EN LARMES
1CD−R¥2520(税抜¥2400)



 EN LARMESとは「涙を溜めて」の意。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77 ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1950年代。モノラル、音質良好。世界初出。デ・ヴィートはこの協奏曲をもっとも得意としていた。
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.25 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
フィルハーモニアo.
 録音:不祥(1990年代?)。音質良好。世界初出。カリスマ性たっぷりのゲルギエフの描く音響絵巻。
モーツァルト:セレナード第9番ニ長調 K.320「ポストホルン」 ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年前後。音質良好。世界初出。巨匠ケンペが長大なセレナードを豊かな音楽性でまとめあげる。
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」
ドヴォルザーク:セレナード ニ長調 Op.44
        (管楽とチェロ、コントラバスのための)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。音質良好。世界初出。とくにハイドンが超越した音楽性に驚嘆させられる名演とのこと。
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81(*)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト短調 Op.126(+)
ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」(#)
M.サンデルリング(Vc:*)
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン放送so.(#,+)
ウィーンso.(#)
 録音:1998年12月17日(#)/データ不詳(*,+)。
シベリウス:
 交響曲第6番ニ短調 Op.104/第7番ハ長調 Op.105
パーヴォ・ベルクルンド指揮
バーミンガム市so.
 録音:1989年5月13日、フリードリヒスハーフェン。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調(*)
フランク:交響的変奏曲(+)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番(#)
イサベラ・ペトロシアン(Vn;*)
フィリップ・アントルモン(P;+)
マリアン・フィラー(P;#)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:データ不詳(1970年代?)。THREE ZERO CLASSICSのTH-048と、メンデルスゾーンとフランクがかぶっているが、ショパンは当盤が初出となる。
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1987年11月28日、ミュンヘン。音質良好。世界初出。
チャイコフスキー:交響曲第5番 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
BPO
 録音:不祥。VPO盤でその評価を固めた感のあるゲルギエフによる同曲の、何とBPOとの演奏が登場。音質良好。世界初出。
バルトーク:弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽/
       管弦楽のための協奏曲
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳。音質良好。世界初出。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(*)
シューマン:交響曲第2番
ルドルフ・ゼルキン(P;*)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。ベートーヴェンは THREE ZERO CLASSICS の TH-048 に含まれている演奏と同一と思われる。シューマンはライヴならではの熱気が聞き物。音質良好。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23 グリゴリー・ソコロフ(P)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
キーロフ劇場o.
 録音:1993年8月5日。音質良好。天才ピアニストと鬼才指揮者のスリリングな顔合わせである。録音嫌いで知られるソコロフのライヴにおける集中力の高さはつとに有名。
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番(*)
ドヴォルザーク:交響曲第7番
ヴラディーミル・アシュケナージ(P;*)
ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年11月28日(*)&1981年3月28日、ミュンヘン。堂々たるハイティンクと円熟期のアシュケナージによる見事な熱演。
ドヴォルザーク:交響曲第8番 イシュトヴァーン・ケルテス指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1964年2月、ハンブルク。残念ながらモノラル。音質は良好。これは珍しいケルテスと北ドイツ放響との共演。彼35才の時の演奏ながら、その構成力には驚かされる。あらためて早世が惜しまれる指揮者である。
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 ギュンター・ヴァント指揮
バンベルクso.
 録音:不詳。ステレオ。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番&第3番 ルドルフ・ゼルキン(P)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ミュンヘン?。これでこのコンビのベートーヴェンのピアノ協奏曲、2番に続き3曲めとなるが、残りの2曲はあるのか? 今回も両者とも得意とする曲だけあって燃焼度は高い。
シューベルト:交響曲第8番
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(*)
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」(#)
ネルソン・フレイレ(P;*)
ホルスト・シュタイン指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1977年4月&1982年3月(#)、フランクフルト。
 これはなかなか珍しい組み合わせ。シュタインらしくスケールの雄大な演奏で、特に十八番のヒンデミットは素晴らしい。フレイレのブラームスというのも珍しいはず。シュタイン、フレイレ共もっと録音があって然るべき人であることを改めて感じさせられる。
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」 ジェームズ・モリス(B;オランダ人)
ニナ・ステンメ(S;ゼンダ)
ヤン・ヘンドリク・
 ローテリング(B;ダーラント)
ローラント・ワーゲンフューラー
(T;エリック)
ジル・グローヴ(Ms;マリー)
マシュー・ポレンザーニ(T;舵手)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
メトロポリタン歌劇場o.&cho.
 録音:不祥(1990年代?)。
 今日最も注目されている指揮者の一人、ゲルギエフによる待望の「オランダ人」。オケがメトということも魅力の一つであり、ワーグナー・ファンなら絶対見逃せない。
ブルックナー:交響曲第4番 クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1999年9月17日、ハンブルク。
 BMGから発売されたシューマンの交響曲全集を皮切りに、日本での再評価が急速に高まりつつあるエッシェンバッハ。それにしてもハンブルクでブルックナーで勝負とは御大の得意曲だけに聞き物と言えよう。かなりゆったりしたテンポと細部へのこだわりからして、これはなかなかやってくれる。既に結構よいお年の彼、21世紀には「巨匠」の仲間入りをしている可能性は十分にあると見た。音質良好。
シューベルト:交響曲第5番D.485
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」(*)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1960年4月11日&9月15日。
 シューベルトはシューリヒト初レパートリー!! シューマンは以前ディスク・ルフランから出ていたがここしばらく入手不可だった物。買い逃していた方にとっても朗報であろう。モノラルながら音質良好。
コダーイ:管弦楽のための協奏曲(*)
レーガー:
 ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100
カール・シューリヒト指揮
BPO、シュトゥットガルト放送so.(*)
 録音:1951年、1953年1月10日(*)。2曲とも世界初出。
 コダーイの方はシューリヒトとしては初レパートリー。作曲家としても、シューリヒトによる指揮盤は始めてではなかろうか。レーガーは1964年の録音があるが、1950年代のものは初。2曲とも今日ではあまり演奏されないが、シューリヒトの手にかかると大変な名曲に聞こえる。当時としては音質良好。
ハイドン:交響曲第88番 ト長調
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」(*)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
BPO
 録音:1950年代、1950年9月29日または30日(*)。2曲とも世界初出。クナ・ファンなら垂涎物の音源が登場。ハイドンは彼としては多くの記録が残っているが、ベルリン・フィルとの共演が発売されるのは今回が始めて。シューベルトは同年1月の放送用スタジオ録音と思われるものがあるが、今回は最後に盛大な拍手が入っており、別物であろう。ただ、収録月は、吉田光司氏によるディスコグラフィによれば、同年1月29日&30日に演奏会があったとのことなので、9月ではなく1月ではなかろうか。とにかく見逃せない物である事だけは間違い無い。当時としては音質良好。
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(*)
ブルーノ・ワルター指揮
バイエルン放送so.、BPO(*)
 録音:1950年10月2日、ミュンヘン&1950年9月25日、ベルリン(*)。
 ブラームス以外は初出。ワルターが戦後始めてドイツのオーケストラに客演した年のライヴ。彼得意のレパートリーばかりであり、ファンは見逃せない。ただ、初出であるミュンヘンでのライヴは、元テープの劣化によると思われるビリつき&音のかすれが所々で見られるとのことなので、その旨ご了承頂きたい。なお、ブラームスはM&A等から出ているが、それよりも格段に音質は鮮明だとのこと。
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
R.シュトラウス:
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
シューベルト:
 交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」(*)
エーリヒ・クライバー指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1953年、1954年4月23日ハンブルク・ムジークハレ(*)。「田園」と「ティル」はディスコグラフィによれば1月29日。
 シューベルト以外は初出、「グレイト」は以前LPでロココから出ていた物。E.クライバーとしては珍しいレパートリーだが、相性はなかなかよい。いずれも深遠な音楽に心を奪われる。当時としては音質良好。
ブルックナー:交響曲第6番(*) ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.(*)、
ハンブルクNDRso.
ブルックナー:交響曲第7番
 録音:2000年5月5日バンベルク(*)&1998年1月9日ハンブルク・ムジークハレ。
 ブロムシュテット得意のブルックナー。手兵との6番、ブルックナーのメッカとなったハンブルクでの7番、共に興味深い演奏だ。音質良好。
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
ギドン・クレーメル(Vn)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1980年2月。これはなかなか興味深い顔合わせ。代理店によると「演奏の素晴らしさは想像を絶する粋に達しています。音質良好。」とのこと。
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調K.319/
        オーボエ協奏曲 ハ長調(*)
ハイドン:交響曲第101番 ニ長調「時計」
フランソワ・
 エルベ・レルー(Cl;*)
コリン・デイヴィス指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年1月12日、ミュンヘン。格調の高さと機知に富んだデイヴィスならではの演奏。音質良好。
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番(*)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(*)
シューマン:交響曲第4番 ニ短調(#)
チャイコフスキー:
 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ギドン・クレーメル(Vn)
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1999年10月25日フランクフルト(*/#)&1986年11月6日ハンブルク。現在再評価の声も高いエッシェンバッハによる2枚。クレーメルとの共演も聞き物だ。音質良好。
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
マルティヌー:交響曲第4番
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1986年5月8日、ミュンヘン。ラインスドルフ晩年の素晴らしさは日本でも一部ファンには有名だが、特に「英雄の生涯」は彼のこの頃の十八番とも言え、ベルリン国立歌劇場o.とのDVDも出ているほど(パイオニア)。今回の演奏はマニアの間ではかなり評判となったもので、緻密ながらその豪快さは素晴らしいの一言。マルティヌーも彼としては珍しく、貴重である。音質良好。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503(*)
ベートーヴェン;交響曲第2番 ニ長調Op.36
アルフレッド・ブレンデル(P;*)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。ブレンデルはモーツァルトのピアノ協奏曲を全集録音してはいるが、意外とライヴは少なく、特に当曲は始めてではなかろうか。ヨッフムのサポートも堂に入っており、この両者の美点が噛み合った演奏であろう。ベートーヴェンは格調高く、あたたかい響きが特色。音質良好。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
スウェーデン放送so.
