PALEXA
1CD¥2310(税抜¥2200)



 カナダのレーベル、PALEXA。何故か突然登場したべームのブル8、1978年ライヴ(PA-0522)ヨッフム&ベルリン・フィルの「ブル9」、1977年(PA-0530)絶頂期のカラヤン&ベルリン・フィルのライヴ(PA-0531)という3点のオケ物が相次いで発売されたのには驚かされたが、この3点と現時点では1点のみのヴァイオリン系アイテムとなるヘンリク・シェリング・ピッツバーグ・リサイタル(PA-0502)を除き、基本ラインナップはピアノ。
 リヒテルのカーネギー・ホール・ライヴ他(PA-0537)、ホルヘ・ボレット(PA-0503)、アニー・フィッシャー(PA-0514、0515)、リパッティ(PA-0509)、ホロヴィッツ・レニングラード・ライヴ 1986(PA-0536)ら往年の名演に加え、昨今EMIからの新譜が話題となっているアルゲリッチの後継者ガブリエラ・モンテーロ(PA-0501、0510)や、当レーベルの顔的存在、ウクライナの天才コンスタンチン・リフシッツ(既に2006年で30才)、クロアチアの生んだ鬼才ケマル・ゲキチ(PA-0512、0520)ら、現代の名手も加えたその陣営は壮観。
 今回、レーベル創業以来配給を担当していた国内代理店が変更となったのに併せ、全点を再度御紹介。併せて御紹介の新譜はリフリッツのライヴ

新譜
PA-0532/3

(2CD)
ナタン・ブランドの伝説 Vol.1
 シューマン:
  子供の情景Op.15/クライスレリアーナOp.16/
  花の曲 変ニ長調Op.19/4つの夜想曲Op.23
 ショパン:
  スケルツォ第1番 ロ短調Op.20/
  2つの夜想曲Op.27/
  ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35「葬送」/
  バラード第4番 ヘ短調Op.52(*)
ナタン・ブランド(P)
 録音:1982年-1990年、バークリー・ホール、アムハースト大学、マサチューセッツ州、ライヴ(*以外)/1982年、アカデミー・オヴ・アーツ・アンド・レターズ、ニューヨーク、スタジオ(*)。おそらく以前フランスの BNL レーベルから発売されていたもので、だとすると約10年ぶりの再発。
 ナタン・ブランド(1944-1990)はイスラエルに生まれたアメリカのピアニストで、ナディア・ライゼンバーグに学んだ。彼のCDは過去に BNL と APR から発売されたが、どちらも比較的早期に廃盤となっており、現在入手出来るのは当盤のみとなる。BNLのCDは、ニューヨーク・タイムズ誌で「ジキルとハイドのような2面性を見せる」と評された。ピアノ・マニアの間では話題になりながらも、なかなかその演奏を聴く機会が無く、壮年期に亡くなったこともあって、まさに「伝説」のピアニストといえる。
モーリーン・フォレスター モーリーン・フォレスター(A)
 詳細不詳。判明次第新譜案内にて再掲載します。
コンスタンチン・リフシッツ
 〜ベートーヴェン:バガテル集

  バガテル ハ短調/7つのバガテル Op.33/
  バガテル ハ長調/11のバガテル Op.119/
  6つのバガテル Op.126
コンスタンチン・リフシッツ(P)
 録音:2001年7月21日、マサチューセッツ、ライヴ。
当店未案内旧譜
ガブリエラ・モンテーロ
 〜ショパン、ラフマニノフ、リスト

