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輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
ERMITAGE (伊) 基準価格:1枚あたり¥2750(税抜¥2500) | ||
ユーリー・アーロノヴィチ〜ライヴ・コレクション リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34 [バイエルン放送so.|1987年10月12日、ステレオ] チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 [バイエルン放送so.|1981年1月22日、ステレオ] ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 Op.10 [南西ドイツ放送so.|1989年1月14日、ステレオ] カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調[南西ドイツ放送so.|1992年5月28日-29日、ステレオ] ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 Op.9 [ウィーンso.|1980年8月7日、ステレオ]/ 幻想交響曲 ハ長調 Op.14 [デンマーク国立so.|1982年3月4日、ステレオ] シューベルト:交響曲第5番 変ロ調 D.485 [ ウェーバー:ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 J.155, Op.32 [マルコム・フレージャー(P) ケルン・ギュルツェニヒo.|1979年9月8日-9日、ステレオ] リスト:交響詩第2番「タッソー、悲劇と勝利」 S.96 [イェルサレムso.|1984年5月13日、ステレオ] ドヴォルジャーク:交響曲第6番 ニ長調 Op.60 [イェエルサレムso.|1984年5月13日、ステレオ] ユーリー・アーロノヴィチ指揮 | ||
共演者、オケ|録音:[内]|おそらく初出音源。#当初、シューベルトのオケが誤案内されており、上記に訂正されました。また同曲のみ、アナウンスに「ステレオ」との表記がありません。 これまで当レーベルと一切無関係だったソヴィエトの指揮者アーロノヴィチが、何故か突然登場。『緩急自在の劇的なクライマックス構築と濃厚な情感表出! 濃厚爆演のチャイコフスキー5番ほか、アーロノヴィチのライヴ録音集』 | ||
RHINE CLASSICS (台湾) 特記以外 1CDあたり¥3630(税抜¥3300)2016年にリリースを開始したものの、諸事情から2020年まで日本には未アナウンスとなっていた復刻物レーベル。ヒストリカル物はすでにヴァイオリンとピアノに特化した20点以上を発売済みで、ルッザート、モセスティ、ハイフェッツ、リッチ、ギトリス、フィオレンティーノ、スカルピーニ、そしてシェリングらの名が並ぶ。#番号部分が同一で記号違い&別内容のアイテムが存在しますのでご注意ください。旧譜はこちらから 。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 初出、忘れられたヴァイオリニスト、コルネリア・ヴァシレ 〔日本における名字慣用カナ記載:ヴァジーレ〕〜プレイズ・パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 Op.7 「ラ・カンパネッラ」(*) / 無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリス Op.1 より(#) 〔 Nos.1, 4-5, 9, 11, 13, 24 〕 コルネリア・ヴァシレ(Vn) ハインツ・ヴァルベルク指揮ハンブルク NDR so.(*) | ||
録音:1969年11月20日-21日(*)、1970年1月21日(#)、ともにハンブルク、放送用スタジオ・ライヴ|おそらく初出音源| (C) (P) 2024 。#現地発売予定:2024年5月31日。 『彼女はミルシテインとシェリングが一緒に演奏するよりも上手だ』(イヴリー・ギトリス) コルネリア・ヴァシレ〔ヴァジーレ|国内代理店記載の『ヴァシリー』は誤り〕 [Cornelia Vasile] (1948.12.10-2010.8.21) 〔下記黒田恭一氏の国内盤LP解説と誕生日が一日異なるが、詳細不明。海外資料はすべて10日となっている〕はルーマニアのティミショアラに生まれ、ドイツのハンブルクで亡くなったヴァイオリニスト。 彼女はまず、前述のようにイヴリー・ギトリスから大絶賛されたことで注目を集めた。ただこれは「1969年、ザルツブルクで行われたイヴリー・ギトリス主催の夏期講習会」の際とも、あるいは「フランスで行われた音楽コンクールにヴァシレが参加した折(下記黒田氏記載)」での事とも言われ、時期もはっきりしない。ともかくギトリス絶賛の影響が大きかったと思われるが、彼女は1970年 DG の "Début" シリーズでLPをリリースした(録音は1969年9月3日-5日、ベルリン)。曲目はパガニーニのカプリス Nos.23-24, 15, 19, 22, 11, 13, 5, 7 、そしてイザイのソナタ第2番という無伴奏作品2曲で、日本で国内盤もリリースされたため、当時既にクラシックを聞いていたリスナーならば、覚えている方もいらっしゃるかもしれない。 しかしヴァシレのソロ奏者としての活動はここが頂点だったようだ。彼女はおそらくドイツに住んでいたと思われるが、リハーサルへ出ないなど、活動全般に不穏な雰囲気があったらしい。ギトリスによると、彼女は風変わりで子供っぽかったという。そして1973年、彼女はジェノヴァのパガニーニ国際コンクールへ挑んだが、何と決勝にも進むことが出来なかった。そして彼女は自殺を図ったという(これにより死去したという記載が一部にあるが、誤り)。 ヴァシレは徐々に回復し、おそらく1975年に母国ルーマニアの Electrecord からパガニーニのカプリス全曲を2LPでリリースし、これは後にCDにもなった〔廃盤| LP に録音年は記されていないようで、1969年とされていることもあるが、CDブックレットの裏側にある彼女の写真右下部に「コルネリア・ヴァシレは1975年に24のカプリースを録音している。 [Cornelia Vasile în 1975, anul înregistrări celor 24 Capricii.] 」とある。彼女による他の全曲録音はないので、当 Electrecord 録音のことだと思われるが、CDディスクにはCD化年を指す (P) (C) 2001としかなく、バック・インレイにもデータの記載はない。ブックレットの内側ページは未見〕。 そして彼女は1980年頃以降、ミュンヘンのグラウンケ響(現・ミュンヘン響〔ミュンヘン・フィルとは別〕)のコンサートマスターを務めた。1981年?(資料によっては1983年)にリリースされたクルト・グラウンケの自作自演LPに含まれるヴァイオリンと管弦楽のための「無窮動」の独奏者として記載があるが、既判明の限りでは、これが彼女の名がクレジットされた最後年の録音になる。彼女は少なくとも1990年頃までこの地位にあったが、また精神的に不安定となったようで無断欠勤を繰り返し、最後は解雇されてしまったという。以降は表舞台に立つことはなく、2010年に重篤な病のため死去した。 レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易校正『コルネリア・ヴァシレはルーマニアに生まれたヴァイオリンの名手で、パガニーニの音楽を得意としている。生来の才能を持つ彼女は、幼い頃からそれを発揮していた。9歳でティミショアラ・フィルとモーツァルトのト長調協奏曲でデビュー。1969年、コルネリア・ヴァシレはザルツブルクで行われたイヴリー・ギトリスの夏期講習会に参加した。ミュンヘンの音楽評論家ヨアヒム・カイザーは、彼女についてこう書いている「本当に生まれ持っての逸材」「長いまつげで妖艶な金髪のイメージもつヴァジレによるラロのスペイン交響曲において、とても純粋で陽気な彼女を発見したのは、かなりの驚きだった。彼女はパガニーニのアンコールを、これ以上の解釈ができないほどの自由さ、決意、優雅さで表現した。このアンコール曲をこれ以上うまく演奏できるヴァイオリニストはほとんどいないだろう。スターが生まれた。」』 黒田恭一氏の DG 国内盤LP (当盤録音とは別)解説より『■コルネリア・ヴァジーレ コルネリア・ヴァジーレは、1948年12月11日に、ルーマニアのティミソアーラで生れた。彼女が初めてヴァイオリンを学んだのは、6才の時で。オーケストラでヴァイオリンをひいていた父親によってだった。その後、ヴァインベルグ、クトーヌ、ニコライエヴィッチといった人たちのもとで学び、プカレスト音楽院に入った。そして、フランスで行われた音楽コンクールにヴァジーレが参加した折に、彼女の演奏は、イスラエル出身のヴァイオリニスト、イヴリ=・ギトリスの注目するところとなった。それ以後、ヴァジーレは、ギトリスの教えを受けることになった。1969年に、ブカレストにおいて、ユーディ・メニューイン賞を受賞し、その年の夏には、ザルツブルグでリサイタルを行い、大成功をおさめている。夏のザルツブルグといっても音楽祭においてではない。そのザルツブルグにおけるリサイタルの数週間後、このレコードがベルリンで銀音された。イヴリー・ギトリスは、ヴァジーレを評して、こういってる、「彼女は、ミルシュタインとシェリングを一緒にした以上にすばらしく演奏する」。 (中略)ではこのコルネリア・ヴァジーレは、いったいなにをたずさえて。ぼくの視界にその姿をあらわしたのか。先にぼくは、現代は「うたう」(注:原文は圏点)時代ではないというようなことを断言的にいった。しかし、はたして、本当にそうなのかという疑いが、ヴァジーレの演奏をきいているうちに、首をもたげてきた。ギトリスが名前をあげているミルシュタインやシェリング、それにアイザック・スターンたちは、旋律楽器たるべく宿命づけられているヴァイオリンの限界にいどんで、きき手の誰もがうなずかざるをえないような成果をあげていた。しかしそこにはついに、たとえばクライスラーやエルマンの演奏にきけたようなうたうことの至福は感じとりにくい。ひとことでいえば、このヴァジーレ、うたうことの復権を、若々しい自負のうちに行っている。パガニーニやイザイをひいてヴァジーレが明らかにしているうたうことの、ひいてはうたう仕合せが、はたして彼女が若いがゆえになしえたのか、はたまた彼女の本質によるのか、ほくには判らない。にもかかわらずここには、ミルシュタイシンたちに顕著だったいくところまでいってしまった人間だけが感じる苦しみをのりこえたあかしをきくことができる。うたいきることができている。そのために、特にパガニーニは、作品本来の栄光が明らかになっている。この輝き、ここしばらく、耳にできなかった種類のものである。(以降曲目解説に付き省略)』(黒田恭一| DG [LP], MG 2289 解説より) なお、ヴァシレの名は(彼女の非は一切ないものの)不名誉な形で2008年以降話題となった。ヴァイオリンにおける「ジョイス・ハット」が登場し(ハットのほうは2002年頃に始まり、2006年にフェイクだと発覚したので、開始は後年で発覚は先)、そこに彼女の DG 録音が盗用されてしまったのだ。これは日本でもある通販ショップ(当店ではない)で販売され、マニア間である程度広まってしまった。フェイクだったことは、弦の世界では知らぬ人のいない Strad 誌にも2010年に記事が掲載されたので疑う余地がないが、日本では2024年現在でも事実はほぼ知られていないようだ(かろうじて mixi にフェイクだと書き込んだ人がいる)。2024年5月現在、 YouTube に "Giuseppe Gaccetta or Cornelia Vasile, Paganini Caprices 5, 7, 11, 13, 15, 19, 22, 23 & 24 Comparison" という題名の比較動画が Up されているので、興味のある方は検索してみていただきたい。 ヴァイオリンの「ジョイス・ハット」は、ジェノヴァの老いた木工(楽器?)職人だった〔日本語では「大工」とされているが、楽器の修理を行っていたので、この訳語は適切ではない可能性がある〕。その人物の名はジュゼッペ・ガセッタ [Giuseppe ‘Pippo’ Gaccetta] (1914-2008)。名字カナ翻字は正しくは「ガッチェッタ」だが、日本語文献のほぼすべてで「ガセッタ」と書かれているので、以降もこちらを使用する。彼は1990年代、自分はパガニーニ直系のひ孫弟子で、1931年に一部世界初録音となるパガニーニ:カプリス9曲を録音したと主張、2000年にジェノヴァの新聞で紹介されCDリリースもなされたことによって、イタリア国内を中心に大きな話題を呼んだ。彼が師だと主張したのはフランチェスコ・スフィリオ [Francesco Sfilio] (1876-1973)という人物で、盲目であったらしい。さらにスフィリオは、パガニーニ(1782-1840)唯一の弟子として知られるカミッロ・シヴォリ(1815-1894)に学んだとされていた。 ガセッタの言によると、計算上10歳代半ばにあたる1920年代後半には既に歌劇場で演奏しており、その時の師に不満があったので、盲目ながらサンレモに100人規模の学校を持ち、ジェノヴァの私立音楽学校でも教えていたスフィリオに入門したのだという。スフィリオに3年半学んだガセッタは「カプリス」の演奏が可能な技量を身に着け、たまたま町のカメラ&ラジオ屋で誘いを受けて、この「カプリス」選集を録音、またスフィリオは、1940年のパガニーニ没後200年に向けて、ファシスト政権の後援を得て国際的なヴァイオリン・コンクールの計画を立てており、ミルシテイン、クーレンカンプ、ハイフェッツ、メニューインらが海外からの参加に同意、ガセッタはイタリア勢の「秘密兵器」になるはずだったが、第2次大戦で全てが頓挫し、ガセッタも音楽家としての道を諦めたのだという。 この「1931年のカプリス抜粋」は2000年と2006年に計2度CD化され、ガセッタは様々なテレビ&ラジオ番組に出演、イタリア大統領からは最高市民賞が贈られた。スフィリオ著の教則本もおそらく約70年弱ぶりに再版され、ジェノヴァ音楽院にはスフィリオのメソードに特化したコースが作られ、ルッジェーロ・リッチやフランコ・グッリからも賞賛が寄せられた(ただしリッチは、少なくとも1990年代末にはこの1931年と称する録音が偽物であることを知っていたという)。 しかしガセッタの話には様々な矛盾点があった。1930年代のジェノヴァに神童がいるとなれば、音楽界で噂にならないはずがないのに、そのような記録はない。また、ガセッタがスフィリオの弟子であったという証拠はなく、コンサートの履歴も見つからない。さらに「スフィリオが100人規模の学校を持っていた」という話にも疑問符がついた。どうすれば盲目の教師がそんな大人数の生徒を教えられるのだろうか。加えて、スフィリオが計画していたというパガニーニ没後200年コンクールにも問題があった。1938年、ファシスト党/政権は(反ユダヤ的な)「人種法」を制定しており、参加に同意していたユダヤ系の演奏家たちが入国できるはずも、ファシスト政権の援助が受けられるはずもない。スフィリオについても「そのような忘れられたヴァイオリン教師がいた」という程度の記録しか無いようで、カミッロ・シヴォリの弟子であったという記述も、ガセッタが関係している文献でしか見つからないようだ。 そして極めつけに「カプリス」の録音も正体が暴かれた。1931年の「シリンダー〔=蝋管〕録音」にしては雑音があまりにも少なく、高音域のダイナミック・レンジが伸び過ぎていた。また、この録音の様式や運指には、アウアーに代表されるロシア派の影響が聞き取れるという人もいた。結局選曲と曲順からヴァシレの録音が特定され、ディジタル的な手法を用い、一致することが確認された。これにはヴァイオリニストのインゴルフ・トゥルバン(1964-)と、ルッジェーロ・リッチと親しく1989年以来2024年現在、ミュンヘン響で副コンサートマスターを務めているエルンスト・シュリーファケ [Ernst Schliephake] (1962-) の協力があった。 ただ、このガセッタの件は、当初は単なる虚栄的なほら話であった所、周囲から自らの人生について語ってほしいと言われ、話が加速度的に大きくなっていった可能性があるのには留意すべきかもしれない。その点は「ジョイス・ハット事件」のように最初から商業的詐称を企んだ(ハットの夫はLP時代の1960年代から、そのような行為を繰り返し行っていた)のとは異なるが、ガセッタも最後まで自白することはなく、この行為が許されるものではない。 結局ガセッタはこれらの疑問点に一切反論することが出来ず、すべてがフェイクであったことが明らかになった数カ月後の2008年10月に自宅で転倒、まもなく病院で死去した。 この一連の騒動がフェイクだと公になった際、まだヴァシレは存命だった。前述のミュンヘン響副コンサートマスターのシュリーファケが彼女へこのフェイク録音の存在を電話で伝えた際、彼女は、自分の録音がパガニーニの後継者として認められたことは大きな賛辞だ、と心から笑っていたという。若き日にジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで屈辱的に敗退し、後半生も順風満帆とは行かなかった彼女にとって、得意としたパガニーニでジェノヴァのみならず世界中から称賛を得たことは、自らの名を冠していないとはいえ大変痛快で幸せなことだったのだろう。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 初出、エリック・フリードマン 〜テキサス州におけるライヴ集 2001 ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108 (*) グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13 (#) プロコフィエフ: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80 (#) #CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します |
