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マイナー・レーベル
2019年4月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




COO RECORDS

COO-062
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\2750(税抜\2500)
優しい風たち
 モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285 (*) /
        ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 K.423 (#)
 ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.51, B 92 (+)
  小宮直(Vn;*/#/+) 三木希生子(Vn;+)
  成瀬かおり(Va;*/#/+) 菊地知也(Vc;*/+) 小林美香(Fl;*)
 録音:2018年4月3日-4日、三鷹市芸術文化センター 風のホール、ワンポイント収録。フルートと弦楽によって奏でられるアンサンブルは、軽やかにしとやかに時に静寂をもって響、まるでさまざまな風のように心にすっと届来る。円熟味を増した5人の名手の豊かでのびやかな演奏はここちよいアコースティックなサウンド。※ヴァイオリンの小宮直(こみやなおる)は神奈川フィルの第2ヴァイオリン首席奏者の他、ソリスト、室内楽奏者としても活躍している。そんな小宮の元に日本フィル、ソロ・チェリストの菊地知也やサイトウキネンo. や水戸室内o. で活躍した小林美香ら旧知の名手たちが集まった。
COO-061
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\3300(税抜\3000)
動物の謝肉祭
 サン=サーンス/リュシアン・ガルバン編曲:動物の謝肉祭(連弾版)
 ゲイリー・ショッカー:ラブバード / クリフォード・ベンソン:アラベスク/小さなパロディ
 ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲 / 團伊玖磨:「わがうた」〜ひぐらし
 当摩泰久:フルートとピアノのための「Green」/
      「さぷりエクササイズ」(黒河好子)より〔ネコ/ウシ/サカサマカッコウ〕
 メキシコ民謡/尾尻雅弘編曲:ラ・クカラーチャ / 山田耕筰/当摩泰久編曲:赤とんぼ

 根本英子(P) ラファエル・ゲーラ、三舩優子、当摩泰久(P)
 尾尻雅弘(G) 古川仁美(Fl/ピッコロ) 岩出敏子(S)
 録音:2017年6月28日、三鷹市芸術文化センター 風のホール/2017年12月5日、神奈川県立相模湖交流文化センター。マルチピアニスト根本英子が描き出す音のパラレルワールド。長年の師であるラファエル・ゲーラ氏との連弾「動物の謝肉祭」で始まり、気のおけない仲間とともに様々な“いきものたち "の音楽を奏でる。根本英子を中心に7人の演奏家によって奏でられる多彩な音色は、我々を色鮮やかな世界へといざなう。
COO-060
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\2750(税抜\2500)
ホールトーン・コンサート
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード / ピアソラ:アヴェ・マリア
 ラルフ・タウナー:リラクタントプライド / ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ5番〜アリア
 メキシコ民謡:ククルククパロマ / パスコアール:ミニーナイルザ
 エグベルト・ジスモンチ:パリャーソ / ジョビン/ドローレス・ドゥラン:あなたのせいで
 ジョビン/モラエス:イパネマの娘/白い道 / 助川太郎:春風/北へ向かうサンバ

 助川太郎グループ&エミコ・ヴォイス
  [助川太郎(G) エミコ・ヴォイス(Vo) 阿部篤志(P) 山下 Topo 洋平(ケーナ) 大村亘(タブラ)]
 録音:2018年4月3日-4日、三鷹市芸術文化センター 風のホール、ワンポイント収録。ギターソロで始まり、アヴェ・マリアのスキャット、ブラジル音楽不朽の名作の数々。美しく、あたたかい演奏はあなたを包み、ネガティブな気持ち、疲れた心を素直な自分にもどしてくれる。助川太郎ジャズ・クラシックをベースにブラジル音楽・南米音楽にインスパイアされた演奏・作曲をするギタリスト。ジャンルを超えてさまざまなミュージシャンとコラボレーションを行っている。エミコ・ヴォイスヴォーカリスト、ジャズ歌手として数々のグランプリを受賞。伸びやかな歌声と軽快なスキャットで、ジャズ、ブラジル、南米音楽を歌う。共に、名門米国バークリー音楽大学を卒業後NYで活躍、2003年帰国。

COO RECORDS 新代理店扱い可能旧譜

COO-047
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\3300(税抜\3000)
ピアニスト・ドレミ〜橋ドレミの音楽世界
 D.スカルラッティ:ソナタ
  〔ニ短調 K.9 /ホ長調 K.380 /ハ長調 K.159 /ニ短調 K.1 /ロ短調 K.87 /ト長調 K.427 〕

 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 ショパン:スケルツォ〔第1番 ロ短調 Op.20 /第4番 ホ長調 Op.54〕
  橋ドレミ(P)
 録音:2017年7月19日-20日、東総文化会館大ホール、千葉県旭市。橋ドレミは2012年東京音大を首席で卒業。世界と向き合ってきた、彼女のなかの世界。いつのまにか人を惹きつける、その独特の存在感。
COO-046
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\3190(税抜\2900)
ランドスケープ〜チューバが奏でるさまざまな音の風景
 ルンドクヴィスト:ランドスケープ / ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19 〜アンダンテ
 アニシモフ:ポエム / シューマン:幻想小曲集 Op.73 / クーツィール:ソナチネ Op.57
 アレック・ワイルダー:ソナタ / 保科洋:コンチェルティーノ

 玉木亮ー(Tu) 浅井智子(P)
 録音:2017年6月7日-9日、コンチェルトホール、奈井江町文化ホール、北海道。札幌so. のチューバ奏者として、ソリストとして活躍するチューバ奏者玉木亮一のファースト・ソロ・アルバム。
COO-045
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\3190(税抜\2900)
むこうむこう〜オクタビスト 石塚勇
 宵待草(*) /初恋(#) /椰子の実/むこうむこう(#) /からたちの花(#) /遥かな友に(*) /
 鐘が鳴る(#) /待ちぼうけ/月の砂漠/出船(#) /砂山/平城山(#) /荒城の月(*/#/+) /
 春よ来い(*/#/+) /カチューシャの唄(+) /さくら横ちょう/君恋し(+) /幻想曲 さくらさくら

 石塚勇(オクタビスト〔超低音歌手〕) 田村純一(P;*以外)
 岩井真美(Vn;#以外) 小野寺まさよ(Vc;#以外) 斉藤裕子(マリンバ;+)
 録音:2017年4月11日-12日、風のホール、三鷹市芸術文化センター。超低音ヴォイス石塚勇が仲間と共に奏でる日本の心、懐かしい旋律の数々。
COO-044
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\3080(税抜\2800)
SPRITE
 シューベルト:アヴェ・マリア / バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 / ショパン:雨だれの前奏曲
 リスト:ため息のエチュード / アルベニス:コルドバ / ドビュッシー:アラベスク第1番
 モーツァルト:きらきら星の主題による12の変奏曲 / ヴァヴィロフ:カッチーニのアヴェ・マリア

 川瀬由紀子(P)
 録音:君津市民文化ホール。ソロからアンサンブルまでジャンルの壁をこえて活躍するマルチピアニスト川瀬由紀子。モーツァルトからガーシュウィンまでどこかで耳にしたことがあるような親しみのある楽曲を収録。
COO-043
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\3190(税抜\2900)
エレガンス〜小林美香
 フランツ・ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲 Op.26 (*) /リギの想い出 Op.38 (*/+)
 C.P.E.バッハ(1714-1788):無伴奏フルート・ソナタイ短調 Wq.132, H.562
 マルク・ベルトミュー(1906-1991):5つのニュアンス(#) / フォーレ(1845-1924):幻想曲 Op.79 (*)
 ヒンデミット(1895-1963):フルート・ソナタ(*) / イベール(1890-1962):間奏曲(#)

 小林美香(Fl) 石橋尚子(P;*)
 操美穂子(Hp;#) 古野淳(Hr;+) 加藤恭子(Perc;+)
 録音:2016年2月9日-10日、風のホール、三鷹市芸術文化センター。その音色は優雅にしなやかに、力強く柔らかく、聴く もの心に望郷を映し出す。国立音楽大学を首席で卒業、ウィーン国立音楽大学にて故・W.シュルツ氏に学び、ウィーン仕込みの音でオーケストラからソロまで多彩な活動を精力的に行う実力派、小林美香のニューアルバム。
COO-042
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\3080(税抜\2800)
Live in Hannover
 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調 Op.168 / デュティユー:サラバンドとコルテージュ
 アメデー・ラゼッティ(1759-1799):三重奏曲集第1番 へ長調 Op.13
 イサン・ユン:ファゴットのためのモノローグ(*) / ピアソラ:チェロとピアノのためのグランタンゴ
 ロジェ・ブトリ(1932-):ファゴットとピアノためのアンテルフェランス I

  チェ・ヨンジン(Fg) ムン・チョンジェ(P) チェ・チョンユン(Fl)
 録音:録音:2008年1月8日、リヒャルト・ヤコビ・ザール、ハノーファー、ドイツ、ライヴ| (*)は世界初のライヴ録音。韓国とハノーファーで学び、2005年以降、2016年現在 東京po.で首席ファゴット奏者を努めるチェ・ヨンジンのデビュー・アルバム。
COO-041
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\3080(税抜\2800)
宮崎生まれのオルガン〜J.S.バッハの音楽と
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV538「ドリア旋法風」/「おお神よ、誠実な神よ」によるパルティータ BWV767 (*) /
 「主イエス・キリストよ、われらに」による4編〔 BWV632 / BWV655 / BWV709 / BWV726 〕/
 「ノイマイスター手稿」より〔 BWV742 / BWV1119 / BWV1120 〕/幻想曲とフーガ ト短調 BWV542 /
 「我ら皆唯一の神、父と子と聖霊を信ず」によるトリオ BWV740

  松波久美子(Org) 秋山 仁(コラール朗読;*)
 録音:2014年、日本福音ルーテル宮崎教会|使用楽器:ベルンハルト・H.エツケス、1998年建造、2009年改修。名工エツケスの銘器は、宮崎で丁寧に育てられてきた。北ドイツ楽派の伝統を伝える正規奏者、満を持して。
COO-040
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\3080(税抜\2800)
リンゴノハナ〜フルートによる、世界と日本の小品集
 シャミナード:エール・ド・バレエ / フォーレ:シシリエンヌ / プーランク:ヴィラネル
 ドヴォルジャーク/ベネット編曲:わが母の教え給いし歌 / F.ドップラー:サロン風マズルカ
 アイルランド民謡/クライスラー編曲:ロンドンデリーの歌 / ヴィラ=ロボス:モディーニャ
 ポンセ/ハイフェッツ編曲:エストレリータ / 瀧廉太郎/L.モイーズ編曲:荒城の月 / 海沼実:里の秋
 宮沢賢治/林光編曲:星めぐりの歌 / 津軽地方民謡:ホーハイ節 / 山川直春:南部牛追い唄による幻想曲

 増田多加(Fl) 根本英子(P) 齊藤玲子(筝)
 録音:2013年12月、風のホール、三鷹市芸術文化センター。しなやかな吹奏で、フランスへ、東欧へ、南米へ、そして故郷へ。林檎の花さくところ、静かに楽想は香る。
COO-039
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\3080(税抜\2800)
金魚の片思い〜当摩泰久:作品集
 「ピアノ独奏のための小品」
 トランクィロ(*) /ルビーの記憶2 (#) /鉱よ、鉱(#) /夜の和音(#) /吸血鬼(#) /フランケンシュタイン(#) /
 朝のおそうじ(#) /蟻(足がしびれる;#)/ポチはお風呂の後で(#) /ヨガの先生(#) /ジーグ(#) /
 ヴァイオリン(#) /上機嫌(#) /涙の急斜面(#) /二人(#) /そよ風とクローバー2 (#) /吐息のミツバチ(#) /散歩道(#) /
 「ピアノ連弾のための編曲」 雪の降る街を(+) /浜辺の歌(+) /赤とんぼ(+) /
 「リコーダーと木琴」 斜面のクーラント(**) / 「2本のフルート」 ノクターン(##)
 「再びピアノ独奏」 ピアノ・ソナタ(*) / 「ピアノと木琴」 金魚の片思い(++)

 徳正沙穂(P;#) 西脇千花(P;*/++) 戸張勢津子&仕入順子(P連弾;+)
 古川仁美(Fl/バスFl;##) 山根尊典(Fl;##) 通崎睦美(木琴;**/++) 本村睦幸(リコーダー;**)
 録音:2014年3月4日-5日、風のホール、三鷹市芸術文化センター。さりげなくききやすく、瀟洒で、磨き抜かれていて。日本語で話すフランス六人組のような、絶妙小品集。
COO-023
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\3080(税抜\2800)
アーレントのある教会〜山の向こうのオルガン、海の向こうのオルガン イタリア様式とヨーロッパ
 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):パッサカリア 変ロ長調
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):3つのソナタ〔 K.61/ K.92 / K.328 〕
 ヘンデル(1685-1750):プレリュードとアレグロ ト短調/協奏曲 Op.4 No.5
 パーセル(1659-1695):音階によるグラウンド/ヴォランタリー ト長調/二段鍵盤オルガンのためのヴォランタリー
 ブクステフーデ(1637-1707):
  カンツォーナBuxWV173/いざ来ませ、異邦人の救い主よ BuxWV.211 /パッサカリア ニ短調 BuxWV.161
 ジュゼッペ・サンマルティーニ(1700-1750):ソナタ ト長調
 J.S.バッハ(1685-1750):
  ファンタジア BWV.562 /いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV.659 /
  主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ BWV.655 /
  ファンタジアとフーガ ハ短調 BWV.537/最愛のイエスよ、われらここに集いて BWV.731

 ロレンツォ・ギエルミ(Org)
 録音:2009年8月、聖グレゴリオの家、東久留米市|使用楽器:J.アーレント、1986年建造。イル・ジャルディーノ・アルモニコから、世界的ソリスト&指揮者へ、そしてバーゼルの教授へ。ロレンツォ・ギエルミの長く静かな躍進を止めるものは、誰もいない。ドイツの名工アーレントが日本で最初に建造した銘器で縦横無尽、その美質とバロックの魅力をじっくり伝える。
COO-022
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\3080(税抜\2800)
庭をわたる風〜フルート、ピアノ、ファゴットによる近代室内楽の世界
 クィルター(1877-1953):3つのシェイクスピア歌曲 Op.6 より〔吹けよ吹け、冬の風/来たれ、死よ〕
 モーツァルト(1756-1791):ロンド K.Anh.184
 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):歌劇「サムソンとデリラ」〜あなたの声に心は開く
 A.ウッダール(?-1916?):セレナーデ / ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第6番
 ジュール・ムーケ(1867-1946):パンと小鳥 / ヴィドール(1844-1937):フルートとピアノのための組曲 Op.34
 シャミナード(1857-1944):フルートとピアノのための小協奏曲 Op.107

  古川仁美(Fl) 武田顕治(P) 前田正志(Fg)
 録音:2009年8月、風のホール、三鷹芸術文化センター。時は20世紀初頭、英国の名探偵ホームズもヴァイオリンをたしなんでいた頃。余暇の愉しみに楽器を弾く人たちのあいだでは、ピアノや弦楽器と並んで、フルートが大きな人気を博していた。一流作曲家たちの名品にも事欠かず、無名作曲家が残した秘曲にも、忘れがたい傑作が続々。英国歌曲の名匠クィルター、多作で多芸なヴィラ=ロボス、フランスの女性作曲家シャミナード、謎多きウッダール・・・折々ファゴットの妙音を交えながら、英国帰りの名手の吹く滑らかなフルートが、存在感あふれるデュオ・パートナーのピアノとともに、室内楽のさまざまな魅力をゆったり、愉しませてくれる。-
COO-020
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\3080(税抜\2800)
バッハの鍵盤、七つのピリオド楽器〜
  バロック時代の弦楽器と管楽器で奏でるバッハの鍵盤音楽の世界

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  「2声のインヴェンション」より
    〔第11番 BWV.782 (管楽二重奏/弦楽二重奏)/第4番 BWV.775 /第10番 BWV.781 〕/
  「平均律クラヴィーア曲集第2集」より〔第10プレリュード BWV.879 /第20プレリュード BWV.889 〕/
  オルガン独奏のためのトリオ BWV.583 /
  「平均律クラヴィーア曲集」より〔第24プレリュード BWV.869 /第11フーガ BWV.856 〕/
  「3声のシンフォニア」より〔第13番 BWV.800 /第10番 BWV.796 〕/
  カンツォン(オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ BWV.588 より)/
  「平均律クラヴィーア曲集第1集」より
   〔第22プレリュード BWV.867 /第16フーガ BWV.861/第12プレリュード BWV.857 〕/
  コラール「キリストは死の縄につき給えり」(J.ヴァルター作)/
  「フーガの技法」BWV.1080 よりコントラプンクトゥス〔1/4/10/8〕/同2声のフーガ

 エリゼオ・バロック・アンサンブル
  [宍戸俊子(パルドゥシュ・ド・ヴィオール) リゼット・オーベール=ミルレ(テノール&バス・ガンバ)
   ヴィヴィアン・ベルグ(Ob/Obダモーレ/Obダ・カッチャ) ジャン=フィリップ・イラカーヌ(Fg)]
 録音:2008年8月28日-30日、プロテスタント教区教会、ボーム、ヴォー州、スイス。対位法――それは和音の響あいを美しく保ちながら、幾つものメロディを同時進行させる作曲技法。この技芸にすぐれていたバッハは、たったひとりで演奏する鍵盤作品でさえ、複雑なメロディの絡み合いを追求してやみなかった。オルガン、チェンバロ、あるいはピアノ――鍵盤での演奏では時としてみえにくい、そうしたバッハの「対位法の綾」を隅々まで味わうために、同時に鳴っているメロディをひとつひとつ、別々の音色で奏でてみたら・・・?ひそやかな古楽先進国・スイスを拠点に活躍する四人のピリオド楽器奏者たちはいま、バッハが鍵盤のために書いた楽譜をそのまま使い、作品の形を変えることなく、そこに潜んでいるメロディの絡み合いを、7つのピリオド楽器で解きほぐして行く。「2声のインヴェンション」から「フーガの技法」まで、古雅なる響で浮かび上がる、豊かな対位法世界。

COO RECORDS 新代理店未案内旧譜 時価
 〔発売時参考価格;1枚のアイテム:¥3080(税抜¥2800)/2枚のアイテム:¥3630(税抜¥3300)/他〕

 旧・国内代理店〔2018年3月23日をもって業務停止〕がアナウンスし、2019年3月以降の新代理店からは2020年5月時点でアナウンスされていないもの。レーベル在庫切れの可能性が高い商品ですが、今後新代理店からアナウンスされた場合は価格とともに再掲載します。
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲 Op.3 No.11(「調和の霊感」より)
ヴェーベルン:変奏曲 Op.27 / ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調(*)
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(変容) / カッチーニのアヴェ・マリア(*)
 北村源三(Tp;*) 家田厚志指揮リエゾン・サクソフォン・アンサンブル
 しなやかに、切々と。14本のサクソフォンの色調の重なり、そして滋味あふれるトランペットの輝き。
SWEET & JAZZ 〜匠のアンビエント・ジャズは、やさしい味わい
 リリー・マルレーン/恋の面影/オータム・イン・リオ(宮浦清オリジナル曲)/風のささやき/ロマンティック・ナイト
  (宮浦清オリジナル曲)/サンバ・デ・クール(宮浦清オリジナル曲)/太陽がいっぱい/ポートレト・オブ・
  トワイライト(宮浦清オリジナル曲)/セレナーデ(宮浦清オリジナル曲)/あなたに楽しいクリスマスを

 宮浦清(A−Sax) 羽仁知治(P) 坂崎拓也(W−B) ジーン重村(Dr)
 後藤郁夫(G) 芹澤薫樹(E−B) あびる竜太(Ep/Rhodes)
 しっとりアンビエントに、大人の時間を彩るサックスの音。名曲系+オリジナル作で綴る、やさしいブロウの味わい。
COO-032
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(2CD)
J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール集
 今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ(I)BWV659/「今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ」によるトリオBWV660/
 今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ(II)BWV661/いと高き天には神のみにぞ栄光あれ(I)BWV662/
 いと高き天には神のみにぞ栄光あれ(II)BWV663/「いと高き天には神のみにぞ栄光あれ」によるトリオBWV664/
 イエス・キリスト、我らが救い主(I)BWV665/イエス・キリスト、我らが救い主(II)BWV666/
 おお、神の仔羊は汚れなく BWV656/今ぞ諸人、神に感謝せよ BWV657/主イエス・キリスト、我らを顧み給え BWV655/
 バビロンの流れのほとりに BWV653/我は神より去ることなしBWV658/汝を飾れ、おお愛すべき魂 BWV654/
 来たれ、神よ、創造主にして聖なる霊 BWV667/
 来たれ、聖霊、主なる神 BWV652/「来たれ、聖霊、主なる神」による幻想曲 BWV651

  岩崎真実子(Org)
 使用楽器:テイラー&ブーディー社 Op.30(立教女学院聖マーガレット礼拝堂)。手鍵盤3段と、足鍵盤。いかなる表現環境でも最高の音楽として響くよう整えられた、バッハ盤年の金字塔的傑作「ライプツィヒ・コラール集」。穏やかに沁みわたるように、音のひとつひとつを丁寧に。指定登録文化財の銘器が響かせる、ぬかりないバッハ解釈の味わいを、じっくりと。
VIVA YOSHIKI ! 〜
 トロンボーンとピアノのための作品集

 トマジ:トロンボーン協奏曲
 ドゥファイ:ドビュッシー風
 クロール:カプリチオ・ダ・カメラ
 メルカダンテ:マリア様
 ケンツビッチ:バラード
 佐野 聡:ビバ!Yoshiki
 角田健一:レクイエム〜武満徹氏に捧ぐ
 村田陽一:ファンタジー
箱山芳樹(Tb)
高良仁美(P)
日本歌曲選
 山田 耕筰(1886-1965):鐘が鳴る/かやの木山の/赤とんぼ/この道/かえろかえろと
 橋本 国彦(1904-1909):お菓子と娘/落葉 / 信時 潔(1887-1965):沙羅/行々子
 平井 康三郎(1910-2002):ゆりかご/平城山/甲斐の峡 / 團 伊玖磨(1924-2001):ひぐらし
 中田 喜直(1923-2000):こだまだろうか/たいりょう/こころ/さくら横ちょう/夏の思い出
 弘田 龍太郎(1892-1952):叱られて / 石桁 眞禮生(1916-1996):ふるさとの
  小川明子(A) 山田啓明(P)
 日本史で言えば、大正ロマンから昭和前半。音楽史で言えば、ベル・エポックから近代へ。多忙なソリスト小川明子が、たおやかなピアノに乗せてじっくりと歌い上げるなつかしいメロディの数々と、金子みすゞや北原白秋の詩に宿る、うつくしい詩情...。

コウベレックス

KRS-5249
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\2933(税抜\2667)
土師さおり〜謝肉祭/ベルガマスク組曲/ブルクミュラー
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 シューマン:謝肉祭 Op.9
 ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラー:
  25の練習曲
土師さおり(P)
 録音:2018年12月4日-5日、大和高田市さざんかホール(小)、奈良県、セッション。ありそうでなかった理想のカップリング!「19世紀の名ピアノ教師ブルクミュラーが、易しいエチュードをたくさん書いたのは、それを入口としてクラシックの深く豊かな世界へ人々を誘うため──このCDは、そんな彼の思いを具現化した理想的なカップリングの一枚だと思う。」北村智恵(音楽教育家) 国内外で精力的に演奏活動を繰り広げている土師さおりの2枚目となるアルバムは、得意とするフランスものの代表作ドビュッシーではじまる。「ベルガマスク組曲」は土師らしい軽妙なニュアンスが心地よく、「月の光」の語り口は清楚でいて絶品。シューマンの人気曲「謝肉祭」はカーニヴァルのざわめきや情景を快活に若々しく表現。また、子供のための練習曲として知られる「ブルクミュラー25の練習曲」は、全曲通して聴くと、同じロマン派の世界観を持った魅力ある作品集となって輝きだす。

