ピアノ作品集〜クープランからラヴェルまで F.クープラン、ダカン、ラモー、シャブリエ、 フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルの作品 |
ピエール・バルビゼ(P) | ||
ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」Op.90 スーク:ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.2 |
フォーレ三重奏団 | ||
シジスモンド・ディンディアの知られざる世界 ディンディア(1582頃-1629)、作者不詳(16世紀)、 ジェズアルド(1560頃-1613)、G.マック、 カプスベルガー(1580頃-1651) |
アンサンブル・ホック・オーパス [クローディーヌ・アンセルメ(S) ジョナサン・ルービン(Lute) シャリン・ルービン(Gamb) アンドレ・ヴォルコンスキー (Cemb)] | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調Op.111/ ディアベッリの主題による変奏曲 Op.120 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー [プリュデルマシェール](P) | ||
LYR-069 廃盤 |
アンドレ・カンプラ: オペラ・バレエ「ヴェネツィア人の祭り」 アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ: オペラ・バレエ「四大元素」/ コメディ・リリック「謝肉祭と狂気」 |
ジャン・ミシェル・アスレ指揮 アンサンブル・バロック・ ド・リモージュ | |
ヴェルサイユ楽派最盛期を代表する二人の作曲家の最高傑作。ヴェルサイユ宮殿での華やかな音楽の祭典を再現してくれる優雅な1枚。 | |||
ジャック・シャンピオン・ド・ シャンボニエール(1601頃-1672):クラヴサン作品集 パヴァーヌ(2曲)/組曲[ヘ短調/ハ短調/ト短調]/ LA DROLLERIE /春/ガイヤルド - DOUBLE DE LA GAILLARDE |
フランソワ・ レンジェーユ(Cemb) | ||
録音:1984年頃/発売:1994年。仏ディアパゾン誌「音叉5本」獲得盤。 | |||
ホルショフスキ、プラド音楽祭ライヴ モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ドビュッシー:子供の領分 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番 ショパン:即興曲 Op.38 |
ミェチスワフ・ ホルショフスキ(P) | ||
録音:1986年7月26日、プラド音楽祭、ライヴ。 | |||
トランペットの魅力 1〜4本のトランペットのための協奏曲集 エントラー、ファシュ、テレマン、ポリエッティ、 モルター、トレッリ、ボノンチーニの作品 |
ミゲル・デ・ラ・フエンテ指揮 ラ・フォリア・アンサンブル | ||
ショパン:ワルツ集(全19曲) | ミリアム・ビルジェ(P) | ||
レナード・ローズ、ラスト・コンサート J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 バーバー:チェロ・ソナタ チャイコフスキー:ロココ変奏曲 |
レナード・ローズ(Vc) アンドルー・ウルフ(P) | ||
録音:1983年8月5日。 | |||
リュシアン・ゲリネル(1930-):作品集 コントルシャン(1976)/ ストロフェ21(1982)/靄(もや)の歌(1981)/ ソレイユ・プロイェ(1971) |
ドヴィ・エルリ(Vn) ジュヌヴィエーヴ・ トゥリエレル(Vc) ジャン・ミシェル・ハスラー指揮 | ||
モンテヴェルディ:タンクレディとクロリンダの戦い/ アリアンナの嘆き/リラの調べに合わせて/戦い |
ハスラー指揮 リモージュ・バロックEns. ビンディ(Br) A.プティ(S) G.ラゴン(T) | ||
シューベルト: 楽興の時 D.780/3つのピアノ小品 D.946 |
ピエール・バルビゼ(P) | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 [第6番/第10番/第49番/第52番] |
カトリーヌ・コラール(P) | ||
Vol.2:LYR-108、Vol.3:LYR-126。 | |||
F.クープラン:「クラヴサン組曲」 第11組曲/第23組曲 |
イルトン・ウジュンスキ (Cemb) | ||
ブラジルのポピュラー・メロディ ヴィラ=ロボス、ネポムセノ、ヘンリケ(1867-1940)、 E.ブラガ(1898-1948)、M.ノブレ(1939-) |
パオロ・アベル・ ド・ナシメント(男性S) フォンドラツ(P) | ||
ジノ・フランチェスカッティ、ラスト・パフォーマンス サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調Op.61(*)/ 序奏とロンド・カプリツィオーソ(#) ベン=ハイム:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト調(+) |
ジノ・ フランチェスカッティ(Vn) ピエール・ブーレーズ指揮(*) NYP(*) マニュエル・ロザンタール指揮(#) フランス放送po.(#) | ||
録音:1975年12月16日、ライヴ(*)/1961年、ライヴ(#)/1958年8月25日(+)。 | |||
シューマン: 謝肉祭Op.9/ダヴィッド同盟舞曲集Op.6 |
カトリーヌ・コラール(P) | ||
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 [第13番 イ長調Op.120 D.664/ 第21番 変ロ長調D.960] |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー [プリュデルマシェール](P) | ||
録音:1988年7月5日-9日、マルセイユ国立音楽院。 Vol.1となっているが、おそらく続編は登場しなかった。彼は2001年-2002年にかけて、Transart へ全集をライヴ録音している(TR-130)。 | |||
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調Op.16 |
カトリーヌ・コラール(P) ミシェル・タバシュニク指揮 モンテカルロpo. | ||
シューマン:チェロ協奏曲 エルガー:チェロ協奏曲 Op.85 |
トゥルルス・モルク(Vc) ミシェル・タバシュニク指揮 モンテカルロpo. | ||
モーツァルト:フルート・ソナタ集 [ヘ長調K.376/ハ長調K.296/ヘ長調K.377] |
フィリップ・ベルノー(Fl) カトリーヌ・コラール(P) | ||
ピエール・バルゼビ、ラスト・レコーディング ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第7番/第17番「テンペスト」/第23番「熱情」] |
ピエール・バルビゼ(P) | ||
モーツァルト: ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595/ クラリネット協奏曲 イ長調K.622 |
ジャン=クロード・ ペヌティエ(P) ミシェル・レティエ(Cl) ジャン=ジャック・カントロフ指揮 オーヴェルニュo. | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 [第23番/第24番/第48番/第50番] |
カトリーヌ・コラール(P) | ||
Vol.1:LYR-082、Vol.3:LYR-126。 | |||
ブラームス:チェロ・ソナタ[第1番/第2番] | ソニア=ウィーダー・ アサートン(Vc) カトリーヌ・コラール(P) | ||
リスト: エステ荘の噴水/「巡礼の年第3年」〜暗雲/ ジュネーヴの鐘/泉の辺で/オーベルマンの谷/ 「巡礼の年第1年」から/愛の夢第3番 シューベルト/リスト編: 何処へ/魔王/若い尼僧/糸を紡ぐグレートヒェン/ 「白鳥の歌」から[都市/影法師]/連祷 |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
リスト: 夜/ 巡礼の年第2年「イタリア」 〜ペトラルカのソネット [第47番/第104番/第123番]/ 〜葬送曲/ メフィスト・ワルツ第1番/ 「詩的で宗教的な調べ」〜葬送曲/ 暗い雲/「詩的で宗教的な調べ」〜不運/ 悲しみのゴンドラ第1番/夢の中に |
ブルーノ・リグット(P) | ||
録音:1991年5月7日-10日、マルセイユ。 | |||
ショパン: 「私は僧衣を売る」による華麗なる変奏曲/ パガニーニの思い出/「お手をどうぞによる」変奏曲 リスト: ペトラルカのソネット第123番/ 巡礼の年第2年補遺「ヴェネチアとナポリ」より [ゴンドラの漕ぎ手/タランテラ] |
カーチャ・スカナヴィ(P) | ||
19世紀のフランス歌曲集 グノー:春の歌/ヴェネツィア フランク:薔薇の結婚 ラロ:海景/他、サン=サーンス、ドリーブ、ビゼー、 マスネ、ショーソン |
ローナ・ウィンザー(S) ジョゼー・ファブル(P) | ||
録音:1991年9月。 | |||
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調Op.166、D.803 | カントロフ、ブラケスレー、 ノラ、レティク、B.パスキエ、 マーダー/他 | ||
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3 [第35番/第46番/第47番/第37番] |
カトリーヌ・コラール(P) | ||
Vol.1:LYR-082、Vol.2:LYR-108。 | |||
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」 | ジョゼ・ヴァン・ダム(Br) D.ロンギ(S) A.クピド(T) M.シェンク(B)/他 ミケランジェロ・ヴェルトリ指揮 マルセイユ歌劇場 | ||
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.1 8つの小品Op.76/2つのラプソディOp.79/ 4つのバラードOp.10 |
