C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集 [イ長調Wp.172/イ短調Wp.170/変ロ長調Wp.171] |
山下泰資(Vc) アルベルト・マルティーニ指揮 アカデミアpo. | |
「日本の無伴奏チェロ作品集」(MTWD-99010)が好評のスイス・イタリア語放送管首席チェリストの山下泰資第2弾。 | ||
日本楽派シリーズ Vol.1 〜山田耕筰:室内楽作品集 弦楽四重奏曲〔第1番 ヘ長調「未完成」/第2番 ト長調/第3番 ハ短調〕/ 弦楽四重奏のためのメヌエット ニ短調/ピアノ五重奏曲 ハ長調「婚姻の響き」(*)/ ピアノのための「からたちの花」(#) /哀詩「荒城の月」を主題とする変奏曲(#) / クランフォード日記(#) 〔樹陰の午後/なきぬるる柳/舞踏曲〕 井田久美子(P;*/#) YAMATO SQ (*以外) [浜野考史(Vn1) 石田泰尚(Vn2) 榎戸崇浩(Va) 坂田宏彰(Vc)] | ||
録音:1999年10月3日、くにたち市民芸術小ホール/初発売:2000年/再プレス:2014年。おそらく全曲世界初録音だったもの。『俊英 YAMATO が描く日本弦楽四重奏史のあけぼの』(幸松 肇)。山田耕筰は日本における近代音楽の先駆者。彼の若き日の作曲である、弦楽四重奏曲をはじめとする室内楽作品は豊かなインスピレーションに溢れ、今なお、色あせることのない魅力を湛えている。その端正で文化的資産とも呼べる作品を収録。 | ||
MTWD-99004 レーベル品切 再生産未定 |
SOSPIRI〜ため息 エルガー:ヴァイオリン・ソナタ レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ エルガー:ため息 |
木野雅之(Vn) アンドルー・ボール(P) |
MTWD-99005 レーベル品切 再生産未定 |
「風鈴」〜日本の童謡と民謡 | 上野眞樹(Vn) 桑生美千佳(P) |
山田一雄:室内楽作品集 ヴァイオリン・ソナタ/無伴奏チェロ・ソナタ/ 弦楽四重奏曲第1番/ 弦楽四重奏曲「彼の随感から」/ 弦楽四重奏曲「三つの古典的な断章」/ ピアノ作品集 [闘争-短詩-/日記「樹と性欲」] |
クァルテット・ エクセルシオ 井田久美子(P) | |
日本楽派シリーズ第2弾。 | ||
デュオ・セレナーデ ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ へ長調F.XIII ショスタコーヴィチ: 2つのヴァイオリンとピアノのための3つの小品 ミヨー:2つのヴァイオリンとピアノのためソナタOp.15 木幡由美子: 2つのヴァイオリンとピアノのため「モノクローム」 シンディング: 2つのヴァイオリンとピアノのための「セレナーデ」 |
吉川朝子(Vn) フェデリコ・ アゴスティーニ(Vn) 渡邉康雄(P) | |
桐朋学園、イタリア聖チェチリア音楽院で学び、ペーター・マークと協奏曲で共演したこともある吉川と、イ・ムジチの前リーダー、アゴスティーニ、 そして故 渡邉暁雄氏の長男でピアニストとして活躍する渡邉康雄の共演。 | ||
蓮の国〜近代イギリス・ピアノ小品集 バークリー:「6つの前奏曲」より/「5つの小品集」より ブリテン:ノットゥルノ ブリッジ:ローズマリー/ロマンス スコット:蓮の国 バックス:ウォッカの店で モーラン:刈り入れ時 アイアランド:4月/「子供のスケッチのページ」より(5曲) ベネット:「3つの音楽的なスケッチ」〜水車 ディーリアス:3つの前奏曲 ホルスト:ノクターン ボウエン:前奏曲 |
井田久美子(P) | |
イギリスの詩情を幻想味豊かに綴る井田久美子の繊細なポエジー(幸松 肇)。 | ||
MTWD-99009 レーベル品切 再生産未定 |
伊福部昭:室内楽作品集 ヴァイオリン・ソナタ(1985)(*)/ 絃楽オーケストラのための日本組曲(1988)(#)/ ピアノ組曲(1933)(+) |
木野雅之(Vn;*) 木野真美(P;*) 東京音楽大学 アンサンブル・エンドレス(#) 堀 陽子(P;+) |
日本楽派シリーズ第3弾、伊福部昭・米寿記念。伊福部氏立会い・監修の中行われた録音で、「作曲家と演奏家、魂と魂のぶつかり合う火花が想像を絶する音となった」(プロデューサー稲原和雄)。 | ||
和〜CELLO、邦人チェロ作品集 黛敏郎:文楽 三枝成彰:チェロ’88 間宮芳生:無伴奏チェロ・ソナタ 小幡由美子:モノローグI〜独奏チェロのための |
山下泰資(Vc) | |
録音:2002年5月、スイス。 スイス・イタリア語放送管首席チェリストを務める山下が、27年前に渡欧した折り「これだけは」と持参した楽譜、それは黛敏郎の「文楽」と間宮芳生の「無伴奏チェロ・ソナタ」だった。 今回それらの曲を含む念願の録音が登場。 | ||
MTWD-99011 レーベル品切 再生産未定 |
オーケストラ・ニッポニカ第1集 〜日本の埋もれた作曲家たち 橋本國彦:感傷的諧謔(1928)/ 宮原禎次:交響曲第4番(1942)/ 大澤寿人: ピアノ協奏曲第3番 変イ長調(1936)(*) |
野平一郎(P;*) 本名徹次指揮 オーケストラ・ニッポニカ |
録音:2003年2月2日、紀尾井ホール。ライヴ。 | ||
オーケストラ・ニッポニカ Vol.2 〜日本の戦中の交響作品 早坂文雄:管絃樂曲「讃頌祝典之樂」(1942) 信時潔:交声曲「海道東征」(1940) 〔完全版〕(*) 芥川也寸志:赤穂浪士のテーマ(1963) (#) 鈴木美登里、野々下由香里(S;*) 穴澤ゆう子(A;*) 谷口洋介、 島田道生(T;*) 春日保人(Br;*) フェスティバル・コーア(cho.;*) 本名徹次指揮オーケストラ・ニッポニカ | ||
録音:2003年2月23日、紀尾井ホール。ライヴ。(#)はアンコール。 故・芥川也寸志の創設したアマチュア・オーケストラ、新交響楽団に在籍したメンバーを中心にして設立されたオーケストラ・ニッポニカの設立演奏会(2回シリーズ中第2回)ライヴ。珍しい戦中の作品と当日のアンコール、芥川也寸志「赤穂浪士のテーマ」を収録。特に近年見直されている作曲家 信時潔が、北原白秋の詩を得て皇紀2600年奉祝楽曲として作曲、戦中に広く演奏された大作「海道東征」完全版再演(1962年以来?)が貴重。なお、信時の人柄等にもふれられた阪田寛夫の同名小説(1986)は、この作品が知られるきっかけにもなったという。 #長期品切れとなっていたベスト・セラー商品の再プレス(2013年、2015年&2020年)。2013年の再プレスに伴い定価変更がありましたが、他小売り店さんからレーベルや代理店への返品があったためか、帯やバックインレイに「定価¥2,520(税抜価格¥2,400)」と記載された初回プレス分が入荷した事例があります。ただしその場合でも卸価格等は再プレス盤と同一のため、定価は\2750(税抜\2500)となります。予め御了承下さい。 | ||
