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マイナー・レーベル
2019年3月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




コジマ録音

ALCD-117
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\3080(税抜\2800)
横笛 赤尾三千子の世界〜乙女と若武者のためのレクイエム
 新版 水炎伝説[作曲:石井眞木(*)、松下功(#)、赤尾三千子(+) |
  台本・構成・編曲:赤尾三千子|原作:大岡信|監修:松下功]
   如月に[能管](#) /アカトキ[龍笛](*) /嵐の川縁[龍笛](*) /黄泉の国[能管](*) /
   わかれ[龍笛](*) /水炎[龍笛](*) /幻想の女[ヴァイオリン/歌](*) /解脱[龍笛](*) /処女墓[篠笛](+)

 薄墨 ― 義経の笛[作曲:赤尾三千子(++)、佐藤聰明(##) |構成・編曲:赤尾三千子]
  台本・構成・編曲:赤尾三千子|原作:大岡信|監修:松下功]
   義経幻想 I [薄墨(龍笛)/琵琶](++) /樹の聲[能管](##) /
   神楽(江戸里神楽)[篠笛]/いろはうた[歌](++) /
   義経幻想 II [薄墨(龍笛)/琵琶](++) /安摩乱声(雅楽)[薄墨(龍笛)]/衣川館[篠笛(++)

 赤尾三千子(横笛/歌) 田中之雄(琵琶;無印/##/++) 井上道義指揮(*/#/+)
 アンサンブル・レジェンド(*/#/+)
  [澤和樹、福崎雄也、西本幸弘(Vn) 市坪俊彦(Va) 松本卓以(Vc) 片岡夢児(Cb)]

 パーカッショングループ 72 (*/#/+)[永曽重光、関聡、畑中暢行、前田啓、前田茂、目黒一則]
 録音:2016年1月30日-31日、川口総合文化センター リリア音楽ホール、ライヴ(*/#/+) /2016年11月29日、大谷資料館 大谷石地下採掘場跡(公演:2017年3月月19日)(無印/##/++)。「横笛」の可能性を切り拓いてきた第一人者、赤尾三千子。赤尾の委嘱により1990年に生まれた現代神楽「水炎伝説」が、井上道義率いる精鋭音楽家との協演により、ここに新たな命を得る。そして、大谷石採掘場跡の巨大地下空間において紡がれた、源義経ゆかりと伝わる「薄墨の笛」の幻想的な響き。古来より脈々と受け継がれてきた日本人の血のたぎり、神々への祈り、魂、情念が、深い息によって呼び覚まされる。
ALCD-119
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\3080(税抜\2800)
Second Air... 〜南聡(1955-):作品集
 弦楽四重奏のための「第2アリア…」 Op.61 (2015-16)〔細胞癒合化作用前の/ケロイド・セレナーデ〕
  [クァルテット・レオーネ〔佐原敦子、小杉結(Vn) 阿部哲(Va) 豊田庄吾(Vc)〕]/
 昼 VIII Op.62 (2011-14/17)[多久 潤一朗(Fl) 有馬理絵(Cl) 豊田庄吾(Vc)]/
 「工房より/1a. 頭部」 Op.63 No.1 (2016) (#)[菊地 秀夫(Cl) 甲斐史子(Vn) 大須賀かおり(P)]/
 「波はささやき5/ロンド・カプリチオーソ」 Op.59 No.5 (2014-18) (#)
  [菊地 秀夫(Cl) 甲斐 史子(Vn) 松本卓以(Vc) 大須賀かおり(P) 夏田昌和指揮]
 録音:2017年5月12日(#以外)、2018年3月20日(#)、三鷹市芸術文化センター風のホール。2013年制作のCD「Subtilitas」以降に作曲された4作品を収録した、南聡の最新盤。古典音楽の参照から生まれた近作4作が、このCDの中で1つの「ソナタ」に見立てて複雑で特異な様相で統合化している。まさに古典を怪物化させる錬金術の呈示。現代音楽界に異彩を放つ作曲家・南聡の新しい世界観を体験する一枚。
ALCD-120
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\3080(税抜\2800)
きざし〜美しきままに 二十五絃箏
 沢田穣治:“truth” in the dark (2018) / 井上鑑: Sound After The Silence (2018)
 溝入敬三:二十五絃箏のための「茉莉花」(2018) / 森亜紀:リバーブレーション(2017)
 高橋久美子:二十五絃のための「萌(きざし)」(2005)
  山本亜美(二十五絃箏)
 録音:2018年7月24日-26日、神奈川県立相模湖交流センター。25本の糸に宿る魂と会話をする日々。日本の文化に育まれた新たな楽器の未来を創造すべく。
ALCD-1171
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\3080(税抜\2800)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集 I
 〔第13番 変ロ長調 Op.130 /大フーガ 変ロ長調 Op.133 〕
 エルデーディSQ
  [蒲生克郷(Vn1) 花崎淳生(Vn2) 桐山建志(Va) 花崎 薫(Vc)]
 録音:2017年2月14日-16日、三芳町文化会館 コピスみよし。1989年秋、東京藝術大学の出身者によって結成されたカルテット。コンサートでは2015年からベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲をシリーズで取り上げており、このたび満を持してレコーディングを開始。第1弾は今回の弦楽四重奏曲第13番+大フーガ。ベートーヴェンが後期の弦楽四重奏曲だけに託したメッセージを、ソリストとしても活躍する4人の精鋭たちが解き明かす。
ALCD-1172
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\3080(税抜\2800)
フレスコバルディ(1583-1643):鍵盤作品集
 トッカータ第1巻(1615) 〜第8番/5つのガリアルダ(1627) /トッカータ第2巻(1627) 〜第2番/
 カンツォーナ(1627) 〔第1番/第3番〕/ラ、ソル、ファ、レ、ミによるカプリッチョ(1624) /
 バッサ・フィアメンガによるカプリッチョ(1624) /トッカータ第1巻(1615) 〜第11番/
 4つのコレンテ(1615) /「音楽の花束」(1635) 〜ベルガマスカ/トッカータ第2巻(1627) 〜第9番/
 パッサカリアに基づく100のパルティータ(1637)

 辰巳美納子(Cemb|使用楽器: Bruce Kennedy, Castelmuzio, 2014,
   single manual harpsichord with split keys [after various 17th C. Italian models]
 録音:2017年12月26日-28日、神奈川県立相模湖交流センター。辰巳美納子の3rdソロ・アルバムは、ルネサンス末において、それまでにない全く新しい、激しく強烈な表現を鍵盤音楽に与えた作曲家、フレスコバルディの作品集。変ホ/嬰ニ音、嬰ト/変イのキーが分割された、いわゆる分割鍵盤のチェンバロを駆使し、雄弁な役者の舞台のような劇的な表現が実現されている。
ALCD-1173
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\3080(税抜\2800)
聖アポリナーレ教会のレクツィオ
 作曲者不詳:第一日、第一のレクツィオ / ストラデッラ:「3声のシンフォニア」〜第1楽章
 作曲者不詳:第二日、第一のレクツィオ / パスクィーニ:トッカータ ハ短調
 作曲者不詳:第三日、第一のレクツィオ / ストラデッラ:「3声のシンフォニア」〜第3楽章
 作曲者不詳:第三日、第三のレクツィオ

 山内房子(S) 朝吹園子、吉田爽子(Vn)
 懸田貴嗣(Vc) 繻`亜樹子(Org)
 録音:2017年10月11日-13日、彩の国さいたま芸術劇場。作曲者不詳の「聖アポリナーレ教会のレクツィオ」は、長い間手稿譜のままで眠っていた作品。このイタリアの作品に図書館のマイクロフィルムを通して出合った山内房子は、その美しさに魅せられ、演奏会とCD録音を企画。推定300年以上の時を経て「音」として甦った。
ALCD-1174
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\3080(税抜\2800)
リコーダーとチェンバロによる〜J.S.バッハ:6つのソナタ BWV.525-530
 〔第5番 ヘ長調 BWV.529(原調:ハ長調)/第2番 ホ短調 BWV.526(原調:ハ短調)/
  第3番 ト短調 BWV.527(原調:ニ短調)/第4番 イ短調 BWV.528(原調:ホ短調)/
  第1番 ト長調 BWV.525(原調:変ホ長調)/第6番 ハ長調 BWV.530(原調:ト長調)〕

 根岸基夫(リコーダー) 鈴木理賀(Cemb)
 録音:2017年9月5日-7日、三鷹市芸術文化センター。使用楽器:リコーダー アルト:譜久島譲 (所沢、2016/2017年) P. ブレッサン(ロンドン、1700年頃)による[ソナタ第3・5・6番]/ヴォイス・フルート:譜久島譲(東京、2002年) P. ブレッサン(ロンドン、1700年頃)による|チェンバロ ブルース・ケネディ(アムステルダム、1995年) M. ミートケ(1702-04年)によるジャーマン2段鍵盤チェンバロ(所蔵:株式会社ギタルラ社東京古典楽器センター)。 C. P. E. バッハが "最良の作品 "に数えられると評し、時代を超えた価値が高く評価されるオルガンのための「6つのソナタ」。リコーダーとチェンバロによる演奏ならではの工夫によって、原曲と推測される「アンサンブルとしてのトリオ・ソナタ」を想起させる躍動的な響きが生まれ、作品の真価を鮮やかに描き出す。
ALCD-1175
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\2750(税抜\2500)
3つのオルガンで聴くバッハの世界〜東京芸術劇場|J.S.バッハ
 ルネサンス・オルガン
  2つのコラール編曲「いと高きところでは神に栄光あれ」〔コラール BWV.715 /ビチニウム BWV.711 〕
 バロック・オルガン
  オルガン小曲集〜「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV.622 /パッサカリア ハ短調 BWV.582
 モダーン・オルガン
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 /ソナタ第3番 ニ短調 BWV.527 /幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 /
  コラール前奏曲「最愛のイエスよ、われらここに集まりて」 BWV.731

 椎名雄一郎(Org)
 録音:2016年4月14日、東京芸術劇場、ライヴ。ルネサンス、バロック、モダーン。調律もピッチも異なる様式で建造された、世界でも類を見ない特殊な大型オルガンの響きを操る椎名のバッハ、体感!
ALCD-1176
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\3080(税抜\2800)
J.C.バッハとモーツァルトのクラヴィーア協奏曲〜
  小倉貴久子の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第30回記念公演ライヴ

 モーツァルト:クラヴィーア協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
 J.C.バッハ:クラヴィーア協奏曲 ニ長調 Op.13 No.2
 モーツァルト:クラヴィーア協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
 小倉貴久子(Fp) ピリオド楽器による室内o.[桐山建志(コンサートマスター)他]
 録音:2017年11月3日、第一生命ホール、ライヴ。2012年以来継続している、小倉貴久子の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第30回記念演奏会のライヴ録音。モーツァルトと、彼が終生尊敬の念を抱き続けたクリスティアン・バッハのクラヴィーア協奏曲を収録。ピリオド楽器のスペシャリストたちによる饗宴。
ALCD-1177/78
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\3740(税抜\3400)
Soli Deo Gloria 〜J.S.バッハ:クラヴィーア・ユーブング第3部
 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552 /
 クラヴィーア・ユーブング第3部(コラール) BWV.669-689 /
 デュエット〔第1曲−第4曲 BWV.802-805 〕
  宮本とも子(Org)
 録音〔使用楽器〕:2017年9月11日-14日、フェリスホール、横浜〔石井記念オルガン、テイラー&ブーディ社 Opus 17 、1989年健造〕。1989年に横浜・山手のフェリス女学院大学フェリスホールに建造された、テイラー&ブーディ社による石井記念オルガン。同大学で長年にわたり教鞭を執り、オルガンの音色と息吹を今に繋いできた宮本とも子が、楽器の魅力を最大限に引き出し、精緻な構成に組み上げられたバッハの大曲「クラヴィーア・ユーブング第3部」全27曲を録音。オルガンを愛し共に時を過ごしてきた人々の魂が昇華され、壮麗な音色が響きわたる。
ALCD-1179
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\3080(税抜\2800)
DUO 〜神に捧げるデュオ
 *ルネサンス
   コスタンツォ・フェスタ(1490頃-1545):コントラプント I
   「フランス語、ラテン語、ドイツ語のビチニア」(ゲオルク・ラウ、1545)より
     ラテン語のビチニア〔ブリュメル:主は導きをお与えになる/知恵ある者に災いあれ
               ジョスカン:アニュス・デイ/誰が私たちを引き離せようか〕
     カノン〔ジョスカン:人は許さるるか/母は子を忘れられようか/
         ブリュメル:主の栄光は/ベネディクトゥス〕
     ドイツ語のビチニア〔バトラ:練習曲 / アントワーヌ・ブルヒア:私の愛
               作曲者不詳:アッペンツェル地方望郷の旋律〕
   「ビチニオールム」(ヤコプ・アペリウス、1612)
     アントワーヌ・ブリュメル:ビチニウム
     ジョスカン・デ・プレ:2つのビチニウム / アンドレアス・ペフェルナーゲ:2つのビチニウム
   ジョン・べディンガム(1422-1459/60):主よ、ご覧下さい(ボールドウィン写本、1600頃 より)
   ジュゼッペ・ジャンベルティ(1600頃-1663):様々な形式によるデュオ曲集
    〔別法によるデュオ7番/コレンテ/デュオ22番/スパニョレッタ/大公のアリア〕

 *バロック
   ジャック=マルタン・オトテール(1673-1763):2つの高音楽器のための組曲第3番 Op.8 (7曲)
   J.S.バッハ(1685-1750):2つのデュエット〔第2番 BWV.803 /第4番 BWV.805 〕
   ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):組曲第11番 Op.3 (5曲)
   ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):2つのフルートのためのソナタ

 ケース・ブッケ、辺保陽一(リコーダー)
 録音:2018年3月27日-29日、神奈川県立相模湖交流センター。リコーダー2本のみのデュオで、ルネサンスからバロックの音楽を時代を追って奏でる意欲的な企画。あたかも歌詞が付いているような歌心に満ちた演奏は、もはやチェンバロの伴奏などを必要としない。ここに愉悦がある。これぞルネサンス・バロック期における「究極のポリフォニー」。
ALCD-1180
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\3080(税抜\2800)
バッハの錬金術 Vol.2 #3/4 〜適正律クラヴィーア曲集 より
 第1集より(チェンバロによる)(*)〔第13番−第18番 BWV.858-863 〕/
 第2集より(フォルテピアノによる)(#)〔第13番−第18番 BWV.882-887 〕
 武久源造(Cemb;*/Fp;#)
 録音:2018年1月4日-6日、神奈川県立相模湖交流センター。使用楽器:フィリップ・タイアー(フロリダ州、アメリカ合衆国)、1993年製作〔モデル:クリスティアン・ツェル、1728年、ハンブルク在)(*) |深町研太(埼玉県、日本)、2007年製作(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン、1747年、ポツダム在)(#)。 「平均律」の名で呼ばれるこの作品を「適正律」と訳し、武久が満を持して臨む全曲録音、待望の第3弾。ペダル付チェンバロとジルバーマン・ピアノを自在に奏し、バッハの真意に迫る。一人の音楽家が歩み続ける「適正律」の宇宙の旅。変化しゆく人間の有様が映された鮮烈な時間の記録。
ALCD-1181
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集 II
 〔第14番 嬰ハ短調 Op.131 (*) /第16番 へ長調 Op.135 (#) 〕
 エルデーディSQ
  [蒲生克郷(Vn1) 花崎淳生(Vn2) 桐山建志(Va) 花崎 薫(Vc)]
 録音:2018年7月31日-8月1日、五反田文化センター(*) /2018年2月20-21日、富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ(#) 。ベートーヴェン最晩年、弦楽四重奏曲のみに託されたメッセージ——エルデーディ弦楽四重奏団による後期弦楽四重奏曲シリーズCD第2弾。今回取り上げるのは、ベートーヴェンが最後に作曲した2つの作品。重厚な中に音楽の神秘が滲む第14番、そして死の5ヶ月前に完成された、人生の終着点ともいえる第16番。精鋭4名による円熟のアンサンブルがひもとく、巨匠最晩年の深遠なる境地。
ALCD-1182
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\3080(税抜\2800)
イグナツィオ・ジーバー(1688-1761):リコーダー・ソナタ集 全6曲
 〔第1番 イ短調/第2番 ト短調/第3番 ハ長調/第4番 ト短調/第5番 ハ長調/第6番 ト短調〕

 小池耕平(リコーダー) 鴨川華子(Cemb) 山本徹(バロックVc)
 録音:2017年8月9日-11日、コピスみよし。まだまだ知られているとはいえない作曲家、イグナツィオ・ジーバー(Ignazio Sieber, 1688-1761)。今回取り上げられた6曲からなるリコーダー・ソナタ集は、ジーバーのまとまった作品としては唯一現在確認できるもので、ヴィヴァルディやヴェラチーニからの影響などを受けつつ、当時としては他に類を見ない作品となっている。このCDが日本初収録となる。
ALCD-1183
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
モヌメントゥム〜記念碑的オルガンによるバロック・オルガン名曲集
 ブクステフーデ:前奏曲 嬰ヘ短調 / シャイデマン:憐れみたまえ、おお主なる神よ
 スウェーリンク:緑の菩提樹の下で / ブクステフーデ:アダムの堕落によりすべて朽ち果てぬ
 J.S.バッハ:
  オルガン作品 ト長調 ト長調 BWV.572 /おお、神の仔羊、罪もなしに BWV.656 /
  フーガ ニ短調 BWV.539/2 /バビロンの流れのほとりにて BWV.653 /前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552

 廣野嗣雄(Org)
 録音〔使用楽器〕:2018年5月10日-11日、日本聖公会 聖パウロ教会、祐天寺、東京〔辻宏、1976年制作〕。北ドイツのオルガン様式を忠実に取り入れ、パイプ作りから整音まで自ら製作を手がけた辻宏。1976年に東京・祐天寺の聖パウロ教会に建造されたオルガンを、廣野嗣雄が壮麗に奏で上げる。足鍵盤と複数の手鍵盤が大活躍するオルガン技法の源泉を築いた北ドイツ・オルガン楽派の名曲から、バッハの偉大な傑作まで、燦然と輝くバロックの名品の響きに、オルガン芸術の真髄を聴く。
ALCD-3115
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\2750(税抜\2500)
アメイジング・グレイス〜フルート・クリスマス・コレクション
  〔編曲:堀内貴晃(*) 、渡邉加奈(#) 、伊左治直(+) 〕
 伝承曲:アメイジング・グレイス(*) / ルロイ・アンダーソン:そりすべり(*)
 ヴィヴァルディ:「四季」〜冬(#) / フレッド・J.クーツ:サンタが町にやってくる(+)
 ジェイムズ・ピアポント:ジングル・ベル(+) / 山下達郎:クリスマス・イブ(*)
 シーンズ・オブ・クリスマス(*)
  〔マライア・キャリー&ウォルター・アファナシェフ:恋人達のクリスマス/
   ジョー・ビール&ジム・ブース:ジングルベル・ロック/フェリックス・バーナード:ウィンター・ワンダーランド
   竹内まりや:すてきなホリデイ/トミー・コーナー:ママがサンタにキッスした/
   ジョージ・マイケル:ラスト・クリスマス/ジョニー・マークス:赤鼻のトナカイ
   坂本龍一:メリークリスマス・ミスター・ロレンス(戦場のメリークリスマス)〕
 アーヴィング・バーリン:ホワイト・クリスマス(+) / 松任谷由実:恋人がサンタクロース(*)
 フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り(#/**)
 フォスタン・ジャンジャン:スキー・シンフォニー(**)
 キャロルよ響け!(*/**)
  〔フランスのキャロル:あらののはてに/ウェールズのキャロル:ひいらぎかざろう/
   イングランドのキャロル:おめでとうクリスマス/イングランドのキャロル:牧人ひつじを/
   ヘンデル:もろびとこぞりて/メンデルスゾーン:天には栄え/グルーバー:きよしこの夜〕
 伝承曲:アメイジング・グレイス [reprise] (*)

  フルートアンサンブル・トリプティーク[樋口貴子、鈴木舞、渡邉加奈(Fl)]
  北川森央(Fl;**)
 録音:2018年6月25日-27日、彩の国さいたま芸術劇場。特殊管を含まない通常のフルートのみから生み出される、軽やかで洗練されたサウンド。光あふれるハーモニーで鮮やかに描かれる、クリスマスの名曲たち。2つのメドレーを含む、楽曲と楽器の魅力を引き出す名編曲も堪能できる。
ビュッフェ・クランポン・ジャパン設立50周年記念コンサート〜時のエクリチュールを越えて
 モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
  [荒木奏美(Ob) 坪井夏美(Vn) 倉冨亮太(Va) 森田啓佑(Vc)]
 ポンキエッリ:イル・コンヴェーニョ
  [フローラン・エオー(Cl) ピエール・ジェニソン(Cl) 長尾洋史(P)]
 シューベルト:岩の上の羊飼い D.965
  [ミシェル・アリニョン(Cl) フローラン・エオー(Cl) 長尾洋史(P)]
 ヘンデル/樽屋雅徳編曲:涙の起源(私を泣かせて下さい) / アルベニス/久行敏彦編曲:カディス
 プッチーニ/山田武彦編曲:歌劇「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ
  [富岡和男(ソプラノSax) 岩本伸一(テナーSax) 富岡英子(P)]
 ジュール・ドゥメルスマン:ウィリアム・テルの主題による大二重奏曲
  [バスティアン・ボーメ、牛上隆司(ユーフォニアム) 長尾洋史(P)]
 ヘンデル/ L.R. フォイヤール編曲:2台のチェロのためのソナタ Op.2 No.8
  [ミシェル・ベッケ、ユルゲン・ファン・ライエン(Tb) 長尾洋史(P)]
 チャイコフスキー/中村克己編曲:弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48
 ルロイ・アンダーソン/中村克己編曲:クラリネット・キャンディ
  [「ビュッフェ・クランポン」クラリネットo. アニヴァーサリー50]
 録音:2017年11月14日、紀尾井ホール、ライヴ。ビュッフェ・クランポン・ジャパンの設立50周年を記念して行われたコンサートのライヴ録音。オーボエ、クラリネット、サクソフォン、ユーフォニアム、トロンボーンなど、国内外の豪華アーティストが多数出演。編成も選曲もさまざまで、祝賀ムードも盛り上がる。
ALCD-6005
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\2750(税抜\2500)
丹波明(1932-):室内楽作品展〜
  「アンサンブル・インタラクティヴ・トキオ」結成10周年記念公演ライヴ

 丹波明:フルートとピアノのためのソナタ(1957) [野勢善樹(Fl) 浦壁信二(P)]
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(1894/2016浦壁信二編曲)
  [野勢善樹(Fl) 木村健雄(Cl) 小川佳津子(マリンバ) 浦壁信二(P)]
 丹波明:フルートとクラリネットとピアノのための「牧神の黄昏」(2016)<世界初演>
  [野勢善樹(Fl) 木村健雄(Cl) 浦壁信二(P)]/
     弦楽四重奏曲「タタター(真如)」(1968)
  [高田あずみ(Vn1) 曽根マリ(Vn2) 佐藤裕喜子(Va) 松岡陽平(Vc)]/
     9人のソリストのための「エネア」(1975)
  [野勢善樹(Fl) 木村健雄(Cl) 高田あずみ(Vn1) 曽根マリ(Vn2)
   佐藤裕喜子(Va) 松岡陽平(Vc) 長谷川信久(Cb) 浦壁信二(P)
   林千恵子(S) 森本恭正指揮]
 録音:2016年10月21日、東京オペラシティリサイタルホール、ライヴ。パリ在住50年を超え、日本・西洋の伝統音楽への深い探求と論考に基づき、独自の書法でユニークな創作活動を続けてきた作曲家・音楽学者、丹波明氏。その半世紀の歩みを辿るべく、里程標とも言える作品が並べ奏された作品展の記録。現代音楽の興隆に積極的に取り組むアンサンブル・インタラクティヴ・トキオの演奏による、この楽団のために書き下ろされた初演作品「牧神の黄昏」を含む重要な作品群が、氏の創造世界と軌跡をありありと描き出す。
ALCD-7219
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\3080(税抜\2800)
シューマン:ピアノ作品集 X
 森の情景 Op.82 /ペダルフリューゲルのための
  6つの練習曲 Op.56 /トッカータ ハ長調 Op.7
小林五月(P)
 録音:2015年2月25日-27日、彩の国さいたま芸術劇場。2005年よりシューマンのピアノ独奏曲の全曲演奏を試み、“格別な魅力を放つ天性のシューマン弾き "と評される小林五月による作品集 Vol.10。シューマン作品と特別な“共鳴 "を見せるピアニストが、大胆な解釈と秀抜なテクニックで、作曲家の「内なる世界」に真摯に迫る。
ALCD-7220
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\3080(税抜\2800)
トスティを歌う、英語による歌曲を集めて〜F.P.トスティ(1846-1916):
 恋人よ、それは陽気な五月とともにやってきた(G.J.ホワイト=メルヴィル)/
 遅すぎた愛(F.E.ウェザリー)/じっと見て、待って(F.E.ウェザリー)/愛に目覚めを(A.チャップマン)/
 私の恋人と私(V.フェイン)/私の心に来てくれ!(H.ハースィー)/ここにいて、と言ってくれ(C.ビンガム)/
 翼を持ったこだま(J.ミュア)/晩課にて(W.M.ハーディング)/さようなら、愛しい人よ(T.カーライル)/
 ある人生の歌(C.ビンガム)/なおいっそう(J.ミュア)/ずっとあなたに誠実な者より(A.E.グレイズ)/
 落ちる葉(F.E.ウェザリー)/ナーポリの歌(B.C.スティーヴンソン)/
 さようなら!(G.J.ホワイト=メルヴィル)

 青木 洋也(CT) 丸山麻美(P)
 録音:2017年7月5日-7日、彩の国さいたま芸術劇場。「バッハ・コレギウム・ジャパン」を始めとする古楽アンサンブルの国内外の公演・録音に参加するほか、ソリストとして国内外でアルトソロをつとめるなど活躍の場を広げている青木洋也。今回取り組んだのはトスティの英語歌曲。トスティといえば、なんといってもイタリア歌曲で有名だが、実は英語の歌曲を約80曲残しており、ロンドンにも30年以上にわたって住んでいた音楽家であった。トスティが英詩から直接作曲した作品の真価が、ここに明らかになる。
ALCD-7221
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\3080(税抜\2800)
ドビュッシーの夢〜青柳いづみこ
 ドビュッシー:聖セバスティアンの殉教(A.カプレによるピアノ編曲版)/夢
 コダーイドビュッシーの主題による瞑想曲
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻
 青柳いづみこ(P|使用楽器:ベヒシュタインE型、1925年製
 録音:2018年1月24日-26日、神奈川県立相模湖交流センター。「前奏曲集第1巻」の12の夢、「聖セバスティアンの殉教」の大伽藍。青柳いづみこが描きだす、色彩と思索の芸術。
ALCD-7222
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\3080(税抜\2800)
ヴォカリーズ〜ヴァイオリンで紡ぐ詩
 チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」〜メロディ/「ヴァイオリン協奏曲」〜カンツォネッタ
 ヴィエニャフスキ:「ヴァイオリン協奏曲第2番」〜ロマンス
 ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:わが母の教えたまいし歌
 マスネ:タイスの瞑想曲 / プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん
 サティ:ジュ・トゥ・ヴ / ドビュッシー/ロケ編曲:レントより遅く
 ラヴェル/ハイフェッツ編曲:高雅にして感傷的なワルツ より〔第6曲/第7曲〕
 ファリャ/コハニスキ編曲:「恋は魔術師」〜パントマイム / ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 J. ゲーゼ:タンゴ・ジェラシー / ポンセ/ハイフェッツ編曲:エストレリータ
 カステルヌオーヴォ=テデスコ/ハイフェッツ編曲:「33のシェイクスピア歌曲」〜タンゴ
 E. アルフテル/ハイフェッツ編曲:「ソナティナ」〜ジプシーの踊り / ピアソラ:忘却
 都平有美:紫夜月 / 伊藤康英/椙山久美編曲:浜松市歌

  椙山久美(Vn) 上田晴子(P)
 録音:2017年12月19日-21日、彩の国さいたま芸術劇場。ヴァイオリンとピアノによる、まるで声や言葉のようにも聴こえる温かい演奏によって、数々の馴染み深い曲の中に新たな発見を聴き手に与えてくれる。湧き出ずる、生命への愛の旋律。
ALCD-7223
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
ロッシニアーナ〜ギターで聴くオペラの世界
 マウロ・ジュリアーニ:ロッシニアーナ第1番 Op.119
 フェルナンド・ソル:モーツァルトの「魔笛」より6つのアリア Op.19
  〔神官たちの行進 第1番/女の悪だくみから身を守れ 第2番/またお目にかかったね 第3番/
   なんと素敵な鈴の音だ 第4番 /立派な人が 第5番/おお、イシスの神、オシリスの神よ 第6番〕
 ヨハン・カスパル・メルツ:エレジー
 フェルナンド・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9
 マウロ・ジュリアーニ:ロッシニアーナ第5番 Op.123

 谷辺昌央(G)
 録音:2018年8月20日-23日、秩父ミューズパーク。ロッシーニのオペラからギター1本のために名旋律を編み上げた創造的編曲、当時も大人気を博したモーツァルト:魔笛の美しいアリアの数々。ギターによる、珠玉のオペラ劇場。
ALCD-7224
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\3080(税抜\2800)
モーツァルトの4つのピアノ・ソナタとファンタジー
 ピアノ・ソナタ〔第8番 イ短調 K.310 /第10番 ハ長調 K.330 /
           第11番 イ長調 K.331 「トルコ行進曲付き」/第12番 ヘ長調 K.332 〕/

 幻想曲 ニ短調 K.397
 中井正子(P)
 録音:2018年4月2日、富士見市民文化会館キラリふじみ。フランス音楽の第一人者・中井正子による、初のモーツァルト・アルバム。中井は、演奏会以外にもモーツァルトのソナタや幻想曲のピアノ・テクニックや表現方法について公開講座を開催してきた。満を持してのモーツァルト・レコーディングは、その瑞々しさで聴き手を大きく魅了する。
ALCD-7225
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\3080(税抜\2800)
「ファウストのように」〜シャルル=ヴァランタン・アルカン:ピアノ・コレクション4
 大ソナタ Op.33 /3つのメヌエット Op.51 /
 和解 − 小さなカプリス Op.42 /サルタレッロ Op.23
  森下唯(P)
 録音:2018年5月7日-9日、調布市文化会館たづくりくすのきホール。4つの楽章がそれぞれ人生の一時期を表し、全体としてひとつの悲劇的な人生を描く「大ソナタ」と、アルカンの鋭敏で幅広い関心と哲学を象徴する小品の数々。森下唯の描くアルカン・シリーズ、第4弾。
ALCD-7226
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\3080(税抜\2800)
ドビュッシーとパリの詩人たち
 牧神の午後への前奏曲(高橋悠治によるピアノ連弾版〔初録音〕)(*) /
 ステファヌ・マラルメの3つの詩/あらわれ(詩:ステファヌ・マラルメ)/
 小組曲(*) /亜麻色の髪の乙女(詩:ルコント・ド・リール)/ビリティスの3つの歌
 6つの古代碑銘〔第2,第4、第5、第6曲は訳詞(高橋悠治新訳)詞朗読付〕(*/+)
  ピアノ連弾(*)[青柳いづみこ(プリモ/朗読;+) 高橋悠治(セコンド)]
  盛田麻央(S;無印) 青柳いづみこ(P;;無印)
 録音:2018年8月7日-9日、横浜市港南区民文化センターひまわりの郷。 ピアニストで文筆家の青柳いづみこが、クロード・ドビュッシーの歌曲とピアノ連弾曲を録音。通常「印象派」の作曲家だと評されるドビュッシーは、実際には最先端の詩人たちと親交を結び、多くの同時代の詩に音楽をつけている。このCDでは、ドビュッシーのそうした側面にフォーカスし、ステファヌ・マラルメ、ピエール・ルイス、ルコント・ド・リールなどの詩による作品が選ばれている。また、作曲者自身によるピアノ連弾編曲も存在している「牧神の午後への前奏曲」を、高橋悠治が編曲した版で演奏していることにも注目したい。
ALCD-7227
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\3080(税抜\2800)
VIBRA-ELUFA 〜上野信一、ヴィブラフォンリサイタル
 シュトックハウゼン:ヴィブラ=エルーファ(2003) (#)
 ジョセプ・ソレル:ヴィブラフォン・ソロのための「ナイチンゲールのように歌う」(1980) (+)
 中川俊郎:エヴァンタイユ(扇)、ヴィブラフォンを中心とした、金属打楽器等のために(2016)(*)
 新実徳英:ヴィブラフォン・ソロのための「風のかたち」(1990)
 平義久:ヴィブラフォンのための「モノドラム IV 」(2002) (+)
 西村朗:打楽器ソロのための「プンダリーカ(白蓮)」(2009) Akira NishimurA; Pundarika for percussion solo[2009]上野信一(ヴィブラフォン、打楽器) Shiniti Ueno, vibraphone & percussion
 録音:2017年3月13日-14日(無印/*)、2017年4月10日(#)、富士見市民文化会館キラリふじみ(+以外) /2017年6月29日、神奈川県立相模湖交流センター(+) 。(*)は世界初録音」 ヴィブラフォンといえばジャズで用いる楽器というイメージが浸透しているものの、現代音楽においては、そのレパートリーはマリンバのための楽曲に比べればまだ少なく、知名度も高くないのが実情。そのようなイメージを打破すべく、上野信一がヴィブラフォン・ソロ、あるいはヴィブラフォンを中心に据えた打楽器ソロの作品をまとめて収録。上野信一による委嘱作品、世界初録音の作品も含む。ヴィブラフォンの響きの深さ、響きの美しさを存分に楽しめるアルバムが誕生した。
ALCD-7230/31
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\3740(税抜\3400)
3/7発売
カントロフ〜ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3 (完結編)
 〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 /第2番 イ長調 Op.12 No.2 /
  第10番 ト長調 Op.96 /第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(*) 〕
ヨハン・ネポムク・フンメル:ソナタ イ長調 Op.64 〜アレグロ・コン・ガルボ
ラロ:ギター Op.28