マリー=ジョセフィ・ ジュード(P) | ||
プラド音楽祭ライヴ 1991-1992 シューベルト: ピアノ三重奏曲第2番 変ホ短調Op.100 D929 (*)/ 序奏と「水車小屋」のしぼめる花による 変奏曲 D.802(#) |
ジャン=クロード・ ペヌティエ(P) ジェラール・プーレ(Vn;*) クリストフ・ヘンケル(Vc;*) アンドラーシュ・ アドリヤーン(Fl;#) | ||
マーラー:交響曲第10番〜アダージョ R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」〜組曲 シェーンベルク:浄められた夜 |
ジャン=ジャック・カントロフ指揮 オーヴェルニュo. | ||
カントロフが来日した際に「満足のいく出来栄え」と語っていた録音。 | |||
シューマン:ピアノ作品集 アベック変奏曲 Op.1/子供の情景/ クライスレリアーナ Op.16 |
カティア・スカナヴィ(P) | ||
リュシアン・ゲリネル(1930-):作品集 合唱曲集/弦楽の7つのフラグメント |
ハイラベディアン指揮 アンサンブル・ムジカトレーズ | ||
LYR-148 廃盤 |
ドビュッシー: 版画/ピアノのために/映像 |
ジャン=クロード・ ペヌティエ(P) | |
LYR-150 廃盤 |
アーベル:バリトン(弦楽器)のためのソナタと小品集 | フィリップ・フーロン (バリトン) ラクリメ・コンソート | |
大ヒットとなったLYR-169に続くフーロンによるアーベルの「バリトン(弦楽器)作品集」。 ハイドンが175曲もの作品を残している弦楽器「バリトン」は、通常の弦のほかに10〜20の弦を張り、それが共鳴することで独特の音響効果が生まれるという珍しい楽器。調弦の難しさ、合奏における共鳴の不自由さからその後すたれていった。ただ、この楽器のために書かれた作品がこの楽器によって演奏されたときの優雅さ、洗練された抒情、というのは筆舌に尽くし難い。アーベルはJ.C.バッハと組んで活躍したガンバの名手。生き生きとした表情と甘美な抒情にあふれる彼の作品はまさにこの楽器にピッタリ。クイケンの愛弟子フーロンも、消えたこの楽器の再現者にはもってこい。 | |||
LYR-151 廃盤 |
ブラームス:ピアノ独奏曲全集 Vol.3 ソナタ第3番 へ短調 Op.5/3つの間奏曲 Op.117 |
マリー=ジョセフィ・ ジュード(P) | |
録音:1995年4月4日、マルセイユ、室内楽協会コンサート、ライヴ。 | |||
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番/ 3つの前奏曲[Ops.32-5/32-10/23-7]/ 楽興の時Op.16 |
ヴァネッサ・ワーグナー(P) | ||
LYR-1153 廃盤 | |||
シューマン:ピアノ協奏曲/コンチェルトシュトゥック/ 序奏と協奏的アレグロ Op.134 |
ブルーノ・リグット(P) セルジュ・ボド指揮 モンテカルロpo. | ||
シューマン: クララ・ヴィークの主題による変奏曲/ 幻想曲/アラベスク/子供の情景/ 春の夜(リスト編)/恋の歌(リスト編) |
ブルーノ・リグット(P) | ||
リスト:練習曲集 Vol.1 3つの演奏会用練習曲/ 2つの演奏会用練習曲/ 怒りをこめて/ パガニーニによる大練習曲 |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
録音:1996年3月4日-7日、マルセイユ。# LYR-156 は一時廃盤でしたが、2011年に再プレスされました。 | |||
アントニーン・ベンダ: フォルテ・ピアノのためのソナタ集 [第1、2、3、7、8、10、11番] |
ブリジット・オドブール(Fp) | ||
シューマン: 交響的練習曲(遺作変奏付)/フモレスケ |
フィリップ・ビアンコーニ(P) | ||
LYR-1159 廃盤 | |||
ショパン: 幻想曲 ヘ短調Op.49/子守歌/舟歌/ 幻想即興曲/バラード第1番/ 夜想曲Op.48-1,Op.27-2,Op.72/スケルツォ第3番 |
ミリアン・ビルジェ(P) | ||
ガブリエル四重奏団〔ピアノ四重奏団〕 ショーソン:ピアノ四重奏曲 Op.30 / ルクー:ピアノ四重奏曲(未完) ガブリエル四重奏団[金子陽子(P) ギヨーム・プレス(Vn) エマニュエル・アラティック(Va) ジェローム・パンジェ(Vc)] | |||
録音:1996年9月17日-20日 / (P) (C) 1996 。金子陽子を中心として結成されたフランスで活躍するピアノ四重奏団。ショーソンは彼等の第1回録音(第2回:2007年4月東京文化会館ライヴ [MA Recordings、MAJ-505] *弦の奏者は全員メンバー交替)。金子陽子はインマゼール最初期の弟子でもあり、21世紀以降はフォルテピアノによる録音も多数ある。 #廃盤・製造中止商品のため、入荷しない可能性があります。あらかじめご了承下さい。 | |||
シューベルト: 34の感傷的なワルツ Op.50 D.779/ 12の高雅なワルツ Op.776 D.969/ 12のドイツ舞曲 Op.171遺作D.790 ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ |
チャラ・イアコヴィドゥ(P) | ||
ショパン: 夜想曲第3番/ ポロネーズ[第4番/第1番/第5番]/ 即興曲第3番/ピアノ・ソナタ第3番 |
ジャン=フランソワ・ ディシャン(P) | ||
LYR-167 廃盤 |
ブラームス: ピアノ・ソナタ第2番/ 弦楽六重奏曲による主題と変奏 シューマンの主題による変奏曲 |
マリー=ジョセフ・ ジュード(P) | |
「才色兼備、知的でクールな美人ピアニスト」とコピーがついているジュードのブラームス第4弾。クララ・シューマンに捧げた曲ばかり集めたというのも意味深。 | |||
LYR-169 廃盤 |
アーベル:バリトンのための小品集 | フィリップ・フーロン(バリトン) | |
LYR-170 廃盤 |
ラヴェル: 鏡/夜のギャスパール/ラ・ヴァルス |
ニコラス・ アンゲリッチ(P) | |
シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番/即興曲集Op.142 |
ジャン=クロード・ペヌティエ(P) | ||
リスト:ピアノ作品集 泉のほとりで/ダンテを読んで/ 2つの演奏会用練習曲/バラード第2番/ エステ荘の糸杉に 第1番/まぼろし 第1番S.155-1 |
ジャン=フランソワ・デュシャン(P) | ||
ハイドン: ピアノ・ソナタ[第50番/第51番/第52番]/ 変奏曲 ヘ短調 |
ジャン=クロード・ ペヌティエ(P) | ||
ブラームス:ピアノ五重奏曲(*) シューマン:ピアノ四重奏曲 |
ジャン=クロード・ ペヌティエ(P) ジャン・ジャック・ カントロフ(Vn) ブリュノ・パスキエ(Va) ゴルダン・ ニコリッチ(Vn;*) | ||
発売:1999年。フランスの名手の奏でるドイツもの。流麗で官能的なアンサンブルは彼らならでは。仏ディアパソン誌 音叉5本獲得盤。 | |||
ブラームス:歌曲集 夜にわたしは急に立ち上がり/もうお前のところには行かない おまえの青い目/恋人を訪ねて/帰郷 その2/テレーゼ/他 |
ジョルジュ・シャミネー(Br) マリー= フランソワーズ・ブケ(P) | ||
シャミネーは期待の新人歌手。 | |||
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 ショスタコーヴィッチ:ピアノ三重奏曲第2番 |
ブリュノ・パスキエ(Vn) ロラン・ピドゥー(Vc) ジャン=クロード・ペヌティエ(P) | ||
LYR-183 廃盤 |
リスト〜「悪魔のような道のり」 マイヤベーアの「悪魔のロベール」によるパラフレーズ/ メフィスト=ポルカ/ダンテを読んで/ メフィスト=ワルツ/ピアノ・ソナタ |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | |
録音:1997年11月。 リトアニア出身の名手ルバツキーテによるリストの難曲集。題名はリストの悪魔的な側面からのアプローチということを示しているのだろうが、確かな技巧と深い音楽性で、技術的にも難しく難解で深遠な内容を持つこれらの曲を弾きこなしている。 | |||
LYR-184 廃盤 |
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集 [第12番/第14番] |
ファイン・アーツSQ | |
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集 [第1番/第2番] |
フォーレ三重奏団 | ||
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 |
ジャン=クロード・ペヌティエ(P) セルジュ・ボド指揮 モンテカルロpo. | ||
LYR-187/8 (2CD) 廃盤 |
バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ |
ミリアム・フリード(Vn) | |
FILANDIAにシベリウスの名演を残している以外ほとんど録音のなかったフリードの無伴奏。1946年にルーマニアで生まれ、パガニーニ国際コンクールとエリーザベト・コンクールで優勝し名手と騒がれながら、シベリウスのヴァイオリン協奏曲以外には小品しか録音していなかった。 | |||
LYR-190 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 [第2番/第4番/第8番/第10番] |
ヴァネッサ・ワーグナー(P) | |
LYR-191 廃盤 |
ドヴォルザーク: ピアノ四重奏曲第1番&第2番 |
ガブリエルSQ | |
録音:1999年2月。 叙情的な側面において、前2作とのつながりを持つ今回の選曲は、ガブリエルSQの持つ音色の豊かな味わいとマッチしていると言えよう。 | |||
スラヴの魂〜ハープ作品集 ラフマニノフ:メロディー「ラ・レボンス」/ロマンス「トリステス」 グリンカ:アダージョ/モーツァルトの主題による変奏曲/ひばり 夜想曲変ホ長調/ヘ短調「別れ」/ロシアの主題による変奏曲/タランテラ エルデーイ:グリンカ追憶の悲歌/前奏曲第1番/第2番/第3番 ツァーベル:グノーの「ファウスト」による幻想曲 ルビンシテイン:ロマンス ヴァルラーモフ:メロディー |