エリック・フリードマン(Vn) アン・エッパーソン(P;*) ジェイムズ・ディック(P;#) | |
録音:2001年6月1日(*) /2001年6月15日(#) 、すべてコンサート・ホール、ラウンド・トップ・フェスティヴァル音楽院 [Round Top Festival Institute] 、ラウンド・トップ、テキサス州、 US 、ライヴ|おそらく初出音源、かつ既知中、彼によるおそらく最も後年の録音| (C) (P) 2024 。#現地発売予定:2024年5月31日。 64歳という壮年期に肺がんのため没したこともあってか、日本では今ひとつ人気や知名度が低いエリック・フリードマン(1939-2004)。しかしその経歴は華麗で、6歳でヴァイオリンを始め、10歳でジュリアード音楽院に入学、ミルシテインとハイフェッツの双方へ個人的に師事した唯一のヴァイオリニスト。初録音はおそらく1960年に師のハイフェッツとともに RCA へ入れたバッハの二重協奏曲、1960年代-1980年代を中心に世界中の有名オケと共演&ツアーも行い、1970年代以降は教職にも携わった。1980年代後半に自動車事故で左手を負傷したが回復している。2004年3月30日に肺がんで死去する前の週まで、イェール大学で教鞭をとっていた。 しかしながらセッション録音は、 RCA へのものは1960年から1966年まで( CD にして9枚分)で終了、以降のセッション録音は1980年代から2000年頃までに Musical Heritage Society, Auvidis (Valois), Albany へ各1〜2点を残したにとどまった。放送録音は Romeo Records から1977年と1979年の2点3枚がリリースされていたがレーベルがCDから撤退し廃盤、ただ、ライヴは melo Classic がフランスでの1964年-66年の2点をリリースしている (mc-2008, mc-2034) 。 これまでは彼の録音はセッション、放送、ライヴすべてで2000年以前と思われるものしかリリースされていなかったが、今回は2001年という若すぎる晩年のライヴとしても注目。目の付け所が良い melo Classic が2点をリリースしている奏者であり、後年の録音の少なさからも興味を惹かれるアイテム。 レーベル・インフォメーション(エリック・フリードマンの言葉〔ライナー・ノートより?〕)の機械翻訳&当店簡易校正『音楽は空気のようなもので目には見えないが、心を支えてくれる。愛というべき音楽の奇跡は、私にとって謎のままだ。空を飛びはするがいずれ着陸しなければならない飛行機とは異なり、音楽は超越的な高みへと昇っていくように思える。私にとっては、時間、イントネーション、そして最もとらえどころのない側面であるセンスが、原理のピラミッド [pyramid of principles] に組み込まれている。ヴィブラートは、使い方を誤ると不快感を与えたり歪んだりするので、慎重に使う。いや、形と造形 [shape and figuration] は、作品のスタイルを十分に理解した上で、音楽の意図として私たちが考えるものに忠実なメカニックを適用し、センスよく明らかにされなければならない。音楽の意図に忠実な力学を適用するのだ。そうすれば、これらの多様な相反する要素さえも調和が取れ、あなたは誇れる演奏ができる(エリック・フリードマン)』 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 含・初出&初CD 、バール・セノフスキー〜アメリカのヴィルトゥオーソ ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100 (*) リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18 (*) [ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(P)| 1980年5月、ヘント、ベルギー、セッション| (P) 1980 ] ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108 [クロード・フランク(P)|1955年7月6日、ブリュッセル、ベルギー、ライヴ]/ ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 [シャーリー・トレペル(Vc) ヘンリー・ソプキン指揮アトランタso. | 1959年3月5日、アトランタ、ライヴ] ◆エレン・マック(P) 1979.11.11 メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ヘ長調 MWV Q 26 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75 ▼アンコール(セノフスキーによるアナウンス付き) クライスラー:愛の悲しみ [エレン・マック(P)|1979年11月11日、ワシントン D.C. 、ライヴ] バール・セノフスキー(Vn) | ||
共演|録音:[内]| (*以外):おそらく初出音源| (*):おそらく初CDフォーマット化|ソース LP 〔当店推測〕: Queen Elisabeth Competition, 1980 008 (*) | (C) (P) 2024 。#現地発売予定:2024年5月31日。 1955年のエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝者(以下、2位にユリアン・シトコヴェツキー、3位にピエール・ドゥーカン、5位にヴィクトル・ピカイゼンら錚々たる面々)であるにも関わらず、録音や知名度に恵まれなかったバール・セノフスキー(1926-2002) 。ライヴ発掘は合衆国の Cembal d'amour レーベルが行っていたが、3枚で終了、 Bridge レーベルからもグラフマンとの共演によるワシントン国会図書館ライヴ1975.3.14 (BCD-9118) 、ウォルトン自作自演によるニュージーランド・ツアー 1964 (BCD-9133) 、 そしてバール・セノフスキー・イン・コンサート〜ブリュッセル万国博覧会 1958 (BCD-9470) の3点、 他に1955年のエリザベート王妃コンクール・ライヴ (Cypres/12CD中ドビュッシーのソナタ1曲のみ) 、 同コンクール優勝年に Philips へモラルト指揮で録音されたブラームスの協奏曲〔 Forgottten Records から復刻 (fr-1052) 〕、 モントゥー& BSO とのベートーヴェンの協奏曲ライヴ 1958年8月9日 (WHRA/Pistine, PASC-464/Eternities 〔廃盤〕/Everlast) 、 バルビローリ& NYP とのブラームス協奏曲ライヴ 1959年1月18日 (WHRA, WHRA-6033) があるが、以上が2024年現在入手できる彼のCDのほぼすべて(グラフマンやパーネルと RCA へ残した室内楽作品を除く)で、彼の名を冠したCDは BCD-9470 以来約8年ぶりのリリースになる。 ちなみに(*)は少々謎めいたディスクで、基本的にはコンクール上位入賞者の演奏をリリースしていたレーベルなのに、なぜか突然1955年優勝者による当時の最新録音が含まれている(録音コントロール・ルーム?で録音スタッフたち?と談笑している50歳代と思われるセノフスキーの写真が掲載されている)。優勝25周年記念とすれば辻褄は合うものの、他にルドルフ・ヴェルテン指揮イ・フィアミンギのアイテム(ヴェルテンは元々ヴァイオリニストで、1971年のヴァイオリン部門第7位、1985年にヴァイオリン部門で審査員)や、 1975年年ピアノ部門第11位のドミニク・コルニル [Dominique Cornil] のアイテムが1980年〜1984年頃に複数枚リリースされたこともあるようなので、ブリュッセルを訪れていた関係者の録音をリリースしただけということなのかもしれない。なお、このレーベルは後年?、2000年に倒産した René Gailly レーベルがリリースしていたが、 René Gailly の発足は1984年だとされる。 レーベル・インフォメーション(ゲイリー・レムコによるコメント〔ライナー・ノートより?〕)の機械翻訳&当店簡易修正『フィラデルフィアに生まれたヴァイオリニスト、バール・セノフスキーの芸術性は、1955年6月、ベルギーで開催された権威あるエリザベート王妃国際音楽コンクールで、アメリカ人として初めて優勝したことによって、一躍脚光を浴びた。彼は自分と生徒たちが演奏するすべてのものの意味と真実を明らかにしようと努め、彼のスタジオは、ヴァイオリニストのみならず、音楽家を志す全ての人々にとって、ピーボディ(音楽院)で最も才能ある学生たちのメッカであった。パーシンガーとガラミアンによって育まれたセノフスキー・サウンドを特徴づける、豊かで流麗な(メロディ・)ライン感覚、どの曲の演奏でも維持される筋肉的緊張感、過度なヴィブラートをかけない弓圧のスムーズなかけ方、ダイナミクスの柔軟性等々は、セノフスキーの体格を際立たせていた天性の運動能力を思い起こさせる。もし音楽が彼の天職になっていなければ、フットボールというスポーツがその代わりであっただろう。』(ゲイリー・レムコ) | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 初出、アーロン・ロザンド〜イン・メモリアム ◆スティーヴン・グローヴァー(P) 1972.5.5 ヴュータン:アメリカの思い出「ヤンキー・ドゥードゥル」 Op.17 フバイ:チャールダ〔チャルダーシュ〕の情景第4番「おいで、カティ」 Op.32 / 「花の生涯 [Virágrege/Blumenleben] 」 Op.30 〜第5曲 そよ風 Op.30 No.5 サラサーテ:マラゲニャ Op.21 No.2 [スティーヴン・グローヴァー(P)|1972年5月5日] ◆協奏曲録音集 1974-88 ヨーゼフ・ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.11 「ハンガリー」 [レオ・ドリーホイス指揮ヘルダーラント協会|1974年5月22日] ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.22 [フェルディナント・ライトナー指揮 NHK so. |1983年6月17日] パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6 (カデンツァ:ソーレ/ロザンド) [ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ミネソタso. |1982年11月12日] プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.63 ▼アンコール(ロザンドによるアナウンス付き) イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.27 No.2 〜第4楽章 J,S,バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 〜第4楽章 ジーグ [ペーター・マーク指揮ローマ RAI so.|1988年5月7日] ◆ゲイル・ヘンニング・ブローテン(P) 1983.6 ヘンデル/アウアー編曲:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1 No.10, HWV.368 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 Op.27 No.6 ▼ハイフェッツによる4つのトランスクリプション メンデルスゾーン/ハイフェッツ編曲:無言歌集第1集 Op.19 〜甘い思い出 Op.19 No.1 プロコフィエフ/ハイフェッツ編曲:3つのオレンジへの恋 Op.33 〜行進曲 ブラームス/ハイフェッツ編曲:5つの歌 Op.105 〜第1番 旋律のように Op.105 No.1 ハチャトゥリアン/ハイフェッツ編曲:ガヤネー〜剣の舞 (Op.19 No.1) サン=サーンス 序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28 ▼アンコール(ロザンドによるアナウンス付き) ショパン/ミルシテイン編曲:夜奏曲 嬰ハ短調 ブラームス/ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲第4番 カール・エンゲル [Carl Engel] (1883-1944)/エフレム・ジンバリスト編曲:貝殻 [Sea Shell] [ゲイル・ヘンニング・ブローテン(P)|1983年6月] ◆ジェラルド・ロビンズ(P) 2001.11.28 ヴィヴァルディ/レスピーギ編曲:ソナタ ニ長調 RV.10 ブルッフ:スコットランド幻想曲 変ホ長調 Op.46 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 〜第5楽章 シャコンヌ ▼ハイフェッツによる4つのトランスクリプション ラヴェル/ハイフェッツ編曲:高雅で感傷的なワルツ より Nos.6-7 ポンセ/ハイフェッツ編曲:エストレリータ フラウジーニュ・ヴァーリ〔フラウジーノ・ヴァレ〕/ハイフェッツ編曲: 前奏曲第15番「かがり火のそばで [Ao pe' da fogueira (Preludio XV°)]」 ハチャトゥリアン/ハイフェッツ編曲:ガヤネー〜剣の舞 (Op.19 No.1) ラヴェル:演奏会用奇想曲「ツィガーヌ」 ▼アンコール(ロザンドによるアナウンス付き) ブラームス/ハイフェッツ編曲:5つの歌 Op.105 〜第1番 旋律のように Op.105 No.1 ファリャ/コハニスキ編曲:「7つのスペイン民謡」〜ホタ ショパン/ミルシテイン編曲:夜奏曲 嬰ハ短調 [ジェラルド・ロビンズ(P)|2001年11月28日] アーロン・ロザンド(Vn) | ||