 録音:2000年6月6日、ストックホルム。ブロムシュテットが故郷スウェーデンで披露した演奏。壮大さと精緻さ、そして叙情性を併せ持っており、ブルックナー・ファンなら聞き逃せない。音質良好。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18(*)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調Op.16
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
エフゲニー・キーシン(P)
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2000年2月(*)、1998年1月28日。天才少年だったキーシンも、もう今年で30歳。デビュー以来現代の若手の中では常に第一線に立っている彼だが、今回の2曲も技巧、解釈とともに冴え渡る。殊にプロコフィエフは初レパートリーで、少々地味な曲ながらファンなら見逃せまい。また、マゼールも彼ならではの「スリル」にあふれた演奏を披露。伴奏の2曲もさることながら、 本命のブラームスではどっしりと構えたスケールの大きさも聞かせてくれる。音質良好。
ブラームス:
 交響曲第3番 ヘ長調Op.90/哀悼の歌Op.82(*)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1954年12月2日、1954年1月25日(*)。交響曲の方はGREEN HILLから出ているが、「哀悼の歌」は初出。どちらかと言えば好事家向きかも。当時としては音質良好。
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2000年3月11日、ミュンヘン。2002年からNYPの音楽監督に就任が決定したマゼール。バイエルン放送so.との演奏も世評は高かったが、今回はその中でも最高峰といわれるブル8が登場。音質良好。
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調K.271&第27番 変ロ長調K.595
アルフレート・ブレンデル(P)
ハンス・ツェンダー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 録音2000年10月27/28日、ドレスデン。現代のモーツァルト弾きの最高峰の一人、ブレンデルと知る人ぞ知るツェンダーの競演。美しく、格調高い端正なモーツァルトの世界が繰り広げられる。音質良好。
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調K.313(*)
ブルックナー:交響曲第6番
ヴォルフガング・リッター(Fl;*)
ゲルハルト・オピッツ(P;#)
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.
シューマン:ピアノ協奏曲(#)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(+)
 録音:1988年12月5日、ハンブルク/不詳(#)/1987年12月21日、ハンブルク(+)。ブルックナーは同時期のBMG盤があるが、これは修正なしの一発ライヴ。
モーツァルト:
 協奏交響曲 変ホ長調K.364(*)
 交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
フランク・ペーター・
 ツィンマーマン(Vn;*)
タベア・ツィンマーマン(Va;*)
コリン・デイヴィス指揮
バイエルン放送so.
 録音:1991年6月17日、レーゲンスブルク。現代最高のモーツァルト指揮者の一人、C.デイヴィスによる、ツィンマーマン兄妹ともぴったり息の合った密度の濃い演奏。当時としては極上の音質。
メンデルスゾーン:
 交響曲第3番 イ短調Op.56「スコットランド」
シューマン:「マンフレッド」序曲
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 録音:2000年6月25日、デュッセルドルフ。好評のブロムシュテットによるライヴが新たに登場。今回の「スコットランド」はロマンティックかつ引き締まった演奏で、これは名演。音質極上。
ガーシュウィン:
 パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲 へ調(*)
ベルリオーズ:幻想交響曲
ルドルフ・ブッフビンダー(P;*)
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年2月23日、ミュンヘン。2000年の来日公演でも取り上げられたが、マゼールによる「幻想」は3回目の録音で実に約20年ぶり。 正に「巨匠」となった彼のベルリオーズは非常に嬉しい登場だ。前半のガーシュウィンも、ブッフビンダーというドイツ正統派を備えながら、ドイツ勢による演奏とは思えないほどムードたっぷり。 マゼールならではのマジック的芸術性の高さが興味深い。音質極上。
ブルックナー:交響曲第6番 ハインツ・レーグナー指揮
ベルリン放送so.
 録音:2000年5月28日、ベルリン。スケールの小ささが欠点の一つとしてあげられることの多いレーグナーだが、この演奏は違う。 分厚い弦の響きと力強い金管の咆哮、そしてそのリズムの凄まじさには圧倒される。レーグナー再評価となるか? 音質極上。
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
メシアン:神の降臨のための3つの小典礼(*)
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.、
バイエルン放送so.&cho.(*)
 録音:不詳/1966年1月、ミュンヘン(*)。ベートーヴェンは多分1980年代。ヴァントのメシアンとはかなり興味深い。音質は当時としては良好。
コープランド:アパラチアの春
ドヴォルザーク”:交響曲第7番 ニ短調Op.70
アンドレ・プレヴィン指揮
ケルン放送so.
 録音:2001年3月8日、ケルン。最近録音の少なくなったプレヴィンだが、演奏会ではあいかわらず好調。 彼としてはコープランドがかなり珍しいが、ドヴォルザーク共々好演。音質極上。
ブルックナー:交響曲第9番 スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:不詳(1970年代?)。スクロヴァチェフスキー壮年期のブルックナー・ライヴ。録音年不祥ながら、音質からは1970年代と思われ、だとするとその頃から彼の芸術は正に完成の域にあったことが伺える。なお、オケはバーデン・バーデンとフライブルクの合同らしい。
ハイドン:交響曲第100番 ト長調「軍隊」
ヒンデミット:組曲「気高い幻想」
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」(*)
キリル・コンドラシン指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1981年1月26日、ハンブルク/1981年3月7日、アムステルダム(*)。コンドラシン最晩年のライヴ。マーラーは以前CINCINで出ていたもの(残りは資料不足で不祥だが未発の模様)。 どちらにせよ現在入手はほぼ不可能であり、嬉しい発売である。音質も当時としては良好。
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:2001年1月12日。近年とみに音に説得力を持ちはじめ、注目を急速に集めているエッシェンバッハらしいライヴ。音質極上。
R.シュトラウス:
 「サロメ」〜7枚のヴェールの踊り/交響詩「ドン・ファン」
バルトーク:管弦楽のための協奏曲(*)
エドゥアルド・マータ指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1981年5月プラハ/1984年11月フランクフルト(*)。メキシコ生まれのマータは、若くして飛行機事故のためその命を散らせてしまったが、その活動の中期にあたるライヴが登場。オケの統率力はこの頃から突出しており、その死が改めて惜しまれる。音質は当時としては良好。
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:1999年6月26日、キッシンゲン。マゼールのベト7は、その活動の初期に録音して以来ではないだろうか? 代理店によると「期待を大きく上まわる大名演が繰り広げられています。音質極上。」とのこと。
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
コープランド:
 エミリー=ディッキンソンの12の詩(*)
バーバラ・ボニー(S)
アンドレ・プレヴィン指揮
ケルン放送so.
 録音:2001年3月23日/9日(*)。何とプレヴィンのマーラー9番が登場。彼のマーラーといえば1978年、EMIへの第4番だけであったと思われ、その後の彼の円熟を考えれば非常に期待が高まる。コープランドは彼お得意のジャンルであり、独唱がボニーということもありこちらも注目。音質極上とのこと。
シューベルト:
 交響曲第4番 ハ短調D.417「悲劇的」(*)/
 交響曲第6番 ハ長調D.569(*)/
 交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」/
 交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年3月16日(*)/18日、ミュンヘン。マゼールのシューベルトといえば上記ベートーヴェン同様活動の初期の録音の外は、CBS/SONY時代に「未完成」のライヴがあったぐらいではなかろうか?  意外とも思える録音の少なさだが、近年名演続きの彼だけに期待したい。音質極上とのこと。
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 コリン・デイヴィス指揮
バイエルン放送so.
 録音:1997年6月13日、インゴルシュタット。デイヴィスらしい繊細な叙情性と壮麗で華麗なスケールを兼ね備えている。細部はもちろん全体的にも充実感は大きい。音質極上。
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 サイモン・ラトル指揮
ロッテルダムpo.
 録音:2001年2月12日、ロッテルダム。ラトルらしく、随所に従来の演奏では聞かれなかった表情が聞き取れ、気が抜けない。終楽章は殊に素晴らしく、終演後の聴衆の反応がそれを物語っている。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 チョン・ミュンフン指揮
フランス国立放送po.
 録音L2001年3月2日、パリ。ゲルギエフと並び、若手の中では期待度ナンバー・ワンのチョン。拍手がなりやまないうちから開始される第1楽章など、 クナッパーツブッシュら巨匠に通ずるある種のカリスマ性も感じさせ、曲全体を一気に聴かせる。音質良好。
マーラー:交響曲第4番 ト長調 エディト・ガーブリー(S)
イシュトヴァーン・ケルテス指揮
バンベルクso.
 録音:1960年代、スタジオ録音(放送用?)。何とケルテスによるマーラー! 彼の手によるマーラーの交響曲は今まで全く存在せず、これが初登場。 早めのテンポで進められた爽快で瑞々しい演奏の模様で、マーラー・ファン、ケルテス・ファンなら聞き逃せない。音質良好とのこと。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ長調
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳、ミュンヘン?。あくまで自然体ながら隅々まで実に神経の行き届いた演奏で、聴衆も凄まじい喝采でこれに答えている。音質良好。
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳。ヤンソンスの構成力の高さが目立つ演奏で、このコンビの今後は楽しみ。音質良好。
ブルックナー:交響曲第3番 二短調 クルト・ザンデルリング指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:2000年11月8日、ジュネーヴ。ザンデルリングの十八番。あまり例を見ないコンビだが、特にアダージョの美しさには感服。音質良好。
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73 クリストフ・フォン・
 ドホナーニ指揮ミュンヘンpo.
