エリザベス朝とジェイムズ朝の歌曲 Vol.1 おおやさしき森、孤独のよろこび〜 ダウランド、モーリーと同時代の 作曲家たちによる愛の歌曲とソネット集 |
ポール・アグニュー(T) クリストファー・ ウィルソン(リュート) | |
エリザベス朝とジェイムズ朝の歌曲 Vol.2 ダウランド:リュート・ソング集 [第1巻(1597)より/第2巻(1600)より] |
ポール・アグニュー(T) クリストファー・ ウィルソン(リュート) | |
エリザベス朝とジェイムズ朝の歌曲 Vol.3 ダウランド: 音楽の饗宴(1610)から/ リュート・ソング集第3巻(1603)より/ 巡礼者の慰め(1612)より |
ポール・アグニュー(T) クリストファー・ ウィルソン(リュート) | |
トゥリーナ:ソナタ ロドリーゴ:ファンダンゴ、はるかなるサラバンド ファリャ:漁師のロマンス、粉屋の踊り アルベニス:アストゥリアス ヴィラ・ロボス:5つの前奏曲 ポンセ:南欧のソナチネ |
オリヴィエ・シャサン(G) | |
スペインのそうそうたる巨匠達の顔ぶれによる魅力的なギター作品集。 | ||
ヨゼフ・ハイドン:ネルソン・ミサ エルンスト・フォン・ヴァンチェラ:交響曲第2番 |
ペネロープ・ラプソン指揮 フィオリ・ムジカーリ | |
1798年の「ネルソン・ミサ」初演200周年を記念してのアルバム。併録のヴァンチェラはチェコに生まれ、ロシアの宮廷で活躍した人で、シンフォニーは「ネルソン・ミサ」と同じく1798年に出版された。 | ||
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール:クラヴサン曲集 クラヴサン曲集第1巻より[第1組曲−4組曲]/ ヴァイオリンでも演奏可能な組曲第1番&第2番 |
キャロル・セラージ(Cemb) | |
ジャケ・ド・ラ・ゲールは17、8世紀フランスで活躍した女流作曲家。ルイ14世の愛人モンテスパン夫人の庇護を受けた。セラージもトルコ系の両親を持つ女流チェンバリスト。 | ||
ニコラス・ラニアー:歌曲集(全12曲) もう泣かないで、疲れ果てた両目よ/ ため息もなく、涙もなく/ずるがしこい歌手たち/ 火事だ火事だ/とどまれ、愚かな心よ/他 |
ポール・アグニュー(T) クリストファー・ウィルソン (リュート、テオルボ) レイチェル・ポッジャー、 クレア・サラマン(Vn) ジョナサン・マンソン (ヴィオラ・ダ・ガンバ) | |
17世紀前半活躍したニコラス・ラニアーは、イングランド王チャールズ1世の宮廷楽団の初代学長であると同時に、ルーベンスと交友を持つ高名な画家で、王の絵画コレクションのための専属の絵画鑑定家でもあったという。残された作品は少ないが、このアルバムは彼の稀有の才能を知るまたとない機会になる。今年最大の収穫のひとつの「バッハ:無伴奏ヴァイオリン」でソロ・デビューしたレイチェル・ポッジャーがさりげなく顔を出しているあたりが演奏の質の高さを物語る。 | ||
エイドリアン・ウィリアムズ(1956-): チェロのための作品集 春のレクイエム4つの哀歌/精神の映像/ 無伴奏チェロ・ソナタ |
ラファエル・ ウォルフィッシュ(Vc) エイドリアン・ウィリアムズ(P) | |
1978年、22歳という若さでメニューイン賞で優勝、1983年にはチャーターハウス・スクールのコンポーザー・イン・レジデンスに就任、プレステージ国際音楽祭を創設するなど精力的な活動を続ける音楽家エイドリアン・ウィリアムスによるイギリスのロマン派音楽と独自の手法を融合させたチェロ作品を、イギリスを代表する奏者として旗手を務め続ける名チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュ。 | ||
テューダー朝の2つのミサ トマス・アシュウェル(1482-1513): ミサ・イエズ・クリステ ヒュー・アストン(1485-1558): ミサ・ヴィデーテ・マヌス・トゥアス |
スティーヴン・ダーリントン指揮 オックスフォード・クライスト チャーチ大聖堂聖歌隊 | |
ウォルシー枢機卿がオックスフォード・クライストチャーチ大聖堂聖歌隊を創設するに当たって編纂させた楽譜集「フォレスト=ヒーザー・パートブック」(オクスフォード大学ボドリアン図書館所蔵)に収められた2つのミサ曲。 | ||
C.P.E.バッハ: チェンバロ、フォルテピアノのためのソナタ集 チェンバロ・ソナタ ホ短調 W.65-5 H13/ チェンバロ・ソナタ 変ロ長調 W.65-20 H51/ チェンバロ・ソナタ ホ短調 W.62-12 H66/ フォルテピアノ・ソナタ 変ロ長調 W65-44 H211/ フォルテピアノのためのソナタ ハ長調 W65-47 H248/ フォルテピアノのためのソナタ ハ長調 W65-48 H280 |
キャロル・セラシ (Cemb/Fp) | |
録音:2000年2月。METRONOMEレーベルの主力アーティストのひとり、キャロル・セラシは、スウェーデンのトルコ=スペイン・ポルトガル系の両親のもとに生まれたハープシコード奏者。1982年からロンドンに移り住んだセラシは、11歳からハープシコードに興味を持ち、すでに3年後には、アントワープで開かれたケネス・ギルバートのクラスに最年少の生徒として参加し、頭角を現していった。その後、ジル・セヴァース、グスタフ・レオンハルトにも師事したセラシが世界中から注目を浴びたのが、Metronomeレーベルでのデビュー・ディスクとなった「ジャケ・ド・ゲール:クラブサン曲集」(METCD-1026)が英Gramophne Awards 1999のバロック器楽部門賞を獲得した時だった。第2弾CDとなった本作でも、彼女の特性である華麗で個性的なアプローチが随所に散りばめられている。使用楽器は、ブルース・ケネディが1704製のミヒャエル・ミートケによる楽器を模して1992年に作ったダブル・マニュアル・チェンバロと、1780年代前半に作られたヨハン・アンドレアス・シュタイン製のモデルを模してジャン・バスコウが1982年に作成したフォルテピアノ。 | ||
オーランド・ギボンズ(1583-1625): 王宮のファンタジア〜ヴィオール作品集 Vol.1 3つのイン・ノミネ(5声)/9つのファンタジア(3声) 2つのファンタジア(4声)/イン・ノミネ(4声) ファンタジア第1番(3声)/第2番(3声)/ガイヤルド(3声) 王のパヴァーン/ファンタジア第3番(3声)/第4番(3声) |
コンコルディア マーク・レヴィ、 ジョアンナ・レヴィン、 エミリア・ベンジャミン、 ダニエル・イードン アリソン・マギリヴレイ (各種ヴィオール) ゲイリー・クーパー(Cemb) | |
バッハ:無伴奏チェロ組曲 | スーザン・シェパード(Vc) | |
