# Google, Yahoo, Goo, Bing 等の検索サイトから当ページへ直接アクセスされた方は、当店のトップページへどうぞ(別ウィンドウ、または別タブで開きます)


ATS
特記以外
1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 当レーベルは基本的に初回プレス限定盤のため、お早めのご入手をお勧めいたします。

ATS
  UHQCD はすべてのCDプレーヤーで再生可能。
ATS-964/965-2
buyボタン
[2 UHQCD]
1枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
含・稀少録音、ホロヴィッツ〜協奏曲集 + アンコール
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 L.23, K.380 (#)
 モシュコフスキ:練習曲 変イ長調 Op.72 No.11 (#)
 シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (#)
 スーザ/ホロヴィッツ編曲:星条旗よ永遠なれ(#)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(+)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
ウィリアム・スタインバーグ指揮(*)
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮(+)
ハリウッド・ボウルo.(*/+)
 録音:1949年8月2日(*/#) 、1950年8月31日(+)、すべてハリウッド・ボウル、ロサンゼルス、カリフォルニア州、 US | (#):アンコール|既出CD: Stradivarius, STR-10037/38 (*/#) / AS Disc, AS 550 (+) / Radio Years, RY 92 (*/#) 〔1945年と誤記〕/ Piano Library, PL 332 (*/#) 〔1945年と誤記〕 / Music and Arts, MUA-(4)963 (*/+) 〔1949年8月(*)、1950年8月(+) のみの記載〕/ Archipel, ARPCD-0057 (*/#) 〔1945年と誤記〕/ Memories, MR-2211/14 (*/+) 〔以上、Music and Arts 盤を除き廃盤、入手不能〕。
 #当初1枚物 "ATS-964-2" としてアナウンスされましたが、2枚組&1枚価格へ変更されました。『収録分数が増えたため』と代理店はアナウンスしているが、内容は当初の1枚での際のものと同様。
 (#)のアンコール4曲は、2002年の Archipel 盤を最後に十数年間入手できなかったもの。録音年誤記の同盤でさえ、新品ならば8000円といった価格で販売されていることすらある。『ホロヴィッツの協奏曲ライヴの第二弾。いずれもハリウッド・ボウルにおけるライヴ。オケの実体はロサンジェルスフィルです。スタインバーグとのチャイコフスキーはかつて1945年の演奏と誤記されておりましたが、正しくは1949年8月2日のライヴ。音質は悪くない物ですが、既出盤は冒頭のホルンが何とも頼りなかったのですがこれは音源の欠陥で当盤では修正され堂々たる咆哮。しかしホロヴィッツのピアノが入るとそのオーケストラすら後ずさりするかのような凄絶さ!17000人の聴衆が熱狂したと当時の新聞は伝えています。有難いことにアンコールを全て収録。これまた得意曲ばかりで、圧倒的。クーセヴィツキー最晩年の濃厚なロマン主義と融合したラフマニノフ。粘りのある伴奏を得てホロヴィッツの自由奔放な飛翔はとてもこの世のものとは思えません。』
ATS-963-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ホロヴィッツ + ワルター〜協奏曲ライヴ集
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(#)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(*)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴラディーミル・
 ホロヴィッツ(P)
ブルーノ・ワルター指揮(*/#)
NYP (#)、
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)
 録音:1948年4月11日(#) /1936年2月20日(*) |既出CD: Memories, MR-2211/2214 〔廃盤、入手不能〕/他。# (*)はオリジナル音源の第1楽章210-310小節が欠落しており、この部分はトスカニーニ指揮 NYP との1935年共演演奏で補完されています。『ホロヴィッツのチャイコンと言えばトスカニーニ共演盤2種が高名ですが、それを超えるのがこのワルターとの1948年盤です。そんな凄い演奏ですが既出盤はピッチが高く、上ずった感が拭えず、そこが演奏の特徴と勘違いされていたうらみがあります。今回の修正盤で聴くと激しい情熱のぶつかりあいだけでなく、たゆたうような大柄なロマンが味わえます。余談ながらこの演奏会はホロヴィッツのアメリカデビュー20周年を祝ったものであり、同時期にはブラームスのピアノ協奏曲第2番も演奏しており、遺されていることを祈るばかりです。カプリングのブラームスのピアノ協奏曲第1番は1936年の演奏で、ワルターにはナチスの魔の手が忍び寄っている時期の演奏。宇野功芳氏はワルターについて「第1楽章のコーダは阿修羅のようだ。しかもむきになって造型を崩すことがなく、アンサンブルもぴったりと決まっている」、「ホロヴィッツのすばらしさもまさに言語を絶する。何よりも人間業を超えたテクニックの冴えに舌を巻く。魔術的とさえ言えよう」と賞賛。お互いが一歩も譲らずしかも同じ高みに向かう和合は感動的。第1楽章210-310小節がオリジナルでは欠落しており、ここはトスカニーニ指揮ニューヨークフィルとの1935年共演演奏で補完しておりますが違和感はあまりありません。正に鬼神二人が牙をむいたドキュメントをお楽しみください。』
ATS-961/962-2
buyボタン
[2 UHQCD]
1枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
サバタ〜ベートーヴェン:
  ライヴによる交響曲集
〔第5番(*) /第8番(#) /第9番(原語歌唱)(+) 〕
 ヴィクトル・デ・サバタ指揮 NYP (*/#) 、
 アルゼンチン国立放送o.〔当盤では「コロン劇場o.と記載〕(+)、
 ニルダ・ホフマン(S;+) サイラ・ネグローニ(A;+)
 エウヘニオ・バローリ(T;+) アンヘル・マッティエロ(B;+)
 ラファエル・テラニョーロ [Rafael Terragnolo] 合唱指揮コルス・ワグネル (cho.) (+)
 録音:1950年3月16日(*)、1951年3月18日(#)、カーネギー・ホール、 US (*/#) /1949年7月26日、グラン・レクス劇場 [Teatro Gran Rex] 、ブエノス・アイレス、アルゼンチン(+)、すべてライヴ、モノラル|既出CD, CD-R : Nuova Era, 013.6316 (*), 013.6338 (#) / Melodram, MEL 18008 (*) / Urania, URN22-142 (*) / IDIS, IDIS-6361 (#) / Tahra, TAH-449 (*), TAH-4031 (*) / Andromeda, ANDRCD-5071 (*/#) / Memories, MR-2474/76 (*/#/+) 〔以上全て廃盤、入手不能〕/ Delta Classics, DCCA-0056 (*) 〔入手可否不明〕/ Vibrato [CD-R], VHL-534 (+) / Everlast [CD-R], EVE-079-M (*), EVE-609-M (+) | (+):既知中、サバタによる唯一の同曲録音。『熱血指揮者ヴィクトル・デ・サバタのベートーヴェン・ライヴ。サバタはオーストリア・ハンガリー帝国領であったトリエステの出身でドイツ音楽は身近な存在であり、その解釈には定評がありました。何ごとかに怒りを爆発させているような強烈なベートーヴェン。アメリカでの人気も絶大でニューヨークフィルを度々指揮しておりますが、「運命」は言うまでもなく、「第8番」でここまで感情的な演奏というのも珍しい!ブエノス・アイレスのテアトロ・コロンで燃焼した「第九」も凄い。アゴーギグの強烈さはメンゲルベルクにも匹敵。時として音楽の流れを止める暴君ぶりには驚かされます。アセテート盤からの復刻故に音質に限界はありますが合唱指揮者のラファエル・テラノーロは、同劇場の合唱指揮者として長きに渡って活躍した名匠。カラスとの共演も知られています。』
ATS-960-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ワルター& NBC 〜モーツァルト
 ディヴェルティメント第15番 変ロ長調 K.287
  〔第2楽章の一部と第3楽章省略〕(*) /
 ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 (#) /
 交響曲第40番 ト短調 K.550 (+)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ブルーノ・ワルター(P;#)指揮
NBC so.
