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VIBRATO
1CD−Rあたり ¥3300(税抜¥3000)¡


 #当レーベルに関しては音質面での問題が多く、レーベル側が記載している瑕疵以外の個所にも、原盤等に起因する「音飛び」「ノイズ混入」「音場感の変化やステレオ・モノラル等の記載違い・混入」「演奏家・作曲家等の記載ミス」「その他の不具合」が存在する場合があり、マスターに起因する音質不良部分の改善や、マスターに記載されていた表記不良個所の修正等は望めません(製盤時の不良〔いわゆる「プレスミス」〕を除き、レーベル側の仕様となります)。
 基本的には「音質は良くなく、場合によっては鑑賞に相当の支障があるアイテムも存在するレーベル」とお考え頂けますよう、あらかじめご了承下さい。
VLL-1
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[CD-R]
カラヤン、初出
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」(*)/
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1987年11月6日、フランクフルト(*)/1987年11月5日、ケルン(#)、共にライヴ。初出音源。共にステレオと記載されているが、(*)は少々不自然で、擬似ステレオかもしれない。
 カラヤンかと気を抜いて聴き始めると大変なことになる。演奏は、まるでフルトヴェングラーなのだ。この演奏を聴いて、なぜベルリンがカラヤンを後継者に指名したのかハッキリ理解できた。カラヤンはフルトヴェングラーと同じ血を持っていたのだ。巷に溢れる退屈なスタジオ録音や、音の凄みまで消し去るリマスターによって謀殺されていたカラヤンの本質がここにある。特にシューベルトはフルトヴェングラーとムラヴィンスキーを足してさらに二乗したような演奏で、聴いていて汗が滲みでる。
 インハウス録音のようでホワイト・ノイズなどは多いが、音楽を楽しめるレベルの音質を保っている。
2VLL-3
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[2CD-R]
シノーポリ、初出
 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
フィルハーモニアo.
 録音:1987年7月26日、ロイヤル・アルバートホール、ライヴ。初出音源。
 緑に霞む森の奥から行進してくる群集を目の当たりにするような不思議な凄みのある演奏だ。ゆったりとしたその歩みが、夢をみているような溶け合った響きの中、通り過ぎていく。すべての音に色を与えることができた唯一の指揮者シノーポリ。マーラーの筆致からさえもその心理の深層を読み取れるという彼が、暗めの音像を駆使してすべての音に色をつけていく過程が手にとるように分かる。彼が存命でマーラーの再録音をしたならば、マーラー解釈の歴史が一新されただろうに。彼へのあまりに早い神の呼び出しは、残された我々にはまさに悲劇的な出来事だったと知る。
VLL-4
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[CD-R]
クーベリック、初レパートリー
 フランク:交響的変奏曲(*)
 ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調Op.88(#)
フィリップ・アントルモン(P;*)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ライヴ(*)/1976年8月28日、ルツェルン、ライヴ(#)。初出音源。(*)はクーベリックのディスク初レパートリー曲。フランクの録音自体が大変珍しく、他には1974年ライヴのオラトリオ「至福」(GALA GL-100.538|廃盤) があるだけで、スタジオ録音も皆無。(#)はORFEO D'ORから同年5月17日のライヴが出ている(ORFEOR-595031)が、この日付けのものは今回初登場。ただ、以前METEORから1970年代とされるライヴが出ていた。
 良いソリストを迎えたときのクーベリックの演奏は本当に優しく、アントルモンの演奏の行き先に柔らかな光を当てて導いているようで慈悲深い。ドヴォルジャークは、ややこもりぎみの音質ながらも「ライヴのクーベリック」の持つ力が存分に発揮され、他の演奏を凌駕する。
 (*)は少々ヒス・ノイズが目立つが、音質まずまず。(#)は代理店案内では「ややこもり気味の音質」とされているが、特にそのような感じは無く、ピラミッド型でバランスが取れたまず良好の音質。
VLL-5
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[CD-R]
ヴァント、初出
 ブルックナー:交響曲第5番
ギュンター・ヴァント指揮
BBCso.
 録音:1990年9月9日、プロムス。ライヴ。ステレオ。おそらく初出音源。ヴァントとBBC響による同曲には、これまで1986年のライヴがあった(FKM-CDR35)。
 楽団員の緊張感とヴァントへの尊敬の念が頂点にある同曲の最高傑作で、ヴァントによる全てのブルックナーの中でも上位に位置するといって間違いない。冒頭の4小節を聴けば、ただならぬ演奏であることは容易に理解でき、その理解をはるかに凌駕する音楽が楽章が進むにつれて繰り出されてくることに驚愕を覚える。なんという迫力、なんという美しさ。
 低域寄りの滑らかな音質ではあるが、少々ピッチが低い。ただ、そのようなハンデがありながらヴァントの芸術が不足無く伝わるのは、やはり演奏の素晴らしさゆえだろう。
VLL-6
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[CD-R]
ハイティンク、初出
 ブルックナー:交響曲第9番
ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルン放送so.
 録音:2004年、ライヴ。ステレオ。初出音源。ハイティンク&バイエルン放響による同曲は、2001年のライヴがEN LARMESから出ている(ELS-02-183)。
 始めは「規範的な演奏でありブルックナー・ファンはコレクションに加えるべき演奏」と思えるが、繰り返し聴いてみると、微妙なテンポの緩急や、チューニングをしているのかと思われる程異様に長いロングトーンなど、怪しい個所が結構ゴロゴロしていることに気付く。優等生が実は・・・という新聞記事を思い起こさせる。繰り返し聴かなければダメだ。優秀な優等生ほど巧みに仮面をかぶっていて、なかなかその正体を現わさない。
 音質まず良好。
2VLL-7
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[2CD-R]
なんとバーンスタイン&パリ管のマーラー!
 マーラー:交響曲第7番
レナード・バーンスタイン指揮
パリo.
 録音:1981年5月22日、パリ。ライヴ。初出音源。#後出の1981年5月13日の演奏 (St-Laurent Studio, YSL-T-1222) と同一かどうか不明。
 フランス人恐るべし・・・。全盛期のバーンスタインをしてマーラーを演奏しても、出てくる音はフランスの音なのだ。少しステージの遠い録音の影響もあるのだろうが、木造のホールのような響きを伴って耳に届くその音は、強いフランス臭をまとう。バーンスタインも相当努力したのだろう。結果として、最終楽章の最終音まで、オーケストラと指揮者が音楽の解釈の駆け引きをくり返すスリリングな演奏となった。フランス語を話すマーラー。非常に稀な演奏である。
 年代としては音質まず良好。
VLL-8
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[CD-R]
カラヤン、初出
 モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調K.427(417a)
カーリン・オット(S)
ジャネット・ペリー(S)
フランシスコ・アライサ(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO、ウィーン楽友協会cho.
 録音:1982年4月4日、ザルツブルク。ライヴ。ステレオ。初出音源。
 まさに皇帝の営みである。カラヤンがベルリン・フィルを用いて、その皇位の正当性を顕示するかのようなこの演奏は、圧倒的な迫力と豪華さに満ちている。モーツァルトは自身の結婚を神に感謝してこの曲を描いたという。カラヤンは自身が欲する栄華を神に感謝していたのだろう。音質も良好で、プレイボタンを押すと、いきなり目の前に広いステージが開ける。良き日に聴くべき明るさと絢爛を備えたこの音楽を、自身の為に安らかに楽しめる日の到来を待とう。
 テープ劣化によるピチ・パチ・ノイズが時折あるが、まずまず良好の音質で、鑑賞に支障は無い。
VLL-9
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[CD-R]
スヴェトラーノフ、初出
 モーツァルト:
  アダージョ K.261/ヴァイオリン協奏曲第5番
 ムソルグスキー:展覧会の絵
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1979年、ストックホルム。ライヴ。初出音源。
 スヴェトラーノフにしては大人しい展覧会の絵だと思っていたら、徐々に様相が変化してきた。10分を過ぎたあたりから、スウェーデン放送so.がロシアの音を奏で始めたのだ。金管は徐々に口を大きく開けて咆哮を繰り返すようになり、弦は明らかにボウイングの圧を強める。最後の10分はメロディア盤を越えて猛烈にロシア臭い。大陸の凍った土の匂いがする。もちろん最後は、お決まりのスヴェトラーノフクレッシェンド。なにもそこまでと思ってしまう。モーツァルトは紳士的な演奏ではあるが、その紳士は厚いコートをまとった北の紳士であった。
VLL-10
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[CD-R]
スウィトナー、エーテボリ響との「ブル7」初出
 ブルックナー:交響曲第7番
オトマール・スウィトナー指揮
エーテボリso.
 録音:1986年4月、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 何と珍しい、スウィトナーと北欧スウェーデンのエーテボリ響とのライヴ。一音一音を噛み締めるような、ゆったりとしたテンポで、精緻なアンサンブルが重なっていく。ブルックナーで、これほどの演奏ができるのは、チェリビダッケ以外にないと確信していたのに、実にスイトナーは、チェリビダッケを越えるとも思えるこの演奏を遺していたのだ。彼が再評価される日は確実に来る。その時に、既にこの録音を持っていることを誇ろう。
 少々ヒス・ノイズがあるが、音質良好。
VLL-11
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[CD-R]
テンシュテット、初出、初レパートリーあり
 テンシュテットのインタビュー(*)
 モーツァルト:
  交響曲第32番(#)/ピアノ協奏曲第12番(+)
カール・エンゲル(P;+)
クラウス・テンシュテット指揮
クリーヴランドso.(#)、
ベルリン放送so.(+) 
 録音:1976年、クリーヴランド(*)/1976年(#)/不祥(+)。ステレオ。初出音源。
 (+)はテンシュテットの初音盤レパートリー。(#)も長い事テンシュテットの音盤が無かった作品だが、2005年に当盤を合せると3種の音源が一挙(1978年、ボストン響[SIBERIAN TIGER ST-013/入手困難]/1977年、バイエルン放響[PROFIL PH-05004]アナウンスされた。
 7分ほどテンシュテットのインタビューが聴ける。優しいトーンの声をした彼は、控えめにインタビュアーの質問に答える。「マーラーやブルックナーは自分にとっては特別な存在だが、モーツァルトやストラヴィンスキーも大好きだ。」「ロンドンフィルはすばらしいと思っているが、アメリカのオケもすばらしい。」ややテンポは速いが落ち着いたトーンのモーツァルトを奏でる彼は、天体観測が趣味だったらしい。「星を見ると自分の小ささが分かる。」短いインタビューだが、彼の哲学が見える。
 (+)でテープ・ノイズがやや目立つが、全体的に音質まず良好。
VHL-12
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[CD-R]
ミュンシュ、初出&初レパートリー
 モーツァルト:
  協奏交響曲 変ホ長調K.364(*)/
  「音楽の冗談」K.522より
   [第2楽章−第4楽章](*)/
  バレエ音楽「レ・プティ・リアン」K.299b(#)
ルース・ポッセルト(Vn;*)
ジョゼフ・
 ド・パスクァーレ(Va;*)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1962年7月14日(*)&1962年7月15日(#)、タングルウッド音楽祭、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 ミュンシュのこんな演奏が残っていた。全て彼にとっては商業録音が無い曲ばかりで、ディスク初レパートリー。タングルウッド・フェスティヴァルという特別な場がそうさせるのか、あのミュンシュが笑顔で楽しそうに演奏しているのが感じ取れるほど明るい音楽になっている。とはいえ、締めるところは締める彼の指導が行き渡っているボストンso.は、リラックスした中でも一本筋の通った音楽を聴かせる。(*)独奏の2人は、おそらくボストン響の当時の首席。
 同レーベルのヒストリカル・ラインでの発売だが、(*)は非常に良好な音質で、ヒス・ノイズを除けば最近の録音と変らない。(#)は冒頭でわずかなテープ劣化が感じられるが、こちらも当時としては良好な音質。
2VLL-13
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブルックナー:
  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年2月5日、ウィーン。ライヴ。初出音源。チェリビダッケによる同曲は異演も多いが、同年の物としては、他に6月23日、ミュンヘンでのライヴ(RARE MOTH RM-456/7S)が出ている。
 弱音の部分ではややテープノイズが気になるが、ブルックナーの頭の中で生まれた音の光を、チェリビダッケが手にとって一つ一つ空間に解き放っているかのような丁寧で的確な演奏だ。史上もっともチェリビダッケらしい「ロマンティック」である。
 少々ピッチが高くヒス・ノイズもあるが、音質はまず良好。
VLL-14
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[CD-R]
アーノンクール、初出
 モーツァルト:
  交響曲第1番 変ホ長調K.16/
  クラリネット協奏曲 イ長調K.622(*)
ヴォルフガング・マイアー(Cl;*)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:2001年2月3日、ウィーン(本体にはザルツブルクと表記)。ライヴ。初出音源。
 極めて激しいアクセントを伴った強音部分と、優しく繊細な弱音が同じ指揮者の下に共存していることに驚く。彼のこの特徴ある演奏のせいか、モーツァルトがところどころで、まるで現代曲であるかのように、しかし非常に美しくかつ楽しく響いている。モーツァルト・ファンなら一度は聞いておきたい、心踊る名演。
 最強奏部では「多少割れ気味の音質になってしまう」と代理店案内があるが、特に目立つ箇所は見受けられず、全体として音質良好。
VHL-15
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[CD-R]
ロスバウトの「英雄」、初レパートリー
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ハンス・ロスバウト指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:1950年代。初出音源。ロスバウトはベートーヴェンの交響曲をあまり録音しておらず、当曲は確か初音盤レパートリー。
 ロスバウトが振っているというのでギスギスとした英雄が出てくるのかと思ったが、筋肉質の体躯をもった堂々とした勇者が目の前に現われた。おそらく彼がこのオーケストラに就任してしばらく経った1950年代後半の録音なのであろう、きりりと引き締まった音の縦の動きは見事な隊列をなす。音の概念や表現の手法を追求する姿勢ばかりが語られることの多いロスバウトは、実は音楽の情念や風景の描き方にも長けていたことが良くわかる。第3楽章も深い淵を見せる優れた表現力で、フルトヴェングラーの香りが鼻をくすぐる。
2VLL-16
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[2CD-R]
スヴェトラーノフ、初出
 マーラー:交響曲第7番
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1995年8月9日、スウェーデン。ライヴ。初出音源。SAISON RUSSEの全集は1992年の録音だったので、さらに後年の解釈が聞ける貴重な演奏。
 スヴェトラーノフの繊細さが強調された貴重な記録である。もちろん、大きな鉄の固まりのような重い音が目の前に迫ってくる場面が多いのだが、その間に垣間みえるちょっとした弦の和音などに、ヨーロッパの繊細な音の響きが宿っているのがわかる。後年、スヴェトラーノフは徐々にマーラーやブルックナーへと傾斜していったという。ロシアのオーケストラではなく、ヨーロッパのオーケストラとの全集が遺されていたならば、新しいマーラーの歴史が開けていたかもしれない。最後にいつものクレッシェンドが聴ける。「やっぱりこうだろ?」とニヤリとしながら振り返る彼の姿が見える。
VLL-17
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[CD-R]
ジュリーニ、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エレン・シェイド(S)
ビルギット・レンメルト(A)
マイケル・シルヴェスター(T)
ピーター・ローズ(B)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1993年12月13日、ライヴ。初出音源。ジュリーニによる同曲の、おそらくこれまでで最も後年の記録。1972年のEMI盤、1989年-1990年のDG盤に続く3種目となるもの。
 唯一ジュリーニのみが語りうる、美しい装飾を施した甲冑をまとった気高き騎士の音楽である。流れるような弦のうねりは、しなやかな騎馬の筋肉を思わせ、鳴り響く金管は戦いの始まりとその勝利を示唆し、最後に歓喜の歌声が沸き上がる。張り詰めたティンパニーの打撃は、求める勇気と力を彼等に与える。会場のノイズまでリアルに記録されているせいか、20列程の椅子を隔てた先にジュリーニの背中を感じることができる。記憶されるべき「第9」である。
VLL-18
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ワーグナー:
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
   〜第1幕前奏曲/
  「パルシファル」〜聖金曜日の音楽/
  「神々のたそがれ」より
   [ジークフリートの葬送行進曲/
    ジークフリート牧歌]
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年6月12日、ケルン、ライヴ。初出音源。中では「聖金曜日の音楽」が珍しく、確か他には1983年とされるARTISTS盤(廃盤)があるだけ。他の3曲も、これまでは同年2月のEMI盤があるだけで、チェリビダッケによるこれまでで最も晩年の記録となるだけに貴重。
 おそらくコンサートの順序そのままの記録なのだろう。蕩けるような、ゆったりとした前奏曲から始まり、徐々に会場の空気が濃密になっていく。もちろんそこにステージは無いのだが、真紅の緞帳が上がり、まるでこれから物語がスタートするかのような錯覚を感じたとき、チェリビダッケがオペラを残さなかった理由がわかった。きっと彼はステージが「音楽」の邪魔になると思ったに違いない。
 一部ノイズが混入する箇所があるが、音で視覚を刺激する交錯的なチェリビダッケの音楽で感覚が満たされるせいか、それほど気になることはない。
VLL-19
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1967年、ライヴ。初出音源。チェリビダッケの同曲は意外に少なく、1955年のトリノ・ライヴ(HUNT=ARKADIA)と、ごく短期間&限定的リリースだったと思われる1986年のミュンヘン・ライヴ(PARTITA)の2種があったのみ。共に現在では入手不能だけに、嬉しいリリース。
 指揮棒にハエがとまりそうな程ゆったりとしたテンポで音楽を始めるいつものスタイルであるが、異様に音が整理されていて、音符の運びが手にとるようにわかる驚異的な演奏であることが5分も経たないうちに理解できる。2楽章から3楽章にかけては、まるでラヴェルやドビュッシーのような優美な響きがところどころに聴こえてくるのを確認して欲しい。ショスタコーヴィチはプロパガンダの音を制作したのではなく、やはり芸術を創造したのだ。チェリビダッケは、その交響曲第5番の中に潜む美しさに対して音楽としての賛美を惜しまない。
 多少テープノイズが気になるが、過去リリースされた同曲の録音の中では最良の音質である。
VHL-20
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[CD-R]
ヒンデミットのブルックナー
 ブルックナー:交響曲第7番
パウル・ヒンデミット指揮
NYP
 録音:1960年もしくは1961年、ライヴ〔1960年2月27日、あるいは1960年2月28日〕
 「音楽は演奏する側に主体がある」と語ったヒンデミットらしく、即物主義的なブルックナーである、と思った。しかし、音楽が進むにつれてヒンデミットの中に、ロマン主義への憧れが眠っていることに気付く。第1楽章では比較的軽快なテンポを刻んで、無理に主題を無視しているかのような演奏は、4楽章を迎えてついに奥深く眠るロマン的な音を奏で始めてしまう。
 年代相応の、やや不鮮明なところもある音質ではあるが、目の前でヒンデミットが啓示しようとあがいた「新しい解釈」には十分手が届く。
VLL-21
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブルックナー:交響曲第9番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年3月15日、ミュンヘン、ライヴ。初出音源。異演も多いチェリビダッケの同曲。1991年3月の同曲演奏会は13日から3日間行われたようだが、14日の演奏が既出 (RARE MOTH RM-531S)。13日の演奏も2008年5月に WORLD MUSIC EXPRESS からアナウンスされた (WME-S-1240)。
 雲でできた天国への階段を踏みしめながら上り詰め、最後にそのドアをあけて昇天するというストーリーの一連の宗教画を見た後のような、敬虔な感触が心を覆う。あまりに人間的な訴えを持つこの曲は、天上の音楽たりえないが、チェリビダッケは地上からの階段をもうけ、我々をその門前まで導く。蕩けるような音の塊のぶつかり合いが永遠に続くいつもの演奏スタイルではあるが、良好な音質の助けもあって、よりクリアにチェリビダッケの導く手をはっきりと掴むことができる。
2VLL-22
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[2CD-R]
アーノンクール、「メサイア」 1997年
 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
クリスティーネ・シェーファー(S)
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(A)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)
ジェラルド・フィンリー(B)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
アルノルト・シェーンベルクcho.
 録音:1997年12月13日、ウィーン。ライヴ。初出音源。アーノンクールの同曲は、丁度 DHMから22年ぶりの再録音と話題になった2004年ライヴが発売された所(82876-64070-2)なので、その間に入る当盤と、是非聴き比べと行きたい。歌唱陣もシェーファーとフィンリーが共通。
 この曲も初演時には、「劇場で演じられる娯楽作品のようでいかがわしい」と厳しい批判を受けたそうだが、この演奏を聴いていてその意味がようやく理解できた。楽しい「メサイア」なのだ。もちろんヘンデルの曲がそのようにできているのだろうが、アーノンクールのいつものメリハリのある指揮が効いている。これほど活き活きとして情感豊かなメサイアは今までになかった。どこかで歌詞を手に入れてじっくり楽しもう。オペラのような天然色の情景が目の前に広がってくる。一部音飛びなどもあるが、気にする間もなく、あっという間に2枚とも聴き終えてしまうだろう。
VLL-23
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[CD-R]
ザンデルリング&セントルイス響、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第15番
クルト・ザンデルリング指揮
セントルイスso.
 録音:1988年3月5日、ライヴ。これは珍しい、ザンデルリングとセントルイス響という変った顔合わせ。
 例によってザンデルリングがぎちぎちにクソマジメな指揮をしてしまったのだろう。ロシアのユーモアを解さないアメリカ人の集団を前に、ドイツ人が共産主義について懸命に講釈しているかのようで、ギクシャクしていておもしろい。ここは笑うところだぞというツボは外すくせに、ここじゃないというところでおなしなことをする。ある意味非常にアヴァンギャルドな演奏である。解釈の土台として思想や主義を盛り込んだ手垢にまみれたショスタコーヴィチに飽きたマニアには、とてつもないお宝になるに違いない。
VHL-24
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[CD-R]
ベームのベートーヴェン、初出
 ベートーヴェン:
  「コリオラン」序曲Op.62(*)/
  交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(#)
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1966年5月22日。モノラル。初出音源。ベームの(*)はおそらく最も若い時の演奏となる物。(#)は確か1960年代の演奏は、これが初。
 コリオランがすばらしい。剣術の達人が、居合抜きで相手をバサバサと切り倒していく歯切れの良さがある。ワンフレーズごとにその刀を構えなおしているかのような、微妙な間があり、それがまたそれぞれのフレーズの特徴をキラリと浮き上がらせる。短い曲ではあるが、聴き終わったあとの爽快感は、少し疲れを覚える程の効きめを体に残す。同日の演奏ながら「運命」の方が音質がやや籠っており、そのせいか少し切れ味が鈍く感じるが、やはり同様の解釈で聴き進むにつれ気にならなくなる。当時のベームの音楽が持つ勢いがよくわかる演奏だ。
2VLL-25
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[2CD-R]
マゼール「夜の歌」、初出
 マーラー:交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」
ロリン・マゼール指揮
フランス国立o.
 録音:1983年2月22日、パリ。ライヴ。ステレオ。初出音源。
 マゼールの特徴ある指揮のせいで、非常に現代的なマーラーが聴ける。これほどまでに細切れにされたマーラーはないだろう。この大作が所詮は短いテーマの積み上げでしかないのだということを、組み上げられた積み木の城から、ブロックをひとつひとつ大げさな動作で取り上げていくかのように明らかにしていく。緩やかな旋律が流れる部分もどこか落ち着きがなく、はやくリズムを刻める個所にこないかとウズウズしている様子がよく分かる。
 テープ・ノイズやテープ劣化を感じさせる部分はあるが、全体としてはまず良好の音質。マーラーファンは自らの解釈をアップデートするためにも、ここに記録されたマゼールを確認する必要があるだろう。
VHL-26
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[CD-R]
クリップスのブルックナー「第8」
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1961年12月2日、カーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。以前プライヴェート盤LPが出ていた演奏だが、それとは別の音源から初CD化。
 かつてプライベート盤LPが発売され、伝説となったあの音源である。もちろんこの録音は板起しではない。引き締まったティンパニー、厚い弦、きらびやかな金管と、まるでこの曲だけのために作られたような完璧なオーケストラの響きが時と越えて蘇る。ドライブ感のある音楽作りはクリップスのもっとも得意とするところであり、この録音も、ブルックナーなのに思わず踊りだしそうになって腰が浮く個所が何度も出てくる。甘すぎない色気と、重すぎない思想を兼ね備えた、バランスのとれたブルックナーである。
 最大音量で歪み気味になる気もするが、全体としてはヒス・ノイズ等はあるものの安定した音質で、年代を考えればまず良好。
VHL-27
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[CD-R]
クリップスの「合唱」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
ヴィルマ・リップ(S)
シャーリー・ヴァーレット(A)
ルドルフ・ペトラック(T)
ノーマン・ファロー(B)
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP、ウェストミンスターcho.
 録音:1961年11月25日〔とあるが、おそらく1961年12月16日。1961年11月25日の NYP 演奏会はクリップス指揮だが、曲目が全く異なっている〕、カーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。初出音源。クリップスの「合唱」と言えば、1960年にLSOと録音した有名な EVEREST 盤(現在廃盤)があるが、独唱陣ではテナーのペトラックが共通している。
 なんと躍動感に満ちた演奏だろう。クリップスらしい早めのテンポで音楽が進みきり、一瞬も澱むことなく最終音に達する。このスポーツカーのような疾走感は聴き覚えがあると思ったら、あのカルロス・クライバーにそっくりなのを思い出した。クライバーがもし第9を遺していたら、きっとこのような演奏になったであろう。重く思想に満ちた苦渋の第9を望む者を満足させることはないだろうが、心からの歓喜の歌を聴きたい者は、手に取るべき記録である。
 上記ブルックナーに比べると低域が多いが、音質はこちらのほうが良い。全体としてはヒス・ノイズ等はあるものの安定した音質で、年代を考えればまず良好。
VLL-28
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[CD-R]
チェリビダッケによる
 1980年代以降のメンデルスゾーン、初出

 メンデルスゾーン:
  序曲「フィンガルの洞窟」Op.26(*)/
  交響曲第4番 イ長調Op.90「イタリア」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1988年4月22日(*)/1993年6月13日(#)。共にステレオ。初出音源。チェリビダッケのメンデルスゾーンは「真夏の夜の夢」を除くと多くが1950年代までのものばかりで、(*)は1980年代以降の録音は確か初登場。(#)はCA'D'OROというレーベルから「1993年」とされる録音が出ていたが、殆ど流通しなかった物と思われるので、実質1960年代以降の音源としては初(これまでは1950年と1953年の演奏があっただけ)となる。
 チェリビダッケは、この録音をいつものように精密な機械を使って縦横を合わせたかのような、異様に整った音を見せつける。特に「イタリア」は、メンデルスゾーンが憧れた降り注ぐ太陽の光を、プリズムで解析したような様々な色をもった側面を描き出し、我々を驚かせる。これほど新鮮な解釈は、過去にない。「フィンガル」も透明な響きをたたえ、紫の咆哮を漂わせながら我々の意識を連れ去る。
 ややテープノイズが残り(#)では会場ノイズも聞こえるが、全体的にはまずまず良好な音質で、チェリビダッケが見せるフルカラーの響きは、少しも色褪せることはない。
VHL-29
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ワルター、パリ・ライヴ、初
 ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」(*)
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調K.543(#)
ブルーノ・ワルター指揮
フランス国立放送o.
 録音:1955年5月12日(*)&1956年6月14日(#)、共にパリ。モノラル
 巨匠時代の輝きに溢れた端正な録音である。ハイドン、モーツァルトともに、まるでピリオド楽器を使っているようなハッキリとした輪郭を持った曲想で演奏され、それぞれの曲の持つ特徴を惜しげもなく曝し出している。作曲家が生きた煌びやかな雰囲気が、ワルターが生きた時代に音楽が持っていた輝きを伴って伝わってくる、そんな贅沢な時代の贅沢な記録である。
 元テープ起因のホワイト・ノイズやドロップ、大音量常時の歪み、(#)の後半ピッチが少々高いなどの傷はあるが、元々かなり高音質での記録であったようで、マイナス面を差し引いても十分満足できるレベル。存分にワルターの芸術を堪能できる。
VHL-30
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[CD-R]
スウィトナー&トルトゥリエ、初出
 シューマン:チェロ協奏曲(*)
 アイスラー:小交響曲
 ストラヴィンスキー:火の鳥(1945年版)
 シェーンベルク:5つの管弦楽曲
ポール・トゥルトリエ(Vc;*)
オトマール・スイトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
 録音:1964年10月、ライヴ。モノラル。初出音源。
 ホワイト・ノイズが目立つモノラルの硬い録音のせいもあるのだろうが、まるで地下室で行われた秘密の演奏会を聴いているようだ。限られた聴衆を前に、演奏してはいけない曲を、外の様子を気にしながら演奏している緊張感が張り詰める。特にシェーンベルクやアイスラーは、曲想もあるがケーゲルのそれを思わせるキリキリと尖った演奏で、金管はナイフのような鋭い音で聴く者に襲いかかる。硬い椅子に座って、この演奏を聴いた当時の聴衆はそのテンションに、身動きもできなかったに違いない。響きに満ちたシューマンのチェロ協奏曲で豊かに始まるこの一連の録音だが、やがて徐々に色を失っていき、最後にはモノトーンの緊張感だけが残るという凄まじい記録である。
 ノイズは目立つが音質そのものは鑑賞に耐えるので、高域を少し絞ると聴き易くなるかもしれない。
VLL-31
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[CD-R]
スタインバーグの「ブル8」、初出
 ブルックナー:交響曲第8番
ウィリアム・スタインバーグ指揮
ボストンso.
 録音:1972年2月25日。ステレオ。初出音源。翌26日の演奏がボストン響の自主製作盤やプライヴェート盤で発売されているが、この日付の演奏は初登場。
 例によって硬い音を出すスタインバーグの個性が炸裂した演奏。ノヴァーク版による演奏のようであるが、そんなことより、まるで古楽器で演奏しているかのようなブツ切れのフレーズが、強いアクセントとともに硬質な塊となって流れていくことに驚く。第2楽章などは特にそれが顕著で、この演奏に耐えたボストン響の技量にも感心するほかない。第3楽章では歌うようなメロディを奏でるが、心ここにあらずといった風で、早く第4楽章がこないかと待ち望んでいるだけのようにも聴こえる。もちろん第4楽章はすごい。鋼鉄のパンチの連続である。本流の演奏とは言い難いかもしれないが、一聴の価値あり。
 残響は少な目で、ホワイト・ノイズと少々のテープ劣化と思える箇所もあるが、年代を考えれば音質まず良好。
VLL-32
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ワーグナー:タンホイザー序曲(*)
 シューマン:交響曲第2番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1993年6月12日(*)/1969年(#)。ステレオ。(*)は初出音源。おそらく現時点ではチェリビダッケ最晩年の同曲記録(EMIの同曲は同年2月)。(#)は同様に表記されたHUNT(ARKADIA)盤CDがあったが、そちらはモノラルだった。同一録音の可能性が高いが、ステレオでは初登場となる。
 おそらくチェリビダッケの録音史に残る名演ではないか。均整のとれた音質のおかげで、チェリビダッケの演奏のディティールが手にとるようにわかり、それゆえにその神がかり的な技術と解釈が顕微鏡写真のように詳細に目の前に現われる。ホール全体を楽器として響かせているかのような音圧を作り出しているタンホイザーもすごいが、特にシューマンにはそうとう力が入っていたのだろう。「ティーッ」という雄叫びが頻発する。抑えきれない情熱が煮えたぎる豪演ではあるが、アンサンブルが依然として完璧なのは、もはや神秘的でさえもある。
 全体にヒス・ノイズが目立ち、録音年の古い(#)ではテープ劣化起因のパチ・ノイズも聴かれるが、音質そのものは悪くない。
VLL-33
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[CD-R]
チェリビダッケ、2曲とも初レパートリー
 バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11(*)
 ショスタコーヴィチ:
  チェロ協奏曲第1番 変ホ長調Op.107(#)
ハインリヒ・シフ(Vc;#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1992年1月19日(*)/1991年3月27日(#)、共にライヴ、ステレオ。初出音源で、2曲ともチェリビダッケの音盤初レパートリー。(#)は27日-29日の連続演奏会だったようだが、この曲はこの3日間しか演奏したことが無い可能性もある。
 バーバーが凄い。透明な水をたたえる深い滝つぼの底へゆっくり沈んでいくような美しい恐怖がある。深く重なった弦の音に身をまかせたまま聴きいっていると、意識が朦朧となり、もうなにもかもどうでもいいような気がしてきて危ない。ホールにいた聴衆のうち、何人かは魂を抜かれるように椅子に座ったまま意識を失っていたのではないか。曲想がチェリビダッケにぴったりと言うこともあって、正に至高の名演となっている。ショスタコーヴィチも静かで美しい。完璧なミュンヘン・フィルのアンサンブルの上にシフの音が完全に一体となって重なり、チェロ協奏曲というよりも、チェロがやや大きく聴こえている管弦楽曲といっても言い過ぎではない程、お互いが甘く溶け合った演奏となっている。
 音質は今ひとつだが、チェリビダッケの高い音楽性は存分に味わえる。
VLL-34
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリー&初出
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K.206(*)
 ドビュッシー:海(#)
ミヒャエル・エルクスレーベン(Vn;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年4月6日(*)/1992年9月11日(#)、共にライヴ、ステレオ。初出音源。(*)はチェリビダッケの音盤初レパートリー。前後4日の演奏会記録があるが、この曲もこの4日間しか演奏したことが無い可能性もある。(#)はEMI盤(13日)の2日前の演奏。
 ソリストの特徴なのか、非常に貴族的なモーツァルトとなっている。チェリビダッケもどこか姿勢を正しているような指揮をみせ、いつになく堅い音を出す。会場のノイズが気になる場面もあるが、規範的なモーツァルトをチェリビダッケで堪能できるすばらしい記録であることは、高く評価できるだろう。(#)は、最初冷たく静かに凍った北海のようだが、やがて波を荒げてその正体を現わす。椅子から腰を少し浮かしながら指揮に力を込めるチェリビダッケが送りだす起伏の激しい音楽が、大きなうねりとなって溢れだし、スピーカーの前で飛沫を飛び散らせる。
 共にテープ・ヒスなどがあるものの、まずまずの音質で安定している。
VLL-35
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 シューベルト(ウェーベルン編;
  当盤ではシェーンベルク編と表記):
   ドイツ舞曲集D.820(*)
 リムスキー=コルサコフ:シェヘラザードOp.35(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年2月8日(*)/1984年5月15日(#)、共にライヴ、ステレオ。初出音源。(*)はAUDIORから1991年2月とされる録音が出ていた(廃盤)が、同一演奏かどうかは不明。(#)の1984年の演奏としては、PASSION & CONCENTRATIONから4月15日の演奏が出ている(PACO-1024)が、そちらはモノラルだった
 ドイツ舞曲は、優しく引き締まった音が楽しそうに踊っている。チェリビダッケも腰をフリフリしながら楽しんでいたに違いない。ややテープノイズが気になるが、全体としてはクリアで聴きやすい音質となっている。一方シェヘラザードは、地上の重力が数倍になったかのような重い重い響きで始まる。既にリリースされている他の録音からは聴き取れなかった音の運びや、アクセントの意味が手にとるように分かる明確な演奏で、音質も、演奏自体の圧倒的な音圧の影響かやや割れぎみではあるが必要十分なクオリティーを保っている。ため息が出る程充実した演奏で、聴き終わると疲労感を覚える。
 共にテープ・ヒスなどがあるものの、まずまずの音質で安定している。
VHL-36
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[CD-R]
ベーム、初出音源
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482(*)
 J.シュトラウスII:無窮動(#)/南国のばら(#)
ヴィルヘルム・ケンプ(P;*)
カール・ベーム指揮
ヘッセン放送so.(*)、VPO(#)
 録音:1953年、フランクフルト(*)/1943年10月(#)、共にライヴ、モノラル。初出音源。(*)はベームの初音盤レパートリー。ケンプはおそらく最後の録音としてクレーとDGへ録音していたが、これは確か未CD化。
 ダイナミックレンジは狭めだが年代からすると上々の音質で、それゆえ狭い木造の講堂で聴いているような、かえって懐かしい雰囲気がする。朝日を浴びた葉の上に朝露のような、透明でコロコロとしたケンプの響きは、このモーツァルトによく合い、これを大切にすくい取ろうとするベームの心遣いを、オーケストラが完全に理解しているのがわかる、優しくまとまった演奏である。シュトラウスも当時のウィーン・フィルの高貴な響きを引き出すことに成功した名演で、あの頃からベームが巨匠の響きを備えていたことが聴き取れる。
 年代を考慮すれば音質良好。
VLL-37
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 シューマン:
  ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(*)/
  交響曲第4番 ニ短調Op.120(#)
アレクサンダー・
 ロンクヴィヒ(P;*)
クルト・ザンデルリング指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)、
BBCso.(#)
 録音:1996年3月1日(*)/1988年7月29日(#)、共にライヴ、ステレオ。初出音源。ザンデルリング得意の曲目だが、特に(#)は意外と録音が少なく、他には確かHMFから出たベルリン響ライヴBOXに収録された2002年のライヴがあるのみ。(*)もブレンデルとの録音がPHILIPS盤も含め2種ほどあるだけか。
 ピアノ協奏曲は、ゆったりとしたテンポで一つ一つの音を丁寧に噛み締めるように進んでいく。ヒス・ノイズが気になるところもあるが、クリアな響きを続けるピアノの音に優しく寄り添うようなザンデルリングの音作りがうまく伝わる記録である。交響曲第4番も比較的ゆったりとした流れが続き、ところどころ現われるBBC響とは思えないドイツ的な重厚な響きさえも優しい丸みを帯びる。テープの傷みなのか、所々で音のユレが気になるが、今やもう生で聴くことのできないザンデルリンクの貴重な記録であることに変わりはない。
 条件は2曲でかなり異なるが、押し並べて音質まずまず。
VLL-38
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[CD-R]
ザンデルリング、初出あり
 ブラームス:悲劇的序曲Op.81(*)
 ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(#)
クルト・ザンデルリング指揮
スウェーデン放送so.(*)、
ハンブルクNDRso.(#)
 録音:2000年(*)/不祥(#)、共にライヴ、ステレオ。(#)は初出音源。(*)は、EN LARMESから同年(同様に月日不祥)の録音が出ている(ELS-01-123)ので、同じ演奏の可能性もある。
 悲劇的序曲では、スウェーデンのオーケストラから極めてドイツ的な響きを引き出すことに成功している。遅めのテンポで、一歩一歩踏みしめるような重厚な響きは、晩年のザンデルリンク以外には出せない音である。ハイドンもおそらく最近の録音であろう。スムーズな流れのなかにも、ところどころゴツゴツとした大きな岩が現われてくる様は、まさに晩年のザンデルリンクの特徴であり、軽く演奏されがちなこのハイドンを、風格のある重い音楽に仕上げている。
 ところどころデジタルノイズのような雑音が入っているが、音質そのものは良好で、ドイツの響きが心地よくスピーカーを鳴らす。
VLL-39
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.1
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調Op.125「合唱」
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
カール=ヴァルター・ベーム(T)
ジョセ・ヴァン・ダム(Br)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO、ウィーン楽友教会cho.
 録音:1976年11月14日、カーネギー・ホール、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 VLL-39から42は、今回始めて発売される1970年代のカラヤン&ベルリン・フィルのアメリカ・ツアー・ライヴ。1970年代にはこのコンビで1974年11月と1976年11月の2度、それぞれ半月程の北米ツアーを行っているが、それらの演奏が一般市販されることはこれまで全く無く、かろうじて私家盤で一部が出まわっているだけだった。今回の発売はカラヤン・マニアにとっては正に朗報であり、是非今後のリリースにも期待したい所だ。
 鬼神カラヤンによる豪演である。整った音を出そうとするベルリン・フィルを引きずりまわし、そこから雷鳴とも地鳴りともわからないゴーッという恐ろしい響きを引き出す。とくに炸裂するティンパニの音は凄まじく、第1楽章からドライブしまくっているが終楽章までその威力は衰えることはない。第3楽章になり、熱く官能的な音楽で聴く者をまったりと包み込むが、やがてくる終楽章はまたしても天地争乱の爆裂演奏なのだ。ソロを始め合唱のパートもすばらしい仕事をするが、それらが徐々に鳴り響く轟音に飲み込まれて混じり合いながらフィナーレを迎える。聴衆も悲鳴のような歓声で、演奏のすばらしさを讃える。噂に聞いたカラヤンのアメリカ・ツアー。
 時折会場ノイズと思われる雑音が入り、少々音象も遠いものの、音自体はまずまずの音質で記録されており、恐ろしい程にすばらしい演奏であったことが確認できる貴重な記録。
VLL-40
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.2
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1976年11月4日、カーネギー・ホール、ステレオ。ライヴ。初出音源。
 丘の上にたち、眼下に拡がる町を攻め落とすための段取りを心中に確認している英雄の姿が浮かぶさっそうとした演奏で、アメリカに乗り込んだカラヤンが同じ意気込みであったことが良くわかる。それにしても当時のベルリンフィルは、こんなにもうまかったのだ。速めのテンポながら、カラヤンの意図を正確に理解し、それを具現化していく。終楽章では、駿馬を駆った英雄の活躍が生き生きと表現されており、戦いにおいてさえなお気品を保つヨーロッパの伝統に聴衆のアメリカ人は嫉妬したに違いない。
 会場&ホワイト・ノイズが多い上、ボン付くような感じがあるが、これは中音域が足りないためで、音自体は比較的高音質で記録されているため、高音と低音をそれぞれかなり絞ると聞きやすくなる。さらに第1楽章のフェイド・アウトと第2楽章のフェイド・インが録音上少々早いと言った欠点はあるが、それでも英雄の姿は色褪せない。
VLL-41
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.3
 ブラームス:交響曲全集 Vol.1
  交響曲第3番 ヘ長調Op.90/交響曲第1番 ハ短調Op.68
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年11月13日、カーネギー・ホール、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 とてつもない強い力で重い鉄の塊を引きずり回っているかのような、重厚な響きを持った演奏で、過去のブラームスの録音のなかでも、もっともブラームス的なものといえる。低い響きの中からさらに奥深いものを引き出そうとするカラヤンのスタイルは、この演奏において最も顕著に現われ、聴く者を石造りの古城の赤い絨毯の部屋へと導く。3番、1番ともにこのような重厚な響きが比較的速いテンポで疾走する。その様は、アウトバーンの追いこし車線を飛んでいく漆黒の巨大なベンツを連想させる。スーツを着て、佇まいを正して聴くべき録音である。
 会場ノイズは聞こえるが、この年代としてはまず上々。残念ながら第3番で楽章のフェイド・インが録音上少々早く、冒頭の音が切れ気味と言う欠点があるが、「アメリカ公演ライヴ」第1弾の4枚中ではVLL-42と並び最も良い音質で、カラヤンの本当の凄みと、ベルリン・フィルが持つ伝統の重みを味わうことができる。
VLL-42
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.4
 ブラームス:交響曲全集 Vol.2
 交響曲第2番 ニ長調Op.73/交響曲第4番 ホ短調Op.98
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年11月9日、カーネギー・ホール、ライヴ。初出音源。
 記録をみると1974年の11月のツアーでは、ブラームスの交響曲を全て演奏したようだ。この録音はその一枚であるが、この演奏を直接聴くことができた聴衆は、自分がアメリカ人であることを悔いたに違いない。厚みをもって響きわたる低弦の上で踊る甘い旋律、深みのある金管の咆哮、曇天の雷鳴のような衝撃のティンパニ、どれもが望んでいても手に入れることができない余りにヨーロッパ的な伝統であることを気づかせる十分なブラームスの演奏が、ニューヨークで繰り広げられたのだ。特に第4番は今そこにある全ての力を絞り出すような強烈な演奏で、過去のどの録音よりも凄まじい。
 ノイズが気になる箇所もあるが、
 会場ノイズは聞こえるが、この年代としてはまず上々。「アメリカ公演ライヴ」第1弾の4枚中ではVLL-41と並び最も良い音質で、カラヤンの至芸を堪能できる。
VHL-43
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[CD-R]
マルケヴィチ、おそらく初出
 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
フランス国立o.
 録音:1958年9月25日、パリ。モノラル。おそらく初出音源。
 モノラルで残響の少ないすこし古めの音質のせいか、モノクロの出来のいい映画を見ているような味わいが深い。比較的速いテンポで揺れ動きながら進んでいく音楽は、詩情豊かな風景を目の前に広げ、あたかも音楽そのものがストーリーをもっているかのように心に響いてくる。もっと歌って欲しいと思う場面でさえ、繰り返し聴いてみると、かえって豊かな歌が溢れでてくるような不思議な魅力をもった録音だ。マルケヴィチが引き出したフランスの音によるロシアの風景。聴き終えた後にはいい映画を見たあとのような心地よい満足感が残る。
 年代を考えれば音質良好。
2VLL-44
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[2CD-R]
ケンペ、初出
 ドヴォルジャーク:交響曲第8番(*)
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(#)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(+)
シューラ・チェルカスキー(P;+)
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘンpo.(*/#)、RPO(+)
 録音:1975年、ライヴ、ステレオ(*)/1972年9月9日、ライヴ、モノラル(#)/1970年4月26日、モノラル(+)。ケンペの資質には合うと思われる(*)だが、これまでは意外にもBASF(現 SCRIBENDUM)への1972年ライヴしか無く、死の前年となる今回の演奏は待望のもの。(+)もフレイレとのSONYへのスタジオ録音しかなかった音盤レパートリー。
 ケンペ全盛期の貴重な録音。スタジオ録音とは異なる彼の個性が前面に出た楽しい記録だ。ドヴォルジャークは少し速めの音運びではあるが、決して軽くならず、必要なところではティンパニが全体を小気味に引き締める。明るい太陽が差し込む第2楽章、軽いステップを踏むような優雅な第3楽章、全ての音が、見事に整然と整えられており、ケンペの耳の良さが伺える。シュトラウスは、ややノイズが気になるが叙情的な描き方に成功した名演で、判りやすい哲学書のようにシュトラウスの意図を紐解く。チャイコフスキーは、ピアノをゆっくりと包み込むようなやわらかな伴奏で音楽をささえる。優しく微笑みながらピアノの方を振り返るケンペの顔がうかぶようでチェルカスキーとの息もぴったり。チェルカスキーはモノラル時代のDGへL.ルートヴィヒ&ベルリン・フィルと同曲を録音しているが、指揮者の力量もあるのだろう、スタジオ盤よりも熱気あふれ、水の上をはねるような活き活きとしたツヤのある音で楽しませる。
 3曲とも音質は安定しており、安心して鑑賞出来る。(*)は年代を考えれば音質まず良好、後の2曲も、モノラルである事を除けば音質まずまず。
VHL-45
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[CD-R]
シャルル・ミュンシュ、初出&初レパートリー
 モーツァルト:
  交響曲第31番 ニ長調K.297「パリ」(*)/
  交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(#)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1954年4月2日(*)/1952年12月26日(#)、共にモノラル、ライヴ。2曲とも初出音源でミュンシュの初レパートリー作品。ミュンシュによるモーツァルトの交響曲は意外にも非常に少ない。
 少々古めかしい音質ではあるが、ミュンシュが指揮棒を振り下ろす度に虹色の音の波がパッと拡がっていくのが分かる。華麗でありながらも、やはりミュンシュ独特の力強さを持ったモーツァルトに仕上がっており、ところどころ、ズシっとくるなんとも言えない重みさえ感じることができる。特に「ジュピター」は、無数のとてつもなく大きな虹色の玉転がしの玉が地鳴りをあげて迫ってくるような、美しくもあり楽しくもある恐怖という不思議な感覚を与えてくれる。ボストン響のアンサンブルも完璧で、例によってミュンシュが要求したに違いない大音響を響かせるが、それでも破綻がないところは見事である。
 年代を考えれば音質まず良好で、特に(#)は当時の水準を上まわるパンチのある音が楽しめる。
VHL-46
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[CD-R]
何とパレーのマーラー、初出&初レパートリー
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1959年11月12日、ライヴ。モノラル。初出音源。パレーはマーラーをこれまで歌曲なども含め確か全く録音しておらず、作曲家レベルで彼の初音盤レパートリー。これは貴重。
 突き放すような音の切り方でどんどん音楽を進める、パレーの過激な演出が炸裂する力演である。第1楽章はやや音が遠い印象を受けるが、第2楽章から音のうねりが大きくなってきて、最終楽章の頂点を迎えるまで、その振幅は徐々に力を増していく。一つ一つのフレーズでいちいち歌舞伎の見得を切っているような大袈裟な音づくりには、オイオイと突っ込みをいれたくなるときもあるが、最後まで力を抜くことなくやり切るパワーにはやはり感動を覚えてしまう。この曲には、80年代から90年代に様々な指揮者が個性的な演奏を残したが、1959年のこの録音は、面白さでその筆頭にあげるべき演奏である。
 全体に安定した音質が保たれており、年代を考えれば音質まず良好。
2VHL-47
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[2CD-R]
ストコフスキー、初出&初レパートリーあり
 シューマン:チェロ協奏曲 イ短調Op.129(*)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調Op.54(#)
 ラフマニノフ:3つのロシアの唄Op.41(+)
 ニルセン:交響曲第6番(**)
ピエール・フルニエ(Vc;*)
レオポルド・ストコフスキー指揮
NYP(*/#)、アメリカso.(+)、
ニュー・フィルハーモニアo.(**)
スコラ・カントールム(cho.)(+)
 録音:1949年11月6日(*)/1968年4月11日(#)/1966年12月18日(+)/1965年9月13日(**)、以上モノラル、全てライヴ。(*)を除いて初出音源で、(+)と(**)はストコフスキーの音盤初レパートリー。(*)はDANTEからCD化されていたが廃盤、フルニエ&NYPの初共演だった演奏会だと言う。(#)はストコフスキーとNYPの最後から1つ前の共演だった同月11日-15日の演奏会から(1969年2月8日が最後の共演となった)。
 シューマンではこもりぎみの音ながら、フルニエの艶は少しも失われていないことに驚く。この録音はニューヨークフィルとの初共演の記録のようだが、オケとの息はぴったりで、流れるようなフレージングは、オケを引っ張ているかのように聴こえる。ショスタコーヴィチは、鈍色の曇天が近づいているような不安なバランスに満ちた音を丁寧に再現した演奏で、一見明るく軽いテーマに潜むグレーの響きをうまく描いている。ラフマニノフは、やや硬い音で合唱パートが遠くに聴こえるが、かえってジメジメとした暗さが前面にでていて面白い。ニルセンも、北欧の森で地面を踏み締めながら歩くような確かな演奏に仕上っている。演出家ストコフスキーの才能に驚嘆するしかない。
VHL-48
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[CD-R]
パレーのベートーヴェン、初出&初レパートリー
 ベートーヴェン:
  交響曲第4番 変ロ長調Op.60(*)/
  交響曲第7番 イ長調Op.92(#)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1961年2月2日(*)/1962年1月25日(#)、以上モノラル。初出音源。(*)はパレーによるスタジオ録音が無く彼の初音盤レパートリーとなる作品。(#)はMERCURYへモノラル時代に録音しているが、CD化されていないため、今回の発売は貴重な物といえる。
 例によって過剰ともいえるアレンジで、心から楽しめる。4番では足元を確かめるような慎重な歩みでスタートするが、やがて大きくマントを翻し金色のタキシードを煌めかせるように軽快なリズムが動きだす。第1楽章で弦の抉り方があまりにすごくて、アンサンブルが怪しくなるところもあるが、明確な強弱と軽快なテンポで、本当に楽しく緩急メリハリの濃い、聴き応えのある演奏。7番は鋭利な刃物でスパスパと音を切り落としていくようにも聞こえる鋭角な演奏。強音部分で縦の線を合せるのに命をかけているような所があり、全曲を通じて緊張感が張り詰め、特にティンパニストはその人生の全てを賭けているような気迫で聴く者の胸を打つ。それにしても快速な演奏で、第4楽章では再生スピードを間違えたのでは無いかと疑うほど。ダンスを踊るかのような速めのテンポで、聴いていて椅子から腰が浮いてくるのも愉快。
 テープの劣化なのか、ところどころ音が飛んだり、ゆれが目立つところもあって状態は良好とは言えないが、カルロス・クライバー以前にこれ程いかした4番と7番を演奏できる指揮者がいたことを確認するには十分な音質である。
VLL-49
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.5
 ベートーヴェン:交響曲第4番
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年11月11日、カーネギー・ホール、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 とてつもない質量を持った灼熱の溶岩の固まりのような物体が猛スピードで迫り来る、そんな恐怖さえ覚えるベートーヴェンの第4番。炸裂と言うよりも大爆発と言うべき風圧を伴ったティンパニの音、深い地底から響いて来るような唸りを常に響かせている弦、髪を振り乱しながら鬼神のように音を追い込むカラヤンの姿が目に浮かんで来る。絶叫に近い観客の声が短く残されているが、カーネギー・ホール全体が震えるほどの演奏であった事が、この録音からも充分想像出来る。英雄の生涯も、ワーグナーの楽劇のような壮大なストーリ−を描き出すことに成功しており、スピーカーの間に映像がクッキリと浮かび上がるような錯覚を覚える。
 所々テープ劣化と思われる音質不安定な部分もあるが、共に満足出来る演奏であることは間違い無い。
VLL-50
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[CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.6
 モーツァルト:レクイエム
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
ヴェルナー・クレン(T)
ジョセ・ヴァン・ダム(Br)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1976年11月15日、カーネギー・ホール、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 深い霧の中を歩いていて、突然大聖堂が目の前に現れたような感銘を受けた。所々ノイズが気になる箇所もあるにはあるが、最後に鐘の音が無いのが不思議な程、宗教色の強い演奏であり、聞いていると自然に頭が垂れて来る。合唱とオーケストラが渾然一体となって織り成す景色は、礼拝堂の古い木と石壁の匂いを伴ってカーネギー・ホールを包み込んだに違いない。このような演奏に対しブラヴォーを終演後に叫んだ輩がいるが、半数以上の観客は、失った者たちを思い涙に暮れていたはずだ。人間の心の底にある悲しみに光を当てたかのようなカラヤン渾身の演奏であり、文化遺産として後世に引き継ぐべき記録である。
VLL-51
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[CD-R]
アーノンクール、初出
 ハイドン:交響曲第100番 ト長調Hob.I-100「軍隊」(*)
 モーツァルト:
  ヴェスペレ ハ長調K.339「証聖者の盛儀晩課」(#)
バーバラ・ボニー(S;#)
エリーザベト・
 フォン・マグヌス(A;#)
ヘルベルト・リッペルト(T;*)
オリヴァー・ヴィドマー(Br;*)
ニコラウス・アーノンクール指揮
南西ドイツ放送so.(*)、
ウィーン・
 コンツェントゥス・ムジクス(#)
アルノルト・シェーンベルクcho.(#)
 録音:1984年2月(*)/2000年7月9日、ライヴ(#)。ステレオ。共に初出音源。
 アーノンクール独自の透明で構築的な音が重なる世界が、克明に記録された録音。クリスタルガラスのブロックを一つ一つ一分の隙もなく組み上げながらも、あくまでも全体の美しさのバランスには固執しようとした彼の目論見は見事に結実し、巨大で荘厳な伽藍を出現させる。オーケストラの特性もあるのか、ハイドンは比較的短いフレーズが軽やかに踊り軽騎兵の軍隊を思わせる。モーツァルトはアーノンクールでしか聞くことのできない「古典」と「斬新」が見事に調和した音楽に仕上がっており、近代建築家によって見事な修復が成された古い教会の姿を思わせる。
 音質まず良好。
VHL-52
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[CD-R]
ポール・パレー、初出&初レパートリー
 ハイドン:交響曲第94番 ト長調Hob.I-94「驚愕」(*)
 モーツァルト:
  モテット「エクスルターテ・イウビラーテ
   (踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)」K.165(#)/
  交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(+)
エリナー・スティーバー(S;#)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1962年3月22日(*/#)/1960年2月18日(+)。モノラル。全て初出音源&パレーによる音盤初レパートリー作品。パレーによるこの2人の作曲家作品の録音は意外と少なく、ハイドンは交響曲第96番、モーツァルトも交響曲第35番「ハフナー」と2曲ほどの協奏曲しか残されていないため、これは非常に貴重な発売といえる。
 全てパレーによって編曲済であるといっても差し支えないほど個性の発露した演奏となっている。ハイドンは強弱の差が極端で正に「驚愕」という題名にふさわしい演奏だが、それ以上にどこかあっけらかんとしたラテン系の響きがあって、メキシコあたりのダンス音楽を想像させる。(#)はモーツァルトではなくまるでプッチーニの作品のようだ。独唱の唱法にもよるのだろうが、イタリア人が熱い思いを込めたラブソングをうたっているかの様に聞こえるのが楽しい。スティーバーはアメリカのソプラノと言う事で日本では人気面で損をしているが、もっと評価されても良い人である事がよくわかる。「ジュピター」もハイドン以上に乗りの良い音楽となっており、踊り出してしまう人がいるかもしれないと思わせるほど。
 (*/#)ではテープ・ノイズや劣化が気になる箇所もあるが、全体に安定しており、この時代としては良好な音質。(+)はダイナミックレンジは少々狭いものの、こちらも年代としてはまず良好。パレーが聴衆を楽しませようとした意図は存分に伝わって来る。
VLL-53
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[CD-R]
初出、 カラヤン&BPO 1973.10.28, 1973.11.2
 モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(*)
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1973年10月28日(*)/1973年11月2日(#)。共にライヴ、ステレオ。初出音源。このコンビは同月、来日公演を行っている。
 当時のベルリン・フィルとカラヤンの安定した関係を示すかのような、不安の無い整った演奏で、とても本国から遠く離れた異国でのライヴとは思えない。両曲ともやや早めのテンポで進むが、それぞれの個性を引き出しながらもよく磨かれたシルバーのような独特の艶を与えることに成功している。特に「田園」はヨーロッパの情景を想像させるのに存分な表現力で、ホールにいた聴衆は目の前へ広がる風景に酔いしれたに違いない。
 全体に年代としては非常に良好な音質を保っており((*)の音場がやや遠めと感じられる方がいるかもしれない)強奏時でも全く音質に不満無く黄金時代のカラヤンとベルリン・フィルの名演を堪能できる。
VLL-54
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[CD-R]
ティーレマン、初出?
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩「死と変容」Op.24/「影の無い女」〜交響的幻想曲/
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
クリスティアン・ティーレマン指揮
BPO
 録音:2002年12月、ライヴ。ステレオ。初出音源。同顔合わせの演奏は、同年同月6日の演奏が DISCLOSURE から出ている(DS-0053-2)が、代理店によると当盤とは異なる演奏だと言う。
 赤銅色の大ヘビが体をゆったりと揺らしながら獲物に近づいていくような、重みと緊迫感に満ちた名演。それにしても何と劇的な演奏なのだろうか。まるでフルトヴェングラーが現代に蘇り、ベルリン・フィルを振ったのではないかと思えるほど、偉大な巨匠を連想させる箇所が多く、さらに幸せな事に良好な音質のおかげでその隅々までもが見渡せる。もはやロマンティックな演奏をする指揮者は絶えたと思われた所へ現れたティーレマンによる当盤、この演奏が後世において大きな賞賛をもって語られるであろう事を確信出来る。
2VHL-55
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[2CD-R]
クレンペラー3種目の「魔笛」、初出
 モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620
  (抜粋;第1幕−第2幕前半)
ジョーン・サザーランド(S;夜の女王)
リチャード・ルイス(T;タミーノ)
ジョーン・カーライル(S;パミーナ)
ゲライント・エヴァンズ(B;パパゲーノ)
ハンス・ホッター(B;弁者)
デイヴィッド・ケリー(B;ザラストロ)他
オットー・クレンペラー指揮
コヴェント・ガーデン
 王立歌劇場o.&cho.
 録音:1962年12月28日、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ライヴ。モノラル。初出音源。当盤は抜粋だが、その後 GOLDEN MELODRAM から GM-5.0060 で全曲が発売されているので、一般にはそちらをお勧めしたい。
 クレンペラ−・ファン感涙、1964年のスタジオ録音と1949年のブダペスト・ライヴの間を埋める3種目の「魔笛」! 以前からディスコグラフィには未発表音源として記載があったものだが、そこに記載されていた通り、残念ながら第2幕後半は録音が欠落している。ただ、1949年のライヴはハンガリー語の歌唱で歌手陣も現地の人々。その意味では、ルイス、サザーランド、ホッターら一流歌手が参加した今回のライヴは、クレンペラーによる「生の」同曲が楽しめる最良の盤となるのでは無いだろうか。
 録音は開幕前から始まっており、年代相応の音質ながらも音場のしっかりした録音とあいまって、まるでホールで聞いているかのような臨場感を味わうことができる。それにしても何と厳粛な雰囲気を持った「魔笛」なのだろうか。クレンペラーの重く厳しい指揮を忠実に再現出来る能力を備えた歌手陣がそのまま演じてしまっているために、音だけを聞く我々にはまるでミサ曲のような荘厳な響きを湛えた箇所が多いように感じられ、時々起る観客の笑い声などが無ければオペラである事を忘れてしまいそうだ。所々EMIのスタジオ録音ではみられない即興的な部分も感じられ、ファンには興味が尽きない所だろう。また、サザーランドの「夜の女王」も注目。コロラテューラの女王でもこの役はキツかったとみえて、半音下げて歌っているのが面白い。残念ながら第2幕の後半以降は録音が残されていないが、クレンペラーが音の一つ一つに丁寧に意味を持たせたことがわかる充実した演奏。