まだまだ知られていないが、スーザン・シェパードは古楽器チェロの分野においては我々の想像をはるかに上回る貢献をした人物である。デレク・シンプソン、アンドレ・ナヴァラに師事した後、古楽器演奏に強く惹かれ、その数年後にはアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックとロンドン・クラシカル・プレーヤーズの首席ソリストを務め、さらにエイジ・オヴ・インライトゥンメントの初代首席奏者となったというのだから恐れ入る。CRDレーベルのヘンデルの室内楽曲全集、ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ全集はいずれも高い評価を受けてベスト・セラーを続けているが、その主役はもちろん彼女である。 | ||
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603): アスピーチェ・ドミネ/ ミサ「アスピーチェ・ドミネ」/ Factum est silentium/Miserere mei,Domine/ Pie Jesu,virtus mea/Clamavi de tribualatione mea/ O suvitas et dulcedo |
スティーヴン・ ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライストチャーチ 大聖堂Cho | |
録音:1999年6月、オックスフォード・クライストチャーチ大聖堂。16世紀の最も有名にして多作だった作曲家、フィリップ・デ・モンテのミサ曲。 | ||
オーランド・ギボンズ(1583-1625): ヴィオールのための音楽 Vol.2 6声のファンタジア第1番〜第6番/ 2声のファンタジア第1番〜第6番/ 行けわが窓辺より/われらの人生とは何か?/6声のパヴァン/ 6声のガイヤルド/ああ恋しい人/銀色の白鳥 |
マーク・レヴィ (ディレクター) コンコルディア レイチェル・ エリオット(S) | |
録音:2000年4月。コンコルディアは1992年にマーク・レヴィによって設立された団体で、あらゆるサイズ、形をしたヴィオール音楽の探求を、活動の主眼に置き、必要に応じて、他の楽器の奏者や、声楽家などを招き、アグレッシヴな活動を展開している。レパートリーはイタリア、スペイン、ドイツ、フランスのルネッサンスからバロック期までの音楽と幅広い。このCDは、既発売のMETCD-1033に続く第2弾となる。 | ||
ハワード・グッドール編曲:世界の歌 [ポレグナラ・エ・トドラ(ブルガリア)/ ア・ラ・ナニタ・ナナ(スペイン)/3つのアフリカの歌/ 風は南へ(スコットランド)/ ビウム・ビウム・バンバ(アイスランド)/野ばら(ドイツ)/ 流れは広く(イングランド)/2つのイタリアの子守歌/ トゥヌ・マランバ(ブラジル)/ロスラ・カリナ(ロシア) さようなら美しい人(フランス)/荒城の月(日本)/ ザ・ラーク・イン・ザ・クリアー・エア(アイルランド)/ シー・ムーヴド・スルー・ザ・ファイア(アイルランド) |
スティーヴン・ ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライストチャーチ 大聖堂Cho ハワード・グッドール (キーボード/シンセサイザー/ サンプラー/電子ドラム)他 | |
テレビ音楽などの作曲家として活躍するハワード・グッドールが旅先で集めた世界の名歌を編曲した1枚。例えば、ケルト音楽風に味付けの上にボーイ・ソプラノの独唱が乗る滝廉太郎の「荒城の月」などは、他では絶対聴くことができないユニークな組み合わせだ。 | ||
ハワード・グッドール(1958-): ウィー・アーザ・バーニング・ファイアー〜小さな惑星からの歌曲集 ヘンリー・ベネット(ボーイS) ハワード・グッドール(鍵盤楽器/Kb/エレクトロニック・ドラム) スティーヴン・ダーリントン指揮オックスフォード・クライストチャーチ大聖堂聖歌隊 | ||
「ミスター・ビーン」や「ブラックアダー」、「ディブリーのおかしな牧師」など、イギリスのコメディやテレビ番組の音楽の作曲者として広く活躍する作曲家が、世界中で発見した音楽を合唱にアレンジした歌曲集。エスニック調の「荒城の月」(ソロの歌詞は日本語)などユニークな作品が満載。 | ||
クリスマス・キャロル集 スティーヴン・ダーリントン:リメンバー・ベツレヘム アラン・リダウト:雪は地を覆う ピーター・ホワイト:ある寒く暗い夜 ジョン・マッデン:リュート・ブック・ララバイ スティーヴン・ダーリントン:ヤコブの梯子 アーノルド・バックス(1883-1953): 神は誕生する(ポーランドのキャロルより) マルコム・ウィリアムソン:夜明けのキャロル ハワード・グッドール:公現日のロマンス マイケル・マリナー:冷たい夜中に チャールズ・アイヴズ(1874-1954):ベツレヘムの小さな星 ハワード・グッドール:ひと気のない路上の風 エリック・ルテリー:Entre les boefus et l'ame バーナード・ローズ:祝福されし女の子守歌 ピーター・ホワイト:羊飼いのキャロル セバスチャン・フォーブス:そこには美徳のバラはない アーノルド・バックス: 厩の中にて〜かいば桶、馬草桶、馬ぶねの中で (ポーランドのキャロルより) P.A.ブラウン:子羊 アンドリュー・ギャント:この子は誰の子 ジョン・マッデン:よき王 ラヴィニオ・ヴァージリ:Ninna-Ninna a Gesu bambino ハーバート・ハウエルズ:来たれ、歌え、そして踊れ ハワード・グッドール:神聖なる愛 |
スティーヴン・ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライストチャーチ 大聖堂Cho | |
録音:2000年6月、オックスフォード・クライストチャーチ大聖堂。少年合唱による「クリスマス・キャロル」のCDといえば、お決まりのあの曲この曲と色々浮かんでくるものだが、このCDは一風変わったコンセプトを持っている。つまり、2000年前のクリスマスにまつわるエピーソードに触発された現代の作曲家が作った「クリスマス・キャロル」ばかりを集めたのだ。有名どころでは、アーロン・コープランドやアーノルド・バックスの作品が、それからこのオックスフォードの合唱団を率いるスティーヴン・ダーリントンの作品も収録されているが、これらの曲の中で、いったい何曲がこの新しいミレニアムに歌い継がれるスタンダードとなりうるか、予想しながら聴くのも楽しいだろう。 | ||
ノックド・オン・ザ・ヘッド〜 ウィリアム・ローズ(1602-1645):ヴィオールのための音楽 6声のコンソート ヘ長調/ リラ・ヴァイオルのための三重奏曲 ニ短調/ さあ、陽気な諸君(キャッチ)/さあ、みんな(キャッチ)/ 6声のコンソート ト短調/どこへ行く(キャッチ)/ 賢人はたった7人(キャッチ)/ リラ・ヴィオールのための三重奏曲 ニ長調/ 6声のコンソート 変ロ長調 |
