・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
・輸入盤 歴史的アイテム |
・映像アイテム |
・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
東武レコーディングズ輸入盤ディストリビューターとして既におなじみの東武トレーディングが発売する国内盤自主レーベル。UHQCD はすべてのCDプレーヤーで再生可能。旧譜はこちらから。 | ||
クレンペラー&フィラデルフィア客演ライヴ 1962.10.27 ベートーヴェン:「エグモント」序曲 ブラームス:交響曲第3番 シューマン:交響曲第4番 |
オットー・クレンペラー指揮 フィラデルフィアo. | |
録音:1962年10月27日、アカデミー・オヴ・ミュージック、フィラデルフィア、ライヴ、ステレオ|マスターからの初復刻。 | ||
クレンペラー&フィラデルフィア客演ライヴ 1962.11.2 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」 ベートーヴェン:交響曲第7番 |
オットー・クレンペラー指揮 フィラデルフィアo. | |
録音:1962年11月2日、アカデミー・オヴ・ミュージック、フィラデルフィア、ライヴ、ステレオ|マスターからの初復刻。 『待ちに待った正規盤登場!』『クレンペラー フィラデルフィア管、客演ライヴ1962』『全ステレオ録音。当レーベル初の《UHQCD》!』『※10年以上の交渉がやっと実を結びました。特にアメリカのオーケストラは自らの歴史的演奏や録音に関心がなく、関心がないばかりか出版には非常にネガティヴです。クレンペラーの最後のアメリカ訪問となった1962年のフィラデルフィア管との一連のライヴは多くの音質最悪の海賊盤からもオリジナルはステレオ録音であることが確認されており、これらがオリジナルの音質で聞けたならとファンは歯痒く思ったものでした。実際に入手したフィラデルフィア管アーカイヴの録音は、全てステレオで音質鮮明。分離も素晴らしくクレンペラー拘りのヴァイオリン左右両翼。低弦は左側のサウンドが手に取るように分かります。しかし、ホールのアコースティックは超デッド。これは実際にアカデミー・オヴ・ミュージックにいらっしゃった方ならお判りでしょうが、昔ならではのホールトーンです。響きがない分ごまかしが効かないホールなのでしょう。オーマンディの招きで客演をOKしたクレンペラーはフィラデルフィアのみならずアメリカ各地で演奏しております。今回のリリースはフィラデルフィアでの2公演分で、第一回公演の「田園」「英雄」プログラムの音質だけがリリースに適せず見送られました。ニューヨーク、ワシントン、ボルティモアの演奏を只今鋭意探索中です。1962年のクレンペラーは体力気力が充実と見えて、鉄槌を下すような強烈な拍節感。「エグモント」で頭が下がります。ブラ3の迫力とダンディズム。シューマンのシリアス。バッハの煌びやかで楽しい演奏。「ジュピター」の華麗で全世界を俯瞰してしまうようなスケールの大きさも最高。十八番のベト7もライヴが少ないのでずんずんと盛り上がる当盤は必携の名演。フィラデルフィア管自慢の木管のチャームと妙技。オーケストラの魅力もちゃんと生かして聞かせるのが巨匠で見事なものです。UHQCDで万全の音質で正規発売となります。』 |
HUGO VASCO REIS (葡) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)国内へ2014年に初案内された、ポルトガルのギター奏者&作曲家ウーゴ・ヴァスコ・レイスの自主制作レーベル。ウーゴ・ヴァスコ・レイスは1981年リスボンに生まれ、ポルトで土木工学を修めた後ポルト・ジャズ学校でエレクトリックギターを、ポルト音楽院およびペドロ・カルデイラ・カブラルの個人教授でポルトガルギターを学び、リスボン高等音楽学校でセルジオ・アゼヴェード、アントニオ・ピニョ・ヴァルガス他に作曲を師事。2013年CDデビュー (HVR-01) した。旧譜はこちらから | |||
O Espaço da Sombra 〔陰の空間〕〜ウーゴ・ヴァスコ・レイス(1981-): Finos Raios de Luz (ポルトガルギターとエレクトロニクスのための)/ Memória em Labirinto (ポルトガルギターとピアノのための) (*) / Trés Fragmentos (2つのポルトガルギターのための)〔 Fragmento I / Fragmento II / Fragmento III 〕/ Ec(h)o (ポルトガルギターのための)/ Linea (Música Experimental) (弓、バチ、皿で奏するポルトガルギターのための)/ Súbito (ポルトガルギターのための)/ Relevos Oniricos (Música Intuitiva) (ポルトガルギターとピアノのための) (+) / Micro Imagens (ポルトガルギターのための) 〔 Hommage à Bartók / Hommage à Ligeti / Hommage à Kurtag 〕/ Tabula Rasa (Música Experimental) (打楽器として手で奏するポルトガルギターのための) ウーゴ・ヴァスコ・レイス(ポルトガルG) カンディード・フェルナンデス(P;*) アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(P;+) | |||
録音:2018年、リスボン高等音楽学校ヴィアナ・ダ・モッタ・ホール、リスボン、ポルトガル。 | |||
I am (k)not (アクースマティック・ミュージック)〜ウーゴ・ヴァスコ・レイス(1981-): Moment (o) Zero [Moment Zero] / A Cor do Pensamento [The Colour of the Thoughts] / Súbita Escuridão [Sudden Darkness] / Pulsação Infinita [Infinite Pulsation] / Eco de Cristal [Crystal Echo] / Sons Umbilicais [Umbilical Sounds] ウーゴ・ヴァスコ・レイス(制作) | |||
録音:2014年、2018年、リスボン高等音楽学校ヴィアナ・ダ・モッタ・ホール、リスボン、ポルトガル。 アクースマティック・ミュージック [Acousmatic music] とはスピーカーから再生されることを前提として制作された音楽のことで、 Electro-acoustic music のひとつの形態。 | |||
Metamorphosis and Resonances 〔変成と共鳴〕〜ウーゴ・ヴァスコ・レイス(1981-): ...For piano solo [カンディード・フェルナンデス(P)]/ ...For viola solo [ロレンソ・メセード・サンパイオ(Va)]/ ...For flute solo [モニカ・ストレイトヴァ(Fl)]/ ...For cello solo [フィリペ・クアレスマ(Vc)]/ ...Fpr bass clarinet solo [フレデリコ・カルドーゾ(バスCl)]/ ...Fpr harp solo [アナ・カスタニート(Hp)]/ ...For accordion solo [パウロ・ジョルジェ・フェレイラ(アコーディオン)] ...For guitar solo [ペドロ・ホドリゲス(G)] | |||
録音:2017年、リスボン高等音楽学校ヴィアナ・ダ・モッタ・ホール、リスボン、ポルトガル。 | |||
MPMP (葡) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)ポルトガルのクラシカル音楽のデータベース作成、楽譜出版、ソフト制作、演奏会企画、演奏団体(MPMPアンサンブル)の運営等を行うMPMP(Movimento Patrimonial pela Musica Portuguesa [ポルトガル音楽の継承活動] )が擁するCDレーベル。記号部分は複数あり、同番号で重複する異内容の商品があります。特にアイテムの多い "MPMP" と "MPMPCD" においては ご注意下さい。また、 "MPMPCD" 記号のアイテムは品番が4桁表示のものと2桁表示のものがありますが、例えば "MPMPCD-0034" と "MPMPCD-34" は同一の商品です。さらに同内容で異品番が2種(例: MPMP-23 と MPMPCD-57 )振られているものもあります。旧譜はこちらから。 | |||
サロンのレチタティーヴォ〜19世紀ブラジルとポルトガルの朗唱とピアノのための音楽 フルタード・コエーリョ(1831-1900)/R.A.デ・ブリャオン・パト(1828-1912)作詩: エリーザ(ブラジル版)/月の夜/エリーザ(ポルトガル版) サンタナ・ゴメス(1834-1908)/フランシスコ・キリーノ・ドス・サントス(1841-1886)作詩:洗濯女の息子 アントニオ・フレデリコ・カルドーゾ・ジ・メネゼス(1848-1915)/A.J.ジ・セナ(?-?)作詩:雪の花 エミリオ・エウティキアーノ・コヘイア・ド・ラーゴ(1837-1871)/ カストロ・アウヴェス(1847-1871)作詩:ボヘミアンの歌 コネゴ・カンジド・フェへイラ・ダ・クーニャ(?-?)/ トビアス・バヘート・ジ・メネゼス(1839-1889)作詩:予感 アントニオ・オステルノルド(?-?)/ベント・ダ・シウヴァ(?-?)作詩:いつも! アントニオ・ジャシント・フランコ・ジュニア(?-?)/ジョゼ・ヴィダル・レイテ・リベイロ(?-?)作詩:幻影 アルトゥール・ナポレアウン(1843-1925)/ロゼンド・モニス・バヘット(1845-1897)作詩:聖母の眠り ジョアン・ネポムセーノ・ヴァラダーレス(?-?)/ フランシスコ・フェルナンデス・ジ・ソウザ(?-?)作詩:期待 ラファエル・コエーリョ・マシャード(1814-1887)/ゴンサウヴェス・ジアス(1823-1864)作詩:ただひとつある エンリケ・アウヴェス・ジ・メスキータ(1830-1906)/ アントニオ・アシレス・ジ・ミランダ・ヴェレジャウン(1834-1900-)作詩:子供たちの祈り ジョアン・ゴメス・ジ・アラウージョ(1846-1943)/ ホドリーゴ・ロバート・マルコンデス・マシャード(1846-1918)作詩:悲しき大天使 フランシスコ・デ・サ・ノローニャ(1820-1881)/トマス・リベイロ(1831-1901)作詩:ユダヤ女 ジャヌアリオ・ダ・シウヴァ・アルヴェロス・フィーリョ(1820頃-1890)/ 作詩者不詳:ルッシーニョのフーガ(「ユダヤ女」のパロディー) アントニオ・パブティスタ・トマス・ジ・アキーノ(?-?):フェニアン 作詩者不詳:私には一人の恋人がいた H.J.マセード(?-?)作詩:男の子 シキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935)/J.B.N.ゴンザーガ・フィーリョ(1849-1931)作詩:アンジェリテュード アカデミーア・ドス・レナシードス [アルベルト・パシェコ(朗唱) アンドレア・ルイーザ・テイシェイラ(P)] | |||
録音:2018年9月24日-25日、アトランティカ・ブルー・スタジオ(スタジオA)、パソ・デ・アルコス、ポルトガル ポルトガルとブラジルの無名作曲家たちによる、ピアノ伴奏に合わせて音楽的に語るレチタティーヴォ作品を集めた珍しいプログラム。 | |||
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1880-1955): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 (1908) / ヴァイオリンとピアノのための前奏曲(1910) / ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 (1928) |
ヌーノ・ソアレシュ(Vn) ユーリー・ポポフ(P) | ||
録音:2019年3月30日-31日、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部ホール、アヴェイロ、ポルトガル。 ルイス・デ・フレイタス・ブランコは20世紀前半のポルトガルを代表する作曲家の一人。リスボンに生まれ、パリでドビュッシーに師事。1916年よりリスボン音楽院作曲科教授を務めた。 | |||
プレミオ・ムジカ2019 〜 ソフィア・デ・メロ・ブレイネル・アンデルセンの詩によるポルトガルの無伴奏合唱作品集 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):失われた庭 [jardim perdido] ミゲル・ジェズス:夜の三部作 [Tríptico nocturno] ウーゴ・リベイロ(1983-):無題詩集 [poemas sem nome](全9曲) エウリーコ・カハパトーゾ(1962-):ソフィアの小さな詩集 [Pequeno poemário de Sophia](全3曲) ルイス・ロペス・カルドーゾ(1972-):静寂 [Silêncio](全7曲) クラーラ・アルコビア・コエーリョ指揮アンサンブル MPMP (cho.) | |||
録音:2019年3月23日-24日、4月6日-7日、サン・ドミンゴス修道院教会、ポルト、ポルトガル|ブックレット付属なし。#外装に上記規格品番表示はなく、ディジパック背表紙に MPMP-19 と表示されていますが、同品番他内容のアイテム(ボンテンポ:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 )が存在し、 MPMP-19 は当盤の品番ではないとアナウンスされています。現状のままで供給されますのでご了承ください。 ポルトガルで新たに創設された作曲コンテスト「プレミオ・ムジカ」第1回のテーマは、ポルトガルの詩人ソフィア・デ・メロ・ブレイネル・アンデルセン(1919-2004)の詩をテキストとした無伴奏合唱曲。当盤には応募の2作品(ウーゴ・リベイロとミゲル・ジェズス)と、同じくブレイネル・アンデルセンの詩をテキストとしたポルトガルの先輩作曲家たちの無伴奏合唱作品が収められている。 | |||
デュオ・コントラチェロ IV 〜チェロとコントラバスのための2010年代ポルトガル音楽 ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-): Dark Energy(チェロ、コントラバスとエレクトロアコースティックのための) (2018) クロティルデ・ロザ(1930-2017): Peaceful Meeting(チェロとコントラバスのための) (2016) ジャイム・レイス(1983-): Fluxus Drug(チェロ、コントラバスとエレクトロアコースティックのための) (2015) イザベル・ソヴェラル(1961-): Anamorphoses VIII(チェロとコントラバスのための; 改訂版) (2014) アンジェラ・ロペス(1972-): E (H) LLE (M), Sete momentos em forma de trança (チェロ、コントラバスとエレクトロアコースティックのための) (2017) アントニオ・シャガス・ロザ(1960-): La barque (fragmentos)(チェロとコントラバスのための) (2018) デュオ・コントラチェロ[ミゲル・ロシャ(Vc) アドリアーノ・アギアル(Cb)] | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 | |||
ENTREculturalidades/INTERtextualidades 〜 フルート、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための21世紀ポルトガル音楽 ヌーノ・フィゲイレド(1982-): Candomblando サラ・カルヴァーリョ(1970-): Slumscape トゥリオ・アウグスト(1983-): Mfhumba リカルド・リベイロ(1971-): ZILLIJ フェルナンド・C.ラパ(1950-): A menina, a lua e o mar エヴゲニー・ズディルキン(1968-): Illusiones アンジェラ・ダ・ポンテ(1984-): La no Agua Grande ペルフォルマ・アンサンブル [ジョルジェ・サルガード・コレイア(Fl) エレーナ・マリーニョ(P) デイヴィッド・ロイド(Vn/Va) ヤロスラフ・ミクス(Vc)] | |||
録音:時期の記載無し(2019年以前)、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部ホール、アヴェイロ、ポルトガル。 | |||
わが唯一の喜び〜15世紀の宮廷歌集 ― ポルトの写本714番 ジョン・ベディンガム(1422?-1459/60): Mon seul plaisir ギヨーム・デュファイ(1397-1474): J'ay mis mon cuer / Va t'en, mon cuer / Le serviteur hault guerdonné / Per le reguard コンラート・パウマン(1404-1473): Mit ganczem willen 不詳: Fortune laisse moy la vie エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1472以後)/ヨハネス・ティンクトーリス(1435-1511): De tous biens plaine グリエルモ・エブレオ(1420頃-1484頃): Falla con misuras ロベルトゥス・デ・アングリア(活躍期:1450-1475): O fallaze e ria fortuna 不詳: La vida de Culin ガルフリドゥス・デ・アングリア(活躍期:1444頃): Che faro io dolorosa / Io zemo suspiro ロベルトゥス・デ・アングリア: El mal foco arda 不詳: A Florence la joyose cité -Ellas la fille Guillemin ジル・ジョワ(1424/5-1483): Poy che crudel fortuna ジョン・ベディンガム: O rosa bella / Durer ne puis ギヨーム・デュファイ: Adieu m'amour / Qu'est devenue leaulté? / Entre les plus plaines d'anoy ジャン・ルグラン: Las, je ne puis oïr nouvelle 不詳: Hélas! n'array-je jamais mieux? / Portugaler -Or me veult ギヨーム・デュファイ: Hélas mon dueil / En triumphant de cruel dueil (以上、出典 :ポルト市立図書館所収写本714番) マヌエル・ペドロ・フェレイラ(音楽監督)ヴォーゼス・アルフォンシナス [スザーナ・テイシェイラ、ジョアナ・ナシメント(Ms) ゴンサロ・ピント・コンサルヴェス、 ジョアン・ロドリゲス(T) ヴィトル・ガスパール、フェルナンド・ゴメス(Br) ペドロ・ソウザ・シルヴァ(リコーダー) ヌーノ・トルカ・ミランダ(リュート) セルジオ・フォンタウン(アシスタント・ディレクター)] | |||
録音:2002年9月-12月、キンティーノ教会、ソブラル・デ・モンテ・アグラソ、ポルトガル|ディジタル・リエディション&リマスター:2018年|録音は古いが、おそらく当盤が初商業発売。 ヴォーゼス・アルフォンシナスは1995年、音楽学者マヌエル・ペドロ・フェレイラが創立した古楽アンサンブル。初期ルネサンスの大作曲家デュファイを軸としたプログラム。 | |||
フランシスコ・ベネト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 フランシスコ・ベネト(1877-1945):思い出 フランソワ・クープラン(1668-1733)/フランシスコ・ベネト編曲:小さな風車 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)/フランシスコ・ベネト編曲:タンブラン フランシスコ・ベネト: おしゃべり/カンツォネッタ/春(間奏曲)/スケルツォ/カブトムシ/ バラードとタランテラ/軽快なファド(2種)〔第1版/第2版〕/陽気なファド ヌーノ・ソアレシュ(Vn) ユーリー・ポポフ(P) | |||
録音:2016年6月、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部ホール、アヴェイロ、ポルトガル。 フランシスコ・ベネトはスペインのヴァイオリニスト・指揮者。バレンシア州ビリャヌエバ・デ・カスティジョンに生まれ、6歳にして演奏会を開きヴァイオリンを披露。バレンシア音楽院を卒業後パブロ・サラサーテに勧められパリに留学しホセ・ホワイト(1836-1918)に師事し、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、グラナドス、アルベニスらと交友、20代でコロンヌso. のコンサートマスターに就任した。やがてフランスを離れ、理由は不明だが母国スペインではなくポルトガルのリスボンに移住しリスボン国立音楽院附属室内楽学校の校長に就任。ポルトガルの作曲家の新作初演を手がける他、国内で、また祖国スペインで精力的に演奏活動を展開、リスボンに骨を埋めた。没後はほぼ忘れ去られたが、このところ再評価の兆しがある。 ポルトガルのヴァイオリニスト、ヌーノ・ソアレシュはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックを卒業後クリーヴランド音楽院(アメリカ合衆国)で修士課程を修了、2020年現在アヴェイロ大学(ポルトガル)の博士課程でフランシスコ・ベネトを研究テーマとしている。 | |||
箱をさわると〜セルジオ・アゼヴェード(1968-):子供のためのピアノ作品集 海辺での一日から出発!/ 子供のための6つの小品 より 〔行進曲(プロコフィエフの様式で)(第1曲)/シチリアーナ(第2曲)/ セレナード(第4曲)/さようなら、ぼくのレディー、さようなら(第6曲)〕/ ベアトリシュの小さなピアノの本から〔ロベルトと他の人形たち/ジョコーソ〕/ 子供のための5つの小品 より〔ガヴォット(第1曲)/行進曲(第2曲)〕/ ティディブンの5つの小品 より 〔ティディブン、ブン、ブン!(第1曲)/ワルツ(第2曲)/ピエロたち(第3曲)〕/ 子供のための12の小品〜クロウタドリの行進(第10曲)/ 小さな音楽〜映画の小ワルツ(ニーノ・ロータに)(第1曲)/ あちらこちらの小品(全3曲)〔行進曲/ヴェネツィアで/アラ・ナポリターナ〕/ 8つの易しい小品 より 〔最初の葉が落ちる(第1曲)/箱をさわると(第2曲)/蛇たちを夢中にさせる笛(第5曲)/行列(第8曲)〕/ 未知の王女のための組曲(全4曲)〔シチリアーナ/ガイヤルド/メヌエット/パヴァーヌ〕/ 万華鏡 より 〔王の行進(第1曲)/東洋の子守歌(第2曲)/中国皇帝の行進(第3曲)/ミステリオーソ(第4曲)/ 夏の日(第5a曲)/水槽の中の金魚(第6曲)/おんぼろ車が行く(第7曲)/回転木馬(第8曲)/ フォークダンス(第9曲)/悲しい行進曲(第14曲)/メヌエット(第15曲)/サーカス・ワルツ(第17曲)〕/ 5つの小品〔朝/盲目の山羊/夜の/大太鼓/遊び〕/ 左手のための5つの小品〜子守歌(第4曲)/ ワルツ組曲 より 〔緩やかなワルツ(第1曲)/貧弱で感傷的なワルツ(第2曲)/サーカス・ワルツ(第3曲)/ 悲しいワルツ(第4曲)/人形イゴールのワルツ(第5曲)/ モーリス・ラフマニノフ・ダ・シルヴァのワルツ(第7曲)/ パリの通りのワルツ(第9曲)/映画のワルツ(第10曲)〕/ 海辺での一日〜家に帰る時間(第8曲) *ボーナス・トラック 8つの易しい小品〜箱をさわると(第2曲)(*) ディアナ・ボテーリョ・ヴィエイラ(P;*以外) セルジオ・アゼヴェード(P;*) | |||
録音:2018年、リスボン高等音楽学校ヴィアナ・ダ・モッタ・ホール、リスボン、ポルトガル(*以外) /データ記載無し(*)。 セルジオ・アゼヴェードはポルトガルのコインブラに生まれ、フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994) 他に師事した作曲家。1993年以来2020年現在リスボン高等音楽学校教員。 | |||
B. U. B. A.(1983-): Vizinhos Vicini Buren Nachbarn Neighbours (カンディタ・ピント監督、ドキュメンタリー映画)オリジナル・サウンドトラック(2016) 〔 Bonjour Tristesse / Bouca / Where to? / 5+3 / Labour / Overdriven Lines / The Perfect Form / How many worlds how many yous? / Infinite Dreams in No Man's Land / When Alvaro meets Antonio / When Antonio met Alvaro / Devant la Tristesse / Know your worth (Bonus Track) 〕 B. U. B. A. 〔ジョアン・ブルーノ・ソエイロ〕(音響制作) | |||
#外装に規格品番の表示なし。 B. U. B. A. ことジョアン・ブルーノ・ソエイロはポルトガルの作曲家・音楽プロデューサー・オーディオエンジニア。主に映画音楽で知られている。 | |||
ジョアン・ゴディーニョ(1976-):ピアノのためのノクターン(2017) 〔子守歌(オリジナル版)/ごちゃ混ぜ/ロー・ロー/牧神のワルツ/叫び/ 骨たちのワルツ/エテルヴィーナのワルツ/子守歌(ノクターン版)〕 ジョアナ・ガマ(P/トイP) | |||
録音:データ記載無し(作品初演:2017年3月)|収録時間 :30分40秒。 ジョアン・ゴディーニョはポルトガルのリスボンに生まれ、大学で経営学を学んだ後に音楽を独学、リスボン高等音楽学校に入り2006年に作曲法の学位を習得した。即興、ジャズ、ポルトガル伝統音楽も一貫して志向している。 | |||
リスボン・パリ〜ポルトガルとフランスのピアノを伴う室内楽 [CD1] リスボン - ポルトガルの音楽 アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-): ピアノ4手連弾のための「生まれ来る子のためのバラード」 Op.126 (P) ジェルジ・クロネル・デ・ヴァスコンセロス(1910-1974): カモンイスの3つのレドンディーリャ(イングリッシュホルンとピアノのための編曲版)(E) 〔裸足で井戸まで行く/つるべを見上げる/井戸の所にリオノールがいる〕/ イングリッシュホルンとピアノのための「旋風の中で」(E) (*) エドワード・ルイス・アイレス・アブリウ(1989-): ピアノ4手連弾のための「空と光と潮の香が出て来る夢の形のあくび [Bocejo em forma de sonho com azuis, luzes e maresia] 」(P) フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):ヴィオラとピアノのための「組み合わされた4つの小品」 (V) 〔序奏/競争 /対話 /カプリッチョ〕 ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ピアノ4手連弾のための「思い出」 Op.7 (P) セルジオ・アゼヴェード(1968-): 朗読、即興演奏を伴うピアノと管楽五重奏のための「迷宮のアリアドネ」(N/W) [CD2] パリ - フランスの音楽 ドビュッシー(1862-1918):チェロとピアノのためのソナタ(C) オリヴィエ・メシアン(1908-19929:フルートとピアノのための「クロウタドリ」(*) フロラン・シュミット(1870-1958):ピアノ4手連弾のための「小さな眠りの精の一週間」 Op.58 (P') 〔ハツカネズミの祝日/疲れたコウノトリ/眠りの精の馬/ 人形ベルタの結婚式/石板の文字のロンド/絵の中を散歩する/中国の傘〕 プーランク(1899-1963):ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲(O/B) メル・ボニ(1858-1937):フルートとピアノのためのソナタ(+) ブリュノ・ベルトワーズ(P/朗読;N) ジョアン・コスタ・フェレイラ(P;P) アンヌ・シャミュッシー(イングリッシュHr;E) アレシャンドル・デルガード(Va;V) イヴ・シャルパンティエ(Fl;*/+) テレーザ・ヴァレンテ・フェレイラ(Vc;C) アントニオ・ロザート(P;P') ギヨーム・ジェルボー(Ob;O) ロミック・ラムルー(Fg;B) ル・コンセール・アンプロンプテュ〔管楽五重奏〕(W) [イヴ・シャルパンティエ(Fl) アンヌ・シャミュッシー(Ob) ジャン=クリストフ・ミュレール(Cl) ディディエ・ヴェルティ(Hr) エレーヌ・ビュルル(Fg)] | |||
録音:2005年5月28日、シネ・テアトロ、アルコバサ、ポルトガル(P') /2005年6月14日(W/*)、2012年2月8日(+)、フランス・ポルトガル学院、リスボン、ポルトガル(W/*/+) /2006年10月30日、ベレン文化センター、リスボン(V) /2008年5月1日、カスカイス文化センター・ホール、カスカイス(C) /2010年12月2日、ポルトガル・コミュニケーション財団ホール、リスボン(E) /2013年10月28日、リセウ・カモンイス・ホール、リスボン(O) /2016年11月24日、ジェネラル・デ・デスポジート銀行 [ISEG] ホール、リスボン(P) 、すべてポルトガル、ライヴ。 ポルトガルの作曲家のフランス留学等で関係の深い両国のピアノ音楽で構成された二部作的アルバム。フランスのピアニスト、ブリュノ・ベルトワーズ(1964年生まれ)は1993年からポルトガル音楽の研究を始め、やがて20世紀ポルトガルのピアノ音楽の重要な解釈者と称されるようになった。ポルトガルの現役作曲家たちとのコラボレーションも積極的に行っている。 | |||
クリスタルのピラミッド〜ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-): ピアノとエレクトロニクスのための「 In tempore 」(2000) (*) /ピアノのための「 Pirâmides de cristal 」(1993) / ピアノ、トイ・ピアノとエレクトロニクスのための「 Mosaic 」(2010) (+) /ピアノのための「 Bagatela 」(1995) / ピアノとエレクトロニクスのための「 Looking Into The Mirror 」(2003) (*) / ピアノのための「 ff (Frosen... ) 」(#) 〔 ff (Frozen Fred) (2012) / ff (Frozen Franz) (2015) 〕 アナ・クラウジア・ジ・アシス(P/トイP;+) | |||
録音:2010年、アヴェイロ大学総長室、アヴェイロ、ポルトガル(*) /2012年、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部スタジオ、アヴェイロ、ポルトガル(+) /2016年(#)、2019年9月29日(無印)、ミナス・ジェライス連邦大学ミナス・ジ・ソン・スタジオ、ベロリゾンチ〔ベロ・オリゾンテ〕、ミナス・ジェライス州、ブラジル(#/無印) |外装品番表示: MPMPCD-57 。 ジョアン・ペドロ・オリヴェイラはリスボン・グレゴリアーノ学院でオルガン演奏を学んだ後、ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校(アメリカ合衆国)で音楽博士号 (PhD in Music) を取得したポルトガルの作曲家。2020年現在アヴェイロ大学(ポルトガル)およびミナス・ジェライス連邦大学(ブラジル)教授。アナ・クラウジア・ジ・アシスはブラジルのピアニスト。 | |||
ヌーノ・ダ・ローシャ(1986-):バロック・オーケストラ&アンサンブルための作品集 バロック・オーケストラのための「ジョン・ケージのいない川はどうなるのか? [O que sera do rio without John Cage?] 」(2012) (+) / フルート、2つのヴァイオリン、チェロ、チェンバロ、オルガンと 青年合唱のための「アルキッペー [Alcippe] 」(2017) (*) / リコーダー、バロック・オーケストラとエレクトロニクスのための 「リコーデッド〔レコーデッド〕・コンチェルト [Recorded Concerto] 」(2018) (#/+) アントニオ・カリーリョ(リコーダー;*/#) パオロ・ペローネ、 ヴァレリア・カポネット(Vn;*) レベッカ・フェーリ(Vc;*) ジョゼ・カルロス・アラウージョ(Cemb;*) アンドレ・フェレイラ(Org;*) リスボン・グレゴリアーノ学院青年cho.(*) マッシモ・マッツェオ指揮ディヴィーノ・ソースピロ〔バロックo.〕(*) | |||
録音:2018年9月28日-30日、リスボン高等音楽学校ヴィアナ・ダ・モッタ・ホール、リスボン、ポルトガル。 ポルトガルの作曲家ヌーノ・ダ・ローシャがバロック・オーケストラやバロック楽器アンサンブルのために書いた作品集。ディヴィーノ・ソースピロは2003年、イタリアのヴィオラ奏者・指揮者マッシモ・マッツェオによりポルトガルのリスボンに創立されたピリオド楽器オーケストラ。2006年以来2020年現在、リスボンのベレン文化センターのレジデントo. を務めている。2020年現在の首席指揮者はエンリコ・オノフリ。当録音の楽器ソリストはすべて団員。 | |||
BOTTEGA DISCANTICA (伊) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから | |||
バッハ「フランス組曲」をハープで〜J.S.バッハ(1685-1750)/ クリスティアーナ・パッセリーニ編曲:フランス組曲 全曲(ハープ版) 〔第1番 ニ短調 BWV.812 /第2番 ハ短調 BWV.813 /第3番 ロ短調 BWV.814 / 第4番 変ホ長調 BWV.815 /第5番 ト長調 BWV.816 /第6番 ホ長調 BWV.817 〕 クリスティアーナ・パッセリーニ(Hp| 使用楽器: Lyon & Healy Harps, Chicago (Style 85 CG ) | |||
録音:2016年2月、2017年10月、SMCレコーズ・バロック・ホール、イヴレア、イタリア。 クリスティーナ・パッセリーニはボローニャ音楽院で学んだイタリアのハープ奏者。17-18世紀音楽の時代考証を踏まえた演奏の専門家。 | |||
DUCALE (伊) 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)イタリアの DUCALE S.n.c, がリリースするレーベル。ご案内済旧譜はこちらから。 | |||
アマデウスSQ のブレイニンによる知られざる録音〜 ブラームス:ヴァイオリンとピアノのための作品全集&ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲集 ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 イ長調 Op.78 /第2番 イ長調 Op.100 /第3番 ニ短調 Op.108 〕/ ヴァイオリンとピアノのためのスケルツォ ハ短調(F.A.E.ソナタ〜第3楽章) ブラームス/ヨゼフ・ヨアヒム(1831-1907)編曲/ノーバート・ブレイニン校訂: 21のハンガリー舞曲(ヴァイオリンとピアノのための版) ノーバート・ブレイニン(Vn) カルロ・レーヴィ・ミンツィ(P) | |||
録音:1993年5月24日-27日、6月7日-11日、サン・マルティーノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、イタリア|発売:1994年頃|表面とブックレット表紙に「アマデウス・クァルテットのリーダーだったノーバート・ブレイニンによるソリストとしての初録音 [The first recording of NORBERT BRAININ - formerly leader of the legendary AMADEUS QUARTET – as a soloist] 」と記載されている。 アマデウス・カルテットの第1ヴァイオリニストとして活躍したノーバート・ブレイニン(1923-2005)の知られざる録音。 #メーカー在庫が少なくっていると思われるので、お早目のオーダーをお願いいたします。 | |||
VELUT LUNA (伊) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)イタリア北西部、パドヴァ近郊のカザルセルゴに本拠を置くレコード会社、ルドメンティスが所有する高品位録音レーベル。#当レーベルは並行輸入等、現地からの物を含む海外ルート経由の入手が大変困難なレーベルですので、ご案内直後の御注文を強くお薦めいたします。1タイトル目を除き、クラシック以外のアイテム。旧譜 はこちらから。 | |||
もしも私がつばめだったら〜チェロ弾き語りで聴くイタリア民謡 エディ・セラフィーニ編曲: La Dosolina / アルマンド・フランチェスキーニ編曲: Gran Dio del Cielo エリカ・エックリ編曲:'Ndormenzete popin / ニコス・ベッティ編曲: E col cifolo del vapore マルコ・ウヴィエッタ編曲: La sposa morta / アルマンド・フランチェスキーニ編曲: Il Maritino カミッロ・モゼル&イータロ・ヴァルナル編曲: La Madonnina アルマンド・フランチェスキーニ編曲: La casa del mio bèn エディ・セラフィーニ編曲: Ninna Nanna / エリカ・エックリ編曲: L'è tre ore che son chi sotto バルバラ・ベルトルディ(歌/Vc) | |||
録音:2019年12月28日-29日、アレア・マジステル・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア。 バルバラ・ベルトルディはイタリアのトレントに生まれたチェリスト。クラシカル・レパートリーに加え、チェロを弾きながら歌うというスタイルを確立している。 | |||
AGLAE MUSICA (西) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | |||
モーツァルト(1756-1791):鍵盤楽器のための音楽 ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279 / ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311 / ロンド イ短調 K.511 / ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576 |
ケネディ・モレッティ(P) | ||
録音:2006年11月10日、国立音楽堂室内楽ホール、マドリッド、スペイン。 ケネディ・モレッティは1966年ブラジルのサンパウロに生まれ、サンパウロ大学、リスト・フェレンツ音楽大学、ウィーン国立音楽大学で学び、1994年以来スペインを本拠としているピアニスト。ソロ・ピアニスト、アンサンブル・プレイヤー、歌手の伴奏者、またスペイン各地の音楽院等での教育者として活躍している。 | |||
ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ&変奏曲集 チェロ・ソナタ全集 〔第1番 ヘ長調 Op.5 No.1 /第2番 ト短調 Op.5 No.2 /第3番 イ長調 Op.69 / 第4番 ハ長調 Op.102 No.1 /第5番 ニ長調 Op.102 No.2 〕/ ヘンデル「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO.45 / モーツァルト「魔笛」の「可愛い娘か女房がいれば」の主題による12の変奏曲 Op.66 / モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46 アルナウ・トゥマス(Vc) ケネディ・モレッティ(P) | |||
録音:2016年10月、12月、アビラ、スペイン。 アルナウ・トゥマスはカタルーニャ、スペインのバルセロナに生まれたチェリスト。カザルス・カルテットのメンバーとして harmonia mundi レーベルに多くの録音がある。 | |||
プロコフィエフ(1891-1953): ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82 / 束の間の幻影 Op.22 |
アレックス・アルグアシル(P) | ||
録音:2016年3月、スタジオ 44.1 、ジロナ、カタルーニャ、スペイン。 アレックス・アルグアシルはカタルーニャ、スペインのバルセロナに生まれ、バロセロナ市立音楽院、マンハッタン音楽院(ニューヨーク、アメリカ合衆国)で学んだピアニスト。アリシア・デ・ラローチャにも師事し、2008年カーネギー・ホールにデビュー。2020年現在バルセロナのリセウ音楽院教授。日本でも演奏会やレッスンを行っている。 | |||