マリエル・ノールマン(Hp) | ||
LYR-2192 (HYBRID_SACD) 廃盤 | |||
録音:1999年8月26日。 | |||
LYR-193 (3CD) 廃盤 |
カトリーヌ・コラール〜ハイドン:ピアノ・ソナタ集
カトリーヌ・コラール(P) | ||
LYR-270 で再発売されています。 | |||
LYR-194 廃盤 |
ショパン: ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調 Op.167「葬送」 スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/第2番変ロ短調 Op.36 第3番 嬰ハ短調 Op.39/第4番ホ長調 Op.54 |
カロリーヌ・サジュマン(P) | |
録音:1999年10月。1990年に史上最年少の17才でショパン・コンクールに6位入賞を果たしたサジュマンのソナタとバラード。 | |||
クラリネットのためのフランス音楽 ショーソン:アンダンテとアレグロ サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167 ドビュッシー:狂詩曲第1番 フランセ:主題と変奏 ヴィドール:序奏とロンド Op.72 プーランク:クラリネット・ソナタ |
フロラン・エオ(Cl) パトリック・ジグマノフスキ(P) | ||
録音:1999年10月。 | |||
ハイドン:弦楽四重奏曲[第81番/第82番] | ファイン・アーツSQ | ||
録音:1998年11月。 1946年に設立され、1982年から現メンバーで活動を続けているファイン・アーツSQのハイドン最後の弦楽四重奏曲2曲は、ベテランらしく自家薬篭中のものとなっている技術と音楽性を駆使した素晴らしい仕上がり。ハイドンの室内楽愛好者には見逃せない。 | |||
LYR-197 廃盤 |
マルティヌー: フルート・ソナタ/ディヴィルティメント第1番/ フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 プロコフィエフ:フルート・ソナタ |
ジュリエット・ユレル(Fl) エレーヌ・クヴェール(P) アンリ・ドマルケット(Vc) | |
クシシトフ・マジャトカ(1972-):作品集 高揚(ピアノと弦楽のための二重奏曲)(1998)(*)/ 4つのチェロのための3つの協奏的断章(1995)(+)/ 寓話集(弦楽四重奏のための)(1996)(#)/ ヴォヤ・チェロ(チェロ独奏のための)(1999)(**) |
カンディンスキーSQ(*) フランソワ・サルク(Vc;+/**) ヴァレリー・エマール、 アントワーヌ・ルデルラン、 ヴェロニク・マラン(Vc;+) カスタニェリSQ(#) | ||
録音:2000年5月31日-6月1日、マルセイユ。チェコに生まれパリに移って活躍する作曲家。 | |||
ヤナーチェク: ヴァイオリン・ソナタ/ロマンス/ドゥムカ/アレグロ R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 |
アマンダ・ファヴィエ(Vn) セドリック・ティベルキアン(P) | ||
ファヴィエはジェラール・プーレに師事し、ライプツィヒ・バッハ・コンクールで最年少優勝を飾ったヴァイオリニスト。ティベルキアンは、1998年ロン=ティボー国際ピアノ・コンクール優勝者。 | |||
メンデルスゾーン: 6つの前奏曲とフーガ/ 厳格な変奏曲 ニ短調/6つの子供の小品 |
マリー=ジョセフ・ジュード(P) | ||
D.スカルラッティ:幸運のためのソナタの花束 [ニ長調 K.1/ヘ長調 K.6/ト短調 K.8/ニ短調 K.9/ ハ短調 K.11/ヘ短調 K.19/ヘ短調 K.69/ ニ長調 K.96/ニ短調 K.141/ハ長調 K.159/ ホ長調 K.162/ホ短調 K.198/ロ短調 K.377/ ヘ長調 K.446「パストラール」/ニ長調 K.491/ ニ長調 K.492/ハ長調 K.513/ヘ短調 K.519] |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
ホロヴィッツに代表されるロシアの偉大な伝統の流れを組むピアニスト、ルバツキーテによるスカルラッティの厳選されたソナタ集。 | |||
LYR-203 廃盤 |
フランスのチェロ・ソナタ集 ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ ロ短調 Op.27 ショーソン:チェロのための小品 ハ長調 Op.39 オネゲル:チェロ・ソナタ ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ長調 |
ヴァレリー・エマール(Vc) セドリック・ ティベルギアン(P) | |
録音:2000年9月13日〜16日、ブラシエール・ホール、ギョーム・ファレル・センター、マルセイユ。オリジナルはDSD録音。 19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランス系作曲家の作品を収録。エマールは1969年リヨンに生まれ、パリ音楽院を優秀な成績で卒業後、1991バルセロナのコンクールで第1位、 現在は欧米を中心に活躍している。ティベルギアンは1998年ロン=ティボー・コンクール第1位の実力派。 | |||
シューベルト: ピアノ・ソナタ第20番 D.959/3つの小品 D.946 |
フィリップ・ビアンコーニ(P) | ||
ピアンコニは第7回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞したフランスの中堅。 | |||
フランスのチェロ・ソナタ集 マニャール:チェロ・ソナタ イ長調 Op.20 フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト長調 Op.117 プーランク:チェロ・ソナタ |
エリック=マリア・ クテュリエ(Vc) ロラン・ヴァグシャル(P) | ||
録音:2001年1月30日〜2月1日、ブランシェール・ホール、ギョーム・ファレル・センター、マルセイユ。 マニャールはダンディに師事した作曲家だが、自己評価に厳しく、作品番号を持つ曲は21しか残さなかった。クテュリエは2000年11月からボルドー=アキテーヌo.の首席奏者を務めると同時にソロ活動を行っているチェリスト。ヴァグシャルはパリ音楽院でイヴォンヌ・ロリオとミシェル・ベロフに師事したピアニスト。 | |||
ヴァイオリンとピアノのための作品集 チャイコフスキー: なつかしい土地の思い出Op.42〜メロディーと瞑想曲 ワルツ・スケルツォOp.34 ヴィエニャフスキ: 華麗なポロネーズOp.4/伝説Op.17 スケルツォ・タランテラOp.16 クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2 パガニーニ/クライスラー編曲:ラ・カンパネッラOp.7 サン=サーンス/イザイ編曲: ワルツ形式の練習曲による奇想曲 イザイ:子供の夢Op.14 |
ダヴィド・ガルストフ(Vn) ジュリアン・ジェルネ(P) | ||
録音:2000年3月4日-7日、マルセイユ。パリ音楽院でジェラール・プーレに師事したガルストフのデビュー・アルバム。ジェルネはベロフにピアノを師事しただけでなくヴァイオリンも習得したという。ともに1980年生まれの若手による繊細で清冽な演奏。 | |||
シューマン: ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ長調 Op.11/ ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22/ 4つの夜曲 Op.23 |
ヴァネッサ・ワーグナー(P) | ||
録音:2001年10月1日-4日、サントル・ギョーム・ファレル、マルセイユ。 | |||
フランスのハープ曲集 ピエルネ:即興的奇想曲 ドビュッシー:夢想/亜麻色の髪のおとめ/ 2つのアラベスク/月の光 エネスコ:演奏会用小品 フォーレ:塔の中の奥方/即興曲 サン=サーンス:白鳥 ルーセル:即興曲 デュパルク:悲しき歌 アセルマン:鬼火 |
マリエル・ノールマン(Hp) | ||
マリエル・ノールマン、ハープ・リサイタル アルベニス:プレスト/アストゥリアス/コルドバ タレガ:アルハンブラの思い出 ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番 ギャレス:ソナタ ハ短調/モンポウ:歌と踊り トゥーリナ:サンタ・クルス街 アントニオ・デ・ドノスティア:ドロール カルヴァロ:トッカータ/ピアソラ:天使のミロンガ キャプレ:ディヴェルティスマン「スペイン風に」 ヒナステラ:ミロンガ/マラツ:セレナータ ポンセ:それでも/アギレ:3つの小品 グラナドス:エピローゴ |
マリエル・ノールマン(Hp) | ||
録音:2001年10月23日-24日、ケルバスティック。 リリー・ラスキーヌの高弟で、半世紀近くハープの女王としての名声を不動のものにしているマリエル・ノールマンが弾くスペインと南米の音楽。すべてハープのみの演奏で、いずれもラテンの色彩が鮮やかなのみならず、その背後に潜む様々な感情まで目が届いている。 | |||
ブラームス:ピアノ独奏曲全集 Vol.5 ソナタ第1番 ハ長調 Op.1/2つの変奏曲 Op.21/ バッハのシャコンヌ(左手のための) |
マリー=ジョセフィ・ジュード(P) | ||
録音:2001年11月19日-22日、マルセイユ、ジュローム・ファレル・センター。 | |||
モーツァルト:弦楽五重奏曲 全集 [第1番−第6番] |
ファイン・アーツSQ ガンデルスマン(Va) | ||
リスト:巡礼の年(全曲) [第1年 スイス; ウィリアム・テルの礼拝堂/ ワレンシュタット湖畔で,パストラール,泉のほとりで, 夕立,オーベルマンの谷,牧歌,郷愁,ジュネーヴの鐘/ 第2年 イタリア;婚礼,物思いに沈む人, サヴァトール・ローザのカンツォネッタ, ペトラルカのソネット第47番,同第104番,同第123番, ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲/ 第2年への追加 ヴェネツィアとナポリ; ゴンドラの漕ぎ手,カンツォーネ,タランテッラ/ 第3年 ローマ;夕べの鐘−守護天使への祈り, エステ荘の糸杉に寄せて−葬送歌,エステ荘の噴水, 哀れならずや−ハンガリー風に,葬送行進曲,心を高めよ] |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