共演|録音:[内]、おそらくすべてライヴ、あるいは放送用収録|おそらくすべて初出音源| (C) (P) 2024 。#現地発売予定:2024年5月31日。 壮年期に録音した Vox レーベルのアーティストとしての印象が強く、生前も没後も正当な評価を得ているとは言い難いアーロン・ロザンド(1927-2019) 。2014年、合衆国のユダヤ系ヴァイオリニストとして先輩にあたるアイザック・スターンからキャリアを妨害されたのだと具体的な内容とともに語り、かなりのセンセーションを巻き起こしたのは未だ記憶に新しい。彼のライヴは既出盤がほぼ皆無で、嬉しいリリース。 レーベル・インフォメーション(ロザンドの言葉〔ライナー・ノートより?〕)の機械翻訳&当店簡易修正『リサイタルでは、イタリアンのソナタや組曲で自分の芸術性を印象づけ、ベートーヴェンやブラームスのような大作に移り、後半はバッハ、イザイ、テレマンの独奏曲で幕を開け、クライスラー、サラサーテ、ヴィエニャフスキ、パガニーニ、バッツィーニといった本物のヴィルトゥオーゾによる豊かな遺産で締めくくるというのが、私たち古いメンタリティの持ち主のやり方だった。つまり、私たちは楽器の可能性を、私たち独自のスタイルで披露したかったのだ(アーロン・ロザンド)』 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 含・初出&初CD |フリッツ・クライスラー、アメリカにおける肖像 〜ピアニストとしてのアンピコ・ピアノ・ロール録音全集 1919-27 &フランクリン・ルーズヴェルト大統領御前演奏会 1940.11.9 ◆ AMPICO ピアノ・ロール録音全集全集〜クライスラー・プレイズ・クライスラー クライスラー(1875-1962)(含・編曲): 喜歌劇「りんごの花〔りんごの花盛り〕」」(1919)より 〔ナンシーの別れ [Nancy's Farewell] /私は恋をしている [I’m in Love] 〕/ 愛の喜び(**) /美しきロスマリン(**) /オールド・リフレイン〔昔の歌|原作:ヨハン・ブランドル(1835-1913) 〕/ ウィーン奇想曲 Op.2 /おもちゃの兵隊の行進曲/ ウィーンより〔ウィーンの旋律|原作:エドゥアルト・ゲルトナー(1862-1918) 〕 アレグザンデル・クラカウアー(1866-1894)/クライスラー編曲:天国にて [Paradise] フェリクス・ヴィンターニッツ(1872-1948)/クライスラー編曲:青春の夢 [Rêve de Jeunesse] クライスラー:道化役者 ウォルター・クレイマー(1890-1969)/クライスラー編曲:間奏曲 Op.46 No.2 リヒャルト・ホイベルガー(1850-1914):喜歌劇「オペラ舞踏会」〜真夜中の鐘 クライスラー:小ワルツ [Petite Valse] (**) ◆フランクリン・デラノ・ルーズヴェルト大統領のためのコンサート 〜クライスラー・プレイズ・クライスラー(#) ジプシーの女/ウィーン奇想曲/美しきロスマリン ▼フランクリン・デラノ・ルーズヴェルト大統領のオフレコ [off-the-record] ・スピーチ(+) フリッツ・クライスラー(P−R;*/Vn;#) フランク・ブラック指揮 NBC so. (#) フランクリン・デラノ・ルーズヴェルト(語り;+) | ||
ロール収録:1919年-1927年、ニューヨーク、すべて US 、セッション(*) |録音:1940年11月9日、おそらくホワイト・ハウス、ワシントン D.C 、ライヴ(#/+)、 US | (#/+):おそらく初出音源| (#/+/**以外):おそらく初CDフォーマット化|既出CD: BMG "The Complete RCA Recordings", BVCC-8163/73 (**) 〔特典盤、国内盤のみ付属|廃盤、入手不能〕| (C) (P) 2024 。#現地発売予定:2024年5月31日。 20世紀前半を代表するヴァイオリニストの一人、フリッツ・クライスラーがピアノも得意としていたことはあまり知られていないが、実は BMG から出た11枚組のクライスラー全集国内盤にのみ付属していた Bonus CD へ、おそらく上記(**)の3曲が収録されていたほか、弟でチェリストだったフーゴー・クライスラー(1884-1929)の SP でピアノ伴奏を務めている 〔フーゴーの伴奏は Naxos の「クライスラー全集」 Vol.7 [8.111406] で8トラック分がCD復刻〕。 残念ながら彼がピアノを弾いた独奏録音が残されたのはアンピコ社のピアノ・ロールのみのようだが、作品として珍しいのは「小ワルツ」。これはヴァイオリンのためではなく元々ピアノ独奏のために書かれた、クライスラー唯一の作品であるようだ。「りんごの花〔りんごの花盛り〕」はクライスラーと、ハンガリー出身の作曲家ヤコビ・ヴィクトル〔ヴィクトル・ヤコビ〕(1883-1921)との共作で、作品中の2曲が共同作曲、残りの曲はほぼ半分づつの担当とされる。当盤収録の2曲は、素直に考えればクライスラーが演奏しているのだから彼による作曲のはずだが、2曲目「私は恋をしている [I’m in Love] 」に関しては、どちらの作曲かネット上の資料ではよくわからない(参考:https://gsarchive.net/AMT/apple/index.html)。またクラカウアー作品より前の作品は、レーベルの記載ではすべてクライスラー作の扱いで、原作者ブランドルとゲルトナーの記載がなく、上記ではそれに準じた表記とした。 余白に初出と思われる、ルーズヴェルト大統領自身のスピーチ付き御前演奏も入っており、クライスラー、ヴァイオリン、ピアノのマニアならば必携と言ってよいだろう。 レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正『世界で最も偉大なヴァイオリニストの一人であるクライスラーが、もし本人が望めば、ピアニストとして同等の名声を得ていたかもしれないことは、一般にはあまり知られていない。彼が楽しくピアノを弾くことは、アンピコのために自作曲を録音したことからもわかる。絶妙なフレージングとセンスよく計画された効果で、彼は偉大な芸術家であることを示している。これらの録音は、ヴァイオリンでの彼の素晴らしい解釈と同じ魅力に満ちている。ヴァイオリニストであるクライスラーを聴くことは、コンサートに出かける世界中の人々の特権であり、ピアニストであるクライスラーを聴くことは、アンピコ(訳注:のロールと再生用ピアノ)の所有者だけの特権である。』 | ||
DOREMI (加) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)旧譜はこちらから。 | ||
初出&初CD、クラウディオ・アラウ・ライヴ Vol.2 〜 コペンハーゲン 1967.9 &ヘルシンキ 1972.9.6 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 (*) ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (**) ◆ヘルシンキ・リサイタル 1972.9.6 (#) ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 / 夜想曲 変ロ長調 Op.62 No.1 / スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 / バラード第2番 ロ短調 S.171 ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52 / スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 |
クラウディオ・アラウ(P) ミルティアディス〔ミルティアデス〕・ カリディス指揮(*/**) デンマーク放送so.(*/**) | |
録音:1967年9月、コペンハーゲン(*/**) /1972年9月6日〔、フィンランディア・ホール〕、ヘルシンキ(#) | (*以外):おそらく初出音源| (*):おそらく初CDフォーマット化|既出LP: Opus Records (US), MLG 79 (33M MLG 79) (*) 。#録音データ中、〔内〕の会場は当店で補完したもので、本体には記載されておりません。 アラウによる比較的珍しい北欧ライヴ。 (*)をLPリリースした Opus Records は 米ワルター協会/Discocorp/I Grandi Interpreti/Recital Records/Educational Media Associates 系のレーベルで、これらが今日の Music and Arts へ繋がっていった。 アラウによるショパンは、Philips へ残した半全集的セッション録音があまりにも有名だが、実はコンサートでは演奏しなかった作品がかなり含まれている。スケルツォは第1番と第4番のみで、他の2曲は別レーベルへのものも含め一切ライヴが見当たらないし、有名な全集が残された夜想曲も、演奏会では Op.62 No.1 の1曲しか弾いていなかったことが伺える(さらに極端なのはワルツ集で、これまで有名な全集録音があるのに、ライヴはこれまで一切出たことがない)。また、リストのピアノ・ソナタは1970年のセッション録音後に演奏会レパートリーに入れたようで、それ以前の既知録音は無い。アラウの貴重ライヴ音源集。リストとショパンを並べた公演で、かたや協奏曲、かたや独奏曲というおもしろい内容。重みのある独特のピアニズムで音楽のうまみをじっくりと引き出す。 #2024年6月下旬発売予定。 | ||
1曲を除き初出&含・初音盤、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.7 〜 何とカラヤンとの共演、1989.2.26 アリス・タリー・ホール希少曲目リサイタル/他 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (*) シューマン:交響的練習曲 Op.13 (#) ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 (+) ◆アリス・タリー・ホール・リサイタル 1989.2.26 (##) J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15(18)番 へ長調 K.533/494 ラドゥ・ルプー(P) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 BPO (*) | ||
録音:1970年、アムステルダム(+) /1978年3月20日〔、祝祭大劇場〕、ザルツブルク(*) /1989年2月26日〔、アリス・タリー・ホール〕、ニューヨーク(##) /1991年7月1日〔、セント・ジョンズ・スミス・スクエア〕、ロンドン(#) |おそらくすべて初出音源| (#/##):おそらくルプーによる初音盤作品| (##):既知中、ルプーによる唯一の録音。#録音データ中、〔内〕の会場は当店で補完したもので、本体には記載されておりません。 ついに登場、ルプーとカラヤンが唯一残した記録。共演自体もザルツブルク音楽祭における1978年3月20日と1978年3月25日の2日間(20日はルプーの同音楽祭デビューだったとのこと)、ともにベートーヴェン:P協第3番&「英雄」という同一プログラムだった。20日の録音が残っていることは知られていたが、音盤初出。 (#)は1991年の録音2種(1種未発)が知られるのみで、これも初音盤。 (+)はこれまで1977年以降のものしか知られておらず、最若時。アリス・タリー・ホールでのリサイタルは初音盤の2曲に加え、シューベルトの21番ソナタとアンコールにブラームスの間奏曲 Op.118 No.2 も弾かれ、録音も残っているようだが2024年5月現在未発売。ルプーの貴重なライヴ音源集、第7弾。カラヤンBPOとのベートーヴェン3番という驚きの音源はルプーがはじめてザルツブルク音楽祭に参加した時の物。その他リサイタルもドイツものでまとまり聴き応え充分。 #2024年6月下旬発売予定。 | ||
初出&含・初音盤、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.6 〜 ベルティーニとのモーツァルト、バッハ、東京リサイタル 1987 モーツァルト:ピアノ協奏曲〔第12番 イ長調 K.414 (*) /第21番 ハ長調 K.467 (#) 〕 J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第22番 変ロ短調 BWV.867 (+) ◆東京リサイタル 1987.10.16 モーツァルト:ロンド イ短調 K.511 (++) / ピアノ・ソナタ〔第10番 ハ長調 K.330 (++) /第8番 イ短調 K.310 〕 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 (++) / 夜想曲〔変ニ長調 Op.27 No.2 /嬰ハ短調 Op.27 No.1 〕 ラドゥ・ルプー(P) ガリー・ベルティーニ指揮(*/#) ケルン放送so.(*) ハンブルク NDR so.(#) | ||
録音:1967年、ブカレスト、エネスク国際コンクール(+) /1976年5月、ケルン(*) /1977年1月17日、ハンブルク(#) /1987年10月16日、東京(++/無印) |おそらくすべて初出音源|おそらく既知中ルプーによる、作曲家レヴェルでの初音盤作品(+)、唯一の録音(+/++)。 モーツァルトの協奏曲を除き、ルプーによるセッション録音がない作品ばかり。特に珍しいのはJ.S.バッハで、ルプーによるライヴ録音は、パルティータ第1番が1989年に1種(当シリーズ Vol.7 [DHR-8231/2] でリリース)、イタリア協奏曲が1990年に2種(ともに未発売)、それぞれ知られているがすべて未発売。今回の平均律からの1曲は、マニア間でもおそらく知られていなかったもので、活動初期のコンクール・ライヴという点も注目。他も、モーツァルトのソナタ第8番とショパンの夜想曲2曲を除き、おそらく既知録音はこれら1種しか無い。ルプーの貴重なライヴ音源集、第6弾。ベルティーニとの協奏曲2種に、優勝した67年エネスコ国際コンクールからの音源と87年の東京リサイタルを収録。 | ||
1曲を除き初出&含・初音盤、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.5 〜 ガーシュウィン、A.チャイコフスキー、新宿ライヴ/他 ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ長調(*) /ラプソディ・イン・ブルー(**) アンドレ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 Op.4 (ラドゥ・ルプーに献呈) (#) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19 (+) ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番 ニ長調 Hob XVI: 37 (##) ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664〜第3楽章 アンダンテ ラドゥ・ルプー(P) ディーン・ディクソン指揮フランクフルト放送so.(*/**) ウリ・セガル指揮ロイヤルpo.(#) エーリヒ・ラインスドルフ指揮シカゴso.(+) | ||
録音:1973年3月2日〔、大ゼンデザール、ヘッセン放送〕、フランクフルト、おそらく放送用ライヴ(*/**) /1975年10月28日〔、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール〕(#)、1988年9月〔、ウィグモア・ホール〕(##)、ロンドン(#/##) /1978年1月12日〔、オーケストラ・ホール〕、シカゴ(+) /1980年10月〔おそらく1980年10月23日〕、新宿文化センター(無印) | (*以外):おそらく初出音源| (**/#):おそらくルプーによる初音盤作品〔かつ既知中作曲家レヴェルで彼による、唯一の録音(#)、この2曲が唯一の録音(*/**) 〕|既出CD-R: FKM, FKM-CDR598/9 (*) 。#録音データ中、〔内〕の会場は当店で補完したもので、本体には記載されておりません。 当巻も貴重音源の宝庫。ガーシュウィンの2曲、A,チャイコフスキーとハイドンは既知中ルプー唯一の録音と思われ、特にハイドン以外の3曲は作曲家レヴェルで彼唯一の録音。ハイドンは、当シリーズ Vol.2 (DHR-8215/6) に1971年6月24日の録音が含まれていた曲だが、彼は1988年、何故かハイドンを集中的に演奏したようで、当録音と同時?(日付不明)にマリー・マクロフリン〔マクローリン/マクロホリン〕(Ms)独唱で、6つの(イギリスの/独創的)カンツォネッタ第1巻(あるいは12のカンツォネッタ前半6曲) Hob.XXVIa: 25-29 を演奏&録音が残されているほか、1月にボンで行われたリサイタルでHob.XVI: 20 と Hob.XVI: 39 のソナタを弾き、こちらも録音が残っている(すべて未発売)。歌曲伴奏という意味ではヘンドリックスと EMI へ2枚入れたシューベルト(1985年、1991年)の丁度間になるが、1988年は特にハイドンの記念年ではなく(9月のものは「ハイドン・フェスティヴァル」と銘打たれていたようだが)、突然新レパートリに挑んでいた理由も知りたい所。1980年の来日公演で新宿文化センターを使用したのは1980年10月23日のみなので、この日付ではないかと思われる(ただし、東京での同プロは1980年10月26日に一橋大学兼松講堂でも行われたほか、大阪と富山でも同プロの演奏会があった)。ルプーの貴重なライヴ音源集、第5弾。ルプーに捧げられた、ポーランドの作曲家アンドレ・チャイコフスキー(アンジェイ・チャイコフスキ)のピアノ協奏曲第2番、初演時の音源も収録。 | ||
