ヒルンド・マリス + アリアンナ・サバール〜愛の旅 [スペイン] 不詳:咲きたてのばら [Rosa fresca] (16世紀)/カナリオ [Canarios] / 私は色黒娘 [Yo me soy la morenica](14世紀|王宮の歌集 所収) スペイン伝承/フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):ラ・タララ [La tarara] サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):ホタ [Jotas] [カタルーニャ] カタルーニャ民謡:アラゴンの婦人 [La Dama d'Arago] [ガリシア] アンショ・ピントス(1968-): Cancro Cru [イタリア] クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 苦しみが甘美であるならば [Si dolce è il tormento] [スイス] ティチーノ伝承:ジロメッタ[Girometta] [フランス] 不詳(16世紀):私の愛 [L'amour de moi] ピエール・サンドラン(1490-1561):甘い思い出 [Doulce memoire] アリアンナ・サバール:別れ [L'adieu](ギヨーム・アポリネールの詩による) [ドイツとオーストリア] シューベルト(1797-1828):野ばら [Heidenröslein] [イングランド] イングランド伝承:愛する人にりんごをあげよう [I will give my love an apple] [ノルウェー] ノルウェー伝承: Astri, mi Astri / Sekstturen [チリ] ビオレータ・パラ(1917-1967):人生よありがとう [Gracias a la Vida] ヒルンド・マリス [アリアンナ・サバール(S/中世Hp/バロック・トリプルHp) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(T/ハリングフェレ/チターン) ミハウ・ナギ(G/歌) スヴェイヌング・リレハイエル(G/ドブロ/歌) ミゲル・アンヘル・コルデロ(コラショーネ/Cb/歌) ダビド・マヨラル(Perc/歌)] | ||
録音:データ未着。 2012年に ECM レーベルから発売されたアルバム「 Chants du Sud et du Nord 」で話題を呼んだ、アリアンナ・サバール&ペッテル・ウドラン・ヨハンセンが主宰するヒルンド・マリスによる、 「ヒルデガルト・フォン・ビンゲン〜ヴォクス・コスミカ(宇宙の声)」(CARPE-16304) に続く当レーベル第2作は、時代を超えてヨーロッパ各地の愛の歌を巡る旅のアルバム。最後に歌われるのは、南米チリの「ヌエバ・カンシオン(新しい歌)」運動(民衆の歌を通じて社会変革を成し遂げようとする運動)の旗手ビオレータ・パラの名曲。 ペッテル・ウドラン・ヨハンセンはオスロに生まれ、イングリッド・ビョーナーおよびスヴェイン・ビョルコイ(ノルウェー音楽高等学校)、リチャード・レヴィット(バーゼル・スコラ・カントールム)、ハンス・ペーター・ブロホヴィツに師事したテノール。中世音楽から「ジーザス・クライスト・スーパースター」、「ウェストサイド・ストーリー」といったミュージカルに至るあらゆる時代の作品を歌い演じ、ピリオド楽器も演奏、さらに作曲もするという驚くべき才能の持ち主。ジョルディ・サバールからの信頼厚く、娘のアリアンナとのデュオからアンサンブル「ヒルンド・マリス」が生まれた。 | ||
ムネーメ〜中世地中海地域の音楽 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から 〔その胸より神が乳を吸いし者は [Da que deus mamou] (第77番) / ばらの中のばら [Rosa das Rosas] (第10番) 不詳:サルタレッロ - トロット[Saltarello-Trotto] (大英図書館所蔵、ロンドン写本 Add.29978 所収) セファルディム伝承:鋭い、鋭い [Puncha Puncha] アラブ=アンダルシア伝承:彼女が歩きだしたら [Lammabada Yatathanna] トラキア伝承:ゾナラディコス [Zonaradikos] (舞曲) ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363): 私に愛をくれ [De Poni Amor] (スクアルチャルーピ写本所収) 不詳:ガエッタ[Ghaetta](大英図書館所蔵、ロンドン写本Add.29978 所収) ラインバウト・デ・ヴァケイラス(確認できる活躍期:1180 -1207): 今ぞ人は知り [Aras pot hom] ギリシャ伝承:アストロパリアの城 [Castle of Astropalia] ディミトリス・クントゥラス(リコーダー/音楽監督) エクス・シレンティオ [テオドーラ・バーカ(歌) トビアス・シュリールフ(歌/ハーディ=ガーディ/フィドル/ポルタティヴOrg) シミオス・アツァカス(ウード) アンドレアス・リノス、 エレクトラ・ミリアドゥ(フィドル/ヴィオラ・ダ・ガンバ) ニコス・ヴァレラス(Perc)] | ||
録音:2014年1月2日-5日、ウルスラ会修道院、ティノス、ギリシャ。 ギリシャ神話の古きムーサ(三柱のムーサ)のひとりである女神ムネーメをタイトルに掲げ、地中海地域の古楽と伝承音楽をピリオド楽器と民族楽器で演奏したアルバム。エクス・シレンティオはギリシャに本拠を置く数少ない古楽アンサンブルのひとつ。 | ||
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン〜ヴォクス・コスミカ(宇宙の声) ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): おお、いと甘美なる枝よ [O tu suavissima virga](レスポンソリウム)/ 愛は溢れる [Karitas habundat](アンティフォナ) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(1971-):瞑想 I [Meditation I] ピエール・アベラール〔ペトルス・アベラルドゥス〕(1079-1142): プランクトゥス・ダヴィド [Planctus David](セクエンツィア) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:瞑想 II [Meditation II] ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:アヴェ・マリア [Ave Maria](レスポンソリウム) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:瞑想 III [Meditation III] ヒルデガルト・フォン・ビンゲン: おお、何と驚くべき [O quam mirabilis](アンティフォナ) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:瞑想 IV [Meditation IV] ヒルデガルト・フォン・ビンゲン: おお、知恵の徳よ [O virtus Sapientiae](アンティフォナ) ヒルンド・マリス [アリアンナ・サバール(歌/中世Hp/イタリアン・トリプルHp/リラ/チベットのシンギング・ボール) ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(歌/ハリングフェレ/リラ/フィドル/モノコード) アンドレアス・シュピンドラー(笛/フィドル/ロマン・ベル/コラショーネ/トロンバ・マリーナ/歌) アンケ・シュピンドラー(ニッケルハルパ/フィドル/ヴィオラ・ダ・ガンバ/歌) ダビド・マヨラル(サントゥール/打楽器/ロマン・ベル/歌)] | ||
録音:2014年2月、聖十字架教会、ビニンゲン、スイス。 「すべてのもに愛は溢れる、深き淵底から星輝く天まで」(「Karitas habundat」 冒頭)…神が創りたもうた宇宙は愛と美に満ちているヒルデガルト・フォン・ビンゲンの幻視的宇宙観をテーマとするアルバム。2012年にECMレーベルから発売されたアルバム「Chants du Sud et du Nord」で話題を呼んだ、アリアンナ・サバールとペッテル・ウドラン・ヨハンセンが主宰するヒルンド・マリスがカルペ・ディエム・レーベルに初登場。 ペッテル・ウドラン・ヨハンセンはオスロに生まれ、イングリッド・ビョーナーおよびスヴェイン・ビョルコイ(ノルウェー音楽高等学校)、リチャード・レヴィット(バーゼル・スコラ・カントールム)、ハンス・ペーター・ブロホヴィツに師事したテノール。中世音楽から「ジーザス・クライスト・スーパースター」、「ウェストサイド・ストーリー」といったミュージカルに至るあらゆる時代の作品を歌い演じ、ピリオド楽器も演奏、さらに作曲もするという驚くべき才能の持ち主。 ジョルディ・サバールからの信頼厚く、娘のアリアンナとのデュオからアンサンブル「ヒルンド・マリス」が生まれた。当録音ではドイツのカペラ・アンティカ・バンベルゲンシスのメンバーであるアンドレアス&アンケ・シュピンドラー、エドゥアルド・パニアグア主宰のムシカ・アンティグアでおなじみのダビド・マヨラルが参加。透明感のある心安らぐ音楽が湧き出でる、素敵なディスク。 | ||
デュパール:組曲集 シャルル・デュパール(1667-1740):6つの組曲(1701)〜第3番 ルイ・クープラン(1626-1661):前奏曲(チェンバロ独奏) シャルル・デュパール:6つの組曲 から〔第2番/第6番/第1番〕 コリーナ・マルティ(リコーダー) トーレ・エーケトルプ(クイントン) イズハル・カルション(Cemb) ソマ・サラト・ザカリアス(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ジヴ・ブラハ(テオルボ) | ||
録音:2013年9月、聖十字架教会、ビニンゲン、スイス。 シャルル・デュパールはおそらくパリに生まれ、主にロンドンで活躍したフランスのチェンバロおよびヴァイオリン奏者・指揮者。チェンバロのための「6つの組曲」(1701年出版)は、J.S.バッハが写譜しその影響が「イギリス組曲」に見られることで知られているが、同年(翌年とする資料も有り)リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のための版も出版されており、当盤にはその中の4つの組曲が収録されている。組曲は「序曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガヴォット/メヌエットまたはパスピエ/ジーグ」という構成をとっている。 演奏はバーゼルのスコラ・カントールム(以下SCB)で出会った気鋭のピリオド楽器演奏家たち。コリーナ・マルティはSCBでピエール・アモンとキャスリン・ボップに師事したスイスのリコーダー奏者で、アンサンブル・ラ・モッラの共同ディレクター。トーレ・エーケトルプはSCBでパオロ・パンドルフォに師事したスウェーデンのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。SCBでは同時にランダル・クックにフィドルと中世音楽を学んでおり、当録音では5弦のヴァイオリン「クイントン」を弾いている。イズハル・カルションはSCBでイェルク=アンドレアス・ベティヒャーに師事したイスラエルのチェンバロ奏者。ソマ・サラト・ザカリアスはトロッシンゲン高等音楽学校でローレンツ・ドゥフトシュミットに、SCBでパオロ・パンドルフォに師事したルーマニアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。ジヴ・ブラハはSCBでホプキンソン・スミスに師事したリュート奏者。 | ||
