RE! DISCOVER

LUCKY BALL
(全点廃盤)
1CDーR¥2520(税抜¥2400)



 RE! DISCOVERレーベルは「2007年2月末で全点廃盤になる」と代理店から告知されております(注:2007年4月現在、まだ入荷しておりますが、入手出来ない場合はどうぞご容赦下さい)。
 
なお、LUCKY BALLレーベルは全点廃盤となりましたので、今後の入荷はございません。

RE! DISCOVER
 2006/9追記:当レーベルは代理店の在庫限りで廃盤となるようです(ただし、代理店が現時点での在庫状況一覧を作製していないため、オーダーして見ないと状況が判りません)。入荷しなかった場合はご容赦下さい。
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68 クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(*)
 録音:1990年代前半/1970年代後半(*)。以前HALLOOのHAL-21/2で出ていた物だが、久々の再発。音質も向上とのことで、嬉しい復活だ。
RED-3
廃盤
ドヴォルザーク:
 交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」
セルジュ・
 チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo.
 録音:1985年6月24日。以前METEORのMCD-034で出ていた物。演奏時間は50分にも及び、チェリ面目躍如。 「チェリビダッケがこういう手垢のついた名曲を振ると、名曲と呼ばれるだけの値打ちと同時に、名曲ゆえに潜んでいた無気味ささえも明らかにしてしまう。 オーケストラも絶好調。これぞ、チェリ流の名曲アルバム」とは代理店の弁。
ベートーヴェン:
 交響曲第7番 イ長調Op.92/大フーガ 変ロ長調Op.133
オットー・クレンペラー指揮NPO
 録音:1966年2月20日、モノラル。以前DISQUE REFRAINのDR-920037で出ていた物。クレンペラーらしい重厚さに満ちた演奏。
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 オットー・クレンペラー指揮NPO
 録音:1966年1月30日、モノラル。以前DISQUE REFRAINのDR-910007で出ていた物。「ベートーヴェンの新騎行傾斜はベルリオーズだ!  と言わんばかりのシンフォニストとしての凄さを強調した名演」とは代理店のコメント。
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45 ヴィルマ・リップ(S)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br)
オットー・クレンペラー指揮
VPO、ウィーン・ジングアカデミー
 録音:1958年6月15日、モノラル。以前DISQUE REFRAINのDR-920034で出ていた物。代理店曰く、「ウィーン・フィルはいつも俺を招いていれば良いのだ!  と言わんばかりの傲慢な名演。しかし、どこまでも美しく、時として夢幻的な甘美ささえも漂うこの名演に、オケ、客席も平伏した。分厚いハーモニーはこの人ならではで、 他の指揮者では散見される皮肉な焦燥感などまるでない。これぞ『ドイツ語によるレクイエム』だ!」。
RED-7
廃盤
ハイドン:交響曲第94番 ト長調「驚愕」
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92
カルロス・クライバー指揮
ケルン放送so.
 録音:1972年5月。以前First ClassicsのFCM-2001やOriginalsのSH-813で出ていた物。 個々の曲としては以前METEORのMCD-001とMCD-014等で出ており、現在でもGolden MelodramのGM-4.0043で4CDで出ているが、単売は久々。パワフルで瞬発力のある凄い演奏であり、音楽ファン必携か。 今回の音質はまだ不明だが、代理店によると「音質もよい」とのこと。
チャイコフスキー:
 交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1987年、ミュンヘン(ディスコグラフィには1980年代とか1980年とした物もある)。以前METEORのMCD-022で出ていた物。 交響的側面より叙事詩的絵画性を重んじており、美しさと音色の透明さではピカ一。
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1977年4月5日。以前METEORのMCD-007で出ていた物。VPOの2種のスタジオ録音があるベームの得意曲だが、 ここではバイエルン放送so.がベームの指示を鮮明に表現し、それらを上まわる快演となっている。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 オイゲン・ヨッフム指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代後半。以前METEORのMCD-058で出ていた物。ヨッフム最後のコンサートとのこと。ブルックナー・オケとして名を馳せるミュンヘン・フィルが、 ヨッフムと共に至高のメロディを奏でた壮絶ライヴ。
R=コルサコフ:交響詩「シェヘラザード」 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代後半。以前METEORのMCD-002で出ていた物。現在その入手困難さゆえ、中古盤が高値取り引きされていると言う名盤の復活。 色彩的曲目を振らせると、チェリ持前のマジックで作品自体が持つ以上の内容を引き出してしまう。
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。以前METEORのMCD-015/6で出ていたもの。当時のバイエルン放響らしいふくよかな響きを生かした、クーベリックならではの豪快かつ緻密な名演。
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op.98
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
レナード・バーンスタイン指揮VPO
 録音:1988年9月8日、ルツェルン。以前First ClassicsのFC-107で出ていたもの。灼熱のバーンスタインによる情念のほとばしり。 VPOもその力を振り絞ってバーンスタインについて行っており、正に感動の名演となっている。
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92
ウェーベルン:パッサカリア
カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1973年5月3日/4日、1969年10月2日/3日。カール・ベーム・コレクションのKB-401として出ている物。 VPOやBPOとの演奏より透明度で上まわるベートーヴェン、ベームとしては珍しい新ウィーン楽派ながら、 劇的な高揚が素晴らしいウェーベルン、どちらも名演。
ブルックナー:交響曲第8番 カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1971年10月21日/22日。かつてカール・ベーム・コレクションで出ていた物。ベームの意志をバイエルン放送so.がストレートに表現、厳しくスピード感溢れるスリリングな名演となっている。
RED-16
廃盤
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ヨハンナ・マルツィ(Vn)
ギュンター・ヴァント指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1964年。モノラル。以前GREEN HILLからGH-0021として出ていた物。
RED-17
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1996年1月16日。ステレオ。以前AUDIORのAUDSE-201として出ていた物。 巨匠晩年のライヴで、この曲に約1時間かけると言う驚異的解釈が凄まじい。
シューマン:交響曲第4番(*)
ブラームス:交響曲第3番(#)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO(*)シュトゥットガルト放送so.(#)
 録音:1962年12月16日(*)/1963年11月15日。モノラル。以前Disque RefrainのDR-930048として出ていた物。 クナ最晩年のやりたい放題をし尽くした名演。シューマンでのデモーニッシュさ、ブラームスでの金管の咆哮や引きずるようなオーケストラ・ドライヴが聞き物。 現在他では入手困難な録音だけに、嬉しい復活。
ブルックナー:交響曲第7番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1986年6月10日。SARDANAのSACD-132/5(4CDs)で出ている物と同一音源。DGへの録音と同時期で、このテンポはVPOにはキツそうだが、美しさはやはり格別。
RED-20

(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1984年5月29日。SARDANAのSACD-132/5(4CDs)で出ている物と同一音源。格調高く、高雅で雄大。やはりかなりの名演と言える。
ブルックナー:交響曲第9番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1988年6月11日。SARDANAのSACD-132/5(4CDs)で出ている物と同一音源。これもDG盤と同時期だが、修正無しのこのライヴでは、音楽の流れや感興がより自然。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
シューベルト:交響曲第8番「未完成」(*)
ギュンター・ヴァント指揮
ベルリン・ドイツso.
 録音:1992年11月1日/1993年3月20日(*)。SARDANAのSACD-140/1からチャイコフスキーを抜いたもの。
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 オイゲン・ヨッフム指揮
ケルン放送so.
 録音:1976年9月7日。SARDANAのSACD-207/8から、シェリングとのラロを抜いたもの。ライヴでは珍しいヨッフムのブル3であり、 研ぎ澄まされたと言うよりも土臭い演奏ではあるが、そこが実にあたたかく心に響く。
RED-24