含・初出、クリスティアン・フェラス・ライヴ Vol.3 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (*) ロドリーゴ:ヴァイオリン協奏曲「夏の協奏曲」(#) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 (+) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」 Op.47 (**) エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25 (##) シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.121 (##) クリスティアン・フェラス(Vn) ズービン・メータ指揮フランス国立放送o.(*) アタウルフォ・アルヘンタ指揮フランス国立o.(#) ピエトロ・アルジェント指揮ナポリ・A.スカルラッティo.(+) ピエール・バルビゼ(P;**/##) | ||
録音:1951年4月4日(#)、1961年5月24日(**)、1965年5月26日(*)、シャンゼリゼ劇場(**)、パリ(*/#/**) /1958年11月21日〔となっているが、既出盤では1958年2月21日〕、ナポリ(+) /1959年9月25日、エットリンゲン城(##)、以上ライヴ(+以外)、放送用ライヴ(+) | (*/##):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Tahra, TAH-427 (#), TAH-670/671 (+) 〔1958年2月21日の記載〕 / Disques Montaigne, TCE 8720 (**) 〔ともに廃盤、入手不能〕。 # (+)は元々の音源にアラビア数字の "11" 、あるいはローマ数字の "II" が記載されていたと思われ、どちらが正しいのかは不明です。 フランスの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・フェラスによる貴重なライヴ録音集。 | ||
1曲以外初出&含・初音盤、 ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.4 モーツァルト: ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414 (*) / ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304 (#) コープランド:ピアノ・ソナタ(+) ◆ハンター・カレッジ・リサイタル 1974.2.16 バルトーク:組曲「戸外にて」 Sz.81 ブラームス:6つの小品 Op.118 シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117 より Nos.1-2 |
ラドゥ・ルプー〔ルプ〕(P) アンタル・ドラティ指揮(*) クリーヴランドo.(*) シモン・ゴールドベルク(Vn;#) | |
録音:1972年1月18日〔とあるが、資料によっては1972年6月18日〕、モルティングス・コンサート・ホール、第25回オールドバラ音楽祭(+) /1974年1月13日、クイーン・エリザベス・ホール、ロンドン(#) /1974年2月16日、ハンター・カレッジ、ニューヨーク(無印/++) /1977年4月7日、クリーヴランド(*) | (#以外):おそらく初出音源| (+):おそらくルプーによる初音盤作品、かつ既知中、彼による作曲家レヴェルで唯一の録音|既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-1335 (#) 。 ルプーによるバルトークはセッション録音こそ一切無いが、「戸外にて」は当シリーズ Vol.2 (DHR-8215/6) に含まれていた1971年6月24日の演奏に続く2種目。他に独奏曲だけでも1990年代、ピアノのための組曲 Sz.62 、ハンガリー農民の歌による即興曲 Sz.74 のライヴ録音を残している〔ともに2024年5月現在未発売〕。コープランドは作曲家レヴェルで彼唯一の録音と思われるが、オールドバラ音楽祭は通常6月の開催なので、1972年6月18日が正しい可能性がある。DOREMIレーベルのラドゥ・ルプーの秘蔵ライヴ・シリーズ第4集アンタル・ドラティ、ゴールドベルクとのモーツァルトから、コープランドのソナタなんて珍しいものまで。 | ||
1曲以外初出、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.3 合奏幻想曲、ショパン、ショスタコーヴィチ、シチェリン等、彼の初音盤作品多数 モーツァルト:ピアノ協奏曲〔第23番 イ長調 K.488 (*) /第21番 ハ長調 K.467 (#) 〕 ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 Op.80 (+) ◆リーズ・リサイタル 1970.4.19 〜ショパン: 夜想曲(++)〔第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1 /第8番 変ニ長調 Op.27 No.2 〕/ スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 (+++) ◆セント・ジョンズ・スミス・スクエア、ランチ・タイム・コンサート 1973.3.15 ブラームス:間奏曲集(##) 〔変ロ短調 Op.117 No.2 /イ短調 Op.118 No.1 /イ長調 Op.118 No.2 /変ホ短調 Op.118 No.6 〕 ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57 (###) シチェドリン:フモレスケ(**) ラドゥ・ルプー〔ルプ〕(P) ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘンpo.(*) ウリ・セガル指揮イギリス室内o.(#) ローレンス・フォスター指揮ロイヤルpo.、BBC 合唱協会(+) ガブリエリSQ (###) | ||
録音:1970年4月19日〔、タウン・ホール〕、リーズ(++/+++) /1971年9月2日〔、ロイヤル・アルバート・ホール〕(+)、1973年3月5日(##/###)、1974年3月25日(#)〔、セント・ジョンズ・スミス・スクエア〕(#/##/###)、1974年3月6日(*)、1974年12月9日(**)〔、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール〕(*/**)、ロンドン(++/+++以外) | (###以外):おそらく初出音源| (+/++/+++/**):おそらくルプーによる初音盤作品| (+++/###/**):既知中、彼による〔内・(###/**):作曲家レヴェルで〕唯一の録音|既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-1335 (###) 。#録音データ中、〔内〕の会場は当店で補完したもので、本体には記載されておりません。 ルプーによる大変珍しい録音を含む第3弾。特にショパン、ショスタコーヴィチとシチェドリンは大変珍しく、後2曲は既知中、作曲家レヴェルで彼による唯一の録音。 (+)は他に1981年バレンボイム指揮 CSO によるライヴ〔2024年5月現在未発売〕が、(**)の夜奏曲2曲は1987年10月16日東京でのライヴ (当シリーズ Vol.6, DHR-8231/2 でリリース)が、それぞれ知られるのみ。モーツァルトの協奏曲第23番も結局 Decca へ録音を残さなかった曲。ライヴは唯一ではないが、既知中では当盤の演奏が最若時になるようだ。DOREMIレーベルのラドゥ・ルプーの秘蔵ライヴ・シリーズ第3集。70年代のイギリス・ライヴを収録。 | ||
SPECTRUM SOUND (韓国) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)ご案内済アイテムはこちらから。ただし元々限定盤とされており、既に廃盤も発生しています。御注文可能となっているものでも、今後入荷しないアイテムがあるかもしれません。 | ||
ORTF のステレオ技術〜エルリ、フルニエ、フェヴリエ + ロザンタール/他 サン=サーンス:ハバネラ Op.83 (*) /序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28 (*) ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 (#) ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(+) ドヴィ・エルリ(Vn;*) ピエール・キャプドヴィエル指揮フランス国立放送室内o.(*) ピエール・フルニエ(Vc;#) ジャン・フォンダ(P;#) ジャック・フェヴリエ(P;+) マニュエル・ロザンタール指揮フランス国立放送o.(+) | ||
録音:1960年1月26日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ(+) /1966年12月29日、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104、公開収録(*) /1980年3月17日、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ124、セッション(#) 、以上すべてステレオ| (+):おそらく初出音源|既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-998 (*), YSL-T-1008 (#) | Previously unissued recordingsLicensed by INA & Radio France と記載。#日本語解説はつかない。ORTF(フランス放送協会)は1959年にステレオ録音の技術を確立。ラジオ放送では世界初だった。当アルバムにはORTFの技術の結晶といえる貴重な音源からジャック・フェヴリエのラヴェルの左手のための協奏曲(1960年1月)、ドヴィ・エルリのサン=サーンスの「ハバネラ」「序奏とロンド・カプリツィオーソ」(1966年12月)、そしてピエール・フルニエのラフマニノフのチェロ・ソナタ(1980年3月)を収録。フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」からの注目リリース。ドヴィ・エルリのサン=サーンスは超絶技巧をものともせず、自由に歌いあげている。艶やかな美音はエルリならでは。ピエール・フルニエが息子ジャン・フォンダと共演したラフマニノフはじっくりと聴かせる。巨匠フルニエが1980年に演奏した貴重な記録と言える。ジャック・フェヴリエはラヴェル作品を得意としたピアニスト。左手のためのピアノ協奏曲のフランス初演はラヴェルに抜擢され演奏している作曲家お墨付きの十八番。マニュエル・ロザンタール率いるフランス国立放送o. と名演を聴かせてくれる。 | ||
含・初出、レジェンド・オブ・ザ・チェロ〜 ピエール・フルニエ、ヤーノシュ・シュタルケル&アンドレ・レヴィ ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104, B.191 (*) ベートーヴェン・:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5 No.2 (#) チェレプニン:歌と踊り Op.74 (+) ヤーノシュ・シュタルケル(Vc;*) シャルル・ブリュック指揮フランス放送po.(*) ピエール・フルニエ(Vc;#) ジャン・フォンダ(P;#) アンドレ・レヴィ(Vc;+) エレーヌ・ボスキ(P;+) | ||
録音:1966年11月25日、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104 (*) /1980年3月17日、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ124 (#)、ともにステレオ、公開収録(*/#) /1963年10月24日、ブルダン・センター内スタジオ51、モノラル、セッション(+) | (*/+):おそらく初出音源| (#):既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-1008 (#) | Previously unissued recordingsLicensed by INA & Radio France と記載。#日本語解説はつかない。スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。当アルバムはina& Radio Franceからのライセンスで20世紀を代表する3人のチェリストの正規初出音源集!!ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013)が1966年に演奏したドヴォルジャークのチェロ協奏曲、ピエール・フルニエ(1906-1986)が1980年に演奏したベートーヴェンのチェロ・ソナタ第2番、そしてアンドレ・レヴィ(1894-1982)が1963年に演奏したチェレプニンの「歌と踊り」という充実の内容。スペクトラム・サウンドの復刻には定評があり、その中でもチェロの復刻は最も高く評価されている。シュタルケルのドヴォルジャークは絶品の一言!最も充実した演奏を披露していた40代、まさにその時期の演奏で、テクニックはもちろんのことシュタルケルらしい「語る」演奏で聴衆を魅了している。フルニエのベートーヴェンは70代半ば、円熟の至芸といえる演奏で非常に温かい音色を奏でている。そして70歳を目前にしたレヴィのチェレプニンは自由に歌い上げており、個性の違う3人の名手の演奏をこの1枚で堪能出来る。 | ||
含・初出〜ドヴィ・エルリ〜ザ・ライヴ・アーカイヴス・イン・フランス ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21(第3楽章カット)(*) J.S.バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1023 (#) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op.24 (+) ドヴィ・エルリ(Vn)マニュエル・ロザンタール指揮(*) フランス国立放送o.(*) ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Cemb;#) ブリジット・エンゲラー(P;+) | ||