KII

KKC-057
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(HYBRID_SACD)
\3960(税抜\3600)
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(全6曲)/
 未完のソナタ ハ長調(新発見のソナタ)
米元響子((Vn)
 録音:2018年11月7日-9日、12月16日、2019年1月6日、キング関口台スタジオ|使用楽器:ストラディヴァリウス、1727年製〔サントリー芸術財団より貸与〕。『類まれなる集中力と高い技術、明晰なアーティキュレーション、それでいてふくよかで豊かな柔らかさもある音楽。いま世界中から熱き視線を集めるヴァイオリニスト、米元響子が待望の初CDをリリース。演目はイザイの無伴奏ソナタ全曲、さらに最近になって発見された未完のソナタも収録しているという注目盤です。録音は最高位のDSD11.2MHzで行われており、米元がすぐそこで弾いているような臨場感あふれる録音となっています。』『米元響子は1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリア)において、史上最年少13歳で入賞。その後、2001年日本音楽コンクールでも優勝、その後も様々なコンクールで優勝入賞を重ねているまさに実力者。2018年3月末からは、サントリー芸術財団より1727年製ストラディヴァリウスを貸与され、その芸と音色に凄みも増し、ますますその音楽は充実してきています。米元はガット弦を使用しており、その音色はあたたかく力強く、しかも抜群の安定感です。これまでCDがなかったのが不思議なほどですが、それはレコーディングには大変慎重な姿勢を見せていたから。デビュー20周年を迎え、また素晴らしい楽器の力も得て、まさに機が熟したといえるこのタイミングでの初CDとなります。イザイが暮らした街リエージュで、米元が実際にイザイの自筆譜に触れたことも、録音を決意する決定的な後押しになったといいます。【イザイのヴァイオリン・ソナタ】6曲から成るイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.27は言わずとしれた難曲ぞろい。自身優れたヴァイオリニストでもあったイザイが、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータを強く意識して書いたもの(イザイの自筆譜にはバッハの各曲の調性のメモもあります)。各曲が名ヴァイオリン奏者やイザイの高弟に捧げられているのも特徴。第1番はシゲティ、第2番はティボー、第3番はエネスコ、第4番はクライスラー、第5番はイザイの高弟でイザイ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務めてもいたマシュー・クリックボーム、第6番はイザイの高弟、マヌエル・キロガに捧げられています。バッハの引用があったり、グレゴリオ聖歌の引用があったり、また、バロック風、スペイン舞曲風、印象派絵画のような楽曲など、実に個性豊かで超絶技巧も随所に盛り込まれた楽曲ぞろい。今回米元は常にイザイの自筆譜のコピーを手元に置き、イザイの声を追い求めながら録音に臨みました。米元の技術の高さと極めて力強く明晰なアーティキュレーション、ふくよかで豊かなやわらかさもある音楽で、これまでにないイザイが登場したといえるでしょう。【未完のソナタ(新発見)も収録】最近発見され話題となった注目の未完のソナタは、イザイが遺した鉛筆書きのスケッチ等を含む譜集に収められていたもの。この譜集はもともとはイザイ(1858-1931)の死後、英国のヴァイオリニスト、フィリップ・ニューマン(1904-1966)に遺族が寄贈したもの(ニューマンは、イザイの臨終の枕元で、無伴奏ソナタ第4番を演奏した人物でもありました)。ニューマンの死後、その譜集はベルギーの女性ヴァイオリニストでニューマンと親しい友人関係だったジョゼット・ラヴェルニュ(1921-2015)の手に渡り、彼女の死後、ブリュッセル音楽院の図書館に彼女の資料コレクションが寄贈されました。件の未完のソナタ(第3楽章の途中で終わっている)は、イザイの手書きのタイトルには「第6番」とあり、ハ長調で書かれています。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番もハ長調のため、イザイはバッハを意識して当初このハ長調で構想したのかもしれません。華やかな技巧も盛り込まれた美しい作品です。今回の録音では、補筆補完等はせず、イザイが書き遺したところまでを演奏しています。【DSD11.2MHzの高品位録音】米元の奏でるヴァイオリンのつややかにして変幻自在な音色、力強い推進力と、それでいて全体に漂う米元の音楽の豊かさとやわらかさももれなく伝えるDSD11.2MHzという高品位のスペックで録音。SACDハイブリッドの発売です。』

R.Resonance(OTTAVA?)

RRSC-20007
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(HYBRID_SACD)
\3300(税抜\3000)
4/20発売
ライナー・キュッヒル
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)/ヴァーシャ・プルジーホダ編曲:歌劇「ばらの騎士」〜ワルツ
 フリッツ・クライスラー(1875-1962):ジプシー奇想曲/狩り、カルティエのスタイルによるカプリス
 サン=サーンス(1835-1921)/ウジェーヌ・イザイ編曲:カプリス Op.52 No.6 (ワルツ形式の練習曲による)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):ロマンティックな小品 Op.75
 ハンス・プフィッツナー(1869-1949):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.27

 ライナー・キュッヒル(Vn) 加藤洋之(P)
 録音:2018年6月19日-21日、五反田文化センター音楽ホール|プロデューサー:白柳龍一|ディレクター:国崎裕|バランスエンジニア:深田晃。2017年、ライナー・キュッヒルが世界的ギタリスト・福田進一との共演で発表した「デュオ・コンチェルタンテ」(RRSC-20002)は、演奏、録音ともに高い評価を獲得、ベストセラーとなった。2016年、VPOの第一コンサートマスター退任後、ソロ活動で世界を飛び回るライナー・キュッヒルだが、超多忙な合間をぬって2018年6月に東京で録音されたのがこのアルバム。伴奏は本場ウィーンでも高い評価を得ている加藤洋之。キュッヒルとの共演歴も長く、今回も絶妙なアンサンブルを聴かせてくれる。メインのプログラムはプフィッツナーの「ヴァイオリン・ソナタ」。たいへんな難曲で、録音も多くないが、かねてからプフィッツナーの功績を世界中に広めているキュッヒルならではの名演を聴くことが出来る。深い楽譜の読みと難曲を弾きこなす超絶技巧、さらに豊かな歌心は、このあまり知られていない名曲に強い光を当てている。さらに、R.シュトラウス、クライスラー、サン=サーンス、ドヴォルジャーク……、いずれもキュッヒルが得意とする曲目で、とりわけR.シュトラウスの「ワルツ=ばらの騎士より」は、名盤「キュッヒル=プレヴィン・イン・ザルツブルク」以来の録音となる(今回の編曲はヴァーシャ・プルジーホダ。「キュッヒル・プレヴィン・イン・ザルツブルク」は近々再リリースの予定)録音スタッフは好評の前作「デュオ・コンチェルタンテ」と同じメンバー。数々の名録音を世に出している名匠・深田晃は今回も透明感あふれる、研ぎ澄まされた音空間を私たちに届けてくれる。キュッヒルの繊細で優美、そして芯の太い豊かな音響を捉えた名録音を最大限に生かすべく、SACDハイブリッドでリリースした。

MUSIS

MUSIS-02
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\3300(税抜\3000)
ゴヤの生きたスペインより
 ラファエル・アングレス(1730-1816):アリア ニ短調
 フェリックス・マキシモ・ロペス(1742-1821):スペイン風ファンダンゴによる変奏曲 ニ短調
 マテオ・アルベニス(1755-1831):ソナタ ニ長調
 ホアキン・モンテロ(1740?-1815頃):10のメヌエットより Nos.1-2, 9-10
 マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784):ソナタ 嬰ヘ短調 Op.1 No.5
 ホセ・デ・ララニャガ(1728-1806):ソナタ ニ長調 / マヌエル・デ・ソストア(1750頃-1813):アレグロ ニ長調
 アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ ト短調 R.377
 フェリックス・マキシモ・ロペス:ファンダンゴ風メヌエットと6つの変奏曲 ト短調
 ホセ・テイシドール(1752-1811):ソナタ ニ長調

  川口成彦(Fp)
 録音:2018年4月3日-5日、ドープスヘシンデ教会、ハールレム、オランダ|ピリオド楽器2種使用。



輸入マイナー・レーベル




BMOP SOUND (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト [Boston Modern Orchestra Project] (=BMOP) による自主制作レーベル。代理店によると『近現代のアメリカの管弦楽作品の紹介にこだわったラインナップです。』『ハービソン、ガンサー・シュラー、ルーカス・フォス、ジョン・ケージ、ジョージ・アンタイル、ミルトン・バビットといったアメリカ音楽の前衛たちの作品からヴァージル・トムソン、アラン・ホヴァネスといった分かりやすい作風の作曲家まで幅広く取り上げられています。時代も20世紀前半からバリバリの最新作までバラエティに富んでいます。』とのこと。
シャンティ〜
  ピーター・チャイルド
(1953-)管弦楽作品集
 ジュバル(2001) (*) /
 アディロンダックの声(2006) (#) /
 シャンティ(平和) (2011) (+)
ギル・ローズ指揮
BMOP
 録音:2014年9月(*)、2010年6月(#)、2011年5月(+) 。ピーター・チャイルドはアメリカ東部を拠点に活動する作曲家。ジェイコブ・ドラッグマンらに師事し現代音楽の他、ブリテン、アイヴズ、マーラーら様々な作曲家から影響を受けてダイナミックな管弦楽曲を多数発表している。ここに収められた作品はいずれもオーケストラの機能が最大限に生かされた極めて「鳴り」のよい作品で聴きごたえ充分。ヒンディ語で平和を意味する「シャンティ」は無調と調性の間を行き来する、ロマンティックでミステリアスな佳品。
BMOP-1058
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(HYBRID_SACD)
陳怡〔チェン・イ〕(1953-):弦楽器のための協奏曲集
 ヴァイオリンと管弦楽のための「ドレスデンの春」(2005) (*) /
 チェロと室内管楽アンサンブルのための組曲(1998/2004) (#) /
 胡琴と弦楽のための「胡琴組曲」(1997) (+) /
 ヴァイオリンと管弦楽のための「強洔」(1983) (**)
 ギル・ローズ指揮 BMOP ミラ・ワン(Vn;*) デイヴィッド・ラッセル(Vc;#)
 ワン・グオウェイ(胡琴;+) リジョ・リュー(Va;**)
 録音:2014年9月(*)、2010年12月(#)、2012年5月(+)、2013年2月(**) 。陳怡は中国広州市出身の作曲家、ヴァイオリニスト。医師の両親のもと教養ある家庭に生まれ育ったが文化大革命で迫害、辛酸をなめたが、渡米しコロンビア大学で周文中ほかに作曲を師事し多数の管弦楽曲、室内楽、中国の伝統楽器のための作品を発表している。ヴァイオリニストでもある彼女には弦楽器のための優れた協奏曲が多く、このアルバムはその集大成。胡琴は中国のよく知られた伝統的弦楽器で胡弓に似た音色を持つ。陳怡も同じ中国の後輩であるタン・ドゥンと同じく中国の伝統音楽と西洋クラシック、現代音楽との融合に関心があり、共通点が多数ある。
チャールズ・フッセル(1938-):
 シェイクスピアの戯曲に基づく「シンベリン」(1984/96)
  ギル・ローズ指揮 BMOP アリアナ・デ・ラ・グァルディア(S)
  マシュー・ディバッティスタ(T) デイヴィッド・ソールズベリー・フライ(朗読)
 録音:2016年7月。「シンベリン」は古代ケルト人の王を主人公としたシェイクスピアの戯曲に基づく音楽劇。室内オーケストラと朗読、声楽のために書かれており、後期ロマン派から近代の語法で作曲されている。バグ・パイプや打楽器が効果的に扱われ、中世イギリスの雰囲気がよく伝わってくる。作曲者のフッセルはヴァージル・トムソンに学び、1991年ピューリッツァー賞候補に選ばれた。
BMOP-1060
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(HYBRID_SACD)
レオン・カーシュナー〔キルヒナー〕(1909-2009):管弦楽作品集
 2部からなるシンフォニア(1951) /弦楽、管楽独奏と打楽器のためのトッカータ(1955) /
 管弦楽のための音楽(1969) /管弦楽の小品(管弦楽のための音楽第2番) (1990) /禁忌(2008)

 ギル・ローズ指揮 BMOP
 録音:2008年-2017年。レオン・カーシュナー(キルヒナー)はUCLAでシェーンベルクに師事、その後ニューヨークでロジャー・セッションズ、エルネスト・ブロッホに学び、アメリカにおける12音技法の指導的な作曲家と位置付けられている。「中国のニクソン」で知られるジョン・アダムズもかつて彼に師事していた。キルヒナーの作風はいずれも12音技法を基本とした厳格なものでシェーンベルク、ベルクの影響が色濃い。晩年まで創作の手を緩めず死の前年に書かれた「禁忌」には厳しい表現主義様式の中にも抒情性が感じられ、そういったロマン的な情感をそれまで「禁忌」として自ら封じ込めてきた作曲家の偽らざる生の声が聴きとれる。
BMOP-1061
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(HYBRID_SACD)
千の山々、百万の流れ〜レイ・リァン(1972-):
 アルト・サックスと管弦楽のための「暁翔〔シャオシャン〕」(2009/14) (*) /
 5つの季節(2010/14) (#) /千の山々、百万の流れ(2017) (+)
  ギル・ローズ指揮 BMOP
  チェン=クァン・リン(アルトSax;*) ガオ・ホン(ピパ〔中国琵琶〕;#)
 録音:2014年4月(*)、2015年6月(#)、2018年4月(+)。レイ・リァンは中国生まれでアメリカに移住した作曲家。アメリカ・ローマ大賞、アーロン・コープランド賞ほか多数の賞歴がある。作品はBPO 、アルディッティ四重奏団など著名団体で盛んに演奏されているとのこと。彼も前述のチェン・イやタン・ドゥンらと同じく中国の伝統音楽の要素をクラシック、現代音楽と融合しようというスタンスを取り、これはこれでひとつの流派、様式として確立していると言ってよい。「暁翔」のアルト・サックスの京劇を思わせる甲高い音のグリサンド、「5つの季節」での中国琵琶の執拗なトレモロと管弦楽の掛け合い、「千の山、百万の流れ」における山水画を思わせる音による風景描写がユニークで大いに楽しめる。
BMOP-1062
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(HYBRID_SACD)
ウィリアム・シューマン(1910-1992):
 コレオグラフィックな詩
  (バレエ音楽)「ユディト」(1949) (*) /
 夜の旅(1947) (#) /エンドールの魔女(1965) (+)
ギル・ローズ指揮
BMOP
 録音:2017年10月29日、ジョーダン・ホール、ボストン(*) /2015年7月16日、 WBGH スタジオ・フレーザー・ホール、ボストン(#) /2016年7月14日、タフツ大学ディストラー・ホール、サマーヴィル(+) 。アメリカ東海岸楽派の代表的な作曲家シューマンの珍しいマーサ・グレアムとのコラボで生まれた作品3曲収録。ウィリアム・シューマンは無調と調性を程よくミックスした手堅い作風で後のアメリカの作曲家、映画音楽に大きな影響を与えた。このアルバムにはシューマン30代〜50代の最も脂の乗り切った頃の作品が収録。

GENUIN (独) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ダンス
 タイチェヴィッチ(1900-1984):バルカンの舞曲集(1927)
 リスト:「ヴェネツィアとナポリ」S.159 〜タランテラ
 ファリャ:「恋は魔術師」〜火祭りの踊り
 ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ / シューマン:ダヴィド同盟舞曲集 Op.6
  ミリヤナ・ライイッチ(P)
 録音:2018年7月28日-30日、ドレスデン。セルビア出身の情熱系ピアニスト、ミリヤナ・ライイッチの本格的なデビューCD 。ミリヤナ・ライイッチはベオグラード生まれで、2008年からドレスデンを拠点を活動している。その演奏は意志の強さを感じさせる冴えたもので、ことにこのCDに収められたような舞曲ではどれも熱い躍動が生きている。有名なファリャの火祭りの踊りにしてもラヴェルの高雅で感傷的なワルツにしても、音楽がそこに留まらず発散して聞き手を刺激する力の強い演奏で、そしてそれは同郷のマルコ・タイチェヴィッチ(1900-1984)のバルカンの舞曲集でことに顕著。
フンパーディンク/ゴルトハンマー編曲:
  「ヘンゼルとグレーテル」抜粋(吹奏楽伴奏による)
 カロリーネ・シュニッツァー(Ms;ヘンゼル) アンネ・ペッチュ(S;グレーテル)
 レーフケ・ハンバッハ(S;露の精) ヨゼフィン・クヴェック(Ms;母、眠りの精)他
 トーマス・クラモー指揮ザクセン管楽フィルハーモニー〔吹奏楽〕
 録音:2016年12月15日-16日、2017年12月16日-17日、バート・ラウシック、ドイツ。メルヘンオペラの傑作、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」を下BPOのトランペット奏者で今や管楽オーケストラの巨匠、トーマス・クラモーの指揮する管楽オーケストラで演奏した録音。概ね1時間半の全曲を三分の二に短縮しており、第3幕の魔女の場面がない。管楽オーケストラで演奏されるフンパーディンクは、親しみやすさを増して素朴な楽しさが強くなっている。主役の二人は若い有望株。アンネ・ペッチュはドレスデン生まれの若いソプラノ。モーツァルトの娘役を得意としており、その美声は既に注目されている。カロリーネ・シュニッツァーは、南ドイツのアルゴイ生まれのソプラノ。まだ本格的に活動を始めて数年だが、既にドイツでは目立った活動を行っている。
ヤニス・クセナキス(1922-2001):プレイアデス(1978-79)
 ドメニコ・メルキオーレ指揮デシベルズ
  [アドリアン・ロマニウク、ダーフィト・グルトナー、ロバン・フルモー、
   安居早紀子、シラールド・ブティ、ティル・リンゲンベルク(Perc)]
 録音:2018年4月25日-26日、チューリヒ。クセナキスの打楽器合奏のための大作「プレイアデス」の新録音。6人の打楽器奏者を必要とする難曲だが、腕の立つ奏者が集まると聞き応えがある。ドメニコ・メルキオーレはバーゼルso. のソロ・ティンパニ奏者。デシベルズDeciBellsは若い打楽器奏者たちのアンサンブル。奈良県出身で相愛大学で学んだ安居早紀子が参加している。
ハイドンとロンドンにおけるその弟子たち
 ハイドン:ソナタ ハ長調 Hob.XVI: 50
 ヘイグ:ハイドン氏の編曲したロンドのカンツォネッタ/皇帝讃歌に基づく幻想曲
 ラトローブ:ソナタ第1番 イ長調〜第2楽章 / ヘイグ:ソナタ第2番 変ロ長調
 ハイドン:ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI: 52
 レベッカ・マウラー(Fp)
 録音:2018年3月7日-10日、ザルツブルク。ハイドンの鍵盤作品をフォルテピアノで弾くのはもう珍しいことではないが、このCDは一捻りが入っている。ハイドンの傑作として知られる ハ長調 Hob.XVI: 50と 変ホ長調 Hob.XVI: 52を最初と最後に置き、間にはトマス・ヘイグ(1769-1808?)とクリスティアン・イグナティアス・ラトローブ(1758-1836)という英国のあまり知られていない作曲家の作品が挟まれている。実は、ヘイグのカンツォネッタは題名の通りハイドンの曲に基づいており、幻想曲は現在ドイツ国家に用いられているハイドンの皇帝讃歌(したがって弦楽四重奏曲「皇帝」の第2楽章も)の旋律が用いられている。ラトローブのソナタはハイドンに捧げられた物。これらはいずれも世界初録音と思われる。ハイドンの傑作2曲ほど充実した作品とは言い難いが、ハイドンが英国楽壇に大きな影響を与えたことが伺われる佳作だ。レベッカ・マウラーはドイツのチェンバロ、フォルテピアノ奏者。ロジャー・ノリントンがハイドンの12の交響曲を録音した時には彼女が参加していたという。
音の旅
 コヌソン(1970-):アガータの歌(3曲)(2008) / プーランク:チェロ・ソナタ FP 143 (1940-48)
 ドビュッシー:インテルメッツォとスケルツォ(1880-82) / ファリャ:スペイン民謡組曲/スペイン舞曲第1番
 グラナドス:「ゴイェスカス」〜インテルメッツォ / カサド:レクイエブロス(親愛の言葉)(1931)

 マリア・クリーゲル(Vc) オリヴァー・トリエンドル(P)
 録音:2008年4月23日-25日、6月10日、ケルン。ドイツのベテラン・チェリスト、NAXOSへの多数の録音でお馴染みマリア・クリーゲルの新録音。近年注目されているフランスの中堅作曲家、ギヨーム・コヌソン(1970-)の2008年の作「アガータの歌」が注目される。マリア・クリーゲルはドイツ中西部のディレンブルクの生まれ。インディアナ大学ブルーミントン校でヤーノシュ・シュタルケルに学んでおり、明確な弾きっぷりは師匠譲り。
Spectrum
 ウェーバー:協奏大二重奏曲 変ホ長調 Op.48 / ベルク:5つの小品 Op.5
 ベートーヴェン:ソナタ ヘ長調(原曲ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」)
 シュナイダー(1989-):コンストルクト1 / ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのラプソディ第1番

 クリストフ・シュナイダー(Cl) ユリヤ・バラビチェヴァ(P)
 録音:2018年6月18日-21日、フランクフルト・アム・マイン。ドイツのクラリネット奏者、クリストフ・シュナイダーの演奏するクラリネット作品集。自作も含まれている。クリストフ・シュナイダーは1989年、フランクフルト・アム・マインの生まれ。2016年からライン・デュイスブルク・ドイツ歌劇場の第1ソロ・クラリネット奏者を務めている。しっとりと柔らかく穏やかな音色はウェーバーに打ってつけなのはもちろん、ベルクやドビュッシーでもたいへん魅力的。またベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」をクラリネットで演奏したものも非常に面白く聞ける。
モーツァルト:交響曲集
 〔第13番 ヘ長調 K.112 /第16番 ハ長調 K.128 /
  第29番 イ長調 K.201 /第40番 ト短調 K.550 〕
ヨハネス・クルンプ指揮
エッセン・フォルクヴァング室内o.
 録音:2017年9月15日-18日、2018年5月11日-14日、エッセン。ヨハネス・クルンプの指揮するドイツ、エッセンのオーケストラ、エッセン・フォルクヴァング室内o. によるモーツァルトの交響曲。エッセン・フォルクヴァング室内o. は既に創立から60年を超える伝統ある室内オーケストラで、2013/2014年シーズンから首席指揮者、音楽監督にヨハネス・クルンプが就任し、充実した活動をしている。ここでのモーツァルトの交響曲4曲は、大オーケストラは違った立ち居地による力みのない演奏が特色で、ヴィブラートを控えめにして透明感を重視しつつ、ピリオド演奏ともまた一線を画して、室内オーケストラならではのモーツァルトの魅力を十全に引き出している。
夜に向かって・・・
 ショパン:夜想曲〔変ホ長調 Op.9 No.2 /変ニ長調 Op.27 No.2 /嬰ハ短調/ロ長調 Op.62 No.1 〕
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」 / ドビュッシー:月の光
 リスト:愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 / ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5

 ジェニファー・リム(P)
 録音:2018年2月20日-21日、ライプツィヒ。韓国出身の中堅のピアニスト、ジェニファー・リムの名曲集的CD 。リムは米国のカーティス音楽院でピーター・ゼルキンに学んだ後、ジュリアード音楽学校のベラ・ダヴィドヴィッチのマスタークラスも修了し、2000年にヨーロッパでのデビューを果たしている。現在はカナダを拠点にして国際的に活躍している。リムの演奏は、叙情的な美しさを基本としながら、ふとした時に情熱がパッと燃え上がるところが素晴らしい。なおGENUINからはモーツァルトのピアノ・ソナタ集のCDが発売されている(GEN15371)他、伴奏のCDもいくつか出ている。
グランド・ツアー
 バリエール:3声のソナタ第2番 ニ短調 / ヘンデル:ソナタ第5番 ト長調
 ムファット:パッサカリア ト短調 / テレマン:ソロ 変ロ短調 / ジェミニアーニ:ソナタ第3番 ハ長調
 ロマン:ソナタ第6番 ロ短調 / クヴァンツ:ソロ第231番 ロ短調