日本楽派シリーズ Vol.4 〜貴志康一(1909-1937):ヴァイオリン作品集 月/水夫の唄/竹取物語/漁師の歌/花見/龍/ヴァイオリン・ソナタ 木野雅之(Vn) 木野真美(P) | ||
録音:2003年5月14日-15日、余目町〔現・庄内町〕文化創造館「響ホール」、余目町〔現・庄内町〕、山形県/初発売:2003年/再プレス:2014年。『貴志と木野に共通する情感の豊かさ』(小松一彦/指揮者)。 日本の洋楽史上に大きな足跡を残した天才音楽家、貴志康一。往年の名ヴァイオリニスト、エルマンの演奏に感動してヴァイオリンを始め、戦前3度もドイツへ留学。日本で始めてストラディバリウスを購入した事でも話題になったが、1930年にはフルトヴェングラーやヒンデミットに師事し作曲家・指揮者に転進、そのずば抜けた才能と華やかな人柄で日本のみならずドイツでも天才の名を欲しいままにした。28歳という若さで夭折したとき、山田耕作などの巨匠も嘆いたという。 収録のヴァイオリン・ソナタは2001年、芦屋市の甲南学園・貴志康一記念室にて未整理書類の中から発見された幻の作品。日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・ソンサートマスター・木野雅之と、妹でパリを拠点に活躍している木野真美による演奏。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番 松村禎三:巡礼 ドビュッシー:版画 ガーシュイン:ワイルド超絶技巧編曲集 |
渡辺康雄(P) | |
作曲家、松村禎三氏立ち会いの下で行われた録音。ライナーノートで渡辺氏自身が語っているように、音符の正確さだけではなく「訴えかける音楽性」をどこまでも追求した。 はずれかかった1音1音を差し替えるなどどいう作業は一切行なわず、ピアニスト渡辺康雄のダイナミックな音楽が、真っ直ぐに伝わるCD。 | ||
佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル | 佐藤久成(Vn) 紫垣英二(P) | |
録音:2002年9月、カザルスホール。ライヴ。 | ||
藤川真弓ヴァイオリン・リサイタル 2002 コルレリ/クライスラー:ラ・フォリア ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.120-2 (作曲者自身によるクラリネット・ソナタからの編曲) シューマン:夕べの歌/ロマンス ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ クライスラー:ジプシー・カプリース ラフマニノフ/クライスラー:マルゲリータ クライスラー:中国の太鼓 ラフマニノフ:ロマンス フォーレ:子守唄Op.16 |
藤川真弓(Vn) 清水由香里(P) | |
録音:2002年11月16日、トッパンホール、東京。ライヴ。 かつてチャイコフスキー・コンクールであの鬼才ギドン・クレーメルと優勝を争い、その後は世界的なオーケストラとの共演で絶賛を博している藤川真弓の格調高い演奏を収めたライヴ盤。 | ||
MTWD-99019 レーベル品切 再生産未定 |
伊福部昭:ギター作品集 古代日本旋法による踏歌(1967)/箜篌歌(1969)/ ギターのためのトッカータ(1970)/ 日本組曲より(1933) [I:盆踊り/II:七夕/III:侫武多] |
哘崎考宏(G) DANROKU (新堀ギター男性六重奏団) |
團伊玖磨:無伴奏作品集 ヴァイオリンとチェロのための「対話」(1998)/ 無伴奏チェロ・ソナタ(1998)/ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1998)/ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番(1999) |
藤原浜雄(Vn) 毛利伯郎(Vc) | |
録音:2004年7月16日&17日、笠懸野文化ホール、群馬県。 團伊玖磨が晩年に辿りついたもうひとつの世界〜読響首席奏者による無伴奏作品集。 オペラ「夕鶴」など、大編成のオペラや交響曲作家として語られる團伊玖磨だが、小編成器楽にも珠玉の音楽を多数創作した事実はあまり知られていない。しかしその規模にかかわらず、團が背負っている根源的テーマである日本人の生活に根ざした正直な音楽を追い求める姿勢が貫かれている。例えば無伴奏チェロ・ソナタ第1楽章に登場する小豆島の子守唄は、西洋音楽語法を借りながら技巧的見せ場を作り、特異な楽想を持つ第2楽章へと進行する。これらの作品群には團が生涯葛藤してきた「東は東、西は西」(R.キップリング)という言葉のもつ冷酷さを直視し、人生を歩んで辿り、正面から受け止めた晩年の境地にほかならない。 藤原浜雄:桐朋学園音楽科にて鷲見三郎、江藤俊哉,海野義雄、斉藤秀雄の諸氏に、ジュリアード音楽院にてジョーセフ・フックス氏に師事。全日本音楽コンクール、日本音楽コンクール第1位優勝、1968年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位。現在、読売日本交響楽團の首席ソロ・コンサートマスター、桐朋学園音楽大学教授、東京音楽大学客員教授。 毛利伯郎:チェロを桐朋学園、ジュリアード音楽院で青木十良、ハーピー・シャピロ氏に師事。ジュリアード在学中より、ニューヨークを中心に演奏活動を開始。その後数多くの室内楽グループのメンバーとしてコンサート、レコーディングを行う傍ら、アメリカ各地で後進の指導に当たる。1995年帰国。読売日本交響楽團のソロ・チェリストに就任。東京ピアノ・トリオ、水戸カルテット、その他多くのメンバーとして出演。現在、桐朋学園教授。 | ||
フェリクス・ワインガルトナー(1863-1942): ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番Op.42-1/ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番Op.42-2/ ピアノのための8つの小さな叙情的描写 「折ふしの綴り」Op.4 |
佐藤久成(Vn) 柴垣英二(P) | |
