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のすたるぢあ
[Nostalgia]


1枚あたり¥3080(税抜¥2800)
〔SACDハイブリッド盤も同価格〕



 リュートの世界的第1人者、佐藤豊彦のアルバムを発売しているレーベル。一部の独自製作品を除きドイツの Carpe Diem レーベルとの共同製作で、商品自体も同レーベルのものだが、当レーベルから発売されている物は契約上、 Carpe Diem レーベルの商品としては国内流通していない。
ネーデルランドのリュート音楽
 I. H. (1646年-1649年出版):夜鳴き鶯I&II(三重奏)
 ヴァレ(1616年出版):
  ブーレ(アルトリュート)/偉大なる軍神マース(三重奏)/軍神マースのクーラント(三重奏)/
  舞踏劇(三重奏)/その週のある日(三重奏)/イタリアのパッサメッツォとそのガリアード(アルトリュート)
 ファレーズ(1552年出版):クラロス伯爵の主題による変奏曲(二重奏)/ガリアード(二重奏)
 ファレリウス(1626年出版):イギリスの流行り歌「マルシムス」(バスリュート)
 スウェーリンク:ファンタジア(二重奏)
 ティシウス手稿(1666年頃):ダウランドの「彼女は許してくれるだろうか」(二重奏)/
              パッサメッツォ「ロマネスカ」とそのガリアード(三重奏)/
              ゾルジのパッサメッツォ(三重奏)/戦いのブランル(三重奏)
 ファン・デン・ホーフェ(1601年出版):オランダの民族舞踏(トレブルリュート)
 アドリアンセン(1584年出版):
  我が心の叫び〔原作:コンヴェルシ〕(三重奏)/おお、ヴィラネッラ〔原作:ワルラン〕(三重奏)/
  聖母の慈悲〔原作:ラッスス〕(三重奏)/貴女を見る時〔原作:ワルラン〕(三重奏)/
  オレンジ公のアルマンド「現オランダ国歌」(バスリュート)
 アドリアンセン(1592年出版):変奏付ブランル(三重奏)

  佐藤豊彦、櫻田亨、佐藤美紀(リュート)
 録音:2016年4月5日-7日、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」。オリジナル・リュート「グライフ」でリュート音楽の境地を奏で、2016年には自作集「幽玄」(Nostalgia-1503)を発表したリュート界の第一人者であり、日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦。急速な経済成長に伴い印刷業が発展を遂げ、リュート音楽の出版が盛んに行われた16世紀後半からのネーデルランドにおけるリュート音楽の魅力を、佐藤豊彦と愛弟子の櫻田亨、娘の佐藤美紀とのアンサンブルが紐解来る。合計6台のボーイS.リュート、アルト・リュート、バス・リュートを組み合わせ、ソロ曲、二重奏曲、三重奏曲を異なるサイズのリュートで演奏することにより、リュートのレパートリーを広げ、ヴァラエティに富んだ豊かな響きを作り出している。日本を代表する3人の素晴らしきリュート奏者たちの個性と6台の楽器の音色、そしてネーデルランドのリュート音楽が響き合う。
ロベール・ド・ヴィゼーのリュート音楽〜ヴィゼー(1650-1725):
 「レ長調」〜陽気なアルマンド、クーラント、クーラント、ジグ/「ソ長調」〜シャコンヌ/
 「ド短調」〜ドゥ・プに捧げるトンボー、クーラント/「ラ長調/短調」〜ロンド風ミュゼット/
 「ファ#短調」〜ゆゆしきアルマンド、陽気なアルマンド、クーラント、サラバンド、ジグ/
 「ラ長調」〜オーメニル夫人のサラバンド、ゆゆしきジグ/
 「ラ短調」〜シャコンヌ、老ガロに捧げるトンボー