 録音:2000年4月、ミュンヘン。ドホナーニも70才を越えたが、何故か近年話題に昇らないのは録音の少なさ故か?  ここでは彼の面目躍如ともいえる緻密さが発揮され、聞き手を呪縛でもするような引き締まった演奏となっている。音質極上。
モーツァルト:
 セレナード第9番 ニ長調K.320「ポストホルン」
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:不詳、ハンブルク。
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1959年3月19日。南ドイツ的な明るいサウンドを特徴とするクナ最高傑作の一つ。繰り返し発売されてきた物だが、今回はモノラルながら音質の鮮明さが際だつ。
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調Op.36
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調Op.95
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:2000年12月20日、キッシンゲン。現代的な中にも古典的な装いを見せる格調高いベートーヴェン、スケール雄大で歌心に満ちたドヴォルザークと、 ヤンソンスの表現の幅広さに驚かされる1枚。音質良好。
スクリャービン:交響的楽章「夢」Op.24
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調Op.16(*)
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調Op.100
ジャン=イヴ・ティボーデ(P;*)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
ロッテルダムpo.
 録音:2000年9月、ロンドン。ゲルギエフ白熱の名演がまたまた登場。音質良好。
ドビュッシー:イベリア/海
ラヴェル:
 スペイン奇想曲/道化師の朝の歌/ラ・ヴァルス
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年3月30日、ミュンヘン。マゼールならではの快演。フランス的情緒からはかけ離れており、一種の怪演とも言えなくは無いが、 ここまで刺激的な演奏はマゼールならでは。音質極上。
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調Op.70(*)
ブラッヒャー:管弦楽のための協奏的音楽Op.10
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲(#)
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ヨゼフ・スーク(Vn;#)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1980年12月15日、ハンブルク(*)/1977年11月14日、ハンブルク。 テンシュテットにとっては珍しいレパートリーが多く、ブラッヒャーとマルティヌーは多分初レパートリー。ショスタコーヴィチはFKM-CDR21/2で出ているが、多分唯一の録音。 マーラーは以前First Classicで出ていたものと同一と思われるが、これは久々の復活で嬉しい。音質良好。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 ルドルフ・ゼルキン(P)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1977年10月30日、ミュンヘン。これでこのコンビのベートーヴェンのピアノ協奏曲、1番〜3番に続き4曲めとなる。相変わらず燃焼度は高い。音質良好。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調Op.47 クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:2001年4月20日、ハンブルク。全体的に遅めのテンポで、細かい所にまで神経が行き届いている。エッシェンバッハの近年の演奏は正に注目すべき。音質良好。
プロコフィエフ:
 交響的絵画「夢」Op.6/ピアノ協奏曲第2番 ト短調Op.16(*)/
 交響曲第6番 変ホ短調Op.111
ジョン・リル(P;*)
クルト・ザンデルリング指揮
ロッテルダムpo.
 録音:2000年1月30日、ロッテルダム。ザンデルリングお得意のロシア物。いぶし銀の魅力で迫るリルとの共演も珍しい。音質良好。
ホルスト:組曲「惑星」 ゲオルグ・ショルティ指揮
バイエルン放送so.、同cho.
 録音:1981年2月、ミュンヘン。ショルティはDECCAへLPOとこの曲を録音しているが、彼にしてはおとなしい演奏だった。 今回は同じく正攻法ながら、オケの力量の差もあって彼のリズム、ダイナミズム、テンポがよりよく出た演奏となっている。音質はまずまず良好。
ニールセン:序曲「ヘリオス」Op.17
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(*)
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn;*)
エサ=ペッカ・サロネン指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年4月27日、ミュンヘン。近年所属レーベルの新譜が少ないせいか、あまり話題に上らないサロネンだが、実演ではあいかわらず充実。 スタジオでは考えにくいムローヴァとの共演や、彼としてはかなり珍しいマーラー(大地の歌があるが)ということで、彼のファンなら是非盤であろう。音質良好。
マーラー:交響曲第3番 ニ長調 ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.、同cho.、
テルツ少年cho.
 録音:2001年5月11日。年齢的には「巨匠」でありながら、常に斬新な音楽を創り出すマゼール。それでいて下品にならないのはやはり彼の力量のなせる業であろう。音質良好。
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調K.622(*)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
ザビーネ・マイヤー(Cl;*)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
 録音:1991年6月7日、ドレスデン。端正かつ美麗な演奏で攻める2曲。音質まずまず良好。
ベートーヴェン:
 交響曲第1番 ハ長調Op.21(含リハーサル風景)
クラウス・テンシュテット指揮
メクレンブルグ・シュターツカペレ・
 シュヴェーシン
 録音:1968年8月。何と東ドイツ時代のテンシュテットの演奏が登場、しかも1960年代ながらステレオ録音!! 無論彼の音源としては最も若い時期のものであり、おまけに約47分のリハーサル付きという、 ファンには垂涎物のアイテムだ。演奏会ではなく放送用の録音のようだが、リハーサルからして、テンシュテットならではのエネルギッシュな音楽が展開。 無論本番では更に白熱。当時としてはかなり良好な音質。
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62(*)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(#)
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(+)
ヴォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn;#)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1992年6月12日、ハンブルク(*)/1978年9月、放送用スタジオ録音(#)/1979年4月23日、ハンブルク(+)。 2曲ともテンシュテットとしてはかなり珍しいレパートリーで、特にベルクは彼の初レパートリーとなる。 R.シュトラウスは、EMIへのスタジオ録音があったのみで、ライヴ演奏は初登場。「コリオラン」は、確か彼の演奏としては最も後年のものとなるもの。 全体として、録音年からすると音質かなり良好。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調Op.26(*)
         交響曲第7番 嬰ハ短調Op.131
アレクシス・ワイセンベルク(P;*)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.(*)、バイエルン放送so.
 録音:1980年12月15日(*)/1970年代。協奏曲はFKMのFKM-CDR21/2で既出のもの(TOE-2019でも同一顔合わせが出ているが、こちらは同一演奏かは不詳)だが、音質向上とのこと。 注目は交響曲で、テンシュテットの音盤初レパートリーとなる物。一般受けする曲ではないが、ファンなら是非聴いて見たいところだ。 2曲とも音質良好。
R.シュトラウス:組曲「町人貴族」Op.60
ドビュッシー:「管弦楽のための映像」〜イベリア(*)
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:不詳/1972年(*)。客席ノイズはなく、放送録音と思われる。 R.シュトラウスはケンペの十八番だけに、ツボを押さえた味わい深さが魅力。ドビュッシーは、彼としてはかなり珍しいレパートリーだが、ミュンヘンpo.は後年、 チェリビダッケと名演を繰り広げただけあって、全く違和感はない。音質良好。
ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1979年。ジュリーニ十八番の2曲だが、2曲とも彼のこの年代の録音は今まで無く、ファンには嬉しい。緻密さと格調高さにあふれた演奏。音質良好。
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1962年1月15日、ムジークハレ、ハンブルク。モノラル録音。これまで幾種類ものレーベルから発売されて来た物。無論テープ劣化による音揺れ、小ノイズも散見され、 劣化は進んでいるようだが、今回は一切イコライジング処理を行なっておらず、より生々しい音を楽しめる。また、演奏前後の拍手も収録。
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45 アンジェラ・マリア・ブラージ(S)
アラン・タイタス(Br)
コリン・デイヴィス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場cho.
 録音:2001年5月14日、ドレスデン。先ごろ亡くなったシノーポリの追悼コンサートで、極めて雄大かつ格調高い演奏。 代理店によると「最高の演奏でシノーポリを追悼しようという演奏者の気持ちが、無常に美しい音楽に集結しました」とのこと。音質良好。
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(*)/
 交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
サルヴァトーレ・
 アッカルド(Vn;*)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1985年10月17&18日、ドレスデン。ある意味名曲コンサートだが、エネルギッシュな棒捌きはライヴのブロムシュテットならでは。 ある意味東独時代のシュターツカペレ・ドレスデンが黄金時代であったことを再確認させられる演奏。少々デジタル臭いが、音質良好。
モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620序曲(*)
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」(*)
プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調Op.25「古典」(#)
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調(+)
ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルン放送so.
 録音:1981年3月、ミュンヘン(*)/1980年11月、ミュンヘン(#)/1985年1月18日、ミュンヘン(+)。かなり広範囲に渡る曲目ながら、ハイティンクはどれもかっちりと隙なく仕上げている。 ファンなら聞き逃せまい。音質良好。
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリア」Op.70 エディト・マティス(S)
ルーザ・バルダーニ(A)
ジークフリート・
 イェルサレム(T)
ウルリク・コールド(B)
カール・リヒター指揮
ハンブルクNDRso.、
SWRヴォーカル・アンサンブル、
北ドイツ放送cho.
 録音:1980年2月22日、ムジークハレ、ハンブルク。巨匠リヒター、死の前年のライヴ。確か彼の初レパートリーであり、ファン必聴。音質良好。
シューマン:
 「マンフレッド」序曲Op.115/チェロ協奏曲 イ短調Op.129(*)
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73
リン・ハレル(Vc;*)
ベルナルド・ハイティンク指揮
BPO
 録音:2001年6月7日、ベルリン。ザンデルリングの代役で登場したハイティンクだが、長年のベルリン・フィルとの信頼関係から生まれる絶妙な音楽が聴ける。音質良好。
ヤナーチェク:シンフォニエッタ(*)
ラヴェル:ラ・ヴァルス(#)
パウル・デッサウ(1894-1979):バッハ変奏曲(+)
ルドルフ・ワーグナー=レーゲニー(1903-1969):
 管弦楽のための4つの小品(**)
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調K.385「ハフナー」
        〜第1楽章リハーサル(##)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.(*/#)、
メクレンブルグ・シュターツカペレ・
 シュヴェーシン(+/**/##)
 録音:1980年3月3日、ムジークハレ、ハンブルク(*)/1980年12月15日、ムジークハレ、ハンブルク(#)/1963年9月30日(+)/1966年12月13日(**)/1960年代後半(##)。 何と更に東ドイツ時代のテンシュテットの演奏が!。 ELS-01-94より更に若い時期の物が含まれている。 デッサウ、ワーグナー=レーゲニーは共に戦後の東ドイツで活躍した作曲家で、そのあたり体制との関りが感じられ、興味深い。音質良好(全点ステレオと思われる)。 なお、「ラ・ヴァルス」はFKM-CDR21/2と同一録音だが、音質向上とのこと。
シューベルト:
 交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
クルト・ザンデルリング指揮
ケルン放送so.