 ジャン=ジャック・カントロフ(Vn) 上田晴子(P)
 録音: 2010年3月17日、富士見市民文化会館キラリふじみ(*) /2010年10月21日-22日、彩の国さいたま芸術劇場(*以外)。フランスのヴァイオリン界の巨匠、ジャン=ジャック・カントロフと、長年の共演を重ね自在な呼吸で音楽に呼応する上田晴子。2008年より始動したヴァイオリン・ソナタ全曲録音プロジェクトが、遂に完成する。雄大で高尚な世界が目の前に立ち現れるかのような、風格に満ちた、まさに至高のアンサンブル。必聴の全集がここに誕生。
ALCD-9180
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\2750(税抜\2500)
楽器一本、ウチ一人
 山田耕筰:からたちの花 / アイルランド民謡/磯崎敦博編曲:庭の千草
 マスネ:「タイス」の瞑想曲 / シューベルト:アヴェ・マリア
 金山徹編曲:カッチーニのアヴェ・マリア / グノーのアヴェ・マリア
 フォーレ:夢のあとに / サン=サーンス:白鳥
 エルガー:愛のあいさつ / J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード
 ベラ・コヴァーチェ:バッハへのオマージュ/ウェーバーへのオマージュ/
           コダーイへのオマージュ/ハチャトゥリアンへのオマージュ

 藤平沙織(Cl)
 録音:2017年8月14日-15日、ポプリホール鶴川、和光大学、町田市。 「楽器一本、ウチ一人」と称し、クラリネットだけの無伴奏スタイルで全国各地でコンサートを行ってきたクラリネット奏者、藤平沙織。自由な息遣いで瑞々しくメロディが奏でられ、その先に浮かんでくる風景は聴き手の心に委ねられる。懐かしい情景、思い出……美しく羽ばたくクラリネットの音色に、心を開放し身を任せるひととき。
ALCD-9181
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\3080(税抜\2800)
山根弥生子、ショパンを弾く Vol.3 〜夜想曲集 + 幻想曲
  〔第1番 変ロ短調 Op.9 No.1 /第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 /第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 /
   第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 /第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1 /第8番 変ニ長調 Op.27 No.2 /
   第9番 ロ長調 Op.32 No.1 /第13番 ハ短調 Op.48 No.1 /第14番 嬰ヘ短調 Op.48 No.2 /
   第17番 ロ長調 Op.62 No.1 /第20番 嬰ハ短調 Op.posth 〕/
 幻想曲 ヘ短調 Op.49

 山根弥生子(P)
 録音:2014年11月-12月、2015年10月、2017年11月、ウィーンホール、府中の森芸術劇場。 確かな骨格を持ち、力強い生命感と溢れるカンタービレで広大な音楽世界を生み出し続ける、山根弥生子。2003年、2010年に続くショパン・アルバムで今回紡がれるのは、抒情に満ちた美しい「夜想曲」と、壮大な夢幻の世界が描かれる「幻想曲」。静かな夜に湧き出る生命の泉のように、瑞々しい旋律が豊かに縫い上げられてゆく。
ALCD-9182
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\2750(税抜\2500)
笙韻若水〜真鍋尚之、作曲と笙の世界
 真鍋尚之:呼吸〔 III / IV 〕/箏四重奏曲(#) /呼吸 V /
 笙と二面の箏のための三重奏曲(+) /笙と中国笙のための「対峙 II 」(**)
  真鍋尚之(笙;#以外) 螺鈿隊(#) [市川慎、山野安珠美、梶ヶ野亜生、小林真由子(箏)]
  梶ヶ野亜生、山野安珠美(箏;+) 吴巍〔呉巍〕(中国笙;**)
 録音:2003年10月22日、2006年11月7日、浜離宮朝日ホール/2012年12月25日、リサイタルホール、東京オペラシティ、すべてライヴ。作曲家・笙奏者として独自の地位を築いている真鍋尚之、17年ぶりのセカンド・アルバムは全作品自作。2003年、2006年、2012年に行われた過去のリサイタルのライヴ録音で、笙の独奏曲だけでなく、箏や中国笙との共演を含んでいる。音楽には「呼吸」がもっとも大切であると考える真鍋が、呼吸しながら演奏する楽器である笙のために作曲し、それを自ら演奏することによって拓かれた独自の世界を聴くことができる。
ALCD-9183
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\3080(税抜\2800)
ノスタルジア
 D.スカルラッティ:ソナタ〔ニ短調 K.213 /ホ長調 K.162 〕 / ベートーヴェン:バガテル 変ホ長調 Op.33 No.1
 プーランク:間奏曲 変イ長調 / ラヴェル:「鏡」〜悲しい鳥たち
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲 / プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22

  綱川千帆(P)
 録音:2017年9月20日-21日、彩の国さいたま芸術劇場。音のむこうに聴こえる、鮮やかな記憶、巡る心象、煌めく色彩。英国における長年の活躍を経て帰国した注目の新進ピアニスト、入魂のデビュー盤。
ALCD-9184/86
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(3CD +
Bonus DVD)
\5500(税抜\5000)
蓼科カルテット(4バスーン)〜 2017(編曲:中川良平)
 J.S.バッハ:組曲集〔第1番 BWV.1007 /第2番 BWV.1008 /第3番 BWV.1009 /
             第4番 BWV.1010 /第5番 BWV.1011 /第6番 BWV.1012 〕/
         カンタータからの2つのコラール〔カンタータ#146 /カンタータ#147 〕/
         Tempo di Bourree & Double BWV.1002 / IV /
         シンフォニア BWV.826 / I for fagott-BAND (7bns + D.bn)
 4本のバスーンのための「 NIPPON の子供 - 12ヶ月」
  〔君が代(林廣守)/1月2月3月:一月一日(上真行)、雪(文部省唱歌)、ペチカ(山田耕筰)、
   早春譜(中田章)、春よ来い(弘田龍太郎)、仰げば尊し(文部省唱歌)/
   4月5月:春の小川(岡野貞一)、うぐいす(井上武士)、春が来た(岡野貞一)、背くらべ(中山晋平)、
   この道(山田耕筰)、朧月夜(岡野貞一)/6月7月:雨降りお月さん(中山晋平)、雨(弘田龍太郎)、
   あめふり(中山晋平)、てるてる坊主(中山晋平)、たなばたさま(下総皖一)、ほたるこい(わらべうた)/
   8月9月:夏は来ぬ(小山作之助)、うみ(井上武士)、村祭(南能衛)、赤蜻蛉(山田耕筰)、
   しゃぼん玉(中山晋平)、夏の思い出(中田喜直)/10月11月:虫のこえ(文部省唱歌)、うさぎ(わらべうた)
   月(文部省唱歌)、夕焼小焼(草川信)、案山子(文部省唱歌)、旅愁(J. P. Ordway)、たき火(渡辺茂)/
   12月:冬の夜(文部省唱歌)、冬景色(文部省唱歌)、お正月(滝廉太郎曲)、ふるさと(岡野貞一)〕
 わらべ唄〔通りゃんせ/ずいずいずっころばし〕/五木の子守歌/ Rubber Duckie #4 (J. Moss)
 MELE KALIKIMAKA!:メリークリスマス! Merry Christmas! 〔 Jingle Bells - Greensleeves - what child is this?
   - O little town of Bethlehem - Deck the Halls - Joy to the world! - Die heilige Nacht 〕

 付録DVD J.S.バッハ/中川良平編曲:シャコンヌ( BWV.1004 より)(#)
 中川良平(音楽監督/編曲/Fg;#)蓼科カルテット[小川慧巳、島岡幾代、野村和代、竹内文香(Fg)]
 植松さやか(P) 天野温香、加藤佑、小野木栄水、小林智子(Fg/コントラFg) Diana Torbert(P;#)
 録音:2017年11月20日-22日、12月11日-12日、京都コンサートホール(#以外) /1985年8月13日、コロラド大学(#)。管楽器のための室内楽編曲において卓越した才能を示し、世界的に高い評価を得る中川良平。氏の作品に魅せられた蓼科カルテットが、ファゴット4本のアンサンブルでその音楽世界を描き出す。バッハの傑作から、日本の四季を巡る童謡・唱歌、愉快な小品まで、中川良平独自の音楽ワールドを存分に堪能できる決定盤。
ALCD-9188
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\3080(税抜\2800)
カール・フィルチュ(1830-1845)の世界2(完結編)
 英雄的練習曲 Op.15 /無題(ノクターン)/言葉のないロマンス「さようなら!」 Op.19 /変奏曲/
 前奏曲とフーガ/アルブムブラット/ノクターン Op.14 /劇的幻想曲 Op.22 /マズルカ/ヴェネチアの別れ

  萩原千代(P)
 録音:2017年11月8日-9日、もみじホール城山。弟子に対しても週1回以上教授することはなかったショパンは、11歳のフィルチュに卓越した才能を見いだし、週3回指導したという。15歳の誕生日を目前に結核で亡くなったフィルチュは、その短い生涯にもかかわらず、熟達した作品を残した。萩原千代は、フィルチュ作品との運命的な出合いから、作曲家の生地ルーマニアにおいて研究を重ねたピアニスト。前作「カール・フィルチュの世界」(ALCD-9161)と合わせ、その全ピアノ作品を収録。一人の天才少年の音楽人生が、浮かび上がる。
ALCD-9189
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\3080(税抜\2800)
ラルゴ〜
  サクソフォンとオルガンによるバロック音楽作品集

 アルビノーニ:協奏曲 ニ短調 Op.9 No.2
 コレッリ:ソナタ ヘ長調 Op.5 No.10
 ヘンデル:ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)
 ヘンデル/長瀬正典、椎名雄一郎編曲:
  水上の音楽〔第1組曲/第2組曲〕
長瀬正典(Sax)
椎名雄一郎(Org)
 録音:2016年10月8日-10日、軽井沢コルネ音楽堂。19世紀にアドルフ・サックスにより発明されたサクソフォンは、バロック時代にはまだ存在していなかったが、その響きはバロック音楽とも美しく呼応し、温かくも明るい音色を紡ぎ出す。サックス奏者・長瀬正典が、オルガンの名手・椎名雄一郎の奏でる軽井沢コルネ音楽堂のオーベルタン・オルガンの芳醇な響きとともに贈る、心安らぐバロック音楽のひととき。
ALCD-9190/91
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(2CD)
\3740(税抜\3400)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV.56 (1741年初稿)
 広瀬奈緒(S) 波多野睦美(A) 辻裕久(T) 牧野正人(B) 三澤寿喜指揮
 キャノンズ・コンサート室内o. & cho. 、ヘンデル・フェスティヴァル・ジャパン
 録音:2018年3月30-11日、4月1日、三鷹市芸術文化センター。ピリオド楽器使用。ヘンデルの最高傑作とも称される「メサイア」は、上演を重ねる度に改変が加えられたが、1741年に完成した初稿は今日ほとんど演奏されることがない。長年にわたり広汎なヘンデル作品を紹介してきたヘンデル・フェスティヴァル・ジャパンが、劇場娯楽作品として作曲された「メサイア」の原点に立ち返り、初稿版を全曲録音。宗教作品としてのみならず広く人々に愛された傑作の素顔が、溌剌と立ち現れる。

ALQUIMISTA

 活動を停止していた同レーベルから新録音(品番4200番代)が登場。『アルケミスタ・レーベルはワオンレコードが製造・発売元として優れた技術、音楽性を持つアーティストに寄り添い、丁寧に仕上げたアルバムを皆様に、ご紹介する新しいレーベル』とのこと。#当レーベルの旧譜(品番0000番代)は流通在庫限りとなります。
ALQ-4200
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\2420(税抜\2200)
バッハ&ヘンデル:パルティータとソナタ集
 J.S.バッハ:組曲 ハ短調 BWV.997 /無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013 /
         フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV.1035
 ヘンデル:フルートと通奏低音のためのソナタ〔ヘ長調 HWV.369 /ホ短調 HWV.379 〕
      ソナタ ロ短調(ハレ・ソナタ第3番) HWV.376
 藤井皇子(Fl|使用楽器:ヘルムート・ハンミッヒ) 江口恭子(Cemb)
 録音:2018年1月30日-2月1日、泉佐野市立文化会館(エブノ泉の森ホール)小ホール。 藤井皇子、待望のデビュー盤。世界最高峰のフルート製作者の一人、ヘルムート・ハンミッヒ (Helmuth Hammig /ドイツ) の銀管フルートを使用。藤井皇子は、典型的な古いドイツ奏法に最適化されているとされる H.ハンミッヒから、このフルートの特徴である純粋で温かく深い音色を存分に引き出し、聴く者を古きドイツ・バロック時代に誘う。藤井皇子が愛してやまないバッハ、ヘンデルの作品において真摯で外連味の無い姿勢でチェンバロの江口恭子と共に向き合い丁寧に紡ぎだされた一つ一つの音は、聴く者の心に深く訴えかける。

LAPLACE RECORDS(森音楽事務所)

 #当レーベルの旧譜を含みます。『発売元の株式会社 森音楽事務所では、このアルバムがより質の高いアルバムである事を示す為通常の、LE PETIT DISQUE レーベルと区別する為、LAPLACE RECORDS というレーベル名からの発売を致します。』とのこと。
LPDCD-104
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\3080(税抜\2800)
上野星矢(Fl)〜テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲
 〔イ長調/イ短調/ロ短調/変ロ長調/ハ長調/ニ短調/ニ長調/ホ短調/ホ長調/嬰ヘ短調/ト長調/ト短調〕

 ボーナス・トラック:「ロンドンデリーの歌」(アイルランド民謡)
  上野 星矢(Fl)
 録音:2018年6月12日-13日、岩舟コスモスホール、栃木県。名作、テレマンの「12の幻想曲集」。上野は、その類まれなる高い技術力と深い音楽性で、バロック作品としての構造美を保ちながら12の連作を、たわやかに、やわらかく歌い上げる。今の時代の新たな決定盤と成るべくフルートの最高傑作に日本を代表する若手フルート奏者上野が挑む、意欲的なアルバム。
 #代理店によると『※ご注意ください:(背表紙に「限定盤」表記あり)コンサート会場限定販売品として多くのファンにお求め頂き大好評を頂いた数量限定盤の一般販売となります。限定盤のみブックレット内に上野星矢のフォトを納めています。(楽曲解説文などは、ありません)』とのこと。
LPDCD-101/102
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(2CD)
\3850(税抜\3500)
桜井 大士〜J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・
 ソナタ&パルティータ 全曲 BWV.1001-1006
桜井 大士(Vn)
 録音:2018年1月30日-2月1日、岩舟コスモスホール、栃木県。 昨今、多く聴かれる洗礼された演奏スタイルとは一線を画し過去の巨匠達の演奏を彷彿させる「情念の高鳴り」を高い精神性と共に思慮深く一つ一つの音に色濃く唸らせ音楽に新たな命を灯した、深く感動的な演奏。既に多くの演奏会や数々のアルバムの発売で熱狂的なファンを持つ1987年生まれの桜井大士による、これまでの音楽活動の集大成そして、今後の飛躍を予感させるアルバム。

LE PETIT DISQUE(森音楽事務所)

 #当レーベルの旧譜を含みます。
LPDCD-018
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\3058(税抜\2780)
ウィリアム・バード&ジャパン〜ウィリアム・バード(1540頃-1623):
 トレジアンのパヴァーヌ BK 60b /ガリアルダ BK 60b /ウィロビー卿のご帰還 BK 74 /
 鐘 BK 38 /涙のパヴァーヌ BK 54 /女王のアルマン BK 10 /ラ・ヴォルタ BK 91 /
 ファンタジア BK 62 /御者の口笛 BK 36 /ねえジョン、今キスして BK 81 /
 戦い BK 94 (*) 〔兵士たちの召集/歩兵の行進/騎兵の行進/ラッパ/
            アイルランド行進曲/バグパイプ/横笛と太鼓/戦闘への行進/退却〕

 中村恵美(Cemb) 一噌幸弘(能管、田楽笛;*) 望月太喜之丞(邦楽打楽器;*)
 録音:2017年2月21日-22日、コピスみよし。 中村恵美によるイギリス音楽の父、ウィリアム・バードの名曲集。後半は、オリジナルの枠を飛び越え、能管、篠笛、邦楽打楽器との超越したコラボレーションにより新たなバードに発展していく。
LPDCD-014
廃盤
桜井大士(Vn)、「四季」「クリスマス協奏曲」
 桜井大士(Vn)指揮
LPDCD-013
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\2750(税抜\2500)
原 永里子(Vc)〜風の記憶
 森田花央里:風の記憶 / サン=サーンス:動物の謝肉祭〜白鳥 / パラディス:シチリアーナ
 シューマン:詩人の恋 Op.48 〜第1曲「美しい五月に」/ミルテの花 Op.25 〜第7曲「蓮の花」/
     子供の情景 Op.15 〜第7曲「トロイメライ」 / メンデルスゾーン:無言歌集〜甘い思い出/無言歌 Op.109
 エルガー:朝の歌 / フォーレ:イスファハーンの薔薇 Op.39 No.4 /ある1日の詩 Op.21 〜第3番「別れ」
 J.S.バッハ:アリオーソ / J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア

 原永里子(Vc) 宇根美沙惠(P)
 録音:2014年7月31日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」/発売:2014年。原永里子は愛知県出身。東京藝術大学音楽学部卒業のチェリスト。大学在学中よりチェリストとして多方面にて活動を行い、チェロの講師としても人気。新曲「風の記憶」は同級生の女性作曲家による作品。チェロならではの低音が存分に表現された4分42秒の美しい曲。アンニュイな雰囲気を持って現れる低音から目覚めていくような高音へのメロディへと向かう様が、タイトルの持つイメージと相まって、とても感動的。
LPDCD-012
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\2750(税抜\2500)
尾池亜美 [Oike Ami](P)〜 French Romanticism
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75 / ドビュッシー:夢
  尾池亜美(Vn) 佐野隆哉(P)
 録音:2013年12月4日、三芳町文化会館「コピスみよし」/発売:2014年。尾池亜美は1988年生まれ。3歳からヴァイオリンを始め6歳から2年間にわたるスイス在住中に世界的なヴァイオリン教育者ハビヴ・カヤレイHabib Kayaleh氏に師事。ジュネーヴ音楽祭で11歳の時にオーケストラと共演。帰国後、石川志都子氏に師事。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションの奨学生として渡欧。国内外の数々の賞を得て、国内外のオーケストラと共演しつつソリスト、室内楽にも活動の幅を広げている注目の若手ヴァイオリニストによるファースト・アルバム。
LPDCD-010
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\2546(税抜\2315)
佐野隆哉 [Sano Takaya](P)〜 DANZA
 リスト:村の居酒屋での踊り「メフィスト・ワルツ第1番」
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/優雅で感傷的なワルツ / ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 Op.2
 プーランク:即興曲第15番 ハ短調「エディット・ピアフへ捧ぐ」/愛の木径
 サン=サーンス:ワルツ形式によるエチュード Op.52 No.6 / ショパン:舟歌 Op.60
 サン=サーンス/リスト&ホロヴィッツ編曲:死の舞踏 Op.40

 佐野隆哉(P)
 録音:2013年6月20日、26日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」/発売:2013年。佐野隆哉は1980年生まれ。東京藝術大学大学院修士課程を修了後2005年に渡仏。パリ、スコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。後にパリ国立高等音楽院博士課程を2008年に修了。在学中から世界各地のコンクールで入賞し且つフランス、日本国内のオーケストラと共演。ソロ活動に留まらず、パリ国立高等音楽院室内学科を最優秀で卒業した実績から多くのアーティストの信頼を受け、積極的に活動している。ファースト、ソロ・アルバムとなる本作品ではショパンやラヴェルにて繊細さと高度な音楽性を感じさせ「メフィストワルツ」や「死の舞踏」では恐るべき超絶技巧を披露している。
LPDCD-009
廃盤
桜井大士 [Sakurai Taishi](Vn)〜はてしなきうた
 桜井大士(Vn) 薄井俊樹(P)
LPDCD-008
廃盤
桜井大士 [Sakurai Taishi](Vn)〜 Poeme perpetuel
 桜井大士(Vn) 内門卓也(P)
LPDCD-007
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\2546(税抜\2315)
小田裕之 [Oda Hiroyuki](P)〜献呈 [Widmung]
 リスト:ワーグナーの「イゾルデの愛の死」 S.447 / ヤナーチェク:草陰の小径第1集〜第7曲「おやすみ」
 シェーンベルク:6つの小品 Op.19 / ワーグナー:アルバム・ソナタ WWV.85
 シューマン:子供の情景〜トロイメライ / ヨセフ・スク:子守歌 Op.33 / シューマン/リスト編曲:献呈 S.566
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲〜月の光 / シューマン:アラベスク Op.18 / リスト:愛の夢 S.541

 小田裕之(P)
 録音:2012年4月12日、6月12日、東大和市民会館「ハミング・ホール」/発売:2012年。使用楽器: C. BECHSTEIN C 234。札幌市出身の小田裕之によるセカンド・アルバム。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。後に同大学研究科を経てプラハに留学し2003年に帰国。国内外での演奏活動のほか、皇居内での御前演奏会にも出演。また、楽譜の校訂や解説を手がける等、研究活動や後進の育成にもつとめている。
LPDCD-006
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\1100(税抜\1000)
高木梢 [Takagi Kozue](P)〜 ママと子供のためのピアノアルバム
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545 〜ロンド / シューマン:子供の情景〜トロイメライ
 ギロック:雨の日の噴水 / サティ:子守歌 / ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 / 小田和正:言葉にできない

 高木梢(P)
 録音:2011年、三鷹市芸術文化センター「風のホール」/発売:2011年。子育てをするママ、胎教や子供たちに向けた全6曲を収録したミニ・アルバム。ジャケット装丁は絵本「おかあさん」などでおなじみの、水彩を使用し光を意識しストーリー性がある作風のイラストレーター江頭路子〔えがしらみちこ〕氏による物。
LPDCD-003
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\2829(税抜\2572)
高木梢 [Takagi Kozue](P)〜 Piano Album
 ラヴェル:「鏡」より〔悲しき鳥/洋上の小船〕/前奏曲/亡き王女のためのパヴァーヌ
 ショパン:夜想曲〔第16番 変ホ長調 Op.55 No.2 /第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 〕/
      マズルカ〔第8番 変イ長調 Op.7 No.4 /第9番 ハ長調 Op.7 No.5 /第15番 ハ長調 Op.24 No.2 /
           第23番 ニ長調 Op.33 No.2 /第31番 変イ長調 Op.50 No.2 /
           第33番 ロ長調 Op.56 No.1 /第34番 ハ長調 Op.56 No.2 /第35番 ハ短調 Op.56 No.3 〕
 ロバート・マクスウェル: EBB TIDE 〔引き潮〕

 高木梢(P)
 録音:2008年10月4日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」/発売:2009年。高木梢は宮崎県に生まれ。東京学芸大学大学院修士課程を修了後から演奏活動を開始。本格的なクラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広く手がけつつラジオやテレビ番組にも登場する等、多方面でより良質な音楽を多くの人々に伝える活動を展開。現在二子の母親としてママ・ピアニストと呼ばれ、親しまれている。ハープ奏者ロバート・マクスウェルによる波と砂のざわめきを音で表現した印象的な収録曲「引き潮」に象徴される、美しくもはかない自然や人間の感情への思いを具現化したアルバム。

TOS

 日本の女性ギター奏者を代表する一人、宮下祥子が演奏活動20年を迎え立ち上げた自主レーベル。
TOS-005
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\2750(税抜\2500)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911 駒ヶ嶺ゆかり(Ms)
宮下祥子(G)
 録音:2018年4月3日-6日、 Karura ホール、東京。 シューベルト晩年の傑作「冬の旅」の全曲録音をメゾ・ソプラノとギターという世界的にも例を見ない組み合わせで挑んだ力作。二人は全国を巡り演奏を重ね、5年間の準備を経て今回の録音に至った。ピアニスト舘野泉氏、北欧歌曲のスペシャリスト、マリア・ホロパイネン女史のもとで北欧の歌曲を中心に長く研鑽をつんだ札幌を代表する歌手の一人駒ヶ嶺ゆかりの表現・歌声は力強さとやさしさに満ち満ちている。ギター伴奏は既に4枚のアルバムを発売し、各方面から高い評価を得ている日本の女性ギター奏者を代表する一人、宮下祥子。ギターはシューベルトの時代のギターを忠実に再現した華やかで軽やかな音が特徴的なルネ・フランソワ・ラコート(フランス・スタイル)を使用。ピッチは通常より半音低い417Hzで演奏されている。今回のギター版への編曲は、ギタリスト佐々木忠氏によって編曲されバリトン歌手と共に演奏された録音及び西垣正信氏によるギター伴奏版のの楽譜を参考にメゾ・ソプラノの駒ヶ嶺ゆかりと相談しつつ改編した宮下祥子、本人の手による物。駒ヶ嶺ゆかり本人により丁寧に訳された歌詞の日本語訳も魅力。女性ならではのたわやかさで、細部に至るまで心の行き届いた演奏。この作品を愛してやまない二人。あやなす、ロマンと情熱を持って広がりと深みある表情豊かな24曲の「冬の旅」を描き出している。

GREENDOOR 〔グリーンドア音楽出版〕

 旧譜はこちらから
GREENDOOR "COLLECTORS SERIES"
GDCL-0106
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\2640(税抜\2400)
デーネシュ・ジグモンティ
 シューベルト:
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
デーネシュ・ジグモンティ(Vn)
アンネリーゼ・ニッセン(P)
 録音:1960年代後半、ウィーン。ソース: Opera, 72331 。『ジグモンディのシューベルトの幻想曲とブラームスのヴァイオリンソナタ第3番は彼の多くの録音が残された1960年代後半、ウィーンにて録音された。幻想曲は冒頭の細く繊細な音から一転控えめではあるが多彩な音色に変わる名人の妙技が堪能できる。ブラームスもことさら激しい表現を取ることなく細かなヴィヴラートの掛け方など甘さを感じさせるようなところもあるがこれらが相まってどことなくノスタルジックな雰囲気を形成した名演となっている。』(加来恭彦/解説より)

REGULUS 〔レグルス〕

 旧譜はこちらから
création 〔クレアシオン〕
 「古典四重奏団」「音楽三昧」「タブラトゥーラ」「アンサンブル《BWV2001》」など、多才な活動を繰り広げる田崎瑞博が立ち上げたレーベル。  旧譜はこちらから
CRT-1300
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\2750(税抜\2500)
音楽三昧〜J.S.バッハ/田崎瑞博編曲:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
 音楽三昧[菊池かなえ(Fl−tr/バロック・ピッコロ) 川原千真(バロックVn/ヴィオラ・ダ・ガンバ)
      田崎瑞博(バロックVc/バロックVa) 蓮池 仁(バロックスタイルCb) 加久間朋子(Cemb)]
 録音:2018年1月10日-13日、笠懸野ホール PAL |ディジパック(24ページ解説書付)。ピリオド楽器による斬新なバッハ像、30面体のきらめくバッハのファンタジーが鬼才田崎瑞博の編曲により息吹く。2010年9月フルート担当の田中潤一氏逝去により活動を中断していたが、13年菊池かなえ加入により正式に活動を再開した「音楽三昧」の新メンバーによる初の録音。前作の「パッサカリア」「24のプレリュード」以上に音楽三昧の演奏が原曲であるかなような、あたかも「フーガの技法」で発揮される器楽による編曲の妙が、バッハの名曲に新たな息吹を与えた。『作曲家に対する最大の賛美は、「一心不乱に遊ぶこと」によってのみ達成される。さらには、作品の別な美しい表情が多面体の輝きとなって空間に放たれるその瞬間こそが、音楽を「三昧する」ことなのだと確信している』(田崎瑞博/編曲者ノートより)
CRT-2201/5
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(5CD)
\9900(税抜\9000)
古典四重奏団、日本人初〜ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集(全15曲)
 〔第1番-第3番/第4番-第6番/第7番-第9番/第10番-第12番/第13番-第15番〕

 古典四重奏団[川原千真、花崎淳生(Vn) 三輪真樹(Va) 田崎瑞博(Vc)]
 録音:2014年7月2日-4日 (Disc.1)、 2015年6月30日-7月3日 (Disc.2)、 2016年7月5日-7日 (Disc.3)、 2017年6月27日-30日 (Disc.4)、 2018年7月3日-6日 (Disc.5)、 笠懸野ホール PAL 。田崎瑞博が創設したクレアシオン・レーベルよりバルトークに続く全集録音。『テキストを使わなかった代わりに、彼は漆黒の世界の中に不思議な秩序を打ち立てた。私たちは多くの時間を費やしたのちに、やがてその凛然とした輝きに気づかされることとなる。その秩序への彼の思いは、遺された次の言葉に集約されている。「必要なのは勇敢な音楽である。勇敢な音楽というのは、音調のかわりに図式かなにかで示されることではなく、それが真実の音楽だという意味である。」(田崎瑞博/古典四重奏団から見たショスタコーヴィチより)』『中村孝義(音楽学・大阪音楽大学名誉教授)による詳細な解説付き 52P ブックレット。ボックス仕様、5種の紙ジャケット入り』

Liu MAER [Liu Mifune Art Ensemble Records]

 岡山の私立ギャラリー&ホール劉生容記念館のレーベル。神童として名を残し、78歳にして初来日したアメリカの伝説的ピアニスト、ルース・スレンチェンスカ〔スレンチンスカ〕のアイテムを専門にリリースしており、2003年の初来日公演から2005年演奏会までのライヴが4点、以降は劉生容記念館でスタジオ録音が成され、1877年製グロトリアン・スタインヴェッグを使用した「クララ・シューマンに捧ぐ」、2009年録音のブラームスが発売された。そして7年振りにリリースされた台湾録音集 2013-2014 、92歳時の岡山ライヴに続き、93歳時のサントリー・ホール・ライヴが登場。
 当レーベルの旧譜(全てスレンチェンスカの録音〔1点を除き岡山ライヴ〕)はこちらから
LIU-1016/7
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(2CD)
\4400(税抜\4000)
ルース・スレンチェンスカの芸術 Vol.9 〜93歳サントリーホール・リサイタル 2018
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 〜第5番 ニ長調〔前奏曲/フーガ〕
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV.850
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117 /2つのラプソディ Op.79
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」
 ラフマニノフ:絵画的練習曲 Op.33 〜第7曲 変ホ長調
 ショパン:12の練習曲 Op.25 〜第12番 ハ短調/ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 (*)
  ルース・スレンチェンスカ(P)
 録音:2018年4月21日、サントリーホール、ライヴ。(*)はアンコール|#このCDはライヴ録音のため会場ノイズがあります。 『●超人ピアニスト ルース・スレンチェンスカ 93歳「昨日までの私の演奏を忘れてください。今日のほうがさらにいいから!」』『●2003年11月、78歳のときに初来日、岡山での初録音からはや15年、今回第9集の録音となりました。』『●ホフマン、ラフマニノフ、ペトリ、シュナーベル、コルトー、バックハウスなどの巨匠に学び、ロシア、ドイツ、フランスの3大ピアニズムの系譜を受け継ぎ、多くの名演奏家と親しい交友関係を結び(21歳年長のホロヴィッツとは生涯親友としての付き合いが続いた)、諸先輩をも凌ぐ独自の世界を切り開き、20世紀のピアニズム寄与したルース・スレンチェンスカは、まさに20世紀のピアノ演奏史の生きた証人であり、最後の巨匠と呼ばれるにふさわしい。』

REGULUS 〔レグルス〕

 旧譜はこちらから
RGCD-1044
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\3190(税抜\2900)
華麗なるダングルベールの世界〜ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):
 第1組曲 ト長調/リュリのオペラ「アルミード」によるパッサカリア/第3組曲 ニ短調
  水頭 加菜子(Cemb|使用楽器:堀栄蔵、1992年制作〔モデル:タスカン製〕
 録音:2017年8月15日-17日、かながわアートホール。『●チェンバロ奏者、水頭加菜子の初CD。録音は家喜美子、花岡和生等古楽奏者の録音を手がけ、古楽・チェンバロ録音に定評のある峰尾昌男氏が担当。』『●ダングルベールを選んだ理由:この度、ダングルベールのⅭⅮの制作にあたりまして、多くの方々からご支援とお励ましをいただきましたことを心から感謝致します。この音楽を何故選んだのかと申しますと、それはその音楽から聴こえてくるパリのエスプリと、香しいような旋律に心魅かれたからです。また私は長年フランス語を勉強させていただいておりますが、ダングルベールの音楽が、あたかもフランス語のような響き響きを持っていることに、弾く度に気付かされます。これらの音楽により皆様を文化が華開いた太陽王の時代にお連れし、当時の音空間を体感していただけたらとも思っております。 水頭加菜子』

