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MEMORIES
特記以外 1CDあたり ¥2420(税抜¥2200)
レーベル&代理店在庫限りで廃盤
ATS
#当レーベルはこちらへ移動しました
AUDIOR
チェリビダッケ「リスボンのブル8」含め完売
〔通常CD;初回プレス限定盤〕

 当ページに掲載しているレーベルは基本的に初回プレス限定盤のため、お早めのご入手をお勧めいたします。

AUDIOR
 #2017年3月追記:既にレーベル、代理店、流通の各在庫とも払底し、当店在庫を販売しておりましたが、2017年6月19日の御注文を持って完売しました。
 #当レーベルの旧譜は、全て入手不可となっています。
AUD-7001/2
(2CD)
完売
チェリビダッケ・リスボン・ライヴ
 ブルックナー:交響曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1994年4月23日、リスボン。ライヴ。
THE TOP OF HELICON
 #2013年10月追記:フルトヴェングラーの1951年10月22日ライヴ (THCD2-1000) のみを発売していたレーベルですが、遂に代理店在庫が尽きてしまいました。再入荷の予定はございません。
MEMORIES "CARLOS KLEIBER Series"
 #基本的にレーベル廃盤&流通在庫限り。入手できない場合はご容赦下さい。
カルロス・クライバー、バレンシア・ライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第7番
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送so.
 録音:1999年2月20日、バレンシア。ライヴ。WE LOVE CARLOSからWLC 1-705(廃盤)として発売されていた物。
 懐かしいヒストリカル・レーベルMEMORIESが復活。しかもその第一弾は、カルロス・クライバー最後の公式演奏の一つとなってしまったバレンシア・ライヴ。活動の再開が熱望された巨匠だが、 チェリ、ヴァントに続き彼も亡くなった今こそ、その超個性的音楽に触れたい。 このライヴでも柔軟な音楽作りは相変わらずで、しっとりした情緒などは絶品。心躍る「こうもり」序曲がアンコールに配置され、感動を呼ぶ。
ME-1003/4
(2CD)
廃盤
カルロス・クライバー、VPO 定期ライヴ
 モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」(*)
 ブラームス:交響曲第2番(*)
 モーツァルト:交響曲第33番(#)
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40 (#)
カルロス・クライバー指揮
VPO
 録音:1988年3月20日(*)/1993年5月16日(#)、以上ウィーン。
ME-1005
廃盤
クライバー&バイエルン国立管 1986年5月ライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第7番
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲/雷鳴と電光
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年5月。ステレオ
ME-1005/6
(2CD)
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第4番(*)/交響曲第7番(*)
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲(*)/雷鳴と電光(*)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)
モーツァルト:交響曲第33番(#)
ブラームス:交響曲第4番(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年5月(*)/1996年10月21日(#)。ステレオ。(*)はFirst ClassicsのFC-118(廃盤)、GNPのGNP-21、RE! DISCOVERのRED-132(廃盤)等で、(#)はDUMKAのDCD-30-02(廃盤)とRE! DISCOVERのRED-81(廃盤)で発売された物。
 当商品は廃盤となりました。以降の入荷はございません。なお(#)は、クライバー没後にDG からDVD映像が発売されました(073 401-7)。
カルロス・クライバー、1987年スカラ座の「オテロ」〜ヴェルディ:歌劇「オテロ」
 プラシド・ドミンゴ、レナート・ブルゾン、ミレッラ・フレーニ、他
 カルロス・クライバー指揮ミラノ・スカラ座o.&cho.
 録音:1987年2月5日。ステレオ。CD-R使用の WE LOVE CARLOSから WLC 2-706(廃盤) として発売されていた物。
 「オテロ」を得意としたクライバーの、現時点では最も後年の音盤となる物。練り上げられた名演で、クライバーの頂点に達したセンスと、ドミンゴやブルゾンといった名歌手たちの完璧なコラボレーションが楽しめる。
 オテロが精神的に追い詰められる重要な場面でノイズが頻発するのが惜しいが、音そのものは比較的良好。
ME-1009/10
(2CD)
廃盤
カルロス・クライバー&シカゴ響
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 シューベルト:交響曲第3番 D.200 (*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番 Op.67「運命」(*)
 バターワース:イングランド牧歌第1番(#)
 モーツァルト:交響曲第33番(+)
 ブラームス:交響曲第2番(+)
カルロス・クライバー指揮
シカゴso.
カルロス・クライバー 1972
 ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92 (*)
 ボロディン:交響曲第2番(#)
 ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(+)
カルロス・クライバー指揮
ケルン放送so.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#/+)
 録音:1972年5月(*) 、1972年12月12日(#) 、1972年7月(+)、以上 すべてステレオ。(*)はFirst ClassicsのFCM-2001、OriginalsのSH-813、RE! DISCOVERの RED-7 等で出ている物。(#)は GOLDEN MELODRAM, MEDIAPHONE, HANSSLER 等で出ていた物。(+)はMETEORから1度だけ発売されたことがあるが、長期間入手不能だったため嬉しい復活。
 (*)はパワフルで瞬発力のある凄い演奏であり、音楽ファン必携。そして(+)は陶酔的演奏の極致で、透明感どころか彼岸の境地にまで至るような音楽世界が展開する。
ME-1013
廃盤
カルロス・クライバー&BPO 1994.6.28
 ブラームス:交響曲第4番
 モーツァルト:交響曲第33番
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
カルロス・クライバー指揮
BPO
ME-1014/5
buyボタン
(2CD)
カルロス・クライバー、初登場音源〜ヴェルディ:歌劇「椿姫」
 イレアナ・コトルバス(S) ジャウメ〔ハイメ〕・アラガル(T)
 ヴォルフガング・ブレンデル(Br)他
 カルロス・クライバー指揮バイエルン国立歌劇場o.&cho.
 録音:1975年4月、ライヴ。当盤が初出。
 誰もが待っていたクライバーの初出音源。それも1975年4月、オットー・シェンク演出(最も保守的な演出を行なうため反発も少なく、よって受けも良い)初演時のライヴ。恐らく初日1975年4月26日のライヴと思われる。冒頭から観客の期待は凄まじく、歌手の登場にもそのたびに歓声拍手が飛ぶ。何よりも主演コトルバスが絶好調、これが人間のなせる業かと信じがたい程の器楽的に完璧な歌唱で、幸福から絶望、すべての場において万全。青白きインテリ、ジェルモンのアラガルも煮え切らない男性像を表現して、この人の右に出るものは無いと思わせる熱演。捌き役であるブレンデルの重厚な歌唱もブルゾンに劣らない。クライバーも、他に三種ある「椿姫」のライヴと比べて最もノリが良く、極端なまでの感情表現が凄まじい。軟弱なメロドラマに陥りがちなこの曲において歌手をどこまでも追い詰め、人間の情念を描きつくし、この名作の核心に迫る。
 肝心の音質だが、若干のステレオ・プレゼンスが認められるもののモノラルで、肝心の終盤に傷も少なからずあり、極上とは言い難い水準。ただ「 GOLDEM MELODRAM の二種類は上回ります」と代理店は案内している。
ME-1016/7
(2CD)
廃盤
カルロス・クライバー、ウィーン・フィル定期公演
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 モーツァルト:交響曲第33番(*)
 ブラームス:交響曲第4番(*)
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」(#)
 ベルク:歌劇「ヴォツェック」〜3つの断章(+)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
ドゥニャ・ヴェイゾヴィチ(S;+)
カルロス・クライバー指揮
VPO
ME-1027/8
buyボタン
(2CD)
クライバー&バイエルン国立管 Vol.2
 モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」(*)
 ブラームス:交響曲第2番(*)
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(#)
 モーツァルト:交響曲第33番(#)
 ブラームス:交響曲第4番(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1987年9月、ポンペイ、モノラル(*)/1996年4月、インゴルシュタット、ステレオ(#)。(*)は以前 ARTISTS から1度だけ出たことがある物で、待望の復活。(#)はCD-R使用の WE LOVE CARLOS から WLC 1-704 で出ていた物。
 最も緊密だったバイエルン国立管との共演集、ME-1005/6(廃盤)に続く第2弾。ポンペイでのライヴはモノラルながらARTISTS盤よりもはっきりとした音になっている。辺鄙な場所ほどリラックスしてのびのびと演奏したカルロスらしい名演。インゴルシュタット・ライヴは、アウディ主催の特別コンサートで、 クライバーがこの演奏と引き換えにアウディの高級車を手に入れ、さらに工場見学までしたということから、マニアからは「アウディ・コンサート」と呼ばれているという一風変わったコンサート。久々の指揮ということもあってか最初はかなりの固さが見られるが、モーツァルトで弦が歌う辺りからは次第に輝きを取り戻し、ブラームスでは哀愁が漂いつつも苛烈な音楽が実に素晴らしい。
カルロス・クライバー
 モーツァルト:交響曲第33番
 マーラー:大地の歌(*)
クリスタ・ルートヴィヒ(A;*)
ヴァルデマール・クメント(T;*)
カルロス・クライバー指揮
ウィーンso.
 録音:1967年7月7日、ウィーン音楽祭、ライヴ。モノラル。
 1967年のウィーン音楽祭、マーラー特集におけるライヴ。当時クライバーはクレンペラーに教えを請うたと伝えられる。また、夫君がマニアのルートヴィヒは、この録音を好んでいるとも言う。さらに、クライバー自身もこの録音については公式のものと発言しているそうだ。
 この時期の放送録音はモノラルとステレオの過渡期であり、オリジナル録音もモノラルとレーベルは推測している。
ME-1066/8
buyボタン
(3CD)
カルロス・クライバー、MET での「ばらの騎士」1990年
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
 フェリシティ・ロット、アンネ・ゾフィ・フォン・オッター、
 ゴットフリート・ホーニック、バーバラ・ボニー、オーゲ・ハウグランド/他
 カルロス・クライバー指揮メトロポリタン歌劇場o.&cho.
 録音:1990年10月、ニューヨーク。ライヴ。ステレオ。以前 Exclusive から EX93T69/71 という番号で発売されていた演奏だが、ほぼ10年ぶりの再発売。
 鬼才クライバーの十八番「バラの騎士」全曲が登場。クライバーはこの年ロンドンとコヴェントガーデンで「オテロ」、ニューヨークのメトで「ばらの騎士」を指揮しており、公演回数の比較的多い年となった。当公演はメトロポリタン・オペラへの最後の登場となったもので、瞬発力よりも洒脱で澄み切った音楽作りは有名な1994年の伝説的演奏を先取りした物ともいえるだろう。騒がしい聴衆の雰囲気も手に取るように判る、臨場感溢れる名盤。
カルロス・クライバー・ラスト・コンサート、1曲初出
 ベートーヴェン:交響曲第4番(*)/交響曲第7番(*)
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲(#)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送so.
 録音:1999年2月26日、カリアリ、サルディーニャ島、イタリア。ステレオ。(#)は今回が初登場となる音源。(*)は WLC から WLC 1-711 という番号で発売されていた物。当MEMORIES盤は当初モノラルと案内されていたが、代理店よりステレオと訂正があった。ただ、音質的にはWLC盤と同等と思われる。
 1999年初めの一連のライヴ(再発盤を除きWLCから発売、WLC 1-701[1月7日]、WLC 1-702[1月9日]、WLC 1-705[2月20日;廃盤、MEMORIES ME-1002で再発]、WLC 1-708[2月24日]、WLC 1-711[2月26日、今回曲目追加再発])のうち最終日の演奏。これがカルロス・クライバー生涯最後の演奏会となった。
 彼は1999年1月にバイエルン放送響を率いてカナリア音楽祭に出演、初顔合わせながら相性は抜群(1975年の録音とされるベートーヴェンの同曲がGOLDEN MELODRAM から GM-4.0047[廃盤]という番号で出ていたが、これは1986年 バイエルン国立管との演奏のデータミスだった模様)、クライバーもバイエルン放送響の優秀さを認め、急遽翌2月にスペイン(バレンシア)で1回、イタリア(カリアリ)で2回への出演を承諾して実際に指揮した。その後ドイツ国内をこの組合せで巡演する企画も立てられ、実行直前まで行ったようだが結局流れ、この2月のツアーが巨匠最後の演奏会となってしまった。
 当ライヴは、その美しさで「イタリアの宝石」とも呼ばれるサルディーニャ島(サルディーニャ州)の州都カリアリにおける演奏会2日目、正真正銘生涯最後のコンサート。なんと当日券もあったと言われている。かつてWLCレーベルで出たときは、なぜかアンコールの「こうもり」序曲が含まれておらず、さらには最後の「ブラヴォー」も途中で途切れており(これはレーベルから告知されてはいたが)ファンをがっかりさせたが、当MEMORIES盤には全てのプログラムを収録、「こうもり」序曲は世界初出音源となる。
 音質はプライヴェート録音ゆえ良好とは言い難いが、バイエルン放送響が見事にクライバーの要求に応えている様子や、そのスピード感は手に取るようにわかる。
ME-1084/6
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(3CD)
カルロス・クライバー、1975年バイロイトの「トリスタン」
 ワーグナー
:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
 ヘルゲ・ブリリオート、クルト・モル、イヴォンヌ・ミントン、
 ハインツ・ツェドニク/他 カルロス・クライバー指揮バイロイト祝祭o.&cho.
 録音:1975年8月4日、バイロイト音楽祭、ライヴ|既出CD, CD-R: EXCLUSIVE [3CD] / LINK, LINK 605-4 [4CD-R] 〔1975年7月26日表記〕(以上、ともに廃盤)
 クライバー伝説のバイロイト音楽祭登場は1974年(当盤とほぼ同キャストで、1974年7月2日の録音がHYPNOSから出ていた[後出: RE! DISCOVER RED-115/他])に始まり、1975年(今演奏)、1976年(全曲は未CD化)と3年連続で実現したが、それ以降は一度も成されなかった。当1975年の演奏は、ほぼ同キャストだった1974年上演をしのぐもので、弾いていたオケの団員も一生モノの自慢としているという(モーツァルト歌いのマーガレット・プライスがイゾルデ役のDG盤以上という人も多い)。全盛期のクライバーらしくエネルギーが全曲を貫いており、精妙な音楽作りはいつもながら、どろどろと底を流れる情念と炎のような情熱が全開となった凄絶ライヴ。これこそクライバーの真骨頂であろう。
カルロス・クライバーの「エレクトラ」1971.7.6 〜R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
 イングリート・シュテーガー(エレクトラ) マルタ・メードル(クリテムネストラ)
 マリオン・リッペルト(クリソテミス) ヴォルフガング・ヴィントガッセン(エギスト)
 ウィリアム・ウィルダーマン(オレスト) カルロス・クライバー指揮
 シュトゥットガルト(ヴュルテンベルク)国立歌劇場o.
 録音:1971年7月(おそらく1971年7月6日)、モノラル、ライヴ。CD-R 仕様の PASSION & CONCENTRATION から PACO-1015 で発売されている演奏だが、初プレス盤化。ただし音質はおそらく同程度で、良いとは言えないと思われる。なお、前出盤発売時には『シュトゥットガルト国立歌劇場新演出上演』とされていた。また、GOLDEN MELODRAM から1971年6月17日の演奏が発売されていた(GM-6.0011/廃盤)が、クリソテミス役が異なっている。代理店は『今まで未発売でしたくらいばーの「エレクトラ」が入荷します。』(誤字も記載ママ)としているが、前述の通りで誤り。『カルロス・クライバーが早くからレパートリーから外してしまったオペラ「エレクトラ」の登場です。鋭角的で衝撃的な音楽展開は如何にもカルロス向きで期待は高まります。想像通りの凄いスピード感を伴った演奏で、一気に駆け上がった後の奈落の底に突き落とされるかのようなカタルシスはカルロス、それも70年代の若さならではの特徴でしょう。それに引き替え当時の風潮なのか歌唱陣は幾分重ったるいものの、しみじみとドイツ・ローカルの香りが漂います。音質は残念ながらこもり気味で、音源に起因するノイズや欠落が散見されることを御承知おきください。カルロス・クライバー研究会公認のリリースです。』
カルロス・クライバー〜ベルク:歌劇「ヴォツェック」
 テオ・アダム(ヴォツェック) ウェンディ・フィーネ(マリー)
 フリッツ・ウール(鼓手長) ゲオルク・パスクダ(アンドレス)
 フリードリヒ・レンツ(大尉) マックス・プレープストル(医者)
 グートルン・ヴェヴェツォフ(マルグレート) フリッツ・ホッペ(白痴)
 カルロス・クライバー指揮バイエルン国立歌劇場o.&cho.
 録音:1970年11月(おそらく1970年11月27日)、ライヴ。『カルロス・クライバーが早くからレパートリーから外してしまった、ベルクの「ヴォツェック」。オペラ上演は避けたものの、その後も「三つの断章」と称して、抜粋を聴かせていますから愛奏曲であったことに違いはありません。何しろこの曲の初演は父エーリヒ。演奏の誕生からごく身近だったはずです。演奏内容は恐らく多くの「ヴォツェック」の中でも最も過激なものではないでしょうか。歯切れの良いなどという月並みな表現を超えた刃物のように鋭角的なリズムアタック、破壊的な大音響、触れれば壊れそうな程繊細で不健康な弱音。そして当時の歌手のドイツ語の美しさが特筆ものです。出演者提供によるカルロス・クライバー研究会公認のリリースです。』
MEMORIES
 