マドリガル〜 20&21世紀カタルーニャの合唱音楽 シャビエ・プチ[Xavier Puig] (1973-): Cançó de llaurar マヌエル・ウルトラ[Manuel Oltra] (1922-2015): Margarideta / Amor mariner havanera / Cançó de bressol パウ〔パブロ〕 ・カザルス(1876-1973): O Vos Omnes マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):聖三部作[Tripticum Sacrum] Cantate Domino / Deus meus ne tardaveris / Jubilate Deo エドアルド・トルドラ(アドゥアルド・トゥルドラ) (1895-1962):7つの民謡 〔 De Mataró vàrem venir / Ai, minyons / El pardal / Matinet me'n llevo jo / Sota el pont d'or / Flor d'olivar / No t'espantis Alabau 〕 ジュアキム・セラ(1907-1957): Capvespre ダビド・パドロス(1942-2016): Cançó de batre オスカル・アスプラ(1886-1976): Cançó de batre アンリク・ムレラ(1865-1942): Les neus que es fonen クリストフ・タルタブイ(1888-1964):マドリガル / Cant de maig, cant d'alegria ミレイア・バレラ指揮コル・マドリガル(cho.) | |||
録音:2015年12月12日-13日、サラ・イベリア、サン・フェリウ・ダ・リュブラガト、カタルーニャ、スペイン/2015年12月15日、テアトラ・アウディトリ、リナルス・ダル・バリェス、カタルーニャ、スペイン。 | |||
AMORARTE MUSIC (西) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)国内へ新規案内される、スペインのギタリスト・作曲家ホセ・カルロス・ゴメスが創立したレーベル。 | |||
ホセ・カルロス・ゴメス(1972-)/ミゲル・アンヘル・コリャド編曲&オーケストレーション: アンダルシアの風景 [Paisaje Andaluz] (ギターと弦楽合奏のための) (2018) ホセ・カルロス・ゴメス(G) ダビド・エルナンド・リコ指揮ブラティスラヴァso. | |||
録音:時期の記載無し(2018年または2019年)、スロヴァキア国営放送スタジオ2、ブラティスラヴァ、スロヴァキア|収録時間:21分弱。 ホセ・カルロス・ゴメスはスペイン、アンダルシアのアルヘシラス生まれのギタリスト・作曲家。フラメンコのギタリストとして名声を得て、クラック・ギターにも進出。「アンダルシアの風景」は2018年9月21日、モレリア国際ギター・フェスティヴァル(メキシコ)で初演されたギター協奏作品で、録音は当盤が世界初。 | |||
ARIA CLASSICS (西) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)国内へ新規案内される、プロデューサー、レコーディング・エンジニア、ミュージシャンのフェルナンド・アリアスが2019年に創立したスペインのレーベル。 | |||
チェロとピアノのための作品集 プロコフィエフ(1891-1953):チェロとピアノのためのソナタ ハ長調 Op.119 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.40 ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.17(チェロとピアノのための版) ガブリエル・ウレニャ(Vc) パチ・アイスピリ(P) | |||
録音:2019年12月、パラシオ・バルデス劇場、アビレス、アストゥリアス、スペイン。 1989年スペインのアビレス(アストゥリアス州)に生まれ、ウィーン音楽院でナタリア・グートマンに師事したチェリスト、ガブリエル・ウレニャのデビュー CD 。 | |||
DISCMEDI (西) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから | |||
ガブリエル・フィオル:チェロ・ワークス2 フォルメンテラ〔フルマントラ〕 {Formenteta] 〔 De Terra a Mar / Transparent Turquesa / Dues Mars 〕/ イビサ〔アイビサ〕 [Eivissa] 〔 Dolça sensació (J. S. Bach) / Folk / L'altra cara 〕/ メノルカ〔マノルカ〕 [Menorca] 〔 Rosa dels vents / Bivaldi / Entre la vida i la mort 〕/ マヨルカ [Mallorca] 〔 Aina / Obscura nit / Gran obertura 〕 |
ガブリエル・フィオル(Vc) | ||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 マヨルカ島生まれのチェリスト、ガブリエル・フィオルのソロ・アルバム。マヨルカを含むバレアレス諸島の島の名が付けられた4つのセクションで構成されている。多重録音やドラムスの参加もある。 | |||
ミュージック・フォー・エモーションズ ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第7番 イ長調 Op.92 プロコフィエフ(1891-1953):交響曲第1番 ニ長調「古典」 Op.25 バーバー(1910-1981):弦楽のためのアダージョ ホセプ・ビセント指揮アッダ・シンフォニカ(o.) | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 アッダ・シンフォニカ [ADDA Sinfonica/ADDA Simfonica] はスペイン南東部の都市アリカンテに創立されたバレンシア自治州財団傘下のオーケストラ。音楽監督 (2020年現在)のホセプ・ビセントは1970年バレンシアに生まれ、アリカンテ音楽院とスウェーリンク音楽院、アムステルダムで学んだスペインの指揮者。 | |||
ナルシス・カザノバス〔ナルシソ・カサノバス〕(1747-1799):6声のミサ サルヴェ・レジーナ [Salve Regina] (6声)/ 6声のミサ〜キリエ/オルガンのためのコレアド [Correado] イ長調/ 6声のミサ〜グローリア/シオンよ、称えよ [Lauda Sion] (セクエンツィア)/ 6声のミサ〜クレド/われは生けるパンなり [Ego sum] (モテット)/ 6声のミサ〜サンクトゥス/オルガンのための2つのソプラノ声部のパルティータ/ 御父に、御子に II [Genitri II] (モテット)/ 6声のミサ〜アニュス・デイ/おお、何と甘美なことか [O quam suavis] (モテット)/ サルヴェ・レジーナ [Salve Regina] (5声) ジョルディ=アグスティ・ピケ指揮 モンセラート修道院聖歌隊〔エスコラニア・デ・モンセラート〕、 モンセラート修道士カペラ、モンセラート・ムジカ・カペラ ミケル・ゴンザレス(Org) | |||
録音:1999年3月23日-25日、モンセラート修道院、モンセラート〔ムンサラット〕、カタルーニャ、スペイン|前出: Discant (SPAIN), CD-E-1007 〔廃盤〕。 活動を終了した Discant レーベルから発売されていたCDのレーベル移行再発売。 | |||
FICTA (西) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)国内へ新規案内される、カタルーニャの音楽出版社 FICTA が擁するレーベル。 | |||
フランセスク・シビル(1895-1990):ピアノ独奏作品全集 印象 [Impressions] 〔コラール/指慣らしのための小エチュード/朗報/ビクトリアの噂/時間と忍耐/ 友情に歌う/懐かしさ/不安 /すべて人生は美しいにもかかわらず!〕/ ノクターン 変ト長調/ パララダ [Peralada] 〔公園 /城、城主とカスティリャの娘 /カルメル会の聖母への祈り/庭園のニンフ/ 主題、変奏とフィナーレ/マリー=エルヴィル/トッカータ/ カタルーニャの歌の花束/サンタ・クレウの祭り、フィゲイラにて(サルダナ)/ サン・ジュアンの夜/帰還(サルダナ)/ バレエ(またはダンス)・コレクション 〔スルゾナのパトゥム/カステイタルソルの舞曲/サルダニャの舞曲/ サン・イジドラの舞曲/アスプニュレ/ムリスカ〕/ Wilder〔ジュゼプ・ビアデル(1917-2012)との共作〕 〔人形をあやす/おもちゃで遊ぶ(*) /友達の間(*) /海のそよ風 /メヌエット(*) /歌と舞曲〕/ 私のジョティカ/ラ・ヒラルダ(パソドブレ)/カタルーニャ・ラプソディ ミケル・ビリャルバ(P) | |||
録音:データ記載無し(2017年以前)。 フランセスク・シビルはカタルーニャ、スペインの作曲家・オルガンおよびピアノ奏者・著作家・教育家。ジロナ音楽院の創立に尽力しその院長を務めた。「 Wilder 」はカタルーニャの作曲家ジュゼプ・ビアデル(1917-2012)との共作で、(*)はビアデルの作品。 | |||
ミサ「サンクトゥス=ベネディクトゥス」 ジュゼプ・ビラ・イ・カザニャス(1966-):ミサ「サンクトゥス=ベネディクトゥス」 オラ・イェイロ(1978-):ウビ・カリタス(慈しみと愛のあるところ) エルナーニ・アギアル(1950-):詩篇150 アレヤンドロ・D.コンソラチオン II (1980-):来たれ、創造主なる聖霊 アリゼンダ・カラスク指揮コル・リーダー・カマラ〔室内cho. 〕 | |||
録音:2015年7月11日-12日、ビクトリア・ダル・アンジャルス音楽学校大ホール、サン・クガ・ダル・バリェス、カタルーニャ、スペイン。 ビラ・イ・カザニャス〔カサニャス〕はカタルーニャ、スペイン、イェイロはノルウェー、アギアルはブラジル、コンソラチオンはフィリピンの作曲家。いずれも合唱ファンならおなじみの名だろう。 | |||
水上竜巻〜ファリウ・ガスイ(1959-):ギター作品集 [ギター独奏曲] 演奏会用練習曲〔第9番/第10番第11番/第12番〕/夕暮れ [Capvespre] / 瞑想的前奏曲〔第1番/第2番/第3番/第4番〕 [ギター二重奏曲] (*) 2つのギターのための「盆栽」 〔第11番/第10番/第2番/第12番/第8番/第1番/第6番/第3番/第7番/第5番/第9番/第4番/第13番〕 [ギター伴奏歌曲] (+) 15分前 [Tres quarts] /ナニ・ナニ [Nani nani] / 夜の甘美な星 [Estel dolç de la nit] /永遠 [Etern] ファリウ・ガスイ(G) アスンプタ・マテウ(声;+) | |||
録音:データ記載無し(2017年以前)。 ファリウ・ガスイ〔フェリウ・ガスイ、ガスルとも〕はバルセロナに生まれジュネーヴ音楽院(スイス)、インディアナ大学(アメリカ合衆国)で学んだ、フラメンコとクラシカルの両ジャンルで活躍するギタリスト・作曲家。(*)は二重録音。 | |||
INQUE DANZAS SONORAS (西) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)国内へ新規案内される、スペイン、ガリシア地方のビゴに本拠を置くプロダクション・マネージメント・ディストリビューター INQUE DANZAS SONORAS が擁するレーベル。 | |||
ホセ・フェルナンデス・ビデ(1893-1981):ピアノ曲&ピアノ伴奏歌曲集 [CD1-2] ピアノ独奏曲(*) Do terra meiga. Suite galega 〔 Paisaxe / Ante unvello cruceiro...! / Algueirada 〕/ Auria bella / Recordos / Sobrado / Un día na aldea. Suite galega 〔 O amanecer / Na hora do traballo / Camiño do fiadeiro / Comezo do baile 〕/ Ourense / Violetas / Potevedra / Conchita / Fiestas de oro / Vals X / Zaera / Peixe / Aires de España / María de los Ángeles / Los arenaleses / Gref-Popeye / Partagás / Illusiones / Espinas y rosas [CD3] ピアノ伴奏歌曲(+) Que tarde tan meiga! / Quero morrer... ! / Amor dondiño / Gratitude / Desengano / Eu xa non durmo sen verte / Cantan os galos...! / Nena das soledades / Carballiño / O neno na cuna / Oferenda / Quen? / Encomenda (Doora) / La alborada / Recuerdo triste / Mariposa / Bella mujer / Flor de Pasión / Aguas risueñas / Cubana ideal / La Santa de Aguas Santas / Mentira de amor ノエミ・サロモン(P) アナイス・フェルナンデス(S;+) | |||
録音:2018年2月7日、21日、4月25日、8月4日、プリンシパル劇場および2018年7月9日、17日、ポンテベドラ専門音楽院、ポンテベドラ、スペイン(*) //2018年7月2日、9日、17日、19日、8月9日、9月14日、ポンテベドラ専門音楽院、ポンテベドラ、スペイン(+) 。 スペイン、ガリシア地方のオウレンセに生まれた作曲家・オルガン奏者・教育家ホセ・フェルナンデス・ビデの生誕125年を記念して制作されたCD 。フェルナンデス・ビデは1924年から1932年までキューバに滞在し音楽院の創立に尽力、帰国後は "Mestre Vide" 〔ビデ先生〕と呼ばれガリシア音楽界の重鎮として活躍した。 | |||
KARONTE (西) 1CDあたり¥2970(税抜¥2700)スペインの KARONTE レーベルは、クラシックこそ少ないが、ジャズやワールド・ミュージックの分野では知られた存在。当店ではクラシック&古楽系のアイテムのみご案内中ですが、その他のアイテムも現役盤ならば番号と内容をご指定頂ければご注文可能です。旧譜はこちらから。 | |||
ライヴ〜アンヘル・イジャラメンディ〔イリャラメンディ〕(1958-): 交響詩「サラウツ [Zarautz] 」/ クラリネット、ピアノ、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(+) / 交響曲第7番(合唱と管弦楽のための) (*) / 映画音楽「ボルジア家 [Los Borgia] 」 〜チェーザレの死 [Muerte de César] (合唱と管弦楽のための) (*) / サラウツ(ファイナル・パート) [Zarautz (Parte final) ] (管弦楽のための)/ さようなら、皆様 [Agur Jaunak] (合唱と管弦楽のための) (*) ホス・オキニェナ(P;+) フアン・ナバロ(Cl;+) デルフィーヌ・デュピュイ(Va;+) オルフェオン・ドノスティアラ(合唱;*) コラル・サラウツ・アベスバツァ(合唱;*) ホセ・ミゲル・ペレス=シエラ指揮エウスカディso.(バスク・ナショナルo.) | |||
録音:2017年9月15日、ライヴ、サラウツ、バスク州、スペイン。 | |||
LINDORO (西) 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)アンダルシア地方の中心都市セビリャに本拠を置く、ホセ・マリア・マルティン・バルベルデ(アンダルシア地方政庁〔 Junta de Andalucia /アンダルシア自治州会議/アンダルシア自治州政府〕が運営するアルマビバ [ALMAVIVA] のプロデューサーも務める)が主宰する独立レーベル。旧譜はこちらから 。 | |||
ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタ(1744-1817頃): 弦楽四重奏曲集 Op.4 から〔第3番 ト短調/第2番 ハ長調/第5番 ロ短調〕 トリフォリウム〔弦楽四重奏団〕 [カルロス・ガリファ、セルヒオ・スアレス(Vn) フアン・メサナ(Va) ハビエル・アギレ(Vc)] | |||
録音:2019年8月28日-31日、サン・セバスティアン教会、セルセディリャ、マドリッド、スペイン|ピリオド楽器使用。 ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタはポルトガルのリスボンに生まれ、1771年以降スペインで活躍した作曲家。主に教会音楽家として数多くの作品を残した。 | |||
音楽愛好家の戯れ〜クラシカルギターのための音楽 イシドロ・デ・ラポルタ(1750-1808):ギター・ソナタ マヌエル・フェラウ:6弦ギターのための変奏曲 フアン・アントニオ・バルガス・イ・グスマン:「ギター演奏詳説」(1776) から ギター・ソナタ〔第7番 ニ長調/第8番 ロ短調/第9番 ニ長調〕 イシドロ・デ・ラポルタ:同じ試みによる別の変奏曲 アントニオ・アブレウ:6弦ギター・ソナタ ホセ・アベリャナ:メヌエット、コントルダンスとロンド Op.2 〜メヌエット アントニオ・ナーヴァ(1775-1828):音楽愛好家の戯れ〜ワルツ トーマス・シュミット(6弦クラシカルG) | |||
録音:時期の記載無し(2019年以前)、イスラ・ブランカ・スタジオ、マドリッド、スペイン。 | |||
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):弦楽四重奏曲集 (Vol.2) 〔イ短調 (L.166) /変ホ長調 (L.188) /ヘ短調 (L.179) /変ロ長調 (L.185) /ヘ長調 (L.183) 〕 トリフォリウム〔弦楽四重奏団〕 [カルロス・ガリファ、セルヒオ・スアレス(Vn) フアン・メサナ(Va) ハビエル・アギレ(Vc)] | |||
録音:2018年12月6日-9日、グアダラハラ専門音楽院ホール、グアダラハラ、スペイン|ピリオド楽器使用。 Vol.1: NL-3011 (演奏団体は異なります)。 | |||
旧世界の音〜サンス、ゲラウ、デ・ムルシア:バロック・ギターのための音楽 ガスパル・サンス(1640-1710): Pavana por la D, con muchas diferencias para soltar una y otra mano / Canarios サンティアゴ・デ・ムルシア(1685-1732): Marizapalos / Giga en mi por la Cruz / Folias Gallegas フランシスコ・ゲラウ(1649-1722): Pavana, 12Diferencias ガスパル・サンス: Pasacalle por la E フランシスコ・ゲラウ: Xácaras, 39 Diferencias / Canarios, 13 Diferencias ガスパル・サンス: Pasacalle por la D サンティアゴ・デ・ムルシア: Giga de Corelli por la B フランシスコ・ゲラウ: Marionas, 18 Diferencias サンティアゴ・デ・ムルシア: Fandango ミゲル・リンコン(バロックG) | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 | |||
Sedia la Fremosa 〜イベリア半島北西部の中世の歌と伝承の歌 マルティン・コダス(13世紀):カンティガス・デ・アミーゴ〜 Ondas do mar de Vigo エステヴァン・コエーリョ(13世紀): Sedia la fremosa マルティン・コダス:カンティガス・デ・アミーゴ〜 Mia irmana fremosa 伝承曲: Ai, miña nai mandoume à fonte / A flor da iagua アルフォンソ10世編纂 :聖母マリアのカンティガ集 から〔 Rosa das rosas / Virga de Jesse 〕 マルティン・コダス:カンティガス・デ・アミーゴ から〔 Mandad ei comigo / Ay, ondas que eu vin veer 〕 伝承曲: Alcipreste, ramo triste / Vals de Ribarteme / マルティン・コダス: Quantas sabedes amar 伝承曲: Muito chorei eu / マルティン・コダス:カンティガス・デ・アミーゴ〜 Ay, Deus, se sab'ora アルフォンソ10世編纂 :聖母マリアのカンティガ集〜 A que Deus ama マルティン・コダス:カンティガス・デ・アミーゴ〜 Eno sagrado アルフォンソ10世編纂 :聖母マリアのカンティガ集〜 Virga de Jesse マンセリニャ [マリア・ヒメネス(歌/フィドゥラ/打楽器) ベレン・ベルミホ(ポルタティヴOrg) パブロ・カルピンテロ(伝統的管楽器/打楽器) ティン・ノビオ(リュート、シトラ)] | |||
タトゥロン〜撥弦楽器による中世舞曲集 作曲者不詳: Saltarello / Bel Fiore Danza / La Uitime Estampie Real / Czaldy Waldy / La Manfredina y Su Rotta / Ad Mortem Festinamus / Robertsbridge Stampie Souvent Souspire / Dança Amorosa y Trotto / Tre Fontane / Kalenda Maia / Dansse ホセ・ルイス・パストル (シトラ/シンフォニア/13世紀リュート/15世紀リュート/中世G/ビウエラ・デ・ペニョラ) | |||
録音:時期記載無し(2018年以前)、ロレートの聖母修道院、エスパルティナス、セビリャ県、スペイン。 | |||
ROSEVIL PRODUCCIONES (西) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)国内へ新規案内される、スペインのレーベル。 | |||
白と黄金色〜無伴奏チェロのための音楽 イリス・アスキネセル:ベレシット [Bereshit] J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009 イリス・アスキネセル:月に寄せる3つの舞曲 [Tres Danzas a la Luna] J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010 イリス・アスキネセル: Nada te turbe (Santa Terresa en Seda) イリス・アスキネセル(Vc) | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 1984年スペインのマドリッド生まれのチェリスト、イリス・アスキネセルによるバッハの無伴奏組曲と自作を組み合わせたプログラム。 | |||
LA SIMFONICA DE COBLA I CORDA DE CATALUNYA (西) 1枚あたり¥3960(税抜¥3600)国内へ新規案内される、カタルーニャ、スペインの民族的管楽器を含むオーケストラ、ラ・シンフォニカ・ダ・コブラ・イ・コルダ・ダ・カタルーニャの自主レーベル。 | |||
フランセスク・カス(1962-)/ジャウマ・カブレ(1947-)台本:歌劇「リュイ」
ルジェ・パドゥリェス(T;ラモン・リュイ) マルタ・マテウ(S;マグダレナ・リュイ) ジェマ・コマ=アラベルト(Ms;ブランカ・ピカニ) トニ・マルソル(Br;ニクラウ・アイマリク) ファラン・フラウカ(Br;トゥメウ、ラビ) アザキエル・カザマダ(T;ジャック・ド・モレ) ジュアン・ガルシア・グマ(Br;バルナ・ディサク) リカルド・サバタ(T;モンジョ・カルトシャ) マルク・プジョル(B;教皇クレメンス5世) ウリオル・ルゼス(CT;フランス王フィリップ4世) ポリフォニカ・プチ=レチ(cho.) フランセスク・カス指揮 ラ・シンフォニカ・ダ・コブラ・イ・コルダ・ダ・カタルーニャ | |||
録音:2018年夏、ラウディトリ、ジロナ、カタルーニャ、スペイン。マヨルカ島出身の哲学者・神学者ラモン・リュイ(1232頃-1315)を主役とするオペラ。 | |||
TEMPS RECORD (西) 1枚あたり¥3630(税抜¥3300)同じスペインのTEMPUS (TMP記号) とは別。旧譜はこちらから | |||
ユダヤ人の生活―過去の肖像〜クラリネットとピアノのための音楽 ベーラ・コヴァーチ(1937-): Sholem-Alekhem, Rov Friedman! ポール・シェーンフィールド(1947-):クレズマー・クラリネットとピアノのためのソナティナ モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):クラリネットとピアノのためのソナタ Op.28 ブロッホ(1880-1959):ユダヤ人の生活より(クラリネットとピアノのための版)〔祈り/哀願/ユダヤの歌〕 メシアン(1908-1992):世の終わりのための四重奏曲〜鳥たちの深淵(クラリネットのための) (*) マルセル・ザウラー(1969-):クレズマー・ファンタジー(クラリネットとピアノのための) マジクデュオ[トル・ジャナスタ(Cl) マルク・スムジ(P;*以外)] | |||
録音:時期の記載無し(2017年以前)、ソル・ダ・サンツ・スタジオ、バルセロナ、スペイン。 | |||
SONY CLASSICAL スペイン・ローカル・リリース盤
日本には輸入されていなかったアイテム。#国内代理店未扱い商品のため高額となります。また流通量が限られると予測され、現地でも初回プレスのみと思われるため、ご案内直後の御注文を強くお薦め致します。 | |||
つぶやき〜バスクのピアノ音楽 ドノスティア神父(ホセ・ゴンサロ・スライカ) (1886-1956):3つの小品 〔悲痛なアンダンテ/バスク・メヌエット/バスク・ソナタのためのアンダンテ〕 パスクアル・アルダベ(1924-2013):3つのバガテル〔 Maitagarria / Uso Shuriya / Maritxu 〕 ホセ・ビダウレ(1780-?):ピアノ・ソナタ ト長調 ホセ・デ・ララニャガ(1728-1806):ピアノ・ソナタ第5旋法 フアン・アンドレス・デ・ロンビデ(1745-1811):2つのピアノ・ソナタ〔ト長調/ヘ長調〕 マヌエル・デ・ソストア(1750頃-1813):アレグロ ニ長調 アグスティン・デ・エチェベリア(?-1792):ピアノ・ソナタ第5旋法 フランシスコ・デ・イバルサバル(1716-?):トッカータ ニ長調 トマス・ガルビス(1901-1989):バスク舞曲集から 〔舞曲 I /舞曲 III /舞曲 VIII /鷲 [Arranoa] /舞曲 X /舞曲 XII /舞曲 XV 〕 フェリクス・ラビリャ(1928-2013):若いピアニストのための3つのバスクの小品 〔異端の教会 [Eliz Eresia] /新年の歌 [Egu Berri Abestiyak] / Eresi Alayak 〕/ 若いピアニストのための3つの舞曲 〔輪舞 [Biribilketa] /早朝に [Goizian Goizik] /踊り [Dantzak] 〕 ホス・オキニェナ(P) | |||
ルイス・コボス〜ファンタジア ルイス・コボス(1948-)編曲:サルスエラ組曲(*) / ルイス・コボス:イタリアの時 [ RAIso. ] ルイス・コボス編曲:サルスエラ・ロマンティカ(*) ビゼー(1838-1875)/ルイス・コボス編曲:カルメン・パッション(*) [コヴェント・ガーデン王立歌劇場cho.] ルイス・コボス編曲:レインボー組曲(ハリウッド映画音楽による) (*) フランシスコ・タレガ(1852-1909)/ルイス・コボス編曲:アルハンブラの思い出 (*) プッチーニ(1858-1924)/ルイス・コボス編曲:愛のアリア(*) / ルイス・コボス編曲:メヒカーノ序曲(*) ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」〜第3幕前奏曲(*) J.S.バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 〜アリア(*) レベリアノ・ソウトゥリョ(1880-1932)、フアン・ベルト(1890-1931)/ルイス・コボス編曲:くちづけの伝説(*) ルイス・コボス編曲:太陽と陰(パソドブレ) (*) ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ナブッコ」〜行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って [ LSO 、コヴェント・ガーデン王立歌劇場cho.] ルイス・コボス編曲:メヒカーノ(*) /ウニドス・ポル・エル・タンゴ(*) プッチーニ/ルイス・コボス編曲:歌劇「トゥーランドット」から誰も寝てはならぬ [プラシド・ドミンゴ(T) LSO 、コヴェント・ガーデン王立歌劇場cho.] ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」〜夏 (*) [ジョン・ジョージアディス(Vn)] ルイス・コボス:南風[アルトゥロ・サンドバル(Tp/フリューゲルHr) ルイス・コボス(Sax) ロイヤル・フィルハーモニック・ストリングス、ラ・グラン・オルケスタ・トロピカル・デ・プエルト・リコ] ジョン・バリー(1933-2011):アフリカの思い出[ロサンゼルスso. ] リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/ルイス・コボス編曲:スペイン奇想曲[モスクワso. ] ルイス・コボス編曲:ドナウの声[ウィーンso. ] レモ・ジャゾット(1910-1998)/ルイス・コボス編曲:(アルビノーニの)アダージョ ルイス・コボス指揮 ロイヤルpo.(*)、その他のオーケストラ、共演者(収録曲別に表記) | |||
サルスエラ名曲集 [CD1] サルスエラ名シーン集〔# CD1 は特記以外オーケストラと指揮者の記載無し〕 フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラ「浮かれ騒ぎ」 〜Canto a Murcia [マヌエル・アウセンシ(Br) マドリッド・カントレスcho.,、スペインso.] パブロ・ソロサバル(1897-1988):サルスエラ「一束のバラ」〜 Hace tiempo que vengo al taller [テレサ・ベルガンサ(Ms) アントニオ・ブランカス(Br)他] フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&ホアキン・バルベルデ(1846-1910): サルスエラ「年月は水のごとく去り」〜傘のデュオ [アナ・マリア・イリアルテ(S) ヘラルド・モンレアル(T)] ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「忘却の歌」〜 Soldado de Nápoles [フリアン・モリナ(T) マドリッド・カントレスcho.] ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「人騒がせな娘」〜フェリペとマリ・ペパの二重唱 [アナ・マリア・イリアルテ(S)] フランシスコ・アロンソ:サルスエラ「ラ・カレセラ」〜火花のパッサカリア[ピラール・ローレンガー(S)] ホセ・セラノ&ホアキン・キニト・バルバルデ・サンフアン(1875-1918): サルスエラ「友人メルキアデス」〜セラフィンとメルキアデスのデュオ[ヘラルド・モンレアル(T)] ビセンテ・リェオ(1870-1920):サルスエラ「ファラオの宮廷」〜バビロニアのクプレ[マドリッド・カントレスcho.] フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):サルスエラ「マリア・マヌエラ」〜 El piropo madrileño [マヌエル・アウセンシ(Br)] マヌエル・ペレリャ(1880-1939):サルスエラ「アルカラのドン・ヒル」〜 Canta y no llores(ハバネラ) [テレサ・ベルガンサ(Ms) リナ・ウアルテ(S)] フェルナンド・ディアス・ヒレス(1887-1960):サルスエラ「ラバ追いの歌」〜 Soy arriero [マヌエル・アウセンシ(Br)] マヌエル・フェルナンデス・カバリエロ(1835-1906):サルスエラ「アフリカのデュオ」〜デュオ [モンセラート・カバリエ(S) ベルナベ・マルティン(T)] パブロ・ルナ(1880-1942)&エンリケ・ブル(1873-1951): サルスエラ「ポンテベドラのいかした女」〜 Soy la chula madrileña [トニ・ロサド(S)] レベリアノ・ソウトゥリョ(1880-1932)&フアン・ベルト(1890-1931): サルスエラ「ぶどうづるの茂み」〜 ¿Dónde estarán nuestros mozos? [マドリッド・カントレスcho.] [CD2] サルスエラ前奏曲&間奏曲集 ルペルト・チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」前奏曲(*) ヘスス・グリディ(1886-1961):サルスエラ「エル・カセリオ」前奏曲(*) [オルフェオン・ドノスティアラ室内cho.] レベリアノ・ソウトゥリョ&フアン・ベルト:サルスエラ「くちづけの伝説」間奏曲(C) ヘロニモ・ヒメネス(1852-1923):サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」間奏曲 ルペルト・チャピ:サルスエラ「狂った王様」〜ノクターン(N) [フリタ・ベルメホ、ピラール・ローレンガー(S) カルロス・ムンギア(T)] トマス・ブレトン(1850-1923):サルスエラ「パロマの前夜祭」前奏曲(*) アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ドニャ・フランシスキタ」〜ファンダンゴ トマス・ブレトン:サルスエラ「ラ・ドロレス」〜ホタ ルペルト・チャピ:サルスエラ「擲弾兵の太鼓」前奏曲(*) [テレサ・ベルガンサ(Ms) ジョゼ・ヴァン・ダム(B) マドリッド・カントレスcho.] ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの舞踏会」間奏曲 パブロ・ルナ:サルスエラ「ユダヤの子」間奏曲(*) フェデリコ・チュエカ:サルスエラ「お水、お菓子とお酒」間奏曲(C) ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」〜ボレロ[カルロス・ムンギア(T)] フェデリコ・チュエカ:サルスエラ「果樹園の愉しみ」間奏曲(S) [テレサ・ベルガンサ(Ms) アルトゥロ・ディアス・マルトス(Br) マドリッド・カントレスcho.] アマデオ・ビベス:サルスエラ「ボヘミアン」間奏曲 [交響楽団(*)、大so.(無印)、スペイン国立o.(N)、マドリッド室内o.(C)、マドリッドso.(S) アタウルフォ・アルヘンタ指揮] [CD3] サルスエラを歌う大歌手たち フェデリコ・モレノ・トロバ:サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」〜 De este apacible rincón de Madrid レベリアノ・ソウトゥリョ&フアン・ベルト:サルスエラ「くちづけの伝説」〜 Hecho de un rayo de luna [プラシド・ドミンゴ(T) ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ指揮バルセロナso.] レベリアノ・ソウトゥリョ&フアン・ベルト:サルスエラ「最後の夢見る人」〜 Bella enamorada(マズルカ) [ベニト・ラウレト指揮交響楽団、マドリッド・カントレスcho.] ホセ・セラノ:サルスエラ「ラ・ドロロサ」〜 La roca fría del calvario [アルフレード・クラウス(T) ビクトル・パブロ・ペレス指揮テネリフェso.] ヘスス・グリディ:サルスエラ「エル・カセリオ」〜 Yo no sé que veo en Ana Mari [ハイメ・アラガル〔ジャウマ・アラガイ〕(T) アントニ・ロス・マルバ指揮交響楽団] パブロ・ルナ:サルスエラ「いたずら好きな粉ひき娘」〜 Paxarin tú que vuelas [プラシド・ドミンゴ(T) ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ指揮バルセロナso.] ホセ・セラノ:サルスエラ「神の御心」〜ハンガリーの歌 [マヌエル・アウセンシ(Br) アタウルフォ・アルヘンタ指揮大so.] アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ドニャ・フランシスキタ」〜 Por el humo [イポリト・ラサロ(T) 交響楽団〔指揮者記載無し〕] ハシント・ゲレロ(1891-1951):サルスエラ「セビリャの泊り客」〜 Lagarternas [インダレシオ・シスネロス指揮交響楽団、マドリッド・カントレスcho.] トマス・ブレトン:サルスエラ「ラ・ドロレス」〜 Aragón la más famosa(ホタ) [アタウルフォ・アルヘンタ指揮交響楽団、オルフェオン・ドノスティアラ(cho.) ] ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「セビリャの理髪師」〜ポロネーズ フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):サルスエラ「ラバピエスの理髪師」〜パロマの歌 [モンセラート・カバリエ(S) エウヘニオ・マリオ・マルコ指揮バルセロナso.] ハシント・ゲレロ:サルスエラ「サフランの花」〜 Las espigadoras(ロマンス) [モンセラート・カバリエ(S) ニカシオ・タヘダ指揮交響楽団、マドリッド・カントレスcho.] ホセ・セラノ:サルスエラ「カーネーション」〜 Qué te importa que no venga [テレサ・ベルガンサ(Ms) ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ指揮バルセロナso.] パブロ・ソロサバル:サルスエラ「ドン・マノリト」〜 Una rosa en su talle [テレサ・ベルガンサ(Ms) 〔他の記載無し〕] フェデリコ・モレノ・トロバ:サルスエラ「はすっぱ娘」〜 Como soy chulapona [テレサ・ベルガンサ(Ms) ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮交響楽団] パブロ・ソロサバル:サルスエラ「一束のバラ」〜 No corté más que una rosa [テレサ・ベルガンサ(Ms) パブロ・ソロサバル指揮 大so.] | |||
ハードカヴァー・ブック仕様。 | |||
レクシア〔言葉〕〜歌曲集 デュパルク(1848-1933):恍惚 /旅への誘い/悲しき歌 / レスピーギ(1879-1936):霧 /ストルネッロを歌う女 アーン(1874-1947):恍惚の時 /秋の歌/恋する乙女 フェリクス・ラビリャ(1928-2013): Anderegeya / Loa Loa / Leengo denborentan プーランク(1899-1963):花々 /ハートの女王 / リスト(1811-1886):その日に祝福あれ シャビエ・モンサルバジェ〔ムンサルバッジャ〕(1912-2002):黒人の子供を寝かしつける歌 ギリェン・ムンギア(T) ホス・オキニェナ(P) | |||
アルヘンタ指揮〜ハシント・ゲレロ(1891-1951):サルスエラ「灰鷹」
トニ・ロサド(S;アドリアーナ) テレサ・ベルガンサ(Ms;ロサウラ) マルエル・アウセンシ(Br;フアン) カルロス・ムンギア(T;グスタボ) フリアン・ペレラ合唱指揮マドリッド・カントレスcho. アタウルフォ・アルヘンタ指揮 大so.〔マドリッド室内o.〕 | |||
録音:1954年以前|初出 LP でのオーケストラ名表記は「 Orquesta de Camara de Madrid 」。 | |||
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):サルスエラ「パンと闘牛」
アナ・マリア・イリアルテ(S;プリンセサ・デ・ルサン) コンチータ・ドミンゲス(S;ペピタ) マヌエル・アウセンシ(Br;大尉) カルロス・ムンギア(T;アバテ) ラファエル・カンポス(Br;ゴヤ) カルロス・S.ルケ(Br;将軍) エンリケ・マルビド(Br;代官) ホアキン・ポルティリョ(コミックT;ロメロ) グレゴリオ・ヒル(コミックT) ホセ・ペレラ合唱指揮マドリッド・カントレスcho. インダレシオ・シスネロス指揮 大so. | |||
録音:1969年以前。 | |||
グラナドス :ゴイェスカス グラナドス(1867-1916): わら人形/ ピアノ組曲「ゴイェスカス」 〔愛の言葉/窓辺の語らい/燈し火のファンダンゴ/ 嘆き、またはマハとナイチンゲール/愛と死 /幽霊のセレナード(エピローグ)〕 アルベニス(1860-1909):ピアノ曲集「スペイン」 Op.165 〜第2番 タンゴ/ナバラ ファリャ(1876-1946):バレエ「三角帽子」〜粉屋の踊り/ バレエ「恋は魔術師」〜火祭りの踊り ホアキン・アチューカロ(P) | |||
