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マイナー・レーベル
2019年6月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




299 MUSIC

 合同会社 録音研究室 [Recording Laboratory, LLC.] (レック・ラボ)が擁するレーベル。
NIKU-9021
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(CD+
BONUS DVD)
\3080(税抜\2800)
ミルコ・ラザール(1965-):作品集
 チェンバロとオブリガート・ヴァイオリンのための「バレエ組曲」(2014) /
 2段鍵盤チェンバロのための「4つの小品」(2017) より〔 Lonely Dance.... / Lament.... 〕/
 チェンバロとオブリガート・ヴァイオリンのための「マルガレーテ組曲」(「ファウスト・ザ・バレエ」より)(2017)

 北谷直樹(Cemb) 杉田せつ子(Vn)
 録音:2018年6月9日-13日、水戸奏楽堂|世界初録音|ボーナスDVD内容:メイキング。現代スロヴェニア随一の作曲家・ジャズミュージシャンであるミルコ・ラザールがチェンバリスト北谷直樹のために書き下ろした独奏曲、そして北谷とヴァイオリニスト杉田せつ子に献呈した組曲からの収録。世界的に活躍する北谷がそのほとばしる感性を遺憾なく発揮するエモーショナルな表現世界。新たなテーマを与えられたピリオド楽器は耽美的な色合いを帯び、瑞々しく雄弁に語り始める──熟れた果実は匂いたち、やがて腐敗してゆく。

読売日本交響楽団アーカイブ

YASCD-1015/16
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(2CD)
\4620(税抜\4200)
マゼール&読響 1987.5.9 〜マーラー:交響曲第2番「復活」
 片岡啓子(S) 伊原直子(A)
 ロリン・マゼール指揮読売日本so.、佐久間哲也合唱指揮武蔵野音大cho.
 録音:1987年5月9日、東京文化会館、ライヴ|初出音源|サウンド・マスタリング: WEITBLICK 。 『我が国マーラー演奏史の中でも燦然と輝く超名演。1987年と言えばマゼールが芸術的に最も脂が乗っていた時期です。ピッツバーグ響との過密な来日公演の合間を縫って極限状態で読売日本交響楽団の指揮台に初めて立った記録です。その憑依的で自由な表現には今聞いても驚かされるばかりです。第1楽章終了後は、マーラーの指示通りに5分の間を置くために指揮台横の椅子に着座したそうです。その意図を尊重し、CD1は第1楽章のみとします。これがクレンペラー最晩年のライヴにも匹敵する遅さで脳髄にガツンと来ます。当時を知る聴衆、関係者からも伝説的と呼び声の高い名演。日本における1990年代のマーラー需要、ブームの前夜祭のような特別な意味を持つコンサートとも申せましょう。圧巻は35分を超えて歌い、祈り、咆哮する終楽章。これを聴いたら心の浄化が行われること請け合いです。音質も東京文化会館の音響をそのまま活写した鮮やかなもの。マゼール氏は、2014年に急逝しましたが、未亡人のDietlinde Turban Maazel女史もこの演奏内容に太鼓判を押し、CD化を快諾なさいました。』

KII 「NHKレジェンド・シリーズ6〜カラヤン&BPO 1966年来日公演」
 1CDのアイテム:¥2750(税抜¥2500)

 NHKが収録した超大物来日演奏会ライヴNHKレジェンド・シリーズ第5弾に続き第6弾もカラヤンとBPO 1966年の来日公演をお届けする。東京でのベートーヴェン交響曲連続演奏会後、2週間で札幌、大阪、岡山、松山、福岡などをまわり再度東京文化会館での公演で締めくくった。今回そのなかから、前回以外の4枚を発売する。日本各地を熱狂させた記録、ご期待頂きたい。『*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。』
 #2019年6月発売予定。
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜札幌公演
 シューベルト:
  交響曲第8番 ロ短調 D.579「未完成」(*)
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 (#)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年4月19日、札幌市民会館、ライヴ、ステレオ| (*)はおそらく初出音源、(#)はマスターからの初復刻|既出CD-R: Kapellmeister, KMS-004 (#) / Kapellmeister II, KMZ-S-168 (#) / KARNA MUSIK, KA 247M (#) 〔以上、すべて入手不能〕。 東京でベートーヴェンの交響曲連続演奏会を終えたカラヤンとBPOは仙台、北海道を回った。後にも先にもただ一度きりの両者によるその札幌公演の音がステレオで残されていた。曲はカラヤン十八番のシューベルトの「未完成」とブラームスの交響曲第2番。「未完成」では弱音の緊張感と雄弁さに脱帽、ブラームスは低い重心のドイツ的な響きから、フィナーレの高らかな盛り上がりまでカラヤンの演出の魔術に酔わされる。当時の北海道の音楽ファンの興奮ぶりもリアルに伝わってくる貴重な記録。美しさに酔いしれるカラヤン&BPOのドヴォ8とドビュッシー
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜岡山公演
 ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 (*)
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/交響詩「海」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1966年4月24日、岡山市民会館、ライヴ、ステレオ| (*)を除きおそらく初出音源、(*)はマスターからの初復刻|既出CD-R: Von'Z, S-1-328 (*) 〔入手不能〕。 カラヤンとBPOは1966年4月24日に岡山で演奏会を行ったが、実業家の大原總一郎氏の強い希望で実現したとされる。当日の演目は得意としたドヴォルジャークの交響曲第8番と、BPOの精妙なアンサンブルが神業的なドビュッシー。ドヴォルジャークは変幻自在で、第3楽章の語り口の巧さは絶品。誰もが引きこまれてしまう。
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜松山、福岡公演
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV.1051 (*)
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (#)
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(+)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 BPO
 録音:1966年4月26日、松山市民会館(*/#) /1966年4月28日、福岡市民会館(+)、すべてライヴ、ステレオ| (*)はおそらく初出音源、(#/+)はマスターからの初復刻|既出CD-R: Vibrato, VLL-83 〔1966年4月のみの表記〕(+) / KARNA MUSIK, KA 243M (#), KA 244M (+) 〔以上、すべて入手不能〕。 カラヤンとBPOは1966年の来日公演の際、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番を披露したが、ヴィオラ以下の中低弦楽器のみの地味な音色ながら、むしろBPOの均一な音色によりひとつの楽器のようでありながら、半拍ずつ遅れるカノンにより不思議な音響世界を作り出している。カラヤンのチェンバロも貴重。ブラームスとドヴォルジャークもカラヤンの魔術にあふれた凄すぎる演奏。「新世界」は終始堂々と大きな音楽で、曲の素晴らしさをあらためて実感出来る。
カラヤン& BPO 1966 来日公演〜東京公演(千秋楽)
 モーツァルト:ディヴェルティメント第15番 変ロ長調 K.287 (第5楽章省略版?)(*)
 リヒャルト・交響詩「英雄の生涯」 Op.40 (#)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 BPO
 録音:1966年5月3日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ| (#)はおそらく初出音源、(*)はマスターからの初復刻|既出CD-R: KARNA MUSIK (*)〔入手不能〕。 カラヤン&BPO 1966年日本ツアーは5月3日の東京文化会館公演で千秋楽となった。その時の録音が当ディスク。弦楽とホルンのみのモーツァルトのディヴェルティメント第15番と、大編成のオーケストラによるリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」。ことに「英雄の生涯」はツアー最後とあって白熱し、稀代の名演と伝説になった。コンサートマスターのシュヴァルベのソロも見事で、BPOの名人芸満載で、長大な作品を息もつかせずに聴き通させる。

BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS/KII 〔国内仕様盤のみ取り扱い〕

KKC-6029
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(HYBRID_SACD)
\3565(税抜\3241)
チャイコフスキー
 交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」
キリル・ペトレンコ指揮
BPO
 録音:2017年3月22日-23日、フィルハーモニー、ベルリン、ライヴ|直輸入盤・日本語帯・解説付|特典:ハイレゾ [192kHz/24bit] ・ダウンロード・コード、ディジタル・コンサート・ホール7日間無料視聴。 『●2019年8月にベルリン・フィルの首席指揮者に就任するキリル・ペトレンコとの最初の共演CDが登場!』『●CDがほとんど存在しない「幻の指揮者」のコア・レパートリーにおける初のリリース。』『●2017年3月、次期首席指揮者に選出後に初めて共演した際のライヴ収録。』



輸入マイナー・レーベル




DENSITE 21 (仏) 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 当店&国内未案内旧譜。2019年現在ラジオ・フランス傘下の当レーベル新譜は、既にダウンロード専売品となっている模様。旧譜はこちらから
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ミシェル・ドゥクス [Michel Decoust] (1936-):
 ヴァイオリン協奏曲(1990) (*) /
 分野への読者の適用 [L’Application des lectrices aux champs] (1977) (#) /
 De la gravitation suspendue des mémoires (1986) (+)
  ラファエル・オレグ(Vn;*) イレーヌ・ジャルスキー(S;#)
  ルーカ・ファッフ指揮(*) ジルベール・アミ指揮(#)
  マルチェロ・パンニ指揮(+) フランス放送新po.(*/#/+)
 発売:2007年。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
マルカンドレ〔マルク=アンドレ〕・ダルバヴィ(1961-):
 Concertate Il Suono (Pour Orchestre Spatialisé) (2002) /
 Antiphonie (Double Concerto Pour Clarinette, Cor De Basset Et Orchestre Spatialisé) (2004) (*) /
 The Dream Of The Unified Space (Concerto Pour Orchestre Spatialisé) (2002)

 ジェローム・ヴォワザン(バセットHr;*) ロマン・ギヨ(Cl;*)
 パスカル・ロフェ指揮フランス放送新po.
 録音:2005年2月5日、 Espace Animation Des Blancs-Manteaux 、パリ。
 #なお、発売時の当商品は SACD + DVD 〔 DVD 内容: Documentaire De Création Musicale (2005) 〕だとアナウンスされていましたが、国内代理店はCD1枚物だとしています。どちらの形態の商品が入荷しても商品仕様とさせていただきますので、予め御了承の程お願い致します。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
フィリップ・マヌリ(1952-):
 Pentaphone (1993)〔 I-V 〕(*) / Prelude and Wait (1995) / Sound and Fury (1998-99)
  ゾルターン・ペシュコー指揮フランス放送新po.
 録音:2006年2月(*以外)、2007年4月(*) 。

MFA (仏) 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 当店〔&一部国内?〕未案内旧譜。 MFA ( Musique Française d'Aujourd'hui =今日のフランス音楽)は1978年、に(フランス)文化・通信省、ラジオ・フランス、フランス著作権協会 (SACEM) の主導により設立。2000年代後半からは旧譜の再発のみを行っており、既に実商品の新譜(再発を含む)は発売されていない模様。旧譜はこちらから
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
グエン・ティエン・ダオ(1940-2015):歌劇「イジューの子供たち」(1993)
 ソフィー・ブラン(S) ベアトリス・ド・ヴィギャン(A)
 エリク・トレモリエ(T) クリスティアン・トレギエ(B)他
 シルヴィオ・グァルダ指揮フランス放送po.&cho.
 録音:1994年7月17日、ヴィルヌーヴ=レザヴィニョン、シャルトルーズ、フランス、ライヴ。
 ダオはフランス領インドシナ〔現・ベトナム〕のハノイに生まれ、フランスでメシアンに学び、以降同国で活躍した作曲家。当作は第二次世界大戦中の1944年、リヨン近郊にあった孤児院 La Maison d'Izieu に収容されていたユダヤ人の子供44人がナチスに虐殺された事件を描いている。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
フランソワ・パリ(1961-):
 クラリネット、ホルン、ヴィオリン、チェロ、2台の電子ピアノと打楽器のための
  「 Sur la nuque de la mer étoilée 」 (1993-94)
   [ロラン・クニオ指揮アンサンブル TM+
    〔フィリップ・ベロー(Cl) ティエリー・ボドリー(Hr) フロラン・ジョドレ(Perc)
     ヴァンサン・ルテルム、棚田文紀(電子P) P.フェヴァ(Vn) イザベル・ヴェリエ(Vc)〕
]/
 2つのクラリネット、ヴァイオリン、チェロとハープのための「 L'octobre seul 」(1991)
   [パスカル・ロフェ指揮アンサンブル・リティネレール
    〔ジェローム・イレル、ルノー・デバゼイユ(Cl) ヴィルジニー・タレ(Hp)
     ニコラ・ミリベル(Vn) フロリアン・ロリドン(Vc)〕
]/
 ソプラノ、器楽アンサンブルとエレクトロニクスのための
  「 Les cinq champs de l'ombre blanche 」(1991-92)
   [ドナティエンヌ・ミシェル=ドンサク(S)
    パスカル・ロフェ指揮アンサンブル・リティネレール]/
 チェロのための「 Roque 」(1990) (*)[フロリアン・ロリドン(Vc)]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
 録音:1995年5月-6月、106スタジオ(*以外) & 大講堂(*)、ラジオ・フランス、パリ。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
アフメド・エッシャード [Ahmed Essyad] (1938-):
  歌劇「愛の行使 [Exercice de l'Amour] 」(1994-95)
 エリザベト・ロランス(S) シルヴィ・シュレ(Ms)
 ゴードン・クリスティ(T) スティーヴン・リチャードソン(B)
 ブルーノ・フェランディス指揮フランス放送po.&cho.
 録音:1995年11月25日、サル・オリヴィエ・メシアン、ラジオ・フランス、パリ、ライヴ。エッシャードはモロッコ出身の作曲家。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジルベール・アミ(1936-):
 大管弦楽のための「 Orchestrahl 」(1985-89, 90, 95) (*)
  [ジルベール・アミ指揮フランス放送po.]/
 弦楽四重奏曲第1番(1992) (#) [パリジイSQ ]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
 録音:1996年3月23日、サル・オリヴィエ・メシアン(*) & 106スタジオ(#)、ラジオ・フランス、パリ(*/#)、ライヴ(*) 。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
カーサ・デ・ベラスケスの弦楽四重奏作品集
 クリストフ・ローテン(1958-):弦楽四重奏曲第4番 Op.44 (1995)
 ジャン=クリストフ・マルシャン(20世紀-):弦楽四重奏のための幻想曲
 アルテュール・トマサン(1958-):弦楽四重奏のための「語録 II 」(1995)
 フィリップ・デュラ(1956-):弦楽四重奏曲(1988)
  ロザモンドSQ
 録音:1996年4月-6月、107スタジオ、ラジオ・フランス、パリ| (P) 1996 。
 4人とも、スペインのマドリッドにあるフランス政府の国外研究機関カーサ・デ・ベラスケス [Casa de Velázquez] に在籍したことがある作曲家だと思われる。
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ティエリー・ブロンドー(1961-):
 2つのクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための「 Ein und aus 」(*) /
 クラリネットとエレクトロニクスのための「 Ici et là I 」 (#) /
 3つのクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための「 Vis à vis 」(*) /
 オーボエ(またはイングリッシュ・ホルン)、2つのクラリネット、アコーディオン、
  ピアノ、打楽器、チェロとコントラバスのための「 Plötzlich 」(+) /
 フルートとエレクトロニクスのための「 Ici et là II 」(**) /
 オーボエ(またはイングリッシュ・ホルン)、クラリネット、
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための「 Ups and Downs 」(*)
 コンパニー・ジグザグ〔アンサンブル〕(*) アルマン・アングステル(Cl;#)
 ピエール=アンドレ・ヴァラード指揮アンサンブル・クール=シルキュイ(+)
 セシル・ダルー(Fl;#)
 録音:1996年4月-11月、106 & 107スタジオ、ラジオ・フランス、パリ。
 4人とも、スペインのマドリッドにあるフランス政府の国外研究機関カーサ・デ・ベラスケス [Casa de Velázquez] に在籍したことがある作曲家だと思われる。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジャン・プロドロミデス(1927-2016):歌劇「ゴヤ」(1996)
 ルネ・マシス(Br) マリー=シュテファヌ・ベルナール(S)他
 クロード・シュニッツラー指揮ラングドック地域圏モンペリエpo.、モンペリエ歌劇場cho.
 録音:1996年5月31日-6月4日、オペラ=コメディ〔現・モンペリエ国立歌劇場〕、モンペリエ、フランス、ライヴ。
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多彩なレパートリー [Répertoires Polychromes] Vol.1
 20人の作曲家共作: Arrêt fréquents [アンサンブル・アレフ]
 ユーグ・デュフール(1943-): Sombre journée (1976) [ストラスブール打楽器アンサンブル]
 ベッツィ・ジョラス(1926-): O wall (1976) [ニルセン木管五重奏団]
 ウィルソン・ドレイク・メイブリー(1950-):コントラバス・サクソフォンと
   4つのアルト・サクソフォンのための「 Cristal 」 [ノヴァ・ムジカ]
 ジャック・ルジュヌ(1940-): Clin d'oeil à Jean de La Fontaine (1993)
  [アラン・グダール指揮レゾナンス・コンタンポラン]
 ジェラール・コンデ(1947-):フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
  「 Infusoires 」(1987)[ヴィル=ダヴレー・ミュージック・ワークショップ]
 ロベール・パスカル(1952-): Des rives de lumière (1997)[アンサンブル・オルケストラル・コンテンポラン]
 ジョセ・ルイス・カンパーナ(1949-): Noctal 2 & 3 [アンサンブル TM+ ]
 フィリップ・エルサン:B♭管クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「夜の歌」(1988)
  [アンサンブル・アルテルナンス]
 アラン・ゴサン(1943-):フルートとクラヴサンのための「 Ogive 」(1977) [アンサンブル・トリトン II ]
 クリストフ・アヴェル(1956-): Aer (1994) [プロキシマ・ケンタウリ〔アンサンブル〕]
 ジル・ラコット(1951-):ピアノ、打楽器とオンド・マルトノのための「 Tact 」(1997) [トリオ・デロジェル]
 トリスタン・ミュライユ(1947-):ホルンと9人の器楽奏者のための「記憶/侵食」(1975-76) 「アンサンブル・ファ」