  佐藤豊彦(リュート)
 録音:2012年6月6日-8日、サンクト・マリーン教会、シェーネモール、ドイツ。使用楽器:ラウレンティウス・グライフ、1610年製(2012年春修復)。#調性表記は一般的ではありませんが、レーベル表記ママと思われます。世界的リュート奏者の佐藤自らが「究極の演奏になった」と語る、Channel Classics からリリースされた1995年録音以来となるロベール・ド・ヴィゼーのアルバムが登場。『400年も経っているリュートとは思えないほど、一段と輝きを増した。フランスの最後を締めくくるド・ヴィゼーのリュート音楽にふさわしい音色であると自負する』(佐藤豊彦/解説より)。
2、4、3〜3台のリュートのためのデュエット
 作者不詳:女王のメロディー/2つのレッスン/グリーンスリーヴズ/さあ、狩りだ。夜鳴き鶯
 ダ・ミラノ:カノン/バスダンス(スパーニャ) / ガリレイ:対旋律〔第1番/第2番〕
 ロビンソン:鐘の20の響き/易しい旋律/あそび/眠りに就く女王 / 作者不詳/佐藤豊彦編曲:死神の踊り
 ジョンソン:フラット・パヴァーン/フラット・ガリアード / ダウランド:さあ、もう一度/ウィローヴィ卿の帰還
 J.S.バッハ/佐藤豊彦編曲:インヴェンション第1番/ブーレ/メヌエット

  佐藤豊彦、櫻田亨、佐藤美紀(リュート)
 録音:2012年3月8日-10日、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」、鹿児島県。佐藤豊彦、愛弟子の櫻田亨、娘の佐藤美紀との師弟&父娘の共演。二重奏曲(デュエット)における「3人のリュート奏者による3通りの組み合わせ」、「3世代による異なる音楽表現」、「響きが移動するステレオ効果」など、「どうすればより楽しい二重奏になるか」ということを追求し、佐藤豊彦自身が「肩の凝らない、楽しく易しい作品」と述べるプログラム。ピッケリングのリュート手稿&シェイクスピア図書館のダウランド手稿からの音楽、イタリア音楽、イギリス音楽、そしてJ.S.バッハの音楽で構成。
黒船の古歌
 イベリア地方の聖歌:栄光の聖母よ / ナルバエス:モーロ王の嘆き
 フエンリャナ:もしイルカが愛に死ぬのなら / 作曲者不詳/佐藤豊彦編:せんどのやんま
 カッチーニ:私の苦悩に憐れみを / ダウランド:来たれ愛しい人
 山田千代美編:博多の子守唄 / 湖出市十郎:黒髪 / ダウランド:暗闇に私を住ませよ
 ホイヘンス:ため息 / モンテヴェルディ:涙のマドンナ
 作曲者不詳/佐藤豊彦編:竹田の子守唄 / モンテヴェルディ:娘シオンよ喜び踊れ
 作曲者不詳/佐藤豊彦編:亥の子/お江戸日本橋 / 作曲者不詳/山田千代美編:ねんねんころり

  山田千代美(S) 佐藤豊彦(リュート/ビウエラ)
  ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(テオルボ/ロマンティック・ギター)
 録音:2010年3月、聖カタリーネン教会、シェーネモオール(ドイツ)。オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田千代美によるアルバム。『「黒船」の来航は常に日本と西欧の文化を結びつけるきっかけとなった。』(LGS News Letter第34号より)。16世紀半ばのポルトガルから聖歌と宣教師をもたらした最初の「黒船」、17世初頭のイギリスとオランダの第2の「黒船」、幕末の第3の「黒船」。これらの来航によってもたらされた音楽や、当時の欧州と日本で歌われた古歌が、山田の清らかな歌声と佐藤のリュートによって再現される。
 また、本体のレーベル&番号表記は、CARPE DIEM CD-16283 となっていますが、日本国内向けへは上記 NOSTALGIA レーベルとしてのみ流通する物と思われます。
カンタービレ様式の至芸〜
 ラウフェンシュタイナーのリュート音楽

 ヴォルフ・ヤコブ・
  ラウフェンシュタイナー(1676-1754):
  組曲 嬰へ長調/組曲 ハ短調/イ長調から/
  プレリュード ニ短調/組曲 変ロ短調
佐藤豊彦(リュート)
 録音:2009年5月5日-6日、西海市大島文化ホール(長崎県)。使用楽器:ラウレンティウス・グライフ(インゴルシュタッド/1610年製)&ガット弦(独カテドラル社製&米ガムート社製)。
 佐藤豊彦が自主レーベル「のすたるぢあ(Nostalgia)」からリリースする4枚目のアルバム。
 オーストリア中央の町シュターアー・アン・デル・エンスで生まれ、1712年からはバイエルン選帝侯マクシミリアンII世の4人の息子たちの音楽教師となった彼のリュート音楽は、当時を代表するリュート奏者で圧倒的名声を得ていたレオポルド・ヴァイスの作品と並び称され、その名も" カンタービレ様式" の達人として音楽史に刻まれている。使用楽器は、ヴァイヒェンベルガーやルサージュ・デ・リシェーの録音でも使用された1610年製作の歴史的銘器。

