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RAUMKLANG
MARC AUREL EDITION


価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
価格帯B:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)
[SACD]

価格帯M:1CDあたり¥2420(税抜¥2200)
[ミッド・プライス]





 RAUMKLANGはドイツのレーベル。同じくレーベル MARC AUREL EDITION, とも提携関係にあり、同ルートで配給されているため、同時に御紹介。

RAUMKLANG
バッハ時代の楽器を用いたバッハ、他
 ヨハン・シェレ(1648-1701):主をほめたたえよ、わが魂よ
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
  オルガン・コラール「キリエ、とこしえの父なる神よ」BWV.672/
  カンタータ第76番「もろもろの天は
             神の栄光を語り」〜シンフォニア/
  「ヨハネ受難曲」BWV.245〜第31曲「アリオーソ」/
  カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」
   〜わが救いよ、いつ来るか/
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの
   ためのソナタ第1番 ト長調BWV.1027/
  「音楽の捧げもの」BWV.1079〜第5曲「リチェルカーレ」/
  カンタータ第68番「げに神はかくまで世を愛して」
   〜わが信じる心よ/
  ブランデンブルグ協奏曲第1番 ヘ長調BWV.1046
ライプツィヒ・
 コンソート・アンサンブル
ライプツィヒ聖トーマス教会cho.
 ライプツィヒ・コンソート・アンサンブルは、ライプツィヒ博物館が所有するバッハ時代の楽器を用いて演奏活動を行っている。
RK-2002
buyボタン
(2CD)
テレマン:マタイ受難曲(1730/1750改訂) ウルリク・シュターデ(S)
エリーザベト・ヴィルケ(A)
マルクス・ウルマン(T)
エグベルト・ユンガンス(B)他
ハンス=クリストフ・
 ラーデマン指揮
マクデブルク室内cho..
ドレスデン・バロックo.
 テレマンは生涯で46曲の受難曲を書いたが、現存するのは23曲のみ。その中でも良く知られているのがハンブルクで作曲されたこの「マタイ受難曲」で、バッハの同曲とほぼ同時期に書かれている。
憂鬱な旋律
 作曲者不詳:
  Worldes Blis Ne Last No Throwe / Hevene quene /
  Miri it is while sumer ilast /
  Ar ne kuth ich sorghe non / Bryd one breere /
  Dou way Robin / Sancta mater gracie /
  Wel wer hym that wyst /
  Abide I hope it be the best /
  Plus penser que dire /
  Alas departynge is ground of woo /
  My woeful heart / Lullay lullow
 ウォルター・フライ(fl.1450-1475):
  Alas alas is my chief song So ys emprentid
 ロベルタス・ド・アングリア(fl.1460-1475):
  O fallaze e ria Fortuna
 ジョン・ベディンガム(1422-1460):Agwillare
アンサンブル・ベラドンナ
[ミリアム・アンデルセン(Vo/Hp)
 レベッカ・べイン(Vo/フィドル)
 ズザーネ・アンゾルク(フィドル/ rebec )]
 女性3人のアンサンブルによる中世イギリス作品集。アンソルグはセクエンツィアにも参加するなど、世界有数のフィドル奏者。
オッタヴィアーノ・ペトルッチ出版:「詞華集 オデカトンA」
 ハイネ・ファン・ギゼヘム(1445-1497):
  オデカトン20「すべてのことに泣き」(4声)
 ペトルス・ブルドン(1450-1483):
  オデカトン73「すべてのことに泣き」(4声)
 ジョスカン・デ・プレ(1440/50-1521):
  オデカトン95「すべてのことに泣き」のカノンによるクレド(4声)
 ジャン・ジャパール(1476-1481):
  オデカトン21「恋に落ちたよ」(4声)
 作曲者不詳(15世紀):
  オデカトン6「恋に落ちたよ」と「すべてのことに泣き」による
   フロットラ(4声)/オデカドン3「歌う歌う術もなく」(4声)
 ジョスカン・デ・プレ:オデカドン14「わが恋よさらば」(4声)
 作曲者不詳(15世紀):オデカドン3「歌う歌う術もなく」(5声)
 ジャン・ジャパール:オデカドン30「なんと好ましき」(4声)
 ヤコブ・オブレヒト(1450-1505):
  オデカドン69「タンデルナーケン」(3声)
 ハイネ・ファン・ギゼヘム:オデカドン9「愛よ、愛よ」(4声)
 ハインリヒ・イザーク(1450-1517):
  オデカドン44「死せる者」(3声)
 伝ジャン・ジャパール:
  オデカドン31「金のつづくかぎり愛は繁く」(4声)
 アントワーヌ・ビュノワ(1430-1492):
  オデカドン8「もはや私には」(3声と4声)
 ハインリヒ・イザーク:オデカドン40「ここにて安らわん」(4声)
 作曲者不詳(15世紀):オデカドン16「まことなり、愛の神」
 ヨハネス・デ・ストッケム(1445-1487):
  オデカドン5「我なぜにして、もはや言えぬのか」(4声)
  オデカドン81「恋歌─金髪の髪の君へ─」(5声)
 アレクサンドル・アグリーコラ(1445/6-1506):
  オデカドン81「時は来たり」
 ハインリヒ・イザーク:オデカドン5「おお何と」(3声)
 ペトルス・コンギート(15世紀):
  オデカドン2「私は今、堅く信じる」(3声と4声)
 作曲者不詳(15世紀):「サヴォワの羊飼いの娘」(4声)
 ヤコブ・オブレヒト:「その時、小さなナイフを持って」(4声)
 作曲者不詳(15世紀):「ブルゴーニュ人が言った」(4声)
 ヤコブ・オブレヒト:「着飾った人」(4声)
 ハイネ・ファン・ギゼヘム:「すべてのことに泣き」(3声)
レ・フランボワヤン
[アンヌミーケ・カントル(歌)
 ミヒャエル・フォルム
  (リコーダー)
 ヴィヴァ・ビアンカルーナ・
  ビッフィ(フィドル)
 すがわらのりひさ
  (リュート、フィドル)
 アギリウ・モッタ(リュート)
 イレーヌ・クライン
  (ヴィオール)
 ロフェリオ・ゴンサルヴ
  (Perc)]
 イタリア中部の古都ウルビーノ公国に画家ニコロ・ラファエロ(1483-1520)が生をうけた頃、ペトルッチは公国の伯爵グイドバルド1世の学友として宮廷に出入りしていた。その後、多声音楽の楽譜印刷のための画期的な手法を開発し、当時、印刷のメッカだったヴェネチアにおいて1490年代から楽譜編集を営んで成功する。柔軟な譜面作成を可能にするその技術は、音楽的レトリックにみちた当時のマドリガリズム音楽を良質な楽譜で普及・保存するために欠かせないもので、1498年には、フィグール付き歌曲およびリュート作品の分野での独占出版権を得たほどであった。
 当時のフランス=フランドル楽派の作曲家の3〜4声の世俗シャンソン全96曲がおさめられた「詞華集 オデカトンA」の成立年は明らかではないが、人文主義の著述家ジロラーモ・ドナート宛ての献辞には1501年5月15日とあり、装本にはスコット、ラファエロ等の彩色画がほどこされた豪華詞華集である。近年の研究によって、詞華集の編纂をおこなったのはドミニコ会修道士ペトルス・カステラヌスであったことが推測されているが、長きにわたってペトルッチの編纂力をしめす代表的作品として呼びならわされ、その後につづくオデカトン・シリーズB・Cを経て、彼の出版した多くの「フロットラ集」の前史に位置づけられている。
 イザークやオブレヒト、ジョスカンなど、当時の一流作曲家たちのシャンソンが組み込まれた「オデカドンA」を音で聴くことができる、RAUMKLAMG らしい学究的な企画。ベルリン・ドイツ放送との共同制作。
リヒャルト・ヤコブ工房の
 “ワイスガーバー”ギターの響き

  ミゲル・リョベト(1878-1938):
   5つのカタルーニャ民謡
    [盗賊の歌/哀歌/アメリアの遺言/
     エル・メストレ(先生)/御母の御子]
  ロドリーゴ:
   遙かなるサラバンド/麦畑で/
   ヘネラリーフェのほとり
  ファリャ:
   クロード・ドビュッシーの墓碑路のための賛歌
  アグスチン・バリオス=マンゴレ(1886-1944):
   前奏曲 ハ短調/郷愁のショーロ/
   情熱的なマズルカ/森に夢見る
  アストル・ピアソラ(1921-1992):
   ブエノスアイレスの夜/ブエノスアイレスの秋/
   ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春
  プーランク:サラバンド
トマス・
 ミュラー=ペリンク(G)
 リヒャルト・ヤコブ工房の“ワイスガーバー”ギターは、雑音の少ないクリアーな音色と、透明な、気品ある響きにより他の追随を許さない銘器との誉れが高い。その希代のギター製作者、リヒャルト・ヤコブ(1877-1960)は2000本近い作品を残したが、1本として同じモデルがないことでも有名。異色のギター製作家だったといっていいだろう。ドイツのギタリスト、ジークフリート・ベーレントが長く彼のギターを愛用していたこともよく知られている。現在は二世がその後を受け継いで工房を維持、製品は日本にも輸出されているようだ。
 余談だが、彼の生まれ故郷マイク・ノイキルヘンからはもう一人、有名なギター制作者が輩出した。クリスチャン・フレデリック・マーティン、後にアメリカに渡って、現在もアコースティック・ギターのトップ・メーカーとして君臨するブランド「マーチン」を創設した人物である。
 このCDは1958年生まれのドイツのソロイスト、トマス・ミュラー=ペリンクが、ライプツィヒ大学博物館の所有するワイスガーバー・ギターのコレクションから11本のギターを選び出し、それらを一同に用いて行ったレコーディング。リヒャルト・ヤコブの変化に富んだ銘器の特徴それぞれを生かした演奏が、優秀な録音によって克明にとらえられている。選曲も、リヒャルト・ヤコブが生きた年代に合わせた近代の曲が選ばれているところにこだわりを感じさせ、美麗なディジパックに掲載された楽器の写真も美しい。ライナー・ノートにはミュラー=ペリンク自ら筆をとり、銘器ワイスガーバー・ギターについて記述した文章がある(独・英・仏語)。
 ミュラー=ペリンクの名前は何度かの来日で日本のコアなギター・ファンにはお馴染み。彼の演奏は現代ギター社からも、ビデオでリリースされているようだ。なお、彼の師はケルン音楽大学で教鞭をとる佐々木忠氏。
ヘンデル:
 イタリア風の愛のカンタータと室内楽

 トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.2-4/
 カンタータ「お前は誠実か、
        お前は貞節か」 HWV.171/
 トリオ・ソナタ ト短調 Op.1-6/
 快い静けさ、安らぎの泉 HWV.205/
 ソナタ ホ短調 Op.1-1a/
 カンタータ「私の胸は騒ぐ」 HWV.132a/
 トリオ・ソナタ ロ短調 Op.2-1
ステファニー・
 ハウツィール(S)
ボウツ・アンサンブル
[シャルレ・
  W.ブリンク
 (Fl−tr)
 ウルリケ・
  クンツェ(Vn)
 ヘイケ・ヨハンナ・
  リンドナー
 (Vg、Vc)
 レオン・ベルベン
 (Cemb)]
 ヘンデルの室内カンタータとトリオ・ソナタを交互に演奏。ハウツィールの歌唱が絶品。アンサンブルも典雅な響き。
クリスマスのノエル
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
  ガイストリッヒェ・コアムジークOp.11(1648)
    〜「慰めよ、私の民を慰めよ」SWV.382
 ヨゼフ・ラインベルガー(1839-1901):
  「待降節のモテット」Op.176〜アヴェ・マリア
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  14のドイツ民謡集〜第5曲「白い小鳩」
 ヨハネス・エッカルト:マリアは宮に詣で
 アルヴォ・ペルト(1935-):マニフィカト
 ヨハネス・ブラームス:「2つのモテット」
  〜おお救世主よ、天を開けOp.74-2
 マックス・レーガー(1873-1916):
  「12月のドイツの聖なる歌」 〜高く戸を上げよ
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)
  (ヤン・サンドストレーム編):エサイの根より
 クリストフ・デマンティウス(1567-1643):恐れることはない
 コルネリウス・フレウント(c1535-1591):
  Wie schon singt uns der Engel Schar
 フランシス・プーランク(1899-1963):
  おお、大いなる神秘/キリストがお生まれになった
 カール・リーデル(1827-1888):
  Freu dich, Erd und Sternenzelt / Kommet, ihr Hirten
 カルステン・グンターマン(1966-):
  Auf dem Berge, da wehet der Wind
 マックス・レーガー:おお、イェルサレムよ/
  「12月のドイツの聖なる歌」〜来たれ、キリストの力よ
 フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
  「6つの頌歌」〜喜び歌え、地の民よ Op.79-1
 エウセビオス・マンディチェフスキ(1857-1929):
  きよしこの夜
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内cho.
 ドレスデン室内合唱団のクリスマス・アルバムで、由緒正しきクラシカル作品で固められている、マジメな一枚。いわゆる企画アルバムとはいえ、いわゆるポップ・ソング系は一切なし。かろうじてアルバムの最後に「きよしこの夜」が入っているが、無伴奏合唱による、質実剛健なアプローチである。そのユニークさで目を引くのが、ルネサンス期に属するプレトリウスの作品を、スウェーデンの現代作曲家サンドストレムが編曲した「エサイの根より」。音楽というよりパフォーミングに近い「モーターバイク協奏曲」という奇抜な作品もあるサンドストレムだが、ここでは打って変わって静謐の極みのような音楽を書いている。ピアニッシモが支配する、緊張感の高いこの曲を、ドレスデン室内合唱団が一糸乱れぬ歌唱で聴かせてくれている。ディジパック仕様。
ヤコブ・クライン(1688-1748):
 チェロと通奏低音のための6つのソナタ Op.4
クリスティアン・
 フォン・デア・ゴルツ(Vc)
ヒレ・パール(ガンバ)
リー・サンタナ(リュート)
 クラインはバロック期のオランダの作曲家。チェロを独奏として扱い、ガンバを通奏低音として用いたソナタだけに、むしろ低音弦楽器の二重奏と聞こえる。チェンバロを使用せずリュートのみ和音を奏でるという趣向のため、よけいにその感が強い。
 クリスティアン・フォン・デア・ゴルツはフライベルク・バロック・オーケストラを皮切りに、ハノーヴァー・バンドでも活躍した名手。モダンとバロック、両方の楽器を使いこなせる人で、フィルハーモニア管弦楽団やロンドン・フィルハーモニックでもソロを弾いた経験があるという。ヒレ・パールと、リー・サンタナのコンビはDHMレーベルのトップ・アーティストとして古楽ファンにおなじみ。
スウェーリンク〜オルガニストたちの創造主
 ハインリッヒ・シャイデマン(1595-1663)、
 メルヒオール・シャイト(1592/3-1667)、
 ディルク・ヤンソーン・スウェーリンク(1591-1621)、
 ヤン・ピーテルスゾーン・
  スウェーリンク(c.1562-1621)、
 パウル・ザイフェルト(1586-1666)
  のオルガン作品(全13曲)
レオン・ベルベン(Org)
 バロック初期におけるオランダのオルガニスト、スウェーリンクはオルガン音楽の大家として当時指導的地位にあったと言われる。彼の下には多くのヨーロッパの作曲家たちが教えを請いにやってきた。スウェーリンクが彼らにどんな教授法を施したかは明らかではないが、多くの一流作曲家が輩出されたのは事実で、このディスクはそこに焦点をあて、スウェーリンク派のオルガン作品の流れを俯瞰する企画。
ジャック・マルタン・オトテール(1673-1763):
 「序曲、組曲と三重奏のためのソナタ集」〜
  [組曲第2番/同第3番/同第4番]/
 三重奏のためのソナタ Op.3/
 「前奏の技法」〜前奏曲 ト短調/同 ニ長調
ジャン=アンリ・ダングルベール(1635-1691):
 クラヴサンのためのパッサカリア/他(全10曲)
ミヒャエル・フォルム(リコーダー)
レベッカ・ルーソ
 (ディスカント&バス・ガンバ)
ドロレス・コストヤス(テオルボ)
ディルク・ボルナー(Cemb)
 木管楽器(フルート、リコーダーなど)の製作者、作曲家や演奏家を多く輩出し17世紀フランス音楽に大きな影響を与えたオトテール一族。中でも最も有名で「ル・ロマン」のあだ名を持つジャック・マルタン・オトテールのリコーダー作品を集めたアルバム。リコーダーはRaumklangに2枚の録音を行っているミヒャエル・フォルム。
悲しい楽しみと苦しい喜び
 ギヨーム・デュファイ(c.1400-1474):
  美しい人よ私をあなたの召使いに/
  私の愛しい人の愛のために/
  Qui latuit in virgine /
  哀れにもわが身をかこつ/あの気高い顔/
  恋する私たち目覚めよう/やあ諸君/
  私の心は殉教者のように痛む/
  J'ai grant doulour /美わしの聖処女/レオ殿
 作曲者不詳(15世紀):
  La plus grant chiere、Paumgartner
 ヤコブス・ヴィデ(1386-1433):
  Et c'est assez
 ジル・バンショワ(1400-1460):
  悲しい楽しみと苦しい喜び/ Mort en merchy /
  Lune tres belle /
  Adieu adieu mon joieulx souvenir
 ニコラス・グレノン(1380-1456):
  La plus belle et doulce figure
レナ・スザンヌ・ノーリン(A)
ランドール・クック
(ヴィオラ・ダ・ガンバ/フィドル)
スザンヌ・アンソルグ
(フィドル/レベック)
 ドミニク・ヴェラール、ルネ・ヤーコプスなど巨匠たちとの共演を重ねるスウェーデンのアルト、レナ・スザンヌ・ノーリンが歌うデュファイの世俗歌曲を中心としたアルバム。同世代のバンショワらの作品が組み込まれているところも嬉しい。ノーリンはストックホルム音楽院でバロック唱法の指導も行っており、深みのある歌声が作品を巧みに表現している。
夏の夜の庭〜15世紀後半のフランス歌曲集
 ヨハンネス・オケゲム(1425-1497)、
 アントワーヌ・ビュノワ(1430?-1492)、
 カール・デル・キューネ・ヘルツォーク・
  フォン・ブルグンド(1433-1477)、
 ギョーム・デュファイ(1400-1474)、
 ジル・バンショワ(1400-1460)、
 ドラエ(c.1450)、
 ウォルター・フライ(1450-1470)、
 バルビジャン(c.1450)、
 ハイネ・ヴァン・ヒゼヘム(15世紀)、
  他の作品(全14曲)
ラ・モッラ
 ラ・モッラは歌手2人、ヴァイオリン1人、笛2人、ハープ1人、リュート1人、計6人からなる後期中世音楽アンサンブル。
ラ・タヴォラ・クロマティカ
 エルコレ・ボットリガーリ(1531-1612):新しい歌
 ポンポニオ・ネンナ(1556-1613以後):
  S'io taccio il duols' avanza/Ecco, o mia dolce pena/
  Ancide sol la morta
 ケルビーノ・ワエシック(1632頃-1639):
  第2のカンツォーナ
 ジョヴァンニ・ピエトロ・デル・ブオーノ(1657頃活動):
  ソナタ第5番−第7番 他(全18曲)
イヴリン・タブ(S)
西山まりえ(Hp)
アール・ヒズ・ヴァイオルズ
 タヴはロンドン・ギルドホール音楽院で学び、現在はスコラ・カントルム・バシリエンシスで教鞭を執っているソプラノ。アール・ヒズ・ヴァイオルズは16−17世紀の作品をレパートリーの中心とする、スコラ・カントルム・バシリエンシス内で創設されたヴィオル・アンサンブル。
ミルテイト〜ギリシャの伝統歌曲集
 San To Feggari Tis Anixis / Lemonia /
 Apo Makran Elepose / Myrtate /
 El Clavel y La Espada / Mia Paraskevi /
 Tis Trichas To Gefiri / Moiroloi Tou Idomenea /
 Anathema Tis Moires / Anixe Porta Tis Xanthis /
 Pano Choros / Triantafilia /
 Sto Pa Kais To Xanaleo
オドラ・バカ(Vo)
ティミオス・アツァカス
(リュート)
パンテリス・パフリディス
(リラ/Vo)
ビヤン・チェミラニ(トンバック)
 古くからギリシャに伝わる伝統的な11曲の歌曲を集めた作品集。当レーベルは先に、旧ソ連の小国グルジアの伝統音楽を集めた「グルジアの旅〜世俗的で霊的な合唱音楽」(RK-2304-1/2)をリリース、ヨーロッパ伝統音楽の分野でもクォリティの高い録音を生み出した実績がある。幼少の頃からギリシャの伝統歌曲に親しんできたヴォーカルのテオドラ・バカは、伝統音楽の旋律や音色と、現在のギリシャや他国の音楽のスタイルの融合に成功している。
グルジアの旅〜世俗的で霊的な合唱音楽
 グルジア旅行記
  [カヘティアの歌曲/カルトリの歌曲/メグレリアの歌曲/
  スワンティアの歌曲/イメレティアの歌曲/グリアの歌曲(1)/
  アジャリアの歌曲/グリアの歌曲(2)/
  モトサメタ修道院の鐘の音/シェモクメディ修道院の聖歌集/
  グルジアとの別れ
トビリシ・
 アントシス・シャティcho.
カヘティア・ツィナンダリcho.
グリアの3人の年老いた歌い手
 黒海に沿岸に位置する旧ソ連の小国グルジア。そのグルジアに古くから伝わる伝統音楽(合唱音楽)を2枚のCDに凝縮。ポリフォニーを基本としたグルジアの音楽は、世界で唯一ユネスコによって保護されている伝統音楽である。今回の録音はRaumklangのセバスチャン・パンク氏が2003年にグルジアを訪れた際に、録音に参加している3つの合唱グループに出会ったことがきっかけになったという。収録されている音楽は、グルジアの各地方に伝わる伝承音楽や修道院で歌われた音楽、鐘の音など。グルジアの伝統音楽によってグルジアを知りグルジアを旅することの出来る非常に興味深いアルバム。
16世紀ニュルンベルクで出版された音楽
 アレクサンダー・アグリーコラ(1497-1543)、
 ルートヴィヒ・センフル(1486以前-1542/43)、
 ヤーコブス・バルビロ(1455-1491)、
 ヨハネス・ヒゼリン(1491頃-1507頃活動)、
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543)、
 ハインリヒ・イザーク(1450/55以前-1517)、
 ハンス・ブフナー(1483-1538)、
 ヤコブ・オブレヒト(1457/8-1505)、
 アントニオ・デ・フェビン(1470以前-1511/12)、
 ハンス・ノイジードラー(1508/09以前-1563)、
 シクストゥス・ディートリヒ(1493以前-1548)、
 不詳の作品(全27曲)
ジュリアン・ポッジャー(T)
ムジケ&ミルト
 ヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャーの弟であるジュリアン・ポッジャーが参加したアルバム。ポッジャーは全27曲中5曲に参加。他22曲は器楽曲。ジュリアン・ポッジャーは自ら合唱団トリニティ・バロックを主宰しゴシック・ヴォイセズ、ザ・ハープ・コンソート、そしてあのタリス・スコラーズのメンバーとしても活躍している。
 ムジケ&ミルトは2人の女流ガンバ奏者によって1997年に結成。バーゼル・スコラ・カントルムでパオロ・パンドルフォのマスター・クラスを受けた後、様々なコンクールで入賞。ヨーロッパを中心にTV出演、コンサートなどを行っている。
ビアージョ・マリーニ(1597-1663):
 「ソナタ、シンフォニアとリトルネロ」Op.8(1629)
  [24曲のソナタ、シンフォニア等から成る曲集]
コルドアルテ
 16世紀イタリアの作曲家、楽器奏者であるビアージョ・マリーニの作品の中で最も大規模で革新的とされているOp.8。演奏はサックバット、ハープも参加している若手奏者による器楽バロック・アンサンブル、コルドアルテ。
RK-2307
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(2CD)
J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247
  (フォルカー・ブロイティガムによる
  福音書記者の音楽付き)
ウルリク・シュタウデ(S)
クラウディア・ザイナー(A)
マルティン・ペツォルト、
ヘルマン・オズワルド(T)
ヴォルフ・
 マティアス・フリードリヒ(B)
クリスティアーヌ・
 ブロイティガム(Org)
シュテファン・ストポラ(Perc)
フォルカー・ブロイティガム(朗読)
デイヴィット・ティム指揮
ライプツィヒ・バロックo.
ライプツィヒ・
 ヴォーカルアンサンブル
 2003年4月5日、ライプツィヒ聖トーマス教会、ライヴ。
 多くの作曲家、学者や指揮者によって復元が試みられているバッハのマルコ受難曲。この録音では1939年ドイツ、フローナウ出身の作曲家・オルガン奏者であるフォルカー・ブロイティガムによって作曲された福音書記者の音楽とバッハの音楽が交互に演奏されるという形になっている。
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
 カンタータ「イエスは私の生命の生命」BuxWV.62/
 7つの連作カンタータ「われらがイエスの四肢」BuxWV.75/
 カンタータ「主よ、あなたさえこの世にあれば」BuxWV.38
ヴォルフガング・カッチュナー指揮
カペラ・アンジェリカ、
ラウテン・カンパニー
 バッハ以前の時代を代表するドイツの巨匠で、若きバッハにも大きな影響を与えたリューベックの大作曲家、ブクステフーデのカンタータ集。ヴォルフガング・カッチュナーとハンス・ヴェルナー・アーペルによって1984年に結成されたラウテン・カンパニーの研ぎ澄まされた演奏とカペラ・アンジェリカの緊張感を保った歌声は秀逸。録音も非常に優秀で、演奏の魅力を更に引き立たせている。
RK-2404/5
buyボタン
(2 HYBRID SACD)
天使たちの音楽〜1594年ドイツ・フライベルク教会の楽器
 [DISC 1] 後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽
 アントニオ・スカンデッロ(1517-1580):
  Missa sex vocum super Epitaphium illustrissimi/
  Principis ac Domini Mauritii/Ducis et Electoris Saoniae
 ジョヴァンニ・バッティスタ・
  ピネロ・ディ・ギラルディ(1544頃-1587)、
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)、
 ハンス・レオ・ハスラー:(1564-1612)、
 レオンハルト・レヒナー:(1553頃-1606)、
 他のモテット等(全14曲)
 [DISC 2] 後期ルネサンス時代ザクセンの世俗音楽
 アントニオ・スカンデッロ:Imperium Augusti sit foelix
 メルヒオール・フランク(1573-1639)、
 オルランドィス・ラッスス、
 アントニオ・スカンデッロによる世俗歌曲
 エリアス・ニコラウス・アンマーバッハ(1530-1597)、
 ダヴィッド・サメンハンマーらによる舞曲、他(全34曲)
クリスティーネ・
 マリア・レンベック(S)
ラルフ・ポプケン、
ダヴィッド・エルラー(CT)
ジュリアン・ポッジャー、
ミヒャエル・シャフラート(T)
ラインハルト・デッカー(B)
ローランド・ウィルソン指揮
アンサンブル・
 ドイツ、ザクセン州人口約4万の都市フライベルク。フライベルク教会の中には楽器を持った天使の像が飾られており、それらが手にしている約30に及ぶ楽器はなんと1594年に制作された実物の楽器であるという。これらの楽器の存在に注目したライプツィヒ大学楽器博物館が、当時の楽器の音色による音楽を再現するために一大プロジェクトを立ち上げることになった。まずは天使の像が持つ1594年の楽器を詳しく研究し、忠実に再現を行ったレプリカを制作。そしてラウムクラングとライプツィヒ大学楽器博物館によって厳選され選抜された演奏家たちに複製した楽器を貸与し、1年間の準備期間を経て2004年にレコーディングが実現した。
 このプロジェクトの演奏でタクトを執るのはドイツでムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・デュカーレといったアンサンブルで音楽監督を務める16世紀音楽のスペシャリスト、ローランド・ウィルソン。ウィルソンの指揮の下、選ばれし古楽器演奏の名手たちによるアンサンブル「ムジカ・フライベルゲンシス」とレイチェル・ポッジャーの弟ジュリアン・ポッジャーをはじめとした実力派ソリストが後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽と世俗音楽を当時に限りなく近づけた音色で見事な熱演を繰り広げている。
 このプロジェクトの目玉である楽器の音色を余すことなく収録し再現させるためにSACDフォーマットを使用してのリリースという点もポイント。ラウムクラングが取り組んだ後期ルネサンス時代の音楽の復活という一大プロジェクトの成果に乞うご期待。
 ハイブリッドSACDフォーマットながら、通常CDと同価という特別価格。
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):
 リュートとキタローネのための音楽
  [全20曲からなる曲集]
アクセル・ウォルフ
 (リュート、キタローネ)
ユナイテッド・
 コンティヌオ・アンサンブル
 ボローニャ出身の作曲家・リュート奏者であったピッチニーニ。1623年出版の曲集に「我こそがキタローネの考案者である」と記述したという話が残っている。
 アクセル・ウォルフはナイジェル・ノース、ホプキンソン・スミス等のマスター・クラスを受けた後、1988年にリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートから成るラ・スフォンドラーダを結成。世界各国でコンサート活動を行っている。
即興による中世の礼拝音楽
 不詳(12世紀頃):Viderunt omnes
 グレゴリオ聖歌:Factus est Dominus/
  Alleluia Dies sactificatus/ Vox clara ecce intonat
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
  O Plangens Vox/ Hodie aperuit nobis
 不詳:Crucifixum in carne laudate(1390頃)/
  De monte lapis scinditur(12世紀)/Strips Jesse(11世紀)/
  Mater Dei(13世紀)/Benedicamus Domino(14世紀)
アンサンブル・ヌーン
 中世の礼拝音楽をサクソフォン、エレキギター、女声という編成で即興演奏にしてしまったという意欲作。
スペインの祭〜フラメンコとカンシオン集
 アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):ダンス
 ホセ・マリン(1618-1699):No piense Menguilla
 作曲者不詳:No hay que decirle el primor
 ガスパル・サンス(1640-1710):Jacares
 ディエゴ・オルティス(〜1510-1570):
  第8リチェルカーダ/第4リチェルカーダ 他(全16曲)
メルセデス・エルナンデス(S)
エルバ・ラ・グァルディア(ダンス、歌)
ユナイテッド・
 コンティヌオ・アンサンブル
 16−17世紀にスペインで演奏されていたフラメンコ音楽やカンシオン(歌謡)の数々を収録。ヴォーカルを担当するグァルディアの情熱を感じさせるステップ音も収められている。
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248(抜粋)
 第1部「いざ祝え、このよき日を」/
 第2部「この地に野宿して」/
 第3部「天の統治者よ、この歌声を聞け」
カタジナ・ヤギェウォ(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
マーカス・ウルマン(T)
ヨッヘン・クプファー(B)
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン・バロックo.、
ドレスデン室内cho.
 録音:ドレスデン、聖ルカ教会。ライヴ。
 ドレスデン室内合唱団は1985年にラーデマンにより、ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー・アカデミーの学生たちを団員として結成された。
Una Musa Plebea 〜ルネサンス時代イタリアの音楽
 Roccu Mambrini (?-?), Francescu Simeoni (?-?) : Chjama è rispondi
 作曲者不詳: Tent'a l'ora ruzenenta / フランチェスコ・ヴァロテル(1460頃-1502): Strambotti
 Nello Landi (?-?), Emilio Meliani (?-?) : Ottave a contrasto - Poetic improvisation
 作曲者不詳: Turcho, turco e Isabela "La Tricotea" / Ay me sospiri
 マルケット・カーラ(1470頃-1525): Non peccando altri che il core
 作曲者不詳: Ogni cosa he el suo loco / El bon nochier
 Mario, Fillippi (?-?), Andrea Bacci (?-?): Stanze dal "Maggio d’Orfeo ed Euridice"
 作曲者不詳: Ottave dal "Transito di Carnavale!" / Pianzete done / Romanesca
 Enrico Baschieri (?-?) : Ottave dal "Maggio d’Orfeo ed Euridice"
 作曲者不詳: O gratiosa viola gentile / グリエルモ・ダ・ペーザロ(1420-1481):Gratioso
 作曲者不詳: Perla mia Cara / ペーレ〔ピエトロ〕・オリオーラ(?-?): Trista che spera
 ドランド・ベルナルディーニ(1440-1480): Ottave dall' "Orlando furioso"