録音:1972年、1978年|発売:2014年。 インターナショナル(当店未案内)では廃盤になったようだがスペイン盤としては流通している。 | |||
UNIVERSAL MUSIC スペイン・ローカル・リリース盤
日本には輸入されていなかったアイテム。#国内代理店未扱い商品のため高額となります。また流通量が限られると予測され、現地でも初回プレスのみと思われるため、ご案内直後の御注文を強くお薦め致します。 | |||
UNIVERSAL MUSIC SPAIN "Deutsche Grammophon" | |||
ホセ・マリア・カノ(1959-): 歌劇「ルナ」(1992) 〜抜粋(カンシオネ、ロマンサとダンス) 〔 Te quiero morena [I love you morena (dark lady)] (D) / Llévame niño pal cura [Take me to the priest] (A) / Pasodoble de la luna [Pasodoble of the moon] (D) / Bajo el cielo de Sevilla [Under the Sevillian sky] (B) / Jaleo (P) / Y nos vamos pa Belén [And we're off to Bethlehem] (D) / Arrorro, arrorro [Arroro, Arroro (Hushaby, hushaby) (A) / Un gitano sin su honor [A gypsy without his honour] (D) / Epilogo [Epilogue] (F) 〕 プラシド・ドミンゴ(T;アントニオ;D) テレサ・ベルガンサ(Ms;メルセデス;B) アイノア・アルテタ(S;ロラ;A) ルネ・フレミング(S;ルナ;F) マリア・パヘス(フラメンコ・ダンス&カスタネット;P) オーケストラと指揮者のクレジット無し | |||
録音:時期の記載無し、 Lansdowne Studios および Air Studios 、ロンドン、 UK 。 ホセ・マリア・カノはスペインのミュージシャン・作曲家・レコードプロデューサー・ヴィジュアルアーティスト。ポップ・ロック・バンドMecano (1981-1992)の主要メンバーだったが、バンドが解散した1992年に歌劇「ルナ」を発表。1998年以降は主にヴィジュアルアーティストとして活躍している。 | |||
パチョ・フロレス〜フラクタル クリスチャン・リンドベリ(1958-):アクバンク・ブンカ [Akbank Bunka] (*) ヨゼフ・ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe: 1 (*/C) アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):トランペット協奏曲 変イ長調 (*/F) パブロ・サラサーテ(1844-1908)/パチョ・フロレス編曲: ツィゴイネルワイゼン(トランペットと管弦楽のための版) (*) アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)/エフライン・オスチェル編曲: 想いあふれて(ノー・モア・ブルース) [Chege de saudade (No more blues)] (フリューゲルホルン、トロンボーンと管弦楽のための版) (F/Tb) アストル・ピアソラ(1921-1992)/エフライン・オスチェル編曲: 忘却 [Oblivión] (フリューゲルホルン、トランペットと管弦楽のための版) (F/*) パチョ・フロレス(Tp;*/コルネット;C/フリューゲルホルン;F) クリスチャン・リンドベリ(Tb;Tb)指揮アークティックpo. | |||
録音:2018年5月、コンサートホール "Stormen"、ボードー、ノルウェー|国内盤: UCCG-1842 。 フランシスコ・"パチョ"・フローレス(パーチョ・フローレス)は1981年ベネズエラのサンクリストバルに生まれたトランペット奏者。フランスでエリック・オビエに師事。2006年モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクール第1位。シモン・ボリバルso. 首席奏者、シモン・ボリマル・ブラス・クインテットのリーダーを歴任。 | |||
ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ〜 50 Años no es nada [CD1]ギター独奏 J.S.バッハ(1685-1750)/ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ編曲:シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004より|ギター独奏版) ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(1961-): トレド協奏曲 [Concierto de Toledo] から〔第2楽章カデンツァ/第3楽章カデンツァ〕/ トリアネイラ [Trianeira] アストル・ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ/アディオス・ノニーノ ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ:コンサート・エチュード集から 〔第7番、フェーリクス・メンデルスゾーンに/第8番、フェーリクス・メンデルスゾーンに〕 スペイン伝承曲/フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)編曲/ ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ編曲:ロルカ組曲 から 〔アンダ・ハレオ [Anda Jaleo] /四人のらば追い [Los Cuatro Muleros] 〕 ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ: 木々が話す [The Trees Speak] から 〔インセンスシダー [Incense Cedar] /セコイア [Coast Redwood] 〕/ カリフォルニア組曲から〔前奏曲/ワルツ〕/ サン・ロレンソの夜 [Noches de San Lorenzo] (前奏曲) [CD2]アンサンブル マヌエル・ガルシア(1775-1832): バヘリト・ヌエボ [Bajelito Nuevo] /有力な騎士 [Poderoso Caballero] [テレサ・ベルガンサ(Ms)] ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡 から〔子守歌 [Nana] /ホタ [Jota] 〕 [エリーナ・ガランチャ(Ms)] ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲〜第2楽章 アダージョ [ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮スペイン国立o.] サルバドル・バカリセ(1898-1963):ギター協奏曲 イ短調 Op.72 〜第2楽章 ロマンス [ミシェル・タバシュニク指揮スペイン放送so.] ファリャ:歌劇「はかなき人生」〜舞曲 ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ:暗闇のバンデリリャ [Banderillas de Tiniebla] [ラ・マエストランサ・アンサンブル] フリアン・モスタソ(1903-1938):偽せ金 [Falsa Moneda] マヌエル・キロガ(1892-1961):緑色の瞳 [Ojos verdes] [プラシド・ドミンゴ(T) ミゲル・ロア指揮マドリッド州立o.] アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの夏/チキリン・デ・バチン [エセキエル・コルタバリア(Fl)] アストル・ピアソラ:忘却[パコ・デル・ポソ(カンタオール〔フラメンコの歌い手〕) ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ/ミゲル・アンヘル・コルテス(1972-): モクゲンジ [Jabonero de la China] / アダージョ・フラメンコ(洞窟の空気) [Adagio Flamenco (Aire de la Cueva) ] [ミゲル・アンヘル・コルテス(G)] ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(G) | |||
9歳でキャリアをスタートしたというスペインのギタリスト・作曲家ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイの音楽活動50年記念盤。アルバム・タイトルの「 50 Años no es nada 」は「50年なんてたいしたことないね」というような意味。収録曲は既発売音源から選ばれたと思われるが、これまで日本で入手できたものは少ないだろう。 | |||
ジュアン・バレン(1964-):ポエティック・ログブック 〔 Punta Campanella(無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ)/ Areia escrita(ソプラノ、アンサンブルとエレクトロニクスのための)(詩: Pons Ponç) (*) / Verrà la morte e avrà i tuoi occhi (ソプラノ、アンサンブルとエレクトロニクスのための)(詩: Cesare Pavese) (*) / Swansea - Variation 第1番(アンサンブルとチェロ独奏、ヴァイオリン独奏のための)/ Do not go gentle into that good night (ソプラノ、アンサンブルとエレクトロニクスのための)(詩:ディラン・トマス) (*) / De sentir(ソプラノ、アンサンブルとエレクトロニクスのための)(詩: Joan Valent) (*) / Porto Antico - Variation 第2番(アンサンブルとチェロ独奏、ヴァイオリン独奏のための)/ Serás amor(ソプラノとアンサンブルのための)(詩 Pedro Salinas) (*) / Si me llamaras(ソプラノとアンサンブルのための)(詩: Pedro Salinas) (*) / Porto Cristo - Variation 第3番(アンサンブルとチェロ独奏、ヴァイオリン独奏のための)/ I'd die for you(ソプラノ、アンサンブルとエレクトロニクスのための)(詩: Robert Graves) (*) / Puerto de las Nieves - Variation 第4番(アンサンブルとチェロ独奏、ヴァイオリン独奏のための)〕 マリア・プラナス(S;*) ジュアン・バレン指揮アルス・アンサンブル | |||
録音:時期の記載無し(2019年以前)、 Old Meyer Studios 、パルマ・デ・マヨルカ、スペイン。ジュアン・バレンはスペイン、マヨルカ島生まれの作曲家。 | |||
パチョ・フロレス〜カントス・イ・レブエルタス [CD/DVD] ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ〔ヤン・クシュチテル・ヤン・ネルダ〕(1711-1776): コルノ・ダ・カッチャと弦楽のための協奏曲 変ホ長調(カデンツァ:パチョ・フロレス) (Cc) エイトル・ヴィラ=ロボス(1867-1959):ブラジル風バッハ第5番〜アリア(コルネットと弦楽のための版) (C) パチョ・フロレス(1981-):歌と反乱 [Cantos y Revueltas] (トランペット、クアトロと弦楽のための) (F/C/*/Cu) エラクリオ・フェルナンデス(1851-1886): 小粋な悪魔 [El Diablo Suelto](トランペット、クアトロ、マラカスと弦楽のための版) (*/Cu/M) アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの冬(フリューゲルホルンと弦楽のための) (F) [DVD] メイキング・オブ・・・ パチョ・フロレス(Tp;*/コルノ・ダ・カッチャ;Cc/コルネット;C/フリューゲルHr;F) レオ・ロンドン(クアトロ;Cu) マヌエル・エルナンデス=シルバ(マラカス;M)指揮 レアル・フィラルモニア・デ・ガリシア(ガリシア王立o.) | |||
録音:2018年1月13日、パラシオ・デ・ラ・オペラ、コルーニャ、ガリシア、スペイン、ライヴ。 ホルン協奏曲として演奏されることが多いネルーダのコルノ・ダ・カッチャ協奏曲と南米音楽で構成されたプログラム。クアトロは南米ベネズエラのフォルクローレの演奏で盛んに使われる4弦の小型ギター。 当 DVD の再生には PAL 方式対応の DVD プレイヤーが必要で、パソコンでの再生についても保証はありません。 | |||
トマティート〜アランフェス協奏曲 ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲 (+) アストル・ピアソラ(1921-1992):忘却(ギター二重奏版) (*) /フーガとミステリオ(ギター二重奏版) (*) エグベルト・ジスモンチ(1947-):水とワイン(ギター二重奏版) (*) ホセ・フェルナンデス・トレス「トマティート」(G) ホセ・デル・トマテ(G;*) ビクトル・パブロ・ペレス指揮マドリッド州立o.(+) | |||
録音:時期の記載無し、マドリッド州立o. 本部、マドリッド、スペイン。 クラシカルもいけるヒタノ(スペインのロマ) 系フラメンコ・ギタリスト、トマティート(本名ホセ・フェルナンデス・トレス)がソロを弾くアランフェス協奏曲と、息子ホセ・デル・トマテ(本名ホセ・フェルナンデス)とのギター・デュオ3曲。トマテはトマトのこと、トマティートは「小さなトマト」という意味なので、父親のほうが小さいことになってしまうのが面白い。 | |||
MEGADISC (アルメニア) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | |||
ムーンドッグ(1916-1999):ピアノ作品集 バーンダンス(1978) /マズルカ(1948) /前奏曲とフーガ第1番 イ短調、J.S.バッハに捧げる(1961) / サンタフェ/カノンの技法第4巻〜カノン第1番 ハ長調 (1972) /エルフ・ダンス(1977) / ムード・モントルー、3楽章の(1996) /カノンの技法第4巻〜カノン第9番 変イ長調 (1989) / ジャズ・ブック(1977) /タツゴオトシゴ(1956) / Rue Lette (1978) / 小さな手のための音楽、トルバドゥール・ハープ第1巻(ギリシャの旋法による小品集) (1973) / 可愛い子ちゃん [Ma Petite] (1978) /カノンの技法第1巻〜カノン第1番 ハ長調 (1962) / フリッツのために(1977頃) /鳥のラメント(フランソワ・マルディロシアン編曲)(2017) フランソワ・マルディロシアン(P) | |||
録音:時期の記載無し(2019年以前)、ステュディオ・アリス/ラ・グランジュ、レ・ヴィラロン、フランス。 ムーンドッグ(本名:ルイス・トマス・ハーディン)はアメリカ合衆国カンザス州生まれのの作曲家・演奏家・楽器製作家・詩人。幼児より工作好きで、身の回りの物で楽器を作って演奏していたが、高校生の時、線路脇で拾ったダイナマイトの雷管を分解しようとして誤って爆発事故を起こし、両目の視力を失ってしまった。しかし彼は楽器製作と音楽への情熱を失わず音楽理論と作曲法をほぼ独学し、盲学校を卒業してニューヨークに移り、1940年代から約30年にわたってストリート・ミュージシャン&街角詩人として活動した。角の付いた兜を被ったヴァイキング風の装束で街角に立っていた彼は「6番街のヴァイキング」と称された。 自分が生まれてから聴き覚えてきた音、大都会の喧噪、アメリカ先住民の音楽等を採り入れたムーンドッグのパフォーマンスはやがて音楽家たちの注目するところとなりアルトゥーロ・トスカニーニ、レナード・バーンスタイン、フィリップ・グラス、スティーヴ・ライヒ、ジョン・ケージ、ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、チャーリー・パーカーといった、クラシック、現代音楽、ジャズの大物たちが彼を訪ね、また彼も音楽の幅を広げていった。 1974年、ムーンドッグは理想の地と考えていたドイツに協力者を得て移住し、過去の作品を含め多くの楽曲を譜面に起こして出版した。ミニマル・ミュージックの教祖的存在とも位置付けられる彼の人気は今でも高く、存命中に発売された音盤はコレクターズ・アイテムとして高値を呼んでいる。 フランソワ・マルディロシアンはフランスのメスに生まれ、ジャン=クロード・ヴァンデン〔ファンデン〕=エインデン(ブリュッセル音楽院) 他に師事したピアニスト。現代音楽を得意としている。 | |||
レスプリ・デ・リュー〜クリスティアン・ザネジ(1952-):エレクトロニクス作品集 L'esprit des lieux (2018) / Ambiance Matisse (2010/12) / Paysage électronique avec train (2006/14) / Audio Visage (2004) クリスティアン・ザネジ(音響制作) | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)|スリム・スリップケース仕様|ブックレットなし。 2015年以来2020年現在 Ina GRM (フランス音楽研究グループ)のアーティスティック・ディレクターを務めるフランスの作曲家クリスティアン・ザネジのサンプリング&プログラミング作品集。 | |||
マーク・スプリンガー:ユー・アー・ヒア・ナウ Through the frame time is still / Turn to Look / The Living Sea / Me and You / The Amiata Piano Sextet (ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための) (*) マーク・スプリンガー(P) ロホリアンSQ (*) [キャサリン・ブラック、アリソン・フランシス・ブラック(Vn) ネリッサ・ダンド(Va) ジェーン・ジュエル(Vc)] ベン・グルーネンヴェルト(Cb;*) | |||
録音:データ記載無し(2019年以前)。 マーク・スプリンガーはイギリスの作曲家・ピアニスト。ポストパンクバンド「リップ・リグ&パニック (Rip Rig + Panic) 」(1980-83)のメンバーを務めた後、1984年よりソロ活動を開始。様々なジャンルで活躍し映画音楽も手掛けている。 | |||
タナ・カルテット・スタジオ・ライヴ〜 ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10 タナSQ [アントワーヌ・メゾノート、イヴァン・ルブラン(Vn) マクシム・ドゼール(Va) ジャンヌ・メゾノート(Vc)] | |||
録音:データ記載無し(2018年以前)|収録時間 :25分59秒。 スタジオで一曲を通し演奏した録音をワン・テイクとしたスタジオ・ライヴ。 Megadisc Classics の優秀録音とあいまって生々しさ抜群。 | |||
レオ・クッパー(1935-):作品選集 Aviformes(ソプラノと songbirds のための) (2009) (+) / Kamana(声、器楽とエレクトロニクスのための) (2009) (#) / Paroles sur levres, paroles sur langue (修道院の音響と電子楽器のための) (2005/06) / Santur and Oscines (Tchahargah) (サントゥール、タブラ、トンバクと oscines (songbirds) のためのエレクトロアコースティック・ミュージック) (2012) (*) バルバラ・ザニケッリ(S;+) アンナ・マリア・キーファー(声;#) レオ・クッパー(サントゥール;*/タブラ;*/トンバク;*/ songbirds;*, #/ 電子楽器、エレクトロニクス制作) | |||
録音:データ記載無し(2016年-2019年以前)。 レオ・クッパーはベルギーの作曲家。ベルギーで最初の電子音楽スタジオApelac (1959-1962)でアンリ・プスール(1929-2009)と協同後、1967年に電子音響研究スタジオ (Studio de Recherches et de Structurations Electroniques Auditives) を創立し監督を務める等、電子音楽の発展に尽力した。ペルシャの民族楽器サントゥールの優れた奏者でもある。 "Songbirds" はスズメ亜目の小鳥の鳴き声を録音した媒体と思われる。 | |||
フィリップ・グラス(1937-):7つの弦楽四重奏曲 〔第1番 (1966) /第2番「カンパニー [Company] 」(1983) /3番「ミシマ [Mishima] 」(1985) / 第4番「バツァク [Buczak] 」(1989) /第5番 (1991) /第6番 (2013) /第7番 (2014) 〕 タナSQ [アントワーヌ・メゾノート、イヴァン・ルブラン(Vn) マクシム・ドゼール(Va) ジャンヌ・メゾノート(Vc)] | |||
録音:時期の記載無し(2018年以前)、ステュディオ・アリス/ラ・グランジュ、レ・ヴィラロン、フランス。 ミニマル・ミュージックの旗手として注目され、さらに様々なカルチャー、アートの要素を採り入れながら個性を確立した20-21世紀アメリカ合衆国を代表する作曲家の一人、フィリップ・グラスの現時点での弦楽四重奏曲全集。タナ・カルテットは現代音楽作品の演奏を目的として2010年に結成されたフランスの弦楽四重奏団。作曲家との密接なコラボレイトを重視している。 | |||
ALBANY (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | |||
SANKOFA 〜スピリチュアル・リフレクション(全20曲) 死ぬ時間もない/兄弟のもとへゆけ/深い河/証人/リトル・ボーイ/ここにある/よい知らせ/ いけモーゼよ/時には母のない子のように/私が精霊を感じるいかなる時も/他 オーラル・モーゼス(B−Br) | |||
当レーベル既出盤からのコンピレーション。オーラル・モーゼスはアフリカ系アメリカ人のバスバリトン歌手。オペラ、オラトリオなど多くの曲を歌うが、とりわけ黒人霊歌を得意としている。このアルバムはこれまでALBANYよりリリースされた彼の歌う黒人霊歌からのベスト・セレクション。黒人特有の柔らかな発声と大地を揺るがすようなバスバリトンが心を揺さぶる。 | |||
ウィンド・ミュージック ロバート・スピッタル(1963-):10楽器のためのコンソート(2005) レスリー・バセット(1923-2016):木管六重奏のための5つの楽章「ウィンド・ミュージック」(1975) ティム・ジャンサ(1974-):モーニング・サイド(2010) エスター・W.バルー(1915-1973):木管のための組曲(1957) ダニエル・ピンカム(1923-2006):ファイヴ・タイムズ・トゥー(2004) エズラ・ラダーマン(1924-2015):木管八重奏曲(1957) ロバート・W.アンブローズ指揮アトランタ室内木管アンサンブル [2Fl/2Ob/2Cl/2Fg/2Hr/Sax] | |||
木管アンサンブルというと通常Fl, Ob, Cl, Fg, Hrの五重奏が定番だが、このアンサンブルはそれぞれのパートに二人を配し、さらにサクソフォンを一人加えた総勢11名から構成されている。アメリカの若手から中堅、ベテラン世代の木管アンサンブルのための作品が収められており、スタイルは新古典主義、12音主義、無調、新ロマン主義と様々で楽しめる内容になっている。 | |||
5つのラトヴィアのカンタータ イマンツ・メザラウプス(1953-2013):孤児の少女の歌 / ペーテリス・アルディンス(1953-):春の巡り ロンギンス・アプカルンス(1923-1999):埋葬の歌 / イマンツ・カルニンス(1941-):兄弟よ、私の兄弟よ ハラルドス・ベリーノ(1906-1982):魂の山の上で 独唱者たち アンドレイ・ヤンソンス指揮ラトヴィア国立歌劇場o.、 ヴェルシヤ室内cho.、コンスム室内cho. /他 | |||
録音:1993年1月、6月。ラトヴィアの世代も様々な作曲家によるカンタータ集。ラトヴィア作曲界の動向を知る上でも興味深いが、抒情的な作風で知られるヴァスクスを輩出した国だけあって、収録された5つのカンタータはいずれも調性で書かれたロマンティックな作風で統一されている。20世紀初頭の民族主義もしくは旧ソ連の社会主義リアリズムを思わせる作品もあり、聴きやすい内容となっている。 | |||
時代を越えて〜アラン・ホヴァネス(1911-2000):チェロ作品集 無伴奏チェロのための「家持〔やかもち〕」 Op.193 No.2 /チェロとピアノのための組曲第1番 Op.193 No.1 (*) / コントラバス(もしくはチェロ)とピアノのための幻想曲 Op.277 (*) /チェロ・ソナタ Op.255 (*) / チェロ、ティンパニと4人の打楽器奏者のための「ナグーラン」(#) クリスティーナ・ガランス(Vc) ジェレミー・フィセル(P;*) ロバート・ドーブリン指揮打楽器アンサンブル(#) | |||
録音:2019年。総作品数500を越えるアラン・ホヴァネスの珍しいチェロ作品集。彼は日本、インド、中近東そして父方の祖国アルメニアの音楽から霊感を受けエキゾチックで神秘的な作品を数多く残した。「家持」は日本の大伴家持の歌にインスピレーションを得て作曲、いささか怪しい日本趣味を匂わせながら独自の世界を築いている。「ナグーラン」はチェロと打楽器アンサンブルのためのチェロ協奏曲といった趣の作品でインドの叙事詩から霊感を受けて作曲。チェロのメリスマティックで朗々としたメロディに打楽器の神秘的な音色が彩りを添える聴きごたえ充分の傑作。 | |||
夜が来るように〜アメリカの古今の歌曲集 ロバート・スピルマン(1936-):春の雨/4つの歌曲より/なぜ私はあなたに夢中なのか フランク・ラ・フォージ(1879-1953):ピアノのための2つの小品/7つの歌曲 ロリ・レイトマン(1955-):「スカーレット・レター」〜2つのアリア エミリー・マーティン(S) リチャード・マスター(P) | |||
録音:2019年。アメリカの芸術歌曲を収録。ロバート・スピルマンはコロラド大学でオペラについての芸術監督と務め、オペラ、歌曲など多数の声楽曲を手がけている。ロリ・レイトマンもオペラ、合唱曲を中心に作曲活動を行い、フランク・フォージはピアニストとしても活動しながら多くの歌曲を作曲している。いずれも調性で書かれた堅実で抒情的な作風の歌曲。 | |||
テナー・サックスとピアノのための作品集 キャサリン・マクマイケル(1954-):二元性(*) ガイ・ラクール(1932-2013):協奏的小品 ポール・ハーヴィー(1935-):コンチェルティーノ(*) シーザー・ジョヴァンニーニ(1925-2017):ラプソディ ジョン・C.ワーリー(1919-1999):9月のソナタ ロナルド・キャラヴァン(1946-):独り言と祝福 |
スコット・ サンドバーグ(テナーSax) キース・ティーペン(P;*) 杉浦有朗(P;無印) | ||
録音:2018年-2019年。サックスのスコット・サンドバーグはノース・ダコタ大学で教鞭を執る傍ら北米、アジア、ヨーロッパでさかんにソロ活動を行っており、ダラス・ウィンド・シンフォニーo. など多くのウィンドo. と共演している。このアルバムはアメリカの作曲家の作品でまとめられており、サックスの音色を生かした近代フランス風、ジャズ風な作品が多い。 | |||
サミュエル・ザイマン(1956-): フルートのための室内楽作品集 フルート・ソナタ第1番(1994) / ラ・マンチャ組曲(2016) / ファンタジア・メキシカーナ(2004) (*) / フルート・ソナタ第2番(2016) |
ジョナサン・ボルハ(Fl) リンゼイ・ギャリトソン(P) アシュリー・ ギャリトソン(Vc;*) | ||
録音:2019年。サミュエル・ザイマンはニューヨークを拠点に活動する作曲家。メキシコ系アメリカ人であることからメキシコの民族音楽やジャズの要素を加えたモダーンな作風が特徴。基本は調性やモードに基づくロマンティックで親しみ易い音楽。2つのフルート・ソナタは民族的なフルートのメロディにピアノの都会的で洒落たハーモニーがつく秀作。「ラ・マンチャ組曲」はおなじみドン・キホーテに基づく楽しい組曲。 | |||
すべての小さなこと」〜アメリカの新しい歌曲(全18曲) P. ドイル:私の心を燃やせ / D.ショア:カウボーイの生活 / K.ファーン:秋 B. ヤムリンスキ:スノウ・マン / B. ハーバック:パイオニア・ウーマン E. G. ヴォス:夜と朝が会ったので / D. L.ソンタグ:歌の木 / D.ヴォルフソン:すべての小さなこと/他 ミシェル・マレイ・フィアテク(S) マイケル・コーマン(P) | |||
アメリカの世代も様々な作曲家による歌曲を収録。現代音楽ではなく、時にポップス、ミュージカル・ナンバーを思わせる親しみ易い作品ばかり。ソプラノのミシェル・マレイ・フィアテクは若手歌手で、その伸びやかな歌声は将来が大いに期待される。 | |||
希望のヴァイオリン ロバート・ドーバー:セレナード(1942) / エルネスト・ブロッホ:ニーグン(1923) ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリストのテーマ(1993) / ジュリアス・チェイジェス:チャジット(1939) シャロン・ファーバー:勝利を祝う(2014/19) / ザイモン・ラックス:3つの演奏会用小品(1935) ジョージ・パールマン:レビトゼン舞曲(1929) / パウル・ベン=ハイム:スファラダイトの子守歌(1945) ラヴェル/リュシアン・ガルバン編曲:カディッシュ(1914) / パウル・ベン=ハイム:3つの無言歌 ニヴ・アシュケナージ(Vn) マシュー・グレイビル(P) | |||
録音:2019年。ユダヤ人作曲家によるもの、もしくはユダヤに関係するヴァイオリン作品を収録。ヴァイオリンのニヴ・アシュケナージはユダヤ系アメリカ人。ジュリアード音楽院でイツァーク・パールマンに師事、その後アメリカ国内、ヨーロッパでソリストとして活動する若手。ブロッホの名曲ニーグン、ジョン・ウィリアムズ「シンドラーのリスト」のテーマやベン=ハイム、ラヴェルの「カディッシュ」など聴きどころ満載。 | |||
エヴァン・マック:クリスマス歌劇「ルシンダとクリスマス・イヴの花」
キャロライン・オルトマン指揮サンフランシスコ・オペラ・スカウツ ポール・ダブ(P) アレハンドラ・テヘダ(S) リーンドラ・ラム(Ms) マーク・ヘルナンデス(T) | |||
録音:2018年-2019年。クリスマス・イヴに起こる軌跡を描いたメルヘン風のライト・オペラ。ピアノ伴奏のみで進行する。オフ・ブロードウェイのミュージカル風で美しいメロディに溢れた楽しい内容。作曲者のエヴァン・マックはアメリカ国内の歌劇場で新作を次々と委嘱されている俊英。 | |||
夢ではなかった〜カート・ロード:作品集 ダイアン・シュースの詩によるソプラノ、テノール、4手連弾のための「夢ではなかった」(2018) [シャルロッテ・ムンディ(S) アンドルー・フックス(T) ミオリ・スギヤマ、マイケル・ブロフマン(4手P)]/ 弦楽四重奏のための「回復されていない過去の論文」(2013, rev.2017) [リディアンSQ ] | |||
録音:2015年。カート・ロード(Kurt Rohde)はサンフランシスコを拠点に活動する作曲家。生年は公表されていないがブックレットの写真から中堅世代と思われる。「それは夢ではなかった」はソプラノとテノールとピアノ連弾によるショート・オペラといった作品でミュージカルのように軽快で楽しい作品。弦楽四重奏のための「回復されていない過去の論文」はクロノス・カルテットが好んで演奏しそうなクロスオーバー風のポップな秀作。 | |||
星の夜〜シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)の忘れられた歌曲(全16曲) 星の夜/アヴェ・マリア/理由を教えて/四月/私が愛した時/陽気な心/幸せを信じなかった/他 レベッカ・ワスコー・ヘイズ、ニコール・ループ・ヘイニグ(S) アレン・ソーンダース(Br) スーザン・マクダニエル(P) | |||
オルガンのための交響曲で有名な作曲家ヴィドールの珍しい歌曲集を収録。ヴィドールはフランクの跡を継いでパリ音楽院のオルガン科教授を勤め、10曲のオルガン交響曲を始め、管弦楽のための交響曲、ピアノ協奏曲、オラトリオ、室内楽など多作な作曲家であった。しかし歌曲だけを取り上げたディスクはおそらくこれが初めて。資料的にも極めて貴重だが、いかにも19世紀末のパリ文化を思わせる華麗で抒情的な歌曲の数々は一聴の価値あり。 | |||
インターセクションズ〔交差点〕〜リン・クロック、サックス・リサイタル クリフトン・J.ノーブル Jr. :アルト・サックス、ホルンとピアノのための三重奏曲(*) エマヌエル・ルービン:アルト・サックスのための前奏曲 ポール・キンスマン:アルト・サックスとピアノのための「アマースト」(#) サルヴァトーレ・マッキア:アルト・サックス、ホルン、ヴィブラフォン及びクロタルと ヴァイオリン、コントラバスのための「リチュアル III 」(+) キャスリーン・マクマイケル:ホルン、ソプラノ・サックスとピアノのための「雪降る夕暮れに」(**) サルヴァトーレ・マッキア:アルト・サックスとピアノのためのソナタ・レミニシェンツァ(##) リン・クロック(Sax) ローラ・クロック(Hr;*/+/**) クリフトン・J.ノーブル Jr. (P;*) ポール・キンスマン(P;#) エリザベス・チャン(Vn;+) サルヴァトーレ・マッキア(Cb;+) マイケル・コンピテロ(ヴィブラフォン、クロタル;+) キャスリーン・マクマイケル(P;**) スコット・ベイリー(P;##) | |||
サックスとそれを中心とした現代アメリカの室内楽を収録。作風は新ロマン主義的なものから無調、ジャズの影響が感じられるものまで様々。サックスのリン・クロックはアメリカ、ヨーロッパ、アジアで活動するソリストで自らも作編曲を手掛ける俊英。 | |||
ダブル・イメージズ〜ケッティ・ネズ: ダブル・イメージズ[ケイティ・ウルフ(Vn)]/シー・チェンジズ[ダニエル・ドーニャ(Vn)]/ ムーン・リターンズ[ゲルゲリー・イツェス(Fl)]/ イン・トランジット/ジャフェルベッグの年老いた母[イヴァナ・ヤショヴァ(Vn)]/ 5つのモーメント[ローレンス・ストムバーグ(Vc)] ケッティ・ネズ(P) | |||
録音:2015年-2019年。ケッティ・ネズ(Ketty Nez)の生年は公表されていないが、中堅からベテラン世代と思われる。ボストン大学で学んだ後、アイオワ大学で教鞭を執る傍ら、オペラや舞台作品など多くの作品を発表。また来日して一年間、間宮芳生に師事している。民族音楽に由来すると思われる旋律の歌いまわしと先鋭的なハーモニーの組み合わせが特徴でそういった所に日本の師匠間宮芳生の影響を感じ取ることが出来る。 | |||
「降下/回帰」〜ハービソンとプリモシュの歌曲とピアノ曲 ジョン・ハービソン:シンプル・デイライト(全6曲)(*) /ピアノ・ソナタ第2番 ジェイムズ・プリモシュ:純粋な濃度、絶対的な贈り物(全5曲)/「降下/回帰」(*) / 年老いた天文学者(*) /投手(*) /それが私だと誰が言った?(*) ライアン・マクイーヴォイ・マッカラー(P) ルーシー・フィッツ・ギボン(S;*) | |||
録音:2018年。ジョン・ハービソン(1938-)は歌劇「華麗なるギャッツビー」を始めとする多数のオペラ、合唱曲を発表している。ジェイムズ・プリモシュ(1956-)はジョージ・クラムらに師事、アメリカ・ローマ大賞ほか数々の賞を受賞している作曲家。それぞれ二人の歌曲とピアノ独奏曲を収録。いずれも自由な無調様式で書かれた緊密な音楽。 | |||
レイ・リャン〔梁良〕(1972-):室内歌劇「継承」(台本:マット・ドノヴァン)
スーザン・ナルッキ、カーステン・ウィースト、ヒラリー・ジーン・ヤング(S) ジョシュエ・セロン(B) スティーヴン・シック指揮 アンソニー・ブール、マディソン・グリーンストーン(Cl) フィオナ・ディグニー、 ショーン・ダウグレイ(Perc) デイヴィッド・アギラ(Tp) パブロ・ゴメス・カノ(G) 大西孝恵(Cemb) マーク・ドレッサー(Cb) | |||
録音:2019年5月16日-19日、カリフォルニア大学、サンディエゴ。レイ・リャンは中国系アメリカ人の作曲家。ハリソン・バートウィスル、チャヤ・チェルノヴィンらヨーロッパを中心に活動する作曲家達に師事しアメリカ・ローマ大賞をはじめ多くの賞を受賞している。マット・ドノヴァンの台本によるこのオペラはアメリカ銃社会の闇を描いている。しかし音楽は作曲者の出自を表すかのように時に京劇のような音響が使われている。京劇的な身振りに象徴される伝統と無調音楽に象徴される現代社会の不条理の相克、断絶が巧みな手法で表現されたオペラ。 | |||
バーナード・ホッファー(1939-):室内楽作品集 セレブレーション/室内協奏曲〔第5番/第4番〕/荒野を歩く/ ムジカ・サクラ/ムジカ・プロファーナ/パウル・リヴェレの乗り物 リチャード・ピットマン指揮ボストン・ムジカ・ヴィヴァ | |||
録音:2018年。バーナード・ホッファーはスイス、チューリヒ出身。1941年にアメリカに移住し、ボストンを中心に活動を行っている。彼の作風は無調様式や調性を折衷した、ある種の新古典主義的な物。このディスクには彼の主要作品がほぼ収められ、彼の音楽の変遷を辿ることができる。 | |||
メタモルフォーサイス〜カート・カチョッポ(1951-): ロム・アルメの主題による幻想的変奏曲「武装と危険」[エマヌエル・アーシウリ(P)]/ ルイジ・セラントラの詩による7つの無伴奏モテット「古代ギリシャ神話の女性」 [ネイサン・ズリンガー指揮ヴィヴァ・ヴォーチェ・シンガース]/ 交響曲第3番「トスカーナ・フォリオ」 [カロリン・ジレット(イングリッシュHr) メルヴィン・チェン(Vn) ジェイムズ・ロス指揮イェールso.] | |||
録音:1991年、2019年-2020年。カチョッポはシシリア人を先祖に持つアメリカの作曲家。レオン・カーシュナー、イワン・チェレプニン、ジョージ・ロックバーグら、それぞれ作風が大きく異なる作曲家に師事。ピアノ曲「武装と危険」はルネサンス音楽でおなじみの「ミサ・ロム・アルメ」の主題による自由な変奏曲でモダーンな和声とジャズ風なリズムが楽しい。無伴奏混声合唱曲「古代ギリシャ神話の女性」もジャズや近代フランス音楽に由来すると思われる洒落たハーモニーが美しい佳品。交響曲第3番はコープランドらの系譜に繋がる調性的でフォルクロアな旋律に溢れた親しみ易い作品。 | |||
ゴッドフリー・ウィンハム(1934-1975): 管弦楽のためのソナタ/管弦楽のためのコンポジション ロジャー・セッションズ(1896-1985):ピアノ協奏曲(#) バリー・デイヴィッド・サルウェン(P;#) ジョエル・スーベン指揮 オーケストラ・オヴ・ザ・ウェスト(#以外)、ポーランド国立放送so.(#) | |||
録音:2018年(#以外)、1995年(#) 。ゴッドフリート・ウィンハムはイギリス出身。管弦楽のためのソナタは調性で書かれた牧歌風の美しい曲だが、対する管弦楽のコンポジションは12音技法および自由な無調で書かれた厳しい作品。アメリカ東海岸のアカデミズムを代表する作曲家セッションズのピアノ協奏曲も12音技法と自由な無調で書かれた秀作。いずれも珍しい作品で貴重な録音。 | |||
BMOP SOUND (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト [Boston Modern Orchestra Project] (=BMOP) による自主制作レーベル。代理店によると『近現代のアメリカの管弦楽作品の紹介にこだわったラインナップです。』『ハービソン、ガンサー・シュラー、ルーカス・フォス、ジョン・ケージ、ジョージ・アンタイル、ミルトン・バビットといったアメリカ音楽の前衛たちの作品からヴァージル・トムソン、アラン・ホヴァネスといった分かりやすい作風の作曲家まで幅広く取り上げられています。時代も20世紀前半からバリバリの最新作までバラエティに富んでいます。』とのこと。 | |||
タイム・リリース〜スティーヴン・マッキー(1956-): 都会の海(2013) /打楽器と管弦楽のための「タイム・リリース」(2005) (*) / トニック(2011) /ターン・ザ・スカイ(2006) ギル・ローズ指揮ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト コリン・カリー(Perc;*) | |||
録音:2017年6月。スティーヴン・マッキーは当初、ロックバンドでエレクトリック・ギターを演奏していた。その後、クラシック系の音楽の作曲に転向し、現代音楽とロックを折衷したスタイルを確立。「都会の海」は強烈な低音のビートに乗せられて次々と展開する音の風景がとても魅力的。「タイム・リリース」は4つの楽章からなる一種の打楽器協奏曲。近年スティーヴ・ライヒの演奏で著名なコリン・カリーの超絶的なソロが聴き物。マッキーはミニマル、ロック、現代音楽の要素を融合した作曲家としてアメリカでは評価が高く、グラミー賞を受賞している。 | |||