録音:2004年3月30日&31日、余目町文化創造館・響ホール、山形県。おそらくCD録音としては世界初となる物。 レコードを通じて録音が今に伝えられる往年の巨匠、ワインガルトナー。その自作曲数はなんと100曲にも及んでいるが、作曲家としての業績はまだ今日一般に認められているとは言い難く、その中でのリリースは貴重。 Op.4のピアノ曲は、5曲しかないワインガルトナーのピアノ・ソロ作品の4曲目で1881年に出版された。Stimmungsbilderという副題によるこの曲集は、ベートーヴェンの「バガテル」からシューマンを経てロマン派が辿り着いた一つの作曲ジャンル。1907年出版の2曲のヴァイオリン・ソナタは、ワインガルトナーが書いた全てのソナタ。いずれも調性を崩さない三楽章形式の伝統的な構成で、第1番は内容的にはバッハのイタリア協奏曲やベートーヴェンのピアノ・ソナタ第7番を彷彿とさせる。第2番は後期ロマン派の作曲家であるワインガルトナーの特徴が前面に出された作品。 佐藤久成(さとうひさや): 東京藝術大学卒業後渡欧。リッチ、ルガーノ、ルイス・シガル、ベオグラード、ヴィオッティ国際コンクールで優勝、入賞。1994年ベルリン交響楽団定期公演のソリストとしてヨーロッパデビュー。各地でのリサイタルのほか、ドイツ、フランス、イタリアの国営放送に出演。2002年スウェーデン・エテーボリ歌劇場管弦楽団に第1コンサートマスターとして招かれる。未知の絶版楽譜の収集、発掘に力を注ぎ、それらの紹介・初演等を積極的に行っている。 柴垣英二: 東京藝術大学卒業。ハンガリー国立リスト音楽院に留学。1989,1990年日本音楽コンクール入選。1993年ロベルト・シューマン国際ピアノコンクール第2位。1994年クララ・シューマン国際ピアノコンクールにおいてディプロマ受賞。帰国後は各地でリサイタルの他、NHK-FM「FMリサイタル」等に出演。現在、聖徳大学講師。 | ||
海野義雄&渡邊康雄 ベートーヴェン:3大ヴァイオリン・ソナタ演奏会 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ [第5番 ヘ長調Op.24「春」/ 第7番 ハ長調Op.32-2「アレキサンダー」/ 第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」 |
海野義雄(Vn) 渡邉康雄(P) | |
録音:2004年8月25日、ヴァルトホール、上齋原文化センター、ライヴ。 日本のヴァイオリン奏者の第一人者、海野義雄が名手 渡邊康雄と組み、満を持して贈るベートーヴェンの3大ヴァイオリン・ソナタ。海野の録音も久しぶりで、まもなく70歳を迎えようとしている彼の健在振りを示す格好のディスクの登場だ。 海野義雄(うんの よしお): 1958年、東京芸術大学を卒業。同年12月、W.ロイブナー指揮のNHK交響楽団とチャイコフスキーの協奏曲で注目を浴び、翌年弱冠23歳で同交響曲団のコンサートマスターに技擢される。1963年渡欧、世界的ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ氏に認められて、師事。1967年、ムジークフェラインでヨーロッパデビュー。同年「ドイツ・グラモフォン・レコード」で、メンデルスゾーンとチャイコフスキーの協奏曲をレコーディングし、日本人初の海外レコード録音として空前のベスト・セラーとなる。その後の演奏活動は、日本はもとより世界28ヶ国、90都市におよび、E.スヴェトラーノフ指揮・ロンドン交響楽団を始めとする、40以上の世界各地の一流オーケストラに、ソリストとして迎えられている。1991年には、室内オーケストラ「海野義雄東京ヴィルトゥオーゾ」を設立。ソリスト兼Artistic Directorを務め、好評を博す。また、現在までに、エリザベート国際コンクールやヴィ二アフスキ・コンクールなど、世界的に著名な国際コンクールの審査員としても度々ヨーロッパに招かれている。ヴァイオリンを海野次郎、鷲見三郎、兔束龍夫、W.シュタフォンハーゲン、M.シュバルベ、J,シゲティの諸氏に師事。現在、東京音楽大学教授、洗足大学客員教授。 渡邉康雄(わたなべ やすお): 1949年に指揮者 渡邉曉雄の長男として東京に生まれる。東京芸術大学の付属音楽高校を卒業後に渡米し、ニューイングランド音楽院とジュリアード音楽院で8年間学んだ。ピアノを田村宏、林美奈子、レイ・レフ、林秀光、堀江孝子、海谷進らに学び、渡米後ラッセル・シャーマン、オセドア・レトヴィンとサッシャ・ゴルド二ツキに師事した。1972年に父の指揮でブラームスのピアノ協奏曲第2番を弾いて楽壇デビューを飾り、以後NHK交響曲団を始めとする我が国の代表的オーケストラとの協奏曲の共演と数多くのリサイタル活動を展開している。フィンランド、ドイツ、アメリカ、ロシア等の国々にも定期的に演奏旅行に訪れてる。1982年に初めてオーケストラの指揮を行って以来、指揮活動も数多くこなしている。 | ||
中野稔:ヴァイオリンとピアノのための作品 Vol.1 ロンド/即興曲(独奏ピアノ)(亡き少女のために)/ロマンス第1番/ 幻想曲(無伴奏ヴァイオリンのための)/バイア・デ・ロス・アンヘレスへの祈り 大谷康子(Vn) 榎本潤(P) | ||
「音楽をこよなく愛する作曲家・中野稔が25年の間に書き留めてきたクラシック作品を発表できることになりました。一人の無名の作曲家の作品をCD化するには、それなりの理由がなければ実現は叶わなかったでしょう。きっかけは、10年前、ヴァイオリニスト・大谷康子氏との出会いでした。運命的とも言える出会い以来、大谷さんは、ピアニスト・榎本潤氏とともに中野稔の曲を演奏し続け、そのことは中野稔が作曲をする上で何よりの励ましとなり、今回、ついに二人の演奏によるCD化実現にいたりました。中野稔の作品には、聴く者の気持ちを優しく、楽しくさせてくれる不思議な魅力があり、つい足でリズムをとりたくなるような躍動感、生命力あふれる力強さに満ち溢れています。また、このCDには、中野稔にとっての代表作である『バイア・デ・ロス・アンヘレスへの祈り』が収録されています。当時、京都大学の助教授だった弟・中野繁さんがメキシコ、カリフォルニア湾沖において、37歳という若さで命を落とされました。その悲しみや鎮魂の重いを曲に込め、亡き弟と研究者達に捧げたこの曲は、魂の旋律であり、祈りでもあります。一人でも多くの方が中野稔の世界に触れ、末永く皆様に愛される音楽になれば幸いです。」(ディレクター関谷道雄) 中野稔(作曲):岐阜県出身。昭和36(1961)年生まれ。9歳の時、筋ジストロフィーと診断され長良医療センターで療養生活を始める。15歳の時、ワーグナー「タンホイザー行進曲」を聴き、感激して以来クラシックに興味を持つ。ヴァイオリニストで作曲家パガニーニに大きな影響を受け、18歳のとき処女作「ロンド」を作曲する。病院で療養生活をする中、サンライズというバンドを結成し、作詞・作曲・編曲・ヴォーカルを担当してコンサート活動を続けてきた。自身の音楽の原点に返り、最近ではピアノやヴァイオリンの曲を手掛けている。2002年4月に「中野稔オリジナルクラシックのファーストアルバムを発表。ヴァイオリニスト 大谷康子氏との親交の中、2003年3月に演奏会を主催する。H・H・M・Sのプロデューサーとして、リサイタル、作曲、編曲、CD制作まで幅広く音楽活動をしている。 | ||
MTWD-99024 レーベル品切 再生産未定 |
ジャン・シベリウス(1865-1957):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1 5つの小品Op.81 〔マズルカ/ロンディーノ/ワルツ/オバド/メヌエット〕/ 5つの田園舞曲〜 Largamente assai-Vivace Op.106 No.1 / 4つの小品Op.115 〔荒地にて/バラード/ユモレスク/鐘〕/ 3つの小品Op.116 〔舞踏の情景/特徴的な舞曲/ロマンティックなロンド〕 谷本潤(Vn) 野本哲雄(P) | |