#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
  (P) 1997 。
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シャルル・シェーヌ(1925-2016):
 ヴァイオリンと管弦楽のための「 Concerto du temps retrouve 」(*)
 弦楽四重奏曲(#) /管弦楽のための「 Visages mycéniens 」(+)
  ピエール・アモワイヤル(Vn;*) マルク・フォスター指揮フランス放送po.(*)
  アテネウム・エネスクSQ (#) 井上道義指揮フランス国立o.(+)
 録音:1996年5月4日(*)、1995年6月1日(#)、1987年11月23日(+) | (P) 1998 。シェーヌはミヨーとジャン・リヴィエに学んだ作曲家。
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多彩なレパートリー [Répertoires Polychromes] Vol.2
 ドニ・コーエン(1952-):
  2人のソプラノ歌手と2つのクラリネットのための「 À Dante 」(1991) [アンサンブル・アクロシュ・ノート]
 ミシェル・パルカル(1958-):
  トロンボーンとエレクトロニクスのための「 Liens 」(1992)[シュトゥディオ・インストゥルメンタル]
 ジェルジ・クルターグ(1926-):
  弦楽四重奏のための12のミクロリュード「ミハーイ・アンドラーシュ讃」 Op.13 [ロザモンドSQ ]
 ベルトラン・ドゥベドゥ〔デュベドウ〕(1958-):
  アルトフルート、オーボエとチェロのための「 Fractions du Silence 」第2巻[アンサンブル・ピタゴラス]
 ドニ・ルヴァイヤン(1952-):4つのサクソフォンのための「 Attractions 」[ XASAX ]
 カイヤ・サーリアホ(1952-):4人の独唱者とエレクトロニクスのための「夜、さらば」(1991) [ヴォクスノーヴァ]

#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
  (P) 1999 。
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カーサ・デ・ベラスケスの室内協奏曲集
 ロラン・マルタン(1959-):ホルンとアンサンブルのための「 Stentor 」(*)
 ヴァンサン・ポレ(1962-):ピアノと5つの楽器のための「マヌエル・デ・ファリャ讃」(1995-96) (#)
 ティエリー・ペク(1965-):クラリネット(またはオーボエ)と器楽アンサンブルのための「 Les filles du feu 」(+)
 ピエール・ファラゴ(1969-):ピアノのための室内協奏曲

  パトリス・プティディディエ(Hr;*) ジャクリーヌ・メファノ(P;#)
  エティエンヌ・ラメゾン(Cl;+) ニコラ・ザナン(P;無印)
  ポール・メファノ指揮アンサンブル 2e2m
 録音:1999年6月9日(*)、11日(*)、103スタジオ(*/#) /1998年10月6日、サル・オリヴィエ・メシアン(+/無印)、すべて ラジオ・フランス、パリ。
 4人とも、スペインのマドリッドにあるフランス政府の国外研究機関カーサ・デ・ベラスケス [Casa de Velázquez] に在籍したことがある作曲家だと思われる。ロラン・マルタンは、同性同名同綴りのピアニスト(1945-)とは別人。ピエール・ファラゴはオルガニストとして著名。
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ブリュノ・ドゥコル(1949-):
 Li Po / Nuevo amor / Elégie ou Le manteau des parques / Eclats de lune
  イサベル・ソコハ、ヴィルジニー・ペシュ(S)
  ジャン・ニルエ(CT) ジャン・ジャック・ドゥメーヌ(B)
  ベルナール・デグラウプ指揮アンサンブル・エルヴァルトゥング
  ギー・ルイベル指揮ラジオ・フランスcho.
  (P) 2000 。

RADIO FRANCE 特記以外 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 国内&当店未案内旧譜。ご案内済旧譜はこちらから
FRF-010
buyボタン
(CD+Book)
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ヴィクトルと美術館の声 [Victor et les voix du Musée]
  音楽のお伽話 [un conte musical]

 いつ家に帰りますか?
 夢と魔法/リムスキー=コルサコフ
 魅惑的な訪問/ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第9番〜アレグレット
 王のサロン/ハイドン:弦楽四重奏曲 Op.33 No.5 〜フィナーレ
 思いやりのある女性/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 Op.135 〜レント
 止った時間/ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第5番〜アンダンテ
 決闘/ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番〜アレグロ・モルト
 嵐/ラヴェル:弦楽四重奏曲〜ヴィフ・エ・アジテ
 暗闇の中で/ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」〜モデラート
 敏感/ドビュッシー:弦楽四重奏曲〜アンダンティーノ
 驚愕/ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」〜フィナーレ
  ポーリーヌ・ロリヤール(語り) ダヴィド・リヴィエール、ニコラ・ヴァリエ(Vn)
  エマニュエル・ブラン(Va) アレクサンドル・ジョルダン(Vc)
 録音:2010年3月、ラジオ・フランス|縦型ブック仕様装丁|46ぺージ・ブックレット〔ドニ・デュプレによるイラスト作品(パリ市立プティ・パレ美術館永久収蔵品のモネ、セザンヌ&ドラクロワ作品に触発された物)を掲載〕| (P) (C) 2011 。
 イラストに則した音楽物語と思われる。演奏はフランス国立管の奏者たち。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
パスカル・ドゥクルティユー(1958-)作曲/イザベル・オティシエ(1956-)原作:
 HOMO LOQUAX 〔話す人類〕
  又は la parole surgit des glaces 〔言葉は氷から出る〕

 イザベル・オティシエ、ルイ・アンジェロ・パエコ=フェルナンデス(語り)
 エレーヌ・ブシェ指揮フランス放送po.
 録音:2008年2月18日-21日、103スタジオ、ラジオ・フランス、パリ。
 イザベル・オティシエは、女性で初めてレースにおける単独帆船世界一周を果たした海洋冒険家、作家。日本でも小説「孤島の祈り」が翻訳されている。

SIGNATURE (仏) 特記以外 1枚あたり¥4620(税抜¥4200)

 基本的にクラシック関連のみの御案内ですが、廃盤でなければ他ジャンルの商品もお取り寄せ可能です。旧譜はこちらから
Contrecoup 〜バンジャマン・ド・ラ・フエンテ(1969-):
 On Fire / Freewheel / A Distance / Accord D'Argile / Flip /
 Pris De Court / Cassure D'Ame / Play The Game / Redbone / Touche

ALBANY (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
歌と踊り〜サン・マルコ室内楽協会&ローソン・アンサンブル
 ピョトル・シェフチュク [Piotr Szewczyk] :オーボエとヴィオラのための「朝の高揚」
 エイミー・ビーチ(1867-1944):フルートと弦楽四重奏のための主題と変奏
 ビル・ダグラス(1944-):オーボエと弦楽四重奏のための「歌と踊り」
  レス・レットゲス(Fl) エリック・オルソン(Ob)
  オーリカ・デュカ、クリントン・デューイング(Vn)
  エレン・カルーソー・オルソン(Va) ニック・カリー(Vc)
 録音:2018年6月、フロリダ。サン・マルコ室内楽協会はジャクソンヴィルso. のエリック・オルソンとエレン・オルソンによってフロリダのジャクソンヴィルに設立された協会で室内楽の無料コンサートなどを開催している。ローソン・アンサンブルは2015年にフロリダで結成された室内アンサンブル。シェフチュクは現役の作曲家兼ヴァイオリニストでここに収められた「朝の高揚」は軽快で爽やかな2分足らずの小品。エイミー・ビーチは19世紀後半から20世紀にかけて活躍しアメリカで初めて女性の作曲家として名をなした。「主題と変奏」はブラームス風の堅固な形式と印象派、後期ロマン派の華麗な和声が融合した優美な音楽。カナダの作曲家ダグラスの「歌と踊り」はジャズの影響を受けた都会的で洒落た組曲。
ロバート・キール [Robert Kyr] (1952-):
  ダンテの神曲によるオラトリオ「パラディーソ(楽園)/変化と変容」
 アーウェン・メイヤー(S) フェルナンド・アラウホ(Br)
 カルメン=エレナ・テレス指揮ノートル・ダム・ヴォカーレ
 録音:2016年10月。キールはクリーヴランド出身の作曲家。交響曲、オペラ、オラトリオなど多くの作品を発表している。この作品はダンテの「神曲」の天国篇に基づく室内オラトリオ。調性で書かれた新ロマン主義的な音楽。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番の前奏曲が象徴的に引用され、それを伴奏にメロディが次々と歌われてゆくのが印象的。
金メッキ時代の音楽
 サン=サーンス(1835-1921):アルバムの綴り Op.81
 テオドール・デュボワ(1837-1924):木管八重奏のための第2組曲
 C. E. ルフェーヴル(1843-1917):木管六重奏のための第2組曲
 ポルドフスキ(1879-1932):木管五重奏のためのミニアチュア組曲
 エドゥアルド・フラメント(1880-1958):フーガを伴う幻想曲 Op.28
 C. T. グリフス(1884-1920):夕暮れの湖 / W. G. スティル(1895-1978):ミニアチュアズ
 M. アウフダーハイデ(1888-1972):リッチモンド・ラグ / C. ブレイク(1885-1979):ポーカー・ラグ/砂利ラグ

 シルヴァン・ウィンズ〔木管五重奏〕 + ゲスト多数
 シルヴァン・ウィンズはニューヨークを拠点に活動する木管アンサンブル。19世紀半ばから20世紀にかけて活躍した様々な国の作曲家による編曲物を含む木管アンサンブルのための作品を収録。いずれもサロン的で肩肘を張らず楽しめる内容。
エーリヒ・ツァイスル(1905-1958)の音楽
  バレエ「ヤコブとラケル」(*) /スロヴァキア民謡による変奏曲(#)
 ノーリーン・グリーン指揮ロサンゼルス・ユダヤso.(*/#)
 マイケル・ソコル(語り、Br;*) マーク・カシュパー(Vn;#)
 録音:2018年4月。エーリヒ・ツァイスルはウィーン出身の作曲家。ユダヤ人であったためナチスのオーストリア併合を機にアメリカに移住しニューヨークを中心に活動した。「ジェイコブとレイチェル」は旧約聖書に基づくナレーションと歌つきの親しみ易いバレエ音楽。スロヴァキア民謡による変奏曲はドヴォルジャーク、チャイコフスキーを思わせる重厚な作品で聴きごたえ充分。ロサンゼルス・ユダヤ〔ジューイッシュ〕響は1994年に結成されたユダヤ人によるユダヤ系作曲家の作品のみを演奏する特異なオーケストラ。
ニコライ・メトネル(1880-1951):歌曲&室内楽作品集
 ゲーテ歌曲集 Op.15(全12曲)/歌と踊り Op.43 No.2 (*) /
 ソナタ・ヴォカリーズ Op.41 No.1 /ヴォカリーズ組曲 Op.41 No.2 /冬の夜 Op.13 No.1
  レイチェル・ジョセルソン(S;*以外) スコット・コンクリン(Vn;*)
  サーシャ・バーディン(P)
 録音:2017年10月。イリーナ・メジューエワの得意レパートリーとして日本でもピアノ好きに人気のニコライ・メトネルの珍しい歌曲とヴァイオリン作品を収録。メトネルはモスクワ音楽院でタネーエフに師事。ピアニストとしても多忙な日々を送るがロシア革命を機にロンドンに定住、ピアノ作品を中心に多くの作品を残した。親友のラフマニノフと同様、20世紀にあっても19世紀のロマンティシズムと美学を持った歌曲はぜひ多くの人に聴かれてほしい。ロシア音楽ファンにお薦め。
ヴァイオレット〜クラリネットとヴィオラのための作品集
 ドミニク・ドゥーザ(1973-):喜びで湧き出る / ベンジャミン・ファーマン(1982-):北斎による習作
 ジェニ・ブランドン(1977-):紫の色合い / エリナー・トラウィック(1965-):国境地帯
 トーマス・ギリン(1968-):静かな目覚め / ダニエル・スウィリー(1980-):オーライ(Aurai)
 ザック・ブラウニング(1953-):二重星の運命

 エリザベス・クロウフォード(Cl) キャスリン・メイデル(Va)
 録音:2018年2月-4月|全作世界初録音。クラリネットとヴィオラのデュオというありそうでなかった組み合わせによる作品集。アメリカの中堅から若手に委嘱した新作を収めた。北斎の版画からインピレーションを受けたというファーマンの「北斎による習作」、ギリシャ神話の4人の風の神を表現したスウィリーの「オーライ」の新ロマン主義的なリリシズムが聴きどころ。
コネクションズ〜オリヴィエ・メシアンと彼の弟子たちの音楽
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):「前奏曲集」〜苦悩の鐘と別れの涙/鳥たちの小スケッチ/
                  「幼子イエスに注がれる20のまなざしより」〜喜びの精霊のまなざし
 トリスタン・ミュライユ(1947-):別れの鐘と微笑み(オリヴィエ・メシアンの追憶に)
 ピエール・ブーレーズ(1925-2016):12のノタシオン
 ミシェル・メルレ(1939-):ジュード・クアレ/パッサカリアとフーガ

 マシュー・オデル(P)
 録音:2017年10月-2018年5月、オクタヴェン・オーディオ、ニューヨーク州マウント・ヴァーノン。アルバム・タイトル通りメシアンと彼の3人の高弟のピアノ曲を収め、メシアンが彼らに与えた三者三様の影響と受容の形を探る。ミュライユはスペクトル楽派の創始者で師匠メシアンに捧げた追悼曲、ブーレーズは言わずと知れた巨匠で、ここに収められた「ノタシオン」は比較的若い頃のセリーで書かれた作品。メルレは日本ではあまり知られていないが、ここの3人の中で最もメシアンの影響を感じさせる。マシュー・オデルはアメリカのピアニスト。メシアンからジョン・アダムズまでの様々な現代音楽をレパートリーとしているユニークなピアニスト。また歌曲の伴奏でも定評がありシャーリー=カークやメトロポリタン歌劇場のメンバーとの共演でも知られている。
ウィーンと西部〜ガーノット・ウルフガング(1957-):グルーヴ好みの室内楽 Vol.4
 ファゴットとピアノのための「ロード・サイン」Fg/P1 /ピアノのための「ルート 33 」P3 /
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための「ウィーンへの道」Vn1/Vc1/P2 /
 クラリネット、ファゴットとピアノのための「窓」Cl/Fg/P4 /
 室内アンサンブルのための「印象」Vn1/Va/Vc2/Cb/Fg/Hr /
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための「ウィーンより愛をこめて」Vn2/Va/Vc3/P5

  エドガー・デイヴィッド・ロペス(ClCl) ジュディス・ファーマー(FgFg
  エイミー・ジョー・ライン(HrHr) テレザ・スタニスラフ(VnVn1
  マーク・ジャスパー・ホワイト(VnVn2) ロバート・ブロフィ(VaVa
  ベン・ホン(VcVc1) アンドルー・シュルマン(VcVc2
  チャールズ・タイラー(VcVc3) スティーヴ・ドレス(CbCb) ニック・ゲルペ(PP1
  ジョアン・ピアース・マーティン(PP2) グロリア・チェン(PP3
  ナディア・シュパチェンコ(PP4) ロバート・ティーズ(PP5
 録音:2018年5月。TROY-854、TROY-1248、TROY-1624に続くウルフガングの室内楽作品集 Vol.4。ガーノット・ウルフガングはオーストリア出身だがアメリカに移住しボストンのバークリー音楽院で学んだ。現代音楽とジャズの要素を折衷した作風が特徴でメシアン的な響きとモダーン・ジャズが融合したセンスのよい音楽。故郷オーストリアのウィーンへの思慕を込めたノスタルジックで物憂い「ウィーンより愛をこめて」は聴き物。趣味のよいBGMとして楽しめる内容。
トーン・スタディ〜デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):サックスのための音楽
 アルト・サクソフォン・ソナタ/トーン・スタディ
  ニコラス・メイ(Sax) エレン・ソマー(P)
 録音:2018年5月14日-15日、カンサス大学スウォースアウト・リサイタル・ホール。吹奏楽関係者の間でよく知られているデイヴィッド・マスランカのサックスとピアノのための作品を収録。マスランカはマサチューセッツ州出身、オバーリン大学で音楽を学んだ。管楽器のために書かれた作品に特に優れたものが多く、管楽アンサンブル、吹奏楽のための作品は関係者の間で今でも人気が高い。「アルト・サクソフォンのためのソナタ」はナイケル・ナイマンかエンニオ・モリコーネを思わせる美しいメロディと歯切れのよいリズムが心地よい秀作。トーン・スタディは6つの性格的な小品から構成された内省的な佳曲。

BMOP SOUND (米) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ボストン・モダーン・オーケストラ・プロジェクト [Boston Modern Orchestra Project] (=BMOP) による自主制作レーベル。代理店によると『近現代のアメリカの管弦楽作品の紹介にこだわったラインナップです。』『ハービソン、ガンサー・シュラー、ルーカス・フォス、ジョン・ケージ、ジョージ・アンタイル、ミルトン・バビットといったアメリカ音楽の前衛たちの作品からヴァージル・トムソン、アラン・ホヴァネスといった分かりやすい作風の作曲家まで幅広く取り上げられています。時代も20世紀前半からバリバリの最新作までバラエティに富んでいます。』とのこと。
BMOP-1063
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(HYBRID_SACD)
デイヴィッド・サンフォード(1963-):管弦楽作品集
 ブラック・ノイズ(2017) /「祈る人:マーティ・ルーサー・キング Jr. の追憶に」(1992) (#) /
 スケルツォ・グロッソ(2006) (+)