マーク・レヴィ指揮 コンコーディア | |
17世紀のイギリスを代表する作曲家、ウィリアム・ローズは作曲家としての才能にあふれ、器楽曲、声楽曲を中心に数多くの作品を残した。特にヴィオールのための作品は重要とされ、 コンソートは彼の作品の中でも最重要曲と言われている。このCDでは、ヴィオールとオルガンによる6声のためのコンソートが3曲とリラ・ヴィオールのための三重奏曲、 そしてキャッチと呼ばれる世俗声楽曲のヴィオールによる演奏がバランス良く収録されている。 | ||
パリ 1900-1968 ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」より[ジャン=クロード・カサドシュ指揮リール国立o.] ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」〜魔王カスチェイの踊り[アンタル・ドラティ指揮RPO] ラヴェル:水に映る影[ゴードン・ファーガス=トンプソン(P)] ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」より[サイモン・ラトル指揮ナショナル・ユースo.] ラヴェル:ピアノ三重奏曲より[ジュノーズ・バンド] フォーレ:ピアノ五重奏曲 ハ短調Op.115より[ナッシュ・アンサンブル] トゥーリナ:ギターのためのソナタより[オリヴィエ・シャッセン(P)] ジョリヴェ:2本のギターのためのセレナーデ[スピノージ・デュオ] デュリュフレ:レクイエムOp.9〜リベラ・メ[ヒギンボトム指揮オックスフォード・ニューカレッジcho.] メシアン:「トゥーランガリラ交響曲」〜トゥーランガリI[アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送so.] | ||
2002年にロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・アートで開催された展覧会「パリ、その芸術の拠点1900-1968」を記念して製作されたコンピレーション盤。 | ||
印象派〜フランス室内楽の傑作集 フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番 ハ短調 Op.15 ラヴェル:ピアノ三重奏曲(1924) |
ジュノズ・バンド [ジャクリーヌ・ シェイヴ(Vn) ポール・ ワトキンス(Vc) イアン・ブラウン、 ロジャー・チェイス(P] | |
録音:2000年6月。Metronomeレーベルの“music & art”シリーズは、ロンドンの国立美術館で行なわれる展覧会で扱うテーマに設定された時代を、音楽の側面から補足しようという企画で人気を集めている。このディスクは、2000年11月から2001年1月に同美術館で開かれた「印象派展」に付随して作られたもの。 | ||
トマス・トムキンズ(1572-1656): チェンバロとヴァージナルのための音楽 バラフォスタスの夢/2声のパヴァーヌ/3声のガイヤルド/ 憐れみ/混乱した時代への悲しいパヴァーヌ/ ウースターのブランル/What if a day/ 2人の奏者のためのファンシー/ファンシー/パヴァン/ フォリオット夫人のガイヤルド/ファンシー プールの宮殿で作られたトイ アール・ストラッフォード伯のパヴァン アール・ストラッフォード伯のガイヤルド/わが人生の敵/ グラウンド/イン・ノミネ/グラウンド |
キャロル・セラシ (Cemb、ヴァージナル) | |
録音:2000年12月。エリザベス朝最大の作曲家ウィリアム・バード(1543-1623)を祖とするヴァージナル楽派の最後を飾る音楽家トマス・トムキンズの作品の中から有名曲を集めた1枚。キャロル・セラシはこのアルバムでは、チェンバロとヴァージナルも演奏、それぞれの曲のキャラクターを克明かつ豊麗に描き分けることに成功している。使用楽器は、ウィレム・クレスベーゲンが1694製のバルトロメオ・ステファニーニによる楽器を模して1972年に作ったハープシコードと、1611年に作られたヨハネス・リュッカース製のモデルを模してアドラム・バーネットが1973年に作成したヴァージナル。 | ||
エリザベス朝のリュート音楽〜 ロバート・ダウランドの「様々なリュート曲集」より ダニエル・バチェラー(1574-1610): ムッシュのアルメン ローレンチーニ:ファンタジー ロバート・ダウランド(1591-1641):ヴォルト 作曲者不詳:女王のマスク第1番〜第3番/ 女王のマスクの魔女の踊り グレホリオ・ヒュエ(1550?-1616):ファンタジー ダニエル・バチェラー:パヴィン ジョン・ダウランド(1563-1626): ダービー伯のガイヤルド/ファンタジー/ エリザベス女王のガイヤルド/ サー・ジョン・スミスのアルメン/ ムッシュ・バラールのクラント/ アルフォンソ・フェッラボスコ(1543-1588):パヴィン ジョン・ペリション:クラント 作曲者不詳:ヴォルト ヤクブ・レイ(1540頃-1605頃):ファンタジー ロバート・ダウランド: クリフトン夫人の風情/ サー・トマス・マウンソンのパヴィン/ サー・トマス・マウンソンのガイヤルド |
デイヴィッド・パーソンズ (リュート) | |
録音:1999年1月。エリザベス朝からチャールズ1世朝にかけて活躍したリュート奏者ジョン・ダウランドの息子、ロバート・ダウランド。彼もまたリュート奏者、作曲家として活動していたが、後世の人間には楽譜編集者としての功績のほうがより知られている。そんな彼が1610年に編集・出版した「様々なリュート曲集」から、 技巧的な装飾が施された聴き応えのある曲ばかりを集めたのがこの1枚。 | ||
フェルメールの時代の音楽〜コンスタンティン・ホイヘンスと音楽家仲間 コンスタンティン・ホイヘンス(1596-1687)、 フランソワ・デュファ(1600頃-1669頃)、 アントワーヌ・ボッセ(1586-1643)、 ジャック・ゴーティエ(?-1660以前)、 ニコラス・ランアー(1588-1666)、 ジャック・シャンピン・ド・シャンボニエール(1602-1672)、 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667)、 ルイジ・ロッシ(1598-1653)の作品 |
ジュリア・グッディング(S) キャロル・セラシ(ヴァージナル) クリストファー・ウィルソン (リュート、テオルボ) | |
ロンドンのナショナル・ギャラリーで企画た「フェルメール展」に合わせてリリースされるオフィシャルCD。17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の時代の(オランダで演奏された)歌曲が集められている。(輸入元の案内では「オランダの作曲家の歌曲」とある。)ジャケットには、ナショラル・ギャラリー所蔵のフェルメール作品「ヴァージナルを弾く女」があしらわれている。 | ||