 ショパン:
  夜想曲 変ロ短調 Op.9-1/夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2/
  ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44/幻想ポロネーズ Op.61/
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
 ラフマニノフ:
  前奏曲 ト長調 Op.32-5/前奏曲 ニ長調 Op.23-4
  ピアノ・ソナタ第2番 Op.36
 リスト:リゴレット・パラフレーズ
ガブリエラ・モンテーロ(P)
 録音:1996年5月28日、サル・ピエール=メルキュール、ピエール=ペラドー・センター、モントリオール、ライヴ。
 1995年第13回ショパン・コンクールで3位に入賞した、ヴェネズエラ生まれのモンテーロ。同じ南米出身のアルゲリッチが演奏を聞き自らの「後継者」だと語ったと言うことで、近年はEMIから録音発売されるなど、一気に知名度が上がった。最近は金髪だが、PALEXAレーベルヘの録音時には黒っぽい髪のため、ジャケット写真はずいぶんと印象が異なる。モンテーロ、ショパン・リサイタル:PA-0510
ヘンリク・シェリング・ピッツバーグ・リサイタル
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.30-2
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ホ長調 BWV1006
 ブラームス:F.A.E.ソナタ〜スケルツォ
 ポンセ:ソナタ・ブレーヴェ
 シマノフスキー:ノットゥルノとタランテラ Op.20
 ミヨー:春 Op.18
 ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
ヘンリク・シェリング(Vn)
チャールズ・ライナー(P)
ホルヘ・ボレット&ジンマン
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 二短調 Op.30(*)
 リスト編曲による歌曲&歌劇作品集(#)
 [シューベルト:鱒
  ショパン:乙女の願い
  シューマン:献呈
  ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」の回想/
  ワーグナー「さまよえるオランダ人」〜紡ぎ歌/
  ヴェルディ「リゴレット」〜演奏会用パラフレーズ
   (リゴレット・パラフレーズ)]
ホルヘ・ボレット(P)
デイヴィッド・ジンマン指揮(*)
インディアナ大so.(*)
 録音:1969年、ライヴ(*)/1970年(#)。仕様楽器:ボールドウィン。
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
 ハンガリーのメロディー D.817/
 アレグレット ハ短調 D.915/12のレントラー
リスト:ワルツ〜シューベルト
フランク・レヴィ(P)
リスト:スペイン狂詩曲
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 二短調 Op.14
リスト/シューベルト:
 糸をつむぐグレートヒェン/アヴェ・マリア/どこへ
メンデルスゾーン:無言歌 Op.19-6/無言歌 Op.30-6/スケルツォ Op.16
メシアン:「みどり子イエス」〜第11曲
ルシーユ・チュン(P)
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40/
 楽興の時 ロ短調 Op.16-3
メトネル:ピアノ・ソナタ第7番 二短調/「夜の風」 Op.25-2
ポール・スチュアート(P)
イーゴリ・ゴロフチン指揮
モスクワ放送so.
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
シューマン:幻想小曲集 Op.12
ベン=ハイム:5つの小品 Op.34
サンドラ・タマン(P)
 録音:2000年1月、モントリオール。
既案内
PA-0507/8

(2CD)
コンスタンチン・リフシッツ(P)1997年リサイタル
 ラモー:クラヴサン組曲 ホ短調(1724)
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第30番 ニ長調
 モーツェルト:
  ロマンス 変ロ長調 K.Anh.205/
  アダージョ ロ短調 K.540/行進曲 ハ長調K.408-1/
  アンダンテ ヘ長調K.616
 シューベルト:
  即興曲集Op.90/
  ピアノ・ソナタ第20番〜アンダンティーノ
 ショパン:マズルカ 変ロ長調/マズルカ 変イ長調Op.59-2
 スクリャービン:練習曲 イ長調/練習曲 ロ長調Op.8-4
 作曲者不詳:16世紀ヴェネチアのガリヤルド
コンスタンチン・リフシッツ(P)
ディヌ・リパッティ
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番(*)
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):ピアノ協奏曲第1番(#)
 ショパン:
  夜想曲Op.27-2/練習曲[Op.25-5/Op.10-5]/ワルツOp.34-1
ディヌ・リパッティ(P)
オットー・アッカーマン指揮(*)
チューリヒ・トーンハレo.(*)
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮(#)
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(#)
 録音:1950年/1947年(#)、ライヴ。以前スイスのJECKLINから出ていたCDと同曲目だが、音質改善がなされている。
 また、ショパンはEMIからも出ているが、パレクサの社主は「EMI盤のピッチはおかしく、わが社の盤が正しい」と言っているそうだ。ちなみに、特にバッハのほうは一部にリパッティの演奏かどうか疑問視する向きもある。演奏のほうはリパッティの演奏と言われても違和感の無い立派なものなのだが、これは、聞いていただいて個人の判断で・・・と言うことになるだろう。現在も結論ははっきりとしていないようだ。
ガブリエラ・モンテーロ
 〜ショパン・リサイタル