  アンサンブル・ルチダリウム/他
 録音:2002年-2007年。ルネサンス時代のトスカーナとコルシカにおける大衆的な詩と音楽を合わせ、当時の庶民に親しまれていた音楽を再現。
Mel et lac〜聖母マリアのための12世紀の歌曲集
 不詳:Patris ingeniti filius/ Res Iocosa/
  Divina maduit aera/ Thronus regis instauratur/
  Candida virginitas/ Preconia virginis/ Petrus Abaelardus/
  Quam felix cubiculum/ Gaude Maria virgo/ Inviolata Maria/
  Lectio Libri Sapientie, Maria mater indulgentie/
  Flos floriger/ Castitatis lilium effloruit/
  Ad cantus leticie
アンサンブル・ペレグリーナ
 スイスのバーゼル・スコラ・カントールム(バーゼル市立音楽院)で学んだ3人の女性歌手たちによって1997年に結成された女声ヴォーカル・アンサンブル、ペレグリーナ。
ドン・キホーテ・イン・ハンブルク
 テレマン:ドン・キホーテのブルレスカ、La Querelleuse
 ヨハン・マッテゾン(1681-1764):
  カスティーリャ・イ・レオン王エンリケ4世の秘密の事件
 フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1681-1732):
  シエラ・モレーナのドン・キホーテ
エルビポリス・
 バロックオーケストラ・ハンブルク
 ドン・キホーテにまつわる作品の数々を、ドイツのハンブルクに拠点を置くバロック・オーケストラが演奏したRauklangらしい好企画盤。
ジョゼフ=マリー=クレマン
 (ヨゼフ・クレメンス・フェルディナンド)・
  ダッラーバコ(1710-1805):
   無伴奏チェロのための「11の奇想曲」
クリスティン・
 フォン・デア・ゴルツ
(バロックVc)
 世界初録音。J−M−C(J.C.F.).ダッラーバコは、有名な作曲家でミュンヘン選帝侯会議のメンバーでもあった父エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(一般に「ダッラーパコ」と言えばこの父を指す)を持つイタリア系オランダの作曲家。古典派様式など新しい手法が現れ始めていた時代に生きたダッラーバコだったが、自身はバロック様式に基づいた作品を書き上げている。チェロのゴルツはフライブルク・バロック・オーケストラを皮切りに、ハノーヴァー・バンドでも活躍した名手。モダーンとバロックの両楽器を使いこなし、フィルハーモニア管やロンドン・フィルとの共演でもソロを弾いた実力者。
バロック時代の作曲家による賛歌と哀歌
 ゲオルク・ベーム(1661-1733):
  Mein Freund ist mein,
   entflieht, ihr Sorgen /
  受難のための3つの歌/
  復活祭と聖霊降臨祭のための3つの歌/
  3つの歌/奇想曲/夕べの歌
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):
  哀歌[I/V]
 テレマン:カンタータ「Entzuckende Lust」/
       ソナタ ホ短調
 ブスクテフーデ:カンツォネッタ ト長調
 ヤン・ディスマス・
  ゼレンカ(1679-1745):哀歌 II
 J.S.バッハ:
  おお主なる神、われを憐れみたまえ BWV.721/
  われは満ち足れり BWV.82/
  シェメッリ讃美歌集より
ゴットホルト・
 シュヴァルツ(Br)
ジークフリート・パンク
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハンス・クリストフ・
 ベッカー=フォス
(Org/Cemb)
 ドイツのツヴィッカウ出身で、ロッシュ(ロッチュ?)、シュライヤー、ポンマー、リリングなど超一流の音楽家たちの下で研鑽を積んだシュヴァルツによるバロック・アルバム。バロック唱法にも長けており、通奏低音とのバランスやバロック作品の表現力にも素晴らしいものがある。
ヨハン・ヴァレンティン・メーダー(1649-1719):
 聖マタイの受難オラトリオ
ニッキー・ケネディ(S)
ハンナ・モリソン(S)
ドロシー・メルケル(A)
ゲルト・テュルク(T)
クリスティアン・ヒルツ(B)
ミヒャエル・アレクサンドル・
 ヴィーレンス指揮
ケルン・アカデミーo.
 「 Damals und Heute 」
 父と4人の兄弟全員がオルガン奏者という音楽一家に生まれたメーダー。自身も作曲家、オルガン奏者、歌手として名声を獲得し、スウェーデンのストックホルム宮廷の音楽監督も務めていたとされる。メーダーの宗教音楽はブクステフーデの影響を受けており、中でも1700年に作曲された「聖マタイの受難オラトリオ」は最高傑作と評される作品。
J.S.バッハ:モテット集
 伝承曲:
  コラール「来たれ、神にして創造主なる聖霊よ」
 J.S.バッハ:
  モテット第2番
   「御霊はわれらが弱きを助けたまう」BWV.226/
  コラール「Du heilige Brunst」
 伝承曲:Zund uns ein Licht an im Verstand
 J.S.バッハ:モテット第5番
  「来ませ、イエスよ、来ませ」BWV.229
 伝承曲:コラール「Denn du bist der Troster」
 J.S.バッハ:
  コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」
   BWV.622
 作曲者不詳(15世紀):主キリスト、神のひとり子
 J.S.バッハ:
  モテット第3番「わが喜びなるイエスよ」BWV.227/
  コラール「主キリスト、神のひとり子」BWV.601
 作曲者不詳(16世紀):わが魂は主をあがめ
 J.S.バッハ:
  モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とあり」
   BWV.228
 作曲者不詳(16世紀):主にみさかえあれ
 伝承曲:コラール「Gott Vater sei Lob」
 シュッツ:レスポンソリウム
 J.S.バッハ:
  「マニフィカト」によるフーガBWV.733/
  モテット第1番「主に向かいて新しき歌を歌え」
   BWV.225
ジュリアン・ポッジャー(T)指揮
トリニティ・バロック
 ジュリアン・ポッジャー&トリニティ・バロックのバッハ・アルバム! ゴシック・ヴォイセズ、ザ・ハープ・コンソート、そしてタリス・スコラーズのメンバーとして、またソリストや指揮者としても目覚しい活躍を見せているイギリスのテノール、ジュリアン・ポッジャーがリーダーを務める、ルネサンス時代からバロック時代までの声楽作品のスペシャリスト集団としてケンブリッジ・トリニティ・カレッジで結成されたトリニティ・バロックの新録音。バッハのモテット集、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、シュッツの宗教作品集、イギリスのルネサンス音楽、スペインのミサ曲集など、楽曲研究や時代考察に基づいて組まれたトリニティ・バロックのコンサート・プログラムは各方面から絶賛を受けている。この「バッハのモテット集」でもバッハのモテットだけでなく同じくバッハのコラールや同時代に書かれたとされる作曲者不詳の作品、シュッツのレスポンソリウムが組み込まれ、1つ1つの作品に対する熱き信念とこだわりがプログラムに表れている。
天使の光と苦難の影〜
 平和なクリスマスのドイツ歌曲集
(全19曲)
クリスティーネ・
 マリア・レンベック
(S/P)
エミリア・グリオツィ
(Vc/チェレスタ)
 ジル・フェルドマンの下で声楽を学んだソプラノ、レンベックにより、弾き語りやチェロ、チェレスタの伴奏で歌われる歌曲。クリスマスの時期にドイツで親しまれている作品集。
ジェリコの薔薇
 作曲者不詳:アンナ・フォン・ケルンの歌曲集
マリア・ヨナス指揮
アルス・コラリス・ケルン
 アルス・コラリス・ケルンは、バーゼル・スコラ・カントルムでルネ・ヤーコプスから教えを受けたマリア・ヨナスが2004年に創設した女流奏者のみの古楽アンサンブル。中世15世紀頃の音楽として現在に伝わる作曲者不詳の歌曲集からは、シンプルながらも深みのある美しさを聴き取ることができる。
チューリンゲンの聖エリザベスの人生
 中世の詩と歌曲
イオクラトレス、
アルス・コラリス・ケルン、
アマコード
 2007年が生誕800年とされている中世のマザー・テレサことチューリンゲンの聖エリザベス(1207-1231)。数多くの伝説と共に生きた聖エリザベスの人生を中世の音楽によって表現している。詩の朗読とピリオド楽器の演奏で絶妙の雰囲気を作り出しているイオクラトレスとアルス・コラリス・ケルン。加えてドイツを代表するヴォーカル・アンサンブルにまで成長したアマコードが随所で素晴らしいハーモニーを聴かせる。
アントワーヌ・ダール(1715-1784):
 バソン、またはチェロと
  通奏低音のための6つのソナタ(1759)

 [第1番 ハ長調/第6番 イ短調/第2番 ト長調/
  第3番 ハ短調/第4番 ヘ長調/第5番 ニ短調]
クリスティ−ネ・
 フォン・デア・ゴルツ(Vc)
ヒレ・パール
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリスティーネ・ショルンスハイムv (Cemb)
 太陽王ルイ14世の時代に活躍したアントワーヌ・ダールの詳細な経歴は明らかではないが、パリ・オペラ座の母体となったヴェルサイユのオペラ・ロワイヤルの団員(オーボエ&ファゴット奏者)として18世紀フランスの大作曲家たちのオペラを演奏したとされる。1759年に作曲されたこの6つのソナタは元来「バソンもしくはチェロ」のために書かれたもので、スピード感に満ちた早く細かいパッセージと高音域が全曲を通した特徴となっており、高度な技術を身に付けた奏者でなければ演奏が困難な作品。
 1991年から2004年までフライブルク・バロック・オーケストラのメンバーとして活躍したフォン・デア・ゴルツ。ソリスト、室内楽奏者としても精力的な活動を展開しており、ロンドン・フィルやハノーヴァー・バンド、ベルリン・バロック・ソロイスツなどに招かれるなど実力派女流奏者として厚い信頼を寄せられている。そしてザ・ハープ・コンソートのガンバ奏者としてその名を知られてきたパール、世界的鍵盤奏者としての名声を確立したショルンスハイムの2人が通奏低音としてフォン・デア・ゴルツの演奏を支え、18世紀フランスの知られざる音楽家が残した難曲に挑む。
ドレスデン宮廷礼拝堂の音楽
 ハスラー:
  第9旋法によるトッカータとフーガ、カンツォン
 ミヒャエル:4声の前奏曲
 シャイト:マニフィカト
 エルバッハ:第4旋法による4声のカンツォン/
  カンツォン ハ長調/
 フローベルガー第15番 ト短調
 ヴェックマン:パルティータ ニ短調
 フローベルガー:ファンタジア第7番
 ヴェックマン:ファンタジア
 フローベルガー:悲しみとトンボー
 ヴェックマン:トッカータ ニ短調
 ミヒャエル:4声のトッカータ イ短調
 クレム:フーガ第22番
 ケルル:トッカータ第8番
 J.プレトリウス:ドイツのマニフィカト
 シャイデマン:
  Jefu wollft uns weifen/前奏曲 ト長調
セバスティアン・クネーベル
(Org/Cemb)
ブリッタ・シュヴァルツ(A)
 ザクセン選帝侯の下でその才能を発揮したハスラーやヴェックマン、ヴェックマンとお互いに影響を与え合ったフローベルガーなど、ドレスデン宮廷に縁のある音楽家たちの作品を、ザクセン州のゴスヴィヒにある旧教会で演奏した好企画。ドレスデンとワイマールで教会音楽を学んだ鍵盤奏者セバスティアン・クネーベルは、コープマン、フォーゲルから古楽奏法を伝授されたドイツ教会音楽のスペシャリスト。テレマニッシェス ・コレギウム・ミヒャエルシュタインのチェンバロ奏者として活躍し、2007年からはヒューストン・バッハ協会の客演オルガニストに招聘されている。
ハンブルクの胡椒袋の音楽
 テレマン:
  序曲「オンファール」 ホ短調/
  「オンファール」からのアリア
 ヘンデル:シンフォニア 変ロ長調/協奏曲 変ロ長調
 カイザー:組曲「ヘラクレスとエベ」
イェリー・サー(S)
ハンブルク・エルビポリス・
 バロックo.
 「胡椒袋」とは、17世紀にかけて隆盛を誇ったヨーロッパの都市同盟「ハンザ同盟」で芸術家たちに経済援助を行った貿易商を指す1つの呼び名のこと。ソウルに生まれバロックの分野で頭角を現している韓国のソプラノ歌手イェリー・サーとハンブルクを拠点とするエルビポリス・バロックo.が、当時ハンザ都市の都市だったハンブルクで活躍したテレマン、ハイドン、カイザーの作品を溌剌と再現している。
舞曲さまざま
 パーセル:歌劇「妖精の女王」からの組曲
 コレッリ:合奏協奏曲 Op.6-4
 ルベル:舞曲さまざま
 アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ニ短調Op.9-2
 テレマン:7声の序曲
アルフレッド・
 ベルナルディーニ(Ob)指揮
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・
 バロックo.
 才能溢れるヨーロッパの若手奏者が集結するEUバロックo.で出合った演奏家たちによって2004年に結成された新進気鋭のピリオド楽器演奏団体。2007年のトリゴナーレ古楽音楽祭での大成功によって注目が一挙に高まっている。アンサンブル・ゼフィロの創設メンバーにしてバロック・オーボエの名手ベルナルディーニの統率力とソロが、若きピリオド奏者たちの持ち味を最大限に引き出している。
RK-2705
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(2CD)
エレメント〜トリゴナーレ古楽音楽祭 2007
 カッツァーティ:Factum est praelium magnum in coelis
 ファルコニエリ:Battalla de Barabaso, Yerno de Satanas
 ロニョーニ:星に対して彼は打ち明けた/メルラ:シャコンヌ
  [ラ・フェニーチェ]
 作曲者不詳:Qui d’amours veult avoir / Pour haut et liement chanter /
       Pour haut et liement chanter / Je la remire la belle
  [アンサンブル・ユニコーン]
 マショー:
  Puisque la douce rousée / Fins cuers doulz / Noster cetus (St. Martial) /
  Felix virgo /ロメオとジュリエット
  [ヒリアード・アンサンブル]
 テレマン:序曲「昔と今の諸国民」 ト長調
  [ハーモニー・オヴ・ネイションズ・バロックo.]
 マンチーニ:Quanto dolce e quell'ardore
 プラッティ:オーボエとファゴットのためのソナタ
  [コンチェルティーノ・アマリッリ]
 W.F.バッハ:シンフォニア ヘ長調
 モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調K.138
  [イル・ジャルディーノ・アルモニコ]
 ハイドン:ソナタ ハ短調Hob.XVI-32[クリスティーネ・ショルンスハイム]
 録音:2007年7月。なお、個々の細かい楽器や編成は、レーベルのサイトにも記載されていない。
 2003年からオーストリアのケルンテンを舞台としてスタート、世界的な名声を誇る音楽家たちの出演で大きな注目を集めている「トリゴナーレ古楽音楽祭」の録音は、2004年-2006年の3年分がORFから[年順に ORFCD-394(2SACD)、450、487(2CDs) ]発売されているが、2007年は当レーベルからの発売となった。ヒリアード・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ショルンスハイムら古楽界のスターたちによるライヴはファン必聴。
ナポリのスペイン宮廷における音楽
 ヴェラルディニエロ(16世紀):
  ビリャンシーコ「Crai Crai Crai」
 トラバーチ:カンツォーナ
 マッケ:ガイヤルド第1番&第2番
 リッツォ:タンブレリアータ
 ハリソン:ムネイラ・ダ・コシーナ
 作曲者不詳(1546年頃):ナ・マロッタ
 オルティス:リチェルカーダ第2番
 マッケ:カプリチェット
 作曲者不詳:タランテラ/他
アンサンブル・
 オーニ・ヴィータルス
 スペインが統治していた16世紀ナポリの宮廷音楽にスポットをあてたユニークな作品集。アンサンブル・オーニ・ヴィータルスは、12世紀から16世紀にかけての地中海沿岸地方のキリスト教とイスラム教の音楽、娯楽、文化の研究を行うために1983年に結成された古楽演奏団体。
シャルル豪胆公とブルゴーニュ宮廷の音楽
 作曲者不詳:ファンファーレ「ラッパの拍子による」
 デュファイ:ラッパの拍子によるグローリア
 モートン:武装した人 / デュファイ:度量ある人々の称賛を
 作曲者不詳:ブルゴーニュ公は言った / ギゼゲム:アモール、アモール
 ブノワ:あなたこそが主
 デゥファイ:シャンソン「もしも顔が青いなら」/ミサ曲「もしも顔が青いなら」/他
  ヒリアード・アンサンブル レ・フランボヤン
  デイヴィッド・マンロウ指揮アーリー・ミュージック・コンソート・オヴ・ロンドン
  ラ・モラ アンサンブル・アマコード レナ・スザンヌ・ノーリン(A)
  ランドール・クック(ヴィオラ・ダ・ガンバ/フィドル) スザンヌ・アンソルグ(フィドル/レベック)
  ダニ・ペラガッティ、ヨハン・マイトレ(シャルマイ) ジャン=フランソワ・マドゥフ(Tp)
  ケール・クーパー、フェリックス・ストリッカー(Tp/Tb)
 ベルン歴史博物館(2008年4月-8月)やブルージュ博物館(2009年3月-7月)で行われたブルゴーニュ公国の「シャルル豪胆公特別展」に合わせて製作されたコンピレーション・アルバム。
紀元1千年紀の断片
 9世紀−11世紀ヨーロッパの音楽
セクエンツィア
[ベンジャミン・バグビー
 (Vo/Hp/シンフォニア)
 ノルベルト・ローデンキルヒェン
 (Fl/Hp)]
 中世の音楽を素晴らしいクォリティで紹介してきたスペシャリスト集団セクエンツィアが、名手バグビーとローデンキルヒェンのデュオで披露する、紀元1千年紀の終末すなわち9世紀から、紀元2千年紀の始まりとなる10世紀、11世紀のものと伝わる欧州の音楽集。
ビルクホルツのトランペット1650
 トムセン:イントラーダ・トッチェーダ / プレトリウス:クーラントとバガテル
 ブクステフーデ:前奏曲 ト短調 BWV.163 / ペーツェル:ソナタ〔第75番/第69番/第70番〕
 ベーム:コラール幻想曲 / ヤルゼブスキ:4声の協奏曲 / アルブリチ:5声のソナタ
 フィーアダンク:奇想曲第20番 / ヘンライン:5声のソナタ/他