 ギル・ローズ指揮ボストン・モダーンo. ・プロジェクト サラ・ブレディ(Fl;#)
 エリック・バーリン(Tp;#) マット・ハイモヴィッツ(Vc;+)
 録音:2011年、2017年。サンフォードはニューイングランド音楽院とプリンストン大学でクラシックとジャズを学んだ後、アメリカ・ローマ大賞、グッゲンハイム奨学金などを得て多くの作品を発表している。ジャズの経験はあからさまな形で作品に反映してはいず、むしろヨーロッパの前衛派を思わせる部分が散見される。マーティ・ルーサー・キング牧師に捧げられた「祈る人」はアフリカ系アメリカ人作曲家の矜持を感じさせる力作。またチェロの巨匠ハイモヴィッツの熱演が光る事実上のチェロ協奏曲、「スケルツォ・グロッソ」も聴き物。

BRIDGE (米) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
シュテファン・ヴォルペ(1902-1972)の音楽 Vol.8 〜2台のピアノのための作品集
 行進曲と変奏曲バレエ組曲「ミディアンから来た男」(全18曲)/基本音列に基づく2つの練習曲

 クアトロ・マーニ[スティーヴン・ベック、スーザン・グレイス(P)]
 録音:2016年8月、2017年2月、コロラド・スプリング。BRIDGEの進めるシュテファン・ヴォルペの作品集第8巻。半分弱を占めるのはバレエ組曲「ミディアンから来た男」。ウィンスロップ・ブッシュネル・パルマー(1899-1982)原案の物語はご存知旧約聖書のモーセ物。元々ダリウス・ミヨーに作曲の依頼をしていたものが、断られたためウォルペに話が回ったという。他の曲も含め、ウォルペ独特の鉛色の情熱が面白い。
ポーリーヌ・ガルシア・ヴィアルド(1821-1910):
  2幕の室内オペラ「最後の魔法使い」(台本:イワン・ツルゲーネフ)
 エリック・オーウィンズ(B−Br;クラカミシュ) ジェイミー・バートン(Ms;女王)
 キャミル・ザモラ(S;ステラ) エイドリアーナ・ザバラ(Ms;レリオ王子)
 マイケル・スタットリー(T;パランパンパン) サラ・ブレイリー(S;ヴェルヴェイヌ)
 トュルディー・スタイラー(語り) マンハッタン女声cho. マイラ・ファン(P)
 録音:2017年2月2日-5日、4月29日、アメリカ文学芸術アカデミー/2017年10月25日、ジョン・キルゴア・サウンド・アンド・レコーディング、すべてニューヨーク|世界初録音。文豪ツルゲーネフが台本を書いたオペラ。ポーリーヌ・ガルシア・ヴィアルド(1821-1910)作曲のピアノ伴奏室内歌劇「最後の魔法使い」。ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリャの理髪師」初演でアルマビバ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。彼女自身も絶大な人気を誇ったメゾ・ソプラノ歌手で、ブラームスのアルト・ラプソディの初演で独唱を歌ったり、マイヤベーア「預言者」初演で主人公の母親フィデスを歌ったりしている。ツルゲーネフはヴィアルドの「おっかけ」で、ついにパリに移住してしまい、ヴィアルド一家の側近的存在になっていた。さてヴィアルドは作曲家としても優秀で(小林緑著「女性作曲家列伝」でも取り上げられている)、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲などを多数手掛けている。「最後の魔法使い」は、舞台から退いた後の1867年にツルゲーネフが書いたフランス語台本に作曲した物。元々バーデン=バーデンで私的に上演されたが、評判が良く、ドイツでオーケストラ伴奏のドイツ語上演も行われたほど。かつては恐れられた魔法使いクラカミシュも今は老い衰えてしまった。彼にはステラという娘がいて、彼女を王子レリオが愛している。いろいろあった後、クラカミシュは王子と娘の結婚を許すという物語。音楽は充実しており、ピアノ伴奏ということと曲の間がナレーションという他は立派なオペラ。歌手はステラ役のキャミル・ザモラがベテランな他は若い人たちばかりだが、いずれも優秀。詳細な英文解説とあらすじ、仏英対訳付き。
シューマン
 幻想曲 ハ長調 Op.17 /
 クライスレリアーナ Op.16 /子供の情景 Op.15
マーク・ポンザス(P)
 録音:2017年12月4日-5日、ニューヨーク・シティ。専ら現代音楽を得意とするピアニスト、マーク・ポンザスが、ドイツ・ロマン派ど真ん中のシューマンのピアノ曲を演奏。さぞやトンガッたシューマンなんだろうと思いきや、たしかに明晰な響きの新鮮さ溢れる演奏なのだが、しかも情感は意外なほどたっぷり篭っていて、テンポの回しも巧い。ダークホース的シューマンと言ったら失礼かもしれないが、2日でCD1枚を仕上げてしまったポンザス、実はシューマン大好きなんだろうと思わされる。

GEGA (ブルガリア) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲全集 Vol.8
 〔第3番 変ホ長調「メーデー」 Op.20 (*) /第14番「死者の歌」 Op.135 (#) 〕

 ネリヤ・クラフチェンコ(S;#) ウラディミール・ペトロフ(Br;#)
 エミール・タバコフ指揮ブルガリア国立放送so.、ブルガリア国立放送混声cho.(*)
 録音:2013年11月25日-29日(*)、2015年2月9日-13日(#)、ともにブルガリア国立放送スタジオ1、セッション。ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのライフワーク、ショスタコーヴィチの交響曲全集シリーズ第8弾。既に第4〜11、13番がリリースされ、第13番と第5、6番はレコード芸術誌の月評で準特選盤に選ばれている。今回リリースされるのは万国の労働者の団結を謳った第3番「メーデー」と作曲者晩年の「死者の歌」という全く対照的な作品のカップリング。プロパガンダ作品という批判が未だに消えない第3番をタバコフは華やかに力強くまとめている。そして何といっても極めつけは「死者の歌」。このマーラーの「大地の歌」と双璧ともいえる作品を自身が作曲家でもあるタバコフはどこまでも緻密に、そして室内楽のように繊細にリアリゼーションする。いつもはゴリゴリ、ジャリジャリとした豪快なブルガリア国立放送so. がここでは大変内省的で深みのある演奏を聴かせてくれる。これまでと同様、スタジオでじっくりと行われたセッション・レコーディング。音質も大変優秀。
ブラームス周辺の人々
 クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス Op.22
 ブラームス(1833-1897):ヴィオラ・ソナタ〔第2番 Op.120 No.2 /第1番 Op.120 No.1 〕
 ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910):6つの小品
  ルメン・クヴェトコフ(Va) ルドミル・アンゲロフ(P)
 録音:2018年5月。ブラームスの2つのヴィオラ・ソナタを主軸にブラームスと縁の深かった二人の女性作曲家による作品を収めた。クララ・シューマンの3つのロマンスはもともとヴァイオリン作品で美しい旋律に溢れた名品。ヴィオラで演奏されることにより更に深みが増している。ガルシア=ヴィアルドは当時の名アルト歌手でブラームスのアルト・ラプソディの世界初演者として知られる。自ら作曲も行い、歌劇を含む多くの作品を残した。この6つの小品も、もとはヴァイオリンのための作品。サロン的な性格的小品から構成され当時流行だったジプシー風の楽想を取り入れた曲もある楽しい曲集。ヴィオラのクヴェトコフは故国ブルガリアで学んだ後、渡米ベルナルド・ハイティンク、メータ、シャイーらと共演、現在はスペイン王立歌劇場専属ソロ・ヴィオラ奏者の地位にある若手。ブラームスのソナタは彼の十八番で味わい深い演奏を聴かせる。

ODRADEK RECORDS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

「別れ」〜 C. P. E; バッハ:ピアノ作品集
 ロンド ホ短調 Wq.66「私のジルバーマン・クラフィエーレとの別れ」/幻想曲 ハ長調 Wq.59 No.6 /
 ロンド イ短調 Wq.56 No.5 /幻想曲 イ長調 Wq.58 No.7 /ロンド ニ短調 Wq.61 No.4 /幻想曲 ヘ長調 Wq.59 No.5 /
 ロンド ハ短調 Wq.59 No.4 /幻想曲 ヘ短調 Wq.67 /ロンド イ長調 Wq.58 No.1 /幻想曲 ハ長調 Wq.61 No.6 /
 ロンド ホ長調 Wq.57 No.1 /スペインのフォリアに基づく変奏曲 ニ短調 Wq.118 No.9

  ヴィットーリオ・フォルテ(P)
 録音:2018年5月9日-10日、ペスカーラ、イタリア。 Lyrinxに録音を行っていたピアニスト、ヴィットーリオ・フォルテがODRADEKにC.P.E.バッハを録音。ヴィットーリオ・フォルテは、1977年、イタリア最南部のカラブリア州ロッサーノの生まれ。本人が書いているところによると、17歳の時に町に一人のピアノ教師、アルゼンチン出身のホセ・レポーレに学んだ後、1998年にスイスのジュネーヴに移り、さらにローザンヌ音楽院でクリスティアン・ファヴルに学んだ。彼の演奏は、上質な深みの感じられる落ち着いた演奏にイタリア人らしい情熱の迸りが結びついたもので、たいへんな優れ物。スタインウェイDを使用。

POLYMNIE (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ナタリー・ロシニョール:ピアノ作品集
 2つの即興曲 Op.1 /2つの楽興の時 Op.2 /2つの「対比」 Op.3 /
 4つの前奏曲 Op.4 /水の戯れ Op.5 /2つの幻想曲 Op.6
リュール:バラード第7番 LEV 152 /グリンカの主題による変奏曲 LWV 147
 アンゲラン・リュール(P)
 録音:2015年1月、2018年1月、ビュシェール、フランス。たいへん興味深いCD 。ナタリー・ロシニョールNathalie Rossignolはフランスの片田舎に暮らす女性で、趣味で自作のピアノ曲を弾いているのだが、彼女にはそれを譜面に書く技術がなかった。ピアニストであり作曲家でもあるアンゲラン・リュールは、彼女が「頭の中に書いた」曲の演奏を聞いて驚嘆感激し、彼女の演奏を聞いては譜面に起こす作業に取り組んだ。その成果がこのCDに収録されている。いずれの曲も後期ロマン派風の作品で、非常に美しく親しみやすい。まずは虚心に、先入観なしに彼女の音楽を聞いてみるとよいだろう。アマチュア作曲家の音楽という予断は、1曲目から木っ端微塵に打ち砕かされ、リュール同様、ロシニョールの音楽に魅せられてしまうだろう。リュールの自作2曲も収録。彼は正式にはアンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイという名前で、1975年、パリ生まれ。ピアノによるジョン・ウィリアムズ映画音楽シリーズでお馴染み。
ベートーヴェン
 ピアノ・ソナタ〔第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」/第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」/
         第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」〕/
 ロンド ト長調 Op.129「失われた小銭への怒り」

 アンゲラン(=フリードリシュ)・リュール(=ドルゴルキイ)(P)
 録音:2017年12月、トロワ、フランス。ベートーヴェンの人気ピアノ・ソナタ上位3曲と、奇妙な題名(ただし第三者による)で知られるロンドを収録。アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(別のCDではアンゲラン・リュールと短縮表記されている)は1975年、パリ生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト。活動の中心は作曲のようだが、ピアニストとしての腕前も相当のもので、三大ソナタの演奏も実に堂に入っている。ヤマハのCFIIISピアノを使用。

ANALEKTA (加) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

  ご案内済旧譜はこちらから
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911(アンサンブル伴奏版)
 フィリップ・スライ(B−Br/ハーディ・ガーディ) キメラ・プロジェクト
 録音:2018年11月、サン・ジョゼフ教会、ケベック、カナダ。2012年第11回モントリオール国際音楽コンクール第1位、2011年METナショナル・カウンシル・オーディション大賞受賞の実績を誇るカナダのバスバリトン、フィリップ・スライ。ギター伴奏によるシューベルト歌曲集(AN29999)に続く、フィリップ・スライのシューベルト・アルバムは、シューベルトの究極の傑作「冬の旅」。2017年に結成されたキメラ・プロジェクトは、伝統的なコンサートホールの経験を超越した音楽と演劇的パフォーマンスを創り出しているアンサンブル。キメラ・プロジェクトの処女航海となるのが、クラリネット、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、ピアノ、ハーディ・ガーディの伴奏のためにアレンジされたこの「冬の旅」。クラシックの他、ジャズ、ビッグバンド、フォークミュージック等の音楽家たちと活動してきたキメラ・プロジェクトが、冬の旅のクレズマー/ロマ(ジプシー)的な要素を引き立たせ、新たな一面を魅せてくれる。冬の旅の第24曲「辻音楽師(ライアー弾き)」でも登場するハーディ・ガーディは、フィリップ・スライ自身が演奏している。
ガイデッド・バイ・ヴォイシズ〜バロック・チェロのための新しい音楽
 エドワード・スコット・ゴーディン(1970-):ガイデッド・バイ・ヴォイシズ[5弦チェロ]
 リサ・ストレイク(1985-):ミネルヴァ[4弦チェロ]
 マキシム・マッキンリー(1979-):ピラトの中庭[4弦チェロ&チェンバロ](*)
 イザイア・チェッカレッリ(1978-):ウィズ・コンコード・オヴ・スウィート・サウンズ[5弦チェロ]
 リンダ・キャスリン・スミス(1956-)/ケン・ウエノ(1970-):キメラ[5弦チェロ]

 エリナー・フレイ(Vc) メリザンド・マクナブネイ(Cemb;*)
 録音:2018年10月、ケベック、カナダ。ロレンツォ・ギエルミと録音した「ベルリン・ソナタ集」がジュノー賞にノミネートされたカナダの有望チェリスト、エリナー・フレイ。新たなプロジェクトは、現代の若き作曲家たちによって、"バロック・チェロ"のために書かれた6つの委嘱作品。モダーン楽器にもピリオド楽器にも精通し、現代音楽とバロック音楽の両面で才能を発揮しているエリナー・フレイならではのプログラム。
イモータル&ビラヴド〜ベートーヴェン&ライト
 ベートーヴェン:遥かなる恋人に Op.98 /ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」
 ジェイムズ・ライト(1959-):不滅の恋への手紙(2012)
  グリフォン・トリオ デイヴィッド・ジョン・パイク(Br)
 録音:2017年6月、2008年12月。75曲を超える委嘱新作の初演を手掛け、「カナダ版グラミー」と呼ばれるジュノー賞(Juno Awards)は、3度の受賞、13度のノミネーションを果たしているカナダの名アンサンブル、グリフォン・トリオ。「大公」の愛称で知られるベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番と、カナダのバリトン歌手デイヴィッド・ジョン・パイクが歌う歌曲集「遥かなる恋人に」を組み合わせ、その間を現代カナダの作曲家ジェイムズ・ライトの「不滅の恋への手紙」(ベートーヴェンが1812年の夏に書いた情熱的なラヴレターに触発された作品)が繋ぐ。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

旧譜はこちらから
無伴奏チェロのための作品集
 J.S.:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV.1012
 マイケル・ブラウン(1987-):組曲 / コダーイ:無伴奏チェロ組曲 Op.8
  マシュー・ゾルカンド(Vc)
 録音:2017年12月12日-14日、アメリカ芸術文学アカデミー、ニューヨーク。マシュー・ゾルカンドは、アメリカ、ソルトレイクシティ出身、ワシントン国際コンクール1等賞を始め、北京国際チェロ・コンクール、イサン・ユン国際コンクールなどで入賞歴を誇るアメリカのチェリスト。リサイタリスト、ソリスト、室内楽奏者としてアメリカ内外で活躍し、ハーレム・ストリング・カルテットのメンバーとしては、偉大なジャズ・ミュージシャンであるチック・コリア、ゲイリー・バートン、スタンリー・クラークらとも共演している。マシュー・ゾルカンドのソロ・デビュー・レコーディングは、チェロの「聖典」、バッハの無伴奏チェロ組曲(第6番)と、20世紀を代表する無伴奏チェロ作品であるコダーイのソナタ、そしてゾルカンドの友人でもあるコンポーザー=ピアニスト、マイケル・ブラウンの組曲からなる無伴奏チェロ作品集で、独奏チェロの広大な表現力を示す。
ストルツマン夫妻登場、パリンプセスト〜マリンバとクラリネットのための作品集
 J.S.バッハ:
  半音階的幻想曲(クラリネット独奏)とフーガ(クラリネット、マリンバ&打楽器)/
  シャコンヌ(マリンバ独奏)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(クラリネット&マリンバ)
 ウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-2015):
  クラリネットとマリンバのための「モーストリー・ブルース」より Nos.2, 8, 12
 ジョン・ゾーン(1953-):クラリネットとマリンバのための「パリンプセスト」
 ピアソラ:タンゴ・エチュード第5番(クラリネット独奏)/
      フーガと神秘(クラリネット、マリンバ、バンドネオン&ダブルベース版)
 リチャード・ストルツマン(Cl) ミカ・ストルツマン(マリンバ)
 エクトル・デル・クルト(バンドネオン) ペドロ・ヒラウド(ダブルベース)
 録音:2018年2月26日-3月1日、パフォーミング・アーツ・センター・リサイタル・ホール、ニューヨーク州立大学パーチェス校。2度のグラミー賞を誇るクラリネットの伝説的奏者、リチャード・ストルツマンと、ヴィルトゥオーゾ・マリンビスト、ミカ・ストルツマンとの夫婦デュオによる新録音が、イギリスのAvieより登場!クラシック、ジャズ、コンテンポラリーなど垣根を超えたクロスオーヴァー・プログラムで多彩に活動する二人のニュー・アルバムは、クラリネットとマリンバ、バンドネオンやダブル・ベースも含む新たなアレンジによるバッハ、ラヴェル、ピアソラの作品。そして、リチャード75歳のバースデー・コンサートのために書かれたジョン・ゾーンの「Palimpsest」、イェール大学時代からのリチャードの友人であったウィリアム・トーマス・マッキンリーの「Mostly Blues」といった委嘱作品を収録。多様な音楽的才能と比類なき技巧で世界を席巻するリチャード&ミカ・ストルツマンの新プロジェクトにご注目頂きたい。