MTWD-99025 レーベル品切 再生産未定 |
伝説の天才、渡辺茂夫 Vol.1 マンフレート・グルリット(1865-1957): ヴァイオリン協奏曲 へ長調 |
渡辺茂夫(Vn) マンフレート・グルリット指揮 東京po. |
録音:1955年2月11日、日比谷公会堂、モノラル。世界初演時ライヴ。おそらく初出音源。 | ||
伝説の天才、渡辺茂夫 Vol.2〜作曲編 渡辺茂夫(1941-1999): ヴァイオリン・ソナタ第1番/ ヴァイオリン・ソナタ第2番/ ヴァイオリン小品「思い出」 |
木野雅之(Vn) 吉山輝(P) | |
録音:録音:2005年11月15日-16日、秩父ミューズパーク音楽堂、ディジタル。 なんと渡辺茂夫が留学前の12歳〜13歳時に書いたヴァイオリン・ソナタがあった。既に協奏曲やソナタなどの大作を演奏していた彼の作品は、若書きとはいえ20分近くあるロマン派的な大作。日フィルのコンサート・マスターでソリストとしても大活躍中の木野雅之氏が渡辺茂夫愛用の楽器を使用、50余年を経て再現された。 #故・渡辺茂夫(1941-1999)氏を神童ヴァイオリニストとして育てあげた、養父の渡辺季彦〔わたなべ・すえひこ=ヴァイオリン教師〕氏(以下敬称略)が2012年6月10日、肺炎のため亡くなった。103歳。茂夫は留学中の睡眠薬多量摂取で寝たきりとなり(自殺未遂か事件か原因をめぐり週刊誌などで何度も記事になったという)、1958年に帰国したが、季彦はヴァイオリン教師をしながら、茂夫のリハビリを彼が亡くなるまで続けると共に原因追究に全力をあげ、茂夫の演奏をCD化し、遺品を日本近代音楽館に寄贈するなど、最後まで茂夫の演奏を世に伝えた。 | ||
伊福部昭:ギター・トランスクリプションズ 伊福部昭(1914-2006年)作曲・編曲・監修: 交響譚詩(1943/2001、編曲:哘崎孝宏)(*) サンタ・マリア(1978)/ギターのためのトッカータ(1970) 箜篌歌(1969) ファンタジア(幻哥)(1980/93、編曲:哘崎孝宏) サンタ・マリア(チェンバロ・ギターによる演奏) |
哘崎孝宏(G) 大宮洋美(G;*) | |
録音:2005年8月1日、2日、2006年2月28日、横浜港何区民センター「ひまわりの郷」。 哘崎孝宏の伊福部昭ギター作品集の第2集。(第1集:MTWD-99019「伊福部昭:ギター作品集」)。作曲家編曲・監修により始まったこのプロジェクトも惜しくも追悼盤になってしまった。交響譚詩は伊福部の出世作で代表的な管弦楽曲のひとつ。このギター二重奏版は2001年に編曲された「二十五絃筝甲乙奏合交響譚詩」をベースに作曲家の指示も取り入れつつ哘崎が編曲したもの。また「トッカータ」と「箜篌歌」は伊福部氏が所有していた河野堅氏制作の楽器が使用されている。ベルギーで行われた国際ギター製作コンクールに優勝した記念に伊福部氏に贈られたもの。 哘崎孝宏(G):日本ギター音楽学校(現・学校法人国際新堀芸術学院)卒業。1984年度全日本ギター・コンクール独奏部門第2位(1位なし)。ギターオーケストラ創始者・新堀寛己博士に長年師事。以後、新堀ギターアンサンブル<NE>、新堀ギター男性六十奏団<DANROKU>メンバーとして演奏活動を行う。国内での大ホールでの演奏から海外での演奏も多い。1999年から伊福部昭氏に師事。現在、学校法人国際新堀芸術学院助教授を務める。 | ||
MTWD-99028 レーベル 長期品切 |
伊福部昭: ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション) ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲 (ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)/ ヴァイオリン協奏曲第2番(1978) |
佐藤久成(Vn) 岡田将(P) |
録音:2006年6月5日、秩父ミューズパーク音楽堂。 #2019年現在 レーベルで5年以上品切しており、現時点ではご注文をお受けしておりません。 | ||
レスピーギ(1879-1936): ドリア旋法の弦楽四重奏曲(1924) 夕暮れ(1914)〜メゾ・ソプラノと弦楽四重奏のための(*) 弦楽八重奏曲(1900)(#) |
ルガーノ・カルテット [タマス・マイヨル(Vn) 木野雅之(Vn) エンリコ・バルボーニ(Va) 山下泰資(Vc)] ルイザ・カステッラーニ(Ms;*) ミラノ・ドリコ・カルテット(#) | |
録音:2006年1月7日-9日、ルガーノ。 ルガーノ・カルテット:1987年、若手気鋭のメンバーが4名集まり、スイスで結成される。ヴァイオリンにはスイス・イタリアーナo.のコンサート・マスター、タマス・マイヨルと日本フィル・ソロ・コンサートマスターの木野雅之。チェロにはスイス在住、スイス・イタリアーナo.首席チェロ奏者、山下泰資。ヴィオラには2001年からサンタ・チェチリアo.首席ヴィオラ奏者のエンリコ・バルボーニが加わり、ヨーロッパで活躍する実力派演奏家で構成される。アスコーナ、ミラノ、フランクフルトなどヨーロッパ各地での演奏会や放送出演などの活動を続けている。ソプラノのカリン・オットとのCD録音他、VOEGELINの弦楽四重奏曲のCDがスイスJECKLIN社よりリリースされている。また、日本でリリースされたCDも好評を博している。日本でも東京サントリーホールをはじめ、各地で演奏会を開き、そのヴィヴィッドな演奏は多くのファンを惹き付けている。また、コンサートの模様はNHK-FM.クラシックアワーでも放送され、好評を博した。1993年及び1996年に開催された「ストラディヴァリウス・サミット・コンサート」にも出演し、ストラディヴァリウスによる素晴らしい音色を響かせた。ルガーノ・カルテットは各自の高い演奏水準をもとにして、それぞれの演奏活動の日程調整を行い、集中的なトレーニングを続け、完成度の高い演奏を行っている。 | ||
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)(*) ショーソン:ヴァイオリン、 ピアノと弦楽四重奏のための 協奏曲 ニ長調 Op.21b(#) マスネ/福田直樹編: タイスの瞑想曲(六重奏版)(+) |
小森谷巧(Vn) 小森谷泉(P) ルガーノ・カルテット(#/+) [木野雅之(Vn1) タマス・マイヨル(Vn2) エンリコ・ バルボーニ(Va) 山下泰資(Vc)] | |
録音:2006年7月18日、紀尾井ホール、ライヴ。 香り立つ気品と濃密で高雅な響き、室内楽の醍醐味(音楽評論家 真嶋雄大) | ||