(2CD)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第17番(*)/ピアノ協奏曲第23番(#)/
 交響曲第38番/交響曲第39番/交響曲第40番
ゾルターン・コチシュ(P;*)
ラドゥ・ルプー(P;#)
シャーンドル・ヴェーグ指揮
VPO
 録音:1990年代。以前HALLOOのHAL-27/8として出ていた物。 晩年は指揮でその芸術を我々に知らしめたヴァイオリニスト、ヴェーグ入魂の名演。 オケを徹底的に鍛え上げ、ドラマティックかつ人間味あふれるモーツァルトを響かせる。
RED-25
廃盤
マーラー:交響曲第1番「巨人」 クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1980年代。以前FIRST CLASSICSのFC-111で出ていた音源の復活。EN LARMESからELS-01-82/3としても出ているが、マーラーだけなら当盤を。
ブルックナー:交響曲第5番 ギュンター・ヴァント指揮
バイエルン放送so.
 録音:1983年。以前HALLOOのHAL-17/8で出ていた物。1980年代のヴァントの特徴であるリズム感がよく発揮された演奏。
ブルックナー:交響曲第9番 ギュンター・ヴァント指揮
ベルリン・ドイツso.
 録音:1993年。RED-26同様、HALLOOのHAL-17/8で出ていた物。かつてヴァントに取ってベルリンでの唯一のパートナーだったベルリン・ドイツ響は、 アシュケナージの研磨によって美しい音のオーケストラに変貌したが、その長所を生かした演奏。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
マレイ・ペライア(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1996年/1980年代。以前AUDSE-507で出ていたもの。 究極のピアノ協奏曲集ともいえる一枚で、オケの一部として機能するペライア、そして良く指揮者がおろそかにしがちな協奏曲でも本領発揮のチェリビダッケと、完全無欠。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ハインリッヒ・シフ(Vc)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。以前AUDSE-502として出ていた物。TELDECやDGから発売されたデュ・プレとの共演も記憶に新しいチェリビダッケの同曲だが、この演奏も見事な演奏。
ハイドン:
 交響曲第86番「パリ」(*)/交響曲第95番(#)/
 交響曲第104番「ロンドン」(+)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルトRSO
 録音:1954年5月20日(*)/1955年4月5日(#)/1952年9月10日(+)。以前DISQUE REFRAINや国内キングから出ていた物。
 清新なハイドン。シューリヒトならではの枯れた味わいがハイドンを単調に聞かせない。
ドヴォルザーク:交響曲第8番/チェロ協奏曲(*) ピエール・フルニエ(Vc;*)
ラファエル・
 クーベリック指揮
BRSO
 録音:1970年代。以前METEORで出ていた物。
 瑞々しい響き、クーベリックならではのドラマティックな運びに痺れる名演。フルニエも土俗派の巨匠に対して一歩も引かない。
RED-32
廃盤
モーツァルト:
 交響曲第33番/交響曲第36番「リンツ」
カルロス・クライバー指揮
VPO
 録音:1990年代。FIRST CLASSICSやGNPで出ている物と同一か。だとすると左記録音年は少々疑問(33番が1993年、36番が1988年となる)。
 クライバーのモーツァルトとは、天才同士の会話とでも例えたい、常人には実現不可能な高度な名演。どこを取っても彼独自の切れ味、味つけに満ちている。
RED-33
廃盤
ブラームス:交響曲第2番 カルロス・クライバー指揮
VPO
 録音:1980年代。多分FIRST CLASSICSやGNPで出ている物と同一。
 クライバーの即興的愉悦に満ちた名演。しかし、場当たりに見えても実に緻密な計算、リハーサルを詰んだ上での結果であることは通なら先刻ご承知。ボウイングに独自の改訂がある。
ブラームス:交響曲第1番 ヘルマン・アーベントロート指揮
バイエルン国立o.
 録音:1956年1月16日、モノラル。以前確かDISQUE REFRAINから出ていた物。
 爆演の代表格としてマニアには知られた存在。何でこれだけ燃えたのか理由は定かではないが、数少ないバイエルン国立管とのアカデミー・コンサートということもあり、 変幻自在のアーベントロートを聴ける恰好の名演。
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第2番/ピアノ協奏曲第3番
グレン・グールド(P)
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1960年12月13日/1962年11月8日。モノラル。以前DISQUE REFRAINから出ていた物。
 SONYへのストコフスキとのベートーヴェン「ピアノ協奏曲全集」は「珍演」の名が相応しい変った演奏だが、ここでは彼の正に上品でスタンダードな美音が聴ける。マニア必携盤。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
カール・ベーム指揮
BRSO
 録音:1970年代、ステレオ。以前確かMETEORから出ていた。ドン・ファンはEN LARMEから出ている物とも同一と思われる。
 ベームの解釈をストレートに音化することでは筆頭格のバイエルン放響との以心伝心の演奏。特にベートーヴェンは、豊かな詩情を湛えながらも無骨な頑固さも失っておらず、まさに曲想とマッチした名演。
RED-37
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
バイエルン国立o.
 録音:不詳。以前GREEN HILLや国内キングから出ていた1954年の演奏と思われる。
 巨匠らしい自由奔放な解釈が十分に堪能できる。無論クナらしく使用楽譜は改訂版だが、無駄のない演奏至難の版と言う一面も持っており、そんな版を使いながらこの解釈というのがクナならでは。
RED-38
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1953年12月17日。モノラル。TAHRAから出ている物で、以前GREEN HILLや国内キングからも出ていた。
 演奏データからすると、2001年末に亡くなった朝比奈隆氏が会場でナマを聞いた演奏と言う。その時には背中を掻きながら演奏していたということだが、 それに加え、呼吸が揃わない立ち会いのような独特の面白みを持ち、強烈な和音、間を生かしたスケルツォ、フィナーレと聴きどころ満載のまさに伝説の「名演」。
 好みにもよるが、TAHRA盤はかなり音を整音しており、音質的にはほぼGREEN HILL盤と同一と思われるこの盤が良いと言う人も多いと思われる。
RED-39
(2CD)
廃盤
ブルックナー:交響曲第8番 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年代、リスボン。ステレオ。AUDIORのAUD-7001/2(廃盤)で出ていた物。  チェリの最高傑作であると同時に、数あるブルックナーの中でも際だつ名演との評価も高いこの演奏が再登場。
チャイコフスキー:交響曲第5番 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1990年代。AUDIORのAUDSE-522(廃盤)で出ていた物。
 極限のスローテンポ。チェリ様式の完成と呼ぶに相応しい仰天の解釈。これぞ、あらゆる固定観念を否定する押し付けがましい演奏の頂点。
シベリウス:交響曲第2番 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ルツェルン祝祭o.
 録音:1974年8月14日。AUD-7014の復刻。
 チェリ色に染められたシベリウス。作曲家がブルックナーも真っ青な偏執狂であることを明示し、かつまた同時代には珍しいシリアスなシンフォニストであることも証明した。チェリによるシベリウスの鑑定書。
RED-42
(2CD)
廃盤
ブルックナー:交響曲第8番 ハンス・
 クナッパーッブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1963年1月24日。DR-910005の復刻。
 ウェストミンスター盤のみ、普遍的な賞賛を受けているクナのブル8。しかし、巨匠本来の奇矯な表現様式を聴くならばこの最晩年の名演に触れることが必須。気の遠くなるようなフレージングに圧倒される。
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」 レナード・
 バーンスタイン指揮
ACO
 録音:1987年、ベルリン。RED-44と並んで、HALLOOのHAL-01/2の復刻。
 相性の良かったコンビの名演。速めのテンポで颯爽と奏でられる晩年の巨匠としては珍しいタイプの演奏。
マーラー:交響曲第1番「巨人」 レナード・
 バーンスタイン指揮
ACO
 録音:1987年、ベルリン。RED-43と並んで、HALLOOのHAL-01/2の復刻。
 バーンスタインの極地。一見乱雑に情熱をぶちまけたように見えても、そこにはしたたかな計算が隠されており、第3楽章における自在なテンポ設定に綿密な練習の跡を見る事ができる。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 クラウス・
 テンシュテット指揮
LPO
 録音:1980年代。以前HALOOのHAL-03/4で出ていた物。
 ブルックナーをマーラーと同時に、しかも高い水準と独創性を保ち演奏できた巨匠として、テンシュテットの名は長く記憶されるだろう。 ブルックナーの中でもっとも退屈といわれる「ロマンティック」も「ドラマティック」に展開している。
マーラー:交響曲第5番 クラウス・
 テンシュテット指揮
LPO
 録音:1980年代。以前HALOOのHAL-03/4で出ていた物。
 テンシュテット節全開の演奏。非難される点があるとすればロンドン・フィルが少々非力な点くらいか。延々と続く緊張感と破壊的迫力、異常に綿密なアダージエット等々、マーラー愛好家なら必携。
RED-47

(2CD)
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
スメタナ:交響詩「我が祖国」(*)
ロヴロ・フォン・
 マタチッチ指揮
VSO、オーストリアRSO(*)
 録音:1980年代。以前HALOOのHAL-07/8で出ていた物。
 指揮台のグラン・セニョール、マタチッチの豪快演奏集。あらゆる音楽に精通する巨匠ゆえ、ブルックナーだろうがスメタナだろうが経験豊富で独創的な解釈が楽しめる。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番
ショパン:ピアノ協奏曲第1番(*)
マルタ・アルゲリッチ(P)
オイゲン・ヨッフム指揮
BRSO、
カジミエシュ・コルド指揮
ワルシャワpo.(*)
 録音:1970年代/1980年代。以前確かFIRST CLASSICSで出ていた物。
 モーツァルトでは天才同士にしか理解しえない世界が音化されていく様子が正に感動物。十八番のショパンは、指揮が型通りな指揮を好むコルドゆえ、アルゲリッチ主体で紡がれる。
モーツァルト:
 交響曲第40番/交響曲第41番「ジュピター」
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1979年8月7日、ザルツブルグ。以前METEORのMCD-062で出ていた物。
 巨匠最晩年様式の典型演奏で、スタジオでは尊大かつ鈍重に聞こえる表現も、聴衆を前にすると真摯かつ謙虚に聞こえるから不思議な物。
ブラームス:交響曲第第2番
グルック:「アウリスのイフィゲニア」序曲(*)
ヘルマン・
 アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送so.、
BPO(*)
 録音:1940年代。モノラル。以前Disque RefrainのPMCD-6として出ていた物。
 アーベントロートのブラームス「交響曲第2番」は珍しい。熱っぽさが充満する巨匠らしい演奏で、時代に比して音質良好。
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
レスピーギ:交響詩「ローマの泉」
クレメンス・クラウス指揮
VPO
 録音:1940年代〜1950年代。モノラル。以前Disque RefrainのDR-920041として出ていた物。
 広範なレパートリーをウィーン・フィルに植え付けた巨匠クラウス。なかなか肝心なレパートリーが聴けない彼だが、モーツァルトのしなやかさ、「ダフニス」における煌びやかで彩り豊かな名演に感動。
ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」(*)
ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
アンドレ・クリュイタンス指揮
BPO(*)、パリ音楽院o.(#)
 録音:1950年代(*)/1957年(#)。モノラル。以前Disque RefrainのDR-920042として出ていた。
 ベルギー出身ながら、その中核レパートリーはドイツ・ロマン派であったクリュイタンスならではの曲目。。ハイドンもいいが、ベートーヴェンは煽りに煽った刺激的な演奏で、 これを聴くと巨匠の真実を知る事が出来る。
ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」(*)
ベートーヴェン:交響曲第7番(#)
セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代(*)/1980年代(#)。ステレオ。以前AUDIORのAUDSE-519で出ていた物。
 最晩年とは異なる様式を完成したシュトットガルト時代、若い頃の狂信的なアクションと腰の据わった洞察力が融合した完熟の名演。
RED-54
廃盤
スメタナ:交響詩「我が祖国」 ラファエル・
 クーベリック指揮
チェコpo.
 録音:1990年代。ステレオ。以前FIRST CLASSICSのFC-121で出ていた物。
 巨匠時代の終焉が告げられる中、残照のように輝いた晩年のクーベリックらしい特筆モノのライヴ。スケール極大で、作品のローカル性よりも精神性にスポットを当てた名演。 ライヴらしいホットなアプローチは感動もの。
RED-55