CARL DAVIS COLLECTION (英) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 映画音楽を得意とし、ポール・マッカートニーとの共作「リヴァプール・オラトリオ」でも知られるアメリカ合衆国出身の作曲家・指揮者、カール・デイヴィス(1936-)の自主レーベル。旧譜はこちらから
ビートルズ・フォー・オーケストラ
 シー・ラヴズ・ユー/ヒア・カムズ・ザ・サン-サムシング/アンド・アイ・ラヴ・ハー/キャント・バイ・ミー・ラヴ/
 エリナー・リグビー/ヘイ・ジュード/ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/ツイスト・アンド・シャウト/
 イエロー・サブマリン/オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ/イエスタデイ/レット・イット・ビー/
 オブラディ・オブラダ/ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー‐ペニー・レイン/ブラックバード/
 ノルウェーの森/ア・ハード・デイズ・ナイト-ヘルプ/フール・オン・ザ・ヒル/
 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
  − ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ/ア・デイ・イン・ザ・ライフ

 カール・デイヴィス指揮ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:2010年11月18日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン/2010年11月23日-24日、ザ・フライアリー、リヴァプール| (C) (P) 2011 。ビートルズの楽曲をオーケストラ演奏で。
Those Liverpool Days
 ロジャーズ:ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン / ヘンシャル=ラッセル:リタと大学教授/ランカシャー序曲
 ラッセル:イージー・タームズ(ブラッド・ブラザーより) / カール・デイヴィス:チャンピオンズ組曲
 マクガフ=マクギア:ザ・スカフォールド・トリビュート / マッカートニー:ふたりだけの窓 / レノン:イマジン
 レノン=マッカートニー:ア・ハード・デイズ・ナイト/ア・リヴァプール・デイ/オール・トゥゲザー・ナウ

  バーバラ・ディクソン(Vo) カール・デイヴィス指揮ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:1995年1月5日-6日、ブッシー・ホール、バーケンヘッド・スクール、おそらくライヴ| (P) (C) 2011 |録音から16年程経ってからの発売だが、おそらく当盤が初出。ビートルズを始めとする、リヴァプールの偉大なミュージシャン、作曲家達の音楽遺産の豊かさを示すために行われたコンサートの記録。イギリスで最も愛されている女性ヴォーカリスト、バーバラ・ディクソンをフィーチャー。
ヒロインズ・イン・ミュージック〜カール・デイヴィス
 「フランス軍中尉の女」〜ミュージカル・ポートレート/
 「ロテル・デュ・ラク」の主題による夜想曲/「高慢と偏見」組曲/「クランフォード」組曲
  カール・デイヴィス指揮フィルハーモニアo.
 録音:2010年6月11日-12日、10月13日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン| (P) (C) 2011 。カール・デイヴィスが音楽を担当した映画のうち、女性が主人公となる4つの作品のオーケストラ版を、自身の指揮とフィルハーモニア管の演奏で。
カールの戦争〜カール・デイヴィス
 「ザ・ワールド・アット・ウォー」(演奏会版/2010)/「おやすみなさいトムさん」〜テーマ/
 「 Echoes That Remain 」/「思い出のアンネ・フランク」/「スノー・グース」の主題によるラプソディ

  カール・デイヴィス指揮チェコ国立so.
 録音:2010年6月27日-29日、チェコ国立so.スタジオ、プラハ。カール・デイヴィスが音楽を担当した、第二次世界大戦をテーマとする5つの映画やドキュメンタリーからの音楽。

CHRISTOPHORUS (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
聖なる楽譜〜フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607-1683):独唱モテット&ソナタ集
 マニフィカト/ O Vatter aller Frommen / Haec est Dies 、Veni Salvator /
 イエスは生まれた/独奏ファゴットと通奏低音のためのソナタ・ソプラ「ラ・モニカ」/
 わが神よ/ Christ lag in Todesbanden /ヴァイオリン・ソナタ/主を賛美せよ
ヨハン・ウルリヒ・シュタイグレーダー:主の祈り より 変奏 Nos.4, 19, 28, 40
ザムエル・フリードリヒ・カプリコルヌス:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 クヌート・ショッホ(T) イ・ソナトーリ
 録音:2018年10月22日-24日、ドイツ。ベデッカーはシュトゥットガルトやヴュルテンベルクでオルガニストを務めた。「イ・ソナトーリ」は、2019年2月-3月にも日本での演奏会や東京藝術大学、明治学院大学等での特別講座が開かれたドイツのテノール、クヌート・ショッホを中心に、ヴァイオリン、バス・ドゥルシアン、オルガン(&チェンバロ)、ヴィオラ・ダ・ガンバの編成からなるピリオド楽器アンサンブル。
CHR-77439
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(2CD)
皇帝マクシミリア1世のための音楽
 *マクシミリアン1世のためのモテット集(*)
   ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):モテット集
   他、ルートヴィヒ・ゼンフル、ジョスカン・デ・プレ、パウル・ホーフハイマーの作品、グレゴリオ聖歌

 *マクシミリアーノのためのミサ曲集(#)
   グレゴリオ聖歌:思い出したまえ / パウル・ホーフハイマー(1459-1537):思い出したまえ
   ハインリヒ・イザーク:聖母マリアのミサ〔4声/6声〕
   ジョスカン・デ・プレ(1450頃-1521):アヴェ・マリア

 マイケル・プロクター指揮アンサンブル・ホーフカペレ
 録音:1998年10月(*)、2005年7月(#)、ドイツ|旧品番: CHR-77217 (*)、 CHR-77277 (#) 。神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世没後500周年記念新装再発。アンサンブル・ホーフカペレはイギリスの音楽家マイケル・プロクターによって1998年に結成され、ルネサンス時代の宗教作品を主なレパートリーとして内外より高い評価を獲得している合唱団。プロクターは宗教音楽のスペシャリストであると同時に、自身が運営する出版社「エディション・マイケル・プロクター」では600曲にも及ぶルネサンス音楽のカタログを持っている。

COBRA RECORDS (蘭) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
アフター・ザ・ダークネス
 ハンス・クラーサ:パッサカリアとフーガ、タネック / ギデオン・クライン:弦楽三重奏曲
 ラースロー・ヴァイネル:セレナーデ / ディック・カッテンブルグ:弦楽三重奏曲(*)
 モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク:弦楽三重奏曲 Op.48

 ハーグ弦楽三重奏団
 録音:2018年7月8日-11日、オランダ。ハーグ弦楽三重奏団は、3人の女流奏者によって2006年に設立され、オランダを中心にドイツ、イギリス、ロシア、メキシコ、ノルウェーなど国際的に活動しているオランダのアンサンブル。アウシュヴィッツを生き残ったノーベル平和賞作家エリ・ヴィーゼルの「After The Darkness」から取られたこのアルバムは、迫害、虐殺、追放など第二次世界大戦の犠牲となった作曲家たちの知られざる弦楽三重奏のための作品集。1933年から1945年頃の「暗黒時代」に書かれ、近年ようやく研究・評価されはじめてきた室内楽作品。

DANACORD (デンマーク) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 一部CD-R製版のアイテムがございます。プレス盤が在庫切れになると予告無しに CD-R へ切替わりますので、指定してのご注文はお受け出来ません。既案内分はこちらから
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクトー・ショアラー Vol.3
 モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396 (385f)[録音:1955年/HMV KBLP13, mtx138-2N]
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
  〔第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」[録音:1958年/HMV KBH1011, mtx2XCS182-2-C]/
   第30番 ホ長調 Op.109[録音:1952年/HMV KALP2, mtx2XCS21-4N]/
   第32番 ハ短調 Op.111[録音:1952年/HMV KALP2, mtx2XCS22-6N]/
   第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」[録音:1958年/HMV KBH1011, mtx2XCS181-A-2]〕
 ショスタコーヴィチ:
  バレエ「黄金時代」〜ポルカ[録音:1953年/HMV 7RK-2, mtx7XCS10-2N]
 ショパン:
  ピアノ・ソナタ
   〔第3番 ロ短調 Op.58[録音:1953年/HMV KALP5, mtx2XCS48-1N]/
    第2番 変ロ短調 Op.35[録音:1953年/HMV KALP5, mtx2XCS42-2N]〕/
  バラード第3番 変イ長調 Op.47[録音:1953年/HMV 7EBK1002, mtx7TCS134-2N]/
  幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66[録音:1954年/TONO EP43025, mtx4025-1]
 ヴィクトー・ショアラー(P)
 録音:1953年-1958年/ MONO ADD 。デンマークの20世紀中期を代表するピアニストのひとり、ヴィクトー・ショアラー(1899-1967)の録音を復刻するシリーズ。リスト、サン=サーンス、グリーグの協奏曲を中心にした第1集(DACOCD-491/492)、チャイコフスキーの協奏曲、シューマンの「謝肉祭」、ブラームスの「3つの間奏曲」、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」、シューベルトの三重奏曲などの第2集(DACDCD-781/782)に続く第3集。彼の名声を海外にも広げた HMV(Denmark)録音のベートーヴェンのソナタやTONOレーベルのショパンなどが、初めてCD化される。
フィニ・ヘンリケスピアノの小品
 子供の詩 Op.30 (1908) /メロディ・アルバム Op.50 (1919) /小さな水彩画 Op.21 (1900)
  トマス・トロンイェム(P)
 録音:2018年5月、聖マルクス教会、デンマーク。デンマークのフィニ・ヘンリケスは、ニルス・W.ゲーゼの勧めもあってベルリンに赴き、ヨーゼフ・ヨアヒムにヴァイオリンを、ヴォルデマール・バルギールに作曲を学んだ。管弦楽曲、バレエ、室内楽曲などを作曲。世紀の変わり目の時代、チャーミングで人好きのする音楽が人々から歓迎された。へンリケスは、子供の生活からインスピレーションを得た、シューマンの「子供の情景」に似たピアノの小品も作曲、3巻の曲集として出版した。トマス・トロンイェム(1954-)は、クーラウのピアノ作品集(Rondo)を録音したデンマークのピアニスト。3つの曲集から52曲を選んだ、初録音のコレクション。
北欧の歌曲
 ヨースタ・ニューストレム:歌曲集「海辺の歌」
 ベナ・モー:2つの歌曲 Op.30 /4つの歌曲 Op.31
 グリーグ:H.C.アンデルセンの詩による「心の歌」 Op.5
 シベリウス:黒いばら Op.36 No.1 /葦よそよげ Op.36 No.4 /
       初めてのくちづけ Op.37 No.1 /逢い引きから帰ってきた娘 Op.37 No.5
 ウッラ・リクランデル(Ms) カトリーネ・ペネロプ(P)
 録音:2018年11月、聖ルカ教会、フレゼリクスベア、デンマーク。スウェーデンのメゾ・ソプラノ歌手、ウッラ・リクランデルは、ヴィースバーデンでヒルデグント・ローマン=ベッカー、コペンハーゲンでボーディル・ギュモースとクヌーズ・エリマーに学び、ストックホルムでリー・ストラスバーグの演技メソッドも研究した。現在、デンマークを本拠にオペラ歌手、ミュージカルと子供劇場の女優として活動している。デンマークのピアニスト、カトリーネ・ペネロプの共演で歌う北欧の歌曲。数多い作品の中からリクランデルが自分の「心」にもっとも近いと感じている19曲を歌っている。スウェーデンのニューストレムが、エッバ・リンドクヴィスト、エーディト・ソーデルグラン、ヤルマル・グッルベリ、ラグナル・イェンデルの詩に作曲した「海辺の歌」、グリーグの「H.C.アンデルセンの詩による「心の歌」」、エルンスト・ユーセフソン、グスタフ・フローディング、ユーハン・L.ルーネベリの詩をテクストにしたシベリウスの4つの歌曲。ベナ・モーは、デンマークとスウェーデンでオルガニスト、ピアニスト、歌手として活躍。カトリーネ・ペネロプが録音した「デンマーク女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集」(DACOCD-680)で「教則の習作」( Op.6, Op.9)の数曲が紹介されていた。リクランデルが選んだ6曲は、イーヴァン・ブラットの詩による作品。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

ジョン・キッチン・プレイズ・ブリティッシュ・ライト・ミュージック
 サリヴァン:「ペンザンスの海賊」より〔序曲/ Oh! is there not one maiden breast? 〕/
       「古城の衛士」序曲/「ミカド」〜燃え上がる輝きを持つ太陽は
 マイケル・トムソン(1949-2016):オン・ザ・スクエア/パルク・デ・パリ/バスビー・バークレーへのサリュート/
                 吟遊詩人の式典/ワーリー・グラニー/バラのブーケ/テュリッヒ〜インベリー
 サリヴァン/ベアストウ編曲:「嵐」〜第3幕への前奏曲

 ジョン・キッチン(Org)
 録音:2018年1月16日-17日、アッシャー・ホール、エディンバラ。エディンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督、エディンバラ大学のダイレクターなどを歴任してきた名オルガニスト、ジョン・キッチンのデルフィアン(Delphian)での18タイトル目となるレコーディング。少年時代の英雄的存在であるアーサー・サリヴァン(1842-1900)と、アバディーンを主な活躍の場としたマイケル・トムソン(1949-2016)の作品をカップリングしたプログラムでは、オルガンでイギリスのライト・ミュージックの黄金時代を再現!エディンバラ、アッシャー・ホールのオルガンで「シネマ・オルガン・スタイル」の醍醐味を響かせている。

ETCETERA 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ベルギー・ロマン派のチェロとピアノのための作品集
 ヴュータン:エレジー Op.30 / ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(チェロ版)
 イザイ:子供の夢 Op.14 / フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ版)
 ピーテル・ブノワ: Heeft het roosje milde geuren
  ポール・ハイマン(Vc) イシル・ベンギ(P)
 録音:2019年1月、ベルギー。1994年生まれのベルギーの若きチェリスト、ポール・ハイマンと、トルコ系ベルギーのピアニスト、イシル・ベンギによるデュオのデビュー・レコーディング。ヴュータン、フランク、イザイ、ルクー、ブノワといった偉大なベルギー・ロマン派の作曲家たちによるチェロとピアノのための作品集。ロマン派ソナタの人気曲であるフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」のチェロ版から、ペーテル・ブノワの知られざる作品まで、ベルギー・ロマン派の技巧的で濃密なチェロ作品を鮮烈なチェロで描く。ライプツィヒ時代のJ.S.バッハへの主要な楽器提供者であったヨハン・クリスティアン・ホフマンによる1740年頃製の貴重なチェロを使用。
フランドルのレクイエム
 ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703-1741):死者のためのミサ曲/ Memento Mei
 ピエール・エルキュール・ブレーイ(1673-1737):
  死者のためのモテット/モテット「我を救いたまえ」/死者のためのミサ曲
 フランク・アグステリッベ指揮カントルクス、サン=マルク礼拝堂アンサンブル
 録音:2018年9月27日-29日、ベルギー。2017年4月に行われた第1回たかまつ国際古楽祭へのメイン・ゲストとしても来日を果たしたルクセンブルクのヴォーカル・アンサンブル、カントルクス(CantoLX)。フレスコバルディの「アリエ・ムジカーリ第1巻」とジョン・ケージを組み合わせた衝撃のプログラム(KTC-1448)でデビューし、ルイージ・ロッシのオラトリオ(KTC-1586)など知られざる作品を録音してきたカントルクスのEt'cetera第4弾。ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703-1741)とピエール・エルキュール・ブレーイ(1673-1737)、二人のフランドル地方の作曲家によるレクイエム(死者のためのミサ曲)。
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
 弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op.30 /弦楽六重奏曲 ニ短調 Op.70「フィレンツェの思い出」(*)

 ルスSQ
  [クセーニャ・ガマリス、アンナ・ヤンチシナ(Vn)
   クセニア・ズーレヴァ(Va) ピョートル・カレトニコフ(Vc)]