滝澤三枝子、ピアノ・アルバムI 伊福部昭:ピアノ組曲[盆踊/七夕/演伶/佞武多] 清瀬保二:第二ピアノ曲集〜 [アンダンティーノ/子守歌/ブルレスケ/秘唱] 石井真木:彼方へ Op.41 ラヴェル:水の戯れ ファリャ:4つのスペイン風小品〜「アンダルーサ」 グラナドス: 12のスペイン舞曲〜「アンダルーサ」 誌的なワルツ/演奏会用アレグロ |
滝澤三枝子(P) | |
録音:1991年9月3日、成増アクトホール。 徳間レーベルで発売されていた幻の名盤、滝澤三枝子 ピアノ・アルバムI&II、待望の復活! 「深い共感と見事な技巧に裏打ちされた滝澤ピアニズム。」(西耕一) | ||
滝澤三枝子、ピアノ・アルバムII〜 情熱のファンダンゴ アルベニス:スペイン組曲〜「グラナダ」Op.47-1 グラナドス: 12のスペイン舞曲〜「オリエンタル」Op.37-2 ゴイェスカス〜 [嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす ともしびのファンダンゴ] ドビュッシー:ピアノのために (プレリュード、サラバンド、トッカータ) 喜びの島 田中利光:童愁第1集「寺町6番地」 [洋燈/東京見物/坊さんの行列/ タドン!バンザイ!/ホライモコ/セレナーデ] |
滝澤三枝子(P) | |
録音:1995年9月、成増アクトホール。 | ||
野尻多佳子ピアノ・リサイタル:「3人の物語」 シューマン:アラベスクOp.18 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178,R.21 ショパン: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調Op.35「葬送行進曲付」 リスト:コンソレーション(慰め)第3番 変ニ長調S.172-3 |
野尻多佳子(P) | |
録音:2007年5月15日-18日、田園ホール・エローラ。時空を超えて、現代の空間、現代の技術、現代の情感の中に、19世紀ロマン派の代表作が描かれる。 「・・・ピアノの調整にあたっては、二つのコンセプトを柱に仕上げを進めました。一つ目は88鍵のそれぞれの音の音色の倍音の配合バランスを整えて均質で整った音色にすること、二つ目は和音を構成する基になっている基音と低次の倍音の発音を充実させ、その関係が音の強弱長短にかかわらず保たれるようにすることです。・・・・今回の収録では野尻さんと何度も話し合いながら、敢えて曲によってその折衷ポイントを変えてみることにしました。シューマンのアラベスク、リストのコンソレーションは最初のコンセプトに、ショパンとりストのそれぞれのソナタでは2番目のコンセプトに傾斜させてあります。・・・・これらの曲の中で、そしてすばらしい演奏の中で、このハイブリット構造がどのように感じられるでしょうか・・・」(倉田尚彦[松尾楽器商会];ライナー・ノートより) 野尻多佳子(P):東京生まれ。在学中より、オーケストラとの共演、室内楽、ソロ等の活動を始めソロリサイタルや、音楽祭に出演。卒業後、しばしば渡欧し、著名な演奏家の指導を受ける。現在、ソロや室内楽で活躍。内外の演奏家との共演も多い。2000年より毎年銀座王子ホール、東京文化会館小ホールにて定期的リサイタルを行うほか、東京オペラシティタケミツメモリアホールや紀尾井ホール、東京文化会館大ホールなどにもしばしば出演。またドイツ、スイス、オーストリーなどでも演奏している。今回のアルバムではプログラミングから解説までこなしている。 | ||
日本のギター作品第1集 原田 甫(1930-1993):ソナタ第1楽章(*) 田中 修一(1966-): バラード、タンブラン・ネプタ(*) 眞鍋 理一郎(1924-):ファンタジア(*) 三木 稔(1930-):芽生え(*) 有間 礼子:「花鳥風月」より[大和路/花野](*) 堀井 友徳(1973-):ギターのためのモノローグ(*) 伊福部 昭(1914-2006):古代旋法による踏歌(#) |
哘崎考宏(G) | |
録音:2007年10月1日、11月29日、かなっくホール、横浜市神奈川区民文化センター。使用楽器:ホセ・オリベ(1979)(*)/ラウテ(伊福部昭愛蔵品)(#)。 2枚の伊福部昭ギター・アルバムが好評を得ている哘崎考宏(さそざきこうひろ)の新録音。伊福部とその門下の作曲家達の作品を集めたという意欲作。「ファンタジア」は哘崎が初演、「ギターのためのモノローグ」は哘崎が委嘱した作品。また「古代旋法による踏歌」では伊福部遺品のラウテ(リュートのようなボディを持ち番外絃を除く絃の数や指板がほぼギターという楽器)を弾いている。 哘崎 考宏(G):新堀ギターアンサンブルの一員として、またソリストとして国内外の数多くのステージで演奏。新堀寛己氏、松本俊夫氏、坂本巧氏の師事。1999年から伊福部昭氏に師事。 | ||
ベラルティ・トリオ マルコム・アーノルド(1921-2006): ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.54 三木稔:ピアノ三重奏曲 Op.96 フランク・ブリッジ: ピアノ三重奏曲第1番 ハ調「ファンタジー」 |
ベラルティ・トリオ [印田千裕(Vn) パヴェル・パナシウク(Vc) アグネシュカ・ パナシウク(P)] | |
録音:2008年2月26日、笠懸野文化ホール、群馬。 イギリス近代の名作ピアノ・トリオと三木稔の作品を新進のピアノ三重奏団「ベラルティ・トリオ」が演奏したアルバム。平明でウィットに富んだリズムとメロディ、常に斬新な作品を生み出し続けたアーノルドのピアノ・トリオは各楽器の普遍的な性格的役割を放棄し、簡潔ながらも驚きと迫力に満ちた魅力に溢れたもの。日本だけでなく海外でも高い評価を受けている三木稔の作品は全4楽章で約22分の大作。またブリテンの師としても知られるブリッジの作品は、1907年の室内楽作曲コンクールで第1位を獲得シタモノデ、ソナタ主題提示部と再現部の間にアンダンテ、スケルツォを挟んだ単一楽章の作品。 ベラルティ・トリオ:ベラルティ・トリオは2004年、ロンドンにて印田千裕(Vn)、パヴェル・パナシウク(Vc)、アグネシュカ・パナシウク(P)により、結成。王立音楽院、トリニティ音楽院在学中に出会ったメンバーは直ちに互いの音楽性にバックグラウンドを越えた共通の価値観を見出し、レパートリーを広げると共にイギリスを始めヨーロッパ各国で演奏活動を行なっている。 印田千尋(Vn):3歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを始める。東京藝術大学付属音楽高校を経て、同大学卒業。野村国際文化財団の助成を受けて英国王立音楽院に留学し、最高位のDiploma of the Royal Academy of Musicを得て卒業。マルシュナー国際コンクール第3位、江藤俊哉ヴァイオリン・コンクール第1位。‘05年同コンクール入賞記念演奏会で日本po.とブラームス:ヴァイオリン協奏曲を共演する他、ドイツにて作曲者本人指揮によるマルシュナー:ヴァイオリン協奏曲、アメリカにて メンデルスゾーン::ヴァイオリン協奏曲を演奏するなどソリストとして、また室内楽、オーケストラ奏者としても幅広く演奏活動を行っている。これまで吉川朝子、澤和樹、ヴォルフガング・マルシュナー、ジョルジー・パウクに師事。 | ||