 録音:1980年代。ザンデルリングはヴァントやスクロヴァチェフスキーと並ぶ現代の巨匠の一人だが、録音が少なくなかなか日本ではその真価が問われにくい。 欧米では絶大な人気を誇るだけに惜しい所だが、今回はシューベルトの「グレイト」の登場。ゆったりとしたテンポで雄大に迫る演奏だ。音質良好だが、3楽章と4楽章の開始直後に少々音ウキがある。
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ゲオルグ・ショルティ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1993年6月10日、ミュンヘン。 ショルティ晩年の澄み切った名演。純音楽的に進むその解釈は一切の無駄な力みが無く、枯淡の境地に達している。音質良好。
ヴェルディ:レクイエム アンジェラ・ゲオルギュー(S)
アンナ(?)・ラーソン(A)
ロベルト・アラーニャ(T)
マッティ・サルミネン(B)
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.、同cho.
 録音:2001年3月23日、ミュンヘン。良くトレーニングされた合唱団と、豪華歌手陣、そして思い切った解釈で繰り広げられるヴェルディ没後100周年&マゼールならではの「ヴェルレク」。 音質良好。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15 ダニエル・バレンボイム(P)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1978年3月30日、ミュンヘン。これは珍しいクーベリックとバレンボイムの共演。スタジオ録音ではあり得ない組み合わせであり、期待大。 代理店によると「バレンボイムの男性的で堂々たるアプローチは見事。指揮者と火花を散らすようなスリリングな共演ぶりは正にコンチェルトの醍醐味です」とのこと。
シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(*)
ギュンター・ヴァント指揮
バイエルン放送so.
 録音:1986年、ミュンヘン/1984年8月19日、ミュンヘン(*)。既出ながら音質向上とのこと。
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:2001年7月8日、リューベック。シュレスヴィヒ・ホルシュタイイン音楽祭のオープニング・コンサート。 代理店によると「第3楽章の後半でオリジナルに起因すると思われる周期的ノイズが微かに混入している」とのこと。
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:2001年6月11日、ムジークハレ、ハンブルク。エッシェンバッハによる「運命」が遂に登場。 正にダイナミックな演奏で、前半の「イタリアのハロルド」共、彼の鋭い感性を十分に感じ取ることができる。音質良好。
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調Op.36 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1990年7月、ミュンヘン。まだ我が国ではメジャーとは言えなかった時代のゲルギエフの演奏だが、その緻密かつ豪快という現在の彼の特質は既に健在。 バイエルン放響を見事にコントロールしているから素晴らしい。音質良好。
バーバー:ヴァイオリン協奏曲(*)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」
ジェームズ・イーネス(Vn)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
ザールブリュッケン放送so.
 録音:2001年3月19日。スクロヴァチェフスキーのドヴォルザークとは珍しい。イーネス(1976-)はカナダの若手ヴァイオリニスト。カナダCBC、米TELARC等に録音がある。音質良好。
ベートーヴェン:
 交響曲第1番 ハ長調Op.21/交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1994年2月4日、ミュンヘン。チェリの存命中に実現した珍しい共演。
バルトーク:
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽/
 管弦楽のための協奏曲
ピエール・ブーレーズ指揮
パリo.
 録音:2001年6月24日、ラヴェンナ音楽祭。近年スタジオ録音では今ひとつと言う評もあるブーレーズだが、ライヴはさすがの貫禄。 録音はかなりデッドでオン・マイクのため雰囲気は今ひとつだが、迫力は凄まじい。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104(*)
ブラームス:悲劇的序曲Op.81(#)
アントニオ・メネセス(Vc;*)
クルト・ザンデルリング指揮
ケルン放送so.(*)、スウェーデン放送so.(#)
 録音:不祥(*)/2000年(#)。ザンデルリングらしい豊かでスケールの大きい詩情が特徴の2曲。メネセスも自由闊達。
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調K.319
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
マリス・ヤンソンス指揮VPO
 録音:20016月10日、ガルミッシュ・バルテンキルヒェン。 R.シュトラウスの山荘があったゆかりの地で行われたライヴ。正攻法ながら聴かせどころはしっかりと押さえているのがさすが。
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 エミリー・マギー(S)
ミシェル・プリート(A)
ロバート・ディーン・スミス(T)
ロベルト・ホル(B)
クリスティアン・ティーレマン指揮
バイロイト祝祭o.&cho.
 録音:2001年8月10日、バイロイト祝祭劇場。
 バイロイト音楽祭の125周年と新バイロイトの50周年を記念して行われた特別演奏会のライヴ。 2001年のバイロイトで、ティーレマンは「マイスタージンガー」と「パルジファル」を担当し、同音楽祭の中心的な指揮者になりつつある。 今回の「第9」では正味72分強という遅めのテンポが取られているが、スケールの大きさ、劇的表現等かなりの説得力を持っており、 ドイツの伝統に根ざしながらも現代的感覚を取り入れた堂々たる演奏となっている。終演後の聴衆の反応も大きく、あたかも50年前のフルトヴェングラーの演奏時もこのようではなかったかと思わせるほど。 音質極上。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
ロッテルダムpo.
 録音:1999年12月10日、ロッテルダム。
 レパートリーの広さを誇るゲルギエフだが、ブルックナーが遂に登場。徹底的に正攻法でこの難曲に立ち向かっており、ゆったりとしたテンポと共に、構成力、表現力とも申し分なし。 随所にゲルギエフらしいひらめきがあり、聴かせる。 音質良好。
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」(*)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(#)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」(+)
カール・ベーム指揮
シュターツカペレ・ドレスデン(*)
バイエルン放送so.(#/+)
 録音:1979年1月12日、ドレスデン(*)/1973年5月3日&4日、ミュンヘン(#)/1971年10月18日、ミュンヘン(+)。
 「未完成」のみ初出。この日は「グレイト」も演奏され、こちらはDGよりベーム没後発売された。内に炎を秘めた第1楽章、枯淡の境地に達している第2楽章とも感動を誘う。音質はまずまずながら、一部にノイズが混入する。
 (#/+)は既出だが、「ドン・ファン」は既出盤を大きく上まわる極上の音質。
ベルリオーズ:
 歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」Op.23序曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調Op.90「イタリア」
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」Op.61〜スケルツォ
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」Op.24〜ラコッツィ行進曲
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
パリo.
 録音:2001年5月13日、コンツェルトハウス、ウィーン。
 絶好調のエッシェンバッハが、パリ管を率いウィーン芸術週間に客演した時のライヴ。じっくりとしたテンポで進められているが、特に「イタリア」と「ラコッツィ行進曲」は細部まで良く行き届いた名演。 音質まずまず良好
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15(*)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466〜第2楽章(*)
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調
ジュリアス・カッチェン(P;*)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 録音:1960年11月24日、ライプツィヒ。ライヴ、モノラル。
 一夜のコンサートを全曲収録しているのではないかと思われる。ブルックナーはTOE-2057でも発売されているものだが、カッチェンが参加しての2曲は初登場。コンヴィチュニーとカッチェンの共演は確か今回初登場。また、コンヴィチュニーによるブルックナーの「第2」は、TOE-2057の項目でも触れているとおり、ベルリン放送so.とのライヴ(BERLIN CLASSICS/BC-91732)があったが、それもかなりの名演だっただけに、手兵との今演奏も期待大。
音質的には、当時としては良好なモノラルとのこと。
マーラー:交響曲第4番 ト長調 バーバラ・ボニー(S)
アンドレ・プレヴィン指揮LSO
 録音:2001年7月1日、Cheitenham Festival。端正で格調の高い純音楽的なマーラー解釈。ゆったりとしたテンポを基調に細部まで目が行き届いている。 自然な中にもかなり個性的かつ説得力を持つ演奏としてプレヴィンの面目躍如。ボニーも好調でこれは良い。音質良好。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調(*)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
マウリツィオ・ポリーニ(P;*)
クラウディオ・アバド指揮
BPO
 録音:2001年8月29日、ザルツブルグ。ポリーニとアバドによるブラームスの同曲は彼等の十八番であり、複数の音源が入手可能だが、今回は両者ともが音楽の核心に突進していく迫真ライヴ。 「新世界」は内省的な2楽章が病を経てからのアバドの心境変化ともとれそうだが、全体的にはこれまた核心に満ちた演奏で、BPOとの10年以上の関係が実りある物だったことを改めて感じさせられる。 音質は良好だが、数ヶ所小さい音のつまずきがある。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:詩編交響曲
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73
ベルナルド・ハイティンク指揮BSO
マルティヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」
ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調Op.88
 録音:2001年9月2日/3日(*)、ルツェルン音楽祭。世界を股にかけて活躍中のハイティンクによる構成力確かな辛口ライヴ。アプローチが本質を突いている上風格がそれに加わり、全体的にはかなり完成度の高い演奏である。レパートリー的には彼の十八番が多いが、マルティヌーは珍しい。 音質極上だが、(*)には数ヶ所小さい音のつまずきがある。
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調D.485/
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
 録音:2001年9月14日、ミュンヘン。音質極上。ELS-01-138はELS-01-136/7からブルックナーのみ分売した物。
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」 ギュンター・ヴァント指揮
ベルリン・ドイツso.