 イリヤ・ホフマン(Va;*) ミハイル・ネムツォフ(Vc;*)
 録音:2018年8月20日-24日、ベルギー。ルスクァルテット(RUSQUARTET)は、2001年にモスクワ音楽院付属中央音楽学校で結成されたロシアの弦楽四重奏団。メンバー全員がモスクワ音楽院へと進学し、ボロディン・クァルテットの元メンバーとして知られる名ヴィオリスト、ドミトリー・シェバリーン〔シェバーリン〕の生徒となった。2006年には、ショスタコーヴィチの生誕100周年を記念したドイツ(ラインスベルク)のコンクールで第1位を受賞した他、バンフ国際弦楽四重奏コンクール(カナダ)、ショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール(ロシア)、トロンプ国際音楽コンクール(オランダ)などで入賞してきた実力派。高水準の技術、音楽性で評価された前作(KTC-1598)に続くチャイコフスキー第2弾。弦楽四重奏曲第3番と弦楽六重奏のために書かれた名曲「フィレンツェの思い出」で、シェバリーン〔シェバーリン〕が育てた豊かな才能が発揮される。
マ・メール・ロワ〜ピッコロのためのフランス音楽
 ドビュッシー:ピッコロとピアノのための「ビリティスの歌」
 ルイ・デュレ:ピッコロとピアノのためのソナティネ Op.25
 プーランク:ピッコロとピアノのためのソナタ(原曲:オーボエ・ソナタ)
 ケクラン:ピッコロとピアノのための14の小品 Op.157b
 ラヴェル/アラン・クラーンス編曲:ピッコロとピアノのための「マ・メール・ロワ」
  ペーター・フェルホーエン(ピッコロ) ステファン・デ・シェパー(P)
 録音:2018年1月-2月、9月、ベルギー。アントワープso. (元ロイヤル・フランダースo. )の首席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。「ピッコロの旋律(KTC-1296)」、「泥棒かささぎ(KTC-1570)」などのピッコロ名盤に続くEt'ceteraレコーディングは、「ピッコロとピアノ版」に編曲されたラヴェルの「マ・メール・ロワ」など、瀟洒で雅なフランス音楽を軽やかで美しいピッコロの音色で贈る。

FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。
フォー・ハンズ・オン・モーツァルト
 ソナタ〔ニ長調 K.381 /ハ長調 K.521 /変ロ長調 K.358 〕/アンダンテと変奏 K.501 /フーガ K.401(断片)

 パトリック・アイルトン、ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb)
 録音:2001年9月、フレ教会、ブルゴーニュ、フランス| (C) (P) 2018 |録音は十数年前だが、当盤が初出と思われる。 ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに師事し、現在はチェンバロ奏者、オルガン奏者、指揮者として活躍するイギリスの音楽家パトリック・アイルトン。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で同じくトン・コープマンに師事したオーストリアのチェンバロ奏者、ヴォルフガング・グリュクサム。ホロヴィッツの「ジャズ・チェンバロ協奏曲」を含む、ジャズ・スタイルのチェンバロ作品集という秀逸なアルバム(GLO-5272)を録音したアイルトン、fra bernardoレーベルにバッハやフローベルガーの優れた録音を残しているグリュクサムという2人の才能が交わる「4手チェンバロ」のためのアルバム。姉ナンネルとの連弾用に書かれたと考えられているモーツァルトの「4手のためのピアノ・ソナタ」は、もともと「フォルテピアノもしくはチェンバロのため」に書かれており、ここではチェンバロによる新鮮な響きでモーツァルトの「4手のためのソナタ」を堪能出来る。
オブレヒト:ミサ曲集
 アントワーヌ・ビュノワ(1435頃-1492):絶望的な運命の女神(3声)
 ヤーコプ・オブレヒト(1457/8-1505):
  ミサ曲「絶望的な運命の女神」(4声)/ミサ曲「優しいマリア」(4声)
 伝統的な聖歌(1500年頃):尊く優しいマリア
 ビューティー・ファーム
 録音:2018年8月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院、オーストリア。ビューティー・ファームは、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクェチェント、グラウンドラヴォア、カピーリャ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っている。これまで、オケゲム、ラ・リューといったルネサンスの巨匠たちのミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームの6枚目のアルバム。当時流行したシャンソンや俗謡、聖歌などの旋律からミサ曲(パロディ・ミサ)を多数作曲したフランドルの作曲家、ヤーコプ・オブレヒトの2つのミサ曲。原曲となるビュノワの(作と考えられている)シャンソン「絶望的な運命の女神」、聖歌「尊く優しいマリア」も併録し、高い完成度を誇る精緻なポリフォニーを披露する。

NEU RECORDS (西) 〔含・映像商品〕 1枚あたり¥3740(税抜¥3400)

 旧譜はこちらから
NEU-010
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(2CD)
ベルナト・ビバンコス(1973-):
 レクイエム(混声合唱、独唱、チェロ独奏、チェロ四重奏、アコーディオンと打楽器のための)
  シグヴァルズ・クラーヴァ指揮ラトヴィア放送cho.
  パウ・コディーナ(Vc) イヴェタ・ロマンカネ、イエヴァ・エゼリエテ(S)
  エリクス・キルスフェルズ、ダルタ・スヴェティナ、マダラ・ノルビテ、
  エマ・アレクサンドラ・バンデニース(Vc)
  アルトゥルス・ノヴィクス(アコーディオン) イヴォ・クルスコプス(Perc)
 録音:2015年9月、聖ヨハネ教会、リガ、ラトヴィア|世界初録音。 ベルナト・ビバンコス(1973-)は、生まれ故郷のスペインのバルセロナからフランスのパリ、ノルウェーのオスロへと活躍の場を広げ、2003年からはカタルーニャ高等音楽院の作曲と管弦楽法の教授を務め、モンセラット合唱団の音楽監督、カタルーニャ音楽堂のコンポーザー・イン・レジデンスを歴任したスペインの音楽家。西欧の伝統的な手法とモダーンな響きの和声の融合、豊かな色彩感と高度なテクスチャ、精神性の表現などを追及した作品は、母国スペインを中心に高く評価されている。演奏はヨーロッパ最高峰のプロフェッショナル合唱団の1つであるラトヴィア放送cho. 。音楽監督兼首席指揮者、シグヴァルズ・クラーヴァの指揮によるビバンコスの「レクイエム」でもその驚くほど純度の高いハーモニーは健在!現代のスペインで起こった新たな合唱芸術を、ラトヴィアの至宝が厳かに歌い上げている。

QUARTZ (英) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 当レーベルは CD-R で製版されています。旧譜はこちらから
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 ヴァイオリン・ソナタ〔変ホ調 Op.11 No.1 (1918) /ニ調 Op.11 No.2 (1918) /ホ調(1935) /ハ調(1939) 〕/
 ヴィオラ・ダモーレとピアノのためのソナタ「小ソナタ」 Op.25 No.2 (1922) /
 葬送音楽(1936) /バレエ音楽「気高い幻想」〜瞑想曲(1938)

 ロマン・ミンツ(Vn/Vaダモーレ) アレクサンダー・コブリン(P)
 録音:2017年、アカデミー・オヴ・コラール・アート、モスクワ。モスクワ生まれ、現代ヴァイオリン作品の申し子として知られ、ジョン・タヴナー、ジェイムズ・マクミラン、ジャチント・シェルシなど、数多くのロシア初演を任されるヴィルトゥオーゾ、ロマン・ミンツ。Quartzレーベルのプロデューサーも務めるロマン・ミンツが、古い友人であるというロシアの名ピアニスト、アレクサンダー・コブリンとの共演で、パウル・ヒンデミットの4つヴァイオリン・ソナタ、そして稀少な録音となる「ヴィオラ・ダモーレとピアノのためのソナタ「小ソナタ/クライネ・ソナタ」」を含む、ヴァイオリンとピアノのための作品全集を録音。ヒンデミットのソナタは、ロマン・ミンツがモスクワで学んでいた若き頃から触れ、以来30年以上にわたって特別な意味を持つ作品となってきたという重要レパートリー。
ライヴムーヴメント〜アントン・ドレスラー(1974-):
 アウラヴ/アトランティス/組曲/ハッピー・コード/トゥー・イズ・ベター・ザン・ワン/
 コンテンポ/ウォーキング・オン・ザ・ワイアー/プレアー/ウィル・ビー・ファイン
 アントン・ドレスラー(Cl/ライヴ・エレクトロニクス)
 録音:2017年6月、ボローニャ、イタリア。モスクワ生まれのクラリネット奏者、アントン・ドレスラーはイタリアのカレイド・アンサンブルの創設メンバーであり、クラシックではジュリアン・ラクリン、ロマン・ミンツ、ミッシャ・マイスキー、イングリット・フリッター等世界的なアーティスト達と共演、またクレツマー、ジャズ、クロスオーヴァー音楽など多ジャンルで活躍している。「ライヴムーヴメント」は、クラリネットのアコースティック・サウンドとエレクトロニクスを組み合わせたユニークなコンサート・プログラム。ちなみに、ジャケットやブックレット内のイラストは、ドレスラーの妻でもあるピアニスト、イングリット・フリッターが描いた作品とのこと。

RAUMKLANG (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
ヴァツワフ・ス・シャモトゥウ
  〔ヴェンセスラウス・シャモトゥリヌス〕(1520/25頃-1560頃):作品全集
 エレミヤの哀歌(*) /他、ポリフォニー音楽
  アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット(芸術監督)クラクフ・シンガーズ
  マルク・レヴォン(リュート)
 録音:2018年4月6日-10日、クラクフ、ポーランド| (*)はおそらく世界初録音。ジグムント・アウグスト2世の宮廷作曲家を務めたポーランド・ルネサンスの巨匠、ヴァツワフ・ス・シャモトゥウ〔シャモトゥウのヴァツワフ/ラテン語名:ヴェンセスラウス・シャモトゥリヌス〕の現存するすべての作品。長い間失われていると考えられていたが近年発見され、マルク・レヴォン、アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネットらによって再構築された「エレミヤの哀歌」を含む、ラテン語のモテット、ポーランド語のモノフォニー、ポリフォニックな讃歌集。クラクフ・シンガーズは2013年に結成されたポーランドのヴォーカル・アンサンブル。新発見されたシャモトゥウの「エレミヤの哀歌」は、クラクフ・シンガーズによって、2018年3月に現代初演を果たしている。共演しているマルク・レヴォンは、ドイツの器楽グループ、「アンサンブル・レオネス」の設立者でもある中世&ルネサンス音楽の専門家。
RAUMKLANG "TALANTON Records"
 RAUMKLANGレーベル傘下と思われる、2010年に設立されたドイツのレーベル。
テレマン:「オーボワスト」のためのウィンド・バンド音楽
 序曲 ヘ長調 TWV.55: F3 (2本のオーボエ、2本のホルン&ファゴット)/
 序曲 ハ短調〔 TWV.55: c1 + TWV.55: c2 〕(2本のオーボエ、ターユ・ド・オーボワ&ファゴット)/
 5声の協奏曲 ニ長調 TWV.44: D.2 (2本のオーボエ・ダモーレ、2本のホルン&ファゴット)/
 序曲「狩り」 TWV.44: F10 (2本のオーボエ、2本のホルン&ファゴット)

 レ・オーボワスト・ドゥ・プリュス
  [ゲオルク・コラル、エヴァ・グリースハーバー(バロックOb/Obダモーレ)
   ブリッタ・ヒンリフス(ターユ・ド・オーボワ) ニコラウス・M.ブローダ(バロックFg)
   シュテファン・カッテ、ファビオ・フォルジャリーニ(ナチュラルHr)]
 録音:2017年11月27日-30日、ドイツ。レ・オーボワスト・ドゥ・プリュス(les hautboi?stes de prusse)は、歴史的なオーボエ、ファゴット、リコーダー、チェンバロの専門家・研究者であるゲオルク・コラルが設立したアンサンブル。バンド名の"オーボワスト(hautboi?stes)"は、オーボエやファゴット以外にも様々な管楽器、あるいは鍵盤楽器、弦楽器までも演奏した音楽家のことで、「単に「オーボイスト」、「オーボエ奏者」と訳すことはできない」と説明されている(後には軍楽隊を指す言葉としても使われた)。ダンス音楽、葬送行進曲、教会カンタータで町のミュージシャンとの共演、公式な式典での演奏など、多様な実用音楽(Gebrauchsmusik)のレパートリーを誇った"オーボワスト"たちのための歴史的なウィンド・バンドを再現している。
タンゴ・フラメンコ
 マヒモ・バルビエリ:デ・ブエルタ・イ・メディア / ファリャ:スペイン舞曲第1番 / グラナドス:東洋風舞曲
 ハイメ・B.ルドルフ:タンゴ・フラメンコ / ピアソラ:タンゴ組曲より〔第2番アンダンテ/第3番アレグロ〕
 ルドルフ: Valery / ドミンゴ・サンタ・クルス:市民連合 / モリコーネ:ガブリエルのオーボエ

 レアンドロ・リバ、ハイメ・B.ルドルフ(G)
 録音:2018年7月、ドイツ。アルゼンチン出身、現在はドイツ在住で、ヨーロッパとラテン・アメリカのクラシック・ギター作品だけでなく、南米の民族音楽、アルゼンチンのタンゴなどもレパートリーとするギタリスト、レアンドロ・リバ。幼少期からスペインとドイツに住み、フラメンコ・ギターを伴うセファルディの歌やバロック音楽、バロック・ギター、その他のジャンルの音楽(自身の作品も)を結合させているハイメ・B. ルドルフ。二つの異なるギター(クラシック・ギターとフラメンコ・ギター)、異なる文化的背景を持つ二人のギタリストによるデュオで、アルゼンチンのタンゴとスペインのフランメンコの素敵な出会いと創造的な対話を表現。

SAYDISC (英) 1枚あたり¥2640(税抜¥2400)

 当レーベルは基本的にCD-Rで製版されています。既案内分はこちらから
CDSDL-450
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(2CD)
ブリテンとアイルランドの伝統的な歌(既出盤からのコンピレーション)
 イングランドのトラディショナル・ソング、アイルランドのトラディショナル・ソング/
 スコットランドのトラディショナル・ソング、ウェールズのトラディショナル・ソング
  ボブ・ロバーツ、ジュリー・マーフィー、マーガレット・バリー、
  マックピーク・トリオ、レイ・フィッシャー/他

SKANI (ラトヴィア) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 ラトヴィア音楽情報センター [LMIC] の一部門として設立、ラトヴィアの音楽を世界へと発信することを目的とするレーベル。
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
アンドリス・ジェニーティス(1978-):
 「オクタゴン:エピソードとソナタ」
レイニス・ザリンシュ(P)
 録音:2018年8月27日-29日、ラトヴィア放送第1スタジオ、リガ、ラトヴィア。シューマンの「クライスレリアーナ」と、ラトヴィアのアンドリス・ジェニーティス(1978-)が、ラトヴィア放送第3のアーティスト・イン・レジデンス、レイニス・ザリンシュのために作曲した「オクタゴン:エピソードとソナタ」の初録音の組み合わせ。ジェニーティスは、ボストンso. とライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. が共同委嘱アンドリス・ネルソンスの指揮で初演された近作の「Mara」で国際的に知られるようになった。「オクタゴン:エピソードとソナタ」は「さまざまな体験、わたしの祖国の色とエネルギー、そして暑い7月にギリシャを旅してまわった際の経験といったことから得た対照的な印象」をピアノ曲集にまとめた作品。

STERLING (スウェーデン) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 多くがCD-R製版となります。また、プレス盤を指定したご注文はお受け出来ません。御了承下さい。既案内分はこちらから
CDS-1117-2
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[CD-R]
ニルスのふしぎな旅〜トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000):
 映画音楽「ニルスのふしぎな旅」組曲(1962) (*) /
 ラジオ劇付随音楽「ヨースタ・ベーアリングの物語」組曲(1966)
  トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト指揮
  王立ストックホルムpo.団員、ベルカントcho.(*)
 録音:1962年6月1日-2日、Europafilm スタジオ(*) /1966年12月3日、スウェーデン放送スタジオ(無印)、ともにストックホルム。スウェーデンの作曲家トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000)の音楽。交響曲第3番「シンフォニア・ドロローザ」と第4番「シンフォニア・エコロジカ」(CDM3004-2)に続き、彼が映画とラジオ放送のために書いた音楽による「組曲」がリリースされる。「ニルスのふしぎな旅」組曲は、1906年と1907年に出版されたセルマ・ラーゲルレーヴの同名の小説(日本では1980年にアニメ化もしている)が、1962年、シェンネ・ファント監督により実写映画化された際、ルンドクヴィストが作曲したフィルムスコアの音楽。空中撮影を駆使した上映時間95分のカラー作品の16のエピソードが「組曲」にまとめられ、スウェーデン映画として初めての「サウンドトラック」アルバムとしてリリースされた。「ヨースタ・ベーアリングの物語」組曲は、1820年代のヴァルムランド、地主館に住む少佐夫人と男性たちを描いたラーゲルレーヴの小説を原作とするスウェーデン放送の連続ラジオ劇のために書かれた音楽。

TACTUS (伊) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):
  2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.2 (1751)
 〔第1番 ニ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ハ長調/第4番 イ長調/第5番 ホ短調/第6番 ト長調〕

 アルシミー・デュオ[アレッサンドロ・カッツァート、シャロン・トマセッリ(Vn)]
 録音:2018年10月、バーリ、イタリア。フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796)は、ミラノ、パリ、ベルリン、そして特にロンドンで同地におけるイタリア音楽の発展に寄与した18世紀イタリアのコンポーザー・ヴァイオリニスト。その作風はイタリアとドイツの伝統に通じており、典型的なギャラント様式の特徴を持っている。「6つの二重奏曲 Op.2」は、当時の王族ハインリヒ・フォン・プロイセンに献呈された作品。
カルロ・フォルリヴェジ(1971-):
 電子音楽作品〔 Elements / Through the Looking-Glass 〕/
 日本の伝統楽器のための作品〔 Ugetsu / En La Soledat i el Silenci / Chinmoku no Tsuki 〕/
 室内楽作品〔 Two Ornaments / Rosenleben I-II / La Pointe a la Droite du Coeur 〕/
 声楽作品〔 Spem in Alium / Petite Priere / Audivi Vocem 〕/
 編曲作品〔 Ave Maris Stella / Stella Splendens / The Unanswered Question 〕