デイヴィッド・フェルダー(1953-):4つの枢機卿の時代(2013-14)
ローラ・エイキン(S) イーサン・ハーシェンフェルド(B) ギル・ローズ指揮ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト | |||
録音:2014年10月。デイヴィッド・フェルダーはアメリカ東海岸を中心に活動する作曲家。東海岸流の硬派で手堅いアカデミズムの手法を駆使して無調による構成力のある作品を多数発表、彼の作品はアメリカの多くのオーケストラにより演奏されている。「4つの枢機卿の時代」はフランスの詩人ルネ・ドーマルの詩をもとにしたソプラノ、バス、オーケストラと朗読、エレクトロニクスのための作品。ベルク風の表現主義的な音楽にエレクトロニクスで作られた様々な音響が絡む野心作。 | |||
ガンサー・シュラー(1925-2015)/ジョン・アップダイク台本 歌劇「漁師と女将さん」(グリム童話に基づく) ソンドラ・ケリー(Ms) スティーヴン・ゴールドスタイン(T) デイヴィッド・クラヴィッツ(Br) カトリーナ・ガルカ(S) イーサン・ドゥプイ(T) ギル・ローズ指揮ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト、オデッセイ・オペラ | |||
録音:2015年11月。ガンサー・シュラーは現代音楽とジャズ、ポップスを融合した作曲家の先駆けとして知られ、彼の音楽は現代音楽界では The third stream(第3の流れ)と呼ばれた。オリヴァー・ナッセン、マーク・アンソニー・ターネイジは彼の弟子。様々な楽器を演奏し、ジャズ・ミュージシャンとしてマイルス・デイヴィス、ジョン。ルイスらとも度々共演した。このディスクはグリム童話の同名の物語に基づくオペラ。人の好い漁師と欲深い妻、そして魔法にかけられて魚になった王子様の不思議な寓話。メルヘン・オペラだが、ジャズ、ポップス的な要素は薄く、ベルクの「ヴォツェック」を思わせる表現主義的な厳しい作風で書かれている。 | |||
エリック・ネイサン(1983-): 管弦楽のためのパエストゥム(2013) / ジェズアルドヘのオマージュ(2013, rev.2017) / スペース・オブ・ア・ドアー(2016) / 木の鐘(2011) /欠けている言葉I (2014) / イカルスは夢を見た(2008) / シンフォニエッタのためのパエストゥム(2013) |
ギル・ローズ指揮 ボストン・モダーン・ オーケストラ・プロジェクト | ||
録音:2017年-2018年。エリック・ネイサンはアメリカ・ローマ大賞ほかアメリカの多くの賞を受賞し作品はNYP 、ボストン響などでさかんに取り上げられている。エリオット・カーターに代表されるアメリカ東海岸流の前衛手法で書かれているものの、オーケストラの機能を最大限に生かした管弦楽法、色彩豊かな音の万華鏡が魅力的。 | |||
CASCAVELLE (瑞) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)2018年以降の新体制下ではアナウンスされていない ご案内済旧譜はこちらから(価格が異なります)。 | |||
シネ・ノミネSQ 〜メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲〔第1番 変ホ長調 Op.12 /第2番 イ短調 Op.13 〕/ カプリッチョ ホ短調 Op.81 No.3 シネ・ノミネSQ [パトリック・ジュネ、フランソワ・ゴトロー(Vn) ニコラシュ・パシュ(Va) マルク・ジェルマン(Vc)] | |||
録音:1987年7月、パリ|『簡易収納の紙ジャケットを使用』|旧品番: VEL-1054 〔当店未案内、廃盤〕。 スイス、ローザンヌを拠点とするベテラン弦楽四重奏団、シネ・ノミネ四重奏団が、1985年にエヴィアン・コンクールで最優秀賞を受賞してすぐの録音。既に技術精度は極めて高く、しかも瑞々しい音色で4弦すべてがよく歌い、これはコンクール優勝も当然と言う他ない演奏。またこの録音はこの四半世紀ほどで一気に人気が高まったメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の火付け役の一つでもあった。特に18歳のメンデルスゾーンがベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲に感化されて書き上げた イ短調は実に見事。 | |||
シネ・ノミネSQ 〜ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 〔第11番 ハ長調 Op.61 /第13番 ト長調 Op.106 〕 シネ・ノミネSQ [パトリック・ジュネ、フランソワ・ゴトロー(Vn) ニコラシュ・パシュ(Va) マルク・ジェルマン(Vc)] | |||
録音:1988年7月、コルソー・シュル・ヴヴェイ、スイス|『簡易収納の紙ジャケットを使用』|旧品番: VEL-1055 〔当店未案内、廃盤〕。 有名な第12番「アメリカ」の前後に書かれたドヴォルジャークの2曲の弦楽四重奏曲を収録。両曲とも40分に迫る大曲。 ハ長調の第11番は渋めなものの風格豊かな傑作。 ト長調の第13番は、第2楽章のアダージョ・マ・ノン・トロッポがしみじみと美しいことで知られている。シネ・ノミネ四重奏団の演奏はたいへんに新鮮なもので、両作品の魅力を改めて実感させられる。 | |||
シネ・ノミネSQ 〜ドヴォルジャーク: 弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.77 (*) /ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 Op.81 (#) シネ・ノミネSQ [パトリック・ジュネ、フランソワ・ゴトロー(Vn) ニコラシュ・パシュ(Va) マルク・ジェルマン(Vc)] ヴァンサン・パスキエ(Cb;*) フィリップ・ダンクル(P;#) | |||
録音:1991年6月、ドンブレソン|『簡易収納の紙ジャケットを使用』|旧品番: VEL-1018 〔当店未案内、廃盤〕。ドヴォルジャークの弦楽五重奏曲第2番とピアノ五重奏曲第2番を収録。どちらもシネ・ノミネ四重奏団の美音とじっくりした音楽作りがドヴォルジャークに合っており、聞き応えがある。フィリップ・ダンクルはスイス、ジュネーヴのピアニスト。伴奏ピアニストや室内楽で活躍している。ヴァンサン・パスキエはフランスのコントラバス。パリo. の第1ソロ・コントラバス奏者を務めている。 | |||
シューマン: 歌曲集「ミルテの花」 Op.25(全26曲) |
ソフィー・コッシュ(Ms) ネルソン・ゲルナー(P) | ||
録音:2004年12月22日-24日、パリ|旧品番: VEL-3085 〔廃盤〕。オペラで大人気のフランスのメゾ・ソプラノ、ソフィー・コッシュがシューマンのリートに挑んだことで初発売時話題になった。しっとりとした美声と知的な歌い口、そしてネルソン・ゲルナーの味わい深い伴奏と、たいへん見事な出来栄え。嬉しい復活。 | |||
GALLO (スイス) 特記以外1CD¥2970(税抜¥2700)既案内分はこちらから。 | |||
無伴奏ヴィオラ作品集 ヒンデミット:無伴奏ヴィオラのためのソナタ Op.11 No.5 フリストスコフ:無伴奏ヴァイオリンのための「村のラプソディ」(ヴィオラ演奏) ライチェフ:無伴奏ヴィオラのためのアリア ペンデレツキ:無伴奏ヴィオラのためのカデンツァ レーガー:無伴奏ヴィオラのための組曲 Op.131d No.2 ディミタール・ペンコフ(Va) | |||
録音:2016年2月、 NDR ハノーファー、DDD 。ヒンデミットやレーガーのように有名な作品から、ブルガリアのヴァイオリニスト、ペタル・フリストスコフ(1917-2006)の無伴奏ヴァイオリン作品をヴィオラで弾いたりと意欲的だ。ディミタール・ペンコフは1953年、ブルガリアのソフィア生まれのヴィオラ奏者。1986年からハノーファー北ドイツ放送po. のソロ・ヴィオラ奏者を30年近く務め、したがって大植英次の下で10年以上ヴィオラのトップを務めた人物。ペンデレツキのヴィオラ協奏曲の初演者でもあり、シュニトケのヴィオラ協奏曲の演奏も高く評価され現代音楽に造詣が深い。CDでは「シュターミッツ&ペンデレツキ:ヴィオラ協奏曲集」(GEGA NEW, GD-250)や「バルトーク&シュニトケ:ヴィオラ協奏曲集」(GEGA NEW, GD-306)などが発売になっている。 | |||
ドンプレソンとサン・マルタンのオルガン A.スカルラッティ:トッカータ第11番 イ長調(*) D.スカルラッティ:ソナタ(*) 〔 K.287 /ト長調 K.328/ハ長調 K.255 〕 J.S.バッハ::協奏曲 BWV.596 (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV.56 )(*) モランディ:4手オルガンのための導入、主題と変奏(*) ダヴィド・ダ・ベルガモ神父:4手のための4つのディヴェルティメント(*) ディアナ:上昇 イ長調(*) /ポロネーズ ニ長調(*) / J.S.バッハ:前奏とフーガ ハ長調 BWV.547 作曲者不詳:神モーツァルトのボレロ / ボヴェ:オルガンを提示するために モーツァルト:機械オルガンのためのアンダンテ K.616 / ボエリ:幻想曲とフーガ ブラームス:コラール「装いなさい、ああ愛する魂よ」 チャイコフスキー/ボヴェ編曲:「くるみ割り人形」より〔葦笛の踊り/金平糖の精の踊り〕 キュイ:前奏曲 変ロ長調 / J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.532 ギ・ボヴェ(Org) ヴィヴィアーヌ・ロリオ(Org;*) | |||
録音:2019年11月17日、ドンブレソン(*) /2019年12月5日、サン・マルタン(無印)、すべてスイス。スイスの二つの村、ドンブレソンとサン・マルタンの教会に据えられたオルガンを、スイスが誇るオルガンの巨匠、ギ・ボヴェが演奏したCD 。前半はヴィヴィアーヌ・ロリオと共演した4手演奏が主。どちらのオルガンも高名なオルガン製作者、ヨーゼフ・ナイトハルトが創設したオルガン製作工房、サン・マルタン SA によるもので、輝かしさと柔らかさが共存した音色が素晴らしい。有名曲から珍しい曲まで、ボヴィがストップを自由自在に駆使して楽しませてくれる。作曲者不詳の「神モーツァルトのボレロ」は、モーツァルトの素材をラヴェルのボレロ風に仕立てた面白い小品。 | |||
ドミニク・フィヨ:ギター作品集 2011-19 極小の気候(4曲)/練習曲集(5曲)/ある世界から別の世界へ/ ヴェーベルン変奏曲(3曲)/プロヴァンスの鐘/ウッドストック幻想曲 ドミニク・フィヨ(G) | |||
録音:2019年6月、11月、エリン、スペイン。ドミニク・フィヨ Dominique Phillot は、優秀なギター指導者として35年間教育活動を続けた後、2010年にスペインに移住し、作曲と演奏活動に打ち込み始めた。このCDに収録されているのは2011年から2019年の作品。作風はユニークで、例えば練習曲集では、インドのヴァーラーナシー、ロシアのベルホヤンスク、キューバのハバナ、ブラジルのブラジリア、スペインのサラマンカが各曲の題名になっている。年齢的なこともあってかバリバリ弾きまくるような曲はなく、じっくり聞かせる実験的な音楽のような内容になっている。 | |||
ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための20世紀の室内楽 バルトーク:コントラスツ ショスタコーヴィチ/マジストレッリ編曲:5つの小品(原曲:2つのヴァイオリンとピアノのための) ロータ:古い家での交霊術 / ミヨー:組曲 Op.157b ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットのための3つの小品/ 兵士の物語(作曲者編曲|ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための版) ルイージ・マジストレッリ(Cl) ジャンバッティスタ・ピアネッツォーラ(Vn) ルータ・スタダルニカイテ(P) | |||
録音:2019年11月12日-19日、チェサーノ・マデルノ、イタリア。近代のクラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲を収録。ニーノ・ロータの「古い家での交霊術」が比較的珍しい。ルイージ・マジストレッリは、ミラノ近郊サン・ステーファノ・ティチーノ生まれのクラリネット奏者。ミラノ音楽院を修了後、様々なオーケストラのクラリネット奏者として、また独奏者として活躍している。 | |||
MSR CLASSICS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | |||
巡礼〜合唱音楽の旅 伝承曲:川に下りて祈る/見知らぬ人 / パレストリーナ(1525-1594):鹿のように / ハンソン:中世の祈り ハウエルズ:レクイエム / スティーヴン・パウルス:ピルグリムの讃美歌 バロン・ブレランド指揮レゾナンス〔混声合唱〕 | |||
録音:2017年|収録時間:36分27秒。※古今東西の宗教合唱曲を集めた一枚。伝承曲「川に下りて祈る」「見知らぬ人」は黒人霊歌。ハンソンは20世紀アメリカの作曲家。ハワードはヴォーン・ウィリアムズらと同時代のイギリスの作曲家。レクイエムは彼の代表作のひとつで美しいハーモニーと旋律が印象的。 | |||
トランペット、ピアノと打楽器のための新作集 マイケル・ジャンプトロム(1980-):パック(2008) / ザック・スタントン(1983-):想像の対話(2017) ジョン・ウィリアムズ(1938-):トランペット協奏曲(1996) デイヴィッド・スターレット(1988-):ラプソディ(2012) / リビー・ラーセン(1950-):リッジ=ランナー(2012) (*) ジェス・クック(Tp) エドワード・ニーマン(P) ライアン・スミス、ジェイムズ・クロスマイヤー(Perc;*) | |||
録音:2017年12月20日-23日、コロンバス、ジョージア州、 US 。現代米国のトランペット曲集。御存知ジョン・ウィリアムズのトランペット協奏曲(1996年)を除いてすべて21世紀に入ってからの作品。作風はそれぞれ。打楽器の入るラーセンのリッジ=ランナーが楽しい。ジェス・クックは主として米国南部で活躍するトランペット奏者。明るく輝かしい音色が美しい。 | |||
ヴェールに包まれた光のこだま〜ザック・スタントン(1983-): ホルン、ヴィオラとハープのための三重奏曲(2016)[アン=マリーチェリー(Hr) アレクサンダー・ヘッティガ(Vn) コリーン・ポッター・ソーバーン(Hp)]/ クラリネットとコントラバスのための「ストンピン・グラウンズ」(2013) [サルナス・ヤンカウスカス(Cl) マーク・フォーリー(Cb)]/ 打楽器三重奏のための「ヴェールに包まれた光のこだま」(2009) [マシュー・テオドリ、アダム・ベデル、カレン・フォールク(Perc)]/ トランペットとピアノのための「想像された会話」(2017) [ジェセ・クック(Tp) エドワード・ニーマン(P)] | |||
録音:2001年、2016年-2017年。ザック・スタントンはアメリカ国内で既に多くの賞を受賞している若手作曲家。ホルン、ヴィオラ・ハープのための三重奏曲は編成も面白いが、様々なアイデアと仕掛けが施された秀作で高い評価を得ている。クラリネットとコントラバスという編成もユニークな「ストンピン・グラウンズ」はややJazzyな面白い作品。打楽器三重奏による「ヴェールに包まれた光のこだま」はその名の通り、神秘的で抒情的な作品。将来有望な若手作曲家の登場。 | |||
リフラクション〔屈折〕 ドヴォルジャーク(1841-1904):4つのロマンティックな小品 Op.75 クリスティアン・アスプルンド(1964-):永遠のラウンド(2015) (*) モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ロ長調 K.378 ニール・ソーノック(1977-):紺碧の地殻(2013) (#) アレクサンダー・ウッズ(Vn) レックス・ウッズ(P) オーベリー・スミス・ウッズ(Vn;*) | |||
録音:2019年-2020年、ローズウッド・レコーディング・カンパニー、ユタ州| (*/#):世界初録音。アレクサンダー・ウッズはセントルイス響、ユタso. などと共演、バロックから古典派、ロマン派、現代まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト。「屈折」というアルバム・タイトルにある通り、古典派、ロマン派、現代曲とヴァラエティのあるプログラムだが現代曲のアスプルンド作品もソロネック作品も民族的、新ロマン主義的な色彩が濃く、肩の力を抜いて楽しめる内容になっている。 | |||
アフリカ人と離散アフリカ人のピアノ音楽 イサク・ルー:クウェラ第1番/子守歌 / ウリッセス・ケイ:優しい考え/インヴェンション第2番 ヘイル・スミス:私のスカーフは黄色い/オフ=ビート・ショーティ / ロバート・クワミ:ピアノ小品第2番 ヌケイル・オコエ:夕暮れ/雨の中裸足で踊る / ハリム・エル=ダブ:スフィアヌ/バセット/ニム・ナワクト フローレンス・プライス:ティックリン・トーズ/シルクハットと歩行杖 ヴァレリー・ケイパーズ:スウィート・ミスター・ジェリー・ロル/修道僧 アンドレ・ベンガムブラ・ヴィンドゥ:子守歌 / クワベナ・ンケティア:ブイルサの仕事歌 クリスティアン・オニェジ:ウフィエ第3番/オガ / ラウリンド・アルメイダ:トレモロ形式の悲歌 ロバート・ナサニエル・デット:蜂蜜 / ジョシュア・ウゾイグウェ:ナイジェリア舞曲第1番 ウォレス・チータム:前奏曲集 〔第1番「ヨシュアはジェリコの戦いに相応しい」/第2番「哀れな嘆く者は家に帰った」〕 アマデオ・ロルダーン・イ・ガルデス:キューバ風前奏曲 / ジョン・ウェスレー・ワーク III :ある教会で クワベナ・ニケティア:ボルタ川幻想曲 / アキン・エウバ:イグバ・ケリン/イグバ・キニ アラン=ピエール・プラデル:バンレイシ / エリナー・アルベルガ:もし銀色の鳥が喋るなら ウィリアム・チャップマン・ニャホ(P) | |||
録音:2018年、シアトル。アフリカ生まれの作曲家および主として南北米のアフリカ系作曲家によるピアノ小品集。総じて素朴な力強さに溢れる曲が多く、32トラックそれぞれにじんわり楽しめる。ウィリアム・チャップマン・ニャホ自身アフリカ系の米国人ピアニストで、こうした音楽の紹介をライフワークにしている。 | |||
アロング・ザ・コンティヌーム〔連続体に沿って〕〜トランペット、トロンボーンとピアノのための作品集 ジェフリー・ホルムス(1955-):コンティヌム / エリック・イウェイゼン(1954-):二重協奏曲 アンソニー・プロッグ(1947-):コンチェルティーノ / ジョセフ・タリン(1947-):ファンダンゴ ジャック・カステレード(1926-2014):コンチェルティーノ / ハーバート・L.クラーク(1867-1945):いとこ エリック・バーリン(Tp) グレッグ・スピリドプーロス(Tb) リュドミラ・クラシン(P) | |||
録音:2017年。アメリカの作曲家によるトランペット、トロンボーンのための作品を収録。トランペットのエリック・バーリンはアルバニーso. の首席奏者でボストン響にも客演したことがある俊英。トロンボーンのグレッグ・スピリドポウリスもアルバニー響で首席を勤める一方、ソリスト、アンサンブルなど多方面で活躍している。収録の作品はトランペットとトロンボーンの特性を生かした親しみやすい作品ばかりで金管楽器ファンには大いに楽しめる内容。 | |||
フォルテピアノによる〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2 「月光」/第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」/第13番 変ホ長調 Op.27 No.1 〕 レスリー・タン(Fp) | |||
録音:2019年5月、西ミシガン大学。レスリー・タンはセントルイス出身。イーストマン音楽院でバリー・スナイダーに学んだ後、フォルテピアノ奏者として活動、多くの音楽祭、コンサートに出演している。このアルバムではベートーヴェンの中期のソナタをフォルテピアノで弾いている。フォルテピアノのモダーン・ピアノとの最も大きな違いはペダルがないことでタンは巧みなフィンガーリングで音を持続させ、また絶妙なディナーミク、フレージングでモダーン・ピアノに負けない波打つドラマを作り出している。 | |||
ルイス・パイン(1957-): 木管五重奏のための「タイム・オブ・デイ」[ドリアン木管五重奏団]/ フルート、ピッコロとチェロのための2つの作品〔夜明け/夕べ〕 [ケレン・シュヴェイツァー(Fl/ピッコロ) ジェイソン・リップマン(Vc)]/ クラリネットとピアノのための「ソーラー・ミッドナイト」 [ジョナサン・スジン(Cl) ジャフリー・ラダゥーア(P)] | |||
録音:2018年-2019年。ルイス・パイン(Luis Pine)はポルトガル出身。24歳の時、渡米しジャズ、ポップス音楽に携わると同時にクラシックの作曲、即興演奏の活動にも力を入れるようになる。木管五重奏曲「タイム・オブ・デイ」は新古典主義風の楽しいディヴェルティメント。「ソーラー・ミッドナイト」はクラリネットの抒情的なメロディとつま弾くようなピアノの情感が美しい佳品。ポップスに長らく関わった作曲家らしく、いずれもロマンティックで親しみやすい作品。 | |||
偉大な湖から〜ホルンのための作品集 スーザン・マター(1962-):エイジス(2008) [ダイアン・ヤズヴァック(P)] ジェイムズ・ワイルディング(1973-): 蒸留(2015) [ジェイムズ・ワイルディング(P)]/ メランコリア(2013) [ケン・ハインライン(Tu) キャロライン・オルトマンス(P)] デイヴィッド・モーガン(1957-):ペンギンが飛ぶ時(2018) [フランソワ・フォウラー(G) デイヴィッド・モーガン(ベース) D.ジャック・チアルニエッロ(P) レックス・ベニンカーサ(Perc)] ステイシー・ミケンズ(Hr) | |||
録音:2019年6月。アメリカの作曲家たちによるホルンを中心に据えた室内楽作品集。いずれも調性やモードに基づく親しみ易い作品。モーガンの「ペンギンが飛ぶ時」はもともとホルンとウィンド・アンサンブルのための作品だがここではホルン、ギター、ベースとピアノ、打楽器にアレンジ。ジャズ風の洒落た作品となっている。ステイシー・ミケンズはダラス響、デトロイト響、ピッツバーグ歌劇場管でそれぞれ首席を歴任、現在はソリストとして活躍する中堅女流ホルン奏者。 | |||
サニー・クナーブル(1983-):ファゴット作品集 アメリカ杉の木の歌[ステファニー・イッツォ(S) スコット・プール(Fg) 深澤なつき(P)/2014年8月]/ タンゴ・ブギ[セラナ・デュオ〔アナ・ガルシア(アルトSax) アレックス・デイヴィス(Fg)/2018年10月]/ チャールズ・ワイアットの詩「世界のファゴット奏者たちに」による「ダブル・リード」 [ジーナ・カッファリ(ソプラノFg) サニー・クナーブル(アコーディオン)/2019年2月]/ 大道芸をするバスーニスト(全3曲)[スコット・プール(Fg) 深澤なつき(P)/2018年6月] | |||
録音:[/内]、フラッシング、ニューヨーク州。米国の作曲家、サニー・クナーブルのファゴット作品集。サニー・クナーブルは1983年、カリフォルニア生まれで、ニューヨークを拠点に活動している。スコット・プールはヴァルドスタso. やオルバニーso. の首席ファゴット奏者を務めている。ジーナ・カッファリは、2018年からオルフェウス室内o. の副首席ファゴット奏者を務めている。米国で長く活躍している深澤なつきがピアノで加わっている。 | |||
夏の地〜アフリカ系作曲家のチェロ作品集 スティル:夏の地/母と子 / スワンソン:チェロとピアノのための組曲 トムソン:前奏曲〔第1番/第5番〕 / ヘイルストーク:「聖なる円が近付く」に基づく主題と変奏 ワイングラス:ピアノ組曲第2番 変ホ長調「孤独の時代」 / エイブルズ:クリスとローズ ホーガン:深い川/一緒にパンを焼こう/私にイエスを与えよ/もし君があそこにいるなら デュオ・ドルチェ[クリスティン・ヨンジ・ユン(Vc) フェニックス・パクキム(P)] | |||
録音:2019年、インディアナポリス。米国の近現代のアフリカ系作曲家によるチェロとピアノの作品集。ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)、ハワード・スワンソン(1907-1978)、リチャード・トムソン(1960-)、アドルフ・ヘイルストーク(1941-)、ジョン・ワイングラス(1972-)、モウジズ・ホーガン(1957-2003)、マイケル・エイブルズ(1962-)の作品を収録。いずれもしみじみとした味わいがある。デュオ・ドルチェは、チェロのクリスティン・ヨンジ・ユンとピアノのフェニックス・パクキムのアジア系女性二人によるデュオ。 | |||
ダナエ・ヴラッセ:ピアノ曲と歌曲集 歌曲集〔接吻/明日の明け方に/バーバラ/翌日/海/月の夢/ヴェルレーヌのセレナード〕/ ピアノ曲〔夜想曲「ネルソンのために」/幻想曲第2番「白鳥の歌」〕 ヒラ・プリットマン、サンジータ・カウアー(S) ロバート・ティーズ、ダナエ・ヴラッセ(P) ジョン・ウォルツ(Vc) | |||
録音:2018年。自ら詩も書くダナエ・ブラッセ(生年不詳)は歌曲の作曲を得意としており、このディスクにはシャンソン風(歌詞もフランス語)のお洒落な歌が収められている。ピアノ曲はフォーレ風の穏やかで美しい作品。 | |||
フェルディナンド・ヒラー/ラウ編曲:交響曲 ホ短調 Op.67 シューマン/テオドール・キルヒナー編曲:交響曲第2番 ハ短調 Op.61 プイ・ヤン・ロナルド・ラウ(P) | |||
録音:2019年1月23日-26日、30日-31日、2月1日、18日、アイオワシティ。ヒラーの交響曲 ホ短調(1849年作)は、おそらく本来の形では録音されたことがなく、しかもこの編曲はピアニストのラウが直々にアレンジした物。オリジナルを知らないままピアノ編曲を聞くのはまた面白い物。この曲に入れ込んだラウの愛情と意欲が伝わってくる。シューマンの交響曲第2番はテオドール・キルヒナー(1823-1903)の編曲。 | |||
シューマン:女の愛と生涯 Op.42 (*) ベートーヴェン:遥かなる恋人に Op.98 (*) シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 |
キンドラ・シャリッチ(Ms;*) ジェフリー・ラドゥー(P) | ||
録音:2019年2月18日-20日、ティブロン、カリフォルニア州、 US 。大物歌手の歌う歌曲はもちろん素晴らしいが、美声と豊かな感性を持つ若い歌手の歌う歌曲もまた魅力に溢れている。キンドラ・シャリッチ。あまり詳しい経歴が分からないが、ミシガン大学とニューヨークのイーストマン音楽学校を修了後、サンフランシスコ音楽院でさらに学び、この地を拠点に活動している様子。 | |||
ジョナサン・レシュフ(1973-): 4つのダンス(2014) /弦楽四重奏曲〔第3番「ミラー・カーン四重奏曲」(2011) /第4番(2011) 〕 カープ・ディームSQ | |||
録音:2016年-2017年。ジョナサン・レズノフはボルティモアを拠点に活動する、グラミー賞候補にもなったことがある若手作曲家。作品はギル・シャハム、マヌエル・バルエコらによってさかんに演奏されている。彼の作風は新ロマン主義風で、ここに収められた作品は時にラヴェル、サミュエル・バーバーらを思わせる叙情的な音楽。 | |||
NEOS
旧譜はこちらから。 | |||
ニコラウス・A.フーバー(1939-):打楽器のための作品集 3人の打楽器奏者のための「バロン・デ・メデュス」(*) /2人の打楽器奏者のための「指の気まぐれ」(#) / 打楽器ソロのための「ポトス〔欲望〕」/1人の打楽器奏者のための「エロスの断片」/ ハープ、打楽器、ラウドスピーカーとCDプレイバックのための「ヒメロス」(+) ヨハネス・フィッシャー(Perc) ドメニコ・メルキオーレ(Perc;*/#) ディルク・ロートブルスト(Perc;*) アンドレアス・ミルトナー(Hp;+) | |||
録音:2018年。現代ドイツを代表する作曲家ニコラウス・A.フーバーの打楽器を中心とした作品集。フーバーはシュトックハウゼン、ルイジ・ノーノに学び、以後ダルムシュタットで教鞭を執るなど、ヨーロッパ現代音楽界で指導的立場にある。この作品集では打楽器の多彩な音色や安易な大音響などに一切頼ることのなく、切り詰められた素材による静寂の音楽を聴くことができる。沈黙と音との独特の間の感覚はけっして偶然性やアドリブによるものではなく、全て厳格に記譜された極めて緻密で複雑な構造で書かれていることに驚かされる。媚薬を意味する「ヒメロス」はハープ、打楽器とラウドスピーカー、CDの音響による幻想的な音楽。最新作「エロスの断片」では金属系の打楽器の長い余韻が瞑想的な時空間を作り出す。 | |||
トビアス・エドゥアルド・シック(1985-):室内楽作品集 コントラバス独奏のための「クラングツァイヒヌング(音の描画)」(2009) [トビアス・エドゥアルド・シック(Cb)]/ アンサンブルのための「 BAM [自己破壊なしに]」(2013) [レナルト・ドームス指揮エル・ペッロ・アンダルス(Ens) ]/ ヴァイオリン、アコーディオンとピアノのための「影の音楽」(2017) [ディエゴ・ラモス(Vn) オリヴィア・シュタイメル(アコーディオン) さいき・みちこ(P)]/ クラリネット、チェロとピアノのための「ウンター・フェルシュルス(鍵付きで)」(2015)[トリオ・ソステヌート]/ アコーディオンとエレクトリック・ギターのための「キルト」(2017)[デュオ・シュタイメル=ミュクシュ] | |||
録音:2013年-2019年。エドゥアルド・シックはドイツ出身。マーク・アンドレ、エルンスト・ヘルムート・フランメルに師事した後、電子音楽とコントラバスを学んでいる。みずから演奏しているコントラバスのための「音の描画」は終始静けさのなか、音の質感と音色の推移の変化で構成されている。「影の音楽」ではヴァイオリン、アコーディオンとピアノが互いに影になったり、表になったりと付かず離れずの微妙な関係性を作る。アコーディオンとエレクトリック・ギターのための「キルト」ではアコーディオンの持続音にエレクトリック・ギターが鮮烈に斬り込む。いずれも電子音楽を学んだ作曲者らしいスタティックな音響が魅力。 | |||
マーンコップ・エディション Vol.9 〜 クラウス・シュテフェン=マーンコップ(1962-):フルートのための作品集 バス・フルートのための「回想」(2016) /アルト・フルートのための「反対の偶然」(1986) / フルートのための「新しい天使の恐れ」(1997-99) /フルートとソプラノのための「無限は」(2014) (*) / フルートのための「スッコラリティ」(1989) /ピッコロのための「クルタークが歌う」(2013) シャンナ・プラナイティス(Fl) フラウケ・アウルベルト(S;*) | |||
録音:2016年-2019年。 NEOS で度々作品集が出ているマーンコップのフルート独奏を基本とした作品集。マーンコップはブライアン・ファーニホウ、クラウス・フーバーらに師事、彼らの影響を受けた複雑なテクスチュアの作品を多数発表してきた。バス・フルート、アルト・フルート、フルート、ピッコロを使い分けたフルート作品集はおよそフルートの可能性を極限までつき詰めた作品ぞろい。「無限は」ではフルートとソプラノが時に拮抗し時に融和して言葉と音の不思議な対位法を形成する。フルートのシャンナ・プラナティスの超絶技巧が聴き物。 | |||
含・大阪万博ドイツ館用の作品〜エールハルト・グロスコップ(1934-): エレクトロ・アコースティック作品集 磁気テープと3人の器楽奏者のための 「ディアレクティクス」(ヴァージョン5/8 |大阪万博1970委嘱作品)(1969) (*) / 4トラック磁気テープのための「変化の過程」(1971) / 4トラック磁気テープのための「ナイト・トラック」(1972) (+) / 磁気テープと3人の器楽奏者のための 「ディアレクティクス」(ヴァージョン1/8 )(1969) (#) エーベルハルト・ブルム(Fl;*/#) ハンス・ダインツェル(Cl;#) ヴィンコ・グロボカール(Tb;*/#) クロード・レロング(Va;*) エールハルト・グロスコップ(サウンド・コントロール;*/#) | |||
1969年(*/#)、1971年(無印)、1972年、ライヴ(+|器楽) |リミックス:2020年(*) |リダクション:1970年(+)、2020年(無印/#) 。ベルリンを拠点に活動するドイツのエールハルト・グロスコップが1970年前後に作曲、制作したテープ音楽あるいはテープと器楽のための作品を最新の技術によりリミックス、リダクションし音質を飛躍的に向上させてリリース。1970年代前衛音楽が最も熱かった時代の息吹きがよみがえる。「ディアレクティクス」は大阪万博 EXPO '70 でドイツ館において初演された。折りしもドイツ館ではシュトックハウゼンも自作を上演した。ここに収められた作品はいずれも最新のテクノロジーを駆使した実験色の濃いもので現代音楽の可能性と領域を広げようとする作曲者の楽観的な野心で満ち溢れている。プログレシヴ・ロックにも通じるものがあり、多くの音楽ファン必聴!作曲家でトロンボーン奏者のグロボカールが参加していることも見逃せない。 | |||
ReBruAla 〜ルネ・ヴォールハウザー(1954-): 声のための三部作(2016) (*) 〔失われた未来/邪魔な歌/クアラミルズ〕/ フルート、クラリネットとチェロのための三重奏曲第1番(2016) (*) / ピアノのための「トラマドール・クリアンノ」(2017) (#) / ヴァイオリンとピアノのための「マラプロ」(2017/18) (+) / フルート、コントラバスとピアノのための「クアマクッチ」(2016-17) (**) / バリトンとピアノのための「縁」(2017) (##) / ソプラノ、バリトン、打楽器化されたピアノとフィクスド・メディアあるいは ライヴ・アンサンブル、ノイズ・トラックとフィールド録音のための「 ReBruAla 」(2017) (++) アンサンブル・ポリソノ団員(*) ルネ・ヴォールハウザー(P;#/+/##|Br;##) エリア・ザイフェルト(Vn;+) ジ・アート・アンサンブル・ベルリン(**) デュオ・シモルカ=ヴォールハウザー(++) | |||
録音:2017年-2018年。 NEOS では7枚目となるウォーハウザーの作品集。声楽作品、室内楽作品など多様な作品が収録されている。ウォーハウザーは作曲家には珍しく歌手(Br)でもあり、このディスクで自作自演を行っている。彼は当初実験性の強いジャズ、ロックをしていたが後にセロツキ、カーゲル、ホリガーらに師事し現代音楽へ転向した。しかし当初の実験的なロック、ジャズの影響は後の作品にも及んでいて「 ReBruAla 」では声楽とノイズ(工事で使われる重機のけたたましい音も使われる)が交錯するエキセントリックな作品。 | |||
パウル・ヒンデミット(1895-1963):ピアノ作品集 組曲「1922年」 Op.26 (1922) / ピアノ・ソナタ 〔第1番イ調(1936) /第2番 ト調(1936) / 第3番 変ロ調(1936) 〕 |
アンドレアス・スコウラス(P) | ||
録音:2019年10月19日-21日、レコーディング・スタジオ・クラヴィーア・サロン・ミュンヘン。多作家であったヒンデミットは生涯に600曲以上作曲したと言われるがピアノ曲は意外に少なく(彼本来の楽器はヴィオラであるためだろう)14-5曲ほど。ここではその中心的な作品である3つのソナタと珍しい組曲「1922年」を収録。ロマン派から脱却するために主張した新即物主義と彼の拡大された調性という語法が独自のリリシズムを生み出す。組曲「1922年」は1922年のある情景がリアルタイムで音楽として写し取られた佳品。仕事で訪れたボストンの街の情景、街頭から聴こえる行進曲やラグタイムなど当時の音のランドスケープがヒンデミットの耳を通して聴こえてくる。 | |||
理想的な風景〜 クレメンス・フォン・ロイスナー(1957-):エレクトロ・アコースティック作品集 理想的な風景第6番(2020) /解体(2011) /プレイ・シークエンス(2019) / ドラフト(2018) /デ・モンストリス・エピストラ (2012) | |||
録音:2011年-2020年(全トラック、2チャンネル・ステレオと5チャンネル・サラウンド対応)。ロイスナーは電子音楽とミュージック・コンクレート(具体音を組み合わせて作るテープ音楽の一種)を得意とする作曲家、サウンド・アーティスト。ISCM World New Music Daysほか多くの音楽祭で作品が入選している。「理想的な風景」第6番は純粋な電子音楽でピー・ポポという音がひと昔前のスタイルを思い出させて懐かしい。「解体」はミュージック・コンクレート風、「プレイ・シークエンス」は様々なアコースティックな楽器の音を電気的に変調して構成されていると思われる(例えば武満の映画「怪談」のための音楽もそうして作られている)。サウンドインスタレーション、アンビエントとしても楽しめるし音響効果としても面白い作品。 | |||
憧れの姿〜ミーントーン〔中全音律〕調律アコーディオンによる作品集 フレスコバルディ(1583-1643):マドンナのトッカータ/上昇のトッカータ/3番目の歌 ニコラウス・ブラス(1948-):ハーモニー〔 I (2014) / II (2018) / III (2014) / IV (2014) 〕/憧れの姿(2019) フローベルガー(1616-1667):幻想曲 II FBWV.202 /幻想曲 V FBWV.205 /カンツォン II FBWV.302 ツィポーリ(1688-1726):5つのカンツォーナ〔ニ短調/ハ長調/ヘ長調/ホ短調/ト短調〕 フレスコバルディ: ベレロフォンテの第5カンツォン(1645) /クエリーナの第9カンツォン(1645) /堅苦しいカプリッチョ(1624) ハンス・マイアー(ミーントーン・アコーディオン) | |||
録音:2019年9月。ミーントーン(中全調律)とは15-19世紀に主に鍵盤楽器で使われた調律法で3度音程の純正さを保つために完全5度の音程の幅をわずかに狭めている。中世からバロック音楽の演奏ではよくこの調律法が採用されることが多く、現代の平均律と較べると独特の典雅でひなびた印象を与える。フレスコバルディ、フローベルガー、ツィポーリらの鍵盤作品(もとはチェンバロのために書かれたと思われる)をアコーディオンで弾くこと自体がチャレンジングでどこかで聴いたようで実は初めて聴くような不思議な感覚にとらわれる。そして現代の作曲家ブラスはこの楽器をオルガンのように扱い、クラスターを多用した抽象画のようなテクスチュアを描き出している。バロックと現代音楽がアコーディオンという同じ土俵の上で相対した鮮烈なディスク。 | |||
ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) | |||
DANCES AND DELIGHTS ボザ:スカラムーシュ Op.53 No.2 デルヴァンクール:クロカンブッシュ ボザ:プルチネッラ Op.53 No.1 デクリュック:フランス風小品集(全8曲) イベール:アリア / パスカル:ソナティヌ ピアソラ:タンゴ・エチュード集 より Nos.4-6 |
デュオ・ウルティマ [グイード・ボイマー(Sax) アルダール・ラーツ(P)] | ||
録音:2019年6月3日-5日、ペスカーラ、イタリア。デュオ・ウルティマの ODRADEK への3タイトル目のアルバム。フランス近代音楽にはクラシック・サクソフォンの名曲がたくさんある。「踊りと喜び」と題されたこのCDは、フランス近代音楽好きならばぜひ聞いてほしい物。ウジェーヌ・ボザ(1905-1991)のプルチネッラとスカラムーシュはピアノ曲として知られているが、このサクソフォンとピアノがオリジナル。クロード・デルヴァンクール(1888―1954)の「クロカンブッシュ」は6つの小品からなる洒落た曲集。クロカンブッシュとは小さなシュークリームを円錐状に積み上げたフランスのお菓子。フェルナンド・デクリュック(1896-1954)フランス風小品集も猛烈にいい。グイード・ボイマーはドイツのサクソフォン奏者。フランスの奏者の華やかな音色とは一味違ったやや渋めの響きがジンワリ来る。 | |||
5月の夜 レベッカ・クラーク(1886-1979):ソナタ(原曲:ヴィオラ・ソナタ) フォーレ:ソナタ(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13) オルランド・バス:変容1 ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調(2つのサクソフォンとピアノによる編曲版)(*) アヤク・ジョレンテ(Sax) オルランド・バス(P) モーリシ・エステレル(Sax;*) | |||
録音:2019年4月3日-5日、ペスカーラ、イタリア。スペインのサクソフォン奏者、アヤク・ジョレンテ(Ayax Llorente)によるサクソフォン曲集。ヴィオラ奏者で今日では作曲家として知られるレベッカ・クラーク(1886―1979)の代表作であるヴィオラ・ソナタは、サクソフォンでもピタリと合っていて、じっくりした味わいを醸している。一方フォーレとドビュッシーは編曲ものの雰囲気の変化が楽しめる。アヤク・ジョレンテは1992年生まれのスペインの若いサクソフォン奏者。カラッとした音色と絶妙なコントロールが素晴らしい。 | |||
ORF 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)オーストリア放送の自主制作レーベル。旧譜はこちらから 。 | |||