(2CD)
ブルックナー:交響曲第5番 セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1986年9月24日。ステレオ。以前AUDIORのAUD-7007/8で出ていた物。
 巨匠チェリビダッケ様式の究極! 遅いテンポは、威容を表すだけでなくブルックナーの緻密な対位法を正確に音化するために不可欠なもの。終楽章の見通しの良さは「解析的ブルックナーの家元」らしい出来。
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
ブラームス:交響曲第1番
カルロ・マリア・
 ジュリーニ指揮
BPO
 録音:1988年/1991年。ステレオ。以前HALLOOのHAL-05/6で出ていた物。
 押さえつけるようなテンポと重たいリズム、そしてむせ返るような童謡性という、一見矛盾する要素が渾然一体となった巨匠ジュリーニ。 多くのスタジオ録音やライヴが失敗に終わったが、この演奏のように、はまったときの凄さでは他の追随を許さない。
シューベルト:交響曲第2番
ベートーヴェン:交響曲第7番
カール・ベーム指揮
BPO
 録音:1977年10月&8月。ステレオ。以前METEORのMCD-013で出ていた物。
 巨匠ベームとベルリン・フィルという組合せは、カラヤン+ベルリン・フィルに疑問を持つ聴衆には絶好のもの。そして、立派な響と重量感のあるサウンドは、ドイツ音楽至上主義者には絶対の物。
ブラームス:交響曲第3番 レナード・バーンスタイン指揮
BRSO
 録音:1978年。ステレオ。既出音源の再発。
 DG盤も上出来だったバーンスタインのブラ3。広がりのある豊かな音響で終始叙情的に進められる。ここ一発の迫力も充分で、バーンスタイン+バイエルンは理想的なコンビだということがよくわかる演奏。
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 1959年4月16日。モノラル。以前Disque RefrainのDR-910014として出ていた。
 シューリヒトの快速テンポにより、リヒャルト・シュトラウスの緻密な作曲がより堪能できる。同時代にこのような優れた解釈者に恵まれたリヒャルト・シュトラウスは幸せな人だ。
シューマン:交響曲第4番
ムソルグスキー(ラヴェル編):「展覧会の絵」
セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。記載は無いが、AUDIORのAUDSE-503で出ていた演奏と思われる。
 いずれもチェリ得意のレパートリー。シューマンは極限まで立体化を図ろうとする強烈な意志の力が感動的。そして、「展覧会」の華麗さ。パレットに絵の具の種類が一番多いと絶賛されたカラフルな名演。
モーツァルト:交響曲第34番
ブラームス:交響曲第2番
カール・ベーム指揮
BPO
 録音:1979年。以前METEORのMCD-011として出ていた稀少盤の再発。
 ベームがベルリン・フィルを指揮すると、これが正にごついサウンドに早変わり。モーツァルトは彼としては比較的珍しい曲だが、スタジオ録音がかなり重い演奏なので、 こちらの方が上と感じる人も多いと思われる。そして、極めつきはブラームスで、カラヤンの圧政から解放されたかのような喜悦に飛んだ弾けっぷりが実に心地良い。
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」(*)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立o.
 録音:1955年9月(*)/1963年9月(#)。以前Disque RefrainからDR-910008として出ていた物。
 シューリヒトにとってオーケストラは要素の一つであり、オケによって演奏が左右されることは少ない。 端正さについて強調されることの多い人だが、聞き込むと雑然とか豪快とかいった要素も見えてくる。 大胆な強調も多く、なかなか一筋縄では行かない巨匠と言えるだろう。
シューマン:交響曲第2番/「マンフレッド」序曲 カール・シューリヒト指揮
フランス国立o.
 録音:1955年9月/1963年5月。こちらも以前Disque RefrainからDR-910008として出ていた物。
 音楽を抉るより、さっさと進めていったシューリヒト調が功を奏したシューマン・プログラム。交響曲の清々しさは筆舌に尽くしがたく、序曲の立派さには正に感動。
RED-64
廃盤
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ジネット・ヌヴー(Vn)
ロジェ・デゾミエール指揮
フランス国立o.
 録音:1948年4月25日。以前Disque RefrainからDR-910012として出ていた物。
 今なお人気衰えずの情熱派ヌヴー。EMIのスタジオ録音での徹底した伴奏指揮盤、正に立派なイッセルシュテットとの指揮盤(STIL/他)との間に挟まったこのデゾミエールとの共演は、両方の良さを併せ持つ。
ブラームス:交響曲第2番(*)/二重協奏曲(#) ウォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn;#)
エンリコ・
 マイナルディ(Vc;#)
カール・ベーム指揮VPO
 録音:1967年(*)/1956年8月12日、ザルツブルグ(#)。以前Disque RefrainからDR-920039として出ていた物。
 ベーム全盛期の演奏で、彼のみなぎる意志の力が抜群の統率力となって現れている。ウィーン・フィルも頭が上がらない、巨匠ベームの本物ライヴ。
ベートーヴェン:
 交響曲第3番「英雄」/「エグモント」序曲
オットー・クレンペラー指揮
フィラデルフィアo.
 録音:1962年11月19日&26日。ステレオ。以前Disque RefrainからDR-920045として出ていた物。
 クレンペラーはフィルハーモニアとの共演がもちろん一番多いのだが、他のオケと演奏しなかったわけではなく、かなりの数のオケに客演しており、ここでは美音で知られるフィラデルフィア管と共演している。 残念ながら音質は万全とはいえないが、その雄大な造詣ははっきり聞き取れる。
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ウェーバー:「オベロン」序曲/「魔弾の射手」序曲
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1977年6月/1978年。以前METEORのMCD-061として出ていた物。
 頻繁に来日していた頃のベーム。せせこましさがなくなり、テンポも落ちてきた分、深い呼吸を手に入れ、正に正統派の中の正統派といったコンビによる名演。
ブラームス:
 交響曲第3番/ハイドンの主題による変奏曲
ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ケルン放送so.
 録音:1962年4月14日/1963年5月10日。モノラル。以前Disque RefrainからDR-910013として出ていた物。
 クナッパーツブッシュ晩年のライヴ。テンポはますます遅くなり、奇矯な雰囲気が漂う。個性派の名に相応しい凄い演奏。
ブルックナー:交響曲第7番 ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ケルン放送so.
 録音:1963年5月10日。モノラル。上記同様、以前Disque RefrainからDR-910013として出ていた物。
 クナッパーツブッシュは、ケルン放送響に数えるほどしか登場していないが相性は抜群。彼の同曲は、他にVPOとのライヴがあるが、こちら晩年のライヴはそれを遥かに上回る。
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番(*)
シュテファン・アスケナーゼ(P;*)
カール・シューリヒト指揮
VPO、SDRso.
 録音:1963年2月24日/1954年9月24日。モノラル。以前Disque RefrainからDR-910025として出ていた物。
 極上のモーツァルト指揮者、シューリヒトによるライヴ。「ハフナー」は晩年ながら往時を凌ぐ元気と快活さが素晴らしい。そして内田光子の先生として知られるアスケナーゼと共演した(*)も噂にたがわぬ名演。
モーツァルト:クラリネット協奏曲
ワーグナー:ジークフリート牧歌
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1962年1月6日/1964年1月16日。モノラル。以前Disque RefrainからDR-920025として出ていた物。
 非常に珍しいクナによるクラリネット協奏曲。およそ伴奏指揮者からかけ離れた彼だけに、正にコレクター・アイテム。 カップリングのワーグナー、シュトラウスという濃厚な世界はまさに彼お手の物で、共演がミュンヘン・フィルと言うのもそそられる。
ブラームス:交響曲第4番
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
カール・ベーム指揮
BRSO
 録音:1965年。以前Disque RefrainからDR-920043として出ていた物。
 19世紀の名残の巨匠達が死して、世界の楽壇のトップをひた走っていたベーム全盛期のライヴ。共演がウィーン・フィルではなく、バイエルン放響ということで、ストレートな反応が味わえる。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*)
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲
シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。(*)のみモノラル録音。以前AUDIORからAUDSE-508として出ていた物。
 モノラルなのが惜しいが、スケール極大で晩年様式に突入したチェリの凄味満点の「運命」、そして意外な適正を示す小品をずらりと並べた名曲集。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 パウル・ヴァン・ケンペン指揮
オランダ放送so.
 録音:1940年代。モノラル。以前Disque RefrainからDR-910010として出ていた物。
 1955年、モノラル期に生涯を終えたためか、現在では国内外共「忘れられた巨匠」状態のケンペンだが、がっしりした造詣はドイツ系に強い巨匠ならでは。 ここでは、妙に煽らず、質実剛健で通す名「ロマンティック」を披露してくれる。
モーツァルト:
 管楽セレナード第12番/交響曲第41番「ジュピター」
ラモー(クレンペラー編):変奏曲付ガヴォット
オットー・クレンペラー指揮
VPO
 録音:1968年。ウィーン芸術週間ライヴ。モノラル。以前Disque RefrainからDR-920019として出ていた物。
 病身に鞭打ち、ウィーン・フィルに一切の手抜きを許さなかったクレンペラーの名演。管楽セレナードは、こんなに立派に響くのは作曲後初めてではないかと思いたくなるほどの情報量の多さ。 そして、じっくり遅いテンポでオケを締め上げた「ジュピター」が正に恐ろしくなるほどの名演。自ら編曲したラモーもさすがの貫禄で、このコンビの代表的音盤の復活を喜びたい。
RED-76

(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ロルナ・ヘイウッド(S)
クリスタ・
 ルードヴィッヒ(Ms)
レナード・バーンスタイン指揮
クリーヴランドo.、&cho.
 録音:1970年代(資料によると1970年7月9日)。以前First Classicsから出ていた物。
 バーンスタインの十八番だがクリーヴランド管との共演は珍しい。エネルギッシュで神々しいまでの音楽はバーンスタインの真価の一つであり、 ヒューマニズムと冷徹な理想的演奏への追求が見事に融合した名演となっている。
RED-77
廃盤
ブルックナー:交響曲第5番 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
フランス国立o.
 録音:1970年代。ステレオ。以前METEORのMCD-060として出ていた物。
 がっちりした造型と豪快なフレージングでファンを魅了するマタチッチによるブルックナーの傑作。フランスのオケを使ってここまでごついサウンドに仕上げる名匠振りに感動。
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番(*)
ナタン・ミルシテイン(Vn;*)
カール・シューリヒト指揮
シュトットガルト放送so.、
ルガノ放送so.
 録音:1954年1月/1950年代。モノラル。以前Disque RefrainのDR-910011として出ていた物。
 シューリヒトのメンデルスゾーンというと意外に感じる向きもあるかと思うが、彼の呼吸の短い指揮法はメンデルスゾーン直系とも言われるから、あながち無関係とはいえない。 そして清潔な音で鳴らすミルシテインとの共演も魅力的なカップリングとなっている。
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
モーツァルト:ハフナー・セレナード
カール・シューリヒト指揮
シュトットガルト放送so.
 録音:1957年12月/1962年12月。モノラル。こちらも以前Disque RefrainのDR-910011として出ていた物。
 鋭敏なセンスをきかせる「火の鳥」もいつも通りのシューリヒト・サウンド。そっけなく進めながらも、どっしりと思いところは強烈。お得意のモーツァルトは非の打ち所がない。
RED-80
廃盤
ブルックナー:交響曲第5番 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1959年。モノラル。以前GREEN HILLのGH-0005として出ていた物。
 恵まれた音質で驚愕内容のブルックナーが聴ける。突然の鳴り物や、コラージュのような楽譜いじりには失笑すら覚えかねないが、しかし、演奏自体はまさにクナならではの凄いもの。
RED-81
廃盤
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
モーツァルト:交響曲第33番
ブラームス:交響曲第4番
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1996年10月21日。ステレオ。以前DUMKAのDCD-30-02として出ていた物。
 どの曲も快速、颯爽、豪快、そして繊細といった言葉がぴったりで、かつ独創性に富んだ名演。どこにも欠点が見つからないのはさすがで、音質も優れている。 このコンサートは独キルヒ・メディアの創業者、レオ・キルヒの誕生日記念として非公開で行われたものだったが、今やそのバブリーなキルヒも破綻し、近年の世界の移り変わりの速さを感じさせる。
シューベルト:
 交響曲第8番「未完成」/交響曲第9番「グレイト」
ウィレム・
 メンゲルベルク指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1942年11月。モノラル。以前Disque RefrainのPMCD-1として出ていた物。
 意外とスタイリッシュでトスカニーニを思わせる古典的な解釈で進められる。馬力充分の白熱した名演。
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」より
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(*)
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(#)
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲(+)
ルイ・ツィマーマン(Vn;+)
フェルディナンド・ヘルマン(Vn;+)
ウィレム・メンゲルベルグ指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1942年4月14日(*)/1942年11月(#)/1935年6月24日(**)/他。原盤:独TELEFUNKEN(*/#)/蘭DECCA(+)/他。以前Disque RefrainのPMCD-2として出ていた物。
 巨匠らしいデフォルメが楽しい名演集。一切のアドリヴが無く、洗練されたオケゆえに出来る荒技が光る。
ベートーヴェン:管弦楽作品集
 「アテネの廃墟」より[序曲/トルコ行進曲]/
 「レオノーレ」序曲第1番/「レオノーレ」序曲第3番/
 「コリオラン」序曲/「エグモント」序曲/
 「プロメテウスの創造物」より
   [序曲/アレグレットとフィナーレ]
ウィレム・メンゲルベルグ指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1930年代〜1940年代。以前Disque RefrainのPMCD-3として出ていた物。
 巨匠らしい創意工夫に満ちたベートーヴェン。火の玉のような情熱がぶちまけられた「レオノーレ」など、迫力満点の演奏が並ぶ。
RED-85
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 クラウス・テンシュテット指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年代。以前Bells of St.FlorianのAB-4として出ていた物。
 その奇行ゆえ東ドイツ時代はほとんど録音が残されなかったテンシュテット。西側での活動開始は巨匠の円熟が高まった時期と一致しており、残された録音が全て名演と言う驚異的な結果にも繋がった。
RED-86

