ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノーヴァク校訂) | クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧25CM-165。録音:1990年4月、リンツ、ブルックナーハウス。 | ||
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(ノーヴァク校訂;終楽章付き) | クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧20CM-275〜6。録音:1992年4月、リンツ、ブルックナーハウス。世界初録音。 | ||
シューベルト: 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」(*)/ 弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804 Op.29 No.1「ロザムンデ」(+) |
ウィーンSQ | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。新編集盤。録音:(*)1981年4月、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン、(+)1981年12月、ウィーン、テルデック・スタジオ。 | ||
ハイドン: 弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.76 No.2 Hob.III-76「五度」(*)/ 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64 No.5 Hob.III-63「ひばり」(+)/ 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.3 No.5 Hob.III-17「セレナード」(#) |
ウィーンSQ | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧25CM-40。録音:(*)1975年9月、(+)1979年5月、(*/+)ウィーン、テルデック・スタジオ (#)1978年5月、 ベルリン、テルデック・スタジオ。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458「狩」(*)/ 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421(*)/ 弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 K.168(+) |
ウィーンSQ | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。録音:(*)1975年9月、(+)1979年9月、ウィーン、テルデック・スタジオ。 | ||
モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K.622(*)/ クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581(+) |
カール・ライスター(Cl) 豊田耕児指揮群馬so.(*) ウィーンSQ | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧25CM-170。録音:1980年4月、高崎、群馬ミュージックセンター(*)/ウィーン、スタジオ・バウムガルテン(+)。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
オペラ・ファンタジー D.ロヴェッリョ/A.ジャンピエーリ: ヴェルディの歌劇「椿姫」の旋律による演奏会用幻想曲 L.バッシ: ヴェルディの歌劇「リゴレット」の旋律による演奏会用幻想曲 モーツァルト/A.ペリエ編曲: 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜アリエッテ L.シュポア:歌劇「アルルーナ」の旋律による変奏曲 H.クロゼ: ウェーバーの歌劇「オベロン」の旋律による小さな幻想曲 F.クレプシュ: ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」の旋律による幻想曲 |
カール・ライスター(Cl) 林まり子(P) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧25CM-15。録音:1983年3月、1984年11月、1985年6、7月、東松山市。 | ||
モーツァルト: フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299/ フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313/ フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315 |
クリスチャン・ラルデ(Fl) マリー=クレール・ジャメ(Hp) ジャン=ピエール・ ベリンゲン指揮EONルーアンco. | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-166。録音:1990年4月、フランス、ルーアン。 | ||
シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 Op.114/ アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487 |
シューベルティアーデ・ アンサンブル [カール・エンゲル(P) マーク・ルボツキー(Vn) 深井碩章(Va) ダヴィッド・ゲリンガス(Vc) 西田直文(Cb)] | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-43。録音:1986年11月、つくばノバホール。 | ||
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59 No.2「ラズモフスキー第2番」/ 弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.18 No.1 |
フィルハーモニアQ・ベルリン | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。 ダニエル・シュタブラーヴァ(第1ヴァイオリン) クリスチャン・シュタデルマン(第2ヴァイオリン) ナイトハルト・レーザ(ヴィオラ) ヤン・ディーゼルホルスト(チェロ) | ||
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-98。録音:1988年9、12月、ベルリン、SFBスタジオ。 | ||
シューベルト: ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960(遺作;旧全集 第15番) |
エディット・ ピヒト=アクセンフェルト(P) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。初CD化。録音:1983年9月、秦野文化会館。スタインウェイ使用。 | ||
バッハ: ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988(*)/ パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825(+) |
エディット・ピヒト= アクセンフェルト(Cemb) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。新編集。録音:(*)1983年9月、(+)1981年9月、(*/+)東久留米、聖グレゴリウスの家。 | ||
バッハ: イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971(*)/ 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903(*)/ パルティータ ロ短調 BWV831(フランス風序曲)(+) |
エディット・ピヒト= アクセンフェルト(Cemb) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。新編集。録音:(*)1983年9月、(+)1981年9月、東久留米、聖グレゴリオの家。 | ||
バッハ: フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV.1020/ 同 ロ短調 BWV.1030/変ホ長調 BWV.1031/イ長調 BWV.1032/ 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013 |
パウル・マイゼン(Fl) ヘドヴィヒ・ビルグラム (Cemb) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-41。録音:1977年9月、ドイツ。 | ||
バッハ: トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/ 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547/ 小フーガ ト短調 BWV.578/ 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552/ ただ神の摂理にまかす者 BWV642/ 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV.645/ バビロン河のほとりに BWV.653/ 愛する魂よ、美しく装え BWV.654/ 主なるイエス・キリスト、われらを顧みたまえ BWV.655/ 来たれ、異教徒の救い主よ/ 主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ 第147番 BWV147.より) |
ペーター・プラニアフスキー (Org) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-197。録音:1986年11月、福島市音楽堂。 | ||
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ全集 (全6曲) |
ベルリン弦楽合奏団 | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧25CM-12〜3。録音:1977年10月、1978年12月、ベルリン、テルデック・スタジオ。 | ||
驚異のデュオ I ロッシーニ:チェロとコントラバスのためのデュオ ニ長調(*) ルイ・クープラン: チェロとコントラバスのための協奏曲 ト長調(+) モーツァルト: チェロとコントラバスのためのソナタ 変ロ長調 K.292(+) ジャン・バリエール: チェロとコントラバスのためのソナタ ホ長調(+) |
ベルリン・ フィルハーモニック・デュオ [イェルク・バウマン(Vc) クラウス・シュトール(Cb) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧20CM-5。録音:(*)1975年12月、(+)1976年3月、ベルリン、テルデック・スタジオ。 | ||
驚異のデュオ II ペルゴレージ:シンフォニア ヘ長調 ヴィレム・デ・フェッシュ:ソナタ ト短調 Op.8 No.5 ボッケリーニ:ソナタ イ長調 ヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク:ソナタ フランソワ・フランクール:ソナタ ホ長調 |
ベルリン・ フィルハーモニック・デュオ [イェルク・バウマン(Vc) クラウス・シュトール(Cb)] ヴァルデマール・デーリンク (Cemb) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧20CM-44。録音:1978年12月、ベルリン、テルデック・スタジオ。 | ||
ハンガリー田園幻想曲〜フルート名曲集 フランツ・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26 モーツァルト/ウィリアム・ベネット編曲: アダージョとロンド(歌劇「コシ・ファントゥッテ」から) フェルナンド・デ・ボルン: カルメン幻想曲 サン=サーンス:オデレット Op.162 ヴィドール:組曲 Op.34[第1番−第4番] ジュリオ・ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉 |
ウィリアム・ベネット(Fl) クリフォード・ベンソン(P) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。旧32CM-111。録音:1987年10月、入間市市民会館。 | ||
メラニー・ホリデイ〜「愛」を歌う ロッシーニ:音楽の夜会〜約束/招待 ドニゼッティ:ウィーンの印象〜ジプシーの娘 グノー:セレナード/ブロンドの髪の乙女 サティ:私はあなたが大好き/中世の歌 プーランク:愛の小道(ワルツの調ベ) J.マルクス:雨/森の幸せ/君が届けしバラの花 R.シュトラウス:帰郷 Op.15 No.5/私は漂う Op.48 No.2 J.シュトラウスII: 喜歌劇「こうもり」〜チャールダーシュ「故郷の調べ」 R.シーツィンスキー:ウィーン、わが夢のまち Op.1 R.シュトルツ:プラター公園は花ざかり N.ローレム: 朝早く/ごらん、あの人たちは何て私を愛しているのだろう |
メラニー・ホリデイ(S) アントニー・シピリ(P) | |
「カメラータ・ベスト」シリーズ。録音:1987年5月、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン | ||
ヴィシュヌの化身〜西村朗(作品集6) 西村朗 (1953-):ヴィシュヌの化身(2002) |
高橋アキ(P) | |
録音:2002年3月、三重。 | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.8「四季」 | ジェラール・ジャリ(Vn) ジャン=フランソワ・ パイヤール指揮 パイヤールco. | |
録音:1988年2月、パリ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
モーツァルト: セレナード第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/ ディヴェルティメント第11番 ニ長調 K.251/ オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d)(*) |
ピエール・ピエルロ(Ob;*) ジャン=フランソワ・ パイヤール指揮 パイヤールco. | |
録音:1988年2月、パリ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
ヴェルディ:弦楽オーケストラのための四重奏曲 オッフェンバック:セレナード ハ長調 プッチーニ:弦楽オーケストラのための「菊」 |
フィルハーモニック・ ヴィルトゥオーゾ・ベルリン エルネ・シェベシュティーン (コンサートマスター) | |
録音:1988年6月、長野。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
バーバー:弦楽のためのアダージョ エルガー:弦楽のためのセレナード ホ短調 パッヘルベル:カノンとジーグ ハイドン:セレナード(弦楽四重奏曲 ヘ長調から) ドヴォルザーク:ノットゥルノ ロ長調 ボッケリーニ:メヌエット(弦楽五重奏曲 ホ長調から) バーバー:弦楽のためのアダージョ レスピーギ: リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 |
フィルハーモニック・ ヴィルトゥオーゾ・ベルリン エルネ・シェベシュティーン (コンサートマスター) | |
録音:1989年12月、ベルリン。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
発売愛の挨拶〜ロマンティック・ヴァイオリン エルガー:愛の挨拶 ポルディーニ/クライスラー編曲:踊る人形 チャイコフスキー:秋の歌 グラナドス/クライスラー編曲:スペイン舞曲第5番 フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに マスネ:タイスの瞑想曲 ドビュッシー/ロック編曲:レントより遅く フォーレ:子守歌 ラヴェル/クライスラー編曲:ハバネラ形式の小品 ドビュッシー/ハルトマン編曲:亜麻色の髪の乙女 リムスキー=コルサコフ/ クライスラー編曲:インドの歌 クライスラー:美しきロスマリン マルティーニ/ダンベ編曲:愛の喜びは パラディス:シシリエンヌ クライスラー:愛の悲しみ チャイコフスキー:メロディ クライスラー:愛の喜び ドヴォルザーク/クライスラー編曲:ユーモレスク フォーレ:アンダンテ |
ジェラール・ジャリ(Vn) ダリア・オヴォラ(P) | |
録音:1990年4月、パリ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
エリーゼのために〜ロマンティック・ピアノ チャイコフスキー:舟歌 リスト:愛の夢 第3番 ショパン:小犬のワルツ シューマン:トロイメライ ランゲ:花の歌 チャイコフスキー:トロイカ ドビュッシー:月の光 エステン:アルプスの夕映え ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9 No.2 ラフマニノフ:前奏曲第1番 Op.3 No.2 ルビネイテイン:ヘ調のメロディ メンデルスゾーン:春の歌 バダジェフスカ:乙女の祈り サティ:ジムノペディ 第1番 シューベルト:楽興の時 第3番 ベートーヴェン:エリーゼのために ショパン:別れの曲 |
海老彰子(P) | |
録音:1990年5月、パリ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
カタリ〜イタリア歌曲名曲集 ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン マルティーニ:愛の喜びは パイジェッロ:歌劇「美しい水車屋の娘」〜 うつろな心(もはや私の心には) ヴィヴァルディ:歌劇「バジャゼ」〜 花嫁として侮辱され ケルビーニ:歌劇「デモフォンテ」〜 ああ、おそらく私の命は トスティ: 君なんかもう/魅惑/別れの歌/秘密/私は死にたい カルディッロ:カタリ ファルヴォ:君に告げて |
カーティア・ リッチャレッリ(S) ヴィンチェンツォ・ スカレーラ(P) | |
録音:1988年7月、埼玉。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
ボッケリーニ:ギター五重奏曲集 [第4番 ニ長調 G.448「ファンダンゴ」 第3番 変ロ長調 G.447/第2番 ホ長調 G.446] |
鈴木一郎(G) ウィーンSQ | |
録音:1997年6月、ウィーン、バルセロナ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
ボッケリーニ:ギター五重奏曲集 [第9番 ハ長調 G.453「マドリードの帰営ラッパ」 第1番 ニ短調 G.445] |
鈴木一郎(G) ウィーンSQ | |
録音:1997年1月、ウィーン、他。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
スペイン管弦楽名曲集 イサーク・アルベニス:組曲「イベリア」より [エヴォカシオン/港/トゥリアーナ] マヌエル・デ・ファリャ:「三角帽子」より [第1組曲/第2組曲] マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調(*) クリストバル・アルフテル: 第一旋法のティエントと皇帝の戦い ジェロニモ・ヒメネス: 「ルイス=アロンソの結婚式」〜間奏曲 |
アントニ・ロス=マルバ指揮 スペイン放送so. ルセーロ・テナ (カスタネット;*) | |
録音:1988年5月、東京、ライヴ。カメラータ・クラシック・アヴェニュ(旧NECアベニューからの移行再発売)シリーズ。 | ||
ファゴットに乾杯〜ミラン・トゥルコヴィッチ J.S.バッハ(ウィリアム・ウォーターハウス編): パルティータ イ短調 BWV.1013 テレマン: ファゴットと通奏低音(ハープ)のためのソナタ ヘ長調 モーツァルト: ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 KV.292 ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド ハ短調Op.35 シャブリエ:旅への誘い K.クロイツァー:死のファゴット サン=サーンス:ファゴットとピアノのためのソナタOp.168 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6番 R.ビショッフ:ファゴットのための変容Op.42 R.バティック:ファゴットとピアノのための3つのバガテル |
ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg) 吉野直子(Hp) ヴォルフガング・シュルツ(Fl) ローランド・バティック(P) イルディコ・ライモンディ(S) ロベルト・ホール(Br) ウィーン・フィルハーモニアSQ ぺーター・ヴェヒター(Vn) ハラルド・クルムペック(Vn) トビアス・リー(Va) タマーシュ・ヴァルガ(Vc) | |
録音:2003年11月、ウィーン。 65歳を迎えたミラン・トゥルコヴィッチを祝して著名なアーティストが記念的CD録音に協力。吉野直子、イルディコ・ライモンディ、ヴォルフガング・シュルツ等豪華メンバーが参加し、 バロックから現代作品に至る幅広いレパートリーで、トゥルコヴィッチの卓越した技術と芸術性が存分に示されたアルバムに仕上っている。 トゥルコヴィッチ:オーストリア・クロアチア系の家庭で生まれ、ウィーンで育った。アンサンブル・ウィーン=ベルリン、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスおよびニューヨークのリンカーン・ センター室内楽協会のメンバーであり、数多くの主要オーケストラ(ウィーン交響楽団、バンベルク交響楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、 スイス・ロマンド管弦楽団、カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク、イングリッシュ・コンサート、NHK交響楽団ほか)や、エッシェンバッハ、ジュリーニ、アーノンクール、サヴァリッシュ、 ジンマンら指揮者と共演するなど、国際的なソリストとして活躍している。 また指揮者としても多くの室内管弦楽団や管楽アンサンブルと定期的に共演、カメラータ・トウキョウからは「ダヴィッド:ファゴット小協奏曲」、アンサンブル・オクトゴンやオーストリア放送交響楽団管楽アンサンブル等を指揮した録音が発売されている。 ウィーン交響楽団を辞した後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院(1984-92)、ウィーン音楽大学(1992-2003)にて教鞭を執ったほか、ウィーン、ザルツブルク、ルツェルン、ニューヨーク、札幌、草津など、世界中の主要な音楽祭に出演している。またオーストリアのTVにおいて、 彼自身の音楽番組に2年間出演した。レコードは、主要なソロ・レパートリーおよび数多くの室内作品があり、モーツァルトのファゴット協奏曲をモーツァルト時代のオリジナル楽器で演奏したものなども含まれる。 | ||
ソロ・マリンバ50曲集〜4本マレットのための 赤とんぼ(三木露風/山田耕作)/ 五木の子守歌(熊本県民謡)/ おぼろ月夜(高野辰之/岡野貞一)/ かあさんのうた(窪田聡)/君が代(古歌/林広守)/ 荒城の月(土井晩翠/滝廉太郎)/ この道(北原白秋/山田耕作)/ 早春賦(吉丸一昌/中田章)/さくらさくら(日本古謡)/ 里の秋(斉藤信夫/海沼実)/ ちいさい秋みつけた(サトウハチロー/中田喜直)/ 夏は来ぬ(佐佐木信綱/小山作之助)/ 七つの子(野口雨情/本居長世)/ 花(武島羽衣/滝廉太郎)/ 春が来た(高野辰之/岡野貞一)/ 浜辺の歌(林古渓/成田為三)/ 春の小川(高野辰之/岡野貞一)/ 春よ来い(相馬御風/弘田龍太郎)/ 冬景色(作詞、作曲者不詳)/ 故郷(高野辰之/岡野貞一)/ 冬の夜(作詞、作曲者不詳)/ ペチカ(北原白秋/山田耕作)/ まっかな秋(薩摩忠/小林秀雄)/ 紅葉(高野辰之/岡野貞一)/ 夕焼小焼(中村雨紅/草川信)/ 椰子の実(島崎藤村/大中寅二) アニー・ローリー(L.J.スコット)/ 愛の讃歌(E.ピアフ/M.モノー)/ いそしぎ(P.F.ウェブスター/T.マンデル)/ エーデルワイス (O.ハマーシュタインII/R.ロジャース)/ 禁じられた遊び(スペイン民謡)/ グリーンスリーブス(イギリス民謡)/ コンドルは飛んでゆく (D.A.ロブレス/J.ミルヒベルク)/ 追憶(A.ベルクマン/M.ベルクマン/ M.ハムリッシュ)/ 峠の我が家(アメリカ民謡)/ トロイメライ(R.シューマン)/ ほたるの光(スコットランド民謡)/ 虹の彼方に(E.Y.ハーブルク/H.アーレン)/ バードランドの子守歌 (G.D.ヴァイス/G.シェアリング)/ 夢路より(S.G.フォスター)/ 星に願いを(N.ワシントン/L.ハーライン)/ 慕情(P.F.ウェブスター/S.フェイン)/ レッド・リヴァー・ヴァレー(アメリカ民謡)/ ローレライ(H.ハイネ/F.ジルヒャー)/ ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)/ ムーン・リヴァー(J.マーサー/H.マンシーニ) |
吉岡孝悦(マリンバ/編曲) | |
録音:2004年3月、田園ホールエローラ、埼玉/他。 マリンバ奏者、吉岡孝悦自らが編曲した「ソロ・マリンバ50曲集」を自身の演奏で録音。多くの人に親しまれている作品が、これまでとは一味違ったものに聴こえる。 | ||
ショパン:夜想曲全集 第1番 変ロ短調 Op.9 No.1/第2番 変ホ長調 Op.9 No.2/ 第3番 ロ長調 Op.9 No.3/第4番 ヘ長調 Op.15 No.1/ 第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2/第6番 ト短調 Op.15 No.3/ 第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1/第8番 変ニ長調 Op.27 No.2/ 第9番 ロ長調 Op.32-1/第10番 変イ長調 Op.32 No.2/ 第11番 ト短調 Op.37 No.1/第12番 ト長調 Op.37 No.2/ 第13番 ハ短調 Op.48 No.1/第14番 嬰ヘ短調 Op.48 No.2/ 第15番 ヘ短調 Op.55 No.1/第16番 変ホ長調 Op.55 No.2/ 第17番 ロ長調 Op.62 No.1/第18番 ホ長調 Op.62 No.2/ 第19番 ホ短調 Op.72 No.1/第20番 嬰ハ短調 遺作/ 第21番 ハ短調)/ 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/子守歌 変ニ長調 Op.57 |
ウラディーミル・フェルツマン(P) | |
録音:2000年2月、モスクワ。 | ||
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-80 [第1番 変ロ長調 BWV.825/第2番 ハ短調 BWV.826/ 第3番 イ短調 BWV.827/第4番 ニ長調 BWV.828/ 第5番 ト長調 BWV.829/第6番 ホ短調 BWV.830]/ 2声のインヴェンション BWV.772-786 |
ウラディーミル・フェルツマン(P) | |
録音:1999年9月、モスクワ。 | ||
CAMERATA "CAMERATA BEST II" (CMCD-15047〜15068) 1975年の創設以来、ウィーンを中心とするヨーロッパでの録音、国内の優秀なアーティストの紹介、日本の代表的作曲家の作品紹介と、積極的な活動で国内外で高い評価を得ているカメラータ。 今回、2002年に発売された「カメラータ・ベスト」シリーズの第2弾が登場。20タイトルを厳選し、お求め安い価格、最新のテクノロジーによる最高の音質、シリーズとしてジャケットの一新をはかった。 | ||
ブルックナー: 交響曲第5番 変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版) |
クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
録音:1993年6月29日-7月3日、リンツ、ブルックナーハウス。旧 25CM-335/6。 大音響の中に静寂を聴く。 | ||
ブルックナー: 交響曲第6番 イ長調 WAB106(ノヴァーク版) |
クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
録音:1994年3月28-31日、リンツ、ブルックナーハウス。旧 25CM-345。 最晩年の老巨匠アイヒホルンが、敬愛するブルックナーに全身全霊を込めてつくした感動的な1枚。 | ||
モーツァルト:フルート・ソナタ集 [ヘ長調 K.376(347d)/ハ長調 K.296/ヘ長調 K.377(374e)] |
セヴェリーノ・ガッゼローニ(Fl) ブルーノ・カニーノ(P) | |
録音:1977年11月3日-4日、入間市市民会館。旧25CM-116。 モーツァルト中期の傑作ヴァイオリン・ソナタのフルート用編曲版を、名手ガッゼローニとカニーノの名コンビが見事な名演で披露。 | ||
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803 Op.166 (2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、 クラリネット、ホルンとファゴットのための) |
ぺーター・シュミードル(Cl) ギュンター・ヘーグナー(Hr) ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg) ミラン・ザガト(Cb) ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・クロイザマー(第2Vn) クラウス・パイシュタイナー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc)] | |
録音:1997年4月7日、ウィーン楽友協会ブラームス・ザール、ライヴ。旧30CM-470。 管と弦によるシューベルトの長大作を、ウィーンSQ、シュミードル、トゥルコヴィッチ等、ウィーンの中心的音楽家がムジークフェラインで行なった名ライヴ録音。 | ||
シューベルト: 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 Op.163(*)/ 弦楽四重奏曲断章 ハ短調 D.103(#) |
ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・クロイザマー(第2Vn) クラウス・パイシュタイナー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc)] ゲルハルト・イーべラー(第2Vc;*) | |
録音:1997年3月11-13日(*)&1997年4月8日(#)、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 30CM-450。 シューベルトの音楽を心から愛し、いつくしむウィーンの音楽家による正に理想的演奏。全員ウィーン・フィルのメンバーによる初めての五重奏曲の録音。 | ||
シューベルト: 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802 Op.160 ツェルニー:序奏、変奏と終曲 ハ長調 Op.80 クーラウ:序奏と変奏 Op.63 |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) シュテファン・ヴラダー(P) | |
録音:1999年12月20日-22日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 28CM-593。 歌曲王シューベルトを無二の歌心で描く決定盤。 | ||
ドヴォルザーク: 弦楽四重奏のための「糸杉」 B.152(*)/ 弦楽四重奏曲第14番 変イ長調 Op.105 B.193(#) |
ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・クロイザマー(第2Vn) クラウス・パイシュタイナー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc)] | |
録音:1994年6月21-22日(*)&1994年6月5-6日(#)、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 25CM-350。 美しく、叙情味あふれるドヴォルザークの室内楽をウィーンSQが見事に表出。 | ||
ブルックナー: 弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB112/ 間奏曲 ニ短調 WAB113 |
ウィーン弦楽五重奏団 [トーマス・クリスチャン(第1Vn) ぺーター・ヴェヒター(第2Vn) トビアス・リー(第1Va) ハンス・ぺーター・ オクセンホーファー(第2Va) ミヒャエル・ヘル(Vc)] | |
録音:1994年9月23日-25日、千葉、東総文化会館。旧 30CM-399。 交響曲作曲家、ブルックナーが唯一書き残した弦楽五重奏曲。その代替楽章も含めた完全収録盤。ウィーン・フィルのメンバーを中心とした演奏も最高のもの。 | ||
ドビュッシー:フルート、ハープとピアノのためのソナタ C.P.E.バッハ: 無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132H.562(*) シューマン:おとぎの絵本Op.113(#) ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(+) P.ブーレーズ: 「・・・エクスプロザント=フィクス・・・」より(**) [トランジトワールV/オリジネル] |
オーレル・ニコレ(Fl;*/+/**) セルジュ・コロー(Va;#/+) 遠山慶子(P;#) 篠崎史子(Hp;+) | |
録音:1992年8月28日、草津音楽の森国際コンサート・ホール、ライヴ(*/**)/1997年3月3日-4日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン(#)/1993年8月27日、草津音楽の森国際コンサート・ホール、ライヴ(+)。旧 25CM-302 と 25CM-462 からの新編集盤。 フルートのニコレとヴィオラのコローという当代の2大巨匠の名技を堪能出来る貴重なアルバム。 | ||
ウィーンわが夢のまち〜メラニー・ホリデイ・ベスト J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」〜侯爵さま カールマン: 喜歌劇「チャールダーシュの女王」〜私の故郷は山にある スッペ: 喜歌劇「ボッカチオ」〜あなたが愛してくれさえすれば (恋はやさしい野辺の花よ)/ 喜歌劇「美しきガラテー」〜わが魂は静かによびかける ファル:喜歌劇「マダム・ポンパドゥール」 〜きょう私と幸福にすごす男は レハール:喜歌劇「パガニーニ」〜愛は地上の天国 J.シュトラウスII:ワルツ「春の声」 R.シュトルツ: 喜歌劇「白馬亭にて」〜わが愛の歌はワルツでなければ R.シーツィンスキー:ウィーン、わが夢のまち C.ポーター:ミュージカル「キス・ミー・ケイト」 〜ソー・イン・ラヴ F.ロウ(F.コッピタース編): ミュージカル「キャメロット」〜あなたと別れるとしたら/ ミュージカル「マイ・フェア・レディ」〜踊り明かそう ヴァイル(F.コッピタース編): ミュージカル「ニッカーポッカー・ホリデイ」 〜セプテンバー・ソング ロジャース&ハマースタインII(南安雄編): ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」 〜エーデルワイス M.ジャール(F.コッピタース編): 映画「ドクトル・ジバゴ」〜ララのテーマ ガーシュウィン:歌劇「ポギーとベス」〜サマータイム L.ウェバー(南安雄編):ミュージカル「キャッツ」〜メモリー |
メラニー・ホリデイ(S) オラ・ルードナー指揮 ウィーン国立歌劇場舞踏会o. (ウィーン・フォルクスオパーo.団員) | |
録音:1989年4月13日-14日、17日、30日、5月1日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 20CM-100。 私の愛する歌を心を込めて。オペレッタ・アリア〜ミュージカル・ナンバーまで。 | ||
ピヒト=アクセンフェルト 〜ラスト・ピアノ・コンサート(完全収録盤) ブラームス: 3つの間奏曲Op.117[変イ長調/変ロ短調/嬰ハ短調]/ 6つの小品Op.118[間奏曲 イ短調/間奏曲 イ長調/ バラード ト短調/間奏曲 ヘ短調/ ロマンツェ ヘ長調/間奏曲 変ホ短調]/ 4つの小品Op.119[間奏曲 ロ短調/間奏曲 ホ短調/ 間奏曲 ハ長調/ラプソディー 変ホ長調]/ 8つの小品 Op.76(*) [奇想曲 嬰ヘ短調/奇想曲 ロ短調/間奏曲 変イ長調/ 間奏曲 変ロ長調/奇想曲 嬰ハ短調/ 間奏曲 イ長調/間奏曲 イ短調/奇想曲 ハ長調] |
エディット・ ピヒト=アクセンフェルト(P) | |
録音:1996年8月30日、草津音楽の森国際コンサート・ホール、ライヴ。使用楽器:ベーゼンドルファー。旧 28CM-637 で出ていたが前回は1枚物で、(*)は今回初の一般発売(非売品の特典盤としてCD化されていた)。 凜として暖かくそして優しさに溢れたブラームス。ピヒト=アクセンフェルトのラスト・コンサート完全収録盤。 | ||
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012(*) モーツァルト: チェロとコントラバスのためのソナタ 変ロ長調K.292(196c)(#) (原曲:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292) レーガー:無伴奏チェロ組曲第3番 イ短調 Op.131c-3(+) |
イエルク・バウマン(Vc) クラウス・シュトール(Cb;#) | |
録音:1979年5月、埼玉、入間市市民会館(*/+)/1975年12月、ベルリン、テルデック・スタジオ(#)。旧 25CM-373。 形式や様式だけでは語れない。バッハ&レーガーの無伴奏チェロ組曲の深遠で広大な音楽世界。 | ||
