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マイナー・レーベル
2018年4月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




GREENDOOR 〔グリーンドア音楽出版〕

 旧譜はこちらから
GREENDOOR "GD SERIES"
 柳兼子、クロイツァー、シロタ、ボベスコなど、他では聞くことのできない貴重な音源が盛り沢山の、同レーベル通常シリーズ。
GD-2074
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\2640(税抜\2400)
フランツ・コンヴィチュニー〜
 ベートーヴェン:交響曲集 Vol.2

 〔第2番 ニ長調 Op.36 (*) /
  第4番 変ロ長調 Op.60 (#) 〕
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 ソース: ETERNA, 8204175-78 (*), 820413 (#) 。解説:浅里公三。Vol.1: Nos.3, 1, 9 (GDWS-0027/8)『コンヴィチュニーの主要なレパートリーはモーツァルトとベートーヴェンからブラームスまでの交響曲とワーグナーのオペラだったが、他の作品にも親しみ、録音もわずか十数年という期間にもかかわらずゲヴァントハウス管弦楽団を中心にかなりの数を残している。代表作であるベートーヴェン交響曲全集は、ドイツの伝統に立脚した堅固な造形と重心の低い「いぶし銀」とも例えられた響き、安定したテンポによる誇張を排した表現は彼ならではのものである。』(浅里公三/解説より)
GD-2075
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\2640(税抜\2400)
フレデリク・ペトロニオ、ヴァイオリン・リサイタル
 パンチョ・ヴラディゲロフ:ブルガリアの歌 / イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 No.6
 ルネ・デフォセ:衒学的なバイオリン弾き / ハチャトゥリャン:詩曲「アシュグを讃えて」
 ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.1 No.10 / クープラン/クライスラー:ルイ13世の歌とパヴァーヌ
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.1 No.3 / プニャーニ/クライスラー:前奏曲とアレグロ

 フレデリク・ペトロニオ(Vn) ロベール・レダエリ(P)
 ソース: ALPHA, DB 34 。隠れた名匠フレデリク・ペトロニオの稀覯リサイタル盤、世界初CD復刻。 『往年の大ヴァイオリニストを彷彿させる艶麗だが渋みを帯びたスペクトルの広い個性的な音色、時代の異なる作品の様式感を踏まえた変幻自在な技巧、自発的なテンポとリズムの揺らぎ、それらすべてが作品の魅力を極限まで引き出し聴くものに真の感動と喜びを与える。』(林秀樹/解説より一部抜粋)
GREENDOOR "COLLECTORS SERIES"
GDCL-0105
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\2640(税抜\2400)
カザルス〜ベートーヴェン チェロ・ソナタ集
 〔第2番 ト短調 Op.5 No.2 /第5番 ニ長調 Op.102 No.2 〕
パブロ・カザルス(Vc)
ミェチスワフ・
 ホルショフスキ(P)
 録音:1956年9月17日-20日、ベートーヴェンハウス、ボン、ドイツ、ライヴ。ソース: PHILIPS, A 00507 L 。『カザルス80歳代のライヴ録音。戦後、故郷カタロニアとピレネー山脈で隔てられたフランスの寒村プラードで隠遁生活を送っていたカザルス。バッハ没後二百年記念の一度限りのバッハ音楽祭だったがカザルスが大成功に気を良くし毎年開催?されることになった。二回目は近くのペルピニヤンのマヨルカ宮でその後はまたプラードに戻りカザルス音楽祭と呼ばれるようになったのである。さらに1957年からはカザルスの母の故郷プエルトリコに移りカザルスが90歳を迎えた1966年まで参加し続けた。フィリップスがライヴ録音を残しているが、本CDもその成果のひとつ。』(浅岡弘和/解説より)

Liu MAER [Liu Mifune Art Ensemble Records]

 岡山の私立ギャラリー&ホール劉生容記念館のレーベル。神童として名を残し、78歳にして初来日したアメリカの伝説的ピアニスト、ルース・スレンチェンスカ〔スレンチンスカ〕のアイテムを専門にリリースしており、2003年の初来日公演から2005年演奏会までのライヴが4点、以降は劉生容記念館でスタジオ録音が成され、1877年製グロトリアン・スタインヴェッグを使用した「クララ・シューマンに捧ぐ」、2009年録音のブラームスが発売された。そして7年振りにリリースされた台湾録音集 2013-2014 に続き、92歳時の岡山ライヴが登場。
 当レーベルの旧譜(全てスレンチェンスカの録音〔1点を除き岡山ライヴ〕)はこちらから
LIU-1014/5
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(2CD)
\4400(税抜\4000)
3/22発売
ルース・スレンチェンスカ〔スレンチンスカ〕の芸術 VIII 〜92歳岡山ライヴ 2017
 モーツアルト:ピアノ・ソナタ集
  〔第3番 変ロ長調 K.281 /第11番 イ長調 K.331 /
   第17(16)番 変ロ長調 K.570 /第9(8)番 イ短調 K.310 〕/
 ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32 〜第5曲 ト長調/10の前奏曲 Op.23 〜第6曲 変ホ長調
  ルース・スレンチェンスカ(P)
 録音:2017年8月1日、劉生容記念館 [Liu Mifune Art Ensemble] 、岡山、ミニ・ライヴ形式|使用楽器:スタインウェイ、1926年製〔劉生容記念館蔵〕。『ショパンの難曲を弾くのに私も大きい筋肉を鍛えて、十二分に表現してきましたが、今は大きい筋肉がなくなってきた代わりに、私は小さい筋肉で違う美しさを表現するのです』(スレンチェンスカ談)
 『●“老いは成長の始まり”92歳の巨匠が人類の身体と芸術の進化の可能性をここに示す!』 『●1934年、9歳のときにラフマニノフよりレッスンを受けた「13の前奏曲 作品32より第5曲 ト長調」は毎回のコンサートの終わりにアンコールとして取り上げる定番曲となっています。』『●〔カデンツァ注:2018年〕4月21日、サントリーホールにて初の東京公演を行います。』

コウベレックス

KRS-5238
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\2933(税抜\2667)
松本憲治:門脇輝夫の詩による11の家庭の聖歌「訪れ」
 〔初聖体/これを記念と命じられた(聖体)/三位の神の交わりは(三位一体)/
  唯一の力 神の霊(聖霊)/マリアは走る/訪れ/ひとつのアヴェ・マリア(聖母の被昇天)/
  星よまたたけ(主の降誕)/主の公現/クリスマスローズ/天へのはしご タチアオイ〕

 山口水蛍(S) 佐々木有紀(Ms) 佐々木悠(Org)
 録音:2017年12月26日、日本キリスト教団広島流川教会、広島市。収録時間:33分44秒。 タイトルにある「訪れ」は聖母マリアのエリザベト訪問のこと。若いマリアが驚きと希望で頬をふくらませる様子などが歌われている。門脇輝夫の詩は、穏やかながらウィットに富んだ「聖家族」への深い眼差しで、むしろユニークでもある。佐々木悠のパイプオルガンにのせて、山口水蛍のソプラノと佐々木有紀のメゾ・ソプラノによる、いずれも広島を中心に内外で活躍中の宗教音楽家の軽やかな演奏。これまで音楽制作の様々な分野を手がけてきた松本憲治が、幼い頃の心の風景をもとにひたすらシンプルに音に紡いだ結果、マリアの足音さえきこえてくるような作品となった。

ゆっくり小学校

YSCL-001/2
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(2CD)
\3850(税抜\3500)
4/18発売
J.S.バッハ
 平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.849-869(全曲)
橋 望(P)
 録音:2017年6月6日-7日、11月15日-16日、28日、2014年12月24日、相模湖交流センター|使用ピアノ:ベーゼンドルファー、モデル275|企画・制作:株式会社素敬 ゆっくり小学校|販売元:パウ(Pau Ltd)。 毎年必ずゴルトベルク変奏曲で演奏会を開くほどバッハに傾倒している高橋望が音楽の旧約聖書と呼ばれる平均律クラヴィーア曲集に挑戦、モダーンピアノ表現力を生かした現代のバッハ像を再構築している。

299 MUSIC

 合同会社 録音研究室 [Recording Laboratory, LLC.] (レック・ラボ)が擁するレーベル。
NIKU-9014
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\3080(税抜\2800)
4/10発売
「遠望」〜ヘルダリーンの詩による歌曲
 ヘルマン・ロイター(1900-1985):フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による3つの歌曲 Op.67 (1946/47)
 ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):
  ヘルダリーンの言葉による4つの歌曲(1933) 〜沈みゆくがよい、美しき太陽よ
 ハンス・プフィッツナー(1869-1949):4つの歌曲 Op.29 (1921) 〜許しを求めて
 ブリテン(1913-1976):6つのヘルダリーン断章 Op.61 (1958)
 ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):夏(1989)
 ヴォルフガング・リーム(1952-):歌曲集 Op.1 (1968-70) 〜人生の半ば/ヘルダリーンの詩による3つの歌曲(2004)  ヴィクトール・ウルマン(1898-1944):ヘルダリーン歌曲(1943/44) 〜夕べの幻想
 ヒンデミット(1895-1963):フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による6つの歌曲(1933/35)より〔断章/夕べの幻想〕
 デートレフ・ミュラー=ジーメンス(1957-):フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による2つの歌曲(1999-2000) 〜遠望

 長島剛子(S)  梅本実(P)
 録音:2018年1月29日、2月7日、 Saitama Arts Theater 。 人生半ばにして統合失調症を患い、後半生を精神薄明のうちに過ごした詩人フリードリヒ・ヘルダリーン(1770-1843)。19世紀には取り上げられる機会の少なかった彼の詩に、ヒンデミット、ロイター、ブリテン、リゲティから現代を生きるリーム、ミュラー=ジーメンスまで20世紀以降の多くの作曲家が触発され曲を付している。優れたドイツ語のディクションと作品の的確な解釈に定評のあるデュオが、リート黄金期には早すぎた思想と感性を描く。

BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS/KII 〔国内仕様盤のみ取り扱い〕

KKC-5861
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(2 HYBRID_SACD)
\4950(税抜\4500)
4/20発売
クラウディオ・アバド〜(BPO)ザ・ラスト・コンサート
 メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」(抜粋)
  〔序曲/スケルツォ/舌先さけたまだら蛇/
   間奏曲/夜想曲/結婚行進曲/終曲〕

 ベルリオーズ:幻想交響曲
デボラ・ヨーク(S)
ステラ・ドゥフェクシス(Ms)
クラウディオ・アバド指揮
BPO
 録音:2013年5月18日-19日、21日、フィルハーモニー、ベルリン、ライヴ。 『★ベルリン・フィル・レコーディングスが、クラウディオ・アバドの三回忌を記念して発売した、「クラウディオ・アバド〜ザ・ラスト・コンサート」がSACDHybrid盤となって登場します。これは、2013年5月にアバドがベルリン・フィルに最後に客演した際の演奏を収めたもので、メンデルスゾーン《真夏の夜の夢》(序曲および6曲)およびベルリオーズ「幻想交響曲」が収録されています。当ディスクのコンセプトは、ベルリン・フィル団員のアバドへの思い出が詰まった「アルバム」。このSACDHybrid盤の装丁も、格調高い赤の布張りハードカバーで、ブックレットにはプライベートを含む様々な写真が散りばめられています。その多くが、これまでに非公開だったもの。当時の楽団員や、共演のポリーニ、バレンボイム、ブレンデルらとのリハーサル風景。またサッカーや卓球を楽しむ姿などファンならずとも嬉しい写真が満載です。』『「アバドは妖精の世界を見ることができる」と評された演奏はもちろんのこと、総じてベルリン・フィルのアバドの思い出が、凝縮されており、「アルバム」の名に相応しい内容となっています。アバド・ファン、アバド時代のベルリン・フィルに関心を持つリスナーには、絶対に見逃せないタイトルと言えるでしょう。(国内仕様盤のみの取り扱いで、直輸入盤の弊社取り扱いはございません)』

KII 「N響ライヴ・シリーズ 2018」
 3CDのアイテム:¥4620(税抜¥4200)

 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。』
『N響ライヴ・シリーズ 2017 』(アナウンス記載ママ)〜ライトナー〜ブラームス集
 交響曲〔第1番 ハ短調 Op.68 [1988年12月18日、サントリーホール]/
     第2番 ニ長調 Op.73 [1983年6月22日、 NHK ホール ] /
     第4番 ホ短調 Op.98 [1983年7月14日、名古屋市民会館]〕/
 ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a[1983年7月8日、 NHK ホール]/
 ドイツ・レクイエム Op.45 (#)[1979年2月21日、NHKホール]
  フェルディナント・ライトナー指揮 NHK so.
  曽我栄子(S;#) 芳野靖夫(Br;#) 国立音楽大学cho.(#)
 録音:[内]、ステレオ、ライヴ、おそらく初出音源。『N響にたびたび客演しておなじみのドイツの巨匠フェルディナンド・ライトナー。彼のブラームスは世界的に評価が高く、N響ともブラームスの交響曲第1、2、4番を演奏しています。そのすべてをCD化。さらに「ハイドンの主題による変奏曲」と「ドイツ・レクイエム」も収録しました。悠然とした流れのなかに人間的な温かみあふれる名演。N響のドイツ音楽の代表的名盤と申せましょう。ことに曽我栄子と芳野靖夫の名唱光る「ドイツ・レクイエム」はもう一度聴きたかったという声の大きかった演奏です。ことに曽我女史はなんども歌った「ドイツ・レクイエム」の中でも最高の演奏でした。とのお墨付き。ご期待ください。』『*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。』
 #2018年4月下旬以降発売予定。

KII

KKC-4125/30
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(6CD)
\8250(税抜\7500)
5/18発売
戦時のフルトヴェングラー〜ターラ編
 【CD 1】 原盤:仏ターラ (FURT-1031)(P) 1998
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」
   [ VPO /1944年12月19日または20日、ムジークフェラインザール、ウィーン、放送録音]
 【CD 2】原盤:仏ターラ (FURT-1035)(P) 1998
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (*) /交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」(#)
   [コンラート・ハンゼン(P;*) BPO /1943年11月3日(*)、1943年6月27日-30日(#)、
    フィルハーモニー、ベルリン(*/#)、ライヴ(*)、放送録音(#) ]
 【CD 3】 原盤:仏ターラ (FURT-1005)(P) 1994
  ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 Op.62 (*) /交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」(#)
  ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(+)
   [ BPO /1943年6月27日-29日(*)、1942年11月8日-10日(+)、フィルハーモニー(*/#)/
          1944年3月20日-22日、国立歌劇場(+)、ベルリン、ライヴ(*/#/+) ]
 【CD 4】原盤:仏ターラ (FURT-1015)(P) 1997
  シューベルト:「ロザムンデ」〜間奏曲第3番 変ロ長調 Op.26, D.797
  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
   [ VPO /1944年6月2日-3日、ムジークフェラインザール、ウィーン、ライヴ]
 【CD 5】原盤:仏ターラ (FURT-1040)(P) 1999
  シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」
   [ VPO /1943年5月12日、コンサート・ホール、ストックホルム、ライヴ]
 【CD 6】原盤:仏ターラ (FURT-1038)(P) 1998
  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a /ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (#)
   [アドリアン・エッシュバッハー(P;#) BPO /1943年12月12日-15日、フィルハーモニー、ベルリン、ライヴ]

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 録音:[/内]|ブックレット:12ページ|解説:平林直哉。 『★戦時中の巨匠の名演の数々を集成した「戦中のフルトヴェングラー」(6CD)(KKC-4112/7)はいまベストセラー中ですが、こんどは仏ターラ原盤を集めて、続編を発売!1943年の「運命」、44年の「英雄」(ウラニアのエロイカ)、44年の「田園」など、巨匠の“最高の演奏”11曲をCD6枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタル・リマスター音源でよみがえります!』『★フランスのターラ(TAHRA)社はフルトヴェングラーとも親交のあった大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと仏フルトヴェングラー協会の重鎮ルネ・トレミーヌが1993年に設立したレコード会社。放送局等のオリジナル音源からフルトヴェングラーの貴重な録音を未亡人(故人)はじめ関係団体の正規承認を受けて、CDに復刻して発売。それまで海賊盤の粗悪な音質でしか聴くことのできなかった巨匠の神髄にふれるすばらしい音質に世界中のファンが驚喜しました。2014年トレミーヌの急逝により、ターラ社は活動を終了してしまいましたが、今回、“復刻CDの決定盤”とすべく、キングインターナショナルが独自でターラより音源を調達、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけます。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。』

R.Resonance(OTTAVA?)

RRSC-20004
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(HYBRID_SACD)
\3300(税抜\3000)
4/6発売
ドビュッシー没後100年記念企画《クロード・ドビュッシーの墓》
 モーリス・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 楽譜集「クロード・ドビュッシーの墓」(1920)
  〔デュカ:牧神の遥かな嘆き / フロラン・シュミット:そして牧神は月あかりの麦畑に肘をついて横たわる
   ストラヴィンスキー:管楽器のためのサンフォニーの断章(ドビュッシーの思い出に)
   ルーセル:ミューズたちのもてなし / マリピエロ:讃歌 / バルトーク:無題(ソステヌート、ルバート)
   ユージン・グーセンス:無題〜モルト・モデラート・コン・エスプレッシオーネ
   ファリャ:讃歌〜ギターのための / サティ:30年間の麗しい友情の思い出に〕

 「ドビュッシーを讃えて」
   アルフレード・カゼッラ:ドビュッシー風に〜準備中の劇のための間奏曲
   エリック・サティ:牧歌〜ドビュッシーへ(「最後から二番目の思想」第1曲
   コダーイ:墓碑銘(「七つのピアノ小品」 Op.11 No.4
   ジェルメーヌ・タイユフェール:ドビュッシーを讃えて
   マニュエル・ロザンタル:ドビュッシーを讃えて(「六つのカプリス」第5曲)
 「音楽新潮」ドビュッシー特集号の楽譜 (1935)
   清瀬保二(詩:前田鉄之助):ドビュッシーに捧ぐる頌歌(*)
   石田一郎:ドビュッシーを讃えて / 荻原利次:ドビュッシーを讃えて(*)
   ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
 青柳いづみこ(P) 西本夏生(P) 福田美樹子(S)
 録音:2017年12月26日-28日、五反田文化センター音楽ホール|解説:青柳いづみこ、沼辺信一|歌詞対訳付。『ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこを企画・監修・演奏に迎え、ドビュッシー没後100年を記念して新たに録音・制作した画期的なアルバムの登場です!』『1920年、フランスの音楽雑誌「リヴュ・ミュジカル」はドビュッシー追悼号を発行しました。これには、別冊として「クロード・ドビュッシーの墓」と題された楽譜集が添付されましたが、そこに掲載されたのはストラヴィンスキー、サティ、バルトーク、デュカなど、フランス内外の錚々たる顔ぶれの作曲家たちでした。一方、1935年に日本の音楽雑誌「音楽新潮」は、1928年に続いて2度目のドビュッシー特集号を刊行します。ここには、清瀬保二をはじめとする3人の日本人作曲家たちがドビュッシーに捧げた曲が掲載されました。』『今回、アールレゾナンス・レーベルからSACDハイブリッド盤でリリースされる「クロード・ドビュッシーの墓」は、「リヴュ・ミュジカル」掲載の楽譜集から、ラヴェルのヴァイオリンとチェロの二重奏作品を除く全9曲、「音楽新潮」からの邦人作品3曲のほか、カゼッラ、コダーイ、サティ、タイユフェール、ロザンタルがドビュッシーに捧げた作品、さらに、ピアノ連弾によるラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」とドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を収録しました。』『演奏は青柳いづみこの他、ゲストに新進気鋭のピアニスト・西本夏生、フランス歌曲を中心に活躍する福田美樹子を迎え、ドビュッシー没後100年記念企画に相応しいバラエティーに富んだ内容となっています。』『24ページに及ぶブックレットには青柳いづみこ自身による監修の言葉を掲載、また、20世紀芸術史の研究家・沼辺信一による6,500字を超える解説は、各々の作品に込められたドビュッシーへのオマージュの源泉を解き明かし、アルバムを聴く楽しみが一層深まります。』

KANON MUSIC

NYCC-13003
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\3300(税抜\3000)
スマイル
 ニュー・シネマ・パラダイス〜愛のテーマ、初恋/美女と野獣〜メインタイトル/海の上のピアニスト〜 愛を奏でて/
 シンドラーのリスト〜メイン・テーマ/モダン・タイムス〜スマイル/戦場のピアニスト〜ノクターン第20番/
 カヴァレリア・ルスティカーナ〜前奏曲&間奏曲/ラ・ラ・ランド〜アナザー・デイ・オブ・サン/
 80日間世界一周〜アラウンド・ザ・ワールド/サウンド・オブ・ミュージック〜前奏曲/
 タンゴ・レッスン〜リベルタンゴ/エンリコIV世〜アヴェ・マリア/恋するガリア〜アリオーソ/馬あぶ〜ロマンス
  〔編曲:山田武彦、渡辺俊幸、荒庸子、篠原真&湖口浩朗、内田祥子〕

 荒庸子(Vc) 山田武彦(P)
 録音:2017年11月28日、12月11日、前田ホール、洗足学園音楽大学。

グリーンフィンレコーズ

 GFRC-90703 のみ新譜、他は代理店変更に伴う当店初案内。
GFRC-90703
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\3080(税抜\2800)
4/24発売
Images de Paris III 〜椎野 伸一
 タイユフェール:シャグラン通り / ビゼー:「ラインの歌」〜第1曲「夜明け」
 セヴラック:「休暇の日々から」第1集〜古いオルゴールが聞こえる時
 ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」〜月の光/「子供の領分」〜雪が踊っている
 フォーレ:舟歌第6番 変ホ長調 Op.70 / サティ:ジュ・トゥ・ヴ/ピカデリー
 ドビュッシー:「子供の領分」〜ゴリウォーグのケークウォーク
 ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック/タンゴ / ミヨー:フラテリーニのタンゴ
 オーリック:アデュー、ニューヨーク / ショパン:夜想曲 ト長調 Op.37 No.2
 ルイ・デュレ:夜想曲 / プーランク:「8つの夜想曲」より Nos.1, 4, 7-8

 椎野伸一(P)
GFRC-90103
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\2750(税抜\2500)
メロディーズ・オブ・メモリーズ
 岡野貞一/高野辰之:故郷(1914)〔2テイク〕 / 草川信/北原白秋:揺籃のうた(1921)
 佐々木すぐる/加藤まさを:月の沙漠(1923) / 中田章/吉丸一昌:早春賦(1913)
 草川信/百田宗治:どこかで春が(1923) / 中山晋平/北原白秋:砂山(1922) / 岡野貞一/高野辰之:朧月夜(1914)
 瀧廉太郎/武島羽衣:花(1900) / 本居長世/野口雨情:赤い靴(1922) / 中山晋平/野口雨情:シャボン玉(1923)
 本居長世/野口雨情:七つの子(1921) / 山田耕筰/三木露風:赤とんぼ(1927)
 草川信/中村雨紅:夕焼け小焼け(1921) / 岡野貞一/高野辰之:紅葉(1911) / 弘田龍太郎/鹿島鳴秋:濱千鳥(1919)
 作曲者&作詩者不詳(文部省唱歌):雪(1911) / 成田為三/林古渓:浜辺の歌(1916)

 本島阿佐子(Vo) 山下洋輔(P)
NARC-2121
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\3080(税抜\2800)
Images de Paris II 〜椎野 伸一
 タイユフェール:ドビュッシー讃 / ドビュッシー:ロマンティックなワルツ/レントより遅く/ハイドン讃
 ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット/ボロディン風に/シャブリエ風に/高雅にして感傷的なワルツ
 オネゲル:ラヴェルを讃/ショパンの思い出 / フォーレ:前奏曲集 Op.103 より Nos.4, 6
 プーランク:バッハの名による即興的ワルツ/15の即興曲 より Nos.11-15 / タイユフェール:ゆるやかなワルツ

 椎野伸一(P)
NARC-2096
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\3142(税抜\2857)
Images de Paris 〜椎野 伸一
 プーランク:3つのノヴェレッテ/メランコリー
 ドビュッシー:映像〔第1集/第2集〕/忘れられた映像
 ミヨー:春 〔 I 集 Op.25 / II 集 Op.66 〕

 椎野伸一(P)



輸入マイナー・レーベル




INNOVA RECORDINGS (米) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 アメリカ作曲家フォーラムのレーベル。現代音楽からジャズ&ワールド・ミュージックなど幅広く発売する。なお、品番は発売順ではありません。既案内分はこちらから
 #588のみ詳細再案内。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
万物の中心 [AT THE CENTER OF ALL THINGS]
 スタンリー・グリル
(1953-):弦楽四重奏のための作品集
  アメリカの展望(2007) /孤独な声(2013) /万物の中心(2013)
 エイドリアン・ポスト、ジョアンナ・ノーヴォム(Vn)
 カイル・ミラー(Va) ポール・ドワイヤー(Vc)
 録音:2016年6月、カレイドスコープ・サウンド、ユニオン・シティ、ニュージャージー州、 US | (C) 2017 。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
into silence 〜ジェーン・アントニア・コーニッシュ(1975-):
 Memory of Time Vn/Vc1-4 / Into Silence I P/Vc1-4 / Scattered Light Vc1 /
 Elegia Vn/Vc1-4 / Into Silence II P/ LuminescenceVc1-4
  アンナ・エラシュヴィリ(Vn Vn ) ハミルトン・ベリー(Vc Vc1
  クレア・ブライアント、ケイトリン・サリヴァン、
  サイウン・トールステインスドウッティル(Vc Vc2-4 ) ヴィッキー・チョウ(P P
 録音:時期記載無し、 Avatar Studios |収録時間:31分49秒| (C) 2017 。 Into Silence は2017年、ニューヨーク・シティ・バレエの男性プリンシパル、アスク・ラ・クールによって振りつけされ、彼とサラ・ミッチェル・マラフスキー(背が高すぎるという理由によって2016年シーズンでペンシルヴェニア・バレエから解雇されたが、2017年からアメリカン・ナショナル・バレエ〔2001年から2006年まで存在した団体とは別〕の女姓プリンシパルを務めている)が演じる映像が製作された(Youtube で視聴可能:https://www.youtube.com/watch?v=adHxufVRCWA)。
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TIGHTLY WOUND 〜ドロシー・ハインドマン(1966-):弦楽のための音楽
 Setting Century (1999/2016) [ショーン・クラウチ指揮アンサンブル・アイビス]/
 Monumenti (2005) [マリ=リース・パック(Vn) ジェイソン・キャロウェイ(Vc)]/
 Heroic Measures (2014) [パルス・トリオ]/Time Management (2003) [ロバート・ブラック(Cb)]/
 centro (2005) [カレン・ベントリー・ポリック(Vn) イヴァン・ソコロフ(P)]/
 Jerusalem Windows (2002) [ダニレフスキー・トリオ]/ Taut (2003) [コロナ・ギター四重奏団]/
 Road to Damascus (2010) [アマーネットSQ ]/ Needlepoint (2004) [ポール・ボウマン(G)]/
 drowningXnumbers (1994) [クレイグ・ハルトグレン(電気Vc)]/ three small gestures (2006) [デュオ46 ]/
 Fantasia for Karen Alone (2010) [カレン・ベントリー・ポリック(Vn) フィックスド・メディア]/
 Sound|Water (2011) [クレイグ・ハルトグレン(Vc) フィックスド・メディア]