ダヴィッド・シュヴァリエ〜ダウランド − 鏡の戯れ 伝承曲/シェイクスピア作詩/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲:柳の歌 [The Willow song] ジョン・ダウランド(1563-1626):晴れても曇っても [Clear or cloudy] ジョン・ダウランド/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲: 流れよ、わが涙 [Flow my tears] /彼女は許すだろうか [Can she excuse] 来たれ、いま一度 [Come again] /ぼくは愛しい人が泣くのを見た [I saw my lady weep] さあ、おいで [Come away] /愛と運命にそむかれた君たち [All ye whom Love or Fortune] いちばん低い木にも [The lowest trees] ジョン・ダウランド:暗闇に住まわせておくれ [In darkness let me swell] アンヌ・マグエ(S) ダヴィッド・シュヴァリエ(G/テオルボ) ブルーノ・ヘルストロッファー(テオルボ) | ||
録音:2013年2月、ノワルラック修道院、ブリュエール=アリシャン、フランス。『レコード芸術』2014年10月号 海外盤 REVIEW 特選盤(矢澤孝樹氏)。 フランスのジャズ・ギタリスト、ダヴィッド・シュヴァリエのアコースティック・アレンジによるダウランド・ソングブック。情熱を内に秘めた繊細なギター・プレイにヴォーカルが軽く応える、上品に仕上がったアルバム。 | ||
アンネ・ヒュッタ(1974-):夢の光景 Clouds (*) / Undrestille I (+) / Undrestille II (+) / Undrestille III (+) / Prelude in light blue (**) / A light blue rondo (**) / Gorr (+) / Mørk Blå(*) / Ramme (#) / A Rune Tune (#) / The Blind Door (#) / Ved árinn (++) / En Stille (**) / Den Stille Hagen (**) アンネ・ヒュッタ(ハリングフェレ;*, +, # /ヴィオラ・ダモーレ;** /ヴィエール;++) | ||
録音:2013年5月13日-16日、マリア教会、グラン、ノルウェー。使用楽器、チューニング:2001年、Salve Håkedal製、E-A-D-A-E (*) / 1983年、Einar Londar製、F-C-A-E (+) /2002年、Olav Vindal製、C-E♭-C-G-D (#) / 2003年、Salve Håkedal製、F-D-A-D (**) /1999年、Sverre Jensen製、E-D-A-E-A (++)。 ノルウェーのハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)奏者アンネ・ヒュッタの完全自作ソロ・デビューCD 。冷涼な空気感とどこか素朴な生活感が漂う音楽。ハリングフェレはノルウェーの民族的弓奏楽器。形はヴァイオリンに似ているが、4本の演奏弦(最近は5弦のものもあり)に加え共鳴弦を持つのが特徴。アンネ・ヒュッタは「Slagr」「Tokso」等のノルウェー民族楽器グループに参加してきた他、中世弦楽器のスペシャリストとしてピリオド楽器アンサンブル「カレンダ・マヤ」にも参加している。 | ||
二人のフランチェスコ フランチェスコ・スピナチーノ(15世紀後半-16世紀前半): リュート・タブラチュア集(1507、ヴェネツィアにて出版)から 〔第1巻第30曲/第1巻第25曲/第2巻第43曲/第1巻第41曲/ 第1巻第37曲/第1巻第31曲/第1巻第29&28曲/第1巻第34曲〕 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543): リチェルカーレ (4) /リチェルカーレ (2) /ファンタジア (33) /ファンタジア (34) / ファンタジア (40) /リチェルカーレ (16) /リチェルカーレ (51) /ファンタジア (15) / ファンタジア (32,31 & 61) /ファンタジア (67) /ファンタジア (38) / リチェルカーレ (91) /リチェルカーレ (84) /ファンタジア (82) ピーター・クロトン(リュート) | ||
録音:2012年4月、バインヴィール修道院、バインヴィール、スイス。使用楽器:1992年、マイケル・ロー(オックスフォードシャー、イギリス)製。 16世紀前半にイタリアでリュート奏者兼作曲家として活躍した二人のフランチェスコの作品を採り上げたアルバム。スピナチーノは音楽史上最初に出版されたリュート譜とされる2巻の曲集(当録音の楽曲譜の収録元)によってのみ後世に伝わっている人物。フランチェスコ・ダ・ミラノはイタリアのミラノ近郊に生まれ、ローマ教皇庁宮廷、ミラノ大聖堂、イッポーリト・デ・メディチ枢機卿のローマ宮廷等で活躍し、当時最高の評価を得ていた音楽家。 ピーター・クロトンは1957年アメリカ合衆国ニューヨーク・シティに生まれ、オバーリン音楽院でロリス・チョバニアン、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでオイゲン・ドンボワ、ホプキンソン・スミスに師事したリュート&ギター奏者。スイスへ移住し、2013年現在バーゼル・スコラ・カントールム、バーゼル音楽院、ベルン音楽院で教職に就いている。 | ||
サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):「シフラ・セレクタス・デ・ギタラ」(1722)から ハカラ ホ調/クンベ イ調/パッサカリア ホ調/その調のプロポルシオン/ サランベケ ハ調/海辺のハカラ/スペインのフォリア/カナリオ ハ調/ 十字架のパッサカリア/その調のプロポルシオン/パラデタ ハ調/ ラ・アスセナ ホ調/ガイヤルドのディフェレンシア ホ調/マリオナ ロ調 クリスティアン・グティエレス(バロックG) | ||
録音:2013年4月、聖ユルゲン教会、リリエンタール、ドイツ。使用楽器:2012年、フリオ・カスタニョス(マラガ、スペイン)製(モデル:フアン・パヘス製)。 サンティアゴ・デ・ムルシアはマドリッドに生まれ、スペイン国王フェリペ5世の妃マリア・ルイサ・デ・サボヤのギター教師を務めたギター奏者・作曲家。「シフラ・セレクタス・デ・ギタラ」(「ギター譜選」のような意味)は2003年に南米チリの首都サンティアゴの古本屋でチリ・ポンティカ・カトリック大学の音楽学者アレハンドロ・ベラ(ブックレット解説も担当)により発見された、多様な舞曲が収められた写本。 クリスティアン・グティエレスはチリのサンティアゴに生まれ、チリ大学芸術学部音楽院でエルネスト・ケサダに学んだ後、スペインに国費留学しフアン・カルロス・リベラ、ハビエル・ディアス・ラトレに師事したギター奏者。 | ||
パーセニア ウィリアム・バード(1540頃-1623): 前奏曲/ウィリアム・ピーター卿のパヴァーとガイヤルド/ 前奏曲/ブラウンロー夫人メアリーのガイヤルド ウィリアム・バード/サイモン・マクヘイル編曲: ソールズベリー伯爵のパヴァーヌとガイヤルド、第2のガイヤルド ジョン・ブル(1562頃-0628): 前奏曲/トマス・ウェイク卿のパヴァーヌとガイヤルド/ パヴァーヌ/ガイヤルド/ガイヤルド/ガイヤルド オーランド・ギボンズ(1583頃-1625):ガイヤルド/4部のファンタジア オーランド・ギボンズ/カタリナ・ビセンス編曲: ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド(*)/女王の命令(*) オーランド・ギボンズ:前奏曲 カタリナ・ビセンス(ヴァージナル/Cemb/スピネット) レベッカ・ルソー(トレブル・ヴィオル/ヴィオラ・ダ・ガンバ;*) | ||
録音:2013年1月22-26日、バート・クロツィンゲン城、ドイツ。 歴史上最初に出版されたヴァージナル曲集「パーセニア」(1612/1613?)に収録されたイングランドの3人の作曲家の作品を収録。カタリナ・ビセンスはチリのサンティアゴに生まれ、カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)でライオネル・パーティに、フライブルク音楽大学(ドイツ)でロバート・ヒルに、バーゼル・スコラ・カントールム(スイス)でアンドレア・マルコンに師事したチェンバロ奏者。 | ||
魔法のランプ〜パガニーニ(1782-1840): ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ(*)〔第3番/第2番〕 メヌエット[Minuetto simigliato alla gentilissima sig.a Emiglia Denegno]/ ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第15番(*) / ギター・ソナタ第35番 / ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第5番(*) / ギターのためのソナティナ/ ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第6番(*) / メヌエット[Minuetto che va chiamando Dida]/ ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第17番(*) / カンタービレ Op.17(ヴァイオリンとギターのための編曲版)(*) Keiko Yamaguchi(Vn;*) ロザリオ・コンテ(G) | ||
録音:2012年6月3日-6日、受胎告知修道院、ロヴァート、イタリア。使用楽器:1822年、パリ、ニコラ・ルポ製のオリジナル楽器(Vn)/1995年、ローマ、マリオ・ロザッツァ=フェラリス製(モデル:ニコラ・グロベール製)(G)。 Keiko Tamaguchi〔国内の一部業者が『山口 慶子』との漢字を充てているが、誤りの可能性がある〕は東京芸術大学で清水高師に、バーゼルでアデリーナ・オプレアンとジェラール・ヴィスに、ルツェルン音楽院でジュリアーノ・カルミニョーラに師事した後、バーゼルのスコラ・カントールムでキアラ・バンキーニにバロック・ヴァイオリンを師事したヴァイオリン奏者。スイスを本拠にソロ活動の他、アンサンブル415やルツェルン祝祭弦楽合奏団等ピリオド、モダーンを問わず数多くのアンサンブル、オーケストラのメンバーとして活躍している。彼女が弾くヴァイオリンは「フランスのストラディヴァリウス」と称されたニコラ・ロポ製のピリオド楽器。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750)/ミゲル・リンコン編曲: ソナタ BWV1001(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番) 〔アダージョ/フーガ/シチリアーナ/プレスト〕 パルティータ BWV1004(原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番) ミゲル・リンコン(バロック・リュート) | ||