ティティアン〜ヴェネツィアと愛の音楽 フランチェスコダ・ミラノ、A.ガブリエーリ、 チプリアーノ・デ・ロレ、他の作品 |
コンコルディア | |
録音:2002年。 ロンドンのナショナル・ギャラリーで2003年2月から5月にかけて開催された「ティティアン展」を記念して制作されたCD。16世紀にヴェネツィアで活躍した画家ティティアンの時代に流行していた音楽の数々を収録。ガンバ奏者マーク・レヴィ率いるコンコルディアの今回の編成は声楽6人、ガンバ5人、チェンバロとリュート各1人。 | ||
スペクトル3〜世界中からの25の現代ピアノ作品 Peteris Plakidis(1947-;ラトヴィア):Distant Song Param Vir(1952-;インド):White Light Chorale 田中カレン(1961-;日本):Lavender Field Javier Alvarez(1956-;メキシコ):n mambo Detlev Glanert(1960-;ドイツ):Lied im Berg Sohrab Uduman(1962-;スリランカ):Still, Suspended Victoria Borisova-Ollas(1969-;ロシア):Silent Island Aulis Sallinen(1935-;フィンランド): King Lear's Distant War Joice Bee Tuan Koh(1968-;シンガポール): La pierre magenta Gerard Barry(1952-;アイルランド):Root Passion Lyell Cresswel(1944-;ニュージーランド):Apteryx Toek Numan(1971-;オランダ):Bergen Julia Worfe(1958-;アメリカ):Earrig Alexandre Lunsqui(1969-;ブラジル):tempo absurdo Peter Sculthorpe(1929-;オーストラリア): Song for a penny Poul Ruders(1949-;デンマーク):Shooting Stars Faidros Kavallaris(1950-;キプロス):Yassemi Naji Hakim(1955-;レバノン):Dumia Jean-marc Sigier(1954-;フランス): Fragments distincts, fouillis d'instants Sylvie Bodorova(1954-;チェコ):Carousel Julian Yu(1957-;中国):Yellow Beanleaves Rodney Sharman(1958-;カナダ):The Anglo Tango Ramon Lazkano(1968-;スペイン):Zortziko Hafidi Halligrimson(1941-;アイスランド):Drymla Kevin Volans(1949-;南アフリカ):Wrist Rock |
サリア・マイヤース(P) | |
録音:2001年2月。現代音楽の推進者として知られるピアニストのサリア・マイヤースが、25カ国25人の作曲家による25曲の小品で構成し「40分で世界一周」するアルバム。マイヤースは、ハイレベルなアマチュア演奏家や、ピアノ専攻の学生が演奏できるよい現代作品が少ない状況を憂い、1995年に英国の20人の作曲家に依頼した新作を演奏した「スペクトル1」を発表した。その目論見は当たり、このアルバムの曲の中にはコンクールや試験の課題曲にも採用されるなど、色々な場で演奏されているという。シリーズ3作目となる今回は、世界諸国25人の作曲家による小品を集めた。いわゆる「前衛」路線全開のものから、メロディアスで分かりやすい作品が矢継ぎ早に演奏されるのだが、その中から、各々の作曲家がクラシック音楽をどのように吸収し、それを自らのスタイルの中でいかに発展させて来たかが強烈に伝わってくる。田中カレンの作品も収められている。 | ||
バッハとメラーの写本〜チェンバロのための音楽 バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912a フリードリヒ・ヴィルヘルム・ ツァッホ(1663−1712):組曲 ロ短調 ゲオルグ・ベーム(1661-1733): カプリッチョ ニ長調 バッハ:パルティータ イ長調 BWV.832 ゲオルグ・ベーム:組曲 ニ短調 バッハ:ソナタ イ短調 BWV.967 (作曲者不明のソナタの編曲) ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722): 組曲ト長調 ジャン・バティスト・リュリ(1632-1687): シャコンヌ ト長調 クリスティアン・リッター(1645頃-1725頃): 組曲ハ短調 ヴェルナー・ファブリシウス(1633-1679): 美しきジーク ハ短調 バッハ:カプリッチョ 「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV.992 |
キャロル・セルシ(Cemb) | |
録音:2001年7月、セント・マーティン教会。使用楽器:クリスティアン・ツェルの楽器(1728年)をモデルに、ブルース・ケネディが製作(1998年)フアン・エステベスより貸与/カール・コンラート・フライシャの楽器(1720年)をモデルに、ロバート・ゴーブル父子が製作(1990年)トレヴァー・ピノックより貸与。解説:スティーヴン・ドー(国内仕様盤のみ日本語解説書&歌詞訳付/訳:SOREL)。 バッハが兄ヨハン・クリストフから受け取り、大きな影響を受けたといわれるメラー写本に掲載された作曲家たちの作品と、バッハ自身のチェンバロ作品を交互に演し、その相関関係を明らかにする好企画。ヘンデルの師としても名高いツァッホの作品が含まれているなど、非常に興味深い企画である。 現在ベルリンのプロイセン文化財団図書館に所蔵されている、いわゆる“メラー”手稿譜の名称は、後にこれを所有することになった人物のひとり、ヨハン・ゴットフリート・メラー(1774-1833)に由来する。メラーはヨハン・クリストフ・キッテルの弟子にあたり、ライプツィヒでバッハにも学んだ人物である。手稿譜には、アンサンブル作品、オルガン作品、鍵盤作品など、約50曲が収録されている。様々な写譜職人の手になる、北ドイツや中部ドイツのみならず、フランスやイタリアの作品までもが収められているのである。メラー手稿譜が発見されたのは20世紀初頭であったが、その由来と真の重要性が認識されたのは、何十年にも及ぶ学問研究の後のことであった。この楽譜集を編纂し、“写譜を統括した”のが、“アンドレアス・バッハの音楽帳”を編纂したのと同一人物であったことは当初から明らかであったが、それがだれであったかについては、諸説があった。ハンス=ヨアヒム・シュルツェがこの楽譜集の編纂者を特定したのは、やっと1977年になってからのことだった。それは、ほかならぬヨハン・クリストフ・バッハ(1671-1721) ―― ヨハン・セバスティアンの長兄で、1695年に両親が亡くなった後、ヨハン・セバスティアンと一緒に暮らし、学んだ人物 ―― だったのである。メラー手稿譜集のなかには、作曲者や編曲者が特定できないものも含まれており、学者や演奏家を悩ませている。だが、若きバッハの愛する家族によって保存されていたこの曲集は、そこに収録された衝撃的なほど多様な作品のどれもが、音楽的に一貫して高い水準で書かれている。 トルコ系ユダヤ人を両親にスウェーデンに生まれたキャロル・セラシは、1982年からロンドンに在住し、レコーディングとコンサートの両面でヨーロッパ中で活躍、グラモフォン・アウォードを受賞したこともある名手。 | ||