 録音:アナウンスにデータ記載無し〔おそらく1939年3月11日、Studio 8-H 〕、ライヴ、モノラル|既出 CD: AS Disc, AS 404 (*/#) 〔 (#):第1番と誤記〕/ King, KICC-2074 (*/#) / Nota Blu, 93.5116 3/4 (#) / Eklipse, T-1 (*/#/+) / Grammofono 2000, AB-78622 (*/#) / Membran (#) / Andromeda, ANDRCD-9012 (*/#/+) 〔以上すべて廃盤、入手不能〕| (*):ワルター唯一の同曲録音。 (+)も比較的稀少。 『ナチスの迫害によってドイツからオーストリアに移住したワルターでしたが、1938年のドイツとオーストリアの併合でいよいよヨーロッパからの脱出を余儀なくされます。新天地はアメリカ。トスカニーニのオーケストラであるNBC交響楽団との初顔合わせは1939年の3月となりました。NBC響にはワルター同様、ユダヤ系故にヨーロッパを追われた元ウィーンフィルのフェリックス・ガリミールがコンサートマスターとしてワルターの登壇を待っておりました。「ディヴェルティメント」の第4楽章について宇野功芳氏は「まるでウィーンフィルのような陰影を持ち、よよと泣き崩れるばかりの不健康な味がワルターとしても珍しい」と賞賛。さらに当CDの白眉はピアノ協奏曲第20番です。ベートーヴェン作のカデンツァでなくライネッケ作を用いることでモーツァルトを完全なロマン派音楽として表現。ここでワルターはいじらしい感傷や焦燥を隠そうともしません。交響曲第40番はワルターのテーマ曲とも言えるもので力量のあるオケを駆使してドラマを隅々まで注入して成功しております。NBC交響楽団の定期演奏会にあたるプログラムは放送を前提としたもので通常のコンサートより短いケースが多いのですがこの演奏会はたっぷり。今回のソースはいわゆるNBCによるラジオ放送の“完パケ“でアナウンスも全て収録、楽章間は編集があります。英日のライナーノート付です。』
ATS-959-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アバド& VPO 1965.8.14 〜マーラー:交響曲第2番「復活」
 ステファニア・ヴォイトヴィチ(S) ルクレツィア・ウェスト(Ms)
 クラウディオ・アバド指揮 VPO 、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1965年8月14日、祝祭大劇場、ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭、ライヴ、モノラル|既出 CD, CD-R: HUNT (Arkadia), CD 542 [CDHP 542.2] (2CDs) / Frequenz (Moviment Musica/Europa Musica), 051-047 (3CDs) / CRQ Editions [CD-R], CRQ-CD133 / Memories, MR-2464, MR-2554/55 〔以上すべて廃盤、入手不能〕/ Everlast [CD-R], EVE-368-M 。 『32歳のアバドがウィーンフィルと初共演を果たした1965年ザルツブルク音楽祭における「復活」。1963年ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝(もう一人の優勝者はズデニェク・コシュラー)し、ニューヨークフィルの副指揮者となります。さらにベルリン放送響に客演したアバドを聞いたカラヤンがザルツブルク音楽祭にアバドを推薦。曲目はバーンスタインのアシスタントとして学んだ「復活」を選びました。後年アバドにとってこの曲は十八番となりましたが、最も燃えた演奏がこのライヴと言って過言ではありません。曲者揃いのウィーンフィルとは曲頭こそ様子見でギクシャクと始まりますが、アバドが歌わせれば歌う程にしなやかさを増して全員一丸となった凄まじい高揚と感動を保証します。ローカルカラーを遺していた時代のウィーンフィルの音色は鄙びていて、懐かしく魅力的。この大成功でアバドは翌年にはベルリンフィルに初登場、ザルツブルク音楽祭にも再度登場。新たな覇者として世界的名声を獲得します。オリジナルがモノラルで、今回は新たな音源から復刻。音域も広く美しい響きを楽しめます。英日のライナーノート付です。 』
ATS-958-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
モントゥー「第9」 1960.7.31 〜ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」(+)
  エリナー・スティーバー(S) フリーダ・グレイ=マッセ(Ms)
  ジョン・マッカラム(T) デイヴィッド・ローラン(B)
  ピエール・モントゥー指揮ボストンso.、音楽祭cho.(+)
 録音:1960年7月31日、タングルウッド(バークシャー)音楽祭|既出CD, CD-R: Disco Archivia [CD-R], 600 〔廃盤、入手不能〕/ Premier [CD-R], 60042 DF, 60042 DF II / Memories, MR-2231/35 〔廃盤、入手不能〕/ St-Laurent Studio [CD-R], YSL-T-1078 。合唱団以外同一の顔ぶれによる1960年4月6日のものとは別演奏。なおこの音楽祭は、同年代における文字資料においてはほぼ「タングルウッド音楽祭」と書かれている。この音楽祭は1934年、タングルウッドから8キロ(資料によっては1.6キロ)ほど南のバークシャー郡ストックブリッジ・タウン内にあるインターラーケン・ヴィレッジで始まり、1936年冬にボストン響にバークシャー郡レノックス・タウンにあるタングルウッドと呼ばれる地域のうち210エーカーが寄贈されたことにより、1937年(資料によっては1940年)から「タングルウッド音楽祭 [Tanglewood Music Festival] 」と改名された。しかし1974年まで、各年のプログラムにおける音楽祭の呼称は「タングルウッド・バークシャー音楽祭 [Tanglewood BERKSHIRE FESTIVAL] 」「19xx年バークシャー音楽祭・・・タングルウッド [19xx BERKSHIRE FESTIVAL...TANGLEWOOD] 」「バークシャー音楽祭、19xx年シーズン [BERKSHIRE FESTIVAL, season 19xx] 」といったものだった。合唱団は単に "Festival Chorus" 等と記載されている。プログラムの表題から「バークシャー」の文字が消え「タングルウッド」のみになるのは1975年が初めてだと思われる。この演奏もこれまで、基本的に全て「タングルウッド音楽祭」でのライヴだとされていた。以下の『内』はすべて代理店記載ママ。『ミュンシュが常任指揮者在任中のボストン響にかつての常任指揮者モントゥ―が登場。バークシャー音楽祭は後にタングルウッド音楽祭となって今に至っております。夏の音楽祭、半野外の演奏会場に轟く凄絶なライヴ。ロンドン響とのスタジオ録音は録音と合唱団に不満が拭えませんから、このライヴは歓迎です。ミュンシュも顔負けの激しい演奏です。バランスの良さ、統率力の高さ。細心であると同時に気合の踏み込みが素晴らしい。ボストン響というフランスの楽器を使った楽団を率いてドイツ音楽を堂々と聴かせるマッチングの妙が存分に楽しめます。ヒスノイズが若干多いものの良好なステレオ録音。英日のライナーノート付です。』
ATS-957-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ロジェストヴェンスキー〜
 マーラー
:交響曲第5番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ放送so.
 録音:1973年12月23日、ライヴ|既出: The Classical Russia Revelation (REVELATION/Russia Revelation), RV-10049 / Memories, MR-2136 [Authorized and licenced by REVELETION RECORDS]〔ともに廃盤、入手不能〕。 Memories 盤、当盤ともに代理店のアナウンスには『 REVELETION RECORDS, LONDONよりのライセンス』『イギリス Revelation のライセンスを得て』等の記載があるが、まず "REVELETION" は綴りが間違っている。また "Revelation Records" を名乗るレーベルは LP 期も含めると30種以上あるようだが、21世紀以降、2023年現在活動している同名の主なレコード会社は、合衆国でハードコア・パンクのアイテムを発売しているレーベルと、ベルギーでヒップ・ホップ系のダンス・ミュージックをリリースしているレーベルで、イギリスで活動している会社は無いようだ。 Russia Revelation 盤の著作権者表記は "Revelation" のみだったが、1996年のリリース開始以降、 Melodiya/BMG からムラヴィンスキーのアイテムに関して著作権侵害で訴えられ、裁判自体には勝訴したものの(会場には2本のマイクがあり、1本は Melodiya 用。 Revelation の音源は放送用に設置されたもう1本のマイクからの信号を使ったので、 Melodiya の権利は侵害していないと主張し、屁理屈にしか聞こえないこの言い分が通ったらしい)、1999年に半ば倒産のような形で突如リリースを停止してしまった。これの親会社だった Telstar Records も2004年に既に倒産しているので(2005年以降のリリースは合衆国にある同名の別会社らしい)、実際のライセンス形態がどのような物なのかは不明。
 『長らく廃盤であったロジェストヴェンスキー別格の奇演として名高いマラ5がこの度イギリスRevelationのライセンスを得て復活します。過去のリリースはどうしても残響の乏しいデッドな音響で耳に刺激を感じたものですが実際はロシアのコンサート会場というのはどちらかというと豊かなホールトーンを持っておりますので、今回の新マスタリングでさらにUHQCD化は実際に近い音質とのことです。とはいえヴィヴラートを多用した金管のびっくりするような咆哮は相変わらず、強烈なスピード感も過激そのもので面白演奏の面目躍如と言えましょう。英日のライナーノート付です』
 Memories 盤の代理店( ATS 盤と同じ)アナウンスも参考までに掲載します:『ソビエト崩壊後に数々の興味深い音源が発掘されましたが、その後の管理が継続的でないのか多くが廃盤になり入手困難となっております。このロジェベンのマラ5もその中の一つです。一聴してヴィヴラートが心憎い金管に痺れます。如何にもロシアのオーケストラによる音色の存在感がたまりません。大音響に長けたロシアの名門とマーラーの音楽のマッチングは意外と良好なのです。タイミングが示すとおり、異常なスピードと言えますが、世間一般で誉めそやされる耽美的な演奏とも迫力で押し切るマッチョ演奏とも一線を画します。奇才ロジェストベンスキーならではの別格の演奏と言えましょう。かつてのリリースでは、全ソ放送大交響楽団といういかめしい名前でしたが、モスクワ放送響首席時代のライヴと特定されました。[11:44],[13:07],[17:06],[9:04],[14:08] REVELETION RECORDS, LONDONよりのライセンスです。』(以上『』内、人名やヴィ「ヴ」ラートといった一般的でないカナ表記も含め代理店記載ママ)
ATS-955-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クーベリック& CSO 、1966.12
 ブルックナー
:交響曲第8番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ラファエル・クーベリック指揮
シカゴso.
 録音:1966年12月23日〔とあるが、既出データは1966年12月22日、あるいは1966年12月22日-23日〕、オーケストラ・ホール、シカゴ、ライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Vibrato [CD-R], VLL-452 〔1976年12月22日と誤記〕/ Don Industriale [CD-R], DI-14-059A / FKM, FKM-CDR719/20 / Memories, MR-2618 〔廃盤、入手不能〕。 『クーベリックは1950年にシカゴ響の音楽監督に就任。少なからぬ名録音も遺したものの、失意の内に1953年(シーズン)にシカゴを去ります。それ以来13年ぶりにシカゴ響の指揮台に立った際のライヴ。既にバイエルン放送響の首席指揮者として評価を固めていた時期です。この時クーベリックは3週間シカゴに滞在し3プログラムを指揮。最終公演が当録音のブルックナーの第8交響曲とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」“前奏曲と愛の死“でした。コンサートは”凱旋復帰”とまで激賞されてクーベリックはこの後も晩年までシカゴ響に招かれることとなります。ブルックナーは力の漲るもので、第4楽章の大きな間にはびっくり仰天。シカゴ響の名人芸も隅々に行き渡ってます。オーケストラ配置は両翼ではなく通常配置。“大胆なブルックナー”と評された凄絶なライヴ。英日のライナーノート付です。』
ATS-954-2
buyボタン
[UHQCD]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド〜マーラー:大地の歌
 モーリン・フォレスター(A) リチャード・ルイス(T)
 ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.