 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/
 夜想曲 ハ短調 Op.48-1/夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/
 ポロネーズ 変ホ短調 Op.26-2/
 ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄」
 ワルツ 変イ長調 Op.34-1/
 ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「子犬」
 スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39/
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ガブリエラ・モンテーロ(P)
 録音:1998年9月、モントリオール。スタジオ収録。
 近年はEMIから録音が発売されるなど、一気に知名度が上がった彼女の同レーベル第2弾だったもの。第1弾(ショパン、ラフマニノフ、リスト):PA-0501
ホロヴィッツ&セル、ルービンシュタイン&ロジンスキ、
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2種の演奏)
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P;*)
ジョージ・セル指揮NYP(*)
アルトゥール・  ルーンビンシュタイン(P;#)
アルトゥール・ロジンスキ指揮NYP(#)
 録音:1953年1月12日(*)/1946年3月24日(#)。
 ルービンシュタインの方もなかなかレアな録音なのだが、もちろんメインは、マニアには有名なホロヴィッツの1953年ライヴ。彼の同曲は結構あるが、この演奏が一番凄い。以前MOVIMENT MUSICAで発売された時、ファンは歓喜、残念ながらこのCDは結構すぐに廃盤になってしまったため、ファンは血眼になって探していたが、当盤と、その後OTAKEN RECORDSからも復刻盤が出た(TKC-302;こちらは初出の私家盤LPから盤起こし)ため、現在では入手は容易になっている。ルービンシュタインの演奏が不用な方なら、OTAKEN盤の方が御薦めか。
ケマル・ゲキチ、モントリオール・ライヴ 1998
 ヘンデル:組曲第5番 ホ長調HWV.430/組曲第2番 ヘ長調HWV.427
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調Op.19「幻想ソナタ」/
  2つの詩曲Op.32
 リスト:
  6つのコンソレーションS.172/
  2つの伝説S.175
   [小鳥に説教するアシジの聖フランソワ/
    波の上を歩くパウラの聖フランソワ]
ケマル・ゲキチ(P)
 録音:1998年10月22日、ボン=パストゥール歴史的礼拝堂、モントリオール、ライヴ。
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第21番/楽興の時D.780/
 影法師(リスト編)
フランク・レヴィ(P)
 録音:1998年。
アニー・フィッシャー、独奏ライヴ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番K.332
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番D.959
 シューマン:謝肉祭Op.9
アニー・フィッシャー(P)
 録音:1984年3月9日、モントリオール。放送ライヴ。原盤:ラジオ・カナダ(CBC?)。
 モーツァルトの12番、シューベルトの20番とも彼女の初ディスクレパートリーだった物。
アニー・フィッシャー、協奏曲ライヴ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番K.482(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番Op.37(*)
アニー・フィッシャー(P)
オットー・クレンペラー指揮(#)
アムステルダム・コンセルトヘボウo.(#)
フェレンツ・フリッチャイ指揮(*)
ベルリン放送so.(*)
 録音:1956年(#)/1957年(*)。おそらく初出だった音源。
 (#)は、このコンビとしては唯一の録音であろう。ベートーヴェンの方は同年のスタジオ録音もあるが、こちらはオケがバイエルン放響。ファンならゲットしておきたい。
PA-0516/7

(2CD)
インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル・シリーズ
 バッハ:
  フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813(*)
  イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808(+)
  パルティータ
   [第2番 ハ短調 BWV826(#)/第4番 ニ長調 BWV828(**)/
    第6番 ホ短調 BWV830(**)
コンスタンチン・リフシッツ(P;*)
ピョトル・
 アンデルシェフスキ(P;+)
ポール・メイエ(P;#)
ショーン・ダッガン(P;**)
 録音:マサチューセッツ州ウィリアムズタウン、ライヴ。
 以下5点、アメリカ、マサチューセッツ州ウィリアムズタウンで行われたインターナショナル・ピアノ・フェスティヴァルのライヴ録音シリーズ。
インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル・シリーズ
 シューベルト:「さすらい人」幻想曲 D.760(*)
 リスト:ソナタ ロ短調/ゴッツチョーク:バンジョー
 モシュコフスキ:火花/グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール
ペス・レヴィン(P;*)
マイケル・グート(P;* 以外)
 録音:1999年7月16日(*)、23日(* 以外)マサチューセッツ州ウィリアムズタウン、ライヴ。アメリカ、
インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル・シリーズ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 シューマン:謝肉祭 Op.9
 ショパン:夜想曲 変ハ短調(遺作)
ポール・メイエ(P)
 録音:1999年7月19日、マサチューセッツ州ウィリアムズタウン、ライヴ。
インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル・シリーズ
 ゲキチのリスト「巡礼の年第2年」

 リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」
ケマル・ゲキチ(P)
 録音:1999年7月19日、マサチューセッツ州ウィリアムズタウン、ライヴ。
 リストの録音としてはホロヴィッツの「ソナタ」、シフラの「死の舞踏」に匹敵する決定的歴史的名演奏と絶賛された。
インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァル・シリーズ
 ベートーヴェン:ソナタ「熱情」(*)
 アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番〜第3/4楽章(+)
 スコット・フィーラー(1952-):芸術家の証明(#)
 ラヴェル:「鏡」〜道化師の朝の歌(**)
 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章(**)
サンドラ・タマン(P;*)
ロバート・シャノン(P;+)
ベス・レヴィン(P;#)
マツウラ・ナリ(P;**)
 録音:1999年7月15-22日(*)(+)(#)、1996年7月(**)、マサチューセッツ州ウィリアムズタウン、ライヴ。
 新代理店作製のリストからは落ちているため、在庫切れか廃盤の可能性があります。
べームのブル8、1978年ライヴ
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
カール・ベーム指揮
チューリヒ・トーンハレo.
 録音:1978年7月4日、チューリヒ。ライヴ、ステレオ。音源:スイス放送。
 絶品リマスタリングによる極上音質。晩年のベームにしては珍しいほどの颯爽としたテンポでCD1枚(72分)に収まった名演奏。
コンスタンチン・リフシッツ
 シューベルト:
  4つの即興曲 Op.90 D.899/4つの即興曲 Op.142 D.935/
  楽興の時 Op.94 D.780/3つのピアノ曲 D.946
 メシアン:「幼児イエスに注がれる20の眼差し」
       〜預言者と羊飼いと東方の三博士の眼差し
コンスタンチン・リフシッツ(P)
 録音:2000年7月12日、チェイピン・ホール、マサチューセッツ州ウィリアムズタウン。メシアンはアンコール曲とのこと。
コンスタンチン・リフシッツ、1999 ライヴ
 バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
 ベートーヴェン:
  2つのロンドOp.51[ハ長調/ト長調]/
  ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28「田園」
 バード:
  4声のミサ〜キリエ/ウォルシンガムに行こう/
  第8パヴァーヌ/乙女の歌
 シューマン:謝肉祭 Op.9
 ジョヴァンニ・フランチェスコ・
  アネリオ(1567-1630):ガリアルダ(*)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
 録音:1999年3月12日、サル・ピエール=メルキュール、ピエール=ペラドー・センター、モントリオール、ライヴ。(*)はアンコール。
コンスタンチン・リフシッツ
 〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集