 #基本的にレーベル廃盤&流通在庫限り。入手できない場合はご容赦下さい。
ME-1001
(2CD)
廃盤
ブルックナー:交響曲第9番
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1998年4月、ライヴ。SARDANAからSACD-105/6(廃盤)として発売されていた物。
ME-1018/9
(2CD)
廃盤
チェリビダッケ&ミケランジェリ共演集
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(+)
 グリーグ:
  ピアノ協奏曲 イ短調Op.16(**)/「抒情小曲集」〜ゆりかご(##)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮(##以外)
ミュンヘンpo.(*/#)、
フランス国立放送o.(+)、
シュトウットガルト放送so.(**)
ME-1020/4
(5CD)
廃盤
テンシュテット〜ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集
 クラウス・テンシュテット指揮
ME-1025/6
(2CD)
廃盤
テンシュテット、至高の「復活」と伝説の「巨人」
 マーラー
:交響曲第1番「巨人」(*) /交響曲第2番「復活」(#)
  エディット・マティス(S;#) ドリス・ゾッフェル(Ms;#)
  クラウス・テンシュテット指揮ハンブルクNDRso.
チェリビダッケ&デンマーク放響、初出
 ダッラピッコラ:タルティニアーナ・ゼコンダ
 ドビュッシー:イベリア
 チャイコフスキー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
デンマーク放送so.
 録音:不祥、ステレオ。この3曲はチェリ&デンマーク放響の音盤がこれまで発売されておらず、おそらく初出音源。また、ダッラピッコラ作品は、チェリビダッケの音盤初レパートリー曲になると思われる。
 後年の座って指揮するチェリビダッケからは想像もつかない動的な音楽。我こそフルトヴェングラーの後継者といわんばかりのチャイコフスキーは、芝居がかった変化や官能的な音色に圧倒される。怒声、足音も強烈に収録されており、指揮台で大暴れする姿が思い浮かぶ。
ME-1031/6
(6CD)
廃盤
テンシュテット〜マーラー:交響曲選集
 〔第3番(*)/第4番(#)/第5番(+)/第6番(**)/第7番(##)〕
 クラウス・テンシュテット指揮LPO(*)、ボストンso.(#)、
 ロイヤル・コンセルトヘボウo.(+)、NYP(**)、クリーヴランドo.(##)
ME-1037/8
buyボタン
(2CD)
ベームによる2つの「第9」
 ベートーヴェン:
  交響曲第9番Op.125「合唱」(2種の演奏)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S;*)
グレース・バンブリー(Ms;*)
ジェス・トーマス(T;*)
ジョージ・ロンドン(Br;*)
エリーザベト・グリュンマー(S;#)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms;#)
ジェイムズ・キング(T;#)
ヴァルター・ベリー(Br;#)
カール・ベーム指揮(*/#)
バイロイト祝祭o.(*)、
ベルリン・ドイツ・オペラo.(#)
 録音:1963年7月(*)/1963年11月(#)。モノラル(*)/ステレオ(#)。おそらくMELODRAMとCANYONからCDで出ていた物と思われる。
 巨匠ベームの体力気力が最も充実していた時期にあたる1963年の「第9」が2種類。派手な表現は決して見せないものの、一瞬たりとも気が抜けない緊張感が持続し、叩きつけるようなティンパニの迫力や煽り立てる激しいアッチェレランドは鳥肌もの。後年の録音に見られる重さが嘘のよう。バイロイト・ライヴは戦後ではフルトヴェングラー、ヒンデミットに次ぐ「第九」演奏で、フルトヴェングラーに拮抗しうる快演。開演前のファンファーレも収録され、モノラルながら良好な音質。ベルリン・ドイツ・オペラ管とのライヴは出演歌手提供によるテープからの復刻とのことで、非常に良好なステレオ録音。音が濁ったり、アンサンブルが乱れたりするのを意に介さぬ、情熱溢れる演奏。
 #2013年9月、(*)が MR-2275 で再発される事になったため、廃盤になったものと思われます。既に入手不可の可能性が高い商品ですので、その旨御了承下さい。
ME-1039/40
(2CD)
廃盤
チェリビダッケ&ミケランジェリ共演集 Vol.2
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(+)
 シューマン:ピアノ協奏曲(**)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送so.(*/**)、
LSO(#)、ミュンヘンpo.(+)
ME-1041/2
(2CD)
廃盤
テンシュテット&フィラデルフィア管
 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲(*)
 コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲(#)
 ドヴォルザーク:交響曲第8番(+)
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(**)
クラウス・テンシュテット指揮
フィラデルフィアo.
ME-1043/4
(2CD)
廃盤
ギュンター・ヴァント&BPOの「ブル8」
 ブルックナー:交響曲第8番
ギュンター・ヴァント指揮
BPO
 録音:1996年9月、ベルリン芸術週間。ステレオ。おそらくSARDANAからSACD-100/1(廃盤)として出ていた演奏。
クラウス・テンシュテット4つ目の「合唱」、初出
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ハインズ、ハーディ、
ベイリー、レイミー
クラウス・テンシュテット指揮
ミネソタo.
 録音:1982年2月5日、ライヴ。ステレオ。初出音源。テンシュテットの同曲といえば BBCから発売されていたロンドン・フィルとの1985年ライヴ(BBCL-4131: 廃盤 → RARE MOTH [CD-R], RM-401S)、 1991年、もうひとつのロンドン・フィルとの演奏(RARE MOTH [CD-R], RM-410S)、そして SIBERIAN TIGERから発売されている1976年のボストン響との演奏(ST-003: 入手困難)があったが、ミネソタ管との同曲共演は今回がもちろん初めて。
 テンシュテット&ミネソタ管の「合唱」が登場。ロンドン・フィルとの2種のライヴは、まさにフルトヴェングラー以来の振幅激しく、肺腑を抉る名演であり、ボストン響との演奏は更に力のこもった熱気あふれる演奏だった。当盤は、当時あのスクロヴァチェフスキーに鍛えられていたミネソタ管との共演ということもあってか、オケのうまさが特筆物。レイミーが陶酔的な歌唱で好き嫌いがあるかもしれないが、他は、アメリカでその実力が開花した充実期であったテンシュテットが煽り捲り、一瞬の弛緩も許さない大熱演。
 #2009年11月に再プレスが決定しましたが、今後の状況は予測不能のため、御早めの入手をお勧めします。
ME-1046
廃盤
ベルリン、新フィルハーモニー柿落とし公演 1963、
 ついにステレオ音源が登場!

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO、聖ヘドヴィヒ教会cho.、
RIAS室内cho.
 録音:1963年10月15日、新フィルハーモニー、ベルリン。ライヴ、ステレオ。
ME-1047/8
(2CD)
廃盤
バーンスタイン&VPO
 マーラー:交響曲第4番(*)/交響曲第5番(#)
ヘルムート・ヴィテク(ボーイS;*)
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
ME-1049/50
廃盤
バーンスタイン&BSOのマーラー
 マーラー:交響曲第9番
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
 録音:1979年7月29日、タングルウッド音楽祭。ライヴ、ステレオ。おそらくSARDANAからSACD-160/1(廃盤)として発売されていた演奏。
ME-1051/2
(2CD)
廃盤
カラヤン&BPO〜ブラームス:交響曲全集
 [第4番(*)/第2番(*)/第1番(#)/第3番(#)]
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1983年8月27日(*)&28日(#)、以上ザルツブルク音楽祭、ライヴ。ステレオ。SARDANA(廃盤)やGNP(GNP-101/3)から発売があった演奏
ME-1053/4
廃盤
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル
 ブルックナー:交響曲第3番(*)/交響曲第9番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年9月14日(*)/1981年10月4日(#)、以上ライヴ。(*)はSARDANAのSACD-125(廃盤)、 GREAT ARTISTS GA4-4 (4CD-Rs)、 EN LARMES ELS-02-203 で、(#)はAUDIOR(廃盤)やRE! DISCOVERの RED-116 (2CD-Rs)などで発売がある演奏。(*)はこれまでCD-Rでの発売ばかりで、プレスCD盤化されるのはこれが確か始めて。
ME-1055/6
廃盤
追悼、ジュリーニ&ウィーン・フィル
 ブルックナー:交響曲第7番(*)/交響曲第9番(#)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1986年6月10日(*)/1988年6月11日(#)。SARDANAから第8番を加えてSACD-132/5(廃盤)として出ていたセットからの分売。
ME-1057/60
廃盤
限定盤、ヨッフム〜ブルックナー名演集
 交響曲第3番(*)/交響曲第7番(#)/
 交響曲第8番(+)/交響曲第9番(**)/
 テ・デウム(##)
オイゲン・ヨッフム指揮
ケルン放送so.(*)、VPO(#)、
BPO(+/##)、ミュンヘンpo.(**)
 録音:1976年9月7日(*)/1974年6月9日(#)/1978年11月11日(+)/1987年1月(**)/1977年11月28日(##)、以上全てライヴ。(*)は SARDANA SACD-207/8 (廃盤)や RE! DISCOVER RED-23 などで、(+/##)はSARDANA SACD-182/3(廃盤) などで、それぞれ出ていた物 (+と## は2011年現在、他入手可能盤無し)。 また、(#)は RED-111 などで、(**)は RED-10 などで出ている物と思われるが、今回始めて詳しい録音年月日が明らかになっている。なお当盤発売後、(**)についてはWEITBLICKよりマスターからの復刻(SSS-0071-2)がアナウンスされており、それによると当盤記載の録音年月は誤りで、正しくは1983年7月20日だとのこと。
ME-1061/2
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(2CD)
ベームの「フィデリオ」、1963年
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ルートヴィヒ、オットー、キング、
グローブ、ナイトリンガー、
グラインドル、ドゥーリー/他
カール・ベーム指揮
ベルリン・ドイツ・オペラo.
 録音:1963年10月、ライヴ。ステレオ。おそらくCANYONからCD化されていた演奏ではないかと思われる。
 人生の局面に常にこのオペラがあった。とベームが語る「フィデリオ」。複数の録音が残されてはいるものの、今ひとつ迫力に欠けたものが多い。その中で芸術と気力のピークを見事に記録した至高の当演奏が復活するのは大歓迎。その高揚感はちょっと尋常ではない。今回も同レーベルのベートーヴェン「第9」(ME-1037/8)同様、ある出演者の熱望&音源提供により、ステレオ高音質での発売。
ME-1063/4
(2CD)
廃盤
テンシュテット、ブラームス・プログラム
 ブラームス:
  大学祝典序曲/ヴァイオリン協奏曲(*)/交響曲第4番
ミリアム・フリード(Vn;*)
クラウス・テンシュテット指揮
ボストンso.
 録音:1974年12月14日、ボストン・シンフォニー・ホール、ライヴ。ステレオ。
テンシュテットのベートーヴェン、2曲が初出
 ベートーヴェン:
  交響曲第1番(*)/交響曲第2番(*)/
  交響曲第3番「英雄」(#)/「エグモント」序曲(#)
クラウス・テンシュテット指揮
トロントso.(*)、
ハンブルクNDRso.(#)
 録音:1977年9月、メンシー・ホール、ベートーヴェン週間オープニング公演、ライヴ(*)/1979年10月、アスコーナ音楽週間、聖フランチェスコ(?)、ライヴ(#)。(*)は初出音源。彼の「第1番」は先日マスターからのCD化が成された1968年、旧東ドイツ・シュヴェーリン州での演奏(WEITBLICK SSS-0056-2と、 1989年のLPOとの演奏(BBCL-4158)、「第2番」はボストン響との1977年の演奏(THREE ZERO CLASSICS、MEMORIES、共に廃盤)が出ていただけで、これら2曲の録音は意外と少ない。トロント響との演奏は 1979年12月のオルフ「カルミナ・ブラーナ」(RARE MOTH RM-491S) があった。(#)はDRAM CAN(廃盤)と THREE ZERO CLASSICS (ADB-0004) から発売があった物。
 今、最も支持率の高い巨匠テンシュテットによる、完全初出の2曲を含む、大歓迎のベートーヴェン・ライヴ録音。トロント交響楽団がヨーロッパの歴史ある団体のように野太い音を聞かせてくれる。ゆったりしたテンポで音楽が紡ぎだされ、その充実度は中期&後期の交響曲に勝るとも劣らない。(#)はイタリア、アスコーナにおけるライヴで、既に定評の高い演奏。
ME-1072
廃盤
チェリビダッケ&ペライア
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(#)
マレイ・ペライア(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年3月17日(*)/1996年1月16日(#)。以前AUDIORからAUDSE-507で、現在でも RE! DISCOVERの RED-28 などで出ている物で、今回始めて詳細な録音日が明らかにされている。
 大指揮者といえども、協奏曲の伴奏となると勉強不足だったり、個性が強すぎてソリストを圧迫したりで、結局消化不良の演奏になりがちだが、チェリビダッケは自らの世界を理解できるソリストを厳選し、数々の成功を収めている。ペライアは清潔なピアニズムに定評があるが、ここでは完全にチェリビダッケが指揮するオケの一部として機能、美音への追求は両者とも完全に一致し、格調高い類稀な名演となっている。モーツァルト、ベートーヴェンともに、これらの曲最高の演奏という人もいるほど。
ME-1073/74
(2CD)
廃盤
チェリビダッケのドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲 ロ短調Op.104(*)/
  交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」(#)
ハインリヒ・シフ(Vc;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1987年11月16日(*)/1985年6月24日(#)、共にライヴ、ステレオ。RE! DISCOVERから RED-29 (*)、RED-3 (#)(廃盤)として出ている物だが、(*)は今回始めて正確な日付が明らかにされている。(*)はAUDIORのAUDSE-502、(#)はMETEORのMCD-034、RARE MOTHのRM-551Sなどとも同じ演奏。
 怪演の誉れ高い、巨匠チェリビダッケの「新世界」は、全曲が50分を超える超弩級演奏で、名曲の由縁たる正当な響きと共に、名曲ゆえに潜んでいた無気味ささえも明らかにしてしまう。チェリビダッケの怒声が頻繁に聞こえる名熱演。さらに名手ハインリヒ・シフをソリストに迎えたチェロ協奏曲も、遅いテンポによる完璧なチェリビダッケ・マジックが全曲を埋め尽くす。共に隅々まで厳しい眼の行き届いた奇跡的な演奏。
 どちらも音質良好。
ME-1075/6
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(2CD)
バーンスタイン&バイエルン放響名演集
 バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(*)
 シューマン:交響曲第2番(#)
 ブラームス:交響曲第3番(+)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(**)
レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.
 録音:1983年11月(*/#)/1970年代(おそらく1978年11月24日(+)と1976年(**))(+/**)。バーンスタイン&バイエルン放響によるこれらの曲は、1970年代から1980年代前半までの演奏が複数流通している場合があるが、それらが異なる演奏なのか、それとも各曲この年代としては1種類しかないのかは不祥。
 抜群のコンビネーションを見せたバーンスタイン&バイエルン放送響。このオケは非常に優秀な上、指揮者を映す鏡とも言うべきストレートな音楽表現に定評がある。これら4曲でも、ウィーン・フィルの様にオブラートに包んでしまうことなく、完成期にあるバーンスタの凄みを余すところなく音にする。中でも、バーンスタインのテーマともいうべきシューマン第2番は、叙情溢れるこのバイエルン盤こそ格別。ブラームスの第3番も、ウィーン・フィル盤を凌ぐとの呼び声が高く、かつてレコード芸術誌で輸入盤ベストにランク・インしたこともある超名演。
ME-1077
廃盤
テンシュテットとアルゲリッチ夢の共演、強烈ライヴ
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲(#)
マルタ・アルゲリッチ(P)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
ME-1078/82
(2CD)
廃盤
カラヤン&ベルリン・フィル、1977年他の
 ベートーヴェン:交響曲全集
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
ME-1083
廃盤
チェリビダッケの「第9」〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 ヘレン・ドナート(S) ドリス・ゾッフェル(Ms)
 ジークフリート・イェルサレム(T) ペーター・リカ(B)
 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo.
ME-1087/8
(2CD)
廃盤
チェリビダッケ、
 シュトゥットガルト時代のベートーヴェン

 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」(*)/
  交響曲第3番「英雄」〜リハーサル(*)/
  交響曲第8番(#)/交響曲第7番(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
ME-1089/90
(2CD)
廃盤
チェリビダッケのチャイコフスキー
 交響曲第5番(*)/交響曲第6番「悲愴」(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
ME-1091/94
(4CD)
廃盤
ジュリーニ〜ブラームス:交響曲全集
 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(+)/第4番/(**)]
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
BPO(*)、ロサンゼルスpo.(#)、
VPO(+/**)
MEMORIES "REVERENCE"
 #基本的にレーベル廃盤&流通在庫限り。入手できない場合はご容赦下さい。
MR-2001/2
(2CD)
廃盤
バーンスタイン、米DECCA録音集
 シューマン:交響曲第2番
 ブラームス:交響曲第4番
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・スタジアムso.
MR-2003
廃盤
ヨハンナ・マルツィ
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(#)
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
ギュンター・ヴァント指揮
シュトゥットガルト放送so.(*)
オットー・クレンペラー指揮
ハーグ・レジデンティo.(#)
MR-2004/5
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(2CD)
フルトヴェングラー〜ブラームス稀少録音集
 ブラームス:
  交響曲第4番(*)/交響曲第1番〜第4楽章(#)/
  ドイツ・レクイエム(+)
ハンス・ホッター(B;+)
エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S;+)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
BPO(*/#)、ルツェルン祝祭o.&cho.(+)
 録音:1948年10月22日、スタジオ収録?(*)/1945年1月23日、ライヴ(#)/1947年8月20日、ルツェルン音楽祭、ライヴ(+)。
 フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少な演奏が復活。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラスト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送録音(客なし?)はなぜか一般的では無い。演奏はすこぶる付きの快演で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式アッチェレランドが巧み。(#)は最終楽章のみしか残されていないが、巨匠の最も古いブラ1。空襲飛び交うベルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーン・フィルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出した。地鳴りの様なティンパニが炸裂し、非常時にこれだけの演奏を成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメント。抜粋なのがまことに残念。だが、これらの音質は年代的にみても良好の部類。フルトヴェングラーの(+)は全てが劣悪音質だが、これは非ナチ化承認を得てベルリン・フィルに復帰し三ヵ月後ながら、中でも音質は最悪と言って過言では無いものの、心の奥底に染み入るような切実かつ深刻な超名演。
MR-2006/7
(2CD)
廃盤
モントゥー& NBC響 競演集
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(*)
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(#)
 ベートーヴェン:
  バレエ「プロメテウスの創造物」〜3曲(+)
   [序曲/アンダンテ/フィナーレ]/
  交響曲第7番 イ長調Op.92(**)
ピエール・モントゥー指揮
NBC so.
MR-2008/9
(2CD)
廃盤
アンセルメ&BPO と カサドシュ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番(*)
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ファリャ:スペインの庭の夜(*)
 シューマン:交響曲第2番
ロベール・カサドシュ(P;*)
エルネスト・アンセルメ指揮
BPO
 録音:1957年3月25日、モノラル。
MR-2010/11
(2CD)
廃盤
シャルル・ミュンシュ、稀少録音集 ヨゼフ・シゲティ(Vn;#)
クララ・ハスキル(P;+)
シャルル・ミュンシュ指揮
NBC so.(*)、ボストンso.(#/+)
MR-2012/13
(2CD)
廃盤
ブルーノ・ワルター、稀少録音集
 モーツァルト:レクイエム(*)
 マーラー:交響曲第4番(#)
ブルーノ・ワルター指揮(*/#)
NYP (*)、
フランクフルト博物館o.(#)、
ウェストミンスターcho.(*)
MR-2014/15
(2CD)
廃盤
何とコンヴィチュニーのフレンニコフ!、
 ブリテン、更にオルフの「カルミナ」!!