 録音:1967年4月21日、クリーヴランド〔既出盤の大半はベルリンでの演奏と誤記〕、ライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Arkadia (HUNT), CDGI 745.1 〔モノラル〕/ Living Stage, LS-1053 〔以上入手不能〕/ Ritardando [CD-R], RIT-5015/6 / Memories, MR-2608 。 『セル+クリーヴランド管のステレオ・ライヴがUHQCDで登場!セルとしては珍しいマーラーの「大地の歌」です。セルはマーラーをこよなく愛した指揮者とは言えませんが、第6番との適性が証明するように苦手なレパートリーとは言えません。「大地の歌」は記録では4回しか指揮していないそうですが、気負い立ったテンポで苛烈に攻める第一楽章から聞き手は翻弄されることでしょう。時としてセルが自ら禁じていた耽美の瞬間。とろけるようなポルタメントを駆使するところも驚かされる点で、世紀末のウィーンを間近く生きたセルならではの毒と色気をはらみます。当時のアメリカを代表するマーラー歌手でありワルターも重用したフォレスター、ルイスを従えて万全の布陣。劇的表現に不足はなく、「告別」の激情と寂寥は絶望的な美を誇ります。マーラーにとって『第九』と並ぶ死の交響曲であることを示します。当演奏はかつてHunt/ARKADIAで初出、これはモノラルなうえにベルリンにおけるライヴと誤記されておりました。その後の商品も誤記が継承されておりましたが、1967年にセルはクリーヴランド管とヨーロッパで演奏していないために現地クリーヴランドでの演奏であることが確認されました。ステレオの極上音質でお楽しみ頂けます。英日のライナーノート付です。』
ATS-953-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
クナッパーツブッシュ&ミュンヘン 1953.12.17 〜
 ベートーヴェン
:第3番変ホ長調 Op.55 「英雄」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1953年12月17日、コングレスザール、ドイツ博物館、ミュンヘン、ライヴ、モノラル|同ソースCD: Green Hill, GH-0020 〔廃盤、入手不能〕。近年 Grand Slam から2トラ38復刻 (GS-2269) も出ている演奏。『20年以上前にGREEN HILLレーベルから発売されたクナッパーツブッシュの一連のライヴはその音質の良さで名高いものでしたが、「英雄」が今回マスターに遡ってUHQCD化されます。巨匠が得意とした「英雄」ですが、当盤には他の演奏とは一風違った動的アプローチに見るべきものがあります。第2楽章の抉りの効いた慟哭には深い感動を禁じえません。スケルツォにおける驚天動地の間も凄い!残響も比較的豊かに捉えられており、低弦の唸りも見事で風圧すら感じられます。さらにUHQCD化で輝きが加わっております。座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。なお良く知られる通り当演奏の初出はイタリアCetraでその際はバイエルン放送響との1950年ライヴとされておりました。その国内盤の解説はあの宇野功芳氏で、当CDにはその解説を掲載しております。英日のライナーノート付です』
ATS-951/952-2
buyボタン
(2 UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
エトヴィン・フィッシャー〜
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 〔第7番(*) /第8番「悲愴」(#) /第30番(+) /
  第15番「田園」(**) /
  第21番「ヴァルトシュタイン」(**) /第32番(**) 〕

#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
エトヴィン・フィッシャー(P)
 録音:1948年12月16日、ハンブルク(*) /1952年11月23日、ミュンヘン(#) /1952年6月18日〔ディスコグラフィによっては1954年12月20日〕、トリノ(+) /1954年7月28日、ザルツブルク(**) |既出CD: Music and Arts, MUA-880 〔 + 幻想曲 Op.77 |廃盤、入手不能〕/ Orfeo D'Or, C 270 921 B (#) / Archipel. ARPCD-0235 (+) / Memories, MR-2128/29 〔廃盤、入手不能〕。
『ベートーヴェンの権威でありながらエドヴィン・フィッシャーがピアノ・ソナタ全集の録音を遺さなかったことは今もって痛恨の極みであります。理由は様々にありましょうが一つにはシュナーベルの録音が先行したこと、そしてフィッシャー自身が腕の故障を自覚して録音に慎重になったことが挙げられると思います。当ライヴは戦後の録音故にテクニック面でかなり危ないところもありますが、これがベートーヴェンの気の迷いや揺れにマッチして正にベートーヴェンと同化したような凄みを醸し出しております。その「精神性」の高さは比類なく、シゲティの晩年の演奏に通じる求道的アプローチが見事です。特に第30番、第32番というベートーヴェンにとっても後期の作品において、その気高さが他を圧しています。音質もマスターに遡り新リマスタリングによって力を増しており、さらにUHQCD化で輝きが加わっております。座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。英日のライナーノート付です。』
ATS-950-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ミュンシュ&ボストン響〜ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
 マーガレット・ハーショウ(S;ジークリンデ) アルベルト・ダ・コスタ(T;ジークムント)
 ジェイムズ・ピーズ(Br;フンディング)
 シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
 録音:1956年7月21日、タングルウッド音楽祭、ライヴ。モノラル|既出CD, CD-R : Disco Archivia [CD-R], 1314(入手不能)/ Eternities [CD-R], ETCD-215-M / Memories, MR-2292 〔以上、全て廃盤、入手不能〕。なお、バリトン歌手は『ジェイムズ・ピアース』と記載されているが、名字の Pease は「えんどう豆」の意味で、通常「ピーズ」と発音される。また、Disco Archivia 盤アナウンスではテノール歌手& Edward Pease と誤記されていた。『 ミュンシュの「ワルキューレ」第1幕全曲です。ミュンシュはオペラと縁遠いと寝言を言う方がおりますが、かつてはゲヴァントハウス管のコンサート・マスターでもありました。同オケはライプツィヒ国立歌劇場のオーケストラでもありますのでオペラの経験も豊富であったことは間違いないはずです。この「ワルキューレ」はミュンシュの持って生まれたドイツ魂が炸裂したとしか思えない重厚で推進力に富む名演です。フルトヴェングラー没後僅か2年のアメリカでもこういう演奏がなしえたのです。いつもはフランス系の楽器、響きで知られるボストン響も、ミュンシュの挑発するような唸り声を受けてまるでドイツのオーケストラの様に咆哮、絶叫します。UHQCD化で見通しの良い音質もなかなか結構です。英日のライナーノート付です。』
ATS-949-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
コーガン + マッケラス 1962.2.2 〜
 ベートーヴェン
:ヴァイオリン協奏曲
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
レオニード・コーガン(Vn)
チャールズ・マッケラス指揮
ベルリン・シュターツカペレ
 録音:1962年2月2日、ベルリン国立歌劇場、モノラル、ライヴ|既出CD-R: Hosanna, HOS-12 〔廃盤、入手不能〕。 『レオニード・コーガン(1924-1982)の芸風は先輩のオイストラフとは対照的です。恰幅良くふくよかな音色と造形を誇るオイストラフに対して、コーガンの音色は研ぎ澄まされていて鋭く、ギラリと光る真剣のようです。シルヴェストリとのスタジオ録音の三年後のライヴ。音質が驚くほど良いことにも驚かされます。深々と降る雪のような冒頭のティンパニが美しく、そしてコーガンの飛翔は天空を翔けるかのようです。マッケラスの伴奏も晩年とは異なりオーソドックスでソリストに対してたいへん親切な演奏を繰り広げています。英日のライナーノート付です。』
ATS-948-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
コンヴィチュニー 1960.11.24 〜
 ブルックナー
:交響曲第2番 ハ短調
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 録音:1960年11月24日、コングレスハレ、ライプツィヒ。ライヴ、モノラル|既出CD-R: Treasure of the Earth, TOE-2057 〔廃盤、入手不能〕/ En Larmes, ELM-01-129/30 / Memories [CD], MR-2314/19 〔廃盤、入手不能〕。当日の他曲(カッチェンとのブラームスP協1/他)は En Larmes 盤に含まれているほか Weitblick 〔廃盤〕からもリリースされていた。 『コンヴィチュニーはブルックナーを得意のレパートリーとしておりましたが特筆すべきはこの時代にはまだまだ異端児扱いされていた初期交響曲にも愛情を注いでいたことです。特に第2番という当時としては珍品を愛しました。それが証拠に1951年のベルリン放送響とのライヴ録音も古くからLP化されておりました。別名「パウゼ交響曲(休止交響曲)」と呼ばれるほどにブルックナー休止を駆使した名曲。特に前半二楽章の充実は後期の交響曲にも匹敵するほどです。こういう前半の長い曲を「頭でっかち」と呼ぶとギュンター・ヴァントも指摘し、第7交響曲との共通項を持っているとも言えます。古き良きゲヴァントハウス管の懐かしい響き、弦楽器の重厚な手触り等、コンヴィチュニーの絶頂を記録した名演。オーケストラメンバー提供の音源できわめて良好な音質です。前半のプログラムはブラームスのピアノ協奏曲第1番という重量級の演奏会でした。UHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-946/947-2
buyボタン
(2 UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アンセルメ&ボストン響 1961.12
 ブラームス:交響曲第2番 / ファリャ:三角帽子 組曲〔第1番/第2番〕
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:展覧会の絵(#) / ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(#)
  エルネスト・アンセルメ指揮ボストンso.