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(全6曲)/ エチュード(世界初録音) |
レイ・イワズミ(岩住励)(Vn) | |
録音:2008年5月31日、6月1日、笠懸野文化ホール、群馬。 『清純さ、正確さ、技巧、そして何より、芸術的な表現で溢れているこの録音は今まで出版されている「全集」の中でも最も優れたものの一つ。レイ・イワズミはその包括的な分析と知識を基に解釈をされ、諸般の譜面の間違い等も明らかにしている。祖父が「オブセッション(取り付いた妄想)」と名付けたソナタ第2番ではイワズミ氏は取り付くバッハとディエス・イレのモチーフを見事ソット・ヴォーチェで表している。この誤解されがちな点は多くのイザイ愛好者も支持するだろう。そして、ソナタ4番は私にとっても思い出深い曲。1937年のイザイ・コンクール(現エリザベート国際コンクール)で優勝したダヴィド・オイストラフは、課題曲であったこの曲が、いかに素晴らしく、そして楽器に合っているかを証明した。それまでは献呈されていた巨匠の方々にも必ずしもそうは認められてはいなかった!当時15歳だった私は24人の参加者全員がこのソナタを弾いたのを忘れられない。そしてこのCDを聴いた時、その思い出が蘇った。六つの無伴奏ソナタはそれ以来、世界中の音楽院や音楽高校で必須作品の一つとして認められ、今ではバッハの無伴奏ソナタと同じで重大さで認識されている。ヴァイオリン芸術の極致を見事に聴かせてくれるレイ・イワズミの解釈は素晴らしい金字塔を飾る宝石になるだろう。』ジャック・イザイ(作曲家の孫)〜ライナー・ノートより レイ・イワズミ(岩住励):アメリカ、ヨーロッパと日本を中心に、ソロや室内楽のコンサートで活躍する一方、イザイのソロ・ソナタについての独自の研究は多くの注文を集めている。NYのジュリアード学院でドロシー・ディレイとカン・ヒョー、ブリュッセル王立音楽院でイーゴリ・オイストラフに師事。ジュリアードでは博士課程とブリュッセル王立音楽院ではベルギーの修士課程を両校において首席で卒業。 | ||
日本女性作曲家の歩み〜ヴァイオリン作品 幸田 延(明治3年-昭和21年): ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調(明治30年)/ ヴァイオリン・ソナタ第1番 変ホ長調(明治28年) 松島 彝(明治23年-昭和60年): プレリュード(大正13年)/ ファンタジー(大正12年) 外山 道子(大正2年〜平成18年): 日本民謡による組曲(昭和28年) [子守歌/追分/籾引歌] 吉田 隆子(明治43年-昭和31年): お百度詣(昭和28年) |
印田千裕(Vn) 堀江真理子(P) | |
録音:2008年9月4日、5日、神奈川県二宮町生涯学習センター・ラディアンホール。
『日本の洋楽黎明期における女性作曲家の作品のアンソロジーという明確な視座に立ち、優れた二人の女性演奏家が説得力に満ちた「音楽」へと昇華させた。』池辺晋一郎(作曲家)〜ライナー・ノートより 『日本では音楽に携わる人口は圧倒的に女性優位。明治・大正期も女性の活躍は際立ち、幸田延・幸姉妹、三浦環、久野ひさを始め、多くの演奏家や教育者が名を遺した。しかし、これとは対照的に女性作曲家の名は見当たらない。日本人として初めて器楽曲を作曲した幸田延や、国際作曲コンクールで入賞を果した外山道子も含めて、当時の女性作曲家による作品が演奏される機会は殆どない。このCDに収録された4人の女性作曲家による作品は全て初録音。その作品はどれも個性的で、何事にもとらわれない音楽に対する純粋なメッセージを伝えてくれる。と同時に、日本の作曲界の縮図としての一面も垣間見ることが出来る。』辻 浩美(音楽学)〜ライナー・ノートより #2014年8月現在、レーベル品切れ&再生産時期不明の可能性があります。 | ||
スペイン・ピアノ名曲集〜ピアノ・アルバム III タレガ/滝澤三枝子編:アルハンブラの想い出 アルベニス:「スペイン」〜タンゴOp.165-2/ 「スペインの歌」Op.232より [コルドバ/前奏曲(アストゥリアス)]/ 「イベリア」〜回想(エヴォカシオン) グラナドス:「ゴイェスカス」〜嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす モンポウ:歌と踊り第1番/歌と踊り第2番 アルベニス: 「旅の想い出」〜入り江のざわめき(マラゲニャ)Op.71-6 ファリャ:「4つのスペイン風小品」〜アンダルーサ/ 「恋は魔術師」〜火祭りの踊り レクオーナ:「アンダルシア組曲」〜マラゲニャ グラナドス:「12のスペイン舞曲」〜アンダルーサOp.37-5 アルベニス:「スペイン組曲」〜グラナダOp.47-1 ポンセ:大切な命 |
滝澤三枝子(P) | |
録音:1997年、1998年、和光市、神奈川、大阪、名古屋、メキシコ・シティ。『滝澤のピアノにスペインの風薫る。世界で評価された演奏が此処にある。』(西耕一) | ||
日本弦楽三重奏曲の世界〜 團伊玖磨・下總ユ一・諸井三郎 團伊玖磨(大正13年-平成13年): 弦楽三重奏曲 イ短調(1944) 下總ユ一(明治31年-昭和37年):ヴァイオリン、 ヴィオラ、チェロのための主題と変奏(1933) 諸井三郎(明治36年ー昭和52年): 弦楽三重奏曲 ニ長調Op.19 |
菖蒲弦楽三重奏団 [浜野孝史(Vn) 伴野剛(Va) 江口心一(Vc)] | |
録音:2009年5月4日、5日、神奈川県生涯学習センター、ラディアン・ホール。 『團伊玖磨(1924-2001)の弦楽三重奏曲イ短調は、そのまま詩をつけて歌に出来そうな清妙たるメロディの第1楽章、寮歌の如き質実剛健たる主題が耳に残る第2楽章を持つ。東京音楽学校に在学し、下總ユ一に師事していたころの作品。 下總ユ一(1898-1962)は1932年から1934年までベルリン・ホッホシューレでパウル・ヒンデミットに学んだ。「主題と変奏」は1933のドイツ留学時代の作品である。主題と10の変奏からなり、第7変奏はカノンとなっている。下總は後にドイツ留学時代を振り返り「欧米人の音楽に対抗して私はいつも日本の民謡風の旋律を主題としたものを作って持っていった」と書いている。 諸井三郎(1903-1977)は東京大学美学科在学中から自作を発表していたが、独学による限界を感じて1932年から1934年までベルリン・ホッホシューレでレオ・シュラッテンホルツに作曲を基礎から学んだ。留学後の作品群は、交響曲、協奏曲、ソナタ、弦楽作品など、旋律や律動に関わらず日本的な感性をドイツで学んだ構造美へ融合させており、諸井の創作上でも頂点とされている。「弦楽三重奏曲ニ長調Op.19」は1940年1月15日から4月13日に作曲された。皇紀2600年の記念音楽会で日本音楽界に多くの重要作が生まれた年である。祝祭ムードと戦争の影、時代の空気は諸井へも少なからず影響を与えているかもしれない。非常にテンション高く、息の長い音楽に思わず引き込まれる。』(西 耕一/ライナー・ノートより抜粋) | ||