 ブリテン:左手ピアノと管弦楽のための
       ディヴァージョンズ Op.21 (*)
 ティホン・フレンニコフ(1913-):
  交響曲第2番 ハ短調 Op.9 (1940-1942) (#)
 オルフ:カルミナ・ブラーナ (+)
ジークフリート・ラップ(P;*)
ミラダ・スブトロヴァー(S;+)
アントニーン・
 ヴォタヴァ(T;+)
テオドル・
 シュルバルシュ(Br;+)
フランツ・
 コンヴィチュニー指揮(*/#/+)
ベルリン放送so.(*/#)、
プラハ放送so.(+)
MR-2016/17
(2CD)
廃盤
クレメンス・クラウス名演集 クレメンス・クラウス指揮
VPO (*/#)、
バイエルン放送so. (+)、
バンベルクso.(**)
MR-2018/19
(2CD)
廃盤
シューリヒト、ブルックナー稀少録音集
 ブルックナー:
  交響曲第7番(*)/交響曲第9番(#)
カール・シューリヒト指揮
デンマーク放送so.(*)、
フランクフルト放送so.(#)
MR-2020/21
(2CD)
廃盤
シューリヒト名演集
 ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」(*)
 シューマン:交響曲第2番(*)
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#)
 シューマン:「マンフレッド」序曲(**)/
       交響曲第2番(+)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送so.(*)、
ハンブルク NDR so.(#/+/**)
MR-2022/23
(2CD)
廃盤
ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン名演集
 ブラームス:交響曲第1番(*)
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」(*)
 ウェーバー:交響曲第1番(#)
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
  〜前奏曲と愛の死(#)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
ルドルフ・ケンペ指揮
シュターツカペレ・
 ドレスデン
MR-2024/25
(2CD)
廃盤
ベーム&フランクフルト放響名演集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第4番(#)
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番(+)
 リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲(**)
ヴィルヘルム・ケンプ(P;*)
エンリコ・マイナルディ(Vc+)
カール・ベーム指揮
フランクフルト放送so.
MR-2026/27
(2CD)
廃盤
ワルター・コンダクツ・ブラームス
 ブラームス:
  ドイツ・レクイエム(英語歌唱)(*)/
  ハイドンの主題による変奏曲(#)/
  運命の歌(#)/交響曲第1番(#)
ナディーン・コナー(S;*)
マック・ハレル(Br;*)
ブルーノ・ワルター指揮
NYP (*)、
ロサンゼルスpo.(#)
MR-2028/34
(7CD)
廃盤
ワインガルトナーのベートーヴェン全集
 以上、フェリックス・ワインガルトナー指揮
 交響曲全集の5枚分のみ、MR-2175/2179で再発売。
MR-2035/36
(2CD)
廃盤
シューリヒト&フランス国立放送響〜
 稀少録音集
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送so.
MR-2037/38
(2CD)
廃盤
フルトヴェングラー、1947年10月3日
 「トリスタン」抜粋、出演者提供の音源

 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より
       [第2幕抜粋/第3幕]
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
MR-2039
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ヘルベルト・
 フォン・カラヤン指揮
BPO、聖ヘトヴィヒcho.
 録音:1957年4月25日、ベルリン高等音楽院ホール、ライヴ。
MR-2040/41
(2CD)
廃盤
カラヤン、レア録音集 ヘルベルト・
 フォン・カラヤン指揮
BPO、VPO(#)
MR-2042
廃盤
ロスバウト
 マーラー:交響曲第1番「巨人」
ハンス・ロスバウト指揮
BPO
MR-2043/44
(2CD)
廃盤
チェリビダッケ、1950年代ブラームス・ライヴ
 ブラームス:交響曲第1番(*)
 リスト:交響詩「前奏曲」(#)
 ブラームス:ドイツ・レクイエム(+)
ハンス・ホッター(Br;+)
アグネス・ギーベル(S;+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ウィーンso.(*/#)、
ケルン放送so.(+)
MR-2045/46
(2CD)
廃盤
アーベントロート〜
 ブラームス:交響曲全集
ヘルマン・アーベントロート指揮
MR-2047/48
(2CD)
廃盤
メンゲルベルク、協奏曲録音集
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(*)
 シューマン:ピアノ協奏曲(#)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(+)
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(**)
グィラ・ブスターボ(Vn;*)
エミール・
 フォン・ザウアー(P;#)
ヘルマン・クレバース(Vn;#)
モーリス・
 ジャンドロン(Vc;**)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(**以外)、
フランス国営放送so.(**)
MR-2049/50
(2CD)
廃盤
メンゲルベルク〜ブラームス:交響曲全集 ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
MR-2051/52
(2CD)
廃盤
パウル・ファン・ケンペン
 シューベルト:
  交響曲第9番「ザ・グレート」(*)/
  「ロザムンデ」序曲(#)
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(+)
パウル・ファン・ケンペン指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
ドレスデンpo.(#)、
オランダ放送po.(+)
MR-2053/54
(2CD)
廃盤
ストコフスキー、ヨーロッパ客演集 レオポルド・ストコフスキー指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#)
MR-2055/56
(2CD)
廃盤
ウィレム・メンゲルベルク〜ベートーヴェン集
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)/
  「エグモント」序曲(#)/「フィデリオ」序曲(+)/
  交響曲第9番「合唱」
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
MR-2057/58
(2CD)
廃盤
フルトヴェングラー、1948年の「フィデリオ」
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(抜粋)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮VPO、ウィーン国立歌劇場cho.
MR-2059/60
(2CD)
廃盤
バックハウス〜協奏曲集
MR-2061/62
(2CD)
廃盤
シューリヒト〜ベートーヴェン:交響曲集 カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンドo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#/+)、
VPO(**)
MR-2063/64
(2CD)
廃盤
クレンペラー&ACO〜1950年代のベートーヴェン集 オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
MR-2065/66
(2CD)
廃盤
メンゲルベルクのチャイコフスキー
 交響曲第4番(*)/交響曲第5番(#)/
 大序曲「1812年」(+)/弦楽セレナード(**)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
MR-2067/68
(2CD)
廃盤
レオポルド・ストコフスキー
MR-2069/70
(2CD)
廃盤
ミュンシュ&ボストン響
 モーツァルト:
  交響曲第31番 ニ長調K.297「パリ」(*)/
  交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(#)
 ブルックナー:交響曲第7番(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
MR-2071/74
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(4CD)
2CD価格
フルトヴェングラー〜
 ブラームス:交響曲全集、ドイツ・レクイエム

 交響曲[第1番(*)/第2番/第3番(#)/第4番(**)]/
 ドイツ・レクイエム(##)
ケルステン・リンドベルイ・
 トルリンド(S;##)
ベルンハルト・
 ゼネルステット(Br;##)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO (##以外)、
ストックホルムpo.(##)
 録音:1953年5月18日(*)/1952年5月7日(#)/1949年12月18日(+)/1949年6月10日、ヴィスバーデン、ライヴ(**)/記載無し(##)。モノラル。
 フルトヴェングラー&ベルリン・フィルという黄金コンビの、いままでありそうでなかったブラームス全集。第1番は比較的珍しい演奏で、フルトヴェングラーならではのテンポ・アップはのけぞる位の激しさ。第2番&第3番は、ともにドラマを音楽に叩き込んだ凄絶な名演。第4番は吉田秀和 氏が至高の名演と絶賛し、美しさは絶後。ストックホルムのドイツ・レクイエムも荘厳、深刻な味わいが素晴らしい。『いずれも出演者秘蔵のテープより、入念にリマスタリングされたもの』とのこと。しかも通常の半額となる特価盤。
シューリヒトのマーラー
 マーラー:
  歌曲集「さすらう若人の歌」(*)/
  交響曲第2番 ニ短調「復活」(#)
エディト・ゼーリヒ(S;#)
ユージニア・ザレスカ(A;*/#)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.&cho.
 録音:1958年2月28日、パリ。モノラル。以前 MELODRAM から出ていた演奏(その際は、(*)の日付が1962年2月とされていた)で、現在は RARE MOTH から RM-501/2Mとして出ている物。久々のプレス盤化。
 「大地の歌」の1939年ライヴが残るなど、シューリヒトはマーラーを実はかなり意欲的に紹介していた。(*)には2種、(#)には計3種の録音があり、実に堂々と確信に満ちた演奏振りが印象に残る。今回の盤を代理店は『「復活」は音質がいまいち冴えないものが出回っておりましたが、今回の音質は既出盤を上回るもので、スポーティーなシューリヒトの音楽を存分に味わえます。』と紹介している。
ライナー、シカゴでの「ヴェルレク」
 ヴェルディ:レクイエム
 レオニー・リザネク(S) レジーナ・レズニク(Ms)
 デイヴィッド・ロイド(T) ジョルジョ・トッツィ(B)
 フリッツ・ライナー指揮シカゴ・リリック・オペラo.&cho.
 録音:1958年4月3日、シカゴ・リリック・オペラ、ライヴ。モノラル。CDフォーマットでは初プレス盤化。CD-R 使用の TREASURE OF THE EARTH から TOE-2054 で発売されている物だが、オケはシカゴ響と記載されていた。なお、初出の MELODRAM 盤 LP では当盤と同じシカゴ・リリック・オペラ管となっていたが、JOHN HUNT のディスコグラフィによるとシカゴ響が正しいとの事(また、録音場所も「シカゴ」としか記載が無く、代理店のコメントは歌劇場での収録という事を前提に書かれているが、異なる可能性も否定できない)。
 ライナーは晩年、VPOとこの曲を DECCA へ スタジオ録音しているが、異形とも言える遅いテンポで荘重に鳴らしきっており、あまりライナーらしくない情感のこもった怪演として定評がある。当ライヴはそれよりも5年ほど前、シカゴ響音楽監督在任中に同地の名門歌劇場、シカゴ・リリック・オペラへ客演した珍しいライヴ。遅いテンポは相変わらずで物々しさもそのまま、同じように歌い上げられており、ライナーのこの曲に対する解釈はこういう物であったのだということが改めて理解できる。オペラ・ハウスでのコンサートゆえに独特の音響に特徴がある。独唱陣ではリザネクの名唱が聴き物で、トッツィはデッカ盤でも歌っており、ライナーの厚い信用が窺い知れる。
 なお、TREASURE OF THE EARTH 盤は「音質的には残念ながらテープのの伸びと思われる劣化が進んでおり、不安定な部分が多い」とされていたが、当盤には特に音質面の記載は無い。
MR-2079/80
(2CD)
廃盤
ヨゼフ・シゲティ、協奏曲集
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番[ジョージ・セル指揮NYP](*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲[ブルーノ・ワルター指揮NYP](#)
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲[ディミトリ・ミトロプーロス指揮NBCso.](+)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲[エーリク・トゥクセン指揮デンマーク放送o.](**)
以上、ヨゼフ・シゲティ(Vn)
ディヌ・リパッティ・レア・レコーディングズ
 リスト:ピアノ協奏曲第1番[エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo./1947年]
 エネスコ:ピアノ・ソナタ/ブラームス:間奏曲 Op.117-2[1936年、パリ/彼の初録音]
 バッハ:主よ、人の望みの喜びを/スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ト短調
 ショパン:練習曲 変ト長調Op.10-5「黒鍵」/シューマン:交響的練習曲 Op.13〜第9番
 リスト:演奏会練習曲「小人の踊り」[1941年、ブカレスト/テスト録音]
 リスト:演奏会練習曲第2番「軽やかさ」[1947年9月、BBC]
 フォーレ:夢の後に/ラヴェル:ハバネラ形式の小品/R=コルサコフ:熊蜂の飛行
  [アントニオ・ヤニグロ(Vc)/1947年5月、チューリヒ]
 ショパン:練習曲 変ト長調Op.10-5「黒鍵」/練習曲 Op.25-3[1950年、チューリヒ、ライヴ]
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番〜第2楽章
  [パウル・ザッヒャー指揮南西ドイツ放送so./1948年5月]
以上、ディヌ・リパッティ(P)
リパッティ:作品集
 古典的コンチェルティーノ(*)/ピアノと管弦楽のためのルーマニア舞曲(#)
 2台のピアノと管弦楽のための協奏交響曲(+)/ツィガーヌ
  [ディヌ・リパッティ(P;*/#) マドレーヌ・リパッティ、ベラ・シキ(P;+)
   エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo.(おそらく*以外)/1945年(#)、1951年、他]
 『夭折の奇才リパッティの貴重録音集。現在では入手困難な演奏ばかり必携のアイテムと申せましょう。アンセルメとのリストの鬼気迫る展開や神経質ながら恐るべきファンタジーを感じさせるソロ録音。テスト録音とは到底信じられぬ完成度の演奏群も凄い出来です。そして作曲家としてのリパッティを知る唯一無二の資料も含まれております。全てモノですが、鑑賞に不足ありません。』と代理店。おそらく全てARCHIPHONから出ていた物で、その後EMIやTAHRAから全曲が発売されたバルトークの協奏曲第3番も、ARCHIPHON盤同様第2楽章しか収録されておらず、元となった音源が何となく推察できる。
メンゲルベルクのチャイコフスキー
 チャイコフスキー:交響曲第5番(*)/
          交響曲第6番「悲愴」(#)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1928年5月10日(*)/1941年4月22日(#)。共にスタジオ録音。
 メンゲルベルクのチャイコフスキーと言えば定番中の定番アイテムだが、当商品は一味違うセット。特に第5番は、コンセルトヘボウ管との1928年録音でこれは珍しいスタジオ録音。さすがに若々しい!「悲愴」も良く知られているのは1937年盤であり、こちらは1941年盤。こういう違いを知り、楽しむことこそクラシックの醍醐味。
MR-2085/89
(5CD)
廃盤
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2090/94
(5CD)
廃盤
オットー・クレンペラー〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2095/96
(2CD)
廃盤
クレンペラー〜トリノ・ライヴ集 1956 オットー・クレンペラー指揮
トリノRAIso.
MR-2097/98
(2CD)
廃盤
ミュンシュ〜ベートーヴェン:交響曲集 シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
MR-2099/100
(2CD)
廃盤
カラヤン&ルツェルン祝祭管 + シュナイダーハン
ベートーヴェン・ライヴ
ヴォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ルツェルン祝祭o.
MR-2101/02
(2CD)
廃盤
バーンスタイン&ボストン響
 シューマン:交響曲第2番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(+)
レナード・バーンスタイン指揮
ボストンso.
MR-2103/04
(2CD)
廃盤
カラヤン&NYP 1958.11.15
 ウェーベルン:弦楽合奏のための5楽章 Op.5 (#)
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(+)
 シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(*)
ジョン・コリリアーノ(Vn;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
NYP
MR-2105/07
(3CD)
廃盤
チェリビダッケ&ミラノ RAI 響〜
 ブラームス:交響曲全集

 [第1番(*)/第2番(#)/第3番(*)/第4番(#)]
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミラノ RAI so.
MR-2108/09
(2CD)
廃盤
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:自作自演集
 ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲(*)/
 交響曲第2番(#)
エトヴィン・フィッシャー(P;*)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO(*)、ハンブルク NDR so.(#)
MR-2110/11
(2CD)
廃盤
イーゴル・マルケヴィチ
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(*)
 シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」(#)
 チャイコフスキー:
  交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」(+)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
フランス国立o.
カラヤン、シュトラウス名演集〜1958年5月7日
 J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
 J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲
 J.シュトラウスII:
  美しく青きドナウ(#)/皇帝円舞曲/
  アンネン・ポルカ/ポルカ「雷鳴と電光」/
  ワルツ「春の声」(*)/ポルカ「狩」
 J.シュトラウスII&ヨゼフ・シュトラウス:
  ピツィカート・ポルカ
ヒルデ・ギューデン(S;*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
VPO、ウィーン楽友協会男声cho.(#)
 録音:1958年5月7日、ブリュッセル、グランド・オーディトリアム、万博会場ライヴ。モノラル。以前 NUOVA ERA HVK-102から、他にもMOVIMENT MUSICA、HUNT (ARKADIA) といったイタリア系レーベルからも出ていた演奏だが、基本的には入手困難。
 『巨匠カラヤンが名実共にヨーロッパ音楽界の帝王として君臨しはじめた頃のライヴです。第二次世界大戦後初の大規模万博として欧州復活を世界にアピールしたブリュッセル万博におけるライヴです。カラヤンとシュトラウス・ファミリーの相性の良さはニューイヤーコンサートでも実証済みですが、野心ギラギラのこの時期のエネルギッシュな名演には陶酔させられます。クライバーもびっくりの快速で突っ走る「こうもり」「雷鳴と電光」。魅惑の旋律美を生かすレガート奏法も炸裂して聴衆をとろけさせます。名花ギューデンを迎えた「春の声」のゴージャス振り。お気に入りのウィーン楽友協会男声合唱団をあえて参加させた「美しく青きドナウ」などはちょっと赤面してしまうほどの派手さです(カラヤンにとって合唱付はこれが唯一)。どこをとってもカラヤン節満載のライヴです。映画スターのように格好良いジャケット写真もグッドです。』(以上『』内、代理店記載ママ)。
MR-2113/16
(4CD)
廃盤
クレンペラー〜ブラームス:交響曲全集/他
MR-2117/8
(2CD)
廃盤
フルトヴェングラー〜
 チャイコフスキー:後期交響曲集

 交響曲[第4番(*)/第5番(#)/第6番「悲愴」(+)]
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO(*)、トリノRAI so.(#)、
BPO(+)
MR-2119/20
(2CD)
廃盤
シューリヒト〜ブラームス:交響曲集
MR-2121/22
(2CD)
廃盤
チャイコフスキー:後期交響曲集
 [第4番/第5番/第6番「悲愴」]
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシso.
MR-2123
廃盤
スヴェトラーノフの「惑星」他
 ホルスト:組曲「惑星」
 R=コルサコフ:組曲「ムラダ」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
フィルハーモニアo.
 原盤:COLLINS(旧品番: 13482)。
MR-2126/27
(2CD)
廃盤
ミラン・ホルヴァートのマーラー
 交響曲第2番「復活」(*)/交響曲第6番「悲劇的」(#)
  オリガ・グラチェリ(S;*) ウタ・プリエフ(A;*)
  ミラン・ホルヴァート指揮スロヴェニアpo.(*/#)、リュブリャナ放送cho.(*)
MR-2128/29
(2CD)
廃盤
エトヴィン・フィッシャー〜
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
エトヴィン・フィッシャー(P)
MR-2130
廃盤
ノイマン&フィルハーモニアのブラームス
 ブラームス:交響曲第2番/ハイドン変奏曲
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
フィルハーモニアo.
 録音:1989年12月、ヘンリー・ウッドホール、スタジオ。原盤:COLLINS。
MR-2131/35
(5CD)
廃盤
ジャンスク・カヒッゼ参加のベートーヴェン「交響曲全集」ボックス化
MR-2136
廃盤
ロジェストヴェンスキーのマーラー「第5」
 マーラー:交響曲第5番
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ放送so.
ゲルギエフ「展覧会」&シモノフ?「禿山」
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」(*)
 ムソルグスキー/
  リムスキー=コルサコフ編曲:禿山の一夜(#)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮(*)
キーロフo.(*)
ユーリー・シモノフ(?)指揮(#)
レニングラードpo.(#)
 録音:1989年10月(*)/1980年5月(#)、以上ライヴ(以上、代理店記載ママ)。以前 LENINGRAD MASTERS から LM-1319で出ていた演奏だと思われるが、その際(#)はシモノフではなくコンスタンチン・シミョーノフ [ "Konstantin Simeonov" or "Konstantin Symeonov" (1910-1987) ] の指揮だと記載されていた。今回代理店&レーベルはシモノフ指揮としか記載しておらず(商品本体の表記も全てシモノフ)、詳細は不明ながら当盤記載が誤っている可能性が高いように思われるため、あらかじめご了承のほどお願い致します。
 『ゲルギエフがいよいよ国際的に注目され始めた頃の貴重なライヴ。近い時期にPHILIPSへ録音している「展覧会」ですが、そちらはロッテルダムフィル共演でしたし、近年のCDはウィーンフィルですから、手兵キーロフとの着任早々のライヴである当盤は非常に価値があります。演奏は、現在の爆演スタイルとはちょっと違うしっとりとした味わいとインターナショナルから程遠いローカルな音色でノスタルジーを感じさせてくれます。録音の質も如何にもロシアの録音という感じで残響がちょっぴり多めで管楽器がどこまでも伸びていくような昔のMELODIYAを想わせます。特筆すべきはカプリングのシモノフによる「禿山」です。ムラヴィンスキーの片腕として重きをなしたシモノフとレニングラードフィルという垂涎の組合せで、ムラヴィンスキー時代のアンサンブル故にお見事。一聴をオススメします。POINT CLASSICSよりのライセンスです。』 (以上『』内、人名やカナ表記も含め代理店記載ママ)
マルケヴィチの「幻想」
 ベルリオーズ:幻想交響曲
イーゴル・マルケヴィチ指揮
RIAS so.
(ベルリン放送so.[旧西])
 録音:1952年9月18日、ライヴ。以前 ARKADIA (HUNT) から、現在も ANDROMEDA 等で入手出来る演奏。下記代理店コメントの『既出盤(入手困難)』というのは誤り。
 『奇才マルケヴィッチは、「幻想」を得意としておりましたが、意外と録音は少ないようです。当盤では「悲愴」などでも顕著な強調する箇所に関しては音楽の流れさえもストップさせてプレゼンテーション的に聴衆に説明してしまう強烈な表現方法がところどころに採用されております。こういう過激な音楽性によって、一箇所のオーケストラの常任としては厳しすぎる存在となり、世界各地への客演指揮者としての生活が決定づけられたと言えましょう。チェリビダッケ、ヴァント同様、比較的運営に余裕のある(=リハーサル時間が結構作れる)放送オーケストラとの相性が良かったのもその理由からでしょう。既出盤(入手困難)よりも音質は優れております。』(以上『』内、代理店記載ママ)。
MR-2141
廃盤
セル&クリーヴランド管、ルガノ・ライヴ
 シューマン:交響曲第2番
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
MR-2142
廃盤
カラヤン&フィルハーモニア + ハスキル
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/交響曲第39番
クララ・ハスキル(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
フィルハーモニアo.
MR-2143/44
(2CD)
廃盤
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー〜
 ブラームス