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 録音:データ記載無し| (C) 2017 。
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continuum 〜ジェーン・アントニア・コーニッシュ(1975-):
 Nocturne I-III Vc1-4 / Continuum 〔 I Vn1/Vc2-5/G / II Vn1-2/Vc2-5/G 〕/
 Portrait Vc2 / Tides Vn1-2/Vc2-5/G
  オウエン・ダルビー(Vn Vn1 ) アンナ・エラシュヴィリ(Vn Vn2
  ハミルトン・ベリー(Vc Vc1 ) サイウン・トールステインスドウッティル(Vc Vc2
  クレア・ブライアント、ケイトリン・サリヴァン、イヴ・ダラムライ(Vc Vc3-5
  クリス・セーボ(べースG G
 録音:時期記載無し、 Frederick P. Rose Hall, Jazz at Lincoln Center. | (C) 2015 。
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ジェレミー・ベック(1960-):弦楽四重奏曲集(全集 Vol.2)
 〔第4番(1999-2000) (*) /第1番(1982, rev.1987) (*) /
  第2番「父と息子たち」(1989-90) (#) /第5番(2006) (+) 〕
 サン・ガブリエルSQ (*) 、ネフスキーSQ (#) 、ダ・カッポSQ (+)
 録音:2001年3月12日、マーティンサウンド、アルハンブラ、カリフォルニア州、 US (*) /2003年、音楽ハウス・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア(#) /2010年12月15日、 TNT スタジオ、ルイヴィル、ケンタッキー州、 US (+) | (C) 2013 。ベックはアメリカ合衆国の作曲家。弦楽四重奏曲は、公式サイトの記載によると2017年現在全5曲で、第3番は、INNOVA-696に収録。
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オアシス(・サクソフォン)四重奏団〜グラス、ゴトコフスキー、エスケシュ
 フィリップ・グラス(1937-):弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」(1985)
 ティエリー・エスケシュ(1965-):サクソフォン四重奏のための「 Le Bal 」(2003)
 イダ・ゴトコフスキー(1933-):サクソフォン四重奏曲(1983)
  オアシス・サクソフォン四重奏団
  (C) 2011 。
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Never Final, Never Gone 〜ジェレミー・ベック(1960-):(弦楽四重奏曲全集 Vol.1)
 影と光(弦楽四重奏曲第3番)(1994)[ネフスキーSQ /
   録音:2003年、音楽ハウス・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア]/
 4つのピアノ小品(1995)[ヘザー・コルトマン(P)/録音:2003年5月17日、
   フロリダ・アトランティック大学、ボカ・ラトン、フロリダ州、 US ]/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番(1996)
  [タチアナ・ロゾウモワ(Vn) マリア・コライコ(P)/
   録音:2003年、国立青少年創造宮殿、サンクトペテルブルク、ロシア]/
 四声部合唱とピアノのための「 Never Final, Never Gone 」(1993)
  [ブルース・チェンバレン指揮北アイオワ大学コンサートcho. ダイアン・ビーン(P)/
   録音:1994年、北アイオワ大学、シーダー・フォールズ、アイオワ州、 US ]/
 フルート・ソナタ(1981, rev.2002) [シンシア・エリス(Fl) ロバータ・ガーテン
    (P)/録音:2001年11月29日、アナハイム、カリフォルニア州、 US ]/
 打楽器アンサンブルのための「コペイイーヤ」
  [ランディ・ホーガンキャンプ指揮北アイオワ大学打楽器アンサンブル/
   録音:1997年9月20日、北アイオワ大学、シーダー・フォールズ、アイオワ州、 US ]
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  (C) 2008 。ベックはアメリカ合衆国の作曲家。他の弦楽四重奏曲:INNOVA-867
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Wave 〜ジェレミー・ベック(1960-):
 管弦楽のための「 State of the Union 」(1991-92) /
 弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ(2000) /
 カミーユ・クローデルの生涯に触発された
  ソプラノと管弦楽のためのオペラ独白「少女と鳩の死」 (1998)
 ライアンヌ・デュピュイ(S) カーク・トレヴァー指揮スロヴァキ当放送so.
 録音:2003年5月25日-28日、スロヴァキア放送スタジオ1、ブラティスラヴァ、スロヴァキア| (C) 2004 。ベックはアメリカ合衆国の作曲家。
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Dancesing In A Green Bay 〜デイヴィッド・ジューベイ(1964-):室内楽のための作品集
 弦楽四重奏のための「ジョスカン『千々の悲しみ』による悲歌」(1987/93) (*) /
 Life Songs 〔 Book I "Dancesing In a Green Bay" (1999) (#) /
        Book II "Singing the Sun" (2001) (+)〕/
 ヴァイオリンとピアノのためのカプリッチョ(1998) (**)
  マリア・シュロイニング(Vn) ビン・ワン(Vn;*)
  トマス・デマー(Va;*) ピーター・ステフェンズ(Vc;**以外)
  ハイディ・ディートリック・クライン(Ms;#) ジャック・オールダー(語り;#)
  クリスティーン・シャーデンバーグ(S;+) デイヴィッド・ジューベイ指揮(#/+)
  ハーヴィー・ボートライト(Fl/ピッコロ;#/+) ロス・パウエル(Cl;#/+)
  デボラ・マッシュバーン(Perc;#/+) ジョー・ボートライト(P;*以外)
 録音:データ記載無し| (C) 2003 。ジューベイはオレゴン州ポートランド出身で、ルーカス・フォスやオリヴァー・ナッセンらに学んだアメリカ合衆国の作曲家。アルバム・タイトルにもなっている(#)と(+)の副題は、20世紀ウェールズの詩人ディラン・トーマスによる "Do Not Go Gentle In To That Good Night" 中の一節からヒントを得ているという。演奏者はすべて「 Voices of Change 」という、録音時点で28年の歴史を持つ団体に属す現代音楽のスペシャリストたち。
INNOVA-111
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sur pointe 〜アレグザンダーSQ
 ロバート・グリーンバーグ(1954-):弦楽四重奏曲第2番「子供の遊び」(1988)
 デイヴィッド・ジューベイ(1964-):ジョスカン「千々の悲しみ」による悲歌(1987/93)
 マージョリー・ヘス〔モーラ・ボッシュ〕(1958-):夜について(1993)
 ウェイン・ピーターソン(1927-):弦楽四重奏曲第2番(1991)
  アレグザンダーSQ
  (C) 1994 。#既にレーベルでは廃盤となっており、流通在庫限りのため大変高額となっています。また、入手出来無い場合はご容赦ください。

NONSUCH 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

ブラッド・メルドー [Brad Mehldau] - After bach
 Before Bach - Benediction /
 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第3番 嬰ハ長調 BWV.848 /
 平均律クラヴィーア曲集第2巻〜プレリュード第1番 ハ長調 BWV.870 /
 After Bach - Pastorale /
 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第10番 ホ短調 BWV.855 /
 After Bach - Flux /
 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第12番 ヘ短調 BWV.857 /
 After Bach - Dream /
 平均律クラヴィーア曲集第2巻〜プレリュード第16番 ト短調 BWV.885 /
 After Bach - Ostinato / Prayer for Healing
  ブラッド・メルドー(P)
 (P) (C) 2018 。

GALLO (スイス) 特記以外1CD¥2970(税抜¥2700)

 既案内分はこちらから
ペーター=ルーカス・グラーフ、88歳の新録音! 〜中央スイスからジュネーヴへ
 アンリ・ガニュバン(1886-1977):フルート、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲 ニ長調 Op.46
 ヨーゼフ・ラウバー(1864-1952):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.4 No.1 /
                 フルート独奏のための3つのユーモレスク Op.52 /
                 フルート、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲

 ペーター=ルーカス・グラーフ(Fl)
 トマス・ウィッキー(Vn) カルロス・ジル=ゴンザロ(P)
 録音:2017年9月、バーゼル。 フルートの巨匠ペーター=ルーカス・グラーフの新録音。中央スイスからジュネーヴへと題されている。20世紀の二人のスイスの作曲家の作品を演奏している。アンリ・ガニュバン(1886-1977)はベルギー生まれで後半生をスイスで暮した作曲家。ヨーゼフ・ラウバー(1864-1952)はスイスのルスヴィル生まれでジュネーヴを拠点に活動した作曲家。ペーター=ルーカス・グラーフは録音時88歳だが、とても信じられないほど技巧音色共に立派。トマス・ウィッキーはベルン生まれのスイスのヴァイオリニスト。チューリヒのアマティ四重奏団の創設者であり第1ヴァイオリン奏者。
1800年代
 シャイドラー:ソナタ ニ長調 Op.21 / ブルクミュラー:3つの夜想曲
 ヴァンハル:パイジェッロの私の心にはもう感じないによる6つの変奏曲 Op.42
 キュフナー:セレナーデ ハ長調 Op.44 / クレーマー:導入と変奏曲 Op.32
 ディミトリ・アシュケナージ(Cl) ジャン=ポール・グルブ(G)
 録音:2007年、2017年。 指揮者、ピアニストのウラディーミル・アシュケナージの息子のクラリネット奏者、ディミトリ・アシュケナージによる19世紀のギター伴奏によるクラリネット曲を集めたCD 。クリスティアン・ゴットリープ・シャイドラー(1747-1829)、フリードリヒ・ブルクミュラー(1806-1874)、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813)、ヨーゼフ・キュフナー(1776-1856)、エルネスト・クレーマー(1795-1837)の作品を収録。ギター伴奏だと、ピアノ伴奏よりも親しい内輪の雰囲気が濃くなる。ディミトリ・アシュケナージは1969年、ニューヨークの生まれ。現在はスイスを拠点に欧米で活動している。

GENUIN (独) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜カタリーナ・コンラーディ(S)
 シューベルト:夜と夢 D.827 /秘めた恋 D.922 /春の信仰 D.686 / トロヤーン:真夜中に/私は暗い夢の中に立ち
 ドビュッシー:あらわれ/月の光/ロマンス / ブーランジェ:私のベッドの下で/あなたは心から私を見た
 ラフマニノフ:私の窓辺に Op.26 No.10 /ここは素敵なところ Op.21 No.7 /夢 Op.38 No.5
 クシェネク:ああ、涙を流し Op.48(全3曲) / ライトマン(#):蝶/そう、物事はそういうものだ/古い家
 R.シュトラウス:薔薇のリボン Op.36 No.1 /明日! Op.27 No.4

 カタリーナ・コンラーディ(S)
 ゲロルト・フーバー(P) アンドレアス・リップ(Cl;#)
 録音:2017年9月4日-7日、ライプツィヒ。 若く瑞々しい美声のソプラノが好きならばこのCDはぜひ耳にすべきだ。2016年のドイツ音楽コンクール Deutscher Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、ソプラノのカタリーナ・コンラーディが歌う歌曲集。カタリーナ・コンラーディは1988年、キルギス共和国の首都ビシュケクの生まれ。母国で学んだ後、2009年から2013年までベルリン芸術大学で学び、この間に舞台デビューを果たしている。2014年からミュンヘン音楽舞台大学で学んでいる。2015年からヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場に所属している。実に美しい声の持ち主で、特に透明で伸びの良い高音は既に一級品だろう。録音時まだ20代というまだ駆け出しのソプラノとはいえ、初めの一歩としてはたいへんに上出来と言うしかない。今後の活躍が楽しみな逸材だ。
♯ホルンライクス
 〔編曲:クリストフ・エス、シュテファン・ショットシュテット、ヘルツェル、ケーラー〕
 ヘンデル:水上の音楽第1組曲第3曲ヴィーヴォより/「リナルド」〜私を泣くがままにさせて下さい
 ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」〜悲しみの聖母は立っていた
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界から」〜ラルゴ / ブルックナー:3つのコラール
 メンデルスゾーン:「エリヤ」〜そしてかの方は彼の天使たちに命じた/「真夏の夜の夢」〜夜想曲
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV.1074 〜アレグロ
 A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調〜アダージョ / ブルックナー:交響曲第4番〜スケルツォ
 ヴェルディ:レクイエム〜奉納唱 / ピアソラ:メディタンゴ / ワーグナー:「ジークフリート」〜森のささやき
 シューベルト:未完成交響曲〜アンダンテ・コン・モート
 フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り / ウェーバー:「魔弾の射手」〜村人の合唱

 ジャーマン・ホルンサウンド[クリストフ・エス、ゼバスティアン・ショル、
                 シュテファン・ショットシュテット、ティモ・シュタイニンガー(Hr)]
 録音:2017年5月15日-18日、ヴァルシュタイン。 ドイツのホルン四重奏団、ジャーマン・ホルンサウンドの新録音。#ホルンライクスと題されたこのCDではバロックから近代までの様々な有名曲をホルン四重奏で演奏している。ヘンデルの水上の音楽やウェーバーの「魔弾の射手」、ブルックナーのロマンティック交響曲のように元々ホルンが活躍する曲もあれば、声楽曲やピアソラのタンゴもあり、とにかくいずれもホルン節をたっぷり楽しめる。
リスト:ピアノ作品集
 ヴォロニンツェの落穂拾い S.249(全3曲) /3つの演奏会用練習曲 S.144 〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」/
 愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 /ウィーンの夜会 S.427 〜アレグロ・コン・ストレーピト イ短調/
 愛の歌 S.566(原曲:シューマンの歌曲)/春の夜 S.568(原曲:シューマンの歌曲)/
 ハンガリー狂詩曲 S.244 より〔第5番 ホ短調/第11番 イ短調/第12番 嬰ハ短調〕/スペイン狂詩曲 S.254

 アレクサンドラ・ミクルスカ(P)
 録音:2017年2月28日-3月3日、ライプツィヒ。 ポーランドの注目ピアニスト、アレクサンドラ・ミクルスカの弾くリスト。アレクサンドラ・ミクルスカは1981年、ワルシャワの生まれ。2005年のショパン・コンクールでは上位入賞は逃したものの非常に注目されて特別賞を受賞している。じっくり聞かせるタイプのピアニストで、このリストのCDでも実に繊細な音楽でリストの美しさを聞かせてくれる。
R.シュトラウス:ピアノ三重奏曲第2番 ニ長調/ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
 ミュンヘン・ピアノ三重奏団
  [ドナルト・ズルツェン(P) ミヒャエル・アールト(Vn) ゲルハルト・ツァンク(Vc)]

 ティロ・ヴィーデンマイヤー(Va)
 録音:2017年6月3日-5日、ミュンヘン。 2017年に結成35年を迎えたミュンヘン・ピアノ三重奏団のGENUINへの9枚目のCD 。ミュンヘンに縁の深いリヒャルト・シュトラウスのピアノ三重奏曲第2番とピアノ四重奏曲を演奏。ピアノ三重奏曲第2番はシュトラウスが14歳の時の若書きだが、ドイツ・ロマン派の情感豊かな佳作で、それをミュンヘン・ピアノ三重奏団が愛情を込めてじっくり演奏している。ピアノ四重奏曲はシュトラウスが二十歳の年の作品で、ブラームスからの影響が色濃い中にもより近代的な響きが感じ取れる作品。ヴィオラにバイエルン国立歌劇場のヴィオラ奏者ティロ・ヴィーデンマイヤーを迎え、スケール大きな演奏を繰り広げている。
夏の夜〜オトマール・シェック(1886-1957):
 弦楽のための組曲 変イ長調 Op.59 /
 チェロと弦楽のための協奏曲 Op.61 /
 弦楽のための田園間奏曲「夏の夜」 Op.58
クリストフ・クロワゼ(Vc)
ゲフォルク・ガラベキャン指揮
イ・テンピ室内o.
 録音:2017年3月21日-24日、チューリヒ。 20世紀前半に後期ロマン派の美を守り続けたスイスの作曲家、オトマール・シェック(1886-1957)。その独特のロマンティシズムには根強い支持者がいる。このCDにはシェックの弦楽オーケストラのための作品を3曲収録。組曲 変イ長調は長調でありながら憂い陰りがあちこちで美しさを醸している。チェロ協奏曲はことに第2楽章の深い情感が素晴らしい。夏の夜は、ゴットフリート・ケラー(1819-1890)の詩に基づいた作品。なぜあまり演奏されないのか不思議なほど幻想的な美しさに満ちた名曲。イ・テンピは2013年結成のバーゼルを拠点とするオーケストラ。イ・テンピI Tempiはイタリア語で「時」の複数形で、取り上げる作品ごとにその時代に即した楽器を用いる方針から名付けられた。創設以来ゲフォルク・ガラベキャンが指揮に当たっている。クリストフ・クロワゼは1993年生まれのスイスの若いチェリスト。
ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜ジーモン・ヘフェレ(Tp)
 リゲティ:マカーブルの秘密 / ジョリヴェ:7つの小品(エプタド) / 細川俊夫:霧の中で
 ハミルトン:5つの情景 / 武満徹:径 / HKグルーバー:晒された喉

 ジーモン・ヘフェレ(Tp) 竹沢絵里子(P) カイ・シュトローベル(Perc)
 録音:2017年8月12日、14日-17日、ベルリン。 2016年のドイツ音楽コンクールDeutscher Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、トランペット奏者ジーモン・ヘフェレのCD 。1966年のハミルトンの5つの情景から細川の2016年の霧の中でまで比較的新しい作品ばかり取り上げている。ジーモン・ヘフェレは1994年、ヘッセン州のグロース=ウムシュタットの生まれ。既にソリストとしてかなりの活躍をしている。竹沢絵里子は広島生まれのピアニスト。1984年にドイツに渡る。伴奏ピアニストとして世界各地で活躍している。
ヴィヴァルディ(1678-1741):
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」 Op.8 Nos.1-4
イーゴリ・
 マリノフスキー(Vn)指揮
ドレスデン・レジデンスo.
 録音:2017年1月2日-4日、ライプツィヒ|収録時間:39分12秒。 イーゴリ・マリノフスキーは1977年、ソ連のスヴェルドロフスク(現在のロシアのエカテリンブルク)の生まれ。1991年にウィーンに移り、以降ヨーロッパで広く活動している。四季には数多くの個性的な録音があるが、マリノフスキーはここでは独奏ヴァイオリンにオーケストラと言いながらも弦楽五部各一人、チェンバロという極少人数のアンサンブルで、ヴィブラートを控えめにスッキリと美しい演奏を心がけている。
ドビュッシーと彼の友人たち
 ドビュッシー/ラフルランス編曲:2つのアラベスク / ドビュッシー/ベイラーオ編曲:ベルガマスク組曲
 ルーセル:笛吹きたち Op.27 / ドビュッシー:シランクス / デュカ:牧神のはるかな嘆き
 プーランク:フルートとピアノのためのソナタ / ラヴェル/フルーリー編曲:ハバネラ形式の小品

 デュオ・マティック・フート[クリスティアン・マティック(Fl) マティアス・フート(P)]
 録音:2017年3月26日-29日、ポリング、バイエルン州、ドイツ。 ピアノ伴奏のフルート演奏は普通だが、デュオを名乗って活動するのは珍しい。デュオ・マッティック・フートは、フルート奏者のクリスティアン・マティックとピアニストのマティアス・フートのベテランの二人によるデュオ。クリスティアン・マティックはバイエルン室内o. に所属しつつ、ソロ活動を盛んに行っている。しっとりとした音色が素晴らしい。マティアス・フートはザルツブルクのモーツァルテウムでハンス・レイグラフに学んだ人で、品の良さが光る。
超越
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV 21
 エネスク:ピアノ・ソナタ Op.24 No.1
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ミハイ・リティヴォイウ(P)
 録音:2017年5月10日-12日、ノーサンプトンシャー。 「超越(transcendence)」と題されたCD 。ミハイ・リティヴォイウはルーマニア、ブカレスト生まれのピアニスト。6歳からピアノを学び始め、2011年のジョルジュ・エネスク国際ピアノ・コンクールで3位(1位なし、3位二人)入賞を果たし、以降広く活躍している。理知的で緻密に弾くタイプのピアニスト。エネスクのピアノ・ソナタは比較的珍しい作品だが、リティヴォイウは思い入れが強いようで各地で演奏している。GENUINにしては珍しい英国録音。
小さな目、大きな世界〜少年合唱による世界の歌
 フンガ・アラフィア(東アフリカの歓迎の歌) / シュトライヒ:カモメの歌/巡る惑星の上で / ラコミ:小川
 ギルキソン:気楽に試してごらん / クライン:チャ=チャ=チャ=チンチラ / ハーゲン:水の中の魚
 エポ・イ・タイ・タイ・エー(ニュージーランドのマオリ族の歌と踊り) / イスフェルト:狼の歌
 フォイステル:フェリチタス/イモムシの子 / ツュークハルト:郵便切手
 フューレ:マモ、月の男/世界は大きい / ヴィスキルヒェン:猫たちは夜通し歩く / ケーニヒ:夢の歌

 ゾフィー・バウアー指揮ライプツィヒ歌劇場少年cho.
 録音:2017年1月27日-29日、グロースドイベン|収録時間:38分50秒。 小さな目、大きな世界と題された、ライプツィヒ歌劇場少年合唱団の歌う世界の歌。といっても20世紀に作られたドイツの歌も多い。水の中の魚は、パンクの令嬢ニナ・ハーゲンの最初のアルバム「ニナ・ハーゲン・バンド」に含まれる曲。

ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

スティルネス〔静けさ〕〜オーレリアン・デュモン(1980-):
 フルートと弦楽三重奏のための「ダンスを始めろ!」(2009) /
 クラリネット、バス・クラリネット、ピアノ、弦楽三重奏とテープのための「子守歌とほこり」(2012) /
 フルート、クラリネット、打楽器、ハープとエレクトロニクスのための「7つの谷」(2015) /
 アルト・フルート、バス・クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための「沈黙の欠片」(2014) /
 アルト・フルート、クラリネット、トロンボーン、ヴィオラ、ピアノと打楽器のための「深刻な瓦礫」(2010)

 ジャン=フィリップ・ウルツ指揮アンサンブル・リネア
 録音:2016年9月。 オーレリアン・デュモンはフランス気鋭の若手作曲家。少年の頃よりプログレシヴ・ロックに親しむが、当初は医学を志した。しかし作曲に転向後はIRCAMで研鑽を積む。その後、日本の作曲家、望月京との出会いを契機に日本文化に関心を持ち、現在は東京とパリを拠点に活動を続けている。2016年にはアート・フェスティヴァル「あいちトリエンナーレ」に参加し自作の能歌劇「秘密の閨」を世界初演している。このディスクにはライヴ・エレクトロニクスを含む室内楽の近作が収められており、切り詰められた素材により東洋の間の感覚を思わせる静寂と幽玄な音響空間が拡がる。
青と白のなかで〜現代ギリシャのピアノ音楽(全25曲)
 A.ナソポウロウ(1972-):オリンダ / T.アントニオウ(1935-):7つのリズム・ダンス
 G.コーメンダキス(1959-):3つの地中海のハーブより / S.ギフタキス(1967-):最初の夢
 J.パパダトス(1960-):海からの日の出 / D.スキラス(1987-):9つの細密画より
 G.キリアカキス(1967-):アルフレッド・アウフ・ヤロス C.ツオウパキ(1963-):深い海の絶え間ない音
 V.キソス(1972-):ひと呼吸 / 他

 エラト・アラキオジーズ(P)
 録音:2017年7月。 現代ギリシャで活動する新旧様々な世代の作曲家によるピアノ小品を集成。曲は最長で6分、最短で1分強の長さでスタイルは民族主義的なものから印象派風、ポスト・モダーン風のものまで十人十色。しかし西ヨーロッパのいわゆる前衛的なゲンダイオンガク風の曲はなく、いずれも調性、モードに基づいたロマンティックな作品で聴きやすい。作品の多くはピアニスト、エラト・アラキオジーズの委嘱によって書かれ彼女に献呈されている。アラキオジーズはこのディスクの前にカンチェリ、シュニトケのピアノ四重奏・五重奏曲集(ODRCD-341)の録音で国際的に高い評価を得ている。
移行〜シモン・ブルゾスカ(20世紀-):弦楽四重奏とピアノのための作品集(全18曲)
 パッサカリア/モトゥス/ラプラス/夜/アンティフォナ〔 I / II 〕/
 ムーヴメント〔 I / II 〕/ヴェナトゥス/移行/他

 オリガ・ヴォイチェホフスカ(Vn) エマヌエル・サルヴァドール(Vn)
 エミリア・ゴッホ・サルヴァドール(Va) トマス・スチェスニ(Vc)
 バーバラ・ドゥラズコフスカ(P)
 録音:2008年-2014年。 シモン・ブルゾスカはポーランドの若手作曲家(生年不詳)。地元の音楽院で学んだ後、ベルギーの王立音楽院に留学、主にダンスとのコラボレーションで才能を発揮する。ここに収められた作品は弦楽四重奏とピアノのために書かれたものでいずれも明快な調性に基づいたロマンティックな音楽。東欧系の民族音楽の影響にミニマルなどポップな要素を加える傾向があり、アルヴォ・ペルト、ペーテリウス・ヴァスクス、ジョン・アダムズ、坂本龍一、久石譲を思わせる聴きやすい内容。
回想〜ユミ・リー
 メトネル(1880-1951):ピアノ・ソナタ第10番「回想のソナタ」 / チャイコフスキー(1840-1893):ドゥムカ
 ラフマニノフ(1873-1943):楽興の時 Op.16 / ニコライ・カプースチン(1937-):ヴァリエーション Op.41

 ユミ・リー(P)
 録音:2017年3月。 19-21世紀のロシア出身の作曲家のピアノ曲をまとめたディスク。チャイコフスキーからモダーン・ジャズの香りがするカプースチンまでヴァラエティに富んだ内容。ピアノのユミ・リーは韓国出身。地元ソウルで学んだ後、ハノーヴァー音楽大学に留学。在独中、ベルリン国際音楽コンクール、イタリア・アルフレッド・コルトー国際ピアノ・コンクールでの優勝を機に国際的な舞台での活動を開始する。このディスクは彼女のファーストCDでメトネル、ラフマニノフでのヴィルトゥオーゾぶり、カプースチンでみせるノリのよいスウィング感が聴きどころ。
フレッド・トーマス〜J.S.バッハ(1685-1750):ダンス組曲集
 シンフォニア BWV.826 /アルマンド BWV.816 /クーラント BWV.830 /サラバンド BWV.817 /メヌエット BWV.814 /
 アリア BWV.828 /ジーグ BWV.812 /前奏曲 BWV.806 /アルマンド BWV.828 /クーラント BWV.817 /
 サラバンド BWV.826 /メヌエットのテンポで BWV.829 /ポロネーズ BWV.817 /ジーグ BWV.825