クリスティーヌ・ワレフスカの芸術 ドビュッシー:チェロ・ソナタ(*) ボロニーニ:エコー・セレナーデ(*) ラヴェル:ハバネラ形式の小品(*) ウェーバー:アダージョとロンド(*) ショパン:ノクターン第20番(*) ボロニーニ:ガウチョ・セレナーデ(*) ショパン:序奏と華麗なるポロネーゼ(*) ・ボーナス・トラック ピアソラ:アディオス・ノニーノ(#) |
クリスティーヌ・ ワレフスカ(Vc) ブルース・ガストン(P;*) アントニオ・アグリ(Vn;#) マニュエル・レゴ(P;#) | |
録音:1967年、カリフォルニア(*)。原盤:OWL Record ORLP-14 他。おそらく全曲初CD化。 一時は PHILIPS へインバル、ギブソン、ワールト、レーデル指揮の元、ドヴォルザークやシューマンの協奏曲など大曲をLP6枚分録音しつつも、いつの間にか消息を聞かなくなっていたワレフスカ。2010年に36年ぶりの来日が実現し、それに合わせての発売。メインのプログラムは、アメリカのマイナー・レーベルから発売されていた、彼女20際前後の演奏音源らしい。 クリスティーヌ・ワレフスカ(Vc):ロサンゼルス生まれ、父からチェロの手ほどきを受け、13歳でピアディゴルスキーに師事し、アメリカ楽壇にデビュー。16歳でフランスへ留学し、パリ音楽院でモーリス・マレシャルに師事。アメリカ人発、チェロと室内楽を1等で卒業後、ヨーロッパ中で演奏家活動を行う。 レコーディングでは、21歳の時にエリアフ・インバルの指揮でシューマンの協奏曲、ブロッホの「シェロモ」とブルッフの「コル・ニドライ」をフィリップス・レーベルからリリース。その後は同レーベルの専属アーティストとなり、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ヴィヴァルディ、ハイドンといった主要な協奏曲作品の録音を行う。 彼女はまた、ハチャトゥリアンやグローフェなど多くの作曲家から作品を献呈されている。特に、史上最強のチェリストと謳われたエニオ・ボロニーニは、彼女を自分の娘のように可愛がり、「お前だけが弾くように」と生前、その全楽譜をワレフスカに渡している。日本では1974年に演奏旅行を行っている。2010年5月、36年振りの2度目の来日。 | ||
日本楽派\〜日本のピアノ・ソナタ選〜小松耕輔・乾 春男・大澤壽人 小松 耕輔(明治17年-昭和41年):ピアノ・ソナタ ト長調(大正11年) 乾 春男(昭和4年-昭和24年):ピアノ・ソナタ(昭和24年)/ペルソナ(昭和24年) 大澤 壽人(明治39年-昭和28年):ソナチネ ホ短調(昭和8年)/丁丑春三題(昭和12年) 入川 舜(P) | ||
録音:2010年5月25日、26日、神奈川県二宮町生涯学習センター、ラディアンホール。 3世代の日本人作曲家たちによるピアノ曲。小松耕輔は山田耕筰や信時潔と同世代。大澤壽人は諸井三郎や橋本國彦、高木東六、池内友次郎、深井史郎、松平頼則や平尾喜四男と同世代の大正育ち、戦後若くして亡くなった乾春男は黛敏郎や武満徹と同世代で諸井誠や間宮芳生とは同級生。 『一見、バラバラと思えなくもない3人だ。しかし、ひとつのキイワードでつながっている。フランスだ。いや、パリだ。小松は1920年代にパリに学び、日本に近代フランス音楽の息吹きを伝えた。大澤は 1930 年代にパリに学び、その街に鳴り響く最新の音楽をたちまち自家薬籠中のものにした。乾は日本から出ぬまま早逝した人だけれど、その師匠は小松の紹介でパリ音楽院に留学した池内友次郎であり、池内との出会いが乾のフランス趣味を強めていった。日本人とフランス音楽とピアノ。そんなつながりに思いを巡らせるためのアルバムである。』(片山 杜秀/ライナー・ノートより) | ||
曼珠沙華〜山田耕筰(明治19年-昭和40年): ヴァイオリンとピアノのための作品集 曼珠沙華(*)/キング・カール・マーチ/キスメット/ 陽気な鍛冶屋/森の鍛冶屋/トルコの巡邏兵/ 六段の調べ/麗しき天然/母の子守歌/来るか来るか/ アレグレット・ブリランテ(*)/負い目(*)/ルナに(*)/ ロマンス(橘川 琢編)(*)/まきば〔朝/昼/夕〕(*) |
印田千裕(Vn) 澤田まゆみ(P) | |
録音:2010年11月16日、二宮町生涯学習センター「ラディアンホール」。(*)はオリジナル作品、無印は編曲作品。『(前略)世間一般では、山田を「日本のシューベルト」などと呼んでいる。歌曲王ということだ。(中略)オーケストラ曲にも室内楽曲にも交響詩にもピアノ曲にもヴァイオリン曲にも、すぐれた仕事が多いのに、あまりに聴かれていない。歌の作曲家がそんなものを作っても様にならないに違いない、いや、そもそもそんなものを作っているはずがないと、勝手に決め込んでいる音楽ファンのなんと多いことか。一度、定評ができてしまうと怖い。なかなか改まらない。当盤は、そうした山田の定評を是正してくれるのに大いに貢献するだろう。若き日の山田の器楽への情熱、その作品の魅力を、思い知らせてくれるだろう。日本のヴァイオリニストたちが、これらを当たり前に弾くような時代が早く来ますように。(片山杜秀/ライナーノートより抜粋) | ||
メトネル(1880-1951): ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ短調 Op.57「叙事詩的」/ 3つの夜想曲 Op.16〜第3番 グレチャニノフ(1864-1956):瞑想曲 Op.14 |
谷本潤(Vn) ウラディーミル・ ブードニコフ(P) | |
録音:2010年11月24日-25日、笠懸野文化ホール PAL。『優れたヴァイオリニスト谷本潤とピアニスト・ブードニコフのメトネル作品中、宝物的価値を持つヴァイオリン・ソナタ第3番への取り組みに注目している。』(アレクサンドル・ボンドリアンスキー〔モスクワ・トリオピアノ奏者・人民芸術家〕) | ||
シャコンヌ〜藤川真弓ヴァイオリン・リサイタル ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.120 No.1(原曲:クラリネット・ソナタ) バッハ:無伴奏パルティータ第2番 BWV.1004〜シャコンヌ / ショーソン:詩曲 バルトーク/セーケイ編曲:ルーマニア民族舞曲 / エルガー:ヴィレライ/気まぐれな女 藤川真弓(Vn) オリヴァー・マークソン(P) | ||