 この年代としては良好な音質。
VLL-57
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[CD-R]
カラヤン、初出あり
 モーツァルト:戴冠式ミサ曲(*)
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(#)
エディト・マティス(S;*)
ヨアンナ・シモン(A;*)
ホルスト・ラウベンタール(T;*)
ジョセ・ヴァン・ダム(Br;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO(*)、BPO(#)
ヴァルター・ハーゲン=グロル合唱指揮(*)
ウィーン国立歌劇場cho.(*)
 録音:1972年7月30日、ザルツブルク、ライヴ(*)/1987年11月5日、ケルン、ライヴ(#)。(#)は初出音源。(*)はANDANTEから発売されている(AN-2060)演奏。
 初出の「展覧会の絵」は全体的にゆったりとした構えで始まり、しっかりとそれぞれの絵を鑑賞する姿勢が好ましい。ただそこはライヴのカラヤン、やはり徐々に熱くなってきてしまい、「キエフの大門」ではまるでチャイコフスキー「1812年」のような大スペクタクルが展開する。大音量で鳴り響く音楽は最後の最後に、ロシアの指揮者が演ずるような長大なるクレッシェンドでしめくくられるのだ。録音者も思わず興奮して「ブラヴォー」と大声で叫ぶ。モーツァルトは、音楽が持つ風景を描きだす事に天才的閃きを見せるカラヤンの特性が端的に現れた演奏で、厳格な格式の中にも喜びを湛える貴族の風情が、音楽によってこれほど精密に再現される事に驚く。
 ノイズが気になる箇所もあるが、これらの大演奏の前では気にもならないだろう。
VHL-58
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[CD-R]
ヨーゼフ・クリップス、初出
 ウェーベルン:パッサカリアOp.1(*)
 モーツァルト:
  交響曲第35番 ニ長調K.385「ハフナー」(#)
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1961年12月2日(*)/1961年11月25日(#)、共にカーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。初出音源。クリップスのウェーベルンと言うのは、おそらく作曲家レベルで彼の初ディスクレパートリー。
 パッサカリアは深い森へ迷い込んだ不安を思わせる静けさと、同時にその不安を楽しむかのような耽美的な音の流れをつくり出すことに成功している。カーネギーホールでこのような音が響いたことに当時の聴衆は驚いたことだろう。ハフナーの方は、ややこもりぎみの音ながらも、クリップス独特の迷いのないキレのある音楽が溢れだし、フレッシュなモーツァルトに仕上げられていて楽しい。
 年代を考えればまずますの安定した音質で、クリップスの至芸を堪能できる。
VHL-59
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[CD-R]
ポール・パレー、初出
 ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」(*)
 シューマン:交響曲第3番 (#)
ポール・パレー指揮
フランス国立放送o.
 録音:1970年、ライヴ(*)/1973年、ライヴ(#)。モノラル。初出音源。
 日常から遠く離れた貴族の音楽である。ハイドンは軽いステップでエナメルの靴と磨きあげられた木の床が触れあう音に似ている。シューマンは、丘の上に立つ古城から、遥か下をゆったりと流れる大河を望むような、時間の流れの遅い生活を想像させる。このようなパルファンとブルゴーニュワインの香りのする音楽は、パレーとこのオーケストラの組み合わせでしか実現できなかったものだろう。今はもう、決して聴くことのできない正しい品性の音楽であり、極上の美しさである。
 (*)は低域にハム音が混入しているのは残念だが、冒頭のチューニングから収録されており、音質自体はまずまずで安定している。(#)も軽いハムの混入があるが、ハイドンより鮮明でこちらも安定した音質。共に年代相応とまでは行かないが、パレーの芸術を楽しむのに支障は無い。
VLL-60
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[CD-R]
カラヤン&ポリーニのブラームス、初出
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83
マウリツィオ・ポリーニ(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1975年5月19日、ザルツブルク、ライヴ。ステレオ。初出音源。カラヤンとポリーニによる同曲と言うのは、もちろんこれが初登場。カラヤンにとっては、これまでで最も後年の同曲音盤記録となる。
 プラチナの鍵盤を叩くポリーニの手元からくり出される火花が虹を残して飛び散るのを見るような鮮烈な演奏。オーケストラは躊躇しながらしばらくその様子を見守るが、3楽章あたりからようやく2つの音は混じりあい始め、やがて1つの渦をつくし出し、ホールをそのうねりの中に飲み込んでいく。ポリーニがまだハッキリとイタリア人であった頃の、プライドを賭けた秀演の記録である。
 録音は冒頭部分に蝦疵があり、途中にも劣化と思われるパチ音などが混入する上ヒス・ノイズもあるが、音自体は全体に比較的明快な音質で収録されており、力強いポリーニのピアノを包容するかのような美しいカラヤンの指揮もしっかりと聴き取ることができる。
VLL-61
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[CD-R]
カラヤン&ウィーン・フィル「ブル7」 1975、初出
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO
 録音:1975年3月2日、ウィーン、ライヴ。ステレオ。初出音源。カラヤンとウィーン・フィルによる同曲は、これまで確か1970年代の物が抜けており、これはマニア待望の発売(日付が比較的近いものとしては、1980年8月15日のライヴがSARDANA[廃盤]、FKM ( FKM-CDR189 )などで発売されている)。
 美しいものを正しくそのまま再現することが、限りなく深い洞察力と恐怖を覚える程の繊細さに負っていることを知らない者には、この演奏は永遠に理解できないだろう。ディティールの変化に頼ることなく、遥か高みから全てを見渡すことのできた天才カラヤンにしかなし得なかった、宇宙から地球の美しさを確認するかのような演奏となった。
 ところどころ音が揺れる箇所があるが、ヒス・ノイズも少な目で安定感のある音質。冷たい程美しいブルックナーである。
2VLL-62
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[2CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.7
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年11月10日、カーネギー・ホール、ライヴ。ステレオ。初出音源。大好評のカラヤンとベルリン・フィルの1970年代アメリカ公演ライヴ、VLL-39、40、41、42、49、50に続く第7弾。
 ライヴのカラヤンが遺した多くの豪演の中でも特に注目すべき、命の唸りともいえる力のこもったブルックナーである。ベルリン・フィルを地鳴りのように響かせ始まる音楽は、静けさと激しさの間を振幅しながらその力を増して行き、全てを飲み込む大波となって目の前に迫ってくる。奇跡を告げるような第4楽章冒頭のティンパニーの打撃を筆頭に、今までのブルックナーの第8交響曲の記録全てをホワイトアウトしてしまう程の激しい輝きを放つ。
 第4楽章の4分過ぎから10分間程ノイズの混入があるが、全体としてはクリアで聴きやすい音質にまとまっている。
VLL-63
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[CD-R]
初出! カラヤン&ベルリン・フィル
 べ−トーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1973年11月1日(本体には12月1日と誤記載)、ライヴ。ステレオ。初出音源。録音場所の記載は無いが、カラヤンはこの年の10月末から11月にかけて日本ツアーを行っている。
 悪魔に魂を売り渡したカラヤンが鬼神となって迫り来る演奏である。おびただしい兵をつれて進む英雄カラヤンに見入られたものは動くことができず、ただその姿を畏敬の目をもって見上げるしかない。圧倒的な勝利は、やがて歓喜となる。聴衆は狂ったように賞賛の声を浴びせる。おそらく世界の演奏史にさえも残るであろう名演の記録である。
 音質極上。
VHL-64
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[CD-R]
初CD化あり、トスカニーニ&カサドシュ
 バッハ/ヘンリー・ウッド編曲:
  トッカータとフーガ ニ短調(*)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83(#)
ロベール・カサドシュ(P;#)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NYP
 録音:1936年2月23日(*)/1936年2月2日、共にカーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。(#)は英協会盤のLPで出ていたのみで、確か今回が初CD化。カサドシュとトスカニーニの共演と言うのは、これが唯一の音盤記録と思われる。(*)はIRON NEEDLE盤があったが、現在では入手困難。
 透明なガラス玉を水の中からすくいあげるような、優しさに溢れた演奏である。バッハ、ブラームスともに曲の持つやわらかな部分を丁寧に紡ぎだし、その色の出来栄えを振り返り確かめながら進んでいく音楽は、夕映えの空に形を変える雲のように美しい。愛する音楽に対するトスカニーニの慈悲ともいえる優しさが、涙が溢れる程身体に深く染み込んでくる。
 アセテート盤を音源としているようで、ノイズなども多いが、一部のマニア向けとして置き去るべき記録ではなく、共通の文化遺産として分かち合うべき記録である。
VHL-65
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[CD-R]
ブルーノ・ワルター&ロス・フィル
 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲Op.56a/運命の歌Op.54/
  交響曲第1番 ハ短調Op.68
ブルーノ・ワルター指揮
ロサンゼルスpo.&cho.
 録音:1947年7月10日(本体には1947年10月7日と誤記)、ライヴ。モノラル。以前EKLIPSEからCD化された演奏だが、10年近く入手困難だったもの。
 あまりの生々しさに耳を疑った。アセテート盤を音源としているようで、壮大なチリチリ音があるが、その向うにハッキリとワルターの背中が見える。本当にリアルな音は、松ヤニのにおいやワルターの身体の温もりさえも感じさせてくれる。遅く起きた朝の日ざしのような明るく暖かい音は、窓の外に広がる青い空と、遠くに霞む山陰を想像させる。交響曲1番も、その重厚な重みよりもむしろ柔らかさを感じさせる仕上がりで、心地よい圧力を持って聴く者を包み込む。
 原盤起因のチリチリ・ノイズは多いが、その点を抜きにすれば鮮明な音が記録されている。
VLL-66
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、初出
 J.シュトラウス:「こうもり」序曲(*)
 モーツァルト:6つのレントラーK.606(#)
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(+)
ラドゥ・ルプー(P;+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年2月8日(*/#)/1988年11月28日、ミュンヘン(+)、以上ライヴ。ステレオ。初出音源。(+)は大変珍しいルプーとの共演で、演奏会記録によるとこの日から始まる4日の演奏会でしか曲を問わず共演していないようだ。他の3日の演奏も発売されていないため、非常に貴重な存在となる。(#)はAUDIORやRE! DISCOVERから1991年2月(日付不祥)とされる演奏が発売されているが、別演奏。また、(*)には同年同月10日のEMI盤がある。
 美しい均整のとれた和音にのって白昼夢の中を彷徨っているかのように、柔らかくとろける「こうもり序曲」である。モーツァルトも聴く者の目を覚まさない。いつまでも柔らかで暖かな弛緩の海を漂い続けることができる。鬼才ルプーとの共演であるシューマンは、互いの手の内の探り合いで始まるが、やがてピアノがオーケストラに包まれて、チェリビダッケの音に溶け込んでいくのが良く分かる。混じり合っても色が濁らないのは、それぞれの色が既に強く美しいからにほかならない。
 (*/#)は音質まずまず。(+)はイン・ホール録音のようで音像が遠いが、比較的良好な音質で記録されている。
VHL-67
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[CD-R]
バーンスタイン、
 ボストン・ポップス&ウィーン・フィル、初出

 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」序曲(*)
 バーンスタイン:「キャンディード」序曲(*)
 ワーグナー:
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲(*)
 ブラームス:大学祝典序曲(*)
 マーラー:交響曲第10番〜アダージョ(#)
レナード・
 バーンスタイン(語り;*)指揮(*/#)
ボストン・ポップスo.(*)、
VPO(#)
 録音:1964年8月6日、ライヴ、モノラル(*)/1978年、ステレオ(#)。共に初出音源。(*)はバーンスタインのジョークを交えたトーク入りという珍しい序曲集。ボストン・ポップスとの共演と言うのも見逃せないポイント。
 バーンスタインのジョークを交えた楽しいトークが入っている序曲集である。エンターテナーとして一流だった彼の最も輝く一面ではあるが、それを越える指揮者としての才能を十分に表す活力に満ちた演奏が続く。笑いに満ちた会場の聴衆は、演奏そのもののクオリティーに正しく気づいていたのだろうか。
 マーラーは冒頭部分に録音の瑕疵があるが、バーンスタインの本質が溢れ出ている演奏で、1974年の同曲の録音をさらに深めた味わいのある解釈である。美しいメロディーの底に流れる深い淵を持つ大河が見える。
 (*)はテープの劣化が少々感じられるが、(#)も含め全体にまずまず良好な音質。
2VLL-68
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブルックナー:
  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年10月16日、ライヴ。ステレオ。初出音源。チェリビダッケの同曲は数多いが、1990年のものはこれまで発売されていなかった。なお当演奏は、プライヴェート盤で出たことがあるようだ。また、1990年10月にはこのコンビでアジア・ツアーを行なっている。
 一つ一つフレーズを噛み締めるようにゆったりとしたテンポにのって、美音の波が広がっていくチェリビダッケ晩年の典型的な演奏である。深緑のビロードをなでるような柔らかな手触りに、ブルックナーの色深い響きが交じり合う。ここまでブルックナーの意図を完全に理解しつつ、音楽として美しく楽しめる芸術を創り出すには、指揮がチェリビダッケでなければならないことがこの演奏を聴くと良く分かる。
 所々音のゆれが気になる部分があり、また第2楽章の冒頭で聴き辛い個所もあるが、全体的には悪く無い水準を保った音質であり、その暇疵は、名画にある絵の具の小さなひび割れほどの影響さえももたらさない。
VLL-69
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[CD-R]
バーンスタイン&NYPの「悲愴」ライヴ、初出
 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1986年、ライヴ。ステレオ。初出音源。同曲のDG盤も1986年の録音だが、あちらはスタジオ収録だったため、異なる演奏となる。
 DG盤と同じ年のライヴ録音である。そして、当然ながら、このライヴ録音の方が数段すばらしい。音を出し切って歌う金管、1000人ぐらいいるのではないかと思うほど厚みがある弦。第3楽章ではマイクでは捉えきれないほどの高圧な音の雪崩が押し寄せてくる。終楽章は、例によって遅い。しかし、ただのスローモーションではなく重い塊となった黒い炎が静かに迫り来るような、不気味な切迫感を伴っているのだ。第3楽章の後で、聴衆から大きな拍手と歓声が湧き上がるが、これもしかたないだろう。各楽章がそれぞれ1つの交響曲であるかのように、濃密で完成度の高い「悲愴」なのだ。
 少々の音揺れなどテープの劣化は感じられるが、全体には悪くなく、安定したまずまずの音質と言える。
VLL-70
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[CD-R]
ギュンター・ヴァント&シカゴ響、初出
 ヴァントへのインタビュー
 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
ギュンター・ヴァント指揮
シカゴso.
 録音:1989年10月、ライヴ。ステレオ。初出音源。ヴァントによる同曲の内、シカゴ響との共演と言うのは、確かこれが初登場。
 ヴァントへのインタビューが5分ほど聞ける。ディティールに拘るヴァントが、いかにこの曲を愛しているのかを熱く語る。当然、演奏自体も丁寧な安定した音作りで、とてもシカゴ響とは思えない気品に満ちた音が溢れ出る。ヴァントの解釈が最も気高く思えるのは、第2楽章である。オルガンを思わせるその音は、宇宙の真理を教え諭すように響き、遥か彼方にあるものへ思いを馳せるかのようだ。深い示唆に満ちたブルックナーであり、ヴァントという指揮者がいなければ実現できなかった音が、すぐ目の前に拡がっていく幸福を味わえる貴重な録音である。
 低域が多めで、かつ高域があまり伸びないが(トーン・コントロールを活用したほうがいいかも)、それを除けばまず良好な音質。
VHL-71
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[CD-R]
カラヤン、最若の「ブル9」、初出
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO
 録音:1962年5月(1962年5月26日)、ウィーン、ライヴ。モノラル。初出音源。カラヤンの同曲音盤としては、オケを問わずこれまでで最も若い時の物となる演奏。
 枯淡の深みよりも、むしろ青竹の生命力を滲ませながら演じられて若いブルックナーである。比較的速いテンポで、淡白に音楽が進んでいくが、しかし、浅く勢いだけの解釈ではなく、むしろ若い天才がその凄みをみせるかのような響きに満ちている。エージングを待つワインや、色を深める前のなめし革のような、甘く鮮烈な香りが漂うのだ。
 録音はモノラルで、音の濁りやテープ劣化などはあるが、楽音自体は比較的明確に収録されており、これから世界を支配していく者の煌きが、一つ一つの音の響きから伝わってくるのがよくわかる。
VHL-72
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[CD-R]
クリップスのブラームス、初出
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1961年11月25日、カーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。初出音源。
 ブラームスの苦悩を優しく解きほぐしていくかのような思いやりに満ちた演奏だ。苦しいのは分かったから、気持ちを楽にして力を抜いてごらんと諭すようなアプローチに、この交響曲は、重みを捨て柔らかな響きを奏で始める。ホルンの響きは明るい夜明けを告げているかのようであり、弦も無駄な圧力を排した明るい音に終始する。まるでごく小編成のオーケストラが奏でているかのように、軽やかに響くブラームスである。癒され満足した聴衆は、最後の音が消えぬ間に盛大な拍手を送り始める。良き時代のアメリカを思わせてさらに心が和む。
 年代から来る音質の限界はあり、ヒス・ノイズなども聴かれるが、音自体は比較的鮮明に収録されており、クリップスの芸術を存分に鑑賞することができる。
VHL-73
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[CD-R]
セルの初音盤レパートリー!
 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ジョージ・セル指揮
NYP
 1969年11月24日、ライヴ。モノラル。初出音源。
 ゴリゴリと荒削りな様相で始まるが、やがてそれぞれ独立して響かせていた音が、ひとつの塊にまとまっていく。軍隊の行進のような力の入った第2楽章、雲間から顔をのぞかせる青い月のように美しく冴えた第3楽章、全ての楽章の、全ての音が意味を理解しているセルならではの味付けと、いつもの卓越したアンサンブルが堪能できる名演である。
 年代としてはやや古めの音で、モノラルなのは残念だが、マーラーの劇場性を克明に見せつけるセルの手腕が十分楽しめる記録となっている。
VHL-74
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[CD-R]
セル、初レパートリーあり&初出音源
 ハイドン:
  交響曲第31番 ニ長調「ホルン信号」(*)/
  交響曲第93番 ニ長調(*)
 ブラームス:大学祝典序曲Op.80(#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1965年6月18日、モノラル(*)/1966年9月22日、ステレオ(#)。共に初出音源。ハイドンの第31番は、確かセルの初ディスク・レパートリー。
 男性的な力強さと、女性的な優雅さを合わせ持った希有な演奏である。ハイドンの31番では、セル十八番のアンサンブルの極致ともいえる細やかな演奏が楽しめ、反対に93番では、男性的なリズムと音運びが聴ける。力を込めて強調されたフレーズごとのアクセントと音のうねりは、まるで、大柄の王様と女王様が一緒にダンスを踊っているかのような典雅な迫力に溢れている。大学祝典序曲では、さらに精緻なアンサンブルで完成された音楽が溢れる。一つの音もないがしろにしないセルの気質がよく現われており、当時のクリーブランド管の質の高さをうかがわせる。
 (#)はホワイト・ノイズがやや目立つが、(*)はモノラルながら質の高い録音。
VHL-75
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[CD-R]
セル&ケルン放送響、初レパートリーあり&初出音源
 ストラヴィンスキー:花火
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73
ジョージ・セル指揮
ケルン放送so.
 録音:1958年、モノラル。初出音源。ストラヴィンスキーの「花火」は確かセルの初ディスク・レパートリー。
 本当に目の前で花火が弾けるような鮮烈な音に驚く。ストラヴィンスキーの録音を多く遺さなかったセルが、本当は完璧に彼の音楽を理解できていたことを知る貴重な記録である。ブラームスは、クリーブランドとの演奏と違い、堂々としたドイツ的な響きが強い。特に第4楽章は、ホールの壁を突き破るかのような豪快な音が響き渡り、おもわず身を引いてしまう程の迫力だ。会場ノイズがないところを見るとスタジオでの録音ではないかと推察するが、それにしてもこの燃焼度は尋常ではない。
 所々テープ劣化と思われる音の揺れがあるが、基本的には安定した音質。セルの魂の奥底にあるドイツ的な物への敬愛があふれ出ている、確信に満ちた力強い演奏である。
VLL-76
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[CD-R]
バーンスタイン&VPO、「マーラー第5」初出音源
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
 録音:1972年5月15日、ウィーン、ライヴ。ステレオ、初出音源。このコンビの同時期における同曲としては、一月前の4月の演奏がDGからDVDで出ている。
 いままでに録音されたマーラーの5番の中で最も美しいものではないか。冒頭のトランペットの響きは朝焼けの冷たい大地を思わせる雄大な孤独感を漂わせ、幻惑するかのように美しい弦の波へと続く。その後も、荒々しく爆発するのではなく美しいまま容積を増していく音楽が、巨大な絵画のような圧倒的な迫力で目の前に現われる。とろけるような第4楽章は、愛する人と迎える秘密の朝のように甘くせつない。確固たる美学を持ち続けたバーンスタインの最高傑作にして、マーラーの交響曲の頂点ともいえる記録である。
 テープ劣化と思われる音の揺れが第1楽章に数ヶ所あり、第4楽章冒頭にも短いノイズか混入するが、全体としてはまず良好な音質。
VLL-77
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[CD-R]
バーンスタイン&NYP、「グレイト」初出音源
 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1986年〔とあるが演奏会記録になく、おそらく1987年4月9日、1987年4月10日、1987年4月11日、1987年4月14日のいずれか〕、ライヴ。ステレオ、初出音源。バーンスタインの同曲はボストン響とのライヴ(1957年10月、LIVING STAGE LS-1081)、NYPとのスタジオ録音(1957年10月、SONY)、ACOとの2種(?)のライヴ(1987年10月、DG/日付不祥、HALLOO[廃盤])位で、NYPとのライヴ、しかも晩年のものはこれが初登場になると思われる。
 非常にゆったりと、まったりとしたグレートである。第1楽章冒頭は特にテンポが遅く、音の流れを手にのせて愛撫しているかのようだ。第2楽章以降テンポは徐々にスピードを取り戻していくが、それでも、所々のフレーズで時々慈しむかのようにテンポを落としている様子は、急ぎ過ぎる時の流れに抗うかのような晩年のバーンスタインの心の内が見えるようでセンチメンタルな気分になる。演奏が終了すると前後して、ホールの聴衆は、年老いた英雄が創り出した、音楽という、生まれると同時に消え去る運命にある芸術そのものを、惜しみない拍手で称える。
 ホワイト・ノイズは多めだが楽音はしっかりした音で記録されており、バーンスタイン晩年の芸術を十分に楽しむことができる。
2VHL-78
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[2CD-R]
バーンスタイン&VPO、初出「復活」ライヴ、1967年
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
ヒルデ・ギューデン(S)
クリスタ・ルートヴィヒ(A)
レナード・バーンスタイン指揮
VPO、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1967年6月12日、ウィーン、ライヴ。モノラル、初出音源。バーンスタインの同曲は数多いが、ウィーン・フィルとの共演はこれが初登場。同年にはイスラエル・フィルと第5楽章のみライヴ録音している(SONY)。
 遅いテンポに支配された力のこもった、荘厳な復活である。ウィーン・フィルにしては硬いごつごつした音づくりが功を奏して、自然の厳しさ、復活をいう輪廻の力強さをまざまざと見せつける。ソリスト、合唱ともに素晴らしい響きをみせるが、特にルートヴィッヒの独唱は、天に召し上げられそして再び力を与えられる魂の姿を克明に描き出す名唱で、心の底の深い部分に響いてくる。
 第4楽章の3分40秒過ぎに1秒ほどの欠損があり、モノラルでやや古めの録音状態ではあるものの、全体としてはしっかりと安定した音質で、素晴らしき時代の崇高なマーラーが目前に甦る。
VHL-79
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[CD-R]
シューリヒト、初出あり
 バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調BWV.1052(*)
 ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調Op.21(#)
レーヌ・ジャノリ(P;*)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)、
フランス国立o.(#)
 録音:1950年代(おそらく1952年3月14日)、ライヴ、モノラル(*)/1965年6月15日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ(#)。(*)は初出音源。シューリヒトにとってはディスク初レパートリーとなる曲目で、ジャノリとの共演も確かこれが初めての音盤となる。(#)はORIGINALSなどから出ていた演奏だが、別音源とのこと。LIVING STAGEからも発売があったが、現在ほぼ廃盤で入手困難のため、嬉しい再発売。
 (*)はピアノの音のみずみずしさに驚かされる。シューリヒトの堅実で安定した響きのなかで、まるで泉から湧きでる清水のような清らかな澄んだ音がこの協奏曲を通して鳴り続けるのである。ジャノリはAdesへのシューマン全集などで知られるものの一般にはあまり有名とは言えないが、相当な技量を持つ優れたピアニストであっただけに、もっと知られてよい人だ。ベートーヴェンの方は、音の広がりに富んだ典雅な演奏で、シューリヒトらしい美しいまとまりと軽いテンポが楽しめる。
 (#)の第4楽章にノイズが混入する部分があるが、それ以外は両録音とも年代以上の音質を保持している。
VLL-80
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[CD-R]
カラヤン&BPO、初出あり
 シェーンベルク:浄夜Op.4(*)
 チャイコフスキー:
  交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1973年11月〔おそらく1973年11月1日〕(*) /1981年11月〔おそらく1981年11月8日〕(#)、共にライヴ、ステレオ。(*)は初出音源。(#)はSARDANAからSACD-268/9(廃盤)として発売があった演奏と思われるが、SARDANA盤には1982年と誤記されていた。なお、この2曲が演奏された月は、共にカラヤン&ベルリン・フィルは日本公演を行なっている。
 共に暗く深く思索的な趣きに富んだ演奏である。シェーンベルグは、全ての思いを沈めて消してしまう暗闇と、そこから再びおこる新たな魂の芽吹きを感じさせる、深遠な意味に溢れた演奏である。チャイコフスキーも他の指揮者のなす浅はかな解釈から遠く遥か暗い階層へと理解を深めた重量感溢れる演奏で、良質な哲学書を読んだ後のような疲労感と閃きが同等に押し寄せてくる希有な演奏となっている。
 音質も良好で、今は遺された録音を通じてしか聞くことのできないカラヤンの哲学的問いかけを、ダイレクトに感じることができる。
VLL-81
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、初出
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(*)
 ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年2月23日(*)/1980年10月16日(#)、共にライヴ、ステレオ、初出音源。チェリビダッケによる1985年の(*)というのは、オケを問わずこれが初登場。(#)はRE! DISCOVER RED-60等で出ている「1980年代」とされる録音とは別演奏とのこと。
 ベートーヴェンは、この年代のチェリビダッケにしては速めのテンポで始まるが、所々でその独特な解釈を見せる。他の指揮者の演奏では、他のパートに隠れてしまっている見えないパートの見えない旋律が浮かび上がるのだ。こんなところで、コントラバスがこんな音楽を奏でていたのかなどと、ややこもりぎみの音質ではあるが、発見に満ちている「運命」である。ムソルグスキーは、例によってとろける甘いテンポで聴く者を包み込む。ぬるいお湯のプールに浮かぶような不思議な感覚だ。
 イン・ハウス録音のため音場感には乏しいが、会場の反響などを含め、音自体がはっきりと収録されているため、雰囲気は存分に味わうことができる。
VLL-82
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、初出
 チャイコフスキー:
  「くるみ割り人形」組曲(*)/
  幻想序曲「ロメオとジュリエット」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年2月8日(*)/1992年1月17日(#)、共にミュンヘン、ライヴ、ステレオ、初出音源。(*)は同月10日の演奏がEMI、SARDANAなどから出ている。(#)はEMIから同年同月(日付不祥)の演奏が発売されている。
 チェリビダッケが愛したバレエ音楽の録音で、彼の心からの慈愛の思いが音楽全体に溢れている。さすがにこれほど遅いテンポでは、ダンスを踊ることは難しいだろうが、不思議と美しいダンサーの姿と表情が浮かぶような優雅なイメージが広がる。
 テープ劣化からか少々ワウが感じられる部分もあるが、基本的に良好な音質で、チェリビダッケが笑顔で軽く腰を振りながらリズムをとって指揮をするいつものポーズが目の前に浮かぶ、暖かい日溜まりのような音楽が楽しめる。
VLL-83
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[CD-R]
カラヤンの「新世界」、初出音源
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年4月(1966年4月28日)、ライヴ。ステレオ。初出音源。なお、カラヤン&BPOはこの月に来日公演を各地で行っている。カラヤン&BPOによる1966年の同曲には、1月-2月にかけて収録されたユニテル制作の映像があった。
 かつてフルトヴェングラーの指揮として発売された同曲の録音があったが、あれより遥かにフルトヴェングラー臭い。要所要所を引き締めるティンパニの連打といい、音が重なっていくに従って徐々にテンポをあげる癖といい、思いつめたような弱音部分をふくめ、すべての音がフルトヴェングラーを彷彿をさせる。もちろん演奏しているのはカラヤンである。しかし、フルトヴェングラーの遺した音楽を、このオーケストラでこれ程忠実に再現したのであるから、その才能はやはり本物といえる。
 ややこもりぎみの音質でヒス・ノイズも感じられ、時折テープ劣化も見受けられるが、音自体は非常に安定して記録されており、カラヤン独特の浪漫的な新世界が堪能できる。
VLL-84
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[CD-R]
カラヤン 1974年の「ブル9」、初出
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年6月21日、ウィーン楽友協会大ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。カラヤンによる1974年の同曲はこれが初登場。
 なんと壮大な、宇宙的な演奏だろう。冒頭の金管のアンサンブルからして、その力は圧倒的であり、地球をはるか下に見下ろす宇宙的な高みに一挙にかけ登る。そしてブルックナーがみた神々による真理の探り合いがくり返し続いていくのだ。この演奏を聴けば、宇宙物理学者は新たな法則を発見するであろう。宗教家は新たな宗派を興すかもしれない。無限のパワーと思索に満ちた演奏であり、もはや音楽という芸術の一つに留めておけない圧倒的な「何か」がある。
 年代相応のヒス・ノイズと最強音部での少々の荒れはあるが、音自体は鮮明に記録されており、良好な音質と言える。
VLL-85
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[CD-R]
カラヤン 1975年の「ブラ2」他、初出
 ヴィヴァルディ:
  シンフォニア ロ短調「聖なる墓に」RV.169(*)/
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1971年9月25日、ベルリン(*)/1975年5月17日、ザルツブルグ(#)。共にライヴ、ステレオ。初出音源。カラヤンにによる(*)のライヴはこれが初登場。また、同様に1975年の(#)というのもこれが始めてとなる。
 カラヤンに何があったのか知る由もないが、2つの曲ともに葬送の列を見送り頭をたれるかのような、静かな悲しみに満ちた録音となっている。ライヴとは思えない美しく整った演奏のせいもあるのだろうが、失った者を愛しむ皆の思いを運ぶように静かに歩を進める音楽は、ブラームスの交響曲でさえも、どこか空虚な響きでその色を抜いてしまったように静かに進む。ようやく第4楽章になって明るい日ざしが遠くに見え、希望の光が差し込むが、燃え上がる情熱に満ちあふれるまでの高揚はなく、ところどころにやはり影をみせる。カラヤンのロマンティシズムが行き渡った秀演であり、会場に溢れるブラボーの嵐とは裏腹に、ライヴ録音にして静かな充足感を味わえる希有な記録である。
 静かな箇所では少々テープ劣化が感じられるが、まずまずの音質。
2VLL-86
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[2CD-R]
チェリビダッケ、1988年の「ブル8」、初出
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1988年1月27日、パリ、ライヴ。ステレオ。初出音源。チェリビダッケによる1988年の同曲はこれが初登場。
 まるでパイプオルガンで演奏しているかのように、低音部で整ってまとまった演奏に驚く。もちろんチェリビダッケによるとろけるようなテンポは健在で、ブルックナーによるオペラともいえる美しい情景を出現させるだけではなく、宇宙に漂うかのような不思議な浮遊感で聴く者を包み込む。具体的なものを描き出すより、なにか漠然としつつも全体として美しいものを追求した晩年のチェリビダッケを代表する見事な演奏であり、話題のリズボンライヴと双璧をなす記憶にとどめるべきブルックナーである。
 少々籠った音だが、音質まずまず。
2VHL-87
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[2CD-R]
バーンスタイン&ボストン響、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調K.453(*)
 ハイドン:
  交響曲第99番 変ホ長調(#)/
  交響曲第100番 ト長調(#)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68(+)
レナード・バーンスタイン(P;*)指揮
ボストンso.
 録音:1975年7月4日、タングルウッド、ライヴ(*/#)/1985年7月20日(+)、以上モノラル。初出音源。バーンスタインの(#)は意外と珍しく、2曲ともCBSへのスタジオ録音があっただけの筈で、ライヴはこれが初登場。(*)と(+)もボストン響との共演は初登場と思われる。
 バーンスタインの美しいピアノが楽しめる貴重な録音。テクニック的には問題のある箇所もあるが、なんといってもその歌う力に引き込まれる。指揮以上に自らの詩情を高らかに表すこの演奏は、バーンスタインの音楽への愛情が満ちあふれ心打たれる。ハイドンも同様に優しく美しい演奏であり、愛情の聴衆を至福の時に導いたに違いない。やや会場ノイズが気になるが、その幸せの雰囲気を浴するには十分な音質を保っている。一方ブラームスは晩年の渋みが加わり、重戦車のような思い歩みの力強い演奏である。有名な「悲愴」の演奏と同じようにテンポは遅く、フレーズ一つ一つの意味を噛み締めるような演奏で、心の奥底に届く響きを持つ。
 モノラルなのは残念だがステレオ・プレゼンスが無いだけで、特に1975年録音分は音質的には非常に良好であり、会場ノイズこそあるもののライヴの臨場感が存分に感じられる。1985年録音分も特にそれ以外の欠点は感じられない。
VHL-88
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[CD-R]
クレンペラー、
 ベルリン放送響との「英雄」、おそらく初出

 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
オットー・クレンペラー指揮
ベルリン放送so.
 録音:1958年3月29日、ベルリン。ライヴ、モノラル。クレンペラー指揮による同曲は8種類とも9種類あるとも言われるが、これは確かこれまで発売されたことが無い演奏。
 地の底から轟くようなクレンペラーの響きに満ちた英雄である。「こうでなければならない」という確信に裏付けされた演奏は、日和見的な生活を送る我々に力強いメッセージを送っているようで、聴いていると徐々に握りこぶしに力が入る。特に終楽章は、老いた英雄が迫りくる敵の大集団をものともせず、白髪を乱しながら自らの剣を振りかざす壮絶なシーンが目に浮かぶリアリティーに溢れる豪演で涙が浮かんでくる。
 残されたテープから素直に転写したと思われる音で、経年による劣化は感じられるものの、年代を考えれば音質自体はかなり良好。
VLL-89
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリー曲あり
 ハイドン:交響曲第85番 変ロ長調「王妃」(*)
 モーツァルト:コンサート・アリア集
  [もうよい、全てわかった K.490(#)/
   あわれ、ここはいずこK.369(+)]
 リスト:交響詩「前奏曲」S.97(**)
ヴェルナー・グロプホルツ(S;#)
イレアナ・コトルバシュ(S;+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.(*/#/+)、
ウィーンso.(**)
 録音:1986年12月6日、フィルハーモニー、ミュンヘン、ライヴ、ステレオ(**以外)/1952年10月30日、ウィーン、ライヴ、モノラル(**)。(**)以外は初出音源で、3曲ともチェリビダッケの初ディスク・レパートリーとなる作品。演奏会でも余り取り上げたことが無い曲のようなので、貴重な発売となる。(**)は以前 Nuova Era から発売があった録音だが、入手出来なくなって以来10数年ぶりの再発売。これも彼による唯一の録音で、この年代以降は演奏したかどうかも不明な、チェリビダッケ稀少レパートリー曲。
 まるで教会で演奏しているかのような豊かな残響に満ちたハイドンとモーツァルトは、チェリビダッケの美しい指揮と相まって、非常に宗教色の強い演奏となっている。祭壇のむこうに大きな十字架が見える教会で、司祭の衣装をまとったチェリビダッケが、病んだ我々の心を浄化してくれているような慈悲に溢れた音楽で、これを聴き終わった後には、少し心が透明になる。リストはやや音が古いが、音の粒を丁寧に扱い安定してフォルムに組み立てるチェリビダッケの特徴が良く出ている演奏で、この曲全体の構成が見渡せる秀演である。
 1986年分は、柔らかめながら整った音質。1952年分は残されたテープから素直に転写したと思われる音で、経年による劣化は感じられるものの、年代を考えれば音質自体はかなり良好。
VLL-90
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[CD-R]
ジュリーニ&ボストン響、初出
 シューベルト:交響曲第4番 ハ短調D.417
 ブラームス:交響曲第4番 ニ長調Op.73
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ボストンso.
 録音:1969年10月31日。ステレオ。初出音源。2曲ともジュリーニ得意のレパートリーだが、ボストン響と共演した音盤はこれが始めて。
 これはお薦め。非常に力のこもった名演で、ジュリーニがパワーにあふれたボストン響を思う存分にドライヴ、このオケからドイツの音を引き出している手腕にも驚嘆。厚く深みのあるその音は、両曲に込められた意味を探り当て美しい響きとなってスピーカーから溢れてくる。仕立ての良いスーツのように、一見何でも無いような箇所にこだわりのディテールがあり、何度も聴き込むとその深みにはまってしまう不思議な魅力に満ちている。音質も良好で、時にジュリーニが踏みならす足音さえ聴こえてくる。
 音質も良好で、残されたテープから素直に転写したと思われる音。ヒス・ノイズも少なく、年代を考えれば最上級だろう。時にジュリーニが踏み鳴らす足音さえ聞こえて来る。
VHL-91
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[CD-R]
シュミット=イッセルシュテット、
 初レパートリーあり、
  手兵とのアメリカ公演ライヴ Vol.1

 ブラッハー:
  パガニーニの主題による変奏曲Op.26(*)
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124(#)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68(+)
ホルヘ・ボレット(P;#)
ハンス・
 シュミット=イッセルシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1963年1月7日、カーネギー・ホール。ライヴ、モノラル。初出音源。(+)を除く2曲が、シュミット=イッセルシュテットにとってディスク初レパートリーとなる貴重な演奏。Vol.2:2月3日のワシントンDC公演(VHL-97)。なお、(#)の奏者が案内では「ベレット」と誤記されており、初回出荷分日本語封入タスキにも誤植がある。
 非常にゴツゴツとした無骨な演奏で当時これを聴いたアメリカの聴衆は何を思っただろうか。ブラッハーのバイオリンの響きからして既に岩のように重く硬い。リストのピアニストもこの響きに影響されたのか、やや遅めのテンポでどっしりとした頑丈な協奏曲を聴かせる。極め付けはブラームスで、分厚く重いコートをまとった代表的な北ドイツ的演奏をいえるだろう。
 (+)の第2楽章と第4楽章にディジタル・ノイズが入る箇所があるが、全体には安定した音質で、本物が奏でる響きを楽しめる。
VLL-92
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[CD-R]
スウィトナー&ボストン響+ブレンデル、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466(*)
 ワーグナー:「タンホイザー」序曲
アルフレード・ブレンデル(P;*)
オトマール・スウィトナー指揮
ボストンso.
 録音:1982年8月17日。ステレオ。初出音源。スウィトナーがアメリカのオケを振った演奏は極めて珍しく、ボストン響との共演と言うのはおそらくこれが初登場。また、ブレンデルとの共演音盤も初めてではないかと思われる。
 ピアノの音を真珠の玉に例える表現をよく耳にするが、この演奏を聴いて初めてその表現の真の意味が実感できた。しかも、上質の厚いビロードの絨毯の上に真珠の玉をばらまいたような、美しく丸く優雅な演奏なのである。ブレンデルがこれ程素直にモーツァルトを弾きこなすとは思わなかった。彼の特徴であるうなり声まで録音されているが、おそらくこの有名な20番の最高位に位置される名演であることは間違いない。時々驚いたような爆演をするスウィトナーだが、20番では大人しく、ワーグナーでようやくその片鱗を覗かせる。整った響きの奥底で赤いマグマがグツグツとうごめいているのがわかるのだ。
 音質まず良好。
VHL-93
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[CD-R]
カラヤン、初出
 ブルックナー:テ・デウム ハ長調(*)
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60(#)
ヴィルマ・リップ(S;*)
エリーザベト・ヘンゲン(A;*)
ニコライ・ゲッダ(T;*)
ヴァルター・クレッペル(B;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO(*)、ウィーン楽友協会cho.(*)、
BPO(#)
 録音:1962年5月26日、モノラル(*)/1985年4月27日、ロイヤル・アルバート・ホール、ライヴ(#)。共にモノラル。初出音源。カラヤンによる1962年の(*)、1985年の(#)は共にこれが初登場。
 荘厳な響きが溢れるテ・デウムは、カラヤンの以後の活躍を約束するかのような幸福な示唆に満ちている。コーラス部分に多少荒さが見られるが、その分この曲にはめずらしく勢いが感じられ、過去よりも将来を照らすかのような光が眩しい。ベートーヴェンは絶頂期のパワーを見せつける秀演で、ロンドンの観客はベルリン・フィルという最高の道具を使いこなすカラヤンの力に驚愕したに違いない。ややこもりぎみな音質ながらも、ホールの美しい残響まで楽しめる録音となっている。
 (*)は年代を考えれば音質まずまず。(#)は1980年代ながらモノラルでややこもり気味ながらも、ホールの美しい残響まで楽しめる録音となっている。
VLL-94
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[CD-R]
カラヤン&フェラス、ライヴのシベリウス/他、初出
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(*)
 ストラヴィンスキー:春の祭典(#)
クリスティアン・フェラス(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1971年9月25日、ベルリン。ライヴ、ステレオ。初出音源。カラヤンによる(*)は、同じくフェラスと録音した1964年のDGスタジオ録音があっただけで、ライヴはこれが初登場。
 フェラスのヴァイオリンは悲しい響きを残し、シベリウスの音楽にぴったりと寄り添うように優しい。カラヤンのバックアップもあって、彼の本質である優しく歌い上げる部分が安定して出切った演奏で、おそらく自身も大満足のライブであったに違いない。
一方「春の祭典」は野生のリズムに支配された豪演で、カラヤンの汗が飛び散る。紳士カラヤンからは想像もできない熱い血が煮えたぎるような、轟々とした響きの塊がせまってくる稀にみる切迫した圧力のある記録となっている。
 (#)の4分16秒過ぎに3秒ほど元テープが乱れたようなディジタル・ノイズが混入するが、それ以外は音質まず良好。
2VLL-95
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[2CD-R]
テンシュテット、初レパートリー
 「ジークフリート牧歌」あり

 ワーグナー:
  ジークフリート牧歌(*)/
  「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲/
  楽劇「ワルキューレ」第1幕(#)
ルネ・コロ(T;#)
エヴァ=マリア・ブントシュー(S;#)
ジョン・トムリンソン(T;#)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1991年10月10日、ロンドン、ライヴ。ステレオ。初出音源。テンシュテットによる(*)は、意外にもこれが初の音盤。彼のワーグナー・アルバムは、EMIから出ている1980年&1983年のスタジオ録音と、LPO自主製作レーベルから出ている1992年のライヴ(LPO-0003)がまとまった物としてあった。(#)は1981年10月25日のライヴがNAVIKIESEから出ている(NAV-4011)
 ドラマティックという言葉がこれ程似合う演奏はないだろう。テンシュテットが、愛するワーグナーの音楽を魂の底から沸き上がる力をもって奏でた希有な記録で、既出の録音全てを投げうってこの盤のみを残しても決して後悔はしないだろう。特にマイスタージンガーの迫力は圧倒的で、聴いていると間違いなく血圧が上がる。ワルキューレは、歌唱陣も素晴らしく、目の前にフルカラーの舞台が拡がる錯覚を覚える程生々しく緻密な出来上がりで、音のみをもって壮絶なドラマを描き切る。
 ヒス・ノイズは感じられるが、非常にバランスがよく低域&高域ともに良く伸びている。ただ、歌手からはマイク位置が遠いようで、オケ主体で聞くべき録音と言えそうだ。
VHL-96
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[CD-R]
何と、カイルベルトの
 マーラー「巨人」、初レパートリー

 マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1950年2月4日。モノラル。初出音源。カイルベルトのマーラーは、これまで「大地の歌」しか存在せず、番号付きの交響曲というのはこれが初登場。カイルベルトは他の歌曲なども全く録音していないようだ。
 巨人の歩みそのもののゆったりとした音楽が流れていく。陽のあたる草原を進む巨人の足取りは、徐々にその速度を速めるが、遥かな高みから見下ろす様々な風景を楽しむ余裕をもちながら終わりの場所に行き着く。カイルベルトが物語として理解したマーラーの交響曲をそのまま素直に再現した演奏で、現在の指揮者では再現することができない豊かな雰囲気にあふれた秀演であり、カイルベルトの多才な表現力に驚く。
 音質も、年代としては落ち着いた良いもので、ゆったりとしたテンポと相まって、古い絵巻物をみるかのような渋い味わいが堪能できる。
VHL-97
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[CD-R]
シュミット=イッセルシュテット、初出
 手兵とのアメリカ公演ライヴ Vol.2

 J.S.バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV.1046
 モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
 R.シュトラウス:
  ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28
ハンス・
 シュミット=イッセルシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1963年2月3日、ワシントンDC、ライヴ。モノラル。1月7日のカーネギー・ホール公演(VHL-91)に続く、シュミット=イッセルシュテット&北ドイツ放響、1963年アメリカ・ツアー・第2弾。
 バッハはもちろんのこと、全ての曲が高貴な雰囲気に溢れた稀にみるまとまりのあるライヴ録音である。シュトラウスまでもが、まるで貴族の宮廷でその演奏を楽しんでいるかのように聴こえてきて興味深い。北ドイツ放送響にしては、響きの明るい音でそれぞれの曲を演奏しており、イッセルシュテットの笑顔さえ想像できる。
 ややこもりぎみの音質ではあるが、年代を考えれば上々の状態で、ワシントンの明るく平和な一日が見事に我が家に蘇る。
VHL-98
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[CD-R]
シューリヒト、おそらく久々の再発
 ブルックナー:交響曲第7番
カール・シューリヒト指揮
デンマーク国立放送so.
 録音:1954年9月30日、チヴォリ・ガーデン、ライヴ。モノラル。この顔合わせでは、以前国内キングから1954年(月日不祥)とされるライヴが発売されていたので(KICC-2405、廃盤)、おそらくこれと同一の演奏と思われる。だとすれば約10年ぶりの再発売。
 淡白なシューリヒトらしい音が重なりあって複雑な色彩を持ったブルックナーが出来上がっている。哲学的なメッセージよりも、むしろ音楽そのものの持つ美しさと力を信じたような美しい演奏で、印象派の絵画のように線と点が重なりあって全体像を紡ぎ出す。その魅力に打たれたのは観衆ばかりではなかったらしい。演奏修了後、オーケストラはなんとファンファーレを吹き鳴らす。観客の拍手と溶け合ったこれまた美しい音を響かせるのだ。
 第1楽章に一部音のゆれがあるが、総じて良好な音質といえる。
VHL-99
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[CD-R]
ジョージ・セル、初出&初レパートリーあり
 シューマン:交響曲第3番 変ホ長調Op.97「ライン」(*)
 スメタナ:「売られた花嫁」序曲(#)
 J.S.バッハ:
  復活祭カンタータ〜シンフォニア(+)
ジョージ・セル指揮
NYP(*)、クリーブランドo.(#/+)
 録音:1963年3月14日、モノラル(*)/1960年代、モノラル(#)/1968年4月11日、ステレオ(+)。全てライヴ、初出音源。(#)はこれまでCBSのスタジオ録音LP(未CD化?)があるだけで、ライヴはこれが初登場。(+)については詳細は不明ながら、ディスコグラフィにも該当しそうな録音の記載がなく、おそらくセルの初音盤レパートリー作品。
 セルにしては珍しく柔らかな音が流れる。いつもの理詰めのシャープな音を予想して聴き始めると意外に思える程滑らかな音の動きで、驚かされる。シューマンは他のどの演奏よりも、柔らかく颯爽とした演奏になっており、スメタナも民族臭の少ない、中性的な好演にまとまっている。圧巻はバッハで、こちらはいつも以上にセルらしい凛々しい演奏となり、バッハの持つ高貴さが透明な空気を伴って伝わってくる。使われている音の一つ一つが構築する巨大な建造物を目の当たりにするような繊細でかつ壮大なバッハである。
 (*)は安定したまずまずの音質で、レンジの狭さなどはセルの妙技を聞き進める内に気にならなくなって来る。(#)はハムの混入があるが、音質自体は(*)と同程度でより聞きやすい。(+)は冒頭部などにテープ劣化は少々感じられるが、演奏の雰囲気を大変良く伝えた良好な録音。
VLL-100
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調Op.43
クルト・ザンデルリング指揮
LPO
 録音:1989年4月19日、ライヴ。ステレオ。初出音源。ザンデルリングの同曲にはBERLIN CLASSICSの全集録音と、1993年4月のバイエルン放送響盤(EN LARMES ELS-02-271/2)があった。
 大きな氷河の流れが迫ってくるような豪演である。しかし、その氷河が透明で冷たい美しさを保っているところが、ザンデルリングの凄さで、彼のように細部を完全に整理してまとめあげなければこの美しさは濁りを帯びるだろう。永遠に続くかのような物語を秘めた音楽は、ロンドンのオーケストラにして暗い音色を響かせ、ぬめぬめとした透明の濡れた表面をぎらつかせる。
 ヒス・ノイズはあるが音質自体は良好。第2楽章に数ヶ所音とびのような瑕疵があるが、音楽の流れは傷付かない。
VHL-101
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[CD-R]
クレンペラー、初出
 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
  〜序曲(コンサート用編曲版)(*)
 ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調Op.21(#)
 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調K.201(+)
オットー・クレンペラー指揮
ベルリン放送so.(*)、
ケルン放送so.(#)、
ウィーン放送so.(+)
 録音:1960年代(*)/1954年10月25日(#)/1958年2月23日(+)、以上全てライヴ、モノラル、全て初出音源。(#)の日付には他に、同じくベートーヴェンの「第4番」(ANDANTE AN-2130)とショパンのピアノ協奏曲第1番(ピアノはアラウ MUSIC AND ARTS MUA-1158)も演奏されるという重量級のプログラムだったようだ。
 クレンペラーらしい重い銀の靴を履いて毛足の長い絨毯の上を歩くような、渋く重く滑らかな演奏である。ベートーヴェンは錆びた金属を舐めたときのような渋みに満ちあふれ、以降続いていく苦渋の交響曲の誕生の予感に溢れる。モーツァルトは、軽快さを失い真面目になってしまい、その天才の部分のみが表面に引き出され、本来の面目たる音楽の深みをさらけだす。クレンペラーにしかない得ない荒技である。
 (*)と(+)は開始部などに少々のテープ劣化による音揺れやプチ・ノイズが感じられるが、全体的には安定した物で音質まず良好。(#)はレンジもかなり広く記録されており、放送局の元テープから素直に転写したような良好な音質。3曲の中ではもっとも音質は良い。
VLL-102
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ベートーヴェン:
  交響曲第7番 イ長調Op.92(*)/
  交響曲第8番 ヘ長調Op.93(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年1月26日(*)/1984年1月22日(#)、以上ライヴ。ステレオ。(#)は初出音源。チェリによる1980年代の同曲はこれが初登場。(*)もこの日付けとされる演奏は初登場だが、1989年1月(日付不祥)とされる演奏がSARDANA、METEOR、AUDIOR(すべて廃盤)から発売されていた。ちなみにEMIから発売された同曲は、この少し前となる20日の演奏とされている。
 まさにチェリビダッケという典型的な演奏で、蕩けるように遅く美しい。7番は後半楽章はやや一般的なテンポになってくるが、それでも音の響きは美しさを失わず、オーロラのような滑らかで幻想的な響きを放つ。一方、8番も瑠璃色の輝きに充ち、天使が舞い降りてきそうな幸福な空気を部屋に充満させる、催眠術のような魔力の演奏である。両曲とも修了後の会場からの拍手が満足感に溢れているのが印象的だ。
 (*)は、少々のテープ劣化は感じられるが、音質まずまず。どちらかと言えば録音の古い(#)の方が良い音質だが、2曲ともチェリビダッケの芸術を堪能するのに支障は無い。
VLL-103
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリーあり
 J.シュトラウスII:アンネン・ポルカOp.117(*)
 ブラームス:二重協奏曲 イ短調Op.102(#)
ヴェルナー・グロプホルツ(Vn;#)
ヘルマー・シュティーラー(Vc;#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1984年3月4日(*)/1990年2月3日(#)、ライヴ。ステレオ、初出音源。(#)はブラームスも得意としたチェリビダッケとしては意外な感もする、彼の初音盤レパートリー曲。(*)は同じく1984年とされる「シュトラウス・ファミリー名作集」(PASSION & CONCENTRATION PACO-1026)にも含まれている曲だが、レーベルによると異なる演奏だとの事。
 チェリビダッケは、時々思いがけず気の抜けた陽気で明るい演奏をするが、ここにあるシュトラウスはまさにその演奏で、陽気なおじさんとも思える楽しさで曲をこなす。一方のブラームスは、薄暗い洋館の部屋で、どうしようもない悩みを抱えながらその解決案の思い付きに一喜一憂する美しい貴婦人の姿を想像させる気品と正統性に満ちた名演で、2つの弦が完全にオーケストラに溶け込み、一体となってドラマをかもし出している。
 共に少々音像が遠い録音で、テープ劣化も感じられるが鑑賞に大きな支障はなく、チェリビダッケの両方の顔がみえる貴重な記録となっている。
2VHL-104
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[2CD-R]
ジュリーニ、最若の「ブル8」
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
シカゴso.
 録音:1975年12月17日、カーネギー・ホール、ライヴ。モノラル。初出音源。ジュリーによる同曲の1970年代のものはこれが初登場で、これまででもっとも若い時の演奏となる。
 民族臭の薄いシカゴ響のせいか、ジュリーニの音楽が彼の解釈のまま突き出してくる。重く沈むところは重く、歌うところは至上の美心をもってどこまでも美しく、全ての音楽を丁寧に作り上げており、壮大なブルックナーの8番が、他の指揮者が描くような想像に基づく宗教画ではなく、精緻な人間のドラマとして蘇ってくる。
 モノラル録音でヒス・ノイズもあるが、音質は聞きやすく、満足そうに目を細めるジュリーニの横顔が浮かぶ秀演である。
2VLL-105
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[2CD-R]
ジュリーニ、初出あり
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(*)
 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123(#)
エッダ・モーザー(S;#)
ユリア・ハマリ(A;#)
ペーター・シュライアー(T;#)
カール・リッダーブッシュ(B;#)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
BPO、
エルネスト・ゼンフcho.(#)
 録音:1978年1月17日、ベルリン、ライヴ、モノラル(*)/1978年1月13日、ライヴ、ステレオ(#)。(*)は初出音源。(#)は以前VIPからVIP-5005/6として出ていた演奏だが廃盤で、久々の復活。
 白い手袋をした執事が先導してくれているかのような気高い展覧会の絵は、ジュリーニ&ベルリンフィルの組み合わせでなければ実現しなかったであろう奇跡ともいえる輝きをみせる。
 ミサ・ソレムニスは、聴く者から言葉を奪う。10分も聴けば手を合わせ、頭を垂れている自分に気づくはずだ。ジュリーニの丹念な指揮は、宗教という人間の考えた枠組みを越えた壮大な普遍の世界がどこかに拡がっていることを教え諭してくれる。
 (*)は、音自体はしっかりしているがヒス・ノイズが多く、あまり聞きやすくは無い。(#)は音質も良好で静かな瞑想の時が楽しめる。
VLL-106
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[CD-R]
バーンスタインの「チャイ5」、初出
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調Op.64
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1974年、タングルウッド、ライヴ。初出音源。全く同じ顔合わせで同年のライヴがFKMからもFKM-CDR11で出ているが、異なる演奏。
 バーンスタインの「こぶし」が全開の演奏で非常に楽しい。あらゆる見せ場でテンポが変化し、どうだ!とばかりに大見得を切る。ティンパニーは激打をくり返し、金管はまさにロシア風に強奏を競う。バーンスタインのファン以外でも、やっぱりチャイコの5番はこうでなくちゃと思わせる奇妙な説得力を持った演奏で、聴いていると心の底からエネルギーが湧き出してくるのを感じることができる。
 少々のテープ劣化は感じられるが、年代からすれば音質まず良好。
VLL-107
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[CD-R]
カイルベルト、初レパートリー
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
ケルン放送so.
 録音:1960年代〔1966年4月11日〕、ステレオ。初出音源|後出: Orfeo D'Or, C 724 071 B 。カイルベルトによる同曲は、これが音盤初登場となる。
 聴き慣れた曲の演奏で今まで知らなかった響きを発見すると、背中がゾクゾクするような嬉しさを感じることがあるが、この演奏はその嬉しい驚きがいっぱいつまった宝箱のような演奏である。カイルベルトにより、リハーサルの段階で相当細部まで練り上げられたのだろうが、響きとしてあるべき音は完全にしかも美しい響きをなし、されにそれが新たな響きへの波紋をおこしているかのような不思議な音楽に満ちていて、木霊のように心に届く。この新たなブルックナーの名演の登場は、歓喜をもって迎えることができるだろう。
 3楽章、4楽章に一部音の欠落や、第1楽章にノイズの混入などはあるが、音質自体は年代を考えると全体的に非常に良好で、カイルベルトの芸術を不満無く楽しむことができる。
VHL-108
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[CD-R]
セルのグレイト
 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
ジョージ・セル指揮
ケルン放送so.
 録音:1960年代(とあるが、おそらく1960年6月27日)、モノラル。この顔合わせによる同曲は、1950年代の演奏とされる録音がCOUPLETからでており(CCD-3003|廃盤)、レーベル側は当盤とは別演奏としているが、演奏会記録がこの顔合わせでは1回しか見当たらず、同一演奏の可能性が高い。
 セル独特の小さなナイフを振り回すような、切れ味の鋭い爽快感の高い演奏である。当然のように完璧なアンサンブルは、極小人数のオーケストラで演奏しているかのような混じりけのない響きを残し、快速のスピードで高揚感の頂点へ聴く者を連れ去る。車の運転中に聴いたりすると、思わずアクセルを踏み込んでしまうだろう。整った音質は、セルの職人芸を余すところなく伝えており、彼の天才を存分に楽しむことができる。
 年代から来るダイナミック・レンジの狭さは感じられるが、音質はかなり良好で音域バランスもよい。
VLL-109
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ベートーヴェン:
  交響曲第2番 ニ長調Op.36(*)/
  交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(#)
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン放送so.
 録音:1993年(*)/1984年10月1日(#)。共に初出音源。ザンデルリングによる(*)は比較的少なく、ライヴでは他にRARE MOTHから出ているスウェーデン放響との1999年ライヴ(RM-524S)があったのみか。
 交響曲第2番はザンデルリングの持つ落ちついた音楽が古典の風格を備えた秀演を生み出すことに成功しており、この曲の代表的な演奏の一つとして挙げることができる。運命の動機に特徴を持たせた第5番は、オーソドックスな雰囲気を保ちながらも、所々で見せる力わざともいえる個性的な解釈で、この曲の可能性を拡げている。残念ながら引退してしまったザンデルリングが残した、ベートーヴェンの解釈への一つの答えとして記憶すべき演奏である。
 (*)はヒス・ノイズがかなり目立つものの、記録された音自体はかなり良好。(#)は高域があまり伸びていない録音だが、安定した音質で記録されており、ザンデルリングの至芸を楽しむのに支障は無い。
VHL-110
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ハイドン:交響曲第92番 ハ長調「オックスフォード」(*)
 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スイス・イタリア語放送o.(*)、
ケルン放送so.(#)
 録音:1973年10月17日、モノラル(*)/1957年、スタジオ、モノラル(#)。共にチェリビダッケが同曲を振った録音の内、ほぼ最も若い時の物で、(*)は初出音源。(#)は、当盤では月日が不祥だが、以前伊 Replica から10月21日とされる演奏がLPで出ており、これだとするとチェビダッケのケルン放響デビューだった演奏会のようだ。それならば初CD化、異なる演奏なら初出となる。
 チェリビダッケがこのような美しいハイドンを遺していたことに驚いた。音はそれ程フレッシュなものではないが、チェリビダッケ独特の滑らかで柔らかな音のつながりは十分堪能できる。彼にしかできない、魂を吸い取るような無限の美しいハーモニーがちりばめられており、特に第2楽章などは聴いていると気が遠くなる。「悲愴」は端正なテンポでまとまっており、晩年の演奏とは違った印象であるが、丁寧に一つ一つ音を紡いでいく彼の手法がすでに完成されていたことを知ることができる秀演である。
 (*)は高域があまり伸びていない録音でヒス・ノイズも多いが、安定した音質で記録されている。(#)もヒス・ノイズがあるが、こちらの方が高域は伸びており、聞きやすい。
VLL-111
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調Op.100
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年2月2日、ローゼンハイム、ライヴ。この日付けの演奏はこれまで発売されたことは無いが、METEORからMCD-045という番号で「2月」(日付不祥)とされる演奏が発売されており(廃盤)、同一かどうかは未確認。なお、EMIから発売された同曲は2月3日の演奏とされる。
 チェリビダッケのロシア音楽への造詣の深さが良くわかる好演であり、チェリビダッケファンには必携の記録である。プロコフィエフ独特の飛び跳ねるような音の運びを見事に処理しており、ことによると現在のロシア人の指揮者などよりも、はるかにロシア的に仕上がっているといえるのではないか。ミュンヘンフィルはいつものようにチェリビダッケの思うままの音を奏でており、まったく不安なくこの名曲を我がものにしている。
 マイクの位置が遠く、ヒズノイズも少少感じられる録音だが、音自体は鮮明に記録されている。
VHL-112
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[CD-R]
ロスバウト、初レパートリー曲あり
 モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調K.297b(*)
 R.シュトラウス:
  ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28(#)
 ストラヴィンスキー:小管弦楽のための2つの組曲(+)
ハンス・ロスバウト指揮
南西ドイツ放送so.&
 同木管五重奏団員(*)、
ORTF国立o.(#/+)
 録音:1958年9月11日、モノラル(*)/1954年12月6日、ライヴ、モノラル(#/+)。初出音源。(*)と(#)はおそらくロスバウトの初ディスク・レパートリー作品。
 モーツァルトはロスバウトにしては余りに正統な美しい演奏で驚く。まるでセルが指揮しているかのように整った音が、やや短めの残響を伴ってくり出してくる。音楽の流れ等眼中になく音符の一つ一つしか意識してないような普段の演奏からは想像できない程華麗だ。一方、シュトラウスとストラヴィンスキーでは、いつものロスバウトが戻ってくる。これ程鋭い切れ味の音楽はロスバウト以外には不可能であろう。
 それぞれモノラル録音ながら高音質で記録されており、演奏の隅々まで見通すことができる。
 なお、初回プレス分はバック・インレイなどに「ストラヴィンスキー作品がトラック1として記載され、以下順番にトラックがずれている」(実際には上記のとおりの曲順)という誤記があります。
VLL-113
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[CD-R]
バルビローリ、初レパートリー曲あり
 ヘンデル:合奏協奏曲Op.6〜第7番 変ロ長調 より(*)
  [ラルゴ/アンダンテ/ホーンパイプ]
 R.シュトラウス:4つの最後の歌(#)
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調Op.43(+)
エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S;#)
ジョン・バルビローリ指揮
ロサンゼルス室内合奏団(*)、
LSO(#)、ボストンso.(+)
 録音:1969年11月17日(*)/1969年9月28日(#)/1964年10月3日(+)。以上ライヴ、ステレオ。(*)と(#)が初出の音源。バルビローリによる(#)というのは、確かこれがディスク初レパートリー。(+)はJOYからJOYCD-9029/30として出ている物と同一の演奏で、1楽章にノイズがあるのも同じとのこと。
 バルビローリとシュヴァルツコップのシュトラウスが聴ける素晴らしい記録である。シュヴァルツコップはいつものように心のこもった歌唱をくり出し、シュトラウスの望んだ映像を見事に聴く者の前に写し出す。バルビローリのバックも熱く、情感の極みともいえる音を奏で上げる。ヘンデルが押さえた美しさを提示しているのと反対に、このシュトラウスと後に続くシベリウスでは、バルビローリ節が見事に炸裂しており、そのレベルは全ての彼の演奏の頂点ともいえる記録になっている。
 一部ノイズの混入した箇所があるが、全開となったバルビローリの音楽の前では殆ど気にならないだろう。
VHL-114
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[CD-R]
ジョージ・セル、初出
 ハイドン:交響曲第97番 ハ長調「オックスフォード」(*)
 シューマン:交響曲第2番 ハ長調Op.61(#)
ジョージ・セル指揮
ボストンso.(*)、NYP(#)
 録音:1945年1月26日(*)/1961年6月30日(#)、以上モノラル、初出音源。共にこの顔合わせでは初ディスクとなる2曲で、(*)はセルにとって最も若い時の音盤となる。
 聡明な執事が取り仕切る朝食のように、明るく整然とした気品のある(*)はアセテート盤からの復刻のようで針音がわずかに感じられるが、年代を考えれば音質はかなり良好。セルの気品が満ちあふれてくる秀演であり、この曲に親しんだ者にも多くの新しい驚きを与えるだろう。(#)は、舞踏会でタキシードの下に短剣を隠し持つ若い復讐者のような、気品と悲壮さと華麗さが同居した複雑な様相を見せ、ドラマチックな音楽を構成する。音質は年代相応で、第一楽章に音の揺れが気になるところがあるが、後半に行く程よくなってくる。
VHL-115
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[CD-R]
バーンスタイン、初出
 ハイドン:ミサ曲第9番 ニ長調「ネルソン・ミサ」
 バッハ:マニフィカト ニ長調BWV.243
ベニータ・ヴァレンテ(S)
グウェンドリン・キルブルー(Ms)
ケネス・リーゲル(T)
ジョン・チーク(B)
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.、
タングルウッド祝祭cho.
 録音:1977年7月8日、バークシャー音楽祭、ライヴ。モノラル、初出音源。
 音楽祭での演奏ということもあるのか、あまり説教臭くない演奏で、むしろ純粋に音楽を楽しむことができる。ハイドンもバッハも、バーンスタイン流に解釈されておりヨーロッパの教会というよりも、ブロードウェイのミュージカルハウスの風情があり理解しやすい音楽にまとめられている。普段着で楽しめるハイドンとバッハではあるが、あまりに宗教的な両曲をここまで噛み砕いて構成しなおすバーンスタインの腕はやはり確かなものだ。
 年代を考えれば音質良好。
VLL-116
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調Op.36
クルト・ザンデルリング指揮
ウィーンso.
 録音:1998年、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングの同曲には、バイエルン放響との1996年ライヴ(ELS-04-501)、BPOとの1992年ライヴ(FKM-CDR224)があった。
 落ち着いたツイードのジャケットのような渋い演奏である。時折ロシアの熱い血が見える響きを見せるが、総じて理性が支配した安定した演奏で、音の運びをスコアで確認しながら聴きすすめているような安心感がある。ザンデルリング自身数えきれない程演奏したであろうこの曲を、もう一度慈しむように丁寧に演奏する姿勢は、細部のこれみよがしな変化を個性と履き違える多くの演奏家への警鐘ともいえるもので、非常に尊い。
 ヒス・ノイズはあるものの音質良好。
VLL-117
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリー曲あり
 ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容(*)
 シューベルト:交響曲第3番 変ロ長調D.125(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ケルン放送so.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1958年、モノラル(*)/1970年代、ステレオ(#)。共にライヴ、初出音源。(#)は確かチェリビダッケの初音盤レパートリー作品。(*)は以前ANFのLIVE CLASSICS BESTから同顔合わせの録音(廃盤)が出ていたが、1970年ながらモノラルだった。こちらもチェリビダッケとしてはかなり珍しいレパートリー。
 若き日のチェリビダッケが演奏するヒンデミットは、後年の彼からは想像できない程荒削りかつアグレッシブな演奏で、多くのファンは驚くことになるだろう。一方のシューベルトは、既に完成された演奏スタイルに則ったもので、いつものように極力細部にこだわりながらも、同時に全体を見渡すという恐るべき天才の芸術となっている。
 特に(#)でややヒスノイズが気になるものの、チェリビダッケの珍しいレパートリーが聴けるまたとない記録である。
VLL-118
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[CD-R]
ラファエル・クーベリック、初出
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ラファエル・クーベリック指揮
クリーヴランドo.
 録音:1971年〔とあるが、実際には1973年4月19日、あるいは1973年4月21日に行われたケルテス(1973年4月16日死去。1973年1月に同オケを振っている)追悼演奏会における演奏らしい〕、ライヴ。ステレオ、初出音源。クーベリックがクリーヴランド管を振ったブルックナーと言うのは、たしか当盤が初登場。
 ライヴでは異常に燃えるクーベリックのブルックナーであり、当然第1楽章からすでに頭に血がのぼってしまっている豪演となった。その彼の要求にバカ正直に応えるクリーヴランド管の演奏もすごい。握りこぶしの中で爪が割れるような力んだ演奏で、正直多少疲れるが、ライヴのクーベリックの頂点として記憶されるべき記録であり、また全てのブルックナー・ファンはこの血が煮えたぎる8番を聴かずしてブルックナーを語ってはならない。
 年代を考えれば比較的良好な音質。
2VLL-119
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[2CD-R]
ザンデルリング、初出
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調
クルト・ザンデルリング指揮
LPO
 録音:1990年2月18日、ロンドン、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングの同曲は、1979年のベルリン響盤(BERLIN CLASSICS)、1982年のBBCフィル盤(BBC RADIO CLASSICS;廃盤)、1987年12月7日の北ドイツ放響盤(EN LARMES、ELS-01-147)、1992年のフィルハーモニア管盤(ERATO)があった。
 引退に伴い、もう生では聞くことができないザンデルリングの秀演。テンシュテットのようなタイプとは違って、大人の凄味を感じさせるその演奏は大げさな振幅を持たず、静かに美しい響きをともない聴く者の心を打つ。マーラーが求めていた深い理解と共感による、同曲演奏の規範となるべき演奏の典型であり、なぜザンデルリングがこれほどまでにヨーロッパで熱く支持されているかが良く理解出来る。実現は困難だろうが、出来る事なら最後の最後にヴァントのように日本へ来てほしいものだ。
 少々のヒス・ノイズはあるが、音質も上々。
2VLL-120
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[2CD-R]
ヨッフムのベートーヴェン、初出
 ベートーヴェン:
  交響曲第7番 イ長調Op.92/「エグモント」Op.84 序曲/
  交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
オイゲン・ヨッフム指揮
バンベルクso.
 録音:1982年9月21日、ライヴ。ステレオ、初出音源。同じ「9月」(日付不祥)とされる演奏が、FKMから発売されているが(FKM-CDR198/200)、異なる演奏。ちなみに、RE! DISCOVERのRED-107(旧 HALLOO HAL-19/20)で出ている1982年(月日不祥)のベートーヴェン2曲は、FKM盤と同じ演奏のようだ。なお、ヨッフムはこの月に来日公演を行っている。
 自制心という仮面を脱ぎ捨てたヨッフムの気迫あふれるベートーヴェン。それでも第7番はやや押え気味の様子も見せるが、所々にその片鱗を覗かせ始めたヨッフムの魂は、「エグモント」序曲でその素性をさらけ出す。重いグローブを着けたヘビー級ボクサーによる殴り合いのような壮絶なドラマがこの序曲に展開して行くのだ。第6番においても、優雅な田園風景描写だけに終わるはずもなく、本物以上に生々しく、激しい雷鳴が響き渡る。
 ヒス・ノイズが残り、音像が遠めの録音ではあるが、ヨッフムの正体を目の当たりにできる貴重な記録。
2VHL-121
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[2CD-R]
クリップス&NYPの1960年代協奏曲集、初出
 J.S.バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV.1050(*)/
  ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調BWV.1041(#)/
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調BWV.1042(#)
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調Op.16(+)
ユーディ・メニューイン(Vn;#)
シューラ・チェルカスキー(P;+)
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1965年2月15日、リンカーン・センター(*)/1964年10月18日、リンカーン・センター(#)/1961年11月(+)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。
 チェルカスキーとのプロコフィエフは、クリップスが始めてNYPを指揮した時の記録のようだ。両者による非常に緊迫した雰囲気が伝わって来るが、その中でも淡々と自らの演奏に終始するチェルカスキーの度胸は敬服に値する。バッハの3曲も非常に生き生きとした演奏で、特にメニューインとの2曲は、お互いが信頼し合いリラックスしているのが手に取るように判り、安心して楽しめる。
 少々のテープ劣化が伺える箇所もあるが、音質は年代を考えれば優秀で、ホールにまぎれ込んだかのような臨場感が楽しめる。
VHL-122
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[CD-R]
コンドラシン&シンシナティ響、初出
 メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調Op.90「イタリア」
 ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
キリル・コンドラシン指揮
シンシナティso.
 録音:不祥〔1980年10月3日、4日、10日、11日? 「3日、4日」と「10日、11日」の新聞記事2種があり、どちらか不明〕、ライヴ。モノラル、初出音源。コンドラシンとシンシナティ響の共演と言うのは、確かこれが初登場。彼のこれら2曲ライヴは、1970年代のコンセルトヘボウ管とのライヴが出ていたが、現在は入手困難。
 これはびっくりの顔合わせ、コンドラシンがこのオケを振っていたなどという事は、これまで想像だにしなかった。「イタリア」はメンデルスゾーンの喜びをそのまま演奏に表わしたかのような、明るく爽快な指揮で、音楽の楽しみに満ちている。そこに現代曲の香りが漂うのは、やはりコンドラシンの性なのだろうが、それでも解釈としては明快な物。一方ラフマニノフは、土の匂いのする民族色の強い音楽。まるで「春の祭典」のようなリズムの区切り方と強弱の繰り返しが、単なる舞曲以上の宗教的色彩を帯びて、凄まじい迫力で迫って来る。
VHL-123
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[CD-R]
コンドラシン&ミュンヘン・フィルの
 「ショスタコ第5」ライヴ、初出