録音:1956年5月10日(*)、1961年12月18日(#)、フランス国立放送局内スタジオ、パリ、モノラル、公開収録(*/#) /1981年3月5日、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ106、ステレオ(+)、すべて公開収録| (#/+):おそらく初出音源| (*):既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-997 (*) | Previously unissued recordingsLicensed by INA と記載。#日本語解説はつかない。フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。当アルバムはフランスの名ヴァイオリニスト、ドヴィ・エルリの正規初出音源でラロのスペイン交響曲、J.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV.1023、そしてベートーヴェンのスプリング・ソナタ。1955年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝し、ソリストとしての活動を始めたエルリ。同年初来日を果たし、日本の聴衆にも情熱的な演奏を届けました。ヨーロッパを中心とした演奏活動の傍ら、1960年代後半にはマルセイユ音楽院の教授に、また1982年にはパリ音楽院の教授に就任し、後進の育成にも力を注ぎた。商業録音が極めて少ないエルリ。そのため、INAに保管されている放送用の公開収録音源は非常に貴重。ラロのスペイン交響曲はロン=ティボー優勝の翌年、1956年の演奏。完璧といえるテクニックと自由な歌いまわしはエルリならでは。名指揮者マニュエル・ロザンタールの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせる。最終楽章の最後の一音を待たずに熱狂的な聴衆の拍手からも熱演であることが感じられる。チェンバロ奏者ロベール・ヴェイロン=ラクロワとのバッハの ホ短調のソナタでは抒情的な歌わせ方で弾き、ブリジット・エンゲラーとのスプリング・ソナタでは音楽的対話を楽しむように演奏している。今では聴くことのできない20世紀の大ヴァイオリニスト、エルリが奏でる美音をご堪能頂きたい。 | ||
2015年リリース時、数ヶ月で廃盤になった アイテムが、ポリーニ追悼盤として再登場〜 ポリーニ + クレツキ&フランス国立管 1960.5.3 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 (#) ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (*) |
マウリツィオ・ポリーニ(P;*) パウル・クレツキ指揮 フランス国立放送o. | |
録音:1960年5月3日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ| (#):おそらく初出音源| (*):初ステレオ・リリース&マスターからの初復刻|既出CD: Archipel, ARPCD-0550 (*) 〔モノラル〕| (P) (C) 2015 。#初回リリース時には日本語帯と日本語解説がついていましたが、今回の再プレスでは共に付属しておりません。ご注意ください。
以下2015年代理店アナウンスを再掲『驚くべきアルバムが登場します。ポリーニのショパン、それもピアノ協奏曲第1番1960年ステレオ・ライヴの世界初出。ポリーニは同年の2月から3月にかけて行われた第6回ショパン国際ピアノコンクールにわずか18歳で優勝、クラシック音楽界最大の注目を集めていました。ポリーニのショパンのピアノ協奏曲第1番といえば、1960年3月13日のショパン・コンクールにおけるライヴと、同年4月20-21日にクレツキ指揮フィルハーモニア管とのベストセラー盤が存在していますが、当アルバムはその1カ月半後の5月3日にパリのシャンゼリゼ劇場でフランス国立放送管と行われたコンサートのライヴ。モノラルの怪しげな盤が流出したことがありますが、こちらはフランス放送所蔵のオリジナル・ステレオマスターから192kHz、24bit高音質でデジタル・リマスタリングを行い、鮮やかな姿で蘇った正規盤。』『何よりポリーニの独奏が唖然とする凄さ。明快なテクニックと早いデンポ、絹のようなタッチと透明な音色はフィルハーモニア管との盤と同質ですが、ライヴならではの高揚と熱気で、曲が進むにしたがって音楽に没入していくさまが危険ささえ感じさせるほど。奇跡の演奏が残されていたと申せましょう。老練なクレツキのバックも注目で、才気煥発名ポリーニの独奏にピッタリあわせているだけでなく、各所にちりばめられたポーランドの民族色の表出も見事。』『カップリングのブラームスの交響曲第3番も、クレツキならではの考え抜かれた知的アプローチ光る名演。フランス国立放送管の音色も魅力です。』(以上『内』、代理店記載ママ) #2024年6月上旬再発売予定。 | ||
ALTO 特記以外 1CDあたり¥2420(税抜¥2200)アメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランドシティにメイン・オフィスを置く Musical Concepts 社が英国マンチェスターから世界配給するレーベル。#ALN 記号は「ノスタルジア・シリーズ」で、クラシック以外のアイテムが多く含まれます。旧譜はこちらから。 | ||
赤い子馬、クラリネット協奏曲〜コープランド: 映画音楽「赤い子馬」 組曲/ 3つのラテン・アメリカのスケッチ/ 歌劇「テンダー・ランド」 組曲/ クラリネット協奏曲(*) |
ジェイムズ・セダレス指揮 フェニックスso. エドゥアルト・ ブルンナー(Cl;*) ウルス・シュナイダー指揮(*) イエルン放送so.(*) | |
録音:1989年(*) /1991年|ライセンサー: MNRK from Koch International Classics 。アリゾナ州フェニックスのオーケストラ、フェニックスso. と、同団で1989年〜1995年まで音楽監督を務めたジェイムズ・セダレスによるコープランド作品集に、バイエルン放送so. の首席奏者を務めたスイスの名クラリネット奏者エドゥアルト・ブルンナーがソロを担うクラリネット協奏曲をカップリングした形で復刻。 | ||
レスピーギ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 〔グレゴリオ風協奏曲/古風な協奏曲/秋の詩(*) 〕 アンドレア・カッペレッティ(Vn) マティアス・バーメルト指揮フィルハーモニアo. イゴール・グルップマン(Vn;*) ドナルド・バッラ指揮サン・ディエゴ室内o.(*) | ||
録音:1993年|ライセンサー: MNRK from Koch International 。レスピーギの古楽研究が発揮された「グレゴリオ風協奏曲」と「古風な協奏曲」を、ナポリ音楽院を当時史上最年少の首席でディプロマ取得したというスイス出身のヴァイオリニスト、アンドレア・カッペレッティが弾いたレスピーギのヴァイオリン協奏曲の名盤の1つ(しかもオケはバーメルト指揮のフィルハーモニア管!)に、ウクライナのヴァイオリニストイゴール・グルップマンによる「秋の詩」もカップリングして復刻。 | ||
リヒテル・プレイズ・プロコフィエフ ピアノ・ソナタ〔第2番 ニ短調 Op.14 [1956年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ| 原盤: Melodiya |前出: Parnassus, PACD-96013/4 ]/ 第9番 ハ長調 Op.103「スヴャトスラフ・リヒテルに捧ぐ」 [1958年、モスクワ、セッション|原盤: Monitor |前出: Parnassus, PACD-96013/4 ]〕 ピアノ協奏曲〔第1番 変ニ長調 Op.10 [カレル・アンチェル指揮プラハso.| 1954年5月24日、プラハ|原盤: Supraphon ]/ 第5番 ト長調 Op.55 [ヴィトルド・ロヴィツキ指揮ワルシャワ国立po.|1959年|原盤: DG ]〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
プロコフィエフとリヒテルは非常に懇意にしており、このアルバムに収められている「ピアノ・ソナタ第9番」はリヒテルに献呈されている。またこのアルバムには収められていないが、「ピアノ・ソナタ第7番」は作曲者自身がリヒテルに初演をお願いしたという話も残っているほどリヒテルとプロコフィエフのきずなは深く、それだけにここに収められているプロコフィエフは特別といえるだろう。 | ||
バーナード・ハーマン: 交響曲第1番(*) / ピアノと管弦楽のための「死の協奏曲」(#) / 堕落者のために/ 組曲「 The Devil and Daniel Webster 」 |
サラ・デイヴィス・ ブチナー(P;#) ジェイムズ・セダレス指揮 フェニックスso.(*)、 ニュージーランドso. | |
録音:1992年-1995年|ライセンサー: MNRK from Koch International 。アメリカの作曲家であり指揮者であったバーナード・ハーマンの「交響曲第1番」。ハーマンは映画音楽の作曲家として著名でヒッチコックの作品や、「市民ケーン」などの作曲家として知られている。ジュリアード音楽院電ナビ指揮者として活動したほか、純音楽の分野ではウォルトンなどの影響がみられる。ニュージーランドで指揮者として活躍するジェイムズ・セダレスが、手兵の二つのオーケストラで奏でる。 | ||
グレツキ: 交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」[ステファニア・ヴォイトヴィチ(S) ヴラディミル〔ヴウォジミエシュ〕・カミルスキ指揮ベルリン放送so.]/ 古風な3つの小品[ローラント・バーダー指揮クラクフ・フィルハーモニック弦楽合奏団]/ すべてあなたのもの[マウゴジャタ・オラフスカ合唱指揮クラクフ合唱協会] | ||
録音:1982年/1996年|ライセンサー: MNRK from Koch International Classics 。ヘンリク・グレツキの代表曲のひとつ交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」。この作品は1977年4月に初演されたが、その際ソロ・ソプラノを務めたのがステファニア・ヴォイトヴィチ。ポーランドを代表するソプラノ歌手の最高の歌声で、ポーランド音楽の近現代を代表する作品をお楽しみ頂ける。 | ||
DIAPASON (仏) 〔簡易制作版〕 特記以外 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)同名のクラシック音楽専門誌がチョイスした、新リマスタリングによる復刻シリーズ。 | ||
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」
チェーザレ・ヴァレッティ(T;リンドーロ) ジュリエッタ・シミオナート(A;イザベッラ) マルチェッロ・コルティス(B;タッデオ) マリオ・ペトリ(B;ムスタファ) グラツィエッラ・シュッティ(S;エルヴィーラ) マファルダ・マシーニ(Ms;ズルマ) エンリコ・カンピ(B;ハリ) カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ミラノ・スカラ座o. & cho. | ||
録音:1954年。39歳でミラノ・スカラ座の音楽監督に就任したジュリーニが翌1954年にレコーディングしたロッシーニの歌劇「アルジェのイタリア女」。若きジュリーニの颯爽とした指揮ぶりが生み出す明朗なロッシーニが新たなリマスタリングで甦る。 | ||
ムソルグスキー&リャードフ ムソルグスキー/ラヴェル編曲:展覧会の絵[レナード・バーンスタイン指揮 NYP|1958年]/ ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編曲: 歌劇「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」[ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.|1958年]/ 行進曲「カルスの奪回[ワルター・ジュスキント指揮フィルハーモニアo.|1958年]/ 古典様式による間奏曲[ボリス・ハイキン指揮モスクワ放送so.|1955年] ムソルグスキー/リャードフ編曲:歌劇「ソローチンツィの定期市」〜ゴパック [エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo.|1955年] リャードフ:黙示録より Op.66 [イーゴリ・マルケヴィチ指揮ラムルーo.|1960年]/ キキモラ Op.63 [ピエール・デルヴォー指揮パリ音楽院o.|1957年]/ バーバ・ヤーガ Op.56 /魔法にかけられた湖 Op.62 /音楽の玉手箱 Op.32 [エフレム・クルツ指揮フィルハーモニアo.|1957年] | ||
バーンスタインの「展覧会の絵」。1958年に録音されたNYPとのこの録音は、今なお名演として語り継がれている演奏。バーンスタインとNYPの初期の熱演と共に、リャードフの管弦楽作品をお楽しみいただける一枚。 | ||
ヤッシャ・ハイフェッツ〜ヴァイオリン協奏曲集 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 [シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.|1959年2月23日、25日] ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 [マルコム・サージェント指揮 LSO |1951年5月18日]/ スコットランド幻想曲 Op.46 [オシアン・エリス(Hp) マルコム・サージェント指揮ロンドン新so.|1961年5月15日、22日] サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 [ウィリアム・スタインバーグ指揮 RCA ビクターo.|1951年1月16日] ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) | ||
ハイフェッツと言えば20世紀最高のヴァイオリニストの一人と言えるだろう。そのハイフェッツによるヴァイオリン協奏曲集は、珠玉の名曲であり続けているメンデルスゾーンから始まり、ブルッフを2曲、そして難曲で知られるサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」を収録した。新たなマスタリングによって蘇る、ハイフェッツの超絶技巧は聴き物。 | ||
ラロ:作品集 チェロ協奏曲 ニ短調[ピエール・フルニエ(Vc) ジャン・マルティノン指揮ラムルーo.|1960年]/ 「ナムーナ」組曲第1番[ポール・パレ―指揮デトロイトso.|1958年]/ スペイン交響曲[レオニード・コーガン(Vn) キリル・コンドラシン指揮フィルハーモニアo.|1959年] | ||
フランス人作曲家エドゥアール・ラロによる作品集。サン=サーンスの「チェロ協奏曲第1番」に触発されて作曲されたというラロの「チェロ協奏曲」を弾くのは、ピエール・フルニエ。チェロの貴公子と称されたその美しさと格調の高さを感じさせる音色で奏でる。「ナムーナ」は元々バレエ作品として生まれたもので、初演後作曲者自身の手で編曲され組曲版が生まれた。こちらはフランスの指揮者ポール・パレーが手兵デトロイトso. を率いて収録。そして、ラロの代表作ともいえる「スペイン交響曲」では伝説のヴァイオリニスト、レオニード・コーガンとキリル・コンドラシンによる豪華な組み合わせとなっており、往年のラロ作品の名演奏をたっぷりとご堪能頂ける。 | ||
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
レオンタイン・プライス(S;アイーダ) リタ・ゴール(Ms;アムネリス) ジョン・ヴィッカーズ(T;ラダメス) ロバート・メリル(Br;アモナスロ) ジョルジョ・トッツィ(B;ランフィス) プリニオ・クラバッシ(B;エジプト国王)他 ゲオルク・ショルティ指揮ローマ歌劇場 | ||
録音:1962年。ゲオルク・ショルティ指揮ローマ歌劇場によるヴェルディの歌劇「アイーダ」。「アイーダ」は言わずと知れた歌劇の中でも最も人気のある演目のひとつでエジプトとエチオピアを舞台にした作品。1962年に制作されたショルティ指揮によるこのアルバムには、レオンタイン・プライス、ジョン・ヴィッカーズ、そしてロバート・メリルなどの名歌手が勢揃いしている。ショルティの豪快な指揮によって描かれる古代エジプトの世界をご堪能頂きたい。 | ||