 チチェローネ・アンサンブル
  [トマス・ヴァルミット(Fl−tr) アドリアン・シガン(Vc) アンドレアス・ギルガー(Cemb)]
 録音:2018年2月25日-27日、オーバープファルツ、ドイツ。バロック時代のフルート独奏のトリオ・ソナタなどを集めたCD 。チチェローネ・アンサンブルはドイツの古楽アンサンブル。チチェローネCiceroneとは元々は古代ローマの政治家、学者のキケロのことだが、キケロが雄弁で知識を広めたことから、転じて「案内人」の意味で使われている。彼らの意気込みが伝わる命名だ。
ピアノ連弾によるシューベルト
 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」(フランツ編曲)/
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D.897「ノットゥルノ」(ガヒ編曲)/幻想曲 ヘ短調 D.940
  デュオ・ロンターノ
   [バベッテ・ヒエールホルツァー、ユルゲン・アッペル(P)]
 録音:2018年5月21日-23日、メンデルスゾーンザール、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ。シューベルトの有名な弦楽四重奏曲「死と乙女」などをピアノ連弾で演奏している。「死と乙女」はロベルト・フランツ(1815-1892)の編曲、「ノットゥルノ」はヨーゼフ・フォン・ガヒ(1793-1864)の編曲で、どちらも非常に良く出来たもので、シューベルトの連弾曲として楽しめるだけのものだ。これに連弾オリジナルの幻想曲も含め、いずれも良い演奏。デュオ・ロンターノは2004年結成。連弾というよりも4手ピアノという方がしっくり来る一体感がある。

MSR CLASSICS  (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ロマン派のマニラのピアノ音楽
 [文学からの霊感] モリーナ:カミア、マメル、マリクマタ
 [フィリピンの踊り] パテルノ:サンパギータ(ジャスミン) / ナクピル:カピスの思い出
            ペレス:なぜ泣いているのか? / ブエンカミーノ:ハラナ/微笑
            デ・サアグン・エルナンデス:愛撫 / マサグエル:美しいフィリピン女
 [ロマンス] ブエンカミーノ:ダンダミン / サンチャゴ:夜想曲 変ホ短調 / アデラルド:夜想曲 嬰ハ短調
 [ワルツ] マサグエル:ヴィオレタ(スミレ) / アドナイ:ラ・ユリタ/ラ・マリエタ
       ブエンカミーノ:感謝/カユマングイ / バルデス・イ・ピカ:ワルツ / サンチャゴ:東洋で
 [市民の誇り] ナクピル:パイマカス(告別)/パシグ=パンタヤニン / サンチャゴ:純粋

 サリー・ピンカス(P)
 録音:2018年4月23日-24日、ボストン。19世紀末から20世紀半ばのフィリピンのピアノ小曲を集めた面白い企画のCD 。フィリピンは大雑把に言って16世紀から19世紀はスペインが、20世紀前半は米国が支配しており、上流階級のサロンではエキゾティックな西洋音楽が人気を博していた。ここに収録されている小曲は、近年の研究によって再発見された物。サリー・ピンカスはイスラエル生まれのピアニスト。米国を拠点に活動している。
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(古楽アンサンブル演奏)
 リパスト・バロックアンサンブル
  [アメリア・ローゼンヴェルト(Vn/Va) エミ・ファーガソン(Fl−tr)
   ケイティー・リートマン(バロックFg) ゲイブ・シャフォード(Cemb)]
 録音:2017年9月5日-7日、ニューヨーク。バッハの大人気作、ゴルトベルク変奏曲の編曲演奏に新たな1枚が加わった。ピリオド楽器を用いたバロックアンサンブルによる演奏なのだが、チェンバロ独奏でそのまま演奏している曲もあれば、フルートが旋律を受け持ってトリオ・ソナタ風になることもあり、よりアンサンブル的になることもあり、変化が付けられており、こうした編曲ものにありがちな、慣れると飽きてしまうという欠点を巧く避けている。これはゴルトベルク変奏曲マニアが1枚加えるに足りる演奏だろう。リパストは2004年からニューヨークシティを拠点に活動している古楽アンサンブル。リパストRipastとは食事のこと。
アーカンソー州出身の作曲家のピアノ作品集
 ジョン・ヒリアード(1947-):2つの前奏曲、3つのフーガそして1つの後奏曲(2010-13)
 フロレンス・プライス(1887-1953):ピアノ・ソナタ第1番 ホ短調
 コンロン・ナンカロウ(1912-1997):タンゴ?(1983) / スティーヴン・ブライアント(1972-):赤線(1999)

 コール・バーガー(P)
 録音:2018年1月25日-26日、オバーリン、オハイオ州。米国中南部に位置するアーカンソー州生まれの作曲家のピアノ作品を集めている。ナンカロウは有名だが、青年時代に故郷を離れている。ジョン・ヒリアードはアーカンソー州ホットスプリングに生まれ育ち、同地で育ったビル・クリントンと幼馴染だという。フロレンス・プライスは米国のアフリカ系女性として初めて評価を得た作曲家で、近年注目が集まっている。コール・バーガーももちろんアーカンソー州のピアニスト。フォートスミスの生まれ。米国人にとって州はほぼ国であり、祖国愛溢れるCD 。
ポルトガルの景色〜ポルトガルのオーボエ、ピアノと弦楽のための音楽
 マトシノス(1982-):オーボエの物語 Op.73 / ダルメイダ(1978-):オーボエとピアノのためのソナティーナ
 フェレイラ(1959-):オーボエ独奏のための郷愁 / カラパトソ(1962-):大西洋の3つの小品
 フラゴソ(1897-1918):ロマンティックな組曲 / アゼヴェード(1968-):オーボエ五重奏曲

 コートニー・ミラー(Ob) ミンジ・クォン(P)
 スコット・コクラン、ケイティ・ウォルフ(Vn)
 クリスティン・ラトリッジ(Va) アンソニー・アーノン(Vc)
 録音:2017年5月、2018年5月。一人を除いて20世紀後半生まれのポルトガルの作曲家のオーボエ作品集。リカルド・マトシノス(1982-)、アンネ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1978-)、マヌエル・ペドロ・フェレイラ(1959-)、エウリコ・カラパトソ(1962-)、セルジオ・アゼヴェード(1968-)の作品。唯一19世紀生まれの作曲家、アントーニオ・フラゴソ(1897-1918)はたいへん優秀な若い作曲家だったが、僅か21歳で病没してしまい、残された作品は僅か。ロマンティックな組曲はその貴重な一つで、いかにフラゴサが豊かな才能の持ち主だったか伝わってくる。本来はヴァイオリンとピアノのための作品だが、メランコリックな曲調はオーボエの方が引き立っているように思われる。コートニー・ミラーは、ニューヨークのヴィルトゥオーソ・ソロイスツ(2014年創立)というアンサンブルのオーボエ奏者を務めている。
ホルン、歌、ピアノによる賛美歌集
 たくさんの冠であの方の頭を飾れ(*) /私と共にいなさい/あらゆる恵みの泉であるあなたよ来なさい(#) /
 私が驚くべき十字架を見調べた時(*/#) /ヘヴレドル(陽気な)幻想曲/私の魂は息災である/
 あなたはそこにいるのか?(*) /あなたが私の先見であるように/平和が川のように(#) /深い河/
 三位一体を讃えよ(*/#) /ああダニー・ボーイ/イエスを信頼することはとても快く/
 神の玉座の前で(*/#) /私の羊飼いが私の必要なものをすべて与えてくれる

 リサ・ボントレイガー(Hr) ティモシー・シェーファー(P)
 サラ・シェーファー(S;*) グレイス・サルヤーズ(Hr)
 録音:2018年5月14日-16日、トロイ、ニューヨーク州。よく知られている賛美歌をホルン独奏とピアノ伴奏によって演奏しており、さらに曲によってソプラノ独唱が加わったり、ホルン2本とピアノの演奏だったりしている。賛美歌という親しみやすい素材が巧くリノヴェーションされたような感じ。リサ・ボントレイガーは米国のホルン奏者。サラ・シェーファーはまだデビューして数年の本当に若いソプラノだが、2018年にメトロポリタン歌劇場で上演されたロッシーニの「セミラーミデ」でアゼーマ役に大抜擢されたほどの逸材。CDではこれが彼女の透明な歌声が聞ける最初のもののようだ。

NEOS  価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2970(税抜¥2700)

 旧譜はこちらから
シュテファン・シュルツキ(1971-):室内楽作品集
 ピアノ協奏曲(2018) P1/E (*) /政治的な歌 2011 (2011) P2 (#) /
 「反射 II - 断章/アウト・カップリング - 別の場所」(2009) S-Sax/Org/E /
 魔王(2012) Br/P2 /
 ベルトルト・ブレヒトへの3つの墓碑銘(2014) S/P2/E /時間と部屋(2001) (+)

 ヴィンセント・ニーブ(PP1
 ヨハネス・X.シャフトナー指揮 JU[MB]LE (バイエルン新音楽青年アンサンブル)(*)
 ステファン・シュルツキ(エレクトロニクスE/PP1/ハモンドOrgOrg
 サロメ・カマー(Ms;#) アレクサンドル・フォン・ハグケ(テナーSax;#)
 クラウス=ディーター・イェケル(Tb;#) ヨハネス・エーリンガー(電気G;#)
 ヴァルター・ビットナー(Perc;#) カイ・ヴァングラー(アコーディオン;#)
 森園康香(Vn;#) ウリ・フィールダー(Cb;#)
 エフゲニー・オルキン(ソプラノSaxS-Sax) ペーター・シェーネ(BrBr
 ベアトリーチェス・オットマン(SS) アーロン・ダン(Fl;+)
 アンドレイ・マキー(Va;+) シモネッタ・ジネリ(Hp;+)
録音:2002年、2010年、2018年。シュテファン・シュルツキはアドリアーナ・ヘルツキー女史に師事、その後いくつかの作曲賞を受賞。また映画音楽でも活躍しその方面で高く評価されている。みずからキーボード奏者としても活動するシュルツキは音楽による社会参加、政治運動(いわゆるアンガージュマン)にも深く関わり、社会的メッセージを込めた作品を数多く発表している。そのため西ヨーロッパを席捲している多くの前衛楽派とは一線を画し、ポピュラー音楽やフリー・ジャズの要素を多く取り込んだ作風。「政治的な歌2011」ではアイスラーやワイルにヒップホップの要素を加えたような作風が面白い。また心酔するブレヒトに捧げた「墓碑銘」ではエレクトロニクスを取り入れ、もしブレヒトが現代に生きていたらやっていたかもしれないパフォーマンスを聴かせる。
アタチ・セゼル(1979-):作品集
 ケメンチェと管弦楽のための「反転する鏡」(2011)
  [セルカン・ハリリ(ケメンチェ) チェム・マンスール指揮
   トルコ・ドイツ・ヤング・ユーロ・クラシック・フェスティヴァルo.]/
 2つの弦楽三重奏のための「同時性の相対性」(2013)[バイエルン放送so.ソリストたち&トリオ・コリオリス]/
 ファゴット、トロンボーンと大管弦楽のための「無限大」(2012/13)
  [ペーター・ヴィール指揮スタジオ・ムジーク・ファブリーク]/
 弦楽オーケストラのための「トーンド・メリスマ・シルヴァー・プリント」(2015)
  [アレクサンドル・リープライヒ指揮ミュンヘン室内o.]/
 大アンサンブルとエレクトリック・ギターのための「時の輪」(2016)
  [ヨハネス・エーリンガー(電気G) ペーター・ヒルシュ指揮 MGNM フェスティヴァル・アンサンブル]/
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとアコーディオンのための「A=サークル」(2012)
  [ステファニー・シューマッハー(アコーディオン) トリコ・コリオリス]
 録音:2011年-2016年、ライヴ。トルコ出身の気鋭の作曲家セザー本邦初紹介!トルコ民族音楽と西欧前衛との対話。セゼルはトルコでピアノと音楽学を学んだ後、ベルリンで作曲をディーター・シュネーベル、マティアス・ピンチャーに師事した。彼はトルコの伝統音楽の要素とヨーロッパの現代音楽をいかに融合させるかということに関心があり、「反転する鏡」ではトルコの伝統的な擦弦楽器ケメンチェと管弦楽が対話する。弦楽のための「トーンド・メリスマ・シルヴァー・ポイント」は70年代の武満を思わせる繊細な弦楽合奏の書法が大変美しい。エレクトリック・ギター、アコーディオンがミステリアスな旋律を奏でる「時の輪」も魅力溢れる音楽。
クラリネットとアコーディオンのための作品集
 ウロシュ・ロイコ(1954-):声(2001) /感覚のサイン(2007) /ほとんど新自由主義的に(2016)
 ルカ・ユーハルト(1982-):解放(2015) / イリス・テル・シプホルスト(1962-):ミニアチュアズ(2008)

  ウロシュ・ロイコ(Cl) ルカ・ユーハルト(アコーディオン)
 録音:2015年、2017年。クラリネットのロイコとアコーディオンのユーハルトの自作自演をメインとした二重奏曲集。ロイコはクラウス・フーバーとリゲティに作曲を師事、作品はウィーン・モデルンなどで多く取り上げられている。ユーハルトはグロボカール、フーバー、マーンコップらと度々共演、現代音楽のスペシャリストとして作曲家から絶大な信頼を得ている。ロイコ、ユーハルトともに楽器の機能を知り尽くした二人だけにどれも超絶技巧が繰り広げられる作品。
ヴォルフガング・ヤコビ(1894-1972):
 チェンバロ協奏曲(1927/47)[アンドレアス・スコウラス(Cemb)
               シャーンドル・カーロイ指揮サヴォワ地方o.]/
 イタリア歌曲集(1954)
  [マリオン・グランゲ(S) アンブロワーズ・ド・ランクール(P)]/
 弦楽四重奏曲(1948) (#)[アルディッティSQ ]/
 アコーディオンとアコーディオン・オーケストラのための
  小協奏曲「セレナードとアレグロ」(1958)[ディミトリ・ブクリエ(アコーディオン)
   ピエール=アンドレ・クルンメナッハー指揮ジュネーヴ・アコーディオン連盟]
録音:2018年8月-9月、(#)を除きライヴ| (#)は世界初録音。ヴォルフガング・ヤコビはドイツのバルト海に浮かぶリューゲン島の出身。第一次大戦後、ベルリンでフリードリヒ・エルンスト・コッホに作曲を学び、盛んに作品を発表したが、家系にユダヤ人がいたためナチス政権後、その作品は退廃音楽として演奏が禁止された。第二次大戦後はダルムシュタット現代音楽講習会の理事を務めるなど戦後現代音楽の発展に貢献した。彼の音楽は新古典主義と無調様式の折衷。チェンバロ協奏曲はバロック様式の20世紀風に翻案した佳作でストラヴィンスキーやミヨー、プーランクらの音楽との親和性がある。イタリア歌曲集は抒情的な作品そして今回世界初録音となる弦楽四重奏曲は新古典主義にベルク風の表現主義が折衷され独特な世界が描かれる。アルディッティ四重奏団の熱演が聴き物。「セレナードとアレグロ」はそれまでの作風にポップな要素が加わった軽妙洒脱な作品でややニーノ・ロータの映画音楽を思わせる魅力的な音楽。
ウッド、ケージ、ファーニホウ
 ジェイムズ・ウッド(1953-):打楽器奏者と24楽器のための協奏曲
  「二人の男が出会い、お互いが遠い星から来た者だと思っている」(1995) (*)
 ジョン・ケージ(1912-1992):テープを伴ってもよい声、フルート、オーボエ、トロンボーン、コントラバス
  そしてオブリガート・パーカッションあるいは20の楽器の組み合わせまたはソロのための「龍安寺」(1983-85) (#)
 ブライアン・ファーニホウ(1943-):クラリネット独奏と室内アンサンブルのための「イカロスの失墜」(1988) (+)

  レンナルト・ドームス指揮ベルン芸術大学アンサンブル「 VERTIGO 」
  ブライアン・アーチナル(Perc;*) リヴィア・シェーンベヒラー(Fl;#)
  シュユエ・ジャオ(Cl;+) ヌーヴェル・アンサンブル・コンタンポラン(+)
 録音:2017年6月、11月。ベルン芸術大学アンサンブルVERTIGOによる戦後前衛音楽の傑作選。打楽器奏者でもあるジェイムズ・ウッドは微分音を多用した作風で知られる。「二人の男が・・」は打楽器奏者の言葉を伴うソロ・パフォーマンスにアンサンブルが絡む緊張感あふれる作品。ケージの代表作「龍安寺」はご存じ京都の龍安寺の石庭の砂と石の配置が音に翻案された不確定性の作品。楽器編成、時間も不確定性であるため様々なバージョンが存在するが、室内アンサンブル版はおそらくこれが初めて。新しい複雑性の旗手ファーノホウの代表作「イカロスの失墜」の超絶的なクラリネット・ソロと精緻を極めたアンサンブルの音の密林も聴きどころ。
コレギウム・ノヴム・チューリヒの25年
 ヴィンコ・グロボカール(1934-):ソプラノまたはテノールと13楽器の奏者ための「亡命」第2番(2012) (*)
 マーティン・ジャッジ(1978-):2つのアンサンブルのための「ウクスル」(2018)
 サーシャ・ジャンコ・ドラジチェヴィッチ(1969-):
  大アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための「発疹」(2016-18) (#)
 マルコ・ニコディイェヴィッチ(1980-):
  ピアノとアンサンブルのための協奏曲「ジェズアルド・ダブ/削除された部屋」(2012) (+)

 コレギウム・ノヴム・チューリヒ
 ヨナタン・シュトックハンマー指揮(#以外) ピーター・ランデル指揮(#)
 エヴァ・ニーフェゲルト(Ms;*) シュテファン・ヴィルト(P;+)
 録音:2013年-2018年。室内アンサンブル、コレギウム・ノヴム・チューリヒは1993年に設立されたスイスの現代音楽演奏団体。2018年の創立25周年を記念してこれまでの演奏記録から若手、中堅、ベテランの作曲家をセレクトした一枚。グロボカールの「亡命」は彼の近年の代表作。ニコディジェヴィクのピアノ協奏曲はフェルドマンとモンポウを折衷したかのような不思議なリリシズムを持つ静謐な佳品。
クワイエット・ストーン〜ローリー・アルトマン(1944-)の音楽
 チェロとピアノのための「冬の小路」(2016) /
 クラリネット、13弦ギター、チェロとメゾ・ソプラノのための「吟遊詩人の音楽」(2016) (*) /
 ピアノのための3つのミニアチュアズ(2001) /
 ソプラノ、チェロとピアノのための「スタンダード・ツィスト」(2016) /13弦ギターのための「眼の光」(1979/2016) /
 13弦ギターとピアノのための「日本組曲」(2016)〔皇居/タカシ駅/クワイエット・ストーン/キョサンの小道〕/
 ピアノのためのプレリュード第17番(1985) /13弦ギターとチェロ、ピアノのための「 J's Way 」(2015) /
 13弦ギターとピアノのための「ペルソナ」(1978) /
 クラリネット、13弦ギター、チェロとピアノのための「 50 MM 」(2016) (#)

 ローリー・アルトマン(P) アンドレアス・キューンリヒ(Vc)
 アンデシュ・ミオリン(13弦G) マティアス・ミューラー(Cl;#)
 ネドヤルコ・ペトコフ(Cl;*) イザベル・フェファーコーン(Ms;*)
 録音:2016年-2017年。ローリー・アルトマンはニューヨーク出身。ジャズ・ピアニストとして活動する傍ら多くの作品を発表。モード・ジャズを基本としながら時に無調のスタイルを折衷した作品は安易なクロスオーバーとは一線を画している。全体にキース・ジャレット、ビル・エヴァンズが持つ都会的な洗練さにアルヴォ・ペルトの静けさ、清らかさを加えたリリシズムが魅力的。なんと伊福部昭翁の作品と同じタイトルの「日本組曲」は4つの小品からなる。最近の日本観光の音楽によるスナップ写真集といったらそれまでだが、パット・メセニーあたりを思わせる粋なテイストが聴かせる。

STRADIVARIUS (伊) 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)

  当レーベルは近年、発売から2年〜3年程度で廃盤となるアイテムが増えて参りました。御早めの入手をお薦め致します。旧譜はこちらから
STR-37096
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(2 HYBRID_SACD)
ルイジ・ノーノ(1924-1990):
  歌劇「プロメテオ」〜聴く悲劇(1984)[リコルディ新版による]
 リヴィア・ラド、アルダ・カイエッロ(S) カタジナ・オチュク、
 シルヴィア・レガッツォ(A)  マルコ・レンチナイ(T)
 セルジオ・バジーレ、マヌエラ・マンドラッキア(朗読)
 アルヴィーゼ・ヴィドリン、ニコラ・ベルナルディ(ライヴ・エレクトロニクス)
 マルコ・アンギウス指揮アンサンブル・プロメテオ、
 アルトゥーロ・トスカニーニpo.、パルマ劇場cho.
 録音:2017年5月26日-28日、ファルネーゼ劇場、パルマ、ライヴ。ノーノ晩年の大作歌劇「プロメテオ」最新ライヴ音源の登場。ノーノの集大成となるこの作品のディスクは既に何種類かリリースされているが、本盤は特にイタリアの現代音楽を得意とし、当レーベルの看板アーティストのひとりマルコ・アンギウスがアンサンブル・プロメテオとアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルを振って極めて密度の高いパフォーマンスを聴かせてくれる。独唱、合唱、管弦楽とライヴ・エレクトロニクスを駆使し、極めて複雑な音響的、時間的構造を持つ本作は音の反響の仕方まで厳密に計算して作曲されているため、CD化には細心の注意が払われている。現代音楽に特に定評のあるSTRADIVARIUSの超優秀な録音技術により、いま考え得る最も理想的なコンディションでの録音が登場。
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):フルート作品集
 無伴奏フルートのための「 a guisa di un arcier presto soriano 」(1981) /
 フルートと電子音響のための「拡張されたカデンツとコーダ」(1981) /
 フルートとピアノのための「高山植物標本、2つの想像のハイブリッド」(2012) /
 無伴奏フルートのための「世界で最も短い千の音を分類する」(2012) /
 ヴィブラフォンとフルートのための「trompe-l 'oreille」(1981) /
 無伴奏フルートのための「もうひとつの耐え難い作品」(2016) /
 フルート、クラリネット、水生植物とエレクトロニクスのための「 nigli sguardi di eurialo e niso 」(1980)

 ダニエーレ・ルッジェーリ(Fl) ダヴィデ・テオドーロ(Cl)
 ダリオ・サヴロン(ヴィブラフォン) アルド・オルヴィエト(P)
 ダニエーレ・トレッサン(コンピュータ操作)
 アルヴィーゼ・ヴィドリン(ライヴ・エレクトロニクス)
 録音:2017年9月。アンブロジーニはヴェネツィア出身の作曲家。マデルナとノーノから多くの影響を受け、声楽、室内楽、オペラ、バレエまで多岐に渡る作品を発表している。このディスクはフルートを中心とした内容で無伴奏、ピアノやヴィブラフォンとのデュオ、室内アンサンブル、電子音響とのコラボなどヴァラエティに富んでいるが、いずれも静謐な音の中にその繊細な音色の変化を聴きとる作品となっている。フルートのルジェーリの超絶的な技巧、特殊奏法も聴きごたえ充分。
アゴスティーノ・ディ・シピオ(1962-):
  ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための作品集
 3つの小品「表面から底まで」(2005-07) /6つのスタディ「無言の拡がりから・・・」(1995-97) /
 研究第7番「霧の中から・・・証」(2017-18) /ピアノによるフィードバック・システム「 chpn 3.2 」(2012) /
 ピアノを含むサウンド・コンクレーション「下から」(2014-15)