 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ長調Op.47
キリル・コンドラシン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:不祥、ライヴ。モノラル、初出音源。コンドラシンによる同曲のライヴと言うのは、確かこれが初登場。
 コンドラシンはこの演奏で、複雑な歴史を持つ東の大国の状況を、遠い異国で傍観しているかのような、非常に客観的な解釈を見せる。ミュンヘン・フィルとの共演ということもあるのだろうが、従うべき思想や主義ではなく、芸術の本質そのものをショスタコーヴィチという題材を用いて解き明かそうとする、非常に冷静で分析的な指揮である。
 やや音場が遠い録音ではあるが、純粋に音楽の流れが聞き取れる、珍しいショスタコーヴィチ「第5」となっている。
VHL-124
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[CD-R]
クレメンス・クラウス&ベルリン・フィル、
 音盤初レパートリー

 ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(*)
 シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調D.485(#)
クレメンス・クラウス指揮
BPO
 録音:1944年11月21日(*) /1944年11月24日(#)。モノラル、初出音源。たしか両曲とも、クラウスにとっては音盤初レパートリー作品となる物。
 放送用にスタジオ収録された物のようだが、それにしても何と整った典雅な演奏であろうか。ハイドンはハイドンとしての気品にあふれ、貴族の生活を除き見るかのように華麗なユーモアに富む。シューベルトは、彼が心の底で保ちつづけた気高さを匂わせるような、無駄の無い整った響きを持つ。
 音源の保管状態が良かったのか、音質も年代相応以上のものであり、クラウスという気高き指揮者が正当な態度を持ち、気高き作曲家たちの残した秀作を共感を持って演奏した貴重な記録となっている。
VLL-125
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年10月5日、ミュンヘン、ライヴ。モノラル、初出音源。チェリビダッケによる同月の同曲演奏は、8日の演奏がRE DISCOVERからRED-117として、また、21日パリでのライヴもRARE MOTHから RM-574S としてそれぞれ発売されている。なお、モノラル録音のため、型番記号がVHLに変更される可能性があります。
 例によって蜂蜜が流れるかのような、甘美なまでにゆったりとしたテンポで進められる音楽だが、このブラームスでは、その流れに異常なまでの重みが感じられ、今までに無い演奏となっている。より正しく例えるならば、「ゆっくりと確実に迫り来る赤く解けた溶岩の流れ」といった所か。特に終楽章の歩みは遅く、一つ一つの音に念を込めてから宙へ放っているかのようだ。しかもその音の流れが自然なだけに、これを聞いた後では他の演奏が酷く雑に聞こえてしまうという、恐ろしい副作用を持つ。
2VLL-126
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年4月3日、ミュンヘン、ライヴ。ステレオ、初出音源。翌4日のライヴがRE! DISCOVERから発売されている(RED-164)が、演奏時間は各楽章とも当盤の方が30秒〜1分弱短い。
 極限まで雑味を取り除き純粋な音だけを組み立てれば、この演奏のような響きを放つのか。時々聞こえるチェリビダッケの雄叫びが無ければ、とても人間が演奏しているのだとは思えないほど完璧な響きを保っている。やや音場が遠くなっているが、それでもこの演奏が、有名なリスボンでの演奏をはるかに超越した完成度にあると言うことは容易に認識出来るだろう。音楽を対象とした世界遺産と言う制度が出来たなら、先ず最初にノミネートされるべき奇蹟の記録である。
 若干のヒス・ノイズは感じられるものの、音質良好。
VLL-127
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[CD-R]
チェリビダッケ、1983年の「ロマンティック」
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1983年9月、ミュンヘン、ライヴ。ステレオ、初出音源。チェリビダッケによる1980年代前半の同曲と言うのは、おそらく今回が初登場。
 わずかなテープ劣化が感じられる箇所もあるが、年代を考えれば音質良好で、ヒス・ノイズも全く気にならない。
VHL-128
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[CD-R]
なんとチェリビダッケとチェコ・フィルの共演/他
 モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調K.425「リンツ」(*)
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番Op.72(*)
 ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.(*)、
チェコpo.(#)
 録音:1989年1月26日、ミュンヘン、ライヴ(*)/1960年代、ライヴ(#)。モノラル、初出音源。「リンツ」の全曲は、これまでスウェーデン放送響との1971年ライヴがあっただけ(RARE MOTH、RM-578S)で、1980年代の録音は初登場。「レオノーレ」は20日の演奏がEMIから出ている。また、(#)でのチェコ・フィル指揮盤というのも、今回が曲を問わず初登場のはず。曲から見た場合、1960年代の録音としては1969年10月17日のトリノRAIとの演奏があった(CETRA/他)。
 (*)のモーツァルトはかなり音像は遠目だが、穏やかな音。同日の録音のはずだが、ベートーヴェンは音像が近く、くっきりとした音になる。(#)はヒスノイズが多めだが音自体ははっきりとしており、年代相応だろう。
VLL-129
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[CD-R]
カラヤン、1974年の「ロマンティック」
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年9月1日、ルツェルン音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。カラヤンの同曲ライヴで年代が近いものとしては、1975年4月19日の演奏がFKMから発売されている(FKM-CDR139)。
 多少ヒスノイズやテープ劣化を感じさせる部分もあるが、基本的にはまずまず良好な音質で記録されている。
2VLL-130
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[2CD-R]
クーベリックとNYPのマーラー他、初出
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調(*)
 ドヴォルジャーク:序曲「オセロ」Op.93(#)
ラファエル・クーベリック指揮
NYP(*)、バイエルン放送so.(#)
 録音:1978年1月24日(*)/1975年(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。クーベリックとNYPによる(*)はもちろんこれが初登場。(#)も確かオケを問わず、クーベリック指揮のライヴはこれが初めてとなるレパートリー。
 年代を考えれば、音質まずまず良好。
VLL-131
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[CD-R]
これは御薦め、2曲とも名演
 ポール・パレー、初レパートリー「展覧会」有

 ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
 ベルリオーズ:幻想交響曲
ポール・パレー指揮
ストラスブール放送so.
 録音:1973年〔とあるが、1972年2月25日、ミュルーズ劇場〕、ライヴ。ステレオ、初出音源|後出: Spectrum Sound, CDSMBA-071 。パレーの「展覧会」というのは、非常に意外だがこれが初音盤レパートリー。作曲家レベルでもムソルグスキーは、仏 COLUMBIA にコロンヌo.と入れた1945年の「禿山」しか無かったようだ(おそらく未CD化)。幻想はMERCURYへ入れた1959年の名録音が有名だが、それから十余年を経た当録音の登場は嬉しい。
 パレーは1886年生まれだから、御年87歳か86歳の演奏だが、その辺の若手指揮者の演奏より段違いに若々しく、メリハリがある名演を残しているのには驚かされる(最も、亡くなった1979年、93歳の時の録音がある超人的な人物ではあるが)。初音盤レパートリーとなる「展覧会」は、これまでパレーの録音が無かった事自体が不思議な程、彼の資質にはマッチした作品で、華やかな部分の豊かな色彩感覚はまさにこの人ならでは。「バーバ・ヤーガの小屋」などでは低音部が炸裂する一方で、叙情的な部分でも十分に歌わせるという正にオールマイティーな名演。「テュイルリー」ではどうもパレーの鼻歌ではないかと思われる声も聞き取れる。
 幻想は MERCURY への録音と大筋では似ているが、さらに深みを増した上、派手な所はさらに派手になるという拡大版名演。スタジオ録音から十数年を経ての演奏だが、弛緩したような箇所は全く無く、逆にこちらの方が若々しく感じられるほどの演奏に仕上がっており、その底力には驚嘆する他ない。この曲でも、最初の部分でパレーの鼻歌が少し聞こえる。
 ライヴならではの演奏の乱れも少なく、ストラスブール放響というほぼ無名のオケ(ストラスブール・フィルなら有名だが)から、これだけ精緻なアンサンブルを引きだしているのは正に驚嘆物で、両曲とも起る終演後の大きな拍手も宜なるかなと思わせる。パレー・ファンのみならず、この2曲のファンには必ず聞いて頂きたい素晴らしい演奏。
 年代に起因するホワイト・ノイズやテープ劣化などはあるが、全体的には安定した良好な音質でこの名演を楽しむことができる。
VLL-132
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[CD-R]
ザンデルリング&ガヴリーロフ、初出
 ハイドン:交響曲第82番 ハ長調「熊」(*)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調Op.23(#)
 プロコフィエフ:悪魔的暗示Op.4-4(アンコール曲)(+)
アンドレイ・ガヴリーロフ(P;#/+)
クルト・ザンデルリング指揮(*/#)
BPO(*)、ケルン放送so.(#)
 録音:1997年6月9日(*)/1987年11月6日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。(*)の日付には同時にショスタコーヴィチの「第8番」も演奏され、先にRARE MOTHから RM-534Sで発売されていた。
 (*)はベルリン・フィルとの共演だけあって、流暢かつ端正な名演に仕上がっている。(#)は当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったガヴリーロフとの共演。ガヴリーロフはEMIにも同曲を録音しているが、こちらの方がライヴだけあって緊張感あふれた名演奏。特に終末部分はガヴリーロフ、ザンデルリングとも燃えに燃えている。なお終演後、ガヴリーロフによるアンコール(+)が収録されているが、興に乗ったのかこれも凄まじいエネルギーを秘めた名演となった。また、この曲は演奏前のチューニング部分後半から収録されている。
 2曲とも音質そのものは良好だが、(*)には少々ホワイト・ノイズが、(#)には小さい音ながら混線のようなジリジリ音が混入している。
VLL-133
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[CD-R]
ザンデルリング、初出あり
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20(*)
 ブラームス:二重協奏曲 イ短調Op.102(#)
トーマス・ツェートマイアー(Vn;#)
アントニオ・メネセス(Vc;#)
クルト・ザンデルリング指揮
ケルン放送so.
 録音:1985年10月18日、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングの(*)は SOUNDS SUPREMEから1990年代とされる演奏(2S-021)が出ており、同一の可能性もある。
 少々ハイ上がりだが、音質良好。
VLL-134
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[CD-R]
カラヤン&ポミエ、初出
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番(*)
 シェーンベルク:ペレアスとメリザンド(#)
ジャン=ベルナール・ポミエ(P;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年1月27日(*)/1974年9月25日、ベルリン(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。ERATOへ録音したベートーヴェンのソナタ全集が大変な話題となったポミエとカラヤンの共演音盤は、確かこれが曲を問わず初登場。また、カラヤンの(#)ライヴというのもこれが初登場では無いだろうか。
 年代を考えれば音質まず良好。
VLL-135
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[CD-R]
ヨッフム親子共演、初出
 モーツァルト:
  フリーメイソンのための葬送音楽K.477 479a/
  ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466(*)/
  交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
ヴェロニカ・ヨッフム(P;*)
オイゲン・ヨッフム指揮
ボストンso.
 録音:1974年7月10日、タングルウッド、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 少々のテープ劣化はあるが、ホワイト・ノイズも少なくバランスの良い録音で、年代を考えれば音質良好。
VLL-136
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[CD-R]
チェリビダッケ
 ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1974年、ライヴ。ステレオ。チェリビダッケ1974年の同曲は、4月5日の演奏がDGから発売されている。
VLL-137
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[CD-R]
チェリビダッケ&フランス国立管
 &ミケランジェリ、初出

 ブラームス:悲劇的序曲Op.81(*)/
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(#)
アルトゥーロ・
 ベネデッティ・ミケランジェリ(P;#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立o.
 録音:1977年、ライヴ。ステレオ、初出音源。チェリビダッケとフランス国立管&ミケランジェリによるこれら2曲は、1974年のライヴが((*)は複数演奏?)発売されていたが、1977年の物は初登場。特に(*)はチェリビダッケにとって現在のところ最も後年の演奏となる(1979年以降とされるミュンヘン・フィルとのライヴが残されているようだが、未発売)。(#)もミケランジェリと共演した同曲としては最も後年となる演奏。チェリビダッケ&フランス国立放送管による1977年の演奏は、同時にWORLD MUSIC EXPRESSからもシューベルト、ドヴォルジャーク、ラヴェルが案内されている(WME-S-1038)
 (*)の冒頭にテープ劣化が見られるが、それを除けば音質まずまず。(#)は微小な付帯ノイズを除けば音質まずまず良好。
VLL-138
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[CD-R]
ザンデルリングの「グレイト」、初出
 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
クルト・ザンデルリング指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:1999年、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングのシューベルトと言うのは意外に少なく、「グレイト」には1983年10月のNYPとの演奏(RARE MOTH RM-515S)、1980年代とされるケルン放響との演奏(EN LARMES ELS-01-109)があったが、1990年代の演奏はおそらくこれが初めて。
 非常にスケール雄大で、聴く者を圧倒する。
 所々テープ劣化によるプチ・ノイズなどがあるが、それを除けば音質まず良好。
VHL-139
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[CD-R]
クリップス、ディスク初レパートリー「ブル9」
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1965年2月16日、ライヴ。モノラル、初出音源。同曲はオケを問わずクリップスの音盤初レパートリー曲となるもの。
 ニューヨーク・フィルの同曲と言うのは意外に少なく、1960年代以降の物としては他にバーンスタインのCBS/SONYへのスタジオ録音くらいしか見当たらない。
 モノラルながら安定した音で記録されており、年代を考えれば音質まず良好。
VHL-140
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[CD-R]
ロスバウト、初出レパートリー曲あり
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」
   (第3楽章後半[3分8秒以降]欠落)(*)
 ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ(#)
 カール・アマデウス・ハルトマン:
  交響曲第1番「レクイエムの試み」(+)
ゲザ・アンダ(P;*)
ヘルタ・テッパー(A;+)
ハンス・ロスバウト指揮(*/#/+)
バーデン=バーデン
 南西ドイツ放送so.(*/#)、
ケルン西ドイツ放送so.(+)
 録音:1956年(*)/1952年(#)/1960年代(+)。モノラル、初出音源。おそらく(*)を除いてはロスバウトにとって初音盤となるレパートリー。
 音質は年代を考えればまずまず良好。なお、初回プレス分では、ジャケット、盤とバック・インレイの曲目順が誤って(+)、(*)、(#)の順番になっております。
VLL-141
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[CD-R]
ヨッフム、VPOとの初「ブル7」、初出
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
オイゲン・ヨッフム指揮
VPO
 録音:1980年、ライヴ。モノラル、初出音源。ヨッフム&ウィーン・フィルのの同曲というのはこれが初登場と思われる。1980年の演奏では、他にフランス国立管とのライヴ(INA IMV-033)が発売されている。
 モノラルなのが惜しいが、音質は安定しており、鑑賞に支障は無い。
VLL-142
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[CD-R]
ヨッフム、初出
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
オイゲン・ヨッフム指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1978年5月、ライヴ。モノラル、初出音源。
 モノラルなのが惜しいが、VLL-141以上に音質は安定しており、鑑賞に支障は無い。
VLL-143
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ヴェルディ:「運命の力」序曲(*)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77(#)
シュロモ・ミンツ(Vn;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年10月22日、パリ、ライヴ(*)/1992年5月28日、ライヴ(#)。ステレオ、初出音源。(*)の同日はR.シュトラウス「ドン・ファン」も演奏され、先に。(#)は同月31日の演奏が発売されているが(000 CLASSICS TH-021)、別の演奏。
 イン・ホール録音のようで、会場やマイクのノイズが聞こえる部分がある。(*)は音質良好、(#)は舞台から遠いようだが、音質は良好。なお、初回プレス分では、(*)の録音日の後に「1960's」という誤植があります。
VLL-144
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[CD-R]
カラヤン最後の「幻想交響曲」?、初出
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1987年11月6日、フランクフルト、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 演奏会記録によるとカラヤンが最後に指揮した「幻想交響曲」だと思われる。凄まじい演奏で、弦が唸り、管や打楽器は咆哮、とても最晩年の指揮とは思えない生気あふれる物。第5楽章はまさに「雄大」という表現がぴったりで、終演後には感極まって話しだす人もいるほど(代理店は「発狂した?」と表現;ただし演奏後テープが繋がれているように感じられる)。
 イン・ホール録音のようで雑音やテープ劣化はあるものの、音質自体は決して悪くなく、カラヤンの芸術を堪能するのに支障はない。
VLL-145
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[CD-R]
アイヒホルン、初出
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
クルト・アイヒホルン指揮
ミュンヘンso.
 録音:1980年代、ライヴ。ステレオ、初出音源。アイヒホルンの同曲はこれまで1991年にCAMERATA へスタジオ録音した物のみだったようで、おそらくライヴはこれが初登場。
 第3楽章の12分48秒部分に幾小節かの欠落があるが、全く違和感無く編集されている。音質はまず良好。
VLL-146
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[CD-R]
ポール・パレー、おそらくライヴは全曲初音盤、
 貴重なインタビュー付き!

 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9(*)
 サン=サーンス:死の舞踏 ト短調Op.40(*)
 ビゼー:「アルルの女」〜前奏曲(*)
 シャブリエ:スペイン狂詩曲
 フォーレ:ペレアスとメリザンドOp.80(3曲)(*)
 ラヴェル:ボレロ(#)
 ポール・パレーのインタビュー(英語)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1975年、ライヴ。ステレオ、初出音源。おそらくパレーのこれらの曲のライヴと言うのは、全曲初音盤となる。また、(#)は放送録音があるが未発売&意外にもマーキュリー録音もモノラルで未CD化という貴重曲。(*)は他にマーキュリーへのスタジオ録音があるのみ。
 VHL-59(フランス国立管;ハイドン「交響曲第96番」&シューマン「交響曲第3番」/1970年&1973年)、VLL-131(ストラスブール管;「展覧会の絵」「幻想交響曲」/1973年)に続く一連のパレー晩年ライヴ集。今回は88歳か87歳のときの演奏の上にアメリカのオケを振ったフランス物だが、さすがはパレー、見事にフランスの香を引き出している上、年齢などはひとかけらも感じさせない。特に聴き物は、意外にもCD初レパートリーとなるボレロで、彼らしく爽快なテンポで進められる音形が、これこそフランスの「エスプリ」だと主張しているかのようだ。そして幾つかの楽曲の後に収められた盛大な拍手が(「ボレロ」の拍手はどうも編集されているようだが)、これらの熱い演奏に対する会場の熱気を如実に表わしている。21分にわたる英語インタビューも付いており、これはファン垂涎。
 音質は悪くはないが、各曲の拍手などがぶっつりと断ち切られてしまっているのは残念。また「ボレロ」で3分50秒過ぎと5分10秒過ぎに音の欠落があるのは惜しい。ただ、そんなハンディを越えて聴く価値のある名演であることは確かだ。
VLL-147
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
クルト・ザンデルリング指揮
バンベルクso.
 録音:1998年2月14日、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングの同曲には、1990年のBBC響盤(EN LARMES ELS-06-681)、1999年10月のバイエルン放響盤(EN LARMES ELS-02-288)、1999年12月のシュトゥットガルト放響盤(HANSSLER 93-027)、2000年2月のケルン放響盤(RARE MOTH RM-523S)があったが、バンベルク響との物はこれが初登場。本格派の大熱演。
 年代からするとホワイト・ノイズが感じられ、ダイナミック・レンジが少々狭めだが、音質良好。
VLL-148
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調Op.93
クルト・ザンデルリング指揮
ニュー・フィルハーモニアo.
 録音:1973年3月15日、ロンドン、ライヴ。ステレオ、初出音源。ザンデルリングの同曲には、1977年2月のベルリン響盤(BERLIN CLASSICS)と、1978年1月8日のフランス国立管盤(NAIVE V-4973)があったが、今回の演奏が最も若い時の物となる。
 ホワイト・ノイズなども少なく、年代を考えれば音質極上。
VHL-149
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[CD-R]
何とミュンシュ&モリーニのベートーヴェン!!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
エリカ・モリーニ(Vn)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1962年1月12日、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ。モノラル、初出音源。これは珍しいモリーニとミュンシュの共演、おそらくこれが曲を問わず音盤初顔合わせと思われる。両者のファンなら必ずや聞いて見たい注目アイテム。
 第3楽章カデンツァにノイズが混入するのが残念だが、全体には極めて安定した音質でこの名演を楽しむことができる。
2VLL-150
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[2CD-R]
クリップス&ウィーン響、初出
 シューベルト:交響曲第2番 変ロ長調D.125(*)
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(#)
ヨーゼフ・クリップス指揮
ウィーンso.
 録音:1971年、ブレゲンツ音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。(*)はおそらくクリップスの初音盤レパートリー。(#)は1961年のNYP盤(VHL-26)に続く、彼2種目の演奏となる物。
 年代を考えれば音質良好。
VHL-151
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出&初CD化
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20(*)
 シューベルト:交響曲第2番 変ロ長調D.125(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ケルン放送so.
 録音:1958年(*)/1958年10月5日(#)、共にライヴ。モノラル。(*)は初出音源で、おそらくチェリビダッケによる同曲中、最も若い時の物となるもの。(#)は以前 MOVIMENT MUSICA からLPで出ていた演奏で、今回が初CD化。チェリビダッケによる同曲は少なく、他には1969年5月2日のトリノRAI盤(ARKADIA)があっただけだが、廃盤となっている。
 (*)は年代から来る音域の狭さはあるが、細部まで捉えられたまず良好な音質。(#)もまずまずの音質。
VLL-152
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[CD-R]
ヨッフム&チョン・キョン・ファ、初出
 ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調(*)
 ブルッフ:スコットランド幻想曲Op.46(#)
チョン・キョン・ファ(Vn)
オイゲン・ヨッフム指揮
BPO
 録音:1973年12月、ベルリン、ライヴ。ステレオ、初出音源。(#)はヨッフムにとって極めて珍しいレパートリーで、録音として残されたのはこの演奏のみではないかと思われる。チョン・キョン・ファとの共演としても貴重。(*)もLPOとのDGスタジオ録音盤しかなかったのではないだろうか。共に貴重なライヴと言える。
 ともに熱のこもった名演で、特に(*)はまるでピリオド楽器オケの演奏に聞こえるほどアタックの強さが際立ち、近ごろの「ピリオド奏法を取り入れたモダーン・オケ」も真っ青。後期交響曲の中では比較的地味なこの曲の魅力満載の素晴らしい演奏。代わって(#)ではチョン、ヨッフムともその丁寧な仕事ぶりに共感が持てる。
 年代を考えれば音質良好。
VLL-153
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[CD-R]
ヨッフム、初出
 ハイドン:交響曲第98番 変ロ長調(*)
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(#)
オイゲン・ヨッフム指揮
BPO
 録音:1976年12月4日(*)/1981年(#)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。この2曲もヨッフムのライヴは比較的珍しく、特に(*)は現在のところ唯一のライヴと思われる。(#)はCOUPLEから1981年9月29日のウィーン・フィル盤が出ていた(CCD-3008/9)が、廃盤となっており、ライヴとして入手可能なのは当盤だけ。これも貴重なライヴ・アイテムだ。
 音質はまずまず良好。
VLL-154
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[CD-R]
バーンスタイン、初出
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
マレク・ドレフノフスキ(P)
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1985年7月20日、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ。「モノラル」、初出音源。ドレフノフスキ(1946-)はポーランドのピアニストで、その録音を聴いたバーンスタインにその才能を認められ(スカルラッティのソナタ集だったという)、アメリカに招かれてタングルウッド音楽祭で共演、その後は日本も含め世界各国で活躍している。年月と曲目が資料と合致するため、おそらくこの演奏はバーンスタインに初めてアメリカへ招かれた際のライヴだと思われる。濃厚なオケと、ドレフノフスキの際立つテクニックが融け合い、緊張感ある名演となっている。
 音質は比較的良好だが、マイクの制約からかモノラルなのは惜しい。
VHL-155
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[CD-R]
クレメンス・クラウス、初レパートリー
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番(*)
 ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵(#)
ヴァルター・バリリ(Vn;*)
クレメンス・クラウス指揮
VPO
 録音:1944年〔1944年4月23日〕、スタジオ、放送用?(*)/1950年代〔おそらく1947年12月6日、ウィーン〕、ライヴ(#)。以上モノラル、初出音源。意外にも、2曲共クレメンス・クラウスの初ディスク・レパートリー。
 なんと、あのバリリとクレメンス・クラウスの共演。好事家のあいだでその存在が知られていた、良き時代の夢のあと。
 (*)は年代に起因するホワイト・ノイズが多い部分もあるが、音自体は非常に鮮明な記録。(#)も年代から来るダイナミック・レンジの狭さが感じられるが、
2VLL-156
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[2CD-R]
初出! カラヤン、アメリカ公演ライヴ Vol.8
 シェーンベルク:浄められた夜Op.4(*)
 ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45(#)
レオンタイン・プライス(S;#)
ジョセ・ファン・ダム(Br;#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO、ウィーン楽友協会cho.
 録音:1976年11月4日(*)&13日(#)、以上カーネギー・ホール。ライヴ、ステレオ。初出音源。VLL-39、40、41、42、49、50、62 に続くカラヤン&ベルリン・フィルの1970年代後半アメリカ公演シリーズ第8弾。
 またまたカラヤン、ベルリン・フィルのアメリカ公演が姿を現わした。この年カラヤンは、ベルリン・フィルを率いて11月に2週間、ニューヨーク、ワシントン、シカゴで公演、大好評を博した。
 音質はまず良好だが、(#)の第5楽章冒頭に元テープに起因すると思われる「カチカチ」という周期的なクリック音が混入している。
2VLL-157
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[2CD-R]
ジュリーニ、初出
 ベートーヴェン:「エグモント」Op.84 序曲(*)
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調K.543(#)
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(#)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
チェコpo.(*)、NYP(#)
 録音:1970年代(1973年7月19日とする資料もあるが、演奏会記録には記載無し)(*)/1974年10月、ニューヨーク、ライヴ(#)。ともにステレオ。初出音源。
 ジュリーニは10月17、18、19、22日と連続でNYPOと同プロ(#)を演奏しており、そのいずれかの録音と思われる。
 (*)は白熱の演奏だがテープ劣化が感じられ、音質はまずまずと言った所。(#)は低域が少々多すぎるが、絞れば年代としてはまず良好な音質で記録されていることがわかる。
VLL-158
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[CD-R]
ジュリーニ、初出あり
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15(*)
 ラヴェル:マ・メール・ロワ(#)
ルドルフ・フィルクシュニー(P;*)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
NYP(*)、スウェーデン放送so.(#)
 録音:1974年10月、ニューヨーク、ライヴ(*)/1996年4月、ライヴ(#)。ともにステレオ。(*)は初出音源。(#)はNEUMAからNCD-10-3として出ている物だが、代理店によると廃盤になっているとの事。
 ジュリーニは10月24、25、26日にこのプログラム(*)を連続演奏しており、そのいずれかの録音と思われる。
 (*)の第2〜3楽章は左右のステレオ・バランスが良くなく、全体に低域が多めの録音だが音質まず良好。(#)は音質極上。
VLL-159
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[CD-R]
カラヤン初出、1974年の同曲は初登場
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調Op.64
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1974年、ライヴ。ステレオ。初出音源。
 演奏会記録によると、カラヤンはこの年、4月8日、13日、6月19日の3回この曲を指揮しているが、この録音がそのうちのどれなのかは不明。この年にカラヤンが指揮した同曲は、当盤が初登場となる。
 年代を考えれば良好な音質。
VLL-160
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[CD-R]
ポール・パレー最晩年、初出
 モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲(*)
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
 フォーレ:ペレアスとメリザンド
 フランク:交響詩「プシュケとエロス」〜プシュケ
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ポール・バレー指揮
カーティス・インスティテュートo.
 録音:1978年10月22日、フィラデルフィア。ライヴ、ステレオ。初出音源。(*)はおそらくパレーのディスク初レパートリーとなるもの。また、「田園」はこれまで1945年(仏Columbia)&1954年(Mercury)のスタジオ録音しか存在せず、ライヴは初登場。後半3曲も、もちろんこれまでで最晩年の記録となる。
 90歳を越えて尚溌剌たるポール・バレー最晩年の貴重な記録。翌年の5月には生涯最後の録音を行い、その年の10月、今回のライヴから約1年後に93歳でなくなるが、曲目に関係なくライヴとしては最も後年の記録である可能性もありそうだ。VLL-131(ストラスブール管;「展覧会の絵」「幻想交響曲」/1973年)、1975年のインタビュー付きフランス物小品集(VLL-146)に続く、大歓迎のリリース。「スペイン」終演後、聴衆から拍手と共に起る口笛などはまるでポピュラー音楽のコンサートのようで、おそらく若かったであろう聴衆も、90歳を越えた巨匠の芸術に大きな感銘を受けた事が伺える。
 年代を考えれば音質まず良好。
VLL-161
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[CD-R]
ザンデルリング&ボストン響とラローチャ、初出
 ハイドン:歌劇「報われた誠意」序曲(*)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503(#)
  交響曲第25番 ト短調K.183(+)
アリシア・デ・ラローチャ(P;#)
クルト・ザンデルリング指揮
ボストンso.
 録音:1991年4月4日(*/#)&11日(+)、ともにライヴ、ステレオ。初出音源。(*)(#)の2曲はおそらくザンデルリングのディスク初レパートリー。ラローチャとの共演と言うのもかなり珍しい物では無いだろうか。
 微小なプチ音などテープ劣化が感じられるが、音質良好。
VLL-162
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[CD-R]
ジュリーニ、初出
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(*)
 ベルリオーズ:
  「ロメオとジュリエット」より(1曲)(#)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
シカゴso.
 録音:1960年代(*)/1975年12月19日、ニューヨーク(#)、以上ライヴ。共にステレオ、初出音源。
 音質は安定しており、それぞれ年代を考えれば良好な部類。
VLL-163
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリーあり、初出
 ケルビーニ:「アナクレオン」序曲(*)
 デュティーユ:メタボール(#)
 ストラヴィンスキー:詩編交響曲(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.(*/#/+)、
南西ドイツ放送cho.(+)
 録音:1976年(*)/1974年(#/+)、以上ライヴ。すべてステレオ、初出音源。
 (#)はおそらく作曲家レベルでチェリビダッケの初音盤レパートリー。(*)のこの顔合わせには、1974年とされる録音があった(RE! DISCOVER RED-91)。
 音質は安定しており、年代を考えれば良好。
VLL-164
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響の
 「ブル7」、初出

 ブルックナー:交響曲第7番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1970年〔1970年9月19日〕、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 このオケとの顔合わせによる同曲は今回が初登場で、かつチェリビダッケによる同曲の中で、これまでで最も若い時の演奏となる注目盤。
 音質は安定しており、年代を考えれば非常に良好だが、残念な事に第1楽章20分過ぎに5秒ほどのディジタル・ノイズが混入する。
VHL-165
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響の
 「ブル9」、初出

 ブルックナー:交響曲第9番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1969年、ライヴ。モノラル、初出音源。
 このオケとの顔合わせによる同曲は今回が初登場。チェリビダッケによる1969年の同曲には、他にトリノRAI響盤(ARKADA=HUNT;廃盤)があり、これらが最も若い時分の演奏と思われる。
 音質は年代相応で、まずまず。なお当初 "VLL" 型番&ステレオと表記しておりましたが、上記へ変更されております。
VHL-166
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バーンスタイン&ホルショフスキ
 モーツァルト:
  交響曲第29番 イ長調K.201(*)/
  ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595(#)
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P;#)
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.(*)、NYP(#)
 録音:1989年夏、タングルウッド(*)/1960年4月3日(#)、以上ライヴ。共にモノラル、初出音源。
 (#)はバーンスタインにとっておそらく音盤初レパートリーとなる物。ホルショフスキとの共演と言うのも、おそらく今回が初登場。ホルショフスキの端麗な名演が光る。
 (*)は安定はしているもののモノラルで、年代からするとレンジも狭く、音質が良いとはいえない。(#)には、元テープ起因の軽いピシ・チリ・ノイズがあるが、こちらも音質は安定しており、年代を考えればまず良好な音質。。
VLL-167
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[CD-R]
バルビローリ、
 何とヒューストン響とのマーラー「第5」

 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ジョン・バルビローリ指揮
ヒューストンso.
 録音:1966年3月24日、カーネギー・ホール、ライヴ。モノラル、初出音源。
 これは珍しい顔合わせ。バルビローリの同曲は、EMIへの1969年ニュー・フィルハーモニア盤に次いで、2種めとなるのではないかと思われる。
 安定した音質だが、年代を考えればまずまずと言う所。
VLL-168
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[CD-R]
クーベリック、初出あり
 ヘンデル:合奏協奏曲 ト短調Op.6-6 (*)
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216(#)
ルドルフ・ケッケルト(Vn;#)
ラファエル・クーベリック指揮
シカゴso.(*)、バイエルン放送so.(#)
 録音:1983年11月3日(*)/1971年6月(#)、以上ライヴ。共にステレオ。(#)は初出音源。(*)はLIVE SUPREMEからLSU-1014-2として発売されている演奏。
 年代を考えれば、共に音質良好。
VLL-169
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[CD-R]
シュミット=イッセルシュテット、初出
 モーツァルト:
  協奏交響曲 変ホ長調K.297b (*)/
  ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503(#)
アルフレード・ブレンデル(P;#)
ハンス・
 シュミット=イッセルシュテット指揮
ハンブルクNDRso.(*)、
BBC so.(#)
 録音:1950年代(*)/1970年3月(#)、以上ライヴ。共にモノラル、初出音源。
 イッセルシュテットとBBC響の顔合わせとは珍しい。ひょっとすると2曲ともS=イッセルシュテットの音盤初レパートリーだろうか。なお、初回プレス分では、裏インレイに(#)が「第27番」と誤記されている。
 (*)は少々高域寄り、(#)は逆に高域が不足気味で、共に年代としてはまずまずの音質。
VLL-170
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[CD-R]
スヴェトラーノフ、初出
 R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1993年9月17日、ストックホルム、ライヴ。ステレオ、初出音源。KARNA MUSIK というレーベルからもリリースされたようだが、当盤の方が入手し易い。
 音質良好。
VLL-171
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[CD-R]
ポール・パレー、最晩年ライヴ Vol.5
 ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲(*)
 シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120(#)
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
 フォーレ:パヴァーヌOp.50
 デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
ポール・パレー指揮
カーティス・インスティテュートo.
 録音:1978年2月13日、フィラデルフィア。ライヴ、ステレオ。初出音源。(*)はおそらくパレーのディスク初レパートリー作品。また、(#)は1度だけMERCURYへ録音しているが、1953年のモノラル録音だったため、このステレオ・ライヴはファン待望。残りの曲は、もちろんこれまでで最晩年の記録となる。
 死去の前年、1978年10月の92歳時ライヴ(VLL-160)に続き、同年初旬、91歳の時にフィラデルフィアへ客演した折りの演奏が登場。今回はシューマンの第4番交響曲という大曲も入っているが、その25年前のMERCURYモノラル録音と同様、生気あふれる情熱的演奏が繰り広げられる。オケも特に技術的破綻なくパレーの棒に従っており、他の小品もこれまでのアイテム同様、90歳過ぎの指揮とは思えない若々しさ。
 音質的にも、年代を考えれば良好な記録で、パレーの至芸を楽しむのに全く不足は無い。
VLL-172
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[CD-R]
バーンスタイン&ボストン響、初出
 ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ラヴェル:スペイン狂詩曲
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1972年11月24日、タングルウッド、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 音質良好でノイズもこの年代を考えれば微小。バーンスタイン壮年期の演奏を堪能できる。
VLL-173
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[CD-R]
ヨッフム&ボストン響のブル4、初出
 ブルックナー:
  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
オイゲン・ヨッフム指揮
ボストンso.
 録音:1971年(ディスコグラフィでは1974年7月20日とされる)、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 まだ60歳代のヨッフムによるザッハリヒかつ熱い演奏。オケがボストン響と言うのも珍しく、おそらくヨッフムがこのオケを振ったブルックナー作品と言うのは当盤が初登場。また、この熱演から来るものだろうか、第2楽章と第3楽章が終った後にも中規模な拍手が、そして終演後にも大きく長い拍手と歓声が(アメリカらしく口笛まで)収録されている。
 音自体は鮮明な記録だが、ホワイト・ノイズや低域ノイズが小音量では目立ち、また、4楽章最終部でのノイズが大きいのも惜しい。
VLL-174
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」(*)
 ラヴェル:
  「ダフニスとクロエ」第1組曲&第2組曲(#)
ロニー・ロゴフ(Vn;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)、
フランス国立o.(#)
 録音:1977年、ライヴ。共にステレオ、初出音源。チェリビダッケ&フランス国立放送管と言う顔合わせによる(#)の第1組曲は、おそらくこれが初登場。第2組曲には1974年の演奏があった。また彼が1970年以降に指揮した(*)は、すべてロゴフとの共演で、1973年のシュトゥットガルト放響盤(FKM FKM-CDR230)と1978年のプファルト州立po.(プファルツ王立po.?)盤(WORLD MUSIC EXPRESS WME-S-1045)が出ている。
 (*)はまずまずだが少々大味に聞こえる音質。(#)のほうが聞きやすく、細かいニュアンスまで収録されている。ホワイト・ノイズはあるが、年代を考えれば音質まず良好。
VHL-175
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[CD-R]
カイルベルト、初出あり
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調K.550(*)
 レーガー:
  ヒラーの主題による変奏曲とフーガ Op.100(#)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バイエルン放送so.(*)、
ケルン放送so.(#)
 録音:1966年、ステレオ(*)/1950年代、モノラル(#)。共にライヴ、(#)は初出音源。カイルベルトは(#)をTELEFUNKEN/TELDECへ1955年に録音しているが、確かまだCD化されていない。(*)はHOSANNAからHOS-04として発売されている演奏と思われる。
 (*)は音質良好で、この名演を味わうのに全く不足は無い。(#)は年代起因によるレンジの狭さこそあるが、おそらく放送局音源だけに極めて安定した音質。
VLL-176
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[CD-R]
ザンデルリング&ロスpo.+ヴィルサラーゼ、初出
 ワーグナー:「ローエングリン」前奏曲(*)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482(#)
 ハイドン:交響曲第39番 ト短調(+)
エリソ・ヴィルサラーゼ(P;#)
クルト・ザンデルリング指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1998年3月、ステレオ(*/#)/1991年5月31日、バーミンガム、モノラル(+)。以上ライヴ、初出音源。ザンデルリング&ロサンゼルス・フィルという珍しい顔合わせ。自らの演奏に極めて厳しいヴィルサラーゼとの顔合わせも興味を引く。
 (*)と(#)は音質まず良好。(+)がモノラルなのは惜しい所。
VHL-176
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[CD-R]
バルビローリ&ケルン放響のシベリウス、初出
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調Op.43
ジョン・バルビローリ指揮
ケルン放送so.
 録音:1970年、モノラル。スタジオ収録、初出音源。バルビローリの同曲は確かこれまで全てイギリス&アメリカのオケとの共演ばかりで、ドイツのオケを振ったのはこれが初めてではないかと思われる。
 名演だが、残念な事に冒頭に短い欠落がある。
VHL-178
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[CD-R]
セル&クリーヴランド
 + ヴァーシャーリのシューマン、初出

 シューマン:
  ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(*)/
  「マンフレッド」序曲(#)/
  交響曲第3番 変ホ長調Op.97「ライン」(+)
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P;*)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年9月26日(*)/1967年1月26日(#)/1967年1月(+)。以上ステレオ、初出音源。セル&クリーヴランド管による(*)と(#)のライヴは、確か今回が初登場。CBS/SONYへのスタジオ録音は1960年&1958年で、年代も少々離れており、ファンなら聞き逃せない。(*)では、おそらく音盤では初登場となるヴァーシャーリとの共演が聴けるのもポイントの一つ。いつもながらのセルと、叙情的な演奏を展開するヴァーシャーリが、譲れる所では譲り合いつつ(譲れない所ではさらに大胆に自らを主張しつつ)、中々の名演を残しているのは興味深い。ただ、やはりどちらかと言えばセルを主体に進む演奏ではある。若きフライシャーを独奏に迎え、完全セル主体で収録されたスタジオ録音盤との聞き比べをお勧めしたい所。(+)は1960年代後半とされるILLMINATION盤(ILL-SZE-27|廃盤) があり、同一演奏の可能性もある。
 (*)元は良好な録音と考えられ、音の立ち上がりやステレオ感には問題がないが、ヒス・ノイズを始めとするテープ劣化が感じられ、(*)の最終部には2ヶ所ほど回転ムラまであるのは残念。ただ全体的に、セルの芸術を十分に味わえるクオリティは保たれている。
VLL-179
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[CD-R]
カラヤン、初出
 モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調K.297b (*)
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調(#)
ローター・コッホ(Ob;*)
カール・ライスター(Cl;*)
ゲルト・ザイフェルト(Hr;*)
ギュンター・ピースク(Fg;*)
クリストフ・エッシェンバッハ(P;#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮(*/#)
BPO(*/#)
 録音:1970年(*)/1970年8月9日、ザルツブルク、ライヴ(#)。以上ステレオ、初出音源。(*)は1970年8月12日、ザルツブルクでの未発売放送録音があるので、おそらくこの演奏だと思われる。カラヤンによる同曲のステレオ・ライヴはこれが初登場(モノラルでは1976年の演奏がANFから発売されていたが、廃盤となっている)。(#)は珍しいエッシェンバッハとの共演で、彼との独奏ライヴ共演はおそらくこれが初登場。共演自体、DGへのベートーヴェン「第1番」、モーツァルト「3台のピアノ協奏曲」(2種;廃盤ライヴと未発売映像)位しか無いようなので、これは嬉しい発売。エッシェンバッハの才気が爆発したような演奏で、第3楽章の速さはまるでリヒテルの演奏を聞いているかのよう。
 少々ヒス・ノイズが感じられるが、2曲とも年代を考えれば音質良好。
VHL-180
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[CD-R]
イッセルシュテット、初出あり
 R.シュトラウス:
  ホルン協奏曲第1番 変ホ長調Op.11(*)
 ドヴォルジャーク:
  交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」(#)
デニス・ブレイン(Hr;*)
ハンス・
 シュミット=イッセルシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1950年代、モノラル。(#)が初出音源。イッセルシュテットはこの顔合わせで(#)を1953年にDECCAへ録音しており、1970年の放送録音もEMIから発売されている(CDM 4 76737 2)。(*)はGREEN HILLからGH-0015/6として発売されている物と思われる。
 (*)は音質良好。(#)は音自体はしっかりしているもののテープ劣化が感じられ、トータルでは年代相応か。
VLL-181
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ラヴェル:スペイン狂詩曲(*)
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年4月16日、ライヴ。ステレオ。(*)は初出音源。チェリビダッケによる1989年の同曲はおそらくこれが初登場。年代が近い物としては1994年の映像や1990年代とされるSARDANA盤(SACD-109/10;廃盤)があった、(#)は以前 ARTISTS から発売があった演奏だが、そこではモノラルだったため、ステレオでの発売は嬉しい。
 イン・ホール録音ながら生々しく記録されており、音質良好。
2VLL-182
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[CD-R]
バーンスタイン、初出
 バーンスタイン:交響曲第1番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(#)
ウェンディ・ホワイト(Ms;*)
ルチア・ポップ(S;#)
ウーヴェ・
 トレチャル・ブルチャード(A;#)
ヴィエスワフ・オフマン(T;#)
セルゲイ・コプチャーク(B;#)
レナード・バーンスタイン指揮(*/#)
ボストンso.(*)、
チェコpo.&cho.(#)
 録音:1987年8月15日、タングルウッド、モノラル(*)/1990年6月2日、プラハ、ステレオ(#)。以上ライヴ、初出音源。
 (*)は珍しい自作自演のライヴ。モノラルなのが惜しい。(#)も音質に難はあるが、バーンスタインらしい大熱演。東欧圏の演奏家たちを多く含むチェコでの演奏だが、歌唱はドイツ語。
 (*)はモノラルだが、音質自体は良好。(#)は第1楽章2分〜4分30秒に左右チャンネルの不安定箇所が、同じく第3楽章にディジタル・ノイズの散見があり、全体にホワイト・ノイズが見られる。以上のテープ劣化を除けば、音自体はまずまず。
VHL-183
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[CD-R]
マルツィ&パイネマン、初出あり
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K.218(*)
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(#)
ヨハンナ・マルツィ(Vn;*)
エドゥアルト・
 ファン・ベイヌム指揮(*)
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)
エディット・パイネマン(Vn;#)
カール・アントン・
 リッケンバッハー指揮(#)
ハンブルクNDRso.(#)
 録音:1951年1月16日(資料によっては1951年1月16日)、モノラル(*)/不祥、ステレオ(#)。以上ライヴ。(*)は初出音源。(#)はJOYから JOYCD-9000として出ているもので、前出盤では1970年代の録音とされていた。
 名女流2人による名演集。(*)はマルツィによる同曲唯一のライヴと思われる。スタジオ録音では、ヨッフムとの有名なDG録音があった。
 (*)はテープ劣化が感じられるが、音自体はしっかりと記録されている。(#)は極上のステレオ収録。
VHL-184
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[CD-R]
セル、初音盤レパートリーあり
 ピーター・メニン:ピアノ協奏曲(*)
 マーラー:さすらう若人の歌(#)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467(+)
ユーニス・ポディス(P;*)
ディートリヒ・
 フィッシャー=ディースカウ(Br;#)
ゲザ・アンダ(P;+)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1958年4月19日、放送用収録、モノラル(*)/1950年代、ライヴ、モノラル(#)/1969年8月17日、ライヴ、ステレオ(+)。(*)と(#)は初出音源。(+)はVIRTUOSO から 93013 という番号で出ていたが、廃盤となっている。
 (*)と(#)はセルのディスク初レパートリー。(*)はこの顔合わせで同 1958年2月27日に初演された作品で、今回の演奏は初ラジオ放送だったと言う。残念ながら第3楽章のラスト3秒程が欠落している。また、セルによるマーラーのオケ伴奏付き歌曲はこれまで「子供の魔法の角笛」しか無かったので、(#)は大変貴重な記録。さらに(+)は現在までの所、セルとアンダ唯一の共演録音と、どれも重要な音源ばかり。
 3曲とも、年代を考えれば音質まず良好。
VHL-185
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[CD-R]
ミュンシュ、初出
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調K.550(*)
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(#)
 シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120(+)
ニコール・
 アンリオ=シュヴァイツアー(P;#)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.(*)、
シカゴso.(#/+)
 録音:1962年7月15日、タングルウッド(*)/1960年代(別資料によると1967年7月15日)(#/+)、以上全てライヴ。ステレオ、(+)を除き初出音源。(+)は下記000 CLASSICS盤と同一演奏と思われる。
 (#)はミュンシュにとって比較的珍しいレパートリーで、確かSP(LP、CDとも未復刻)でパテへ録音しているのみ。CDフォーマット初レパートリー曲となる。(*)はスタジオ録音を残さなかった曲で、1959年7月11日の同じくボストン響とのライヴが出ていた(000 CLASSICS TH-049|廃盤)。また、(+)は1967年のライヴ(000 CLASSICS TH-095|廃盤)他、フランス放送響とのライヴなど数種類が残されている。
 (*)は年代を考えれば音質極上。他の2曲は少々テープ劣化が感じられるが、年代を考えれば良好な音質。
VLL-186
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[CD-R]
チェリビダッケ&デンマーク放響、
 おそらくディスク初レパートリーあり

 モーツァルト:「魔笛」序曲(*)
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第1番 ヘ短調Op.10(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.
 録音:1970年代、ステレオ。ライヴ。(*)は初出音源。(#)は以前ORIGINALS から1973年とされるライヴが出ており、それと同一の可能性がある。この場合はチェリビダッケによる同曲ディスク中、最若時の演奏となる。
 (*)は意外にも、おそらくチェリビダッケの初ディスク・レパートリー曲。
 (*)の開始部でテープ劣化があるが後は安定しており、全体的に音質まずまず。
VLL-187
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[CD-R]
チェリビダッケ&フランス国立放送管、
 ディスク初レパートリーあり

 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」
 シェーンベルク:「6つの歌曲集Op.8」より(*)
  [自然/あこがれ/あの甘美な魅力にあふれて/
   小鳥が嘆くとき]
コレット・エルツォーク(S;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1974年9月17日、パリ、ステレオ。ライヴ、初出音源。
 (*)はチェリビダッケのディスク初レパートリー作品。なお、同日のアンコール演奏と思われる4曲が、000 CLASSICS から TH-087という番号で発売されている。
 ヒス・ノイズ等も少なく、音質極上。
VHL-188
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[CD-R]
S=イッセルシュテット、
 ディスク初レパートリー?あり

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488(*)
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(#)
クリフォード・カーゾン(P;*)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1966年(*)/1965年(#)、以上スタジオ収録。モノラル、初出音源。
 (*)はおそらくシュミット=イッセルシュテットのディスク・初レパートリー作品。王道のドイツ的解釈が見事に的にはまった演奏で、生真面目なカーゾンの演奏もプラスに働き、模範的名演となっている。
 良好な音質だがヒス系のノイズは多めで、混線のような音が全体に混入しているのは残念。
VLL-189
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[CD-R]
ザンデルリング&LAPO、初出
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
クルト・ザンデルリング指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1984年2月19日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ザンデルリングがこのオケを振った同曲は今回が初登場。ザンデルリングの同曲は、バイエルン放送響との2種の演奏(1994年、PROFIL PH-05020/1996年(盤の表記は1980年代)、EN LARMES ELS-01-140)があるほか、パリ管との共演盤もほぼ同時に発売されている(WME-S-1094)。
 音質良好で、1990年代のライヴとしても通用しそう。
VLL-190
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[CD-R]
バルビローリ、初出あり
 モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲(*)
 ハイドン:
  交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」(#)
 シベリウス:交響曲第3番 ハ長調Op.52(+)
ジョン・バルビローリ指揮
ハレo.(*/+)、
ボストンso.(#)
 録音:1964年10月、モノラル(*)/1964年11月17日〔となっているが、演奏会記録によると1964年11月7日〕、ステレオ(#)/1969年10月、ステレオ(+)。(*)と(+)は初出音源。(#)はJOYからJOYCD-9029/30 として発売されているもの。
 (#)は年代を考慮すれば音質良好。(+)と(*)は年代相応の音質で、(+)にもステレオ・プレゼンスはあまり感じられない。
2VLL-191
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲(*)
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(#)
 ブラームス:交響曲第4番(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1987年5月30日、フィレンツェ、ライヴ。ステレオ、初出音源。(#)はおそらくチェリビダッケによる最も後年の演奏となるもので、1990年代には全く指揮していないようだ。ただし、RE! DISCOVERから(+)も含む1980年代とされる演奏が出ている(RED-98)。また、(*)はチェリ1980年代の演奏としては、おそらく最も後年の物。ただし、こちらもRE! DISCOVERから1980年代とされる演奏が出ている(RED-73)。チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルの1980年代におけるこれらの曲は、他にGNPから出ている1986年10月の演奏(GNP-55/6)、や、EMIから出ている(+)の1985年3月の演奏があった。
 イン・ホール録音で、(#)はステレオながらマイクの制約からか、あまり音の広がりが感じられない。
VLL-192
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブルックナー:交響曲第7番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年5月20日、フィレンツェ(とあるが、演奏会記録によるとガスタイク、ミュンヘン)、ライヴ。ステレオ、初出音源。この年のチェリビダッケによる同曲は、SONYから映像で出ていた1990年10月18日のサントリー・ホール・ライヴがあった。
 イン・ホール録音。
VLL-193
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[CD-R]
ルドルフ・ケンペ、初レパートリーあり
 ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-1(*)
 R.シュトラウス:アルプス交響曲(#)
ルドルフ・ケンペ指揮
RPO(*)、ミュンヘンpo.(#)
 録音:1974年4月28日、ライヴ(*)/1970年代、スタジオ(#)。ともにステレオ、初出音源。(*)はおそらくケンペのディスク初レパートリー作品。
VLL-194
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[CD-R]
レナード・バーンスタイン
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(*)
 シューマン:交響曲第2番(#)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP(*)、ボストンso.(#)
 録音:1959年2月22日、カーネギー・ホール(*)/1946年3月23日(#)。ともにライヴ、モノラル。(*)はおそらく初出音源。(#)は以前MELODRAMから LP? で出ていたという情報もあるが、少なくとも今回が初CD化と思われる。
VHL-195
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[CD-R]
これは驚き、バルビローリのホルスト「惑星」!
 ホルスト:組曲「惑星」より(抜粋;5曲)(*)
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(#)
ジョン・バルビローリ指揮
NYP(*)、ヒューストンso.(#)
 録音:1958年(*)/1965年7月12日。ともにライヴ、モノラル、初出音源。
 これは驚き、バルビローリによるホルスト、それも「惑星」があったとは! 残念ながら5曲のみ(現在のところ、どの曲かは不祥)の抜粋だが、作曲家レベルで彼のディスク初レパートリーとなるだけに、期待は大きい。また、(#)も2度のスタジオ録音(米 Columbia→SONY[CDはDUTTONから CDSJB-1027 ] / Pye→EMI )があっただけの曲目で、唯一のライヴ&更に今回が最も後年の指揮盤となる。バルビローリ・ファンは絶対に見逃せない、お宝音源の登場。
VHL-196
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[CD-R]
シューリヒト、初出あり
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番(*)
 シューマン:交響曲第3番「ライン」(#)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:1955年12月21日、スタジオ。モノラル。(#)は初出音源。(*)はRARE MOTHからRM-470Mとして発売がある演奏だが、今回は「別音源」とのこと。
 当時としては良好な音質。
VLL-197
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[CD-R]
ザンデルリング、初レパートリーあり?、初出
 ブラームス:交響曲第3番(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番(#)
イモジェン・クーパー(P;#)
クルト・ザンデルリング指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1990年(*)/1984年2月19日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
 (#)はおそらくザンデルリングの初音盤レパートリー。彼の(*)ライヴには、1992年BPO(SARDANA SACD-199;廃盤)、1993年シュトゥットガルト放響(WME-S-1055)、1996年バイエルン放響(2種;月日不祥 ELS-02-261、1996年3月18日 WME-S-1069/70)があり、当盤が5種め。ただ、アメリカのオケを振ったものはこれが初登場となる。
VLL-198
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブラームス:交響曲第2番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年2月1日、ミュンヘン、ライヴ。ステレオ、初出音源。チェリビダッケが1990年代に振った同曲は意外に少なく、他には1991年6月8日のEMI盤があるのみ。
VLL-199
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリーあり
 ハイドン:交響曲第85番 変ロ長調「王妃」(*)
 レーガー:レクイエム Op.144b(#)
マルガ・シームル(A;#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.、
ミュンヘン・フィルcho.(#)
 録音:1986年12月5日/1981年1月28日(#)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。(#)はチェリビダッケの初音盤レパートリー作品で、確かレーガーの他曲録音もこれまでは無かった。(*)は先にこの翌日、1986年12月6日の演奏が同レーベルから発売されている(VLL-89)が、チェリビダッケとしては珍しいレパートリーで、今盤が2種めの録音となるはず。
 ハイドンはチェリビダッケらしくゆったりと、かつ喜悦あふれる演奏。方やレーガーはこの作曲家らしく、重厚という言葉がぴったり来る約20分強の作品。曲自体が珍しいが、きっちりとまとめ上げている辺りはさすがチェリ。
 共にイン・ホール録音とされているが、特に音像が遠いということもなく、非常に安定した状態で記録されており、音質良好。
VHL-200
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[CD-R]
チェリビダッケ、初レパートリーあり
 ハイドン:交響曲第102番(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(#)
ハンス・ライグラフ(P;#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1959年、スタジオ/1960年代、ライヴ。以上モノラル。(#)は初出音源でチェリビダッケの初音盤レパートリー作品。(*)は以前DANTEから同年のライヴが発売されており、同じ演奏の可能性がある。ただ、現在までにチェリビダッケの同曲はこれしか発売されていないはずなので、こちらも貴重。
 ライグラフはシュナーベルの孫弟子に当たるスウェーデンの名教師ピアニスト。教授としての活動が主で録音は数少ないが、モーツァルトは幾つかあり、CDではDB PRODUCTIONから、通の間では名盤との誉れが高いピアノ・ソナタ全集(DB PRODUCTION DBCD-108;分売あり|既に製造中止か)が出ている。彼は1920年生まれなので、この頃はまだ40歳代。極めて瑞々しいピアノを聴かせており、若きチェリビダッケの音楽性あふれる指揮とあいまって、この端正なモーツァルトは素晴らしい効果を上げている。チェリビダッケ指揮による同曲は2種しかないのではないかと思われる(未発売の1種はソリストも不明)だけに、極めて貴重。一方ハイドンはVLL-199同様、ゆったりと喜悦あふれる演奏。
 特にハイドンは優れた音質で、モノラルである事を除けば1970年代以降の録音としても通用しそうな程。モーツァルトは第3楽章にディジタル・ノイズが数秒あるほか、第1楽章にもノイズがあるなど、残念ながら原テープ劣化が感じられるが、かなりの名演であるため、一聴をお勧めしたい。
VHL-201
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[CD-R]
バルビローリ、夫人も参加の
 ロサンゼルス・ライヴ 1969、初出

 ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-7(*)
 ウォルトン:「ヘンリ−5世」より(#)
 マルチェッロ:オーボエ協奏曲(+)
 ディーリアス/フェーンビー編曲:
  「夏の夜、水の上にて歌える」
    (2曲;合唱曲からの編曲)(**)
 エルガー:序奏とアレグロ
イヴリン・ロスウェル(Ob;+)
ジョン・バルビローリ指揮
ロサンゼルス室内o.
 録音:1969年11月17日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 (*)と(#)はたしかバルビローリの初音盤レパートリー。ヘンデルの「合奏協奏曲」は、作品全体で見ても、1930年の未発売録音(ディスコグラフィでも、何番なのか曲目も不明となっているほどで、現存しているのかどうかも判らない)があるだけの筈で、極めて珍しい。(#)はバルビローリの数少ないウォルトン(スタジオ録音は無く、BBC LEGENDSから出ている2曲がある程度のはず)に今回新たに加わる曲目。(**)もディーリアス作品は1949年にハレ管と録音しているだけのはずなので、後年の録音は非常に貴重なもの。楽団に関しては不明で、マイクが近い事から少々演奏の粗は目立つが、バルビローリ夫人のロスウェルが参加している事に加え、演奏自体の乱れはほとんど無い事から、なかなかの実力を持った団体のようにも感じられる。バルビローリ・ファンにとって貴重な録音であることは疑いがない。
 1970年前後のライヴとしては、音質良好。
VHL-202
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[CD-R]
バルビローリ&BPO、初出あり
 モーツァルト:交響曲第40番(*)
 ニルセン:交響曲第4番「不滅」(#)
ジョン・バルビローリ指揮
BPO
 録音:1966年9月17日、ベルリン芸術週間、モノラル(*)/1970年2月、ステレオ(#)。共にライヴ。(#)は初出音源で、バルビローリによる初の同曲ライヴ音盤となる。(*)はTREASURE OF THE EARTHからTOE-2080として発売されている演奏だが、音質改善が図られている。
 (#)はバルビローリとしては珍しい作曲家で、録音はこの曲しかないようだ。Pye/EMIへ入れたハレ管とのスタジオ録音があったが1959年の物なので、最晩年の、しかもベルリン・フィルとのこのライヴはこれまた貴重。(*)は特に終楽章に至れば至るほど熱が入る巨大な演奏で、信じ難いほど粘った遅いテンポで執拗に紡ぎだされる。
 (*)は既出盤に比べ音質改善は試みられているが、残念ながら特に第1楽章での元テープ劣化はいかんともしがたく、所々での音量の高低などの不安定さは残っている。ただ、第2楽章以降はまずまずの音質で安定。(#)も劣化から、開始部にテープが撚れているような部分があるのが誠に惜しいが、それ以外は基本的に安定しており、全体には高音質でバルビローリの至芸を楽しめる。
VLL-203
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(*)
 シューマン:交響曲第4番(#)
エリーザベト・レオンスカヤ(P;*)
クルト・ザンデルリング指揮
ウィーンso.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1993年、モノラル(*)/1991年、ステレオ(#)、共にライヴ、初出音源。
 (*)は試聴盤が間に合わなかったが、(#)は音質まず良好。
VLL-204
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[CD-R]
ザンデルリング&BPOの「ブル3」2種め、初出
 ブルックナー:交響曲第3番
クルト・ザンデルリング指揮
BPO
 録音:1990年10月10日、グラスゴー、ライヴ。ステレオ、初出音源。同顔合わせによる1990年10月2日の同曲がFKMから発売されている(FKM-CDR36)が、異なる演奏。
 一週間前のFKM盤同様、BPOと雄大な演奏を繰り広げている。
 基本的に音質は良好だが、第2楽章の開始から2分半ほどまで、混線のような電気的チュルチュル音が混入する。かなり大きなノイズなのは残念。
2VHL-205
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[2CD-R]
ミュンシュの「ヨハネ受難曲」! 初出
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
マティウィルダ・ドブズ(S)
フローレンス・コプレフ(Ms)
ブレイク・スターン(T)
ジェイムズ・ジョイス(B)他
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1958年4月3日、シンフォニー・ホール、ライヴ。モノラル、初出音源。
 「ヨハネ受難曲」は、ミュンシュの音盤初レパートリー作品。元々、彼によるJ.S.バッハの声楽作品録音自体大変に珍しく、1942年にカンタータを一曲録音していたのみ。もちろん3大声楽曲でも初の音盤ということになる。ミュンシュらしい骨太の演奏が特徴で、昨今のピリオド演奏とは対極にあるが、一本筋の通った解釈は多くのファンを納得させる名演と言えるだろう。独唱陣は半数以上があまり著名ではない人だが、好演。
 経年から来るテープ劣化や回転ムラにより、少し聞き辛らい部分もあるが、全体的にこの年代としては音質良好。
VHL-206
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[CD-R]
クリュイタンス、何とNYPとの「展覧会」、初出
 ブラームス:交響曲第4番(*)
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(#)
アンドレ・クリュイタンス指揮
フランス国立放送o.(*)、NYP(#)
 録音:1958年2月18日(*)/1958年(#)、共にモノラル。(#)は初出音源。(*)はPACO-1016で既出の演奏だが、音質改善が図られている。
 (#)は非常に珍しい顔合わせ。確かこれまで、クリュイタンスがアメリカのオケを振った音盤と言うのは曲を問わず一つも存在しなかったはずで、これはファンなら是非聴いて見たい貴重な共演。(*)は親密だったベルリン・フィルとの共演だが、作曲家レベルでクリュイタンスの演奏としては大変珍しい。彼のブラームスといえば、ルービンシュタインとのピアノ協奏曲第2番のライヴ(これもかなりレアで、いまは入手できない)しか無かっただけに、初出時にはファン感涙となった。
 (*)は既出盤に比べ音質改善が試みられ、特に第1楽章で聞こえる右チャンネルのチリチリ・ノイズや、ごく一部のテープ劣化を除けばかなり聞きやすい。(#)はこもりがちの音質。
VLL-207
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[CD-R]
ベーム&ウィーン・フィル、
 最後の「グレイト」、久々の再発

 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1978年5月28日、ステレオ。ライヴ。以前 POMPADOUR から発売されていたものだが、10年以上ぶりの再発売(なお、POMPADOUR 盤の日付は、1978年3月28日とされているディスコグラフィもある)。同日に演奏されたポリーニとの「皇帝」がFKMから発売されている(FKM-CDR8)。
 ベームとウィーン・フィルが残した最後の「グレイト」。最晩年のベームにふさわしく、極めてスケール雄大な演奏で、第1楽章終結部など、これだけゆっくりしたテンポなのに弛緩を生じさせないのは、長年の信頼関係あってこそだろう。そして楽章が進むにつれて高揚感がさらに増し、4楽章などは正に天上の響きを思わせると共に、その演奏の力強さは83歳という年齢を全く感じさせない。その日の聴衆がこの演奏と出会えていかに幸せであったかは、終演後の盛大な拍手が物語っている。
 冒頭の一音の録音にミスがあったのか、その部分にテープの継ぎはぎがある。また、2楽章の5分18秒頃に一瞬の音切れがある。あとホワイト・ノイズも多めだが、臨場感溢れる録音とこの演奏の前には、これらの弱点も次第に気にならなくなってくる。
VLL-208
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[CD-R]
チェリビダッケ「ブル4」、1983年9月29日記載
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1983年9月29日、ミュンヘン、ライヴ、ステレオ、とされているが、第3楽章開始時の演奏ノイズ(?)などが共通しており、残念ながら1983年9月15日の演奏(VLL-127)と同一と思われる。
 年代に起因するノイズや劣化などが全く無いわけではないが、基本的には高音質でチェリビダッケの至芸を楽しめる。
VLL-209
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[CD-R]
クーベリック&ボストン響の
 「我が祖国」ライヴ、初出