 録音:1961年12月1日(#) 、1961年12月8日(無印)、共にライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Disco Archivia [CD-R], 755 / Memories, MR-2229/30 〔ともに廃盤、入手不能〕。『 ボストン響からは常任指揮者就任を懇請されておりました。1949年の初客演から60回ものコンサートを指揮。ボストン響はアメリカのオーケストラでも最もフランス的な音色を持つと言われておりますから相性は抜群。楽器の音色が明らかに違います。ステレオ収録も嬉しいところ。牧神におけるフルートの妙技(恐らく名女流ドゥワイヤーと思われます)、木管全体を支配する独自のヴィヴラート。アンセルメはライヴだけに熱い指揮ぶりを示しております。ブラ2は相当癖の強い演奏で弦楽器の扱いに賛否両論のボウイングを強要しております。ファリャの「三角帽子」は初演者だけにこだわりがあり、抜粋も独自です。『展覧会』もボストン響全盛時の響きを堪能するに十分。さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-945-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド〜
 ブルックナー
:交響曲第3番「ワーグナー」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年1月27日、クリーヴランド、ライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Disco Archivia [CD-R], 338 〔廃盤、入手不能〕/ WME [CD-R], WME-S-2-1234/5 [WME-S-1234/5] / FKM [CD-R], FKM-CDR418 / Memories [CD], MR-2574/76 。 『セルとブルックナーの関係はスタジオ録音に第3番と第8番しかないことで密ではないような論評も散見されますが、ウィーンで学んだセルにはブルックナーの語法はごく自然に咀嚼できるものであったことが自明です。第3番「ワーグナー」については偏愛に近い関心を持って演奏を繰り返しました。セルの作るブルックナーは、金管はパワフルであると同時に鄙びた味をもち、弦楽器のキラキラときらめきを誇りながらもしみじみした叙情を失わない理想郷に聞き手を誘います。クリーヴランド管の本拠地セヴェランスホールは大変デッドな音響のためにライヴ録音は難しいものとされておりますが、新マスタリングによって潤いを増しております。さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-944-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド〜モーツァルト
 交響曲〔第40番(*) /第41番「ジュピター」(#) 〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年10月15日、クリーヴランド(*) /1968年7月28日、ブロッサム音楽祭(#)、ともにステレオ|既出CD, CD-R: Illumination [CD-R], ILL-SZE-30/1 〔1966年10月15日表記〕(*) / "000" Classics [CD-R], TH-064 〔1966年10月表記〕 (#) / Kapellmeister II [CD-R], KMZ-S-196 (*/#) 〔1966年10月表記〕 / Memories [CD], MR-2535/37 (*) 〔以上、すべて入手不能〕/ Vibrato [CD-R], 2VHL-298 (#) / Kapellmeister III [CD-R], KMD-017-S (*/#) 〔1966年10月表記〕。『セルのモーツァルトと言えば、1970年来日公演の第40番がつとに名高いものですが、こちらも本拠地クリーヴランドにおける凄演です。スタイリッシュでスマートな造形を実現しつつ、時に魂を注入するかのような激しい感情移入があり、ここが多くの冷徹指揮者と違うところ。どこまでもスピリチュアルなのです。そして天空を駈けるような「ジュピター」の迫力と現実を超越したかのような崇高さにも心打たれます。セルはガチガチの原典主義者ではなく、当時の巨匠らしく多くの改訂を楽譜に施しておりますが、この演奏はティンパニがとにかく雄弁です。何だか聴き手が鼓舞されているかのよう。いずれもステレオ録音であり、さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-943-2
buyボタン
(UHQCD)
初出、ベーム&ベルリン放響 1962.9.29、ステレオ
 ブラームス:交響曲第4番
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」
カール・ベーム指揮
ベルリン放送so.
 録音:1962年9月29日、大ホール、ベルリン放送局、マズーレンアレー、ベルリン、ステレオ|初出音源。『巨匠ベームがまだ壮年の勢いを持っていたころのライヴが世界完全初出。しかもステレオ収録。ベームのブラ4はライヴが少ないので極めて貴重。冒頭から神経質でピリピリした緊張感が迸ります。ここがロマン主義にどっぷりつかりながらも、近現代を生きたベームらしいところで、強烈な合理主義。フルトヴェングラー張りの夢見るような憧れの対極にあります。ボディは引き締まっていてどこまでも筋肉質。これを聴くとベームという人はつくづく20世紀の音楽家であることが理解できます。お得意のシュトラウス作品もちょっと恐ろしいまでの直截ぶりで、ウィーンフィルだと中和して柔らかな響きになるところをベルリン放送交響楽団(旧西ドイツ、RIAS交響楽団から現在はベルリン・ドイツ交響楽団)という硬派な団体はどこまでもストレートにベームの棒に応えます。この時代にステレオ収録がドイツの放送局でなされることは極めて異例。恐らく実験的な側面もあったのではないでしょうか?演奏参加者の秘蔵テープからの復刻です。さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-940/942-2
buyボタン
(3 UHQCD)
2枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
チェリビダッケ&ミラノ RAI 響〜
 ブラームス:交響曲全集

  〔第1番(*) /第2番(#) /第3番(*) /第4番(#) 〕

#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミラノ RAI so.
 録音:1959年3月20日(*)、1959年3月24日〔または1959年3月23日〕(#)、 RAI 講堂、ミラノ、ライヴ|原盤: Movimento Musica/Cetra |既出LP, CD: Cetra, Movimento Musica (Europa Musica/Freqenz), Living Stage, Memories 。『当ブラームス・ツィクルスは、40代のチェリビダッケがミラノ・イタリア放送(RAI)交響楽団と短期間で演奏した名演です。ベルリン時代の過剰な熱狂は影を潜め、晩年のアプローチに通じる楽曲後半に行けば行くほどどっしりと遅くなる傾向が既にみられます。しかし、テンポ設定は当然のことながら妥当て常識的。正統派の名演として指を屈せる演奏と申せましょう。第1番はフィナーレに点描のような誰もやらない個性的な表現が見られます。第2番はフルトヴェングラー風のアッチェレランドは控えて存分に歌います。第3番のヒロイックな表現も上々。そして白眉は第4番で、ここではチェリビダッケは普段の理性をかなぐり捨て、フルトヴェングラーの影響が如実な夢見るような儚い開始と揺蕩うロマンに身を任せております。イタリアの交響楽団というと金管のヘタレぶりや弦楽器の薄さに眉を顰める方も多いと思われますが、ことこの演奏についてはチェリビダッケの厳しい指導のもと、立派で重厚な響きを楽しめます。当演奏は、チェリビダッケが幻の存在であった頃に、国内盤としても紹介されたことのある演奏で。音質の良さも評価されレコード芸術誌でも推薦されました。今回は原盤を持つMOVIMENTO MUSICAの残党提供による音源をもとにしての復刻、テープ上の傷も極力修正されており、さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。』
ATS-936/937-2
buyボタン
(2 UHQCD)
1枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ワルター& VPO 1936, 1938 〜マーラー
 交響曲「大地の歌」(*) /リュッケルト歌曲集〜私はこの世に忘れられ(#) /
 交響曲第9番(+) /交響曲第5番〜アダージェット
  シャシュティン・トゥールボリ(Ms;*/#) チャールズ・クルマン(T;*)
  ブルーノ・ワルター指揮 VPO