 チロ・ロンゴバルディ(P) アゴスティーノ・ディ・シピオ(電子音響)他
 録音:2007-2018年。ピアノと予め制作された電子音響によるサイケデリックで摩訶不思議な音響世界。内部奏法を含むピアノは時に打楽器のようでもあり、これにコンピュータで制作された音響が絡み、アコースティックともディジタルとも言いかねる不可思議な世界が現出す。個々の作品を聴くというよりアルバム自体が瞑想的、幻惑的なひとつの長大な作品として楽しめる。アンビエント、サイケデリック、サウンド・インスタレーション、メディテーション・ミュージックが好きな人にお薦め。
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
  2声と3声のソナタ集(トリオ・ソナタ) Op.2(全17曲)
 インシエメ・ストロメンターレ・ディ・ローマ
  [ジョルジョ・サッソ、パオロ・ペローネ(Vn)
   ディエゴ・ロンカーリ(Vc) マルコ・シルヴィ(Cemb/Org)]
 録音:2017年10月、ローマ。レグレンツィは17世紀北イタリアを代表する作曲家、オルガニストで多くのオペラ、宗教曲、器楽曲を残した。このディスクはあまり演奏機会のない彼のトリオ・ソナタが集められているが、上品で典雅な雰囲気の溢れる美しい曲集。古楽を得意とするSTRADIVARIUSのみずみずしい録音がレグレンツィの甘美な世界を鮮やかに再現。
LowBb ファゴット・クラスター
 ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 RV.493 〜ラルゴ / マルコ・ベッタ:マドリガーレ(2018)
 クラウディオ・レオナルディ:ディヴェルティメント Op.92 (2012) / カルロ・ガランテ:暗いリード(2016)
 ヴィンチェンツォ・トスカーノ:プロソポン(2018) / マッテオ・ピッティーノ:4つの側面(2018)
 ダニエーレ・ヴェントゥリ:フォー・バイ・フォー(2018) / ジョヴァンニ・ダキラ:左右非対称の庭(2018)
 ニコラ・サーニ:秋の鍵(1999) / カルラ・マグナン:壮大な望遠鏡(2018)

  LowBb ファゴット・クラスター
   [ジョルジョ・マンドレージ、マウリツィオ・バリジョーネ(Fg/ファゴッティーノ)
    マッシモ・フェレッティ・インチェルティ(Fg) アレッシオ・ピサーニ(Fg/コントラFg)]
 録音:2017年12月/ 2018年9月。しいファゴット四重奏曲集。ヴィヴァルディのファゴット協奏曲からの抜粋以外は全てオリジナルの新作。現代音楽といっても前衛臭さはなく、多くはミニマル、ジャズ、その他ポップスの影響が感じられる親しみ易い音楽。なかでもニコラ・サーニの「秋の鍵」は前衛的手法を使いつつどこかユーモラスな雰囲気が漂う佳作。ファゴット4人のアンサンブルLowBbファゴット・クラスターのメンバーはそれぞれヨーロッパのオーケストラの首席奏者、ソリストを務めている。コントラ・ファゴット、ファゴッティーノ(通常の楽器より完全4〜5度もしくは1オクターヴ高い音が出せる)まで駆使し、ヴァラエティに富んだ世界を繰り広げる。
ソルティージオス〜ギター二重奏
 ファリャ:「恋は魔術師」から〔序奏と情景/恐怖の踊り/漁夫の物語/真夜中:魔法/火祭りの踊り〕
 モンポウ:歌と踊り〔第6番/第2番/第5番〕/「内なる印象」〜悲しい鳥
 ヴィラ=ロボス:シランディーニャ(全12曲)

 ノヴァ・ギター・デュオ[ネリー・フォン・アルフェン、ルイス・マントヴァーニ(G)]
 録音:2018年4月5日-7日、シュタインハーゲン、ドイツ。ギター二重奏によるスペイン、南米音楽。ノヴァ・ギター・デュオは、ネリー・フォン・アルフェンが6弦ギターを、そしてルイス・マントヴァーニが8弦のいわゆるブラームス・ギター(ブラームスの創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21を演奏できるよう低音を拡大したチェロ風のギター)を用いており、通常のギター二重奏よりも表現の幅が広いのが特徴。フォン・アルフェンはドイツ人、マントヴァーニはブラジル人で、二人はロンドンの王立音楽院で学んでいる時に出会った。技術も音楽性も極めて高度で楽しめる。
フランソワ・クープラン:「諸国の人々」から
 〔第3組曲「神聖ローマ帝国の人」/第1組曲「フランス人」/第4組曲「ピエモンテ人」〕

 ダッカーポ[ルイージ・アッカルド、エンリコ・ビッソーロ(Cemb)]
 録音:2017年11月19日、2018年1月14日、2月25日、クレーマ、イタリア。フランソワ・クープランの組曲集「諸国の人々」から3つの組曲を2台チェンバロで演奏。ルイージ・アッカルドは1985年、イタリア、サルデーニャ島のカリアリの生まれ。エンリコ・ビッソーロはイタリアのチェンバロ奏者、オルガン奏者。二人は2013年にチェンバロ・デュオ、ダッカーポを結成している。
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品集
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ〔ニ長調 BWV.1028 /ト長調 BWV.1027 /ト短調 BWV.1029 〕/
 二重奏曲〔ホ短調 BWV.802 /ヘ長調 BWV.803 /イ短調 BWV.805 /ト長調 BWV.804 〕

 アルベルト・ラージ(ガンバ) パトリツィア・マリサルディ(Cemb)
 録音:2018年6月14日-17日、ヴェローナ。アルベルト・ラージはヴェネツィア生まれのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。バーゼルのスコラ・カントルムでジョルディ・サバールに学んでいる。演奏活動に加え、ヴェローナ音楽院でヴィオラ・ダ・ガンバとバロックo. を指導している。パトリツィア・マリサルディもヴェローナ生まれ、ヨーロッパの様々なバロックo. でチェンバロ奏者として活躍している。ヴェローナ音楽院のチェンバロの教授でもある。
ニコラ・サーニ(1961-):
 ディジタル・サポートを伴うフルートのための「時間の軌跡」(1998) /ピッコロのための「蝶からの想像」(2007) /
 コントラルト・フルートのための「移民の対話」(2002) /
 コントラバス・フルートとライヴ・エレクトロニクスのための「最大の雲が到着する場所」(1996) /
 ディジタル・サポートを伴うコントラルト・フルートのための「息がそれを起こす、時の砂丘」(2012) /
 ハイパー・バス・フルート、ディジタル・サポート、
  モーション・キャプチャーとライヴ・エレクトロニクスのための「もっと違う」(2014)

 ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) アルヴィーゼ・ヴィドリン(電子音響)
 録音:2017年。以前にも STRADIVARIUS (STR-37108) でバス・フルート、ハイパー・バス・フルートを駆使して驚異的なパフォーマンスを披露したロベルト・ファブリチアーニの最新アルバム。今回はイタリアの中堅作曲家ニコラ・サーニの作品を取り上げる。ライヴ・エレクトロニクスは前アルバムでも担当したアルヴィーゼ・ヴィドリン。名手ファブリツィアーニの演奏を前提とし、なおかつライヴ・エレクトロニクスを伴う作品であるだけに内容はすっかりファブリツィアーニの独壇場、世界と化している。むら息を増幅しコンピュータで加工変調した音はまさに幽玄、夢幻の空間。対してピッコロのための「蝶からの想像」はディジタル・オルゴールとも言うべき、機械的だが可愛らしい作品。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

旧譜はこちらから
AV-2405
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(2CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
 〔第1番 ニ短調 Op.63 /第2番 ヘ長調 Op.80 /第3番 ト短調 Op.110 〕
/幻想小曲集 Op.88
 ホルショフスキ・トリオ
  [ジェシー・ミルス(Vn) ラーマン・ラマクリシュナン(Vc)相沢吏江子(P)]
 録音:2017年12月6日-9日、アメリカ芸術文学アカデミー、ニューヨーク、 US 。20世紀ポーランドの偉大なピアニスト、ミェチスワフ・ホルショフスキの名を冠した気鋭のピアノ三重奏団、ホルショフスキ・トリオの新録音がAvieからリリース。相沢吏江子は、10代半ばでカーネギー・ホール・デビューを飾り、カーティス音楽院でホルショフスキの最後の弟子となったピアニスト。トリオは、二度のグラミー賞ノミネートを誇るヴァイオリニスト、ジェシー・ミルス、ダデラス弦楽四重奏団の創立メンバー、ラーマン・ラマクリシュナンとともに、ホルショフスキ夫人の賛同と支援を得て結成され、2011年にニューヨークのロックフェラー大学でデビュー。現在もニューヨークを拠点に、北米、アジア、インド各地で活動し、2018年11月にもハクジュ・ホールやザ・フェニックス・ホール等で来日公演を行っている。Avieへのデビュー録音となるのは、2018年の来日公演でも披露された第1番を含む、シューマンのピアノ三重奏曲全集。個々の高い技量と深く結びついたトリオのメンバーシップを活かし、シューマンのロマンと情熱溢れるピアノ三重奏曲を表現している。
 #2019年4月上旬以降発売予定。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

ガブリエル・ジャクソン:主イエス・キリストの受難
 ベンジャミン・ニコラス指揮オックスフォード・マートン・カレッジcho.、
 オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア
 エマ・トリング(S) ガイ・カッティング(T)
 録音:2018年6月24日-27日、マートン・カレッジ・チャペル、オックスフォード、 UK |世界初録音。 英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声cho. の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。新録音は、ジョン・ラッター、ボブ・チルコットに並び、日本合唱界でも人気の高い英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソン。「主イエス・キリストの受難(The Passion of our Lord Jesus Christ)」は、マートン・カレッジの卒業生でもあるイギリスの詩人、劇作家のT. S.エリオットが、聖書や英語の詩歌、ラテン語の賛美歌などを織り交ぜて構成した詩に基づく作品。長い間ガブリエル・ジャクソンとコラボレートしてきたベンジャミン・ニコラスとマートン・カレッジの合唱団によるガブリエル・ジャクソンの新作にご期待頂きたい。BBCシンガーズや現代音楽ヴォーカル・アンサンブル「EXAUDI」のメンバーであり、イ・ファジョリーニやザ・シックスティーンにも参加したエマ・トリング、タリス・スコラーズ(2017年の来日公演にも参加)やマリアン・コンソート、ガブリエリ・コンソートのメンバーを務めるガイ・カッティングといった強力ソリストもポイント。
 #2019年4月以降発売予定。

ALIA VOX 価格帯C[主にSACD/DVD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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AVSA-9931
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(2 HYBRID_SACD)
1.5枚価格 価格帯:C
J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247 (1744)
 ダーヴィド・シゲトヴァーリ(T;福音史家) マルタ・マテュウ(S)
 ラファエル・ペ(CT) レイナウト・ファン・メヘレン(T)
 コンスタンティン・ヴォルフ(B) ジョルディ・サバール指揮
 コンセール・デ・ナシオン、ラ・カペラ・レイアル・ディ・カタルニャ
 録音:2018年3月26日、ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂、ライヴ。バッハは全部で5曲の受難曲を作曲したと言われている。が、確実にバッハの作といえるのは、「マタイ」と「ヨハネ」、そしてこのマルコ受難曲の3作。マルコ受難曲は1731年3月にライプツィヒに初演され、1744年の聖週間に再演された受難曲だが、現在では歌詞しか残されていない。その歌詞の構造の研究により、 BWV.198から5曲(第1, 3, 5, 8, 10曲)、 BWV.54より1曲(冒頭のアリア)がそれぞれ転用されたとされ、さらに他の楽曲もほぼすべて他の(バッハの)楽曲からの転用だったと考えられている。現在このマルコ受難曲を演奏する際には、それぞれの演奏者の考えや作品に関するヴィジョンが反映される。これまでにもコープマンをはじめとする演奏者たちが録音に挑戦してきているが、ここにサバールの演奏も加わることになった。サバールはマタイ受難曲やヨハネ受難曲、さらにコラールなどから楽曲を集めて演奏している。冒頭の楽曲から、やわらかな音色によるアンサンブルの妖しいまでの美しさに驚かされる。福音史家を務めるのはハンガリーのテノール、ダーヴィト・シゲトヴァーリ。2012年第18回バッハ国際コンクール(ライプツィヒ)で優勝している注目株。ソプラノはスペイン出身のマルタ、アルト(CT)はイタリア出身のラファエル・ペ、テノールはクリスティ主宰「声の庭」アカデミー出身のベルギーのレイナウト・ファン・メヘレン。バスはドイツ出身のコンスタンティン・ヴォルフと、活躍著しい比較的若い歌唱陣にも注目。全篇を通じて穏やかさとしずかな瞑想に満ちた、繊細な光と影に彩られた美しい演奏。
AVSA-9930
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:C
イブン・バトゥータ(1304-1377) 〜イスラムの旅行家
 第1部:モロッコからアフガニスタン(1304-1335) (*)
 第2部:アフガニスタン、インド、中国、バグダッド、グラナダ、マリ、そしてフェズへの帰還(1335-1377) (#)

 ジョルディ・サバール(ビウエラ/レベック)指揮エスペリオン XXI
 メラル・アジゾグル(声;*)[トルコ] ウェイド・ブハッスン(声;*, #/ウード;*, #)[シリア]
 ドリス・エル・マルミ(声;*, #/ウード;*, #)[モロッコ] アハメド・アル・サーブリ(声;*)[アブダビ]
 マルク・モイヨン(声;*)[フランス] カテリーナ・パパドプーロン(声;*)[ギリシャ]
 モスレム・ラハル(ネイ;*, #)[シリア] ユルダル・トッカン(ウード;*)[トルコ]
 ハカン・ギュンゴール(カーヌーン;*)[トルコ] シャル・ハシミ(タブラーほか;*)[アフガニスタン]
 ルイス・ヴィリャマホ(T;#)[バルセロナ] フリオ・ザナージ(Br;#)[イタリア]
 リンリン・ユー(中国琵琶;#)[中国] シン・リウ(中国笙;#)[中国]
 ハイク・サリクユンジャン(ドゥドゥク;#/ belul;# )[アルメニア]
 ダウド・サドザイ(ルバーブ;#/サロード;#)[アフガニスタン] 他
 録音:2016年11月4日、シテ・ド・ラ・ミュジーク、フィルハーモニー・ド・パリ、ライヴ。サバールの歴史譚シリーズ、今回はイスラムの旅行家イブン・バトゥータというテーマでの登場。イブン・バトゥータ(1304-1377)の旅行記(Rihla)は、マルコ・ポーロ(1254-1324)の「東方見聞録」と同じくらいに重要な書物。これは彼の30年ほどに渡る旅を記した書物で、2005年にサヴァールの母語であるカタルーニャ語にも翻訳され出版されている。当時の旅は修行であり知を求めて行われるものだった。バトゥータの旅行記は、当時の社会の様子や習慣、そして歴史についての重要な情報をもたらしてくれるもので、東洋の世界(イスラムの国、および非イスラム国も含む)に対しての同時代人たちの、そして後世の人々の認識を大きく変えた。サバールは、バトゥータの書物から抜粋した節の朗読をまじえつつ、彼が訪れた様々な地(モロッコ、マリ、エジプト、イエメン、ザンジバル、インド、モルジブ諸島、中国などなど)の伝統的な楽器を用いつつ、各地の伝統的な音楽を演奏する演奏会をパリで行った。これはそのライヴ録音。毎度のことながら、サバールの視点の底しれぬ広さと、歴史に対するまなざしに深く感銘を受ける内容となっている。

ALBA (芬) 1枚あたり¥2860(税抜¥2600)(SACDハイブリッド盤も同一価格)

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ABCD-428
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[JAZZ]
ピューニキンリンナ・ライヴ
 Free Manga de Carnival!(Lauri Hannu)/ Sing Me Softly of the Blues(Carla Bley)
 Small Cigars(Frank Zappa)/ A Change Is Gonna Come(Sam Cooke)/ Stolen Paintings(Lauri Hannu)
 Song for Charlies(Ville Rauhala)/ Valssi 543(Matti-Juhani Orpana)
 Avarilla mailla(In Wide Open Lands)(Matti-Juhani Orpana)
 Outolintu(Odd Bird)(Matti-Juhani Orpana)Jazzmuseo / Untitled of My Life(Lauri Hannu)

 ラウリ・ハンヌ(G) アルト・ピースパネン(P) ヴィッレ・ラウハラ(ベース)
 マッティ=ユハニ・"マサ"・オルパナ(テナーSax/ソプラノSax)
 録音:2018年2月7日、3月15日、4月4日、ピューニキンリンナ、タンペレ、フィンランド、ライヴ|オリジナル制作:エミール・アールトネン博物館|録音:マルクス・パヤッカラ。工業都市タンペレにある、北欧クラシシズム様式を代表する建造物のひとつ「ピューニキンリンナ」は、1924年に造られ、フィンランド靴製造業の先駆者といわれるエミール・アールトネンと一族の住居として使われてきた。この建物は、1984年に全面改修して展覧会やイベントのための会場として使われるようになり、2004年6月、エミール・アールトネン産業芸術博物館としてオープンした。2012年の春、アルト・ピースパネンとマサ・オルパナに、彼らのアイデアに賛同したラウリ・ハンヌとヴィッレ・ラウハラが加わり、この博物館で初めてのジャズ・コンサートが行われた。以来、2018年の秋までに40回のコンサートが開催され、人気のイベントとして定着した。彼らは、2015年から「Jazzmuseo」(ミュージアム・ジャズ)を名乗り、博物館コンサートを離れても「Holy Land」の名でアンサンブルとして活動している。「ピューニキンリンナ・ライヴ」は、2018年の冬から春にかけて博物館で行われた3回のコンサートのライヴ録音により制作されたアルバム。
ABCD-430
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[WORLD]
内なる火
  La Llama(炎)(Anna Murtola)/ Tapame(わたしを両手で包んで)(Rafael del Estad)
  Con Alegria(喜びとともに)(Joonas Widenius)/
  Sobre Las Palmas(ヤシの木のてっぺんで)(Traditional Arabic song / Sampsa Peltonen / Anna Mur-tola)
  Para Lo Ojos Negros(黒い瞳への子守歌)(Anna Murtola)/
  Buleria Del Desenamoro(終わる恋のブレリア)(Rafael Fernandez / Moraito, Parilla de Jerez)
  Kuljen Takaisin(わたしは戻ってくる)(Carlos Gardel / Alfredo Le Pera / Samplsa Peltonen / Anna Murtola)
  Fuego Por Dentro(内なる火)(Anna Murtola / Joonas Widenius)
  Andando Sola(ひとりで歩き)(Anna Murtola)

  アンナ・ムルトラ(Vo) ヨーナス・ヴィデニウス(G) ハンヌ・ランタネン(ベース)
  カロ・サンペラ(Perc) ヒルダ・ランスマン(Vo/ヨイク) ロッタ=マリア=ピトカネン(Vn)
  アリ・ハイトヘム(ウード) ティモ・アラコティア(P)
  ヴェンラ・イローナ・ブロム(バッキングヴォーカル) 編曲:アンナ・ムルトラ、ヨーナス・ヴィデニウス
 録音:2018年、 Varistoteles Studio 、ヘルシンキ、フィンランド|制作:ヨーナス・ヴィデニウス|録音・ミクシング:マルック・ヴェイヨンスオ。フィンランドのアンナ・ムルトラ(1983-)は「最北のフラメンコ歌手」として知られるアーティスト。ソロ、フラメンコ・ギタリストのヨーナス・ヴィデニウスとのデュオ、フュージョンバンド「Bajo Cero」のヴォーカリストとして活動し、さまざまなミュージシャン、ダンサー、アーティスト、文化とジャンルを超えたプロジェクトとコラボレーションを行ってきた。「内なる火(Fuego Por Dentro)」は、フラメンコ音楽の核心、人間の声の力強くかつ繊細な力に焦点をあてる、ソロ・プロジェクト「Fuego Por Dentro」から生まれた、彼女のデビュー・アルバム。フラメンコとフュージョンのギタリストで作曲家のヴィデニウス、フォークミュージックの「ヴァルッティナ」などのグループと演奏活動を行ってきたベーシストのハンヌ・ランタネン、スペインで活動する打楽器奏者のカロ・サンペラとのアンサンブルに、ヨイク、ウード、ヴァイオリン、ピアノのミュージシャンを加えたセッションで録音された。
ABCD-433
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[JAZZ]
Honk
  The Dog(Masa Orpana)/ Tanya(Joe Liggins)/ Rockin ' Shuffle(Masa Orpana)
  Midnight(Boudleaux Bryant / Chet Atlkins)/ Clear Day(Masa Orpana)/ Blackwoods(Henry Glower)
  Hastings Street Bounce(Trad / Arr. Pepper Adams)/ Churchill Strut(Masa Orpana)
  Blue Jean Shuffle(Plas Johnson)/ Soul Sister(Dexter Gordon)

 マサ・オルパナ(Sax) ヨンニ・セッパラ(G/ラップスティール)
 ヴィッレ・ヴァッリラ(ベース) ユッポ・パーヴォラ(ドラム)
 サク・ヤルヴィネン(エレクトリックP/Org)
 録音:2017年8月、2018年1月、 PMO 、タンペレ、フィンランド|制作:マサ・オルパナ|録音:ヨンニ・セッパラ。マサ・オルパナは、1973年、フィンランドのカンガサラ生まれ。テナーサックスをメインに、その他のサクソフォン、クラリネット、フルート、ギターを演奏。ジャズ、リズム・アンド・ブルース、ルーツ・ミュージック、ロック、即興に関心を寄せ、「Groovey Eyes」などのバンドと自身の「Masa Or-pana Honk」「Jazzmuseo」でプレーしてきた。「Honk」は、「Honky Tonk Man」(Alba ABACD-08) (2005)「Brothers」(ABCD-254) (2008)「Tラヴェルin ' Home」(ABCD-371) (2014)につづくリーダーアルバムの第4作。リズム・アンド・ブルースのジョー・リギンズが1946年に録音した「Tanya」、カントリー・アンド・ウェスタンのブードロー・ブライアントとチェット・アトキンズが作り、レッド・フォーリーの歌でヒットした「Midnight」、ヘンリー・グローヴァーの「Blackwoods」、ソウル・ジャズ・プレイヤーのプラス・ジョンソンの「Blue Jean Shuffle」、デクスター・ゴードンの「Soul Sister」といったアメリカの作品と彼のオリジナル曲によるプログラム。ヨンニ・セッパラのギター、ヴィッレ・ヴァッリラのベース、ユッポ・パーヴォラのドラム、サク・ヤルヴィネンのキーボードで、アルバムのタイトルどおり、あえて洗練を離れ、懐かしい音楽を展開していく。
ABACD-19
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[JAZZ]
そのあと
 1. Kuinka tietaa voin / How Can I Be Sure(高鳴る心)(Edward J Brigati Jr./Felix Cavalieri)
 2. Linnut(鳥たち)(Tero Saarti/Aale Tynni)/ 3. Kesaaamu(夏の朝)(Esa Pethman/Esko Elstela)
 4. Puut(樹木)(Raimo Salmiheimo/Sami Parkkinen)
 5. Pienen Hetken en(ちょっとの間…)(Seppo Kantonen/Timo Kiiskinen)
 6. Tuttulaulu(子守歌)(Otto Donner/Matti Rossi)
 7. Jalkeenpain(そのあと)(Pekka Tegelman/Aila Meriluoto)/ 8. Sade(雨)(Tero Saarti/Aale Tynni)
 9. Kaikki Minka Tekee(すべてはそこに)(Seppo Kantonen/Timo Kiiskinen)
 10. Aamu-usva(朝霞)(Lasse Martenson/Jukka Virtanen)/ 11. Hammennys(困惑)(Tero Saarti/Aale Tynni)

 アンニマリア・リンネ(Vo) マッティ・テゲルマン(Vo)
 Jazzkvintetti
  [ミッコ・ハッシネン(ドラム) テロ・サールティ(Tp)
   マヌエル・ドゥンケル(Sax) セッポ・カントネン(P)]

 ヴェサ・オヤニエミ(ベース) 弦楽アンサンブル編曲:ミッコ・ハッシネン、セッポ・カントネン
 録音:2017年、 Varistoteles Studio 、ヘルシンキ、フィンランド|制作:アンニマリア・リンネ|録音・ミクシング:マルック・ヴェイヨンスオ。フィンランドのヴォーカリスト、アンニマリア・リンネは、ニューヨークで学び、1990年代の初めからヘルシンキを本拠にジャズとスウィング・ミュージックのシンガーとして活動。ラッセ・モッテンソン、リク・ニエミ、UMO 、マッティ・テゲルマンたちと共演、ヘルシンキやトゥルクのフィルハーモニックのポピュラーミュージック・コンサートに出演してきた。2017年録音のアルバム「そのあと」。1960年代アメリカのバンド「ヤング・ラスカルズ」の歌った「高鳴る心」に始まり、親しい音楽家たちがこのアルバムのために作り、それぞれのストーリーが彼女の胸の内で大きく膨らんでいったという曲が歌われる。ジャズクインテットのミッコ・ハッシネンとセッポ・カントネンが編曲も担当。「ちょっとの間…」などいくつかのナンバーは、10人編成の弦楽アンサンブルも加わって歌われる。