 スメタナ:連作交響詩「我が祖国」
ラファエル・クーベリック指揮
ボストンso.
 録音:1970年代前半、ライヴ。ステレオ、初出音源。クーベリック&ボストン響の「我が祖国」はDGへのスタジオ録音が有名だが、たしかライヴと言うのは今回が初登場。また、詳細な録音年月日については、1971年3月15日という演奏が掲載されているディスコグラフィがあり、今回登場する演奏がこの日付だとすると、DGのスタジオ録音[1971年3月5日-6日]直後の物だということになる。
 クーベリックならではの雄大な「我が祖国」。相性も良く、この年代に名演を残したボストン響との共演ということもあってか、全体に熱いパッションを保ちつつ、繊細かつ見事なコントロールでオケをドライヴし切るのは、さすがクーベリック。チェコの作品ながらアメリカのオケ、と言う弱点を全く感じさせず、むしろそのパワーを強みに転化した解釈も素晴らしい。エネルギーと円熟が見事なバランスを保ったこの演奏は、クーベリックが振った同作品の中でも、一、二を争う名演といっても過言ではない。
 残念ながら元テープ劣化が進んでおり、細かなワウや歪みなどが全般に聞き取れ、特に大音量の箇所や後半の曲で目立つのが残念極まりない。それでも、クーベリックやこの曲のマニアならば一度は聞くべき名演と言えるだろう。
VLL-210
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
クルト・ザンデルリング指揮
BPO
 録音:1990年10月10日、グラスゴー、ライヴ。ステレオ、初出音源。VLL-204(ブルックナー「第3」)と同日の演奏会。
 VLL-204同様、基本的に音質は良好だが、第1楽章の11分半あたりから楽章の終わりまで、混線のような電気的チュルチュル&キリキリ音が混入する。レーベルと代理店の試聴では楽音を阻害するものではなかったようだが、当店事務所にあるポータブル系の機器では、かなり耳ざわりで楽音以上のノイズに聞こえてしまったので、機器による相性がありそうだ。
VLL-211
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ベートーヴェン:交響曲第2番(*)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン・ドイツso.(*)、
ケルン放送so.(#)
 録音:1995年4月17日、ライヴ(*)/不祥、スタジオ(?)(#)。共にモノラル、初出音源。ザンデルリングによる(*)のライヴには、1993年のベルリン放送響盤(VIBRATO VLL-109)、1999年のスウェーデン放響盤(RARE MOTH RM-524S)があった、(#)は彼としては意外にも珍しいレパートリーで、これまでスタジオ録音ばかり(1972年の EURODISC/BMG 盤と、1990年の CAPRICCIO 盤)しか無かったはず。今回の演奏はレーベル側の情報で「スタジオ(?)」とされているため、ライヴならば初ということになるが、演奏ノイズはあるものの客席ノイズは判別出来なかった。
 ザンデルリングらしく、極めてドイツ王道的に演奏された2曲。交響曲全集があるため意外といえば意外だが、共にどちらかと言えば珍しいレパートリー作品となる。
 (*)は音場がモノラルという以外、少々ホワイト・ノイズこそかぶるが音質良好。(#)はホワイト・ノイズが多めだが、こちらも音質まず良好。
VHL-212
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[CD-R]
バルビローリ、初レパートリーか
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
ウェイン・クラウス(Va)
シャーリー・トレペル(Vc)
ジョン・バルビローリ指揮
ヒューストンso.
 録音:1963年11月25日、モノラル。初出音源|なお、VLL-625 で1963年11月26日とされる演奏が発売された。同一演奏なのか、異なる演奏なのかは不明。
 確かこの作品はバルビローリの初音盤レパートリー。バルビローリによるR.シュトラウスは、1969年9月の2種の録音(EMI、スタジオ/BBC、ライヴ[廃盤])で知られる「英雄の生涯」が有名だが、それ以外の作品は意外と少ない。彼とヒューストン響との共演は、先に同レーベルからマーラーの「第5」(VLL-167)と、大変珍しいNYPとの「惑星」(抜粋)と組んだ「ラ・ヴァルス」(VHL-195)が出ている。
 テープ劣化のため、大音量で音が割れがちになる上に回転ムラも感じられるが、元々の音自体はしっかり記録されたと感じられる。貴重な録音であり、マニアなら聞いておきたい所。
VHL-213
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[CD-R]
カイルベルトのブラームス、初出あり
 交響曲第3番(*)/交響曲第4番(#)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バンベルクso.
 録音:1955年、スタジオ(*)/1958年、ライヴ(#)。共にモノラル。(#)は初出音源。カイルベルトの(#)ライヴは、1968年5月の演奏がFKMから発売されている(FKM-CDR83/4)。(*)はHOSANNA からHOS-07として既出だが、別音源使用とのことで、音質向上。
 初出となる(#)はスタジオ録音が有名な作品だが、特に最終楽章で見せる高揚感が素晴らしい。最初の拍手はあるが、演奏後の物はカットされている。(*)は定評ある名演。
 (*)は安定した録音で、年代を考えれば音質良好。(#)は(*)よりも少々テープ劣化が進んでおり惜しまれるが、基本的には年代水準の音質で王道の解釈を楽しむことができる。
2VLL-214
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[2CD-R]
チェリビダッケ「ブル8」、1985年9月27日、初出
 ブルックナー:交響曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年9月27日、ライヴ。ステレオ、初出音源。1987年の同月同日の同曲も発売されているが(RARE MOTH RM-406/7S)、客席ノイズ、演奏時間(3分強当盤の方が短いが、ピッチも高め)などは相違があり、異なる演奏。チェリビダッケによる1985年の同曲は4月3日の演奏が同じくVIBRATOからVLL-126で、その翌日、4月4日の演奏がRE! DISCOVERなどから(RED-164;廃盤予定)、それぞれ発売されており、今回が確か3種めとなる。
 2年後の同日ライヴと同様、イン・ホール録音で、ヒス・ノイズはあるものの音質はより鮮明。熱気も感じられる良演奏となっている。
VHL-215
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[CD-R]
クレメンス・クラウス、初出
 ウェーバー:「オベロン」序曲(*)
 ドビュッシー:
  組曲「子供の領分」(管弦楽編曲版)(#)
 デュカ:交響詩「魔法使いの弟子」(+)
クレメンス・クラウス指揮
バンベルクso.
 録音:1953年〔1953年1月 or 1953年3月〕、スタジオ、モノラル。(*)と(#)は初出音源で、(#)はおそらく作曲家レベルでクラウスの初ディスク・レパートリーとなる物。(+)はCOUPLETからCCD-3001から出ている物と思われる。(*)の始めと終わりには、放送時のものと思われるドイツ語アナウンスが含まれている。(#)はカプレ編曲版かと思われるが、特に記載は見当たらない。
 モノラルではあるが全て年代を越えた音質で、非常に良好。細部まで聞き取れるのは嬉しい。
3VLL-216
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[3CD-R]
キーシン、マズア&フランス国立管、
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集&アンコール

 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲全集
   [第1番(*)/第2番/(*)/第3番(*)/
    第4番(#)/第5番「皇帝」(#)]/
  ロンド・ア・カプリッチョ
   「なくした小銭への怒り」Op.129(**)/
  7つのコントルダンス WoO.14
   (2種の演奏)(+/**)/
  6つのエコセーズ WoO.83
   (2種の演奏)(+/**)
エフゲニー・キーシン(P)
クルト・マズア指揮(*/#)
フランス国立o.(*/#)
 録音:2004年10月28日(*/+)/2004年10月30日(#/**)、ともにシャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 キーシンの高度なテクニックと繊細な感性で紡ぎだされるベートーヴェン。アクセントの付け方など細やかな部分での配慮に加え、ストレートな表現も忘れてはいないのは、聞いていて心が踊る。それに加え、21世紀に入ってドイツ的風格に併せフランス的ウィットも身に付け、とみに巨匠という言葉がふさわしくなってきたマズアの指揮が聞き物。様々な表情を見せるキーシンにぴたりと付き、かつ単なる添え物に終っていないのは見事な技と言う他はない。第1番第3楽章には、興奮のあまりか強音部に入る所で「ドン」と足を踏み出すような音まで聞こえる。王道スタイルを貫きつつも、細やかさやエレガントさも忘れていないこの全集には、マニアも興奮を押えることができないだろう。なお、アンコールの曲目もキーシンによる珍しいレパートリーが楽しめる(おそらくOp.129以外はキーシンの初ディスクレパートリー)。
 以上の通り素晴らしい全集だが、残念ながらテープ劣化あり。ヒス(装置によっては弱音部で目立つ箇所がある)、音揺れと音飛び(特に30日のアンコール演奏分)、そしてピチ・パチ・ノイズが全体に時折混入し、元テープ編集ミス(30日のWoO.14で、曲の前後に1音づつ残ってしまっている)も聴かれるが、基本的な音質には問題がなく、キーシンの微妙なタッチを堪能できる。ただし、キーシンによるメジャー・レーベルへの録音を聞かれて来たファンの方にとっては「聞くにたえない」と感じられるリスナーもいらっしゃるようなので、あらかじめご了承のほどお願い致します。
VLL-217
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[CD-R]
カルロス・クライバー、初出あり
 バターワース:イギリス牧歌第1番(*)
 シューベルト:交響曲第3番(#)
 ブラームス:交響曲第4番(+)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年3月10日、ミュンヘン、ライヴ。ステレオ。(*)は今回初出となる音源。(#)と(+)はWLCからWLC 1-713で発売されている演奏だが、今回は始めてステレオでの発売となる。また、カルロス&バイエルン国立管による(*)というのは、今回が初登場。カルロスによる(*)はこれまでシカゴ響との1983年7月2日の演奏が発売されていただけだった。
 モノラルだったWLC盤に比べると、音質自体は聞きやすくなっている。カルロス2種目の同曲となる(*)も地味ながら愛らしい佳曲で、カルロスのマニアなら必携盤と言えるだろう。
 この日の演奏会は放送されなかったと言う話がある上、客席の咳などが聞こえるため、おそらくイン・ホールでの録音。電気的な持続ノイズが、(*)では右チャネルから、(#)の第1楽章&第2楽章は左チャネルから、以降は何故かまた右チャネルから聞こえるのは惜しいが、音自体はかなり明快で聞きやすく、カルロスの至芸を堪能することができる。
 *初掲載時、「バイエルン放送響」としておりましたが、上記バイエルン国立管の誤りです。
2VLL-218
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[2CD-R]
ザンデルリング、ワッツ、ルプー、初出
 ムソルグスキー:
  「ホヴァンシチナ」〜第1幕への前奏曲(*)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第9番(#)/
  「ドン・ジョヴァンニ」序曲(+)/
  ピアノ協奏曲第19番(**)
 ブラームス:交響曲第4番(+)
アンドレ・ワッツ(P;#)
ラドゥ・ルプー(P;**)
クルト・ザンデルリング指揮
サンフランシスコso.(*/#)、
ザールブリュッケン放送so.(+/**)
 録音:1983年(*/#)、1987年11月29日(+/**)。以上ステレオ、初出音源。
 (*)はザンデルリングの持ち味が出たスケール感抜群の演奏。(#)は珍しくワッツによるモーツァルトのピアノ協奏曲が聴けるという点でも注目の一枚で、まだ30歳代のワッツを、既に70歳を越えていた巨匠が暖かく見守る佳演。さらに(**)では、音楽的方向性の合致するルプーと、愛らしくも懐の深い名演奏となっている。ワッツとザンデルリングによるモーツァルトは、パリ管との1992年の第22番ライヴ(WME-S-1136)に次いで2種めと思われる。そして、最後の(+)はザンデルリングお得意の曲目だけに、文句の付け所が無い。
 (*)と(#)はダイナミックレンジは狭めながら音質良好でヒス・ノイズも目立たない。(+)と(**)はダイナミック・レンジは広いが、残念ながら高域のヒス・ノイズが多めで、特に(+)の開始数十秒辺りは目立ち、所により小さな音飛びなどのテープ劣化も感じられる。
VLL-219
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[CD-R]
ザンデルリング、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第15番
クルト・ザンデルリング指揮
BPO
 録音:1988年9月19日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ザンデルリングが得意とする同曲だが、ベルリン・フィルとの演奏は、おそらくこれが2種めとなる。約10年後、1999年3月16日にも演奏し、ベルリン・フィル自主製作レーベルから発売がある(BPH-0611)ため、聞き比べも面白い。
 音質良好だが、第1楽章開始後1分ほどはヒス・ノイズが多め。
VLL-220
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルの
 「ロマンティック」、1983年10月11日ナポリ、初出

 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1983年10月11日、ナポリ、ライヴ。ステレオ、初出音源。  このコンビとしては珍しいナポリでの演奏。チェリビダッケによる1983年の同曲は、9月15日の演奏が同じくVIBRATOからVLL-127で(9月29日とされたVLL-208も、15日の演奏の模様)、6月17日の演奏がWORLD MUSIC EXPRESSからWME-S-1073/4で、それぞれ発売されており、今回がおそらく3種めとなる。
 間接音があまりない録音だが、音自体は基本的に安定して収録されている。第4楽章に数ヶ所音飛びあり。
2VLL-221
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[2CD-R]
イシュトヴァーン・ケルテス、
  何とクリーヴランド管とのライヴ、初出

 シューベルト:「ロザムンデ」序曲
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*)
 ベン=ハイム:ダンス&イノヴェーション(#)
 ドヴォルジャーク:
  スラヴ舞曲集[第1番/第3番/第8番]
  交響曲第9番「新世界より」
 ケルテスへのインタビュー(英語) (+):
  ドヴォルジャークの交響曲について/他
イツァーク・パールマン(Vn;*)
イシュトヴァーン・ケルテス指揮
クリーヴランドo.
 録音:1971年7月31日、ライヴ(#, +以外?) 〔 (#/+)は、クリーヴランド管の演奏会プログラム・データベースに記載されていない〕。ステレオ(#)、モノラルに近いステレオ(*, #以外)、モノラル(*)、以上全て初出音源。
 これは珍しいケルテスとアメリカ・オケの記録。ケルテスがアメリカ南北大陸のオケを振った演奏と言うのは、これが初登場では無いだろうか。もちろん、セルが没した翌年のクリーヴランドと言う事で、その意味でも興味津々。また、曲目的にもドヴォルジャークを除くと極めて珍しい物ばかりで、まずシューベルトのロザムンデからして、DECCAには確か録音していないはず。さらに作曲家レベルで初レパートリーとなるシベリウス(まだ20歳台だったパールマンの独奏も素晴らしい)とベン=ハイムという、ケルテスが録音するとは到底思えなかった曲と来れば、ファンなら見逃すわけには行くまい。また、クリーヴランド管の優れた技術が演奏に相乗効果をもたらしており、極めて楷書的で力のこもった名演に仕上がっている。そしてケルテスと、当時のクリーヴランドが共に得意としたドヴォルジャークでは、ティンパニを始めとする打楽器群が大炸裂、スラヴ舞曲第8番での凄まじさは特筆に値する。無論「新世界」(この曲のみ、特に高音域が強く収録されているので、トーン・コントロールを活用された方が良いかも)でも、セル仕込みの技術力が曲の隅々まで行き届き、コントロールを完全に効かせた見事な演奏を繰り広げている。セル指揮盤との比較、ケルテスのDECCA録音との比較など、聴き所満載。そして余白に収められた、これまた極めて珍しいインタビューはファンに嬉しい贈り物。その緻密な音楽作りを象徴するように、高めで繊細な声が印象的だ。
 少々のヒス・ノイズや音飛び、微細ながら音揺れ等があり、ステレオの物も(#)を除くと音場は狭く、ほぼモノラルに近い状態((#)のみステレオ感は良好)と、年代相応の条件&劣化が感じられ、録音条件も数種類あるようだが、基本的に音質はしっかりとしたもの。ケルテス&クリーヴランドという希有の機会に残されたこれだけの名演の前には、多少の音質の不備など、なんの不足も感じられない。
2VLL-222
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[2CD-R]
ブレンデル最後のプロムス
 ハリソン・バードウィッスル(1934-):
  ブレンデルの詩による3つの歌(*)
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(#)
 ブラームス:交響曲第3番(+)
ウィリアム・
 デイズリー(Br;*)
アルフレード・
 ブレンデル(P;#)
クリストフ・フォン・
 ドホナーニ指揮
フィルハーモニアo.
 録音:2004年4月17日、プロムス、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ブレンデルはこの2004年でプロムスから引退した。レーベルによると「ブレンデル最後のプロムスではなく、その前の録音」としているが、BBCのプロムス演奏会記録によると、この17日がブレンデルがプロムスに出演した最終日であったようだ。最後の出演とあってか、(#)では気合いが入った名演となっている。また、ドホナーニも好調で、(+)がピリオド演奏も意識したのか、快速なテンポで駆け抜ける秀演。現代音楽ファンには(*)も喜ばれるだろう。
 音質良好。
VLL-223
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[CD-R]
ヨーゼフ・クリップス、
 初レパートリー&初出

 モーツァルト:交響曲第39番(*)
 シューベルト:交響曲第2番(#)
ヨーゼフ・クリップス指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
ウィーンso.(#)
 録音:1970年代(*)/1971年、ブレゲンツ音楽祭(#)。共にライヴ、ステレオ、初出音源。(#)はクリップスの初音盤レパートリー作品。
 (*)はPHILIPSへも同顔合わせで録音しているが、今回登場するのは珍しいライヴ。王道を行く名演で、終演後の拍手も暖かい。クリップスの初登場音盤作品となる(#)も、温和な表情を見せる秀演。
 (*)は経年に起因するテープ劣化が感じられるが、ダイナミックレンジは広く、音質まず良好。(#)の方がテープの状態は良く、こちらも音質まず良好。
VHL-224
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[CD-R]
カール・シューリヒト、
 初レパートリー作品あり

 ハイドン:交響曲第86番(*)
 シューマン:交響曲第4番(#)
カール・シューリヒト指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1950年代、スタジオ。モノラル。(#)はシューリヒトの初音盤レパートリー作品。(*)は DISQUE REFRAIN、VIRTUOSO、国内キング等(以上、すべて廃盤)から発売されたことがある1960年の演奏ではないかと思われるが、同一かどうかは未確認。
 これはファンには嬉しい初レパートリー曲が登場。シューリヒトによるシューマンの交響曲はこれまで第2番と第3番ばかりだった。また、ハイドンも珍しいレパートリー作品で、1960年の物だとすれば、ここしばらく入手不可能だった。
 年代を考えれば音質まずまず。
 *初掲載時、「シュトゥットガルト放送響」としておりましたが、上記ハンブルク北ドイツ放送響の誤りです。
VLL-225
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[CD-R]
テンシュテット、
 クリーヴランド管との「ブル8」、初出

 ブルックナー:交響曲第8番
クラウス・ンシュテット指揮
クリーヴランドo.
 録音:1975年7月11日、ブラッサム音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。テンシュテット指揮の同曲、クリーヴランド管との共演はこれが初。
 この非常に推進力に満ちた演奏は、正統派ブルックナー・ファンからはハチャメチャとの烙印を押されてしまいそうだが、テンシュテットのマニアならばまさに王道、かつ最高のシンボルとなりうるだろう。
 音質はまずまずだが音像は狭く、混線のような持続的ノイズが入っているのは残念。ただ、鑑賞を大きく妨げるものではなく、テンシュテットの芸術を楽しむことができる。
VLL-226
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 R.シュトラウス:ドン・ファン(*)
 シューベルト:交響曲第3番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1971年10月7日(*)/1967年12月1日、エスキルスチュナ、スウェーデン(#)。以上ともにライヴ、ステレオ、初出音源。(*)は翌日の録音がWME-S-1139/40で発売されているが、異なる演奏。(#)は珍しい曲目で、チェリビダッケによる物は当盤が2種め。同レーベルから「1970年代」の演奏が発売されており(VLL-117)、オケも同じ。別演奏であることは当店でも確認したが、同時期の演奏かもしれない。
 共にイン・ホール録音のようで音像は遠め。録音から35〜40年経っていることを考えれば、音質はまずまずの部類。
VLL-227
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 フランク:交響曲 ニ短調
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.
 録音:1976年9月16日、ライヴ。ステレオ、初出音源。チェリビダッケによる1970年代の同曲は、おそらくこれが初登場。彼の同曲は、ミュンヘン・フィルと1991年に遺した名盤(ELS-02-232/3)があることからすると意外だが、かなり少なく、1960年代以降、10年に1種〜2種、計5種しか録音が発売されたことが無く、当盤がおそらく6種目。
 イン・ホール録音のようで音像は遠め。録音から30年を経っていることを考えれば、音質は良好の部類で安定している。
VLL-228
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[CD-R]
ユージン・オーマンディ
 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番(*)
 ブラームス:交響曲第1番(#)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアo.(*)、
ロッテルダムpo.(#)
 録音:1969年5月(*)/1982年9月26日(#)、ライヴ。共にステレオ。(*)はフィラデルフィア管自主製作盤で発売されている1969年5月15日の演奏と思われる。(#)はNAVIKIESEから NAV-4021 で発売されている演奏。共に既出の演奏だが別音源で、特に(#)は音質が向上しているようだ。
 (*)は音質極上。(#)も音質良好。
VHL-229
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[CD-R]
トスカニーニ&BBC響、初出あり
 ベートーヴェン:
  「プロメテウスの創造物」序曲(*)/
  交響曲第4番(#)
 ワーグナー:「タンホイザー」より(+)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(**)
不明歌手(S;+)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
BBC so.
 録音:1939年6月(*)/1939年5月8日(#)/1939年5月(+)/1935年6月14日(**)。以上、ライヴ、モノラル。日付からすると(*)(**)を除き初出音源。(+)はトスカニーニ&BBC響という演奏はこれが初登場。(*)(**)は EMI 等から既出の演奏と思われるが、日付が確定していない(*)は、テイク違いの可能性もある。
 全てアセテート盤に記録されていた物と思われるが、特に(*)と(**)はノイズ極小で1950年以降の演奏と言っても通用しそうな程。(+)も年代以上の音質だが、(#)は残念ながら年代相応に低音や針のノイズが入り、強音部分は音割れが目立つ。
VLL-230
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[CD-R]
ザンデルリングのシューベルト「ミサ曲」、初出
 シューベルト:ミサ曲第6番
ガブリエーレ・フォンタナ(S)
ガブリエーレ・
 シュレッケンバッハ(A)
アンドレアス・シュミット(B)他
クルト・ザンデルリング指揮
ハンブルクNDR so.&cho.
 録音:1986年12月19日、ライヴ。モノラル、初出音源。
 ザンデルリングとしてはかなり珍しいレパートリーだが、極めてドイツ王道的に、壮大なスケールを持ってこの曲をまとめ上げているのはさすが。
 ほとんど音場の広がりは感じられれず、テープ劣化に起因するパチノイズも時々あるが、ダイナミックレンジは年代相応で良好。録音自体はしっかりと行われており、珍しい演奏を鑑賞するのに大きな支障は感じられない。
VHL-231
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[CD-R]
ワルター、初出&久々の復活
 ブラームス:悲劇的序曲(*)
 ワーグナー:「パルシファル」前奏曲(#)
 モーツァルト:
  「大ミサ曲」K.427〜精霊によって(#/SM)/
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク(#)
 ハイドン:「四季」
  〜Welche Labung für die Sinne (#/SM)
 ウェーバー:「オベロン」序曲(#)
シモネッタ・
 マッツォリーニ(S;SM
ブルーノ・ワルター指揮
NYP(*)、
サンフランシスコso.(#)
 録音:1952年3月16日、カーネギー・ホール(*)/1954年4月18日(#)、以上ライヴ、モノラル。(*)は初出音源。(#SM)(ソプラノ参加の2曲)は当盤が初CDフォーマット化。(#)は以前CLSというレーベルからLPが出ていたワン・コンサートで、全曲がまとめてCDフォーマットになるのは当盤が初。個々の曲目ではCDになったものがあるが、基本的には入手困難となっている。開始部の拍手はテープが継いであるようだが、終演後は問題がなく、盛大な拍手でワルターを称える。
 (*)は少々音の暴れがあるが、年代を考えれば音質まず良好。(#)は演奏部分の音質は年代を上回るもので、低域から高域まで非常に安定しており音質極上。ソプラノが高音を出す箇所や強奏部分などでも音質に不満は感じられない。
VHL-232
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[CD-R]
ベーム、初レパートリー曲あり
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(#)
 ヒンデミット:交響曲 変ホ調(*)
カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.(#)、
ヘッセン放送so.(*)
 録音:1950年代(#)/1954年(*)。以上スタジオ、モノラル。(*)は初出でベームの音盤初レパートリーとなる作品。ベームによるヒンデミット自体極めて稀少で、他に1曲くらいしか市販された録音は無いはず。(#)は1960年録音とされる演奏がGOLDEN MELODRAMからGM-4.0050(レーベル在庫限り)で発売されており、既出の可能性有。
 1950年代の録音としてはバランスもよく、音質良好。
VLL-233
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[CD-R]
ベーム初出、同曲2種目か
 R.シュトラウス:家庭交響曲
カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、スタジオ?。ステレオ、初出音源。この作曲家を得意としたベームだが、当作品は珍しく録音が少なく、他にフランクフルト放送響(ヘッセン放送響)との1956年ライヴ(EN LARMES ELM-02-255/6)があるだけだと思われる。
 ヒス・ノイズ等、年代に起因するテープ劣化はあるが、まずまず安定した音質。彼の珍しい同曲をステレオで楽しめるのは貴重極まりない。
VLL-234
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[CD-R]
テンシュテット&ボストン響の
 ワーグナー、初ライヴ曲あり&初出

 ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」
    〜前奏曲と愛の死(*)/
  ジークフリート牧歌(#)
ジェシー・ノーマン(S;*)
クラウス・テンシュテット指揮
ボストンso.
 録音:1983年7月29日(とされているが、ボストン響の演奏会記録によると、テンシュテットがワーグナーを振ったのは1979年7月21日のみなので、この日が正しいのではないかと思われる)、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 共にテンシュテットにとって珍しい音盤レパートリーで、おそらく共に2種目の登場となる曲。(*)は1987年にLPOとスタジオ録音(EMI)しているが、ライヴはこれが初登場。スタジオ録音でも共演したノーマンも絶好調で、終演後の拍手も盛大。(#)は1991年にLPOを振ったライヴが当レーベルから発売されている(2VLL-95)が、それに続く登場。
 音質良好。前出の1991年LPO盤(ホワイト・ノイズが多い)よりも格段に良い条件で収録されており、テンシュテットの「ジークフリート牧歌」を1つ選ぶならこちらだろう。
2VLL-235
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[2CD-R]
ウィリアム・スタインバーグ、初出
 バーバー:祝典トッカータOp.36 (*)
 レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲 (#)
 ブルックナー:交響曲第8番 (+)
ウィリアム・スタインバーグ指揮
NYP (*/#)、ボストンso.(+)
 録音:1966年(*)/1965年5月(#)/1972年8月(+)、以上ライヴ。すべてステレオ、初出音源。
 スタインバーグの(+)には、ボストン響自主製作盤で発売されている1972年2月のライヴがあったが、日付からすると別演奏ということになる。変わった声部の取り上げ方などが面白く、ブルックナー・マニアなら、彼の「ブル8」を一度聞いておいても良さそうだ。
 音質は3曲とも年代を考えればまず良好の部類。ただし、(#)冒頭部での右チャンネル音飛びなど、元テープ劣化を感じさせる箇所は全体にわたって時折見受けられる。
2VLL-236
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[2CD-R]
チェリビダッケ、1974年10月25日、初出
 ブラームス:交響曲第4番
 ルーセル:交響曲第3番
 ・アンコール・
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
  ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲Op.46 No.1
  ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ〜第2曲
  J.シュトラウス II:
   トリッチ・トラッチ・ポルカ
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1974年10月25日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 先に1974年10月23日の演奏が他レーベル(WORLD MUSIC EXPRESS WME-S-1125)から発売されているが異なる物で、そちらにはアンコールは含まれていなかった。ルーセルはチェリ2種めで、ブラームスもこの顔合わせでは貴重だが、特にアンコールでのウィットに飛んだ楽しい演奏が聴き物であり、拍手も盛大。おそらくチェリの足音らしきものも収録されている。
 本編の音質は年代を考えればまず良好の部類だが、残響は少な目で元テープ劣化が感じられる。また何故かアンコールは音質が変化し基本的に良好となるが、ドヴォルジャーク以降にFM変調のようなノイズが乗っているのは残念。
VHL-237
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[CD-R]
ベーム&
 シュトゥットガルト放響の「ブラ1」、初出

 ブラームス:交響曲第1番
カール・ベーム指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1951年、ライヴ。モノラル、初出音源。
 ベームとシュトゥットガルト放響の共演は珍しく、当曲では初めてだろう。極めて推進力に満ちた演奏で、彼の力のこもった至芸を堪能できる。
 アセテート盤か混線起因のようなノイズがあるが、基本的な音質は年代を考えればまず良好。
2VHL-238
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[2CD-R]
フェレンチク&ロス・フィル
 +エルマンのベートーヴェン、初出

 ベートーヴェン:
  「レオノーレ」序曲第3番/
  ヴァイオリン協奏曲(*)/
  交響曲第3番「英雄」
ミッシャ・エルマン(Vn;*)
ヤーノシュ・
 フェレンチク指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1963年5月5日〔1963年9月5日の可能性あり〕、ライヴ。モノラル、初出音源|後出可能性ありのCD-R: Vibrato, VHL-346 。
 ハンガリーの巨匠フェレンチクのライヴ、しかもアメリカでの物と言うのは大変珍しい。重ねて曲目が、彼の得意としたベートーヴェンなのも嬉しい所。フェレンチクとこのオケの縁が深かったとは聞いたことがないが、見事に統率のとれた、極めて高度な演奏を聞くことができる。老練なエルマンに見事に付けた(*)なども、フェレンチクの力量を改めて知ることができる貴重なライヴ。
 年代を考えれば音質良好で、バランスもよく非常に聞きやすい状態なのは嬉しい。
 #なお、2018年にアナウンスされた St-Laurent Studio (CANADA) [CD-R] の YSL-T-671では、独奏がエルマンではなくミルシテインとなっており、どちらが正しいか不明です。
VHL-239
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[CD-R]
カザルス&ブダペストSQ、久々の復活
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
パブロ・カザルス(Vc)
ブダペストSQ
 録音:1959年5月18日、カザルス音楽祭、ライヴ。モノラル。以前 AS DISC から出ていた物だが、久々の再発売。
 カザルスとブダペストSQの、唯一の共演録音と思われる。第2ヴァイオリンを務めたアレクザンダー・シュナイダー(SONYへの1952年録音にも参加していた)は、引退していたカザルスをプラド音楽祭へ参加するよう説得した人なので、この顔合わせの録音があっても不思議では無いのだが。カザルスの同曲は今回の物を含め4種が知られているが、残りの3種は全てプラド音楽祭での演奏(含セッション)で、弦楽四重奏のメンバーは臨時編成だった。名手たちの共演という期待を裏切らない素晴らしい演奏で、終演後には大きな拍手が沸き起こる。
 年代を考えれば音質良好。
VHL-240
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[CD-R]
ベイヌムの「ブル0」、初出
 ブルックナー:交響曲第0番
エドゥアルト・
 ファン・ベイヌム指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1956年5月〔とあるが、1955年3月13日〕、アムステルダム、ライヴ。モノラル、初出音源。ただし、アメリカで私家盤が出ているようだ。
 この曲がまだ珍しかった時代に、これだけ力のこもった演奏を成し遂げるとは、ベイヌム恐るべし。ベイヌムはこの曲をスタジオ録音しておらず、第1番−第3番の録音も存在しない。彼によるブルックナーの初期交響曲という意味でも貴重な存在で、ベイヌム・ファンにとっても嬉しいディスク。
 少々のテープ劣化はあるが、年代を考えれば音質良好。
VHL-241
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[CD-R]
ミュンシュ、シカゴ響との「ブラ1」、初出
 ブラームス:交響曲第1番
シャルル・ミュンシュ指揮
シカゴso.
 録音:1967年2月9日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 翌年にはパリ管とのEMIスタジオ録音を残すミュンシュの、珍しいシカゴ響との同曲ライヴ。彼のアメリカ・オケとの同曲ライヴには、1961年のボストン響ライヴ(000 CLASSICS TH-066|廃盤) があった。突然のリタルダンドなど聴き所満載、大迫力で迫る渾身の演奏。
 微小のテープ劣化があるがヒス・ノイズも少なく、年代を考えれば音質良好。
VLL-242
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[CD-R]
最晩年のオーマンディ&ボストン響、初出
 バーバー:弦楽のためのアダージョ
 R.シュトラウス:ドン・ファン
 ブラームス:交響曲第1番(*)
ユージン・オーマンディ指揮
ボストンso.
 録音:1983年5月24日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 これは珍しい共演、それも1983年という、これまで発売された演奏の中ではオーマンディ最晩年のライヴが登場。彼が最後に公開の場で指揮をしたのは1984年の1月で、スタジオ録音も 1982年が最後のはずだから、これはお宝的ライヴといっても過言ではない。その堂々たる指揮ぶりが全く衰えを見せていないのも驚愕驚嘆に値する。この8か月前、ロッテルダム・フィルへ客演した際の、同じくブラームス第1交響曲(VLL-228)と併せ、ファン必聴の名演。
 少々のヒス・ノイズはあるが、音質良好。
VLL-243
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[CD-R]
テンシュテット&デトロイト響の
 ブルックナー「ロマンティック」、初出

 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
クラウス・テンシュテット指揮
デトロイトso.
 録音:1976年、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 テンシュテットによる同曲は1979年のクリーヴランド管ライヴ(SIBERIAN TIGER ST-024/入手困難)、1980年の北ドイツ放響ライヴ(RITARDANDO RIT-5012)、ベルリン・フィルとの1981年EMI盤、1982年、ボストン響とのライヴ(RARE MOTH RM-482S)、1984年のLPOとの東京ライヴ(TDK TDKOC-021)、1989年のLPOとのロンドン・ライヴ(LPO-0014)の6種類が既に発売されておりこれが7種め。これまでで最も若い時の演奏、かつデトロイト響との演奏は初登場だが、ここでも熱狂するテンシュテット節が聴ける。その部分と内省的な点の対比も聴き所で、これまたテンシュテット・ファン必聴の名演。
 微小の音飛びなど、テープ劣化はあるがノイズは少なく、音質良好。
VLL-244
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[CD-R]
スヴェトラーノフ、ロンドン響との
 ショスタコーヴィチ「第5」、初出

 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
エフゲニー・
 スヴェトラーノフ指揮
LSO
 録音:1978年8月28日、エディンバラ音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 スヴェトラーノフによる同曲はこれまでライヴも含め3種が出ているが、全てソビエト国立管との演奏だった。イギリスのオケからこれだけの重量感を引き出すスヴェトラーノフ、やはりただ者でない事がよくわかる。終演後の拍手も熱狂的。
 音質良好だが、終楽章最終部でテープ劣化と思われる箇所あり。
2VLL-245
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[2CD-R]
ヤンソンス&バイエルン放響
 +ラン・ラン、2006年10月ライヴ、初出

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(*)
 リーバーマン:管弦楽のためのフリオーソ
 シベリウス:交響曲第2番
ラン・ラン(P;*)
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:2006年10月、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 今を時めく若手ピアニストのホープ、ラン・ランとのベートーヴェンはやはり面白く、細部まで極めて繊細な表情付けを用い、オケ共々細密画のように構成された演奏には感服する他ない。リーバーマンの出世作「フリオーソ」は導入部と終結部のオスティナートが強烈な印象を残す作品だが、ヤンソンス&当オケ・レベルの演奏家による録音は無かったはずなので、当盤は現代音楽ファンにも喜ばれるだろう。そして彼得意のシベリウスは、文句の付けようがない雄大な名演。
 最新ライヴとしてはヒス・ノイズが多めだが、安定した音質。
VLL-246
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[CD-R]
テンシュテット&ベルリン・フィル、
 1981年の「ロマンティック」、初出

 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1981年12月14日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 テンシュテットによる同曲はこれまでに、当レーベルから発売されている1976年のデトロイト響盤(VLL-243)を皮切りに、1979年のクリーヴランド管ライヴ(SIBERIAN TIGER ST-024/入手困難)、1980年の北ドイツ放響ライヴ(RITARDANDO RIT-5012)、ベルリン・フィルとの1981年EMIスタジオ録音盤、1982年、ボストン響とのライヴ(RARE MOTH RM-482S)、1984年のLPOとの東京ライヴ(TDK TDKOC-021)、1989年のLPOとのロンドン・ライヴ(LPO-0014)の7種類が既に発売されており、これが8種め。当演奏はEMIへのスタジオ録音(1981年12月13日-16日、資料によっては14日は含まれず)と平行して行われた演奏会のライヴだと思われるが、ライヴにもかかわらずテンシュテットの棒に一糸の乱れもなく付いて行っているのは、さすがベルリン・フィル。前出のスタジオ録音との比較も、ファンなら楽しみな演奏と言えそうだ。
 ヒス・ノイズや時折見られるテープ劣化などはあるが、年代を考えれば音質良好。なお第4楽章で、何故か一瞬だけ音質が向上する箇所がある。
VHL-247
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[CD-R]
セル&モリーニ、初出
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 モーツァルト:
  ポストホルン・セレナード(抜粋)(#)
  [第1楽章/第3楽章/第6楽章/
   第7楽章(フィナーレ)]
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 (+)
エリカ・モリーニ(Vn;+)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1969年2月16日(*/#)/1969年(+)、以上ライヴ。ステレオ。(*/#)は初出音源。(+)は過去にLPが出ていた可能性があるが、その演奏の場合でも初CD化。セルは3曲ともスタジオ録音を1度づつ残しているが、中でも珍しいのは(#)で、この演奏がおそらくセルの初ライヴ音盤となる物。また、(*)と(+)もCDではセルの初ライヴ音盤だろう((*)には、TELARC から 1969年8月16日ライヴのCDが発売されていたとするディスコグラフィがあるが、「TELARCが制作に関ったLP」の誤りと思われる。また(#)には、おそらくLPで1969年5月15日&17日の同顔合わせライヴが発売されたことがあるようだ。)。
 セルらしく、どの曲もスタイリッシュで引き締まった名演奏だが、やはり聞き物はモリーニが妖艶なスタイルでソロを務める(+)。モリーニはこの曲をスタジオ録音しておらず(LP既発売の演奏だとすれば)、極めて珍しい。また彼女の既出録音は、曲を問わずこの演奏が最後年と思われ、その意味でも貴重極まりない。
 非常に安定した収録で、年代を考えれば音質良好だが、(#)の第7楽章2分7秒過ぎや、(+)の第1楽章2分50秒過ぎでの音飛び等、元テープ劣化が少々感じられる。
VLL-248
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[CD-R]
カラヤン&BPO 1975年の「ブラ1」、初出
 ブラームス:交響曲第1番
ヘルベルト・フォン・
 カラヤン指揮
BPO
 録音:1975年5月19日、ザルツブルク、ライヴ。ステレオ、初出音源。ただし、アメリカで私家盤が発売されている模様。この日はポリーニとの同じくブラームス「ピアノ協奏曲第2番」が併せて演奏されており、先に同レーベルから発売されている(VLL-60)。
 カラヤンによる1975年の同曲はこれが初登場。極めて堂々とした、円熟期のコンビによる名演を堪能することができる。前年アメリカ・ツアーで行われたカーネギー・ホール・ライヴ(VLL-41)との比較も面白い。
 第1楽章の2分33秒から38秒にかけて、音場が変化する箇所があるが、これを除けば、基本的に音質良好。
VHL-249
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[CD-R]
エリカ・モリーニ、
 セル&オーマンディ、初出あり

 ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(#)
エリカ・モリーニ(Vn)
ユージン・オーマンディ指揮(*)
NBC so.(*)
ジョージ・セル指揮(#)
クリーヴランドo.(#)
 録音:1944年12月13日、スタジオ(*)/1969年、ライヴ(#)。共にモノラル。(#)は初出音源。(*)は同顔合わせによる1944年12月31日の「ライヴ」演奏が DOREMI から発売されているが、同一演奏の可能性有。
 何よりセルが振ったチャイコフスキーが貴重で、彼指揮による同曲というのは意外な事にCDフォーマット初登場。さらに、モリーニによる同曲既出のCDは全て1960年以前の物ばかりで、その意味でも要注目(この顔合わせでは、1964年7月録音とされる LP が発売されたことがあるようだ)。ライヴならではの熱気がひしひしと伝わってくる素晴らしい演奏で、1楽章終了後時で既に盛大な拍手が起こっており、終演後は言わずもがなの熱狂状態。(*)も、原盤からダイレクトに起された音質で若き日の彼女による演奏が楽しめる。ファンの多さに比べて音源が少ないモリーニだが、これは嬉しい発売だ。
 (#)は少々の低域ノイズなどのテープ劣化は感じられるが、明快な録音で音質まず良好。(*)はおそらくアセテート盤からの復刻で、原盤起因によるノイズこそ多いが、ノイズ処理を施した1944年12月31日の既出演奏と比べると、音質は格段に生々しい。
2VLL-250
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[2CD-R]
何とドラティ&デトロイト響と
 カーゾンの共演、初出

 モーツァルト:
  ハフナー・セレナード〜マーチ/
  ピアノ協奏曲第24番(#)
 マーラー:交響曲第1番「巨人」(+)
クリフォード・カーゾン(P;#)
アンタル・ドラティ指揮
デトロイトso.
 録音:1978年3月30日、ライヴ。ステレオ、初出音源。これは珍しい。カーゾンがドラティ&デトロイト響と共演していたとは! さらに3曲共ドラティにとってはディスク初レパートリーとなる作品。
 (#)ではカーゾンに合せたのか非常にしっとりした趣で開始され、アメリカのオケとは思えないほど。もちろんカーゾンのピアノも抒情を湛え、かつダイナミズムにも不足しない。マイクがかなりピアノに近かったようで、カーゾンの細やかなタッチやその素晴らしい音色を存分に堪能できるのも嬉しい。そして、この日のメインだったであろう(+)ではアメリカ・オケならではのパワーが全開、そこを名匠ドラティが上手く手綱をとり、雄大に聴かせる。
 ホワイト・ノイズが少々多く、テープ劣化を感じさせる箇所もあるが明快な録音で、年代を考えれば音質良好。
2VLL-251
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[2CD-R]
ウェルザー=メストの「ブル7」他、初出
 ドビュッシー:遊戯
 ブルックナー:交響曲第7番
フランツ・
 ウェルザー=メスト指揮
クリーヴランドo.
 録音:2003年10月16日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 チューリッヒ歌劇場とのオペラ作品を除くと、日本になかなか最新の活躍ぶりが伝わってこないウェルザー=メスト。このライヴは、彼が2002年から音楽監督を務めるクリーヴランド管とのライヴだが、このコンビでの音盤自体、曲に関らず当盤が初めてではないだろうか。メインのブルックナーは1991年、LPO とのライヴ以来となる録音で、この10年間における彼の成長を実感することができる、緊張感あふれる雄大な演奏。
 音質良好。
2VHL-252
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[2CD-R]
オーマンディ&フランス国立放送管、初出
 ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
 R.シュトラウス:交響詩
  「ティル・オレインシュピーゲルの愉快な悪戯」
 ストラヴィンスキー:
  パストラール(*)/「火の鳥」組曲
 ブラームス:交響曲第2番
ユージン・オーマンディ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1965年6月23日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源|後出: FKM, FKM-CDR636/7 。
 これは珍しいオーマンディとフランス国立放送管の共演。フランスのオケとの共演自体、ひょっとすると唯一だろうか。また、おそらくオーマンディーの音盤初レパートリーとなる(*)が含まれているのもファンには嬉しい。見事な統率力でオケをドライヴしており、馴染みの無いオケとの共演と言う事を全く感じさせない。さすがオーマンディ。
 ヒス・ノイズや軽いテープ劣化はあるが、年代を考えれば音質良好。
2VHL-253
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[2CD-R]
カラヤン、METでの「ラインの黄金」、全曲は初出
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
 テオ・アダム(Br;ヴォータン) シェリル・ミルンズ(Br;ドンナー)
 ドナルド・グローブ(T;フロー) ゲルハルト・シュトルツェ(T;ローゲ)
 ゾルターン・ケレメン(Br;アルベリヒ) アンドレア・ヴェリス(T;ミーメ)
 マルッティ・タルヴェラ(B;ファーゾルト) カール・リッダーブッシュ(B;ファフナー)
 ジョセフィン・ヴィージー(Ms;フリッカ) ジモーネ・マンゲルスドルフ(S;フライア)
 リリ・チューケジアン(A;エルダ) リリアン・ズキス(S;ヴォークリンデ)
 エッダ・モーザー(S;ヴェルグンデ) アンナ・レイノルズ(Ms;フロースヒルデ)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮メトロポリタン歌劇場o.&cho.
 録音:1969年2月22日、メトロポリタン歌劇場、ライヴ。モノラル。「神々の入場〜フィナーレ」のみ、以前 ARKADIA から出ていたが、全曲は今回が初発売。
 カラヤンがメトロポリタン歌劇場に客演した際の珍しいライヴ。カラヤンがメトを振った当曲は、もちろん市販音源では当演奏が唯一だが、他曲でもこの年、1969年3月1日の「ワルキューレ」(ARKADIA 他、廃盤)があるくらいだろう。力のこもった迫真の名演。カラヤンは1967年から1969年まで毎年メトロポリタンに客演しており、初登場となった年、1967年の「ワルキューレ」も音としては残っているようだ。
 本体にも記載がある「 DISC 1 トラック10 」の3分過ぎから約2分間ほどを初め、原盤起因によるノイズが何ヶ所かあるが、この年代の歌劇ライヴとしては音質良好。
VLL-254
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[CD-R]
テンシュット&NYP、初出
 モーツァルト:交響曲第35番(*)
 シューマン:交響曲第3番(#)
クラウス・テンシュテット指揮
NYP
 録音:1988年1月(*)/1986年11月(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
 (*)は年代からすると意外だが、テンシュテットによるこれまでで最後年の同曲。極めて整った演奏だが、彼らしく緩急取り混ぜた名演となっている。(#)はテンシュテットにとって珍しい曲目で、ライヴはこれが2種目。同じくNYPとの1985年4月11日のライヴ(HARVEST CLASSICS HC-06010; 廃盤)が先に発売されている。テンションを高く保ちつつもロマンの香り漂う、こちらもテンシュテットらしい名演奏。
 (*)は音質まず良好。(#)は年代としてはこもりがちで、第4楽章に少々音飛びがあるが、高い芸術性は問題なく伝わってくる。
VHL-255
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[CD-R]
セル&クリーヴランド管〜
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集、初出

 ピアノ協奏曲第1番(*)/
 ピアノ協奏曲第2番(#)
ルドルフ・
 フィルクシュニー(P;*)
グラント・ヨハネセン(P;#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1968年1月11日(*)/1970年4月23日(#)。共にステレオ、初出音源。
 セルと共演した音盤はほとんど出ていない2人のピアニストによるベートーヴェン2曲。曲想にもよるのか共にチャーミングな出来で、世評も高い名手フィルクシュニーによる(*)は、特に巧さが際立っている。(#)のヨハネセンとの共演音盤は、おそらくこれが初登場。
 共に微小な混線音やテープ劣化が感じられ、(#)は音質が極端に変化する箇所や音飛びもあるが、全体には音質まずまず。
VLL-256
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[CD-R]
クレーメル、ヤンソンス&バイエルン放響、
 2006年最新ライヴ、初出

 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番(*/#)
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ より
     (アンコール)(#)
 R.シュトラウス:「ばらの騎士」組曲(*)
ギドン・クレーメル(Vn;#)
マリス・ヤンソンス指揮(*)
バイエルン放送so.(*)
 録音:2006年10月20日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ファンにはたまらないクレーメル&ヤンソンスの最新ライヴ。共に精緻な名演を聴かせているが、特にアンコールで弾かれたクレーメルのイザイは鋭利な切れ味で迫る。
 ヒス・ノイズが感じられるが、音質良好。
VLL-257
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[CD-R]
カルロス・クライバー、1972年5月27日
 ケルン放響ライヴ、久々の再発曲あり

 ハイドン:交響曲第94番
 ベルク:「ヴォツェック」〜3つの断章(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番
グウェンディ・ファイン(S;*)
カルロス・クライバー指揮
ケルン放送so.
 録音:1972年5月27日、ライヴ。(*)の第1曲&第2曲のみモノラル、あとはステレオ。
 (*)は現在、既出盤全てが廃盤となっている。残りは MEMORIES 等の他レーベルから発売があるものだが、同日の演奏がまとめて1枚で発売されるのも、Curtain Call というレーベルから発売されて以来久しぶり。ステレオ収録分の音質は既出の物より明瞭に聞こえるし、モノラルの物もはっきりした音で、鑑賞には全く支障がない。
 年代を考えれば音質良好。
VLL-258
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[CD-R]
カラヤン&BPO、1966 (1957) & 1973、初出
 R.シュトラウス:ドン・ファン(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年4月22日〔とあるが、実際には1957年11月3日の演奏であるらしい〕(*) /1973年11月2日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。このコンビは、いずれの時期にも来日公演を行っている。
 まず(*)は、絵画的な趣を持った同曲を雄大なスケールで描き切る。片やベルリン・フィルと安定した関係を構築した時期の(#)は大迫力で迫り、終演後の歓声も、まさに怒号に近い(すぐにフェード・アウトするが)。2曲とも当時のカラヤンを思い起こすファンの方も多いであろう、記憶に残るべき名演。
 年代を考えればどちらも音質良好。ただし(#)の第4楽章5分過ぎに、マスタ−起因のディジタル・ノイズが少し混入する。
VLL-259
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ケルビーニ:「アナクレオン」序曲(*)
 プロコフィエフ:交響曲第5番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.(*)
ミュンヘンpo.(#)
 録音:1972年11月2日(*)/1990年2月1日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。(#)は、先に同日に演奏されたチャイコフスキー「悲愴」が、RARE MOTHから発売されている(RM-535S)。
 (*)では穏やかな場面と迫力ある場面のあまりのギャップが、チェリの音楽性の高さを面目躍如に表わしている。(#)はEMIから発売された演奏(1990年2月3日)の直前に行われたライヴだが、マニアの中にはEMI盤以上に高く評価する人もいる演奏。2曲とも万全とはいえない録音状態ながら、その音楽にはぐいぐいと引き込まれてしまう。
 (*)は少々のノイズ変動等があり、(#)はイン・ホール録音と思われ、第1楽章に会場での大きなノイズもあるが、年代や条件を考えれば音質共にまず良好。
VHL-260
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[CD-R]
ゼルキン&セル、1967年?
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ルドルフ・ゼルキン(P)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1967年4月21日(となっているが、演奏会記録からは確認出来ない。1968年4月21日ならば演奏記録あり)、ライヴ。モノラル、初出音源。既出盤では、スタジオ録音の直前に行われた1968年4月18日のもの (ILLMINATION ILL-SZE-22/3) があったが、もしかすると同一演奏なのだろうか。
 スタジオ録音でもお馴染みの顔合わせによるライヴ。熱血のセル、慎重なゼルキンと言った趣で開始されるが、次第にゼルキンも燃え、第1楽章最終部の凄まじさは他に例を見ない(思わず拍手が起こっている)。落ち着いた第2楽章を経て、第3楽章でも深遠さを湛えつつ終局に向かって盛り上がる様は、やはり感動を呼ぶ。
 年代を考えれば音質まず良好。
VHL-261
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[CD-R]
セル&モリーニ、初出
 モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲(*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(#)
 モーツァルト:交響曲第40番(+)
エリカ・モリーニ(Vn;#)
ジョージ・セル指揮
NYP(*/#)、
クリーヴランドo.(+)
 録音:1951年12月30日(*/#)/1970年4月(+)。ともにモノラル、ライヴ、初出音源。
 特に聞き物なのはモリーニとの(#)。モリーニもスタジオ録音を残さなかった作品で、先に当レーベルから同じくセル指揮、クリーヴランド管と共演した1969年のライヴ(VHL-247)が発売されているが、やはり18年ほど前の当録音の方が闊達に弾いており、セルの指揮スタイルとぴったり合っている。(+)はセル最後の録音となった東京ライヴの1か月ほど前にあたる演奏で、その意味でも貴重な物。
 1951年録音分はアセテート盤からの復刻のようで、原盤起因のノイズはあるが音自体はしっかり記録されている。1970年録音分もモノラルではあるが音質まず良好。
VLL-262
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[CD-R]
テンシュテット、ハイドン「驚愕」
 &ラヴェル「ボレロ」の初音盤、
  さらに「アルト・ラプソディ」初ライヴ!

 ブラームス:アルト・ラプソディ(*)
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」(#)
 ラヴェル:ボレロ(+)
モーリーン・フォレスター(S;*)
クラウス・テンシュテット指揮
ボストンso.(*)、
タングルウッド祝祭cho.(*)、
フィラデルフィアo.(#/+)
 録音:1983年7月29日、タングルウッド(*)/1987年(#/+)(1987年1月31日?)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。(#)と(+)はテンシュテットの初音盤レパートリー曲。(*)もライヴは音盤初登場の曲目と思われる。
 これはテンシュテット・マニア必見! まず(#)は、1984年の来日時にロンドン・フィルと演奏した記録はあるが、これまでに発売されたことはない。また(+)については、ラヴェル自体ほとんど振らなかった彼の、しかもこの名曲というだけで十分、終演後のは口笛も飛び交う熱狂ぶり。さらに(*)も、これまではEMIのスタジオ録音があっただけのはず。3曲とも、元々演奏会でもほとんど取り上げなかった曲のようなので、マニアなら必聴としか言いようがない。
 (*)には原盤起因によるピチ・パチ・ノイズがあるが、他も含め音質自体は良好。
VHL-263
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[CD-R]
ミュンシュ&ロス・フィル、
 共におそらく初ライヴ音盤曲、初出

 J.S.バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第3番(*)
 ブラームス:交響曲第4番(#)
シャルル・ミュンシュ指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1966年2月10日(*)/1966年2月3日(#)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。
 これは珍しいミュンシュとロス・フィルとの共演が登場。共にボストン響とのスタジオ録音がある曲目だが、ロス・フィルとは初、しかもライヴはこれまで発売されたことがなかったはず。珍しい顔合わせながら、全てを自らの色に染め上げるのはさすがミュンシュで、特に力の入った(#)の第3楽章では唸り声も聞こえ、終演後の大きな拍手も歓声を伴っている。
 ノイズやテープ劣化は微小で、年代を考慮すれば音質良好。
VLL-264
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[CD-R]
ムーティ&スカラ座管の「ブル7」、初出
 ブルックナー:交響曲第7番
リッカルド・ムーティ指揮
ミラノ・スカラ座o.
 録音:1993年、ミラノ、ライヴ。ステレオ、初出音源。海外では私家盤が出ている演奏のようだが、このコンビによる同曲音盤は初登場。ムーティによる同曲は、1996年のウィーン・フィル盤がBELSONA CLASSICSから発売されていた(BECL-0015/0016;廃盤)。
 おそらくムーティにとっては2種めとなる「ブル7」、そしてオケも何と「スカラ座管」、ところが演奏は、その珍しさからは想像もつかない正統派という、非常に興味深い内容となっている。もちろんイタリアのオケらしさが皆無というわけではなく、燃え上がるべき所では完全燃焼しており、その意味でも聴き物。
 音質は良好だが、小音量ながら全体に持続低域ノイズあり。
VLL-265
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[CD-R]
クーベリック&フランクフルト放響、初出〜
 スメタナ:交響詩集

 交響詩「ハーコン・ヤルル」 Op.16 (*)/
 交響詩「リチャード3世」 Op.11 (#)/
 交響詩「ヴァレンシュタインの陣営」 Op.14
ラファエル・クーベリック指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1970年代(おそらく1972年6月30日)。ステレオ、初出音源。このコンビによる音盤は3曲とも初登場。クーベリックはこの3曲を同年の1972年にバイエルン放響とDGへ録音していたほか、1940年代にもチェコ・フィルとの録音が残されている。
 「我が祖国」が有名すぎてあまり顧みられることがない当盤の3曲を、クーベリックは極めて劇的にまとめ上げている。おそらく放送用のスタジオ録音と思われるが、同時期のバイエルン放響盤(DG)との比較も、マニアなら楽しみたい。
 (*)の4分27秒過ぎや(#)の5分40秒過ぎ等で15秒ほど混線のようなノイズが入り、テープ劣化ノイズも皆無ではないが、年代を考えれば音質良好。
2VLL-266
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[2CD-R]
テンシュテット&LPO、
 マーラー「復活」、ライヴ初出

 マーラー:交響曲第2番「復活」
ヘザー・ハーパー(S)
ドリス・ゾッフェル(Ms)
クラウス・テンシュテット指揮
LPO
 録音:1981年5月10日、ライヴ。ステレオ、初出音源。世紀の名演とされる1980年ハンブルク北ドイツ放響盤(MEMORIES ME-1025/6)に続くライヴとなる物。
 テンシュテット、同曲3種目の演奏が登場。EMIへ残されたスタジオ録音直前のライヴで、ソプラノがマティスからハーパーに替わった以外は同一メンバーによるものだが、熱血のテンシュテットがその力を100%出し切っており、第1楽章の開始部からしてテンションがただ者ではない。その迫力は、決して最上とはいえない音質を越えて聞き手に迫る。
 散発ノイズやテープ劣化がある上、第5楽章最終部で音質が極端に悪化するのは惜しい。また、全体に何故か高音域が極めて強調された状態で収録されており、そのまま聞くとヒス・ノイズが大変多いが、高域を絞れば音質まず良好。
VHL-267
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[CD-R]
ラインスドルフ&ボストン響、初出
 シューマン:ファウストの死
  (ゲーテの「ファウスト」からの情景)(*)
 ブラームス/シェーンベルク編:
  ピアノ四重奏曲第1番(管弦楽版)(#)
ヘルマン・プライ(Br;*)
ジョシュア・ヘクト(B;*)
エーリヒ・
 ラインスドルフ指揮
ボストンso.
 録音:1963年3月9日(*)/1962年11月17日(#)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。
 ともに比較的珍しい作品&版だが、ラインスドルフは得意としていたようで複数の録音が残っているようだ。ここではボストン響のしっかりとした構築力による力強い演奏が聞ける。特に(*)でのプライの参加は嬉しい所。
 年代としては音質良好だが、(*)に時折音飛びが聴かれる。
VHL-268
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[CD-R]
クリップス&NYP 1964年ライヴ、初出
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 ヒンデミット:画家マティス
ヨーゼフ・クリップス指揮
NYP
 録音:1964年10月、ライヴ。モノラル、初出音源。
 クリップスはこれまでヒンデミットを全く録音しておらず、これが作曲家レベルでの初音盤。また、「田園」はEVEREST へのスタジオ録音があっただけのはずで、ライヴはこれが初登場と思われる。幾つかのライヴがあるとはいえ、縁が深かったとはいえないNYPを、これだけドライヴし切る力量はさすが。
 年代を考えれば音質まず良好だが、大音量時には少々歪みが出る。
VHL-269
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[CD-R]
ミュンシュ&ボストン響、初音盤曲&初出あり
 モーツァルト:
  ディヴェルティメント第15番(*)
 J.S.バッハ:カンタータ第51番(#)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(+)
ベサニー・ビアズリー(S;#)
クララ・ハスキル(P;+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1956年(*/#)/1956年11月9日(#)、以上ライヴ、モノラル。(*)と(#)は初出音源。(+)は MUSIC AND ARTS から発売されている物。
 (*)と(#)はミュンシュ初音盤の作品で、ファンなら必聴。大時代的な演奏ではあるが、指揮者&オケの力量とあいまって現代のリスナーにも訴える力を持っている。(+)は既出の演奏だが、ハスキルがいつもながらに幽玄的なすばらしさ。既出盤は低域持続ノイズが多かったが、当盤ではかなり聞きやすくなっている。
 年代を考えれば音質良好。
2VLL-270
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[2CD-R]
ミンコフスキ&スウェーデン放響、初出
 ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
 ハイドン:交響曲第104番
 オッフェンバック:
  チェロ協奏曲「軍隊風」(*)/
  「ホフマン物語」〜舟歌(*)
ジェローム・ペルノー(Vc;*)
マルク・ミンコフスキ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:2007年2月16日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ピリオド奏法を意識して、ノン・ヴィブラートとしている所がいかにもミンコフスキらしい。オッフェンバックの協奏曲はペルノーと ARCHIV へ既に録音(オケはレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル)しているが、押し並べてライヴならではの高揚感もプラスに働き、聞いていて楽しい演奏会となっている。チェロとオケと言う編成は珍しいと思われるアンコール(?)のホフマンの舟歌も、極めて美しい。
 音質良好だが、持続ノイズあり。
2VLL-271
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[2CD-R]
ハイティンク&バイエルン放響
 2006年8月ライヴ、初出

 ハイドン:交響曲第86番
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルン放送so.
 録音:2006年8月23日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 名匠ハイティンクが、現代オケを思う存分ドライヴし、隙無く仕上げたライヴ。特に迫力あふれるショスタコーヴィチは聞き応えがある。
 音質良好だが、小さめながらヒス・ノイズ等あり。
VLL-272
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[CD-R]
クーベリック&NYPのブル3、初出
 ブルックナー:交響曲第3番
ラファエル・クーベリック指揮
NYP
 録音:1982年4月26日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 クーベリックの同曲は有名なバイエルン放響との2種の演奏(AUDITE;1970年/SONY;1980年)と若き日のコンセルトヘボウ管との演奏(NM CLASSICS;1954年)に続き、当盤が4種めで意外にも最も後年の演奏、かつ唯一のアメリカ・オケとの同曲と言うことになる。
 コアなマニアがクーベリックの4種の当曲中、最上位にランクするライヴというだけあって、彼晩年の腰の座った解釈に加え、ニューヨーク・フィルのアンサンブルもプラスに働き、ライヴの高揚感も申し分ない。
 第1楽章の5分35秒から数秒間、数小節分?の音とびがあるのは残念だが、それ以外の音質は年代を考えれば良好。
VLL-273
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[CD-R]
アバド&シカゴ響とゼルキン、初出
 ベートーヴェン:
  「プロメテウスの創造物」序曲/
  ピアノ協奏曲第4番(*)
ルドルフ・ゼルキン(P;*)
クラウディオ・アバド指揮
シカゴso.
 録音:1981年9月、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 当時ベルリオーズの幻想交響曲など、今日でも名盤とされる録音を残したシカゴ時代のアバドだが、確かベートーヴェンは全く録音しなかったのではないかと思われる。まだ40歳代だった壮年期の彼らしく、熱いパッションにあふれる演奏で、特にライヴとしては最晩年の演奏となるゼルキンも、それに良く答えている。その極めて美しいピアノも特筆物。
 ヒス・ノイズはあるが、年代を考えれば音質良好。ただしトラック4で2ヶ所ほどの音飛びがある。
VLL-274
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[CD-R]
マゼール&ピッツバーグ、
 1995年イギリスでの「合唱」

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ニーナ・ラウティオ(S)
リンダ・フィニー(Ms)
ジョン・ホートン・マレイ(T)
グレッグ・ベイカー(B)
ロリン・マゼール指揮
ピッツバーグso.
 録音:1995年9月10日、イギリス、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 マゼールが、大学時代を過ごしたピッツバーグのオケとロンドンに乗り込んだ際の演奏会。1984年以来この翌年の1996年までこのオケの音楽監督を務めた彼だが、その末期に当たるだけあってきわめて充実した内容となっており、精緻かつ緊張感ある名演。特に、雄大に歌わせた第4楽章が聴き所で、秀演後の爆発的歓声も聴衆の興奮ぶりを伝えている。
 音質良好だが、第1楽章の7分40秒や、第3楽章3分29秒等に音飛びがあるのは残念。
2VLL-275
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[2CD-R]
J=C.カサドシュのマーラー「第3」、初出
 マーラー:交響曲第3番
ダグマル・ペツコヴァー(Ms)
ジャン=クロード・
 カサドシュ指揮
リール国立o.、
ロンドン・フィルcho.
 録音:2006年11月23日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 彼のマーラーは FORLANE への第4番などがあったが、第3番はこれが確か初登場。チェコのメゾ、ペツコヴァーを起用してのライヴだが、極めてスケールの大きな演奏に仕上がっている。
 音質良好だがヒス・ノイズあり。
VLL-276
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[CD-R]
メッツマッハー&フランス国立管
 2007年ライヴ、初出