 録音:1936年5月24日(*/#)、1938年1月15日(無印)、1938年1月16日(+)、ムジークフェラインザール、ウィーン、ライヴ(*/#/+)、セッション(無印) |原盤: Columbia/HMV/EMI/Warner |ソース: U.S.盤 (*/#) / U.K.盤 (+/無印) 。『ワルター、アメリカ脱出直前の歴史的名盤が最新技術により再生、復刻そしてUHQCD化されました。作曲者最晩年の生への執着に他ならない楽想、そしてヨーロッパの危機的状況に直面していながら、ワルターとウィーンフィルは甘美で夢見るような蠱惑的な美音を追及して、聴き手に迫ります。「大地の歌」は激しく目覚しい演奏です。ワルターは唸り、足音を鳴らしてオーケストラを鼓舞します。歌唱陣も現代では評判の悪い2名ですが、トルボルクの雰囲気たっぷりの歌。トルボルクはメンゲルベルクが「大地の歌」を指揮する際にも招かれ(実際はメンゲルベルクは病気で代役としてシューリヒト!が指揮)、ロジンスキーの「大地の歌」にも登場。正にスペシャリストです。そしてクルマンの流麗な歌唱にはもっと高評価が与えられてしかるべきでしょう。52年のウィーン盤のパツァークも軽めのテノールでしたのでワルターが「大地の歌」のテノールにはこういう声を求めていたに違いありません。第9番は鮮血の迸るような恐ろしい演奏。そして「アダージェット」の陶酔的絶唱には言葉もありません。再生・復刻エンジニアの Akira A Fukushima より。当復刻には悩みました。これらの曲には既にOPUS蔵盤という決定版があるのに復活させる必要があるかという疑問です。しかし、今回は第9番に英国盤が見つかり、サーフェイス・ノイズは強いものの音に力があるために敢えて挑戦しました。一切のノイズフィルターを用いず、一つ一つのノイズを取り除き、イコライジングも最低限度に留めました。特筆すべきはこの時代の録音にしっかり楽友協会の雰囲気と残響が収録されていることです。正にライヴ録音の醍醐味が80年前に提供されていたことに感激も新たでした。』
ATS-939-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド 1966
 ハイドン:交響曲第99番(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(#)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年2月16日(*) /1966年9月22日(#)、ともにステレオ、ライヴ|既出CD: Memories, MR-2535/37 〔廃盤、入手不能〕他。 『黄金コンビとして名高いセル+クリーヴランド。レパートリーの中核をなす独墺音楽をライヴで、しかもステレオ高音質でお楽しみいただける必携盤の続編です。ハイドンはセルの高貴な芸風に合致した古典彫琢美を極めた名演。時として力瘤がグイと膨らむような強調とひそやかな慈愛に満ちております。ベートーヴェンはまるで地雷を踏みつつ進軍するような強烈な演奏ですが、緩余楽章の崇高な思索にも圧倒されます。クリーヴランド管のホームグラウンドであるセヴェランスホールは超デッドなホール故に響きで音楽を誤魔化すことが出来ず、それ故に鉄壁のアンサンブルの実現にも寄与したと思われます。それと同時に乾いた冷たい響きになることをセルは禁じ、艶と情味を兼ね備えたサウンドをも獲得するという奇跡的な融合が実現しております。』
ATS-938-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド、1965.6.24 アムステルダム
 ワーグナー:「マイスタージンガー」第1幕前奏曲
 シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1965年6月24日、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Vibrato [2CD-R], 2VHL-303 / Memories [1CD], MR-2601 |当日はブラウニング独奏のバーバー:ピアノ協奏曲も演奏されたが、 Memories 盤同様 省かれている。 『セル+クリーヴランド管は1965年、5月から6月に掛けてソビエトも含む大規模なヨーロッパツアーを敢行しました。アムステルダムのコンセルトヘボウにおける豪快なライヴ!セルはコンセルトヘボウ管の共同指揮者を務めた程のお馴染みです。それ故に、この世界屈指の名ホールのアコースティックは熟知しております。「自分が育てたアメリカのオーケストラを使ってヨーロッパ音楽の神髄を極める」とばかりに自信に満ち満ちた演奏。「ザ・グレート」に至ってはスケール極大。自由さを失わずに鉄壁のアンサンブルを保つという美しい矛盾と奇跡を成し得ております。ソニー盤が1957年11月、最晩年のスタジオ録音が1970年4月ですから丁度その中間の時期ということもあり正に良いとこどりの充実ぶり。「名歌手」前奏曲も立派そのもの。何という豊かな音楽でしょう。ステレオで収録されていたことに感謝の念を禁じえません。』
ATS-935-2
buyボタン
(UHQCD)
ケンペ& BRSO
 ブラームス:交響曲第1番(*)
 ラヴェル:ボレロ(#)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1965年1月17日、ステレオ(*) /196年11月9日〔代理店記載ママ|1960年11月9日か〕、モノラル(#) 、ともにライヴ| 既出: Meteor [CD], MCD-035 (*/#) 〔初出盤/年月日記載無し〕/ Re! Discover [CD-R], RED-90 (*/#) 〔年月アナウンス:1965年1月(*) 、1965年7月(#) 〕/ Golden Melodram, GM-4.0042 (*)〔年月日記載:1965年1月1日〕/ Archipel [CD], ARPCD-0530 (#)〔年月日記載:1960年11月9日〕/ Memories [CD], MR-2455 (*/#) 〔年月アナウンス:1965年1月(*) 、1965年7月(#) 〕[以上、基本的に入手困難] 『実演で燃えるケンペの代表的名演。嬉しいステレオ高音質です。ミュンヘンというケンペ所縁の地で最も優秀なオーケストラと言えばバイエルン放送響。ケンペが愛したヴァイオリンを左右両翼に配置した古典型セッティングによる演奏です。南ドイツのオーケストラ特有の温かな音色を生かし、堂々たる威容を誇ります。特に第4楽章における左右のヴァイオリンの掛合のスリリングさはブラームスに隠されていた前衛性とも言える過激なものです。ボーナスとしてあまりに贅沢な収録がラヴェルの「ボレロ」。こちらはモノラルですがケンペの軽妙さが感じられる佳演です。』 # Memorirs 盤発売時の代理店( ATS と同じ)アナウンスも参考までに掲載します。『ケンペとミュンヘンという街はバイエルン国立歌劇場、ミュンヘンフィルとタイトルを持った団体のみならず、こうしてバイエルン放送響にも度々出演して切っても切れない関係でした。嬉しいことにブラ1はステレオで、ケンペが実演ではこだわったヴァイオリン両翼配置での名演。ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのスタジオ録音が通常配置だったので大歓迎です。独特の柔らかみを持った音楽づくりはここでも健在です。何よりバイエルン放送響がとても優秀で音色もツヤツヤしています。流麗で端正なケンペの演奏設計は、長大なスケール感や英雄的誇大妄想とは無縁ですが、じっくり心に迫る切実さに満ちています。ラヴェル:ボレロは珍しいレパートリーで唯一の録音と思われますがこちらはモノラル録音です。』
ATS-934-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル〜ベートーヴェン
 交響曲第3番「英雄」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1967年5月11日、セヴェランス・ホール、ライヴ、ステレオ|前出CD: Memories, MR-2600 。 『セル+クリーヴランドの唯一の来日公演である1970年万博クラシックでも大絶賛されたのが「英雄」。吉田秀和氏が空前絶後とまで賞賛しました。「英雄」はスタジオ盤が1957年でしたので、当ライヴはその10年後。益々息のあったコンビネーションが楽しめます。クリーヴランド管は完璧にセルの意図をくみ取っていながらも、そこに息詰まるような窮屈さやせせこましさがまるでなく、むしろ豪快で劇的な人間臭い表現を成し遂げます。ヨーロッパ音楽の理想をアメリカのオーケストラで完成させた巨匠セル。オーケストラと指揮者の理想的な関係が見事に記録されております。良好なステレオ・ライヴ録音』
ATS-933-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
フルトヴェングラー& BPO 1938
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(*)
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より(#)
  〔第1幕前奏曲/愛の死〕
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1938年3月15日(#)、1938年10月25日-27日(*)、ベートーヴェン・ザール、ベルリン|使用 SP :イギリス盤(*) /フランス盤(#) 。『50代のフルトヴェングラーが遺した歴史的名盤の「悲愴」は最新技術で甦ります。イギリス盤のSPからの復刻で音に力があります。メンゲルベルクと人気を二分したドラマティックな演奏。ベルリンフィルの技術も当時の頂点といって過言ではありません。1938年と言うとドイツはオーストリアを併合、チェコスロヴァキアのズデーデン地方を割譲、水晶の夜事件。と領土拡大から、国際的な大きなひずみを生みだした時期で、その苦悩をフルトヴェングラーも感じながら万感の思いで慟哭をそのまま音化して参ります。カプリングはやはり死をテーマとしたワーグナーの「トリスタン」から前奏曲と愛の死です。このうねりと悲劇性はフルトヴェングラーの真骨頂です。こちらはフランス盤を採用。当レーベルのポリシーとして、ノイズフィルターを使用せず、ノイズを一つずつ消去。不自然なイコライジングを禁忌とした見事な音質です。』
ATS-932-2
buyボタン
(UHQCD)
ミュンシュ〜ラヴェル
 バレエ「ダフニスとクロエ」全曲(*) /
 ラ・ヴァルス(#)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.&cho.