ANTARCTICA (ベルギー) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

ANTAR-013
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(2CD)
ピエ・ジョゼフ・スヴェルツ(1960-):
 INSIGHTyourINSIDE 〜 24 Straight Strung Piano Sonatas
  〔内面の洞察〜24のまっすぐに弦を張ったピアノ・ソナタ集〕
(全24トラック)
 ピエ・ジョゼフ・スヴェルツ(P|使用楽器:平行弦ピアノ、マーネ制作)
 使用楽器はおそらく、バレンボイムのためにクリス・マーネが制作した楽器(この楽器を主題としたバレンボイムのCDがDGから出ている)ではないかと思われる。ベルギーのコンポーザー・ピアニスト、ピエ・ジョゼフ・スヴェルツによる自作自演集。スヴェルツは、バッハの平均律クラヴィーア曲集に倣い、24の調性によるソナタを作曲。ジャズ風のスカルラッティを思わせる楽曲から、モーツァルト、ワーグナー、パーセルなど様々な作曲家を思わせる楽曲まで、ヴァラエティに富んでおり楽しめる。

AUDITE (独) 
 価格帯記載無し[CD]:特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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AU-21443
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(2CD)
シューベルト(1797-1828):
 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 /弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
  クレモナSQ
  [クリスティアーノ・グアルコ(Vn1|使用楽器:ストラディヴァリウス「パガニーニ」、1727年製作)
   パオロ・アンドレオーニ(Vn2|使用楽器:ストラディヴァリウス「パガニーニ」、1680年製作)
   シモーネ・グラマーリャ(Va|使用楽器:ストラディヴァリウス「パガニーニ」、1731年頃製作)
   ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc|使用楽器:ストラディヴァリウス「パガニーニ」、1736年製作)]

 エッカート・ルンゲ(Vc
    |使用楽器:ジローラモ・ヒエロニムス・アマティ&アントニオ・アマティ、1595年製作
 録音:2018年9月18日-22日、ライプニッツザール、ハノーファー・コングレス・セントラム。現代イタリアを代表する弦楽四重奏団のクレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースされているベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(AU-21454)、サン=サーンスのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第1番(AU-97728)でもその高い技術と豊かな音楽性で高く評価され、2018年7月の初来日公演も話題となった。2018年9月に録音した期待のアルバムはシューベルト。アルテミス・カルテットの創設メンバーとしても知られるエッカート・ルンゲをむかえての弦楽五重奏曲、そして弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」。当録音では2017年9月より日本音楽財団に貸与されているストラディヴァリウスの銘器「パガニーニ・クァルテット」を使用しての注目作。同セットはかつてハーゲン四重奏団や東京クァルテットが使用した銘器。四重奏のメンバー全員がクレモナ産の楽器を用いての録音は20年ほどのキャリアで初めだけにさらなる期待が高まる。シューベルト最晩年の室内楽、弦楽五重奏曲。天国的な美しさを呈するこの傑作をクレモナ四重奏団とルンゲは全身全霊を傾けて演奏している。また「死と乙女」では緊張感が途切れることなく鬼気迫る演奏を披露。長年のキャリアでしか築くことのできない阿吽の呼吸から生まれる演奏を聴かせてくれる。高水準の演奏に加えてauditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目。イタリア四重奏団イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ実力派で世界から注目を集めている。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを聴かせてくれる。作品によって表情を見事に変え、優美な音色に加えて抜群の音程感で現代最高の呼び声高い四重奏団と言える。
AU-21456
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(3CD)
2CD価格
初出、イタリア四重奏団〜 RIAS 録音全集
 ドニゼッティ(1797-1848):弦楽四重奏曲第7番 ヘ短調59
 ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調58
 マリピエロ(1882-1973):弦楽四重奏曲第4番63
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108 63
 ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲 ヘ長調59
 シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調 Op.168, D.112 51.2.25
 シューマン(1810-1856):弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41 No.2 51.2.26
 ハイドン(1732-1809):
  弦楽四重奏曲第66番 ト長調「ロプコヴィッツ」 Op.77 No.1, Hob.III: 81 51.2.26
 シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41 No.3 58
 イタリアSQ
  [パオロ・ボルチャーニ(Vn1) エリサ・ペグレッフィ(Vn2)
   ピエロ・ファルッリ(Va) フランコ・ロッシ(Vc)]
 録音:1959年10月18日、第7スタジオ、 RIAS フンクハウス、ベルリン59 /1951年2月25日51.2.25、1951年2月26日51.2.26、1958年10月13日58、1963年10月13日63、ジーメンスヴィラ、ベルリン=ランクヴィッツ59以外、すべてベルリン、初出音源。高音質復刻で評判を呼ぶドイツ audite レーベルからリリースされているRIAS音源による初出音源集。当セットはRIASに残されたイタリア四重奏団の音源全集。1945年に結成されたイタリア四重奏団は、熱情、官能といったイタリア風の特質が発揮され、第1ヴァイオリンのパオロ・ボルチャーニのとろけるように優美な音色が魅力。一方で、緻密なアンサンブルと構成力を持ち合わせ、今もなお人気の20世紀を代表する弦楽四重奏団。1951年から1963年収録のRIAS音源では得意のシューマン、ハイドン、シューベルトに加えて、ここに収録されたドニゼッティ、ケルビーニ、ショスタコーヴィチの各作品はディスコグラフィにはなく、非常に貴重な録音が日の目を見ることとなる。力強さと艶やかさに満ちた驚きの演奏がよみがえる。演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、非常に鮮明な音質で蘇った。
R.シュトラウス&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ集
 R.シュトラウス(1864-1949):ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18 (1888)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン・ソナタ Op.134 (1968)
  フランチスカ・ピーチ(Vn|使用楽器:アントニオ・テストーレ、1751年制作
  ホス・デ・ソラウン(P|使用楽器: Kawai SK-EX(Shigeru Kawai Concert Grand
 録音:2018年10月1日-3日、イエス・キリスト教会、ダーレム、ベルリン、ドイツ。auditeレーベルの看板アーティストの一人で精力的にリリースを続けているフランチスカ・ピーチがR.シュトラウスとショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタを録音した。R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは1887年に作曲をはじめ翌1888年に完成した。R.シュトラウスの若々しく溌剌とした無比の美しい作品。ヴァイオリン、ピアノともに高度な技術が求められるが、作品の随所で聴くことのできる情熱的な美しい旋律がとても印象的。スペイン出身のピアニスト、ホス・デ・ソラウン(第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞)のきらめくピアノも冴えわたる。ショスタコーヴィチ唯一のヴァイオリン・ソナタは、ダヴィド・オイストラフの60歳の誕生日に捧げられた作品。晩年の作風が簡潔化し、人生の深い悲劇性と思考の哲学性が追及された時期の傑作。献呈者オイストラフの芸術にみあう大規模かつ精神の深さにおいて充実したこの作品は、テクニックの面においても最高の難曲として知られる。ピーチは非常に魂のこもった熱演を聴かせてくれる。現在のピーチの充実ぶりを示した注目の録音。演奏の素晴らしさに加えて、auditeの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみ頂ける。

AURORA (諾)  1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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ブエノスアイレス・パリ・シカゴ〜ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963-):
 ブエノスアイレスのふたりのノルウェー人(バンドネオン、チェロと弦楽オーケストラのための二重協奏曲)/
 ビストロの情景(バンドネオンとチェロのための)/
 Very Early Morning Blues(バンドネオン、ハーモニカとチェロのための)

 ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン/ハーモニカ)
 アンドレーアス・ブランテリード(Vc) ノルウェー室内o.
 録音:2018年6月10日、ヤール教会、バールム、ノルウェー(二重協奏曲)、2018年6月7日-8日、 NRK-Studio 19、 オスロ|制作・録音:ショーン・ルイス。「自分と同じ魂を感じる」と語ったヴァイオリニストのクレーメルと共演を重ねているノルウェーのバンドネオン奏者、ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963?)は、作曲家として鋭いユーモアを散りばめた作品を発表してきた。「ケークウォークを書いたドビュッシー、ラグタイムとタンゴのストラヴィンスキー、クラシカルとポピュラーをミックスしてトレードマークとなるスタイルを作り上げたヴァイル、ガーシュウィン、バーンスタイン。バッハたちから得たインスピレーションを取り入れたプロコル・ハルム、ビートルズ、ピンク・フロイド」をモデルとして挙げる彼の作品にはポピュラー・ミュージックの影響が見られ、それが彼の音楽の大きな特徴とされている。グロルヴィーゲンの「作曲家」デビュー・アルバム。「ブエノスアイレスのふたりのノルウェー人」は「バンドネオン、チェロと弦楽オーケストラのための二重協奏曲」として書かれた「ノスタルジアが底流にある」作品。「タンゴ Musculoso」、「ゆっくりしたミロンガ(milonga lenta)」「Tro-Esma」、アレグロ・ヴィヴァーチェの「ミロンガ」「Joda」の3つの楽章で構成。ブルース・スプリングスティーンの「Born to Run(明日なき暴走)」とオリヴィエ・メシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」の「聖母のまなざし(Regard de la Vierge)」が引用される。「ビストロの情景」は、長いパリ暮らしの間に経験豊富な「ビストロ観察者」になったというグロルヴィーゲンが、ビストロで出会った場面をバンドネオンとチェロのための音楽に書いた作品。アメリカのシカゴは、グロルヴィーゲンがもっとも最初に気に入った音楽のひとつというブルースを育てた街。1920年代のブルースのギタリスト、ブラインド・ブレイクの“Early Morning Blues "になぞらえたタイトルの「Very Early Morning Blues」では、シカゴ・ブルースの初期にリード楽器として使われたハーモニカも使われる。アンドレーアス・ブランテリード(ブランテリズ)(1987-)は、デンマーク系スウェーデンのチェリスト。スカンディナヴィアを代表する音楽家として期待され、グリーグ、グレインジャー、カール・ニルセンの作品(BISSA-2120)などのアルバムがリリースされている。Simaxレーベルの数々の録音で知られるショーン・ルイスが制作と録音を担当。リアルなテクスチュアと臨場感のあるアルバムに作り上げた。グロルヴィーゲンの書いた機知いっぱいのライナーノーツが、英語、フランス語、スペイン語、中国語の翻訳と合わせてブックレットに掲載されている。

BONGIOVANNI 
 価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2750(税抜¥2500) / 価格帯D[DVD]:¥5940(税抜¥5400)

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AB-20039
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(DVD)
価格帯:D
マスカーニ:歌劇「イリス」
 パオレッタ・マッロク、パオロ・アントニェッティ、カルミネ・モナコ・ダンブロジア、
 マンリーコ・シニョリーニ、アレッサンドラ・ロッシディ、ビエール・ピエーリ
 トマゾ・トンボローニ、マルコ・インナモラーティ 井原広樹(演出)
 ダニエーレ・アジマン指揮プッチニアーナpo. コーロ・アルス・リリカ
 収録:2017年12月、ゴルドーニ劇場、リヴォルノ、イタリア、ライヴ|字幕:英伊| NTSC 。1890年、27歳の時に発表した「カヴァレリア・ルスティカーナ」が圧倒的な評価を受けたマスカーニ。その後も精力的に何作もオペラを発表し続け、1898年に初演されたのがこの「イリス」。もともと劇や小説になっていた題材ではなくルイージ・イリッカが新たに書き下ろした台本によるこのオペラは、日本の江戸時代を舞台としたもので、のちにプッチーニ「蝶々夫人」にも影響を与えた。音楽は4小節・8小節といった型通りのフレーズ割りが少なく、長く滑らかなメロディが美しく紡がれていく。とうとうと流れる音楽が心地よいイタリア・オペラの名品。2017年に行われた本場のライヴ映像でお楽しみ頂きたい。
Non Solo Tango 〜ヴァイオリントピアノによるタンゴ
 カルロス・ガルデル: El dia que me quieras / Por una cabeza / セバスティアン・イラディエル: La paloma
 ヤコブ・ゲーゼ: Celos - Gelosia / アンヘル・ビジョルド: El choclo / ブルーノ・ツァンニ: Nostalgia
 アストル・ピアソラ: Chiquilin de Bachin / Adios Nonino /忘却/リベルタンゴ
 ヘラルド・マトス・ロドリゲス: La cumparsita / フアン・デ・ディオス・フィリベルト: Caminito
 セバスティアン・ピアニャ: Milonga sentimental

  アンジェラ・パルフラーダー(Vn) ラファエッラ・ツァンニ(P)
 録音:2018年4月。クラシックやジャズの要素も含むクロスオーバー的内容。

LE CHANT DU MONDE (仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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CHARLIE CHAPLINFILM MUSIC ANTHOLOGY 〜チャーリー・チャップリン:映画音楽集
 *CD1: 1931-1952 、ハリウッドにて作曲
  「街の灯」 City Lights (1931年|録音:1930年12月、1931年1月)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:アーサー・ジョンストン/指揮:アルフレッド・ニューマン
   1. Original Opening Music / Cast Credits / 2. Afternoon / 3. Nightclub / 4. Fight Club
   5. Charlie Looks Through Shop Window at Girl / 6. Girl Holds Charlie's Hand
  「モダン・タイムス」 Modern Times (1936年|録音:1935年11月-12月)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:ダヴィド・ラクシン、
        エドワード・パウエル/指揮:アルフレッド・ニューマン
   7. Opening / Sheep / 8. Factory Scene / 9. Lunch Time / Charlie in the Machine
   10. Starting Life Anew / Leading a Strike / 11. The Gamine / 12. The Department Store
   13. It's Paradise (The Shack) / 14. Waiting on Tables
   15. Nonsense Song from Modern Times (Titine) (これのみレオ・ダニデルフ作曲)
   16. Dawn / Buck Up - Never Say Die / Smile
  「独裁者」 The Great Dictator (1940年|録音:1940年8月)
    作曲:チャールズ・チャップリン、メレディス・ウィルソン/編曲、指揮:メレディス・ウィルソン
   17. Main Title / 18. Globe Dance (Vorspiel Lohengrin) (ワーグナー)
   19. Barber Shop Scene (Hungarian Dance No. 5) (ブラームス)
   33. The Great Dictator: Charlie Chaplin's Final Speech
  「黄金狂時代」 The Gold Rush (サウンド版/1925年の黄金狂時代にチャップリン自身の作曲と
                  ナレーションを施したもの/1942年|録音:1941年10-11月)
    作曲:チャールズ・チャップリン、メレディス・ウィルソン( + 編曲)/指揮:マックス・テール
   20. Overture / Chilkoot Pass / 21. Valse Mange (Charlie Eats His Shoe)
   22. Love Theme (ブラームス) / Valse Elegante / Valse Charmante
   23. Mother's Dance (Bread Roll Dance)
  「殺人狂時代」 Monsieur Verdoux (1947年|録音:1947年1月)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:ルディ・シュレーガー
   24. Main Title - Monsieur Verdoux / 25. Tango Bitterness / 26. Finale
   34. Speech from Monsieur Verdoux
  「ライムライト」 Limelight (1952年|録音:1951年)
    作曲・作詞・歌唱:チャールズ・チャップリン/編曲:レイモンド・ラッシュ/指揮:キース・ウィリアムズ
   27. The Harlequinade Ballet / Terry's Theme (Eternally) / Moon Dance
   28. Terry's Solo / Terry's Theme (Eternally) / Pas de Deux / 29. Terry's Success (Child's Theme)
   30. Animal Trainer / 31. Spring Song / 32. Sardine Song
 *CD2: 1957-1976 、コルシエ=シュル=ヴヴェイ(スイス)にて作曲
  「ニューヨークの王様」 A King in New York (1957年|録音:1956年-1957年)
    作曲・作詞・歌唱:チャールズ・チャップリン/指揮:レイトン・ルーカス
    編曲:ボリス・サルベク、ペーター・ナイト、フィリップ・サントン
   1. Mandolin Serenade (マンドリン・セレナーデ)/ 2. Weeping Willows (しだれ柳)
   3. A Million Dollars / 4. Juke Box / 5. Now That It's Ended
   6. The Spring Song (Spring's the Time for Making Love) Instrumental
  「チャップリン・レヴュー」 The Chaplin Revue (1959年/ 〜
    『犬の生活』(1918年)、『担へ銃』(1918年)、『偽牧師』(1923年)の3本をまとめ、
      チャップリン自身の作曲とナレーションを施して再編集した映画|録音:1959年)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:エリック・ジェームス/指揮:エリック・スピア
   「犬の生活」 Dog’s Life より 7. Dog's Life Theme / 8. Coffee and Cakes / 9. Rag
   「担へ銃」 Shoulder Arms より
     10. Main Titles / 11. Sauerkraut March / Shell Happy / Changing Guard / Peace
     12. The Post / 13. D. Minor Waltz
   「偽牧師」 The Pilgrim より
     14. Bound for Texas (Texas Vocal) / 15. Jitters / 16. Texas Border Theme
  「サーカス」 The Circus (1928年/1969 年の再上映のためにチャップリンが1968年に作詞作曲|録音:1968年)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:エリック・ジェームス/指揮:ランバート・ウィリアムソン
     17. Swing High Little Girl / 18. Befriending Merna /
     19. Tight Rope Waltz / 20. The Circus Leaves Town
  「キッド」 The Kid(1921年/1972年の再上映のためにチャップリンが1971年に作曲|録音:1971年)
    作曲:チャールズ・チャップリン/編曲:エリック・ジェームス/指揮:エリック・ロジャース
     21. The Kid / 22. His Morning Promenade /
     23. The Country Doctor / Rooftop Chase / 24. Night / $1000 Reward / Dawn
 すべて映画オリジナルの音源(チャップリン自身による後年の作曲リメイク版を含む)を使用。ブックレットに未発表写真も掲載。2019年は、喜劇王チャップリン生誕130周年にあたる(1889年4月16日-1977年12月25日)。これを記念して、パリのフィルハーモニーでは2019年10月から2020年2月まで大規模な個展が予定されているなど、世界各地で様々なイベントが催される。チャップリンが自分の映画のために作曲した作品のコンピレーションが登場。すべてオリジナル録音の音源による物。チャップリンは俳優・監督はもちろん、作曲家でもあり、1973年には映画「ライムライト」でアカデミー作曲賞を受賞している。このディスクは、「街の灯」、「モダーン・タイムス」、「独裁者」やショート・フィルムの音楽と、未発表写真も盛り込まれたブックレットという、チャップリンの芸術をあらためて知ることのできる貴重な2枚組。声楽家を両親にもつチャップリン。幼いころから劇場で母親の歌や他の演目に親しみ、歌やダンスなどを真似るのが天才的にうまかったという。初舞台は5歳、母親が舞台上で突然声の調子が悪くなり、彼女の代わりに舞台に躍り出て2曲を歌った時だった。9歳から劇場で働き始める。1912年20代前半の時にはヴァイオリンの腕前も相当で、片時もヴァイオリンを離さず、何時間もさらっていたという(ちなみに左利きで弓を左手で持って演奏していた)。チェロに取り組んだ時期もあったという。チャップリンは劇場の出入りの指揮者や、推薦された教師のレッスンを受け、演奏家あるいは楽器で劇場で生きていこうと思った時期もあったようだが最終的には才能がないと自分で判断し、演奏はやめたという。チャップリンの映画音楽にはほぼ必ず長めのヴァイオリン・ソロがあり、それは見紛うことなきチャップリンの特徴に満ちた音楽となっている。チャップリンは1929年にインタビューで「トーキー映画はサイレント映画の偉大な美しさを破壊している」と述べましたが、その後「街の灯」(1931年)以降の彼の映画音楽はすべて自分で作曲するようになったのは、音楽で映画をコントロールできる喜びを知ったからだった。内容はコメディであってもエレガントでロマンティックな音楽をつけることによって、映画に様々な感情を付与できる、とチャップリンは述べている。しかし編曲者たちはコミカルな音づくりをしようとしたので、チャップリンは編曲家に自分の音楽のめざす方向性を理解させるのに苦労したといる。チャップリンの音楽家としての側面からあらためて彼の芸術を俯瞰できる、貴重な2枚組。

CLAVES (瑞) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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パスカル・ザヴァロ(1959-):
 サン・ロマーノの戦い(2012) /
 イントゥ・ザ・ワイルド(2016) (*) /
 パストラーレ(2010) (#) /
 トゥルーロのマシーン(2015)
ブリュノ・フィリップ(Vc;*)
マティユー・
 ペティジョン(Ob:#)
フランク・ラヴォジェ(Fg;#)
ジュリアン・マスモンデ指揮
モンテカルロpo.
 録音:2017年6月27日-7月1日、ヤコフ・クライツベルク・ホール、モナコ。フランスの作曲家兼打楽器奏者パスカル・ザヴァロ(1959-)。少年時代よりロック・バンドでドラムスを担当し、その後打楽器奏者として活躍してきた。打楽器奏者ならではといえる独特なビート感とリズム感に包まれた作品は近年フランス、スイスを中心に評価を高めてきている。当アルバムでは4篇を収録。いずれも効果的な打楽器と魅惑的な旋律が魅力。「イントゥ・ザ・ワイルド」では新進気鋭のチェロ奏者ブリュノ・フィリップが独奏をつとめている。フィリップは1993年ペルピニャン生まれのチェロ奏者。2011年11月、アンドレ・ナヴァラ国際コンクールで第3位とベスト・リサイタル賞を受賞、そして2014年には難関ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位と聴衆賞を受賞、世界のオーケストラと共演、また、クレーメルやタベア・ツィンマーマンらと共演、その実力が注目されている。
オトマール・シェック(1886-1957):劇的カンタータ「漁師と女房」 Op.43
 ラヘル・ハルニッシュ(S;女房) イェルク・ドゥルミュラー(T;漁師)
 ジョルダン・シャナハン(B;ヒラメ)
 マリオ・ヴェンツァーゴ指揮コレギウム・ムジクム・ヴィンタートゥール
 録音:2017年6月、ヴィンタートゥール。スイスを代表する多作曲家オトマール・シェック(1886-1957)はライプツィヒでレーガーに師事したシェックは後期ロマン派音楽から出発し、非常に高められたリリシズムを特色とする。歌曲を中心に歌劇、合唱曲、室内楽曲などすぐれた作品を残している。1928年から30年にかけて作曲された「漁師と女房」はグリム童話を原作とした作品で、漁師とその女房そしてヒラメが演じる劇的カンタータ。
モーツァルトとその同時代人群像
 モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調 K.302
 ヨーゼフ・ヴェルシュ(18世紀):無伴奏ヴァイオリンのための主題と変奏曲
 フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト(1739-1796):
  ヴァイオリン・ソナタ/チェンバロと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
 アントワーヌ・ラクロワ(1756-1806):無伴奏ヴァイオリンのための主題と変奏曲
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
  プラメナ・ニキタソヴァ(Vn) アリーン・ジルベライシュ(Fp)
 録音:2018年5月22日-26日、カトリック教会、ゼーヴェン、スイス。ブルガリア出身のヴァイオリニスト、プラメナ・ニキタソヴァ。古楽を中心とした活躍が目覚ましく、これまでも数々のCDが高評価を受けている。当アルバムはモーツァルトとその同時代に活躍した作曲家に焦点を当て、ヨーゼフ・ヴェルシュ、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト、アントワーヌ・ラクロワといったなかなか演奏されることのない作曲家の作品を聴くことが出来る。ハンマークラヴィーアを演奏したアリーン・ジルベライシュとの相性もよく、一音一音が生き生きと輝かしい音色で奏でられる。
1660年代ボローニャの音楽〜コッソーニ&カッツァーティ  カルロ・ドナート・コッソーニ(1623-1700):
  独唱のためのモテット集第3巻 Op.12 (1675) 〜 Suspirat in dolore /
  独唱のための3つの讃美歌 Op.4 (1668) より〔 Salve regina / Crudelis Herodes 〕/
  カンツォネッテ・アモローゼ第1巻 Op.7 (1669) より〔 Occhi belli / Mestoamatore / Fino all'ultimo 〕/
  独唱のためのモテット集第2巻 Op.10 (1670) 〜 Ecce Jesu mi
 マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.18 (1656) より
   〔 La Martinenga / La Calcagnina / La Bulgarina 〕/
  独唱とヴァイオリンのためのカンツォネッタ第5巻 Op.46 (1668) より
   〔 Amante che mirato / Lodasi il tacere "Se parlate ose tacete" 〕
  ディポルティ・スピリチュアリー Op.49 (1668) 〜 Peccator penitente "O mie luci dolenti" /
  独唱のためのアリアとカンタータ Op.11 (1649) 〜 Amor bugiardo "Non vi fidate" /
  独唱のためのカンツォネッタ第4巻 Op.43 (1667) 〜 L 'amante musico

