MEMORIES
AUDIOR
チェリビダッケ「リスボンのブル8」のみ)
〔通常CD;初回プレス限定盤〕
特記以外 1CDあたり ¥1890(税抜¥1800)
 当ページに掲載しているレーベルは基本的に初回プレス限定盤のため、お早めのご入手をお勧めいたします。
 #在庫切れや廃盤となっている物で代替CD-R盤がある演奏は、その盤へのリンクを掲載していますので、そちらから御注文下さい。


AUDIOR
 初回プレス限定盤のため、お早めのご入手をお勧めいたします。
 #以下『チェリビダッケ「リスボンのブル8」』を除く当レーベルの旧譜は、全て入手不可となっています。
AUD-7001/2

(2CD)
\3780(税抜\3600)
チェリビダッケ・リスボン・ライヴ、在庫発掘?
 ブルックナー:交響曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1994年4月23日、リスボン。ライヴ。伝説的な名盤だが、ここ5年以上入手出来なかった物で、オークションなどでは15,000円といった高値を呼んでいる物。前回ご案内した2004年に続き、代理店記載では『残りを掻き集め』たとされている。一時再発されていた CD-R 使用の RE! DISCOVER レーベル RED-39 も廃盤となってしまっているだけに、この機会に入手して置いて損はないだろう。
 『もう説明は必要ない!チェリビダッケの、というよりもこの曲の決定盤の呼び声高い「リスボン・ライヴ」。超絶的なスローテンポで統一し、無類の美しさが全編を貫く異界の名演。晩年のチェリビダッケにとっても会心の名演奏として、知られるものです。米AUDIORは既に解散しております。プレス工場も買収されたそうですが、残りを掻き集めました。オーダーはお早めにお願いします。』(以上『』内、代理店のインフォメーションをそのまま掲載)
 ・2004年『在庫発見』時の代理店文書もご参考までに掲載いたします(2010年アナウンスの『残りを掻き集め』た分が「白抜き背文字の最初期盤」かどうかは不明です)。
 『今やその希少性から、マニアが血眼になって探していると伝えられる幻の名盤。チェリビダッケのブルックナー:交響曲第8番リスボン・ライヴ。データは1994年4月と推測されています。AUDIORレーベルは解散しましたが、ごく僅かながら在庫が米国にあった模様です。白抜き背文字の最初期盤という情報が入っております。音楽評論家の海老忠氏は、「第三楽章アダージョにおける、地に足のついた見通しのよいフォルムのなかで、極度に純化された美音により各素材がそれぞれの役割を果たしてゆく光景は、形容の言葉もないほど美しい」と絶賛。チェリの権威、許光俊氏もその内容と情報量を事あるごとに称揚する、まさに至高の名盤。チェリビダッケ最高の演奏と断言しうる超名演です。』(以上『』内、代理店2004年のインフォメーションをそのまま掲載)
MEMORIES
 初回プレス限定盤のため、お早めのご入手をお勧めいたします。
ME-1001
(2CD)
品切れ
廃盤
ブルックナー:交響曲第9番
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1998年4月、ライヴ。SARDANAからSACD-105/6(廃盤)として発売されていた物。
カルロス・クライバー、バレンシア・ライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第7番
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送so.
 録音:1999年2月20日、バレンシア。ライヴ。WE LOVE CARLOSからWLC 1-705(廃盤)として発売されていた物
 懐かしいヒストリカル・レーベルMEMORIESが復活。しかもその第一弾は、カルロス・クライバー最後の公式演奏の一つとなってしまったバレンシア・ライヴ。活動の再開が熱望された巨匠だが、 チェリ、ヴァントに続き彼も亡くなった今こそ、その超個性的音楽に触れたい。 このライヴでも柔軟な音楽作りは相変わらずで、しっとりした情緒などは絶品。心躍る「こうもり」序曲がアンコールに配置され、感動を呼ぶ。
 #2009年11月に再プレスが決定しましたが、今後の状況は不明のため、御早めの入手をお勧めします。
ME-1003/4
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
カルロス・クライバー追悼、VPO定期ライヴ
 モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」(*)
 ブラームス:交響曲第2番(*)
 モーツァルト:交響曲第33番(#)
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40(#)
カルロス・クライバー指揮VPO
 録音:1988年3月20日(*)/1993年5月16日(#)、以上ウィーン。幾つかのレーベルからこれまで発売されたことがある物。
 #当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。なお、(*)の内「リンツ」のみ、PALEXA からプレス盤(PA-0539)が出ていますが、国内代理店が無いためお時間がかかります。
クライバー&バイエルン国立管
 1986年5月ライヴ、久々の再入荷!

 ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第7番
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲/雷鳴と電光
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年5月。ステレオ。First ClassicsのFC-118(廃盤)、GNPのGNP-21、RE! DISCOVERのRED-132(廃盤)等で発売された物。セットでGREAT ARTISTSからもGA4-10で発売あり。
 バレンシア・ライヴ(ME-1002)VPO定期ライヴ(ME-1003/4)に続き、当レーベルのクライバー・エディションから登場するのは、まずクライバーがその生涯でもっとも親密であったオケであったといっても過言ではないバイエルン国立管とのライヴ。は驚くべき快走で、演奏者、聞き手の双方に一瞬たりとも弛緩が許されない。どこを取ってもクライバー節全開で、十八番の「こうもり」序曲も楽しく、厳しく。正に最高の演奏と言える。
 いずれも音質良好。
 当商品は当初、ME-1005/6 という2枚組で発売されておりましたが、2枚組の方は廃盤となっています。
 #当盤は2009年11月に再入荷しましたが、同時再プレス分と異なり、入荷数が少ないようです。今後の状況は不明のため、特に御早めの入手をお勧めします。
ME-1005/6
(2CD)
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第4番(*)/交響曲第7番(*)
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲(*)/雷鳴と電光(*)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)
モーツァルト:交響曲第33番(#)
ブラームス:交響曲第4番(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年5月(*)/1996年10月21日(#)。ステレオ。(*)はFirst ClassicsのFC-118(廃盤)、GNPのGNP-21、RE! DISCOVERのRED-132(廃盤)等で、(#)はDUMKAのDCD-30-02(廃盤)とRE! DISCOVERのRED-81(廃盤)で発売された物。
 当商品は廃盤となりました。以降の入荷はございません。なお(#)は、クライバー没後にDG からDVD映像が発売されました(073 401-7)。他曲は2011年現在入手出来ません。
ME-1007/8
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
 プラシド・ドミンゴ、レナート・ブルゾン、ミレッラ・フレーニ、他
 カルロス・クライバー指揮ミラノ・スカラ座o.&cho.
 録音:1987年2月5日。ステレオ。CD-R使用のWE LOVE CARLOSからWLC 2-706として発売されている物。
 「オテロ」を得意としたクライバーの、現時点では最も後年の音盤となる物。練り上げられた名演で、クライバーの頂点に達したセンスと、ドミンゴやブルゾンといった名歌手たちの完璧なコラボレーションが楽しめる。
 オテロが精神的に追い詰められる重要な場面でノイズが頻発するのが惜しいが、音そのものは比較的良好。
 #当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。上記 WLC 2-706 を御注文下さい。
クライバー&シカゴ響
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 シューベルト:交響曲第3番 D.200(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番 Op.67「運命」(*)
 バターワース:イングランド牧歌第1番(#)
 モーツァルト:交響曲第33番(+)
 ブラームス:交響曲第2番(+)
カルロス・クライバー指揮
シカゴso.
 録音:1978年10月12日、ステレオ(*)/1983年7月2日、モノラル(#/+)。(*)はHYPNOSのHYP-251、GNPのGNP-65、RE! DISCOVERのRED-145などとして出ていた物。(#)はGOLDEN MELODRAMなどから、(+)はPACO-1021として出ていた物。
 指揮者の要求に完璧に応えようとするシカゴ響の姿勢はクライバー向きだと思われるが、残念なことに共演は少なかった。 (*)はカルロス&シカゴ響初共演時のライヴ。「運命」は大オーケストラ用に父エーリヒが改訂した楽譜を持ち込み、豊穣な音響を作っている。緊張感も尋常ではない。 (#/+)はシカゴ響へ2度目に客演した時の演奏。音質に限界があるながらも、その強弱の付け方はさすがクライバーで、ブラームスの第2番が激情的音楽であることを我々に知らしめる。
 #2009年11月に再プレスが決定しましたが、今後の状況は不明のため、御早めの入手をお勧めします。
ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(*)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92(*)
ボロディン:交響曲第2番(#)
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(+)
カルロス・クライバー指揮
ケルン放送so.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#/+)
 録音:1972年5月(*)/1972年12月12日(#)/1972年7月(+)。以上ステレオ。(*)はFirst ClassicsのFCM-2001、OriginalsのSH-813、RE! DISCOVERのRED-7等で出ている物。(#)はGOLDEN MELODRAM等で出ていた物。(+)はMETEORから1度だけ発売されたことがあるが、長期間入手不能だったため嬉しい復活。
 (*)はパワフルで瞬発力のある凄い演奏であり、音楽ファン必携。そして(+)は陶酔的演奏の極致で、透明感どころか彼岸の境地にまで至るような音楽世界が展開する。
ブラームス:交響曲第4番
モーツァルト:交響曲第33番
ベートーヴェン:序曲コリオラン
カルロス・クライバー指揮
BPO
 録音:1994年6月28日、モノラル。WE LOVE CARLOSからWLC 1-704として発売されている物。
 当時のヴァイゼッカー大統領主催による特別演奏会のライヴ。彼とベルリン・フィルの共演は結局2度しかなく、これがその最後の物となった。この演奏のリハーサル時に、クライバーは天井から下がったマイクを見つけ撤去するよう指示、しかし彼は後にこのプライヴェート録音を愛聴したという話もある。音質には難があるが、ほとばしる熱気とカタストロフィに彩られた、信じがたいほどの名演。
ME-1014/5

(2CD)
カルロス・クライバー、初登場音源!!
 ヴェルディ:歌劇「椿姫」
イレアナ・コトルバス(S)
ハイメ・アラガル(T)
ヴォルフガング・ブレンデル(Br)他
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場o.&cho.
 録音:1975年4月、ライヴ。初出音源。
 誰もが待っていたクライバーの初出音源。それも1975年4月、オットー・シェンク演出(最も保守的な演出を行なうため反発も少なく、よって受けも良い)初演時のライヴ。恐らく初日4月26日のライヴと思われる。冒頭から観客の期待は凄まじく、歌手の登場にもそのたびに歓声拍手が飛ぶ。何よりも主演コトルバスが絶好調、これが人間のなせる業かと信じがたい程の器楽的に完璧な歌唱で、幸福から絶望、すべての場において万全。青白きインテリ、ジェルモンのアラガルも煮え切らない男性像を表現して、この人の右に出るものは無いと思わせる熱演。捌き役であるブレンデルの重厚な歌唱もブルゾンに劣らない。 クライバーも、他に三種ある「椿姫」のライヴと比べて最もノリが良く、極端なまでの感情表現が凄まじい。軟弱なメロドラマに陥りがちなこの曲において歌手をどこまでも追い詰め、人間の情念を描きつくし、この名作の核心に迫る。
 肝心の音質だが、若干のステレオ・プレゼンスが認められるもののモノラルで、肝心の終盤に傷も少なからずあり、極上とは言い難い水準。ただ「GOLDEM MELODRAMの二種類は上回ります」と代理店は案内している。
ME-1016/7
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
カルロス・クライバー、ウィーン・フィル定期公演
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 モーツァルト:交響曲第33番(*)
 ブラームス:交響曲第4番(*)
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」(#)
 ベルク:歌劇「ヴォツェック」〜3つの断章(+)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
ドゥニャ・ヴェイゾヴィチ(S;+)
カルロス・クライバー指揮
VPO
 録音:1979年12月16日(*)/1982年2月28日(#/+)、ともにライヴ。ステレオ。以前CASANOVAやEXCLUSIVEから出ていた物
 当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。また、残念ながら2009年現在、(#/+)のハイドンとベルクを除き、他レーベルからの発売盤はありません(2曲のみ、PALEXA からプレス盤(PA-0539)が出ていますが、国内代理店が無いためお時間がかかります)
ME-1018/9
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
チェリビダッケ&ミケランジェリ共演集
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(+)
 グリーグ:
  ピアノ協奏曲 イ短調Op.16(**)/「抒情小曲集」〜ゆりかご(##)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮(##以外)
ミュンヘンpo.(*/#)、
フランス国立放送o.(+)、
シュトウットガルト放送so.(**)
ME-1020/4
(5CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
限定再々プレス、
 テンシュテット〜ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集

 交響曲全集
 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番(**)/第5番「運命」(##)/
  第6番「田園」(++)/第7番(***)/第8番(++)/第9番「合唱」(###)]
 序曲集
 [コリオラン(+++)/エグモント(****)/プロメテウスの創造物(***)]
 クラウス・テンシュテット指揮メックレンブルク・シュターツカペレ(*)、
 ボストンso.(#)、VPO(+)、NYP(**)、キールpo.(##)、
 ボストンso.(++/***)、LPO(###/****)、ハンブルク NDRso.(+++)
 録音(代理店資料に曲毎の記載が無いため推定):1968年(*)/1977年(#/***)/1982年(+)/1980年(**/##)/1975年(++)/1991年(###)/1980年代?(+++)/1988年か1991年(****)。代理店の記載は「1960年代から1990年代の全て良好なステレオ録音」となっているが、既出の音とあまり変わりはない。
 誰もが待ち望んでいた「ドイツの巨匠」テンシュテットのベートーヴェン全集。2004年にSIBERIAN TIGERから、それまで彼の録音が無かった「第4番」が発売され(ST-001)、全集となる余地は揃っていた。当盤は全て既出の音源と思われるが、どの曲もエネルギー全開、オーケストラも信じ難いほどの献身振りで巨匠を支える。今や絶滅した崇高なベートーヴェン像が眼前に迫る。
 当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。
ME-1025/6

(2CD)
\4200(税抜\4000)
テンシュテット、至高の「復活」と伝説の「巨人」
 マーラー
:交響曲第1番「巨人」(*) /交響曲第2番「復活」(#)
  エディット・マティス(S;#) ドリス・ゾッフェル(Ms;#)
  クラウス・テンシュテット指揮ハンブルクNDRso.
 録音:1977年11月14日(*)/1980年9月29日(#)、以上、ムジークハレ、ハンブルク。ステレオ。ライヴ。
 ともにFirst Classicsが初出だった音源だが、その素晴らしさからすぐに売切れ&廃盤となり、その後もLUCKY BALLのLB-0001(#)(廃盤)や、RE! DISCOVERのRED-25(*)(廃盤)、EN LARMES等のCD-R使用レーベルから何度も再発され、ファンを増やして来た強烈な名演。久々のプレス盤復活となる。(#)はあらゆる「復活」の中でも王座の呼び声高く、また、(+)もブラボーとブーイングが飛び交った伝説の演奏。これまではCDでも3枚を要していたが、今回2枚に収まっている。
 #2011年末から代理店で長期品切&入荷時期未定となっていましたが、この度、流通在庫を十数点確保! これが切れると入荷未定(=ほぼ廃盤?)となりますので、お見逃し無く。
ME-1027/8

(2CD)
クライバー&バイエルン国立管 Vol.2
 モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」(*)
 ブラームス:交響曲第2番(*)
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)
 モーツァルト:交響曲第33番(#)
 ブラームス:交響曲第4番(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1987年9月、ポンペイ、モノラル(*)/1996年4月、インゴルシュタット、ステレオ(#)。(*)は以前ARTISTSから1度だけ出たことがある物で、待望の復活。(#)はCD-R使用のWE LOVE CARLOSからWLC 1-704として出ている物。
 最も緊密だったバイエルン国立管との共演集、ME-1005/6(廃盤)に続く第2弾。ポンペイでのライヴはモノラルながらARTISTS盤よりもはっきりとした音になっている。辺鄙な場所ほどリラックスしてのびのびと演奏したカルロスらしい名演。インゴルシュタット・ライヴは、アウディ主催の特別コンサートで、 クライバーがこの演奏と引き換えにアウディの高級車を手に入れ、さらに工場見学までしたということから、 マニアからは「アウディ・コンサート」と呼ばれているという一風変わったコンサート。 久々の指揮ということもあってか最初はかなりの固さが見られるが、モーツァルトで弦が歌う辺りからは次第に輝きを取り戻し、ブラームスでは哀愁が漂いつつも苛烈な音楽が実に素晴らしい。
チェリビダッケ&デンマーク放響、初出
 ダッラピッコラ:タルティニアーナ・ゼコンダ
 ドビュッシー:イベリア
 チャイコフスキー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.
 録音:不祥、ステレオ。この3曲はチェリ&デンマーク放響の音盤がこれまで発売されておらず、おそらく初出音源。また、ダッラピッコラ作品は、チェリビダッケの音盤初レパートリー曲になると思われる。
 後年の座って指揮するチェリビダッケからは想像もつかない動的な音楽。我こそフルトヴェングラーの後継者といわんばかりのチャイコフスキーは、芝居がかった変化や官能的な音色に圧倒される。怒声、足音も強烈に収録されており、指揮台で大暴れする姿が思い浮かぶ。
ME-1031/6

(6CD)
1.5CD価格
再プレスなる! テンシュテット〜マーラー:交響曲選集
 〔第3番(*)/第4番(#)/第5番(+)/第6番(**)/第7番(##)〕
 クラウス・テンシュテット指揮LPO(*)、ボストンso.(#)、
 ロイヤル・コンセルトヘボウo.(+)、NYP(**)、クリーヴランドo.(##)
 廃盤だったアイテムの限定再プレス。録音:1986年10月(*)/1977年1月(#)/1990年12月(+)/1986年10月(**)/1978年3月(##)。(##)は当盤が初出だった音源。(*/#/+)はTHREE ZERO CLASSICS("000" CLASSICS)から、(**)はRARE MOTHから出ている物。
 前回ご案内から約5年を経ての再プレス(2011年春)。今回は価格が更に廉価となった。前2回は比較的早期に品切となっているだけに、是非お早めのご注文を。
 『ほぼ5年ぶりの再入荷で最終入荷とのことです。第3番は、極めて遅いテンポを採用した気の遠くなるような演奏です。第4番はボストン響の清涼飲料水のような爽やかな音色を存分に生かした美演。そして第5番は、病を克服してからの演奏で、強烈な個性はますます過激度を増しております。コンセルトヘボウという名技集団を得ての凄まじいライヴです。第6番はマーラー縁のニューヨークフィルとの共演、これも重戦車のような重苦しい進撃を見せます。第7番はテンシュテットのマーラー演奏歴の中でも比較的初期のライヴですが、クリーヴランド管を駆使して極めてクリアで見通しの良い演奏を聴かせてくれます。ライヴならではの強烈で刺激的な演奏ばかり。正に錯乱したコウモリと異名をとった鬼才の在りし日の姿を偲ばせる名演ばかりです。』(以上『内』、今回の代理店コメント ママ)。
ME-1037/8

(2CD)
ベームによる2つの「第9」
 ベートーヴェン:
  交響曲第9番Op.125「合唱」(2種の演奏)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S;*)
グレース・バンブリー(Ms;*)
ジェス・トーマス(T;*)
ジョージ・ロンドン(Br;*)
エリーザベト・グリュンマー(S;#)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms;#)
ジェイムズ・キング(T;#)
ヴァルター・ベリー(Br;#)
カール・ベーム指揮(*/#)
バイロイト祝祭o.(*)、
ベルリン・ドイツ・オペラo.(#)
 録音:1963年7月(*)/1963年11月(#)。モノラル(*)/ステレオ(#)。おそらくMELODRAMとCANYONからCDで出ていた物と思われる。
 巨匠ベームの体力気力が最も充実していた時期にあたる1963年の「第9」が2種類。派手な表現は決して見せないものの、一瞬たりとも気が抜けない緊張感が持続し、叩きつけるようなティンパニの迫力や煽り立てる激しいアッチェレランドは鳥肌もの。後年の録音に見られる重さが嘘のよう。バイロイト・ライヴは戦後ではフルトヴェングラー、ヒンデミットに次ぐ「第九」演奏で、フルトヴェングラーに拮抗しうる快演。開演前のファンファーレも収録され、モノラルながら良好な音質。ベルリン・ドイツ・オペラ管とのライヴは出演歌手提供によるテープからの復刻とのことで、非常に良好なステレオ録音。音が濁ったり、アンサンブルが乱れたりするのを意に介さぬ、情熱溢れる演奏。
ME-1039/40
(2CD)
廃盤?
チェリビダッケ&ミケランジェリ共演集 Vol.2
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(+)
 シューマン:ピアノ協奏曲(**)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.(*/**)、
LSO(#)、ミュンヘンpo.(+)
 録音:1969年(*)/1982年(#)/1981年(+)/1967年(**)。(+)と(**)はモノラル。 (*)はARKADIAやFKM(FKM-CDR1)などから、(#)はARLECCINOやEXCLUSIVE、VIP(VCD-5001)から、(+)はRARE MOTHからRM-454Mとして、(**)はARKADIAからそれぞれ既出のもの。(**)はここ5年以上入手不可能だった演奏で、嬉しい復活。
 Vol.1(ME-1018/9)に続く巨匠2人の共演集。この2セット4枚で、彼らの既出共演はほぼ網羅される(残るはプライヴェート盤で出ている日付違い程度か)。
 #当盤は、2009年11月にようやく再プレスが決定とアナウンスされましたが、結局2010年3月現在入荷しておりませんので、一旦、再度廃盤扱いとさせて頂きます。御了承下さい。
ME-1041/2
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
テンシュテット&フィラデルフィア管、初出あり
 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲(*)
 コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲(#)
 ドヴォルザーク:交響曲第8番(+)
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(**)
クラウス・テンシュテット指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1989年1月(*/#/+)/1982年11月(**)。以上ステレオ。(*/#)は初出音源。(+)はRARE MOTHから同年3月とされる演奏が(RM-483S;廃盤)、(**)はTHREE ZERO CLASSICSから1982年とされる演奏が(TH-011;廃盤)それぞれ出ており、同一の可能性もある。(*)はテンシュテットの作曲家レベルでの初音盤レパートリー。(#)はEMIへのスタジオ録音があったが、ライヴ演奏はこれが初めて。
 当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。
ME-1043/4
(2CD)
廃盤
ギュンター・ヴァント&BPOの「ブル8」
 ブルックナー:交響曲第8番
ギュンター・ヴァント指揮
BPO
 録音:1996年9月、ベルリン芸術週間。ステレオ。おそらくSARDANAからSACD-100/1(廃盤)として出ていた演奏。
クラウス・テンシュテット4つ目の「合唱」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ハインズ、ハーディ、
ベイリー、レイミー
クラウス・テンシュテット指揮
ミネソタo.
 録音:1982年2月5日、ライヴ。ステレオ。初出音源。テンシュテットの同曲といえばBBCから発売されているロンドン・フィルとの1985年ライヴ(BBCL-4131)、RARE MOTHから発売されている1991年、もうひとつのロンドン・フィルとの演奏(RM-410S)、そしてSIBERIAN TIGERから発売されている1976年のボストン響との演奏(ST-003)があったが、ミネソタ管との同曲共演は今回がもちろん初めて。
 テンシュテット&ミネソタ管の「合唱」が登場。ロンドン・フィルとの2種のライヴは、まさにフルトヴェングラー以来の振幅激しく、肺腑を抉る名演であり、ボストン響との演奏は更に力のこもった熱気あふれる演奏だった。当盤は、当時あのスクロヴァチェフスキーに鍛えられていたミネソタ管との共演ということもあってか、オケのうまさが特筆物。レイミーが陶酔的な歌唱で好き嫌いがあるかもしれないが、他は、アメリカでその実力が開花した充実期であったテンシュテットが煽り捲り、一瞬の弛緩も許さない大熱演。
 #2009年11月に再プレスが決定しましたが、今後の状況は不明のため、御早めの入手をお勧めします。
ME-1046
廃盤
ベルリン、新フィルハーモニー柿落とし公演 1963、
 ついにステレオ音源が登場!