 ルディ・シュテファン(1887-1915):
  管弦楽のための音楽(1910)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 [アンコール]
   シューベルト:即興曲 Op.90 No.3
アレクセイ・ヴォロディン(P)
インゴ・メッツマッハー指揮
フランス国立o.
 録音:2007年1月15日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 主にドイツを活躍の場とするメッツマッハーがフランスのオケに客演するのは珍しいが、ここでも得意とする近現代物を1曲目に持って来ている。この作品は、従軍中ロシア兵に狙撃され夭折したシュテファンの代表作で、シューリヒトも録音しているほど。ロシアの若手ヴォロディン(1977-)とのベートーヴェンは、極めて堅実な所を見せる。
 音質は良好だが、ヒス・ノイズが多め。
VHL-277
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[CD-R]
グルダ&コンヴィチュニー、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(*)
 チャイコフスキー:交響曲第4番(#)
フリードリヒ・グルダ(P;*)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1961年8月4日、ザルツブルク、ライヴ(*)/1960年4月23日(#)。以上モノラル、初出音源。
 これは珍しい共演によるライヴ。コンヴィチュニーとこのオケの顔合わせも比較的珍しいが、更にグルダとの演奏というのは当曲が一期一会の機会だったと思われる。(#)は先に同1960年3月24日のベルリン放送響とのライヴが出ている(WEITBLICK SSS-0008-2)上、ほぼ同時にPROFILからも1953年のライヴがアナウンスされた(PH-07005)が、当盤では全曲を40分弱で駆け抜けた名演を聴かせる。
 (*)はヒス・ノイズは多めだが音はしっかりしており、グルダの美音もよく捉えられている。(#)は年代を越えた音質で、モノラルである以外の不満は感じられない。
VHL-278
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[CD-R]
セル + ゼルキンのベートーヴェン、初出
 ベートーヴェン:
  「エグモント」序曲(*)/
  ピアノ協奏曲第4番(#)
ルドルフ・ゼルキン(P;#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1967年4月10日、ライヴ。モノラル(*)/ステレオ(#)、初出音源。
 意外にも、ゼルキンとセルが組んだベートーヴェンのピアノ協奏曲と言うのはこれまで全く音盤化されたことがなかったようだ。晩年まで鋭利な解釈を崩さなかったセルと、壮年期のゼルキンが流れるような、それでいてパワーにあふれた名演を繰り広げる。第3楽章最終部の快速ぶりは特筆物。
 同日の演奏ながら条件が異なる。モノラルの(*)はテープ回転ムラや低域持続ノイズ等で聞き辛い。ステレオの(#)は音自体は良いが、片チャンネルの音が消えたり、ジリジリ・ノイズ混入等のテープ劣化が進んでいるのは残念。
2VLL-279
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[2CD-R]
マゼール&NYP、2007年10月最新ライヴ、初出
 チャイコフスキー:
  ヴァイオリン協奏曲(*)/交響曲第4番(#)
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn;*)
ロリン・マゼール指揮
NYP
 録音:2007年10月、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 マゼールと、彼が音楽監督を務めるNYPの最新ライヴで聞くチャイコフスキー。若手注目株ヤンセンを迎えた(*)も含め白熱の名演だが、特に前者は第3楽章後半以降での音質劣化が惜しい。
 音質良好だが軽いヒス・ノイズと、2枚とも後半での周期的ノイズ混入((#)は微小)もあり。
VLL-280
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[CD-R]
マゼール&NYP、2005年ライヴ、初出
 ショーソン:詩曲(*)
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ(*)
 ラヴェル:ボレロ
リサ・バティアシュヴィリ(Vn;*)
ロリン・マゼール指揮
NYP
 録音:2005年3月10日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 マゼール&NYPのフレンチ・プログラム。グルジア生まれのバティアシュヴィリは、これがNYPとのデビュー公演だった。NYPの能力をフルに生かしたマゼールの手腕に、終演後は大歓声が沸き起こる。
 音質良好だが微小なヒス・ノイズあり。
VHL-281
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[CD-R]
シャルル・ミュンシュ稀少録音集、初出あり
 ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-4 (*)
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番(#)
 ドビュッシー:海(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.(*/#)、シカゴso.(+)
 録音:1964年2月〔1964年2月1日〕、モノラル(*)/1964年7月19日〔となっているが、実際には1963年7月19日〕、ステレオ(#)/1967年〔1967年7月15日〕、ステレオ(+)。(*)と(#)は初出音源。(+)は 000 CLASSICS から TH-095で出ている物と思われる。
 ミュンシュの貴重なレパートリーを集めた一枚。(*)はおそらくミュンシュの初レパートリー作品で、(#)もライヴは初めてのはず。特にこのバッハは、ミュンシュの大興奮ぶりが良く伝わってくる名演。各楽器の表情までもが細部にわたって聞き取れ、当時の聴衆の気分に浸れること請けあい。
 ステレオの2曲は大変しっかりした録音で、経年によるテープの不安定な箇所こそあるが音質良好。(*)はそれよりは落ち音質まずまず。
VLL-282
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[CD-R]
アーノンクール&南西ドイツ放響、初出
 ハイドン:交響曲第100番 ト長調「軍隊」
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(*)
ミハエラ・マルティン(Vn;*)
ニコラウス・アーノンクール指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:不祥、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 アーノンクールがこのオケを指揮していたのは1980年代初めまでと思われるが、この演奏では大音量の打楽器や金管、ピリオド・オケを思わせる奏法等、近年の演奏を窺わせる部分もある。極めてアグレッシヴな名演で、ハイドンは大迫力、(*)ではルーマニアの奏者と思われるマルティンが好演。
 音質自体は良好だがハイドンの第1楽章冒頭等、経年による傷が数ヶ所ある他、後半で周期ノイズが入る部分あり。
VLL-283
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[CD-R]
ジュリーニのケルビーニ、初出
 ケルビーニ:レクイエム ハ短調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
シカゴso. & 同cho.
 録音:1967年2月23日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ジュリーニによる珍しい作品。ただ彼にとっては1952年、英コロムビアへの初録音曲、同時に初のスタジオ録音曲となった作品(未CD化)で、思い入れがあったと思われる。彼の指揮する宗教作品に共通する荘厳さはここでも健在で、アメリカのオケならではの壮麗な音色も聴き物。
 大音量時の歪みなど、年代起因による傷が少しあるが、音質まず良好。
VHL-284
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[CD-R]
何とバルビローリとゼルキンの共演! 初出
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15
ルドルフ・ゼルキン(P)
ジョン・バルビローリ指揮
NYP
 録音:1936年12月13日、ライヴ。モノラル、初出音源。
 ゼルキン33歳&バルビローリ37歳と言う、共に若かりし頃の共演が登場。マニアならご存じのとおり、この両者の共演というのは何故か全く存在しなかっただけに、待望の登場だ。ゼルキンは、1936年2月がアメリカ・デビューだったというから、正にその年の演奏。まだこの頃は、彼の録音はブッシュとの室内楽が中心だったので、協奏曲でも貴重と言える。バルビローリの方も、この曲は後年EMIへバレンボイムと入れたスタジオ録音しかなかったので、これまた貴重。序奏部では、まずバルビローリが精一杯飛び出し、片やゼルキンは円熟期を思わせるように慎重にスタートするが、次第に熱気を帯び、共に高揚感あふれる名演を創り出している。第1楽章で思わず拍手が起きるのも会場の興奮ぶりを伝える。
 アセテート盤への収録のようで、年代に起因する歪みや雑音は少しあるが、全般的には音質良好。ただし1楽章の6分38秒過ぎに四十数節分の欠落があったり(一旦フェード・アウトしているため、盤を替えたためによる物か)、第2楽章や第3楽章の冒頭が数小節づつ欠けているなど、当時の収録条件に起因する不備も時折見受けられる。
2VLL-285
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[2CD-R]
ヤーコプス&フライブルク・バロック管の
 モーツァルト・ライヴ、初出

 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲/
 交響曲第38番 ニ長調K.504「プラハ」/
 アリア「もうたくさんだ、お前は勝った」K.486a (*)/
 アリア「哀れな私、どこにいるの」K.369(*)/
 交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
ローズマリー・ジョシュア(S;*)
ルネ・ヤーコプス指揮
フライブルク・バロックo.
 録音:2006年4月24日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ヤーコプスによるモーツァルトの交響曲は、HMFから2006年8月の当盤と同じ2曲が発売されて大きな話題となったが、当盤ではその4か月ほど前のライヴが聴ける。HMF盤以上に緊張感あふれる引き締まった音楽作りで、これはファン必聴。2曲のアリアで共演するジョシュアは、「フィガロの結婚」の録音等でヤーコプスに重用されているソプラノで、彼女の芯の通った声も聴き物。
 ヒス・ノイズがあるが、音質は良好。
VLL-286
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[CD-R]
ホルヘ・ボレットのベートーヴェン!、初出
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調K.543(#)
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37(*/#)
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと
       華麗なる大ポロネーズ(*)
ホルヘ・ボレット(P;*)
フレデリック・
 ウォルドマン指揮(#)
ムジカ・エテルナ(#)
 録音:1976年1月7日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 これは珍しいボレットのベートーヴェン。ロマン派を主なレパートリーとした彼はベートーヴェンを全く録音しておらず、作曲家レベルでの初音盤レパートリー。慣れない曲目であるはずなのに、堂々と名演を繰り広げるのはさすがの一言。アンコールと思われるショパンは手慣れた物で、雰囲気あふれる美演。意外に面白いのがモーツァルトで、確かなアンサンブルは奏者たちの実力を感じさせる。
 ノイズはあるが、音自体はまず良好に記録されている。
VLL-287
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[CD-R]
クリヴィヌ&モンテ・カルロ・フィル、初出
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
モンテ・カルロpo.
 録音:2007年、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 クリヴィヌがモンテ・カルロ・フィルへ客演した際のライヴ。快速なテンポで突き進む切れ味鋭い演奏で、ドイツ的重厚さとは一線を画すが、オケの持つ南欧的風味とあいまって、説得力ある秀演となっている。
 微小なヒス・ノイズがあるが、音質良好。
VLL-288
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[CD-R]
ネルソン・フレイレ
 フランスでのブラームス、初出

 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83/
  間奏曲 イ長調Op.118 No.2
ネルソン・フレイレ(P)
マルク・アルブレヒト指揮
ストラスブールpo.
 録音:2006年10月28日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 フレイレは既にシャイー&ゲヴァントハウス管のバックを得て、DECCAへ同曲を録音しているが、ここでも円熟の渋味を生かして雄大なブラームスを描き出す。指揮者のアルブレヒト(1964-)は、Arte Nova へ フルトヴェングラーの交響曲を録音したゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒトの息子だが、来日経験もあり、既に父を超えているのではという声も高い期待の新星。同オケの音楽監督を務めているだけあって、フレイレ以上にドイツ的世界を構築している。
 音質自体は良好だがヒス・ノイズや散発ノイズ等あり。
VHL-289
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[CD-R]
シューリヒトとゼルキンの共演!、初出あり
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(#)
ルドルフ・ゼルキン(P;#)
カール・シューリヒト指揮
VPO
 録音:1956年12月16日(*)/1962年6月10日(#)、以上モノラル。(#)は初出音源。(*)はHOSANNA からHOS-25 で発売されている物だが、日付は1956年11月16日とされていた。今回の日付の方が正しいようだ。
 (*)はよく知られた演奏で、シューリヒトの美質が発揮された名演。おそらく一期一会の機会だったと思われる、ゼルキンと組んだ注目の(#)は、残念ながらかなり原盤に痛みがあり、周期ノイズや数分単位の欠落など問題がある。しかしながら、まだ壮年期のゼルキンが一心に弾き、シューリヒトが見事に脇を固めたこの名演は、ファンならば一聴する価値は十分にある。
 (*)は音質良好。(#)は全般に時折ある音飛び以外に、第1楽章開始〜終了間際の周期ノイズ&10分37秒での数小節音飛び等、第2楽章7分過ぎで数小節音飛びが2度、第3楽章1分15秒位まで音飛びと数分間の欠落(そのため第3楽章は約5分しか収録されていない)等々、原盤に傷が多いが音自体は聞きやすい。
VLL-290
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[CD-R]
ジュリーニ&ロス・フィル + ペライア、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
マレイ・ペライア(P;*)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1979年11月、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 特筆物は「田園」で、オケの実力もあいまって豪放な演奏が聞ける。ペライアとの(*)はしっとりと抒情を湛えた演奏。
 ヒス・ノイズが目立つが、音自体は割合しっかりと記録されている。
VHL-291
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[CD-R]
ライナーの珍しいライヴ、初出
 ハイドン:交響曲第101番「時計」(*)/
      交響曲第94番「驚愕」(#)
 ウェーバー:舞踊への勧誘(+)
 ライナーへのインタビュー(**)
フリッツ・ライナー指揮
シカゴso.
 録音:1963年(*)/1954年(#)/1957年〔1957年7月2日〕(+)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。
 ライナーがシカゴ響を振った珍しいライヴ集。3曲とも彼のライヴは初登場だと思われるが、特に珍しいのは(#)で、オケを指揮した物としては彼のディスク初レパートリー(1920年代に「2台ピアノ版を指揮したピアノ・ロール」という妙な録音を残しているが、形態やLPにすら復刻されていないことを考えれば除外しても問題ないだろう)。(+)は曲末の独奏に入る前で拍手が起ってしまうが、これも当時の雰囲気を感じることができて微笑ましい。
 低域ノイズ、ドロップ・アウトやテープの伸び等の劣化が(*)で、ハムが(#)で特に目立つが、音自体はしっかりと収録されている。
2VLL-292
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[2CD-R]
マゼール指揮のブラームス「ピアノ協奏曲集」
  + ブロンフマン&ペライア、初出

 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第1番(*)/ピアノ協奏曲第2番(#)
 シューベルト:即興曲 変ホ長調D.899-2(+)
イェフィム・ブロンフマン(P;*)
マレイ・ペライア(P;#/+)
ロリン・マゼール指揮(*/#)
バイエルン放送so.(*/#)
 録音:1998年2月9日(*)/1998年2月13日、ガスタイク、ミュンヘン(#/+)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
 極めて近い日付において同一指揮者&オケ、かつ別ピアニストでブラームスのピアノ協奏曲が2曲とも演奏されたという珍しい記録。(*)はゆったりと大きなスケールで弾きこなすブロンフマンを、(#)は並々ならぬ気力で挑むペライアを、共にマゼールがしっかりと支えており、どちらもファンにとっては最良の演奏。また、(#)のアンコールで演奏された(+)も協奏曲での余韻を残し、熱のさめやらぬ美演となっている。
 (*)でプチ・ノイズと音飛びが時折、(#)の第1楽章13分半過ぎ&第2楽章6分前に音飛びが、其々聴かれるが、音自体は良好な記録。
VLL-293
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[CD-R]
ヴァーツラフ・ノイマン、NYPとの初出あり
 ドヴォルジャーク:交響曲第7番(*)
 フランク:交響曲(#)
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
チェコpo.(*)、NYP(#)
 録音:1981年(*)/1984年4月7日(#)、以上ライヴ、ステレオ。(#)は初出音源。(*)は以前SARDANAから SACD-288 で発売されていた1981年8月4日のライヴではないかと思われる。
 初出となる(#)は極めて珍しいニューヨーク・フィルとの共演。流暢な音楽作りはここでも健在で、オケのパワーもプラスに働き、豪華な音の洪水を堪能できる。既出音源ながら(*)で見せる華麗なる大胆さも特筆物。
 共に音質良好だが、(*)の第1楽章8分19秒の音飛び等、年代起因の劣化は少々ある。
2VLL-294
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[2CD-R]
クーベリック&クリーヴランド管の
 ブル6! 他、1980年ライヴ、初出

  ハイドン:交響曲第99番(*)
  ブルックナー:交響曲第6番(#)
ラファエル・クーベリック指揮
クリーヴランドo.
 録音:1980年3月27日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 当レーベルから発売されている1971年のブル8(VLL-118)に続く、クーベリック&クリーヴランドのブルックナーが登場。カップリングのハイドンは、バイエルン放響との2種の1982年ライヴ(ORFEO D'OR ORFEOR-206891[1982年5月4日]/GNP GNP-61[1982年9月7日])が有名だが、2曲ともクリーヴランド管を振った音盤はこれが初登場。アメリカ・オケの力強さを生かし、かつ端麗な名演に仕上がっている。
 ヒス&散発ノイズ、(*)の導入部や(#)第2楽章14分付近の音揺れ等々、マスターの劣化はあるが、音自体は大音量でもしっかりと記録されている。
2VLL-295
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[2CD-R]
ドゥダメル&アンスネス、2007年ライヴ、初出
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番
レイフ・オヴェ・
 アンスネス(P)
グスターボ・ドゥダメル指揮
フランス放送po.
 録音:2007年10月5日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 話題沸騰のドゥダメル、フランス放送フィル、そしてアンスネスと、注目のアーティストたちによる力強い名演。特にベートーヴェンはクライバー以上かと思わせる快速の名演。
 音質自体はまず良好だが、ヒス・ノイズがかなり多く、(*)では第1楽章4分20秒に音飛びがあり、3分過ぎ以降4分半ほどまで周期ノイズが混入する。
2VHL-296
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[2CD-R]
スタインバーグ&NYP、初出
 ベルリオーズ:
  「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲(*)
 ヤナーチェク:
  シンフォニエッタ(第1楽章欠落)(#)
 ヒンデミット:ピッツバーグ交響曲(+)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(+)
 メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番(**)
ルドルフ・ゼルキン(P;**)
ウィリアム・スタインバーグ指揮
NYP
 録音:1966年1月(*)/1967年1月(#)/1967年11月(+)/1965年4月(**)、以上ライヴ。(**)のみモノラル、全て初出音源。このコンビによる(#)には、1967年(月&日付不明)の全曲演奏 (WORLD MUSIC EXPRES WME-S/M-1109) があるが、異なる録音のようだ。
 スタインバーグが1965年から1967年にかけてニューヨーク・フィルを振った記録で、(**)を除き、このオケの首席客演指揮者を務めていた時期に当る。まずベルリオーズでの迫力に驚かされる。また、米 COMMAND CLASSICS へピッツバーグ響を振って録音していた(+)も、得意にしていた曲目でエネルギーあふれる明快な美演。また(**)は、ゼルキン唯一の同曲ライヴと思われ、その意味でも貴重。
 年代起因の劣化が特に(#)で目立ち、ノイズや音飛びなどはあるが、基本的には音質良好。
VLL-297
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[CD-R]
ヤンソンス&バイエルン放響、
 パリでの「ブル7」、初出

 ブルックナー:交響曲第7番
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:2007年10月29日、パリ、ライヴ。ステレオ、初出音源。1か月ほど前、2007年9月28日ミュンヘンでのライヴがHARVEST CLASSICS から発売されている(HC-06109; 廃盤)
 ヤンソンスにとっては2種目の同曲。バイエルン放響を引き連れたパリでの演奏であり、ファンの興味は尽きない。
 音質は良好だが、ヒス・ノイズが多い。
2VHL-298
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[2CD-R]
セル&シュヴァルツコップ、
 1968年7月28日ライヴ

 モーツァルト:
  交響曲第41番「ジュピター」(*)/
  3つのアリア(#)
   [「ドン・ジョヴァンニ」
      〜あの人でなしは私を裏切り/
    「コシ・ファン・トゥッテ」
      〜恋はくせもの/
    「フィガロの結婚」
      〜恋人よ、早くここへ]
 R.シュトラウス:
  4つの最後の歌(+)/
  交響詩「死と変容」(*)
エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S;#/+)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管
 録音:1968年7月28日、ブロッサム・ミュージック・センター、ライヴ、ステレオ。(+)は初出音源。(*) はTHREE ZERO CLASSICS から TH-064 で、(#) は GOLDEN MELODRAM や ARKADIA (=HUNT) から、其々既出の演奏だが、これまではまとめて出た事が全くなかった演奏会で、(初出分を除いても)一日の演奏がまとめて発売されるのはこれが初めて。
 セル晩年の堂々たる演奏会。初出となる(+)は、シュヴァルツコップによるこれまでで最後年の同曲となるが、これからまだ約10年間現役を通しただけあって、その色香はまだ衰えず、1曲ごとに大きな拍手が起こるほど。
 テープのびり付きや低域ノイズが少しあるが、かなり明快な音質で安定している。
2VLL-299
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[2CD-R]
マゼール&バイエルン放響のブラームス、初出
 ブラームス:
  セレナード第1番/交響曲第1番
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:1998年1月23日、ライヴ。ステレオ、初出音源。交響曲はこの5日後、1998年1月28日のライヴが EN LARMES から発売されている(ELS-01-42/3)。
 ブラームスも得意とするマゼールだが、セレナードはひょっとすると彼による初音盤だろうか。ここでもそのスケール感とバランスの良さは健在で、ドイツの王道レパートリーを安心かつ楽しんで聞くことができる。
 音質良好だが、混線のようなバックグラウンド・ノイズが小さいながら聞こえる箇所あり。また、交響曲第1番の第4楽章11分3秒に音飛びあり。
VLL-300
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[CD-R]
チェリビダッケの1986年
 「ショスタコ第5」、久々の再発

 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1986年2月6日、ライヴ。ステレオ。以前 PARTITA と EISEN から各1度だけ出たことがある音源だが、共に流通量が少なかったレーベルであり、再発は歓迎。
 既出の音源だが、彼による同曲は1955年、1969年とこの1986年という3種しか無く、大変貴重な演奏。いつもながらの雄大なテンポとチェリ晩年の解釈で、同曲を楽しむことができる。
 イン・ホール録音のようで音像は遠いが、音自体は比較的聞きやすい。
VHL-301
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[CD-R]
カラヤン、
 1969年ザルツブルクでの「ブル7」、初出

 ブルックナー:交響曲第7番
ヘルベルト・
 フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1969年3月31日、ザルツブルク、ライヴ。ステレオ、初出音源。ただし私家盤で出まわったことがあるようだ。カラヤン同年の同曲は、これが2種め。
 4楽章10分43秒と10分59秒にノイズあり。
VLL-302
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[CD-R]
ドゥダメル、初出
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
グスターボ・ドゥダメル指揮
ベネズエラ・シモン・ボリバル・
 ユースo.
 録音:2007年、ライヴ。ステレオ、初出音源。
2VHL-303
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[2CD-R]
セル&クリーヴランド、
 1965年アムステルダム・ライヴ、初出

 ワーグナー:「マイスタージンガー」前奏曲
 バーバー:ピアノ協奏曲(*)
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ジョン・ブラウニング(P;*)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1965年6月24日、アムステルダム、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 軽いヒスノイズあり。
VLL-304
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[CD-R]
チェリビダッケの「ブル3」1993年、初出
 ブルックナー:交響曲第3番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年4月22日、ライヴ。ステレオ、初出音源。ただし、ごく一部で私家盤が出まわったことがあるようだ。
 チェリビダッケのブルックナー第3番は意外と少なく、既出盤は1980年11月のシュトゥットガルト放響盤(DG)、2種のミュンヘン・フィル盤[1987年、EMI/1991年9月14日、MEMORIES ME-1053/4等]しか無かった。また、1994年以降は同曲を振っていないようなので、最晩年の演奏としても大変貴重な物となる。
 「イン・ホール録音のため第1楽章で細かいノイズが混入するが、第2楽章以降は徐々に安定する」とのこと。
VLL-305
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[CD-R]
ブーレーズ&クリーヴランドのマーラー「第5」、初出
 マーラー:交響曲第5番
ピエール・ブーレーズ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1970年3月24日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ブーレーズによる同曲は、BBC響を振ったライヴが2種[1968年&1970年; ARKADIA (=HUNT); 廃盤]発売されていたが、クリーヴランド管との演奏は初登場だと思われる。1996年にVPOを振ったライヴ2種[LUCKY BALL(廃盤)/DG]もあった。
 「第3楽章の5分48秒&8分10秒、第4楽章の13分28秒に微音だがディジタル・ノイズ混入」とのこと。
VHL-306
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[CD-R]
セル&クリーヴランド管、1967年9月ライヴ、初出あり
 ワーグナー:
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
    〜第1幕への前奏曲
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ
 プロコフィエフ:交響曲第5番(*)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1976年9月、ライヴ、ステレオ。(*)を除き初出音源。(*)はTHREE ZERO CLASSICS TH-053 や VIRTUOSO 93020(廃盤)で既出の物と思われるが TH-053では 1969年9月28日の演奏とされていた。おそらく1日分のライヴと思われ、ワン・コンサートを丸ごとを収めた音盤が登場するのは初めて。
 「(*)は既出ではないが、音質のより良い別音源」とのこと
3VHL-307
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[3CD-R]
カラヤン、1969年メトでのワルキューレ、久々の再発
 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
 テオ・アダム、ビルギット・ニルソン、ジョン・ヴィッカーズ、マルッティ・タルヴェラ、
 ジョセフィン・ヴィージー、レジーヌ・クレスパン、カール・リッダーブッシュ
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮メトロポリタン歌劇場o.&cho.
 録音:1969年3月1日、ライヴ、モノラル。以前ARKADIA (=HUNT) から出ていた物だが、約15年ぶりの再発売。レーベルは「全曲は世界初出(イタリアの抜粋盤は廃盤)」としているが、上記のとおりで誤り。ARKADIA 盤には1969年2月22日の「ラインの黄金」の抜粋が含まれていたため、おそらくこれとの取り違えと思われる(この「ラインの黄金」も VIBRATO レーベルから全曲[2VHL-253]が出ており、その際にも「全曲は世界初出(イタリアの抜粋盤は廃盤); こちらの方は正しい」という意味の記載があったのだが・・・)。
 レーベルの音質評価(封入帯への日本語記載):音質良好。
VLL-308
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘンpo.、初出?
 モーツァルト:交響曲第39番(*)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年6月5日(*)/1986年1月24日(#)、以上ライヴ、ステレオ。ともに日付だけ見ると初出となるが、(*)は1991年(月日記載無し、また資料によっては1989年11月29日)とされる演奏が AUDIOR (AUD-7006; 廃盤)と RE! DISCOVER (RED-92) から発売されており、同一録音の可能性もある。また(#)は、METEOR MCD-019(廃盤; 1986年のみの表記)と同じ録音の可能性もある。チェリビダッケ同年の(#)には、1986年4月8日の演奏( WORLD MUSIC EXPRESS WME-S-1137 )があるが、1980年代以降の(*)は少なく、これまでは前出 AUDIOR & RE! DISCOVER 盤しかなかった。
 レーベルの音質評価(封入帯への日本語記載):音質良好。
VHL-309
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[CD-R]
パレー&フランス国立放送o.
 + メニューイン、初出

 ピエルネ:少年十字軍(抜粋)(#)
 ラヴェル:ボレロ
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(*)
不詳ソプラノ(#)
イェフディ・
 メニューイン(Vn;*)
ポール・パレー指揮
フランス国立放送o.
 録音:1972年、パリ、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 レーベルの音質評価(封入帯への日本語記載):この年代にしては音質良好。
VHL-310
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[CD-R]
ミュンシュ「悲愴」「ハイドン変奏曲」ライヴ、初出
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1961年9月29日、シンフォニーホール、ライヴ。ステレオ or モノラル記載無し、初出音源。
 ミュンシュの「悲愴」は確かBMGへのスタジオ録音があっただけで、ライヴは初登場と思われる。また、「ハイドン変奏曲」は学研から出ていた日本ライヴがあったのみで大変珍しいレパートリー。
レーベルの音質評価(封入帯への日本語記載):この年代にしては音質良好。
2VLL-311
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[2CD-R]
チェリビダッケ、1日分は初出
 ブルックナー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年2月16日、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。EMI から同月12日、14日、16日の3公演を併せたライヴが発売されているが、ワン・コンサートとしては初登場。少なくとも録音として残っている中では、チェリビダッケによる最後の同曲と思われる物。
 レーベルの音質評価(封入帯への日本語記載):「イン・ホール録音」ながらまずまずの良音質。
VHL-312
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[CD-R]
ストコフスキー&シカゴ響ライヴ、初出
 ハチャトゥリアン:交響曲第3番
 ショスタコーヴィチ:;交響曲第6番
レオポルド・
 ストコフスキー指揮
シカゴso.
 録音:1968年2月(演奏会記録からすると1968年2月15日か16日)、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。
 レーベルは「ハチャトゥリアンはBMGの同月のスタジオ録音ではなく〜」としているが、これは調査不足で、2曲とも同月録音している(1968年2月15日-21日とされるので、演奏会と同日にスタジオ録音も行ったことになる)。拍手喝采&お返しのファンファーレ&コメントも収録。
2VLL-313
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[2CD-R]
ドゥダメルのマーラー
 マーラー:交響曲第3番
クリスティアーネ・
 ストテイン(Ms)
グスターボ・ドゥダメル指揮
ミラノ・スカラ座po.
 録音:2006年11月6日、ライヴ。モノラル、初出音源。
 「モノラル録音であるが、ドゥダメルがマーラー指揮者コンクールの初代優勝者となった理由がこれで明らかになる」とレーベルは主張する。
 比較的最近のライヴだが、何故かモノラルなのでご注意頂きたい。
VHL-314
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[CD-R]
ストコフスキー、初出あり
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲(*)
 ハヴァーガル・ブライアン:
  交響曲第28番(1967) (#)
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番(+)
レオポルド・ストコフスキー指揮
ニュー・フィルハーモニアo.
 録音:1973年6月7日、ライヴ。ステレオ。(+)は初出音源。(#)は初演時の演奏で、おそらく2008年6月現在でも唯一の録音。Aries 1607 というLPがあったようだが、初CDフォーマット化と思われる。(*)はBBC LEGENDS から BBCL-4115という番号で発売があったが、廃盤となっている(2008年6月現在、当店では、流通在庫限りでお取り寄せ継続中)。
 拍手なし。
VHL-315
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響、初出
 ケルビーニ:交響曲(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1967年、ライヴ。モノラル(*)/ステレオ(#)、初出音源。ただし、(#)は KARNA MUSIK(廃盤)という一般的では無いレーベルから同年の録音が発売されたことがあり、同一演奏の可能性もある。レーベルは「ともに初出ではないが10年間ほど再発の機会に恵まれなかったファン待望のライヴ」としているが、おそらく誤り。
 (*)はチェリビダッケのレア・レパートリー。1965年イタリア・フェニーチェでのライヴが 伊 ORIGINALS(廃盤)から発売されていた程度だと思われる。また、(#)もこのオケのとの共演は稀少であり、音盤は他に前出盤しかないはず。
VHL-316
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[CD-R]
セル + ロストロポーヴィチ、初出あり
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲(*)
 ブラームス:二重協奏曲(#)
ムスティスラフ・
 ロストロポーヴィチ(Vc;*/#)
ハイメ・ラレード(Vn;#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
録音:1969年5月、セヴェランス・ホール、ライヴ。ステレオかモノラルかは記載無し。(#)は初出音源。(*)は以前 ENTERPRISE から 1969年5月8日-10日のいずれかとされる演奏が出ており(廃盤)、これと同一の物だと思われる。
VHL-317
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[CD-R]
ストコフスキー、初出
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集(*)
 ブラームス:交響曲第1番(#)
ベリト・リンドホルム(S;*)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.(*)、
ボルティモアso.(#)
 録音:1969年12月8日(*)/1962年2月21日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
2VLL-318
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[2CD-R]
ブーレーズ&クリーヴランド、初出
 シューベルト:交響曲第5番(*)
 マーラー:交響曲第5番(#)
ピエール・ブーレーズ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1970年3月12日(*)/1970年3月5日(#)、共にライヴ。ステレオかモノラルかは記載無し(おそらくステレオ)、初出音源。
 (*)はブーレーズにとって、おそらく初音盤となる曲目。
 (#)は同レーベルから出ている1970年3月24日の演奏(VLL-305)に比べ「音質はこちらの方が上」とのこと、また(*)の「第3楽章に軽いディジタルノイズの混入箇所あり」、(#)の「第3楽章の00:12にディジタル・ノイズあり」とのこと。
VLL-319
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[CD-R]
バーメルト&クリーヴランドのブル2、初出
 ブルックナー:交響曲第2番
マティアス・バーメルト指揮
クリーヴランドo.
 録音:1978年7月28日、ライヴ。ステレオかモノラルかは記載無し(おそらくステレオ)、初出音源。
 まだ30歳代のバーメルト(1942-)が名門クリーヴランドを振った珍しいライヴ。彼はセルの下で修行を積み、ストコフスキーのアシスタントとなった後、マゼール時代のクリーヴランド管で常任指揮者を務めており、これはその時期の録音。
2VLL-320
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[2CD-R]
エッシェンバッハ&クリーヴランド管
 弾き振りのベートーヴェン、初出

 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第2番(*)/交響曲第3番「英雄」
クリストフ・エッシェンバッハ
(P;*)指揮
クリーヴランドo.
 録音:1981年8月8日、ライヴ。ステレオかモノラルかは記載無し(おそらくステレオ)、初出音源。
 まだ40代になったばかり、指揮者として活動を始めた初期のエッシェンバッハがクリーヴランドへ客演した珍しいライヴ。インタビュー付き。
2VHL-321
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[2CD-R]
ジョージ・セル、初出あり
 ハイドン:交響曲第96番
 R.シュトラウス:
  ドン・ファン/バレエ音楽「町人貴族」(*)
 ワーグナー:「ニーベルングの指環」〜4曲
 [ヴァルハラ城への神々の入城/森のささやき/
  魔法の火の音楽/ワルキューレの騎行]
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1968年10月10日、ライヴ。ステレオ、(*)を除き初出音源。(*)はクリーヴランド管の自主製作盤が発売されている。
VHL-322
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[CD-R]
ジョージ・セル、初出
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(*)
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲(#)
ジョゼフ・カリクシュタイン(P;*)
ラファエル・ドルイアン(Vn;#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1970年1月(おそらく 1970年1月22日か1970年1月30日)(*)/1966年月9月(おそらく1966年9月22日)(#)。ステレオ、共に初出音源。
 (*)はイスラエル出身のカリクシュタイン(カリヒシュタイン)を起用してのライヴ。彼は1946年1月生まれなので、この時若干24歳。フライシャーやグラフマンら、若手ピアニストの起用に積極的だったセルならではの共演。(#)はクリーヴランド管のコンマス、ドルイアンを起用しているが、セルによる大変珍しいベルク(作曲家レベルで、当盤がセルの音盤初レパートリーになるのでは?)という点でも注目の曲。
 (*)の「第1楽章13'40"-40[レーベル記載ママ]に細かいディジタルノイズあり」とのこと。
VHL-323
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[CD-R]
ブーレーズ&クリーヴランドのベートーヴェン、初出
 ベートーヴェン:
  「プロメテウスの創造物」序曲(*)/
  交響曲第5番「運命」(#)
ピエール・ブーレーズ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1969年7月31日(*)/1969年8月3日(#)。ステレオ、おそらく共に初出音源。
 (#)の「第3楽章&第4楽章に細かいディジタルノイズの混入箇所あり」とのこと。
VHL-324
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[CD-R]
ロジェストヴェンスキー
 &クリーヴランドのフランク、初出

 フランク:交響曲 ニ短調
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
クリーヴランドo.
 録音:1976年8月1日、ブロッサム音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 大変珍しい顔合わせ、しかも曲はフランクという珍盤。
VHL-325
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[CD-R]
ポール・パレー、初出あり
 モーツァルト:「魔笛」序曲
 シューマン:交響曲第2番
 デュカ:バレエ音楽「ラ・ペリ」
 ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜3曲
 [鬼火のメヌエット/妖精の踊り/ラコッツィ行進曲]
ポール・パレー指揮
アメリカso.
 録音:1968年3月24日、カーネギー・ホール。ステレオ、初出音源。
 「シューマンの左チャンネルに、カチカチ音混入箇所あり」とのこと。
2VHL-326
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[2CD-R]
ブーレーズ&クリーヴランド管の
 シューベルト:交響曲集、初出

 [第3番/第4番(#)/第6番](+)
ピエール・ブーレーズ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1971年3月28日(*)/1971年12月2日(#)/1967年11月9日(+)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
VHL-327
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[CD-R]
ストコフスキー&LSO、
 1974年 ベートーヴェン・ライヴ、初出

 「コリオラン」序曲/
 交響曲第8番(*)/交響曲第3番「英雄」
レオポルド・ストコフスキー指揮
LSO
 録音:1974年、ライヴ。モノラル or ステレオの記載無し、初出音源。
 おそらくストコフスキー&LSOの最後の共演となった 1974年2月10日 のライヴと思われる。この演奏だとすると、彼による最後から3番目の公開演奏に当たる物。
 インホール録音で、(*)の第3楽章 0'29"-0'32"に、マイクの摺れによるノイズあり。
VHL-328
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[CD-R]
カラヤン&ルツェルン祝祭管、初出あり
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)/
         ヴァイオリン協奏曲(*)
ヴォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ルツェルン祝祭o.
 録音:1955年、ライヴ、モノラル。(*)は初出音源。おそらく1955年8月27日、ルツェルン音楽祭でのライヴと思われ、だとすれば先に(#)と、同日に演奏された交響曲第7番が KAPELLMEISTERから発売された(KMH-1020|廃盤)。ただしこの日付けの演奏は、SUNJAY CLASSICS という一般的でないレーベルから2枚組で3曲とも発売されたことがあるようだ。
VHL-329
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[CD-R]
セル&クリーヴランド管 1969年ライヴ、初出あり
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(*)
 ワーグナー:ジークフリート牧歌(#)
クリフォード・カーゾン(P;*)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1969年1月30日(*)/1969年9月26日(#)、ともにライヴ、ステレオ。(*)は初出音源。(#)はクリーヴランド管の自主製作盤で発売されていた演奏。
2VLL-330
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[2CD-R]
スタインバーグ&ボストン響のワーグナー、初出
 ワーグナー:
  「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲/
  「ファウスト」序曲/
  「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/
  皇帝行進曲/
  「さまよえるオランダ人」序曲/
  「タンホイザー」より
    [第3幕前奏曲/ヴェヌスベルクの音楽]
ウィリアム・スタインバーグ指揮
ボストンso.
 録音:1970年、ライヴ。ステレオ、初出音源。
VHL-331
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[CD-R]
クーセヴィツキー、ボストンでの「第9」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
  [第1楽章(*)/第2楽章−第4楽章(#)]
フランシス・イーンド(S)
ヴァイオラ・シルヴァ(A)
アンドルー・マッキンリー(T)
ロバート・ホール・コリンズ(B)
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮
ボストンso.
ウォーレス・ウッドワース合唱指揮
ハーヴァード&ラドクリフcho.
 録音:1948年(*)/1946年4月27日(#)、以上おそらくライヴ。モノラル、初出音源。
 クーセヴィツキーによる同曲は、フランスでの1950年5月25日〔一部の盤は1950年6月25日、あるいは1950年7月26日と誤記|クーセヴィツキーがフランスで最後に演奏会を行ったのは1950年5月25日であるらしい〕ライヴが発売されたことがあったが、本拠地での演奏はおそらく初登場。
 なお、クーセヴィツキーのディスコグラフィ(http://www.koussevitzky.com/Html/BSO-SK-Live-Works.htm)によると、1946年に録音されたのは「第1楽章から第3楽章」であるとされる。ただこのディスコグラフィには第4楽章の録音年等が記載されておらず、詳細は不詳。
VHL-332
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[CD-R]
セル晩年のブラームス、初出
 ブラームス:
  悲劇的序曲(*)/交響曲第1番(#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1969年1月9日(*)、1968年1月18日(#)、セヴェランス・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。
VHL-333
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[CD-R]
ストコフスキー&ヒューストン響、初出
 フランク:交響曲 ニ短調(*)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
ヒューストンso.
 録音:1957年3月12日(*)/1959年11月10日(#)。モノラル、初出音源。
 (*)の第2楽章 6'34"、(#)の第2楽章 5'34"に音とびあり。また(#)の3楽章は不完全で2分40秒のみ、さらに最後に音飛び有りとのこと。
VLL-334
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[CD-R]
ブーレーズ&NYPのマーラー第9、初出
 マーラー:交響曲第9番
ピエール・ブーレーズ指揮
NYP
 録音:1975年6月27日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
2VLL-335
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」(*)
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(#)
ヘレン・ドナート(S)
ドリス・ゾッフェル(Ms)
ジークフリート・
 イェルサレム(T)
ペーター・リカ(B)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.&cho.
 録音:1993年4月26日(*)/1988年3月16日(#)、共にライヴ。ステレオ(インホール)、初出音源。
 日付が近いものとしては、(*)は1993年4月(月表記までだが、当盤と異なるとなると、おそらく1993年4月30日)の演奏がRARE MOTHから(RM-426/7S)、(#)は1988年3月17日の演奏がEMIから、1988年3月19日の演奏がMEMORIES (ME-1083) 等から、それぞれ発売されている。
VLL-336
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[CD-R]
アーノンクール、初出
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲(*)
 シューベルト:交響曲第5番(*)
 シューベルト/ブラームス編:
  3つの歌曲[ミニョンに/他](#)
 シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ(+)
F.ボッシュ(Br;#)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内o.
 録音:2003年、グラーツ(*)/2004年7月27日(+)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。
 (+)に1箇所音飛びあり。
VHL-337
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[CD-R]
ストコフスキー&フィラデルフィア、初出
 ウェーベルン:パッサカリア(*)
 シベリウス:交響曲第4番(#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1962年3月16日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 (*)は、作曲家レベルでストコフスキーの音盤初レパートリー。(#)も1932年の録音しかなかった曲目で、彼のファンには嬉しい。
2VHL-338
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[2CD-R]
ボストン響の名コンマス、
 バーギンの振るマーラー!/他 、初出

 C.P.E.バッハ:弦楽のための協奏曲 ニ長調(*)
 マーラー:交響曲第3番(#)
フローレンス・コプレフ(Ms;#)
リチャード・バーギン指揮
ボストンso.、プロ・ムジカcho.
 録音:1955年4月2日、モノラル(*)/1962年1月19日、ステレオ(#)。以上ライヴ、初出音源。
 バーギン(1892-1981)はボストン響の名コンマスとして知られたポーランド出身のヴァイオリニスト、指揮者。11歳にしてワルシャワでオーケストラと共演、その後ベルリンでヨーゼフ・ヨアヒムに、サンクトペテルブルクではレオポルド・アウアーに学んだ。1920年代、当時モントゥーが指揮者を務めていたボストン響のコンサート・マスターとなり、1927年からは副指揮者としても活躍、1960年の同団日本公演へも同行し愛媛、大分、長岡、郡山の各公演で指揮している(記録ではボストン響を308回指揮したという)。バーギンは1961-1962年のシーズンで同団を退いたので、(#)は最後の年のライヴということになる(バーギンはマーラーをかなりの回数振っており、マーラーを余り得意としなかったミュンシュを補っていたのではないかとされる)。同団退団後はフロリダへ移住し、夫人の同じくヴァイオリニスト、ルース・ポッセルトらとフロレスタンSQを結成、また、フロリダ州立音楽院で1970年代半ばまで教職にあった。
VLL-339
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[CD-R]
マゼール&フランス国立管の「英雄」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ロリン・マゼール指揮
フランス国立放送o.
 録音:1980年3月21日、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。
 『2楽章の15分10秒、4楽章の11分59秒に音揺れ、音飛びがあるが、とてつもない名演』とのこと。
VLL-340
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[CD-R]
デュトワ&フィルハーモニア、初出
 チャイコフスキー:交響曲第5番
シャルル・デュトワ指揮
フィルハーモニアo.
 録音:2004年10月12日、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。
VLL-341
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ブラームス:交響曲第4番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年9月29日、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。
VLL-342
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代、ステレオ。レーベルは『初出音源。1973年11月9日に比べ43秒ほど長い」としているが、チェリビダッケ&シュトゥットガルトによる同曲は、これまで日付が異なったり時間が異なったりした物(ARKADIA=HUNT:1966年11月22日表記/DANTE:1969年3月12日表記/EXCLUSIVE 1978年4月19日表記)も、結局全て1973年11月9日の演奏だったようなので、今回もどうだろうか。
 客席取りで、1楽章のみ左右レンジが狭くモノラルに近いが、あとは安定しているとの事。
VHL-343
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[CD-R]
ミュンシュ&ボストン響、初出
 ウィリアム・ボイス:交響曲第1番(*)
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第4番(#)
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1956年(*)/1960年11月11日(#)/1953年11月20日(+)、シンフォニー・ホール、モノラル。(+)以外は初出音源。(+)はMUSIC AND ARTSから WHRA-6015 で出ている1953年11月21日の演奏と同一だろう。(*)はアメリカ初演時の演奏だとの事。
VLL-344
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[CD-R]
ブーレーズ&NYP〜ベルリオーズ、ハイドン、
 モーツァルト、ラヴェル、初出

 ベルリオーズ:
  歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」序曲
 ハイドン:交響曲第31番「ホルン信号」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ミッシャ・ディヒター(P)
ピエール・ブーレーズ指揮
NYP
 録音:1972年7月25日、ライヴ。おそらくステレオ、初出音源。
VLL-345
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[CD-R]
ストコフスキー生涯最後の「第9」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ヘレン・ボートライト(S)
ルイーズ・パーカー(Ms)
リチャード・シャドリー(T)
ダグラス・ヒル(B)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1972年4月(演奏会記録によると、1972年4月22日、1972年4月23日、1972年4月24日のいずれか)、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 演奏会記録からすると、ストコフスキーによる同曲中、最後の演奏となった物と思われる(翌月には、アメリカでの最後の公開演奏が行われた)。客席録りながら良音とのこと。
VHL-346
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[CD-R]
フェレンチク&ロサンゼルス・フィルの「英雄」
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1963年9月5日〔1963年5月5日とされる演奏と同一の可能性あり〕、ライヴ、モノラル|前出可能性ありのCD-R: Vibrato, 2VHL-238 。Eyewitness というレーベルからCDフォーマット化されたという資料があるが、かなりマイナーなレーベルか私家盤と思われるため、ほぼ初出と言っても問題ないと思われる演奏。
VLL-347
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[CD-R]
リオネル・ブランギエ?、初出
 エルガー:ため息
 ドヴォルジャーク:交響曲第5番
リオネル・ブランギエ指揮
フランス国立放送po.
 録音:2007年10月16日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 「リオネル・ブルギエ」という指揮者名で案内が来ているがおそらく、2007年9月から2年間ロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めている Lionel Bringuier (1986-) のことだと思われる(どう読んでも「ブル」にはならないが・・・)。彼は2005年のブザンソン国際コンクール指揮者部門で優賞、翌年 180倍の難関を突破し、ロス・フィルの副指揮者となる事に決まった。これは21歳時のライヴ。
VHL-348
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[CD-R]
ジョージ・セル、初出
 ジュミニアーニ:合唱協奏曲 Op.3 No.2(*)
 ドヴォルジャーク:交響曲第7番(#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年9月29日(*)/1967年10月6日(#)、以上セヴェランス・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。
VHL-349
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 ブルックナー:交響曲第9番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1969年、モノラル。初出音源。
 同レーベルからは全く同顔合わせによる同年の同曲(VHL-165)が先に出ているが、わざわざ発売するということは違う演奏なのだろう(インフォメーションでは特に何も触れられていない)。ディスコグラフィによると、チェリ&スウェーデン放響の「ブル9」は、「1968年」に2種未発売の放送録音があるとされているので、これら2種の VIBRATO盤 1969年表記の演奏が、それぞれ1968年の放送録音2種に該当する可能性はある。
 終楽章21分52秒に軽い音飛びあり。
VLL-350
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[CD-R]
ジュリーニ&LPO、初出
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
LPO
 録音:1975年5月14日、ライヴ。ステレオ、初出音源。当日は他にジャネット・ベイカー独唱のベルリオーズ「夏の夜」が演奏され、これのみ BBC LEGENDS から BBCL-4077 で発売されている。
2VLL-351
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[2CD-R]
ストコフスキー&クリーヴランド管、初出
 J.S.バッハ/ストコフスキー編:
  トッカータとフーガ ニ短調
 ベートーヴェン:交響曲第7番
 シベリウス:トゥオネラの白鳥
 グリエール:交響曲第3番
レオポルド・ストコフスキー指揮
クリーヴランドo.
 録音:1971年5月、ライヴ。ステレオ、初出音源。「インタヴュー付き」とのこと。
 ベートーヴェンの第1楽章にノイズ、第3楽章にノイズと音飛び箇所あり。
2VLL-352
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[2CD-R]
ストコフスキー、初出
 ショスタコーヴィチ:前奏曲
 マーラー:交響曲第2番「復活」
 ヘンデル:「サウル」〜葬送行進曲(*)
 ・リハーサル
  ベートーヴェン:「皇帝」より
   [第1楽章/第3楽章](#)
パーカー(S)
ムーディー(Ms)
ルドルフ・ゼルキン(P;#)
レオポルド・
 ストコフスキー指揮
アメリカso.、
ウェストミンスターcho.
 録音:1971年4月6日(#以外)、ステレオ/不詳(おそらく1970年4月14日、ステレオ)(#)。以上初出音源。(*)は同年に亡くなったストラヴィンスキーへの追悼演奏。
 「復活」はストコフスキー4種目の演奏で、ライヴとしては最後年となるもの。
VLL-353
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[CD-R]
シルヴェストリ&フランス国立放送管、初出
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  タリスの主題による幻想曲(*)
 シルヴェストリ:トッカータとフーガ
 プロコフィエフ:「3つのオレンジの恋」組曲より(#)
  [道化師たち/行進曲]
コンスタンティン・
 シルヴェストリ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1966年1月15日、ステレオ(*)/1960年1月12日、モノラル(#)。以上ライヴ、初出音源。
 シルヴェストリの自作自演にも注目。
VLL-354
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[CD-R]
パレー&デトロイト響 1975ライヴ Vol.2
 フランク:交響曲 ニ短調
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ベルリオーズ:「ファウストの業罰」(抜粋)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1975年、
 Vol.1(VLL-146)に続く最晩年の稀少ライヴ。大曲フランク「交響曲」のライヴは1968年のピッツバーグ響とのものがあった(WORLD MUSIC EXPRESS WME-S-1251)が、さらに後年のものという事で注目。
 『イン・ホール録音だが音質は良い』とのこと。
VHL-355
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[CD-R]
クーセヴィツキー&スターン、初出
 チャイコフスキー:
  ロメオとジュリエット/ヴァイオリン協奏曲
アイザック・スターン(Vn)
セルゲイ・クーセヴィッキー指揮
ハリウッド・ボウルo.
 録音:1950年8月31日、ライヴ。モノラル、初出音源。
VLL-356
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(*)
 シベリウス:交響曲第5番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.(*)、
デンマーク放送so.(#)
 録音:1989年(おそらく1989年6月30日)(*)/1971年10月7日(#)。(*)は初出音源。(#)は日付だけ見れば初出だが、同年&同オケの同曲演奏は、1971年(日付不詳)[ORIGINALS; 廃盤]と1971年10月8日[WORLD MUSIC EXPRESS WME-S-1139/40]が既出で、どちらかと同一の可能性も高いように思われる(さらにこの年には、スウェーデン放響とのDG盤などもある)。
VHL-357
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[CD-R]
セル、2種目の「悲愴」! 初出
 コレッリ:合奏協奏曲 Op.6 No.8(*)
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1968年12月19日(*)/1968年9月27日(#)、以上ライヴ、ステレオ、初出音源。
 「悲愴」に軽いディジタル・ノイズの混入箇所あり。
2VLL-358
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響
 + シェリング、初出あり

 ハーマン:子守歌
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*)
 フランク:交響曲 ニ短調
 ・アンコール
   サティ:ジムノペディ第3番(管弦楽編曲版)
ヘンリク・シェリング(Vn;*)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1970年11月(演奏会は1970年11月1日-3日に行われており、JOHN HUNTのディスコグラフィには1970年11月1日の演奏が「未発売放送録音」とある)、ライヴ。ステレオ、初出音源。ただし、(*)は DISCHI VENEZIA から1970年11月3日の同曲が発売されており(V-1004)、同一演奏の可能性が高い。前出のディスコグラフィでは、当曲のみ1970年11月1日-3日となっており、どちらの日付が正しいかは不明。
VLL-359
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[CD-R]
マゼール&NYP、初出
 ハイドン:交響曲第95番
 ヴォルフガング・リーム:Two Other Movements
ロリン・マゼール指揮
NYP
 録音:2005年3月10日、ライヴ、ステレオ、初出音源。なお、2曲目の作曲家が「ヴォルフガング・リム」と書かれているが、上記の誤り(当曲の世界初演時だった模様)。
2VHL-360
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[2CD-R]
チェリビダッケ〜レア録音集、初出
 モンテヴェルディ:聖母マリアのためのヴェスペレ(*)
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番(#)
 ドヴォルジャーク:交響曲第7番(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
RAIミラノo.(*)、
ナポリ・アレッサンドロ・
 スカルラッティo.(#)
チェコpo.(+)
 録音:1953年9月21日、ヴェネチア(*)/1957年12月12日、ナポリ(#) /1966年12月20日(+) 、以上ライヴ。全てモノラル、初出音源。
 特に注目はモンテヴェルディで、チェリビダッケはこの作曲家を全く録音していなかった。他も各種ディスコグラフィや演奏会記録に記載が無い物ばかりで、要注目。
 #ブランデンブルク協奏曲は 1957年12月17日 とされる演奏が ARCHIPEL から出ており (ARPCD-0399) 、同一演奏の可能性があります。また、当盤において、当曲のオーケストラが RAIミラノo. と誤記されている可能性がありますが、その場合でも現状ママでの供給となります。
VLL-361
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 ベルリオーズ:幻想交響曲
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1986年8月20日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 ただし、チェリビダッケが1972年以降に演奏したとされる「幻想」は、同年1986年6月28日のもの(MORGAN'S ML-002)が出ているのみで、演奏会記録も他には同年6月30日の物しか見当たらない。本当に初出なら大変珍しいものといえる。
VLL-362
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[CD-R]
クーセヴィツキー&ボストン響のシベリウス、初出
 シベリウス:
  交響詩「フィンランディア」(*)/
  交響曲第1番(#)/交響曲第7番(+)
セルゲイ・クーセヴィッキー指揮
ボストンso.
 録音:1945年12月8日(*)/1945年10月13日(#)/1948年12月17日(+)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。
 (*)に細かなディジタル・ノイズの混入箇所あり。
2VLL-363
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[2CD-R]
チェリビダッケ、1日分は初出
 ブルックナー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年2月14日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
 彼による同曲中、日付が近いライヴとしては 1993年2月12日、14日、16日の3日分を編集したEMI盤と、1993年2月16日のみの 同レーベル 2VLL-311 があったが、14日のみの演奏は今回が初登場。
2VLL-364
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[2CD-R]
ロリン・マゼール、初出?
 マーラー:交響曲第7番(*)
 レスピーギ:ローマの松(1924年版)(#)
ロリン・マゼール指揮
フランス国立o.(*)、
NYP(#)
 録音:1983年3月22日、パリ、ライヴ、ステレオ(*)/2007年1月、エイヴリー・フィッシャー・ホール、モノラル(#)。初出音源。
 『マーラーは1983年2月22日の演奏 (VLL-25)があるが、これより全体で 4'28"長く、音質も上。』とのこと。カップリングのレスピーギが、2007年の録音ながらモノラルなので、お気を付け頂きたい。『共に音質良好』と記載されている。
2VLL-365
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[2CD-R]
ラインスドルフ、カザルス追悼演奏会、初出
 カザルス:鳥の歌(*)
 モーツァルト:ディヴェルティメント第7番(*)
 シューマン:交響曲第2番(*)
 ワイル:「三文オペラ」組曲(*)
 カザルスに捧ぐ
  ・ラインスドルフのコメント(#)
  ・独奏(「鳥の歌」?)(#)
 モーツァルト:交響曲第29番(+)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
クリーヴランドo.(*)、
ボストンso.(#)
 録音:1973年11月(*/#)/1966年2月3日(+)。以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
 (#)の代理店表記は『カザルスとラインスドルフのコメント』『カザルス?による独奏』だが、カザルスは前月の1973年10月に亡くなっているため、追悼演奏会&オケ団員による追悼演奏だと思われる。
2VHL-366
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[2CD-R]
ミトロプーロス&NYP、初出
 ラフマニノフ:交響的舞曲(*)
 シューマン:交響曲第3番「ライン」(#)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
NYP
 録音:1950年1月29日(とあるが、おそらく1950年6月29日)(*)/1948年10月28日(#)、以上カーネギー・ホール、ライヴ、モノラル。(#)は初出音源。(*)はおそらく6月の演奏で、それならばNICKSON RECORDS から私家盤(CD-R仕様?/おそらく入手不能)が発売されていたが、一般市販は始めてとなる。
VHL-367
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[CD-R]
セル&NYPの「ブル7」、初出
 ブルックナー:交響曲第7番
ジョージ・セル指揮
NYP
 録音:1965年11月13日、ライヴ。モノラル、初出音源。海外では私家盤が出ている演奏だが、一般市販は初めて。ただし、この演奏は海外でのディスコグラフィでも上記の日付13日が採用されているが、おそらく放送日で、演奏日は1965年11日5日ではないかと思われる(演奏会自体は1965年11日4日、5日、6日、8日に行われている)。
2VHL-368
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響 + ボレット、初出
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番〜リハーサル(*)
 ベートーヴェン:
  「エグモント」序曲(#)/交響曲第7番(#)
 エルガー:「エニグマ」変奏曲(#)
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(#)
ホルヘ・ボレット(P;*)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1971年10月11日(*)/1960年年代後半、ライヴ(#)。以上ステレオ、初出音源。
VHL-369
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[CD-R]
エーリヒ・クライバー、初出あり
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 より
        [第1幕 抜粋/第3幕 抜粋](*)/
       「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(#)
  ハンス・ホッター(*)、アントン・デルモータ(*)、ヘレナ・ブラウン(#)他
  エーリヒ・クライバー指揮
  ブエノス・アイレス・コロン劇場o.&cho.(*)、バイエルン州立歌劇場o.(#)
 録音:1949年9月11日、ブエノス・アイレス(*)/1952年7月29日(#)、ミュンヘン、以上ライヴ、モノラル。(*)は初出音源。(#)は TREASURE OF THE EARTH や MYTOから発売があるもの。
VLL-370
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[CD-R]
スワロフスキー&ロサンゼルス・フィル、初出
 ベルク:歌劇「ルル」〜交響的組曲
      (「ルルの歌」を除く)
 コダーイ:ガランタ舞曲
ハンス・スワロフスキー指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1967年1月26日、ライヴ。ステレオ、初出音源。「音質良好」とのこと。
VHL-371
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[CD-R]
ミュラー=クライ + ケンプ、初出
 シュポア:「ファウスト」序曲(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(#)
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1960年代、ステレオ(*)/1955年、モノラル(#)。共にライヴ、初出音源。「音質良好」とのこと。
VLL-372
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[CD-R]
マゼール&クリーヴランド管、初出
 ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(抜粋)
ロリン・マゼール指揮
クリーヴランドo.
 録音:1974年5月26日、東京文化会館、ライヴ。ステレオ、初出音源。「音質良好」とのこと。
2VLL-373
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[2CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘンpo.
 + グリゴレ、初音盤曲あり&初出

 シューベルト:「ロザムンデ」序曲
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第2番
ダン・グリゴレ(P;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1996年6月3日、ミュンへン、ライヴ。ステレオ、初出音源。(*)はチェリビダッケによる初音盤のレパートリー。他の2曲は、翌日1996年6月4日(チェリビダッケ生涯最後の演奏会)の演奏がEMIから発売されている。
 ダン・グリゴレ(1943-)はルーマニアのピアニストで、チェリビダッケと同郷。1990年にはブカレスト・ジョルジュ・エネスコ・フィルの総監督に就任、チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルをルーマニアへ初招聘した。その縁もあってかグリゴレは1996年6月1日、3日、4日とミュンヘン・ガスタイクにてチェリビダッケ&ミュンヘン・フィルと共演して大きな成功を収め、チェリビダッケから「君は第2のミケランジェリではなく、第1のグリゴレだ。世界でもっとも偉大な一人だよ」という賛辞を受けている。
VLL-374
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘンpo.、初出あり
 ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲(*)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年代、ライヴ(別資料によると、1995年4月9日(*)/1993年(#)。ただし、(#)に1993年の演奏会記録は見つからない)。ステレオ、「初出音源」と記載。(*)は、別資料の日付と同月のEMI盤が出ているが、そちらは1995年4月3日-4日の演奏。(#)は1990年代では1994年5月31日-6月5日にかけての演奏記録しか見つからず、EMIから出ているものは1994年5月31日、6月2日、6月3日の録音とされている。
 (*)はおそらくチェリビダッケによる同曲最後の演奏となった物。
 「イン・ホール録音」と記載されている。
VLL-375
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[CD-R]
ラインスドルフ&クリーヴランド管、初出
 モーツァルト:
  行進曲 K.249/
  セレナード第7番「ハフナー」
ダニエル・マジェスケ(Vn)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1981年3月12日、セヴェランス・ホール、ライヴ。ステレオ、初出音源。マジェスケ(1932-1993)はクリーヴランド管のコンサート・マスター。
2VLL-376
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響のワーグナー、初出あり
 ・リハーサル
   ワーグナー:
    ワルキューレの騎行(*)/
    「さまよえるオランダ人」序曲(*)/
 ワーグナー:
  「ローエングリン」第1幕への前奏曲/
  ヴェーゼンドンクの5つ詩(#)
  「ジークフリート」〜森のささやき/
  「トリスタンとイゾルデ」〜愛の死/
  ジークフリートのラインへの旅/
  葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲
ベリト・リンドホルム(S;#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1971年11月13日、カーネギー・ホール(*)/1969年12月8日、ライヴ(*以外)。共にステレオ。(#)を除き初出音源。(#)は 同レーベルから VHL-317 で発売がある演奏だが、今回は別音源だとの事。
 (*)は翌日から行われた本番に際しての、リハーサルだとの事。
VLL-377
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[CD-R]
ジョージ・セル、初出
 ドヴォルジャーク:序曲「謝肉祭」(*)
 シューマン:交響曲第1番「春」(#)
ジョージ・セル指揮
NYP(*)、クリーヴランドo.(#)
 録音:1965年11月20日(*)/1968年4月25日(#)。以上ライヴ。共にステレオ、初出音源。
 (#)の4楽章 3'46", 8'52" にわずかなブツブツ音混入。共にステレオだが、左右のレンジが狭いとのこと。
VLL-378
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[CD-R]
デムス&バドゥラ=スコダ + モーツァルテウム管、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(*)/
        ピアノ協奏曲第19番(#)
イェルク・デムス(P;*)
パウル・バドゥラ=スコダ(P;#)
ラルフ・ヴァイケルト指揮(*)
レオポルド・ハーガー指揮(#)
ザルツブルク・モーツァルテウムo.
 録音:1975年8月15日(*)/1975年8月10日(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。
2VLL-379
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[2CD-R]
グルダ〜2つの世界
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 より
  [プレリュード XVI/フーガ XVI (*)]/
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 より
  [プレリュードI/フーガI/
   プレリュードIV/フーガIV (*)]
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
 フリードリヒ・グルダ:
  プレリュードとフーガFR/
  リコのためにFR/
  パウルのためにFR/伝説FR
 シューベルト:即興曲 Op.90 No.4
 ショパン:練習曲第19番 Op.25 No.7/舟歌/
      夜想曲第5番 Op.15 No.2
 ドビュッシー:前奏曲集第2巻
         〜風変わりなラヴィーヌ将軍
 シューマン:幻想小曲集Op.12〜夜に
 フリードリヒ・グルダ:
  エクササイズ第5番FR/
  ウィーンのメロディによる即興曲FR/
  アリア〜聴衆のリクエストによるFR/辻馬車の歌FR
フリードリヒ・グルダ(P/電子P;*)
パラダイス・バンド
 録音:1993年11月、ライヴ。ステレオ、FRは初出音源。グルダ自作自演分以外は FKM から FKM-1017 で発売されていたものだが、FKM 盤は廃盤となっている。
 ここではやはりベートーヴェンが圧巻。ベートーヴェン弾きとしてのグルダの最高の演奏の一つと言えるだろう。バッハはピアノと電子ピアノを引き分けたり、小品もその選曲にあまり脈絡は無いようにみえてしまうが、ここはグルダ独自の本領発揮といった所か。演奏はどれも心引かれる物。
 音質は「まずまず」だったFKM盤より、残念ながら少々落ちるとの事。
VLL-380
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[CD-R]
アラウ + セガル&シュトゥットガルト放響、初出
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
クラウディオ・アラウ(P)
ウリ・セガル指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1977年3月23日、ライヴ。ステレオ、初出音源。
VHL-381
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[CD-R]
セル&クリーヴランド響、初出
 ロベール・カサドシュ:管弦楽組曲(*)
 シューマン:交響曲第1番「春」(#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1969年(演奏会記録によると、おそらく1969年10月23日)(*)/1962年(演奏会記録によると、1962年10月4日か6日)(#)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。
 (*)はおそらくセルによる初音盤作品。この日付が正しいとすると、同日の演奏会でカサドシュが独奏したモーツァルトの協奏曲第24番が先に発売されている (ILLMINATION ILL-SZE-30/1)
VHL-382
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[CD-R]
パレー&デトロイト響
  + ルービンシュタイン、初出

 ワーグナー:「リエンツィ」序曲
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
アルトゥール・
 ルービンシュタイン(P)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1960年7月1日(となっているが演奏会記録からすると誤りで、正しくは1960年1月7日らしい)、ライヴ。モノラル、初出音源。
2VLL-383
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[2CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘンpo.
 1990年ブカレスト・ライヴ、ほぼ初出あり

 ヴェルディ:「運命の力」序曲(*)
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 ブラームス:交響曲第1番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年2月14日、ブカレスト、ライヴ。ステレオ。(*)は以前、KYOUNというレーベルから短期間発売されたが、すぐに廃盤となったもの。また、3曲とも現地ルーマニアでDVD-R製版の映像商品が発売されているとの事だが、一般には入手困難と思われる。
 『ステレオ録音だが左右のレンジが狭い』とのこと。
VHL-384
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[CD-R]
ホロヴィッツ、メータ&ロサンゼルス・フィル、初出
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
 ・メータのインタビュー
ヴラジーミル・ホロヴィッツ(P)
ズービン・メータ指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1978年2月5日、ロサンゼルス、ライヴ。モノラル、初出音源。
 ホロヴィッツ&メータは DG へ映像で同曲をライヴ録音しているが、日付は1978年9月24日、オケはニューヨーク・フィルだった。
 「音質良好」と案内に記載されているが、1978年ながらモノラルなのでご注意下さい。
VHL-385
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[CD-R]
メータ&NYP、初出
 ブルックナー:交響曲第7番(#)
ズービン・メータ指揮
ニューヨークpo.
 録音:2006年12月(と記載されているが、2007年1月13日か。この月にはこの顔合わせでの演奏会は無く、2007年1月11日、12日、13日のいずれかと思われる)、ライヴ。モノラル、初出音源|後出CD-R: FKM, FKM-CDR346 〔ステレオ|2007年1月13日の記載〕/ En Larmes, ELS-1212 〔ステレオ|2007年1月11日の記載〕。
 「音質良好」と案内に記載されているが、2007年ながらモノラルなのでご注意下さい。
2VHL-386
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[2CD-R]
レオポルド・ストコフスキー、初出あり
 ヘンデル:「水上の音楽」組曲(*)
 モーツァルト:交響曲第40番(*)
 アミーロフ:アゼルバイジャン民謡組曲(*)
 コープランド:ビリー・ザ・キッド(抜粋)(#)
 クリフェス:白孔雀(#)
 ・リハーサル
   ヴァージル・トムソン:タンゴ(+)
   ワーグナー:「ニュルンベルクの
    マイスタージンガー」組曲(**)
レオポルド・ストコフスキー指揮
ニューヨークpo.(*/#)、
アメリカso.(+/**)
 録音:1960年3月5日、モノラル(*)/不詳、モノラル(#)/1971年、カーネギー・ホール、ステレオ(+/##)。(*/+/**)は初出音源。(#)はストコフスキーとしては珍しい曲目だが、演奏会記録が見当たらず、VICTOR への1947年スタジオ録音(DISCHI VENEZIA と CALA からCD化されている)である可能性がある。また、演奏会記録によると、(+)は1971年10月(本番が1971年10月12日に行われた模様だが、同曲の掲載が無い資料もあり)、(**)は1971年4月23日-24日となっている。
2VHL-387
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[2CD-R]
ミュンシュ&ボストン響〜
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 全集

