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マイナー・レーベル
2017年5月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル




BRINRINRI

 山下和仁(ギター)の自主制作レーベル。
KYBR-1701
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\2970(税抜\2700)
ランクラージュマン〜山下和仁+山下紅弓 ギターデュオ
 フェルナンド・ソル:ランクラージュマン Op.34 /ディヴェルティメント Op.38
 グラナドス/山下和仁編曲:歌劇「ゴイェスカス」〜間奏曲
 ヴィラ=ロボス/イザイアス・サビオ編曲:「ブラジル民族舞曲小曲集」より
  〔さようなら美しいモレーナ/小さな羊、太った羊〕
 ヴィヴァルディ/山下和仁編曲:2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV.532 〜第22章アンダンテ
 ファリャ/山下和仁編曲:歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番
 レオンハルト・フォン・カル:アンダンテ Op.24 No. / 2作曲者不詳:ギター二重奏のためのソナタ
 フェルナンド・ソル/D.フォルテア:月光 / ダラ・ハインツ:リーテーショナル シンメトリー

 山下和仁、山下紅弓(G)
 録音:2016年12月26日-27日、2017年2月16日-17日、北九州市立響ホール。 世界的ギタリスト山下和仁と長女の紅弓(こゆみ)のギターデュオは、2003年、東京・浜離宮朝日ホールでデビュー。それ以来、山下ファミリーによる世界ツアーでも好評を博して当時CDも発売されているが、スタート時まだ小学生だった紅弓も今や熊本大学理学部に在学する "理系女子 "。学業のみならず、国内外のステージに立つ気鋭の奏者となっている。2016年はイタリアや韓国、九州のほか、奈良・春日大社でも公演。名人山下和仁とともに、紅弓の信じがたいギターによる歌心がソルやカルなどギター名曲で数々たっぷりと聴ける長時間アルバム。山下和仁編曲によるヴィヴァルディやファリャおよびグラナドスの名曲、ヴィラ=ロボス、19世紀から眠り続けていた発掘曲(作曲者不詳)の世界初録音や山下和仁紅弓のために捧げられたアイルランドの作曲家による新曲も。音響に定評のある北九州市立響ホールにて録音。

コウベレックス

KRS-5219
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\2933(税抜\2667)
ルクレール:音楽の愉しみ、トリオ・ソナタ
 ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
  音楽の愉しみ〔第1番 Op.6 /第2番 Op.8 〕/トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2 No.8
 アルモニー・ダポロン
  [廣岡 マルリサ 由樹子(Fl−tr) エマヌエレ・ブレダ(Vn)
   セバスティアン・ハルトゥング(Vc)]
 三橋 桜子(Cemb)
 録音:2016年8月3日-4日、京都市立堀川高校音楽ホール、京都市、セッション。 『バロックアンサンブル "アルモニー・ダポロン" による J.-M. ルクレールの室内作品を聴き、大きな喜びを感じました。この2つの「音楽の愉しみ」Op.6とOp.8は当時フランスにおけるヴァイオリンの巨匠であったルクレールにより作曲されました。現存する数々の組曲の中でも特筆に値する名曲です。愛嬌があり、またガラス細工なような繊細さを持ち、そして甘く美しい憂いをも持ち合わせ、聴くものたちは限りなく心地よい気分に酔いしれることができます。それに対し「トリオ・ソナタD-Dur」Op.2/8はイタリアバロック音楽の形式を持っています。しかし、ルクレールの作品であるため、フランス・バロック音楽のエッセンスもところどころに見え隠れします。廣岡マルリサ由樹子、エマヌエレ・ブレダ、セバスティアン・ハルトゥング、三橋桜子 はバロック時代の伝統的で豊かな音色を再現することに成功しています。彼らの演奏を通して当時の音楽を現代に享受できることは、この上もない喜びだと言えるでしょう。全曲を通してセンスがありエネルギッシュ、かつさまざまな情緒に適する音色で奏でる素晴らしい技術を持ち、音楽的に決断を要する場面でも十分な判断力と情熱を発揮する。4人の演奏家それぞれが最高の演奏技術を持ち合わせたこのアンサンブルは、真に価値あるものであり、我々を情緒ある夢の彼方へと誘ってくれます。今はもう存在することのない、心から憧れる当時の世界に在った活気あふれる音楽を、その響きを今ここに私は聴いたのです。心からの称賛を!』(カール・カイザー|フランクフルト国立音楽大学教授、元フライブルグ・バロックオーケストラ首席トラヴェルソフルート奏者)  アルモニー・ダポロン:ドイツ、オランダ、フランス各地で研鑽を積み、現在世界各地で活躍している古楽奏者たちにより結成。バロック時代の音楽のオリジナルの響きを広めるべく、日本・ドイツを中心に活躍中。

MITTENWALD

 旧譜はこちらから
MTWD-99063
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\3300(税抜\3000)
黛敏郎(昭和4年〜平成9年、1929-1997):ピアノ作品集
 12の前奏曲(1945-46)(*) /天地創造(1965)(*) /
 バレエ「かぐや姫」〜金の枝の踊り(1950)/
 (ボーナストラック)オール・デウーヴル(1947)(#)
 秦はるひ(P) 入川 奨(Perc;#)
 録音:2016年4月26日-27日、ラディアンホール、生涯学習センター、二宮町、神奈川県(#以外) /2016年12月26日、ファツィオリ・ショールーム(#)。(*/#)は世界初録音。 「12の前奏曲」の自筆楽譜の表紙には「Op.0 1〜24」と記されている。作品番号を「零」としたのは本格的な作曲を開始する準備作品として位置付けていたためであろう。東京音楽学校に入学した頃に第1曲目が書かれたが、当時黛はまだ16歳の少年であった。当初は24の前奏曲として構想され調号の付かないハ長調とイ短調から始まり♯の数を増しながら長調と短調を並べてゆく形で書き進められたが13曲目以降は書かれていない。「天地創造」は1966年のジョン・ヒューストン(1906-1987)監督によるアメリカとイタリアの合作映画。原題は「聖書(The Bible)」であったが日本では「天地創造」の邦題で公開された。当初ストラヴィンスキーに音楽を依頼するはずだったが処々の問題により実現せず、「涅槃交響曲」のレコードを聴いた監督から黛が指名された。オリジナルは合唱を伴った管弦楽曲であるが、当CDは本人編作のピアノ版出版譜(1966)による演奏である。「オール・デウーヴル」はジャズの溌剌たる躍動感、生命力に溢れたヴァイタリティを、純音楽的に表現しようと試みたものである。第1楽章は短いイントロダクションとブーギー・ウーギー。第2楽章はルンバ。ちなみにこの「オール・デウーヴル」という言葉は今日では日本語化されて「オードブル」等と言われている。

299 MUSIC

 合同会社 録音研究室 [Recording Laboratory, LLC.] (レック・ラボ)が擁するレーベル。
NIKU-9009
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\3080(税抜\2800)
5/10発売
スネアは唸り、そして飛翔する〜新野将之(スネアドラム)
 ユージン・ノヴォトニー(1960-):ミニッツ・オブ・ニュース(1990)
 イヴァン・トレヴィーノ(1983-):スネアドラムとオーディオトラックのための「スパー」(2016)
 ジャック・ドゥレクリューズ(1933-2015):スネアドラム独奏のための試験(1985)
 アスケル・マッソン(1953-):スネアドラム独奏のための「キム」(2001)
 アスケル・マッソン/作曲者編曲:
  スネアドラムとオーケストラのための小協奏曲(ピアノ伴奏盤) (1982, rev.2002) (*)
 新野将之(1989-):蠢 [Ugomeki] (2015)
 ネボイシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチ(1962-):
  ピッコロ・スネアドラム独奏のための演奏会用小品第1番 Op.15 (1987)
 ベン・ワーランド(1977-):スネアドラムと打楽器三重奏のための「ペガサス」(2005) (#)
 シドニー・ホドキンソン(1934-):コンサート・スネアドラムのための練習曲「ケルベロス」(1990) (#)
 アニア・ロックウッド(1939-):アマゾニア・ドリーミング(1987) (#)
 ボブ・ベッカー(1947-):印相(1990) (#) / 池辺晋一郎(1943-):スネアは唸り、そして飛翔する(2005) (#)
 ワルター・D.スウィート編纂:「ファイフ・アンド・ドラムス」より(#/+)
  〔民謡/H.C.ワーク編曲:大きな古時計(1877) /民謡:空飛ぶ豚の町/
   L.ランバート編曲:ジョニーの凱旋(1863) /民謡:チキン・リール〕

  新野将之(スネアドラム) 下払桐子、吉野由香(ファイフ〔横笛〕;+)
  佐藤祐介(P;*) フォニックス・レフレクション〔打楽器アンサンブル〕(#)
 録音:時期未記載、五反田文化センター。 小太鼓一本勝負!コンテンポラリーの最前線、ここにあり。蠢動する新野将之、繊細な彩り。クラシックのみならずミュージカルやJ-POPなど様々なシーンで活躍する若手打楽器奏者新野将之が、並々ならぬこだわりを持つスネアドラムでソロ・デビューを飾る。色とりどりの「スネアの、スネアによる、スネアのための音楽」は、類まれなる音楽性と正確無比なテクニックで今まさに飛翔する。

グローバル・カルチャー・エージェンシー [Global Culture Agency]

GCAC-1004/5
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(2XRCD)
\5940(税抜\5400)
5/2発売
シゲティ〜モーツァルトヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1
 〔ト長調 K.301(第25番)/ハ長調 K.303(第27番)/イ長調 K.305(第29番)/
  変ホ長調 K.302(第26番/ハ長調 K.296(第24番)/ホ短調 K.304(第28番)/
  ニ長調 K.306(第30番)/ヘ長調 K.376(第32番)/ヘ長調 K.377(第33番)〕

 ヨゼフ・シゲティ(Vn) ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)
GCAC-1006/7
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(2XRCD)
\5940(税抜\5400)
5/2発売
シゲティ〜モーツァルトヴァイオリン・ソナタ集 Vol.2
 〔変ロ長調 K.378(第34番)/ト長調 K.379(第35番)/変ホ長調 K.380(第36番)/
  変ロ長調 K.454(第40番)(*) /変ホ長調 K.481(第41番)(*) /イ長調 K.526(第42番)〕

 ヨゼフ・シゲティ(Vn)
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(P;*以外) ジョージ・セル(P;*)
 録音:1955年、ニューヨーク、モノラル。原盤: VANGUARD 。すべてのCDプレーヤーで再生可能。
 『過去最高の感動をもたらす驚きの音質で登場!』『心をえぐる強烈なヴァイオリン、唯一無二の仄暗い音色。』『XRCDで蘇る、怖いくらいに武骨なモーツァルト!』『至高の名演を過去最高水準で音盤化し、大きな反響を得たバッハの無伴奏ヴァイオリン作品集(GCAC-1002/3)に続く、シゲティのXRCDシリーズ第2弾。CD4枚分残されたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ録音を2枚組2セットに分けて発売します。今回もVanguardClassic提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CDプレーヤーで再生できる高音質フォーマットであるXRCDとして丁寧に仕上げました。もともと特徴的なオンマイク録音で有名でしたが、XRCD化によりぐっと生々しさを増し、シゲティの武骨なヴァイオリンが怖いくらいの圧倒的な存在感で迫る、かつてない音像を実現しています。ライナーノートには安田和信氏による18ページに及ぶ読み応えある曲目解説(I、II共通)を収録しており、モーツァルトの人生の流れと共にヴァイオリン・ソナタの全貌が掴めます。これぞ愛好家必携のディスク、ぜひ2セット揃えてお楽しみください。』『K.302の何の変哲もないロンドから、まるで霊魂が飛び出すような奇演を生み出すあたり、まさにシゲティの独壇場。特に短調に転調した場面のまがまがしさは誰にも真似できないもので、モーツァルトの音楽に潜む恐ろしさを真正面から体現しています。ホルショフスキーのピアノも甘くならず硬派で、シゲティと相性抜群です。』『有名なホ短調ソナタではふたりのユニゾンの微妙なずれと震える弱音が聴く者の心を乱します。美しいメヌエットも感傷に流される気配は皆無で、ヴァイオリンが強靭な重さをまとい、ピアノに伸し掛かってきます。時折、ごう、と燃えるように膨らむシゲティ特有の節回しにもゾクゾク。何度聴いても予断の許されぬ演奏です』『K.379が凄まじい演奏です。重厚なアダージョでの、愚直なまでに切々とした歌。そしてアレグロ突入後の激情のト短調!力が入るとシゲティの求める音楽がひとつの音には収まりきらず、周りの音に滲んで生々しい爪痕を残します。続く変奏曲も本来平明な長調の世界のはずが、ただごとではない雰囲気。闇の中ぼんやりと青白く光るヴァイオリンの音。引っ掻くようなピッチカートも強烈です。』『セルがピアノを弾いた2曲を収録。細かいパッセージやトリルを玉のように美しく奏で、実にモーツァルトらしいピアノを聴かせています。これを聴くと彼が記憶に留めるべき素晴らしいモーツァルト弾きであったことが分かるでしょう。』
 # xrcd の生産ラインが設備老朽化に伴い2022年末をもって廃止されるため、上記2タイトルはレーベル&流通在庫限りの供給となります。入手出来ない場合はご容赦ください。