(2CD)
ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
ブルックナー:交響曲第8番
ヨハン・シュトラウス:「千夜一夜物語」間奏曲
ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
BPO
 録音:1940年代〜1952年。以前GREEN HILLからGH-0006/7として出ていた物。
 クナの怪演を集めたアルバム。フルトヴェングラーと対照的な音楽を容易に作れるベルリンフィルの能力にも脱帽。どれも味の濃い名演として広く知られている。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(*)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(#)
ヨゼフ・シゲティ(Vn)
ジョージ・セル指揮
NYP(*)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.(#)
 録音:1955年12月4日(*)/1954年12月31日。以前Disque RefrainのMADR-201として出ていた物。
 硬派シゲティのライヴ。シゲティ戦後のスタジオ録音は共演者が小粒だという感が否めないが、これらライヴはアメリカを代表するヨーロッパの巨匠とがっぷり四つに組んだ非の打ち所のない名演。 隅から隅まで、いい加減さのない超リアリズム的演奏。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ギネス・ジョーンズ(S)
ハンナ・シュヴァルツ(A)
ルネ・コロ(T)
クルト・モル(B)
レナード・バーンスタイン指揮
VPO、ウィーン国立歌劇場cho.
 録音:1979年8月22日、ザルツブルグ。以前DRUM CANのDM-60001として出ていた物。DGへの録音とは別の演奏。
 バーンスタインの傑作。フルトヴェングラーと並ぶ感動的なあまりに感動的な演奏。おおらかな表情を基本としながら時として芸術家としての厳しいまなざしが随所に見られるライヴ。
モーツァルト:
 交響曲第28番/交響曲第29番/
 ヴァイオリン協奏曲第5番(*)
クリスティアン・
 アルテンブルガー(Vn;*)
カール・ベーム指揮
ケルン放送so.
 録音:1970年代。以前METEORのMCD-025として出ていた物。
 ヨーロッパ中の尊敬を集めた巨匠はどこのオケにでても歓迎され、オケも一生懸命演奏し、どれも素晴らしい成果だ。特に共演の少ないオケとの名演比率は高く、当盤もその例に漏れない。
ブラームス:交響曲第1番
ラヴェル:ボレロ
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1965年1月&7月。以前METEORのMCD-035として出ていた物。
 ケンペ流の上品な味わいがバイエルン放送響という優秀オケで存分に味わい尽くせる。聴き手を緊張から解き放ち、幸福な気分にさせる希有な巨匠だ。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(*)
ケルビーニ:「アナクレオン」序曲(#)
ブラームス:大学祝典序曲(+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1978年10月17日(*)/1970年代(#)/1980年2月23日(+)。以前AUDIORのAUDSE-510として出ていた物。
 チェリビダッケがまだ、着座せずに激しい動きでオーケストラを鼓舞していた時代。テンポも晩年ほど遅くなく、その切れ味鋭い音楽は一つの頂点を迎えていた。
モーツァルト:
 「ドン・ジョヴァン二」序曲/
  交響曲第35番/交響曲第39番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年11月2日。以前AUDIORのAUD-7006として出ていた物。
 必ずしもチェリビダッケの感覚とモーツァルトは合致するものではなく、演奏も全てが成功とは言い難いが、ここに聴く恐ろしいまでの解析的演奏はモーツァルト演奏の頂点を指し示したものと言えよう。 特に、「ドン・ジョヴァン二」序曲は8分を要する不気味演奏で、これがチェリの極北である。
RED-93
廃盤
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:1949年、モノラル。以前GREEN HILLのGH-0018として出ていた物。
 あまりにも有名な名演。先頃HANSSLERからマスター・テープよりの復刻がアナウンスされたが、代理店によれば「当CDの音質が最も癖が無く美しい」。 激しく情熱的なヌヴーを支えるクールなロスバウトの棒が素晴らしい。
RED-94

(2CD)
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第5番(*)/クラリネット協奏曲(#)/
 交響曲第29番/交響曲第40番/交響曲第41番
ヴラディーミル・
 スピヴァコフ(Vn;*)
ペーター・
 シュミードル(Cl;#)
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
 録音:1984年/1987年。以前HALLOOのHAL-23/4として出ていた物。
 バーンスタインとモーツァルトの相性は抜群で数々の好ディスクを生み出しているが、ここでの一発ライヴは正真正銘、一度限りの切実さに富んだ本物の名演。
ベルリオーズ:幻想交響曲
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲
ジョン・バルビローリ指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:1960年代後半。ステレオ。以前GREEN HILLのGH-0009として出ていた物。
 バルビローリの傑作。幅広いレパートリーを誇りながら大部分をレコード録音できなかった巨匠ゆえにこういうライヴは嬉しい。粘着質な弦楽器の響きなどバルビ節が横溢する逸品。
モーツァルト:
 交響曲第39番/交響曲第40番/交響曲第41番
カール・ベーム指揮
バイエルン放送so.
 録音:1972年4月27日、ステレオ。以前KB-403として出ていた物。
 色々なオケとこの「三大交響曲」を演奏したベームだが、相思相愛のバイエルン放送響とのコンビネーションは格別。柔らかくもがっしりした響を存分に生かし、ウィーン・フィルのようなアバウトさがなく、 規律正しいけれども暖かい傑出した名演。
RED-97

(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第8番(*)
ブラームス:交響曲第1番(#)
ハイドン:交響曲第99番(*)
ドヴォルザーク:交響曲第8番(*)
ラファエル・
 クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1982年(*)/1970年代(#)。以前HALLOOのHAL-11/2として出ていた物。
 引退公表直前のライヴを中心とする好企画。演奏内容の充実はこの時期が最高。聴き所満載。
ブラームス:交響曲第4番
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。ステレオ。以前AUDIORのAUDSE-504として出ていた物。
 チェリ美学の頂点。どこまでも磨き上げられた美音を生かし重厚な遅いテンポを採りながら、単純な言葉では言い表せない陶酔的な表情もみせる。
リムスキー=コルサコフ:交響詩「シェエラザード」 セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1980年2月29日。ステレオ。以前AUDIORのAUD-7003として出ていた物。
 造型が崩れる寸前まで追い詰めた超絶的スローテンポを充分支えるSDRの妙技が素晴らしく、頂上的な音響絵巻かつサウンド・スペクタキュラー風な魅力さえも備え、あらゆる録音を凌駕すると言われる超名演。
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」 クルト・ザンデルリング指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年代。ステレオ。以前HALLOOのHAL-33/34として出ていた物。
 ザンデルリングお得意のショスタコーヴィッチの交響曲といえども、実はこの曲の演奏回数は多くない。バイエルン放送響の柔らかな響きを生かし、粗雑な盛上げを廃した丁寧な音楽運びが素晴らしい。
ショスタコーヴィッチ:交響曲第15番 クルト・ザンデルリング指揮
バイエルン放送so.
 録音:1990年代。ステレオ。以前HALLOOのHAL-33/34として出ていた物。
 巨匠ザンデルリングが、ショスタコーヴィッチの最高傑作と位置付けている名作。コラージュのように様様な音楽が渦巻く奇矯な交響曲だが、常に没頭を禁じたシニカルな視点で透徹しており、 これぞザンデルリングの最高傑作と呼びたい。フルートがザンデルリングの指示に背いて吹き、 お冠だったとか。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代。ステレオ。以前Bells of St.FlorianのAB-11として出ていた物。
 指揮者が徹底した意志を貫かねば、全体が茫洋としてしまう危険をはらむ曲だけに、チェリ流の細工が生きている。部分解釈に徹底してこだわった演奏で、大らかな交響曲としてのファンには不向きと言える。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
クララ・ハスキル(P)
シャルル・ミュンシュ指揮
フランス国立放送so.、
ボストンso.
 録音:1959年10月29日&1956年11月3日。モノラル。以前Disque RefrainのMADR-203として出ていた物。
 おとなしいハスキルと情熱をぶちまけるミュンシュとの相性は心配されるが、さすが経験豊かなミュンシュゆえに、どこを取っても安心して聴く事が出来る。 輝かしいサウンドはいつも通りでハスキルのピアニズムを引き立てている。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
エリー・ナイ(P)
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1944年5月(*)&6月。モノラル。以前Disque RefrainのMADR-206として出ていた物。
 近年再評価著しいエリー・ナイと巨匠ベームの共演。さすがに立派な演奏で、ナイの迫力あるタッチには驚かされる。そして「ジュピター」は、ヴォックスLPでも知られたベームのベスト・フォーム。 音質も聴きやすい。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(*)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(#)
ウィルヘルム・バックハウス(P)
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1960年8月2日、モノラル(*)/1968年8月18日、ステレオ(#)。以前Disque RefrainのMADR-207として出ていた物。
 鉄面皮同士の対決。お互い尊重し合い、共演も多く、さすがと唸らせられる出来だ。ブラームスはザルツブルク・ライヴ。かつてカラヤン&ベルリン・フィルともこの音楽祭で共演しているが、 やっぱりベーム共演のこちらに軍配が上がろう。
RED-106

(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番 ギュンター・ヴァント指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年代。ステレオ。以前Bells of St.FlorianのAB-6/7として出ていた物。
 晩年は堅固な造型の中に人間味溢れる演奏で全てを魅了したヴァント。ここではギュルツェニヒ時代を思わせる、頑固で気の利かないクレッシェンド、デクレッシェンドが厳しく遂行されており、 これが巨匠の原点である。妙技集団バイエルン放送響も素晴らしい。
RED-107

(2CD)
ベートーヴェン:
 交響曲第5番「運命」(*)/
 交響曲第6番「田園」(#)/
 交響曲第7番(#)
オイゲン・ヨッフム指揮
BPO(*)、バンベルクso.(#)
 録音:1986年(*)/1982年(#)。以前HALLOOからHAL-19/20として出ていた物。
 音楽が隅々まで感動で満たされているヨッフム晩年のベートーヴェン傑作集。ベルリン・フィルからベームよりもごついサウンドを引き出した超絶の「運命」、 抜群のコンビネーションが生んだ奇蹟の「田園」と第7番、いずれも必携アイテム
RED-108

(2CD)
ブラームス:交響曲第1番/交響曲第3番/交響曲第4番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1990年代。以前HALLOOからHAL-25/6として出ていた物。
 ジュリーニには数多くのディスクがあるが、残念ながら多くは巨匠の真髄から程遠く鈍さが目立つ。 メロディを押し潰すかのようなスローテンポから浮かび上がる現実離れした美の音色は、やはりライヴで味わうのが1番。ウィーン・フィルをとことんまで自分流に仕上げる巨匠の凄腕を堪能できる至高の演奏だ。
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲
ドビュッシー:牧神の午後の前奏曲
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1980年代。以前AUDIORからAUD-7004として出ていた物。
 チェリ=ドイツ重厚路線と捉える考え方もあるが、実際は感覚的に優れ最も色彩を考慮した指揮者だった。それゆえ完璧な作曲技法を持った作品には、最高の効果が発揮される。 バルトークの精緻な構築、そしてあっと驚くフィナーレのテンポアップなどは素晴らしい。そして至高、至美といえる「牧神」には感嘆。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/大フーガ ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。以前METEORからMCD-055として出ていた物。
 クーベリックの巨大なベートーヴェン。じわじわと迫りくる葬送行進曲、フィナーレの堂々たる回想は「英雄」演奏の規範であり、 そして「大フーガ」の凄みは、「第九」後のベートーヴェンの音楽の神髄を聴かせてくれる。
ブルックナー:交響曲第7番 オイゲン・ヨッフム指揮
VPO
 録音;1974年。Bells of St.FlorianからAB-2として出ていた物。
 ドイツ楽壇の長老、ヨッフムといえどもウィーン・フィルとの共演はそれほど多くないばかりか、成果もなかなか挙げづらかったようだ。 当盤もその観点から聞いてみれば、巨匠がてこずっている場面や勝手にウィーン・フィル調になっているところもある興味深い演奏。もちろん、素直に聞けばその美音に酔える事は間違い無い。
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ヨゼフ・シゲティ(Vn)
エリック・トゥクセン指揮
デンマーク国立放送o.
 録音:1956年10月4日、モノラル。以前Disque RefrainのMADR-208として出ていた物。
 シゲティらしい求道的なベートーヴェン。隅から隅までいい加減なところは皆無で、その切実さが痛々しいくらいに伝わる。このようなベートーヴェン解釈者が今世紀にも現れるかは甚だ疑問であり、 まさに20世紀の遺産とも呼べる演奏の一つ。
RED-113
廃盤
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ウィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
トリノ放送so.
 録音:1952年、モノラル。以前Disque RefrainのMADR-204として出ていた物。
 濃厚なフルトヴェングラーの伴奏を得て、官能の世界にまで至った感のあるメンデルスゾーン、そして互いが一歩も譲らないブラームスの激突。これぞ、協奏曲の醍醐味。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*)
ブラームス:交響曲第3番(#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1982年(*)/1962年(#)。(#)はモノラル。以前METEORからMCD-043として出ていた物。
 シュトゥットガルト時代のチェリビダッケの特徴が良く出た名曲二題。ルーツはフルトヴェングラーであることを想起させる物々しい表情付けが散見される。
RED-115

(3CD)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ヘルゲ・ブリリオート、
イヴォンヌ・ミントン、
クルト・モル、他
カルロス・クライバー指揮
バイロイト祝祭o.
 録音:1974年7月25日。以前HYPNOSからHYP-254/6として出ていた物。
 伝説のライヴ。出演したオケ・マンが生涯の自慢にしているという名演で、意表を突く早いテンポと歌手殺しの悩殺的かつ衝撃的うねりは何処を取っても尋常ではなく、かつ何処をとっても正統的。 これぞ、まさしくカルロス・クライバー。
RED-116