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ジーグリンデ・ヴァーグナー(A)
ルイジ・アルヴァ(T)
オットー・ヴィーナー(Br)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO、聖ヘドヴィヒ教会cho.、
RIAS室内cho.
 録音:1963年10月15日、新フィルハーモニー、ベルリン。ライヴ、ステレオ。DISCLOSUREから DS-0052-2 (廃盤)としてモノラル録音が発売された演奏だが、今回は演奏者提供によるステレオ音源での発売。
 #2006年9月に、BPO自主製作盤で発売されたため、一般にはそちらをお勧めします(BPH-0606)。
ME-1047/8
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
バーンスタイン&VPOのマーラー
 マーラー:交響曲第4番(*)/交響曲第5番(#)
ヘルムート・ヴィテク(ボーイS;*)
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
 録音:1984年2月12日(*)/1987年9月10日、プロムス(#)。以上共にライヴ、ステレオ。おそらくSARDANAからSACD-151(*)、SACD-150として発売されていた(共に廃盤)演奏。
 当盤は現在代理店品切れで、再プレス時期未定となっています。
ME-1049/50
廃盤
バーンスタイン&BSOのマーラー
 マーラー:交響曲第9番
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1979年7月29日、タングルウッド音楽祭。ライヴ、ステレオ。おそらくSARDANAからSACD-160/1(廃盤)として発売されていた演奏。
ME-1051/2
(2CD)
廃盤
カラヤン&BPO〜ブラームス:交響曲全集
 [第4番(*)/第2番(*)/第1番(#)/第3番(#)]
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1983年8月27日(*)&28日(#)、以上ザルツブルク音楽祭、ライヴ。ステレオ。SARDANA(廃盤)やGNP(GNP-101/3)から発売があった演奏
ME-1053/4
廃盤
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル
 ブルックナー:交響曲第3番(*)/交響曲第9番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年9月14日(*)/1981年10月4日(#)、以上ライヴ。(*)はSARDANAのSACD-125(廃盤)、 GREAT ARTISTS GA4-4 (4CD-Rs)、 EN LARMES ELS-02-203 で、(#)はAUDIOR(廃盤)やRE! DISCOVERのRED-116(2CD-Rs)などで発売がある演奏。(*)はこれまでCD-Rでの発売ばかりで、プレスCD盤化されるのはこれが確か始めて。
ME-1055/6
廃盤
追悼、ジュリーニ&ウィーン・フィル
 ブルックナー:交響曲第7番(*)/交響曲第9番(#)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1986年6月10日(*)/1988年6月11日(#)。SARDANAから第8番を加えてSACD-132/5(廃盤)として出ていたセットからの分売。
ME-1057/60
廃盤
限定盤、ヨッフム〜ブルックナー名演集
 交響曲第3番(*)/交響曲第7番(#)/
 交響曲第8番(+)/交響曲第9番(**)/
 テ・デウム(##)
オイゲン・ヨッフム指揮
ケルン放送so.(*)、VPO(#)、
BPO(+/##)、ミュンヘンpo.(**)
 録音:1976年9月7日(*)/1974年6月9日(#)/1978年11月11日(+)/1987年1月(**)/1977年11月28日(##)、以上全てライヴ。(*)は SARDANA SACD-207/8 (廃盤)や RE! DISCOVER RED-23などで、(+/##)はSARDANA SACD-182/3(廃盤) などで、それぞれ出ていた物 (+と## は2011年現在、他入手可能盤無し)。 また、(#)はRED-111などで、(**)はRED-10などで出ている物と思われるが、今回始めて詳しい録音年月日が明らかになっている。なお当盤発売後、(**)についてはWEITBLICKよりマスターからの復刻(SSS-0071-2)がアナウンスされており、それによると当盤記載の録音年月は誤りで、正しくは1983年7月20日だとのこと。
ME-1061/2

(2CD)
ベームの「フィデリオ」、1963年
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ルートヴィヒ、オットー、キング、
グローブ、ナイトリンガー、
グラインドル、ドゥーリー/他
カール・ベーム指揮
ベルリン・ドイツ・オペラo.
 録音:1963年10月、ライヴ。ステレオ。おそらくCANYONからCD化されていた演奏ではないかと思われる。
 人生の局面に常にこのオペラがあった。とベームが語る「フィデリオ」。複数の録音が残されてはいるものの、今ひとつ迫力に欠けたものが多い。その中で芸術と気力のピークを見事に記録した至高の当演奏が復活するのは大歓迎。その高揚感はちょっと尋常ではない。今回も同レーベルのベートーヴェン「第9」(ME-1037/8)同様、ある出演者の熱望&音源提供により、ステレオ高音質での発売。
ME-1063/4

(2CD)
テンシュテット、ブラームス・プログラム
 ブラームス:
  大学祝典序曲/ヴァイオリン協奏曲(*)/交響曲第4番
ミリアム・フリード(Vn;*)
クラウス・テンシュテット指揮
ボストンso.
 録音:1974年12月14日、ボストン・シンフォニー・ホール、ライヴ。ステレオ。THREE ZERO CLASSICSから ADB-0001 として発売されているもの。
 巨匠テンシュテットによるブラームス・プログラム。全米5大オーケストラの中でも、最もヨーロッパ的サウンドと言われるボストン響だが、独墺系レパートリーの録音には決して恵まれていない。この演奏は、巨匠時代の残照、テンシュテットがその思いの丈をぶちまけた、あまりにも個人的な共感に溢れた個性的名演。アメリカ・デビュー初期ながら、聴衆やオケの心を完全に掴んでいる。
 関係者が保存していた良好なマスター・テープによるCD化とのことで、音質最良。
カルロス・クライバー
 モーツァルト:交響曲第33番
 マーラー:大地の歌(*)
クリスタ・ルートヴィヒ(A;*)
ヴァルデマール・クメント(T;*)
カルロス・クライバー指揮
ウィーンso.
 録音:1967年7月7日、ウィーン音楽祭、ライヴ。モノラル。
 1967年のウィーン音楽祭、マーラー特集におけるライヴ。当時クライバーはクレンペラーに教えを請うたと伝えられる。また、夫君がマニアのルートヴィヒは、この録音を好んでいるとも言う。さらに、クライバー自身もこの録音については公式のものと発言しているそうだ。
 この時期の放送録音はモノラルとステレオの過渡期であり、オリジナル録音もモノラルとレーベルは推測している。
ME-1066/8

(3CD)
久々の登場、クライバーの「ばらの騎士」1990年
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
フェリシティ・ロット、
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター、
ゴットフリート・ホーニック、
バーバラ・ボニー、
オーゲ・ハウグランド/他
カルロス・クライバー指揮
メトロポリタン歌劇場o.&cho.
 録音:1990年10月、ニューヨーク。ライヴ。ステレオ。以前 Exclusive から EX93T69/71 という番号で発売されていた演奏だが、ほぼ10年ぶりの再発売。
 鬼才クライバーの十八番「バラの騎士」全曲が登場。クライバーはこの年ロンドンとコヴェントガーデンで「オテロ」、ニューヨークのメトで「ばらの騎士」を指揮しており、公演回数の比較的多い年となった。当公演はメトロポリタン・オペラへの最後の登場となったもので、瞬発力よりも洒脱で澄み切った音楽作りは有名な1994年の伝説的演奏を先取りした物ともいえるだろう。騒がしい聴衆の雰囲気も手に取るように判る、臨場感溢れる名盤。
 2006年1月18日現在、「既に在庫僅少」と代理店はアナウンスしております。
テンシュテットのベートーヴェン、2曲が初出
 ベートーヴェン:
  交響曲第1番(*)/交響曲第2番(*)/
  交響曲第3番「英雄」(#)/「エグモント」序曲(#)
クラウス・テンシュテット指揮
トロントso.(*)、
ハンブルクNDRso.(#)
 録音:1977年9月、メンシー・ホール、ベートーヴェン週間オープニング公演、ライヴ(*)/1979年10月、アスコーナ音楽週間、聖フランチェスコ(?)、ライヴ(#)。(*)は初出音源。彼の「第1番」は先日マスターからのCD化が成された1968年、旧東ドイツ・シュヴェーリン州での演奏(WEITBLICK SSS-0056-2と、1989年のLPOとの演奏(BBCL-4158)、「第2番」はボストン響との1977年の演奏(THREE ZERO CLASSICS、MEMORIES、共に廃盤)が出ていただけで、これら2曲の録音は意外と少ない。トロント響との演奏は1979年12月のオルフ「カルミナ・ブラーナ」(RARE MOTH RM-491S)があった。(#)はDRAM CAN(廃盤)とTHREE ZERO CLASSICS(ADB-0004)から発売があった物。
 今、最も支持率の高い巨匠テンシュテットによる、完全初出の2曲を含む、大歓迎のベートーヴェン・ライヴ録音。トロント交響楽団がヨーロッパの歴史ある団体のように野太い音を聞かせてくれる。ゆったりしたテンポで音楽が紡ぎだされ、その充実度は中期&後期の交響曲に勝るとも劣らない。(#)はイタリア、アスコーナにおけるライヴで、既に定評の高い演奏。
カルロス・クライバー・ラスト・コンサート、1曲初出!
 ベートーヴェン:交響曲第4番(*)/交響曲第7番(*)
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送so.
 録音:1999年2月26日、カリアリ、サルディーニャ島、イタリア。ステレオ。(#)は今回が初登場となる音源。(*)はWLCからWLC 1-711という番号で発売されていた物。当MEMORIES盤は当初モノラルと案内されていたが、代理店よりステレオと訂正があった。ただ、音質的にはWLC盤と同等と思われる。
 1999年初めの一連のライヴ(再発盤を除きWLCから発売、WLC 1-701[1月7日]、WLC 1-702[1月9日]、WLC 1-705[2月20日;廃盤、MEMORIES ME-1002で再発]、WLC 1-708[2月24日]、WLC 1-711[2月26日、今回曲目追加再発])のうち最終日の演奏。これがカルロス・クライバー生涯最後の演奏会となった。
 彼は1999年1月にバイエルン放送響を率いてカナリア音楽祭に出演、初顔合わせながら相性は抜群(1975年の録音とされるベートーヴェンの同曲がGOLDEN MELODRAM から GM-4.0047[廃盤]という番号で出ていたが、これは1986年 バイエルン国立管との演奏のデータミスだった模様)、クライバーもバイエルン放送響の優秀さを認め、急遽翌2月にスペイン(バレンシア)で1回、イタリア(カリアリ)で2回への出演を承諾して実際に指揮した。その後ドイツ国内をこの組合せで巡演する企画も立てられ、実行直前まで行ったようだが結局流れ、この2月のツアーが巨匠最後の演奏会となってしまった。
 当ライヴは、その美しさで「イタリアの宝石」とも呼ばれるサルディーニャ島(サルディーニャ州)の州都カリアリにおける演奏会2日目、正真正銘生涯最後のコンサート。なんと当日券もあったと言われている。かつてWLCレーベルで出たときは、なぜかアンコールの「こうもり」序曲が含まれておらず、さらには最後の「ブラヴォー」も途中で途切れており(これはレーベルから告知されてはいたが)ファンをがっかりさせたが、当MEMORIES盤には全てのプログラムを収録、「こうもり」序曲は世界初出音源となる。
 音質はプライヴェート録音ゆえ良好とは言い難いが、バイエルン放送響が見事にクライバーの要求に応えている様子や、そのスピード感は手に取るようにわかる。
 #2009年11月にようやく再プレスが決定しましたが、今後の状況は不明のため、御早めの入手をお勧めします。
ME-1072
廃盤
チェリビダッケ&ペライア
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(#)
マレイ・ペライア(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年3月17日(*)/1996年1月16日(#)。以前AUDIORからAUDSE-507で、現在でもRE! DISCOVERの RED-28などで出ている物で、今回始めて詳細な録音日が明らかにされている。
 大指揮者といえども、協奏曲の伴奏となると勉強不足だったり、個性が強すぎてソリストを圧迫したりで、結局消化不良の演奏になりがちだが、チェリビダッケは自らの世界を理解できるソリストを厳選し、数々の成功を収めている。ペライアは清潔なピアニズムに定評があるが、ここでは完全にチェリビダッケが指揮するオケの一部として機能、美音への追求は両者とも完全に一致し、格調高い類稀な名演となっている。モーツァルト、ベートーヴェンともに、これらの曲最高の演奏という人もいるほど。
ME-1073/74
(2CD)
廃盤
チェリビダッケのドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲 ロ短調Op.104(*)/
  交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」(#)
ハインリヒ・シフ(Vc;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1987年11月16日(*)/1985年6月24日(#)、共にライヴ、ステレオ。RE! DISCOVERからRED-29(*)、RED-3 (#)(廃盤)として出ている物だが、(*)は今回始めて正確な日付が明らかにされている。(*)はAUDIORのAUDSE-502、(#)はMETEORのMCD-034、RARE MOTHのRM-551Sなどとも同じ演奏。
 怪演の誉れ高い、巨匠チェリビダッケの「新世界」は、全曲が50分を超える超弩級演奏で、名曲の由縁たる正当な響きと共に、名曲ゆえに潜んでいた無気味ささえも明らかにしてしまう。チェリビダッケの怒声が頻繁に聞こえる名熱演。さらに名手ハインリヒ・シフをソリストに迎えたチェロ協奏曲も、遅いテンポによる完璧なチェリビダッケ・マジックが全曲を埋め尽くす。共に隅々まで厳しい眼の行き届いた奇跡的な演奏。
 どちらも音質良好。
ME-1075/6

(2CD)
バーンスタイン&バイエルン放響名演集
 バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(*)
 シューマン:交響曲第2番(#)
 ブラームス:交響曲第3番(+)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(**)
レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.
 録音:1983年11月(*/#)/1970年代(おそらく1978年11月24日(+)と1976年(**))(+/**)。バーンスタイン&バイエルン放響によるこれらの曲は、1970年代から1980年代前半までの演奏が複数流通している場合があるが、それらが異なる演奏なのか、それとも各曲この年代としては1種類しかないのかは不祥。
 抜群のコンビネーションを見せたバーンスタイン&バイエルン放送響。このオケは非常に優秀な上、指揮者を映す鏡とも言うべきストレートな音楽表現に定評がある。これら4曲でも、ウィーン・フィルの様にオブラートに包んでしまうことなく、完成期にあるバーンスタの凄みを余すところなく音にする。中でも、バーンスタインのテーマともいうべきシューマン第2番は、叙情溢れるこのバイエルン盤こそ格別。ブラームスの第3番も、ウィーン・フィル盤を凌ぐとの呼び声が高く、かつてレコード芸術誌で輸入盤ベストにランク・インしたこともある超名演。
ME-1077
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
テンシュテットとアルゲリッチ夢の共演、強烈ライヴ
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲(#)
マルタ・アルゲリッチ(P)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1979年6月18日、キール、ライヴ(*)/1980年5月12日、シュトゥットガルト、ライヴ(#)。(*)はSOUND SUPREME(2S-056, 1979年1月18日と記載)やEN LARMES(廃盤)から出ているものだが、プレス盤としてはTOPAZIO盤やGALILEO盤以来の再発売。(#)もSOUND SUPREME(2S-090; 1979年と記載)とEN LARMES(1980年3月12日と記載/廃盤)から出ているものと思われるが、今回初めて録音日が確定している。
 鬼才同士の夢の共演。如何にも衝突が予想される個性の強いご両人だが、アメリカでもヨーロッパでも度々共演しているということは、お互いに尊敬し合っていたのだろう。代理店曰く「まさに英雄英雄を知る」。テンシュテットによる伴奏の枠組みを超えたオーケストラ・ドライヴは、とかく脆弱さが指摘されるショパンのオケ部分も骨太でロマンティックな輝きに満ち、迫力満点。いかにも素晴らしい。シューマンでもナイーヴな側面より熱情的な叙情が溢れ、説得力に満ちている。
ME-1078/82
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
カラヤン&ベルリン・フィル、1977年他の
 べートーヴェン:交響曲全集

 [第1番(*)/第3番「英雄」(*)/第2番(#)/
  第8番(#)/第4番(+)/第7番(+)/
  第6番「田園」(**)/第5番「運命」(##)/
  第9番「合唱」(++)]
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1977年11月(おそらく1977年11月13日)、ライヴ(*)/1977年11月(おそらく1977年11月14日&17日)、ライヴ(#)/1977年11月(おそらく1977年11月15日)、ライヴ(+)/1977年8月(案内では1977年10月と誤記; おそらく1977年8月28日、ライヴ(**)/1988年12月(おそらく1988年12月4日)、ライヴ(##)/1976年8月(おそらく1976年8月29日)、ライヴ(++)。基本的には以前SARDANA(すべて廃盤)から発売されていた演奏のようだが、(##)はGNPから GNP-13/14で、(**)と(++)はFKMからFKM-CDR147, 8(分売)で、発売されている演奏と思われる。
ME-1083
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
チェリビダッケの「第9」〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 ヘレン・ドナート(S) ドリス・ゾッフェル(Ms)
 ジークフリート・イェルサレム(T) ペーター・リカ(B)
 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo.
 録音:1989年3月19日、ライヴ。TIENTO の CD-12000/1 から小品3曲を省いたもの。プレス盤としては、EXCLUSIVE、KYOUNの2レーベル以来、約10年ぶりの発売となる。同時期に収録されたEMI盤の2日後の演奏で、これまでに発売された中ではチェリビダッケ最後年の同曲。
 チェリビダッケの傑作。第9がついに同レーベルから登場。いつものチェリ同様極限まで遅いテンポかと思いきや、流れは非常にスムーズ。フルトヴェングラーから強い影響を受けただけに、祝祭的な盛り上がりにも事欠かない。第1楽章では黙示録的な表情を見せて聴く者の心胆を寒からしめ、緘余楽章においては神々しいまでの響き聴かせるのはさすが。第4楽章の感情爆発は、チェリビダッケが知性だけの人でなく本能の人であることを示している。
ME-1084/6
(3CD)
廃盤
カルロス・クライバー、1975年バイロイトの「トリスタン」
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ヘルゲ・ブリリオート、
クルト・モル、
イヴォンヌ・ミントン、
ハインツ・ツェドニク、他
カルロス・クライバー指揮
バイロイト祝祭o.&cho.
 録音:1975年8月4日、バイロイト音楽祭、ライヴ。LINKからLINK 605-4(CD-R使用;4枚組)として発売されているもの(ただし、この盤では1975年7月26日の演奏とされていた)で、プレス盤としては1990年代始めに EXCLUSIVE から発売されて以来の登場となる。
 クライバー伝説のバイロイト音楽祭登場は1974年(当盤とほぼ同キャストで、1974年7月2日の録音がHYPNOSから出ていた[現;RE! DISCOVER RED-115/他])に始まり、1975年(今演奏)、1976年(全曲は未CD化)と3年連続で実現したが、それ以降は一度も成されなかった。当1975年の演奏は、ほぼ同キャストだった1974年上演をしのぐもので、弾いていたオケの団員も一生モノの自慢としているという(モーツァルト歌いのマーガレット・プライスがイゾルデ役のDG盤以上という人も多い)。全盛期のクライバーらしくエネルギーが全曲を貫いており、精妙な音楽作りはいつもながら、どろどろと底を流れる情念と炎のような情熱が全開となった凄絶ライヴ。これこそクライバーの真骨頂であろう。
ME-1087/8
(2CD)
レーベル品切
入荷時期未定
チェリビダッケ、
 シュトゥットガルト時代のベートーヴェン