シークレット・バッハ〜 バッハ:クラヴィコードのための作品集 幻想曲 BWV.903a(BWV.903の初稿)/ アルマンド ト短調 BWV.836/ フーガ ト短調 BWV.1000(リュート原曲)/ アルマンド ト短調 BWV.836/ メヌエット ト長調 BWV.841/同 ト長調 BWV.843/ コラール・パルティータ 「おお神、汝義なる神よ」BWV.767(オルガン原曲)/ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 イ短調BWV.1004(モーテンセン編曲) |
クリストファー・ホグウッド (Cemb) | |
ホグウッドがMetronomeに初登場。周到に準備された、凝った企画である。「卓上チェンバロ」と形容したくなるクラヴィコード3種類を用いて、ほとんど演奏されない作品や、編曲作品ということで敬遠されていた曲を集めたアルバム。あの長大な「シャコンヌ」が最後を飾る。 | ||
レンブラントの時代の音楽 ニコラス・ラニアー(1588-1666):もう泣かないで フィリップ・デ・モンテ(1521-1603): 行動は沈黙を作り出す ヤン・スヴェーリンク(1591-1652): 「わが青春は終わりぬ」による変奏曲 コンスタンティン・ハイへンス(1596-1687): モンテ・ドルチェ/カッチャ・アモローサ ジャック・シャンピオン・ シャンボニエール(1601/2-1652):パヴァーヌ フィリップ・デ・モンテ: Suavitas et dulcedo/Clamavi de tribulatione mea コンスタンティン・ハイへンス(1596-1687): Ne crains point le serein/Aubade :Le revil de Calliste/ Graves tesmoins de mes delices ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-667): アルマンド/ジーグ/クラント/サラバンド アントワーヌ・ボエセ(1586-1643): Objet dont les charmes si doux/N'esperez plus mes yeux/ Heureux sejour de Partenisse ニコラス・ラニアー: Come thou glorious object/Qual musico gentil コンスタンティン・ハイへンス: Avertisti faciem/Erravi,Domini/Laetatus sum |
ジュリア・ グッディング(S) ポール・アグニュー(T) サイモン・バウラー(Org) クリストファー・ウィルソン (リュート/テオルボ) キャロル・ セラシ(ヴァージナル) スティーヴン・ ダーリントン指揮 オックスフォード・ クライストチャーチ 大聖堂cho. | |
Metronomeレーベルの人気シリーズ“music & art”より、バロック時代の絵画の巨匠レンブラント(1599-1668)が生きた時代に生み出され、演奏された音楽を集めた1枚。収録された作曲家の顔ぶれと選曲を見ると、音楽の世界でも革新の波が同時多発的に起こっていたことが如実に分かる内容だ。絵画だけを見たり、音楽だけを聴いたりしていては見えてこない、「時代のダイナミズム」が立体的に浮かび上がってくる。ちなみに、コンスタンティン・ハイへンスという名前は、クラシック音楽ファンにもあまり馴染みがないかもしれないが、彼は、オランダ総督フレデリック・ヘンドリックの秘書官として活躍した人で、彼の『自伝』の中には、親交のあったレンブラントの言動について細かな証言を残している。当時のエリートの常として、芸術に対しての造詣も半端ではなく、絵画はボンティウスに師事しており、作曲の腕もこのCDを聴けばなかなかのものであったことがお分かり頂けるであろう。 | ||
マイケル・フィニシー(1946-): 描き出された輝きと太陽光〜ピアノ作品集 雪の吹き溜まり(1972)/ おお美しい五月 (シュトラウスのワルツより;1967/1989)/ プア・スタッフ(1991-1992/1999)/ フリー・セッティング(1981/1995)/ ヴェルディ・トランスクリプション第10番(1986)/ スタンレー・ストックス・ イン・ザ・ストリート(1989/1994)/ Wenn wir in hochsten Nothen sind(1992)/ 音による写真の歴史(1997-2000)/ アルカン=パガニーニ(1997)/ 描き出された輝きと太陽光(1999-2000) |
ニコラス・ホッジス(P) | |
イギリスの現代作曲家フィニシーのピアノ作品。過激なアヴァンギャルド作品が並んでおり、シュトラウスやヴェルディ、パガニーニ=アルカンにちなんだ作品であっても指がからまるような超複雑技巧のオンパレード。 | ||
ピアーズ・ヘラウェル(1956-): インサイド・ストーリー(*)/ スティル・ダンサーズ(#)/ クワドルプル・エナジー (イン・ザ・タイム・オヴ・フリーダム)(+) |
クリオ・グールド(Vn;*/+) フィリップ・デュークス(Va;*) ヴァンブルーSQ(#) マーティン・ブラビンズ指揮 BBC スコティッシュso.(*/+) | |
イギリスの作曲家ヘラウェルズは放送局から委嘱されて多くの作品を作曲。その多くはISCM・ワールド・ミュージック・デイズ、ラプランド・フェスティヴァル、ブレーメン放送ムジカ・ノヴァ・フェスティヴァルなどをはじめとする様々な音楽フェスティヴァルで演奏され好評を博している。 | ||