 録音:1961年7月(*) /1962年2月(#)、ともにライヴ、ステレオ|既出CD: Music and Arts, MUA-278 [CD 278](発売:1988年頃)/ Memories, MR-2222 (発売:2012年)〔以上、ともに廃盤、入手不能〕。
ATS-929/931-2
buyボタン
(3 UHQCD)
2枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴァインガルトナー〜ブラームス
 交響曲全集〔第1番[ LSO /1939年2月16日、18日]/第2番 [ LPO /1940年2月26日]/
       第3番 [ LPO /1938年10月6日]/第4番[ LSO /1938年2月14日]〕/
 ハイドン変奏曲 (#) [ LPO /1938年10月6日]/大学祝典序曲 (#) [ LPO /1940年2月29日]

  フェリックス・ヴァインガルトナー指揮
 録音:[/内]|ソース盤リリース国:米(無印)、英(#) |『2021年再生、マスタリング』とのこと。 『再生・復刻エンジニアの Akira A Fukushima より。ベートーヴェン全集と並ぶ、ワインガルトナーの偉業“ブラームス全集”を復刻します。ブラームス自身が演奏会に赴きワインガルトナーが指揮する交響曲第2番を激賞した記録が残っております。それほど自信のあるレパートリーでした。今から30年ほど前に出ましたキース・ハードウィックによるCD復刻(EMI REFERENCES)はムキになってヒスノイズを取り除いたもので、音楽から潤いが削がれてしまい、名演の形骸のような音質でした。これには到底満足が出来ませんでした。新星堂さんの飾り気のない復刻が未だにベストと思われますが、今や入手困難。今回は全4交響曲ともに音の力が強いアメリカ盤を揃えて、洗浄、再生しました。今聴いても全く古びていない快速、濁りや澱みを一切排した水はけの良いブラームス。イキイキとした躍動感も見事です。ブラームスの説教臭さが苦手な方にもぜひお聞きいただきたいと思います。デテイルで聴かせる老練な指揮ぶり。ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの以降の交響楽作品について」よりブラームスに触れた箇所の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。』
ATS-928-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴァインガルトナー〜「スコットランド」他
 メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」(*)
 ウェーバー/ヴァインガルトナー編曲:舞踏への勧誘(#)
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(+)
 シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番(+)
  フェリックス・ヴァインガルトナー指揮 ロイヤルpo.(*)、バーゼルso.(#/+)
 録音:1929年3月27日-28日(*) /1928年5月3日(#/+) |ソース盤リリース国:米(*)、仏(#)、英(+) |『2021年再生、マスタリング』とのこと。 『再生・復刻エンジニアの Akira A Fukushima より。ワインガルトナーの続編は、今なお至高の名演の呼び声高いメンデルスゾーンの「スコットランド」です。ワインガルトナーは大量な録音を遺したものの、何故かロマン派の交響曲はこれが唯一と言って良く、それも流れを重視したいつもの演奏スタイルで透徹した名演です。この演奏の素晴らしさにはどなたも異論のないところでしょうが、いかにせん1929年の録音ということで音質の限界があるため、推薦するに躊躇があるのが本音といったところでしょうか。LP時代には日本ではARTISCO復刻盤が知られておりますが、今聴くとやはり不自然なエコー付加には首を傾げたくなるものです。CD時代になってIRON NEEDLE盤がありますが雑な復刻で仕方なしに購入したというファンも多かろうと存じます。新星堂さんの全集も飾り気のない復刻ですが、音の力に弱さを感じます。今回はアメリカ盤を再生しました(新星堂さんの復刻はイギリス盤)。何せ90年以上前のSP故に良好な状態のSP盤は存在しないと言ってしまってよく、再生と疵の修正には骨が折れましたが、ワインガルトナーにこんなせつない歌と劇的なうねりが両立したのかと思わせる程の生命力を掘り起こしました。カプリングはドイツ・ロマンの豊饒な香りを漂わせるウェーバーの名演とシューベルトを組み合わせました。ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの以降の交響楽作品について」よりメンデルスゾーンに触れた箇所の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。』
ATS-927-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
セル&クリーヴランド管 1966
 ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」(*)
 ブラームス:交響曲第1番(#)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年1月27日(*) 、1966年10月8日(#)〔とあるが演奏会記録によると共に1966年10月8日、あるいは1966年10月6日〕、ライヴ|既出CD, CD-R: Illmination [CD-R], ILL-SZE-26 (*), ILL-SZE-22/3 (#) / Memories [CD], MR-2535/37 (*/#) 〔既出盤の(*)はすべて1966年1月27日の記載|すべて廃盤〕/ 『 巨匠ジョージ・セルの最晩年のライヴ録音。ハイドンはセルにぴったりな作曲家ですが、第92番は特に実演で好んで取上げた愛奏曲です。清潔でひんやりとした音色で繰り広げられる熱い演奏。リズム感の良さが隅々まで行き届いた完璧な演奏と申せましょう。そして十八番のブラ1は何とCBSスタジオ録音の翌日という注目のライヴ。ここでのセルは、曲頭から馬力全開で聴衆を圧倒。第2楽章の切ない歌。第三楽章の感情移入たっぷりの焦燥。そして圧巻のフィナーレ!フルトヴェングラーも顔負けのテンポ変化、アッチェレランドを駆使し壮大に凱歌をあげております。』
ATS-925/26-2
buyボタン
(2 UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
カラヤン& BPO 1966.6.16 アムステルダム〜
 ブルックナー
:交響曲第8番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年6月16日、アムステルダム、ライヴ、ステレオ|既出CD, CD-R: Eternities [CD-R], ETCD-525/6-S 〔廃盤〕/ Memories [CD], MR-2566/69 〔廃盤〕/ Everlast [CD-R], EVE-081/2-S 。『 カラヤンにとって「ブル8」は勝負曲でありました。フルトヴェングラーの後任としてベルリンフィル戦後初のアメリカツアーを率いた1955年も、ベルリンフィルとの不協和音が囁かれる中で敢行した生涯最後のウィーンフィル、ニューヨーク公演もこの曲を轟かせて批判の声を封じ込めました。当演奏は伝説の1966年日本公演の直後に行われたヨーロッパツアーから名ホールアムステルダム・コンセルトヘボウで行われた凄絶なライヴ。壮麗な音響、荒々しいまでの推進力、絶望に至るほどのカタルシス。他国客演時では常日頃より燃え上がるのがカラヤン。スタイリッシュなだけでない汗をかくカラヤンを味わいたいならこれは必聴です!』『英日のライナーノート付です。』
ATS-924-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
バックハウス&カラヤン 1964.5.18 〜
 ブラームス
:ピアノ協奏曲第2番
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
ヘルベルト・フォン・
 カラヤン指揮 BPO
 録音:1964年5月18日、ムジークフェラインザール、ウィーン音楽週間、ライヴ、モノラル|既出CD, CD-R: Cetra [CD] 〔廃盤〕/ Memories [CD], MR-2607 〔廃盤〕/ Everseen [CD-R], EVS-1022-M /他 。『初出時には「カラヤンとバックハウスの水と油の音楽性」という面が強調された名盤。ベルリンフィルのウィーン客演時のライヴ。実はカラヤンとバックハウスは頻繁と言わないまでも共演する間柄でした。今聴き直しますとカラヤンも当然ながらドイツ音楽の雄。お互いを尊重し、かつ一歩も引かない見事な演奏です。バックハウスは80代半ばと言う高齢ながら厳格なリズム感、情熱的な表現に事欠かず鍵盤の獅子王の面目躍如たるものがあります。ベルリンフィルの分厚い低弦を大筆の払いのように濃厚に表現する“カラヤンのブラームス”も存分に楽しめます。コンサートは5月17日と18日に行われ当ライヴ録音は二日目。メイン・プログラムは交響曲第2番でした。』
ATS-923-2
buyボタン
(UHQCD)
クナ&ミュンヘン・フィル 1964.1.16
 ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1964年1月16日、ミュンヘン、ライヴ|通常CDケース仕様。『クナッパーツブッシュの白鳥の歌。最後のオーケストラ・コンサートとなったミュンヘンフィルとの名演です。当日の全プログラムをカプリングした商品は初となります。UHQCD化で音がクリアになり、澄み切った心境が手に取るように分かります。お得意のブル3が泣かせます。かなり枯れきった趣ながら、ドスンと響く豪快さはいつもの通り。緩余楽章は例えようもない美さ。鄙びた音色のミュンヘンフィルがクナの芸風とぴったりです。そして「死と変容」。想像を絶する遅いテンポ。正に浄化、昇華を音化した演奏と申せましょう。その神々しさには心を打たれること必定です。英日のライナーノート付です。』
ATS-922-2
buyボタン
(UHQCD)
カザルス + セル&チェコ・フィル 1937 〜
 ドヴォルジャーク

  チェロ協奏曲(*) /交響曲第9番「新世界より」(#)
パブロ・カザルス(Vc;*)
ジョージ・セル指揮
チェコpo.
 録音:1937年4月28日、プラハ(*) /1937年710月30日〔代理店記載ママ|正:1937年10月30日〕、ロンドン(#) |原盤: HMV/EMI/Warner |通常CDケース仕様。 『カザルス永遠の名盤にして、今現在も「ドボコン」の頂点として君臨する「チェロ協奏曲」。幾度となく復刻されておりますが、多くの復刻がフィルターがきつすぎる上にエコー付加に違和感があり、最高音質と言われるオーパス蔵盤が入手困難な現況に歓迎されるリリースとなります。若きセルも巨匠カザルスに一歩も引かず、かなり喧嘩腰のアプローチで盛上げます。カプリングはそのセルがチェコフィルとスタジオ録音した「新世界」です。1937年の秋にチェコフィルはベルギーとイギリスに演奏旅行に出ました。この際の指揮者はターリッヒではなく若きクーベリックでしたが、ロンドンでの録音セッションにはセルが起用されてこの「新世界」が実現したと言います。厳格で相当なスピード感を持続した緊張感溢れる凄演。この2年後にヒトラーによってチェコスロヴァキアは崩壊。そんなスリリングな歴史の中での名演です。大好評の「ワインガルトナーのベートーヴェン全集」同様に良好な盤質のSPを洗浄し再生。一切のノイズリダクション、フィルターを使用せず。イコライジングも最小限度に止め、スクラッチノイズを一つ一つの取り除く作業にてここまでの音質で蘇りました。英日のライナーノート付です。』
ATS-921-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ミトロプーロス& NBC
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲(*)
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(#)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヨゼフ・シゲティ(Vn;*)
ディミトリ・ミトロプーロス
(P;#)指揮(*/#)
NBC so.(*/#)
 録音:アナウンスに記載無し〔当店推定:1945年12月11日(*)、1945年12月16日(#)、ライヴ、モノラル〕|既出CD: AS Disc (*/#), Dante (*/#), Music and Arts (*/#), Memories (*) 等。『ミトロプーロスとNBC響が遺した20世紀の傑作集。ベルクは現代音楽の擁護者であった、シゲティとミトロプーロスの共演。これは凄絶というより凄惨な情景を眼前にするかのような強烈な演奏。その合間に訪れる儚く繊細な瞬間との対比というか落差が凄まじい。シゲティ唯一のベルク。よくぞミトロプーロスとこの曲を遺してくれました。このベルクはかつて内田光子氏がレコ芸誌上で大絶賛をしたことでも知られます。そして数十年ぶりの復活となるのが、ミトロプーロス弾き振りのプロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番。ブゾーニ門下で、ピアノにも長じた巨匠。1930年のベルリンフィルデビューで、エゴン・ペトリの急な代役で弾き振りを披露したのがこの曲。センセーショナルな大成功を収め国際的なキャリアの足掛かりとしました。今聴いても刺激的で凄いテクニック。ライヴだけに鮮血迸るパワフルな超名演。NBC響の松脂飛び散る献身的な演奏にも注目です。既存盤は耳に障るバチバチノイズが玉に瑕でしたが、今回は見事に除去されております。英日のライナーノート付です。』
ATS-920-2
buyボタン
(UHQCD)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
モリーニ&セル〜
 ベートーヴェン
:ヴァイオリン協奏曲
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
エリカ・モリーニ(Vn)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1967年5月11日、セヴェランス・ホール、ライヴ、ステレオ|前出CD: Memories, MR-2597 。『これぞ女王の風格。名女流エリカ・モリーニ(1904〜1995)は、ウィーンに生まれ、ユダヤ系だったために1938年からはアメリカを本拠に活躍しました。1916年に大指揮者ニキシュと共演している程の神童。名声に比して録音が少ないために幻扱いされることもありますが、実際は晩年まで精力的な活動を展開。単に録音に関心がなかっただけのようです。芸風は繊細な美音を生かした高貴、典雅そのもの。ウィーンのエレガンスを体現できる名女流です。伴奏がセルというのも泣かせます。セルは古くはウィーンフィルを指揮してフーベルマンの伴奏でこのベートーヴェンをスタジオ録音しており、後々まで演奏会、録音を繰り返しました。ふくよかで丸みのある、深深たる抒情溢れる名バッキング!第一楽章終了時に熱狂的な拍手が30秒も続きます。このライヴが音質良好なステレオ録音で収録されていたことに感謝の念が深まるばかりです。英日のライナーノート付です。』
ATS-914/19-2
buyボタン
(6 UHQCD)
4枚価格
シェルヘン&ルガノ放響 1965 〜ベートーヴェン:交響曲全集 + 「運命」リハーサル
 〔第1番/第2番[1965年1月8日]/第3番「英雄」[1965年2月12日]/第4番/第5番[1965年2月26日]/
  第6番「田園」[1965年3月12日]/第7番/第8番[1965年3月19日]/第9番「合唱」[1965年4月5日]/
  第5番「運命」リハーサル[1965年2月24日-25日]〕

 マグダ・ラースロー(S) リュシエンヌ・デュヴァリエ(A)
 ペトレ・ムンテアヌ(T) ラファエル・アリエ(B)
 ヘルマン・シェルヘン指揮ルガノ放送so. & cho.