ショパン: 序奏と華麗なるポロネーズOp.3/ マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による 大二重奏曲(遺作)/ チェロ・ソナタ ト短調Op.65 |
モーリス・ジャンドロン(Vc) 遠山慶子(P) | |
録音:1981年6月、埼玉、入間市市民会館。旧 32CM-47。 自由で溌剌としながらも憂い漂うジャンドロンと遠山慶子のショパン。 | ||
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115(*) ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ短調Op.34(#) モーツァルト(R.D.レヴィン補作): クラリネット五重奏曲断章「アレグロ」 変ロ長調 K.Anh.91(516C)(+) |
カール・ライスター(Cl) ウィーンSQ(*/#) [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・クロイザマー(第2Vn) クラウス・パイシュタイナー(Va) ラインハルト・レップ(Vc)] フィルハーモニア・クヮルテット・ ベルリン(+) [ダニエル・シュタブラーヴァ(第1Vn) クリスチャン・シュタデルマン(第2Vn) ナイトハルト・レーザ(Va) ヤン・ディーセルホルスト(Vc)] | |
録音:1981年12月11日-13日、ウィーン、テルデック・スタジオ(*)/1982年12月2日、ウィーン、テルデック・スタジオ(#)/1988年10月17日-18日、ベルリン、イエス・キリスト教会(+)。旧 25CM-113(*/#)/32CM-94(+) からの編集盤。 クラリネットの帝王ライスターとウィーンSQという当代望み得る最高の顔合わせで成した世紀の名演。 | ||
ブラームス:クラリネット・ソナタ 全集 [第1番 ヘ短調Op.120-1/第2番 変ホ長調Op.120-2] |
カール・ライスター(Cl) デイヴィッド・レヴィン(P) | |
録音:1980年5月12日-13日、ベルリン、テルデック・スタジオ。旧 25CM-75。 ライスターが奏でるクラリネットの音色から深く静かなドイツの森が見えてくる。 | ||
ハイドン: トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1 J.G.アルブレヒツベルガー: トランペットと弦楽のためのコンチェルティーノ 変ホ長調 A.ジョリヴェ: トランペット、弦楽とピアノのためのコンチェルティーノ(*) |
ピエール・ティボー(Tp) アンリエット・ピュイグ=ロジェ(P;*) 豊田耕児指揮 群馬so. | |
録音:1981年9月8日-9日、群馬、利根沼田市民会館。旧 25CM-168。 トランペットの極意。ティボー、ロジェ、円熟の共演。 | ||
R.シュトラウス: ファンファーレ(*)/ホルン協奏曲第1番 変ホ長調Op.11(#) K.ピルス:塔の音楽 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 〜第3幕への前奏曲と結婚行進曲 ウェーバー:行進曲 グリーグ:組曲「十字軍の兵士シーグル」Op.56 ハイドン:プリンス・オブ・ウェールズのための大行進曲 ベートーヴェン:ヨルク連隊行進曲 C.L.ウンラート:カール王行進曲 |
ラルス・ミヒャエル・ ストランスキー(Hr;*/#) ロナウド・ヤナシュッツ(Hr;*) フォルカー・アルトマン(Hr;*) ヴォルフガング・リントナー(Hr;*) カール・ヤイトラー指揮 フィルハーモニック・ ウインドo.、ウィーン | |
録音:1996年6月17日-19日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 30CM-460。 ウィーンの管楽アンサンブルならではの美しいハーモニー。それをバックにしたウィーン・フィルのソロ・ホルン奏者ストランスキーによるホルン・コンチェルトは聴きもの。 | ||
イタリアン・オペラ・ファンタジー D.ロヴレッリョ: 歌劇「仮面舞踏会」の旋律による幻想曲Op.44 A.パスクッリ: 歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲 A.ポンキエッリ:カプリッチョ A.パスクッリ: 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」の主題による大協奏曲 G.ドニゼッティ: アンダンテ・ソステヌート ヘ短調/オーボエ・ソナタ ヘ長調 A.パスクッリ:歌劇「ポリウート」の旋律による幻想曲 G.ダエッリ:歌劇「リゴレット」の旋律による幻想曲 |
トーマス・インデアミューレ(Ob) ヴェルナー・ゲヌイト(P) | |
録音:1995年1月31日-2月1日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン。旧 30CM-403。 軽やかに駆け巡るオーボエの超絶技巧。 | ||
ポップ・ヒッツ マンデル(西村朗編):いそしぎ(*) S.ジョプリン(西村朗編):エンターテイナー(*) F.レイ(西村朗編):雨の訪問者のワルツ(*) J.レノン/P.マッカートニー(西村朗編): ミッシェル(*) ガーシュウィン(加古隆編):サマータイム(#) モーツァルト(丸山雅人編): キラキラ星による変奏曲 K.265(+) ウェーバー(丸山雅人編):舞踏への勧誘(**) B.バカラック(野田暉行編): アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー(+) J.レノン/P.マッカートニー(野田暉行編): ヘイ・ジュード(+)/レット・イット・ビー(+)/ イエスタデイ(+) |
ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・クロイザマー(第2Vn) クラウス・パイシュタイナー(Va) ラインハルト・レップ(Vc)] フリッツ・ドレシャル(Vc;*) カール・ライスター(Cl;**) | |
録音:1995年11月14日、茨城、ノバホール(*/#)/1981年4月7日-8日、ウィーン、スタジオ・バウムガルテン(+/**)。旧 20CM-36。 ウィーンSQの洗練されたアンサンブルでビートルズをスイング。 | ||
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911 Op.89 | エルンスト・へフリガー(T) 岡田知子(P) | |
録音:1991年9月8日、東京、カザルス・ホール、ライヴ。旧 CMSE-272/32CM-272。 72歳の名テノールが、すべてを燃焼して歌い上げた、シューベルトの最高の歌曲集。 | ||
CAMERATA "Mellow" 「feel the music,feel the nature」(CMCD-18001〜3) 人気作曲家、池辺晋一郎氏の推薦文付、透明トレイの雰囲気あふれる美麗ジャケット。 音楽から感じ取る自然。それはもしかしたら、本当の音楽の在り方なのかも知れない。今、私たちの周囲には多くの音楽があふれ、その形態は様々。しかし、本来の音楽は、私たちが生活を営む上で必要なものとして存在した。海へ漁に出かけた時の網を引き上げる掛け声、森の中で狩をする時の合図、大地の実りに感謝する祈り。そういったものが今の音楽の始まりだった。 そこで、これまでの「クラシック音楽」という枠組み、あるいは固定観念を少しだけ取り外し、音楽を通して自然のつながりを感じたり、あるいは自然の風景をイメージしたりする音楽を、既存の音楽を用いて体験することはできないだろうか、との思いから今回のmellowシリーズが完成。mellowとは、時とともにワインやフルーツなどがじっくりと熟成された状態を表したり、音楽・声・景色が美しく、心地よい気分にさせてくれる瞬間を意味したり、そんな贅沢な時間、気持ちのよい瞬間を表す言葉。 これまでにも数多くリリースされてきた「ヒーリング系」、「癒し系」といったものとは趣きが異なり、このmellowシリーズは、mellowという言葉をキーワードに、音楽を通して聴く人にイメージを抱かせる目的で選曲。そのイメージとは、mellowという言葉にぴったりとあてはまる自然の風景。その音楽が聴く人が、どのように自然の風景をイメージするのか、あるいはどのようなイメージを求めているのか、より分かりやすくするために、mellowシリーズは3つのカラーで区別されている。 | ||
mellow〜blue ボッケリーニ:メヌエット(弦楽五重奏曲 ホ長調Op.11-5)[フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン] シューベルト:ます(ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667より)[ウィーンSQ/ジャスミンカ・スタンチュール(P)] モーツァルト:ロマンツェ(セレナード第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より) [ジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内o.] ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ[モーリス・ジャンドロン(Vc)/遠山慶子(P)] マンデル(西村朗編):いそしぎ[ウィーンSQ] ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調Op.9-2[ウラディーミル・フェルツマン(P)] J.レノン=P.マッカートニー:フール・オン・ザ・ヒル[レオ・ブローウェル(G)/鈴木一郎(G)] モーツァルト:何と素敵な鈴の音(歌劇「魔笛」より)[ウィーンSQ] ライネッケ:「水の精」(フルート・ソナタ ホ短調Op.167より) [ヴォルフガング・シュルツ(Fl)/ウィリアム・ベネット(Fl)/クリフォード・ベンソン(P)] ドビュッシー:「水の反映」(「映像」より第1集)[遠山慶子(P)] フォーレ:即興曲第2番[セキュエラ・コスタ(P)] パッヘルベル:カノン[フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン] | ||
blueから私たちがイメージする自然とは、青い海、青い空、そして川や湖、さらには降り注ぐ雨、といったものではないだろうか。このblueのCDには、さらさらと流れる小川や限りなく広がる青い海や空をイメージさせる音楽をセレクト。大編成のオーケストラが奏でる雄大な音やギターの優しい響きなどが、自然の風景を描き出してくれる。 | ||
mellow〜green ヴィヴァルディ:春(ヴァイオリン協奏曲集Op.6より)[ジェラール・ジャリ(Vn)/パイヤール室内o.] ルビンシテイン:ヘ長調のメロディ[海老彰子(P)] クライスラー:愛の喜び[ジェラール・ジャリ(Vn)/ダリア・オヴォラ(P)] ショパン:コントルダンス 変ト長調[エドワード・アウアー(P)] モーツァルト:俺は鳥刺し[ヴォルフガング・シュルツ(Fl)/ウィーンSQ]/ ファゴットとチェロのためのソナタ K.292[ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg)/タマーシュ・ヴァルガ(Vc)] ショパン:ワルツ第2番「華麗なる円舞曲」[エドワード・アウアー(P)] ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉祭[ウィリアム・ベネット(Fl)/クリフォード・ベンソン(P)] シューベルト:ソナチネ ト短調 D.408Op.137-3[ウェルナー・ヒンク(Vn)/遠山慶子(P)] ショパン:木枯らし(エチュード イ短調Op.25-11)[岡田博美(P)] サン=サーンス:ファゴットとハープのためのソナタOp.168[ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg)/吉野直子(Hp)] ドビュッシー:アラベスク第1番[セキュエラ・コスタ(P)] 池辺晋一郎:コンチェルティーノ第1番[篠崎功子(Vn)/斉木ユリ(P)] バティック:パノ二アン・ロマンス[ローランド・バティック(P)] J.レノン=P.マッカートニー:ミッシェル[ウィーンSQ] フォーレ:夢のあとに[漆原朝子(Vn)/G.ゲレットシュレッガー(P)] | ||
さわやかな風、生い茂る木々、緑豊かな高原の山々。そういった風景を見ていると、いつの間にか心が安らいでくる。このgreenには、そんな明るくさわやかで、軽やかな音楽をセレクト。ファゴットの響きを聴くと、なんだか広い高原に立っているような、フルートの音色で一瞬森の中にいるかのような、そんな気分にさせてくれるかもしれない。 | ||
mellow〜brown バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」[ぺーター・ブラニアフスキー(Org)] アルベニス:セギディーリャ〜スペインの歌[セキュエラ・コスタ(P)] モンポウ:歌と踊り第6番[セキュエラ・コスタ(P)] F.レイ:雨の訪問者のワルツ[ウィーンSQ] エルガー:セレナード(弦楽のためのセレナード 変ホ短調Op.20より)[フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン] ドヴォルザーク:ノットゥルノ ロ長調Op.40[フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン] フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調Op.13[漆原朝子(Vn)/G.ゲレットシュレッガー(P)] ブラームス:カプリッチョ ロ短調[エディット・ピヒト=アクセンフェルト(P)] ショパン:ノクターン第15番 ヘ短調Op.55-1[ウラディーミル・フェルツマン(P)] ドヴォルザーク:アメリカ(弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調Op.96より)[パノハSQ] アルベニス:ソナタ ニ長調[アントニオ・ロス=マルバ指揮スペイン放送so./ルセーロ・テナ(カスタネット] | ||
自然の源である大地。それは、ある時が優しく暖かく、時に熱く、私たちを包み込み、またパワーを与えてくれる。このbrownには、エネルギッシュな音楽、あるいは秘めた熱さを感じさせる音楽をセレクト。 | ||
別宮貞雄:オペラ「有間皇子(ありまのみこ)」 (原作:福田恆存/台本:松原 正) |
福井 敬(有間皇子) 大島洋子(小足媛) 永井和子(間人大后) 多田羅迪夫(蘇我臣赤兄) 勝部 太(大海人皇子) 鈴木寛一(塩屋連〓魚) ※「〓」は魚偏に制 経種廉彦(中大兄皇子/守君大石) 北村哲朗 (中臣連鎌足/新田部連米麻呂) 志村文彦 (蘇我臣日向/丹比小沢連國襲) 小鉄和広(物部朴井連鮪) 大久保光哉(坂合部連藥) 若杉 弘指揮 新日本po. | |
録音:2001年3月、東京。ライヴ。 別宮貞雄が作曲家人生を賭けた渾身の傑作がここに! 時は斉明4年(西暦658年)、大化の改新の後、中大兄皇子と中臣鎌足が政治の実権を握るなか、権力争いから身を守るため狂気を装っていた有間皇子が謀反を決意する――。 「前衛」に巻き込まれることなく自らの道を歩み続ける別宮貞雄が、史実上有名な「有間皇子の変」を題材に、惜しみない愛情と技量を注ぎ込んだ大作オペラ。劇的な朗唱と陶酔的なアリアが交錯し、歴史にもてあそばれる薄幸の青年の悲劇を強い緊張感の中に一気に描き出す渾身の傑作!1967年の初演後、初の再演となった、二期会を代表するソリストたちによる2001年の公演からのライヴ。 | ||
プーランク:フルート・ソナタ プーランク:フルート・ソナタ ビゼー: 歌劇「カルメン」間奏曲/「アルルの女」〜メヌエット ショパン:ロッシーニの 歌劇「シンデレラ」の主題による変奏曲 ホ長調 サン=サーンス:オデレッテ(抒情小曲)Op.162 ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ ヴィドール:組曲 Op.94 モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜 アダージョとロンド |
ウィリアム・ベネット(Fl) クリフォード・ベンソン(P) | |
録音:1991年9月、東京、他。旧 30CM-390。 | ||
マスターワークス I ルイジ・ボッケリーニ: チェロとコントラバスのための協奏曲 変ロ長調(チェロ協奏曲原典版) ヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク: チェロとコントラバスのためのロマンス ジャン=ピエール・デュポール: アダージョ・カンタービレとプレスト ゲオルク・フィリップ・テレマン: チェロとコントラバスのための カノン・ソナタ 変ロ長調 トマッソ・ジョルダーニ: チェロとコントラバスのための タンブーランとジーグ ドメニコ・ドラゴネッティ: コントラバスのための技巧曲 「4つのワルツ」 ジャン=ルイ・デュポール: アルページョとアンダンテ |
ベルリン・ フィルハーモニック・デュオ [イェルク・バウマン(Vc) クラウス・ シュトール(Cb)] | |
録音:1979年5月、埼玉/他。初CD化。 今日では少し奇異に感じる、チェロとコントラバスという低弦楽器によるデュオも、18世紀においては非常に人気の高い組み合せで、コンサートも盛んに行われていた。この伝統を現代に甦らせようと結成されたのが、ベルリン・フィルの首席チェリストとして活躍した、今は亡きイェルク・バウマンと、同じく首席コントラバス奏者で現在も活躍中のクラウス・シュトールによるベルリン・フィルハーモニック・デュオ。驚異的なテクニックと高い音楽性で、18世紀に生れ、今日では埋れてしまっている珍しい作品を発掘して演奏し、その分厚く、豊かな響きと相まって、聴くものの心を魅了しつくす。 当アイテム以下10タイトルは「低弦楽器の魅力」シリーズ。 オーケストラを構成する弦楽器の中で、低声部を受けもつ楽器は、一般的に馴染みが薄くなりがちな存在だが、それらの楽器が主役となり奏される音楽を聴くと、その分厚い音色と多彩な表現力に深い感動を覚えることだろう。《低弦楽器の魅力》シリーズは、チェロとコントラバスのデュエット、コントラバス・カルテットなど低弦楽器のみによるアンサンブルの演奏を収めた他に類をみない企画であり、また各アルバムに収録された作品も珍しいものばかり。演奏には、かつてベルリン・フィルの首席チェリストとして活躍したイェルク・バウマン、同ベルリン・フィルの首席コントラバス奏者として現在も活躍中のクラウス・シュトールらを中心とした一流の奏者が参加。もともと優秀録音として評価の高かった10タイトルだが、今回は24BIT/96KHzリマスタリングを全タイトルに施し音質をブラッシュアップ。音楽ファンのみならず、オーディオマニアの方にも最適のソース。さらに全10タイトル中7タイトルが初CD化!! | ||
マスターワークス II ニコロ・パガニーニ(F.セルヴェ編):ファンタジア ハイドン:デュエット ニ長調 レオポルド・モーツァルト:ディヴェルティメント J.S.バッハ: 「フーガの技法 BWV.1080」〜カノン(12度のための) エヴァリスト・フェリーチェ・ダラバーコ:室内ソナタ W.F.バッハ:デュエット ジョゼフ・ボダン・ドゥ・ボワモルティエ: ソナタ 変ロ長調Op.40-2 アンリ・ドゥ・ベルトウ:練習曲 モーツァルト:反行カノン ベルンハルト・ロンベルク:ソナタ 変ロ長調Op.43-1 |
ベルリン・ フィルハーモニック・デュオ [イェルク・バウマン(Vc) クラウス・ シュトール(Cb)] | |
録音:1980年10月、栃木/他。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ベルリン・フィルの首席チェリスト、首席コントラバス奏者によって結成されたベルリン・フィルハーモニック・デュオは、長い間埋もれていたチェロとコントラバスのための傑作や、世界の公的機関に所蔵されていた作品、収集家の手にあった草稿を掘り出して紹介するという活動をつづけ、クラシック音楽界に絶大な貢献を果した。このアルバムでも、イタリアの名器を使って、聴く人の身を包み込むような豊かで美しい音色と完璧なテクニック、高い音楽性により、低弦楽器によるデュオの魅力を感動的に伝えてくる。 | ||
コントラバス・デュオ・コンサート ジョヴァンニ・ボッテジーニ: グランド・デュエット第1番/ グランド・デュエット第2番 |
クラウス・シュトール(Cb) ゲルハルト・ツヴィツァ(Cb) | |
録音:1979年9月、ハンブルク。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ベルリン・フィルの名手シュトールと、ハンブルク響の名手ツヴィツァによる驚異のデュオ。コントラバスのデュオとは、現代では余り馴染みのない組み合せで、コンサートなどでも聴く機会は滅多になく、それだけにこのアルバムは貴重なもの。ベルリン・フィルの首席コントラバス奏者として名高いシュトールと、ハンブルク響の首席ツヴィツァのデュオが、19世紀イタリアのコントラバス奏者兼作曲家ボッテジーニの作品を取り上げ、およそコントラバスで演奏しているとは思えないほど高度に美しいメロディーを実現し、心豊かな音世界に誘ってくれる、作品・演奏共に一聴に値するアルバム。 | ||
コントラバスの世界 ジョバンニーノ:ソナタ ヘ長調 カール・フリードリヒ・アベル: 無伴奏コントラバスのためのソナタ ニ長調 ヘンデル:コントラバスのための協奏曲 イ短調 アンリ・エクレス:ソナタ ト短調 ジョヴァンニ・ボッテジーニ: エレジー ニ長調/ガヴォット ト長調 ショスタコーヴィチ:ロマンツェ セルゲイ・クーセヴィツキー:悲しみの歌Op.2 モーツァルト: チェロとコントラバスのためのソナタ 変ロ長調 K.292〜第3楽章「ロンド」 ロッシーニ: チェロとコントラバスのためのデュオ ニ長調〜第3楽章「アレグロ」 |
クラウス・シュトール(Cb) イェルク・バウマン(Vc) 雄倉恵子(P) 有賀のゆり(Cemb) | |
録音:1976年7月、埼玉。旧20CM-61の再発売。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ベルリン・フィルのコントラバスの名手、クラウス・シュトールの超絶的で軽妙なプレイ。 | ||
コントラバスの森 ダヴィッド・フンク: 4つのコントラバスのためのアダージョとアルマンド ベルンハルト・アルト:4つのコントラバスのための組曲 テオドール・アルビン・フィンダイゼン: 4つのコントラバスのためのプレリュード モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618 ヘルゲ・ヨーンス:常動曲 ポール・チハラ:ロッグス エーリッヒ・ハルトマン: コントラバスのためのクヮルテット |
ベルリン・フィルハーモニー・ コントラバス・クヮルテット [クラウス・シュトール(Cb) フリードリヒ・ヴィット(Cb) エーリッヒ・ハルトマン(Cb) ヴォルフガング・ コーリー(Cb)] | |
録音:1978年12月、ベルリン。旧20CM-62の再発売。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。4本のコントラバスが紡ぎ出す、想像を絶する多彩で楽しい音楽。 | ||
ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調Op.3-9 ジャン・バリエール:ソナタ ト長調 ニコラウス・クラフト: 「町の歌」による主題と変奏/ ディヴェルティメント ト長調「主題と変奏」 ロッシーニ:デュエット ニ長調 中田喜直(編曲:前田憲男):小さい秋みつけた |
ベルリン・ フィルハーモニック・デュオ [イェルク・バウマン(Vc) クラウス・シュトール(Cb)] | |
録音:1982年7月、埼玉。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ベルリン・フィルの首席奏者イェルク・バウマンとクラウス・シュトールが結成したベルリン・フィルハーモニック・デュオは、長年埋もれていた名作を掘り出し、チェロとコントラバスという、一風変った楽器の組合せによって、また彼らの完璧なテクニックと高い音楽性によって世に紹介し、それまで想像し得なかった驚くべきほど豊かな音楽世界を実現して絶賛を博した。このアルバムでも、ヴィヴァルディ、ロッシーニ、バリエール、クラフトに日本の中田喜直の作品を加えたヴァラエティに富む内容で、調和のとれた、美しく豊かな名演を披露。柔らかく、臨場感あふれる録音も聴きもの。 | ||
魅惑のコントラバス クラナドス:ゴイエスカスの間奏曲 チェルニー:魅惑のワルツ サン=サーンス:白鳥 パガニーニ:メロディー フォーレ:シチリアーノ コレッリ:前奏曲とアダージョ ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調 ドメニコ・ドラゴネッティ:アンダンテとロンド |
クラウス・シュトール(Cb) 神谷郁代(P) | |
録音:1980年10月、栃木。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。通常ヴァイオリンやチェロで演奏されるクラシック小品を、コントラバスで演奏するとどのようになるか。誰もが抱く疑問であり、興味を引かれるところだろう。ベルリン・フィルの首席コントラバス奏者として今も活躍するクラウス・シュトールは、イタリアの名匠マッジーニ製作の楽器を使って、これらの小品を危なげなく軽妙に美しく聴かせてくれる。音程の取りにくい巨大楽器をまったく感じさせない名人芸で、分厚く、体の奥底から揺り動かされる心地よい響きに酔わされるアルバム。日本の代表的ピアニスト、神谷郁代も好サポート。 | ||
ヴォカリーズ〜コントラバスの世界 J.S.バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番 ニ長調BWV.1028 ラフマニノフ:ヴォカリーズ グラナドス:ゴイエスカスの間奏曲 エルネスト・ブロッホ:祈り セルゲイ・クーセヴィツキー:悲しみの歌Op.2 バルバラ・マリー・ロンドン:オールモスト・スプリング クヌート・ギュットラー: グリーンスリーヴスによる変奏曲 フランツ・アントン・ホフマイスター: コントラバス四重奏曲第2番 ニ長調 |
クヌート・ギュットラー(Cb) 雄倉恵子(P) 風岡 優(Vn) 西川修助(Va) 瀬越 憲(Vc) | |
録音:1981年9月、群馬。旧20CM-63の再発売。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ゲーリー・カーの薫陶を受け、オスロを拠点に活躍したコントラバスの巨人ギュットラーが、超絶技巧を駆使して聴かせるクラシックの名曲。 | ||
3つの低弦楽器のための音楽 ミヒャエル・ハイドン: ヴィオラ、チェロとコントラバスのための ディヴェルティメント 変ホ長調 ベートーヴェン: 2つのオブリガート眼鏡をもつ ヴィオラとチェロのための二重奏曲 ベルンハルト・ロンベルク: チェロ、ヴィオラとコントラバスの ための三重奏曲第3番 変ロ長調 |
ハンブルク・ フィルハーモニック・ゾリステン [深井碩章(Va) クラウス・シュトーペル(Vc) ゲルハルト・ツヴィツァ(Cb)] | |
録音:1978年7月、ハンブルク。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ヴィオラの深井硯章、チェロのクラウス・シュトーペル、コントラバスのゲルハルト・ツヴィツァというハンブルク交響楽団の低弦を受け持つ3人の中心的メンバーが集まって結成したのが、ハンブルク・フィルハーモニック・ゾリステン。このトリオによって、オリジナル作品はもとより、編曲によって多くのクラシック音楽を演奏し、一般には馴染みの薄い低弦楽器のファンを大いに拡げた。このアルバムはそうした活動を凝縮したもので、古典派の傑作を集め、それらから新しい魅力を大いに引き出している。 | ||
コントラバス・クヮルテットの音楽 ダリル・ルンズヴィック:犬小屋の中のシュトラウス グラナドス:ゴイエスカスの間奏曲 シャルル・グノー:小さなスケルツォ ジョヴァンニ・ボッテジーニ: パッシオーネ・アメローザ ジュゼッペ・ヴェルディ(ボッテジーニ編): イル・トロヴァトーレ ダリル・ルンズヴィック:アメリカン・バスィズ コリン・ブランビー:組曲 アンゲル・ペナ: アリストンのためのバラード/単音のエチュード クヌート・ギュットラー: グリーンスリーヴスによる変奏曲/ 13のコントラバス、 打楽器と語りのためのランデヴー(多重録音) |
ニュー・コロフォニウム・ バス・クヮルテット [ゲルハルト・ツヴィツァ(Cb) クヌート・ギュットラー(Cb) ロドニー・ スラットフォード(Cb) クラウス・シュトール(Cb)] ヴォルフ・ハルデン(P) ロレッタ・ツィーン(語り) | |
録音:1980年6月、ハンブルク。初CD化。 《低弦楽器の魅力》シリーズ。ベルリン・フィルのクラウス・シュトールを中心にして、ハンブルク響のゲルハルト・ツヴィツァ、オスロ・フィルのクヌート・ギュットラー、イギリス室内管のソロ、ロドニー・スラットフォードという正にコントラバスの巨人と呼べる4人が集って結成したのがニュー・コロフォニウム・バス・クヮルテット。このグループは録音を通してその卓越した演奏が知られるようになり、高い評価を受けた。このアルバムでも小品11曲を、息の合ったアンサンブル、完璧なテクニックで楽器をこなし、コントラバスの魅力、音楽の愉悦を聴き手に伝えてくれる。 | ||
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集 ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調D.898/ ノットゥルノ 変ホ長調D.897/ ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調D.929/ ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための ソナタ 変ロ長調D.28 |
ウィーン・ ベートーヴェン・トリオ [クリスティアーネ・ カライェーヴァ(P) マルクス・ヴォルフ(Vn) ハワード・ペニー(Vc)] | |
録音:1995年2月、ウィーン/他。旧25CM-401/2。 | ||
蓮華化生(れんげけしょう) 〜西村朗管弦楽作品集 蓮華化生(*)/光の雅歌(#)/メロスの光背(+)/ 2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー(**)/ 管弦楽のためのモノディ(単声哀歌)(##)/ フルートと管楽と打楽器のための協奏曲(++) |
神野明(P;**) 佐藤俊(P;**) オーレル・ニコレ(Fl;++) トーマス・ インテアミューレ(Ob;++) ミラン・ トゥルコヴィッチ(Fg;++) 大友直人指揮(*) 秋山和慶指揮(#) 前田二生指揮(+) 小泉和裕指揮(**) ウリエル・セガル指揮(##) 西村朗指揮(++) 東京so.、大阪センチュリーso.、 東京フィルハーモニーso./他 | |
録音:1997年10月、東京。ライヴ/他。旧30CM-520/1の再発売。 | ||
モーツァルト:4手のためのピアノ音楽 ソナタ ニ長調 K.381(123a)/ソナタ ハ長調 K.521/ フーガ ト短調 K.401(375a) |
井上直幸(P) 竹内啓子(P) | |
録音:1981年11月、栃木。これまで未発売だった録音。 決して数多くは残されていない4手のためのピアノ作品。しかし、小規模ながらもその中には、ピアノという楽器の特徴を知り尽くしたモーツァルトの感性が花開く。井上&竹内両氏の手から紡ぎだされたモーツァルトには、素晴らしい呼吸感と彼等の音楽へ対する愛情、そして共に演奏することの出来る喜びが満ち溢れている。音楽の喜びと楽しみを伝え続けた2人による暖かい名演。 | ||
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 [ト短調 BWV.1020/ロ短調 BWV.1030/ 変ホ長調 BWV.1031/イ長調 BWV.1032]/ 上5度のカノン風フーガ (「音楽の捧げもの」 BWV1079 第4曲) |
ディーター・フルーリー(Fl) テオ・ヴェグマン(Org) | |
録音:1990年6月、ウィーン。旧25CM-201。 スイス生まれのフルーティスト、ディーター・フルーリーは、スイス人として初めてウィーン・フィルのメンバーとなった人。その澄んで晴れやかな音色はウィーン・フィルのこれまでの伝統を破るものだったが、 彼の完璧なテクニックと高い音楽性により、伝統的ウィーン・フィルの音色の中で違和感を与えずに調和し、しかもフルート・パートの存在感をより鮮明にアピールしている。 この録音では、フルート音楽の最高峰として今も君臨する大バッハのソナタで通常コンティヌオとして使われるチェンバロをオルガンに換えるという世界で初めての試みに挑戦し見事に成功、 作品に新たな光を与えている。 | ||
モーツァルト: クラリネット三重奏曲 変ホ長調 K.498 「ケーゲルシュタット」(*)/ ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452(#) |
ぺーター・シュミードル(Cl;*) クラウス・ パイシュタイナー(Va;*) 遠山慶子(P;*/#) ギュンター・パッシン(Ob;#) 村井祐児(Cl;#) ゴットフリート・ ランゲンシュタイン(Hr;#) 岡崎耕治(Fg;#) | |
録音:1990年10月、茨城/他。旧32CM-180。 に、ウィーン・フィルのシュミードル、パイシュタイナーたちが加わって出来上がった快心のアルバム。 流れるような輝きをもったまろやかで美しい音が、何の気負いもなく自然に生まれる天性の「モーツァルト弾き」遠山慶子。このアルバムでは、 ウィーン・フィルの名手であるシュミードルやパイシュタイナーたちが加わって、モーツァルトのピアノと管・弦のためのトリオとクインテットを演奏している。 いずれも流麗で詩趣あふれる演奏でモーツァルト音楽の愉悦を十二分に堪能させてくれるもので、モーツァルト・ファンにとってはかけがえのない1枚。 | ||
モーツァルト: セレナード第10番 変ロ長調 K.361 「グラン・パルティータ」 |
ミラン・トゥルコヴィッチ指揮 アンサンブル・オクトゴン [ラインホルト・マルツァー(Ob) フランツ・シェルツァー(Ob) マンフレート・ ウンターフーバー(Cl) マルティン・ヴェーグラー(Cl) アルベルト・ハイツィンガー(Hr) エドゥアルト・ ゲロルディンガー(Hr) 馬込勇(Fg) ベルンハルト・ガブリエル(Fg) ベルンハルト・ ザッハフーバー(バセットHr) トーマス・エン(バセットHr) ウォルター・ライトバウアー(Hr) エルハルト・ツェートナー(Hr)] | |
録音:1988年10月、ムジークフェライン、ウィーン。ライヴ。旧32CM-91。 18世紀の中頃、ウィーンでは管楽アンサンブルによるいわゆる「ハルモニームジーク」が大流行し、毎夜のように街のあちこちで管によってセレナード、ディヴェルティメントというような娯楽音楽が演奏されていた。 このためハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、更にはシューベルトもこの種のジャンルに多くの作品を書き残している。中でもこのアルバムに収められたモーツァルトの「グラン・パルティータ」は、 内容的にも、規模的にも代表的な作品。ファゴットの名手ミラン・トゥルコヴィッチを中心にウィーンなどのトップ管奏者で結成されたアンサンブル・オクトゴンの演奏は正にウィーンの伝統をそのまま受け継いだもので、 録音されたムジークフェライン「黄金ザール」の最高の音響特性もあいまって、やわらかい響きが身を包んでくれる理想的な名演となっている。 | ||
J.S.バッハ: オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060a(*) カール・フィリップ・シュターミッツ: フルート協奏曲第1番 ト長調Op.29(#) モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201(186a) |
クリスチャン・ラルデ(Fl;*) ダニエル・アリノン(Ob;#) ベルナール・マターン(Vn;#) ジャン=ピエール・ベンリンゲン指揮 EONルーアン室内o. | |
録音:1991年11月、群馬。旧32CM-284。 J.S.バッハ、シュターミッツ、モーツァルトと3人のドイツ・オーストリアの大作曲家の作品を、今や世界フルート界の巨匠の1人ラルデとフランスのアーティストたちが、 フランス独特のギャラント・スタイルによって、明るく、洗練を極めた華麗さで、音楽の愉悦を堪能させてくれる。しっかりと構築され、 燻銀のようにしっとりとした音色で聴かせるドイツ系のアーティストによる演奏とは一味も二味も違ったもので、理屈ぬきで楽しめるアルバム。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調Op.11「街の歌」/ ピアノ三重奏曲 変ホ長調Op.38(原曲:七重奏曲Op.20) |
アントニー・シピリ(P) ぺーター・シュミードル(Cl) 岩崎洸(Vc) | |
録音:1989年10月、埼玉。旧32CM-126。 ベートーヴェンの三重奏曲は彼の創作活動の中で非常に重要な位置を占めると言われているが、彼は若い時期から三重奏による作品に手を染めており、1793年から1794年にかけて作曲したピアノ、 ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲は彼の出世作となった。このアルバムには1798年から1800年にかけて作曲された2曲の広く知られた三重奏曲が収められているが、 当時のヒット・ソングの旋律を主題に取り入れた「街の歌」は特に有名な曲。ウィーン・フィルの首席ぺーター・シュミードルに、名手アントニー・シピリと岩崎洸が加わり、 ピタリと息のあったアンサンブルで情緒豊かに、かつ完璧に名曲を再現している。 | ||
シューベルト:ソナチネ全集 [ト短調 D.408 Op.137-3/イ短調 D.385 Op.137-2/ ニ長調 D.384 Op.137-1] |
ウェルナー・ヒンク(Vn) 遠山慶子(P) | |
録音:1987年12月、ウィーン/他。旧32CM-42。 ウィーン・フィルの第1コンサート・マスターであるウェルナー・ヒンクは、骨の髄からのウィーンっ子で、ウィーンの室内楽の伝統を一身に背負った奏者。 遠山慶子はコルトーから純粋な音楽の心を受け継いだ数少ない貴重なピアニストで、ヒンクのウィーン・スタイルの音楽を大いに引き立てている。そのためヒンクも彼の率いるウィーンSQも、 遠山との共演を強く望んでおり、コンサートでも多くのCD録音でも名演を成し遂げる。このアルバムでは、シューベルトが19才の時に作曲した愛らしいソナチネ3曲を、 聴く者の心を暖かく包み、音色も表情も上品かつ正にウィーンそのものと言える演奏で聴かせてくれる。 | ||
ドヴォルザーク: 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調Op.96 B.179「アメリカ」/ 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調Op.51 B.92 |
ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(Vn) フーベルト・クロイザマー(Vn) クラウス・ パイシュタイナー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc)] | |
録音:1992年6月、ウィーン/他。旧25CM-250。 ウィーンは民族の坩堝と言われ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、チェコといった周辺の地域から人が集まり形成されてきた。そのため一口にウィーン情緒といっても、 それは色々な民族の魂が含まれ凝縮されたものと言える。チェコ、ボヘミアの大家ドヴォルザークの作品には故郷ボヘミアへの限りない愛着が息づいているが、ここに収録されている「アメリカ」 は赴任したニューヨークで極度のホームシックにかかり、愛する故郷への想いが極限に達した時の作品で、哀愁に満ちた美しさは特に人気が高い。 ウィーンSQはウィーン伝統の室内楽奏法からごく自然にドヴォルザークの情感を表出し、暖かく、慰めに満ちた名演を聴かせてくれる。 | ||
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノーヴァク1890年版) | クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
録音:1991年7月、オーストリア。旧25CM-225。 巨匠アイヒホルンはミュンヘン・フィルやバイエルン放送管の指揮者を務め、ヨーロッパでは大きな尊敬を集めていたが、その誠実で素朴、謙虚な性格の故にか、 日本での知名度はそれほど大きなものではなかった。しかし彼が晩年にCAMERATAへ録音した一連のブルックナーの交響曲は永年地道に積み重ねてきた研究の成果であり、世界中で大きな反響を呼び起こし、 後にヴァント、スクロヴァチェフスキーといった指揮者によるブルックナー「交響曲全集」の新しいすぐれた録音が続出する契機ともなった。ここに収録された第8番でも、 一心に敬愛するブルックナーに奉仕する、巨匠の純粋でひたむきな姿勢には心打たれるものがある。 | ||
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ボフスラフ・マルティヌー:オーボエ協奏曲 ベルント・アロイス・ツィンマーマン:オーボエ協奏曲 レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ:オーボエ協奏曲 |
トーマス・インデアミューレ(Ob) クロード・シュニッツラー指揮 ブルターニュo. | |
録音:1993年11月、フランス。旧30CM-346。 トーマス・インデアミューレはスイス生まれで、ホリガーの愛弟子でもあるオーボエ奏者。オランダ室内管弦楽団やロッテルダム・フィルでソロ・オーボエ奏者を務めた。現在は、ソリストとして世界中で活動、 日本にも草津音楽祭に講師として毎年のように参加し、そのコンサートでの名演などにより多くのファンを獲得している。 このアルバムでは、R.シュトラウスの美しいオーボエ協奏曲ははじめ、近現代の傑作を美しい音色、卓越した技巧と音楽性で演奏し、聴き手を彼の虜にしてしまう。 | ||
モーツァルト: モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618(*) J.E.エーベルリーン/モーツァルト: パータ・ペータ・ポン ヘンデル:「メサイヤ」〜ハレルヤ・コーラス(*) シューベルト:ます D.550/軍隊行進曲(春の歌)D.733/ セレナード D.921 作品135 H.ウェルナー:野ばら(+) シューマン:流浪の民Op.29-3 ブラームス:子守歌Op.49-4 O.ハマーシュタインII/R.ロジャース: 「サウンド・オブ・ミュージック」〜エーデルワイス(**) F.E.ウェザリー/S.アダム:聖なる街(**) オーストリア民謡:2つのヨーデル歌い [牛の乳しぼり/アドモントのエコーヨードラー] R.シーツィンスキー:ウィーン、わが夢のまち C.M.ツィーラー: 「観光案内人」〜おお、わが愛するウィーン J.シュトラウスU:美しく青きドナウOp.314 ウィーンの歌メドレー(##) [ウィーン気質/ウィーンっ子/アンネン・ポルカ/ プラター公園は花ざかり/ ジプシー男爵、威風堂々の行進/ウィーン風/ 母さんはウィーン娘/辻馬車の歌/ 「こうもり」〜仲間たちよ] |
メラニー・ホリディ(S;**) アスガイルスドッティル・ グドゥニー(P;*) エリザベス・ツィグラー指揮 ウィーン国立歌劇場 少年少女cho. (グンポルツキルヒナー・ シュパッツェン) 東京少年少女合唱隊(+) | |
録音:1987年1月、ウィーン/1989年8月、東京/他。新編集。 グンポルツキルヒナー・シュパッツェン(ウィーン国立歌劇場少年少女合唱団)は1949年、J.W.ツィグラー博士によって創設された少年少女による合唱団。 1974年よりウィーン国立歌劇場と専属契約を結び現在に至り、ウィーン少年合唱団と並んで世界的な人気を集めている。このアルバムはカメラータで録音したCDからベスト曲を集めた企画盤で、いずれも人気の高い曲をウィーン情緒たっぷりに、清澄な響きで演奏し、合唱の醍醐味を十分堪能させてくれる。 | ||
驚異のパーカッション 1〜ツィクルス シュトックハウゼン:ツィクルス(1959) ネールゴール:ウェイヴズ(1969) 石井眞木:打楽器独奏のための 「サーチ・イン・グレイ」Op.37(1978) |
吉原すみれ(Perc) | |
録音:1980年10月、他、埼玉。旧 32CM-313。 今や打楽器曲の古典となり、人気も非常に高いシュトックハウゼンの「ツィクルス」をメインに、ネールゴール、石井眞木の名作を加えたアルバム。いずれも演奏に、極度の集中力と高い技術を要する難曲である。吉原すみれは一分の隙もない、密度の高い演奏を披露。打楽器奏者としての最高の資質を示している。打楽器ファン及びオーディオファン必聴のアルバム。 | ||
驚異のパーカッション 2〜エクローグ 野田暉行: フルートと打楽器のための「エクローグ」(1970)(*) 石井眞木:十絃筝と打楽器のための「漂う島」(1979)(#) スティーヴ・ライヒ: 2台のマリンバのための「ピアノ・フューズ」(1967)(+) 加古隆:「ホロスコープ」(**) |
吉原すみれ (Perc;*/#/+、マリンバ;**) 中川昌三(Fl;*) 沢井一恵(十七絃筝;#) 山口恭範(マリンバ;+) | |
録音:1982年4月、神奈川、他。旧 25CM-6。 打楽器とフルート、十七絃筝、そして2名のマリンバという、デュオのための作品を集めたアルバム。吉原すみれと名手達による見事なコラボレーションで、斬新な音楽世界を実現。一見、違和感を覚える組み合わせも、その虜になってしまう。唯一のソロ曲「ホロスコープ」を作曲したジャズ・ピアニスト兼作曲家の加古隆は、現在NHK番組のテーマ音楽の作曲等でも活躍、広く人気を呼んでいる。 24BIT/96KHzリマスタリングにより打楽器と各楽器の見事な融け合いを理想的に再現した優秀録音。 | ||
驚異のパーカッション 3〜グラウンド 福士則夫: グラウンド(ソロ・パーカッションのための;1976) 藤田正典: 一如 1(パーカッション・ソロのための;1976)/ 一如 2〜パーカッション・ソロのための(1978) 八村義夫: ドルチシマ・ミア・ヴィダ Op.16 (パーカッション・ソロのための;1981)/ 同(パーカッション・ソロのための;1981初稿版) |
吉原すみれ(Perc) | |
録音:1982年4月、神奈川、他。旧 32CM-314。 日本を代表する現代作曲家の打楽器のための名作を集めた1枚。特に福士則夫の傑作「グラウンド」は、第1級の国際コンクールの課題曲として取り上げられ、高い人気を誇る作品である。黒豹の目が闇夜に輝くような野生味あふれる吉原すみれの演奏は、一種の凄味をもって聴き手に迫り、全身を感動の渦の中に沈めてくれるものである。 24BIT/96KHzリマスタリングにより「動」と「静」の対比が一層鮮やかに再現されている。 | ||
驚異のパーカッション 4〜エコー・フロム・サウス 田中賢:エコー・フロム・サウス(1979) 松本日之春: ヴァニシング・ポイント〜アルシファーズ VII(1977) 北爪道夫:スラッピング・クロシング (バス・クラリネットと打楽器のための;1976)(*) |
吉原すみれ(Perc) 加藤盛寿(B-Cl;*) | |
録音:1981年2月、他、埼玉。旧 32CM-315。 ここに収められた日本の実力派作曲家の意欲作はすべて吉原すみれに捧げられたもので、彼女の打楽器奏者としての秀でた資質に全巾の信頼を置いて作曲され、打楽器音楽に新しい道を開拓したものである。吉原すみれは、作曲家が自分に託した想いを受け、正に自己の能力を全開して取り組み、打楽器ソロのアルバムとして最高の名盤に仕上げている。 このアルバムは24BIT/96KHzリマスタリングにより、吉原すみれの熱い想いを、高品質のクオリティでお届けするもの。 | ||
ソロ ストラヴィンスキー:3つの小品 クシシトフ・ペンデレツキ:前奏曲 ハインリヒ・ズーターマイスター:カプリッチョ ルチアーノ・ベリオ:リート ジークフリート・カルク=エーレルト: 無伴奏クラリネット・ソナタOp.110 ハラルド・ゲンツマー:幻想曲 エルラント・コッホ:モノローグ第3番 ウィルソン・オスボルン:狂詩曲 ウルフ・アルグリン:風向きが変わるとき ニコロ・パガニーニ:24のカプリースOp.1より [第3番 ホ短調/第2番 ロ短調/第12番 変イ長調] ドビュッシー:シランクス(ジャンピエリ編) ドニゼッティ:クラリネット・スタディ オリヴィエ・メシアン: 「世の終わりのための四重奏曲」〜第3楽章「鳥たちの深淵」 |
カール・ライスター(Cl) | |
録音:1996年6月、ウィーン。旧30CM-491。 CAMERATA "Classic Essence"。ベルリン・フィル首席奏者を経て、ソリストとして活躍するカール・ライスターは、世界でNo.1といえる実力と人気を誇るクラリネット奏者。協奏曲や室内楽といったジャンルで、コンサート、レコードを通じて多くの名演を披露してきたライスターが、生涯でどうしても一度挑戦し、自分のプレイを極めたいと願っていたのがソロの演奏であり、それを実現したのが正にこのアルバム。 一切の妥協を排して、全魂を傾けたこの録音はライスターのクラリネットの至芸を示す秀逸なもの。 | ||
フランス近代クラリネット作品集 プーランク:クラリネット・ソナタ サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調Op.167 ドビュッシー:クラリネットとピアノのための狂詩曲第1番 ヴィドール:クラリネットとピアノのための序奏とロンドOp.72 ミヨー:クラリネットとピアノのためのソナチネOp.100 フランセ:クラリネットとピアノのための主題と変奏 |
カール・ライスター(Cl) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:1995年12月、ウィーン。旧30CM-415。 CAMERATA "Classic Essence"。ベルリン・フィルの首席奏者から、ソリストとして活動し、今や世界屈指のクラリネット奏者となったカール・ライスターが、フランス音楽に挑戦。彼が使うドイツ式クラリネットでフランス音楽を演奏するのは至難の技だと言われているが、さすがライスターはその困難を見事に克服している。 このアルバムのプランはライスターが長年あたため、周到な準備をしてきたものだけに、名ピアニスト、ボーグナーとの練り上がったアンサンブルで完璧な演奏に仕上げている。 音楽ファンなら誰しもライスターの演奏で、ドビュッシーやプーランク、サン=サーンスの作品を一度が聴いてみたいと思うが、このアルバムはその要望に応え、十分に満足させてくれる出来栄え。 | ||
グリンカ: 悲愴三重奏曲 ニ短調 (クラリネット、ファゴットとピアノのための)(*)/ ニルス・ゲーゼ(ガーデ): 幻想曲集Op.43(クラリネットとピアノのための)(#)/ ベートーヴェン: クラリネットとファゴットのための 二重奏曲 変ロ長調 WoO.27-3(+)/ メンデルスゾーン: コンツェルトシュテュック第2番 ニ短調Op.114(**)/ プーランク:クラリネットとファゴットのためのソナタ(##)/ エルガー:ロマンスOp.62(ファゴットとピアノのための)(++) |
カール・ライスター (Cl;*/#/+/**/##) ミラン・トゥルコヴィッチ (Fg;*/+/**/##/++) フェレンツ・ボーグナー (P;*/#/**/++) | |
録音:1994年6月、ウィーン。旧30CM-370。 CAMERATA "Classic Essence"。元ベルリン・フィルの首席でクラリネットの世界No.1の奏者ライスター、コンツェントウス・ムジクス・ウィーン、アンサンブル・ウィーン=ベルリン、そしてニューヨークのリンカーン・センターの室内楽協会のメンバーであり、世界屈指のファゴット奏者、トゥルコヴィッチ、ハンガリー出身で室内楽ピアニストとして最高の評価を受けるボーグナーの3人の名手が顔を合わせ、理想的なコラボレーションをみせる。 クラリネット、ファゴットにピアノを加えた、余り聴く機会のない叙情あふれる名曲を、日頃仲の良い友人同志でもある3人がピッタリと息の合った名演を聴かせてくれる。これこそがクラシック音楽を聴く醍醐味であるといえるアルバム。 | ||
シューマン: 夜曲集(ソワレシュテュッケ) (校訂:アラン・ハッカー、 リヒャルト・プラト、1985年刊)/ 3つのロマンスOp.94 ヒンデミット:クラリネット・ソナタ ヴィトルド・ルトスワフスキ:舞踏前奏曲 |
カール・ライスター(Cl) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:1992年9月、ドイツ。旧30CM-320。 CAMERATA "Classic Essence"。作品73として出版された有名な「ファンタジーシュテュッテ(幻想小曲集)」の自筆譜に付けられたタイトルは「ソワレシュテュッケ(夜曲集)」であったが、このシューマンの自筆譜にもとづいて、 1985年、アラン・ハッカーとリヒャルト・プラトの校訂によって出版された新版にはシューマンが最初に付けたタイトルが付けられている。この初稿版とも言うべき新版により、ライスターが世界初録音した「夜曲集」をメインに同じシューマンの「3つのロマンス」とロマンティックな作品を並べ、更にヒンデミットとルトスワフスキの珍しい作品を加えて、ライスターがその完璧な技と音楽を披露する。 | ||
フランツ&カール・ドップラー:フルート作品集 フランツ&カール・ドップラー: リゴレット幻想曲Op.38/プラハの想い出Op.24 フランツ・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲Op.26 フランツ&カール・ドップラー: 勇壮なワルツOp.33/アンダンテとロンドOp.25 フランツ・ドップラー: ハンガリーの主題による小二重奏曲Op.36 |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) マティアス・シュルツ(Fl) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:1997年12月、ウィーン。旧30CM-519。 CAMERATA "Classic Essence"。19世紀後半、フランツとカールのドップラー兄弟は共にフルートの名手として活躍し、特に2人によるデュオはステージ上の演出も加わって絶大な人気を博した。彼ら2人はまた、主に自分たちのコンサート用として、フルートのための作品を数多く残しているが、そのいずれも優雅、華麗な曲想をもち、当時はもちろんのこと、現代でも多くの人に親しまれている。 このアルバムでは、ウィーン・フィルの首席奏者ヴォルフガング・シュルツと息子マティアスとのデュオで、日本での超人気曲「ハンガリー田園幻想曲」を含めドップラー兄弟の作品を正に愉悦にあふれた演奏で、聴く人を心から楽しませてくれるアルバムに仕上げている。 | ||
スライドの妙技 ハイドン:オラトリオ「天地創造」 〜大いなる御業が成し遂げられた モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427〜肉体を受けられ J.G.アルブレヒツベルガー:二重フーガ ベートーヴェン: 2本のオーボエとイングリッシュ・ホルンのための 三重奏曲 Op.87/ ピアノ・ソナタ「悲愴」Op.13〜アダージョ・カンタービレ ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 ニ長調 J.シュトラウスII: ピチカート・ポルカ/ポルカ「浮気心」Op.319 T.コシャット:惚れた少年 |
ウィーン・トロンボーン四重奏団 [ハンス・シュトレッカー(Tb) ディートマル・ キューブルベック(Tb) エリック・ハインツル(Tb) オトマール・ ガイスヴィンクラー(Tb)] | |
録音:1994年4月、ウィーン。旧30CM-445。 CAMERATA "Classic Essence"。ウィーンを本拠に活躍するウィーン・トロンボーン四重奏団は、ウィーン・フィルのシュトレッカーを中心に、ウィーン交響楽団、二ーダーエステルライヒ・トーンキュンスラー管、リンツ・ブルックナー管のトロンボーン奏者により結成され、このグループのために作曲された作品の他に、ウィーンの伝統的な音楽を編曲して演奏し国際的に知られた存在となっている。このアルバムでも、彼等が得意とするヨハン及びヨゼフ・シュトラウスの作品にハイドン、モーツァルトとウィーンにゆかりの深い作曲家の作品を集め、ウィーンらしいやわらかい響きで、歌心あふれる演奏を披露。音楽を聴く愉悦にひたしてくれる。 | ||
ウィンナ・ホルンによる四重奏曲集 オッフェンバック(カール・ヤイトラー編): 歌劇「ホフマン物語」〜間奏曲 ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」〜狩猟の合唱 ワーグナー(カール・ヤイトラー編): 歌劇「さまよえるオランダ人」〜水夫の歌 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜狩人の合唱 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」〜巡礼者の合唱 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜祈り J.シャントル: メランのフランツ・グラーフのファンファーレ A.E.マルシュナー:森にて ワーグナー: 歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より [目覚めよ!/歌手たちの挨拶] R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」〜歌手の詠唱 フンパーディンク: 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り M.グレイル:ラングバットにて モーツァルト: ヴァイトマンスハイル!(豊猟を願う狩人同士の挨拶) オーストリア民謡:ピットナー谷の歌 K.シュティーグラー:聖フーベルトゥスのファンファーレ オーストリア民謡:石堀り T.コシャット:聖なる心の痛み オーストリア民謡:ペテロの森にて T.コシャット:若い娘のキッス オーストリア民謡:森のカッコウ/ヒンターベルガーの若い娘 T.コシャット:惚れた少年 J.シャントル:フランツ・ヨーゼフ皇帝のファンファーレ G.A.ハーテル:セレナード オーストリア民謡:子豚の鼻音 A.ブンダラー:さすらう狩人の歌 ドイツの狩猟の合図 J.シャントル:狩猟開始の合図/狩猟終了の合図 ブラームス:静かな夜に オーストリア民謡: 夏だから楽しいね!/フリーダーベルクのヨーデル/ 薬草を摘む娘のヨーデル F.X.ケスペラー:晩鐘 T.コシャット:このいまいましいバス野郎 オーストリア民謡:いいよ!っていったね F.シュネーベルガー:森の歌声 |
ウィーン・フィルハーモニア・ ホルン四重奏団 [ギュンター・ヘーグナー(第1Hr) ヴィリバルト・ヤナシュッツ(第2Hr) フランツ・ゼルナー(第3Hr) カール・ヤイトラー(バスHr/編曲)] | |
録音:1997年3月/他、ウィーン。旧30CM-495。 CAMERATA "Classic Essence"。ウィーン・フィルの独特のやわらかい響きの重要な要素の一つとして、ウィンナ・ホルンがある。この楽器は20世紀初頭まではヨーロッパのオーケストラでは一般的に使用されていたが、現在ではウィーン・フィルだけが使用している。このホルンは現代の一般なホルンと比べシンプルな構造で、それ故、演奏には高度な技術が必要であり、そのため他のオーケストラでは敬遠された。このアルバムでは、ウィーン・フィルの4人のホルン奏者がカルテットを組み、有名なオペラからの聞きどころ、オーストリア民謡、美しい小品を実に38曲も集め、優雅に楽しく演奏している。ウィーン・フィルの土台ともなっている豊かな響きを十分に堪能出来るアルバム。 | ||
J.S.バッハ:オーボエ・ソナタ集 ソナタ ト短調 BWV.1030b〜オーボエとチェンバロのための (原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ第1番)/ ソナタ イ長調 BWV.1032 〜オーボエ・ダモーレとチェンバロのための (原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ第3番)/ ソナタ ホ短調 BWV.528 〜オーボエ・ダモーレとチェンバロのための (原曲:オルガンのためのソナタ第4番)/ ソナタ ト短調 BWV.1020〜オーボエとチェンバロのための (原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ;疑作)/ ソナタ 変ホ長調 BWV.1031〜オーボエとチェンバロのための (原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ第2番)/ ソナタ ニ短調 BWV.527 〜オーボエ・ダモーレとチェンバロのための (原曲:オルガンのためのソナタ第3番) |
トーマス・インデアミューレ(Ob) ウルスラ・デュッチュラー(Cemb) | |
録音:1995年4月、アムステルダム。旧30CM-404。 CAMERATA "Classic Essence"。大バッハの創造した膨大な作品は無限の可能性を秘めていると言われるが、その一つの例として、指定された楽器以外のあらゆる楽器で演奏してその作品価値を実現しかつ、新たな魅力を味わうことが出来るということを挙げることができる。このアルバムで、オーボエの名手インデアミューレは、原曲がフルート・ソナタである曲とオルガン・ソナタであるものをオーボエで演奏し、各々の曲の真の価値を十分に表出すると共に、オーボエならではの魅力を付け加えている。これはインデアミューレの高い音楽性と完璧なテクニックによるものである。疑作ともいわれるBWV.1020も含め、どの曲も美しく優雅であり、オーボエの持つ独特の哀調も加わって、魅力的なアルバムになっている。 | ||
クラリネットのための作品集 ブラームス: クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調Op.120-1/ クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2 シューマン:クラリネットとピアノのための幻想小曲集Op.73 ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品Op.5 |
ペーター・シュミードル(Cl) ブルーノ・カニーノ(P) | |
録音:1996年12月、ウィーン。旧30CM-454。 CAMERATA "Classic Essence"。ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者として世界的にその名を知られるぺーター・シュミードルがカニーノという理想的なピアニストを得、意を決して初めて取り組んだブラームスの2曲のクラリネット・ソナタ。堅固な構成の中に秘めた豊かなロマンを、一分の隙もなく見事に表出している。同時に録音されたシューマンの優しいロマン的な詩情に満ちた佳品も、ベルクのモダンな美しさも、この二人の手によれば完璧な形で聴くことが出来る。 | ||
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 チャイコフスキー: 子供のアルバム Op.39/ 18の小品 Op.72〜ひなびたこだま |
ウラディーミル・フェルツマン(P) | |
録音:2002年5月、メキシコ。 たびたび来日しているモスクワ出身のピアニスト、ウラディーミル・フェルツマン。彼の作品に対する解釈の深さ、演奏の重厚さには定評がある。このたび発売されるCDは、フェルツマン自らがプロデュース。フェルツマンの音楽世界を心ゆくまで楽しめる。 ウラディーミル・フェルツマンは1952年、モスクワに生まれ、11歳でモスクワ・フィルハーモニーとの共演でデビュー。1969年にモスクワ音楽院に入学し、ヤーコフ・フリエール教授のもとでピアノを学ぶ。また、指揮もモスクワとレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)音楽院で学んだ。1971年、ロン・ティボー国際コンクールで優勝。 1979年、ソヴィエトの国家思想と芸術に対して融通のきかない政府に不満が膨れあがり、ソビエトから出国することを強く希望し、出国ビザを申請した。彼はすぐに公での演奏を禁じられた。実質上、演奏活動からも遠ざかった苦闘の8年後、彼はついにソヴィエト連邦を去った。1987年アメリカに着き、北アメリカで最初に演奏したホワイト・ハウスであたたかい歓迎を受けた。そして同じ年、カーネギー・ホールでデビューし、アメリカにおいてメジャー・ピアニストとしての地位を確立させた。 アメリカでは、ボストン響、ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、など全ての主要オーケストラに定期的にソリストとして招かれ、クルト・マズア、ズービン・メータ、マイケル・ティルソン=トーマス、クリストフ・フォン・ドナホーニ、シャルル・デュトワ、ネーメ・ヤルヴィ、ヴァレリー・ゲルギエフ、等著名な指揮者と共演しているほか、アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、バイエルン放送響、モスクワ国立響、サンクト・ペテルブルク・フィル、キーロフ歌劇場管など、ヨーロッパのオーケストラへの客演も多い。 フェルツマンの幅広いディスコグラフィーはソニー・クラシカル、ミュージック・マスターズ、メロディア、Urtextレーベルより多数リリースされている。 | ||
フェルツマン 〜亡き王女のためのパヴァーヌ〜心に残るピアノ小品集 ラフマニノフ: 練習曲集「音の絵」Op.33〜第2番 ハ長調/ 「10の前奏曲」Op.23〜第6番 変ホ長調/ 「6つの歌曲」Op.38〜ひなぎく ショパン:マズルカ 変ロ短調Op.24-4/ワルツ 変イ長調Op.69-1 シューベルト:アダージョ ホ長調 D.612 シューマン/リスト:献呈 シューマン:「子供の情景」Op.15〜第7番「トロイメライ」/ 「森の情景」Op.82〜第3番「孤独な花」 シューベルト/リスト:万霊節の日のための連祷 ブラームス:間奏曲第1番 変ホ長調Op.117 メンデルスゾーン: 「無言歌集第3巻」Op.38〜デュエット 変イ長調Op.38-6 ドビュッシー:「前奏曲集第2集」より [月の光がそそぐテラス/ヒースの草むら] スクリャービン:「アルバムの綴り」Op.45-1 グリーグ: 「抒情小品集第1集」Op.12 〜第1番「アリエッタ」 変ホ長調/ 「抒情小品集第2集」Op.38〜第2番「民謡」 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ シューマン:「子供の情景」Op.15〜第13番「詩人は語る」 J.S.バッハ/マイラ・ヘス: コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 |
ウラディーミル・フェルツマン(P) | |
山田耕作(1886-1965):作品集 からたちの花(北原白秋)/鐘が鳴ります(北原白秋)/ 六騎(ロッキュ)(北原白秋)/ 蟹味噌(がねみそ)(北原白秋)/待ちぼうけ(北原白秋)/ ペイチカ(北原白秋)/かやの木山の(北原白秋)/ 酸模(すかんぼ)の咲くころ(北原白秋)/ 砂山(北原白秋)/あわて床屋(北原白秋)/ この道(北原白秋)/かえろかえろと(北原白秋)/ からたちの花II(北原白秋)/電話(川路柳虹)/ 青蛙(三木露風)/お友だちといっしょ(三木露風)/ 赤とんぼ(三木露風)/野薔薇(三木露風)/唄(三木露風)/ 歌曲集「AIYANの歌」[NOSKAI/かきつばた/ 曼珠沙華(ひがんばな)/気まぐれ](北原白秋) |
藍川由美(S) 遠藤郁子(P) | |
録音:1993年8月、埼玉。旧25CM-312の再発売。 「クラシック音楽ではオリジナルの楽譜や楽器編成が重視される。だが、必ずしも原譜通りに演奏すればよいというわけでもない。山田耕作歌曲では、楽譜出版後に演奏経験を活かした訂正加筆が行なわれることが多かったため、その軌跡をたどるのが演奏の第一歩となる。」(藍川由美) | ||
文部省唱歌集 夏は来ぬ(佐佐木信綱/小山作之助)/ 港(旗野十一朗/吉田信太)/花(武島羽衣/瀧廉太郎)/ 荒城の月(土井晩翠/瀧廉太郎/山田耕作)/ 箱根八里(鳥居忱/瀧廉太郎/本居長世)/ 青葉の笛(大和田建樹/田村虎蔵)/ ふじの山(巌谷小波/作曲者不詳)/ 春が来た(高野辰之/岡野貞一)/ わらは海の子(作者不詳)/虫のこえ(作者不詳)/ かたつむり(作者不詳)/案山子(かかし)(作者不詳)/ 紅葉(もみじ)(高野辰之/岡野貞一)/雪(作者不詳)/ 冬の夜(作者不詳)/茶摘(ちゃつみ)(作者不詳)/ 汽車(作詞者不詳/大和田愛羅)/村祭(作者不詳)/ 春の小川(高野辰之/岡野貞一)/ 村の鍛冶屋(かじや)(作者不詳)/冬景色(作者不詳)/ 鯉のぼり(作者不詳)/海(作者不詳)/ 早春賦(吉丸一昌/中田章)/ 朧月夜(おぼろづきよ)(高野辰之/岡野貞一)/ 故郷(ふるさと)(高野辰之/岡野貞一) |
藍川由美(S) 花岡千春(P) 高須亜紀子(P) | |
録音:1996年4月、仙台/他。旧30CM-405の再発売。 「音楽の醍醐味は何といっても作家の気禀に直に触れることにある。だが、合議制で作られた文部省唱歌の作家を特定するのは難しい。そこで、演奏に際しては出来るだけふるい資料にあたり、原則として初出のピアノ伴奏譜を用いた。戦中、戦後の教科書ではカットされている歌詞も、その全篇を収録。」(藍川由美) | ||
中山晋平(1887-1952):作品集 「復活」〜カチューシャの歌(島村抱月/相馬御風)/ 「その前夜」〜ゴンドラの唄(吉井勇)/ 「生ける屍」〜さすらいの唄(北原白秋)/ 「カルメン」(北原白秋)より[煙草のめのめ/酒場の唄]/ 船頭小唄(野口雨情)/旅人の唄(野口雨情)/ 波浮の港(野口雨情)/出船の港(時雨音羽)/ 鉾をおさめて(時雨音羽)/天龍下れば(長田幹彦)/ てるてる坊主(浅原鏡村)/黄金むし(野口雨情)/ シャボン玉(野口雨情)/露地の細道(海野厚)/ 背くらべ(海野厚)/あの町この町(野口雨情)/ 木の葉のお船(野口雨情)/兎のダンス(野口雨情)/ 雨降りお月(野口雨情)/雲の蔭(野口雨情)/ 證城寺の狸囃子(野口雨情)/あめふり(北原白秋)/ 蛙の夜まわり(野口雨情)/ キューピーピーちゃん(野口雨情)/ 皇太子さまお生まれなった(北原白秋) |
藍川由美(S) 花岡千春(P) | |
録音:1996年4月、仙台。旧30CM-452の再発売。 「ヨーロッパから帰国後、島村抱月は『芸術は大衆あってのもの』『ヨーロッパでは、良い音楽はたいてい伝統に根差している』『日本古来の伝統を見失ってはならぬ』と説いた。そんな抱月の書生をしていたお蔭で、中山晋平は、西洋の音楽スタイルを模倣しようとする東京音楽学校の風潮には染まらなかった。」(藍川由美) | ||
フェルツマン 〜Speak Memory〜心に残るピアノ小品集 上記CMCD-20052から、「ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ」を削除(全19曲) |
ウラディーミル・フェルツマン(P) | |
録音:2000年2月、モスクワ。 バッハはメキシコのURTEXTレーベルからも発売されている録音で、輸入盤発売時には大変評判がよかったものの、メキシコのレーベルということもあり、その後ほとんど国内には入荷していない。 小品集はおそらく今回が国内外初発売となる物で、副題に〜心に残る〜とついているようにじっくり味わっていただきたい曲をフィーチャーしている。今はやりの心の癒しにもなるアルバム。2007/4追記:なお、当盤(CMCD-20052)は2007年4月に、フェルツマン本人の意向により1曲(ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」)が削除される事になり、代替盤(CMCD-20070)が発売されました。CMCD-20052はレーベル在庫限りで廃盤となりますので、完売後はCMCD-20070を自動的にお届け致します。何卒ご了承下さい。 日本にも度々来日しているフェルツマンは、作品に対する解釈の深さ、演奏の重厚さに定評がある。この度発売されるCDは、フェルツマン自らがプロデュース、フェルツマンの音楽世界を心ゆくまでお楽しみ頂きたい。2005年4月に来日しリサイタルの他、N響、札響との共演が予定されており、また話題になることは必至。 ウラディーミル・フェルツマン: 1952年、モスクワに生まれる。11歳でモスクワ・フィルハーモニックとの共演でデビュー。1969年にモスクワ音楽院に入学し、ヤーコフ・フリエール教授のもとでピアノを学ぶ。また、指揮もモスクワとレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)音楽院で学んだ。1971年、ロン・ティボー国際コンクールで優勝。 1979年、ソビエトの国家思想と芸術に対して融通のきかない政府に不満が膨れあがり、ソビエトから出国することを強く希望し、出国ヴィザを申請した。彼はすぐに公での演奏を禁じられた。実質上、演奏活動からも遠ざかった苦闘の8年後、彼はついにソビエト連邦を去った。1987年アメリカに着き、北アメリカで最初に演奏したホワイト・ハウスであたたかい歓迎を受けた。そして同じ年、カーネギー・ホールでデビューし、アメリカにおいてメジャー・ピアニストとしての地位を確立させた。 アメリカでは、ボストン響、ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、フィラデルフィア管、など全ての主要オーケストラに定期的にソリストとして招かれ、クルト・マズア、ズービン・メータ、マイケル・ティルソン=トーマス、クリストフ・フォン・ドナホーニ、シャルル・デュトワ、ネーメ・ヤルヴィ、ヴァレリー・ゲルギエフ、等著名な指揮者と共演しているほか、アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、バイエルン放送響、モスクワ国立響、サンクト・ペテルブルク・フィル、キーロフ歌劇場管など、ヨーロッパのオーケストラへの客演も多い。 フェルツマンの幅広いディスコグラフィーはソニー・クラシカル、ミュージック・マイスター、メロディア、Urtextレーベルより多数リリースされている。 | ||
ウィーンの森の物語〜ウィンナ・ワルツ集 ヨハン・シュトラウス II: 入江のワルツ Op.411/ハンガリー万歳 Op.332/ 山賊のギャロップ Op.378/恋人のワルツ Op.418/ 雷鳴と稲妻 Op.324/観光列車 Op.281/ ウィーン気質 Op.354/ ヨゼフ・シュトラウス:憂いもなく Op.271 ヨハン・シュトラウス II:皇帝円舞曲 Op.437 フランツ・レハール:金と銀 Op.79 ヴォルフガング・イェリネック (F.K.ホフバウアー):ウィーンのバラ ヨハン・シュトラウス II:ウィーンの森の物語 Op.325 |
フランツ・バウアー=トイスル指揮 ウィーン・オペラ舞踏会o. | |
録音:2004年6月、他、ウィーン。 ヨハン・シュトラウス2世の有名なワルツとオペレッタからオーケストラに転用、編曲されたワルツ及びオペレッタに通常挿入されるポルカ等を加えて1枚の作品集にまとめたアルバム。 ワルツの中でも特にウィーンで親しまれているのが「ウィンナ・ワルツ」。その独特のリズムは、ウィーンっ子でなければ表現できないと言われている。1982年の結成以来、ウィーンで盛大に行われる伝統的な大舞踏会に出演している「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団」による軽やかなウィンナ・ワルツはファン必聴。正月のニューイヤー・コンサートに向けての発売、ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団のまとめ役を務めていた故ヴォルフガング・イェリネック氏(2004年3月27日他界)に捧げるアルバムでもある。 ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団は、毎年冬、ウィーンで毎夜のように行われる舞踏会シーズンの最後と飾り、大統領や各国の要人も参加するなど「舞踏会の中の舞踏会」と呼ばれる「ウィーン国立歌劇場舞踏会」(オペルンパル)のオーケストラとして1982年に結成された。社交シーズンのハイライトを飾るこの舞踏会では、「デビュタント」と呼ばれる若い男女が社交界にデビューすることでも有名で、160名のデビュタントが入場するツィーラーの「扇のポロネーズ」で幕を開け何千人もの人々が夜明けまで踊りつづけるなか、ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団はさまざまなワルツやポルカを演奏している。その他にも毎年行われる伝統的な大舞踏会、例えばホフブルグ王宮のレドゥーテンザールで行われる「コーヒー協会舞踏会」などにも出演している。 ウィーン・フォルクスオーバーのメンバーが中心となっていて、オーケストラのサイズは60名近いフル・オーケストラから12名の小編成まで自在にこなし、ウィーン市の派遣により世界各国で舞踏会の演奏を務めるほか、踊り手や歌手を加えて数多くの公演を行なっている。 レコードもセラフィンと共演したEMI盤をはじめ、デンオン、カメラータにウィーン・オペレッタの優れた録音を残している。 | ||
松村禎三:映画「海は見ていた」オリジナル・サウンドトラック | 東京コンサーツ [篠崎史子(Hp) 小泉浩(Fl) 山口恭範(Perc)他] | |
熊井啓監督、黒沢明脚本、山本周五郎原作。映画は2002月7月、松竹&東急系で公開。 | ||
ウィーンからこんにちは ヒンデミット:ブレーン音楽祭〜朝の音楽 G.ガブリエーリ:4声のカンツォーナII/ シャイト:戦いのガイヤルド ペーツェル:塔の音楽〜ソナタ第22番 バッハ、主よ、人の望みの喜びよ ヴェルナー:野ばら/シューベルト:ます シェーファー:森の郵便屋さん モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜もう飛ぶまいぞ、この蝶々 ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」〜私は町の何でも屋 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドー」から モーツァルト:パタ・パン ロウ:のみのワルツ(猫ふんじゃった) バックストン:動物園へ行こう |