 フレッド・トーマス(P)
 録音:2015年3月、5月。 J.S.バッハのフランス組曲、イギリス組曲、パルティータの中から緩急、テンポも様々な舞曲を選んだアンソロジー。選曲とその曲順の配置のセンスもさることながら、スタインウェイのモダーンで芳醇な音色を存分に聴かせたフレッド・トーマスのピアノはクールでセンスは最高。見事というほかない。音楽史のご講釈や演奏比較論など難しい能書きはとりあえず脇に置いておいて、ただじっと耳を傾ける価値のある一枚。フレッド・トーマスはロンドンの王立音楽院でジャズ・ピアノと作曲を学び、マルチ・インストゥルメンタリスト&コンポーザーとして自らのバンドで活動する一方、バッハの音楽に深く傾倒し研究と演奏を行っている。じっくり聴くもよし、サティやフェルドマン、ブライアン・イーノのように一種のBGM 、アンビエントとして聴くにも最適のディスク。
ODRCD-362
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(2CD)
リエパーヤ・コンチェルト Vol.1
 リハルトス・ドゥブラ(1964-):ピアノと管弦楽のためのリエパーヤ協奏曲第3番(2012)
 ヴィルニス・シュミドベルグス(1944-):ヴァイオリンと管弦楽のためのリエパーヤ協奏曲第8番(2014)
 エリクス・エッシェンヴァルドス(1977-):
  クラリネットと管弦楽のためのリエパーヤ協奏曲第4番「北極の光景:夜」(2012)
 ユリス・カールソンス(1948-):リエパーヤ協奏曲第9番「グリーゼ581」(2014)
 カルリス・ラチス(1948-):フルート、オーボエと管弦楽のためのリエパーヤ協奏曲第10番「42.195」(2013)

 エンディース・レネマニス(P) イルゼ・ザリナ(Vn)
 イントス・ダールデリス(Cl) ミクス・ヴィルソンス(Fl)
 ペーテリス・エンドゼリス(Ob) アトヴァルス・ラクスティーガラ指揮リエパーヤso.
 録音:2012年-2014年。リエパーヤはラトヴィアの都市でご当地のso. が委嘱したラトヴィアの作曲家によるソロと管弦楽のための作品を収録。作曲家の世代は様々で現在のラトヴィア作曲界を知る上でも貴重なセット。ラトヴィアで最も国際的に知られた作曲家ペートリウス・ヴァスクスを輩出した国だけあって、他の作曲家たちも新ロマン主義的な傾向の美しい作品が多い。なかでもエセンヴァルズの「北極の光景:夜」は標題通り、北国の一夜の夢を思わせるファンタジックな内容で聴きごたえ充分。またカールソンの「グリーゼ581」は太陽系からおよそ20光年離れた赤色矮星を描いた21世紀版「惑星」(矮星だが)ともいうべき壮大な作品。北欧、バルト諸国の音楽が好きな人にお薦め。
ユナイテッド〜アメリカ精神を持ったヨーロッパ魂
 ドビュッシー:シランクス / ボザ:バッハ讃 / トッド・グッドマン:トロンボーン協奏曲
 プッチーニ/フェルロ編曲):星は光ぬ / アルベロ:夢の町 / ピアソラ/ワイズ編曲:忘却
 カステレド/:ソナティネ / ピアソラ/サイフリード編曲:リベルタンゴ

 ペーター・シュタイナー(Tb)
 シャオ=リン・リン(P) シルヴェル・アイノマエ(Vc)
 録音:ジョージア州コロンバス。 まだ20代半ばの若いトロンボーン奏者、ペーター・シュタイナーの初CD 。シュタイナーはイタリア最北部、オーストリア国境から遠くない南チロル、ボルツァーノ(ドイツ語表記ボーツェン)の出身。米国のジュリアード音楽学校で学び、2014年からコロラドso. の首席トロンボーン奏者を務める一方、ウィーンやドレスデンなどヨーロッパでも活動している。そんなスタイナーが初CDに付けた題名が。ユナイテッドUNITED 、副題としてアメリカ精神を持ったヨーロッパ魂とあり、その思いがこのCDに込められている。明るい音色と軽い風合い、そして高度な技量の持ち主。シャオ=リン・リンは台湾出身のピアニスト。シルヴェル・アイノマエはエストニア生まれのチェロ奏者。
大洋横断〜ベネズエラからポーランドまで
 C.P.E.バッハ:幻想曲 ヘ長調 Wq.59 No.5 / ブルジンスカ:霧のかかった反射
 メシアン:幼子イエスの口づけ / ルイス:トロピカル三連作 / ドゥアルテ:公現祭
 アルフレード・オヴァレス(P)
 録音:2018年1月4日、ワルシャワ。 大洋横断 TRANSOCEANICと題されたアルフレード・オヴァレスのかなり個性的なピアノのCD 。アルフレード・オヴァレスはベネズエラ、カルカスの生まれ。故国と米国で学んだ後、欧米で広く活躍している。ポーランドのニコレット・ブルジンスカ(1989-)、ベネズエラのフェデリーコ・ルイス(1948-)、同じくカルロス・ドゥアルテ(1957-2003)の作品が珍しい。
陰の中の陽光
 コーツ:眠たい潟で / ロンガス:アラゴン / アイルランドのデリーの民謡
 モーツァルト:デュポールのメヌエットによる変奏曲 ニ長調 K.573 / ボウェン:前奏曲 変ホ長調 Op.102 No.7
 リスト:波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ / カプースチン:トッカータ Op.36
 ショパン:華麗な変奏曲 変ロ長調 Op.12 / サン=サーンス/ゴドフスキー編曲:白鳥
 バッハ/コルトー編曲:アリオーソ(チェンバロ協奏曲第5番第2楽章)

 ジャクリーン・リョン〔梁維芝〕(P)
 ジャクリーン・リョン中国名 梁維芝は香港生まれのピアニスト。香港で学んだ後、米国に留学。国際的な活動を始めてまだ数年の若いピアニストだが、とても優れた音楽性を備えており、それはこのCDのこだわりある選曲にも見てとれる。全10曲について彼女自身が取り上げる理由を書いている(英文)のも好ましい。
クリスマスの歌
 ベツレヘムの小さな町/私たちの野辺で天使たちが/夕闇が迫り/最初の聖誕祭だ(牧人ひつじを)/
 マリアの子守歌/飼葉桶の中で/牛と灰色の驢馬の間で/マリアは茨の森を抜けて行く/
 私はあなたの飼葉桶のところに立ち/クリスマスの聖歌/ああ、イエス様の深い愛/清しこの夜

 バルバラ・マリー=ルイーズ・パヴェルカ(S) 壽千明(P)
 様々なクリスマスの歌を集めている。バルバラ・マリー=ルイーズ・パヴェルカはウィーン生まれのソプラノ。現在ドイツのハムのオペラアカデミーに在籍している。壽(ことぶき)千明は京都芸術大学で学んだ後、ウィーンに留学し現在もウィーンで活躍しているピアニスト。
ルター派の苦しみの歌
 堅固な城砦に基づく即興 / プレトリウス:堅固な城砦 / コッター:深い苦しみから
 作曲者不詳:深い苦しみから / ヴァルター:深い苦しみから / レジナリウス:愚か者たちの口は
 シャイデマン:愚か者たちの口は / ブルーンス:深みから私はあなたを呼ぶ主よ
 シュッツ:深みから私はあなたを呼ぶ主よ/永遠の父である神よ哀れんで下さい
 ブクステフーデ:私たちのイエスの四肢 より〔足について/膝について〕 / ブルーンス:あなたの涙の流れを止め

 トム・ウィルキンソン指揮ケリー・コンソート、セント・アンドルーズ大学聖救世主礼拝堂cho.
 録音:2017年5月18日、バーミンガム/2017年3月18日、20日-21日、ダンディー。 ルターのコラールに基づいた16、17世紀の様々な音楽を集めている。スコットランド、セント・アンドルーズの1413年創立というセント・アンドルーズ大学の中にある、1450年建立の聖救世主礼拝堂 St Salvator's Chapelの合唱団による演奏。600年の歴史を誇るだけに立派な演奏。
国を追われて〜
 ピーター・フィリップス
(1560/61-1628)とリチャード・ディリング(1580頃-1630)の音楽
 フィリップス:今日山で/パジェット・パヴァン&ガリャード/パヴァン/
        フィリップス・パヴァンのためのガリャード/アルマンド/大公のエール/祝福されし神の御母
 ダウランド/フィリップス:パイパーのガリャード / モーリー/フィリップス:パヴァン/ガリャード
 ホルボーン/フィリップス:ガリャード/ノウィルス・ガリャード
 ディリング:ファンタジア〔第1番/第2番/第3番/第5番〕/パヴァン第4番/オルメイン第4番/イン・ノミネ第2番

 ローズ・コンソート・オブ・ヴィオールズ
 アバディーン・キングズ・カレッジcho. デイヴィッド・J.スミス(Cemb)
 録音:2017年5月29日-31日、アバディーン、スコットランド。 国を追われてEXILEDと題された1枚。英国生まれでブリュッセルで亡くなったピーター・フィリップス(1560/1561-1628)、やはり英国生まれでオランダで長く活躍したリチャード・ディリング(1580頃-1630)らの、合唱曲、ヴィオール曲、チェンバロ曲が収録されている。ローズ・コンソート・オブ・ヴィオールズは英国のヴィオール・アンサンブル。このCDではトレーブル・ヴィオール、テノール・ヴィオール、バス・ヴィオール各2人の6人編成となっている。

STRADIVARIUS (伊) 1CDあたり¥2640(税抜¥2400)

  当レーベルは近年、発売から2年〜3年程度で廃盤となるアイテムが増えて参りました。御早めの入手をお薦め致します。旧譜はこちらから
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.8
 ヴァイオリンとピアノのための「心の道」/
 チェロとピアノのための「対話」/
 ヴァイオリン・ソナタ(*) /
 ピアノ三重奏曲
マルクス・ドイネルト(Vn)
ジョヴァンニ・ニョッキ(Vc)
アレッサンドロ・ステラ(P)
 録音:2016年9月。(*)を除き世界初録音。 ひとつの音もしくはその倍音を深く聴き込み、その音響構造がそのまま作品の構造となることを目指した作曲家シェルシは現代音楽界がセリー全盛だった時代には異端と見なされていたが、音列主義が行き詰まりを見せる頃から高く評価され始め、やがてフランスのグリゼイ、ミュライユらがスペクトル楽派の様式を確立する際に大きなメンターとしての役割を担った。このディスクにはヴァイオリン、チェロとピアノのための作品が収められているが、いずれも作曲者20代前半から30代初めの頃の作品でまだひとつの音、ひとつの倍音系列を聴き込む独自の作風には至っていない。しかしドビュッシー、ラヴェル、後期ロマン派の様式、更には異郷を思わせるエキゾティックな語法とが相まってこれ自体、非常に魅力的な音楽となっている。シェルシの意外なメロディー・メーカーぶりも聴きどころ。シェルシはこの後、12音主義を研究し、その音楽と自身の資質とのあまりの違いに精神を病み、長い療養の後、独自のスタイルを確立することになる。異能の作曲家シェルシの貴重な初期作品集、
鳴り響く身体〜パトリツィオ・エスポジト(1960-):
 フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための「古の愛の歌」/
 フルート、バス・クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための「鳴り響く身体」/
 フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための「ホワイル」/
 一人の打楽器奏者のための「次々と」

 パトリツィオ・エスポジト指揮アンサンブル・インターフェース
 録音:2016年12月17日-18日。 パトリツィオ・エスポジトはサンタ・チェチーリア音楽院で、作曲をアルド・クレメンティ、フランコ・ドナトーニに師事。作曲活動の他にも、1992年よりイタリア空軍軍楽隊の常任指揮者としても活躍している。“D'amor la vecchia canzone(古の愛の歌) "はイタリアの現代作曲家アルド・クレメンティ85歳の誕生日を祝うコンサートのために作曲された物。
エピグラム〜現代無伴奏フルート作品集
 フアン・マヌエル・アルテロ(1969-):エピグラムまたは反射(フルートのための)
 フラン・カベサ・デ・バカ(1976-):模倣:三部作(バス・フルートのための)
 ホセ・ルイス・トラ(1966-):カスパー・ハウザーの歌(ピッコロのための)
 ミゲル・アンヘル・トロザ(1969-):ソロ・フルート
 ルラ・ロメロ(1987-):別の日の深夜(フルートのための)
 ロードリ・デイヴィーズ(1971-):私がアンカーを押す時(バス・フルートのための)
 アルベルト・ポサダス(1967-):エリドサイン(フルートのための)

 アレッサンドラ・ロンボラ(各種Fl)
 録音:2015年1月、2016年6月、告知の聖母教会、ウルエーニャ、バリャドリド、スペイン。 12世紀前半の建築と言われているスペインのウルエーニャの街にある歴史的な教会で録音された独奏フルート作品集。現代のフルート曲と、古の教会に響く反響が、柔らかな緊張感に包まれた音楽を届けてくれる。イギリスの作曲家ロードリ・デイビーズを除くと、すべてスペインの現代作曲家の作品。
深淵〜フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
 低声女性ヴォーカル、バス・フルートと10の楽器のための「深淵」(1983) /
 15の楽器のための室内交響曲「思い出」 Op.18 (1967) /
 ピッコロ、フルートと14人のパフォーマーのための「人形劇 III 」(1994)/
 14の楽器と語り手のための「定常」(「思い出」第2番) (1969)
  マルコ・アンギウス指揮パドヴァ・ヴェネトo. カタジナ・オチュク(Ms)
  マリオ・カローリ(Fl) フランチェスコ・アントニオーニ(語り)
 録音:2017年2月-3月。 ドナトーニの60年代から90年代にかけての室内アンサンブルを収録。その生涯に作風を何回も変えているドナトーニだけに曲の様式、雰囲気も多岐に渡り、その変遷を楽しむことができる。「深淵」はポルトガルの国民的詩人・作家のフェルナンド・ペソアの代表作「不安の書」より「ここだけでなく、どこでも異邦人」をテキストとしており、低声女性ヴォーカルにバス・フルートが影のようにまとわりつきつつ進行する大作。「おみやげ」は激しい点描的な作品でポスト・ヴェーベルン主義の様式で書かれている。「定常」では点描主義の荒々しい音楽を背景に語り手が音楽思想について淡々と語り続ける異色の作品。
35mm 〜ヴィート・ロ・レ(1969-):
 洋上の船/陽のあたる水辺/フェードアウト/アレグロ・コン・ブリオ/とらわれたアリシア/庭の遊び/
 街の散歩/ピツィカーティッシモ/家へ帰る/マレフェムミネ/ブレイブ・ハート/キリストと指環/
 グランド・キャニオンでの追跡/教会で/森の中に潜む/疑惑の影/コール/永遠の愛/私の子供/鏡の愛/
 とらわれたアリサ(フューチャリング・ネッロ・サルツァ)/新しい希望/バリケード

 ネッロ・サルツァ(Tp) ヴィート・ロ・レ指揮ブルガリア国立放送so.、マケドニア放送so.
 ミラノ生まれの作曲家兼指揮者のヴィート・ロ・レ(Vito Lo Re)。ミラノ音楽院でシルヴィア・ビアンチェラ、ブルーノ・ベッティネッリに作曲を学び、クラシック・ギターをロッコ・ペルッジーニ、合唱指揮をフランコ・モネゴに師事。指揮者として活躍するかたわら、演劇、映画、テレビやドキュメンタリーなどの音楽を手掛けている。今作は彼が作曲した作品を自身の指揮で録音した自作自演集。ロマンティックで美しいメロディに溢れた、まさに情景が目に浮かぶような情感たっぷりの楽曲ばかり!
カルロ・アレッサンドロ・
 ランディーニ
(1954-):チェンジズ(1989/90)
アルディッティSQ
 録音:1994年8月、ダルムシュタット|収録時間: 38分24秒。 カルロ・アレッサンドロ・ランディーニはメシアンに学んだ後、ドナトーニのマスター・クラスの講習を受ける。その後、リゲティ、クセナキス、ルトスワフスキら、それぞれスタイルの異なる巨匠からの指導を受け、自身の方向性を定めていった。2008年には国際ルトスワフスキ作曲コンクール第1位受賞、2013年にはISCM音楽祭に入選している。この「チェンジズ」は単一楽章でおよそ40分近くを要する大作。終始激しい音の運動が延々と続く厳しい音楽であるにも関わらず、ドビュッシーを思わせる美しい和音、モードが素材の一部に使われているため前衛音楽であるにも関わらず、不思議なリリシズムが漂っている。アルディッティ四重奏団の超絶技巧ぶりも大いに聴きどころ。
ノーヴス〜アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):
 ピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための「ノーヴス」(2011/16) /
 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための「ゲルニカ」(2015) /
 弦楽三重奏曲第2番(2013) /
 アコーディオン、2つのヴァイオリンとチェロのための「10個」(1995/96)
 エクス・ノーヴォ・アンサンブル
 録音:2016年-2017年。 アレッサンドロ・ソルビアーティはドナトーニに師事、その後ヨーロッパを始めとするコンクールで数々の受賞を収め、多くの音楽祭で作品が演奏されている。ドナトーニの影響の他、音色の扱い方にスペクトル楽派の影響も少なからずあると思われる。「ゲルニカ」はあのピカソの名画にインスピレーションを得た作品でフルートの叫びと弦楽の緊張した空間が名画を彷彿させる。「10個」はその名の通り、10個の小品からなる曲集。曲によりソロ、デュオ、トリオ、カルテットと編成と楽器の組み合わせが変化し、それに合わせて様式もくるくると変わる様が面白い。小さな万華鏡の世界。
J.S.バッハ(1685-1750):
 リュートによるフランス組曲
  〔第1番 BWV.812 /第2番 BWV.813 /
   第3番 BWV.814 /第4番 BWV.815 〕
ポール・バイアー(リュート)
 録音:2016年6月。 バッハの鍵盤作品「フランス組曲」をバロック・リュートで演奏した一枚。チェンバロとも大きく異なる独特の雅な世界が拡がる。使用楽器は1720年製トマス・エドリンガー制作によるオリジナル・ピリオド楽器。ポール・バイアーはアメリカ出身のリュート奏者でイタリア・リュート協会の創立時からのメンバー。最初からリュート作品として書かれたかのような自然な演奏で、バッハの対位法の妙も見事に際立たせて弾きこなしている。バロック音楽を得意とするSTRADIVARIUSの瑞々しい録音も素晴らしい。
RUZIR 〜 17世紀の人気のアリアと舞曲の鍵盤楽器への編曲集(全16トラック)
 俗謡:バラベン / G.B.フェリーニ(1601-1674):パルティーテ
 作曲者不詳(18世紀):マントヴァの舞曲俗謡「ルジール」 / B.ストラーチェ(1683-1707):ルジエロ奇想曲
 フレスコバルディ(1583-1643):ルジエロ奇想曲 / ニコラ・ルベーグ(1631-1702):クリスマス「処女のメイド」
 バード:女王のアルマン / 俗謡:ベルガマスカ / シャイト(1587-1654):ベルガマスカ
 フレスコバルディ:ベルガマスカ 他

 ファビアナ・チャンピ(Org) ファビオ・トリコーミ(Vn/Fl/Perc)
 録音:2012年8月、ステファノ・トリニータ教会、ボローニャ。 17世紀初頭から古典派が登場する前の18世紀なかばまでの音楽をいわゆるバロック音楽と呼ぶが、およそ120年続いたこの時代には様々な音楽上の試みや異種格闘のような音楽上の遊びが行われた。このディスクには音楽史の表街道からこぼれ落ちたような珠玉の小品たちが集められている。オルガン、フルート、ヴァイオリン、打楽器によるバイタリティあふれる野性的な音楽にはいまだ中世ルネサンスの残り香が漂い、バロック音楽がある日突然誕生したわけではなく、ルネサンスの流れの中から次第にその形を整えていったことを教えてくれる。オルガンのチャンピはロンドン王立音楽院に学びガイ・ボヴェットらに師事、現在イタリアで最も活動している鍵盤奏者のひとり。それ以外の楽器を全てこなしているトリコーミは民族音楽の研究者でもあり、中世ルネサンス音楽を得意としているマルチ・インストゥルメンタリスト。
ジョヴァンニ・ベルテッリ(1980-):
 声、アンサンブルとエレクトロニクスのための「ローレム・イプサム」(2012) /
 メゾ・ソプラノとアンサンブルのための「愛の母」(2009) /
 ヴィオラとエレクトロニクスのための「夏の本」(2009-16) /
 ヴァイオリンとエレクトロニクスのための「落下」(2011) /
 声とアンサンブルのための「たぶん彼らはワームそのもの」(2016)
  サンドロ・ゴルリ指揮ディヴェルティメント・アンサンブル
 録音:2016年-2017年。 ベルテッリはヴェローナ出身で地元の学校で作曲と哲学を学んだ後、パリに出て高等音楽院とIRCAMで研鑽を積んだ。ベルテッリの作風はヨーロッパ前衛音楽派にありがちなポスト・セリーやスペクトル楽派、ニュー・コンプレキシティなどとは全く異なるオリジナリティのあるもので独自の道を歩む作曲家として今後の更なる活躍が期待される。「ローレム・イプサム」ではバロック音楽と思しき様式や民族音楽がデフォルメされつつミックスそのされ、その背後にはユーモラスな電子音が流れるリミックス的な作品。ストラヴィンスキーの新古典主義期の作品(プルチネルラなど)を21世紀流に更に進化させたようなユニークな作品。「夏の本」もどこかとぼけた雰囲気のある愛らしい作品。「たぶん彼らはワームそのもの」はラファエラ・ペトロシーノの詩による作品で女声のユーモラスな語り歌いとアンサンブルの掛け合いが笑わせる。色彩的な楽器の扱いもイタリア出身の作曲家らしい。
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):
 2台のピアノと大管弦楽のための協奏曲「プリューリモ」(エミリオ・ヴェドーヴァのために)(2007)
  [エマヌエレ・アルチウリ、フランチェスコ・リベッタ(P)
   ピエール=アンドレ・ヴァラード指揮 RAI 国立so./2007年]]/
 ジョヴァンニ・ガブリエリ作品の大管弦楽のためのトランスクリプション(1998)
 〔カンツォーネ XIIIa12 /カンツォーネ Ia5 /ソナタ XIXa15 〕
  [マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ヴェネツィア・フェニーチェ劇場o./2009年]/
 ピアノと大管弦楽のための協奏曲「接触」(2006)
  [アルド・オルヴィエト(P) ヨン・ストゥールゴールズ指揮 RAI 国立so./2007年]]/
 ファゴットと管弦楽のための「カラヴァッジョの死」(2015)
  [パオロ・カルリーニ(Fg) マルコ・アンギウス指揮トスカーナ ORT o./2015年]
 録音:[/内]。 アンブロジーニはヴェネチア音楽院で学んだ後、マデルナ、ノーノと出会い、大きな影響を受けた。2台ピアノのための「プリューリモ」は2台のピアノが繰り出すクラスターに煌びやかな管弦楽が反応し、荒々しくも光り輝く美しい音のカオスを生み出す。「カンツォーネ」ほかはバロック時代の作曲家ガブリエリの代表作をアンブロジーニが大管弦楽のために創造的な編曲を施した物。「カラヴァッジョの死」はバロック期のイタリアの画家カラヴァッジョの作品からインスピレーションを受けたファゴット協奏曲。しかしその絵画からというより、画家の浮き沈みの激しい人生と性格(生涯に複数の犯罪歴を持ち結局、殺人を犯してしまった)を描きとった作品で曲も荒々しくディナーミク、静と動、光と影の激しいコントラストで構成されている。
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ギター作品全集
 コンポステラナ組曲(1962)/前奏曲第6番(1930)(グロンドーナ編曲)/「歌と踊り」〔第10番/第13番〕
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/グロンドーナ編曲:4つのソナタ〔 K.466 / K.27 / K.54 / K.1 〕

 ステファノ・グロンドーナ(G)
 録音:2016年-2017年。 モンポウの数少ないギター曲を集成。ただし「歌と踊り」第10番はピアノ曲からの作曲者自らによる編曲。このディスクではさらにグロンドーナ編曲によるプレリュード第6番も収録。スペインの静謐の詩人、スペインのサティとも呼ばれるモンポウはピアノ小品を多数作曲し、その内省的な作風が心ある人から支持されているが、ギター曲はピアノ曲にも増して内向的で慎ましやか。そしてスペイン情緒に溢れている。余白にグロンドーナ編曲によるスカルラッティのソナタを収録。ステファノ・グロンドーナは1958年生まれのイタリア・ジェノヴァ出身のギタリスト。師匠セゴビアが自分の4大弟子の一人と語ったという。バロックから現代音楽までをレパートリーとするが、特にカタルーニャの近代音楽に深い理解を示し、モンポウは彼の最も得意とする作曲家。
日本からの24のプレリュード
 鶴見幸代:すもうピアノ太鼓 / 鈴木純明:砧への前奏曲 / 斉木由美:モルフォゲネシス III
 田村文生:存在の恐怖 I / 渋谷由香:円窓からの眺め / 木下正道:海の手 IV / 星谷丈生:羊飼いのやみ
 伊藤弘之:天使の梯子 / 渡辺俊哉:葉脈 / 鷹羽弘晃:波の間に間に / 池田拓実: Grayscale-Shades of Gray
 成本理香:987枚のプレート / 水野みか子:夏庭に星が降る / 北爪裕道:壊れた機械の小さなエチュード
 稲森安太己:3声のシンフォニア / 山根明季子:トゥインクルトゥインクル / 山内雅弘: Perspective
 川上統:大紫 / 福井とも子:歩く人は歩かない踊る人は踊らない / 鈴木治行:偏心輪 / 徳永崇:プレリュード
 川島素晴:前奏曲第1番「卵割」 / 山本裕之:紐育舞曲への前奏曲 / 森田泰之進:「音/輪 VI」

 内本久美(P)
 録音:2016年9月15日-16日、SMCレコーズ・バロック・ホール、イヴレーア。 日本の現代音楽界で活躍中の若手からベテランまで24人の作曲家によるピアノ小品集。ほぼ全ての作品はピアニストの内本久美が委嘱し、イタリアで録音した。内本は原智恵子、深沢亮子氏らに師事し、渡伊。ラザール・ベルマン、アレクサンダー・ロンクイッヒに学んだ。ヨーロッパの現代音楽を多くレパートリーに持ち、ミラノ・スカラ座をはじめとする劇場でのコンサート及びヴェネツィア・ビエンナーレ、ハッダースフィールド現代音楽祭など世界各地の現代音楽祭からの招聘を受けてコンサートツアーを続ける。アンサンブル・イカルス(イタリア)のソロ・ピアニストに迎えられ、20年以上活動を共にして現在に至る。
神秘と詩〜ファビオ・メンゴッツィ(1980-):(全18曲)
 神秘/リヴォ・デヒ・チェネーレ/スパーク/ナウタ/ラヌス/表影/夢 IV /アーティフェクス/夜の倉庫/ヴィリデ/
 時代/センプティテルナ・ルオタ/夜の彗星/スフィンクス/霊感/チェルレオ・ヴァガレ/アナンケ/沈黙の憧れ

 ファビオ・メンゴッツィ(P)
 録音:2017年8月。 ファビオ・メンゴッツィはアルド・チッコリーニにピアノを、作曲をアジオ・コルギに師事しコンポーザー・ピアニストとしての活動を開始。ここに収められた18曲の性格的小品はいずれも新ロマン主義あるいはポスト・ミニマルともいうべきスタイルで書かれている。曲によってはジョージ・ウィンストンのようなヒーリング系であったり、フィリップ・グラスの音楽にイタリア風カンタービレの要素を加えたようなものであったり、はたまたショパンのノクターンを思わせる音楽であったりと肩ひじを張らずに楽しめる内容となっている。