 録音:[内]、ルガノ放送音楽堂、ライヴ、ステレオ。『シェルヘンの名を一気に高めたスイス、ルガノにおけるベートーヴェン・ツィクルス。亡くなる前年の演奏とはとても思えない、気力体力充実の超名演。シェルヘンはベルリンフィルのヴィオラ奏者出身故に、良く聴くと弦楽器への厳しい指示が分かります。波を打つような締め付けと緩めの多用は特に顕著です。第1番、第2番、第8番など、小規模な曲にも一切の手抜きなしのガチンコ勝負で圧倒されます。怒鳴り声やブラヴォも凄い!原則、猛スピードで駆け抜けるスタイル。それも流麗さを追求するよりもリズムは常に喧嘩腰で、どこをとっても格闘技的な名演。あの有名な「運命」動機の聞かせ方は異常の一言。オーケストラは技術的に問題がありますが、木管は常にチャーミング。鬼才の棒に必死で喰らいつく情熱的な演奏で聴くものを興奮させます。さらに、嬉しいことに物凄く堪能なイタリア語でオーケストラを捲し立て、細かく指示をする「運命」のリハーサルがとても勉強になります。今回はその40分を超えるリハーサルの邦訳がライナーノートして採用、必読です。この細かさあったればこその名演なのです。ルガノ放送は録音は存在しないの一点張りでオリジナルのコピーを所有するLONGANESI PERIODICI提供による極上録音をUHQCD化致しました。 』
ATS-913-2
buyボタン
(UHQCD)
アーベントロート 1956.1.16 〜
 ブラームス
:交響曲第1番
ヘルマン・アーベントロート指揮
バイエルン国立o.
 録音:1956年1月16日、ドイツ博物館、ミュンヘン、『バイエル国立管弦楽団アカデミーコンサート』(代理店記載ママ)、ライヴ。 『これが没年の演奏と言うことが信じられないアーベントロート会心の名演。爆演中の爆演であるブラ1がUHQCD化。すっかり東ドイツの人になっていたアーベントロートが珍しくバイエルン国立歌劇場管弦楽団(バイエルン国立管)の定期演奏会である「アカデミーコンサート」に登場。冒頭からして力こぶが盛り上がる様な雄々しく逞しいサウンドに圧倒されます。剛直でセンチメンタリズムに堕さない第2楽章。疾走する第3楽章。そして白眉は勿論のことフィナーレで、物をぶっ壊すかのようなティンパニの強打、旋律美が壊れるのを無視してまでブロック的に楽想を分断し、思う存分の変化をつけまくる超個性的解釈!アーベントロート屈指の名演として名高いものです。この前日には同会場でクナッパーツブッシュがミュンヘンフィルと演奏会を開いていたと言う正に神々の時代の記録。至高音質として知られたDISQUES REFRAIN盤のマスターを使用。テープの傷は可能な限り修正しUHQCD化しました。英日のライナーノート付です。』
ATS-911/12-2
buyボタン
(2 UHQCD)
フルトヴェングラー 1954.5.15 ルガノ
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
 R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル
イヴォンヌ・ルフェビュール(P)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1954年5月15日、テアトロ・クルザール、ルガノ、ライヴ。『フルトヴェングラーの没年である1954年。巨匠は万全の体調とは言えないながらも精力的な活動を展開。しかも超名演を遺言の如くに多く遺しました。4月末から5月下旬にかけて、ベルリンフィルを率いてドイツ、イタリア、フランス、スイスツアーを敢行。ほぼ毎日というハードな演奏会をこなしました。吉田秀和氏はパリでの演奏会を聞き、絶賛しております。スイスの美しい街ルガノで行われたライヴを完全全曲版でお送りします。「田園」は、冒頭が見事です。密やかな開始。重い扉を開けると広がる田園風景の広がり、音色が徐々に明るくなっていく演出も天才的。フランスの名女流ピアニスト、ルフェビュールをソリストに迎えたモーツァルトは深刻、沈鬱な正にベートーヴェン的なモーツァルトで絶品。そして、「ティル・オイレンシュピーゲル」は最も後年の録音です。音質の良さからもフルトヴェングラーのトップの演奏と目されています。曲順は、当盤が正しく、現代では奇異に思われるかもしれませんが、大曲を一曲目に置き、序曲で締めるというのも当時の一典型でありました。元々非常に良好な音質でしたが、妙なステレオ感を廃し、テープの傷は可能な限り修正しUHQCD化しました。気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。』
ATS-906/09-2
buyボタン
(4 UHQCD)
3枚価格
ヴァインガルトナー〜ベートーヴェン:交響曲全集、序曲集
 交響曲全集
  〔第1番[VPO/1937年10月19日](*) /第2番[LSO/1938年3月2日]/第3番「英雄」[VPO/1936年5月22日-23日]/
   第4番[LPO/1933年11月13日-14日](#) /第5番「運命」[LPO/1933年1月31日、2月2日]/
   第6番「田園」[RPO/1927年1月18日-19日]/第7番[VPO/1936年2月24日-26日]/
   第8番[VPO/1936年2月26日](#) /第9番「合唱」[VPO/1935年2月2日-4日](+) 〕/

 序曲集
  〔エグモント[VPO/1937年10月19日](*) /アテネの廃墟[LSO/1940年2月29日](+) /
   レオノーレ第2番[LSO/1938年2月14日]/プロメテウスの創造物[LPO/1933年11月14日](#) /
   プロメテウスの創造物[VPO/1936年2月25日]/献堂式[LPO/1938年10月7日]〕/
 「エグモント」より〔ラルゲット/クレールヒェンの死〕[LPO/1938年10月7日]/
 11のウィーン舞曲〔メートリンク舞曲〕[LPO/1938年10月7日]

 ルイゼ・ヘレツグルーバー(S) ロゼッテ・アンダイ(Ms)
 ゲオルク・マイクル(T) リヒャルト・マイール(B)
 フェリックス・ヴァインガルトナー指揮
 ソース盤リリース国:仏(*)、英(無印)、日(#)、米(+) |『2020年再生、マスタリング』とのこと。 『再生・復刻エンジニアの Akira A Fukushima より。ワインガルトナーのベートーヴェン:交響曲全集は巨匠の金字塔とも言える名録音です。やはり SP で直接聴くことが望ましいのですが、数年前にオーパス蔵さんが立て続けにCDとして発表した音質が十二分と呼べるほどの素晴らしさで、感動しました。このまま9曲が復刻されて行くものと信じておりました。しかし、ウィーンフィルとの演奏4曲のみで終わったことは残念です。今年はベートーヴェン生誕250周年であり、音質に満足いく全集が存在しない中で改めて復刻に挑戦するのも意義あることと思い作業に入りました。元来が名録音で、良く聴くと適度な残響も感じられ、当時の技術の高さにも改めて脱帽です。ワインガルトナーは、後代のクライバーとも共通する澱みを排して流麗な流れを重視したベートーヴェンを創造する指揮者です。ワインガルトナー以降のベートーヴェンは大雑把に分けて、快速流線形型の機敏な演奏、荘重なテンポによる重厚な演奏に二分されるのではないでしょうか? ウィーンフィル以外の演奏も立派なものです。ロンドンのオーケストラを振ってもウィーンの情緒を引き出して、木管のチャーミングや官能的なポルタメントにはどきりとさせられます。「田園」は再録音を巨匠が希望していたのに叶わず、1927年録音(ベートーヴェン没後100年記念の録音企画!)と古い録音が採用されております。しかも80回転という昔の形式でこの再生には特に試行錯誤を繰り返しました。使用した原盤は別掲の通りです。単純に言って日本盤はノイズが少ないものの音の線は細い傾向にあります。イギリス盤、アメリカ盤、フランス盤には力強さに魅力があります。これがマスター選択に関しての大いなる悩みとなっております。一概にどこの国の盤が最高とも言えず、曲ごとに適切な盤を入手した結果がこうなりました。全て最新機器による洗浄の上で、独自の改造カートリッジで再生し、余計なイコライジングは避けております。今年は、世界中がまさかの新型コロナウィルス禍に見舞われておりますが、ベートーヴェンの精神とも合致するPER ASPERA AD ASTRA(困難を超えて栄光に至れ)を心に抱き、ワインガルトナーの名演に親しむのも決して無駄ではないことでしょう。ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの交響曲演奏について」の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。』『追記:私の体調不良のために製作が遅れて申し訳がございません。さらに序曲や劇音楽の抜粋を収録しないのは画竜点睛を欠くとの思いから、質の良い盤が入手できたことも幸いし、時間を掛けて復刻いたしました。立派なのは「エグモント」、「レオノーレ」そして「プロメテウス」。偽作と言われる「11のウィーン舞曲」なども他では真似のできない洒脱な演奏です。』
ATS-905-2
buyボタン
(UHQCD)
クナ&ミュンヘン・フィル、アスコーナ・ライヴ 1956
 ベートーヴェン:交響曲第8番
 ブラームス:交響曲第2番
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1956年10月18日、音楽大学ホール、アスコーナ、ライヴ|既出CD: Ermitage, Aura /他。『クナのライヴ録音の中でも最高音質と指を屈されるアスコーナ・ライヴがUHQCDで登場。コンサートオーケストラでは最も密接だった名門ミュンヘンフィルを率いてのスイス楽旅ライヴ。リハーサル嫌いと言われるクナですが、ベートーヴェンの第8における間の取り方やブラ2のフィナーレのアゴーギグはいつでもぴたりと決まっており、意外な几帳面さが偲ばれます。パウゼがまるで芝居のツケ打ちのような足音で破られる。大見得のようなドッキリ場面が頻出する誰にも真似できない名人芸。異端にして正統。巨怪指揮者の面目躍如たる最高の演奏です。気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。』