マイスター・ ブラス・クァルテット | |
録音:2002年2月、ウィーン。 草津音楽祭での街角コンサートを始めとして、全国的な活躍による、親しみやすく、優しい演奏でブラスの魅力を広く、深く浸透させたマイスターブラス・カルテット。 ウィーン音楽の魅力を余すところなく伝えてくれる。 | ||
オペレッタの花束 ヨハン・シュトラウスII: 「こうもり」より [おかしな方/ チャールダーシュ:故郷の響きは/序曲] フランツ・レハール: 「微笑みの国」より [青い塔(パゴダ)のサロンでは/ ツィク、ツィク、ツィク、ツィク」/ 「メリー・ウィドウ」より [ヴィリアの歌/お馬鹿な騎士さん/序曲] レオ・ファル:「マダム・ポンパドゥール」 〜今日私と幸せになれる男(ひと)は エメリッヒ・カールマン:「伯爵家令嬢マリツァ」 〜チャールダーシュの夢 [オペレッタ・メドレー] カール・ツェラー: 「小鳥売り」〜おいらは小鳥売り/ フランツ・レハール:「メリー・ウィドウ」より [マキシムの歌/唇は語らずとも]/ ローベルト・シュトルツ: 「プラーターの春」〜今日も楽しいことが!/ オスカー・シュトラウス: 「ワルツの夢」〜素敵な娘が勢揃いして/ エメリッヒ・カールマン: 「チャールダーシュの女王」 〜女なんか−踊りたい!/ ヨハン・シュトラウスII: 「こうもり」〜ぶどうが燃えたぎって |
マルティーナ・ドーラック(S) イザベラ・ラブーダ(S) ヨーゼフ・ ルフテンシュタイナー (Br) セバスティアン・ ラインタラー(T) ウヴェ・タイマー指揮 ウィーン・オペラ舞踏会o. | |
録音:2002年9月、ウィーン、他。 | ||
池辺晋一郎: 交響曲第6番「個の座標の上で」(1993)/ 交響曲 第1番(1967)/ エネルゲイア〜60人の奏者のために(1970) |
冨岡和男(S−Sax) 岩本伸一(T−Sax) 岩城宏之指揮 新日本po. | |
録音:1993年10月、東京。ライブ。旧30CM-351。 | ||
池辺晋一郎: 交響曲第5番「シンプレックス」(1990)/ ダイモルフィズム「同質ニ像」 〜オルガンとオーケストラのために(1974)/ 交響曲第3番「エゴ・パノ」(1984) |
松居直美(Org) 佐藤功太郎指揮 東京都so. | |
録音:1995年1月、東京。ライヴ。旧30CM-374。 | ||
映画「スパイ・ゾルゲ」 〜オリジナル・サウンドトラック (監督:篠田正浩/音楽:池辺晋一郎、他) |
佐藤功太郎指揮 東京都so. 岩城宏之指揮 新日本po. 若杉 弘指揮 読売日本so. 鈴木隆太(Org) 鈴木大介(G) 東京混声cho. | |
録音:2002年11月、神奈川、/他。 「篠田監督が音楽を極めて大切にする人であることを痛感してきた。従って最後の作品と監督自ら宣言した今回の「スパイ・ゾルゲ」は、僕にとっても重く大きな仕事となった――。」[音楽:池辺晋一郎] 「日本人が忘れ去ろうとしている「昭和」。日本人が失いつつある「時代感覚」。日本と日本人が取り戻すべき「アイデンティティ」――その、まるごとを描いてみたかった。2つの祖国を持つジャーナリストにしてスパイ、ゾルゲという一人の《怪物》の目を通して――。」[監督:篠田正浩] ナチスに入党、ドイツの新聞記者になりすまし、第二次世界大戦前夜の日本とドイツの政治・軍事の最高機密を8年間にわたりソビエト政府に送り続けた「怪物」、スパイ・ゾルゲ(イアン・グレン)。第二次世界大戦前夜の日本を舞台に、新聞記者の尾崎秀実(本木雅弘)をはじめ、ゾルゲを取り巻く人々を通し、今、日本人が忘れ去ろうとしている激動の“昭和”を描き出す、篠田正浩監督 渾身のラスト・フィルムのオリジナル・サウンドトラック。劇中のメインをしめる音楽は、「日本丸」「瀬戸内少年野球団」「少年時代」「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」など、篠田正浩監督とのコラボレートも多い池辺晋一郎が担当。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 I [第36番 変ホ長調 K.380(374f)/ 第32番 ヘ長調 K.376(374d)/ 第29番 イ長調 K.305(293d)]/ フランスの歌「泉のほとりで」の主題による 6つの変奏曲 K.360(374b) |
ウェルナー・ヒンク(Vn) 遠山慶子(P) | |
録音:1991年5月、富山。旧32CM-214の再発売。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 [第27 ハ長調 K.303(293c)/ 第28番 ホ短調 K.304(300c)/ 第38番 ハ長調 K.403(385c)/ 第42番 イ長調 K.526] |
塩川悠子(Vn) 遠山慶子(P) | |
録音:1983年5月、埼玉/他。旧32CM-161の再発売。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
フェルディナンド・ダヴィッド: ファゴットとオーケストラのための小協奏曲 変ロ長調Op.12 ブラームス(トゥルコヴィッチ編): ファゴット・ソナタ ヘ短調Op.120-1 シューマン:3つのロマンスOp.94 サン=サーンス:ファゴット・ソナタOp.168 イベール:カリニャーン |
ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg) デヴィッド・シャローン指揮 ウィーンso. カール・エンゲル(P) | |
録音:1986年1月、ウィーン/他。旧25CM-193の再発売。 | ||
象さんの子守歌 モーツァルト: メヌエット ト長調 K.1(1e)/メヌエット ヘ長調 K.2/ アレグロ 変ロ長調 K.3/メヌエット ヘ長調 K.5/ 「ロンドン音楽帳」より [ヘ長調 K.15a/ハ長調 K.15b/ニ長調 K.15d/ ヘ長調 K.15hh/変ロ長調 K.15ii/ プレスト 変ロ長調 K.15ll] 「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻」より [J.S.バッハ: ポロネーズ ト短調 BWV Ahn.119/ メヌエット ト長調 BWV Ahn.114/ メヌエット ト短調 BWV Ahn.115/ C.P.E.バッハ: マーチ ニ長調 BWV Ahn.122] シューベルト: 「初めてのワルツ集 D.365」より [第1番/第2番/第3番/第15番/第16番]/ エコセーズ D.511/ 「8つのエコセーズ D.977」〜第8番 シューマン:「子供のためのアルバム Op.68」より [メロディ/兵士の行進/あわれな孤児/勇敢な騎士/ 小さな民謡/楽しき農夫/愛しい五月よ・・・/ サンタクロース/初めての悲しみ/小さな練習曲] ドビュッシー:「子供の領分」〜象さんの子守歌 |
井上直幸(P) | |
録音:2003年3月、井上直幸邱、東京。 「ピアノのおけいこ」(NHK)の先生役や著書「ピアノ奏法」(春秋社)で広く知られたピアニスト 井上直幸は、2003年4月に惜しくも他界した。療養のさなか、井上が「小さな子供たちのために」と易しい楽想のピアノ作品を選んだこのアルバムは、亡くなる1ヶ月前、自宅で愛用のピアノを使用して録音された。闘病の日々もピアノに向かう時間を愛おしみ続けた井上直幸の、音楽や、子供たちへの愛情が音符の間から溢れ出る、優しくあたたかな贈り物となっている。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 [第5番 ハ短調Op.10-1/第13番 変ホ長調Op.27-1/ 第14番 嬰ハ短調Op.27-2「月光」/ 第23番 ヘ短調Op.57「熱情」] |
迫 昭嘉(P) | |
録音:2001年、神戸。ライヴ。 迫 昭嘉はジュネーヴ国際コンクール最高位、ハエン国際コンクール優勝など既に輝かしい受賞歴を持つピアニストだが、さらに近年は立て続けに2度のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲チクルスを完遂し、 ベートーヴェンの表現者としてとしての名声を揺るぎないものとした。男性的な疾走感にやわらかな繊細さが同居する迫 昭嘉の、名演の呼び声高い2001年神戸での全曲チクルス・ライヴ録音が、ついにCD化! | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 [第8番 ハ短調Op.13「悲愴」/ 第4番 変ホ長調Op.7/ 第21番 ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年11月/他、神戸。ライヴ。 迫昭嘉はジュネーブ国際コンクール最高位、ハエン国際コンクール優勝など既に輝かしい受賞歴を持ち、男性的な疾走感にやわらかな繊細さが同居するその演奏は根強いファンを持つが、 近年は立て続けに2度のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏チクルスを完遂、ベートーヴェンの表現者としての名声を揺るぎないものとした。 中でも名演の呼び声高い2001年神戸での全曲チクルスのライブ録音が、ピアノ・ソナタ全集としてついにCD化。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 [第26番 変ホ長調Op.81a「告別」/ 第25番 ト長調Op.79/ 第28番 イ長調Op.101/ 第30番 ホ長調Op.109] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年10月/他、神戸。ライヴ。 2度にわたるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲チクルスを完遂し、さらには待望のライヴでの全集をスタートさせた迫昭嘉。第3回発売は収録が待たれていた後期の2作品を含むプログラム。 感情豊かで、しかも清新さを失わない演奏が持ち味である彼の魅力が大いに発揮されている。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4 [第2番 イ長調Op.2-2/第12番 変イ長調Op.26「葬送」/ 第3番 ハ長調Op.2-3] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年11月、神戸。ライヴ。 迫昭嘉のベートーヴェン、ピアノ・ソナタ第4弾は初期および中期の3作品。後期作品に見られる重厚さとは一味違い、作品の方々にどこか「模索的な」ものを垣間見せるこれらの作品に対し、 迫はソナタという秩序の中で自由を獲得しようとしたベートーヴェンの精神さながらに、ダイナミックかつ繊細に臨んでいる。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 [第16番 ト長調Op.31-1/ 第17番 ニ短調Op.31-2「テンペスト」/ 第18番 変ホ長調Op.31-3] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年11月、神戸/他。 ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」を初め作品31の3曲が含まれたベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集第5弾。ピアニストとしての才能だけでなく、指揮者、室内楽奏者と「音楽家」として柔軟に幅広く活躍する迫昭嘉が、その豊かな知性と明晰さ、そして何よりも楽曲へ対する計り知れない想いと共に、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタを好演奏。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.6 [第9番 ホ長調Op.14-1/第27番 ホ短調Op.90/ 第29番 変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年9月/他、神戸。ライヴ。 ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」など全3曲が含まれたベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集の第6弾。迫昭嘉の豊かな知性と明晰さ、そして何より楽曲に対する計り知れない想いと共に、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタを好演奏。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7 [第6番 ヘ長調Op.10-2/第11番 変ロ長調Op.22/ 第20番 ト長調Op.49-2/第15番 ニ長調Op.28「田園」] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年10月/他、神戸。ライヴ。 このベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は、迫昭嘉のデビュー20周年を記念し2001年に神戸新聞松方ホールにおいて開催された「迫昭嘉ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全集チクルス」(全8回)のライヴ・レコーディング。チクルス・コンサートは、新聞、雑誌などで取り上げられ、完成度の高い名演奏は毎回多くの聴衆を魅了し、極めて高い評価を得た。神戸での全公演終了後、東京第一生命ホールでも同様のチクルスを行い、絶賛を博した。 これまでに発売された6枚に及ぶ本シリーズは、全てレコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出。今回発売される7枚目には、第15番「田園」を含む初期から中期にかけての作品を収録。ベートーヴェンが自身の「ピアノ・ソナタ」スタイルを確立し、さらに展開させていく過程を、迫昭嘉は明晰な分析力でもって熱演。 「ベートーヴェンのソナタ全曲演奏という逃げも隠れもできない企画を通じ、あらためて音楽家としての視座の広さを明らかにしようとしている迫昭嘉。充実したソロは言うに及ばず、指揮活動、弦楽器奏者や弦楽四重奏団との共演、母校での指揮と多忙を極めるが、表層的なはったりや煽りで聴き手を舞い上がらせるのではなく、楽曲と真摯に向き合う姿勢と創造の喜びを聴き手と分かち合おうとする演奏家魂が素晴らしい。迫昭嘉は理念や理想を声高に語るのではなく、楽曲へのこぼれんばかりの想いをステージで披瀝出来る、愛すべき音楽家である。」(奥田佳道) | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.8 [第7番 ニ長調Op.10-3/第19番 ト短調Op.49-1/ 第22番 ヘ長調Op.54/第31番 変イ長調Op.110] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年12月/他、神戸。ライヴ。 「ベートーヴェンのソナタ全曲演奏という逃げも隠れも出来ない企画を通じ、あらためて音楽家としての視座の広さを明らかにしようとしている迫昭嘉。充実したソロは言うに及ばず、指揮活動、弦楽器奏者や弦楽四重奏団との共演、母校での指導と多忙を極めるが、表層的なはったりや煽てで聴きてを舞い上がらせるのではなく、楽曲へのこぼれんばかりの想いをステージで披瀝出来る、愛すべき音楽家である。」(奥田佳道) この「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」は、迫昭嘉のデビュー20周年を記念して、2001年に神戸新聞松方ホールにおいて開催された「迫昭嘉、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲チクルス」(全8回)のライヴ録音。チクルス・コンサートは新聞・雑誌などで取り上げられ、毎回の完成度の高い名演奏は多くの聴衆を魅了し、極めて高い評価を得た。また、神戸での全公演終了後、東京・第一生命ホールでも同様のチクルスを行い、絶賛を博した。今回で8枚目となる本シリーズだが、これまでにレコード芸術誌より、特選盤、準特選盤に選出。収録曲は初期から中期、後期と幅広い選曲。ベートーヴェン:ピアノ・ソナタの変遷を迫昭嘉が決して奇をてらうことなく、私たち聴衆へと披露してくれる。 迫昭嘉:現代の日本において、多くの内外の著名音楽家から、そして多くの聴衆から常に高い信頼を得ている音楽家の一人。1980年、東京芸術大学大学院でクロイツァー賞を受賞。第35回ジュネーヴ国際コンクール最高位(1位なしの2位)、さらに東京国際音楽コンクール室内楽部門にも優勝。東京芸術大学大学院修了後は、ミュンヘン国立音楽大学マスター・クラスでクラウス・シルデ氏に師事。そして、1983年、ハエン国際コンクールで優勝並びにスペイン音楽賞を受賞して内外の注目を集めて以来、その活動領域はヨーロッパはもとより、カナダ、アジアまで及んでいる。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.9 [第1番 ヘ短調Op.2-1/第10番 ト長調Op.14-2/ 第24番 嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」/ 第32番 ハ短調Op.11] |
迫昭嘉(P) | |
録音:2001年12月/他、神戸。ライヴ。 今9集で遂に完結。過去にリリースされたCDは、どれもレコード芸術より特選盤、準特選盤に選出され、本シリーズを通して明らかに迫昭嘉の音楽家としての素晴らしさがより多くの人へ伝えられた。完結盤として迫昭嘉が選んだ曲目は、ソナタの第1番、第10番、第24番そして第32番。この一枚でベートーヴェンのピアノ・ソナタの変遷を垣間見ることが出来る、なんとも心憎い選曲。 | ||
唇は語らずとも〜オペレッタ名曲集 レハール:「メリー・ウィドウ」より [唇は語らずとも/マキシムの歌/お馬鹿な騎士さん]/ ツェラー:「小鳥売り」〜私は郵便配達のクリステル J.シュトラウスII: 「ジプシー男爵」〜徴兵の歌「さあ手を差し出し――」/ 「こうもり〜おかしな方(かた) ミレッカー:「ガスパローネ」〜深紅の薔薇を―― ファル:「マダム・ポンパドゥール」 〜今日私と幸せになれる男(ひと)は スッペ:「ボッカチョ」 〜フィレンツェに美人は多いけれど レハール:「ルクセンブルク伯爵」 〜ラヴェンダーの香りの手袋 ツィーラー: 「放浪者」〜秘めやかに心地よい夜に讚えあれ! ミレッカー:「乞食学生」〜たった一つのお願いは・・・ オスカー・シュトラウス: 「ワルツの夢」〜素敵な娘が勢揃いして レハール:「微笑みの国」〜君こそわが心 |
マルティーナ・ドーラック(S) モルテン・フランク・ ラルセン(Br) ウヴェ・タイマー指揮 ウィーン・オペラ舞踏会o. | |
録音:2002年9月、ウィーン。 甘美・軽妙な旋律を惜しげもなく全編に溢れさせるオペレッタは、オペラとはまた違った洒脱な味わいに満ちている。そのオペレッタの殿堂、ウィーン・フォルクスオパーで看板歌手として活躍する美貌のソプラノ、マルティーナ・ドーラックと、デンマーク出身でハイCを軽々と歌う実力派ハイ・バリトン(テノールではなく!)モルテン・フランク・ラルセンが歌う、オペレッタを知るのにうってつけの飛び切りの名曲集。 | ||
尹 伊桑(イサン・ユン): チェロ協奏曲(1975/1976)/ オーボエ、ハープと ヴィオラのためのソナタ(1979) |
ジークフリート・パルム(Vc) ハンス・ツェンダー指揮 ベルリン放送so. ハインツ・ホリガー(Ob) ウルスラ・ホリガー(Hp) 深井碩章(Va) | |
録音:1980年4月、ベルリン/他。旧30CM-22。 | ||
尹 伊桑: オーボエとハープのための二重協奏曲(1977)(*)/ 「イマージュ」〜フルート、オーボエ、 ヴァイオリンとチェロのための(1968)(#) |
ハインツ・ホリガー(Ob) ウルスラ・ホリガー(Hp;*) デニス・ラッセル・ デイヴィス指揮 ザールブリュッケン放送so.(*) オーレル・ニコレ(Fl;#) ハンスハインツ・ シュネーベルガー(Vn;#) トーマス・デメンガ(Vc#) | |
録音:1985年7月、バーゼル/他。旧30CM-108の再発売。 | ||
詩曲〜松村禎三:作品選集 Vol.2 詩曲1番〜尺八と箏のための(1969)(*)/ 詩曲2番〜尺八のための(1972)(#)/ 篠笛と琵琶のための詩曲(1979)(+)/ 幻想曲〜箏のための(1980)(**)/ 祈祷歌〜十七絃箏のための(1984)(##) |
三橋貴風(尺八;*/#) 吉村七重(箏;*) 赤尾三千子(篠笛;+) 田中之雄(琵琶;+) 沢井忠夫(箏;**) 沢井一恵(十七絃箏;##) | |
録音:1988年12月/他、埼玉。旧30CM-428の再発売。 | ||
ウィーンは夜がいちばん美しい〜シュトルツ名曲集 ロベルト・シュトルツ(1880-1975): 「プラターの春」〜プラター公園は花ざかり/ 「あなたのためのタンゴ」〜楽士さん、故郷はどこ/ 「プラターの春」〜今日も楽しいことが!(*)/ 「お気に入りの家来」〜私の心の王様(#)/ 「歌は終わった」〜アデュー、若い将校さん/ 3本のバラ(新録音)/ 「女はみんな大好き」 〜ブロンドでも茶色でも女はみんな大好き(+)/ 「春のパレード」 〜ウィーンは夜がいちばん美しい(**)/ 「白鳥亭にて」〜わが愛の歌はワルツでなければ/ 「歌は終わった」〜歌は終わった |
メラニー・ホリディ(S;*/+以外) ミヒャエル・ロイダー(T;*) リシャード・ カルチコフルキー(T;+) ウィーン・ビーダーマイヤー・ ゾリステン(#) オラ・ルードナー指揮(**) ウヴェ・タイマー指揮(#/**以外) ウィーン・オペラ舞踏会o.(#以外) | |
録音:2003年2月/他、ウィーン。 オペレッタの女王として絶大な知名度と人気を誇るメラニー・ホリディ。彼女の多くの名唱の録音から、今回は特にウィンナ・オペレッタ最後の巨人といわれ、「プラター公園は花ざかり」などで有名なロベルト・シュトルツの作品をピックアップ。新録音1曲を加えて、オペレッタ・ファンには貴重な音源となった。来る2004年のニューイヤー・コンサートでは、アンサンブル金沢との共演で、日本各地にウィンナ・オペレッタの華を咲かせる予定。 | ||
炎の幻声〜吉村七重 菅野湯由弘:濤韻 柴田南雄:七段遠音 西村朗:炎の幻声 〜独奏二十絃箏と弦楽合奏のための協奏曲(*) 新実徳英:青(おう)の為(#)/ 松下功:風の朗踊II |
吉村七重(二十絃筝) 木村玲子(二十絃筝;#) 飯森範親指揮 アンサンブル・ライン(*) | |
録音:1993年4月、埼玉/他。 新たな箏の音楽をめざすヴィルトゥオーゾ吉村七重の第3弾。 | ||
ウィーン楽友協会アーカイヴ・シリーズ 〜鍵盤楽器の歴史 フレスコバルディ:「トッカータ第2集」より(*) [第2トッカータ/第4カンツォーネ/ 第3ガイヤルド/アリア「フレスコバルダ」] J.S.バッハ:「平均律クラヴィーア曲集」より(#) [プレリュードとフーガ 嬰ヘ短調 BWV.883(#)/ プレリュードとフーガ ト長調 BWV.884(#)] ハイドン:ナクソス島のアリアンナ 〜わが愛しのテセウス Hob.XXVIb.2(+) モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調 KV.331(**) シューベルト:楽興の時 D.780より[第1番−第3番](**) |
ヨハン・ゾンライトナー (Cemb;*/Fp;#, +) エリザベート・フォン・マグヌス(Ms;+) マルコム・ビルソン(Fp;**) | |
録音:2003年4月、ウィーン。ピリオド楽器使用。使用楽器:1546年、ドメニコ・ペサウレンシス製(*)/1805-1910年、アントン・ワルター製(#/+)/1825年頃、アンドレ・シュタイン製(**)。 ウィーン楽友教会アーカイヴは、ステッキに早変わりするフルートのように遊び心に溢れたものから、ブラームスが実際に使用したピアノといった歴史的に大変貴重な物まで膨大な数と種類の楽器を保有している。その中より現代によみがえらせる価値のある物、あるいは楽器の質を保つため実際に演奏する必要がある物を選んで2003年4月から毎月1回、アーカイヴ監修による演奏会が行われており大きな反響を呼んでいるが、それに関連して、アーカイヴの責任者であり、世界的なモーツァルト研究家でもあるオットー・ビーバ博士の要請により、その録音プロジェクトがカメラータから発売される。 本シリーズ1枚目にあたる「鍵盤楽器の歴史」は、2003年4月にウィーン楽友協会ブラームス・ホールにて行われた第1回目コンサートを、ウィーンにあるラジオ局「ラジオ・シュテファンスドーム」がライヴ録音。その音源をビーバ博士が監修、カメラータより既にヨーロッパにて先行発売され、注目を集めた。 16世紀中頃に作られたチェンバロと18世紀初期から中期にかけて製造された2台のハンマークラヴィーアによって、フレスコバルディ、J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、シューベルトの作品が、彼らが実際に耳にしたであろう音色で再現されている。 ヨハン・ゾンライトナー(Cemb/ハンマークラヴィーア):1941年生まれ。オーストリア出身。ウィーン大学及びウィーン芸術大学にて学ぶ。ニコラウス・アーノンクールのアシスタントとしてザルツブルク芸術大学に招聘され、1979年よりチューリッヒ音楽大学にて教授として教鞭をとる。クラヴィコード、チェンバロ、ハンマーフリューゲルによるバロック、古典派、初期ロマン派鍵盤音楽作品の演奏を得意とする。 マルコム・ビルソン(ハンマークラヴィーア):ニューヨーク州にあるコーネル大学にて鍵盤楽器の歴史的演奏法の研究に携わる。アメリカン・アート&サイエンス・アカデミーの一員でもある。ほぼ30年間に渡り、特に18世紀後期から19世紀初期にかけてのウィーンにおけるピアノ奏法の研究に力を注いでいる。特にジョン・エリオット・ガーディナーと共演したCD「モーツァルト・ピアノ協奏曲全集」では、その研究内容が大いに評価されている。 エリザベート・フォン・マグヌス(Ms):ウィーン出身。ウィーン芸術大学及びザルツブルク芸術大学、ミュンヘン音楽大学にて学ぶ。最初はリコーダーを学んでいたが、後に専攻を声楽へ転向しリート、オラトリオ、オペラを中心に研鑽を積み、歌手としてヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本などで演奏を行なっている。古楽器との共演(コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンなど)も数多く、その知識及び歌唱力には定評がある。また、近現代作品も得意とする。 | ||
「黒の星座」〜三善晃:ギターのための作品集 ギターと弦楽四重奏のための「黒の星座」(#)/ 2台のギターのためのプロターズ「遠景より無景へ」(+)/ ギターのための「五つの詩」[原っぱ/乳房/晩夏/蜜柑/家出]/ ギターのための「エピターズ」と打楽器群のための 「イスタシワトル=白き女蜂」の協奏 |
芳志戸幹雄(G) 戸田弥生(Vn;#) 松野弘明(Vn;#) 店村眞積(Va;#) 菅野博文(Vc;#) 荘村清志(G;+) 岡田知之打楽器合奏団(+) | |
録音:1989年8月、東京/他。旧32CM-105の再発売。 | ||
ウィーン楽友協会アーカイヴ・シリーズ 〜ハーモニウムフリューゲル J.S.バッハ(リスト編): カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」 BWV.21〜導入部とフーガ アルカデルト(リスト編):アヴェ・マリア リスト: 交響詩「オルフェウス」/コンソレーション第4番 変ニ長調/ 諦め/巡礼の年第3年より[夕べの鐘/守護天使への祈り]/ 祈り/おお聖なる晩餐/ 「ハンガリー戴冠式ミサ」より(*) [オッフェルトリウム/ベネディクトゥス] ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜妖精の踊り ビゼー:「3つの音楽スケッチ」〜セレナード サン=サーンス: 「ブルターニュの讃歌による3つの狂詩曲」Op.1〜舟歌 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」序曲(*) リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に |
ジョリス・ヴェルディン (ハーモニウムフリューゲル) エーリッヒ・ヘーバルト(Vn;*) | |
録音:2004年4月、石のホール&ガラスのホール、ウィーン楽友協会。ピリオド楽器使用。使用楽器:1853年-1854年、パリ、アレクサンドル・ペール&フィル、ピエール・エラール共作(ピアノ・オルガン)/1853年-1854年、パリ、ニコラ・コーサン製(*)。 リストが考案した幻の鍵盤楽器「ハーモニウムフリューゲル」(ピアノ・オルガンとも呼ばれる)。この楽器の実現化にはベルリオーズが協力し1853年パリにて製造、1945年の第二次世界大戦末期頃に大きなダメージを受けたが、ウィーン楽友協会の監修により1994年から2004年まで約10年間にわたる修復作業により見事に蘇った。 ハーモニウムの上にグランド・ピアノが乗っているような構造で、3段鍵盤の一番上がピアノの音色、残り2段がハーモニウムの音色。リストは実際にこの楽器に触れ、絹のように柔らかく色彩あふれる音色の素晴らしさに感激したと言われている。 ウィーン楽友協会の地下に新しく建設された4つのホール(ガラスのホール、石のホール、木のホール、メタルのホール)の内2ホールを使用して2004年4月にセッションにて録音。 ジョリス・ヴェルディン(ハーモニウムフリューゲル):ベルギー出身の世界的著名オルガニスト。歴史的貴重なオルガンの演奏を中心に活動。ハーモニウムの演奏家としても活躍。また、演奏家としてだけではなく、オルガンの設計家、歴史家としても多大なる貢献をしている。数多くのオルガンあるいはハーモニウム演奏によるレコーディングを行なっており、特にディアパッソン誌では「セザール・フランク」のオルガン演奏によるCDが絶賛された。今回のハーモニウムフリューゲル修復にあたり、修復当初からヴェルディン自らオルガン工房を訪れ、演奏者の立場から様々な意見を修復者とかわし、また試し弾きを行なった。 エーリッヒ・ヘーバルト(Vn):1956年ウィーン生まれ。ウィーンとザルツブルクにて研鑽を積む。1980年よりニコラウス・アーノンクール指揮、アンサンブル・コンチェルトルス・ムジクスのコンサート・マスターを務める。また、1987年にはモザイク・カルテットを結成。2000年からカメラータ・ベルンの芸術監督を務める。バロック期の作品から古典派、ロマン派まで、幅広いジャンルをこなし、またオリジナル楽器による演奏では第一人者を言える。 | ||
白石敬子〜ヴォルフ:歌曲集 フーゴ・ヴォルフ: メーリケ歌曲集 より[祈り/古画に寄せて]/ アイヒェンドルフ歌曲集〜秘めた愛/ イタリア歌曲集 〜小さいものでもうっとりさせるものがあるわ/ メーリケ歌曲集 より [ヴァイラの歌/捨てられた乙女/隠楼/ もう春だ/考えてもみよ、ああ心よ]/ スペイン歌曲集〜私を花で飾ってください ゲーテ歌曲集 より [アナクレオンの墓/花の挨拶/ 語らずともよい(ミニョンI)/ ただあこがれを知る者のみ(ミニョンII)/ もうしばらくこのままの姿で(ミニョンIII)/ 君よ知るや、南の国(ミニョンIV)] |
白石敬子(S) 白石隆生(P) | |
録音:2005年5月、栃木。 オーストリア出身の作曲家、フーゴ・ヴォルフは、それまでの「リート」という音楽を可能な限り完成度の高いものへと創り上げた。彼の「リート」の世界は、ヴォルフ特有の繊細な旋律によってゲーテやメーリケの詩の世界をより深く表わし、オペラのようなドラマティックな世界を表出している。 日本人として初めてオペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、ウィーン・オペラ界に旋風をおこしてから、今日まで、白石敬子は日本を代表するオペラ歌手、コンサート歌手として、ウィーン、イタリア、ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国で活躍。日本人離れしたその豊かな声を音楽で、多くのオペラ・ファンを魅了し続けている。長年にわたりウィーンで活躍してきた白石敬子の確かな歌唱テクニック、表現力、洞察力、そしてドイツ語への深い理解力。これらが見事にバランスよく組み合さり、シューマンやシューベルトとはまた異なる、ドラマティックで深みのあるヴォルフの世界を披露してくれる。 白石敬子:神奈川県藤沢市出身。幼少よりピアノと声楽を学ぶ。オペラ「フィガロの結婚」の伯爵夫人役でデビュー。国際ロータリー財団奨学生。ウィーン国立音楽大学を最優秀首席で卒業。グロスマン、ギューデン、スワロフスキー、ヴェルハ、ショルムの各教授に師事。1974年国際コンクール入賞。豊かな声と音楽性が認められ、1976年に日本人として初めてオペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、ウィーン・オペラ界に旋風をおこす。名指揮者のエレーデ、パタネー、シュタイン、ドナホーニ、アルブレヒト、名歌手のニルソン、ルートヴィヒ、ゲッタ、ドミンゴ、シュライヤー、ギャウロフたちと共演。本拠地ウィーンの他、バルセロナ、ジュネーヴ、プラハ、ライプツィヒなど、ヨーロッパの主要歌劇場や、日本で「蝶々夫人」「ボエーム」「オテロ」「椿姫」「トゥーランドット」「ウィンザーの陽気な女房たち」などで大きな成功を収め国際的な活躍を続けている。 白石隆生:桐朋学園大学ピアノ科卒業。大島正泰、寺西昭子両氏に師事。在学中より演奏活動を始める。1970年度のオーストリア政府給付留学生。ウィーン国立音楽大学卒業。イェンナー、ホレチェック、スワロフスキー、ショルム、ヴェルハの各教授に師事。教会の音楽活動に携わる。1974年にウィーン・フォルクスオーバーの副指揮者、コレペティトーアとして専属契約。10年間にわたり、オペラ・オペレッタ・ミュージカルの現場で活躍。1979年には初の日本公演に参加、「こうもり」と「メリー・ウィドウ」の音楽主任を務める。現在、尚美学園大学ピアノ・コース主任教授、桐朋学園大学、東京音楽大学大学院、各講師、湘南室内合唱団代表、藍の会と岐阜カンマーオーバーの音楽監督。各種音楽コンクールの審査員を務める。1993年、長年の演奏活動と文化交流に対して、ウィーン市名誉金章が贈られた。 | ||
牧神の午後への前奏曲〜フランス近代フルート作品集 クロード・ドビュッシー/ギュスターヴ・サマズイユ編曲: 牧神の午後への前奏曲 アルベール・ルーセル:フルートを吹く人たち ガブリエル・フォーレ:幻想曲 ハ長調 Op.79 アンドレ・ジョリヴェ:リノスの歌 クロード・ドビュッシー:シランクス フランシス・プーランク: 廃虚を見守る笛吹きの像/フルートとピアノのためのそなた アンリ・デュティユー:ソナチネ |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) アドリアン・コックス(P) | |
録音:2002年4月、2000年2月、1999年4月、ウィーン、2001年5月、オーストリア、フォアアールベルク。 | ||
ロマンティック・クラリネット ブルグミュラー:二重奏曲 変ホ長調 Op.15 R.シュトラウス:ロマンス 変ホ長調 ブゾーニ:エレジア ライシガー:華麗なる二重奏曲 変ロ長調 Op.130 ブゾーニ:エレジー シュポア:ロマンス 変ロ長調 ロッシーニ/オミッツォーロ編曲: クラリネットとピアノのための変奏曲 |
カール・ライスター(Cl) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:2001年4月、オーストリア、フェルトキルヒ。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトイシュタイン」/ 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」/第31番 変イ長調 Op.110] |
シュテファン・ヴラダー(P) | |
録音:1999年11月、栃木。 シュテファン・ヴラダーはウィーンに生まれ、音楽都市ウィーンで育まれた逸材。楽友協会でのリサイタ ル、小澤征爾&ウィーン・フィルとの共演、北米、ヨーロッパでの楽旅と大活躍し、 今やウィーンのクラシック・シーンをリードするスター・アーティストと言える。 | ||
ハンガリー・フルート作品集 バルトーク: チーク地方の三つの民謡(セボニー編曲)/ ハンガリー農民組曲(アルマ編曲) フェレンク・ファルカーシュ:ビハール地方のルーマニア舞曲 ミハーイ・ハイドゥ:ハンガリーの羊飼いの歌 フランツ・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26 イェネ・タカチュ:鳥の声にもとづく即興曲 アンドラーシュ・セレスィー: フルートとピアノのための3つの小品 |
アデール・オボルツィール(Fl) 森 美加(P) | |
録音:2000年3月、2001年2月、ウィーン。 | ||
ヴェネツィアの謝肉祭 フリードリヒ・クーラウ:トリオ・ソナタ ト長調 Op.119 アントン・ベルンハルト・フュルステナウ: 序奏と華麗なロンド「リュニオン」 Op.115 フランツ&カール・ドップラー:ハンガリー幻想曲 Op.35 ジュリオ・ブリッチャルディ: デュオ・コンチェルタント第2番 Op.100 ヴェネツィアの謝肉祭(E.モンロー編曲) |
ヴォルフガング・ シュルツ(Fl) マティアス・シュルツ(Fl) 和田篤子(P) | |
録音:2002年4月、2001年12月、ウィーン。 ウィーン・フィルの首席フルーティストとして、世界のフルート界で名を馳せるヴォルフガング・シュルツと息子マティアス・シュルツとのデュオ第3作。フルートの名曲、貴重で珍しい作品を含めて、 さすが親子、息の合った演奏を聴かせてくれる。 | ||
シューマン:歌曲集 歌曲集「女の愛と生涯」 Op.42/ 歌曲集「リーダークライス」 Op.39 |
白石敬子(S) 白石隆生(P) | |
録音:2002年3月、栃木。 | ||
モーツァルト:歌劇「魔笛」 (ヨハン・ヴェント編曲、フルート四重奏版;1792) |
ヴォルフガング・ シュルツ(Fl) ウィーンSQメンバー | |
録音:2001年12月、ウィーン。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 II [第30番 ニ長調 K.306/第40番 変ロ長調 K.454/ 第41番 変ホ長調 K.481 |
ウェルナー・ヒンク(Vn) 遠山慶子(P) | |
録音:2001年12月、ウィーン。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
芥川也寸志(1925-1989): 歌劇「ヒロシマのオルフェ」 (1幕7場、台本:大江健三郎、演出:中村敬一) |
井原秀人(青年) 石橋栄実 (若い娘、のちに看護婦) 田中友輝子 (中年の娼婦、じつは巫女) 安川忠之 (死の国の運転手、 のちに医師) 福島紀子、野上貴子、 森田亜紀香(娼婦) 本名徹次指揮 オペラハウスo.&cho. ころぽっくるcho.(児童cho.) | |
録音:2001年11月、大阪、ライヴ。 | ||