 録音:1993年6月14日、ベルリン。音質極上。
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 クルト・ザンデルリング指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年代、ミュンヘン。 クラシック「通」には圧倒的な指示を誇るザンデルリングの「ロマンティック」。淡々としているようでありながら、随所に見せるニュアンスと読みがさすがであり、その分聞き手は集中力を要求されてしまう。 ファン以外の方にもお勧めの名演である。音質極上。
ベートーヴェン:
 「プロメテウスの創造物」序曲Op.43/
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.19(*)
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.141(#)
ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調Op.70/
         スラヴ舞曲 ホ短調Op.72-2
マルタ・アルゲリッチ(P;*/#)
ヴラディーミル・アシュケナージ指揮
チェコpo.(#以外)
 録音:2001年9月1日、ボン。 これは注目の顔合わせ。さすがの演奏が繰り広げられており、両者のファンなら必聴であろう。 アシュケナージの指揮も近年ことに魅力をましており、その成果は後半のドヴォルザークでも発揮されている。音質極上。
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K.218(*)/
 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」(#)
アルテュール・グリュミオー(Vn)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送so.(*)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送so.(#)
 録音:1960年6月23日、ヴュルツブルグ(*)/1960年(#)。モノラル これは絶品の一言のモーツァルト。天衣無縫のグリュミオーを巨匠指揮者二人がサポートしており、トップレベルの名演となった。 モノラルながら、当時としては音質良好。
メンデルスゾーン:交響曲第1番 ハ短調Op.11(*)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.61(#)
ブルックナー:交響曲第0番 ニ短調(+)
コンスタンティ・クルカ(Vn;#)
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキー指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1982年12月、フランクフルト(*/#)/1981年(+)。ステレオ。 Arte Novaのブルックナー「交響曲全集」によって一般にも名前が知られるようになった巨匠スクロヴァチェフスキー、マニアの間でその実力が知られつつあった頃の演奏が登場だ。 元々厳しいトレーニングでオケを鍛え、自分の解釈を徹底させる一方、選曲もかなり幅広いと言う彼だけあって、 今回の3曲も地味なレパートリーだが、こういった余り馴染みのない曲でも非常に上手く聴かせるのはやはり彼ならでは。音質良好。
マーラー:交響曲第9番 ニ長調 クルト・ザンデルリング指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1987年12月7日、ハンブルク。 ドイツ=オーストリア系の交響曲の発展形としてこの交響曲を捉えた巨匠ならではの、作品そのものに語らせた名演。細部まで行き届いた細やかな配慮により、説得力は絶大かつ高揚感も見事。 彼の同曲には2種のスタジオ録音があるが、それらを上回ると評するも多いであろう。 音質極上。
ルーセル:小組曲Op.39
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調K.364(*)
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調Op.70
スレーテン・
 クルスティッチ(Vn;*)
ヘルムート・ニコライ(Va;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年2月9日、ミュンヘン。 チェリビダッケとしては比較的珍しいレパートリーだが、これで一晩のプログラムというのだからちょっとびっくり。 ルーセルはAUDIORのAUD-7012、ショスタコーヴィチはMETEORのMCD-047で出ていたものではないかと思われるが、モーツァルトは多分初出。 音質極上。
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送so.
 録音:2001年10月12日、ミュンヘン。 歴代シェフのほとんどが広いレパートリーを誇るバイエルン放響。その次代を担うヤンソンスもその例にもれず、今回全く傾向の違う2曲で勝負。 ストラヴィンスキーは正に華麗に、そしてブラームスはスタイリッシュな構成で歌わせており、2曲共見事に手の内に入れた演奏だ。 音質極上。
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ長調Op.36
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」(*)
マルグリット・ウェーバー(P;*)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳。 クーベリックはステレオ初期にウィーン・フィルとEMIへ後期三大交響曲を録音しているが、何故かその後再録音は残さず、今回のバイエルン放響との記録は貴重な物の一つ。 METEORのMCD-063でも同コンビの同曲が出ているが、関係は不詳。 併録のファリャはこの組み合わせでDGへの録音があるが、クーベリックとしては更に珍しいレパートリー。 音質良好。
ブラームス:ドイツ・レクイエム (マルリス?)・
 ペーターゼン(S)
ヤン=ヘンドリク・
 ローテリング(B)
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.、バイエルン放送cho.
 録音:2001年10月26日、ミュンヘン。最終期を迎えつつあるマゼールとバイエルン放送so.だが、徹底的なマゼールのトレーニングは彼のスタイルをオケに浸透させることに成功しており、 ここでもその理知的解釈が生きている。 なお、ソプラノは、演奏会の予告ではブリッタ・シュタルマイスターとなっていた。 音質極上。
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調Op.27 アンドレ・プレヴィン指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2001年11月9日、ミュンヘン。プレヴィン十八番の最新ライヴ。 ある意味、この曲を広めた功労者とでもいうべき彼だが、ここでも完全に手の内に入ったその解釈は圧巻で、彼の某に見事に反応するミュンヘン・フィルにも、 チェリビダッケの死後もなお、オケの美徳を失っていないことを感じさせられる。音質極上。
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調Op.61(*)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(#)
イダ・ヘンデル(Vn;*)
エディト・パイネマン(Vn;#)
エリアフ・インバル指揮(*)
ホルスト・シュタイン指揮(#)
フランクフルト放送so.
 録音:不詳(*)/1982年(#)。これは珍しい顔合わせ。I.ヘンデル、パイネマンとも録音は少ない人なので、希少価値高し。 ヘンデルの同曲は確かスタジオ録音は無く、かなり貴重。 パイネマンの同曲には、以前JOYから出たリッケンバッハー&NDR響との1970年代と思われるライヴがあったが(JOYCD-9000)、今回はシュタインとの共演ということで、さらに期待大。 音質良好。
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調(*)
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調K.297b(#)
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(+)
ウィリー・バウアー(Tp;*)
クルト・カルムス(Ob;#)
ゲルト・シュタルケ(Cl;#)
クルト・リヒター(Hr;#)
カール・コルビガー(Fg;#)
ジョン・オグドン(P;+)
ラファエル・クーベリック指揮
BRSO
 録音:1967年9月18日、ミュンヘン(*)/1977年、ヴュルツブルグ(#)/1968年5月24日、ミュンヘン(+)。
 クーベリックの珍しいレパートリーを集めた一枚だが、なかでも注目はラヴェル。ジョン・オグドンとの共演というのが非常に珍しく、実に色彩的かつ表現力の豊かなラヴェルを聴かせる。 他の2曲も定評通りの名演。音質良好。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K.491(*)
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35(#)
ベルリオーズ:序曲「海賊」Op.21(+)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調Op.47(+)
ギル・シャハム(Vn;#)
アンドレ・
 プレヴィン(P;*)指揮
NDRso.
 録音:1994年(*)/1994年10月20日、リューベック(#/+)。
 プレヴィンの芸域の広さを堪能できる一組。自らソロを務めるモーツァルトは、彼の十八番でもあるが、ピアニストとしての彼の才能の高さを再認識できる。 また、シャハムとのコルンゴルト、ベルリオーズ、ショスタコーヴィチは共に曲の魅力を十分に表現、壮麗さと格調の高さは格別。音質極上。
ウェーバー:交響曲第1番 ハ長調
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ〜前奏曲と愛の死
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
ルドルフ・ケンペ指揮
シュターツカペレ・
 ドレスデン
 録音:1956年6月28日、ドレスデン。
 ケンペが40代半ばの頃のライブだが、驚くほどの充実ぶりで、当時からすでに超一流の指揮者だったことがよくわかる。 知的で端正な面が強調されることの多いケンペだが、ここではライブ特有の熱気にあふれた演奏が展開されている。当時のシュターツカペレ・ドレスデンの重厚なサウンドも大変聴きもの。
 当時のものとしては音質良好。
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調K.319
R.シュトラウス:
 交響詩「ティル・オイレンシュビーゲルの愉快な悪戯」
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(*)
ドヴォルザーク:
 交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」(#)
レオニード・
 コーガン(Vn;*)
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
ハンブルク
 北ドイツRSO
 録音:1972年4月9日、ブレーメン/1975年4月28日、ハンブルク(*/#)。