AUDAX RECORDS (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2013年夏からリリースを開始した新レーベル。代理店によると『ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル』だとの事だが、彼以外のアーティストのみのタイトルも含まれている。
ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集
 ヴァイス:リュート・ソナタ ニ短調 SW.35 /パッサカリア
 ハッセ:リュート・ソナタ イ長調(*) /リュート・ソナタ 変ホ長調(*)
  ジャドラン・ダンカム(リュート)
 (*)は世界初録音。 ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いている。「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX-13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演したジャドラン・ダンカムの、ファースト・ソロ・レコーディング。これまで余り演奏されることのなかったシルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの後期の ニ短調ソナタと、ライプツィヒの手稿譜から蘇ったヨハン・アドルフ・ハッセの知られざる2つのソナタ。当時新しく流行したギャラント様式を巧みに採り入れたハッセと、流行に敏感ながらも荘厳なバロック様式を基盤としたヴァイス、同じ時代にありながらも大きくスタイルの違う二人のリュート・ソナタを、次世代の優れたリュート奏者が鮮やかに描く。
技巧的なソロ・ヴァイオリンを伴うドイツのカンタータ集
 ビーバー:われは喜びに満ちたり/主が家を建てられるのでなければ
 ヨハン・クリストフ・バッハ:おお神よ、汝はいかにして怒り/ああ、私の頭が水で満ちていたら
 パッヘルベル:ああ主よ、わたしに敵する者のいかに多いこと / ブルーンス:わが心は整えり
 ダニエル・エーベルリン:私はイエスのすべての苦難の中に建てたい(*)

 ナウエル・ディ・ピエロ(B) ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)
 クリストファー・パーヴェス(Br) アンドレア・ヒル(Ms)
 ホルヘ・ナバロ・コロラド(T) アンサンブル・ディドロ
 (*)は世界初録音。 17世紀後半のドイツ、大バッハの1つ上の世代の作曲家たちによって作られた、華麗な独奏ヴァイオリンをフィーチャーしたカンタータ集。アルゼンチン生まれのバス、ナウエル・ディ・ピエロの豊かな低音と、プラムゾーラーの鮮やかなバロック・ヴァイオリンの音色が見事に絡み合い、アンサンブル・ディドロと極上のアンサンブルを奏でる。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

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イリュミナシオン
 フォーレ:歌曲集「優しい歌」(*)
 ドビュッシー:歌曲集「忘れられた小唄」(#)
 ブリテン:歌曲集「イリュミナシオン」(+)
ニコラス・パーン(T)
マイラ・ホァン(P;*/#)
テレグラフSQ (*)
コリン&エリック・
 ジェイコブセン指揮(+)
ザ・ナイツ(+)
 録音:2017年9月26日-27日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ、カリフォルニア。 ピエール・ブーレーズ&シカゴso. のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞にノミネートしたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年9月にはバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、12月にも共演、J.S.バッハのレコーディングにも参加し好評を得ている。ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたニコラス・パーンの新たなソロ・レコーディングは、19世紀フランスの二人の偉大な詩人、ポール・ヴェルレーヌとアルチュール・ランボーの詩に基づくフォーレ、ドビュッシー、ブリテンの歌曲集。2013年に結成したアメリカの若きクァルテット、テレグラフ弦楽四重奏団や、コリン&エリック・ジェイコブセンの兄弟が主宰する室内アンサンブル"ザ・ナイツ"の伴奏で、「もっとも美しいヤング・リリック・ヴォイス」と称されるニコラス・パーンの歌声を響かせる。
オルウェウスの歌〜モンテヴェルディと同世代の歌曲集
 アイ・ラヴ・ユー・・・ モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩/歌劇「オルフェオ」より
              〔暗い森よ、私の苦しみを思い起こすだろうか/天上のバラ〕/
             カッチーニ:甘いため息
 トゥ・ヘル・・・ カステッロ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調
          モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」〜君は死んでしまったのか − シンフォニア
          チーマ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調
          モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」〜どんな名誉を与えたらよいだろう − シンフォニア
 ・・・・アンド・バック・・・ カステッロ:4声のソナタ・コンチェルタータ第15番
                ディンディア:私が泣くと獣も
                ランディ:小さなセミが歌う/長い時間あなたを愛したけれど
                ブルネッリ:太陽はまだ / メールラ:それを信じる愚か者

 カリム・スレイマン(T) ジャネット・ソレル指揮アポロズ・ファイア
 録音:2017年8月20日-23日、セント・ポール教会、クリーヴランド・ハイツ。 アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントンレナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオドo. 、アポロズ・ファイア。アメリカ古楽界注目のオーケストラの新録音では、アメリカ期待のテノール、カリム・スレイマンがソロ・デビュー! カリム・スレイマンは3歳からヴァイオリンを学び、ボーイA.ソリストとしてショルティ指揮シカゴso. やスラットキン指揮セントルイスso. らと共演。鮮やかな描写と美しい声でルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、若い世代の傑出したアーティストとしての地位を確立している。スレイマンのソロ・レコーディング・デビューでは、モンテヴェルディの傑作「オルフェオ」からの音楽を中心に、ギリシャ神話の吟遊詩人「オルフェウス」にまつわる、様々な作曲家の作品を歌う。

CENTAUR (米) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

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クラリネット・ファンタジーズ
 ミルコ:歌劇「夢遊病の娘」のモチーフによる幻想曲 / ベールマン:華麗な幻想曲 Op.7 / カルニセール:幻想曲
 コヴァーチ:ドリーブのバレエ音楽「シルヴィア」のモチーフによる演奏会用幻想曲/
       ベッリーニの歌劇「ノルマ」のモチーフによる演奏会用幻想曲/アリア、主題と変奏

 レベッカ・リシン(Cl) キム・ユーミー(P)
 録音:2014年3月-6月、パトリック・サウンド・スタジオズ、ニューヨーク、 US 。 オペラやバレエ音楽のテーマをモチーフとしたクラリネット・プレイヤーにとってお馴染みの「幻想曲(ファンタジー)」を集めたプログラム。レベッカ・リシンは1994年にポーランドのクラクフで開催された第1回国際クラリネット・コンクールで見事第1位を獲得。2014年にはカーネギー・ホールへのデビューを果たし、オハイオ州立大学のクラリネット科の教授を務めている。
パガニーニ/ゴールドスタイン編曲:
 24のカプリス Op.1(ヴィオラ版)
エリアス・
 ゴールドスタイン(Va)
 録音:2016年4月-6月、 LSU リサイタル・ホール、ルイジアナ州、 US 。 エリアス・ゴールドスタインは、プリムローズ、バシュメット、ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの各コンクールで最高位を受賞、カーネギー・ホールにおいてパガニーニ「24のカプリス」のヴィオラ版のリサイタルを開いた初のヴィオラ奏者でもあり、自身の編曲によるこの作品を十八番としている。
ソロ・バッハ
 J.S.バッハ:パルティータ BWV.1013 /組曲第1番 ト長調 BWV.1007 より〔プレリュード/クーラント〕/
         組曲第3番 ハ長調 BWV.1009 より〔クーラント/アレグロ・アッサイ〕/
         パルティータ ニ短調 BWV.1004 〜アルマンド/組曲第6番 ニ長調 BWV.1012 〜サラバンド
 C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132

 リタ・ダルカンジェロ(Fl)
 録音:2016年5月17日-18日、イエス・キリスト教会、ベルリン、ドイツ。 リタ・ダルカンジェロは、ペスカーラ音楽院、マンチェスターのRNCMで学び、マンハイム音楽大学では、ジャン=ミシェル・タンギーに師事した女流フルーティスト。佐渡裕が音楽監督を務める兵庫県立芸術文化センターo. (HPAC)の首席奏者として活躍し、大阪po. の客演首席指揮者を務めた経歴を持つなど、日本とも縁の深いアーティスト。
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):ソナタ、カンタータ&組曲集
 トリオ ホ短調 Op.37 No.2 /カンタータ「イクシオン」/組曲 ト長調 Op.59 No.2 /
 組曲 イ長調 Op.35 No.6 /イタリア語のアリア/ソナタ ロ短調 Op.44 No.2
  アルカナム・アンサンブル
 録音:2014年1月、テキサス、 US 。 最初のフリーランスの作曲家としても有名なボワモルティエの作曲技法の妙を、フィラデルフィアのピリオド・アンサンブルの好演で。
アメリカン・アート・ソング集
 ウジー・ブラウン: Ain't that Good News / ホール・ジョンソン: His Name So Sweet
 アンディーン・スミス・ムーア: Come Down Angels / メアリー・ハウ: Three Hokku
 リチャード・ハンドリー: Isaac Greentree / Epitaph of a Young Girl / Astronomers
 オーリー・スピークス: For A Day / He's such a li'l trouble / Summer in the Heart / Morning
 ジョン・プリンドル・スコット: Light / デイヴィッド・W. ギオン: At the City of the First Bird
 ポール・クレストン:詩篇23番 / イウェイゼン:3つの歌曲 / キャリー・ジェイコブズ=ボンド:12の歌曲
 ジョン・デューク: Little Elegy/I carry your heart/I can't be talkin'of love/The Mountains are Dancing

 ステファニー・ティングラー(S) マーサ・トマス(P)
 録音:2014年8月6日-8日、ラムゼイ・リサイタル・ホール、ジョージア、 US 。 19世紀、20世紀、そして現在も活躍中の作曲家たちによるアメリカの歌曲集。サクソフォンの作品で高名なポール・クレストンや、金管楽器関係者にはお馴染みのエリック・イウェイゼン(エワイゼン)の歌曲も収録している。
サルバドル・ブロトンス(1959-):フルート作品全集 Vol.2
 エッセンチエ・ヴィタエ Op.80 /ヴィルトゥス Op.53 /主題、変奏とコーダ/木管三重奏のための組曲 Op.16bis /
 サックス=ウィンド・クィンテット Op.15 /終わり無く Op.13 /エンファシス Op.9

 ロベルト・アルバレス(Fl) アウディ・ゴー(Ob)) アラン・カルティク(Hr)
 ラルフ・エマヌエル・リム(Cl ベアトリス・リン(P)他
 録音:2015年11月、シンガポール。 バルセロナ音楽院でフルートを学んだスペインのコンポーザー=フルーティスト、サルバドル・ブロトンス(1959-)のフルート作品全集の第2巻には、フルートを伴う7つのアンサンブル曲を収録。フルートのロベルト・アルバレスはスペイン北西部のアストゥリアス出身。2007年7月からはシンガポールso. の首席奏者を務めており、2012年にはベスト・シンガポール・クラシカル・アルバム・オヴ・ザ・イヤーを受賞している実力派。
ウィーンの弦楽三重奏曲集
 ユリウス・ツェルナー(1832-1900):弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.36
 リヒャルト・フォン・ベルガー(1854-1911):弦楽三重奏曲 ニ短調 Op.12
  コンコルディア弦楽三重奏団
  [マルシア・ヘンリー・リーベナウ(Vn) レスリー・ペルナ(Va) カレン・ベッカー(Vc)]
 録音:2016年5月、キンボール・リサイタル・ホール、ネブラスカ、 US 。#代理店記載アナウンスの所々に『ピアノ三重奏曲』とあるが、誤謬。 19世紀のウィーンで生まれた2つの知られざる「ピアノ三重奏曲」にスポットライトをあてるプロジェクト。ユリウス・ツェルナー(1832-1900)は1887年のウィーン作曲者協会賞と1889年のベートーヴェン賞の受賞者であり、その作品をブラームスとフックスが高く評価したと伝えられている。グラーツ出身のリヒャルト・フォン・ベルガー(1854-1911)はその作品に師であるブラームスの影響を残しており、1888年に出版された「作品12」は、後期ロマン派における特に優れた弦楽三重奏曲の1つとも称されている佳作。
ミューズの詩〜フルート、クラリネットと声楽のための音楽
 コープランド:アズ・イット・フェル・アポン・ア・デイ / ビアリー:プロヴァンスタウン / ブーツ:小麦の夢
 バッツナー:今日の言葉 / ビアリー:プロテア/ヴェネチアにて / ビーデンベンダー:一晩
 トリンブル:4つの断章 / ストラヴィンスキー:シェイクスピアの詩による3つの歌曲

 ジョアンナ・ホワイト(Fl) ケネス・ホワイト(Cl)
 トレーシー・ワトソン(Ms) エリッサ・ジョンストン(S)
 メアリー・ジョー・コックス(Cemb/P) タケシ・アボ(Va)
 録音:2015年6月、ステイプルズ・ファミリー・コンサート・ホール、ミシガン、 US 。 シェイクスピアやカンタベリー物語など、一流の詩人の詩や物語をベースとした「フルート、クラリネットと声楽」のための作品を集めたプログラム。フルートのジョアンナ・ホワイトは、ミシガンのサギノーとミッドランドのオーケストラで首席奏者を務め、中央ミシガン大学のフルート科教授としても活躍している。
モーツァルト:フルートのために編曲されたソナタ集
 〔編曲:ルートヴィヒ・ヴェンツェル・ラフニト(1748-1820)(無印)、ヨアフ・タルミ(#)〕
 〔第1番 変ホ長調 K.452 /第2番 ト短調 K.478 /第3番 変ホ長調 K.498 /ホ短調 K.304 (#) 〕

 エレッラ・タルミ(Fl) トメル・レフ(P;#以外) ヨアフ・タルミ(P;#)
 録音:2006年(#以外、1994年(#)、テル・アヴィヴ、イェルサレム、イスラエル。 モーツァルトの「魔笛」をフランス語ヴァージョンの「イシスの神秘」へと改訂したルートヴィヒ・ヴェンツェル・ラフニト(1748-1820)の編曲による3つのフルート・ソナタと、イスラエルは指揮者ヨアフ・タルミの編曲による K.304のフルート・ヴァージョンをカップリング。エレッラ・タルミはイスラエル出身の女流フルート奏者。ジュリアード音楽院で研鑽を積んだ後、イスラエル室内o. やルイヴィルo. で活躍した経歴の持ち主。「 K.304」は、夫君のヨアフ・タルミとの共演。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
マスネ:タイスの瞑想曲
キンガ・アウグスティン(Vn)
ヤクブ・クレッカー指揮
ヤナーチェクpo.
 録音:2016年3月8日-9日、ヤナーチェク・フィルハーモニック・スタジオ、チェコ。 ポーランド出身で現在はニューヨークを拠点に活躍する女流ヴァイオリニスト、キンガ・アウグスティンが、チェコのヤナーチェク・フィルとの共演で奏でるブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品。その演奏はストラド誌で「スタイリッシュで鮮やか」と称されている。使用楽器はアントニオ・ザノットゥスが18世紀初期に製作したヴァイオリン。
真夜中の会話〜ピアノ・デュオのための音楽
 シューベルト:軍隊行進曲第1番 ニ長調 D.733 / ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
 プーランク:4手のためのピアノ・ソナタ FP.8 / ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲 ホ短調 Op.72 No.2
 ピアソラ:天使の死/天使のミロンガ/リベルタンゴ / ラフマニノフ:6つの小品 Op.11
 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」〜ロシアの踊り

 ゲバラ&セレソワ・ピアノ・デュオ[シトラリ・ゲバラ、スラヴィナ・セレソヴァ(P)]
 録音:2015年-2016年、ニューヨーク、 US 。 メキシコのピアニスト、シトラリ・ゲバラとブルガリアのピアニスト、スラヴィナ・セレソヴァが2008年に結成したピアノ・デュオのデビュー・アルバム。
カーミット・ポーリング(1960-):
 ギター協奏曲第1番「 Concierto De Chiaro 」/弦楽のための組曲第2番「これら楽園ヘの階段をずっと」

  ジョヴァンニ・デ・キアーロ(G) カーミット・ポーリング指揮 LSO
 録音:2017年1月、エンジェル・スタジオ、ロンドン、 UK 。 アーロン・コープランドやヴァージル・トムソンの抒情的なアメリカン・スタイルを自らの作風に掲げているカーミット・ポーリングのギター協奏曲。作品を献呈されたジョヴァンニ・デ・キアーロはアメリカのギタリスト。ヴァチカンではローマ法王ヨハネ・パウロ2世、ワシントンではクリントン元大統領夫妻の御前演奏を担当した経歴を持つ名手。
パトリオティック・ピアノ
 スーザ:ワシントン・ポスト/忠誠/星条旗よ永遠なれ / ジョンソン:パトリオティック・メドレー
 ヒューイット:「ヤンキードゥードゥル(アルプス一万尺)」による9つの変奏
 グローブ:歌劇「ディキシー」による変奏曲 Op.1250 / グローブ:「おおスザンナ」による変奏曲 Op.124
 ベートーヴェン:イギリス国歌「神よ王を守らせたまえ」による7つの変奏曲 WoO.78
 ゴッツチョーク:アメリカ愛唱歌による演奏会用パラフレーズ「ユニオン」 / ウィギンズ:マナサスの戦い
 フォスター:故郷の人々(スワニー川) / コールリッジ=テイラー:ディープ・リヴァー Op.59 No.10

 カーステン・ジョンソン(P)
 録音:2016年10月-11月、ワイアストン・コンサート・ホール、モンマス、 UK 。 誰もが一度はどこかで聴いたことがあるメロディのピアノ独奏ヴァージョンを集めた、アメリカやイギリスの愛国心をくすぐるユニークで楽しいプログラム!ピアノのカーステン・ジョンソンはアメリカで生まれ、イギリスで活躍する女流奏者。ニンバス(Nimbus)からリリースしたカバレフスキーのピアノ作品集が高く評価されている。
やさしい訴え〜ラモー:ギターのための音楽
 プルー編曲:勝ち誇った女/やさしい訴え/ガヴォットとドゥーブル / セゴビア編曲:メヌエット〔第1番/第2番〕
 デルキャンプ編曲:リゴードン〔第1番/第2番〕&ドゥーブル/鳥のさえずり/トリコテ/あざけり
 ドゥアルテ編曲:ヴェネツィアの女/無関心/不ぞろい/ロンドによるメヌエット
 ヴェラスコ編曲:つむじ風/サラバンド〔第1番/第2番〕 / ノグレット編曲:未開人

 シルヴィ・プルー(G)
 録音:2014年7月、サンコー・エナジー・ホール、カナダ。 フランス・バロックの巨匠、ラモーのクラヴサン曲集からの名旋律をギター版にアレンジした好企画。 セゴビアなど往年の名ギタリストたちの編曲に加え、自身の編曲作品を奏でるシルヴィ・プルーは、カナダのヴィルトゥオーゾ・ギタリスト。

CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
CHR-77423
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(2CD)
J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247 (1744年版)
 ヤスミン・ヘルナー(S) ユリアン・フライムート(CT)
 ゲオルク・ポプルッツ(T) クリスツィアン・ヴァーグナー(B)
 ヴォルフガング・ファーター(朗読) フェリックス・コッホ指揮
 ノイマイヤー・コンソート、グーテンベルク室内cho.
 録音:2017年3月17日-20日、クリストフォルス教会、ヴィースバーデン、ドイツ。 現在は楽譜が失われ、台本のみが残されるなか、様々な復元・再構築が行われてきたマルコ受難曲。ここでは、Diethard Hellmann (1964年)とAndreas Glockner (2001年)の復元版をベースに、マインツ音楽大学の名誉教授を務めるフランクフルトの音楽学者カール・ベーム指揮erが2016年に校訂・補完を行い、1744年に演奏された改訂版を再現。レチタティーヴォが朗読されるなどの特徴がある。演奏は、マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの一部であるグーテンベルク室内合唱団、2007年にフェリックス・コッホが設立したバロックo. 「ノイマイヤー・コンソート」による物。
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
 イエス・キリストの復活の物語〔復活祭オラトリオ〕 SWV.50 /
 葬送音楽〔ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン〕 SWV 279, 280, 281
  独唱者たち ブノワ・アレ指揮ラ・シャペル・レナーヌ
 録音:2007年7月14日-18日、フランス。初出・旧品番: K617 (FRANCE), K617-199

CRD (英) 特記以外 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 #当レーベルは基本的に CD-R で製版されています。旧譜はこちらから
セレモニアル・オックスフォード〜ウィリアム・ヘイズ:ジョージ時代の大学のための音楽
 ヘイズ:受難曲より/おお主を讃美せよ/詩篇第23篇/主よ, いつまでお怒りになられるのか?/オルガン協奏曲 ト長調/
  主よ、あなたは世々われらのすみかでいらせられる/詩篇第120篇/ザ・フォール・オヴ・エリコより/詩篇第100篇
 ウィリアム・ワロンド:ヴォランタリー ト長調

 マシュー・マーティン(ディレクター/Org)
 オックスフォード・キーブル・カレッジcho.、インストゥルメンタル・オヴ・タイム&トゥルース
 録音:2017年6月25日-27日、キーブル・カレッジ・チャペル。 18世紀前半のイギリスで絶大な存在感を放ったヘンデルから影響を受け、"ヘンデル後"を代表する作曲家の1人となったウィリアム・ヘイズ(1708-1777)。1741年から1777年までの間オックスフォード大学で音楽の教授を務めたヘイズは、オックスフォードのための様々なセレモニー音楽を遺している。オックスフォード大学キーブル・カレッジの聖歌隊と、2014年に設立された古楽オーケストラ"インストゥルメンタル・オヴ・タイム&トゥルース"(OAE 、エンシェント室内管、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ等のメンバーが参加)が、ジョージ王朝時代にオックスフォードの街を彩ったウィリアム・ヘイズの音楽を蘇らせる。

DANACORD (デンマーク) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 一部CD-R製版のアイテムがございます。プレス盤が在庫切れになると予告無しに CD-R へ切替わりますので、指定してのご注文はお受け出来ません。既案内分はこちらから
ヴァンディ・トヴォレク〜デンマークのヴァイオリン・ウィザード 1946-1953 録音選集
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22 ET/DR/1946 /
               クヤヴィアク(第2マズルカ) イ短調P/1946
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ1951
 クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.55b Vn2/1953 /
                     ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ Op.55a Vc/P/1953
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調P/1947
 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」P/1947
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 ER/DR/1946 / ヤコブ・ゲーゼ:タンゴ「ジェラシー」ER/DR/1946
 イェネー・フバイ:チャールダーシュの情景 よりP/1947
  〔第4番「ヘイレ・カティ」 Op.32 /第5番「バラトン湖の波」 Op.33 〕
 オーレ・ブル:セーテルの娘の日曜日P/1953 / ヴァンディ・トヴォレク:カプリチェットP/1947
 フィニ・ヘンリケス:蚊の踊り Op.20 No.5 P/1947 /悪魔の踊りP/1947 /子守歌P/1947
 フェルディナンド・ポリアキン(トヴォレク編曲):カナリアP/1948
 カイ・モーテンセン:おんどりのドゥードル・ダンディ(養鶏場の恋)TP/DRL/1953

 ヴァンディ・トヴォレク(Vn) エーリク・トゥクセン指揮ET
 エミール・レーセン指揮ER デンマーク放送o.DR
 テディ・ペータセン指揮デンマーク放送軽音楽オーケストラTP/DRL
 エスター・ヴァウニング(PP) チャーレス・センデローヴィツ(VnVn2
 ヨハン・ヒュー=クヌセン(VcVc
 録音:/年、モノラル、 ADD 。 ヴァンディ・トヴォレク(1913-1990)は、デンマークでもっとも人気を集めたヴァイオリニストと言われる。ポーランド人を両親にコペンハーゲンで生まれ、エッバ・ニッセンとエアリング・ブロクにヴァイオリンを学んだ。1944年、ブラームスの協奏曲を弾いてデビュー。デンマーク放送の木曜日コンサートでソリストを務め、1940年代と1950年代にかけてクラシカルとポピュラー音楽のレパートリーをレコードに録音、1950年代にはイギリスやアメリカなどへのツアーも行っている。ピアニストでコメディアンのバアウ・ローセンバウム(ヴィクター・ボーグ)のデンマーク、ノルウェー、スウェーデンへのツアーに同行、エンタテイナーとしても活躍した。録音エンジニア、クラウス・ビューリト氏の個人コレクションと王立図書館所蔵のDecca LPの復刻によるコレクション。バルトークのソナタから、「ヴァイオリンのウィザード(魔術師)」の妙技が聴衆を魅了したという技巧的な作品まで、トヴォレクの最良の録音が集められている。
DACO-991
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[DVD-R]
[PAL])
1.5枚価格
ピアノクレイジー〜2016年フーズム城音楽祭ライヴ
 フランク/フリードマン編曲:前奏曲、フーガと変奏曲 / リスト:夜の賛歌(*)
 メトネル:夕べの歌 Op.38 No.6 (*) [ズラータ・チョチエヴァ(P)]
 ルジツキ:ピアノ五重奏曲 ハ短調 Op.35 / フリードマン:ピアノ五重奏曲 ハ短調
   [ジョナサン・プロウライト(P) シマノフスキSQ ]
 ペソン: La lumiere n'a pas de bras pour nous porter
 ブリテン:組曲「休日の日記」 Op.5[アルテョム・ヤスィンスキイ(P)]
 ビゼー:ラインの眺め
 シャミナード:森の精 Op.60 (*) /悲しみ Op.104[ヨハン・ブランシャール(P)]
 シューベルト/ブラームス編曲:レントラー
 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.104〔注:代理店記載ママ〕
  [エレーヌ・メルシエ、シプリアン・カツァリス(P)]
 録音:2016年8月19日-27日|収録時間:約50分|字幕:英独| PAL 。#国内の通常映像機器では再生出来ず、再生保証もございません。##同音楽祭同年のライヴ CD (DACOCD-789) と同一の曲目は、(*)の3曲のみの模様です。 北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーの祭典「フーズム城音楽祭」。記念すべき30周年を迎えたフーズム城音楽祭2016の映像作品。シプリアン・カツァリスやジョナサン・プロウライトなどの名手によるコンサート映像の他、リハーサルやインタビュー、フーズムの美しい街並み、音楽祭を楽しむ観客の様子などが収録されている。

DAPHNE (スウェーデン) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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魂たちのためのゲーム
 ブリッタ・ビューストレム(1977-):
  独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための「魂たちのためのゲーム」/ビーバーへの散歩
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):バッターリア(戦い) C 61
 ブリッタ・ビューストレム:ブリテンへの散歩
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10

 マーリン・ブルーマン(Vn/ディレクター) ムシカ・ヴィテ
 録音:2016年11月13日-15日、スウェーデン。 Caprice RecordsやChamber Soundの制作した数々の優れたアルバムで知られる、スウェーデンのスコーネ地方が本拠の室内o. 「ムシカ・ヴィテ」とDaphne Recordsの初めてのコラボレーションは、スウェーデンの音楽シーンで活躍するブリッタ・ビューストレム(1977-)、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704)、ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)の3人の「 "B "のコラージュ」。ムシカ・ヴィテが芸術監督マーリン・ブルーマン(1975-)のために委嘱、ジャン=フィリップ・ラモー、バリ島のガムラン、ボブ・マーリーの音楽をインスピレーションに作曲されたビューストレムの「魂たちのためのゲーム」。1673年に作曲されたビーバーのユーモラスな音楽、「10声」のための「バッターリア」。師ブリッジの「3つの牧歌」の「アレグレット・ポコ・レント」の旋律を主題に採り「10の変奏」を展開したブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」。ビューストレムが書いた2つの「散歩」が、時代も様式も異なる3作を結ぶ「赤い糸」の役割を担う。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

