メキシコの管弦楽作品集 シルベストレ・レブエルタス:センセマヤ フェデリコ・イバーラ:セグンダ・シンフォニア G.オルティス:コンチェルト・カンデラ M.エンリケス:儀式/他 |
ロナルド・ソルマン指揮 メキシコ国立大学po. | |
ラロ・シフリン(1932-): リリウオカラニ交響曲 |
ラロ・シフリン指揮 ウィーンso.、 ホノルル・ ユース・オペラcho. | |
ハワイ最後の王、リリウオカラニ女王を主題とした作品。自作自演、しかもオーケストラはウィーン響という話題性ある1枚。 | ||
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):ピアノ作品集 キューバ狂詩曲/キューバ組曲/ピアノのための2つの練習曲/ 4つのメキシコ舞曲/ピアノ・ソナタ |
エディソン・キンターナ(P) | |
ポンセといえばギター曲だが、その他の楽器や編成のための作品もかなり書いている。彼はフランスで知性派ポール・デュカスに師事し、コスモポリタン的資質もかなり持ち合わせていた。当盤は彼の音楽におけるトロピカルな側面とコスモポリタン的側面を対比する内容となっている。 | ||
メヒコ・シフォニコ〜メキシコの管弦楽名曲集 モンカヨ:ウアパンゴ、シンフォニエッタ カラスコ:交響的前奏曲 チャベス:序曲「孤児」 マルケス:ダンソン第4番 カストロ:メヌエット ガリンド:ネルーダの歌 シマン:遭遇 |
ベンハミン・ファレス・エチューニケ指揮 オルケスタ・デ・ラス・アメリカス | |
エネルギッシュで個性的、メキシコ音楽の水準の高さを改めて知らしめる1枚。 | ||
エイヘニオ・トゥサイント(1954-): 組曲「都市の舞曲集」/組曲「科学」/ バレエ組曲「死者たちの日々」 |
ヘスス・メディーナ指揮 カメラータ・デ・ラス・アメリカス | |
メキシコ・シティ生まれのトゥサイントはピアノを独学で学び、ジャズ・グループで活躍した後、アメリカでポール・アンカなどの元で働きながらクラシックの作曲法を学んだという変り種。 | ||
モンカヨ:ウアパンゴ(ギター四重奏編曲版) ヒメネス:副王の四重奏曲(ギター四重奏編曲版) ブローウェル:キューバの風景とルンバ オリーバ:ポンシアーナ コルデーロ:四天使のためのプントと歌 ミヨー:スカラムーシュ(ギター四重奏編曲版) |
マヌエル・ポンセ・ギターQ | |
メキシコの若手ギター四重奏団による熱気あふれるアルバム。録音も異常なほど鮮明で、目の前で弾いているかと思われるほどリアル。 | ||
協奏曲とショーロ カマールゴ・グァルニエーリ(1907-1993): チェロと管弦楽のためのショーロ(*) フェデリコ・イバーラ(1946-):チェロ協奏曲(*) カルロス・チャベス(1899-1978): チェロ協奏曲〜アレグロ(*)/ チェロとピアノのためのマドリガル(#)/ チェロとピアノのためのソナチナ(#) |
カルロス・プリエト(Vc) カルロス・ミゲル・プリエト指揮(*) オルケスタ・デ・ラス・アメリカス(*) エディソン・キンターナ(P;#) | |
ショーロとはブラジル起源の、独奏者と合奏のための音楽形式のひとつ。グァルニエーリはブラジルの、イバーラとチャベスはメキシコの作曲家。 | ||
青と緑〜中南米の作品集 ヒナステラ:チ チェロとピアノのための「パンペアーナ」第2番 フアレス・ラマルケ・ポンス: チェロとピアノのための小品 リカルド・ロレンス(1961-): チェロとピアノのための「青と緑を着たセシリア」 アルデマーロ・ロメロ(1928-): チェロとピアノのための「ゴルペとファンダンゴ」 グスターボ・ベセーラ=シュミット(1925-): チェロ・ソナタ第5番 セルソ・ガリード=レッカ(1926-): 無伴奏チェロのための独白(*) ホアキン・ニン(1879-1949): チェロとピアノのための「スペイン組曲」 |
カルロス・プリエト(Vc) エディソン・キンターナ(P;*以外) | |
クリスタル・ギター フリオ・セーサル・オリーバ:自作自演集 ラウリアーナ/パラチョの印象/3つの魔法の絵/ モンテベロ組曲/死のソナタ/愛のソナタ |
フリオ・セーサル・オリーバ(ギター) | |
オリーバはメキシコの作曲家兼ギタリスト。生年など詳細は不明。 | ||
楽しみのための音楽 ペレス・プラ−ド(1922-1989) &エウへニオ・トゥーサン(1954-):マンボ組曲 フランシス・プーランク:楽しみのための音楽 サムエル・サイマン: エリック・ザイマンのテーマによるファンタジア ウジェーヌ・ボザ:オクタンフォニー マリオ・ラビスタ:八重奏曲 エウヘニオ・トゥーサン:OKTKIT ダリウス・ミヨー: 室内交響曲第5番 Op.75(10管楽器のための) |
シンフォニエッタ・ ベンタス (Fl、Ob、Cl、 Fg各2本による アンサンブル) | |
ウィーン古典派の時代からある伝統的なハルモニー・ムジーク編成(同族管楽器2名づつ。ただしフルートはないのが普通)でフランスとメキシコの作品を演奏するという趣向。世界的にもあまり類のない選曲がなされたディスクではないだろうか。 トゥーサンはメキシコ・シティに生まれ、基本的に独学で音楽を学んだ人。ジャズ・ミュージシャンとして高く評価され、ジャズ・テイストを取り入れた作品を作る。マンボ組曲はトゥーサンの最新作で、このアルバムの中で最も注目に値する作品。「マンボの王様」ペレス・プラードの有名なマンボを交響作品にアレンジし、それをさらに書き換えたものだという。ウィーン古典派の編成で聴くマンボは話の種になること必至? OKTKITという曲のタイトルについては、トゥーサン本人が「特に意味はなく、octetという言葉に似るように文字をつないだだけ」と言っている。サイマン、ラビスタもメキシコ・シティ生まれの作曲家。特にラビスタは、オペラ、宗教音楽、映画音楽など多くのジャンルの曲を書いている。 ボザの作品も珍しい。オペラ、バレエ、オラトリオ、交響曲のほか、特に管楽器による室内楽を多く書いた人で、パリ音楽院の卒業試験のための管楽器ソロ作品も多い。ミヨーは自らのルーツとなるユダヤ系のカルチャーの影響を受けているが、ブラジル音楽にも親しんだ人。1917年から1923年にかけて、様々な楽器編成のために書いた6作品が「室内交響曲」として知られているが、その第5番がこの曲である。 残念ながらここで演奏している管楽アンサンブル「シンフォニエッタ・ベンダス」の詳しい資料はないが、どうも地元メキシコのオーケストラ・メンバーからなるアンサンブルらしい。音色は明るく輝かしくラテン的、演奏水準も高い。 | ||
メキシコ・モデルノ:メキシコの現代音楽 ホセ・ロロン(1876-1945):Dibujos sobre un puerto マヌエル・M.ポンセ(1882-1939): ゴンサレス・マルティネスの3つの詩 シルベストル・レブエルタス(1899-1940): 子供たちの5つの歌/黒人の女の子の歌 ヘラルト・ミュエンチ(1907-1988):3つの歌曲 ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):ソネット カルロス・シャベツ(1899-1978):歌 ブラス・ガリンド(1910-1993):マドレ・ミア、カンド・ムエラ/他 サルヴァドール・モレノ(1916-1999):4つの歌(en nahautl) エドゥアルド・ヘルナンデス・モンカダ(1899-1996): カンシオネス・アル・エスティロ・デ・ミ・ティエラ〜2曲 カルロス・ヒミネス・マバラク(1916-1994): 子供のための6つの歌 |
アドリアナ・ディアス・ デ・レオン(Ms) アルベルト・ クルスプリエト(P) | |
輸入元によれば商品番号が記載されていないCDとのこと。 | ||
メキシコのソナタと舞曲 マヌエル・ポンセ(1882-1948): チェロとピアノのためのプレリュード(1929) チェロとピアノのためのソナタ(1915-1917) アルフォンソ・ドゥ・エリアス(1902-1984):悲しき歌 ミゲル・ベルナル・ヒメネス(1916-1956): チェロとピアノのためのタラスカ風ダンス シルベストレ・レブエルタス(1899-1940): チェロとピアノのための3つの小品 マヌエル・エンリケス(1927-1994): チェロのソロ・ソナチナ(1962) チェロとピアノのための4つの小品(1961) |
カルロス・プリエト(Vc) エディソン・キンターナ(P) | |
ポンセのチェロとピアノのためのプレリュードはパリで、ソナタは主としてキューバで書かれた作品。ギター作曲家として名高いポンセのチェロのための作品は、ほかにあまり録音がないようだ。エリアスは主として教職で活躍し、和声と理論の2つの教則本をのこした。作曲家としてもいくつかの賞を受賞している。ヒメネスの音楽のルーツは宗教音楽である。モレリアに生まれ、宗教音楽を学び、オルガン音楽と声楽に興味をもち、バチカンで宗教音楽の職につく。メキシコに戻ってきてからは、声楽の指揮、オルガンのソリスト、メキシコ音楽の研究者などとして活躍。宗教音楽のほか、交響曲にも目を向けた人だという。レブエルタスはラテン・アメリカを代表するヴァイオリニスト兼作曲家。1999年の生誕100年には管弦楽作品などがリリースされ、認識があらためられた感がある。ここにおさめられたチェロとピアノのための3つの小品は、もともとはヴァイオリンとピアノのために書かれたものだが、エンリケスの編曲によりチェロとピアノ用に書きかえられ、プリエトに献呈された。エンリケスはここで演奏しているプリエトとの親交が深く、彼の影響で多くのチェロ音楽を書いた。ソナチナはヴィルトゥオーソ的見せ場が光る作品。4つの小品はもともとはヴィオラとピアノのために書いたものを、エンリケス自身が現在の編成に書き換えた。コレッリやヘンデルらのバロックのソナタ・スタイルを思わせる。 チェロのプリエトはメキシコ生まれ。世界各地でツアーを行い、カーネギーホールでのデビュー・コンサートは、ニューヨーク・タイムズに「彼にとって技術の限界はない。彼の音楽の才能は完璧だ」と評された。さまざまなレパートリーをもつが、とりわけ現代メキシコ、スペイン、アメリカの曲に多く取り組んでいる。いわばこの方面のスペシャリスト。 | ||
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ギター作品集 ブラジル風バッハ第5番(*)/モディーニャ 12の練習曲/花の分類/神秘的六重奏曲(+) |
フアン・カルロス・ラグーナ (G) イラセマ・テレサ(S;*) マリア・カナレ(Fl;+) リディア・タマヨ(Hp;+) 他 | |