輸入マイナー・レーベル




MONS (独) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 1991年、ドイツ、ラインラント=プファルツ州カイザースラウテルン郡のトリップシュタットで設立された Mons Production Management GmbH 社が発売するクラシックとジャズのレーベル。創業者でオーナーのティロ・ベルク(1959-)はジャズ・ドラマーで、 SONY, BMG, Columbia, Universal でプロデューサーとしても活躍、元々クラシカルの勉強をした人で、1981年から2007年まで南西ドイツ放送響に打楽器&ティンパニ奏者として在籍していたと言う。
 このレーベルはジャズの分野では知名度がある模様で、1995年、アメリカのジャズ放送局が選定する「最も成功したインディー・レーベル」に選ばれたりしているが、クラシックの分野においては日本でも本格的に流通したことはない。
 今回、お客様からお問い合わせを頂いたので、当店独自にご紹介を開始。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
MARIMBA PRESENT 〜カテジナ・ミツカ
 エリック・サミュ [Eric Sammut] (1968-):マリンバ、打楽器、
   弦楽オーケストラとコントラバスのための協奏曲「シュガリア [Sugaria] 」(2006)
 アンナ・イグナトヴィツ=グリンスカ [Anna Ignatowicz-Glińska ] (1968-):
  マリンバ、トランペットと弦楽のための協奏曲(2007)
 エマニュエル・セジョルネ [Emmanuel Séjourne] (1961-):
  マリンバと弦楽のための協奏曲(2005 [rev.2015?])
 ネイ・ロザウロ [Ney Rosauro] (1953-):
  マリンバと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番(2001 [rev.?])
  カテジナ・ミツカ(マリンバ) ガーボル・ボルドツキ(Tp)
  マティアス・クーン指揮シュトゥットガルト室内o.
 録音:2015年11月9日-11日、ジルヒャーザール、リーダーハレ、シュトゥットガルト/現地発売:2016年10月。1997年から2005年にかけて、同じくドイツの AUDITE レーベルから5点のアルバムを発売していたポーランド出身のマリンバ奏者、カテジナ・ミツカの当レーベル第2弾(第1弾「マリンバ・クラシカ」 [MR-874459] は廃盤)。

AVIE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 旧譜はこちらから
AV-2374
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(2CD)
1.5CD価格
ベル・カント・パガニーニ〜パガニーニ:24のカプリスと他の無伴奏ヴァイオリン作品集
 パイジエッロの歌劇「水車小屋の娘」からの「虚ろな心」による序奏と変奏 ト長調 Op.38 /
 24のカプリス Op.1 /驚異の二重奏曲 Op.6「デュエット・フォー・ワン」/別れのカプリス Op.68
レイチェル・バートン・パイン:ニュージーランド国家「神よニュージーランドを守り給え」による序奏、主題と変奏

 レイチェル・バートン・パイン(Vn)
 録音:2015年8月31日-9月3日、5日、2016年11月28日-29日、12月1日-2日、セント・ポール・キリスト連合教会、シカゴ。 1995年の列車事故による大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。1993年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールでは特別賞(レナート・デ・バルビエーリ記念賞)を受賞したバートン・パインのアヴィー(AVIE)第3弾は、「ベル・カント・パガニーニ」と題された、華麗なるパガニーニ・アルバム。その名の通り、パガニーニの超絶技巧だけでなく「ベル・カント(美しい歌)」にも焦点を当て、24のカプリスに無伴奏ヴァイオリンのための小品をカップリング。ラスト・トラックには、パガニーニにインスパイアされて書いたニュージーランド国家の主題に基づく自作曲も収録。使用楽器は、パガニーニ自身が使用した楽器と同年代の、1742年製グァルネリ・デル・ジュス“ex-Bazzini, ex-Soldat "。

CHRISTOPHORUS 特記以外
 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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聖なるサルテリオ〜ソプラノとオブリガート・サルテリオ、通奏低音のための聖週間の哀歌集
 ドメニコ・メローラ:レッツィオーネ第2番 / 作曲者不詳(18世紀):聖木曜日のための哀歌第2番
 ジェンナーロ・マンナ:聖金曜日のためのレッツィオーネ第3番 / 作曲者不詳: Atto di dolore di Metastasio

 ミリアム・フォイエルジンガー(S) フランツィスカ・フライシャンデル
  (サルテリオ/ディレクター)イル・ドルチェ・コンフォルト
   [ジョナサン・ペセク(Vc) ダニエル・ペレル(Org)]
 録音:2016年4月3日-6日、オーストリア。使用楽器(サルテリオ): Michele Barbi(ローマ)、1725年製。 18世紀イタリアの修道女によって演奏されていたハンマーダルシマー型の楽器、"サルテリオ"に焦点を当てたアルバム。グラウプナーの知られざるカンタータの見事な歌唱で話題を呼んだオーストリアの古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーが歌うナポリ派の哀歌に、サルテリオのきらめくようなオブリガートが重なり、当時の教会音楽が蘇る。サルテリオを演奏するフランツィスカ・フライシャンデルは、オーストリア生まれでサルテリオやハックブレットの演奏・研究を専門として活動する音楽家。
ザムエル・シャイト(1587-1654):宗教的コンチェルト集
 他、メルヒオール・フランク、ヨハン・エラスムス・キンダーマン、アンドレーアス・ハンマーシュミット、
   トーマス・ゼレ、バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ/他の作品

 イ・ソナトーリ[クヌート・ショッホ(T)/Vn/バス・ドゥルシアン/Org/ヴィオローネ]
 録音:2016年8月1日-3日、ドイツ。 シュッツ、シャインと並ぶ「ドイツ3大S」の一人シャイトの宗教作品集を中心に、同世代の作曲家達の作品をピリオド楽器アンサンブルの演奏で収録。
ジャン・ポール・エジード・マルティーニ(1741-1816):
 ルイ16世とマリー・アントワネットのためのレクイエム(*) / グルック:深き淵より
  コリンナ・シュライター(S) マーティン・プラッツ(T) マルクス・シモン(B)
  ヴォルフガング・リーデルバウフ指揮ラ・バンダ、ムジカ・フランコニア祝祭cho.
 録音:2016年7月23日、教会、フライシュタット、ドイツ、ライヴ。(*)は世界初演時&世界初録音。 ドイツに生まれフランスで宮廷楽長として活躍したマルティーニのレクイエムは、フランス革命によって処刑されたルイ16世とマリー・アントワネットのために作曲されたマルティーニ最晩年の作品。マルティーニの生地であるドイツ、フライシュタットの教会で世界初録音されたライヴ・レコーディング。
ザムエル・フリードリヒ・カプリコルヌス(1628-1665):
 ルソン・ド・テネブレ(イエスの死と苦悩による2つの歌)/音楽劇(抜粋)
  ターニャ・アスペルマイアー(S) バルバラ・オステルターク(Ms)
  ジャン=フランソワ・ロンバール(CT) ブノワ・アルヌール(B)
  ブノワ・アレ(T)指揮ラ・シャペル・レナーヌ
 録音:2006年1月19日-23日、フランス。前出・旧品番: K617 (France), K617-188ボヘミア生まれで、ブラチスラヴァにおいて音楽教師&音楽監督、シュトゥットガルトでは宮廷楽長として活躍した作曲家カプリコルヌスは、長く忘れられた存在となっているが、このアルバムでその最も重要な側面を発見することができる。彼はシュトゥットガルト宮廷楽長を務めて特に声楽作品を多く残し、その時代には高く評価されていた。カプリコルヌスの最も独創的な作品「イエスの死と苦悩による2つの歌」はドイツにおけるフランス・バロック音楽の「ルソン・ド・テネブレ」のような形式の作品。「音楽劇」はカプリコルヌスの死の直前に作曲され、死と向き合った悲痛な作品となっている。演奏はブノワ・アレによって結成されたラ・シャペル・レナーヌ。

DELPHIAN (英) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

ジョヴァンニ・ステファノ・カルボネッリ(1694-1773):
 ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集
 〔第1番/第2番/第3番(*) /第4番(*) /第5番(*) /第6番〕

 ボヤン・チチッチ(Vn|使用楽器:フランチェスコ・ルジェリ、1680年頃製作
 イリュリア・コンソート
  [スザンヌ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール) デイヴィッド・ミラー(テオルボ/アーチリュート/G)
   スティーヴン・ディヴァイン(Cemb/Org)]
 録音:2016年6月2日-26日、聖マーティン教会、ニューベリー、 UK 。(*)は世界初録音。 レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやエンシェント室内o.、EUバロックo. の中心メンバーとして活躍する古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。17〜18世紀の知られざる音楽を探究するために自身が結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソートとの初録音は、18世紀のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・ステファノ・カルボネッリ(1694-1773)の「室内ソナタ集」。ローマでコレッリに師事したとの説もあるカルボネッリは、ヘンデルと同じ時代にロンドンで活躍したイタリア、リヴォルノ出身の音楽家。渡英後は、ドルーリー・レーンの王立劇場o. のリーダーを務め、ラトランド第3侯爵ジョン・マナーズの庇護の下、この「室内ソナタ」に代表される魅力的な作品を世に送り出している。その後、カルボネッリは音楽家からワイン商(!)へと華麗に転身し、英国王室御用達として大成功を収めたという。約200年もの間、音楽史の陰に隠れていたカルボネッリの「室内ソナタ」は、ポスト・コレッリ世代の確かな足跡が刻まれた秀作であり、中でも「ソナタ第6番」の「第3楽章〜アリア」の旋律美は絶品。音楽家、ワイン商として名声を築いた偉才カルボネッリの傑作で、ボヤン・チチッチとイリュリア・コンソートが堂々たるデビューを果たす。
合唱と古代の楽器のための新しい音楽
 ジェイムズ・マクミラン: Noli Pater / ジョン・ケニー:鹿の叫び / ステュアート・マクレー:カンタータ
 ビル・テイラー: Crux fidelis / フランシス・グリアー:カンテムス
 スティーヴィー・ウィシャート:イステ・コンフェッソール/スティーヴン・ビック:セット・アポン・ザ・ロード