録音:2003年1月、2月、5月、マルセイユ。 リストがスイスとイタリアに赴き、そこで出会ったものを題材としてまとめた曲集。特に「巡礼の年」全曲で最も規模の大きい作品「ダンテを読んで」は、単独で演奏されることも非常に多い傑作で、イタリアの詩人ダンテの「神曲」の第1部「地獄編」を読み影響を受けて作曲された。リトアニア出身のムーザ・ルバツキーテは深い音楽性と優れた技巧でこの大作を弾き鳴らしている。 | |||
アルベニス:イベリア/ナバーラ/スペイン組曲 | エルヴェ・ビヨー(P) | ||
録音:2002-2003年。 スペインの作曲家アルベニスが生んだピアノ作品の最高傑作「イベリア」は、イベリア半島の美しい情景を表した音楽。第6回日本国際音楽コンクールでも入賞経験のあるフランス人ピアニスト、エルヴェ・ビヨーが、絶妙なリズム感で躍動感溢れる演奏を披露している。未完であった「ナバーラ」は、245小節目以降をデオダ・ド・セラヴィックが補筆完成させた。スペイン組曲は郷愁に満ちた中期の傑作の一つ。 | |||
モーツァルト: ケーゲルシュタット・トリオ K.498 ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11/ ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70 No.1「幽霊」 |
ミシェル・ ルチェック(Cl) ジェラール・ブロ(Vn) ブルーノ・パスキエ(Va) アルト・ノラス(Vc) ジャン・クロード・ ヴァンデン・ エインデン(P) カール・エンゲル(P) | ||
バーバー:ピアノ・ソナタ 変ホ短調Op.26 デュティユー:ピアノ・ソナタ/3つの前奏曲 |
秋山未佳(P) | ||
ジョリヴェ: 5つの儀式の踊り/マナより/他 |
マリー・ジョゼフ・ルード(P) | ||
デュティーユ(HMF)やブラームス選集(Lyrinx)等により、フランスでは「モニーク・アースの再来」とも称えられているルードによる、野獣派ジョリヴェの作品の貴重な録音。 | |||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調Op.10-1/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調Op.31-2「テンペスト」/ ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」 |
ジョナサン・ギラード(P) | ||
ギラード(1981-)はマルセイユ生まれ。明快でスキッとした切り口の快演。 | |||
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調Op.13 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ/ツィガーヌ |
ヴァディム・チジク(Vn) セドリック・ティベルギアン(P) | ||
録音:2002年5月21日-24日、マルセイユ。 ヴァディム・チジクは1975年モスクワ生まれ。2000年のパガニーニ国際コンクールで第3位を受賞。現在は世界中で活躍しており、日本でもCD録音をするなどして知られている。そのチジクが、同年生まれのフランスの優れたピアニスト、セドリック・ティベルギアンと組んでのフォーレとラヴェル。いずれも瑞々しい感性に溢れた演奏。 | |||
シューマン: 蝶々/アラベスク/子供の情景/ ピアノ・ソナタ第1番/謝肉祭/ダーヴィト同盟舞曲集 |
カトリーヌ・コラール(P) | ||
カティア・スカナヴィ、 マルセイユ歌劇場ライヴ シューマン:謝肉祭 ラフマニノフ:子守歌 ヘンデル:シャコンヌ ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.39 シューベルト:楽興の時第3番 ショパン:前奏曲第7番 |
カティア・スカナヴィ(P) | ||
ブラームス: ヴィオラ・ソナタ第1番 へ短調 Op.120 No.1 ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 シューマン:おとぎの絵本 |
ユーリ・ガンデルスマン(Va) マリー=ジョセフィ・ ジュード(P) | ||
録音:2003年5月12-15日、マルセイユ、ジュローム・ファレル・センター。 ブラームスのピアノ独奏曲全集の番外篇ともいえる一枚。 | |||
リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調 巡礼の年第1年「スイス」〜オーベルマンの谷 愛の夢/波の上を歩くパウラの聖フランソワ |
カロリン・サジュマン(P) | ||
録音:2003年6月10-13日、マルセイユ。 1990年のショパン・コンクール、日本では横山幸雄と高橋多佳子の二人が入賞したことで話題になったが、さらに驚かされたのが、当時まだ17歳の天才少女が第6位(しかも1位なしの)に入賞したことであった。全く無名だったカロリン・サジュマンはこれで一気に世界的に有名になった。 これはそれから13年後の録音。彼女のピアノにはまったくひけらかしというものがなく、リストがどんな難しいテクニックをぶつけてきても、それを完全に音楽的な表現に昇華させられるだけのテクニックとそれを制御する知性、豊かな音楽性がある。難曲「波の上を歩くパウラの聖フランソワ」も、スケールの大きな神々しいまでの名演。バリバリ鳴らすばかりがリストじゃない、という好例であろう。 | |||
ラフマニノフ: チェロ・ソナタ Op.19/ヴォカリーズ Op.34 ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ Op.40/「黄金時代」〜ポルカ |
ボリスラフ・ストゥルエフ(Vc) セルゲイ・イェローヒン(P) | ||
録音:2003年1月28-31日、マルセイユ。 ロシア出身ないしはモスクワで学んだチェリストには、エネルギッシュで強烈な個性の名手が少なくないが、どうやらボリスラフ・ストゥルエフもその一人のようだ。1976年モスクワ生れのまだ20代という若さながら、ラフマニノフのソナタでの朗々と切なく歌う弦の味わいには、既に成熟した味と並ならぬ強い表現意欲がしかと見て取れる。既に国際的な活動を始めているが、このアルバムを聴くと、これはこの先ますます大家に巨匠になると予感できるだけのものがある。 | |||
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27 | ローラン・コルシア(Vn) | ||
録音:1994年9月。 フランスで爆発的な人気を誇るnaive のスター・プレイヤー、コルシア。彼がブレイクする以前、Lyrinxで録音した代表的アルバムがこちら。熱心なヴァイオリン好きの間では評価の高かったアルバムだが、久しく入手難であった。濃い口の歌いまわしと超絶のテクニック。先ごろリリースされたバルトーク(V-4991)と合わせてこの機会にぜひ。 | |||
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ [第2番 ト長調 Op.13/第3番 ハ短調 Op.45] グリエール:12の易しい小品 Op.45〜Nos.1,4,6,7,9,12 |
ダヴィット・ガルストフ(Vn) ジュリアン・ジェルネ(P) | ||
録音:2003年。 グリーグの第3番は最も人気が高い作品。民族的な要素が旋律やリズムパターンに感じられるが、ハーモニーは伝統的なロマン派様式で書かれている。グリエールは、スクリャービン、ラフマニノフと同世代で、チャイコフスキーと国民楽派の両方から影響を受けているが、初期の室内楽作品にはドイツ後期ロマン派の影響が明らか。「12の易しい小品」もその一つである。若手による鮮烈な演奏。 | |||
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集 水の戯れ(*)/グロテスクなセレナード(*)/鏡(*)/ 前奏曲(1913)(#)/ボロディン風に(#)/ シャブリエ風に(#)/クープランの墓(*)/ 古風なメヌエット(#)/ 亡き王女のためのパヴァーヌ(#)/ソナチネ(*)/ ハイドンの名によるメヌエット(#)/ 高雅にして感傷的なワルツ(#)/夜のガスパール(#) |
フィリップ・ビアンコーニ(P) | ||
録音:2003年11月12日、14日(*)/2005年2月2日、4日(#)、以上「ラ・クリエ」マルセイユ国立劇場、ライヴ。 SACDハイブリッド盤。来日公演を通じてすっかりおなじみのビアンコーニは1960年ニース生まれ、フランスを代表するピアニストのひとり。すべてライヴというラヴェルは、洒脱な味わいと録音のすばらしさが光る。 | |||
モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 [第10番 K.330/第12番 K.332/第14番 K.457]/ 幻想曲 ハ短調K.475 |
ジョナサン・ギラード(P) | ||
ブダペスト 1900年 コダーイ:チェロとピアノのためのソナチネ ドホナーニ:チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.8 コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4 バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.86 コダーイ:アダージョ ハ長調 |
ヴァレリー・エマール(Vc) セドリック・ティベルギアン(P) | ||
録音:2004年4月5日-8日、マルセイユ。 1900年頃、ハンガリーの作曲家によって作られたチェロ作品、コダーイの間にドホナーニとバルトークを挟んだプログラミング。ヴァレリー・エマールは1969年、リヨン生まれのチェリスト。ソリストの他、室内楽の演奏でも高名で、また名教授としても知られている。このCDでは、ティベルギアンの優れた伴奏を得て、女性チェリストらしい細やかな感性でハンガリーの音楽を聞かせてくれる。 | |||