「思い出の記」〜古賀政男(1904-1978):作品集 日本橋から/片想い/月の浜辺・窓に凭れて/ 嘆きの夜曲(セレナーデ)/白い椿の唄/夕べ仄かに/ 望郷の唄/愛なき言葉/緑の地平線/さらば青春/ 愛の小窓/ああそれなのに/青い背広で/真実一路の唄/ 青春よ永遠(とわ)に/夜霧の馬車/思い出の記 |
藍川由美(S) ウィーン・ シュランメル・ アンサンブル | |
録音:2001年12月、ウィーン。 | ||
東京ラプソディー〜古賀政男:作品集 Vol.2 影を慕いて(古賀政男)/丘を越えて(島田芳文)/ 酒は涙か溜息か(高橋鞠太郎)/アリランの唄(佐藤惣之助)/ サーカスの唄(西條八十)/春はまだ浅く(石川啄木)/ 東京ラプソディー(門田ゆたか)/男の純情(佐藤惣之助)/ 人生の並木路(佐藤惣之助)/聖処女の唄(佐藤惣之助)/ 青春日記(佐藤惣之助)/緑の月(佐藤惣之助)/ 白薔薇は咲けど(佐藤惣之助)/白虎隊(島田馨也)/ 人生劇場(佐藤惣之助)/誰か故郷を想わざる(西條八十)/ 湯の町エレジー(野村俊夫)/赤い靴のタンゴ(西條八十)/ 悲しい酒(石本美由起) |
藍川由美(S) ウィーン・シュランメル・ アンサンブル [グレゴリー・ロジャース(Vn) ゲルダ・ハンケ(Vn) イングリット・エーダー (アコーディオン) ミヒャエル・エッテル(G)] ヴォルフガング・ ブラインシュミット(Fl) リカルド・ブル(Vc) 宮武省吾(マンドリン) | |
録音:2003年4月、ウィーン。原盤:Zappel Music(オーストリア)。 演歌の元祖のように言われた古賀政男は、実はオーストリアの伝統的な大衆音楽「シュランメル」の編成を伴奏に用い、ジプシー音階やハバネラのリズムをも用いて作曲していた。 著書「「演歌」のススメ」でこれまで概念を打ち破る事実を明らかにし、それを実践して見せたCDの第1弾「「思い出の記」〜古賀政男作品集」(CMCD-28010)は、クラシック、ポピュラーの垣根を越えて大きな反響を呼んだ。 今回の第2弾では、いよいよ「古賀メロ」の代名詞とも言える「影を慕いて」、「酒は涙か溜息か」などの有名曲を多数含むプログラム。ウィーン国立劇場のフルート奏者やウィーン・ フォルクスオーバー首席チェロ奏者らもゲストに加わり、オリジナル編成による古賀音楽を鮮やかに再現している。 | ||
ピアノとオルガンのためのフランス音楽の世紀 サン=サーンス: ハルモニウムとピアノのための6つの二重奏曲Op.8 [幻想曲とフーガ/カヴァティーナ/ コラール/奇想曲/スケルツォ/フィナーレ] マルセル・デュプレ:ピアノとオルガンのための 2つの主題による変奏曲Op.35 ジャン・ギュー: ピアノとオルガンのためのコロック(討論)第2番 |
ブルーノ・カニーノ(P) クラウディオ・プリツィ(Org) | |
録音:2002年6月、イタリア。 超絶のピアノをつつむ壮麗なオルガンの響き。幻想美あふれる二つの音色の出会い。「こんな音楽があったなんて」〜このアルバムを聴いた人は誰しもそう思うに違いない。 あるようでない「ピアノ+オルガン」のアンサンブル。楽器の形態、音色、音量の違いからそれが困難であることは容易に想像がつくが、二人の天才の出会いによって、ここにそれが理想的な形で実現した。 常に刺激的なアルバムを発表し続ける鬼才プリツィと、ピアノの巨匠カニーノ。一期一会とはまさにこのこと。ピアノとオルガンが絡み合う壮麗な音の絵巻が繰り広げられる。 | ||
クラヴィオルガン作品集 スヴェーリンク:大公のバレット フレスコバルディ:変奏付きのアリア「フレスコバルダ」 パッヘルベル: 前奏曲 ニ短調/フーガ ニ短調/シャコンヌ ニ短調 ブクステフーデ:前奏曲 ト短調 BuxWV.163 バッハ:コラール・パルティータ 「汝明るき日なるキリスト」BWV.766/ イタリア協奏曲 BWV.971 |
クラウディオ・ブリツィ (クラヴィオルガン) | |
録音:2002年4月、他、イタリア。 クラヴィオルガンとは、小型のオルガンにチェンバロやクラヴィコードなどを組み込んだ18世紀の特異な楽器で、ピアノの隆盛とともに衰退した。 オルガンの鬼才ブリツィがチェンバロ製作家とともにこの楽器を復元し演奏した注目の録音。 | ||
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):弦楽五重奏曲集 [ト長調 ST189 P109/ヘ長調 ST411 421 P112 59/ ハ長調 ST187 P108] |
ウィーン・フィルハーモニア 弦楽五重奏団 | |
録音:1998年2月、ウィーン/他。 かのヨゼフ・ハイドンの弟ミヒャエル・ハイドンは偉大な兄の影に隠れがちだが、360曲にものぼる教会音楽をはじめとする多くの優れた作品を残し、 殊にこの弦楽五重奏曲は青年時代のモーツァルトにインスピレーションを与え、後にモーツァルトがこの分野で無比の傑作を生み出す契機となった作品として有名。 演奏団体は、ウィーン・フィルきっての室内楽の名手、首席ヴァイオリン奏者ペーター・ヴェヒターが同楽団の俊英たちを集めて結成したグループ。 | ||
クラヴィオルガンによるハイドン:協奏曲集 協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII:1/ 二重協奏曲 ヘ長調 Hob..XVIII:6(*)/ ディヴェルティメント ハ長調 Hob.XIV:3/ ディヴェルティメント ハ長調 Hob.XIV:8/ 協奏曲 ヘ長調 Hob..XVIII:7 |
パオロ・フランチェスキーニ (Vn;*) クラウディオ・プリツィ (クラヴィオルガン)指揮 イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ | |
録音:2002年4月、イタリア。クラヴィオルガンは18世紀に隆盛を見た、チェンバロとオルガンを結合させた楽器。 | ||
モノドラマ〜野田暉行(1940-):ピアノ作品集 ピアノのためのモノドラマ/ ピアノのためのオード・カプリシャス/ ピアノのための3つの展開/ ピアノのための3つの小品/ こどものアルバム [夢/パストラール/コラール/春のメロディ/ エチュード/フロレスタンのお話/鐘/悲しい出来事/ 夏山のうた/夕暮れ/間奏曲 風のうた/ブルース/ ジュピターへのマーチ/ソナチネ/アラベスク/ 前奏曲 ケンタウルス祭の夜/異国の歌/トロイカ/ ファンファーレと頌歌/子守唄/ワルツ(連弾)(*)] |
岡田博美(P) 野田暉行(P:*) | |
録音:2002年1月、神奈川/他。 野田暉行は、その秀抜な作曲技法と徹底的な思考による密度の高い作品で、作曲界において早くから際立った存在だった。 あらゆる音が徹底的に考え抜かれたピアノ・ソロのための作品を集めた当アルバムでは、 作曲者が絶大な信頼を寄せる岡田博美が、まさに完璧な演奏を繰り広げている。音の運動がもたらす緊張感と音楽の張り詰めた美しさに、聴き手は身を震わさずにはおられないだろう。 また、多くのピアノ学習者に愛されてきた子供のための作品も合わせて収録。 | ||
亡きセルゲイへの追伸〜 ハーモニカのためのオリジナル作品集 ミヨー:ハーモニカ組曲 Op.234〜船乗りの歌 ヴォーン=ウィリアムズ:ロマンス マイケル・スピヴァコフスキー: ハーモニカ協奏曲〜ロマンス ゴードン・ジェイコブ: ハーモニカとピアノのための5つの小品 アラン・ホヴァネス: 7つのギリシャ民俗舞曲 Op.150 ジェイムズ・ムーディ: アイネ・クライネ・ヴィヴァルディ/ カンツォネッタ/優しいワルツ/ノクターン 美野春樹: 亡きセルゲイへの追伸/ 月明かり−アル・マグレブの彼方へ/ アンボリッシュト・ダンス |
崎元譲(ハーモニカ) 美野春樹(P) | |
録音:2002年8月、埼玉。 | ||
日本の愛唱歌 中田章:早春賦/岡野貞一:朧月夜/紅葉 滝廉太郎:花/荒城の月/越谷達之助:初恋 成田為三:浜辺の歌/作曲者不詳:われは海の子 弘田竜太郎:浜千鳥/小山作之助:夏は来ぬ ジルヒャー:ローレライ/オードウェイ:旅愁 アイルランド民謡:庭の千草/下総皖一:野菊 海沼実:里の秋/コンヴァース:星の界 文部省唱歌:冬景色/冬の夜 ヘイス:冬の星座/ビショップ:埴生の宿 |
名古屋木実(S) ウィーン・ オペレッタ・アンサンブル 相馬邦子(P) | |
録音:2002年9月、ウィーン。 | ||
ヴィヴァルディ:室内協奏曲集 オーボエ協奏曲 イ短調 F.VII-19 RV.462(*)/ ヴァイオリン、オーボエと オブリガートのためのソナタ ハ長調 RV.779(#)/ フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと 通奏低音のための協奏曲 ト短調 F.XII-6 RV.107(+)/ フルート協奏曲 ヘ長調 F.XII-28 RV.433「海の嵐」(**)/ フルート協奏曲 ト短調 F.XII-5 RV.439「夜」(##)/ フルート協奏曲 ニ長調 F.XII-9 RV.428「ごしきひわ」(++) |
トーマス・インデアミューレ (Ob;*/#/+/**/++) マリオ・アンチロッティ(Fl;+/**) ヴォルフガング・ マイヤー(バセットHr;#) ミラン・トゥルコヴィッチ (Fg;*/+/**/##/++) クラウディオ・プリツィ(クラヴィOrg) イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ [パオラ・フランチェスキーニ(Vn) ルカ・アルチェセ(Vn;*) カティア・ギギ(Vn;##) ルカ・ラニエリ(Va;*) マリア・チェチリア・ ベリオリ(Vc;##) マルコ・ティナレッリ(Cb;##)] | |
録音:2002年2月、イタリア。 天才鍵盤楽器奏者プリツィが幻の楽器とされていたクラヴィオルガンを復元し演奏する4枚目のアルバムは、ヴィヴァルディの協奏曲を室内楽バージョンでお届け。現代では偏った原典主義により、このような楽しみ方が少なくなってしまったが、ヴィヴァルディの時代には作品をさまざまな楽器編成で演奏してい。通奏低音からもわかるように、演奏者や楽器が変わると同じ作品でもそれまでとは違った角度から光が当てられ、新たな装いをもって聴こえる。カメラータの録音ではおなじみのインデアミューレ、プリツィに加え、マイヤー(Cl)、トゥルコヴィッチ(Fg)、アンチロッティ(Fl)が参加、豪華な顔ぶれとイ・ソリスティ・ディ・ペルージャのメンバーによる共演で、心浮立つヴィヴァルディを。 | ||
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 III [第34番 変ホ長調 K.378(317d)/ 第28番 ホ短調 K.304(300c)/ 第42番 イ長調 K.526] |
ウェルナー・ヒンク(Vn) 遠山慶子(P) | |
録音:2003年2月、ウィーン。 小柴昌俊氏(2002年ノーベル物理学賞受賞)プロデュース盤! モーツァルト室内楽の一つの理想像。待望の選集の第3弾。 成熟した2人の芸術家、ウィーン・フィルのコンサート・マスターであるウェルナー・ヒンクと遠山慶子によるシリーズ第3弾。 モーツァルトのヴァイオリン・ソナタのなかでもとりわけ愛されるホ短調 K.304 を含む3曲を収録し、ひっそりとモーツァルトの哀しみをつづる遠山慶子のピアノが、格別に美しい。 本CDのエグゼクティヴ・プロデューサーは2002年ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏が担当。無類のモーツァルト好き、そして遠山慶子のファンでもある小柴教授が推薦する「モーツァルト15選」 (下記をご参照ください)と合わせてお楽しみを。 「僕は遠山慶子さんの弾くピアノの演奏が好きで、もう10年以上にわたって、彼女の生の演奏から、レコード録音まで、聴いて来た。特にモーツァルトは絶品で、塩川悠子さんと録音したヴァイオリン・ソナタK.304の絶妙なアレグロ。その活き活きとした表情が僕の心を満たしてくれる。このホ短調は悲しみに満ちた曲なのに、なぜ彼女の演奏は僕を幸せにしてくれるのだろうか。今日、私が「ノーベル賞」を受賞した記念に、遠山慶子さんに、私の最も好きなモーツァルトの3曲のソナタを録音して欲しいとお願いして、実現したのが、このアルバムである。今回はパートナーがウェルナー・ヒンクさんなのも楽しみのひとつで、慶子さんは、私も今まで知らなかった新たな情感をこの作品からつかみ出したように思われる。一人でも多くの人に聴いてもらいたいモーツァルトである。」[小柴昌俊] | ||
モーツァルト:クラリネットのための断片を含む作品集 モーツァルト: クラリネット、バセットホルン、ヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロのための 五重奏曲 アレグロ(断片)ヘ長調 K.Anh.90(580b) (F.バイヤー 補筆)/ 2本のクラリネットとバセットホルンのための アレグレット(原曲:ピアノ・ソナタ K.333) (L.メイヨー編曲)/ 2本のクラリネットのためのアリア集 (J.G.ブッシュ 編曲) [「ドン・ジョヴァンニ」〜手をとりあって/ 「ドン・ジョヴァンニ」〜窓辺においで/ 「魔笛」〜恋人か女房があれば/ 「魔笛」誰にでも恋の喜びはある/ 2本のクラリネットとバセットホルンのためのアリア 「皇帝ティートの慈悲」〜盲目的に信じる人は (R.ショットシュテート 編曲)/ 2本のクラリネットと3本のバセットホルンのための アダージョ 変ロ長調 K.411(484a)/ 2本のバセットホルンのための二重奏曲集 K.487 より[第1番−第6番]/ 2本のクラリネットと3本のバセットホルンのための アレグロ・アッサイ(断片)変ロ長調 K.Anh.95(484b)/ クラリネットと弦楽四重奏のための アンダンテ=ロンド(断片)変ホ長調 K.516d/ バセットホルン・ソロのためのアレグロ K.484e(断片)/ クラリネットと3本のバセットホルンのための アダージョ ヘ長調(断片)K.Anh.93(484c)/ 2本のバセットホルンのための二重奏曲集 K.487 より[第7番−第12番]/ クラリネットと3本のバセットホルンのための アダージョ ハ長調 K.Anh.94(580a)/ 3本のバセットホルンのための5つの ディヴェルティメント K.Anh.229(439b)第2番〜アレグロ/ 2本のクラリネットとバセットホルンのための カノン風アダージョ ヘ長調 K.410(484d)/ クラリネットとバセットホルンのためのソナタ K.292 (原曲:ファゴットとチェロのための/A.ドロステ編曲) |
カール・ライスター(Cl) ルイジ・マジストレッリ (Cl/バセットホルン) ラウラ・マジストレッリ (Cl&バセットホルン) カルロ・デラクア (バセットホルン) シルヴィオ・ マッジョーニ(Cl) プリモ・ボラリ(Cl) アンドリアーニSQ | |
録音:2002年2月、イタリア/他。 未完の断片を含むモーツァルトのクラリネットのための小品を中心とした、極めて珍しい内容のアルバム。たとえ現存しているのが数小節であったとしても、そのすばらしさは小さな宝石にも喩えられる。 モーツァルトがこの歴史の浅い楽器をどれほど愛したかは、晩年のクラリネット五重奏曲や協奏曲の美しさによって知られるところであり、クラリネットの帝王といわれるライスターとその仲間たちの、 モーツァルトに対する真摯な愛情から生れた貴重なアルバムである。 | ||
栄冠は君に輝く〜古関裕而:作品集 垣の壊れ(北原白秋)(#)/旅役者(北原白秋)/ 山桜(三木露風)/木賊刈り(佐藤尭空)(+)/ 紺碧の空(早稲田大学応援歌)(住治男)(*)/ 海を呼ぶ(籔田義雄)(+)/ 大阪タイガースの歌(初稿)(佐藤惣之助)(*)/ 大阪タイガースの歌(ピアノ伴奏版)(佐藤惣之助)(+)/ 巨人軍の歌(初代)(西條八十)(*)/ 阪神タイガースの歌(六甲颪)(佐藤総之助)(*)/ 決戦の大空(西條八十)(*)/ 我ぞ覇者(慶應義塾大学応援歌)(藤浦洸)(*)/ 栄冠は君に輝く (全国高等学校野球選手権大会歌)(加賀大介)(*)/ 長崎の鐘(サトウハチロー)(*)/新しき朝の(永井隆)(*)/ イヨマンテの夜(菊田一夫)(*)/ みどりの馬車(NHKラジオ歌謡)(丘灯至夫)(*)/ 高原列車は行く(丘灯至夫)(*)/ 登山列車で(NHKラジオ歌謡)(丘灯至夫)(*)/ 巨人軍の歌(三代「闘魂を込めて」) (椿三平/西條八十補作)(*) |
藍川由美(S) マイスター・ ブラス・カルテット(*) [吉田太美男(Tp) 前原尚規(Tp) 首藤健一(Tb) 村田厚生(Tb)] マルガリータ・ ヴァイチュレーナス=ピス(P;#/+) フリッツ・ドレシャル(Vc;#) | |
録音:2003年9月、ウィーン/他。原盤:Zappel Music(オーストリア)。 日本の歌を徹底研究し、意欲的な活動を続ける藍川由美。古賀政男作品集のVol.1(CMCD-28010)とVol.2(CMCD-28011)のヒットも記憶に新しい彼女が今回送り出すのは、昭和を代表するヒット曲や数々の有名応援歌の作曲で知られている古関裕而作品集。博士号も取得している藍川は、三種類の「六甲おろし」や幻の未発表・未出版曲等、自身の研究に裏打ちされた作曲家像を浮き彫りにし、そして日本歌曲の新しい姿を明らかにする。また、共演のマイスター・ブラス・カルテットやウィーンのアーティストも好演。藍川の手により発掘された未発表曲「垣の壊れ」では、なんとウィーン・フィル首席チェロ奏者フリッツ・ドレシャルが共演している。 | ||
アントン・ライヒャ(アントニーン・レイハ)(1770-1836): クラリネット五重奏曲 変ロ長調Op.89(*)/ ホルン五重奏曲 ホ長調Op.106(#) |
ペーター・ シュミードル(Cl;*) ラルス・ミヒャエル・ ストランスキー(Hr;#) パヴェル・ネイテック (Cb;#) パノハSQ [イルジー・パノハ(Vn) パヴェル・ ゼイファルト(Vn) ミロスラフ・ セフノウトカ(Va) ヤロスラフ・ クールハン(Vc)] | |
録音:2002年6月、ウィーン。 完璧なアンサンブルを誇りながらも、音のすみずみまでしなやかさと優しさを行き渡らせるパノハ弦楽四重奏団。「チェコの至宝」とまで讃えられる彼らは、間違いなく現代最高の弦楽四重奏団の一つ。 ウィーン・フィルの首席奏者シュミードルとストランスキーの柔らかな音色と共に、管楽器ファンにはよく知られるライヒャ(レイハ)の作品を鮮やかに再現している。 | ||
ドヴォルザーク: 弦楽四重奏第11番/弦楽四重奏第12番「アメリカ」 |
パノハSQ [イルジー・パノハ(Vn) パヴェル・ゼイファルト(Vn) ミロスラフ・ セフノウトカ(Va) ヤロスラフ・クールハン(Vc)] | |
録音:2002年4月、プラハ。 これぞ真打。今「アメリカ」を聴くのにこれ以上の演奏者はありえない。数ある弦楽四重奏の中でも屈指の名曲ドヴォルザークの「アメリカ」を、「チェコの至宝」とうたわれるパノハ弦楽四重奏団が遂に再録音。 既に約3000回にも及ぶこの曲の演奏歴があるにもかかわらず、彼らはボウイング、アーティキュレーションなど全てを徹底的に見直してからのこの録音に臨んだ。 実演に接したすべての人々に感銘を与えずにおかない繊細なニュアンス溢れる演奏、それを生み出すその謙虚さ、真剣さ。この名曲に、決定的な名盤が誕生。 | ||
シューマン:歌曲集「詩人の恋」Op.48 別宮貞雄:歌曲集「智恵子抄」(詩:高村光太郎) [人に/深夜の雪/僕等/晩餐/あどけない話/ 人生遠視/千鳥と遊ぶ智恵子/ 山麓の二人/レモン哀歌] |
永田峰雄(T) アントニー・シピリ(P) | |
録音:2002年9月、ウィーン。 ハイネと高村光太郎、音楽が語るふたつの「詩人の恋」。近代日本が生んだ大詩人、高村光太郎が、精神を病んだ末に亡くなった妻との情景をつづった詩集「智恵子抄」。 青年時代よりこの作品を愛する別宮貞雄が、長い構想を経て歌曲集とした。今なお多くの人に感銘を与え続けるこの詩集が新しい命を得る瞬間に立ち会えるということは、 まさに現代の音楽を聴く私たちの喜びではないだろうか。ドイツのほかヨーロッパで活躍し、近年の新国立劇場での「魔笛」「ドン・ジョバンニ」などでもその歌唱が絶賛された永田峰雄が、 2つの「詩人の恋」を透明感ある伸びやかな声で歌い上げた。近年特にその活躍が目立つ、鍵盤楽器の名手シピリ(スピリ)はここでも秀演を披露している。 | ||
フォー・ウォールズ 〜高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ ジョン・ケージ:フォー・ウォールズ 〜ピアノ・ソロと声のための マース・カニングハムの 振り付けによる舞踏劇の音楽 |
高橋アキ(P) 柱本めぐみ(S) | |
録音:2003年4月、三重。 とにかくその革命的な思想のイメージが先行するジョン・ケージだが、今回録音された作品は、いわゆる「チャンス・オペレーション」以前の知られざる佳作。 同時期の名作「プリペアード・ピアノのためのソナタとインターリュード」が20世紀の古典として取り上げられる機会が多いのとは対照的に、この「フォー・ウォールズ」は1944年の初演以来、 近年まで完全に忘れられた存在だった。 しかし、舞踏家マース・カニングハムのシナリオによる舞踏劇のための音楽として書かれたこの作品は、「技術的に平易なものを」というカニングハムの希望もあり、 ピアノの白鍵のみを使用するように書かれた、極めてユニークなもの。透明な和音、静寂と躍動するリズムが交錯するこの美しい作品は、後のケージ作品の「沈黙」との関係を予見するものとなっている。 高橋アキは、生前のケージとも親交を結んだ、まさに第一人者。最高の演奏者を得て、ケージ作品の認識を新たにする価値ある一枚が誕生した。 | ||
シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調D.667「ます」/ 弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調D.471/ 弦楽三重奏曲 変ロ長調D.111a(断片)/ 8つのレントラー 嬰ヘ短調D.355 |
ジャスミンカ・ スタンチュール(P) ウィーンSQ員 [ウェルナー・ヒンク(Vn) ハンス・ペーター・ オクセンホファー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc)] ミヒャエル・フラデラー(Cb) | |
録音:2003年6月、ウィーン。 ウィーン・フィルのコンサート・マスター、ウェルナー・ヒンクは「自分はシューベルトを弾くために生まれてきた」と言うほどに、シューベルトの音楽に格別の愛情を注いでいるが、その彼が、 シューベルト室内楽の名曲「ます」を遂に録音。弦楽器にはヒンク以下、全員ウィーン・フィルの首席奏者たちをそろえ、ピアノにはウィーンでの国際ベートーヴェン・コンクールに優勝し、 長年にわたりヒンクのパートナーを務めるスタンチュールを迎え、万全の布陣。ウィーンから生まれた「ます」の録音の決定盤が登場だ。 | ||
モーツァルト:フルート協奏曲集 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)/ フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313(285c)/ フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314(285d)/ フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315(285e) |
ヴォルフガング・ シュルツ(Fl) 吉野直子(Hp) カメラータ・シュルツ | |
録音:2002年6月、オーストリア。 今や世界最高のフルーティストの一人、ウィーン・フィル首席奏者のヴォルフガング・シュルツが、モーツァルトのフルート協奏曲をついに全曲録音。 シュルツはこれらの曲の理想的な演奏を実現するために、自ら室内管弦楽団を組織して十分な準備を重ねたほどで、ふくよかでありながらどことなく憂いを含んだシュルツの音色が、 自在なアンサンブルと相まって、モーツァルトの作品中最も典雅な趣をもつこれらの曲を見事に彫塑している。近年シュルツの重要なパートナーとなっている日本が生んだ世界的ハープ奏者、 吉野直子は、ここでも繊細かつたおやかな演奏を聴かせている。「フルートと管弦楽のためのアンダンテ」も収録した長時間録音。 | ||
モーツァルト:フルート協奏曲集 フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313(285c)/ フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314(285d)/ フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315(285e)/ フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c) |
ヴォルフガング・ シュルツ(Fl) 吉野直子(Hp) カメラータ・シュルツ | |
録音:2002年6月、オーストリア 今や世界最高のフルーティストの一人、ウィーン・フィル首席奏者のヴォルフガング・シュルツが、モーツァルトのフルート協奏曲をついに全曲録音。彼はこれらの曲の理想的な演奏を実現するために、 自ら室内管弦楽団を組織して十分な準備を重ね、 ふくよかでありながらどことなく憂いを含んだ彼の音色が、自在なアンサンブルと相まって、モーツァルトの作品中最も典雅な趣きをもつこれらの曲を見事に彫塑している。 ハープに日本が生んだ世界的奏者、吉野直子を迎えたのもポイント。 (始めは9/20発売予定でしたが延期となっております。ご注意ください) | ||
レオポルト・モーツァルト: トランペット、トロンボーンと管弦楽のためのセレナード ミヒャエル・ハイドン: 2つのトロンボーンと管弦楽のための協奏曲 ニ長調 ジャン・フランセ: クラリネットと11の弦楽器のための主題と変奏 ラインハルト・ジュス: ピアノと室内アンサンブルのための 協奏曲「絶望した幸福の女神」 |
ウィーン・ コンツェルト・フェライン | |
ウィーン・コンツェルト・フェラインは、音楽の都ウィーンの名門、ウィーン交響楽団のメンバーによって構成される室内管弦楽団。このCDでは、 ソリストとして同じくウィーン交響楽団の金管や木管楽器の首席奏者たちを加え、技を競い合うがごとくの会心の演奏を披露。近年急速に再評価の進むヨーゼフの弟、ミヒャエル・ハイドンの珍しい二重奏曲や、 ヴォルフガングの父、レオポルト・モーツァルトの作品、さらには時代を下ってフランセまで、粋な選曲と、室内アンサンブルならではの機敏なやり取りの中にもウィーンらしい柔らかな音色が生きているのが、大きな魅力。 | ||
阿知女(アチメ)〜松村禎三作品選集 Vol.4 「阿知女」 〜ソプラノ、打楽器と11人の奏者のための(1957)(*)/ ギリシャによせる二つの子守歌(1969)(#)/ 軽太子(かるのみこ)のうたえる二つの歌(1973)(+)/ 歌曲集「貧しき信徒」(詩:八木重吉)(1996)(**) [霧がふる/ひびくたましい/嵐がなる/間奏曲/石/ きりすとをおもいたい/天というもの/秋のひかり]/ 巡礼ーピアノのためのーI、II(1999)(##) |
藍川由美(S;*/+) 吉原すみれ、種谷睦子、 小谷康夫(以上打楽器;*) ニューフィルハーモニーo.(*) 松村禎三(P;#) 森美加(P;+) 田中誠(T;**) 塚田佳男(P;**) 中嶋香(P;++) | |
録音:2003年5月、山梨/他 カメラータが体系的に作品集を制作し続けてきた松村禎三の作品集、第4集。寡作にして禁欲的な創作を続ける松村禎三だが、その作品には理知的遊戯に堕することを厳しく斥ける、 音楽へのひたむきな想いがみなぎっている。 今回の作品集は、激烈なリズムの上に古代神への祈りの言葉が乱舞する初期の代表作「阿知女」から、八木重吉の詩による敬虔なキリスト教的心境を歌った近作「貧しき信徒」まで、 「うた」にまつわる作品を中心としたプログラム。 | ||
季節〜佐藤聰明作品集 3 佐藤聰明(1947-): 峡谷(2001)/季節(1999)/ヴァイオリン協奏曲(2002) |
河野克典(Br) アン・アキコ・ マイヤース(Vn) 本名徹次指揮 東京都so. | |
録音:2002年10月、東京。ライヴ。 佐藤聰明は沈黙そのものを音にしたような作風で知られ、海外、特にアメリカでは絶大なる人気を集めており、国内でも2002年にサントリー音楽賞を受賞するなど、 まさにこの世代における日本を代表する作曲家といえる。この作品集は、ニューヨーク・フィルからの委嘱という快挙によって生まれた「季節」、アン・アキコ・マイヤースをソリストに迎えた話題作 「ヴァイオリン協奏曲」など、佐藤聰明の充実して近年の創作を伝えるアルバム。静寂の中に美しいメロディーがかすかに浮かび上がるその楽想は、日本人の感性にひたひたと訴えかける魅力に溢れている。 | ||
池辺晋一郎(1943-):管弦楽作品集 交響曲第2番「トライアス」(*) チェロとオーケストラのための協奏曲 「木に同じく」(#) [I:根へ/II:枝で/III:芽から/IV:葉と/ V:花も/VI:梢の/VII:悲しみの種]/ フルートとオーケストラのための協奏曲 「砂の上に対座して」(+) |
向山佳絵子(Vc;#) 小泉浩(Fl;#) 下野竜也指揮(*) 日本フィルハーモニーso.(*/+) ウリエル・セガル指揮(#) 大阪センチュリーso.(#) | |
録音:2003年5月/他、東京。ライヴ。 池辺晋一郎がこれまで手がけた作品はひとりの人間の仕事とは思えぬ膨大な量だが、その創作活動を支える一貫したテーマが「個と社会」。「社会における個の在りかた」を、 純音楽から映画音楽まで多才にさまざまな語り口で表現してきた。今回の収録作品において、音と音、楽器と楽器の対話は動きとなり、流れとなりそしてうねりとなって、オーケストレーションの魔術師、 池辺晋一郎が私達を音の舞へと誘う。協奏曲のソリスト向山佳絵子と小泉浩も、作曲家の「お墨付き」の演奏を実現し、池辺作品の必聴盤と言っても過言ではない。 | ||
ルイス・シュポア(1784-1859): 複弦楽四重奏曲(弦楽八重奏曲)第1番 ニ短調Op.65(*) メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調Op.20(#) |
カメラータ・デ・ローザンヌ [ピエール・アモイヤル(Vn) マリナ・ヤコヴレヴァ(Vn) フェリックス・ フロッシュハマー(Vn) 清水祐子(Vn) 久宝由実(Va) ロバン・レメル(Va;*) 松井香奈(Va;#) マリー=ステファニー・ ヤナチェク(Vc) コンスタンティン・ エフティモフ(Vc)] | |
録音:2003年9月、スイス。 巨匠アモイヤル(アモワイヤル)率いる自由闊達なアンサンブルが登場。ピエール・アモイヤルは12歳でパリ音楽院で一等賞を受賞し、その後はロサンゼルスでハイフェッツに師事した、 現代フランスを代表するヴァイオリンの大家。カラヤン、マゼール、デュトワ、ブーレーズら世界的指揮者と共演するアモイヤルが、教鞭をとるローザンヌ音楽院の俊英たちと共に結成したのが、 このカメラータ・デ・ローザンヌ。彼らのカメラータ・トウキョウ初登場となる録音は、メンデルスゾーンが若干16歳にしてものした大作である弦楽八重奏曲と、同じ初期ロマン派のシュポアの、 録音の少ない複弦楽四重奏曲(弦楽八重奏曲)の興味深いカップリング。特にメンデルスゾーンは室内楽曲の難曲として知られ、この若いアンサンブルの実力を知らしめるに格好の内容となっている。 | ||
クレメンティ(1752-1832):フルート・ソナタ集 チェンバロとフルートのための 3つのソナタOp.2〜ソナタ第3番/ チェンバロ、フルートとチェロのための 3つのソナタOp.21 より[ソナタ第1番/ソナタ第2番]/ チェンバロ、フルートとチェロのための 3つのソナタOp.22〜ソナタ第1番/ チェンバロとフルートのためのソナタOp.31 |
西田直孝(Fl) クラウディオ・ブリツィ (クラヴィオルガン) フランチェスコ・ ペピチェッリ(Vc) | |
録音:2003年6月、イタリア。 クレメンティといえば「ソナチネ」。そのため、まるで「退屈な練習曲の作曲家」のようなイメージが定着してしまっている。しかし彼は作曲家、演奏家、 ピアノ制作者として成長期にあるピアノに対して重大な貢献をなした人物で、オーストリア皇帝ヨーゼフ2世の前でモーツァルトと競演するほどのヴィルトゥーゾでもあった。 その作品は、多感様式からロマン派初期にわたる諸様式を取り込んだ陰影豊かで魅力的。 国内外でソリスト・室内楽奏者として活躍する西田直孝とチェンバロとオルガンを組合わせた楽器「クラヴィオルガン」を操る鬼才ブリツィの共演による、クレメンティ再評価の先駆けとなる興味深いアルバムが誕生。 | ||
三木稔選集VII 琵琶協奏曲(通常オーケストラ版)(*) [第1楽章「江上流韻」/第2楽章「琵琶譚詩」/ 第3楽章「江上流韻II」]/ 平安音楽絵巻(四重奏版)(#) [闇と雲/禁断の恋/時の巡り/友と戯れる/ 面影はただ一人/琵琶間奏曲〜海辺の歓び]/ 東の弧(+) [第1章「水田幻想」/第2章「琵琶夜曲」/ 第3章「渚の踊り」/第4章「艶歌」/ 第5章「古の戦い」] |
シズカ楊静(中国琵琶) 大友直人指揮 東京都so.(*) 結アンサンブル(#/+) [三木希生子(Vn) 橋本しのぶ(Vc) 臼杵美智代 (マリンバ/打楽器)] | |
録音:2003年、香川/他。 長年にわたって現代邦楽界を牽引し、多くのアジアの楽器を用いたアンサンブルの創立に携わるなど、まさにアジア音楽隆盛の立役者として八面六臂の活躍を続けてきた三木稔。 近年、ハイフェッツにも比肩される天才的な中国琵琶(Pipa)のヴィルトゥオーゾ、シズカ楊静[ヤン・ジン]をソリストに得たことによって、中国琵琶を用いた一連の傑作が次々に生まれている。 中でも長野オリンピックの芸術プログラムとして委嘱された琵琶協奏曲は、中国においても「今後百年、この曲を越える琵琶協奏曲は出ない」と絶賛されたほどの作品。 「琵琶の妖精」ともうたわれるシズカ楊静が、超絶的なヴィルトゥオージティで聴く者に圧倒的な感銘を与える。 | ||
ハイドン: ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)集 Vol.2 [第6番 変ホ長調 Hob.V-6/第7番 イ長調 Hob.V-7/ 第10番 ヘ長調 Hob.V-10/ 第11番 変ホ長調 Hob.V-12/ 第12番 変ロ長調 Hob.V-13] |
ウィーン・フィルハーモニー 弦楽三重奏団 [ぺーター・ヴェヒター(Vn) トーマス・ ヴィンクラット(Vn) タマーシュ・ヴァルガ(Vc)] | |
録音:2002年12月、ウィーン。 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の主要メンバーによって構成された「ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団」。彼等の明晰な分析力と解釈から創り出されたハイドンは、 ディヴェルティメントという特徴を繊細に、かつ確固たる自信を保ち再現している。軽やかさと輝きがすみずみまでいき通うハイドンを心ゆくまでどうぞ。 | ||
ハイドン:ディヴェルティメント集 (弦楽三重奏曲)第14番 ニ長調 Hob.V.15/ 第15番 ハ長調 Hob.V.16/第16番 変ホ長調 Hob.V.17/ 第17番 変ロ長調 Hob.V.18/第18番 ホ長調 Hob.V.19 |
ウィーン・ フィルハーモニア弦楽三重奏団 [ぺーター・ヴェヒター(Vn) トーマス・ヴィンクラット(Vn) タマーシュ・ヴァルガ(Vc)] | |
録音:2003年2月、ウィーン。 ウィーン・フィルの主要メンバーによって結成されたウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団。彼等の繊細かつ明晰な作品へのアプローチには定評がある。ハイドンの酸いも甘いも噛み分けるユーモアと滋味が、音楽の愉悦に溢れ、説得力を持って響く。緊張感とアンサンブルの密度を過度なまでに高める現代の傾向とは対極にあり、あたたかさと親しみにほっとさせられる。 世界の市場をみてもカタログ的にまだ充実していないハイドンの弦楽三重奏曲は、第1作、第2作ともにレーベルの予想を上回る好評を得ており、いよいよ全曲録音も視野に入ってきた。第3作目にあたる今回は、「トリオ」としてさらに息のあった見事な演奏を披露している。 | ||
ハイドン: ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲) Vol.4 [第19番 ト長調 Hob.V.20/ 第20番 ニ長調 Hob.V.D3/ 第21番 ト長調 Hob.V.G1/ 第22番 ニ長調 Hob.V.21/ 第23番 変ホ長調 Hob.V.11/ 第24番 ニ長調 Hob.V.D1] |
ウィーン・フィルハーモニア 弦楽三重奏団 [ぺーター・ヴェヒター(Vn) トーマス・ヴィンクラット(Vn) タマーシュ・ヴァルガ(Vc)] | |
録音:2004年1月、ウィーン。 大変好評のJ.ハイドンのディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)シリーズの4枚目が完成。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが醸し出すその音楽はまさに室内楽本来の姿とも言える。ヴェヒターをリーダーとするウィーン・フィルの中心的メンバーがトリオを組み、名演を披露。 | ||
My Favorite Chopin ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31/ バラード第3番 変イ長調Op.47/ プレリュード 嬰ハ短調Op.45/舟歌 嬰ヘ長調Op.60/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 |
佐藤美香(P) | |
録音:2003年6月、ウィーン/他。 2000年に行われた第14回ショパン・コンクールで日本人最高位の6位入賞を果たした佐藤美香。入賞後初のセッション録音による今回のCDは、佐藤美香のお気に入り作品を収録。スケールの大きさ、明晰なタッチと佐藤の資質を存分に堪能できる貴重な1枚。 佐藤美香は故井上直幸の愛弟子だが、コンクール入賞直後話題の勢いに任せてリリースするのではなく、じっくりと演奏を練り上げる姿勢は故井上に通じるものかもしれない。カメラータが満を持して送り出す、実力派の新人アーティスト。 佐藤美香:桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学ソリスト・ディプロマ・コース入学。1992年、第16回ピティナ・ピアノ・コンペティション特級金賞、あわせて文部大臣賞、日本テレビ杯、ミキモト賞受賞。1993年、第62回日本音楽コンクール第2位、あわせて三宅賞受賞。1994年よりフランス国立パリ高等音楽院に留学。1997年に同学院を全教授一致の1等賞、あわせてブルショロリー(ブルショルリ?)賞を受賞して卒業。1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクール(モスクワ)に出場、ファイナルに残りディプロマを受賞。同年、ロン=ティボー国際コンクール(パリ)にも出場し、モファ賞(最優秀ショパン演奏賞)を受賞した。2000年、第14回ショパン国際ピアノ・コンクール(ワルシャワ)では、日本人最高位となる第6位入賞を果たし、大きな注目を集める。2001年4月、第27回日本ショパン協会賞を受賞。これまでにヨーロッパ各地、モロッコ、日本各地でのリサイタルや室内楽のコンサート活動を行なっており、ロシア国立交響楽団、ポーランド国立放送交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、群馬交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団といったオーケストラと共演。また、パリ、およびドゥニシキ(ポーランド)のショパン音楽祭に招かれた他、アヌシー(フランス)やウィーン、ガミング(オーストリア)でのコンサート、パリのサル・ガヴォーでのリサイタル、オーヴェール音楽祭(フランス)出演など、圧倒的なスケール感、卓越した楽曲構成力、鮮やかなテクニックで聴き手を魅了して、大きな成功をおさめた。これまでに竹内美和子、パスカル・ドヴァイヨン、ジャック・ルヴィエ、井上直幸、御木本澄子、竹内啓子の各氏に師事。 | ||