  [第1番−第6番]
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1964年7月19日-20日(となっているが誤り。正しくは1963年7月19日-20日)、ライヴ、ステレオ。5番のみ同レーベルから VHL-281 で既出だが、残りは初出音源。
VHL-388
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[CD-R]
シャルル・ミュンシュ、初出あり
 J.S.バッハ:管弦楽組曲[第2番/第3番](*)
 リスト:ピアノ協奏曲第1番(#)
ニコール・アンリオ=
 シュヴァイツァー(P;#)
シャルル・ミュンシュ指揮(*/#)
ボストンso.(*)、シカゴso.(#)
 録音:1963年7月20日(*)/1960年代(1967年7月15日)(#)、以上ライヴ、ステレオ。(*)は初出音源。レーベルによると(#)は『VHL-185と同演奏だが、別音源で音質はかなり上』とのこと。
 『音質良好』と案内に記載されている。
VHL-389
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[CD-R]
ホロヴィッツの1978年ラフマニノフ、4種目
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ヴラジーミル・ホロヴィッツ(P)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1978年4月16日、アカデミー・ミュージック、フィラデルフィア、ライヴ。モノラル、初出音源。
 大きな反響を得た VHL-384(メータ&ロス・フィル/1978年2月5日)に続く、ホロヴィッツの1978年同曲ライヴ4種目。オーマンディ指揮では RCA / BMGからCD化されている 1978年1月8日の演奏が出ているが、オケはニューヨーク・フィルだった。
 『音質良好』と案内に記載されているが、1978年ながらモノラルなのでご注意下さい。
VHL-390
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*)
 ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年2月(別資料によると1985年2月26日だが、この日付が正しいかどうかは不明)、ライヴ、モノラル。(#)は初出音源(レーベルによると共に『世界初出』)。
 今回レーベルは『((*)は)同レーベル VLL-81 の1985・2・23の収録とは別演奏』と主張している。1985年2月23日には上記2曲に加えハインリヒ・シフとのシューマン「チェロ協奏曲が演奏(RARE MOTHから発売あり RM-476)されているが、1985年2月23日の「火の鳥」は(当盤がこの日付けでないのなら)発売されていないことになる。
 1985年ながらモノラルなのでご注意下さい。
VHL-391
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[CD-R]
ラインスドルフ&ボストン + R.ゼルキン、初出
 ブラームス:大学祝典序曲(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(#)
ルドルフ・ゼルキン(P;#)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ボストンso.
 録音:1967年6月6日(*)/1965年8月8日(#)、以上ステレオ、初出音源。
 このコンビによる(*)のライヴには、1964年9月26日の演奏(VON'Z S-1-293)があった。
 『音質良好』と案内に記載されている。
VLL-392
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[CD-R]
シューラ・チェルカスキー、初出
 ラフマニノフ

  ピアノ協奏曲第3番(*)/
  パガニーニの主題による狂詩曲(#)
シューラ・チェルカスキー(P)
ヴラディーミル・
 ヴァーレク指揮(*)
チェコpo.(*)
デイヴィッド・
 シャーローン指揮(#)
ロッテルダムpo.(#)
 録音:1995年11月9日、ドヴォルジャーク・ホール(*)/1994年6月15日、ロッテルダム(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。なお、(*)の指揮者名字は『ヴェラーク』、同様に(#)は『シャローン』となっていたが、当店で正しいと思われる表記に訂正している。
 (*)はチェルカスキー(1911-1995)が亡くなるわずか2か月程前の演奏。彼は1995年12月27日に死去した。『音質良好』とのこと。
VHL-393
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[CD-R]
スヴャトスラフ・リヒテル
 ラフマニノフ

  ピアノ協奏曲第2番より[第1楽章/第2楽章](*)/
  ピアノ協奏曲第1番(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
ニコライ・アノーソフ指揮
ソビエト国立po.
 録音:1948年5月19日、ライヴ(*)/1949年、スタジオ(#)、共にモノラル。(#)は初出音源の可能性有。(*)はVISTA VERA から VVCD-00143 で全曲が発売されている物。なお指揮者名字は『アナゾフ』となっていたが、当店で訂正している。
 日付が正しければ、共にリヒテルによる同曲中最も若い時のもの。『音質良好』とのこと。
 当初「(#)は[第2楽章/第3楽章]のみの収録」としていましたが、レーベルのミスで上記が正しいとの事です。
VHL-394
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[CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ + ミュンシュ、初出〜
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第4番(*)/
  ピアノ・ソナタ第17番 Op.31 No.2(#)
 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第13番 D.664 Op.120(#)
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
シャルル・ミュンシュ指揮(*)
フランス国立放送o.(*)
 録音:1964年9月20日、モノラル(*)/1977年7月23日、ステレオ(#)。以上ライヴ、初出音源。『音質良好』とのこと。
VLL-395
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出あり
 モーツァルト:
  交響曲第36番「リンツ」(*)/
  協奏交響曲K.297b(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.(*)、
デンマーク放送so.(#)
 録音:1971年(*)/1971年4月1日(#)、共にステレオ。(#)は初出音源。レーベルによると2曲とも初出だが、(*)は同顔合わせ&同年の演奏が RARE MOTHから出ている(RM-578S)。ただ、レーベルは『同年の RARE MOTH 578とは別演奏で、これに比べヒスがなく50秒ほど長い演奏』だと主張している。(#)はチェリビダッケのレア・レパートリーで、これまではミュンヘン・フィルとの1981年モノラル・ライヴ(WME-S/M-1253)があったのみだった。なお、ディスコグラフィには1961年4月10日、デンマーク王立(室内)管との未発売音源が掲載されており、今回の録音がこれと同一である可能性はある。
VLL-396
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[CD-R]
チェリビダッケ&MPO + バレンボイム、初出あり
 ブラームス

  ピアノ協奏曲第1番〜第3楽章リハーサル(*)/
  ピアノ協奏曲第1番(#)(全曲)
ダニエル・バレンボイム(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1987年1月22日(*)/1987年1月25日(#)、共にステレオ。(*)は初出音源。先に1987年1月12日の収録だと言う、同顔合わせ第1楽章のリハーサルが RARE MOTH から発売されている(RM-610/1S)が、演奏会記録からすると、同じ日の記録&今回の日付が正しい可能性もある。(#)も日付けだけ見れば初登場だが、これまで1987年1月とされる 000 CLASSICS 盤(TH-018; このレーベルの代理店からの案内では月日不明だったが、1987年1月とされる)、そして1987年1月24日だとする RARE MOTH 盤(RM-573S)という日付が近い2種の演奏があり、どちらかと同一である可能性はある。『イン・ホール録音ながら臨場感のある良音』とのこと。
VHL-397
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[CD-R]
ショルティ + カーゾン& ケンプ、初出
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第23番(*)/
  ピアノ協奏曲第20番(#)
クリフォード・カーゾン(P;*)
ヴィルヘルム・ケンプ(P;#)
ゲオルク・ショルティ指揮
パリ音楽院o.
 録音:1959年8月1日(*)/1959年9月3日、ブザンソン(#)、以上 ライヴ。モノラル、初出音源|後出: Archipel, ARPCD-0499 〔オケ表記:フランス国立放送管〕(*) 。
 # (*)のオケもパリ音楽院管とアナウンスされていますが、実際にはフランス国立放送管を振ったザルツブルクにおけるライヴです。誤記があるままで供給されます。
2VHL-398
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響、初出あり
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(リハーサル風景)(*)
 ガーシュウィン/コステラネッツ編曲:
  映画「踊らん哉 [Shall We Dance] 」〜プロムナード
 コープランド:交響組曲「大都会の音楽」
 リスト:ハンガリー幻想曲(#)
 チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」
 ムソルグスキー/R=コルサコフ編:
  「ボリス・ゴドノフ」の情景
ルドルフ・ゼルキン(P;*)
アール・ワイルド(P;#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1970年4月(おそらく1970年4月14日か1970年4月15日)(*)/1969年3月10日(1969年3月9日という説もあり)、ライヴ(*以外)。共にステレオ。(*)以外は初出音源。レーベルは(*)も初出音源としているが、これは録音日不祥で発売された同じく VIBRATO の 2VLL-352と同一演奏と思われる。ただし前出盤では第1楽章&第3楽章からとされていたが、当盤ではどの部分かは記載されておらず、収録個所が異なる可能性はある。2010年1月に94歳で亡くなった(#)のピアニスト、ワイルドのかな表記が「ウィルド」という妙な物になっていたので、原文表記がおかしい可能性有。
2VHL-399
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響、初音盤曲あり&初出
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34(**)
 J.S.バッハ:パッサカリアとフーガBWV.582
 モーツァルト:交響曲第40番K.550
 ベートーヴェン:トロンボーン四重奏による
          3つのエクアーレ WoO.30 (*)
 ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調Op.31(#)
 ゲネ・グッチェ(1907-2000):チンギス・ハーン(+)
 ・コメントとアンコール
   ハイドン:アンダンテ・カンタービレOp.3 No.5
ヤン・ウク・キム(Vn;#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1969年10月26日(当初のアナウンスでは 1969年10月28日 となっていたが、本体記載の前記が正しい模様)(**)/1969年3月23日(**以外)、ライヴ。ステレオと記載、初出音源。
 (*/#/+)の3曲は、おそらくストコフスキーにとって初音盤となる作品で、ことに(#/+)の2曲は作曲家レベルで唯一の録音記録と思われる物。曲名は JOHN HUNT のディスコグラフィを元にしているので、最後のアンコールは、当盤では『「弦楽四重奏」〜セレナード』と記載されている。『音質良好』とのこと。
VLL-400
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 モーツァルト:レクイエム
  カロリーネ・ペートリヒ(S) クリステル・ボルヒャース(A)
  ペーター・シュトラーカ(T) マティアス・ヘレ(B)
  セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo.&cho.
 録音:1995年2月12日、ライヴ。ステレオ、レーベルの主張通りなら初出音源。
 1995年2月13日の演奏が FKM から FKM-CDR292/3 で、EMI からも1995年2月12日、13日、15日、17日の編集盤が出ているが、レーベルはどちらとも異なる演奏だと主張している。
 『インホール録音だが音質良好』とのこと。
VHL-401
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[CD-R]
ケンプのベートーヴェン協奏曲、初出
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(*)/
         ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(#)
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ハンス・ミュラー=クライ指揮(*)
シュトゥットガルト放送so.(*)
ヨゼフ・カイルベルト指揮(#)
BPO(#)
 録音:1957年7月11日(*)/1950年10月1日(#)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。『音質良好』とのこと。
VHL-402
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[CD-R]
ジョージ・セル、初音盤曲あり&初出
 モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲(*)
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド(#)
 ヒンデミット:序曲「エロスとプシュケ」(+)
ジョージ・セル指揮
NYP(*/#)、クリーヴランドo.(+)
 録音:1965年11月(*/#)(おそらく、(*)は1965年11月6日、(#)は1965年11月11日、12日、15日のいずれか)/1967年4月21日(+)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。(#)の独奏者は記載されておらず、演奏会記録などにも記載が見当たらない。
 (#)と(+)は、おそらくセルによる初音盤となる曲目。また、(+)の日の演奏会記録がハイドンの第93番交響曲&マーラーの大地の歌(以前 ARKADIA=HUNT や LIVING STAGE 〔共に廃盤〕から発売されていたもので、現在は CD-R 使用の RITARDANDO RIT-5015/6 で入手可能)のみとなっている資料もあるが、欧米のマニア間でもこの日付の当曲が出まわっているようなので、アンコールなどで演奏された可能性がある。『音質良好』とのこと。
VHL-403
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[CD-R]
ミュンシュ&ボストン響、初出あり
 フランク:呪われた狩人(*)
 マーラー:交響曲第10番〜アダージョ(#)
 ワーグナー:ジークフリート牧歌(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1962年2月9日、ステレオ(*)/1959年12月、ステレオ(#)/1961年3月24日、モノラル(+)、以上ライヴ。(#)を除き初出音源。(#)は 000 CLASSICS から TH-051 で出ていた1959年12月4日〔1959年12月5日と誤記|廃盤〕の演奏だと思われる(代理店の案内に『既出?』と表記あり)。
VHL-404
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[CD-R]
アンセルメ + マイラ・ヘス
 シカゴ響との共演あり、初出

 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番(*)/交響曲第4番(#)
マイラ・ヘス(P;*)
エルネスト・アンセルメ指揮(*/#)
NYP(*)、シカゴso.(#)
 録音:1958年2月23日(*)/1968年1月25日(#)、以上ライヴ。モノラル、初出音源。『音質良好』と記載されている。
VHL-405
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響、初出
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(*)
 ストラヴィンスキー:
  バレエ音楽「妖精の口づけ」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1966年(おそらく1966年6月12日)(*)/1964年(#)、以上 ライヴ。モノラル、初出音源。(#)はこの顔合わせによる同年代の記録が見当たらず、1967年9月18日 という記録しかない。1964年ならばシュトゥットガルト放送響との 1964年10月22日 の演奏があるが、共に未発売ではある。『音質良好』と記載されている。
2VLL-406
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[2CD-R]
ストコフスキー 1971.4.17, 1974.1.7 、初出
 リハーサル(*)
  チャイコフスキー:交響曲第4番
  スクリャービン/ストコフスキー編曲:前奏曲第10番
 コンサート(#)
  J.S.バッハ/ストコフスキー編曲:
   コラール前奏曲「われらが神は堅き砦」BWV.720 /
   ヴァイオリン・ソナタ第4番〜シチリアーノ/
   無伴奏ヴァイオリン・
    パルティータ第2番〜シャコンヌ
  チャイコフスキー:弦楽セレナード/
           フランチェスカ・ダ・リミニ
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.(*)、LSO (#)
 録音:1971年4月17日、リンカーン・センター、モノラル(*)/1974年1月7日、ライヴ、ステレオ(#)。共に初出音源。(*)の日付では先に、今回含まれていないモーツァルト「ジュピター」のリハーサルが WORLD MUSIC EXPRESSから WME-S-1329 で発売されている。
 (*)は『ドレスド・リハーサルで指示が少ない』、(#)は『細かなディジタル・ノイズ混入』とのこと。
VHL-407
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[CD-R]
バックハウス + フリッチャイ&SRO、初CD化?
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第4番(*)/
  ピアノ・ソナタ[第15番(#)/第26番(#)]
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
フェレンツ・フリッチャイ指揮(*)
スイス・ロマンドo.(*)
 録音年:『不祥』((*)は 1961年5月24日、(#)は 1969年6月、フィレンツェ という資料あり)、モノラル。おそらく初CDフォーマット化。『(加)ロココ原盤』と記載されているので、盤起こしか。3曲とも、Rococo 2085 (*) / Rococo 2116 (#) という品番で LP が発売されていた模様。
VHL-408
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[CD-R]
マルケヴィチ&BPO + マガロフ、初出
 ラヴェル:ピアノ協奏曲(*)
 チャイコフスキー:交響曲第4番
ニキタ・マガロフ(P;*)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
BPO
 録音:1974年、ライヴ。ステレオ、おそらく初出音源。『ラヴェルの第2楽章、2:00 & 3:10 にディジタル・ノイズと音とびあり。』とのこと。
VLL-409
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[CD-R]
チェリビダッケ&ミュンヘンpo.、初出あり?
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(*)
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年3月(おそらく1985年3月16日)(*)/1991年10月28日(#)、共にライヴ、ステレオ。(*)は1985年3月16日の演奏が EMI や Great Artists から既出(さらに同様に月までの記載となっているFKM盤もあり FKM-CDR301/2)、(#) は 1991年10月表記(日付不祥だが、おそらく1991年10月27日、1991年10月28日、1991年10月29日のいずれか)の映像が TELDEC から既出だが、レーベルは異なる演奏で共に初出と主張している。『共にイン・ホール録音』とのこと。
2VLL-410
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[2CD-R]
ストコフスキー&アメリカ響
 初レパートリー&初出

 ハイドン:交響曲第60番(*/**)
 モーツァルト:フルートと管弦楽のための
  アンダンテKV.315 とロンド KV Anh.184(*/#/**)
 ハチャトゥリアン/ランパル編曲:
  フルート協奏曲(原曲:チェロ協奏曲(*/#/**)
 リムスキー=コルサコフ:「金鶏」組曲
  (ストコフスキーのコメント付き)(*)
 モーツァルト:交響曲第40番(#)
ジャン=ピエール・
 ランパル(Fl;#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1970年1月19日(1970年1月18日とも。演奏会は両日とも同曲目〔録音は残っていないようだが、上記曲に加えストラヴィンスキーの「パストラール」〕で行われている)(*)/1969年(1969年3月22日?)(#)、以上 ライヴ。ステレオ、初出音源(後述)。
 レーベルは(#)について1969年3月23日の『VHL-399とは別演奏』(2VHL-399が正しく、記載のVHL-399は誤り)と記載している。2VHL-399に収録されている Y.U.キム(Vc)を招いた演奏会と、同一曲目の「リハーサル」だとされる演奏が、以前海外私家盤で発売されたことがあったので、これはその3月22日の演奏である可能性がある(となると、他の曲も全て22日のリハーサル録音があるはずなので、それらも発売してほしい物だが・・・)。なお、ストコフスキー&アメリカ響の同曲は、他に演奏会としては1965年11月7日-8日の記録があるが、これは録音が残されていない模様。また、1969年12月8日の同曲があるとしている別資料が存在するようだが、この日はオール・ワーグナー・プログラム(1曲「ヴェーゼンドンク歌曲集」だけ VHL-317 で既出、残りの6曲?は未発売)であり、これはあり得ないだろう。
 (**)の計4曲は彼の初音盤レパートリーで、さらにすべて唯一の録音だと思われる物(ハチャトゥリアンのチェロ協奏曲も録音は無いはず)。また、ランパルとの共演もこれが唯一の録音となったようだ。
2VLL-411
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[2CD-R]
チェリビダッケ、初出
 ・リハーサル
   モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 より(*/+)
    [第1楽章/第2楽章途中まで]
   ベートーヴェン:交響曲第2番(*)
   シューベルト:「ロザムンデ」序曲(*)
 ・コンサート
   ブルックナー:交響曲第3番(#)
ダン・グリゴレ(P;+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1996年5月31日(*)/1991年9月16日、ライヴ(#)。ステレオ、初出音源。
 (*)は 2VLL-373 で発売されている1996年6月3日の演奏会(1996年6月1日、3日-4日。ベートーヴェンとシューベルトはEMIからも、この3日間からの編集演奏が発売されている)に際してのリハーサル。(#)は、日付が近いものとしては、1991年9月14日(SARDANA, EN LARMES ELS-02-203, GREAT ARTISTS GA4-4 など)があったが、彼としては音盤が少ない曲で(演奏会としてはこの年以降も15回ほど振っているようだが)、以降は1993年4月22日の演奏(VLL-304)しか発売されていない。
2VHL-412
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[2CD-R]
ルドルフ・ゼルキン、初出
 ショパン:24の前奏曲集Op.28 (*)
 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ(#)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番
         「ハンマークラヴィーア」(+)
ルドルフ・ゼルキン(P)
 録音:1976年1月12日、ライヴ。ステレオ、初出音源。『音質良好』と記載されている。
 (+)は1965年の月日場所不明ライヴ(WME-S/M-1333/4)、1968年5月13日のロンドン・ライヴ(BBC BBCL-4241)、そして1970年のスタジオ録音の3種があった曲目だが、これまでで最も後年の演奏となる物。(*/#)は同年5月に CBS へスタジオ録音(21世紀になってSONYから発売されるまでお蔵入りしていたもの)、他に(*)は1979年10月のライヴがFKMから発売されている(FKM-1002/3)。
VHL-413
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[CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ、初出〜ブラームス
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(*)/
 ピアノ協奏曲第1番(#)
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
カール・メレス指揮(#)
ルクセンブルク放送so.(#)
 録音:1959年7月16日(*)/1959年2月23日(#)、共にスタジオ。モノラル、初出音源。『音質良好』と記載されている。
VHL-414
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[CD-R]
リヒテル&ジョルジェスク、初出〜
 ブラームス
:ピアノ協奏曲第2番
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮
モスクワ国立o.
 録音:1958年4月17日、モスクワ、ライヴ。モノラル、初出音源。『音質良好』と記載されている。
 同日にはシューマンの協奏曲も演奏されており、先に DOREMI から発売されていた (DHR-7892) 。オケはおそらくソヴィエト国立管が正しい。
2VLL-415
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[2CD-R]
アルゲリッチ 1982年ライヴ集、初出
 J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV911(*)
 シューマン:クライスレリアーナ(*)
 ラヴェル:夜のガスパール(*/+)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番(*)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲(#)
マルタ・アルゲリッチ(P)
指揮者不詳(#)
BPO(#)
 録音:1982月11日21日(*)/1982年6月(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。『音質良好』、(+)の『冒頭に音揺れあり』と記載されている。
VHL-416
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響、初出?
 シューベルト:交響曲第3番(*)
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(#)
 ラヴェル:ボレロ(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1967年、ステレオ(*)/1966年、モノラル((#)は1962年10月28日、(+)は1966年4月3日の可能性有)(#/+)、以上 ライヴ、(#)と(+)はおそらく初出、(*)も記載条件のみのチェックでは初出音源。(*)のみ『音質良好』と記載されている(別資料によると(#)の音質は良くない模様)。(*)は 当レーベルから1967年12月1日の演奏(VLL-226)がでているが、レーベルによるとこれとは異なる演奏だとの事。ただ、「1970年代」とされる VLL-117の事は記載が無く、これと同一の可能性は残る。なお1967年ならば、他に1967年12月2日と1967年12月3日の記録が残っている(共に、少なくとも日付を特定しては未発売)。
2VLL-417
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[2CD-R]
ギレリス + ボド、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(*)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集(#)
 [第16番/第12番/第25番/
  第26番「告別」/第27番]
エミール・ギレリス(P)
セルジュ・ボド指揮(*)
ザールブリュッケン放送so.(*)
 録音:1984年4月14日(*)/1977年9月26日、ボン(#)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。『音質良好』と記載されている。
 ギレリスによる1984年の(*)は3つ残されているが(残り2つも未発売で、一つは月日不明)、少なくともこれまででは最も後年の演奏。
2VLL-418
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[2CD-R]
ギレリス、アマデウスSQ、C.デイヴィス、初出
 シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」(*)
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(#)
 グリーグ:ピアノ協奏曲(+)
エミール・ギレリス(P)
アマデウスSQ団員(*/#)
ライナー・ツェペリツ(Cb;*)
コリン・デイヴィス指揮(+)
LSO(+)
 録音:1975年9月2日、フィンランディア・ホール、ステレオ(*/#)/1979年7月26日、プロムス、モノラル(+)、以上ライヴ、初出音源。(*/#)は同顔合わせによるDG録音があるが、(*)はギレリスによる唯一の同曲ライヴ。
 (*)のコントラバス奏者は記載されておらず(おそらく本体にも記載無し)、当店で補完した。ギレリスとコリン・デイヴィスの顔合わせは珍しく、ディスクで発売されたことがあるのは、BPOとの共演による翌1980年のチャイコフスキー「協奏曲第1番」(LUCKY BALL; 廃盤/KAPELLMEISTER KMS-213)程度と思われる。『音質良好』と記載されているが、(#)はモノラルなのでご注意下さい。
VLL-419
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[CD-R]
メータ&NYP、初出あり
 エルガー:チェロ協奏曲(*)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(#)
アリサ・
 ワイラースタイン(Vc;*)
ピンカス・ズッカーマン(Vn;#)
ズービン・メータ指揮
NYP
 録音:2006年12月(とあるが、おそらく(*)は2007年1月11日か13日、(#)は2007年1月4日-9日のいずれかで、VON'Z から発売がある [S-1-261] 演奏)、ライヴ。モノラル、(*)は初出音源。『音質良好』と記載されているが、モノラルなのでご注意下さい。
VHL-420
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[CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ 1967年リサイタル、初出
 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 K.332
 ベートーヴェン:
  エコセーズ WoO.86/エリーゼのために
 シューベルト:即興曲 D.935-4
 モーツァルト:幻想曲 K.397
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
 録音:1967年、東京、ライヴ。ステレオ、初出音源。『音質良好。放送されていない「イン・ホール」録音』と記載されている。
VLL-421
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出?
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年(としか記載が無いが、1993年4月26日か1993年4月30日の演奏ではないかと思われる)、ライヴ。ステレオ、『世界初出。音質良好。放送されていない「イン・ホール」録音』と記載されている。
 推定月のチェリビダッケによる既出の「田園」は、「1993年4月」表記の演奏がRARE MOTH から RM-426/7Sで発売されており、同盤には(同月表記なので同時演奏されたものか)「未完成」が含まれている。また「未完成」の「1993年4月26日」とされる演奏が VIBRATO から 2VLL-335で発売されており、RARE MOTHの2曲、VIBRATOの2曲がそれぞれ同日の演奏と考えるとしっくり来るが、詳細は不明。なお、チェリビダッケは同月、来日公演を行っている。
VLL-422
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[CD-R]
クーベリック&NYP 1982年ライヴ、初出
 モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲(*)
 クーベリック:管弦楽のための「シークエンス」(#)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(+)
ラファエル・クーベリック指揮
NYP
 録音:1982年12月4日(と誤記されているが、演奏会記録によると1982年3月18日、1982年3月19日、1982年3月20日のいずれか。また別資料にそれぞれ、1982年(月日不明)(*)、1982年11月18日-20日放送(#)、1982年3月20日(+) となっているものがあるので、3月20日か)、エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライヴ、ステレオ|既出CD-R: Vibrato, VLL-422 〔1982年12月4日の記載〕|後出CD-R: Don Industriale, DI-072A 〔1982年12月4日の記載〕。『インタヴュー付き』『音質良好』と記載されている。 Don Industriale にはインタヴューが含まれていない。2021年現在これら1982年3月18日-20日の演奏会は、(#)は NYP が演奏した、 (*)はクーベリック& NYP による、(+)はクーベリック& NYP による1980年代の、各同曲のすべて。
VLL-423
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[CD-R]
ジュリーニ&LAPO 1982.12.8、初出
 ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
 エズラ・レーダーマン(1924-):交響曲第4番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1982年12月8日、シカゴ・シンフォニー・ホール・ライヴ。ステレオ、初出音源。ジュリーニによる(*)は、初演時と思われる1981年10月22日の演奏が WORLD MUSIC EXPRESS から発売されている(WME-S/M-1218)。『音質良好』と記載されている。
VLL-424
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[CD-R]
スヴャトスラフ・リヒテル、初出
 ベートーヴェン:バガテルOp.126 No.1/
 ブラームス:インテルメッツォOp.118 No.1/
 ショパン:夜想曲Op.15 No.1
 グリーグ:ピアノ協奏曲(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
パーヴォ・ベルグルント指揮(*)
スイス祝祭o.(*)
 録音:1974年6月(おそらく1974年6月1日/無印)/1977年8月17日(*)、共にライヴ。ステレオ、初出音源。
 無印の独奏曲は、FKM から FKM-1016で発売されているベートーヴェン後期ソナタ3曲ライヴ(一部DOREMIからも発売あり)のアンコールではないかと推測される。リヒテルは同月、来日公演を行っている。グリーグは、同日のプログラムでシベリウスの交響曲第4番が演奏されており、以前 LUCKY BALL から発売されていた(LB-0041; 廃盤)。
 『音質良好』『グリーグの3楽章3:01にノイズあり』と記載されている。
VHL-425
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[CD-R]
S=イッセルシュテット&フランス国立管
  + クライバーンのパリ・ライヴ、再発売

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(#)
 ブラームス:交響曲第2番(+)
ヴァン・クライバーン(P;#)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
フランス国立o.
 録音:1964年6月30日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ。モノラル(#)/ステレオ(+)。以前 LANNE HISTORICAL COLLECTION からLHC-7057(廃盤)で初出となった演奏。前出盤では共にモノラルだったが、今回(+)はステレオだとのこと。『音質良好』と記載されている。ただし、併収録されていた1960年2月9日の「スペイン奇想曲」が省かれている。これは衝撃の顔合わせ。各楽章ごとに情熱を感じる凄い演奏で、とくにオケがノリノリ。極めて貴重なアイテム。
VLL-426
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[CD-R]
チェリビダッケ、初出
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番(*)
 リムスキー=コルサコフ:
  交響組曲「シェヘラザード」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年3月7日(*)/1991年4月24日(#)、ともにライヴ。ステレオ、初出音源。(*)は1986年3月5日の演奏が RARE MOTHから発売(RM-608/9S)されており、当盤が彼2種目の同曲音盤。また、(#)は演奏会記録などによると、実際には1991年3月27日、1991年3月28日、1991年3月29日のいずれかではないかと思われるが、チェリビダッケによる1990年代の同曲はおそらく当盤が初登場。これまでは、1980年代後半とされる METEOR(廃盤)& RE! DISCOVER RED-11が最も後年と思われる演奏で、これと年月日不祥の EXCLUSIVE 盤(廃盤)を除けば、全て1984年以前のライヴだった。『音質良好』『共に放送されていない「イン・ホール」録音』と記載されている。
2VHL-427
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[2CD-R]
ストコフスキー&ボルティモア響、初出
 J.S.バッハ/ストコフスキー編曲:
  トッカータとフーガ ニ短調
 ベートーヴェン::交響曲第5番「運命」
 ヴァージル・トムソン:フーガとカンティレーナ
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲「ペトルーシュカ」
レオポルド・ストコフスキー指揮
ボルティモアso.
 録音:1963年1月10日、ライヴ。ステレオ、初出音源。『インタビュー付き』とのこと。
VHL-428
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[CD-R]
アルゲリッチ + ペーター・マーク、
 音盤初レパートリー作品あり&初出

 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第8番 K.310 (*) /
  ピアノ協奏曲第21番 K.467(#)
 シューマン:ピアノ協奏曲(+)
マルタ・アルゲリッチ(P)
ペーター・マーク指揮(#)
WDR ケルン放送so.(#)
指揮者&オーケストラ不祥(+)
 録音:1960年1月30日、ミュンヘン(別資料によると1960年4月26日、バイエルン放送局)、モノラル(*)/1960年9月5日、モノラル、スタジオ収録(#)/1981年(別資料によると1981年4月4日)、ステレオ、ライヴ。すべて初出音源。『音質良好』と記載されている。
 (*)と(#)はアルゲリッチによる初音盤レパートリー。また、ペーター・マークとの共演も記録は複数あるようだが、おそらく音盤初登場。
VHL-429
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[CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ・リサイタル 1961.7.21、初出
 ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435
 J.S.バッハ/ケンプ編曲:
  フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV.1031 〜シシリエンヌ(*) /
  カンタータ第140番「目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声」 BWV.140 〜コラール(#)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31 No.3
 ブラームス:6つのピアノ小品 Op.118 〜第5曲 ロマンス ヘ長調 Op.118 No.5 /
       3つの間奏曲 Op.117 〜第2番 変ロ短調 Op.117 No.2 /
       4つのピアノ小品 Op.119 〜第3曲 間奏曲 ハ長調 Op.119 No.3
 シューマン:交響的練習曲 Op.13
  ヴィルヘルム・ケンプ(P)
 録音:1961年7月21日(別資料によると Saint-Malo 。フランスのサン・マロか)、ライヴ。モノラル、初出音源|後出CD-R: FORGOTTEN RECORDS, fr-1236 『音質良好』と記載されている。 #なお、(*)は当盤、 FORGOTTEN RECORDS 盤ともに『フルート・ソナタ ト短調 BWV.1020 〜シシリエンヌ』、 当盤では『カンタータ147番〜コラール』(「主よ、人の望みの喜びよ」)、 FORGOTTEN RECORDS 盤では『カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」 BWV.17 〜コラール』と、それぞれ記載されているが、共に誤り。 誤記のまま供給されますので、ご了承下さい。
VHL-430
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[CD-R]
メータ&フランス国立放送管、初出
 ブルックナー:テ・デウム(*) / ドヴォルジャーク:交響曲第7番(#)
  シーラ・アームストロング(S;*) ハンナ・シュヴァルツ(Ms;*)
  ヴェルナー・ホルヴェーク(T;*) S.ニッセン(B;*)
  ズービン・メータ指揮フランス国立放送o.
 録音:1965年(*)/1973年(#)、以上ライヴ。ステレオ、初出音源。テノールは『W.ホルヴェヒ』と記載されており、欧文記載自体の誤りがある可能性有。バスは綴り等不祥。
2VLL-431
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[2CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ・リサイタル 1976.11、初出
 ベートーヴェン:
  創作主題による32の変奏曲/
  ピアノ・ソナタ
   〔第4番/第31番/第21番「ヴァルトシュタイン」〕
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
 録音:1976年11月、ライヴ。ステレオ、初出音源。『イン・ホール録音のため左右のレンジが狭い』とのこと。
VHL-432
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[CD-R]
パレー + カサドシュ 初の共演盤&初出
 ラロ:歌劇「イスの王」序曲
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(*)
ロベール・カサドシュ(P;*)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1960年11月10日、ライヴ。モノラル、初出音源。カサドシュによる(*)は、トスカニーニとの2種の盤(GUILD GHCD-2337/38, VIBRATO VHL-64)、シューリヒト盤(MEMORIES MEMORIES MR-2035/36)に続き、4種目と思われる。パレーとカサドシュが顔を合わせた音盤と言うのはこれまで例がなかったはずで、大変に貴重。
VLL-433
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[CD-R]
アブラヴァネル + ゼルキン 初の共演盤&初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ルドルフ・ゼルキン(P)
モーリス・アブラヴァネル指揮
ユタso.
 録音:1973年11月2日、ライヴ。ステレオ、初出音源。『音質良好』とのこと。ゼルキンにとっては得意の曲だが、アブラヴァネルのライヴというもの自体珍しく、この二者の共演盤も初めてと思われる。
VHL-434
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[CD-R]
チェリビダッケ&スウェーデン放響、初出
 ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲 Op.64 No.1 (*)
 ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲(#)
 プロコフィエフ:交響曲5番(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.
 録音:1959年(とあるが、このオケとの共演記録があるのは1962年以降のはずで、疑問。録音記録などからすると1967年-1969年に及ぶ曲毎の録音と思われる)、〔おそらく放送用〕ライヴ。モノラル、初出音源。
 3曲とも、このコンビにおける音盤初レパートリーとなる曲目で、(#)は1967年11月19日と1969年〔月日不祥〕の2種、(+)は1968年3月3日、1968年3月15日、1968年3月16日の3種の録音(全て未発売)がそれぞれ残されている模様だが、当オケを振った(*)は、記録自体がこれまで無かった。
VLL-435
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[CD-R]
クリスティアン・ツィマーマン〜
 ドビュッシー:前奏曲集

  〔第1巻/第2巻〕(全24曲)
クリスティアン・
 ツィマーマン(P)
 録音:1990年9月、ライヴ。ステレオ、初出音源。DG録音の前年と思われるライヴ。『放送されてない「イン・ホール」録音ながらマズマズの音質』と記載されている。
2VLL-436
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[2CD-R]
アルトゥール・ルービンシュタイン〜ショパン・リサイタル、基本的に初出
 ショパン:
  スケルツォ第2番/前奏曲集Op.28 より Nos.1, 23, 8 /夜想曲 Op.27 No.2/
  ピアノ・ソナタ第3番/バラード第4番/
  4つの練習曲〔 Op.10 No.12 (*) / Op.25 Nos.2, 3 (*) / Op.10 No.4 〕/
  マズルカOp.56 No.3/ポロネーズ第6番Op.53「英雄」/ワルツOp.64 No.2 (#)
 メンデルスゾーン:「紡ぎ歌」〜無言歌(#)
 ショパン:スケルツォ第3番 (#/+)
  アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
 録音:1974年1月13日、フィルハーモニー・ホール、ニューヨーク。モノラル、初出音源。(#)はアンコール。ただし、(*)はMARSTONのショパン・アンソロジーに含まれていた。『放送されていない「イン・ホール」録音』『幻の名演といわれたリサイタル』、また(+)は残念ながら『最後の数音符欠落』と記載されている。
2VLL-437
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[2CD-R]
テンシュテット、コープランド&NYP、初出
 マーラー:交響曲第5番(*)
 コープランド:シンフォニック・オード(#)
クラウス・テンシュテット指揮(*)
アーロン・コープランド指揮(#)
NYP (*/#)
 録音:1980年11月2日、エイヴリー・フィッシャー・ホール。ステレオ、初出音源。テンシュテット&NYPの(*)は、1980年6月18日の演奏が同オケの自主製作盤で発売されていた。(*)の『1楽章 0:42 - 0:48に僅かながらデジタル・ノイズがが混入』(記載ママ)と記載されている。
VLL-438
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[CD-R]
クリスティアン・ツィマーマン、1982
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番
 ショパン:バラード〔第1番/第2番〕
 ・アンコール ショパン:ピアノ・ソナタ第2番〜第1楽章
クリスティアン・
 ツィマーマン(P)
 録音:1982年9月、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのこと。アンコールについて代理店資料に『ソナタ#1の第楽章』と記載されているが、誤り。
VLL-439
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[CD-R]
シューベルト
 ピアノ・ソナタ第15番「レリーク」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1977年、フランス、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのことだが、疑問。
VHL-440
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[CD-R]
バーバー:エッセイ第2番
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
ギオマール・ノヴァエス(P)
トマス・シッパーズ指揮
NYP
 録音:1966年、ニューヨーク、モノラル。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-441
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[CD-R]
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ブラームス:交響曲第2番
ルドルフ・フィルクシュニー(P)
エド・デ・ワールト指揮
クリーヴランドo.
 録音:1976年2月9日、ニューヨーク、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのこと。
2VHL-442
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[2CD-R]
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 BWV.1056a[録音:1949年12月18日]
モーツァルト
 ヴァイオリン協奏曲第3番[録音:1940年代〔おそらく1949年12月18日〕]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番[録音:1950年1月8日](#)
シューベルト:交響曲第2番[録音:1944年12月23日](*)
 ヨーゼフ・シゲティ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P)
 ディミトリ・ミトロプーロス指揮NYP (*以外)、ボストンso.(*)
 録音:モノラル|既出CD, CD-R: AS Disc, AS 626 (無印) / Music and Arts, MUA-(4)668 (無印) / Tahra, TAH-724 (#) 〔当盤と同年リリースだが、 Tahraの方が数ヶ月早い〕/ Disco Archivia [CD-R] (*以外) 〔以上廃盤、入手不能〕/ WME [CD-R ], WME-M-1325/6 (*) 〔オケをNYPと誤記〕。アナウンス時には案内されなかったが、(#)の2楽章に『マスターに起因する音飛びあり』と記載されている。また、裏インレイで1曲目の月表記が "Sec" ( Dec のスペルミス)となっていますが、このまま供給されます。
VLL-443
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[CD-R]
ヴィルヘルム・ケンプ、1972
 J.S.バッハ:フランス組曲第5番
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
 録音:1972年、ステレオ。別資料によると『初出音源』『ベートーヴェンの第2楽章にノイズ数ヶ所あり』とのこと。
VLL-444
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[CD-R]
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲 Op.81
ルドルフ・ゼルキン(P)
グァルネリSQ
 録音:1973年2月20日、ステレオ。『イン・ホール録音』と記載されている。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-445
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[CD-R]
ベートーヴェン
 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/交響曲第5番「運命」
エルガー:「エニグマ変奏曲」〜ニムロッド(J.クリップスヘの追悼曲)
クラウディオ・アラウ(P)
ダニエル・バレンボイム指揮
イスラエルpo.
 録音:1974年10月13日、カーネギー・ホール、モノラル。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-446
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[CD-R]
サンソン・フランソワ、1969.11
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
 シューマン: 子供の情景
サンソン・フランソワ(P)
 録音:1969年11月19日?、ステレオ。本体品番表記: VHL-446。別資料によると『初出音源』『ショパンの第4楽章2箇所に軽いディジタル・ノイズあり』とのこと。
 #バック・インレイにおいて、ショパンのソナタが Sonata No.3 であるべき所 "Sanata No.2" と誤記されていますが、このまま供給されます。
VHL-447
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[CD-R]
ニルセン:交響曲第3番「広がりの交響曲」(*)
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番(#)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1965年10月3日(*) /1965年10月17日(#)、リンカーン・センター、モノラル or ステレオ不祥〔日付は別資料に拠る〕。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-448
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[CD-R]
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
アリシア・デ・ラローチャ(P)
シクステン・エールリング指揮
クリーヴランドo.
 録音:1978年2月23日、セヴェランス・ホール、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-449
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[CD-R]
グリゴリー・ソコロフ、リサイタル 1973
 スクリャービン:2つの小品 Op.57 /謎/炎に向かって/練習曲 Op.8 No.12
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番
 ショパン:練習曲 Op.25 No.2 /葬送行進曲 Op.35 /夜想曲 Op.15 No.1
  グリゴリー・ソコロフ(P)
 録音:1973年2月、東京、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-450
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[CD-R]
マルタ・アルゲリッチ
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 より〔第2楽章/第3楽章〕(*)
  [ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮 特別編成o./録音:1995年9月1日]
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番[ズービン・メータ指揮BPO/録音:1985年11月30日]
 マルタ・アルゲリッチ(P)
 録音:ステレオ。別資料によると『初出音源』、(*)の『1楽章の演奏はプログラムになし』とのこと。
VHL-451
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[CD-R]
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲(*)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲〔第2番(*) /第4番(#) 〕
ウェーバー:「アブ・ハッサン」序曲(+) /舞踏への勧誘(+)
 フリッツ・ライナー指揮シカゴso.
 録音:1963年3月10日(*)、1956年11月14日(#)、1956年11月28日(+)、すべてモノラル。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-452
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[CD-R]
ブルックナー:交響曲第8番 ラファエル・クーベリック指揮
シカゴso.
 録音:1966年12月22日〔1976年12月22日と誤記〕|後出CD, CD-R: Don Industriale [CD-R], DI-14-059A / FKM, FKM-CDR719/20 / Memories, MR-2618 (#) 〔廃盤、入手不能〕。
2VLL-453
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[2CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ニューヘイヴン・リサイタル 1966.11.13
 ハイドン:ピアノ・ソナタ へ長調 Hob.XVI: 23
 シューマン:花の曲 変ニ長調 Op.19
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35
 ドビュッシー:「前奏曲集 第2巻」より〔 Nos.5, 4, 7 〕(+) /喜びの島
 リスト:オーベルマンの谷
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380, L.23 (#)
 ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 (#)
 ラフマニノフ:絵画的練習曲 ニ長調 Op.39 No.9 (#)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1966年11月13日、ウールジー・ホール、ニューヘイヴン、コネチカット州、ライヴ、ステレオ、初出音源。本体品番表記: 2VHL-453演奏会場の記載は無かったが、演奏会記録から当店で補った。また、(#)はアンコールと推察される。膝上録音と思われ、観客が発する雑音や、ホワイト・ノイズ(テープの経年劣化により、曲によっては周期的に増減する)が全般に含まれているが、音自体はまずまず。
 #2015年に SONY から発売された「ホロヴィッツ未発表ライヴ集 1966-1983」(50CDs/88843-05458-2/分売無し)に、マスターからのステレオ復刻が含まれるライヴです。
 #なお、(+)の表記がバック・インレイでは前奏曲集第1巻からとなっており、曲目もそれに応じて『アナカプリの丘』『音と香りは夕暮れの大気に漂う』『西風の見たもの』と誤記されていますが、実際には上記の通り、前奏曲集第2巻からの『ヒースの茂る荒野』『妖精はよい踊り子』『月の光がふりそそぐテラス』。誤記のまま供給されますので、御了承下さい。
VHL-454
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[CD-R]
ベートーヴェン:「エグモント」序曲/交響曲第1番
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ウォリングフォード・リーガー:ニュー・ダンス / レブエルタス:ハニツィオ
 フリッツ・ライナー指揮 NBC so.
 録音:1943年3月3日(とあるが、おそらく正しくは1942年3月3日)、モノラル、スタジオ。別資料によると『初出音源』とのこと。
 #455は欠番。
VLL-456
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[CD-R]
モーツァルト:オーボエ協奏曲(*) /ピアノ協奏曲第20番(#) /交響曲第39番
 クルト・カルムス(Ob;*) ゲザ・アンダ(P;#)
 ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so.
 録音:1969年、ステレオ。別資料によると『初出音源』、(*)を除き『シュル、シュル音混入箇所あり』とのこと。
VLL-457
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[CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜シャンゼリゼ劇場リサイタル 1985.10.26
 D.スカルラッティ:2つのソナタ〔ロ短調 K.87, L.33 /ホ長調 K.135, L.224 〕
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16 /トロイメライ Op.15 No.7 (*)
 スクリャービン:2つの練習曲〔嬰ハ短調 Op.2 No.1 /変ニ短調 Op.8 No.12 〕
 シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3
 リスト:コンソレーション第3番 変ニ長調/
        即興曲(夜想曲) 嬰へ長調/忘れられたワルツ第1番 嬰へ長調
 ショパン:2つのマズルカ〔第41番 嬰ハ短調 Op.63 No.3 /第7番 ヘ短調 Op.7 No.3 〕/
       ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 モシュコフスキ:練習曲 ヘ長調 Op.72 No.6 (*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1985年10月26日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ、初出音源。演奏会場の記載は無かったが、演奏会記録から当店で補った。また、(*)はアンコールと推察される。
VLL-458
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[CD-R]
シューベルト
 交響曲第9番「グレイト」
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1975年3月23日、モノラル。別資料によると『初出音源』『放送されていないイン・ホール録音』とのこと。なお、1975年3月19日のライヴが、国内のみ DG からCD化されていた。また、ベーム&VPOは同月、来日公演を行っている。
 #ジャケットには「1975年3月23日」、バック・インレイには「1973年2月20日」とありますが、おそらく1975年の方が正しく、このまま供給されます。
2VLL-459
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[2CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜エイヴリー・フィッシャー・ホール・リサイタル 1980.5.4
 クレメンティ:「パルナッソス山への階程」〜アダージョ・ソステヌート ヘ長調 /
        ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12 No.2 〜ロンド
 シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111 /
         4つの夜曲 Op.23 より〔第3番 変ニ長調/第4番 ヘ長調〕/
 メンデルスゾーン:スケルツォ・ア・カプリッチョ 嬰へ短調
 ショパン:舟歌 嬰へ短調 Op.60 /
      練習曲集 より〔嬰ハ短調 Op.25 No.7 /変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」〕
 リスト:コンソレーション第3番 変ニ長調
 ラフマニノフ/ホロヴィッツ編曲:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36 (*)
 ショパン:マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 (#)
 ラフマニノフ:V.R.のポルカ(#)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1980年5月4日、エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライヴ、ステレオ、初出音源。別資料によると『イン・ホール録音』とのこと。レーベルの案内においては、(*)は存在しない『第3番』とされており、また演奏会場の記載も無かったが、演奏会記録から当店で補った。また、(#)はアンコールと推察される。
 #2015年に SONY から発売された「ホロヴィッツ未発表ライヴ集 1966-1983」(50CDs/88843-05458-2/分売無し)に、マスターからのステレオ復刻が含まれるライヴです。
VLL-460
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[CD-R]
モーツァルト:交響曲第39番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1975年5月(おそらく1975年6月7日)、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのことだが疑問(モーツァルトには1975年5月13日の録音もあるようで、この日のものならば未発売だが・・・)。同様に『放送されていないイン・ホール録音』『回転ムラのある箇所あり』とのこと。
VHL-461
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[CD-R]
ストコフスキー&ベルゲン・フィル/他
 セーヴェルー(1897-1992):抵抗のバラード(*) / ブラームス:交響曲第2番(*)
 ヘンリー・アイクハイム(1870-1942):東洋の印象「日本夜想曲」(#)
 フレスコバルディ/ストコフスキー編曲:ガリアルダ第2番(+)
 ショパン/ストコフスキー編曲:マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 (+)
  レオポルド・ストコフスキー指揮 ベルゲンpo.(*)、フィラデルフィアo.(#/+)
 録音:1953年(おそらく1953年6月8日-9日)、ノルウェー、モノラル(*) /1962年2月6日(1962年5月21日と記載された資料があるが、放送日か)(#/+)。(*)はおそらく初出音源。(#)は以前、FREQUENZ から 一度だけ、(+)はフィラデルフィア管の自主制作盤で、それぞれCD化されたことがある模様。(*)はストコフスキーが同オケを振った、おそらく唯一の機会。曲目・録音日はジョン・ハントのストコフスキー・ディスコグラフィ&演奏会記録集(旧版)によって補完した。ストコフスキーの各種ディスコグラフィ等において、(*)のオケは「ベルゲン響 [Bergen Symphony Orchestra] 」となっているが、この名称の団体は存在せず、かつベルゲン・フィルの1953年演奏記録にストコフスキーの名があるようなので、当店ではこちらの記載を採用した。
 なお、レーベルはオケを『ブレゲン・フィル』と、さらに全体を1953年の当オケとの共演と誤記しており、本体欧文&記載も誤っている物と思われる。実際には、(#/+)は1953年には演奏されていないと考えられるので、その旨ご注意下さい。
2VLL-462
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[2CD-R]
グラズノフ:交響曲第5番
チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」抜粋/
         フランチェスカ・ダ・リミニ(*)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1979年5月(とあるが、おそらく1979年6月8日)、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのことだが、(*)のみが該当する可能性が高い。同様に『放送されていないイン・ホール録音』とのこと。
2VLL-463
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[2CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ミシガン大学ヒル公会堂リサイタル 1977.10.9
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 フォーレ:夜想曲第13番 ロ短調 Op.119 /即興曲第5番 嬰へ短調 Op.102
 スクリャービン:左手のための前奏曲 嬰ハ短調 Op.9 No.1
 ショパン:マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 /
        ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」(*)
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 D.スカルラッティ:ソナタ K.322, L.483 / ラフマニノフ:V.R.のポルカ
 ビゼー/ホロヴィッツ編曲:カルメンの主題による変奏曲
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1977年10月9日、ヒル公会堂、ミシガン大学、アナーバー、ミシガン州、ステレオ。初出音源。 別資料によると『放送されていない幻のリサイタル』、『イン・ホール録音』、(*)に『音とびの連続部分あり』とのこと。演奏会記録によるとD.スカルラッティ以降はアンコールで、シューマンの「トロイメライ」も演奏されたようだが、当盤には含まれていない模様。
VLL-464
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[CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ボストン・シンフォニー・ホール・リサイタル 1976.11.17
 クレメンティ:ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.33 No.3
 シューマン:アラベスク Op.18 / スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
 ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 Op.16 /ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」/
       2つのマズルカ〔第41番 嬰ハ短調 Op.63 No.3 /第13番 イ短調 Op.17 No.4 〕
 ・アンコール モシュコフスキ:花火 / ショパン:ワルツ第3番 イ短調 Op.34 No.2
        ラフマニノフ:絵画的練習曲 ニ長調 Op.39 No.9
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1976年11月14日、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ、モノラル、初出音源。別資料によると『イン・ホール録音』とのこと。
2VLL-465
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[2CD-R]
シューベルト:交響曲第2番(*)
ブルックナー:交響曲第8番(#)
ヨーゼフ・クリップス指揮
ウィーンso.
 録音:1971年。ブレゲンツ音楽祭、モノラル|既出: 2VLL-150 。シューベルトは おそらく ORFEO D'OR から出ている1972年8月8日の演奏。
2VLL-466
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[2CD-R]
ベルリオーズ:キリストの幼時(*) / R=コルサコフ:スペイン狂詩曲(#)

 K.リーゲル、J.スティルウェル、M.デヴリン、M.ラング(*)
 レオポルド・ストコフスキー指揮アメリカso.
 録音:1970年12月12日(*) /1969年10月26日(#) 、カーネギー・ホール、ステレオ。(*)はストコフスキーの初音盤作品で、残された録音としてもおそらく唯一。『1980年12月12日』と誤記されているが、もちろん誤り。別資料によると『初出音源』と記載されているが、(*)のみが該当する。(#)は 2VHL-399 で既出。
VHL-467
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[CD-R]
ベルリオーズ:「トロイ人」〜王の狩りと嵐
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 B.シルズ、F.コプレフ、J.アレクザンダー、J.ディアス
 エーリヒ・ラインスドルフ指揮ボストンso.、ニュー・イングランド音楽院cho.
 録音:1969年8月、モノラル。別資料によると『初出音源』とのこと。
2VHL-468
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[2CD-R]
ベートーヴェン
 交響曲第5番「運命」〜リハーサル(*) /
 「エグモント」序曲(#)
ヴァイグル:交響曲第5番「黙示録」(#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1965年4月24日(*) /1968年10月28日(あるいは1968年10月27日)(#)、モノラル。別資料によると『初出音源』とのこと。
VLL-469
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[CD-R]
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(チェコ語歌唱)
 G.ベニャチコヴァー(S) V.ソウクポヴァー(Ms) V.プジビル(T) A.シュヴォルツ(B)
 ハンス・スワロフスキー指揮チェコpo.、プラハ・フィルハーモニーcho.
 録音:1973年。プラハの春音楽祭、ステレオ。別資料によると『初出音源』とのこと。
2VLL-470
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[2CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜メトロポリタン歌劇場リサイタル 1974.11.17
 シューマン:子供の情景 Op.15 / スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
 ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 Op.16 /バラード第1番 ト短調 Op.23 /
      2つのマズルカ〔第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 (#) /第13番 イ短調 Op.17 No.4 〕/
 クレメンティ:ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.26 No.2
 ・アンコール
  D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322, L.483
  メンデルスゾーン:無言歌集第35番 ロ短調 Op.67 No.5「羊飼いの嘆き」(+)
  ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2
  スクリャービン:練習曲 ニ短調 Op.8 No.12
 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1974年11月17日、メトロポリタン歌劇場、ライヴ、モノラル、初出音源。(#)は『冒頭ミッシング』と記載されているため、おそらく冒頭が欠けていると思われる。別資料によると『イン・ホール録音』とのこと。(+)は『無言歌集より』としか記載されておらず、曲目は演奏会記録から当店で補った。
 #高音質化?&ステレオ・ヴァージョンが後出: 2VLL-557
VLL-471
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[CD-R]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(*)
 [リッカルド・シャイー指揮ベルリン放送so./1985年2月18日]
リスト:ピアノ協奏曲第1番
 [チョン・ミュンフン指揮南西ドイツ放送so./1983年10月28日]
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト短調
 [アルミン・ジョルダン指揮スイス・ロマンドo./
   1983年11月28日(本体記載は1987年11月9日)](#)
  マルタ・アルゲリッチ(P)
 すべてステレオ。別資料によるとすべて『初出音源』となっているが、(*)は EN LARMES から ELS-02-187 で出ている物なので誤り。(#)は1987年が正しいのではないかと思われる。
2VHL-472
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[2CD-R]
ベートーヴェン:交響曲第7番(*)
・リハーサル
  マティアス・バーメルト:マントラヤーナ(#)
  ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(+)
   ルッジェーロ・リッチ(Vn;+) ジョルジョ・リッチ(Vc;+)
   レオポルド・ストコフスキー指揮(#以外) マティアス・バーメルト指揮(#)
   ボストンso.(*)、アメリカso.(#)
 録音:1968年1月13日、シンフォニー・ホール、ボストン(*) /1971年12月11日(#/+)、ステレオ。別資料によるとすべて『初出音源』となっているが、(*)は 以前 MEMORIES からCD化されていた(入手不能)。
2VLL-473
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[2CD-R]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(*)
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲(#)
J.シュトラウス II:美しく青きドナウ
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn;*)
ジェイムズ・エーネス(Vn;#)
ロリン・マゼール指揮
NYP
 録音:2007年9月(*) /2007年12月(*以外)、エイヴリー・フィッシャー・ホール。『音質はかなり良いが、残念ながら、ロッシーニの冒頭部5秒ほど音質に違和感あり。』と記載されている。別資料によるとすべて『初出音源』とのこと。
VLL-474
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[CD-R]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/二重協奏曲(*)
 アイザック・スターン(Vn) レナード・ローズ(Vc)
 ユージン・オーマンディ指揮フランス国立放送o.
 録音:1972年1月(既出音源から推測すると、1972年1月24日、21日)、パリ。ステレオ、モノラル不明。別資料によると『初出音源』とのことだが、おそらく RITARDANDO から RIT-5022 で発売されている2曲と同一。(*)は以前、LANNE HISTORICAL COLLECTION から LHC-7051(廃盤)で発売されていた1972年のみ記載の演奏とも同一と思われる。
VLL-475
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[CD-R]
チャベス:交響曲第2番
ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲
ギル・シャハム(Vn)
グスターボ・ドゥダメル指揮
NYP
 録音:2008年1月(とあるが、おそらくこれは放送日〔2008年1月9日-10日〕)。ステレオ、モノラル不明。演奏会記録によると、2007年11月29日、2007年11月30日、2007年12月1日、2007年12月4日のいずれか。12月4日のドヴォルジャークは、DIRIGENT から DIR-0515で発売されている)。『音質良好だが、ドヴォルジャークの第1楽章2:49に音とびあり』と記載されている。別資料によるとすべて『初出音源』とのことだが、ドヴォルジャークに関しては前記の通り。
2VLL-476
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[2CD-R]
ベートーヴェン
 序曲「レオノーレ」第3番(*) /交番曲第8番(#)
アイヴズ
 祭日交響曲「ニュー・イングランドの祝祭日」(+)
レオポルド・ストコフスキー指揮
LSO (*)、シカゴso.(#)、
アメリカso. (+)
 録音:1973年3月25日(とあるが、おそらく1973年4月25日)(*) /1966年3月24日(#) /1971年12月11日(+)。ステレオ、モノラル不明。おそらくすべて初出音源。(*)の番号と(+)のオーケストラはアナウンスに記載されていないが、上記日付も含め演奏会記録によって補った。(+)は『リハーサル』、(#)は『音質良好』と記載されている。
2VHL-477
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[2CD-R]
ベートーヴェン
 交響曲第5番(2種)(*/#) /「エグモント」序曲(*)/交響曲第7番(+)
  レオポルド・ストコフスキー指揮(*/#/+) NBCso. (*)、シラキューズso. (#)、
  国際青少年音楽祭o. [International Festival Youth Orchestra] (+)
 録音:1943年12月26日(*)、1970年2月6日(となっているが、おそらく1970年3月6日。演奏会は1970年3月4日-6日に行われている)(#)、1969年8月30日(+)、以上、おそらくすべてモノラル。『交響曲未発表集』と記載されているが、初出は(*)のエグモントと(#)のみ。(+)は VAI から DVD: VAIDVD-4408 で映像が出ている演奏(VAI盤のオケ表記は「サン・モリッツ国際青年o.」)。1943年の交響曲第5番は、以前私家盤と思われるLPの発売が1度だけあった模様。オーケストラ名に誤記があり、(*)が『 NBS響 』、(+)が『国際音楽祭管』となっているため、欧文表記にも誤りがある可能性があります。
2VLL-478
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[2CD-R]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ロチェスター、イーストマン劇場リサイタル 1980.11.16
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番
 シューベルト/ビューロウ編曲:即興曲 変ト長調 Op.90 No.3 (*)
 スクリャービン:練習曲集 Op.8 より Nos.2, 1, 8, 10-12
 ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52 /
      練習曲〔嬰ハ短調 Op.25 No.7 (**) /変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」 〕/
      ワルツ 変イ長調 Op.69 No.1 /スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
 シューマン:トロイメライ / クライスラー/ラフマニノフ編曲:愛の悲しみ(##)
  ・インタビュー(#)と演奏(+)(協奏曲とソロ〔共に曲目&日時詳細未記載〕)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1980年11月16日、イーストマン劇場、ロチェスター、ニューヨーク州(無印)/1976年(1976年2月19日、放送?)(#)、以上、ステレオ(となっているが、ほぼモノラル)。初出音源で、(##)はおそらく彼のディスク初レパートリー作品〔収録位置が本体記載と異なっているので、下記もご参照〕。『イン・ホール録音』『録音機の雑音が時折混入』、((+)について)『インタビュー時の演奏でばない』、((#)と(+)を合わせて)『約74分』とアナウンスされている。(+)はインタビュー中にショパン、ラフマニノフの協奏曲第3番等々の抜粋が流されている物で、一般商業発売された録音ではないかと思われる。 なお、(*)は本来歌曲である 「 Zur guten Nacht 〔美しき夜に〕」(代理店訳は『良き夜に』だが、一般的では無い)と本体に誤記されている。この歌曲は D.903 で、どの時点かで "Op.90-3" の ハイフンが抜けてしまい、さらに作品番号とドイッチュ番号の取り違えが起きたのだろう。 また、 ショパン作品については、ジャケットの表記は正しいが、裏インレイの表記は全て間違っており、1,3,4,5曲目(トラック11、13-15)が全て『バラード第4番 ヘ短調 Op.25-7 』、2曲目(**; トラック12)が『嬰ハ短調 Op.10 No.5 』という、無茶苦茶な記載が成されている。 さらに(##)は、ディスク1のトラック17と記載されているが、実際にはディスク2のトラック1に収録されており、ディスク2のトラック表示も一つづつずれている(「7」までの表記だが、実際には「8」まである)。 以上、これら表記ママの供給となりますので、どうぞ御了承下さい。
VHL-479
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チャイコフスキー:交響曲第4番 レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1967年5月19日、モノラル or ステレオ記載無し。おそらく初出音源。『雑音(僅かなジージー音)混入箇所あり』と記載されている。
2VLL-480
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[2CD-R]
マーラー:交響曲第9番 モーリス・アブラヴァネル指揮
ユタso.
 録音:1974年。モノラル or ステレオ記載無し。おそらく初出音源。『若干ヒス気味』と記載されている。VANGUARD への同曲スタジオ録音は1969年5月に行われている。
VHL-481
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ヒンデミット:交響曲 変ロ短調(*)
シベリウス:交響曲第1番(#)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1967年3月11日(となっているが、1967年3月3日か?)(*) /1967年3月18日(となっているが、1967年3月11日か?)(#)、共にライヴ。『ステレオ』『初出音源』『ヒンデミットの一部ヒスあり』と記載されているが、(#)は VON'Z から S-1-238で既出の1967年3月11日の演奏である可能性が高い。
VHL-482
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シューマン
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 /序奏とアレグロ・アパッショナート Op.92 /序奏と協奏的アレグロ Op.134
  イェルク・デムス(P) アルトゥール・ロジンスキー指揮 VPO
 録音:1954年、スタジオ。モノラル。『初出音源』と記載されているが、 WESTMINSTER へのセッション録音と思われるため、誤り。また、オーケストラもウィーン国立歌劇場o.が正しい。
VLL-483
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[CD-R]
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(*)
[ジョセフ・ローゼンストック指揮不詳オーケストラ]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(#)
 [ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o.]
ヴラド・ペルルミュテル(P)
 録音:1972年11月、ステレオ(*) /1956年11月22日、シャンゼリゼ劇場、モノラル(#)、共にライヴ。『初出音源』と記載されている。
2VLL-484
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#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ホロヴィッツ、ハンブルク・リサイタル、おそらく1986.5.11
 D.スカルラッティ:3つのソナタ〔ロ短調 K.87, L.33 /ホ長調 K.380, L.23 /ホ長調 K.135, L.224 〕
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16 /トロイメライ Op.15 No.7 (*)
 スクリャービン:2つの練習曲〔嬰ハ短調 Op.2 No.1 /変ニ短調 Op.8 No.12 〕
 ラフマニノフ:前奏曲集 Op.32 より(2曲)〔ト長調 Op.32 No.5 /嬰ト短調 Op.32 No.12 〕
 リスト:ペトラルカのソネット第104番/ウィーンの夜会第6番/
         忘れられたワルツ第1番(*)
 ショパン:2つのマズルカ〔第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 /第7番 ヘ短調 Op.7 No.3 〕/
       ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 モシュコフスキ:練習曲 ヘ長調 Op.72 No.6 (*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音(推定):1986年5月11日、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ。おそらく初出音源。(*)はアンコールと思われる。レーベル&代理店によると『イン・ホール録音』『ライヴ、ステレオ、初出音源』と記載されている。
VHL-485
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シューマン:交響曲〔第2番(*) /第4番(#) 〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
レナード・バーンスタイン指揮
VPO (*)、NYP (#)
 録音:1968年(演奏会記録によると、1968年4月20日、1968年4月21日、1968年4月22日のいずれか)、ステレオ(*) /1965年10月17日、モノラル(#) 。『ライヴ、初出音源』と記載されている。
VLL-486
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R.シュトラウス:「薔薇の騎士」組曲(*)
シベリウス:交響曲第2番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
マリス・ヤンソンス指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2006年10月20日。『僅かなヒスが混入している箇所がある』『ライヴ、ステレオ、初出音源』と記載されているが、(*)はVLL-256で既出。
2VLL-487
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メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教革命」 / プロコフィエフ:交響曲第7番
ヘンデル:オルガン協奏曲第10番 / ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」
シューマン:交響曲第4番(*)
 モーリス・アブラヴァネル指揮ユタso.
 録音:1975年、モノラル(*以外)/1974年、ステレオ(*)。『ライヴ、初出音源』と記載されている。
VLL-488
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ〔第10番/第13番〕/幻想曲〔K.396 /K.397 〕/
    パイジェルロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲K.398
 バルト・ファン・オールト(P)
 録音:1999年4月11日、モノラル。『イン・ホール録音』『ライヴ、初出音源』と記載されている。
2VLL-489
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ヴラディーミル・ホロヴィッツ・イン・アナーバー (Vol.2) 1975.4
 クレメンティ:ソナタ Op.26 No.2 / シューマン:子供の情景
 スクリャービン:ソナタ第5番
 ショパン:ロンド Op.16(冒頭約1分欠落)/
      マズルカ〔 Op.30 No.4 (*) /Op.17 No.4 〕/バラード第1番
 スカルラッティ:ソナタ L.483 / ショパン:ワルツ Op.34 No.2
 モシュコフスキー:花火 / ラフマニノフ:ソナタ第2番〜フィナーレ
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1975年4月4日(とあるが、演奏会記録によると1975年4月20日)、アナーバー、ミシガン州。おそらく初出音源。『イン・ホール収録』『ステレオ』と記載されている。先に同地の「ミシガン大学ヒル公会堂」における1977年10月9日のライヴが 2VLL-463 で発売されているため当盤では「イン・アナーバー Vol.2」となったようだが、当1975年の演奏は演奏会場が特定されていない。なお、同地における演奏会録音は、1975年から1980年にかけて6回が残されているが、残る4回分はすべて未発売。
 #なお、(*)は演奏会記録によると Op.63 No.3 なので、表記&収録内容ミスが存在する可能性有。その場合でも現状での供給となりますので、御了承下さい。
VLL-490
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リヒテル〜シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 D.894 (*) /即興曲第2番 D.899 No.2
 スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1978年6月3日(とあるが、演奏会記録によると1978年5月3日)、モスクワ。『音質良好』『ステレオ』、別資料によると『初出音源』と記載されているが、(*) は BRILLIANT CLASSICS から発売されている演奏だと思われる。
VLL-491
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マタチッチ〜リスト:ファウスト交響曲
 クルノスラフ・チゴイ [Krunoslav Cigoj] (T)
 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮ザクレブpo.、ザグレブ放送cho.
 録音:1973年4月13日、イストリア・ホール、ザグレブ。『ステレオ』、別資料によると『初出音源』『左右のレンジが若干狭い』と記載されている。
VLL-492
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シューラ・チェルカスキー
 シューベルト:4つの即興曲 D.899
 A.ルビンシュテイン:舟歌第5番 Op.93 No.4 /ヘ調のメロディ
 リスト:ポロネーズ第2番 / 他、アンコール1曲(曲目不明)
  シューラ・チェルカスキー(P)
 録音:1995年4月9日、サントリーホール。『音質良好』『ステレオ』、別資料によると『初出音源』と記載。 おそらく同日リサイタルの後半(前半は VLL-502、後半は Vll-492)で、アンコールはマナ=ズッカ [Mana-Zucca] の The Zouaves Drill だと思われる。
VHL-493
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サンソン・フランソワ・イン・東京
 バッハ/リスト編曲:前奏曲とフーガ イ短調 / ベートーヴェン:ソナタ第23番「熱情」
 リスト:ペトラルカのソネット第123番/超絶技巧練習曲第10番
 ショパン:夜想曲 Op.9 No.3 /スケルツォ第2番/練習曲 Op.25 No.9「蝶々」(*)
  サンソン・フランソワ(P)
 録音:1967年5月6日、モノラル。(*)は『アンコール』、別資料によると『初出音源』と記載されている。なお、彼は同月来日公演を行なっている。なお、商品本体において演奏会場記載ミスが存在する可能性がありますが、仕様となりますのでその旨ご了承下さい。なお、別資料に『サントリーホール』などというたわけた記載があるが、もちろん誤り(本体誤記の可能性があるので、その旨御了承下さい)。
VHL-494
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イグナツィ・ヤン・パデレフスキ、1938年ポーランド放送リサイタル
 ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」 / シューベルト:即興曲第2番
 ショパン:バラード第3番 / ショパン/リスト編曲:17のポーランド歌曲集より〔願い/私の愛しい人〕
 ショパン:英雄ポロネーズ / パデレフスキ:メロディ ロ長調 Op.8 No.3 /古風なメヌエット Op.14 No.1

  イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(P)
 『アセテート原盤でノイズ混入』『「メヌエット」は別バージョンで2曲演奏』『初出音源』と記載されている。上記記載が正しければ確かに初出のお宝音源だが、インターネット上では、いくら探しても当録音に関する文献は得られず、本当に晩年のライヴが発掘されたのか疑問が残る。当盤につきましては、『録音年(月日)』『ライヴかスタジオ録音か』『実演かピアノ・ロール再生か』『曲目』を保証無しとさせていただきます
VLL-495
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モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番 K.482
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番
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ルドルフ・ゼルキン(P)
グァルネリSQ
 録音:1973年3月、ライヴ。『ステレオ』『初出音源』と記載されている。
2VLL-496
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[2CD-R]
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シューラ・チェルカスキー、1990年2月15日 リサイタル
 J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 / ウェーバー:ピアノ・ソナタ第4番 ホ短調 Op.70
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 (*) / ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
 シュトックハウゼン:ピアノ曲第9番 / J.シュトラウス II /シュルツ=エヴレル編曲:美しく青きドナウ
 スクリャービン:3つの小曲 Op.2〜第1曲「練習曲 ハ短調」 Op.2 No.1 (#)

  シューラ・チェルカスキー(P)
 録音:1990年2月15日、サントリー・ホール、東京、ライヴ。『ステレオ』『初出音源』、(#)は『アンコール』と記載されている。(*)は『ピアノ協奏曲第2番』と記載されているが、独奏リサイタルなので誤り。なお、チェルカスキーは同月来日公演を行なっている。
VLL-497
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ホルヘ・ボレット
 リスト:ピアノ協奏曲1番[エーリヒ・ラインスドルフ指揮スイス・ロマンドo.](*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」[モーシェ・アツモン指揮ベルリンso.](#)
  ホルヘ・ボレット(P)
 録音:1988年11月18日(*) /1974年12月3日、パリ(#)、共にライヴ。『ステレオ』『初出音源』と記載されている。(*)の録音地は『グラフ』とあるが、オーストリアのグラーツのことか?
VLL-498
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(*)
ショパン:2つのワルツ Op.64(含 子犬のワルツ)
メンデルスゾーン:紡ぎ歌 / リスト:愛の夢第3番
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エフゲニー・キーシン(P)
エサ=ペッカ・サロネン指揮(*)
ヴェルビエ音楽祭o.(*)
 録音:2007年7月、ライヴ。『ステレオ』『初出音源』『若干のヒス混入箇所あり』、(*)以外は『アンコール』と記載されている。
VLL-501
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メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ Op.35 No.1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番(*)
ショパン:前奏曲集 Op.28 より〔第17番−第24番〕(#)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ルドルフ・ゼルキン(P)
 録音:1975年6月9日、YMCA、ニューヨーク。『ライヴ』『ステレオ』『放送されていないイン・ホール録音だが音質は良好』と記載されている。おそらく初出音源。全曲、1975年6月8日(*) と 1976年5月5日-6日(*以外)にスタジオ録音している曲目だが、(#)のライヴは初登場と思われる(ただしスタジオ録音は24曲全曲)。
VLL-502
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シューラ・チェルカスキー、コンサート Vol.2
 ショパン:幻想曲 Op.49 / シューマン:幻想曲 Op.17
 チェルカスキー:前奏曲「悲愴」 / サン=サーンス/ゴドフスキー編曲:「白鳥」
  シューラ・チェルカスキー(P)
 録音:1995年4月9日、サントリーホール。『ライヴ』『ステレオ』、おそらく初出音源。 『VLL-492の同リサイタル後半部』と記載されているが、おそらく「リサイタルの前半」(前半は VLL-502、後半は Vll-492)。 演奏会情報によるとこの部分の曲目は、シューマン「幻想曲 ハ長調」、バルトーク「ピアノ・ソナタ」、ショパン「幻想曲」になっていたが、バルトークがカットされ他曲になったものだろうか。 なお4月11日の王子ホールが最後の来日公演となったというチェルカスキーによる、既知中では日本における最後の記録(映像もあるようだ)。
VHL-503
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シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
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ブルーノ・ワルター指揮
ストックホルムpo.
 録音:1950年9月8日。『モノラル』『スウェーデン放送よりのライヴ』と記載されている。既出CD: AS DISC, TAHRA (TAH-508/9), ARCHIPEL 。
VLL-504
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マルタ・アルゲリッチ、ショパンの練習曲1曲のみだが初出あり
 J.S.バッハ:トッカータ第1番,BWV.916 〜抜粋[1950年〔1952年11月26日?〕]
 ショパン:練習曲 Op.10 No.1[1955年](**)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番より〔第3楽章のみ?〕[1950年代〔1949年〕](*)
 シューマン:ピアノ協奏曲[1950年代〔1952年11月26日〕](#)
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番[2002年11月8日、モノラル](+)
  マルタ・アルゲリッチ(P)
  指揮者、オーケストラ不祥(*/#)〔となっているが、おそらく
   アルベルト・カステリャノス指揮エル・ムンド放送so.(*)、
   ワシントン・カストロ指揮ブエノス・アイレス市立so.(#) 〕
  アンドルー・デイヴィス指揮トロントso.(+)
 録音:上記[レーベル側表記〔誤りと思われる物は当店で訂正〕]、アルゼンチン(+以外) & トロント(+)、全てモノラル| (**):おそらく初出音源。『シューマンの第3楽章8分30秒に数音符欠損あり』と記載されている。前出 CD: IRCO (Argentina), IRCO 285 (**/+以外) / 前出 CD-R : Antec Music (Hong Kong) (+) 〔共に入手不能〕。IRCO レーベルから発売され、2000年代初頭に国内へも輸入されたアルゲリッチの初期録音は2枚あるが、そのうちアルゼンチン録音は CD 1枚分にまとめられていた(他に1955年までの未発売録音が、今回初出の(**)を含め3曲はある模様)。その際(*)は全曲収録だったが、今回は妙な抜粋になっている。(#)の欠落は IRCO 盤にも存在した。(+) の Antec Music は、21世紀初頭に数年間のみネット上でのみ活動した香港のCD-Rレーベルだが、既に入手不能となっている。
VHL-505
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ブルックナー:交響曲第7番
 ヴィレム・ファン・オッテルロー指揮オランダ放送o.
 録音:1958年4月2日、ヒルヴェルスム。『ライヴ』『モノラル』『放送用音源』と記載されている。おそらく初出音源。オッテルローは1954年にウィーン響と同曲をスタジオ録音している (PHILIPS → FORGOTTEN RECORDS で CD-R 発売あり; fr-144) 。
VHL-506
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シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
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ピエール・モントゥー指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1960年3月8日(後述の前出盤では1961年8月19日となっているが、1960年が正しい模様)。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。前出CD-R: Disco Archivia, 631 (国内未案内、入手不能)。
VHL-507
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ラヴェル:クープランの墓(*) /スペイン狂詩曲/
     「ダフニスとクロエ」組曲〔第1番/第2番〕
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ピエール・モントゥー指揮
NYP
 録音:1959年3月7日、カーネギー・ホール、ニューヨーク。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。(*) のみ、NYP の自主製作盤で発売があったが、残りはおそらく初出音源。
VHL-508
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トスカニーニ& VPO 、ザルツブルク、初出あり
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(抜粋)(*)
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(#)
 ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲(+)
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アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
VPO
 1937年8月24日(*/#)、1934年8月26日(+)、ザルツブルク。『ライヴ』『モノラル』、(*)は『第4楽章の途中から5楽章終曲まで』と記載されている。(*/#)は初出音源、(+)はワルター協会等から LP が出ていた演奏で、初CDフォーマット化と思われる。(*)と(#)は一部の演奏会記録に記載があった演奏だが、おそらくこれまで一切出まわったことは無い。(+)も珍しいもの。
2VLL-509
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#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴラディーミル・ホロヴィッツ、1983年6月 ライヴ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 Op.101 / シューマン:謝肉祭 Op.9
 ショパン:ポロネーズ第7番 Op.61 「幻想」/
      3つの練習曲〔 Op.10 No.8 / Op.25 Nos.10, 7 〕/
      ポロネーズ第6番 Op.53 「英雄」
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1983年6月(おそらく1983年6月11日、あるいは1983年6月16日、NHK ホール、東京。11日は映像も残っているようだが、すべて未発売)。おそらく初出音源。いわゆる「ひび割れた骨董」を聞くことができる。『ライヴ』『音質はモノながら良好』と記載されている。
VHL-510
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
  テレサ・シュティヒ=ランダル(S) イーラ・マラニウク(A)
  ニコライ・ゲッダ(T) フレデリック・ガスリー(Br)
  アルトゥール・ロジンスキ指揮 トリノso.(トリノRAIso.?)
 録音:1956年2月2日、ローマ。既出 CD-R : St-Laurent Studio, YSL78-155。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。また、別資料には 1958年7月7日 という記載もあるが、何の日付か不明。
 #おそらく初 CD フォーマット盤だった St-Laurent Studio 盤の方を強くお薦め致します。
VHL-511
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
カール・シューリヒト〜ベートーヴェン
 交響曲集〔第2番(*) /第5番「運命」(#)〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
カール・シューリヒト指揮
ベルリン RIAS so.
 録音:1953年11月19日(*) /1957年11月19日(#)、共に ライヴ、モノラル 。(#)は、ほぼ初出音源。(*)と共に ORGANUM という私家盤らしき CD-R レーベルから 110021.AL という品番で出ているようだが、たまにオークションへ出品される程度で一般の流通には乗っておらず、通常入手不能。なお、オーケストラは当曲演奏の前年1956年に、ベルリン放送so.(=現在のベルリン・ドイツso.)へ改名している。(*)は MOVIMENTO MUSICA から LP が出ていた物で、他既出CD-R: SERENADE, SEDR-5010 (*) 。
VLL-512
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
レオポルド・ストコフスキー
 J.S.バッハ/レオポルド・ストコフスキー編曲:パッサカリアとフーガ BWV.582 (#)
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」〔全曲/『最終部3分位』(*) 〕(+)
  ヘレン・ボートライト(S;+) ルイーズ・パーカー(Ms;+)
  リチャード・シャドリー(T;+) ダグラス・ヒル(B;+)
  レオポルド・ストコフスキー指揮アメリカso.、イェール大学グリー・クラブ(+)
 録音:1972年3月25日(おそらく誤り、後述)。おそらく(*)の数分のみ初出。『「イン・ホール」音源』『トラック1−2にイン・ホール収録特有のノイズが混入するが、トラック3以降はかなりの良音質』 、(*)については『アンコール? やり直し? 最終部の3分位を再演奏』と等々と記載されているが、ストコフスキーは上記2曲とも3月には演奏しておらず、本番の録音があるのは同レーベル既出の VLL-345(1972年4月表記〔1972年4月22日-24日のいずれか〕)のみと考えられ、(*)は1972年4月22日のリハーサル時と思われる。この2曲は RARE MOTH からも RM-612/3S で1972年3月(日付記載無し)表記の演奏が出ており、 その発売時にも『VIBRATO から出ている VLL-345 とは別演奏で音質もこちらが上 』と記載されていた。
2VLL-513
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[2CD-R]
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ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲 カステジャノス:交響組曲「パカイリグアの聖なる十字架」
ベルリオーズ:幻想交響曲 / バーンスタイン:「ウェストサイド物語」〜マンボ

 グスターボ・ドゥダメル指揮フランス放送po. &シモン・ボリバル・ユースo.合同o.
 録音:不明(おそらく2009年10月23日、サル・プレイエル、パリ)。オケ表記は異なるが、おそらく 既出 CD-R: ELS-10-792/3
2VHL-514
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[2CD-R]
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ショパン:ピアノ協奏曲第1番/スケルツォ第2番(*)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
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アルトゥール・
 ルービンシュタイン(P)
ヤーノシュ・
 フェレンチク指揮(*以外)
ハンガリー国立o.(*以外)
 録音:1966年10月(おそらく1966年10月17日)、ブダペスト。(*)は おそらく初出音源。協奏曲2曲は、オーケストラ表記が異なるが、おそらく既出 CD-R : ETERNITIES, ETCD-1016/7-M 。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VHL-515
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[CD-R]
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モーツァルト:交響曲第40番[1936年4月26日](*)
ベートーヴェン:交響曲第8番[1936年3月8日](#)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲[1936年3月1日]
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アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NYP
 録音:[内]、すべてカーネギー・ホール。(*)は 英トスカニーニ協会から LP が出ていた演奏で、おそらく初 CD フォーマット化。。既出CD; DANTE, LYS-580/583 (#) / RADIO YEARS, RY-46 (無印)(共に当店未案内、入手不能)。3曲とも、トスカニーニによる同曲中 最も若い時の物。CD 化済の2曲も含め、2013年現在 意外にも他盤の発売がない。『ライヴ』『モノラル』『モーツァルトは雑音多し、他は音質良好』と記載されている。
2VHL-516
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[2CD-R]
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ブリテン:「劇場の建設」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
マーラー:交響曲第1番「巨人」
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ルドルフ・ゼルキン(P)
ルドルフ・ケンペ指揮
ロイヤルpo.
 録音:1969年10月24日。既出 CD-R : Disco Archivia (US), 447(当店未案内/入手不能)。 『国連の日コンサート』『ライヴ』『モノラル』『音質良好』と記載されている。
VHL-517
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[CD-R]
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ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
        〜キャピュレット家の饗宴
ハイドン:交響曲第73番「狩り」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジーナ・バッカウアー(P)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1959年11月26日。既出 CD-R : Disco Archivia (US), 507(当店未案内/入手不能)。 『ライヴ』『モノラル』『音質良好』と記載されている。
VHL-518
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[CD-R]
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ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
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ルドルフ・ゼルキン(P)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1965年(とあるが、おそらく1966年1月25日)、ライヴ、おそらく初出音源。『モノラル』『音質良好』と記載されている。
2VHL-519
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[2CD-R]
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ハイドン:交響曲第101番「時計」(*) / シューマン:交響曲第1番「春」(+)
レーガー:アルノルト・ベックリンによる4つの音詩 Op.128(管弦楽のための変奏曲)
プフィッツナー:歌劇「パレストリーナ」〜第1・2・3幕への前奏曲
 ヨーゼフ・カイルベルト指揮プラハ・ドイツpo.
 録音:1941年6月18日(*) 、1942年12月(おそらく1942年12月30日)(無印) 、1941年3月(+) 、おそらくすべてセッション。原盤:おそらく TELEFUNKEN 。『モノラル』『板おこし盤』『音質良好』と記載されている。
VHL-520
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[CD-R]
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ベートーヴェン交響曲集
 〔第4番(*) /第8番(#) 〕
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アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NYP
 録音:1936年2月2日(*)、1936年3月3日(とあるが演奏会記録は無く、おそらく1936年3月8日)(#)、共にカーネギー・ホール、ライヴ。(*)は1988年に国内盤(CROWN-PALETTE/RELIEF原盤?) で出て以来の再発か。(#)は VHL-515 とおそらく同一の演奏。『モノラル』『第8番の第2楽章 2分22秒から20秒ほど欠落あり』と記載されている。
VLL-521
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[CD-R]
ハイドン:弦楽四重奏曲 Op.76 No.2「五度」 / モーツァルト:弦楽四重奏曲 K.458
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ラズモフスキー第3番 Op.59 No.3
 アマデウスSQ
 録音:1985年、モノラル。おそらく初出音源。『ライヴ』、『ベートーヴェン、第3楽章に軽い音飛びあり』と記載されている。
2VLL-522
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[2CD-R]
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クリスティアン・ツィマーマン、ザルツブルク・リサイタル 1984.8.12
 J.S.バッハ:パルティータ第1番 BWV.825
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 Op.53「ヴァルトシュタイン」
 リスト:悲しみのゴンドラ ll /暗い雲 /夜
 ショパン:ピアノ・ソナタソナタ第2番 Op.35 (#)
  クリスティアン・ツィマーマン(P)
 録音:1984年8月12日、ザルツブルク、モノラル(#以外?)、ステレオ(#?)〔#全曲モノラルの場合でも返品等はお受け出来ませんので、あらかじめご了承下さい〕。おそらく初出音源。『ライヴ』と記載されている。
VHL-523
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[CD-R]
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ハンス・クナッパーツブッシュ、ほぼ初出あり
 ベートーヴェン:交響曲第1番[ミュンヘンpo./録音:1948年9月11日](*)
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」[ VPO /録音:1949年3月7日](#)
  ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
 録音:モノラル。(*)は ORGANUM という謎の CD-R レーベルから出ている物だが、オークションで販売されているのみと思われ、一般市販は初。(#)の他出 CD: URANIA, URNSP-4207 。『ライヴ』と記載されている。
VHL-524
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[CD-R]
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ベルリオーズ:幻想交響曲
 ハンス・ロスバウト指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.〔レーベル記載ママ〕
 録音:1948年、モノラル。おそらく初出音源。なお、オーケストラはおそらく誤りで、正しくはライプツィヒ放送o.と思われる。『ライヴ』『全体的にシュルシュル音が混入』と記載されている。
VLL-525
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[CD-R]
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ソコロフ&テミルカーノフ、初出〜チャイコフスキー
 ピアノ協奏曲第1番/交響曲第5番
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グリゴリー・ソコロフ(P)
ユーリー・テルミカーノフ指揮
レニングラードpo.
 録音:1968年10月1日、モノラル。おそらく初出音源。『ライヴ』と記載されている。
2VLL-526
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[2CD-R]
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マーラー:交響曲第2番「復活」
 ドーン・アップショウ(S) フローレンス・クイヴァー(Ms)
 ジェイムズ・レヴァイン指揮シカゴso.&cho.
 録音:1990年6月22日。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。
VHL-527
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[CD-R]
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ジョコンダ・デ・ヴィート
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(*) / メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(#)
 ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) マリオ・ロッシ指揮トリノ RAI so.(*)
 マルコム・サージェント指揮 LSO (#)
 録音:1954年、トリノ、ライヴ?(*) /1951年11月、ロンドン(#) 。原盤 (#) : HMV / EMI / WARNER 。既出 CD (*) : Melodram, CDM 18050 / Archipel, ARPCD-0249 。『モノラル』、(#)は『 LP(HMV-BLP-1008)よりの復刻』と記載されている。
VHL-528
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[CD-R]
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ベートーヴェン:
 チェロ・ソナタ集
〔第2番(*) /第3番(#) 〕
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パブロ・カザルス(Vc)
ユージン・イストミン(P)
 録音:1954年6月7日(*)、1958年5月7日(#)、サン・ピエール教会、プラド。音質良好。(#)は伴奏、日付、会場が正しければ初出と思われる。既出: Music and Arts, MUA-1113 (*) 。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VHL-529
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ブルックナー
 交響曲第4番「ロマンティック」
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セルジュ・チェリビダッケ指揮
ローマ RAI so.
 録音:1960年3月18日。既出 CD : Concerto (Armando Curcio Editore / Maybe Licensed by HUNT), CON-37 〔当店未案内、廃盤〕。チェリビダッケの既出同曲中ではレアな演奏。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
2VLL-530
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[2CD-R]
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カラヤン、ほぼ初出〜パリ・テレビ・ライヴ
 ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番〔第1楽章(*) /第2楽章(#) /第3楽章 (*) 〕
  [アレクシス・ワイセンベルク(P;*)]
 オッフェンバック:喜歌劇「ホフマン物語」〜舟歌
 J.シュトラウス:ワルツ「うわごと」
 ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
 レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」 〜ネッダのアリア「彼の眼差しに炎が見える」
  [ライナ・カバイヴァンスカ(S)]
 プッチーニ:歌劇「ボエーム」〜私の名はミミ[ミレッラ・フレーニ(S)]
 マスネ:タイスの瞑想曲[アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)]
 シベリウス:悲しきワルツ
 ムソルグスキー:「展覧会の絵」〜(バーバ・ヤガーと?)キエフの大門(2種)
  〔原曲版:アレクシス・ワイセンベルク(P)(+) /ラヴェル編曲版〕
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(P;#)指揮 BPO (+以外)
 録音:1978年6月24日〔放送はこの日に行われたようだが、収録は別日の可能性有〕、会場不明、パリ。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 カラヤンが当時目をかけていた共演者たちと行ったコンサート。フランスのパーソナリティーからの招聘を請けて行われた物と思われ、テレビ番組として現地で放送、一度だけ怪しげな映像 DVD-R が出まわった。本来はロストロポーヴィチが2曲で参加していたが、前出 DVD-R 同様、当盤にも収録されていない。なお、おそらく本体には記載がないが、モーツァルトのピアノ協奏曲の第2楽章は、カラヤンが交代してピアノを弾くという大変珍しい趣向になっている。
VHL-531
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[CD-R]
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全曲は初出、E.クライバー〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 ビルギット・ニルソン(S) リサ・トゥネル(A)
 イェスタ・ベッケリン(T) シーグル・ビョルリング(B)
 エーリヒ・クライバー指揮ストックホルムpo. & cho.
 録音:1949年2月16日。全曲としては初出。『ライヴ』『モノラル』と記載。なお、オーケストラはおそらく、『ストックホルム放送so.』と誤記されている。 BIS から発売されている「ストックホルム・フィルの75年 1914-1989」(BIS-421/424, 8CDs) に、第4楽章の一部が含まれていた(第4楽章のみを、9人の指揮者の演奏をつなげて収録)が、全曲は初登場。
VLL-533
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[CD-R]
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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
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カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ロサンゼルスpo.
 録音:1982年5月(おそらく1982年5月21日、大阪)。前出〔推定〕: KAPELLMEISTER, KMS-008/9〔廃盤、入手不能〕。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 前出盤は基本的にステレオで、一部がマスター劣化に伴うと思われるモノラルだった。全般的な音質に関しても、前出盤より劣る可能性があります。
VHL-534
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[CD-R]
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何とサバタの「第9」、初出&初音盤レパートリー〜
 ベートーヴェン
:交響曲第9番「合唱」
 ニルダ・ホフマン(S) サイラ・ネグローニ(A)
 エウヘニオ・バローリ(T) アンヘル・マッティエロ(B)
 ヴィクトル・デ・サバタ指揮アルゼンチン国立放送o.、
 ラファエル・テラニョーロ [Rafael Terragnolo] 合唱指揮コルス・ワグネル (cho.)
 録音:1949年7月26日、グラン・レクス劇場 [Teatro Gran Rex] 、ブエノス・アイレス、アルゼンチン。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 サバタの「第9」はこれが初登場。南米ならではと言えるのかもしれない熱気あふれる演奏で、終演後凄まじい観客の熱狂が聴ける(当盤に収録されているかどうかは未確認)。アセテート盤への記録と思われ、音自体は比較的明確ではあるものの、部分によってはスクラッチ・ノイズが盛大で聞き辛い。ただ、その瑕疵を考慮しても一聴の価値ありといえる熱演。
 #歌手名、会場名等は欧文別資料(現地の新聞に掲載されたと思われる演奏会予告アナウンス)に拠ります。また、上記当店コメントは当盤とは同演奏別音源を元にした物です。そのため、当盤の記載や音質とは異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。
VHL-535
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[CD-R]
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ニコライ・マルコ〔注:本体誤記あり〕
 スヴェンセン:パリの謝肉祭(*) / リムスキー=コルサコフ:スペイン狂詩曲(*)
 レスピーギ:組曲「鳥」(#) ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(+)
  ニコライ・マルコ指揮
 録音:1947年(*)、1932年〔別資料では1942年〕(#)、1934年(+) 。録音年と指揮者が正しければ(#/+)は初出で、特に(#)は同曲の世界初録音という位置付になるのではないかと思われる(これまで最古の録音は1950年代前半と思われるリトシャウアー指揮ウィーン国立歌劇場管盤〔未CD化〕か)。原盤(当店推定): HMV (*) 。『モノラル』『「運命」の4楽章1分36秒に2〜3小節欠落あり。』と記載されている。ただし、オケはデンマーク放送管のはずだが、『ドゥエー放送管フィル』なる訳のわからない名前になっている(1曲目の「パリ」からフランスと思いこんだ物か)。また『ライヴ』ともあるが(少なくとも2曲は)誤り。誤記があるままでの供給となり、音源に関する他の不具合も考えられますので、予めご了承の程お願いします。
VHL-536
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[4CD-R]
3CD価格
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ゼルキン + ルドルフ&ボストン響 1970 〜ベートーヴェン生誕200年記念演奏会より
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲〔第1番/第3番/第4番/第2番/第5番「皇帝」〕/
         「レオノーレ」序曲第2番/交響曲第5番「運命」/コリオラン序曲
 ルドルフ・ゼルキン(P) マックス・ルドルフ指揮ボストンso.
 録音:1970年(演奏会記録によると、1970年4月8日、1970年4月9日、1970年4月10日、シンフォニー・ホール、ボストン)。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。なお、指揮者は『マーク・ルドルフ』と誤記されている可能性があり、その場合でも誤記があるままでの供給となります。
VHL-537
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[CD-R]
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マルティノン& CSO
 シューマン:交響曲第4番(*)
 プロコフィエフ:交響曲第5番〔欠落部あり〕(#)
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ジャン・マルティノン指揮
シカゴso.
 録音:1966年4月14日(*)、 1968年2月1日(#)、オーケストラ・ホール、シカゴ。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』『プロコフィエフ第3楽章ラストに数小節欠落あり』と記載されている|後出CD-R: St-Laurent Studio , YSL-T-1269 (#) 〔欠落等のアナウンスなし〕。
VLL-538
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[CD-R]
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アルゲリッチ + デュトワ &シャイー
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲(#) /子供の情景より〜見知らぬ国より/幻想小曲集〜夢のもつれ
  マルタ・アルゲリッチ(P) シャルル・デュトワ指揮スイス・ロマンドo.(*)
  リッカルド・シャイー指揮 BPO (#)
 録音:1973年10月24日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ、モノラル(*) /2014年11月27日、ステレオ(*以外)。おそらく初出音源。『ライヴ』『シューマンは高音質』、無印は『アンコール』と記載されている。
2VLL-539
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ホセ・イトゥルビ 1973.2.18
 J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
 リスト:巡礼の年第3年〜エステ荘の噴水 / チャイコフスキー:ドゥムカ
 グラナドス:演奏会用アレグロ / ラヴェル:夜のガスパール〜オンディーヌ
 アルベニス:イベリア〜セビリャの聖体祭
  ホセ・イトゥルビ(P)
 録音:1973年2月18日、ニューヨーク。おそらく初出音源。『ライヴ』『一部モノラル』と記載されている。
VLL-540
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ホロヴィッツ〜1985.11.24、ミラノ・スカラ座
 D.スカルラッティ:ソナタ〔L.33/L.224〕 / モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番
 シューベルト:4つの即興曲 D.935 〜第3番
 シューベルト/リスト編曲:ウィーンの夜会第6番 / スクリャービン:練習曲 Op.8 No.12
 リスト:ペトラルカのソネット第104番 /忘れられたワルツ第1番
 ショパン:バラード第1番/マズルカ〔第13番/第7番〕/ポロネーズ第6番「英雄」
 シューベルト:楽興の時第3番(#) / ラフマニノフ:前奏曲 Op.32 No.12(#)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1985年11月24日、スカラ座、ミラノ、ライヴ。前出 CD: Exclusive, EX 92T 39/40 | Artists, FED 062 (一部)〔共に入手不能〕。約20年ぶりの再発。『インホール』『ステレオかモノラルかはっきりわかりません』『拍手はステレオ』、(#)は『アンコール』と記載されている。
VHL-541
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ケンプ〜ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
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ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
SDR so.
 録音:1960年(となっているが、1954年2月4日か)。1960年ならば初出だが、1954年だとすると SWR (旧・SDR) からダウンロード販売が成されている演奏。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VHL-542
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ヨウラ・ギュラー〜ニューヨーク・リサイタル 1971
 ショパン:3つのマズルカ〔 Op.56 No.2 / Op.50 No.3 / Op.7 No.3 〕
 シューマン:ロマンス Op.28 No.2 / メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67 No.4
 Z.ヒル:エピソード/舟歌 嬰へ長調 Op.60
 J.S.バッハ/リスト編曲:幻想曲とフーガ ト短調
 モーツァルト:ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
  ヨウラ・ギュラー(P)
 録音:1971年(1971年2月23日、カーネギー・ホール?)、ニューヨーク。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。伝説的ピアニスト、ギュラー(1895-1980)が76歳にしてニューヨーク・デビューを飾った年の録音(おそらくデビュー・リサイタルそのもの)。 曲目は一部が不明瞭だが(Z.ヒルなる作曲家に関しての詳細は不明。舟歌とされる作品もショパンの作品と同調性&作品番号で、誤記の可能性有)、音盤初レパートリーとなるモーツァルト等も含まれ、音質には期待できないながらもピアノ・マニアならば聞き逃せない。
VLL-543
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ムター + ショルティ& CSO 1989.5.11 〜
 ベートーヴェン

  ヴァイオリン協奏曲/交響曲第5番「運命」
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アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ゲオルク・ショルティ指揮
シカゴso.
 録音:1989年5月11日。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。
2VLL-544
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ジュリーニ& LAPO, フィラデルフィア + ブレンデル
 1984.4.15, 1969.3.30

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(*)
 シューベルト:交響曲第5番
 ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲
 ブラームス:交響曲第2番
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アルフレッド・ブレンデル(P;*)
カルロ・マリア・ジュリー二指揮
ロサンゼルスpo.(*)、
フィラデルフィアo.(*以外)
 録音:1984年4月15日、ドロシー・チャンドラー講堂、ロサンゼルス(*) /1969年3月20日、アカデミー・オヴ・ミュージック、フィラデルフィア(*以外) 。おそらくすべて初出音源。 『ライヴ』『ステレオ』『ロッシーニの最後の2分程モノラルに近い音』と記載されている。
VHL-545
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[CD-R]
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ノヴァエス&タリアフェロ、セル& NYP
 シューマン:ピアノ協奏曲(*)
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番(#)
 フォーレ:無言歌 Op.17 No.3 /即興曲 Op.31
 ドビュッシー:
  「ベルガマスク組曲〜月の光/
  「ピアノのために」〜前奏曲/アラベスク第1番
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ギオマール・ノヴァエス(P;*)
ジョージ・セル指揮 NYP (*)
マグダ・タリアフェロ(P;*以外)
ヴィルモシュ・コモル指揮(#)
ワルシャワpo.(#)
 録音:1951年1月7日、カーネギー・ホール(*) /1960年3月18日(#) /1960年(無印)。おそらくすべて初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
2VHL-546
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[2CD-R]
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セル&クリーヴランド + スク 1965.10.14
 モーツァルト:
  交響曲第38番「プラハ」/
  ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ K.261
 スク:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲
 ヤナーチェク:シンフォニエッタ
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ヨセフ・スク(Vn)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1965年10月14日、セヴェランス・ホール、クリーヴランド。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。
VHL-547
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[CD-R]
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コーガン&ムイトニク 1958.5.20
 ロカテッリ/イザイ編曲:ソナタ Op.6 No.7「墓碑銘」
 シューベルト:アヴェ・マリア
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・
  パルティータ BWV.1004 〜シャコンヌ
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.80
 サン=サーンス:ハバネラ Op.83
 サラサーテ:バスク奇想曲 Op.24
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レオニード・コーガン(Vn)
アンドレイ・ムイトニク(P)
 録音:1958年5月20日〔おそらくモンテビデオ、ウルグアイ〕、モノラル。『ライヴ』と記載されているが、放送用セッション収録の可能性有。 初出 [CD] : Alpha Omega Sound [Chopin Society of Hong Kong] 。初出盤は香港のみで流通しているようで、入手ルート不明。
VLL-548
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[CD-R]
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ノイマン&チェコ・フィル
 スメタナ:「我が祖国」より(*)
  〔ボヘミアの森と草原より/モルダウ〕
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」(#)
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ヴァーツラフ・ノイマン指揮
チェコpo.
 録音:1982年11月〔おそらく1982年11月18日〕簡易保険ホール、東京(*) /1974年6月12日、 NHK ホール、ステレオ(#) 。(#)はおそらく初出音源。既出 CD-R: SARDANA, SACD-233a/b〔廃盤、入手不能〕(*) 。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。なお両月とも、このコンビは来日公演を行っている。
2VHL-549
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[2CD-R]
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カイルベルト&ウィーン響〜マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
 メリッタ・ムセリー、ゲルダ・シャイラー、ヴィルマ・リップ(S)
 ヒルデ・レッスル=マイダン、ウルズラ・ベーゼ(A)
 フリッツ・ヴンダーリヒ(T) ヘルマン・プライ(Br)
 オットー・エーデルマン(B) フランツ・シュッツ(Org)
 ヨーゼフ・カイルベルト指揮ウィーンso.、ウィーン楽友協会cho.
 録音:1960年6月19日、楽友協会大ホール、ウィーン。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。カイルベルトの音盤初レパートリー。ヴンダーリヒ、プライら歌手陣も錚々たるもの。
2VHL-550
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アンセルメ&ハンガリー国立管 1965.9.20
 マルタン:弦楽合奏のためのエチュード
 ドビュッシー:海
 ベートーヴェン:交響曲第7番
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エルネスト・アンセルメ指揮
ハンガリー国立so.
 録音:1965年9月20日。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。音盤初顔合わせではないが、珍しい共演。
VHL-551
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クーベリック& NYP + フックス兄妹 1958.2.23
 モーツァルト:
  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
 ドヴォルジャーク:交響曲第7番
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ジョセフ・フックス(Vn)
リリアン・フックス(Va)
ラファエル・クーベリック指揮
NYP
 録音:1958年2月23日、カーネギー・ホール。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VHL-552
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クラウス・テンシュテット
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
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トーマス・ブランディス(Vn;*)
クラウス・
 テンシュテット指揮(*/#)
BPO (*)、シカゴso.(#)
 録音:1981年11月〔おそらく1981年11月21日-22日〕(*) /1982年3月6日(#) 。 既出CD, CD-R: SARDANA [CD-R], SACD-156/7 〔入手不能〕 (*), WME [CD-R], WME-S/M-1076 (#) 〔ボストン響との記載〕, TESTAMENT [CD], SBT2-1447 (*), SBT2-7447 (*) 。 『ライヴ』『ステレオ』、(#)は『若干ジージー音が混入してます』と記載、また(#)は『初出ですが』ともあるが誤り。
  (#)の日付はシカゴ響ではなくボストン響との演奏会で、この日付が正しければオケの誤記ということになる。#おそらく(#)のオケ誤記ママで供給されます。
VLL-553
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ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
 マーガレット・プライス(S) ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ(A)
 ヴェルナー・ホルヴェーク(T) ジョン・シャーリー=カーク(B)
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ミラノ・スカラ座o.&cho.
 録音:1977年10月19日。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』『放送されていない「イン・ホール録音」で左右のレンジがかなり狭い』と記載されている。
VHL-554
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サージェント& BBC 〜
 ショスタコーヴィチ
:交響曲第11番「1905年」
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マルコム・サージェント指揮
BBC po.
 録音:1958年(おそらく1958年7月29日)、ロイヤル・アルバート・ホール。おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。同曲は 1958年1月22日、同顔合わせによってロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおいて UK 初演されている。
2VHL-555
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バーンスタイン& NYP、レニングラード
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 ブラームス:交響曲第1番
 バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」(#)
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シーモア・リプキン(P;#)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP
 録音:1959年8月28日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ライヴ。『モノラル』と記載されている、(#)は初出音源。既出CD: Jimmy Classic (SWEDEN?), OM 03-131 (#以外)〔入手不能〕。
2VLL-556
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ホロヴィッツ、カーネギー・ホール・リサイタル 1985.12.15
 D.スカルラッティ:2つのソナタ〔ロ短調 K.87 /ホ長調 K.135 〕
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 スクリャービン:2つの練習曲〔嬰ハ短調 Op.2 No.1 /嬰ニ短調 Op.8 No.12 〕
 シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3
 リスト:ウィーンの夜会第6番/即興曲 嬰へ長調/ペトラルカのソネット第104番
 ショパン:2つのマズルカ〔イ短調 Op.17 No.4 /ヘ短調 Op.7 No.3 〕/
      ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
 *アンコール
  シューマン:トロイメライ Op.15 No.7
  シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 Op.94 No.3
  モシュコフスキ:練習曲 ヘ長調 Op.72 No.6
 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1985年12月15日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ。初出音源。 『ステレオ』『同レーベルのホロヴィッツの中では音質良好』と記載されている。ホロヴィッツ最後のカーネギー・ホール・リサイタル。翌年の1986年12月14日にメトロポリタン歌劇場でコンサートを行い、当演奏のちょうど1年後にあたる1986年12月15日に、カーネギー・ホールで行われたメータ& NYP のコンサート終了後、サプライズで舞台へ登場し、2曲を演奏したのがアメリカでの最後の演奏になったと言う。
2VLL-557
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ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜メトロポリタン歌劇場リサイタル 1974.11.17 音質向上?
 クレメンティ:ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.26 No.2
 シューマン:子供の情景 Op.15 / スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
 ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 Op.16 /バラード第1番 ト短調 Op.23 /
      2つのマズルカ〔第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 (#) /第13番 イ短調 Op.17 No.4 〕/
 *アンコール
  D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322, L.483
  メンデルスゾーン:無言歌集第35番 ロ短調 Op.67 No.5「羊飼いの嘆き」
  ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2
  スクリャービン:練習曲 ニ短調 Op.8 No.12
 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1974年11月17日、メトロポリタン歌劇場。『ライヴ』『ステレオ』『同レーベルのホロヴィッツの中では音質良好(特有のノイズも殆どなく上記カーネギー・ホール・リサイタルより更に音質は良い。』と記載されている。 既出: 2VLL-470 (Mono) 。 今回はステレオ表記、さらに 2VLL-470 では(#)の冒頭が欠けていたが、今回は記載が無い。
VLL-558
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[CD-R]
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フェドセーエフ 2009.2.23
 ベートーヴェン:交響曲第8番
 チャイコフスキー:交響曲第5番
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ヴラディーミル・
 フェドセーエフ指揮
モスクワ音楽院o.
 録音:2009年2月23日、モスクワ。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。
2VLL-559
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[2CD-R]
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ホロヴィッツ、カーネギー・ホール・リサイタル 1978.5.7 初出〜ショパン・プログラム
 ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60 /
      3つのマズルカ
       〔第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 /第13番 イ短調 Op.17 No.4 /第25番 ロ短調 Op.33 No.4 〕/
      ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」/
      ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61 「幻想」/
      夜想曲第19番 ホ短調 Op.72 No.1 /バラード第1番 ト短調 Op.23 /
 *アンコール シューマン:トロイメライ Op.15 No.7
        モシュコフスキ:花火 Op.36 No.6
        ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1978年5月7日、カーネギー・ホール、ライヴ。おそらく初出音源。 『ステレオ』『放送されていない「プライベート録音」』『音質は芳しくない』と記載されている。
VLL-560
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[CD-R]
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バドゥラ=スコダ、メキシコ・シティ・リサイタル 2011.10.25
 J.S.バッハ:パルティータ第1番
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番/幻想曲 K.397
 シューベルト:即興曲集 Op.90 〜 Nos.2-3
 モーツァルト:グラス・ハーモニカのためのアダージョ
  パウル・バドゥラ=スコダ
 録音:2011年10月25日、メキシコ・シティ。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』『バッハの「サラバンド」2秒間モノラル』『イン・ホールながら音質は良好』と記載されている。
VHL-561
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[CD-R]
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ヤッシャ・ハイフェッツ、ライヴ 1955.5.12
 ヴィターリ:シャコンヌ ト短調(*)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:スラヴ舞曲 イ長調 Op.72 No.7
 リリ・ブーランジェ:行列 / R.シュトラウス:寂しい泉のほとり Op.9 No.2
 ヴィエニャフスキ;カプリッチョ=ワルツ ホ長調 Op.7 / ラヴェル:ツィガーヌ
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ブルックス・スミス(P)
 録音:1955年5月12日〔おそらくモンテビデオ、ウルグアイ〕、モノラル。『ライヴ』と記載されているが、放送用セッション収録の可能性有。 初出 [CD] : Alpha Omega Sound [Chopin Society of Hong Kong], AOS-061001 〔入手不能〕。
VLL-562
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マゼール&クリーヴランド 1975-76
 モーツァルト:ディヴェルティメント K.136 (*)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
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ロリン・マゼール指揮
クリーヴランドo.
 録音:1976年3月11日(*)、1975年1月23日(#)、セヴェランス・ホール、クリーヴランド。 おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』『共に左右のレンジが若干狭い』と記載されている。
2VLL-563
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[2CD-R]
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バーメルト&クリーヴランド〜マーラー:交響曲第2番「復活」
 アイリーン・デイヴィス(S) フローレンス・クイヴァー(Ms)
 マティアス・バーメルト指揮クリーヴランドo.&cho.
 録音:1976年1月29日。おそらく初出音源。『ライヴ』『ステレオ』『クイヴァーのインタビュー付き』と記載されている。
2VHL-564
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[2CD-R]
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ショルティ& CSO 1970s
 ベートーヴェン:交響曲第7番
 チャイコフスキー:交響曲〔第4番/第6番「悲愴」〕
 モーツァルト:交響曲第39番
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ゲオルク・ショルティ指揮
シカゴso.
 録音:1970年代。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 アナウンスでは『1940年代後半のライヴ集』、ジャケット上下に『 1940s 』『 late 1970s 』とあるが、 ショルティ&シカゴ響の初共演は1954年といわれており、1970年代が正しいと思われる。誤記のママ供給されますので、ご了承下さい。
VLL-565
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[CD-R]
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カラス&ディ・ステファーノ 1974.10.19
 ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」〜 Quale, o prode, al tuo coraggio (*/#) /
       「ドン・カルロ」〜〜世の空しさを知る神よ(*/#)
 ラロ:「イスの王様」〜朝の歌(#)
 ビゼー:「カルメン」より〔ハバネラ(*) /お前の投げた花を(#) /あんたね? 俺だ(*/#) 〕LD
 ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜私は王妃様の(*/#) / ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜私は死のう(*)
 トスティ:最後の歌(#) / カルディッロ:カタリ・カタリ(#)
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より〔ママも知る通り(*) /お前、ここに、サントゥッツア(*/#) 〕LD
 *アンコール プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん(*) LD
        ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜アディーナ、ちょっと(*/#) LD

 マリア・カラス(S;*) ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(T;#)
 ロバート・サザーランド(P)
 録音:1974年10月19日、NHK ホール、東京。 既出CD, LD: CIN CIN (Italy) [CD], CCCD-1037/38 0036674103723/ Toshiba EMI [LD], TOLW-3762 LD〔共に当店未案内、廃盤〕。『ライヴ』『ステレオ』『別音源』と記載されている。
VLL-566
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[CD-R]
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マルタ・アルゲリッチ
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(*)
  [マルク・アンドレーエ指揮スイス・イタリアーナo./録音:1986年5月9日、ルガーノ]
 シューマン:ピアノ協奏曲(#)
  [セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立o./録音:1974年6月4日、ローザンヌ]
 マルタ・アルゲリッチ(P)
 録音:[/内]。(*)はおそらく初出。 『ライヴ』『ステレオ』と記載されている。 (#)は同時期に、1974年5月15日 ローザンヌ〔未発売?〕、1974年5月29日 パリ〔 ARTISTS, ALTUS 〕、1974年6月4日 ローザンヌ〔 GNP 〕の3種異演があり、他に DANTE、DOCUMENTS (Italy)、EXCLUSIVE、LIVE CLASSICS BEST(以上1974年、月日未記載)、WME (1974年6月6日記載/おそらく誤記)〔以上、どの盤が実際にはどの演奏かは不明〕もある。 5月29日が INA の所蔵テープ、6月4日が当時 FM で放送された演奏と思われる。
VHL-567
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シッパーズ& NYP 1961.2.12 、初出
 シューベルト:交響曲第4番
 プロコフィエフ:
  カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」
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リリ・チューケジアン(Ms)
ウェストミンスターcho.
トマス・シッパーズ指揮
NYP
 録音:1961年12月2日〔とあるが、1961年2月12日(12月2日はクリップス指揮の演奏会)〕、おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VHL-568
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ミッシャ・エルマン、ライヴ 1955.5.12
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ Op.1 No.13
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
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ミッシャ・エルマン(Vn)
ジョセフ・ザイガー(P)
 録音:1955年5月12日。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 日付が正しければ初出と思われるが、 VHL-561 で発売されている「ヤッシャ・ハイフェッツ、ライヴ 1955.5.12」と同日なのが気がかり。メンデルスゾーン以外の2曲には、 TESTAMENT から発売されている1961年のライヴがあった。
VHL-569
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オーマンディ& ACO 1967 〜
 R.シュトラウス
:交響詩「英雄の生涯」
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ユージン・オーマンディ指揮
コンセルトヘボウo.
 録音:1967年。記載内容が正しければ初出。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VLL-570
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R.ゼルキン&I.レヴィン〜ホワイトハウス・ライヴ 1981.11.22
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」(*)
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」(#)
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための華麗なるロンド
  ルドルフ・ゼルキン(P;*) アイダ・レヴィン(Vn;#)
 録音:1981年11月22日、ホワイトハウス、ワシントン D.C. 、US 。 おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』『レーガン氏の挨拶付き』と記載されている。 長老ゼルキン(1903-1991)と、当時神童として知られ、白血病のため53歳で早世したレヴィン(1963-2010)がホワイトハウスに招かれ、レーガン大統領夫妻臨席の元演奏した際のライヴ。
VLL-571
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ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜
 クリーヴランド・セヴェランス・ホール・リサイタル 1976.10.31

 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 / シューマン:アラベスク Op.18
 ショパン:夜想曲 ホ短調 Op.72 No.1 /ワルツ イ短調 Op.34 No.2
 ラフマニノフ:絵画的練習曲 ニ長調 Op.39 No.9
 *アンコール シューマン:トロイメライ Op.15 No.7
        モシュコフスキ:花火 Op.36 No.6
 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1976年10月31日、セヴェランス・ホール、クリーヴランド、オハイオ州、 US 。モノラル、ライヴ。初出音源。 1曲目はクレメンティのソナタ ハ長調 Op.33 No.3 だったようだが、当盤には含まれていない模様。
 イン・ホール録音で、マイクと服が擦れたような音、テープの回転ムラ起因と思われる定期的な低音ノイズ等々が入っているが、ホロヴィッツの芸術性は問題なく伝わる。#以上の音質評価は、当店が聞くことのできた別音源を元にしています。当盤の音質とは異なる可能性がありますので、予めご了承下さい。
2VLL-572
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[2CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ついに本命登場! バーンスタイン稀少ライヴ
 1985.9.8 〜マーラー
:交響曲第9番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
レナード・バーンスタイン指揮
イスラエルpo.
 録音:1985年9月8日、 NHK ホール、東京、モノラル、ライヴ。初出音源。『イン・ホール録音』と記載されている。 バーンスタイン& IPO が同月に遺した一連の同曲ライヴの3種目、中でも当時会場で生を聞いたリスナーが、ことごとく最大級の賛辞を送り、伝説となっていた演奏が遂にリリース。 先に 1985年9月3日 (LANNE HISTORICAL COLLECTION [CD-R] / ETERNITIES [CD-R], ETCD-031/2-S) と 1985年9月5日 (LANNE HISTORICAL COLLECTION [CD-R] / ETERNITIES [CD-R], ETCD-033/4-S) の2演奏(すべて廃盤|共にステレオ表記だが、モノラルに近い)が発売され、さらにその直前テル・アヴィヴで行われた1985年8月25日のライヴ (Helicon Israel, HEL-029656) もあった。
2VLL-573
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[2CD-R]
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ついに本命登場! Vol.2 バーンスタイン稀少ライヴ
 1985.9.12 〜マーラー
:交響曲第9番
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レナード・バーンスタイン指揮
イスラエルpo.
 録音:1985年9月12日、 NHK ホール、東京、モノラル、ライヴ。初出音源。『8日の演奏と同レベルのモノラル盤』『この演奏を堪能しうる十分な音質内』(ママ)と記載されている。 バーンスタイン& IPO が同月に遺した一連の同曲ライヴの4種目、 「アダージョ楽章で感涙しながら演奏しているチェリストがいた」「演奏後は40秒程静寂が続き、我に返った聴衆の拍手が13分」といった伝説が残る演奏が遂にリリース。
2VLL-574
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[2CD-R]
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ストコフスキー&アメリカ響 1970.5 ドレス・リハーサル?
 トムソン: Sea Piece with Birds
 ヒナステラ:「クリオーリョの『ファウスト』」序曲 Op.9 (1943)
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
  エレイン・ボナッツィ(S) アルファ・フロイド(Ms)
  ダン・マレク(T) デイヴィッド・クラットワーシー(B)
  レオポルド・ストコフスキー指揮アメリカso.、ウェストミンスターcho.
 録音:1970年5月2日(あるいは1970年5月3日)、カーネギー・ホール、ドレス・リハーサル、モノラル。既出CD-R: Disco Archivia [CD-R], 243 〔当店未案内、廃盤、入手不能〕。
 この曲目は1970年5月3日(ニューヨーク・タイムズ誌で演奏会予告が確認出来る)と1970年5月4日(ビルボード誌で演奏会評が確認出来る)に行われた演奏会のもので、1970年5月3日の演奏が未発売音源として各種ディスコグラフィに記載されているが、確認出来る限り「リハーサル」といった類いの特記は無い。また、1970年5月2日の録音は既出のディスコグラフィ等には記載されていないが、ペンシルヴェニア大学図書館キスラーク特別資料室貴重図書&写本コレクションに「1970年5月2日」「リハーサル」とされる録音が所蔵されており、今回の演奏はこれだと思われる。1970年5月3日とされる演奏と同一なのか、異なる物なのかは不明。『ライヴ』『モノラル』『ドレス・リハーサルなのでほぼ全曲聴けます』と記載されている。
2VLL-575
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ストコフスキー&アメリカ響 1972.3.26 、初出あり
 ドビュッシー:海
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*)
 チャイコフスキー:イタリア奇想曲
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ウィリアム・マセロス(P;*)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1972年3月26日(、カーネギー・ホール、ニューヨーク)。(*)を除きおそらく初出音源。 既出CD-R: ST-LAURENT STUDIO (Canada), YSL-T-347〔ただし1972年3月28日と、おそらく誤記(1972年3月25日のリハーサル付き)〕(*) 。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。 前日1972年3月25日のリハーサルも残されており、RARE MOTH から イタリア奇想曲(RM-597/8S), 海&皇帝 (RM-601S), スラヴ舞曲&ロジャーズ「幻想曲」(RM-612/3S) で発売されている(スラヴ舞曲は26日の本番、それも不完全な録音しか残っていないとも言われている)。 25日と26日の演奏は、他に(ニコラス?・)モー「ファンファーレ」が2日共と、ロジャーズ「幻想曲」の26日本番が、それぞれ残っているというが未発売。
2VLL-576
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アルトゥール・ロジンスキー〜ベートーヴェン
 ヴァイオリン協奏曲(*) /「レオノーレ」序曲第3番/交響曲第9番「合唱」(#)
バーナード・ロジャーズ:ルーズヴェルト大統領への哀歌
 イェフディ・メニューイン(Vn;*) ドロシー・カースティン(S;#)
 ナン・メリマン(Ms;#) ドナルド・デーン(T;#) トッド・ダンカン(B;#)
 アルトゥール・ロジンスキー指揮 NYP 、J.F.ウィリアムソン合唱指揮ウェストミンスターcho.
 録音:1945年12月9日(*)、1946年4月14日(*以外)、すべてカーネギー・ホール。 既出CD, CD-R: MUSIC AND ARTS, MUA-1053 (*), Disco Archivia, 1377 (*以外) 。 1946年4月14日は、 NYP 音楽監督としてのロジンスキー最後の演奏会であった物。 『ライヴ』『モノラル』『音質良』と記載されている。
2VLL-577
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ハンス・グラーフ&ヒューストン〜ブルックナー
 交響曲第9番/
 交響曲第9番〜第4楽章の5つの断章/テ・デウム
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ハンス・グラーフ指揮
ヒューストンso.&cho.
 録音:2009年11月16日。おそらく初出音源。 『ライヴ』『ステレオ』『第4楽章 09:57〜11:00 のノイズ(プチプチ音)が』『気になる』と記載されている。
2VLL-578
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ホロヴィッツ 1979.11.4 トロント・リサイタル、初出あり
 クレメンティ:ソナタ ハ長調 Op.33 No.3 (*)
 シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111 /夜曲 Op.23 より Nos.3, 4 (#)
 メンデルスゾーン:スケルツォ・ア・カプリッチョ(**)
 ショパン:夜想曲 ホ短調 Op.72 No.1 /ワルツ イ短調 Op.34 No.2 (*)
 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36 (*) / W.R.のポルカ (+)
 リスト:コンソレーション第3番(+)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1979年11月4日、マッセイ・ホール、トロント、カナダ、ライヴ。(**)のみ初出。 既出CD: Music and Arts (US), MUA-666 (*) / Palexa (CANADA), PA-0541 (**以外) 。 (#)は第4曲の冒頭で録音ミスがあると言われているが、特記は成されていない。(+)の2曲はアンコール。 『ステレオ』『未放送のイン・ホール録音だが当レーベルのシリーズの中では良音』と記載されている。
2VHL-579
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ピエトロ・スカルピーニ 1958-1963
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番[アントニオ・ペドロッティ指揮ローマ RAI so./1958年2月5日]
 ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲[1958年3月28日]
 ブゾーニ:インディアン日誌[1964年4月22日]
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番[ヴィットリオ・グイ指揮ナポリ・A.スカルラッティo./1961年11月21日]
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ〔第5番/第9番「黒ミサ〕/炎に向かって[1963年4月20日]

 ピエトロ・スカルピーニ(P)
 録音:[/内]。表題と異なり1964年収録の曲があるが、代理店アナウンス記載ママ。 『ライヴ』『モノラル』と表示されている。
2VHL-580
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クーベリック『1961年代』録音集
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 モーツァルト:交響曲第29番(*) / ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」(#)
  ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so.
 録音:1961年11月7日(とあるが1961年12月7日、あるいは1961年12月8日か)(無印) 、 1961年(*)&1961年11月23日(#)(とあるが1961年11月23日、あるいは1961年11月24日か)(*/#) 。 おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と表示されている。
VLL-581
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ホルヘ・ボレット 1972
 ショパン:バラード(全4曲)
 メンデルスゾーン:
  ロンド・カプリツィオーソ ホ長調 Op.14
 リスト:ピアノ・ソナタ
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ホルヘ・ボレット(P)
 録音:1972年1月5日(とあるが実際には1972年2月5日、アリス・タリー・ホール)、ニューヨーク。既出CD: AS Disc, AS 123 。『ライヴ』『モノラル』と表示されている。#なおアナウンスにおいて、メンデルスゾーンの曲名が『ロンド・ア・カプリッチョ』と記載されており、本体欧文も誤記の可能性があります。
 この演奏会は長らく1月だと考えられており、AS Disc 盤はもちろん、21世紀になってからの発売である Marston 盤( 54001-2 |バラード第4番のみ)でも誤記されているが、実際には2月が正しいらしい。当日は他にリストのスペイン奇想曲が演奏された( AS Disc 盤にも含まれず|Marston, 52065-2 で初CD化|左記 52065-2 の録音月表記は、正しく2月になっている)
VHL-582
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ワルター&フィラデルフィア〜ベートーヴェン
 「プロメテウスの創造物」序曲(*) /
 交響曲第3番「英雄」(#)
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ブルーノ・ワルター指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1950年2月19日(とあるが、おそらく誤り。正しくは1944年2月19日〔 (*)は1944年2月14日の可能性あり〕)、アカデミー・オヴ・ミュージック、フィラデルフィア、ライヴ、モノラル(1944年2月19日だとすると、既出CD-R: Disco Archivia, 1048 )|後出CD-R: Kazorolanka, KAZ-0001 〔1944年2月19日の記載〕。 ワルターとフィラデルフィアの録音は1944から1948年までと思われ、それ以降の物は無いはず。#録音年誤記のまま供給されますので、予めご了承下さい。
VHL-583
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ダヴィド・オイストラフ、モンテビデオ・ライヴ 1954.4.9
 ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ長調 Op.9 No.3
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(ピアノ伴奏版)(*)
 ショーソン:詩曲 Op.25
  ダヴィド・オイストラフ(Vn) ヴラジーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1954年4月9日〔おそらくモンテビデオ、ウルグアイ〕、モノラル、ライヴ。 初出 [CD] : Alpha Omega Sound [Chopin Society of Hong Kong], AOS-061002 〔入手不能〕 (*)はオイストラフの同曲録音中、ピアノ伴奏で録音された唯一のもの。
VHL-584
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ライナー& CSO + アンダ 1958.3.20 & ?
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番(*)
 R.シュトラウス:家庭交響曲(#)
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ゲザ・アンダ(P)
フリッツ・ライナー指揮
シカゴso.
〔 (#)はボストンso.?〕
 録音:1958年3月20日(*) /1945年12月22日?(#)。レーベルの記載では(#)も(*)と同日になっているが、演奏会記録によると1958年3月20日の演目は「ベートーヴェン:コリオラン 序曲」、(*)、「R.シュトラウス:ドン・キホーテ」(翌 1958年3月21日も同プログラム)。家庭交響曲が演奏されたのは、ボストン響との1945年12月22日(放送日?)、以降はシカゴ響との1956年12月4日、1956年12月5日、1956年10月23日(アンダがバルトークを演奏しているが、曲目は協奏曲の第2番)、1962年1月18日、1962年1月19日、1962年1月20日で、ボストン響との1945年演奏会は録音が残されており、当盤収録の演奏はこれなのかもしれない(だとすると、既出CD-R: Disco Archivia, 655 )。『ライヴ』『モノラル』、(*)の『第2楽章 5:17 に音飛びあり』と記載されている。#録音年月日誤記が残るままで供給されますので、予めご了承下さい。
VHL-585
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パレー + カサドシュ&バッカウアー
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(*)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(#)
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ロベール・カサドシュ(P;*)
ジーナ・バッカウアー(P;#)
ポール・パレー指揮
NYP (*)、デトロイトso.(#)
 録音:1956年12月9日、カーネギー・ホール(*) /1959年11月26日(#)。 (*)はおそらく初出音源。既出CD-R: Disco Archivia, 507 (#) 。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。
VLL-586
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[CD-R]
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イーヴォ・ポゴレリチ 2005, 2012〜ショパン:
 ピアノ・ソナタ集
〔第3番(*) /第2番(#) 〕
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イーヴォ・ポゴレリチ(P)
 録音:2005年9月3日、バート・ヴェリスホーフェン、ドイツ(*) /2012年12月14日、パリ(#)。 おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』『放送されていない「客席撮り」録音』『音質は悪くない』と記載されている。
 21世紀に入ってからポゴレリチが演奏した音盤は、これが初だろうか。妻で師でもあったアリザ・ケゼラーゼ女史を1996年に失って以降、ポゴレリチの周辺では父の死、再婚した妻との破局等が続き、商業録音は途絶え、演奏会も2000年秋から約2年間ドクター・ストップがかかった。2005年は再起途上だった頃だが、音楽の流れや緩急が尋常ではない演奏で、特に第3楽章は18分以上と通常の約2倍を要している。2010年以降は復調しているが、そのピアニズムは1990年代中頃までの彼とは明らかに異なっている。
 #21世紀に入ってからの録音ですが、モノラルです。また、当店で聞くことができた音源には、大音量時にリミッターがかかっていたり、机上録音時の雑音がマイクに入っていました。以上、予めご了承下さい。
VLL-587
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[CD-R]
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バドゥラ=スコダ 2011.3.19
 J.S.バッハ:パルティータ第1番 / モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番
 シューベルト:2つの即興曲 Op.90 Nos.3, 2
 ショパン:3つのワルツ〔 Op.34 No.2 / Op.64 No.2 / Op.64 No.1 「子犬」〕/
      2つの夜想曲 Op.27 /舟歌 Op.60
 パウル・バドゥラ=スコダ(P)
 録音:2011年3月19日、劇場、ルセ、ブルガリア、ルセ3月音楽デー [The March Music Days (Bulgarian: Мартенски музикални дни; Martenski Muzikalni Dni) ] 、ライヴ(アナウンスにおいて演奏会場が『ブルガリア劇場』と記されているが、おそらく誤り)。 おそらく初出音源。『ライヴ』『モノラル』と記載されている。#21世紀に入ってからの録音ですが、モノラルです。また、演奏会場と国名が「ブルガリア・ホール、ロシア [Bulgaria Hall, Russia] 」と誤記されていますが、このまま供給されます。ご了承下さい。
4VHL-588
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[4CD-R]
ホーレンシュタイン& ROHC 1973.3.19 〜
 ワーグナー
:舞台神聖祝典劇「パルジファル」
  ジークムント・ニムスゲルン(アンフォルタス)
  フォーブス・ロビンソン(ティトゥレル) マルッティ・タルヴェラ(グルネマンツ)
  ヘルゲ・ブリリオート(パルジファル) ノーマン・ベイリー(クリングゾル)
  エイミー・シュアード(クンドリー)
  キリ・テ・カナワ(天上からの声/花の乙女たち1)他
  ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場o. & cho.
 録音:1973年3月19日、コヴェントガーデン王立歌劇場、ライヴ、モノラル。ほぼ初出(既出: オペラ専門CD-Rレーベル [Opera Depot等] )。ホーレンシュタインが死去の約2週間前に残した唯一の同曲録音。
 #本体記載の歌手陣に「ドナルド・マッキンタイア」(アンフォルタス役)の名がありますが、この公演はニムスゲルンの同役とダブル・キャストで行われ、録音が残されたのはニムスゲルンが出演した日のみだと言われています。また本体には品番が 4VHL-588 & 4VLL-588 の2種類記載されています。以上、この記載のままで流通しますので、ご了承ください。
2VHL-589
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[2CD-R]
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ラースロー・ショモギー 1961.7.15 ウルグアイ
 ファビーニ:交響詩「カンポ」
 リスト:ピアノ協奏曲第1番(*) /交響詩「オルフェウス」
 コダーイ:テ・デウム(#) / バルトーク:ヴィオラ協奏曲(+)
  ホルヘ・ノリ(P;*) 不明独唱陣(#)
  フランチェスコ・ヘルタイ(Va;+)
  ラースロー・ショモギー指揮ウルグアイ国営放送 [SODRE] so. [OSSODRE] & cho.
 録音:1961年7月15日、ライヴ、モノラル。おそらく初出音源。 # ラースロー・ショモギー [László Somogyi] は、本来のハンガリー語姓名表記順(性→名)に習って記載されていますが、綴りが「 Sonogyi Laselo 〔ショノギー・ラーシェロー〕」と誤記されています。他にも誤植等の可能性がありますが、このまま供給されますのでご了承下さい。
VHL-590
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[CD-R]
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ミトロプーロス& NYP
 バーバー:カプリコーン協奏曲(*)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(#)
  ジョン・ウストマン(Fl;*) ハロルド・ゴンバーグ(Ob;*)
  ウィリアム・バッキアーノ(Tp;*) ジーナ・バッカウアー(P;#)
  ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP
 録音:1956年10月21日(*)、1951年11月15日〔とあるが、1951年11月11日〕(#)、ライヴ、おそらくモノラル。(*)は初出か。既出CD: Nickson Records (#) 〔当店未案内/入手不能〕。(#)の録音日はディスコグラフィ等においても15日とされている場合があるが、 NYP の演奏会記録によると15日の演奏会は曲目が異なる上、バッカウアーは参加していない。#(#)の日付が誤記のまま供給されます。また、 (*) の独奏者は本体に記載されておりません。
VHL-591
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[CD-R]
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スタインバーグ& NYP + F=ディースカウ&アシュケナージ
 マーラー:さすらう若人の歌(*) / ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(#)
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br;*)
  ヴラディーミル・アシュケナージ(P;#) ウィリアム・スタインバーグ指揮 NYP (*/#)
 録音:1964年11月26日、モノラル(*) /1968年7月30日、ステレオ。おそらく初出音源。『ライヴ』と記載されている。
VHL-592
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スヴァロフスキー〔スワロフスキー〕&
 スコティッシュ・ナショナル管〜
  ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
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ハンス・スヴァロフスキー指揮
スコティッシュ・ナショナルo.
 録音:1958年3月7日、アッシャー・ホール、エディンバラ。おそらく初出音源。『モノラル』『ライヴ』と記載されている。
VHL-593
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カザルス、1937 パラグァイ& 1961 プエルト・リコ
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番(*)
 シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」(#)
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パブロ・カザルス(Vc;*)指揮(#)
ランベルト・バルディ指揮(*)
パラグァイ国立o.(*)
プエルト・リコ音楽祭o.(#)
 録音:1937年10月3日、パラグァイ?、モノラル(*) /1961年6月21日、サン・フアン、プエルト・リコ、ステレオ(#)。記載が正しければ初出音源で、2曲ともカザルスにとって初音盤となる曲目。『ライヴ』、(*)は『アセテート原盤』と記載されている。
VHL-594
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バルビローリ&バルトーク夫人〜バルトーク
 管弦楽のための協奏曲(*) /ソナチネ Sz.95 /ピアノのための組曲 Op.14b /ピアノのための最初のロンド/祖国の夕べ/
 ピアノと弦楽アンサンブルのための「ミクロコスモス」組曲(ティボール・シェルイ編曲)〔5曲〕