 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」(*)/
  交響曲第3番「英雄」〜リハーサル(*)/
  交響曲第8番(#)/交響曲第7番(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1975年3月(*/#)/1981年11月12日(+)、以上ステレオ、ライヴ。全てRE! DISCOVERから、RED-162 (*)、RED-152 (#)、RED-53 (+)として出ているもので、GNP(廃盤)などからの発売もあったが、プレス盤としては久々の再発売。以前はMETEORやAUDIORから発売されていた。
 どういうわけかチェリビダッケ&シュトゥットガルト放送響のベートーヴェンは希少で、まさにツボにはまったカップリング。当時のチェリビダッケはまだまだ血気盛んな頃。フェンシングのようなアクションで(もちろん座ってではなく立って)オーケストラを鼓舞していた。演奏スタイルも、ミュンヘン時代に見せた静止寸前の超絶スローテンポとは異なって、常識的なテンポ設定。しかしながら細部の磨き上げ、明るい音色による音響構築、音の終わりを常に明確に提示する様式は既に確立されている。(*)の実演で怒鳴り声が聞こえるなど(リハーサルは粛々と進められている)時折熱い表情付けが出てくるのは、もちろんフルトヴェングラー譲り。また(#)のような一筋縄でいかない曲を指揮させると実にうまく、小品交響曲とは思えない内容を聞かせる。(+)も狂信的なアクションと腰の据わった洞察力が融合した完熟の名演。
ME-1089/90
(2CD)
レーベル
 &代理店品切れ
再プレス時期未定
チェリビダッケのチャイコフスキー
 交響曲第5番(*)/交響曲第6番「悲愴」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1993年(1993年6月10日とも)(*)/1987年(#)、ともにライヴ。おそらく、ともにRE! DISCOVERから、RED-40[旧 AUDIOR AUDSE-522](*)/RED-8[旧 METEOR MCD-022](#)として発売されていた演奏。これまでのディスコグラフィなどでは、それぞれ(*)は1990年代、(#)は1980年または1980年代とされている場合もある。(#)は現在の所、チェリビダッケによる1980年代の同曲唯一の録音。(*)も1990年代以降の演奏は比較的珍しい
 待望のチェリビダッケによる十八番、チャイコフスキー。いずれも後期の彼らしく、じっくりじわじわと遅いテンポで歩みを進め、チューニングの完璧さで獲得した明るい音色で、深刻かつ絶望的なチャイコフスキー美を描きつくす。それに加え、巨匠は結構熱くなる人だけに、外面的な迫力にも事欠かない点が素晴らしい。(*)は極限のスローテンポ。チェリ様式の完成と呼ぶに相応しい仰天の解釈。これぞ、あらゆる固定観念を否定する押し付けがましい演奏の頂点。(#)は交響的側面より叙事詩的絵画性を重んじており、美しさと音色の透明さではピカ一。
 いずれも音質最良。
ME-1091/94

(4CD)
2CD価格
ジュリーニ〜ブラームス:交響曲全集
 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番/(**)]
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
BPO(*)、ロサンゼルスpo.(#)、
VPO(+/**)
 録音:1988年4月(おそらく1988年4月24日)(*)/1979年12月(おそらく1979年12月11日)(#)/1989年8月(おそらく1989年8月15日)(+/**)、以上ライヴ。(+)と(**)は以前HALLOOから出ていた物で、特に(**)は約10年ぶりの再発売。(+)はFKMからも発売されている。(#)は日付が正しければHARVEST CLASSICSから HC-06015 で 出ている物(廃盤予定)。(*)はHALLOO(廃盤)とGNPから発売があるもの。
 巨匠カルロ・マリア・ジュリーニが得意としたブラームスの交響曲に、選りすぐりのライヴ名演を集めた全集が登場。歌に満ちた巨匠ジュリーニだが、重厚で壮大なスケールを誇り、こういう処はドイツの巨匠を思わせるところもある。第1番は悠揚迫らぬテンポを設定し、フィナーレなど20分を超えている。第2番はワルターとフルトヴェングラーを足して2で割ったような、カンタービレと爆発的な熱狂がある。第3番、第4番は一晩のコンサートだが、詩情豊かな大名演で、特に第4番の強烈なティンパニの打撃など聴いていてダイレクトに響く絶演。
MEMORIES "REVERENCE"
MR-2001/2

(2CD)
バーンスタイン、米DECCA録音集
 シューマン:交響曲第2番
 ブラームス:交響曲第4番
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・スタジアムso.
 録音:1953年6月22日、24日、29日、ルイソン・スタジアム、ニューヨーク。モノラル。原盤:米DECCA。全点初CD化だったが、直後に現在の原盤保有レーベルであるDGからこの米DECCA録音の全復刻が発売された(477 000-2)ので、一般にはこちらをお勧めしたい
 バーンスタイン&ニューヨーク・スタジアム響(ニューヨーク・フィルの変名と言われている)による一連の名演は、原盤が米デッカということもあってかCD化が遅れていたが、 今回良好な音源が発見され3曲が全世界初CD化の運びとなった。演奏はいずれも重みたっぷりなニューヨークフィルのサウンドを生かし、一見素っ気無いながらも、 大胆な変化などはフルトヴェングラーを想起させ、魅力溢れる「過渡期のバーンスタイン」を堪能できる。ワルターが近い時期に録音している曲もあり、興味は尽きない。
ヨハンナ・マルツィ
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(#)
ヨハンナ・マルツィ(Vn;*)
ギュンター・ヴァント指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)
オットー・クレンペラー指揮
ハーグpo.(#)
 録音:1964年2月、ライヴ(*)/1954年6月、ライヴ(#)。(*)はおそらく以前GREEN HILLから出ていた物で、久々の復活/(#)はCD-R仕様のPASSION & CONCENTRATIONから出ている物。
 名女流ヨハンナ・マルツィが大指揮者2人と競演したライヴ。しばらく廃盤で入手不可能だったヴァントとの(*)は、対照的な芸術感の持ち主の共演ながらも、その成果はすばらしく、嬉しい復活。音質も良好。 メンデルスゾーンでは、一切の妥協を許さぬクレンペラーによる緊張感と激遅のテンポに呑まれることなく、彼女独自の世界を展開。残念ながらこちらの音質は良く無く音揺れも頻発するが、その芸術は悪条件を越えて伝わってくる。
MR-2004/5

(2CD)
フルトヴェングラー〜ブラームス稀少録音集
 ブラームス:
  交響曲第4番(*)/交響曲第1番〜第4楽章(#)/
  ドイツ・レクイエム(+)
ハンス・ホッター(B;+)
エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S;+)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
BPO(*/#)、ルツェルン祝祭o.&cho.(+)
 録音:1948年10月22日、スタジオ収録?(*)/1945年1月23日、ライヴ(#)/1947年8月20日、ルツェルン音楽祭、ライヴ(+)。
 フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少な演奏が復活。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラスト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送録音(客なし?)はなぜか一般的では無い。演奏はすこぶる付きの快演で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式アッチェレランドが巧み。(#)は最終楽章のみしか残されていないが、巨匠の最も古いブラ1。空襲飛び交うベルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーン・フィルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出した。地鳴りの様なティンパニが炸裂し、非常時にこれだけの演奏を成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメント。抜粋なのがまことに残念。だが、これらの音質は年代的にみても良好の部類。フルトヴェングラーの(+)は全てが劣悪音質だが、これは非ナチ化承認を得てベルリン・フィルに復帰し三ヵ月後ながら、中でも音質は最悪と言って過言では無いものの、心の奥底に染み入るような切実かつ深刻な超名演。
MR-2006/7

(2CD)
モントゥー& NBC響 競演集
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(*)
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(#)
 ベートーヴェン:
  バレエ「プロメテウスの創造物」〜3曲(+)
   [序曲/アンダンテ/フィナーレ]/
  交響曲第7番 イ長調Op.92(**)
ピエール・モントゥー指揮
NBC so.
 録音:1953年11月8日(*/#)/1953年11月15日(+/**)、以上 NBC 8H スタジオ、ライヴ。モノラル。共に、CD-R使用のTREASURE OF THE EARTHから、TOE-2021、TOE-2022(分売)で出ている録音だが、今回がCD初プレス盤化。(**)にはLPがあったようだが、これを除くと前出盤が初出だった音源で、2007年現在でも、他レーベルからは発売されていない。なお(*)は、今回の国内代理店インフォメーションでは「第2番」とされているが誤りで、日本語帯なども誤記載されている可能性がある。
 トスカニーニとの名演で知られるNBC so.だが、トスカニーニが高齢だったためか、実は、レオポルド・ストコフスキー、エーリヒ・クライバー、ピエール・モントゥー、アルトゥール・ロジンスキー、近衛秀麿、ブルーノ・ワルター等の、各国からアメリカへ渡り活躍していた巨匠たちも指揮台に立っていた。
 当盤では、同オケ第17シーズンの開幕を飾った、巨匠モントゥーによるドイツ音楽2プログラムのコンサートを聞くことができる。独自のコクを持つ響きで聞く重厚な音楽は、トスカニーニの重要レパートリーでもあったこれらの曲でも、その違いが明らかで興味深い。彼は温和な演奏をする指揮者と思われがちだが、ライヴでは燃える人だけに、ここでも特に2曲の交響曲でミュンシュ顔負けの豪快さを披露している。
 音ゆれがあるが音はしっかりしており、モントゥーの芸術を堪能するのに支障は感じられない。
MR-2008/9

(2CD)
アンセルメ&BPO と カサドシュ !!
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(*)
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ファリャ:スペインの庭の夜(*)
 シューマン:交響曲第2番
ロベール・カサドシュ(P;*)
エルネスト・アンセルメ指揮
BPO
 録音:1957年3月25日、モノラル。DISCLOSURE から出ている DS-0043-2 が初出だった演奏会だが、今回が初のプレス盤化。
 スイスの巨匠アンセルメとベルリン・フィルが組んだ夢の共演。フルトヴェングラー没後3年経たないベルリン・フィルは、ごついサウンドを聞かせるが、古今東西の音楽に精通し、ドイツ音楽にも相当な自信を持っていたアンセルメは、独墺音楽、ラテン音楽ともに見事な統率振りを見せる。お得意の「海」も華麗なだけでなく、自由自在なアゴーギグを駆使して構造の見事さを高らかに誇示、さらにファリャではド迫力の音響を楽しませてくれる。モーツァルトでは相性の良かったカサドシュの辛口かつ情緒纏綿なピアノにピタリと寄り添って、オーケストラから陰々滅滅としたロマンティックな音色を引き出し、スイス・ロマンド管とも DECCA への録音がある得意のシューマン第2交響曲は、ドイツ・ロマン派アウトサイダーとしての側面を強調せず、楽器のバランスを見事に調節して堅牢無比な正統派名演を繰り広げている。まさに必携のライヴ演奏、50年前の録音とは思えない鮮明な音質。
MR-2010/11
(2CD)
廃盤
シャルル・ミュンシュ、稀少録音集
 ドビュッシー:イベリア(*)
 ラヴェル:クープランの墓(*)
 ルーセル:
  「バッカスとアリアーヌ」第2組曲(*)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 (+)
ヨゼフ・シゲティ(Vn;#)
クララ・ハスキル(P;+)
シャルル・ミュンシュ指揮
NBC so.(*)、ボストンso.(#/+)
 録音:1954年3月28日、NBC 8H スタジオ(*)/1954年12月31日(#)/1956年11月3日(+)、以上、すべてライヴ、モノラル。(*)は TREASURE OF THE EARTHから TOE-2025として出ていた物だが、おそらく初のプレス盤化。また、今回初めて日付が明らかになっている。(#)と(+)は、DISQUE REFRAIN (CD) や RE! DISCOVER (CD-R) [ RED-87 (#) / RED-103 (+) ]で出ている演奏だが、旧盤とはカップリングが異なっている。
 シャルル・ミュンシュと NBC so.と言う魅惑の組合せ。ミュンシュのNBC 響登壇はこれが最初で最後になったということだが、この一週間後4月4日には、トスカニーニ最後のコンサートが行われている。当演奏は音質も優れている上、NBC響の反応の良さが正にアメリカを代表するオケらしい妙技。お得意のドビュッシーやラヴェルの華麗な演奏、ルーセルに至ってはストラヴィンスキー風のユーモアさえ感じさせ、ミュンシュの豪快なドライヴのもと、木管楽器のチャーミングな響など、筆舌に尽くしがたい愉悦がある。
 手兵ボストン響に、名ソリストを迎えた協奏曲集では、シゲティとのブラームスという骨太な名演に感動を覚える方が多いと思われる。音質についても、現テープに問題を抱えている部分もあるが、風格漂う佳演。ハスキルとのベートーヴェンも、ミュンシュの魅力を得ての指折りの名演としてマニアには知られていたものだったが、こういう優れた共演の組合せで発売されるというのも正に好企画。
ブルーノ・ワルター、稀少録音集
 モーツァルト:レクイエム(*)
 マーラー:交響曲第4番(#)
イルムガルト・
 ゼーフリート(S;*)
ジェニー・トゥーレル(Ms;*)
レオポルド・シモノー(T;*)
ウィリアム・
 ウォーフィールド(B;*)
アンネリーズ・クッパー(S;#)
ブルーノ・ワルター指揮(*/#)
NYP (*)、
フランクフルト博物館o.(#)、
ウェストミンスターcho.(*)
 録音:1956年3月11日、カーネギー・ホール、ニューヨーク(*)/1950年9月4日、フランクフルト(#)、以上ライヴ、モノラル。(*)は、TREASURE OF THE EARTHから TOE-2040 で発売されている物で、今回が初のプレス盤化(国内代理店は「初出音源」としているが、前記の通りで誤り)。(#)は GREEN HILLから GH-0001で発売されている物。
 生誕200年を記念したモーツァルト・イヤーの1956年。3月のニューヨークでは、モーツァルトの十字軍であるブルーノ・ワルターによる一連のコンサート並びにオペラ上演(伝説の魔笛もこの月の演奏)が開催された。中でも COLUMBIA / CBS / SONY への録音セッションと並行して行われた「モツ・レク」ライヴは、幻と言われる演奏の一つで、音質も年代としては良好(既出盤では多少の音浮きがあった)。冒頭の入祭唱は哀愁漂うしみじみした味わいだが、演奏が進むにつれウネリを増し、晩年の抒情に前世紀のアゴーギクも顔を出し、「怒りの日」に至ってはワルターらしい激しさで熱く燃え、表現行為、演奏行為としての「レクイエム」であることが判る。NYPの分厚いハーモニーに合唱も上出来、歌手陣もソニー盤と同様で、共に演奏を繰り返した演奏家同士による自然な流れを感じさせてくれる。
 マーラーの第4交響曲はワルターが愛し、多くの録音が知られた名曲。この1950年、8月、9月、10月とワルターは欧州を単身廻り、8月末にはウィーン・フィルとザルツブルク音楽祭で当曲を演奏、9月末にはベルリンフィルと戦後唯一の共演を果たした。当演奏は、珍しくフランクフルト博物館管弦楽団(フランクフルト歌劇場のオーケストラがコンサートに出演する際の呼び名)に客演したコンサート。音質は驚異的に鮮明で、きらめく様な弦楽器の輝かしさには感嘆の一言。晩年に見せた、止まるような遅いテンポによるロマン的表現はここにはなく、自在な変化とドラマティックな盛り上がりをつけており、特に第3楽章の美しさには筆舌に尽くしがたいものがある。
何とコンヴィチュニーのフレンニコフ!、
 ブリテン、更にオルフの「カルミナ」!!
  全て初出音源

 ブリテン:左手ピアノと管弦楽のための
       ディヴァージョンズ Op.21 (*)
 ティホン・フレンニコフ(1913-):
  交響曲第2番 ハ短調 Op.9 (1940-1942) (#)
 オルフ:カルミナ・ブラーナ (+)
ジークフリート・ラップ(P;*)
ミラダ・スブトロヴァー(S;+)
アントニーン・
 ヴォタヴァ(T;+)
テオドル・
 シュルバルシュ(Br;+)
フランツ・
 コンヴィチュニー指揮(*/#/+)
ベルリン放送so.(*/#)、
プラハ放送so.(+)
 録音:1951年10月21日(*)/1955年4月21日(#)/1957年5月31日、ライヴ(+)。全て初出音源。なお、(+)の歌手表記は資料によって異なっており(ソプラノがミラヴ・スオルトヴァ、テノールがアントニン・ヴィタヴァ、バリトンがテオドル・シュルバル、テオドル・スルバス等)商品本体や上記も含め、誤記載がある可能性があります。
 往年の大指揮者、フランツ・コンヴィチュニーによる希少なレパートリーを集めた好企画、全て彼にとっては初音盤レパートリー、更に3作曲家とも、彼による作品指揮自体が音盤初登場と思われる。まず、特にフレンニコフ「交響曲第2番」という、轟音、爆音好きには堪らない名曲ながら、長らくスヴェトラーノフによる演奏(露 KAPELMEISTER KAP-008 でCDあり)でしか聞くことができなかった作品が含まれているのは嬉しい。コンヴィチュニーらしく、重くがっしりとした構成力ある演奏で、その迫力も無類とのこと。そして、「カルミナ・ブラーナ」という驚愕の初登場音源も含まれる。コンヴィチュニーといえばドイツ音楽の権威だが、無論オルフも紛れもないドイツ音楽であり、堂々たる演奏を聞かせてくれる。
 いずれも年代にしては良好な音質。
クレメンス・クラウス名演集
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(*)
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲(#)
 レスピーギ:交響詩「ローマの泉」(#)
 シューベルト:ガシュタイン交響曲(+)
 デュカ:魔法使いの弟子(**)
クレメンス・クラウス指揮
VPO (*/#)、
バイエルン放送so. (+)、
バンベルクso.(**)
 録音:1947年5月(ディスコグラフィによると1941年とも、1947年5月31日ともされる)、ライヴ(*)/1945年3月19日-27日、ライヴ(#)/1954年4月(+)/1953年3月(**)、以上すべてモノラル。(+)と(**)はCD-R使用の COUPLET から CCD-3001 で出ている演奏だが、たしか今回が初プレス盤化。(*)と(#)はCD-R使用の RE! DISCOVER から RED-51で発売されている物だが、それ以前 Disque Refrainの DR-920041 として発売されて以来のプレス盤になる物(後者では(#)が1948年録音と誤記されていた)。
 往年の名指揮者、クレメンス・クラウスの希少録音。クラウスはウィーン生れで、その典雅な風貌にマッチした優美な演奏で大変人気があった。当2枚組では「ジュピター」における緊張感溢れる名演に加え、ラヴェル、レスピーギやデュカで見せる、品格とセンスの良い洒脱な音楽運びにうっとりとさせられる。そして珍品の、シューベルト幻の交響曲「ガシュタイン交響曲」まで収録。この作品の正体は第9番である「グレイト」だという説もあるが、ここではピアノ・トリオを編曲している。なお、この曲と(#)の内レスピーギは、クラウス唯一の録音と思われる。
 音質は年代並みだが、(#)の2曲は極上と言って過言ではない。
シューリヒト、ブルックナー稀少録音集
 ブルックナー:
  交響曲第7番(*)/交響曲第9番(#)
カール・シューリヒト指揮
デンマーク放送so.(*)、
フランクフルト放送so.(#)
 録音:1954年9月(*)/1957年2月(#)、以上ライヴ、モノラル。今回の案内には月までしか記載が無いが、(*)は CD-R 使用の VIBRATO から VHL-98 で発売されている1954年9月30日の演奏、(#)も CD-R 使用のRARE MOTH から RM-564M で発売されている1957年2月1日の演奏だと思われる。だとすると、(#)は初のプレス盤化、(*)は以前キングから国内盤で発売されて以来のプレス盤発売となる。
 ブルックナーの権威、巨匠カール・シューリヒトによる名演集。いずれも珍しい音源。デンマーク・ライヴのブル7は、お馴染みの快速テンポを採用し、グングンと前へ進む爽快な演奏。そして、フランクフルト放送響に客演したブル9では、クナッパーツブッシュもびっくりの変化をつけ、打楽器の追加などが効果的な演奏で、じっくり聴くとその個性的表現に圧倒される。
 特に(#)でのヒスノイズ、音ゆれなどソースに起因する問題も若干あるが、音そのものはしっかりしている。代理店によると「入荷後即完売しました。MEMORIESは製造枚数が極めて少ないため、只今現地在庫を掻き集めて、月内(カデンツァ注:2007年8月)には再入荷のよていです。ごく少数の入荷となりますので、出荷はオーダーの先着順とさせていただきます。なにとぞご了承下さい」とのこと。
シューリヒト名演集
 ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」(*)
 シューマン:交響曲第2番(*)
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#)
 シューマン:「マンフレッド」序曲(**)/
       交響曲第2番(+)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送so.(*)、
ハンブルク NDR so.(#/+/**)
 録音:1955年9月(*)/1954年10月(#)/1957年4月(#/**)、以上ライヴ、モノラル。(+)は CD-R 使用のCOUPLET から CCD-3016で発売されている物で、確か今回が初のプレス盤化。(**)はこの日付けの同曲が見当たらないが、以前 DISQUE REFRAIN からこの顔合わせ&日付不祥の同曲が発売されたことがあるので、それと同じ演奏かもしれない。(*)はCD-R使用の RE! DISCOVERから RED-62 と RED-63 の2枚で発売されている曲目から2曲を選んだ物で、DISQUE REFRAIN の DR-910008 (2CDs)として発売されて以来のプレス盤化。(#)は日付の記載が無いが、TAHRAから TAH-592 で発売された 1954年10月4日 の演奏だと思われる。この演奏はおそらく、日付不祥とされ DISQUE REFRAIN(廃盤)、国内キング(廃盤)、EN LARME (ELM-02-280) で発売があった演奏と同一と思われる。
 嬉しいのは、シューリヒトのシューマン「第2」が2種類の演奏で聴けること。このロマンティックでしかも深遠な名作を、シューリヒトはお得意の疾走する爽快なテンポで駆け抜ける。フランスとドイツのオケによる響きの違いや、シューリヒトならではの過激なギア・チェンジも大いに楽しめる。フランス国立放送響との演奏は、ERATOによる初出LP時代から評判が良く、その魅力は今も失せない。
 音質はいずれも時代としては極上だが、(#)が若干落ちるとのこと。
ケンペ&シュターツカペレ・
 ドレスデン名演集、初プレス盤化あり?