モーツァルト: マーチ ニ長調 K.445/ ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334/ セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」〜第4楽章(ロンド) |
ウェルナー・ヒンク(Vn) イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ | |
録音:2003年4月、イタリア。 室内オーケストアによるものとは異なる貴重な一枚。本来はこのような編成で演奏されたであろう、との考察から、第1ヴァイオリンを基本的にソロとして扱うという、これまでにない試みで録音された。第17番と呼ばれることもあるK.334はモーツァルトが管弦楽のために書いた最後のディヴェルティメントで、このジャンルの最高傑作とみなされている。また、ディヴェルティメント第17番と共に録音されたマーチK.445とセレナード第7番「ハフナー」〜ロンドとの組合わせは、18世紀当時のザルツブルクでの演奏会を想定したもの。ソリストにウィーン・フィルの第一コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクを迎え、そこへ室内楽では定評のあるイ・ソリスティ・ディ・ペルージャが加わり、ウィーンなれではの温かく柔らかな音色とイタリアの弦のカンタービレが、18世紀へのザルツブルクへと誘う。 | ||
トロンボーンによる室内楽への誘い ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ長調 Op.34〜 [スケルツォ−トリオ(第3楽章)](*) シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22〜 [アンダンティーノ(第2楽章)/ スケルツォ(第3楽章)](*) シューベルト: 弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」 Op.29 No.1 D.804〜第2楽章(#) クライスラー:弦楽四重奏曲 イ短調〜 ファンタジア(第1楽章)(+) フェリックス・オット・デッソフ: 弦楽四重奏曲 ヘ長調〜[第2楽章/第3楽章](+) シューベルト/リスト編曲:セレナード(*) クライスラー:愛の悲しみ(**)/愛の喜び(**) ヨハン・シュトラウス II:春の声 Op.410(**) ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130〜 カヴァティーナ(第5楽章)(#) |
ウィーン・トロンボーンQ [ディートマル・キューブルベック、 エリック・ハインツル、 オトマール・ガイスヴィンクラー、 ヴォルフガング・ フィスターミュラー(Tb)] 編曲: ハンス・ぺーター・ ガイスヴィンクラー(*) オトマール・ ガイスヴィンクラー(#) ポール・レオンハルト(+) ディートマル・キューブルベック(**) | |
録音:2002年12月11日、ウィーン。 一瞬たりとも飽きさせる事のない、変幻自在な演奏を披露するウィーン・トロンボーン四重奏団。彼らの第3弾アルバムは、トロンボーンに飽き足らず、バリトン、アルト・ホルン、さらにバス・トランペットを用いてその音色・音域の幅を大きく広げ、ブラス・ファンを唸らせる。 幾種もの演奏技量に自信がないと発想できることではないばかりか、見事に演奏しているさまは、まさに驚異としか言いようがない。また、超絶技巧ばかりで埋め尽くされているわけではなく、管楽器特有のフレーズ感や息遣いで演奏される旋律美が随所に聴かれ、どの演奏でもトロンボーンの豊かな色彩感とこれまでとは違った音色で名曲を楽しめる、魅力に溢れたアルバム。 | ||
B to B〜バッハからバティック J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 シューベルト:3つのピアノ作品 D.946「即興曲遺作」 ローランド・バティック: Waltz for Patrizia/Pannonian Romances/ Iv Your Own Sweet Way/ Little Piece for Chick Corea/Blues in F |
ローランド・バティック(P) | |
録音:2004年1月、ウィーン。 ピアニストとしてのローランド・バティックは、今、これまで以上に充実した音楽活動を展開しており、クラシックのピアニストとしてバティック、そしてジャズ・ピアニストとしてのバティック、さらにオリジナル作品の創作と、活動の場は次々と拡がっている。 今回は、そんな彼の音楽活動そのものを一枚のアルバムに収めた。決して肩肘をはらない自然な彼の音楽観がこのアルバムに収められ、クラシック・ファンもジャズ・ファンも旬のバティックを逃してはならない。 ・ローランド・バティック: ウィーン生まれ、ウィーン音楽アカデミーでピアノを学んだ。その後、フリードリヒ・グルダ、フリッツ・パウエルに師事している。1975年にウィーン楽友協会ホールでデビュー・リサイタルを開く。1988年以降ソロ・リサイタルや自ら結成したジャズトリオとの演奏に重点をおくようになる。レコーディングも彼の多才さを反映しており、バッハやモーツァルトからアルバン・ベルクや自作に至る幅広いものとなっている。 | ||
「風神・雷神」〜新実徳英:協奏曲集 新実徳英: 和太鼓とオルガンとオーケストラのための 「風神・雷神」(1997)(*)/ ヴァイオリン協奏曲「カントゥス・ヴィターリス」(2003)(#)/ ソプラノとオーケストラのための「アニマソニート」(2002)(+) |
林英哲(和太鼓;*) 鈴木隆太(Org;*) 竹澤恭子(Vn;#) 浜田理恵(S;+) 矢崎彦太郎指揮(*/+) 東京都so.(*/+) マティアス・バーメルト指揮(#) NHKso.(#) | |
録音:2003年7月、東京/他。(#)はN響委嘱作品で、(#)と(+)は世界初演。 音楽も人間も大自然の一部と考え、新実徳英氏自身、自然の中に身をおいて作曲することが多くなったと聞く。アルバム・タイトルにもなっている「風神・雷神」は、和太鼓とオルガンとオーケストラの作品。どの楽器が風神であるか聴く者の想像力をかき立てる。また、オーケストラとヴァイオリン・ソロとの見事な調和を感じ取ることの出来る「カントゥス・ヴィターリス」、風の息吹、あるいは大地の声とも思われる歌声の「アニマソニート」。どの作品にも新実氏のたゆまなき自然への敬愛、そしてなによりも音への探求心が隅々にまで行き渡っている。 | ||
J.S.バッハ:ソナタ集 Vol.2 ソナタ ロ短調 BWV.1014 (原曲:6つのヴァイオリン・ソナタ〜ロ短調 BWV.1014)/ ソナタ 変ホ長調 BWV.1016 (原曲:6つのヴァイオリン・ソナタ〜ホ長調 BWV.1016)/ ソナタ ト長調 BWV.1019 (原曲:6つのヴァイオリン・ソナタ〜ト長調 BWV.1019)/ ソナタ ト短調 BWV.1029 (原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番 ト短調 BWV.1029)/ トリオ ト長調 BWV.655 (原曲:3声コラール 「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」BWV.655)/ トリオ ト短調 BWV.660 (原曲:3声コラール 「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.660)/ デュオ ト短調 BWV.768 (原曲:2声コラール・パルティータ 「恵み深きイエスを迎えよ」 BWV.768) |
トーマス・インデアミューレ(Ob) クラウディオ・ブリツィ(Cemb/Org) | |
録音:2001年6月、イタリア/他。 通常ヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロで演奏されるソナタをオーボエとオルガンあるいはチェンバロで再現。バッハは数多くの作品を、その元の楽器編成から別の楽器編成に自ら編曲している。 このオーボエとの試みもそのような史実に基づき、新たな装いで録音されたもの。第1弾(28CM-591)は朝日新聞「試聴室」にも選ばれ、好評を博した。 | ||
彩霞 猿谷紀郎:彩霞(サイカ)〜二十絃筝のための(1996) 佐藤聡明:悲の曲 二十絃筝曲(1996) 細川俊夫:「夜」(1982) 一柳慧:龍脈(1997) 新実俊英:天の真名井(2001) |
吉村七重(二十絃筝) 三橋貴風(尺八) | |
録音:2003年12月、東京/他。 新しい表現の可能性を求め、従来の古典箏曲のみならず、二十絃筝による数多くの現代作品をこれまでに演奏してきた吉村七重の委嘱作品集。二十絃筝が醸し出す雅な響きと作品そのものの新しさ、 日本人が大切にする「間」の呼吸。これらが見事に重なり合い、いつの間にか静寂の世界が私たちを取り囲む。 | ||
ブラームス: ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34(*)/ 2つのラプソディOp.79[ロ短調/ト短調] |
岡田博美(P) ウィーン・フィルハーモニア 弦楽五重奏団メンバー(*) [ぺーター・ヴェヒター(Vn) ハラルド・クルムペック(Vn) エルマー・ランデラー(Va) ローベルト・ノージュ(Vc)] | |
録音:1998年9月、群馬/他。 ブラームス作品の中でも傑作に数えられるピアノ五重奏曲。ブラームスはこの作品を当初、弦楽五重奏として、その後2台のピアノのための作品として作曲していたが、その内容の緻密さ、 またスケールの大きさから最終的にピアノ五重奏曲として落ち着いたと言われている。ピアノと弦楽四重奏パートが見事に呼応し、この作品の大きさ、深さをはっきりと聴く事のできる決定的な1枚。 ピアノ・ソロによる「2つのラプソディ」も収録された、豪華盤。 | ||
フンメル: ピアノ五重奏曲 変ホ短調Op.87/ ピアノ五重奏曲 ニ短調 (原曲:七重奏曲 ニ短調Op.74)(*) |
ウィーン・ピアノ五重奏曲 [ぺーター・ヴェヒター(Vn) ヘルムート・ヴァイス(Va) ユルゲン・フォグ(Vc) マンフレッド・ヘッキング(Cb) 浦田陽子(P)] | |
録音:2004年5月、ウィーン。(*)は当版での世界初録音。 フンメルは19世紀前半における当代随一のピアニスト、ピアノ教師、作曲家。指揮者の父から幼少より音楽教育を受け、ヴァイオリンやピアノに楽才を示して神童を讃えられ、モーツァルトやベートーヴェンとともに活躍した。ショパンは、「モーツァルト、ベートーヴェンそしてフンメル」と言って絶賛したと伝えられている。 今回のアルバムは、フンメルのピアノ五重奏曲のみを収録した珍しく、また貴重な一枚。特に2曲目は、七重奏曲が原曲だが、フンメル自らが五重奏曲用に編曲したものを世界初録音。楽譜はムジークフェラインのアルヒーフのスコアを、ピアノはベーゼンドルファーのインペリアルをそれぞれ使用している。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 [第1番 ト長調Op.78「雨の歌」/ 第2番 イ長調Op.100/第3番 ニ短調Op.108] |
ウェルナー・ヒンク(Vn) ジャスミンカ・スタンチュール(P) | |
録音:2002年6月/他、ウィーン。 ウィーン・フィルの第一コンサート・マスターとして活躍するウェルナー・ヒンクがこれまでに幾度も共演を重ねてきたピアニスト、ジャスミンカ・スタンチュールと共にじっくりと制作に取り組んだブラームス。ヒンクの熟練した演奏を、スタンチュールの活き活きとしたピアノが盛りたてる。 | ||
J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050/ フルート、ヴァイオリン、 チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044/ イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) パオロ・フランチェスキー(Vn) クラウディオ・ ブリツィ(クラヴィオルガン) ゲイリー・グラーデン指揮 イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ | |
録音:2003年9月、イタリア。 J.S.バッハによる「協奏曲」作品を収めた1枚。18世紀初頭にヴィヴァルディによって確立されたその様式をJ.S.バッハはさらに完成度の高いものへと導いた。今回収録された編成の異なる3つの「協奏曲」から、後の古典派、さらにロマン派で開花する「協奏曲」というジャンルの萌芽を聴くことができる。フルートにウィーン・フィル首席のシュルツ、近年注目されている復元楽器クラヴィオルガンをイタリアの奇才プリツィが演奏し、色彩鮮やかに再現している。また、クラヴィオルガン・ソロの「イタリア協奏曲」は、この楽器の魅力を最大限に引き出した2度目の録音。 | ||
西村朗: サクソフォン協奏曲「魂の内なる存在」(1999)(*) 「樹海」〜 二十絃筝とオーケストラのための協奏曲(2002)(#) ピアノ協奏曲「シャーマン」(2004)(+) |
須川展也(A-Sax;*) 吉村七重(二十絃筝;#) 小菅優(P;+) 飯森範親指揮 ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2004年2月、他、ロイトリンゲン。 2002年から2004年にかけてロイトリンゲンのオーケストラ、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会でそれぞれ演奏された作品をセッションにて録音。豪華アーティストたちによる入魂の一枚。 | ||
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 Op.(*) |
上海SQ [ウェイガン・リ、 イーウェン・ジャン(Vn) ホンガン・リ(Va) ニコラス・ツァヴァラス(Vc)] バルトークSQ(*) [ペーテル・コムローシュ、 ゲーザ・ハルギタイ(Vn) ゲーザ・ネーメト(Va) ラースロー・メズー(Vc)] | |
録音:2004年3月、茨城 他。 息を呑むほどに美しい音楽を奏でる弦楽四重奏団、上海クァルテット。抜群のバランス感覚を持ち、熟練のすえ到達する精緻な音楽的アプローチと躍動感溢れる情熱的な演奏で常に聴衆を魅了する。1983年、上海で結成され、現在アメリカを拠点にする彼らが初めて、新大陸で生まれた傑作「アメリカ」を録音。また結成20周年特別企画として大先輩のバルトーク弦楽四重奏団との共演によるメンデルスゾーンのオクテットをカップリング。ホットなCDがついに完成。 | ||
クラリネットのためのクラシック・ソナタ Ch.ボクサ: クラリネットとピアノのためのグランド・ソナタ J.B.ヴァンハル: クラリネットとピアノのためのソナタ第3番 変ロ長調 J.B.E.デュピュイ: クラリネットとピアノのための序奏とポロネーズ A.エベール:ソナタ 変ロ長調 Op.10 No.2 |
カール・ライスター(Cl) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:2004年2月、オーストリア、他。 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリネット奏者として長年活躍したカール・ライスターが、エベールやヴァンハルといった18世紀から19世紀にかけての作曲家のクラリネット・ソナタを入念な準備を経て新録音。 カール・ライスター:1959年、ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリネット奏者に就任。その後、カラヤンと共に国内外で30年、共に演奏。同時に、ソリストや室内楽奏者としての活動も始める。室内楽で共演した演奏家には、アマデウス弦楽四重奏団、フェルメール弦楽四重奏団、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ヴィルヘルム・ケンプ、ピエール・フルニエの他、ジェームズ・レヴァイン、リッカルド・ムーティ、パウル・グルダ、フェレンツ・ボーグナーなどがいる。されに、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベーム、小澤征爾、ラファエル・クーベリック他の指揮のもとでソリストとして演奏している。まら彼はベルリン・フィルハーモニー木管アンサンブル、ベルリン・ソロイスツ、アンサンブル・ウィーン=ベルリンの創立者の一人でもある。 ライスターは、ベルリン・フィルハーモニー・ヘルベルト・フォン・カラヤン・アカデミーの創設以来、将来の音楽家たちの教育に当たり、彼から教えを受けた生徒たちの多くが、現在、ドイツ国内や国際的オーケストラで重要な地位を得て活躍している。また、ライスターは、国内外のコンクールで数多くの賞を受けており、さらにドイツ・グラモフォン、EMI、フィリップス、テルデック/ワーナー、オルフェオ、MD+G、ソニー、カメラータ・トウキョウなどのレーベルにクラリネットのレパートリーのほぼ全てにわたる録音を残している。 | ||
室内のためのピアノ小品集 早坂文雄: 室内のためのピアノ小品集/戀歌/ノクターン/ 写真/オルゴール |
高橋アキ(P) | |
録音:2003年4月、三重。 映画音楽「七人の侍」、「羅生門」などスケールの大きな作品で知られる早坂文雄のピアノ作品集。アルバムタイトルになっている「室内のためのピアノ小品集」のほかに未出版の4作品を収め、早坂文雄の音楽を高橋アキの研ぎ澄まされたピアノで楽める。 「日常生活における深い静かなそして短くとも芸術味に富んだピアノ曲がほしいと思ふ。さういうもののためにこのピアノ曲を役立てたいと思ふ」。この早坂の言葉からもわかるように、大作の余暇をみて書き留められた作曲者の素顔とも言える作品集だ。 2000年、サントリーホールの機関紙が主催した「21世紀に伝えたい20世紀の音楽」というアンケートに応えて、高橋アキが「室内のためのピアノ小品集」を推薦している。「同じ日本人として心がぴたりと重なり合うような不思議な感動を覚えた。心から心に直接広がる強い感動の力を大切にし、伝えていきたいと願っている。」という高橋アキの言葉が、演奏の動議と充実を物語っている。 | ||
伝えたい日本のうた〜花いちもんめ 通りゃんせ(わらべうた/本居長世)/ 向う横丁(わらべうた/本居長世)/ 七つの子(野口雨情/本居長世)/ 十五夜お月さん(野口雨情/本居長世)/ 青い眼の人形(野口雨情/本居長世)/ 赤い靴(野口雨情/本居長世)/汽車ぽっぽ(本居長世)/ 浜辺の歌(林古渓/成田為三)/時計台の鐘(高階哲夫)/ 花嫁人形(蕗谷虹児/杉山長谷夫)/ 浜千鳥(鹿島鳴秋/弘田龍太郎)/ 春よ来い(相馬御風/弘田龍太郎)/ さくらさくら(近世箏曲/山田耕作)/ 揺藍のうた(北原白秋/草川信)/ 夕焼小焼(中村雨紅/草川信)/ かくれんぼ(林柳波/下総浣一)/ たなばたさま(権藤はなよ/林柳波補作/下総浣一)/ かァごめかごめ(大橋恂/河村光陽)/ 里まで来い(大橋恂/河村光陽)/ うれしいひなまつり(サトウハチロー/河村光陽)/ 赤い帽子白い帽子(武内俊子/河村光陽)/ とんぼのめがね(額賀誠志/平井康三郎)/ サッちゃん(阪田寛夫/大中恩)/ おなかのへるうた(阪田寛夫/大中恩)/ しぐれに寄する抒情(佐藤晴夫/大中恩)/ 小さな家(秋谷豊/畑中良輔)/ たんぽぽ(三好達治/中田喜直)/ かわいいかくれんぼ(サトウハチロー/中田喜直)/ あなたとわたし(堀内幸枝/中田喜直)/ かあさんの歌(窪田聡) |
藍川由美(S) マルガリータ・ ヴァイチュレーナス=ピス(P) | |
録音:2003年9月、ウィーン。 古来、わらべうたには民衆の本音を巧みに織り込む伝統があった。その精神は明治以降も日本の歌の伏流をなしている。そうした歌の中から藍川由美が選んだ「後世に残したこの1枚」がこのアルバム。 | ||
美しく青きドナウ〜ピアノによるウィンナ・ワルツ ヨハン・シュトラウス II/ アルフレッド・グリュンフェルト編曲: 喜歌劇「こうもり」〜ウィーンの夜会/春の声 Op.410/ 皇帝円舞曲 Op.437 ヨハン・シュトラウス II/エドゥワルド・シュッツ編曲: ピアノのためのパラフレーズ [No.1;キス・ワルツ Op.400/ No.6;オーストリアの村つばめ Op.164 (ヨゼフ・シュトラウス)/ No.7;芸術家の生涯 Op.316/No.9;朝刊 Op.279/ No.11;ウィーン気質 Op.354]/ コンチェルト・パラフレーズ [美しく青きドナウ Op.314/南国のバラ Op.388/ 恋人のワルツ Op.418] |
ドリス・アダム(P) | |
録音:2003年12月、他、ウィーン。 数々の有名なワルツを作曲したヨハン・シュトラウス2世。今回はオーケストラで聴きなれた作品をピアノにより演奏。軽やかな作品とは裏腹に非常に高度な技術を要するピアノ版をドリス・アダムが好演奏。 ドリス・アダム:ウィーン生まれ。6歳で最初のピアノ教育をレナーテ・クラマー=プライゼンハマーから受けた。ウィーン音楽大学を1992年抜群の成績で演奏家資格を得て卒業。1993年、ベーゼンドルファー・コンクール優勝。1994年、バーデン市芸術功労者特別賞。世界各地の主要都市で演奏し、又数多くのオーケストラとも共演。ヴァイオリニストの姉、カリーン・アダムとのデュオ演奏も多い。1999年よりウィーン音楽院で教鞭を執る。 | ||
C.P.E.バッハ:ピアノ作品集 主題と変奏 ハ長調 H.259(*)/ロンド 変ロ長調 H.267/ ファンタジア イ長調 H.278/ソナタ イ長調 H.186/ ロンド ホ短調 H.272/ 鍵盤楽器のための2つの作品 H.299 [第2番 ハ長調/第3番 イ短調]/ ファンタジア 変ロ長調 H.289/ ソナタ 変ロ長調 H.282/ロンド 変ホ長調 H.288 |
アントニー・シピリ(P) | |
録音:2004年6月、ウィーン。(*)は世界初録音曲。 J.S.バッハの2番目の息子として生まれたC.P.E.バッハは、父から作曲と鍵盤楽器奏法を学び、その才能を開花させた。C.P.E.バッハの作品は、バロック音楽からウィーン古典派の音楽へと移り変わる正にその過渡期に存在する。 ソロ・ピアニスト、伴奏者、チェンバリスト、ハンマーフリューゲリスト、と多方面で活躍するアントニー・シピリ(スピリ)。テクニックはもちろんのこと、音楽に対する解釈、演奏法、明晰な分析力など、彼の演奏には多くの世界的音楽家達が信頼を寄せている。特に、今回収録されたC.P.E.バッハの演奏は、聴き手に強く語りかけるような、心に残る名演。 | ||
管楽のための作品集 ヤナーチェク:青春(*) ハース:管楽のための五重奏曲Op.10 リゲティ:管楽五重奏のための6つのバガテル/ 管楽五重奏のための10の小品集 クルターク:管楽のための五重奏曲Op.2 |
アンサンブル・ウィーン=ベルリン [ヴォルフガング・シュルツ(Fl) ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob) ノーベルト・トイブル(Cl) シュテファン・ドール(Hn) ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg) ペトラ・ストランプ(バスCl;*)] | |
録音:2004年9月/他、ウィーン。 アンサンブル・ウィーン=ベルリンは、ウィーンとベルリンの超一流オーケストラの首席管楽器奏者を5人選べば、最高クラスの五重奏ができる、と結成された世界最高の木管アンサンブル。1983年5月6日、ウィーン・ムジークフェライン・ザールの演奏会を皮切りに、同年5月17日のリンツ・ブルックナーハウスの公演に至る一連の演奏会で公式の活動を始め、世界中の注目を集めることになった。当時メンバーであったカール・ライスター(クラリネット)に代わり、今回の録音よりノーベルト・トイブル(ウィーン・フィル首席)が参加している。ウィーンとベルリンを活躍の場とする3つのオーケストラから集まった5人のソリストが、それぞれスケジュールを調節しながら一緒に練習することだけでも奇跡的だが、彼らの完璧な技術、上品さと野性味を併せ持つ音楽、そしてまるで永年一緒に仕事をしているかのような雰囲気、このような音楽を創りだす「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」は、まさに完璧なアンサンブルと言っても過言ではない。 2000年に発売された「ジャン・フランセ作品集」(28CM-580)では洒脱なユーモアたっぷりの演奏を聴かせてくれたが、今回収録されたのは、ヤナーチェク、ハース、リゲティ、クルタークといった近現代作品。文句なしのテクニックとアンサンブルの素晴らしさを体験できる。また、ヤナーチェクの作品では、ゲストにペトラ・ストゥンプ(バスクラリネット)を迎え、巨匠たちのアンサンブルに新しい風を送り込んでいる。 ヴォルフガング・シュルツ(Fl:ウィーン・フィル奏者)、ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob:元ベルリン・フィルソロ奏者)、ノーベルト・トイブル(Cl:ウィーン・フィル奏者)、シュテファン・ドール(ベルリン・フィル奏者)、ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg:元ウィーン響)、ペトラ・ストゥンプ(バスCl):1975年生まれ。スイス出身。ヨハン・ヒンドラー、エルネスト・モリナーリらの下にてクラリネット及びバス・クラリネットを学ぶ。現代作品の演奏には定評がある。 | ||
君を愛す 〜イタリア・オペラ作曲家によるピアノ作品集 ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜時の踊り/君を愛す レオンカヴァッロ:道化師の行進/踊る操り人形 プッチーニ:アルバムの1頁 マスカーニ:人形のガヴォット/叙情的幻視/トミーナ チレア:シラーナの祭り/郷愁のこだま ヴォルフ=フェラーリ: 即興曲Op.13-2/即興曲Op.13-3/ メロディーOp.14-1/カプリッチョOp.14-2 レスピーギ:ソナタ ヘ短調〜第1楽章「アレグロ」 ピック=マンジャガルリ: ルナリアOp.6/オラフの踊りOp.33-2 |
ブルーノ・カニーノ(P) | |
録音:2004年9月、神奈川。 レオンカヴァッロ、プッチーニ、マスカーニといった、イタリアを代表するオペラ作曲家8人のピアノ作品を17曲集めた。オペラの陰に隠れがちなこれらのピアノ曲は、決して有名ではないものの、オペラに精通した作曲家ならではの魅力的な作品ばかり。 世界的に活躍するイタリア出身のピアニスト、ブルーノ・カニーノは、前作のCDでロッシーニとドニゼッティのピアノ作品を取り上げているが、その続編ともいえる今回のアルバムでも、軽やかで情緒豊かな演奏を繰り広げ、まるで上質のイタリア・ワインを味わっているかのような贅沢さを与えてくれる。 ブルーノ・カニーノ:1935年、イタリアのナポリに生まれる。ミラノのヴェルディ音楽院でピアノと作曲を学ぶ。ニューヨーク・フィル、フランス国立管弦楽団、BPOなどの管弦楽団と、アバド、ムーティ、サヴァリッシュ、シャイー、アッカルドといった著名な指揮者を協演している。またCD録音も多数リリースされている。 | ||
ミヒャエル・ハイドン:協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 P.53(*)/ フルート協奏曲 ニ長調 P.56(#)/ オルガン(またはチェンバロ)と ヴィオラのための協奏曲 ハ長調 P.55(+) |
ルカ・アルチェーゼ(Vn;*) マリオ・アンチロッティ(Fl;#) ルカ・ラニエリ(Va;+) クラウディオ・プリツィ (クラヴィオルガン;+) トーマス・インデアミューレ指揮 イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ | |
録音:2002年4月、イタリア。 長年、司教に仕えたミヒャエル・ハイドンの創作活動の中核をなすのはおびただしい数の宗教音楽だが、器楽曲についてもかなりの数を残している。40曲を越える交響曲、協奏曲、管弦楽曲、室内楽、チェンバロ作品など、その創作範囲は多岐に渡る。内、現存する協奏曲は12を越え、3曲のヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、トランペット協奏曲、2曲のフルート協奏曲、2曲のホルン協奏曲、2本のホルンのための協奏曲、オルガン(またはチェンバロ)とヴィオラのための協奏曲、チェンバロ協奏曲(断片)がある。 ミヒャエル・ハイドンの名は時に兄ヨゼフ・ハイドンによって影に隠れてしまいがちだが、彼が試みた作曲技法、オーケストレーションなどは目を引くものがある。モーツァルトの影響を受けたミヒャエル・ハイドンの知られざる名曲をこのディスクで味わって頂きたい。 ・「ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 P.53」 ローター・ヘルベルト・ベルガーによる目録(1907)でP.53という番号が付されたミヒャエル・ハイドンが残した3つのヴァイオリン協奏曲のひとつで、グロースヴァルダインの楽長をつとめていた時期の作品。作曲の経緯は知られていないが、ダブル・ストップをはじめとするかなり高度な技巧がちりばめられていることから、腕の立つヴァイオリニストのためにかかれたことは間違いない。構成は独奏ヴァイオリンと弦楽合奏。 ・「フルート協奏曲 ニ長調 P.56」 P.56のフルート協奏曲は1771年頃のザルツブルク時代の作と推定される。モーツァルトのフルート協奏曲のような緻密な構成は見られないが、フルートという楽器の特性を活かした楽想にはミヒャエル・ハイドンならではの魅力が認められる。編成は独奏フルート、2本のホルン、弦楽合奏によるオーケストラで、両端楽章でホルンの響きがフルートと鮮やかな対比を形成する。フルート奏者の愛奏曲のひとつとして今日でも比較的演奏機会は多い。 ・「オルガン(またはチェンバロ)とヴィオラのための協奏曲 ハ長調 P.55」 ここで用いられているオルガンはポジティフ・オルガンと呼ばれる小規模のものである。18世紀後半のオーストリアでは、一段鍵盤でレジスターが8つ程度のオルガンが好まれ、「オルガンとヴィオラのための協奏曲」といえば、かなり珍しい編成のように思われるが、兄ヨゼフにも「クラヴィーアとヴァイオリンのための協奏曲 Hob.XVIII;6」があり、例外的な存在ではなかったようだ。2つの楽器が均衡の取れた掛け合いをみせる書法についても両作品は類似している。当時としてはきわめて大きな規模を誇り、ヴィルトゥオーゾ的な技巧をちりばめた作品は兄の作品を凌駕するといっても過言ではないだろう。作曲年代についてはグロースヴァルダイン時代を考えられているが、特定はなされていない。編成は独奏オルガン(またはチェンバロ)、独奏ヴィオラ、弦楽合奏。 | ||
池辺晋一郎:ヴァイオリンの花束 ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 [うれしいときのうた/かなしいときのうた/ かゆいときのうた/北国の踊り]/ 2つのヴァイオリンのための2つの小品 [わらべうた/やまびこあそび]/ 3つのカノン(2〜6つのヴァイオリンのために) [待っててね/朝陽のなかで/夕陽のなかで]/ ファンタジー(ヴァイオリンとピアノのために)/ 序奏とヴィーヴォ(ヴァイオリンとピアノのために)/ コンチェルティーノ[第1番/第2番/第3番] |
篠崎功子(Vn) 斎木ユリ(P) | |
録音:2004年9月、埼玉。 ヴァイオリンを学ぶ作者の娘のために、1980年から1986年にかけて作曲された曲集。 「これまでに、ヴァイオリンのための作品は数多く作曲してきたが、子どものための、あるいはエチュードといった作品は、この曲集まで手を染めたことがなかった」と、作曲者自らが語っている。 愛情溢れる小品集が一枚にまとめられた、ヴァイオリンを愛する人たちへの池辺晋一郎からの贈り物。 ヴァイオリンの篠崎功子とピアノの斎木ユリは池辺晋一郎が望んだ組み合わせでの録音。このCDに続き、楽譜が全音楽譜出版社より発売される予定。 | ||
水野修孝: 交響曲第4番(2003)(世界初演)/交響曲第3番(1997) |
山下一史指揮 東京so. | |
録音:2004年10月/他、東京、ライヴ。 西洋音楽の語法、技法のすべてを身につけた水野修孝が、あらたな音楽表現を求め、ジャズ、ロック、伝統音楽の世界にとびこんだのが20世紀も半ばを過ぎた頃。その類稀なる才能はさらに開花し、ジャズの世界では完璧なジャズ・メン、和太鼓の世界では和太鼓作曲家と、その活動範囲は多岐に及ぶ。その水野修孝が、自らの音楽の原点に帰り、交響曲という形式を通して水野修孝のなかにある様々な喜びをわたしたちに伝える。 | ||
イタリア・オペラ作曲家による協奏曲作品集 ドニゼッティ:協奏曲 ニ短調(*) ロッシーニ(ルカ・モレッティ編): 6つの四重奏ソナタ より[第1番 ト長調/第2番 イ長調] プッチーニ:菊 ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調 |
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ [クラウディア・ジオットーリ(Fl;*) モニカ・ファジオリ(Fl;*) マルコ・ヴェントゥリ(Hr;*) クラウディア・クォンダム(Hr;*)] | |
録音:2004年2月/他、イタリア。 このアルバムでは、イタリア・オペラ作曲家として18世紀から19世紀にかけて活躍したドニゼッティ、プッチーニ、ヴェルディたちの、器楽作品を収録。やはり、みなオペラ作曲家と言われるだけあり、どの器楽作品もときに、オペラの一場面を思わせたり、あるいは、四重奏曲であっても非常に重厚感のある作品であったり、と聴く者に様々な楽しみを与えてくれる。 | ||
ヴィオッティ(F.クァランタ編):協奏交響曲 ヘ長調(*) ロッラ(P.チアッチ監修):ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 ボッケリーニ: 小弦楽五重奏曲第6番 ハ長調Op.30「マドリードの夜警隊の行進」 [教会のアヴェ・マリア/乞食たちのメヌエット/ロザリオ/ 街頭歌手たちのパッサカリア/マドリードの帰営ラッパ] |
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ [ルチアーノ・フランカ(Ob;*) シモーネ・フロンビーニ(Ob;*) マルコ・ヴェントゥリ(Hr;*) クラウディア・クォンダム(Hr;*)] | |
録音:2004年2月/他、イタリア。 このCDには18世紀から19世紀にかけて活躍した弦楽器の名手兼作曲家たちによる作品を収録。ヴィオッティはヴァイオリンの近代奏法の祖と言われており、ロッラは、ヴァイオリニスト、そして作曲家でもあった。ボッケリーニは、チェロの名奏者として有名。このように三者ともそれぞれの得意楽器を充分に活かした作品を数多く残しており、今回収録されている3曲もこのような背景を知ってから聴くとその面白さ、あるいは特徴がはっきりと理解できる楽しい一枚となっている。 また、2005年はボッケリーニ没後200年に当り、本アルバムに収録された代表作を楽しむ格好の機会といえる。 | ||
メトネル:ピアノ・ソナタ&童話集 4つのおとぎ話Op.26〜おとぎ話 ヘ短調Op.26-3/ 2つのおとぎ話Op.20 [第1番 変ロ短調/第2番「鐘」 ロ短調]/ ソナタ三部作Op.11[変イ長調/ニ短調「悲歌」/ハ長調]/ 3つのおとぎ話Op.42〜ロシアのおとぎ話 ヘ短調Op.42-1/ おとぎ話ソナタ ハ短調Op.25-1/ 3つの小品Op.31〜おとぎ話 嬰ト短調Op.31-3/ 若い人のためのロマンティックなスケッチOp.54 〜第3巻第2番「辻音楽師」 ニ短調/ 4つのおとぎ話Op.34 〜魔法のヴァイオリン ロ短調Op.34-1/ 4つのおとぎ話Op.35〜おとぎ話 嬰ハ短調Op.35-4/ 4つのおとぎ話Op.34〜おとぎ話 ホ短調Op.34-2 |
ボリス・ベクテレフ(P) | |
録音:2004年10月、埼玉。 ピアニストとして期待されつつも、作曲家の道を歩んだメトネル。その経歴からも分かるように、彼は数多くのピアノ作品を残している。その中でも、生涯にわたって創作した「おとぎ話」は、ロシア文学のみならず、ドイツ文学にも造詣の深かったメトネルの魅力が随所に現れている。まさに歌詞のない歌曲とも言えるメトネルの音楽を、同郷のピアニスト、ベクテレフが情感たっぷりに披露。 | ||
ブラームス: ホルン三重奏曲 変ホ長調Op.40(*)/ クラリネット三重奏曲 イ短調Op.114(#) |
ラルス・ミヒャエル・ ストランスキー(Hr;*) ぺーター・シュミードル(Cl;#) ぺーター・ヴェヒター(Vn;*) タマーシュ・ヴァルガ(Vc;#) 岡田博美(P) | |
録音:2004年12月/他、ウィーン。 ブラームスは数多くの室内楽を残しているが、ホルンのための作品はこの作品40のみ。ブラームス自らもホルンを吹き、終生この楽器を愛してやまなかったと言われ、例えば、4つの交響曲やドイツ・レクイエム、ピアノ協奏曲といった作品でも、ホルンの特徴を活かした重要な役割をこの楽器に与えている。 今回のレコーディングで使用されているのは、高度な演奏技術が必要とされる「ウィンナ・ホルン」。今では、ウィーン・フィル・メンバー以外のオーケストラでは演奏されなくなっているが、この「ウィンナ・ホルン」が奏でる暖かく柔らかい音色は、まさにアンサンブルに適していると言える。なかなか音程の定まらないこの楽器をウィーン・フィルの第一ホルン奏者ストランスキーが完璧なテクニックで見事に演奏。 またカップリング曲として、クラリネット三重奏曲を収録。ウィーン・フィルの首席シュミードルが、この作品に漂う甘美だがどことなく寂しげな雰囲気を味わい深く聴かせてくれる。 | ||
CMCD-28076 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 | 平野実貴(P) |
録音:2004年1月、岩手。 | ||
CMCD-28077 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 | 平野実貴(P) |
録音:2004年7月、岩手/他。 | ||
CMCD-28078 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 | 平野実貴(P) |
録音:2005年7月 盛岡 他 | ||
CMCD-28079 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4 | 平野実貴(P) |
録音:2005年7月/他、岩手。 | ||
CMCD-28080 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 | 平野実貴(P) |
録音:2005年7月、岩手。 | ||