 ジェフリー・ウェッバー指揮ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジcho.
 バーナビー・ブラウン(トリプルパイプ/アウロス) ジョン・ケニー(ラフナシェイド・ホーン、チャイム)
 パトリック・ケニー(カルニクス/チャイム) ビル・テイラー(ライアー)
 ジェイムズ・リーチ、マイケル・ハウ(Org/クロテイル)
 録音:2016年8月29日-31日、マートン・カレッジ・チャペル、オックスフォード大学。 エディンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)で使用された貴重な古代の楽器と、現代合唱とのコラボレーション・アルバム。紀元前ケルトの管楽器とされる「カルニクス」や「ラフナシェイド・ホーン」、3本の縦笛が一対になった「トリプルパイプ」、2本の縦笛が一対になった「アウロス」、小型の竪琴「ライアー」など、専門家たちによって復元された紀元前から10世紀ころまでの貴重なピリオド楽器を使用。これらの古の楽器と合唱のための作品を、ジェイムズ・マクミランを始めとする現代の人気作曲家や、ピリオド楽器の専門家であり演奏者でもあるジョン・ケニー、ビル・テイラーらが作曲している。
ジ・エッジ・オヴ・タイム〜フランスとドイツからの旧石器時代のボーン・フルート
 アンナ・フリーデリケ・ポテンゴフスキ(ボーンFl)
 ゲオルク・ヴィーラント・ヴァーグナー(Perc)
 録音:2016年3月8日-11日、ハダースフィールド大学レコーディング・スタジオ。 エディンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)第4弾は、更に時代を遡り、なんと旧石器時代の骨製の笛を再現!南ドイツの洞窟やピレネー山脈(フランス)の洞窟から発掘された、鳥の骨や象牙を加工した原始的な縦笛を現代に復元。ドイツのフルート奏者アンナ・フリーデリケ・ポテンゴフスキが、約4万年前の人類最古の楽器の音色を蘇らせる。

DREYER−GAIDO (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
シェンデロヴァス:弦楽器のための作品集
 弦楽四重奏曲第3番/チェロのための「ハイフェッツのオマージュ」/ヴァイオリンとヴィオラのためのディアローグ/
 ヴァイオリンとピアノのための 映画「ヒトラーの旋律」のためのメロディ/ピアノ三重奏のための「歌と踊り」

 アート・ヴィオ〔弦楽四重奏団〕 フォート・ヴィオ〔ピアノ三重奏団〕
 これまでダーヴィド・ゲリンガスを中心にDreyer Gaidoで度々取り上げてきたリトアニアの巨匠、アナトリュス・シェンデロヴァスの作品集。弦楽四重奏曲の他、ゲリンガスへ捧げられた「ダイアローグ」や「歌と踊り」、第1回ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールのために作曲された「ハイフェッツのオマージュ」のニュー・ヴァージョン、映画「ヒトラーの旋律(原題: Ghetto)」のために作曲された(しかし映画では使用されなかった)曲などを収録。弦楽四重奏団の"Art Vio"、ピアノ三重奏団の"FortVio"(ヴァイオリンとチェロは同じメンバー)は、リトアニア音楽演劇アカデミー(LMTA)で学んだリトアニアのエリート音楽家たちによるアンサンブル。FortVioはリトアニアの文化芸術賞も受勲している。

FRA BERNARDO (墺) 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 2013年にリリースを開始したウィーンのレーベル。基本的に全点「限定盤」との記載がある模様。
ババ・ムジカーレ〜ハラハ伯爵の財宝
 ファッシュ:シンフォニア ヘ長調/協奏曲 ヘ長調 / シュトゥリック:協奏曲 ハ長調 / ティール:協奏曲 ハ長調
 サッリ:歌劇「パルテノーペ」序曲 / フィオレンツァ:協奏曲 イ短調
 ゲオルク・ロイター II:シンフォニア ニ短調/カルダーラ:シンフォニア ハ長調

 ヴォルフラム・シューリッヒ(リコーダー)指揮コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
 録音:2016年4月15日、オーストリア。 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックo. など、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオドo. 、コンチェルト・ステラ・マトゥティナ。美術や音楽にも情熱を捧げていたオーストリアの貴族、外交官でありナポリ副王とシチリア副王に任命されたアロイス・トマス・ライムント・フォン・ハラハ伯爵(1669-1742)のコレクションによるドイツ、イタリアの器楽のためのシンフォニア&協奏曲集。

RAUMKLANG (独) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

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人間の声〜トレチェントの歌曲
 フランチェスコ・ランディーニ(1325-1397)、ヤコポ・ダ・ボローニャ(1340-1386頃活躍)、
 ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(1340-1350頃活躍)、ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320頃-1362頃)/他の作品

  ロレンツァ・ドナディーニ指揮アンサンブル・ペルラーロ
 録音:2015年3月。 南フランスのトルバドゥールから影響を受け14世紀北イタリアで誕生、旋律を重視した世俗多声歌曲「トレチェント音楽」の代表的作曲家たちによる作品集。 アンサンブル・ペルラーロは、2004年にロレンツァ・ドナディーニが中心となり結成された古楽アンサンブル。スイスの古楽総本山、バーゼル・スコラカントルムで研鑽を積んだ才気あふれる6人の俊才たちが、中世イタリアで花開いた「トレチェント音楽」の旋律美を卓越した歌声で伝えてくれる。

STERLING (スウェーデン) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 多くがCD-R製版となります。また、プレス盤を指定したご注文はお受け出来ません。御了承下さい。既案内分はこちらから
CDS-1105-2
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[CD-R]
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):
 交響曲 ハ長調 Op.30 /間奏曲 Op.46 /
 「メデア」への序曲 Op.22 /ある悲劇への序曲 Op.18
ホセ・ミラモンテス・サパタ指揮
サン・ルイス・ポトシso.
 録音:2014年6月27日、29日、テアトロ・デ・ラ・パス、サン・ルイス・ポトシ、メキシコ、ライヴ。 クララ・シューマンの異父弟で、シューマン夫妻やメンデルスゾーン、ブラームスとも親交が深かった19世紀ドイツの作曲家ヴォルデマール・バルギール(1828-1897)。ロマン派寄りではなく、ベートーヴェンを彷彿とさせるドイツ古典派的な作風が特徴であり、保守的なスタイルを貫いた作曲家。メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州を本拠とするオーケストラと、19世紀ドイツ、バルギールの管弦楽作品との組み合わせ。
ラーシ・ボルデマン(1921-1969):童話歌劇「黒を白と皇帝は言った」
 スヴェン・ニルソン(B;皇帝) グニッラ・スレッテゴード(S;少年)
 ライラ・アンデション(S;王女) トゥード・スレッテゴード(T;王子)
 コニー・セーデシュトレム(T;医者) パウル・ホーグルンド(Br;愚者)
 スヴェン・エーリク・ヴィークストレム(T;僧正)、スヴェン=エーリク・ヤコブソン(B;衛兵)
 グンナル・ドラーゴ(T;筆記者) ユーセフ・グリュンファルブ(Vn独奏)
 カール=エーリク・ヴェーリン(Org) カール=オトー・ヴァレンティン(エレクトロニクス)

 ペール・オーケ・アンデション指揮王立歌劇場o., cho.&バレエ団
 録音:1965年1月1日、王立歌劇場、ストックホルム、スウェーデン、初演時ライヴ。ラーシ・ボルデマンはヘルシンキのドイツとフィンランドの家系に生まれ、ミュンヘンで亡くなるまで、スウェーデンで作曲家、音楽教師として活動した。この「黒を白と皇帝は言った」は30回を超すカーテンコールに迎えられた初演のライヴ録音。
CDA-1819-2
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[CD-R]
詩的な歌、ロマンティックな歌
 カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト:
  ひとりぼっちで歩いてはいない/耳を傾けるマリア/マリアの驚き/なぜ牧場に来たのだ/心の花/ティントマラの歌
 アドルフ・フレードリク・リンドブラード:
  夏の日/どうして?/ああ、そうか!/少女の思い出帳に/報われない恋/夕べに/近くに/夜に/決意/信頼/
  少女の朝の瞑想/夕べ、秋の宵/カーリン・モンスドッテルがエーリク十四世に歌う子守歌/わたしの家はどこだ/
  初めて失ったものアーレンセーにて/慰め/眠るアモール
 トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト:
  外では夏の風が吹き/小さな鳥も楽しそうに歌っている/カササギが教会の屋根にとまっている
 インゲマル・リリエフォシュ:鏡の歌/問いと答え/日の出 / スヴェン=エーリク・ユーハンソン:沈黙/民謡2000
 スヴェン=エーリク・ベック:三つの中国の詩 / シェシュティン・イェプソン:女性の歌

 イーヴァ・ソーレンソン(S) レッナールト・ヘードヴァル(P)
 録音:1982年3月24日-25日、4月27日、5月25日、音楽博物館/1984年12月19日-20日、1986年3月1日-2日、スウェーデン放送(SR)第2スタジオ、すべてストックホルム。 イーヴァ・ソーレンソン(1946-)は、スウェーデンのヨーテボリ生まれ。ヨーテボリとケルンの音楽大学で歌唱法を学び、コンサート歌手としてデビュー。ヨーテボリ大学のオペラ学部を卒業後、マルメの音楽劇場を経て、1979年から2001年までストックホルム王立歌劇場のソリストを務めた。
CDM-3003-2
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[CD-R]
われらの時代・・・〜ペーテル・リンドルート
 2つのヴァイオリンのために[デュオ・ジェラン]/
 人の言葉は失われ[クリスティーナ・ホーグマン(S)
          ニルス=エーリク・スパルフ(Vn) マッツ・ヤンソン(ハルモニウム)]/
 Rite now [演奏者表記無し]/ SXII [ストックホルム・サクソフォン四重奏団]/
 夜の音楽[浅原依子(ハルモニウム)、マッツ・ヤンソン(P) ビョーン・マルムクヴィスト(Cb)
      ブー・ペッテション(Cl) ダーヴィド・スヴェード指揮]
 録音:1991年-2016年。ペーテル・リンドルートは、ポップミュージックとロックのバンドのミュージシャンを出発点にさまざまな音楽を経験。ヨーテボリとストックホルムの音楽大学で学び、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムに師事した。

TRPTK (蘭) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 国内に新規案内される、2014年に創業したオランダのレーベル。全点縦形の装丁(ブルーレイ・ディスクのパッケージと同じ大きさ?)。
4手連弾のための作品集
 マイアベーア/アルカン編曲:歌劇「預言者」序曲(*)
 アルカン/ダ・モッタ編曲:9つの前奏曲(#)
 モシェレス:ウェーバーへのオマージュ Op.102 (+)
ステファニー・マッカラム、
エリン・ヘルヤード(P)
 録音:2016年2月13日-16日、メゾン・エラール、アムステルダム、オランダ。使用楽器:すべて エラール、1839年製(+) 、1847年製(*) 、1898年製(#) 。 オーストラリアの2人の名ピアニスト、アルカンやロパルツの音楽を得意とする女流奏者ステファニー・マッカラムと、モントリオールのアンサンブル・カプリスの主要メンバーとしても活躍したエリン・ヘルヤードが繰り広げるピアノ4手連弾集!マッカラムとヘルヤードは、アムステルダムのメゾン・エラールのフリッツ・ヤンマート・コレクションの中から、それぞれの作品の作曲年に近い3台の歴史的エラール・ピアノを選び使用、楽器へのこだわりもかなりの物。19世紀に製作された3台のエラールの音色を、オーストラリアの名手たちの好演、そして優秀録音で堪能できる注目盤。
インヴィシブル・リンク
 シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番 Op.129
 ヴァスクス:無伴奏チェロのための「本」
 ペルト:フラトレス
マヤ・フリードマン(Vc)
ダニエル・コール(P)
 1989年にモスクワで生まれ、オランダで名教師ドミトリー・フェルシュトマンに師事した新進気鋭の女流チェリスト、マヤ・フリードマンがシュニトケ、ヴァスクス、ペルトの見えざる繋がりを探究。1970年代後半に旧ソ連で作曲されたという共通点を持つ3つの作品。自らもロシアをルーツとするマヤ・フリードマンのチェロがそれぞれの音楽の真髄に迫る。

ALIA VOX 特記以外
 価格帯A[主にCD]:1枚あたり¥2750(税抜¥2500)
 価格帯C[主にSACD/DVD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