  ヴァイオリン協奏曲(*)/
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(#)/
  ピアノ協奏曲第2番(+)/ハイドン変奏曲(**)
イエフディ・メニューイン(Vn;*)
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn;#)
エマヌエル・ブラベッツ(Vc;#)
エトヴィン・フィッシャー(P;+)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
ルツェルン祝祭o.(*)、
VPO(#/**)、BPO(+)
MR-2145/2149
(5CD)
廃盤
シューリヒト〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2150/2154
(5CD)
廃盤
トスカニーニ〜ベートーヴェン:交響曲全集 1939年
MR-2155/2159
(5CD)
廃盤
シューリヒト〜ブラームス
MR-2160/2164
(5CD)
廃盤
ワルター〜マーラー:交響曲ライヴ集
MR-2165/2169
(5CD)
廃盤
ミュンシュ〜ベートーヴェン:交響曲全集  シャルル・ミュンシュ指揮
MR-2170/2174
(5CD)
廃盤
メンゲルベルク〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2175/2179
(5CD)
廃盤
ワインガルトナー〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2180/2184
buyボタン
(5CD)
1.5CD価格
チェリビダッケ〜ブラームス:交響曲全集
 交響曲〔第1番(2種)(*/#)/第2番(*)/第3番(*)/第4番(*)〕/ドイツ・レクイエム(+)
  ハンス・ホッター(+) アグネス・ギーベル(+)
  セルジュ・チェリビダッケ指揮ミラノ RAI so. (*)、ウィーンso. (#)、ケルン放送so.(+)
 録音:1959年3月、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1952年10月、ライヴ(#)/1957年10月、ライヴ(+)。『当ブラームス全集は、チェリビダッケがミラノ・イタリア放送(RAI)交響楽団と一気に演奏した際のライヴ録音です。後年から晩年にかけての雲上人となったかのような静的アプローチとは正反対のアグレッシヴな演奏で、実に聴き応えがあります。フェンシングの選手のようだと評された若き日の演奏から脱皮し、フルトヴェングラー流の柔軟自在なテンポ変化も過度に表出することなく、見事な正統派ブラームスと申せましょう。当演奏は、チェリビダッケが幻の存在であった頃に、国内盤としても紹介されたことのある演奏で、レコード芸術誌でも推薦されました。音質の良さも評価され、人気のあるブラームス全集ということもあり、普遍的な価値を獲得しました。現在は統合されましたが、当時RAIは、ミラノ、トリノ、ローマなど各地に放送オケを所有し、その何れとも密接な関係を築いて演奏能力の向上につとめたのが他ならぬチェリビダッケでした。RAIオケというと薄っぺらな弦楽器やヘタレの金管など非難を浴びることが多かったのですが、そこはチェリの厳しい指導のもとドイツの名門のような重厚な響きを獲得、リズムの明確な快演となっております。さらに縁深い街とは言えなかった音楽の都ウィーンにおけるライヴの第一交響曲、これはフルトヴェングラー存命中の演奏です。凄い影響を感じさせます。そしてドイツ・レクイエムは晩年よりこちらの方がオーソドックスで正統派と思われる方もいらっしゃるんではないでしょうか。ホッターの英雄的なソロには感動を禁じ得ません。その崇高な響きには圧倒されます。』(以上『内』、代理店記載ママ)
MR-2185/2186
(2CD)
廃盤
ミュンシュ&BSO〜ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
 コプレフ、マコラム、グラム(以上独唱)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.、タングルウッド祝祭cho.
MR-2189/2193
(5CD)
廃盤
シューリヒト〜モーツァルト名演集
MR-2194/97
buyボタン
(4CD)
1.5CD価格
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
 ハンス・ヘルマン・ニッセン(B−Br;ザックス) ヘルベルト・アルゼン(B;ポーグナー)
 マリア・ライニング(S;エヴァ) シャシュティン・トゥールボリ(Ms;マグダレーネ)
 ヘンク・ノールト(T;ワルター) リヒャルト・サラバ(T;ダーヴィト)
 ゲオルク・マイクル(T;フォーゲルゲザング) ロルフ・テラスコ(B;ナハティガル)
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 VPO 、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1937年8月8日、ライヴ。前出CD: ANDANTE(廃盤)。『トスカニーニとウィーンフィルの共演は1933年に始まり、この1937年に終わってしまいますが、短い蜜月ともいえる濃厚な関係を築きました。特にこの「マイスタージンガー」は決定的ともいえる成功を収め、トスカニーニにとっても忘れられない演奏だったそうです。音質も当時としては驚異的にすぐれております。冒頭からして、結構鄙びた味わいで、きつく厳しいトスカニーニとは思えない柔らかな表現も多々見られます。リズムがキビキビしていて元気がよく、自由なテンポ変化は絶好調のトスカニーニならでは。歌手の豪華さには言葉もありません。国際的な音楽祭でありながらローカルな匂いも充満する聴いていて楽しくなるような、それでいて思わず背筋を伸ばしてしまう超名演と申せましょう。しかし世界はこの一週間後には第二次上海事変が勃発、第二次世界大戦へと暗黒の時代へまっしぐらだったのです。』
MR-2198/2201
(4CD)
廃盤
ヴィルヘルム・バックハウス(P)〜協奏曲ライヴ集
MR-2202/03
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ルービンシュタイン〜協奏曲集 Vol.1
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2204/05
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ルービンシュタイン〜協奏曲集 Vol.2
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2206/2210
(5CD)
廃盤
クレンペラー&PO 〜ベートーヴェン・ツィクルス・イン・ウィーン 1960
MR-2211/2214
(4CD)
廃盤
ウラディミール・ホロヴィッツ〜協奏曲ライヴ名演集
フルトヴェングラー〜ブラームス:交響曲全集(Vol.2)、協奏曲集
 交響曲〔第1番[1952年1月27日]/第2番[1945年1月28日]/
     第3番(*)[1954年4月27日]/第4番[1950年8月、ザルツブルク]〕/
 ハンガリー舞曲〔第1番/第3番/第10番〕[1949年4月、スタジオ]/
 二重協奏曲[ボスコフスキー、ブラベッツ/1952年1月27日]/
 ヴァイオリン協奏曲(#)[メニューイン/1949年8月]/ハイドン変奏曲(*)[1950年6月]
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO(無印)、BPO (*)、ルツェルン祝祭o.(#)
 録音:特記以外はライヴ。『MEMORIESからは既にMR2071/2074として、フルトヴェングラーのブラームス:交響曲全集が出ておりますが、今回のリリースは全て違う演奏です。ウィーンフィルとの演奏が中心となっていることが注目でこの時代は世界に冠たるヴィルトゥオーゾ・オーケストラというより地域性の高い音色の個性で酔わせてくれます。第2番は戦中にスイス脱出直前という異様な雰囲気の中で奏でられる不思議な安息が心を打ちます(この演奏の音質の改善が目覚しいです)。そして戦後の1950年ザルツブルクに於ける第4番の強烈な演奏。1952年の豊饒この上ない第1番。最晩年の1954年の第3番はベルリンフィルを使ってスケール極大の深遠さで、この辺をチェリビダッケは目指していたのではないかと妄想もたくましくなります。二重協奏曲は、勝手知ったるウィーンフィルメンバーをソリストに据えた温かな名演。ヴァイオリン協奏曲はメニューインの非凡が余すところなく伝わります。』(以上『内』、代理店記載ママ)
MR-2219
廃盤
パブロ・カザルス、協奏曲集
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲(*) / シューマン:チェロ協奏曲(#)
  パブロ・カザルス(Vc) ユージン・オーマンディ指揮プラド祝祭o.(#)
  アレクザンダー・シュナイダー指揮プエルト・リコ・カザルス祝祭o.(*)
MR-2220
廃盤
クライスラー〜ベル・テレフォン・アワー録音集 1944-1945
  フリッツ・クライスラー(Vn) 指揮者不詳ベル・テレフォンアワーo.
MR-2221
廃盤
モントゥー、ステレオ稀少ライヴのR.シュトラウス〜リヒャルト・シュトラウス
 交響詩「英雄の生涯」(*) /交響詩「ドン・ファン」(#) /
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」(+)
  ピエール・モントゥー指揮ボストンso.
MR-2222
廃盤
ミュンシュ、ステレオ稀少ライヴのラヴェル〜ラヴェル
 バレエ「ダフニスとクロエ」全曲(*) /ラ・ヴァルス(#)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.&cho.
MR-2223/24
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ピエール・モントゥー〜ブラームス:交響曲全集
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2225/26
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クレンペラー&フィラデルフィア管 1962 Vol.1
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2227/28
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クレンペラー&フィラデルフィア管 1962 Vol.2
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2229/30
(2CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アンセルメ&ボストン響
 ブラームス:交響曲第2番 / ファリャ:三角帽子 組曲〔第1番/第2番〕
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:展覧会の絵(#) / ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(#)
  エルネスト・アンセルメ指揮ボストンso.
MR-2231/35
(5CD)
廃盤
モントゥー〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2236/37
(2CD)
廃盤
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 VPO 、ウィーン国立歌劇場cho.
MR-2238/39
(2CD)
廃盤
ミュンシュ&ボストン響ライヴ Vol.2(ステレオ編)
MR-2240/44
(5CD)
廃盤
クリップス LSO、EVEREST 録音〜ベートーヴェン交響曲全集
MR-2245/46
(2CD)
廃盤
クナッパーツブッシュ&ケルン放響
 ブラームス:交響曲第3番(*) /ハイドン変奏曲(#)
 ブルックナー:交響曲第7番(+)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ケルン放送so.
MR-2247/48
(2CD)
廃盤
ヒンデミット指揮〜ブルックナー:交響曲集
 〔第3番「ワーグナー」(*) /第7番(#) 〕
パウル・ヒンデミット指揮
マンハイム国立o.(*)、NYP (#)
MR-2249/50
(2CD)
廃盤
W.スタインバーグ、 COMMAND 録音〜
 ブラームス:交響曲全集
ウィリアム・スタインバーグ指揮
ピッツバーグso.
MR-2251/55
(5CD)
廃盤
ヘルマン・アーベントロート〜ブルックナー:交響曲全曲録音全集
MR-2256/57
(2CD)
廃盤
カラヤン、ケンプ、ハスキル〜モーツァルト
 ピアノ協奏曲第20番(2種) WK/CH (*/#) /
 交響曲〔第41番「ジュピター」(*) /第39番(#) 〕
ヴィルヘルム・ケンプ(PWK
クララ・ハスキル(PCH
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO (*)、フィルハーモニアo.(#)
MR-2258/59
(2CD)
廃盤
カラヤン〜チャイコフスキー:後期交響曲集
 〔第4番(*) /第5番(#) /第6番「悲愴」(+) 〕
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーンso.(*)、
トリノ RAI so.(#)、
フィルハーモニアo.(+)
MR-2264/65
(2CD)
廃盤
ルービンシュタイン、協奏曲ライヴ集 Vol.3
MR-2266/67
(2CD)
廃盤
クレンペラー&バイエルン&RIAS
 マーラー:交響曲第4番(*) / ハイドン:交響曲第101番「時計」(#)
 モーツァルト:交響曲第25番/セレナータ・ノットルナ/「ドン・ジョヴァンニ」序曲
  エリーザベト・リンダーマイヤー(S;*) オットー・クレンペラー指揮
  バイエルン放送so.(*/#)、ベルリン放送so.〔ベルリン RIAS so.〕(無印)
MR-2268/69
(2CD)
廃盤
アンセルメ& NBC 響 ライヴ、初出
 バッハ:管弦楽組曲第3番 / オネゲル:勝利のオーラス
 ラヴェル:スペイン狂詩曲 / フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲(#)
 シューベルト:交響曲第9番「グレート」(#)
  エルネスト・アンセルメ指揮 NBC so.
MR-2270/71
(2CD)
廃盤
ワルター〜ブラームス交響曲全集
MR-2272/74
(3CD)
廃盤
クナ、1955年〜R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
MR-2275
廃盤
ベーム〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S) グレース・バンブリー(Ms)
 ジェス・トーマス(T) ジョージ・ロンドン(Br)
 カール・ベーム指揮バイロイト祝祭o.、ヴィルヘルム・ピッツ指揮バイロイト祝祭cho.
MR-2276/77
(2CD)
廃盤
オイゲン・ヨッフム〜ブラームス交響曲全集
MR-2278/82
(5CD)
廃盤
オイゲン・ヨッフム〜ベートーヴェン交響曲全集
MR-2283/84
(2CD)
廃盤
カール・ベーム〜ブラームス交響曲全集
ジョージ・セル〜ブラームス交響曲全集
 〔第1番[ルツェルン祝祭o./1962年8月]/第2番[ケルン放送so./1958年9月]/
  第3番[コンセルトヘボウo./1951年9月、スタジオ]/第4番[北ドイツ放送so./1959年5月]〕

 ジョージ・セル指揮
 録音:[/内]、特記以外ライヴ。『燃え盛るライヴを中心とした好企画。ジョージ・セルは類まれなる情熱家でありましたが故に厳正な規律を自らに、そしてオーケストラに課したのでしょう。無味乾燥なインテンポではなく、大胆なテンポ変化も散見され、それが見事に決まっています。芸風としてはやはり派手な指揮者であったと言えましょう。巨匠のルーツであるヨーロッパにおける演奏というところがポイント。高名なクリーヴランド管とのスタジオ録音とも時期が被りますので聴き比べもマニアには楽しみな全集の登場です。』
MR-2287/91
(5CD)
廃盤
カール・シューリヒト〜ブルックナー交響曲集
MR-2292
廃盤
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ミュンシュ&ボストン響〜ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
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MR-2293/94
(2CD)
廃盤
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初演者E.クライバーによる初全曲&初プレス盤化〜ベルク:歌劇「ヴォツェック」(英語歌唱)
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ミラン・ホルヴァート追悼盤
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
 シューマン:交響曲第1番「春」
 ドヴォルジャーク:交響曲第8番
ミラン・ホルヴァート指揮
オーストリア放送so.
 録音:1976年、セッション。原盤: Eclipse Music Group 。『去る1月1日にミラン・ホルバート(1919〜2014)がオーストリア、インスブルックにて亡くなりました。大変な高齢でもありここ数年は指揮台から遠ざかっていたとはいえ、悲しい出来事です。多くの名盤が廃盤となっておりますが、今回はEclipse Music Group原盤により大曲3曲が復活します。クロアチアに生を受け、ウィーンに学んだ経歴はマタチッチと共通し、その音楽ルーツも近いものがありますが、当然のことながらブルックナーは巨匠にとって極めて近しい存在でありました。「ロマンティック」は実に剛直な演奏で、些事に拘らぬ大人の風格、そこにウィーンの音色を加えるのはオーストリア放送響(ウィーン放送響)でたおやかな木管などなかなに聞かせます。シューマンの春も素朴で神経質を感じさせぬ大らかなもので、のどかな演奏と申せましょう。ヨーロッパを電車で移動しているかのような感銘新たです。ドヴォルザークはムンムンとむせ返るような歌謡性、メランコリックな激情さえも聴き手に与える痛快な演奏です。やはり個性豊かな巨匠らしい一聴に値する名演ばかりです。』(以上『内』、固有名詞等を含め代理店記載ママ)
MR-2295/96
(2CD)
廃盤
トスカニーニ〜ブラームス交響曲全集
MR-2299/300
(2CD)
廃盤
ストコフスキー〜ブラームス交響曲全集
MR-2301/13
(13CD)
廃盤
コンヴィチュニー〜ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」
MR-2314/19
(6CD)
廃盤
コンヴィチュニー〜ブルックナー交響曲名演集
 フランツ・コンヴィチュニー指揮
MR-2320/21
(2CD)
廃盤
クーセヴィツキー& BSO ライヴ〜ブラームス交響曲全集
MR-2322/25
(4CD)
廃盤
カラヤン・イン・U.S.A.(ライヴ)

 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 NYP (**以外)、ロサンゼルスpo.(**)
MR-2332/33
(2CD)
廃盤
クーセヴィツキー& BSO ライヴ〜チャイコフスキー後期交響曲集
MR-2326/31
(6CD)
廃盤
クナッパーツブッシュ〜〜ブルックナー交響曲選集
MR-2334/38
(5CD)
廃盤
トスカニーニ〜ベートーヴェン:交響曲全集ライヴ(除第4番)
MR-2339/40
(2CD)
廃盤
ヴァインガルトナー〜ブラームス交響曲全集
MR-2341/42
(2CD)
廃盤
チャイコフスキー後期三大交響曲集 レオポルド・ストコフスキー指揮
MR-2343/46
(4CD)
廃盤
ワルター〜ブルックナー:交響曲ライヴ名演集
MR-2347/49
(3CD)
廃盤
クナッパーツブッシュ〜ベートーヴェン:ライヴ名演集
MR-2350/51
(2CD)
廃盤
トスカニーニ〜ブラームス
MR-2352/55
(4CD)
廃盤
E.クライバー〜ベートーヴェン交響曲名演集

