすらう若人の歌(*)/交響曲第5番 嬰ハ短調〜アダージェット/ 交響曲第7番 ホ短調〜スケルツォ/交響曲第9番 ニ長調〜ロンド・スケルツォ マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. トマス・ハンプソン(Br;*) | ||
収録:2009年9月-10月、デイヴィス・シンフォニー・ホール、ライヴ(#)。交響曲第1番も、2001年ライヴのSACD盤(821936-0002-2/廃盤)とは別音源。ティルソン・トーマス&サンフランシスコso.の映像によるドキュメンタリー&コンサート・プロジェクト、「キーピング・スコア」シリーズの8タイトル目。定評あるドキュメンタリーには、チェコ、オーストリア、ハンガリーを巡り「交響曲第1番」が初演されるまで、そして1890年代から1911年5月18日までのマーラーの歴史が描かれている。 | ||
サンフランシスコso.創立100周年〜2011-2012 シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート コープランド:バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」 / メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 ブリテン:青少年のための管弦楽入門 / アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン イツァーク・パールマン(Vn) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. | ||
収録:2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ。収録時間:88分(ガラ・コンサート)+ 58分(ドキュメンタリー)|Region: 0。ブルーレイ仕様:ドルビー TrueHD (100%ロスレス)、96/24 multi-channel sound|BRD-50。1911年創設、2011-2012シーズンに創立100周年を迎えたアメリカ西海岸の雄サンフランシスコso.のシーズン・オープニング&創立100周年を祝うガラ・コンサートのライヴ映像。MTT&SFSにとって重要な2人のアメリカ人作曲家コープランドとアダムズ、教育プログラムにも熱心なこのコンビならではのブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、そしてパールマンをソリストに迎えてのメンデルスゾーンと、このプログラムは、ティルソン・トーマスのカラーと、サンフランシスコso.の歴史のハイライトと言えるだろう。 | ||
ジョン・アダムズ(1947-):ハルモニーレーレ〔和声学〕(*) /ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. | ||
録音:2010年12月8日-11日(*)/2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ、ライヴ。音楽監督マイケル・ティルソン・トーマスと、2011-2012シーズンで創立100周年を迎えたサンフランシスコso.の新たなライヴ・レコーディングは、現代アメリカの巨匠アダムズの管弦楽作品集。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92 / レオノーレ序曲第3番 Op.72a |
マイケル・ ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコso. | |
録音:2011年9月14日-17日、2010年10月7日-9日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ、ライヴ。第3番「英雄」(821936-0013-9)、第5番「運命」(SFS-0037)に続くMTT & SFSのベートーヴェン第3弾。マーラーの交響曲全集の完結後、アイヴズやアダムズなど近現代アメリカ音楽と並行して組んでいる。 | ||
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
エリン・ウォール(S) ケンドール・グラーデン(Ms) ウィリアム・バーデン(T) ネイサン・バーグ(B−Br) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso.&cho. | ||
2011-2012シーズンで創立100周年を迎え、2012年11月の来日公演でも大成功を収めたサンフランシスコso.、「第5番「運命」」(SFS-0037)、「第7番」(SFS-0054)、キーピング・スコア・シリーズ(DVD)での「第3番「エロイカ」」(0821936-0013-9)に続くベートーヴェンの「第9」が登場。アメリカとカナダの名歌手たちをソリストに起用している。 | ||
アメリカの異端者たち [American Mavericks] ヘンリー・カウエル(1897-1965):シンクロニー/ピアノ協奏曲(*) / エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):アメリカ ルー・ハリソン(1917-2003):オルガンと打楽器オーケストラのための協奏曲(#) ジェレミー・デンク(P;*) ポール・ジェイコブズ(Org;#) マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコso. | ||
録音:2010年12月8日-10日、2012年3月3日-17日、デイヴィス・シンフォニー・ホール、サンフランシスコ、サンフランシスコ響創立100周年「アメリカン・マーヴェリックス・フェスティヴァル [American Mavericks festival] 」、ライヴ。大成功を収めたという演奏会のライヴ。 |