リーザ・デラ・カーザ/他〜アリア集、歌曲集 モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」より 〔愛の神よ/スザンナは来ないかしら・・・楽しい思い出はどこへ/ レチタティーヴォ Io vi dico /レチタティーヴォ Cosa mi narri!... /二重唱「そよ風に」〕 [ヒルデ・ギューデン(S;スザンナ) ハラルト・プレークルホフ(B;アントニオ) アルフレート・ペル(Br;伯爵) エーリヒ・クライバー指揮 VPO |1955年]/ 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜向う見ずな人たち・・・岩のように動かず[カール・ベーム指揮 VPO|1955年]/ 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より 〔 Crudele!...Non mi dir [ハインリヒ・ホルライザー指揮 VPO|1956年]/ 何というふしだらな・・・あの恩知らずは約束を破って[ヨーゼフ・クリップス指揮 VPO |1957年]/ 歌劇「魔笛」〜愛の喜びは露と消え[ジョージ・セル指揮 VPO |1959年] ブラームス:メロディのように[カール・フーデッツ(P)|1956年]/ 野の寂しさ/私の恋は緑[アールパード・シャーンドル(P)|1957年] シューベルト:水の上で歌う D.774 /春に D.882 /君はわが憩い D.776 /糸をつむぐグレートヒェン D.118 [カール・フーデッツ(P)|1956年] ヴォルフ・さあ、もう行くときよ、わたしの恋人/春だ[カール・フーデッツ(P)|1956年]/ 庭師[アールパード・シャーンドル(P)|1957年] ヘンデル: Weine nur [ハインリヒ・ホルライザー指揮 VPO |1956年] リーザ・デラ・カーザ(S) | ||
ウィーン国立歌劇場を中心に活躍したスイス生まれのソプラノ歌手、リーザ・デラ・カーザのアリア集。彼女はチューリヒ歌劇場で「ラ・ボエーム」のミミを歌って評判となり、1947年にはザルツブルク歌劇場にデビューを果たした。モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスを得意とした伝説のソプラノ、リーザ・デラ・カーザの歌声をたっぷりとお楽しみ頂きたい。 | ||
ラフマニノフ:自作自演を含む作品集 ラフマニノフ:・交響的舞曲 Op.45 [ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo.|1960年]/ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 [ウィリアム・カペル(P) フリッツ・ライナー指揮ロビンフッド・デルo.|1951年]/ ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40 [セルゲイ・ラフマニノフ(P) ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo.|1941年12月20日] | ||
ラフマニノフ・セレクション。数あるラフマニノフの自作自演の中からディアパゾンが選んだのは1941年12月にユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィアo. とレコーディングした「ピアノ協奏曲第4番。この録音は同レーベルの「ラフマニノフ:交響曲&ピアノ協奏曲集」のBOXセット(DIAPCF-012)には収録されていなかった。「パガニーニの主題による狂詩曲」はあえて自作自演ではなく夭折の天才ピアニスト、ウィリアム・カペルが遺した名演を選出。「交響的舞曲」もユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管のよく知られた歴史的名演奏。ラフマニノフが非常に深い関係を持っていた同コンビに献呈した作品。 | ||
フォーレ:室内楽作品集 チェロ・ソナタ第2番[ポール・トルトゥリエ(Vc) ジャン・ユボー(P)|1962年]/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108 [ジノ・フランチェスカッティ(Vn) ロベール・カサドシュ(P)|1953年]/ ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 [ボザール・トリオ|1956年]/ ピアノ連弾のための6つの小品「ドリー」[ジュヌヴィエーヴ・ジョワ、ジャクリーヌ・ロバン(P)|1955年] | ||
フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレの室内楽作品集!「チェロ・ソナタ第2番」はフランスが生んだ名チェリスト、ポール・トルトゥリエの演奏。後にハイドシェックとも2回目の録音を行っているが、ここではジャン・ユボーと行った1回目の録音を収録。その他にフランチェスカッティとカサドシュの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」、ボザール・トリオの「ピアノ三重奏曲」、そしてデュティユーの妻であったジュヌヴィエーヴ・ジョワとジャクリーヌ・ロバンの名コンビによる息のぴったり合った「ドリー」が選曲されるなど「ディアパゾン(Diapason)」ならではの豪華な内容となっている。 | ||
シューベルト:歌曲集 鱒 D.550 /水の上で歌う D.774 [エリーザベト・グリュンマー(S) ジェラルド・ムーア(P)|1958年]/ 猟師の歌 D.881 [クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ジェラルド・ムーア(P)|1957年]/ 春の小川 D.361 /僕の挨拶を送ろう D.741 [ハンス・ホッター(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1949年]/ 春に D.882 [ペーター・アンダース(T) ミヒャエル・ラウハイゼン(P)|1943年]/ 死と乙女 D.531 /音楽に寄せて D.547 (*) [キャスリーン・フェリアー(A) ブルーノ・ワルター(P) フィリス・スパー(P;*)|1949年]/ 憩いなき恋 D.138 /こびと D.771 [ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br) クラウス・ビリンク(P)|1948年]/ シルヴィアに D.891 /若い尼僧 D.828 /恋人のそばに D.162 [エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) エトヴィン・フィッシャー(P)|1952年]/ 笑いと涙 D.777 /至福 D.433 /ガニュメート D.544 (#) [イルムガルト・ゼーフリート(S) エリク・ヴェルバ(P)|1955年、1957年(#) ]/ それらがここにいたことは D.775 [ゲルハルト・ヒュッシュ(T) ハンス・ウド・ミュラー(P)|1938年]/ 糸を紡ぐグレートヒェン D.118 /音楽に寄せて D.547 (+) [ロッテ・レーマン(S) エルネー・バログ(P) ポール・ウラノフスキ−(P;+)|1937年、1947年]/ 君はわが憩い D.776 /ミューズの子 D.764 (**) [エリーザベト・シューマン(S) カール・アルヴィン(P) ジェラルド・ムーア(P;**)]/ 魔王 D.328 [ハインリヒ・シュルスヌス(Br) フランツ・ルップ(P)|1933年] | ||
22曲ものシューベルトの歌曲集!往年のシューベルト・ファンにはたまらない1枚の登場。20世紀の名歌手と名ピアニストたちが勢揃いしたと言っても過言ではない贅沢な歌曲集の登場。ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シュヴァルツコップなどの若き日の名歌手たちの素晴らしい歌声を満喫できる1枚となっている。 | ||
ベルリオーズ:作品集 幻想交響曲 Op.14 (2種) [アンドレ・クリュイタンス指揮フィルハーモニアo.|1958年][ピエール・モントゥー指揮パリso.|1930年]/ 夏の夜 Op.7 (2種) [シュザンヌ・ダンコ(S) ソーア・ジョンソン指揮シンシナティso.|1951年] ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.|1955年]/ ローマの謝肉祭 Op.9 [アンドレ・クリュイタンス指揮フランス国立o.|1961年]/ ベアトリスとベネディクト[シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.|1958年]/ 海賊 Op.21 [ポール・パレー指揮デトロイトso.|1958年]/ロブ・ロイ[エイドリアン・ボールト指揮 LPO|1956年]/ リア王 Op.4 [トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo.|1947年]/ ベンヴェヌート・チェッリーニ Op.23 〜序曲[ピエール・モントゥー指揮サンフランシスコso.|1952年]/ 宗教裁判官 Op.3 [アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so.|1942年]/ ファウストの劫罰 Op.24 〜ハンガリー行進曲[ジョージ・セル指揮クリーヴランドo.|1957年]/ ファウストの劫罰 Op.24 [リシャール・ヴェロー(ファウスト) コンスエロ・ルビオ(マルグリート) ミシェル・ルー(メフィストフェレ) イーゴリ・マルケヴィチ指揮ラムルーo.|1959年]/ イタリアのハロルド Op.16 [ウィリアム・プリムローズ(Va) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.|1958年]/ 罠 Op.13 No.3 [V.de・ロス・アンヘレス(S) D.F=ディースカウ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1960年]/ ロメオとジュリエット Op.17 [チェーザレ・ヴァレッティ(T) ロザリンド・エリアス(Ms) ジョルジョ・トッツィ(B) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.|1961年]/ ベンヴェヌート・チェッリーニ Op.23 抜粋 [ニコライ・ゲッダ(T) ジョルジュ・プレートル指揮フランス国立o.|1961年]/ トロイアの人々 Op.29 抜粋 〔トロイ人の行進曲[ポール・パレー指揮デトロイトso.|1960年]/ 王の狩りと嵐[トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo.、ビーチャム合唱協会|1957年]/ 第5幕 Inutiles regrets...Encore ces voix... [ジョルジュ・ティル(T) ウジェーヌ・ビゴ指揮|1934年]/ 第5幕 Je vais mourir... [リタ・ゴール(Ms) ローレンス・コリングウッド指揮フィルハーモニアo.|1958年]〕/ 囚われの女 Op.12 /若いブルターニュの牧童 Op.13 No.4 /ザイーデ Op.19 No.1 [エリナー・スティーバー(S) ジャン・モレル指揮コロムビアso.|1954年]/ シューベルトベルリオーズ編曲:魔王[シャルル・パンゼラ(Br) ピエロ・コッポラ指揮グラモフォンo.|1926年]/ ウェイヴァリー Op.1 [トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo.|1954年]/ キリストの幼時 Op.25 [エレーヌ・ブヴィエ(Ms) ジャン・ジロドー(T) ルイ・ノゲラ(B−Br) ミシェル・ルー(B−Br) アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o.|1951年]/ テ・デウム Op.22 [アレクザンダー・ヤング(T) トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo. LPO cho.|1953年-1954年]/ ウェーバー/ベルリオーズ編曲:舞踏への勧誘[イーゴリ・マルケヴィチ指揮フィルハーモニアo.|1954年]/ ルジェ・ド・リール/ベルリオーズ編曲:ラ・マルセイエーズ[アンドレ・クリュイタンス指揮 RTFo. & cho.|1959年]/ レクイエム Op.5 [リチャード・ルイス(T) トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo. & cho.|1959年] | ||
ベルリオーズの作品集が登場する。クリュイタンスやモントゥーの「幻想交響曲」を始めとして、往年の巨匠たちの指揮で、ベルリオーズの有名曲からマイナーな曲まで網羅されている。共演の歌手陣にも注目のボックス・セットとなっている。 | ||
シューベルト:交響曲全集、合唱作品集、歌曲集 シューベルト:交響曲全集 〔第1番 ニ長調 D.82 [トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo.|1953年]/ 第2番 変ロ長調 D.125 [カール・ミュンヒンガー指揮 VPO |1959年]/ 第3番 ニ長調 D.200 [トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo.|1958年-1959年]/ 第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」[ハリー・ブレック指揮ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ|1953年]/ 第5番 変ロ長調 D.485 [フリッツ・ライナー指揮シカゴso.|1960年]/ 第6番 ハ長調 D.589 [エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.|1957年]/ 第8(7)番 ロ短調 D.759「未完成」[エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.|1959年]/ 第9(8)番 ハ長調 D.944「グレイト」[ヨーゼフ・クリップス指揮 LSO |1958年]〕/ 劇付随音楽「ロザムンデ」 D.797 全曲 [ディアナ・オイストラーティ(Ms) フリッツ・レーマン指揮 BPO 、ベルリン・モテットcho.|1952年-1953年]/ 岩の上の羊飼い D.965 [リタ・シュトライヒ(S) ハインリヒ・ゴイザー(Cl) エリク・ヴェルバ(P)|1959年]/ ミサ曲〔第6番 変ホ長調 D.950 [ピラール・ローレンガー(S)ベティ・アレン(A) フリッツ・ヴンダーリヒ(T) マンフレート・シュミット(T) ヨーゼフ・グラインドル(B) エーリヒ・ラインスドルフ指揮 BPO、ベルリン聖ヘトヴィヒcho.|1960年]/ 第2番 ト長調 D.167 〜クレド[ロバート・ショウ指揮クリーヴランドo.団員、同cho.|1961年]〕/ 水の上の霊の歌 D.714 [クレメンス・クラウス指揮ウィーン国立歌劇場cho.|1950年]/ 詩篇第23番「主はわが羊飼い」 D.706 [ギュンター・アルント指揮ベルリン・モテット合唱団 ミヒャエル・ラウハイゼン(P)|1952年-1953年]/ ドイツ・ミサ曲 D.872[カール・フォルスター指揮ベルリンso.