 エーリヒ・クライバー指揮
MR-2356/60
(5CD)
廃盤
クレンペラー〜ブルックナー交響曲ライヴ名演集
MR-2361/65
(5CD)
廃盤
アーベントロート〜ベートーヴェン交響曲名演集
MR-2368/73
(6CD)
廃盤
フルトヴェングラー〜ブルックナー:交響曲名演集(全ライヴ録音)
MR-2374/76
(3CD)
廃盤
クナッパーツブッシュ〜ベートーヴェン:交響曲名演集(全ライヴ録音)
クーセヴィツキー〜ブルックナー
 交響曲第8番(クーセヴィツキー改訂版)
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮
ボストンso.
 録音:1947年12月30日、ライヴ。前出: AS DISC, AS 560。約20年ぶりの再発で、おそらくクーセヴィツキー唯一のブルックナー。約50分の短縮版だが、これは一時間枠のラジオ放送(おそらくコマーシャル込み)に合せるためだと言われている。 『非常な問題作としてカルト的な演奏です。巨匠クーセヴィツキーは現在では奇矯な解釈をする変人指揮者と目されていますが、アメリカの名門を率い絶大な人気を誇ったことが証明するように明快な音色、効果的な強調、新作の紹介と常に観客のことを考えた大指揮者でもありました。しかしながら、このブルックナーはどうでしょうか?当時アメリカではブルックナーは人気がなかったと言われておりますが、大オーケストラを壮麗に鳴らす音楽に当時の巨匠が食指を動かされたことは想像に難くありません。結果としてクーセヴィツキーは大胆なカットを敢行。全曲を通じて何と50分強です!この賛否は聴き手にお任せします。今こそ聞くべきブルックナーの一つです。』
MR-2366/67
(2CD)
廃盤
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バルビローリ& BSO 1964
 ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」(*)
 シベリウス:交響曲第2番(#) / エルガー:交響曲第2番(+)
  ジョン・バルビローリ指揮ボストンso.
MR-2378/80
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(3CD)
1.5CD価格
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フルトヴェングラー〜モーツァルト名演集
 交響曲〔第39番[BPO/1944年2月7日-8日]/第40番[BPO/1949年6月10日、ヴィースバーデン]〕/
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク[VPO/1949年4月、スタジオ]/序曲〔フィガロの結婚/後宮からの逃走〕
  [BPO/1933年、スタジオ (SP)]/グラン・パルティータ[VPO/1947年11月、スタジオ]/
 2台のピアノのための協奏曲(第10番)[バドゥラ=スコダ、ベッラ(P) VPO /1949年2月8日]/
 ピアノ協奏曲〔第20番[ルフュビュール(P) BPO/1954年5月15日]/
        第22番[バドゥラ=スコダ(P) VPO/1952年1月27日]〕

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 録音:[/内]、特記以外 ライヴ。『フルトヴェングラーが遺したオペラ全曲を除く全てのモーツァルトの楽曲を集めた好企画盤。入手困難な演奏も多いのでこのリリースは歓迎されます。フルトヴェングラーのモーツァルトは「額縁に入っているようだ」などと評され、また強烈な感情注入が眉をひそめられることもしばしばありますが、大人の耳には首肯できる名演と言えましょう。まず交響曲、第39番は戦中で身の危険すらも感じながらの時期の演奏で、この幸福な交響曲が絶叫のような悲劇を伴って聴き手に迫ります。第40番は、名盤の誉れ高い戦後ヴィスバーデンに於けるライヴで、第1楽章の彫琢と焦燥感が凄まじく、フルトヴェングラーの最高傑作の一つでしょう。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「グラン・パルティータ」という愉悦的な曲にもフルトヴェングラーは悲愴感を見出します。壮大なドラマ性には圧倒されるほかありますまい。伴奏音楽があまり現存しないフルトヴェングラーですが、モーツァルトのピアノ協奏曲では、第20番、第22番という陰影の強い名作が遺されているのも象徴的です。強烈な慟哭と嗚咽が目の前に繰り広げられます。』
MR-2381/82
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(2CD)
1.5CD価格
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カルロス・クライバー唯一の「ファルスタッフ」、初プレス盤化&初一般市販
 ヴェルディ
:歌劇「ファルスタッフ」(第1幕最終部&第2幕開始部欠落)
 ノーマン・ミッテルマン(ファルスタッフ) ウィリアム・ジャスティス(フォード)
 エルンスト・アウグスト・シュタインホフ(フェントン) パウル・スパーニ(カジュス博士)
 リヒャルト・フォン・ヴローマン(バルドルフォ) ゲリー・デ・グロート(フォード夫人)
 ルシーユ・カイラー(ナンネッタ) エリカ・ウィーン(クイックリー夫人)
 エレン・クンツ(ペイジ夫人) ヘイツ・ボルスト(ピストラ)

 カルロス・クライバー指揮チューリヒ歌劇場o.& cho.
 録音:1965年3月4日、ライヴ。マニア間で CD-R が出まわっていた演奏だが、初プレス盤化&初一般市販。 『クライバー唯一の「ファルスタッフ」全曲の登場です。若き日のクライバーは、オペラを始め、多くのレパートリーを持っていましたが、徐々に絞り込んでしまったのは良く知られるところです。如何にもクライバー向けのヴェルディ作品、喜劇「ファルスタッフ」であるところが大いに食指の動くところです。「オテロ」で聴かれる、逆上的、爆発的な感情表現の推移、目まぐるしく飛び跳ねるような類まれな運動能力、伴奏の巧みさ、繊細さが遺憾なく発揮されており、この後に封印してしまったことを惜しむばかりです。出演者ご提供による音源ということで、惜しいことに第2幕第1場の終結が消えるように欠落していること(CD1の最後)、第2幕第2場の開始(CD2の最初)が欠落しているなど確かに音質には問題がありますが、一聴の価値ある個性的な名演であることに違いありません。そして熱狂的な拍手がそれを証明します。』
MR-2388/91
(4CD)
廃盤
ビーチャム〜ベートーヴェン交響曲名演集
MR-2392/94
(3CD)
廃盤
フルトヴェングラー〜リヒャルト・シュトラウス全録音集
MR-2395/98
(4CD)
廃盤
ミトロプーロス〜マーラー:名演集 Vol.1
MR-2399/402
(4CD)
廃盤
ミトロプーロス〜マーラー:名演集 Vol.2
MR-2403/07
(5CD)
廃盤
シェルヘン〜マーラー名演集 Vol.1 〜交響曲集
MR-2412/17
(6CD)
廃盤
シェルヘン〜ベートーヴェン交響曲全集+「運命」リハーサル
MR-2418/22
(5CD)
廃盤
シェルヘン〜マーラー名演集 Vol.2 〜交響曲集
MR-2423/26
(4CD)
廃盤
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巨匠クナッパーツブッシュ〜ブラームス名演集大成
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MR-2427
廃盤
ローラ・ボベスコ〜ベルリン録音集
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454 (*)
 シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ第3番 ト短調 D.408 (#)
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ「ガルシア・ロルカの思い出に」(+)
  ローラ・ボベスコ(Vn) ジャック・ジャンティ(P)
MR-2428/30
(3CD)
廃盤
ワルター〜モーツァルト交響曲名演集
トスカニーニ& VPO ザルツブルク 1937, 1936
 モーツァルト:歌劇「魔笛」(*)
  [ヘルゲ・ロスウェンゲ(タミーノ) ヴィリー・ ドームグラフ=ファスベンダー(パパゲーノ)
   ユリア・オスヴァート(夜の女王) ヤルミラ・ノヴォトナ(パミーナ)
   ウィリアム・ウェルニク(モノスタトス) アレグザンダー・キプニス(ザラストロ)他]

 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」第1幕(#)
  [ロッテ・レーマン(レオノーレ) ルイーズ・ヘレツグルーバー(マルツェリーネ)
   ヘルマン・ガロス(ヤキーノ) アントン・バウマン(ロッコ) アルフレッド・イェルガー(ピツァロ)]

 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 VPO 、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1937年7月30日(*)、1936年7月25日(#) 。 『トスカニーニ+ウィーンフィルの短い蜜月の記録がさらに登場。超豪華配役による1937年の「魔笛」は演奏の凄まじさも良く知られるところです。ただただ四角四面の厳格なトスカニーニを想像すると裏切られます。しなやかなフレージングとウィーンフィルの長閑さも存分に生かした奇跡的名演。音質も随分改善されました。チェレスタをショルティが弾いていることでも有名。この翌年にオーストリアはドイツに併合されたため、巨匠最後のザルツブルク音楽祭出演となりました。さらに1936年の「フィデリオ」第1幕も収録。こちらは劣悪な音質ですが、老け込む前の前のトスカニーニの素晴らしさを堪能できる名演です。ロッテ・レーマンのレオノーレに至っては文句の付けようがありません。マーラーが第4交響曲で引用した四重奏の部分など、夢見るような美しさです。如何にトスカニーニがベートーヴェンを愛していたかが痛いほど理解できる貴重な記録です。』
エーリヒ・クライバー、モーツァルト名演集
 交響曲集〔第33番[ケルン放送so./1953年11月23日]/第38番「プラハ」[VPO /1929年2月](*) /
      第36番「リンツ」[シュターツカペレ・ベルリン/1954年11月12日]/
      第39番[ケルン放送so./1956年1月20日]/第40番[LPO /1949年4月](*) 〕/
 オーボエ協奏曲(#) /ドイツ舞曲〜4曲[ローター・ファーバー(Ob;#) ケルン放送so./1956年1月20日]/
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク[ BPO /1934年5月](*)

 エーリヒ・クライバー指揮
 録音:[/内]、(*)を除きライヴ。『その盛名に比して録音が極端に少ないエーリヒ・クライバーのモーツァルトを集成した好企画盤。門下でもあった近衛秀麿は、「フルトヴェングラーのモーツァルトは額縁に入っている感じ、クライバーのモーツァルトは生き生きしてまことに素晴らしいものだった」と評しております。戦後ヨーロッパに復帰してからの演奏がほとんどなのも嬉しい限りで、フレージングの自由さ、自在なテンポ変化、特に効果的な加速は瑞々しい色気に満ちております。第33番、第36番など、やはりカルロスとそっくりです。』
MR-2437/38
(2CD)
廃盤
カラヤン& VSO 1954.10.8 〜ビゼー:歌劇「カルメン」
MR-2439/40
(2CD)
廃盤
クナッパーツブッシュ〜ハイドン交響曲名演集
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)協奏曲集
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲[ミュラー・クライ指揮シュトゥットガルト放送so./1963年、放送]
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番[クナッパーツブッシュ指揮 VPO /1944年6月]
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲[イッセルシュテット指揮北ドイツ放送so./1960年5月、放送]
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲[タリフ指揮チェコpo./1940年、スタジオ]
 『ウィーン出身にして最もウィーンらしいヴァイオリニストと称えられたヴォルフガング・シュナイダーハン(1915〜2002)。ウィーン響、ウィーンフィルのコンマスとしても知られております。どんな曲の演奏でも、何でこんなにも悲しくも懐かしい音色が聴こえてくるのか!と聴き手は、しみじみとした感傷の虜となってしまいます。ベートーヴェンの協奏曲は自信の勝負レパートリーで、ケンペン、フルトヴェングラー、ヨッフムとのスタジオ録音が高名ですが、ミュラー・クライは真の伴奏に徹しており、放送用スタジオ録音でもあり美音が伸びやかに収録されており、聞き物です。バッハは、巨魁クナッパーツブッシュの伴奏を得て「バッハはロマン派」を徹底させた名演。メンデルスゾーンは、イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響のゴツゴツとした音色の伴奏にシュナイダーハンの叙情豊かなヴァイオリンがしなやかに舞います。チャイコフスキーはターリヒ指揮チェコフィルが伴奏という豪華版です。国際的なキャリアを踏み出した若き日のシュナイダーハンの瑞々しい感性が見事にとらえられております。CDはかつてシュナイダーハン75歳記念ボックスで出ただけというレア演奏です。』
クナッパーツブッシュ〜モーツァルト
 交響曲〔第39番(*) [1929年10月、スタジオ]/第40番[1941年11月]/第41番「ジュピター」〕/
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク[1940年5月12日]/ドイツ舞曲 K.509, K.600 (*) [1933年4月]

  ハンス・クナッパーツブッシュ指揮シュターツカペレ・ベルリン(*)、VPO (無印)
 『モーツァルトとはプラトニックな関係しか保てなかったと評されたクナッパーツブッシュですが、やはり録音は多くありません。その管弦楽曲を集成した好企画盤。若き日の第39番はさすがに後年のようなおどろおどろしさはなく、颯爽とした風情すら醸し出しますが、終楽章の妙にたどたどしい歩みは、巨匠のハイドン、モーツァルトに特徴的なもので偶然ではなく意図的なものであることが理解できます。第40番も一見そっけない感じもありますが、ウィーンフィルの音色のローカルさは特筆もので、それは「ジュピター」にも当てはまります。「アイネ・クライネ」については正に異形のモーツァルトで抵抗を感じる方もありましょうが、魅力もまた兼ね備えた個性的名演です。』
MR-2445/48
(4CD)
廃盤
メンゲルベルク〜ブラームス
MR-2449/51
(3CD)
廃盤
ハイフェッツ、協奏曲ライヴ集
MR-2452/53
(2CD)
廃盤
クライバー&コヴェントガーデン、エレクトラ 1977
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
ブルックナー:交響曲第0番 パウル・シュミッツ指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1961年、スタジオ。既出・初出: TREASURE OF THE EARTH [CD-R], TOE-2077『指揮者パウル・シュミッツは、1898年にハンブルクに生れ、1992年にミュンヘンで没した名指揮者。作曲をトッホとフルトヴェングラーに学び、ワイマール・シュトウットガルトの歌劇場を皮切りにキャリアをスタートさせ、ワルターがゲヴァントハウスの楽長を務めていた際にはアシスタントを務め、同地で歌劇場、放送響とも密接な関係を構築しました。こうした大きな存在にも関わらず、日本での知名度が乏しいのは録音が極めて少ないせいでもありましょう。フォルデスの伴奏のモーツァルトでベルリンフィルを指揮している位でしょうか?今回登場の「ブル0」は、如何にも放送オーケストラの義務としての録音にも感じられますが、ライプツィヒで重きをなしたシュミッツにとってブルックナーは馴染みの作曲家であり、ブルックナーとしては技巧に走った作品ですが危なげのない進行を聞かせます。当時の重々しい北ドイツ放送響の響きと音色もヴァント以降の洗練とはまるで別物の魅力に溢れております。』
MR-2455
廃盤
ケンペ& BRSO
 ブラームス:交響曲第1番(*)
 ラヴェル:ボレロ(#)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送so.
MR-2456/60
(5CD)
廃盤
バルビローリ〜マーラー交響曲名演集 (Vol.1?)
 ジョン・バルビローリ指揮
MR-2461/63
(3CD)
廃盤
クリップス& NYP 〜ブルックナー交響曲集
 〔第4番「ロマンティック」/第8番(#) /第9番(+)〕
ヨゼフ・クリップス指揮
NYP
MR-2464
廃盤
アバド 1965.8.14 ザルツブルク〜マーラー:交響曲第2番「復活」
  ステファニア・ヴォイトヴィチ(S) ルクレツィア・ウェスト(Ms)
  クラウディオ・アバド指揮 VPO ウィーン国立歌劇場cho.
ミュンシュ& BSO 〜モーツァルト:交響曲集&レクイエム
 交響曲〔第31番「パリ」[1954年4月2日、モノラル]/第35番「ハフナー」[1962年7月22日]/
     第36番「リンツ」[1962年7月21日]/第39番[1955年4月9日、モノラル]/
     第40番[1959年7月11日]/第41番「ジュピター」[1962年7月21日]〕/
 レクイエム[1962年7月22日]
 フィリス・カーティン(S) フローレンス・コプレフ(A)
 ブレーク・スターン(T) マック・モーガン(B)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.、タングルウッドcho.
 録音:[内]、特記以外ステレオ。『RCAには協奏曲録音しか残さなかったなかったミュンシュのモーツァルト。幻のレパートリーがまとめて聴けます!正に「疾走するモーツァルト」!猛スピードで駆け抜けます。いずれもミュンシュらしい溌剌とした、そしてドラマティックな名演ばかり。即興的なテンポアップ、テンポダウン、急ブレーキ、急発進。「リンツ」など第2楽章の終りに拍手が起こりますが構わず、次に進みます。ボストン響の黄金時代故にキラキラとした音色の輝かしさが豪華絢爛のハリウッド映画のようです。かの吉田秀和氏はミュンシュのバッハ「ブランデンブルク」を「現代的に割切った演奏で面白い」と高く評価していますが、「ミュンシュのモーツァルト」にも全く同じ感想を持たれることでしょう。』
MR-2474/76
(3CD)
廃盤
ヴィクトル・デ・サバタ〜ベートーヴェン:交響曲名演集
MR-2477/81
(5CD)
廃盤
ミュンシュ&ボストン響 + ロサンゼルス・フィル〜ブラームス
MR-2482
廃盤
偶発的ステレオ〜トスカニーニの「ヴェルレク」1951
MR-2483/85
(3CD)
廃盤
トスカニーニ&NBC so.〜モーツァルト:交響曲集
トスカニーニ& NBC 〜ハイドン:交響曲集/他
 交響曲〔第31番[1938年10月29日] /第88番「V字」[1938年2月19日] /第92番「オックスフォード」[1944年3月19日] /
     第94番「驚愕」[1953年1月26日] /第98番[1938年1月22日] /第99番[1941年2月1日] /
     第101番「時計」[1942年4月4日] /第104番「ロンドン」[1943年10月3日] 〕/
 協奏交響曲[1939年10月14日] /弦楽四重奏曲第17番〜セレナード[1944年8月27日]

 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.
 録音:[/内]、モノラル。『巨匠指揮者はハイドンを愛し、必ず愛奏曲と言えるものを持ちますが、トスカニーニもその例に漏れません。しかし遺された録音が意外と少なく、レーベルもマチマチで、なかなか網羅して鑑賞できないのが現状です。今回の好企画はトスカニーニのハイドンで遺された楽曲を全て収録。この中では、交響曲第88番「V字」、交響曲第92番「オクスフォード」、交響曲第104番「ロンドン」は極めて珍しい録音で初めてお聞きになる方も多いと思います。ほとんどがライヴ録音故に自由自在のテンポ変化。トスカニーニのウィットとも言える愉悦とリラックスが聞きものです。愛奏した「セレナーデ」の絶美も涙が出る程です。』
ワルター& NBC /他〜ハイドン:交響曲集
 〔第86番(2種) [ NBC so./1940年2月10日] [ NBC so./1948年12月12日] /
  第88番「V字」 [ NYP /1943年11月7日] /第92番「オックスフォード」[ NBC so./1939年3月18日] /
  第96番「奇蹟」(2種) [ NYP /1954年11月21日] [フランス国立放送so./1955年5月12日] /
  第98番 [1938年1月22日] /第100番「軍隊」[ VPO /1938年1月10日] /第102番[ NYP/1953年2月18日] 〕