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AVSA-9920
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(2 HYBRID_SACD
+ DVD [PAL])
2枚価格
価格帯:C
奴隷制の道
 アフリカ、ポルトガル、スペイン&ラテン・アメリカ 1444-1888
  カセ・マディ・エィアバテ、ヴィオレット・ディアロ
  エスペリオンXXI 、ラ・カペリャ・レイアル・デ・カタルニャ
  テンベンベ・アンサンブル・コンティヌオ ジョルディ・サバール指揮
 収録:2016年。 人間が犯した最悪の罪、奴隷制。1444年から1888年、マリ、ブラジル、コロムビア、メキシコ、アメリカの国々を舞台に、音楽だから表現しうる、人々の感情という観点から、サバールが奴隷制という大きな問題を音楽で描く。サバールのチームに初めてアフリカのアーティストが加わり、さらなる深みと力をました音楽で、聴き手に迫る。演奏会のもようをおさめたDVD(PAL)つき。
AV-9921
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価格帯:A
恋は魔術師〜ファリャの音楽のエッセンス
 伝統音楽(オルメダの歌):シエガのタランタ
 ファリャ:「恋は魔術師」より
  〔悩ましい愛の歌/火祭りの踊り/魔法の輪/パントマイム/きつね火の歌/愛の戯れの踊り/夜明けの鐘〕

 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 より〔アレグロ/アンダンテ〕
 D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ〔 K.32 / K.141 〕
 ディミトリエ・カンテミール(1673-1723): Escena Bestenigar
 タレガ(1852-1909):アラブ奇想曲
  エンリケ・ソリニス(G/Vo) エウスカル・バロックアンサンブル
  ALIA VOXがお届けする、サバール以外のアーティストの演奏をお届けするDIVERSAコレクション第2弾は、第1弾「古のバスク」(AV9910)に引き続き、エンリケ・ソリニスとエウスカル・バロックアンサンブルの登場。今回彼らが取り上げるのはスペインの作曲家、マヌエル・デ・ファリャの代表作「恋は魔術師」。「恋は魔術師」と、ロドリーゴやカンテミールらの作品を通じてスペインの伝統音楽にも光を当てるというプログラム。バロックアンサンブルによる「恋は魔術師」もアランフェス協奏曲も、目からうろこの新しい魅力満載。スペイン音楽愛好家にも、ギター愛好家にも、広くお楽しみ頂ける内容となっている。エンリケ・ソリニスセゴビア国際コンクールなど、国際的なギターコンクールでも入賞多数で、エスペリオンXXIなどでもソリストを務めるスペイン・ビルバオ生まれのギター・リュート奏者。

AURORA (諾)  1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

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変奏曲による変奏曲
 アルフレード・ヤンソン(1937-):
  トランペットと管弦楽のための「ノルウェー民謡主題の変奏曲による変奏曲」(2014) (*)
 ヤン・エーリク・ミカルセン(1979-):管弦楽のための「ソングル〔歌〕」(2014)
 クヌート・ヴォーゲ(1961-):管弦楽のための「群れ」(2011)
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):管弦楽のための「条項112」(2014)

 ミゲル・ハース=ベドーヤ指揮ノルウェー放送o.
 ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp;*)
 録音:2016年秋、ノルウェー放送(NRK)大スタジオ、オスロ、ライヴ&セッション。 ノルウェー放送o. が委嘱、初演した現代ノルウェーの新作を集めたアルバム『変奏曲による変奏曲』。アルフレード・ヤンソンの「ノルウェー民謡主題の変奏曲による変奏曲」は、エドヴァルド・グリーグがヴァルドレスの民謡「北国の農民」を主題に使ったピアノのための変奏曲「バラード ト短調」( Op.24)を素材とする作品。ノルウェーのプレイヤー、ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-)の技巧と音楽センスを念頭に置き、ジャズをはじめとするさまざまなスタイルの音楽を「ツール」に使った「トランペット協奏曲」として作曲された。オスロ大学講堂(大ホール)250周年記念の作品。ヤン・エーリク・ミカルセンの「ソングル」(古ノール語で「歌」)は、ハープと2つのヴァイオリンを四分音で調律、民俗楽器のハリングフェレをオーケストラの楽器として使うなど、オーケストラの幅広いパレットによる音風景に描いた3楽章の作品。クヌート・ヴォーゲの「群れ」は「、2011年序曲の断片」の副題をもち、音楽史から拾ったいくつかの「序曲」に自身の作品の断片を引用して作曲された。オスロ大学講堂(大ホール)の250周年を記念するコンサートのための委嘱作。2011年9月10日、ノルウェー放送o. と2009年から2012年まで首席指揮者を務めたトマス・スナゴーにより初演された。マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェは、歌手、ヴァイオリニストとしての活動でも知られる。環境問題に関する憲法の条項 を曲名に採った「条項112」は、2014年、ノルウェー憲法制定200周年を記念する「リレー」コンサートの開始を告げる「ファンファーレ」として作曲された作品。このアルバムは、現代ノルウェーの管弦楽作品の高いクオリティを示す「スナップショット」として、2013年のシーズンからノルウェー放送o. を指揮するミゲル・ハース=ベドーヤ(1968-)の発案で企画。ノルウェー放送(NRK)の放送のための収録やライヴコンサートの行われる「大スタジオ(Store Studio)」で収録された音源を使い、ジェフ・マイルズが制作を担当している。

BONGIOVANNI (含映像商品)
 価格帯記載無し[CD]:1枚あたり¥2750(税抜¥2500) / 価格帯D[DVD]:¥5940(税抜¥5400)

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AB-20033
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(DVD)
価格帯:D
ドニゼッティ:歌劇「サン・ドミンゴ島の狂人」
 シモーネ・アルベルギーニ(カルデーニオ) チンツィア・フォルテ(エレオノーラ)
 フランチェスコ・マルシリア(フェルナンド) フィリッポ・モラーチェ(カイダマ)
 レオナルド・ガレアッツィ(バルトロメオ) マリアンナ・ヴィンチ(マルチェッラ)
 ジョヴァンニ・ディ・ステファノ指揮ベルガモ音楽祭o.&cho.
 ファビオ・タルターリ合唱指揮 フランチェスコ・エスポシト(演出)
 収録:2013年10月、ドニゼッティ劇場、ベルガモ、ライヴ。 16:9 | NTSC |リージョン All |字幕:英伊| 125分。 1833年にローマで初演され、ヨーロッパ中に人気が広まった成功作。しかしその後しばらく忘れられ、1958年に復活上演されたが、以降も取り上げられる機会はあまりない。貴重な2013年の上演を収録した映像の登場。妻に裏切られ気が狂ってしまったカルデーニオは、サン・ドミンゴ島で療養中。そこへ自らの行いを後悔した妻エレオノーラが訪れる。カルデーニオはすぐに正気を取り戻せないものの、最後は無事に結ばれハッピーエンド、という物語。
20世紀無伴奏チェロ作品集
 ソッリマ:アローン / シャリーノ: Ai limiti della notte / ボセッリ: BOGA (*) / ヘンツェ:セレナーデ
 ブリテン:ザッハーの主題 / ライマン:チェロのための SOLO / シュトックハウゼン: In Freundschaft

 パオラ・フレッタ(Vc)
 録音:2016年3月。(*)は世界初録音。 新たな視点からチェロを見つめた作品を収録したアルバム。世界初録音となるボセッリの「BOGA」はアルバム中で最も新しい作品。凄まじく技巧的でありながらも歌が滲み出て来る。またブリテンの「ザッハーの主題」はスイスの音楽家パウル・ザッハー(Sacher)の名前から取られた音列(Es-A-C-H-E-D)に基づく作品。

CHEMINS DU BAROQUE (仏) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 K617 レーベルの設立者アラン・パスキエが芸術監督を務めるフランスのロレーヌ地方サールブールで行われるサールブール国際音楽祭。シュマン・デュ・バロック [Chemins du Baroque] という文化センターを中心に、近郊の美しい聖ウルリヒ修道院などでもコンサートが開催される。センターの名を冠したこのレーベルは、『音楽祭での録音を中心に、関係のアーティストたちの録音をリリースしてい』くとのこと。
 #ポーランドの BEARTON レーベルと重複するため、当店では番号部分を本来の3桁ではなく、4桁として扱います。
CDB-0006
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[CDB-006]
(4CD)
2CD価格
Salve Festa Dies
 ・ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1615頃): Ortus de Polonia 〔15トラック〕(*)
 ・マルチン・ミエルチェフスキ(17世紀初頭-1651): Virgo prudentissima (#)
   [ミエルチェフスキ: Plaudite manibus / Confitebor tibi Domine /
              Victimae Paschali Laudes / Virgo prudentissima
    G.ガブリエリ:第1旋法によるカンツォン / タルクイニオ・メルラ:Credidi / Laudate Pueri /他]
 ・カスパル・フェルステル(1616-1673): Un novateur à Gdańsk (+)
   [詩篇111「主をほめたたえよ」/聖歌「イエス、甘き思い出」/3声のソナタ〔第2番/第3番〕/おおよきイエス/
    詩篇33「正しき者よ、主によって喜べ」/2本のコルネットのための作曲者不詳のソナタ [Sonate anonyme] /
    われはわが救い主が生きたまえるものと信ず/詩篇112「主をほめたたえよ」]
 ・Vari concerti sacri (**)

  エティエンヌ・メイエ指揮レ・トラヴェルセー・バロック
 録音:2013年10月27日-30日(*)、2010年11月4日(#)、2014年11月17日-20日(+)、 2015年10月28日、11月2日(**)、 l’église Saint-Laurent de Saarburg (Allemagne) (*/**), l’église Saint Martin de Hoff à Sarrebourg (Moselle) (#/+) 。(**)は初出か。既出CD: K617, K617-248〔国内&当店未案内〕(*), K617-226 (#) / CHEMINS DU BAROQUE, CDB-001 (+) 。 『16、17世紀のポーランド作曲家が書いた宗教声楽作品を収録した珍しいセットです。当時のポリフォニー音楽最先端の声楽書法が詰まった美しい作品ばかりで、古楽マニアにはたまりません。CD4は複数の作曲家の小品をまとめたアルバムになっており、器楽も活躍。』

CLAVES (瑞) 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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50-1508
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(2CD)
シューマン:ピアノ独奏作品全集 Vol.6
 クライスレリアーナ Op.16 /4つのフーガ Op.72 /パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 Op.3 /
 パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10 /トッカータ ハ長調 Op.7 /
 スケルツォ、ジーグ、ロマンスとフーゲッタ Op.32 /ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲 WoO.31 /
 4つの行進曲 Op.76 /子供のための3つのピアノ・ソナタ Op.118

 セドリック・ペシャ(P|使用楽器: Steinway & Sons [New York], D-101820 (1901)
 録音:2015年4月24日-26日、2015年10月7日-10日、テルデックス・スタジオ、ベルリン。 Clavesレーベルより遂行中のシューマンのピアノ独奏曲全曲録音。前作第5集(50-1103)から5年ぶりのリリースとなる待望の第6弾。今回は名曲クライスレリアーナを筆頭にパガニーニの奇想曲による6つの練習曲やトッカータなどいずれも華やかで技巧を要する作品が収録された。演奏は当シリーズの第2集、第5集も担当したスイスのセドリック・ペシャ。ペシャは1976年フランス人とスイス人の両親のもとに生まれ、ローザンヌ、ジュネーヴ、ベルリンの音楽大学にて研鑽を積んだ。ピエール・ローラン・エマールダニエル・バレンボイム、クリスティアン・ツァハリアスなど世界的なピアニストに師事、またディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに声楽の伴奏をそしてアルバン・ベルク四重奏団に室内楽を学んだ。2002年にはアメリカ、ソルト・レイク・シティーで開かれたジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールにて第1位を受賞し、その後ヨーロッパ、アメリカを中心にコンサート・ツアーで大成功をおさめた。録音ではシューマンのほかに、デビュー盤のJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲(50-2407)、フランス人作曲者のピアノ作品集(50-2719)、ベートーヴェンの後期ピアノ作品集(50-2903)など、多岐にわたる室内楽作品を収録している。
モーツァルトとプーランク
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ
  〔第25(18)番 ト長調 K.301 (293a) /第28(21)番 ホ短調 K.304 /第34(26)番 変ロ長調 K.378 (317b) 〕