ドイツ・リーダー ルイス・シュポア:6つのドイツ歌曲Op.103 ベートーヴェン(イヴァン・ミューラー編): アテライーデOp.46 ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ:故郷の歌Op.117 メンデルスゾーン:ロマンスOp.8〜第10番/ シューベルト(ロベール・フォンテーン編): 歌劇「謀叛人たち(家庭の戦争) D.787」 〜ヘレーネのロマンス シューベルト(カール・ベールマン編): 「シューベルトによる名歌曲」〜6つの歌曲 コンラディン・クロイツァー:水車 メンデルスゾーン(シア・キング&アラン・フランク編): 「無言歌集」より[第2番/第3番/第5番/第8番] ウェーバー:二重唱曲 「愛しい人よ、もしあなたが私の大切な人ならば」(*) |
カール・ライスター(Cl) レティツィア・シェレール(S) フェレンツ・ボーグナー(P) 栗林朋子(A;*) 杉田美樹(A;*) ラルス・ミヒャエル・ ストランスキー(Hn;*) 守山光三郎(Hn;*) 井戸田善之(Cb;*) パノハSQ(*) | |
録音:2004年4月、ウィーン/他。 カラヤン率いるベルリン・フィルでソロ・クラリネット奏者に就任後、30年間カラヤンと共に国内外で演奏してきたカール・ライスター。オーケストラのみならず、ソリスト、室内楽奏者、また、国内外の音楽祭やマスター・クラスの講師としても幅広く活動して来た。現在は、ベルリン・フィルから退き、可能な限りの時間と労力を惜しみなく注ぎ込むかのように、レコーディング、コンサート活動に精力的に取り組んでいる。 今回、収録された曲目は、ベートーヴェン、シューベルトらが作曲した「ドイツ・リート」、あるいはメンデルスゾーンの「無言歌集」など、「歌」にゆかりのある作品をクラリネット、歌、ピアノという編成で演奏。クラリネットの温かみのある音色で「ドイツ・リート」の世界を詩情豊かに披露。 | ||
フォーレ:ファンタジー ト長調Op.79 (フルートとハープのための/原曲:ピアノ) ケクラン: フルートとハープのための14の作品集(原曲:ピアノ) ダマーズ:フルートとハープのためのソナタ ベトリッチ: モーレイ・ファンタジー(フルートとハープのための) モーツァルト: フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(*) |
ディーター・フルーリー(Fl) モイチャ・ズロブコ・ファイゲル(Hp) 本名徹次指揮 スロヴェニアpo. | |
録音:2004年6月他、ウィーン/2003年12月、スロヴェニア、ライヴ(*)。 シュミードルの後任として、ウィーン・フィルの代表となり、今後の活動にますます注目を集めるフルートの名手、ディーター・フルーリーが、フランス近現代作曲家を中心に近年稀に見る意欲的な録音を行った。収録されたのは、どれもフルートとハープによる作品ばかりで、最近頻繁に共演を重ねているスロヴェニア出身のピアニスト、モイチャ・ズロブコ・ファイゲルとのセッション録音。フランスの作品から、フォーレ、ケクラン、ダマーズを選び、フルートとハープの楽器編成の魅力を最大限に発揮。心ゆくまで堪能できる内容となっている。フォーレの作品はフランスのフルートの代表的作品で、明るさと憂いを併せ持つフォーレらしさが際立つ作品。作曲家としてのみならず。天文学者、数学者さらには画家としても活躍していたケクランの作品は、各曲の随所にフランス風牧歌、あるいはどことなく日本の民謡を連想させるような親しみやすい作品ばかり。ダマーズの作品はランパルとラスキーヌのために作曲された魅惑的かつエレガントな作品。スロヴェニア出身のペトリッチは、「直感的に感じ取ったものを自然に作曲する」事をもっとも大切にし、今回収録されている「モーレイ・ファンタジー」も、スコッチの産地で有名なモーレイを訪れた時に、その風景の美しさにインスピレーションを受けて作曲したもの。5度と3度の音程が随所に散りばめられ、即興風演奏が求められる。モーツァルトにとって唯一のフルートとハープのための作品といえるこの「フルートとハープのための協奏曲」は、1778年にパリのドゥ・ギーヌ公爵親子とアンドリアン・ルイ・ドゥ・ポニエール公爵のために作曲され、モーツァルトとしては最もフランス風の作品。ポニエール公爵がフルートの名手であり、その娘が結婚する際に依頼されたものといわれている。モーツァルト特有の天真爛漫で自由に流れる旋律、様々な音色が作品全体に満ち溢れている。 ディーター・フルーリー:ウィーン・フィルの第1フルート奏者。チューリッヒに生まれ、地元トーンハレ管弦楽団のハンス・マイヤーに、フルートの最初の手ほどきを受けた。その後アンドレ・ジョネのもとで腕を磨くとともに、チューリッヒのスイス連邦工業大学で数学を学ぶ。また、オーレル・ニコレのもとを幾度か訪れ、貴重な助言を受けた。1977年、スイス人で初めて、ウィーン・フィルに入団。オーケストラ活動の傍ら、ウィーン管楽アンサンブル、クランフォーラム・フィーン等の室内合奏者、また、ヨーロッパ各国(オーストリア、スイス、ドイツ、フランス、イタリア)、日本、オーストラリアなどで、ソリストとしても活躍している。ビート・フラー、クラウス・フーバー、A.F.クロブフライター、ジェルジー・リゲティ、ヘルベルト・ヴィリ、ハンス・ツェンダーといった、現代作曲家との活動も盛んである。ウィーン工科総合大学で学位取得。数学の方法論を音楽理論に応用する試みも行なっている。 モイチャ・ズロブコ・ファイゲル:1991年にリュブリナ音楽大学を卒業、ハンブルク音楽大学にてマリア・グラフに師事。スロヴェニアpo.、スロヴェニア放送管弦楽団、ストックホルム室内管弦楽団、ハンブルク交響楽団など、数多くのオーケストラと共演。また、ソリストとしても数多くのリサイタルを行い、活発に活動している。現在、スロヴェニア在住。 | ||
碇山典子・プレイズ・西村朗 西村朗(1953-): トッカータ(2000)/薔薇の変容(2005)/ トリトローペ(1978)/オパールの光のソナタ(1998)/ 法悦の鐘(1987)/星の鏡(1992)/ アリラン幻想曲(2002)/ピアノ・ソナタ(1972) |
碇山典子(P) | |
録音:2005年5月、三重県。使用楽器:ベーゼンドルファー。 「ここに8つのピアノ独奏曲が収録されている。作曲時期の最も早い『ピアノ・ソナタ』は1972年作で、「薔薇の変容」は2005年の最近作である。その間に33年の隔たりがある。言うまでもなく他の6曲は、その33年の中の各時期において書いたものだが、今あらためてこれらを並べてみると、さながら、自分のこれまでの作曲人生のひとつの断続した縮図を見るといった感がある。」(西村朗) 西村朗によるピアノの近作には、ヒンドゥー教の神ヴィシュヌにインスピレーションを得た80分に及ぶ「ヴィシュヌの化身」(2002)[高橋アキ(P);CMCD-15024/5]もあるが、今回のピアノ作品集は、西村が学生時代に作曲した「ピアノ・ソナタ」にはじまり、最も新しい作品では2005年に作曲された「薔薇の変容」まで、現在の西村朗へ到達するまでのあるひとつの過程を一枚で聴き取ることができる。 | ||
西村朗:作品集 Vol8〜室内交響曲集 室内交響曲第1番(2003)/ 室内交響曲第2番「コンチェルタンテ」(2004)/ 室内交響曲第3番 「メタモルフォーシス(変容)」(2005) |
飯森範親指揮 いずみシンフォニエッタ大阪 | |
録音:2005年1月/他、大阪。 西村朗が音楽監督を務める「いずみホール(大阪)」のレジデント・オーケストラである「いずみシンフォニエッタ大阪」。2003年から2005年までの3年間にこのオーケストラの編成、特徴などに合わせ、西村朗が味わいのある室内交響曲三部作を作曲。儀式的な性格の二つの楽章(序章と主章)よりなる「第1番」。中心部にスケルツォを置く3楽章構成の「第2番(コンチェルタンテ)」。この第2番は、室内オーケストラのための協奏曲という性格もあわせもつ。それらに対して、本CDのタイトルにもなっている「第3番(メタモルフォーシス)」は単一楽章で、切れ目なく演奏される。これらの3つのしつない交響曲は、どれも「いずみシンフォニエッタ大阪」のために作られたものだが、演奏には大変高度なテクニックを必要とし、「いずみシンフォニエッタ大阪」のレベルの高さをうかがう事ができる。各作品ともそれぞれ異なった性格を持ち合わせているが、根底には、西村朗の宇宙観、自然観、美学などが脈々と流れており、聴く者を音と静寂の世界へと導く。 | ||
エドヴァルド・グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ全集 [第1番 ヘ長調Op.8/第2番 ト長調Op.13/ 第3番 ハ短調Op.45] |
カリーン・アダム(Vn) ドリス・アダム(P;*) | |
録音:2004年6月、ウィーン/他。使用楽器:スタインウェイ(*)。なお、当初「ユモレスク集 Op.6」も含まれるとアナウンスされておりましたが、割愛となりましたのご注意下さい。 ノルウェー出身の作曲家、エドヴァルド・グリーグは、ノルウェーの民族音楽から強い影響を受け、その民族性溢れる音楽と叙情性豊かな旋律は、「北欧のショパン」とも呼ばれている。グリーグは、全3曲のヴァイオリン・ソナタを完成させ、全体の作風は伝統的なロマン主義時代のスタイルたが、特に1887年に完成した第3番は3曲中最もポピュラーな作品。当曲はメロディーやリズム・パターンなどにノルウェー民族音楽の影響力が感じられる。これは当時オーレ・ブルやノルウェーの作曲家仲間リカルド・ノルドラークの影響を受け、ノルウェーの文化や民俗に強く傾倒していった為と考えられるが、その直後から、グリーグの作品にはノルウェーの特色が色濃く現われてくるようになり、民族音楽や自然の風景に対する愛着は生涯変わることはなかった。 カリーン・アダムとドリス・アダムは、デュオとしてこれまで数多くのレコーディング、コンサートを行なって来た。「姉妹」ということもあり、やはりその息はぴったり。アダム姉妹ならではの味わい深い、詩情豊かなグリーグをお聴き頂きたい。 カリーン・アダム:オーストリアの国際的なヴァイオリニスト、カリーン・アダムはウィーンに生まれウィーン楽派の伝統を継ぐフランツ・サモイル教授に師事した。8歳で最初のコンサートをウィーンで行なった。若人音楽コンクールで度々受賞の後、ウィーン・モーツァルト協会より「若い芸術家へのモーツァルト賞」を授与された。1981年、ヨーゼフ・ヨアヒム国際コンクールで優勝し、国際的な活動を開始、ウィーン、ベルリン、ロンドン、パリ、プラハ、ミラノ、ニューヨーク、東京およびシドニーなどでも活躍を続けている。1986年よりピアニストの妹ドリス・アダムとデュオを組む。CD録音はブラームス、チャイコフスキー、ベートーヴェンそしてシベリウスのヴァイオリン協奏曲を、一方ドリス・アダムとはブラームス、ベートーヴェン、フランク、シュトラウス、シューベルト、フォーレのヴァイオリンとピアノのためのソナタなどをはじめクライスラーも1枚入れている。2000年の秋にはハノーヴァーでの世界博のオープニング・コンサート(ヴァルター・ヴェラー指揮)、ドリス・アダムと2000年のウィーン音楽週間でのリサイタルが行われた。 ドリス・アダム:ウィーンに生まれ、6歳で最初のピアノ教育をレナーテ・クラマー=プライゼンハマーから受けた。ウィーン音楽大学でハインツ・メジモレックに師事し、1992年に抜群の成績で演奏家資格を得て卒業。オーケストラとの初共演は8歳の時、ウィーンで行なった。1986年、ルドルフ・ハインダー・コンクール優勝。1987年、ベーゼンドルファー奨学金取得。1989年、国際クララ・ハスキル・コンクール決勝出場。1992年、オーストリア学研大臣評価賞。1993年、ベーゼンドルファー・コンクール優勝。1994年、バーデン市芸術功労者特別賞。ウィーン、ザルツブルク、バーゼル、ロンドン、プラハ、ミラノ、ニューヨーク、東京、ゲーテボルグなど世界の主要都市年で演奏。1986年以来、ヴァイオリニストの姉カリーン・アダムをデュオを組む。CD録音ではカメラータ・トウキョウより多数リリース。ソロではピアノ・トランスクリプションによるシュトラウスUのワルツ集、シューマンのピアノ・ソナタ第1番とダヴィッド同盟舞曲集、またカリーン・アダムとの共演でブラームス、シュトラウス、ベートーヴェン。フォーレなどのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、さらにメンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲を、カリーン、ヴァルター・ヴェラー指揮、バーゼル交響楽団との協演で録音している。また、50人の作曲家によるディアベリ変奏曲では、2003年、オーストリア放送局(ORF)主催の「バスティッチョ賞」を受賞した。1999年9月よりウィーン音楽院で教鞭を執る。 | ||
女心の唄〜サッバティーニとコントラバス奏者たち ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲 レハール:「君はわが心のすべて」(*) ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜第2幕フィナーレ ボッテジーニ:夢 ツィーラー:アウアースペルグ行進曲Op.111 デンツァ(ペッピーノ・トゥルコ詞): フニクリ・フニクラ(*) プッチーニ:菊 ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」〜人知れぬ涙(*) シュトラウスII: クラップフェンの森にて(フランス風ポルカ)Op.336 シュランメル:行進曲「ウィーンはいつもウィーン」 ヴェルディ: 歌劇「椿姫」序曲/歌劇「リゴレット」〜女心の唄(*) シュトラウスII:都会と田舎(マズルカ風ポルカ)Op.322 アルディーティ (ゴッタルド・アルディギエーリ詞):口づけ(*) ロッシーニ(エミリエン・パチーニ詞):赤ん坊の歌(*) |
ジュゼッペ・サッバティーニ(T;*) チクルス・バッシッシムス (オーストリア・コントラバス四重奏団) [バルトス・シコルスキ、 ゲオルグ・ストラーカ、 クリスティアン・ベルク、 ヘルムート・ストックハンマー(Cb)] | |
録音:2003年11月、ウィーン。 いまや世界中の劇場から引っ張りだこ、という歌手サッバティーニだが、もともとはコントラバスと作曲を学び、卒業後はローマRAI交響楽団の首席奏者として活躍していた。そんな経歴を持つサッバティーニとオーストリア最初のコントラバス四重奏団「チクルス・バッシッシムス」が「コントラバスはわが心のすべて」と意気投合。有名な歌劇の序曲やアリアを中心に遊び心あふれた楽しくて驚きの1枚が出来上がった。 | ||
チッコリーニ、2003年来日時ライヴ! クロード・ドビュッシー:前奏曲集第2巻 [霧/枯葉/ヴィーノの門/妖精はよい踊り子/ ヒースの茂る荒地/風変わりなラヴィーヌ将軍/ 月の光がふりそそぐテラス/水の精/ ピックウィック卿をたたえて/ カノープ(エジプトの愛)/交代する3度/花火] フレデリック・ショパン: ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 |
アルド・チッコリーニ(P) | |
録音:2003年10月、東京。ライヴ。使用楽器:ファツィオーリ。 2005年で80歳を迎えたアルド・チッコリーニによる2003年10月来日公演ライヴを遂にCD化。この公演では、その卓越したテクニックで変幻自在に姿を変える光を彷彿させる音をホール全体に漂わせ、私たち聴衆に大きな感動をもたらした。 ドビュッシーの前奏曲集第1巻と第2巻はそれぞれ12曲の小品からなっており、併せて24曲。これはショパンの「24の前奏曲」あるいはバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を思い起こさせ、おそらくドビュッシー自身もこれらを意識していたと思われる。チッコリーニの多彩な音色は、ドビュッシー特有のリズムや和声感と見事に合致し、絵画的で色彩溢れるドビュッシーを披露する。ショパンのソナタ第3番は、ショパンが残した全3曲のソナタの中でも特に規模が大きく、また大変人気の高い作品の一つと言える。バラードやノクターンを思わせる各楽章構成、このソナタ全体の素晴らしい統一感、そしてショパン特有の美しくも憂い漂う旋律など、どの個所を聴いてもショパンらしい音空間が拡がる。このソナタをチッコリーニは、ドビュッシーとはまた異なる光りと翳りを含む色彩感で演奏、私たち聴衆の心を惹きつける。 チッコリーニは1925年、ナポリ生まれ。ナポリ音楽院でブゾーニ門下の教授陣のもとピアノ、指揮を学ぶ。1941年、ナポリ、サン・カルロ劇場でデビュー、本格的な演奏活動を開始する。1949年にロン=ティボー国際コンクール優勝。フルトヴェングラー、アンセルメ、クリュイタンス、ミュンシュ、マルティン、モントゥー、マゼール、クライバー等巨匠と共演。世界最高のピアニストの一人として重鎮を成す。1971年、フランス国籍取得、長くパリ国立高等音楽院で教授を務め、世界各地でマスタークラスを行う。また、レジオン・ドヌール勲章、エジソン賞など受賞歴は数知れない。EMI、アルコバレーノ等を中心に数多くの録音を行なっており、モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシーのソナタ全集他、当時まだ演奏される機会のすくなかったサティ、マスネ等の作品を積極的に取り上げ、その素晴らしさを世に知らしめた。 | ||
J.S.バッハ(F.ブゾーニ編): 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 〜シャコンヌ ニ短調 J.S.バッハ:協奏曲 ニ長調 BWV972 (原曲:A.ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.3-9 RV.230) J.S.バッハ(ラフマニノフ編): 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006より [プレリュード/ガヴォット/ジーク] エルヴィーン・シュルホフ: 10の付点音符エチュード「ホットミュージック」/ ジャズ舞曲 J.S.バッハ(F.ブゾーニ編): コラール「主イエス・キリストよ、 われ汝に呼ばわる」 BWV639 |
ウララ・ササキ(P) | |
録音:2005年3月、滋賀。使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル。ウララ・ササキのソロ・デビューCD。 幼少より音楽家の両親と共にイタリアへ渡ったウララ・ササキの最大の魅力は、その最も多感な時期をイタリア、オーストリアで過ごした事から自然と彼女の中に育まれていった、グローバルな人間性、音楽性と言える。 音楽と言語との関連は、歌の場合の音楽と歌詞との関係の場合のみ関連付けられるわけではなく、音楽そのものとの関連性が非常に強い。例えば、バッハは物事全てを「ドイツ語」という言語で考え、彼の眼で眺めた風景はドイツの風景であり、そのような環境の中で作品を生み出した。バッハの音楽の中には必然的に「ドイツ的」なものを感じ取り、音に変えて行く。様々な言語を操り、多くの文化を吸収してきたウララ・ササキが、自らの初ソロ・アルバムの収録曲に選んだのはどれも、異なる国、時代、楽器からインスパイアされた別の新しい作品となった、そんな作品。バッハの編曲物ではヴァイオリンの特徴、コラール的重厚さ、イタリア的明るさなどを見事に引き立たせ、披露。一方、シュルホフの作品では、シュルホフ自身に備わっていたチェコ文化、ドイツ文化の香りとシュルホフが影響を受けたジャズ音楽の要素を体全体で感じ取り、素晴らしいリズム感で演奏。 ウララ・ササキ:幼少より音楽家の両親と共にイタリアに渡る。12歳でヴェネツィア・フェニーチェ劇場にてデビュー・コンサート。イタリア国営放送RAI、その他テレビ、ラジオ番組等に出演。パドヴァ国立音楽院にてF.アンジェレリ教授に師事し、同音楽院を首席及び名誉賞を得て卒業。その後R.ブッフビンダー、T.ニコライエワに師事し、ウィーン国立音楽大学にてメジモレック教授の元でソリストクラスを審査員一致最高点を得て首席卒業。バイロイト国際音楽コンクール(独)ピアノ部門第1位及びバイロイト市長賞、チッタ・ディ・チェント音楽コンクール(伊)第1位及び報道協会特別賞をはじめ多数のコンクールで優勝。ベーゼンドルファー・ピアノ・コンクール(ウィーン)では二位を受賞、ウィーンでのリサイタルに於いて好評を博す。ミラノ、ローマ、ジェノヴァ等を始めとするイタリア各地、ドイツ、スイス、オーストリア、アメリカ等でリサイタル及びオーケストラと協演。バーゼル・シンフォニーオーケストラとプロコフィエフ・ピアノ協奏曲第1番を共演し「冷静で論理的でありながら、多彩な色彩感覚でプロコフィエフの世界を見事に作り出し聴衆を魅了させた・・・」と評される。日本に於いてはベートーヴェン・トリプル協奏曲で札幌交響楽団(堤俊作指揮)と共演。その他ロイヤル・チェンバーオーケストラ、大阪センチュリーオーケストラ、静岡交響楽団等とリスト、モーツァルト、チャイコフスキー、等ピアノ協奏曲、及びオリヴィエ・メシアン(トゥーランガリラ交響曲)を共演。新国立劇場にてバレエとピアノ協奏曲の共演等、国内外で演奏活動を活発に行なっている。父(元イ・ソリスティ・ヴェネティで活躍した佐々木一樹氏:ヴァイオリン)と妹(シュターツカペレ・ベルリン所属のマルモ・ササキ:チェロ)で結成された「パドヴァ・トリオ」では、ローマ、ジェノヴァでの日伊政府主催コンサートを始め、多くの演奏会及びフェスティヴァルに出演、CD・世界初のピアノ・トリオ版「ヴィヴァルディ&チャイコフスキー四季」がイタリアの著名なCD評論誌で芸術最高評価を得る。各地でのトーク・コンサートも好評を得ている。又、様々な編成による子供達のためのトーク付き校内音楽鑑賞会や病院施設内でのコンサートを日本及びイタリアにて毎年企画。現在ドイツ・ハンブルク在住。 | ||
ショパン:練習曲 全集 12の練習曲集Op.10/3つの新しい練習曲/12の練習曲集Op.25 |
岡田博美(P) | |
録音:2005年4月、ウィーン。使用楽器:スタインウェイ。 イギリスを拠点にしながら世界各地で精力的に演奏活動を展開する岡田博美。一年半ぶりのソロ・アルバムはショパンの練習曲全曲。全部で27曲に及ぶ練習曲にはどれも高い技術と音楽性が求められ、単なる練習曲としてではなく、それぞれが完成度の高い一つの作品と見ることができる。これらの難曲を岡田博美は、彼の卓越したテクニックと洗練された音楽性で艶やかに披露。その弾きっぷりは正に「見事!」に一言に尽きる。 | ||
ファンタスティック・フルート グルック(W.バルガ編): 「オルフェオとエウリディーチェ」 〜精霊の踊り(メロディー;*) J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番〜バディネリ(*) ハイドン:セレナード(*) ドニゼッティ:フルート・ソナタ ハ短調(*) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番〜トルコ行進曲(*) ゴダール:3つの小品の組曲Op.116〜ワルツ(*) ショパン(J=P.ランパル編集): ロッシーニのオペラ「シンデレラ」の主題による変奏曲(*) フォーレ:シチリアーノOp.78(*) ドビュッシー:前奏曲第1巻〜亜麻色の髪の乙女(*) ドゥメルスマン:フルートとピアノのための 「演奏会のためのソロ」第6番 ヘ長調Op.82(*) ドップラー&ザマラ(アンドラーシュ・アドリアン編集): フルートとハープのための「カジルダ・ファンタジー」(#) サン=サーンス: フルートとハープのためのロマンスOp.37(#) (原曲:フルートとピアノのための) |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) 和田篤子(P;*) 吉野直子(Hp;#) | |
録音:2004年10月、ウィーン/他。 ウィーン・フィル及びウィーン国立o.の首席奏者を務めるフルーティスト、ヴォルフガング・シュルツは、今、世界で最も名の知られたフルーティストの一人と言える。シュルツの明るく、華やかなフルートの音色は、これまでにも数多くのフルート・ファンを生み出してきた。今回新しく録音された収録曲目は、どれも一度は聴いたことがあるポピュラーな名作ばかり。グルック、バッハからフォーレ、サン=サーンスにいたる幅広い選曲は、まさにシュルツのレパートリーの広さを物語っている。ピアニストとの共演だけでなく、日本を代表するハーピスト吉野直子との録音も収録。吉野直子とは、既にコンサートやCD録音でも共演しており、その息はまさにピッタリとあっている。また、フルートとハープによるデュオは、その響きの美しさから大変人気があり、今回はこの楽しいCDの最後に花を添えてくれたかのよう。 ヴォルフガング・シュルツ:ウィーン音楽大学にてハンツ・レズニチェックに師事。その後、さらにオーレル・ニコレの指導の下で研鑽を積む。18歳でウィーン・フォルクスオーパーo.の首席奏者に就任するなど若くして頭角を現し、1970年にはウィーン・フィルハーモニーo.およびウィーン国立歌劇場o.の首席奏者となり、現在に至る。室内楽の分野においても、パートナーであるヘルムード・ドイチュとの長年にわたるデュオをはじめ、エリーザベト・レオンスカヤ、シュテファン・ヴラダー、アンドラーシュ・シフ、マウリツィオ・ポリーニ、ジェシー・ノーマン、アマデウス・カルテット、アルバンベルク四重奏団ら国際的に著名なアーティストと数多くの演奏会を行う。ソリストとしても、アバド、マゼール、メータ、小澤征爾やプレヴィンら著名な指揮者と世界各地で共演している。1983年より、ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席管楽器奏者からなるアンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバー。1979年よりウィーン音楽大学教授を務めるほか、1996年からはルールマラン(フランス)でのボヌール音楽祭の芸術監督を務めている。 和田篤子:ピアノを霧生トシ子に師事。東京学芸大学付属高校卒業後、ウィーンに留学。1977年よりウィーン国立音楽大学ピアノ科でハンス・グラーフに師事。1983年に教授全員一致の最優秀にて卒業。1978年より室内楽をハンス・カン、ゲオルグ・エーベルトに師事。1982年に同科を教授全員一致の最優秀で卒業。 1981年エレナ・ロンブロ・シュテパノフ・コンクール(ウィーン)にて優勝。リナ・サラ・ガロ(モンツァ)とシッタ・ディ・セニガリア(セニガリア)の国際ピアノ・コンクールにてディプロマを取得。1983年よりウィーン国立音楽大学管楽器科の伴奏専任講師を務め現在に至る。 吉野直子:日本が誇るハープの国際的スター。第9回イスラエル・コンクールに17歳で優勝。ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、フィラデルフィア管などトップ・オーケストラ、小澤、アーノンクール、ブーレーズ、アバドほか世界的指揮者との共演、一流アーティストとの室内楽、ザルツブルク、ルツェルンをはじめ主要音楽祭への参加など華やかに活躍。数々のCDも高く評価されている。 | ||
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集 Vol.2 [第10番 変ホ長調Op.51(B.92)/第14番 変イ長調Op.105(B.193)] |
パノハSQ [イルジー・パノハ(Vn) パヴェル・ゼイファルト(Vn) ミロスラフ・セフノウトカ(Va) ヤロスラフ・クールハン(Vc)] | |
録音:2005年6月、プラハ。 チェコが誇る作曲家アントニーン・ドヴォルザークは彼が作曲家として活動したほぼ全期間にわたって合計14曲の弦楽四重奏曲と同じ楽器編成で断片、未完の作品をいくつか残した。弦楽四重奏曲は、ドヴォルザークの室内楽を代表するジャンルで、ドヴォルザークの思いを自由に余すところなく表現できる手段であったと言われている。 35年間、不動のメンバーで毎日顔を合わせ、練習しレコーディングやコンサートを続けているパノハ弦楽四重奏団が奏でる音楽は、メンバー4人がまるで一人で演奏しているかのような一体感と、緊張感を保ちつつも彼らの温かみ溢れる音色で常に聴衆を魅了し続けている。スプラフォン・レーベルに専属的に録音活動を行なってきた彼らは、このドヴォルザークに関しても弦楽四重奏曲全曲を10数年にわたってレコーディング、これらは日本でもスメタナ弦楽四重奏団の後を継ぐものとして高い評価を得た。カメラータからパノハ弦楽四重奏団による初めてのCDがリリースされたのが2001年(スメタナ:わが生涯より(28CM-636))。その後ドヴォルザークの「アメリカ」を含む弦楽四重奏曲が発売され、今回さらなる1枚が発売される事になった。スプラフォン時代とは異なる、より熟成し磨きのかかったパノハ弦楽四重奏団の素晴らしいアンサンブルを是非お聴き頂きたい。 | ||
クラリネットによるオペラ・アリア モーツァルト(編曲者未詳;18世紀に編曲): 歌劇「魔笛」 K.620 [序曲/アリア「俺は鳥刺し」/ 四重奏「ウッ!ウッ!ウッ!」/ 三重唱「かわい子ちゃん、お入り」/ 二重唱「愛を感じる男なら」/ アリア「ああ、何という強力な魔法の音が」/ フィナーレより「ザラストロ」/僧侶の行進/ 二重唱「女の好計に気をつけよ」/ アリア「誰にでも恋の喜びはある」/ アリア「愛の喜びは露と消え」/ アリア「恋人か女房があれば」/ 三重唱「間もなく朝を告げ知らすため」/ アリア「復讐の心は地獄のように燃え」] モーツァルト(ライナー・ショットシュテット編): 歌劇「皇帝ティートの慈悲」 K.621 [アリア「私は行く、でも、いとしい貴女よ」/ アリア「ティートの傍らに戻りたまえ/ アリア「盲目的に信じる人は」/ ロンド「もはや花の美しい絆を」] モーツァルト(編曲者未詳;18世紀に編曲)(*)/ ライナー・ショットシュテット編(#)): 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527 [アリア「奥さん、これが恋人カタログ」(#)/ ロンド「おっしゃらないで、私の憧れの方」(#)/ アリア「もしもあなたが、おりこうさんになるなら」(*)/ 二重唱「たがいに手をとりあって、 あちらへ(お手をどうぞ)」(*)/ アリア「彼女の心の安らぎこそ」(#)/ 四重唱「ひと休みしなさい、かわいい娘さんたち」(#)] モーツァルト(編曲者未詳;18世紀に編曲): 歌劇「フィガロの結婚」 K.492 [ロンド「貴方を愛する者の望みに」/ アリエッタ「恋とはどんなものかしら」/ アリア「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」] |
カール・ライスター(Cl) ラウラ・マジストレッリ(Cl) ルイジ・ マジストレッリ(バセットHr) | |
録音:2004年4月、ミラノ。 18世紀に入るまで、人気オペラ作品のアリアを管楽器や弦楽器の小編成へと編曲することは、きわめて盛んに行われており、また出版社も楽譜の売れ行きが見込めたため、その伝統は19世紀になっても続いていた。もちろん、当時より大変な人気があったモーツァルトも、数多くのオペラが様々な楽器編成による編曲版として残されている。ライスターは、既にモーツァルトのオペラのクラリネット編曲版を数曲収録しているが(CMCD-28022「モーツァルト:クラリネットのための断片を含む作品集」)、今回のレコーディングでは、全てをモーツァルトのオペラ作品でまとめている。「ドン・ジョヴァンニ」や「魔笛」といったお馴染みの作品が、ライスターのクラリネットによりひと味もふた味も変化し、情緒溢れるモーツァルトをお楽しみいただける。 | ||
高原断章〜三善晃(1933-):歌曲集 聖三稜玻璃(詩:山村暮鳥) [いのり/曼陀羅/青空に/ほんねん]/ 四つの秋の歌(詩:高田敏子) [駅/忘れられた海/林のなか/枯れ葉]/ 白く(詩:佐川ちか) [白く/他の一つのもの/むかしの花/Finale]/ 高原断章(詩:神保光太郎)[蟹/道/午後/石/隣家]/ 抒情小曲集(詩:萩原朔太郎 [ほおずき/少女よ/ 雨の降る日(兄のうらえるうた)/小曲/五月] 貝がらのうた/歌を投げてみようか/ りすの子/仔ぎつねの歌(以上4曲、詩:三善晃)/ なんのき/うとてとこ/かっぱ/ことこ (以上4曲、詩:谷川俊太郎)/ 栗の実(詩:三善晃) |
藍川由美(S) 森美加(P) | |
録音:2005年。 藍川由美の声と森美加が弾く名器「ファツィオーリ」が描き出す三善晃の音風景。三善晃が初めて書いた歌曲集「高原断章」(1955)から教科書の教材まで、代表作を収録。 「三善先生に最初に御指導いただいてから、すでに三十年近い歳月が過ぎてしまった。声楽家としては決して短い時間ではない。だが、不器用な私が先生の音楽に近づくためにはそれだけの時間が必要だったともいえる。そしてともかく私は再び三善晃の歌曲と向き合った。 だからといって、その間、私は完全に三善晃の音楽から離れていたわけではない。鼻歌で歌曲集『白く』や『高原断章』を歌いながらバイクを運転する。(中略)先生の歌曲は一度きいただけで覚えたり、初見で歌えるといった種類の音楽ではないし、学生時代の私は、この音程の跳躍は増二度、減五度・・・などと頭で考えながらでないと歌えなかった。 それが長い時間をかけて鼻歌になった時、三善晃は『音の画描き』なのではないかと思うようになった。複雑に見えたピアノ・パートでさえ、まるでガラスの器に入れた様々な絵の具が鮮やかに混ざり合って美しく沈殿していくようで、もう難しさは感じなかった。理屈抜きで、じっと音を見つめているだけでよかった。 やっと『三善晃の音風景』に立ち会うことを許されたのかも知れない。そんな気がして録音に踏み切った。(藍川由美) | ||
伊福部昭(1914-2006):作品集 二十五絃筝甲乙奏合「七ツのヴェールの踊り」 〜バレエ・サロメに依る(*) [城内月下の庭/Danse 1/Danse 2/Danse 3/ Danse 4/Danse 5/Danse 6/Danse 7]/ 二十五絃筝甲乙奏合「ヨカナーンの 首級(みしるし)を得て、乱れるサロメ」 〜バレエ・サロメに依る(#)/ Toka〜古代日本旋法による踏歌 |
野坂恵子(二十五絃筝) 小宮瑞代(低音二十五絃筝;*/#) | |
録音:2005年7月、山梨。 伊福部昭による箏曲全3曲を野坂恵子が二十五絃筝で演奏。純邦楽に留まらず、常に現代作品にも精力的に取り組む野坂恵子の最新録音。日頃、聴く機会の少ない箏曲だが、野坂恵子が演奏する二十五絃筝は通常の十三絃と比べ当然のことながら音域が広く、音にも深みがある。その音色はギターを思わせるところもあり、新たな魅力を感じる。 「拙作、『バレエ・サロメ』はオスカー・ワイルドの原作に依っている。古代のユダヤ、へデロ王の誕生日の夜、宴を終えて、王は義理の娘サロメに踊りを所望する。なかなか肯えんじないサロメに、王は若し今宵踊るならば、『汝の如何なる望みも叶えん』と約する。確約を得たサロメは、ひそかに期するところあって、月下の宮廷に舞う。サロメの望むものとは、彼女の愛を拒み続ける地下牢に幽閉されている豫言者ヨカナーンの首であった。サロメは千々に乱れる心を、七ツのヴェールを操って、静かに或いは激しく、時に裸形に近く夫々のキャラクテールを踊り抜く。 音楽は一部ユダヤの旋法を取りながら乱れた形で進行する。本来、五音音階を本領とする日本の筝が、遥か遠くの西方アジアの半音の多い世界に踏み入れることは、極めて危険な冒険であった。」(伊福部昭) | ||
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲全集 ニ短調 F.VII-1/ヘ長調 F.VII-2/ハ長調 F. VII-3/ ハ長調 F.VII-4/イ短調 F.VII-5/ハ長調 F. VII-6/ ト短調 F.I-52/ハ長調 F.VII-7/イ短調 F. VII-8/ ニ短調 F.VII-9/ニ長調 F.VII-10/ハ長調 F.VII-11/ ヘ長調 F.VII-12/イ短調 F.VII-13/変ロ長調 F.VII-14/ 変ロ長調 F.VII-15/ヘ長調 F.VII-16/ハ長調 F.VII-17 |
トマス・インデアミューレ (Ob)指揮 ジャック・ティース(Ob) クラウディオ・ブリツィ (Cemb、Org) イ・ソリスティ・ ディ・ペルージャ | |
録音:2001年2月、イタリア、ウンベルティーデ、2000年6月イタリア、ぺルージャ。 | ||
モーツァルト:後期10大弦楽四重奏曲集 [第14番−第23番] |
ウィーンSQ | |
旧 CMSE-151/5の再発売。録音:1990年5月、ウィーン、他。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 第1番 変ロ長調 K.174/第2番 ハ短調 K.406(516b)/ 第3番 ハ長調 K.515/第5番 ニ長調 K.593/ 第4番 ト短調 K.516/第6番 変ホ長調 K.614 |
ウィーン弦楽五重奏団 [トーマス・クリスチャン、 ぺーター・ヴェヒター(Vn) ハインリッヒ・コル(Va) ハンス・ぺーター・ オクセンホファー(Va) ミヒャエル・ヘル(Vc)] | |
録音:1993年6月、他、ウィーン。 ここに収められたモーツァルトの弦楽五重奏曲全6曲は、その作品の美しさでは、有名な彼の弦楽四重奏曲を凌ぐと思われるが、ウィーン弦楽五重奏団は心に響く暖かな、何とも新鮮で魅惑的演奏を披露している。聴くものの心の奥深く沁み入ってくるもので、正に決定盤と言うにふさわしい演奏だ。 ウィーン弦楽五重奏団はソリスト、室内楽奏者として高い評価を受けるトーマス・クリスチャンの呼びかけで、ウィーン・フィルの首席を務めるぺーター・ヴェヒター。ハインリッヒ・コル、ハンス・ぺーター・オクセンホファー、そしてミュンヘン・フィルのミヒャエル・ヘルが加わり結成された。その演奏は、基本的にウィーンの室内楽の伝統にのっとりながら、それにあぐらをかくのではなく、常に時代にあった新鮮味を加え、ヨーロッパをはじめ、世界各地で高い評価を受けている。 | ||
シューベルト:室内楽全集I〜弦楽四重奏曲全集 [第1番 ハ短調 D.18/第2番 ハ長調 D.32/ 第3番 変ロ長調 D.36/第4番 ハ長調 D.46/ 第5番 変ロ長調 D.68/第6番 ニ長調 D.74/ 第7番 ニ長調 D.94/第8番 変ロ長調 D.112 Op.268/ 第9番 ト短調 D.173/第10番 変ホ長調 D.87 Op.125-1/ 第11番 ホ長調 D.353 Op.125-2/ 第12番 ハ短調 D.703「四重奏断章」(*)/ 第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」(*)/ 第13番 イ短調 D.804 Op29-1「ロザムンデ」(*)/ 第15番 ト長調 D.887(*)] 独奏ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D.438(##) |
ウィーンSQ [ウェルナー・ヒンク(第1Vn) フーベルト・ クロイザマー(第2Vn;##以外) エーリッヒ・シャガール(第2Vn;##) クラウス・パイシュタイナー(Va) フリッツ・ドレシャル(Vc;*/##以外) ラインハルト・レップ(Vc;*/##)] | |
録音:1981-1987年、ウィーン/他。旧 18CM-30/35の再発売。 ウィーン室内楽演奏の伝統を受け継ぐウィーンSQによる、優美なシューベルトの世界。限定プレスとの事ですので、お早めのご入手をお薦めいたします。 | ||