  ジャン=フランソワ・マドゥフ&アンサンブル
 録音:2008年7月/現地発売:2009年。ドイツのベリッツ教会(Prebberede)で発見された17世紀ニュルンベルクの名工ヴォルフガング・ビルクホルツのトランペットをモデルに、ロストックのマイスター、ミヒャエル・ミュンクヴィッツが精巧に復元した楽器を、エルヴェ・ニケ&18世紀オーケストラのヘンデル『王宮の花火の音楽&水上の音楽』でもトランペット・セクションを見事に統率したナチュラル・トランペットの世界的名手ジャン=フランソワ・マドゥフが吹く。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
 聖母マリアの夕べの祈り
マリア・ヨナス指揮
アルス・コラリス・ケルン
 史上初の女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽と、グレゴリオ聖歌、13世紀ケルンの交唱聖歌集を組み合わせて構成されたアルバム。編成は女声合唱と最小限の器楽。
ヴィオラ・ダ・ガンバ二重奏版ゴルトベルク〜
 J.S.バッハ
:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ二重奏版)
ジルケ・シュトラウフ、
クラース・ハルダース
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 録音:2008年10月/現地発売:2010年。ドイツのバロックo.などで活躍する2人の実力派ガンバ・デュオによる「ゴルトベルク変奏曲」。
ファニー&フェリックス
 ファニー・メンデルスゾーン:
  ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.11
 フェリックス・メンデルスゾーン:
  ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.66
トリオ・ヴィヴェンテ
 メンデルスゾーン姉弟のピアノ三重奏曲をカップリング。フライブルク・バロックo.のヴァイオリニスト、アンネ・カタリーナ・シュライバー、ベルリン・バロック・ソロイスツ、ミュンヘン室内o.のチェロ奏者クリスティン・フォン・デル・ゴルツ、ザールブリュッケンの名ピアニスト、ユタ・エルンストが集い1992年に結成されたドイツのアンサンブルによる演奏。
カント・ノヴェッロ〜マリア! - 中世後期イタリアのラウダ
 アルス・コラリス・ケルン、アンサンブル・オーニ・ヴィータルス
楽しげに、優しく、愛らしく〜
 オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン
(1377-1445):愛の歌
 ミヒャエル・ポッシュ指揮アンサンブル・ユニコーン
 録音:2009年1月。
ヴォケイション
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン/ヒンリクス編曲:
  O Frondens Virga/Caritas abundat in omnia/Spiritui Sancto honor sit/O successores fortissimi leonis/
  O virga ac diadema/Quia ergo femina mortem instruxit/O Quam Mirabilis/
  Alleluia, O Virga mediatrix/O rubor sanguinis/Laus Trinitati/Ave generosa/O Frondens Virga
 グルジエフ:Bayaty/Sayyidischer Gesang und Tanz Nos.10, 29, 42/Armenisches Lied

  マリー=ルイーズ・ヒンリクス(P)
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとグルジェフの音楽をモダーン・ピアノで弾いた珍しい企画盤。
ムソルグスキー
 組曲「展覧会の絵」(オルガン&打楽器版)
ニコラ・チッタディン(Org)
フィリップ・タル(Perc)
 録音:2009年6月、バーゼル聖エリザベート教会。打楽器はバロック・ティンパニ、ドラムス、シンバル、トライアングルなどを使用しているとの事。オルガニストのチッタディンは来日したこともあるスイスの奏者。
ボン・ヴォヤージュ〜ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(1600頃-1647頃活躍):
 トッカータ/パッサカリア/クーラント/トッカータ・ムジカーレ/バレット/
 フランス風ガリアルダ/フランス風クーラント/チャコーナ・ヴァリアタ/他
  フォスカリーニ・エクスペリエンス
 録音:2009年8月。イタリアの作曲家フォスカリーニは「怒れる者」という筆名で、5巻にわたるバロック・ギター曲集を出版した。
影と光〜モデナ 1665
 ウッチェリーニ:ソナタ第2番 / カッツァーティ:ソナタ「ラ・カルヴァ」
 ウッチェリーニ:アリア〔第1番−第3番〕 / コロンビ:アダージョ
 ヴィターリ:パルティータ / ボノンチーニ:アリア「ラ・ポッツァ」
 ロンカッリ:ソナタ第6番 / フェラーリ:チャコーナ
  ゲオルク・カールヴァイト(Vn;*) ビョルン・コレル(テオルボ/バロックG)
 録音:2009年10月。使用楽器:カミリウス・カミリ、1740年製(*)。17世紀モデナの宮廷におけるイタリア・バロック音楽集。ゲオルク・カールヴァイトはベルリン古楽アカデミーのメンバーとしても活躍する古楽系ヴァイオリニスト。
17世紀スペイン宮廷のトランペット作品
 作曲者不詳(17世紀):シャコンヌ/4声のソナタ / サンス:フォリア、クラリネスとトランペタス
 カプスベルガー:パッサカリア、コレンテ/カナリオ/サラバンダ、カポーナ / ビーバー:7声のソナタ
 カベソン:パバナ・コン・ス・グロサ / エレディア:パンジェ・リングァ・エスパニョル
 作曲者不詳:バタリャ、カンシオン、アリア、バタリャ/チャコナ / デ・ムルシア:ラ・タランテラ

  バロックトランペット・アンサンブル・ベルリン
 録音:2009年11月。1500年から1800年までの音楽の演奏を目的として1990年に結成されたドイツのピリオド系トランペット・アンサンブルによる、黄金世紀のスペイン宮廷で演奏された華やかな音楽。
ドレスデンの礼拝堂の音楽 Vol.1 〜ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
 シオンは言う、主は私を捨てられたとSWV.46 /われ山に向かって目を上げSWV.31 /わたしは夜、床の上でSWV.272 /
 いと高きところの神にのみ栄光あれSWV.327 /町を行き巡る夜回りたちがSWV.273 /戦争の暗い危機がSWV.338 /
 音楽の喜びの泉SWV.49 /主が家を建てられるのでなければSWV.400 /来たれ聖霊よSWV.475 /私の魂は主をあがめSWV.468

  ノルベルト・シュスター指揮カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン
 録音:2010年2月。
Rosenmond und Lindentraum〜 愛と命の歌(全18曲)
 春はいま/麗しき月よ/愛しい方、来て下さい/小川の辺に水車が/おお、愛しのカタリーナ/
 あの下の谷間に/菩提樹/おお君こそ麗しき薔薇の園/雪山には/昨夜、悪夢をみた/他

  クリスティーネ・マリア・レンベック(S/P) エミリア・グリオッツィ(Vc)
 録音:2009年。ドイツ、ロレーヌの民謡、カルミナ・ブラーナの詩と音楽等を、ライプツィヒ音楽大学で古楽を学んだドイツのソプラノ、クリスティーネ・マリア・レンベックが弾き歌いとチェロ用に編曲。
ハーディ・ガーディ伴奏&女声による「冬の旅」
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911
  ナターシャ・ミルコヴィチ=デ・ロー(Vo)
  マティアス・ロイプナー(ハーディ・ガーディ)
 録音:2010年3月。これまでもギター伴奏、オーケストラ伴奏等、様々な伴奏で歌われて来た同曲集だが、何とハーディ・ガーディ伴奏、さらに女声という前代未聞の録音が登場。第24曲の「辻音楽師」で楽師が演奏しているのはこのハーディ・ガーディなので、関係が無いわけではない。 サンプルを聴く限り伴奏部分がどうしても弱いものの、共鳴弦による面白い効果が出ており、同曲集を愛する方ならば一聴の価値ありと言えそうだ。
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080 ペーター・コフラー
(Cemb/Org)
 録音:2010年5月。使用チェンバロ:ドレスデンのカール・アウグスト・グレープナー、1782年製作。イタリア、ボルツァーノの生まれの鍵盤奏者ペーター・コフラーは、ミュンヘン少年合唱団でハンスイェルク・アルブレヒトのアシスタントを務め、2008年からはミュンヘン聖ミヒャエル教会のオルガニストとして活躍中。
ダウランドの喜び〜ルネサンス&バロック時代のハープ音楽
 ダウランド:デンマーク王のガリアード/ラクリメ/ウィルビー卿のご帰館/
       ハンソン夫人のパフ/ホワイト夫人に事なし
 ヴァイス:幻想曲とフーガ ニ短調 / ロイスナー:パドゥアナ/ソナチナ
 ダウランド:ジョン・スミス卿のアルメイン/ウィンター夫人のジャンプ/
       タールトンのジグ/タールトンの復活/常にダウランド、常に悲しき
 ユーデンケーニヒ: Kalata ala spagnola / Rossina - Ain niderlendisch runden dantz
 シュテファン・クラウス: Der Stifl Tanz / Die Milnerin / Schniert schuech
 メルヒオル・ノイジードラー: Der Fuggerin Tanz
 ハンス・ノイジードラー: Welscher tantz Wascha mesa
 作曲者不詳: Der gestreifft Danntz
 J.S.バッハ:リュート組曲 ホ短調BWV996 より〔アルマンド/サラバンド/ガヴォットとロンドー〕
 ダウランド:1日でもあるとすれば
  トム・ダウン(アルパ・ドッピア/ゴシックHp)
 録音:2010年5月。
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):トリオ・ソナタ集
 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調/四重奏曲 ト短調/
 チェンバロ・オブリガートとヴィオラのためのトリオ・ソナタ ハ短調/
 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調
  レ・レクレアシオン
 録音:2010年11月。トリオ・ソナタ(ベルリンのアマリア蔵書所蔵)は世界初録音。ドイツの音楽一族グラウン家の1人でフリードリヒ大王に仕えた名ヴァイオリニストJ.G.グラウンは130曲を超えるトリオ・ソナタを遺した。キアラ・バンキーニの弟子で、コンセール・スピリチュエルやレザール・フロリサンで活躍するマテュー・カミッレーリが牽引するアンサンブルによる演奏。
ベルトル・ムッター
 グスタフ・マーラーの後に
ベルトル・ムッター(バスTb)
 録音:2010年。即興を得意とするオーストリアのマルチ・トロンボニスト、ムッターの自作自演はシャガールのバストロで吹き続けるマーラー「亡き子をしのぶ歌」を題材とした無伴奏作品。
ウプサラの宝物
 フェルスター:7声のソナタ / グレトル:サルヴェ・レジナ / フェルスター:ラ・シドン/3声のソナタ
 ベルターリ:聖なるすべての天使 / フルヒハイム:5声のソナタ / トゥンダー:ようこそ、天の父
 作曲者不詳(17世紀):2声のソナタ / ポーレ:主の声は水の上に / ベルターリ:6声のソナタ第2番
 ペランダ:我に清き心を創り / ベルターリ:3声のソナタ / レイナ:深い淵から、あなたに叫びます

  ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(B) レ・コルネ・ノワール
 スウェーデンのウプサラ大学が所有する17世紀初頭から18世紀の手稿譜2300作品で構成された「グスタフ・デューベン・コレクション」からの音楽。ヴォルフ・マティアス・フリードリヒはカルロヴィ・ヴァリの国際ドヴォルジャーク・コンクールで優勝し、古楽を得意とするドイツのバス。
甘きため息〜アンドレア・ファルコニエーリ(1585頃-1656):
 ヴィラネル、アリア、チャコーナ、カンツォーネ、シンフォニア、ファンタジア集
  ヤン・ファン・エルザッカー(T) ユナイテッド・コンティヌオ・アンサンブル
   [トーマス・ボイセン(リュート) イェルク・メーダー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)他]
 録音:2011年2月。
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795, Op.25
 ハンス・イェルク・マンメル(T) アルテュール・スホーンデルヴルト(Fp)
 録音:2011年3月。使用フォルテピアノ:ナネッテ・シュトライヒャー、1814年製作。カントゥス・ケルンのメンバーで、ホルツマイアーの代役として出演した2008年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも成功を収め、ロマン派のリートや古楽系のレパートリーでも絶賛されてきたマンメルと、鬼才スホーンデンヴルトのデュオによる「冬の旅」に続くシューベルト。
ピゼンデル〜ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集
 ファッシュ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 FWV L: D8
 ハイニヒェン:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
 ヘンデル/ピゼンデル編曲:組曲 へ長調 HWV.392
 テレマン:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 TWV.51: B1 (*)
 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリン協奏曲 ト長調
  ヨハネス・プラムゾーラー(Vn) 国際バロック・プレイヤーズ(Vn)
 録音:2011年4月。(*)を除き世界初録音。使用ヴァイオリン:ブレッシアのP.G.ロジェーリ、1713年製作。ドレスデン宮廷楽団のコンサートマスター、J.G.ピゼンデルを中心とした協奏曲集。レイチェル・ポッジャーが主宰するアンサンブル、ブレコン・バロックのヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーと自らのアンサンブル、インターナショナル・バロック・プレイヤーズによる演奏。
聖櫃〜プラハの聖アダルベルト、ボレスワフ1世、オットー3世時代の中世の音楽
 アンサンブル・ペレグリーナ
 録音:2011年7月。神聖ローマ皇帝オットー3世とポーランド王ボレスワフ1世の会談の地グニェズノ。ボレスワフ1世に古プルーセン人への布教のために派遣された先で異教徒に殺害された聖人プラハの聖アダルベルトがテーマ。バーゼル・スコラ・カントルム出身の名手たちの古楽アンサンブルがポーランド、ライラント、ライヒェナウ島に残されていた歌曲や賛歌で当時の歴史を語る。
中世の修道女の生活と愛
 14世紀パリ:ヴィルジネス・エグレギー/1250年頃、西スイス:ヴィルジネス・カステ/
 15世紀スイス:テ・ミヒ・メクェ/14世紀南ドイツ:サルヴェ・レジナ/14世紀イタリア:キリエ/他

  アンサンブル・ペレグリナ
 録音:2011年11月。世俗から隔離された中世の修道女たちによる恋愛の対話などの日常生活を、ポーランドの声楽家・音楽学者アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネットが率い、バーゼル・スコラ・カントルムとの協力による企画を続けているアンサンブル・ペレグリナの演奏で。
ジョスカン・デ・プレ
 ティルマン・スザートによって1545年に
  アントワープで出版されたシャンソン集第7巻
アンサンブル・ムジカ・ノヴァ
リュシアン・カンデル
(CT/ディレクター)
 録音:2012年。アンサンブル・ムジカ・ノヴァは、フランス、リヨンのア・カペラ・アンサンブル。その静謐、清廉なハーモニーは、これまでにもマショーやデュファイ、オケゲムのレコーディングでも高く評価されている。
幻想様式〜ヴィルトゥオーゾ・チェンバロ作品集
 ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV.165 /カンツォーナ ハ長調 BuxWV.166 /前奏曲 ト短調 BuxWV.163
 ベーム:カプリッチョ ニ長調/前奏曲、フーガと後奏曲 ト短調
 ヴェックマン:トッカータ イ短調/カンツォン ハ長調/トッカータ ホ短調
 J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV.914 /半音階的幻想曲とフーガBWV.903
 C.P.E.バッハ:幻想曲 変ホ長調 H.348 / W.F.バッハ:幻想曲 ニ短調 Falck19

 マグダレーナ・ハシベーナー(Cemb)
 録音:2012年6月。使用楽器:作者不祥(ハンブルク)、1750年頃製作のレプリカ。マグダレーナ・ハシベーナーは、オーストリア、リンツ出身の女流鍵盤奏者。ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼルやヴェネチア・バロックo. 等と共演、2012年にはバーゼルで指揮者デビューしている。
カントリクス〜シヘナ修道院とラス・ウエルガス修道院からの洗礼者ヨハネのための中世の音楽
 アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット(Vo/Hp)指揮アンサンブル・ペレグリナ
 録音:2012年。洗礼者ヨハネへの崇拝が歌われた、スペインのシヘナ修道院、ラス・ウエルガス修道院の写本を中心とした中世の音楽の数々。アンサンブル・ペレグリナはポーランドの歌手、音楽学者アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネットを中心として1997年に結成された女流演奏家たちによる団体。
世紀の奇跡〜ヘルマヌス・コントラクトゥス〔ライヒェナウのヘルマン〕(1013-1054):
 (含・ベルノ・フォン・ライヒェナウ(978頃-1048)、ヴァラーフリート・ストラボ
  〔ヴァラーフリート・フォン・デア・ライヒェナウ〕(808/9-849)、作曲者不詳の作品)
 Versiculus: Deum in adiutorium / Responsorium: Eximie presul / Introductio: Florem mirificum (inst.) /
 Hymnus: Florem mirificum / Antiphona ad Magnificat: Gaudeat tota virgo / Responsorium: Studio igitur /
 Lectio: Pater enim familias / Responsorium: Prudens economus domini / Invitatorium: Vigile corde dominum /
 Lectio: Qui ait Narcissus / Responsorium: Sancto presule precibus / Lectio: Mane autem sancto episcopus /
 Responsorium: Martyr sancta dei / Responsorium: Multis hic inde / Responsorium: Beatus magnus /
 Responsorium: Veniens vir dei Brigancium / Responsorium: Cum Campidonum /
 Antiphona ad Benedictus: Post transactum / Sequentia: Grates honos hierarchia /
 Sequentia: Ave preclaris maris stella (inst.) / Antiphona: Alma redemptoris mater