 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
 エスター・ホッペ(Vn) アリスター・ビートソン(P)
 録音:2016年4月16日-17日、バイエルン放送、ミュンヘン。 麗しきヴァイオリニスト、エスター・ホッペによるモーツァルト第2弾、カップリングはプーランク。エスター・ホッペは1978年生まれのスイスのヴァイオリン奏者。バーゼル音楽アカデミー、フィラデルフィアのカーチス音楽学校、ロンドンのギルドホール音楽学校に学び、2002年にザルツブルクで行われた第8回モーツァルト国際コンクールで優勝。2009年から2013年までミュンヘン室内o.のコンサートミストレスを務めた。Clavesレーベルからリリースした前作、ストラヴィンスキーを組み合わせたモーツァルト第1弾(50-1403)は話題となった。今回のカップリングはプーランクのヴァイオリン・ソナタ。プーランクの唯一のヴァイオリン・ソナタは、スペインの作家であるフェデリコ・ガルシア・ロルカに献呈された(1936年に銃殺)。変幻自在に目まぐるしく雰囲気の変わるこの作品の初演は、1943年6月21日にジネット・ヌヴーとプーランク自身の演奏によりパリのサル・ガヴォー行われた。なお、当ディスクを含む今日親しまれて演奏されているのは1949年に改訂版。美しくも儚いプーランクの傑作をホッペの表現力豊かな演奏でお楽しみ頂ける。

CYBELE (独) 特記以外
 価格帯B[SACD]:1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 国内&当店未案内旧譜。旧譜はこちらから
CYBELE-KIG008S
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[3SACD-KiG-008]
(3 HYBRID_SACD)
2枚価格
価格帯:B
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):後期管弦楽作品集
 パ・ドゥ・トロワの形式によるチェロとオーケストラのための協奏曲(1965/66) (*) /
 ユビュ王の晩餐のための音楽(1962-67) /静止と反転(1970)
 *語り エルケ・ハイエンライヒ、
      「 Steady on the musical tightrope above the existential abyss 」を読む(2013) /
     ベルント・アロイス・ツィンマーマンの語り(1968) /ミリャム・ヴィーズマンとヨーク・ヘラーの会話(2016)

 ジャン=フィリップ・トゥパ(Vc;*) サッシャ・レッカート、
 フィリップ・マルゲール(グラスハーモニカ;*)
 ベルンハルト・コンタルスキー指揮シュトゥットガルト放送so.
 ピュアDSDレコーディングによるドイツの誇る現代音楽作曲家の1人、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの管弦楽作品集。チェロ協奏曲は独奏楽器の超絶技巧もさることながら、グラスハーモニカやダルシマー、ツィンバロンが登場したり、ピアノがソリスティックに活躍したりと、オーケストラ全体も高い熱量で刺激的な音楽を展開。アヴァンギャルドな力強さに魅せられる。B. A. ツィンマーマンの有名な歌劇『軍人たち』の録音でも名を知られる現代音楽のスペシャリスト、コンタルスキーの巧みな指揮による聴き応えたっぷりの演奏。作曲家本人の語りや、キュベレ・レコーズ創始者の1人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマンが聴き手を務めた、B. A. ツィンマーマンの最後の弟子であるヨーク・ヘラーとの会話なども収録している。
 #2017年6月下旬以降発売予定。
CYBELE-KIG006S
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[3SACD-KiG-006]
(3 HYBRID_SACD)
2枚価格
価格帯:B
ギュンター・ベッカー(1924-2007):ピアノ作品集
 4つのバガテル(1954) /3つのフェーズ(1965) /和音についての研究(1970) /
 ミクログラフィア(1973) /2台のピアノのためのタイム・トレース(1987/88) (#)
 *語り(独語) ミリャム・ヴィーズマンとルース・ベッカーの会話(2011) /
         ミリャム・ヴィーズマンとライナー・ペータースの会話(2015) /
         オスカー・ゴットリープ・ブラー:ギュンター・ベッカーへの1994年のバースデイ・レター(2015)

 ベンジャミン・コブラー(P) ローラ・アルバレス(P;#)
  オーケストラ、室内楽、電子音楽など幅広い作品を残し、ダルムシュタット音楽祭でも多くの作品を発表したドイツの作曲家ギュンター・ベッカーのピアノ作品をまとめた貴重なアルバム。ピアノを弾くコブラーはベッカー作品のスペシャリストであり作曲家の意図を汲んだ演奏を聴かせている。キュベレ・レコーズ創始者の1人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマンが聴き手を務めた、ベッカーの妻ルース・ベッカーや、ベッカーの長年の友でありオーボエ奏者のライナー・ペータースとの会話なども収録している。
 #2017年6月下旬以降発売予定。

FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

 旧譜はこちらから
冗談で〜コミック・アート・ソングス
 ホイビー:蛇 / プーランク:ヴィオロン / ブラームス:甲斐なきセレナーデ Op.84 No.4
 ゴールディン: Lomir Singen / モーツァルト:老婆 K.517 /魔法使い K.472 / ドビュッシー:操り人形
 バーンスタイン:ピッコラ・セレナータ / ロザンタル:イギリスの鼠 / ラヴェル:草の上で
 パーセル: What Can We Poor Females Do? Z.429 / シューベルト:男なんてみな悪者 D.866-3
 ブリッジ: So Perverse H.61 / ヴォルフ:駄目よ、若いお方/ペンナに恋人がいる/私のかわいい恋人
 ボルコム:アモール/ George / サティ:青銅の像 / アブルケル: L'Inconstante / L'Archet /ジュテーム
 サン=サーンス:死の舞踏 / ビゼー:てんとう虫 Op.20 No.16 / ガーシュウィン: Blah, Blah, Blah

 ジュリア・コーガン(S) タイソン・ディートン(P)
 古くはバロック時代の作曲家パーセルから、現代アメリカの作曲家ボルコムまで、カラフルで華やかな、そしてちょっぴり冗談めかした楽しい歌曲を集めたアルバム。コロラトゥーラの芸術に彩られた技巧的な楽曲たちを見事に歌い上げるジュリア・コーガンの歌唱にも注目。モーツァルトの「老婆」では実際に老婆の声を模してコミカルに歌うなど、随所に遊び心もたっぷり。
フランクリン・エフェクト
 フランシス・M.リンチ: Minerva Scientifica Soundscape
  〔 I (Franklin Mix 1) / II (Franklin Mix 2) / III (Franklin Effect at King's) 〕/
              Golden Hand / Swallowtail / DNA: Rosalind Franklin
 シェリル・フランシズ・ホード: Photo 51 / リン・プロウマン: K-Ras
 シャーリー・トンプソン: Life Sequences
 ケイト・ウィートリー: Theories of Quantum Gravity / The brain is wider than the sky

 エレクトリック・ヴォイス・シアター
 DNA の研究などで知られるイギリスの女性科学者ロザリンド・フランクリン(1920-1958)に焦点を当てた、声のための前衛作品集。作曲家もす べて女性で、歌・音・言葉が隔たり無く発せられ形なき形を作る幻想的な作品が並ぶ。1985年よりイギリス、ヨーロッパ、日本などでパフォーマンスを行っている声楽家 &ステージ・デザイナーの集団、「エレクトリック・ヴォイス・シアター」による刺激的なプロジェクト。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 #98-960は当店未案内旧譜。#発売予定:2017年5月上旬以降。旧譜はこちらから
ロマンティック・コラール・ミュージック
 メンデルスゾーン:
  6つのアンセム Op.79 〜第1番「喜べもろびと」/ドイツ典礼〜「いと高きにある神に栄光あれ」/
  2つの宗教的合唱曲 Op.115 〜第1番「死者に祝福あれ」
 ブルッフ:9つの歌 Op.60〜第4曲「祈り」 / ブルックナー:エサイの枝は芽を出し WAB 52
 メンデルスゾーン:3つの詩篇 Op.78 〜詩篇2番「何ゆえ荒れ狂う異教徒」
 ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):4つのモテット Op.103 〜第1曲「わが魂よ、主を頌めまつれ」
 ヴォルフ:6つの宗教的な歌〜第3番「あきらめ」 / アイブリンガー(1779-1867):全地よ、主に向かって歓声を
 マウエルスベルガー(1889-1971):町はなんと荒れ果ててしまったことか/ドイツの夏の音楽
 ラインベルガー:3つの宗教的歌曲 Op.69 〜第3曲「われらのもとにとどまれ、はや夕べとなれば」
 カミンスキ(1886-1946):詩篇第130篇「主よ、深き淵〜われ汝を呼ぶ」
 イェンナー(1865-1920):今からのち主にあって死ぬものは幸いである
 シュポア:詩篇集 Op.85 〜第8篇「Unendlicher! Gott, unser Herr!」

  フェリックス・ハイトマン指揮ドルトムント・コラール・アカデミー・ユース・コンサートcho.
 録音:2016年10月10日-13日, 17日-18日、インマヌエル教会、ヴッパータール・オーバーバルメン。 ドルトムントに本拠を構えるドルトムント・コラール・アカデミー・ユース・コンサート合唱団が、メンデルスゾーンをはじめとするドイツ語圏の作曲家によるモテットを収録した。2012年に創立された当団はドイツ全土から集まった精鋭揃いで、国際的な合唱フェスティヴァルにもしばしば出演し、ネゼ=セガンやイヴァン・フィッシャーと共演するなど実力を兼ね備えたメンバーで構成されている。10代のピュアな歌声で聴く実にロマンティックなモテット集。
含・世界初録音〜ワーグナー
 マティルデとコジマのために書かれたピアノと声楽のための作品全集
  マティルデ・ヴェーゼンドンク夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調/マティルデ・ヴェーゼンドンクへの書簡/
  女声のための5つの詩「ヴェーゼンドンク歌曲集」 Op.91 (1857/1858初稿版)(*) /エレジー/
  4つの白い歌(1839/68改訂版)(*)
   〔樅の木 変ホ短調 WWV 50-/眠れ、我が子よ ヘ長調 WWV 53 /期待 ト長調 WWV 55 /ミニョンヌ ホ長調 WWV 57 〕

 アンドレイ・ホテーエフ(P) マリア・ブルガコワ(S)
 録音:2016年7月15日-17日、バイロイト。(*)は当版による世界初録音。 ドイツ・ロマン派音楽の劇的分野における頂点に立つ作曲家ワーグナー。当時パトロンであった夫人、マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩に曲付けした「ヴェーゼンドンク歌曲集」は、楽劇「トリスタンとイゾルデ」と並行して作曲した連作歌曲。またハンス・フォン・ビューローの妻であったリストの娘コジマと結婚したワーグナーがコジマのためにまとめあげた4つの白い歌(樅の木/眠れ、我が子よ/期待/ミニョンヌ)もワーグナーのピアノ伴奏付歌曲を知る上で重要な作品。
ベートーヴェン:歌曲集「遥かなる恋人に寄す」 Op.98
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 D.957
ヨルゴス・カナリス(Br)
トーマス・ワイズ(P)
 録音:2014年5月、第5リハーサルステージ、ボン劇場、ドイツ。 ギリシャ出身のバリトン、ヨルゴス・カナリスは地元の少年合唱団、及び父ドミトリオスが指揮をつとめるカナリス・アンサンブルで幼少より自然と音楽に関わってきた。その後ミュンヘンでヨゼフ・メッテルニヒに師事、さらにヘルムート・リリング、トーマス・クヴァストホフ、ダフネ・エヴァンゲラトスなど、著名なアーティストのマスタークラスを、独唱者としての研鑽を積んだ。2009年よりボン歌劇場のレギュラーとなり、ヘンデルのエツィオのマッシモ役でデビューを飾った。温かみのあるカナリスの歌声で聴く「白鳥の歌」をお楽しみ頂きたい。
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27
 〔第1番 ト短調/第2番 イ短調/第3番 ニ短調「バラード」/第4番 ホ短調/第5番 ト長調/第6番 ホ長調〕