クアジ・ウナ・ファンタジア〔幻想曲風に〕 クリストフ・エーレンフェルナー(1975-):クアジ・ウナ・ファンタジア(*) トリスタン・シュルツェ(1964-):ヴァイオリン協奏曲(#) ゴットフリート・フォン・アイネム(1918-19):二重弦楽オーケストラのためのセレナーデ モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364 (+) /交響曲第40番 ト短調 K.550 ヴァヒート・カーデム=ミサーク(Vn;*/#/+)指揮アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ ラースロー・フェニェー(Vc;*) トーマス・セルディツ(Va;+) | |||
録音:2018年-2019年。ヴァイオリニスト、ヴァヒート・カーデム=ミサークが音楽監督を勤めるアカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは1979年の創立から40周年を迎えた室内オーケストラでバロックから現代まで幅広いレパートリーを持つ。このディスクではゴットフリート・フォン・アイネムの比較的初期の作品でストラヴィンスキーの新古典主義期の影響が感じられる美しい「セレナード」、モーツァルトの協奏交響曲と第40番の本場ウィーン情緒たっぷりの演奏が聴き物。 | |||
エリーザベト・ハルニーク(1970-):作品集 ツィターと2つのオルゴールのための「ローミング」[マルティン・マラウン(ツィター)]/ チェンバロのための「ノイジー・パール」[ソニア・ライポルト(Cemb)]/ アコーディオン・ソロのための「柔らかいボタン」[クラシミール・シュテレフ(アコーディオン)]/ ピアノ・ソロのための「カイネ・カイナー」[エヴァ・バジッチ(P)] シュティンメ〔声〕のための「ゲルトルートのためのソロ」[ジーナ・マッティエッロ(Vo)]/ プレイヤー・ピアノのための「幸福は中にある」[ヴォルフガング・ハイジヒ(プレイヤーP)]/ ヴァイオリン・ソロのための「理解の輪」[アンネリー・ガール(Vn)] | |||
録音:2011年、2016年、2018年-2019年。エリーザベト・ハルニーク(Elisabeth Harnik)はオーストリアを拠点に活動する作曲家、ピアニスト、インプロヴァイザー。作曲をベアト・フラーに師事。他にジョン・ケージ、ポーリン・オリヴェロスからも影響を受けているという。「幸福は中にある」はプレイヤー・ピアノすなわちピアノ・ロールのために書かれた作品で通常ピアノ奏者には演奏不可能なリズムや速度での演奏を実現する。明らかにその道の第一人者コンロン・ナンカロウの影響を受けた痛快な作品。「ゲルトルートのためのソロ」は一種の音響詩で言葉のリズムや音色で構成されている。オーストリアの伝統楽器ツィターのための「ローミング」では様々な特殊奏法を駆使してとてもツィターとは思えない不可思議な世界を作り出す。オーストリアの才能あふれる女性作曲家の登場。 | |||
TRITON (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | |||
春から プロコフィエフ/フィフテンホリツ編曲:「シンデレラ」組曲〜冬の妖精 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 Op.24「春」 / ペーア・ネアゴー:二部作 Op.11 ユーク:木々の一つの上の方で / ドビュッシー/ルラン編曲:月の光 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108 / ポルディーニ/クライスラー編曲:踊る人形 デュオ・ユーク=カクモト[ロラン・ユーク(Vn) 角本美沙(P)] | |||
録音:2018年10月13日-15日、モンス、ベルギー。ヴァイオリンとピアノの曲集。ベートーヴェンの「春」のようなズバリの作品も含め、曲目全体で季節の巡りを表している。デンマークの大御所作曲家、ペーア・ネアゴー(1932-)の作品や、クライスラーが自らの編曲で愛奏したポルディーニの「踊る人形」(題名を知らない人でも聞けば思い出す有名曲)など選曲が見事で楽しめる。ロラン・ユークは、ベルギー国境に近いフランス最北部のダンケルクの生まれ。カレとパリで学んだ後、ベルギーのモンスを拠点活動している。美しい音色で優しく奏でる親しみやすい音楽。角本美沙(かくもとみさ)は、日本人ピアニスト、米国カリフォルニア生まれで11歳からベルギー育ち。2014年、フランス、パミエでのガブリエル・フォーレ・コンクールで最優秀賞。 | |||
ジャック・ボワギャレ(1927-): 弦楽四重奏曲集〔第2番/第3番〕/弦楽五重奏曲(*) シリウスSQ [クレア・エーッケマン、フレデリック・ドダン=クラヴォ(Vn) クラリス・リナルド(Va) ピエール・ジョゼフ(Vc)] シルヴァン・デュランテル(Va2;*) | |||
録音:2016年-2020年、リール、フランス|世界初録音。ミヨーとリヴィエらに学んだフランスの作曲家、ジャック・ボワギャレ(1927-)の弦楽四重奏曲2曲と弦楽五重奏曲。20世紀後半の作曲家らしいとんがった前衛が楽しめる。シリウス四重奏団は2005年創設のまだ若い弦楽四重奏団。 | |||
ベートーヴェン:ピアノ小品集 7つのバガテル Op.33 /11のバガテル Op.119 /6つのバガテル Op.126 / アレグレット ハ短調 WoO.53 /エリーゼのために WoO.59 /ピアノ小品 WoO.60 ミシェル・ギコヴァティ(P) | |||
録音:2019年秋、ジュヌヴィリエ、フランス。ベートーヴェンのバガテルなどの小品を集めたCD 。あまりにも有名過ぎる「エリーゼのために」を含めて、軽い曲に扱われてしまうことが多いが、フランスのピアニスト、ミシェル・ギコヴァーティは短くとも充実したベートーヴェンの曲として扱い、とても味わい深く演奏している。ミシェル・ギコヴァティは1961年、パリの生まれ。8歳からピアノを学び、エコール・ノルマルを修了後、国際的に活躍している。 | |||
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):オルガン曲集第1巻(1699) *ミサ曲集〔5声のテノールの第1キリエ/キリエの歌を含む5声のフュグ/2声のテノールのクロモルヌ/対話のトリオ/ グラン・ジュの対話/5声のそして地上に平和を/フュグ/デュオ/ティエルス・アン・タイユのレシ/ トロンペットのまたはクロモルヌのバス/対話/5声のフュグ/トリオ/対話/ グラン・ジュのオッフェルトワール(奉献唱)/5声のテノール音域の第1サンクトゥス/フュグ/ ベネディクトゥスのためのティエルスのレシ/聖体奉挙のためのフルートの対話/第1アニュス/対話/ クロモルヌの2声のテノールの対話と聖体拝領のためのコルネの2声のソプラノの対話/プラン・ジュ〕/ *賛歌集〔5声のテノールの「来たれ、創造主たる聖霊よ」/5声のフュグ/デュオ/クロモルヌのレシ/ グラン・ジュの対話/4声のテノールのパンジェ・リングァ/5声のフュグ/前曲の賛歌のレシ/至高の言葉よ/ 5声のフュグ/対話のレシ/トロンペットのあるいはクロモルヌのバスのレシ/めでたし/4声のフュグ/ デュオ/グラン・ジュの対話/陽の昇るところから/5声のフュグ/トリオ/グラン・ジュのポワン・ドルグ〕 オリヴィエ・ウエット(Org) | |||
録音:2018年10月22日、24日-26日、ポワチエ、フランス。フランスのオルガン史に大きな名を残すニコラ・ド・グリニー(1672-1703)。フランス国王の戴冠で知られるランスのノートルダム大聖堂でオルガン奏者を務めたことからもその名声が窺い知れるが、残された作品集は1699年にパリで出版された「オルガン曲集第1巻」のみ。この曲集は極めて高く評価され各地に広まり、バッハが写譜を所有していたことが知られている。高名な割にまとまった録音が少なかったので、この新録音は歓迎されるだろう。オリヴィエ・ウエットはフランスの中堅オルガン奏者。20歳でポワチエのサン・ピエール大聖堂のオルガン奏者に就任。この大聖堂のオルガンは、18世紀フランスの偉大なオルガン製作者フランソワ=アンリ・クリコ(1732-1790)が1787から製作したもの(完成は没後の1791年)。まさにフランス的な素晴らしい音色はそれだけでも価値があり、しかもそれが見事に録音されている。 | |||
ANAKLASIS (ポーランド) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)1945年、クラクフで設立された同国最大手の「ポーランド音楽出版社 [PWM Edition] 」が新たに設立した音楽レーベル。ポーランドの20世紀と21世紀の近現代音楽を中心に、ショパンやモニューシュコなどの同国の大作曲家、さらにはジャズまでをカバーし、ポーランドの音楽や演奏家たちの普及のために設立されたという。 | |||
モニューシュコ:歌曲、アリア、序曲〜20世紀のベスト録音集 CD1 家庭愛唱歌集からの歌曲集 太陽の歌/四季/小さな花/ Rue /春の戻り/オフィーリアの歌 [マリア・クニンスカ=オパツカ(S) イェジ・レフェルト(P)/録音:1956年] 兵士の歌/この国を知っているか(II)/おお我が母2つの夜明け [アンジェイ・ヒオルスキ(Br) セルギウシュ・ナドグリゾフスキ(P)/録音:1956年] CD2 アリア集とアンサンブル集 歌劇「いかだ乗り」より〔レチタティーヴォとドゥムカ "Okropny Ten Poranek" - "Ach, Tys Moze Wsrod Tej Burzy" /フラネクの歌と合唱 "Plyna Tratwy Po Wisle" 〕 [ハリナ・スウォニツカ(S) ボグダン・パプロツキ(T) ズジスワフ・ゴルジンスキ指揮ワルシャワpo./録音:1962年] 歌劇「ハルカ」より〔ヤヌシュの歌 "Czemuz mnie w chwilach samotnych" / ハルカの2つのアリア Jako od wichru krzew polamany / Gdyby rannym slonkiem 〕 [マリアン・ヴォジニチュコ(Br) アントニナ・カヴェツカ(S) ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo./録音:1953年] 歌劇「ハルカ」〜ヨンテクのアリア "Szumia jodly na gor szczycie" (2種) [ヴァツワフ・ドミエニェツキ(T) ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo./録音:1953年] [ボグダン・パプロツキ(T) イェジ・セムコフ指揮ワルシャワ・オペラo./録音:1961年] 歌劇「幽霊屋敷」より〔 "Wiec gdy sie rozstaniem" /太刀持ちのレチタティーヴォとアリア "Bawic sie jak chcemy" - "Kto z mych dziewek serce ktorej" /四重唱 "Ni bolesci, ni rozkoszy" / ハンナのアリア "Do grobu trwac w bezzennym stanie" 〕 [ボグダン・パプロツキ(T) ジグムント・マリアンスキ(Br) エドムンド・コッソフスキ(B) マリアン・ヴォジニチュコ(Br) バルバラ・コストジェフスカ(S) フェリシア・クロヴィアク (Ms) ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo. & cho./録音:1954年]/ 歌劇「幽霊屋敷」より〔スコウバのアリア "Ten zegar stary" /ステファンのアリア "Aria z kurantem" 〕 [ベルナルド・ワディシュ(B) ボグダン・パプロツキ(T) イェジ・セムコフ指揮ワルシャワ・オペラo. /録音:1960年] CD3 序曲集 幻想的序曲「おとぎ話」[ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo. /録音:1953年] 歌劇「パリア」序曲/歌劇「貴族の言葉」序曲/歌劇「伯爵夫人」序曲 [グジェゴシュ・フィテルベルク指揮ポーランド放送カトヴィツェ大so. /録音:1951年] 歌劇「ハルカ」序曲[ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo. /録音:1953年] 歌劇「いかだ乗り」序曲[グジェゴシュ・フィテルベルク指揮ポーランド放送カトヴィツェ大so./録音:1954年] 歌劇「幽霊屋敷」へのイントラーダ[ヴァレリアン・ベルジャーエフ指揮ポズナン・オペラo. /録音:1954年] | |||
サウンド・レストレーション、マスタリング:エヴァ・グジオウェク=トゥベレヴィチ、2019 。1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が新たに設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」によるHERITAGE(遺産)シリーズ。「ポーランド・オペラの父」と称されたスタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)が書いた家庭愛唱歌集(Songbook for House Use)からの様々な歌曲、代表的な歌劇「幽霊屋敷」、「ハルカ」、「いかだ乗り」からのアリア、様々なオペラからの序曲を集成した20世紀の録音集。ショパンが手懸けなかった「オペラ」の分野をポーランドで発展させた立役者モニューシュコの知られざる魅力を伝える。 | |||
AUDAX RECORDS (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)2013年夏からリリースを開始したレーベル。代理店によると『ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル』だとの事だが、彼以外のアーティストのみのタイトルも含まれている。 | |||
C. F. C. ファッシュ(1736-1800):鍵盤楽器のための作品集 ラ・ハーゲンマイスター/ラントワーヌ/ラ・ジャネット/ソナタ 変ロ短調(1781) /ラ・チェッキーナ(1770) / ソナタ ハ長調/ラ・ソクラテス/ソナタ ヘ長調(1770) / 14の変奏曲からなるアリエッテ(1782) フィリップ・グリスヴァール(Cemb) | |||
録音:2019年11月19日-21日、マルティン教会、ミュールハイム、ドイツ|全曲世界初録音|日本語解説付き。 C. F. C. ファッシュはJ . F. ファッシュの息子で、ベルリン・ジングアカデミーの創設者。 アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、ヨハネス・プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&レコーディングで共演しているフランスのチェンバロ奏者、フィリップ・グリスヴァール。「ヘンデルの鍵盤楽器作品集(ADX-13709)」以来となるセカンド・ソロ・アルバムは、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの息子であり、ベルリン・ジングアカデミーの創設者として知られるカール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ(1736-1800)のソナタ、変奏曲、性格的小品集。登場が七年戦争勃発の時期に重なったことやフリードリヒ大王の死後にすべての作品を自ら焼却してしまったこと、音楽様式の覇権がウィーンに確立されていったことなど、様々な要因から音楽史からほとんど無視されてきたカール・ファッシュの作品。「保守的な音楽家であった」とする文献も多い中、グリスヴァールの研究によると、当時の様式上の大きな変革に柔軟であり、極めて独創的な音楽の語法を発展させる能力を持っていたという、知られざるファッシュの魅力に陽の光を当てて行く。フィリップ・グリスヴァールは、フランスのナンシー生まれ。バーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在はパリを拠点に、アンサンブル・ディドロの他、ヨーロッパ室内o.、ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・マルシュアス、レ・ヌーヴォー・キャラクテール、ラ・フェニーチェ、ラ・シャペル・レナーヌなど、数多くの古楽アンサンブルで重要な通奏低音奏者として活動している。 | |||
AUSTRIAN GRAMMOPHON (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)同国 paladino media (paladino music) 傘下のレーベル。旧譜はこちらから。 | |||
Luis Munoz J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲「来たれ、異邦人の救い主よ」 BWV.659 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」 BWV.639 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 ルイス・ムニョス(P) | |||
録音:2004年8月、2007年6月、バイエルン音楽アカデミー、マルクトオーバードルフ、ドイツ。ルイス・ムニョスは、クラウディオ・アラウの偉大な伝統を受け継ぐ著名なピアノ教師、エリサ・アルシーナに学んだチリのピアニスト。そのためムニョスの解釈のスタイルはアラウから大きな影響を受けている。作品はブゾーニ編曲のバッハやベートーヴェンの後期のピアノ・ソナタが選ばれ、ムニョスの詩的かつ深遠な表現(低音部の優しい音色に注目)が際立つプログラムとなっている。 | |||
セヒョン〔セルゲイ〕・キム(1987-):スリー・シジョ〔3つの時調〕 〔 Sijo_011115(フルートとピアノ版)/ Sijo_020517 [Geori](テグムとピアノのための、第1版)/ Sijo_271015 [Perle](サクソフォンとピアノ、コントラバスのための)/ Sijo_020517 [Geori](テグムとピアノのための、第2版)/ Sijo_011115 (クラリネットとピアノ版)〕 エレーナ・ガブリエリ(Fl) シラード・ベネス(Cl) シェユン・キム(P) アンサンブル・ジェオリ、シャルフェルト・アンサンブル | |||
録音:2017年-2018年。セヒョン〔セルゲイ〕・キムは1987年、カザフスタン・アルマトイ生まれの作曲家。モスクワ音楽院でヴラディスラフ・アガフォニコフの作曲クラスを卒業し、2013年から2019年にかけて、グラーツ音楽舞台芸術大学でベアート・フラー、ピエルルイジ・ビローネ、ベルンハルト・ラングのもと、作曲の修士号を取得した。SIJO(時調)とは高麗時代に成立したとされる朝鮮の定型詩のことで、3-4(三四調)もしくは4-4(四四調)の音節を持っている。またテグムは朝鮮の伝統音楽で広く使用される管楽器で、澄んだ音が特徴。極東にルーツを持つ自身のパーソナリティを、決して折衷的な音画に流れることなく、彼独自の言語で表現した作品。 | |||
AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)旧譜はこちらから。 | |||
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-):オーボエ協奏曲集 オーボエ協奏曲(2012) /オーボエ・ダモーレ協奏曲(2014) /バス・オーボエ協奏曲(2016) マリー・リンチ(Ob/Obダモーレ) ハリソン・リンゼイ(バスOb) デイヴィッド・サビー&ノースウェスト・シンフォニア | |||
録音:2017年9月、2018年7月、12月、バスティア大学聖トーマス礼拝堂、ケンモア、 US 。クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とする人気の現代作曲家。2012年に作曲されたオーボエ協奏曲は、クラシックと現代音楽が融合した、心を揺さぶるエモーショナルな作品。同じくリンチがソロを務める抒情的な魅力たっぷりのオーボエ・ダモーレ協奏曲と、ナショナルso. のオーボエ奏者ハリソン・リンゼイがソロを務める珍しいバス・オーボエのための協奏曲も収録されている。 | |||
CALLIOPE (仏) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)2011年春に突然廃業した当レーベルは、同じくフランスの INDESENS レーベル傘下となって再出発しているが、旧譜の一部は別系列の LA DOLCE VOLTA レーベルから装丁や品番を変更しての再発売が開始されており、さらに PHAIA という別レーベルから異なった再発も一時期行われ、もっとややこしい事に、PHAIA からは2014年に「ナヴァラのバッハ無伴奏が CALLIOPE レーベルとして発売」されるという、訳のわからない状態となっている。どのような分担となったのかは2019年現在でも不明確。旧譜はこちらから(ただし、当ページ掲載分とは価格が異なり、アイテムによっては入手出来無い場合もあります) | |||
フレデリック〜ハープによるショパン:マズルカ、夜想曲、ワルツ集 練習曲 変イ長調 Op.25 No.1「エオリアン・ハープ」/夜想曲 嬰ハ短調 Op.posth. / マズルカ〔ハ長調 Op.24 No.2 /ト短調 Op.24 No.1 〕/ワルツ ヘ短調 Op.70 No.2 / マズルカ〔ハ長調 Op.68 No.1 /イ短調 Op.68 No.2 /ヘ長調 Op.68 No.3 /ヘ短調 Op.63 No.2 /ハ長調 Op.56 No.2 〕/ 前奏曲 ロ短調 Op.28 No.6 /夜想曲 ホ短調 Op.posth. /ワルツ ロ短調 Op.69 No.2 / 前奏曲 ホ短調 Op.28 No.4 /幻想即興曲 Op.postth. /前奏曲 ニ長調 Op.28 No.5 アレクサンドル・ボルダチョフ(Hp) | |||
録音:2018年11月5日-6日、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール、ロシア。全編がハープによるショパン・プログラムを披露してくれるのは、2018年「第28回」青山音楽賞青山賞の受賞者であり、現在、スイスのチューリヒを活動の拠点とする当代有数の男性ハーピストの1人と称される天才、アレクサンドル・ボルダチョフ!9歳でリトアニア国立o. と共演し国際的なデビューを果たし、チューリヒ芸術大学に留学。ザハール・ブロン・チェンバーのメンバーとして活躍した後、2015年からは名門ボリショイ劇場のゲスト・ソロ・ハーピストとしても活躍している俊才。「ハープ・フェスティヴァル・チューリヒ」の創設、さらには2018年のサッカー・ワールドカップの開会式で演奏される楽曲の作曲など、「多才」の二文字が相応しい世界的ハーピストが、ピアノの詩人ショパンの名作の数々を、ハープの音色でどのように聞かせてくれるのか、要注目。 | |||
スペインの庭にて〜 ヴァイオリンとピアノのための小品集 ファリャ/クライスラー編曲:スペイン舞曲第1番 / シャミナード/クライスラー編曲:スペインのセレナード グラナドス/クライスラー編曲:スペイン舞曲 Op.37 No.5「アンダルーサ」 グラズノフ/クライスラー編曲:スペインのセレナーデ Op.20 No.2 / クライスラー:ラ・ヒターナ(ジプシーの女) サラサーテ:プライェーラ Op.23 No.5 /アンダルシアのロマンス Op.22 No.3 /サパテアード Op.23 No.6 / マラゲニャ Op.21 No.1 /前奏曲とタランテラ Op.43 /ノクターン・セレナード Op.45 /ツィゴイネルワイゼン Op.20 マイテ・ルイ(Vn) 二コラ・マルティン・ビスカイーノ(P) | |||
録音:時期未詳、グルノーブル音楽オーディトリアム、フランス。ヴァイオリン芸術における文化の融合の象徴的存在もあるフリッツ・クライスラーとパブロ・サラサーテが、「フランス・ヴァイオリンの庭」にスペインの風を吹き込んだ華麗かるエキサイティングなプログラム。11歳から5年間、生ける伝説イヴリー・ギトリスにヴァイオリンを師事し、マンハッタン国際音楽コンクールでの銀メダル受賞など華々しい経歴を持つフランスの女流ヴァイオリニスト、マイテ・ルイ。フランスのヴァイオリン界に吹き込んだ、情熱的なスペインの風を情感豊かなに奏で上げている。 | |||
ドビュッシーの足跡 ドビュッシー:組曲「子供の領分」/ベルガマスク組曲/版画 デュカ:牧神のはるかな嘆き クリストフ・ヴォーティエ(P|使用楽器:プレイエル) | |||
録音:2019年5月31日、7月9日、10月24日、シュレンヌ音楽院、フランス。20世紀における超絶技巧の代名詞的存在の1人、ジョルジュ・シフラの最後の弟子であるフランスのピアニスト、クリストフ・ヴォーティエがプレイエル(製作年等詳細不詳)のピアノで奏でるドビュッシーの作品集!シフラの下を巣立った後、師の名前の看板に頼ることなくイギリスへと渡り、リトアニア出身の名教師スラミタ・アロノフスキーに師事し、なんと15年もの歳月を自らの研鑽に充てたという質実なピアニストであるクリストフ・ヴォーティエが、祖国の印象派の大家、ドビュッシーの音楽に回帰。ヴォ―ティエがプレイエルのピアノで奏でるドビュッシーは、1音1音を確実に丁寧に紡いでゆくスタイル。他のモダーン・ピアノでの煌びやかで色彩感豊かなドビュッシーとは一味異なる特徴的な演奏を披露してくれている。 | |||
デュパルク:歌曲集 悲しき歌/ため息/戦いの起こった国へ/旅への誘い/波と鐘/エレジー/恍惚/ ロズモンドの館/フィレンツェのセレナード/フィディレ/ラメント/遺書/前世 エマニュエル・キュリー(Br) サンドラ・シャモー(P) | |||
録音:2019年4月18日-20日、プリュレ・ド・シラン、フランス。現存する作品は限られているものの、19世紀後半〜20世紀前半のフランスにおける歌曲の大家としてその名を歴史に遺すアンリ・デュパルク(1848-1933)。カリオペ(Calliope)が贈るデュパルクの歌曲集は、13曲の作品を作曲年代順に配置。デュパルクの限られた作品、作曲期間の中での変遷を表現したフランスのレーベルならではの好プログラム。エマニュエル・キュリーはコンテンポラリー・ダンサーからバリトン歌手へと転身を遂げたユニークな経歴の持ち主。ヴェルサイユ・バロック音楽センター、スタジオ・ヴェルサイユ・オペラで研鑽を積み、ブクステフーデからリゲティまで、幅広いレパートリーを持ち味として活躍している。 | |||
J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869 |
ヴァンサン・ベルナール(Cemb) | ||
録音:2019年3月9日-11日、4月14日-15日、レーマーシェン、ルクセンブルク。メス、リヨンからシュトゥットガルト音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルムへと渡り、オルガン、チェンバロ、通奏低音、ヒストリカル・オルガンの演奏法の研鑽を積み、2009年にはフランスのピリオド・アンサンブル、イル・デリリオ・ファンタスティコを創設し、ヴィヴァルディ演奏のスペシャリストとして国内外から高評価を得ている1987年生まれのフランスの古楽奏者ヴァンサン・ベルナール。イル・デリリオ・ファンタスティコとの2枚のヴィヴァルディ作品集に続いて繰り出してきたのは、自身のチェンバリストとしての真価を世に問うJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」!アンドレア・マルコンやイェスパー・クリステンセン、イヴ・レヒシュタイナー、ベルンハルト・ハースなどの名手たちから授けられたバッハ解釈を、2018年にマティアス・クラーマーによって製作された1728年制のクリスティアン・ゼルのチェンバロのレプリカ・モデルで披露してくれる。フランス古楽界から登場するバッハの平均律。フランスのエスプリがどのようにバッハの解釈を色付けしているのか、楽しみな演奏の登場。 | |||
CAvi−MUSIC (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)2020年から国内代理店変更。これまで品番は "4260085-5xxxxx" という表記でしたが、新代理店は頭五桁の "42600" (ほぼ全アイテムで同一)と末尾一桁をカットしてハイフンを省き "855xxxx" という形式(本体に記載されているもの)で管理しており、当店もそれに倣います(例: 4260085-534746 → 8553474 )。# "855xxxx" 形式の品番表記(従来の形式では 4260085-5xxxxx )は、NAXOS レーベルにほぼ同じ品番のもの(2桁目にピリオドが入るかどうか)がありますので、ご注意下さい。旧譜はこちらから。 | |||
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.134 ナタリア・プリシェペンコ(Vn) ディーナ・ウゴルスカヤ(P) | |||
録音:2016年4月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン。1973年ソ連(シベリア)生まれ、アルテミス四重奏団の第1ヴァイオリンとして18年間活動し多くの賞を受賞してきたヴァイオリニスト、ナタリア・プリシェペンコが、同じ1973年ソ連(レニングラード)生まれの名ピアニスト、ディーナ・ウゴルスカヤと共演したアルバム。2019年に癌で亡くなったウゴルスカヤが、長い闘病によって体調が悪化しているなかでこだわり抜いた晩年の録音。多くの共通点を持ちながら、まったく異なる道を歩むこととなったプロコフィエフとショスタコーヴィチ。互いに批判しながらも、営業を受け、認めあってきたロシアの巨匠たちのヴァイオリン・ソナタを、現代ロシアの名女流奏者たちが奏でる。 | |||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集 Vol.3 (完結編) ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」/ 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796-1875)編曲|ピアノ三重奏版) ベートーヴェン・トリオ・ボン [ジンサン・リー(P) ミハイル・オヴルツキ(Vn) グリゴリー・アルミャン(Vc)] | |||
録音:2019年4月、ドイツ放送室内楽ホール、ケルン。ゲオルギー・スヴィリードフやアレクサンドル・アリャビエフを含むロシアのレア・レパートリーとオーケストラ作品からの「ピアノ三重奏アレンジ」の録音・演奏でその実力を知らしめて来たドイツ気鋭のピアノ三重奏団、ベートーヴェン・トリオ・ボン(BTB)。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のためのオリジナル作品と、管弦楽作品からのピアノ三重奏アレンジを1曲ずつ組み合わせて対比させるという、こだわりのプログラムで贈る全3巻のシリーズ。最終巻となる第3巻は、ベートーヴェンの名曲ピアノ・トリオ、「街の歌」と交響曲第6番「田園」の組み合わせ。当時オーケストラ作品の室内楽版は日常的に作られており、「田園」も(当初はその革新性ゆえにあまり評価されなかったにもかかわらず、)初演から数十年の間に、弦楽六重奏、ピアノ2手、4手、8手、フルート四重奏などのアレンジ版が登場している。最初にピアノ三重奏版を書いたのは、ブラームスの友人でもあったというフルートの名手(ゲヴァントハウスo. のメンバー)、クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796-1875)。 | |||
CENTAUR (米) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)既案内分はこちらから。 | |||
R.シュトラウス:若き日の作品集 ブルレスケ(*) /セレナーデ Op.7 / 組曲 変ロ長調 Op.4 |
グリゴリオス・ザンパラス(P;*) ジョン・ セアンデル・ミッチェル指揮 ボフスラフ・マルティヌーpo. | ||
録音:2014年11月11日-13日、コングレス・センター、チェコ。ギリシャ出身のピアニスト、ザンパラスとセアンデル・ミッチェルのコンビは、ルビンシテインの5つのピアノ協奏曲を全曲録音している(第1番: CRC-3462 /第2番:CRC-3320 /第3番&第4番:CRC-3032 /第5番:CRC-3204)。今回は、ブラームスとワーグナーの影響を受けて作曲されたシュトラウスの若書きの3作品。 | |||
クープラン&ラモーの再発見 クープラン:クラヴサン奏法より前奏曲〔第1番−第8番〕 ラモー:クラヴサン曲集〔第3組曲/第4組曲〕 |
ルーカス・ウォン(P) | ||
録音:2017年6月29日-30日、ファツィオリ・コンサート・ホール、イタリア|使用楽器: Fazioli Model F 308 。ルーカス・ウォンはカナダ出身のピアニストとしてアメリカやコロンビア、香港でも活躍し、ソング・フェスティヴァルなども手掛け、ピアニストの他にも教育学者、声楽のコーチとして多様なキャリアを積んでいる。クープランとラモーのクラヴサン作品をファツィオリ・ピアノで繊細に美しく奏でるルーカス・ウォンに注目。 | |||
マック・デイヴィス:歌曲集 恐怖の対称/サークルとホイールの歌/子供の娯楽のための讃歌/ファルコン/ 5つのエリザベス朝の抒情詩/主があなたを祝福し、あなたを守られるように リンダ・ポストン=スミス(S) ロバート・カール・スミス(P) Fearful Symmertry / Lynda Poston-Smith, Robert Carl Smith | |||
録音:2016年5月15日-17日、スミス・レジデンス、テキサス、 US 。アメリカの作曲家、マック・デイヴィスによる24の歌曲集。様々な詩に基づいた作品の数々を、マンハッタン音楽院とジュリアード音楽院で研鑽を積んだ夫婦デュオで贈る。 | |||
ブラームス:チェロ作品集 チェロ・ソナタ〔第1番 ホ短調 Op.38 /第2番 ヘ長調 Op.99 〕/ アルト、ヴィオラもしくはチェロとピアノのための2つの歌 Op.91 フィッシャー・デュオ[ノーマン・フィッシャー(Vc) ジーン・キアマン(P)] アビゲイル・フィッシャー(Ms) | |||
録音:2015年5月11日-13日、2016年12月21日、ステュード・コンサート・ホール、ライス大学シェパード音楽学校、テキサス、 US 。1971年に結成され、間もなく50周年を迎えるベテラン夫婦デュオ、フィッシャー・デュオ。彼らはとりわけ、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンの作品に精通しており、今作では、ブラームスの2つのチェロ・ソナタに加え、娘のソプラノ歌手アビゲイルとともに2つの歌を収録している。 | |||
バロック・アコーディオン ヴィルヘルム・ヒエロニムス・パッヘルベル:トッカータ ト長調 / ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV.174 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543 / パルティータ第3番 イ短調 BWV.827 /前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 D.スカルラッティ:ソナタ〔イ長調 L.293 /嬰ヘ短調 L.481 /イ長調 L.43 〕 ヨハン・パッヘルベル:トッカータ ホ短調 P.462 / クープラン:キリエのフーガ ウィリアム・ポップ(アコーディオン) | |||
録音:2016年-2017年、ウィリアム・ポップ音楽スタジオ、ラブランド、 US 。アメリカのベテラン・アコーディオン奏者、ウィリアム・ポップが素晴らしきバロック作品の数々をアコーディオン独奏で描く作品集。ポップは、20年間アメリカ空軍バンドに所属し、空軍弦楽団と、アメリカ国内、ヨーロッパ、アジアと幅広く演奏ツアーを行っている。 | |||
グランド・ロシアン チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ第1番 ト長調 Op.37「グランド・ソナタ」 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.28 アルバート・ティウ(P) | |||
録音:2017年8月9日-13日、シンガポール。アルバート・ティウはアメリカ最古のクラシック音楽レビュー誌であるアメリカン・レコード・ガイドから「珍しい才能のアーティスト」と呼ばれ、カナダ、スペイン、フィンランドの代表として1996年に南アフリカのプレトリアで開かれたUNISA国際ピアノコンクールに出場し、1位を受賞した。ロシアの音楽史に影響を与えたチャイコフスキーとラフマニノフのピアノ・ソナタ作品を実績のあるアルバート・ティウが精巧で魅力的に演奏しているアルバム。 | |||
アントニオ・フアナス(1755頃-1819以降):世界初録音の合唱作品集 エルサレムよ, 主を讃めたたえよ/われは信ず/天の女王, 喜びませ/晩課/エレミヤの哀歌/ 幸いなるかな/聖三位一体の朝課のための8つのレスポンソリウム/エルサレムよ、主を讃めたたえよ R.ライアン・エンドリス指揮コレギウム・ムンディ・ノーヴィ、ヴァリアント6 | |||
録音:2017年7月2日-4日、ソナート・レコーディング・スタジオ、ニューヨーク、 US 。1791年から1815年にかけて400以上もの作品を残したとされる、スペインで活躍した作曲家、アントニオ・フアナスの初録音となる合唱作品集。コルゲート大学の音楽科で助教授、合唱と声楽の音楽監督を務める、R. ライアン・エンドリスの手腕で知られざる18世紀の重要な作曲家の作品を現代に伝える好企画。 | |||
未来の自分に宛てた手紙〜ニック・レヴェル:ヴィオラ作品集 アイスブレーカー/ミラージュ/ドングリを食べる5つの方法/パルス・ノイズ/ハム・ジャム5/ イン・デイ・ドリーム/ランドスケープ/ヴィオラ・ケーキ/ワーシー・オヴ・ラヴ (J.S.バッハの前奏曲 ハ短調より)/ニックン・ノラ/リベルタンゴ/メガブリップ/ドットダッシュ ニック・レヴェル(Va) | |||
録音:2016年-2017年、アメリカ。アメリカのヴィオラ奏者、作曲家として活躍するニック・レヴェルのソロ・デビュー・アルバム。スタイル、ジャンルにとらわれず、絶えず変化し続けるヴィオラの魅力を伝える自作自演作。 | |||
おとぎ話〜マーク・ラッキー: おとぎ話/スタースケープス/クラリネットとファゴットのためのアウトサイド・ザ・ブルーバード/ おとぎ話・リミックス(ジュリアン・デイトによるリミックス) マリッサ・ラバント(Fl) キャレブ・ヴォーン=ジョーンズ(Vc) マーク・エドワーズ(G) パトリック・ローレット(Perc) マーク・ラッキー(アパラチアン・ダルシマー/ベース/シンセサイザー/他)他 | |||
録音:2012年1月22日、2016年5月20日、2017年1月17日、アメリカ。マーク・ラッキーのデビューアルバム。クラシック、ロック、エレクトロニカ、などジャンルにとらわれない多彩な作品が収録されており、7曲目の「Outside the Bulebird」は、アメリカの民族弦楽器であるアパラチアン・ダルシマーが使用されている。後半にはジュリアン・デイトによる「Fairy Tale」のリミックス作品を収録。 | |||
アジアン・ソウル〜デイヴィッド・ローブ(1939-):ヴァイオリン作品集 コガク(*) /アジアン・ウインズ/ソナチネ/インティメイト・シーン/ Ayung sungai 茂木うらら(Vn;*) トレヴァー・ホーフェリッチ(Vn;*以外) | |||
録音:2017年2月-5月、カレイドスコープ・サウンド、ニュージャージー、 US 。日本の伝統楽器にも造詣の深いアメリカ人作曲家、デイヴィッド・ローブ(1939-)のヴァイオリンのための作品集。ソロや室内楽で数々の賞を受賞し、現在ニューヨークを拠点に活躍している日本人ヴァイオリニスト、茂木うららが故郷の風景を華麗に描く。 | |||
アメリカン・クラシック・イングリッシュ〜オルガン作品集 アレック・ローリー:オルガンのための組曲 / チャールズ・ヒューバート・パリー:コラール前奏曲集 フランク・ブリッジ:オルガンのための3つの小品 / ヒーリー・ウィラン:コラール前奏曲集 バジル・ハーウッド:オルガン・ソナタ第1番 嬰ハ短調 Op.5 ジョビー・ベル(Org) | |||
録音:2016年3月14日-16日、ファースト・バプテスト教会、アメリカ。ジョビー・ベルは、2000年に全米若手アーティスト・コンクール・イン・オルガン・パフォーマンスで第2位とオーディエンス賞を受賞した。2004年からは音楽学校の教員を務め、オルガンやキリスト教音楽を教えている。練習し築き上げた技術とオルガン音楽の認識を高めることへの熱心なジョビー・ベルの思いが感じられる、イギリスのオルガン作品のアルバム。 | |||
シュナーベル&シューベルト:ヴァイオリン作品集 アルトゥール・シュナーベル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934 ウィリアム・ハーヴィー(Vn) フレデリック・チュウ(P) | |||
録音:2018年1月3日-4日、2月13日、 WFMT スタジオ、シカゴ、 US 。メキシコを代表するオーケストラ、オルケスタ・シンフォニカ・ナシオナルのコンサートマスターを務め、ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家と多岐に活躍するウィリアム・ハーヴィー。20世紀前半を代表するベートーヴェン弾きと知られる、アルトゥール・シュナーベルが書いた、45分にも及ぶ無伴奏ヴァイオリンのための大作と、シューベルトの傑作のひとつに数えられる幻想曲をカップリングしたアルバム。 | |||
CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | |||
ニュー・コンチェルト〜J.S.バッハ:弦楽によるオルガン作品集 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 /おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV.622 /幻想曲 ト長調 BWV.572 / 前奏曲 変ホ長調 BWV.552 /トリオ・ソナタ第6番 ト短調 BWV.530 〜ヴィヴァーチェ/ いと尊きイエスよ、われらはここに集いて BWV.731 /幻想曲 ハ短調 BWV.562 / トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV.527 /いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV.659 /前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539 ペーテル・バルシ(Vn)指揮カプリコルヌス・コンソート・バーゼル | |||
録音:2020年1月20日-23日、聖十字架カトリック教会、ビンニンゲン、スイス。スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだアーティスト達によって2006年に結成されたピリオド・アンサンブル、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル。ハンガリー出身のバロック・ヴァイオリニスト、ペーテル・バルシ(バルチ)が創設者兼第1ヴァイオリン&芸術監督を務めるカプリコルヌスの新たな録音は、バッハのオルガン独奏作品をストリング・アンサンブル(弦楽器と通奏低音)用にアレンジした注目盤。こうしたミュージカル・パロディは、音楽の歴史において常に行われており、とりわけJ.S.バッハは自分の作品を新しい形で転用することに優れていた。ここでは「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」などの有名オルガン曲が、弦楽器のまったく新しいサウンドに生まれ変わるが、ペーテル・バルシらによる優れた H.I. P. (歴史的情報に基づく演奏)により、バッハの本来の音楽的意図を妨げないよう慎重に再構成が行われている。 | |||
COLLEGIUM 価格帯B:1枚あたり¥2530(税抜¥2300)日本でも絶大な人気を誇る、イギリスを代表する合唱界の巨匠ジョン・ラッター(1945-)の自主レーベル。旧譜はこちらから。 | |||
含・初出音源〜スタンフォード&ハウエルズ・リメンバード スタンフォード: イヴニング・カンティクルズ ト長調〔マニフィカト/ヌンク・ディミッティス(*) 〕/ マリアが庭を通ったとき/天からの声を聞いた/ラテン・マニフィカト Op.164 (*) / イヴニング・カンティクルズ 変ロ長調〔マニフィカト/ヌンク・ディミッティス〕/ 神の近くを歩くために/テ・デウム ハ長調 ハウエルズ: レクイエム/グロスター・サーヴィス〔マニフィカト/ヌンク・ディミッティス(*) 〕/ 主を恐れることは/鹿が谷川を慕いあえぐように/ロング・ロング・アゴー/すべての私の望みは ジョン・ラッター指揮ケンブリッジ・シンガーズ ウェイン・マーシャル(Org) | |||
録音:1992年2月、イーリー大聖堂、 UK |リマスター:2020年5月| (*):初出音源|旧品番: CDLCD-118 (1CD) 〔発売:1992年|廃盤〕。スタンフォード&ハウエルズの宗教合唱作品集が新装リリース。(*)の3曲は、オリジナル盤リリースの際にはCD1枚に収めるために未収録となっていたが、今回の復刻盤では、CD2枚組にすることによってその3曲も収録した完全盤として復刻している。英国教会音楽レパートリーに多大な貢献を果たしたスタンフォードとハウエルズの聖なる響きを、ケンブリッジ・シンガーズの明瞭な歌声でお楽しみ頂きたい。 | |||
ア・バンケット・オヴ・ヴォイス〜多声部合唱のための音楽 ゲレーロ:2人のセラフィム / アレグリ:ミゼレーレ / カルダーラ:十字架につけられ ザムエル・シャイト:よい羊飼いはよみがえられた / タリス:御身よりほかにわれは(40声のモテット) フィリップス:アヴェ・レジナ・チェロルム / ブラームス:祝辞と格言 メンデルスゾーン:われら人生の半ばにありて/聖なるかな / J.S.バッハ:主に向かって歌え、新しい歌を ジョン・ラッター指揮ケンブリッジ・シンガーズ | |||
録音:1993年2月、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン大ホール、 UK |リマスター:2020年5月|旧品番: CDLCD-123 〔発売:1994年|当店未案内、廃盤〕。 長らく廃盤となっていたアルバムのうれしい復刻。「多声部合唱のための音楽(Music for multiple choirs)」と副題のついたこのアルバムでは、多声部音楽の代表作であるトマス・タリスの「40声のモテット(Spem in alium)」や、教会音楽史上最高傑作の1つ、グレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」など、初期ポリフォニーの名曲を中心に、J.S.バッハやブラームス、メンデルスゾーンらによる二重合唱や多声部のためのモテットも収録した見事なプログラム。キャロライン・アシュトンやパトリック・クレイグらの名歌手をジョン・ラッターが率いた名唱。 | |||
DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | |||
オーアヴルム ベルターリ、メールラ、モンテヴェルディ:チャコンナ ヘンデル:私を泣かせて下さい(歌劇「リナルド」 HWV.7bより) / カストルッチ:ソナタ ニ短調 Op.1 No.10 A. マルチェッロ:協奏曲 ニ短調〜アダージョ(装飾はJ.S.バッハの BWV.974より) マレ:スペインのフォリアからのセレクション 作曲者不詳:あなたの目は愛の瞳(ロバート・ダウラウンド編纂「音楽の饗宴」より) フレイヤ・ウェーリー=コーエン(1989-):カフェイン / アントニオ・ソレル:ファンダンゴ ニ短調 R.146 コレッリ:コレッリの第5ソロによるフェイヴァリット・ジグ(ヴァレンティーニによるディヴィジョンを伴う) ファルコニエーリ:甘美な旋律とそのコレンテ / 作曲者不詳(16世紀):ラ・モニカ(若い娘) ピエール=フランシスク・カルーベル:スパニョレッタ 作曲者不詳:ダフネが飛び立ったとき(ヤコブ・ファン・エイクによるディミニューション) パーセル:美しい島(歌劇「アーサー王」Z.628と「英国のオルフェウス」より) ジョン・ダウランド:エセックス伯のガリアード / ヘンデル:ジグ(歌劇「ペルシャ王シロエ」 HWV.24より) ギャレス・ムーアクラフト(1990-):ダイアリーズ・オヴ・ジ・アーリー・ワーム 作曲者不詳(14世紀):トリスターノの嘆き - ラ・ロッタ タベア・デブス(リコーダー) ジョナサン・リース(ヴィオラ・ダ・ガンバ) アレックス・マッカートニー(テオルボ/G) | |||
録音:2020年2月12日-13日、セント・メアリー教区教会、エディンバラ、スコットランド、 UK 。2020年で創設20周年を迎える、エディンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、若き才能を支えるイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携! YCATはこれまでもショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきた。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。第1弾は、2019年にリコーダー奏者協会/ MOECKコンクールで第1位受賞、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭でソロイスト賞受賞などを果たし、2020年にはラ・セレニッシマやイングリッシュ・コンサートと共演するドイツのリコーダー奏者、タベア・デブス。古楽から現代音楽まで、常にリコーダー音楽の新たな地平を見渡し、タイムズ紙からは「カリスマ的ヴィルトゥオーゾ」と称されたタベア・デブスが、ルネサンスとバロックの名品、そしてフレイヤ・ウェーリー=コーエンとギャレス・ムーアクラフトがタベア・デブスのために書いた現代の作品で、エレガントな技巧を披露する。 | |||
DREYER−GAIDO (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから 。 | |||
室内楽・献呈・我が心は〜アナトリュス・シェンデロヴァス(1945-2019): 弦楽四重奏曲第1番[コルドスSQ /録音:2016年]/ ヴォイス、フルート、弦楽四重奏、ピアノと打楽器のための「深い井戸」 [リオラ・グロドニカイテ(Ms) アンドリュス・ラジュキナス(Fl) コルドスSQ アナトリュス・シェンデロヴァス(P) パヴェル・ギュンター(Perc)/録音:2007年]/ サクソフォン、アコーディオン、弦楽四重奏、パーカッションとトロンボーンのための「エクソダス」 [リュダス・モチクーナス(Sax) ライモンダス・スヴィアチケヴィチュス(アコーディオン) コルドスSQ アルカディリュス・ゴテスマナス(Perc) マリウス・バルチュティス(Tb)/録音:2004年、ライヴ]/ 弦楽四重奏曲第2番(チェンバロとチャイム付き) [コルドスSQ アナトリュス・シェンデロヴァス(Cemb/チャイム)/録音:2007年]/ ヴォイスと弦楽四重奏のための「シギタス・ゲーダによる4つの詩」 [ヨアンナ・ゲドミナイテ(S) コルドスSQ ]/ ピアノ三重奏と交響楽団のための協奏曲[カスカドス・ピアノ三重奏団 モデスタス・ピトレナス指揮リトアニア国立so./録音:2017年、ライヴ]/ パーカッションと弦楽オーケストラのための協奏曲「ギュントのために」[パヴェル・ギュンター(Perc) ドナータス・カトクス指揮聖クリストフォロス室内o./録音:2011年、ライヴ]/ ピアノ、ヴァイオリン、チェロと室内管弦楽のためのトリオ・グロッソ(大三重奏曲) [フォルトヴィーヴォ・ピアノ三重奏団 ヴィータウタス・ルコチュス指揮クライペダ室内o./録音:2019年、ライヴ]/ チェロ、合唱、鍵盤楽器とso. のための「我が心は」[ダーヴィド・ゲリンガス(Vc) ヤウナ・ムジカ室内cho. インドレ・バイクシュティテ(P/チェレスタ/Cemb/シンセサイザー) モデスタス・ピトレナス指揮リトアニア国立so./録音:2015年、ライヴ]/ 室内交響曲[ダーヴィド・ゲリンガス指揮リトアニア室内o./録音:2018年、ライヴ]/ チェロと弦楽四重奏のための「ダーヴィドの歌」[ダーヴィド・ゲリンガス(Vc) コルドスSQ /録音:2008年] | |||
2019年にその生涯を閉じた現代リトアニアを代表する偉大な音楽家、アナトリュス・シェンデロヴァス(1945-2019)へと捧げる豪華3枚組の作品集。度々この巨匠の作品を取り上げてきたリトアニア出身の名チェリスト、ダーヴィド・ゲリンガスの演奏を始め、Dreyer Gaidoレーベルに録音されてきたシェンデロヴァスの様々な編成による室内楽、協奏的作品がまとめられている。 | |||
DUX (波) 〔含映像商品〕 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから | |||
ポーランドのチェロ「2」 バチェヴィチ:チェロ協奏曲第2番 / ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番(*) ロマン・ヤブウォンスキ(Vc) タデウシュ・ストゥルガワ指揮 イェジ・カトレヴィツ指揮(*) ポーランド放送so. | |||
録音:1996年12月5日、1984年3月3日、ポーランド放送、カトヴィツェ、ポーランド。「2(第2番)」をテーマとした、20世紀ポーランドのチェロ協奏曲集は、バチェヴィチ、そしてペンデレツキという大物2人の作品を収録。モスクワ音楽院とイェール大学で研鑽を積んだロマン・ヤブウォンスキは、現代のポーランドにおけるチェロ界の大御所的存在の1人。ルトスワフスキとの親交も厚く、そのチェロ協奏曲の理解者として知られるなど、近現代のポーランド作品への造詣の深さは非常に高い評価を受けており、(*)もポーランド初演している。 | |||
タンスマン:ピアノ協奏曲第1番 バチェヴィチ:ピアノ協奏曲 |
ユリア・コチュバン(P) パヴェウ・プシトツキ指揮 アルトゥール・ ルービンシュタインpo. | ||
録音:2019年9月2日-6日、グラジナ&キェイストゥット・バチェヴィチ音楽アカデミー、ウッジ、ポーランド。20世紀のポーランドが輩出した2人の偉大な作曲家、アレクサンドル・タンスマン(1897-1986)と、グラジナ・バチェヴィチ(1909-1969)の知られざる「ピアノ協奏曲」をカップリングしたポーランドのレーベルならではの好企画。「六人組」への加入の誘いを受けるなど、保守的なポーランドではなく、フランスを主な活躍の舞台としたタンスマン。1925年に作曲されたピアノ協奏曲第1番は、新古典主義の作風でありながらも、どことなくフランスの和声も感じさせる秀作。国際的な名声を得た最初のポーランド人女流作曲家、グラジナ・バチェヴィチ。ピアノ協奏曲は世界的評価を得た1953年のピアノ・ソナタ第2番の少し前となる1949年に作曲されており、ナディア・ブーランジェ直伝の作曲技法が発揮された代表作の1つ。ソリストのユリア・コチュバンは、ワルシャワのショパン音楽大学とザルツブルクのモーツァルテウムで、ピオトル・パレチニとパヴェル・ギリロフに師事したポーランドの才媛。バチェヴィチ・インターナショナル・サマー・アカデミーを創設し、ディレクターに就任、バチェヴィチの作品の発掘と解釈に定評のあるピアニスト。 | |||
スピサク:ピアノ独奏作品&室内楽作品集 ピアノ組曲/ヴァイオリン・ソナタ/ 2台ピアノのための協奏曲(*) |
アンナ・クジャイツカ= ヤクレヴィチ(P) アダム・モクルス(Vn) ウカシュ・トレプチンスキ(P;*) | ||
録音:2017年1月8日、15日、2月17日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー、カトヴィツェ、ポーランド。父がアルコール中毒だったことにより、苦難の少年時代を過ごした苦労人でもありながらも、バチェヴィチ、ナディア・ブーランジェ、ルトスワフスキから賛辞を寄せられた20世紀ポーランドの作曲家、ミハウ・スピサクのピアノと室内楽作品集。ナディア・ブーランジェにその才能を見出されたスピサクは、1955年に開催されたオリンピックの公式アンセムを選出すコンクールでグランプリを受賞するという快挙を達成。1956年のメルボルン・オリンピックの開会式でその混声合唱とオーケストラのために書かれたアンセムが演奏されるという、サクセスストーリーの持ち主。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.1 モニューシュコ:弦楽四重奏曲〔第1番 ニ短調[アトマSQ ]/第2番 ヘ長調[ネロSQ ]〕/ 子守歌/ワルツ 変ホ長調[エリク・パルチャンスキ(P)]/ 夜想曲/ポロネーズ/ダニエルのポルカ[ダニエル・ジオムコ(P)]/ 4手連弾のためのコントルダンス[アンドリウティ=シェムチュク・ピアノ・デュオ] ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキ(1869-1928): 紡ぎ手[ミハウ・ジェヴィオル(P)]/ ピアノのためのパラフレーズ〜スタニスワフ・モニューシュコによる「古い兵長」[ジーモン・アティス(P)]/ ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.2 〜アンダンテ・コン・モート[アペイロン・トリオ] | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。19世紀-20世紀ポーランドにおける知られざる作品の再評価を主目的とし、ポーランド南東の都市ジェシュフで開催された「第1回スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール」のライヴ録音集。 すべてコンクールに参加したアーティストたちの演奏ではないかと思われるが、Vol.5 までは作曲家別になっており、入賞者の演奏は Vol.6 に収録。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.2 フランティシェク・レッセル(1780頃-1838): 弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調 Op.19 [アトマSQ ]/ピアノ三重奏曲 ホ長調 Op.5 [クオレ・ピアノ三重奏団] ルドミル・ルジツキ(1883-1953): イタリア Op.50 [ミハウ・ジェヴィオル(P)]/ピアノ五重奏曲 ハ短調 Op.35 [セプテム五重奏団]/ ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための「ラプソディ」 Op.33 [アペイロン・トリオ] | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.3 モシュコフスキ:演奏会用練習曲 変ト長調 Op.24 No.1 [パヴェル・ドンブロフスキ(P)]/ 火花 Op.36 No.6 [ダニエル・ジオムコ(P)]/ 練習曲 変ニ長調 Op.72 No.12 [アダム・ピオルコウスキ(P)]/ 練習曲 変イ短調 Op.72 No.13 [エリク・パルチャンスキ(P)]/ スペイン舞曲 Op.12 [アンドリウティ=シェムチュク・ピアノ・デュオ]/ スペインのアルバム Op.21 [ノヴィ・ピアノ・デュオ] | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.4 アルトゥル・マラフスキ(1904-1957): ピアノ三重奏曲[クオレ・ピアノ三重奏団]/ おとぎ話/ブルレスケ[パウリーナ・ブホク(Vn) ヨアンナ・ソハツカ(P)]/ タトラ高地の三連画[イヴァン・シェムチェク(P)] ミハウ・スピサク(1914-1965): フモレスケ[ピオトル・パヴラク(P)]/木管五重奏曲[クラクフ・ゴールデン五重奏団]/ 2つのヴァイオリンのための組曲[ギダシェフスカ=ワグニャク・デュオ] | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.5 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.10 No.1 [ロクサナ・クヴァシュニコフスカ(Vn) ウカシュ・フジェシュチク(P)]/ ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.10 No.3 [エフィメロ・デュオ] イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867): 4手連弾のためのポロネーズ風ロンド Op.6 [アンドリウティ=シェムチュク・ピアノ・デュオ]/ ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.17 〜第1楽章 アレグロ・モデラート[クオレ・ピアノ三重奏団]/ フルートとピアノのためのアンダンテとポロネーズ風ロンド Op.42 [ポーランド・アート・デュオ] ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 [ロクサナ・クヴァシュニコフスカ(Vn) ウカシュ・フジェシュチク(P)] | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。 | |||
スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクール 2019, Vol.6〜入賞者演奏集 *ピアノ部門第1位:パヴェル・ドンブロフスキ(P) レシェティツキ:演奏曲形式のアラベスク Op.45 No.1 タンスマン:田舎風ソナタ / ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.10 No.4 *ピアノ部門第2位:ピオトル・リシャルト・パヴラク(P) グレツキ:ピアノ・ソナタ Op.6 No.1 *ピアノ部門第3位:マテウシュ・クシゾフスキ(P) マリシェフスキ:5つの変奏 Op.5 No.4 *室内楽部門第1位:ギダシェフスカ=ワグニャク・デュオ カチコフスキ:2本のヴァイオリンのための「デュオ・コンチェルタント」 ヘ短調 Op.10 No.1 パチョルキエヴィチ:2つのヴァイオリンのための「ソナチネ」〜第3楽章 プレスト *室内楽部門第2位:クオレ・ピアノ三重奏団 シマノフスキ:弦楽四重奏曲 Op.56 No.2 *室内楽部門第3位:クラクフ・ゴールデン五重奏団 キラル:木管五重奏曲 | |||
録音:2019年9月20日-27日、アルトゥール・マラフスキ・ポドカルパッカ・フィルハーモニック、ジェシュフ、ポーランド、ライヴ。 | |||
モニューシュコ:歌劇「ハルカ」〔映像商品〕
オトル・ヴァイラク指揮ブィドゴシュチュ・オペラ・ノヴァo.、cho.、バレエ団 ヤツェク・グレシュタ(B) ヨランタ・ワグナー(S) ドロタ・ソブチャク(Ms) タデウシュ・シュレンキェル(T) ウカシュ・ゴリンスキ(B−Br) ウカシュ・ヤクブザク(B) | |||
収録:2018年-2019年、オペラ・ノヴァ、ブィドゴシュチュ、ポーランド。2019年に生誕200周年を迎え、様々な新録音のリリースやコンサートでの演奏など、ポーランドを中心に大きな盛り上がりを見せた「ポーランド・オペラの父」スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)。「幽霊屋敷」と並ぶモニューシュコの代表作である「ハルカ」は、1848年に全2幕の初稿版が作曲された後、全4幕に改定。ショパンが手懸けなかった「オペラ」の分野をポーランドで発展させた立役者であり、「ハルカ」はその切っ掛けとなった重要な作品。ポーランド北東の都市ブィドゴシュチュのオペラ・ノヴァは、モニューシュコ生誕200周年を記念するため「ハルカ」の上演を計画。同国の有力なオペラの舞台監督であるナタリア・バビンスカを招聘し、実力派歌手たちをソリストに起用し大成功を収めている。 # DVD は PAL 方式のため、同方式に対応するプレイヤーでのみ再生が可能です。 | |||
ストヨフスキ:歌曲集 セレナーデ/6つのメロディ Op.33 /物言わぬ娘のフルート/ユーフォニーズ/星/5つの歌曲 Op.11 / 憧れ/残念/浅ましい/クラコヴィアク/ポロネーズ風のシャンソン/ポーランドの想い出 マグダレーナ・モレンドフスカ(S) ユリア・サモヨウォ(P) | |||
録音:2019年10月27日-30日、キェルツェ、ポーランド。ドリーブ、デュボワ、パデレフスキといった大作曲家たちに師事し「交響曲」や「ピアノ協奏曲第1番&第2番、ポーランド幻想曲などで大成功を収め、20世紀初頭にはアメリカへと渡り、NYPが初めて作品を取り上げたポーランド人作曲家となったジグムント・ストヨフスキ(1870-1946)。ポーランドにおけるロマンティシズムの代表格の1人と目され、大編成作品に注目が集まりがちだが、ワルシャワ時代、パリ時代に作曲された歌曲、民謡を題材とした歌曲はどれも佳作ばかり。ストヨフスキの知られざる魅力を解き明かす貴重な録音。 | |||
エマヌエル・カニア(1827-1887):歌曲集 2つのオーロラ/夢/ここに夢の貼り紙が/私のペット/日陰のコテージ/マズルカ/ 誰にこれの多くは/ロマンス/歌う/違う涙/最後のバラがだまされるとき/ペルシェ/ 最後の花輪/新しい春/ルリ/外国の歌い手/私の人生の歌/レースのロゼット/それのせいで ダヴィド・ビーヴォ(B−Br) ドミニカ・ペシュコ(P) | |||
録音:2019年8月6日-9日、カロル・シマノフスキ音楽院、カトヴィツェ、ポーランド。ポーランド南西部の町クルチボルク近郊のウシツェで生を受け、ワルシャワで没した19世紀ポーランドの作曲家、ピアニスト、音楽評論家エマヌエル・カニア(1827-1887)。ピアノ伴奏つきの歌曲を中心に、4声の混声合唱のための作品の分野で多くの優れた作品を遺したカニア。しかしながらその作品の大半は不完全な手稿譜としてクラクフのヤギェウォ大学の図書館に所蔵されており、今回のようにまとまった形での歌曲集としてリリースされるのは非常に珍しい。 | |||
涙ながらに ロマン・パドレフスキ(1915-1944):スターバト・マーテル ジョアンナ・ヴヌク=ナザロワ(1949-):プランクトゥス/未来の詩篇? カトヴィツェ・シティ・シンガーズ・アンサンブル「カメラータ・シレジア」 カトヴィツェ・ポーランド放送so.の器楽奏者たち、アンナ・ショスタク指揮 | |||
録音:2019年4月、6月、カトヴィツェ、ポーランド。「哀しみ」や「嘆き」をテーマとした20〜21世紀ポーランドの宗教的題材を持つ合唱作品集には、29歳という若さで他界した夭折の作曲家ロマン・パドレフスキ(1915-1944)と、作曲をペンデレツキ、指揮をスワロフスキーに師事したジョアンナ・ヴヌク=ナザロワ(1949-)の3作品を収録。 | |||
クシジャノフスカ:室内楽作品集 チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.47 (*) /ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28 (+) /弦楽四重奏曲 イ長調 Op.44 アンナ・ヴローベル(Vc;*) マウゴジャタ・マルチク(P;*) アンジェイ・ゲンプスキ(Vn;+) グジェゴシュ・スクロビンスキ(P;+) 弦楽四重奏団「カメラータ・ヴィストゥラ」 | |||
録音:2019年11月4日-5日、20日、オトレンブシ、ポーランド。両親の移住先であるフランス、パリ近郊のクールブヴォアで生を受け、パリを中心とするフランスをその生涯の活躍の場とした19世紀後期〜20世紀後期ポーランドの女流コンポーザー=ピアニスト、ハリーナ・クシジャノフスカ(1867-1937)。パリ音楽院でアントワーヌ=フランソワ・マルモンテルとエルネスト・ギローに師事し、1880年には同音楽院を一等賞で卒業した実力の持ち主。活動の場がフランスだったため、後年のバチェヴィチと比べて知名度では大きな差を付けられているものの、紛れもなく19世紀後半に世界を舞台に活躍した音楽家であり、ピアニスト、作曲家の両面で再評価が待たれる人物。 | |||
グレツキ:ソプラノ、バリトン、混声合唱と管弦楽のための オラトリオ「サンクトゥス・アダルベルトゥス」 Op.71 エヴァ・トラーチュ(S) スタニスワフ・クフリュク(Br) スワヴォミール・ホラント(語り) ミロスワフ・ヤチェック・ブワシュチク指揮シレジアン・po. & cho. | |||
録音:2019年11月27日-29日、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ポーランド。「悲歌のシンフォニー」でセンセーションを巻き起こしたグレツキが、プラハの聖アダルベルトの殉教1000周年を記念すべく1997年に作曲した荘厳なオラトリオ。当初は教皇ヨハネ・パウロ二世のポーランドへの巡礼中に初演が行われる予定となっていたものの、作曲者グレツキが病に倒れたことにより実現しなかった。その後、息子のミコワイ・グレツキが父のアーカイヴの中からオラトリオのマニュスクリプトを発見し、グレツキの死去から5年後の2015年11月4日に、ICEクラクフ・コングレスセンターの創立70周年を記念したガラ・コンサートで初演されたというエピソードを持っている。兵庫県立芸術文化センターの開館15周年記念公演「ラ・ボエーム」(2022年へ延期予定)への出演が決まっていたソプラノのエヴァ・トラーチュや、実績十分のバリトン、スタニスワフ・クフリュクの存在感も見逃せないポイント。 | |||
ETCETERA 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから 。 | |||
ポール・ジルソン〔ギルソン〕(1865-1942):サクソフォンと管弦楽のための作品集 アルト・サクソフォン協奏曲〔第1番(オリジナル・シンフォニック・ヴァージョン)(*) /第2番〕/ テナー・サクソフォンと管弦楽のための「レチタティーヴォとセレナード」(*) クルト・ベルテルス(ヒストリカルSax) ヤン・レイサム=ケーニック指揮フランダースso. | |||
(*):世界初録音、あるいは当ヴァージョンによる世界初録音。1902年に、世界で最初にサクソフォンと管弦楽のための協奏曲を書いたブリュッセル出身の作曲家、ポール・ギルソン(1865-1942)のサクソフォン協奏曲集。第1番は長い間紛失しており、近年発見されたもので、オリジナル版は世界初録音。「レチタティーヴォ(レシタティフ)とセレナード」はチェロと管弦楽のための作品から、作曲者本人によってテナー・サクソフォン版に編曲された物。ソリストは、ピアノ、ヴァイオリン、サックスの3名からなるクゴーニ・トリオ(Kugoni Trio)やアネモス・サクソフォン四重奏団のメンバーを務めるクルト・ベルテルス。現在ブリュッセル王立音楽院で初期のサクソフォンと歴史的情報に基づいた演奏(より具体的には、1867年から1904年に存在していたブリュッセル王立音楽院におけるサクソフォン・スクールの練習と演奏、レパートリー)を研究しており、ヒストリカル・サクソフォンで披露するこの協奏曲アルバムは、彼の博士研究の芸術的成果となる物。 | |||
フランク・ブリッジ:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ/ラメント(哀歌)/ 田園的小品集/ソリテュード |
ケルヴィン・グラウト(P) | ||
エリーザベト・シュヴァルツコップのマスタークラスで伴奏を務め、ジェシー・ノーマン、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、エリー・アーメリングら偉大な歌手たちの伴奏も務めてきたイギリスのピアニスト、ケルヴィン・グラウト。現在はオランダを拠点に活動しており、オランダの国際研究機関であるリート・アカデミーのディレクターも務める他、オランダでブリティッシュ・ピアノ音楽協会(British Piano Music Society/BPMS)を設立している。イギリスの知られざるピアノ音楽を紹介、演奏、録音するBPMSによる最初のレコーディングが、ブリテンの師としても知られるフランク・ブリッジ(1879-1941)のピアノ作品集。 | |||
19世紀ブリュッセルのサクソフォン ナゼール・ベークマン(1822-1900): グランド・ポロネーズ/ウェスターロ城の思い出 Op.21 (1894) /軍隊コンチェルティーノ Op.23 (1891) / 演奏会用小品〔第3番 Op.27 (1890) /第2番 Op.17 (1888) 〕/エレジー Op.14 (1889) /フランドル狂詩曲 Op.29 シャルル・ギュスターヴ・ポンスレ(1845-1903):エロディアード ポール・ジルソン〔ギルソン〕(1865-1942):即興曲(1906) / ジョンゲン(1873-1953):瞑想曲 Op.21 (1901) クルト・ベルテルス(ヒストリカルSax) ベルト・コッホ(ヒストリカルP) | |||
ブリュッセル王立音楽院で初期のサクソフォンと歴史的情報に基づいた演奏を研究するクルト・ベルテルスによる博士研究の成果となるもう一つのアルバム。19世紀のブリュッセル王立音楽院におけるサクソフォン・スクールのレパートリーを再現。生徒への教材としても使われたナゼール・ベークマンの作品を中心に、サクソフォンのための作品を1つしか残していなかったポンスレの「エロディアート」、ヴァイオリンとピアノのための作品からアレンジされたポール・ギルソンの即興曲、コール・アングレとピアノのための作品からアレンジされたジョンゲンの瞑想曲など、世界初録音を含む知られざる作品。 | |||
FONE (伊) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)今回から国内代理店変更。 1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持つイタリアのオーディオファイル・レーベル。 旧譜はこちらから(ただし、当レーベルはすべて限定盤のため、 LP のみならず SACD や CD も旧譜は多くが廃盤、入手不能となっています)。 | |||
アッカルド〜ドビュッシー&ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調/ ベルガマスク組曲〜月の光(アレクサンドル・ローレンス(1881-1948)編曲)/ 前奏曲集〜ミンストレル」(作曲家自編)/ 前奏曲集〜亜麻色の髪の乙女(アーサー・ハートマン(1881-1956)編曲)/ 忘れられた小唄〜巷に雨のふるごとく」(アーサー・ハートマン編曲) ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ/ 2つのヘブライの歌〜カディッシュ(リュシアン・ガルバン(1877-1959)編曲)/ フォーレの名による子守歌/ハバネラ形式の小品/ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲) サルヴァトーレ・アッカルド(Vn) ラウラ・マンツィーニ(P) | |||
録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ「サーラ・デル・エルメリーノ」、ミラノ、イタリア。イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したドビュッシーとラヴェルの作品集。録音を担当したジュリオ・チェーザレ・リッチは、リスナーにホールの理想的な位置にある肘掛け椅子に座って聴いているかのような、ユニークな体験をしてもらいたいと考え、その結果、アッカルドの音色を演奏されたままに捉えた自然なサウンドの1枚が出来上がった。2つのソナタをメインに、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストのための難曲から、当時の音楽家による有名曲の編曲版(アーサー・ハートマンはドビュッシーの友人、リュシアン・ガルバンはラヴェルの友人だった)まで、フランス近代音楽の魅力が詰まったアルバムとなっている。使用マイクはノイマンのU47とU48。 | |||
アッカルド〜サラサーテ: ヴァイオリンとピアノのための作品集(スペイン舞曲集ほか) マラゲニャ Op.21 No.1 /ハバネラ Op.21 No.2 /アンダルシアのロマンス Op.22 No.1 / ホタ・ナバーラ Op.22 No.2 /プレイェーラ Op.23 No.1 /サパテアード Op.23 No.2 /スペイン舞曲 Op.26 No.1 / スペイン舞曲 Op.26 No.2 /アンダルシアのセレナード Op.28 /アディオス・モンターニャス・ミアス Op.37 / ホタ・アラゴネーサ Op.27 /バスク奇想曲 Op.24 /ナバーラ Op.33(2つのヴァイオリンのための)(*) サルヴァトーレ・アッカルド(Vn) ラウラ・ゴーナ(Vn;*) ラウラ・マンツィーニ(P) | |||
録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ「サーラ・デル・エルメリーノ」、ミラノ、イタリア。イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したサラサーテ作品集。録音を担当したジュリオ・チェーザレ・リッチは、リスナーにホールの理想的な位置にある肘掛け椅子に座って聴いているかのような、ユニークな体験をしてもらいたいと考え、その結果、アッカルドの音色を演奏されたままに捉えた自然なサウンドの1枚が出来上がった。名匠の奏でる魅惑的なメロディーでいっぱいのエキゾチックなスペイン音楽をお楽しみ頂きたい。こちらも使用したマイクは、ノイマンのU47、U48。 | |||
ノン・ソロ・タンゴ〜ライヴ ルイス・バカロフ:イル・ポスティーノ / ピアソラ:南へ帰ろう / カルロス・ガルデル:首の差で ピアソラ:天使のミロンガ/天使の死/アヴェ・マリア/アディオス・ノニーノ/ 言葉のないミロンガ/エスクアロ(鮫)/オブリビオン(忘却)/リベルタンゴ マンシーニ:ピンク・パンサー フィリッポ・アルリア(P) チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン) | |||
録音:2019年4月13日、ピアッジオ博物館オーディトリアム、イタリア。舞台は、イタリア、トスカーナ州ポンテデーラにある世界的なオートバイ&車メーカー、ピアッジオ(Piaggio)の本社に併設されているピアッジオ博物館(ムゼオ・ピアッジオ)。映画「ローマの休日」でアン王女が乗ったことからも世界的な人気を得たベスパ(Vespa)など、ピアッジオの歴代製品やコンセプト車、貴重な資料などが展示されているピアッジオ博物館のオーディトリアムで行われたFONEミュージック・フェスティヴァル2019の5つのライヴ録音のうちの1つ。アルバム「デュエッタンゴ(SACD167)」が大ヒットとなったフィリッポ・アルリオとチェーザレ・キアッキアレッタが、ふたたびFONEの録音に登場。イタリアの若きピアニスト、教師、指揮者、そしてジャズ・ピアニストとしても活躍するフィリッポ・アルリオと、イタリアを代表するバンドネオン&アコーディオン奏者、チェーザレ・キアッキアレッタによる、ピアノとバンドネオンのデュオ。リベルタンゴ、オブリビオンをはじめとするピアソラの傑作集に、タンゴの名曲「首の差で(ポル・ウナ・カベサ)」、イタリア映画界の巨匠ルイス・バカロフがアカデミー賞を受賞した「イル・ポスティーノ」などまばゆいばかりの名品を情熱と哀愁のバンドネオンで披露。最後はFONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチがコレクションしている「ピンク・パンサー」のアンコールで締めくくる。使用マイクはノイマンのU47、U48、M49。 | |||
デュエンデ〜ライヴ カステルフラナート:アクアマリーナ(*) /フラメンティ・ディ・コンキーリャ(*) バルボーザ: Trem das onze (*) / カステルフラナート:アパッシオナータ(*) ニコラ・ディ・バリ:はじめての大切なもの(*) / メドレー(*) 〔トト:アフリカ/マイケル・ジャクソン:ビリー・ジーン/ビージーズ:ステイン・アライヴ/ グロリア・ゲイナー:君の瞳に恋してる/ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ〕 カステルフラナート:タイムレス、セラム(*) /ソリテュード(*) /キートス/ルイジアナ・ブルース マンシーニ:ピンク・パンサー(*) アンドレア・カステルフラナート(アコースティックG/ナイロンG;*) | |||
録音:2019年4月6日、ピアッジオ博物館オーディトリアム、イタリア。ピアッジオ博物館のオーディトリアムで行われたFONEミュージック・フェスティヴァル2019の5つのライヴ録音のうちの1つ。FONEレーベル常連アーティストの1人、イタリア出身のフィンガーギタリスト、アンドレア・カステルフラナートがアコースティック・ギターとナイロン・ギターを弾き分け、自作の新しい曲と「はじめての大切なもの(La prima cosa bella)」やマイケル・ジャクソン、ビージーズなどのメドレー曲など魅力的なナンバーを披露。こちらも最後は「ピンク・パンサー」で締めるという粋な構成。ノイマンのU47、U48、M49のマイクを使用した録音は、今回も一切の編集を行わずにライヴを自然に再現したもので、まるでライヴ会場に存在するかのような空間の追体験をお届けする物。 | |||
Anxanum アンドレア・カステルフラナート:ルイジアナ・ブルース/キートス(Kiitos)/アイ・リメンバー・ユー ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:ゲット・バック カステルフラナート:イゾレ(Isole)/スウィート・リトル・タウン/メモリーズ スティング:フィールズ・オヴ・ゴールド(*) / アル・ディ・メオラ:地中海の舞踏(*) フレッド・ブスカリオーネ:月光のノクターン(*) / ピノ・ダニエレ:クァンド(Quando)(*) アブルッツォ民謡: Vola vola (*) / ファウスト・メゾレッラ:アリア・ディ・テ(Aria di te)(*) アンドレア・カステルフラナート(アコースティックG/ナイロンG;*) | |||
録音:2018年11月、パラッツォ・スコト・ディ・セミフォンテ、チェルタルド、イタリア。イタリア出身のフィンガーギタリスト、アンドレア・カステルフラナートが、自身のオリジナル曲を含む上質なギター音楽を、アコースティック・ギターとナイロン・ギターで弾き分けた1枚。自作以外ではジョン・レノン&ポール・マッカートニー、スティングらの作品のほか、アル・ディ・メオラの有名な「地中海の舞踏」を収録している。録音はパラッツォ・スコト・ディ・セミフォンテの古い地下室でノイマン・コレクションのマイクを使用して行われ、オーディオ愛好家のリファレンスになること間違いなしの1枚となっている。ギターファンでなくとも一聴して分かる、素晴らしいサウンド。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