 ブラームス:交響曲第1番(*)
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」(*)
 ウェーバー:交響曲第1番(#)
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
  〜前奏曲と愛の死(#)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
ルドルフ・ケンペ指揮
シュターツカペレ・
 ドレスデン
 録音:1957年1月16日(*)/1956年1月28日(#)、以上、ドレスデン国立劇場大ホール、モノラル。(*)はCOUPLETから1960年代の演奏として発売されている物(CCD-3004)と思われるが、おそらく今回が初のプレス盤化。(#)はARCHIPELからARPCD-0328として発売されている物と思われるが、初出だった EN LARMES 盤 (ELM-02-157) と併せ、これまでは 1956年6月28日 の演奏とされていた。。
 今なお、熱烈なファンの多い巨匠ルドルフ・ケンペ。黄金時代を築いたシュターツカペレ・ドレスデンとの初期共演集。ご承知の通り、ドレスデンは第2次世界大戦で大空襲に見舞われ、ドレスデン国立歌劇場は破壊された。今回初めて演奏会場が明らかになっているが、代理店によると「ケンペ研究会によって明らかになりました。歌劇場ではない劇場の大ホールを使っていた模様です。」とのこと。演奏は、ケンペならではの独特の優雅なオーケストラ・ドライヴにより、美演を展開。シュターツカペレ・ドレスデンの名技も去ることながら、音色の美感も並々ならぬものがある。「運命」はケンペとしては意外な物々しさで、威圧的。なお余談ながら、奇しくも(*)はトスカニーニの命日にあたる。
ベーム&フランクフルト放響名演集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第4番(#)
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番(+)
 リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲(**)
ヴィルヘルム・ケンプ(P;*)
エンリコ・マイナルディ(Vc+)
カール・ベーム指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1953年4月14日(*/#)/1954年12月2日(+)/1956年12月7日(**)、以上すべてライヴ、モノラル。(*)はおそらくGOLDEN MELODRAM(GM-4.0078)、(#)と(+)はGREEN HILL(GH-0003) でプレス盤発売されている物だが、(**)のみは、EN LARMESからのCD-R発売があったのみなので、おそらく初のプレス盤化。
 ドイツ・オーストリー音楽の権威として、ドイツ各地の名門オケに客演を続けた巨匠カール・ベーム。当CDはフランクフルト放送so.に客演した一連のライヴ名演集。ケンプとのモーツァルト「ピアノ協奏曲第22番」は、そもそも共演が珍しい上に、ケンプにとってもクレー共演盤(DG)しかなかったレパートリーとあって、貴重。ベートーヴェンも晩年の重厚さを先取りしたような風格が見事。そして、エキスパートとして君臨したリヒャルト・シュトラウスの音楽だが、「家庭交響曲」は、スタジオ録音を残さなかったレパートリーであり、ドラマティックな盛上がりには、感動を禁じえない。
ワルター・コンダクツ・ブラームス
 ブラームス:
  ドイツ・レクイエム(英語歌唱)(*)/
  ハイドンの主題による変奏曲(#)/
  運命の歌(#)/交響曲第1番(#)
ナディーン・コナー(S;*)
マック・ハレル(Br;*)
ブルーノ・ワルター指揮
NYP (*)、
ロサンゼルスpo.(#)
 録音:1952年3月16日、カーネギーホール(*)/1947年7月10日、ハリウッド・ボウル(#)、以上全てライヴ、モノラル。(*)は当盤発売の半年程前に WORLD MUSIC EXPRESS から初CD-(R)化(WME-M-1129)された物で、プレスCD盤としては初発売。それ以前には、米ワルター協会がLPで1度発売しただけと言う稀少な演奏。(#)は EKLIPSE からCD化されて以来のまとまってのプレス盤化(CD-R化[ VIBRATO VHL-65、ただし1947年10月7日と誤記 ]や交響曲のみのCD化[ANDROMEDA]は成されている)。
 巨匠ワルターにとって、モーツァルトと共にその演奏活動の中核をなしていたブラームス。独特の温かみを湛えた音色と爆発的な感興の発露は、今なお聴き手を感動に誘う。特に「ドイツ・レクイエム」は、スタジオ録音を一度しか残さなかったものの、生涯演奏を重ねた得意曲であり、英語歌唱というハンデを乗越えて、しみじみとした味わいと動的なアプローチが見事に決まっている。ロサンゼルスフィルに客演したハリウッドボウル、夏の音楽祭におけるブラームス・プロも木管の瑞々しいロスフィルの音色を活かした名演。
 「既出のどのCDよりも音質が良い所が嬉しい限り」と記されている。
MR-2028/34
(7CD)
廃盤
ワインガルトナーのベートーヴェン全集
 以上、フェリックス・ワインガルトナー指揮
 交響曲全集の5枚分のみ、MR-2175/2179で再発売。
シューリヒト&フランス国立放送響〜
 稀少録音集

 マーラー:さすらう若人の歌(*)
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
  〜前奏曲愛の死(#)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(+)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(**)
ディートリヒ・
 フィッシャー=ディースカウ
(Br;*)
ロベール・カサドシュ(P)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送so.
 録音:1957年9月9日、ブザンソン(*/#)/1956年9月23日、モントルー(+/**)、共にライヴ。(*)と(+)は RARE MOTH からRM-505M で発売されている物だが、今回が初のプレス盤での発売((*)はほぼ同時にARCHIPELからも発売)。(#)はDISQUE REFRAIN 盤以来となる久々のプレス盤再発。(**)はこれまで、1956年9月29日とされていた演奏と思われる。
 抜群のコンビネーションを見せた巨匠シューリヒトとフランス国立放送so.のライヴ名演集。マーラー作品にも自信のあったシューリヒトだけに、涼しげなサウンドでマーラーのロマンを歌い上げる「さすらう若人の歌」はディースカウの独唱を得て万全の出来。そして相性の良かったカサドシュとのブラームスもキリッと引締った造型と快速テンポが耳に心地よい名演。さらに「運命」のスリリングな快演も収録したお得セット。
フルトヴェングラー、1947年10月3日
 「トリスタン」抜粋、出演者提供の音源

 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より
       [第2幕抜粋/第3幕]
ルートヴィヒ・ズートハウス
(トリスタン)
エルナ・シュリューター
(イゾルデ)
ゴットロープ・フリック
(マルケ王)
ヤーロ・プロハスカ
(クルヴェナル)
マルガレーテ・クローゼ
(ブランゲーネ)他
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
 録音:1947年10月3日、ベルリン、アドミラルパラスト、ライヴ。各社からCD化されている演奏だが、今回は出演者提供の音源による復刻だとのこと。
 ナチス関与の疑いで戦後演奏禁止の処分を受けたフルトヴェングラーは、その後無罪放免を受け、祖国ドイツでは1947年5月にBPOとのベートーヴェン・プロで復帰。さらに10月に当演奏でオペラ公演に復帰する。フルトヴェングラーの「トリスタン」と言えばフィルハーモニア管とのスタジオ録音が著名だが、イギリスのオケ&スタジオ録音というハンデはやはり明確。当演奏は第2幕抜粋と&第3幕のみだが「ドイツの指揮者」フルトヴェングラーが、ドイツの歌劇場でどのような演奏を展開したかを知る意味で最適な音盤。うねるようなドラマ性で、正にフルトヴェングラーのワーグナーを聴く醍醐味を味わえ、臨場感もたっぷり。
 出演者提供音源ということもあってか、音質は時代にしては非常に鮮明。
カラヤン1957年の「第9」、初CD化
 ベルリン・フィル創立75周年記念演奏会ライヴ

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(B)
ヘルベルト・
 フォン・カラヤン指揮
BPO、聖ヘトヴィヒcho.
 録音:1957年4月25日、ベルリン高等音楽院ホール、ライヴ。LPでは幾つかのレーベルから発売があったが、初CD化となる音源。なお、JOHN HUNT の物をはじめ、各種ディスコグラフィには ARTEMIS というレーベルからCD化された旨書かれているが、このレーベルはおそらく私家盤で、一般に流通したことはないのではないかと思われる。またBPOとの物では、これが最も若い時の同曲。カラヤンの同曲で年代が近いライヴでは、翌年カーネギー・ホールでNYPを振った物(KAPELLMEISTER KMH-1001; 廃盤)があった。
 1957年4月25日のフルトヴェングラー没後、完全にベルリン・フィルを掌握し、ヨーロッパ音楽界の帝王として君臨し始めた頃のライヴ、ちなみにこの年の11月にはベルリン・フィルと初の来日公演を行っている。1961年-1962年の、ベルリン・フィルとの第1回ベートーヴェン全集とフィルハーモニア管とのベートーヴェン全集との中間に位置する時期ということと共に、ベルリン・フィル創立75周年という記念コンサートだけに、興味は尽きない。この頃のカラヤンはエネルギー全開で、例のだみ声の唸りは随所に聴かれ、高揚を隠せない。流麗な中にもゴツゴツとした弦楽器のざわめきや野太い金管の咆哮が散見されるのも、この時代のベルリン・フィルならでは。世界初CD化となる超名演。
カラヤン、レア録音集
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」(*)/
  「フィデリオ」序曲(#)/
  レオノーレ序曲第3番(#)
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」(+)
 ブラームス:交響曲第1番(+)
ヘルベルト・
 フォン・カラヤン指揮
BPO、VPO(#)
 録音:1953年9月8日、ティタニア・パラスト、モノラル(*)/1957年7月27日、ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ、モノラル(#)/1955年2月27日、ワシントン・コンスティチューションホール、ステレオ(+)。以上全てライヴ。(*)は ARCHIPEL から CD 化されている演奏だが、1953年9月28日と誤記されていた。(#)は全曲録音が残されている演奏だが、現在では抜粋がGALAから出ているのみでかなり貴重。(+)も数種のCDが過去にあったが、すべて廃盤となっている。
 2008年に生誕100年を迎える巨匠カラヤン。フルトヴェングラー生前の1953年にベルリン・フィルを指揮した「英雄」は、カラヤンにとって戦後初のベルリン・フィルとの共演となった。近い時期にフルトヴェングラーも録音を残していることもあり、その比較に興味は尽きない。当時からスピード感を伴った流麗な足取りがすでに完成していることを、この演奏は教えてくれる。CD1枚目の余白は、ウィーン・フィルとのザルツブルク音楽祭におけるフィデリオで、「レオノーレ」序曲第3番の熱狂的な盛り上がりには鳥肌がたちそうな位。そしてCD2は、フルトヴェングラー指揮で予定されていた、ベルリン・フィル戦後初のアメリカ公演から、大成功に終ったワシントンでの演奏を。カラヤンは代役として全公演を指揮し、公演中にベルリン・フィル芸術監督兼常任指揮者に就任している。特筆すべきは音質で、かつて VIRTUOSO から出ていたCDはかなり聞き辛らい物だったが、当盤では年代起因により横の広がりはこそ狭いものの、ステレオ・プレゼンスも認められる良好な音質で、ベルリン・フィルを自由自在に操る指揮振りが目に見えるようだとのこと。
ロスバウト&BPOの「巨人」、初プレス盤化
 マーラー:交響曲第1番「巨人」
ハンス・ロスバウト指揮
BPO
 録音:1955年10月、ライヴ。おそらく CD-R 使用の PASSION & CONCENTRATION から、PACO-1008 で発売されている物で、今回が初のプレス盤化。
 超ドライな名指揮者として著名なハンス・ロスバウトはグラーツ出身だが、情緒や色気と言った媚は皆無の分析的名演で、一部に根強いファンがいる。当ライヴはフルトヴェングラー没後1年のBPOに客演してのマーラー、しかも曲目は「巨人」。ロスバウトはBPOとDGへまとまった古典楽曲を録音しておりその重用ぶりが窺われるが、さすがにマーラーはこのコンビでは録音出来なかった。通常は伸びやかに謳われるべきフレーズも素っ気無くぶったぎり、速いテンポを貫き予想通りの冷血振りだが、演奏そのものは熱しており、クールな演奏を熱く指揮する鬼才の特徴が良く現れ、第3楽章の不気味さは格別。なお、PACO-1008では終結近くに大きなノイズがあったが、当盤では特にインフォメーションには記載されていない。
チェリビダッケ、1950年代ブラームス・ライヴ
 ブラームス:交響曲第1番(*)
 リスト:交響詩「前奏曲」(#)
 ブラームス:ドイツ・レクイエム(+)
ハンス・ホッター(Br;+)
アグネス・ギーベル(S;+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ウィーンso.(*/#)、
ケルン放送so.(+)
 録音:1952年10月(おそらく1952年10月30日)(*/#)/1957年10月(おそらく1957年10月28日)(+)、以上ライヴ。(*)はRARE MOTHからRM-537Mで出ている物だが、初のプレス盤化。(#)はNUOVA ERA(廃盤)とVIBRATO VLL-89 で発売があるもの。(+)はMYTO(廃盤)から出ていたもの。
 巨匠チェリビダッケ若き日のブラームス名演集。ウィーンso.に客演した第一交響曲は、フルトヴェングラー的な物々しさと活気溢れる指揮振りが清清しい快演で聴衆の熱狂も凄まじいものがある。リストの「前奏曲」も今や大時代な曲として敬遠されがちだが、この風格と神秘的な演奏には魅力が尽きない。しかしチェリとウィーン響はこれが唯一の共演となり、その後も映像収録時の揉め事など、音楽の都ウィーンとはあまり良い関係を築けなかったことが知られている。ケルン放送客演時のドイツ・レクイエムは名演として知られるもので、晩年の悟り切ったような表情を早くも獲得している。とはいえ、熱情的な牽引が随所に見られ、有名なティエーという掛声も聞かれる。ホッターの歌唱はまさに英雄的で、聴く者の背筋を正すような模範的なソロ。
アーベントロート〜
 ブラームス:交響曲全集