 なお当盤では、曲の調性に「ドレミ」を使用した表記がされていますが、上記は一般的な表記へ当店独自に変更しています。
歩み〜2台のバロックリュートによるドイツ音楽
 ヴァイス:組曲 ニ短調
 コリニアーニ:コンチェルト 変ロ長調
 ヴァイス:二重奏曲 ト長調
 テレマン:「メランテ氏のポーランド組曲」から
佐藤豊彦、
佐藤美紀(リュート)
 録音:200年9月15日-18日、コルンラーデ教会、ドイツ。使用楽器:11コース・バロックリュート(マルティン・ヴィッテ[ハーグ]、2004年製)、13コース・バロックリュート(リチャード・バーグ[オタワ]、2005年製)/使用弦:プレーン・ガット弦(ガムート社、アメリカ製/ウニヴェルサーレ社、イタリア製[第1弦のみ])。
 「ヴァイヒェンベルガーの音楽」(Nostalgia-0401)が2008年度第46回レコードアカデミー賞音楽史部門賞に輝き、世界を代表するリュート奏者としての存在感を改めて示した佐藤豊彦。今回自身のレーベル「のすたるぢあ」から発表する3枚目のアルバムは、実娘、佐藤美紀との父娘共演によるバロック時代ドイツの音楽集!
 大英博物館に所蔵されている手稿譜からの「組曲」と、モスクワの手稿譜に収められていた「二重奏曲」は、「リュート」と「ドイツ」を結ぶうえで欠かすことの出来ない偉大な音楽家ヴァイスの確かな足跡。ほとんど記録が残されておらずドイツ人作曲家のペンネームではないかと推測されるコリニアーニの気品に富んだ「コンチェルト」や、ワルシャワに残されていた手稿譜によるテレマンの「ポーランド組曲」など、2台のバロックリュートが奏でる美しく暖かいドイツ・バロックの音楽が聴き手の心を揺さぶり胸を打つ。
 佐藤豊彦は、1968年のバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、1971年には世界初となるバロック・リュートによるLPのリリースを行いデビュー。1973年にはハーグ王立音楽院(オランダ)の教授に招聘され2005年1月に退官するまで後進の育成にも尽力、リュート界の第1人者としての称号に相応しい世界規模での活躍を続けている。
 この「歩み」がデビュー録音となる佐藤美紀は1989年オランダ生まれ。父から学び受け継いだリュート演奏法と、古楽大国オランダで培った音楽性からは、古楽界の次世代を担う豊かな才能と大きな可能性を確かに感じ取ることが出来るだろう。またリュートだけでなく弓道と舞踊を追求、ヨーロッパ音楽だけでなく日本の伝統文化に対する深い造詣も持つ才女。楽器や弦のコンディション、音響、湿度、気温などの変化も含めて、最良の演奏を徹底的に追求する姿勢は不変。歴史の狭間に埋もれたドイツ・バロックのリュート音楽が佐藤父娘の温かく素晴らしいデュオで甦る。

 なお当盤では、曲の調性に「ドレミ」を使用した「レ短調」「シ♭長調」「ソ長調」と言う表記がされていますが、上記は一般的な表記へ当店独自に変更しています。
 また、本体のレーベル&番号表記は、CARPE DIEM CD-16275 となっていますが、日本国内向けへは上記 NOSTALGIA レーベルとしてのみ流通する物と思われます。
リュートの飾り棚
 フィリップ・フランツ・ルサージュ・デ・リシェー
  (17世紀頃):曲集「リュートの飾り棚」