ムーザ・ルバツキーテ、 マルセイユ歌劇場ライヴ J.S.バッハ: フランス組曲第1番/幻想曲(前奏曲) J.S.バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 Op.110/ 32の変奏曲 WoO.80 シューベルト/リスト編:魔王 |
ムーザ・ルバツキーテ(P) | ||
録音:2004年。 ルバツキーテはリトアニアのピアニスト。モスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだ後、1981年にリスト・バルトーク国際ピアノ・コンクールで優勝、その後、ヤルヴィ、カントロフ、レーピン、バシュメットら名だたる音楽家と共演している。よく磨かれた端正な音の持ち主でベートーヴェンの31番のチャーミングさは喩えようもなく美しい。 | |||
ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10〜舟歌(No.3) チャイコフスキー: 四季〜[舟歌(六月)/松雪草(四月)] ラフマニノフ: 12の歌 Op.21〜リラの花(No.5) (ピアノ独奏編曲版)/ 絵画的練習曲集 Op.39/ 子守歌(チャイコフスキー: 18の小品 Op.72 No.2 より編曲) |
カーチャ・スカナヴィ(P) | ||
録音:2004年。 スカナヴィの演奏は男性的で魅力的。特に「絵画的練習曲集」はピアニスティックでなんとも豪快。妻ナターシャに捧げられた「12の歌」は、ラフマニノフの創作意欲が最も旺盛な時期に書かれた歌曲集で、素直な美しさと哀愁を持つ作品。スカナヴィはここではピアノ編曲版で甘美な演奏を聴かせてくれている。 | |||
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974): ヴァイオリンのための作品集 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(*) G線上の呪文(+)/狂詩的組曲(#)/ ヴァイオリン協奏曲 |
ドヴィ・エルリ(Vn) 関谷学(P;*) マリウス・コンスタン指揮 フランス国立o. | ||
録音:1991年、日本、ライヴ(*)/1977年6月23-24日(+)/1975年4月28日、初出音源(#) | |||
ジョリヴェはその生涯にヴァイオリンのために4つの作品を残した。(*)は貴重なライヴ音源のCD化。ジョリヴェの死後10年以上経過した1988年に手稿譜が発見された、ジョリヴェの27歳ごろの作品である。このアルバムの演奏者であるエルリ(1928-)自身が発見した時、「私がみつけたものは爆弾以外のなにものでもない・・・池に一度投げ込まれた大きな石のように、果てしない波紋を広げる」と言ったように、決意と自信に満ち溢れた作品。叙情とエネルギーの核融合的作曲家、ジョリヴェの魅力に満ちた一枚であると共に、録音の少ない名ヴァイオリニスト、エルリの貴重なCDとしても注目。 | |||
ブラームス:2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b / ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b マリー=ジョセフ・ジュード、ジャン=フランソワ・エッセール(P) | |||
録音:2010年1月21日-23日、アルル。DSD、61'11。2つのピアノのためのソナタは、後にピアノ五重奏曲に編曲され、こちらが有名。ハイドンの主題による変奏曲は、オーケストラ版が広く知られているが、これも先に作られたのは2つのピアノのための物。どちらも原曲にも独自の魅力がある。マリー=ジョセフ・ジュード(1968-)とジャン=フランソワ・エッセール(1950-)という二人のフランス人ピアニストが組んだこの演奏は、ドイツ的な暗く重厚なブラームスではなく、気持ちの良いロマンティシズムを感じさせる。 | |||
ジョリヴェへのオマージュ〜 アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):作品集 チェロとピアノのための夜想曲 ヴィオラのための牧歌 5つの呪文(フルートのための) 苦行(クラリネットのための) 7人のためのラプソディー |
ドヴィ・エルリ指揮 ジュネヴィエーヴ・ トゥリエール(Vc) レア・ルセル(P) アラン・ジャノー(Va) アラン・マリオン(Fl) ミシェル・ルティエク(Cl) ル・ソリステ・ドゥ・マルセイユ [マイテ・ドゥエ・ぺリネリ(Vn) エミール・カイヨール(Cb) フィリップ・ル・ケレック(Fg) ルネ・ぺリネリ(Hr) アンドレ・ヴェイス(Tb) アラン・ジャンル(打楽器)] | ||
録音:1977年6月、7月、9月、1985年2月。 -管楽器のための作品を中心に集めたアルバム。ジョリヴェは「独奏楽器のために書かれた作品は苦行である。作曲家は、楽器の最も深い部分の性質までも熟知していなければならない。そして、演奏家は、彼の楽器のもつ美徳を大いに表現し、音楽を自由に再創造しているということを聴く者に感じさせなければならない」と述べている。 | |||
ラフマニノフ:前奏曲[第12番/第5番]/ コレッリの主題による変奏曲 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ[第1番/第2番]/ 悪魔的暗示 Op.4-4 |
ジョナサン・ギラード(P) | ||
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94/ 5つのメロディ Op.35bis |
ヴァディム・チジク(Vn) ダヴィド・ビスムート(P) | ||
録音:2006年5月9日-11日、マルセイユ。 ヴァディム・チジクは1975年、モスクワに生まれたヴァイオリニスト。2000年のパガニーニ国際コンクールで、第3位を受賞。現在はパリ市立音楽院の教授を務めている。プロコフィエフのモダニズムを抑え、叙情性を前面に出した美演。 | |||
ウィーンのショパン ショパン:ポロネーズ第3番/同第8番/ 「ドン・ジョヴァンニ」の 「お手をどうぞ」による変奏曲/ 夜想曲第19番/マズルカ第4番/同第2番/同第47番/ 序奏と華麗なるポロネーズ/3つの夜想曲 Op.9 |
ピエール・ゴア(Fp) | ||
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調Op.22 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 イ短調Op.42 D.845 |
リディア・ビジャーク(P) | ||
ナイジェリア出身、ソディ・ブライデによる フランク:ピアノ作品集 前奏曲、コラールとフーガ/ オルガンのための前奏曲、フーガと変奏曲 (編曲:ハロルド・バウアー &ソディ・ブライデ)/ オルガンのための3つのコラール (編曲:ブランシュ・セルヴァ)/ 前奏曲・アリアと終曲 |
ソディ・ブライデ(P) | ||
ソディ・ブライデは2003年リーズ国際ピアノコンクール入賞の若手ピアニストで、エリック・ハイドシェックに見出され、フランスを中心に活動している。荘厳なオルガンの曲も彼の手にかかると、美しくピアニスティックな作品となる。 | |||
芸術家たちのこだま〜カーサベラスケスの作曲家達 ジュリアン・ダッシ/ ジル・シルヴェストリーニ(1961-)/ ジャン=フィリップ・ベック(1968-)/ ティエリー・マシュエール(1962-) |
ラウル・レ指揮 アンサンブル・テレマク | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番 K.282/ 前奏曲 ハ長調K.284a/ピアノ・ソナタ第12番 K.332/ ジグ ト長調K.574/幻想曲 ニ短調K.397/ ロンド ニ長調K.485/ピアノ・ソナタ第5番 K.283 |
ピエール・ゴア(Fp) | ||
ショパン:バラード&スケルツォ全集 バラード[第1番−第4番]/ スケルツォ[第1番−第4番] |
秋山未佳(P) | ||
録音:2006年3月6日-9日、マルセイユ。 1973年東京生まれ。桐朋出身で1996年からフランスに留学し、そのまま同地で活躍しているピアニスト秋山未佳によるLYRINXへの2枚目のアルバム(1枚目はデュティユーとバーバーのピアノ・ソナタ;LYR-2220)。ショパンの名曲を明晰でクリアなタッチで情緒豊かに表現している。 | |||
フォーレ:夜想曲第1番/バラード Op.19/ 夜想曲第6番/主題と変奏 Op.73/夜想曲第13番 |
エルヴェ・ビヨー(P) | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 Op.18 No.1-6 | ファイン・アーツSQ | ||
録音:2005年。 | |||
クララ・シューマン: 6つの音楽の夜会 Op.6/ 3つのロマンス Op.11/3つのロマンスOp.21/ 4つのつかの間の小品Op.15 |
マリー=ジョセフ・ジュード(P) | ||
ショパン:ポロネーズ集 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22/ ポロネーズ〔嬰ハ短調 Op.26 No.1/変ホ短調 Op.26 No.2/イ長調 Op.40 No.1「軍隊」/ ハ短調 Op.40 No.2/変イ長調 Op.53「英雄」/変イ長調 Op.61「幻想」〕 カロリーヌ・サジュマン(P) | |||
録音:2009年6月、マルセイユ。カロリーヌ・サジュマン(1973-)はパリ生まれ。1990年のショパン・コンクールで、僅か17歳にして1位なしの6位入賞、これは現在に至るまで最年少の入賞記録。ショパンは葬送ソナタ 他(LYR-2194 SACD hybrid)に続いて2枚目。有名な「軍隊」「英雄」ポロネーズにしても勢いまかせに弾きまくるのでなく、抑えた音楽の中にショパンの繊細な感性を浮かび上がらせ、非常に憂いの濃いショパン。第5番を抜かしているのも珍しい。 | |||
フォーレ:歌曲集 歌曲集「イヴの歌」Op.95(10曲)/ 歌曲集「閉ざされた庭」Op.106(8曲)/ 4つの歌 Op.51/2つの歌 Op.76/ 歌曲集「ある日の詩」Op.21(3曲) |
ミレイユ・ドランシュ(S) マリー=ジョゼフ・ジュード(P) | ||