誰かがわたしの主を取り去って
 聖木曜日 オルランド・ド・ラッスス:私の魂死ぬがごとく悲し
      ヤーコプ・ハンドル(・ガルス):イェルサレムの娘らよ
 聖金曜日 ヒエロニムス・プレトリウス:おお, すべての人よ
      ハンス・レーオ・ハスラー:神よ, 我が神よ
 復活の主日 ヒエロニムス・プレトリウス:誰かがわたしの主を取り去って/
                     ミサ曲「誰かがわたしの主を取り去って」(*)
       アンドレア・ガブリエーリ:マリアは墓に立ち
       ヒレロニムス・プレトリウス:良き牧者がよみがえりたまいぬ
 パトリック・エイリーズ指揮シグロ・デ・オロ(cho.)
DCD-34303
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(BD-Audio)
1.5枚価格
 (*)は世界初録音。 2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のセカンド・アルバム。ハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガニストを務めたドイツ・ルネサンスの重要な作曲家、ヒエロニムス・プレトリウスのミサ曲「誰かがわたしの主を取り去って」(ミサ・トゥレルント・ドミヌム・メウム)の世界初録音。シグロ・デ・オロの創設者&ディレクターであるパトリック・エイリーズは、スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として研鑽を積み、現在ウォーギンガム合唱協会音楽監督、モーリー・カレッジ指導者、コロス合唱団(Khoros Choir)指揮者、オール・セインツ・パトニー音楽監督、ウェスト・サセックス・ユース合唱団ディレクターなど多くのポストを兼務している。
 # DCD-34303 はオーディオフィル向け高音質盤(収録フォーマットの詳細不明)で、Blu-ray Disc 対応のプレイヤーでのみ再生可能です。またオーディオ・トラックのみの収録で、映像は収録されておりません。
ウィリアム・マンディ(1529頃-1591):宗教合唱作品集
 祝福と神聖/マリアは聖なる乙女(*) /アレルヤ、あなたの神のみ母によって(*) 〔 I / II 〕/
 シヴェ・ヴィジレム/アレルヤ/天の父の声は/われは若く
シェパード、バード、マンディ:イスラエルの民エジプトを出て
 ダンカン・ファーガソン指揮エディンバラ・セント・メアリー大聖堂cho.
 (*)は世界初録音。 ブルックナー(DCD-34071)やシェパード(DCD-34123)、ストラヴィンスキー(DCD-34164)など幅広いレパートリーの名盤を生み出してきたスコットランドの名門、エディンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊。ウェストミンスター寺院やセント・ポール大聖堂の聖歌隊員、チャペル・ロイヤルのジェントルマン(オルガニスト)を務めた16世紀イングランドの作曲家、ウィリアム・マンディの作品集。タリス・スコラーズやザ・シックスティーンも録音しているマンディの代表作「天の父の声は(Vox patris caelestis)」から、新たに再構築された「マリアは聖なる乙女(Maria virgo sanctissima)」(世界初録音)、そしてジョン・シェパード、ウィリアム・バード(トマス・バード?)、ウィリアム・マンディの共作による「イスラエルの民エジプトを出て(In exitu Israel)」まで、エリザベス朝のモテットの発展に不可欠な貢献を果たしたとされるウィリアム・マンディの宗教合唱作品を歌う。
DCD-34203
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(2CD)
ストラヴィンスキー:ピアノ独奏のための作品全集
 火の鳥(グイード・アゴスティ編曲)/タンゴ/ラグタイム/子供のためのワルツ/4つの練習曲 Op.7 /
 サーカス・ポルカ/5本の指で/ピアノ・ラグ・ミュージック/ピアノ・ソナタ/スケルツォ/
 ペトルーシュカからの3楽章/ドイツの行進曲の思い出/ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調/
 管楽器のための交響曲からの断章〜クロード・ドビュッシーの追憶に/セレナーデ イ長調

 オクサナ・シェフチェンコ(P)
 2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たした、1987年カザフスタン出身のニュースター、オクサナ・シェフチェンコ。ラヴェルとショスタコーヴィチをメインに、マスグレイヴの委嘱作を組み合わせた意欲的なプログラムのデビュー・アルバム(DCD-34061)が英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど成功を収めたシェフチェンコのDelphian第2弾は、ストラヴィンスキーの独奏ピアノ作品全集という重厚なアルバムが登場!スコットランド国際ピアノ・コンクールの他にも数々のコンクールで優秀な成績を収めてきた期待のロシア系女流ピアニストが、ピアノ・ソナタから「火の鳥」や「ペトルーシュカ」まで、ストラヴィンスキーの華麗で技巧的なピアノをカラフルに彩る。

EVOE (ポーランド) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

敵同士なのに恋に落ちて〜ヘンデル:オペラ・アリアと二重唱集
 歌劇「タメルラーノ」〜タメルラーノのアリア「恩知らずな顔をしていても」/
 歌劇「オルランド」〜ドリンダのアリア「愛は一陣の風のようなもの」/
 歌劇「セルセ」〜ロミルダとアルサメーネの二重唱「あなたは私の忠誠心を著しく侮辱する」/
 歌劇「パルテノペ」〜アルサーチェのアリア「猛烈に風が吹き」/
 歌劇「テゼオ」より〔テゼオのレチタティーヴォとアリア「苦い酒の雫よ」/
           アルカーネとクリツィアの二重唱「さらば! わが最愛の人よ」〕
 歌劇「アリオダンテ」〜ジネーヴラのアリア「飛べ、キューピッドよ」/
 歌劇「ロデリンダ」より〔ロデリンダとベルタリドの二重唱「私はあなたを抱きしめる」/
             ベルタリドのアリア「わが愛する人よ、どこにいるのだ?」〕/
 歌劇「リナルド」〜〔アルミーダのアリオーゾ「恐ろしい怒りよ」/アルミーダとリナルドの二重唱「待って!」/
           アルミーダのアリア「私は戦争をしたい」〕

 ヤクプ・ユゼフ・オルリンスキ(CT) ナタリア・カヴァウェク(Ms)
 ステファン・プレヴニャク(Vn)指揮イル・ジャルディーノ・ダモーレ
 録音:2016年8月24日-26日、コーパス・クリスティ教会、クラクフ、ポーランド。 Evoe 第5弾となるアルバムは、ポーランドの二人の若手歌手、ヤクプ・ユゼフ・オルリンスキとナタリア・カヴァウェクによるヘンデルのアリア&二重唱集。1990年生まれのオルリンスキは、ワルシャワのショパン音楽大学とジュリアード音楽院で学び、2015年マルセラ・セムブリッチ国際声楽コンクール、2016年メトロポリタン・オペラ・ナショナル・カウンシル・オーディションで優勝。欧米各地でオペラや宗教曲を歌い、一躍注目を浴びているカウンターテナー。「ヤクプ・オルリンスキはこれから偉大なキャリアを築いていくに違いないが、そのキャリアの開始にあたって、このCDは彼を輝かせ、煌めかせている。」(オペラ・ネーデルラント)

FONDAMENTA (仏) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2008年、ピアニストのフレデリック・ドリア=ニコラによって設立されたフランスのレーベル。
FON-1803032
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(5CD)
4CD価格
エミール・ギレリス、初出コンセルトヘボウ・ライヴ 1975-1980
 *1976年10月26日
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
   〔第25番 ト長調 Op.79 /第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」/第27番 ホ短調 Op.90 〕/
  ブラームス:4つのバラード Op.10 / シューマン:アラベスク Op.18 / プロコフィエフ:前奏曲 Op.12 No.7

 *1975年1月19日
  ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
  プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22 より Nos.1, 3, 5, 7-8, 10-11, 17 /ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 Op.28
  リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 / シューマン:アラベスク Op.18
  プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲

 *1978年3月29日
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
  プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22 より Nos.1, 3, 5, 7-8, 10-11, 17 /前奏曲 Op.12 No.7
  ショパン:ポロネーズ第4番 ハ短調 Op.40 No.2 /ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 /
       新練習曲第2番 変イ長調/ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」

 *1979年1月30日
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調 K.593 + 494 /幻想曲 ニ短調 K.397 /
         パイジェッロ「哲学者気取り」のアリア「主よ、幸いあれ」による6つの変奏曲 K.398
  スクリャービン:練習曲 嬰ヘ短調 Op.8 No.2 /練習曲 嬰ハ短調 Op.2 No.1 /5つの前奏曲 Op.74
  ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ/道化師の朝の歌
  J.S.バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV.855a(おそらくジロティ編曲)

 *1980年4月15日
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10 No.3 /
          「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35 /
          ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」

 エミール・ギレリス(P)
 録音:上記、全てコンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ。全て初出音源。 これは驚きギレリスの西側ライヴ、それも1ヶ所での音源がこんなに発掘されるとは。 Fondamentaレーベルの創設者でもあるピアニスト、フレデリック・ドリア=ニコラがモスクワへ演奏しに行った際にエミール・ギレリスの孫、キリル・ギレリスに出会い始動したプロジェクト。フランスのオーディオ・メーカー"Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを用いて開発した"Phoenix Mastering"による復元プロセスに興味を抱いたキリル・ギレリスはFondamentaへ調査を委ね、これまで発売されていなかった祖父の録音の日付と場所のリストを提出。様々な放送音源からの発掘などで知られるオランダの専門家、ピート・トゥレナールの協力もあり、1975年〜1980年の間にアムステルダムのコンセルトヘボウで行われた5つのライヴ音源の復刻に成功した。
 #現地発売予定:2018年5月上旬以降。
FON-1401017
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(CD+Bonus CD)
1CD価格
ヴラディーミル・トロップ〜ロシアン・リサイタル
 スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28 /夜想曲 嬰ヘ短調 Op.5 No.1 /
         マズルカ 嬰ハ短調 Op.3 No.6 /3つの小品 Op.45
 メトネル:3つの小品 Op.31「第1即興曲」
 ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 ニ短調 Op.42 /前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2
  ヴラディーミル・トロップ(P)
 録音:2015年1月28日-30日、サル・コロンヌ、パリ。 #ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「 Fidelity CD 」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「 Mobility CD 」の2枚を封入、収録内容は同一。 1939年モスクワ生まれ、グネーシン音楽大学の名教師の一人として知られるロシアン・ピアニズムの巨匠、ヴラディーミル・トロップの2015年録音。ラフマニノフ協会の副会長、ロシア・スクリャービン協会の役員なども務めるトロップ。特に定評のあるロシア音楽から選ばれた、スクリャービン、メトネル、ラフマニノフの魅惑のリサイタル・プログラム。スクリャービンの夜想曲&マズルカ、ラフマニノフの前奏曲は、2017年10月の来日公演(ヤマハホール)でも披露された演目、またスクリャービンやメトネルはかつてレコード・アカデミー賞を受賞した1997年録音盤にも収録されていた、まさに十八番のレパートリー。
FON-1110009
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(CD+Bonus CD)
1CD価格
ロスチャイルドのヴァイオリン
 ヘブライの旋律(2種)〔ヴァイオリン独奏/ピアノ独奏〕 / ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134
 ワインベルク:ヴァイオリン・ソナタ第5番 Op.53 / アブラハム・ゴルトファーデン:レーズンとアーモンド
 ジョージ・パールマン:ヘブライ語 / ジョゼフ・アクロン:ヘブライの旋律

 ライオネル・シュミット(Vn) ジュリアン・ゲヌボー(P)
 録音:2010年9月、アルセナル・コンサート・ホール、メス、フランス。 #ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「 Fidelity CD 」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「 Mobility CD 」の2枚を封入、収録内容は同一。 2009年から共演を続ける、ライオネル・シュミット、ジュリアン・ゲヌボーの二人のフランスの名手によるデュオ。チェーホフの小説「ロスチャイルドのヴァイオリン」にインスパイアされたアルバムは、ショスタコーヴィチとワインベルクのヴァイオリン・ソナタを、ヘブライ民謡、ゴルトファーデン、パルマン、アクロンの音楽と結びつける。
FON-1101007
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(CD+Bonus CD)
1CD価格
オデュッセイ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」
 リスト:巡礼の年第1年「スイス」〜オーベルマンの谷 S.160 No.6
 ワーグナー/リスト編曲:「タンホイザー」序曲 S.442
 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:アダージョ イ短調 BWV.564
  フレデリック・ドリア=ニコラ(P)
 録音:2010年9月、アルセナル・コンサート・ホール、メス、フランス。 #ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「 Fidelity CD 」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「 Mobility CD 」の2枚を封入、収録内容は同一。 1998年サンクトペテルブルクのムラヴィンスキー・コンクールで優勝し、フランスのADAMI協会クラシカル・レヴォリューション賞やフランスのクラシック情報サイト ResMusica のアーティスト・オヴ・ジ・イヤー(2009)などを受賞、Fondamentaレーベルの創設者でもあるピアニスト、フレデリック・ドリア=ニコラによるアルバム。
リスト・リサイタル
 愛の夢第3番 S.541 /グノー「ファウスト」からのワルツ S.407 /灰色の雲 S.199 /即興ワルツ S.213 /
 ペトラルカのソネット第104番 S.161 /コンソレーション第3番 S.172 /
 モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の回想 S.418 /超絶技巧練習曲第11番 変ニ長調「夕べの調べ」S.139 No.11 /
 シューベルトの「12の歌曲」〜春の想い S.558 No.7

 ジャン・ミュレル(P)
 録音:2008年7月10日-12日、ルクセンブルク・フィルハーモニー。 1979年ルクセンブルク生まれ、ルクセンブルク音楽院のピアノ科教授、ルクセンブルク室内o. の芸術監督を務めるジャン・ミュレルが弾いた、フランツ・リストのリサイタル・プログラム。卓越したピアノ捌きとクリアな録音で、技巧的で恍惚的な表現が際立つ。

FOOTPRINT (スウェーデン) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ウールヴェルク〜現代スウェーデンの合唱音楽
 エミール・ローベリ:合唱とサクソフォンのための「ほぼ4つの即興」(2013) (*)
  〔夏の旋律/冬の響き/春の調べ〕

 マリア・リーテル・フリューグ:わたしの胸から息を吐き出し(2014)
 マッティン・Q.ラーション:百兆の詩篇(2014)
 イェスペル・エーリクソン(Sax;*)
 ソフィア・オーグーレン指揮ウプサラ・ヴォーカルアンサンブル
 録音:2016年11月11日-13日、ベーリンゲ教会、ベーリンゲ、スウェーデン。 ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルは、1964年、大学を中心に中世から栄えた都市ウプサラに国立の合唱団として設立された。1980年にホーカン・パルクマン(1955-1988)の指揮で海外ツアーを行ってからは、男声cho. 「オルフェイ・ドレンガル」とともにウプサラを代表する合唱団とみなされるようになった。「原初の作品」と「時計仕掛け」をかけたタイトルのアルバム「ウールヴェルク」。ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルがソフィア・オーグーレンの指揮で初演した3つの作品が収録された。o. 、cho.、室内アンサンブルの音楽を主に手がけるエミール・ローベリ(1985-)が、ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルの委嘱により「合唱とアルトサックス」のために作曲した、メロディ、サウンド、リズム、即興を異なるアプローチで行った「ほぼ4つの即興」。歌手として知られるマリア・リーテル・フリューグ(1965-)が伝承の詩に作曲した「わたしの胸から息を吐き出し」。フランスのレーモン・クノーの詩をラーシュ・ハーグストレムがスウェーデン語に訳したテクストによるマッティン・Q.ラーション(1968-)の「百兆の詩篇」。「作曲家から直に楽譜が渡される新作を歌うことは、挑戦であり冒険」。演奏者と作曲者のコラボレーションから生まれたアルバム。
夜の歌〜トマス・イェンネフェルト(1954-):
 夜の歌(2010) (*) /4つのオペラ合唱曲(2016) (#)
  〔強制送還者たちの合唱/真夏の夜(+) /パーティにて/フィナーレの合唱〕

 イェシカ・ベクルンド(S;*) アンドルー・マンゼ指揮スウェーデン放送cho. & so.(*)
 マリア・デメールス(S;+) フレードリク・マルムベリ指揮(#)
 エーリク・エーリクソン室内cho.(#) 、王立スウェーデン海軍音楽隊(#)
 録音:2010年11月26日-27日、ベールヴァルドホール(*) /2016年10月24日-26日、ストックホルム・コンサートホール(#)、すべてストックホルム、スウェーデン。 トマス・イェンネフェルト(1954-)は、スウェーデンの作曲家。「新約聖書ヤコブの手紙」による「富める者たちへの警告」、ハイネの詩による「詩人の恋」など、彼のポートレート・アルバム(Phono Suecia PSCD68)に収録された合唱作品で主に知られ、明快な性格と明確なコントラストが彼の音楽語法の特徴と言われる。独唱、合唱と弦楽オーケストラのための「メランコリックな夜の音楽」「夜の歌」。「まだ作曲されていないオペラ」のための4つの合唱曲は、混声合唱とウィンドオーケストラのために作品として書かれた。高度な技術を求めながらも、美しく、感覚に訴える音楽。ドイツ語とスウェーデン語のテクストの他、シラブル(音節)で歌う曲も含まれる。2016年10月26日、このアルバムのミュージシャンたちによって初演された作品。

GUILD (瑞)   1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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フニクラス・トリプレックス〜再発見されたギャラント様式
 フランツ・クサヴァー・ハッセル(1708-1757):トリオ・ソナタ集 Op.2 (1751)
  〔第5番 イ長調/第6番 ト長調/第1番 ト長調/第3番 ロ長調/第4番 変ホ長調/第2番 ハ長調〕

 アグリーコラ:6つのカンツォネッタ
 ルートヴィヒ・シュタイナー: Musicalisch-Italienischen Arien Crantz 〜3つの歌曲
  ウルリケ・ホフバウアー(S) アルカディア
 録音:2016年11月21日-23日、改革派教会、アルレスハイム、スイス。 スイス北西部のポラントリュイ司教領宮廷で音楽監督を務めていたというフランツ・クサヴァー・ハッセルによる唯一の現存する作品「トリオ・ソナタ集 Op.2」はギャラント様式の佳作で、18世紀のスイスにおける、器楽、室内楽の発展を知ることができる。この知られざる音楽を発掘したアルカディアは、バルトルト・クイケン門下のバロック・フルーティスト、クレア・ゲネヴァインらによって1998年に創設されたピリオド・アンサンブル。17世紀から19世紀初期のヨーロッパ各地の様々な作品をレパートリーをしており、このクサヴァー・ハッセルの「トリオ・ソナタ集 Op.2」には、テオルボ&アーチリュートの名手、ダニエーレ・カミニーティが参加している。
エレジー〜イングリッシュ・ホルン(コーラングレ)のための音楽 Vol.2
 ヴァルナー:エレジー / ミル:エレジー / ドレーゼケ:小組曲 Op.87 / フーバー:ロマンス
 コッサルト:夜想曲 Op.8 /夜曲 Op.23 No.2 / シーグリスト:ロマンス
 ヒンデミット:イングリッシュ・ホルンのためのソナタ / シュタインメッツ:愛を奏でし牧神
 マレチェク:夏の夕べ / ミーク:カント・リリコ/ダンツァ・コルティジャーナ

 マルティン・フルティガー(イングリッシュHr) ペティア・ミーネワ(P)
 録音:2017年8月30日-9月1日、チューリヒ放送スタジオ、スイス。 19世紀初期のイタリアのオペラで用いられ、その後、ベルリオーズの「幻想交響曲」でその存在感を示した「イングリッシュホルン(コーラングレ)」。この「イングリッシュホルン(コーラングレ)」のために作曲された作品を集めるという好企画の第2弾の演奏は、前作に引き続き名手マルティン・フルティガー! 2001年から2003年にかけてBPOのオーケストラ・アカデミーで演奏したフルティガーは、2004年からはチューリヒ・トーンハレo. の首席イングリッシュ・ホルン奏者を務め、難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクール入賞、ハレ・ヘンデル音楽祭での国際オーボエ・コンクール第1位などの受賞歴を持つ、世界有数のイングリッシュホルン(コーラングレ)のスペシャリスト。

PHAEDRA (ベルギー) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
イン・フランダース・フィールズ Vol.97
 ローデヴェイク・モルテルマンス:歌劇「海の子供たち」(抜粋)
 ペーター・アーツ:イン・フランダース・フィールズ
 アウフスト・ドゥ・ブック:
  それはあなたの中にある、愛しい人よ/歌劇「エメラルド・ロード」〜フランチェスカのカンティレーナ/
  歌劇「冬の夜の夢」より〜サン・ビーム王女のレチタティーヴォとアリア

 リースベト・ドフォス(S) ペーター・ハイスベルトセン(T)
 ヴェルナー・ファン・メヘレン(B−Br)
 ディルク・フェルミューレン指揮ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクpo.
 録音:2017年7月、ロイトリンゲン、ドイツ。 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘する第97集。かつて「フランダースのブラームスと呼ばれた19世紀ベルギーの作曲家、ローデヴェイク・モルテルマンスの再発見された歌劇「海の子供たち」からの音楽など。
PH-92098
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(2CD)
イン・フランダース・フィールズ Vol.98 〜
 ピート・スウェルツ
(1960-):オラトリオ「木々の交響曲」
  リー・ビセット(S) トマス・ブロンデル(T)
  デイヴィッド・アンガス指揮フランダースso.
 録音:2017年9月26日、ライヴ。 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘する第98集。1993年のエリザベス王妃国際音楽コンクールで優勝したベルギーの作曲家、ピート・スウェルツ(1960-)。日本では吹奏楽作品のコンポーザーとしても知られるスウェルツの新たな作品、「木々の交響曲」は、ソプラノとテノールの独唱にオーケストラ、そして児童合唱を含む複数の合唱団が加わる大規模な作品。

RUBICON CLASSICS (英) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 長年ワーナー・クラシックスとドイツ・グラモフォンで要職を務め、2009年以降 2017年現在 ONYX CLASSICS のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めるマシュー・コスグローヴ氏が設立、2017年1月からリリースを開始したイギリスのレーベル。第一線で活躍する世界的アーティストたちの演奏を発売する ONYX に対し、 Rubicon は才能を持ち次代を担うべき若きアーティストたちの「クリエイティヴ・ホーム」となるべく立ち上げられたという。
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RCD-1024
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(2CD)
1.5CD価格
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「四人の田舎者」
 ミフネア・ラマティッチ(B;ルナルド) シルヴィア・ベルトラーミ(Ms;マルガリータ)
 ロミーナ・カスッチ(S;ルシエータ) ミルコ・クアレッロ(B;シモーネ)
 ダニエラ・デジェンナーロ(S;マリーナ) アレクサンダル・ステファノフスキ(B;マウリツィオ)
 タンゼル・アクゼイベック(T;フィリペト) ロマン・イアルチッチ(B;カンシアン)
 アナ・ジェイムズ(S;フェリーチェ) 
ワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:2012年3月31日、フィルハーモニー・ホール、リヴァプール、 UK 、ライヴ。 ロイヤル・リヴァプールpo. (RLPO)とオスロpo. のの首席指揮者を兼任し、世界各地で獅子奮迅の活躍を見せているワシリー・ペトレンコ。RLPOとヨーロピアン・オペラ・センターとのパートナーシップによって上演が実現し大成功を収めた「スザンナの秘密」(AVIE / AV-2193)に続くヴォルフ=フェラーリ・プロジェクトの第2弾、コミック・オペラ「四人の田舎者」がルビコン(Rubicon)から登場! ヴェネツィアの4人の「ルステゴ」(ヴェネツィアの方言で「ならず者」や「意地の悪い人」などの意味)たちとその周囲の物語である歌劇「四人の田舎者」は、マスカーニの歌劇「仮面」とヴェネツィアの劇作家であるゴルドーニの「田舎者たち」から大きな影響を受けたヴォルフ=フェラーリが、作曲し、1906年にミュンヘンで初演された3幕のコミック・オペラ。イタリアとドイツの2つのルーツを持ち、オペラ・ブッファ的な作風を持ち味としたヴォルフ=フェラーリの知られざる傑作の1つ。ペトレンコ、RLPO 、ヨーロピアン・オペラ・センターは、この「四人の田舎者」の上演のために、ヨーロッパ中から才能あふれる平均年齢30歳以下の歌い手たちを選出。指揮者のペトレンコを筆頭に、次代を担う若き逸材たちのハイ・パフォーマンスによって大成功を収めた公演のライヴ・レコーディングにご注目頂きたい。

STERLING (スウェーデン) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 多くがCD-R製版となります。また、プレス盤を指定したご注文はお受け出来ません。御了承下さい。既案内分はこちらから
CDS-1113-2
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[CD-R]
マルティン・シェルバー(1907-1974):
 交響曲第1番 ニ短調(1938) /ゲーテの詩による7つの歌(1930) (*) /
 なんと美しかったことか, あの時間(1950) (*) /2つの歌曲(1946) (#) /
 歌曲集「子供の歌」(#)〔正編(1930) (+) /続編(1937) 〕/3つの歌曲(1937) (#)
  アドリアーノ指揮ブラチスラヴァso.
  トーマス・ハイヤー(T;*/#) ラース・イェンソン(P;*)
  ヘダイェット・ジェディカー(P;#) ラウラ・クロム(Vn;+第1曲)
 録音:2014年8月16日-17日、スロヴァキア放送第1スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(無印) /2009年4月6日-7日(*)、2016年3月9日-10日(#)、14日-15日(#)、フランクフルト音楽舞台芸術大学大ホール、フランクフルト・アム・マイン、ドイツ(*/#) 。おそらく全曲世界初録音。 孤高の作曲家と看做されているマルティン・シェルバーはニュルンベルク生まれ。幼少期からヴァイオリンとピアノを弾き、1922年にピアニストとしてデビュー。翌1923年に最初の作品を発表、第2次世界大戦に従軍後は音楽教育と作曲に専念した。交響曲は3曲。「子供の歌」をはじめとする歌曲集と単独の歌曲を1930年から1937年にかけて作曲している。交響曲第1番は、後の2曲と同じく一楽章で書かれ、「主題」とみなされる楽想を基本にしたアレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレの4つの部分から構成される作品。「第1交響曲の世界は私の心に近く、はっきり言うと、この世界のなによりも私が大切に思う作品」(シェルバー)
CDA-1813/16-2
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[4CD-R]
3枚価格
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
 ライラ・アンデション=パルメ(S;ブリュンヒルデ) エリオット・ペイリー(T;ジークフリート)
 マーグレーテ・ダニエルセン(Ms;ヴァルトラウテ) エヴァ・ヨハンソン(S;グートルーネ)
 ラース・ヴォーエ(Br;バリトン、グンター) オーウ・ハウグラン(B;ハーゲン)
 ヤーアン・クリント(Br;アルベリヒ) 
フランチェスコ・クリストフォリ指揮オーフスso.
 録音1987年9月6日、オーフス・コンサートホール、オーフス、デンマーク、ライヴ、 ADD 。 「夜の女王からエレクトラまで」(CDA-1806/07-2)に続く、スウェーデンのソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメ(1941-)の第2弾リリース。コペンハーゲンのデンマーク国立オペラが毎夏オーフスで行っている特別公演におけるこの演奏は、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」がデンマークで上演された1912年のプロダクション以来となる1987年の「指輪」の第3夜のライヴ。アメリカ、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのテノール、エリオット・ペイリー(1948-)がジークフリート、その他の主要な役はデンマークの歌手が歌っている。