シューベルト:室内楽全集II ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 Op.114「ます」(*)/ アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487(#)/ ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D.898 Op.99(+)/ ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D.28「ソナタ断章」(+)/ ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D.929 Op.100(+)/ ノットゥルノ 変ホ長調 D.897 Op.148(+)/ ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574 Op.162(**)/ ロンド ロ短調 D.895 Op.70(**)/ 幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159(**)/ ヴァイオリンとピアノのためのソナチネOp.137(##) [第3番 ト短調 D.408 Op.137-3/ 第2番 イ短調 D.385 Op.137-2/ 第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1] |
ジャスミンカ・スタンチュール(P;*/+/**) ウィーンSQ団員(*) ミヒャエル・ブラテラー(Cb)(*) シューベルティアーテ・アンサンブル(#) [カール・エンゲル(P) マーク・ルボツキー(Vn) 深井碩章(Va) ダヴィッド・ゲリンガス(Vc) 西田直文(Cb)] ウェルナー・ヒンク(Vn;+/**/##) フリッツ・ドレシャル(Vc;+) 遠山慶子(P;##) | |
録音:2003年6月、ウィーン(*)/1986年11月、茨城(#)/1996年、他、ウィーン(+)/1999年2月、他、ウィーン(**)/1987年12月、ウィーン、他(##)。旧 20CM-501/5の再発売だが、(*)はCMCD-28028の音源に、(**)は28CM-550の音源にそれぞれ差し替えられている。 シューベルトを心底愛する演奏家たちによる、正に心の琴線にふれる名演集。限定プレスとの事ですので、お早めのご入手をお薦めいたします。 | ||
シューベルト:室内楽全集III 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、 クラリネット、ホルン、ファゴットのための 八重奏曲 ヘ長調 D.803 Op.166(*)/ 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 Op.163(#)/ 弦楽四重奏曲断章 ハ短調 D.103(+)/ 弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調 D.471(**)/ 弦楽三重奏曲第2番 変ロ長調 D.581(**)/ 弦楽五重奏のための序曲 ハ短調 D.8(##)/ アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821(++)/ 木管九重奏曲 変ホ長調 D.79「小葬送曲」(***)/ 木管のための6つのメヌエット D.995 D.2d- Vol.1(***) [第1番 ハ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ニ長調/ 第4番 ハ長調/第5番 ニ短調/第6番 変ロ長調]/ 木管八重奏曲 ヘ長調 D.72「メヌエットとフィナーレ」(###)/ フルート、ヴィオラ、ギターとチェロのための 四重奏曲 D.96(原曲:W.マティーカ)(+++)/ 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802 Op.160(****) |
ウィーンSQ(*/#/+) ぺーター・シュミードル(Cl;*) ギュンター・ヘーグナー(Hn;*) ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg;*/###) ミラン・サガト(Cb;*) ゲルハルト・イーべラー(第2Vc;#) ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団(**) ウィーン・フィルハーモニア弦楽五重奏団(##) ワルター・ノータス(Vc;++) 草津フェスティヴァル・ ウィンド・アンサンブル(***/###) [トーマス・インデアミューレ(Ob;***) 呉山平煥(Ob;***;###) 千葉理(Cl;***;###) 高橋知巳(Cl;***) マイケル・トンプソン(Hn;***) 阿形俊二(Hn;***/###) 馬込勇(Fg;***/###) 坂口聡一(Fg;***) 石川了一(コントラFg;***) 吉田太美男(Tp;***) 百藤健一(Tb;***) 村田厚雄(Tb;***) インゴ・ゴリツキ(Ob;###) 村井祐児(Cl;###) 水野信行(Hn;###)] アンドラーシュ・アドリアン(Fl;+++) セルジュ・コロー(Va;+++) 鎌田慶昭(G;+++) クリストフ・ヘンケル(Vc;+++) ヴォルフガング・シュルツ(Fl;****) シュテファン・ヴラダー(P;****) | |
録音:1997年4月、ウィーン、ライヴ(*)/1997年4月、他、ウィーン(#/+)/1997年5月、他、ウィーン(**/##)/1994年8月、群馬、他(++/***/###)/1999年12月、ウィーン、他(+++/****)。旧20CM-506/10の再発売だが、(****)は28CM-593の音源に差し替えられている。 ウィーンの名演奏家を中心にして、シューベルト室内楽の真髄に迫る貴重な録音。限定プレスとの事ですので、お早めのご入手をお薦めいたします。 | ||
白いうた 青いうた 新実徳英(1947-)作曲、谷川雁(1923-1995)作詞: 十四歳/傘もなく/とげのささやき/火の山の子守歌/ 砂よ/夜と昼と/南からの人々/八月の手紙/壁きえた/ ぶどうとかたばみ/ぶどう摘み/夢幻/しらかば/ ライオンとお茶を/忘れ雪/アルテバラン/いでそよ人を/ 薔薇のゆくえ/無名/北極星の子守歌/就職/ 鳥舟(とりふね)/島原/北のみなしご/ 二十歳(はたち)/わらべが丘/春つめたや/盲導犬S/ 卒業/海/ぼくという名のひとり/青い花/夏のデッサン/ 南海譜/はたおりむし(二重唱)/なぎさ道/ねむの木震ふ/ 自転車でにげる/ともだちおばけ(二重唱)/ なまずのふろや/ぼくは雲雀/このみちゆけば/高二の肖像/ 恐竜広場/小さな法螺(ほら)/こびとのひげ/ふたりで/ 落葉/火の粉/春/中世風/あしたうまれる/われもこう |
藍川由美(S) 花岡千春(P) | |
録音:1995年6月、埼玉/他。旧30CM-352と旧30CM-395のセット化。 「詩人、思想家として知られる谷川雁の晩年を飾る仕事は、未来を担う子どもたちのための歌づくりだった。曲が先で、そのメロディーに歌詞をつけるのを「填詩」という。谷川はそれを唐代の杜甫や李白の創作に重ね合わせて愉しんだ。このアルバムは谷川雁と新実徳英の知的キャッチボールの結晶だ。」(藍川由美) | ||
クヴァント・ソロ〜ハンガリー・チェロ作品集 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ(1948-1953) クルターク:サインI Op.5b No.1/影/ クロー・ジェルジー・イン・メモリアム/ 影/サインII Op.5b No.2 ビリンスキー・ヤーノシュ:ジェラード・ネルヴァル コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4 ローザ: 無伴奏チェロのためのトッカータ・カプリチョーザ |
ルートヴィヒ・クヴァント(Vc) マルクス・ベッカー(P) | |
録音:2000年10月、2001年1月、ベルリン。原盤:Campanella Musica。 | ||
モーツァルト: ピアノ三重奏曲全集 [第1番 変ロ長調K.254(ディヴェルティメント)/ 第2番 ト長調K.496/第3番 変ロ長調K.502/ 第4番 ホ長調K.542/第5番 ハ長調K.548/ 第6番 ト長調K.564] |
ウィーン・ ベートーヴェン・トリオ [クリスティアーネ・ カライェーヴァ(P) マルクス・ヴォルフ(Vn) ハワード・ペニー(Vc)] | |
録音:1992年7月/他、ウィーン。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
モーツァルト: クラリネット三重奏曲 変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット」/ ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調K.452 |
遠山慶子(P) ペーター・ シュミードル(Cl) クラウス・ パイシュタイナー(Va) ギュンター・パッシン(Ob) 村井裕児(Cl) ゴットフリート・ ランゲンシュタイン(Hr) 岡崎耕治(Fg) | |
録音:1990年10月、茨城/他。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
20CM-307/9 (3CD) \6600(税抜\6000) 廃盤 |
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集 [第1番 変ロ長調K.174/第2番 ハ短調K.406(516b)/ 第3番 ハ長調K.515/第5番 ニ長調K.593/ 第4番 ト短調K.516/第6番 変ホ長調K.614] |
ウィーン弦楽五重奏団 [トーマス・ クリスチャン(第1Vn) ペーター・ ヴェヒター(第2Vn) ハインリッヒ・ コル(第1Va) ハンス・ペーター・ オクセンホファー(第2Va) ミヒャエル・ヘル(Vc)] |
録音:1991年-1993年、ウィーン。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
カール・マリア・フォン・ウェーバー: 協奏的大二重奏曲Op.48/ 歌劇「シルヴァーナ」の主題による7つの変奏曲Op.33/ ヤサント・エレオノール・クロゼ: 歌劇「オベロン」の主題による小さな幻想曲 フリッツ・クレプシュ: 歌劇「魔弾の射手」の主題による幻想曲Op.6 ロベルト・シューマン: 幻想小曲集Op.73/3つのロマンスOp.94 ヨゼフ・キュフナー(伝ウェーバー): 序奏、主題と変奏曲 変ロ長調 |
カール・ライスター(Cl) 林まり子(P) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:1992年9月、ベルリン/ほか。 25CM--329/30の再発売。クラリネットの帝王と称えられるカール・ライスター。 ドイツ・ロマン派の室内楽を、あくまでもロマンティックにあでやかに聴かせる、正に本場の名演。 | ||
ブルックナー:交響曲第6番 | クルト・アイヒホルン指揮 リンツ・ブルックナーo. | |
再発売アイテム。録音:1994年3月、オーストリア。旧番号:30CM-345。 | ||
アントニン・ドヴォルザーク: 弦楽四重奏のための「糸杉」B.152(全12曲)/ 弦楽四重奏曲第14番 変イ長調Op.105B.193 |
ウィーンSQ [ウェルナー・ ヒンク(第1Vn) フーベルト・ クロイザマー(第2Vn) クラウス・ パイシュタイナー (Va) フリッツ・ ドレシャル(Vc)] | |
録音:1994年6月、ウィーン。旧30CM-350の再発売。 唯一の全曲収録曲となる「糸杉」にドヴォルザークの最高傑作のひとつに数えられる弦楽四重奏曲第14番をカップリングし、名カルテットの誉れ高いウィーンSQが、 ドヴォルザークの哀調を帯びたボヘミア独特の抒情を見事に表出したアルバム。特に「糸杉」は日本人の感性を揺り動かす美しい旋律に彩られた名曲で、聴けば必ず欲しくなる佳曲。 | ||
エイヴィアン[鳥]〜アルディッティSQプレイズ 西村 朗 西村 朗: 弦楽四重奏のためのヘテロフォニー(1975-1987)/ 弦楽四重奏曲第2番「光の波」(1992)/ 弦楽四重奏曲第3番「エイヴィアン[鳥]」(1997)/ モノローグ(独奏ヴァイオリンのための;1995)/ 悲歌(独奏チェロのための;1998) |
アルディッティSQ [アーヴィン・アルディッティ、 グレアム・ジェニングス(Vn) ドヴ・シンドリン(Va) ローハン・デ・サラム(Vc)] | |
録音:2000年5月、群馬県草津。 | ||
アンサンブル「11」プレイズ・モーツァルト 歌劇「後宮からの逃走」序曲 K.384/ 歌劇「魔笛」より [夜の女王のアリア 「復讐の心は地獄のように胸に燃え」/ おおイシスとオシリスの神よ/僧侶の行進]/ 歌劇「劇場支配人」K.486 序曲/ セレナード第9番「ポストホルン」K.320 〜第3楽章「メヌエット II」 2つの行進曲 K.335/ アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618/ 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より [序曲/風はさわやか、波は静か]/ 交響曲第39番 変ホ長調K.543 〜第3楽章「メヌエット」/ ピアノ・ソナタ第11番 イ長調K.331 〜第3楽章「トルコ行進曲」/ 音楽の冗談 K.522〜第2楽章「メヌエット」/ 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527 〜酒の歌「酒がまわっているうちに」 |
アンサンブル「11」 [ギュンター・フェダセル(Fl) ゴットフリート・ ボイシッツ(Ob) ノーベルト・トイブル(Cl) ラインハルト・ エールベルガー(Fg) ラルス・ミヒャエル・ ストランスキー(第1r) フランツ・ゼルナー(第2Hr) ハンス・ペーター・ シュー(第1Tr) マルティン・ ミュールフェルナー(第2Tr) カール・ヤイトラー(Tb) ヨーゼフ・ マイヤーホファー(Tu) アントン・ ミッターマイヤー(Perc) | |
録音:1998年6月、ウィーン。「小柴教授が選ぶモーツァルト15選」選定盤。 | ||
ベートーヴェン: ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調Op.120 モーツァルト: グラスハーモニカのためのアダージョ K.356(617a) |
井上直幸(P) | |
録音:2001年2月、ウィーン。 円熟の境地に入った井上直幸が、長大で深遠なベートーヴェンの傑作を、堅固な構成力で見事に表出した演奏。 なお、カメラータは同時にウィーンの出版者、アントン・ディアベリのワルツを主題とした50人の作曲家による大作「ディアベリ変奏曲」を発売(28CM-662/下記参照)。 | ||
吉松 隆:プレイアデス舞曲集IIa Op.28a [消極的な前奏曲/図式的なインヴェンション/ 線形のロマンス/鳥のいる間奏曲/断片的な舞曲/ 小さな乾いたフーガ/積極的なロンド]/ 山田耕筰:アレグレット・ブリランテ/荒城の月 橋本國彦:古典舞曲サラバンドの面影 舞踊劇「吉田御殿」〜待女の舞 貴志康一:月/花見 尾高尚忠:夜曲 長谷川良夫:2つの日本民謡調 [まつりばやし/子もりうた] 清瀬保二: 「ヴァイオリンとピアノのための二楽章」〜第1楽章 武満 徹:妖精の距離/MI・YO・TA(編曲:中川俊郎)/ 翼(編曲:中川俊郎) |
ファイン・デュオ [沼田園子(Vn) 蓼沼明美(P)] | |
録音:2001年5月、栃木。 現代作品の紹介に多大な貢献を果すファイン・デュオが抒情豊かに美しく表出する、武満を含む日本人作家による小品集第3弾。 | ||
アントン・ディアベリの依頼による変奏曲 主題(ワルツ):アントン・ディアベリ 第1変奏:イグナッツ・アスマイヤー 第2変奏:カール・マリア・フォン・ボックレット 第3変奏:レオポルト・オイスタッシュ・ツァペク 第4変奏:カール・ツェルニー 第5変奏:ヨゼフ・ツェルニー 第6変奏:モーリッツ・グラフ・フォン・ ディートリッヒシュタイン 第7変奏:ヨゼフ・ドレヒスラー 第8変奏:エマニュエル・アロイス・フェルスター 第9変奏:フランツ・ヤコブ・フレエイステトラー 第10変奏:ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャー 第11変奏:ヨゼフ・アッベ・ゲリネック 第12変奏:アントン・ハルム 第13変奏:ヨアヒム・ホフマン 第14変奏:ヨハン・ホルツァルク 第15変奏:ヨゼフ・ハグルマン 第16変奏:ヨハン・ネポムク・フンメル 第17変奏:アンセルム・ヒュッテンブレンナー 第18変奏:フリードリヒ・ミヒャエル・カルクブレンナー 第19変奏:フリードリヒ・オウガスト・カンヌ 第20変奏:ヨゼフ・カーツコフスキー 第21変奏:コンラディン・クロイツェル 第22変奏:アインリヒ・エドアルト・ ヨゼフ・フライヘル・ラノイ 第23変奏:マキシミリアン・ヨゼフ・ライデスドルフ 第24変奏:フランツ・リスト 第25変奏:ヨゼフ・マイセダー 第26変奏:イグナッツ・モシェレス 第27変奏:イグナッツ・フランツ・エドラー・フォン・モセル 第28変奏:フランツ・クサヴァー・ ヴォルフガング・モーツァルト 第29変奏:ヨゼフ・パニー 第30変奏:ヒエロニムス・パイヤー 第31変奏:ヨハン・ペーター・ピクシーズ 第32変奏:ヴェンツェル・プラキー 第33変奏:ゴットフリート・リーガー 第34変奏:フィリップ・ヤコブ・リオッテ 第35変奏:フランツ・デ・ポーラ・ロザー・フォン・ライター 第36変奏:ヨハン・バプティスト・シェンク 第37変奏:フランツ・ショーバーレヒナー 第38変奏:フランツ・シューベルト 第39変奏:シモン・ゼヒター 第40変奏:S. R. D. ―セレニッシムス・ルドルフス・ダックス 第41変奏:マキシミリアン・アベ・シュタートラー 第42変奏:ヨゼフェ・ドゥ・サレイ 第43変奏:ヴェンツェル・ヨハン・トマシェック 第44変奏:ミヒャエル・ウムラウフ 第45変奏:フリードリヒ・ディオニシウス・ウェーバー 第46変奏:フランツ・ウェーバー 第47変奏:シャルル・アンゲラス・ドゥ・ヴィンクラー 第48変奏:フランツ・ヴァイス 第49変奏:ヨハン・ネポムク・オウガスト・ヴィットセック 第50変奏:ヤン・ウーゴ・ヴォルツィシェック コーダ:カール・ツェルニー |
ドリス・アダム(P) | |
録音:2001年月、ウィーン。 ディアベリのワルツを主題に、ウィーン在住の50人の作曲家が、変奏曲とコーダを付して完成したという前代未聞の長大作を俊英ドリス・アダムがウィーンの香りいっぱいに快演。 ウィーンの作曲家であり出版業者であったアントン・ディアベリ(1781-1858)は、1819年、自分の作曲したワルツを主題とする変奏曲をウィーン在住の作曲家に依頼し、 モーツァルトの息子クサヴァー・モーツァルト、ツェルニー、シューベルト、リストを含む50人の作曲家は、この依頼に応えて各々1曲の変奏曲を提供、ディアベリのワルツに50の変奏曲とカール・ツェルニーによるコーダを加えて曲は完成したが、 依頼された中でベートーヴェンだけは、その主題に33の変奏曲を付した自己の作品を別に完成させた。 こうして後世に残った2つの「ディアベリ変奏曲」だが、今回カメラータはベートーヴェンをはじめドイツ・ロマン派を得意とする我が国の代表的ピアニストの一人井上直幸(28CM-655/上記参照)とウィーンの俊英ドリス・アダムによって2曲共に録音、同時に発売。こちらの「ディアベリ版」はこれまで確かブッフビンダー盤くらいしか録音がなく、合せての必聴盤の発売と言えるだろう。 | ||
ヴィヴァ!ヴェルディ:クラウディオ・ブリツィ アレッサンドロ・スカルラッティ:トッカータ ニ長調 ジョヴァンニ・パティスタ・ペルゴレージ: ソナタ ト長調/ソナタ ヘ長調 ジュゼッペ・サルティ:オルガンのためのシンフォニア 作者不詳(1803): ドメニコ・チマローザの歌劇 「オラーチョ兄弟とクリアーチョ兄弟」による オルガンのためのシンフォニア 作者不詳(19世紀): マエストロ、シモーネ・マヤーのためのシンフォニア 作者不詳(19世紀): ロッシーニの歌劇「タンクレディ」 によるグラン・シンフォニア ガエタノ・ドニゼッティ:オルガンのための大奉献章 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:オルガンのためのソナタ カルロ・フマガッリ: ヴェルディの歌劇による オルガンのためのミサ・ソレムニス/ オペラ「椿姫」によるグロリアのための変奏曲/ オペラ「椿姫」による奉献章/ オペラ「椿姫」による聖体奉拳/ オペラ「シチリアの夕べの祈り」による/ コンスマツィオーネ(形と色)/ オペラ「アイーダ」によるミサ後の行進曲/ |
クラウディオ・ ブリツィ(Org) | |
録音:2001年9月、イタリア。 イタリアの世界的オルガニスト、ブリツィが、自国の偉大な作曲家ヴェルディに捧げた賛歌。ヴェルディ没後100年記念録音。 イタリア・ロマン派歌劇の巨匠ヴェルディ(1813-1901)は、世界的に特に人気の高いオペラ作家の一人だが、特にイタリアでは国民的英雄で、現在でも深い敬愛の年をもってたたえられている。2001年はこのヴェルディの没後100年に当たり、イタリアはもとより世界的に多彩なイヴェントが行われていたが、このアルバムも、イタリアが生んだ世界的オルガニスト、クラウディオ・ブリツィがヴェルディの偉業を称えて録音したもので、自国の誇り、ヴェルディに熱い思いを込めて演奏したもの。収録曲は、ヴェルディの代表的歌劇「椿姫」、「シチリアの夕べの祈り」、「アイーダ」からテーマを採ったミサ・ソレムニス(壮厳ミサ曲)を中心として、オペラ作曲の先輩であり、ヴェルディに影響を与えたロッシーニ、そしてイタリア音楽の黄金期、バロック時代の作曲家といった、ヴェルディを生み出す背景となった作曲家たちの貴重かつ珍しい作品で構成されている。 | ||
ブラームス:ピアノ四重奏曲 全曲 [第1番 ト短調Op.25/第3番 ハ短調Op.60/ 第2番 イ長調Op.26] |
岡田博美(P) ウィーン・ フィルハーモニア 弦楽三重奏団 [ペーター・ ヴェヒター(Vn) エルマー・ ランデラー(Va) ローベルト・ ノージュ(Vc)] | |
録音:2000年12月、ウィーン/他 奇才ピアニスト、岡田博美がウィーン・フィルの俊才による弦楽トリオと共に、ブラームスの室内楽傑作を、伝統を踏まえつつも色彩鮮やかに現代に蘇らせる。岡田博美は桐朋学園在学中に日本音楽コンクールで優勝し、卒業後もマリア・カナルス・コンクールで優勝の他、数々の国際コンクールで優勝を果たしており、現在はロンドンを本拠にヨーロッパ、日本など幅広く活躍し、将来を最も嘱望されているピアニストの一人として注目を集めている。楽曲に対する深い洞察力と決然たるタッチで、新しい感覚のピアノ音楽を再現し高い評価を獲得している彼だが、ウィーン・フィルの中心メンバーで構成させるウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団とは初めての共演。ウィーンの伝統的な音楽表現を尊重しつつ、岡田ならではの完璧なテクニックを駆使して、きらびやかで、新しい感性にあふれたブラームス像を聴かせてくれる。 | ||
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)集 [第1番 ホ長調Hob.V1〜2つのヴァイオリンとチェロのための(*)/ 第2番 ヘ長調Hob.V2〜2つのヴァイオリンとチェロのための(*)/ 第3番 ロ短調Hob.V3〜2つのヴァイオリンとチェロのための(*)/ 第4番 変ホ長調Hob.V4〜2つのヴァイオリンとチェロのための(*)/ 第8番 変ロ長調Hob.V8 〜ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための(#)] |
ウィーン・ フィルハーモニア 弦楽三重奏団 [ペーター・ ヴェヒター(Vn) トビアス・リー(Va;#) タマーシュ・ ヴァルガ(Vc) トーマス・ ヴィンクラット(Vn;*) | |
録音:2001年5月、ウィーン。 ハイドンは弦楽三重奏曲を1762年から1967年頃にかけて21曲作曲していますが、これらの作品はトリオ・ソナタから チェンバロを除いた形(第8番は例外)をとっており、弦楽四重奏というジャンルを切り拓き、完成させる前段階と なった。このアルバムでは第1番〜第4番と第8番の5曲を収録。国内盤カタログには同曲のCDはなく、貴重なアルバムの登場と言える。 ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団は、ペーター・ヴェヒターをリーダーとし、ウィーン・フィルの仲間によって組織された弦楽トリオで、CAMERATAからのCD発売や来日公演で既におなじみ。このアルバムに収められたハイドンは、彼らの生活に溶け込んだものであり、その演奏は、敬愛する作曲家の作品に対する深い知識と、それに接する喜び・自信にあふれ、正に本場の名演と言える。 | ||
フォーレ: ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調Op.13/ ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調Op.108/ アンダンテ 変ロ長調Op.75/ 夢のあとに(編曲:パブロ・カザルス)/ 初見視奏曲 イ長調/ロマンス 変ロ長調Op.28/ 子守歌Op.16/ シシリエンヌOp.78(編曲:ロイ・ハウアト)/ エレジーOp.24 |
カリーン・アダム(Vn) ドリス・アダム(P) | |
録音:2001年2月/5月/7月、ウィーン。 フランス近代音楽を黄金期に導いた作曲家フォーレが作曲したヴァイオリン・ソナタのうち、第2番は、耳の病の悪化に伴って内省化していくその音楽が最も凝縮された作品で、若い時期に書かれた陽光がふりそそぐ幸福感に満ちた第1番とは正に対照的。そしてフォーレの作品を語る上で欠かせない小品の中でも「夢のあとに」「シシリエンヌ」「エレジー」等の代表的名作を収録していることもこのアルバムの魅力を引き立たせる特徴の一つ。異なる編成のために書かれた作品でも、オリジナルの楽器編成を忘れさせるほど自然な演奏が繰り広げられえいる。 カリーンとドリスのアダム姉妹は、ウィーンで培われた美的感性を見事にフランス風に洗練されたものに置き換え、作品の持つ各々の魅力を余すところなく表現している。フランスの演奏家による、いわゆる本場ものに決して引けをとらない、そしてより深みをたたえた演奏を聴かせてくれるところは、さすが彼女たちならではと言えるだろう。 | ||
ポエム:ハーモニカ バッハ(ロートン編):主よ、人の望みの喜びよ バッハ:ソナタ ト短調 BWV.1020 (原曲;フルートとチェンバロのための) ヘンデル:ソナタ ト長調 Op.10 No.5 (原曲:フルートと通奏低音のための) イベール:「物語」より [金の金の亀を使う女/水売り女/水晶の籠/白い小さなロバ] 三宅榛名:ポエム・ハーモニカ/いちめん菜の花 菅原明朗:瞑想 宮前知永子:Poelegie II ピアソラ(美野春樹 編):忘却 ロドリゲス(ドルンベッヒャー編):ラ・クンパルシータ フォスター:草競馬 |
崎元 讓(ハーモニカ) 御喜美江 (アコーディオン) | |
録音:2001年1月、埼玉。 超一流のコンビによる風変わりな編成のクラシック名曲集。ハーモニカとアコーディオン、これらの欧米から日本に持ち込まれた楽器は、日本の一般大衆の中に深く浸透してきたもので、特に一定以上の年齢の人々には、言い知れぬ郷愁をかき立てる楽器と言える。バッハの人気曲から三宅榛名の名曲まで、幅広いジャンルから選ばれたこれらの名曲による抒情的で美しい音楽世界は、聴く者の心をなごませてくれること間違いなし。 | ||
モーツァルト/シェレンベルガー編曲: 自動オルガンのための3つの小品 モーツァルト: アダージョとアレグロ ヘ短調 K.594/ アンダンテ ヘ長調 K.616 アレグロとアンダンテ(幻想曲)ヘ短調 K.608 シェーンベルク:フルート、オーボエ、クラリネット、 ホルンとファゴットのための五重奏曲 Op.26 |
アンサンブル・ ウィーン=ベルリン | |
録音:2001年3月、他、ベルリン。原盤:Campanella Musica。アンサンブル・ウィーン=ベルリン結成20周年記念盤。 | ||
CAMERATA "INSIGHTS" (JAZZ) | ||
高樹レイ〜ライヴ・イン・ウィーン オープニング・バイ・アクセル・メールハート/枯葉/ アイ・ウォント・トゥー・トーク・アバウト・ユー/ ノー・ムーン・アット・オール/ ザ・モア・アイ・シー・ユー/春の如く/ ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー/ オール・ザ・シング・ユー・アー/ エヴリタイム・ウィー・セイ・グッバイ/ アイ・レット・ア・ソング・ ゴー・アウト・オブ・マイ・ハート/ 酒とバラの日々/ミスティー/ ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ |
高樹レイ(Vo) ゲイリー・フォスター(アルトSax) ローランド・バティック(P) ハインリッヒ・ヴェルクル(ベース) アントン・ミュールホーファー (ドラムス/Perc) | |
録音:2004年12月、ウィーン。ライヴ。 日本のジャズ・シーンで女性ヴォーカリストとしての地位を確立し、活躍する高樹レイのインサイツ・レーベル3枚目のアルバム。 今回はウィーンの名門ジャズ・クラブ「ジャズランド」での、日本人アーティストとしては初のライヴ・レコーディング。共演はヨーロッパ・ジャズ界の重鎮、ピアノのローランド・バティックに、ベースのハインリッヒ・ヴェルクル、ドラムのアントン・ミュールホーファーのヴェテランが加わり、さらにはアメリカからサックスの名手ゲイリー・フォスターが加わるという正に豪華メンバーにより、ジャズ・ファンであれば誰でも聞いてみたいと思う、魅力的なアルバムになっている。 曲目はトーチ・ソング(失恋の歌)を中心とするもので、ブルース、バラードの名手である高樹レイの独壇場。洗練された、温かみのある歌声で、個性的に聴かせてくれる。VPOのメンバーまでもが聴きにきたという、熱気あふれる会場の雰囲気がストレートに伝わってくる録音。 | ||
JAZZ STRINGS〜向井滋春 向井滋春:フルヴィオ/サマルカンド アストル・ピアソラ:オブリヴィオン 向井滋春:エヌ・アイ・シー ドラー・ブランド:ウェディング ザ・ビートルズ:ノルウェーの森 アストル・ピアソラ:オブリヴィオン ジョージ・ガーシュイン: サムワン・トゥー・ウォッチ・オヴァー・ミー チャーリー・パーカー:ドナ・リー カルロス・リラ:プリマヴェーラ セロニアス・モンク:ストレイト・ノー・チェーサー 向井滋春:ノス・ドイス |
向井滋春(Tb) 里見紀子(Vn) 高橋亜星(Vn) 成谷仁志(Va) 平山織絵(Vc) 岡部洋一(Perc) 今泉正明(P) 山下弘治(ベース) | |
録音:2003年10月、東京。 カメラータのジャズ・レーベル、「インサイツ」から久々にリリースされるタイトルは、日本ジャズ界トロンボーンの第一人者、向井滋春リーダー・アルバム。 トロンボーンのほかは弦楽カルテットに3リズムの編成で、すべて向井自身のアレンジ。近年チェロも演奏する向井が、性格も機能も異なる弦楽器の魅力をよく引き出し、自身の曲をはじめ、 ガーシュイン、ピアソラ、ビートルズ、モンク等、ライトからコアなファンまでが楽しめる内容。 | ||
CAMERATA "Swing Bros" (JAZZ) カメラータが発売する、「スイングする兄弟たち」という意味をこめて名づけられたジャズの新レーベル。 | ||
マジカル・ジャズ・カフェ〜岸ミツアキ ザ・マジカル・ジャズ・カフェ (NHK「ときめきジャズ喫茶」オープニングテーマ曲)(*)/ いつかどこかで(#)/アイム・スルー・ウィズ・ラヴ(#)/ スマイル(#)/黒い瞳の(*)/ひまわり(+)/ フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(+)/ ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー?(+)/ アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー(+)/ ブルース・フォー・ステファニー(#)/ ア・タッチ・オブ・メランコリー (NHK「ときめきジャズ喫茶」エンディングテーマ曲)(*) |
岸ミツアキ(P) 中村新太郎(ベース) 井川晃(Ds;#) 力武誠(Ds;+) 田中ヒロシ(Ds;*) | |
録音:2004年6月、静岡。 スイングジャーナル誌「第54回ジャズ読者投票」(2003年3月〜2004年2月に発売されたアルバムが対象)でジャズマン総合部門第7位、アルバム部門第7位、コンボ部門第5位、ピアノ部門第4位に輝く、岸ミツアキのニュー・アルバム。NHKラジオ番組「ときめきジャズ喫茶」オープニング&エンディングテーマ曲を収録。 | ||
ジス・イズ・・・ Jack Lawrence/Clara Edwards:雨の降る夜 Al Cohn:テイク・フォー Sammy Cahn/Jule Styne:久しぶりね Cy Coleman/Carolyn Leigh: ヘイ、ルック・ミー・オーヴァー Charles Christian/Benny Goodman: セヴン・カム・イレヴン Sammy Cahn/Jimmy Van Heusen: アイル・オンリー・ミス・ハー Al Cohn:トラヴィシモ Harry Allen:ゲット・アウト Dorothy Fields/Jeromr kern: ピック・ユアセルフ・アップ |
ハリー・アレン・カルテット [ハリー・アレン(テナーSax) ジョエル・フォーブス(ベース) ジョー・コーン(G) チャック・リプス(Dr) | |
録音:2004年、ニューヨーク。 絶好調のテナー・サウンド、脂ののりきったメンバー達。息のあったツアー・メンバーでコンビネーションばっちりの活きの良い演奏。 | ||
深津純子〜スイング・タイム 深津純子:ゴーイング・ホーム/バラード・フォー・ユー/ スイング・タイム S.ワンダー、H.コスビー、S.モイ: マイ・シェリー・アモール 深津純子:カンヴァセイション/ギャブ&モブ/エアー・ショウ マイルス・デイヴィス:ソーラー 深津純子:ダンシング・イン・ザ・ムーンライト/ デューク・エリントン、J.ティツォル:キャラヴァン |
深津純子(Fl) モンティ・アレキサンダー(P) デニス・アーウィン(ベース) ジョー・アシオーネ(Dr) | |
録音:2004年12月、ニューヨーク。 コンポーザーとしての才能を感じさせるオリジナル曲もたっぷり。 深津純子(すみこ):6歳よりピアノ、9歳より小学校のオーケストラにてフルートを始める。東京芸術大学付属音楽高等学校器楽科卒。慶応大学文学部仏文科及び同大学院修士課程修了。1996年、1998年バンフ・アート・フェスティバル(カナダ)に参加。2000年、2003年インターナショナル・ラテン・フェスティバル(キューバ)へ出演。2001年5月、全編オリジナルの作品集「フェザー・イン・ジ・エアー」を録音。同年6月単身キューバに渡り、現地ミュージシャン達と「スミコ・エン・ラ・ハバナ」を録音、翌年2月に発表。2002年、2003年発売のハリー・アレン(サックス奏者)のボサノバ・アルバムに参加し注目を浴びる。2002年6月ブラジリアン・ギタリスト、ドリ・カイミとブラジリアン・ジャズ・アルバム「アザ・ブランカ」をLAにて録音。2003年1月創作活動の地、千葉館山市の「ふるさと大使」に任命される。 | ||
スインギン・オールウェイズ Gus Kahn/Isham Jones:夢であいましょう(*/+) Charles Trenet:アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ(*) Eden Ahbez:ネイチャー・ボーイ Johnny Burke/Jimmy Van Heusen: サンディ、マンディ、オア・オールウェイズ(+) Cole Porter:アイ・ラヴ・パリ(*) Andy Razaf/Don Redman: ジー・ベイビー、エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー(#) 岸ミツアキ:フラッデッド・ロード(*/+) Irving Berlin:オール・バイ・マイセルフ(*) Sidney Robin/Charles Shavers:アンディサイデッド Harold Arlen/Ted Koehler:思いのまま(+) Ned Washington/Bing Crosby/Victor Young: ゴースト・オブ・ア・チャンス |
岸ミツアキ(P) ジョエル・フォーブス(ベース) デニス・マックレル(ドラムス;#以外) ハワード・アルデン(G;#以外) ハリー・アレン(T−Sax;*) ウォーレン・ヴァシェ(コルネット;#/+) | |
スイング・ジャーナル誌「第54回ジャズ読者投票」(2004年3月-2005年2月発売のアルバムが対象)で、ジャズマン総合部門第5位、コンボ部門第4位、ピアノ部門第5位に輝く、岸ミツアキのニュー・アルバム。 本場ニューヨークのスイング・プレイヤーを集めての豪華なスイング・バップ・サウンド。 | ||
スイング・ブラザーズ 〜スイングジャーナル・リーダーズ・リクエスト William May:マイ・リーン・ベイビー Benny Goodman/Lionel Hampton:フライング・ホーム traditional:ダニー・ボーイ Frank Foster:シャイニー・ストッキングス Roger Kahn/Joseph Meyer:クレイジー・リズム Manning Sherwin:バークリー・スクエアのナイチンゲール Jerome Kern:今宵の君は Count Basie:ワン・オクロック・ジャンプ Lewis E.Gensier:恋はすぐそこに Duke Ellington:コットン・テイル Taku Izumi:見上げてごらん夜の星を (日本のみのボーナストラック) |
ハリー・アレン=スコット・ハミルトン・ ニューヨーク・セクステット [ハリー・アレン(テナーSax) スコット・ハミルトン(テナーSax) バッキー・ピザレリ(G) ジョン・パンチ(P) ジェイ・レオンハート(ベース) チャック・リグス(Dr)] | |
ダブル・テナーの醍醐味。ハリーとスコットの共演ヒット作「ジャスト・ユー、ジャスト・ミー」(BMG)の再演。しかもスイングジャーナル誌読者のリクエストにお応えしてのスタンダード曲集。「富士通コンコード・ジャズ・フェスティヴァル2005」への来日記念盤。日本のファン向けのボーナストラック。スイングジャーナル誌11月号ゴールドディスクに選定。 | ||
岸ミツアキ・ベスト(仮題) Harold Arlen:アズ・ロング・アズ・アイ・リヴ George Shearing:バードランドの子守歌 Hoagy Charmichael:スターダスト Irving Berlin: ステッピン・アウト・ウィズ・マイ・ベイビー/ ザ・ベスト・シング・フォー・ユー Henry Mancini:シャレード Dick Hyman:ベイビー・ブーム Lewis Spence:ナイスン・イージー Lew Brown/Sam Stept/Charles Tobias:カムズ・ラヴ Fats Waller:ジターバッグ・ワルツ Vincent Rose:アヴァロン Cole Porter:マイ・ハート・ビロング・トゥ・ダディ George Gershwin:霧深き日 Victor Young:ストリート・オブ・ドリームス |
岸ミツアキ(P) バッキー・ビザレリ(G) ジョン・ピザレリ(G) 田辺充邦(G) ジョージ・ムラーツ(ベース) デニス・アーウィン(ベース) ピーター・ワシントン(B) ジョン・クレイトン(ベース) 伊藤潮(ベース) ジェフ・ハミルトン(Dr) グラディ・テイト(Dr) ハリー・アレン(テナーSax) ケン・ペプロウスキー(Cl) | |
スイング・バップの旗頭、岸ミツアキのBMG時代の総集成。 |