 シュテファン・ヨハネス・モーレント(Vo/Hp/リラ/フィドル)指揮
 アンサンブル・オルド・ヴィルトゥトゥム[8Vo、フィドル]
 録音:2012年10月20日-25日、聖ペーター&パウル教会、ライヒェナウ。 ヘルマヌス・コントラクトゥスは公爵家に生まれたが、脊髄性筋萎縮症と思われる病気で身障者となり、7歳以降一生をライヒェナウ修道院で過ごした。しかし天文学、歴史、音楽理論において高い業績を残し「世紀の奇跡」と呼ばれた。
RK-3206
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(2CD)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集(22曲)
 〔イ長調 K.24 /ニ短調 K.32 /ヘ長調 K.44 /ト長調 K.105 /ヘ長調 K.107 /イ短調 K.109 /
  ト長調 K.124 /ハ長調 K.132 /ホ長調 K.135 /イ短調 K.175 /ホ短調 K.198 /イ長調 K.208 /
  ニ短調 K.213 /ヘ短調 K.239 /ヘ長調 K.296 /ホ短調 K.394 /ヘ短調 K.466 /
  ヘ短調 K.467 /ニ長調 K.492 /ニ短調 K.516 /イ短調 K.532 /ト長調 K.547 〕

 エゴン・ミハイロヴィチ(Cemb)
 録音:2001年7月。おそらく初発売音源。エゴン・ミハイロヴィチ(1972-)はスロヴェニアのポストイナ出身。ドイツのフランクフルトでチェンバロをはじめとするピリオド楽器を専攻、タリアヴィーニやアスペレンの薫陶を受けた。2009年よりリュブリャナ音楽大学でチェンバロの教授を務めている。
中世とシチリア民謡からの受難の歌
 「フィレンツェの写本」より〔哀歌とため息/ピアンジェ・マリアI〕/
 「モンテドーロの写本」より〔スターバト・マーテル/おお十字架/グローリア〕/他
 アンサンブル・ドンナフガータ〔Vo/器楽〕
 録音:2013年。南イタリアに広く現存する、中世の受難週に歌われた歌曲とその伝統を発掘、再現。アンサンブル・ドンナフガータは、ドレスデン音楽大学で古楽とジャズ唱法を学んだノエミ・ラ・テッラを中心に結成された古楽アンサンブル。
ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):
 四重奏ソナタまたはギャラントで楽しい会話 Op.12 より
  〔第3番 ニ短調/第1番 ト長調(*) /第4番 ハ短調/第5番 ニ長調(*) 〕
 アンサンブル・バロッキン[佐藤こずえ(リコーダー) ドミトリー・レペホフ(Vn)
                パーヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
                フェリクス・シュトロース(Vc) フランシス・ジャコブ(Cemb)]
 録音:2013年10月14日-15日。(*)は世界初録音。ギユマンはイタリアでソーミスにヴァイオリンを学び、フランス王ルイ15世の宮廷音楽家となり、王と王妃の御前私的演奏会でもヴァイオリンを演奏した18世紀の名手。Op.12 はイタリアとフランスの特色が同居するギユマンの代表作。アンサンブル・バロッキンはインゴルシュタット在住の日本人リコーダー奏者、佐藤こずえによって2011年に創設された日本、ロシア、ギリシャ、フランス、ドイツ出身のメンバーによる気鋭アンサンブル。
クエール・バッハ〜J.S.バッハ/アイマン編曲:
 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043 〜 Vivace /
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 より〔第7変奏/第18変奏〕/
 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060 〜アダージョ/
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017 〜 Largo /
 来たれ、おお死よ、眠りの兄弟よ(BWV.56より)
  スリクス[ア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブル]
 収録時間:約18分。スウィングル・シンガーズのウォード・スウィングル、キングズ・シンガーズのガブリエル・クラウチら、ア・カペラのスターたちが称賛するドイツのア・カペラ・グループ、スリクス(Slixs)による、ノルベルト・バウムガルテンの映画「 MENSCH KOTSCHIE 」のサウンドトラックとして製作されたア・カペラのためのバッハ・アルバム。ジャズ、ポップス、R & B 、そしてクラシックなど、ジャンルの枠にとらわれないその圧倒的なパフォーマンスとハーモニーは、ドイツを中心とした欧米各地で絶賛されている。
独唱の対話〜17世紀のイタリア音楽
 ペーリ、フレスコバルディ、カリッシミ、
 ストロッツィ、ディンディア/他の作品
ウルリケ・ホフバウアー(S)
アンサンブル&チェテラ
[ルネサンスHp、キタローネ、
 ヴィオラ・ダ・ガンバ/他]
 録音:2013年。ザルツブルク・モーツァルテウム大学の古楽研究所で教鞭を執るソプラノ、ウルリケ・ホフバウアーが歌う、17世紀イタリア音楽の万華鏡。
王の写本 [Manuscrit du Roi] (1290頃-1310頃) から 王のエスタンピー〔第1番−第8番〕
 アンサンブル・ヌーン
   [ファルク・ツェンカー(G) ゲルト・アンクラム(Sax) ノラ・ティーレ(Perc)]
 モダーン楽器使用。14世紀の写本「王の写本 [Manuscrit du Roi] 」 (1290-1310頃) 〔パリ国立図書館所蔵〕に収められている8つの「王のエスタンピー」を、 即興を交えながらグレゴリオ聖歌からロマネスク、ゴシックのポリフォニーを演奏するアンサンブル・ヌーンのアコースティック・ギター、ソプラノ&バリトン・サクソフォン、パーカッションのトリオで。
ロマーヌス・〔アンドレアス・フランツ・〕
 ヴァイヒライン
(1652-1706):音楽による祝宴 Op.1
カペラ・ヴィタリス・ベルリン
 録音:2013年2月。オーストリアの作曲家ヴァイヒラインが神聖ローマ皇帝レオポルト1世に献呈した、様々な楽器のための教会的&世俗的の両面を持つ12曲の作品集。
アンドレアス・ハインリヒ・シュルツェ(1681-1742):リコーダー・ソナタ集
 〔第3番 ニ短調/第4番 ト長調/第6番 ニ短調/第1番 ニ短調/第2番 ト短調/第5番 変ロ長調〕

作曲者不詳(18世紀):ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
 〔第4番 イ短調/第2番 ホ短調/第1番 ト長調〕

 バルバラ・ハインドルマイヤー(リコーダー)&アンサンブル・ラ・ニンフェア
 [クリスティアン・ハイム、マルト・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  シモン・リンネ(テオルボ/バロック・リュート) アンドレアス・キュッパース(Cemb/Org)]
 録音:2014年1月27日-29日、センデザール、ブレーメン。全曲世界初録音。 アムステルダムの出版社 Roger の1737年カタログに記載がある「A.H.シュルツェンの6つのソナタ集」は正確な作曲者が判っていなかったが、ドロテー・オベルリンガーとカリン・フォン・ヘールデンの下でリコーダーを学んだドイツの女流奏者バルバラ・ハインドルマイヤーとアンサンブル・ラ・ニンフェアのメンバーたちの研究によって、18世紀前期ドイツの作曲家シュルツェによる作品の可能性が高い事が判明した。ブラウンシュヴァイク出身のシュルツェは、ヒルデスハイムのオルガニストとして活躍、1697年から1701年までテレマンも通ったヒルデスハイムのギムナジウムで学んだという。曲間に収められた作曲者不詳の3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタは、イタリア様式で書かれたヴュルテンベルクの王女ルイーザ・フレデリカにまつわるという作品で、ロストック大学の図書館で発見された。
ザ・ハント・イズ・アップ
 シェイクスピアのソングブック
プレイフォーズ
 録音:2014年8月-9月。ウィリアム・シェイクスピア劇からの旋律とバラッドを、ドイツの古楽アンサンブル、プレイフォード自身によるテノールとピリオド楽器のための編曲で。
RK-9701
廃盤
リコーダーによる〜J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
  ミヒャエル・フォルム(リコーダー) ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)
恋人よ、あなたは美しい
 旧約聖書「ソロモンの雅歌」を歌詞に用いた音楽

 メルヒオル・フランク(1580-1639):
  恋人よ、あなたはなにもかも美しく
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
  夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても SWV.451
 ステッファノ・ベルナルディ(c.1580-c.1638):
  おお、いちじくの実は熟し
 メルヒオル・フランク:私の妹、花嫁は
 アンドレアス・ハンマーシュミット(1611-1675):
  恋人よ、あなたは美しい
 ハインリヒ・シュッツ:「シンフォニア・サクレ 第1集」より
  [おお、あなたはティルツァのように美しく SWV.265/
   夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても SWV.272/
   わたしが町をめぐる夜警に見つかりました SWV.273]
 メルヒオル・フランク:夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570-c.1610):
  狐たちを捕まえてください
 クリストフ・デマンティウス(1567-1643):私の妹、花嫁よ
 ハインリヒ・シュッツ:エルサレムの乙女たちよ SWV.339
独唱者たち
ドレスデン古楽アンサンブル
メディア・ヴィータ・イン・モルテ・スームス
 (私たちは死のただ中に生きている)
イオクラトレス
 中世の時代における死をモチーフにした作品集。イオクラトレスはハープ奏者、リュート奏者、パーカッション奏者、歌手などからなる9人のグループ。
夜の調べ〜フルートとクラヴィコードのための音楽
 ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):
  フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調
  ピアノ・ソナタ ニ長調/ムジカリッシェ・ツィルクル
 ヨハン・ゴトフリート・ミューテル(1728-1788):
  フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調
  メヌエットのテンポと変奏
ベネデク・チャログ(Fl)
ミクローシュ・シュパーニ
 (クラヴィコード)
 バロックと古典派の橋渡しをした2人の作曲家、キルンベルガーとミューテルの音楽。中世ルネサンスやバロック時代とはまた違うトラヴェルソの響きや、名手ミクローシュ・シュパーニが弾く1787年製クラヴィコード(ライプツィヒ大学博物館所収)の響きをたっぷり味わえる。なおブックレット解説はシュパーニ自ら執筆しており、資料価値を高めている。デジパック仕様。
日曜日のトロンボーン曲集
 〜トロンボーンとオルガンのためのロマンティック音楽

   カール・アウグスト・フィッシャー(1828-1895):
    独奏トロンボーンとオルガンのための「幻想曲」Op.21
   リヒャルト・バルトムス(1859-1910):
    トロンボーンとオルガンのための
     「レチタツィーヴォとアリオーソ」Op.24
   ベルンハルト・エドワード・ミュラー(1842-?):祈りOp.65b
   ロッシーニ(1792-1868)(フランツ・リスト編):
    「スターバト・マーテル」〜アリア
     「嘆き憂い悲しめるその御魂は」(オルガン独奏)
   グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
    トロンボーンとオルガンのための「デュエット」
   ヤコブ・アルカデルト(c.1514-c.1572)
    +フランツ・リスト(1811-1886):アヴェ・マリア
   フリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795-1874):
    トロンボーンとオルガンのための「幻想曲」Op.58
   フランツ・リスト:「十字架の道行(受難の14留)」より
     [第1曲A−第5曲](オルガン独奏)/
     バス・トロンボーンとオルガンのための
      コラール「聖なる父、神よ」/
     オルフェウス(オルガン独奏)
   ユリウス・シュナイダー(1805-1885):
    トロンボーンとオルガンのための
     コラール変奏曲「神なしたもう御業こそいと善けれ」Op.16
ゼバスティアン・クラウゼ(Tp)
ガブリエーレ・ヴァデヴィツ(Org)
 厳密にいえば、すべてロマン派作品というわけではないが、ロマン派の作曲家が編曲に関わった作品も入れて、「ロマン派音楽」というタイトルが付けられている。トロンボーンのクラウゼはチューリンゲン出身で、現在ライプツィヒMDR放送so.の首席奏者として、また、アーノンクールやベルニウス、リリングの古楽アンサンブルに奏者として加わることも多い一級の名手。ホルストの作品は、クリスティアン・リンドベリが協奏曲として演奏していた曲のもとになった作品。演奏しているガブリエレ・ヴァデヴィッツはドイツ・東欧でフリーランスの教会オルガニストとして活躍している人。デジパック仕様。
ビューナウ伯の宮廷音楽 II
 トマス・アヴェナリウス(c.1580-1641):
  Phantasia ridiculosa / Intrada
 シュテファン・オット(1603-1656):Er begehret mein
 アンドレア ス・ハマーシュミット(1611-1675):
  Canzon a 3 / Paduana(2種)/ Courente /
  Das ist je gewislich wahr
 サミュエル・サイデル(1615-1665):
  Herr, wenn ich nur dich habe /
  Wie lieblich sind auf den Bergen /
  Ich weis, das mein Erloser lebet /
  Ich liege und schlafe
 ダニエル・セリシウス(1581-1626):
  Herr, der du bist vormals / A solis ortus cardine
 エサヤス・ヒックマン(1638-1691):O tempus amatum
 ヨハン・グロー(1575-1627):Ich bin die Auferstehung
コンスタンツェ・バックス(S)
ドロシー・ミールズ(S)
クリスティーネ・
 マリア・レンベック(S)
ウタ・クラウス(S)
ヘニング・ヴォス(A)
アレクサンダー・シュナイダー(A)
ウーヴェ・シュルツ(T)
クリストフ・
 ブルメストル=ストレフェル(T)
ヴォルフラム・ラトケ(T)
マレク・ルツェプカ(B)
ラインハルト・デッカー(B)
フりーデマン・クロス(B)
ノルベルト・シュスター指揮
ドレスデン古楽アンサンブル
 17世紀ドイツの最大の宗教音楽作曲家であったハンマーシュミットが仕えていた、ザクセン・ヴェーゼンシュタインのルドルフ・フォン・ビューナウ伯爵。その彼へ仕えたり、親交を持っていた作曲家たちの作品を集めたアルバムの第2弾。演奏は当レーベルでもお馴染みのドレスデン古楽アンサンブル。
RK-9903
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(2CD)
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):モテット集「白鳥の歌」
 詩篇119番 SWV.482-492
  [いかに幸いなことでしょう SWV.482/
   あなたのしもべのためにお計らい下さい SWV.483/
   主よ、あなたのおきてに従う道を示して下さい SWV.484/
   あなたのしもべへの御言葉を思い起こして下さい SWV.485/
   あなたはしもべに善きことをなさいます、主よ SWV.486/
   私の魂はあなたの救いを乞い求め SWV.487/
   私はあなたの律法をどれほど愛していることでしょう! SWV.488/
   移り気な心の者を私は憎み SWV.489/
   あなたのあかしは驚くべきものです SWV.490/
   心を尽くして呼び求めます SWV.491/
   地位ある人々が理由もなく迫害しますが SWV.492]/
 詩篇100番「全地よ、主に向かって喜びの叫びを上げよ」SWV.493
 私の魂は主をあがめ(ドイツ語のマニフィカト)SWV.494
アストリート・ヴェルナー、
ネーレ・グラムス(S)
アレクサンダー・シュナイダー、
マルティン・ヴェルフェル(CーT)
マルクス・シュック、
ミヒャエル・シャフラート(T)
インゴルフ・ザイデル、
アンドレアス・イェーペル(B)
ハンス=クリストフ・
 ラーデマン指揮
ドレスデン室内cho.
アンサンブル・アルテ・ムジーク・
 ドレスデン
 モーツァルトの「レクイエム」と並んで音楽史上に名を残す「絶筆」の大作であり、「シンフォニア・サクレ」、「クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルテ」などと並びシュッツの代表作とされる「白鳥の歌」だが、この曲集、全曲盤となると現在のインターナショナル・カタログには意外に少ない。それだけに、ドイツに生まれ、ドレスデン聖十字架教会合唱団に育まれ、今やドイツの若手古楽指揮者の筆頭にあげられるラーデマンが入れたこの全曲盤は、古楽アプローチによる極め付きの演奏といっても申し分ないほどの充実した仕上がり。ガブリエリゆずりの複合唱様式(対のアンサンブルを用い、時には掛け合い、時には全唱として音楽を盛り上げる手法)をモダン・アプローチとは全然違う鮮やかなハーモニーで聴かせる、ドレスデン室内合唱団と、同 古楽アンサンブルの技量は只モノにあらず。特にこのドレスデン室内合唱団の方は、1985年にラーデマンの呼びかけで、ドレスデン宮廷の第一楽長だったシュッツゆかりの地に結成された精鋭アンサンブル。それだけに、子音などミクロなレベルまでピタリ揃った歌唱には、ラーデマンの意志がすみずみまでゆきとどいていることを実感する。
16世紀&17世紀、ザクセン地方の
 音楽によるランドスケープ Vol.5〜ライプツィヒの古楽

 ゼトゥス・カルヴィジウス(c.1556-1615):
  モテット「喜び歓呼せよ」
 ヤコプ・ヴェックマン(c.1650-1680):
  宗教的コンチェルト「栄光の日は来たりぬ」
 ヨハン・シェレ(1648-1701):
  宗教的コンチェルト「寛大にして慈悲深くあれ」
 ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):
  合唱コンチェルト「主なるイエス、ヨルダンより来たれり」
 ハインリヒ・イザーク(c.1450-1517):
  モテット「私の恋人は」
 他、トビアス・ミヒャエル(1592-1657)、
   ヨハン・ローゼンミュラー(c.1619-1684)、
   ヴェルナー・ファブリシウス(1633-1679)、
   ゼバスティアン・クニュプファー(1633-1676)の作品
クリスティーネ・マリア・レンベック、
コンスタンツェ・バッケス(S)
アレクザンダー・シュナイダー(CT)
ミヒャエル・シャフラート(T)
インゴルフ・ザイデル(Br)
マレク・ジェプカ(B)
ノルベルト・シュスター指揮
ドレスデン古楽アンサンブル
 中世ルネサンス時代「ライプツィヒの街」(Civitas Lipsiarum)で演奏されていた音楽を俯瞰するシリーズの第5作。ディジパック仕様。
トリプリシテ 1350-1450
 〜中世後期とルネサンス初期の愛の歌