1930年から1945年にかけて、ブラジル民族主義を代表する作曲家エイトール・ヴィラ=ロボスは、「ブラジル風バッハ」というタイトルの、声楽と楽器の様々な編成のための9つの作品を書いた。そのなかでも最も有名なのが第5番。もともとはソロ声部と8台のチェロのために書かれた作品で、ベルリン・フィルの12人のチェリストたちが2000年にレコーディングで取り上げて話題になったことは記憶に新しい。「モディーニャ」とは、18世紀から19世紀、ポルトガルやブラジルの、センティメンタルな芸術歌の形式を指す言葉。ブラジルではそもそも、イタリア・オペラのアリアのような性格をもっていたが、後に民族音楽の要素を取り入れて親しまれ、今では民族色の強いラブ・ソングになった。ヴィラ=ロボスはいくつか「モディーニャ」を書いている。 自身はチェロを親しむヴィラ=ロボスであったが、ギターのためにも多くの作品を書いた。1929年に書いたギターのための12の練習曲は、現在、ラテン・アメリカで重要なギターのレパートリーとなっている。この練習曲集はスペインのギタリスト、アンドレ・セゴビアにささげられた。セゴビアをして「天才的なブラジルの作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボスによる、ギターへの愛がつまったエチュード」と言わしめた作品。 ヴィラ=ロボスはバレエ音楽も多く手がけた。1937年の「花の分類」もそのひとつ。このスコアの特徴は、時間の指示がなく、かなり自由に演奏されること。このCDでは、ギターが繊細なタッチを演出している。 ヴィラ=ロボスは、伝統的な編成の室内楽だけでなく、珍しい編成への挑戦も多く行った。このディスクの最大の特徴はこの「神秘的六重奏曲」が聴けること。フルート、オーボエ、サキソフォン、ハープ、ギター、チェレスタで演奏されるこの作品、特異な編成のせいかめったに録音される機会がない。フランスの影響が色濃く見られる、ヴィラ=ロボスの曲の中でも異彩を放つ作品といっていい。ギターに、そしてヴィラ=ロボスに関心のある人なら、この曲を聴くためのみ、このCDを買う価値があると感じる人がいてもおかしくない。 | ||
キヨスク、噴水、バルーン、木立…… エドゥアルド・アングロ:キヨスク、噴水、バルーン、木立…… M.M.ポンセ:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲 サムエル・パスコー:弦楽三重奏曲第1番 アレハドロ・ベラスコ:弦楽三重奏曲 |
トリオ・コフラン(弦楽三重奏) | |
タイトルがちょっと風変わりなのアングロの作品は、メキシコののどかな公園風景が浮かんでくるような曲。第1楽章は日溜りの中、のんびりと、笑いのあふれる幸せな光景、第2楽章は日が暮れ、街灯がともっていく様子、第3楽章は雨降りのひっそりした公園、やがて雨がやみ、しばらくすると、また人が集まってくる様子が描かれている。弦楽三重奏による幻想曲。ポンセは伝統的な室内楽の編成に挑戦し、珍しい楽器の組み合わせを開拓してきた。この弦楽三重奏曲もそのひとつ。第1楽章はソナタ形式、第2楽章はメキシコ色が強く、ヴァイオリンとビオラがカノンを呈す。 第3楽章はメランコリックな歌で、ポンセの深いリリシズムが感じられる。最終楽章のスケルツォはヴィルトゥオーソ的要素がつめこまれている。ベラスコの弦楽三重奏曲は1999年、ここで演奏しているトリオ・コフランのために書かれた作品。第1楽章は不規則なリズムと陽気なピチカートの力強いダンス、第2楽章は静かでメロディック、第3楽章は陽気なフーガ、とさまざまな表情をもつ。 | ||
マルセラ・ロドリゲス(1951-): 各地の寓話 歌曲集「不吉な」 歌曲集「敵の姦通者」 |
ロウルデス・アンブリス(S) マリア・フェレッサ・ ゲンロ(Cemb) アナ・マリア・レオス(S) | |
ロドリゲスはメキシコ生まれの作曲家。 | ||
エレクトロドス ヘリコイダル/ブルドス/アルペジオパタ/アリトミア マリンボラス/タルビナード/ノストロモ/クレシドフォビア エスピログラフォ/オスシロドロモ/ティンティンナブラム |
デュアン・アルトゥロ・ ブレナン (プロデューサー) ムシカ・エレクトロモカ | |
輸入元によれば商品番号が記載されていないCDとのこと。 | ||
エウヘニオ・トゥーサン:ゴーギャン ギター協奏曲(*) ゴーギャン(オーボエ、ハープと管弦楽のための) ブイヤベース(ピアノと大管弦楽のための) |
ハイメ・マルケス(G;*) 他ソロイストたち イェシス・メディナ指揮 カメラータ・デ・ラ・アメリカ | |
トゥーサンのクラシカルな作品を集めたもの。ギター協奏曲は1994年の作品。トゥーサンはジャズ・ピアニストの名手としても有名だが、ギターとの付き合いも深い。若い頃、ロック・ギターに出会い、また、ジャズ音楽の中でのギターの存在感について熟知しており、ギタリストたちとの親交もあった。このアルバムのタイトルにもなっている「ゴーギャン」もおもしろい。トゥーサンはゴーギャンの絵のファンであるだけでなく、都会の喧騒から逃れ、絵を描いて生きる夢を選んだ彼の人生に惹かれ、彼に捧げるべくこの曲を書いたという。そして「ブイヤベース」。これはトゥーサンの好物料理なのだそうだ。1993年、PopolVuhのベルギー初演のためにブリュッセルを訪れた時、グルメとしても有名な彼は、街の名物、ブイヤベースを食した。その後、 その店のブイヤベースが忘れられず、究極のブイヤベースを探して食べ歩くうちに、ブイヤベース・ファン仲間であるマイルス・ディヴィスにインスピレーションを受けて作ったのがこの曲。マイルスの一周忌に完成し、彼の思い出に捧げられた。 | ||
トランスフォルマシオネス(トランスフォーメーションズ) 〜 20世紀南米の重要な作曲家たちによるピアノ作品集 アルトゥール・マルケス(1950-):エン・クラヴェ アルトゥール・マルケス:Zacamandu en la yerba アルベルト・ヒナステッラ(1916-1983): 「アルゼンチンの踊り」 Op.2 から ホセ・パブロ・モンカヨ(1912-1958):Muros vendes ギィレルモ・ガリンド(1960-): ピアノとテープのためのValentina cubista アストル・ピアソラ(1935-1992):3つのプレリュード |
オスカル・カノ(P) | |
ラロ・シフリン: フルートと管弦楽のためのカリブ風協奏曲(*) ギター協奏曲(+) 室内管弦楽のための「トロピカル」 |
マリサ・カレナス(Fl;*) フアン・カルロス・ ラグーナ(G;+) ラロ・シフリン指揮LSO | |
「ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)」のオリジナル・テーマの作曲者、そしてまた「スリー・テナーズ」の公演でいつもアレンジャーとしてクレジットされているラロ・シフリンのシリアスなクラシック作品。しかし、曲目タイトルからもわかるとおり、トロピカル・テイスト満載のポップなコンチェルト。しかし、決して単なるクロスオーヴァーではなく、クラシック・ファンが聴いても違和感のない、正当派の雰囲気も併せ持っているところが、さすが大御所シフリン。 | ||
予告〜ホセ・パーマー(1880-):ピアノ作品集 手品師(1898)/キメーラ(1899-1902) マズルカ第1番イ短調(1903;未発表) マズルカ第3番嬰へ短調(1908;未発表) ソナティナ/プレリュードト長調(1907) パチューカの歴史あるフランシスコ修道院(1912-1919) ソナタ第1番 嬰ヘ短調「予告」(1913;未発表) |
ダニエル・ノリ(P) | |
ホセ・パーマーはメキシコ生まれ。ピアノを学び、卓越したテクニックを身につけた後、音楽教育面、演奏面で活躍。政治活動にも積極的に参加。音楽の現代性と、労働者の権利を生涯をかけて追求した。彼のピアノとオーケストラのための作品、数々の編曲には、生存中は演奏も発表もされなかった作品も多い。「手品師」はパーマーが18歳から手がけ始め、その後、何度も手を入れて技巧を凝らしていった作品。19世紀の田舎で行われる楽しいショーの風景を描いたもので、自分の人生を人を楽しませるために捧げたアーティストたちへのオマージュとなっている。「キメーラ」は、もともとは独立したプレリュードを7つ集めた作品で、それぞれのコントラストがみごと。2つのマズルカは、19世紀に流行したダンス曲にメキシコ風の色をつけた作品。 | ||
シロップ〜メキシコのサロン音楽集 メレシオ・モラレス:ネツァウァルコヨトゥル リカルド・カストロ:バルカローラ Op.3 No.2 トマス・レオン:ローラ アルフレード・カラスコ:マズルカ第8番 フェリペ・ビラヌーバ:詩的ワルツ エルネスト・エロルダイ:ミニチュア・ワルツ リカルド・カストロ:愛の歌 マリア・ガルフィアス:感謝 リカルド・カストロ:きまぐれワルツ Op.1 アルフレード・カラスコ:アディオス |
ソンドス(Hpデュオ) | |
ソンドスは、メルセデス・ゴメス、ジャネット・パウラスとベテランのハーピストのデュオ。シロップという名のとおり、甘さあふれるメキシコのサロン音楽を集めたアルバム。もともとはピアノのためにかかれた作品から、2人のハーピストがその豊かなバックグラウンドをもとに、スタイリスティックで表現力豊かな世界を作り上げている。 | ||
アプリエト〜カルロス・プリエト サムエル・サイマン:チェロのための組曲(*) クラウディア・カルデロン: ラ・レブエルター・サーキュラー シャビエ・モンサルバジェ:イタリア風インヴェンション フアン・オレゴ・サラス:エスパシオ Op.115 アルベルト・ビラルパンド:ソナティナ・デ・ピエル・モレーナ トマス・マルコ:パルティータ・ピアッティ |
カルロス・プリエト(Vc) ヘスス・ カストロ=バルビ(Vc;*) エディソン・キンターナ(P) | |
1998年から2000年にかけて書かれた作品集。(*)は、サミュエル・サイマンが親友カストロ・プリエトのために書いた作品。以前プリエトはメキシコを訪れたヨーヨー・マを家に招き、二人でアンサンブルを楽しんだことがあった。その時にヨーヨー・マと自分のための作品というアイデアがひらめいたという。 | ||
プレニルニオ(満月)〜 フリオ・セーサル・オリーバ:ギター作品集 4つの練習曲/3つの愛のインスタンテ/子守歌の変奏曲/ ソナタ・トランスフィグラーダ/ソナタンゴ |
フリオ・ セーサル・オリーバ(G) | |
ギタリスト、作曲家として活躍するオリーバの作品集。4つの練習曲は、1976年から1979年にかけて書かれた、このディスクの中ではもっとも初期の作品で、テクニカル面だけでなく、様々な音楽形式を取り入れたエチュード。 | ||
千年紀の終わりのための協奏曲集 エウヘニオ・トゥーサン:チェロ協奏曲第2番 アルトゥーロ・マルキエス:砂の中の鏡 ロベルト・シエラ:4つの詩篇(チェロ協奏曲) |
カルロス・プリエト(Vc) カルロス・ ミゲル・プリエト指揮 オーケストラ・ デ・ラ・アメリカ | |
カルロス・プリエトに献呈されたチェロ協奏曲を集めたアルバム。トゥーサンの「チェロ協奏曲第2番」はジャズ・テイストの作品。マルキエスの「砂の中の鏡」について、プリエトは、マルキエスの他の作品を聴いていた時に「彼ならチェロの性格をよく理解し、本当にチェロにふさわしい曲を書いてくれるだろう」と感じ、作曲を頼んだという。 | ||
フレデリク・ショパン(1810-1849):夜想曲全集 3つの夜想曲 Op.9/3つの夜想曲 Op.15/ 2つの夜想曲 Op.27/2つの夜想曲 Op.32/ 2つの夜想曲 Op.37/2つの夜想曲 Op.48/ 2つの夜想曲 Op.55/2つの夜想曲 Op.62/ 3つの夜想曲 Op.72/ 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/子守歌 変ニ短調 Op.57 |
ヴラディミール・ フェルツマン(P) | |