 チェコ・フィルとのコンビで、わが国にも人気の高かったノイマンだが、ドイツやオーストリアの名門オーケストラに客演した際のライヴは、また格別の味わい。 モーツァルトの端正で格調の高い演奏はノイマンの真骨頂であり、R.シュトラウスでの濃厚な表情は、この指揮者の表現力の幅広さを、しっかり認識させてくれる。
 最後のドヴォルザークは、ノイマンの十八番で、ここではオーケストラのドイツ風の壮麗さが大きな力となってかなりの名演に仕上がっている。音質良好。
ワーグナー:
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/
 楽劇「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己愛犠牲
クリスタ・
 ルートヴィッヒ(S)
ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1963年3月24日、ムジークハレ、ハンブルク。
 クナのライヴの中でも比較的早くから知られていたもので、今日まで各社から何度かCD化されている名演中の名演。 今回のものはこの日のオール・ワーグナー・プログラムの中からクリスタ・ルートヴィッヒとの共演の2曲を収録したもので、最晩年のクナの巨大なスケールを痛感させる驚異的名演。 音質は、約40年前の録音のためか古さは否めないが、クナの実演の凄まじさはよく伝わってくる。今回の発売にあたり、ノイズ除去やイコライジング等の音質処理は一切行っていない。
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ロリン・マゼール指揮
BRSO
 録音:2000年4月2日、ミュンヘン。ステレオ。
 この曲はマゼールの十八番で、若い頃から何度も取り上げている。ドイツ=オーストリア系の巨匠による名演が目白押しの3番だが、抜群の説得力で新たな魅力を引き出すマゼールも大いに注目されるべき。 現代を代表する巨匠マゼールの面目躍如といった観のある会心の名演。
マーラー:交響曲第4番 ト長調 エヴァ・シャポ(S)
クラウス・テンシュテット指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:不詳。ステレオ。
 数多くのライブ録音の発掘により、今では20世紀を代表する巨匠中の巨匠であったことが広く認識されるようになったテンシュテットの新たな音源が登場。 嬉ばしいことに曲目はマーラーの4番。実演では演奏する機会の多くなかった作品だけに、ファンの興味は尽きない。
 1970年代の録音と思われ、最晩年のこってりとした演奏スタイルとは異なるが、内容の豊かさはテンシュテットならではで、圧倒的とも言える充実ぶり。
ハイドン:交響曲第76番 ホ長調(*)
チャイコフスキー:
 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調Op.23(#)
ホルヘ・ボレット(P;#)
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1995年5月15日(*)/不詳(#)。
 巨匠ヴァントの貴重な録音。ハイドンは滅多に演奏されることのない作品だが、実はヴァントの十八番。 巨匠の手にかかると破格の魅力を放つところが何とも言えない。ボレットを独奏者に迎えたチャイコフスキーも期待通りの名演。ドイツ物の陰にかくれて目立たないが、ヴァントのチャイコフスキーは逸品ぞろい。音質極上。
ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」(*)
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(#)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20(+)
ディヴィッド・ライブリー(P)
クルト・ザンデルリング指揮
スイス・ロマンドo.(*)
シュトゥットガルト放送so.(#)
ケルン放送so.(+)
 録音:2000年11月8日(*)/不詳(#/+)。ステレオ。
 1912年生まれの巨匠たちの中でも抜群の音楽性をもちながら、地味な存在のためか認知度が今一つのザンデルリングのとび切りの名演を集めた一枚。 巨大なスケールに圧倒されるハイドンやR.シュトラウス。伴奏指揮者としても卓越した腕前を見せるラヴェルなど、ザンデルリングの偉大さが見事に結実した名演ぞろい。音質極上。
プロコフィエフ:交響曲第2番 ニ短調Op.40(*)
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(#)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
BRSO(*)、PO(#)
 録音:不詳(*)/2000年5月10日、ロンドン(#)。ステレオ。
 人気曲とは言い難いプロコフィエフの第2交響曲から、とてつもない魅力を引き出してしまうゲルギエフの表現力の豊かさにまずは圧倒される。またバイエルン放響の演奏ぶりも見事というほかない。 「火の鳥」組曲の多彩な表現もまさにゲルギエフの面目躍如でファン必聴の一枚。音質極上。
マーラー:
 大地の歌(*)/交響曲第1番「巨人」
リオバ・ブラウン(A;*)
ロバート・
 ディーン・スミス(T;*)
ロリン・マゼール指揮
BRSO
 録音:2002年2月18日、ミュンヘン。ステレオ。
 現代のトップレベルといってよい極上のマーラー演奏が展開されている。知的でクールなスタイルを保ちながらも細部を徹底的に究め、おまけに爆発力も凄絶で、 スタジオ録音では聴くことのできないマゼールの思い切りの良さが充分に堪能できる。この2曲を1日の演奏会でというのもマゼールならでは。音質良好。
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」 G.ブラッドリー(S)
イリス・
 フェルミリオン(A)
ロリン・マゼール指揮
BRSO、&cho.
 録音:2002年2月20日、ミュンヘン。ステレオ。
 これもまた極上のマーラー演奏といってよい名演。指揮者の気合いがオーケストラに乗り移り、会場全体を包み込んでいく様子が実によく伝わってくる。マゼール嫌いの方にはやりすぎると感じられる表現も、 一度はまると病みつきになってしまうところがマゼールのおもしろさで、いつもながら説得力は抜群。終演後の聴衆の熱狂的反応ぶりからも当日のマゼールの好調ぶりがよくわかる。音質良好。
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64 アンドレ・プレヴィン指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1978年1月、ハンブルク。ステレオ。
 R.シュトラウスの管弦楽作品に関しては現代最高の指揮者といっても過言ではないプレヴィンが、 北ドイツ放響に客演した際のライヴ。 ウィーン・フィルとのレコーディングとは一味違う北ドイツ風のサウンドがまた何とも魅力的。プレヴィンの表現の多彩さも一層際立って聴こえる。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92(*)
グルック:「アウリスのイフィゲニア」序曲(#)
ラファエル・クーベリック指揮
BRSO
 録音:1960年(*)/1962年(#)、ミュンヘン。モノラル
 クーベリックが、バイエルン放送響の首席指揮者に就任したのは1961年のシーズンからだが、この2曲はその直前の録音で、この名コンビの最初期の録音として実に貴重。 ベートーヴェンの繊細かつ豪放な演奏振りは、クーベリックの個性がフルに発揮された名演と言える。また、グルックの味わいの深さも相当なもの。
 モノラル録音だが、当時のものとしては音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(*)
バルトーク:2つの肖像Op.5(#)
ルドルフ・シュルツ(Vn;#)
フェレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン放送so.
 録音:1961年9月8日、ベルリン(*)/1952年6月7日、放送録音(#)。モノラル。
 ベートーヴェンはBPOとの有名なスタジオ録音と同時期のライヴ。これほど悲愴美に満ちあふれた「運命」も珍しく、特に前半2楽章の極端に遅いテンポは、最晩年のクレンペラーを思わせるもの。 実演ならではの熱のこもり方も素晴らしく、手兵を自在に操る様には圧倒される。バルトークは放送用スタジオ録音だが、彼とバルトーク作品の相性の良さを示す好例。当時としては音質良好。
メンデルスゾーン:
 交響曲第5番 ニ短調Op.107「宗教改革」
シューマン:交響曲第2番 ハ長調Op.61
クリスティアン・
 ティーレマン指揮
BPO
 録音:2002年3月13日、ベルリン。ステレオ。
 現在最も注目される指揮者の一人、ティーレマンとBPOの共演。ドイツ的伝統に深く根ざした重厚かつ壮麗な物で、比較的地味なこれら2曲の魅力を最大限に引き出している。音質極上。 懐古趣味に陥ることなく新しい時代をもしっかり見つめた、現代ドイツを代表する名演。
 なお、SOUNDS SUPREMEからこの前日と言う演奏が、ヘンツェのFraternitebとのカップリングで出ているが(2S-032/2CD)、同一の可能性もある。
マーラー:
 交響曲第3番 ニ短調(*)/交響曲第6番 イ短調(#)
リオバ・ブラウン(A;*)
ロリン・マゼール指揮
BRSO、バイエルン放送cho.、
テルツ少年cho.
 録音:2002年2月22日(*)/2002年3月8日(#)、ミュンヘン。ステレオ。
 巨匠マゼールの発する強烈なエネルギーにより隅々まで見事にコントロールされた究極のマーラー。長大なこれら2曲を前に怯むことなく真正面から取り組んでおり、正に現代を代表する名演の一つといえる。 楽章によってはかなり遅いテンポが取られているが、一つ一つの音が自ら意味を持って語りかけてくるような表現力が見事であり、マゼールの実力には脱帽させられる。音質かなり良好。
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 ロリン・マゼール指揮
BRSO
 録音:2002年3月6日、ミュンヘン。ステレオ。
 マゼールお得意の同曲だが、核心に満ちた堂々たる表現が各所に聞かれる様は、正に圧倒的説得力を持つ。 知的かつクールな表現で押し進められる情緒とは無縁な演奏だが、内容の深みは格別であり、70才を越えた彼の境地に感動あるのみ。音質かなり良好。
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調K.543(*)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104(#)
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(+)
ドビュッシー:交響詩「海」(**)
ヨーヨー・マ(Vc;#)
コリン・デイヴィス指揮
BRSO
 録音:1986年3月22日、レーゲンスブルク(*)/1989年1月12日、ミュンヘン(#)/1987年4月4日、ミュンヘン(+)/1983年10月20日、ミュンヘン(**)。ステレオ
 2002年に75才を迎えるコリン・デイヴィスは強烈な個性の持ち主ではないものの、抜群の実力派としてファンの間では信頼が厚い。彼のバイエルン時代は、前任であったクーベリックの影に隠れてしまった感があり、 注目度は今ひとつだったが、改めて聞いてみると、最高級の名演を残していたということに気付かされる。典雅で知的なモーツァルト、作品を完全に手の内に入れたベルリオーズ、 オーケストラの能力を最大限に発揮させての音の絵巻きを繰り広げるドビュッシー、そしてヨーヨー・マと組んだ圧倒的ドヴォルザークと、万人をうならせる名演揃い。音質かなり良好。
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 ラストヤノヴァ(S)
マズア(A)
ニアー(T)
ブラッハマン(B)
クリストフ・
 エッシェンバッハ指揮
LPO、ケルン放送cho.、
シュトゥットガルト放送cho.