、 ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂cho. ヴォルフガング・マイヤー(Org)|1959年]/ 憂愁 D.825 /反抗 D.865 (*) /愛 D.983a /16世紀の酒宴の歌 D.847 /愛の心 D.747 /永遠の愛 D.825a [マルセル・クーロー指揮シュトゥットガルト・ヴォーカル・アンサンブル ヴァルター・ベーレ(P;*)|1955年-1956年]/ セレナード D.920 [ディアナ・オイストラーティ(Ms) ギュンター・アルント指揮ベルリン・モテットcho. ミヒャエル・ラウハイゼン(P)|1952年-1953年]/ アヴェ・マリア D.839 [イルムガルト・ゼーフリート(S) エリク・ヴェルバ(P)|1957年]/ アンゼルモの墓で D.504 /乙女の嘆き D.191b [フラグスタート(S) エドウィン・マッカーサー(P)|1956年]/ ガニュメート D.544 [ヘルマン・プライ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1960年]/ 歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D.795 全曲[D.F=ディースカウ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1961年]/ 野ばら D.257 /スイスの歌 D.559 /ただあこがれを知る者だけが D.877 /子守歌 D.498 /夜咲きすみれ(花大根) D.752 [リタ・シュトライヒ(S) エリク・ヴェルバ(P)|1959年]/ ナイチンゲールに寄せて D.497 /鳥たち D.691 (#) /緑野の歌 D.917 (#) [エリーザベト・シューマン(S) ジョージ・リーヴス(P) カール・アルヴィン(P;#)|1933年、1927年、1932年]/ 歌曲集「冬の旅」 D.911 全曲[D.F=ディースカウ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1955年]/ 子守歌 D.867 [エリーザベト・グリュンマー(S) ジェラルド・ムーア(P)|1958年]/ 魔王 D.328 [ヘルマン・プライ(Br) カール・エンゲル(P)|録音:1962年]/ 歌曲集「白鳥の歌」 D.957 全曲[D.F=ディースカウ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1951年、1955年、1957年]/ 月に寄す D.193 [リタ・シュトライヒ(S) エリク・ヴェルバ(P)|1959年]/ ズライカ II D.717 [エリーザベト・グリュンマー(S) ジェラルド・ムーア(P)|1958年]/ さすらい人の夜の歌 D.224 /竪琴弾きの歌〔 I-III 〕[ヘルマン・プライ(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1960年]/ トゥーレの王 D.367 /糸を紡ぐグレートヒェン D.118 [イルムガルト・ゼーフリート(S) エリク・ヴェルバ(P)|1957年]/ ます D.550 /水の上で歌う D.774 [エリーザベト・グリュンマー(S) ジェラルド・ムーア(P)|1958年]/ 漁師の歌 D.881 [クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ジェラルド・ムーア(P)|1957年]/ 糸を紡ぐグレートヒェン D.118 [リーザ・デラ・カーザ(S) カール・フーデッツ(P)|1956年]/ 春の小川 D.361 /僕の挨拶を送ろう D.741 [ハンス・ホッター(Br) ジェラルド・ムーア(P)|1949年]/ 春に D.882 [ペーター・アンダース(T) ミヒャエル・ラウハイゼン(P)|1943年]/ 死と乙女 D.531 /音楽に寄せて D.547 (+) [キャスリーン・フェリアー(A) ブルーノ・ワルター(P) フィリス・スパー(P;+)|1949年]/ 憩いなき恋 D.138 /こびと D.771 [D.F=ディースカウ(Br) クラウス・ビリンク(P)|1948年]/ シルヴィアに D.891 /若い尼僧 D.828 /恋人のそばに D.162 [エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) エトヴィン・フィッシャー(P)|1952年]/ 笑いと涙 D.777 /至福 D.433 /ガニュメート D.544 [イルムガルト・ゼーフリート(S) エリク・ヴェルバ(P)|1955年、1957年]/ それらがここにいたことは D.775 [ゲルハルト・ヒュッシュ(T) ハンス・ウド・ミュラー(P)|1938年]/ 糸を紡ぐグレートヒェン D.118 [ロッテ・レーマン(S) エルネー・バログ(P)|1937年]/ アヴェ・マリア[マリアン・アンダーソン(S) コスティ・ヴェハーネン(P)|1936年]/ 君はわが憩い D.776 (#) /ミューズの子 D.764 [エリーザベト・シューマン(S) カール・アルヴィン(P;#) ジェラルド・ムーア(P)|1932年、1936年]/ 魔王 D.328 [ハインリヒ・シュルスヌス(Br) フランツ・ルップ(P)|録音:1933年] | ||
ビーチャムやクリップスエドゥアルト・ファン・ベイヌムからムラヴィンスキーまでバラエティに富んだ指揮者が選定された交響曲全集、フリッツ・レーマン& BPOの「ロザムンデ」全曲などに加え、ゼーフリート、フラグスタート、プライ、フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シューマン、デラ・カーザ、シュヴァルツコップといったシューベルト演奏史を彩る大歌手たちによる歌曲集をたっぷり収録。たとえば三大歌曲集はフィッシャー=ディースカウ&ジェラルド・ムーア(「冬の旅」は名演と名高い1955年録音!)が選ばれ、「糸を紡ぐグレートヒェン」ではゼーフリート、デラ・カーザ、ロッテ・レーマンの聴き比べができるなど、シューベルティアンにもこれからシューベルトを聴き始める方にもオススメできる絶好のBOXセット。 | ||
MUSICAL CONCEPTS 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)旧譜はこちらから。 | ||
女性作曲家による管弦楽作品集 ファニー・メンデルスゾーン:序曲 クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.7 ジェルメーヌ・タイユフェール: ハープ・コンチェルティーノ リリ・ブーランジェ:哀しみの夜に/春の朝に |
ジョアン・ファレッタ指揮 ウィメンズpo. アンジェラ・チェン(P) ジリアン・ベネット(Hp) | |
ライセンサー: Koch International via MNRK 。グラモフォン誌の「過去と現在の偉大な指揮者50人」のひとりに選ばれ、グラミー賞も受賞している指揮者ジョアン・ファレッタが、ウィメンズpo. を率いて贈る女性作曲家の管弦楽作品集。彼女の指揮は「トスカニーニのアンサンブルに対する厳格なコントロール、ワルターの内声部の愛情に満ちたバランス、ストコフスキの度肝を抜くショーマンシップ、そしてバーンスタインのように統制のとれた熱狂を持ち合わせている」と称賛されている。聴く機会の少ないファニー・メンデルスゾーンの序曲や、室内楽曲として聴くことが多いリリ・ブーランジェ作品のオーケストラ版に注目。 | ||
J.S.バッハ:ソナタ、トランスクリプション集 ソナタ〔ト長調 BWV.1027 /ハ長調 BWV.1028 /ト短調 BWV.1029 〕/管弦楽組曲 ニ長調 BWV.1068 〜アリア/ チェンバロ協奏曲第5番 BWV.1056 〜ラルゴ(アリオーソ)/トッカータ ハ長調 BWV.564 〜アダージョ われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639 /来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659 マリーナ・タラソワ(Vc) エフゲニー・スタロドゥブツェフ(P) | ||
録音:2024年1月-2月。1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人。彼女が大切にしている作曲家の一人であるJ.S.バッハの作品を元々ヴィオラ・ダ・ガンバのために作られたソナタを中心に、ピリオド楽器ではないチェロを使って新たな表現で紡ぎだしていく。 | ||
NORTHERN FLOWERS (露) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)サンクトペテルブルク建都三百周年を記念して制作を開始したロシアのレーベル。#CD-R製版版が出ており、プレス盤を指定してのご注文はお受けできません。旧譜はこちらから。 | ||
ノイネッカー、 ホルンのためのロシア音楽〜協奏曲&四重奏曲集 グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調 Op.91 / ホルンとピアノのための4つの小品 グラズノフ:夢 Op.24 /セレナーデ Op.11 No.2 /牧歌 ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963): ホルンと管弦楽のための コンチェルティーノ Op.14 No.2 ニコライ・ニコラエヴィチ・チェレプニン: 6つのホルン四重奏曲 ヘ長調 |
マリー=ルイーズ・ ノイネッカー(Hr) ヴェルナー・アンドレアス・ アルベルト指揮 バンベルクso. ザルツブルク・モーツァルテウム・ ホルン・アンサンブル パウル・リヴィニウス(P) | |
ライセンサー: Koch International via MNRK 。ラドヴァン・ヴラトコヴィチが優勝した1983年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで第2位に入賞し、バンベルクso. とフランクフルト放送so. で首席ホルン奏者を務めたドイツの名ホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーによるロシア音楽アルバムが復刻。その魅力が喧伝されてこなかったためにこれまであまり知られていなかった隠れた名録音。 Koch internationalより1994年にリリースされていた音源。 | ||
グリンデンコ、クレーメル、バシュメット ウラジーミル・マルティノフ(1946-):2つのヴァイオリン、チェレスタと弦楽のための「カム・イン!」(1985) (*) レオニード・デシャトニコフ(1955-):室内歌劇「可哀想なリザ」(1980) (#) タチヤーナ・グリンデンコ、ギドン・クレーメル(Vn;*) ミハイル・ムンチャン(チェレスタ;*) ユーリー・バシュメット指揮(*) モスクワ・フィルハーモニック・ソロイスツ(*) エレーナ・ウスティノワ(S;#) ヴラディーミル・ナパリン(T;#) ヴラディーミル・ジーヴァ指揮ムソルグスキー劇場ソロイスツ(#) | ||
録音:1985年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ(*) /1991年、カペラ・コンサート・ホール、セッション(#)、ともにサンクトペテルブルク〔レニングラード〕録音スタジオ。ユーリー・バシュメットが指揮し、ギドン・クレーメルが第1ヴァイオリンを担当したウラジーミル・マルティノフの「カム・イン!」の初期の録音に、レオニード・デシャトニコフがニコライ・カラムジンの小説に基づいて作曲した室内歌劇「可哀想なリザ(Poor Liza)」という興味深い2つのレコーディングがセットになって、Northern Flowersから復刻。 | ||
ゲンナジー・バンシコフ(1943-):ソナタ集 ピアノ・ソナタ(1974) (*) / フルート・ソナタ(1975) (#) / (無伴奏?)バヤン・ソナタ(1987) (+) |
ヴィタリ・ベルゾン(P;*) ヴァレンティン・ チェレンコフ(Fl;#) ゲンナジー・バンシコフ(P;#) オレグ・シャロフ(バヤン;+) | |
録音:1981年、 ADD (*/#)、1989年、DDD (+)、レニングラード・レコーディング・スタジオ。1974年からレニングラード音楽院(現・サンクトペテルブルク音楽院)で教育に携わってきた作曲家、ゲンナジー・バンシコフの3つの楽器のためのソナタ集の録音が初CD化。サンクトペテルブルク以外で最も過小評価されているロシア人作曲家の一人ともされるバンシコフの音楽はすべてが生き生きとし、明快かつ独創的な物。ピアノ・ソナタ、フルート・ソナタに加え、ロシアやウクライナの民族楽器であるバヤン(ボタン式アコーディオンの一種)のための珍しいソナタを聴くことが出来る。フルート・ソナタでは作曲者自ら伴奏を務めている。 | ||
ロシアのチェロ・ソナタ集 プロコフィエフ:バラード Op.15 (*) / 無伴奏チェロ・ソナタ Op.134 ユーリ・レヴィチン(1912-1993): チェロ・ソナタ Op.49 (*/+) ヴラディーミル・コマロフ(1940-): 無伴奏チェロ・ソナタ「不確実性」(+) / チェロと管弦楽のためのコンチェルト・ポエム(#) |
マリーナ・タラソワ(Vc) イヴァン・ソコロフ(P;*) エミン・ハチャトゥリアン指揮(#) ロシア国立so.(#) | |
録音:1989年、モスクワ音楽院大ホール(#) /2023年、モスクワ(#以外) | (+):世界初録音。1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人。年齢を重ねてさらに円熟味を増すタラソワが2023年にレコーディングした新たな1枚は、極めて幅広いレパートリーの中でも特にロシアの作曲家を数多く取り上げてきた彼女の真骨頂ともいえるロシアのチェロ・ソナタ集。ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフの珍しいソナタが世界初録音された。まだまだ知られざるロシアン・チェロの奥深さをお楽しみ頂きたい。ロストロポーヴィチに献呈されたコマロフのコンチェルト・ポエムのみ、エミン・ハチャトゥリアン(アラム・ハチャトゥリアンの甥)指揮ロシア国立so. との共演で1989年に録音された物。 | ||
シチェドリン:協奏曲&バレエ音楽集 バレエ「せむしの仔馬」〜4篇(*) / ピアノ協奏曲第2番(#)/ 管弦楽のための協奏曲第1番 「お茶目なチャストゥーシュカ」(*) / ピアノ協奏曲第5番(+) |
デニス・マツーエフ(P;#/+) ヴァレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場o. | |
録音:2009年7月(*)、2009年12月(+)、2015年4月6日-7日(#)、すべてマリインスキー劇場コンサートホール、おそらくセッション|原盤・初出SACD: Mariinsky, MAR-0504 (*), MAR-0509 (+), MAR-0587 (#) 〔すべて廃盤、入手不能〕。“The Mariinsky Label is grateful to Yoko Ceschina for her generous support” と記載されている。 Yoko Ceschina とは、日本とイタリアで活躍したハープ奏者&音楽パトロンのチェスキーナ・永江洋子(1932-2015)のことだろう。 活動休止となったマリインスキー劇場の自主レーベルからリリースされていた音源がNorthern Flowersレーベルから復刻されるヴァレリー・ゲルギエフが情熱を注いでいる作曲家の一人である現代ロシアの巨匠、ロディオン・シチェドリンの作品から、デニス・マツーエフとの豪華共演による2つのピアノ協奏曲やシチェドリンの真骨頂であるバレエ音楽を集成してリリース。Northern Flowersはこれまで他のレーベルからも歴史的価値の高い良質な音源の復刻を行っており、今後のリリースにも注目すべきだろう。 | ||
PARNASSUS (米) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)リヒテルの1950年代ライヴ集で知られるレーベルだが、現代作品なども発売している。#記号と品番は長らく PACD-96xxx のみでしたが、2021年から PACL-95xxx のものもリリースされています。旧譜はこちらから。 | ||