  サミュエル・ダンスコム(Cl) ルイーザ・エスピゴレ(P)
  カルロ・フォルリヴェジ(Org) シエラ・フランク(P)
  ジュディス・ハマン(Vc) 稲垣聡(P) 入江要介(尺八)
  ベッティーナ・ライトナー(Org) 京都室内o.「ランサンブル・デュ・タン」他
 文部科学省給費生として東京音楽大学で湯浅譲二に作曲を師事したカルロ・フォルリヴェジ(1971-)は、武満徹作曲賞入選、アイヌの音楽の研究など日本と縁の深いイタリアの作曲家。母国ではボローニャ音楽院、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、サンタ・チェリーリア音楽院といった同国の名門で研鑽を積んだ後、IRCAM(フランス)、DIEM(デンマーク)でコンピューター音楽を学ぶなど、現在のイタリア楽壇で注目を集める現代音楽のスペシャリスト。
ルチアーノ・シモーニ(1932-2010):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲
  〔第2番 Op.23 「 Oltre la vita 」(1975-76) /第6番 Op.54 (1998) /
   第8番 Op.67 (チェンバロ[又はピアノ]・オブリガート付きの)(2008) 〕/
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための
  ピアノ三重奏曲「 Poemetto Romantico 」(1955-81)
 アンサンブル・レスピーギ
 録音:2010年12月、ボローニャ、イタリア。電気工学と作曲の両面で活躍したイタリアのエンジニアであり音楽家、ルチアーノ・シモーニ(1932-2010)。ヨハネ・パウロ2世の追悼のために作曲された「レクイエム」、ボローニャ大学の創設900周年記念の「ミサ・ソレムニス」が代表作として知られている。
フランチェスコ・カルタ(1969-):
 ソプラノと弦楽オーケストラのための「エミリー・ディキンソンの詩による12の歌曲」
  大林奈央果(S) ガブリエーレ・デル・サント指揮ペドロッロ新o.
 録音:2018年2月、ヴィチェンツァ、イタリア。1896年以降、276人の作曲家の1615曲を超える作品においてその詩が題材とされ、音楽学者のエンリコ・マリア・ポリマンティによる研究では2007年にはこの数字が倍増したという結果が出るなど、時代を越えて親しまれ続けている19世紀の天才詩人エミリー・ディキンソンの詩。イタリアのコンポーザー=ピアニストであり、主にジャズ・シーンでその才能を発揮している音楽家、フランチェスコ・カルタ(1969-)が、ディキンソンの詩を題材としてソプラノと弦楽オーケストラのための12曲からなる歌曲集を作曲。形而上学(メタフィジカル)的な一面を巧みに表現した秀作が、ディキンソンの詩を題材とする作品群に加わった。このカルタの12の歌曲を歌うのは、現在イタリアで活動する日本人ソプラノ、大林奈央果。武蔵野音楽大学からヴィチェンツァ音楽院へと渡り、古楽シーンを中心に活躍している。
フェデリコ・ペロッティ(1993-):オラトリオ「フランカ・ダ・ヴィタルタ」
 カルロッタ・コロンボ、アンナ・ピローリ(S)
 クリスティーナ・カルツォラリ(Ms) レナート・カデル(Br)
 フェデリコ・ペロッティ指揮コーロ・ヴォクス・シルヴァエ
 録音:2018年4月、ピアチェンツァ、イタリア。イタリア、コモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲とオルガンを学んだピアチェンツァ出身の若手作曲家フェデリコ・ペロッティ(1993-)の壮大なオラトリオ。イタリア、ピアチェンツァ生まれと伝わるイタリアの修道女、フランカ・ダ・ヴィタルタ(1175-1218)を題材とした4部構成のオラトリオであり、作曲だけでなく作詞もペロッティが手掛けている。

ALBA (芬) 1枚あたり¥2860(税抜¥2600)(SACDハイブリッド盤も同一価格)

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ABCD-432
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(HYBRID_SACD)
ブラームス IV =セーゲルスタム〔完結編〕
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
 レイフ・セーゲルスタム(1944-):交響曲第295番「 ulFSoDErBlom in Memoriam... 」(*)
 レイフ・セーゲルスタム(P;*)指揮トゥルクpo.
 ヤン・セーデルブロム(Vn;*) ロイ・ルオッティネン(Vc;*)
 録音:2016年1月4日-5日(#)、5月25日(*)、トゥルク・コンサートホール、トゥルク、フィンランド。レイフ・セーゲルスタム(1944-)と彼が首席指揮者を務めるトゥルク・フィルハーモニックのシリーズ。ブラームスの交響曲と彼の自作の交響曲を並べて録音するプロジェクトの最後のアルバムがリリースされる。ブラームスの第4番の交響曲は、1884年と1885年の夏、保養地のスティリアで作曲された。バロック音楽の厳格な構造にロマンティックな情熱がはめこまれ、悲劇の色彩をもつ叙事詩と秋の憂愁の漂う抒情が映える音楽。「この交響曲の始まりは、音楽はどう生まれるかを説明するために使える」(セーゲルスタム)。セーゲルスタムの交響曲第295番「ulFSoDErBlom in Memoriam…」(セーデルブロム追悼)は、ヴァイオリン、チェロとピアノがオーケストラと合奏する1楽章の音楽。ヨーナス・コッコネンの「最後の誘惑」、パーヴォ・ヘイニネンの「綾の鼓」、エーリク・ベリマンの「歌う樹」、アウリス・サッリネンの「クッレルヴォ」といったフィンランドの20世紀を代表するオペラの初演を指揮したウルフ・セーデルブロム(1930-2016)を追悼。彼の名にちなむ「F-S-D-E-B」の音を使って作曲している。
バラードとその他の物語
 ラウタヴァーラ:ピアノ・ソナタ第2番「火の説法(1970)  / ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23
 リンドベリ:ピアノ・ジュビリー(2000) より〔第6番/第3番〕 / ショパン:バラード第2番へ長調 Op.38
 サーリアホ:バラード(2005) / ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
 ホイットール:草の葉(2005-09) より〔第6曲「夜の浜辺で」/第7曲「もの静かな辛抱づよいクモ」〕
 ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52

 エーリク・T.タヴァッシェルナ(P|使用楽器: Steinway D
 録音:2017年12月、シベリウス・ホール、ヤルヴェンパー、フィンランド。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーの名誉教授、エーリク・T.タヴァッシェルナは、1951年、ヘルシンキ生まれ。タパニ・ヴァルスタとモスクワのヘンリエッタ・ミルヴィスに学び、ウィーン音楽大学でディーター・ウェーバー、ニューヨーク大学でユージン・リスト、ジュリアード音楽院でサーシャ・ゴロドニツキに師事。シベリウス・アカデミーで1982年からピアノと室内楽を教え、ショパンを弾いてコッコネンに認められたヤンネ・メルタネン、トランスクリプションと現代音楽に関心を寄せるリスト=マッティ・マリン、ヘンリ・シーグフリードソン、カトリーナ・コルテたちを育てました。コンサートではハイドン、シューベルト、エングルンドたちのソナタを演奏、スウェーデンのBISレーベルにシベリウスのピアノ作品の全曲を録音したことでも知られる。「バラードとその他の物語」は、タヴァッシェルナが久しぶりに録音したアルバム。2017年に行ったリサイタルのコンセプトに沿ったプログラムが組まれ、ショパンのバラード4曲がフィンランドのピアノ作品とともに演奏される。ラウタヴァーラの「コラール風コードのテクスチュアとローリング・アルペッジョ」に特徴づけられるピアノ・ソナタ「火の説法」。ロンドンのロイヤル・フェスティヴァルホールがピエール・ブーレーズへの誕生日プレゼントとして委嘱した第1曲と、5つの短い曲を「調和する全体」にまとめたマグヌス・リンドベリの「ピアノ・ジュビリー」から2曲。カイヤ・サーリアホが「メロディのある曲を書いたかった」という、エマニュエル・アックスのための小品「バラード」。マシュー・ホイットールがウォルト・ホイットマンの詩に基づきリスト=マッティ・マリンのために作曲した12の前奏曲「草の葉」の2曲。

AUDITE (独)
 価格帯記載無し[CD]:特記以外 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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シューベルト:後期ピアノ作品集 Vol.1
 ピアノ・ソナタ
  〔第20番 イ長調 D.959 /第4番 イ短調 D.537 〕/
 アレグレット ハ短調 D.915
アンドレア・ルケシーニ
(P|使用楽器: Steinway D
 録音:2018年11月10日-13日、ライプニッツ・ザール、ハノーファー。知性派ピアニスト、アンドレア・ルケシーニ。スカルラッティとベリオ、シューベルトとヴィトマンを交互に収録したユニークな前作(AU-97704)では"バロック、ロマン派と近代作品との対話" を見事に表現した。期待の新録音ではシューベルトの後期ピアノ作品(全3集でリリース予定)を取り上げる。あらゆるピアノ作品の中でも孤高の存在ともいえるシューベルトの後期ピアノ作品。1828年に作曲されたピアノ・ソナタ第20番は雄大で華麗なシューベルトの最高傑作で、特徴的な第1主題からシューベルトの世界に誘われる。一方、1817年作曲のピアノ・ソナタ第4番の第2楽章の旋律はピアノ・ソナタ第20番で最終楽章に用いられており、この2作品には大きな結びつきがある。ルケシーニが丁寧に紡ぎだす極上の演奏をお楽しみいただける。また、auditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルドガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目。

AURORA (諾)  1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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ヘルゲ・イーベルグ(1954-):
 管弦楽、5人のソリスト、朗読のための合奏協奏曲「生命の惑星の歌」
  エリセ・ボートネス(Vn) クリスティアン・イーレ・ハドラン(P)
  マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)  フランク・ハーヴロイ(Br)
  トム・オッタル・アンドレーアセン(アルトFl) リウ・ティエガン、
  シセル・エンドレーセン(朗読)イングリ・ブライエ・ニュフース(Pソロ)
  ビョルン・ローケン(ゴング/クリスタル・サウンドボウル&サウンドピラミッド)
  カイ・グリンデ・ミューラン指揮ノルウェー放送o.
 録音:2018年3月19日-20日、5月7日-9日、 NRK 大スタジオ、オスロ/首都師範大学音楽学院、中央戯劇学院、北京(北京語朗読)/ Urban Sound Studios 、オスロ(打楽器、英語朗読)|制作:ハルドル・クローグ、ヘルゲ・イーベルグ|録音:オイスタイン・ハルヴォシェン、テリエ・へレム。ヘルゲ・イーベルグの「生命の惑星の歌」は、「唐詩を素材に使い、現在の生態学的状況に光をあてる」をコンセプトに作られた作品。マーラーの「大地の歌」のテクストに採られたのと同じ詩の原詩と英訳詩を使い、ヴァイオリン、ピアノ、メゾ・ソプラノとバリトン、アルトフルートの加わる「管弦楽、5人のソリスト、朗読のための合奏協奏曲」のスタイルで書かれた9つの楽章で構成されている。「前奏曲」(王維「送別」)、Part1とPart2に分かれた「悲歌の話」(李白「悲歌行」)、道化と楽士たちの「パレード」、「大宴会」(李白「宴陶家亭子」)、「蓮の踊り」(李白「採蓮曲」)、「長い秋の夜」(銭起「效古秋月長」)、「生が夢に過ぎぬなら」(李白「春日酔起言志」)、「告別」(王維「山中送別」)。各楽章は、中国国家大劇院で活躍した俳優のリウ・ティエガンとヴォーカル・アーティストのシセル・エンドレーセンによる原詩と英訳詩の朗読に始まり、ソリストが「ソロ」あるいは「アンサンブル」で合奏する音楽が続く。この作品は、2011年の「ウルティマ現代音楽祭」のためにノルウェー室内o. の委嘱で作られ、初演に接したノルウェーの新聞「Aftenposten」は「われわれの忘れることのできない夜になった」という賛辞を呈し「グスタフ・マーラーの象徴的芸術作品にインスパイアされた新たな「大地の歌」」と呼んだ。このアルバムの録音セッションは、2018年、ノルウェー放送のオスロの大スタジオで行われた。オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスター、ヴァイオリニストのエリセ・ボートネス、ピアニストのクリスティアン・イーレ・ハドラン、メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン、バリトンのフランク・ハーヴロイ、オスロ・フィルハーモニックのフルート奏者、トム・オッタル・アンドレーアセンが、カイ・グリンデ・ミューラン(1987-)指揮のノルウェー放送o. と共演。別録音の北京語朗読と英語朗読を加えてアルバムに作られた。作曲者イーベルグの寄せたノーツ「気象危機に脅かされ」(「春の草は翌年も緑になるだろうか」)がブックレットに掲載されている。[プロフィール]ヘルゲ・イーベルグ(1954?)。ノルウェーの作曲家、ピアニスト、著作家。オスロ大学で音楽学、思想史、宗教学、オラヴ・アントン・トンメセンとラグナル・ソーデルリンの下で作曲を学んだ。ノルウェーのオーケストラの委嘱による管弦楽のための音楽を中心にコンテンポラリー・ミュージックとジャズの間を自由に行き来するスタイルの作品を発表している。「エドヴァルド賞」と「スペルマン賞」にノミネートされ「イタリア賞」の最優秀作品賞に選ばれた1990年の歌劇「Detondes problem(悪の問題)」が代表作。「ロルフ・ヤコブセンの詩による歌」と「Aren ' t We All Warriors in OUr Life?」を収録したプロフィール・アルバム「ReHumaniZing」(ACD-5052)をノルウェー作曲家協会のAuroraレーベルが制作している。

FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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ロハン・デ・サラム
 バックス:ラプソディック・バラード
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
 ダッラピッコラ:シャコンヌ、間奏曲とアダージョ
 カサド:無伴奏チェロ組曲
ロハン・デ・サラム(Vc)
 録音:2015年4月28日-29日、モンクスウッド・スタジオ、ウォーザン・アビー、 UK 。ロハン・デ・サラムは特に現代音楽の分野において、過去50年間で最も重要な位置にいるチェリストの一人。11歳でカサドに学び16歳でカザルスに出逢った彼は、アンサンブルとソロの両方で精力的に演奏活動を展開。ベリオ、ブリテン、ケージ、グラス、ヒンデミット、カーゲル、クセナキス等々、錚々たる顔ぶれの現代作曲家の作品の初演に携わり、また現代音楽界きっての超絶カルテット「アルディッティ四重奏団」のチェロ奏者としても長年活動した。バックスの作品はサラムが英国初演をした楽曲で、独創的でドラマティックな佳品。サラムはリゲティの無伴奏ソナタも公式初演している。ダッラピッコラの作品はカサドのために書かれたもので、力強い音楽ながら色彩感とユーモアが絶妙。最後はカサドの無伴奏が収録されており、サラムにしか語りえない内容の1枚となっている。
初期ステレオ録音集 Vol.2
 ハイドン:サルヴェ・レジーナ ト短調 Hob.XXIIIb: 2 〜第1曲アダージョ(ステレオ・ヴァージョン初出)
  [エイプリル・カンテロ(S) マージョリー・トーマス(A)
   トマス・ヘムズリー(T) ジョン・キャメロン(Br) 合唱団(団体不明)
   ハリー・ブレック指揮ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ/1954年6月3日]
 ハイドン:交響曲第97番 ハ長調 Hob.I: 97(ステレオ・ヴァージョン初出)
  [トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo./1957年3月9日、26日]
 モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338(ステレオ・ヴァージョンCD初出)
  [ルドルフ・ケンペ指揮フィルハーモニアo./1955年11月24日]
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200 (第1楽章のみモノラル、他はステレオ・ヴァージョン初出)
  [ハリー・ブレック指揮ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ/1954年10月1日、11月1日]
 シューベルト:冬の旅 D.911 より〔第13曲「郵便馬車」/第14曲「霜おく頭」〕(ステレオ・ヴァージョン初出)
  〔ハンス・ホッター(Br) ジェラルド・ムーア(P)/1954年5月25日]
 録音:[/内]、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン、特記以外ステレオ、すべてモノラルでのみ(含・CD)既出。 24bit/96kHzのハイレゾ・リマスター音源。Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMIの初期ステレオ録音を発売するシリーズの2作目。EMIがステレオ録音を開始したのは1954年で、まさにその最初期の録音が収録されている。リマスターの素晴らしさが特筆で、マニア垂涎の内容。第1集はFHR-58として発売中。ステレオ初出となるビーチャムのハイドン97番は、リマスターの効果も相まってファン歓喜のたまらない内容。ビーチャムのロンドン・セットは後半の曲がステレオで出ているが、モノラル絶頂期ということもあり音質の優劣は一概には言えないものだった。しかし今回のステレオ音源は全く違う鮮烈さと言って良いだろう。くっきりと楽器が分離し、かつあたたかく柔らかく、緩徐楽章などビーチャムのお茶目な繊細さ全開でたまらない面白さ。他にもCDでは初出となるケンペのモーツァルト34番ステレオ・ヴァージョンや、イギリス往年の名指揮者ハリー・ブレックの忘れ難い名演など興味の尽きない1枚となっている。
Risonanze 〜ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV.1008
 カルロス・マルティネス・ギル(1959-):夏の組曲(世界初録音)
 カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):3つの無伴奏小品集
 レベッカ・ロー(1970-):旅(世界初録音)
 ヨハネス・シェンク(1660-1712):ソナタ第5番 ニ短調(世界初録音)
 イブラヒム・アジズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ|使用楽器、1712年英国製
 録音:2018年5月29・31日、昇天協会、プラムステッド、ロンドン、 UK 。マレーシアのクアラルンプールに生まれたイブラヒム・アジズはガンバを奏でながら世界中を旅している。ロンドンやケーテンで名をあげ、カークビー、エスファハニらとコラボレーションをするなどして活動の幅を広げており、また数々のヴィオール・アンサンブルに所属している。現在ロンドンを拠点としているアジズのデビュー盤となるのが本作。1712年英国製の楽器を用いて演奏している。バッハの無伴奏チェロ組曲は自らガンバ用に編曲したもので、彼の名刺代わりの1曲と言えるだろう。また現代の作曲家が彼のために書いたガンバ作品も収録しており、過去にとらわれない興味深い内容となっている。ガンバの独特の古風な響きと共鳴感を味わいながら、新しい創作意欲に満ちた世界をお楽しみ頂きたい。
ダウランド
 前奏曲/ファンシー ホ短調/ Lord Strang's March / Lachrima Pavan /蛙のガリアード/ファンタジー ホ長調/
 サー・ジョン・スミスのアルマン Sir John Smith, His Almain / Can She Excuse My Wrongs /
 Forlorn Hope Fancy (Fantasie第2番) / Lady Clifton 's Spirit / Mrs White's Thing / Mrs White's Nothing /
 Tremolo Fancy / Loth to Depart / Lady Hunsdon 's Puffe / MrsWinter 's Jump /
 Fancy ロ短調/ Queen Elizabeth 's Galliard / The Shoemaker 's Wife / Farewell (Fantasie第3番)