 ブルーノ・ワルター指揮
 録音:[/内]、モノラル。『これまた見逃せない好企画!ワルターのハイドン集大成。先頃亡くなられた宇野功芳先生に捧げたい程です。ほとんどがライヴ録音というのが嬉しいところ。第86番、第88番、第96番のニューヨークフィル・ライヴは極めて珍しいものです。アメリカに渡った直後とアメリカに馴染んだ頃のワルターで聴く、2種類の「第86番」。NBC響だとやはり焦燥感が聞き取れますが、NYPだと大らかなゆとりも見せてくれます。第88番「V字」はフルトヴェングラー、クナ、アーベントロートにヒケを取らない超個性的名演。お得意の第96番「奇蹟」も2種類収録。ニューヨークフィルの馬力を駆使した54年盤とお洒落なフランス国立盤。両方持っていたい名演です。さらに高名なウィーンフィルとの「軍隊」、こちらは貴族趣味的な音色を惜しむことなく披露しております。』
クレンペラー〜モーツァルト:交響曲集
 〔第25番[ ACO /1951年1月18日] /第29番[ RIAS so./1950年12月20日] /第35番「ハフナー」[ LAPO /1938年1月1日] /
  第38番「プラハ」[ RIAS so./1950年12月] /第39番[ハンガリー放送so./1949年4月17日] /
  第40番[ RIAS so./1957年1月21日] /第41番「ジュピター」[ギュルツェニヒso./1956年9月9日] 〕
 「ドン・ジョヴァンニ」序曲[ RIAS so./1950年12月19日]

 オットー・クレンペラー指揮
 録音:[/内]、モノラル。『クレンペラーのヨーロッパ復帰後のライヴを中心に構成されたモーツァルト・セット。クレンペラーのモーツァルトは一見取っ付き難さがありますが、聴き込むと生涯の友となり得る奥の深さがあります。切り立つ様な鋭さで聴く者の心胆を寒からしめる第25番の凄絶さ。偏愛した第29番のまるで彫像のような立体感。この時代で信じられない程高音質であるロス時代の大晦日、新年コンサートにおける「ハフナー」。鑑賞を排除してひたすらフォルムを追及するRIAS響との第40番。ウルトラ・ドライにまで感じられる疾走感に満ちたギュルツェニヒとの「ジュピター」等々。聴衆と対峙した巨匠の真剣勝負。聞きどころ満載の好企画です。』
コンヴィチュニー〜ベートーヴェン名演集
 交響曲〔第3番[シュターツカペレ・ドレスデン/1955年]/第4番[ライプツィヒ放送so./1958年6月21日]/
     第5番「運命」(*)[ライプツィヒ放送so./1951年12月17日] /
     第6番「田園」(*)&第7番(*)[ LGO /1958年10月30日、ライヴ] /
     第9番(*)[ライプツィヒ放送so./1960年4月23日、1961年1月24日]〕/
 大フーガ(*) [ LGO /1962年6月19日、ライヴ]/ミサ・ソレムニス(#)[ベルリン放送so./1956年5月12日]

 ハンネ=ローレ・クーゼ(S;*) エヴァ・フライシャー(A;*) ロルフ・アブレック(T;*)
 ハンス・クラーマー(B;*) クララ・エーベルス(S;#) ゲルトラウト・プレンズロフ(A;#)
 ヴェルナー・リエブリング(T;#) ルドルフ・ヴァツケ(B;#) ライプツィヒ放送cho.(*)、
 ライプツィヒ歌劇場cho.(*)、ベルリン放送cho.(#)
 フランツ・コンヴィチュニー指揮
 録音:[/内]、モノラル、(*)を除きセッション。『ベートーヴェン演奏において、正に「ドイツ的」な定番を刻印したコンヴィチュニー。スタジオ録音の全集は、今もって評価の高い演奏です。ここに集大成したベートーヴェン名演集は、それと全く異なる貴重な演奏ばかりです。「エロイカ」は高名なシュターツカペレ・ドレスデンとの名盤を収録。第4番、「運命」、「第九」は、ライプツィヒ放送響との名演で今や入手困難なものです。しかも今までの録音データは誤りであり、テープ提供者によると今回の日付が正解とのことです。大フーガは最後の演奏会と目されるものです。既出盤が疑似ステレオでしたが、こちらは真正モノラルです。陰鬱な渋い響きに魅力が溢れます。「田園」、第7番は同じ日のコンサートです。実に豪快な男性的名演。ミサ・ソレムニスもスケール雄大でかつ神秘的な名演。』
MR-2500/04
(5CD)
廃盤
クレンペラー&コンセルトヘボウ管/他〜ベートーヴェン:交響曲ライヴ全集
MR-2505/08
(4CD)
廃盤
コンヴィチュニー、ブラームス:ライヴ集
MR-2509/12
(4CD)
廃盤
ロスバウト〜マーラー:交響曲集 Vol.1
MR-2513/15
(3CD)
廃盤
ロスバウト〜マーラー:交響曲集 Vol.2
MR-2516/20
(5CD)
廃盤
ロスバウト&南西ドイツ放響〜ブルックナー:交響曲集
MR-2521/23
(3CD)
廃盤
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クレンペラー〜マーラー
MR-2524/25
(2CD)
廃盤
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ポリーニ〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MR-2526/29
(4CD)
廃盤
バルビローリ〜マーラー:交響曲集 Vol.2
ミュンシュ&ボストン響〜リヒャルト・シュトラウス:名演ライヴ集
 交響詩「英雄の生涯」[リチャード・バーギン(Vn)/1957年2月15日]/交響詩「ドン・ファン」[1955年9月30日]/
 家庭交響曲[1959年2月28日、ステレオ]/交響詩「死と変容」[1951年6月10日]/
 交響詩「ドン・キホーテ」[グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)/1953年8月9日、タングルウッド]/
 管弦楽伴奏による4つの歌曲[イルムガルト・ゼーフリート(S)/1954年11月12日]

 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.
 録音:[/内]、特記以外モノラル。 『リヒャルト・シュトラウスの指揮の下でもヴァイオリニストとして演奏経験のあるミュンシュ。ボストン響黄金時代の輝かしいサウンドとパワーを最大に生かした華麗なライヴがセット化。「英雄の生涯」は指揮者がオケを鼓舞し、大声を上げて緊張感を高めるミュンシュらしい豪快な演奏、正しく英雄的。「家庭」はミュンシュがスタジオ録音を遺さなかったレパートリーで、しかもステレオ録音という有難さ。何故にシュトラウスがオペラの情景のような交響曲を作ったかが判るドラマティックな内容です。ボストン響首席のド・パスカルがヴィオラ独奏、ピアティゴルスキーがチェロ独奏を務める「ドン・キホーテ」も素晴らしい出来栄え。この直後にスタジオ録音しておりますが、聴衆の熱い視線を浴びた演奏の迫力には凄いものがあります。ゼーフリードとのしみじみ感たっぷりの歌曲集も感銘深いものです。』
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ニューヘイヴン・リサイタル 1966.11.13
 ハイドン:ピアノ・ソナタ へ長調 Hob.XVI: 23 / シューマン:花の曲 変ニ長調 Op.19
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 / ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 より Nos.5, 4, 7 /喜びの島
 リスト:オーベルマンの谷 / D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380, L.23 (#)
 ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 (#) / ラフマニノフ:絵画的練習曲 ニ長調 Op.39 No.9 (#)

  ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1966年11月13日、ウールジー・ホール、ニューヘイヴン、コネチカット州、ライヴ、ステレオ。既出CD-R: VIBRATO, 2VLL-453 。(#)はアンコールと推察される。#2015年に SONY から発売された「ホロヴィッツ未発表ライヴ集 1966-1983」(50CDs/88843-05458-2/分売無し|廃盤)に、マスターからのステレオ復刻が含まれるライヴです。当盤は、その音質とは異なりますのでご注意下さい。
『歴史的な復帰を遂げたホロヴィッツがその翌年に米コネチカット州の名門イエール大学内にあるウールセイ・ホールで行ったリサイタル。曲目はお馴染みのホロヴィッツ・プログラム。「花の曲」も長閑さからは程遠い悪魔的な演奏。「葬送行進曲」の切れ味は恐ろしいばかり。ラフマニノフで細密、かつ豪快に締め括る狂気の天才ホロヴィッツ。プライヴェート録音とされ、音質はまあまあの部類に入るが、人間業とは思えぬ超絶技巧に興奮したファナティックな聴衆の雰囲気が充分に伝わる。やっぱりホロヴィッツはライヴに限ります。』
MR-2535/37
(3CD)
廃盤
セル&クリーヴランド、シンフォニック・レパートリー・ライヴ Vol.1 〜 1966
 ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.
MR-2538/40
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(3CD)
1.5CD価格
チェリビダッケ〜プロコフィエフ
 交響曲第1番「古典」[ナポリ・A.スカルラッティso./1961年10月22日]/
 交響喬第5番[ミラノ RAI so./1960年1月29日、ステレオ]/
 ピアノ協奏曲第3番[アレクシス・ワイセンベルク(P) トリノ RAI so./1962年1月5日]/
 ピアノ協奏曲第5番[セルジオ・ペルティカローリ(P) ミラノ RAI so./1967年2月17日]/
 ヴァイオリン協奏曲第1番[フランコ・グッリ(Vn) ナポリ・A.スカルラッティso./1957年12月22日]/
 「ロメオとジュリエット」より〔カプレのモンターギュ/タイボルトの死〕
  [トリノ RAI so./1960年4月4日、ステレオ]/
 スキタイ組曲[シュターツカペレ・ベルリン/1966年1月14日、ステレオ]

  セルジュ・チェリビダッケ指揮
 録音:[/内]、特記以外モノラル。 『高度な作曲技術、色彩の豊かさ、迫力満点のオーケストレーション、そしてシニカルな視点。とプロコフィエフ作品こそ、チェリビダッケの解析的名解釈が奏功するレパートリーと思われますが、意外に音盤に恵まれておりません。交響曲第1番は生前に許可した数少ない録音が2種(ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのLD)もリリースされるなど、偏愛が伺えます。ここでは、極めて珍しいスカルラッティ・ナポリRAIとのライヴ。交響曲第5番も晩年程ではないものの腰の据わった堂々とした構え。輝かしい音色。そして運動神経抜群のオーケストラ操縦がこの時期ならではです、良好なステレオ録音。非情緒系ピアニスト、ワイセンベルクのクールで完璧なピアノに併せた協奏曲第3番。カラリと明るい音色のペルティカローリとの第5番も聞きものです。何とも言えない退廃的音色が魅力的なヴァイオリン協奏曲。そして迫力満点の「ロメオとジュリエット」より。そして珍しく東ベルリンのシュターツカペレに客演した「スキタイ組曲」も豪華な演奏です。チェリビダッケのファンにこそ聴いて頂きたい名演集。』
ストコフスキー〜ショスタコーヴィチ
 交響曲集〔第1番[NYP /1960年3月5日]/第5番「革命」[LSO /1964年9月17日]/
      第6番[フィラデルフィアo./1942年12月]/第7番「レニングラード」[NBCso./1942年12月13日]/
      交響曲第11番「1905年」[全ソ放送so./1958年6月7日]〕/前奏曲第14番[NYP/1947年10月]

 レオポルド・ストコフスキー指揮
 録音:[/内]。 『これまた好企画。ストコフスキーのショスタコーヴィチ演奏を集大成。早くから並々ならぬ意欲でショスタコーヴィチ作品の紹介に努めた巨匠の華麗な解釈が存分に楽しめます。第1番からして天才の萌芽と既に完成がみられる楽想。第5番の外面的パフォーマンスに割切った潔さ。第6番の豪快なオーケストラ・ドライヴ。トスカニーニと激しく全米初演を争った「レニングラード」、同じNBC響でもまるで音楽作りが違います。作曲家臨席のもとモスクワで現地の全ソ放送響と行った「1905年」のシリアスなライヴ。聞きどころ満載の決定盤です。』
約20年ぶりの再発〜カラヤン50代 BPO フィレンツェ・ライヴ 1967
 ベートーヴェン:交響曲第4番 / R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番(#) / ブラームス:ハイドン変奏曲(#)
  ミシェル・シュヴァルベ(Vn) ヘルベルト・フォン・カラヤン(Cemb)指揮 BPO
 録音:1967年5月14日(#)、1967年5月15日(無印)、すべてライヴ、ステレオ。既出CD: Nuova Era (ITALY), 2282/83 〔発売:1989年/当店未案内、廃盤〕。ベートーヴェンの第1楽章に、マスターに起因する音揺れあり。『カラヤンが50代後半と最も油の乗り切った時代。手兵ベルリンフィルを率いてのヨーロッパ楽旅中のライヴ。嬉しいことにステレオ収録。しかしフィレンツェ市立歌劇場のピットに蓋をしてのコンサート故に残響は乏しく、鳴りもドカンボコン調の憾みはあります。雰囲気としては客席最前列で聴いている印象です。「英雄の生涯」はカラヤンとしても異例の遅いテンポを採用しているため、細部の描写は克明を極めます。何かしら強い意図があったと思われます。バッハは自らチェンバロを弾いていることも興味を引きます。華麗な名演。ベートーヴェン:交響曲第4番は、巨匠の得意曲です。流麗そのもの、スーパーカーですっ飛ばす感じ。残念ながら第1楽章にテープの揺れが見られます。ハイドン変奏曲もコーダをミュンシュ張りに延ばしたりと表現意欲に燃えております。』
トスカニーニ& VPO 、ザルツブルク + ルツェルン音楽祭 1934-1938
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」より〔第3楽章(冒頭欠落)/第4楽章〕
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」 / ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲(+)
 ブラームス:交響曲第3番(**) / ケルビーニ:「アナクレオン」序曲(**)

  アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 VPO (**以外) 、ルツェルン祝祭o.(**)
 1937年8月24日(無印)、1934年8月26日(+)、ザルツブルク(**以外) /1938年8月27日、ルツェルン(**) 。 既出CD-R: VIBRATO, VHL-508 (**以外) 、WME, WME-M-1477 (**) 。 (+)を除き、既出 CD-R 盤が初出。 『トスカニーニ+ウィーンフィルの演奏会録音という夢のような貴重ライヴが登場。1934年のザルツブルク音楽祭に初登場のトスカニーニはウィーンフィル演奏会を指揮し絶賛を博し、翌年からオペラも指揮します。今回は初登場時の「ジークフリートの死と葬送音楽」が収録されております。予想より遅めのテンポで伸び伸びとしたフレージング、黄金色に輝くような華麗な音色。これは称賛も頷けます。1937年は伝説の「マイスタージンガー」を指揮した年ですが、演奏会の記録が現存し、「田園」は断片とも言える状態で音質も悪く無念ですが、「死と変容」はウィーンフィルの色気たっぷりの美演が味わえる音質です。そして1938年のザルツブルク音楽祭をトスカニーニはドイツのオーストリア併合を嫌ってキャンセル。対抗してルツェルン音楽祭創設に深くかかわり、ファシズムに追われた演奏家を招いて自らも登壇。ルツェルン音楽祭管を指揮して堂々たるブラームスを聞かせました。1930年代のトスカニーニは柔軟なテンポ変化が特徴で晩年のギスギス感がないところが最大の美点です。』
カイルベルト〜ブラームス:交響曲全集 + P協1(ライヴ)
 ブラームス:交響曲全集
  〔第1番[フランス国立放送so./1962年9月25日]/第2番(*)[バイエルン放送so./1966年12月8日]/
   第3番(+)[ウィーン響/1955年5月4日]/第4番[フランス国立放送so./1959年8月9日]〕/
 ピアノ協奏曲第1番(#)[ケルン放送so./1965年4月23日]

  ヨーゼフ・カイルベルト指揮 クリフォード・カーゾン(P;#)
 録音:[/内]、ステレオ(*)、モノラル(*以外)、すべてライヴ。おそらく無印と(#)は初出音源、さらに(#)はカイルベルトの初音盤作品と思われる。既出CD: Golden Melodram, GM-4.0071 (*) | Orfeo d'OR, C 553011 B (*), C 764071 B (+) 。 『カイルベルトは、レコード会社単独で契約を結ばなかったようで、スタジオ録音は様々な会社にまたがっております。それが、カイルベルトで聞きたい!ベートーヴェン、ブルックナー、シューベルトのレパートリーが中々まとまりにくい理由となっております。今回のブラームス全集は全てライヴ録音!徹底した現場主義者カイルベルトならではの堂々たるオーケストラ・ドライヴを堪能できる好企画となっております。交響曲第1番と第4番のお相手はフランス国立放送響という最もフランスらしい音色を持ったオーケストラです。大伽藍のような立派な構築はいつものカイルベルトです。第1番は、巨匠必殺の十八番レパートリーです。複数の録音がありますが、聴きものはやはりフィナーレです。コーダもフルトヴェングラーやヨッフムのように軟体動物のような自由極まるテンポアップとは正反対。音圧がどんどん増してくるような迫力が如何にもカイルベルトです。第4番はセンチメンタリズムを排しながらも時として、腹の底からの慟哭を思わせる絶唱が胸に響く名演。第2番は定評あるバイエルン放送響とのステレオ・ライヴ。指揮者を映す鏡とも称される素直な反応を見せるバイエルン放送響。妙技の数々は当時からドイツ随一の放送オーケストラであったことの証拠です。カイルベルトといえば、ご当地ミュンヘンでは、バイエル国立歌劇場の総監督でありました、放送響とも関係は良好で、巌のようなゴツゴツとしたスタイルと放送響の柔軟な音色のマッチングが見事です。第3番はウィーン響客演時のライヴで、カイルベルトはドイツのオーケストラとは異なるアプローチを見せます。一言で言えばソフトなブラームスで、ウィーン楽器の蠱惑的な音色を尊重し、矯めることがなく普段とはまるで違う感覚的な快感をも重視した演奏となっております。カーゾンはイギリスのピアニストですが、本領はドイツ音楽にあったと言って過言ではありません。特にブラームスに対する適性と愛着は並々ならぬものがあります。ピアノ協奏曲第1番は、デッカに三種類もスタジオ録音を遺しております。理想主義者、完璧主義者として、録音しながらも発売許可を出さなかった多くのオクラ入り音源を発生させた名ピアニストですが、リリースされた、ピアノ協奏曲第1番(第一回録音:ホルダ指揮ナショナル響=1946年1月、第二回録音:ベイヌム指揮コンセルトヘボウ管=1953年5月、第三回録音=1962年5月セル指揮ロンドン響)の演奏は何れも素晴らしく、明晰な頭脳と並外れた情熱を炸裂させた名演です。今回、セルとの名盤の3年後のライヴであたるカイルベルト共演盤が初登場します。セルの引締ったスレンダーなブラームスに対して、カイルベルトのブラームス像は温かみのあるサウンドと恰幅の良さで魅力的。心落ち着く演奏となております、高音質であることもマルです。ライヴだと強烈に燃えるカーゾンとカイルベルトのがっぷり四つの凄演と申せましょう。この内容で3枚に収まったお得版。ドイツ音楽、ドイツ演奏様式を愛するファンは必携と申せましょう。』
MR-2554/55
(2CD)
廃盤
アバド& VPO & VSO 〜マーラー:交響曲〔第2番「復活」(*) /第6番(#) 〕
  ステファニア・ヴォイトヴィチ(S;*) ルクレツィア・ウェスト(Ms;*)
  クラウディオ・アバド指揮 VPO (*) 、ウィーンso.(#) 、ウィーン国立歌劇場cho.(*)
MR-2556/59
(4CD)
廃盤
カイルベルト〜マーラー
MR-2560/62
(3CD)
廃盤
ミュンシュ& CSO 、ステレオ・ライヴ録音集
 モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲〔ピアノ協奏曲第10番〕(*) / フランク:交響曲 ニ短調(#)
 ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」第2組曲(+) / ラヴェル:ピアノ協奏曲(**) ベルリオーズ:幻想交響曲(##)
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/交響詩「海」 / シューマン:交響曲第4番