マリエッラ・デヴィーア(S) フランチェスカ・プロヴィッショナート(Ms) ダニエーレ・カッレガーリ指揮マルケ州立po. | |||
録音:1998年3月、ラウロ・ロッシ劇場、マチェラータ、イタリア|初出・前出CD: Fone, 98F-29 〔廃盤、入手不能〕。 音楽史上もっとも美しい宗教音楽のひとつ、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」を、「ベルカント・オペラの女王」マリエッラ・デヴィーアの名唱で。本アルバムは教会ではなく、ラウロ・ロッシ劇場の魅力的な音響空間で録音された。FONEレーベルのほかのアルバム同様「ノー・エディット」なので、収録されている全てのトラックは会場で演奏された通りの「生の音」が記録されている。声の音色、オーケストラの色彩、音の奥行きを十分に堪能できる録音。2組のマイク、2本のノイマンM49と2本のノイマンU47のみが使われている。 | |||
ハイフェッツへのオマージュ (Vol.1) ガーシュウィン:「ポーギーとベス」より〔サマータイムと女は気まぐれ/必ずしもそうでない/ブルースのテンポで/ ベス、お前は俺のもの/うちの人は逝ってしまった〕/ 3つの前奏曲 ロバート・ラッセル・ベネット:ヘクサポーダ/スロー・アンド・ロンリー ロッシーニ/カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ(「セビリャの理髪師」より) グラズノフ:瞑想曲 Op.32 / プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲 シューベルト:アヴェ・マリア / プーランク:プレスト 変ロ長調 フラウシーノ・ロドリゲス・バレ:前奏曲第15番「かがり火のそばで」 / アルベニス:セビリャ ドビュッシー:美しい夕暮れ / プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」〜仮面 アルフテル:ジプシーの踊り / リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 / メンデルスゾーン:歌の翼に サルヴァトーレ・アッカルド(Vn) ラウラ・マンツィーニ(P) | |||
録音:1997年2月、オラトリオ・デル・ゴンファローネ、ローマ、イタリア|初出・前出CD: Fone, 97F-15 〔廃盤、入手不能〕。イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドがハイフェッツに捧げた、彼のディスコグラフィーを完成させる1枚。パガニーニ作品やロマン派のヴァイオリン協奏曲の演奏で名高いアッカルドが、ハイフェッツの愛奏した小品の数々を歌心に満ちたヴァイオリンで聞かせる。録音はアッカルドと25年以上の付き合いがあるジュリオ・チェーザレ・リッチによってローマの歴史的な建物で行われ、ノイマンU47とM49の伝説的なマイクを使用、マスタリングはFONEレーベルの売りでもあるシニョリッチ・システムを用いて行われた。編集は一切行われていないので、全てのトラックは演奏されたままの状態で聴くことが出来る。 | |||
リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」 Op.35 |
ジャナンドレア・ノセダ指揮 トリノ・レッジョ劇場o. | ||
録音:2015年4月13日、トリノ・レッジョ劇場、トリノ、イタリア、ライヴ|初出・前出SACD: Fone, FONE-148SA。当盤は「 DIRECT FROM ANALOG MASTER 」が謳われており、初出盤と異なりアナログ・マスターから制作されている模様。ワシントン・ナショナルso. の音楽監督に就任し、2021-2022シーズンからはチューリヒ歌劇場の音楽総監督への就任が決定、すでに巨匠としての風格を漂わせるイタリアの灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダが、2007年から2018年まで音楽監督を務めていたトリノ・レッジョ劇場(トリノ王立歌劇場)のオーケストラとのコンビで濃密かつカラフルに描いた「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」の世界!「千夜一夜物語」の語り手、シェエラザード(シェヘラザード)の物語から着想を得て作曲されたリムスキー=コルサコフの最高傑作である「シェエラザード」。そのドラマチックな演奏は、ノセダとトリノ・レッジョ劇場の蜜月時代を代表する名演の1つと言っても過言ではないだろう。 FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはこの録音に関して、「このレコーディングで私は、聴く人に独自の体験をしていただきたいと思っている。それはまるで、非常に高い位置-劇場の一等席の3列目の高さ〜に置かれたアームチェアに座って聴いているかのようだ。この位置だと、サウンドに音場の効果が生まれ、前後・左右・上下の音の広がりを大いに味わっていただくことができる。」と述べている。レコーディングに使用されたマイクはノイマンのU47。このSACD盤は、マスタリングテープレコーダー「Ampex ATR102」によって録音、作成されたアナログ・マスターから製作された。 | |||
マーラー:交響曲第9番 ニ長調 | ジャナンドレア・ノセダ指揮 トリノ・レッジョ劇場o. | ||
録音:2017年10月20日-21日、トリノ・レッジョ劇場、トリノ、イタリア、ライヴ。熱き巨匠、ジャナンドレア・ノセダとトリノ・レッジョ劇場o. のコンビによるマーラー・チクルスの第2弾となったのが2017年に演奏された交響曲第9番。「死」や「別離」といった厭世的なテーマが全編を支配し、マーラーの最後の完成されたシンフォニーとなった交響曲第9番の深淵を、ノセダが蜜月時代にあったトリノ・レッジョ劇場o. と共に紐解いていく。このマーラーの9番でジュリオ・チェーザレ・リッチが使用したマイクは、ノイマンのU47、U48、M49の3セット。トリノ。レッジョ劇場のアコースティックな空間、残響を最大限に生かした録音となっている。 | |||
デュエッタンゴ〜ピアソラ:作品集 ワルツになった詩(P/Vo) /ブエノスアイレスの春(P/Ba) /天使のミロンガ(P/Ba) /受胎告知のミロンガ(P/Ba/Vn/Vo) / アディオス・ノニーノ(P/Ba) /オブリビオン(忘却)(P/Ba/Vn/Vo) /エスクアロ(鮫)(P/Ba/Vn) /天使の死 (P/Ba) / タンゲディア (P/Ba) /ミケランジェロ70 (P/Ba/Vn) /ビオレンタンゴ(P/Ba) /街路樹と煙突に寄せる手紙(P/Vo) フィリッポ・アルリア(P;P) チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン;Ba) フェルナンド・スアレス・パス(Vn:Vn) セシリア・スアレス・パス(Vo;Vo) | |||
録音:2015年7月、ピアネッロ・ヴァル・ティドーネ市立劇場。最高峰のタンゴ・ヴァイオリニスト、フェルナンド・スアレス・パスも参加!Foneの高音質で愉しむピアノとバンドネオンの二重奏!ピアソラ作品において、六重奏曲あるいは四重奏曲の中の要素として2次的な役割を果たすことの多いピアノと、ヴァイオリンと独占的に対話をすることの多いバンドネオンにスポットライトを当てた1枚。ピアノを担当しているフィリッポ・アルリアは、ピアノとバンドネオンが単独でも見事に相互作用し、必要に応じてヴァイオリンやヴォーカルと対話することで、ヴィルトゥオジティと重要な音の存在感を失わずにいられることをこの録音で証明したい、と述べている。本アルバムは作曲者のピアソラと、いくつかのトラックで演奏に参加している元ピアソラ楽団のヴァイオリニスト、フェルナンド・スアレス・パスに捧げられている。ヴォーカルのセシリアは彼の娘で、彼女の繊細な歌声がアルバムに説得力を加えている。一流の演奏をクリアな録音でお楽しみ頂きたい。 | |||
イタリアのホルン作品集 ニーノ・ロータ/ドメニコ・チェッカロッシ編曲:山の城 / レオーネ・シニガーリャ:2つの小品 Op.28 アンニバーレ・ブッキ:3つの歌 / モシェレス:ロッシーニのアルバムの綴り「主題と変奏」 Op.138b ドニゼッティ:不吉な愛 / ロッシーニ/ジャック=フランソワ・ガレ編曲:幻想曲 ロッシーニ:前奏曲、主題と変奏 / ファブリツィオ・フェスタ: Dolce lumen (*) / Forse davvero (*) シモーネ・バロンチーニ(Hr) ウンベルト・ファンニ(P) アドリアーナ・マルフィージ(S;*) | |||
録音:1997年3月、サン・フランチェスコ教会、スキーオ、イタリア|初出・前出CD: Fone, 98F-23 〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。珍しいレパートリーを含む、イタリアのホルン作品集。のびのびとした明るく朗らかな音から、野性味あふれる刺激的な音まで、バロンチーニのホルンを空気感まで捉えた名録音。(マイクはノイマンのU47とM49を使用。)ドニゼッティとフェスタの作品ではソプラノが参加し、ホルンとともに美しいハーモニーを奏でている。登山家でもあったレオーネ・シニガーリャ(1868-1944)の「2つの小品」は20世紀初頭に書かれたもので、サン=サーンスやプーランクのような、やさしさと新古典主義的なユーモラスさが同居する佳品。 | |||
FOOTPRINT (スウェーデン) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | |||
Exclusive 〔独占〕 ソフィア・セーデルベリ(1972-):水浴場のイントロ 伝承曲/セーデルベリ編曲:リム・リム・リーマ/ホルガローテン ジョン・ニュートン(1725-1807)/山田耕筰(1886-1965) /セーデルベリ編曲:アメイジング・グレース/赤とんぼ セーデルベリ:セレナード(ヤーコブ・アクセル・ユーセフソン(1818-1880)の歌による) ペーター・ブルーン(1968-):平和 (ジェラード・マンリー・ホプキンズ(1844-1889)/ウィルフレッド・オウエン(1893-1918)の詩) クリスティアン・エングクヴィスト(1979-):ここは今とても穏やかだ ヘンリク・ダールグレーン(1991-):息子から母へ(マヤ・アンジェロウ(1928-2014)の詩) エミール・フレードベリ(1993-):家に近いところ(エリナー・ルーズベルト(1884-1962)のスピーチから) セーデルベリ:キリエ(グレゴリオ聖歌の主題による)/アヴェ・マリア(グレゴリオ聖歌の主題による) クヌート・ニューステット(1915-2014):サルヴェ・レジナ セーデルベリ:この世はうるわし(べアンハート・セヴェリン・インゲマン(1789-1862)、 セシリア・ボート・ホルムベリ(1857-1920)、ノア・シアトル(c.1786-1866)、「スウェーデン葬送ミサ」から) ソフィア・セーデルベリ指揮スヴァンホルム・シンガーズ | |||
録音:2018年6月8日-10日、マーシュヴィンスホルム教会、マーシュヴィンスホルム、スコーネ、スウェーデン。「スヴァンホルム・シンガーズ Svanholm Singers 」は、テノール歌手セト・スヴァンホルムの子、エヴァ・ブーリーン Eva Bohlin により、1998年、大学都市ルンドに創設された。2001年からはソフィア・セーデルベリ(セーデルベリ・エーベルハード) Sofia Soderberg (1972-)が指揮者を務め、国内のコンサートと日本を含む海外ツアーを重ね、ウプサラのオルフェイ・ドレンガル(OD)とともにスウェーデンと世界を代表する男声cho. として知られるようになった。2018年、シンガーズの20周年に際して録音されたアルバム第7作「Exclusive」。ルンド市にある水浴場が改装され、再開イベントのためにセーデルベリが作曲した「水浴場のイントロ」。彼女の編曲で歌われるスウェーデン2つの伝承曲、「アメイジング・グレース」と「赤とんぼ」。デンマークのペーター・ブルーン Peter Bruun が、コペンハーゲンで開催された「合唱音楽世界シンポジウム」のため委嘱を受け、ジェラード・マンリー・ホプキンズ Gerard Manley Hopkins の「Peace(平和)」とウィルフレッド・オウエン Wilfred Owen の「The Next War(次の戦争)」をテクストにして作曲した「平和」。スウェーデンのクリスティアン・エングクヴィスト Christian Engquist が個人的体験を詩に書き作曲した、シンガーズ主宰の作曲コンペティションのための「ここは今とても穏やかだ」。エリナー・ルーズベルトの「世界人権宣言」のスピーチをテクストにした、シンガーズのテノール、エミール・フレードベリ Emil Fredberg の「家に近いところ」。シンガーズのヘンリク・ダールグレーン Henrik Dahlgren が、「世界人権宣言」から70年の記念コンサートのために団から委嘱され、マヤ・アンジェロウ Maya Angelou の詩に作曲した「息子から母へ」。ノルウェーのニューステット Knut Nystedt が、スヴァンホルム・シンガーズと創設者エヴァ・ブーリーンに献呈した「サルヴェ・レジナ」。スカンディナヴィアの主にクリスマスのシーズンに歌われる B. S. インゲマンの詩による歌にいくつかの詩を付け加え、大きく展開させた「この世はうるわし」。ユニークな個性とカリスマ性のあるスタイルで知られるシンガーズの「独占」する曲を「スナップショット」のように並べた構成のプログラム。 | |||
Fields of Light 〔光の原野〕 伝承曲/エリーアス・カステグレーン編曲:花咲く季節がやってきた 伝承曲(モクリンタのポルスカ)/マシュー・ピータソン(1984-)編曲:山の夏 ヴェストマンランドの伝承曲:フットゥリ・ペッテルのポルスカ 伝承曲/グンナル・エーリクソン(1936-)編曲:やさしい春になった 伝承曲/グレーテ・ペーデシェン(1960-)、ヘンニング・ソンメッロ(1964-)編曲:ヴァルソイフィヨルドの結婚行進曲 伝承曲/トゥーマス・ヨンソン(1964-)編曲:この世はうるわし 伝承曲/グンナル・エーリクソン、ソフィア・オーグレーン(1985-)、 ユセフィーナ・パウルソン(1984-)編曲:イェンディーネの子守歌 ヴェストマンランドの伝承曲:初めてのポルスカ / 伝承曲/ベンクト・ウッレーン(1950-)編曲:トリロ 伝承曲/ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)編曲:牧場の歌「リム・リム・リーマ」 マシュー・ピータソン(1984-):光の原野(エーディト・セーデルグレーン(1892-1923)の詩) 伝承曲/アンデシュ・オールヴァル(1932-2012)、 ソフィア・オーグレーン/ユセフィーナ・パウルソン編曲:このすばらしい夏に ユセフィーナ・パウルソン(1984-):ワシミミズク(トゥーマス・トランストレーメル(1931-2015)の詩) ソフィア・オーグレーン指揮ウプサラ・ヴォーカルアンサンブル | |||
録音:2019年3月29日-31日、ベリンゲ教会、ベリンゲ、スウェーデン。ソフィア・オーグレーンSofia Agren (1985-)が音楽監督と首席指揮者を務めるウプサラ・ヴォーカルアンサンブル Uppsala Vokalensemble 、スウェーデン伝統のキー付きフィドル、ニッケルハルパ奏者のユセフィーナ・パウルソン Josefina Paulson (1984-)、スウェーデン系アメリカの作曲家マシュー・ピータソン Matthew Peter-son (1984-)のコラボレーション・アルバム。フィンランドの詩人エーディト・セーデルグレーン(1892-1923)の詩にマシュー・ピータソンが作曲した「光の原野」を中心に、スウェーデンの伝承曲とノルウェー伝承曲の「ヴァルソイフィヨルドの結婚行進曲」により、夜明けから夕暮れまで、さまざまな光に映る原野の姿とメランコリックな気分の風景をたどるプログラム。 | |||
In Paradisum 〔天国に〕 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-2019):天国に(2016)(「レクイエム」から) オーラ・ヤイロ(1978-):サンクトゥス(2009) / マシュー・ピータソン(1984-):カンターテ・ドミノ(2018) ヤコブ・ミュールラード(1991-):甘美な歌を歌おう(2013) / ジェイムズ・マクミラン(1959-):ミゼレレ(2009) アルフレート・シュニトケ(1934-1998):3つの聖歌(1983-84) アルヴォ・ペルト(1935-): ...which was the son of...(2000) /主よ、今こそあなたは(Nunc dimittis)(2001) カーリン・レーンクヴィスト(1958-):わたしは手を挙げ(2017) / ポール・ミーラー(1975-):至福(2013) ベンクト・ウッレーン指揮ソフィア・ヴォーカルアンサンブル | |||
録音:2019年5月3日-5日、ホーロー教会、セーデルテリエ、スウェーデン。ソフィア・ヴォーカルアンサンブル Sofia Vokalensemle は、1995年、ベンクト・ウッレーンBengt Ollen (1950-)によりストックホルムのソフィア教区に創設された。教区とスウェーデン国内のコンサート活動と海外ツアーを行い、各国のフェスティヴァルやコンペティションに参加。2009年にノルウェーのベルゲンで行われたグリーグ国際合唱祭ではグランプリを受賞した。録音活動も行い、イギリスとアメリカの作品を歌った「The Darkness Is No Darkness」(2009)(FRCD-047)、北欧のクリスマスの歌を集めた「A Spotless Rose(清らな一輪のばら)」(2011)(FRCD-060)、「スウェーデン・クリスマス・オラトリオ」(2012)(FRCD-069)を Footprint Records に録音している。新しいアルバムは、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandstrom の「レクイエム」の「天国に」から始まり、スウェーデン、ノルウェー、アメリカ、スコットランド、ロシア、エストニア、ウェールズの作曲家による宗教曲が歌われる。スウェーデン系アメリカのマシュー・ピータソン Matthew Peterson (1984-)がソフィア・ヴォーカルアンサンブルの委嘱で書いた「詩編」(98番「新しい歌を主に向かって歌え」)による「カンターテ・ドミノ」。スウェーデンの作曲家ヤコブ・ミュールラード Jacob Muhlrad (1991-)が作曲した、ユダヤ教の安息日の朝、シナゴグの集まりを終える宗教詩による「Anim zemirot(甘美な歌を歌おう)」。シュニトケの「傑作」のひとつとされる「3つの聖歌」。ペルトアルヴォ・ペルト(1935-):が「ルカによる福音書」のテクストに作曲した「"…which was the son of…"」(「イエスの系図」(3章23節-38節「イエスが宣教を始められたときは」)と「主よ、今こそあなたは」(2章29節-32節)。ウプサラ大学の神学者ヤコブ・アレニウス Jacob Arrhenius が1694年に伝承賛美歌を基に書いたテクストにカーリン・レーンクヴィスト Karin Rehnquist が作曲した「わたしは手を挙げ」。ポール・ミーラー Paul Mealor の「至福(Beatitudes)」は、「マタイによる福音書」(5章3節-12節「心の貧しい人々は、幸いである」)による作品。 | |||
Det blaser upp 〔風が向きを変え〕 Det blaser upp igen(Anba siklon)(風が向きを変え)(Sanba Zao / Sanna Kallman) Halla alla(やあ、みんな)(trad./ Sanna Kallman) Hatten ramlade av(Panama m tonbe)(帽子が落ちた)(trad./ Sanna Kallman) Tre blad(Twa fey)(三枚の葉)(trad./ Goran Berg / Sanna Kallman)(*) Solen den ar for alla(larenn kongo leve o)(太陽はみんなのもの)(trad./ Sanna Kallman) Vad ar sanning(Verite o la la)(真実とは何?)(trad./ Sanna Kallman) Si och sa(Kreyol pale)(まあそんなところ)(Sanba Zao / Sanna Kallman) Min fjaril(Papa loko)(わたしの蝶々)(trad./ Sanna Kallman) Bortom bergen(Deye mon-la, ann prale we)(山なみの向こうに)(trad./ Sanna Kallman) Nar vi ses igen(Wangol)(わたしたちが再会する時)(trad./ Sanna Kallman) サンナ・シェルマン(Vo) ステーン・シェルマン (テナーSax/バリトンSax/ソプラノSax/ホイッスル/Vo;*) スペクトルム児童cho.、プリスマ児童cho.、ミケール・アンデション(ハイチ・ドラム/マラカス/ベル) ヘンリク・セーデルブルム(ギター/バスギター/バンジョー) アーレ・モッレル(アコーディオン/フルート/柳笛/ハーモニカ/口琴) クラース・ニルソン(トランペット/テューバ) フィリッパ・リューデル(Vo) | |||
録音:2019年4月6日-7日、クルトゥルフューレン、ストックホルム。「Det blaser upp(風が向きを変え)」は、サンナ・シェルマン Sanna Kallman の作った詩的でリズミカルなスウェーデン語の歌詞でハイチの伝承歌を歌ったアルバム。彼女とともにスウェーデンのワールドミュージック・シーンで活躍するステーン・シェルマン Sten Kallman をはじめとするミュージシャン、ブートシルカの児童合唱団「スペクトルム Spektrum」とクニヴスタの児童合唱団「プリスマ Prisma」がセッションに参加。クレオール語の歌が、新たな表情と意味をもつ歌として歌われる。 | |||
FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。 | |||
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.2 〔第4番 変ホ長調 BWV.1010 /第5番 ハ短調 BWV.1011 〕 |
フランチェスコ・ ガッリジョーニ(Vc) | ||
録音:2019年11月4日-5日、サンテウフェーミア教会、ニゴリネ、イタリア。パドヴァのC. ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェネチア・バロックo. の創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲第2集では、第6番は残して第4番と第5番だけを収録。その分第4番では、アルマンドとクーラントの後に「ダブル」の楽章が追加されている。前作に引き続き17世紀末に作られた製作曲者不詳の楽器(クレモナ産)を使用し、ゆったりとしたテンポのなかでも時に荒々しく、生き生きと情熱的に仕上げた個性的なバッハを聴かせる。 | |||
GWK RECORDS (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | |||
Fugenpassion ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 / フランク:前奏曲、コラールとフーガ メンデルスゾーン:フーガ 嬰ハ短調 MWV U51 /フーガ 変ホ長調 MWV U57 / シューマン:4つのフーガ Op.72 シマノフスキ:前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 / タネーエフ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調 Op.29 ヴィオレッタ・ハチキアン(P) | |||
録音:2019年3月、イエス・キリスト教会、ダーレム、ベルリン、ドイツ。フーガの厳密な形式と19世紀のロマン派の精神をどうやって両立させることができるのだろうか?そんな問いがテーマとなった、ロシア南部クラスノダール生まれの多才なピアニスト、ヴィオレッタ・ハチキアンによる、ロマンティックなフーガのコンセプト・アルバムが登場!アルバムタイトルの"Fugenpassion"はクララ・シューマンの日記から引用されている。収録されている作品は1821年から1910年までの約90年間に書かれた、極めて個性的な作曲家たちの手によるもので、このアルバムはロマン派の作曲家がなぜフーガを書いたのか、その理由をまとめたようなものと考えてもよいだろう。充実のブックレット解説(独・英)とともにお楽しみ頂きたい。 | |||
イデー・フィクス Vol.2 フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15 エネスク:ピアノ四重奏曲第2番 ニ短調 Op.30 |
マリアーニ・ピアノ四重奏団 | ||
録音:2018年7月、2019年1月。フォーレとエネスク、師弟関係でもあった2人の記念碑的なピアノ四重奏曲を組み合わせ、両作品の共通点である「イデー・フィクス(固定楽想)」をタイトルに掲げた意欲的なアルバムの第2巻。(第1巻(GWK138)にはフォーレの第2番とエネスクの第1番を収録。)第2巻では両者の親和性がよりはっきりと示される一方で、同時にエネスクがいかに師匠のスタイルから離れているかも明らかになる。ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスクはパリ音楽院でマスネとフォーレに作曲を師事し、その後は自作にルーマニアの民族音楽の要素を取り入れ、モダニズムへと発展させていった。フォーレの第1番とエネスコの第2番は、それぞれ全楽章のほぼすべての主題を支える「イデー・フィクス(固定楽想)」が特徴的。両作品のスコアはディナーミクやアゴーギク、アーティキュレーションの指示が過多になっているようにも思えるが、これらの指示は一貫して生き生きとしたポリフォニックな音作りを目指したものと考えられる。マリアーニ四重奏団は良く考え抜かれた透明感のある演奏でそれらの指示を実現し、言葉で語るような深みのある音楽を作り上げている。 | |||
PASSION 〜アティラ・アルデミル、ライプツィヒ MDR 響首席奏者 ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ヴィオラ編) ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147 ネジル・カズム・アクセス(1908-1999):無伴奏ヴィオラのための奇想曲(1978) (*) ハリート・トゥルガイ(1967-):無伴奏ヴィオラのためのトローヤ(2018) (*) ヴュータン:無伴奏ヴィオラのための奇想曲「パガニーニへのオマージュ」 アティラ・アルデミル(Va) イタマール・ゴラン(P) | |||
録音:2015年8月、2018年8月|(*):世界初録音。ライプツィヒのMDRso. の首席ヴィオラ奏者であるアティラ・アルデミルが、ショスタコーヴィチとブラームス、フランクのソナタを組み合わせ、人間の持つあらゆる感情の表現に挑んだ2枚組のヴィオラ・アルバム。アルデミルはヴィオラという楽器について「私のすべての感情を表現するために作られており、その高音域の美しさと、暗く情熱的な低音域に魅了されている」と語っている。ピアノとのデュオ作品では、これまでに製作された中で最も古く、最も美しいヴィオラの一つである1560年製のペレグリーノ・ザネッティを、ソロ作品ではアレクサンダー・ブレトンのモダーン・ヴィオラ(2017年製)を使用。トルコの現代作曲家の世界初録音作品も2曲収録されており、最後はヴィオラの名曲が多いことでも知られる19世紀ベルギーの偉大なヴァイオリニスト、ヴュータンの「パガニーニへのオマージュ」で締めくくられる。 | |||
INDESENS (仏) 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)旧譜(価格が異なります)はこちらから | |||
ティエリー・カンスと魔法のピストン ストラヴィンスキー:プルチネルラ / ムソルグスキー:ゴパック / クライスラー:美しきロスマリン クープラン:凱旋 / コスマ:片足に黒い靴を履いたブロンドの大男 / ショスタコーヴィチ:黄金時代〜ポルカ ネポムセーノ:祈り Op.1 No.1 / ドヴォルジャーク:ユモレスク Op.101 No.7 / ヘンデル:調子の良い鍛冶屋 ゲンスブール:リラの門の切符切り / グノー:子守歌 / ロッシーニ:ラ・ダンツァ(踊り) ドルリュー:ワルツ / ストラヴィンスキー:ギャロップ組曲第2番 / ヴァイル:ユーカリ ピアソラ:レビラード / リヒナー:ロマの踊り / ボワエルデュー:パリのジャン〜ロマンス ミヨー:フラテリーニのタンゴ / ダカン:かっこう / ゲーゼ・タンゴ・ジェラシー アンダーソン:タイプライター / ハチャトゥリアン:剣の舞 ティエリー・カンス(Tp) サム・ガルシア(アコーディオン) オルケストル・ティピック | |||
録音:2019年7月29日-8月1日、シャトー・ド・ブロション、フランス。現代のフランスにおいて往年のレジェンド、モーリス・アンドレの系譜を継ぐ名トランぺッターの1人として名実ともに圧倒的な存在感を放つティエリー・カンス。まるで映画のタイトルようなアルバムタイトルを持つ最新作「ティエリー・カンスと魔法のピストン」では、リヨン国立歌劇場o.、パリ国立歌劇場o. のメンバーとして活躍し、1989年からはキュイーヴル・フランセの音楽監督も務めている現代フランスのレジェンドが、その魔法のようなピストン・テクニックを惜しみなく繰り出す魅惑の23トラックを収録!ストラヴィンスキーやムソルグスキー、ショスタコーヴィチ、ロッシーニなどの大作曲家たちの作品、コスマやドルリュー、ゲンスブールなどの映画音楽、さらにはピアソラのタンゴやヴァイルのシャンソンなど、そのレパートリーの広さは無限大!アンダーソンの「タイプライター」からバトンを受け、23曲のプログラムの掉尾を飾るのは、ハチャトゥリアンの「剣の舞」。ティエリー・カンスが繰り広げる、マジカル・"ピストン"・ワールドに圧倒されること必至! | |||
ジャック・モージェ60周年記念盤 ルグラン/アーヴィン・ワーグナー編曲:セザールのファンファーレ ムソルグスキー/ケネス・C.ゲアース編曲:展覧会の絵〜プロムナード バーンスタイン/ジャン=ミシェル・デュファイ編曲:ウェストサイド・ストーリー より〔マリア/トゥナイト〕 プロコフィエフ/P.マニフィチ編曲:ロメオとジュリエット〜モンタギュー家とキャピュレット家 ジャン=ドミニク・メティエ:ドロップス・オヴ・タイム / アレクサンドル・マストランジェロ:ファンファーレ クリス・ホールディング:ジャック・オヴ・ダイヤモンズ フレディ・マーキュリー/ジョン・ボールズ編曲:ボヘミアン・ラプソディー / ルグラン:おもいでの夏 J.J.ジョンソン/ロバート・エルカー編曲:トリビュート・トゥ・ジェイ・ジェイ(*) フランス民謡/クリス・ホールディング編曲:フレール・ジャック・エ・アミ(ジャック兄弟と仲間たち) ジャック・モージェ(Tb) ジャック・モージェ・トロンボーン・アンサンブル ケヴィン・スクワイア(G) エマ・ミシェル(ベース;*) アレックス・アシュール(ドラム;*) | |||
録音:2020年8月24日、聖二コラ教会、ヴァルモン、フランス。母国フランスだけでなく、現在の世界のトロンボーン界における屈指のスタープレイヤーの1人、ジャック・モージェ。フランス・トロンボーン界のレジェンド、ミシェル・ベッケに師事し、パリ・オペラ座o. の首席奏者を務めた後、現在は国際的ソリストとして、世界各国でコンサートやマスタークラスを開催、後進の指導にも力を注ぎ、直近のニュースでは、国際トロンボーン協会の会長に就任している。ジャック・モージェの60歳を祝し、世界各国のトロンボーン奏者が集結。日本からは氏との交流も深い、小野 隆洋(山口芸術短期大学 芸術表現学科 准教授)らが参加している。クラシックの名曲から、ミュージカル、ジャズなど、豊富なレパートリーを誇る氏ならではの好プログラムで構成されており、アントワーヌ・クルトワのトロンボーンから生まれる伝統のフランス・サウンドと、氏が長きに渡り培ってきた音楽性を存分に発揮したアルバム。 | |||
舞曲集〜バルトーク、グラナドス&ラヴェル:ハープ・デュオのための作品集 アルベニス/キャンバーン編曲: 組曲「スペインの歌」〜コルドバ Op.232 No.4 /アラゴンのロンダーリャ〜ホタ Op.37 No.6 グラナドス:スペイン舞曲集 Op.33 より 〔オリエンタル Op.37 No.2(ラングラメ&吉野直子編曲)/アンダルーサ Op.37 No.5(サルセード編曲)〕/ レスピーギ/チャループカ編曲:リュートのための古風な舞曲とアリア フランク/オウエンス編曲:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 ラヴェル/チャループカ編曲:組曲「クープランの墓」 / バルトーク/チャループカ編曲:ハンガリーの情景 Sz.97 ファリャ/チャループカ編曲:4つのスペイン風小品〜クバーナ(キューバ風) / ダマーズ:ソナチネ 吉野直子、マリー=ピエール・ラングラメ(Hp) | |||
録音:2019年11月7日-9日、ベルリン、ドイツ。日本を代表する世界的ハーピストである吉野直子と、BPOのソロ・ハープ奏者として活躍中のフランスのハーピスト、マリー=ピエール・ラングラメ。イスラエル国際ハープ・コンクールの優勝者という共通の経歴を持ち、長年の親友でもある2人の世界的ハーピストのデュオ・アルバムという豪華なレコーディングが実現した。華麗なるハープ二重奏のアルバムのテーマは、各国の伝統的な民族音楽を題材とした「舞曲」の数々。ファリャの「クバーナ(キューバ風)」、バルトークの「ハンガリーの情景」、そしてラヴェルの「クープランの墓」など選りすぐられた珠玉の作品たちが、「ハープという楽器はひとりで弾いていても素敵な物だが、ハープ二重奏というのはそのさらに上をゆくもの」と述べるラングラメと吉野直子の想いと情熱を余すことなく伝えてくれる。アルバムの掉尾を飾るのは、ハープ二重奏のために作曲された貴重なオリジナル作品であるダマーズの「ソナチネ」。この曲は、1998年にイスラエル国際ハープ・コンクールの優勝者たちによるガラ・コンサートに出演するために初めて出会った2人が演奏曲として選んだ思い出深い作品。その後、現在まで20年以上に渡って続く2人の友情の懸け橋となった大切な作品が、プログラムのラストを美しく、そして感動的に締めくくる。 | |||
瞑想曲〜チェロとピアノのためのロシア音楽集 チャイコフスキー:「四季」〜10月 秋の歌 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2 No.1(クライン編曲)/ 練習曲 変ロ短調 Op.8 No.11(ピアティゴルスキー編曲)/ロマンス(イッサーリス編曲) ヴィシネグラツキー:「存在の日」の2つの主題による瞑想曲 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 /ヴォカリーズ ダヴィッド・ルーヴェルス(Vc) フランソワ・ドーデー(P) | |||
録音:2019年9月10日-11日、ロストロポーヴィチ・オーディトリアム、パリ、フランス。パリ国立高等音楽院を一等賞で卒業した実績を持つフランスのチェリスト、ダヴィッド・ルーヴェルスの「ペルト、ブリッジ&ブリテン」の作品集に続くアルバムはユニークな「ロシアン・プログラム」。ラフマニノフの傑作「チェロ・ソナタ」と「ヴォカリーズ」を軸に据え、チャイコフスキーやスクリャービンのアレンジ作品(編曲者たちが豪華!)、さらには「超半音階技法(ウルトラクロマティシスム)」を理論的に体系化し、微分音音楽を追求し続けたヴィシネグラツキーの「瞑想曲」を加えるという徹底ぶり。ロシア音楽ファン(特にヴィシネグラツキー・ファン、ロシアン・アヴァンギャルド・ファン)は見逃せない! | |||
ダンス・ル・ヴァン〜ベートーヴェン:木管楽器のための室内楽作品集 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16 / ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17 (*) /七重奏曲 変ホ長調 Op.20 (+) ウィンド・ピアノ五重奏団 [ラモン・オルテガ・ケロ(Ob) ダビド・フェルナンデス・アロンソ(Hr;*) マルク・トレネル(Fg) セバスティアン・マンツ(Cl) ヘルベルト・シュフ(P)] エレーヌ・ティスマン(P;*) フランス八重奏団 | |||
録音:2007年-2014年。素晴らしいクォリティの管楽器のレコーディングを続々と世に送り出しているフランスの「アンデサンス(Indesens)」レーベルが、ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーに送り出すのは、木管楽器が主役を担う室内楽作品集!中でも特に「ピアノ五重奏曲 Op.16」でその妙技を披露してくれるウィンド・ピアノ五重奏団は、そのメンバーたちの経歴がとにかく豪華。オーボエのケロは2007年のARDミュンヘン国際音楽コンクールのオーボエ部門で第1位に輝き、翌2008年にはバイエルン放送so. の首席奏者に就任。ホルンのアロンソもミロ・アンサンブルのメンバーとして2000年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を受賞し、現在はロッテルダムpo. の首席奏者として活躍中。そしてファゴットのマルク・トレネルも2008年のARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門で第1位を受賞し、現在はパリo. の首席奏者として活躍する傍ら、ヨーロッパ室内o. とマーラー室内o. のメンバーとしても活躍する名手。さらにクラリネットのマンツは、40年間該当者が出なかったARDミュンヘン国際音楽コンクールのクラリネット部門で2008年に見事第1位を獲得するというセンセーショナルな成功を収め、現在は南西ドイツ放送so. の首席奏者を務めているなど、管楽器のメンバー4人全員が「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」の第1位受賞者というスーパー・アンサンブルなのだ。これらの実力派奏者4人を見事にまとめ上げているのが、ピアニストのヘルベルト・シュフ。ロンドン国際ピアノ・コンクールやウィーン国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ室内楽のスペシャリスト。実績抜群の世界的プレイヤーたちの共演によるベートーヴェン。アニヴァーサリー・イヤーを彩る豪華なアルバムの登場。 | |||
ミシェル・ベッケ〜偉大なるトロンボーン奏者 ヤンコ・ニロヴィッチ:トロンボーンと弦楽オーケストラのための協奏曲 [ベルナール・トマ指揮ベルナール・トマ室内o.] ジョルジュ・ドルリュー:マドリガル(トロンボーン6重奏のための) [イヴ・ドゥマルル、ジリ・ミリエール、ジャック・フルケ(Tb) ギィ・デタンク、モーリス・セヴレロ(バスTb)] ジャン=ミシェル・デュファイ: フリュクチュアシオン(独奏トロンボーン、6本のトロンボーンと2つの打楽器のための) [パリ・トロンボーン・アンサンブル〔イヴ・ドゥマルル、ジリ・ミリエール、ジャック・フルケ、 アラン・マンフラン(Tb) ギィ・デタンクク、モーリス・セヴレロ(バスTb)〕 ギィ・シプリアーニ、マルク・シャントロー(Perc)] ボーナストラック(*) アイルランド民謡(ロビンソン・クーリー編):アズ・アイ・ローヴド・アウト デューク・エリントン(ロビンソン・クーリー編):ソフィスティケイテッド・レディ [アンサンブル・オクトトリップ] ミシェル・ベッケ(Tb) | |||
録音:1981年、ル・ヌーヴォ・スタジオ(*以外) /2018年12月5日、 RIFFX スタジオ(*)、すべてパリ、フランス。ベッケは、ミュンヘン、トゥーロン、プラハ、ジュネーヴなど多くの国際コンクールに入賞。世界中で脚光を浴びた、パリ・トロンボーン四重奏団での演奏は日本にも根強いファンが多い。このアルバムでは、81年に録音されたニロヴィッチ、ドルリュー、デュファイの秘蔵音源(なんと、パリ・トロンボーン四重奏団のメンバーが伴奏を務めている。)に加え、リヨン国立高等音楽院で学んだ若き名手たちにより結成された、「アンサンブル・オクトトリップ」との近年の共演作にも注目。アントワーヌ・クルトワの楽器から生まれるベッケ独特の豊潤なサウンド、圧倒的テクニック。世代を超えて愛され続けるレジェンドに乞うご期待。 | |||
孤独な鳥〜フィリップ・シャモー(1952-): ポリュムニアー/夏のマドリガル/クリスタル/ノクターナル/孤独な鳥 ヴァンサン・リュカ(Fl) ローラン・ヴァグシャル(P) マリー=ピエール・ラングラメ(Hp) ジャン=フランソワ・デュレ(ヴィブラフォン) アントワーヌ・ウヴラール(P) ニコラ・プロスト(Sax) ヨアヒムSQ | |||
録音:2019年。ギャルド・レピュブリケーヌo. の首席指揮者として活躍したロジェ・ブートリーの門下生であり、ナディア・ブーランジェの孫弟子にあたるフランス人作曲家フィリップ・シャモー(1952-)。瞑想的、神秘的な作風を特徴とするシャモーの室内楽作品集には、フルートのリュカやハープのラングラメをはじめとする世界的名手たちが参加。 | |||
テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジー マレ:スペインのフォリア |
ヴァンサン・リュカ(Fl) | ||
録音:2019年7月3日-4日、スタジオ・リブレット、フランス。世界有数のフルーティストの1人であるヴァンサン・リュカは、14歳という若さでパリ国立高等音楽院に首席入学を果たし、同校を首席で卒業。トゥールーズ・キャピトルo. に在籍した後、1989年にBPOに入団しアバド時代に6年間在籍。現在は母国フランスの名門、パリo. の首席奏者として活躍するフランス・フルート界のエリート。フランスの名フルーティストの最新作は「無伴奏」作品集。バロック時代における無伴奏フルートのための最高峰、テレマンの「12のファンタジー」とマレの「スペインのフォリア」を組み合わせ、モダーン・フルートでバロック音楽による「無伴奏フルート」の奥深く、味わい深い世界を創り上げている。ヴァンサン・リュカが愛用しているのは、ここ日本におけるフルートメーカーのパイオニア的存在である「ムラマツフルート」。リュカの無伴奏によるテレマンとマレ、そして麗しきフルートの音色を存分にお楽しみ頂きたい。 | |||
越境するトランペット〜第三の息吹 シェレール:トランペットと管弦楽のための協奏曲 ガリアーノ:トランペット、アコーディオンと管弦楽のための3つの舞曲」 コロンビエ:トランペットと管弦楽のための「夜と孤独」 カラティーニ:トランペットとジャズ・アンサンブルのための「オレンジの実のようにブルー」 ティエリー・カンス(Tp) ミシェル・プラッソン指揮リヨン国立o. リシャール・ガリアーノ(アコーディオン) | |||
録音:2003年-2004年。パトリス・カラティーニの「トランペット&ジャズ・アンサンブル」のための音楽や、リシャール・ガリアーノのアコーディオンを含むタンゴ・スタイルの舞曲など、ジャンルのボーダーレスを体現したプログラムは、同じくジャンルの枠に縛られない活躍を繰り広げているフランスの名トランぺッター、ティエリー・カンスが得意とするところ。ミシェル・プラッソンとリヨン国立o. の起用も頼もしいポイント。 | |||
KAIROS (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから 。 | |||
フロム・アファー〜ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(1973-): アンサンブルのための「 Siray I 」(2005) [ジェイムズ・ベイカー指揮タレア・アンサンブル/2012年4月]/ 無伴奏ヴィオラのための「パルティータ」(2019) [カイル・アームブラスト(Va)/2020年2月]/ ピアノとエレクトロニクスのための「 Ludi Mutatio 」(2015) (+) [アンナ・デッリコ(P) ジョシュア・オックスフォード(エレクトロニクス)/2018年7月]/ 弦楽四重奏曲のための「 Da Lontano 」(2016) [ミヴォスSQ /2019年10月] | |||
録音:[/内]。ペルー出身、ブラジルに帰化し、現在はアメリカで活動する作曲家、ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(1973-)の作品集。21世紀のモダニズムを基調に、バッハや新ウィーン楽派の側面、南アメリカの芸術や文化の影響が含まれた幅の広い作風を見せる。 | |||
ナウステート〜ゴンサーロ・ガトー(1975-): Walk in the Countryside (2016)(フルートのための)/Equilibrio (2017)(アンサンブルのための)/ Elementos (2018)(ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための)/ Degrade (2012)(アンサンブルのための)/ Where_we 're_going (2018)(アンサンブルのための)/ NowState (2018)(ピアノのための)/ Derivacao (2008)(ピアノのための) マルティン・ファーレンボック(Fl) アンサンブル・リシェルシェ、 サウンダルテ・エレクトリック・アンサンブル、クローマ、 リミックス・アンサンブル・カーサ・ダ・ムジカ、アレグザンダー・ソアレス(P) | |||
録音:2018年11月-2020年1月。ゴンサーロ・ガトー(1979-)はポルトガル・リスボン生まれの作曲家。彼の作品はイギリス、カナダ、ドイツ、フランス、ポルトガル、ブラジルで広く演奏されており、フランソワ=グザヴィエ・ロトのような著名な指揮者もガトーの作品を取り上げている。ガトーはコンピュータ支援作曲の分野で最も活発に活動しており、最近ではコンピュータ化されたプロセスの使用が作曲の意思決定にどのような影響を与えるかについて研究を行い、博士号を取得した。本アルバムではソロ、トリオ、アンサンブルとさまざまな編成による作品を万華鏡のように提示し、自身の幅広く汎用性の高い音楽的スタイルと感性を示している。 | |||
カルスト〜ティモシー・マコーマック(1984-): karst survey (2016) (室内オーケストラとエレクトロニクスのための)/ You actually are evaporating (2011-14)(ヴァイオリンとチェロのための)/ KARST (2015-16)(大規模なアンサンブルのための) クラングフォルム・ウィーン、クリストファー・オット(Vn) ケヴィン・マクファーランド(Vc) アンサンブルコレクティフ・ベルリン | |||
録音:2018年5月-11月。オハイオ州インディペンデンス出身、1984年生まれのティモシー・マコーマックは、エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の受賞歴を持つアメリカの作曲家。彼は地質学、陶芸、ダンス、絵画など多様なインスピレーションをもとに、音を触覚的で彫刻的な物質、つまり互いに押し付け合い、互いの存在に反応するものとして捉え、演奏者と楽器との間の触覚的、物理的な関係を可聴化するような音楽を作曲している。アルバムタイトルにもなっている「KARST」とはカルスト地形のこと。岩石で構成された大地が水の作用によってゆっくりと浸食され、継続的に長い時間をかけて変化してゆく様は、マコーマックの作風とも共通している。 | |||
MELISM (仏) 1枚あたり:¥3300(税抜¥3000)フランスのレーベル(カナ表記:メリスム)。ドイツに Melisma (カナ表記:メリスマ)というレーベルがあったが、無関係。 | |||
1955年の交差点〜テオドラキス&フリストウ:ピアノ作品&声楽作品集 ミキス・テオドラキス(1925-): 2台ピアノのためのパッサカリア「エロフィリ」(1955) (+) / 4つのポール・エリュアールの詩「雨の日」(1958) /6つのポール・エリュアールの詩「メデューサ」(1958) (+) ヤニ・フリストウ(1926-1970): 6つの T. S. エリオットの歌(1949-55) (*) /2台のピアノのための前奏曲とフーガ(1944) クリストフ・シロドー(P;+) ニコラオス・サマルタノス(P) アンゲリカ・カタリオウ(Ms) | |||
録音:2017年-2018年、サン=マルセル福音教会、フランス、パリ| (*以外):世界初録音。ミキス・テオドラキス(1925-)は1955年、パリ音楽院でウジェーヌ・ビゴーとオリヴィエ・メシアンに師事していた学生時代にバレエ音楽「エロフィリ」を作曲した(後に「2台ピアノのためのパッサカリア」へと改名)。この作品はテオドラキスの中で最も風変わりで謎に満ちたが、冒頭の古風な風景の表現から、終曲での大聖堂のオルガンの喚起まで、後に書かれることになる「アクシオン・エスティ」や「カント・ヘネラル(大いなる詩)」を予言しており、テオドラキスの作曲家としての将来の発展を告げる重要作と見ることが出来る。1958年に書かれたポール・エリュアールの詩についての2つのツィクルスは、和声的な書法とビザンティン聖歌のイソン(通奏低音)の使用が特筆される、極めて美しい作品。1955年に書かれたヤニ・フリストウ(1926-1970)の「6つのT. S.エリオットの歌」は、彼が電気音響音楽の世界に転向するずっと前の、アコースティック時代の集大成とも言える作品。フリストウの音楽はエリオットの詩の雰囲気を完璧に反映しており、この作曲家の計り知れない才能と、聴衆と演奏家を感動させる能力を明らかにしている。「前奏曲とフーガ」は1944年にエジプトで作曲されたもので、フリストウがギリシャの有名なピアニスト、ジーナ・バッカウアーにピアノを師事していた頃の作品。反復的な動機を持つ前奏曲がミニマル音楽を予感させる一方、フーガには調性があり、最後には ニ長調の晴れやかなアポテオーズに到達する。これら作品を演奏するのは、スカルコッタス、クセナキス、ファリャの声楽作品の録音で国際的に高い評価を受けている著名なメゾ・ソプラノ歌手、アンジェリカ・カタリオウ。そして、スカルコッタス、フェインベルク、ウルマンなどの作品を積極的に録音しているピアニストのクリストフ・シロドーとニコラオス・サマルタノス。 | |||
ニコス・スカルコッタス(1904-1949):世界初録音集 1949-2019 Vol.1 ヴァイオリンと小管弦楽のための組曲(作曲者編曲|ヴァイオリンとピアノ版)(1929) [ニーナ・ピーサレヴァ・ジンバリスト(Vn) ニコラオス・サマルタノス(P)/録音:2017年]/ メゾソプラノとピアノのための3つの歌曲〔音楽(1946) /海辺で(1946) /昔々 (1938) 〕 [アンゲリカ・カタリオウ(Ms) ニコラオス・サマルタノス(P)/録音:2017年]/ オデュッセウスの帰還(作曲者編曲|2台ピアノ版) (1944-49) [ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドー(P)/録音:1994年(新編集、新マスタリング:2018年)]/ 12のギリシャ舞曲(1931-49)[グレゴリー・ミラー指揮サン・フランシスコ・リトルso./録音:1957年、ステレオ]/ Sifneikos I - Ipirotikos I(作曲者編曲|ピアノ版) (1946-47) [トタ・エコノモス(P)/録音:1949年、モノ] | |||
20世紀前半のギリシャを代表する作曲家、ニコス・スカルコッタスの作品の世界初録音音源を選りすぐって紹介する好企画の第1巻。現在確認されているもっとも古い録音である1949年の「Sifneikos I」「Ipirotikos I」から、ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドーらの演奏によるスカルコッタスの代表作「オデュッセウスの帰還」、さらに2017年に録音されたばかりの組曲や歌曲まで、さまざまなジャンルの作品、音源が収録されている。ブックレットにはサマルタノスによる解説のほか、自筆譜や演奏会ポスターなどの図版が掲載されている。著名な評論家で音楽学者のハンス・ケラーは近代音楽の4つの"S"のうちの一人としてスカルコッタスの名を挙げたが(残りの3名はシェーンベルク、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ)、これはいわゆる近代音楽の美学を根本的に再定義した20世紀の最も優れた作曲家たちと、スカルコッタスを対等な立場に置くためのものだった。調性音楽と無調音楽、十二音技法を自在に使い分け、民族主義や新古典主義的な技法も取り入れた幅広い作風と、確立された個性により、近年再評価が進んでいる。 | |||
ブラームス:間奏曲集 4つの小品 Op.119 より〔第1曲/第2曲〕/7つの幻想曲集 Op.116 より〔第2曲/第4曲/第5曲/第6曲〕/ 8つのピアノ小品 Op.76 より〔第3曲/第4曲/第6曲/第7曲〕/3つの間奏曲 Op.117 /6つの小品 Op.118 〜第2曲 クリストフ・シロドー(P) | |||
録音:2019年。1970年パリ生まれのフランスの作曲家・ピアニスト、クリストフ・シロドーがブラームスの間奏曲集をリリース!10代より独学で作曲をはじめ、これまでに7つの交響曲を発表、作曲家としても活躍するシロドーは、1982年にピアニストとしてデビュー。モスクワ音楽院でエフゲニー・マリーニンに学び、タチアナ・ニコラーエワやジョルジュ・シフラにも師事している。シロドーは、これまでフェインベルクやウルマン、スカルコッタスといった少し珍しいレパートリーの録音によって高く評価されてきた。ブラームスの間奏曲集という王道レパートリーで見せる、コンポーザー=ピアニストならではの表現にご期待頂きたい。 | |||
イルマ・コラッシ・アーカイヴズ Vol.2〜 未発表録音集 シェーンベルク:モノドラマ「期待」 Op.17 (*) ベートーヴェン:歌曲集(#) 〔この暗き墓に WoO.133 /くちづけ Op.128 /悲しみの喜び Op.83 No.1 /彩られたリボンで Op.83 No.3 〕 バルトーク:20のハンガリー民謡 BB98 より(抜粋)(+) 〔第16番 ねえ、優しいお母さん/第17番 熟れたさくらんぼ/第18番 すでにドボズで/ 第19番 黄色いとうもろこし/第20番 小麦、小麦、小麦よ/第3番 逃亡者の歌/ 第4番 羊飼いの歌/第5番 セーケイ族のラッシュー/第11番 縁結びの歌〕 イルマ・コラッシ(Ms) ハンス・ロスバウト&フランス国立放送o.(*) オデット・ピゴー(P;#) アンリエット・ピュイグ=ロジェ(P;+) | |||
録音:1952年5月20日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ(*) /1953年(#) /1960年(+) | Vol.1: MLSCD-009 。ラヴェルやプーランクによって絶賛されたギリシャの名メゾ・ソプラノ、イルマ・コラッシの貴重な未発表録音集第2巻。コラッシはアテネ音楽院の教授としてマリア・カラスを指導したエピソードでも知られている。本アルバムは彼女の個人的なアーカイブに保存されていた音源を集めたもので、第1巻(MLS-CD-009)同様ブックレットにはさまざまな写真資料が掲載されている。 | |||
ロジェ=デュカス(1873-1954):ピアノ作品集 舟歌〔第1番(1906) /第2番(1920) /第3番(1920) 〕/アラベスク〔第1番(1917) /第2番(1919) 〕/ 練習曲〔第1番(1914) /第2番(1916) /第3番「6度」(1916) 〕/リズム(1917) /ソノリティ(1918) パトリック・エメルレ(P|使用楽器:ベヒシュタインD-282, No.2065654 ) | |||
録音:2018年3月、9月、サン=マルセル福音教会、フランス、パリ。フランス近代のもう一人のデュカ、フォーレの愛弟子の1人、ジャン・ロジェ=デュカスに光を当てる1枚。ドビュッシーやラヴェルの陰に覆われてしまった感のあるロジェ=デュカス(ポール・デュカとは血縁関係なし)だが、ピアノ曲の分野ではショパンやフォーレの影響を受けた特筆すべき名品を残している。バルカローレ(舟歌)、特に1920年作曲の第2番は必聴。ロジェ=デュカスの音楽は同じくフォーレに師事したジョルジェ・エネスクの作風と近いものがあるかもしれない。パリのサン=マルセル福音教会の素晴らしい音響効果とベヒシュタイン・ピアノの美しい音色、フランス近代音楽ファン必携の1枚。 | |||
失われた作品〜フェインベルク&ヴィンテルベルク サムイル・フェインベルク(1890-1960): ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 Op.12 posth. (1912) (*) / ピアノのための幻想曲第1番 Op.5 〔オリジナル版〕(1917) / ピアノ組曲第1番「エチュード形式の4つの楽曲」 Op.11 (1919) ハヌシュ〔ハンス〕・ヴィンテルベルク(1901-1991): ピアノ・ソナタ第1番 (1936) /ピアノ組曲「1945」(テレージエンシュタット) クリストフ・シロドー(P) アンナ・ピーサレヴァ・ジンバリスト(Vn;*) | |||
録音:2001年7月(*)、2018年3月、10月、、サン=マルセル福音教会、フランス、パリ|使用ピアノ:ベヒシュタイン D-282, No.206565 (*以外) / スタインウェイ D, No.499495 (*) 。20世紀の"忘れられし"天才、フェインベルクとヴィンテルベルクのマスターピース!ウクライナ生まれ、20世紀ロシア(ソ連)を代表するコンポーザー=ピアニストの1人であるサムイル・フェインベルクと、彼の11歳年下でプラハ出身、ナチスの迫害によりテレージエンシュタットでの抑留経験を持つハヌシュ(ハンス)・ヴィンテルベルク、2人のユダヤ系作曲家による知られざる作品集。収録曲のほとんどが世界初録音だが、作曲家でフェインベルクの研究も行っているピアニスト、クリストフ・シロドーの鋭い解釈により、思わず聴き入ってしまう説得力に満ちた演奏が繰り広げられている。 | |||
ラヴェル:鏡 エミール・ナウモフ:即興演奏「2017年7月、パリ」(2分50秒) ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ/鏡/亡き王女のためのパヴァーヌ/ソナチネ 嬰ヘ短調 エミール・ナウモフ(P|使用楽器:スタインウェイ D, No.499495) | |||
録音:2017年7月、サン=マルセル福音教会、フランス、パリ。7-8歳の時にパリでナディア・ブーランジェに見出され彼女の最後の弟子になったという、天才型のピアニスト、エミール・ナウモフ。18歳でマインツの音楽出版社ショットと契約、作曲家としての顔も持ち合わせ、ムソルグスキー「展覧会の絵」のピアノ協奏曲版や、フォーレ「レクイエム」のピアノ独奏版など、編曲ものを得意としている。ピアニストとしては、ホロヴィッツやルービンシュタインに例えられ、前者の炎と後者の詩情を持ち合わせていると評される。そんなナウモフのラヴェル・アルバムは、いかにも彼らしく自身のピアノ即興によって幕を開けるが、これがなんとも良い音楽で、続くラヴェルの音世界への素晴らしい導入となっている。(嬉しいことに、ブックレットに譜面が丸々掲載されている。)メインとなるラヴェルの演奏では、囁くようなピアニッシモから、鐘の音のような迫力と深みを兼ね備えたフォルティシモまで、幅広いタッチを使い分け、ラヴェルの音楽特有の複雑なテクスチャーと微妙なニュアンスを見事に表現している。サン=マルセル福音教会の美しい残響を活かして遅めのテンポを採用した「亡き王女のためのパヴァーヌ」も絶品。 | |||
イルマ・コラッシアーカイヴズ Vol.1 〜未発表録音集 1949-53 ルイ・オベール(1877-1968):6つのアラブの詩[ルイ・オベール(P)/1949年] ドビュッシー:2人の恋人の散歩道/3つのビリティスの歌[ピエール・キャプドヴィエル(P)/1951年] ジャン・ロジェ=デュカス(1873-1954):クリスマスのばら/2つのロンデル/水の心 ジャック・ルゲルネ(1906-1997):夜/とげのあるセイヨウネズの木[アンドレ・コラール(P)/1953年] イルマ・コラッシ(Ms) | |||
録音:[/内]| Vol.2: MLSCD-014 。本アルバムはコラッシの生誕100年を記念し、彼女の個人的なアーカイブの音源から制作されたもので、コラッシが得意としたフランス近代歌曲の数々をたっぷりと楽しむことが出来る。ルイ・オベールからのヴィジティング・カードやクセナキスからの手紙など、ブックレットに掲載された貴重な写真資料にも注目。 | |||
エンドレス・ワーグナー〜リスト、ワーグナー、ビューロー:ピアノ作品集 リスト:おお、お前、優しい夕星よ(ワーグナーの歌劇「タンホイザー」より) S.444, R.277 / 聖杯への厳かな行進曲(ワーグナーの楽劇「パルジファル」より) S.450, R.283 ワーグナー:マティルデ・ヴェーゼンドンクのためのアルバムの綴り ト長調 (1857) リスト:イゾルデの愛の死(ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」より) S.447, R.280 ワーグナー:エレジー〔主題〕 変イ長調 WWV93 リスト:エルザの夢(ワーグナーの歌劇「ローエングリン」より) S.446 No.2, R.279 No.2 / ローエングリンのエルザへの非難(ワーグナーの歌劇「ローエングリン」より) S.446 No.3, R.279 No.3 ハンス・フォン・ビューロー:ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」による演奏会用パラフレーズ リスト:紡ぎ歌(ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」より) S.440, R.273 リスト:前奏曲とフーガ イ短調(原曲:J.S.バッハ:前奏曲とフーガ BWV.543」) S.462 No.1, R.119 No.1 フロランス・ドラージュ(P) | |||
録音:2016年4月、2017年3月、サン=マルセル教会、フランス、パリ。コルトーの愛弟子フロランス・ドラージュによる、ワーグナーにまつわるピアノ・アルバム!「エンドレス・ワーグナー」と題された本アルバムには、リストとビューローによるワーグナーの素晴らしいトランスクリプション、パラフレーズに加え、ワーグナー自身の珍しい小品が2曲収録されている。ドラージュはワーグナーの音楽を得意としており、国際リヒャルト・ワーグナー協会e. V. から名誉勲章を授与されているほか、バイロイトで毎年リストのワーグナー・トランスクリプションを取り上げており、その演奏はバイロイト祝祭劇場の総監督を務めたリヒャルト・ワーグナーの孫、ヴォルフガング・ワーグナーからも称賛された。「もし私に娘がいたら、それはフロランス・ドラージュのようであっただろう」というコルトーの言葉が示すように、ドラージュはコルトーのピアニズムを受け継ぎ、それを現代の我々に伝えてくれる貴重な存在。独特の個性が感じられる味わい深い演奏と、プログラムの妙味を存分にお楽しみ頂きたい。 | |||
ピア・セーゲルスタム〜チェロ録音集成 (a piacere) シュニトケ:チェロとピアノのためのソナタ第1番 (1978) [1994年秋] ダッラピッコラ:チェロのために(無伴奏チェロのための) (1945)[1999年4月] スカルコッタス:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1947)[1999年3月] モーリス・オアナ:シルト[Syrtes](チェロとピアノのための)(1970)[1994年秋] ヴェーベルン:チェロとピアノのための3つの小品 Op.11 (1914)[1999年] ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 (1896)[1997年4月] ヴェーベルン:チェロとピアノのための小品第2番 ヘ長調 (1899) / リヒャルト・デーメルの詩による5つの歌〜夜毎の恐れ/ シュテファン・ゲオルゲの詩による4つの歌〜深い夢の底から目覚めると[1999年1月] ブリッジ:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 H.125 [2006年5月] エネスク:チェロとピアノのためのソナタ第2番 Op.26 No.2 [2007年4月] スカルコッタス:チェロとピアノのための作品全集[1994年秋] 〔ソナティナ A.K 62 /セレナード A.K 64 /ラルゴ A.K 66 /ボレロ A.K 63 /優しいメロディ A.K 65 〕 リスト:チェロとピアノのための作品全集[1997年4月] 〔ノネンヴェルトの僧房(エレジー) S.382 /忘れられたロマンス S.132c / エレジー第1番 S.136b /エレジー第2番 S.131b /悲しみのゴンドラ S.134 〕 ブゾーニ:愛しい人 (Kultaselle)(フィンランド民謡によるチェロとピアノのための10の短い変奏)[2007年4月] ピア・セーゲルスタム(Vc) 千々岩英一(Vn) マリア・ベロウソヴァ、クリストフ・シロドー(P) | |||
録音:[内]。フィンランドのチェリスト、ピア・セーゲルスタムによる、近現代作品を含む稀少な楽曲を集めた充実の3枚組。リストとスカルコッタスのチェロ作品全集に、ブリッジ、エネスコ、シュニトケの3つのチェロ・ソナタ、歌のパートをチェロで演奏したブラームスの「4つの厳粛な歌」など、シリアスで聴き応えのある作品が揃っている。ピアニストのクリストフ・シロドー、ヴァイオリニストの千々岩英一など共演者にも注目。 | |||
NOSTALGIA〔のすたるぢあ〕 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)リュートの世界的第1人者、佐藤豊彦のアルバムを発売しているレーベル。 旧譜はこちらから。 | |||
忘れられた真珠たち〜作曲者不詳: シェイクスピアに関する曲〔私の窓から出てお行き/ウォルシングハムへ行った時/ケンプ氏のジグ〕/ エリザベス王朝の舞曲 〔スーチ卿の仮面舞踏会/女王の仮面舞踏会の終曲/魔女の踊り/カヴェンディシュ氏のアルメイン〕/ 変奏曲〔サラバンドの主題による変奏曲/フォリアの主題による変奏曲/ベルガマスク〕/ 5つのリチェルカーレ〔「ド」/「ソ/ド」/「ファ」/「レ」/「ソ」〕/ その他の舞曲〔パドゥアーナ/ヴォルト/カナリー/シチリアーナ〕 佐藤豊彦(リュート|使用楽器:ダッチヘッド、10コース、 マルティン・デ・ヴィッテ作、デン・ハーグ、オランダ、2013年) | |||
録音:2019年12月3日-5日、桐島国際音楽ホール「みやまコンセール」|日本語解説〔佐藤豊彦〕付き。リュート界の第一人者であり、日本が誇る世界的巨匠佐藤豊彦が、自主レーベル「のすたるぢあ(Nostalgia)」からリリースする新録音。1611年に製作された貴重なオリジナルのバロックリュートとの出会いにより、バロック音楽の録音を中心に行ってきた佐藤豊彦だが、今回のアルバムはルネサンス時代の音楽。ヨーロッパ諸国の可愛くて綺麗で楽しいルネサンス期の作曲者不詳の小品、つまり「忘れられた真珠たち」を集めた素敵なプログラム。元々は6コース、7コース、8コース、10コースのリュート、そしてビウエラなどそれぞれ異なった楽器のために作られた曲だが、今回の録音では歴史的な演奏を最優先するのではなく、楽しみでリュートを弾く人たちがどのタイプのルネサンスリュート(或いはビウエラ)を持っていてもこのCDの中のいくつかの曲が演奏できる、という考えから、10コースリュート1台のみが使われている。もちろんガット弦使用。ブックレットには「絵画に見るリュート」と題された特集で、リュートが描かれた16世紀〜17世紀頃の様々な絵画が掲載されている。 | |||
PALADINO MUSIC (墺) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)ウィリアム・プリースやマリア・クリーゲル門下にあたるチェリスト、マルティン・ルンメルが2009年に設立、ウィーン楽友協会やウィーン国立歌劇場が立ち並ぶケルントナー通りにオフィスを構える paladino media 社傘下の独立系レーベル。旧譜はこちらから。 | |||
愛の挨拶 カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ〜コンサート・トランスクリプション(*) シューベルト/ポッパー編曲:アヴェ・マリア Op.54 No.2 (*) / エルガー:愛の挨拶 (#) クライスラー/ルンメル編曲:シンコペーション(#) / フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに Op.7 No.1 (*) カール・ダヴィドフ:無言歌(言葉のないロマンス) Op.23 (*) /噴水にて Op.20 No.2 (#) モシュコフスキ/ルンメル編曲:ギター Op.45 No.2 (#) / キュイ:カンタービレ Op.36 No.2 (*) クライスラー/ルンメル編曲:ウィーン小行進曲 / ゲオルク・ゴルターマン:ロマンス Op.96 No.1 (#) ルドルフ・グリック:夢 Op.20 (#) / バルドゥイン・ズルツァー:バガテル Op.123a (*) マリア・テレジア・フォン・パラディス/ルンメル編曲:シシリエンヌ (*) プロコフィエフ/ M. Rejtich 編曲:スケルツォ (*) / フランセ/ジャンドロン編曲:無窮動(1944) (#) パウル・フォークト/ D. Smith 編曲:ガヴォット Op.20 (#) / ブラームス/ルンメル編曲:子守歌 Op.49 No.4 (#) マルティン・ルンメル(Vc) ゲルダ・グッテンベルク(P;*) ステファン・シュトロイスニック(P;#) | |||
録音:2012年12月4日(*)、2019年12月19日(#)。 paladino musicの創設者でもあるプリース門下の名チェリスト、マルティン・ルンメル。様々なエチュードなど多数の録音でも知られるルンメルが選びぬいた、名曲から、あまり知られていない未知の宝石までを組み合わせた愛らしい小品集。 | |||
PASCHENrecords (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | |||
サクソフォン六重奏のための作品集 ヘンシェル: Was weite Herzen fullt / ショルン: Three Pictures / Manic Maelzel ヘンシェル: Regeneration and Blend / ショルン: Wo kommt denn Des Her / Buddy's Soul - for Ken ロジャー・ヘンシェル、シュテフェン・ショルン(Sax) ラシェル・サクソフォン四重奏団 | |||
録音:2017年3月、2019年7月。1969年結成のラシェル・サクソフォン四重奏団は、Wiener Zeitungによって「サクソフォンの無冠の帝王」、Weltの評論家から「もしもオリンピックでヴィルトゥオーゾ管楽器の演奏種目があったとしたら、間違いなく金メダルを受け取るべき」と評された、名手揃いのサクソフォン・アンサンブル。本アルバムは結成50周年を祝うアニバーサリー・プロダクションとして、即興演奏の世界的名手であるロジャー・ヘンシェル、シュテフェン・ショルンと共に、バイエルン放送局の協力のもと録音された。収録曲はすべてヘンシェルとショルンの手によるもので、クラシックとジャズの間に存在する交錯に着目し、それぞれの良いところを融合させた上質な作品が並んでいる。一流のアンサンブルによる演奏で、ヴィルトゥオジックで先進的、ユーモラスで刺激的な、魅力あふれる音楽をお楽しみ頂ける。 | |||
メゾ・ソプラノとギターによる夜をテーマにした歌曲集 ドビュッシー:ロマンス/角笛の音/生け垣の列/アンジェラスの鐘/美しき夕暮れ グラナドス:昔風のスペインの歌曲集 / ファリャ:7つのスペイン民謡 シューベルト:月に寄せて/夜の歌/夜/悲しみの喜び/夜咲きすみれ/夜の小品/流れのほとりで デュオ・アマリス[ユリア・シュピース(Ms) ジェシー・フラワーズ(G)] | |||
録音:2019年5月。秋の柔らかなため息から子守歌、スペイン人の恋人の嫉妬心まで、夜の月明かりに映る深い感情のすべてが反映された、メゾ・ソプラノとギターによる歌曲集。なんといってもピアノではなく、ギターで伴奏されているのがポイント。シューベルトは旅行中の作曲にギターを使用していたし、スペインの偉大な作曲家であるグラナドスやファリャの作品には常に民族楽器であるギターの影響が反映されているため、これらの編曲は全く自然に聞こえる。民族音楽と芸術音楽の間を行くドビュッシーのメロディも、ギターで伴奏するのに最適な作品といえるだろう。 | |||
URTEXT (メキシコ) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)1995年、フルート奏者のマリサ・カナレスによって創設されたメキシコ最大のインディペンデント・レーベル、10年弱ぶりの日本再上陸。旧譜はこちらから(ただし価格が異なり、今後入荷しない可能性があります)。 | |||
ガロワ〜クーラウ&ワルキエ:フルート四重奏曲集 ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866):協奏的大四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.46 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):大四重奏曲 ホ短調 Op.103 パトリック・ガロワ(Fl) トリオ・ダルジャン [フランソワ・ドーダン・クラヴォー、ザビエ・サン=ボネ、ミシェル・ボワゾ(Fl)] | |||
録音:2016年1月20日-21日、メキシコ。21歳でフランス国立o. の首席奏者を務め、現在は指揮者としても活躍する、フランスを代表するフルートの名手、パトリック・ガロワ。1984年から活動するフランスのフルート三重奏団、トリオ・ダルジャン(直訳すると「銀の三重奏団」)とのコラボレーションで録音した19世紀のフルート四重奏のための名曲。パリ音楽院でジャン=ルイ・テュルーにフルートを、アントニーン・ライヒャに作曲を学び、100曲を超える室内楽作品を残すフランスの作曲家&フルート奏者、ウジェーヌ・ワルキエの代表作の1つである「協奏的大四重奏曲 Op.46」と、主にデンマークで活動し、その作風から「フルートのベートーヴェン」とも呼ばれたというドイツの作曲家、ピアニスト&音楽教師、フリードリヒ・クーラウの「大四重奏曲 Op.103」で、4本の木製フルートによる素朴で美しい響きをご堪能あれ。 | |||
生命の証 [Pruebas de vida] 〜エベルト・バスケス(1963-): ギターと弦楽四重奏のための「ヴァニタス」(2009-10) (*) /マンドリンとギターのための二つの小品(2011) / 二十五絃筝とギターのための「浮世絵:庄野・白雨」(#) /ギターとアンサンブルのための「生命の証」(+) 佐藤紀雄(G) アンサンブル・ノマド [花田和加子(Vn;*/+) 川口静華(Vn;*) 甲斐史子(Va;*/+) 松本卓以(Vc;*) 柴田高明(マンドリン;無印) 木村麻耶(二十五絃筝;#) 木ノ脇道元(Fl;+) 菊地秀夫(Cl;+)] | |||
録音:2014年12月6日、名古屋芸術大学 大アンサンブル室|日本語解説付。佐藤紀雄のギターをフィーチャーし、マンドリンや筝を含めたギターと様々な楽器のアンサンブルのための力強く生命力に溢れた作品集。 | |||
動物寓意集 [Bestiario] 〜エベルト・バスケス(1963-): トラウコ/ジャヴァウォック(*) /生贄達の迷宮(#) /クラーケンの夢(+) /ゴーレム(**) /マックスウェルの悪魔(##) 佐藤紀雄(芸術監督)アンサンブル・ノマド [菊地秀夫(Cl;+, **以外/バスCl;**) 木ノ脇道元(Fl;*/#/##) 稲垣聡(P;*/#/+) 花田和加子(Vn;#/+/##) 甲斐史子(Va;#/+) 松本卓以(Vc;#/+/##) 山根孝司(バスCl;**)] | |||
録音:2014年12月6日、名古屋芸術大学 大アンサンブル室|日本語解説付。1971年に(現)東京国際ギター・コンクールで優勝し、ギターと指揮で国際的に活動してきた佐藤紀雄と、佐藤紀雄が1997年に結成し世界各地の現代音楽祭に出演、加藤訓子もそのメンバーとして名を連ねる有数の現代音楽グループ、"アンサンブル・ノマド"。佐藤紀雄とアンサンブル・ノマドによってUrtextに録音された、現代メキシコの作曲家エベルト・バスケス(1963-)の2つのアルバム。「動物寓意集」は、チリの想像上の悪魔「トラウコ」やルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」に登場する怪物「ジャヴァウォック」、スカンディナヴィアの海の魔物「クラーケン」、ユダヤの伝承に由来する動く泥人形「ゴーレム」など、空想の動物や怪物を様々な楽器で表現したユニークなアルバム。 | |||
AUDITE (独)
旧譜はこちらから 。 | |||
ルツェルン・フェスティヴァル Vol.15 〜アルミン・ジョルダン ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(*) / ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲 Op.43 (#) ドビュッシー/アンセルメ編曲:6つの古代の墓碑銘 / 歌曲集「愛と海の詩」 Op.19 (+) フェリシティ・ロット(S;+) アルミン・ジョルダン指揮スイス・ロマンドo. | |||
録音:1988年8月27日(*/#)、1994年8月20日(無印/+)、クンストハウス、ルツェルン、ライヴ、ステレオ。定評あるauditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ、初出音源集。第15弾はルツェルン出身のアルミン・ジョルダン(1932-2006)が音楽監督をつとめていたスイス・ロマンドo. を振った1988年と1994年のルツェルン・フェスティヴァルのライヴ収録。アルミン・ジョルダンはローザンヌおよびジュネーヴの音楽院で研鑽を積んだ後、サンクト・ガレン、チューリヒのオペラハウスで指揮活動を行った。その後、1973年から1989年までバーゼル歌劇場の音楽監督をつとめた。1985年からはスイス・ロマンドo. の音楽監督となり1997年までの在任中に当団がもつ響きの美しさを追求し、オーケストラを磨き上げた。2006年にバーゼルにてオペラ指揮中に倒れ惜しくも急逝。今もなお、ジョルダンの精緻な演奏は高く評価されている。なお、息子のフィリップ・ジョルダン(1974-)も指揮者として活躍している。ここに収録された作品はジョルダンが最も得意としたフランス音楽でドビュッシー、ルーセル、ショーソン。手兵を率いた当演奏は絶美!といえる精妙かつきめ細かな色彩感を表現している。ドビュッシーの2作品は1990年に当団との録音もあるが、やはり最も得意とした作品をジョルダンでしか引き出すことのできない美しさで演奏している。ショーソンの「愛と海の詩」は、ショーソンが歌と管弦楽の結合による新しい声楽曲を試みた作品。第1部と第2部の間に管弦楽だけの間奏曲が入る。最後の曲「リラの花咲く頃」が独立した歌曲として知られる。ロットが歌い上げる。 | |||
CLAVES (瑞) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)旧譜はこちらから。 | |||
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):鍵盤作品集 ソナタ〔ヘ短調 Wq.57/6 /ヘ長調 Wq.55/2 /ニ短調 Wq.57/4 〕/幻想曲 嬰ヘ短調 Wq.67 [以上、クラヴィコード【Clavichord by Christian Gottfried Friderici, Gera, 1773, facsimile built by Matthieu Vion, workshop Christopher Clarke, 2011】]/ ロンド〔ニ長調 Wq.56/3 /ホ長調 Wq.58/3 /ヘ長調 Wq.57/5 /ト長調 Wq.57/3 〕 [以上、フォルテピアノ【Fortepiano by Christian Baumann, Zweibrücken, 1775】]/ 幻想曲 ハ長調 Wq.59/6 /ロンド〔ハ短調 Wq.59/4 /変ホ長調 Wq.61/1 〕/幻想曲 変ロ長調 Wq.61/3 / 心地好い恋やつれ ヘ短調 Wq.117/30 /ラ・ボーマー ニ長調 Wq.117/26 /ロンド ニ短調 Wq.61/4 / ソナタ ホ短調 Wq.61/5 /幻想曲 ハ長調 Wq.61/6 /ソナタ ニ長調 Wq.61/2 / ロンド ハ長調 Wq.56/1 /ソナタ ホ短調 Wq.59/1 /ラ・ポット ニ長調 Wq.117/18 [以上、パンタロン【Pantalon by Johann Andreas Mahr, Wiesbaden, 1776】] 幻想曲 変ホ長調 Wq.58/6 /ロンド 変ロ長調 Wq.58/5 /ソナタ ト長調 Wq.58/2 / ロンド ホ長調 Wq.57/1 /幻想曲 イ長調 Wq.58/7 /ロンド イ短調 Wq.56/5 / ソナタ ホ短調 Wq.58/4 /幻想曲 ヘ長調 Wq.59/5 /ロンド ト長調 Wq.59/2 [以上、フォルテピアノ【Fortepiano by Jean-Henri Silbermann, Strasbourg, c. 1782】] ピエール・ゴア(クラヴィコード/パンタロン/Fp) | |||
録音:2016年7月、12月、サクソン、スイス|サウンド・エンジニア、エディティング&マスタリング:ジャン=クロード・ガブレル。カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)は鍵盤作品に革命をもたらした作曲家といえ、斬新なアクセント、突然の遠隔転調、筆記体を思わせる流動的な表現からの意外な離脱、新たな色彩感、厳密な強弱法の指示など、独自の個性を示した。その作品は膨大でC.P.E.バッハの残された作品の中でも圧倒的な数に及ぶ。この幅広い表現力を持ったC.P.E.バッハの鍵盤作品を名手ピエール・ゴアが録音した。今回の録音にあたり歴史的な銘器を含む3つの楽器(クラヴィコード、パンタロン、フォルテピアノ2台)計4台を使用。修復も長い年月をかけされたもので、当時の響きを追求している。無限の色彩感を携えた繊細な響きを大切にしながらもC.P.E.バッハの作品の特徴でもある即興的な要素を見事に表現したゴアの演奏は、この偉大な作曲家の深い人間性に満ちた革新的な世界に聴き手を誘う。録音はClavesレーベルでもおなじみの録音技師、ジャン=クロード・ガブレルが担当。ガブレルは小糸恵のバッハのオルガン作品集をはじめとする録音などで高く評価を得ている名録音技師。 |