東武レコーディングズ

 輸入盤ディストリビューターとして既に十数年の歴史を持つ東武トレーディングが発売する国内盤自主レーベル。旧譜はこちらから
TBRCD-0060/64
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(5CD)
\3300(税抜\3000)
エドゥアルド・チバス&ベネズエラ響〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番(*) /第3番「英雄」(*)[以上、2007年7月1日]/
  第2番/第4番[以上、2018年3月17日]/第6番/第8番[以上、2017年3月22日]/
  第5番(#)[2005年3月16日]/第7番(#)[2005年2月3日]/第9番(+)[2008年4月24日]〕
 エドゥアルド・チバス指揮ベネズエラso.
 カローラ・グラーザー(S;+) カティウスカ・ロドリゲス(Ms;+)
 イドヴェル・アルバレス(T;+) アンドレアス・ダウム(B−Br;+)
 テレサ・カレーニョ・オペラcho.(+)、エミール・フリードマンcho.(+)、
  UCV cho.(+)、ホセ・アンヘル・ラマスcho.(+)
 録音:[内](2005年-2018年)、ホセ・フェニクス・リバス・ホール、ディジタル、ライヴ| (*/#/+)を除き初出音源|既出CD: Mousike (VENEZUELA), 1024 (#), 1025 (*), 1026 (+) 〔全て入手困難〕。『時として思わぬ国から天才は生れるものです。ベネズエラの巨匠エドゥアルド・チバスによるベートーヴェン全集が登場。チバスはフルトヴェングラーの研究者としても高名で、バレンボイムとも非常に親しくその芸風は古風でフルトヴェングラーの蘇りともいえる情熱的なもの。今回の全集では、第1番は信じ難い程のゆっくりしたテンポを採用しスケール極大。「英雄」は、フルトヴェングラーへのオマージュとも呼べる風格と激情を隠そうともしません。第2番、第4番も遅いテンポが懐かしさを醸し出します。「田園」は草いきれでむせ返る様な野趣に満ちた快演。「運命」と第7番はこの全集の白眉とも言える名演。「運命」の古武士を思わせる凛とした佇まいの立派さ。音が固まりで飛び込んでくるような迫力。第7番のフィナーレは聴くものが冷静さを保てないほどの熱狂。第8番も久々に聴けた豪傑笑いのようなユーモア溢れる演奏。「第九」はバーンスタイン以来となる、「喜び」を「Freiheit」(自由)に置き換えた歌唱で演奏されます。眠りから醒めていくような第一楽章の格調にはゾクゾクします。いずれの演奏も臨場感あふれるライヴ。ヴァイオリンを両翼に配置した古典配置で対位法を強調したもの。ベネズエラ交響楽団は創立70周年を超えた名門でフルトヴェングラーも客演したことで知られます。今年はさらにブルックナー、ブラームスが予定されております。』
TBRCD-0065/67
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(3CD)
\3300(税抜\3000)
エドゥアルド・チバス&ベネズエラ響〜ブルックナー:後期三大交響曲集
 〔第7番[2004年5月27日]/第8番[2005年11月10日]/第9番[2007年6月7日]〕
 エドゥアルド・チバス指揮ベネズエラso.
 録音:[内](2004年-2007年)、ホセ・フェニクス・リバス・ホール、ディジタル、ライヴ|既出CD: Mousike (VENEZUELA), 1014 , 1015 , 1016 〔全て入手困難〕。『ベートーヴェン全集が絶賛発売中の「ベネズエラのフルトヴェングラー」ことエドウアルド・チバスのブルックナーが登場!第7番は、ベネズエラ交響楽団にとっての初演。繊細なストーリー展開が意外ながら、谷間に咲く白百合のような美しい佇まい。弦楽器のささやきはいじらしいまでの異色の名演。第8番もベネズエラ初演という歴史的な演奏会の記録です。高揚を隠そうともしない展開。それでいて第3楽章の目一杯遅いテンポでしみじみした味わいを出すなど、極めて人間臭い土の香りのするブルックナーと申せましょう。第9番は、チバスのブルックナー愛、音楽愛の吐露とでも言うべき私小説的演奏。テンポは中庸より早めであり、シューリヒトを思わせる軽快な疾走すらも感じ取れます。いずれの演奏も臨場感あふれるライヴ。ヴァイオリンを両翼に配置した古典配置で対位法を強調したもの。ベネズエラ交響楽団は創立70周年を超えた名門でフルトヴェングラーも客演したことで知られます。今年はさらにブラームス、シューベルト、ワーグナーが予定されております。』

パウ 〔アクースティカ〕

KIYO-101/3
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(3CD)
\4950(税抜\4500)
3/25発売
「岡山 潔の軌跡」第1巻
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
  [ゲルハルト・ボッセ指揮神戸市室内o./2002年10月27日、東京藝術大学奏楽堂、ライヴ]
 シューマン:ヴァイオリン協奏曲
  [フォルカー・ヴァンゲンハイム指揮ボン・ベートーヴェンハレo./1975年9月、ベートーヴェンハレ、ボン]
 バルトーク:2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98 (全曲)
  [服部芳子(Vn)/1989年10月2日-3日、7日、バリオホール、東京]
 モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための2つの二重奏曲〔第1番 ト長調 K.423 /第2番 変ロ長調 K.424 〕
  [深井硯章(Va)/1992年9月7日-10日、府中の森芸術劇場]
 ドヴォルジャーク:テルツェット ハ長調 Op.74, B.148 / コダーイ:セレナード ヘ長調 Op.12
  [服部芳子(Vn) 深井硯章(Va)/1990年11月22、23日、バリオホール、東京]

 岡山 潔(Vn)
 2018年10月に惜しくも世を去ったヴァイオリニスト岡山潔。自分の病の進行を知って過去の録音から自ら選曲!まさしく彼の音楽的遺言といえる作品集。

シャッツグレーバー 〔クアッドリーガ扱い〕

SHZ-IO3
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\2546(税抜\2315)
浅田真弥子〜ドビュッシー
 前奏曲集(全曲)〔第1巻/第2巻〕
浅田真弥子(P)
 録音:2018年10月30日、金沢市アートホール、ライヴ。

299 MUSIC

 合同会社 録音研究室 [Recording Laboratory, LLC.] (レック・ラボ)が擁するレーベル。
NIKU-9020
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\3300(税抜\3000)
4/10発売
シューベルト:4つの即興曲 Op.90, D.899
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
有吉亮治(P)
 録音:2018年9月19日-21日、長野市芸術館「リサイタルホール」。ヨーロッパで研鑽を積み、現在はリサイタルや著名な演奏家との共演など、多彩な活躍をみせる有吉亮治のファースト・アルバム。繊細なタッチが紡ぎ出す彩り豊かな響きと、的確な表現力が導く時の移ろいは、シューベルトとショパンの詩的世界と感情の起伏をいっそう際立たせ、作品の持つ記憶や風景を呼び覚ます。

DISCO CARAMBA


 新規取り扱い。主に中南米系ワールド・ミュージックの輸入代理店、アオラ・コーポレーション [Ahora Corporation] が自社扱いのアイテムから国内盤化した物をラインナップとするレーベル。基本的に日本語解説付き。
 #当店未案内のアイテムでも、レーベル在庫があるものはお取り寄せ可能です。お問い合わせください。
CRACD-253
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\2970(税抜\2700)
レオ・ブローウェル〜バッハからビートルズまで
 バッハ/ブローウェル編曲:シチリアーナ
 スコット・ジョプリン/レオ・ブローウェル編曲:ラグタイム〈ジ・エンターテイナー〉
 レオ・ブローウェル:11月のある日
 ジョアン・ペルナンブコ:マシーシャ
 作曲者不詳/オルテガ、リョベト編曲:2つのアルゼンチン民謡
 エルネスト・グレネ/レオ・ブローウェル編曲:キューバの子守歌
 レノン&マッカートニー/レオ・ブローウェル編曲:ザ・フール・オン・ザ・ヒル
 作曲者不詳/レオ・ブローウェル編曲:高原の舞曲
 ホセ・A.サン・セバスティアン:前奏曲(悲しみ)
 ファリャ/レオ・ブローウェル編曲:
  バレエ「恋は魔術師」〜パントマイム/バレエ「三角帽子」〜ファルーカ
 ヴァイス:リュート組曲第17番〜サラバンド
  レオ・ブローウェル(G)
 録音・初発売:1981年|原盤・現地CD(-R)品番: Egrem (CUBA) [CD-R], EGREMCD-0101 〔入手不能?〕|日本語解説付(笹井 慎二)|発売:2014年。
 『現代のギター音楽を語る上で、欠くことのできない存在であるレオ・ブローウェル。1980年代なかばに手の故障により演奏活動を中断するまでは、傑出したギタリストとしても高く評価されていました。』『本作は、初期の前衛的作風から“ハイパー・ロマンティシズム”に移行しはじめた時期の作品(1981年録音)であり、クラシックのみならず、キューバや同じラテン諸国の民族的要素をもった楽曲やU.S.A.のラグタイム、ビートルズの楽曲まで、親しみやすい作品ばかりを取り上げています。』『アルバムは、バッハのケーテン時代の制作から始まり、映画「スティング」でテーマ曲に取り上げられより一般に知られるところとなったスコット・ジョプリンの「ジ・エンターテイナー」、ブローウェル自身による映画音楽で、代表作に数えられる「11月のある日」、ブラジルのショーロの音楽家ジョアン・ペルナンブコの作品、アルゼンチン民謡に素材を取った楽曲、キューバの舞台音楽やポピュラー音楽の作曲家、エリセオ・グレネーのアフロ系キューバ色濃厚な「キューバの子守歌(ドゥルメ・ネグリータ)」、さらにレノン&マッカトニーの「フール・オン・ザ・ヒル」、ペルーのフォルクローレに素材を取ったブローウェル編曲の楽曲と続き、後半は、マヌエル・デ・ファリャなどスペインの作曲家の作品を、見事な解釈とギター演奏の技量で一気に聞かせてくれます。』『レオ・ブローウェルの音楽は、お聞きいただくように、クラシック音楽としての完成度もさることながら、キューバ〜ラテンの音楽的要素が、メロディやリズム、そして演奏のダイナミズムなどに聞いてとれ、クラシックギター・ファンはもちろん、キューバ〜ラテン・ファンにもとても楽しめるものです。さらに幅広いギター・ファンにも、その音色自体の豊かさは魅力的なものです。』『「ギター音楽への導入的な意味合いもあるのだろうか、ご覧の通り曲目は肩の凝らない親しみやすいものが並んでいる。しかし注意深く聴けば、それぞれの作品に対するブローウェルの鋭く深い洞察が感じられ興味が尽きない。」(笹井氏による解説より)』

DISC CLASSICA

DCJA-21041
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\2750(税抜\2500)
「子供と叔父さん(おったん)」〜山田耕筰:ピアノ作品集
  ―原典に基づく秘曲集― CD 初収録作品を中心に

 狐の踊り/秋の日のメロディ/子供と叔父さん(おったん)〔もうおっきしたの/目かくしごっこ/暢気なお噺し/
   さあ一緒にうたいましょう/怖いお噺し/静かな午后/奴の彌次郎兵衛/叔父の心/夕やけこやけ/星の子守歌〕/
 聖福〔1/2〕/源氏楽帖〔桐壷/若紫/末摘花/紅葉賀/花宴/花散里/須磨〕/ソナチネ/
 日本風の影絵〔おはよう/こんにちは/こんばんは/おやすみ〕/牧神序曲/ポエム/
 ピアノのための「からたちの花」/前奏曲「禱り〔祷り〕」/前奏曲 変ホ長調/前奏曲「聖福」/前奏曲 ト短調/春夢

 杉浦菜々子(P)
 録音:2018年6月相模湖交流センター多目的ホール。『「知られざる作曲家・山田耕筰」の沃野を切り開く、エポック・メーキングなCD(片山杜秀)』 こんなにも美しい作品が埋もれていた…。入手し得る限りの出版譜はもとより、自筆楽譜、初出版譜など、徹底的に校閲し検証。テンポや響き、表情など、洗いなおされて甦る山田耕筰の魅力。



輸入マイナー・レーベル




KLARTHE (仏) 特記以外 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

 Klarthe はクラリネット奏者のジュリアン・シャボとホルン奏者のピエール・レモンディエルが2014年に創設、イヴリーヌ県(パリの西)にあるヴェルヌイエにおいて、レーベル、マネジメント、そして出版の各事業を総合的に行っている。音楽レーベルとしては、2017年10月現在65タイトル(含ジャズ)を発売中。
 #当店&国内代理店未案内旧譜。#当店でご案内していないアイテムも、廃盤等でなければお取り寄せ可能ですので、お問い合わせください。
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オーボエのためのフランス音楽集
 ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):田園幻想曲 Op.37
 ピエール・サンカン(1916-2008):オーボエとピアノのためのソナチネ
 プーランク(1899-1963):オーボエとピアノのためのソナタ FP.185
 アンリ・デュティユー(1916-2013):オーボエとピアノのためのソナタ
 エドゥアール・デストネ(1850-1924):
  オーボエ、クラリネットとピアノのための三重奏曲 ロ短調 Op.27 (*)
 エレーヌ・ドヴィルヌーヴ(Ob) 村田理夏子(P)
 ニコラ・バルデイルー(Cl;*)
 録音:2016年4月14日、16日、ステュディオ、ムードン、フランス| (C) (P) 2017 。
 収録作曲家中最も情報が少ない作曲家デストネは、少なくとも父と弟が軍人であった一家に、父の赴任先と思われるアルジェリア(当時フランス領)のアルジェで生まれた。本人もレジオン・ドヌール勲章のオフィシエを得た軍人(後方支援が主な任務だった模様で、軍楽隊などにも関っていない)で、一度引退して作曲に専念した1903年から1914年の間を除き一貫して軍務に携わったが、貴族階級ではなく、また地位も大佐以下であったことから、残された個人的情報が少なくなってしまったと考えられている。作曲作品は室内楽を中心に残されており、当盤の作品が一番有名だが、当盤はおそらく2種目の録音にあたる。
 ドヴィルヌーヴ(1969-)はモーリス・ブルグやクリスチャン・ラルデらに師事、1994年東京国際オーボエ・コンクールに入賞し、1995年以降2019年現在、フランス放送フィルハーモニー管のソロ奏者を務める。バルデイルー(1979-)は2019年現在、同じくフランス放送フィルハーモニー管の首席奏者に加え、リヨン国立高等音楽院教授でもある。村田理夏子はパスカル ドゥヴァイヨンの弟子で、師とのデュオ演奏会を多数行っている。

STONE RECORDS (英) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

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One Note Away 〜(知られざる)室内楽作品集
 カール・ゲープハルト(1859-1942):
  フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲 Op.74 (pub. 1898)
 チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):
  オーボエ、ヴィオラとピアノのための2つのラプソディ(1901)
 エドゥアール・デストネ(1850-1924):
  オーボエ、クラリネットとピアノのための三重奏曲 ロ短調 Op.27
 ジュリエット・バウザー(Fl) ダニエル・ベイツ(Ob) マシュー・ハント(Cl)
 アダム・ニューマン(Va) オリガ・イェグノワ(P)
 録音:データ未判明| (P) (C) 2018 |現地発売:2019年3月1日。
 当アルバム制作の発端は、イギリス最南西部コーンウォールのプロシア・コーヴ(ペンザンス近郊)で開催されている Open Chamber Music week において、ベイツ、ハント、イェグノワの3人がデストネの当盤収録作に魅了されたこと。カップリング曲は当初、同編成作品から探索されたが、容易でなかったためフルートとヴィオラも加えられた。
 収録作曲家中最も情報が少ない作曲家デストネは、少なくとも父と弟が軍人であった一家に、父の赴任先と思われるアルジェリア(当時フランス領)のアルジェで生まれた。本人もレジオン・ドヌール勲章のオフィシエを得た軍人(後方支援が主な任務だった模様で、軍楽隊などにも関っていない)で、一度引退して作曲に専念した1903年から1914年の間を除き一貫して軍務に携わったが、貴族階級ではなく、また地位も大佐以下であったことから、残された個人的情報が少なくなってしまったと考えられている。作曲作品は室内楽を中心に残されており、当盤の作品が一番有名だが、当盤はおそらく3種目の録音にあたる。
 ゲープハルトはリストに学んだドイツの作曲家。3人中一番著名でアメリカ合衆国で活躍したレフラーの作品は、日本においても大田黒元雄から賞賛された。なおレフラーは本人がフランスのアルザス出身と詐称していたが、実際には生粋のドイツ人であったことが判明している。

ACOUSENCE (独) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

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影法師 [DOPPELGANGER]
 ミェチスワフ・ワインベルク/ダヴィド・オイストラフ編曲:
  モルダヴィアの主題による狂詩曲 Op.47 No.3
 リスト:三人のジプシー / シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
 ブラームス:2つのソナタ Op.120 〔第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 /第2番 ヘ短調 Op.120 No.2 〕

  ミヒャエル・ヴァイマン(Vn) ディーナ・ヨッフェ(P|使用楽器: SHIGERU KAWAI EX
 録音:2017年12月18日-20日、クレーフェルト、ドイツ。作曲時、当初想定された楽器とは違う楽器を用いて演奏する事、本アルバムではその行為を称して「DOPPELGANGER(生き写し)」とのタイトルが付けられている。豊かな経験と実績を持つヴァイマンとヨッフェは、素晴らしい技術や音楽への共感を持って、それぞれの曲から新たな色彩や側面を引き出し、聴く者に作品の新たな魅力を提示する。ウクライナ出身、「ヴァイオリンの詩人」とも呼ばれ世界的に活躍し日本でも毎年マスター・クラスを開講し多くの後進の育成にもあたるヴァイオリニスト、ミヒャエル・ヴァイマン。リガ(ラトヴィア)出身で世界的に知られるピアニスト、デーナ・ヨッフェ。音楽への探求を続ける二人の挑戦的な選曲。この素晴らしい演奏を音質の再現性に拘るACOUSENCEレーベルの録音技術が確かに捉えているアルバム。
アンナ・マリコワ(P)&ベレヌス SQ 〜シューマン、ショスタコーヴィチ
 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
 ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
  アンナ・マリコワ(P|使用楽器: SHIGERU KAWAI EX ) ベレヌスSQ
   [セレナ・プフェニンガー(Vn1) アンナ・バテガイ(Vn2)
    エスター・フリッチェ(Va) ヨナス・ヴィシー(Vc)]
 録音:2018年2月3日-6日、クレーフェルト、ドイツ。1965年旧ソヴィエトのタシュケント生まれチャイコフスキー音楽院で学び、世界的に知られるピアニスト、アンナ・マリコワとモザイク四重奏団やアマティ四重奏団に学び2004年に設立された新進気鋭のベレヌス四重奏団との競演。豊かに奏でられる曲の表情をかたどる各楽器の和声の響きを音質の再現性に拘るACOUSENCEレーベルの録音技術が確かに捉えている。

ALBANY (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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ロイ・マグヌソン(1983-):ソプラノ・サクソフォン、吹奏楽と打楽器のための協奏曲「死の本」(*)
デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):サクソフォン四重奏とウィンド・アンサンブルのための協奏曲(#)

 スティーヴン・K.スティール指揮イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
 ポール・ノレン(ソプラノSax;*) イリディウム四重奏団(#)
  [ポール・ノレン(ソプラノSax) マーコス・コロン(アルトSax)
   ポール・フォーサイス(テナーSax) エリック・ロー(バリトンSax)]
 録音:2012年11月16日-17日、イリノイ州立大学。タイプの異なるサクソフォン協奏曲を収録。マグヌソンの「死の本」は荒々しい音楽。マスランカの協奏曲は幻想的。ポール・ノレンは現在イリノイ州立大学のサクソフォン准教授を務めている。
バイロン・リチャード・オキーフ:管弦楽作品集
 牧草地の歌/交響曲第3番〜アレグロ・ノン・トロッポ/広大なミズーリ川/
 アダージョ・ソステヌート/マデイラ諸島のベンジャミン・フランクリン/オハイオ川牧歌
  ナザル・ヤコベンチュク指揮キエフ室内o.
 録音:2017年-2018年、ウクライナ放送。バイロン・リチャード・オキーフの管弦楽作品を6曲収録。作曲者についての情報は乏しいが、作風は完全にロマンティックで、おそらくアメリカの民謡を活用していると思われる。なお裏ジャケットにTotal Time = 58:38と示されているが間違いで、正しくは 74'24 。
ジャン・クルジウィキ(1948-):室内楽作品集
 フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための
   「光を受ける」/ピアノ四重奏曲(*) /無伴奏合唱のための二つの悲歌(#) /
 合唱、弦楽四重奏、ハープと、ピアノ(またはチェレスタ)のための「リュート音楽」(+)
  アンサンブル・エシャッペ(無印) クラローザ四重奏団(*)
  ポール・ラーディン指揮テンプル大学コンサートcho.(#/+)
  ジャスパーSQ (+) マリアンヌ・マイヤー(Hp;+)
  スーザン・ノヴィツキ(P、チェレスタ;+)
 録音:2017年-2018年。米国の作曲家でテンプル大学において音楽理論と作曲の教授を務めている、ジャン・クルジウィキ(1948-)の室内楽作品集。室内楽作品といっても二つの悲歌と「リュート音楽」は合唱曲。作風は神秘的なものあり、やや前衛的なものあり。
アメリカのヴィオラ曲
 ブランシュ・ブラッド(1882-1933):舟歌 / ベンジャミン・カッター(1857-1910):愛の物語(5曲)(*)
 ピストン(1894-1976):ヴィオラとピアノのための間奏曲(*)
 エドナ・フリーダ・ピーチュ(1894-1982):アンダンテ・カンタービレ
 ジュリア・クランプキー(1870-1961):子守歌
 C.E.ジョーンズ(1988-):ヴィオラ協奏曲「モノンガヘラ」(ピアノ伴奏)(*)

 アンドレア・ウド(Va) イ・ソンジョン(P)
 録音:2017年12月13日-15日、ウェスト・ヴァージニア大学| (*)は世界初録音。近現代の米国の作曲家によるヴィオラ作品集。アンドレア・ウドは、ウェスト・ヴァージニア大学のヴィオラ助教を務めている。
フロスト響ライヴ!
 エレン・ターフェ・ツゥイリッチ:悲歌(4曲)(*)[2015年4月18日]
 ポール・クレストン(1906-1985):アルト・サクソフォンと管弦楽のための協奏曲 Op.26 (#)[2014年9月10日]
 ランシング・マックロスキー:弦楽のための歌[2012年9月4日]
 ドロシー・ヒンドマン:セッティング・センチュリー(+)[2015年10月15日]
 スコット・スティンソン:シュラフェの兄弟[1999年2月5日]

  トーマス・スリーパー指揮(+以外) アレグザンダー・マガロング指揮(+) フロストso.
  トラディ・ケイン(Fl;*) デイル・アンダーウッド(アルトSax;#)
 録音:[内]、全てライヴ。 フロストso. は、米国マイアミ州のフロスト音楽大学のオーケストラ。独奏者のトラディ・ケインとデイル・アンダーウッドは共にフロスト音楽大学の教授。
破片を集めて
 アントン・プリシェパ(1983-):破片を集めて(2017) / ラヴェル:ツィガーヌ
 ジェフリー・マンフォード(1955-):2つの短い舞曲(2017) / バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番

 デュオ・メンディ[イゴール・カルディン(Vn) ロシェル・セーネット(P)]
 録音:2018年、イリノイ大学。デュオ・メンディによる近現代のヴァイオリンとピアノのための作品集。メンディ MemDi とは記憶と多様性 Memory and Diversity の略。プリシェパはロシア出身のクラリネット奏者、作曲家。マンフォードは米国で精力的に活躍する作曲家。

BRIDGE (米) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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オールド・ファッションド
 ダルドロ:ビコーズ / スピークス:マンダレーへの道/シルヴィア / ハーマティ:幸福の青い鳥
 トゥアズ:私の母 / ラスバック:木々 / W.チャールズ:緑色の目の竜 / オハラ:そこに死はない
 キャロル:一本松の小道 / コーツ:夕方の鳥の歌 / ウッド:ピカーディの薔薇
 ロンバーグ:私が夢を見るには育ち過ぎた時 / スタルツ:これまで語られた中で最も甘い物語
 ジェイコブズ=ボンド:私はあなたを本当に愛している/ある完璧な日 / サリヴァン:失われた和音
 マロット:主の祈り / ドヴォルジャーク:家路 / ユーマンズ:歌なしに
 E.チャールズ:私が歌を歌った時 / カワード:私はあなたに再び会うだろう

 ブライアン・マリガン(Br) クレイグ・リュテンバーグ(P)
 録音:2017年2月6日-7日、9日、ニューロシェル、ニューヨーク州、 US 。これはたいへん素敵なCD 。1877年から1935年までの英語の当時のヒット曲を収録している。これらは20世紀後半にはオールド・ファッションド、つまり古臭いとみなされクラシックの世界ではあまり顧みられて来なかったが、いずれもヒット曲ならではの魅力が詰まっている。バリトンのブライアン・マリガンはそうした曲を愛好し、自ら発掘してCD1枚にまとめた。各曲に真正面から誠実に取り組みつつ愛情を注いだ歌は、しばしば軽く扱われてきたこれらの曲の真価を明らかにしてたいへん好ましい。ブライアン・マリガンは米国のバリトン。サンフランシスコ歌劇場など米国の歌劇場や、フランクフルト、チューリヒ、ロンドンなどヨーロッパでも活躍している。

LYRINX (仏)1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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リスト:シューベルト作品編曲集&シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番
 リスト:ウィーンの夜会第6番(シューベルトのワルツによる)
 シューベルト/リスト編曲:
  挨拶を送ろう S.558 No.1 /焦燥 S.563 No.5 /水の上で歌う S.558 No.2 /君は私の憩い S.558 No.3 /
  若い尼僧 S.558 No.6 /エレンの歌第3番(アヴェ・マリア) S.558 No.12
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
 シューベルト/リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン S.558 No.8 /魔王 S.558 No.4 /
              影法師 S.560 No.12 /都会 S.560 No.1 /辻音楽師 S.561 No.8

 ムーザ・ルバツキーテ(P)
 録音:2012年4月23日-27日、マルセイユ。リトアニアを代表する名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾くリストのシューベルト歌曲の編曲と、シューベルトのピアノ・ソナタ第14番。ムーザ・ルバツキーテは1959年、ソ連時代のリトアニアのカウナスの生まれ。音楽一家に生まれ彼女も幼くしてピアノを学び、7歳の時には首都ヴィリニュスでハイドンのピアノ協奏曲を弾く天才少女だった。モスクワ音楽院で学んだ後、ソ連の偉大なピアニストとして活躍したが、共産圏外で活動を制限されたため国際的知名度を得たのはリトアニアが独立を回復した1990年以降のこと。卓越したリスト弾きとして知られており、ここでも深みのある演奏が素晴らしい。
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲のための協奏曲集
 マンドリン協奏曲〔ニ長調 RV.93 /ハ長調 RV.425 〕/2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV.532 /
 マンドリンとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV.548 /
 多数の楽器のための協奏曲 ハ長調 RV.558 /マンドリンとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 ニ短調 RV.540

 ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデ、ファビオ・ガルッチ(マンドリン)
 ピエール=アンリ・ジュエレブ(ヴィオラ・ダモーレ)
 クリスティーヌ・アントワーヌ(Vn)指揮ル・ジャルダン・ミュジカル
  録音:2016年11月7日-10日、マルセイユ。ヴィヴァルディのマンドリンのための協奏曲を集めたCD 。ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲というと、映画「クレイマー、クレイマー」で用いられた ハ長調 RV.425が有名だが、それ以外にも名曲がある。ここではリュートのための作品も含めマンドリンで演奏できる協奏曲を5曲収録している。ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデは今日のバロック・マンドリンの第一人者で、マルセイユ音楽院やベルギーのリエージュ王立音楽院で教えている。クリスティーヌ・アントワーヌはレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルなどでも活躍したバロック・ヴァイオリニスト。2007年にピリオドオーケストラ、ル・ジャルダン・ミュジカルを創設し率いている。

MSR CLASSICS  (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI: 48
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141
キム・ジュヨン(P)
 録音:2017年1月14日-15日、18日、マンシー、インディアナ州、US 。韓国のピアニスト、キム・ジュヨンのおそらく初のCD 。キム・ジュヨンは12歳で韓国so. と共演したほどの天才少女だった。その後国際的に活躍している。派手に技巧をひけらかすことない誠実で丁寧な演奏が持ち味で、リストのラ・カンパネッラのような曲でもじっくり聞かせてくれる。
MS-1637
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(2CD)
チェロ協奏曲集
 エルガー:チェロ協奏曲第1番 ホ短調 Op.85 (*) / R.シュトラウス:ドン・キホーテ Op.35 (#)
 シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 (*) / ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (+)

  キム・クック(Vc) アンナ・ヴァインシュタイン(Va;#)
  アルカディ・シュテインルフト指揮(*) ゲラルト・エデルステイン指揮(#/+)
  サンクトペテルブルク国立so.(*/#)、ボフスラフ・マルティヌーpo.(+)
 録音:2016年6月(*)、2016年5月(#)、サンクトペテルブルク(*/#) /2001年2月、チェコ(+) 。アメリカのチェリスト、キム・クックのMSRへのチェロ協奏曲集 Vol.3。第1集(MS1289)はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲。第2集(MS1512)はサン=サーンスの協奏曲第1番、フォーレのエレジー、ラロの協奏曲。キム・クックはネブラスカ州出身。イェール大学とイリノイ大学を修了し、ブラジルのサンパウロso. の首席チェロ奏者を務めていた。近年はソリストとして世界中で活躍。ルイージ・ガリンベルティ(1888-1957)製作のチェロを使用している。アルカディ・シュテインルフトはソ連のレニングラード生まれの指揮者。ロシアを中心にとりわけオペラやバレエの指揮者として活躍している。ゲラルト・エデルステインはアルゼンチン出身の指揮者。幅広く活躍しており、現在は米国ペンシルベニア州のウィリアムズポートso. の音楽監督。
バーバラ・ハーバック:作品集 Vol.12 〜
 管弦楽作品集 Vol.4

  交響曲第11番「帰還」/
  管弦楽組曲「偽善」(全13曲)
デイヴィッド・アンガス指揮
LPO
 録音:2017年8月14日-16日、ロンドン。米国、ペンシルベニア州出身の作曲家、鍵盤楽器奏者、バーバラ・ハーバックの新作管弦楽曲2作の録音。ハーバックはチェンバリスト、オルガニストとして活躍する一方、40年以上作曲活動にも取り組んでおり、MSRからは彼女の作品集が継続して発売されている。第12集であるこのCDには、2017年の作品、交響曲第11番「帰還 Retourner」と管弦楽組曲「偽善」を収録。どちらも世界初録音。「帰還」は、ウィラ・キャザー(1873-1947)の小説「ああ開拓者たちよ!」(1913)に基づいた3楽章の作品。「偽善」は、ロイス・ウィーバー(1888-1939)の監督した1915年の同名無声映画のための音楽。作風はどちらもいたって穏やかで適度にロマンティックで、気持ちの良い音楽。英国の指揮者デイヴィッド・アンガスとロンドンpo. の演奏もたいへん充実。ちなみに鍵盤楽器奏者としてのハーバックもMSRからCDになっており、その中にはソレルのソナタ全集(MS-1300/14CD)という偉業も含まれている。
アメリカの反射〜20世紀と21世紀の合唱音楽
 アメリカ民謡/アーブ編曲:シェナンドー / アメリカ民謡/コープランド、ファイン編曲:ずっと昔
 アージェント:ウォールデン池 / ウィティカー:水の夜 / ローリゼン:そう言われているが
 伝承歌/チャップマン編曲:彼女はツバメのようだ / ローリー/ホーリー編曲:美しい川
 伝承歌/ギブズ編曲:全能の偉大な神 / ランシュタッド:なぜ籠の鳥は歌う
 シェーカー教徒の伝承歌:私は飢え渇き / オルウッド/カークナー編曲:雲のない日
 アパラチアの伝承歌/カークナー編曲:明るい朝の星