 アリス・ボルチアーニ(S) アンサンブル・フィロメル
 録音:2016年8月、ゲブヴィレール、フランス。1660年代前後にボローニャで作られたカルロ・ドナート・コッソーニ(1623-1700)とマウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678)の作品集。ミラノ生まれの作曲家、オルガニストのコッソーニは司祭でもあり、1662年からボローニャの聖ペトロニオ大聖堂の第1オルガニストを務め、67年からボローニャのアッカデミア・フィルハモニカのメンバーとなり、自ら「勤勉なアッカデミア会員」と称した。独唱のためのモテット集はコッソーニの代表作。一方、カッツァーティもコッソーニ同様作曲家、オルガニストとして活躍。1657年から71年の聖ペトロニオ大聖堂の楽長在任中に器楽音楽の発展に貢献した。カッツァーティの作品はボローニャのヴァイオリン音楽の特徴とされる、豊かさと詩情を謳歌する様式を開花させた。アリス・ボルチアーニのソプラノ独唱とアンサンブル・フィロメルによる温かみのある演奏で当時の世界がよみがえる。
オトマール・シェック(1886-1957):歌劇「デューランデ城」 Op.53(全4幕)
 ロビン・アダムズ(Br) ソフィー・ゴルデラッヅェ(S)
 ウーヴェ・スティッカート(T) ヒルケ・アネルセン(Ms)
 ジョルダン・シャナハン(B) ルドヴィカ・ベッロ(S)他
 マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ベルンso.、ベルン市立劇場cho.
 録音:2018年6月2日、ベルン市立劇場、スイス、ライヴ|世界初録音。オトマール・シェック(1886-1957)はライプツィヒでレーガーに師事したスイス人の作曲家。後期ロマン派音楽から出発し、非常に高められたリリシズムを特色とする。歌曲を中心に歌劇、合唱曲、室内楽曲などすぐれた作品を残している。歌劇「デューランデ城」は、アイヒェンドルフの小説を元にした全4幕の大作。オトマール・シェック作品の研究と録音に力を注いでいる指揮者マリオ・ヴェンツァーゴ渾身のライヴでこの度世界初録音が実現した。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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HC-18054
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(2CD)
ファウスト + ポッペン + リリング〜J.S.バッハ
 ヴァイオリン協奏曲〔第1番 イ短調 BWV.1041 (*) /第2番 ホ長調 BWV.1042 (*) /
 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043 (#) /
 復元されたヴァイオリン協奏曲集
  〔ヴァイオリン協奏曲楽章(シンフォニア) ニ長調 BWV.1045 (+) /
   ヴァイオリン協奏曲[ニ短調 BWV.1052R (+) /ト短調 BWV.1056R (+) ]/
   3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV.1064R (**) 〕
 クリストフ・ポッペン(Vn;*/#) イザベル・ファウスト(Vn;#/+/**)
 ミュリエル・カントレッジ(Vn;**)
 ヘルムート・リリング指揮シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
 録音:1999年5月、シュタットハレ、レオンベルク(*/#) /2000年1月、シュタットハレ、ジンデルフィンゲン(+/**) |初出・単売品番: Hanssler, 92-125 (*/#), 92-138 (+/**) |若き日のファウストによる、当レーベルの「バッハ大全集」のための録音。
モーツァルト(1756-1791):室内楽版ピアノ協奏曲集
 〔第12番 イ長調 K.414 /第13番 ハ長調 K.415 〕
 ハイオウ・チャン〔張海鴎〕(P) NDR フィルハーモニック弦楽プレイヤーズ
  [フリデリケ・スタークロフ、ゾフィー・ペンツィア(Vn)
   オリバー・マスカレナス(Vc) アンナ・ルイス(Va) ウンソン・チャン(Cb)]
 録音:2018年11月4日-5日、小ゼンデザール。若手期待の星ハイオウ・チャン(張海鴎)によるモーツァルトのピアノ協奏曲第2弾は弦楽五重奏による室内楽版の第12番と第13番。ハイオウ・チャンは、北京中央音楽学院に学び、2002年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積んだ。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴を誇る。ヘンスラー・レーベルよりリリースされているリスト・アルバム(98625)では圧倒的なテクニックを披露し話題となり、ファイと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番&21番(HC-16037)でも好演を聴かせる。当アルバムでも大家を予感させる豊かな音楽性を余すところなく堪能することが出来る。
HC-19006
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(2CD)
プレガルディエン&ゲース〜シューマン、ヴォルフ&マーラー
 シューマン:歌曲集「リーダークライス」 Op.39 (*)
 ヴォルフ:アイヒェンドルフの詩による歌曲(*)
  〔追悼の辞/見知らぬ土地で I, II, VI /帰還/夜/友人/音楽師/絶望した恋人/セレナード/兵士 II /郷愁〕

 マーラー:ピアノ伴奏歌曲集(#)
   歌曲集「子供の不思議な角笛」より
    〔魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/だれがこの歌を作ったのだろう/高い知性への賛歌/
     ラインの伝説/少年鼓手/トランペットが美しく鳴り響くところ/死んだ鼓手/原光〕
/
   「リュッケルトの詩による歌曲」より〔私はこの世に忘れられ/真夜中に〕/
   歌曲集「さすらう若人の歌」
 クリストフ・プレガルディエン(T) ミヒャエル・ゲース(P)
 録音:2005年(*) /2006年3月14日-15日、18日-19日、 KvB ザール、フンクハウス、ケルン(#) |初出・旧品番: Hanssler, 98-235 (*), 98-256 (#) 。
SAITENWECHSEL 〔弦を張り替える〕〜ハープ独奏のための作品集
 J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
 スカルラッティ(1685-1757):ソナタ〔ロ短調 K.27「アレグロ」/イ長調 K.208「アンダンテ・エ・カンタービレ」/
                   ホ長調 K.380「アンダンテ・コンモート」〕
 ドビュッシー(1862-1918):子供の領分〜小さい羊飼い/前奏曲第1巻〜亜麻色の髪の乙女/ベルガマスク組曲〜月の光
 リスト(1811-1886):ジュネーヴの鐘/夜想曲 / ラモー(1683-1764):組曲 ホ短調〜村娘/組曲 ハ短調〜エジプトの女

 ヘレーネ・シュッツ(Hp)
 録音:2018年6月7日-9日、マリーエンミュンスター。デトモルト音楽大学にてゴドリーブ・シュラマに師事し、現在ドイツを中心に活躍する新進気鋭のハープ奏者ヘレーネ・シュッツが選曲した作品集で、もともと鍵盤のための作品をハープで演奏する好企画。選曲もハープに合った珠玉の作品ばかりを集め、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」や「月の光」などハープの柔らかな音色が相性のよさをあらわしている。それぞれの作品の新たな魅力に気づかされる。

LA MUSICA (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2014年からリリースを開始したレーベル。
ジャック・デュフリ(1715-1789):
 アルマンド ニ短調/クーラント ニ短調/ラ・ヴァンロ/やさしいロンドー ニ短調/ラ・ブコン(以上第1巻より)/
 優雅なるもの/シャコンヌ/ラ・フォルクレ/メデ(以上第3巻より)
アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745): La Cottin /ポルトガルの女(第1組曲)
ジャン=バティスト・アントワーヌ・フォルクレ(1699-1782): La Angrave(第3組曲)
パンクラス・ロワイエ(1705-1755): L 'Aimable /スキタイ人の行進
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1727-1799): La d 'Hericourt
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):オルフェウスの竪琴

 ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb|使用楽器:クリスティアン・クロル、1776年製
 録音:2017年7月、ヴィラルソー宮殿。デュフリを中心に、18世紀のフランスのクラヴサン音楽を集めた1枚。オフェリー・ガイヤール、エロイーズ・ガイヤールと共にアンサンブル・アマリリスを設立、アンサンブルで、そしてソロでも活躍するコシャールの魅惑の1枚。

NAIVE 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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バッハへの手紙
 The Race(原曲:インヴェンション第1番 ハ長調)/ Vertigo(原曲:インヴェンション第5番 変ホ長調)/
 All Of the Angels(原曲:カンタータ第140番第4曲)/ Oh Mama Dear(原曲:インヴェンション第13番 イ短調)/
 No Baby(原曲:管弦楽組曲第2番〜バディネリ)/ Look At Me(原曲:チェンバロ協奏曲 BWV.1056〜アリオーソ)/
 Mars(原曲:インヴェンション第6番 ホ長調) / Little Lovin'(原曲:インヴェンション第4番 ニ短調)/
 A Pair(原曲:シチリアーノ)/インヴェンション#1(ヘブライ語歌唱)(原曲:インヴェンション第1番 ハ長調)/
 Ave Maria(グノーのアヴェ・マリア/原曲:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番プレリュード)

 NOA(Vo) ギル・ドール(G)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:クインシー・ジョーンズ。イスラエルの歌姫NOAがバッハを歌ってカムバックした。NOA(本名 Ahinoam Nini 〔アヒノーム・ニニ〕/1969年テル・アヴィヴ生まれ)は、パット・メセニーのプロデュースでデビュー後、バチカンやホワイトハウス、カーネギー・ホール、ヨーロッパの名だたる劇場でその歌声を披露、世界を魅了してきた。共演者もスティービー・ワンダーからボチェッリまで、まさに彼女の歌声の無現の可能性を象徴する幅広く、そして世界のトップクラスの顔ぶれが並ぶ。NOAは、1995年11月4日に開催されたイスラエルの平和集会で五万人を前に歌唱を披露したほか、様々な平和を祈念する集会などにも積極的に参加、世界的な活動を展開している。彼女が今回とりあげたのはバッハ。バッハのインヴェンションなどの器楽曲を、ほぼそのまま声楽パートとギターパートにおきかえ歌っている。NOAの驚異の音域の広い声と、まったく無理のない発声にはただただ驚嘆させられるばかり。歌詞は、自身が英語やヘブライ語で書いたもので、テクノロジーから宗教、地球温暖化、安楽死、ソーシャル・メディア世代の人々とのつながりなど、まさに今の世界が抱える様々な問題を、音楽の父である「バッハ」への手紙という形にしたてて投げかける。ギター編曲はすべて彼女が長年仕事をしているパートナー、ジル・ドールが手がけている。ジル・ドールはギタリスト、作曲家、アレンジャー、そして教育者でもある。NOAの声は実に雄大で聴いていて心地よく、バッハの音符の間を自由自在に飛翔する。ジルのギターとの絡みも見事。
NAÏVE CLASSICS
V-5452
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(3CD)
バルトーク:弦楽四重奏曲全集(全6曲)
 〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番〕
 ディオティマSQ
  [ユン=ペン・ツァオ、コンスタンス・ロンザッティ(Vn)
   フランク・シュヴァリエ(Va) ピエール・モルレ(Vc)]
 録音:2018年3月29日-4月1日、4月30日-5月2日、ケルン。ディオティマ弦楽四重奏団の最新盤は、バルトークの弦楽四重奏曲全集。弦楽四重奏曲の「エヴェレスト」であるこの全集を録音するのは彼らの長年の夢であったという。ディオティマ弦楽四重奏団はパリとリヨンの国立高等音楽院で一等賞を受賞したメンバーで構成され、1996年に創設以来世界的に活躍する弦楽四重奏団。「ディオティマ」というグループ名は、ルイジ・ノーノの弦楽四重奏曲「断章、静寂、ディオティマへ」からとられている。ディオティマとはプラトンの「饗宴」、ドイツの詩人ヘルダーリンの「ヒューペリオン」に登場するヒロインの名。ラッヘンマン、ファーニホウ、細川俊夫ら現代の作曲家たちと密接なかかわりを持ちながら同時代作品を演奏するとともに、ベートーヴェン、シューベルトなどのレパートリーを演奏している。2016、18年と来日もしており、その高い技術と作品への鋭いまなざしが光る演奏は高く評価されている。バルトークの弦楽四重奏曲は約30年という長い期間に生み出されたもので、バルトークの人生の大きな出来事が反映されていたり、ドビュッシーやシェーンベルク、ベルクらの影響、ハンガリーの民謡などの影響、さらにはアラブ音楽の要素がみられるものなど、バルトークのエッセンスが凝縮されたような作品群。ディオティマは、バルトークが音符に込めた様々な思いを深くえぐりだすかのような、深みのあるアプローチで聴かせる。
Rencontre(出会い)
 ラヴェル:シェエラザード / ドビュッシー:忘れられた小歌/艶なる宴第1集
 ドラージュ:4つのインドの詩 / プーランク:2つの詩/気まぐれな婚約/モンパルナス/ハイド・パーク

 ラケル・カマリーナ(S) ヨアン・エロー(P)
 録音:2017年12月。2012年以来デュオを組んでいるラケル・カマリーナ(S)とヨアン・エロー(P)による「出会い」と題したアルバムの登場。カマリーナは2011年ポルトガルのルイサ・トディ国際声楽コンクールで第1位、2017年のヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジークにノミネートされ、ヨーロッパ各地でオペラや歌曲で活躍している。このアルバムは二人の初のリサイタル・アルバムで、二人がよく演奏するものを中心にプログラムされている。ドラージュのインドの4つの詩での独特の世界をはじめ、どの曲でもその世界が愛らしくも深く再現されており、非常に好感のもてる演奏となっている。
V-5457
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(2CD)
モーツァルト:最後の3つの交響曲集
 〔第39番 変ホ長調 K.543 /第40番 ト短調 K.550 /交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K.551 〕

 マテュー・ヘルツォーク指揮アンサンブル・アッパッショナート
 録音:2018年7月16日-20日。マテュー・ヘルツォークは、オール・アラウンドの音楽家。指揮者、ヴィオラ奏者、作曲家、オーケストレーター、そしてエベーヌ弦楽四重奏団の創設メンバー(Va)でもあった(2014年退団)。アンサンブル・アッパッショナートを結成し、精緻な指揮でアンサンブルを率いて、楽譜を常に新鮮な響きで蘇らせている。アンサンブルはウェブでの活動にも力を入れていて、「音楽の感情(L ' Emotion musicale)」と題したウェブ・コンサートなども展開している。ビゼーの人生についてのオペラ作品のリブレットも手がけるなど、マルチな才能はとどまるところを知らない。

PAN CLASSICS (瑞) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 
イタリアの精神〜ドイツ・バロックのイタリア趣味
 ファッシュ:管弦楽組曲 ハ長調 / ハッセ:4声合唱と管弦楽のためのキリエ
 ストルツェル:協奏曲 ホ短調(Fl−tr、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のための)
 モルター:4声合唱と管弦楽のためのカンタータ「 In Jesu heilig ' und Geliebte 」 MWV 1.6 /
      モルター:トランペット協奏曲 ニ長調 MWV IV 8
 ヨンメッリ:4声合唱と管弦楽のためのテ・デウム・ラウダムス

 ダニエラ・ドルチ(Cemb)指揮ムジカ・フィオリタ
 録音:2017年10月、スイス。マイニンゲン、ゾンダースハウゼン、ルドルシュタット、ヴァイマールなどに保管されている楽譜から演奏。収録されているのはいずれも当時ドイツで高い人気を誇った作曲家達であり、流行のイタリア・スタイルを積極的に取り入れた書法がおおいに魅力。バッハに比肩しうる充実度の管弦楽曲を書いたファッシュ、オペラの大家として名を馳せたハッセ、管楽器コンチェルトの先駆者でもあったモルターらによるバロック絶頂期とも言える完成度の協奏曲や宗教曲が、ヴァラエティ豊かに収められた愉悦のディスク。
イベリアの情熱
 フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル(1730-1809):十字架上のキリストの最後の7つの言葉
 ホセ・ヨアヒム・ドス・サントス(1747-1801):スターバト・マーテル

 バルバラ・バラダス(S) ルチア・ナポリ(Ms) アンドレ・バレイロ(Br)
 マッシモ・マッツェオ指揮ディヴィーノ・ソスピーロ
 録音:2017年4月17-22日、ポルトガル。世俗音楽が隆盛を極めてからも、特別に重要な地位を占め、大切に奏でられてきた「聖週間」(復活祭の前の1週間)のための音楽。何世紀にも渡りさまざまな美しい音楽が作曲された。このアルバムにはイベリア出身の二人の作曲家による知られざる傑作を収録。当時のイベリア半島で流行した書法に作曲家の個性が組み合わされ、キリストの受難・死・復活といった馴染みのある題材が、情熱的でありながら胸に迫る音楽へと昇華されていく。「十字架上の〜」はスペイン語の歌詞になっていて独特な存在感。

PASSACAILLE (白) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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1930年頃のスペイン・ギター作品集
 フリアン・バウティスタ:前奏曲と舞曲 / ロサ・ガルシア・アスコット:エスパニョラ
 グスタボ・ピッタルガ:マテオ・アルベニスへのオマージュ / サルバドル・バカリッセ:パヴァナ「 Lia 」
 ロドルフォ・アルフテル:ジガ / アントニオ・ホセ・マルティネス・パラシオス:ソナタ
 フェルナンド・レマチャ:前奏曲(*) / モンポウ/サインス・デ・ラ・マサ編曲:小舟(*)

 イアニス・エフスタソプーロス(G)
 録音:2017年12月、ベルギー| (*)は世界初録音。20世紀スペインのギター作品集。スペイン文学の重要な潮流である「27年世代」ともリンクする、新しい世代の音楽が並んでいる。ギタリストではない作曲家の作品も含め、楽器の特徴を活かした魅力あるものばかり。美しいメロディが疾走感あるリズムで奏でられ、耳に心地よい刺激をもたらす。イアニス・エフスタソプーロスはギリシャ生まれ。幼少の頃からスペインのギター音楽に惹かれ、クラシックと伝統音楽を学ぶ。15歳のときオーケストラと共演しギター協奏曲を演奏したという早熟の演奏家。音色の多彩さ、表現の大胆さが見事な、研ぎ澄まされた感性を持つ実力派。

PREISER 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)

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ティモシー・ホーダー:ピアノ作品集
  Quintessence A〜E / Episode 1〜5 /
  Revelation 1〜5 /
  Paragraph 1〜5 / Manifestation 1〜5
フレデリック・ブルーム(P)
 作曲家・画家として活躍しているティモシー・ホーダーのピアノ作品集。洗練された映画音楽のコラージュのように響くニューエイジ的音楽。

SOLI DEO GLORIA 〔SDG〕 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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愛はふたたび〜復活祭の祈りの音楽〔 (*):ガーディナー編曲〕
 ≪磔刑≫ The Seven Virgins(ヘレフォードシャーの伝統音楽)
      ウィリアム・コーニッシュ(1465-1523): Woefully array'd
      カルロ・ジェズアルド(1566-1613): O vos omnes
 ≪復活祭の朝≫ ジョン・タヴァナー(1490頃-1545): Dum transisset Sabbatum
         Love is come again(フランスの伝統音楽)
         ジャン・レリティエ: Surrexit pastor bonus
 ≪墓前のマグダラのマリア≫
   トマス・モーリー(1557/8-1602): Eheu! They have taken Jesus my master (*)
   ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
    「イエス・キリストの復活の物語」〜 But Mary stood without the sepulchre (*)
   Bless 'd Mary Magdalene(イギリスの伝統音楽)(*)
 ≪エマオへの道≫
   ブルゴーニュのヴィポ司祭(995頃-1048頃):ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス
                        〜 And behold two of them went that day (*)
   ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901): Abendlied
   ウィリアム・バード(1543頃--1623): Alleluia / And it came to pass (*)
   ブルゴーニュのヴィポ司祭:ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス〜 And they said one to another (*)
    − ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):「イエス・キリストの復活の物語」〜 Verily the Lord is risen (*)
   ヤコブ・ギッペンブッシュ(1612-1664): Die ganze Welt, Herr Jesu Christ
    − ザムエル・シャイト(1587-1654): Surrexit Christus hodie / Hilariter(ドイツの伝統音楽)
 ≪湖畔≫ Peter saith, I go a-fishing(ジャン・ティスラン(?-1494): O filii et filiaeによる)(*)
      Kyrie eleison(グレゴリオ聖歌:ミサ曲第11番「オルビス・ファクトール」)
      レオノーラ・デステ(1515頃-1575頃): Ego sum panis vivus
      Lov 'stthou me?(ブリテン(1913-1976):カンティクル第2番「アブラハムとイサク」による)(*)
      トマス・タリス(1505頃--1585): If ye love me
 ≪エピローグ≫
  ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7頃-1612): Surrexit pastor bonus
  作曲者不詳/ジョン・ガードナー(1917-2011)編曲: Non nobis Domine

 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
 モンテヴェルディcho.、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 録音:2018年7月23日-26日、サフロン・ホール、イギリス。イースターを祝う、ガーディナーによる美しい合唱曲集。復活祭の流れに沿って組曲のように構成された連作絵画を思わせるプログラムで、キリスト復活の劇的な物語を清廉な音楽にのせて語る。指揮者の意図を完璧に汲む手兵・モンテヴェルディ合唱団による極上のハーモニーがたまらない。研ぎ澄まされつつも、あたたかく献身的な演奏が感動を誘う。このプログラムはガーディナーにとって非常に個人的で大切な物。それは故郷ドーセットでの家族とのイースターの祈り。1963年、母マラベル・ガーディナーは復活祭を祝う音楽劇を作り、ケンブリッジ大学在学中のジョン・エリオットも演奏に携わります(モンテヴェルディ合唱団創立の一年前のこと)。劇の上演は1984年まで20年に渡り故郷で毎年続けられ、そこで歌われる合唱曲はガーディナーにとって故郷の情景と深く結びつくものとなった。当ディスクはその世界を再構成した内容であり、大事な思い出話を語るような繊細さが輝いている。

WAON RECORDS 価格帯B:1枚あたり:¥3080(税抜¥2800)

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WAONCD-350
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(HQCD)
価格帯:B
めぐりあう時〜吉田愛&アレックス・ガイ
 J.S.バッハ(*):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545 /いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV.659 /
          目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV.645 /最愛のイエス、我らここに集いて BWV.731 /
          トリオ「主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ」 BWV.655
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706) (*):「神のみわざは善きかな」による9つの変奏曲
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782) (*/#):ソナタ イ長調 Op.18 Nr.5
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741) /ヨハン・セバスティアン・バッハ(#):協奏曲 ニ長調 BWV.972
 ドメニコ・ヅィポリ(1688-1726)(#):カンツォーナ ト短調/奉献唱/聖体奉挙 ハ長調/聖体拝領後
 J.S.バッハ(#):トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565

 吉田愛(Org;*) アレックス・ガイ(Org;#)
 録音〔使用楽器〕:2018年1月20日-21日、宗教法人日本福音ルーテル大分教会〔アンドレア・ゼーニ・オルガン〕。本格派オルガン奏者、吉田愛とアレックス・ガイの待望の新譜。「めぐりあう時」と題し、J.S.バッハを中心に、同時代のドイツとイタリアからの、プロテスタントとカトリック両音楽家をめぐりあわせた選曲。吉田とガイの演奏は、18世紀の祈りの音楽と現代の私たちを感動的に巡り合わせてくれる。2018年4月18日、日本福音ルーテル大分教会の礼拝堂に手鍵盤2弾、足鍵盤付き10ストップのパイプオルガンが完成した。制作者はイタリア北部ドロミテ渓谷にあるドロミテ・ゼーニ工房。整音に評価の高い同工房が日本の教会に納めた最初のオルガン。ドロミテの前に住み、オルガニストとして活躍する吉田愛と、アレックス・ガイがそのオルガンの様々な音色を魅力的に引き出した演奏。独自の電流伝送マイクペアをオルガンを整音した位置にセッティング、DSDでリアル&ダイナミックに収録している。