録音:2012年8月16日-18日、平和の聖マリア教会、セビリャ、スペイン。使用楽器:フランシスコ・エルバス製/ピッチ: A4=392 /調弦:ヴァロッティ。 スペインで今最も活躍しているリュート奏者のひとりであるミゲル・リンコン(1979年生まれ)が自ら編曲して取り組んだバッハの「無伴奏」。南欧系の古楽に強い輸入元担当者によると『むしろリュート用が原曲だったのではないかと感じるほど流麗で味わいの深い音楽を聴かせてくれます。彼の師であるフアン・カルロス・リベラがバッハの無伴奏チェロ組曲第1−3番をキタローネ(最も大型のリュート)のために編曲し録音していた(Lindoro, MPC-0704)ことを思い出しました。さすがスペイン、やはり撥弦楽器には強い。』とのこと。 | ||
世界と音楽〜1500年頃のスペインとフランドルにおける器楽 アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515以後?): Tandernac アレクサンデル・アグリーコラ(1445/1446?-1506): Gaudeamus omnes in Domino バルトロメウス・ラミス・デ・パレイア(1440?-1522): Mundus et musica et totus concentus ヨハネス・ティンクトーリス(1435-1511): Le souvenir ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497)/ヨハネス・ティンクトーリス: D'ung aultre amer ヨハネス・ティンクトーリス: De tous biens playne / Eleas Abrayam ベニト修道士: Kyrie /グローリア 不詳: Undecim apostoli secuti sunt Patrem (Canon) グリエルムス師〔グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ〕(1420頃-?): La Spagna / Falla con misuras エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1472以後): Alez, regrez - アレクサンデル・アグリーコラ: Alez, regrez アレクサンデル・アグリーコラ: Comme femme / 不詳: Ave sanctissima Maria ヨハネス・ティンクトーリス: Aleluya アレクサンデル・アグリーコラ: Cecus non judicant de coloribus ヨハネス・ティンクトーリス: Tout a par moy ロイゼ・コンペール(1445頃-1518): Beaulte damours アレクサンデル・アグリーコラ: Princesse de toute beaulte ロイゼ・コンペール: Le grant desir d'aymer m'y tient ランバート・コルソン(リコーダー/コルネット)指揮クアリア [アンナ・ダニエレフスカヤ(フィドル) クリストフ・デリニェ(オルガネット)] | ||
録音:2012年6月26日-29日、処女礼拝堂、マニト城、サン=ジェルヴェ、フランス。 15世紀の音楽を収めた重要資料のひとつであるセゴビア写本(スペインのセゴビア大聖堂参事会書庫に所蔵されていたもの)に現れるフランドルの作曲家たちの作品を、弦・管・鍵盤楽器各1というシンプルな編成で演奏したアルバム。原語タイトルの「 Mundus et Musica 」はラテン語で、「世界と音楽」の他、「宇宙と音楽」「人間と音楽」といった解釈も可能。ヒーリング系の趣もある音楽。#演奏グループ名「 Qualia 」は「クオリア」と読むかもしれません。 | ||
寒い冬の日に〜ブリテン諸島の初期クリスマス音楽とキャロル イングランド伝承曲: A Wassail, a Wassail〔宴だ、宴だ〕 ヒューロン伝承曲: 'Twas in the moon of wintertime〔冬の月夜のことだった〕(*) イングランド伝承曲: The moon shines bright〔月は明るく輝く〕 ターロック・オキャロラン(1670-1738):チューン第176番(*) イングランド・フランス伝承曲: The holly and the ivy〔ひいらぎとつたは〕 スコットランド伝承曲: A naoidhe naoimh〔おお、聖なる御子よ〕 トマス・ウィールクス(1576-1623): To shorten winter's sadness〔冬の悲しみを短くするために〕(*) アイルランド伝承曲: Don oíche úd i m Beithil〔その夜、ベツレヘムで〕/ Christmas Eve - Christmas in Killarney - Christmas Day in the morning - The day before Christmas 〔クリスマス・イヴ-キラーニーのクリスマス-クリスマスの朝-クリスマスの前日〕(*) イングランド・フランス伝承曲: Pat-a-pan〔パタパン〕 スコットランド・ゲール伝承曲: Tàladh ar Slànaighear〔われらの救い主の子守歌〕 アイルランド伝承曲: On a cold winter's day〔寒い冬の日に〕(*) イングランド伝承曲: A babe is born all of a maid〔処女から御子が生まれた〕 ニコラウス・ネヴェルクラ(1974-): This is the truth sent from above 〔これぞ天より送られしまこと〕(イングランド伝承曲の主題による)(*) イングランド伝承詩/アイルランド伝承曲: Wexford Carol〔ウェクスフォード・キャロル〕 ウェールズ・イングランド伝承曲: Gower Wassail〔ガワーの宴〕 イングランド伝承曲: Drive the cold winter away〔寒い冬を追いやろう〕(*) / Deck the hall〔ひいらぎ飾ろう〕 ニコラウス・ネヴェルクラ(Cemb)指揮クアドリガ・コンソート [エリーザベト・カプラン(歌) アンゲリカ・ヒューマー(リコーダー/ヴィオラ・ダ・ガンバ) カリン・ジルドルフ(リコーダー) ドミニカ・トイフェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ペーター・トレッフィンガー(バロックVc) ラウレンツ・シッフェルミュラー(Perc)] | ||
録音:2012年5月3日-6日、ゲルトルート教会、ガルス・アム・カンプ、オーストリア。(*)は器楽演奏。 オーストリアのチェンバロ奏者・編曲家・指揮者ニコラウス・ネヴェルクラ(1974-)の編曲による英国の古いクリスマス音楽を集めたアルバム。2012年のクリスマスに合わせて発売された。クアドリガ・コンソートは2001年にネヴェルクラによって創設されたオーストリアの古楽アンサンブル。 | ||
ハリー、われらの王〜テューダー王ヘンリー8世のための音楽 不詳: England be glad〔イングランドよ、喜べ〕 ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):死者のためのミサ(レクイエム)〜イントロイトゥス ヘンリー8世(1491-1547): Gentil Prince de Renom〔高名なる公」 不詳: Nil maius superi Vident(5声)/ The hunt is up〔狩は終わった〕 ヘンリー8世: Green groweth the holly〔ひいらぎは緑に繁り〕 不詳: Jay pryse amours ウィリアム・コーニッシュ(1465-1523): Blow thy horn, hunter〔角笛を吹き鳴らせ、狩人よ〕 クロード・ジェルヴェーズ(1510-1558): La Battaglia〔ラ・バターリャ〕(パヴァーヌ)(*) 不詳: And I were a maiden〔もし私が少女なら〕/ Pray we to God〔われらは神に祈る〕 アントワーヌ・ビュノワ(1432-1492): Fortune esperée〔絶望的な運命〕 不詳(16世紀前半): Fortune my foe〔運命、わが敵〕 ウィリアム・バード(1543-1623): Fortune my foe (*) 不詳: If Love now reigned〔今、愛が支配するならば〕 ウィリアム・コーニッシュ: A Robin, gentle Robin〔ああ、ロビン、優しいロビン〕 ヘンリー8世: Taunder naken〔タンデル・ナーケン〕(*) クロード・ジェルヴェーズ: La Battaglia〔ラ・バターリャ〕(カイヤルド)(*) ヘンリー8世: Patime with good company〔良き仲間との気晴らし〕/ Helas, madame〔ああ、マダム〕(*) 不詳: La doune cella (*) / Adieu madame ma maistresse〔さようなら、マダム、愛しの女よ〕 フィリップ・ヴェルドロ(1480-1562): Santa Maria〔聖なるマリア〕(6声) チャールズ・ダニエルズ(T) カタリーナ・ボイムル(ショーム)指揮カペラ・デ・ラ・トレ [ジェレミー・ウェスト(コルネット〔ツィンク〕) ヒルデガルト・ヴィッパーマン(アルト・ショーム/リコーダー) デトレーフ・ライマース(サックバット) レギナ・ハーンケ(バス・ドゥルツィアン/リコーダー) ヨハネス・フォクト(リュート) ペーター・A.バウアー(Perc)] | ||
録音:2011年10月11日-14日、修道院教会、アウハウゼン、ドイツ。(*)は器楽演奏。 テューダー朝のイングランド王ヘンリー8世(在位:1509-1547)の周辺の音楽を集めたアルバム。イギリスの古楽の名歌手チャールズ・ダニエルズが、古い英語の発音を踏まえた端正な歌を聴かせる。カペラ・デ・ラ・トレは2005年、ミュンヘン生まれのリコーダー&リード楽器奏者カタリーナ・ボイムルによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。 | ||