 ヴィーチャ・ヴロンスキー、ヴィクター・バビン(P;*)
 ニコール・アンリオ・シュヴァイツァー(P;**) シャルル・ミュンシュ指揮シカゴso.
MR-2563/65
(3CD)
廃盤
トスカニーニ、ステレオ・ライヴ録音集
 ヴェルディ:レクイエム(*)
 ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲(#) / チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(#)
 *ファイナル・コンサート(ワーグナー・プロ)(+)

 ハーヴァ・ネッリ(S;*) フェードラ・バルビエリ(Ms;*)
 ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T;*) チェーザレ・シエピ(B;*)
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.、
 ロバート・ショウ指揮ロバート・ショウcho.(*)
MR-2566/69
(4CD)
廃盤
カラヤン〜ブルックナー:交響曲集
MR-2570/73
(4CD)
廃盤
ダヴィド・オイストラフ(Vn)〜協奏曲ライヴ集
セル〜ブルックナー:交響曲集
 〔第3番「ワーグナー」(*) /
  第7番(#) /第8番(+) 〕
ジョージ・セル指揮(*/#/+)
クリーヴランドo.(*)、 NYP (#)、
コンセルトヘボウo.(+)
 録音:1966年1月27日、ステレオ(*) /1964年3月29日(#) /1951年6月28日(+) 、すべてライヴ、特記以外モノラル。 『今なお高い人気を誇る大指揮者ジョージ・セルのブルックナー・ライヴを集成した好企画。第3番は、セルが愛奏した曲です。この当時も第3番を主要レパートリーにしている指揮者は世界的にもそう多くありませんでした。高名なソニーのスタジオ・セッションの前日のライヴで嬉しいステレオ録音!当然のことながらライヴ故に荒々しい雰囲気が横溢しております。クリーヴランドの妙技と共にはっとするような緊張感も素晴らしい演奏です。第7番は最晩年には、音楽顧問も務めたことのある馴染み深いニューヨークフィルがお相手です。若干のテープヒスや回転不備があります。1964年は当然のことながらバーンスタイン治世の時代ですが、セルは恰幅の良いあたかもヨーロッパのオーケストラのような渋みとコクのあるサウンドを引き出しております。クリーヴランドよりも温かみのある音色であることも注目です。第8番はオランダ音楽祭にコンセルトヘボウ管を率いて出演した際のライヴ。この1951年は奇しくもコンセルトヘボウ管、中興の祖メンゲルベルクが没した年です。セルは1951年9月には再びアムステルダムを訪れてデッカにブラームスの交響曲第3番とドヴォルザークの交響曲第8番をスタジオ録音しております。高名なソニーのスタジオ録音ではセルはノヴァーク版第2稿で演奏しておりますが、当ライヴでは改訂版です。かなりのカットが散見される点が惜しいものの、コンセルトヘボウ管の魅惑の音色は手に取るようにわかりますし、聴衆を前に燃える巨匠の姿が見事に記録されております。』
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)〜協奏曲ライヴ集
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(*) / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(#)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(+) / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(**)
  ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) マリオ・ロッシ指揮(*/#)
  ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮(+/**) トリノRAIso.
 録音:1952年3月7日(**)、1952年3月11日(+)、1954年(*)、1960年12月16日(#)、すべてライヴ。 『イタリア南部のプーリア州出身の名女流ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィートが遺した巨匠たちとの協奏曲ライヴ。理想的なカプリングで登場です。1930年代からドイツで活躍し名声をほしいままにしましたが、活動休止が早く、録音も極めて少ない幻の存在でもあります。チャイコフスキーの協奏曲は1921年のデビューでも、同郷のマリオ・ロッシの伴奏で弾いた十八番ですが、これが唯一の記録。チャイコフスキーとイタリア文化の共通点と親和性は多くの人が知る処です。陽光のチャイコフスキーとでも呼びたい明るさには、心も温まるというものです。ブラームスも切ないばかりの節回しが如何にも女流といった趣です。伴奏のマリオ・ロッシは日本では伴奏やオペラの活動のみ知られておりますが、1946年からトリノ・イタリア放送響の首席指揮者に就任して20年以上の長きに渡りその任にあったコンサート指揮者としても有数の存在です。岩城宏之氏がロッシのベートーヴェンに心酔し非常な影響を受けた話は有名です。さらにフルトヴェングラーがイタリアに客演した際の共演ライヴも網羅。フルトヴェングラーはデ・ヴィートを高く評価し、ドイツでも度々共演。当盤収録の演奏はフルトヴェングラーが、1952年にトリノ・イタリア放送響に単身客演した際のライヴ。メンデルスゾーンは、まるで人の泣き声を聴くかのような情感たっぷりなデ・ヴィートのヴァイオリンをフルトヴェングラーが濃厚なロマン性で包み込むこの曲の至高ともいえる名演奏。ブラームスはフルトヴェングラーにとっても幾つもの録音がありますが、ここではデ・ヴィートの感傷を隠そうともしないメランコリックな飛翔を大きな人格で抱擁するかのようなスケール壮大な名演となっております。』
MR-2579/82
(4CD)
廃盤
クリュイタンス〜シンフォニック・レパートリー・ライヴ
MR-2583/86
(4CD)
廃盤
ストコフスキー〜ベートーヴェン:交響曲選集(除・第1番&第3番)
MR-2587/88
(2CD)
廃盤
ストコフスキー〜マーラー:交響曲集
MR-2589/92
(4CD)
廃盤
ギーゼキング〜協奏曲ライヴ
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ラインスドルフ& BSO 〜ブラームス:交響曲全集
 〔第3番[1966年1月1日]/第1番[1963年11月18日]/
  第2番[1965年1月28日]/第4番[1961年2月10日、モノラル]〕
 エーリヒ・ラインスドルフ指揮ボストンso.
 録音:[内]、特記以外ステレオ。 『指揮者の中の指揮者と称賛され、作曲家の弁護人とまで言われた大指揮者ラインスドルフ。日本での評価はさほど高いとは言えないことが惜しい限りです。多くのレパートリーがRCAに録音されましたが、コンサート、オペラで八面六臂の活躍をした巨匠のライヴ録音があまり出ていないことも再評価が遅れる所以でしょう。ここに大本命のブラームス全集が登場します。第4番以外はステレオという朗報。第1番は、トスカニーニのフィルハーモニア盤にも匹敵する率直でかつ拡がりに満ちた大演奏。ティンパニの追加やいくつかのラインスドルフ独自の改訂が見事に決まっております。第2番は、トランペットの意識的な強奏が如何にもドイツ系の指揮者だなと唸るばかり。ボストン響が輝かしい音色でさらに思い切りの良い豪快さも兼ね備えて盛り上がりが凄まじいことになっております。ミュンシュとまではいかないもののフィナーレのフェルマータを存分に伸ばして喝采を浴びております。第3番もラインスドルフならではのホルンの音型のアレンジもあり、徒なテンポ変化を禁じているもののかなりギアチェンジを頻繁に行う面白演奏。第4番が最も古く、ステレオ感に乏しいものの、音質は極上。冒頭の憂いを含んだ絶美の開始。熱のこもった筋肉質で引き締まり終楽章シャコンヌではボウイングにかなりの工夫を凝らした名演です。』
MR-2595/96
(2CD)
廃盤
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チェリビダッケ&シュターツカペレ・ベルリン
 ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
 プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラーとロリー」
 ブラームス:交響曲第4番
 ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第8番
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セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュターツカペレ・ベルリン
MR-2597
廃盤
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モリーニ&セル〜
 ベートーヴェン
:ヴァイオリン協奏曲
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
エリカ・モリーニ(Vn)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1967年5月11日、セヴェランス・ホール、ライヴ、ステレオ。
MR-2598/99
(2CD)
廃盤
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エリカ・モリーニ(Vn)協奏曲ライヴ集
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MR-2600
廃盤
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セル〜
 ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
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ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
MR-2601
廃盤
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セル&クリーヴランド、1965.6.24 アムステルダム
 ワーグナー:「マイスタージンガー」前奏曲
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
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ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
MR-2602/06
(5CD)
廃盤
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クーセヴィツキー〜ベートーヴェン:交響曲全集
MR-2607
廃盤
バックハウス&カラヤン〜
 ブラームス
:ピアノ協奏曲第2番
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
ヘルベルト・フォン・
 カラヤン指揮 BPO
 録音:1964年5月18日、ウィーン音楽祭、ライヴ。モノラル。
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セル&クリーヴランド〜マーラー:大地の歌
 モーリン・フォレスター(A) リチャード・ルイス(T)
 ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.
 録音:1967年4月21日、クリーヴランド〔既出盤はベルリンでの演奏と誤記〕、ライヴ、ステレオ。既出CD, CD-R: ARKADIA (HUNT) [CD], CDGI 745.1〔モノラル/入手不能〕/ LIVING STAGE [CD], LS-1053 〔入手不能〕/ Ritardando [CD-R], RIT-5015/6 〔入手可能〕。 『セル+クリーヴランド管のステレオ・ライヴがさらに登場!セルとしては珍しいレパートリーである、マーラーの「大地の歌」です。セルはマーラーを満遍なく取上げた指揮者ではありませんが、第6番の超名演が証明するように非常に相性の良い作曲家だったと言えます。「大地の歌」は記録では4回しか指揮していないそうですが、気負い立ったテンポで苛烈に表現される第一楽章から聞き手はのめり込んでしまうことでしょう。フォレスター、ルイスというマーラー歌手を従えて万全の出来。オペラに長じたセルだけに劇的表現に不足はなく、「告別」の激情と寂寥が両立した光景には息を呑むばかりです。当演奏はかつてHunt/ARKADIAで初出、これはモノラルなうえにベルリンにおけるライヴと誤記されておりました。その後の商品も誤記が継承されておりましたが、1967年にセルはクリーヴランド管とヨーロッパで演奏していないために現地クリーヴランドでの演奏であることが確認されました。ステレオの極上音質でお楽しみ頂けます。』
MR-2610
廃盤
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セル&クリーヴランド + ギレリス&カーゾン〜
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
〔第3番(*) /第5番「皇帝」(#) 〕
  エミール・ギレリス(P;*) クリフォード・カーゾン(P;#)
  ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.
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モントゥー&フィラデルフィア 1960.3.8
 ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
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ピエール・モントゥー指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1960年3月8日、フィラデルフィア、ライヴ。ステレオ。既出CD-R: Disco Archivia, 631 〔1961年8月19日と、おそらく誤記/入手不能〕/ VIBRATO, VHL-506〔入手可能〕/ Kapellmeister II, KMZ-S-195〔入手可能〕。 『モントゥ―+フィラデルフィア管という何ともそそる組合せが登場!モントゥ―は、アメリカでの活躍も盛んでサンフランシスコ響の首席を務め、ボストン響、シカゴ響とも密接な関係を築きましたが、フィラデルフィアとの共演は稀でした。「ザ・グレート」はボストン響との1956年のモスクワ・ライヴが知られますが、モノラルでしたので当盤はファンには朗報です。当演奏は、85歳という年齢が信じ難い力漲る迫力満点の演奏。テンポ変化も激しく、かなりアクの強い表現を押し通します。第一楽章のエンディングには度肝を抜かれます。「画家マチス」はデンマーク放送響との62年のライヴが出ておりましたが、今後はステレオ録音の当演奏に軍配が上がることでしょう。オケを自由自在に操るモントゥ―の魔法のような指揮棒が閃きます。第3楽章などはアメリカの大都会の喧騒すら想起させるカッコいいスタイリッシュな演奏。アメリカの放送録音は1950年代からステレオ化が進められております。演奏会場は、かつてフィラデルフィア管の本拠地として知られたアカデミー・オブ・ミュージック。オペラ・ハウスも兼ねた古いホールで、超デッドな音響で、ホール前を走る自動車の音も聞こえてしまうほどです。それ故にステレオと言い乍ら拡がりに乏しいのが残念ですが、鑑賞には問題ありません。』
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セル&クリーヴランド + カサドシュ 1966.12.8
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 (#)
 ファリャ:スペインの庭の夜(+)
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ロベール・カサドシュ(P;#/+)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年12月8日、セヴェランス・ホール、クリーヴランド、ライヴ、ステレオ。おそらく初プレス盤化。 既出CD-R: Illmination, ILL-SZE-24/5(1968年12月8日と誤記)(#) | FKM, FKM-CDR296 (+) | St-Laurent Studio (CANADA), YSL-T-495 〔2CD-R /おそらく、当日の全曲〕 (*/#) (以上、2018年現在すべて入手可能)。 『リリース毎に衝撃が増すセル+クリーヴランド、ライヴ集。今回はフランスの名手、ロベール・カサドシュとの共演です。ファリャはセルにとって音盤初レパートリー!交響詩とも協奏曲ともとれる標題音楽。こういう曲を硬派の雄とも言えるセルがきっちり鳴らすと実に爽快で、かつ作曲家の巧みな技法が顕わになるというものです。「オール・ラヴェルのリサイタルを開いたのは私が最初」とフランス音楽の現代フランス音楽の権威としても自負が強かった名ピアニストですが、希代のモーツァルティアンでもありました。ピアニストとしても名高いセルが繰返し共演、録音もしたほど信頼も厚いのは当然。このモーツァルトは、余裕や潤いと厳格さが同居した完璧な名演。セルが作り出す引き締まってはいるものの冷たくならないモーツァルト像にも脱帽。スタジオ録音よりも5年後のライヴですから円熟味はさらに増し、聞き手は愉悦に身を任せれば良いだけです。聴きやすいステレオ録音で最高!』
MR-2613
廃盤
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セル&クリーヴランド + シュヴァルツコップ
 1968.7.26 〜マーラー
:交響曲第4番
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エリーザベト・
 シュヴァルツコップ(S)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
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アンセルメ& SRO + フランチェスカッティ
   1964.5.6 〜ベートーヴェン

 「コリオラン」序曲/
 ヴァイオリン協奏曲/交響曲第7番
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ジノ・
 フランチェスカッティ(Vn)
エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:1964年5月6日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ、スイス、ライヴ、ステレオ|交響曲は初出か。他は初音盤化。『何ともそそられるアンセルメと手兵ロマンド管とのベートーヴェン・プロ!ドイツ音楽にも並々ならぬ自信を持ち、ドイツの有名オーケストラにも毎年客演した巨匠の中の巨匠。造形はキリリとしまったスタイリッシュなものですが、そこかしこにアレっと驚かされる工夫があります。ヴィクトリア・ホールの音響の良さは50年以上前のこのライヴでもよくわかります。澄み切った湖のような、そこに美しい音楽という魚たちが雄飛します。アンセルメは、単にフランス音楽、ロシア音楽のスペシャリストではなく12音音楽にも通暁した現代音楽の擁護者という重要な側面もありますので、このベートーヴェンも一筋縄ではいきません。頭脳はクールで、心はウォームなベートーヴェンを聴かせてくれます。有難い優秀なステレオ録音。』
MR-2616
廃盤
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バーンスタイン& NYP + トーマス&F=ディースカウ
 1967.3.18 〜マーラー
:交響曲「大地の歌」
 ジェス・トーマス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
 レナード・バーンスタイン指揮 NYP
MR-2617
廃盤
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セル&クリーヴランド
 ドヴォルザーク:交響曲第8番(*)
 シベリウス:交響曲第4番(#)
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ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
MR-2618
廃盤
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クーベリック& CSO 、1966.12.22
 ブルックナー
:交響曲第8番
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ラファエル・クーベリック指揮
シカゴso.
MR-2619
廃盤
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セル&クリーヴランド + ゼルキン〜
 ブラームス
:ピアノ協奏曲第1番
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ルドルフ・ゼルキン(P)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
MR-2621
廃盤
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セル&クリーヴランド 1968.1.15
 チャイコフスキー:交響曲第4番
 ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
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ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
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デ・ヴィート 1961.7.2 〜
 ブラームス
:ヴァイオリン協奏曲
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ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
フランコ・カラッチオーロ指揮
RAI ナポリ・アレッサンドロ・
 スカルラッティo.
 録音:1961年7月2日、ライヴ。『イタリアの女流ヴァイオリニストの中でも女王と呼ぶに相応しいジョコンダ・デ・ヴィートのブラームスが登場。18番中の十八番で複数の録音が遺されておりますが、これは活動最後期、引退の前年のライヴ。熱くうねる様な濃―い演奏。晦渋なブラームスとは一線を画す南欧的ロマンとメランコリズムを隠そうとも致しません。伴奏のカラチオーロは、ローマ聖チェチリア音楽院でモリナーリに学んだイタリア指揮界の王道を行く名指揮者。1949年から最晩年までRAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団を率いました。歌劇場を活動のメインとする指揮者が多いイタリアで、管弦楽団の指揮に重きを置いた珍しい存在。伴奏に長じ、ウルサ型のミケランジェリとも度々共演しております。かつてイタリア国営放送は各地に放送交響楽団を持っておりましたが、ナポリの当楽団は残念ながら今や消滅しました。
MR-2623
廃盤
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ワルター& VPO 1953 & 1955 〜ブルックナー:交響曲第9番(*) /テ・デウム(#)
 ヒルデ・ギューデン(S) ヒルデ・ツァデク(A)
 エーリヒ・マイクート(T) ゴットロープ・フリック(B)
 ブルーノ・ワルター指揮 VPO 、ウィーン国立歌劇場cho.
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クナ&ミュンヘン 1959.1.6 〜
 シューベルト
:交響曲第9番「グレイト」
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ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1959年1月6日、ライヴ。『クナの「ザ・グレート」と言えば、ウィーンフィルとの1957年盤が著名ですが、こちらは、それから2年後のミュンヘン・ライヴ。ウィーン盤は聴衆の拍手が終わらぬうちに無造作に開始してしまう怪物ぶりですが、こちらは聴衆の拍手が完全に終わってから、しかし素っ気ないくらいに始まります。ブルックナーの前史としてのシューベルトとも違う、ロマン的な表現。金管の強奏、突然のリタルダント、絶壁から突き落とされるようなテンポダウンには唖然とするばかり。田舎臭い魅力に満ちたミュンヘンフィルの素朴な音色、粗雑と紙一重のスレスレの表現。鬼才の面目躍如と申せましょう。音像が残念ながら遠目で、原テープに起因する音の揺れも散見されますが、ファンならば手元に置きたい別格の奇演です。』
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ブスタボ + メンゲルベルク
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(*)
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(#)
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ギラ・ブスタボ(Vn)
ヴィレム・メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウo.
 録音:1943年5月6日(*)、1940年10月27日(#)、ともにライヴ。『伝説の名女流ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボ(1916〜2002)。アメリカ出身で幼少期から類まれな才能を発揮しながらも録音が極端に少なく、それ故に生前から伝説化した存在でした。名伴奏ピアニストとして知られるアイヴァー・ニュートンは、初めて彼女を聞いた際に、「彼女はまるで天使のようだ。そして天使の様に演奏する」とその容姿と演奏技術を称賛しました。9歳でシカゴ響と共演したという神童ですが、鬼才メンゲルベルクが目を付けてヨーロッパで共演したことも有名。当盤のベートーヴェンとブルッフはその貴重な記録で、入手が困難になっていたもの。音質も優れており、ベートーヴェンでは楽章間に溜息のようなブラヴォ(メンゲルベルクか?)も聞かれるほどです。マルツィを世に出したのもメンゲルベルクですし、巨匠はソリストを見出す能力に長けていたのかも知れません。』
クレメンス・クラウス
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番[ヴァルター・バリリ(Vn) VPO /1944年4月23日、放送用]
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」[1947年12月6日、ライヴ」
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 / ドビュッシー/カプレ編曲:子供の領分
  [バンベルクso./1953年3月、セッション]
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」[ BPO /1944年11月21日、放送用]
 シューベルト:交響曲第5番[ BPO /1944年11月24日、放送用]