 ジェフリー・ハント指揮セント・チャールズ・シンガーズ
 録音:2017年6月14-21日、シカゴ。「茂みといばら」合唱のための民謡集第1巻&第2巻(MS-1606)に続くジェフリー・ハント率いるセント・チャールズ・シンガーズのMRSへの2枚目のCD 。今回は伝承歌の編曲を含めた20世紀と21世紀の作品集。米国の合唱音楽の重鎮、ドミニク・アージェント(1927-)の「ウォールデン池」は5曲からなる作品で、極めて美しい傑作。エリック・ウィテカー(1970-)の水の夜、モートン・ローリゼン(1943-)のリルケの詩による「そう言われているが」、など名曲が目白押し。セント・チャールズ・シンガーズの歌は、十分に洗練された合唱だが、いざと言う時にはアメリカの田舎の素朴さも感じさせる。
アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集
 子供たちはどこから来たのか?(4曲)(2013) /海岸の万華鏡(3曲)(2013) /
 衝突練習曲集(2017)(全6曲)/動き(2010)(全4曲)
  アリッサ・モリス(Ob) クリスティーナ・ハーン(P)
  エリザベス・ダーリング(Fl) アンドレア・ヴォス=ロシュフォール(Cl)
  ジェシカ・フィンドリー・ヤング(Fg)
 録音:2017年5月8日-9日、25日-26日、シンシナティ|いずれも世界初録音。オーボエ奏者アリッサ・モリスの自作自演。アリッサ・モリスは現在、米国、カンザス州トピーカのトピーカso. の首席オーボエ奏者を務めており、またソリストとして欧米各地で活躍している。同時に作曲活動も盛んで、このCDに収録されているのはここ十年ほどの作品ばかり。
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70 No.2
ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ三重奏曲
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
 デルフィ・トリオ
  [リアナ・ベルベ(Vn) ミシェル・クォン(Vc) ジェフリー・ラデュー(P)]
 録音:2017年12月19日-21日、アシュランド、オレゴン州|ウィリアム・ボルコムのピアノ三重奏曲は世界初録音。米国のピアノ三重奏団、デルフィ・トリオのおそらく初CD 。三人は出身校は別々だが、サンフランシスコ音楽院の室内楽過程で出会いデルフィ・トリオを結成した。いかにも若々しい果敢で清清しい演奏を繰り広げている。
ヴァイオリンとハープのための作品集
 ドニゼッティ:ヴァイオリンとハープのためのソナタ ト長調
 シャポシニコフ:ヴァイオリンとハープのためのソナタ ニ短調(#)
 ホヴァネス:ヴァイオリンとハープのためのソナタ Op.406 (*)
 ラサラ:羊飼いコヤの詩 / ボレン:典礼舞踊からの章(*)
 サン=サーンス:ヴァイオリンとハープのための幻想曲 Op.124
 オーロラ・デュオ
  [ドンナ・フェアバンクス(Vn) リサ・リッティング(Hp)]
 録音:1996年3月13日、25日、6月15日、8月10日、11月26日、1997年1月3日、プロボ、ユタ州| (*)は世界初録音、(#)は同編成による初録音|初出・前出: 4 Tay Records (USA), 4TAY-CD-4010 〔当店未案内、入手不能〕。ヴァイオリンとハープのデュオ、オーロラ・デュオのMSRへの2枚目のCD 。1枚目は近代ものを中心とした「メロディ」(MS-1332)だった。この2枚目のCDは20年以上前、4-TAYというレーベルから発売された彼女たちのデビューCDの再発売。たいへん意欲的な選曲で、ホヴァネスとボレンの作品は世界初録音、またシャポシニコフの作品はヴァイオリンとハープによる初録音だった。とにかく美しい音楽ばかりで、気持ちよく1枚聞き通してしまう。
ドイツ・ロマン派のオルガン曲
 レーガー:オルガンのための12の小品 Op.59 より〔トッカータ ニ短調/フーガ ニ短調〕
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 ニ短調 Op.65 / ラインベルガー:12の性格的小品集 Op.156
 ブラームス:フーガ 変イ短調 WoO.8 / リスト: B-A-C-Hの主題に基づく前奏とフーガ

 フェリックス・ヘル(Org)
 録音〔使用楽器〕:2018年7月4日、福音キリスト教会、リューデンシャイト、ノルトライン=ヴェストファーレン州、ドイツ〔E.F.ヴァルッカー、1902年製作、1957年&2000年改修〕。ドイツのオルガニスト、フェリックス・ヘルがドイツ・ロマン派の作曲家のオルガン作品を演奏したCD 。ラインベルガーの12の性格的小品集は35分もかかる大作。フェリックス・ヘルは1985年、ドイツのフランケンタールの生まれ。一般的なドイツのオルガニストがドイツ近辺に教会の楽長を長年務めることが多いのに対し、ヘルは若い頃に米国に渡りジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学んだことから、たいへん国際的に活躍している。ドイツ・ロマン派のオルガンを演奏するには打ってつけの楽器を使用。
あなたはペテロである〜パレストリーナ
 あなたはペテロである/あなたが地上でつなぐことは/ミサ「あなたはペテロである」/鹿が小川を求めるように/
 私の魂は渇望している/私の肉は本当の食べ物/あなた方はシオンで喇叭を吹け/天よ、天から水を落とせ/
 私の心は叱責と苦悩を期待していた/善良な羊飼いが蘇った/そして私たちの過越であるキリストは

 デイヴィッド・シュラー指揮セント・ルーク・イン・ザ・フィールズcho.〔男女混声〕
 録音:2017年1月29日-31日、ニューヨーク。ピエール・ド・マンシクールの作品集(MS-1632)に続くデイヴィッド・シュラー率いるセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団のCDは、パレストリーナの作品集。デイヴィッド・シュラーはニューヨークのセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ教会の音楽監督を長年務めており、1988年にセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団を創設、シュラーの指導により高い実力を獲得した同合唱団は、教会を飛び出し古楽演奏会でも活躍するほどの人気が合唱団になっている。
MS-1699
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(2CD)
ガブリエル・デュポン(1878-1914):ピアノ作品全集
 憂鬱な時間(全14曲)/砂丘に囲まれた館(全10曲)/
 2つのバレエのエール/アルバムの数葉(4曲)
ボ・ティース(P)
 録音:2017年12月、2018年1月、アイオワシティ、DDD 。20世紀初頭のフランスの作曲家、ガブリエル・デュポン(1878-1914)のピアノ作品全集。優れた作曲家だったにもかかわらず、36歳で病没し、死後なかなか顧みられることのなかったデュポンも、ここ数年でずいぶんCDが増えた。それでもピアノ作品全集はおそらくこれが初めてだろう。デュポンはラヴェルの3歳年下でほぼ同世代だが、作風は対極的で、繊細で内省的で染み入るような美しさに満ちたデュポンの作品には独特の魅力が詰まっている。ボ・ティースは米国ミネソタ州出身のピアニスト。ドビュッシーをはじめとする近代フランス音楽を得意としており、ここでもデュポン独特の魅力を見事に引き出している。

MUSIC AND ARTS (米) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

旧譜はこちらから(若い番号の商品等、掲載中でも入手出来なくなっている物もございます)。
カルロ・グランテ・プレイズ・シューベルト
 ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817 /楽興の時 D.780(全6曲)/
 アレグレット ハ短調 D.915 /3つの小品 D.946 /行進曲 ホ長調 D.606
  カルロ・グランテ(P
   使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル、1923年製〔バドゥラ=スコダ夫妻から提供〕
 録音:2013年12月、ウィーン。MUSIC & ARTSの看板アーティスト、イタリアのピアニスト、カルロ・グランテの新譜はシューベルト。技巧派ピアニストとして鳴らしたグランテだが、ここでのシューベルトはいずれも抑えたタッチで深々とした味わいを広げており、むしろ派手なシューベルトが苦手な人にこそ向いている。

NEOS   価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2970(税抜¥2700)
 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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NEOS-11732
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(HYBRID_SACD)
ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン Vol.32 〜
 ヴォルフガング・リーム
(1952-):レクイエム・シュトローフェン(2015/16)
  マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送so. & cho.
  モイツァ・エルトマン、アンナ・プロハスカ(S) ハンノ・ミュラー=ブラフマン(Br)
 録音:2017年3月31日、ムジカ・ヴィヴァ・コンサート、世界初演時ライヴ。既に70年以上の歴史を持つドイツの国際的な現代音楽祭ムジカ・ヴィヴァより委嘱、初演されたヴォルフガング・リーム畢生の大作レクイエムのライヴCD 。正式なタイトルは「レクイエム-シュトローフェン」といい、シュトローフェンのstrophには「詩」「ひとつの連なり」という意味があり、また語尾にenをつけたstrophenには「災害」という意味があり、おそらくリームは二重三重の意味をタイトルと内容に込めたと思われる。全体は4部から構成されテキストには伝統的な典礼で歌われる祈祷文「キリエ」「ラクリモサ」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」「詩篇」のほか、曲のエピローグに20世紀ドイツの作家、詩人ハンス・ザール(1902-1993)の詩「strophen (災害)」が使われている。ザールはユダヤ系文学者として両次世界大戦と東西冷戦の時代を生き抜き反ファシストの立場から執筆活動を行ってきた。こうしたことからこのリームのレクイエムは戦争の世紀であった20世紀全体を悼むような性格を持っている。1980年代より新ロマン主義の若き旗手として華々しく登場したリームも2019年67歳。かつての尖った荒々しさは影を潜め、その表現は悠々とした大河のようなたずまいを見せている。21世紀前半を代表するレクイエム、巨匠ヤンソンスの共感溢れる渾身の棒さばきも大いに聴き物。
チャールズ・ウゾー(1961-):作品集
 オンドマルトノと打楽器四重奏、テープのための「 Nri/Mimicri 」(2015/16) /
 ピアノとテープのための「脾臓/Mimicr 」(2014/15) /テープのための「母国語炎上/Mimicri 」(2018) /
 混声合唱のための「アヴェ・マリア II 」(2015) /女声とピアノのための「ヴァレック」(2015) /
 ヴァイオリン、ピアノとテープのための「甘い偏桃体」(2014) /
 打楽器四重奏とテープのための「もっと好きな人・・・」(2006) /
 5つのチェロのための「天安門に降る白い紙の花」(1989) /混声合唱のための「アヴェ・マリア V 」(2016)

 カロリーヌ・エーレ(オンド・マルトノ) ウテ・ガライス(P)
 パーカッション・アート・アンサンブル・ベルン
 ルパート・フーバー指揮 SWR ヴォーカル・アンサンブル
 イザベル・プフェファーコーン(S) アンサンブル・ラ・ノッテ
 チャールズ・ウゾー(テープ制作)指揮/他
 録音:1996年、2009年、2015年-2018年。NEOSでは二枚目となるウゾーの作品集。ウゾーはナイジェリア出身のアフリカ系作曲家。ナイジェリアでオーボエと作曲を学んだ後、ロンドンの王立音楽院に留学、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェらに学んだ。彼はアフリカ人としてのアイデンティティを現代音楽の語法と融合しようと試みており、しかもそれは安易なエキゾチシズム、ワールド・ミュージックとは無縁の極めてオリジナリティに溢れた物。「Nri / Mimicri」はジャングルか平原に住む動物や鳥と思しき声のテープが変調され打楽器とオンド・マルトノがそれに呼応する詩的でミステリアスな作品。テープ作品「母国語炎上」でもナイジェリア語が変調解体されやがて抽象的な音の洪水となる。混声合唱のための2つの「アヴェ・マリア」は大河か大樹を思わせる骨太のポリフォニーがアフリカ本来の自然崇拝とキリスト教の習合を音楽の上で実現する。
NEOS-11826/27
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(2 HYBRID_SACD)
ドナウエッシンゲン音楽祭 2017
 エマヌエル・ヌネス(1941-2012):14楽器のための「過去のカレンダー」(1968/69)
   [エミリオ・ポマリコ指揮リミックス・アンサンブル・カーサ・ダ・ムジカ]
 アイヴィン・ビューエネ(1973-):アンサンブルのための「闇の中のレッスン」(2017)
   [アンサンブル・ムジークファブリーク(リハーサル指揮:エンノ・ポッペ)]
 アンドレアス・ドーメン(1962-):
  エレクトリック・ギター、ハープ、ピアノと大管弦楽のための「二重の動き」(2016/17) (*)
 マルトン・イレス(1975-):管弦楽のための「それは宇宙」(2014/17) (#)
 ハヤ・チェルノヴィン(1957-):チェロと管弦楽のための「ガーディアン」(2017) (+)
   [ヤロン・ドイチュ(エレキG;*) アンドレアス・ミルトナー(Hp;*)
    ニコラス・ホッジス(P;*) セヴリーヌ・バロン(Vc;+)
    イラン・ヴォルコフ指揮(*) パブロ・ルス・ブロセタ指揮(#/+) SWR so.(*/#/+) ]
 録音:2017年10月20日、22日、ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ。2017年に行われたドナウエッシンゲン音楽祭から毎年注目の大規模アンサンブル、管弦楽のためのコンサートのライヴ録音。例年通り、巨匠の作品と中堅、若手世代の作品がバランスよくプログラミングされ現代音楽のいまを俯瞰できる内容となっている。なかでも注目は2012年に亡くなったポルトガルのエマヌエル・ヌネスが20代に書いた「過去のカレンダー」。セリエルな手法から徐々に音色の変化、空間性に作曲家の関心が移る過渡期に書かれた作品。他にエレクトリック・ギター、ハープ、ピアノが丁々発止と火花を散らすドーメンの三重協奏曲、日本とも関りの深いイスラエルの作曲家チェルノヴィンのチェロ協奏曲などよく書き込まれた密度の高い作品ぞろい。
アルス・ノヴァ vs ニュー・ミュージック
 ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):レイス、バラード、ヴィレ、ロンドー集(全20曲)
  (ピタゴラス純正律に調律されたヴァイオリンとコントラバスによるヴァージョン)
 ヴォルフガング・フォン・シュヴァイニッツ(1953-):習作第1番 Op.61a (2015) (ドリア旋法による)
 フィリップ・ド・ヴィトリ(1291-1361):「偽小説」〜モテット集(9曲)
  (ピタゴラス純正律に調律されたヴァイオリンとコントラバスによるヴァージョン)

 ヘルゲ・スラーット(Vn) フランク・ライネッケ(Cb)
 録音:2016年6月/ 2017年8月。アルス・ノヴァとは14世紀にフランスで栄えた音楽様式で直訳すると「新しい芸術」。その代表的な作曲家がマショーとヴィトリで、彼らの声楽作品を当時のピタゴラス音律で調律された現代のヴァイオリンとコントラバスで演奏し、逆に21世紀のドイツの作曲家シュヴァイニッツが同じ編成のために新作を作曲。600年を隔てた2つの音楽がヴァイオリンとコントラバスを介してこのディスク上で邂逅する。13世紀のマショーとヴィトリはモダーンで清らかな祈りの音楽としてよみがえり、21世紀のシュヴァイニッツはアルヴォ・ペルト顔負けの敬虔な瞑想音楽を聴かせる。

ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

シューベルト:楽興の時 D.780, Op.94(全6曲)/12のグラーツのワルツ D.924, Op.91 /
       アンセルム・ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 イ短調 D.576
シューマン:森の情景 Op.82(全9曲)
 マリアン・マルツィ(P)
 録音:2018年7月22日-24日、ペスカーラ、イタリア。ハンガリーのピアニスト、マリアン・マルツィの弾くシューベルトとシューマン。マリアン・マルツィはブダペストのフランツ・リスト音楽院のピアノ部門の教授で、ハンガリーの中堅ピアニストの中でも特に活躍している一人。詩情豊かでみずみずしい演奏がすばらしい。
アンドレア・カサルビオスの音楽
 カサルビオス:
  チェロと合唱のための「歩く人」/〜チェロ、ヴィブラフォン、シンバルとマリンバのための「言葉もなく」/
  ハイドンの主題によるピアノのための即興曲「クリソル」/3つのチェロのための「マクトゥブ」/
  ヴァイオリン、チェロと事前録音された声による「自由が泣きながら起き上がる」
 ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI: 24 〜第3楽章

  アンドレア・カサルビオス(Vc/P) リチャード・ジャルッソ指揮
  ヴォーチェ・チェンバー・シンガーズ エミリー・ダジェット・スミス(Vn)
  トマス・メサ、イスマル・ゴメス(Vc) ギャレット・アーニー(Perc)
 録音:2017年10月-2018年8月、ニューヨーク。スペインのチェリスト、アンドレア・カサルビオスの作品集。彼女はチェリストとして活躍しながら、作曲活動にも熱心。ここに収録されている作品はいずれもここ5、6年の新作。チェロが活躍する作品が多いのは当然だが、ピアノ曲も彼女が演奏している。
ラフマニノフ
 死の島 Op.29 (*) /
 交響曲第2番 ホ短調 Op.27 (#)
アンドルー・グーレイ指揮
カスティリャ・イ・レオンso.
 録音:2017年5月9日(*) 、2018年1月28日-30日(#)、バリャドリド、スペイン。新シリーズ「 junta de Castilla y Leon 」〔=カスティリャ・イ・レオン自治州会議(自治州政府)〕。スペイン北部カスティリャ・イ・レオン州のオーケストラ、カスティリャ・イ・レオンso. は1991年創立、バリャドリドを拠点に活動している。ジャマイカ生まれの英国人指揮者、アンドルー・グーレイが2016年から音楽監督を務めている。この組み合わせでの録音は初めてと思われる。スペインのオーケストラということで想起される色彩感はいくらかあるものの、それ以上にグーレイの知的な音楽作りとオーケストラの能力の高さが実感できる演奏になっている。
REVOLUCIONARIO 〜アストル・ピアソラ(1921-1992):
 乾杯(チンチン)/革命家/ラ・カモラ1/五重奏のための協奏曲/ミロンガ・ロカ/悪魔のロマンス/やがて来るもの/
 フラカナパ/ある街へのタンゴ/アルフレード・ゴッビへの肖像/3人のためのミロンガとフィナーレ/ミルトンの肖像

  キンテト・アストル・ピアソラ〔アストル・ピアソラ五重奏団〕
   [ラウタロ・グレコ(バンドネオン) セバスティアン・プルザク(Vn)
    クリスティアン・サラテ(P) セルジオ・リヴァス(ダブルベース) ジェルマン・マルティネス(G)]
 録音:データ不明、 DDD 。 新シリーズ「 Quinteto Astor Piazzolla 」。 ピアソラは、タンゴにクラシックとジャズの要素を強く盛り込んだ独自の作風のため様々な演奏が可能だが、ピアソラの死後、アストル・ピアソラ財団の総裁ラウラ・エスカラダ・ピアソラは、五重奏こそピアソラ演奏の理想と考え、キンテト・アストル・ピアソラを立ち上げた。20年以上活躍しているこの団体による演奏は、今日最も正統なピアソラ演奏であり、ピアソラの真の魅力を伝えるものとなった。

ORF 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 約3年ぶりの新譜、オーストリア放送の自主制作レーベル。旧譜はこちらから
新しい地平
 ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」(弦楽合奏版)(*)
 バーバー:弦楽のためのアダージョ(*) / ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番(*) S
 アルハンドロ・デル・ヴァレ=ラタンツィオ(1986-):ジェイチー(*) Sax/Perc
 プレイエル(1757-1831):交響曲 ハ長調 Op.66 (#) / ルーセル(1869-1937):シンフォニエッタ(#)
 ストラヴィンスキー(1882-1971):協奏曲ニ調 / ニーノ・ロータ(1911-1979):弦楽のための協奏曲(+)

 ビジャン・カーデム=ミサーク指揮アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
 カロリン・イェステット(SS
 ミヒャエラ・ライングルーバー(SaxSax) ヨアヒム・ムルニヒ(PercPerc
 録音:2016年8月6日-7日(*)、2015年8月8日-9日(#)、2012年8月11日-12日(+) 。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは1977年に指揮者ビジャン・カーデム=ミサーク(ハデム=ミサーグ)によって結成された弦楽アンサンブルでバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っている。このディスクはドヴォルジャークの弦楽四重奏曲「アメリカ」の弦楽合奏版、現代の若手作曲家ラタンツィオのサックスと打楽器を含む新ロマン主義風の佳曲、さらにはルーセル、ストラヴィンスキーの新古典主義期の交響曲、20世紀最大のメロディ・メーカー、映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの弦楽のための協奏曲と聴きどころ満載の一枚。
ルーカス・ハーゼルベック作品集
 消えてから II (2012/13) 〜 Sop, Fl, Cl, Vn, Vc /気にしない(2012) 〜 M. Sop, Org /
 あの光(2005/06) 〜シュプレッヒシュティンメ、 Fl, イングリッシュhr, Pf /
 プロトコルの夢(2013) 〜 Ten, Trb, Vn, Pf / do reit me a koischwoazza kefa (2010/11)
   〜低声, バスCl, バリトンsax, コントラ・フォルテ、 再生装置

 ウルズラ・ラングマイア(S) エレーナ・ガブリエリ(Fl) 岩瀬龍太(Cl/バスCl)
 ステファニー・プレン(Vc) アグネス・パルミサーノ(Ms)
 ゴットリープ・ヴァリッシュ(P) ルーカス・ハーゼルベック(B)他多数
 録音:2013年、2015年-2016年。ルーカス・ハーゼルベックはウィーン出身の中堅作曲家(生年は非公表)。バリトン歌手でもあるハーゼルベックは多くの声楽を含む室内楽、オペラを作曲している。このディスクには現代ドイツの詩人アンドレアス・ハウザー、 H.C. アルトマン、20世紀シュールレアリスムの詩人P. ツェラン、作家テオドール・アドルノの詩に曲をつけた室内楽モノオペラともいうべき作品が収められている。表現主義の唱法であるシュプレッヒシュティンメ(語り歌い)を多用した前衛的、実験主義的様式が顕著の音楽。
クリストフ・レンハルト:作品集
 管弦楽のための「死んだ島」
  [クリストフ・レンハルト指揮ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラーo.]/
 ヴァイオリンとピアノのための「ナイアドを乾かす」
  [カリン・アダム(Vn) ドリス・アダム(P)]/
 クラングフォルム・ウィーンとピパのための「夜の鏡」
  [ペイ・ジュ・ツァイ(ピパ) クレメント・パワー指揮クラングフォルム・ウィーン]/
 メゾ・ソプラノとピアノのための「芥子の色」
  [クラウディア・タンドル(Ms) クリストフ・レンハルト(P)]/
 弦楽四重奏のための「オビッド・ナソのための墓碑銘」[フーゴー・ヴォルフSQ ]/
 アンサンブルのための「水没した土地」
  [ペーター・コイシュニヒ指揮アンサンブル・コントラプンクテ]
 録音:2014年-2017年。クリストフ・レンハルトはオーストリアの若手〜中堅世代の作曲家、ピアニスト。ベルク、フリードリヒ・チェルハの影響著しい管弦楽曲「死んだ島」は彼の代表作。中国琵琶の一種ピパとアンサンブルのための「夜の鏡」、アンサンブルのための「水没した土地」の表現主義と実験主義が合わさった、いずれも濃密な書法がこの作曲家の特色。
現代オーストリアの合唱音楽
 アントン・ハイラー(1923-1979):揚げ足取り/思い出/オーストリアの城/ハイディ・パイディ/私の友はあなたを呼ぶ
 ヴォルフガング・ザウゼング(1956-):
  インドの祈り/詩篇131 /バビロン川で/魂はどこに?/月明かりに/回顧/12番目の幻視
 フローリアン・マイエリ:キリエ/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ/夜の歌

 コーネリアス・オボーニャ(Vo) フローリアン・マイエリ指揮
 コロ・シアモ(合唱団)コーラス・ヴィエネシス(合唱団)
 録音:2017年。20〜21世紀オーストリアの混声のための合唱曲を集めた一枚。いずれもいわゆる現代音楽色は薄く、近現代的なハーモニーを使いながらも抒情性のある内容に仕上げられている。アントン・ハイラーはフランク・マルタンとヒンデミット、フランツ・シュミットに師事し師匠たちゆずりの後期ロマン派、新古典主義を折衷した美しい音楽。ヴォルフガング・ザウザングはそのハイラーの弟子で師匠の路線を継承しつつ、それに現代的要素を加えた作風。合唱ファンにお薦めの内容。
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
 メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調(*)
 ドヴォルジャーク:弦楽のためのセレナーデ(#)
 ヴォイチェフ・キラル(1932-2013):弦楽合奏のための「オラヴァ」
 マーラー/エルヴィン・シュタイン編曲:交響曲第4番 ト長調(室内アンサンブル版)(+)
  ビジャン・カーデム=ミサーク(Vn;*)指揮アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
  アンティ・シイラーラ(P;*) マリン・ハルテリウス(S;+)
 録音:2017年8月5日-6日(*/#)、2017年9月17日(無印/+) 。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ2点目のアルバム。管楽セクションを加えて、メンデルスゾーンの協奏曲、マーラーの交響曲第4番の室内アンサンブル版にも挑戦。注目はポーランド出身の現代作曲家キラールの弦楽のための「オラヴァ」。因みにキラールはペンデレツキ、グレツキらとポーランド前衛音楽の旗手でありながら映画音楽も多数手がけ、盟友ロマン・ポランスキー監督の映画に多くのスコアを提供している。ここに収められた1988年作の「オラヴァ」は民族ミニマリズムともいうべき内容でヤナーチェク風の民族舞曲のリズムがジョン・アダムスを思わせるミニマリスティックな展開で聴かせる。

スロヴェニア放送 [ZKP RTV Slovenija / ZKP RTV SLO] 特記以外  1枚あたり¥2640(税抜¥2400)

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エルヴィラ・ハサナジッチ〜ソプラノ歌曲集
 ベルク:7つの初期の歌 / ヴォルフ:4つのミニョンの歌〔 I / II / III /君よ知るや南の国〕
 スラヴコ・オステルツ(1895-1941):晩に/あなたはもう庭にはいない/子守歌/夜鶯/日本の主題/
                  聖ゲオルギウスの祝日/母を恋しがり/私が少年だった時/ハチが飛びまわる
 ラド・シモニティ(1914-1981):花が一輪/春/晩の涼しさ/私があなたを思う時/あなたは知っているか/
                ささやく風/澄明/多過ぎる喜び/月夜/裸足で行こう/赤い踊り

 エルヴィラ・ハサナジッチ(S) ハインツ・ヒェン、アンドレヤ・コスマッチ(P)
 録音:2014年月31日-4月4日、2016年6月3日-5日、2016年8月1日、リュブリャナ。スロヴェニアのソプラノ、エルヴィラ・ハサナジッチの歌う近代歌曲集。エルヴィラ・ハサナジッチはリュブリャナの生まれ。ドイツを中心に活躍している。オステルツとシモニティはスロヴェニアの作曲家。全曲スロヴェニア語―ドイツ語―英語の歌詞対訳あり。
クラシカ〜20世紀スロヴェニアの管弦楽 Vol.2
 コゴイ:管弦楽のための組曲「もし私たちが踊るなら」(3曲)
  [ウヨシュ・ラヨヴィッチ指揮スロヴェニアpo./1986年](*)
 ジェブレ:管弦楽曲「走行」[エン・シャオ指揮 RTV スロヴェニアso./2012年]
 オステルツ:交響詩「母」[アントン・ナヌート指揮 RTV スロヴェニアso./1993年]
 レビッチ:メゾ・ソプラノと管弦楽のための「焦げた草」(4曲)[マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
   スタニスラフ・マクラ指揮 RTV スロヴェニアso./1981年]
 ラモヴシュ:交響曲68[サモ・フバド指揮 RTV スロヴェニアso./1968年]
 イェジュ:マンドリンと弦楽オーケストラのための「弦よ、私たちにお前の優美な響きをおくれ」
  [ヴラディミル・フロヴァト(マンドリン) ウヨシュ・ラドヴィッチ指揮 RTV リュブリャナ室内o./1977年]
 レイコ:傷ついた時の誕生[リオル・シャンバダル指揮 RTV スロヴェニアso./2000年]
 レビッチ:管弦楽のための「クイーンズランドの音楽」[マルコ・レトーニャ指揮 RTV スロヴェニアso./1991年]
 グロボカール:大管弦楽のための「労働」[ヴィンコ・グロボカール指揮 RTV スロヴェニアso./1992年]
 録音:[内/]、リュブリャナ(*以外)、場所不明(*)。第1集 ZKP-113802 に続く20世紀スロヴェニアの管弦楽曲集の第2集。マリイ・コゴイ(1892-1956)、デメトリイ・ジェブレ(1912-1970)、スラヴコ・オステルツ(1895-1941)、ロイゼ・レビッチ(1934-)、プリモジェ・ラモヴシュ(1921-1999)、ヤコブ・イェジュ(1928-)、ウロシュ・レイコ(1954-)、ヴィンコ・グロボカル(1934-)の作品を収録。アントン・ナヌート、マルヤーナ・リポヴシェクが参加した録音も含まれている。
テオバルト・ベーム(1794-1881):フルート作品集
 アルプスの思い出第5番 Op.31 /タランテラ風のロンド Op.34 /ラルゲット Op.35 /
 シューベルトと他の作曲家のワルツによるポプリ Op.18 /アンダンテ Op.33 /大ポロネーズ ニ長調 Op.16

 マルティン・ベリッチ(Fl) イヴァン・フェルチッチ(P)
ベーム式フルートで知られる現代フルートの開発者、ドイツのフルート奏者、テオバルト・ベーム(1794-1881)のフルート曲集。ベームは作曲をペーター・フォン・ヴィンター(かのサリエリの弟子の一人でミュンヘンの宮廷劇場の宮廷楽長を長く務めた)に学んでおり、作曲の腕前も一流。マルティン・ベリッチはスロヴェニアのフルート奏者。マリボール音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウムで学び、2007年からミュンヘンpo. のフルート奏者を務めている。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.6
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
   〔アルマンド/コレンテ/サラバンド/ジーグ/シャコンヌ(*) 〕
  [2003年、リュブリャナ(無印) /1999年6月19日(*) ]
 ポルポラ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.12 No.2
  [マリヤン・リポヴシェク(P)/1964年4月18日、リュブリャナ]
 プロコフィエフ:「シンデレラ」より〔ガヴォット/パスピエ/冬の精/マズルカ〕
  [リディヤ・スタンコヴィッチ(P)/1984年3月21日、リュブリャナ]
 バルトーク/シゲティ編曲:子供のために BB 53 より
   〔パルランド(第2巻第28番)/アンダンテ・ノン・モルト(第1巻第18番)/
    アレグロ・ヴィヴァーチェ(第2巻第42番)/アンダンテ・ソステヌート(第2巻第33番)/
    アレグロ(第1巻第6番)/アンダンテ(第1巻第13番)/ポコ・ヴィヴァーチェ(第2巻第38番)〕
  [マリヤン・リポヴシェク(P)/1967年6月15日、リュブリャナ]
 ヴェラチーニ/コルティ編曲:ラルゴ / チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51 No.6
  [リディヤ・スタンコヴィッチ(P)/1984年3月28日、リュブリャナ]
 パガニーニ:24のカプリス Op.1 より〔第9番/第13番/第14番/第23番〕[2003年、リュブリャナ]

 デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
 スロヴェニアのヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(1937-2018)の様々な録音を集めたCD 。ここではなんといってもバッハのシャコンヌの熱演が嬉しい。ブラヴニチャルはローマで後にイ・ムジチのコンサートマスターを務めるピーナ・カルミレッリに学んでおり、イタリアのバロック時代のヴァイオリン曲も得意。ポルポラのヴァイオリン・ソナタは21世紀でも取り上げられることが稀な作品で、ブラヴニチャルがイタリアで修行した賜物と言うべき演奏。そしてさすがはオイストラフの弟子、プロコフィエフやチャイコフスキーといったロシアものはお手の物、さらに隣国ハンガリーのバルトークも充実。
 追悼盤! 幻のヴァイオリニストデヤン・ブラヴニチャルの芸術続編6タイトル! 2017年に発売されたスロヴェニアの偉大なヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(1937-2018)の秘蔵録音集5枚(ZKP-114700、114717、114724、114731、114748) の続編が今回6枚発売に。前回分は2017年10月1日の彼の80歳の誕生日を記念した発売だったのだが、それから半年後、それらのCDが日本の店頭に並んだ頃の2018年3月18日にブラヴニチャルは亡くなった。そのため今回の発売は追悼盤でもある。ブラヴニチャルのヴァイオリンは、1957年から1960年までモスクワに留学し、チャイコフスキー音楽院でかのダヴィド・オイストラフに学んだことと、さらにローマの聖チェリーチア音楽院でピーナ・カルミレッリにも学んだことで、オイストラフ流の情感豊かな音楽という基礎の上に流麗なイタリア的美感が乗ったものというべき優れ物。今回の6CDもいずれも貴重なものばかり。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.7
 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV.1001[1999年]
 モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのアダージョ イ長調 K.261 (*)
 モーツァルト/クライスラー編曲:ヴァイオリンとピアノのためのロンド ト長調 K.250 (#)
  [アツィ・ベルトンチェルイ(P)/1992年5月6日(*)、1992年6月6日(#)]
 ブラームス/ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲集 より〔第1番 ト短調/第7番 イ長調/第9番 ホ短調/第20番 ホ短調〕
 クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2 /ジプシーの女/愛の悲しみ(2種)(+) /美しいロスマリン(2種)(+)
 ドビュッシー/ロケ編曲:レントより遅く
  [モイツァ・プルチェリ(P)/1999年][リディヤ・スタンコヴィッチ(P)/1984年3月28日 (+) ]
 サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 / プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲
  [マリヤン・リポヴシェク(P)/1967年6月15日]
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27 〜第3番 ニ短調「バラード」[1998年2月17日]

 デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
 録音:[/内]、すべてリュブリャナ。ブラヴニチャル29歳の時のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番は気迫漲る名演。モーツァルトのアダージョはしっとりとした情感が素晴らしい。クライスラーでは品の高いた美感が好ましい。ブラヴニチャルの弾くクライスラーは、モダーン過ぎず情緒綿々過ぎず、絶妙な加減が見事だ。最後の気合の入ったイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番まで、ブラヴニチャルというヴァイオリニストを理解するには打って付けの一枚。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.8
 タルティーニ/クライスラー編曲:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
  [モイツァ・プルチェリ(P)/1991年3月30日]
 バブニク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調
  [アツィ・ベルトンチェルイ(P)/1979年7月11日]
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
  [マリヤン・リポヴシェク(P)/1967年6月23日]
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27〜第6番 ホ長調[2003年6月1日]
 マティヤ・ブラヴニチャル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ[1966年11月2日]

 デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
 録音:[/内]、すべてリュブリャナ。ブラヴニチャルはローマで後にイ・ムジチのコンサートマスターを務めるピーナ・カルミレッリに学んでおり、イタリアのバロック時代のヴァイオリン曲も得意。しかもジュゼッペ・タルティーニの生地ピラーノは現在はスロヴェニア領ピランという縁もあって、悪魔のトリルはブラヴニチャルの腕前が冴えた名演。マテイ・バブニク(1787―1868)はおそらくスロヴェニア系の作曲家。ウィーン生まれで十代の頃にリュブリャナに移住し活躍、その後ブダペストで教育家として過ごした。しっかりとしたウィーン古典派の作風で、これは知られざるヴァイオリン・ソナタの名作と言えるだろう。30歳目前のブラームスの瑞々しい演奏も素晴らしい。マティヤ・ブラヴニチャルはデヤンの父。なお、マティヤ・ブラヴニチャル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタは ZKP-115189 に収録されているものと同じ録音。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.9
 マティヤ・ブラヴニチャル:ヴァイオリン協奏曲(*) /ファンタジア・ラプソディカ(#)
 シュケルヤンツ:ヴァイオリン協奏曲(+)
  デヤン・ブラヴニチャル(Vn) ミラン・ホルヴァート指揮 RTV リュブリャナso.(*)
  マルコ・ムニフ〔ムニー/ムニヒ〕指揮(#/+) RTV スロヴェニアso.(#)、スロヴェニアpo.(+)
 録音:1991年3月30日(*)、1985年12月18日(#)、1997年4月14日(+)、リュブリャナ。スロヴェニアの作曲家のヴァイオリン協奏曲ほか。マティヤ・ブラヴニチャル(1897-1977)はデヤンの父親。1963年にデヤンのヴァイオリンで初演された。穏やかな近代的響きの美しい作品で、埋もれたままにするには惜しい曲。指揮はクロアチアの巨匠ミラン・ホルヴァート。ルチヤン・マリヤ・シュケルヤンツ(1900-1973)は20世紀のスロヴェニア音楽界の重鎮。ウィーンでピアノと作曲を学んだ後、パリでヴァンサン・ダンディに作曲を、バーゼルでフェリックス・ヴァインガルトナーに指揮を学んだ。ヴァイオリン協奏曲は1945年に初演された作品で、渋めだが力作。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.10
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*)
 ヒンデミット:室内音楽第4番 Op.36 No.3 (#)
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
サモ・フバド指揮(*)
ジャン=クロード・
 カサドシュ指揮(#)
RTV リュブリャナso.(*/#)
 録音:1973年7月19日(*)、1973年10月11日(#)、リュブリャナ。ベートーヴェンは力み無く豊かに歌う演奏。ヒンデミットの室内音楽第4番は1925年作。5楽章のヴァイオリン協奏曲で、晦渋さと奇怪さの中に独特の美しさが入り混じるユニークな曲。指揮は当時37歳のジャン=クロード・カサドシュ。
デヤン・ブラヴニチャルの芸術 Vol.11 〜
  マティヤ・ブラヴニチャル
(1897-1977):ヴァイオリン作品集
 古風な様式のソナタ(*) /若い演奏者(#) /幻想曲(+) /夜想悲歌(+) /
 タンゴ・ムーヴメンツ(+) /無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
  デヤン・ブラヴニチャル(Vn) アツィ・ベルトンチェルイ(P;*)
  リディヤ・スタンコヴィッチ(P;#) マリヤン・リポヴシェク(P;+)
 録音:1979年1月12日(*)、1984年6月4日、11日(#)、1966年11月2日(+/無印)、すべてリュブリャナ。スロヴェニアのヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(1937-2018)が、父である作曲家、マティヤ・ブラヴニチャル(1897-1977)のヴァイオリン作品を弾いたCD 。マティヤ・ブラヴニチャルはスロヴェニア最西部の都市トルミン(当時はオーストリア=ハンガリー帝国に属していた)の生まれ。リュブリャナでヴァイオリンと作曲を学び、ヴァイオリニストとして活躍する一方、ヴァイオリン作品を中心に多数の作品を残している。作風はロマンティックな物。なお、無伴奏ヴァイオリン・ソナタは ZKP-115158 に収録されているものと同じ録音。

ANALEKTA (加) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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ショパン:ピアノ協奏曲全集
 〔第2番 ヘ短調 Op.21 /第1番 ホ短調 Op.11 〕
シャルル・
 リシャール=アムラン(P)
ケント・ナガノ指揮
モントリオールso.
 録音:2018年10月11日-12日、14日、メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル、カナダ、ライヴ。 2015年第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位とソナタ賞(クリスティアン・ツィメルマン賞)に輝き、ワールドクラスのピアニストとして、一躍のその名と存在感を高めたカナダの若き名ピアニスト、シャルル・リシャール=アムラン。2018年9月の来日公演(福岡、東京、大阪)でも披露され好評を博したショパンのピアノ協奏曲、待望のレコーディングが、カナダのANALEKTA(アナレクタ)よりついに登場!カナダ、ケベック州の名門オーケストラ、モントリオールso.、2006年から音楽監督を務める名匠ケント・ナガノとともに、来日公演後の10月にモントリオールso. の本拠地、メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル(モントリオール・シンフォニー・ハウス)で行われた情熱のライヴを収録している。

ABC (オーストラリア) 特記以外1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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J.S.バッハ/エドワード・グリゴリアン編曲:2つのギターのための協奏曲集
 2つのギターのための協奏曲
  〔イ短調(原曲:2つのヴァイオリンのための ニ短調 BWV.1043 )/
   ニ短調(原曲:鍵盤楽器のための ニ短調 BWV.1052 )/
   ト短調(原曲:ヴァイオリンとオーボエのための ハ短調 BWV.1060R )〕/
 カンタータ BWV.156 〜アリオーソ
  グリゴリアン・ブラザーズ[スラヴァ・グリゴリアン、レオナルド・グリゴリアン(G)]
  ベンジャミン・ノーシー指揮アデレードso.
 カザフスタン生まれのオーストラリア育ち、現代のギター界を代表するエキサイティングな兄弟ギター・デュオ、スラヴァ・グリゴリアンとレオナルド・グリゴリアンの最新作は、オーケストラとの共演によるJ.S.バッハのコンチェルト・アルバム!特にスラヴァ・グリゴリアンは、「バリトン・ギター版」のJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲集がオーストラリアの名誉ある2つの音楽賞「ARIA Award(オーストラリア・レコード産業協会賞)」と「AIR Award(オーストラリア・インディペンデント・レコード・レーベル協会賞)」を受賞するなどバッハのギター演奏のスペシャリストとしても名高いだけに、レオナルドとのデュオによるこの協奏曲集への期待も高まる。収録曲は全てスラヴァとレオナルドの父であるエドワード・グリゴリアンのアレンジによる「2つのギターとオーケストラ」ヴァージョンを使用。グリゴリアン・ファミリーが総力をあげて送り出す、2台ギター版バッハの登場。
481 716-4
廃盤
オージー・アルバム
 グレインジャー:コロニアル・ソング / スタンホープ:3つのロルカの歌(*)
 マーフィー:こま / ヴァイン:ピアノ三重奏曲「ヴィレッジ」
 グランデージ:リッチー〜イン・メモリアム / ヒンドソン:ラッシュ、1915
 ベノー・トリオ
  [アミール・ファリド(P) ラクラン・ブランブル(Vn) エヴェン・ブランブル(Vc)

 グレタ・ブラッドマン(S;*)
481 721-2
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(2CD)
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」 バリー・ワーズワース指揮
オーケストラ・ヴィクトリア
 バレエ音楽「シルヴィア」や歌劇「ラクメ」と並ぶ「フランス・バレエ音楽の父」ドリーブの代表作である「コッペリア」は、同名の動く人形を題材とした1867年作曲のバレエ音楽。1870年5月25日にパリ・オペラ座で初演が行われた。「コッペリア」の全曲録音は珍しく、オーストラリアのオーケストラによるレコーディングはおそらく初!指揮は、長きに渡りイギリスのロイヤル・バレエ団で音楽監督を務めたバレエ音楽のスペシャリスト、名匠バリー・ワーズワース。
ワーグナー、グリフィス&バーバー:アリア&歌曲集
 ワーグナー:「リエンツィ」〜全能の父よ、見そなわしたまえ/「ローエングリン」〜遥かなる国に/
       「ワルキューレ」〜冬の嵐の過ぎ去り/
       「パルジファル」より〔アンフォルタス王よ、あの傷が!/役立つのはただひとつの武器〕/
       ヴェーゼンドンクの5つの詩
 グリフィス:フィオナ・マクラウドの3つの詩 / バーバー:この輝く夜にきっと

  ステュアート・スケルトン(T) アッシャー・フィッシュ指揮西オーストラリアso.
 得意とするジークムントの名唱などで世界有数のヘルデン・テノールとしての名声を確立したオーストラリアのテノール、ステュアート・スケルトンのデビュー・ソロ・レコーディング。アッシャー・フィッシュと西オーストラリアso. との共演による歌曲集は、もちろん「ワーグナー」のアリアがメイン!2016年にはメトロポリタン歌劇場へのデビューを果たすなど、さらに活躍の場を広げるスケルトンのワーグナーを存分に堪能できる理想的なプログラム。
オン・ザ・タウン〜ザ・ベスト・オヴ・バーンスタイン
 キャンディード序曲/オン・ザ・タウン/交響組曲「波止場」/
 「ウェスト・サイド・ストーリー」〜シンフォニック・ダンス
  ベンジャミン・ノーシー指揮西オーストラリアso.
 ヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタム、アッツォ・アルミラの下で指揮法を学んだオーストラリアの指揮者ベンジャミン・ノーシーと西オーストラリアso. のコンビによる、バーンスタインのアニヴァーサリー・アルバム!代名詞でもあるミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」や歌劇「キャンディード」の序曲、そして20世紀アメリカの名優マーロン・ブランドが主演を務めた映画「波止場」の組曲など、作曲家としてのバーンスタインのキャリアと功績を称えるプログラム。
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911 デイヴィッド・グレコ(Br)
エリン・ヘルヤード(P)
 デイヴィッド・グレコは、ウェストミンスター寺院聖歌隊、システィーナ礼拝堂聖歌隊のメンバーとして活躍し、2014年にはオペラ・オーストラリアにプリンシパル・アーティストとしてデビュー。アムステルダム・バロックo. やオランダ・バッハ協会、フライブルク・バロックo. などヨーロッパの名だたるピリオドo. と共演を重ねるなど、古楽シーンを中心に活躍するオーストラリアのバリトン歌手。このシューベルトの「冬の旅」は、オーストラリア人演奏家による初のピリオド楽器使用での録音となる。
テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲 TWV.40: 2-13 ジュネヴィーヴ・
 レーシー(リコーダー)
 ジュネヴィーヴ・レーシーは、2018年にはメルボルン・リサイタル・センターのアーティスト・イン・レジデンスを務め、ブレット・ディーンやエレーナ・カッツ=チェルニン、エルッキ=スヴェン・トゥールなどへの新作委嘱、世界初演などを数多く手掛けてきたオーストラリアのリコーダー・ヴィルトゥオーゾ。10代の頃に聴いたレジェンドフランス・ブリュッヘンの名演に魅了されて以来、このテレマンの幻想曲の虜になったというレーシー。その想いが込められたテレマンの秀演が南半球から届く。
ロマンティック・バッハ〜J.S.バッハ作品&編曲集
 グレインジャー編曲:フーガ ホ長調 BWV.878
 ラフマニノフ編曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ホ長調 BWV.1006 からの組曲
 J.S.バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904 / ペトリ編曲:羊は安らかに草を食み
 J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 BWV.992
 ケンプ編曲:シチリアーノ(フルート・ソナタ第2番 変ホ長調 BWV.1031より)
 ヘス編曲:主よ人の望みの喜びよ(カンタータ BWV.147より)
 ブゾーニ編曲:コラール「いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち」 BWV.734a /
        シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004より)
 ジロティ編曲:オルガン前奏曲 ホ短調 BWV.555
 グレインジャー:陽気な鐘(J.S.バッハの「羊は安らかに草を食み」による自由なランブル)

 ジェイソン・ギルハム(P)
 2010年のショパン国際ピアノ・コンクール、2013年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで注目を集め、2014年のモントリオール国際音楽コンクールでは見事に優勝を飾ったオーストラリアのピアニスト、ジェイソン・ギルハム。メトネル&ラフマニノフのピアノ協奏曲集に続くこの「ロマンティック・バッハ」は、ラフマニノフからマイラ・ヘスへと至る名ピアニストたちの編曲によるバッハの作品を集めたプログラム。ラフマニノフ、グレンジャー、ヘス、ブゾーニ、ジロティ、ペトリからの"大バッハへのラブレター"を、ギルハムが丁寧に奏でていく。
ライヒ:砂漠の音楽(*)
ウェストレイク:オーボエ協奏曲「野生のスピリット」(世界初録音)(#)
 デイヴィッド・ロバートソン指揮(*) ダイアナ・ドハーティ(Ob;+)
 ナイジェル・ウェストレイク指揮(#) シドニーso.(*/#) シナジー・ヴォーカルズ(*)
 ドイツのケルン放送局等の委嘱によって作曲されたライヒの「砂漠の音楽」は、1984年の発表当時から現在まで同氏の代表作の1つとして君臨し続ける声楽を伴う大編成作品。今回のロバートソン&シドニー響の演奏は、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ・レコーディングであり、オーストラリアでの初の録音となる。アメリカ映画「ベイブ」(1995年公開)の音楽を手がけるなど、オーストラリアを代表する映画音楽作曲家として高い人気を誇るナイジェル・ウェストレイク。オーボエ協奏曲「野生のスピリット」は、真っ赤な海面が広がる世界有数の絶景として知られるタスマニア島の「バサースト湾」の風景からインスピレーションを得て作曲された作品。シドニー響の首席オーボエ奏者、ダイアナ・ドハーティのために作曲されており、今回が世界初録音。2019年2月8日-9日に予定されている2019年シーズンのオープニング・ガラ・コンサートでの演奏が予定されている注目作。

AUDAX RECORDS (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2013年夏からリリースを開始した新レーベル。代理店によると『ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル』だとの事だが、彼以外のアーティストのみのタイトルも含まれている。
2本のヴァイオリンのためのソナタ集
 ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):ソナタ ニ短調 Op.4 No.2
 ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):ソナタ 変ロ長調 Op.12 No.6
 ジャン=ピエール・ギュイニョン(1702-1774):
  2本のヴァイオリンのための小品 Op.8 より
   〔未開人/タンドルマン(*) /ラ・フュルステムベルク(*) 〕
  スペインのフォリアによる新しい変奏曲 Op.9
 エティエンヌ・マンジャン(1710頃-1756頃):ソナタ ト短調 Op.3 No.6 (*)
  ヨハネス・プラムゾーラー、ロルダン・ベルナベ(Vn)
 録音:2017年1月24日-27日、グスタフ・マーラー・ザール、トーブラッハ、イタリア|(*)は世界初録音|使用楽器:1713年ピエトロ・ジャコモ・ロジェリ製作(プラムゾーラー)、1748年ダヴィド・テヒラー製作(ベルナベ)。通奏低音を伴わない2本のヴァイオリンだけによるフランスのソナタ集。共演は、2014年からアンサンブル・ディドロのメンバーとして活躍しているスペイン出身のバロック・ヴァイオリニスト、ロルダン・ベルナベ。ヴァイオリンのソロ楽器としての役割を発展させたイタリアのヴィルトゥオージティがフランスに押し寄せ、多くのヴァイオリンの名手が集った18世紀中頃のパリが舞台。モンドンヴィルとともに人気ヴァイオリン・デュオとして活躍したとジャン=ピエール・ギュイニョン(ギニョン)。並み居る名手たちの中でもとりわけ才能豊かで、熱狂的で、悲劇的でもあったルイ=ガブリエル・ギユマン。詳細な経歴は不明だが、コンセール・スピリチュエルに於いて「高名なヴァイオリニスト」と称されていたエティエンヌ・マンジャン。そして、この編成の作品としては比較的知られている、ジャン=マリー・ルクレール。イタリアの技巧とフランスの優雅さを組み合わせ、華麗に発展したヴァイオリン二重奏のための作品を収録している。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

旧譜はこちらから
ハイドン&ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
 ハイドン:チェロ協奏曲〔第1番 ハ長調 Hob.VIIb: 1 /第2番 ニ長調 Hob.VIIb: 2 〕
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 変ロ長調 RV.547 (*)
 クリストフ・クロワゼ(Vc)
 シェルニヤズ・ムサカーン(リーダー/ソロVn;*) ユーラシアン・ソロイスツ室内o.
 録音:2017年11月、オベルシュトラス教会、チューリヒ、スイス。クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞している。クリストフ・クロワゼのAvieデビュー・アルバムは、ハイドンとヴィヴァルディのチェロ協奏曲集。ユーラシアン・ソロイスツ・チェンバーo. は、カザフスタンのヴァイオリニスト、シェルニヤズ・ムサカーンが2015年に設立。ヨーロッパとアジア、ユーラシア大陸の様々な地域から当時18歳〜30歳の若き有望なミュージシャンが集った室内オーケストラで、エステルハージ城で行われたハイドンのチェロ協奏曲の初演時のセットアップを再現している。ヴィヴァルディの「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲」では、シェルニヤズ・ムサカーンもソロ・ヴァイオリンとして参加しアルバムを締めくくる。

CAMEO CLASSICS 特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 当レーベルは基本的にCD-Rで製版されています。
 #2018年に入って当レーベルは Lyrita の傘下となり「既出盤は基本的に廃盤」「廃盤となった既出録音は Cameo Classics と Lyrita から再発」して行く予定だとアナウンスされています。既案内分はこちらから(価格が異なります)。
CC-9108
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(2CD)
サージェント、初出
 ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 Op.24(英語歌唱)(*)
 ドヴォルジャーク:テ・デウム Op.103 (#)
  マルコム・サージェント指揮 BBC so.、 BBC 合唱協会
  ジョーン・ハモンド(Ms;*) リチャード・ルイス(T;*)
  マリアン・ノヴァコフスキ(B;*) ハーヴィー・アラン(B−Br;*)
  エリーザベト・シュヴァルツコップ(S;#) ブルース・ボイス(Br;#)
 録音:1953年2月25日(*)、1954年5月26日(#)、ともにロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ| (C) (P) 2019 |おそらく初出音源|収録: BBC |ソース:リチャード・イッター・コレクション。

CARL DAVIS COLLECTION (英) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 映画音楽を得意とし、ポール・マッカートニーとの共作「リヴァプール・オラトリオ」でも知られるアメリカ合衆国出身の作曲家・指揮者、カール・デイヴィス(1936-)の自主レーベル。旧譜はこちらから
カール・コンダクツ・クラシカル・フェスティヴァル・フェイヴァリッツ
 コープランド:市民のためのファンファーレ / シュトラウス II :美しく青きドナウ
 シベリウス:フィンランディア(*) / スーザ/カール・デイヴィス編曲:星条旗よ永遠なれ
 ヴェルディ/ソレーラ編曲:ヘブライの捕虜たちの合唱(*) / シュトラウス II :ポルカ「雷鳴と稲妻」
 チャイコフスキー:序曲「1812年」(*/#) / ヘンデル:オラトリオ「メサイア」〜ハレルヤ(*)
 エルガー/カール・デイヴィス編曲:威風堂々第1番 / パリ―:エルサレム(*)

 カール・デイヴィス指揮ロイヤルpo.、ブライトン祝祭cho.(*)、王立砲兵隊バンド(#)
 録音:1992年2月19日-20日、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン|初出・旧品番: RPO Records (UK), CDRPO 7018 〔当店未案内、廃盤〕| (C) (P) 2012 。カール・デイヴィスが贈るクラシックの名曲集。スーザ「星条旗よ永遠なれ」はカール・デイヴィスの編曲、デイヴィッド・カランのオーケストレーションによるスペシャル・ヴァージョン、エルガーの威風堂々第1番には「希望と栄光の国」の歌詞を追加、シベリウスの「フィンランディア」やチャイコフスキーの「1812年」の合唱パートも編曲されているという。
チャールズ・チャップリン(1889-1977) /カール・デイヴィス復元:
 映画「街の灯」〔監督:チャールズ・チャップリン|1931年〕のための音楽
  (オリジナル・スコア版|1989年復元)
 カール・デイヴィス指揮シティ・ライツo.
 録音:1990年頃、 CTS スタジオ、ロンドン、 UK |初出・前出: Silva Screen (UK), FILMCD 078 〔当店未案内、廃盤〕| (P) 1989 (C) 2012 。サイレント映画ながら音楽付きだった同作のスコアを復元したサウンド・トラック。なお映画で使用され、当盤にも収められている「 La Violetera 」は José Padilla (1889-1960) というスペインの作曲家による作品。
カール・デイヴィス(1936-):
 映画「ベン・ハー」〔監督:フレッド・ニブロ|1925年|サイレント〕のための音楽(1987)
  〔オーケストレーション:コリン・マシューズ、デイヴィッド・マシューズ〕
 カール・デイヴィス指揮ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:1989年3月5日-6日、フィルハーモニック・ホール、リヴァプール、 UK |初出・前出: Silva Screen (UK), FILMCD 043 〔当店未案内、廃盤〕| (C) (P) 2012 。
アップ・イン・ライツ〜ブロードウェイ、ハリウッド&ウェスト・エンド
 カンダー:ニューヨーク・ニューヨーク / ロジャース:カルーセル・ワルツ
 ロイド・ウェッバー:キャッツ組曲 / デイヴィス:ハリウッド・テーマ/キーストン・コップス
 ガーシュウィン:ポーギーとベス〜 ヴァイオリンと管弦楽のためのセレクション
 バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー〜序曲 / ロー:マイ・フェア・レディ
 ボック:屋根の上のバイオリン弾き / バカラック:雨にぬれても
 マクダーモット:ヘアー〜管弦楽のためのセレクション / ハムリッシュ:コーラス・ライン

 カール・デイヴィス指揮 BBC コンサートo.
 録音:2010年6月、12月、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン| (C) (P) 2011 。映画とミュージカルの名作集。アンドルー・ロイド・ウェッバーのプリンシパル・オーケストレイター、デイヴィッド・カランの編曲よる組曲版「キャッツ」なども注目ポイント。

CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
イタリアの香水〜マンドリンのための協奏曲&ソナタ集
 エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ:複数の楽器のための協奏曲 Op.5 No.6
 カルロ・アッリゴーニ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ
 ダリオ・カステッロ:ソプラノ・ソロのためのソナタ第2番 / ニッコロ・マッテイス:エア
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ K.89 / ヨハン・ジギスムント・ヴァイス:協奏曲 ニ短調
 アントニオ・ヴィヴァルディ:コンチェルト・ダ・リピエーノ ハ長調
 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:ソナタ ニ短調 / マルコ・ウッチェリーニ:ラ・ベルガマスカ

 アルテマンドリン[マンドリンEns. ]
 録音:2011年、ルクセンブルク。2001年に結成されたバロック・マンドリンによるアンサンブル、アルテマンドリン。イタリア・バロックの高貴で素晴らしいマンドリン作品を集めたアルバム。

COBRA RECORDS (蘭) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
いと美しきマリア〜1700年頃エクアドルのビリャンシーコ

 アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール指揮ムジカ・テンプラーナ
 録音:2017年12月19日-22日、オランダ。2008年に発売された「18世紀ラテン・アメリカのビリャンシーコ(KTC-1358)」がヨーロッパで話題沸騰となり、同年11月には来日公演も実現。「南米バロック!」と題した公演で日本でも大きな話題を呼んだエイドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプールと、ファン・デル・スプールが2001年に創設したアンサンブル、ムジカ・テンプラーナ。エクアドル北部の都市イバラで発見された、1700年頃のキト(現在のエクアドルの首都)のマニュスクリプトからのビリャンシーコ集。豊かな音楽文化を築きながらも、災害や略奪などによって多くの資料が失われているエクアドルの貴重な遺産。

DANACORD (デンマーク) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 一部CD-R製版のアイテムがございます。プレス盤が在庫切れになると予告無しに CD-R へ切替わりますので、指定してのご注文はお受け出来ません。既案内分はこちらから
ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲〜クット・アッテルベリ
 組曲第5番「バロッコ組曲」 Op.23 /弦楽のためのシンフォニア(弦楽五重奏曲) Op.53 /
 ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲 Op.57 (*)
  トルド・スヴェードルンド指揮オレブルー室内o.
  アムス・シェシュティン・アンデション(Vn;*) マッツ・レヴィン(Vc;*)
 (*)は世界初録音。オレブルー室内o. (スウェーデン室内o.)の演奏するアッテルベリの弦楽オーケストラの音楽。クット・アッテルベリは、1887年、スウェーデンのヨーテボリ生まれ。ほとんど独学で作曲を身につけ、電気技師として特許局で働きながら音楽活動をづつけた。シューベルト没後100年の作曲コンペティションで第1位に選ばれた第6番など9曲の交響曲、劇付随音楽による組曲、協奏曲といった管弦楽曲を主に作曲。交響曲第3番「西海岸の描画」(Chandos CHAN-10894)、組曲第3番(CHAN-5116)、チェロ協奏曲が代表的作品に挙げられる。「ヴァイオリン、チェロ(またはヴィオラ)と弦楽のための協奏曲」は、1960年の作品。「天候が荒れ模様になった。8月14日、雨が雷をともない、雹が地面を白く覆う。おかげで二重協奏曲の作曲がはかどった……」。 ト短調と ハ長調が交代する単一楽章の作品。初録音。組曲第5番「バロッコ組曲」は、王立ドラマ劇場で上演するシェイクスピアの「冬物語」のために作曲した付随音楽のバロック舞曲6曲による組曲。「弦楽のためのシンフォニア」は、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロの編成による「弦楽五重奏曲」として作曲され、コントラバスを加えた弦楽オーケストラで演奏する際にこの名称が使われる。「コン・モート」「アレグロ・モルト」「トランクィッロ」「アレグロ・モルト・エ・リトミコ」の4楽章。1955年、ドレスデン音楽大学で弦楽五重奏により初演された。トルド・スヴェードルンドは、スウェーデンの指揮者。ヨーテボリso. とヘルシングボリso. を指揮してワインベルクの交響曲と協奏曲を Chandosレーベルに録音している。二重協奏曲のソロを弾くアムス・シェシュティン・アンデションは、オレブルー室内o. の客演コンサートマスター、王立ストックホルム・フィルハーモニックのヴァイオリン奏者。マッツ・レヴィンは、オレブルー室内o. のソロ・チェロ奏者。
奪われた時間〜ブラームス:ソロ・ピアノ作品集
 シャコンヌ(左手のピアノのための編曲)
  (J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004」より)/
 ハンガリーの歌の主題による変奏曲 ニ長調 Op.21 No.2 /
 2つのハンガリー舞曲(ピアノ・ソロのための編曲)〔第1番 ト短調/第4番 嬰ヘ短調〕/
 8つの小品 Op.76 /間奏曲 イ短調 Op.116 No.2

 リケ・サンベア(P)|使用楽器:ファツィオリ、 F 278
 録音:2018年6月25日-28日、ヌゼボー・クロー、ヌゼボー、デンマーク。デンマークのピアニスト、リケ・サンベアは、デンマーク王立音楽アカデミーで学び、2002年のリサイタルでデビューした。デンマークと北欧の音楽シーンで活動、コペンハーゲンとオーゼンセのアカデミーで教え、ティスヴィレとラングヴァズのフェスティヴェルの芸術監督を務めている。彼女のレパートリーは、モーツァルトやベートーヴェンといった古典的作品のほか、カール・ニルセンやコペル父子、ラフマニノフの作品。「奪われた時間(Stolen Moments)」と題した新しいアルバムは、特別の思い入れのあるというブラームスの作品集。「省察。ブラームスのピアノ音楽を弾いたり聴いたりしていて、まっさきに浮かんでくる言葉。とりわけ、彼の間奏曲。それは、小休止だったり、前や後や中間といった「時」。未来に過去にあるいは単純に今に考えをめぐらす時。希望、期待、後悔、悲しみ、喜び、愛にあふれた時、そして、何がやってくるだろうとわくわくする時……」。彼女はこのアルバムを、最後に会ったとき彼女のために「8つの小品」の第1曲の「カプリッチョ」を弾き、そのあと急逝した友人、エベ・タアイングに捧げている。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

ジョヴァンニ・ジョルノヴィチ(1747-1804):ロンドン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲〔第15番 ホ長調/第13番 イ長調/第14番 イ長調〕/
 ジュリーの村人(主題と5つの変奏)
  ボヤン・チチッチ(Vn|使用楽器:フランチェスコ・ルジェリ、1680年頃製作
  イリュリア・コンソート
 録音:2018年6月20日-22日、聖マイケル&オール・エンジェルズ教会、オックスフォード、 UK |全曲世界初録音。 レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやアルカンジェロ、エンシェント室内o.、EUバロックo. のコンサートマスターや中心メンバーとして活躍する古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。17〜18世紀の知られざる音楽を探究するために自身が結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソートとの録音第2弾は、18世紀ヴァイオリンの巨匠の一人、ジョヴァンニ・ジョルノヴィチ(1747-1804)のヴァイオリン協奏曲集。イタリアのパレルモ生まれのジョルノヴィチは、ボヤン・チチッチと同じクロアチア系の家系であると考えられており、チチッチが長く演奏と録音を夢見ていた音楽家。パリ、ロンドン、ウィーン、ベルリン、ダブリン、ストックホルムなど当時のヨーロッパのすべての主要都市で活躍し、それぞれの国で30もの別名(ジョルノヴィーキ、ヤルノヴィチ、ヤルノヴィク、他)が使われていた。ここでは、ハイドンとともに1790年代のロンドンで活躍したころの3つの協奏曲と、ドゼードの歌劇「ジュリー」からのアリア「ジュリーの村人(リゾンは森で眠っていた)」による変奏曲を収録している。前作ジョヴァンニ・カルボネッリ(DCD34194)は、レコード芸術海外盤REVIEW「今月の特選盤」、英BBCミュージック・マガジン「チェンバー・チョイス」、英プレスト・クラシカル「2017レコーディング・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれるなど大成功を収め、チチッチは「この成功は、新たに発見された音楽に幅広い聴衆がいることを明らかにした」と語っており、全曲世界初録音となるこのジョヴァンニ・ジョルノヴィチにも大きな期待がかかる。
 #2019年3月中旬以降発売予定。
ナイジェル・オズボーン(1948-):室内楽作品集
 ピアノ・チューナー(ピアノ三重奏のための3つの前奏曲と5つのフーガ)/
 エスピアナージュ(無伴奏ヴァイオリンのための3つのミニチュア・ソナタ)
  〜スタディーズ・イン・プッサン・アンド・ハプンスタンス/バルカン・ダンスとラメント/
 エコロジカル・スタディーズ(ピアノのための)/ゾーン/
 愛する人よ、どこへ行くの?(歌曲)ーヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ/
 前奏曲とカンシオン

 ヘブリディーズ・アンサンブル
 かつてスコットランド室内o. の首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。ヘブリディーズ・アンサンブルのDelphianでの3枚目のアルバムは、ナイジェル・オズボーンのソロ&アンサンブルのための作品集。ナイジェル・オズボーンは1948年マンチェスター生まれ。ケネス・レイトンに作曲を学び、現在はエディンバラ大学音楽学部で教授を務める作曲家。アフリカ、バルカン半島、中東等で紛争の犠牲になった子どもたちのための音楽療法士としての活動も知られており、ここでも「バルカン・ダンスとラメント」、「ヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ」などはボスニア紛争にまつわる作品を収録している。

ETCETERA 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.6
 エロルドの歌劇「マリー」の主題による変奏曲 ハ長調 D.908 /大ソナタ 変ロ長調 D.617 /英雄的大行進曲 D.885 /
 フーガ ホ短調 D.952 /大葬送行進曲 ハ短調 D.859 /アレグロ・モデラートとアンダンテ D.968

 ヤン・フェルミューレン、ヴェールレ・ペーテルス(Fp)
 録音:2019年7月、ベルギー|使用楽器: Trondlin(ライプツィヒ 1825-1830 )。ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組で完成させたシューベルトのピアノ独奏作品集(KTC-1336)は、当時いくつかの国際的な音楽誌でシューベルトの理想的な解釈と紹介され、同年のフランドル地域での「ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー」にも選ばれるなど、国際的な名声を得ている。そんなフェルミューレンが、「独奏」の次にスタートした「4手連弾」によるシューベルト・プロジェクトもついに第6集。今作も、1825年〜1830年頃にトレンドリンによって制作されたフォルテピアノを使用し、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスとの、タッチ、タイミング、感情、解釈の理想的な統一で表現したシューベルト。
エディス・ヘメンウェイ(1926-):歌曲&室内楽作品集
 ドアーズ(ソプラノ、クラリネット、チェロ&ピアノ)/旅の質問(クラリネット、チェロ&ピアノ)/
 玉ねぎの楽園へ(クラリネット&ピアノ)/子供たちの園(ソプラノ、クラリネット&ピアノ)/
 アジアン・フィギュア(クラリネット&ピアノ)/ラングストン・ヒューズの4つの詩(2人のソプラノ&ピアノ)

 クラロン・マクファデン、ロバータ・アレグザンダー(S) ヴォーン・シュレップ(P)
 ナンシー・ブレイスウェイト(Cl) マイケル・スターリング(Vc)
 ボストン生まれのベテラン作曲家、エディス・ヘメンウェイの声楽と器楽のための作品集。サヴァンナso. の首席クラリネット奏者も務めたナンシー・ブレイスウェイトが、ヘメンウェイの功績を歴史に残すために資金や協力者を集めて実現したレコーディング・プロジェクト。
ゲーザ・フリード(1904-1989):管弦楽作品集
 交響的幻想曲「パラドゥー」(*) /2本のヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 Op.40 (#) /交響的練習曲 Op.47 (*) /
 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.55 (+) /室内管弦楽のための律動的練習曲 Op.58 (*)