シークレット・ヘンデル〜 ヘンデル:クラヴィコードのための作品集 組曲第3番 ニ短調 HWV.428(ゴットリープ・ムファット版)/ アリアと変奏 ト長調(調子のよい鍛冶屋)HWV.430 4a/ フーガ ハ短調 HWV.610/ 2台の鍵盤楽器のための組曲 ハ短調 HWV.446(*)/ 3つのメヌエット(HWV.545-547)/ エア ヘ長調 HWV.464(「水上の音楽」のエアの異稿)/ 「水上の音楽」〜ブーレ,ホーンパイプ へ長調/ エア 変ロ長調 HWV.469/協奏曲 ト長調 HWV.487/ エア ト長調 HWV.467/アンダンテ ト長調 HWV.487/ アルマンド ロ短調 HWV.479/クーラント ロ短調 HWV.489/ コラール「イエス、わが喜び」による前奏曲 ト短調 HWV.480/ シャコンヌ ト長調 HWV.435 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725): アリアと変奏曲 変ロ長調 フリードリヒ・ヴィルヘルム・ツァッフ(1663頃-1712): サラバンド ロ短調/ジーグ ロ短調 |
クリストファー・ホグウッド (クラヴィコード) デレク・アドラム(クラヴィコード;*) | |
クリストファー・ホグウッドのMetronomeデビュー・タイトルであり、絶賛を受け大きな話題を呼んだ前作「シークレット・バッハ」(METCD-1056)に続く第2弾「シークレット・ヘンデル」が登場。前作同様、ほとんど演奏されない作品や編曲作品などが取り上げられ、周到な準備や研究を行ったことが窺える意欲作だ。中でも要注目なのがヘンデルの小品としては最も親しまれている名曲「調子のよい鍛冶屋」。通常は「ホ長調」のこの作品だが、当ディスクに収録されているものは「ト長調」。ボストン・ファイン・アーツ・センター・ミュージアムのMSコレクションに「アリア・シャコンヌ」というタイトルで残されていた未出版の異版が発見され、録音が実現したものである。 また、ヘンデルの作品だけではなく、ヘンデルとクラヴィコードを引き合わせオルガンを指導した宮廷楽長クリーガーや、ヘンデルの最初の師をつとめたツァッフといったヘンデルに非常に繋がりの深い音楽家の作品が収録されている点も興味深い。 ホグウッドは今回も前作と同じく3種類のクラヴィコード(Hass、Bodechtel、Grabner)を使い分けている。彼はヘンデルについての評伝の出版を行うなど、バロック音楽や古典派音楽の研究でも世界的な権威として名高いだけに、演奏にはますます期待させられる。そして収録曲の最後を飾るのは今回も「シャコンヌ」。古楽ファンの注目間違いなし。 | ||
ヴィヴァルディ: 協奏曲 ニ長調「ラ・パストレッラ」RV.95/ 協奏曲 ト短調RV.103/ソナタ ハ長調RV.801/ 協奏曲 ト短調RV.105/トリオ・ソナタ ハ長調RV.82/ ソナタ イ短調RV.86 |
パメラ・トービー(リコーダー) ペネロペ・ラプソン(ディレクター) フィオーリ・ムジカーリ | |
スコットランドが生んだリコーダーの世界的名手パメラ・トービーがソリストとして加わったヴィヴァルディの室内楽作品集がメトロノームから登場。パメラ・トービーはハジェット&ソネリーとのコンビで録音を行い、リン(Linn)からリリースされた「バロック時代のリコーダー協奏曲集」(CKD-217)で充実の名演を展開しているだけに、このフィオーリ・ムジカーリとのヴィヴァルディにも自然と期待が高まる。フィオーリ・ムジカーリは、1983年にイギリスの鍵盤奏者ペネロペ・ラプソンをディレクターとして結成されたピリオド・アンサンブル。モーツァルト以前のバロック時代に作曲された名作の演奏、知られざる作品の発掘を活動の柱としており、ゼレンカの「レクイエム ハ短調」(1733)のイギリス初演も手懸けた実績を持つ。 | ||
アンダルシアの夢 Jadaka l-ghaithu/Yahnikum yahnikum/Miyyah fi miyyah/Macar ome per folia/Por fol tenno quen na/ Al pasar por Casablanca/Hal dara zabyu l-hima/Estampida/Masha s-sahar hayran/Ayyuha s-saqi/ Como poden per sas culpas/Jarriri l-dheila/A Sennor que mui ben soube/Quen boa dona querra ベリンダ・サイクス(ディレクター/Vo/バグパイプ)ジョグラレサ | ||
ベリンダ・サイクス&ジョグラレサは、Avie から3世紀にわたる「マグダラのマリア」を歌った世俗歌曲集(AV-0026)を発表し喝采を浴びた古楽アンサンブル。当盤では、中世スペインのユダヤ人、アラブ人、キリスト教徒など、様々な宗派の民族が作曲、演奏した音楽を集めている。 | ||
ガーシュウィン〜 マイケル・フィニシー(1946-): ガーシュウィン・アレンジメンツ(1975/1987-1988) [いつからこんなことになったの?/ シングス・アー・ルッキング・アップ/ ア・フォギー・デイ/わが愛はここに/ 誰も奪えぬこの思い/ 踊らん哉(シャル・ウィ・ダンス?/ バット・ノット・フォー・ミー/ フィジェティ・フィート/エンブレイサブル・ユー/ 夜明けまで待って/ イノセント・アグニュー・ベイビー/ ブラー・ブラー・ブラー/ボーイ・ウォンテッド] モア・ガーシュウィン(1989-1990) [リムハウス・ナイト/ ウェイト・ア・ビット・スージー/ アイド・ラザー・チャールストン/ イズント・イット・ワンダフル!/ ノーバディ・バット・ユー/スワニー/ ディキシー・ローズ/ サムワン・ビリーヴズ・イン・ユー/ ナッシュヴィル・ナイチンゲール |
ニコラス・ホッジス(P) | |
英サンデー・タイムズ紙が「ゴドフスキー風ガーシュウィン」と評しているとおり、イギリスの作曲家フィニッシーが超絶技巧あり、復調進行ありのトンデモ編曲に仕上げられたガーシュウィン・アルバム。ピアノ・マニア必聴。 | ||
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784): ソナタとパルティータ集 パルティータ第1番 ト長調/ソナタ第3番 ニ長調/ ソナタ第5番 ニ短調/ソナタ 嬰ヘ短調 Op.1 No.5/ パルティータ第4番 ロ短調/ソナタ ハ短調 Op.1 No.1/ ソナタ第6番 ハ短調/ソナタ 変ロ長調 Op.1 No.2/ パルティータ第4番 ホ短調 |
キャロル・セラシ (Cemb、Fp) | |
ブラスコ・デ・ネブラはセビリア大聖堂のオルガニストを務めたスペインの作曲家。 | ||
プレスターニュのための花環 ジェイムズ・フランシス・ブラウン(1969-):ワーズ ジョン・マッケイブ(1939-): Two Gladestry Quatrains から ヒラリー・タン(1947-):草木の翼 リアン・サムエル(1944-):完璧な風景 ジェラント・ルイス(1958-):私の楽園 ジョン・ジョーバート(1927-):シャロップシャーの丘 セシリア・マクドウォール(1951-):ザ・バザード マイケル・バークリー(1948-):「Nettles」から デイヴィット・マシューズ(1943-):ワイン祭りのために エイドリアン・ウィリアムス(1956-):アカトビが飛ぶ |