録音:2007年9月16日-18日。 ドランシュ(1962-)はフランスでもっとも注目されているソプラノの一人。東フランスのミュルーズに生まれ、マルク・ミンコフスキから重用されるなど古楽系のイメージが強いかもしれないが、近代フランス音楽も非常に得意としている。瑞々しく潤いがあり、あくまで透明でありながら濃厚なロマンティシズムも湛えている声。ソプラノによって歌われたフォーレの歌曲集では、近年でも出色の出来栄えだろう。ジュードの伴奏も見事。 | |||
ハルシャーニ(1898-1954):小さな仕立屋の物語 サン=サーンス:動物の謝肉祭(スマイン執筆) |
ヤニス・プスプリカス指揮 スイス・ロマンドo. C.サジュマン(P) L.ビジャーク(P) スマイン(語り) | ||
テキスト:フランス語のみ。 ハルシャーニはハンガリーの作曲家。ナレーターを勤めるスマインはフランスの人気俳優。テレビを中心に活躍している。動物の謝肉祭はスマインのオリジナル台本。 | |||
ショパン・ライヴ・リサイタル 2つの夜想曲 Op.55/3つのマズルカ Op.56/子守唄/ ピアノ・ソナタ第3番/3つのマズルカ Op.59 |
カティア・スカナヴィ(P) | ||
録音:2007年12月、ライヴ。 スカナヴィは1971年モスクワ生まれ。1980年代の終わりに彗星のごとく現れピアニストとしての地位を不動のものとした。繊細ななかに骨太の音楽性が魅力。 | |||
モーツァルト・ハイドン・ベートーヴェン:変奏曲集 モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573/ グルック「メッカの巡礼」による10の変奏曲 ト長調 K.455 ハイドン:ピアノのための易しく快い変奏曲 ハ長調 Hob.XVII; 5/ アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII; 6 ベートーヴェン: パイジエッロ「水車屋の娘」の「うつろな心」による6つの変奏曲 ト長調 WoO.70/ サリエリ「ファルスタッフ」の「まさにその通り」の主題による10の変奏曲 WoO.73 チャラ・イアコヴィドゥ(P) | |||
録音:2007年12月12日-14日、マルセイユ、DSD録音。 モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの変奏曲を収録。チャラ・イアコヴィドゥはギリシャ生まれの女流ピアニスト。柔らかなタッチと優しい感性による演奏で、大変に聞きやすく心落ち着く音楽を生み出している。 | |||
ブラームスの夕べ シューマン:アダージョとアレグロOp.70 テオドール・F.キルヒナー:8つの小品 Op.79 ブラームス/N.ザルター編曲:歌曲からの編曲集 〔野の寂しさ/歌の調べのように私をよぎる/ サッフォー頌歌/愛のまこと〕 ローベルト・フックス:チェロ・ソナタ第2番 Op.83 |
フランツ・オルトナー(Vc) カロリーヌ・ボワロ(P) | ||
録音:2010年10月。ブラームス及び彼と縁の深かった作曲家のチェロとピアノのための作品集。シューマンはいまさら言及するまでもないブラームス最大の理解者、テオドール・F.キルヒナーは19世紀中葉のドイツ音楽界の重鎮、ローベルト・フックスはウィーン音楽院でブルックナーとともに教授としてマーラー、R.シュトラウスらを育てたことでも知られる。いずれもたおやかなチェロのメロディと華麗で洗練を極めたハーモニーであふれる名品ぞろい。チェロのフランツ・オルトナーは1980年オーストリア出身でBPO、マーラー室内o.、ルツェルン祝祭o.などと共演する期待の若手。ピアノのカロリーヌ・ボワロは1976年フランス、カンヌ出身でフィッシャー=ディースカウの伴奏を努めたこともある。 | |||
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):クラヴサン曲集 クラヴサンのサンフォニー ニ長調/2つのクラヴサンのためのカルテット第2番/ トリオ・ソナタ第2番 Op.3/四つの国(イタリア、イギリス、ドイツ、フランス)/ アリア「あなたが命令する」に基づく変奏曲 ピエール・ゴワ、ニコル・オステットレル(Cemb/Fp) | |||
録音:2008年4月22日-25日、パリ。 ルイ・クープランの甥、大フランソワ・クープランの親戚(父の兄の孫)にあたるアルマン=ルイは、クラヴサン、オルガン奏者として知られ、作品はバロックから古典派に向かう時期の特徴が現れている。このCDでは面白いことにクラヴサンとピアノフォルテの二重奏で演奏されている。 | |||
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 [イ長調 Op.70-1 Hob.XV-18(旧 第32番)/ ト短調 Op.70-2 Hob.XV-19(旧 第33番)/ 変ロ長調 Op.70-3 Hob.XV-20(旧 第34番)/ 変ホ短調 Op.101,Hob.XV-31(旧 第41番)] |
トリオ・ホーボーケン [サスキア・レティエク(Vn) ギヨーム・パオレッティ(Vc) ジェローム・グランジョン(P)] | ||
録音:2008年5月19日-23日、マルセイユ。 ヴァイオリンのレティエクはアンサンブル・カリオペのメンバーでもあり、チェロのパオレッティはパリ管のソロ・チェリストを務める。若い団体ならではの新鮮さと、上質な柔らかさのバランスが取れた音楽作りが魅力。 | |||
クレメンティ: ピアノ・ソナタ ト短調 Op.34-2/ ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2/ 奇想曲第4番 Op.47-1/ 「月の光」による幻想曲と変奏曲 Op.48 |
ヴィットーリオ・フォルテ(P) | ||
録音:2008年8月26日-28日、マルセイユ。 クレメンティのピアノ曲は、代理店翻訳者によると『ピアニストの力量をストレートが反映されてしまう、難しい曲』(「てにおは」も記載ママ)だとのこと。フォルテは1977年、カラブリア生まれ。ことに奇想曲は、彼の美感が存分に生かされた名演。 | |||
ブラームス:クラリネット五重奏曲 Op.115(*)/ クラリネット三重奏曲 Op.114(#)/ クラリネット・ソナタ第1番&第2番(+) シューマン:幻想小曲集 Op.73(+) |
ミシェル・ルティエ(Cl) リンゼイSQ(*) カーチャ・スカナヴィ(P;#) トゥルルス・モルク(Vc;#) ジャン=クロード・ ペヌティエ(P;+) | ||
ピアノ五重奏編曲による〜ショパン:協奏的作品集 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 /ポーランドの歌による幻想曲 Op.13 /演奏会用ロンド「クラコヴィアク」 Op.14 ピエール・ゴア(P|使用楽器:プレイエル、1839年製) ステファノ・ベルネスキ、 リアナ・モスカ(Vn) エルネスト・ブラウヒャー(Va) パオロ・ベスキ(Vc) | |||
録音:2009年6月30日-7月3日、クレマ、イタリア。ピアノ協奏曲第1番は単純にソロ対弦楽四重奏という形ではなく管弦楽パートの一部をピアノが受け持つように編曲されている。また本来、独奏曲である Op.13、14も弦楽パートが極めて巧みに書かれているため、いずれも単純な編曲の域を越え、ピアノと弦楽が複雑に絡み合う立派なピアノ五重奏曲として聴きごたえのある内容となっている。なおピアノはショパン在世時と同じ1839年製プレイエルが使用されているため、今日のピアノとは違った、ややフォルテ・ピアノに似た響き。ピアニストのピエール・ゴアはペルルミュテル、デムス、スコダほかに師事しソロと室内楽を中心に活動しているフランスの中堅。またチェロのパオロ・ベスキはイル・ジャルディーノ・アルモニコの創立メンバーでもある。 | |||
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 /第2番 イ長調 Op.12 No.2 /第3番 変ホ長調 Op.12 No.3 / 第4番 イ短調 Op.23 /第5番 ヘ長調 Op.24 「春」/第6番 イ長調 Op.30 No.1 /第7番 ハ短調 Op.30 No.2 / 第8番 ト長調 Op.30 No.3 /第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」/第10番 ト長調 Op.96 〕 ダヴィド・ガルストフ(Vn) カロリーヌ・サジュマン(P) | |||
録音:2010年3-6月、2011年6月、マルセイユ、ライヴ。DSD、236'44。注目のヴァイオリニストによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。ダヴィド・ガルストフは1980年モスクワ生まれ。父ディミトリ・ガルストフもヴァイオリニスト。1991年にパリに移住し、アレクサンドル・ブルシロフスキーやジェラール・プーレに学んだ。既にソリストとしてかなりの活動をしている。伴奏のカロリーヌ・サジュマンは、1973年、パリ生まれのピアニスト。1990年、17歳でショパン・コンクールの6位に入賞している。LYRINXへのショパンの録音でも見せた力強い音楽で骨太のベートーヴェンを弾いている。 | |||
フランスのフルートとピアノ 1890-1920 ゴーベール:組曲第1番 フォーレ:幻想曲 Op.79 ドビュッシー:牧人の午後への前奏曲 ケクラン:フルート・ソナタOp.52 ピエルネ:フルート・ソナタOp.36 |
ジョスラン・オブリュン(Fl) アリーヌ・ピブル(P) | ||
録音:2009年6月8日-11日、マルセイユ。オブリュンは1983年、フランス、イル・ド・フランス地域圏のクールブヴォアに生まれ、2006年からリヨン国立o.の首席フルート奏者を務めているフルーティスト。気品ある美しさを持ちつつも軽い明るい健康的な音色が特徴。ピブルは1980年、リヨン生まれのピアニスト。 | |||
カトリーヌ・コラール〜ハイドン:ピアノ・ソナタ集 [第49番 ホ長調 Hob.XVI-49(旧第59番)/第10番 ハ長調 Hob.XVI-10(旧第6番)/ 第6番 ト長調 Hob.XVI-6(旧第13番)/第52番 変ホ長調 Hob.XVI-52(旧第62番)/ 第23番 ヘ長調 Hob.XVI-23(旧第38番)/第24番 ニ長調 Hob.XVI-24(旧第39番)/ 第48番 ハ長調 Hob.XVI-48(旧第58番)/第50番 ハ長調 Hob.XVI-50(旧第60番)/ 第35番 ハ長調 Hob.XVI-35(旧第48番)/第46番 変イ長調 Hob.XVI-46(旧第31番)/ 第47番 ヘ長調 Hob.XVI-47(旧第57番)/第37番 ニ長調 Hob.XVI-37(旧第50番)] カトリーヌ・コラール(P) | |||