フェルツマンのUrtextへの録音第1弾。1952年生まれで、1991年にSony Classicalからデビューしたときは、フェルツマンの音楽性そのものより、レーガン大統領からの直々の援助によりソ連からアメリカに亡命したことばかりに関心が集まりすぎたようだ。確かにフェルツマンは「ソビエト連邦」最後のヴィルトゥオーゾ・ピアニストといわれた。有望な才能を有する子供を早期から英才教育するのはソ連のお家芸。そんなフェルツマン、モスクワ・フィルハーモニックで協奏曲デビューしたのがわずか11歳のとき。また19歳でのロン=ティボー国際コンクールでの優勝など、典型的なサクセス・ストーリーを歩んだ。しかし前述したアメリカへの亡命により、ソ連での地位もキャリアも絶たれることになる。しかし、今、ニューヨークを本拠としたフェルツマンの活動は、「最も多忙なピアニスト」のそれである。ソロ・リサイタルや、コンチェルトのソロイストとして全米を精力的に横断するフェルツマン。その豪快さと繊細さを合わせ持ったピアニズムは多くの聴衆を魅了してやまない。しかしそんなフェルツマンもメジャー・レーベルとは相性がよくないままだ。Sony Classicalとの関係は早々に破綻、しばらく米 Music Masters レーベルに録音をしていたが、このレーベルも倒産してしまった。 このショパン以降日本国内でも注目を集めるようになったフェルツマンは、2007年現在、CAMERATA からも数点の録音を発売している。 | ||
バッハ:ミサ ロ短調 BWV.232〜抜粋 [第1曲;キリエ I/第3曲;キリエ II/ 第10曲;主の右に座し/ 第11曲;父のみが神聖であり/ 第12曲;聖霊とともに/ 第18曲;聖書にありしごとく/ 第19曲;われは信ず、主なる聖霊/ 第23曲;ホザンナ |
鈴木美登里、 エリーザベト・ヘルマンス(S) パトリツィア・ハルト(S、A) ペトラ・ノスカイオワ(A) マックス・シオレック、 クヌート・ショッホ(T) ヤン・ ヴァン・デル・クラッベン、 スティーヴン・マクロード(B) シギスヴァルト・クイケン指揮 ラ・プティット・バンド | |
2000年のバッハ・イヤーを記念して行われたラ・プティット・バンドの南米ツアー時のライヴ録音。かつてのDHM盤(レオンハルト指揮)以降、ラ・プティット・バンドはこのミサを再録音していない。ピリオド・アンサンブルによる代表的な名演として名高いDHM盤から20有余年を経て、ラ・プティット・バンドがどう進化したかを知る上でも貴重なリリース。 輸入元からの情報には合唱団についての表記がないが、独唱者が8人なので、もしかしたら合唱を兼ねている可能性もある。 | ||
ビシオーネス・パナメリカーナ〜木管五重奏曲集 タニア・レオン:デ・メモリアス エウヘニオ・トゥーサン:マンボ ガブリエラ・オルティス:パズル・トカス ロベルト・シエラ:エッセイズ リチャード・フェルシアーノ: ザ・カラーズ・オブ・ザ・ウィンド アルトゥーロ・マルケス:昼の踊り パキート・デリヴェラ:ウアパンゴ |
メキシコ・シティ 木管五重奏団 | |
エボカシオン〜 フリオ・セサル・オリバ(1947-): ギター六重奏のためのオリジナル&編曲作品集 ドン・ファンの教え/シッダールタ(幻想曲)/ ペドロ・パラモ/燃える平原/ スウィング・ラヴ(スウィング・エラの旋律)/ プラタ河の郷愁(タンゴの旋律)/ エコー幻想曲(ビートルズの旋律) |
ヘクサフォニア・ギター六重奏団 | |
フリオ・セザル・オリヴァはメキシコ生まれたギタリスト兼作曲家で、ネオ・ロマンティックとネオ印象派(?)を混合したスタイルが信条だという。「ドン・ファンの教え」はブラジル生まれの文化人類学者、カルロス・カスタネダがヤキ・インディアンの呪術師ドン・ファンに学んだ自己体験記録の同名小説(1962年発表)が下敷きになっている。この小説(どうもドン・ファンという人物は実在せず、カスタネダの自作自演だったようだが)に出てくるLSDなどのドラッグ体験が当時の欧米のヒッピー文化に影響を与えたようだ。ギター6台による分厚い合奏は呪術的なにおいがする。「シッダールタ」はヘルマン・ヘッセの小説をもとにした映画がベースになっているという。 最後のビートルズ・アレンジは「ロング・アンド・ワインディング・ロード」、「レット・イット・ビー」、「ブラックバード」、「ミッシェル」、「イエスタデイ」などの旋律が入れ替わり立ち替わり登場する。クラシカルなアレンジなのに、フェイド・アウトで終わるのが不思議といえば不思議。たしかにビートルズはエンディングをフェイド・アウトにする曲も多かったが。 | ||
エスパニョリーシモ〜ギター伴奏歌曲集 フェデリコ・ガルシーア・ロルカ:スペイン民謡 マヌエル・デ・ファリャ:7つのスペイン民謡 作曲者不詳/ルイス・ミラン/ フアン・バスケス&ディエゴ・ピサドール:3つの古謡 |
バレンティナ・ アールバレス(S) ギリェルモ・ ゴンサーレス・ フィリプス(G) | |
ファリャは、ジプシーやミュージシャンが集まるパブで若き詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカに出会った。スペイン、特にアンダルシアの音楽を好むという嗜好が一致した二人は、互いに刺激を請け合い、スペインの伝統音楽を後に遺すために尽力した。 | ||
バッハ: 6つのパルティータ/2声のインヴェンション |
ウラディーミル・ フェルツマン(P) | |
前作、ショパン「夜想曲全集」(JBCC-048)で復活を遂げたフェルツマンだが、それで驚くのはまだ早かった。このバッハの「パルティータ集」もまた、20世紀の「名盤」として長らく君臨してきた、あのグールド盤の存在すら色褪せてしまうのではないか、と言っても大袈裟ではないほど、フェルツマンの破格の音楽性が発揮されている。とにかく、エッジのきいたピアノの調律に、控えめだが深みのあるノン・レガート奏法と、各声部の歌い分けにセンス抜群の節回し。そして音色のパレットの豊富な、装飾音の数々。また、第2番、第3番の序奏の、のけぞってしまうほどに破天荒な分散和音の響かせ方! これは、それぞれの曲の終わらせ方、音の減衰のさせ方に聴かれるデリカシーとともに、絶対真似ができない芸だ。また、併録の「2声のインヴェンション」はよく子供の学習教材として、あまたの名ピアニストも録音しているが、フェルツマンより芸術的な香りのするものはなかなか見当たらないほど、格調高い演奏に仕上がっている。部分部分は結構やりたい放題に聞こえるが、表現としてこなれているので、全体としては、とても品よくまとまっている。音質も、申し分ない。1度聴いたら、もう一度CDプレーヤーのスタートボタンを押さずにはいられない、そんな魅力を持った「魔演」である。 | ||
ハイドン:八重奏曲 へ長調 ウェーバー:歌劇「ペーター・シュモル」序曲 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第9番 Op.72 No.1 グリーグ:抒情組曲 ゴードン・ジェイコブ:ディヴェルティメント 変ホ長調 ヘンデル:シバの女王の入場 メキシコ伝承歌 |
グイド・マリア・グイダ指揮 シンフォニエッタ・ヴェントゥス | |
シンフォニエッタ・ヴェントゥスは1994年にメキシコシティを本拠地とするオーケストラの木管楽器奏者たちによって結成された木管アンサンブル。19世紀−20世紀の作品を得意レパートリーとしており、メコシコの実力者が集まっているだけあって演奏はなかなかのもの。指揮のグイダはトリノ、ミラノで指揮、作曲、ピアノを学び、1985年から1994年までバイロイト音楽祭のリハーサル・ディレクターを務めていた。 | ||
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 |
エレアノール・ ワインガルトナー(Cl) アリアンナSQ | |
エレアノール・ワインガルトナー1990年よりメキシコ国立交響楽団の首席クラリネット奏者の任にあり、シンフォニエッタ・ヴェントゥスのメンバーでもある。メキシコと聞くと情熱的な演奏を想像しがちだが、これはゆったりとしたテンポに乗って丁寧に繰り広げられていく温かみのある演奏に仕上がっている。 | ||
スピーク・メモリー ラフマニノフ: 絵画的練習曲第2番 ハ長調 Op.33 No.2/ 10の前奏曲〜第6番 変ホ長調 Op.23 No.6/ひなぎく ショパン:マズルカ第17番 変ロ短調 Op.24 No.4/ ワルツ第9番 変イ長調「告別」Op.69 No.1/ 同第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 シューベルト:アダージョ ホ長調 シューベルト/リスト編曲:祈祷 シューマン/リスト編曲:献呈 シューマン:「子供の情景」〜[トロイメライ/詩人のお話]/ 「森の情景」〜孤独な花 ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 メンデルスゾーン: 無言歌集第3巻〜デュエット 変イ長調 Op.38 No.6 ドビュッシー:月の光がそそぐテラス/ヒースの草むら スクリャービン:3つの小品 Op.45〜アルバムの綴り グリーグ:アリエッタ/孤独なさすらい ラヴェル:パヴァーヌ ト長調 J.S.バッハ/マイラ・ヘス編曲: カンタータ第147番〜主よ、人の望みの喜びよ |
ウラジーミル・フェルツマン(P) | |
録音:時期不詳、モスクワ音楽院コンサートホール。おそらく国内盤がCAMERATAからCMCD-20052として発売されている物だが、一部曲目は異なるようだ。 1952年、モスクワ生まれ。1971年に19歳でロン=ティボー・コンクール優勝、ソ連からの亡命を希望したために演奏会活動を禁じられた日々、そして米レーガン大統領(当時)の肝いりでアメリカに亡命……と数々の逸話を持ち、その後Sony Classicalから数々の名盤を連発、「ソ連最後のヴィルトゥオーゾ」の名をほしいままにした男、ウラジミール・フェルツマン。しかし、その実力とは裏腹に、ある時を境に彼の名はなぜか国際マーケットから消えてしまう。かろうじてMUSIC MASTERSからベートーヴェンの後期ソナタなどをリリースしたが、ほとんど注目されず、その後は、国際ピアノ・コンクールの審査員として時おり名前を見つける程度で、彼が演奏会活動をおこなっているのか否かすら、情報が入ってこないまま21世紀に突入してしまった。 しかし、2001年末、メキシコのUrtextレーベルからショパンの「夜想曲」で復活。その後も当レーベルとの関係は良好のようだ。 | ||
大地の声 エドゥアルド・ガンボア:大地の声 フリオ・セザール・オリヴァ:Por siempre Sabines サムエル・ジーマン:ソラメンテ・ソラ イサーク・サウル:ソング・オヴ・アブセンス Kavindu(アレハンドロ・ヴェラスコ):4つの歌 |
イラセマ・テラサス(S) イレアナ・バウティスタ(P) イサーク・サウル(P) クリスティーナ・モンテーロ(P) マリサ・カナルス(Fl) エドワルド・スペンサー (イングリッシュHr) マルシア・ヨント(Ob) エリナー・ワインガルトナー(Cl) ベアタ・クカウスカ(Vn) ヴィクトル・フローレス (コントラバンジョー) ガブリエラ・ヒメネス(Perc) | |