 録音:2002年1月20日、バーデン・バーデン。ステレオ、
 エッシェンバッハの第9が登場。期待に違わぬ個性的な演奏であり、随所に聞かれる独特の表現と響きは、 正に彼の真骨頂。演奏自体は統一感に貫かれた、ドイツの巨匠の名に恥じない真摯なベートーヴェンと言え、 その存在感は抜群。60才を越えたエッシェンバッハの充実振りが改めて感じられる。音質かなり良好。
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」(*)
ブラームス:セレナード第2番 イ長調Op.16(#)
ワーグナー:「神々の黄昏」〜ジーグフリートのラインへの旅(*)
R.シュトラウス:セレナード 変ホ長調Op.7(#)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(*)
ワイル:小さな三文音楽(+)
エーリッヒ・
 ラインスドルフ指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1976年1月(*)/1990年9月(#)/1988年(+)、フランクフルト。ステレオ。
 1912年生まれの巨匠達の中では、ラインスドルフはアメリカでの活躍が長かったということもあってか、比較的地味な存在だったが、近年晩年のライヴが注目されつつある。 今回はフランクフルト放送響との共演で、徹底的なリハーサルによって磨き上げられた名演の数々が楽しめるが、そのレパートリーの広さは意外な程で、作品を選ばない職人性と、 それを越えたところにある芸術性に圧倒される。 音質はばらつきがあるが、それぞれ収録年としては良好。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルンRSO
 録音:2001年11月30日、ミュンヘン。ステレオ。
 奇をあてらうような所は全くなく、実にオーソドックスな演奏だが、隅々まで神経の行き届いた完成度の高い演奏で、巨匠ハイティンクの現在を実感させてくれる極上のブルックナー。 華美な演奏ではないものの、理想的なブルックナー・サウンドが展開され、素朴過ぎずかつ単調に陥ることも無い演奏には感服。音質かなり良好。
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488(*)/
 ピアノ協奏曲第26番 ニ長調K.537「戴冠式」(#)
ブルーノ・レオナルド・
 ゲルバー(P)
ロリン・マゼール指揮(*)
ヴァレリー・
 ゲルギエフ指揮(#)
BRSO
 録音:1988年6月26日、キッシンゲン(*)/1990年5月3日、ミュンヘン(#)。ステレオ。
 録音自体に慎重ということもあってか、ここ5年以上新録音が発売されず、話題に上ることも少なくなってしまったゲルバーだが、既に60才を越え、年齢的には巨匠と呼ばれる世代になってきた。 もともと正統派の王道を行く彼だけあり、ここでも主張のはっきりした演奏を繰り広げる。モーツァルトの協奏曲は、確か彼の初レパートリーとなる物でファンは聞き逃せない。マゼールとゲルギエフと言う、 2人がモーツァルトのバックを務めると言うのもこれまた珍しいもの。 音質かなり良好。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77 イダ・ヘンデル(Vn)
エリアフ・インバル指揮
フランクフルトRSO
 録音:1977年11月。ステレオ。
 長いキャリアを誇りながらも録音にはあまり恵まれないイダ・ヘンデル。表現の幅広さ、集中度の高さなど彼女の持ち味が生かされた、期待に違わぬ名演が聴ける。 また、インバルのバックも。楽譜の隅々にまで光を当てたかのような読みの深さが特筆される。音質良好。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調Op.15(*)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調Op.10
クリストフ・
 エッシェンバッハ(P;*)指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:2002年3月1日、ハンブルク。ステレオ。
 エッシェンバッハの実力は今や世界のトップ・クラス。久々に自らピアノに向かったベートーヴェンは、正に堂々たる演奏で、ドイツを代表する指揮者としての自負を感じさせるような正統派名演。 後半のショスタコーヴィチは表現意欲に満ちた個性派の演奏で、説得力の強さが彼の充実振りを物語る。音質化なり良好。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.19(*)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(#)
マルタ・アルゲリッチ(P)
リッカルド・シャイー指揮
ベルリンRSO(*)
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルンRSO(#)
 録音:1985年2月18日、ベルリン(*)/不詳(#)。ステレオ。
 アルゲリッチの弾くごく限られたレパートリーの中でも十八番の2曲。シャイーとベルティーニもそれぞれ熱演を繰り広げる。音質良好。
ELS-02-188

(2CD)
1CD価格
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(*)
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」(#)
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
 録音:2001年9月13日(*)/1993年5月28日(#)、ミュンヘン。
 ヴァント最晩年の「ロマンティック」は、2001年10月28日〜30日のBMGからの「ラスト・レコーディング」(74321-93041-2)、EN LARMEからの2001年9月14日(ELS-02-136/7、ELS-02-138)が出ているが、 今回のものもヴァント・ファンなら持っていたい。また、ボーナスCDに含まれる「未完成」も初出。音質極上。
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47(*)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
      イ短調〜アンダンテ
イダ・ヘンデル(Vn)
オスモ・ヴァンスカ指揮
BBCスコティッシュso.(*)
 録音:2002年3月20日、グラスゴー。ステレオ。
 名女流ヘンデルは、録音こそ少ないが息の永い活動を続けているが、この最新ライヴも、キャリアの長さに裏打ちされた核心にあふれた演奏で聞き手を捉える。技巧も確かで見事の一言。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調Op.36
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」
ヨーゼフ・クリップス指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1973年11月18日、ハンブルク。ステレオ。
 2002年4月8日に生誕100周年を迎えたウィーンの巨匠クリップスの貴重なライヴ音源。オーストリア出身の指揮者としては、ちょうどベームとカラヤンの中間の世代となり、 特に最晩年にコンセルトヘボウと残したモーツァルトの交響曲集(PHILIPS)は、その素晴らしさから今日でもファンの支持を集めている。彼は近年再評価の気運も高いが、この亡くなる1年ほど前のライヴでは、 ベートーヴェンの堂々たるスケール感、R.シュトラウスの濃厚なロマンティシズム、 ストラヴィンスキーの叙情性と、3拍子揃った彼の多彩な表現があふれており、非常に聞きご絶えあるものとなっている。音質良好。
ブラームス:セレナード第1番 ニ長調Op.11 イシュトヴァーン・ケルテス指揮
フランクフルト放送so.
 録音:1970年4月。ステレオ。
 1973年に43才の若さでなくなったケルテス晩年の貴重なライヴ。曲目が地味目のセレナードと言うのは惜しいが、ケルテス得意のブラームスということもあって、実にしなやかな感性を備え、 かつ若々しく颯爽としたスタイル。オーケストラもよく棒に答えており、魅力あふれる名演となっている。 音質良好。
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73 フェレンツ・フリッチャイ指揮
バイエルン国立o.
 録音:1958年、ミュンヘン。モノラル。Disque RefrainのDR-930057から1958年5月12日の演奏が出ているが、同一演奏の可能性有。
 ORFEOから出ているVPOとの1961年ライヴと比較すると、オケの技量からすればもちろんウィーン・フィル盤の方が上だが、思い切りのよい表現は、まさにフリッチャイらしく、確かな存在感を主張する好演。 音質は当時としてはまずまず。
ベートーヴェン:「エグモント」序曲Op.84
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77(*)
ドヴォルザーク:
 交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」
ギル・シャハム(Vn)
クラウディオ・アバド指揮
BPO
 録音:2002年5月1日、パレルモ。ステレオ。
 ベルリン・フィルの芸術監督を退くアバドと同オケの最後の演奏旅行でのライヴで、アバドの実力がフルに発揮された聞きご絶え十分の名演。名曲コンサートのようなプログラムだが、 隅々までアバド流がしっかり通された表現の確かさには脱帽。ブラームスでのシャハムのソロも素晴らしく、同時期に発売されたDG盤(469 529-2)との比較も楽しみたい所。音質良好。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467(*)
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」
マリア・ティーポ(P;*)
ジャンルイジ・
 ジェルメッティ指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1988年11月13日、ハンブルク。ステレオ。
 知る人ぞ知る実力者でありながら、録音に恵まれずその実力がなかなか世に広まらない2人の競演。
ジェルメッティはオペラ畑の人で、派手さはあまり持ち合わせないが、 師匠であるチェリビダッケ譲りのスケールの大きさと響きに対する感覚の鋭さは現代の指揮者の中でも正にトップ・クラス。特にベートーヴェンは彼の貴重な交響曲演奏で、ファンなら見逃せないもの。 片やティーポはその誠実な演奏と正当な解釈でもっと評価されてもよい人だが、EMIから新録音が出なくなってからは、元々本職である教師としての活動が主なのか、ほとんどその名前を聴かなくなってしまった。 現在円熟を迎えつつある女流ピアニストとして貴重な存在なのに惜しいことである。音質良好。
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」 クラウディア・
 バラインスキー(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
マイケル・
 ティルソン・トーマス指揮
ハンブルクNDRso.&cho.、
ケルン放送cho.
 録音:2002年4月5日、ハンブルク。ステレオ。
 徹底した明快さに貫かれ、著しく個性的な「復活」。知的かつ明晰でありながら叙情性をも併せ持ち、作品の隅々まで光を当てたティルソン・トーマスの手腕には感心させられる。 従来の演奏とは一味も二味も異なるが、正に「復活」の新たなスタンダードと呼ぶべき演奏だ。AVIEから発売が始まっているサンフランシスコ響との全集録音と合せ、彼の近年のマーラーからは目が離せない。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58
フリードリヒ・
 グルダ(P)指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1993年5月、ハンブルク。ステレオ。
 グルダ晩年のライヴ。モーツァルトの端々で見せる即興的装飾は、グルダならではとしか言いようがなく、 ベートーヴェンでは打って変わって堂々たる名演が繰り広げられる。 2曲とも表現の雄弁さと素晴らしいピアニズムが融合し、圧倒的高みに達しており、深い感銘を受けること必至。これはピアノ好きなら是非聴いてみたい。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1995年3月17日、ミュンヘン。
 2曲とも直後のライヴがEMIから発売されているが、全体の印象はかなり異なる。実にバランスの良い音でコンサートの「チェリ・サウンド」が見事に収録されている。 最晩年のライヴだけに極めて個性的な演奏が展開しているが、説得力は抜群でオーケストラを見事に統率しながら聴衆を弾き込んでいく様は圧巻。
 2曲共初出ではないが、音質は極上。
シューマン:交響曲第2番 ハ長調Op.61(*)/
       序曲、スケルツォとフィナーレOp.52(#)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1959年(*)/1954年9月24日(#)、シュトゥットガルト。モノラル。
 シューマンの第2番はシューリヒトお得意の曲目であり、今回が4つ目の音源登場となる。シュトゥットガルト放送響は、シューリヒトに取って最も関係の深いオーケストラであり、 この演奏の完成度の高さは格別。複雑な音楽を明快に表現していく圧倒的な力量は、シューリヒトの最大の魅力で、快適なテンポの中で次々と流れ出てくる情報量の多さに目が眩むほど。序曲、スケルツォとフィナーレも同様の名演。地味な作品と位置づけられがちだが、 シューリヒトの名解釈によって見事な輝きを発している。音質良好。
ワーグナー:ジーグフリート牧歌
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2000年6月25日、インゴルシュタット。
 円熟を極め、今や向かうところ敵なしと言う趣すら感じさせるマゼール超絶の名演が、またしても登場。極大のスケールと細部への徹底したこだわりと言う相反する要素が、強力な磁場の中で融合した希有な演奏。 好き嫌いを超絶した説得力の大きさがマゼールの今日を如実に物語っている。音質極上。
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年9月14日、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-4(廃盤)からの分売。SACD-125としても既出。GA4-4発売時には特に高音質化が謳われていた。
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年11月10日、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-4(廃盤)からの分売。AUDSE-523としても既出。GA4-4発売時には特に高音質化が謳われていた。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1986年3月21日、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-4(廃盤)からの分売。AUDSE-520/21等としても既出。GA4-4発売時には特に高音質化が謳われていた。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番Op.15(*)
ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調Op.68「田園」(#)
ラドゥ・ルプー(P;*)
クルト・ザンデルリング指揮
バイエルン放送so.