録音:1988年8月27日、10月31日、1990年9月2日、3日、1992年12月21日-23日、以上マルセイユ。旧品番:LYR-193の再発売で、単売もLYR-082、LYR-108、LYR-126で発売されている。 イヴォンヌ・ルフェビュールの高弟で、46歳という壮年期に死去したカトリーヌ・コラール(1947-1993)が死の前年まで録音を続けていた清澄なハイドン。ユボーからも教えを受け、フランスのよき伝統を引き継いだ彼女が聴かせる、必聴の名盤と言えるだろう。 | |||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 〔第15番 ニ長調 Op.28「田園」/ 第9番 ホ長調 Op.14-1〕 リスト:ハンガリー狂詩曲 〔第2番 嬰ハ短調/第12番 嬰ハ短調〕 |
パロマ・クーイデル(P) | ||
録音:2009年9月15日-19日、マルセイユ。 パロマ・クーイデルは1987年11月4日、フランスのヨンヌ県に生まれたピアニスト。録音時はまだ21歳だったわけだが、音楽の完成度は非常に高い。技術的に高度なばかりでなく、音楽には独特の翳りが宿っており、それは当然ベートーヴェンのソナタでは大きな魅力となっている。驚いたことにリストのハンガリー狂詩曲でも、クーイデルのほのかに暗い音楽は変わらない。あの馬鹿陽気に弾きまくることもできるハンガリー狂詩曲第2番を、クーイデルは軽い鬱の混じった幻想的な音楽に仕立てており、まるで別の曲を聞くようだ。陰のロマンティシズムがお好みならお勧め。 | |||
ピエール・バルビゼ〜未発表録音集 モーツァルト: 「ああママに言うわ」による12の変奏曲 (キラキラ星変奏曲) ハ長調 K.265(*)/ ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332(*)/ 幻想曲 ハ短調 K.475(*)/ ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457(*) J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV.971(#) シューマン:「謝肉祭」Op.9(*) シャブリエ:気まぐれなブーレ(*)/村の踊り(+)/ スケルツォ=ヴァルス(+) グダロー:素描ワルツ |
ピエール・バルビゼ(P) | ||
録音:1979年(+)/1980年(*)/1982年(#)。 チリ生まれのフランスの名ピアニスト、ピエール・バルビゼ(1922-1990)。曲としてバルビゼが他に録音を残していないものも多い。明快闊達で確固たる自信に満ちた音楽は潔く、また 彼が愛したマルセイユの南欧的開放感も感じられ、たいへんに気持ちがよい。 | |||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」/ ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」/ ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」 |
マリー=ジョセフ・ジュード(P) | ||
録音:2010年7月1日-3日、マルセイユ。 LYRINXへの録音がいずれも高い評価を得ているマリー=ジョセフ・ジュード。LYRINXレーベルへはブラームス、メンデルスゾーン、クララ・シューマンなどのドイツものの他、ジョリヴェ:ピアノ作品集やフォーレの歌曲の伴奏と、幅広く録音してきたが、新譜はベートーヴェンの名曲ソナタ集。 ジュードは1968年生まれ。父はフランス人と、母は中国系ベトナム人。2012年1月からリヨン国立高等音楽舞踊学院の教授に就任している。卓越した指捌きと知性溢れる演奏が素晴らしい。 | |||
ドビュッシー:ピアノ作品集 版画〔パゴダ/グラナダの夕暮れ/雨の庭〕/ スケッチ帳より/仮面/喜びの島/ 映像第1集〔水の反映/ラモーを讃えて/運動〕/ 映像第2集〔葉ずえを渡る鐘の音/ そして月は荒寺に落ちる/金色の魚〕 |
フィリップ・ビアンコーニ(P) | ||
録音:2010年10月16日-19日、マルセイユ。ビアンコーニ(1960-)は南仏ニース生まれ。1985年のヴァン・クライバーン・コンクールで銀メダルを受賞、ヘルマン・プライの伴奏者としても知られていた。彼によるフランス物の独奏録音はラヴェルがあったが、ドビュッシーはおそらく初めて。雰囲気に流されない明快な音楽作りで、LYRINXの優秀な録音によって一層美感が引き立っている。 | |||
シューマン:ピアノ作品集 幻想小曲集 Op.12/アラベスクOp.18/ クライスレリアーナOp.16 |
ヴィットリオ・フォルテ(P) | ||
録音:2010年4月。ヴィットリオ・フォルテは1977年イタリア出身で、ピアノをフー・ツォン、アンドレス・シュタイアーの各氏に師事、スペイン・ズマイア国際コンクール優勝、ペルルミュテル賞など数々の賞を受賞している。先に発売になっていたクレメンティの作品集(LYR-2264)は引き締まった、彼の美感が生かされた名演として好評を得ている。ほかにラフマニノフ、ブラームスなどロマン派を得意とする期待の俊英。このディスクでもシューマンの名曲をきりっと引きしまった美音で再現している。 | |||
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1/ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 |
カティア・スカナヴィ(P) ミシェル・タバシュニク指揮 ブリュッセルpo. | ||
録音:2010年11月16日-19日、ブリュッセル。 カティア・スカナヴィ(カティア、カーチャはエカテリーナの愛称)は1971年、モスクワ生まれ。1989年のロン=ティボー国際コンクールピアノ部門で3位入賞。2009年10月に東京都so.に客演、独特ののめり込む様な弾き方から生まれる鋭い感性の音楽が大いに話題になった。ラフマニノフは彼女の得意とする作曲家で、エネルギーに満ちた演奏が楽しめる。 | |||
ベロフ&ジュード〜リスト(1811-1886):2台のピアノのための作品集 モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の回想(2台ピアノ版)S.656 (1877) / 交響詩「前奏曲」(2台ピアノ版)S.637 (1856) /悲愴協奏曲 S.258 (1856) / 詩的で宗教的な調べ(ザウアー編曲/2台ピアノ版) ミシェル・ベロフ、マリー=ジョセフ・ジュード(P) | |||
ミシェル・ベロフが評価の高いフランスの女流マリー=ジョセフ・ジュードと組んでリストの2台のピアノのための作品集を録音した。いずれもピアノ独奏版やオーケストラ版で知られた作品ばかりを集めたユニークなアルバム。よく知られた「ドン・ジョヴァンニの回想」や「前奏曲」はリスト本人による2台ピアノ・ヴァージョンへの編曲、「詩的で宗教的な調べ」はリストの弟子でピアニストとしても知られるエミール・フォン・ザウアーによる物。 | |||
ベロフ第3回録音〜ドビュッシー(1862-1918): 24の前奏曲集 全曲〔第1巻/第2巻〕 |
ミシェル・ベロフ(P) | ||
録音:2012年5月8日-11日、マルセイユ。ドビュッシーの前奏曲集はベロフが20歳の時にデビュー・アルバムとしてEMIに録音した思い入れの深いレパートリー。その後、DENONに再録音し、コンサートでも数えきれないほど取り上げている。今回、3度目となる全曲盤はベロフ62歳、デビュー・アルバムから実に42年が経過している。20歳の時の録音が音の細密画をシャープな線で描いていたとすれば、今回の録音は陰影と奥行きが一気に深まり、さらには沈黙、間の感覚に豊かなニュアンスが含まれている。ピアニストとして今まさに脂が乗りきったベロフの18番。 | |||
石井佑輔〜ジョリヴェ&ルノ:ピアノ作品集 アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):マナ(1935) /ピアノ・ソナタ第2番(1957) ジャック・ルノ(1945-):忘却の棲むところ(2011)〜石井佑輔に捧ぐ/ピアノ・ソナタ第2番(1978) 石井佑輔(P) | |||
録音:2012年10月1日-3日、ミュゼ・ドゥ・テロワール・マルセイエ、マルセイユ。フランスを中心に活躍するピアニスト石井佑輔は、積極的に現代音楽を紹介している。中でもジョリヴェを得意としており、CDでは先に「ジョリヴェ&ヴァレーズ:ピアノ作品集」(コジマ録音)が発売されている。ジョリヴェの「マナ」は6つの小品からなる組曲で。ジョリヴェの作品の中でも傑作と言われている。6つの異なる神秘の力を、並列させながらも総括的な概念を打ち出した独特な作品。ピアノ・ソナタ第2番はジョリヴェの最後のピアノ作品。激烈、衝撃的な印象を与える作品であるが、ジョリヴェの昇華された魂の歌が聴かれる。ジャック・ルノ(1945-)はフランスの作曲家。作曲は独学だが、ダルムシュタットでリゲティやシュトックハウゼンに、シエナでドナトーニにも学んだ。その作品はブーレーズやアルディッティ四重奏団などにも取り上げられている。ピアノ・ソナタ第2番は1978年の作品だが、その初演後演奏されず2012年にようやく石井佑輔により改訂版が再演された。曲は、第1楽章「非常に急速に」、第2楽章「非常にゆっくりと」、第3楽章「幻想曲のように」から成っている。「忘却の棲むところ」のタイトルはスペインの詩人ルイス・チェルヌーダの詩集から取られた。石井佑輔に捧げられた作品。 石井佑輔(P):国立音楽大学作曲学科卒業後、渡欧。フランス、パリ国立高等音楽院(CNSM)を得て修了。またブーローニュ音楽院(CRR)ピアノ科一等賞及び最高課程卒業後、ドイツ、フランクフルト音楽表現芸術大学大学院にてアンサンブル・モデルン国際アカデミー(IEMA)を奨学生として修了。第14回シャビエ・モンサルバジェ国際ピアノ現代音楽コンクール(ジローナ)2位、オルレアン国際21世紀ピアノコンクールにおいてナディア・ブーランジェ賞、アンドレ・ジョリヴェ賞を受賞。第6回イヴァル・ミカショフ・トラスト・ピアニスト/作曲家委嘱プロジェクト優勝。多くの作曲家の初演、演奏にも関わっており、20世紀の埋もれた作品の再演にも力を注ぐ。 | |||