(2CD)
シューマン:交響曲第4番(*)
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」(#)
ブルックナー:交響曲第9番(+)
セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1986年9月23日(*)/1980年代(#)/1981年10月4日(+)。ステレオ。以前AUDIORからAUDSE-511/2として出ていた物。
 チェリビダッケの顕微鏡的分析の好例。シューマンにおける圧倒的な透明度は、まぶしいばかり。ヒンデミットの極彩色、ブルックナー第九の長大なフレージング、 どれをとってもチェリ&ミュンヘンpo.のコンビでしか成し得ない名演。
ブラームス:交響曲第1番 セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1989年10月8日。ステレオ。以前AUDIORからAUD-7011として出ていた物。
 行け行けドンドンの盛上り演奏とは対極にある、冷静で思慮深い名演。かといって無味乾燥な机上の空論で終わらないところにチェリの非凡な才能がある。音色はどこまでも明るく、スケールも大きい。旧AUD7011。
シェーンベルク:浄夜
ラヴェル:マ・メール・ロワ
ベルク:管弦楽の為の3つの小品
ピエール・
 ブーレーズ指揮
アムステルダム・
 コンセルトへボウo.
 録音:1990年代。ステレオ。以前First ClassicsからFC-122として出ていた物。
 知性派ブーレーズの名演。ブーレーズのスタンスは音楽を過剰に信頼もしていなければ、過剰に貶めてもいないというところであろう。特に現代音楽とはもはやいえない、 これらの音楽に対しての卓見は素晴らしく、浄夜の美しい音色もラヴェルも耽溺的ではない。どこまでも冷静な音楽だが常に演奏は熱く、だからこそ凄い。
ベートーヴェン:
 交響曲第5番「運命」/交響曲第7番
ラファエル・
 クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1969年。ステレオ。以前METEORからMCD-056として出ていた物。
 偉大なベートーヴェン解釈者ながら、ディスクに恵まれているとはいえないクーベリック会心の名演。ヴァイオリン両翼配置、低弦をすべて左に振った最古のオーケストラ配置ですみずみまで見通しは良く、 充分な高揚もある非の打ち所がないベートーヴェン。
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(#)
チョン・キョン・ファ(Vn)
サイモン・ラトル指揮
フィルハーモニアo.(*)
ガリー・ベルティーニ指揮
ユンゲ・ドイチェpo.(#)
 録音:1980年代。ステレオ。以前DRUM CANからDM-60004として出ていた物。
チョン・キョン・ファの傑作。シベリウスの沈鬱な音楽と情熱的な演奏の融合が素晴らしいし、ラトルのセンス抜群の伴奏も良い。そして、空前絶後の名演ベルクの凄まじさ。ベルティーニとはお互い一歩も譲らず、 どこまでも真実味溢れる響には心から感動してしまう。
レーガー:
 モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ(*)
テオドール・ベルガー:ロンディーノ・ジョコーソ(#)
コルネリウス:「バクダッドの理髪師」序曲(+)
ヴォルフ:イタリアのセレナード(**)
ハンス・
 クナッパーツブッシュ指揮
ウィーンso.(*)、
VPO(#)、
バイエルン国立o.(+)、
BPO(**)
 録音:1944年(*)/1958年11月9日(#)/1953年(+)/1952年(**)。すべてモノラル。以前Disque RefrainからDR-920029として出ていた物。
 クナッパーツブッシュの珍品集。どれもロマンの香り漂う曲ばかりで、超一流の作品から一歩離れた韜晦趣味がクナらしい。特に聞き物なのはレーガーの妙な盛り上がりとコーネリアスという変なエキゾチシズム。 まさに面白演奏ばかり。
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 エリー・ナイ(P)
マックス・フィードラー指揮
BPO
 録音:1940年。モノラル。SP復刻。以前Disque RefrainからPNCD-4として出ていた物。
 ナイのブラームス同曲というと、コンヴィチュニーとのライヴ録音が著名だが、このSP復刻も独特の味わいがある。剛直なピアノはドイツ魂むきだし。
シューベルト:
 交響曲第9番「グレイト」(*)/「ロザムンデ」序曲(#)
パウル・ファン・ケンペン指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)、
ドレスデンpo.(#)
 録音:1943年5月23日〜29日(*)/1940年(#)。モノラル。以前Disque RefrainからPNCD-5として出ていた物。
 これも凄まじく剛直な音楽。巨匠ケンペンは戦後の活躍がわずかだったために損をしている。豪快なフレージングと無理のないテンポ設定が絶妙だ。
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(*)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(#)
ゲオルグ・
 クーレンカンプ(Vn;*/#)
エンリコ・マイナルディ(Vc;*)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンドo.(*)、
チューリッヒ・トーンハレo.(#)
 録音:1930年代。モノラル。以前Disque RefrainからPNCD-7として出ていた物。
 ゲオルク・クーレンカンプも名声に比して録音の少ない名手である。シューリヒトの伴奏を得た当演奏は、クーレンカンプを知るにはベストの選択で、長く復活が待たれていた逸品。
ブラームス:交響曲第1番 セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代。ステレオ。以前AUDIORからAUDSE-513として出ていた物。
 戦うマエストロ、チェリビダッケが着座する前、気合い十分にして熱気ムンムン、怒声が飛び交うホットなブラームス。テンポ設定もミュンヘン時代より妥当。
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 アーリーン・オジェー(S)
ヘザー・ハーパー(S)
ホルスト・
 ラウベンタール(T)
ウルリク・コールド(B)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト
 放送so.&cho.、
バイエルン放送cho.
 録音:1970年代。ステレオ。以前AUDIORからAUD-7005として出ていた物。
 絶美としか言いようがないチェリのモーツァルト。フレージングが長く歌手泣かせだが、この素晴らしい演奏の前に聞き手は感謝するばかり。
RED-127

(2CD)
ウェーバー:「オベロン」序曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
ブルックナー:交響曲第9番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。ステレオ。以前AUDIORからAUDSE-520/21として出ていた物。
 ミュンヘン・フィルに着任した初期の名演群。規定概念をひっくり返す執拗なショスタコーヴィチ、尽きぬことのない豊穣さに満ちた至高のブルックナーと、どれも聞き逃せない名演奏。
クライスラー、ベル・テレフォン・アワー名演集
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番〜第1楽章(*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲〜第1楽章(#)
 クライスラー:
  古いリフレイン(+)/愛の喜び(+)/
  ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(+)/
  ウィーン奇想曲(+)/中国の太鼓(*)/
  タンゴ(原曲:アルベニス)(**)/
  タイスの瞑想曲(原曲:マスネ)(**)/
  ユモレスク(原曲:ドヴォルザーク)(**)
フリッツ・クライスラー(Vn)
 録音:1945年(*)/1944年7月17日(#)/1945年4月16日(+)/1945年10月9日(**)。モノラル。以前Disque RefrainからMADR-209として出ていた物。
 長らく廃盤により入手不可だったクライスラーの珍しい音源が復活。第2次大戦中に行なわれた物で、テクニックはさすがに衰えているが、その叙情性と語り口の上手さは他の追随を許さない。
RED-129

(3CD)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 ルチア・ポップ(S)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
クルト・リドル(B)他
カール・ベーム指揮
ウィーン国立歌劇場o.&cho.
 録音:1980年。ステレオ。以前ECLOGUEからECL-1.100-3として出ていた物。
 ベームが没する直前に残した傑作群の中でも、その上位に位置する名演。テンポも遅めとなり、愉悦よりもしっとりとした味わいと立派な響きが素晴らしい。全盛期ともいえるウィーン国立歌劇場の響きも完璧。
RED-130
廃盤
シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ(*)
ブラームス:交響曲第3番(#)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1954年9月24日(*)/1954年12月2日(#)。モノラル。以前GREEN HILLからGH-0002として出ていた物。
 巨匠シューリヒトの拘泥しないブラームス。独自の価値観を持ったドイツ的音楽解釈は、単純な巨匠形式でくくることのできない、特異かつ至高の境地だ。
 モノラルながら音質良好。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ドビュッシー:交響詩「海」
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1970年代。ステレオ。以前METEORからMCD-054として出ていた物。
 クーベリックの傑作。実際はレパートリーの広い指揮者なのに、レコード会社の思惑は「チェコの巨匠」。当然録音はチェコ音楽中心になってしまった。この「海」の素晴らしさは筆舌に尽くしがたく、 名盤「ペレアスとメリザンド」が発売されるまでは彼唯一のドビュッシーだったこともあり、チェコ一辺倒と言うクーベリックのイメージを覆すのに貢献した。もちろん「新世界」も、 今さら解説の必要が無いほどの、シャープで豪快な名演。
RED-132
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第7番
J.シュトラウス:「こうもり」序曲
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立o.
 録音:1986年5月。First ClassicsのFC-118として出ていた物。GNPのGNP-21、他としても発売されている。
 驚くべき快走で、演奏者、聞き手の双方に一瞬たりとも弛緩が許されない。どこを取ってもクライバー節全開で、十八番の「こうもり」序曲も楽しく、厳しく。正に最高の演奏と言える。
RED-133
(2CD)
廃盤
ブルックナー:交響曲第7番 セルジュ・チェリビダッケ指揮
BPO
 録音:1992年。ステレオ。以前DUMKAからDCD-30-03/4として出ていた物。
 心臓の病に倒れながらも、この演奏会には万全の状態を作って出演した、チェリビダッケほぼ40年振りのベルリン・フィル復帰コンサート。極限まで遅くなったテンポと執拗なニュアンス追求に、 楽員も賛否両論だったが、結果として美麗の限りを尽くした超名演となった。隅々まで音色がまことに美しい。
 音質極上。
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1980年代。ステレオ。以前METEORからMCD-004として出ていた物。
 「天国的な長さ」というこの名曲の通り文句が「超常現象的な長さ」に変わりそうな、不気味な魅力を持った名演。完璧なチューニングで音色はどこまでも明るく、 緘徐楽章はチェリビダッケのロマン派傾斜の証明ともいえる魅惑のサウンド。
 音質は年代相応で、まずまず良好。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番(*)
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」(#)
ウォルフガング・
 シュナイダーハン(Vn)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.(*)
シュナイダーハンSQ(#)
 録音:1960年代(*)/1945年3月1日(#)。モノラル。以前Disque RefrainからMADR-212として出ていた物。
 生粋のウィーンのヴァイオリニスト、シュナイダーハンによる佳演二題。技巧に優れ、風情、雰囲気に優れた素晴らしい演奏を堪能できるディスクはとても少なく、当盤は貴重な存在で決定盤と言われた。
 (*)は(放送局の録音としては)ステレオ期直前でかなり良い音質、(#)も年代からすれば悪くない。
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
モーツァルト:6つのレントラー舞曲集
シューベルト:「ロザムンデ」〜間奏曲第3番
シューベルト(ウェーベルン編):6つのドイツ舞曲集
チャイコフスキー:「くるみわり人形」組曲
セルジュ・
 チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年。ステレオ。以前AUDIORからAUDSE-505として出ていた物。
 巨匠チェリビダッケの芸術がピークを迎えた時期のライヴ。大曲志向がありそうなチェリビダッケだが、小曲もじっくりと遅いテンポで解析的に描き尽くす。 「こうもり」序曲、ドイツ舞曲、「くるみわり人形」などは特に啓発される演奏だ。
フランク:交響曲 ニ短調 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1991年、ステレオ。以前AUDIORからAUDSE-506として出ていた物。
 ブルックナーとも共通する執拗な繰り返しを擁する名曲を、チェリビダッケは気の遠くなるような遅いテンポと、どこまでも明るく清々しい音色で描き出す。 フルトヴェングラーとは正反対に位置する、しかし深い解釈に彩られた演奏。
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(*)
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲(#)
メンデルスゾーン:
 「真夏の夜の夢」序曲(+)/「フィンガルの洞窟」序曲(**)
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(##)
ブラッハー:管弦楽のための協奏音楽(++)
カール・シューリヒト指揮
シュトゥットガルト
 放送so.(##以外)、
フランス国立o.(##)
 録音:1950年代(*)/1962年12月19日(#)/1954年1月26日(+)/1955年1月4日(**)/1957年9月9日(##)/1951年10月29日(++)。(##)のみライヴ。すべてモノラル。 以前Disque RefrainからDR-920024として出ていた物。
 広範なレパートリーを持つ巨匠シューリヒトの玉手箱的名盤。例によって引き締まった造形と快活なテンポ、そして自由自在なアゴーギグが泣かせる。どろどろ路線から一線を画したワーグナーなど心が洗われる。
RED-139