アレクサンドル・ダニレフスキ(1957-):不確定性原理 ラウダ − レイチェル・ベックウィズの記念に(*)/ 黙示録 − アルフレト・シュニトケの記念に(無伴奏チェロのための)(+) / 悲しみへのオード(*) /リコーダー・クアルテットのためのアンティフォナ(#) アレクサンドル・ダニレフスキ(リュート)指揮アンサンブル・シンタグマ(*) [ジュジャンナ・トート(S) 太刀川昭(CT) 守谷敦(リコーダー) ニマ・ベン・ダヴィド、ソフィア・ダニレフスキ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)] フランダース・リコーダー・クアルテット(#) [トム・ベーツ、バルト・スパンホーフ、パウル・ファン・ルイ、ヨリス・ファン・ゲーテム(リコーダー)] ラリッサ・グルーネフェルト(Vc;*/+) | ||
録音:時期記載なし、AMUZ 、アントウェルペン〔アントワープ〕、ベルギー。 ロシアのサンクトペテルブルクに生まれフランスに移住した作曲家・リュート系&フィドル系楽器奏者でアンサンブル・シンタグマ主宰、アレクサンドル・ダニエレフスキの瞑想的作品集。レイチェル・ベックウィズは自分の誕生日のプレゼントの代わりに発展途上国の飲料水問題の克服を推進する非営利団体への寄付を求めたアメリカ合衆国の少女。彼女は誕生日の直前に自動車事故に巻き込まれ9歳で亡くなってしまったが、彼女の願いはソーシャル・ネットワークによって広く知られるところとなり、寄付額は亡くなって3週間で100万ドルを超えた。「ラウダ − レイチェル・ベックウィズの記念に」の歌詞は15世紀イタリアのラウダ(賛歌)から採られている。 | ||
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):組曲&トッカータ集 ブランシュロシュ氏の死に際してパリで書いたトンボー/ 組曲第19番〔アルマンド/ジグ/クーラント/サラバンド〕/トッカータ第2番/ 組曲第2番〔アルマンド/ジグ/クーラント/サラバンド〕/ 組曲第12番〔ラメント/ジグ/クーラント/サラバンド〕/ 組曲第13番〔アルマンド/ジグ/クーラント/サラバンド〕/リチェルカーレ第7番/ トッカータ第19番/組曲第14番〔ラメンタシオン/ジグ/クーラント/サラバンド〕/ トッカータ第11番 アリーナ・ロタル(Cemb) | ||
録音:時期記載なし、音楽・歴史博物館、ヌーシャテル、スイス。 アリーナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、1999年ドイツに移住、ジーグベルト・ランペ、カルステン・ローフ、デトレーフ・ブラチュケ、ボブ・ファン・アスペレンに師事したチェンバロ奏者。前作:スウェーリンク:チェンバロ作品集(CARPE-16281)。 | ||
オランダのリュート音楽 ティシウスのリュート曲集(1595-1646)から 〔 Met dat schuijtgen al over dat meertgen / Jan Dirrixz / In een groot ongheluck / T' souw een meijsken gaen om wijn / Ick lijd' int hart pijn onghewoon - Mr. David / Daer is een Leeuwerck doot ghevallen 〕 フレホリオ・フエト(1550以前-1616頃):ファンタジア ニコラ・ヴァレ(1583頃-1644以後): 前奏曲/緑の菩提樹の下で/哀歌の形式によるパヴァーヌ/イングランドの歌 フレホリオ・フエト:ファンタジア ヨアヒム・ファン・デ・・ホーフェ(1567-1620): 前奏曲/アルマンド/涙のパヴァーヌ/ Susanneken / Het Laeste Leijtsche Afscheyt / Favorito - Diomedes Cato / Windeken /ガイヤルド/ファンタジア第6番/ アルマンド/ガイヤルド/フランドルの歌 エマヌエル・アンドリアーンセン(1554頃-1604): イングランドの歌 - 別のイングランドの歌 - イングランドのサルタレッロ アントニー・ベイルズ(リュート) | ||
録音:時期記載なし、聖マリア教会、シェーネモーア、ドイツ。 リュート界の重鎮で、アムステルダムのスウェーリンク音楽院教授として数多くの優秀なリュート奏者を輩出したアントニー・ベイルズによる、16世紀後半から17世紀前半にかけてのオランダのリュート音楽。 | ||
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃)アーチリュートのための作品集 トッカータ第8番/舞踏のためのガリアルダ第4番/コッレンテ第2番/ 半音階的トッカータ第12番(*) /トッカータ第3番/変奏によるサラバンドのアリア(*) / トッカータ第26番(*) /パッサカリア/コッレンテ第10番/トッカータ第3番(*) / リチェルカーレ・ムジカーレ第1番(*) /トッカータ第7番/ガリアルダ第1番/ コッレンテ第9番/トッカータ第6番/ガリアルダ第3番/コッレンテ第8番/ フランス風サラバンド/リチェルカーレ第1番/トッカータ第8番(*) / チャッコーナ「スペイン風マリオナ」 〔 (*):「リュート曲集第1巻」(1623)から/(無印):「リュート曲集第2巻」(1639)から〕 ロザリオ・コンテ(アーチリュート) | ||
録音:2011年8月24日-27日、アヌンツィアータ修道院、ロヴァート(イタリア)。 アレッサンドロ・ピッチニーニはボローニャに生まれ、ルネサンス末期からバロック初期にかけてイタリアで活躍したリュート奏者・作曲家。アーチリュートはリュートに棹のような拡張ネックを取り付け開放バス弦を張った楽器。ピッチニーニは1623年出版の「リュート曲集第1巻」において自分がこの楽器の発明者であると主張している。ロザリオ・コンテは1966年イタリアのタラントに生まれ、バーリのN.ピッチンニ音楽院で学んだ後、バーゼルのスコラ・カントールムでホプキンソン・スミスに師事したリュート、ギター奏者。 | ||
薔薇と刺草(バラとイラクサ)〜トレチェント(14世紀イタリア)の音楽 エギディウス・ダ・フランチア(14世紀): Intro -Donna s'amor アンドレア・ダ・フロレンティア(?-1415): Cosa crudel バルトリーノ・ダ・パドヴァ(活躍:1365頃-1405頃): El no me giova フランチェスコ・ランディーニ(1325/1335頃-1397): Somma felicità アンドレア・ステファーニ(活躍:1399頃): Con tutta gentilezza バルトリーノ・ダ・パドヴァ: I bei sembianti / 即興演奏: Interlude 不詳: Nel mio bel orto / Lauda / バルトリーノ・ダ・パドヴァ: La douce cere 不詳(ファエンツァ写本所収): Interlude バルトリーノ・ダ・パドヴァ: Alba colomba 不詳: Passando in ombra (マドリガル / Estampie) ドン・パオロ・ダ・フィオレンティア(1355頃-1436以後): Amor da po'che ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363): Donna, l'altrui mirar エギディウス・ダ・フランチア: Donna s'amor アンサンブル・シンタグマ [入澤真美、カトリーヌ・ジョスラン(S) 太刀川昭(CT) 守谷敦(リコーダー) ソフィア・ダニレフスキ(中世フィドル) ジェローム・サロモン(Perc) ベランジェル・サルダン(中世Hp) マルニクス・ファン・ゼップ(カリヨン)] アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート/Chekker/ディレクター)] | ||
録音:2010年8月4日-6日、聖オーギュスタン礼拝堂、ビルシュ、フランス。 「イタリアのアルス・ノヴァ」とも称されるトレチェント(1300年代、つまり14世紀イタリア)を代表する一人であるバルトリーノ・ダ・パドヴァと同時代の作曲家たちによる、非常に手の込んだ精巧緻密な音楽を取り上げたアルバム。日本人メンバーの活躍がうれしいアンサンブル・シンタグマ。演奏至難な音楽をまったくそのように聴かせないその演奏技術の高さに驚嘆させられる。「聴く」という行為の感覚すら忘れさせる音楽はほんとうに独特で、うまく文章で表せないものがある。 | ||
ギユメット・ロランス参加、モンテヴェルディ〜ア・トレース・オブ・グレース クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): オペラ「ポッペアの戴冠」〜ただあなたを見つめ ミシェル・ゴダール(1960-): L'Abbesse / Soyeusement / A trace of grace クラウディオ・モンテヴェルディ: 西風が戻り ミシェル・ゴダール: Prelude ヘ長調/ Roma スティーヴ・スワロー(1940-): Les effets de manches クラウディオ・モンテヴェルディ:聖母の嘆き ミシェル・ゴダール: Doppo il lamento クラウディオ・モンテヴェルディ:苦しみはこんなにも甘く スティーヴ・スワロー: Doppo il tormento クラウディオ・モンテヴェルディ:オペラ「ポッペアの戴冠」〜安らかにみな忘れ ミシェル・ゴダール(セルパン/ベースギター) ギユメット・ロランス(歌) ガヴィーノ・ムルジア(サクソフォン/声) ファニー・パクー(Vn) ブルーノ・ヘルストロッファー(テオルボ) スティーヴ・スワロー(ベースギター) | ||
録音:2011年6月1日-4日、ノワールラック修道院、ブリュエール=アリシャン、フランス。 「芳香のコンサート」(CARPE-16277)に続くフランスのセルパン奏者ミシェル・ゴダールのノワールラック修道院における録音で、その続編とも言えるアルバム。セルパンは蛇のようにくねった長い管を持つ、コルネット(ツィンク)族の最低音楽器。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして古楽の分野でも貴重な存在。当アルバムでもゴダールのコネクションが生かされ、古楽からギユメット・ロランス、ファニー・パクー、ブルーノ・ヘルストッファー、ジャズからガヴィーノ・ムルジアとスティーヴ・スワローが参加。古楽トリオとジャズ・トリオのコラボレーションで展開されるジャンルも時代も超えた渋く知的な雰囲気の音楽がリスナーを魅了する。アルバム・タイトルは「恩寵の跡」、「神の恵みをたどって」とでも訳すべきなのだろうか、現在は建物だけになってしまったノワールラック修道院、天才モンテヴェルディとその音楽にインスパイアされたゴダール、スワローの作品に掛けられているのかもしれない。 | ||