 ミシェル・タバシュニク指揮ブラバントo.(*)
 テオ・オロフ、ヘルマン・クレッバース(Vn;#)
 ゲーザ・フリード、ルクトル・ポンセ(P;+)
 ヴィレム・ファン・オッテルロー指揮(#) ジャン・フルネ指揮(+) オランダ放送po.(*/#)
 録音:2001年10月17日(*)、1952年11月7日(#)、フリッツ・フィリップス音楽センター、アイントホーフェン(*/#) /1962年6月15日、ヒルフェルスム(+)、すべてオランダ。 ハンガリー出身、ピアノをバルトークに、作曲をコダーイに学び、戦後はオランダに移住しオランダ楽壇の重要人物として活躍したピアニスト&作曲家、ゲーザ・フリード(1904-1989)の管弦楽作品集。スイスの名指揮者、ミシェル・タバシュニクの2001年録音に加えヴィレム・ファン・オッテルローの1952年録音、ジャン・フルネの1962年録音という貴重な音源も収録。フルネ指揮の2台ピアノ協奏曲では、ゲーザ・フリード自身もピアノを演奏している。
KTC-1634
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(2CD)
1CD価格
J.S.バッハ〜トランスクリプション
 ジロティ編曲:
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調〜アダージョ/コラール「われらが救い主、イエス・キリスト」 BWV.665 /
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調〜アンダンテ/前奏曲 ロ短調 BWV.855A /前奏曲 ホ短調 BWV.555
 リスト編曲:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
 ブゾーニ編曲:管弦楽組曲第3番 ニ長調〜G線上のアリア(エア)/
        コラール〔主なる神よ、いざ天のとびらを開いたまえ BWV.617 /目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV.645 /
             いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659 /主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV.639 〕/
        コラール「 /前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 /
        無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 〜シャコンヌ ニ短調
 J.S.バッハ編曲:協奏曲第3番 BWV.974 〜アダージョ(原曲:A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲)
 エゴン・ペトリ編曲:羊は憩いて草を食み BWV.208 / ダルベール編曲:パッサカリア ハ短調 BWV.582
 ヤンピーテル・ビーセマンス編曲:パッサカリア・ファンタジア Op.171

 ヤン・ルスト(P)
 ヤン・ルストはヨーロッパ中でコンサート・ソリスト、室内楽奏者、伴奏者として活動し、ベルギーのゾッテゲム音楽アカデミーなどでピアノを教えながら、自身はルーヴェン大学のLUCA芸術学校で博士研究を行っているピアニスト。研究内容は、「フランツ・リストやフェルッチョ・ブゾーニの伝統による、J.S.バッハのオルガン作品からの19世紀のピアノ・トランスクリプション」ということで、このアルバムはまさにその博士研究に基づいたレコーディング。ブゾーニ編曲のシャコンヌやG線上のアリアをはじめ、フランツ・リスト、オイゲン・ダルベール、アレクサンドル・ジロティ、エゴン・ペトリらによるバッハの名トランスクリプションを収録した充実の2枚組。
ギターとピアノのための音楽〔編曲:デュオ・アデントロ(*) 〕
 ドビュッシー:小組曲(*) / カステルヌオーヴォ=テデスコ:ファンタジア Op.145
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821
 ラヴェル:マ・メール・ロワ M.60 (*) / モンポウ:「内なる印象」〜嘆き第1部(*)
  デュオ・アデントロ
   [サスキア・ファン・ヘルゼーレ(P) マールテン・ファンデンベムデン(G)]
 ブリュッセル王立音楽院で結成されたギターとピアノの二重奏、デュオ・アデントロのファースト・レコーディング。カステルヌオーヴォ=テデスコのファンタジアを発見したことから始まったギターとピアノのための音楽の旅で、ギター版の「アルペジオーネ・ソナタ」や、自ら編曲したドビュッシー、ラヴェルで新たな表現の可能性を広げている。

FOOTPRINT (スウェーデン) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
リチェルカーレ〜ローヴスタブリュークのバッハ − J.S.バッハ
 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534 /前奏曲とフゲッタへ長調 BWV.901 /
 3声のリチェルカーレ(「音楽の捧げ物」より) BWV.1079/1 /
 コラール変奏曲「汝、明るき日なるキリストよ」 BWV.766 /小さな和声の迷宮 BWV.591 /
 トリオソナタ第4番 BWV.528 /フーガ 嬰ヘ長調 BWV An H.97 /
 コラール前奏曲「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを」 BWV.742 /前奏曲とフーガ イ短調 BWV.551

 クリスティーナ・ガルシーア・バネガス(Org)
 録音〔使用楽器〕:2016年7月17日-18日、教会、レウヴスタ・ブリューク、スウェーデン〔ヨハン・ニクラス・カーマン、1728年製〕。スウェーデンの大学都市ウプサラ近郊にあるローヴスタブリューク(レウヴスタ・ブリューク)は、18世紀、鉄鋼業で栄え、産業発展に貢献したベルギーの資本家、ルイ・ド・イェールの膨大な自筆譜コレクションでも知られる。この村のレウヴスタ・ブリューク教会に設置されたヨハン・ニクラス・カーマン製作のオルガンは、スウェーデンに現存するバロック・オルガンの中でももっとも保存状態がよく、2006年に新たな修復が行われた後、いくつかの録音にも使われてきた。クリスティーナ・ガルシーア・バネガス(1954-)は、ウルグアイのモンテビデオ生まれ。ルネ・ピエトラフェサ・ボネ、ライオネル・ロッグ、マリー=クレール・アランに学び、共和国大学の音楽学校のオルガン科教授を務めている。
クリスマスの願い
 スヴェン・ケリング:空が暗くなり / スウェーデン伝承曲:スタファンの歌/スタファンとヘロデ
 トルド・グメソン:星の少年たちの歌
 ブリテン:「キャロルの祭典」より〔神に感謝する/子守歌/かほど美徳のあるバラは/この幼な子が〕
 15世紀の伝承曲:エッサイの根より(一輪のばらが咲いた) / 作曲者不詳:天使がおとめのもとに
 ソフィア・カールソン:地に平和を / ジョン・ラッター:キャンドルライト・キャロル
 イーヴァル・ヴィデーン:ベツレヘムの星 / レーガー:マリアの子守歌
 フレドリク・シクステン/フランツ・グルーバー:マリアの子守歌
 ピエ・カンツィオーネスからの伝承曲:この日ひととなり
 グスタフ・ノルドクヴィスト:クリスマス、輝くクリスマス
 フランスの伝承曲:クリスマスの知らせ(新しいクリスマス) / フランツ・グルーバー:きよしこの夜
 15世紀フランスの伝承曲:来たれ、エマヌエル / シベリウス:クリスマスの歌

  アンネ・ユーハンソン指揮ヨーテボリ・ユースcho.
 録音:2018年3月、5月、ヨーテボリ、スウェーデン。ヨーテボリ・ユース合唱団は、ヨーテボリ大学音楽演劇アカデミーで教鞭を執るアンネ・ユーハンソンが創設したブルンスブー・スクール音楽ブログラムのメンバーを中心に、2005年に結成された15歳〜29歳までの少年少女〜青年による合唱団。少年少女合唱、児童合唱などの教育分野で様々なメダルや賞を受けている名教育者、アンネ・ユーハンソンが育んだ美しいユース・クワイアで、伝統的なキャロルから19世紀、20世紀の作品まで、多彩なレパートリーを歌う。

FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。
メラーンのクア・コンサート
 レハール:ワルツ「金と銀」 Op.79 / ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「憂いもなく」
 ヨハン・シュトラウス II :「こうもり」 序曲/皇帝円舞曲 Op.437
 リヒャルト・シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」による幻想曲/「エレクトラ」による幻想曲
 プッチーニ:「ボエーム」〜「私が街をあるけば」 / ワーグナー:「パルジファル」〜聖金曜日の音楽
 拍手(メラーン・クアオーケストラのアーカイヴからの演奏資料)

  ラウラ・ジョルダーノ(S)
  フィリップ・フォン・シュタインエッカー指揮ムジカ・セクロルム
 録音:2017年10月18日、クアザール、メラーノ、イタリア、ライヴ。第一次世界大戦終結後1919年にイタリア領となった温泉保養地メラーノ(かつてのオーストリア=ハンガリー帝国領「メラーン」)で、1900年前後に行われていたサロン・コンサートを再現したもの。2019年10月には東京都so. との共演も予定しているドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカーと、自ら創設した南チロルのアンサンブル、ムジカ・セクロルム。療養地、温泉街、休暇先の観光地として栄え、娯楽やダンスのための野外パビリオンやクアオーケストラ(=温泉オーケストラ)によるサロン・コンサートで、老若男女を楽しませていた。そこで演奏される音楽は、ワーグナーやプッチーニの当時最先端のオペラからのアリアや華やかな序曲、シュトラウス一家による楽しい舞曲など、魅力的でカラフルなサウンドが満載。

HARP & COMPANY (ベルギー) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 おそらくハーピストのレイチェル・タリトマンが主宰するベルギーのレーベル。当店では品番を、国内代理店の表記 "CD(DVD)-50-50XX" にて管理していますが、本体記載の品番は "CD(DVD)-5050-XX" となっており、この形式も併記しています。
 ご案内済旧譜はこちらから
ヨーゼフ・アントン・ステパン〔ステファン〕(1726-1797):ハープ協奏曲集
 〔第2番 Op.3 No.2 /第3番 Op.3 No.3 /第4番 Op.3 No.4 /第5番 Op.3 No.5 〕
 レイチェル・タリトマン(Hp) ローラン・オウケ、ソフィー・アッカーマン(Vn)
 ヨハネス・ブルクホフ(Vc) フベール・ビーボー(Hr)
 全曲世界初録音。ヨーゼフ・アントン・ステパン(1726-1797)は、18世紀、古典派時代のボヘミア地方における重要なコンポーザー=チェンバリスト。ハイドンやヴァンハル、コジェルフ、そしてモーツァルトらと共に、当時のウィーンの楽壇で存在感を示した音楽家。ステパンのハープ協奏曲集は、後にフランス女王となるマリー・アントワネットに献呈された。
アンナ・シーガルハープのための室内楽作品集
 ハープ、クラリネットと弦楽五重奏のためのコンチェルティーノ/
 ハープとチェロのためのソナタ/ハープとクラリネットのための対話/
 ハープとヴァイオリンのための映像/子守歌/バラード/ハープ、オーボエと弦楽五重奏のための組曲

  レイチェル・タリトマン(Hp) ジャン=マルク・フサール(Cl)
  アドリアン・エブレ(Ob) アンサンブル・メンデルスゾーン
 全曲世界初録音。ウクライナ出身のイスラエルの女流作曲家、アンナ・シーガルのハープのための室内楽作品集。ウクライナのキエフ音楽院、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーで作曲を学び、その作品はリオール・シャンバダール&ベルリンso. をはじめとする世界各地のオーケストラやソリストによって取り上げられている。収録7作品は、全てレイチェル・タリトマンのために作曲された。

LYRITA (英) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 当レーベルは基本的にCD-Rで製版されています。既案内分はこちらから
シャーウッド&パリー:2台ピアノのための音楽
 パーシー・シャーウッド:2台ピアノのための組曲(*) /2台ピアノのためのソナタ(*)
 ヒューバート・パリー:大二重奏曲 ホ短調
  パルナッシアス・ピアノ・デュオ[サイモン・キャラハン、竹ノ内博明(P)]
 録音:2018年1月10日-12日、ワイアストン・レイズ、モンマス、 UK | (*)は世界初録音。 数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明。英国王立音楽カレッジで、晩年のヨンティー・ソロモンに学んだ二人が結成したパルナッシアス・ピアノ・デュオの新録音が、イギリスのLyritaから登場。これまでパリー、メトネル、シャーウッド、スタンデイル・ベネットなどの希少なピアノ・デュオ・レパートリーに取り組み、2017年にはラフマニノフの交響曲第2番を自ら編曲した2台ピアノ版で演奏している(2019年に楽譜も出版予定)。今回世界初録音となるパーシー・シャーウッドの2つの作品は生前には出版されておらず、オックスフォード大学ボドリアン図書館に所蔵されていたマニュスクリプトから竹ノ内博明が準備・編集し録音されている。
ミリアム・ハイド(1913-2005):歌曲集
 夢の国/私の悲しみがかき乱す/ 4月の木/音楽/雨上がりの韻/子守歌/ヒマラヤスギ/中世ラテンの3つの詩/バラの庭で/
 コンスタント・プール/風の中の葉/夕暮れの考え/冬の柳の音楽/海の幻想/川の夕暮れ/たそがれの浜辺/秋の歌/
 アカシアの花が咲いたとき/川と丘/ツバキ/祝祭の花/ 6月下旬/ 9月のクスノキ/ヨークシャーの風景

 シャーロット・ド・ロスチャイルド(S) エイドリアン・ファーマー(P)
 録音:2018年5月31日-6月2日、ワイアストン・レイズ、モンマス、 UK 。 Nimbus Recordsの代表兼アーティスティック・ディレクターも務めるエイドリアン・ファーマーがピアノ伴奏を務め、シャーロット・ド・ロスチャイルドとともに知られざる歌曲を録音してゆく発見の旅。ノーマン・ピーターキン(SRCD-362)、シリル・スコット(SRCD-365)に続く第3弾は、オーストラリアの女流コンポーザー=ピアニスト、ミリアム・ハイド(1913-2005)の歌曲集。オーストラリアのアデレードに生まれたミリアム・ハイドは、アデレード大学の音楽院とロンドン王立音楽カレッジで学び、優れたコンポーザー=ピアニスト、教育者、詩人として活躍。20世紀初頭の牧歌的なスタイルを中心に、印象派とポスト・ロマン派を効果的に取り入れ、管弦楽、ピアノ協奏曲、ピアノ独奏曲、歌曲などの作品を残し、現在では学習者向けのピアノ作品が比較的知られている。この歌曲集でも、自然や風景を詩的に描写した親しみやすい歌を多数収録。これまで見過ごされてきたミリアム・ハイドの魅力的な歌曲を、シャーロット・ロスチャイルドとエイドリアン・ファーマーが新たに呼び起こす。

METRONOME (英) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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METCD-1100
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(10CD)
5CD価格
フランソワ・クープラン:チェンバロ作品全集
 クラヴサン奏法(1716)/クラヴサン曲集第1巻(1713)
  〔第1組曲 ト調/第2組曲 ニ調/第4組曲 ヘ調/第3組曲 ハ調/第5組曲 イ調〕
 クラヴサン曲集第2巻(1717) 〔第6組曲 変ロ長調/第7組曲 ト調/第8組曲 ロ短調 /
                第9組曲 イ調/第10組曲 ニ調/第11組曲 ハ調/第12組曲 ホ調〕/
 クラヴサン曲集第3巻(1722) 〔第13組曲 ロ短調/第14組曲 ニ調/第15組曲 イ調/第16組曲 ト調/
                第17組曲 ホ調/第18組曲 ヘ調/第19組曲 ニ調〕/
 クラヴサン曲集第4巻(1730) 〔第20組曲 ト調/第21組曲 ホ調/第22組曲 ニ調/第23組曲 ヘ長調/第24組曲 イ調/
                第25組曲 変ホ長調、ハ長調、ハ短調/第26組曲 嬰ヘ短調/第27組曲 ロ短調〕

 キャロル・セラシ(Cemb)
 ジェイムズ・ジョンストン(Cemb; 2nd パート) 市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 録音:2016年10月-2017年10月、 UK |使用楽器:クラヴサン奏法: William F / Morton, 1991 (after Iohannes Ruckers, Antwerp 1624) /第1巻: Andreas Ruckers, Antwerp 1636, revalement Henri Hemsch, Paris 1763 /第2巻: Philippe Humeau, 1989 (after Antoine Vater, Paris 1738), 2nd.; William F. Morton, 1991 /第3巻: Keith Hill, 2010 (after Pascal Taskin, Paris 1769), 2nd.; Andrew Garlick, 1986 (after Jean-Claude Goujon, Paris 1749) /第4巻: Antoine Vater, Paris 1738 。数多くの名演奏を世に送り出してきたキャロル・セラシがフランス・バロックに回帰。遂にフランソワ・クープランのチェンバロ作品全曲を録音した。キャロル・セラシは4巻のクラヴサン曲集に収められた膨大な数の作品を、6台のチェンバロを弾き分けて演奏。スウェーデンでセファルディムの家系に生まれ、フランス語を母語とするなど様々な文化をルーツとするキャロル・セラシだからこそ奏でることのできる色彩感豊かな演奏は古楽ファン要注目。2018年11月10日に迎えた大クープラン生誕350周年のアニヴァーサリーを盛大に祝う、素晴らしいクォリティの全集が誕生した。
ヒストリカル・オルガンによる
  J.S.バッハのオルガン作品集 Vol.2 〜幻想曲、前奏曲とフーガ

 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545 /幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537 /幻想曲 ト長調 BWV.572 /
 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544 /フーガ ト短調「小フーガ」 BWV.578 /
 前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535 /トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538

 ジェイムズ・ジョンストン(Org|使用楽器:ヘルマン・ラファエリス、1554-55年製作
 録音:2015年11月21日-23日、ロスキレ大聖堂、シェラン、デンマーク。古楽シーンでの目覚ましい活躍に加えベルナルド・ハイティンク指揮の招きによりボストン響やシカゴso. 、バイエルン放送so. などの世界トップクラスのオーケストラのコンサート、レコーディングにも参加しているジェイムズ・ジョンストン。「幻想曲、前奏曲とフーガ」をテーマとしたシリーズ第2弾の演奏は、デンマークのシェラン島のロスキレ大聖堂に設置されている16世紀中期のオルガンによる物。オランダのオルガン・ビルダー、ヘルマン・ラファエリスによる建築後、17世紀に修復が施されたオルガンが、北ドイツ・オルガン楽派とバッハを繋ぎる。
ヒストリカル・オルガンによる
  J.S.バッハのオルガン作品集 Vol.1 〜クラヴィーア練習曲集第3巻

 J.S.バッハ:前奏曲 BWV.552-1 /クラヴィーア練習曲集第3巻 BWV.669-689 /
         4つのデュエット BWV.802-804 /フーガ BWV.552-2
 ジェイムズ・ジョンストン(Org|使用楽器:ヨハン・ヨアヒム・ワーグナー、1739-41年製作
 録音:2012年1月11日-15日、ニーダロス大聖堂、トロンハイム、ノルウェー。長年、ポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&プレイヤーズのメンバーとして活躍し、アシュリー・ソロモンのフロリレジウムでも鍵盤楽器を担当したイギリスの名手、ジェイムズ・ジョンストンが、16〜18世紀のヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品のレコーディング・プロジェクトをスタート!第1巻の「クラヴィーア曲集第3巻」は、バッハ存命中の1739年から42年にかけて当時のドイツの名工、ヨハン・ヨアヒム・ワーグナーによって製作されたオルガンによる演奏。当時のヨーロッパにおける重要な巡礼地の1つだったノルウェー中部、トロンハイムのニーダロス大聖堂に大バッハのオルガン作品が響き渡る。

NOSTALGIA〔のすたるぢあ〕 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 リュートの世界的第1人者、佐藤豊彦のアルバムを発売しているレーベル。  旧譜はこちらから
夕べの讃歌
 パーセル:夕べの讃歌/つかの間の音楽 / ニコラス・ラニエー:変わることのない愛
 ジョン・ブロウ:クラローナ / パーセル/佐藤豊彦編曲:エアと角笛
 モンテヴェルディ:あの蔑みの眼差し/ああ、つまづき倒れる私
 ピエトロ・パオロ・メリイ:ガリアルダラ・クラウディアーナ(リュート・ソロ)
 カッチーニ:どうか戻って来ておくれ、私の幼子よ/麗しい真紅のバラよ
 フレスコバルディ:我が魂よ、今こそ別れの時 / ロベール・バラール:アントレー第3番
 ピエール・ゲドロン:ため息をつくような人間をやめよ / ミシェル・ランベール:楽しもう甘美な安らぎを

 加藤佳代子(S) 櫻田亨(アーチリュート)
 録音:2018年4月、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」|日本語解説、日本語歌詞訳:佐藤豊彦。 リュート界の第一人者であり、日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦の自主レーベル「のすたるぢあ」から、加藤佳代子と櫻田亨によるリュート歌曲集が登場。加藤佳代子は名古屋音楽大学、オランダ国立ズボレ音楽院、ディルブルグ音楽院で学び、現在ヴォーカルアンサンブル・リラ主宰、東海バロックプロジェクトのメンバーを務めるソプラノ。櫻田亨はハーグ王立音楽院で佐藤豊彦に師事し、現在リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン事務局長を務める古楽系弦楽器奏者。オランダで学んだ日本の古楽界を担う二人の音楽家が、意気投合して数多くのリハーサルやレッスンを重ねて臨んだレコーディング。イタリアのカッチーニやモンテヴェルディ、フレスコバルディ、フランスのゲドロンやランベール、そしてイギリスのパーセル、ブロウ、ラニエーらによる16世紀、17世紀のリュート歌曲集。弦楽器は「歌に合わせて強弱やヴィブラートなどのニュアンスを出せる」との理由から、古今東西を問わず歌の伴奏楽器の主流となっており、ここでは歌とアーチリュートによる表現力の多様性(広さと深さ)を十分に楽しんで頂ける。

RUBICON CLASSICS (英) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 長年ワーナー・クラシックスとドイツ・グラモフォンで要職を務め、2009年以降 2017年現在 ONYX CLASSICS のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めるマシュー・コスグローヴ氏が設立、2017年1月からリリースを開始したイギリスのレーベル。第一線で活躍する世界的アーティストたちの演奏を発売する ONYX に対し、 Rubicon は才能を持ち次代を担うべき若きアーティストたちの「クリエイティヴ・ホーム」となるべく立ち上げられたという。
 旧譜はこちらから
ロシアン・バレエ・ピアノ・トランスクリプションズ
 チャイコフスキー/プレトニョフ編曲:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a
 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
 ストラヴィンスキー:/アゴスティ編曲:組曲「火の鳥」
 プロコフィエフ:「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102

  アレグザンダー・ウルマン(P)
 アレグザンダー・ウルマンのデビュー・アルバム。アレグザンダー・ウルマンは、1991年ロンドン生まれ。2011年ブダペストで行われたフランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)で優勝し国際的な注目を集め、2014年から2017年までヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト(YCAT)の代表として活動。2017年にはオランダ、ユトレヒトで行われたフランツ・リスト国際ピアノ・コンクールでも見事優勝を勝ち取り、ヨーロッパ、アメリカ、韓国、中国の各地で演奏。2020年には日本、中国、北米でのリサイタル・ツアーも計画されている。デビュー・アルバムはロシアのバレエ音楽の華麗なピアノ・トランスクリプション。ウルマンの並外れたテクニックと音楽性が発揮される魅惑のプログラムをお楽しみ頂きたい。
 #現地発売予定:2019年3月15日。
ハイドン:弦楽四重奏曲集
 〔第32番 ハ長調 Op.20 No.2, Hob.III: 32 /
  第58番 ハ長調 Op.54 No.2, Hob.III: 57 /
  第66番 ト長調 Op.64 No.4, Hob.III: 66 〕
ジュビリーSQ
[ Tereza Privratska (Violin I),
  Julia Loucks (Violin II),
  Lorena Canto Wolteche (Viola),
  Toby White (Cello) 〕
 録音:2018年8月2日-6日、ポットン・ホール、サフォーク、 UK 。次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム"「Rubicon」。2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで結成された気鋭のクァルテット、ジュビリー弦楽四重奏団のデビュー・アルバムが登場。グループ名はメンバーが住んでいたロンドンの地下鉄「ジュビリー線」から付けられており、ヴァル・ティドーネ(2010年第1位)、セント・マーティン(2013年第1位)、カロル・シマノフスキ(2014年第2位)、トロンハイム(2013年第3位)などの国際コンクールで入賞。シュカンパ、ウィハン、チリンギリアンなどの名アンサンブルのマスタークラスに参加し、2018-2019年はロイヤル・バーミンガム音楽院のアソシエイト弦楽四重奏団として、オリヴァー・ヴィレ(クス弦楽四重奏団のヴァイオリニスト)とともに研鑽を積んでいる彼らが、革新、ドラマ、幅広い感情で溢れたハイドンの弦楽四重奏曲集で堂々たるデビューを果たす。
 #現地発売予定:2019年3月29日。

SKANI (ラトヴィア) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ラトヴィア音楽情報センター [LMIC] の一部門として設立、ラトヴィアの音楽を世界へと発信することを目的とするレーベル。
SKANI-067
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(2CD)
イマンツ・カルニンシュ(1941-):管弦楽作品集
 サンタ・クルス/交響曲第5番/オーボエ協奏曲/交響曲第7番
  ペーテリス・エンジェリス(Ob) アトヴァルス・ラクスティーガラ指揮
  マーリス・シルマイス指揮 リエパーヤso.
 録音:時期未判明、 Great Amber Concert Hall 、リエパーヤ、ラトヴィア。イマンツ・カルニンシュは、1941年ラトヴィアのリガ生まれの作曲家。政治家としても活動した他、ロックやポピュラー、映画や舞台の音楽も知られており、キャッチーな旋律や心地よいリズム、色彩豊かなサウンドの交響曲、協奏曲を楽しめる。
チェロ・ツェーシス
 ヴァスクス:チェロ協奏曲第2番「存在していること」〜第3楽章 アダージョ
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 〜第1楽章 アレグロ
 シューベルト/カサド編曲:チェロ協奏曲 ニ短調(アルペジオーネ・ソナタ D.821) 〜第1楽章 アレグロ・モデラート
 ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531 〜第2楽章 アダージョ
 トゥムシェヴィカ:太陽の音楽(チェロと交響楽団のための)

  マルコ・ユロネン(Vc) ボリス・ブロフツィン(Vn)
  クリスティーネ・ブラウマネ、マリオ・ブルネロ、グンタ・アーベレ、
  カールリス・クロティンシュ、エーリクス・キルシュフェルズ(Vc)
  ノルムンズ・シュネー指揮 アルトゥールス・ガイリス指揮 シンフォニエッタ・リガ
 録音:2015年9月、2016年9月、2017年9月、ツェーシス・コンサートホール、ツェーシス、ラトヴィア、ライヴ。ラトヴィアの古都ツェーシスでは毎年9月、「チェロ・ツェーシス」フェスティヴァルが開催され、ベテランから若いプレイヤーまで各国のチェリストと音楽家たちが多彩な響きの音楽を聴かせる。このフェスティヴァルのハイライト・アルバム。フィンランドのマルコ・ユロネン、ロシアのボリス・ブロフツィン、イタリアのマリオ・ブルネロ、他はラトヴィアのチェリストが参加したライヴ。
SKANI-065
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(2CD)
リエパーヤ協奏曲集 II
 クリスタプス・ペーテルソンス(1982-):リエパーヤ協奏曲第2番(2012)(チェロと管弦楽のための)
  [クリスティーネ・ブラウマネ(Vc)]
 アンドリス・ジェニーティス(1978-):リエパーヤ協奏曲第1番「二元性」(2010)(ピアノと管弦楽のための)
  [ヴェスタルズ・シムクス(P)]
 アルトゥルス・マスカッツ(1957-):リエパーヤ協奏曲第12番(2017)(ピアノと管弦楽のための)
  [レイニス・ザリンシュ(P)]
 アンドリス・ヴェツムニエクス(1964-):リエパーヤ協奏曲第5番「コンチェルティーノ Art-i-Schock 」(2013)
  [グナ・シュネー(Vc) エリーナ・エンジェレ(Perc) アグネセ・エグリニャ(P)]
 プラトンス・ブラヴィツキス(1989-):リエパーヤ協奏曲第11番(2016)(声と管弦楽のための)
  [ユリアンナ・バヴァルスカ(S)]

 アトヴァルス・ラクスティーガラ指揮リエパーヤso.
 録音:2011年-2017年、ライヴ。バルト海に面したラトヴィアの都市、リエパーヤ市がラトヴィアの作曲家12人に委嘱した「リエパーヤ協奏曲」から、第1番、第2番、第5番、第11番、第12番のライヴ録音を収録。すべて世界初録音。
わたしの家〜リガ大聖堂のグレゴリオ聖歌
 献堂式ミサ/「聖なるおとめマリア被昇天に」と「献堂式」
  グンタルス・プラーニス(ハーディ=ガーディ)指揮
  スコラ・カントルム・リガ、リガ大聖堂少女聖歌隊 TIARA
 録音:2016年3月、リガ大聖堂、リガ、ラトヴィア、リガ大聖堂で中世後期に歌われ、1460年代から1490年代のものとされる手稿譜集「Riga Missal」に収められた、グレゴリオ聖歌。初期ネウマ譜によるグレゴリオ聖歌とその他の初期レパートリーを20年以上に渡り演奏、リハルズ・ドゥブラやヘンニング・ソンメッロといった現代の作曲家の作品も手がけるヴォーカル・アンサンブル「スコラ・カントルム・リガ」の歌唱。リガ大聖堂少女聖歌隊 TIARAが2つの聖歌で共演。いくつかの成果で使われるハーディ=ガーディは指揮者のグンタルス・プラーニスが弾いている。
ラトヴィアの歌
 エミールス・ダールズィンシュ:
  いつになるか言ってくれ/涙が涸れてしまい/あなたはまだバラの花を摘んでいる/目を閉じてにっこりしてごらん/
  痛みをものともせず/わたしの幸せ/人目を忍びでもするように/スペインのロマンス
 ヤーニス・カルニンシュ:ひと時ごとに / エミリス・メルンガイリス:黄金色の葉
 アルフレーズ・カルニンシュ:秋の花/どうだろうか…
 ヤーゼプス・ヴィートリス:
  あなたの高く白い窓の下に/白樺のゆりかごに/死の島のゴブレット/クアクレの音/
  ランの夢/目を閉じてにっこりしてごらん/あの静かな夜を今も思い出す/聞いておくれ、明るい目をした娘さん
 ヤーニス・メディンシュ:井戸/あなたの手をなで / ターリヴァルディス・ケニンシュ:村
 ブルノ・スクルテ:夢の国 / アールヴィズ・ジリンスキス:役者の生活

 エギルス・シルニンシュ(B−Br) マーリス・スクヤ(P)
 録音:2015年10月31日、ジンタリ・コンサートホール、ユルマラ、ラトヴィア、ライヴ。バスバリトン歌手のエギルス・シルニンシュは、ラトヴィア音楽アカデミーの歌唱法とオペラのクラスで学び、2011年、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場で「さまよえるオランダ人」のタイトルロールを歌ってデビュー。スカラ座、メトロポリタン、パリのバスティーユ、ウィーンの国立歌劇場とフォルクスオーパーをはじめとする各国のオペラハウスの舞台に立ってきた。リガ湾に面し、かつてエディンバラと呼ばれたジンタリのコンサートホールで彼が行ったコンサートのライヴ録音。夏になるとこの街を訪れたというエミールス・ダールズィンシュの作品をはじめ、ラトヴィア歌曲の歴史をたどるプログラムが歌われる。
響と余韻〜ダッツェ・アペラネ:ピアノ作品集
 サラバンド3つの俳句/アレゲニーのメロディ/ツィンバロム2つの夢/間違って入った/クークレの歌/
 夜想曲集/モザイク/赤い風船/バレエ「エディーテ」の音楽/ミュージカル「エディーテ」のロマンス

 ディアーナ・ザンドベルガ(P)
 録音:2015年7月、ラトヴィア。ダッツェ・アペラネは、1953年、カナダのウィニペグに住むラトヴィア系の家庭に生まれ、モントリオールのマギル大学でチャールズ・パーマー、ブルース・マザー、ブライアン・チャーニーに作曲を学んだ。在学中、モントリオールにラトヴィア系の青少年cho. を設立。作曲家、音楽イベント・オーガナイザー、音楽教師、指揮者、批評家として活動している。ラトヴィア作曲家連盟の会員。このアルバムのピアニスト、ディアーナ・ザンドベルガの委嘱によるピアノ曲のほか、歌曲、合唱曲、器楽曲、室内楽曲の作曲を主に手がけている。
自由の響き〜イマンツ・カルニンシュ:交響曲第4番/チェロ協奏曲(#)
 アトヴァルス・ラクスティーガラ指揮リエパーヤso.
 マルタ・スドラバ(Vc;#) アイヴァルス・メイイェルス(ベースG;#)
 ヴィルニス・クリエヴィンシュ(ドラムス;#)
 録音:2014年10月、リエパーヤ・ラトヴィア協会ハウス、リエパーヤ、ラトヴィア。イマンツ・カルニンシュは、ラトヴィアの作曲家、音楽家、政治家。交響曲、ソ連時代初の「ロック・オペラ」を含む歌劇、オラトリオ、合唱曲、映画と劇場のための音楽を作曲。1960年代には、率直な歌とヒッピー風ライフスタイルが人気のロックバンド「2xBBM」のリーダーを務め、当局の演奏禁止の措置に抵抗したといわれる。交響曲第4番は、彼が管弦楽作品を再び手がけるようになった1973年に作曲された、「東欧圏」で初めての「ロック・シンフォニー」とみなされている、ベースギターとドラムをともなう作品。チェロ協奏曲は、カルニンシュが音楽アカデミーで学んでいた1963年に作曲された。チェロとオーケストラの「哀歌調の茶色がかった灰色の色彩」が当時のラトヴィアの荒廃した街並みや人々の翳りのある表情を映したとされる一楽章の音楽。彼の最初の管弦楽作品。
E(GO) 〜アンドリス・ジェニーティス:作品集
 前奏曲「光」[カレル・マーク・チチョン指揮
        ザールブリュッケン=カイザースラウテルンドイツ放送po. ]/
 弦楽四重奏曲第1番「トラータカ」[シレジアSQ ]/
 Om, Lux Aeterna (永遠の光)
  [アガーテ・ブルキナ(S) グンダルズ・ジリュムス(B)
   カスパルス・プトニンシュ指揮ラトヴィア放送cho.]/
 サクソフォンと管弦楽のための協奏曲「 E(GO) 」
  [アルヴィーズ・カズラウスクス(Sax)
   ノルムンズ・シュネー指揮ラトヴィア国立so.]/
 後奏曲「氷」[カレル・マーク・チチョン指揮ラトヴィア国立so.]
 録音:2009年-2014年、ライヴ。「コラボレーションを始めてすぐ、アンドリス・ジェニーティスこそ、同時代の作曲家が、今、どういう姿勢で作曲するべきかという最良の手本だと知った。……鋭く感情に訴える、芸術的メッセージをもつ……聴衆の心をとらえ、音楽体験の共有を可能にする……」(カレル・マーク・チチョン)。ラトヴィアのジェニーティスの音楽世界を、管弦楽、協奏曲、室内楽、合唱と様々なジャンルの作品で俯瞰する作品集。
沈黙の果実〜現代ラトヴィアの合唱作品集
 クリスタプス・ペーテルソンス:しつこい嫉妬(2012)
 マイヤ・エインフェルデ:ルクス・エテルナ(永遠の光)(2014)
 ユリス・カルルソンス魂の涙(2013) (*) / サンタ・ラトニエチェ:天の火(2011) (#)
 エーリクス・エシェンヴァルズ:大海の一滴(2006)
 マールティンシュ・ヴィリュムス:時はきらめき…(2003) / ペーテリス・ヴァスクス:沈黙の果実(2013) (*)