 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番(**)]
ヘルマン・アーベントロート指揮
バイエルン国立o.(*)、
ライプツィヒ放送so.(#/+/**)
 録音:1956年1月16日、ライヴ(*)/1952年3月3日、スタジオ(#)/1952年3月17日、スタジオ(+)/1954年12月8日、スタジオ(**)。(*)は Disque Refrain, RE! DISCOVER [RED-34], TAHRA [TAH-141/42, TAH-490/1]で、(#)は ULTRAPHON / SURAPHON [SP, LP], Arlecchino [ARL 130], TAHRA [TAH-378/80]で、(+/**)は ETERNA /BERLIN CLASSICS/徳間 からLP&CDが、其々既出の演奏。
 ファン待望、アーベントロートのブラームス全集。当盤は第1番を爆演で、劇場的な名演で広く知られたバイエルン国立管との演奏で収録。音質良好で終楽章など聴いて元気が出る。第2番はTAHRA盤が出るまでは極めて珍しい演奏として知られていた物。当盤はSP復刻で音量の不統一なども修正されている。残りの2曲はは元来が放送用のスタジオ録音であり、こちらも音質は極上。Berlin Classics 盤ではエコーが異常に付加され妙なステレオ管があったが、当盤は完璧モノラルで、却って音が塊でぶつかって来るようだ。
MR-2047/48
(2CD)
廃盤
メンゲルベルク、協奏曲録音集
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲(#)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(+)
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(**)
グィラ・ブスターボ(Vn;*)
エミール・
 フォン・ザウアー(P;#)
ヘルマン・クレバース(Vn;#)
モーリス・
 ジャンドロン(Vc;**)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(**以外)、
フランス国営放送so.(**)
 録音:1943年5月6日(*)/1940年10月10日(#)/1943年4月13日(+)/1944年1月16日(**)、以上おそらく全てライヴ。おそらく "DISCLOSURE 78rpm" からCD-Rで出ている復刻(カップリングは変更されている)。他にイギリスの Archive Documents から出ていた演奏もあるが、(**)以外はプレス盤では入手困難となっていた。
 メンゲルベルクの希少な協奏曲録音集。鬼才女流ブスターボとのベートーヴェンは、かつてメンゲルベルク・アーカイヴ・ドキュメンツからのCDが廃盤になって以降、マニアが血眼になって捜していたもの。テクニックと情熱溢れる表現には熱狂的なファンが今も堪えない。当演奏はその後他レーベルのセット物に含まれたこともあるようだが、今回の復刻はフランスのマニアが精魂込めたもので、明るい音質が素晴らしい。なお、ほぼ同時にブスターボをメインとした TAHRA 盤もアナウンスされている(TAH-640)。リストの高弟、ザウアーと組んだシューマンは、有名なコルトー + フリッチャイ盤と並ぶ世紀の大ロマン的演奏で、とろける様な色気が凄い。ブラームスのソロを務めるクレバースは、コンセルトヘボウ管のコンマスを長く務めた名手で、ハイティンクともスタジオ録音を残している。活動晩年ではコンドラシンの「シェエラザード」に於けるソロが有名。音色が透き通っており、充分に腰のあるテクニックで実に結構。珍しく(ナチスの占領下時代なのである意味同じ国ではあったが)フランス国営放送so.に客演した(**)は、晩年は群馬響指揮者も務めたフランスの名手ジャンドロンの伴奏だが、ここでもメンゲルベルクが主役で、メランコリックな旋律を歌い上げる。どの楽曲でもメンゲルベルクが指揮棒で指揮台をコツコツと叩いて気短な所を見せ、オケに開始を促す音が聞こえ興味深い。
メンゲルベルク〜ブラームス:交響曲全集
 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番(**)]
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1940年10月13日、ライヴ(*)/1940年4月9日-11日、スタジオ(#)/1931年5月10日、スタジオ(+)/1938年11月29日-30日、スタジオ(**)。
 今までありそうでなかったメンゲルベルク&コンセルトヘボウ管によるブラームス:交響曲全集。長時間収録で2枚のCDに収まっている。演奏は、第1番フィナーレに見られるような、コーダをどこまでも延ばすような過激な表現意欲に満ちており、この辺りはミュンシュなどに強い影響を与えている。第3番は録音年代が古いものの、音質良好で甘美なロマン主義演奏の最右翼。第4番は古典的風格を守っており、グイグイと引張る推進力に敬服、第2番も圧倒的な逞しさを誇る。ノイズを残し、エコーを付けたりしない誠実な復刻、とのこと。
パウル・ファン・ケンペン
 シューベルト:
  交響曲第9番「ザ・グレート」(*)/
  「ロザムンデ」序曲(#)
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(+)
パウル・ファン・ケンペン指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
ドレスデンpo.(#)、
オランダ放送po.(+)
 録音:1943年5月(*)/1940年(#)/1950年(+)。
 今や忘れられかけているオランダの巨匠パウル・ファン・ケンペン。メンゲルベルク時代からコンセルトヘボウ管に出演し、戦後もBPOと見事なベートーヴェン、コンセルトヘボウとの剛直なチャイコフスキーは名盤の誉れ高い。当盤の演奏は、いずれも堂々たる風格で立派な演奏で、「ザ・グレート」における雄大なスケールは特筆すべきものがある。「ロマンティック」は快速のテンポで押し切った名演。既出のTAHRA盤が入手困難な状況にあり、この復活はマニアには喜ばれることだろう。
ストコフスキー、ヨーロッパ客演集
 ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲(*)
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(*)
 ファリャ:恋は魔術師(管弦楽版)(*)
 ブラームス:交響曲第2番(*)
 チャイコフスキー:交響曲第5番(#)
 ムソルグスキー:
  歌劇「ホヴァンシチナ」〜第4幕への音楽(#)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#)
 録音:1951年7月(当盤資料には日付が無いが、おそらく1951年7月5日)、オランダ音楽祭(*)/1955年5月(当盤資料には日付が無いが、おそらく1955年5月20日)(#)、共にライヴ、モノラル。(*)はAUDIOPHILE や NM CLASSICS (Q-DISC) から出ている物。(#)は当初DISQUES REFRAIN(廃盤)で発売され、最近GUILD HISTORICAL からマスターより復刻が成された(GHCD-2329)物。
 今なお、狂信的なファンを持つ、鬼才レオポルド・ストコフスキーが、ヨーロッパに客演したライヴを集めた。特にコンセルトヘボウ管と共にオランダ音楽祭に登場したライヴは、ストコフスキーとしては、オーソドックスな曲目でもあり、ブラームスでは堂々たる風格も垣間見せてくれるが、やはり、ローマの謝肉祭のこれでもかという寛治のコーダなどに仰天。シュトゥットガルト放送so.とのチャイコフスキーは、奇演中奇演と名高い演奏で、スコア改変など当り前のストコ流が透徹している。カルロス・クライバーもストコフスキー・マニアで多くのライヴ録音を収集していたと言う。
ウィレム・メンゲルベルク〜ベートーヴェン集
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)/
  「エグモント」序曲(#)/「フィデリオ」序曲(+)/
  交響曲第9番「合唱」
コル・デ・フロート(P;*)
トー・ファン・
 デル・スレイス(S;**)
スーゼ・ルーハー(A;**)
ラウルス・
 ファン・トゥルダー(T;**)
ウィレム・ラヴェッリ(B;**)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1942年11月9日(と記載されているが、1942年5月9日の誤り)(*)/1943年4月29日(#)/1940年4月28日(+)/1938年5月31日(**)、以上ライヴ。(*)は APR からマスターよりの復刻が発売されている(APR-5612)。他の曲も AUDIOPHOLE, MUSIC AND ARTS 等から既出&現役盤があるもの。(+)はメンゲルベルクが残した2種の録音のうち、 JOHN HUNTのディスコグラフィでは未発売とされている日付だが、LP時代からこの4月と、10月&11月の表記が混在しており、今回も PHILIPS から既出の1940年10月13日とされる演奏ではないかと思われる。この表記では CD-R 使用の DISCLOSURE 78rpm からの発売盤 (DS78-0012-2) があった。
 鬼才メンゲルベルクのベートーヴェン録音の中でも比較的珍しいライヴを集めたもの。(*)はメンゲルベルク唯一の録音。ピアニストのコル・デ・フロート(1914-1993)は活動年代の長い名手で(とあるが、片手故障で半ばリタイアした時期が15年ほどあり、晩年は録音も少なかったため、この記載が正しいかは微妙)、ショパン演奏でも著名。ここでは、やはり巨匠メンゲルベルクの強烈な個性に寄り添い、オーケストラの一部として、端正な表情を見せている。第9は、有名なベートーヴェン・ツィクルス・ライヴより二年前の演奏で、これも迫力満点の名演。2つの序曲も火の玉のような情熱たっぷりで聴き手に迫る。
フルトヴェングラー、1948年の「フィデリオ」
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(抜粋)
 ユリウス・パツァーク、ルドルフ・ショック(T) フェルディナント・フランツ(Br)
 リーザ・デラ・カーサ、エルナ・シュリューター(S) ヘルベルト・アルゼン(B)
 オットー・エーデルマン(B−Br)他
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮VPO、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1948年8月3日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ。以前 MELODRAM, TAHRA (FURT-1047/8) 等で出ていた物だが、確か既出盤はすべて廃盤となっている。
 フルトヴェングラーが愛し、演奏を繰返したベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」の中でも最も珍しい演奏。この前年に公職追放解除になったフルトヴェングラーが、復帰後初めてザルツブルク音楽祭で指揮したもの。当CDは出演者提供のテープ・コピーからの復刻との事で、思いの外音質が優れている。残念なのは、第一幕から4曲が、録音上欠落している(既出盤も全て同様)ことで、その欠点を除けば有名なスタジオ録音をしのぐ出来栄えではないだろうか。レオノーレ序曲第3番のド迫力は、今聴いても圧倒されるが、当日の聴衆の拍手も鳴り止まない。
MR-2059/60
(2CD)
廃盤
バックハウス〜協奏曲集
 #曲数&枚数を足し、MR-2198/2201で再発売
シューリヒト〜ベートーヴェン:交響曲集
 [第2番(*)/第3番「英雄」(#)/
  第6番「田園」(+)/第7番(**)]
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンドo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#/+)、
VPO(**)
 録音:1957年(*)/1952年2月(おそらく1952年2月29日)(#)/1957年2月(1957年2月14日)(+)/1956年12月(1956年12月10日)(**)、以上ライヴ。(*)はRARE MOTHから RM-470M で、(#)はURANIAから(初出はARCHIPHON)、(+)もRARE MOTHから RM-558M (初出は国内キングのCD)で、(**)はARCHIPEL(初出はARCHIPHON) から発売があるもの。
 ほとんど手兵というくらいに密接な関係だったシュトゥットガルト放送so.との2曲も、ヘンスラーのシリーズと重複しない演奏。クライバー級に快速な(+)は大胆な名演。(#)もトスカニーニと並ぶスピードで自由なアゴーギグがシューリヒトらしい。(**)は、クリュイタンスとコンビで回ったウィーンフィル戦後最初の全米ツアーからのライヴで、国連会議場人権の日記念コンサート。極上音質で、凄い気迫。
クレンペラー&ACO〜1950年代のベートーヴェン集
 交響曲[第8番(*)/第7番(#)/第9番「合唱」(+)]
グレ・ブラウエンステイン(S;+)
アニー・ヘルメス(A;+)
エルンスト・ヘフリガー(T;+)
ハンス・ウィルブリンク(Br;+)
オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1956年5月17日(*/+)/1951年4月26日(#)、以上ライヴ、モノラル。(*/+)は MUSIC ARTS からの現役盤(MUA-1191)があるもの。(#)はARCHIPHON ARC-109(廃盤)で初出された物だが、現在現役盤は無し(ARCHIPEL ARPCD-0142 が廃盤ながら流通在庫限りで入手可能)
 クレンペラーはコンセルトヘボウ管と非常に密接であり、複数に渡るベートーヴェン・ツィクルスを開催するなど活動も意欲的だった。その割りにこのコンビのディスクは少なく、当盤は貴重。特に第7番は1951年の珍しい演奏が採用されている。「第9」もこの巨匠のベストとも呼ばれる決定的名演。フィルハーモニア管の音色に個性の弱さを感じるファンは必携のアイテム。
 「音質も年代を考えれば非常に良好。」とのこと。
メンゲルベルクのチャイコフスキー
 交響曲第4番(*)/交響曲第5番(#)/
 大序曲「1812年」(+)/弦楽セレナード(**)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1929年6月(*)/1939年11月26日、ライヴ(#)/1940年4月9日(+)/1938年11月7日(**)、以上、特記無しはスタジオ、モノラル。いずれも1度はCD化されている物。
 メンゲルベルクの極めつけチャイコフスキー!しかもいずれも希少な演奏が集まった。第4番は意外や唯一の録音で、この頃から既に濃厚な味わい。第5番は珍しいライヴ録音で雰囲気満点、BPOとのテレフンケン録音と一味違った名演。そしてロマンティックの極みとも言えるのが、弦楽セレナードでまさに涙なしには聴けない、心の嘆きが聴きもの。大袈裟な大序曲一八一二年も副題通りの凄まじさ。
レオポルド・ストコフスキー、初出あり
 プロコフィエフ:
  交響曲第6番[NYP/1949年12月4日(ディスコグラフィでは1949年11月26日-12月4日)、
   ライヴ、アメリカ放送初演](*)
  交響曲第5番[モスクワ放送so./1950年代(おそらく1957年6月15日)、ライヴ](*)
 ワーグナー:
  「さまよえるオランダ人」序曲
   [NYP/1949年2月、ライヴ(おそらく1949年2月21日、スタジオ)]/
  「リエンチ」序曲[NYP/1949年4月、ライヴ(おそらく1949年8月4日、スタジオ)]
 J.S.バッハ:
  パッサカリアとフーガ[NYP/1949年12月(おそらく1949年12月4日)、ライヴ](#)/
  キリストは死の絆につき給えり[NYP/1947年4月(1947年4月3日-6日)、ライヴ](+)/
  イエスよ私は主の名を呼ぶ/われらみな、唯一なる神を信ず
   [NYP/1949年2月(おそらく1949年2月20日)、ライヴ](**)
 (+)は今回初出となる音源で、ストコフスキー2種目の同曲録音&ライヴは初。(*)、(#)と(**)ははおそらく今回が初CD化となる演奏で、特に(*)は市販された物では同曲のストコフスキー唯一の録音(プロコフィエフ第5番にはもう一種、1967年2月アメリカ響との未発売録音がある/プロコフィエフ第6番と(#)はドイツのマニアが私家盤でCD-R化しているが、初のプレス盤化/(*)、(**)、(##)は曲により、NYPの自主制作LPや日本ストコフスキー協会のLPなどが初出だった演奏)。ワーグナーは記載された月に演奏会記録が存在せず、CALAからCD化されているCOLUMBIAへのスタジオ録音と思われ、詳細日付はそれらから類推している。
 ストコフスキーが最も充実していたのはフィラデルフィア時代だろうが、辞任してからのニューヨーク時代も素晴らしい名演を聞かせる。当時現代音楽であったプロコフィエフを果敢に取り上げており、第6番というマニアには最も評価されている作品も見事な指揮ぶり、ワーグナーも壮麗華麗(意外にも「オランダ人」序曲は唯一の録音)。バッハもストコフスキー編曲の雄大なスケールを誇り、正に巨匠の面目躍如。
ミュンシュ&ボストン響
 モーツァルト:
  交響曲第31番 ニ長調K.297「パリ」(*)/
  交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(#)
 ブルックナー:交響曲第7番(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1954年4月2日(*)/1952年12月26日(#)/1958年2月8日、タングルウッド(+; KAPELLMEISTER盤の記載による)、以上全てモノラル、ライヴ。(*)と(#)はVIBRATO から VHL-45で、(+)は KAPELLMEISTERから KMH-1010(廃盤)にて、共にCD-Rで初出された演奏だが、共に初プレス盤化。2008年7月時点でもこれらの演奏は初出レーベル以外では発売されておらず、当盤がどのような音源を入手しての発売かは特に記されていない。
 『驚きのミュンシュのブルックナー。第7番という点にトスカニーニとの共通性を感じますが、やはり当時としても多少は聴衆に馴染みある曲目ということなのかもしれません。演奏は快速で異質のブルックナーと言えます。フルトヴェングラーの影響を強調されるミュンシュですが、トスカニーニの影響すら感じさせます。モーツァルトも元気いっぱいのライヴで爽快です。』とのこと。
MR-2071/74

(4CD)
2CD価格
フルトヴェングラー〜
 ブラームス:交響曲全集、ドイツ・レクイエム

 交響曲[第1番(*)/第2番/第3番(#)/第4番(**)]/
 ドイツ・レクイエム(##)
ケルステン・リンドベルイ・
 トルリンド(S;##)
ベルンハルト・
 ゼネルステット(Br;##)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO (##以外)、
ストックホルムpo.(##)
 録音:1953年5月18日(*)/1952年5月7日(#)/1949年12月18日(+)/1949年6月10日、ヴィスバーデン、ライヴ(**)/記載無し(##)。モノラル。
 フルトヴェングラー&ベルリン・フィルという黄金コンビの、いままでありそうでなかったブラームス全集。第1番は比較的珍しい演奏で、フルトヴェングラーならではのテンポ・アップはのけぞる位の激しさ。第2番&第3番は、ともにドラマを音楽に叩き込んだ凄絶な名演。第4番は吉田秀和 氏が至高の名演と絶賛し、美しさは絶後。ストックホルムのドイツ・レクイエムも荘厳、深刻な味わいが素晴らしい。『いずれも出演者秘蔵のテープより、入念にリマスタリングされたもの』とのこと。しかも通常の半額となる特価盤。
シューリヒトのマーラー
 マーラー:
  歌曲集「さすらう若人の歌」(*)/
  交響曲第2番 ニ短調「復活」(#)
エディト・ゼーリヒ(S;#)
ユージニア・ザレスカ(A;*/#)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.&cho.
 録音:1958年2月28日、パリ。モノラル。以前 MELODRAM から出ていた演奏(その際は、(*)の日付が1962年2月とされていた)で、現在は RARE MOTH から RM-501/2Mとして出ている物。久々のプレス盤化。
 「大地の歌」の1939年ライヴが残るなど、シューリヒトはマーラーを実はかなり意欲的に紹介していた。(*)には2種、(#)には計3種の録音があり、実に堂々と確信に満ちた演奏振りが印象に残る。今回の盤を代理店は『「復活」は音質がいまいち冴えないものが出回っておりましたが、今回の音質は既出盤を上回るもので、スポーティーなシューリヒトの音楽を存分に味わえます。』と紹介している。
ライナー、シカゴでの「ヴェルレク」
 ヴェルディ:レクイエム
 レオニー・リザネク(S) レジーナ・レズニク(Ms)
 デイヴィッド・ロイド(T) ジョルジョ・トッツィ(B)
 フリッツ・ライナー指揮シカゴ・リリック・オペラo.&cho.
 録音:1958年4月3日、シカゴ・リリック・オペラ、ライヴ。モノラル。CDフォーマットでは初プレス盤化。CD-R 使用の TREASURE OF THE EARTH から TOE-2054 で発売されている物だが、オケはシカゴ響と記載されていた。なお、初出の MELODRAM 盤 LP では当盤と同じシカゴ・リリック・オペラ管となっていたが、JOHN HUNT のディスコグラフィによるとシカゴ響が正しいとの事(また、録音場所も「シカゴ」としか記載が無く、代理店のコメントは歌劇場での収録という事を前提に書かれているが、異なる可能性も否定できない)。
 ライナーは晩年、VPOとこの曲を DECCA へ スタジオ録音しているが、異形とも言える遅いテンポで荘重に鳴らしきっており、あまりライナーらしくない情感のこもった怪演として定評がある。当ライヴはそれよりも5年ほど前、シカゴ響音楽監督在任中に同地の名門歌劇場、シカゴ・リリック・オペラへ客演した珍しいライヴ。遅いテンポは相変わらずで物々しさもそのまま、同じように歌い上げられており、ライナーのこの曲に対する解釈はこういう物であったのだということが改めて理解できる。オペラ・ハウスでのコンサートゆえに独特の音響に特徴がある。独唱陣ではリザネクの名唱が聴き物で、トッツィはデッカ盤でも歌っており、ライナーの厚い信用が窺い知れる。
 なお、TREASURE OF THE EARTH 盤は「音質的には残念ながらテープのの伸びと思われる劣化が進んでおり、不安定な部分が多い」とされていたが、当盤には特に音質面の記載は無い。
ヨゼフ・シゲティ、協奏曲集
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番[ジョージ・セル指揮NYP](*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲[ブルーノ・ワルター指揮NYP](#)
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲[ディミトリ・ミトロプーロス指揮NBCso.](+)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲[エーリク・トゥクセン指揮デンマーク放送o.](**)
以上、ヨゼフ・シゲティ(Vn)
 録音:1955年12月4日(*)/1941年2月2日(#)/1945年12月11日(+)/1956年10月4日(**)。(*)は Disque Refrain MADR-201 / RE! DISCOVER RED-87、(#)は MUSIC & ARTS MUA-1197、(+)は AS DISC や MUSIC AND ARTS等 、(**)は Disque Refrain MADR-208 / RE! DISCOVER RED-112 で其々既出のもの。
 求道ヴァイオリニスト、シゲティによる究極の名協奏曲ライヴは共演者も豪華。セルが律儀できりっとした伴奏で支える(*)は謹厳そのもの。ワルターとセンチメンタリズムすれすれの絶唱を聴かせる(#)は2007年に初出されたばかりの稀少音源。(+)ではミトロプーロスの狂ったようなオーケストラ・ドライヴも凄いが、深刻かつ、ここまで美しい演奏は他にないのでは? そして(**)では儀式のような厳かさが光る。
ディヌ・リパッティ・レア・レコーディングズ
 リスト:ピアノ協奏曲第1番[エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo./1947年]
 エネスコ:ピアノ・ソナタ/ブラームス:間奏曲 Op.117-2[1936年、パリ/彼の初録音]
 バッハ:主よ、人の望みの喜びを/スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ト短調
 ショパン:練習曲 変ト長調Op.10-5「黒鍵」/シューマン:交響的練習曲 Op.13〜第9番
 リスト:演奏会練習曲「小人の踊り」[1941年、ブカレスト/テスト録音]
 リスト:演奏会練習曲第2番「軽やかさ」[1947年9月、BBC]
 フォーレ:夢の後に/ラヴェル:ハバネラ形式の小品/R=コルサコフ:熊蜂の飛行
  [アントニオ・ヤニグロ(Vc)/1947年5月、チューリヒ]
 ショパン:練習曲 変ト長調Op.10-5「黒鍵」/練習曲 Op.25-3[1950年、チューリヒ、ライヴ]
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番〜第2楽章
  [パウル・ザッヒャー指揮南西ドイツ放送so./1948年5月]
以上、ディヌ・リパッティ(P)
リパッティ:作品集
 古典的コンチェルティーノ(*)/ピアノと管弦楽のためのルーマニア舞曲(#)
 2台のピアノと管弦楽のための協奏交響曲(+)/ツィガーヌ
  [ディヌ・リパッティ(P;*/#) マドレーヌ・リパッティ、ベラ・シキ(P;+)
   エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo.(おそらく*以外)/1945年(#)、1951年、他]
 『夭折の奇才リパッティの貴重録音集。現在では入手困難な演奏ばかり必携のアイテムと申せましょう。アンセルメとのリストの鬼気迫る展開や神経質ながら恐るべきファンタジーを感じさせるソロ録音。テスト録音とは到底信じられぬ完成度の演奏群も凄い出来です。そして作曲家としてのリパッティを知る唯一無二の資料も含まれております。全てモノですが、鑑賞に不足ありません。』と代理店。おそらく全てARCHIPHONから出ていた物で、その後EMIやTAHRAから全曲が発売されたバルトークの協奏曲第3番も、ARCHIPHON盤同様第2楽章しか収録されておらず、元となった音源が何となく推察できる。
メンゲルベルクのチャイコフスキー
 チャイコフスキー:交響曲第5番(*)/
          交響曲第6番「悲愴」(#)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1928年5月10日(*)/1941年4月22日(#)。共にスタジオ録音。
 メンゲルベルクのチャイコフスキーと言えば定番中の定番アイテムだが、当商品は一味違うセット。特に第5番は、コンセルトヘボウ管との1928年録音でこれは珍しいスタジオ録音。さすがに若々しい!「悲愴」も良く知られているのは1937年盤であり、こちらは1941年盤。こういう違いを知り、楽しむことこそクラシックの醍醐味。
MR-2085/89

(5CD)
2CD価格
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー〜ベートーヴェン:交響曲全集
 第1番[SWR、1954年3月30日]/第3番「英雄」[BPO、1950年6月20日]/
 第2番[VPO、1948年10月3日]/第5番「運命」[BPO、1954年5月4日]/
 第4番[VPO、1953年9月4日]/第7番[VPO、1954年8月30日]/
 第8番[VPO、1954年8月30日]/第6番「田園」[BPO、1954年5月23日]/
 第9番[VPO、ゼーフリート(S) アンダイ(A)
        デルモータ(T) シェーファー(Br) 1953年5月30日」
 2010年5月、久々に再プレスされる予定。なお、代理店のコメントは、初回同様『年の瀬が忍び寄る〜』と記載されている。
 『年の瀬が忍び寄る今日この頃。何となくベートーヴェンが聴きたくなります。ベートーヴェンの神様ともいえる名演奏家が誰あろうフルトヴェングラーです。当全集は、戦後、とくに巨匠の晩年の演奏に集中してセット化したもので、ますます深刻にデモーニッシュになっていった不世出の大指揮者フルトヴェングラー最晩年の最後の輝きが存分に味わえます。シュトウットガルトとの第1番など正に傑作中の傑作と言えます。既出のCDよりも生々しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』代理店案内記載ママ)。
MR-2090/94