イラセマ・テラサスはカルロ・モレリ・インターナショナル・アウォードをはじめとした様々な受賞歴を持ち、メキシコの主要オーケストラや指揮者との共演を数多くこなしているメキシコを代表するソプラノ歌手。オペラ座の怪人メキシコ版ではクリスティーヌ役を演じるなど名実共にメキシコのトップ・スターである。ピアノや器楽伴奏に乗って歌われる歌曲はまさしくロマンティック。澄み切った美しい歌声は魅力満点。 | ||
メキシコのモザイク 国のモザイク/コラス/ハケトン/国のモザイク 2/ ハロチョ/ラ・バンバ/組曲「ワステカ」/魔女/ビエハ |
カルロス・ミゲル・プリエト指揮 ハラパso. トレン・ワイカーニ | |
ハロチョ(メキシコのヴェラクルース地方の民謡)や、ラ・バンバといったメキシコの伝統音楽をオーケストラとフォーク・グループの共演で演奏。ハラパ交響楽団は1929年に創設されたメキシコを代表するオーケストラ。客演指揮者としてはシェルヘン、ライナー、N.ヤルヴィをはじめとする名指揮者たちが名を連ねている。現在はメキシコ生まれのカルロス・ミゲル・プリエト指揮のもと、メキシコを拠点に精力的な活動を行っている。トレン・ワイカーニはメキシコ屈指のフォーク・グループ(ヴォーカルを含む)。 | ||
ドミトリ・ドゥジン: 声楽、弦楽五重奏とピアノのためのカンタータ 「オフレンダ・デル・ティエンポ」 |
マルヒエ・ベルメホ(歌) ドミトリ・ドゥジン(P) ファン・カルロス・ロモナコ (ディレクター) 弦楽五重奏アンサンブル | |
ノーベル文学賞受賞者で、芭蕉の「奥の細道」をスペイン語訳にしたことでも知られる詩人、オクタビオ・パスの代表的な詩集「太陽の石」を室内カンタータに仕立てた作品。 | ||
即興へのプレリュード クソアチトゥル・ロビロサ・マドラーソ: ピアノのための「無邪気な羽」 ガダルーペ・セルバンテス・ビダル: ファゴットとピアノのためのソナタ レチシア・アルミーヨ・トーレス: ピアノのための「あなたの思い出に」 アレハンドラ・オドゲルス: チェロとピアノのための「対話」 ルシア・アルバレス:挑戦 他(全7曲) |
様々な演奏者たち | |
現代南米の女性作曲家たちの独奏作品や室内楽作品を集めたアルバム。 | ||
アフィニダデス〜ギター二重奏の調べ | フアン・カルロス・ラグーナ、 クリス・ロボ(G) | |
メキシカンなテイストで仕上げたヒーリング・ミュージック。 | ||
アレブリヘスの夜〜弦楽三重奏のための作品集 エドゥアルド・アングロ(1954-): 「アレブリヘスの夜」 フェデリコ・イベーリャ(1946-): 5つのミニチュア マヌエル・M・ポンセ(1882-1948): 古い様式による小組曲 マリオ・ラビスタ(1943-):3つのバガテル オラシオ・ウリベ(1970-):バガテル |
トリオ・コフラン | |
ギター作品ばかり名高いポンセだが、イタリア、ドイツ、フランスへの留学で身につけた本格的な室内楽作品にも素晴らしい作品がある。そのひとつである弦楽三重奏は、他になかなかいい演奏がないだけに貴重。ポンセ以外は主に現役のメキシコの作曲家で、どれも脱西欧の語法が用いられ、刺激的な作品が多い。 | ||
エウヘニオ・トゥサン(1954-): 室内楽作品集 弦楽四重奏曲第1番/ ボップ・エチュード第1番 (ピッコロ・フルートのための)/ ボップ・エチュード第2番(ピアノのための)/ ボップ・エチュード第3番(クラリネットと サクソフォンの四重奏のための)/ ボップ・エチュード第4番 (フルート、クラリネットとピアノのための)/ 弦楽四重奏のための小品/ フルートとピアノのための二重奏曲/ パウル・クレーによる5つのミニチュア/ 弦楽四重奏のための「万華鏡」 |
ラテンアメリカSQ マリーサ・カネレス(Fl) アルベルト・クルズプリエト(P) オラシオ・フランコ(ピッコロ) 他、様々な演奏者たち | |
メキシコの作曲家トゥサンは、ジャズ・フレーバーを取り入れたネオ・ロマンティックな作品で知られる。フルートとピアノのための二重奏曲はチック・コリアのために書かれたという。 | ||
ホアキン・トゥーリーナ(1882-1949): 弦楽四重奏曲 第1番 ニ短調「ギターの」 ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調Op.10 |
ラテンアメリカSQ | |
ラテンアメリカ弦楽四重奏団は1981年結成。これまでNew Albion、ELAN、Dorianなどに20枚ものレコーディングがある名門アンサンブルで、ヒナステラやヴィラ=ロボスの弦楽四重奏など、高く評価された演奏も多い。これはUrtextからの第1弾で、特にあまり録音されないトゥリーナの第1番を見事にさばいていて、その巧さに唖然。ドビュッシーも陰影の深い演奏。 | ||
アルマンド・ルナ:気晴らしのコンチェルタンテ ホルヘ・トレス・サエンス:クリサンテモス イグナシオ・ボカ・ロベラ:響の練習 III ルイス・ハイム・コルテス:コンチェルト・ティント ヘベルト・バスケス:アウト・オヴ・ザ・ブルー |
オニクス・アンサンブル | |
メキシコの若き作曲家たちの作品集。オニクス・アンサンブルはラテンアメリカの現代音楽をメイン・レパートリーとして活動する5人(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノ、チェロ)のグループ。 | ||
アウディトリオ・ナシオナルの大オルガン ミゲル・ベルナル・ヒメーネス(1910-1956): オルガンと管弦楽のための協奏曲 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 ラモン・ノブレ(1920-1999): スケルツィーノ/組曲「トナンツィントラ」/常動曲 ウィドール:トッカータ ヘスス・ビラセニョール(1936-):風景 A.スカルラッティ:トッカータ第11番 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748): シニョール・メック協奏曲 |
ビクトル・ウルバン(Org) フアン・カルロス・ロモナコ指揮 カルロス・チャベスso. | |
メキシコのベテラン・オルガン奏者の演奏によるバッハをはじめとしたオルガン・ソロ曲と珍しいオルガンと管弦楽のための作品集。 | ||
美しき二人の声 ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲集〜 [もし大鎌が鋭く磨かれていたら/仲よく別れよう/ もみじの木にいる鳩/はにかみやの娘/とらわれた花嫁/ 野ばら/指輪] シューマン:秋の歌/宵の明星に寄す/愛の痛み ブラームス:海/修道女/現像 メンデルスゾーン:挨拶/何で陽気でいられよう/夕べの歌 フランク:6つの二重唱曲 |
ホセフィーナ・ ロドリゲス・マルクッチ(S) アリシア・アヤラ(Ms) アルベルト・クルスプリエト(P) | |
物語と幻想〜ギジェルモ・ディエゴ:ギター作品集 メスティーサ組曲/人間の謎/バンフの物語/ セントラムの物語/ピレクアの物語/ リトミカ幻想曲第1番/同第2番 |
ギジェルモ・ディエゴ(G) | |
メキシコで活躍するギタリストの自作自演集。 | ||
ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107(*) セルソ・ガリード=レッカ:チェロ協奏曲(+) ジョン・キンセラ:チェロ協奏曲(+) |
カルロス・プリエト(Vc) ルイス・ヘレーラ・ デ・ラ・フエンテ指揮(*) カルロス・ミゲル・プリエト指揮(+) ハラパso. | |
カルロス・プリエトは4歳からチェロを弾き始め、ジェノヴァでピエール・フルニエに、そしてニューヨークではレナード・ローズに師事。ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチとも親交のあったプリートは、ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第1番」をスペイン、メキシコで初演した。(+)世界初録音。 | ||
レエンクエントロス ミゲル・ベルナル・ヒメネス(1910-1956): カルテット・ビエーナル マヌエル・M・ポンセ(1882-1948):間奏曲/ガヴォット アナ・マリア・チャールズ(1888-1947): ワルツ「哀れみ」(フアン・カルロス・ロドリゲス によるオーケストレーション) アレハンドロ・メサ(1888-1970): ピアノと弦楽五重奏のためのアンダンテ・レリジオーソ サムエル・マイネス・プリンス(1886-1965): ヴァイオリンと弦楽のための3つの舞曲 ホセ・F.バスケス(1896-1961): ソプラノと弦楽のための2つの歌 フベンティーノ・ロサス(1868-1894): ダンソン(フアン・カルロス・ロドリゲス によるオーケストレーション)/ ポルカ(ロマン・カスティロによるオーケストレーション) |
サムエル・ メイネス・チャンピオン指揮 アラウダ・アンサンブル | |
19世紀から20世紀に活躍したメキシコ作曲家の作品集。チャンピオンはヘンリク・シェリングに師事しヴァイオリンを学んだ後、ヴェルディ音楽院でヴァイオリン、指揮法などを学んだ。アラウダ・アンサンブルは、メキシコの才能溢れる若き奏者(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、コントラバス、ピアノ、クラリネット)たちが集まって1996年に創設したグループ。 | ||
アラウダ・アンサンブル ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調 RV.554 / J.S.バッハ:アリオーソ シェリング:古風な前奏曲 / ポンセ:ガヴォット/間奏曲 シャルル:ワルツ / イエペス:組曲/3つの舞曲 マキネン:コタン・ルース / モノネン:サトゥマー アラウダ・アンサンブル | ||
アラウダ・アンサンブルは、1966年に結成されたメキシコの室内管弦楽団。 | ||
夏の歌 フリオ・セサル・オリバ:3つの海の瞬間 エドゥアルド・ガンボア:青色/追憶 エドゥアルド・ガンボア&イレアナ・バウティスタ:夏の歌 サムエル・ジマン:チェロ・ソナタ マリア・ルイス・アルメニョール:ロマンス アレハンドロ・コロナ:アミーゴ グスタボ・マルティン:エテムの歌/シチリアーノ ヘラルド・タメス:チェロとギターのための4つの小品 サムエル・パスコー:抒情小品 |
グスタボ・マルティン(Vc) フアン・カルロス・ラグーナ(G) フアン・アントニオ・サントヨ(P) | |
メキシコ作曲家の作品集。全曲世界初録音。 | ||
シルベルストレ・レブエルタス(1899-1940): センセマヤ/波/ガルシア・ロルカをたたえて/ ハニツィオ/おしゃべりのための音楽/ラジオのための8 |
カルロス・ミゲル・プリエト指揮 ハラパso. | |
チャベスとともにメキシコを代表する作曲家レブエルタスの作品集。代表曲「センセマヤ」ほか、あまり録音のない作品も収録。 | ||
メキシコの4つのギター協奏曲 シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):子供のための5つの歌 サムエル・ジーマン(1956-):ギター協奏曲 レオナルド・コーラル(1962-):ギター協奏曲 ホルへ・リッター(1957-):ファンタジア・コンチェルタンテ |