CPO (独)
 価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯C[ハイブリッドSACD/LP]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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555 119-2
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(2CD)
フリードリヒ・シュナイダー(1756-1853):オラトリオ「最後の審判」
 グレゴール・マイヤー指揮カメラータ・リプジエンシス、
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスcho.
 録音:2016年11月16日、20日、ライヴ。
ヨハン・シュトラウス II /コルンゴルト編曲:ミュージカル版「ヴェネツィアの一夜」
 ローター・オディニウス(T;ウルビーノ公爵) ゲッツ・ツェーマン(B;デラクア)
 エリーザベト・プラトシェル(S;バルバラ) エレナ・プスタ(S;アンニーナ)他
 マリウス・ブルケルト指揮グラーツpo.、グラーツ歌劇場cho.
 録音:2018年3月13日-16日、グラーツ歌劇場。
アルヴェーン:交響曲全集 Vol.2
 バレエ「山の王」〜管弦楽組曲 Op.37 /交響曲第3番 ホ長調 Op.23 /
 スウェーデン狂詩曲第2番「ウプサラ狂詩曲」 Op.24
  ウカシュ・ボロヴィチ指揮ベルリン=ドイツso.
 録音:2018年5月14日-17日、イエス=キリスト教会、ダーレム、ベルリン。
レーヴェ:室内楽作品集
 大三重奏曲 Op.12 /クラリネットとピアノのための「スコットランドの絵」 Op.112 /
 ヴィオラとピアノのための「デュオ・エスパニョーラ」
  ヘニング・ルシウス(P) マリエッタ・クラーツ(Vn) レナ・エッケルス(Va)
  ヤコブ・クリストフ・クーヒェンブッフ(Vc) クリスティアン・ザイボルト(Cl)
 録音:2018年3月14日-16日。
555 259-2
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(2CD)
ラインハルト・カイザー(1674-1739):
 受難オラトリオ「血を流し、死なんとするイエス」(1705, rev.1729)
  モニカ・マウフ、アンナ・ケーレンホーファー(S)
  アンネ・ビエールヴィルト(A) ミルコ・ルートヴィヒ(T)
  ベルンハルト・クラップロット指揮カントゥス&カペラ・チューリンギア
 録音:2018年1月12日、14日-16日。
オッフェンバック:知られざる序曲集
 序曲〔「おしゃべり屋たち」「羊飼い」「シューフルリ氏はご在宅」「山賊たち」「バ・タ・クラン」
    「ドゥニ夫妻」「西インド諸島の女」「トレビゾンド姫」「ファヴァール夫人」「チュリパタン島」〕/
 「にんじんの王様」より〔第4幕間奏曲/嵐〕/「ブラバンのジュヌヴィエーヴ」より〔序曲/第3幕間奏曲〕

 ハワード・グリフィス指揮フランクフルト・ブランデンブルク州立o.
 録音:2017年-2018年。

ALPHA (仏) 特記以外 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

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シューベルト&ベールヴァルド:室内楽曲集
 シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803
 ベールヴァルド:大七重奏曲 変ロ長調
  アニマ・エテルナ・ブリュッヘ〔ピリオド楽器使用〕
   [リザ・シクリャヴェル(Cl) リザ・ゴールトベルク(Fg) ウルリヒ・ヒュープナー(Hr)
    ヤーコプ・レーマン、ラースロー・パウリク(Vn) ベルナデッテ・フェルハーヘン(Va)
    ダヴィト・メルコニアン(Vc) ベルターネ・ルイス・モリナ(Cb)]
 録音:時期未判明、アカデミー・ワン・スタジオ、シント=アマンツベルフ、ベルギー。
ALPHA-451
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(2CD)
1CD価格
J.S.バッハ
 平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV.882-893
セリーヌ・
 フリッシュ(Cemb)
 録音:2018年6月22日-7月2日、 ALYS スタジオ、マンテイエール、レ・オートザルプ県、南仏プロヴァンス地方|使用楽器:アンドレア・レステッリ[ミラノ]、1998年製作〔モデル:クリスティアン・ファーター、1738年製作、ニュルンベルク・ドイツ民族博物館所蔵〕。
ALPHA-446
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(2CD)
J.S.バッハピアノ協奏曲集
 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲
  〔第1番 ニ短調 BWV.1052 [コロリオフ(P)]/第7番 ト短調 BWV.1058 [コロリオフ(P)]/
   第4番 イ長調 BWV.1055 [ヴィニツカヤ(P)]/第5番 ヘ短調 BWV.1056 [ヴィニツカヤ(P)]〕/

 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲
  〔ハ短調 BWV.1060 [ハジ=ゲオルギエヴァ(P1) コロリオフ(P2)]/
   ハ短調 BWV.1062 [ハジ=ゲオルギエヴァ(P1) ヴィニツカヤ(P2)]
   ハ長調 BWV.1061 [コロリオフ(P1) ヴィニツカヤ(P2)]〕/

 3台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲
  〔ハ長調 BWV.1064 [コロリオフ(P1) ヴィニツカヤ(P2) ハジ=ゲオルギエヴァ(P3)]/
   ニ短調 BWV.1063 [コロリオフ(P1) ハジ=ゲオルギエヴァ(P2) ヴィニツカヤ(P3)]/
   イ短調 BWV.1065(原曲:4台/ヘニング・フォーグラー編曲)
           [コロリオフ(P1) ヴィニツカヤ(P2) ハジ=ゲオルギエヴァ(P3)]〕

 エフゲニー・コロリオフ、アンナ・ヴィニツカヤ、
 リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ(P) カンマーアカデミー・ポツダム
 録音:2018年4月、イエス・キリスト教会、ベルリン。
フォーレ:夜想曲全集(13曲) エリック・ル・サージュ(P)
 録音:2018年1月29日-31日。

ARCANA (仏→伊→仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから(旧譜は価格が異なります)。
ポルポラ&ヘンデル:歌劇からの作品集
 ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms)
 フランク=エマニュエル・コント(Cemb)総指揮
 ル・コンセール・ド・ロステル・デュー〔ピリオド楽器使用〕
 録音:2018年6月27日-30日。
ザ・トリオ・ソナタ・プロジェクト〜J.S.バッハ
 2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロ&チェンバロ)のためのトリオ・ソナタ ハ短調 BWV.1029
  〔原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番 ト短調 BWV.1029/
   編曲:セルジョ・チョメーイ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ)/
 2つのヴォイス・フルート〔テナー・リコーダー〕と
  通奏低音(チェロ&オルガン)のためのトリオ・ソナタ ト長調 BWV.1039
   〔原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番 ト長調 BWV.1027/編曲:J.S.バッハ〕/
 アルト・リコーダーとチェンバロのためのパルティータ ニ短調 BWV.997
   〔原曲:リュートのためのパルティータ ハ短調 BWV.997/編曲:佐藤豊彦、ヴァルター・ファン・ハウヴェ〕/
 2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロ&チェンバロ)のためのトリオ・ソナタ ヘ長調 BWV.1028
   〔原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV.1028/
    編曲:ケース・ブッケ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ〕/
 ソプラノ&アルト・リコーダーと通奏低音(バス・リコーダー&オルガン)のためのトリオ・ソナタ ニ短調 BWV.527
   〔原曲:オルガン・ソナタ第3番 ニ短調 BWV.527/編曲:サワークリーム〕

 ヴァルター・ファン・ハウヴェ(リコーダー1) トリプラ・コンコルディア
 ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー2)
 セルジョ・チョメーイ(Cemb/Org) カロリーネ・ブルスマ(Vc)
 マヌエル・スタロポリ(バス・リコーダー)
 録音:2015年7月8日-10日、トリノ。

ARCO DIVA (ULTRAPHON/チェコ)
 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)〔SACDハイブリッド盤も同一の価格〕

 既案内分はこちらから
ジェラルディン・トムセン・ムチャ〔ムハ/ミュシャ〕(1917-2012):
 テンペスト/マクベス組曲/ジョン・ウェブスターの歌/ピアノ協奏曲/古いスコットランドの歌による16の変奏曲

  イレナ・トロウポヴァー(S) パトリシア・グッドソン(P)
  アンドレアス・ヴァイザー指揮フラデツ・クラーロヴェーpo.
 録音:2013年-2015年。ジェラルディン・トムセン・ムチャはスコットランド生まれで、チェコの作家イジー・ムハ(1915-1991)〔画家アルフォンス・ミュシャ〔ムハ〕(1860-1939)の息子〕の後妻となり、1945年以降はチェコのプラハで活躍した作曲家。
マレク・コザーク、ピアノ
 ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.deest / フランク:前奏曲、コラールとフーガ
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22 /
      4つのマズルカ Op.30 〔第18番−第21番〕 /スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
 ラフマニノフ:絵画的練習曲 変ホ短調 Op.39 No.5 / アダム・スコウマル:ジョングルール

 マレク・コザーク(P)
 録音:2018年3月。
マルチン・フロフ、チェンバロ
 ルイ・クープラン:プレリュード・ノン・ムジュレ ハ長調 / ラモー:新クラヴサン曲集〜組曲 イ調
 フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集第2巻第6組曲〜神秘的なバリケード
 ジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻〜第11曲 気まぐれ
 ストラーチェ:チャコーナ / フレスコバルディ:トッカータ第6番「 sopra i pedali, e senza 」
 コジェルフ:ソナタ ニ長調 Op.1 No.3, P. XII: 10

 マルチン・フロフ(Cemb)
 録音:2016年7月。
シェイクスピアのソネットへ付曲された現代曲集
 ズデニェク・メルタ(1951-)、マテイ・ベンコ(1979-)、ユライ・フィラス(1955-1997)、
 ルカーシュ・フルニーク(1967-)、マルチン・ブルンナー(1983-)、
 シュチェパーンカ・バルカロヴァー、イジー・フヴォイカ、オンドジェイ・クカルの作品

 ルチエ・シルケノヴァー(S) マルケータ・フォウカロヴァー(Vo)
 デュオ・テレス[Vn/G] ヤロミール・メドゥナ(語り)
 録音:2018年。

B RECORDS (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 演奏会のライヴ収録に特化、才能ある若い演奏家と聴衆を繋ぐ音楽をそのまま高音質で記録するというレーベル。
ある一日の詩〜ステファヌ・ドゥグー、リサイタル
 シューマン:12の詩 Op.35 /他、フォーレ、ブラームスの歌曲
  ステファヌ・ドゥグー(Br) サイモン・レッパー(P)
 録音:2017年12月18日、アテネ劇場、ライヴ。
サン=サーンス
 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 Op.11 /
 ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.14
ジラールSQ
ギヨーム・ベロン(P)
 録音:2018年3月22日、ライヴ。

BR KLASSIK 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
900716
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(9CD)
4CD価格
ブルックナー:交響曲全集〔第1番−第9番〕
 ロリン・マゼール指揮(Nos.1-2) マリス・ヤンソンス指揮(Nos.3-4, 7-8)
 ベルナルド・ハイティンク指揮(Nos.5-6)
 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮(No.9) バイエルン放送so.
 以下3曲は初出〔録音:録音 2005年1月20日-21日(No.3) 、2008年11月26日-28日(No.4) 、2009年5月7日-8日(No.9) 〕。
 #

BRU ZANE 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧・ EDICIONES SINGULARES が改名したレーベル。品番部分はエディシオーネス・シングラーレス旧譜の続番と思われる。
 旧譜はこちらから.。
BZ-1035
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(2CD)
スポンティーニ:歌劇「オリンピア」
 カリーナ・ゴーヴァン(S) ケイト・オールドリッチ(Ms)
 マティアス・ヴィダル(T) ヨゼフ・ワグナー(Br)
 パトリック・ボレール(B) フィリップ・スヴァジ(Br)
 ジェレミー・ロレール指揮ル・セルクル・ドゥラルモニー〔ピリオド楽器使用〕
 エルヴェ・ニケ合唱指導フランダース放送cho.
 録音:2016年5月31日-6月2日。

ヴェルサイユ宮殿スペクタクル [Chateau de Versailles Spectacles] (仏) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 
エスプリ=ジョゼフ・アントワーヌ・ブランシャール(1696-1770):テ・デウム
フランソワ・コラン・ド・ブラモン(1690-1760):テ・デウム
  高橋美千子(S) セバスティアン・モンティ、ロマン・シャンピオン(T)
  シリル・コスタンゾ(Br) クレマン・ジョフロワ(Org)
  ジョスリーヌ・キュイエ(Cemb) ダニエル・キュイエ指揮
  マルグリット・ルイーズcho.、ストラディヴァリア〔ピリオド楽器使用〕
 録音:2018年6月30日、ヴェルサイユ旧王室礼拝堂。

COL LEGNO 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

 旧譜はこちらから
Double Bach 〜バッハのパルティータによる作品集
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
  (曲間、曲末に以下の関連作品を挿入)
 エーファ・ライター(1976-):アルマンド・ミュルティプリエ(無伴奏パルティータ第1番のアルマンドによる)
 シモーネ・モヴィオ(1978-):インカント VII (無伴奏パルティータ第1番のクーラントによる)
 アンドレアス・リンデンバウム(1963-):アン・トゥールナン(無伴奏パルティータ第1番のサラバンドによる)
 ベルンハルト・ガンダー(1969-):ブーレー・ブーレー

  アネッテ・ビク(Vn)
 録音:2018年1月、7月。
ALMOST IN G 〜クリスティアン・ウィンザー・クリステンセン(1977-):
 Almost in G (2016) /六重奏曲(2010/14) /コラール(2006/16–17) /
 弦楽三重奏曲(2008–09) /夜の音楽(2010–11) /
 Being Apu Sarkar (2009) /4つの超現実的な歌(2014–15)
  SCENATET 〔アンサンブル〕
  ミナ・フレッド(Va) カロリーナ・エーマン(Vc)他
  マヌエル・ナウリ指揮 アンナ・ベリト・アスプ・クリステンセン(芸術監督)
 録音:2017年8月。

EN PHASES (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 日本初案内。 En Phases 〔アン・ファズ〕は、 Zig-Zag Territoires の主宰者だったフランク・ジャフレスが、プロデューサーとして活動してきたステファニー・フラメントと創設したアーティスト自身の手によるレーベル。人々が今聴きたいと待ち望んでいる音楽に敏感に反応し、録音制作のプロフェッショナル達と共にユニークなリリースを行なう。古楽からジャズ〔カデンツァ注: "INC/SES" という別レーベルの模様〕まで、常に変化する今現在の音楽を後世に残していくことを目指しているという。
行け、愛の手紙よ!
 メラーニ(1626-1714)、フレスコバルディ(1583-1643)、ストラデッラ(1639-1682)、カプスベルガー(1580-1651)、
 ブショ(1966-)、モンテヴェルディ(1567-1643)、ネグリ(?-1624)、、D.スカルラッティ(1685-1757)、
 ピッチニーニ(1566-1638)、カリッシミ(1605-1674)、マルチェッロ(1686-1739)、シャミナード(1857-1944)の作品

 フランソワーズ・マセ(S) ラ・ジョアンニーナ
  [ナーニャ・ブレーデイク(トリプルHp) レミ・カセーニュ(テオルボ/バロックG)]
 録音:2018年10月8日-11日、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス。
キュイ:歌曲集(全26トラック)
 ジャン・リシュパンの詩による歌曲集 Op.44 /6つの歌曲 Op.23
  セリーヌ・ラリ(S) エマニュエル・クリスティアン(P)
 録音:2018年6月。
フランソワ・クープラン(1668-1733):
 ルソン・ド・テネブル/王宮のコンセール(抜粋)/復活祭のためのプテ・モテ
  ジェローム・コレアス(Cemb/Org)指揮レ・パラダン
   [ジャン=フランソワ・ロンバール、ロマン・シャンピオン(オートコントル) シルヴィア・アブラモヴィチ、
    フランソワーズ・エノク(バス・ド・ヴィオール) バンジャマン・ナルヴェ(テオルボ)]
 録音:2018年2月2日4-27日、ロワイヨーモン修道院、フランス。
モーツァルト・プロジェクト
 ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
  (室内楽編成版|ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスによる)/
 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282 /
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452 /
 ピアノと管楽のためのラルゲット(断章) K.452a (K.Anh.54)
 オーレル・マルタン(P)
 アンセンSQ[アントン・アンセン(Vn1) ジュール・デュサップ(Vn2)
        ガブリエル・ラフェ(Va) シモン・ドゥシャンブル(Vc)]

 エティエンヌ・デュランテル(Cb) フィリベール・ペリーヌ(Ob)
 アモリ・ヴィデュヴィエ(Cl) ギヨーム・ベニ(Hr)
 ラファエル・アングステール(Fg) オリヴィエ・デルベス(バセットHr)
 録音:データ不明| (C) 2018 ?。
Senti Lo Mare 〜タルティーニ(1692-1770):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/他〔 + 即興、歌(*) 入り 〕
 ソナタ第18番アレグロの冒頭による前奏曲=カプリッチョ /
 ソナタ〔第22番 イ短調/第12番 ト長調(*) /ト短調(再構成)/ホ短調(自筆譜 p106のスケッチによる)〕/
 間奏曲=タッソのアリア「喜びをもって、きみを抱きよせよう/ただひとり、森の中は薄暗い

  マテュー・カミレリ(Vn/歌;*)
 録音:データ不明| (C) 2017 ?。
シレンティウム、静寂のなかで〜仏バロック、ターユ(テノール)のためのモテット集
 カンプラ(1660-1744):独唱と2つのヴァイオリンのためのイタリア風モテット「主よ、私が誰であるので」/
            独唱とヴィオール伴奏のためのモテット「今こそ主よ、我を去らせたまわん」
 スュフレ(?-?):独唱と2つのヴァイオリンのための、S氏のモテット「私はいつ行けるか」
 他、ブロサール(1655-1730)、ピエール・ブーティエ(1655-1717)、デュ・モン(1610-1684)、
   M−A.シャルパンティエ(1643-1704)、ルイ・クープラン(1626-1661)の作品

 ジャン=フランソワ・ノヴェリ(T) ステファン・デュデルメル、
 フランソワ・コスタ(Vn) 齋藤由香、マテュー・リュソン(バス・ド・ヴィオール)
 ステファニー・プティボン(テオルボ)
 ファビアン・アルマンゴー(Org/Cemb)指揮
 録音:2017年10月30日、11月3日、リセ・プリヴェ・サン=ジュヌヴィエーヴ学院礼拝堂、ヴェルサイユ、フランス。

FUGA LIBERA (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから(価格が異なります)。
プロコフィエフ
 ヴァイオリン・ソナタ集〔第2番 ニ長調 Op.94bis /第1番 ヘ短調 Op.80 〕/
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115 /「ロメオとジュリエット」 Op.64 〜仮面(ハイフェッツ編曲)/
 「3つのオレンジへの恋」 Op.33 〜行進曲(ハイフェッツ編曲)

  エルサ・グレーテル(Vn) ディヴィッド・ライヴリー(P)
 録音:2018年6月22日-25日。
Something in Between
 バーンスタイン(1918-1990)/ブルーノ・フォンテーヌ編曲:
  「キャンディード」序曲/「ウェスト・サイド・ストーリー」ファンタジー
 バンジャマン・アタイール(1989-): Asfar
 ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲
  トリオ・ザディーグ
   [グイアン・バーバー(P) ボリス・ボルゴロット(Vn) マルク・ジラール・ガルシア(Vc)]
 録音:2018年8月13日-17日。

GRAND PIANO (香港?) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012年に発足したレーベル。発売元は、一時の NAXOS と同じ HNH INTERNATIONAL 名義となっている。世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程新譜がリリースされる予定。
イヴァーのためのタンゴ〜
  イヴァー・ミカショフ(1941-1993)のために書かれたピアノのためのタンゴ集

 チェスター・ビスカーディ(1948-)、スコット・ペンダー(1959-)、セルバン・ニチフォア(1954-)、
 シュテファン・ヴォルペ(1902-1972)、フレデリック・ジェフスキ(1938-)、ブライアン・フェネリー(1937-2015)、
 コリウン・アハロニアン(1940-2017)、ウィリアム・シメル(1946-)、マイケル・ナイマン(1944-)、
 ジャクソン・ヒル(1941-)、ジェフリー・マンフォード(1955-)、トム・ジョンソン(1939-)、
 ダグラス・フィンチ(1957-)、ミルトン・バビット(1916-2011)、ロバート・バークマン(1955-)、
 ニルス・ヴィーゲラン(1950-)、マルロス・ノブレ(1939-)、アストル・ピアソラ(1921-1992)の作品

 ハンナ・シバイエヴァ(P)
 録音:2018年8月15日、2018年10月10日|一部世界初録音。
ニコハヨス・ティグラニアン(1856-1951):
 11のアルメニア民族舞踊(1935) /ムガーム編曲集 Ops.2-3, 5-6, 10
  ミカエル・アイラペティアン(P)
 録音:2018年6月14日|世界初録音。
ミカエル・アイラペティアン(1984-):ピアノのための小品集「 A WHOLE IN 12 」(2018)
 ミカエル・アイラペティアン(P)
 録音:2018年7月4日|世界初録音。

LINN (英) 特記以外:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
バード:宗教合唱曲集

 コーム・カーリー指揮オディッシアン・アンサンブル〔古楽声楽集団〕
 録音:2018年1月6日-8日、ロンドン。

MUSIQUE EN WALLONIE (白) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ジャン・ロジステル(1879-1964):作品集
 ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 イ長調(1914)
  [テレーズ=マリー・ジリサン(Va) マルク・トラウトマン指揮ペーチso./
   録音:1993年9月、ペーチ国立劇場、ハンガリー/前出: Koch Schwann, 3-1718-2 ]
 ラメントとアレグロ・エネルジコ(1916/40) /弦楽オーケストラとヴィオラのための「告別」(1919)
  [アン・レオナルド(Va) ジャン=ポール・デッシー指揮王立ワロン室内o./
   録音:1999年7月6日-9日、オリュ教会、ベルギー/前出: Musique en Wallonie, CYP-3617 ]/
 弦楽四重奏曲第2番 ヘ短調(1914)[ゴンSQ /録音:1999年4月、ボラン礼拝堂、ベルギー/前出: Cypres, CYP-1620 ]

MYRIOS CLASSICS (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39
 キリル・ゲルシュタイン(P) サカリ・オラモ指揮ボストンso.
 リディヤ・ヤンコフスカヤ合唱指揮タングルウッド音楽祭男声cho.
 録音:2017年3月10日-11日、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ。