TRPTK (蘭) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2014年に創業したオランダのレーベル。全点縦形の装丁(ブルーレイ・ディスクのパッケージと同じ大きさ?)。
プロコフィエフ:炎の天使(原曲:歌劇/チェロとピアノのための編曲版)
 マヤ・フリードマン(Vc) アルテム・ベログロフ(P|使用楽器:エラール、1880年製
 生前に全曲の初演が実現しなかったため、交響曲第3番にその素材が転用されたプロコフィエフのオペラ、「炎の天使」。1989年にモスクワで生まれ、オランダで名教師ドミトリー・フェルシュトマンに師事した新進気鋭の女流チェリスト、マヤ・フリードマンによる、チェロとピアノのための秀逸なアレンジ版。ピアノは、2016年の山梨国際古楽コンクール鍵盤楽器部門で第2位に輝いたアルテム・ベログロフ。1880年エラール製のヒストリカル・ピアノの使用もポイント。

ALIA VOX 価格帯C[主にSACD/DVD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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AVSA-9926
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
新しい音楽〜国々のハーモニー 1500-1700
 [1500年ヴェネツィアの舞曲] 作曲者不詳:ニ調のパヴァーヌ、伝統的なガイヤルド、トデスコ、サルタレッロ
 [1540年ムジカ・ノヴァ] ヒエロニムス・パラボスコ:リチェルカーレ第14番「ダ・パーチェム」
 [1589年リチェルカーレ&カプリッチョ] ジョヴァンニ・バッティスタ・グリッロ:カプリッチョ第5番
                     アンドレア・ガブリエーリ:リチェルカーレ第7番
 [1612年エリザベス朝&ジャコバンのコンソート・ミュージック]
   ジョン・ダウランド:涙のパヴァーヌ/デンマーク王のガイヤルド
   オーランド・ギボンズ:イン・ノミネ(4声) / ウィリアム・ブレード:スコットランドの舞曲
 [1621年 Ludi Musici(音楽の道)]
   ザミュエル・シャイト:パドヴァ5番/悲しみのクーラント/アルマンド16番/戦いのガイヤルド21番
 [1644年 CORONA MELODICA] ビアージョ・マリーニ:パッサカリア(4声)
 [1673年 LA CETRA ] ジョヴァンニ・レグレンツィ:4つのヴィオラ・ダ・ガンバによるソナタ第7番
 [1680年ルイ14世の宮廷のヴィオール・コンセール] シャルパンティエ:4つのヴィオールのためのコンセール
 [1680-1700年イベリアのフォリア&舞曲] ペドロ・デ・アラウホ:第1旋法によるコンソナンシアス
   ペドロ・デ・サン・ロレンツォ:フォリア / ジョアン・カバニリェス:イタリア風コレンテ

 ジョルディ・サバール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)エスペリオン XXI
  [フィリップ・ピエルロ、セルジ・カサデムント、ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   グザヴィエ・プエルタス(Vn) グザヴィエ・ディアス=ラトーレ、
   エンリケ・ソリニス(テオルボ/G) ペドロ・エステバン(Perc)]
 録音:2017年4月6日-7日。 カタルーニャ古楽界の鬼才ジョルディ・サバール最新盤は、ヴィオールのみ、またはヴィオールを中心とするアンサンブルによる、1500-1700年のコンソート・ミュージック集。ロンドン、ヴェネツィア、ローマ、ヴェルサイユ、マドリッドなど、ヨーロッパで隆盛を誇った宮廷では、すぐれたコンソート音楽(当時「新しい音楽」と呼ばれることも)が多数生みだされた。このアルバムで、サバールが一躍有名となったヴィオラ・ダ・ガンバの音楽の魅力をあらためて知るとともに、その音楽の多様性におどろかされる1枚となっている。

ACT MUSIC 〔ACT JAZZ〕 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

Stradihumpa 〔(*):ベンヤミン・シュミット&アンドレアス・マルティン・ホフマイアー編曲〕
 ゲオルク・ブラインシュミット:ミニチュア/ Schnabulescu Bandini / イェルク・ドゥーダ:二重奏曲 Op.5 No.5
 フローリアン・ウィライトナー:1 + 1 = 3 〜美の抽象化 / ヘンデル/ヨハン・ハルヴォセン編曲:パッサカリア
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリス第1番 ト短調 Op.18 (*)(4 '04 ")
 ヤン・クーツィール: Unterkagner Landler 〔第4番/第5番〕 / ジョアン・ボスコ: Latin Lover
 クリストフ・ディーンツ:ランデ・コンチェルティーノ / アントニオ・バッジーニ:妖精の踊り Op.25 (*)

 ベンヤミン・シュミット(Vn) アンドレアス・マルティン・ホフマイアー(Tu)
 録音:2017年6月16日、8月3日-4日、バウマン・スタジオ、シュタイナキルヒェン・アム・フォルスト、オーストリア。 ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットとチューバ奏者、アンドレアス・マルティン・ホフマイアー。ともにエコー・クラシック賞を受賞歴のある二人の名手が共演したヴァイオリンとチューバのためのデュオ作品集がECMにつぐヨーロッパ屈指のジャズ・レーベルACT MUSICからリリースされる。シュミットといえばバッハ、ブラームス、メンデルスゾーンといった王道レパートリーからヴォルフ=フェラーリなど演奏機会の少ない作品も積極的に取り組んできた。またジャズ・ヴァイオリンのステファン・グラッペリに捧げたアルバムをリリース、ジャンルにとらわれない多岐に渡る音楽活動で注目されている。一方、現代最高のチューバ奏者ホフマイアーはジョン・ウィリアムズのチューバ協奏曲を録音、ソリストとして確固たる地位を確立している数少ないチューバ奏者。当ディスクでは二人のために書かれた作品を含むデュオ作品を中心にヴィエニャフスキのエチュード・カプリス第1番、ハルヴォルセン作曲によるヘンデルのパッサカリアも収録した。ともに二つの楽器が対等な技術を求められる弦楽器が原曲の両作品をチューバで演奏していることに驚かされる。とても人間業とは思えないほど超絶技巧のオンパレードだが、彼らの音楽は溌剌とし輝きを持った演奏を聴かせてくれる。最後に収録されたバッジーニの妖精の踊りではヴァイオリン・パートと伴奏パートを交互に演奏する興味深い編曲も披露しており、現代最高の演奏者だからこそ表現のできる唯一無二の世界が広がる。

ALBA (芬) 1枚あたり¥2860(税抜¥2600)(SACDハイブリッド盤も同一価格)

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ABCD-419
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(HYBRID_SACD)
肖像画 [Retratos]
 ピアソラ/セルジオ・アサド編曲:ブエノスアイレスの〔春(1970) /夏(1965) /秋(1969) /冬(1970) 〕
 ジュリオ・レゴンディ(1822-1872):夜想曲 Op.19「夢想」(pub.1864)
 アルヴァロ・コンパニー(1931-):七つの弦(1962-63)
 ヌッチオ・ダンジェロ(1955-):リディア調の2つの歌(1984)
 アリエル・ラミレス/ホルヘ・カルドソ編曲:アルフォンシーナと海(1969)

 オット・トロネン(G|使用楽器: Joshia de Jonge, Canada (spruce/Ebony 2017) / D'Addario strings
 録音:2017年8月-10月、ヴィヒティ教会、ヴィヒティ、フィンランド。制作:オット・トロネン|録音:ペッカ・ヴェサネン。オット・トロネン(1980-)は、フィンランドのギタリスト。コルホネンとサヴィヨキ、フランツ・リスト音楽大学のミュラー=ペリング、シエナのオスカル・ギリアに学び、ソリスト、室内楽奏者として活動している。20世紀フランスとスペインのギター音楽を集めた「フランス風ティエント」(ABCD-357)とヘンツェの作品を弾いた「王宮の冬の音楽」(ABCD-382)につづく彼のソロアルバム第3作。このアルバムでは、「五重奏のために書かれた原曲の旋律とリズムの重なりをギター一本で演奏することを可能にした」と彼の気に入りのセルジオ・アサド編曲による「ブエノスアイレスの四季」を中心にイタリアの作曲家とイタリア人を祖先にもつアルゼンチンの作曲家の作品を4曲演奏している。「ブエノスアイレスの春」につづいて演奏される「夢想」は「2つのトレモロのパッセージが感情のこもった流れを生み出す」ジュリオ・レゴンディの「古典的作品」。ギターひとつでオーケストラの色彩を表現するためギターの奏法とテクニックをフルに使ったアルヴァロ・コンパニーの「七つの弦」。分散和音の右手とレガートの左手を自然に組み合わせることに長けたヌッチオ・ダンジェロの「リディア調の2つの歌」。ホルヘ・カルドーソが編曲した、アリエル・ラミレスの「世界で一番美しいと言ってもいい歌」「アルフォンシーナと海」。「四季」の4曲と交互に演奏される4曲、それぞれの個性を際立たせる構成をとった「リサイタル」スタイルのアルバム。
 #2018年4月下旬以降発売予定。
ヴァルテル・ヴォルフ(1981-):ピアノ、チェロとヴァイオリンのための音楽
 チェロとピアノのためのソナタ/ヴァイオリンのための「総合印象、寸法と形」より〔パート III /パート IV 〕/
 ピアノ、チェロとヴァイオリンのためのトリオ〔 #1 / #2 〕/ソロピアノのための5つの小品/ピアノのためのフーガ

 ガビ・スルタナ(P) トマス・ヌニェス=ガルセス(Vc) メレル・ユンゲ(Vn)
 録音:2017年8月9日-10日、 Valistoteles Studios 、ヘルシンキ、フィンランド。 制作:ヴァルテル・ヴォルフ|録音:マルック・ヴェイヨンスオ。 ヴァルテル・ヴォルフ(1981-)はヘルシンキ生まれ。オランダのハーグ王立音楽院で学んだ後、ジャズピアニストとして活動、2012年にフィンランドに戻りクラシカル音楽の作曲家としてスタートした。作曲家として歩みはじめたヴォルフの「ポートレート」アルバム。「チェロとピアノのためのソナタ」は、ヴォルフが室内楽のために書いた最初の作品。葛藤と怒り、ファイティング・スピリットと「Sisu(断固として頑張る、フィンランド魂)」の気持ちを表現した「アンダンテ・モデラート」、音楽への愛、存在や人生と言ったことを「甘辛く」宣言する抒情的な「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、ディミニッシュ・スケールのハーモニーを基本にポリリズムを試みた「アレグロ!」の3楽章。「総合印象、寸法と形」は、オランダのヴァイオリニスト、メレル・ユンゲのために書いた小品の組曲。このアルバムでは「パートIII」と「パートIV」が演奏される。チェロとヴァイオリンのハーモニクスとピッツィカート、ピアノの単音のリズミカルなオスティナートによる「トリオ#1」。バルカン半島の民俗音楽、アフロ=キューバの音楽、ジャズピアニストのマッコイ・タイナーのスタイルからインスピレーションを得た「トリオ#2」。「5つの小品」は、スウェーデン西海岸を一緒にコンサート・ツアーしたクット・ヴィークランデルの委嘱で作曲された。「子供っぽい」メロディを主題に展開される「フーガ」は、ジャズのハーモニーとリズムの要素をもった小品。
 #2018年4月下旬以降発売予定。

AUDITE (独) 
 価格帯記載無し[CD]:特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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Violonchelo del fuego
 グラナドス/カサド編曲:「ゴイェスカス」間奏曲 / ファリャ/ジャンドロン編曲:「はかなき人生」〜スペイン舞曲
 ファリャ/チェン編曲:7つのスペイン民謡 / トゥーリナ:「幻想舞曲集」〜熱狂 Op.22 No.1
 アルベニス/ストゥチェフスキー=セイラー編曲:「スペイン」〜マラゲニャ Op.165 No.3
 グラナドス/カルボ=チェン編曲:「スペイン舞曲集」〜アンダルーサ Op.37 No.5
 ファリャ/ピアティゴルスキー編曲:「恋は魔術師」〜火祭りの踊り
 カサド:無伴奏チェロ組曲/チェロとピアノのための「愛の言葉」 / サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20

  チェンデュオ[ブライアン・チェン(Vc) シルビー・チェン(P)]
 録音:2017年10月24日-26日、イエス・キリスト教会、ベルリン。 中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン2・デュオ。チェンの2乗 = Cheng2で表記する通り、デュオが2倍ではなく2乗で相乗的な効果で演奏するという二人の思いが込められている。独auditeからの第2弾は情熱の国、スペインの作品に焦点を当て、グラナドス、ファリャ、アルベニス、トゥーリナ、カサド、サラサーテの作品を収録した。デュオとして既に15年ものキャリアをもつチェン兄妹は、2011年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨークで話題となった。その後2015年には母国カナダのCBCが発表した「30歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されている。それぞれがソリストとして活躍している実力派の二人の演奏は、阿吽の呼吸から生み出される一糸乱れぬ演奏が最大の魅力で、卓越した技術で聴き手を虜にする。ことにツィゴイネルワイゼンの巧みな演奏には脱帽。今後最も期待されるデュオと言えるだろう。auditeレーベルからリリースされているドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンスをおさめたデビュー・ディスク(AU-97698)とあわせてお楽しみ頂きたい。
R.シュトラウス(1864-1949):
 交響詩「マクベス」 Op.23 (1890) /
 交響詩「ドン・ファン」 Op.20 (1888) /
 交響詩「死と変容」 Op.24 (1889) /祝典行進曲 Op.1
キリル・カラビツ指揮
シュターツカペレ・ワイマール
 録音:2017年12月19日-21日、ワイマール・ホール。 プロコフィエフの革命20周年のためのカンタータ(AU-97754)の録音でも話題のキリル・カラビツ&シュターツカペレ・ワイマール。期待の第2弾はR.シュトラウスの3篇の交響詩と祝典行進曲。ここに収録された交響詩はR.シュトラウスがワイマール宮廷劇場の第一楽長に就任していた時期(1889-1894)に手掛けられ、うち「マクベス」と「ドン・ファン」はワイマールの宮廷で作曲者自身の指揮により初演されている。ウクライナの俊英キリル・カラビツが明晰なタクトで情熱的に演奏している。auditeならではの高音質録音でお楽しみ頂きたい。

BEEP RECORDS 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 国内に新規案内される、イギリスの世界的フルート奏者、ウィリアム・ベネット氏のレーベル。代表的なフルートのレパートリーや珍しい作品などをトップ・クラスのフルーティストたちによって提供するという。また、彼は絵も描くようで、一部商品のジャケット絵画は彼の手による物と記載されている。
 #代理店記載の品番記号は "BEEP" ですが、本体表記の記号部分は全点 "BP" の模様です。共演者記載は一部省略されている可能性があります。また、一般の流通ルートには乗っていないレーベルのため、国内代理店への入荷に支障が出た場合は、入手不可となる可能性もあります。
 ウィリアム・ベネット:1936年生まれ。ロンドンのギルドホール音楽院でジェフリー・ギルバートに師事。さらにランパル、モイーズにも学び、LSO首席奏者を経て、アカデミー室内o.、イギリス室内o.等でも活躍。1983〜1986年フライブルク音楽大学教授、現在ロンドン王立音楽院教授。若手の育成と楽器の性能向上に尽力し、1995年にエリザベス女王より音楽芸術への貢献を認められOBE勲章を授与。
メンデルスゾーン/W.ベネット編曲:ソナタ ヘ短調 Op.4
フォーレ:小品(ヴォカリーズ) / メル・ボニス:ソナタ
ドヴォルジャーク/W.ベネット編曲:我が母の教えたまいし歌 / ブラームス:海
ブラームス//W.ベネット編曲:ワルツ集 Op.39 より Nos.1, 4, 3, 6-11, 14-15 (*)
 ウィリアム・ベネット(Fl) ジョン・レネハン(P;*)
 ローナ・マギー(Fl) エマ・ハルナン(Fl/アルトFl)
 録音:2014年1、3年〔代理店記載ママ〕、ワーゼンホール、ロンドン。 現在82歳の世界的フルート奏者ウィリアム・ベネットが2014年に録音したアルバム。メンデルスゾーン14歳の時に作曲されたソナタ ヘ短調 Op.4は、原曲はヴァイオリンとピアノのための作品だが、この録音ではベネット自身のフルートとピアノによる編曲版が収録されている。メンデルスゾーンの流麗なメロディをしなやかに表現している。フランス近代の女流作曲家メル・ボニスのソナタも収録。当時女性が作曲家として活動することは難しく、フランクに才能を見いだされパリ音楽院で学んだが、結婚を機に退学させられ作曲活動を一時中断。しかしその後復活しおよそ300曲多ジャンルの作品を残している。このフルート・ソナタは1904年に出版された。冒頭のテーマが全体を通じて現れるとても美しい楽曲。またドヴォルジャークの名歌「我が母の教えたまいし歌」も自身の編曲で演奏。歌詞の情景が目に浮かぶような、美しさに溢れた編曲が胸を打つ。そして全16曲からなるブラームスのワルツ集 Op.39。原曲は連弾用として書かれ、多彩な曲想と親しみやすい旋律で人気があり、なかでも有名なのは第15番。ブラームスはこの曲を独奏用にも編曲している。ここでは、ベネットの愛弟子ローナ・マギーや若手奏者エマ・ハルナンらとの二重奏で収録されている。ベネットの巨匠としての貫禄が光る1枚。
 #2018年4月下旬以降発売予定。
恍惚の時
 メンデルスゾーン:ロンド・カプリツィオーソ Op.14
 J.S.バッハ/L.マギー編曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
 アーン:クロリスにドホナーニ:アリア Op.48 No.1 / カゼッラ:バルカローレ/スケルツォ
 ヴィエニャフスキ/L.マギー編曲:スケルツォ=タランテラ Op.16 / ドビュッシー:美しき夕暮れ/レントより遅く
 マルティヌー:アリエット(L.マギー編曲)/スケルツォ(ディヴェルティメント) / アーン:恍惚の時
 ドビュッシー/L.マギー編曲:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 / ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所 Op.21 No.7

  ローナ・マギー(Fl) ピアーズ・レーン(P)
 録音:2014年1月3日-4日、ワーゼンホール、ロンドン。ピッツバーグso. の首席フルート奏者のローナ・マギーによるソロ・アルバム。ドビュッシー最後の作品であるヴァイオリン・ソナタは、1917年5月にドビュッシー自身のピアノ、ガストン・プーレ(ジェラール・プーレの父)により初演された。ドビュッシー晩年の洗練された音楽があますところなく盛り込まれた作品で、数々の名盤が生まれている。ローナ・マギーがフルート版の編曲のきっかけとなったのは、20世紀前半を代表するフランス人ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーとピアノの巨匠コルトーの輝かしい演奏に触発されてとのこと。ティボーの美しく繊細な音色をフルートで表現できるように編曲。ローナ・マギーの卓越した技巧と優れた音楽感で見事な演奏を聴かせてくれている。またその他の選曲も、メンデルスゾーン、バッハ、アーン、ドホナーニ、ラフマニノフなど、ローナ・マギーの多彩な音色を堪能するに相 応しい選曲で聴かせてくれる。

BONGIOVANNI 
 価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2750(税抜¥2500) / 価格帯D[DVD]:¥5940(税抜¥5400)

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AB-20037
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(DVD)
価格帯:D
アルファーノ:歌劇「サクンタラ」
 シルヴィア・ダッラ・ベネッタ、カメリア・カデール、エンリケ・フェレール、フランチェスコ・パルミエーリ、
 アレッサンドロ・ヴァルゲット、パオロ・ラ・デルファ、フィリッポ・ミカーレ/他

 ニクシャ・バレザ指揮マッシモ・ベッリーニ劇場o.&cho. マッシモ・ガスパロン(演出)
 収録:2016年11月、マッシモ・ベッリーニ劇場、カターニア。 NTSC |字幕:伊英| 120分。 プッチーニの「トゥーランドット」を補筆完成させたイタリアの作曲家、フランコ・アルファーノによるオペラ。音盤自体珍しいだが、2016年収録の映像が登場した。この「サクンタラ」は古代インドの作家カーリダーサの詩を題材とし、台本はアルファーノ自ら手掛けている。異教的な雰囲気が漂う作品で、ボローニャで公演を見たフリッツ・ライナーは「まるでイタリアのパルジファルだ」と言ったそう。全盛期のイタリア・オペラだけあって聴き応えも抜群、一見の価値あり。
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756):
 独唱、合唱と器楽のための8声のミサ曲(*) /
 倫理的&宗教的なカンタータ集 Op.1 (#) より Nos.3, 6, 9
  エドワード・ヒギンボトム指揮オックスフォード・ニューカレッジcho.(*)
  セルジョ・ヴァルトロ(Cemb;#)指揮(*/#)
  カペッラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ(*/#)
   [ファビオ・ビオンディ(Vn1;*)他]
 録音:1986年10月3日、ボローニャ、ライヴ(*) /1996年11月(#) 。当店未案内の廃盤旧譜(*)をリマスタリング、ボーナス・トラックの(#)(1998年発売の全曲盤、 GB-5061/2 〔廃盤/入手不能〕からの抜粋)を加えての同品番再発。 ずっと廃盤になっていたペルティの「8声のミサ曲」。合唱や管楽器が華やかなミサ曲で、教会の芳醇な残響つき。器楽セクションにビオンディがいるのも注目。再発売にあたり別作品をボーナス収録しており、こちらは器楽と独唱・二重唱のためのカンタータ。

CLAVES (瑞) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲 ホ短調 (1946)
ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番 (1982)
アストリグ・シラノシアン(Vc)
アダム・コレチェク指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
 録音:2017年8月、ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ、ポーランド放送、ワルシャワ。 アストリグ・シラノシアンは、1988年リヨン生まれのアルメニア系女性チェロ奏者。8歳でリヨン音楽院に入学を許され、その後バーゼル高等音楽大学でイヴァン・モニゲッティに就いて腕を磨きた。2013年に行われた第2回ペンデレツキ国際チェロ・コンクールで優勝して注目された。フォーレ、プーランクのソナタを収録したアルバム(50-1604)に次ぐシラノシアンの第2弾はオーケストラとの共演。彼女の出自を明示したハチャトゥリヤンの協奏曲と、コンクール本選の課題曲でもあったペンデレツキの第2番という彼女のこれまでの人生を描いたアルバムとなっている。ハチャトゥリヤンは最初グネシン音楽学校でチェロを学び、最初の作曲もチェロ小品だったが、チェロ協奏曲を手掛けたのはピアノやヴァイオリンの協奏曲よりずっと後の1946年。前2作に比べるとポピュラリティが下がるが、楽器の機能と魅力を熟知していただけありきわめて雄弁。エキゾチックなアルメニア色に酔わされる。ペンデレツキの2番は1982年の作で、BPO創立百年とロストロポーヴィチに捧げられた。単一楽章ながら演奏時間36分の大曲で、トーンクラスターや弦のグリッサンドが多用され、ペンデレツキならではの音世界を作っている。
バルトークとバロック
 バルトーク(1881-1945):ミクロコスモス BB.105, Sz.107 より
  Nos.122, 125, 116, 79, 117, 145a, 145b, 139, 85-87, 120, 126, 128, 130, 138, 140, 149-151, 153, 146

 *曲間に以下の作品を挿入
  J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第2番 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.847
  F.クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集第3巻〜第18組曲
  D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ホ長調 K.162

 ヘルガ・ヴァーラディ(Cemb)
 録音:2016年9月12日-14日、ヌーシャテル歴史美術館。 ブダペストで研鑽を積んだチェンバロ奏者、ヘルガ・ヴァーラディがバルトークのミクロコスモス(抜粋)とバッハ、クープラン、スカルラッティの作品を収録した。まるでひとつの組曲のように構成している。なお、バルトークの次男ペーテル(ミクロコスモス第1& 2巻を献呈されている)は、ヴァーラディのこの精緻な演奏に感銘を受けているとのこと。

THE CHOIR OF KING'S COLLEGE (英) 1枚あたり¥2200(税抜¥2000)

 500年以上の歴史を誇るイギリスの名門合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の自主レーベル。中世聖歌から近現代の合唱曲にいたる幅広いレパートリーを持つ合唱団ならではの多彩なプログラムを、世界から絶賛を浴びる煌びやかな歌声と共に発信する。SACDも同一の価格。
ウィリアム・バード(1543?-1623):モテット集
 [待降節] Rorate coeli / Vigilate / [聖燭祭] Hodie beata Virgo / Alleluia - Senex puerum
 [四旬節] Ne irascaris / Civitas sancti tui / [イースター] Terra tremuit / Haec dies
 [昇天祭] Tollite portas / Alleluia – Ascendit Deus – Dominus in Sina
 [ペンテコステ] Factus est repente / Non vos relinquam orphanos
 [三位一体] O lux beata Trinitas / Laudibus in sanctis
 [聖体の祝日] Ave verum Corpus / Sacerdotes Domini
 [諸聖人の日] Iustorum animae / O quam gloriosum / [聖母マリア] Ave Maria

 スティーヴン・クロウバリー指揮ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho.
 録音:2017年1月、4月、6月、キングズ・カレッジ聖堂、ケンブリッジ。 ルネサンス期のイギリスを代表する作曲家、ウィリアム・バードのモテットを、イギリスの名門中の名門、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の演奏で。バードが書いたミサ曲を、キリスト教の様々な祝日の暦に沿ったかたちで収録されている。合唱団の技量、聖堂の響きの素晴らしさにあらためて感じ入る1枚。

CONTINUO CLASSICS (仏) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2013年に立ち上げられたフランスのレーベル。室内楽を中心としたレパートリー。イタリアの CONTINUO RECORDS とは無関係。旧譜はこちらから
古代のメダル
 ルクレール:トリオ・ソナタ Op.13 No.2 / ボワデッフル:セレナーデ Op.85 / キュイ:5つの小品 Op.56
 ゴベール:古代のメダル / イベール:2つの間奏曲 / ラボー:アンダンテとスケルツェット Op.8

 トリオ・スリーズ
  [杉山ゆうこ(Fl) ルッジェーロ・カプラニコ(Vn) ラファエル・エプステイン(P)]
 録音:2017年6月19日-20日、ムードン。 フルート、ヴァイオリン、ピアノの三重奏は低音楽器を欠くため意外にレパートリーが少ないものの、隠れた名品がある。2018年没後百年にあたるロシア五人組のキュイをはじめ、名フルート奏者ゴーベール、フランスのイベールやラボーなどがオシャレで美しいオリジナル作品を残していた。トリオ・スリーズ(さくらんぼ)はフランス、イタリア、日本の音楽家で結成された珍しいアンサンブル。演奏活動のかたわらそれぞれ教育家でもあり、高水準の演奏を聴かせてくれる。

エストニア・レコード・プロダクション 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 エストニア・レコード・プロダクション [ESTONIAN RECORD PRODUCTION] は、エストニアの作曲家ペーテル・ヴェヒと音楽プロデューサーであるティーナ・ヨキネンが創設したエストニアを代表する独立系レーベル。
 ご案内済旧譜はこちらから
エルサレム(中世音楽集)
 Palänstinalied / Deus miserere / Polorum regina / Winder wie ist nu dein kraft / La quinte estampie real /
 Como poden per sas culpas / Ow? dirre sumerzît / Stella splendens / Chanconeta Tedescha /
 Lammabada / Kharwat habibi / Istampitta La Belicha / Uri tsafon / Adonhaselihot /
 Az yashir Moshe / Samaitani chalaitani / Reyah hadas / Ma navu al heharim / Lecha dodi / Ani tsame