 ピアノ協奏曲第21番/ピアノ協奏曲第27番
コンスタンチン・リフシッツ(P)
ジェームス・ボール指揮
モナドノック・フェスティヴァルo.
 録音:2001年8月。
リヴィア・レフ、84歳のリサイタル
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番
 シューベルト:ピアノ・ソナタ ト長調 D.894
 ショパン:幻想曲 ヘ短調Op.49
リヴィア・レフ(P)
 録音:2000年7月。
 ハンガリー生まれの女流、レフはHyperionなどイギリス系レーベルへの録音が幾つかあったが、当盤は84歳のときの録音。2006年3月現在、彼女は89歳ながらまだまだ健在のようで、在住しているパリにて26歳の若手ヴァイオリニストと演奏会を開いたと言う。その年齢差63歳。
ヨッフム&ベルリン・フィルの「ブル9」、1977年
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
オイゲン・ヨッフム指揮
BPO
 録音:1977年11月28日、ベルリン。ライヴ。ステレオ。
 同コンビによる唯一の同曲ライヴ。レーベルが「DGの名盤よりはるかに激しい迫力と緊迫感にあふれた決定的名演!!」と激賞。
絶頂期のカラヤン&ベルリン・フィルのライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第7番(*)
 ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」(#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1978年1月28日、ベルリン(*)/1976年8月31日、ルツェルン(#)。共にライヴ、ステレオ。(#)は初出音源。(*)はCD-R使用のFKMやSARDANAから発売盤がある演奏。
 全盛期のカラヤン&BPOのライヴ。もちろんマスターからの初復刻で、「無修正のカラヤン」には、ファンもアンチも興味をそそられるにちがいない。
ブラームス:間奏曲とラプソディ集
 2つのラプソディ Op.79/3つの間奏曲 Op.117/
 6つの小品 Op.118/4つの小品 Op.119
フランク・レヴィ(P)
 録音:2000年/2002年。
 シューベルトのピアノ作品集(PA-0504, PA-0513)に続くフランク・レヴィの録音はブラームスのピアノ曲の中から、間奏曲とラプソディばかりを集めた企画。レヴィは、ジュネーヴでルイ・ヒルトブランドとマリア・ティーポに、さらにピーボディ音楽院でレオン・フライシャーに学んでいる。
ジョヴァンニ・ベネディット・プラッティ(1697-1763):
 クラヴィーア・ソナタ Op.4-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D.850
メトネル:8つの情景画 Op.1
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)
 録音:2003年、モントリオール。ライヴ。
 エカテリーナ・デルジャヴィナはモスクワ・グネーシン音楽院の教授。アンコース・ピースとして親しまれているメトネルの8つの情景画も、全曲の録音は多くはないので歓迎されるだろう。ジョヴァンニ・ベネディット・プラッティは、パドヴァ生まれ、25歳の時にヴュルツブルクに移住し、シェーンボルン家の宮廷楽団で働いた。
ホロヴィッツ・レニングラード・ライヴ 1986
 D.スカルラッティ:ソナタ集
  [ロ短調L.33/ホ長調L.23/ホ長調L.224]
 シューマン:クライスレリアーナOp.16
 ラフマニノフ:
  前奏曲 ト長調Op.32-5/前奏曲 嬰ト長調Op.32-12
 リスト:ペトラルカのソネット第104番
 ショパン:マズルカ イ短調Op.17-4/マズルカ ヘ短調Op.7-3/
       ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」
 シューマン:トロイメライ
 モシュコフスキ:花火Op.36-6
 ラフマニノフ:V.R.のポルカ
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
 録音:1986年4月27日、国立フィルハーモニー、レニングラード。ライヴ。おそらくモノラル。ロシア ARTISTOTIPIAからAL-102-LEとして発売されている貴重な演奏。
 1986年、最晩年のホロヴィッツがロシアに里帰り公演をしたことは半ば伝説化しており、モスクワ・ライヴは入手可能ながら、レニングラード公演に関しては旧西側では幻の状態が続いていた。この演奏は2度目の来日直前、4月27日のコンサート・ライヴで、晩年好不調の波が激しかったホロヴィッツの貴重な絶好調の演奏が聞ける。ミスタッチは散見されるものの、このコンサートを実際聴けた人々はさぞや興奮したことだろうと羨ましくなるほどの魔術的名演で、ショパンの「英雄ポロネーズ」の圧倒的な輝きから、スカルラッティやモシュコフスキのさりげない粋さまで、誰にも真似できない至芸を味わうことが出来る。
 ARTISTOTIPIA盤は、ヒス・ノイズは少なく音質自体はまずまずながらも会場取りと思われ、マイクに服か何かが当たっていると思われるボコボコ音が時々混入し、音像も遠めだった。今回も「録音状態は良くないながら」と代理店の注釈が入っているため同程度の音質と思われる。ホロヴィッツ最晩年ながらも絶好調の模様が収められた貴重なライヴとして、その価値ははかり知れないが、ARTISTOTIPIA盤の方が希少度は高いかも(2006/6現在、通常旧譜として入手可能)。
リヒテル久々の再発、
 カーネギー・ホール・ライヴのリスト「ピアノ・ソナタ」

 リスト:
  ピアノ・ソナタ ロ短調(*)
  詩的で宗教的な調べ〜葬送(+)
  超絶技巧練習曲集〜[前奏曲/イ短調/風景/鬼火/
   エロイカ/荒野の狩/ヘ短調/夕べの調べ](#)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1965年5月18日、カーネギーホール(*)/1958年2月11日、ブダペスト(+)/1956年、モスクワ(#)。すべてモノラル。(*)は15年程前にPHILIPS から "LEGENDARY CLASSICS" シリーズの1枚としてCD化されたが、その時には1960年、ブカレストでのライヴと誤記されていた物。それ以来のCD再発。(+)も(*)と同CDに収録されていた。(#)は BIANCO E NERO レーベルからごく短期間CD発売された録音と思われるが、詳細不詳。どの音源も現在では入手不可能のため、貴重な発売。
 ソ連映画「グリンカ」の中でリヒテルは俳優として長髪でリストを演じピアノも弾きまくっていた。壮年リヒテルの弾くピアノのダイナミックスの広さは、リストの音楽の持つヴィルトゥオジティ、官能、宗教性等とぴったりはまり、聴く者は誰でも鷲掴みにされてしまう。


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