グロサ〜ルネサンス音楽の装飾 ルルキン(15世紀後半): De tous biens playne - エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1476以降/1497以前): De tous biens playne マルケット・カーラ(1465頃-1525): Chi me dara píu pace バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1534以降): Per dolor me bagno il viso ジョスカン・デプレ(1450頃-1521)/ルイス・デ・ナルバエス(活躍:1526-1549): Mille regretz/ Canción del Emperador[千々の悲しみ.皇帝の歌] ジョスカン・デプレ: Mille regretz フィリップ・ヴェルドロ(1480頃-1530頃): Igno soave / Madonna per voi ardo チプリアーノ・デ・ローレ(1515頃-1565): Anchor che col partire[別れの時] 不詳: Une jeune fillette[若い娘](出版:1576) ピエール・R、伝サンドラン(1490頃-1560頃): Doulce Memoire[甘い記憶] ビセンテ・パリリャ(1977-):アヴェ・マリス・ステラによるコントラプント ディエゴ・オルティス(1510頃-1570)/ビセンテ・パリリャ: ラ・スパニャによるコントラプント アントニオ・デ・カベソン(1510頃-1566):「La Dama le Demanda」によるディフェレンシア 即興演奏:パッサカリア ビセンテ・パリリャ(リコーダー)指揮モレ・イスパノ [ラケル・アンドゥエサ(S) ミゲル・リンコン(リュート/テオルボ) ヘスス・フェルナンデス(リュート) ファーミ・アルクアイ、ラミ・アルクアイ、 ヨハンナ・ローゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ハビエル・ヌニェス(Cemb) アルバロ・ガリド(Perc)] | ||
録音:2009年4月26日-29日、キリスト学校小礼拝堂、セビリャ(スペイン)。 16世紀の西欧音楽における装飾・変奏・即興を探求したアルバム。リコーダーのヴィルトゥオーゾ、ビセンテ・パリリャを中心に、スペイン古楽の新たなる歌姫ラケル・アンドゥエサ、自主レーベル(Alqhai & Alqhai)でも絶好調なアルクアイ兄弟らが、じっくりと、深く濃い音楽を聴かせてくれる。前作「心のおもむくままに」(CARPE-16279)には赤ワインが似合ったが、こちらは深煎りのコーヒーを味わいながら楽しみたい。 | ||
天使の歌〜ヤコブ・ファン・エイク(1590-1657):リコーダー作品集 「笛の楽園」第1巻 から Lof-zangh Marie / Engels Nachtegaeltje / Janneman en Alemoer / O Heyligh Zaligh / Tweede Lavignione / Prinst Robberts Masco / Bockxvoetje(第2巻 から) / Engels Liedt / Lanterlu / Pavaen Lachrymae / Courante / Stil, stil een reys / Rosemont / Rosemond die lagh gedocken / Lavignone / Frans Ballet ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー) | ||
録音:2008年8月、修道院教会、アウハウゼン、バイエルン州、ドイツ。 生まれながらの盲目のオランダ貴族にしてリコーダー、オルガン、カリヨンの名演奏家、作曲家であったファン・エイク。厖大な数のリコーダー独奏曲を収録した「笛の楽園」は現代のリコーダー奏者、そして古楽愛好家に遺された貴重な曲集。 ゲラルト・シュテンプフェルはリコーダーをウルリケ・フォルクハルト、マリオン・フェラブリュッヘン、ワルター・ファン・ハウヴェに、チェンバロをアンネケ・アンテンボッシュ、カルステン・ローフに、ヴィオラ・ダ・ガンバをハルトヴィヒ・グロート、パオロ・パンドルフォに師事したドイツのピリオド楽器奏者。 | ||
ニンフィディア - 妖精の国〜エリザベス&ジェイムズ朝イングランドの歌と舞曲集 ジョン・ベネット(1575頃-1614以後): The Elves daunce マイケル・ドレイトン(1563-1631)作詩: Nymphidia トマス・レイヴンズクロフト(1582/1592-1635): Yonder comes a courteous knight ジョン・プレイフォード(1623-1686): Scotch Cap 不詳: The sorrowful complaint of Susan Higges ジョン・ジョンソン(1545頃-1594): Quadro Paven / Quadro Galliard リチャード・ファラント(1530頃-1580): Panthea's lament ロバート・ジョンソン(1583頃-1633): Full fathom five / 不詳: Howell's Delight ロバート・ジョンソン: Where the bee sucks / 不詳: Grimstock トマス・ロビンソン(1560頃-1610頃): The new hunt's up / トマス・アスキュー: Jig ジョン・ダウランド(1563-1626): O sweet woods / Can she excuse 不詳: The Puncke's delight / The dark is my delight / Excuse me ジョン・プレイフォード: Bobing Joe &Jenny pluck pears ジョン・ダウランド: I saw my lady weepe 不詳: Daphne -Broadside Ballade [ボーナス・トラック] パンタグリュエル [アンナ・マリア・ヴィーロズ(歌) ドミニク・シュナイダー(笛/G/歌) マーク・ウィーラー(リュート/チターン/バンドーラ)] | ||
録音:2010年7月、聖マリア教会、コルンラーデ、ドイツ。 17世紀のイングランドで隆盛した妖精文学を下敷きとしたプログラム。2002年に結成されたパンタグリュエルはアントニー・ルーリー絶賛の古楽グループ。デンマーク生まれのソプラノ、アンナ・マリア・ヴィーロズの透き通った歌声が魅力。 | ||
もしも運命の女神に愛されるなら〜スウェーリンク:チェンバロ作品集 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621): 半音階的ファンタジア/私たちのために御子が生れた/スペインのパヴァーヌ/ 大公のバレット/緑の菩提樹の下で/もしも運命の女神に愛されるなら/ 涙のパヴァーヌ/ああ、神よ、天から見下ろして下さい/私の青春は過ぎ去り クラウディオ・メールロ(1533-1604):トッカータ ニ短調 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:おかしなシモン ジョン・ブル(1562-1628):スウェーリンクのフーガによるファンタジア アリーナ・ロタル(Cemb) | ||
録音:2010年7月6日-8日、聖ヨハンニス教会、アーレンスホルスト、ドイツ。 アリーナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、1999年ドイツに移住、ジーグベルト・ランペ、カルステン・ローフ、デトレーフ・ブラチュケ、ボブ・ファン・アスペレンに師事したチェンバロ奏者。 | ||
ファンタスティック・スタイル ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ(1620-1669頃):6つのソナタOp.3 (1660)から 〔ソナタ「ラ・カステッラ」/ソナタ「ラ・メラーナ」〕 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667): 皇帝フェルディナント3世の死に寄せる哀歌(1657) ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタOp.3 〜ソナタ「ラ・チェスタ」 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:トッカータ第3番 ヘ長調(1649) ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタOp.3 から 〔ソナタ「ラ・ステッラ」/ソナタ「ラ・サッバティーナ」〕 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:組曲 ニ短調 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタOp.3 〜ソナタ「ラ・クレメンテ」 ル・コンセール・ブリゼ [ウィリアム・ドンゴワ(コルネット[ツィンク]) カルステン・ローフ(Cemb/Org) エリク・ベロック(リュート)] | ||
録音:2009年10月28日-31日、美術・歴史博物館、ヌーシャテル、スイス、ライヴ。 イタリアのヴァイオリニスト・作曲家パンドルフィ=メアッリはその経歴がほとんど知られていない。現存する作品は各6曲からなる2つのソナタ集(Op.3、Op.4)のみだが、それらはコレッリ以前の器楽史において重要視されている。当CDは吹奏ピリオド楽器コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワが Op.3の全曲で名演奏を披露したライヴ盤。同時代のフローベルガー(イタリアでフレスコバルディに師事したドイツの鍵盤楽器奏者・作曲家)の作品が曲間に演奏されている。 | ||
心のおもむくままに〜スペイン・ルネサンス音楽と即興演奏 パッサカリア バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)/ ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(活躍:1660-1669)/即興 パッサメッツォ・モデルノ ディエゴ・オルティス(1510-1570以後)/ビセンテ・パリリャ/即興 フォリアス アントニオ・デ・カベソン(1510-1566): パバナとそのグロサ/誰のために髪を伸ばした/ ディエゴ・オルティス/ビセンテ・パリリャ:セレルカダ第8番/ 即興:誰も愛さずにいられようか ガイヤルド ピエール・アテニャン(1494頃-1552)/即興 グアルダメ・ラ・バカス(牛の見張り番) ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1570)/ ディエゴ・オルティス/即興 コンデ・クラロス(クラロス伯爵) エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556)と不詳作者の作品に基づく即興 シャコンナ クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1673)と ベネデット・フェラーリ(1603/1604-1681)の作品に基づく即興 モーレ・イスパーノ [ビセンテ・パリリャ(リコーダー/指揮) ラケル・アンドゥエサ(S) ファーミ・アルクァイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ヘスス・フェルナンデス(リュート/テオルボ) ミゲル・リンコン(リュート/G/テオルボ) ハビエル・ヌニェス(Cemb) アルバロ・ガリド(Perc)] | ||