 アンドレス・ムストネン指揮ホルトゥス・ムジクス
 録音:2017年。 オリエンタルな香りのする中世音楽集。ユニゾンの雄々しい聖歌にアラブ的な抑揚の管楽器や弦楽器が付き添い不思議な効果を上げる曲、小気味良い太鼓がポコポコとリズムを刻む曲、重唱で歌われるクセの強い和声が部分的に現代的な美しいコードになってしまう曲など、聴いて楽しい音楽が並んでいる。

FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
アイアランド:ピアノ協奏曲 変ホ長調(*) /チェロ・ソナタ ト短調(#)
カゼッラ:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 Op.56

 アンナローザ・タッデイ(P;*) アルフレード・カゼッラ指揮 RAI so.(*)
 アントニ・サラ(Vc;#) ジョン・アイアランド(P;#)
 トリオ・イタリアーノ(+)[アルフレード・カゼッラ(P)
                アルベルト・ポルトロニエーリ(Vn) アルトゥーロ・ボヌッチ(Vc)]

 セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストンso.(+)
 録音:1946年3月15日、放送用ライヴ(*) /1928年10月25日、セッション(#) /1936年2月22日、(放送用ライヴ(+) 。 かなり古い録音も入っているが、何とアイアランドやカゼッラが自作を演奏している。作曲当時の雰囲気を味わえる貴重な音源。アイアランドのピアノ協奏曲でソロを弾くアンナローザ・タッデイは1918年生まれのピアニストでコルトーの弟子。この録音はイタリア初演を収めたもので指揮がカゼッラなのも注目。またカゼッラの三重協奏曲はベートーヴェンのそれと同じ編成の独奏群で、ピアノをカゼッラ本人が務めている。
 #2018年4月下旬以降発売予定。
メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35 より Nos.1-3, 6
バーンスタイン: Touches / マイケル・ブラウン:チャントとフーガ/ Thoughts
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35
 マイケル・ブラウン(P)
 録音:2016年10月24-30日。 ピアニスト兼作曲家として活躍するニューヨーカー、マイケル・ブラウンによるアルバム。自分と同様にピアノの名手としても知られるクラシックの作曲家を並べ、さらに自作曲も収録。変奏曲やフーガの形式をとる作品が並び統一感のある構成になっている。
 #2018年4月下旬以降発売予定。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
グリンカ:歌曲集(全22曲)
 竪琴に寄せて/眠りのうちにも/恋人よ、覚えていておくれ/ああダフニス、この魂を/心を突き刺される思い/
 私は素晴らしい瞬間を覚えている/何故だか言って/哀れな歌い手/ひばり/私の心に燃える憧れの炎/
 お前といることは何と甘美なことか/セレナード/ヴァネツィアの夜/秋の夜/ああ夜よ、お前は/真夜中の閲兵/
 心が痛むと言わないで/疑惑/告白/勝利者/メーリ/むだに誘いをかけないで

 ユリヤ・スクマノワ(S) エレーナ・スクマノワ(P)
 グリンカといえば「ルスランとリュドミラ」序曲ばかりが有名だが、「ロシア音楽の父」とみなされ、ショスタコーヴィチやプロコフィエフら20世紀ソ連の作曲家たちからも崇拝される存在だった。それはロシア音楽のエッセンスをすべて含み、たゆまずして湧き出る自然なメロディが後輩たちの羨望となった。そのグリンカの魅力をもっとも表しているのが歌曲。いずれもロシア的な美しいメロディに満ち、なんともいえない余韻を作り出している。ユリヤとエレーナ・スクマノワ姉妹はロシア出身で現在ドイツを本拠に活躍している。ヘンスラー・レーベルはラフマニノフ歌曲集(HC-16024)に次ぐ第2弾。誰にも真似のできない世界を醸しだしている。

MAGGIO LIVE (伊) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 フィレンツェ五月音楽祭の自主レーベル。
MAGGIO-022
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初回プレス
限定盤
リヒテル&ムーティ、初出あり〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 〔第24番 ハ短調 K.491 (*) /第27番 変ロ長調 K.595 [全曲(#) /第3楽章 アレグロ(+) ]
 スヴャトスラフ・リヒテル(P) リッカルド・ムーティ指揮フィレンツェ五月音楽祭o.
 録音:1971年11月20日〔既出盤の表記は1971年11月21日-22日〕(*)、1976年12月4日〔ディスコグラフィでの表記は1976年12月5日〕(#/+)、すべてフィレンツェ・コムナーレ劇場、ライヴ、モノラル(*/#/+)。(+)はアンコール。 (#/+)は初出音源。既出CD: Memories [ITALY], HR 4218 (*) 〔廃盤、入手不能〕 『とんでもない音源が発見されました。リヒテルとムーティがフィレンツェ五月音楽祭で共演したモーツァルトのピアノ協奏曲2篇。このうち24番は海賊盤で出たことがありますが、27番は完全初出。』『リヒテルとムーティは、1972年8月にウィーン・フィルとシューマンの協奏曲のライヴ、フィルハーモニア管弦楽団と77年にベートーヴェンの3番、79年にモーツァルトの22番をセッションで録音していて、いずれも名盤の誉れ高いものとなっています。それに勝るとも劣らぬ出来の新たな2篇が加わりました。』『★ムーティは26歳だった1967年にリヒテルと初めて会いますが、若いムーティは巨匠リヒテルとの共演に気後れして、「私のような者で良いのでしょうか」とリヒテルに訊いたといわれます。そこでリヒテルはモーツァルトの15番とブリテンのピアノ協奏曲の2台ピアノ版をムーティと弾き、「あなたがピアノを弾いたように指揮するなら素晴らしい音楽家だ。共演しましょう」と言われたとされます。翌68年のムーティの結婚式には主賓として出席したといわれます。そうした関係もあり、ムーティの指揮も真剣勝負の凄みにあふれ、24番などオペラのような劇的な音楽作りに引き込まれます。』『録音はモノラルながら明瞭。ピアノ協奏曲第27番は典型的な「ノッている時のリヒテル」で、あくまでも落ち着いたテンポと麗妙なタッチ、歌心などまさに入魂の神業。聴衆の熱狂に応えてアンコールに第3楽章を繰り返すほど。もちろんそれも収録されています。』
 『★当アルバムは権利上の問題により初回プレスのみの限定生産となります。再入荷は極めて難しくなると思われます。お買い逃しないようにお願いいたします。』と代理店からアナウンスされています。
 #2018年5月上旬以降発売予定。

NAIVE 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
NAÏVE CLASSICS
ヒンデミット(1895-1963):
 交響曲「画家マティス」(*) /ウェーバーの主題による交響的変容(#) /
 弦楽オーケストラのための5つの小品 Op.44 No.4 (+) /組曲「1922年」 Op.26 〜第5曲「ラグタイム」(#)

 パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送so.
 録音:2010年10月27日-29日(#)、2011年6月30日-7月1日(+)、2013年1月28日-2月1日(*)、すべてフランクフルト、ライヴ。 『私はヒンデミットの音楽を以前から崇拝しておりました。あまり演奏される機会がないことが不幸だと思っています。ヒンデミットは自身の声を持った20世紀の巨人であります。このCDで、彼のアイコンともいえる「ウェーバーの主題による交響的変容」と「画家マティス」、そして演奏機会はより少ないものの素晴らしい作品である「ラグタイム」と「弦楽オーケストラのための5つの小品」をお届けします。この素晴らしい音楽をより多くの方々に知って頂くことは私の願いでした。そして、ヒンデミット賞を頂いたことは大きな誇りとなりました。この録音が、この偉大な作曲家のユニークな声にさらなる注目が集まるきっかけとなることを願っています』(パーヴォ・ヤルヴィ)
SOMBRAS 〜アルベルト・ポサダス(1967-):
 弦楽四重奏のための「 Elogio de la sombra 」(2012) /ソプラノとヴィオラのための「 Transito I 」(2012) /
 弦楽四重奏とソプラノのための「 La tentacion de las sombras 」(テキスト:エミール・チョラン)(2011) /
 ソプラノとクラリネットのための「 Transito II 」(2012) /
 弦楽四重奏とバス・クラリネットのための「 Del reflejo de la sombra 」(2010)

 ディオティマSQ サラ・マリア・サン(S) カルル・ロスマン(Cl)
 録音:2014年2月16日-19日、ケルン、ドイツ。 幅広いレパートリーを探求し続けるディオティマ弦楽四重奏団による最新盤は、スペインの作曲家、アルベルト・ポサダスの作品集。ポサダスはスペイン生まれ。フランシスコ・ゲレーロ・マリンに師事し、クセナキスの影響も大きく受けた作曲家。2013年の武生音楽祭にも来日しているほか、世界各地で音楽祭の講師として招かれている。聴いていて歯が痛くなるような瞬間があるかと思えば、時に雅楽を思わせるような雰囲気になるなど、変幻自在、そして奏者には超絶技巧を要求する作風。クラリネットとソプラノのための「Transito II」ではクラリネットと声の境目がわかりにくく、無重力世界のようだ。全体を通して、光と影のコントラストが浮かび上がる1枚となっている。
 #2019年6月追記:当盤は国内代理店新譜未入荷のまま、同代理店での扱いが中止となりました。当店では海外からのお取り寄せを続けていますが、レーベルで製造中止の扱いと考えられるため徐々に入手できなくなります。ご注文時に入手不能となっていた場合はご容赦ください。
ブラームス(1833-1897)/シェーンベルク編曲:
 ピアノ四重奏曲第1番 Op.25 (管弦楽版)(arr.1937) (*)
ヴェーベルン(1883-1945)/ジェラード・シュワルツ編曲:
 弦楽四重奏のための緩徐楽章(弦楽オーケストラ版)(1905/arr.1995)
J.S.バッハ/ヴェーベルン編曲:
 音楽の捧げもの BWV.1079 〜6声のリチェルカーレ」(管弦楽版)(arr.1934-35)
  パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送so.
 録音:2007年6月14日-15日(*)、2010年7月2日-3日(*以外)、すべてフランクフルト、ライヴ。 偉大なクラシック作品を、後世の作曲家が編曲したプログラムでの登場。シェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲は、よく歌う弦、そしてダイナミックな管とオーケストラの魅力満載。パーヴォ率いるフランクフルト放送so. も熱く燃えた演奏を展開している。ヴェーベルンの緩徐楽章は後期ロマンティックの爛熟感たっぷりの作品だが、アメリカの作曲家シュワルツによる編曲でよりダイナミックにたのしむことが出来る。ヴェーベルン編曲のバッハは、管楽器も大活躍で、まったく違う作品のように聴こえる。パーヴォ率いるフランクフルト放送so.の重厚感と熱さを満喫できる1枚。
さあ、踊りませんか? [alor, on danse?]
 フォルクレ:3つのヴィオール組曲〜アルマンド / ヘンデル:チェンバロ組曲 ニ短調 HWV.437 〜クーラント
 D.スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ ニ短調 K.64 〜ガヴォット
 F.クープラン:諸国の人々「神聖ローマ帝国の人々」〜ブレ / ラモー:組曲 イ短調〜サラバンド
 パーセル:20の鍵盤のための作品集〜第13番 メヌエット
 J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV.816 〜ジーグ
 サティ: Crossed-up Dances より〔第1番 Give it a good look /第2番 Go on /第3番 Again 〕
 ドビュッシー:スティリー風タランテラ / バルトーク:ルーマニア民俗舞曲より / ボロディン:だったん人の踊り
 ファリャ:火祭りの踊り / タシュジャン(1974-): Narnchygaer(委嘱作品、世界初演)

  トリオ SR 9
 録音:2017年9月11日-15日。 フランスのマリンバ・トリオ、SR9による、舞曲集の登場。バロック時代の組曲の舞曲から、バルトーク、さらには1974年生まれのタシュジャンによる委嘱作品の世界初録音まで、様々な作品がならぶ。超絶技巧に圧倒されるとともに、マリンバの音色の多様さに驚かされる。低音のまろやかな響きはほっこりとして、とても心地よく響く。マリンバ3台によるアンサンブル三重奏曲SR9は、2010年に結成された。

WAON RECORDS 価格帯B:1枚あたり:¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
WAONCD-340
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(HQCD)
価格帯:B
ひとひらの水彩」〜松原智美、クラシックアコーディオン
 デオダ・ド・セヴラック:「休暇の日々から」第1集 / エルッキ・メラルティン:蝶のワルツ Op.22 No.17
 モーツァルト」:グラスハーモニカのためのアダージョ K.356 /「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲 K.265
 シベリウス:練習曲 Op.76 No.2 /ポプラ Op.75 No.3 / 細川俊夫:メロディア / グリーグ:夏の夕べ Op.71 No.2

 松原智美(アコーディオン|使用楽器: PIGINI-Sirius
 録音:2017年9月20日-22日、エブノ泉の森ホール(小)。 『選曲した作品たちは、細川俊夫のメロディアを除けば全てピアノ作品だ。モーツァルト、セヴラック、シベリウスとメラルティン、そしてグリーグ。決して派手ではないが、じんわりと温かいこれらの作品を練習しているうちに、ある日「水彩画---inWatercolors」という言葉が浮かんだ。アコーディオンは蛇腹から送った風でリードを振動させて発音する。風を送り続ける限り、音は鳴り続け、その間に音量を変化させたり、ヴィブラートをかけたりすることもできるが、しかし打鍵によって発音するピアノの音のような芯はない。音に芯が無いため、モーツァルトやセヴラックの作品には非常に苦労したのだが、その芯の無さゆえに水彩画のようなやさしいタッチで表現することが出来ると気づいた。水彩画は、そのタッチの柔らかさと透明感が魅力である。このアルバムを、そんな一枚の水彩画のように味わっていただければ・・・と願っている。』(松原智美/ライナーノートより)
 日本には数少ないクラシックアコーディオン奏者、松原智美のソロ・アルバム。6オクターブに及ぶ音域と数種の音色を持つ左右ともにボタン式鍵盤の楽器で奏でる世界の名曲集。クラシックアコーディオンの奏者は日本ではまだ数が少ないが、ヨーロッパおよびアジアの音楽大学では専攻科もあり、専門の奏者も数多くいる。松原智美は、大阪に生まれ、8歳からアコーディオンに親しみ、高校卒業後、渡仏し、パリ市立音楽院を経て、フォルクヴァング芸術大学(ドイツ)・アコーディオン科芸術家コースを修了している。マックス・ボネ、御喜美江に師事している。セヴラックの「休暇の日々から」第1集の全8曲(ピアノ曲)はどれも懐かしさと優しさに満ちた音楽。モーツァルトの「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)では超絶技巧に圧倒される。細川俊夫がユン・イサンに学んでいるときに書かれた「メロディア」は、本ディスクで唯一のアコーディオンのためのオリジナル作品だが、雅楽のような、静謐の世界から生まれる笙を思わせる作品。

WIGMORE HALL LIVE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 ロンドンの室内楽/リサイタル向けホールとして世界中から愛されているウィグモア・ホールが立ち上げた自主制作レーベル。コンサート・ホールでの興奮をダイレクトに伝えるライヴ・レコーディング。
 旧譜はこちらから(ただし、初期の盤には廃盤が増えています)。
イアン・ボストリッジ〜シューベルト:歌曲集 Vol.4
 悲しみ D.722 /竪琴に寄す D.737 /海の静けさ D.216 /小人 D.771 /湖のほとりで D.746 /湖上にて D.543 /
 夜と夢 D.827 /森で D.738 /ミニョンに D.161 /ミューズの子 D.764 魔王 D.328 /最初の喪失 D.226 /
 去っていった人に D.765 /月に寄せて D.259 /ガニューメト D.544 /川のほとりで D.766 /恋人の傍 D.162 /
 月に寄せて D.296 /歓迎と別れ D.767 /夜の歌 D.119 /さすらい人の夜の歌 II D.768 /恋する者の様々な姿 D.558

 イアン・ボストリッジ(T) ジュリアス・ドレイク(P)
 録音:2014年9月16日(下記代理店コメントでは2013年と記載されている)、ウィグモア・ホール、ロンドン、ライヴ。 英国出身の名テノール、イアン・ボストリッジ。知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手。このアルバムは、2013年9月にロンドンのウィグモア・ホールで行われたシューベルト・チクルス第4弾。ボストリッジは1995年のウィグモア・ホールでの初リサイタル以降チケットはいつも完売という人気ぶり。ピアノは彼が全幅の信頼を寄せるジュリアス・ドレイク。聴き手をのみ込むような内に秘めた激情で、いっきに歌い上げる。ボストリッジの理知的な歌唱、澄み渡る高音域の響き、そしてシューベルトの心理描写を巧みに描いている。ドレイクは、澄み渡る美しいピアノの音色がすっと心に響く名伴奏。

CPO (独) 〔超速報版〕 価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
        価格帯C[ハイブリッドSACD/LP]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 「〜の第○集」というような表記は基本的に国内代理店の記載によりますが、何故か誤っている場合がかなり見受けられますので、御了承のほどお願い致します。旧譜はこちらから
イタリアのマンドリンとヴァイオリン
 ヴィヴァルディ:マンドリンと独奏、2台のヴァイオリン、他の楽器のための協奏曲 ロ長調 RV.548 (764) /
        マンドリン、ヴァイオリン、チェロとリュートのためのトリオ ハ長調 RV.823 /トリオ ト短調 RV.854
 カルロ・アッリゴーニ(1697-1744):トリオ ホ短調/マンドリン、2台のヴァイオリン、他楽器のための協奏曲 ハ長調
 ラニエーリ・カッポーニ(生没年不詳):ソナタ第8番 ホ短調
 ハッセ(1699-1783):2台のヴァイオリン、チェロとリュートのための協奏曲 ト長調

 イル・カンティーノ
  [アンナ・トルゲ(マンドリン)指揮 平崎真弓(Vn)指揮 竹内潮生、イヴェス・ユティエル(Vn)
   ザンディ・ヴァン・ディーク(Va) ヨハネス・レシャー(Vc) ミヒャエル・フライムート(リュート)]
 録音:2015年12月5日-8日、室内音楽ザール、 Deutschlandfunk 。
テレマン:管楽器のための序曲集 Vol.1
 序曲 ヘ長調 TWV.44: 16 /5つの楽器のための協奏曲 ニ長調 TWV.44: 2 /序曲 ヘ長調 TWV.44: 8 /
 5つの楽器のための協奏曲 ニ長調 TWV.44: 14 /序曲 ヘ長調 TWV.44: 10

 カリン・ファン・へールデン指揮オルフェオ管楽アンサンブル
 録音:2016年4月4日-17日。
アンリ・マルトー(1874-1934):弦楽四重奏曲全集 Vol.1
 弦楽四重奏曲第2番 Op.95 No.1 /ソプラノと弦楽四重奏のための8つの歌曲集 Op.19b
  カリーヌ・デエ(S) イサシSQ
 録音:2017年6月19日-20日、ノイマルクト。
イエスの苦しみ〜クリストフ・グラウプナー(1683-1760):受難カンタータ集 Vol.2
 Das Leiden Jesu von seinen Freunden GWV 1122/412 /
 Die Gesegnete Vollendung der Leiden Jesu, GWV 1127/413 / Die Schmahliche Verspottung GWV 1170/41

 エクス・テンポーレ
  [アンネリース・フォン・グラムベーレン(S) ヤーナ・ピーテルス(Ms)
   マルニクス・デ・カート(A) ローター・ブルム(T) ドミニク・ヴェルナー(B)]

 フローリアン・ハイアリック指揮マンハイム・ホーフカペレ
 録音:2017年3月16日、 Miry Konzertsaal, Musikhochschule Gent 、ライヴ。
ヘンデル:ヨハネ受難曲/「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」によるコラールカンタータ
 ラ・カペラ・ドゥカーレ
  [ウルリケ・ホフバウアー、イナ・ジードラチェク(S) アレクサンダー・シュナイダー、
   ダヴィッド・エルラー(CT) ハンス・イェルク・マンメル、トビアス・フンガー(T)
   ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ、マティアス・フィーヴェグ(Br)]

 ローランド・ウィルソン指揮ムジカ・フィアタ
 録音:2017年5月28日-30日、 Erzengel-Michael-Kirche 、ケルン。
メンデルスゾーン
 ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調/
 ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調
  レーナ・ノイダウアー(Vn) マティアス・キルシュネライト(P)
  ティモ・ハントシュー指揮南西ドイツ・プフォルツハイム室内o.
 録音:2017年8月20-31日、9月13日-14日。
エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735-1792):
 受難オラトリオ「イエス、あなたの受難を私は思い出す」
  ハンナ・ヘアフルトナー(S) マリアン・ディ-クフイゼン(Ms)
  ゲオルク・ポップルッツ(T) マウロ・ボルジョーニ(B)
  マイケル・アレクザンダー・ウィレンズ指揮ケルン・アカデミー
 録音 2017年11月16日-19日|世界初録音。

BR KLASSIK [含映像商品] 特記以外
 価格帯記載無し1枚あたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯D[DVD]:1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

 旧譜はこちらから
En travesti 〜アンナ・ボニタティブス、ソプラノ〔代理店記載ママ〕・アリア集
 「ラダミスト」「ファルナーチェ」「フィガロの結婚」「タンクレディ」「カプレーティとモンテッキ」
 「ユグノー教徒」「ロアンのマリア」「オルフェオとエウリディーチェ」「ホフマン物語」
 「友人フリッツ」「マノン・レスコー」「シェルバン」「ばらの騎士」「子供と魔法」より

 アンナ・ボニタティブス(Ms) ムルニ・スウェチャ、シャルロッテ・デッペ、
 ミランダ・キーズ(S) カロリーナ・グローセ・ダレルマン、ガブリエラ・メールレ(Ms)

 コッラード・ロヴァリス指揮ミュンヘン放送o.
 録音:2016年7月1日-2日、4日-6日。
900323
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(2CD)
ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」
 マリーナ・レベカ(S) コリンナ・ショイルレ、ユディット・クタージ(Ms) イヴァン・マグリ(T)
 ジョルジュ・ペテアン(Br) マルコ・ミミカ、アンテ・イェルクニカ(B) ベルンハルト・シュナイダー(T)

 イヴァン・レプシッチ指揮ミュンヘン放送o. ハワード・アーマン合唱指揮バイエルン放送cho.
 録音:2017年9月22日-24日、 Prinzregententheater 、ミュンヘン、ライヴ。
900714
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(11CD)
4CD価格
マーラー:名演集〜交響曲〔第1番−第9番〕
 ヤニック・ネゼ=セガン指揮、マリス・ヤンソンス指揮、
 ベルナルド・ハイティンク指揮、ダニエル・ハーティング指揮バイエルン放送so./他
900915
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(4CD)
幸福への意志〜イェルク・ハントシュタインによる「音で聴くチャイコフスキーの伝記」

DIVINE ART (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 なお、CD-R 製版品が含まれる可能性があり、プレス盤の指定はお受けできません。旧譜はこちらから
OWL NIGHT 〜カーソン・クーマン:
 オルガン作品集 Vol.7
エリック・サイモンズ(Org)
アルチョーモフ(1940-):
 バレエ音楽「信仰義認 [Sola Fide]
  (トルストイ「苦悩の中を行く」からの情景)(1987) より(*)
    〔第3組曲「カティア」/第4組曲「恐怖の日々」〕/
 管弦楽のための協奏曲「Tempo Costante」(1970) (#)
 イーナ・ポリャンスカヤ(S;*) エルミラ・クグシェワ(Ms;*) アレクセイ・マルティノフ(T;*)
 ミハイル・ランスコイ(Br;*) オレグ・ヤンチェコ(Org;*) カウナス国立cho.(*)

 ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワpo.(*)
 ムラード・アナマメドフ指揮モスクワ室内o.「ムジカ・ヴィーヴァ」(#)
 録音:1988年(*)、1994年(#)、モスクワ。
ナン・シュワルツ&ブレントン・ブロードストック:管弦楽作品集
 ケヴィン・パーセル指揮シンクロン・ステージo.、ブラチスラヴァ・スタジオso.
Shropshire Lads 〜
 A. E. ホースマンの詩による歌曲集
スティーヴン・フォークス(Br)
デイヴィッド・ベドノール(P)
Songs of Dorset 〜近代イギリス歌曲集 スティーヴン・フォークス(Br)
コリン・ハント(P)
パナヨティス・デモプーロス、ピアノ・リサイタル
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
 デモプーロス(1977-):ピアノのための「別れ」(2004)
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
パナヨティス・
 デモプーロス(P)
 録音:2005年7月20日-21日、 Sir Jack Lyons Concert Hall, Music Department of The University of York,
Innovations 〜ピアノと打楽器のための作品集
 チャールズ・カミーレリ(1931-2009):2台のピアノと打楽器のための協奏曲(2005)
 ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ音楽「春の祭典」(1947/2台ピアノ版)
 バルトーク(1881-1945):2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110 (1937)
  キャスリーン・ページ、マレイ・マクラクラン(P)
  ヘザー・コルベット、スティーヴン・バーク(Perc)
 録音:2005年9月1日、2006年1月28日、 Whiteley Hall, Chetham's School of Music, Manchester, England.

DORIAN SONO LUMINUS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 # BD オーディオ盤仕様: 5.1 or 5.0 DTS HD MA 24/192Khz | 9.1 or 7.1 or 7.0 DTS HD MA 24/96Khz | 2.0 LPCM 24/192Khz(すべて再生環境が必要です)。
 ご案内済旧譜はこちらから
DSL-92109
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(6CD)
マータ&ダラス響、名演集
 エドゥアルド・マータ指揮ダラスso.
DSL-90914
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(6CD)
Lat in America Alive
 エドゥアルド・マータ指揮ベネズエラ・シモン・ボリバルso.