ヴィクトリア・カウンツナー(1982-): Sojuchameleon
 ヴィクトリア・カウンツナー(Vn)
 録音:2016年7月、ヴァルダーバッハ修道院、バロック・ホール、バイエルン。 独自の世界観で聴衆を魅了するヴィクトリア・カウンツナー。当ディスクではイザイの6つの無伴奏ソナタに挑んだ。カウンツナーの演奏は極めて正統的。確かな技術から紡ぎだされる音色は実に魅力的。イザイの録音では1735年制のグァルネリ・デル・ジェスを用いて演奏しているのも注目。バロックから現代まで弾きこなすカウンツナーは作曲も手がける多才ぶり。当ディスクの最後に収録したのはカウンツナー作の「Sojuchameleon」。即興的なヴァイオリンとヴァルダーバッハ修道院の静寂や空気感をとらえた作品で、イザイの時代から現代へタイムトラベルするかのように構成しております。艶やかで力強い音色が魅力のカウンツナーの独特な世界が広がる。
HC-17014
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(8CD)
3CD価格
テレマン:宗教曲集
 *祝祭・祝典カンタータ集(98-047, 98-624, 98-421 [2CDs] )
 *講和カンタータ「神よ、人は汝をひそかにたたう」 TWV.14: 12 (98-333)
 *オラトリオ「聖なるかな、全能の神なる主」 TWV.2: 6 (98-489)
 *マタイ受難曲 TWV.5: 31 (1746) (98-960[2CDs])
  [ウルリヒ・シュテッツェル指揮コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲン、ラ・ストラヴァガンツァ・バロックo.]
 *アルトのためのカンタータとオード集(原盤・既出:Capriccio, 10338, C10338, Profil, PH-11012)
  [ルネ・ヤーコプス(CT)指揮ベルリン古楽アカデミー/録音:1989年]
 ヘンスラー・レーベルからリリースされたシュテッツェル指揮コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲンとハノーヴァー宮廷楽団によるテレマンの宗教曲集がお買い得BOXで登場する。リリース当時世界初録音を手掛けてきた当シリーズは非常に高い評価を受け、フランス的な響きとイタリア的な響きを併せ持つテレマンならではの軽快かつ美しい旋律を存分に味わえる内容となっている。またディスク8は古楽界の大御所コンビ、ルネ・ヤーコプスとベルリン古楽アカデミーによるテレマンのカンタータとオード集を収録。こちらは Capriccio レーベルより1991年にリリースされた内容のライセンス再発売(プロフィール・レーベルからもリリース済)。今では古楽界の指揮者として知られるヤーコプスがカウンターテナー歌手として活動していた晩期の名録音が、その柔らかく気品あふれる歌声は相変わらず見事な物。テレマンの高雅な旋律にぴったりなヤーコプスの美声を、艶やかな高音域から深みのある低音域にいたるまでたっぷりと堪能することができる。
98-960
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(2CD)
テレマン:マタイ受難曲 TWV.5: 31 (1746)
 バルバラ・シュリック(S) クラウディア・シューベルト(A)
 ヴィルフリート・ヨッヘンス、シュテファン・デール(T) アヒム・リュック、
 ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(B) ウルリヒ・シュテッツェル指揮
 コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲン、ラ・ストラヴァガンツァ・バロックo.
 録音:1994年2月2日-5日、教会、ヴェンシュト、ジーゲン、ドイツ/ (P) (C) 1994 。 後出: Brilliant Classics, BRL-99227 〔発売:2002年/廃盤〕。

THE CHOIR OF KING'S COLLEGE (英) 1枚あたり¥2200(税抜¥2000)

 500年以上の歴史を誇るイギリスの名門合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の自主レーベル第2弾。中世聖歌から近現代の合唱曲にいたる幅広いレパートリーを持つ合唱団ならではの多彩なプログラムを、世界から絶賛を浴びる煌びやかな歌声と共に発信する。SACDも同一の価格
KGS-0018
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(2 HYBRID_SACD)
1.5枚価格
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
 ジェイムズ・ギルクリスト(福音史家) ニール・デイヴィス(キリスト)
 ソフィー・ベヴァン(S) ジェスティン・デイヴィス(CT)
 ロデリック・ウィリアムズ(B) スティーヴン・クロウバリー指揮
 ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho.、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
 録音:2016年3月21日-22日、キングズ・カレッジ聖堂、ライヴ。 冒頭から抑制の効いた感が一層の感興を呼び起こすヨハネ受難曲の登場。イギリスの名門ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団と、おなじく名門のアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックというこの上ないコンビによるバッハ。2016年のイースター期間に行われた礼拝での演奏をライヴ収録した物。世界最高峰の合唱団のひとつであるキングズ・カレッジのやわらかな響きに心奪われる。そしてアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの抑えの効いた管弦楽がこれまた聴き物。合唱での管弦楽、そしてヨハネ受難曲の魅力のひとつでもあるちりばめられた美しいアリアでの、器楽ソリストの面々のしっとりとした演奏は息をのむ美しさ。ガーディナーともたびたび共演している名手ジェイムズ・ギルクリストが福音史家を務めているのをはじめフランス・ブリュッヘンとの第九で来日もしているニール・デイヴィスによるイエスなど、ソリスト陣も充実の布陣。

MAGGIO LIVE (伊) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)

 フィレンツェ五月音楽祭の自主レーベル。#2017年5月下旬以降発売予定。
ジュリーニ、初出〜ベートーヴェン
 「エグモント」 Op.84 序曲/
 交響曲第7番 イ長調 Op.92
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィレンツェ五月音楽祭o.
 録音:1984年6月29日-30日、コムナーレ劇場、ライヴ、ステレオ。おそらく初出音源。 ジュリーニのステレオ・ライヴが登場!1984年、70 歳の巨匠が祖国イタリアでベートーヴェンを振った貴重な音源。遅めのテンポが目を引く「エグモント」はじっくりと練り上げるような演奏。コーダの雄渾な調子が感動的。交響曲第7番もまことに雄大な演奏で、理にかなったフレージングと表現豊かなリズム感がさすが。第3楽章・第4楽章をひとまとめに捉え、大きなクライマックスを築き上げる巨匠ならではの手腕にも注目。オーケストラの持つ明るい響きに重厚さが加わった聴き応えあるサウンドをお楽しみ頂きたい。
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」
 レイラ・ジェンチェル(S;リーダ) ガストーネ・リマリッリ(T;アリーゴ)
 ジュゼッペ・タデイ(Br;ロランド) パオロ・ワシントン(フェデリーコ)
 アウグスト・フラティ、ウーゴ・ノヴェッリ(ミラノ執政官)他 アンドレア・モロジーニ合唱指揮

 ヴィットリオ・グイ指揮フィレンツェ5月音楽祭o.&cho.
 録音:1959年5月10日、ペルゴーラ劇場、フィレンツェ、ライヴ、モノラル。既出CD: MYTO 。 フィレンツェ五月音楽祭の創設者であるグイが、音楽祭創設以前から深い関係を築いてきたオーケストラを振ったライヴ。19世紀のイタリア統一運動と共に広まった歴史的事実に基づく愛国的メロドラマで、ヴェルディの愛国心が生んだ名作。思い入れたっぷりの力強い演奏。

LA MUSICA (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2014年からリリースを開始した新レーベル。 #2017年5月上旬以降発売予定。
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 〔第23(21)番 変ロ長調 D.960 /
  第16(14)番 イ短調 D.784 〕
ドニ・パスカル(P)
 録音:2016年7月4日-6日、ボン・セクール教会、パリ。 1961年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカル。これまでリストやショパン、さらにはジェラール・プーレと共演したショーソンのディスクがあったが、今回満を持してシューベルトに挑戦。パスカルはピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010年からはリヨン音楽院、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとっている。清潔かつエスプリあふれる演奏で、フランス・ピアニズムを堪能させる。

NAIVE 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 旧譜はこちらから
ASTRÉE
mad dog
 ジョン・ジョンソン(1540頃-1594):ジョンソンの宝石/喜びへのパヴァーヌ/喜びへのガイヤルド/
                  保護者の休息/一日の終わりのパヴァーヌ/御者のホイッスル
 アンソニー・ホルボーン(?-1602):
  ヒイラギの夕に/ハイ・ホー・ホリデイ/ファンタジー/パヴァーヌ/パヴァーヌのためのガイヤルド/ Mad dog /
  マイセルフ/パッション/ホルボーン氏の最後の望みと遺言/ Muy linda /妖精のラウンド/さようなら
 ウィリアム・バード(1540-1623):みみざわりなパヴァーヌ
 ジョン・ダウランド(1563-1626):靴職人の妻/ダウランド氏のミッドナイト/プレリュード
 グレゴリオ・ヒューウェット(1550?-1616)/ダウランド編曲:ファンタジー

  ホプキンソン・スミス(リュート|使用楽器:ジョエル・ファン・レンネップ製8コース、1974年
 録音:2015年6月。 リュート界の重鎮、ホプキンソン・スミス、待望の新録音の登場。このたびスミスが取り上げたのは、エリザベス朝時代のイギリスの音楽。ジョン・ダウランド、そしてダウランドより前に生きた作曲家たちの作品が収録されている。アルバムタイトルにもなっている「mad dog」は、スミス自身が命名したホルボーンの作品。現在伝わっている資料で既に作品名が不明になってしまっているもののうち、本アルバムに収録されている4作について、スミス自身が命名している。スミスが絶妙なテンポ感でくりだす演奏は、どの作品も500年以上前の作品とは思えぬ現代性をまとっている。即興かと思うような流暢さと豊かな音で、「古の典雅な楽器」といったリュートのイメージを一新するような1枚。=ホプキンソン・スミス=1946年ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学卒。活動開始時はアンサンブルの活動に注力し、エスペリオンXXの設立にも関わった。80年代半ばから、ソロの活動に専念、ナイーブからの数々のレコーディングは世界中で高く評価されている。バーゼルのスコラカントルムで教鞭をとっている。
NAÏVE CLASSICS
ラテンの楽園
 モンティ(1868-1922):チャールダーシュ / バルトーク(1881-1945):6つのルーマニア民俗舞曲
 カラーチェ(1863-1934):マズルカ Op.141 /タランテラ Op.18 /ボレロ Op.26 /ナポリ風ラプソディ
 ピアソラ:タンゴの歴史 / カルロ・ムニエル(1859-1911):スペイン風奇想曲
 エンリコ・マルチェッリ(1877-1907):幻想的ワルツ / ニーノ・ロータ(1911-1979):「ゴッドファーザー」組曲(*)
 ジャン=フランソワ・ジジェル(1960-): Lune faucon

 ジュリアン・マルティノー(マンドリン) エリック・フランスリー(G)
 ヤン・ドゥボスト(Cb) マリー・ランドル(Vn;*) ドミンゴ・ムジカ(Va;*)
 録音:2015年9月、2016年2月。 マンドリン奏者としてヨーロッパで大活躍のジュリアン・マルティノーがnaiveから登場。フランスの人気音楽TV番組「ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク」でチャールダーシュを演奏、超絶技巧と豊かな音楽で話題沸騰、一躍人気者となった。チャールダーシュや、カラーチェの作品をはじめとするマンドリンのオリジナル作品、および編曲作品で構成されたプログラムの本盤。チャールダーシュでの演奏が完璧なのはもちろん、マンドリン界のパガニーニともいわれるカラーチェの作品でのテクニックは圧巻。マルティノー自身がぜひとも収録したかったというお気に入り曲のゴッドファーザー組曲も、切々と聴かせる。2017年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭でも「ラテンの楽園」と題した演奏会で当CD 収録作品を演奏予定。
OPUS 111
アレッサンドリーニ2016年新録音|夜〜モンテヴェルディ:恋人たちと兵士たちの物語
 「オルフェオ」第3幕〜シンフォニア/
 マドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」より
  〔今 天と地が/こうしてただひとつの純粋で力強い源から/シンフォニア〕/
 タンクレディとクロリンダの戦い(全曲)/
 マドリガーレ集第3巻 より〔ラメント「私は悲しみと苦悩のただなかに生きるだろう」/
               しかしいずこに、ああ、悲しいかな/私はあなたがいるところに行くだろう〕/
 「ウリッセの帰郷」〜シンフォニア/
 マドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」より
  〔ニンファの嘆き「フェーブスはまだ」/おお愛よ、と彼女は言った/そうして怒りが爆発し〕/
 マドリガーレ集第7巻〜コンチェルト「星の光で」/「ウリッセの帰郷」第1幕〜シンフォニア/
 マドリガーレ集第6巻〜さようなら、美しいフロリダ/マドリガーレ集第7巻〜シンフォニア/
 マドリガーレ集第2巻ここにざわめく波/「音楽の諧謔」〜日が東にのぼるとき

 リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ
 録音:2016年4月、レアル・テアトロ・ディ・コルテ、ナポリ。 2017年はモンテヴェルディ生誕450周年にあたる。アレッサンドリーニはこれまでにモンテヴェルディのマドリガーレやオペラ(オルフェオ)などを多数録音しており、手兵コンチェルト・イタリアーノとともに、モンテヴェルディの第一人者的存在といえるだろう。このアルバム「夜〜恋人たちと武人たちの物語」は、モンテヴェルディの有名なマドリガーレからの聴きどころを集めた物。モンテヴェルディがマドリガーレにちりばめた、今聴いても刺激的な不況和音や、美しい器楽アンサンブルなど、モンテヴェルディの魅力を存分に味わうことのできる1枚。

TYXart (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 公式サイト:http://www.tyxart.de/
 #2017年6月上旬以降発売予定。
ローベルト・フックス(1847-1927):
 チェロとピアノのための作品全集
 チェロとピアノのためのソナタ 変ホ長調 Op.83 /
 チェロとピアノのための7つの幻想曲 Op.78 /
 チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.29
マルティン・
 オステルターク(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)
 録音:2004年12月、バーデン=バーデン・スタジオ。 19世紀後半のオーストリアで活躍した作曲家ローベルト・フックスは、弦楽合奏団、室内合奏団のための5つのセレナーデで歴史に名を残した。フックスの作品、とくに室内楽の逸品が掘り出されるようになったのは最近のこと。ブラームスはフックスのことを「彼は素晴らしい音楽家。繊細な作品はとても魅力的であり、喜びを感じる音楽。」と語っている。今回収録されているチェロとピアノのための作品は、フックスの円熟期に書かれた物。優雅で繊細な旋律は、深く豊潤な響きをもつチェロの醍醐味をより一層味わうことが出来る。
現代ファゴット作品集
 エレーナ・カッツ=チェルニン(1957-):スリック・バック・タンゴ/フェード・カーテン/無頓着/その後/ペギーのラグ
 ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):ファゴット・ソロのための「セルロイド」
 ピエルルイジ・ビローネ(1960-):ファゴット・ソロのための「青の断片」 / ヤコブ・TV (1951-): I WAS LIKE WOW
 グバイドゥーリナ(1931-):ファゴットと低弦のための協奏曲(*)

 ローレライ・ダウリング(Fg) ヨハネス・カリツケ指揮クラングフォルム・ウィーン
 録音:2013年8月、スタジオ227、シドニー、オーストラリア(*以外)/1998年2月、モーツァルトザール・、コンツェルトハウス、ウィーン、オーストリア(*) 。オーストラリア出身のファゴット奏者ローレライ・ダウリングによるアルバム。ローレライ・ダウリングは、24歳でシドニーso. に入団し、その後数々のオーケストラでの演奏経験を経て、1994年からクラングフォルム・ウィーンのソロ・ファゴット奏者として活躍。現在はグラーツ国立音楽院やマドリード・カタリーナグルスカ音楽大学で後進の指導にもあたっている。ウズベキスタン出身でオーストラリアに移住した作曲家カッツ=チェルニン。2000年のシドニー・オリンピックの開会式の音楽を担当するなど活躍している。ここに収録されているのは、元々ピアノや他の楽器に書かれた作品をファゴット版として編曲した物。カッツ=チェルニンらしい粋な旋律が散りばめられた楽曲となっている。またアルバムの最後に収録されたグバイドゥーリナのファゴットと低弦のための協奏曲は、ロシアの伝説的なファゴット奏者ワレリー・ポポフのために書かれた作品。
la maniere de...
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第39番 Hob.XVI: 24 / クープラン:ティク・トク・ショック
 ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット/シャブリエ風に/クープランの墓 / シャブリエ:10の絵画風小品〜牧歌
 グノー:「ファウスト」〜花の歌(*) / ボロディン:スケルツォ/小組曲〜セレナーデ

 アンネ・リーグラー(P) ユリア・ザウアー(S;*)
 録音:2016年8月。 ドイツのピアニスト、アンネ・リーグラーは、ニューヨークのマネス音楽大学でジェローム・ローズ氏に師事。イタリアのモンカリエーリで開催されたヨーロッパ・ミュージック・コンペティションで優勝するなど世界各地のコンクール等で輝かしい受賞歴がある。このアルバムは「ア・ラ・マニエール・ド…」と題されており、「…風に」という意味。時代を超えて作曲者同士がアルバム上で交流するというイメージで選曲されているとのこと。

WIGMORE HALL LIVE 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

 ロンドンの室内楽/リサイタル向けホールとして世界中から愛されているウィグモア・ホールが立ち上げた自主制作レーベル。コンサート・ホールでの興奮をダイレクトに伝えるライヴ・レコーディング。
 旧譜はこちらから(ただし、初期の盤には廃盤が増えています)。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集 Vol.3
 〔第3番 ニ長調 Op.18 No.3 /第11番 ヘ短調「セリオーソ」 Op.95 /第13番 変ロ長調 Op.130 〕

 エリアスSQ [サラ・ビトルロック、ドナルド・グラント(Vn)
         マーティン・セイヴィング(Va) マリー・ビトルロック(Vc)]
 録音:2014年10月9日、ウィグモア・ホール、ロンドン、ライヴ。 1998年に結成された若手カルテット、エリアス弦楽四重奏団。メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語の呼び名から取られたカルテット名。マンチェスターにあるノーザン国立音楽大学に在籍中に結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、ケルンの音楽学校ではアルバンベルク四重奏団にも師事している。BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれ、2010年にはボレッティ・ブイトーニ・トラスト賞を受賞するなど、新時代のアーティストとして注目を集めている。2010年9月にウィグモア・ホールで行われたリサイタルを収録したアルバム(シューマン/ハイドン:WHLIVE0051)は、BBCミュージックマガジンの新人賞に選ばれた。このアルバムは、エリアス弦楽四重奏団が2012年以来イギリス全土で行っている、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を受けて企画されたウィグモア・ホールでのチクルス第3弾。聴き慣れた楽曲を新鮮に、かつ正統的なアプローチの中にもドラマティックな解釈を取り入れ、ベートーヴェンの音楽性に正面から挑んでいる。



映像新譜




C−MAJOR 特記以外
 1枚物DVDアイテム:¥5280(税抜¥4800)
 2枚物DVD&1枚物ブルーレイ・アイテム:¥7260(税抜¥6600)

 旧譜はこちらから
73-9908
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(DVD)
オペラ・ガラ〜ハイライツ・オブ・ザ・オペラ
 モーツァルト:「フィガロの結婚」より〔序曲/早くおいで、美しい喜びよ(スザンナ)〕
 グノー:「ロメオとジュリエット」〜私は夢に生きたい(ジュリエットのワルツ)
 ベートーヴェン:「フィデリオ」〜私があなたと結ばれ
 ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」〜幸せでいるための秘密(乾杯の歌)
 ヴェルディ:「イエルサレム」〜おお、私の神よ(cho.)
 ロッシーニ:「タンクレディ」〜レチタティーヴォ「偉大な神様!」とアリア「恭しく崇める正義の神様」
 ヴェルディ:「ドン・カルロ」より〔私に最後の日が来た/呪わしき美貌〕/「ルイザ・ミラー」〜静寂の夜
 ドリーブ:「ラクメ」〜ジャスミンとばらの(花の二重唱) / モーツァルト:アリア「あなたは今は忠実ね」
 ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」〜天使のように美しい娘(マラテスタのアリア)
 オッフェンバック:「ホフマン物語」〜森の小鳥はあこがれを歌う(オランピアのアリア)
 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」〜私は町の何でも屋 / エルネスト・デ・クルティス:忘れな草
 ヨハン・シュトラウスII: 「こうもり」〜私は客を招待するのが好きだ

 ロビン・ヨハンセン、ジモーネ・ケルメス、ユリア・ノヴィコヴァー、キアラ・スケラート(S) インゲボルグ・
  ギレボ、マリーナ・プルデンスカヤ(Ms) ロベルト・デ・ビアージョ(T) ダヴィデ・ルチアーノ(Br)

 シュテファン・ブルニエ指揮ボン・ベートーヴェンo.、ボン歌劇場cho.
 収録:2016年5月21日、ボン・オペラ・ハウス、ライヴ。 16:9 | DTS 5.0、PCM ステレオ|字幕:なし| 89分。 ドイツ・エイズ財団が主催した第5回オペラ・ガラ。鮮やかなコロラトゥーラの技巧でも有名なドイツのソプラノ、ジモーネ・ケルメスやフルート奏者から転身したシチリア、カターニャ出身のテノール、ロベルト・デ・ビアージョ、そしてリリック・ソプラノとして特にバロックから古典期のオペラで活躍しているアメリカのソプラノ歌手、ロビン・ヨハンセンなど今注目歌手たちが勢ぞろいした特別なオペラ・ガラ。
74-0408
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(2DVD)
モーツァルト:歌劇「魔笛」
 マルティン・サマー(B;ザラストロ) ヤスミン・オズカン(S;夜の女王)
 マルティン・ピスコルスキ(T;タミーノ) ファトマ・サイード(S;パミーナ)
 ティル・フォン・オルロフスキー(B;パパゲーノ) テレーザ・ツィッサー
  (S;パパゲーナ) サッシャ・エマニュエル・クレーメル(B;モノスタトス)
 アダム・フィッシャー指揮ミラノ・スカラ座アカデミアo. & cho.
 演出:ペーター・シュタイン|舞台:フェルディナンド・ヴェーゲルバウアー|
 衣装:アンナ・マリア・ハインライヒ|照明:ヨアヒム・バルト|映像監督:ロベルト・マリア・グラッシ
74-0504
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(Blu-ray)
 収録:2016年9月21日、ミラノ・スカラ座、ライヴ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 173分 字幕:英仏西日韓。 ブルーレイ仕様: HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.1 歴史文化が栄えるミラノに誇らしく建つスカラ座が2001年に創設した、次世代を担う若手音楽家を育成するアカデミーが2016年9月に行った「魔笛」の公演が映像化される。将来を期待される若手が揃ったフレッシュなソリスト陣、そしてオーケストラや合唱、衣装制作、舞台技術などにもアカデミーの学生が参加。全10回の上演はすべて完売という大盛況のうちに閉幕した特別なプロジェクト。演出には現代の演劇界を牽引するペーター・シュタインを迎え、さらに舞台美術にはフェルディナンド・ヴェーゲルバウアー、舞台映えする印象的な衣装に定評のあるアンナ・マリア・ハインライヒ、照明にはヨアヒム・バルトとシュタイン率いるスペシャリスト・チームが脇を固める。そして指揮には2016年ウィーン国立歌劇場で来日したアダム・フィッシャーと大変豪華な面々が揃っている。アダム・フィッシャーはこのプロジェクトのために1年以上かけてアカデミーの学生たちと打ち合わせを重ねたといい、大変力のこもった上演となっている。老年のザラストロを力演した1988年オーストリア生まれのバス歌手マルティン・サマー。2015年12月にはクラーゲンフルト市立劇場にビゼー「カルメン」スニガ役で劇場デビューを果たした新鋭。可憐な透き通った歌声が印象的だったエジプト出身ファトマ・サイードは1991年生まれ。第8回ヴェロニカ・ダン国際声楽コンクール優勝するなど着実に評価を得ている注目の美しいソプラノ。1988年ザルツブルクのほど近いドイツのフライラッシングに生まれたティル・フォン・オルロフスキー。クラウディア・ヴィスカとローベルト・ホルの両氏にリートとオラトリオを学び、のびのびとした声が魅力のリリック・バリトンとして豊かな表現力を武器にパパゲーノを好演している。夜の女王の超絶技巧のアリアやパパゲーノの「おれは鳥刺し」などモーツァルトの美しい音楽を堪能できる名曲が散りばめられた「魔笛」は観る人を魅了する。またドイツ語による音楽劇であるジングシュピールであり、音楽のないセリフ部分はカットされる演出が多いが、ペーター・シュタインは若手らによる伝統的な演出にこだわった、セリフをカットすることのないスタイルをとっている。ベテランと若手との良い関係から生まれた充実の舞台を楽しむことが出来る。
74-1008
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(2DVD)
ブラームス:交響曲全集
  〔第1番−第4番〕
 ボーナス映像:ヘンゲルブロック、ブラームスを語る
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
NDR エルプpo.
〔旧・北ドイツ放送so.〕
74-1104
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(Blu-ray)
 収録:2016年5月22日、ライスハレ、ハンブルク、ライヴ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 収録分数:国内代理店アナウンスに記載無し|字幕(ボーナスのみ?): (他不明)。 ブルーレイ仕様: HD | dts-HD MA 5.1 。 DVD仕様: NTSC | dts 5.12011年からNDRエルプpo.( 旧:北ドイツ放送so. )の首席指揮者に就任したトーマス・ヘンゲルブロックによるブラームス交響曲全集の映像が発売される。2016年5月にハンブルク国際音楽祭閉幕演奏会として行われた「ブラームス:マラソン」の模様。一夜でブラームスの交響曲4曲全部を演奏するという大企画だった。演奏が行われたのは、この時点でのオケの本拠地ライスハレ。ライスハレは1908年に?落しが行われた伝統あるホールで音響にも定評があり、北ドイツ放送so. とハンブルクso. の本拠地として使われていた。北ドイツ放送so. は2017年1月にオープンしたエルプフィルハーモニー・ハンブルクが新たな本拠地となり、それに伴いオーケストラ名を改名し、新しいスタートを切っている。ブラームスの故郷ハンブルクのオケである北ドイツ放送so. による全曲録音のライヴということで注目されるが、北ドイツ放送so. のブラームス交響曲全集はハンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントと行っている。言うまでもなくオケの主要レパートリーであり、オーケストラの歴史上重要な役割を果たしている楽曲。新たなステージを迎えた同オケにとって記念碑的な演奏となっている。ボーナス映像には、ヘンゲルブロック自身がブラームスの交響曲について詳細に語っており、4つの交響曲に対して、深い知識と興味を与えてくれる。特に今回第4番では、ブラームスが自筆譜に記しながらも、出版の際には採用しなかった冒頭4小節の導入を演奏しており、それについてもヘンゲルブロックが解説している。