楽譜に書かれた通りに音を出してお終いではなく、心のおもむくままに即興を展開してゆく・・・これが、スペインのピリオド楽器アンサンブル、モーレ・イスパーノのポリシー。「誰々作曲の何々」で完結しない創造的な音楽が、ここにはある(考えてみれば、ジャズの世界では当り前)。 音楽・演奏・録音、すべてが高水準。たいへん心地よく聴き通した後、ゆったりとした満足感にひたることが出来る。 『スペインの赤ワインでも飲みながら楽しみたいこのアルバム、当ご案内筆者の個人的推薦盤といたしますこと、なにとぞお許しを。』(TK)とのこと。この筆者は、古楽とワールド系に極めて造詣が深い方なので、これは期待。 | ||
一粒の涙〜コルベッタ、ヴィゼ:バロックギター曲集 フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681): 前奏曲 g sol re ut b mol/アルマンド/クーラント/ サラバンド/ジグ/パッサカリア/前奏曲 f ut fa/ ヨーク公殿下のお気に入りのアルマンド/ クーラント/サラバンド/ジグ/ オルレアン公夫人のトンボー/シャコンヌのカプリス/ 前奏曲 b fa b mi tierce mineur/王のアルマンド/ クーラント/サラバンドI/サラバンドII/ パッサカリア/モンマス公のお気に入りのガヴォット/ 前奏曲 c sol ut fa b mol/パッサカリア/ オルレアン公夫人のサラバンド/ジグ/ もうひとつのシャコンヌ ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1732): 前奏曲/フランシスク氏のトンボー |
ロザリオ・コンテ(バロックG) | |
録音:2006年8月7日-8日、アヌンツィアータ修道院、ロヴァート、イタリア。 フランチェスコ・コルベッタ(イタリアのパヴィア生まれ)はバロックギター史上最高のヴィルトゥオーゾと称されるギタリスト・ギター教師・作曲家。フランスでは国王ルイ14世のギター教授を務め、その後渡ったイギリスでは貴族階級の間にギター・ブームを起こした。ロベール・ド・ヴィゼはコルベッタの教え子の一人で、「フランシスク氏のトンボー」は師への追悼曲。 ロザリオ・コンテ(1966-)はイタリアのタラントに生まれ、バーリのピッチニーニ音楽院で学んだ後バーゼルのスコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに師事したギター・リュート系楽器奏者。 | ||
芳香のコンサート セバスティアン・マルク:即興演奏 ミシェル・ゴダール:Ambre/Impermanence ジェラール・マレ:即興演奏 ミシェル・ゴダール:Archangelica ミシェル・ゴダール&パトリス・エラル:即興演奏 ガヴィーノ・ムルジア:即興演奏 ジェラール・マレ:Nebia del baix camp ガヴィーノ・ムルジア:即興演奏 ジェラール・マレ:Iconoclaste セバスティアン・マルク:Allemande ミシェル・ゴダール:Trace de Renaissance パトリス・エラル:即興演奏 ミシェル・ゴダール: La ligne d'ombre/即興演奏/Ferma l'ali セバスティアン・マルク:即興演奏 |
ミシェル・ゴダール (セルパン/ エレクトリック・ベース) パトリス・エラル(Perc/ エレクトロニクス/声) ジェラール・マレ(G) セバスティアン・ マルク(リコーダー) ガヴィーノ・ムルジア(Sax/声) ウルシュラ・S.イェオ(調香師) | |
録音:2009年5月13-15日、ノワルラック修道院、フランス。 フランスのセルパン奏者ミシェル・ゴダールと調香師ウルシュラ・S.イェオの企画による、音楽と香水のコラボレーション・コンサート・プロジェクトをCDの形にした物。ディスクの印刷面に特殊な加工が施してあり、ケースを開けると心癒す香りが広がる。 セルパンはコルネット(ツィンク)族の最低音楽器で、蛇のようにくねった長い管を持っている。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして古楽の分野でも貴重な存在。演奏にはゴダールのコネクションが生かされ、古楽からセバスティアン・マルク、ジャズからパトリス・エラル、ジェラール・マレ、ガヴィーノ・ムルジアが参加。各々の作品や即興で聴かせる演奏の腕、エラルとムルジアの個性的なヴォイス・プレイ等、興味深い要素がいっぱい。現代音楽、ジャズ、アンビエント…と、ジャンル定義しがたい内容だが、そこがまた何とも言えない魅力。この音楽と香りにひたってしまいたい。 | ||
彼らが私の名を呼ぶならば ディエゴ・ピサドル(1509/10?-1557以後): 歌曲&ビウエラ曲集 「ビウエラの譜本」(1552年、サラマンカにて出版)から Si me llaman a mi llaman / Quien tuviesse tal poder / 幻想曲 a tre bozes del quarto to..// Para que es dama tanto quereros / Partense partiendo yo Y con que la lavare / Por una vez que mis ojos alce 幻想曲 por el quarto tono sobre ..// Si la noche haze escura No me llamen sega la yerba / O bene mio fa famme uno favore Madonna mia fan me von / Guarte guarte el rey don Sancho Lagrime mesti / 幻想曲 sin passo ninguno a tres ... Passeavase el rey Moro / Gentil cavallero, dadme ora un beso A quand'a quand'haveva / Sempre me fingo / En la fuente del rosel 幻想曲 del sexto tono a quatro / Aquellas sierras madre / La manana de San Juan / Si te quitase los hierros / Herida va la garca / Pues te partes y te vas |
エル・コルテサノ [ホセ・エルネンデス=パストル (男性A) アリエル・ アブラモヴィチ(ビウエラ)] | |
スペインの作曲家・ビウエラ奏者ピサドルの「ビウエラの譜本」には58のビウエラ伴奏歌曲と37のビウエラ独奏曲が収められている。 ホセ・エルネンデス=パストルはバーゼルのスコラ・カントールムでリチャード・レヴィットとアンドレアス・ショルに師事したスペインのカウンターテナー。アリエル・アブラモヴィチはロック、ジャズ、ラテンから転向してバーゼルのスコラ・カントールムで学んだというユニークな経歴を持つアルゼンチン生まれのギター&ビウエラ奏者。1998年、二人がバーゼルでデュオを組みエル・コルテサノを結成した。 # 歌詞・英訳はレーベル公式ウェブ・サイト内のPDFファイルを参照・印刷する形となっているため、インターネット接続環境が必要です。ご注意下さい。 | ||
CARPE-16275 日本国内では 別レーベル から発売 |
歩み〜2台のバロックリュートによるドイツ音楽 | 佐藤豊彦、 佐藤美紀(リュート) |
日本国内では、のすたるぢあ・レーベルの Nostalgia-0801 という品番で流通していますので、そちらを御注文下さい。 | ||
デ・プロフンディス ミシェル・ゴダール(1960-): 「深い淵から私はあなたに向かって叫ぶ」 による即興曲 ヴォルフガング・エブナー(1612-1664): 深い淵から私はあなたに向かって叫ぶ ゴダール/シェッパー:蜘蛛 リー・サンタナ(1959-): 島の上の島/ミスター・エド/今回が最後 オラツィオ・ベネヴォリ(1605-1672): 彼を君主たちと共に並ばせ アレッサンドロ・グランディ(1575/1580-1630): 神が私たちを憐れみ アルベリク・マザーク(1609-1661): 天上は静穏であった マウリツィオ・カツァーティ(1620頃-1677): 天上で大戦争があった ミシェル・ゴダール:マニフィカト アントニオ・チフラ(1584-1629):博士たちは星を見て ヨハン・メルヒオール・グレートレ(1626-1683): アヴェ・マリア トーマス・アイゼンヒュート(1644-1702): サルヴェ・レジナ |
トレ・バッシ [アラン・ビュエ、 ポール・ウィレンブロック、 フィリップ・ロシュ(B)] ミシェル・ゴダール(セルパン) ヒッレ・パール (ヴィオラ・ダ・ガンバ/ リローネ) リー・サンタナ(キタローネ) | |
3人のバスと3つの低音楽器による音楽。3人のバス歌手によるグループ、トレ・バッシ(Tre Bassi;3人のバス)が当レーベルでおなじみのヒッレ・パール、リー・サンタナらと共演したユニークなプロジェクト。セルパンはコルネット(ツィンク)族の最低音楽器で、蛇のようにくねった長い管を持っている。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして貴重な存在。 低声と低音の共演だがけけっして重苦しくはない。17世紀の様々な作曲家たちが3人のバスのための音楽を書いていたのは少々驚きだが、彼らがバスという声によって意図したものは威嚇や鈍重さではなく、落ち着きであったことがわかる。全体にヒーリング志向と受け取れるがユーモラスな部分もあり、とにかくユニークなアルバム。 # 歌詞・英訳は演奏団体の公式ウェブ・サイト内特設ページを参照する形となっているため、インターネット接続環境が必要です。ご注意下さい。 | ||
JOHN COME KISS ME NOW 17世紀イングランドの様々な楽器のための組曲、 ディヴィジョンと舞曲集 ジョン・プレイフォード(1623-1686): ノバディズ・ジグ マシュー・ロック(1621-1677): 「小コンソート」〜組曲第7番 ト短調 デイヴィッド・メル(1604-1662): ジョン、私にキスして ジョン・プレイフォード: 「イングランドの舞踏教師」〜 陽気な乞食たち=シメロンの踊り フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681): スペインのパヴァン(ギター独奏) マシュー・ロック: 「ブロークン・コンソート」第2部 〜組曲第2番 ニ短調/ 「2部のコンソート、友人たちのための」 〜組曲第4番 ホ短調(原調: イ短調) ソロモン・エクルズ(1618-1683): グラウンド上のディヴィジョン ヘンリー・パーセル(1659-1695): グラウンド ハ短調(チェンバロ独奏) マシュー・ロック: 「2部のコンソート、友人たちための」 〜組曲第6番 イ短調/ イ長調 ジョン・プレイフォード: アイルランドのブレ/スコッツ・ラント/ ウォリングフォード・ハウス/女王の喜び |
ラ・ベアタ・オランダ [クラウディア・ホフマン (Vn/ポシェット) ゲラルト・シュテンプフェル (リコーダー/ヴィオル) トルステン・ブライヒ (テオルボ/アーチリュート/ G/キタローネ) ティナ・シュペックホーファー (Cemb)] | |
録音:2008年8月9日-12日、アウハウゼン、ドイツ。 ラ・ベアタ・オランダはオランダのハーグ王立音楽院でシギスヴァルト・クイケン、寺神戸亮に師事したクラウディア・ホフマンによって1992年にドイツのフライブルクで創設されたアンサンブル。ディヴィジョンは17世紀にイングランドで流行した変奏曲の一種。 | ||