  アントネッロ・ダ・カセルタ、ギョーム・ド・マショー、
  フランチェスコ・ランディーニ、ギョーム・デュファイ、
  オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン、他の作品
ゾルジーナ・ヴォーカルEns.
 トリプリシシテ(triplicite)とは、マショーの同時代人であるユスターシュ・デュシャンが、3声部の音楽作品を指して用いたことば(triplicite de voix)。
音楽と歓喜〜2つのリラ・ヴィオールのための音楽
 トマス・フォード:
  バルディのケイト「女王のジグ」/
  パヴァンIV(M.メイネスのお気に入り)
 アルフォンソ・フェラボスコII:アルマン/コラント
 トマス・フォード:
  そして私に触れるのであれば
   (サー・リチャード・ティッチボーンズの玩具)
 トバイアス・ヒューム:
  スペインのユーモア(領主ヘイズのお気に入り)/
  ミューズの乙女たち
   (アルベラス婦人のお気に入り)/
  音楽と歓喜(ハットン夫人の歓び)
 トマス・フォード:
  パヴァンI(M.サウスコーツのパヴァン)/
  ガリアルドII(M.ウェストヴァースの告別)
 アルフォンソ・フェラボスコII:アルマン
 トマス・フォード:
  荒々しい狩
   (サー・ジョン・フィルポットの歓び)/
  バグパイプ
   (サー・チャールズ・ハワードの歓び)
 トバイアス・ヒューム:
  音楽の情熱(サー・クリストファー・
          ハットンのお気に入り)(*)/
  メリーのコンサート(Qの歓び)/
  デンマーク王の繁栄
 トマス・フォード:
  パヴァンVII
   (サー・リチャード・ウェストンズの歓び)
 アルフォンソ・フェラボスコII:ガリアルド
 トマス・フォード:
  ア・ピル・トゥー・パージ・メランコリー
   (M.リチャード・マーティンズの勝利)/
  ア・スナッチ・アンド・アウェイ
   (サー・ジョン・ポーレッツの玩具)
 作曲者不詳:
  おお、美しいキリストよ−教会の鐘(*)
ジェーン・アシットマン
(リラ=ヴィオール)
イレーネ・クライン
(リラ=ヴィオール)
シルヴィア・テカルディ
(トレブル&バス・
  ヴィオール;*)
 こんな珍しい楽器の音が聴けるのもRaumklangならでは。リラ・ヴィオール(リラ・ヴィオラ・ダ・ガンバ)は17世紀初、イギリスで生まれたガンバの一種。 したがってこの楽器のために残された作品もイギリスのものばかりというわけ。それにつけても美しい音色だ。残響を多く取り入れた録音の響きが快い。 そしてRaumklangのいつもながらの美麗なデジパックの仕上がりも美しい。
チューリンゲン村のバロック・オルガン
 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
  前奏曲/おのれを高うするものは卑しうせられ(*)
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
  幻想曲/前奏曲(*)
 バッハ:
  もろびと声あげ BWV.751(*)/
  おお、罪なき神の子羊 BWV.651a(+)
 ヨハン・ゴットフリート・
  ヴァルター(1684-1748):
   トッカータとフーガ(+)
 ヨハン・ベルナルト・バッハ(1676-1749):
  汝平和の王、主イエス・キリスト(+)
 バッハ:おお主なる神よ、われを憐れみたまえ(#)
 ニコラウス・フェッター(1666-1734):
  パルティータ(#)
 ヨハン・ハインリッヒ・
  ブットシュテット(1666-1727):
   フーガ(**)/高き空よりわれは来たれり(**)
 バッハ:前奏曲とフーガ BWV.533(**)
 ゲオルク・ベーム(1661-1731):
  天にましますわれらの父よ(**)
 バッハ:前奏曲とフーガ BWV.549(**)
セバスチャン・
 クネーベル(Org)
 使用楽器:ウンタークノイスのオルガン(1737年、ユスティニウス・エーレンフリート・ゲルハルト製;*)/ヴォールムートハウゼンのオルガン(1765/1766年、ヨハン・カスパル・ロンメル製;+)/フリーデルスハウゼンのオルガン(1699年、製作者不明;#)/グレーフェンハインのオルガン(1728-1731年、ヨハン・クリストフ・ティーレマン製;**)。
 ドイツのチューリンゲン村にあるバロック・オルガンを、そのオルガンが製作された時代に活躍していた同地ゆかりの音楽家たちの作品で聴いてみようという企画。オルガンというと、大聖堂や現代の大ホールに備え付けられた荘厳な響きを持った大型のオルガンしか思い浮かべてしまう人にとっては、このCDで聴きことができる「同時代の音」は、意外と素朴な響きに感じてしまうかもしれないが、聴き進めるうちに次々と新たな発見をすることになるだろう。他にも録音があるグレーフェンハインのオルガン以外の音は特に貴重だ。美麗なオルガンの写真が印刷されているCDケースと、オルガン製作者としても知られる演奏者のクネーベルによる各々のオルガンについての解説(独・英・仏語)も、マニアにはたまらない内容だ。
RAUMKLANG "edition apollon"
豊かな恵みの創始者よ
 作曲者不詳:Hosianna dem Sohne David
 デュファイ:豊かな恵みの創始者よ
 ヤコブス・ハンドル・ガルス(1550-1591):
  Ante luciferum genitus
 ヴァルター・ライン(1893-1955):
  おお救世主よ、天を開け
 伝承曲(14世紀):天使は乙女に
 ヨハネス・ヴァイラウフ(1897-1977):
  マリアは茨の森を通って行った
 伝承曲(15世紀イギリス):
  Ther is no rose of swych vertu
 賛美歌/プレトリウス編曲:
  エサイの根より若枝が育ち
 賛美歌/ロッチュ編曲:いざ歌え
 賛美歌/ケイト&パロット編曲:
  赤子を抱く聖母マリア
 ゲオルク・シューマン(1866-1952):
  甘き喜びのうちに
 ビクトリア:天の王よ
 エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):
  ヴァイナハテン(クリスマス)
 ドイツ民謡:Schlaf mein Kindlein schlaf
 マテオ・フレーチャ(1481-1553):
  リウ・リウ・チウ
 伝承曲(アメリカ)/ケイト&パロット編曲:
  Rise Up Shepherd and Follow
 伝承曲(オーヴェルニュ地方):待ちぼうけ
 J.S.バッハ:
  やさしきイエス、まぶねのかたわらに立ちて
 フィンランドの讃美歌集「ピエ・カンツィオーネス」
  〜ディン=ドン・ディン!
 F.X.グルーバー:きよしこの夜
アンサンブル・アマコード
 edition apollon。降り注ぐ神々の歌声・・・宝石の如く輝きを放つ最高のクリスマス・アルバム。賛美歌を中心に、ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、フィンランド等に伝わる作品を収録。中でも最後に収録されている「きよしこの夜」は、これまでの全ての演奏を凌駕する神々しさにあふれている。
 アマコードは1992年秋にライプツィヒの聖トーマス教会バッハ・クワイアーの出身者で結成された5人の男声ア・カペラ・グループ。その神秘的で美しい歌声は日本でも注目を集めている。
And So It Goes
 ビリー・ジョエル:The Longest Time
 ジョン・カンダー:New York New York
 マイケル・デイヴィス:Breakfast in America
 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:Blackbird
 ミゲール・マタモロス:Juramento
 シニード・オコナー:In this heart
 フレディ・マーキュリー:Somebody to love
 ヴィンス・クラーク:Only you
 パーシー・メイフィールド:Hit the road Jack
 マックス・ウェルナー:Rain in May
 ウェルドン・ジョンソン:Since you went away
 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:
  Can't buy me love
 チャールズ・シングルトン&エディ・スナイダー:
  Strangers in the night
 ブライアン・ウィルソン&マイク・ラヴ:Good vibrations
 ジェイムズ・テイラー&ドン・グロニック:
  That lonesome road
 ビリー・ジョエル:And So It Goes
アマコード
 ドイツのア・カペラ・グループ、アマコード。同レーベルからの3枚目。ビリー・ジョエル、レイ・チャールズ、ビートルズやクイーンによって歌われた16作品を収録したポップソング・アルバム。
ピエール・ド・ラ・リュー(1452-1518):
 ミサ「Incessament」
アマコード
 ド・ラ・リューの5声のためのミサ曲「Incessament」は、演奏時間が66分に及ぶ作品で、世界初録音。5人それぞれの美しさに満ち溢れる歌声は当然のこと、録音会場となったウェクセルブルク教会全体に倍音が響き渡るハーモニーと抜群の表現力、見事なブレンド感を聴かせてくれる。
マドリガル集〜
 ヨーロッパ・ルネサンス時代の世俗音楽

 モーリー:今は花の5月
 ラッスス:今日はごきげんいかが?/
       こんにちは私の魂よ
 ダウランド:おいでさあかわいい人/
        さあもういちど愛が呼んでいる
 ゼンフル:Ach Elslein liebes Elselein/
       Das Glaut zu Speyr
 作曲者不詳(スコットランド/16世紀):
  Remember me my deir
 トーマス・ウィールクス:
  ロビンフッド/太鼓を打ち鳴らせ
 A.ヴィラールト:Vecchie letrose
 H.イザーク:インスブルックよ、さようなら
 T.モーリー:好きだよ、ああ、君が好き
 P.パスロー:Il est bel et bon
 L.ハスラー:Mein gmuth ist mir verwirret
 J.ベネット:涙せよ、わがまなこ
 ヘンリー8世:仲間との楽しみ
 A.バンキエーリ:動物達の対位法
 A.スカンデッロ:Ein henlein weis
 J.デル・エンシーナ:
  Cucu Cucu Cucucu/Fatal la parte
 ジョスカン・デ・プレ:こおろぎ、千々の悲しみ
 作曲者不詳(スペイン/1500年頃):
  ディンディリン、ディンディリン
 J.アルカデルト:真白で優しい白鳥は
 G.ガストルディ:麗しの女
 N.ゴンベール:Triste depart
 T.アルボー:私の美しい人
 A.アルバ:トリコテア
 J.バスケス:Gentil senora mia
 B.ドナト:ガリアルドを習いないか
 作曲者不詳(パリ/1530年頃):
  Quand je bois du vin clairet
アンサンブル・アマコード
ミヒャエル・
 メッツラー(Perc)
 アンサンブル・アマコードは、2006年から新たにテノールのマーティン・ラトケがメンバーに加わり6人体制へとパワーアップ。
フレンチ・アルバム
 プーランク:
  アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り
 ロッシーニ:ほどほどの葬送歌/祈り
 ミヨー:詩篇121番 Op.72
 プーランク:パドヴァの聖アントニオのラウダ
 クラ:モンターニュの踊り
 サン=サーンス:冬のセレナード
 プーランク:美しい人がいるなら/
  カタコト木靴の踊り/酒飲み歌
 サン=サーンス:サルタレッロ
アンサンブル・アマコード
[ヴォルフラム・ラットケ、
 マルティン・ラットケ、
 ディートリヒ・バルト(T)
 フランク・オツィメク(Br)
 ダニエル・クナウフト、
 ホルガー・クラウゼ(B)]
 アンサンブル・アマコードはドイツのフランクフルター・ルンドシャウ紙で「アマコードはヒリヤード・アンサンブルに対するドイツの答えだ。」と激賞されるなど、声楽界に登場した新たなワールドクラスのア・カペラ・グループとして各方面から絶大な評価を博している。2008年11月には初来日した。
 プーランクの「アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り」など日本でも馴染みの深いフランスの名作で響くハーモニーと非凡な表現力は、間違いなく世界屈指。
憩いなき恋
 シューマン:憩いなき愛/吟遊詩人/はすの花/春の誘い
 シュタインアッカー:月に寄せて(*)/希望(*)/憧れ(*)
 メンデルスゾーン:6つの歌Op.50
 ミューリンク:
  交わりの歌(*)/私の最愛の人へ(*)/夕べの歌(*)
 メンデルスゾーン:ゲーテの葬儀に捧げる歌(*)
 シューマン:露にぬれたばら/秋風ようらむな/海の真中に
 ツェルナー:今日のメニュー
 マルシュナー:遺言/愛の告白*
 メンデルスゾーン:夕べのセレナード/ジプシーの歌/南国にて
 マルシュナー:セレナード
アンサンブル・アマコード
[ヴォルフラム・ラットケ、
 マルティン・ラットケ(T)
 フランク・オツィメク(Br)
 ダニエル・クナウフト、
 ホルガー・クラウゼ(B)]
 (*)は世界初録音。『アマコードはヒリヤード・アンサンブルに対するドイツの答えだ』(独フランクフルト・ルントシャウ紙)
 アンサンブル・アマコード初となるオール・ドイツ・プログラム。メンデルスゾーン研究家として高名なラルフ・ヴェーナーが発見した「ゲーテの葬儀に捧げる歌 [Weihgesang zur Trauerfeier von Goethe] 」など、世界初録音8作品を収録。
シュッツとイタリア人たち〜ドレスデンの礼拝堂の音楽
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
  広き海原よ SWV.19 /全霊もて、われ主に感謝す SWV.34 /
  神よ、立ち上がれ SWV.356 /全地よ、主に向かって喜びの叫びを上げよ SWV.493
 ガブリエリ:集いにて、カンツォン / プレトリウス:ハレルヤ、キリストは蘇り
 モンテヴェルディ:7声のグローリア / パッラヴィチーノ:主をほめまつる
 ペランダ:ひと包みのミルラのように
  ノルベルト・シュスター指揮アンサンブル・アマコード、
  カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン
 録音:2010年10月25日-28日、教会、ドレスデン。ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団の出身者たちで結成されたドイツのア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコードによる、シュッツを主役に据えたドイツ・バロック・シリーズの第2巻。
アマコード〜 カミング・ホーム・フォー・クリスマス
 フィンランド〜 伝承曲(マカロフ編):走れ、私のトナカイ
 ドイツ〜 伝承曲(ゲーベル編):ゾー・フィール・ハイムリッヒカイト
 アメリカ〜 バーナード(レストレンジ編):ウィンター・ワンダーランド
 スウェーデン〜 ケーラー(ニルソン編):たくさんのキャンドルに灯がともった
 フランス〜 伝承曲(ベッカー編):新しいノエル / ナイジェリア〜 伝承曲(レストレンジ編):ベツレヘム
 ポーランド〜 伝承曲(ゼラー編):みどり子イエス / チロル〜 グル―バー(ゼラー編):きよしこの夜
 イングランド〜 メンデルスゾーン(クレリン編):天にはさかえ
 カタルニャ〜 伝承曲(ベッカー編):フム、フム、フム
 フランス〜 伝承曲(ガルシア編):お生まれだ イエス様が
 アメリカ〜 バーリン(フォースター編):ホワイト・クリスマス
 ガルシア:サマー・スリープス(グレタの歌)
 アメリカ〜 ナイルズ(ゼラー編):さまよいながらわたしは不思議に思う
 トリニダード・トバゴ〜 ミランダ&スクランター(レストレンジ編):パラン・クリスマス・チャットニー
 ・ボーナストラック:
   ゾー・フィール・ハイムリッヒカイト(ツッカーベッカー・リミックス)