(5CD)
2CD価格
オットー・クレンペラー〜ベートーヴェン:交響曲全集
 第1番[ケルン放送so.、1954年10月25日]/
 第3番「英雄」[ベルリン放送so.、1958年3月29日]/
 第2番[ベルリン放送so.、1958年3月29日]/
 第5番「運命」[LAPO、1934年1月1日]/
 第4番[ACO、1956年5月9日]/第7番[NDR so.、1955年9月28日]/
 第8番[ケルン放送so.、1955年5月28日]/
 第6番「田園」[ベルリン放送so.、1954年2月15日]/
 第9番[ACO、ブラウエンステイン(S) ヘルメス(A) ヘフリガー(T)
        ウィルブリンク(Br) 1956年5月17日]
 2010年5月、久々に再プレスされる予定。
 『今までありそうでなかったクレンペラー“ライヴ”のベートーヴェン全集です。「運命」は34年の演奏ですが他は病を乗り越えヨーロッパで尊敬を一身に集めた時期である50年代中盤から後半の名演です。リズム重視でずしりと手ごたえのあるのはいつものことですが、クレンペラーと雖も人の子。聴衆を前に存分に熱しています。クレンペラーはフィルハーモニア管とも優れたベートーヴェンを遺していますが、ヨーロッパ強豪オケの重厚なサウンドはクレンペラーのヘビーな解釈にぴったりと申せましょう。既出のCDよりも生々しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』代理店案内記載ママ)。
クレンペラー〜トリノ・ライヴ集 1956
 ハイドン:交響曲第101番「時計」(*)
 ストラヴィンスキー:
  組曲「プルチネルラ」(1949年改訂版)(*)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第9番(*)
 R.シュトラウス:
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲル」(*)
 ベートーヴェン:交響曲第1番(#)
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#)
 ワーグナー:
  「マイスタージンガー」第1幕前奏曲(#)
オットー・クレンペラー指揮
トリノRAIso.
 録音:1956年12月21日、ライヴ(*)/1956年12月17日、ライヴ(#)。
 巨匠クレンペラーが既にフィルハーモニア管と徐々に堅固な関係を確立しつつあった頃のライヴ。ヨーロッパの名門オケへの客演は繰り返され、トリノRAIとの貴重な共演がこれらの演奏。聴き物はずばり「プルチネルラ」とショスタコ第9。プルチネルラはスタジオ録音もあるが、ラテンのオーケストラを使った当ライヴの愉悦の魅力は抗し難いものがある。いつも通りの重心の座った名演。そしてショスタコ第9!このCD化は極めて歓迎されるべきもので、なるほどクレンペラーなら第5番や第8番ではなく、第9番をやりたがるだろうと納得の諧謔性。やはり遅いテンポを採用し、卓越したショスタコーヴィチの作曲技術を白日の下にさらけ出す。
ミュンシュ〜ベートーヴェン:交響曲集
 [第2番(*)/第3番「英雄」(#)/第9番「合唱」(+)]
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
アデーレ・アディソン(S;+)
フローレンス・コプレフ(A;+)
ブレイク・スターン(T;+)
ドナルド・グラム(B;+)
タングルウッド音楽祭cho.(+)
 録音:1953年10月17日(*)、1953年10月30日(#)、1958年8月10日(+)。
 ミュンシュの第9がライヴで聴ける。かつて日本フィル客演ライヴが発売後回収となり、多くのマニアが血眼で捜していることは有名。こちらはタングルウッド音楽祭ライヴで、過密なコンサート・スケジュールの中、練習時間もなかなか取れない厳しい状況という逆境がミュンシュに加勢し、凄い迫力で正に一発ライヴの魅力にみちている。「英雄」、「第2」は意外とスタイリッシュで、丹精な造型。意図的なトランペットの強奏はヨッフムにも通じるドイツ系指揮者の特徴し、独特のスピード感はトスカニーニの影響も感じられる。音質も年代に比して良好。
カラヤン&ルツェルン祝祭管 + シュナイダーハン
 1955年8月27日ベートーヴェン・ライヴ

 ベートーヴェン:
  交響曲第7番/「コリオラン」序曲/
  ヴァイオリン協奏曲(*)
ヴォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ルツェルン祝祭o.
 録音:1955年8月27日、ルツェルン・クンストハウス、ライヴ。モノラル。交響曲とコリオランは KAPELLMEISTER から KHM-1020 で、コリオランと協奏曲は VIBRATO から VHL-328 で、また、SUNJAY CLASSICS という一般的でないレーベルから3曲共が発売されていたライヴだが、今回が初プレス盤化。
 カラヤンがフルトヴェングラーの後任としてベルリン・フィルの常任指揮者になったのがこの年の4月。やる気満々の時期に当たる。当時のルツェルン音楽祭は絢爛豪華な出演者で知られ、フルトヴェングラー&フィルハーモニア管の「第9」、トスカニーニ&スカラ座管等、歴史的演奏が繰広げられていた。当カラヤンによるオール・ベートーヴェン・プロは流麗そのもの、疾走感が凄く爽快な風のよう。特に注目すべきはヴァイオリン協奏曲。美音で知られるシュナイダーハンはこの曲の権威で、ファン・ケンペン、フルトヴェングラー、ヨッフムら巨匠&BPO の伴奏を得た演奏が知られているが、このカラヤンとの夢の共演では、あくまでも自分のやり方を貫きながらも、スタイリッシュな演奏。『ヒスノイズは継続しますが、原テープの傷も修正され聴きやすくマスタリングされております。』とのこと。
バーンスタイン&ボストン響
 シューマン:交響曲第2番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(+)
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1946年3月23日(*)/1957年4月26日(#)/1957年10月11日(+)。以上全てライヴ、モノラル。(*)はVIBRATOからCD-R化されていた物で、初のプレス盤化。他の2曲はLIVING STAGEから既出。
 バーンスタインが終生愛し、ラスト・コンサートも相手であったボストンso.。巨匠にとっては、初期レコーディングも含め、若き日の腕試しをこのオケと行ったと言っても過言ではないだろう。特にシューマンの交響曲第二番は、節目節目に演奏し、最悪の体調で行った最後の日本公演でも超絶的名演を成し遂げた十八番。当演奏は録音として聞ける最初期のものだが、早くも決定的な解釈を完成している。ベートーヴェン、シューベルトの大曲も全てウィーン・フィルとの解釈を彷彿とさせるスケールの大きな快演。音質も年代に比して良好。
カラヤン&NYP
 ウェーベルン:弦楽合奏のための5楽章 Op.5(#)
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(+)
 シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(*)
ジョン・コリリアーノ(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
NYP
 録音:1958年11月15日、カーネギー・ホール。KAPELLMEISTER から KMH-1002/3 でCD-R化されているライヴで、今回が初のプレス盤化。
 1958年に単身アメリカに渡り NYPへ客演した巨匠カラヤン。当時は NYP も客演指揮者陣に戦前からの大物が群雄割拠していた時代。物凄いのは(#)で、一見晦渋な曲目を抜群の運動神経を持って一気に聴かせてしまい、聴衆から溜息が漏れるほど。(+)は後年批判されることも多かった分厚いハーモニーを持った重みある演奏で、早くも晩年の完成型が姿を見せている。(*)は生涯を通じて愛奏した得意曲ゆえに危なげない。ヴァイオリン・ソロは当時のNYPコンマスで、同名の子息は現代アメリカを代表する作曲家。音質も年代に比して良好。
MR-2105/07

(3CD)
2CD価格
チェリビダッケ&ミラノ RAI 響〜
 ブラームス:交響曲全集

 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(*)/第4番(#)]
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミラノ RAI so.
 録音:1959年3月(おそらく、1959年3月20日(*)、1959年3月23日 (または24日)(#))、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院大ホール、ライヴ。CETRA, LIVING STAGE 等からCD化されていた物。
 当ブラームス・ツィクルスは、チェリビダッケがミラノ・イタリア放送(RAI)so.と一気に演奏した際のライヴ録音。後年から晩年にかけての雲上人となったかのような静的アプローチとは正反対のアグレッシヴな演奏で、実に聴き応えがある。フェンシングの選手のようだと評された若き日の演奏から脱皮し、フルトヴェングラー流の柔軟自在なテンポ変化も過度に表出すことなく、見事な正統派ブラームス。当演奏は、チェリビダッケが幻の存在であった頃に、国内盤としても紹介されたことのある演奏で、レコード芸術誌でも推薦された。音質の良さも評価され、人気のあるブラームス全集ということもあり、普遍的な価値を獲得した。現在は統合されたが、当時RAIは、ミラノ、トリノ、ローマなど各地に放送オケを所有し、その何れとも密接な関係を築いて、演奏能力の向上につとめたのが他ならぬチェリビダッケだった。RAIオケというと弦楽器や金管などがよく非難を浴びるが、そこはチェリの厳しい指導のもと、ドイツの名門のような重厚な響きを獲得、リズムの明確な快演となっている。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:自作自演集
 ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲(*)/
 交響曲第2番(#)
エトヴィン・フィッシャー(P;*)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO(*)、ハンブルク NDR so.(#)
 録音:1939年1月19日(*)/1948年10月18日(#)。(#)はフランス・フルトヴェングラー協会からCDが出ている演奏(ただし、演奏日は1948年10月18日-19日とされていた)だが、一般市販は初めてとなるはず。(*)は PILZ(廃盤), PASSION & CONCENTRATION PACO-1011 で既出だが、プレス盤は久々の発売。
 『まるで世界の苦悩を一身に受け止めているかのような暗く深刻な作品……。交響的協奏曲は懊悩そのものという曲調で、聴いていて気が滅入る位です。しかしこの徹底振りは抗し難い魅力があります。当演奏の前年にドイツはオーストリアを併合、日本では東京オリンピックを返上。年明けには、日中戦争の泥沼化を招いた第一次近衛内閣が瓦解。こういう不穏な空気をフルトヴェングラーが肌で感じたに違いありません。厳寒のこの季節のベルリンで、オーケストラ、独奏のフィッシャー共々、救済を求める悲鳴のような強烈な演奏が展開されております。既出盤がエコー過多であったので、こちらのストレートな音像も喜ばしい限りです。交響曲第2番は、かつては駄作の一言で片付けられていた時代もありましたが、聴衆も成長し、今や着目すべき20世紀のシンフォニストとして復権を果たしたと言えそうです。フルトヴェングラー数種の録音の中で最も若い演奏です。一枚に収まっているのも歓迎されることでしょう。』(以上『』内、代理店の案内文をそのまま掲載)
イーゴル・マルケヴィチ
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(*)
 シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」(#)
 チャイコフスキー:
  交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」(+)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
フランス国立o.
 録音:1955年12月21日(ただし、後述の初出盤では1955年11月21日と記載)(*)/1955年6月6日(#)/1958年9月25日(+)、以上パリ、モノラル。(*)はWORLD MUSIC EXPRESSから WME-M-1167 で、(+)は VIBRATO から VHL-43 で其々CD-R盤が出ているが、おそらく前出盤が初出だった物。また、共に今回が初のプレス盤化と思われる。
 『マルケヴィッチといえば凄まじい実力を持ちながら、一つのオーケストラと安定した地位を長く持ち得なかった名匠です。その理由は余りにも厳しい練習にあるのかもしれません。とにもかくにも、有名、無名を問わず、どのオケに客演しても必ずやマルケヴィッチ流の音楽を作ってしまう能力には脱帽です。ブラームス:ハイドン変奏曲もただの前座曲目と思う勿れ、ブリテンのパーセル変奏曲も愛奏した巨匠だけに、こういうヴァリエーションものに隠された素材を逐一浮き彫りにしていきます。シューベルトの第4というと駄作と嫌う方も多いでしょうが、「グレート」には及ばないものの、ミニマル・ミュージックのような執拗な繰り返しには魅せられます。そして極めつけの「悲愴」。第1楽章に於けるあの強烈なアゴーギグ!といえば通には分かって頂けることでしょう。音質良好です。』(以上『』内、代理店の案内文をそのまま掲載)
カラヤン、シュトラウス名演集〜1958年5月7日
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
 J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲
 J.シュトラウスII:
  美しく青きドナウ(#)/皇帝円舞曲/
  アンネン・ポルカ/ポルカ「雷鳴と電光」/
  ワルツ「春の声」(*)/ポルカ「狩」
 J.シュトラウスII&ヨゼフ・シュトラウス:
  ピツィカート・ポルカ
ヒルデ・ギューデン(S;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO、ウィーン楽友協会男声cho.(#)
 録音:1958年5月7日、ブリュッセル、グランド・オーディトリアム、万博会場ライヴ。モノラル。以前 NUOVA ERA HVK-102から、他にもMOVIMENT MUSICA、HUNT (ARKADIA) といったイタリア系レーベルからも出ていた演奏だが、基本的には入手困難。
 『巨匠カラヤンが名実共にヨーロッパ音楽界の帝王として君臨しはじめた頃のライヴです。第二次世界大戦後初の大規模万博として欧州復活を世界にアピールしたブリュッセル万博におけるライヴです。カラヤンとシュトラウス・ファミリーの相性の良さはニューイヤーコンサートでも実証済みですが、野心ギラギラのこの時期のエネルギッシュな名演には陶酔させられます。クライバーもびっくりの快速で突っ走る「こうもり」「雷鳴と電光」。魅惑の旋律美を生かすレガート奏法も炸裂して聴衆をとろけさせます。名花ギューデンを迎えた「春の声」のゴージャス振り。お気に入りのウィーン楽友協会男声合唱団をあえて参加させた「美しく青きドナウ」などはちょっと赤面してしまうほどの派手さです(カラヤンにとって合唱付はこれが唯一)。どこをとってもカラヤン節満載のライヴです。映画スターのように格好良いジャケット写真もグッドです。』(以上『』内、代理店記載ママ)。
MR-2113/16

(4CD)
2CD価格
クレンペラー〜ブラームス:交響曲全集/他
 交響曲[第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番(**)]/
 ピアノ四重奏曲(シェーンベルク編;##)/ドイツ・レクイエム(++)
  エリーザベト・グリュンマー(S;++) ヘルマン・プライ(Br;++)
  オットー・クレンペラー指揮フランス国立放送so.(*)、ベルリン RIAS so.(#)、
  ウィーン so.(+)、バイエルン放送so.(**)、ロサンゼルスpo.(##)、ケルン放送so.(++)
 録音:1954年9月(*)/1957年1月(#)/1956年3月(+)/1957年9月(**)/1938年5月(##)/1956年2月(++)。
 『フォルム重視、リズム厳格の名匠クレンペラーによるブラームス全集です。全ての楽曲が異なるオーケストラですが、いずれからもクレンペラー独特の重みのある響きを引き出しています。第2番も分厚いハーモニーが圧倒的ですし、第4番も既出版の妙なエコーがなく、聞きやすい音質です。「ドイツ・レクイエム」は十八番の楽曲で神秘的な音色には魅惑されます。特筆すべきはシェーンベルク編曲の管弦楽版「ピアノ四重奏曲」が含まれていることで、これはロサンゼルスフィル時代の貴重な音源。音質は劣悪ですが、モダンかつ過激な表現者であるクレンペラーの魅力に満ちたもので、終楽章フィナーレの苛烈な盛り上がりには言葉もありません。』(以上、代理店のインフォメーションをそのまま掲載)
MR-2117/8

(2CD)
フルトヴェングラー〜
 チャイコフスキー:後期交響曲集

 交響曲[第4番(*)/第5番(#)/第6番「悲愴」(+)]
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO(*)、トリノRAI so.(#)、
BPO(+)
 録音:1951年1月、スタジオ(*)/1952年6月6日、トリノ、ライヴ(#)/1951年4月、カイロ、ライヴ(+)。
 『フルトベングラーのチャイコフスキー三大交響曲名曲集というありそうでなかった好企画です。最近MEMORIESは、マスタリング・エンジニアを取り替えたとかで音質工場が図られています。』
 『フルトヴェングラーの深刻な芸風にぴったりなチャイコフスキーの作品群ですが、録音にはあまり恵まれておりません。当盤はありそうでなかった好カプリングで、50年代の最円熟期の名演を楽しめます。第5番は、フルトヴェングラーの最悪演奏とまで酷評されることのある唯一の録音ですが、今回の発売では、気になるノイズは極限まで除かれ、マスタリングも成功しているためにイタリアのオーボエらしい明朗な妙技なども楽しめ、決して駄演ではないことが証明されております。DISCOCORPレーベルのテストプレスからの復刻で、テストプレスは溝がきつ過ぎて音もキンキンすると言われておりますが、当盤からはそんな感じを受けません。この演奏はフィナーレの前にフライング拍手が入っていることで有名ですが、余りにも妙なので編集でカットしたとのことです。第4番も多くの復刻がされていますが、純正モノラルの逸品です。「悲愴」も巨匠の疲れを感じさせる演奏ですが、それゆえに陰影の深さは無類であり、地響きのようなティンパニの迫力など激情型の超名演として広く知られています。』(以上『内』、代理店のインフォメーションをそのまま掲載)
シューリヒト〜ブラームス:交響曲集
 交響曲第1番[スイス・ロマンドo./録音:1953年12月28日、ライヴ](*)/
 交響曲第3番[シュトゥットガルト放送so./録音:1954年12月2日、ライヴ](#)/
 交響曲第4番[フランス国立放送so./録音:1959年3月24日、ライヴ](+)
以上、カール・シューリヒト指揮
 すべて、ARCHIPHON (*)、ARCHIPEL (*)、EN LARMES (#)、GREEN HILL (#) 、MELODRAM (キング国内仕様盤でも)、RARE MOTH (+) といったレーベルから既出のもの。
 シューリヒトのブラームス「交響曲」には、まとまった全集が存在しない。当CDはその中でも極めて珍しい演奏(注:代理店表記)ばかりを集めたもの。第1番は珍しくアンセルメの招きでロマンド管に客演したライヴで、これは剛直なドイツの巨匠らしい堂々たる演奏。第3番はシュトゥットガルト放送so.との息のあった名演で草書スタイルの融通無碍な演奏。この演奏はヘンスラーのセットにも何故か含まれていない。第4番は客演を繰り返したフランス国立放送so.とのライヴで、草書をもっと崩したような、あまりにも無造作な始まりには驚かされるが、自由にオケを遊ばせているようで、しっかり手綱を引き締める手腕には脱帽。いずれも年代にしては良好な音質で一般鑑賞には問題ない。
カヒッゼ復活!〜
 チャイコフスキー:後期交響曲集

 [第4番/第5番/第6番「悲愴」]
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシso.
 録音:1999年12月、ディジタル(セッション収録)。原盤:MAZUR MEDIA。2007年に INF-2701 という品番で本家からアナウンスされたが、発売中止となった物。それ以前は HDC-1032HDC-1033HDC-1034(以上ほぼ廃盤)で出ていた物で、この3枚から交響曲を抜き出した形となる。なお、録音データは今回初めて明らかになっている。
 『グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカヒッゼ没後は解散しております。MAZUR MEDIAは多くのCDを発表し大変な好評を博しましたが、欲に溺れ日本で更なる拡売を図ろうとして在日南米人コーディネーターに騙され大損害を被り流通が途絶えた上CD部門は閉鎖となりました。再三の交渉も実を結びませんでしたが、MEMORIESのエンジニアがロシア語に堪能ということで奇跡的にライセンスを受けました。録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれたそうです。ムラヴィンスキー型スタイリッシュ演奏とは一線を画するモサッとしたサウンドが実に良いのです。未発表録音の発売も視野にシリーズは継続するそうです。』(以上『内』代理店インフォメーションより)
スヴェトラーノフの「惑星」他
 ホルスト:組曲「惑星」
 R=コルサコフ:組曲「ムラダ」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
フィルハーモニアo.
 原盤:COLLINS(旧品番: 13482)。
 『スベトラーノフ唯一の「惑星」が復活します。COLLINS CLASSICSは一流アーティストによるスタジオ・セッション録音を1990年代前半に大量に発表し、DGに似たジャケットデザインで、ほぼメジャー並の豪華ラインナップを誇りました。但し経費の掛け過ぎで倒産。権利も複数の会社に転売され、最終的に権利を持っていた会社も倒産してしまいました。しかし敗戦処理のパーシャル・ライセンスに成功したのがMEMORIESです。音像が遠い印象のあったCOLLINSですが再マスタリングが施されております。ここでのスベトラーノフは、大騒ぎせず実に落ち着いた品の良い演奏を聴かせてくれます。正統派イギリスの演奏に敬意を表するかのようです。』(以上『内』代理店インフォメーションより)
ミラン・ホルヴァートのマーラー
 交響曲第2番「復活」(*)/交響曲第6番「悲劇的」(#)
  オリガ・グラチェリ(S;*) ウタ・プリエフ(A;*)
  ミラン・ホルヴァート指揮スロヴェニアpo.(*/#)、リュブリャナ放送cho.(*)
 録音:1989年11月11日、ライヴ(*)/1990年5月12日、スタジオ(#)、以上2曲とも、クロアチア放送大スタジオ。
 『ミラン・ホルバート(1919-)のマーラーといえば、一時期大変な評判になったものですが、音源の散逸、レーベルのまたがりも混乱を招き入手困難な状況が続いておりました。この度DIGITAL CONCETO LABELからMEMORIESが音源提供を受けました。そもそも冷戦崩壊後に東欧諸国の放送音源を西側プロデューサー大量に安値で買付け廉価盤として商品化されたものです。玉石混交の中でホルバートのマーラーは真の名盤と言って差し支えないもので、バーンスタイン、テンシュテットも顔負けの凄まじい迫力の爆演です。ホルバートの音楽性はマタチッチに非常に近く、大作を鷲掴みにする豪快な表現、思い切りの良い音量テンポ変化が特徴です。元来がウィーンで学んだ人だけに、マーラーにも並々ならぬ愛情が感じられます。マスタリングも新たに施され既出盤の貧弱さが改善され、「復活」では終始ホルバートが鼻息で歌っているのが聴こえます。』(以上『内』、代理店のインフォメーションを人名も含めそのまま掲載)
エトヴィン・フィッシャー〜
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 [第7番(*)/第8番「悲愴」(#)/第30番(+)/
  第15番「田園」(**)/
  第21番「ワルトシュタイン」(**)/第32番(**)]
エトヴィン・フィッシャー(P)
 録音:1948年12月16日、ハンブルク(*)/1952年11月23日、ミュンヘン(#)/1952年6月18日(ディスコグラフィによっては1954年12月20日)、トリノ(+)/1954年7月28日、ザルツブルク(**)。以前 MUSIC AND ARTS から MUA-880 [廃盤]で発売されたアイテムとほぼ同一の曲目(幻想曲Op.77が省かれている)で、音質的にも同程度ではないかと思われるが、下記代理店の案内文では音質向上が強調されている。(*/**)は今日でも他からのCD発売が無い演奏。(#)はORFEO D'ORから、(+)はARCHIPELからも発売されている。
 『ベートーヴェンの権威、エドヴィン・フィッシャーはブレンデルの師でもあります。その超辛口の味わいに両者の共通点があります。フィッシャーのベートーヴェン録音は意外と少なく、貴重です。戦後は腕の故障で、指揮活動に力を入れていくフィッシャーですが、当CDの演奏は活動最後期だけに「精神性」は並で無く、シゲティの晩年の演奏に通じる求道的アプローチが見事です。特に第30番、第32番というベートーヴェンにとっても後期の作品において、その気高さが他を圧しています。音質も新リマスタリングによって力を増しており、座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。』(以上『内』、代理店のインフォメーションをそのまま掲載)
ノイマン&フィルハーモニアのブラームス
 ブラームス:交響曲第2番/ハイドン変奏曲
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
フィルハーモニアo.
 録音:1989年12月、ヘンリー・ウッドホール、スタジオ。原盤:COLLINS。
 『MEMORIES=COLLINSの第2弾はノイマンのブラームス。当盤の発売当初の評価は物凄く悪いもので、酷評に近いものがありました。さして注目されずに埋もれてしまいましたが、録音から20年を経た今聴くと実に穏やかで暖かみのある名演で、無理の無さが上品です。例えるならモントゥーの名盤を想わせる、そしてノイマンの温顔が眼に浮かぶような優しさです。ブラームスとドヴォルザークの共通性を感じさせると言うとこじつけのようですが、ノイマンの歌謡性は存分に生かされておりますし、フィルハーモニア管の充実も特筆物でしょう。思えばウィーンフィル定期にも晩年は常連だったのです。無論マスタリングが新たに施され、立体感のあるサウンドで、同レーベルの難点である収録レベルの小ささも改善されております。』(以上『内』、代理店のインフォメーションをそのまま掲載)
MR-2131/35