 シグヴァルズ・クリャヴァ指揮ラトヴィア放送cho.
 ヴェスタルズ・シムクス(P;*) グナ・シュネー(Vc;#)
 録音:2014年10月、聖ヨハネ教会、リガ、ラトヴィア。バルト三国の1つであるラトヴィアが世界に誇るハーモニー、ラトヴィア放送cho. 。ラトヴィア放送cho. と首席指揮者シグヴァルズ・クリャヴァに献呈された「息をのむ響きの美しさ」という糸で繋がるラトヴィアの新作。すべて初録音。
ヤーニス・イヴァノフス
 ピアノと管弦楽のための協奏曲(1959) (*) /交響曲第14番「室内交響曲」(1971) (#) /交響曲第20番(1981) (+)

 イーゴリ・ジューコフ(P;*) ヴァシーリー・シナイスキー指揮ラトヴィア国立so.(*/+)
 トヴィイス・リフシツ指揮ラトヴィア・フィルハーモニック室内o.(#)
 録音:1971年(#)、1977年(*)、1982年(+)、ラトヴィア。ラトヴィアの音楽史にその名を刻み、21曲の交響曲を遺した同国最大のシンフォニスト、ヤーニス・イヴァノフス(1906-1983)。晩年の1981年に作曲された「交響曲第20番」と、弦楽オーケストラのために1971年に作曲され"室内交響曲"の副題を持つ「交響曲第14番」をカップリング。1959年の作品「ピアノ協奏曲」のソリストは、スクリャービンのスペシャリストとしても高名なロシアのピアニスト、イーゴリ・ジューコフが務めている。
琥珀色の真珠〜クラリネットとピアノのための音楽
 イェーカブス・メディンシュ(1885-1971):ロマンス / シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
 サンタ・ラトニエチェ(1977-):トンボ(*) / ドビュッシー(1862-1918):第1ラプソディ
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):舞踏前奏曲
 ヤーニス・メディンシュ(1890-1966):ダイナ(Daina)第6番 嬰ヘ長調

 エギールス・シェーフェルス(Cl) トムス・オストロフスキス(P)
 エーリクス・キルシュフェルズ(Vc;*)
 録音:2009年、2011年、ラトヴィア。エギールス・シェーフェルスは、リガ生まれ、ユールマラ音楽学校と特別音楽学校のエミールス・ダールズィンシュに学び、ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトヴィア音楽アカデミーのギルツ・パージェのクラリネット科を卒業した。2001年、ユリアーヌ・アンドレヤ国際管楽器コンペティションで第1位。ラトヴィア国立so. やラトヴィア室内o. などのオーケストラを経て、ソリスト、室内楽奏者として活動。デンマークの木管五重奏団「カリオン」のメンバー。
塩水〜サンタ・ラトニエチェ(1977-):合唱作品集
 塩水(2006)(混声合唱のための)/心のツバメ(2007)(混声合唱と室内管弦楽のための)/
 Horo horo hata hara (2008) (12声の合唱のための)/静かな水(2008)(混声合唱のための)

 シグヴァルズ・クリャヴァ指揮 ノルムンズ・シュネー指揮
 カスパルス・プトニンシュ指揮 ラトヴィア放送cho.、シンフォニエッタ・リガ
 録音:2006年、2010年。ラトヴィアのサンタ・ラトニエチェ(1977-)は、2004年、UNESCOの主宰する作曲賞「International Rostrum of Composers」の30歳未満部門で第1位を獲得した、アンサンブルのための「sens nacre」で国際的に知られるようになった。「真珠のような、くぐもった、ほのかな」と形容される響きが彼女の音楽の大きな魅力と言われている。

STERLING (スウェーデン) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 多くがCD-R製版となります。また、プレス盤を指定したご注文はお受け出来ません。御了承下さい。既案内分はこちらから
歌唱の技術〜ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ Vol.3
 ヴェルディ:レクイエム〜われは嘆く(怒りの日 から)(*) / モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
 メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 Op.70 〜人々よ、お前たちの心を引き裂け…心を尽くして求めるならば/
 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV.56 〜慰めよ、わたしの民を慰めよと…谷はすべて身を起こし(*) /
      歌劇「クセルクセス(セルセ)」 HWV.40 〜なつかしい木陰よ(*) /
      歌劇「イェフタ」 HWV.70 〜わが娘を高みにあげてくれ、天使たちよ(*) /
      歌劇「アタランタ」 HWV.35 〜いとしの森よ/歌劇「セメレ」 HWV.58 〜そなたの赴くところ いずこにも(*)
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 〜わたしはイエスのそばで目覚めていよう
 シューベルト:アヴェ・マリア D.839 / グリーグ:大きな白い群 Op.30 No.10
 セーデシュトレム:主はわが羊飼い / アダン:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
 レーガー:マリアの子守歌 / ジョン・フランシス・ウェイド:アデステ・フィデリス(神の御子は今宵しも)
 フレスコバルディ:あなたは去ってゆく/わたしの太陽よ/わたしを拒まないで下さい、ああ
 グルック:歌劇「パリーデとエレーナ」〜おお、私のいとしい人よ
 ロッシーニ:スターバト・マーテル〜嘆き、憂い / ビゼー:神の子羊
 シューベルト:魔王 D.328 (*) /野ばら D.257 (*) /万霊節の連梼 D.343 (*) /岩の上の羊飼い D.965 (*)
 ハイドン:おお、美しい声よ Hob.XXVIa: 42 /さすらい人 Hob.XXVIa: 32 /鋭い目 Hob.XXVIa: 35
 ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」 Op.7 より〔ヴィラネル/バラの精/知られざる島〕
 ニューストレム:歌曲集「海辺の歌」/海の歌/わたしは海辺に家を//岩礁で
 ボノンチーニ:お前を賛える栄光のために / カッチーニ:うるわしのアマリッリ / ヴェルディ:日没
 コープランド:アメリカの古い歌第1集〜遠い昔
 ビーチ:3つのブラウニングの歌 Op.44〜ああ恋人よ, わずか一日で / コーツ:あなたの歌が聞こえた

 ラーシュ・ビョーリング(T) ハッリ・エーベット、ブリタ・リグネル、
 リリアン・カールソン、アヌーシュカ・ムケルジー、カール=オット・エルサミー(P)
 ウルフ・ヴェスレーン(P/Org) オルガンをともなう小アンサンブル
 録音:1975年-2018年、セッション(*)、ライヴ(*以外) 。 Sterling のアーティスト・シリーズ。スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)(1911-1960)の子、ラーシュ・ビョーリングが、祖父ダーヴィド(1873-1926)に捧げるオマージュ・アルバムの第3作。
CDA-1829-2
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[CD-R]
イェイエル&ランデル:弦楽四重奏集
 エーリク・グスタフ・イェイエル:弦楽四重奏曲第2番 変ロ長調
 アンドレーアス・ランデル:弦楽四重奏曲 ヘ短調
  ノルショーピングSQ
   [ジョージ・レイモンド、シーロルド・ランドストレム(Vn)
    アロイス・シェンプニ(Va) トゥーレ・シュンデル(Vc)]
 録音:1977年5月9日、スウェーデン放送局、ストックホルム。ノルショーピング四重奏団は、1934年、ノルショーピングso. のメンバーにより結成され、途中メンバーが交替しながら1975年まで活動を続けた。トゥーレ・シュンデルが創設以来チェロを担当、1956年から解散まで、オーケストラの第1コンサートマスターのジョージ・レイモンドが第1ヴァイオリンを受け持った。スウェーデンの作品とコンテンポラリー作品を中心に演奏、リゲティの弦楽四重奏曲の一作をスウェーデン初演している。1977年5月、スウェーデン放送のために彼らが録音したスウェーデン・ロマンティシズム時代の2つの作品。エーリク・グスタフ・イェイエル(1783-1847)は、国会議員、雑誌の編集者など多面的に活動。作曲家としては「小さな炭焼き」や「夜空」といった歌曲(Musica Sveciae MSCD-519)の作者として知られ、2曲の弦楽四重奏曲とヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲などの室内楽曲を残した。アンドレーアス・ランデル(1806-1864)は、オスカル王子の助力を得てパリでヴァイオリンを学び、1828年からストックホルムの王立o. で演奏、1861年から1864年までコンサートマスターを務めた。劇のための音楽、フランス・ヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン協奏曲3曲、ハイドンの後期とベートーヴェンの初期のスタイルの室内楽曲、男声合唱曲、ロマンティックなスタイルの歌曲とロマンスを作曲。3曲の弦楽四重奏曲のうち ヘ短調の作品は、彼の代表作のひとつとみなされ、ウプサラ・チェンバー・ソロイスツによる録音(MSCD-522)が「スウェーデン音楽アンソロジー」のシリーズに収められている。

ALBA (芬) 1枚あたり¥2860(税抜¥2600)(SACDハイブリッド盤も同一価格)

 旧譜はこちらから
アースリー・エンジェル〜 17世紀尼僧院の音楽
 マリア・クサヴェリア・ペルコーナ(1652頃-1709頃):喜べ騒げ、羊飼いたちよ
 イザベラ・レオナルダ(1620-1704):憧れるは最愛のイエス
 クラウディア・ルスカ(1593-1676):第2カンツォン
 ローザ・ジャチンタ・バダラ(1660頃-1710頃):泣かないで/天使の糧
 イザベラ・レオナルダ(1620-1704):ヴァイオリン・ソナタ第12番(*)
 ベルナデット・レ(活動:1606-1626):4声のカンツォーナ
 キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ(1602-1677頃):おお、わがイエス、なんと良き(#)
 アースリー・エンジェルアンナ・ヴィルベリ(S;#)
 ペーター・スピスキ(Vn) アイラ・マリア・レヘティプー(Vn;*)
 アンドルー・ローレンス=キング(バロックHp)
 エーロ・パルヴィアイネン(リュート) マリアンナ・ヘンリクソン(Org)
 カイサ・ダールベク(S)指揮
 録音:2017年7月1日-3日、シポー教会、シポー、フィンランド。制作:ユッシ・レヘティプー|録音:ミッコ・ムルトニエミ。アーリー・ミュージックのアンサンブル「アースリー・エンジェル(Earthly Angels)」(地上の天使)は、2016年、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーに学ぶソプラノ歌手、カイサ・ダールベクの第2回博士課程コンサートのために結成された。その後、ヨーロッパとフィンランドのプレイヤーが集まり、17世紀と18世紀の音楽を「今日」の聴衆に伝えるプロフェッショナルの声楽器楽アンサンブルとして活動を続けている。アルバム第1作では、17世紀イタリアのミラノ、ヴェネツィア、ボローニャの写本に収められた、尼僧たちの作ったモテット、賛美歌、カンツォーネが特集された。さまざまな思いをかかえ、神に仕える日常生活を送る「女」たちの音楽。リーダーのダールベクは、アーリー、クラシカル、コンテンポラリーと、幅広い時代の音楽をレパートリーにフィンランドとヨーロッパで活動。2013年、ヴァーサのアーリー・ミュージック・フェスティヴァルを創設、芸術監督を務めている。ヴァイオリンのペーター・スピスキ(1966-)は、スロヴァキア出身、コンチェルト・コペンハーゲンのコンサートマスターとカメラータ・オーレスンの音楽監督。フィンランド・バロックo. のリーダー、アイラ・マリア・レヘティプー。エーロ・パルヴィアイネンは、「ラルペッジャータ」「アルテ・デイ・スオナトーリ」、ヘルシンキ・バロックo. のリュート奏者。ガーンジー生まれ、バロック・オペラとオーケストラの指揮者、ハープ奏者のアンドルー・ローレンス=キング(1959-)は、フィンランドを訪れ、オストロボスニア室内o. などのアンサンブルを指揮している。チェンバロとオルガン奏者のマリアンナ・ヘンリクソンは、フランスの「レ・アンバサドゥール」、ヨーロッパ連合バロックo.、ヘルシンキ・バロックo. の演奏に参加してきた。シベリウス・アカデミーの出身のソプラノ、アンナ・ヴィルベリは、室内合唱団「ルーメン・ヴァロ」のメンバー。
ABCD-434
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(HYBRID_SACD)
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノとチェロのための作品
 チェロ・ソナタ〔第2番 ニ長調 Op.58 No.2 /第1番 変ロ長調 Op.58 No.1 〕/
 協奏的変奏曲 Op.17 /アルバムのページ ロ短調(1835) /無言歌 ニ長調 Op.109
 グアダルーペ・ロペス=イニゲス(Vc|使用楽器: Claude Pieray, Paris, 1725
 オルガ・アンドリュシュチェンコ(P|使用楽器: Erard, Paris, 1862
 録音:2018年8月16日-17日、9月1日-2日、ニュー・パヴィリオン、カウニアイネン、フィンランド。制作・録音:ミッコ・ムルトニエミ。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを拠点に活動するスペインのチェリスト、グアダルーペ・ロペス=イニゲス(1983-)は、バロック・チェロによる「ガブリエッリ、スカルラッティ:チェロのための作品全集」(ABCD-412)でアルバム・デビュー。作品の要素を深く掘り下げた演奏が高く評価された。好評を受けて制作された第2作アルバムでは、前作と同じクロード・ピエレーが1725年に製作したチェロでロマンティックな音楽、メンデルスゾーンの作品を演奏している。共演者のオルガ・アンドリュシュチェンコ(1978-)は、モスクワ生まれ。モスクワ音楽院を卒業後、ケルンの音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー音楽大学でヴラディーミル・クライネフに学び、ドイツを本拠に活動している。豊かで温かい雰囲気を求め、バロック・チェロと調和する響きの1862年製作のエラール・ピアノが録音に使われた。カウニアイネン市のホール「ニュー・パヴィリオン」での録音。
ABCD-435
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(HYBRID_SACD)
夢を見ているように〜ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
 チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番 Op.82 (1992) /
 夢を見ているように Op.21 (1974, arr.2017)
  (ユハ・カンガス(1945-)編曲/チェロと19の弦楽器のための)(*) /
 ヴィオラ、コントラバスと室内管弦楽のための協奏曲 Op.87 (1993) (#)
 マルコ・ユロネン(Vc) リッリ・マイヤラ(Va) オリヴァー・ティエリ(Cb)
 ユハ・カンガス指揮オストロボスニア室内o.
 録音:2018年5月22日(無印)、5月23日(*)、11月8日-9日(#)、スネルマン・ホール、コッコラ、フィンランド|(*/#)は 世界初録音| #(*)の作品番号が、ブックレット裏とインレイ・カードにおいて『 Op.20 』と誤記されていますが、誤記があるままで流通します。制作・録音:サイモン・フォックス=ガール。「信じられないほどの勢いと創造性のある世代……潜在する力がまだ充分に探求されておらず、その作品がそれぞれの国以外ではコンサートに欠かせない演目にはなっていない世代」の作曲家のひとり、フィンランドのノルドグレン(1944-2008)の「フィンランド悲歌」(ABCD-425)につづく作品集。「チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番」は、ショスタコーヴィチの交響曲第12番「1917年」の短い引用のある、対照的な4つの楽章の作品。オストロボスニア室内o. の委嘱で作曲、1992年9月12日、スティーヴン・イッサーリスとユハ・カンガスの指揮で初演された。マルコ・ユロネン(1966-)とオストロボスニア室内o. にとっては2度目の録音。「夢を見ているように」は、「リゲティに近いクラスター風スタイルの和声と表現的なメロディによる「メロディック=ポリフォニック・クラスター」」の音楽として、1974年、チェロとピアノのために作曲された。この作品をユハ・カンガスが「チェロと19の弦楽器」のために編曲、「ノルドグレンの音楽」の音世界をできる限り忠実にたどりながら、独奏チェロとオストロボスニアのプレイヤーが対話する抒情のパッセージをもつ作品に作り上げた。「ヴィオラ、コントラバスと室内管弦楽のための協奏曲」は、カウスティネン室内楽週間の委嘱作。ヴィオラとコントラバスのソロと、ピアノ、打楽器、幅広い色彩の弦楽によるアンサンブルが「小説のチャプター」のように音楽を展開させてゆく単一楽章で書かれ、終幕、「わたしたちを彼岸に導こうとする」かのようにハイドンのピアノ曲「アンダンテ ト短調」が「これ以上ないスローモーション」で引用される。
夜の海辺にて〜ヘイノ・カスキ(1885-1957):ソロ・ピアノのための作品集
 夜の海辺にて Op.34 No.1 /夢の姿 Op.27 No.1 /ばら園の乙女 Op.24 No.1 /ブルレスケ Op.32 No.3 /
 前奏曲 変ト長調 Op.7 No.1 /ヴェネツィアの夕べ Op.15 No.2 /山のトロルのセレナード Op.15 No.1 /
 前奏曲 ロ短調「パンカコスキ急流(激流)」 Op.48 No.1 /森の静けさ Op.25 No.2 /
 子守歌 Op.17 No.3 /流行り歌 Op.27 No.3 /泉のほとりのニンフたち Op.19 No.2 /
 夏の夜 Op.38 No.1 /秋の朝 Op.21 No.2 /牧歌 Op.10 No.4 /無言歌 Op.24 No.2 /
 前奏曲 ハ長調 Op.46 No.1 /夕べの気分 Op.14 No.3 /詩 Op.46 No.2 /悲しい歌 Op.32 No.4

 ヤンネ・メルタネン(P|使用楽器: Steinway & Sons, D 371281
 録音:2018年11月2日-3日、ヘルシンキ。制作・録音:ヘイッキ・サヴォライネン。オスカル・メリカントと同じようにピアノの小品で人気を集めた作曲家として名を残す、フィンランドのカスキのソロ・ピアノのための作品。ヘイノ・カスキは、1885年、ピエリスヤルヴィ(リエクサ)の教会音楽家の子に生まれた。ヘルシンキでイルマリ・クローンに音楽理論、エルッキ・メラルティンに作曲を学び、ベルリンのパウル・ユオンの下で4年間、作曲の勉強を続けた。ピアノの小品の他に、ヴァイオリン、チェロ、フルートのためのソナタなどの室内楽や歌曲を作曲している。「印象主義風のデリカシーを感じさせる和声がごく稀にみられるものの、基本のスタイルはナショナル・ロマンティシズム」(キンモ・コルホネン)。カスキは、100曲近いピアノの小品を書き、「ばら園の乙女」「夢の姿」「夕べの気分」「森の静けさ」など、その多くに音楽の内容を示唆する曲名がつけられている。フィンランドのピアニスト、ヤンネ・メルタネン(1967-)のアルバムには、彼が以前に録音したことのある「夜の海辺にて」のほか、カスキのピアノ音楽を代表する作品が全部で20曲収められている。ロマンティックな「前奏曲 変ト長調」、グリーグを思わせるともいわれる爽やかさのある「山のトロルのセレナード」。前奏曲「パンカコスキ急流(激流)」は、フィンランドでもっとも壮大な急流のひとつ「パンカコスキ急流」を「トレモロ、アルペッジョ、分散和音、パッセージワークにより、典型的にロマンティックな情景に描いた」作品。ショパンの「夜想曲」(ABCD-160, ABCD-190)と2つのピアノ協奏曲(ABCD-247)、コッコネン(ABCD-127)やサティの作品(ABCD-115)などのアルバムを録音したメルタネンが、抑えがたい気持ちをピアノに託したカスキの世界に聴き手を誘う。
この待降節の月
 マシュー・ホイットール(1975-):クリスマスには闇がある(4曲)
 ジャン・ド・ブレブフ(1593-1649)/マシュー・ホイットール(1975-)編曲:ヒューロンのキャロル
 セリム・パルムグレン(1878-1951)/アンナ・フースコネン(1983-)編曲:聖母マリアは幼子をあやし
 シベリウス(1865-1957)/アンナ・フースコネン編曲:5つのクリスマスの歌 Op.1
 ドビュッシー(1862-1918)/アンナ・フースコネン編曲:家のない子のクリスマス
 アレックス・フリーマン(1972-):クリスマスのキャロル(4曲)

 ヤニ・シヴェーン指揮アウディーテ室内cho.
 録音:2017年1月21日-22日、3月25日-26日、5月6日、ロイフヴオリ教会、ヘルシンキ。制作:トゥーリ・リンデベリ/録音:マルック・ヴェイヨンスオ。アウディーテ室内合唱団は、ヘルシンキ音楽院の公式アンサンブルとして1991年に創設された。創設者ヤニ・シヴェーンは、シベリウス・アカデミーの学部と修士課程で学び、合唱指揮者、作曲家、音楽教師として活動、アウディーテ室内合唱団とタンペレ・フィルハーモニック合唱団の芸術監督、ヘルシンキ・ミュージック・センター合唱団の指揮者を務めている。「この待降節の月」と題したアルバムでは、このアンサンブルで歌っている作曲家たちの作品と彼らの編曲による伝統的な待降節の作品が歌われる。バスを担当するカナダ出身のマシュー・ホイットールMatther Whittall (1975-)が、イギリスの詩人クリスティーナ・ロゼッティ(1830-1894)の詩をテクストに採った「クリスマスには闇がある」と、フランスからカナダに渡ったイエズス会宣教師、ジャン・ド・ブレブフ(1593-1649)の「ヒューロンのキャロル」。アルトを歌うアンナ・フースコネン(1983-)が、新しい感覚の和声に編曲したパルムグレンの「聖母マリアは幼子をあやし」、シベリウスの「5つのクリスマスの歌」、ドビュッシーの「家のない子のクリスマス」。アウディーテのテノール、アメリカのノースカロライナで育ったアレックス・フリーマン(1972-)が、イギリスの伝統のキャロルを素材、あるいはテクストに使って作曲した「クリスマスのキャロル」と、クリストバル・デ・モラーレスが歌詞の一節を追加したテクストに作曲した「おお、大いなる神秘」。

AUDITE (独) 
 価格帯記載無し[CD]:特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 #2019年3月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから
フランツ・リスト(1811-1886):
 交響詩「マゼッパ」S.100 /
 歌劇「サルダナパール」S.687(未完、4幕)(*)
  [補完&オーケストレーション:デイヴィッド・トリペッド]
 キリル・カラビツ指揮シュターツカペレ・ヴァイマール
 ジョイス・エル=コーリー(S;ミラ) アイラム・エルナンデス(T;サルダナパール)
 オレクサンドル・プシニアク(Br;ベレーソ) マリアンナ・ヴォーザ合唱指揮ヴァイマール国民劇場cho.
 録音:2018年8月17日-20日、ヴァイマール・ホール| (*)は当録音が初演&世界初録音。 キリル・カラビツ率いるシュターツカペレ・ヴァイマールが同団の本拠ヴァイマールにまつわる作品を演奏する好評のシリーズ。当アルバムはフランツ・リストの交響詩「マゼッパ」と未完の歌劇「サルダナパール(サルダナパロス)」を収録した。ヴィクトル=マリー・ユゴーの詩「マゼッパ」による、ピアノのための超絶技巧練習曲集第4曲「マゼッパ」を拡大したこの交響詩は1854年にヴァイマールで作曲、初演された。数奇な運命をたどったコサックの首領マゼッパが、ウクライナ解放の戦いに起ちあがる物語をダイナミックなオーケストラで表現する。イギリスの詩人、ジョージ・ゴードン・バイロンの戯曲「サーダナパラス王」(1821年)を台本にした歌劇「サルダナパール」は、1846年より1851年までヴァイマールの地でスケッチのみ作曲されたが、その後上演されることは無かった。しかし、2017年にヴァイマールのゲーテ・シラー文書館に保管されているスケッチを作曲家デイヴィッド・トリペッドが補完、オーケストレーションし170年たった今、日の目を見ることとなった。リストがヴァイマールに定住した時期に書かれたこの歌劇は生き生きとし、豪華絢爛でスリリングな展開が注目される。

BONGIOVANNI 
 価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ヴィヴァルディ
 6つのソナタ Op.14(原曲:チェロ)
ヴィルジノ・ビアンキ(1926-1997):
 ファゴットのための3つの練習曲
マウロ・モングッツィ(Fg)
ワルター・マッマレッラ・
 ジョルダーノ(P)
 録音:2018年6月23日-24日。ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ6曲をファゴットで演奏。予想以上に楽器の良さが出ていて驚かされる。様々な楽器のために大量の協奏曲を書いたヴィヴァルディはファゴット協奏曲についても先駆者で、すばらしい協奏曲を39曲残しているが、それを彷彿とさせる音楽になっている。ボーナストラックとして収録されているビアンキの練習曲はファゴットの技巧を突き詰めた、高度な演奏技術を必要とする世界。歌い上げるヴィヴァルディとは対照的。
ジュゼッペ・アポッローニ(1822-1889):歌劇「レブレオ」
 シモーネ・アライモ、フェルナンダ・コスタディーノ・ディ・ドメニコ、
 アルマンド・カフォリオ、パオラ・ビディネッリ、フランチェスコ・ピッコリ
 マッシモ・デ・ベルナルト指揮サンレモso.、
 レッジョ・カラブリア・フランチェスコ・チレアcho.
 録音:1989年10月29日、31日|廃盤となっていた同番号商品〔当店未案内〕の再発。ロマン派全盛期のイタリアで書かれた知られざる歌劇。タイトルは「ユダヤ人」の意で、「Melodramma Tragico(悲劇)」となっているが音楽の熱量が大変高く、歌手も合唱もオーケストラも迫力十分。クライマックスで必ず出てくるティンパニのロールなど一本調子感は否めないが、それでも非常に力強く胸を打つ音楽が続く。ラストは悲劇らしく短調だがやはり力強いフォルテで幕を下ろす。
GB-2019/20
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(2CD)
1CD価格
シューベルト:付随音楽「魔法の竪琴」
 トーマス・モーザー、ヨージェフ・ネーメト/他
 ティート・ゴッティ指揮セゲド国立劇場po.&cho.
 録音:1983年、コムナーレ劇場、ボローニャ|廃盤となっていた同番号商品〔当店未案内〕の再発。#旧品(2CD価格)と異なり、リブレット等はレーベル公式サイトからダウンロードする形式となります。 序曲のみ「ロザムンデ」の序曲に転用されて有名な3幕からなる付随音楽「魔法の竪琴」。貴重な全曲盤が再発売される。シューベルト・マニアなら必携のアルバム。

CYBELE (独) 特記以外
 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
CYBELE-361804S
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(HYBRID_SACD)
価格帯:B
ヒンデミット(1895-1963):3つの小品 Op.8 (1917) /求婚にでかけた蛙(1941)
ベルンハルト・ハイデン(1910-2000):チェロ・ソナタ(1958) /シエーナ(1961)
ウォルター・スコリック(1934-):チェロ・ソナタ(2004) /4つのバガテル(1998)
 セシル・グルーブラー(Vc) タマーラ・チターゼ(P|使用楽器:スタインウェイD
 高音質レーベルCYBELE RECORDSならではの名録音で味わうチェロ作品集。SACDハイブリッドで、SACD 層ではバイノーラル録音、サラウンド録音が楽しめる。ベルンハルト・ハイデンはドイツに生まれベルリン音大でヒンデミットに作曲を学んだ人物。後年アメリカに帰化し、作曲活動を続けながらインディアナ大学の作曲教授を務めた。そしてこの大学でハイデンに教えを受けたのが、ニューヨーク生まれのウォルター・スコリック。ヒンデミットと弟子、そして孫弟子のチェロ作品が聴けるという面白いディスクなのだ。書法にも非常に似たものを感じるからまた面白い。バッハ的な折り目正しい調性音楽と思いきや、移ろうように変化音を交えトリッキーな転調を行い、軽妙なユーモアを感じさせる展開。時には厳しくシリアスな曲調も。無調の音列主義とはまったく違う方向に深められた現代音楽の系譜をお楽しみ頂きたい。

エストニア・レコード・プロダクション 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 エストニア・レコード・プロダクション [ESTONIAN RECORD PRODUCTION] は、エストニアの作曲家ペーテル・ヴェヒと音楽プロデューサーであるティーナ・ヨキネンが創設したエストニアを代表する独立系レーベル。
 ご案内済旧譜はこちらから
CANTO:) 〜 16-17世紀のイタリア音楽
 ジョルジョ・マイネリオ: Caro Ortolano / Saltarello / Ballo Francese / Tedescha / Saltarello / Ungarescha
 フレスコバルディ: Se l 'aura spira tutta vezzosa
 モンテヴェルディ: O mio bene, o mia vita / Jubilet tota civitas / Si dolce e 'l tormento /
           Christe, redemptor omnium / Eri gia tutta mia /
           Non voglio amare / Salve Regina / Zefiro torna e di soave
 バンキエーリ: Canzona terza "La Galluppa revista" / アウレリオ・ボネッリ: Canzona "Istrina"
 マリーニ: Aria "La Soranza" /Sinfonia grave "La Zorzi"
 ザネッティ: Bassa Gioiosa / Gagliarda / Il Matacino / Il Spagnoletto / Gallaria d 'Amor / Caccia Amorosa /
        Il Ballo Della Torchia / Il Tortaglione / Il Ballo de Colla / Il Bagaran

 ホルトゥス・ムジクス
 録音:2018年1月12日-13日、タリン、エストニア・コンサート・ホール。アルバム題名は欧文顔文字の笑顔『 :) 』(右に90度回して見る)付き。棚の奥で埃にまみれて保管された音楽を学術的に再演するのではなく、当時イタリアの往来のあちこちにあふれていた「生きた音楽」をそのまま演じることに心を向けている。管楽器、弦楽器、打楽器を自由に使い、ときには羽目を外したような演奏を繰り出し、楽しく歌を歌う。そして曲はモンテヴェルディの「Si dolce e ' l tormento」など名曲揃い。街を歩けば次々に美しい音楽に出逢うことが出来る、そんなイメージで聴きたいアルバム。

FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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Of arms and a woman 〜管楽器による中世後期の音楽
 デュファイ: Se le face ay pale / Or me veult bien Esperance /
        Belle, veullies moy retenir / Le Serviteur hault guerdonne
 ジョン・ベディンガム: O rosa bella / Le Serviteur
 バンショワ: Les tres doulx ieux du viaire ma dame / Dueil angoisseus / Files a marier ne vous mariez ja
 作曲者不詳: A Cheval, tout homme, a cheval / Reveillez vous piccars / Gardes le trait della fenestre /
        De quan qu’on peut belle et bonne estrener, Anxci bon youre / La Spagna / Allez a la fouger /
        Pues serviçio vos desplaze • Cançión contrahecha Pues serviçio vos desplaze, letra y punto
 ヨハネス・チコーニア: A Le ray au solely / ボード・コルディエ: Tout par compas suy composes
 マショー: Aymi! dame de valour1 - Je vivroie liement 2
 ソラージュ: Corps femenin par vertu de nature tant noblemen
 ロバート・モートン: Le Souvenir de vous me tue mon seul bien
 ランディーニ: Adiu, adiu dous dame / ジョスカン・デ・プレ: Lomme arme

 ブロンデル[ショーム/スライドTp/リコーダー/サックバット/バグパイプ/Perc]
 録音:2015年7月24日-27日、イギリス。ヴェネツィア出身の詩人、クリスティーヌ・ド・ピザンの詩がアルバムを貫くテーマとして選ばれている。女性の視点から多くの文学表現を創造したド・ピザンを取り上げつつも、歌ではなく管楽器で演奏することで音楽に込められた力を立ち上らせる。ブロンデルのメンバーはエンシェント室内o.、ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ、イ・ファジョリーニ、ベルリン古楽アカデミー、フライブルク・バロックオーケストラなどで演奏する奏者たちで、技術面も申し分ない。

LIMEN (伊) 特記以外 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

CPLT108-C108
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(1CD)
1.5CD価格
XIX Pop Dance XX
 ファリャ:「恋は魔術師」より〔間奏曲/悩ましい愛の歌/火祭りの踊り〕
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 / ラフマニノフ:前奏曲 Op.2 No.1 /東洋風舞曲 Op.2 No.2
 シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102 / ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3

 ルカ・ピンチーニ(Vc) ジルダ・ブッタ(P)
 限定生産、シリアルナンバー付き|#『商品にはインターネット上で映像とオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています』とアナウンスされています。 19世紀、20世紀のチェロ作品を集めたアルバム。舞曲を軸に構成されていて、直接舞曲と謳っていない曲も含め、歌とリズムのヴァリエーションが豊か。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3
 〔第9番 ホ長調 Op.14 No.1 /第10番 ト長調 Op.14 No.2 /第11番 変ロ長調 Op.22 /
  第12番 変イ長調 Op.26 /第13番 変ホ長調 Op.27 No.1 /第14番 嬰ハ短調「月光」 Op.27 No.2 〕