 組曲 ニ短調/サラバンド イ長調/組曲 ヘ短調/
 シャコンヌ ヘ短調/組曲 ニ長調/
 組曲 ハ短調/パッサカリア ハ短調
佐藤豊彦(リュート)
 録音:2007年10月25日-26日、11月17日、西海市大島文化ホール、全曲世界初録音。使用楽器:1610年、インゴルシュタットのラウレンティウス・グライフ製(オランダのニコー・ファン・デア・ヴァールス修復)。
 日本を、そして世界を代表するリュート奏者としてその名を知られる佐藤豊彦は、1968年バーゼル・スコラ・カントルムに留学し、1971年には世界初となるバロック・リュートによる LP で録音デビュー、1973年にはハーグ王立音楽院(オランダ)の教授に招聘され、2005年1月に退官するまで後進の育成にも尽力した。
 彼が今回リリースするのは、フランスに生まれ17世紀後半に活躍、シャルル・ムートンに師事したということ意外はそのほとんどが謎に包まれているデ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」。「歌うような様式」=「カンタービレ様式」的要素が強く、その美しくシンプルな旋律が心に染みる。
 使用されている1610年製リュートは、現代オランダの楽器製作者ファン・デア・ヴァールスが4年をかけて演奏可能な状態に復元したという、歴史的価値も高い銘器。オリジナル・リュートとガット弦の組み合わせに加え、楽器のコンディションに細心の注意を払いながら限りなくライヴに近い演奏を収録するため、レコーディングのカットも最小限に抑え、音質面に対する姿勢も徹底されている。
 なお当盤では、本体の日本語表記も含め、曲の調性に「ドレミ」を使用した「レ短調」「ラ長調」「ファ短調」と言う表記がされていますが、上記は一般的な表記へ当店独自に変更しています。
華麗なる様式
 ヨハン・ゲオルク・
  ヴァイヒェンベルガー
(1676-1740):
 組曲〔ニ短調/へ長調/ト長調〕/
 パルティータ イ短調
佐藤豊彦(リュート)
 録音:2002年11月4日-6日、2003年5月、メノナイト教会、オランダ。
 オーストリアのグラーツで生まれ、ウィーンで没した知られざる音楽家ヴァイヒェンベルガーは、フランス派の「崩された様式」を基本とした「華麗なる様式」を持った、ドイツ語圏最後のリュート奏者だという。その手稿譜は大半が第2次世界大戦で行方不明となってしまったが近年になって再発見され、徐々にそのリュート音楽の全貌が明らかになり始めている。
 ヴァイヒェンベルガーの傑作の数々を佐藤豊彦がグラーフのオリジナル・リュートとガット弦を用いて現代に伝えてくれる。またこの録音では、チャンネル・クラシックスのハイクォリティ・サウンドの産みの親である名エンジニア、ジャレッド・サックスがプロデューサーとエンジニアを担当しており、サウンド面でも充実。
東雲のうた
 日本古謡/佐藤豊彦編曲:蕗の曲/沖の鴎に
 日本古謡/オーイエン編曲:さくら/来るか来るか/箱根八里/中国地方の子守唄
 日本古謡:黒田節(ギター独奏)/五木の子守唄 / 滝廉太郎:荒城の月
 山田耕筰:待ちぼうけ/からたちの花/ペチカ/曼珠沙華/かやの木山の/赤とんぼ
 藤井清水:信田の藪 / 草川信:河原菜種
 弘田龍太郎/山田千代美編曲:叱られて / 杉山はせを/山田千代美編曲:花嫁人形
 近衛秀麿:ちんちん千鳥 / 成田為三:浜辺の歌
 平井康三郎:あの子この子/平城山 / 橋本国彦:お六娘
  山田千代美(S) ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(G)
 録音:2001年12月、チャペル・スタジオ、オランダ。
 佐藤豊彦が主宰するアンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」に中核メンバーとして参加している古楽声楽のスペシャリスト、山田千代美が歌う「日本のうた」。好物は刺身で趣味は三味線という大の日本びいきのオランダ人ギタリスト、オーイエンが1829年製オリジナルのパレルモ・ギター(佐藤豊彦所蔵)を奏で、山田千代美の歌声と共に何とも言えぬ「和」の空間を創り上げている。「日本のうた」の持つ旋律美と抒情的雰囲気、日本の心が余すことなく表現されたアルバム。


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