フアン・カルロス・ラグーナ(G) ベンジャミン・ スアレス・エチェニーケ指揮 マヌエル・デ・エリアス指揮 メキシコシティ室内合奏団 | |
フアン・カルロス・ラグーナはメキシコの若手ヴィルトゥオーゾ・ギタリスト。 | ||
バロック時代から21世紀までののチェロのためのロマンティック作品集 ヘンデル/ハルヴォルセン編曲: ヴァイオリンとチェロのためのパッサカリア チャイコフスキー:奇想的小品 Op.62 ラフマニノフ:ヴォカリーズ ショパン/フォイアマン編曲:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3 ルーカス・フォス(1922-):奇想曲 フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):モディーニャ エルンスト・マーレ(1929-): 2つのチェロのための8つのモダン・デュエット マルロス・ノブレ(1939-):パルティータ・ラティーナ オイゲニオ・トゥーサン(1954-): 子供のために(チェロとピアノのための) |
カルロス・プリート(Vc) エディソン・キンターナ(P) フアン・エルミダ(Vc) フアン・ルイス・ プリート・レイナ(Vn) | |
前作のチェロ協奏曲集(JBCC-083)で見事な好演を聴かせてくれたチェリスト、カルロス・プリートがヘンデルから21世紀に活躍中の作曲家といった幅広い時代の作品を収録。プリートは1980年代から70曲を越える作品の世界初演を行い、現在も活躍中のメキシコ代表するチェロ奏者。 | ||
A Mis Amigos〜メキシコのヴァイオリン音楽 エルミリオ・エルナンデス(1931-):ヴァイオリン・ソナタ フェリペ・ビリャヌエバ(1862-1893):アンダンテ ギジェルモ・ピント・レジェス(1920-1997):ルルドの我々の神 マリオ・ルイス・アルメンゴール(1914-2002):ミス・アミーゴス ヒギニオ・ルヴァルカヴァ(1905-1976):ジプシーの踊り リカルド・カストロ(1864-1907):メロディー ペドロ・バルデス・フラガ(1872-1938):グローリア ホセ・サブレ・マロキン(1909-1995):子守歌 アルフォンソ・デ・エリアス(1902-1984):悲しいワルツ ホセ・パブロ・モンカージョ(1912−1958):ヴァイオリン・ソナタ |
ルイス・サムエル・サロマ(Vn) モニク・ラセッティ(P) | |
メキシコの作曲家によるヴァイオリンのためのソナタから小品までを集めたアルバム。ルイス・サムエル・サロマはメキシコでヴァイオリン奏者、指揮者として活躍しているベテラン音楽家。これまでにメキシコ州立響、ミネリア響、カザルス祝祭管のコンサートマスターを歴任、現在はメキシコ国立響のコンサートマスターを務める大御所。 | ||
メキシコのメロディー グスタボ・エルネスト・カンパ(1863-1934): マイにて!/春のそよ風/子守歌/愉快なセレナード/ 思い出/オーバード/花にそえて/慰み リカルド・カストロ(1864-1907): 秋の歌/ジュテーム/秘密/他(全22曲) |
グスタボ・クアトリ(T) セルヒオ・バスケス(P) | |
19世紀後半から20世紀にかけてメキシコで活躍した2人の作曲家のテノールのための作品集。クアトリは1988年にヘンデルのメサイアでデビューしたメキシコのテノール。1996年と97年には日本で開催されているPMFのために来日。チャイコフスキーのエウゲニー・オネ−ギンのコンサートに出演している。 | ||
ロッシーニ:歌曲集 「音楽の夕べ」〜ヴェネツィアの競艇/ 小ミサ・ソレムニス/ カンタータ「ジョヴァンナ・ダルク」/ 「音楽の夕べ」誓い |
カルラ・ ロペス・スペツィアーレ(Ms) セルジオ・バスケス(P) | |
イタリアの大オペラ作曲家ロッシーニによるメゾ・ソプラノのための歌曲集。カルラ・ロペス・スペツィアーレはイタリアのヴィンチェンツォ・ベリーニ国際コンクールで1等賞を獲得後、メキシコのファイン・アーツ・オペラ、ニューヨーク・シティ・オペラなどを中心に活躍中。セルヒオ・バスケスは20世紀ラテン・アメリカ作品を得意とするピアニスト。ちなみに今回の録音ではファツィオーリを使用している。 | ||
子守歌集 シンシア・バレンスエラ: アルマ・ブランカ/マントラ・デ・ラ・パス/ エンジェル・エテレオ ブラームス:子守歌 伝承歌:ア・ロ・ロ・ミ・ニーニョ/他(全14曲) |
ロサリオ・ダビーラ、 シルビア・フェルナンデス(S) シンシア・バレンスエラ(アルパ) 他 | |
メキシコの2人のソプラノ歌手がアルパやピアノ、弦楽器などの伴奏で歌う。 | ||
バッハからピアソラへ J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第6番〜[クーラント/ガヴォット] ヘンデル/ハルヴォルセン編曲: ヴァイオリンとチェロのためのパッサカリア ラフマニノフ:ヴォカリーズ チャイコフスキー:奇想的小品 ファリャ:7つのスペイン民謡〜 [ムーア人の衣装/アストゥリアーナ/ポロ] グティエレス・エラス(1927-): カンシオン・エル・プエルト ピアソラ:ミケランジェロ 70/グランド・タンゴ/ミロンガ サムエル・ジマン(1656-):2台のチェロのための組曲 ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107〜第1楽章 |
カルロス・プリエト(Vc) エジソン・キンタナ(P) フアン・ルイス・プリエト(Vn) ヘスス・カルロス=バルビ(Vc) ルイス・エレーラ・ デ・ラ・フエンテ指揮 ハラパso. | |
メキシコを中心に活躍中のチェリスト、カルロス・プリエトによる、バッハからショスタコーヴィチ、ピアソラなど様々な作曲家の作品を集めたアルバム。メキシコの作曲家であるジマンの「2台のチェロのための組曲」はヨー・ヨー・マとカルロス・プリエトのために作曲された。 | ||
ローサ・グライエブ(1931-): You will leave me /フルートのための「リフレクションズ」/ 秋/ヴァイオリン・ソナタ/ Far / Cyclic Piece / Speedy dove / Arrival port / By then / The Afternoon |
ルルド・アンブリス(S) ヴィンセント・トウツェット(Fl) てんぱく・みつこ(Vn) デュアン・コクラン(P) | |
メキシコの作曲家で、ピアニストでもある女流グライエブの作品集。メキシコで行われたUNESCOの世界音楽祭でも取り上げられた。 | ||
アレハンドロ・ヴェラスコ・ソトマヨール(1956-): Ah/Tara/Karuna/Imasmim sati/Ekagata/ Sunati/Padma/Mitrata/Shanti |
クリスティーナ・モンテーロ(P) イラセマ・テラサス(S) | |
メキシコ・シティに生まれ、シカゴやイリノイで作曲を学んだヴェラスコの5つのピアノ作品と2つの声楽作品を収録した作品集。ヴェラスコは2001年より西洋仏教教団に加わっており、その情緒溢れる作品にはどこかアジア、日本的な雰囲気を感じさせるものがある。 | ||
バーンスタイン(ドゥディン編):「キャンディード」序曲 ガーシュウィン(スキロウ編):組曲「ポーギーとベス」 ショスタコーヴィチ(ドゥディン編):祝典序曲 コープランド(ジーマン編):エル・サロン・メヒコ レブエルタス(トゥーサン編):ガルシア・ロルカへのオマージュ ファリャ(ターノ編):組曲「三角帽子」 作曲者不詳(ターノ編):No Te Puedo Querer G.ミラー(ターノ編):イン・ザ・ムード |
ジョージ・メスター指揮 シンフォニエッタ・ヴェントゥス | |
燃え上がるメキシカン木管アンサンブル!! シンフォニエッタ・ヴェントゥスはメキシコ・シティのオーケストラに在籍する木管楽器奏者たちによって1994年に結成された木管アンサンブルで、編成はクラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルンそれぞれ2人の計8人。1984年よりパサデナso.の音楽監督をつとめ、2004年からはネイプルズ・フィルハーモニック管弦楽団の音楽監督を兼任するジョージ・メスターが指揮。日本では吹奏楽の編曲作品として演奏されているレパートリーがずらりと収録されているのは驚きで、「祝典序曲」や「キャンディード序曲」など、演奏はとにかく熱い!。ラテンの熱気に満ち溢れ、超絶技巧を繰り広げながらも綿密な音楽を聴かせる木管アンサンブル。圧倒されること間違いなし。 | ||
ガブリエラ・オルティス(1964-): バールカー アルタル・ド・ムエルトス Seis piezas a Violeta |
サラ・レオード(S) アルトゥーロ・ ニエト=ドランテス(P) ラティーノアメリカーノSQ | |
メキシコ国立音楽院で作曲を学んだメキシコの女性作曲家ガブリエラ・オルティスの室内楽作品集。オルティスは「シルベストレ・レブエルタス・ニュー・ミュージック」や「ナショナル・ユニバーシティ・アウォード」など様々な賞を受賞、現代メキシコ音楽界で頭角を現している。彼女の作品はブージー&ホークス社などから出版され、クロノス・クァルテットにも取り上げられている。 | ||
メキシコ作曲家のヴァイオリン作品集 Vol.2 アルフォンソ・デ・エリアス(1902-1984): ロマンス/メロディー/悲歌 アレハンドロ・コロナ:牧歌 イヒニオ・ルバルカバ(1905-1976):セレナード エドゥアルド・ガンボア(1963-):雨が降る ホセ・サブレ・マロキン(1910-1995): オールウェイズ/憂鬱/私の故郷 カルロス・ヒメネス・マバラク(1916-1994): ルーペのポートレート ミゲル・ベルナル・ヒメーネス(1910-1956): 3つのタラスカの踊り |
ルイス・サムエル・ サロマ・アルカラ(Vn) ドゥアン・コックラン(P) | |
サロマ弦楽四重奏団の創設者であるルイス・G・サロマ・アルカラを祖父に持ち、自身もヴァイオリン奏者、指揮者として活躍しているルイス・サムエル・サロマ・アルカラは、現在メキシコ国立響のコンサートマスターをつとめる傍ら、コヨアカン響の指揮者を務めている。メキシコの作曲家たちによるシンプルで心に染み渡る旋律を持った小品の数々。 | ||
エウヘニオ・トゥーサン:バレエ「死の日々」 | ヘスス・メディナ指揮 カメラータ・オヴ・アメリカ | |
メキシコの名脚本家ギジェルモ・アリアガに献呈された作品。 | ||
メキシコのギター四重奏曲集 フアン・エルゲラ:砂時計 ジェラルド・タメス:4声のための「Jicamo」 フリオ・セザール・オリヴァ:4大元素 ホルヘ・リッター:Tails エドゥアルド・ガルシア・デ・レオン:ルンバ |
メキシコ・シティ・ギターQ | |
メキシコの作曲家たちによる四重奏曲を実力十分の若きタレント集団「メキシコ・シティ・ギター四重奏団」が演奏するというまさにメキシカン・ギター・アルバム。 | ||
Nadiezda ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147 ラフマニノフ:チェロ・ソナタOp.19(ヴィオラ編曲版) |
ミハエル・トルピゴ(Va) マヌエル・ゴンザレス(P) | |