(5CD)
2CD価格
ジャンスク・カヒッゼ参加のベートーヴェン「交響曲全集」ボックス化!
 交響曲全集
 [第1番(#)/第2番(#)/第3番「英雄」(*)/第4番(#)/第5番「運命」(*)/
  第6番「田園」(**)/第7番(+)/第8番(#)/第9番「合唱」(##)]/
 序曲集
 [コリオラン(+)/プロメテウスの創造物(+)/「レオノーレ」第3番(**)]
 ナイラ・ナフハタシヴィリ(S;##) ナターリア・ヴォルチェンコ(A;##)
 タマーシュ・チェリアシヴィリ(T;##) ギヤ・アサティアーニ(B;##)
 ジャンスク・カヒッゼ指揮(*/##) ヴァフタング・カヒッゼ指揮(#)
 ジャン=イヴ・ゴーダン指揮(+) トビリシso.(*/#/+)
 アレクサンドル・ティトフ指揮ニュー・フィルハーモニアo.(サンクトペテルブルグ)(**)
 録音:1999年10月-11月(*/##)/1998年5月-6月(#)/1999年12月(+/**)。原盤:MAZUR MEDIA。 以前 HDC CLASSICSから、HDC-100110371038103910481049の6枚分売(すべて廃盤)で出ていた物。(##)のアルトは今回、Natalia Nachkhatashvili と記載されているが、どちらが正しいのか不明(上記は旧盤による)。
 『HDCクラシックス復活第2弾はカヒッゼ親子+のベートーヴェン全集です。グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカヒッゼ没後は解散しております。カヒッゼの芸風は19世紀巨匠的なスケールの大きなもので、ドイツ往年の名指揮者を想わせる立派な佇まいの演奏を聴かせます。特に「英雄」は名演と呼ぶに差し支えない出来栄えです。バハタン・カヒッゼはジャンスクの子息ですが、これまた古に先祖帰りしたような重厚な演奏でこの親子の緊密な芸術の継承が明らかです。第4番などクレンペラーもかくやというばかりの静謐な名演です。ジャン・イヴ・ゴディンはピエール・デルヴォー門下でもあるフランス人指揮者ですが、ロシア語圏とも緊密。こちらは快活でスピード感ある演奏でパレーなどのベートーヴェンに通じる軽味が楽しい演奏です。ティトフはロシア音楽のレパートリーでCDも少なくない人ですが、新生ロシア・ニューフィルハーモニア管の新鮮な音色で美しい「田園」を聴かせてくれます。今回録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれております。』(以上『内』、人名も含め代理店のインフォメーションママ)
ロジェストヴェンスキーのマーラー「第5」
 マーラー:交響曲第5番
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ放送so.
 録音:1973年12月23日、ライヴ。以前 REVELATION から RV-10049(当店未案内)で出ていたもの。ライセンサー: REVELETION RECORDS, LONDON(とあるが現在ある同名のレコード会社はアメリカでハードコア・パンクのアイテムを発売している会社。REVELATIONは "RUSSIAN REVELATION" という会社からの発売で、ここはもちろん、親会社だった TELSTAR RECORDS も2004年に既に倒産しているので、実際のライセンス形態がどのような物なのかは不明)。
 『ソビエト崩壊後に数々の興味深い音源が発掘されましたが、その後の管理が継続的でないのか多くが廃盤になり入手困難となっております。このロジェベンのマラ5もその中の一つです。一聴してヴィヴラートが心憎い金管に痺れます。如何にもロシアのオーケストラによる音色の存在感がたまりません。大音響に長けたロシアの名門とマーラーの音楽のマッチングは意外と良好なのです。タイミングが示すとおり、異常なスピードと言えますが、世間一般で誉めそやされる耽美的な演奏とも迫力で押し切るマッチョ演奏とも一線を画します。奇才ロジェストベンスキーならではの別格の演奏と言えましょう。かつてのリリースでは、全ソ放送大交響楽団といういかめしい名前でしたが、モスクワ放送響首席時代のライヴと特定されました。[11:44],[13:07],[17:06],[9:04],[14:08] REVELETION RECORDS, LONDONよりのライセンスです。』(以上『』内、人名やヴィ「ヴ」ラートといった一般的でないカナ表記も含め代理店記載ママ)
ゲルギエフ「展覧会」&シモノフ?「禿山」
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」(*)
 ムソルグスキー/
  リムスキー=コルサコフ編曲:禿山の一夜(#)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮(*)
キーロフo.(*)
ユーリー・シモノフ(?)指揮(#)
レニングラードpo.(#)
 録音:1989年10月(*)/1980年5月(#)、以上ライヴ(以上、代理店記載ママ)。以前 LENINGRAD MASTERS から LM-1319で出ていた演奏だと思われるが、その際(#)はシモノフではなくコンスタンチン・シミョーノフ [ "Konstantin Simeonov" or "Konstantin Symeonov" /1910-1987 ]の指揮だと記載されていた。今回代理店&レーベルはシモノフ指揮としか記載しておらず(商品本体の表記も全てシモノフ)、詳細は不明ながら当盤記載が誤っている可能性が高いように思われるため、あらかじめご了承のほどお願い致します。
 『ゲルギエフがいよいよ国際的に注目され始めた頃の貴重なライヴ。近い時期にPHILIPSへ録音している「展覧会」ですが、そちらはロッテルダムフィル共演でしたし、近年のCDはウィーンフィルですから、手兵キーロフとの着任早々のライヴである当盤は非常に価値があります。演奏は、現在の爆演スタイルとはちょっと違うしっとりとした味わいとインターナショナルから程遠いローカルな音色でノスタルジーを感じさせてくれます。録音の質も如何にもロシアの録音という感じで残響がちょっぴり多めで管楽器がどこまでも伸びていくような昔のMELODIYAを想わせます。特筆すべきはカプリングのシモノフによる「禿山」です。ムラヴィンスキーの片腕として重きをなしたシモノフとレニングラードフィルという垂涎の組合せで、ムラヴィンスキー時代のアンサンブル故にお見事。一聴をオススメします。POINT CLASSICSよりのライセンスです。』 (以上『』内、人名やカナ表記も含め代理店記載ママ)
マルケヴィチの「幻想」
 ベルリオーズ:幻想交響曲
イーゴル・マルケヴィチ指揮
RIAS so.
(ベルリン放送so.[旧西])
 録音:1952年9月18日、ライヴ。以前 ARKADIA (HUNT) から、現在も ANDROMEDA 等で入手出来る演奏。下記代理店コメントの『既出盤(入手困難)』というのは誤り。
 『奇才マルケヴィッチは、「幻想」を得意としておりましたが、意外と録音は少ないようです。当盤では「悲愴」などでも顕著な強調する箇所に関しては音楽の流れさえもストップさせてプレゼンテーション的に聴衆に説明してしまう強烈な表現方法がところどころに採用されております。こういう過激な音楽性によって、一箇所のオーケストラの常任としては厳しすぎる存在となり、世界各地への客演指揮者としての生活が決定づけられたと言えましょう。チェリビダッケ、ヴァント同様、比較的運営に余裕のある(=リハーサル時間が結構作れる)放送オーケストラとの相性が良かったのもその理由からでしょう。既出盤(入手困難)よりも音質は優れております。』(以上『』内、代理店記載ママ)。
セル&クリーヴランド管、ルガノ・ライヴ
 シューマン:交響曲第2番
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1957年5月31日、ルガノ、ライヴ。AURA から AUR-120、ERMITAGE から ERM-106 として出ていたもので、単売では久々の再発売。
 『お待たせしました。至高の名演として名高い「セル、ルガノ・ライヴ」がここに復活します。初出時には、ソニー録音のシューマン第2が未CD化だったこともあって、18番がCDで聴けるCDとしてセンセーションを巻き起こした名盤中の名盤です。ドビュッシーも活殺自在、テンポも頻々と変化します。「ラコッツィ行進曲」の猛烈なスピードアップは鳥肌物です。モノラルですが音質の良さに定評ありましたが、今回真性モノラルで付加されたエコーを取り除き、クリアそのもの。厳しく躍動的なセルの芸術を心行くまでご堪能下さい。』(以上『内』代理店案内記載ママ)
カラヤン&フィルハーモニア + ハスキル
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/交響曲第39番
クララ・ハスキル(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
フィルハーモニアo.
 録音:1956年1月28日、ザルツブルク、ライヴ。このカップリングでモーツァルテウム自主製作盤(廃盤)として初出された演奏。単売ならば TAHRA と ARCHIPEL で入手可能。
 『カラヤン+フィルハーモニア管のヨーロッパ楽旅の中から、生誕200年を迎えたモーツァルト・プログラム。ハスキルとの共演が嬉しい限りです。この当時のカラヤンは後年の演奏とはかなりスタイルが違います。色気たっぷりのとろけるレガートを極力廃し、トスカニーニを想わせる率直でリズム重視の演奏を聞かせてくれます。それゆえにハスキルとの相性もぴったりで運動神経の良さが見事な伴奏となって素晴らしいコンビネーションです。』(以上『内』代理店案内記載ママ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー〜
 ブラームス

  ヴァイオリン協奏曲(*)/
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(#)/
  ピアノ協奏曲第2番(+)/ハイドン変奏曲(**)
イエフディ・メニューイン(Vn;*)
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn;#)
エマヌエル・ブラベッツ(Vc;#)
エトヴィン・フィッシャー(P;+)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
ルツェルン祝祭o.(*)、
VPO(#/**)、BPO(+)
 録音:1949年8月、ライヴ(*)/1952年1月27日、ライヴ(#)/1942年11月8日、ライヴ(+)/1952年1月27日、ライヴ(**)、以上全てライヴ。
 『フルトヴェングラーはブラームスに並々ならぬ共感を持ち歴史に残る演奏を数々繰り広げました。高く評価されるのは交響曲の演奏ですが、今回は協奏曲に焦点を当てた好企画です。メニューインが輝いていた時代のヴァイオリン協奏曲は見事な伴奏ぶりでフルトヴェングラーが如何にこの曲を熟知しているかわかります。二重協奏曲は、ウィーンフィルのメンバーをソリストに起用し、ワルツ演奏で名高いボスコフスキーの艶やかで感傷的なヴァイオリンの音色が存分に味わえます。ブラベッツもクナッパーツブッシュなどに愛された名手です。ウィーン風奏法とはこういうものかと感慨も新たです。気心の知れた仲間同士という感じのフルトヴェングラーのドライヴが心地良い快演です。余談ですが、ウィーンフィルの二重協奏曲はとても少なく、メンバーがソリストの演奏もこれが唯一です。フィッシャーとのピアノ協奏曲はがぶり四つの力相撲という趣きで深刻さに魅力が溢れます。ボーナスとしてハイドン変奏曲が含まれます。いずれも新リマスタリングで既出盤の妙なエコーが排除され音そのものを楽しむには最適のCDと申せましょう。』(以上『』内、代理店記載ママ)
MR-2145/2149

(5CD)
1.5CD価格
シューリヒト〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番[ベルリン市立o./1941年、スタジオ]/第4番[ベルリン市立o.1942年、スタジオ]/
  第2番[スイス・ロマンドo./1957年]/第5番「運命」[フランス国立放送so./1956年9月23日]/
  第8番[パリ音楽院o./1957年5月、スタジオ]/第3番「英雄」[シュトゥットガルト放送so./1952年2月29日]/
  第6番「田園」[シュトゥットガルト放送so./1957年2月14日]/第7番[VPO/1956年12月10日]/
  第9番[マリア・シュターダー(S) カタリーナ・マルティ(A) ヴァルデマル・クメント(T)
      ハインツ・レーフス(B) フランス国立放送so.、他/1954年9月12日]〕

以上、カール・シューリヒト指揮
 録音:特記以外はライヴ、すべてモノラル。ベルリン市立o.は現ベルリン・ドイツ・オペラo.。これまでこのレーベルの5枚物は、2CD分の価格だったが、当盤はさらに値下げとなっている。なお、代理店コメントの第1文は、MR-2085/89に記載されていたものと全くの同文。
 『年の瀬が忍び寄る今日この頃。何となくベートーヴェンが聴きたくなります。MEMORIESからの贈り物は名指揮者シューリヒトによるベートーヴェン:交響曲全集です。巨匠の芸風は飄々とか軽やかという言葉で片付けられ勝ちですが、この全集からどの曲でも結構ですから聴いてみてください。実は豪快そのもので恐ろしく大胆な変化を平気で繰り広げる大胆な指揮者なのです。クリュイタンスと同行した戦後初のウィーンフィルアメリカ・ツアーに於ける「第7番」の熱狂(当時76歳!)、「第9」はモントルー・フェスティヴァルの凄絶なライヴで、第2楽章などトスカニーニもビックリの激しさ。パリで燃焼した「運命」……。奇数番号の交響曲にライヴの凄みが光っております。既出のCDよりも生々しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2150/2154

(5CD)
1.5CD価格
トスカニーニ〜ベートーヴェン:交響曲全集 1939年
 〔第1番/第3番「英雄」〕[1939年10月23日]/〔第2番/第4番〕/「レオノーレ」序曲第3番[1939年11月4日]/
 〔第6番「田園」/第5番「運命」〕[1939年11月11日]/「エグモント」序曲/第7番[1939年11月18日]/
 「レオノーレ」序曲第1番/第8番[1939年11月25日]/第9番[1939年12月2日]

  ヤルミラ・ノヴォトナ(S) ケルステン・トルボルイ(Ms)
  ジャン・ピアース(T) ニコラ・モスコーナ(B)
  アルトウーロ・トスカニーニ指揮NBCso.、ウェストミンスターcho.
 録音:[内]、NBC 8H スタジオ、ライヴ、モノラル。
『トスカニーニのベートーヴェン・ツィクルスの中でも最も評価の高いものが当1939年の連続演奏会ライヴです。ほぼ毎週のペースで繰り広げられた名演集です。この時代トスカニーニは体力的に充実していた様子で、NBC響を完璧に掌握。自由自在なテンポ変化を見せるかと思えば、インテンポの部分では厳格さ強烈さも際立っております。巨匠も歌ったり、怒鳴ったりとかなり高揚しております。特に戦後の演奏に見られる老け込んだ感じが全くありません。M & Aレーベルの音質も優れておりましたが、当盤の音質はそれを上回ります。具体的に申しますと、あのレーベルらしい合成した拍手やデータ不完備もなく、ノイズの取りすぎもありません。それ故に生々しい息遣いが感じ取れるのです。正にMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2155/2159

(5CD)
1.5CD価格
シューリヒト〜ブラームス
 交響曲全集〔第3番[SDR so./1954年12月2日](#)/第1番[スイス・ロマンドo./1953年12月28日](*)/
       第2番[VPO/1953年6月、スタジオ/DECCA]/第4番[フランス国立放送so./1959年3月24日](+)〕/
 ピアノ協奏曲第2番[アンダ(P) SDR so./1954年11月](**)/
 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲[クーレンカンプ(Vn) マイナルディ(Vc)/スイス・ロマンドo./
  1947年7月8日
(下記既出盤における表記は1930年代だが、おそらく今回の日付が正しい)、スタジオ](##)/
 ヴァイオリン協奏曲[フェラス(Vn) VPO/1954年4月、スタジオ/DECCA]/
 運命の歌(++)/哀悼の歌Op.82(#EN/++)[ SDR so. & cho./1954年1月25日、26日] /
 ドイツ・レクイエム[シュターダー(S) プライ(Br) SDR so. & cho./1959年11月7日](*APH/++)

以上、カール・シューリヒト指揮
 共演・オケ/録音/原盤:[内]、特記以外はライヴ。第2番を除く交響曲3曲のみ、先に同レーベルから MR-2119/20 で出ており、それ以外を足しての発売。すべて DECCA(無印)、ARCHIPHON (*APH)、ARCHIPEL (*)、EN LARMES (#EN)、GREEN HILL (#) 、MELODRAM (キング国内仕様盤でも)、RARE MOTH (+)、COUPLET (**)、DISQUE REFRAIN (##)、RE! DISCOVER (##)、HANSSLER (++) といったレーベルから既出のもの。
 『大指揮者シューリヒトとブラームスの相性の良さは数々の名盤でファンは良く知るところですが、レーベルや録音年代もばらばらでブラームスを集中して聴けるセットものは今までありませんでした。ここに長年の渇きを癒す好企画の登場です。交響曲全曲だけでなく、協奏曲、合唱曲までも集大成したお徳用で、これまた特価での販売となります。シューリヒトの演奏は枯れ切ったなどという表現がされることも多いのですが一聴すればなかなか一筋縄ではいかない芸術家で、時折見せる急ブレーキのようなアゴーギグの大胆さには驚かされますし、オーケストラを鼓舞する能力にも優れたものがあります。「ドイツ・レクイエム」など相当早いテンポ設定がされておりますがむせ返る様な濃厚さもあり、長く聞き込むには最適の演奏と言えましょう。最近、好評が続くMEMORIES入魂の新マスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2160/2164

(5CD)
1.5CD価格
ワルター〜マーラー:交響曲ライヴ集
 〔第1番「巨人」[NBCso./1939年4月8日](*)/第2番「復活」[チェボタリ、アンダイ VPO/1948年5月15日](#)/
  第4番[ヒルデ・ギューデン(S) VPO/1955年11月6日](+)/第5番〜アダージェット[VPO/1938年1月15日](**)/
  第9番[VPO/1938年1月16日](##)/大地の歌[ルイス、フォレスター  NYP/1960年4月16日](++)〕

以上、ブルーノ・ワルター指揮
 録音:すべてライヴ。『マーラーの使徒、ワルターによるライヴ録音集。元来ワルターは熱しやすく、自分をコントロールすらできなくなるほどの激情的な性格の持ち主でした。その心情は1939年新天地アメリカでのライヴである「巨人」によく表れております。荒れ狂うテンポと豪快なオーケストラ・ドライヴは名盤の誉れ高い晩年のコロンビア響との静謐な美しさとまた別の魅力があります。ワルターがほぼ10年振りにウィーンフィルと再会してまもない時期の「復活」。これなども大指揮者ワルターともあろうものが意外や神経質になっていることが手に取るようにわかります、しかしよよと泣き崩れんばかりの官能的な音色には抗し難い魅力があります。名歌手チェボターリは翌年夭折しております。第5番アダージェット、第9番は命の危険すら迫っていたワルターがウィーンで成し遂げた奇跡の名演。緊張感みなぎるのは音楽家だけではなく客席からの息吹も同じです。そして「大地の歌」はマーラー生誕100年祭のライヴで、マーラーとも縁の深いニューヨークフィルを指揮しての枯淡の境地です。独唱歌手はRCAにライナーとも録音しており、アメリカでの代表的なマーラー歌手でした。いずれも聴きやすい音質で、至高の名演を楽しめます。最近、好評が続くMEMORIES入魂の新マスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2165/2169