(2CD)
ヴェルディ:歌劇「オテロ」 プラシド・ドミンゴ(T)
アンナ・
 トモワ=シントウ(S)他
カルロス・クライバー指揮
ミラノ・スカラ座o.&cho.
 録音:1981年。ステレオ。以前ECLOGUEからECL-101-2として出ていた物。
 指揮台への復帰が待たれる巨匠クライバー。何としてでも最新の演奏を聴きたいものだが、この名盤の復活も喜ばしい。天井が落ちそうな爆音かつ繊細な音色と、 およそこの世で生じる全ての音をオケから引き出す信じ難い彼の能力、そして完璧という表現しか思い浮かばない豪華歌手陣から生まれた理想的演奏と言える。 同じ公演のモノラル録音盤であるARTISTS盤が最近再プレスされ出まわったが、こちらの方がステレオ録音ということもあり、お勧め。
シューマン:交響曲第2番
シベリウス:交響曲第5番
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
 録音:1980年代。ステレオ。以前HALLOOからHAL-31/2として出ていた物。
 バーンスタインのテーマ曲ともいうべきシューマン「交響曲第2番」。晩年の札幌での感動的演奏もさることながら、この演奏も絶美のウィーンフィルから躍動感と絶望を引き出して大成功している。 そして晩年、熱心に取り組んだシベリウスから傑作の呼び声高い第5番。これも暗澹たる風情と豪快さが同居する名演。
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第4番(*)/
 ピアノ協奏曲第3番(#)
ウィルヘルム・バックハウス(P;*)
カール・ベーム指揮
VPO(*)
ヴィルヘルム・ケンプ(P;#)
レナード・バーンスタイン指揮
NYP(#)
 録音:1965年(*)/1966年10月29日(#)。ともにモノラル。以前Disque RefrainからMADR-202として出ていた物。
 20世紀を代表する大ピアニスト二人のベートーヴェン。第4番はバックハウス、ベームともに十八番だからさすがに一点の曇りもない。そしてケンプ+バーンスタインという珍しい組み合わせも良い。 バーンスタインは合わせ物もうまかった。
ベートーヴェン:交響曲第7番
バルトーク:中国の不思議な役人
ピエール・ブーレーズ指揮
NYP
 録音:1970年代。ステレオ。以前First ClassicsからFCM-2005として出ていた物。
 ブーレーズのベートーヴェンは極めて珍しい。しかし、どの部分を見ても当時のブーレーズのベストフォームを示しており、啓発的、挑発的演奏の最右翼と言えよう。フィルアップはお得意の「不思議な中国人」。 この曲には非常な拘りを持つ巨匠だけにエキサイティングな燃焼が楽しめる。
 音質は、当時としてはまずまず。
マーラー:大地の歌 ブリギッテ・
 ファスベンダー(Ms)
フランシスコ・アライサ(T)
カルロ・マリア・
 ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1987年1月18日。ステレオ。以前HALLOOからHAL-15/6として出ていた物。
 ジュリーニの「大地の歌」はDG盤がベルリン・フィルだったから、「マーラーのオケ」とも言えるウィーン・フィルとの当演奏復活は歓迎されるだろう。なお、意外にもウィーン・フィルの「大地の歌」はワルター、 バーンスタイン、ブーレーズ程度しかなく、当盤も含め、ワルター盤のパツァークを始めとしてテノールの歌唱がほとんど軽量級なのは興味深い。ある意味、「大地の歌」の男声はこれが正統なのかも。
 音質極上。
ブラームス:交響曲第4番(*)/悲劇的序曲(#) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ブレーメンpo.(*)、
シュトゥットガルト放送so.(#)
 録音:1952年12月12日(*)/1963年11月15日(#)。モノラル。以前Disque RefrainからDR-91006として出ていた物。
 第4番が傑作。クナッパーツブッシュの濃厚なロマン性が余すところなくぶちまけられた強烈な演奏。シャコンヌの容赦のない強音など全く素晴らしい。そして巨大な芸術性といえば、 「悲劇的序曲」も負けていない。ノーマル演奏好きは近寄るべからず。
 音質は、(*)は当時としてはまず良好、(#)も(*)に比べれば解像度やダイナミック・レンジが格段に上がり、こちらも年代からすれば悪くない。
RED-145
廃盤
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
シューベルト:交響曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
カルロス・クライバー指揮
シカゴso.
 録音:1978年10月12日。ステレオ。以前HYPNOSからHYP-251として出ていた物。
 カルロス・クライバーのシカゴ響との初共演時ライヴ。指揮者の要求に完璧に応えようとする姿勢はクライバー向きだと思われるが、残念なことに共演は少ない。 「運命」は大オーケストラ用に父エーリヒが改訂した楽譜を持ち込み、豊穣な音響を作っている。緊張感も尋常ではなく、鬼才の芸術を愛するファンは必携のアイテム。
 音質良好。
RED-146
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第2番 カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1980年10月6日。SARDANAのSACD-138/9からの分売。
 ベーム最晩年のライヴで、テンポ設定はすでに普通とはいえないが、その存在感は類を見ない。ともすれば厳格に過ぎ、スケール面でも小さいと取られかねなかったスタジオ録音とは別人のような、デモーニッシュさを感じさせる名演。
RED-147
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第7番 カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1980年10月6日。SARDANAのSACD-138/9からの分売。
 これまた最晩年のベームらしい演奏。フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュにも劣らぬ凄みが素晴らしい。テンポは極限まで遅くなっているが、だれさせないところがウィーン・フィルの良さと言える。
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1983年4月19日。TIENTOのCD-12006/7からの分売。
 ベルリン・フィルから演奏上の尊敬は集めながらも、人間的には全く否定されていた巨匠テンシュテット。馬力満開で手抜き許さずの激演。構えが大きく、その全体に音楽が溢れている。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1983年3月13日。TIENTOのCD-12006/7からの分売。
 これも素晴らしい演奏。ベルリン・フィルの「新世界」はカラヤン、ケンペ、フリッチャイ、アバドなどがあるが、その中ではこの演奏が最も真摯で、内容濃厚な演奏といえるだろう。 この曲の中間楽章をここまで執拗に追い詰めたスタイルは他にない。
RED-150
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 クラウス・テンシュテット指揮
VPO
 録音:1982年8月29日、ザルツブルグ。TIENTOのCD-12008/9からの分売。
 マニアの間では語り草になっているザルツブルグでのライヴ。ウィーン・フィルとテンシュテットは人間的な相性が極端に悪く共演は数少ない。 ポリシーがはっきりしていて妥協を許さないテンシュテットがウィーン・フィルと相反する結果になったのは、音楽的結実からいえばまさに残念としか言いようがないということが、この演奏でよくわかる。
シューマン:交響曲第1番「春」
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代(別資料では1981年1月)。AUDIORからAUDSE-517として出ていた物。
 シューマン「春」は、フルトヴェングラーによる暗黒の「春」とは正反対の、輝かしく明朗な音色。しかし、演奏内容自体はフルトヴェングラーに匹敵する「オドロオドロしい」ものとなっている。 そして十八番の「ロメオとジュリエット」では破壊的大音響と聴こえないくらいの弱音という、 チェリビダッケ魔術が聴ける。
ベートーヴェン:交響曲第8番
ブラームス:交響曲第2番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1975年(別資料では同年3月&4月)。AUDIORからAUDSE-518として出ていた物。ブラームスはDG盤と同一という指摘もある。
 チェリビダッケはこの第8番のような一筋縄でいかない曲を指揮させると実にうまい。ベートーヴェンの中でも最も巧緻を尽くした作品であり、小品交響曲とは思えない内容を聞かせる。 そしてブラームスは、オケを歌わせる名人チェリビダッケらしい、こぼれるばかりのカンタービレに心打たれる。
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1980年11月2日/1979年11月8日(*)。AUDIORからAUD-7013として出ていた物。
 チェリビダッケがミュンヘンに去る間際の「ロンドン」の美しさと言ったら比例がない。透明で見通しがよく、恰幅良い演奏。「ジュピター」も気の遠くなるような展望が素晴らしい。 チェリの古典派名曲集として広く薦められる。
ブルックナー:交響曲第9番 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1981年。METEORからMCD-038として出ていた物。
 チェリビダッケといえども難曲「ブル9」は、完璧ではない。未完ながらシンメトリックな構成を見出したのか、終楽章の意識的作りは、不自然さを感じるくらいである。 しかしながら、チェリの本領は第2楽章に発揮される。巨象の踊りのような不気味さは偏執狂ブルックナーらしい最高の解釈といえよう。
ベートーヴェン:
 交響曲第6番「田園」/「コリオラン」序曲
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1970年代/1982年。METEORからMCD-044として出ていた物。
 チェリビダッケは「田園」を得意としていたが、ベートーヴェンの交響曲中で最も演奏至難な当曲によほど自信があったにちがいない。第3楽章以降にチェリらしいヒネリが横溢している。 「コリオラン」もシンフォニックな演奏で、作曲をレントゲン透視したようである。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ルドルフ・ゼルキン(P)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1968年4月18日。ステレオ。ILLMINATIONのILL-SZE-22/3からの分売。
 SONYへもスタジオ録音を遺している辛口コンビのブラームス。熱気を見せるゼルキンに、セルの威容を誇るブラームスの屋台骨が素晴らしい。
ブラームス:交響曲第1番 ジョージ・セル指揮
クリーヴランドo.
 録音:1966年10月8日。ステレオ。ILLMINATIONのILL-SZE-22/3からの分売。
 クールにみえるが実は大の熱血漢。セルの完璧主義ともう一つの柱である自然なアッチェルランドが見事にきまっている。
リヒャルト・シュトラウス:
 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
クラウス・テンシュテット指揮
シカゴso.
 録音:1984年11月。ステレオ。NAVIKIESEのNAV-4004/5からの分売。
 テンシュテットと相性抜群のシカゴ響。マッシヴなパワー、そして繊細極まるアンサンブルでテンシュテットの一見滅茶苦茶な指揮ぶりにもまるで不安なく対応できる凄いオケ。
 大きめのヒス・ノイズが全体にある音質は残念。
ブルックナー:交響曲第8番 クラウス・テンシュテット指揮
シカゴso.
 録音:1974年12月20日。ステレオ。NAVIKIESEのNAV-4004/5からの分売。
 テンシュテットのアメリカ・デビュー。大成功に終わり、数々のアメリカン・オーケストラに客演した。ボストン響とはその後も良好な関係を保ちタングルウッド音楽祭でも度々共演している。 破壊的な力はテンシュテットならでは。
 大きめのヒス・ノイズが全体にある上、終楽章の最後にテープの切れ目のような音飛びがあるのは残念。
 # テンシュテットの同曲異演については、LPO 自主製作盤のページにまとめています
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(*)
チャイコフスキー:交響曲第2番(**)
マレイ・ペライア(P;*)
カルロ・マリア・
 ジュリーニ指揮
BPO
 録音:1985年3月5日(*)/1991年9月14日(**)。共にステレオ。SARDANAのSACD-194/5からの分売。
 ペライアの美音、そして癖のない表現は伴奏嫌いの巨匠と素晴らしい相性を見せる。ジュリーニのモーツァルトは比較的少ないが、こういう天上的音楽はまさに巨匠向け。そして、意外な得意曲チャイ2は、 ベルリン・フィルのホルンの上手さを堪能できる。
ブルックナー:交響曲第7番 カルロ・マリア・
 ジュリーニ指揮
BPO
 録音:1985年3月5日。ステレオ。SARDANAのSACD-194/5からの分売。以前DRUM CANからも出ていた。
 楽員が思わず顔を見合わせたと伝説の残る記録的美演。引きずるようなメロディ運びながら、それが効果的に生かされている。ベルリン・フィルの明快なサウンドもジュリーニよって実に上品に味付けされている。
ベートーヴェン:
 交響曲第3番「英雄」/リハーサル風景
セルジュ・チェリビダッケ指揮
シュトウットガルト放送so.
 録音:1975年3月。ステレオ。以前METEORからMCD-017として出ていたもの。
 晩年とは異なり、まだ常識的なテンポの範疇である。時折熱い表情付けが出てくるのは、もちろんフルトヴェングラー譲り。怒鳴り声は実演で、リハーサルは粛々と進められている。
RED-164