ORFEO 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
モーツァルト、マーラー、ブラームス:ピアノ四重奏曲集
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478 (1785)
 マーラー:ピアノ四重奏曲断章 イ短調(1876/78頃)
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25 (1861)
 スクリデ・ピアノ四重奏団
  [バイバ・スクリデ(Vn) リーズ・ベルトー(Va)
   ハリエット・クリーフ(Vc) ラウマ・スクリデ(P)]
 録音:2018年6月3日-4日、ゼンデザール、ブレーメン。
MP-1804
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(2CD)
1CD価格
クーベリック〜ベートーヴェン:交響曲第9番(*) /ミサ・ソレムニス(#)
 ヘレン・ドナート(S;*/#) ブリギッテ・ファスベンダー(A;*/#)
 ホルスト・ラウベンタール(T;*) ハンス・ゾーティン(B;*)
 ペーター・シュライアー(T;#) ジョン・シャーリー=カーク(B;#)
 ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so. & cho.
 録音:1982年5月14日(*)、1977年3月10日(#)、ヘルクレスザール、ミュンヘン、ライヴ(*/#) |旧品番: C 207891 B (1CD) (*), C 370942 B (2CDs, 1CD価格) (#) のセット化。
MP-1805
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(2CD)
1CD価格
モーツァルト時代の巨匠たち
 アントニオ・ロゼッティ(1750-1792):交響曲 ニ長調 A 20 「狩り」
 フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):大交響曲 Op.14 「狩り」
  [クリストフ・カンペストリーニ指揮ウィーン・フォルクスオーパー室内o./録音:1997年3月13日-14日]
 フランティシェク〔フランツ〕・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲 ホ短調
  [アンドラーシュ・アドリアーン(Fl) ミラン・ムンツリンゲル指揮
   プラハ・アルス・レディヴィヴァ・アンサンブル/録音:1984年11月22日-25日、ルドルフィヌム、プラハ]
 レオポルト・コジェルフ(1747-1818):カッサシオン 変ホ長調
  [コンソルティウム・クラシクム/録音:1996年11月4日-8日、SWFスタジオ9]
 ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):交響曲 ニ長調 Bryan D4
  [ヴァーツラフ・ノイマン指揮プラハ室内o./録音:1993年4月27日-30日、福音教会、プラハ]
 ペドロ・エティエンヌ・ソレル(1753-1817):クラリネット協奏曲 変ロ長調「スペイン協奏曲」
  [ディーター・クレッカー(Cl) ミラン・ラジック指揮プラハ室内o./録音:1998年4月1日-4日、プラハ]
 アントニオ・サリエリ(1750-1825):歌劇「トロフォーニオの洞窟」ハルモニームジーク〜シンフォニア
  [ディーター・クレッカー(Cl) コンソルティウム・クラシクム/録音:不明]
 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲 ハ短調(1783)
  [マルティン・ジークハルト指揮シュトゥットガルト室内o./1990年9月27、28日、ルートヴィヒスブルク、ドイツ]
 既出盤からのコンピレーション。
MP-1806
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(2CD)
1CD価格
ヴァーツラフ・ノイマン〜ヴァンハル(1739-1813):
 ミサ・ソレムニス 変ホ長調(*) /スターバト・マーテル ヘ短調(#) /交響曲 ニ短調 Bryan D.4 (+)

  マルタ・フィロヴァー(S;*) マルタ・ベニャチコヴァー(Ms;*/#)
  イェルク・デュルミュラー(T;*) イジー・スルツェンコ(B;*)
  ナタリア・メルニーク(S;#) ヴァーツラフ・ノイマン指揮(*/#/+)
  ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ(*/#/+)、プラハ室内cho.(*/#)
 録音:1993年4月27日-30日(#/+)、1994年9月25日-28日(*)、福音主義教会、プラハ(*/#/+) |旧品番: C 353951 A (*), C 324941 A (#/+) 〔ともに当店未案内〕のセット化。

RAMEE (独→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 ご案内済旧譜はこちらから
プラッティ:トリオ・ソナタ集
 ラディオ・アンティクヮ〔ピリオド楽器使用〕
  [ルシア・ヒラウド(Vn) ユンチョン・シン(Ob) ペトル・ハモウス(Vc)
   イサベル・ファビーリャ(Fg) ヘン・ゴールドソーベル(Vc)
   ジュリオ・クィリーチ(テオルボ) クラウディオ・ヒベイロ(Cemb)]
 録音:2018年4月。

RICERCAR (白→仏) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 ご案内済旧譜はこちらから
ヤーコプ・プレトリウス(1586-1651)、メルヒオール・シルト(1592-1667):オルガン作品集
 ベルナール・フォクルール(Org)
 録音〔使用楽器〕:時期未判明、聖ヤーコプ教会、リューベック〔フリードリヒ・シュテルヴァーゲンによる1636年-1637年改修時の状態に、1978年にヒルデブラント工房が修復〕。
ローマ・ヌオーヴァ教会、告解の音楽

 ランベール・コルソン(木管コルネット)総指揮インアルト〔ピリオド楽器使用〕
  [アリス・フォクルール(S) レイナウト・ファン・メヘレン(T) ステファニー・ルクレール(Ms)
   オリヴィエ・コワフェ(T) ギヨーム・オルリー(B) ギィ・ハンセン、スザンナ・デフェンディ、
   シャルロット・ファン・パッセン、バルト・フローメン(Tb) ロドニー・プラダ、
   ノエリア・レベルテ・レチェ(リローネ) シモーネ・ヴァッレロトンダ、
   クリストフ・ゾマー(テオルボ/アーチリュート) マルク・マイゼル(Org/Cemb)]
 録音:2018年1月9日-11日。

SOLO MUSICA (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 クラシックを中心とし、クロスオーヴァー、ジャズのアイテムも発売するレーベル。旧譜はこちらから
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 エルミラ・ダルヴァロヴァ(Vn) ツェン・チェン(P)
 録音:2016年12月。
THE VOYAGER 〜アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):歌曲集
 ヴェロニク・ノスバウム(S) ロマン・ノスバウム(P)
 録音:2018年10月。
FUGATO 〜チェロ・ソナタ集
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102 No.2
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.67
  エステレ・レバス(Vc) フランソワ・キリアン(P)
 録音:2018年11月27日-29日。

STEINWAY & SONS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔SACD盤も同一価格〕

 1853年にニューヨークで設立されたピアノメーカー "Steinway & Sons" 、いわゆる「スタインウェイ」が、2010年10月に立ち上げたレコード・レーベル。ウテ・レンパーの官能的な歌声や、カナディアン・ブラスの妙技など、ピアノ関連以外のアルバムもリリースしている。
ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵
フレッド・ハーシュ(1955-):チャイコフスキーの主題による変奏曲
 ナターシャ・パレムスキ(P)
 録音:2017年8月23日/2016年6月13日。



映像新譜




ARTHAUS MUSIK 〔含・映像商品〕
 価格帯A:¥4400(税抜¥4000) /  価格帯BOX2:¥22000(税抜¥20000)

旧譜はこちらから
10-9378DVD
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(3DVD)
価格帯;BOX2
チャイコフスキー
 交響曲全集〔第1番−第6番〕
 フィリップ・ジョルダン、チャイコフスキーと
  その作品について語る
フィリップ・ジョルダン指揮
パリ・オペラ座o.
10-9379BD
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(3 Blu-ray)
価格帯;BOX2
 収録:2017年10月12日 (Nos.1, 5)、2018年3月27日 (Nos.2, 4)、2018年5月15日 (Nos.3, 6)、パリ・オペラ座バスティーユ (Nos.1, 5)、フィルハーモニー・ド・パリ (Nos.2-4, 6)、全てライヴ。リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 340分|字幕(ボーナスのみ):英独 。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 フィリップ・ジョルダン指揮パリ・オペラ座o. による2017年から2018年にかけて行われたチャイコフスキー交響曲全曲演奏会のライヴ映像。コンサートは、前期の交響曲第1〜3番と後期の交響曲第4〜6番とをそれぞれ組み合わせて演奏された。オペラによって培われた高いアンサンブル能力、しなやかな弦楽器の音色、そして奇をてらわない統一感ある表現が素晴らしい演奏。2009年よりフィリップ・ジョルダンが音楽監督を務めるパリ・オペラ座o. 。およそ10年間に渡って良好な関係を続けてきた両者は、これまでに数多くの作品を手がけ、本筋である舞台作品でも≪ドン・カルロ≫や≪コジ・ファン・トゥッテ≫であったり、≪モーゼとアロン≫や≪ファウストの劫罰≫であったりと幅広いレパートリーに取り組んでいる。またジョルダンは管弦楽作品も積極的に取り組んでいる。録音でも、「アルプス交響曲」や「春の祭典、牧神、ボレロ」、「ニーベルングの指環」管弦楽曲集、「フィガロの結婚」全曲、「ペレアスとメリザンド」全曲、「ベートーヴェン:交響曲全集」など優れた作品を発売している。フィリップ・ジョルダンはパリ・オペラ座との契約が2020年には終了し、2020年よりウィーン国立歌劇場音楽監督に就任することが決まっている。

EURO ARTS DVD/Blu−ray  特記以外 
 価格帯E3:¥4400(税抜¥4000) / 価格帯E4:¥5500(税抜¥5000)

旧譜はこちらから
20-54658
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(DVD)
価格帯:E3
ベルリン・フィル&ベルリオーズ〜エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
 「ファウストの劫罰」より〔ラコッツィ行進曲/広大な自然〕
  [ダニエル・バレンボイム指揮/1992年、マドリッド、ヨーロッパコンサート]
 序曲「ローマの謝肉祭」 Op.9(2種)
   [ジョルジュ・プレートル指揮/1992年、ヴァルトビューネ「フレンチ・ナイト」]
   [クラウディオ・アバド指揮/1998年、ジルヴェスターコンサート]
 「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲[クラウディオ・アバド指揮/1996年、ジルヴェスターコンサート]
 幻想交響曲 Op.14[マリス・ヤンソンス指揮/2001年、イスタンブール、ヨーロッパコンサート]/
 序曲「海賊」Op.21[サイモン・ラトル指揮/2005年、ブダペスト、ヨーロッパコンサート]
 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 95分| NTSC 2019年のベルリオーズ没後150周年を記念して、これまでのBPOの演奏の中から、選りすぐりのベルリオーズの演奏を収録したベスト映像集。
20-64308
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(DVD)
価格帯:E3
ジルヴェスター・コンサート 2018
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」K.537
 ラヴェル:スペイン狂詩曲/道化師の朝の歌/
      亡き王女のためのパヴァーヌ/ボレロ
 ビゼー:カルメン組曲第1番より(抜粋)
ダニエル・バレンボイム(P)指揮
BPO
20-64304
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(Blu-ray)
価格帯:E4
 収録:2018年12月31日、フィルハーモニー、ベルリン、ライヴ|映像監督:トルベン・ヤコブセン|リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 95分。 ブルーレイ仕様: 1080i Full HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0, DD 5.0 。 2018年の年末に行われたBPOのジルヴェスター・コンサートの映像が発売される。ラトルが2018年6月に16年務めた首席指揮者を勇退し、キリル・ペトレンコが就任するまでの1年は首席指揮者不在で迎えた2018/19シーズン。その年末を飾るコンサートで指揮者を務めるのはダニエル・バレンボイム。前半ではモーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」を弾き振りし、その後ラヴェルの管弦楽作品「スペイン狂詩曲」、「道化師の朝の歌」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「ボレロ」を演奏。「スペイン」がモチーフになっているラヴェルの作品をダニエル・バレンボイムは、それらをひとつのスペイン風交響曲として演奏している。またアンコールのビゼーの「カルメン」組曲もスペイン情緒あふれ、大晦日らしい盛り上がりをみせている。またブルーレイはハイレゾ音声(24bit / 96k)で収録されており、より鮮明で臨場感のあるサウンドを楽しむことが出来る。

C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)|2枚物&3枚物DVD&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)
 7枚物(含・7枚価格)DVD、4枚物ブルーレイ・アイテム:¥11000(税抜¥10000)

 旧譜はこちらから
74-7408
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(2DVD)
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」(全2幕)
 フィリップ・タルボ(T;オリー伯爵) ジュリー・フックス(S;フォルムティエ伯爵夫人)
 ガエル・アルケス(Ms;イゾリエ) イヴ=モー・ユボー(Ms;ラゴンド) パトリック・ボレール(B;伯爵の教育係)
 ジャン=セバスティアン・ブ(Br;ランボー) ジュディ・ドゥヴォス(S;アリス)
 ローラン・ボダリデス&レオ・レノー(俳優) 演出 :ドゥニ・ポダリデス(コメディ・フランセーズのメンバー)
 ルイ・ラングレ指揮シャンゼリゼ劇場o. ジョルジュ・シュビエット合唱指揮レ・エレメンツ
 舞台:エリック・リュフ 衣装:クリスティアン・ラクロワ 照明:ステファニ・ダニエル 振付:セシル・ボン
 アシスタント舞台監督:ローラン・デルヴェール&ローラン・ボダリデス 映像監督:ヴィンセント・マシップ
74-7504
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(Blu-ray)
 収録:2017年12月27日、29日、パリ、オペラ=コミック座、ライヴ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 150分|字幕:英独西伊日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 1828年にパリ・オペラ座で初演されたロッシーニが最後から2番目に作曲したオペラ≪オリー伯爵≫。ロッシーニは作曲家としての後年イタリアからフランスへと渡る。この作品は、その時期にフランス語で書かれたコミック・オペラ。シャルル10世の即位を祝う作品を作曲するよう命じられたロッシーニは「ランスへの旅」を書き上げた。しかし「ランスへの旅」は機会作品としてお蔵入り。その後、ロッシーニは≪オリー伯爵≫の作曲に取り掛かる。この≪オリー伯爵≫には「ランスへの旅」の楽曲が多く転用されている。(「ランスへの旅」は160年の時を経て1984年クラウディオ・アバドによって復活蘇演されている。)この映像は、2017年12月にパリ・オペラ=コミック座で上演されたライヴ映像。コメディ・フランセーズのメンバーで俳優でもあるドゥニ・ポダリデスが演出を担当、衣装はフランスの名デザイナーであるクリスティアン・ラクロワ、そしてルイ・ラングレ指揮シャンゼリゼ劇場o. の演奏で上演された。ポダリデスとラングレは、2009年に上演したアンドレ・メサジェの≪フォルテュニオ≫でにコンビを組んでおり、今回も洗練されかつ熱気のある舞台を繰り広げている。タイトルロールには、仏ナント出身のテノール、フィリップ・タルボ。伯爵夫人には現在活躍目覚ましいフランス期待のソプラノ、ジュリー・フックス。そしてバロック・オペラで高い評価を得ているフランスのメゾ・ソプラノ、ガエル・アルケス。ジュネーヴ出身のメゾ、イヴ=モー・ユボー。など若手実力派が揃った期待の布陣。
74-9108
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(DVD)
グラフェネック音楽祭〜真夏の夜のガラ・コンサート 2018
 ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲 / ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜清きアイーダ
 ベッリーニ:歌劇「清教徒」〜やさしい声が私を呼んでいた…いらっしゃい愛しい人
 オッフェンバック:ジャクリーヌの涙 Op.76 / ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68 / ヒメネス/ニエト:サルスエラ「セビリャの理髪師」〜皆が私を別嬪と呼ぶ
 バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」〜マリア/管弦楽のためのディヴェルティメント〜ワルツ
 アルディーティ:くちづけ / ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜バレエ音楽
 プッチーニ:歌劇「トスカ」〜星は光りぬ / ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜パリを離れて
 エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 Op.39 より

 プリティ・イェンデ(S) ジョセフ・カレヤ(T) ハリエット・クリーフ(Vc)
 佐渡裕指揮トーンキュンストラーo.
74-9204
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(Blu-ray)
 収録:収録:2018年6月22日、ヴォルケントゥルム野外劇場、グラフェネック、ライヴ|映像監督:ハイデリンデ・ハシェク。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 76分|字幕:英独仏伊日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 トーンキュンストラーo. の本拠地のザンクト・ペルテンで行われるグラフェネック国際音楽祭。2015年からは同楽団の音楽監督佐渡裕も登場し華やかな音楽祭を盛り上げている。この映像は2018年6月に行われたオープニング・ガラ・コンサートのライヴ映像。2018年は、生誕100周年を迎え佐渡裕ともゆかりの深いバーンスタインと、没後150年のロッシーニの作品を中心に、豪華ソリストを迎えたプログラム。艶のある抒情的な歌声が魅力のマルタ島出身のテノール歌手、ジョセフ・カレヤ。いま飛ぶ鳥を落とす勢いの南アフリカ出身のソプラノ、プリティ・イェンデ。そしてオランダの新星チェリスト、ハリエット・クリーフという顔ぶれで音楽祭の幕開けを盛り上げている。最後は、音楽祭恒例のアンコール曲エルガーの「威風堂々」と盛大な花火とともに、華麗に締めくくられた。
80-0408
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(6DVD)
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バーンスタイン〜ヤング・ピープルズ・コンサート Vol.2
 「ソナタ形式ってなに?」[放映:1964年11月6日、モノクロ]
   モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」 / レノン/マッカートニー: And I Love Her
   ビゼー:「カルメン」〜ミカエラのアリア / モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545
 「シベリウスへのトリビュート」[放映:1965年2月19日、モノクロ]
   シベリウス:フィンランディア/ヴァイオリン協奏曲[セウジュ・ルカ(Vn)]/交響曲第4番
 「音楽の原子:音程について学ぼう」[放映:1965年11月29日、モノクロ]
   ワーグナー:「ローエングリン」第3幕への前奏曲 / ヨハン・シュトラウス II :美しく青きドナウ
   レノン/マッカートニー: Help! / ブラームス:交響曲第4番 / ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番
 「オーケストラのサウンド」[放映:1965年12月14日、モノクロ]
   ハイドン:交響曲第88番 / ベートーヴェン:交響曲〔第5番/第7番〕 / ブラームス:交響曲第1番
   ドビュッシー:イベリア / ストラヴィンスキー:兵士の物語 / ガーシュウィン:パリのアメリカ人
   コープランド:ロデオ / J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調
 「ショスタコーヴィチの誕生日へのトリビュート」[放映:1966年1月5日、モノクロ]
   ショスタコーヴィチ:交響曲〔第7番/第9番〕 / ベートーヴェン:交響曲第9番
 「旋法ってなに?」[放映:1966年11月23日、カラー]
   ドビュッシー:夜想曲〜祭 / シベリウス:交響曲第6番 / リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
   リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード / ブラームス:交響曲第4番 / プロコフィエフ:キージェ中尉
   シベリウス:交響曲第4番 / ショパン:マズルカ第15番
   ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ〜ポロネーズ / バーンスタイン:ファンシー・フリー〜ダンソン/他
 「4分の3拍子のウィーンに乾杯」[放映:1967年12月25日、カラー]
   ヨハン・シュトラウス:ウィーン気質 / モーツァルト:ドイツ舞曲/交響曲第41番 / ベートーヴェン:交響曲第7番
   マーラー:少年の魔法の角笛 より[クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ヴァルター・ベリー(Br)]
   リヒャルト・シュトラウス:ばらの騎士〜ワルツ
 「クイズ・コンサート:あなたの『音楽度』は?」[放映:1968年5月26日、カラー]
 「ベルリオーズ、旅に出る」[放映:1969年5月25日、カラー] ベルリオーズ:幻想交響曲
 「バレエの中の2羽の鳥たち][放映:1969年9月14日、カラー]
   チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」より / ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」より
 「《フィデリオ》:人生の賛美」[放映:1970年3月29日、カラー] ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」より
 「現在・過去・未来の珍しい楽器たち」[放映:1960年3月27日、モノクロ]
   ヴィラ=ロボス:小さな汽車 / デ・ラ・トレ:ダンサ・アルタ / ガブリエーリ:金管八重奏のためのカンツォン
   J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番〜第1楽章
   ルーニング&ウサチェフスキー:テープ・レコーダーと管弦楽のたけの協奏曲
    [ウラジミール・ウサチェフスキー(テープレコーダー)]
   ブッチ:カズー協奏曲[アニータ・ダリアン(カズー)]
 「序曲と前奏曲」[放映:1961年1月8日、モノクロ]
   ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲 / ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
   ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 / バーンスタイン:キャンディード序曲
 「アーロン・コープランドの誕生日会」[放映:1961年2月12日、モノクロ]
   コープランド:野外序曲/ステートメンツ〜第3曲「独断的な」/映画音楽「我等の街」/バレエ音楽「ロデオ」〜ホーダウン/
          船乗りの踊り(*) /私は猫を飼ってきた(*) /エル・サロン・ヒメコ〔代理店記載ママ〕(#)
    [ウィリアム・ワーフィールド(Br;*) アーロン・コープランド指揮(#) ]
 「若き演奏家たち No.4 」[放映:1963年1月15日、モノクロ]
   モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 より
    〔第1楽章[ジョーン・ウェイナー(P) ユーリ・クラスノポルスキー指揮]/
     第2楽章[クラウディア・ホカ(P) ゾルターン・ロズニャイ指揮]/
     第3楽章[パメラ・パウル(P) セルジュ・フルニエ指揮]〕
   リスト:ピアノ協奏曲第1番[アンドレ・ワッツ(P) バーンスタイン指揮]
 「若き演奏家たち No.5 」[放映:1963年12月23日、モノクロ]
   ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調〜第1楽章[ハイディ・レーワルダー(Hp) バーンスタイン指揮]
   ラヴェル:序奏とアレグロ[ウェルドン・ベリー(Cl) エイモス・アイゼンバーグ(Fl)
                ハイディ・レーワルダー(Hp) クラウディオ・アバド指揮]
   シュラミト・ラン:ピアノと管弦楽のための狂詩曲[シュラミト・ラン(P) ペドロ・カルデロン指揮]
   バルトーク:ラプソディ第1番〜第2部[スティーヴン・ケーツ(Vc) ズデニェク・コシュラー指揮]
   ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲[スティーヴン・ケーツ(Vc) バーンスタイン指揮]
 「若き演奏家たち No.6 」[放映:1965年1月28日、モノクロ]
   モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番〜第1楽章[パトリシア・マイケリアン(P)]
   メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調〜第1楽章[ジェームズ・オリヴァー・バスウェル(Vn)]
   ラヴェル:「マ・メール・ロワ」組曲[バーンスタイン指揮]

 レナード・バーンスタイン(話/P)指揮 NYP
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(4 Blu-ray)
  リージョン・オール| 4:3 |モノクロ、カラー| PCM ステレオ| 15時間|字幕伊日韓 DVD仕様: NTSC レナード・バーンスタインが自身の人生を振り返って、最も誇りに思う「仕事」の一つに挙げている「ヤング・ピープルズ・コンサート」。バーンスタインがNYPとともに「ヤング・ピープルズ・コンサート」を開始したのが1958年。カーネギー・ホール、リンカーンセンターで演奏されたコンサートはシリーズ化され米CBSでプライムタイムに全米の子供たちに向けて放映された。同シリーズは企画・指揮・司会をバーンスタインが務め、全53回1972年まで続いた。バーンスタインは子供たちに楽しくわかりやすくクラシック音楽を説明し、自ら演奏をしたりと子供だけでなく、大人にも興味深く解説している。今回リリースされる「ヤング・ピープルズ・コンサート」第2弾には14のエピソードと若い演奏家による3つのコンサートが収録されている。ソナタ形式について解説するためにバーンスタイン自らビートルズの「アンド・アイ・ラヴ・ハー」を歌ったり、ショスタコーヴィチの60歳祝う回では、交響曲第7番と第9番を指揮解説。同じくコープランドの誕生会では、コープランド自身が「エル・サロン・メヒコ」を指揮音楽について深く語りながらも、音楽の楽しみを伝える構成となっている。若き演奏家が登場するコンサートでは、16歳のアンドレ・ワッツがリストのピアノ協奏曲で登場。アンドレ・ワッツはこのコンサートの2週間後に、急遽グールドの代役でレナード・バーンスタイン指揮のもと同じリストを演奏し、一躍世界のひのき舞台に登場することとなった貴重な映像。またラヴェルの「序奏とアレグロ」がクラウディオ・アバドの指揮で演奏されるなど、見どころ満載の内容。

OPUS ARTE DVD/BD/CD
 価格帯4:¥5280(税抜¥4800) / 価格帯5:¥6380(税抜¥5800)

 旧譜はこちらから
OA-1284D
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(DVD)
価格帯:4
バレエ「アクラム・カーンの『ジゼル』」
 タマラ・ロホ、ジェイムズ・ストリーター、ジェフリー・シリオ、
 スティンナ・クァフブール、ベゴーニャ・カオ、ファビアン・ライマー、アクラム・カーン
 ギャヴィン・サザーランド(オーケストレーション)指揮
 イングリッシュ・ナショナル・バレエpo.
OABD-7254D
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(Blu-ray)
価格帯:5
OA-1285D
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(DVD)
価格帯:4
バレエ「マノン」〜ケネス・マクミラン
 サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ、平野 亮一、ギャリー・エイヴィス、
 イツァール・メンディザバル、クリステン・マクナリー、トーマス・ホワイトヘッド/他
 マーティン・イエーツ(オーケストレーション)指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場o.
OABD-7255D
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価格帯:5
OA-1278D
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(DVD)
価格帯:4
「リア王」5幕の悲劇 
 グローブ座 ケヴィン・R. マクナリー、エミリー・ブルーニ、
 バート・シーザー、ラルフ・デイヴィス


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