 マイケル・バトン(G)
 録音:2016年10月30日-11月1日、聖三位一体教会、ウェストン、ハートフォードシャー、 UK 。ロンドン王立音楽院のジュニア・アカデミーで学んだイギリスのギタリスト、マイケル・バトンによるダウランド・アルバム。彼は在学中にジュリアン・ブリーム賞、デイヴィッド・ラッセル賞を受賞するなど華々しい経歴の持ち主で、イギリスの知られざるギター作品を取り上げることにも熱意を注いでいる。ダウランドのリュート作品をクラシックギター用に編曲したものは意外とCDが少ない。非常に美しい音色で、大切に爪弾かれるダウランドのメロディ。極上の癒しに気分がほぐれていく素敵なアルバム。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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北欧の音楽
 グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (1868, rev.1906-07) /トロルハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6
 ベールヴァルド(1796-1868):ピアノ協奏曲 ニ長調(1855)
 ニルセン(1865-1931):歌劇「サウルとダヴィデ」 FS25 CNW1 (1898-1901) 〜第2幕への前奏曲

 アナ=マリヤ・マルコヴィナ(P)
 ペーター・ゾンメラー指揮シュレースヴィヒ=ホルシュタインso.
 録音:2018年10月16日-18日、3月26日、「アルシオン」コンサートホール、スナボー、デンマーク。アナ=マリヤ・マルコヴィナ(1970-)は、クロアチア生まれのピアニスト。ヴィターリ・マルグリス、アナトール・ウゴルスキ、パウル・バドゥラ=スコダに学んだ。ボンの「ベートーヴェンフェスト」、「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」などのフェスティヴァルに参加、新日本フィルハーモニーso. やフィンランドのオウルso. に客演している。C. P. E. バッハの「鍵盤独奏作品全集」(Hanssler Classic98003)が代表的録音。「音楽には自由がなければいけない……予期していなかったことが起きてほしいし、時には危険を顧みないことをする勇気も必要」と考える彼女の新しいアルバム。「北欧の音楽」と題して、ヨーロッパ音楽の世界で独自の「声」をもつ北欧の作曲家たち、グリーグ、ベールヴァルド、カール・ニールセンの作品によるプログラムが組まれた。「まるで谷間で何かが誘っているかのよう」(アイナル・ステーン=ノクレベルグ)な抒情と舞曲のリズムを織りこみ、ノルウェーの自然と人々の歓びの姿を音楽に映した、エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲。「抒情小曲集 Vol.8」の第6曲、「幸福を祈る人々がやってくる」の曲名が予定されていたという「トロルハウゲンの婚礼の日」が、ピアノソロのアンコールとして演奏される。フランス・ベールヴァルド(フランス・ベールヴァルド)は、ストックホルムのドイツ系一家の生まれ。ルーマンとクラウスの後、ステーンハンマルやアルヴェーンに先立ち、時代を先取りする音楽を作った作曲家としてスウェーデン音楽史に名を刻んだ。4つの交響曲(BIS795/796)、ヴァイオリン協奏曲、七重奏曲変ロ長 調 、歌劇「ソリアのエストレッラ」など、幅広いジャンルに魅力的な作品を 残している。彼の唯 一のピアノ協奏曲は、グリーグやシューマンの協奏曲の「ソウルメイト」ともみなされる、高度な技巧を要求する、ロマンティックな作品。「アレグロ・コン・ブ、リオ」「アンダンティーノ」「アレグロ・モルト」の3楽章が切れ目なく演奏される。カール・ニルセンの歌劇のひとつ、「旧約聖書」の「サムエル記上」に基づく、サウルの若いダヴィデに対する嫉妬と敵意の物語を描いた「サウルとダヴィデ」の第2幕への前奏曲「アレグロ・マルツィアーレ」は、単独でも演奏される管弦楽作品。シュレースヴィヒ=ホルシュタインso. と総音楽監督を務めるオーストリアのペーター・ゾンメラーの指揮による共演。かつてデンマーク領だったシュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステーン)と国境を接する南デンマーク、スナボーのホール「アルシオン」でのセッション録音。
バッハ一族のモテット集
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):モテット〔我は臥して眠る/目覚めよ、と呼ぶ声あり〕
 ヨハン・クリストフ・アルトニコル(1720-1739):モテット〔汝、その道を命じたまえ/いざ、もろびと神に感謝せよ〕

 フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内cho.
 録音:2018年6月15日-17日、ゲッティンゲン教会、ドイツ。ドイツ合唱音楽界の巨匠フリーダー・ベルニウスが1968年に自ら設立したシュトゥットガルト室内合唱団とともにバッハ一族のモテット集を録音した。ヨハン・セバスティアン・バッハの五男、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ(1732-1795)は、ビュッケブルクの宮廷音楽家となったため「ビュッケブルクのバッハ」の名でも知られる作曲家。古典派の作風による多くの器楽曲を残したが、ここに収録された2つのモテットは彼の代表作に数えられ、とりわけ「目覚めよ、と呼ぶ声あり」は父ヨハン・セバスティアンの教会カンタータ第140番 BWV.140と同一コラールを用いた作品としても知られる。一方、ヨハン・クリストフ・アルトニコル(1720-1739)は大バッハの弟子にして娘エリーザベト・ユリアーナ・フリーデカ(1726-1781)の妻となったオルガニスト、作曲家。大バッハの没後、大バッハの息子ゴットフリート・ハインリヒを引き取るなど、生前大バッハからの信頼も厚く、またアルトニコルの作品を褒めていたと言われている。しかし、今日にいたるまでほとんど演奏されておらず当録音は非常に貴重。鍵盤楽器及び作曲を学び、自身がバス歌手として大バッハを手助けしていたアルトニコルの作曲したモテットをこれまで数多くの合唱曲を録音してきたベルニウスが細やかで美しく演奏している。
J.S.バッハ(1685-1750):
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」 変ロ長調 BWV.992 /半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903 /
 われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639(ブゾーニ編曲)/羊は安らかに草を食み BWV.208(ペトリ編曲)/
 主よ、人の望みの喜びよ BWV.147(ヘス編曲)/4つのデュエット BWV.802-805 /
 「いと高きところにいる神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV.677 /われらの救い主イエス・キリスト BWV.689 /
 キリエ、聖霊なる神よ BWV.674 /「音楽の捧げもの」BWV.1079 より〔3声のリチェルカーレ/6声のリチェルカーレ〕

  アン=ヘレナ・シュリューター(P|使用楽器: Steinway D
 録音:2018年9月10日-12日、モーツァルテウム音楽スタジオ、ザルツブルク。J.S.バッハの作品に敬愛を持ちバッハ作品の研究家としても名高い女流ピアニスト、アン=ヘレナ・シュリューター。平均律クラヴィーア曲集第1巻(HC16027)でも高尚なバッハを聴かせてくれた。期待の続編では半音階的幻想曲とフーガ、カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」を主軸にブゾーニ編曲の「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」、ヘス編曲の「主よ、人の望みの喜びよ」、ペトリ編曲の「羊は安らかに草を食み」なども収録。モダーンピアノならではの解釈が光るピアノのタッチ、ペダルの使い方が絶妙。シュリューターは、ピアノ教師の母とピアニストのカール=ハインツ・シュリューターを父に持ち、3歳から両親にピアノを学び、4歳の時に初めてステージで演奏した。その後もウゴルスキ、グレムザーといった名教師らに学び、さまざまな影響を受けつつ自らの音楽を磨いたピアニストで、数々のコンクールに入賞、バッハの「フーガの技法」についての博士論文も書いている。
アメリカン・ソウル〜ブロードウェイからパリへ
 バーンスタイン(1918-1990):
  「ウェスト・サイド・ストーリー」より〔アイ・フィール・プリティ/サムシングズ・カミング/サムウェア〕/
  「オン・ザ・タウン」より〔アイ・キャン・クック、トゥー/ラッキー・トゥ・ビー・ミー〕/
  「ピーター・パン」〜ピーター、ピーター/「5つの子供の歌」〜私、音楽大嫌い!
 リチャード・ヘイグマン(1881-1966):ドゥー・ノット・ゴー・ラブ
 ウィリアム・ボルコム(1938-):キャバレー・ソング第1集第6番「アモール」/エデンの園(*) /ヘビのキス(*)
 ジョン・C.サッコ(1905-1987):ザッツ・ライフ / バーバー(1910-1981):この輝く夜にきっと Op.13 No.3
 ガーシュウィン(1898-1937):アイ・ガット・リズム/私の彼氏/スワニー
 クルト・ヴァイル(1900-1950):あなたを愛していないわ/「ランチ・タイム・フォリーズ」〜夜勤の相棒
 アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):ビフォー・スリープ・アンド・ドリームズ第2番(*)
 ジョン・コリリアーノ(1938-):「ボブ・ディランの7つの詩」〜前奏曲「ミスター・タンブリンマン」

 デュオ・ローザ[ステファニー・オルテガ(S;*以外) レナ・コルメイエール(P)]
 録音:2018年1月3日-6日、ArcA 、ルクセンブルク/2018年6月6日、エドルマイル&レンツ OG スタジオ、ウィーン。ブリュッセル王立音楽院で学んだソプラノのステファニー・オルテガとピアノのレナ・コルメイエールの二人で結成した「デュオ・ローザ」による期待の新譜は「アメリカン・ソウル」。バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」「オン・ザ・タウン」「ピーター・パン」からの有名なナンバーからヘイグマン、ボルコム、バーバー、ヴァイル、コリリアーノといった作曲家の名作が並ぶ。ブロードウェイからパリへと続くおしゃれなメロディを大人の雰囲気満載で歌い上げる。
ゲーベル〜ヘンデル(1685-1759):6つの合奏協奏曲 Op.3
 〔第1番 変ロ長調 Op.3 No.1, HWV.312 /第2番 変ロ長調 Op.3 No.2, HWV.313 /
  第3番 ト長調 Op.3 No.3, HWV.314 /第4番 (b) ヘ長調 Op.3 No.4, HWV.315 /
  第5番 ニ短調 Op.3 No.5, HWV.316 /第6番 ニ長調 Op.3 No.6, HWV.317 〕

 ラインハルト・ゲーベル指揮ベルリン・バロック・ゾリステン[ * =独奏パートあり]
  [マルティン・フンダ* 、アルバロ・パラ、ドリアン・ジョジ、マリー・ラーダウアー=プランク(Vn1)
   町田琴和* 、ライマー・オルロフスキー、クリストフ・シュトロイリ、ラヘル・シュミット(Vn2)
   ヴァルター・キュスナー、ユリア・ガルテマン(Va)
   クリスティン・フォン・デル・ゴルツ*、クレメンス・ヴァイゲル(Vc) ウルリヒ・ヴォルフ(Cb)
   ラファエル・アルパーマン(Cemb/Org)、マリア・ホセ・ガルシア・サモラ、ギヨーム・サンタナ(Fg)
   マテュー・デュフォー(Fl) クリストフ・ハルトマン、ヴィオラ・オルロフスキー(Ob)
   ザスキア・フィッケンッシャー、ケルスティン・ファール(バロックFl)]
 録音:2019年1月8日-11日、イエス・キリスト教会、ベルリン。世界最高峰のメンバーが揃ったベルリン・バロック・ゾリステン。期待の新録音は2016年に同団とブランデンブルク協奏曲の全曲録音でも話題となったラインハルト・ゲーベルが指揮をつとめ、ヘンデルの6つの合奏協奏曲を録音した。ゲーベルといえばムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)と1986年から1987年にかけて録音したブランデンブルク協奏曲の録音で、ピリオド楽器演奏における新たな解釈でのアプローチで衝撃を与え、以後革新的な演奏で聴衆を魅了してきた。バッハのブランデンブルク協奏曲と並んで、この分野における最高峰といえるヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3。小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力。ゲーベルが描く世界を見事に表現したベルリン・バロック・ゾリステンの質の高い演奏が光る。

HELICON/IPO (イスラエル) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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ノセダ〜プロコフィエフ(1891-1953):交響曲集
 〔第1番 ニ長調 Op.25「古典」 (*) /
  第5番 変ロ長調 Op.100 (#) 〕
ジャナンドレア・ノセダ指揮
イスラエルpo.
 録音:2017年2月15日、17日-18日(*) /2016年3月12日-13日(#)、拍手入り(代理店アナウンスにライヴかどうかの明確な記載無し)。両曲とも、最終楽章の最後に拍手が入る。イスラエル・フィルと、その首席客演指揮者であるノセダによるプロコフィエフの登場。これまでに発表したCDは多数あるノセダだが、2作品はノセダにとってCD 初登場となる。ゲルギエフに寵愛され、1997年から10年間、外国人指揮者として初めてマリインスキー劇場の首席客演指揮者にも指名されていただけあり、ロシア音楽の演奏は世界が高く評価するところ。ノセダの熱く、それでいてひとつひとつのパッセージや和声の移り変わりをミリ単位で眼前に浮かび上がらせるような指揮が光った演奏。第5番の最終楽章など、ゲルギエフを思わせる緊迫感と高揚感に圧倒される。イスラエル・フィルの醍醐味である弦の美しい音色も見事。

THE CHOIR OF KING'S COLLEGE (英) 1枚あたり¥2200(税抜¥2000)

 500年以上の歴史を誇るイギリスの名門合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の自主レーベル。中世聖歌から近現代の合唱曲にいたる幅広いレパートリーを持つ合唱団ならではの多彩なプログラムを、世界から絶賛を浴びる煌びやかな歌声と共に発信する。SACDも同一の価格。
コーラル・フェイヴァリッツ・フロム・ケンブリッジ
 モンテヴェルディ:カンターテ・ドミノ / シャイト: Puer natus in Bethlehem
 パレストリーナ:第1旋法による8声のマニフィカト / ロッティ:クルツィフィクスス(8声)
 フォーレ:ピエ・イエズ / モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス / フランク:天使の糧
 ペリー: My soul, There is a County / ゴス:詩篇23 / ウォルフォード・デイヴィス:詩篇130&詩篇121
 バークリー:主は私の羊飼い / オラ・イェイロ: Ubi caritas / マルタン:アニュス・デイ
 ローリゼン:おお大いなる神秘よ / パウルス:ザ・ロード・ホーム / アメリカ民謡:シェナンドー
 ニュートン/クロウバリー編曲:アメイジング・グレイス / 中国伝承曲/クロウバリー編曲:ジャスミンの花

 スティーヴン・クロウバリー指揮ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 録音:2017年4月、7月、2018年1月、4月。合唱団の素晴らしい歌声と、ケンブリッジのチャペルの響きの美しさを堪能できるたのしい1枚。
KGS-0032
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(2 HYBRID_SACD)
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
 テ・デウム/イングリッシュ・マス(*) /マニフィカト(コレギウム・レガーレ)
  [スティーヴン・クロウバリー指揮ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho.、
   キングズ・ヴォイセズ(*)、ブリテン・シンフォニア、ベン・パリー(助手)]
 チェロ協奏曲[ガイ・ジョンストン(Vc) クリストファー・シーマン指揮ブリテン・シンフォニア]/
 賛歌/巨匠タリスの遺産/ラプソディ第3番 嬰ハ短調[スティーヴン・クロウバリー(Org)]
 録音:2018年6月、11月-12月、2019年1月。ハーバート・ハウエルズは、イギリスの作曲家・オルガン奏者。生前、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団のためにも宗教作品を多く書いていた。これは、ハウエルズの傑作集ともいえるアルバム。宗教合唱作品の壮大なスケールは、ケンブリッジの聖堂に荘厳にしかし華麗に響き渡っており、それをとらえた優れた録音にも注目。オルガン作品もクロウバリーが演奏。