CRADLE OF CONCEITS〜 アントニー・ホルボーン(1545-1602): ファンタジー、エア&舞曲集 Cradle pavan (+) / As it fell on a holly eve (*) / Cradle of conceites (*) /幻想曲第3番 (*) /前奏曲(#) / Tres choses (#) /Pavane 第2番 (*) /Galliard 第2番 (*) / Pearl (*) / Muy linda (*) / Pavane quadro (**) / What you will (**) / The oulde almaine (++) / Pavane passamezzo (++) / Galliard passamezzo (++) / Heartes ease (*) / Heigh ho holiday (*) / Jast(*) / 幻想曲第1番 (#) / Last will and testament (#) / The new yeares gift (*) / The teares of the muses (*) / Mr. D. Bonds galliard (*) / Playfellow (*) / Responce galliard (*) / Night watch(#) / Lullaby(#) |
リー・サンタナ (リュート;*/バス・リュート;+/ バンドーラ;#/チターン;**/ ツィターライン;++) | |
録音:デートリンゲン、ドイツ。 フロリダ生まれのリュート奏者リー・サンタナが5種類の撥弦楽器を弾き分けて、イングランド・ルネサンスの作曲家・リュート奏者ホルボーンの作品を演奏。アルバム・タイトルになっている「Cradle of conceit(e)s」は「奇想の揺りかご」とでも訳したらよいのだろうか。 | ||
CARPE-16271 廃盤 |
イメージ〜ギター・デュオのためのフランス音楽 |
デュオ・ファンダンゴ |
録音:2002年、ヴィルヘルムザウエ、ファハベルク教会。 | ||
CARPE-16270 廃盤 |
WHY NOT HERE〜仲間うちのための音楽 |
ヒッレ・パール、 フリーデリケ・ホイマン (ヴィオラ・ダ・ガンバ) リー・サンタナ、 ミヒャエル・フライムート (リュート/チターン) |
録音:2001年1月、コルンラーデ。 | ||
CARPE-16266 廃盤 |
甘美なる旋律〜17世紀イタリアの音楽 アンサンブル・バディネリ | |
録音:2000年4月、アンドレアス教会、ベルリン。 | ||
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの音楽 クリストフォルス・デ・モンテ(1383頃-1437): Plaude decus mundi[器楽] オスヴァルト・フォン・ ヴォルケンシュタイン(1377-1445): シリアで騒ぎがあった フランチェスコ・ランディーニ(1335頃-1397): 春が来た/愛の神よ、この乙女を オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: 煙で目を悪くする者は 作曲者不詳(14世紀): Je voy mon cuer[器楽]/サルタレッロ[器楽] オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: めでたし御母なる女王 ピエール・ド・モラン(14世紀): De ce que fol pense[器楽] オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: 来たれ、いとしい人よ!/ 好意の心で[器楽]/起きて、マレデル! ピエール・フォンテーヌ(1390頃-1447): A son plaisir volentiers serviroye[器楽] マルティヌス・ファブリ(14世紀): N'ay je cause d'estre lies et joyeux[器楽] オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: 美しく生気あふれる五月 ニコラス・グレノン(1385頃-1456): もっともかわいく美しい ザルツブルクの修道士(14世紀):Nachthorn[器楽] オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: Ain gut geporen edelman[器楽]/ 起きろ、おれたちは眠りたい/ わが心の痛みは消え去り 作曲者不詳(15世紀):めでたし御母、おおマリア |
アンサンブル・アルタ・ムジカ [マリア・ケプケ(S) マルクス・シュック(T) ライナー・ベーム (ショーム/リコーダー/ ストリング・ドラム) ダグマー・イェニケ (ポマー/リコーダー) ハンス=ユルゲン・ ブルクガラー (ポマー/フィドル) カロリーネ・シュナイダー (ショーム/アルト) アンナ・ シュタイゲンベルガー(S) ペトラ・プリース(フィドル)] | |
録音:2001年5月、7月、9月、アンドレアス教会、ベルリン。 最後のミンネゼンガー(ドイツの吟遊詩人)、オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインと同時代の音楽で構成されたアルバム。 | ||
「星と海」〜リー・サンタナ: ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのための音楽 GREENPEACE MUSIC 2 [The North Sea - Whole Song - Whale Song] GREENPEACE MUSIC 5 [Energy,kinetic,dynamic - A Prayer for Little Edie - Courtney - Caliban Recap] GREENPEACE MUSIC 4 [What the Sea Said - What the Sky Said - Pick-a-Mowen] GREENPEACE MUSIC 3 [Copperline - On the Banks of the Mississippi - The Star and the Sea - Fancy-Grade A - Sun Dance] BILDER BALLET 1 [The Window - Der Flieger - R.C. - Das rote Kissen] |
ヒッレ・パール(Gamb) リー・サンタナ(リュート) | |
人気抜群のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒッレ・パールと、コンポーザー=リューティストであるリー・サンタナのデュオ・アルバム。サンタナはアメリカ合衆国フロリダに生まれ、ロックとジャズのギタリストとして活動した後、古楽に惹かれてリュートを学び、作曲も開始した。当アルバムの収録曲もすべて彼のオリジナル。 | ||
アルプスの向こうの音楽〜太陽王ルイ14世の宮廷 ロスト写本から 〔室内用音楽:ラ・カッタリーナ〕(*) タルクイニオ・メルラ(1595-1665): ラ・カッタリーナ ヨハン・ローゼンミュラー(1619頃-1684): 2声のソナタ 作曲者不詳:2声のソナタ ゲオルク・ムッファト(1653-1704): パッサカリア ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアリ(17世紀): ラ・カステッラ ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667): 組曲第20番 マウリツィオ・カッツァーティ(1620-1677): ラ・フィアスカ/12の音によるカプリッチョ/ パッサカリオ=チャコーナ 〔教会用音楽:ラ・カルカニーニャ〕(+) ゲオルク・ムッファト:トッカータ第1番 ヨハン・ローゼンミュラー:ソナタ マウリツィオ・カッツァーティ: ラ・カルカニーニャ ヨハン・シュトス:ソナタ ゲオルク・ムッファト:トッカータ第7番 ヨハン・ハインリヒ・ シュメルツァー(1623-1680):ソナタ第2番 ヨハン・ローゼンミュラー:ソナタ ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693): パサカーユ マウリツィオ・カッツァーティ:チャコーナ タルクイニオ・メルラ(1595-1665): ラ・カッタリーナ |
ル・コンセール・ブリゼ [ウィリアム・ドンゴワ (コルネット)指揮 クリスティン・モラン(Vn) カーステン・ローフ(Cemb) 西山まりえ(Hp) アンネ=カトリーネ・ ブヒャー(Org)] | |
録音:2001年、ヌシャーテル芸術歴史博物館(*)/2002年、聖マルタン教会、スール(+)。 1653年にドイツのフランツ・ロストによって編纂され、彼の死後フランス国王ルイ14世の手に渡った写本に収められたドイツ、オーストリア、イタリアの器楽作品を中心にしたアルバム。ヨーロッパでの活躍が目立つ西山まりえの参加もポイント。 | ||
ガブリエル・フォーレ(1845-1924): ヴァイオリンとピアノのための作品集 ソナタ[第1番 Op.13/第2番 Op.108] ロマンス Op.28 |
アリアドネ・ ダスカラキス(Vn;*) ログリット・イシャイ(P;+) | |
録音:2000年7月、ジーメンスヴィラ、ベルリン。使用楽器:1856年ジャン=バティスト・ヴィヨーム製(*)/1900年頃エラール製(+)。 ボストン生まれのダスカラキスとイスラエル生まれのイシャイが、ピリオド楽器で聴かせる。 | ||
アリア・アンティガ〜 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999): 歌曲&室内楽作品集 恋する羊飼いの歌 (ソプラノとフルートのための;1935)/ 古い歌[アリア・アンティガ] (フルートとギターのための;1960)/ カスティーリャ詩集(ソプラノ、ピッコロ、 コルネット(*)とギターのための;1980)より [サン・フアン・イ・パスクァ/別離と孤独/ 愛する人の忍耐強さ]/ 前奏曲とリトルネッロ(チェンバロのための;1979)/ カナリア諸島のフォリア (ソプラノとギターのための;1958)/ 2つの小幻想曲(ギターのための;1987)/ [なんてすてきな小道!/セファルディムのこだま]/ 3つのビリャンシーコ (ソプラノとギターのための;1952) [Pastorcito Santo /アリアと冗談/ Coplillas de Belen ]/ 即興曲(ハープのための;1959)/ 夜明けのセレナード (フルートとギターのための:1982) |
クリスティーネ・ヴォルフ(S) カトリン・ゲルネ(G) レギナ・ヴィルシング(Fl) ウィリアム・ドンゴワ (コルネット:*) カティア・ライザー(ピッコロ) ベニ・アラキ(Cemb) ドメニカ・レーツ(Hp) | |
録音:1999年-2001年、変容教会、ベルリン=アルダースホフ。 ロドリーゴの小編成作品をたっぷり楽しめるアルバム。(*)のコルネットは現代の金管楽器ではなく、古楽で使われる木管楽器で、ツィンクとも呼ばれるもの。 | ||