  ジョン・バルビローリ指揮ハンガリー放送so.(*)
  ディッタ・バルトーク=パーストリ(P;無印) ティボール・シェルイ指揮(無印)
 録音:データ不詳〔 2019年に Forgotten Records から出た1961年9月26日の演奏と同一か?〕(*) /1944年、ブルックリン博物館、ニューヨーク、ライヴ(無印)、すべて モノラル。
VHL-595
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ミュンシュ& BSO + フィルクシュニー
 ヘンデル/ビーチャム編曲:管弦楽組曲「忠実な羊飼い」(5曲)(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番 ニ長調 K.451 (#)
 オネゲル:交響曲第3番 H.186 「典礼風」
  ルドルフ・フィルクシュニー(P;#) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.
 録音:1956年4月21日、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ。 既出CD-R: ST-LAURENT STUDIO, YSL-T-312/他。『モノラル』と記載されている。
2VLL-596
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初出、ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜パリ、シャンゼリゼ劇場リサイタル 1985.11.2
 スカルラッティ:2つのソナタ〔ロ短調 K.87 /ホ長調 K.135 〕
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3
 シューベルト/リスト編曲:ウィーンの夜会第6番
 スクリャービン:練習曲 変ニ短調 Op.8 No.12 (#)
 リスト:ペトラルカのソネット第104番/即興曲=夜想曲 変ヘ短調/忘れられたワルツ第1番
 ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23 /
      2つのマズルカ〔イ短調 Op.17 No.4 /ヘ短調 Op.7 No.3 〕/
      ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 ドビュッシー:人形のセレナード(*) / シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (*)
 ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23 No.5 (*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1985年11月2日、シャンゼリゼ劇場、パリ、フランス、ライヴ、モノラル、おそらく客席収録|初出音源| (*):アンコール。
 ネット上の音源を聞く限り よくある膝上収録のレヴェルで、マイクが拾う咳などのノイズも多く、良いとは言い難い音質だが、彼による最後のパリ公演録音(直前にあたる1985年10月26日の演奏も残っている)であり、マニアは必携だろう。
 # (#)が『 Op.8 No.2 』と誤記されている可能性がありますが、このまま供給されます。
2VHL-597
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含・初出、アンセルメ 1964.5
 ファリャ:「三角帽子」〔第1組曲/第2組曲〕(*)
 ドビュッシー:海(#)
 ブラームス:交響曲第3番(+)
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エルネスト・アンセルメ指揮
不詳オーケストラ
 録音:1964年5月(*/#/+)、ステレオ(*/#)、モノラル(+) | (+):データが正しければ初出|既出CD 〔当店推測、後述〕: King, KICC-3026 (*/#)。
 おそらく同年来日時にN響を振った演奏だと思われる。だとすれば1964年5月21日(*)、1964年5月30日(#/+)、東京文化会館(*/#/+) での演奏で、(+)は初出。30日の演奏会は少なくとも一部に映像が残っている模様だが、一般発売されたことはないはず。
VHL-598
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[CD-R]
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初出? カサドシュ&ケルテス 1968 〜
 ベートーヴェン
:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
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ロベール・カサドシュ(P)
イシュトヴァーン・ケルテス指揮
不明オーケストラ
 録音:1968年、モノラル|データが正しければ初出。カサドシュとケルテスの顔合わせは、曲を問わず音盤初登場。データが正しければカサドシュにとって同曲最後年(これまでは1967年5月5日のカイルベルト指揮 BRSO との共演ライヴ)の演奏となる。
VHL-599
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初出、マルティノン 1956.7.29 〜シューマン
 「マンフレッド」序曲/
 ヴァイオリン協奏曲/交響曲第1番「春」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アルベルト・リジー(Vn)
ジャン・マルティノン指揮
ウルグアイ放送 [Sodre] so.
 録音:1956年7月29日、モノラル|おそらく初出音源。
VHL-600
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含・初出、ショルティ + ロストロ
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲(*)
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)
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ムスティスラフ・
 ロストロポーヴィチ(Vc;*)
ゲオルク・ショルティ指揮(*/#)
シカゴso.(*)、
スウェーデン放送so.(#)
 録音:1965年、ステレオ(*) /1958年2月22日、モノラル(#) | (*)はおそらく初出音源で、ショルティの音盤初レパートリー曲と思われる|既出CD-R: Forgotten Records, fr-1199 (#) 。
2VLL-601
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初出、ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜トロント・リサイタル 1977.10.16
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 第10番 K.330
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
 フォーレ:夜想曲第3番 ロ短調 Op.119 /即興曲第5番 嬰ヘ短調 Op.102
 ラフマニノフ:楽興の時 変ホ短調 Op.16 No.2
 スクリャービン:左手のための前奏曲 Op.9 No.1
 ショパン:マズルカ イ短調 Op.17 No.4 /ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322 (*)
 シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (*)
 ビゼー/ホロヴィッツ編曲:カルメン変奏曲(*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1977年10月16日、マッセイ・ホール、トロント、カナダ、ライヴ、ステレオ|初出音源| (*):アンコール。
 演奏会ではフォーレの次、ラフマニノフの1曲目に前奏曲 Op.32 No.5 が弾かれ録音も残っているが、アナウンスによれば含まれていない。
 ディスコグラフィ等では会場収録となっているが、ネット上の音源を聞く限り、ホール備え付けのマイク収録と言われてもおかしくない(ただし、フォーレの拍手部分やショパンのマズルカで近距離と思われる声や咳が聞かれる)。アナログ・テープ起因のノイズはあるが、良好な音質。#フォーレの夜想曲が『第3番 変イ長調 Op.33-3 』と誤記されていますが、現状ママで供給されます。
2VLL-602
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初出、ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ミネアポリス・リサイタル 1976.4.4
 シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18 〔冒頭欠落〕/
       ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14 〔第4楽章最終部分欠落〕
 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32 No.12 /絵画的練習曲 変ホ長調 Op.39 No.5
 リスト:忘れられたワルツ第1番/泉のほとりで
 ショパン:ワルツ イ短調 Op.34 No.2 /バラード第1番 ト短調 Op.23
 シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (*) / モシュコフスキ:花火 Op.36 No.6 (*)
 ラフマニノフ/ホロヴィッツ編曲:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36 〜フィナーレ(*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1976年4月4日、ミネアポリス、ミネソタ州、 US 、ライヴ、ステレオ|初出音源| (*):アンコール。
 2020年4月現在、ネット上では聞くことができないライヴ。ディスコグラフィ等にはプロの手による録音であると記されている場合がある。シューマン2曲の欠落は、残念ながらマスター・テープ由来である模様。
VLL-603
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初出、ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜シカゴ・リサイタル 1974.10.27
 クレメンティ:ソナタ 嬰ヘ短調 Op.26 No.2 / シューマン:子供の情景 Op.15
 ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 Op.16 /
      2つのマズルカ〔嬰ハ短調 Op.30 No.4 /イ短調 Op.17 No.4 〕/
      バラード第1番 ト短調 Op.23
 D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322 (L.483) (#)
 ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2 (*) / /詩曲「焔に向かって」 Op.72 (*)
  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1974年10月27日、オーケストラ・ホール、シカゴ、ライヴ、モノラル、おそらく客席収録|初出音源| (*/#):アンコール。
 2020年4月現在、ネット上では聞くことができないライヴ。演奏会では子供の情景とショパンの間にスクリャービン:ソナタ第5番 Op.53 が弾かれたが、アナウンスには含まれていない。
 # (#)がソナタ K.483 と誤記されている可能性がありますが、現状のままで供給されます。
2VLL-604
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初出、ホロヴィッツ・アット・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 1982.5.29
 D.スカルラッティ:6つのソナタ K.127 (+), 466, 184, 101, 87, 136
 ショパン:バラード第4番/マズルカ Op.17 No.4 /スケルツォ第1番
 リスト:バラード第2番/コンソレーション第3番
 ラフマニノフ:2つの前奏曲〔 Op.32 No.12 / Op.23 No.5 〕
 シューマン:トロイメライ(*)
 ショパン:ワルツ Op.64 No.2 (#) /ポロネーズ第6番 Op.53「英雄」(*)

 ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1982年5月29日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ、モノラル、客席録音|初出音源| (*/#):アンコール。過去に RCA, BBC Music Magazine や SONY 等からリリース(含・映像)されたのは一週間前、ショパン以降の曲目が異なる1982年5月22日の同地での演奏会。
 当初から快速で飛ばしている上ミスタッチ等も聞こえず、リストなども圧巻、好調な演奏会だったようだ。
 # (+)のカークパトリック番号が『 K.217 』〔ホロヴィッツのレパートリーに無し〕、(#)の作品番号が『 Op.84 No.2 』と、それぞれ誤記されている可能性がありますが、現状のままで供給されます。
VHL-605
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おそらく初出〜カザルス、スターン&イストミン、1959 プエルト・リコ音楽祭
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番(*) / ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番(#)
 パブロ・カザルス(Vc) アイザック・スターン(Vn) ユージソ・イストミン(P)
 録音:1959年5月2日(*)、1959年5月6日(#)、ともにプエルト・リコ音楽祭、ライヴ。『ステレオ』と記載。
VHL-606
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ミュンシュ〜モーツァルト:交響曲集
 〔第39番(*) /第31番 (#) 〕
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シャルル・ミュンシュ指揮
シカゴso.
 録音:1955年4月9日(*)、1954年4月2日(#)、ともにシンフォニー・ホール、シカゴ、モノラル|既出CD, CD-R: Vibrato [CD-R], VHL-45 / Memories, MR-2471/73 。
VHL-607
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初出 ミトロプーロス、唯一の「合唱」 1955.4.17 〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 フランシス・イーンド(S) マーサ・リプトン(Ms)
 デイヴィッド・ロイド(T) マック・ハレル(Br)
 ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP ジョン・フィンリー合唱指揮ウェストミンスターcho.
 録音:1955年4月17日、モノラル|『第3楽章に回転ムラと音飛びあり』とアナウンスされている。
 以前からディスコグラフィに「未発売音源」として掲載されていたもの。ミトロプーロスによる同曲録音はこの1種類のみと思われる。
VHL-608
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含・初出〜E.クライバー
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番「運命」(*) /
  交響曲第4番より〔第2楽章−第4楽章〕
 ベルク:「ヴォツェック」より(+)
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アンネリース・クッパー(S;+)
エーリヒ・クライバー指揮
ケルン放送so.(*)、
ストックホルム放送so.(*以外)
 録音:1955年〔おそらく1955年4月4日〕(*) /1949年2月16日(*以外) |記載が正しければ、(*)を除き初出。
VHL-609
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ガンツ&ストック
 ルドルフ・ガンツ(1877-1972):ピアノ協奏曲 変ホ長調 Op.32 (1941) (*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(#)
 フレデリック・ストック(1872-1942):交響的ワルツ Op.8 (1907) (+)
 ワーグナー:「タンホイザー」第3幕より(++)
  ルドルフ・ガンツ(P;*/#) フレデリック・ストック指揮シカゴso.(*/+/++)
  ヴィクトル・デザルツェンス指揮ローザンヌ室内o.(#)
 録音:1941年2月20日、世界初演時(*) /1961年12月12日(#) /1938年4月9日(+/++)、すべてモノラル|既出CD, CD-R: Dante [CD], HPC-050 (*) / Disco Archivia [CD-R], 425 (*/#/+/++) 〔共に廃盤、入手不能〕。
 スイス生まれのガンツによる自作自演〔シカゴ響創立50周年記念委嘱作〕と、大変珍しい後年(録音としては最後年?)のベートーヴェン。余白にストックの自作自演〔1930年、 Victor へのセッション録音( Biddulph と CSO 自主製作盤でCD復刻)とは別〕とワーグナーという珍品集。
 # なお、(*) の本体表記に『 Chicago Concerto 』との題名が付されている可能性がありますが、これは近年録音された同作別録音のアルバム・タイトルで、この作品に もともと副題はありません。またアナウンスでは(+)が『シュトラウスに基づく交響的円舞曲集』とされていますが、誤りと思われます。以上、誤記があるままでの供給と思われますので、ご了承下さい。
VHL-610
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マグダ・タリアフェロ
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番
          ヘ長調 Op.103「エジプト風」(*)
 シューマン:謝肉祭(#)
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マグダ・タリアフェロ(P)
ポール・パレー指揮(*)
フランス国立放送o. (*)
 録音:1957年7月15日〔とあるが、おそらく1957年6月15日、サル・プレイエル、パリ〕(#) /1958年4月21日、パリ(*)、共にライヴ|既出CD, CD-R: Tahra [CD], TAH-712 (*) / Forgotten Records [CD-R], fr-703 〔 + ショパン〕 (*/#) 。#曲目の多い Forgotten Records 盤を強くお勧めします。
VHL-611
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含・初出、セル
 ハイドン:交響曲第93番(*)
 モーツァルト:交響曲第40番(#)
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ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.(*)、
RAI ローマso.(#)
 録音:1970年4月〔とあるが、1970年5月7日では? だとすると St-Laurent Studio (CANADA), YSL-T-618 他でステレオ録音が既出〕(*) /1954年12月15日(#)、共にモノラル| (#):おそらく初出。
VHL-613
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初出、アニー・フィッシャー・イン・ブダペスト
   1952 〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 〔第6番/第8番「悲愴」/第18番/第3番〕
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アニー・フィッシャー(P)
 録音:1952年9月5日〔となっているが、おそらく1952年5月9日、大講堂、リスト・フェレンツ音楽大学〕、ブダペスト、ハンガリー、おそらくライヴ、モノラル|おそらく初出音源。
 アニー・フィッシャーによる録音が残っているライヴ中、最も初期に属すると思われるもの。これ以前は協奏曲やソナタ1曲等の単位で、かつ放送録音と思われるものがほとんど。
VHL-612
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フランチェスカッティ + ミトロプーロス& NYP 〜
 ベートーヴェン
:ヴァイオリン協奏曲
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ジノ・
 フランチェスカッティ(Vn)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
NYP
 録音:1950年代〔とあるが、おそらく1952年10月26日、カーネギー・ホール、ニューヨーク〕、モノラル|既出CD: Archipel 。フランチェスカッティ + ミトロプーロス& NYP による、同曲唯一の録音と思われるもの。この顔合わせでは1951年8月27日、スコットランドのエディンバラにおけるツアー時にも演奏が成されているが、おそらく録音は残っておらず、演奏自体もこの2日がすべてと思われる。
VHL-615
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[CD-R]
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初出、コルトー〜ドイツにおける放送録音集〜
 シューマン
:クライスレリアーナ(*) /子供の情景(#)
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アルフレッド・コルトー(P)
 録音:1950年代(*)、1954年5月2日(#)、ともにバイエルン放送、放送用セッション、モノラル|初出音源。マーク・エインリー氏の YouTube チャンネル "The Piano Files" で公開されているものとおそらく同一演奏。
VHL-616
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[CD-R]
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含・初出、バルビローリ&ヒューストン響
   + バレンボイム&W.クラウス

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(*)
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド(#)
 ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー(+)
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ダニエル・バレンボイム(P;*)
ウェイン・クラウス(Va;#)
ジョン・バルビローリ指揮(*/#)
ヒューストンso.(*/#/+)
 録音:1962年11月19日(*)、1969年12月2日(#/+)、すべてモノラル| (*):おそらく初出音源|既出CD-R: Disco Archivia, 1090 (#/+) 〔廃盤、入手不能〕。
  (#/+)の日付はバルビローリ70歳の誕生日、かつ彼が同響に登壇した最後の日になった模様。ウェイン・クラウス(1924-2000)はケイティムズ、ガラミアン、ディレイに学び、32年間に渡るヒューストン響ヴィオラ奏者のうち28年を首席として、さらに1982年から亡くなるまでオクラホマ・シティ・フィルの首席奏者を、それぞれ務めた。
2VHL-617
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[2CD-R]
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初出、サージェント& BBC + シェリング
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*) /交響曲第3番(#)
 サージェントの挨拶(1分16秒)(+)
 エルガー:交響曲第1番(++)
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ヘンリク・シェリング(Vn)
マルコム・サージェント指揮
BBC so.
 録音:1965年8月5日(*/#) /1965年1月24日(+/++) 、すべてモノラル|おそらく初出音源| (#)に『僅かながらディジタル・ノイズの混入箇所あり』とアナウンスされている|後出CD-R: EVE-360-M (*/#) 〔音質瑕疵注記なし〕。
VHL-619
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[CD-R]
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初出、グルダ〜モーツァルト:
 ピアノ協奏曲集
〔第25番(*) /第20番(#) 〕
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フリードリヒ・グルダ(P)
マリオ・ロッシ指揮(*)
トリノ RAI so.(*)、
不明指揮者(#) ナポリ RAI (#)
 録音:1962年2月16日(*) /1972年3月17日(#)、ともにモノラル|おそらく初出音源。
VHL-620
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[CD-R]
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初出、フェレンチク&ハンガリー国立響 1961.12.27
 ハイドン:交響曲第100番
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲
 コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
       〜第5曲 間奏曲
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
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ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立so.
 録音:1961年12月27日、モノラル|おそらく初出音源|後出CD-R: Vibrato, VHL-659
2VLL-621
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ブルックナー:交響曲第8番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO
 録音:1989年2月26日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ、ステレオ|『第3楽章(ディスク2ートラック1)10:16 に音飛びあり』『未放送のプライヴェ―ト録音』『當レーベルでの音質ではまずまず』とアナウンスされている|既出CD-R: Sunjay Classics, SUCD-21-K / Lanne Historical Collection, LHC-7069 / Eternities, ETCD-161/2-S 〔すべて廃盤、入手不能〕。
2VLL-622
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マーラー:交響曲第2番「復活」
 ベニータ・ヴァレンテ(S) ビヴァリー・ウルフ(Ms)
 ウィリアム・スタインバーグ指揮ボストンso.、ハーヴァード=ラドクリフ・コレギウム・ムジクム
 録音:1972年9月29日(あるいは1972年9月30日)、ボストン、ライヴ、ステレオ|既出CD-R: Eternities, ETCD-393-S [1CD-R] 〔1972年9月のみの記載|廃盤、入手不能〕。
VLL-623
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ハイドン:交響曲第45番「告別」(*) /
     交響曲第60番「うっかり者」(#)
モーツァルト:交響曲第40番(+)
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レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカso.
 録音:1969年3月23日(+) 、1970年1月19日〔1970年1月18日の可能性あり〕(#)、カーネギー・ホール(+/#) /1972年3月1日、タウン・ホール(*) 、すべてニューヨーク、ステレオ| (*):おそらく初出音源、かつストコフスキーの初音盤レパートリー|既出CD-R: Vibrato, 2VLL-410 〔1970年1月19日の記載〕(#), 2VHL-399 (+)
 (*)はストコフスキーによる希少レパートリーで唯一の全曲録音と思われるもの。既知の他録音は1962年12月17日、フィラデルフィア管とのコンサートでアンコールに第4楽章のアダージョのみを演奏したものが残っているのみ(未発売)のようだ。
VHL-624
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
シェーンベルク:ピアノ協奏曲(*)
ブラームス:交響曲第1番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴァルター・クリーン(P;*)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1971年12月8日(*) /1971年9月22日、アカデミー・オヴ・ミュージック(#) 、ステレオ|おそらく初出音源。
VLL-625
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初出、バルビローリ&ヒューストン響 1963.11.26
 エルガー:「エニグマ変奏曲」〜ニムロッド
 アメリカ国歌:星条旗国家
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」(*)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
シャーリー・トレペル(Vc;*)
ウェイン・クラウス(Va;*)
ジョン・バルビローリ指揮
ヒューストンso.
 録音:1963年11月26日、モノラル|おそらく初出音源、ただし(*)は VHL-212 で1963年11月25日とされる演奏が既出
VLL-626
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含・初出、セル&クリーヴランド管
 ハイドン:交響曲第31番(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(#)
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グラント・ジョハネセン(P;#)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドso.
 録音:1965年6月18日、ウィーン、モノラル(*) /1970年6月〔となっているが、1970年4月23日、1970年4月24日、1970年4月25日のいずれか〕、ステレオ(#) 、ともにライヴ| (#):おそらく初出音源|既出CD-R: Vibrato, VHL-74 (*) 。セルは1970年5月の日本公演から帰国後、クリーヴランドでは指揮することができないまま多発性骨髄腫のため7月30日に急死した。現地での最後の演奏会は1970年5月8日とされ その前日、同プログラムによる1970年5月7日の録音が残っている (St-Laurent Studio, YSL-T-618)
VLL-627
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エミール・ギレリス、協奏曲集
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(#)
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エミール・ギレリス(P)
ズービン・メータ指揮 NYP (*)
ブルーノ・マルティノッティ指揮(#)
ミラノ RAI so.(#)
 録音:1970年代〔1979年11月14日、エイヴリー・フィッシャー・ホール〕、モノラル(*) /1970年4月24日、ミラノ、ステレオ(#) 、ともにライヴ|既出CD: Melodram, CDM 28034 (#) 。
  (*)は CBS Masterworks ( → SONY) から1979年11月14日の演奏がディジタル録音で出ているが、 CBS 盤は編集されていると言われる。この顔合わせによる演奏会記録はこの日しかなく、無編集ならば初出と思われる。 (#)はレアな演奏。
VHL-628
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シアトルのビーチャム 1943
 シベリウス:「カレリア」組曲 Op.11 〜第3曲 行進曲風に(*)
 メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」(#)
  トマス・ビーチャム指揮シアトルso.
 録音:1943年10月10日(*)、1943年10月11日(#)、音楽ホール劇場、シアトル、 US 、ライヴ、モノラル|既出CD-R: Pristine Classical, PASC-277 (*), PASC-238 (#) 。# (#)の第3楽章&第4楽章冒頭部分に原盤起因の欠落あり/この際の演奏がまとめて聞ける Pristine Classical 盤をお勧めします。
VHL-629
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含・初出〜アルトゥール・シュナーベル、協奏曲集
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(*) / シューマン:ピアノ協奏曲(#)
  アルトゥール・シュナーベル(P) アイズラー・ソロモン指揮コロンバスpo.(*)
  アルフレッド・ウォーレンステイン指揮ロサンゼルスpo.(#)
 録音:1947年11月7日(*) /1945年4月3日〔とあるが、1945年3月4日〕(#)、ともにライヴ、モノラル| (*):初出音源|既出CD-R: 3 mile island (Monopole), CC-018 (#) 〔1944年と誤記/廃盤、入手不能〕| (*):『ブツ音混入箇所あり』とアナウンスされている。# (*)のオケが『コロンビア・フィル』と誤アナウンスされており、おそらく誤記のままで供給されます。
  (*) はマーク・エインリー氏の YouTube チャンネル "The Piano Files" で公開されているものとおそらく同一演奏。 (#)は米ワルター協会から LP が出ていた録音〔 LP にはオケ名未記載〕だが、この演奏はシュナーベルの物ではないという説もあるようだ(演奏会自体は実際に行われている)。
VLL-630
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スヴャトスラフ・リヒテル、協奏曲集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(*)
 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲(#) 〔第3番/第7番〕
  スヴャトスラフ・リヒテル(P) ベンジャミン・ブリテン指揮イギリス室内o.(*)
  ヤーノシュ・ローラ指揮フェレンツ・リスト室内o.(#)
 録音:1965年6月16日、ブライスバラ・チャーチ、オールドバラ音楽祭、 UK (#) /1991年6月9日、ブダペスト、ハンガリー(#)、すべてライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Music and Arts [CD] (*) / BBC Legends [CD], BBCL-4196 (*) 〔以上、廃盤〕/ St-Laurent Studio [CD-R], YSLSR-19910609 (#) | (#):『プライベ―ト録音で音質は芳しくない』とアナウンスされている。# (*)は、オケが『ヨーロッパ室内管』&録音会場が『ロンドン』と誤アナウンスされており、おそらく誤記のままで供給されます。
VLL-635
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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(#)
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ダヴィド・オイストラフ(Vn;#)
ベルナルド・
 ハイティンク指揮(*/#)
コンセルトへボウo.(#)
 録音:1966年、モノラル(#) |おそらく初出音源。『高音質』とアナウンスされている。
 オイストラフとハイティンクによる(#)は、おそらくこれが初。
VLL-636
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[CD-R]
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ハイドン:交響曲第39番(*)
チャイコフスキー:交響曲第4番(#)
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クルト・ザンデルリング指揮(*/#)
アムステルダム・
 コンセルトへボウo.(*)、
BPO (#)
 録音:1996年11月8日、ステレオ(*) /不詳、モノラル(#) 。『高音質』とアナウンスされている。
 ザンデルリングと BPO による(#)はおそらく初登場。
2VHL-637
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[2CD-R]
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含・初出、トスカニーニ& NBC 1954
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番/
         交響曲第6番「田園」
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(*)
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」(#)
 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(+)
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アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC so.
 録音:1954年〔おそらく1954年2月28日(*/#/+)、1954年3月7日(無印) 〕、カーネギー・ホール、すべてモノラル| (無印):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Nuova Era [CD], 013.6311/12 (*/#/+) / AS Disc [CD], AS 308 (*) / Melodram [CD], MEL 18013 (+) / Memories [CD], HR 4184 (+), HR 4202 (*) 〔以上、すべて廃盤、入手不能〕/ Guild Historical [CD], GHCD-2358/9 (+) / Everlast [CD-R], EVE-390-M (*/#/+) 。
2VHL-638
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[2CD-R]
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初出、シューラ・チェルカスキー〜ザルツブルク・リサイタル 1963.8.6
 メンデルスゾーン:ロンド・カプリツィオーソ Op.14
 シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
 バルトーク:ピアノ・ソナタ / ドビュッシー:喜びの島
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番
 プーランク:トッカータ / ショパン:ワルツ Op.64 No.2 /マズルカ Op.59 No.3
 サン・サーンス/ゴドフスキー編曲:白鳥
  シューラ・チェルカスキー(P)
 録音:1963年8月6日、モーツァルテウム大ホール、ザルツブルク、おそらくモノラル|初出音源|プーランク以降の4曲はおそらくアンコール。
 チェルカスキーはザルツブルク音楽祭において、1960年、1961年、1963年、1965年、1968年、1972年と、ほぼ隔年で6回ソロ・リサイタルを行ったが、当盤は1963年のもの。 Orfeo D'Or から1961年 (C 882 132 B)1968年 (C 431 962 I) の各リサイタルが既出だが、それらと異なり重量級のソナタ3曲をメインに配置、様々な曲を織り込むことが常の彼としては比較的珍しいプログラムとなっている。
VHL-639
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[CD-R]
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含・初出&初音盤〜
  ミトロプーロス& NYP + ヘス 1955.2.13

 チマローザ:歌劇「古代ローマの狂信者」序曲(*)
 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56 (#) /
  ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (+)
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マイラ・ヘス(P;+)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
NYP
 録音:1955年2月13日、カーネギー・ホール、ライヴ、モノラル| (*):初出音源、かつミトロプーロス唯一の同曲録音| (#):初CDフォーマット化〔後出: Vibrato, 2VHL-651 〕|既出LP, CD: NYP [LP], 87 1/2 (#) / AS Disc [CD], AS 610 (+) / Nota Blu [CD], 93.5106 3/4 (+) 〔以上すべて廃盤、入手不能〕。
 当日の録音がまとめてリリースされるのはこれが初。演奏会の最後にヴェルディ:「運命の力」序曲が演奏されたが録音は残っていない模様。
2VHL-640
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[2CD-R]
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含・初出、ロジーナ・レヴィーン + シュムスキー、ローズ、
  ジュリアードSQ 、ニュー・アート木管五重奏団〜アンサンブル名演集

 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番(*)
 ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲第2番(#)
 モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲(+)
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番(**)
  ロジーナ・レヴィーン(P)
  オスカー・シュムスキー(Vn;*/**) レナード・ローズ(Vc;*/**)
  ジュリアードSQ (#) [ロバート・マン、ロバート・コフ(Vn)
             ラファエル・ヒリヤー(Va) アーサー・ウィノグラード(Vc)]

  ニュー・アート木管五重奏団員(+)
    [メルヴィン・カプラン(Ob) アーヴィング・ナイディック(Cl)
     モリス・ニューマン(Fg) アール・チェイピン(Hr)]
 録音:1955年〔1955年3月15日〕(#)、1956年〔1956年3月28日〕(+)、1958年〔1956年5月14日〕(**)、1959年〔1959年8月28日〕(*)、すべてジュリアード・コンサート・ホール、ジュリアード音楽院、ニューヨーク、ジョゼフ・レヴィーン・スカラーシップ〔記念奨学金〕・コンサート、モノラル| (+以外):初出音源|おそらくすべて、ロジーナ・レヴィーン唯一の録音となる作品|既出CD-R: Everseen, EVS-1055-M (+) 。アナウンスに『慈善演奏会より』とあるが、誤り。
VHL-641
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初出、リンパニー + ベンツィ〜
 ブラームス
:ピアノ協奏曲第2番
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モーラ・リンパニー(P)
ロベルト・ベンツィ指揮
オランダ放送po.
 録音:1966年3月21日|おそらく初出音源。『質の芳しくないステレオ』とアナウンスされている。
VHL-642
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ジャン・マルティノン
 ブラームス:交響曲第4番(*)
 ラヴェル:マ・メール・ロワ(#)
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ジャン・マルティノン指揮
シカゴso.(*)、
不詳オーケストラ
NHK so. 〕(#)
 録音:1967年3月3日〔とあるが、1966年7月14日、あるいは1967年3月16日か〕(*) /1963年5月〔1963年5月25日、旧・ NHK ホール〕(#)、ともにモノラル|既出CD, CD-R: Ritardando [CD-R], RIT-0027/8 (*) 〔1967年3月3日、モノラルの記載〕/ Everlast [CD-R]. EVE-376-S (*) 〔1967年3月3日、ステレオの記載〕/ King [CD], KICC-3027 (#) 〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。
 (*)の演奏は既出盤も含めすべてが1967年3月3日の表記だが、演奏会記録が見当たらず、この日はジュリーニ指揮のモーツァルト演奏会とされる (Everlast, EVE-158-M) 。# (#)のオーケストラが『不詳』と誤アナウンスされており、現状ママで供給されます。
VHL-643
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初出、ヤキウ〔ヤコフ〕・ザーク、モスクワ音楽院大ホール・リサイタル 1966.6.23
 ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ Op.87 〜第24番
 ブラームス:間奏曲 Op.118 No.1 /8つの小品 Op.76 より Nos.8, 4, 7, 5, 2 /
       3つの間奏曲 Op.117 より Nos.1-2 /ラプソディ Op.119 No.4
 メトネル:ピアノ・ソナタ第5番「忘れられた調べ」
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 / ラフマニノフ:ヴォカリーズ(#)
  ヤキウ・ザーク〔ヤコフ・ザーク〕(P)
 録音:1966年6月23日、モスクワ音楽院大ホール、モノラル| (#):アンコール|おそらく初出音源、かつザークによるリサイタル・ライヴ初音盤と思われるもの。
 ネイガウス門下で1937年のショパン・コンクールにおいて優勝ならびにマズルカ賞を受賞、以降もモスクワ音楽院授職を務めザリツカヤ、ペトロフ、モギレフスキー、チモフェーエワ、アファナシェフ、エゴロフら錚々たる面々を輩出した名教師ザーク [Yakov Zak/Yakiv Zak] (1913-1976) は実はウクライナのオデーサ〔オデッサ〕生まれ。名はウクライナ語で Яків [Yakiv] と綴り、カナ表記だと「ヤキウ」(基本的にウクライナ語 語末の "в" は清音らしい)になるようだ。録音が少ないことでも知られるが、ほぼメロディアへ商用に収録されたそれらは協奏曲、リヒテルやギレリスらとの二台ピアノ&連弾作品、室内楽が主で、独奏曲はもともと希少といって良い数しか無い。そしてライヴ・リサイタル録音というのはこれまで一切なかったはずで、ロシアン・ピアニズムに興味があるマニアは必携と言えるアイテム。
VHL-644
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含・初出、ロジーナ・レヴィーン + ジュリアードSQ 〜 1957.3.27
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番(*)
 シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」(#)
  ロジーナ・レヴィーン(P) ロバート・マン(Vn;*)
  ジュリアードSQ団員(#) [ロバート・マン、ロバート・コフ(Vn)
               ラファエル・ヒリヤー(Va) クラウス・アダム(Vc)]

  ステュアート・サンキー(Cb;#)
 録音:1957年〔1957年3月27日〕、ジュリアード・コンサート・ホール、ジュリアード音楽院、ニューヨーク、ジョゼフ・レヴィーン・スカラーシップ〔記念奨学金〕・コンサート、モノラル| (#):初出音源|おそらくともに、ロジーナ・レヴィーン唯一の録音となる作品|既出CD-R: Everseen, EVS-1073-M (*) 。#ジュリアードSQ の団員名はアナウンスに記載されておらず、上記は当時のプログラムにより当店補完。
 ステュアート・サンキー(1927-2000)はロサンゼルス生まれのコントラバス教育者。ストコフスキー統治下のアメリカ交響楽団で首席奏者を務めた他、合衆国内外の主要オケで奏者を歴任、教育者としてはゲイリー・カー、エドガー・メイヤーら多数を輩出した。
VHL-645
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ギュラー + アンセルメ〜
 ベートーヴェン
:ピアノ協奏曲第4番
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ヨウラ・ギュラー(P)
エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:1958年1月15日、モノラル|初出・既出CD: Tahra, TAH-650 〔廃盤、入手不能〕, TALT-048 。
VHL-646
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アバド、パイネマン、ザネットヴィチ
 J.S.バッハ:
  音楽の捧げ物 より(#)〔王の主題による無限カノン/4声のカノン/6声のリチェルカーレ〕/
  2つのヴァイオリンのための協奏曲(*)
 シューベルト:交響曲第2番(+)
  エディト・パイネマン、レナート・ザネットヴィッチ(Vn;*)
  クラウディオ・アバド指揮アレッサンドロ・スカルラッティo.
 録音:1963年4月30日、ナポリ、モノラル|既出CD, CD-R: Fonit Cetra (ITALY), ARCD-2048 (*/#) / Nota Blu (ITALY), 93.5099 (*/#) / CLAQUE (ITALY), GM 1002 (+) 〔以上廃盤、入手不能〕/ Everlast, EVE-006-M 。オーケストラが『 RAI 国立管』と記載されている可能性がありますが、現状ママで供給されます。
VHL-647
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初出、ケンペ〜
 ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
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ルドルフ・ケンペ指揮
RAI 国立so.
 録音:1960年4月20日、モノラル|おそらく初出音源。この時期 RAI の放送交響楽団はトリノ、ミラノ、ローマの3箇所あり、どのオケなのかは不明。上記へ最終的に改組されたのは1994年。この時期のケンペはトリノ RAI &ローマ RAI との録音がある他、同じく RAI のナポリ・A.スカルラッティ管(こちらも1992年と1994年に上記へ改組)とも共演がある。
VHL-648
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[CD-R]
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クリップス& ACO 〜
 ベートーヴェン:交響曲集

  〔第1番(*) /第8番(#) 〕
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ヨーゼフ・クリップス指揮
アムステルダム・
 コンセルトへボウo.
 録音:1952年5月24日(*) /1952年9月5日(#)、ともにモノラル|既出CD-R : Eternities, ETCD-578-M 〔廃盤、入手不能〕/ Everlast, EVE-283-M / Forgotten Records, fr-1871
 #当初(#)は「第2番」とアナウンスされ商品本体もこの表記となっていましたが、レーベル側の信じられないミスで、実際収録されているのは第8番でした。第2番なら初出でしたが、上記(#)の日付に第2番が演奏されていたのかどうかも不明です。ご了承のほどお願いいたします。
VHL-649
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[CD-R]
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初出、アンドレ・ワッツ + ベルティーニ&クリップス
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(#)
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アンドレ・ワッツ(P)
ガリー・ベルティーニ指揮(*)
ケルン放送so.(*)
ヨーゼフ・クリップス指揮(#)
サンフランシスコso.(#)
 録音:1977年、ステレオ(*) /1969年1月27日、モノラル(#) |おそらく初出音源。
VHL-650
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[CD-R]
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初出、シルヴェストリ + アチューカロ 1968.5.13
 ベートーヴェン:「アテネの廃墟」序曲
 ウェーバー:ピアノ小協奏曲(*)
 ピーター・レシーン・フリッカー(1920-1990):
  ピアノと管弦楽のためのトッカータ(*)
 メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」
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ホアキン・アチューカロ(P;*)
コンスタンティン・
 シルヴェストリ指揮
ボーンマスso.
 録音:1968年5月13日|おそらく初出音源。
2VHL-651
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[2CD-R]
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含・初出、ミトロプーロス& NYP
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 639 [1955年2月13日]
 ラフマニノフ:交響曲第2番(#) [1951年4月1日]/
        交響的舞曲(*) 366[1950年1月29日(とあるが1950年6月29日)]
 アイネム:管弦楽のためのカプリッチョ(*/+) [1953年10月18日]
 ファリャ:管弦楽のための4つの賛歌(*/++) [1954年4月11日]
 ラドミロー:トレゴール地方のビニョーの旋律による変奏曲
   [Variations sur des airs de biniou trégorois] (*/+) [1955年4月3日〔1950年4月3日と誤記〕]
 ショーソン:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 as (*/++) [1940年12月29日〔1950年12月19日と誤記〕]

  アルバート・スポルディング(Vnas) ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP
 録音:[内]、すべてモノラル| (#):おそらく初出音源| (+/++):〔 (+):作曲家レヴェルで〕ミトロプーロス唯一の録音|既出 CD-R: Vibrato, 2VHL-366 366 〔1950年1月29日と誤アナウンス〕, VHL-639 639 / Nickson Records "Private Issue", NPI 04/2000-2 (*) 。
 ミトロプーロスによる珍しいレパートリー集。ラドミロー作品は Nicison Records 盤も1950年4月3日だと誤アナウンスされており、音源の出どころが推察できる。この曲はピアノ連弾版が原曲らしいが、(そこから編曲された?)ピアノ独奏編曲版を収めたCDでは「トレギエの風笛の旋律にもとづく5つの変奏曲」という訳になっている。トレゴールはフランスのブルターニュで伝統的に区別されてきた9つの地方の一つ(中心地はトレギエ)、ビニョーは主にブルターニュ地方で使われるバグパイプの一種。
VHL-652
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[CD-R]
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初出、サヴァリッシュ& SRO 〜
 ブルックナー
:交響曲第3番(1889年ノヴァーク版)
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ヴォルフガング・
 サヴァリッシュ指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:1979年11月21日、モノラル|おそらく初出音源。
VHL-653
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[CD-R]
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カール・フリートベルク
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
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カール・フリートベルク(P)
ヴォルフガング・
 シュトレーゼマン指揮
トレドso.
 録音:1951年〔1951年11月7日、ペリスタイル・コンサート・ホール、トレド美術館、トレド、オハイオ州、 US 〕|既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-1130
VHL-654
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フェレンツ・フリッチャイ + チッコリーニ
 リスト:ピアノ協奏曲第2番(*)
 チャイコフスキー:交響曲第5番(#)
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アルド・チッコリーニ(P;*)
フェレンツ・フリッチャイ指揮
スイス・ロマンドo.(*)、
 録音:1956年8月2日〔とあるが1956年2月8日〕、モノラル(*) /1957年〔1957年3月6日、ストックホルム〕、ステレオ〔とあるが疑問〕|既出CD, CD-R: Cascavelle, VEL-3152 (*) / Eternities [CD-R], ETCD-201/2-M (*) / Royal Stockholm Philharmonic Orchestra - Great Recordings from the Archives, RSPO 1000-2 [1001/8] (8CDs) (#) 〔以上廃盤、入手不能〕/ Everlast [CD-R], EVE-011-M (#), EVE-051/2-M (*) 。#一部日付誤記ママで供給されます。
VHL-655
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カール・シューリヒト
 シューマン:交響曲第3番「ライン」(*)
 ヘルマン・ゲッツ:ヴァイオリン協奏曲(#)
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ロマン・シマー(Vn;#)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンドo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#)
 録音:1955年12月21日(*) /1953年10月4日〔とあるが1953年4月10日〕(#) |既出CD, CD-R: Vibrato [CD-R], VHL-196 / SWR Musik, 93-149 他 (#) 。#一部日付誤記ママで供給されます。
VHL-656
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初出、クーセヴィツキー& BSO 1947.12.9
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(*)
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド(#)
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ジョルジュ・ローラン(Fl;*)
ジョゼフ・
 デ・パスクァーレ(Va;#)
セルゲイ・クーセヴィッキー指揮
ボストンso.
 録音:1947年12月9日〔、メイソニック・テンプル、デトロイト〕、モノラル|おそらく初出音源。#独奏者がアナウンスされておらず、おそらく本体記載なしのママで供給されます。
VHL-657
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含・初出、クーベリック + フィルクシュニー〜
 ベートーベン:ピアノ協奏曲集

  〔第3番(*) /第4番(#) 〕
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ルドルフ・
 フィルクシュニー(P)
ラファエル・クーベリック指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
クリーヴランドo.(#)
 録音:不詳〔1959年9月4日、モントルー〕、モノラル(*) /1973年6月3日〔とあるが、おそらく1973年4月26日、1973年4月27日、1973年4月28日のいずれか〕、ステレオ(#) | (#):おそらく初出音源|既出CD-R: Forgotten Recordas, fr-1521 (*) / Everlast, EVE-021/2-M (*) 。#日付誤記等現状ママで供給されます。
VHL-658
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含・初出、ラインスドルフ& BSO + アンダ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番(*)
 チャイコフスキー:交響曲第5番(#)
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ゲザ・アンダ(P;*)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ボストンso.
 録音:1962年12月3日(*)、1963年4月6日(#)、ともにモノラル| (#):おそらく初出音源|既出CD-R: WME, WME-M-1589 (*) 。
VHL-659
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フェレンチク&ハンガリー国立響 1961.12.27
 ハイドン:交響曲第100番
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲
 コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
       〜第5曲 間奏曲
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
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ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立so.
 録音:1961年12月27日、モノラル|既出CD-R: Vibrato, VHL-620
VHL-660
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初出、オーマンディ&フィラデルフィア、
 ヘルシンキ・ライヴ 1955 〜シベリウス:
  交響曲集
〔第7番/第2番〕
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ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1955年〔おそらく1955年6月18日〕、ヘルシンキ、フィンランド、ライヴ、モノラル|初出音源。ダウンロード&配信品が Archipel から ARPCD-0792 という品番でリリースされているが、これには実CD〔フィジカル〕商品は存在しない。なお、Archipel のリリースには交響曲2曲の他に大洋の乙女 Op.73 、フィンランディア Op.26 、レンミンカイネン組曲 Op.22 、エン・サガ Op.9 も同日の演奏として含まれているが、2023年6月現在ディスクでは入手できない。
 おそらくオーマンディ&フィラデルフィアが、同年12月に90歳をむかえるシベリウスを祝うために6月にヘルシンキで行われた「シベリウス・フェスティヴァル」に参加した際の演奏。シベリウスは晩年の彼がいつもそうであったように音楽祭へは出席せず、ラジオ放送で演奏を聞いたと伝えられている(オーマンディは音楽祭終了後にアイノラへシベリウスを訪問したとされる)。この際の模様はこれまで一切録音が出たことはないはずで、他にメニューイン、シュヴァルツコップ、ハンニカイネンらが参加、またこの模様を紹介したイギリスの週刊誌スペクテイターの記事では、まだ20歳代だった作曲家のエイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016)の作品が紹介され、直後に合衆国へ留学予定であることも述べられている。また、オーマンディが交響曲第7番を初セッション録音したのは1960年なので、これは彼の初録音にあたる。
VHL-661
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ミトロプーロス、ワイエンベルフ、 Ed. クルツ
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 (*)
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (#)
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ダニエル・ワイエンベルフ
 〔ワイエンベルク〕(P;*)
エドマンド・クルツ(Vc;#)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
NYP
 録音:1950年11月12日(#)、1953年11月22日(*)、ともにカーネギー・ホール、ニューヨーク、 US 、ライヴ|既出CD-R: Forgotten Records, fr-1843 (#), fr-1852 (*) 。# Forgotten Records 盤をおすすめいたします。
VLL-662
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含・初出、ヘンリク・シェリング
 ベルク:
  ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」(*)
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番(#)
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ヘンリク・シェリング(Vn)
ローター・ツァグロセク指揮(*)
オーストリア放送so.(*)
ヴィレム・
 ファン・オッテルロー指揮(#)
オランダ放送po.(#)
 録音:1983年5月29日、ステレオ(*) /1960年代〔とあるが、おそらく1962年6月25日〕、モノラル(#) | (*):おそらく初出音源、かつ既知中シェリングによる最後年の同曲|既出CD-R: Forgotten Records, fr-2083 〔1962年6月25日の記載〕。
VLL-663
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含・初出、アニー・フィッシャー〜
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集

 〔第3番(注:時期誤記&オケ疑問)(*) /
  第5番「皇帝」(#) 〕
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アニー・フィッシャー(P)
アンタル・ドラティ指揮(*)
レニングラードpo.(*)
注:オケ疑問
アルヴィド・ヤンソンス指揮
レニングラードso.(#)
 録音:1997年(注:誤記)、ステレオ、『音質悪し』とのアナウンス(*) /1963年11月16日、モノラル(#) | (#):おそらく初出音源。
 (#)は貴重。まず注目点からあげると、この曲はアニー・フィッシャーにとっては意外と希少なレパートリーで、これまでは後述の Doremi 盤に含まれてるペーテル・ムラ指揮の映像(と、 WME-S-1485 で同顔合わせによる1975年1月20日の演奏がCD-Rリリースされているが、この1960年代とされる映像と同一の可能性が高い)しか出ていなかった。またこれは、彼女がレニングラードで残した唯一の録音と思われるもの。1949年-1970年?にかけてのモスクワ音楽院ソロ・ライヴ?やモスクワでの放送録音?が Melodiya から LP ( + Dante とCRQ Edition CD-R )でリリースされたことがある〔すべて廃盤〕ので、ソヴィエトにおける唯一の録音というわけではないが、同国における唯一の協奏曲録音という意味でも貴重。オケはいわゆるレニングラード第二オケで、A,ヤンソンスとも唯一の共演録音だろう。
  (*) は残念極まりないというか情けないことに、表記等が様々に間違っている(合っているのはおそらく、曲名、ピアニスト、指揮者のみ)。まず1997年にはA.フィッシャー(1914-1995)とドラティ(1906-1988)はともに物故している。さらにドラティはおそらく、レニングラードで録音を残したことはない。ではこの録音は何かというと、おそらく1960年代、ドラティ指揮ハンガリー放送響〔国立響〕という記載で Doremi, DHR 7933/5 に映像収録されているものの可能性が高い。また、 St-Laurent Studio から 1965年10月11日、ブダペスト国立管という演奏 〔 YSL-T-981 |おそらく INA の音源で、放送日は1966年7月30日だとのこと〕が出ており同一の演奏〔第3楽章の4分25秒と27秒に、何かが落ちるかあたるような音が、特に映像の方に大きく入っており、St-Laurent Studio 盤でも小さい音ながら聞き取れる〕。つまりドラティとA.フィッシャーの共演も既知中には1つしか無いということになる。音質は映像の方は少々高域などが荒く、St-Laurent 盤の方はハイ落ちになっているが安定しており、どちらも悪いとまでは言えない。
 レーベルが様々に粗忽な所が残念だが、1曲(#)が大変貴重なのでマニアには一聴をおすすめしたいディスク。# (*)のオケ、録音年など誤記ママで供給されます。
VHL-664
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初出、ギオマール・ノヴァエス〜ニューヨーク・リサイタル 1968.3.24
 J.S.バッハ/サーントー、ジロティ編曲:前奏曲 ト短調 BWV.535
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」/
      即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番〜前奏曲/
         「赤ちゃんの一族」第1組曲より
  〔第1曲 陶器の人形/第6曲 ボロ切れの人形/第2曲 張りぼての人形/第7曲 道化人形(#) 〕

 ゴッツチョーク〔ゴットシャルク〕:ブラジル国歌による勝利の大幻想曲(#)
 ギオマール・ノヴァエス(P)
 録音:1968年3月24日、フィルハーモニー・ホール〔とあるが、フィルハーモニック・ホール〕、ニューヨーク|おそらく初出音源| (#):アンコール。
 #当盤で欠落しているドビュッシー:ミンストレルを含む完全版が Everseen, EVS-1141/2-M でリリース予定。
 #当初 "VLL-658" という品番でアナウンスされていましたが、番号部分の重複が発覚し、上記記号品番に変更されました。なお、一部 "VHL-658" という品番で流通したものがございます。
 ##当演奏会ではヴィラ=ロボス:道化人形とゴッツチョークの間に、同じくアンコールの「ドビュッシー:ミンストレル」も弾かれ、録音も残っていますが当盤には含まれていません。また、バック・インレイの記載では、ヴィラ=ロボス以降の曲目がすべて「トラック10」1つ、記載も『 Villa=Lobos Bachianas Brasileiras / A Pobrezinha / A Moreniha 【正: Moreninha 】〔ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ/ボロ切れの人表/張りぼての人形〕』と、陶器の人形、道化人形&ゴッツチョークが記載されていない状態の誤記となっています。しかしながら実際のディスクにはトラック11とトラック12が存在し、トラック10に「陶器の人形」「ボロ切れの人形」「張りぼての人形」の3曲、トラック11に「道化人形」、そしてトラック12にゴッツチョークが、それぞれ収録されています。
当店からレーベルへ演奏会曲目詳細を連絡しましたが、『収録された曲目がよくわからない』(意訳)との理由で、このままの記載で供給されます。
 2024年にはいってリリースされた1968年11月16日、ロサンゼルスでのリサイタル (Everseen, EVS-1118/9-M) に続く(日付的には先立つ)、彼女の活動終盤における貴重なリサイタル第2弾。曲目は、本演目中のショパンのソナタが第3番から第2番へ変更、アンコールで弾かれた同じくショパンの夜想曲とワルツがドビュッシーへ変更された程度と、ほぼ同一のプログラム。彼女による同年のリサイタルは、あと1968年11月15日にアトランタ州のジョージアで行われたもの(2024年4月現在未発売)が残っているが、これもほぼ同一プログラム(ショパンのソナタは第2番、赤ちゃんの一族は第6曲なしで代わりに第7曲が本演目、アンコールはゴッツチョークと、他では弾いていないピントの作品)というのはなかなかおもしろい。
 彼女1968年のライヴ3種はどれも会場録音とされるが、当店で試聴できたこの3月24日リサイタルの音質に関しては、ステージ上のマイクで収録されたと言われても疑問を抱かない程度の音質。ただ録音者、あるいは周りの観客のものと思われる咳が入ったり(ヴァルトシュタインの第3楽章など)、曲が終わって拍手が始まる際に目立つ衣擦れ音などの瑕疵はある。
 特に圧巻はショパンの「葬送」第3楽章で、これがコルトーの1952年日本録音を思わせる重厚感あふれるもの。一つ前の「ヴァルトシュタイン」がどちらかといえば流れるような爽快と言っても良いような演奏だっただけに、この楽章だけでも一聴の価値があるだろう。
 ブラジル出身のノヴァエス(1895-1979)は1909年にパリ音楽院へ留学、入学試験を聞いていたドビュッシーを驚嘆させた(外国人枠は志願者387人に対し空きは2名分しかなく、その中に残ったと言われている)。イシドール・フィリップに師事したが、ベートーヴェン「告別」ソナタの第2楽章を彼から「早すぎる」と指摘されたにも関わらず、弾き直しても自らの意見を変えず、フィリップは後年「あの年齢ですでに自分の意志を強固に持っていた」と回想している。1910年からリサイタル活動を開始、1915年に合衆国でデビュー・リサイタルを行った。長い演奏歴を持つが「お別れリサイタル」を開いたのは1972年12月で、70歳代で引退したことになる(その後1974年頃に Fermata Classico というレーベルへ最後と思われるセッション録音を残しているが、おそらく未CD化)。彼女のセッション録音は、1969年 Vanguard へのショパン名曲集と最後のものを除くと1960年代前半までのものばかりで、演奏会も特に1970年代のものは数えるほどしか無いようだ。既出ライヴも年代に関わらず少なく、この後年の演奏はマニアなら聞いてみたいと思わされるものだろう。
VLL-665
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含・初出?、チェリビダッケ
 モーツァルト:交響曲第41番〜第1楽章(*)
  〔注:オーケストラ誤記の可能性あり〕

 ブラームス:交響曲第3番(#)
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セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)、
ミュンヘンpo.(#)
〔注:日付が正しければ
   双方ともにミュンヘンpo.〕
 録音:1987年1月24日、ステレオ(*) /1983年9月18日、モノラル(#) |既出CD-R: WME, WME-S-1289/90 (#) | (*):『良音』/ (#):『褒められる音ではない』とアナウンスされている。#当初 "VIB-659" という謎品番でアナウンスされていましたが、番号部分の重複が発覚し、上記品番に変更されました。
 色々と謎なディスク。まずチェリビダッケがシュトゥットガルト放響を指揮したのは1958年から1983年までのはずで、録音の多くは1970年代初頭〜1983年に残されている。ではこのコンビによる (*) はというと、1979年11月に集中して6回演奏したのが知られるのみで、うち1979年11月8日の演奏がいくつかのレーベルから出ている。逆に1987年ならばどうかというと、ミュンヘン・フィルとの3回の演奏会しか記録がない(音盤は未発)。
 決定的に何らかの誤記があると断言できるのは、1987年1月24日は、実はミュンヘン・フィル + バレンボイムとのブラームス演奏会で、ピアノ協奏曲第1番と交響曲第1番が演奏されているということ(協奏曲のみ、 Rare Moth, St-Laurent Studio 等で既出)。つまり日付、あるいは曲目とオケの誤記( SDR とのモーツァルト41番ではなくミュンヘン・フィルとのブラームス1番であるとか)があることになる。# (*)については何らかの誤記があるママ供給されます。
VLL-666
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初CD?、オーマンディ&フィラデルフィア 1977〜
 ホルスト
:組曲「惑星」
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ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアo.、
メンデルスゾーン・
 クラブ(cho.)女性パート
 録音:1977年〔おそらく1977年6月24日-26日、アカデミー・ミュージック、フィラデルフィア〕、モノラル、ライヴ|おそらく初CDフォーマット化(後述の映像商品と異なる演奏ならば初出)|既出LD, DVD 〔当店推定〕、 Philips Japan [LD], CDV-102 〔1977年のみの記載〕/ DG Japan [DVD], UDV-1635 〔1977年のみの記載〕/ Euroarts [DVD], 2072268 〔1977年6月24日-26日の記載〕【以上 全タイトル「ステレオ」の記載|すべて廃盤、入手不能】。#当初 "VIB-660" という謎品番でアナウンスされていましたが、番号部分の重複が発覚し、上記品番に変更されました。
 オーマンディによる「惑星」最後のライヴ録音と思われるもの。彼は1975年12月11日、1975年12月12日、1975年12月13日の3日間演奏会で同曲を振った後、1975年12月18日に RCA へ彼唯一の同曲セッション録音を残している。また、この映像の直前には1977年5月13日と1977年5月14日に演奏会で取り上げている。1975年のセッションも1日のみとされているため、(リハーサル等を除けば)彼がこの曲を振った本番演奏は少なくともフィラデルフィアにおいてはたった9回(9日間)だけだったことになる。
 ただ奇妙なのは、映像商品はすべてステレオの表記だったのに、当盤はモノラルであること。6月の3日間行われた演奏会は定期演奏会ではなく、映像収録を兼ねて特別に催されたものらしく、フィラデルフィア管の演奏会記録をまとめた個人サイトには掲載がない。各情報からすると、5月の演奏会である可能性はゼロとは言えず、もしそうならば初出音源ということになる。
VHL-667
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[CD-R]
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初出、ケンプ + ディクソン&フランクフルト放響 1963
 ベートーヴェン
:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
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ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ディーン・ディクソン指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1963年、モノラル|記載等が正しければ初出音源、かつ既知中、ケンプとディクソンによる唯一の共演録音。
VLL-668
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[CD-R]
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初出、カルロス・クライバー、
  なんとサンタ・チェチーリア 1979.2.5 !

 シューベルト:交響曲第3番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
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カルロス・クライバー指揮
サンタ・チュチーリア
 国立アカデミーo.
 録音:1979年2月5日|初出音源|おそらくC.クライバーと同オケ初となる共演録音。『良質なプライヴェ―ト録音』『〔(*)の〕第4楽章1:55に数秒の音飛び(音抜け)あり』とアナウンスされている。
2VHL-669
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[2CD-R]
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含・初出、S−イッセルシュテット& NDR
   + シェリング&プライ

 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(*)
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(**)
 ヴォルフ:ゲーテ歌曲集〜3つの竪琴弾きの歌(#)
 ヘンツェ:5つのナポリの歌(+)
 マーラー:歌曲集「さすらう若者の歌」(++)
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ヘンリク・シェリング(Vn;**)
ヘルマン・プライ(Br;#/+/++)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
ハンブルク NDR so.
 録音:1955年9月12日〔または1955年9月6日、あるいは1955年9月13日、北ドイツ放送局スタジオ〕(#) /1956年9月19日〔、ムジークハレ、ハンブルク〕(+/++) /1962年9月23日〔とあるが、おそらく1962年9月24日〕(*/**) 、すべてモノラル| (**/++):おそらく初出音源|既出CD: EMI, "Great Conductors of 20th Century" (*) / Scribendum, SC-005 (*) 〔 (*):既出盤は基本的に1962年9月24日の記載〕/ Gala, GL-100.806 (#/+)〔1955年9月6日、北ドイツ放送局スタジオ(#)、1956年9月19日、ムジークハレ、ハンブルク(+)の各アナウンス〕〔以上すべて廃盤、入手不能〕。# (#) の録音データは各資料で混乱しており、どれが正しいのか不明です。
 シェリングとS−イッセルシュテットによるシベリウスはこれが唯一の録音と思われる。プライ(1929-1998)のキャリア開始と初録音は1951-52年シーズンと思われるので、最初期の彼による歌唱が聴けるディスクでもある。全体に希少な録音が集められており、各音楽家のマニアは見逃せないアイテムと言ってよいだろう。#誤記等ママで供給されます。
VLL-670
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[CD-R]
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含・初出、バーンスタイン& VPO 1971.2.3
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(*)
 シューマン:交響曲第4番(#)
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レナード・
 バーンスタイン(P;*)指揮
VPO
 録音:1971年2月3日〔とあるが1971年3月2日〕、 RAI 講堂、ローマ、モノラル| (*):おそらく初出音源|既出CD-R: Kapellmeister, KMS-050 (#) 〔廃盤、入手不能〕。演奏地と会場は当店で補完したため、おそらく本体記載無し。2月3日には VPO の演奏会自体が行われていない。#録音月日誤記ママで供給されます。また、(#)は前出盤ではステレオでしたが、当盤ではモノラルの記載です。
VLL-671
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初出&初音盤、ケンペの意外な一面
  ルドルフ・ケンペ + アニー・フィッシャー/他 1965.6.2 + 1973.3.1

 フランシス・バート(1926-2012):
  管弦楽のためのエスプレッシオーネ・オルケストラーレ (1958/59) (*)
 シューマン:ピアノ協奏曲 Op.54 (#)
 ルドルフ・ケンペ編曲:すべてのヴァイオリン協奏曲を終わらせるヴァイオリン協奏曲
              [The Violin Concerto to end all Violin Concertos]
(約22分) (+)
 アニー・フィッシャー(P;#) ヴェルナー・グロープホルツ(Vn;+)
 ルドルフ・ケンペ指揮  BBC so.(+以外)、ミュンヘンpo.(+)
 録音:1965年6月2日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、モノラル(+以外) /1973年3月1日、ヘルクレスザール、ミュンヘン、 Faschingskonzert 、ステレオ(+)、すべてライヴ|おそらくすべて初出音源| (*/+):ケンペによる、 作曲家/編曲者レヴェルでの初音盤作品。
 ケンペのマニアのみならず、ヴァイオリン協奏曲のマニアも要注目なリリース。中で一番ポピュラーかつ重要なのは音盤初&曲を問わず唯一の共演録音と思われるアニー・フィッシャー独奏のシューマン:協奏曲で、これが目玉になりそうなものだが、ケンペ編曲のヴァイオリン協奏曲がすべてを持っていってしまう。
 チャイコフスキーが始まったかと思うとメンデルスゾーン、ブラームス、ベートーヴェン等(他曲も多数含まれるようだ)がモザイク的に散りばめられており、各曲を知るものなら思わず笑いを誘われること間違いなし。ドイツでの演奏だけあってか大騒ぎにこそなっていないが、本当にあの生真面目なケンペの編曲なのかと疑いたくなるほど(そもそも彼の作曲系逸話は寡聞にして聞いたことがない)。ホフナング音楽祭やP.D.Q.バッハの演奏会で演奏されてもおかしくはなく、それらの地ならば大爆笑物だろう。独奏のグロープホルツ(1942-2021)はミュンヘン・フィルのコンマスを長年勤めた人なので、技巧的にも全く問題はない。惜しむらくは曲に関しての情報がほぼ皆無な点で、おそらく原題はドイツ語と思われるがそれも不明(当盤バックインレイでは "Rudolf Kempe ed. Omnibus of Violin Concerto - Mainly focused on BEETHOVEN 〔ルドルフ・ケンペ版:ヴァイオリン協奏曲のオムニバス〜主にベートーヴェンに焦点を当てた〕" なる英語題になっているが、これのドイツ語版とも考えづらい)。 Faschingskonzert というのはミュンヘンの伝統的なカーニヴァル・コンサートだとのことなので、祝典的な演奏会でのものということは間違いがないようだ。
 アニー・フィッシャーとの共演はもとより、イギリス生まれながらブラッハーに学び、オーストリアで長年活躍したバートの作品と合わせ、珍しいケンペの姿を楽しみたい。
VHL-672
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含・初出、ヴィルヘルム・ケンプ
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(#)
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ヴィルヘルム・ケンプ(P)
エットーレ・グラチス指揮(*)
RAI ナポリ・
 A.スカルラッティo.(*)
ブルーノ・マデルナ指揮(#)
ハーグ・レジデンティo.(#)
 録音:1960年2月2日(*) /1964年11月〔1964年11月12日、オランダ〕(#)、おそらくともにモノラル| (#):おそらく初出音源|既出CD-R: Everseen, EVS-1085-M (*)
 ケンプとマデルナの共演は数曲あるが、ベートーヴェンは曲を問わずおそらく初登場。
2VHL-673
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[2VLL-673]
[2CD-R]
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バーンスタイン& NYP 1963.11.24 〜マーラー:交響曲第2番「復活」
 ルチーネ・アマーラ(S) ジェニー・トゥーレル(Ms)
 レナード・バーンスタイン指揮 NYP 、ニューヨーク・スコラ・カントルム
 録音:1963年11月24日、ニューヨーク|既出CD-R: Everlast, EVE-201/2-M
2VHL-674
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[2VLL-674]
[2CD-R]
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含・初出、アンダ・ゲーザ
  〔ゲザ・アンダ〕〜協奏曲集

 バルトーク:ピアノ協奏曲第2番(*)
 ブラームス:ピアノ協奏曲全集
  〔第1番(##) /第2番(#) 〕
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アンダ・ゲーザ
〔ゲザ・アンダ〕
(P)
ベルナルド・ハイティンク指揮(*)
コンセルトヘボウo.(*)
ポール・
 シュトラウス指揮(#/##)
ローマ RAI so.(#/##)
 録音:1970年2月8日、ステレオ(*) /1964年1月18日、モノラル(#/##) | (##以外):おそらく初出音源|既出CD-R: Everseen, EVS-1094-M (##) 。
 アンダとしては珍しい(##) (少なくとももう1種、未発売録音が確認されている)だが、なんと同日に2番も演奏していたとは。
VLL-675
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初出、ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜
  ヒューストン・リサイタル 1976.11.28

 シューマン:アラベスク Op.18
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 ショパン:
  夜想曲第19番 ホ短調 Op.72 No.1 /
  序奏とロンド 変ホ長調 Op.16 /
  マズルカ第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 /
  マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 /
  ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
 シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (*)
 モシュコフスキ:花火 Op.36 No.6 (*)
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ヴラディーミル・
 ホロヴィッツ(P)
 録音:1976年11月28日、ジョーンズ・ホール [Jones Hall] 、ヒューストン、テキサス州、 US |初出音源| (*):アンコール。『イン・ホール録音』『まずますの音質』とアナウンスされている。なお、ショパンのマズルカ2曲は各種演奏会資料や上記と逆順にアナウンスされており、収録曲順が異なるかもしれない。
 ホロヴィッツが同地で行ったとされるリサイタル録音は、これが初登場。他に1975年3月30日の同会場演奏もあるというが2025年現在未発売。
VLL-676
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クーベリック + フィルクシュニー〜
 ベートーベン:ピアノ協奏曲集

  〔第3番(*) /第4番(#) 〕
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ルドルフ・
 フィルクシュニー(P)
ラファエル・クーベリック指揮
コンセルトヘボウo.(*)、
クリーヴランドo.(#)
 録音:不詳〔1959年9月4日、モントルー〕、モノラル(*) /1973年6月3日〔とあるが、おそらく1973年4月26日、1973年4月27日、1973年4月28日のいずれか〕、ステレオ(#) |既出CD-R: Forgotten Recordas, fr-1521 (*) / Everlast, EVE-021/2-M (*) / Vibrato, VHL-657 (*/#) 〔録音データ等当盤と同一の記載〕#日付誤記等現状ママで供給されます。
2VHL-677
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[2CD-R]
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ヴィルヘルム・ケンプ〜協奏曲集 1960s
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲〔第5番「皇帝」(+) /第2番(#) 〕
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(*)
  ヴィルヘルム・ケンプ(P) フリッツ・リーガー指揮 ナポリ RAI so.(+)
  ブルーノ・マデルナ指揮ハーグ・レジデンティo.(#)
  エットーレ・グラチス指揮 ナポリ RAI A.スカルラッティo.(*)
 録音:1964年3月(+) /1964年11月〔1964年11月12日、オランダ〕(#) /1960年2月2日(*) 、すべてモノラル|既出CD-R: Everseen, EVS-1085-M (*) / Vibrato, VHL-672 (*/#) / St-Laurent Studio, YSL-T-1178 (+) 。


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