MAGGIO LIVE (伊) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 フィレンツェ五月音楽祭の自主レーベル。
初出、ムーティ + リヒテル + ディアス
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(*)
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (#)
アリリオ・ディアス(G;*)
スヴャトスラフ・リヒテル(P;#)
リッカルド・ムーティ指揮
フィレンツェ五月音楽祭o.
 録音:1973年11月23日(*)、1974年11月2日(#)、コムナーレ劇場、フィレンツェ、フィレンツェ五月音楽祭、ライヴ、モノラル|初出音源。リヒテルのお宝音源が登場!レパートリーを厳選し深淵な演奏を繰り広げたリヒテルが得意としたベートーヴェンの協奏曲3番、今までディスクの無かった74年、ライヴ!指揮は音楽祭の芸術監督でリヒテルとの相性も抜群な巨匠ムーティ。モノラルではあるが音楽祭公式のリリースだけに音質も十分良好、力強い響きと熱気に満ち溢れた堂々たる大演奏がたっぷりとお楽しみ頂ける。リヒテルとムーティは77年にフィルハーモニア管と同曲をスタジオ録音しており大変な名盤として知られているが、それに先立つ、しかもライヴ録音が聴けるとあって、これは凄まじい注目盤と言えるだろう。当レーベルから2018年に発売された、リヒテルとムーティによるモーツァルトの協奏曲24番・27番(MAGGIO-022)は非常に大きな話題となった。その続編と言うべき驚きのリリース、必携・必聴。カップリングはこちらも初 出の注目音源 。同じくムーティが指揮をし、ベネズエラの大ギタリスト、アリリオ・ディアスがソロを 務めた73年のアランフェス協奏曲!セゴビアに学びクラシックギターの真髄を体現した名手が高らかに奏でるアランフェス、貴重なライヴ録音。

LA MUSICA (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2014年からリリースを開始したレーベル。
ハンガリー風に
 ポッパー:小さなロシアの歌による幻想曲 Op.48
 コダーイ:アダージョ/無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 ドホナーニ(1877-1960):
  ハンガリー牧歌 Op.32 〔チェロとピアノ版〕(*)
オーレリアン・パスカル(Vc)
パロマ・クイデール(P)
 録音:2018年| (*)は同版による世界初録音。オーレリアン・パスカルは、1994年生まれ、2005年に弱冠11歳でパリ市主催の第1回ロストロポーヴィチ・ジュニア・コンクール入賞し、2014年エマニュエル・フォイアマン・グランプリで第1位となったフランスのチェリスト。チェロの重要作品コダーイの無伴奏チェロ・ソナタでのハリのある高音、そして深くささる低音は圧巻。美しい音色で聴かせる。ピアノのパロマ・クイデールはヴィルサラーゼらに師事したフランスのピアニストで、オーレリアン・パスカルのほか、アレクサンドラ・スム(Vn)ら、弦楽器奏者たちとの共演も多い実力派ピアニスト。
ガヴォーのラヴェル〜サル・ガヴォーで初演されたラヴェル作品集
 高雅にして感傷的なワルツP1 /ピアノ三重奏曲P1/Vn/Vc /クープランの墓P2 /ツィガーヌVn/P2

 ドニ・パスカル(PP1) デイヴィッド・ライヴリー(PP2
 オーレリアン・パスカル(VcVc) スヴェトリン・ルセフ(VnVn
 録音:2015年-2017年。スヴェトリン・ルセフはプーレやカントロフに師事、2008年からはカントロフの後任としてパリ国立高等音楽院で後進の指導にあたっている名手。ピアノのデイヴィッド・ライヴリーは、APARTEレーベルでもおなじみのアメリカ生まれのフランス人ピアニストで、カーターやコープランドといった20世紀のアメリカ作品のほか、幅広いレパートリーの実力派。1994年生まれの注目のフランスのチェリスト、オーレリアン・パスカルら、豪華演奏者陣による演奏でお楽しみ頂ける。



映像新譜




ARTHAUS MUSIK 〔含・映像商品〕
 価格帯B:¥5500(税抜¥5000) /  価格帯C:¥7150(税抜¥6500)

旧譜はこちらから
10-9314DVD
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(DVD)
価格帯:C
ドキュメンタリー「ゲルハルト・リヒター」
 監督:ジェラルド・フォックス
  NTSC| PCM ステレオ| 51分|リージョン・オール。ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒター。監督のジェラルド・フォックスが、彼のケルンの自宅での制作活動を追ったドキュメンタリー映像。ゲルハルト・リヒターは、ヒトラーは政権を握る前年の1932年ドイツ・ドレスデンで生まれた。ドレスデン芸術アカデミーで学んだ後、カッセルで行われた現代美術の展覧会「ドクメンタII」を訪れジャクソン・ポロック、ルーチョ・フォンタナらに影響を受け、ベルリンの壁ができる半年前に西ドイツへ移住、デュッセルドルフ美術アカデミーでドイツ・アンフォルメルの中心的な画家であるカール・オットー・ゲッツに師事。1964年の初個展以来次々と作品を制作。色見本のような絵画「カラー・チャート」や、様々な写真の上に油彩やエナメルで描く手法「オーバー・ペインテッド・フォト」を用いた作品シリーズ、何層にも色を重ねた抽象画などを発表している。1997年には、高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門受賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞を受賞している。ロンドンのテート・モダーン、ニューヨークのMOMAなど世界的な近現代美術館で大回顧展が開催され、日本でも展覧会が開かれ、現代アート・シーンを牽引してきた。
10-9333DVD
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(DVD)
価格帯:C
マスターワーク 1000 「15世紀から20世紀の日本美術〜室町時代から日本画へ」
 雪舟(1420-1506):秋冬山水図(紙本墨画/1496)、長谷川等伯(1539-1610):松林図屏風(紙本墨画/16世紀)、
 俵屋宗達(1595頃-1644):舞楽図屏風(紙本金地著色/17世紀)、
 尾形光琳:紅白梅図屏風(紙本金地着色、又は金泥着色/18世紀)、東山魁夷(1908-1999):道(彩色、絹本/1950)
  NTSC| PCM ステレオ|原語:英、独| 51分|リージョン・オール。 世界の名画を取り上げた大ヒット・テレビシリーズ≪マスターワーク1000 ≫。当DVDは日本篇。何世紀もかけて変化していった日本美術の変遷をたどる内容。雪舟の水墨画、長谷川等伯、俵屋宗達、俵屋宗達の屏風絵、そして東山魁夷の絹本まで、時代によって変化していった日本画の様式をわかりやすく説明している(日本語は音声、字幕ともに無しなし)。
10-9348DVD
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(DVD)
価格帯:C
マスターワーク1000 「ハンガリーの印象主義と自然主義」(下記はすべて油彩)
 リップル・ローナイ・ヨージェフ(1861-1927):鳥籠を持つ女性(1892/185,5x130cm)
 マルギット・アンナ(1913-1991):創造主の休息(1977)
 カーロイ・フェレンツィ(1862-1917):10月(1903/125x107cm)
 パール・シニェイ・メルシェ(1845-1920):五月のピクニック(1873/128x163,5cm)
 ティヴァダル・チョントヴァーリ・コストカ(1853-1919):タオルミナのギリシャ劇場の廃墟(1904-05/302x570cm)
  NTSC| PCM ステレオ|原語:英、独| 50分|リージョン・オール。  世界の名画を取り上げた大ヒット・テレビシリーズ≪マスターワーク1000 ≫。当DVDはハンガリー篇。1871年ブダペストで創設された芸術アカデミーは、その後のハンガリー美術の発展に大きな影響を及ぼした。多くのハンガリーの英術家は、ミュンヘン、ウィーン、そしてパリで学んでいるが、彼らがハンガリーに戻ると次々と革新的な絵画を発表した。ナビ派で活動したリップル・ローナイ・ヨージェフ、ホロコーストの犠牲となったユダヤ系ハンガリー画家、アーモス・イムレの妻アンナ・マルギット、ハンガリーの20世紀最大の印象派画家カーロイ・フェレンツィ、パリで印象派の影響を受けたパール・シニェイ・メルシェ、41歳から画家となり独特の世界観を築き上げたティヴァダル・チョントヴァーリ・コストカ。ハンガリー国立美術館に所蔵されているこの5枚の絵画は、ハンガリー美術を知る大きな手掛かりとなるだろう。
10-9352DVD
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(DVD)
価格帯:B
ドキュメンタリー「ノイマイヤーの世界(John Neumeier at Work)」
 〔アーサー王伝説(*) /マタイ受難曲(*) /マニフィカト(#) 〕
 ハンブルク・バレエ(*) 、パリ・オペラ座バレエ(#)
 制作:1989年| 4:3 | NTSC | PCM ステレオ|68分|監督:アンドレ・S.ラバルト。現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー(1939年2月24-)の80歳を記念し再発売されたノイマイヤー若かりし頃のドキュメンタリー映像。イギリスのテレビ番組で制作された映像で、ノイマイヤーの自宅でのインタビュー、「アーサー王伝説」「マタイ受難曲」「マニフィカト」の振付、制作、リハの場面など作品が出来上がっていく怒涛の6か月間が克明に描かれている。インタビューでは自身の経歴や、彼の創造力の源泉、職務に対する考えといった、次々に作品を生み出す天才振付師の素顔を垣間見ることが出来る。また、パリ・オペラ座バレエとの「マニフィカト」は、リハーサルとアヴィニヨンの野外劇場での本番もおさめられており、シルヴィ・ギエムとマニュエル・ルグリも出演する貴重で美しい映像となっている。
10-7205DVD
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(DVD)
価格帯:B
ドリーブ:バレエ「シルヴィア」(全2幕)
 振付、舞台監督、照明:ジョン・ノイマイヤー
  ボーナス:インタビュー(ジョン・ノイマイヤーとオペラ座芸術監督ルフェーブルによる)

 オーレリー・デュポン(シルヴィア) マニュエル・ルグリ(アミンタ)
 ニコラ・ル・リッシュ(アムール、ティルシス、オリオン)
 マリ=アニエス・ジロ(ディアナ)ジョゼ・マルティネズ(エンディミオン)他
 パリ・オペラ座バレエ団 ポール・コネリー指揮パリ・オペラ座o.
 収録:2005年3月、オペラ・バスティーユ、パリ| 16:9 | NTSC |音声: PCM ステレオ 、DD 5.0 、DTS 5.0 |字幕(ボーナス):英独仏西伊| 136分|リージョン:0 |装置&衣装:ヤニス・ココス。現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤーによる「シルヴィア」のDVDが再発売される。ドリーブ作曲、メラント振付により1876年にパリ・オペラ座で初演された「シルヴィア」。ギリシャ神話の狩りの女神シルヴィアと羊飼いのアミンタの恋物語。「シルヴィア」は、1952年に英国ロイヤル・バレエの振付家フレデリック・アシュトンが再演、1979年にはパリ・オペラ座でリセット・ダルソンヴァル版が上演されてきた。1997年にノイマイヤーがパリ・オペラ座のためにギリシャ神話の登場人物を題材に2部構成で新制作。この映像は、2005年にパリ・オペラ座で行われたノイマイヤー版による再演。古典作品の新解釈を得意とするノイマイヤーらしく、現代的で洗練された世界を生み出している。デュポン、ルグリ、ル・リッシュ、ジロ、マルティネズという最高のキャストを揃えた見ごたえのある大作。

C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)|2枚物&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)

 旧譜はこちらから
74-8708
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(DVD)
ヴェルディ:歌劇「アッティラ」
 イルデブランド・ダルカンジェロ(B;アッティラ) シモーネ・ピアッツォーラ(Br;エツィオ)
 マリア・ホセ・シーリ(S;オダベッラ) ファビオ・サルトーリ(T;フォレスト)
 ジャンルーカ・フローリス(T;ウルディーノ) アントニオ・ディ・マッテオ(B;レオーネ)

 ミケーレ・マリオッティ指揮ボローニャ市立劇場o. & cho.
 演出:ダニエーレ・アバド、舞台&照明:ジャンニ・カルッチョ、振付:シモーネ・ブッチ
74-8804
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(Blu-ray)
 収録:2016年、ボローニャ市立劇場、ライヴ|映像監督:アルナルド・カナーリ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 116分|字幕:英独仏日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 2016年にボローニャ市立劇場で上演されたパレルモ・マッシモ劇場、フェニーチェ劇場との共同プロダクションによるヴェルディの≪アッティラ≫が映像化された。≪アッティラ≫は、侵略してきたフン族の王アッティラに身を呈して父の仇討ちを果たさんとする領主の娘オダベッラのものがたり。イタリア統一の時代と重なりイタリア人を勇気づけ鼓舞した≪ナブッコ≫や≪ロンバルディ≫と同様に、愛国的オペラの一つとして人気が高い作品。強力な歌手陣にも注目。現在、世界で最も人気のあるバスバリトン歌手イルデブランド・ダルカンジェロがフン族の王アッティラを演じ、圧倒的表現力で聴衆を魅了。領主の娘には、南米ウルグアイ出身の旬のソプラノ、マリア・ホセ・シーリ。美しく澄んだ歌声で安定的な歌唱を聴かせた。そして、将軍エツィオには注目の若手バリトン、シモーネ・ピアッツォーラ。高い集中力と存分に身体を響かせダイナミックな歌声を披露した。そして近年オペラ演出家としての地位を確立したクラウディオ・アバドの息子ダニエーレ・アバドが演出を手掛けている。
74-8908
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(DVD)
ネルソンス& VPO 〜ザルツブルク音楽祭2018開幕公演
 ツィンマーマン:トランペット協奏曲 ハ長調「誰も知らない私の悩み」(*)
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」(#)
  ホーカン・ハーデンベルガー(Tp;*) ルーシー・クロウ(S;#)
  エカテリーナ・グバノヴァ(Ms;#) アンドリス・ネルソンス指揮 VPO 、
  ハワード・アーマン合唱指揮バイエルン放送cho.
74-9004
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(Blu-ray)
 収録:2018年7月28日-29日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ|映像監督:エリーザベト・マルツァー。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 110分|字幕:英独仏日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 2020年のVPOのニューイヤー・コンサートの指揮者にも決定しているアンドリス・ネルソンス。ボストンso. の音楽監督に加え、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. のカペルマイスターにも就任。2019年にはゲヴァントハウス管との来日も控え、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けている。この映像は、2018年ザルツブルク音楽祭の開幕を飾ったコンサートの模様。冒頭には、ツィンマーマンのトランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」が演奏された。5人のサックス奏者と電子楽器を要し、コラール、十二音、ジャズの形式を用い、意味深なタイトルは有名な黒人霊歌から取られた物。ソリストには、数年前に新日フィルが同作品を演奏した際にも登場したトランペット界のレジェンド、ホーカン・ハーデンベルガー。相当な難易度の作品であるが、圧巻のテクニックで聴かせる。メインのプログラムは、マーラー第2番「復活」。ネルソンスは同年この作品を集中的に取り上げており、雄弁かつ緻密に音楽を作り上げている。また、ウィーン・フィルならではの弦と管が渾然一体となった豊かで美しい響きを存分に味わうことが出来る。フィナーレでは、オケ、ソリスト、合唱全体が細部にまで統一され、パワフルにそして力強く演奏され、感動のクライマックスへと導く。
74-9508
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(DVD)
一次世界大戦終戦100周年記念〜 UNESCO指定コンサート「第9」
 ベートーヴェン
:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
ボーナス・インタヴュー:ラインホルト・ウルト氏とチャールズ・ケイ氏(ワールドo.・フォア・ピース理事)、
            ヴァレリー・ショルティ夫人(ワールドo.・フォア・ピース支援者)

 エリン・ウォール(S) アニカ・シュリヒト(Ms)
 アッティリオ・グラセール(T) ルネ・パーペ(B) ドナルド・ラニクルズ指揮
 ワールド・オーケストラ・フォア・ピース、ウルト(ヴュルト)po.
74-9604
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(Blu-ray)
 収録:2018年11月11日、カルメン・ウルト・フォーラム、キュンツェルザウ、ライヴ|映像監督:エリーザベト・マルツァー。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 70分(コンサート)+ 12分(ボーナス)|字幕:英独日韓。 ブルーレイ仕様: 1080i HD | dts-HD MA 5.0 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.0 2018年は第一次世界大戦終戦100周年にあたる。それを記念してワールドo. ・フォア・ピース(WOP)がUNESCO 指定のコンサートを象徴的な場所2か所で行った。一つはイギリス・ロンドンで行われたBBCプロムス、そして二つ目はドイツ・キュンツェルザウのウルト音楽財団主催の公演。WOPは1995年ゲオルク・ショルティによって創設。1992年にチャールズ皇太子とダイアナ元妃主催で開かれたショルティ80歳記念演奏会がきっかけとなり結成された。「音楽が持つ、平和の使節としての特別な力」を提唱し、ショルティのもとに世界中から優秀な音楽家が集まり、2010年には、ユネスコの音楽親善大使に任命された。本映像は、1918年に戦争が終結して100年後の2018年11月11日にドイツ・キュンツェルザウで行われた公演の模様が収録されている。演奏されたのは、自由と平和の象徴として世界各地で演奏されるベートーヴェンの「第九」。ソリストには、エリン・ウォール、アニカ・シュリヒト、アッティリオ・グラセール、ルネ・パーペという豪華歌手陣が登場。オーケストラは、ワールドo. ・フォア・ピースと地元のウルト(ヴュルト)・フィルハーモニーo. の合同で、ドナルド・ラニクルズの指揮のもと演奏された。ボーナス映像には、ドイツのグローバル企業「ウルト・グループ」の会長で、芸術に造形が深く美術収集家としても知られるラインホルト・ウルト氏と同オーケストラの理事であるチャールズ・ケイ氏、そしてショルティの未亡人による本演奏会に対するインタビューが収録されている。


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