GRAND PIANO (香港?) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012年に発足したレーベル。発売元は、一時の NAXOS と同じ HNH INTERNATIONAL 名義となっている。世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程新譜がリリースされる予定。
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):ピアノ・ソナタ全集 Vol.12
 〔第47番 変ホ長調 P.XII: 42 /第48番 変ロ長調 P.XII: 43 /第49番 イ長調 P.XII: 44 /第50番 ホ短調 P.XII: 45 〕

 ケンプ・イングリッシュ(Fp/Cemb)
 録音:2013年4月9日-13日。世界初録音。
アルメイダ・プラド:「カルタス・セレステス」全集 Vol.4
 〔第13番(2001) /第16番「不思議な動物たち」(2010) /
  第17番「エジプトとギリシャの天体」(2010) /第18番「マクナイーマの空」(2010) 〕

 アレイソン・スコペル(P)
 録音:2017年2月14日-15日。世界初録音。
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):ピアノ作品集
 「 LIGHT MY FIRE 」による変奏曲(1970) / PLAY PIANO PLAY 「祐子への10の小品」(1971) /
 前奏曲とフーガ(1965) /ソナチネ(1967) /リコへ(1974) /パウルへ(1974)

 マーティン・デイヴィッド・ジョーンズ(P)
 録音:2015年7月27日、Recital Hall, University of South Carolina, US 。

METIER (英) 〔含映像商品〕 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
SONIC FICTIONS 〜ジョシュア・ファインバーグ(1969-):
 バス・クラリネット、ファゴットとチェロのための「 L'abime 」(2015-16)
  [タレア・アンサンブル/2017年2月21日、Oktaven Audio, Yonkers, New York, US ]/
 アコーディオンのための「 just as much entangled with other matter 」(2013)
  [パスカル・コンテット(アコーディオン)/2016年1月9日、La Muse en Circuit, Alfortville, France ]/
 弦楽四重奏とエレクトロニクスのための「 La Quintina 」(2011-12)
  [アルディッティSQ /2016年10月16日、2017年10月4日-6日、SWR Experimentalstudio, Freiburg, Germany ]/
 ピアノと室内アンサンブルのための「 Objets trouves 」(2008-09)
  [アルジェント室内アンサンブル/2016年5月20日、Systems Two Recording Studio, Brooklyn, New York, US ]
Soft Light 〜ベイジル・アタナシアディス(1970-):
 笙とヴァイオリンのための「To the Touch」/女声と笙のための「Air Still」/
 ヴァイオリン、ソプラノとサクソフォンのための「For the Ice II」/
 アルト・フルートのための「Pale Views」/女声、ヴァイオリンとピアノのための「The Cat in Love」/
 ピアノのための「Dream of a Butterfly III」/女声、フルートとピアノのための「Soft Light」

    Shonorities 〔アンサンブル〕
 録音:2017年2月17日、2017年9月13日、2018年1月7日。

ORCHID CLASSICS 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 イギリスのヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーによって2005年に設立されたレーベル。ロイヤル・フィルの自主製作盤( RPO 記号 で始まるもの)も含む。
 旧譜はこちらから
7弦のバッハ〜J.S.バッハ:リュート組曲集
 〔第1番 ホ短調 BWV.996 /第4番 ホ長調 BWV.1006a 〕
マイケル・ポール(G)
 録音:2017年5月11日-12日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン、 UK 。

ORFEO 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
C944182
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(2CD+DVD)
2CD価格
フランチェスコ・ピエモンテージ、リストを弾く
 [CD] 巡礼の年第1年「スイス」S.160 /伝説第2番「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」S.175 No.2
 [DVD] ドキュメンタリー映像『巡礼の年第1年「スイス」』(監督:ブリュノ・モンサンジョン)

 フランチェスコ・ピエモンテージ(P)
 録音:2017年1月。
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
イェルク・ヴィトマン(1973-):
 弦楽六重奏のための“180 beats per minute "(1993) /クラリネット独奏のための幻想曲

 イェルク・ヴィトマン(Cl)指揮アイルランド室内o.
 録音:2014年、2015年、2017年。

ORFEO D’OR 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
C930182DR
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(2CD)
ゴットフリート・フォン・アイネム(1918-1996):歌劇「老婦人の訪問」
 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ハインツ・ツェドニク(T)
 エーベルハルト・ヴェヒター(Br) ハンス・バイラー(T)
 マンフレート・ユングヴィルト(B)
ハンス・ホッター(B−Br)
 ホルスト・シュタイン指揮/ウィーン国立歌劇場o. & cho.
 録音:1971年5月23日、ウィーン国立歌劇場、初演時ライヴ、ステレオ。既出・初出: Amadeo [CD/LP] 。

RESONUS CLASSICS (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2011年にロンドンで設立されたレーベル。既に約80タイトルをリリースしているが、当初はダウンロード販売のみであったためか、2017年6月現在のCDリリースは55タイトル。旧譜はこちらから
モーツァルトピアノ・デュエット集 Vol.2
 モーツァルト:ソナタ〔ヘ長調 K.497 /ハ長調 K19d 〕/
        アレグロとアンダンテ ト長調 K.357(ロバート.D.レヴィン補筆完成版)
 クレメンティ(1752-1832):ソナタ 変ホ長調 Op.14 No.3 (オリジナル版)(#)
 ジュリアン・パーキンス、エマ・アッバーテ(P|使用楽器:
    ミヒャエル・ローゼンベルガー、ウィーン、グランド・フォルテピアノ、1800年頃製(#以外)/
    クレメンティ & Co 、ロンドン、スクエア・ピアノ、1820年頃製(#)
 録音:2017年2月24日-25日、 The Barn, Willards Farm, Dunsfold 。
Polyphonia in excelsis〜クラウディオ・ダッラルベロ(20世紀-):宗教的作品集
 In medio ecclesiae / Parvulus filius /マニフィカト(8声)/ Non corruptibilibus / Missa'De Angelis /
 Trittico di Cantabrigia (*) / Psallite Domino / Fuga Francescana / Oratio in Festo S. Caroli

 デイヴィッド・スキナー指揮ケンブリッジ・シドニー・サセックス・カレッジcho.(*以外)
 ジム・クーパー、ローレンス・カーデン、スティーヴン・ファー(Org)
 録音:2016年-2017年。
RES-10178
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(3CD)
ケネス・レイトン(1929-1988):オルガン作品全集
  スティーヴン・ファー(Org/Cemb) ジョン・バット(Org)
  クロエ・ハンスリップ(Vn) ニッキー・スペンス(T)
 録音:2013年-2016年。

SOLO MUSICA (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 クラシックを中心とし、クロスオーヴァー、ジャズのアイテムも発売するレーベル。旧譜はこちらから
ブルックナー:弦楽四重奏曲(管弦楽版)
マーラー:交響曲第10番〜アダージョ
ペーター・シュタンゲル指揮
タッシェンpo.
ETP-010
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(6CD)
3CD価格
ベートーヴェン交響曲全集 ペーター・シュタンゲル指揮
タッシェンpo.

TOCCATA CLASSICS 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
フリードリヒ・ドッツァウアー(1783-1860):フルート&オーボエ四重奏曲集
 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲第3番 ホ長調 Op.57 (1822) /
 オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ヘ長調 Op.37 (1815) /
 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 イ短調 Op.38 (1816)

 アンサンブル・ピラミッド
 録音:2017年7月4日-6日、 Church of Marthalen, Switzerland |初録音。
ハンス・ガル(1890-1987):室内楽作品集 Vol.3
 ピアノ四重奏曲 変ロ長調 Op.13 (1914) /
 ヴァイオリンとピアノのための
  3つのソナチネ Op.71 (1956) /
 ソナチネ ヘ長調(1934)
カタリン・ケルテシュ(Vn)
ニコラ・ブレイキー(Va)
クレッシダ・ナッシュ(Vc)
サラ・ベス・ブリッグズ(P)
 録音:2017年4月19日-22日、Johnson Hall, Millfeld School, Somerset |初録音。
オルランド・ハシント・ガルシア(1954-):管弦楽作品集 Vol.2
 a rising tide (2014) / from darkness to luminosity (2015) /
 the distant wind II (2013) / of wind, sea and light (2016)
  ジェニファー・チョイ(Vn) クリスティーナ・バルデス(P)
  フェルナンド・ドミンゲス(Cl) オルランド・ハシント・ガルシア指揮マラガpo.
 録音:2017年2月20日-24日。
ロバート・サクストン(1953-):ピアノ作品集
 左手のための「チャコニー」(1988) /ピアノ・ソナタ(1981) /
 音楽の庭園〔第1巻(2013) /第2巻(2015) 〕/ローザへの子守歌(2016)
  クレア・ハモンド(P)
 録音:2017年8月21日-22日、St John the Evangelist Church, Ifey Road, Oxford |初録音。
チャールズ・オブライエン(1882-1968):
 室内楽作品全集 Vol.1
  ピアノ三重奏のためのソナタ
   〔第1番 変ロ長調 Op.27(1940初演) /
    第2番 ハ短調(1940初演) 〕/
  ピアノ三重奏のための2つのワルツ(1928)
ユーリー・カルニッツ(Vn)
アレクサンドル・
 ヴォルポフ(Vc)
オレグ・ポリャンスキ(P)
 録音:2017年7月7日-9日、Master Chord Studio, North Finchley, London, UK |初録音。
アーノルド・ロスナー(1945-2013):管弦楽作品集 Vol.2
 管弦楽のための5つの「公案」 Op.65 (1976) /解き放たれるダンス Op.122 (2007) /法律の寓話 Op.97 (1993) (#)

  クリストファー・バーチェット(Br;#) ニック・パーマー指揮 LPO
 録音:2017年9月18日-19日、Abbey Road Studios, London 。
マヌエル・カルドーソ(1566-1650):
 マニフィカト(8声)/デ・ブリト:サンクタ・マリア/ミサ曲第2旋法/ Ecce mulier Chananea /
 Aquam quam ego dabo / Sitivit anima mea / Non mortui /マニフィカト(4声)

ロペス・モラゴ Commissa mea pavesco / マガリャエス Commissa mea pavesco
作曲者不詳: Obra de Segundo Tom / Passo de Segundo Tom
 ギャレス・ウィルソン指揮ケンブリッジ・ガートン・カレッジcho.
 王立音楽院ヒストリック・ブラス ルーシー・モレル(Org)
 録音:2017年7月13日-16日、 Ushaw College, Durham |含・初録音。
グレゴリー・ローズ(1948-):合唱作品と編曲集
 夕べのカンティクルズ(2007) /セント・パンクラスの祈祷(2007) / It's snowing (1972) /
 スターバト・マーテル(2015) /4つの断章(1997) / Missa Sancti Dunstani (2009) /
 アヴェ・マリア I (2017) /鐘のキャロル(1974) /聖霊来たりたまえ II (2015) / Dum transisset (1979) /
 スカボロー・フェア(2008編曲) /コール・ポーター: Ev'ry Time We Say Goodbye (1979編曲) /
 クリスマス・キャロル「Nkosi Jesu」(2002編曲) /ポール・マッカートニー: I Will (2006編曲)

 グレゴリー・ローズ指揮ラトヴィア放送cho.
 録音:2017年9月29日、10月2日-5日、ラトヴィア。



映像新譜




C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)|2枚物DVD&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)

 旧譜はこちらから
74-4408
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(2DVD)
ヘンデル:歌劇「アルミニオ」(全曲)
 マックス・エマヌエル・チェンチッチ(CT;アルミニオ/演出) ローレン・スノーファー(S;トゥスネルダ)
 アレクサンドラ・クバス=クルク(S;シギスモンド) ガイア・ペトローネ(Ms;ラミーゼ)
 フアン・サンチョ(T; ヴァロ) パヴェル・クディノフ(B;セジェステ) オウエン・ウィレル(CT;トゥリオ)

 ジョルジュ・ペトルー指揮アルモニア・アテネア
 舞台 :ヘルムート・シュテルマー 衣装:ヘルムート・シュテルマー、コリーナ・グラモシュテヤヌ
 照明 :ヘルムート・シュテルマー、クリストフ・ハッカー 映像:エティエンヌ・ギョール、アルノー・ポティエ
74-4504
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(Blu-ray)
 収録:2017年3月、カールスルーエ・ヘンデル・フェスティヴァル、ライヴ。 映像監督:コランタン・ルコント リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 168分 |字幕英独仏日韓。 ブルーレイ仕様: Full HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 クロアチア、ザグレブ生まれのカウンターテナー歌手マックス・エマヌエル・チェンチッチ演出によるヘンデルの晩年のオペラ≪アルミニオ≫。2017年のヘンデル・フェスティヴァル(カールスルーエ、ライヴ映像が発売となる。音楽一家で育ったチェンチッチは、幼少期より才能を発揮し、ウィーン少年合唱団でソリストを務め、現在はカウンターテナーとして活躍、さらには演出家としての手腕も振るっている。 オペラ≪アルミニオ≫の舞台は古代ローマ、アウグストゥス帝の時代。紀元9年、ローマ軍とゲルマン諸族軍のトイトブルクの森における戦いを題材としている。登場人物はゲルマン諸族軍を率いたケルスキ族の長アルミニオ、その妻のトゥスネルダ、ローマのゲルマニア総督ヴァロ、隊長トゥッリオ、トゥスネルダの父セジェステ、その息子でトゥスネルダの妹にあたるシギスモンド、彼の妻でアルミニオの妹のラミーゼの7人。それぞれの置かれた厳しい状況と、苦悩と葛藤を描いている。アルミニオは、1737年コヴェント・ガーデンで初演された際には絶賛されたにも関わらず、それから6回しか上演されず長らく " 忘れられた“作品だった。チェンチッチは。自身が歌い演出すことによって、ヘンデルの傑作を現代に鮮やかに蘇らせている。チェンチッチは、豊かな声量と声を自在に操る卓越した技巧が持ち味。タイトル・ロールとして、また演出家として堂々たる歌唱がひときわ存在感を放っています。伴奏は、ギリシャのピリオド・アンサンブル、アルモニア・アテネア。ギリシャの若手指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いる同アンサンブルは、1991年アテネ楽友協会により創設。現在は、モダーンとピリオドの両方を演奏し、演奏会、録音と精力的に活動を行っている。チェンチッチは、アルモニア・アテネアとDECCAより同演目を2014年に録音しているが、今回は映像による日本語字幕付というのは歓迎されるところ。
 #2018年4月下旬以降発売予定。
74-4608
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(DVD)
ティーレマン〜ブルックナー
 交響曲第1番 ハ短調(リンツ稿)
クリスティアン・ティーレマン指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
74-4704
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(Blu-ray)
 収録:2017年9月6日、フィルハーモニー、ミュンヘン、ライヴ。映像監督:アンドレアス・モレル。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 58分 。 ブルーレイ仕様: Full HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナー交響曲チクルス。2012年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているプロジェクトでこれまでに、第7番(2012年収録/ Opus Arte)、第8番(2012年収録)、第5番(2013年収録)、第9番(2015年収録)、第4番(2015年収録)、第6番(2015年収録)、第3番(2016年収録)がDVD&BDで発売されている。今回リリースされるのは交響曲第1番。ティーレマンの緻密な描写力、シュターツカペレ・ドレスデンの重厚なサウンドはそのままに、初期作品の活気をたたえた演奏。シュターツカペレ・ドレスデンといえばワーグナーとリヒャルト・シュトラウスが君臨していたが、1895年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、ベーム、カイルベルト、ヨッフムジュゼッペ・シノーポリベルナルド・ハイティンク、らが取り上げており、このブルックナー・チクルスもクリスティアン・ティーレマンとオケが互いに築き上げてきた成果を感じることができる。
74-5008
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(DVD)
マリア・カラス〜ドキュメンタリー「音楽の奇跡のようなひと時」
 [監督:ホルガー・プロイス インタビュー登場者:アントニオ・パッパーノ(指揮者)
   ローランド・ビリャソン(テノール歌手) ルーファス・ウェインライト(シンガーソングライター)
   クリスティーネ・オポライス、アンナ・プロハスカ(ソプラノ歌手) トーマス・ハンプソン(バリトン歌手)
   ヴォルフガング・ヨープ(ファッションデザイナー)
   ユルゲン・ケスティング(音楽評論家、作家) ブライアン・マクマスター(音楽ディレクター)]

ボーナス:プッチーニ:歌劇「トスカ」第2幕
 [演出:フランコ・ゼッフィレッリ マリア・カラス(トスカ) ティト・ゴッビ(スカルピア)
   レナート・チオーニ(カヴァラドッシ) ロバート・バウマン(スポレッタ)
   デニス・ウィックス(シャルローネ) カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮
   コヴェント・ガーデン王立歌劇場o. & cho./収録:1964年2月9日、ライヴ]
74-5104
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(Blu-ray)
  リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 97分 (ドキュメンタリー 52分 + オペラ 45分)|字幕(ドキュメンタリー):仏日韓|字幕(ボーナス〔オペラ〕):英独仏日韓。 ブルーレイ仕様: Full HD 。 DVD仕様: NTSC 不世出のプリマドンナ、マリア・カラス。1923年にギリシャ系移民の両親のもとニューヨークで生まれ、本格的に歌手を目指すためにギリシャへと移住しアテネ音楽院で学ぶ。その後プロとしての活動をスタートさせ、その類まれなる才能を徐々に開花させる。1951年にはスカラ座で「シチリア島の晩鐘」で大喝采を浴び、1952年にはコヴェント・ガーデンに「ノルマ」でデビュー。ドラマティックな歌唱と演技、その美貌で瞬く間に全世界に知られるディーヴァとなったマリア・カラス。また一方で富豪オナシスとの恋愛など、彼女の波乱万丈な人生は人々の注目を集めた。このドキュメンタリー映像は、マリア・カラスが1964年久々に舞台に復帰を果たした、コヴェント・ガーデンで行ったフランコ・ゼフィレッリ演出による「トスカ」の公演に焦点を当てて、それをとりまく当時の熱狂、彼女のスキャンダル、世間の評価などの報道映像を取り交ぜて、現代のオペラ関係者、歌手、評論家などのインタビューを収録した見応えのある内容。インタビュー登場者としては、指揮者アントニオ・パッパーノ、オペラ歌手のローランド・ビリャソン、クリスティーネ・オポライス、トーマス・ハンプソン、アンナ・プロハスカ。そしてオペラ好きとして知られるロック歌手ルーファス・ウェインライト。デザイナーのヴォルフガング・ヨープ。マリア・カラスの著書で有名なユルゲン・ケスティング。コヴェント・ガーデンのディレクターを務めていたブライアン・マクマスターらが語る。またボーナス映像として、イタリアのオペラ指揮者、カルロ・フェリーチェ・チラーリオの指揮演出は映画監督フランコ・ゼッフィレッリでおこなわれた1964年の「トスカ」第2幕の舞台映像。この「トスカ」は、直前の全曲上演とは別にBBCによるテレビ放送用のため第2幕のみ上演されたという物。

EURO ARTS DVD/Blu−ray  特記以外   価格帯E3:¥4400(税抜¥4000) / 価格帯E4:¥5500(税抜¥5000)

 旧譜はこちらから
20-97048
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(DVD)
価格帯:E3
舞台「バベル Babel 7.16 (Words) 」〜ライヴ
 振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ、ダミアン・ジャレ 舞台装置:アントニー・ゴームリー
 音楽:阿部一成、パトリツィア・ボヴィ、マハブーブ・ハーン、サッタル・ハーン、ガブリエル・ミラクル、吉井 盛悟
 ミュージック・アドヴァイザー:ファレティン・ヤーキン ドラマトゥルギー:ルー・コープ
 台本:ルー・コープ、ヴィラヤヌル・ラマチャンドラン、ニコレ・クラウス、カルティカ・ナイール
 衣装 :アレクサンドラ・ギルバート 照明:ウルス・シェーネバウム、アダム・カレ

 出演:エミリオス・アラポグル、マガリ・キャスターズ、ナヴァラ・”ニク”・チャウダリ、
    サンドラ・デルガディジョ、フランシス・ドゥシャルム、ジョン・フリップ・ファルストレーム、
    レイフ・フェデリーコ・フィルンハーバー、ダリル・E.ウッズ、ダミアン・フルニエ、
    ベン・フューリー、アリアシュカ・ヒルサム、ウルリカ・キン・スウェンソン、上月一臣、
    ピアー・リーチ、ジョセファ・マドキ、クリスティーン・ルブテ、ネモ・ウーグフーデ、
    ジェイムズ・オハラ、ヘルダー・シーブラ、モハメド・ツカブリ、
    マイオン・ファン・デル・ショット、ジェイムズ・ヴ・アン・ファム
20-97044
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(Blu-ray)
価格帯:E4
 収録:2016年7月、アヴィニョン演劇祭、ライヴ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 110分|字幕:英独仏 。 ブルーレイ仕様: Full HD 。 DVD仕様: NTSC 俳優・森山未來も出演し、日本で上演された舞台「テヅカ TeZukA 」や「プルートゥ PLUTO 」でも大きな話題となった、革新的な表現で世界の演劇・ダンスシーンに衝撃を与え続けている振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ。この映像は、2014年に日本でも上演されたシェルカウイの代表作「バベル (Words) 」を元に再構築され、2016年世界最大級の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」の野外劇場で行われた「バベル Babel 7.16 (Words) 」のライヴ映像。「バベル (Words) 」の内容は、旧約聖書の創世記11章に登場する巨大な塔「バベルの塔」の話しが元になっている。ノアの大洪水の後、バビロンの地域に住んだ人類は、頂が天に達するほどの高い塔を建てようとしたが、この試みが神の怒りをかったことにより罰として人間の言語をバラバラにさせられた。互いに言葉が通じなくなったことにより、塔の建設は中断、その結果人間は多様な言語をもつようになり各地へと散らばって行った。という物。シェルカウイは、人類の技術進歩による傲慢さと、異なる言語間のミスコミュニケーションを独特の世界観で描いている。7.16の意味は、7+16=23 (出演者数)、7+1+6=14 (14国籍) →1+4=5 (5大陸/人体の5パーツ)ということ。民族、地域、様々な言語、国家のアイデンティティといった問題が、鋭く、時にはユーモラスに多国籍なダンサーとミュージシャンらによって提示されていく。世界文化賞の彫刻部門受賞したこともあるアントニー・ゴームリーによる5大陸をあらわす大きな舞台装置が、パフォーマーたちによって次々とフォーメーションを変え、領土、陣地、自室、など、見えない境界線を現れ出る。混沌とした現代の世界情勢に一石を投じる内容となっている。

VAI DVD  価格帯29A:¥4400(税抜¥4000) / 価格帯34A:¥4840(税抜¥4400)

 旧譜はこちらから
VAIDVD-4595
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価格帯:29A
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト Vol.1
 クリスティアン・フェラス|メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調〜第1楽章
 イェフディ・メニューイン|パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調〜第2楽章
 ナタン・ミルシテイン|J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 〜前奏曲
 ヘンリク・シェリング|J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001 〜フーガ
 スターン・トリオ|ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1 No.3 〜第4楽章
 ミッシャ・エルマン|クライスラー:美しきロスマリン / マイケル・レビン|クライスラー:中国の太鼓
 ダヴィド・オイストラフ|ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108〜第1楽章
  NTSC | 4:3 |モノクロ&カラー|モノラル&ステレオ| リージョン All | 60分 |字幕:なし。
VAIDVD-4598
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価格帯:29A
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト Vol.2
 イダ・ヘンデル|サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25 〜序奏
 ダヴィド・オイストラフ|ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調〜第1楽章
 アイザック・スターン|ブラームス: F. A. E. ソナタ WoO.Post.2 〜第3楽章
 ヘンリク・シェリング|ブラームス:ハンガリー舞曲第17番
 グァルネリSQ |ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.95「セリオーソ」〜第3楽章
 ルッジェーロ・リッチ|チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調〜第3楽章
 アーロン・ロザンド|フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調〜第4楽章
 ヨセフ・スク|ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ より〔第3楽章/第4楽章〕
 ヨゼフ・シゲティ|フバイ:チャルダーシュの情景第3番
 ジノ・フランチェスカッティ|サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  NTSC | 4:3 |モノクロ&カラー|モノラル&ステレオ| リージョン All | 60分 |字幕:なし。
VAIDVD-4601
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価格帯:34A
DIVAS ON POINTE
 マイヤ・プリセツカヤ|ビゼー/シチェドリン:カルメン組曲(振付:アロンソ)〜カルメンの入場
 マリア・トールチーフ|メンデルスゾーン:スコットランド交響曲(振付:バランシン)〜アダージョ
 アリシア・アロンソ|チャイコフスキー:白鳥の湖(振付:プティパ)〜黒鳥のパ・ド・ドゥ
 マーゴ・フォンテイン|チャイコフスキー:眠れる森の美女(振付:アロンソ)〜オーロラの入場&ローズアダージョ
 ヴィオレット・ヴェルディ|チャイコフスキー:ロメオとジュリエット(振付:リファール)抜粋
 ガリーナ・ウラノワ|プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(振付:ラヴロフスキー)〜バルコニーの情景
 エカテリーナ・マクシーモワ|
  プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(振付:ラヴロフスキー)〜ジュリエットの部屋
  ハチャトゥリアン:スパルタクス(振付:グリゴロヴィチ)〜アダージョ
 ライサ・ストルチコワ|プロコフィエフ:キージェ中尉(振付:タラソワ&ラパウリ)〜 The Lady in Waiting
 イリーナ・コルパコワ|グラズノフ:ライモンダ(振付:プティパ)〜第1幕第2場
 ナジェジダ・パヴロワ|
  ミンクス:ドン・キホーテ(振付:プティパ)〜キトリのヴァリアシオン&バシリとキトリの踊り
 ニーナ・アナニアシヴィリ|ミンクス:ドン・キホーテ(振付:プティパ)〜第4幕グラン・パドゥドゥ
 ボーナス:アレクサンドラ・ダニロワ|オッフェンバック:パリの喜び より
 収録:1954年-1992年| NTSC | 4:3 |モノクロ&カラー|モノラル&ステレオ| リージョン All | 76分 |字幕:なし。
世界的プリマの伝説的映像を集めたDVD 。20世紀を代表する偉大なバレリーナ、ロシアのマイヤ・プリセツカヤ。ジョージ・バランシンのミューズであり3番目の妻でもあったアメリカのマリア・トールチーフ。キューバが誇るバレエ・ダンサーで、90歳を超えた今も後進の指導に情熱を傾けるアリシア・アロンソ。現代イギリス・バレエの発展に大きな影響を与えたデイム・マーゴ・フォンテインは、彼女最大の当たり役「眠れる森の美女」のオーロラ姫の映像が収録されている。パリ・オペラ座バレエの芸術監督も務めたヴィオレット・ヴェルディ。ロシア・バレエ界の人間国宝、ガリーナ・ウラノワ。ボリショイ・バレエのトップバレリーナだったエカテリーナ・マクシーモワとライサ・ストルチコワ。ABTのバレエ・ミストレスを務めたイリーナ・コルパコワ。可憐な姿で人々魅了したナジェージダ・パーヴロヴァ。2017年には日本最後のクラシック・ガラを行った世紀のプリマでジョージア国立バレエ団芸術監督も務めるニーナ・アナニアシヴィリ。バレエ・リュスのメンバーであったアレクサンドラ・ダニロワの「パリの喜び」もボーナスとして収録されている。
 #2018年4月下旬以降発売予定。

BEL AIR CLASSIQUE DVD/Blu−ray Disc
 DVD 1枚のアイテム:¥4620(税抜¥4200)/2枚のアイテム:¥7700(税抜¥7000)
 Blu−ray Disc 1枚あたり¥7700(税抜¥7000)

 旧譜はこちらから
BAC-147
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(1DVD)
リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」
 パヴロ・フンカ(B) アレクセイ・ドルゴフ(T) コンスタンティン・シュシャコフ(Br)
 アレクサンドル・ヴァシリエフ(B) アグネス・ツィヴィエルコ(A) アレクサドル・クラヴェツ(T)
 ヴェネラ・ジマディエーヴァ(S) シェヴァ・テホヴァル(Vo) サラ・デマルテ(ダンサー)

 アラン・アルティノグリュ指揮モネ劇場o. & cho.
BAC-447
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(1Blu-ray)
BAC-149
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(1DVD)
イングマール・ベルイマン〜振付師の目を通して
 フレデリック・スタッティンによる映像(2016)
BAC-449
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(1Blu-ray)

OPUS ARTE DVD/BD/CD
 価格帯4:¥5280(税抜¥4800) / 価格帯5:¥6380(税抜¥5800)  / 価格帯CD¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
OA-1260D
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(DVD)
価格帯:4
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
 コリーヌ・ウィンターズ(S) アンジェラ・ブラウアー(Ms) ダニエル・ベーレ(T)
 アレッシオ・アルドゥーニ(B) マルティン・クレンツレ、サビーナ・プエルトラス(S)

 セミヨン・ビシュコフ指揮ロイヤル・オペラ・ハウスo. & cho.
OABD-7237D
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(Blu-ray)
価格帯:5
 収録:2016年。


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