 クレメンス・クラウス指揮
『録音が少ない巨匠クレメンス・クラウス(1893〜1954)ドイツの敗色濃厚となった時期の放送録音であるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番はコンマスのバリリが独奏。家族的な温かい雰囲気。典雅、優雅とはこの演奏のためにあるともいえましょう。初出レパートリーとなる「展覧会の絵」はクラウスが公職追放解除になってからの演奏。これは、問題作です。技術的には頼りないばかりのウィーンフィル。しかしながら、特に管楽器がソロで活躍する曲故に、当時のウィーンフィルのサウンド・サンプルの体をなしております。ご通家には、当時のメンバーの名前も思い浮かぶことでしょう。トランペットからトロンボーン、ホルン、フルート何もかもが他のどこの団体とも違う高貴で鄙びた音色。「キエフの大門」ではかなり楽譜をいじくっていて面白い仕上がりです。1953年にバンベルク響と行ったセッション録音では、「オベロン」の深深たるドイツ・ロマンは言うに及ばず、「子供の領分」はクラウスのセンス溢れる佳品。そして圧巻はベルリンフィルとの戦時下の放送用スタジオ録音。音質には限界がありますが、良くぞ遺してくれました。品格で聴かせる「驚愕」、流れの良さ、瑞々しさに脱帽のシューベルト。これを聞くとベルリンフィルは当時から現代に通じる機能性と音色を持っていたことが分かります。』
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ピエール・モントゥー BSO 1963.12
 ヴォーン=ウィリアムズ:
  トマス・タリスの主題による幻想曲
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
 エルガー:エニグマ変奏曲
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ピエール・モントゥー指揮
ボストンso.
 録音:1963年12月20日〔 St-Laurent Studio 盤等 1963年12月21日とされているものもあり、どちらが正しいのか不明〕、シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ。『88歳のモントゥ―が、縁の深いボストン響と成し遂げた奇跡!「タリス」は、モントゥ―らしい遅めのテンポが採用され線が太く、寄せては返すロマンティシズム。聴衆が圧倒されて溜息すら漏れる名演。ドイツ音楽にも通暁したベートーヴェンもお手の物の見事さ。第4番もベートーヴェンらしい人間臭い情熱を前面に押し出した名演奏となっております。木管楽器の遊び心にも感動!この年、巨匠は手兵ロンドン響と来日。当盤に収録されている『エニグマ』変奏曲を披露しております。ツアーで取上げることは18番である証拠。エネルギッシュにオケを煽り、渋い音色を引き出した上で、ドラマを創出しております。良好なステレオ録音であることも喜ばしい限りです。』
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ヨーゼフ・カイルベルト 1967.1.13 〜
 ブルックナー
:交響曲第6番 イ長調
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ヨーゼフ・カイルベルト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1967年1月13日、おそらくライヴ。『カイルベルトが急逝する前年のライヴ。カイルベルトはブル6を得意としており、度々愛奏しておりますがライヴは初めて。スタジオ録音は1963年でしたので、最円熟期の演奏が初めて聞くことが出来ます。一聴して気付かされますのは、しなやかで主情的なテンポの動きやうねりを意識的に多用している点です。これがブルックナーにしては珍しいイ長調という幸福な曲想にぴったり。南ドイツのブルックナー・オーケストラであるシュトゥットガルト放送響も最大の共感を持ってカイルベルトのバトンに従います。広がり豊かとは言えませんがステレオ録音であることも有難いです。』
マルティノン& CSO 1967 10 初出〜
 マーラー
:交響曲第4番
ペギー・スミス・スケイリー(S)
ジャン・マルティノン指揮
シカゴso.
 録音:1967年10月、ライヴ、ステレオ|ピアニストとしても没前年までリサイタルを開いていたソプラノ歌手 Peggy Smith Skarry (1933/34-2019) の代理店カナ表記は『ペギー・スミス・スケーラー』となっている。 『作曲家、指揮者としてマルチな活動を展開したマルティノンがシカゴ響の音楽監督を僅か5年で退任。理由は様々でしょうが、やはりマネージメントとの決裂が真相とされております。最終シーズンに行われた演奏会からマーラーの第4番が登場!オーケストラからは非常に尊敬されており、そうでなければこの名演は生まれません。マルティノンはマーラー演奏に熱心で来日公演でも日本フィルと第1番を披露しておりますが、レコード会社のイメージ戦略のせいかスタジオ録音は一切ありません。当盤は良好なステレオ録音というこもあり、長年の渇きを癒すものと申せましょう。カラリと晴れた青空のような爽快なマーラー。第3楽章など20分を超えながら飄逸味もある個性的なもの。シカゴ出身でピアニスト、歌手として活動したスミス・スケーラーの絶唱も見事です。』
クナ&ミュンヘン・フィル
 モーツァルト:クラリネット協奏曲(*)
 ブラームス:交響曲第2番(#)
ヴォルフガング・
 シュレーダー(Cl;*)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1962年1月6日(*)、1956年10月13日(#)、ともにミュンヘン、ライヴ、モノラル。 『モーツァルトとはプラトニックな関係しか結べなかったと評されるクナの珍しいモーツァルト。シュレーダーはミュンヘンフィル首席の名手で室内楽でも活躍。野太く、鄙びたドイツ式クラリネットの音色を堪能できます。演奏は”やはり”というか「大指揮者の伴奏モノ」の典型。クラリネットはあくまでもクナの音楽の一部。最晩年のクナによるものもしいテンポ。ワーグナーやブルックナーのような異形のモーツァルト。音質がやたらと良いのも嬉しい限りです。ブラームスは巨匠の愛奏曲。5日後の明るい表情のアスコーナ音楽祭のライヴが有名ですが、こちらは陰鬱なドイツの秋、冬を思わせる引き摺るような重たくシリアスな演奏。艦砲射撃のようなティンパニの打込みは凄絶を極めてそら恐ろしくなります。一切テンポアップをしないフィナーレには圧倒されます。』
初出、クナ& VPO + バックハウス 1954.1.21 〜
 ベートーヴェン

  「コリオラン」序曲/
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*) /交響曲第7番
ヴィルヘルム・
 バックハウス(P;*)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1954年1月21日、フリブール大学講堂、フリブール、スイス、ライヴ、モノラル|「皇帝」の替わりに第4番の協奏曲が演奏された Orfeo D'or 等で既出のライヴは1954年1月17日、ウィーンでの演奏|初出音源、ただし「コリオラン」は1954年1月17日とされた既出盤の中に、当21日の演奏がまぎれており、結果として既出音源である模様。 『完全初出のライヴです!ウィーンにおける1月17日のライヴは既出ですが、その後クナ+ウィーンフィルはソリストのバックハウス共々スイス・ツアーに出掛けます。「コリオラン」の物々しい開始は如何にもクナ。豪快なようでいて実は神経質な弦の刻みが戦慄を掻き立てます。ウィーンでは「第4番」を弾いていたバックハウスはここでは嬉しいことに「皇帝」を披露!第2楽章の崇高にして神秘的な佇まいは筆舌に尽くしがたく、ベートーヴェンが交響曲で書かなかったもう一つの世界が協奏曲にあることが理解できます。指揮台の皇帝と鍵盤の皇帝のガブリ四つの力相撲が見もの聞きもの。交響曲第7番は異形の名演。大地に鉄槌を下すような重厚な開始。まるで柝の音のような足音で始まる第3楽章。クナの唸り声が止まない第4楽章の圧倒的な進軍。どの瞬間も人工的な音がなく、どこまでも人間味溢れる境地がここにあります。出演者提供による良好な音質は驚くばかりの高水準です。』
フルトヴェングラー& VPO 〜 1950.9.25 ストックホルム・ライヴ
 スウェーデン国歌/オーストリア国歌
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」 / シベリウス:エン・サガ
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO
 録音:1950年9月25日、ストックホルム・コンサートホール、ライヴ。『コンサート会場にいるかのような臨場感!フルトヴェングラー+ウィーンフィルのストックホルムライヴ。スウェーデン、オーストリア両国の国歌が献じられます。特筆すべきは音質で過去の商品だとあまりにも音像が遠い上にノイズも多く全貌が掴みづらい演奏でしたが、今回は入念にマスタリングされて迫力満点です。ハイドン「驚愕」は現代からは信じがたい程の荘重そのものの演奏。スタジオ録音では感じられない即興的な音楽づくりが如何にもフルトヴェングラーです。続いて、スウェーデンの大作曲家に敬意を表してのシベリウス。珍しいレパートリーである「エン・サガ」。この陰鬱、沈鬱ぶりには絶望的になってしまいます。強烈な引力を持つ名演。そして、恐らく「エン・サガ」との対比で選ばれたのが、シュトラウスの「ドン・ファン」。かなり遅めのテンポが設定され、こちらも暗さを前面に出した個性的名演。そして極めつけの「運命」は、フルトヴェングラーの数ある演奏の中でも最も重厚な演奏と言えます。神経のピリピリと張りつめて弛緩する瞬間がありません。フィナーレの天才的なテンポ変化が如実に分かります。』
マルティノン& CSO
 シューマン:交響曲第1番「春」(*)
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」(#)
ジャン・マルティノン指揮
シカゴso.
 録音:1967年5月(*)、1965年11月(#)、ともにライヴ、ステレオ。『苛烈なシューマンと阿鼻叫喚の「新世界」いずれも初出レパートリー』『アメリカでの活動は思い出したくない!と言うほど嘆いた巨匠マルティノン。シカゴ響とは僅か5年の音楽監督在任でしたが、演奏自体は見事なものばかりです。シカゴ響のヴィルトゥオジティはライナー時代のまんま、そこに劇的表現を注入するのですから堪りません!最終シーズンとなった1967年のシューマンはスタイリッシュな造形でフルトヴェングラー式の物々しさを排し、交響曲というより交響詩的な物語性を押し出した名演。トランペットの輝かしさ、音色から推察して恐らく名手ハーセスでしょう。 「新世界」はシルヴェストリの名盤に匹敵する名演にして奇演。スケルツォからフィナーレの強烈な叩きこみには打たれること必定。基本猛スピードで、恐ろしいアゴーギグを駆使しまくりです。どの瞬間も劇性を隠そうともしない知性派マルティノンの本性を見る思いが致します。マニア必携のライヴ。ステレオ録音であるこも万々歳です。』
ワルター& BSO + ハルバン〜
 マーラー
:交響曲第4番
デシ・ハルバン(S)
ブルーノ・ワルター指揮
ボストンso.
 録音:1947年3月25日、メトロポリタン劇場、ライヴ。『レコード芸術最新号においても話題のソプラノ歌手デジ・ハルバン。ウィーンの生まれで幼少時よりワルターと親交のあった名ソプラノ。画商であったユダヤ系オランダ人と結婚したことにより、ナチスに追われ渡米を余儀なくされました。失意のハルバンを救ったのがやはりワルターで、マーラー:交響曲第4番のソリストとしてハルバンを度々起用。コロンビアにも高名なスタジオ録音を遺しました(1945年)。ハルバンの声質は当時のハリウッド女優的な可愛らしい高さが特徴でチャーミングの一言です。ワルターとボストン響という組み合わせも珍しい。会場はボストンから車で一時間程度のプロヴィデンス(ロードアイランド州の首都)。ボストン響もしばしば演奏会を開いた会場です。当盤は、1947年故にワルター後年、晩年の超越した達観の境地とは異なる若き日の攻撃的な側面も兼ね備えた生命感溢れる名演です。音質も改善されておりますが、現テープに起因する欠損が僅かながらにございますことをご了承ください。』
フルトヴェングラー& VPO イン・ストックホルム 1943.5.12
 シューベルト:交響曲
  〔第8番「未完成」第1楽章(冒頭に欠損あり)/第9番「グレイト」〕
 シュトラウス II :皇帝円舞曲 抜粋
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO
 録音:1943年5月12日、ストックホルム・コンサートホール、ライヴ。『フルトヴェングラー+ウィーンフィルによるスウェーデン楽旅の記録。音質も既出盤よりずっと改善されております。巨匠を取り巻く状況は困難の一途を辿っていた戦中の録音ながら演奏の充実は驚異的です。「未完成」は冒頭に僅かな欠損がありますがさざ波のような弦の刻みは奇跡的な美しさ。これぞフルトヴェングラーと呼びたい色気と深刻さの同居が最高です。「ザ・グレート」は十八番のレパートリー。これを聴くフルトヴェングラーの若々しさが理解できます。晩年のデモーニッシュさとは異なる元気、明朗な解釈。豪快なリタルダントにも脱帽!ウィーンフィルとの「ザ・グレート」が少ないこともマニアはご存じの筈でしょう。そして「皇帝円舞曲」も自由自在なテンポ変化、魔法の棒さばきに心打たれる名演。そしてどこまでもシンフォニックな造形。フルトヴェングラーのシュトラウス作品のライヴは珍しく、返す返すも断片しか遺っていないことが惜しまれます。』
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バーンスタイン& NYP「千人」 1965.12.9 〜マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
 サラメー・エンディク、エラ・リー、アーネスティーン・ラゼンビー(S)
 ジェニー・トゥーレル、べヴァリー・ウォルフ(Ms) ジョージ・シャーリー(T)
 ジョン・ボートデン(Br) エツィオ・フラジェッロ(B)
 レナード・バーンスタイン指揮 NYP、ウェストミンスターcho.、聖キリアン少年cho.
 録音:1965年12月9日、フィルハーモニック・ホール、リンカーン・センター、ニューヨーク、 US 、ライヴ、モノラル|既出CD-R: Eternities, ETCD-383-S 〔ステレオとの記載|廃盤、入手不能〕。『バーンスタインと言えばマーラー、マーラーと言えばバーンスタイン。とはいえ難曲『千人の交響曲』の演奏回数は流石に数少ない模様です。黄金時代を築き上げたニューヨークフィルとは、1962年のフィルハーモニックホール(現ディヴィッド・ゲフィン・ホール=元エイヴリー・フィッシャーホール)杮落し公演での第一部のみが発売されておりました。1966年にはロンドン交響楽団と録音。如何にもスタジオ収録らしい見通しの良い演奏でした。当ライヴは1965年12月の定期演奏会ライヴ。実際のコンサート会場で聞くような、マーラー自身が想定していた音像。すなわち超絶的な大規模な編成の中、楽器も歌手それぞれが距離感をもって聴衆の耳に届いていくというごく自然なライヴ録音です。内容はCD一枚に収まる演奏時間が証明する通りに細部を粘々と拘泥しない軽快なテンポ設定。40代のバーンスタインらしいエネルギッシュで爽快な演奏です。しかしフィナーレの深遠な響きはスピリチュアルな音楽家バーンスタインそのもので思わず瞑目してしまいます。モノラルな上に第一部終結部に音量の不安定と揺れがありますことをご承知おきください。』
クレンペラー& VPO 〜マーラー:交響曲第2番「復活」
 ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S) ヒルデガルド〔ヒルデ〕・レッスル=マイダン(A)
 オットー・クレンペラー指揮 VPO、ウィーン楽友協会cho.
 録音:1963年6月21日、アン・デア・ウィーン劇場、ライヴ。 『共演の数こそ少なかったものの、遺された録音が今なお衝撃を与え続けるクレンペラー+ウィーンフィルのコンビ。この「復活」の演奏に何故か注目度が薄かったのは既出盤に音質面の不満があったからではないでしょうか?今回のリリースは新たな音源からマスタリング。純正モノラルで、ドロップアウトも可能な限り修正され大変聴きやすくなっております。演奏内容は最晩年の超ヘビーと壮年期のウルトラドライ最速演奏の丁度真ん中に位置するもの。木管楽器の強調が特徴のクレンペラーらしく、ウィーンフィルの甘美な管楽器の音色が冴え渡ります。ウィーンで合唱付きの曲を取上げる際に好んで共演したウィーン楽友協会合唱団が壮麗に盛上げます。カラヤンからも重用されたウィーンの名ソプラノ、レスル・マイダンがアルト独唱。クレンペラーも大のお気に入りで「復活」の演奏で度々起用、切実誠実な歌唱に最敬礼です。彼女はウィーン交響楽団、フィルハーモニア管とのセッション録音にも参加しております。ロストロポーヴィチ夫人でもあるヴィシネフスカヤのド迫力声量には言葉もなしと言ったところです。』
ジョージ・セル〜シューマン:交響曲集
 〔第4番(*) /第3番「ライン」(#) 〕
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.(*)、
コンセルトヘボウo.(#)
 録音:1965年5月31日、シャンゼリゼ劇場(*) /1966年11月21日(#)、ともにライヴ、モノラル。 『セルのシューマンと言えば定番中の定番ですが、魅力的なライヴが登場します。1965年のクリーヴランド管ヨーロッパ・ツアーからパリ・ライヴの第4交響曲!この年の欧州ライヴは名演連発!高速道路をすっ飛ばすような爽快感。シャンゼリゼ劇場らしい天井高く空気の多い環境でオーケストラをグイグイ引張ります。セルはシューマンの楽譜に自ら手を入れておりますがそのいずれもが絶対的な程に決まっております。そして密接な関係を築き客演を繰り返したコンセルトヘボウ管とのシューマンは著名なライヴですが発売は久々です。響きを重視したロマンティックで恰幅の良い演奏で、セルの表現の多様性を如実に示します。第4楽章におけるドイツの森林を見るような陰影の深さには心打たれます。モノラルであることは残念至極ですが、音質は年代並み。鑑賞に十分なものです。』
MR-2646
廃盤
ジョージ・セル〜ドヴォルジャーク:交響曲集
 〔第7番(*) /第8番(#) 〕
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.


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