録音:2009年11月26日、紀尾井ホール、ライヴ。エルガーの2曲はアンコール。ライヴのため、会場ノイズ等は予めご承知置き下さい。1970年国際ヴュータン・コンクール優勝、同年チャイコフスキー国際コンクール第2位でセンセーションを巻き起こして以来、世紀を超えてヴァイオリン演奏の真髄を継承、日本を代表するヴァイオリニスト、藤川真弓が息子オリヴァー・マークソンと共演したライヴ第2弾。ブラームスのソナタは元々クラリネット・ソナタ第1番でヴィオラでもしばしば演奏される作品だが、これは作曲家による完全5度高く移調されたヴァージョン。藤川はクラリネット・ソナタ第2番が原曲のソナタも録音している(MTWD-99017/18)。また、藤川はいつもバッハを練習してはいたものの、演奏会で弾いたことはなく、名曲「シャコンヌ」はこれが初めての公開演奏になったという。 | ||
日本弦楽三重奏曲の世界 II 〜 清瀬保二・入野義朗・呉泰次郎 清瀬保二(明治33年-昭和56年):弦楽三重奏曲(1949) 入野義朗(大正10年-昭和55年):弦楽三重奏曲(1965) 呉泰次郎(明治40年-昭和46年):主題と変奏 Op.2 (1933) 幸松 肇 編曲:八木節〜弦楽三重奏のための(2011) |
菖蒲弦楽三重奏団 [浜野孝史(Vn) 伴野剛(Va) 江口心一(Vc)] | |
録音:2011年8月16日-17日、ラディアン・ホール、神奈川県生涯学習センター。Vol.1〔團伊玖磨/下總ユ一/諸井三郎〕:MTWD-99042。 『戦後日本人の心を哀切に歌い上げた清瀬、鮮烈に音を巡らせる入野の構築美、カザルスに絶賛された呉のメロディー、日本が世界に誇る弦楽三重奏曲集第2弾!』(西耕一/音楽評論) 『日本楽派シリーズの発売によせて(ミッテンヴァルト代表稲原和雄) 邦人作品を音にして残していきたい、と制作を始めた日本楽派シリーズが、本作品で10作目となった。第1作の「山田耕筰室内楽作品集」から約14年の歳月が経ったわけだが、こんなに長く続けられたという思い半分、まだまだ残したい素晴らしい作品があり、制作への思いが尽きることはない。 菖蒲弦楽三重奏団は、2009年、「日本弦楽三重奏曲の世界」の制作が動き出した時に出会ったトリオであるが、彼らは、私の邦人作品への取組みを理解し、単にCD制作のためだけでなく、実際にこれらの曲をレパートリーとし、演奏活動を続けてくれている。そんな3人とともに、再び、「弦楽三重奏曲の世界U」を制作できたことは、この14年の中でも特にうれしいことだと思っている。今後、彼らがより幅広い演奏機会を得て、皆様のお目に触れる機会が増えることを切に願っている次第である。』(ライナー・ノートより) | ||
「和」チェロ第2集〜無伴奏チェロ作品集 稲本響(昭和52-):船長(2004) / 田中利光(昭和5-):独奏チェロのための「八甲田山」 徳永秀則(大正14-平成10):チェロのための2つの小品 安藤久義(昭和13-):無伴奏チェロのための「モノローグ」 尾高惇忠(昭和19-):独奏チェロのための「瞑想」 清瀬保二(明治33-昭和56):無伴奏チェロのための二つの楽章 ・ボーナス・トラック カタルーニャ民謡/カザルス編曲:鳥の歌 江口心一(Vc) | ||
録音:2012年5月30日-31日、ラディアン・ホール、二宮町生涯学習センター。待望の「和」チェロ第2弾。今回は当レーベルではお馴染の菖蒲弦楽三重奏団のチェリストでもある江口心一が奏者を務める。現代日本の古典ともいえる清瀬保二から昭和50年代生まれの稲本響まで多彩な無伴奏チェロ作品を収録している。 江口心一 [Shinichi EGUCHI](Vc):8歳よりチェロを始める。1991年3月に桐朋女子高等学校音楽科(共学)を卒業。1991年8月にベルギーのブリュッセルに留学。1992年、フランスのパリ国立高等音楽院に首席で入学。1997年、同校で一等賞(プルミエ・プリ)を獲得。ピアニスト兼作曲家の稲本響との共演、稲本が音楽監督を務める映画、「長い散歩」、「イキガミ」、「スープオペラ」、「星守る犬」の中で流れるチェロを担当。そのほかNHK連続ドラマ「てっぱん」のチェロも担当している。2000年より東京都so.チェリスト。同時に室内楽奏者としても活躍中。2010年菖蒲弦楽三重奏団を結成、「日本弦楽三重奏曲の世界」1集・2集を発売。その他「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」「ジャパニーズチルドレンズソング・ヴァイオリン&チェロ」「20世紀の無伴奏チェロ作品」をリリース。これまでに佐藤満、松波恵子、ジルベール・ザンロンギ、ジャン・マリ・ギャマール、パトリック・ギャバール、マーク・ディディエ・ティローの各氏に師事。 | ||
MTWD-99067 発売中止 |
平尾貴四男〜幻の室内楽作品集 | |
舞踊詩〜山田耕筰:舞踊詩作品集 彼と彼女(7つのポエム;*)/ 若いパンとニンフ(5つのポエム;*)/ 青い焔(*)/鷹の井戸(#)/ 野人創造(+)/マグダラのマリア(+) |
東誠三(P;*/#) 望月哲也(T;#) 矢崎彦太郎指揮(+) 東京シティpo.(+) | |
録音:2004年4月22日、コロムビア第1スタジオ/2004年5月7日-8日、江東区文化センター。製作:(社)日本楽劇協会。このCDは2006年の山田耕筰(1886-1965)生誕120年に向けて日本楽劇協会が制作した物。日本楽劇協会は山田耕筰が1920年(大正9年)に設立した団体で、西洋音楽の導入と普及を行うために設立した物。オペラ公演や演奏活動のほかに山田耕筰の楽譜の管理なども行っている団体。このCDは演奏会場で販売されたり、関係各所に寄贈されたりしていたが、2011年生誕125周年を迎えるにあたり、待望の一般発売となった。 収録されているのは、山田耕筰独特の舞踊詩というジャンルに分類される作品ばかりで1910年代〜20年代に集中的に作曲されたものを集めた興味深い物。ピアノ作品や歌曲から管弦楽まで、様々な編成のものが収録されている。ブックレットの片山杜秀氏の詳細な解説も読みごたえがある。 | ||
AMATI MUSIC 1970年代半ばからロンドン交響楽団の人事部長を務めたジョン・ダフィが創設した、弦楽器に関る様々な業務を行ってきた会社が発売したCDのようだ。輸入盤とのこと(日本語表記の有無は不明) | ||
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調Op.1-3 メンデルスゾーン: ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.49(1839) |
トリオ・アマティ [吉川朝子(Vn) フランチェスコ・ ぺピチェッリ(Vc) アンジェロ・ ぺピチェッリ(P)] | |
吉川朝子は桐朋学園大学、国立ローマ・サンタチェチーリア音楽院及び同アカデミア・マスターコース卒業。同アカデミアではソロをビーナ・カルミレッリに、室内楽をブレンゴラ、シェリング等の巨匠に指導を受けた。その後ティボール・ヴァルカ国際コンクールでは特別賞を受賞。現在はソロ、室内楽、客員コンサートマスターなど数多くの演奏活動をこなすとともに、桐朋学園音楽教室講師、山岸学院講師として後進の育成にあたっている。チェロとピアノのピぺチェッリ兄弟はソリストとして活躍する一方、音楽大学で後進の指導にもあたっている。 |