クープランとショパンの親和性の発見 F.クープラン:クラヴサン曲集 より 〔ゆりの花ひらく/小さな皮肉や/葦/上品な女/胸飾りのリボン/パントマイム/ さまよう亡霊たち/プラチナ色の髪のミューズ/嘆きのほおじろ/感動〕 ショパン:マズルカ集 より 〔ロ短調 Op.33 No.4/ホ短調 Op.17 No.2/ 嬰ハ短調 Op.41 No.1/嬰ハ短調 Op.63 No.3/ロ短調 Op.30 No.2/ 嬰ヘ短調 Op.59 No.3/ ハ短調 Op.56 No.3/ハ短調 Op.30 No.1/イ短調 Op.17 No.4/ヘ短調 Op.68 No.4〕 ヴィットリオ・フォルテ(P) | |||
録音:2012年10月、マルセイユ。クープランとショパンが交互に演奏されている。フォルテは1977年イタリア出身のピアニスト。このアルバムは独自の視点とセンスで構成されている。1現代のピアノでクープラン作品を聴くとその和声進行、旋律の装飾の仕方、そして何よりも作品全体のメランコリックな情感がショパンの音楽を思わせる。そんな誰も気がつかなかったユニークな視点から作ったのがこのアルバム。ブックレットを見ずに聴き続けているとどの曲がショパンなのかクープランなのかわからなくなってしまうのは不思議。 | |||
ショパン:夜想曲全集(全21曲) | マリー=ジョセフ・ジュード(P) | ||
録音:2012年11月19日、国立マルセイユ劇場ラ・クリエ、ライヴ。1968年生まれ、フランス人の父と中華系ヴェトナム人を母にもつフランス出身の美しきピアニスト、マリー=ジョセフ・ジュード。13歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ピアノをアルド・チッコリーニ、その後パリ・エコール・ノルマルでジャン=クロード・ペヌティエにも師事、2012年1月からリヨン国立高等音楽舞踊学院の教授に就任した。これまでLYRINXレーベルへの録音はブラームスのシリーズなど独墺ものが中心だったが、満を持してのショパン:夜想曲全集。さらに、このアルバムはライヴ録音で一晩で一気に演奏さらた物。静かな詩情に溢れたショパンの「夜想曲」をクリアなタッチで、優しく心地良く歌っている。程良くジュードの情感が込められ、ショパンの独特の陰鬱な雰囲気も包み込むように美しい。 | |||
デュオ・ユモレスク〜コダーイ&ラフマニノフ コダーイ:チェロとピアノのためのソナチネ/チェロ・ソナタ Op.4 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 /「2つの小品」〜東洋風舞曲 Op.2 No.2 デュオ・ユモレスク[クララ・ザウィ(Vc) ゼニア・マリアレヴィチ(P)] | |||
録音:2013年2月20日-30日。パリ国立高等音楽院で学んだ2人が2006年に結成したデュオ・ユモレスクはいくつものコンクールで入賞経験を持つ実力派。コダーイの「ソナチネ」はもっと知られてよい名曲。エキゾチックな響きと溢れる甘美な旋律。静謐でしっとりと歌う。ハンガリーの民族音楽の素材を取り入れた「チェロ・ソナタ」は幻想的。ラフマニノフらしいほの暗い情熱を優雅に紡いでいく「チェロ・ソナタ」。流麗で温もりのある演奏。 | |||
ヤナ・ブーコフ&ダニエル・ワイエンベルク〜 ¡Yambó! ハバナからナポリヘ、ニューヨークからソフィアへ トスティ:理想/最後の歌/私は死にたい/もはや君を慕わず/マレキアーレ ドブリ・クリストフ: Loukovitski momi / Vino piya パラシュケフ・ハジエフ: Bre stoyan / シャビエ・モンサルバジェ:黒人の歌 ガーシュウィン:君を抱いて/オー・レディ・ビー・グッド/私の彼氏/サマー・タイム/ バット・ノット・フォー・ミー/アイ・ガット・リズム ヤナ・ブーコフ(Ms) ダニエル・ワイエンベルク(P) | |||
録音:2013年9月、マルセイユ。メゾ・ソプラノのヤナ・ブーコフはセルビア共和国ベオグラード出身、祖父はピアニストの故 ユーリ・ブーコフ(1923-2006)。2007年ブルガリア放送o.とオペラ・アリア集を録音し好評を博したという。ドイツ歌曲からフランス歌曲、イタリア・オペラ、ワーグナー、R.シュトラウスまでをこなすマルチ・タレントで、このアルバムでもトスティからブルガリアの作曲家、果てはガーシュウィンのソングまで生き生きと歌い、柔軟な歌唱力と音楽性を聴かせている。当盤ではピアニストも見逃せず、オランダ生まれでマルグリット・ロンに学び、1949年ロン=ティボー国際コンクール第2位(ヤナの祖父ユーリが第4位に入っている)となった長老、ワイエンベルク(1929-) 。日本には全く伝えられないが、85歳を迎えようという近年もオランダやフランスを中心に現役で活躍しており、一聴すると若手の演奏にしか聞こえない驚愕のテクニックを保っている(もちろんピアニズムは万人の及ぶ所ではない)。近年の独奏商業録音が皆無なのは、何とも勿体無い。 | |||
ロシアのピアノ三重奏曲集 ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 Op.50 「ある偉大な芸術家の想い出に」 |
カロリーヌ・サジュマン(P) ダヴィド・ガルストフ(Vn) マヤ・ボグダノヴィチ(Vc) | ||
録音:2014年2月3日、国立マルセイユ劇場「ラ・クリエ」、ライヴ。1990年第12回ショパン国際ピアノ・コンクールで史上最年少の17歳で6位入賞を果たしたカロリーヌ・サジュマンのピアノがクリアなタッチで音楽を引っ張っている。 | |||
ウングレアヌ〜ラモー: コンセール形式によるクラヴサン曲集〔ラ・クリカン/ラ・リヴリ/ル・ヴェジネ〕/ 組曲 ト長調〔レ・トリコテ/無頓着な/第1メヌエット/第2メヌエット/雌鶏/ 三連音/未開人/エンハーモニック/エジプト風〕/ 組曲 イ短調〔アルマンド/クーラント/サラバンド/3つの手/ 小ファンファーレ/勝ち誇り/ガヴォットと6つのドゥーブル〕 ガブリエラ・ウングレアヌ(P) | |||
録音:2014年4月14日-17日、マルセイユ。ルーマニア出身のピアニスト、ガブリエラ・ウングレアヌのおそらく初ソロCD 。オール・ラモー。ウングレアヌは1981年、ブカレストの生まれ。生地で学んだ後、パリに留学。2000年代に入ってから数々のコンクールに優勝、入賞。現在はソリストとして、またパリ第4大学でピアノを教えている。クラヴサンとは異なったピアノの柔らかい音色を生かした明るい美感の生きたラモー。 | |||
「ヴォヤージュ・メロディーク」〜リストとアール・ワイルドによる編曲集 シューベルト/リスト編曲:春への想い/水の上で歌う/糸を紡ぐグレートヒェン/鱒 メンデルスゾーン/リスト編曲:歌の翼に/旅の歌/ズライカ ショパン/リスト編曲:乙女の願い/私の愛しい人 シューマン/リスト編曲:春の夜/献呈 ラフマニノフ/ワイルド編曲:私に歌わないで、乙女よ/夏の夜/ヴォカリーズ ガーシュウィン/ワイルド編曲:サマータイム/私の愛する人/抱きしめたいあなた ヴィットーリオ・フォルテ(P) | |||
録音:2015年5月18日-21日、マルセイユ。 SACD 5.1 / SACD ステレオ/ CD ステレオ・ハイブリッド。19世紀のリストと、20世紀のアール・ワイルド、それぞれ偉大なピアニストによる歌曲編曲集。ワイルドの編曲は原曲の持ち味を生かしつつ、豊かな味わいが加わったもので聞き応えがある。ヴィットーリオ・フォルテは1977年、南イタリア、カラブリア州の生まれ。ヨーロッパではショパン弾きとして高名。 | |||
85歳と7ヵ月半での録音! ダニエル・ワイエンベルフ〔ワイエンベルク〕〜リスト:超絶技巧練習曲集 ダニエル・ワイエンベルフ〔ワイエンベルク〕(P) | |||
録音:2015年5月28日-6月4日、マルセイユ。全く衰えを見せない驚異のピアニズム。ワイエンベルフ(1929-2019)久々の新録音、かつおそらく最後の独奏録音となったもの。独奏アルバムとしては1986年頃のショパン・アルバム (Accolade → IMP Carlton) 以来ではないだろうか。活動拠点のオランダでは度々リサイタルも開き、室内楽伴奏や教師としても大いに尊敬を受けているが、 1960年代に EMI 系列へ入れた物(プレートルとのラプソディ・イン・ブルー等)が知られるだけで、他には放送録音(コンドラシンとのラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲)や、企画的なアルバム(65歳記念盤 [Erasmus])に参加している程度と録音自体が少ないだけに、ピアノ・マニアは必携と断言したい。 『ダニエル・ワイエンベルクは1929年、パリの生まれ。父はオランダ人、母はロシア人。1949年のロン=ティボー国際コンクールで第2位を獲得しているのだが、この年の第1位はアルド・チッコリーニ、第3位はパウル・バドゥラ=スコダ、第5位はピエール・バルビゼと、強力なライバルの中で得た第2位だったことが分かる。1950年代から今日まで60年以上第一線で活躍している一流のピアニストなのだが、その実力に比べてあまりにも録音が少なく、ことにCDでは数枚しか発売されていない(プレートルと共演のガーシュインなど)。そんな知る人ぞ知る大ピアニストのワイエンベルクが、LYRINXから突如として新録音を発売。しかも録音当時85歳と7ヵ月半という高齢にもかかわらず、あえて難曲中の難曲、リストの超絶技巧練習曲集を録音。もちろんただ弾きこなしているというだけではなく、普通のリスト弾きが見逃してしまいがちなところから奥深さを引き出した、老境の高みでなければ成し得ないコクのあるリスト。またワインベルクが奏でる透明で繊細な高音の美しさをSACDがしっかり捉えている。』 | |||
ブラームス:チェロ・ソナタ全集 〔第1番 ホ短調 Op.38 /第2番 ヘ長調 Op.99 〕 |
エレーヌ・ドトリ(Vc) サンドラ・シャムー(P) | ||
録音:2016年6月30日-7月3日、マルセイユ。 ブラームスのチェロ・ソナタ2曲を収録。エレヌ・ドトリは1961年生まれのフランスのチェリスト。パリ高等音楽院でモーリス・ジャンドロンに学び、音楽院を首席で修了。ソリストとして活動する一方、教職にも長く従事している。サンドラ・シャムーは1967年生まれのフランスのピアニスト。室内楽ピアニストとして長年に渡って活躍している。 |