 アンサンブル・アマコード
 [ヴォルフラム・ラットケ、マルティン・ラットケ(T)
  フランク・オツィメク(Br) ダニエル・クラウフト、ホルガー・クラウゼ(B)]
 録音:2009年3月、2010年6月、2011年3月、FWKスタジオ、ライプツィヒ。ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の出身者たちで1992年に結成されたドイツの男声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコードの「豊かな恵みの創始者よ」(RK-ap-10101)に続く新しいクリスマス・アルバム。北欧から西欧、アメリカ、カリブ海のトリニダード・トバゴ、アフリカのナイジェリアのクリスマス音楽。
声と祈りを聞きたまえ
 タリス:汝らわれを愛さば/声と祈りを聞きたまえ
 プーランク:
  アシジの聖フランソワの4つの小さな祈り
 ルドルフ・マウエルスベルガー(1889-1971):
  主よ教えて頂きたい/われ深き淵より
 ジョスカン・デ・プレ:主よ、御身は偉大なり
 ミヨー:詩篇121番
 バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 オルフ:ものみな涙あり
 ピエール・ド・ラ・リュー:おお、救いのいけにえ
 P.コルネリウス:ああ、はかなくむなしき
 マルクス・ルートヴィヒ(1960-):テネブレ
イェンス・バウアー(Br)
トビアス・ランゲ(B)
アンサンブル・アマコード
 "edition apollon" 。アメリカの「ア・カペラ・オスカー」に選出されるなど、さらなるレベルアップを遂げたアマコードが至福の一時を与えてくれる。収録作はルネサンス時代から20世紀まで幅広く網羅、歌声は相変わらず見事なバランスを保っている。
いざ来たれ、異邦人の救い主よ
   伝承曲(13世紀):いざ、リラを奏でて歌わん/
 ミラノ司教アンブロジウス(4世紀):
  いざ来たれ、異邦人の救い主よ[Veni Redemptor Gentium]
   (4曲)
 ヨハネス・エッカルト(1553-1611):
  いざ来たれ、異邦人の救い主よ[Nun komm der Heiden Heiland]
   (2曲)
 伝承曲(14世紀):聖処女に天使が
 ヤコブス・ファート(1529頃-1567):マニフィカト 第6旋法
 ミヒャエル・プレトリウス(1571頃-1621):
  いざ来たれ、異邦人の救い主よ[Veni Redemptor Gentium]
  (2曲)
 伝承曲(14世紀):輝く星
 フィリップ・ドゥリヒウス(1562-1631):
  Pastores loquebantur inter se
 ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):
  Officium Nativitatis Domini
 伝承曲(13世紀):古き文字はうすれゆく
 グレゴリオ聖歌:地のはても
 カントゥス(13-14世紀):Sys willekomen Heirre Kerst
 伝承曲(14世紀):もろびと声あげ
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
  おお青々とした小枝よ
 伝承曲(15世紀):Ther is no rose of swych vertu
 伝承曲:Es Ist Ein Ros Entsprungen
 伝承曲(15世紀):アレルヤ
アマコード
 「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」を中心に、4世紀のアンブロジウスらによる宗教的な内容を持った作品から中世の伝承曲など全22曲をアマコードの歌声で堪能できるアルバム。
 封入されている68ページに及ぶブックレットには解説の他、全収録作品の英語対訳の歌詞なども含まれる。
民謡と物語〜五大陸からの民謡集
 ドイツ ライネッケ/エンゲルブレヒト編曲:小川のほとりに水車が / アメリカ 伝承曲/ブレーマー編曲:900マイル
 イタリア レイチェル/フィガロ編曲:私は心休まらない / アイルランド 伝承曲/レストレンジ編曲:庭の千草
 スウェーデン 伝承曲/ニルソン編曲:鍛冶屋の歌「昔、おいらが若いころ」
 オーストラリア 伝承曲/クレリン編曲:ワルチング・マチルダ / 韓国 伝承曲/ガルシア編曲:アリラン
 フィリピン 伝承曲/ボクイレン編曲:ペン・ペン・デ・サラペン / ガーナ 伝承曲/レストレンジ編曲:ダ・ンアセ
 アイルランド 伝承曲/フローテンハウス編曲:モリー・マローン
 キューバ 伝承曲/アマコード編曲:ハバネラ・トゥ / 日本 伝承曲/書上奈朋子編曲:さくらさくら
 タイ 伝承曲/ボクイレン編曲:ロム・ナオ / ロシア 伝承曲/ゼルコフ編曲:ワ・クシュニッツ
 チェコ 伝承曲/ベッカー編曲:チェルヴェナ・ルジチコ / イスラエル 伝承曲/タル編曲:ハバ・ナギラ
 ラトヴィア 伝承曲/ジェカブソン編曲:プット・ヴェジニ

 アンサンブル・アマコード
  [ヴォルフラム・ラットケ、マルティン・ラットケ(T)
   フランク・オツィメク(Br)  ダニエル・クナウフト、ホルガー・クラウゼ(B)]
 録音:2011年5月、2012年5月、ドイツ。J.S.バッハがカントールを務めた由緒あるライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の出身者たちにより、1992年に結成された男声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコードによる、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの5大陸民謡集。
中部ドイツのバロックの葬送音楽
 作曲者不詳:
  詩篇「神よ、あなたの善きものにより私に恵みを」
 オットー:人よ、女より生まれし者
 ローゼンミュラー:世に別れ告げて
 シュッツ:アンフィオンと共に
 シャイン:挽歌
 シュッツ:葬送音楽I&II(ドイツ・レクイエム)
 シャイデマン:心から汝を愛す、おお主よ
 プレトリウス:平安と喜びの中で私はこの世を去る
 シュッツ:葬送音楽III(ドイツ・レクイエム)
ゲジーネ・アドラー、
ジドニー・オットー、
ドロテア・ヴァーグナー(S)
シュテファン・ゲーラー(T)
アンサンブル・アマコード
カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン
 録音:2006年11月、2008年1月、ルカ教会、ドレスデン。
RAUMKLANG "SOUVENIR"
 これまでリリースされてきた人気タイトルを、ミッド・プライス&ジュエル・ケース仕様でリリースするシリーズがスタート。
RKs-59301
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価格帯:M
13世紀-15世紀の歌と舞曲集
 マショー:良き人に会っての帰り
 ロイエンタール:草木の枯れた牧場
 作曲者不詳:王のエスタンピー/スタンタイプス
 モールンゲン:私はずっと物思いに沈んでいた
 作曲者不詳:王のエスタンピー第2番/
       王のダンス/ラ・ヴィエール
 ダミアン:これでおしまい
 作曲者不詳:3つの泉/トロット/他
ヨクラトーレス
 録音:1993年5月。旧品番:RK-9301(当店未案内)の再発売。
 1984年にライプツィヒで結成された古楽演奏団体ヨクラトーレスの初アルバムだったもの。中世の舞曲、シャンソン、吟遊詩人の歌などを取り上げており、優秀録音盤としてサウンド面でも好評価を得た。
RKs-59601
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価格帯:M
古いニグン〜イディッシュ語のユダヤ歌曲集
 ヤルダ・レープリング(Vo) ヘルムート・アイゼル(Cl/バスCl)
 ハンス=ヴェルナー・アーペル、シュテファン・マース(G)
 ミヒャエル・メツラー(Perc)
 録音:1995年12月。旧品番:RK-9601(当店未案内)の再発売。
 ユダヤ系古楽の発掘、復刻に情熱を注いできたレープリングと、彼をを中心とした古楽演奏トリオによるユダヤの歌曲集。アーペルは今村泰典に、マースはユングヘーネルに師事している。
RKs-59603
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価格帯:M
バッハ一族の室内楽
 ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲 ホ短調
 J.S.バッハ:ソナタ ト長調BWV.1021
 J.C.バッハ:四重奏曲 イ長調
 W.F.バッハ:ヴィオラ二重奏曲 ト長調
 C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲 イ短調
クールザッハジッシェ・
 カペレ・ライプツィヒ
 録音:1996年4月。旧品番:RK-9603(当店未案内)の再発売。
 クールザッハジッシェ・カペレ・ライプツィヒは、1994年にゲヴァントハウス管、ハレ・ヘンデル音楽祭管などのメンバーで結成された古楽アンサンブル。トラヴェルソのディーンやチェロのマクギヴレイ、チェンバロのレミーなど実力派が勢揃い。
RKs-59802
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価格帯:M
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンと
 ビルギッタ・フォン・シュヴェーテン

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
  「天啓の調和のシンフォニア」より
 ビルギッタ・フォン・シュヴェーテン:
  「カントゥス・ソノルム」より
レ・フランヴォヤン
 録音:1998年1月。旧品番:RK-9802(当店未案内)の再発売。
 歴史上最初の女性作曲家と伝えられている中世ドイツの聖職者ヒルデガルト・フォン・ビンゲンと、14世紀スウェーデンの修道女ビルギッタ・フォン・シュヴェーテンの聖歌集。3人の女性ヴォーカルの清らかな歌声とシンプルな器楽の音色が神秘的な空間を創り出す。
RKs-59803
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価格帯:M
テレマン:モテット集
 それはわたしの喜び TWV Deest /われらの主である神イエス・キリストTWV 8:4 /
 止まれ、おまえは何を持っているのか TWV 8:9 /シオンの娘たちに語れ TWV Deest /
 苦しみの時にわたしに呼びかけたまえ TWV Deest /
 まことに彼はわれらの病を負いたもうた TWV Deest /主をたたえよ TWV 8:11 /
 地に旗を立てよ TWV 8:15 /わたしはあなたの顔を見よう TWV Deest /
 死者たちは幸いである TWV Deest TWV 8:13 /
 わたしは楽しみから離れてしまった TWV Deest /祝福したまえ、神よ TWV 8:8/
 来たれ、聖霊 TWV 3:92/主に感謝せよ TWV 8:3/われらの神は堅き砦 TWV 8:7
  ローター・ヘニッヒ指揮マグデブルク室内合唱団、マグデブルク・バロックo.
 録音:1998年。旧品番:RK-9803。録音も多いテレマンだが、小規模なモテットがこれほどまとまって出るのは初めてだったもの。
RKs-59806
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価格帯:M
ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンチェルタータ
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):コンチェルト イ短調 TWV52: aI
 カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
  歌劇「シファリ」〜アリア「 Frena le belle lagrime 」
 テレマン:シンフォニア ヘ長調 TWV50: 3 /コンチェルト イ長調 TWV51: A5
 ヘンデル(1685-1759):イタリアン・カンタータ「炎の中で」HWV.170
  ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ユリアーネ・バンセ(S)
  ローベルト・エーリヒ(リコーダー) 中部ドイツ・バロック・ゾリステン、ライプツィヒ管楽コレギウム
 録音:1998年11月。旧品番:RK-9806 アーベルとヘンデルの2曲に参加している名花バンゼは形容詞が見つからないくらい素晴らしい。ドイツ古楽界の重鎮ジークフリート・パンクは、1962年から1980年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェロ奏者を務めた後、ヴィーランド・クイケンやサヴァルについて再度ヴィオラ・ダ・ガンバを勉強しなおし、そちらでもあっという間に一流ソロイストとなってしまった人。旧ドイツ・シャルプラッテン・レーベルのガンバ独奏といえば、ほぼ必ずこの人が起用されていたし、小澤征爾が指揮する「マタイ受難曲」で、サイトウキネン・オーケストラに招かれたこともある。パンクは少年時代、ギュンター・ラミンが率いていたライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の団員だったこともあり、バロック時代の声楽作品にも造詣が深いようだ。
RKs-59901
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価格帯:M
中世のユダヤ人たち〜セファルディムとアシュケナジム
 ヤルダ・レープリング(Vo) スザンネ・アンソルク(フィドル)
 ハンス=ヴェルナー・アーペル、シュテファン・マース(リュート)
 ザビーネ・ヘラー(Hp) ファイト・ヘラー(ポルタティフOrg)
 ミヒャエル・メツラー(Perc)
 録音:1999年2月。旧品番:RK-9901の再発売。
 中世のイベリア半島、スペインやポルトガルに定住したユダヤ人(セファルディム)と、東欧やドイツ語圏に定住したユダヤ人(アシュケナジム)によって演奏されていたと伝わる伝承曲を収録した、異邦的要素あふれるアルバム。
MARC AUREL EDITION
ジョン・テューダー(1470頃活動):エレミヤの哀歌 ディフォナ
 [マリア・ヨナス
  (Ms、ハーディガーディ)
 ノルベルト・
  ローデンキルヒェン(Fl-tr)]
 作曲家ジョン・テューダーについて知る資料は、2つの手稿譜の他は何もない。そのうちの1つが 「エレミヤ哀歌」の譜なのだが、それも1パート分しか残されていない。その1パートをメゾソプラノが歌い、 フラウト・トラヴェルソが即興的にからむという興味深い試みを収めたのがこのアルバム。
MA-20002
廃盤
ロンドンの音楽〜宮廷と劇場のためのイギリス・バロック音楽 オルナメンテ99
 [ドロテー・オーベルリンガー他
輝ける星よ〜スペインの聖母マリアをたたえる歌
 「モンセラートの朱い写本」〜輝ける星よ/声揃え歌わん/
  処女なる御母をたたえん/七つの喜び/おお、輝ける聖処女
 「ラス・ウェルガス写本」〜めでたし門よ/ベネディカムス/
  アヴェ・マリア(フアン・ロドリーゲス作曲)/
  ベネディカムス(同 作曲)/他
 「王宮の歌集」〜マリアよ、われらに告げよ(5曲)/
  おお、栄光の聖母よ/参りますとも/他
 「聖母マリアのカンティガ集」〜ああ、聖母マリア
 アンドレア・ファルコニエーリ:わが婦人のためのフォリア/他
 ペドロ・ルイモンテ:選ばれた乙女(ビランシーコ)/他
 ガスパール・サンス:カナリオス
マリア・ヨナス
  (Ms、ハーディ・ガーディ)
ボワ・ド・コローニュ
 [マイケ・ヘルツィヒ、
 ドロテー・オーベルリンガー
  (リコーダー)
 トム・ダウン(Hp)]
 録音:2000年8月24-27日。聖母信仰が隆盛した中世・ルネサンス時代スペイン音楽のアンソロジー。
MA-20004
廃盤
ルイ・クープラン:組曲 ニ長調/イ長調/ハ長調/ト長調/
  ブランクロシェ氏のトンボー
北谷直樹(Cemb)
MA-20005
廃盤
リコーダーとハープのための古楽 ボワ・ド・コローニュ
MA-20007
廃盤
マルク・ポルシャー(1961-):
 歌劇「機械仕掛けの花嫁」
イェンドリク・
 シュプリンガー指揮
ダルムシュタット
 州立o.メンバー
時を超えた笛(Tibia ex Tempore)〜中世のスケッチ ノルベルト・ローデンキルヒェン
 (Fl-tr)
 録音:2001年4月2-4日。ピリオド楽器による即興演奏。
神の芸人〜中世イタリアのラウダ エリック・メンゼル
(ディレクター)
ヴォックス・レゾネイト
[太刀川昭(CT)
 ポール・カービィ(T)
 エリック・メンツェル(T)
 スティーヴン・グラント(B)
 菅原徳尚(リュート)
 マルクス・タピオ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)]
 「宗教的賛美」という意味を持つ「ラウダ」とは中世、ルネサンス時代のイタリアで典礼以外の場で歌われた宗教歌曲の形式のこと。宗教作品としてだけでなく中世、ルネサンス時代のイタリアにおける音楽の発展を証明する重要な役割を果たしている。ちなみにアルバムタイトルの「神の芸人(Joculatores Dei)」とは、当時のイタリアでラウダを歌った歌手たちの呼び名。
 注目の日本人アーティスト、太刀川昭と菅原徳尚がメンバーに名を連ねるヴォックス・レゾネイトは、エリック・メンゼルとスティーヴン・グラントによって1996年に結成された4人の男声ヴォーカルと2人のピリオド楽器奏奏者によるアンサンブル。ケルンのライン・ルネサンス音楽祭やオランダのドラード音楽祭、ムジカ・サクラ・シリーズ、フィンランド放送古楽音楽祭、ドイツのヴァイルブルク城音楽祭などで大絶賛を受けている。
MA-20015
廃盤
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ドロテー・オーバーリンガー
 (リコーダー)
オルナメンテ99
MA-20016
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(2 HYBRID SACD)
価格帯:B
ラインの黄金の呪い〜中世アイスランドの
 エッダ(北欧神話)に基づく欲望と復讐のドイツ・サーガ