メキシコ発、ヴィオラのためのロシアン・アルバム。ミハエル・トルピゴはスヴェトラーノフが音楽監督を務めていたロシア国立so.の首席ヴィオラ奏者として、1967年から1991年まで活躍。現在はメキシコ国立so.に所属する。深く歌いこまれた2作品では、ソ連の音楽をその身で体験してきたトルピゴだからこそ表現できる演奏を聴かせる。 | ||
マルセラ・ロドリゲス(1951-): 歌劇「ルキウス・アンナエウス・セネカ」 |
アルマンド・ガマ(Br) イラセマ・テラザス(S) オスカル・デ・ラ・トーレ(T) ホセ・アレアン指揮 アンサンブル・シグノス | |
ラテン語圏を主な活動の場としている現代メキシコの女性作曲家、マルセラ・ロドリゲスによる、古代ローマの政治家であり皇帝ネロの家庭教師を務めながら悲劇の最期を遂げた「セネカ」を題材としオペラ。3人のソリストとコントラバンジョーを含む小編成アンサンブルのために書かれた一風変わった作品。 | ||
ホセ・パブロ・ モンカージョ(1912-1958): 歌劇「コルドバのムラータ」 |
ガブリエラ・ ティエリー(Ms) マウリシオ・ エスクィヴェル(T) アルマンド・ガマ(Br) セルジオ・メネセス(B) グスタヴォ・ クアウトリ(T) フアン・カルロス・ ロモナコ指揮 カルロス・チャベスso. | |
コープランドに作曲を師事し、メキシコ国立響やメキシコ国立音楽院の指揮者も歴任したモンカージョが、白人と黒人の混血娘(ムラータ)を題材として描いたオペラ。メキシコの作曲家によるオペラは録音も非常に珍しく、同国の舞台作品を知ることの出来る貴重な録音と言える。 | ||
ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40/ ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147 (プリエト編曲/チェロ版) |
カルロス・プリエト(Vc) ドリス・スティーヴンソン(P) | |
カルロス・プリエトは、ピエール・フルニエとレナード・ローズの弟子で、モスクワ留学時代にはストラヴィンスキーやショスタコーヴィチとも親交を深めたラテン・アメリカを代表する世界的チェリスト。ショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲第1番」のメキシコ&スペイン初演も手掛けている。 | ||
Canciones de Jalisco(全21曲) ブラス・ガリンド(1910-1993): Te Canta mi esperanza / Arrullo / Madre mia cuando muera / Jicarita / Paloma blanca / Fuensanta ホセ・ローエン(1883-1945):Ufrasia / Ingrata アルヌルフォ・ミラモンテス(1882-1960): Serenata / Las hojas caen ヒギニオ・ルヴァルカバ(1905-1968):Chapultepec ホセ・ルイス・ゴンザレス(1937-): El celaje、Cuando Ilueve/他 |
グスタヴォ・クアウトリ(T) セルジオ・バスケス(P) | |
1988年にヘンデルのメサイアでデビューしたメキシコのテノールが、メキシコのハリスコ州にちなんだ作曲家たちの作品を歌う。 | ||
リフレクションズ レスピーギ:夜想曲 ラフマニノフ: 前奏曲Op.23-4/前奏曲Op.32-5/ロマンス 変ホ長調 グリーグ: 夜想曲/過ぎ去った日々/ガーデ(ゲーゼ)/ 郷愁/まぼろし/あなたのそばに/子守歌/森の静けさ R.シュトラウス: 静かな森の小径で/アンダンテ 変ロ長調Op.3-1/ アレグロ・モルト 変イ長調Op.3-4 |
ダニエル・ノリ(P) | |
現在メキシコ国立音楽院で教鞭を執るウルグアイ生まれのダニエル・ノリは、7歳から演奏家としてのキャリアをスタートさせたピアニスト。 | ||
ラベリントス ヘルベルト・バスケス(1963-): ロス・ラベリントス・デル・スエーニョ マリア・グラニーロ(1962-):トランス ゲオルギーナ・デルベス(1968-): 弦楽四重奏曲第1番 ホラシオ・ウリベ(1970-):三重奏曲第1番 アルマンド・ルーナ・ポンセ(1964-): ソナタ・ダ・キエザ |
オニクス・アンサンブル | |
リゲティやベリオ作品のメキシコ初演を行うなど、高い意欲を見せ、ラテン・アメリカのコンテンポラリー作品も主なレパートリーとする若手グループ「オニクス・アンサンブル」の最新作。 | ||
アルマンド・ルナ: 2台のハープのための作品集 謝肉祭/2つの小品/4つの小品/ 即興曲第1番/ソナタ/即興曲第2番/ パルティータ/即興曲第3番/組曲 |
メルセデス・ゴメス、 ジャネット・パウルス(Hp) | |
現代メキシコの作曲家による2台のハープのための作品集。アルマンド・ルナの作品は、2002年にスイスのジュネーヴで開催された世界ハープ・コングレスでも取り上げられている。モダーンな手法とメキシコの民族音楽をミックスさせたリズミカルな作風が特徴。 | ||
19世紀−20世紀メキシコの歌曲集(全18曲) A.ペラルタ:Lo t'amero G.カンパ:Les Roses /子守歌/アモローソ J.ロロン: ラルメ/夜想曲/ Beaux papillons R.カストロ: Premier chagrin / Je t'aime / Je Veux t'oubiler /他 |
マルタ・モリナール(S) ジョセフ・ オレチョフスキ(P) | |
ヴィヴァルディやバッハ、ヘンデル、モーツァルトからフランス、そして近代メキシコの作品をレパートリーとするソプラノ、マルタ・モリナール。収録曲はメキシコの作品のみというメキシコのレーベルならではの内容。 | ||
リアリスモ・マジコ Vol.1〜 エドゥアルド・アングロ(1954-):作品集 フルートとハープのための二重協奏曲/ フルート協奏曲/エテルサの近衛兵 |
ミゲル・アンヘル・ ビラヌエバ(Fl) ジャネット・ パウルス(アルパ) ヘスス・メディーナ指揮 アンサンブル・オルケスタル・ アルス・モデルナ | |
7才から本格的に音楽の勉強を始め、メキシコ国立音楽院とオランダのハーグ王立音楽院で作曲とヴァイオリンを学んだエドゥアルド・アングロによるフルートのための作品集。アングーロの作品はケルンWDR響やスペイン放送管、インディアナ大学響などで演奏されている。フルートのミゲル・アンヘル・ビラヌエバは、現在メキシコのベジャス・アルテスo.の首席フルート奏者を務めており、メキシコ・シティ・フルート・クァルテットなどを主宰するなど精力的な活動を行っている。 | ||
コン・スピリート ギジェルモ・ディエゴ: 前奏曲〜ラテン・アメリカのフィーリング/ アマゾンの緑の声/ボレロ/3つの夜想曲/ ラテン・アメリカの3つのキャンバス/ リズミカルな幻想曲 |
ギジェルモ・ディエゴ(G) | |
「物語と幻想」(JBCC-083)に続くメキシコのギタリスト、ギジェルモ・ディエゴの自作自演集第2弾。ヴィラ=ロボスに捧げられた「アマゾンの緑の声」、ポンセに捧げられた「夜想曲」といったシリアスな作品や、ラテンのノリを体感できる3/4拍子と3/8拍子、6/8拍子と3/4拍子を複合させた「リズミカルな幻想曲」などバラエティに富んだギター作品集となっている。 | ||
インプレッションズ アントニオ・ホセ(1902-1936):ギター・ソナタ レオ・ブローウェル(1939-): 悲歌(武満徹の思い出に) ラヴェル:ハバネラ形式による小品 エルネスト・コルデロ(1946-) 3つの黒人霊歌 マヌエル・ポンセ(1882-1948): ソナタ第3番 |
パブロ・ガリバイ(G) | |
パブロ・ガリバイは、マヌエル・ポンセ国際コンクール、レネ・バルトリ国際コンクール、ゲーベルスベルク国際コンクール、アーヘン国際コンクールなど世界中の数多くのギター・コンクールを勝ち取っているメキシコのギター奏者。ポンセやラヴェル、キューバの世界的ギター奏者ブローウェルが武満徹の追憶として作曲した「悲歌」を収録、クラシック・ギターの醍醐味を味わえる。 | ||
ジャンクション ジョン・アダムズ(1947-): ハレルヤ・ジャンクション ピアソラ:エル・グラン・タンゴ フレデリック・ジェフスキ(1938-): ウィンズボロ綿紡績工場のブルース カルロス・サンチェス・グティエレス(1964-): カラカスとパロマス ウィリアム・ボルコム(1938-):思い出 レオナルド・ベラスケス(1935-2004):アレブリヘス |
ピアノ・アンサンブル 「スプリット・セカンド」 | |
スプリット・セカンドは、2人のピアニスト、ロベルト・ヒダルゴとマルク・ペロキンが1台4手連弾、2台ピアノ連弾を使い分け聴衆を熱狂の渦に巻き込むピアノ・アンサンブル。ニューヨークのマーキン・コンサート・ホールでの公演後には、ニューヨーク・タイムズでそのパフォーマンスが絶賛されるなど、特にアメリカやヨーロッパ、メキシコを含む中南米での知名度が鰻上りのデュオ。この「ジャンクション」では、アダムズ、ジェフスキ、ボルコム、ピアソラなど20世紀の北米、中南米の錚々たる作曲家たちの作品を取り上げており、エキサイティングなコンビネーションはインパクト特大! | ||
シモーネ・イアンナネッリ(1970-): イタリアン・コーヒー |
アンドレア・ ヴェトレッティ(G) | |
1970年ローマ出身のギタリスト=コンポーザー、シモーネ・イアンナネッリが書き上げたユニークなギター作品。冒頭にはエスプレッソ・コーヒー・メーカーの音が収録されており、ここから抒情的なイタリアン・コーヒーの世界がスタート。「モカ・セレナーデ」、「アメリカン・コーヒー」、「アラビカ」など作品のタイトルもユーモアにあふている。ギタリストのヴェトレッティは、トレヴィソやローマで開催されている国際ギター・フェスティヴァル「デッラ・デュエ・チッタ」の音楽監督を務めている実力者。 | ||
マヌエル・ポンセ(1882-1948): 弦楽四重奏曲/弦楽三重奏曲/ 二重奏によるソナタ/ 古風な形式による小組曲/4つの小品 |
ラテンアメリカSQ | |
グラミー賞への2度のノミネート、100曲を超える世界初演、ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲全曲録音など数々の偉業を達成してきたメキシコの弦楽四重奏団の結成25周年記念盤。これまでにカツァリスやブッフビンダー、ヴァルガスなど世界的な奏者たちをソリストに迎え、プレイヤーからの信頼も厚い。新古典主義様式へと作風を転換させたポンセは、メキシコ国民楽派の始祖としても高名なメキシコの大作曲家。 | ||
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940): マヤ族の夜/イティネラーリオス/ ヴェンタナス/カミーノス |
カルロス・ ミゲル・プリエト指揮 ハラッパso. | |
スペイン市民戦争ではフランコ将軍率いる反乱軍に参加、一風変わった生涯を送った20世紀メキシコの大作曲家レブエルタスの作品は、6/8と3/4拍子が入れ替わる「ヘミオラ」のリズムや、メキシコの民謡に基づいた旋律を取り入れた熱狂的なスタイルが大きな特徴。 今回のアルバムでは、レブエルタスの代表作の1つに挙げられることの多い「マヤ族の夜」がメイン。特に第4楽章での炸裂する金管楽器と迫りくる打楽器の迫力は言葉を失う程の凄まじさ。ご当地メキシコのハラッパso.が繰り広げる野生的で摩訶不思議な世界。この熱さはバティス以上かも。 | ||
フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナ Vol.1 タバスコ/グアダラハラ/マヤブの旅人/ コリド・デ・モンテレー/ カミーノ・レアル・デ・コリマ/エル・カレテロ/ ペレグリナ/エル・シナロエンセ/ ヴェレダ・トロピカル/ヌンカ/ ハラベ・タパティオ/ゴロンドリナス/ラ・ラスパ |
ホアキン・ボルゲス指揮 オルケスタ・フィラルモニカ・ ユーロアメリカーナ | |
1曲目「タバスコ」の冒頭からトランペットの乾いたサウンドが猛烈な唸りを上げる「フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナ」は、メキシコで親しまれている歌や民謡のオーケストラ・アレンジ集。このプロジェクトのためにメキシコ国内のアーティストたちによって編成された「オルケスタ・フィラルモニカ・ユーロアメリカーナ」の超ハイテンションの熱きサウンドに圧倒されること間違いなし。 | ||
フィエスタ・シンフォニカ・メキシカーナ Vol.2 ラス・マナニタス/ラス・チアパネカス/ ラ・クカラチャ/グアダラハラ(ヴァージョンII)/ バイア・デ・アカプルコ/ フィエスタ・デ・クエルナバカ/ シエリト・リンドI&II/エル・ラスカペタテ/ ソラメンテ・ウナ・ベス/プエルト・バラルタ/ ヘスシータ・エン・チワワ/ラ・バンバ/ ククル・ク・パロマ/ラ・パス/ラ・ネグラ |
ホアキン・ボルゲス指揮 オルケスタ・フィラルモニカ・ ユーロアメリカーナ | |
指揮者のホアキン・ボルゲスによるスペクタクルなアレンジで生まれ変わったメキシコのメロディーはまさに「フィエスタ」!凄まじいまでの熱気に包まれたオーケストラからは、本当に音楽を楽しんでいるという感情が伝ってくる。ビバ・メヒコ! | ||
チェロのためのメキシコとブラジルの作品集 ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌 ハダメス・ニャターリ(1906-1988): チェロとギターとソナタ マヌエル・ポンセ(1882-1948):チェロ・ソナタ アレハンドロ・ヴェラスコ(1956-): フルートとチェロのための「ルディカタII」 エドゥアルド・ガンボア(1960-): チェロとギターのための「ムイ・セルカ」 ヴィラ=ロボス:フルートとチェロのための 「ジェット・ホイッスル」 |
グスタヴォ・マルティン(Vc) アレシア・ロサーノ(Fl) フアン・カルロス・ラグナ(G) フアン・アントニオ・ サントヨ(P) | |
20世紀のブラジル楽壇の大御所ヴィラ=ロボスとニャターリ、同じく20世紀のメキシコ楽壇の大作曲家ポンセ、そして現代のメキシコを牽引するヴェラスコ、ガンボアらが生み出したチェロを主役とする中南米の室内楽作品を1枚に収めたメキシコのレーベルならではのラテン・アルバム。確かな技術と音楽性を備えたメキシコのトップ・チェリスト、グスタヴォ・マルティンとその仲間たちが、ラテンの血が脈々と通う6つの作品を熱演!フルートとチェロが大活躍するヴィラ=ロボスの難曲「ジェット・ホイッスル」、ポンセの「チェロ・ソナタ」などなど・・・どれも熱い! | ||
ミ・チェラダ〜多重録音によるチェロ作品集 アレハンドロ・カルドナ: Echu / Telegramas / Profecia ガブリエル・ルイス: Usted / アストル・ピアソラ:悪魔をやっつけろ ミゲル・デル・アギラ: The Day After / アストル・ピアソラ:来たるべきもの エンリコ・チャペラ: Dan-Son / シダルタ・シリチェオ: Jog-Alap エドゥアルド・ガンボア: Cuidades Oscuras Suite / ナワン・ケチョ: Mountain Song ガブリエラ・オルティス: Digital / C.オルギン: El tiempo y el olvido アルバロ・ビトラン(Vc) | ||
メキシコのチェリスト、アルバロ・ビトランが自らの50歳を祝い、委嘱作品やピアソラの音楽を多重録音で完成。 | ||
REALISMO MAGICO Vol.2〜 エドゥアルド・アングロ(1954-):フルートのための室内楽作品集 フルート四重奏のための「エオリカ」/フルート、ヴィオラとピアノのためのソナタ/ フルート、ヴィオラとアルパのための4つの舞曲/フルートとギターのためのトッカータ/ フルート、ヴィオラとアルパのためのバッカナール ミゲル・アンヘル・ビリャヌエバ(Fl) エドゥアルド・アングロ(Va) ジャネット・パウルス(アルパ) エミリオ・アングロ(P) ジュアン・カルロス・ラグナ(G) メキシコ・フルート四重奏団 | ||
ソプラノ、クラリネットとピアノのための作品集 シューベルト:岩上の羊飼い D.965,Op.129 クロウス:雅歌 ゴリホフ:聖体、色のない月 シュポア:6つのドイツ歌曲 Op.103 サラザール:3つのメキシコの歌 |
ジェシカ・リヴェラ(S) エレアノール・ ワインガルトナー(Cl) マーク・カーヴァー(P) | |
ジョン・アダムズのオペラ「フラワリング・ツリー(花咲く木)」でソリストとしてラトル&BPOと共演、2007年のグラミー賞に輝いたスパーノ&アトランタ響によるゴリホフの歌劇「アイダマナール」ではヌリア役を演じ、その卓越した表現力が脚光を浴びているソプラノ、ジェシカ・リヴェラによるクラリネットを伴うピアノ伴奏歌曲集。クラリネットもメキシコ国立響首席奏者ワインガルトナーが務めている。 | ||
メキシコのサクソフォン四重奏曲集 Vol.1 カレヤ: En ese camino empedrado / マシアス:コアトル ロサド:ディヴェルティメントIII / チャペラ: La megambrea カルデナス:子供の頃の思い出 / アナヤ: Puerto Progreso ダイェル: Fuga del chafirete, "Catetica" / モンカジョ:ウワパンゴ アナクルサックス(サクソフォン四重奏団) | ||
メキシコのサクソフォン・クァルテットによる20世紀-21世紀メキシコのサクソフォン四重奏曲集。 | ||
対話〜2本のギターのための日本とメキシコの音楽 武満徹:広島という名の少年 バスケス:テンポラリー・スペース 下山一二三:対話第2番 武満徹:フォリオス 内藤明美:冬の旅 バスケス:メタモフォーゼス エンリケ:詩集 武満徹:広島という名の少年 |
フアン・カルロス・ラグーナ、 佐藤紀雄(G) | |
東京国際ギター・コンクールでの優勝経験も持つ、メキシコを代表するトップ・ギタリスト、フアン・カルロス・ラグーナが、親交のあるアンサンブル・ノマドの音楽監督兼ギタリスト、佐藤紀雄と組んで録音したデュオ・アルバム。武満徹の「広島という名の少年」がアルバムの最初と最後に、「フォリオス」が中間の4曲目に演奏されてアルバムの柱となり、20世紀メキシコの作曲家バスケスやエンリケ、日本人作曲家の下山一二三や内藤明美の音楽が加わることによって、"メキシコ"と"日本"のギター音楽を繋ぐ作品集が形成されている。 | ||
メキシコのフルートと管弦楽のための音楽 モンカージョ:アマツィナク ペーニャ:フルート協奏曲 モヤ:固定観念 アルバレス:ユートピアIII トレス:フルート協奏曲 |
ミヘル・アンヘル・ ビリャヌエバ(Fl) ヘスス・メディーナ指揮 アンサンブル・アルス・モデルナ | |
ラテンの熱い鼓動と哀愁漂う旋律を併せ持ったメキシコの5人の作曲家たちによる珍しいフルート協奏曲集。メキシコ国立音楽大学、パリ・エコール・ノルマ、リヨン音楽院で研鑽を積んできたミヘル・アンヘル・ビリャヌエバは、メキシコ、ドイツ、フランスを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のトップ・フルーティスト。メキシコ人らしい情感豊かなフレーズと、フランス仕込みの確かなテクニックがレベルの高い演奏を生む土台となっている。 | ||
フェリペ・ビリャヌエバ(1862-1893):ピアノ作品集 大幻想曲/スビサの粉屋/ ユーモラスな3つの舞曲(I)/マズルカ第1番/ マズルカ「マリア」/マズルカ第3番/ ユーモラスな3つの舞曲(II) |
エジソン・キンターナ(P) | |
夭折した19世紀メキシコの神童作曲家によるピアノ作品集。ビリャヌエバは6歳から作曲を開始、地方の教会でオルガン演奏も引き受けていたという。ピアノ作品はサロン音楽風で詩的。 | ||
アレハンドロ・コロナ(1954-):ピアノ独奏&室内楽作品集 ピアノのための8つの小品Op.1/ピアノのための8つの小品Op.2/ チェロとピアノのための「2つの小品」Op.6/ ヴァイオリンとピアノのための「2つの小品」Op.5/ ヴィオラとピアノのための「幻想曲」Op.7/ オーボエとピアノのための「シャコンヌとフーガ」Op.11/ ギター二重奏のための「スケルツォ風練習曲」Op.14/ ソプラノ、木管五重奏と打楽器のための「エントレ・カントス」 アレハンドロ・コロナ(P) ペペ・アリアス(Vc) トナティウ・バザン(Vn) ユーリー・インティ・ブロン(Va) ホセ・アリアス・オルモス(Ob)他 | ||
録音:2005年/2007年。 メキシコ・シティの国立音楽院、ドイツのフライブルク音楽大学で学び、ハラパのベラクルス大学でピアノ指導とジャズ・ワークショップを担当するメキシコ人作曲家コロナの音楽は、センチメンタルな旋律、クラシックとジャズのクロスオーヴァー的な要素を持つ。 | ||
チェロと管弦楽のための3つの協奏曲集 ジョアキン・グティエレス・エラス(1927-): 協奏的幻想曲 (2005) (*)/ サミュエル・ジマン(1956-):チェロ協奏曲 (1990)(#) リカルド・カストロ(1864-1907):チェロ協奏曲(1895頃)(+) |
カルロス・プリエト(Vc) カルロス・ミゲル・プリエト指揮(*) ハラパso.(*) エンリケ・アルトゥーロ・ ディエミケ指揮(#) メキシコ国立so.(#) ホルヘ・ベラスコ指揮(+) ベルリンso.(+) | |
録音:2006年(*)/1991年(#)/1985年(+)。 フルニエの弟子で、モレリア市を舞台に自身の名を冠する国際チェロ・コンクールが開催されるなど、名実ともに現在のメキシコを代表するトップ・チェリストとして君臨するカルロス・プリエト(1937-)が、19世紀、20世紀、21世紀に作曲されたメキシコの3つのチェロ協奏曲を熱演。 | ||
愛のギター シルヴェッティ:ピアノ グレヴェール:わたしに誓って/ルナ ラミレス:私たちは恋人同士 ボンファ:カーニバルの朝/ガルデル レペラ:想いの届く日 カーン:ビー・マイ・ラヴ ラカジェ:アマポーラ/ウェブスター フェイン:エル・アモール・エス・ウナ プラド:子守歌 エストラーダ:古いサンフアン ポンセ:小さな星 ララ:ベラクルス グレネ:キューバの子守歌 ピアソン:プラヤス・デ・エンスエニョ |
フリオ・セザル・オリバ(G) | |
1970年代、メキシコで初めてバッハをギターで弾いたというコンポーザー・ギタリスト、フリオ・セザル・オリバが贈るポピュラー・ソングのアレンジメント集。 | ||