(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1985年4月4日、ミュンヘン。以前METEORからMCD-036/7として、AUDIORからはAUDM-2505/6として出ていたもの。
 繰返し取上げ、そして最晩年には幻幽の境地まで突き進んだブル8。まだ娑婆っ気のあった1980年代のライヴではドラマを意図して作るような演出が散見され、加齢とともに表現様式を簡単に変えられた巨匠の姿が偲ばれる。
RED-165

(2CD)
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 ギネス・ジョーンズ(S)
ジェイムズ・キング(T)
ルチア・ポップ(S)
ワルター・ベリー(B)他
レナード・バーンスタイン指揮
VPO
 録音:1970年6月9日。ステレオ。以前First ClassicsからFC-104として出ていたもの。
 バーンスタイン絶頂期の名演。とてつもない気迫が全曲を貫いており、ここまでヒロイックにこのオペラを歌い上げたのも彼ならではと言えるだろう。
LUCKY BALL
 当レーベルは全点廃盤となりました。今後の入荷はございません。
LB-0001
(2CD)
廃盤
マーラー:交響曲第2番 エディト・マティス(S)
ドリス・ゾッフェル(Ms)
クラウス・テンシュテット指揮
ハンブルクNDRso.
 録音:1990年代。 テンシュテットの「復活」が遂に復活! 以前FIRST CLASSICSから出ており、巨匠最高の「復活」として大旋風を巻き起こした凄絶ライヴだったものの、 廃盤となってしまい、それ以降も問い合わせの絶えることの無かった演奏。驚天動地の音量変化、 そして過激そのもののテンポ変化。これを聴かずしてマーラーは語れない。音質は文句の付けようがないレベル。
LB-0002
廃盤
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
スクリャービン:練習曲Op.8-11
ラザール・ベルマン(P)
クラウス・テンシュテット指揮
フィンランド放送so.(*)
 録音:1978年9月5日。東独時代は冷遇されていたテンシュテットが活路を見出したのが北欧。ここで大評判をとった巨匠はアメリカに招かれ又しても成功、 そしてロンドン・フィルの監督となる。それにしてもベルマンとの共演とは意外であり、納得の名演が繰り広げられる。音質良好。
LB-0003
(2CD)
廃盤
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(*)/交響曲第3番 ワルター・クリーン(P;*)
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデンpo.
 録音:1982年8月8日。「壁」があった時代に、ケーゲルがドレスデン・フィルを率い、ブレゲンツ音楽祭に出演した際のライヴ。ホームグラウンドではないからか、いつにも増して気合十分。 特に「英雄」は見事な演奏だが、クリーンとの共演というのも、正に一期一会の機会であったのでは無かろうか。
LB-0004
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番 クルト・ザンデルリング指揮
スイス音楽祭o.
 録音:1983年8月17日。ザンデルリングがブルックナーの中でも力を入れるのが、このブル3。思い切りの良い展開は今も変わらないが、壮年期だけに枯れた雰囲気はなく、 力感溢れる重量級の名盤。
LB-0005
廃盤
ブルックナー:交響曲第9番 フェルディナント・
 ライトナー指揮
シュトゥットガルト放送so.
 録音:1983年11月14日、ベートーヴェン・ホール。メジャー大曲の録音はほぼ皆無のライトナーだが、そのいぶし銀の魅力はなかなか侮れない。 オケに底力があるせいか、普段以上に上品なライトナー節を聴かせてくれる。 2002年になって、HANSSLERから原テープよりのCD化がなされた(93-052)ため、一般にはこちらをお勧めしたい。
LB-0006
廃盤
ブラームス:交響曲第4番 アルヴィド・ヤンソンス指揮
ドレスデン国立歌劇場o.
 録音:1984年10月7日、シャウシュピールハウス、東ベルリン。マリスの父アルヴィドは日本には数多く客演し、今でも息子以上に評価する人もいるが、録音に恵まれなかった。 この名指揮者の正に晩年のライヴであり、アゴーギク多用で、劇的なブラームスを聴かせる。
LB-0007
廃盤
ムソルグスキー:禿山の一夜
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番(*)
オラシオ・グティエレス(P;*)
クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1984年3月13日、フィルハーモニー、ベルリン。「禿山の一夜」のインパクトは凄い。テンシュテットの鋭い視点はベルリン・フィルの潜在能力を極限まで引き出し、 稀に見る凄演をなしとげた。プロコフィエフの方は、巨匠の造型に名手グティエレスがはまっている。彼等コンビはEMIにも録音があるが、 今回はテンシュテットにとってみればもちろん初レパートリーのはずで興味深い。
LB-0008
廃盤
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 レオニード・コーガン(Vn)
エフゲニー・
 スヴェトラーノフ指揮
ソヴィエト国立so.
 録音:1968年。ライヴ。名手コーガンの得意レパートリーということもあり、演奏は折り紙付。伴奏はスヴェトラーノフということで爆演を期待される向きもあるだろうが、 コーガンに遠慮があるのか、比較的地道に徹している。彼等は1969年頃にメロディアへ同曲を録音しているが、そちらはスタジオ録音で、それとは異なる演奏。
LB-0009
廃盤
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」〜レスギンカ
チャイコフスキー:「雪娘」〜3曲
シチェドリン:「せむしの子馬」〜ロシアの踊り
フレンニコフ:「軽騎兵のバラード」〜アダージョ
エフゲニー・
 スヴェトラーノフ指揮
ソヴィエト国立so.
 録音:1983年10月20日。2002年に惜しまれつつ亡くなった、スヴェトラーノフ率いる凄腕集団ソビエト国立響最盛期の恐ろしいライヴ。 「芸術は爆発だ!」を正に地で行く「革命」の圧倒的迫力は言うに及ばず、 小品に巨匠のエッセンスが凝縮されており、マニアの間では語り草になっている。
LB-0010
廃盤
ブルックナー:交響曲第9番 クルト・ヴェス指揮
ヴュルテンブルグ国立o.
 録音:1984年9月16日、リンツ・ブルックナー・ハウス。リンツ・ブルックナー・フェスティヴァルにおけるライヴ。日本オーケストラ界の礎を作り、馴染みの深いヴェスだが、 LPはともかくCDは全く発売されていない。今回のライヴは彼最晩年のもの。ブルックナーと同じオーストリア人であり、生前はその演奏もかなり高く評価されていたというヴェス得意のブル9、是非一度聴いてみたい。
LB-0011
廃盤
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
アンドラーシュ・コロディ指揮
ブダペストpo.
 録音:1983年2月3日。インフォメーションには「この名演の衝撃を未だ忘れられない多くのファンが、これを待っていた筈だ。」とある。 1990年代に入っても同曲を録音するなど精力的な活動を続けたシュタルケルだが、最近はさすがにお年なのか、あまり健在振りは伝わって来ない。その彼の最も壮年期の演奏であろうこの音源、やはり注目。
LB-0012
(2CD)
廃盤
マーラー:交響曲第7番 ガリー・ベルティーニ指揮
BPO
 録音:1981年3月28日。この人も厳しい練習のせいか、ベルリン・フィルから嫌われているが、1980年代前半にはたびたび共演し、極めつけのマーラーを聴かせた。 超常的な遅さで開始するおどろおどろしい名演。
LB-0013
(2CD)
廃盤
マーラー:交響曲第3番 ジェシー・ノーマン(S;*)
ガリー・ベルティーニ指揮
VSO
ウィーン少年cho.、
ウィーン楽友教会女声cho.
 録音:1982年6月5日。ベルティーニ会心のマラ3。EMIの全集はスタジオ録音だったということもあり、当盤のライヴ的高揚は凄まじく感じられ、この演奏に断然軍配が上がるだろう。 ウィーン響としては決して慣れた曲ではないが、やはり上手さは格別なものがある。
LB-0014
廃盤
ブルックナー:交響曲第5番(スタインバーグ版) ウィリアム・
 スタインバーグ指揮
バイエルン放送so.
 録音:1978年1月12日。スタインバーグ最晩年のライヴ。ブルックナーをこの時代に、鳴り物が入る改訂版で演奏した貴重な記録。ブルックナー・マニアは持っていたい。
LB-0015
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
ドレスデン国立歌劇場o.
 録音:1976年8月4日。奇才ロジェヴェンのブルックナー。この人の演奏はいつも他の人とは違う。聴いていて笑い出したくなるようなリズムが頻出し、 頭の固いブルックナー・マニアには許しがたいであろう楽しい演奏となっている。 なお、彼のブル3は、MELODIYAへの各種異稿録音を1種と数えると、3種ほどある様だが、ソヴィエト以外のオケを振ったものはこれが始めてとなる。
LB-0016
廃盤
ブルックナー:交響曲第6番 リッカルド・ムーティ指揮
VPO
 録音:1986年7月27日。ムーティは意外とブルックナーを得意としており、何曲かはスタジオ録音しているが、ウィーン・フィルとの顔合わせは面白い。 この第6番はブルックナーとしては珍しい曲想と古風な作りで成り立つだけに、個性の強いムーティ盤は聴きものと言える。音質はまずまず。
LB-0017
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番 ロリン・マゼール指揮
VPO
 録音:1985年5月16日。マゼールのブルックナーはゆったりとしたテンポによる昔風のスタイルだが、このブル3は1960年代(?)のベルリン放送響盤(CONCERT HALL)しか存在しないレパートリーで、 ウィーン・フィルとの共演は歓迎できる。音質はまずまず。
LB-0018
(2CD)
廃盤
ブルックナー:交響曲第8番 ロリン・マゼール指揮
VPO
 録音:1983年8月3日。一つ前の「第3番」同様、巨匠風のゆったりしたブルックナー。マゼールというと奇才だとか、あくの強い表現を期待しがちだが、この演奏はあくまで自然体で、 人為的な匂いを感じない素晴らしい演奏となっている。 惜しいことに、第2楽章の最後の残響がかなりひどく切れてしまっている。音質的にはまずまず。
LB-0019
(2CD)
廃盤
ハイドン:交響曲第104番
マーラー:交響曲第5番
ピエール・ブーレーズ指揮
VPO
 録音:1997年3月24日、ウィーン。何とブーレーズのハイドン! 非常に清潔な演奏だが、カップリングがマラ5ということで、ブーレーズならではのこだわりが見える。 スタジオ録音ではなかなか伝わらない巨匠一流の燃焼がここでは見事に記録されている。音質は最高レベル。
LB-0020
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 ヘルベルト・ケーゲル指揮
LGO
 録音:1986年3月20日、新ゲヴァントハウス。いまや放送録音の発掘が進み、ブルックナーの巨匠と認知されている巨匠ケーゲル、 宿敵マズアの手兵ゲヴァントハウス管に客演した晩年のライヴ。 古雅ともいえる上品さがあり、ゆったりとした壮大な響きが素晴らしい。音質も極上で必携盤と言えるだろう。
LB-0021
廃盤
ブルックナー:交響曲第1番 リッカルド・ムーティ指揮
VPO
 録音:1979年8月12日。何とムーティによるブル1。ブルックナーの中でも楽天的な第1交響曲を、ムーティは持ち前の歌心でグイグイと押し進める。ブルックニアンなら揃えて置きたい演奏。
LB-0022
廃盤
マーラー:子供の魔法の角笛 ルチア・ポップ(S)
トム・クラウゼ(Br)
ジュゼッペ・
 シノーポリ指揮
BPO