  「巫女の予言」第1部/「レギンの歌」/「ファーヴニルの歌」/
  「シグルドリーファ(ブリュンヒルド)の歌」/間奏曲/
  「シグルト(ジークフリート)の短い歌」第1部/
  「グドルンの第1の歌」/
  「シグルト(ジークフリート)の短い歌」第2部/
  「グドルンの第2の歌」/「アトリの歌」/
  「巫女の予言」第2部
セクエンツィア
[ベンジャミン・バグビー
 (歌/リラ/指揮)
 アグネーテ・
  クリステンセン(歌)
 レナ・スサンネ・
  ノーリン(歌)
 エリザベス・ゲイヴァー
 (フィドル)
 ノルベルト・
  ローデンキルヒェン
  (Fl/リラ)]
 録音:2001年9月2日〜5日、ケルン。
 中世アイスランドのエッダに基づくこの散文物語は、内容的には、ワーグナーの楽劇「ジークフリート」とほぼ重なるもの。学術的な成果などを考慮し、13世紀のレギウス写本を主たるソースとして再構成している。演奏するセクエンツィアは、この時代のものを非常に得意とする、古楽界では有名な団体。この散文物語を、中世の古雅な響きによって、現代に甦らせることに成功している。
 DSD録音によるステレオ/マルチ・チャンネルのCD/SACDハイブリッドの音は、非常に美しく、この親密な雰囲気の録音にぴったり。
クロムニェジーシュ城宮廷楽団の音楽
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ソナタ第1番(8声)/ソナタ第6番「血の汗」/ソナタ第7番/
  食卓の音楽〜第3部/ソナタ第10番(5声)
 ヨハン・ハンリヒ・シュメルツァー(1620頃-1680):
  アリア付きセレナータ/ソナタ(3声)/ソナタ(5声)
 フィリップ・ヤーコプ・リッター(1637-1690):
  ソナタ(3声)/シャコンヌ
 パーヴェル・ヨゼフ・ヴェイヴァノフスキー(1640頃-1693):
  ソナタ「自由七学科」
アニマ・メーア
 [ウーテ・ハルトヴィヒ、
 ヘンリー・モデルラク、
 ゼバスティアン・クラウゼ(Tp)
 クリスティアン・ボイゼ
  (ドゥルツィアン)
 ゲオルク・カルヴァイト、
 ダニエル・ドイター(Vn)
 ローター・ハース、
 アンドレアス・ピルガー、
 クレメンス・ヌスバウマー(Va)
 ヒッレ・パール(Gamba)
 イェルク・メーダー
  (ヴィオローネ)
 フランク・プシヒホルツ
  (キタローネ、G)
 アレクサンダー・ヴァイマン
 (Cemb、Org)
 録音:2001年9月13-15日。世界遺産に登録されているボヘミア(チェコ)のクロムニェジーシュ城。そのアーカイヴには、宮廷楽団で活躍したビーバー、シュメルツァーら当時の重要な音楽家の手稿譜が保管されていることでも有名。当盤には、オロモウツ大司教、カール・リヒテンシュタイン=カステルコルノ伯によって城と庭園が現在の姿に整えられた時期の宮廷音楽が収められている。アニマ・メアはバロック・トランペット奏者のウテ・ハルトヴィヒ(ハートウィッチ)を中心に結成された古楽の演奏団体。
北風〜ウォルター・フライの音楽
 ウルター・フライ(1450-1575):
  ミサ「王の花よ」〜アニュス・デイ
  記憶に深く焼き付けられたのは(器楽)
  無名のミサ〜[キリエ(交唱)/グローリア/クレド]
  私の歌はため息ばかり(器楽)
  無名のミサ〜[サンクトゥス/アニュス・デイ]
  幸あれ、天の元后(器楽)/おお、ばらの花よ
  ミサ「至高なる三位一体よ」〜
   [グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ]
クロフォード・ヤング指揮
フェラーラ・アンサンブル
 ARCANA や HARMONIA MUNDI などの古楽系レーベルで活躍しているフェラーラ・アンサンブルが登場。フライはデュファイやバンショワと同時代に活躍したイングランドの作曲家だが、その重要度に比べて録音がきわめて少ない。ディジパック仕様。
J.S.バッハ:チェンバロのための8つの協奏曲編曲
 ハ長調 BWV.594(原曲:ヴィヴァルディ)/
 第1番 ニ長調 BWV.972(同)/
 第7番 ヘ長調 BWV.978(同)/
 第3番 ニ短調 BWV.974
  (原曲:A.マルチェルロのオーボエ協奏曲)/
 第2番 ト長調 BWV.973(原曲:ヴィヴァルディ)/
 第5番 ハ長調 BWV.976(同)/
 第6番 ハ長調 BWV.977(原曲不明)/
 第9番 ト長調 BWV.980(原曲:ヴィヴァルディ)/
 プレスト BWV.592a(原曲:J.エルンスト公)
北谷 直樹(Cemb)
 北谷直樹はヨーロッパを拠点に活動を行っている日本人チェンバロ奏者。バルトリ、E.ウォルフィッシュ、H.シフ、そしてアーノンクールといった大物アーティストと共演を行っている。
MASA-024
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(HYBRID_SACD)
価格帯:B
ヘンデル:リコーダーのためのソナタ集
 トリオ・ソナタ ハ短調Op.2-1a,HWV.386a/
 ソナタ
  [ニ短調HWV.367a/ヘ長調Op.1-11,HWV.369/
   変ロ長調HWV.377/イ短調Op.1-4,HWV.362/
   ハ長調Op.1-7,HWV.365/ト短調Op.1-2,HWV.360]/
  トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-4,HWV.389
ドロテー・オバーリンガー
(リコーダー)
アンサンブル1700
 通常CD:MA-20024 (廃盤)のSACDハイブリッド化再発売。1969年アーヘン出身のオバーリンガー(オベルリンガー)は1997年、SRP. メック国際リコーダー・コンクールで優勝、世界有数の女流リコーダー奏者としての地位を築いた。
ヴァチカンのバロック音楽
 カルロ・ジェズアルド(ca.1561-1613):Occhi Del Mio Cor Vita
 ポンポニオ・ネンナ(1556-1613):
  S'io taccio il duol s'avanza / Ecco, o mia dolce pena
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(ca.1580-1651):
  2つのアルペジアータ/トッカータ VII/トッカータI/トッカータIII
 ミケランジェロ・ロッシ(1601/1-1656):O Prodighi Di Fiamme
 ジョヴァンニ・ピエトロ・デル・ブオーノ(?-ca.1657):
  アヴェ・マリス・ステラによる3つのソナタ
 ドメニコ・マッツォッキ(1592-1665):
  Lamentum Matris Euryali / Chiudesti I Lumi Armida
 ピエトロ・エレディア(ca.1575-1648):Passa la vita
 モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」〜マニフィカト
イヴリン・タブ(S)
西山 まりえ(Hp)
ザ・アール・ヒズ・ヴィオール
[ステファン・ラス(リュート/キタローネ)
 パウリナ・ファン・
  ラールホーフェン(リローネ)
 アルノ・ヨッヘン(ヴィオローネ)]
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内cho.
アンサンブル・
 アルテ・ムジーク・ドレスデン、
ブレーザー・コレギウム・ライプツィヒ
 ジェズアルド、ネンナ、そしてモンテヴェルディなど17世紀イタリアにおける作曲家たちのカトリック即ちヴァチカンに関した作品を集めたアルバム。収録作品全てが17世紀前、1606年から1644年にかけて作曲されている。
J.S.バッハ:
 ソナタ第1番 ト長調BWV.525/
 ソナタ第4番 ハ短調BWV.1017/
 パルティータ ハ短調BWV.1013/
 ソナタ ホ長調BWV.1035/
 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998/
 ソナタ ロ短調BWV.1030
ドロテー・オベルリンガー
(リコーダー)
クリスティアン・リーガー(Cemb)
 リコーダーで大バッハのトラヴェルソやオルガンのための作品を演奏した意欲作。1969年アーヘン出身の女流奏者オベルリンガーは代々続くオルガン制作会社に生まれ、1996年にはカッセルで行われたERTAコンペティションで優勝、1997年にSRPメック国際リコーダー・コンクールでも優勝を果たすなど実力は折り紙付き。
テレマン:リコーダー二重奏曲集
 ソナタ ハ短調TWV.40-105/
 デュオ第3番 変ホ長調TWV.40-134/
 デュエット第1番 変ロ長調TWV.40-124/
 ソナタ 変ロ長調TWV.41-B3/
 デュオ第2番 ヘ短調TWV.40-131/
 カノン風ソナタ第1番 ト長調TWV.40-118/
 ソナタ第4番 ト短調TWV.40-104/
 カノン風ソナタ第3番 ト長調TWV.40-120
ドロテー・オベルリンガー、
ロレンツォ・
 カヴァサンティ(リコーダー)
 長い音楽史の中でもリコーダーの発展に大きな影響を与えた重要な音楽家の1人である後期バロックの巨匠テレマンのデュオを、ドイツが生んだ美貌の天才女流奏者オベルリンガーと、ブリュッヘンやブッケから薫陶を受けたイタリアの名手カヴァサンティという当代屈指の二人による演奏で。作品やピッチに応じてオベルリンガーは8種類、カヴァサンティは7種類のリコーダーを使い分けている。
花々の中の花
 マショー、他のレーとヴィルレー集
ノルベルト・
 ローデンキルヒェン(Fl−tr)
 アルス・ノヴァ時代の代表者ギヨーム・ド・マショーと作曲者不詳の"レー"や"ヴィルレー"といったモノフォニーで構成されたトラヴェルソのためのプログラム。ノルベルト・ローデンキルヒェンは、著名な古楽アンサンブル、セクエンティアやディアロゴスの演奏に加わり、モダーン楽器ではBPOのアルブレヒト・マイヤーとデュオを組むトラヴェルソ&フルート奏者。
ベートーヴェン:ソナタと変奏曲
 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調Op.7 /
 創作主題による32の変奏曲 ハ短調WoO.80/
 ピアノ・ソナタ第17番
  ニ短調Op.31 No.2「テンペスト」
アレクサンドル・プリャエフ(Fp)
 録音:2008年4月14日、ライヴ。使用楽器:アントン・ヴァルター・モデル(1805年頃)のレプリカ(ポール・マクナルティ製作、2007年)。プリャエフはサンクトペテルブルク出身で、モスクワ音楽院にてピアノを学んだ後、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でチェンバロとフォルテピアノを学び直した。
MA-20043
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(2CD)
マルク・ポルシャー(1961-):
 移行 [ANAKOLUTH] (エレクトリック&コンクレート・ミュージック)
聖チェチーリア
 アンナ・ハッヘンベルヒの歌曲とアンティフォナ
アンサンブル・
 カンデンス・リリウム
 録音:2009年10月。
 ドイツ、ケルンのシュニュートゲン美術館に保存されている1520年頃の写本に収められた音楽を蘇演。アンナ・ハッヘンベルヒ [Anna Hachenberch] という人物が、写本の編集・作曲などに関わっているという説があるとのこと。
マルク・ポルシャー(1961-):
 ザクロの木(声と電子音のための
  サウンド・インスタレーション)
シュテファン・ハンスタイン、
シビル・カノニカ(Vo)
マルク・ポルシャー(電子楽器)
 ミュンヘンのエジプト美術博物館で上演された、ドルトムント出身のポルジャーによる作品。
マルク・ポルスシェル:オートマティック
 Sektor〜9.SeKtor
電子楽器
MARC AUREL EDITION "EDITION MODERN"
CMN-005
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(HYBRID_SACD)
価格帯:B
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
アンナ・マリア・マルコヴナ(P)
フェデリコ・ロンゴ指揮
ソフィア・ソリスト音楽協会o.
 初回にはCMN-0054としてご案内していた物。
CMN-006
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(HYBRID_SACD)
価格帯:B
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 Op.18
A.ブッシュ:弦楽六重奏曲 Op.40
ケルン弦楽六重奏団
 おそらくMARC AUREL EDITIONとの共同製作。ケルン弦楽六重奏団はケルン・ギュルツェニヒ管、ケルン西部ドイツ放送響の奏者が中心となって結成されたアンサンブル。
Villa Iuro
 ピアソラ:コンパードレ/タンゴの歴史
 カンペイロ/S.ピアーナ:シルバンド
 G.トーマス:マルダ 他(全11曲)
ファンホ・モサリーニ
 (バンドネオン)
ヴィセント・ボーゲホルツ(G)
 ギターとバンドネオンによるタンゴ・アルバム。代理店は「古楽を中心としたレパートリーで幅広い支持を得ているRaumklangより新シリーズが登場」としているが、これはMARC AUREL EDITIONから出ていたシリーズ(2002年末より両レーベルは業務提携している)。
シェーンベルク:浄夜
A.ハンマーシュミット:6声のパドゥアン
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」
          からの弦楽六重奏曲
W.ダンスマイアー:Zum Beispiel
T.コマロワ:Auf immer und ewig?
バルトーク:ハエの日記から
ケルン弦楽六重奏団
 1997年に結成されたケルン弦楽六重奏団は、ケルン・ギュルツェニヒ管などで活躍するメンバーで構成される弦楽アンサンブル。
インベンショーネス・タンゲーラス
 トーマス・グービッチュ:カンセロラゾ協奏曲
 グラルド・ヘレス・レ・カム:
  インベンショーネス・タンゲーラス
 ジュアン・ジョゼ・モサリーニ:
  ファンタジアス・カンペラス/
  ファンタジアス・ウルバナス
デュオ・ベゲホルツ・モサリーニ
[ビセンテ・ベゲホルツ(G)
 ジュアニオ・モサリーニ
  (バンドネオン)]
ダネルSQ
ティトゥス・オプマン(Cb)
RAUMKLANG "TALANTON Records"
 RAUMKLANGレーベル傘下と思われる、2010年に設立されたドイツのレーベル。
TAL-90001
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価格帯:M
ギヨーム・デュファイ〜東方と西方の間に
 ルグラン:あふれんばかりの喜びが私の友であるならば
 フェラグ:フランコラム・ノビリタティ/アヴェ・マリア
 デュファイ:新年を迎えたこの日/レオ殿/喜べビザンツ帝国の妃/隠れもない貴公子の名を讃え/
       ああ、どうしたらよいのか?/コンスタンティノープルの哀歌
 ダ・ペザロ:ファラ・コン・ミスラス / クリサフェス:哀歌

  テオドーラ・バーカ(Ms) エクス・シレンティオ、アンサンブル・アルキス
 録音:2010年2月。2001年に結成されたギリシャの古楽アンサンブル、エクス・シレンティオと同地の歌姫テオドーラ・バーカによるルネサンス時代ブルゴーニュ楽派の巨星ギヨーム・デュファイ(ca.1397-1474)とその同世代の作曲家たちの音楽。
TAL-90002
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価格帯:M
ピッコラージュ〜ピッコロのための音楽
 マッキム:ピッコロ協奏曲 / ドルフ:ジヴェルニーのソナチネ/フラッシュ!
 デラノフ:ノーブル・ターフェルムジーク / ヴィヴァルディ:協奏曲 イ短調 RV.445
  グートルン・ヒンツェ(ピッコロ/Fl) グンデル・ヤンネマン(Ob)
  ウルズラ・ハインス(Hp) マルクス・ツーゲヘア(P) ミヒャエラ・ハッセルト(Cemb)

  ロデリック・マクドナルド指揮ゲヴァントハウスo.&MDRso.団員
 録音:2010年3月、5月。1993年からゲヴァントハウス管の首席ピッコロ奏者を務め、1999年からはバイロイト祝祭管にも参加しているドイツの奏者ヒンツェによるピッコロのための協奏曲、ソナチネ、小品、アレンジ集。
TAL-90003
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価格帯:M
イラストリアス・プリンス〜ナウムブルクのマイスターの時代の宮廷文化
 ルメラント・フォン・ザクセン、ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ、
 ハインリヒ・フォン・モールンゲン、ティボー・ド・シャンパーニュ、他の作品
  イオクタトレス イェルク・ポイカート(ナレーター)
 録音:2006年。マネッセ写本(Codex Manesse)ではミンネゼンガーとして登場し、パトロンとしても芸術を庇護していたマイセン辺境伯ハインリヒ3世(1215-1288)時代の宮廷音楽集。
TAL-90004
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価格帯:M
恋が私を焦がれさせ〜14世紀の愛の歌
 作曲者不詳:アレルヤ / ランディーニ: Non avra ma' pieta / マショー: Je ne cesse de prier
 サンレーシュ:ハープの旋律 / ロベール:3匹の優しいうぐいす / マショー:あらゆる花のうち
 ヴォルケンシュタイン:Freu dich, du weltlich creatur / マショー:私は楽しく生きていける
 作曲者不詳: He, mi enfant / マショー:恋が私を焦がれさせ / ピキニ:この歓び
 ヴォルケンシュタイン: Es leucht durch graw / 作曲者不詳:イスタンピッタ・ガエタ
 ランディーニ:心にかかるは何という苦しみか / コルディエ: Se cuer d'amant / ランディーニ: Muort' Oramai

  アンサンブル・アルタ・ムジカ
 録音:2003年-2004年。
TAL-900006
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価格帯:M
ベラドンナ〜トルバドゥールたちの歌
 喜びと愛の哀しみ/流浪/アンコール
ベラドンナ
[Vo、Hp、ヴィエール/他]
 録音:2006年6月、モンタルバーネ中世音楽祭、ライヴ。スウェーデン、カナダ、ドイツの女流古楽奏者3人によるトルバドゥールの歌。
モンタルバーネ音楽祭2011 ラーガ・ヴィルガ
 インドのドゥルパドとヒルデガルト・フォン・ビンケン
マリア・ヨナス指揮
アルス・コラリス・ケルン
 録音:2011年6月17日、モンタルバーネ音楽祭、ライヴ。インドの古典声楽ドゥルパドと、中世ドイツの神秘家&女流作曲家ヒルデガルド・フォン・ビンゲンのコラボレーション。
ラインのマリア〜1500年頃、ライン地方の聖母への祈りの讃歌
 アラ・アウレア マリア・ヨナス指揮アルス・コラリス・ケルン
 録音:2011年。ケルンの古楽アンサンブル、アルス・コラリス・ケルンの演奏でたどる、ライン川流域、ケルン周辺からオランダに至る、ベルリン、ロストック、ストラスブールなどの写本に収められていた音楽史の旅。
ヴェルナー・ビューラー(1904-1968):歌曲集「あなたは日、そして私は夢」
 ティナ・シェーラー(S) マルタ・ヨルダン(Ms) アンネ=カトライン・ヨルダン(P)
 20世紀スイスの作曲家が、ヘルマン・ヘッセやゲオルク・トラークルの詩に付けた歌曲集。
フローリアン・マイヤー
 無伴奏ヴァイオリンのための11の前奏曲
フローリアン・マイヤー(Vn)
 録音:2013年8月、聖ペトリ教会、フライブルク。ドイツ、ドレスデンのヴァイオリニスト、フローリアン・マイヤーの自作自演。イザイ「10の前奏曲」からインスピレーションを得て作曲された。
バビロニアの夢
 バシール:バグダッド / アル=カヤット:ラマサト/アーラム・バビリヤ / ハダッド:スラフ
 イラク民謡:カナバト/シャルキ・ラスト/ハキミ / 即興:ワイルド・ローズ、イシュタール&クニグンデ

  サイフ・アル=カヤット(ウード) ノラ・ティーレ(Perc)
 録音:2013年9月。アラブの民族楽器であるウードと打楽器のための、現代イラクのマカーム音楽集。アル=カヤットはイラク、バグダッド音楽院でアラビアン・リュートを学んだ奏者、ティーレは中東打楽器のスペシャリスト。


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