ジリアン・キース(S) サイモン・レッパー(P) | |
マイケル・バークリーが会長をつとめるプレスターニュ音楽祭のためにイギリスの作曲家たちによって書かれた12曲の新しい歌曲を収録。トロント出身のジリアン・キースはイアン・パートリッジ、バーバラ・ボニーに師事し、ガーディナーとメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」で共演するなど今後が楽しみなソプラノ。 | ||
ウィリアム・マサイアス(1934-1992): 小管弦楽のためのイントラーダ Op.54 ウィリアム・ブレイクの歌 Op.82(バリトン、 チェレスタ、ハープと弦楽合奏のための) ホルン協奏曲 Op.93/ 弦楽合奏のためのトレノス(悲歌)/ ホッブド・オ・ヒリオン (バリトンと弦楽合奏のための民謡編曲) |
ジェレミー・ ヒュー・ウィリアムズ(Br) デイヴィッド・パイアット(Hr) アントニー・ホーズ指揮 ウェールズco. | |
マサイアスはイギリス・ウェールズ地方出身の作曲家で、生前は尊敬する作曲家としてベートーヴェンとヘンデルの名前をあげていたことからも察せられる通り、作風は保守的。この録音は天才ホルン奏者デイヴィッド・パイアット(現ロンドン響首席)の最新作という意味でも貴重。 | ||
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-): ピアノ独奏作品全集 夜想曲/ハイドンの名による即興曲/ 3つのロマンティックな小品/ デュティユーの名による即興曲/ エクスクルージョンズ/メメント/ソナタ/幻想曲 5つの練習曲/ディヴァージョンズ/一週間の7つの曜日/ 誕生日の週/パートリッジ・パイ/他 |
マーティン・ジョーンズ(P) | |
ロドニー・ベネットは『オリエント急行殺人事件』など、映画音楽の巨匠として世界的な名声を勝ち得ているが、クラシカル・コンポーザーとしても高く評価されている人。 | ||
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-): ピアノ作品集 Vol.3〜ピアノとオーケストラ ピアノ協奏曲(1968)/ドリーム・ダンシング/ ウィリアム・ウォルトンの主題による反映/ パーティ・ピース |
マーティン・ジョーンズ(P) デイヴィッド・アンガス指揮 アイルランドRTE国立so. | |
ブーレーズ、バークリーの門下生で、作曲家、ジャズ・ピアニスト、教師などとしても活躍、ナイト(サー)の称号を持つイギリス屈指のマルチ・ミュージシャン、R.R.ベネットのシリーズ第3弾。 | ||
ロベール・ド・ヴィゼー(c.1660-b.1732): テオルボのための小品集 テオルボのための小品集[ニ短調/ト長調]/ リュリの作品のテオルボ編曲/ テオルボのための小品集 イ短調/ 嘆き〜ヴィゼー嬢へのトンボー |
フレッド・ヤコブス (フレンチ・テオルボ) | |
太陽王ルイ14世のギターの師で、フランス・バロックにおけるテオルボ、ギター作品の象徴とも言われるロベール・ド・ヴィゼーの作品。同時代の作品を得意とするヤコブスにとってこの上ないプログラム。 | ||
アルン・ホディノット(1929-2008): 声楽と管弦楽のための作品集 バリトン、ホルンと弦楽のための 「プロモントリーの夢」Op.183/ クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲Op.3/ 合奏協奏曲第1番 Op.41/ バリトンと弦楽のための「四季」Op.155b |
アントニー・ホース指揮 ウェールズ室内o. ジェレミー・ ヒュー・ウィリアムズ(Br) ロバート・プレーン(Cl) リアム・ダフィー(Hr) | |
ロースソーンやバルトークからの影響が見られるウェールズを代表する作曲家、ホディノットの作品を地元のアーティストたちが熱演。 | ||
ハリソン・バートウィッスル(1934-):ピアノ作品全集 ザ・アクス・マニュアル(*)/Oockooing Bird/悲しい歌/ ジャンヌの子守歌/プレシス/Hector's Dawn/ 旋律付きオスティナート(*)/ ベティ・フリーマン−彼女のタンゴ(*)/ サラバンド−王たちの告別(*)/ハリソンの時計 |
ニコラス・ホッジス(P) クレア・エドワーズ(Perc) | |
世界初録音(*)。バートウィッスルは王立マンチェスター音楽院で作曲とクラリネットを学んだ現代イギリスの中心的作曲家の一人。歌劇などの舞台作品を多く作曲しており独自の理論による難解な作品を生み出すことでも知られている。 ピアノのホッジスは20世紀音楽、コンテンポラリーを得意としており、シカゴ響、BBC響、フィルハーモニア管をはじめオーケストラとの共演も数多い。 | ||
ラファエル〜廷臣の音楽 ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521):過ぎ越しのいけにえ ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517): J'ay pris amours/ミサ ロワゼ・コンペール(1450頃-1518):crux trimphans フランチェスコ・スピナチーノ(1507頃活動): リチェルカーレ フランチェスコ・パタヴィーノ(1497頃-1556): Dilla da l'acqua マルケット・カーラ(1465-1525): Mentre io vo per questi boschi フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543): リチェルカール 他(全13曲) |
クリストファー・ウィルソン (リュート) コンコーディア オルランド・コンソート ファジョリーニ | |
ルネサンス時代に活躍した作曲家の聖歌などの歌曲を集めたアルバム。 | ||
ピアース・ヘラウェル(1956-):犬と狼 狩猟ラッパ/ウィーバー・オヴ・グラス/砂漠の漂流物/ ビルディング・オヴ・カーブ/犬と狼 |
マーク・オキーフ、 ヨナス・ビルント(Tb) ピエール=アンドレ・ヴァラド指揮 BBCスコティッシュso. ヴァンブラフSQ、 シューベルト・アンサンブル | |
METRONOME レーベルが紹介に尽力するイギリスの作曲家、ヘラウェルの作品集第3弾(Vol.1:METCD-1029、Vol.2:METCD-1059)。欧米各国の放送局から委嘱を受けたり、ヒリアード・アンサンブル、ストックホルム・チェンバー・ブラスなどに作品を提供している。冒頭の「狩猟ラッパ」では、BBCスコティッシュ響首席のオキーフと北欧の名門オーケストラの首席奏者を歴任してきたビルントのスーパープレイが炸裂。 | ||