 録音:1990年5月25日、ミュンヘン(*/#)。GREAT ARTISTのGA4-17(廃盤)からの分売。(*)はJOYCD-9010としても出ていた。 ルプーとのブラームスも凄いが、「田園」の美しさと緻密さには感服。音質良好。
ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」(*)
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」(#)
クラウス・テンシュテット指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1977年5月9日(*)/1980年6月9日(#)、ハンブルク。 GREAT ARTISTのGA4-9(廃盤)からの分売。TIENTOのCD-12002としても出ていた物。音質良好。
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(+)
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」(**)
エディット・マティス(S;**)
ドリス・ゾッフェル(Ms;**)
クラウス・テンシュテット指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1977年5月9日(+)/1980年9月29日(**)、ハンブルク。 GREAT ARTISTのGA4-9(廃盤)からの分売。TIENTOのCD-12003(+)/LUCKY BALLのLB-0001(**)としても既出。(**)はFIRST CLASSCSからも出ていた。音質良好。
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58(*)
 交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(#)
クラウディオ・アラウ(P;*)
レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.
 録音:1976年、ミュンヘン。 GREAT ARTISTのGA4-8(廃盤)からの分売。「この演奏はLP時代にDGから発売されたことがありますが、これはもちろん別ソースです」とのこと。このコンビによるこれらの曲は、それぞれ1970年代後半(*)&1975年(#)録音とする盤が、FCM-2002(*)&SACD-108(#)として出ていたが、同一かどうかはそれぞれ不詳。音質良好。
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90(**)
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(##)
レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.
 録音:1978年11月24日(**)/1983年(##)、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-8(廃盤)からの分売。 このコンビによるこれらの曲は、1978年(**)&1975年(##)録音とする盤が、FCM-2002(**)&SACD-108(##)として出ていたが、同一かどうかはそれぞれ不詳。音質良好。
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」 レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.
 録音:1987年6月30日、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-8(廃盤)からの分売。 このコンビによる同曲は、1980年代録音とする盤が、NCD-10-4として出ていたが、同一かどうかは不詳。音質良好。
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年1月30日、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-7(廃盤)からの分売。当盤発売後、AUDITEよりマスターからのSACD化が成された(AU-92543)
 音質良好。
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-7(廃盤)からの分売で、以前 Bells of St. Florian の AB-12(廃盤)で出ていた演奏。
 音質良好。
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1971年4月19日。ORIGINALS, METEOR, NEUMA (NCD-10-5) などと同一の演奏だが、当盤がもっとも後発で、音質的には有利。
 クーベリック独自の旧型配置が成功し、立体的な音楽作りで魅了する。第6番というと軽く見られがちだが、こういった演奏で聴けばやはり名曲と実感させられる。
 音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調Op.21
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-18(廃盤)からの分売。他の既出盤と同一かどうかは不詳。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調Op.93
プラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-18(廃盤)からの分売。他の既出盤と同一かどうかは不詳だが、ブラームスはORFEO盤とは別演奏とのこと。音質良好。
ハイドン:交響曲第101番 ニ長調「時計」
フランク:交響曲 ニ短調
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代、ミュンヘン。GREAT ARTISTのGA4-18(廃盤)からの分売。他の既出盤と同一かどうかは不詳だが、ブラームスはORFEO盤とは別演奏とのこと。音質良好。
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(*)
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調(#)
R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調(#)
クラウディオ・アラウ(P;#)
クラウス・テンシュテット指揮
キールpo(*)、北ドイツ放送so.(#)
 録音:1980年3月20日、キール(*)/1977月5月9日、ハンブルク(#)。「運命」が完全初出。(#)はTIENTOのCD-12003で出ている物。
 (*)は正味30分強と言う早めのテンポが採られているが、演奏の凄味は大変な物でテンシュテットの個性が前面へ見事に出ている。あまり日本へ評判が伝わるオケではないが、キール・フィルの演奏も立派。他の2曲は、アラウの見事さとテンシュテットの伴奏振りがやはり名演をかもし出している。音質良好。
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調Op.43 ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳。
 全体をしっかり見通したスケールの大きさの中で、細部を徹底的に磨き上げたマゼールならではのシベリウス。多彩な表現力をフルに動員した説得力あふれる名演で、バイエルン放響の実力も圧巻。音質極上。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(*)
R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53
ラドスラフ・シュルツ(Vn;*)
アンドレ・プレヴィン指揮
バイエルン放送so.
 録音:2002年5月17日、ミュンヘン。
 品格の高さに心引かれるプレヴィンのライヴ。中庸の美しさを実感させる名演で、全てが純音学的かつ自然体で進められる。決して平凡に聞こえない所がプレヴィンの個性であり、最大の魅力であろう。 十八番のR.シュトラウスは現代最高の評価に違わぬ見事な仕上がり。ブラームスでの伴奏も正にプロフェッショナル。シュルツのソロもなかなか聴かせる。音質極上。
マーラー:
 交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」(*)/
 交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」(#)
シルヴィア・
 グリーンバーグ(S;#)
アンジェラ・マリア・
 ブラージ(S;#)
ラウラ・エイキン(S;#)
コルネリア・カリッシュ(A;#)
ブリジッテ・ピンター(A;#)
グレン・ウィンスレード(T;#)
ヤン=ヘンドリク・
 ローテリング(B;#)
ジーグムント・
 ニムスゲルン(B;#)
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.、
バイエルン放送cho.(#)
 録音:2002年6月3日(*)&6日(#)、ミュンヘン。
 2002年のマーラー・チクルスは、長いマゼールのキャリアの中でも頂点を極めた業績と言ってよいだろう。彼独自の極限まで拡大された巨大なスケール構成と、 徹底的に細部を磨き上げた演奏スタイルは、比例のない説得力を持っている。これらの演奏はマーラーの新たな地平を築いたと言っても過言ではないかもしれない。音質極上。
マーラー:
 交響曲第10番 嬰へ短調〜アダージョ/
 交響曲第9番 ニ長調
ロリン・マゼール指揮
バイエルン放送so.
 録音:2002年6月9日、ミュンヘン。
 2002年のマーラー・チクルス最後となるコンサートを収録。マゼールとバイエルン放響の9年間が、両者に取っていかに実りあるものだったかを物語る究極の名演。 バーンスタインともテンシュテットとも全く異なったアプローチで、今までのマーラー像とは隔絶した新しい世界を築き上げた彼の実力には全く頭が下がる。音質極上。
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調Op.64 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳。
 エネルギッシュな音楽作りと圧倒的カリスマで多くの支持を集めるゲルギエフだが、ここでの演奏も見事。オケの持つ極上のサウンドを武器に、この作品の叙情性を強く打ち出し、聞き手を捉えて放さない。音質極上。
ミヨー:フランス組曲
ドビュッシー:交響詩「海」
フランク:交響曲 ニ短調
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年9月27日、ミュンヘン。ステレオ。
 オール・フランス物と言う思い切ったプログラム。ミヨーの洒落た味わいの深さ、巨大なキャンバスに極彩色で描いたような「海」、圧倒的スケールで有無を言わせぬ説得力を持ったフランク。 正にチェリ美学の極致ともいえる演奏が並んでいる。
 全て既出ながら今回は音質極上で、チェリビダッケ・サウンドを十分に満喫できる。
ベートーヴェン:ミサ曲 ハ長調Op.86 エディット・ウィーンズ(S)
リア・ボレン(A)
ホルスト・ラウベンタール(T)
ハロルド・シュタム(B)
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1983年6月5日〜6日、ハンブルク。ステレオ。
 ベートーヴェンの作品の中ではかなり地味な存在の同曲だが、ヴァントの手にかかるととてつもない魅力を発し始める。この曲のベストといってよい演奏である上、 ヴァントのベートーヴェンの中でもかなり上位の演奏。音質良好。
ワーグナー:ジーグフリート牧歌(*)
シェーンベルク:清められた夜Op.4(#)
エーリッヒ・
 ラインスドルフ指揮
バイエルン放送so.
 録音:不詳(*)/1989年10月27日、ミュンヘン(#)。ステレオ。
 室内楽的で精緻な表現を要求される作品が並んでいるが、こういった曲を振らせるとラインスドルフの右に出る者はなかなかいない。ここでも名門バイエルン方響の力量をフルに引き出し、見事な名演を繰り広げている。 特に「清められた夜」は同曲ベストと言ってもよい出来。音質良好。
ベートーヴェン:合唱幻想曲Op.80(*)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77(#)
ルドルフ・ゼルキン(P;*)
ジノ・
 フランチェスカッティ(Vn;#)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.、
バイエルン放送cho.(*)
 録音:不詳(*)/1967年10月19日〜20日、ミュンヘン(#)。ステレオ。