20世紀&21世紀のチェロ・ソナタ集 サミュエル・ジマン(1956-):チェロ・ソナタ ジェイムズ・ラ:エヴォカシオン アルフレード・シュニトケ(1934-1998): チェロ・ソナタ第2番 エズラ・レイダーマン(1924-):幻想曲 |
パトリック・ジェー(Vc) パク・ヘヨン(P) | |
録音:2007年11月。 第5回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールの覇者パトリック・ジェーは、シカゴ・リリック・オペラの副首席、グラント・パークo.の首席として活躍する韓国系アメリカ人チェリスト。ロシアのシュニトケ、メキシコのジーマン、ジェーのために作曲されたジェイムズ・ラとラダーマンの作品を収録。 | ||
チェロ・カプリツィオーソ ロカテッリ:ソナタ ニ長調 ショパン:華麗なるポロネーズ チャイコフスキー:奇想的小品 ファリャ:スペイン舞曲 カサド:緑の悪魔の踊り/愛の言葉 ポッパー:妖精の踊り サン=サーンス:白鳥 カサド:セレナータ ドヴォルザーク:静かな森 |
ドミトリー・アタピン(Vc) ヘヨン・パク(P) | |
録音:2007年。 ロシア生まれでスペインに育ち、カルロス・プリエト国際チェロ・コンクール優勝経験を持ち、現在はスペイン・リバデセリャ国際音楽祭の音楽監督を務めるドミトリー・アタピンのアンコール・ピース集。 | ||
7つのワールド・プレミア グランザム:チェロとピアノのための「墓地の息子」 トゥーサン:無伴奏チェロのための スタジオ・ポップ第7番「バックリエイション」 ピンクストン: チェロとピアノのための「夏の狂詩曲」 ウェルチャー: チェロとピアノのための「アリエッタ」 ロドリゲス:チェロとピアノのための 「テンタード・ポル・ラ・サンバ」 ジーマン:無伴奏チェロ組曲 シエラ: チェロとピアノのための「ソナタ・エレジカ」 |
カルロス・プリエト(Vc) ドリス・スティーヴンソン(P) | |
フルニエの門下生でメキシコのトップ・チェリスト、カルロス・プリエトが弾く、2005年-2007年に作曲されたチェロのための7つの世界初録音作品。 | ||
2つの大陸 ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調Op.20/ スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/ スケルツォ第4番 ホ長調Op.54 ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集 ピアソラ:ブエノスアイレスの冬 ゲーゼ:ジェラシー(タンゴ・ジェラシー) ナザレ:オデオン ロヨラ:テコロッテ オテイ:アラベスク ゴメス=タグレ&デル・バレ:私を置いていかないで |
レティシア・ゴメス=タグレ(P) | |
ショパン:24の前奏曲 Op.28/ 英雄ポロネーズ 変イ長調Op.53 |
レティシア・ゴメス=タグレ(P) | |
レティシア・ゴメス=タグレは、8歳でピアノを始め、13歳の時にグァダラハラのコンサートでデビュー、ウィーン音楽大学に留学しパウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、ジョルジ・シャーンドルのマスタークラスにも参加したメキシコ人女流ピアニスト。 オーストリアで開催されたショパン・ホール・コンペティションで第1位となっているという。 | ||
メキシコのバロック〜プエブラ編 VII ファン・グティエレス・デ・パディーリャ: クリスマスの朝課 |
ベンハミン・ファレス・エチェニーケ指揮 アンジェリクム・デ・プエブラ | |
メキシコのバロック音楽〜プエブラ編VIII マヌエル・アレンサーナ: 我らが聖母グァダルーペのための聖務日課 |
イラセマ・テラサス(S) ファビオ・ベセーラ(T) ガブリエラ・ティエリ(Ms) ダニエル・セルバンテス(B) ベンハミーン・ フアレス・エチェニケ指揮 メキシコシティco.&cho. | |
ピリオド楽器使用。世界的なヒットを記録した「メキシコのバロック音楽」シリーズも、これで通算10巻目となる。今回は1792年から1821年までメキシコのプエブラ寺院で楽長をつとめたマヌエル・アレンサーナの大規模な宗教作品が取り上げられている。「聖母グァダルーペ」とは、「褐色の聖母」と呼ばれる、メキシコで一番の信仰を集めている聖人。現代でも「グァダルーペの日」と定められた12月12日は、毎年巡礼に訪れる人々で各地の教会や寺院はごった返す。その模様はテレビのニュースでも恒例の行事として取り上げられるほどだ。グァダルーペに対する思いはメキシコ人の老若男女共通で、若者たちの多くもグァダルーペの旗や絵を掲げて巡礼をおこなうという。もともと「聖母グァダルーペ」は侵略者スペイン人が持ち込んだ聖母マリア像と、もとからメキシコにあった聖母を奉る教会が混ざり合ってできたものだといわれている。「グァダルーペの日」12月12日の祝日が正式に定められたのは1754年のことである。 | ||
18世紀メキシコの室内楽作品集 ルイ・メイソン:ソナタ イ短調 作曲者不明:4つのソナタ(メキシコ大聖堂所蔵の楽譜より) ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:ソナタ第2番ニ短調 作曲者不明:4つのソナタ(メキシコ大聖堂所蔵の楽譜より) コディセ・サルディバル(サルディバル写本?):ギターのための小品 作曲者不明:4つのソナタ(メキシコ大聖堂所蔵の楽譜より) |
ラ・フォンテガーラ (Fl/ヴィオール/Cemb/ G、テオルボ) | |
18世紀のメキシコの室内楽、特に、メキシコ大聖堂所蔵の作者不明のソナタ、メキシコ国立博物館所蔵の貴重な楽譜を中心に集めたアルバム。 あまり知られていないメキシコのバロック文化の一端を覗くことができる。のロカテッリはイタリアの作曲家。彼の作品はマドリードで演奏され、 ヴァイオリン・ソナタのいくつかはアルバ公爵家のレパートリーに、ヴェラチーニ、テレマンらの作品とともに収められている。 | ||
メキシコ副王の歌集 II イグナシオ・エルサレム・ステラ: El viento, airado, brana/Vierte blandamente/ Amplius lava me(洗い清めてください)/ 聖木曜日のための哀歌 トーマス・オチャンド:Parce Mihi(嘆願するものに) フアン・バウティスタ・デル・アギュリア: 聖ペドロの祝日朝課のレスポンソリウム第8番 |
マルタ・ モリナール(S)他 | |
今まで封印されていたメキシコの植民地時代の作品集で、全て世界初録音。 | ||
オイガ・エル・オルベ マルエル・デ・スマーヤ: 聖餐式のためのカンタータ/昇天祭のためのカンタータ イグナシオ・フエルサレム:管弦楽のためのヴァース 他、メキシコの礼拝音楽曲集、アリア、カンカータなど |
フラビオ・ ベセーラ(T)他 | |
メキシコのバロック音楽〜ノボヒスパナス・ソナタ Vol.2 プヒンガー:フルートと低音のためのソナタ 作曲者不詳:4声のためのソナタ集 サンティアゴ・デ・ムルシア: パッサカリア/ガリアルド/ガリシアのフォリア/ホタ/ マリオナス/マリサーパロス/ウナ・ギガ・デ・コレリ/他 |
ラ・フォンテガーラ | |
メキシコのバロック音楽シリーズ。ラ・フォンテガーラは1988年に結成されたピリオド楽器によるルネサンス、バロック音楽をレパートリーの主体とするアンサンブル。フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・ギター、チェンバロ奏者の4人で構成されており、メキシコだけでなくアメリカ、ヨーロッパのコンサートや音楽祭で活躍中。 | ||
ギターの迷路〜16世紀のギター作品集 エル・カナリオ/ビラノス/カンビース/フォリア/プエルトリコの村/ ラ・ジョロンシータ/ガリシアのフォリア/カナリオ/他(全16曲) |
アンサンブル・コンティヌオ | |
16世紀メキシコで作曲されたギター作品を集めたアルバム。アンサンブル・コンティヌオはバロック・ギターを中心に19種類のギター類を使いこなしヴォーカルやダンスも行うメキシコの古楽アンサンブル。 | ||
Piramidal アントニオ・リテレス(1673-1747):レチタティーヴォとアリア ホセ・デ・ネブラ(1702-1768): ヴァイオリンと声楽のためのレチタティーヴォ、 レチタティーヴォとアリア ロクェ・チェルーティ(1685-1760): カンタータ「聖母の無原罪のお宿り」〜レチタティーヴォとアリア セバスティアン・デュロン(1660-1716):ソシエグエン、デスカンセン イグナシオ・エルサレム・ステラ(1707−1769): ナヴィダーのヴィリャンシーコ ホセ・デ・オレヨン・アパレシオ: カンタータ「サンティスティモ・サクラメント」 ヴィセンテ・マルティン・ソレル(1754-1806):6つのアリア |
ヴァレンチナ・アルバレス(S) ベンジャミン・ フアレス・エチェニーケ指揮 ベアタ・クカウスカ [エリカ・ドボシエウィッツ、 ボグダン・バドジジェフスキ(Vn) ミロスラフ・コテッキ、 アサフ・コラーステイン(Vc) エウニーチェ・ パディーリャ(Cemb) | |
バロック期にスペイン語圏の国で活躍した作曲家達のレチタティーヴォやアリアを集めたソプラノのための作品集。 | ||
ソプラノ二重唱のためのバロック音楽 バルバラ・ストロッツィ(1619-1664): Merce di voi/Al Battitor di Bronzo/カンタータ「私の涙よ」 モンテヴェルディ:喜び踊れ、シオンの娘よ アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745): ルクレール/アングレーヴェ/クープラン/モンティニ/ ポルトガル/レジェンテ F.クープラン:ルソン・ド・テネブル から/ル・グラン ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703-1740):哀歌第2番 |
ルルド・アンブリス、 バーバラ・ローレイ・ヨキシュ(S) ジェイムズ・ブッシュ(Vc) アンサンブル・カイロス | |
モンテヴェルディやフォルクレ、フィオッコ、ストロッツィなどのバロック時代の大家たちによる作品を、通奏低音従え二人のソプラノが歌うデュオ・アルバム。 ルルド・アンブリスは1991年にマラガ歌劇場に出演しヨーロッパ・デビューを果たした。メキシコの主要オーケストラにとどまらず、サンフランシスコ響やプラハ歌劇場管などとも共演を重ねている。「アンサンブル・カイロス」のメンバーであるもう一人のソプラノバーバラ・ローレイ・ヨキシュはドイツ出身。1998年よりメキシコに移住し、ドイツとメキシコの両国を中心に活躍中。 | ||
メキシコの伝統音楽 フアン・ザイザル:Cielo Rojo ホセ・アルフレード・ヒメネス:Ameneci Otra Vez ルーベン・フエンテス:Que Bonita Es Mi Tierra アルマンド・マンサネロ:Te Extrano 他(全14曲) |
アナ・カリダッド・アコスタ(A) フリオ・セサル・オリーバ(G) | |
アコスタは1987年にデビューしたメキシコのアルト歌手。 |