 レティシア・ミキエロン(P)
 限定生産、シリアルナンバー付き|#『商品にはインターネット上で映像とオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています』とアナウンスされています。 イタリアを拠点に活躍する女流ピアニストで作曲家でもあるレティシア・ミキエロン。ベートーヴェンのピアノ・ソナタを番号順に録音しており、全集になる予定。今作には一時期「夫婦喧嘩」とあだ名された軽妙な第10番、変奏曲と葬送行進曲が印象的な第12番、高い人気を誇る有名な「月光」等を収録している。第1集(CDVD022-C022)には第1〜3番、第2集(CDVD041-C041)には第4〜8番が収録されている。

PAN CLASSICS (瑞) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 
エンリコ・オノフリ
 バルトーク:2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98, BB 104
 ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV.70
 エンリコ・オノフリ、リナ・トゥール・ボネ(Vn)
 録音:2018年4月、イタリア。大御所オノフリと気鋭ボネ、大人気奏者ふたりのデュオ・アルバムが登場。古楽ヴァイオリン・ファンには狂喜の1枚と言える。曲がまた一癖あり、なんとバルトークを披露!使用楽器にもこだわり、挑戦的な1枚が完成した。ぜひご注目頂きたい。1920、30年代はE 線がスチール弦、A 線とD 線が生ガット弦、G 線はガットの巻き弦という組み合わせが一般的だった。また、1932年に撮られたハンガリーの弦楽四重奏団の写真では、E 線がスチール弦、A 線が生ガット弦、D 線とG 線はガットの巻き弦となっているヴァイオリンも見られる。スチールとガットの組み合わせが生む音質がこの時代の特色。当盤のふたりのヴァイオリンもこの組み合わせによっていて、特にスチール弦のE 線が効果的に響く。ドイツのヴァイオリン奏者、教育者であったエーリヒ・ドフライン氏にピアノ曲集「子供のために」の編曲を依頼されたバルトークは、代わりに新曲を作曲する。そして生まれたのが1931年に書かれた「44の二重奏曲」。東欧の民謡を素材としており、旋法によるシンプルな歌が音楽の核。教育目的ということもあり概ね平易な技巧で書かれているが、ふたつの旋律が同格に扱われパズルのようにリズムが絡み合い、勘所では打楽器的な効果や重音奏法も見られる。バルトーク版「2声インヴェンション」を思わせる小宇宙、聴き込むほどに創意にあふれた刺激的な音楽。ヴィヴァルディのRV70はトリオ・ソナタだが、通奏低音を省いて2本のヴァイオリンのみでも演奏可能、という楽曲。急緩急の3楽章構成で、技巧的で華やかな掛け合いが散りばめられた協奏的な作品。バルトークのデュオと近似性もあり、セットで聴くと新鮮。
ニコラス・ラドフォード(1485頃-1557):
 ミサ・ベネディクタ・エト・ヴェネラビリス/
 アヴェ・クイユス・コンセプティオ/
 ドミネ・イエズ・クリステ
エドワード・
 ヒギンボトム(Org)指揮
ニューカレッジ・
 オックスフォードcho.
 録音:2007年6月11日-14日、フランス|初出・前出・旧品番: K617, K617-2062008年にK617レーベルから発売され、グラモフォン誌やBBCミュージック・マガジンで高評価を得た音源の移行再発売。少年合唱を伴うア・カペラで歌われる美しい宗教曲で、ジョン・タヴァナーを思わせる素晴らしい音楽でありながら不当に日の目を見ることのなかった佳品。心洗われる音楽で、演奏も素晴らしい。

PASSACAILLE (白) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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J.S.バッハ
 フランス組曲
  〔第4番 変ホ長調 BWV.815 /第5番 ト長調 BWV.816 /第6番 ホ長調 BWV.817 〕/
 トッカータ〔ニ短調 BWV.913 /ホ短調 BWV.914 〕
 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb
  使用楽器:キース・ヒル、2001年製作〔モデル:18世紀ドイツ製、個人蔵〕
 録音:2018年6月19日-21日、イタリア。ギエルミの「フランス組曲」は第1〜3番が既に発売されていた(PAS-984)。遂に後半3曲を収録したディスクが登場。長調のフランス組曲に対して、劇的な楽想ほとばしる短調のトッカータを2曲カップリング。チェンバロ、オルガン、指揮と古楽界の最前線で活躍を続ける古楽のスペシャリスト・ギエルミがバッハの真髄を魅せつける、大注目の強力盤。「フランス組曲」はバッハ自身がつけたタイトルではなく、フランス趣味はあるもののドイツの伝統的な組曲がベースになっている、バッハはもちろんクープランやルイ・マルシャンを知っていたが、ベームやフローベルガーのスタイルが骨格となっているのがこの組曲である、とギエルミは言っている。また比較的初期の作品であるトッカータはイタリアのフレスコバルディからの影響が顕著。さまざまな語法を取り入れながらもドイツの伝統に根ざし独自の書法を築いたバッハ、その音楽世界の一端が垣間見えるプログラムと言える。
18世紀アンダルシアの葬送音楽
 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」 Hob.I: 44(セビリャ大聖堂バージョン)
 アントニオ・リパ:ラメンテーション / ホセプ・バレラ:オフェルトリオ
 ハイメ・バリウス・イ・ヴィラ:ホルン小協奏曲 / ホセプ・バレラ:オフェルトリオ
  ジュリア・ドイル(S) アレハンドロ・カサル(Org)
  ホルヘ・レンテリア(ナチュラルHr) エンリコ・オノフリ指揮セビリャ・バロックo.
 録音:2013年12月、2015年11月、スペイン。ヨーロッパ音楽が少し遅れて広まるスペイン。それは完成され成熟した音楽が伝わってくるからとも考えられ、またそれを受けてスペインで作られる音楽も高度なものになる。類まれな才を持つ古楽ヴァイオリニストとして名をあげ、指揮者としても活躍の場を広げるオノフリが、セビリャ・バロックo. と共に知られざるスペイン古楽の逸品を取り上げる。葬送音楽がテーマで、ハイドンの「悲しみ」を組み合わせているのも面白いところ。ちなみにこのハイドンはディスクに「セビリャ大聖堂で演奏する用の版」と書かれており興味津々。
PAS-1043
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(CD +
Bonus DVD)
1CD価格
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
 〔イ短調 Wq.170, H.432 /変ロ長調 Wq.171, H.436 /
  イ長調 Wq.172, H.439 〕
クリストフ・コワン(Vc)指揮
セビリャ・バロックo.
 録音:2014年11月30日-12月1日。#ボーナスDVDにはコンサート映像が入っているとのことですが、 PAL 方式である可能性があり、当店では再生保証を致しません。 バロック時代、ヴィヴァルディやプラッティの手でチェロのために多くの協奏曲が書かれ、18世紀半ばにはチェロ表現の幅が大きく広がった。それを受けて1750年から1753年にかけて作曲されたとされる、C. P. E. バッハによる3曲のチェロ協奏曲。当時流行したギャラント様式による音楽で、チェロという楽器を効果的に用い魅力的な音楽が展開される。また イ長調協奏曲アダージョの強烈な劇的さは多感様式を思わせる。なおこの3曲は後年に作曲家自身の手によって独奏楽器を変更した2種の異稿(フルート協奏曲、チェンバロ協奏曲)も存在し、比較的接する機会の多い作品となっている。これまでエンリコ・オノフリ指揮のディスクがリリースされているセビリャ・バロックo.、今作はクリストフ・コワンの弾き振りとなっている。コワンはアーノンクール、ホグウッド、サバールら古楽界の大指揮者と演奏し、モザイク・カルテットのメンバーとしても活躍してきたチェロの巨匠。オノフリともイル・ジャルディーノ・アルモニコでたびたび共演しており、演奏家のつながりを感じる組み合わせとなっている。

SIMAX (諾) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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The Art of Emotions
 C. P. E. バッハ:
  識者と愛好家のための曲集第5巻〜幻想曲 ハ長調とロンド ハ短調 Wq.59 /
  ソナタ ト短調 Wp.65 No.17
 ハイドン:ソナタ 変イ長調 Hob.XVI.46
 モーツァルト:幻想曲(前奏曲)とフーガ K.383a (394)
 ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」のテーマによる
          15の変奏曲とフーガ ホ長調 Op.35(エロイカ変奏曲)
 井上裕子(Fp|使用楽器:製作者不詳、1785年頃〔エドウィン・バンク・コレクション〕)
 録音:2018年3月16日-18日、エドウィン・バンクのアトリエ、エンスヘーデ、オランダ。#国内仕様盤のみの流通。欧州を拠点に活躍する日本人フォルテピアノ奏者の井上裕子デビュー・アルバムが、ノルウェーのSIMAXレーベルよりリリースされる。井上裕子の鍵盤奏者としての原点だというC. P. E. バッハの作品を中心に彼に影響を受けたハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの作品を収録している。まず、その自由で豊かな表現力に魅せられ、モダーンピアノからの転向のきっかけとなった彼女が特別に想いを寄せてきた作品「C. P. E. バッハ:識者と愛好家のための曲集第5巻」が冒頭に収録されている。4人の時代の異なる作曲家の作品を演奏するために、今回の録音に使用されたのは、楽器修復師であり素晴らしいコレクションをもつエドウィン・バンク氏所有の、1780年代に製作された楽器。鍵盤の音域は、ベートーヴェンのエロイカ変奏曲も演奏可能な5オクターブ。デビュー・アルバムにして最高の舞台が揃った井上裕子渾身の演奏。今後より一層の活躍が期待される1枚。

SKARBO (仏) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから。ただし、代理店ヘの旧譜入荷は年1度程度のようですので、お時間がかかります。
回想
 ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」
 ニムロッド・ボーレンシュタイン(1969-):「子供の頃の思い出」 Op.54
 ヤナーチェク:「草陰の小道を通って」(2集、全15曲)
  ナダフ・ヘルツカ(P)
 録音:2016年7月16日、2017年6月3日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。ロンドンを拠点に世界的活躍を行っている若きピアニスト、ナダフ・ヘルツカ。仏スカルボ・レーベルからの第2弾は、ヤナーチェクとロンドンで活躍するニムロッド・ボーレンシュタインの作品を収録した。テーマは「回想」で過去の思い出や夭逝した死者への哀悼音楽で構成されている。ヤナーチェクのピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」は、チェコ人のための大学創設を請願したデモに参加して殺された労働者を悼む作品で、タイトルの10月1日、はその日付。「草陰の小道を通って」は、夭逝した最愛の娘オルガに手向けられた哀悼音楽。両作とも哀愁、怒りそして死者への祈りが交叉し、それらの感情を表現するかのように拍子や速度の頻繁な変更が目立ち、またポリリズムも多用されている。1969年イスラエルのテル・アヴィヴ生まれ、パリで育ち、現在ロンドンで活躍する現代作曲家ニムロッド・ボーレンシュタイン。王立音楽大学でヴァイオリンを学ぶためロンドンに移り住んだボーレンシュタインは、やがて作曲家としての才能を開花させた。その才能を高く評価するウラディーミル・アシュケナージは彼の音楽に惚れ込み、世界初演を含み積極的に演奏していることでも知られる。「子供の頃の思い出」は2014年ロンドンで開催された“イッツ・オール・アバウト・ピアノ "音楽祭にてパスカル・アモイヤルにより初演された作品。イスラエル生まれで、現在ロンドンで活躍しているヘルツカだからこそ表現のできるボーレンシュタインの描く思い出を繊細に奏でる。1986年テル・アヴィヴ生まれのダフ・ヘルツカは、14歳でオーケストラ・デビューを果たして以来、10年以上にわたり長らく演奏活動に邁進してきた俊英。デビュー盤となったチャイコフスキーのピアノ・ソナタ 嬰ハ短調と「四季」(DSK1125)では、持ち前の真摯な音運びと多彩な表現力で堂々たる演奏を聴かせてくれた。とりわけ、繊細なタッチから生み出されるピアニッシモの透明感は素晴らしく、明るい中にもどこか翳りを帯びた深い響きが絶品。

CPO (独)
 価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯C[ハイブリッドSACD/LP]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ハチャトゥリアン:チェロと管弦楽のための作品集
 トルレイフ・テデーン(Vc) ダニエル・ライスキン指揮ライン州立po.
タイレ、ツーバー、フロール:作品集
 ドロテー・ミールズ(S) ジモーネ・エッケルト指揮ハンブルク・ラーツムジーク
カールマーン:喜歌劇「妖精の謝肉祭」
 カミーユ・シュノーア(S) ダニエル・プロハスカ(T)
 ナディーネ・ツァイントル(S) ジモン・シュノール(T)
 ミヒャエル・ブラントシュテッター指揮ゲルトナープラッツ劇場o. & cho.
ヴォルフェンビュッテル城のための音楽 Vol.3 〜ゼリヒウス
 マンフレート・コルデス指揮ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
リース:室内楽全集〜フルートと弦楽三重奏のための Op.2
 アルディンゲロ・アンサンブル
ヨーゼフ・マルクス:秋の交響曲
 ヨハネス・ヴィルトナー指揮グラーツpo.

ALPHA (仏) 特記以外 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ダブリンの庭
 レイナウト・ファン・メヘレン(T) ア・ノクテ・テンポリス(ピリオド楽器使用)
 アンナ・ベッソン(横吹式Fl) サラ・リディ(トリプルHp/アイルランド型Hp)
 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ロリス・バリュカン(Cemb)
 クーン・プラーティンク(Perc) ドグ・バエリエット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハイドン:交響曲第9・65・67番ほか
 ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内o.
バッハ:カンタータ第82・169番
 ダミアン・ギヨン(CT)指揮ル・バンケ・セレスト(ピリオド楽器使用)
 パトリック・ボジロー(Ob/Obダモーレ) モード・グラットン(Org)
 セリーヌ・シェーン(S) ニコラ・スコット(T) ブノワ・アルヌー(B)
ショーソン:愛と海の詩/交響曲
 ヴェロニク・ジャンス(S) アレクサンドル・ブロック指揮フランス国立リルo.
リスト:十字架への道
 ラインベルト・デ・レーウ(P)指揮コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(cho.)
 マルニクス・ド・カート(Org)

ARCANA (仏→伊→仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから(旧譜は価格が異なります)。
Imaginario 〜ビウエラは想像力をかきたてる
 アルモニア・コンセルターダ(ピリオド楽器使用)
 マリア・クリスティナ・キール(S) ジョン・ポッター(T)
 アリエル・アブラモビチ、ジェイコブ・ヘリングマン(CT/バス・ビウエラ)

BELVEDERE (独) 基準価格:¥3080(税抜¥2800)

 仏 Bel Air Classiques のプロデューサー、フランソワ・デュプラ氏が2006年に設立したレーベル。#記号や品番形態が同一で、 番号のみでは CD, DVD, blu-ray の区別が出来ません。ご注意下さい。
モーツァルト ハース
 モーツァルト(1756-1791):レクイエム(本人が作曲した部分のみ/間に下記ハース作品を演奏)
 ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
  モーツァルト「レクイエム」の断片に添える7つの音響空間(2005)
 ゲニア・キューマイアー(S) サラ・コノリー(A)
 トピ・レティプー(T) アラステア・マイルズ(B)
 アントン・ホルツァプェル(Org) アイヴォー・ボルトン指揮
 ザルツブルク・バッハ合唱団、ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:2005年11月4日、モーツァルテウム大ホール、ライヴ。

BR KLASSIK 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
900174
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(11CD)
5CD価格
ベルナルド・ハイティンク〜ポートレート
 ハイドン:オラトリオ〔天地創造/四季(当セットが初出|録音:1997年11月27日-28日)〕
 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス / ブルックナー:交響曲〔第5番/第6番〕
 マーラー:交響曲〔第3番/第4番/第9番〕 ニ長調

 ベルナルド・ハイティンク指揮バイエルン放送so.

ヴェルサイユ宮殿スペクタクル [Chateau de Versailles Spectacles] (仏) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 
カヴァッリ:ミサ (1660)
 ステファニー・レヴィダ(S) パスカル・ベルタン(CT)
 マルシャル・ポリア(T) ルノー・ブレス(B)
 バンジャマン・シェニエ指揮ガリレイ・コンソート[合唱&合奏/ピリオド楽器使用]

CYPRES (白) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
「オフィーリア」〜流浪の歌
 クララ・イングレーゼ(S) エロディ・ヴィニョン(P)
 セバスティアン・ワルニエ(Vc) アリシア・ホンデケイン(Hp)

FUGA LIBERA (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから(価格が異なります)。
デュポン:管弦楽作品全集 パトリック・ダヴァン指揮
ベルギー王立リエージュpo.

GRAMOLA (墺) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
GRAM-99141
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(HYBRID_SACD)
エルガー:ヴァイオリン協奏曲/ヴァイオリン・ソナタ
 トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
 ジェイムズ・ジャッド指揮ロイヤルpo. ミヒャエル・コルスティック(P)
 録音:2017年-2018年。
Pannonische Klange 〜パンノニアからの響き
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Hob.III: 57, Op.54 No.2
 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 Op.17, Sz.67
 ブラームス:弦楽四重奏曲 イ短調 Op.51 No.2
 パシフィック・カルテット・ウィーン
  [高瀬 悠太(Vn1) エスター・マヨール(Vn2)
   チンティン・ファン(Va) サラ・ヴァイレンマン(Vc)]
 録音:2018年3月8日-10日。
モーツァルト/
 ペーター・リヒテンタール(1778-1853)編曲:レクイエム ニ短調(弦楽四重奏版)
  パンドルフィス・コンソート
   [マキシミリアン・ブラット(Vn1) イングリット・ロールモーザー(Vn2)
    エルズビエータ・サイカ=バハラー(Va) ギュンター・シャーゲル(Vc)]
 録音:2018年2月4日-7日。
イヴァン・エレート(1936-):弦楽四重奏曲集
 〔第1番 Op.18 /第2番 Op.26 /第3番 Op.78 〕

 アコードSQ
  [ペーテル・メゼ(Vn1) チョンゴル・ヴェール(Vn2)
   ペーテル・コンドル(Va) マーチャーシュ・エルヴェーティ(Vc)]
 録音:2018年1月15日-17日。
退廃音楽の祭典
 マルティヌー(1890-1959)、ヘンリエッテ・ボスマンズ(1895-1952)、ヴァリー・ヴァイグル(1894-1982)、
 シャルロッテ・シュレジンガー(1909-1976)、ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァ(1915-1940)、の室内楽、歌曲

 ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
 フランツ・バルトロメイ(Vc) クレメンス・ツァイリンガー(P)
 録音:2016年10月。
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 Vol.4 〜室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第2番 ト短調 Op.6 (1811) /弦楽五重奏曲第2番 イ短調 Op.51 (1830)
  ウィーン・マイセダー・アンサンブル
 録音:2016年/2018年。
聞け、イスラエルよ
 シュムエル・バルツィライ(T) イェディディヤ=ツヴィエル・ヴェクスラー(ソロ)
 Dr. モルデカイ・ソボル(編曲)指揮 S.F.Y. po. & cho.
 録音:2018年。

LINN (英) 特記以外:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ブルックナー:交響曲第6番 ロビン・ティチアーティ指揮
ベルリン・ドイツso.
ハイドン:第1アポニー四重奏曲集
 マクスウェルSQ
パーセル:オペラ・アリア集
 ローワン・ピアース(S)
 リチャード・エガー(Cemb) ウィリアム・カーター(テオルボ/リュート)

ORCHID CLASSICS 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 イギリスのヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーによって2005年に設立されたレーベル。ロイヤル・フィルの自主製作盤( RPO 記号 で始まるもの)も含む。
 旧譜はこちらから
CAPRICCIOS
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.20 No.2, Hob.III: 32
 ロバート・フォッケンス(1975-):弦楽四重奏のための「カプリッチョ変奏曲」(ハリネズミの障害) (2017)
 イザイ(1858-1931)/J. イザイ編曲:パガニーニ変奏曲第24番による弦楽四重奏のためのカプリス
 ワインベルク(1919-1996):弦楽四重奏のためのカプリッチョ Op.11
 メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽のための4つの小品 Op.81
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):楽劇「カプリッチョ」〜弦楽六重奏曲(*)

 クァトゥール・カプリッチョ
  [セシル・アガトール、ヤオレ・タリバー(Vn)、
   フローレ=アンヌ・ブロッソー(Va) サムエル・エティエンヌ(Vc)]

 ジェラール・コセ(Va;*) ヤン・ルヴィオノア(Vc;*)
 録音:2018年4月18日-21日。
主題と変奏
 ベートーヴェン:モーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲 WoO.46
 シューマン:アダージョとアレグロ Op.70 / フォーレ:ロマンス Op.69
 メンデルスゾーン:協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17 / シューベルト:流れの上で D.943 (*)
 ショパン:序奏と華麗なポロネーズ Op.37 / ラフマニノフ:前奏曲 Op.2 No.18
 マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲 H.290 / マクミラン: Kiss on Wood
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.14 / サン=サーンス:動物の謝肉祭〜白鳥

  ガイ・ジョンストン(Vc) トム・ポスター(P)
  ジェイムズ・ギルクリスト(T;*)
 録音:データ未詳。
OBLIQUE STRATEGIES 〜無伴奏チェロのための作品集
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV.1007
 ブレット・ディーン(1961-): Eleven Oblique Strategies
 コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ ロ短調
 スヴァンテ・ヘンリソン(1963-):ブラック・ラン(北アメリカ組曲より)
  アンドレイ・イオニーツァ(Vc)
 録音:2018年12月10日-12日

RAMEE (独→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 ご案内済旧譜はこちらから
バッハ:オルガン協奏曲集
 バルト・ヤーコプス(Org/楽譜校訂)
 寺神戸 亮指揮レ・ムファッティ[ピリオド楽器使用]

RESONUS CLASSICS (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2011年にロンドンで設立されたレーベル。既に約80タイトルをリリースしているが、当初はダウンロード販売のみであったためか、2017年6月現在のCDリリースは55タイトル。旧譜はこちらから
ブクステフーデ:受難曲「われらがイエスの肢体」
 アンドルー・アーサー指揮 オルフェウス・ブリタニクス [Ens.]、
 ネーウェ・ヴィアレス [Ens.]、ケンブリッジ・トリニティ・ホールcho.
In the Middle of Things 〜マイケル・ゼブ・ゴードン(1963-):室内楽作品集
 クラリネット、ヴァイオリンとピアノ、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、クラリネット独奏、
 クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノ、ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品

 ジュリアン・ブリス(Cl) フィデリオ三重奏団[Vn/Vc/P]
ロワイエ:クラヴサンのための小品集 第1巻
 林 美枝(Cemb)
芳しきことバラにもまさり〜パーセルと同時代の歌曲と組曲
 アンナ・デニス(S) サウンズ・バロック[テオルボ or G/ガンバ/鍵盤楽器]
J.S.バッハ:コラール・パルティータ集 BWV.770, 766, 767, 768
 スティーヴン・ファー(Org)
A Salon Opera 〜サロンでオペラ
 フラウグィッシモ・デュオ[Fl/G]

RONDEAU/KLANGLOGO (独) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ROP-6145
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(2CD)
J.S.バッハ/カール・シュトラウベ編曲:前奏曲とフーガ集
 ディーン・ビルメイヤー(Org)
エムジ:ピアノのための歌全集〜セファルディの民謡集 Vol.2
 アシャフ・レヴィチン(Br) ナーマン・ワグナー(P)
クロスタウのジルバーマン・オルガンによるバッハ&クレープス:作品集
 ブリッタ・シュヴァルツ(A) ルイーゼ・ハウク(Ob)
 ルーカス・ポーレ(Org)指揮ドレスデン・パロックo.
ブルックナー:ミサ曲第3番 ヘ短調 WAB28
 ダニエル・ベックマン(Org) カルステン・シュトルク指揮マインツ大聖堂o./他
プラウリニュシュ:オラトリオ「われ憎み、かつ愛す 2.0 」
 マティアス・ブレッセ(ドラムス) マルテ・クーン、ボー・シュトックフレート(エレクトリックG)
 トルベン・ティーツ(アコースティックG) シュテファン・ヴァイト(キーボード)
 ユージス・プラウリニュシュ(ヴォーカル/キーボード) ヤレド・ディババ(ラップ)
 アンナ=マリア・ヘフェレ(ヴォーカル/Hp/マンドリン/ニッケルハルパ他)
 レオニード・クリマシェフスキ(アコーディオン) イゾルデ・キッテル=ツェーラー(Cemb)
 ステファン・クッヘル(Fl/Sax/他) インドラ・テジャクスマナ(ビートボクシング)
 ハンス=ヨアヒム・ルスティヒ指揮ユーテルゼン少年cho.
ROP-6165
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(2CD)
シュレック:オラトリオ「復活したキリスト」 Op.26
 アンドレアス・シャイプナー(Br) ウーテ・ゼルビヒ、ヴィクトリア・ウィルソン(S)
 マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(Ms) フランツィスカ・アブラム(S)他
 ファビアン・エンダース指揮コトブス州立劇場po.、ザクセン室内cho.
コルンゴルト:喜歌劇「愛の歌」(原曲:ヨハン・シュトラウス)
 クッシュ・ユンク(ナレーター) リリ・ヴュンシャー(S)
 アダム・サンチェス、アンドレアス・ライナー(T)他
 シュテファン・クリンゲレ指揮ライプツィヒ・ムジカーリッシェ・コメーディエo.
Sing A Cappella!
 サーチャ・バヴィダマン、マッテオ・デ・バスティアーニ(S)
 ジェント・デダイ、ミロ・カテーナ(A) エリア・カテーナ、
 ヴァレンティン・ソルベルガー(T) ジョエル・アルニ、ヤン・ホフシュテッター(B)
 アンドレアス・ライズ指揮ソロトゥルン聖ウルス聖堂児童cho.
ROP-7021
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(2CD)
シュッツ:宗教的合唱曲集 1648年
 エリック・リン・ケリー(Org) ハインツ・ヘニッヒ指揮ハノーヴァー少年cho./他
ビガーリャ&ロッティ:宗教的作品集
 イェルク・ブライディング指揮ラ・フェスタ・ムジカーレ、ハノーヴァー少年cho.

SOMM (英) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 一部にCD-R製版品があり、プレス盤を指定した御注文はお受け出来ません。旧譜はこちらから
モーツァルトピアノ・ソナタ全集 Vol.1
 幻想曲 ニ短調 K.397 /ピアノ・ソナタ
  〔第6番 ニ長調 K.284 /第17番 変ロ長調 K.570 /第2番 ヘ長調 K.280 〕
 ピーター・ドノホー(P|使用楽器:ベヒシュタイン、 D 282 )
 録音:2018年2月2日-3日、2018年7月9日、バーミンガム王立音楽院。
エマ・ジョンソン〜ベートーヴェン、キュフナー、シュトラウス:室内楽作品集
 ウェーバー/キュフナー:序奏、主題と変奏曲(*)
 ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20 (#)
 ヨハン・シュトラウス/エマ・ジョンソン編曲:春の声/無窮動

  エマ・ジョンソン(Cl) カルドゥッチSQ (#以外)
   [マシュー・デントン(Vn;#) ミケーレ・フレミング(Vn)
    エオイン・シュミット=マルティン(Va;#) エマ・デントン(Vc;#)]
  クリス・ウェスト(Cb;#) フィリップ・ギボン(Fg;#) ピーター・フランコーム(Hr;#)
 録音:2017年10月7日、ターナー・シムズ・ホール、サザンプトン大学、ライヴ。
ベートーヴェンピアノ三重奏曲全集 Vol.4(完結編)
 〔第1番 変ホ長調 Op.1 No.1 /第7番 変ロ長調「大公」 Op.97 〕/
 アレグレット 変ホ長調 Hess 48
  グールド・ピアノ・トリオ
  [ルーシー・グールド(Vn) アリス・ニアリー(Vc) ベンジャミン・フリス(P)]
 録音:2012年5月23日、ライヴ。
セレブリエール、ガーシュウィンを振る
 パリのアメリカ人/3つの前奏曲(セレブリエール編曲/管弦楽版/同版の世界初録音)/
 ピアノ協奏曲 ヘ調/子守歌(セレブリエール編曲/管弦楽版/同版の世界初録音)
  レオポルド・ゴドフスキー3世(P)
  ホセ・セレブリエール指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo.
 録音:1998年7月30日-31日、ヘンリー・ウッド・ホール、グラスゴー|前出: Dinemec Classics (SWITZERLAND) 。



映像新譜




VIDEOLAND DVD 特記以外 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 旧譜はこちらから
VLMD-0241
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(DVD)
メルビッシュ音楽祭 2018 〜カールマーン:喜歌劇「伯爵夫人マリツァ」
 ヴィーダ・ミクネヴィチューテ(伯爵夫人マリツァ) ホルスト・ラムネク(ポプレスク侯爵)
 クリストフ・フィラー(ジュパン男爵) ローマン・パイヤー(タシロ伯爵)
 リナット・モリア(リーザ) ユリアン・ルーマン(カール・シュテファン男爵)
 ペテル・ホラーク(チェツコ) メラニー・ホリディ(ボジェナ侯爵夫人)他
 グイド・マンクージ指揮メルビッシュ音楽祭o.、cho.、バレエ団 カール・アブセンガー演出
 録音:2018年7月20日-21日、メルビッシュ音楽祭、オーストリア、ライヴ| 148分|カラー| 16:9 | Dolby 2.0|字幕:英| NTSC | Region All |解説:英独。1921年に書かれたこの「伯爵令嬢マリツァ(伯爵夫人マリツァ)」のヒットで地位を築いたハンガリーの作曲家カールマン。令嬢マリツァと身分を隠したタシロの恋の物語を情熱的で美しく解りやすいメロディと激しいリズムで描く、ミュージカル風な作品。「シカゴの侯爵夫人」の曲に合わせて踊る大バレエ団など華麗かつ古き良き時代の喜歌劇を2008年ベナツキー:白馬亭にて(VLMD015)でも演出を務めたアブセンガーの元、じっくりと、お楽しみ頂ける。指揮は2017年末サントリーホールのジルヴェスター・コンサートの指揮でも日本になじみのあるグイド・マンクージ。日本でも多くのファンを持つ、メラニー・ホリディの出演も嬉しい限り。

C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)|2枚物&3枚物DVD&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)

 旧譜はこちらから
74-8308
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(DVD)
プッチーニ:歌劇「トスカ」
 アニヤ・ハルテロス(トスカ) アレクサンドルス・アントネンコ(カラヴァドッシ)
 リュドヴィク・テジエ(スカルピア男爵 ) アンドレア・マストローニ(アンジェロッティ)
 マッテオ・ペイローネ(教会の番人) ミケルディ・アチャランダバソ(スポレッタ)
 ルーペルト・グレージンガー(シャローネ) レヴェンテ・パール(看守) ベンヤミン・アスター(羊飼いの少年)

 クリスティアン・ティーレマン指揮ドレスデン国立歌劇場o.、ザルツブルク・バッハcho.、
 ザルツブルク音楽祭および劇場児童cho. 演出 :ミヒャエル・シュトゥルミンガー
74-8404
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(Blu-ray)
 収録:2018年3月21日、24日、4月2日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 120分|字幕:英独仏西日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 2018年のザルツブルク復活祭音楽祭のライヴ映像。ザルツブルク復活祭音楽祭は、1967年にカラヤンにより設立され、2013年よりBPOからクリスティアン・ティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデンが音楽祭を引き継ぎ、2017年に創設50周年を迎えた。節目にあたる2017年には第1回公演のカラヤン演出の≪ワルキューレ≫が再演され話題となった。そして2018年はプッチーニの名作≪トスカ≫。1800年のローマを舞台にした愛と欲望のサスペンスドラマを、ミヒャエル・シュトゥルミンガーの新演出で、上演した。同音楽祭では、カラヤン& BPOによる1988.1989年の上演以来となる。トスカには、いま人気・実力ともに絶頂期にあるアニヤ・ハルテロス。艶やかで豊かな声量をもち、表現力も抜群で迫力のあるトスカを演じている。そして情熱的な歌声のラトヴィア人テノールのアレクサンドルス・アントネンコがカラヴァドッシ、フランスを代表するバリトンのリュドヴィク・テジエが威圧的なスカルピア男爵を演じキャストも豪華クリスティアン・ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによる濃厚な音楽、ハルテロス、アントネンコ、テジエの三者が繰り広げる劇的なドラマ、そしてシュトゥルミンガーの演出の驚きのラストと見ごたえある内容。

BELVEDERE (独) 基準価格:¥3080(税抜¥2800)

 仏 Bel Air Classiques のプロデューサー、フランソワ・デュプラ氏が2006年に設立したレーベル。#記号や品番形態が同一で、 番号のみでは CD, DVD, blu-ray の区別が出来ません。ご注意下さい。
BELVED-08054
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(1DVD)
2枚価格
クリーヴランドo. 創立100周年記念コンサート ラン・ラン(P)
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮
クリーヴランドo.
BELVED-08055
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(Blu-ray)
2枚価格

OPUS ARTE DVD/BD/CD
 価格帯4:¥5280(税抜¥4800)

 旧譜はこちらから
OA-1224D
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(1DVD)
価格帯:4
シェイクスピア:「ジュリアス・シーザー」
 フィリダ・ロイド演出
ハリエット・ウォルター、
ジェイン・アノーカ、
ジャッキー・クルーン/他
 収録:2016年11月。女性のみの実験的舞台。


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