(5CD)
1.5CD価格
ミュンシュ〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番 [1950年12月27日] /第4番 [1961年4月18日] /第2番 [1953年10月17日] /第5番「運命」 [1959年11月3日]/
  第8番(*) [1947年9月、スタジオ] /第3番「英雄」 [1957年11月30日] /第6番「田園」 [1956年12月8日] /
  第7番 [1954年10月15日] /第9番 [1958年8月10日]

 アデーレ・アディソン(S) フローレンス・コプレフ(A)
 ブレイク・スターン(T) ドナルド・グラム(B)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.(無印)、パリ音楽院o.(*) タングルウッド祝祭cho.
 録音:[内]、特記以外ライヴ、モノラル。
『ありそでなかったミュンシュのベートーヴェン:交響曲全集』『よろしくいねがいます。』『今までありそうでなかった、巨匠ミュンシュによる「ベートーヴェン:交響曲全集」の登場です。ボストン響着任からその黄金時代のライヴ録音を集成しました。正に火の玉のように燃える熱いベートーヴェン。ミュンシュも怒鳴り、足踏みしまくります。基本的には快速のテンポ設定で、オーケストラを鼓舞し続けます。第8番のみはパリ音楽院管とのスタジオ録音で、この当時はまだローカルなフランス。オーケストラの味わいが色濃く残っていることも注目されます。ミュンシュはフルトヴェングラーからの影響を強く受けているとは良く言われる所ですが、注意深く聴くとトスカニーニの影響、即ち一見イン・テンポに聴かせながら、実は自然で見事なウネリを大きくあげる自在さを感じることができると思います。聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2170/2174

(5CD)
1.5CD価格
メンゲルベルク〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番/第3番「英雄」[NYP/1930年1月、スタジオ]/
  第4番/第5番「運命」/第8番/第6番「田園」/第2番
   [コンセルトヘボウo./1940年4月25日、4月18日、4月21日、ライヴ]/
  第7番[ベルリン放送so./1942年1月28日、ライヴ]/
  第9番[コンセルトヘボウo.、トンクンストcho./1938年5月31日、ライヴ]〕
 トー・ファン・デル・スルイス(S) スーゼ・ルーハー(A)
 ルイ・ファン・トゥルデル(T) ウィレム・ラヴェッリ(B)
 ウィレム・メンゲルベルク指揮
 『今月のメモリーズ新譜はメンゲルベルクのベートヴェン全集です』『何度も商品化された演奏ですが、今回はニューヨークフィルとの第1番、第3番、ベルリン放送響との第7花、38年ライヴの第9が含まれる通なら必携の商品です』『1940年4月に行われたメンゲルベルク+コンセルトヘボウ管のベートーヴェン・ツィクルスは、何度も商品化されて親しまれておりますが、第3番「英雄」は第1楽章欠落のために、同年のスタジオ録音が転用されたり、第一楽章のみスタジオ録音を流用し、第2楽章以降はライヴだったりと混乱甚だしいものがあります。MEMORIESでは思い切って1940年から離れて、巨匠初の「エロイカ」録音となった、ニューヨークフィルとのスタジオ録音を採用しました。トスカニーニの前にアメリカの英雄だったメンゲルベルクらしいロマン色たっぷり、さらにニューヨークフィルの妙技、まるでヨーロッパのオケの様なコク、響きが堪能できます。第1番も同時期の演奏を採用しましたのでぜひお試し下さい。第7番は、1942年にベルリン放送交響楽団に客演したライヴ、楽章ごとにイライラと指揮台を指揮棒で叩く音がしっかり収録されており、盛り上がりも凄まじい名演です。第9も1938年の演奏が採用されており、通にはたまらないセットものと申せましょう。聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2175/2179

(5CD)
1.5CD価格
ワインガルトナー〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番[VPO/1937年10月19日]/第2番[LSO/1938年3月2日]/第3番「英雄」[VPO/1936年5月]/
  第4番[LPO/1933年11月]/第5番「運命」[LPO/1933年]/第6番「田園」[RPO/1927年1月]/
  第7番[VPO/1936年2月]/第8番[VPO/1936年2月]/第9番「合唱」[VPO/1935年2月]〕

  ルイゼ・ヘレツグルーバー(S) ロゼッテ・アンダイ(Ms)
  ゲオルク・マイクル(T) リヒャルト・マイール(B)
  フェリックス・ワインガルトナー指揮
 旧 MR-2028/34(7CDs/廃盤)から協奏曲や管弦楽作品を省き、5枚組としたもの。前出盤は音質的に全く一般的評価を得られなかったので、今回は向上に期待。『ベートーヴェンの交響曲全曲を史上初めて録音したのは、フルトヴェングラーでもトスカニーニでもワルターでもメンゲルベルクでもなく、巨匠ワインガルトナーです。その熱意は、複数の曲を複数回スタジオ録音していることでも容易に窺い知れます。それだけワインガルトナーは人気があり、市場の要求も高かった表れとも言えます。ワインガルトナーの演奏スタイルは、力まず、張らずのスマートで洗練されたもので、その高貴な芸風とウィーンフィルの美音の相性は抜群で、第8番は今もって、この曲のベストとされています。「英雄」の流線型の名演、第4番の神秘的な響きなど、いずれも傾聴に値する好企画です。MR2028の音源を見直しマスタリング・エンジニアを変更し聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。参考までに前回発売時の代理店コメントも掲載します『巨匠ワインガルトナーのベートーヴェン全集は様々なレーベルでCD化されておりますが、ボックス全集化となりますと国内盤東芝盤、もしくはGrammofono2000(編集欠損のある欠陥版)ぐらいでいずれも入手不可能です。今回のMEMORIES盤は、SPコレクションのみならず、再発LPなども、その復刻ソースとして、再生マスタリングされたとのことで、針音をむしろ盛大に取り込んだために、迫力と音域が増し、大人しい指揮者と思われがちなワインガルトナーも結構燃えていたんだなあという感慨を新たにさせる自信作とのことです。完全限定盤。』(以上『内』、代理店コメント ママ)。
MR-2180/2184

(5CD)
1.5CD価格
チェリビダッケ〜ブラームス:交響曲全集
 交響曲〔第1番(2種)(*/#)/第2番(*)/第3番(*)/第4番(*)〕/ドイツ・レクイエム(+)
  ハンス・ホッター(+) アグネス・ギーベル(+)
  セルジュ・チェリビダッケ指揮ミラノ RAI so. (*)、ウィーンso. (#)、ケルン放送so.(+)
 録音:1959年3月、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1952年10月、ライヴ(#)/1957年10月、ライヴ(+)。『当ブラームス全集は、チェリビダッケがミラノ・イタリア放送(RAI)交響楽団と一気に演奏した際のライヴ録音です。後年から晩年にかけての雲上人となったかのような静的アプローチとは正反対のアグレッシヴな演奏で、実に聴き応えがあります。フェンシングの選手のようだと評された若き日の演奏から脱皮し、フルトヴェングラー流の柔軟自在なテンポ変化も過度に表出することなく、見事な正統派ブラームスと申せましょう。当演奏は、チェリビダッケが幻の存在であった頃に、国内盤としても紹介されたことのある演奏で、レコード芸術誌でも推薦されました。音質の良さも評価され、人気のあるブラームス全集ということもあり、普遍的な価値を獲得しました。現在は統合されましたが、当時RAIは、ミラノ、トリノ、ローマなど各地に放送オケを所有し、その何れとも密接な関係を築いて演奏能力の向上につとめたのが他ならぬチェリビダッケでした。RAIオケというと薄っぺらな弦楽器やヘタレの金管など非難を浴びることが多かったのですが、そこはチェリの厳しい指導のもとドイツの名門のような重厚な響きを獲得、リズムの明確な快演となっております。さらに縁深い街とは言えなかった音楽の都ウィーンにおけるライヴの第一交響曲、これはフルトヴェングラー存命中の演奏です。凄い影響を感じさせます。そしてドイツ・レクイエムは晩年よりこちらの方がオーソドックスで正統派と思われる方もいらっしゃるんではないでしょうか。ホッターの英雄的なソロには感動を禁じ得ません。その崇高な響きには圧倒されます。』(以上『内』、代理店記載ママ)
ミュンシュ&BSO〜ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
 コプレフ、マコラム、グラム(以上独唱)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.、タングルウッド祝祭cho.
 録音:1961年8月20日、タングルウッド、ライヴ。既出: 000 CLASSICS, TH-075。初のプレス盤化。
 『ベルリオーズの権威として、数多くの演奏を行い、さらには録音を遺した巨匠シャルル・ミュンシュ。ライヴで燃え上がる大指揮者故に、「劇的交響曲」ロメオとジュリエットの実況録音の登場は歓迎されることでしょう。オーケストラに悲鳴を上げさせるかのような豪快極るオーケストラ・ドライヴ。ブリリアントな音色。爆発的熱狂。隅々までミュンシュ節が冴え渡る凄絶なライヴです。多少平面的で引きつるような処も散見される録音ですが、幸いにもステレオ収録だけに輝かしさはいや増します。』
アンドレ・クリュイタンス
 ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」(*)
 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」(#)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(+)
 ブラームス:交響曲第4番(**)
アンドレ・クリュイタンス指揮
BPO (*/#) 、
パリ音楽院o. (+)、
フランス国立放送so.(**)
 録音:1958年3月(*)/1955年3月(おそらく1955年3月17日)(#)/1957年12月8日(+)/1958年2月18日(**)、すべてライヴ。既出:DISQUE REFRAIN, DR-920042 (RE! DISCOVER, RED-52) (*/+)、TREASURE OF THE EARTH, TOE-2088 から (#)、PASSION & CONCENTRATION, PACO-1016 (**)。(#)と(**)は初のプレス盤化。また今回、(*)と(+)は初めて録音年月日等が明らかになっている。
『クリュイタンスはベルリンフィルにとって常連の客演指揮者で、ベートーヴェン全集のスタジオ録音も高名です。当盤では、ライヴでは熱い処を見せた巨匠の良き遺産で端整でイキの良いハイドン、ベルリンフィルのごついサウンドを生かして豪快そのものの「オルガン付」を楽しめます。ベートーヴェンの第7番をパリ音楽院管弦楽団とのライヴで聴けるのも嬉しく、以上三曲は音質もなかなかのものです。ブラームスの第4は、フランス国立放送響楽旅のジェノヴァ・ライヴで残念ながら音質は落ちますが、燃えるクリュイタンスを知りたいなら必携と申せましょう。』
MR-2189/2193

(5CD)
1.5CD価格
シューリヒト〜モーツァルト名演集
 交響曲
  〔第23番/第34番[ドレスデンpo./録音:1943年5月18日、スタジオ]/
   第35番「ハフナー」[VPO/録音:1956年12月10日、ニューヨーク]/
   第38番「プラハ」/第41番「ジュピター」[VPO/録音:1960年8月14日、ザルツブルク]/
   第40番[スイス・イタリア語放送so./録音:1961年4月27日、ルガノ]〕
 ピアノ協奏曲
  〔第9番「ジュノム」[クララ・ハスキル(P) シュトゥットガルト放送so./録音:1952年5月23日]/
   第17番[ステファン・アスケナーゼ(P) シュトゥットガルト放送so./録音:1954年9月24日]/
   第19番[カール・ゼーマン(P) シュトゥットガルト放送so./録音:1961年5月19日]/
   第19番[クララ・ハスキル(P) シュトゥットガルト放送so./録音:1956年7月4日]/
   第22番[タチアナ・ニコラーエワ(P) VPO/録音:1956年1月26日]/
   第27番[ロベール・カサドシュ(P) VPO/録音:1961年8月23日、ザルツブルク]/
 協奏交響曲 K.297[シュトゥットガルト放送so./録音:1952年2月29日]
  カール・シューリヒト指揮
 録音:特記以外はライヴ。『正に壮観という他はないシューリヒトのモーツァルト・ライヴ集。交響曲もライヴで燃上るシューリヒトならではの豪快な名演揃い。「ハフナー」はニューヨークの国連本部に於けるライヴで凄い迫力。疾走するモーツァルトを堪能したいなら、第40番のルガノ・ライヴ、「ジュピター」なども聴き逃せません。若き日のドレスデンフィルとのスタジオ録音の方が落ち着きがあって、巨匠風の重みすらあるのが面白い処。ピアノ協奏曲への造詣も深く、多岐に渡るソリストとの丁々発止のやりとりも素晴らしいです。ハスキルの遠慮がちなリリシズムにはそれをサポートし、ゼーマン、アスケナーゼのキリリとした辛口の演奏には、そのように対応。ニコライエワのスケール極大のモーツァルトに対してはやはり大柄な伴奏を心がける。そして相性のよかったカサドシュスとの名演には言葉もありません。ヘンスラーのボックスにも含まれていない、アスケナーゼ、ゼーマンとの共演、協奏交響曲が含まれているのも有難い限りです。』
MR-2194/2197

(4CD)
2CD価格
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
 ハンス・ヘルマン・ニッセン(B−Br;ハンス・ザックス) ヘルベルト・アルセン(B;ファイト・ポーグナー)
 マリア・ライニング(S;エーファ・ポーグナー) シャシュティン・トゥールボリ(Ms;マグダレーネ)
 ヘンク・ノールト(T;ヴァルター) リヒャルト・サラバ(T;ダーフィト)他

 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮VPO、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1937年8月5日、ザルツブルク祝祭大劇場。ライヴ。前出CD: ANDANTE(廃盤)。『トスカニーニとウィーンフィルの共演は1933年に始まり、この1937年に終わってしまいますが、短い蜜月ともいえる濃厚な関係を築きました。特にこの「マイスタージンガー」は決定的ともいえる成功を収め、トスカニーニにとっても忘れられない演奏だったそうです。音質も当時としては驚異的にすぐれております。冒頭からして、結構鄙びた味わいで、きつく厳しいトスカニーニとは思えない柔らかな表現も多々見られます。リズムがキビキビしていて元気がよく、自由なテンポ変化は絶好調のトスカニーニならでは。歌手の豪華さには言葉もありません。国際的な音楽祭でありながらローカルな匂いも充満する聴いていて楽しくなるような、それでいて思わず背筋を伸ばしてしまう超名演と申せましょう。しかし世界はこの一週間後には第二次上海事変が勃発、第二次世界大戦へと暗黒の時代へまっしぐらだったのです。』
MR-2198/2201

(4CD)
1.5CD価格
ヴィルヘルム・バックハウス(P)〜協奏曲ライヴ集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(2種)
  [カール・ベーム指揮VPO/録音:1956年1月(おそらく1956年1月29日)、1960年8月(おそらく1960年8月2日)(*)]
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(2種)
  [ハンス・クナッパーツブッシュ指揮VPO/録音:1957年1月(とあるが、おそらく1954年1月17日)|
   グイド・カンテッリ指揮NYP/録音:1956年3月(おそらく1956年3月18日)]
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(3種)
  [ヨーゼフ・カイルベルト指揮シュトゥットガルト放送so./
    録音:1953年3月(1953年3月17日と記載されている可能性があるが、実際には1962年3月15日)|
   カール・シューリヒト指揮ルガノ放送so./録音:1961年4月27日 (*)|
   フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo./録音:1960年4月20日 (*)]
 MR-2059/60(廃盤)で出ていた4演奏に、(*)の3演奏(モーツァルト1種、「皇帝」2種)をプラスして値下げした物。追加されたうち、皇帝の2種は比較的珍しく、特にコンヴィチュニーとの1960年録音は、1990年代に PILZ から & 21世紀に入って ARIOSO から、それぞれ短期間出ていたのみではないかと思われる。 『まさに壮観という他ないバックハウスの協奏曲ライヴ集。モーツァルトは第27番を2種。ベートーヴェンでは、第4番を2種、「皇帝」を3種も味わえます。バックハウスが如何にレパートリーを絞り、繰返し、その演奏内容の向上に傾注していたかが判ります。それに加え、当時の大指揮者が協奏曲の伴奏をどのように考えていたかも手に取るように判る好企画です。なぜかと言うとピアノ協奏曲はオーケストラ部分の重要性が高いジャンルだからです。第4番で言えば、カンテルリは言うなれば押し付けがましい感じの伴奏で、主役は俺だと言わんばかりです。クナもマイペース。カイルベルトはソリストと競うかのように煽りを加えて対抗心がむき出し。シューリヒトは天衣無縫なようで、ソリストの見せ場をちゃんと守っている様子。ベームはいつでも高水準で模範的。コンヴィチュニーがやはり古式ゆかし立派な伴奏で、風格も五分五分と言ったところです。』
 #参考までにMR-2059/60の国内代理店コメントも掲載します〔(*)の3曲に関しては触れられていません〕。
『スタジオ録音が膨大にあり、それらの出来も素晴らしいためにイマイチライヴ録音の発掘がされていない鍵盤の獅子王バックハウスの希少ライヴ集。いずれも珍しい音源で、モーツァルトなどは表情が厳しすぎるかもしれませんが、潔癖な名演。カイルベルトとの「皇帝」は、かつてクナ指揮と誤記されてレコ芸特選にも輝いた超名演。カンテルリの伴奏は、ニューヨークフィルがまるでドイツの名門のような重厚な響きで感涙ものです。』
MR-2206/2210

(5CD)
1.5CD価格
クレンペラー&PO 〜ベートーヴェン・ツィクルス・イン・ウィーン 1960
 交響曲〔第1番 ハ長調 Op.216/7/第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」5/29/第2番 ニ長調 Op.365/29/
     第7番 イ長調 Op.926/2/第4番 変ロ長調 Op.605/31/第8番 ヘ長調 Op.936/4/
     第5番 ハ短調 Op.67「運命」5/31/第6番 ヘ長調 Op.68「田園」6/2/第9番 ニ短調 Op.125「合唱」6/7〕/
 「エグモント」Op.84 序曲5/31/「プロメテウスの創造物」序曲 Op.436/2/序曲「コリオラン」Op.626/4

 ヴィルマ・リップ(S) ウルズラ・ベーゼ(A) フリッツ・ヴンダーリヒ(T) フランツ・クラス(B)
 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアo.、ウィーン楽友協会cho.
 録音:1960年5月29日5/29、1960年5月31日5/31、1960年6月2日6/2、1960年6月4日6/4、1960年6月7日6/7、全てライヴ。
 『有名なクレンペラー+フィルはーもニアのベートーヴェンツィクルスが超特価で登場です。』『決定的高音質で登場!』『まさに聳え立つ巨峰!クレンペラー+フィルハーモニア管による、1960年ウィーン楽友協会に於けるベートーヴェン・ツィクルス。有名なライヴ録音です。様々なレーベルから出ているとはいえ、M&AからのCDはこのレーベルらしい拍手の合成や編集の甘さ、ステレオ感付加があり、かつてのチェトラ版が最も高音質と言われております。当版は最もチェトラに近い音質で例えるならば、コンサートホール最前列で聴くかのような臨場感。故に残響は抑え目で、強烈な音響でヘビーなベートーヴェンを体現できます。厳しいリズム感、木管に対しての自由な飛翔は聴いていて姿勢を正したくなるほどです。短期間で一気に演奏されたこのツィクルスは巨匠も余程体調が良かったのか、怒鳴り声も至る所ではっきり聴かれます。ウィーン芸術週間の聴衆も納得の名演として語り継がれている超名演です。』(以上『内』、代理店記載ママ)
MR-2211/2214

(4CD)
1.5CD価格
ウラディミール・ホロヴィッツ〜協奏曲ライヴ名演集
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(2種)[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NYP/1935年3月17日(*)]/
                    [ブルーノ・ワルター指揮コンセルトヘボウo./1936年2月20日(#)]
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(4種)
  [ジョージ・セル指揮NYP/1953年1月12日(+)]/
  [ウィリアム・スタインバーグ指揮ハリウッド・ボウルo./1949年8月2日(#)]/
  [ジョン・バルビローリ指揮NYP/1940年3月31日(*)]/[ブルーノ・ワルター指揮NYP/1948年4月11日(#)]
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(2種)
  [セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ハリウッド・ボウルo./1950年8月31日(#)]/
  [ジョン・バルビローリ指揮NYP/1941年5月4日(*)]

  ヴラディミール・ホロヴィッツ(P)
 録音:全てライヴ。既出CD: APR (*)、MOVIMENT MUSICA (+)、MUSIC AND ARTS (#) 。他に ARCHIPEL、URANIA 等からも一部が発売されていた。APRからの発売盤は全て入手可能で、他もARCHIPEL等からの物を含めれば入手可能な演奏が多く、下記代理店コメントにあるように『いずれも入手困難な演奏ばかり』というわけではない。『ジャケット写真を見れば判るように、ホロヴィッツは正しく「ヤバイ人」です。ホロヴィッツの全盛期とも言える1930年代から1950年に掛けて、いずれも「活動の中心をアメリカにおいたヨーロッパの巨匠指揮者」とがぶり四つに組んだ狂気の協奏曲ライヴ集。いずれも入手困難な演奏ばかりです。ここでは一瞬たりとも「普通の音楽」は聞こえません。そこに常軌を逸した芸術家の姿。常軌を逸さなければ芸術家ではないとでも言いたげな激情の奔流が繰り広げられます。ワルター、トスカニーニ、バルビローリ、セル、スタインバーグ、クーセヴィツキーもそれぞれ挑発的な音楽で真っ向勝負に挑みます。つくづくこうした演奏を生で聴きたいものです。』


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