EURO ARTS DVD/Blu−ray  特記以外
 価格帯E3:¥4400(税抜¥4000) / 価格帯E4:¥5500(税抜¥5000)

 旧譜はこちらから
20-12534
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(Blu-ray)
価格帯:E4
ヨーロッパ・コンサート 1996
 フロム・サンクト・ペテルブルク

 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より
 ラフマニノフ:歌劇「アレコ」〜月は高く輝く
 ベートーヴェン:ロマンス〔第1番/第2番〕/
         交響曲第7番 イ長調 Op.92
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」〜花のワルツ
 特典映像 サンクト・ペテルブルクの音楽について
       &インタビュー(字幕:英独仏)
アナトーリー・コチェルガ(Br)
コリヤ・ブラッハー(Vn)
クラウディオ・アバド指揮
BPO
 収録:1996年5月1日、マリインスキー劇場、ライヴ。 DVD:「ヨーロッパ・コンサート 1991-2015 〜アニヴァーサリーBOX」(20-60988/25DVDs) のみ。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 90分 + 20分|字幕英独(ボーナスのみ)仏伊西| 1080i Full HD アバド指揮により、1996年サンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場で行われたヨーロッパコンサートの模様を収録したBlu-ray。マリインスキー劇場は世界有数の伝統を誇るオペラ劇場で、ロシアの偉大なオペラ作品の多くがこの劇場で初演されている。BPOがこの劇場で最初に演奏したのは、1896年この映像からちょうど100年前、ニコライ2世の戴冠式が行われた年のことだった。その記念すべき1996年のヨーロッパコンサートの演目に選ばれたのは、プロコフィエフ、ラフマニノフ、チャイコフスキーというロシアを代表する作曲家の作品とベートーヴェン交響曲第7番と2つのロマンス。ヴァイオリンのソリストとして登場したのは、1993年から1999年の間BPOの第1コンサートマスターを務めたコリヤ・ブラッハー。そしてラフマニノフの歌劇「アレコ」の「月は高く輝く」を歌ったのはアバドからの信頼も厚いアナトーリ・コチェルガ。
20-54188
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(DVD)
価格帯:E3
ヨーロッパ・コンサート 2005 フロム・ブダペスト
 ベルリオーズ:序曲「海賊」
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
 ストラヴィンスキー:火の鳥
レオニダス・カヴァコス(Vn)
サイモン・ラトル指揮
BPO
 収録:2005年5月1日、ハンガリー国立歌劇場、ライヴ。 「ヨーロッパ・コンサート 1991-2015 〜アニヴァーサリーBOX」(20-60988/25DVDs) からの分売。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 103分 |字幕:なし| NTSC | dts 5.1, DD 5.1 。 BPOの創立記念日5月1日に毎年行われている、BPOのヨーロッパコンサート。ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造物を巡る形で行われており、夏のヴァルトビューネ・コンサートよりも本格的なプログラムで、美しい建物や街で行われるコンサートは、多くの音楽ファンに支持されているコンサートの一つでもある。EURO ARTSから単独発売されていなかった2005年のヨーロッパコンサートがDVDで登場。2005年の舞台はブダペスト。ラトルが指揮台に立ち、ハンガリー国立歌劇場で行われた。ソリストは、レオニダス・カヴァコス。彼はBPOへのデビューは2003年。この演奏会は、BPOとの2回目の共演となった。その後、BPO 2012/13年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスに選ばれており、ベルリン・フィルとの相性の良さがうかがえる演奏。
20-56238
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(DVD)
価格帯:E3
ヴァルトビューネ2007〜ラプソディーズ
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」 / ディーリアス:ブリッグの定期市
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 / ドヴォルジャーク:スラヴ狂詩曲第1番
 ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のためのラプソディ第1番 / エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番
 プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」抜粋 / パウル・リンケ:ベルリンの風

 スティーヴン・ハフ(P) ヴェンツェル・フックス(Cl) サイモン・ラトル指揮 BPO
 収録:2007年6月、ヴァルトビューネ、ベルリン、ライヴ。映像監督:ハンス・フルシャー。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 105分 |字幕:なし| NTSC | dts 5.1, DD 5.1 。 BPOが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。毎年6月の最終日曜日に行われ、野外コンサートならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を楽しめるコンサート。ヴァルトビューネは、古代ギリシャの円形劇場をモデルに、1936年のベルリン・オリンピックに合わせて造られた建造物の一つ。当初はディートリヒ・エッカートビューネという名称で、オリンピックでは器械体操などの競技が行われた。オープンエアのコンサートながら、聴衆により良い音を届けていることにも定評があり、ベルリン郊外の森に広がる開放的な場所で行われるコンサートは、ベルリンっ子だけではなく世界中から集まって来る。今回単売化されていなかった2007年の映像がDVDで登場。シンフォニック・ラプソディと題した狂詩曲の夜。スペインからイギリス、そしてドヴォルジャーク、ラフマニノフのスラヴ音楽で構成されたプログラムは、ラトルならではの洒落たセンスを感じさせる。
 #2017年6月上旬発売予定。
20-64198
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(DVD)
価格帯:E3
マランダン・バレエ・ビアリッツ
 *牧神の午後   [音楽:ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」|出演:アルノー・マウイ]/
 *バラの精    [音楽:ウェーバー/ベルリオーズ編曲「舞踏への勧誘」|
           衣装:ヴェロニク・ミュラ|出演:兼井美由季、ダニエル・ビスカヨ]/
 *ある最後の歌(#) [音楽:伝承歌(ヴァンサン・デュメストル&ル・ポエム・アルモニーク編曲)|
           出演:10人のダンサー]/
 *シルエット(#)  [音楽:ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第30番〜第3楽章|出演:フレデリック・ディベール]/
 *エストロ(霊感)(#)[音楽:ヴィヴァルディ「調和の霊感」「スターバト・マーテル」|出演:20人のダンサー]/
 *ノクターン(+)  [音楽:ショパン|出演:22人のダンサー]

 ティエリー・マランダン(振付/ + 衣装&装置;#) ソニア・パラモ(映像監督)
 ホルヘ・ガリャルド(装置&衣裳;#/+以外) ジャン=クロード・アスキエ(照明)
 収録:2012年、2016年。 リージョン・オール| 16:9 | PCM ステレオ| 132分 |字幕:なし| NTSC スペインとの国境近く、大西洋側に位置する高級リゾート地として有名なビアリッツを本拠地とするバレエ団マランダン・バレエ・ビアリッツ。フランスの文化庁とビアリッツ市、およびバスク政府が共同で1998年に設立された。芸術監督であるティエリー・マランダンが、クラシックの楽曲にインスピレーションを得て振付けた6演目を収録したDVD 。ティエリー・マランダンは、パリ・オペラ座やナンシー国立バレエ団のダンサー出身。現在はコンテンポラリーバレエ振付家として注目を浴びている。ニジンスキー版へのオマージュともいえる『牧神の午後』と『バラの精』。ヴァンサン・デュメストル率いる古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニークによる熱狂的なダンスのリズムに声楽を組み合わせた演奏をバックに10 人のダンサーたちがスタイリッシュに踊る『ある最後の歌』。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番の第3楽章が静かに響く、バレエ団のダンサー、フレデリック・ディベールのために振付けた『シルエット』。ルイ15世時代の財務大臣エティエンヌ・ド・シルエットは、財政難に陥っていた政府において特別な策を練ることはなかったが、自ら節約し影絵による肖像画を編み出したことで知られており、 "シルエット "の語源にもなっている。この演目は、ニジンスキーの4大プログラム「バラの精」「ペトリューシカ」「牧神の午後」「ナルシス」で描かれた肖像のシルエットをマランダンがなぞるように振付けた物。ヴィヴァルディの調和の霊感とスターバト・マーテルをバックに20 人の男女ダンサーが踊る『エストロ』。ショパンのノクターン「遺作」に、踊りと死という矛盾する2つの要素を永遠の憂鬱として表現した『ノクターン』。官能的な動きとクラシック音楽が融合した、マランダンの審美眼が光る見ごたえのある映像集。

新書館

DD16-1206
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(DVD)
\4950(税抜\4500)
ワガノワ・バレエ・アカデミー
 「くるみ割り人形」全3幕 エピローグ付(2016年版)
  音楽:チャイコフスキー|振付:ワシリー・ワイノーネン|芸術監督:ニコライ・ツィスカリーゼ

 エレオノーラ・セヴェナルド(マーシャ/プリンセス) アンナ・シャローワ(マーシャ)
 パヴェル・オスタペンコ(くるみ割り/王子) セルゲイ・オスミンキン(ねずみの王様)
 ワディム・シローチン(ドロッセルマイヤー)他 ワガノワ・バレエ・アカデミー
 収録:2016年1月22日、Bunkamura オーチャードホール。カラー|約100分。 ロシアの名門、ワガノワ・バレエ・アカデミー2016年来日公演の映像が DVD で登場。王子役はドキュメンタリー「バレエに選ばれた子どもたちの8年間」にも登場するパヴェル・オスタペンコ。多くのスターを輩出してきたワガノワ・バレエ・アカデミーの「いま」が収録された見逃せない内容。


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