 録音:1982年9月11日。 シノーポリも性格が災いしてか、ベルリン・フィルとは疎遠な人だった。しかし、演奏は実に明快。マーラー指揮者の中核である巨匠らしい考え抜かれた表現、 それがシノーポリ自身がDGに録音を始める前の時期である当演奏で実現されているのだから、改めて惜しい人を失った物だと思う。そして共演はポップとクラウゼとくれば、歌の面でも文句なし。
LB-0023
廃盤
ブルックナー:交響曲第7番 ミヒャエル・ギーレン指揮
南西ドイツ放送so.
 録音:1986年12月19日。簡潔でだらだらしないブルックナーといえばギーレン。全体をさっと流すように把握し、 その自然な流れの中にギーレン特有の解釈がのっかるという珍しいタイプのブルックナー指揮者だ。特に後半が最高。なお、INTERCORDへの録音と同月だが、世界初出とあるので日付が異なるものと思われる。
LB-0024
廃盤
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 ペーテル・
 ザゾフスキー(Vn)
クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1983年4月19日。名曲ながらディスクに恵まれない、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲だが、個性の強い人のわりには伴奏がとてもうまかったテンシュテットを得て、 ザゾフスキーが存分に弾きまくる。少々ヒス・ノイズがあるが音質は普通。
LB-0025
廃盤
プロコフィエフ:交響曲第5番 ロリン・マゼール指揮
フランス国立o.
 録音:1981年11月17日。マゼールの奇才ぶりが全開。多少ラフなところもないではないフランス国立管を厳しい練習で緻密なアンサンブルに仕立てたのは凄い。 少々ヒス・ノイズはあるが音質は普通。
LB-0026
(2CD)
廃盤
マーラー:交響曲第7番 ミヒャエル・ギーレン指揮
オーストリア放送so.
 録音:1980年10月16日、ギーレン1980年代初頭のマーラーとして貴重。マーラーの問題作とも失敗作とも言われるこの曲をギーレンは何事もなかったようにさばいてしまう。 夜の音楽はまことに面白い仕上がり。音質はヒス・ノイズありでまあまあ。
LB-0027
廃盤
マーラー:交響曲第1番 ベルナルド・ハイティンク指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウo.
 録音:1993年2月24日。ハイティンクがコンセルトへボウ管と決裂後、和解してからのライヴ。やっぱりコンセルトヘボウ管はハイティンクが一番!というようなマッチング。 中庸の美徳と言えるだろう。音質良好。
LB-0028
廃盤
ブルックナー:交響曲第9番 ベルナルド・ハイティンク指揮
BPO
 録音:1989年12月12日。カラヤンが没した年のライヴ。カラヤンの後継はハイティンクという噂が当時あったが、この組み合わせの妙技を聴いていると、惜しかった気がする。 音質良好。
LB-0029
廃盤
マーラー:交響曲第1番 エーリヒ・ラインスドルフ指揮
クリーヴランドo.
 録音:1983年11月19日。晩年はまるでレコーディングから見放されていた指揮者の中の指揮者、ラインスドルフ。アメリカのオケすべてに客演して、なかなか怖い存在だった。 ここでも名人集団を利して、極めつけの「巨人」を響かせる。音質良好。
LB-0030
廃盤
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 エーリヒ・ラインスドルフ指揮
シカゴso.
 録音:1983年12月8日。シカゴ響の金管パワーを巧みにコントロールした、実にまとまりの良いブルックナー。レパートリーが広く、トレーニングも上手いこの巨匠、 あまりにも生前軽んじられたのではないか、との重いを強く抱かせる演奏。音質良好。
LB-0031
廃盤
ベートーヴェン:交響曲第9番 F.ロビンソン、J.テイラー、
F.リトル、他
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
クリーヴランドo.&cho.
 録音:1983年4月28日。トスカニーニのように素っ気無い展開ながら、至る所に巨匠ならではの泣かせる語りが顔を出し、稀に見る「第9」の名盤となった。 オーケストラも、この巧さはこれだけでも感動もの。音質良好。
LB-0032
廃盤
モーツァルト:交響曲第27番&第28番
       ピアノ協奏曲第26番(*)
イェルク・デムス(P;*)
ペーター・マーク指揮
ザルツブルグ・モーツァルウムo.
 録音:1978年8月20日。希代のモーツァルト指揮者マークが伴奏をつとめたピアノ協奏曲。デムスのピアノもいかにも正直で味わいの深いもので、マークとの相性も抜群。音質良好。
LB-0033
廃盤
ブルックナー:交響曲第7番 ズビン・メータ指揮
BPO
 録音:1982年3月13日、フィルハーモニー。今は残念ながらぱっとしないメータだが、まだその才気が存分に感じられる頃の演奏が登場。 おおらかで、細かいことに執着しない独特の風合いを持っている。
LB-0034
廃盤
ブルックナー:交響曲第6番 ベルナルド・ハイティンク指揮
バイエルン放送so.
 録音:1985年1月18日、ヘラクレス・ザール。 ハイティンクがバイエルン放送響に客演した際のライヴ。ヨーロッパでも有数の優秀オケゆえに、アンサンブルに死角はまるでない。ブルックナーのなかでも演奏至難な曲だが、 練達の仕事により、その誠実な仕上がりは見事。
LB-0035
廃盤
シュトラウス一族:ワルツ&ポルカ集
 ディナーミーデン/女心/事のついでに/わが人生は愛と喜び/
 取り引き/天体の音楽/騎手/鍛冶屋のポルカ
ウィリー・
 ボスコフスキー指揮
VSO
 録音:1977年6月19日、 ボスコフスキーの極めつけ。シュトラウス・ファミリーの作品集。ウィーン響とのライヴということでちょっと珍しく、愉悦と粋さがふんだんに盛り込まれた、スタジオ録音にはないその自由さを聴いてしまうと、 もう後には戻れない。
LB-0036
廃盤
シベリウス:
 交響詩「タピオラ」/「4つの伝説」
 歌曲「秋の夜」/「大気の乙女」
パーヴォ・ベルクルンド指揮
フィンランド放送so.
 録音:1982年9月15日、フィンランディア・ホール、ヘルシンキ。シベリウスの権威ベルクルンド。特に「タピオラ」のひんやりとした情感はまことに素晴らしく、 全体に鍛えぬかれた強靭な精神力を発揮してみごとな演奏を成し遂げている。音質は最高。
LB-0037
(2CD)
廃盤
マーラー:交響曲第5番
ラヴェル:ラ・ヴァルス
クラウディオ・アバド指揮
LSO
 録音:1983年5月。1970年代後半から80年代初頭にかけてのアバドは才気に満ちあふれていた。当時、シカゴso.とともに彼と抜群の相性のよさをみせていたLSOを指揮したマーラーの登場。
LB-0038
廃盤
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(*)
ヨーヨー・マ(Vc)
エマニュエル・アックス(P)
クリストフ・フォン・
 ドホナーニ指揮
BPO(*)
 録音:1983年11月。ブラームスは抜群のテクニックをきかせばがらも抒情優位の演奏。ドヴォルザークには SONYへ2種の録音があるが、指揮者、オーケストラのクオリティともにこのライヴ盤のほうが上であろう。
LB-0039
廃盤
マーラー:交響曲第4番 フレデリカ・
 フォン・シュターデ(Ms)
クラウディオ・アバド指揮
VPO
 1976年8月22日、ザルツブルク・ライヴ。アバドが一番輝いていた頃、当時相性のよかったVPOを振ったマーラー。シュターデとはスタジオ録音もあるが、瑞々しさではこちらに軍配があがる。
LB-0040
廃盤
バーバー:管弦楽のためのエッセイ
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
ゲオルグ・ショルティ指揮
シカゴso.
 1981年8月31日、ザルツブルクでのライヴ。手兵シカゴso.を率いてザルツブルクに殴りこみをかけた全盛期のショルティの「展覧会の絵」。ノー・ミス演奏で燃焼度、透明度ともに高い。
LB-0041
廃盤
シベリウス:交響曲第4番 パーヴォ・ベルクルンド指揮
スイス祝祭o.
 録音:1977年8月17日、クンストハウス。シベリウスならこの人、ベルクルンド。最も暗い第4番をみっちり、ねちっこく聴かせてくれる。珍しいオケということもあり、 シベリウス・ファンンなら見逃せない。
LB-0042
廃盤
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 ロリン・マゼール指揮
VPO
 1983年4月22日。天才マゼールに適した音楽。こういう込み入った音楽をやると本当に素晴らしい。第3楽章以降の大輪の花がこぼれるような堂々たる展開は文句なし。 ウィーン・フィルも絶好調で応えている。
LB-0043
廃盤
マーラー:交響曲第1番 ズービン・メータ指揮
ロザンゼルスpo.
 録音:1976年11月22日、ブダペスト。あの「復活」や「第3番」を繰り出した70年代、マーラー指揮者としてメータがもっとも充実していた時期のライヴ。 快速テンポにアイディア豊富な表現を含む非常に濃密な演奏で、稀に見る名演となった。
LB-0044
廃盤
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ヨアフ・タルミ指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1978年11月23日、ヘラクレスザール。 知られざるブルックナーの権威タルミとミュンヘンpo.という注目の組み合わせ。ひなびた響きとしみじみとした味わいは、チェリの華麗さが肌にあわない方には是非お勧めしたい。。
LB-0045
廃盤
シベリウス:交響曲第4番/交響曲第6番 コリン・デイヴィス指揮
バイエルン放送so.
 録音:1980年4月24日/1984年3月2日、ミュンヘン。ベルクルンドと並ぶシベリウスの権威、巨匠デイヴィスが細心の注意を払って取上げた2曲。がらりと違う作風だが、 ベテランらしい聞かせ上手な演奏。特に第6番の清清しさは素晴らしい。
LB-0046
廃盤
ベートーヴェン:ロマンス第1番(*)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(*)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(#)
アンネ・ゾフィー・
 ムター(Vn)
ゲオルグ・ショルティ指揮
シカゴso.(*)
リッカルド・シャイー指揮
ベルリン放送so.(#)
 録音:1980年10月16日、シカゴ(*)/1982年10月3日(#)。どれも素晴らしいライヴで、ベートーヴェンとプロコフィエフはムターの初レパートリー曲。レコード会社の契約関係で、 録音がない巨匠との共演も珍しく、ショルティの指揮を得た清楚で素晴らしいベートーヴェンとモーツァルトがまず聞き物。プロコフィエフの超絶技巧も非の打ち所なし。
LB-0047
廃盤
ウェーバー:ピアノ小協奏曲 ヘ短調
リスト:ピアノ協奏曲第2番
アルフレート・ブレンデル(P)
ダニエル・バレンボイム指揮
BPO
 録音:1982年5月11日。ピアニストとして頂点を極めるこの2人の、非常に珍しい共演。ブレンデルは普段どおり辛口、 そしてバレンボイムも普段どおりの古めかしいサウンドと表現で徹底している。
LB-0048
廃盤
モーツァルト:交響曲第41番
シベリウス:交響曲第1番(*)
コリン・
 デイヴィス指揮
バイエルン放送so.、BPO(*)
 録音:1984年5月21日/1980年4月17日(*)。 デイヴィスが十八番とする作曲家2人のカップリング。ジュピターの上品さはこの人ならではのもの。そして精緻極まりないシベリウス。なお、この第1番はベルリン・フィル唯一の音盤となる貴重なもの。
LB-0049
廃盤
モーツァルト:
 演奏会用アリア「神よ私の心を」(*)/
 「ルーチョ・シルラ」
  〜レチタティーヴォとアリア
    「行って下さい、急いで下さい、
      愛しい方の危険を思い描くと」(*)
ワーグナー:「ファウスト」序曲(#)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(+)
エディタ・
 グルベローヴァ(S;*)
クラウディオ・アバド指揮
LSO(*/+)、VPO(#)