ATS-904-2
buyボタン
(UHQCD)
セル&クリーヴランド、ルガノ・ライヴ 1957
 シューマン:交響曲第2番
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(アンコール)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1957年5月31日、テアトロ・クルザール、ルガノ、ライヴ|既出CD: Ermitage, Aura /他。『セル至高のライヴ録音がUHQCDで甦ります。1946年にクリーヴランド管の音楽監督に就任以降厳しいトレーニングで全米1に育てあげた巨匠セル。1957年に手兵を率いて初のヨーロッパツアーを敢行します。それでも地方都市の公演では「有名ソリストとの共演」を条件にされたというのもクリーヴランド管の当時の知名度の低さを物語ります。5月7日のベルギー、アントワープでの初日を皮切りに41日間に及ぶ演奏旅行。ヨーロッパ音楽の神髄をアメリカのオーケストラによって、ヨーロッパで轟かせるという当初の目的を果たし、大成功を収めます。ツアー後半のスイス、ルガノにおける気合十分のライヴ。シューマンの「元気いっぱいながらしみじみして、陰鬱ながら開放的、思索的でありながら明朗」という作品の矛盾、作曲の不合理を全て魅力に変えてしまう棒さばきに脱帽、敬服。「海」もエッジを利かせた鋭くも華麗な名演。アンコールの「ラコッツィ行進曲」は理性をかなぐり捨てて、感性に酔った熱狂を聴衆ともども楽しんでいる感があります。元々非常に良好な音質故に、妙なステレオ感を廃し、テープの傷を可能な限り修正しUHQCD化しました。気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。』
ATS-903-2
buyボタン
(UHQCD)
クナ&ミュンヘン〜ブルックナー
 交響曲第5番(フランツ・シャルク改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1959年3月19日、ミュンヘン、ヘラクレスザール、ライヴ。 『問題作にして至高の名演。クナ+ミュンヘンフィルのブル5。ファンが血眼になって探しているGreen Hill 盤のマスターからUHQCD化となりました。Green Hill盤は宇野功芳先生が絶賛していたことでも知られます。演奏は意外や速目のテンポでサクサクすすみますが、フィナーレの巨大な身振りはやはりクナならでは。改訂版というと魑魅魍魎、奇々怪々と非難されるのが常でしたが、その構造のユニークさ、改訂の根拠までも楽しむファンが増えて、ブルックナー理解の多様性が深まった現代にこそ訴える名演と言えましょう。クナが愛した南ドイツの名門ミュンヘンフィルの鄙びた音色も最高です。』
ATS-902-2
buyボタン
(UHQCD)
トスカニーニ・ファイナル・コンサート〜ワーグナー
 楽劇「ローエングリン」〜第1幕前奏曲/楽劇「ジークフリート」〜森の囁き/
 楽劇「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅/
 歌劇「タンホイザー」〜序曲とバッカナール/楽劇「マイスタージンガー」〜第1幕前奏曲

 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.
 録音:1954年4月4日、カーネギー・ホール、ライヴ、ステレオ。 『トスカニーニの「白鳥の歌」として知られる最後の公開演奏会。巨匠が愛奏したワーグナーの珠玉の名演の数々。これがついに高音質UHQCDで初登場。しみじみ感が素晴らしい「ローエングリン」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の神々しさに脱帽するほかありません。奇跡的に遺されていたステレオ録音によってキラキラと輝くようなNBC響の弦楽アンサンブル、木管の雄弁で踊る様な歌いっぷりがはっきりわかります。気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。』
ATS-901-02
buyボタン
(UHQCD)
トスカニーニ追悼コンサートの「英雄」
  アメリカ・ワルター協会 LP より再生復刻

 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(*) /
         「エグモント」序曲(#)
ブルーノ・ワルター指揮
シンフォニー・オヴ・ジ・エア(*)、
BPO (#)
 録音:1957年2月3日、カーネギー・ホール、ライヴ(*) /1950年9月25日(#) 。
 『「英雄」の決定的名盤として名高いワルター+SOA(シンフォニー・オヴ・ジ・エアー)によるトスカニーニ追悼演奏会ライヴ。1月16日に89歳で没したトスカニーニを悼み、ワルター、ミュンシュ、モントゥーの名指揮者がカーネギーホールの指揮台に立ちました。この「英雄」は宇野功芳氏が「何回聴いても新鮮さを失わず、飽きると言うことがない」とまで激賞しております。ただし、これはオリジナルLPについての批評であり、「CD化されて音質が劣化し、とくに第一楽章の展開部だけが、何とも頼りない」と指摘しておられます。当盤はアメリカ・ワルター協会のLPを洗浄の上、再生したものです。コシのある響き、重厚感はやはりアナログの良さと言えましょう。これをさらにUHQCD化致しました。ジャケットも格好良く愛蔵盤に相応しいものです。注目のフィナーレですが、やはり追悼演奏故にワルターが聴衆の拍手を制したというのは本当でパラパラと起きた拍手が瞬時に止まっております。ボーナストラックとしてベルリンフィルと戦後初の共演となった1950年の「エグモント」序曲を収録。これもオリジナルLPのカプリングを踏襲したものです。さらに気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。』
ATS-900-02
(UHQCD)
廃盤
偶発的ステレオ、トスカニーニ〜ヴェルディ:レクイエム
 ハーヴァ・ネッリ(S) フェードラ・バルビエリ(Ms)
 ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T) チェーザレ・シエピ(B)
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.、ロバート・ショウ指揮ロバート・ショウcho.
ATS-300/04-2
buyボタン
(5CD)
2CD価格
トスカニーニ〜ベートーヴェン:交響曲全集 1939
 交響曲第1番 ハ長調 Op.21 /交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」/「フィデリオ」序曲[1939年10月28日]/
 交響曲第2番 ニ長調 Op.36 /交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 /「レオノーレ」序曲第3番[1939年11月4日]/
 「コリオラン」序曲/交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」/交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」[1939年11月11日]/
 交響曲第7番 イ長調 Op.92 /「エグモント」序曲[1939年11月18日]/
 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 /「レオノーレ」序曲第1番/「レオノーレ」序曲第2番[1939年11月25日]/
 交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」[1939年12月2日]

  ヤルミラ・ノヴォトナ(S) ケルステン・トルボルイ(Ms)
  ジャン・ピアース(T) ニコラ・モスコーナ(B)
  アルトウーロ・トスカニーニ指揮NBCso.、ウェストミンスターcho.
 録音:[内]、NBC 8H スタジオ、ライヴ、モノラル。#初回アナウンス時のジャケット写真には品番が "ATS3001/3005-2" と記載されています。『何の説明も要らないトスカニーニ+NBC響、1939年10月から12月に行われたベートーヴェン・ツィクルス(ベートーヴェン・フェスティヴァルとして開催)。NBC響とのコンビも3シーズン目を迎え蜜月であり、巨匠の手足となって迅速に呼応するNBC響の妙技が聞きものです。70歳を少し超えたばかりのトスカニーニは気合体力充分。歌いまくってオーケストラを鼓舞します。この超名演を初出であるトスカニーニ協会盤7枚組の未通針LPからまるごと復刻しました。さらに序曲集のLPも未通針物が見つかり、カプリングとして組み合わせております。演奏会場の8Hスタジオは残響皆無の殺伐とした音響として知られますが、このLPで聴くと意外やまろやかでオーケストラの音色もヨーロッパ的というか渋い風合いが出ております。安定した重厚な味わいもアナログならではです。既出盤も多くM&A盤の復刻も非常に優れたものでしたが悪く言えば尖った感じのサウンドでしたので、当盤もぜひ聞いていただきたいと思います。トスカニーニ協会盤にはニュースレターとして当時の証言や記事が充実しており、旧会員のご提供を得てこれらの日本語訳が付きます。さらに気鋭のジャーナリストネストル・カスティリオーネ氏によるFeeling the Spirit: Toscanini’s 1939 Beethoven cycle for NBC.という書下ろし記事がつきます。』


トップ・ページへもどる