アルタ・ムジカ〜 チコーニア、デュファイ、 ヴォルケンシュタイン:作品集 作曲者不詳(14世紀):Wel were hym that wyst 作曲者不詳(15世紀): Puisque je sui d'Amours loial servant ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474): 年の初めのこの日に(*) 作曲者不詳(14世紀): Je voy le tens venir / Contre le tremps et la sason jolye / He,mari,mari オスヴァルト・フォン・ ヴォルケンシュタイン(1337-1445): あなたはわたしの美しい心を選んだ(*) ピエール・ド・モラン(14世紀):Amis tout dous vis 作曲者不詳(15世紀):De tout flors オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン: 楽しく美しき五月に(*) ギヨーム・デュファイ:四旬節のグローリア ヨハネス・チコーニア(1370頃-1412): Ben che da vui donna 作曲者不詳(14世紀):ラ・マンフレディーナ/ ラ・マンフレディーナのロッタ ヨハネス・チコーニア: Doctorum principem / Melodia suavissima / Vir mitis 作曲者不詳(14世紀): 愛する人よ、わたしは あなたに仕えなければならない(*) ギヨーム・デュファイ: 美しい人よ、楽しげで優雅な人よ/わが幸福、わが愛 ニコラス・グレノン(1385頃-1456): La plus jolie et la plus belle ヨハネス・チコーニア:一頭のヒョウ ロバート・モートン(1430頃-1475): Il sera pour vous conbatu /戦士(ロム・アルメ) |
アルタ・ムジカ [ライナー・ベーム (ショーム/リコーダー/ ストリング・ドラム) ダグマー・イェニケ (ボンバルド/Rec/ ストリング・ドラム) ハンス=ユルゲン・ ブルクガラー (ボンバルド/フィドル) マリア・ケプケ(S;*) ペトラ・プリース(フィドル) カロリーネ・シュナイダー (ショーム)] | |
録音:1999年4月-6月、アンドレアス教会、ベルリン=ヴァンゼー。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 14−15世紀の作品(ほとんどが声楽曲)を管楽器を中心にして演奏したアルバム。アルタ・ムジカは1985年にライナー・ベームによって創設された中世の楽器を用いる管楽アンサンブルで、レパートリーに応じて歌手、弦・打楽器奏者も参加する。ショームはオーボエの前身にあたるダブル・リードの木管楽器で、ボンバルドはその大型(低音)のもの。カッチリとまとまった演奏と録音は、やはりドイツのアンサンブル、レーベルならではといえるだろう。 | ||
CARPE-16259 廃盤 |
アモールの天なる唯一の太陽よ〜 ディンディア:独唱のための作品集 |
グンドゥラ・アンダース(S) シグルン・リヒター (アーチリュート/キタローネ) ヒッレ・パール(Vg) |
録音:2000年1月、アンドレアス教会、ベルリン=ヴァンゼー。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 | ||
CARPE-16258 廃盤 |
ラ・ゴルフェランマ〜2つのコルネットのためのイタリアの音楽 1600-1650
ル・コンセール・ブリゼ | |
録音:1998年10月、聖ローラン教会、ノイヒャテル歴史博物館、ローザンヌ、スイス。 | ||
王のシャンブル付き楽団終身音楽家〜 ジャック=マルタン・オトテール(1680-1761): フラウト・トラヴェルソと通奏低音のための作品集 フラウト・トラヴェルソのための曲集 [第1巻〜組曲第4番 ホ短調/ 第2巻〜組曲第3番 ニ長調/ 第2巻〜組曲第1番 ト短調/ 第1巻〜組曲第1番 ニ長調] |
レジネーガル [ロドリーゴ・タラーサ (Fl-tr) クリスティーネ・ゲファート (Cemb) ペトル・ヴァグネル(Vg)] | |
録音:1998年7月、聖マリア教会、オスナブリュック。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 オトテールはフランスの管楽器製作家・演奏家の一族に生まれ、製作・作曲・演奏・教育のすべてにおいて最高の才能を発揮した。彼は国王ルイ14世の宮廷楽団の管楽器奏者として活躍し、当時の音楽家としては最高の名誉である、「王のシャンブル付き楽団終身音楽家」の称号を授与された。オトテールが書いたフラウト・トラヴェルソのための作品は、現在も続く「フルート王国フランス」の幕開けを告げるものであった。タラーサはチリに生まれ、ハーグ音楽院でバルトルト・クイケンに師事したフラウト・トラヴェルソ奏者。 | ||
オフレンダ〜 リコーダーとパーカッションのための20世紀作品集 マリオ・ラヴィスタ(1943-):供物[オフレンダ] (テノール・リコーダーのための) アンネッテ・シュルツ(1964-):夏の鎌 (ソプラノ・リコーダー、アルト・リコーダー、 テノール・リコーダー、バス・リコーダーと パーカッションのための)(*) イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971): 「無伴奏クラリネットのための3つの小品」より [第1曲/第3曲] (アルト・フルートのための編曲版) ユップ・ストラッセル(1934-):接触点 (テノール・フルート、マリンバと パーカッションのための)(*) カリオペ・ツォウパキ(1963-):Charavgi (ルネサンス・アルト・リコーダーのための) |
カティア・ライザー(Rec) タン・クタイ (Perc/マリンバ;*) | |
録音:1997年10月、1999年3月、変容教会、ベルリン=アドラースホフ。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 リコーダーというと一般には教育用楽器あるいは古楽器の印象が強いと思われるが、実は近年、リコーダーのために書れた新作は急増している。このアルバムではリコーダーの「静」の側面を探求した作品が選ばれており、共演するパーカッションも神秘的な雰囲気を高めるのに一役買っているようだ。テノール・リコーダーはときに尺八のように響く。ライザーはダン・ラウリン他に師事したドイツの女性リコーダー奏者。 | ||
アモローゾ〜マンチーニ:リコーダー・ソナタ集 フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737): フルートと通奏低音のための12のソナタ(1724)より [第2番 ホ短調/第10番 ロ短調/第7番 ハ長調 第6番 変ロ長調/第1番 ニ短調/第4番 イ短調] |
トリオ・マンチーニ [セシル・ルミー(Rec) ディルク・ベルナー(Cemb) 野入志津子(アーチリュート)] | |
録音:1996年12月、聖ルイ=聖ブリュノ礼拝堂、リヨン。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 マンチーニはナポリに生まれナポリに没した作曲家。アレッサンドロ・スカルラッティの好敵手とみなされた彼は数多くのオペラ、オラトリオ、カンタータを書き、国の内外で名声を得た。「12のソナタ」はロンドンで出版されたが、マンチーニの活躍が頂点をきわめた時期に書かれ、大家の風格じゅうぶんの充実した曲集。現在、リコーダー奏者の重要なレパートリーとされている。トリオ・マンチーニはバーゼル・スコラ・カントールムで出会った3人が結成したトリオ。 | ||
CARPE-16254 廃盤 |
愛の小舟〜 コルネット独奏のためのバッロ、カンツォン、 モテット・ディミニューションとソナタ集 |
ル・コンセール・ブリゼ |
録音:1997年9月、ゴルズ修道院教会、フランス。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 | ||
CARPE-16253 廃盤 |
ファンダンゴ!〜 ギター・デュオのためのスペイン音楽 |
デュオ・ファンダンゴ [クラウディア・ハイン、 カトリン・ゲルネ(G) |
薄明かりの歌 ジョン・ダウランド(1562/63-1626): 暗闇にわたしは住みたい/来たれ、重い眠り/ 嘆け、昼は暗闇のなかに去った/ つれない人、だからわたしの心を奪って/ 来たれ、重苦しい夜/もう泣くな、悲しみの泉よ ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): ジョン・ダウランドによる夜の曲 Op.70(ギター独奏) レノックス・バークリー(1903-1989): 薄明かりの歌 Op.65(高声とギターのための) |
コルネリア・ヘルヴィヒ(S) カトリン・ゲルネ(G) | |
録音:1996年10月、1997年2月、アンドレアス教会、ベルリン=ヴァンゼー。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 「夜」、「暗闇」、「薄明かり」をテーマとしたアルバム。 | ||
CARPE-16251 廃盤 |
甘美な思い出〜シュッツからローゼンミュラーまで |
メインデルト・ズワルト(CT;*) ギスレーヌ・ヴァウタース(Vn) ウィリアム・ドンゴワ (コルネット) クリスティーネ・ゲファート (Org) |
録音:1995年9月、ハルテンフェルス城内の教会、トールガウ。ダイレクト・ディジダル・ステレオ。 | ||
CARPE-26252 廃盤 |
主をたたえよ〜詩篇とカンティクム |
マインデルト・ツヴァルト(A;*) ヤン・エルンスト(Org) |
録音:1998年、バッハの森、つくば市。使用楽器:1989年、ユルゲン・アーレント製。 | ||
アリアドネ〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.378(第34番) ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108 |
アリアドネ・ダスカラキス(Vn) ログリット・イシャイ(P) | |
録音:1996年5月、スタジオ3、ベルリン。 アリアドネ・ダスカラキスはボストンに生まれ、ジュリアード音楽院でシモン・ゴルトベルクに師事した後ベルリンでイラン・グローニヒとトーマス・ブランディスに師事したヴァイオリニスト。現在もベルリンを本拠に活躍、IPPNWレーベルにも録音がある。ログリット・イシャイはイスラエル生まれのピアニストで、ドレスデンとベルリンを中心に活躍。二人は1996年のトリエステ国際室内楽コンクールで特別賞を受賞した。 #当盤は廃盤となっており、流通在庫限りのお取扱いとなります。 | ||
CARPE-2006 廃盤 |
セニョーレス・アノーニモス | セニョーレス・アノーニモス |
録音:2006年、タン市教会、ドイツ。収録時間:約35分。セニョーレス・アノーニモスはルネサンス音楽からフォルクローレ、フラメンコまでスペイン音楽を幅広く取り上げるグループとして2006年に10名の若い演奏家によって創設された。当アルバムはカルペ・ディエム・レーベルの新オーナー、ヨナス・ニーダーシュタットが録音・編集を行った彼らのプロモーション・キット。 |