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-): ピアノ作品集 1994-2001 ソナタ第5番/2つの夜想曲/夜想曲第3番/ 同第4番/2つの残酷な夜想曲/横の塵 |
ニコラス・ホッジス(P) | |
パレルモ生まれの現代イタリアの大作曲家シャリーノが1994年から2001年にかけて作曲した全てのピアノ作品を網羅したアルバム。シャリーノの作品はアムランも弾いており、ポリーニもモーツァルトの協奏曲録音にシャリーノによるカデンツァを用いるなど、世界の名ピアニストたちからも注目を集める存在なのだ。 ニコラス・ホッジスは、これまでにフィニッシーやガーシュウィンのアレンジ集、バートウィッスルなど高度な技巧を要するレパートリーを録音している。 | ||
J.S.バッハ:イギリス組曲 BWV.806-811 | キャロル・セラシ(Cemb) | |
メトロノームからのデビュー・レコーディングとなった「エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールのチェンバロ組曲全集」(METCD-1026)が1999年のグラモフォン賞バロック器楽部門に輝くなど、豊かな音楽性と卓越した技術で世界中からの支持を集めるスウェーデン生まれの女流鍵盤奏者キャロル・セラシ。メトロノームからの7枚目のリリースとなる待望の新作は大バッハの偉大なる名作「イギリス組曲」の全曲録音!セラシはこのイギリス組曲のレコーディングに、ケネス・ギルバート・コレクションでシャトレー・ミュージアムから貸与されたブランシェ=タスカン製の貴重なチェンバロを用いており、18世紀に製作された楽器が奏でるバッハの音色も非常に興味深いところ。古楽ファン要チェック! | ||
アントン・ルビンシュテイン(1829-1894):ピアノ三重奏曲全集 〔第1番 ヘ長調 Op.15 No.1/第2番 ト長調 Op.15 No.2/ 第3番 変ロ長調 Op.52/第4番 イ長調 Op.85/第5番 ハ短調 Op.108〕 エドリアン・ピアノ・トリオ | ||
個々の作品には録音があるが、おそらく全集としては世界初録音と思われる。 19世紀のヴィルトゥオーゾ・ピアニストで、ロシア・ピアニズムの源流となったA.ルビンシテインのピアノ三重奏曲。エドリアン・ピアノ・トリオは、ロンドンを拠点とし、ロシアの知られざる作品を発掘している女流奏者たちによるアンサンブル。 | ||
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745): レクイエム ハ短調 ZWV.45/ ミゼレーレ ハ短調 ZWV.57/ エレミアの哀歌 ZWV.53より |
グレース・ デイシッドソン(S) ジェイムズ・ボウマン(CT) ベンジャミン・ ヒューレット(T) サイモン・ホワイトリー(B) フィオーリ・ ムジカーリo.&cho. ヒズ・マジェスティーズ・ サクバッツ&コルネッツ 団員 | |
ボヘミアで生を受けドレスデンで活躍したバロック時代の作曲家ゼレンカは、ドレスデン宮廷での目覚しい活躍によって同世代の大バッハからも称賛されたほどの才能の持ち主。また戦争によって大半が焼失してしまったものの、数多くの優れた宗教作品によって「ボヘミアのバッハ」と呼ばれ現在再評価が進んでいる作曲家。 知られざるバロック音楽に精通するイギリスの女流音楽家ペネロープ・ラプソンによって1983年に結成されたフィオーリ・ムジカーリの洗練された演奏がゼレンカの作品を感動的に響かせる。 | ||
グレイス・デイヴィッドソン〜ポートレート ビンゲン:めでたし、気高き方 レーオ:幸いなるかな女王 マンチーニ:Quanto dolce e quell'ardore J.S.バッハ:復活祭オラトリオより ダウランド:彼の金髪も時が銀色に変えてしまった パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード 「来たれ、汝ら芸術の子」より コジェルフ:Sola digna tu fuisti モーツァルト: モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165 |
グレイス・デイヴィッドソン(S) ペネロープ・ラプソン (ディレクター) フィオーリ・ムジカーリ | |
スペイン Glossa への録音が高い評価を得ているマイケル・ヌーン&アンサンブル・プラス・ウルトラの中心メンバーで、その透明感ある澄んだ歌声から、シックスティーン、テネブレ、モンテヴェルディ合唱団、ポリフォニー、イングリッシュ・コンサート、エクス・カシドラといった世界に名立たる演奏団体に加わっている新星、デイヴィッドソンの初ソロ・アルバムは、2003年の初共演以来今日まで素晴らしい関係を築いてきたフィオーリ・ムジカーリとのアリア&宗教歌曲集。ビンゲンからモーツァルトまでの700年を音楽で表現するというコンセプトで、レーオやコジェルフの珍しい作品が取り入れられている。 | ||
ハイドンと変奏の芸術〜ハイドン: ピアノ・ソナタ [第48番 ハ長調Hob.XVI-48 (*)/第40番 ト長調Hob.XVI-40 (*)/ 第19番 ニ長調Hob.XVI-19 (#)/第42番 ニ長調Hob.XVI-42 (*)]/ アンダンテと変奏曲 ヘ短調Hob.XVII-6 (*) |
キャロル・セラシ (Fp;*/クラヴィコード;#) | |
録音:2009年6月。使用楽器:ウィーンのヨハン・シャンツ製作、1795年頃(ホルバーン美術館[イギリス、バース]所蔵)(*)/クリスティアン・ゴットローブ・フーベルト製作、1771年頃のコピー(1998年製)(#)。 トルコ系ユダヤ人(セファルディ)を両親にスウェーデンで生まれ、1982年にロンドンへ移住、デビュー・レコーディングとなったジャケ・ド・ラ・ゲールの「チェンバロ組曲全集」(METCD-1026)が1999年のグラモフォン賞バロック器楽部門賞に選出され、以来目覚ましい活躍を続けているキャロル・セラシによる8枚目のアルバム。 | ||
オーケストラの宝石〜 ヴィジョン・オヴ・イングランド ウォルトン: 「ファサード」〜ポピュラー・ソング 「スピットファイア」前奏曲とフーガ ヴォーン・ウィリアムズ グリーンスリーヴズ幻想曲 エルガー:五月の歌 ディーリアス:楽園への道 他 |
作曲者指揮 | |
すべて30〜40年代の作曲者自作自演のSP&モノラル音源で、他レーベルでも出回っているものがほとんどだが、このディスクの一大特徴は最新デジタル技術でステレオ化していること。擬似ステレオには違いないが、妙に自然に聞こえるから不思議。 |