ウィリアム・プリムローズ〜ヴィオラ・トレジャーズ バルトーク:ヴィオラ協奏曲[シェルイ・ティボール指揮 新so.|1951年] メンデルスゾーン:八重奏曲 変ホ長調 Op.20 [ヤッシャ・ハイフェッツ、イスラエル・ベイカー、アーノルド・ベルニック、ジョゼフ・ステパンスキー(Vn) ヴァージニア・マジェフスキ(Va) グレゴール・ピアティゴルスキー、ガーボル・レイト(Vc)|1961年] ウォルトン:ヴィオラ協奏曲[ウィリアム・ウォルトン指揮フィルハーモニアo.|1946年] パガニーニ/クライスラー、プリムローズ編曲:ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 Op.7 第3楽章 〜ラ・カンパネッラ(ヴィオラ版)[ハリー・アイザックス(P)|1937年] フォスター/ハイフェッツ、プリムローズ編曲:金髪のジェニー(ヴィオラ版)[不明伴奏者(P)] ウィリアム・プリムローズ(Va) | ||
20世紀を代表するヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズ。彼はヴィオラを独奏楽器として世に知らしめた先駆者と言ってよいだろう。このアルバムはプリムローズのために書かれたバルトークの「ヴィオラ協奏曲」を始めとして、ヤッシャ・ハイフェッツや、グレゴール・ピアティゴルスキーといったこちらも20世紀を代表する演奏者たちが参加したメンデルスゾーンの「八重奏曲」。作曲者自身が指揮をしたウォルトンの「ヴィオラ協奏曲」など充実の収録内容となっている。また「カンパネラ」といった小品ではプリムローズの至芸をたっぷりとご堪能頂ける。 | ||
ミニアチュール&ヴィネット(&モア)〜ミルシテイン、26のお気に入りアンコール集 スメタナ:わが故郷より / グルック/クライスラー編曲:精霊の踊り ヴィエニャフスキ:マズルカ ニ長調 Op.19 No.2 / ヴィヴァルディ:シチリアーノ コダーイ/ミルシテイン編曲:港に雨が降るように / ショパン/ミルシテイン編曲:ノクターン 嬰ハ短調 リース:無窮動 / ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調〜ラルゲット ブラームス/ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲第2番 ニ短調 / マスネ/マルシック編曲:タイスの瞑想曲 ストラヴィンスキー/ドゥシュキン編曲:ロシアの乙女の歌 / パラディス/ドゥシュキン編曲:シチリアーノ R. コルサコフ/ハートマン編曲:熊蜂の飛行 / ポルディーニ/クライスラー編曲:踊る人形 ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ第1番 ニ長調 Op.4 ファリャ/コハニスキ編曲:アストゥリアス地方の歌/ホタ / ラヴェル:フォーレの名による子守歌 サラサーテ:アンダルシアのロマンス / シューマン/フルヴェック編曲:トロイメライ J.S.バッハ/ヴィルヘルミ編:管弦楽組曲第3番 ニ長調〜アリア / ノヴァーチェク:無窮動 チャイコフスキー:メロディ / ドビュッシー/ハートマン編曲:亜麻色の髪の乙女 ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ Op.16 ナタン・ミルシテイン(Vn) レオン・ポマーズ(P) | ||
録音:1956年、1958年、1960年。20世紀最高のヴァイオリニストの一人と称されたナタン・ミルシテイン。本アルバムでは、1956年から60年にかけて録音された2つの有名なコレクションから26曲をリマスタリングし集成。美しく流れるようなレガート奏法、鮮やかなテクニックと表現力でヴァイオリンの貴公子とも呼ばたミルシテインの珠玉のアンコール・ピースをお楽しみ頂ける。 | ||
ザ・ベル・テレフォン・アワーにおけるマイケル・レビン 1950-54 メンデルスゾーン/ハイフェッツ編曲:歌の翼に Op.34 No.2 / パガニーニ:カプリス第7番 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 〜第4楽章/他 マイケル・レビン(Vn) ベル・テレフォン・アワーo. | ||
既出CD 〔当店推定〕: Doremi 。 1940年から1958年までNBCラジオネットワークで放送されてたコンサート番組「ザ・ベル・テレフォン・アワー」。その番組にマイケル・レビンが出演した時の演奏を集めた。ヴァイオリンの小品から協奏曲の抜粋まで2枚組にたっぷりと収録。毎週800万人から900万人に聞かれていたという大人気番組でのマイケル・レビンの演奏をお楽しみ頂きたい。 | ||
若き日のマルコム・フレイジャー プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.16 (*) ハイドン: ピアノ・ソナタ第35番 変ホ長調 Hob.XVI: 35 (#) /バルトーク:2台のピアノと打楽器のための ソナタ Sz.110, BB.115 (+) |
マルコム・フレイジャー(P) ルネ・レイボヴィッツ指揮(*) パリ音楽院o.(*) ウラディーミル・ アシュケナージ(P;+) ルスラン・ニクリン、 ヴァレンティン・ スネギレフ(Perc;+) | |
録音:不詳〔1960年以前〕(*) /1960年、パリ(無印)/1963年、ソヴィエト(#) |おそらくすべて初CDフォーマット化|原盤:RCA Victor (*/#) 〔フレージャーのデビュー盤らしい〕/ Melodiya (+) 。 (+)は2020年に Melodiya からダウンロード/ストリーミング専売品がリリースされているが、実CDはなかったはず。 信じられないほどのテクニック、驚くべき器用さ、詩的で美しいタッチを兼ね備えたアメリカ出身の大ピアニスト、マルコム・フレイジャー〔マルコム・フレージャー〕(1935-1991)の初期の録音がParnassusレーベルより復刻!1960年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したフレイジャーは同年にカーネギー・ホール・デビュー、その後積極的なレコーディング活動や楽譜の発掘、研究にも力を注いでいたが、さらなる活躍が期待される中56歳の若さでこの世を去った。今回の復刻アルバムにはRCA Victor Red Sealからリリースされいきなりグラミー賞にノミネートされたデビュー盤に収録されていた「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番、ハイドン:ピアノ・ソナタ第35番に加え、1963年にレコーディングされたウラディーミル・アシュケナージらとの共演によるバルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタを収録。当時20代のフレイジャーが魅せた驚異的な演奏に改めて耳を傾けてみてはいかがだろうか。 | ||
エマヌエル・フォイアマン・イン・コンサート ドヴォルジャーク:森の静けさ Op.68 (*) ロンド ト短調 Op.94 (*) ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 B.39 (*) オイゲン・ダルベール: チェロ協奏曲 ハ長調 Op.20 (#) ヨセフ・レイハ〔ヨーゼフ・ライヒャ〕: チェロ協奏曲 イ長調 Op.4 No.1 (+) |
エマヌエル・フォイアマン(Vc) レオン・バージン指揮 ナショナル・オーケストラル・ アソシエイション | |
録音:1940年1月27日(+) /1940年4月22日(#) /1941年11月10日(*) |既出CD: Philips (*) / West Hill Radio Archives, WHRA-6042 〔入手困難?〕。カザルスとともに20世紀前半を代表する名手の一人、エマヌエル・フォイアマンの貴重録音が新リマスターで登場!フォイアマンはドヴォルジャークのチェロ協奏曲の名盤も遺しているが、今回は敢えてライヒャとダルベールというレア・レパートリーが選ばれているところも注目だろう。 | ||
エリーザベト・シューマンの白鳥の歌 メンデルスゾーン: Das Erste Veilchen (Ebert) / Die Liebende Schreibt (Goethe) / Bei Den Weige (Klingemann) / Der Mond (Geibel) / Fruhlingslied (Schwabisch) ローベルト・フランツ: Aus Meinem Grossen Schmerzen, Op.5 No.1 / Voglein Wohin, Op.1 No.11 / Stille Sicherheit, Op.10 No.2 / Bitte, Op.9 No.3 / Liebchen ist da, Op.5 No.2 / Mutter, ?o sing mich zur Ruh, Op.10 No.3 / Gute Nacht, Op.5 No.7 / Widmung, Op.14 No.1 ヴォルフ: Bedeckt mich mit Blumen (Spanisches Liederbuch) / Gesegnet sei das Grun (Italienisches Liederbuch) / O war Dein Haus durchsichtig wie ein Glas (Italienisches Liederbuch) / Ihr jungen Leute (Italienisches Liederbuch) / Wie glanzt der helle Mond (Keller) / Du denkst, mit einem Fadchen mich zu fangen (Italienisches Liederbuch) / In der Fruhe (“kein Schlaf noch kuhlt das Auge mir ") (Morike Lieder) / Sie blasen zum Abmarsch (Spanisches Liederbuch) / Blumengrass (Goethe Lieder) / Nun wandre, Maria (Spanisches Liederbuch) / Als ich auf dem Euphrat Schiffte (Goethe) / Ein Serenade Euch zu bringen (Italienisches Liederbuch) / Verborgenheit (Morike) / Phanomen (Goethe) / Anakreons' Grab (Goethe) / Nimmersatte Liede (Morike) / Frage und Antwort (Morike) R.シュトラウス: Morgen / Morgen incl. Master class エリーザベト・シューマン(S) アーネスト・ラッシュ(P) | ||
録音:1950年|『初CD化』とアナウンスされている。『20世紀最高のリート歌手の一人による最後の録音』(レスリー・ガーバー| Parnassus 社主)。歌曲、オペラから宮廷歌手まで、また音楽教育者としても活躍したドイツ系アメリカ人のエリーザベト・シューマン。20世紀最高のリート歌手として名高い、エリーザベト・シューマンが残した最後の録音が初CD化され登場。 | ||
アイネズ〔イネズ〕・マシューズ、シューベルトを歌う 歌曲集〔美しき水車小屋の娘 D.795 (*) / 冬の旅 D.911 (#) 〕 |
アイネズ・マシューズ(Ms) ロウエル・ファー(P) | |
録音:1953年(*) /1954年(#) | (*):おそらく初CDフォーマット化|既出CD-R: Forgotten Records, fr-2136 (#) |原盤: Period 。 メゾ・ソプラノ歌唱(&アフリカ系の歌手としても?)による、これら歌曲集の史上初全曲録音。彼女は「白鳥の歌」他も録音しているが、2024年現在残念ながらCDフォーマット未復刻。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します バイヤード・ラスティン − ザ・シンガー〜黒人霊歌、リュート歌曲/他 パーセル(1659-1695): I Attempt from Love’s Sickness to Fly ジョン・ダウニー(1927-2004): Flow, My Tears / アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): Cara e dolce マイケル・アーン(1740-1786): The Lass with the Delicate Air バイヤード・ラスティン(1912-1987): I Saw Her as I Came and Went ウィリアム・ロウズ(1602-1645): Gather ye Rosebuds while ye May 作曲者不詳(エリザベス朝の歌曲、黒人霊歌等): Have You Seen but a Whyte Lillie Grow? (アーノルド・ドルメッチ編曲)/ Ah! The Sighs that Came from My Heart (バイヤード・ラスティン編曲)/ Swing Low, Sweet Chariot / Nobody Knows the Trouble I’ve Seen / Ezekiel Saw the Wheel / There is a Balm in Gilead / Careless Love / You Don’t Have to Ride Jim Crow! / Go, Tell it on the Mountain / Mary, What You Gonna Name Your Pretty Little Baby? / Wasn’t That a Mighty Day? / I Know the Lord Laid His Hands on Me / Shepherd, Where’d You Lose Your Sheep? / Sometimes I Feel Like a Motherless Child / Lonesome Valley / Were You There When They Crucified My Lord? / He Never Said a Mumblin’ Word / Lord, I Don’t Care Where You Bury My Body / He Arose / He is King of Kings バイヤード・ラスティン(Vo〔T〕/リュート) マーガレット・ドウソン(Cemb) ジェイムズ・ファーマー(語り) | ||
録音:1950年代前半|原盤〔当店推定〕: Fellowship Records | (P) (C) 2022 Estate of Bayard Rustin 。なお、レーベル不詳の同名CDアルバム "Bayard Rustin – The Singer" が存在するが、そちらは黒人霊歌等のみの収録。 バイヤード・ラスティン(1912-1987)は合衆国の公民権運動指導者・政治活動家。黒人も同性愛者も公然と差別される対象だった時代、彼はその双方に当てはまり、伝記の日本語訳本紹介には『暴力に頼らずにトラブルを起こす達人でした』『1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を成功させた、頭脳明晰な人でもあります』等と書かれている。顧問を務めていたキング牧師の影に隠れてしまったようで、日本ではあまり著名ではないが、合衆国では没後、当時の大統領だったロナルド・レーガンから顕彰され、さらに初のアフリカ系アメリカ人大統領となったバラク・オバマから大統領自由勲章〔文民に贈られる合衆国最高位の勲章〕を授与された。大統領自由勲章授与時プレスリリースの機械翻訳&当店簡易校正『バイヤード・ラスティン氏は、公民権、尊厳、万人の平等を求める不屈の活動家であった。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の顧問であった彼は、非暴力抵抗を推進し、最初のフリーダムライドのひとつに参加し、1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を組織し、国内外で疎外されたコミュニティのためにたゆまず闘った。ゲイであることを公表しているアフリカ系アメリカ人として、ラスティン氏は平等な権利を求めるいくつかの闘いの交差点に立っていた。』 彼は多才な人で、通常の大学を卒業後に音楽の才能を買われ、2つの大学に音楽奨学金を得て入学した。なお、彼が学んだ3つの大学はすべて歴史的黒人大学〔古くからアフリカ系アメリカ人学生の教育を目的としていた高等教育機関の総称〕で、このようなところからも黒人差別の実態が垣間見える。音楽的なキャリアとしては1939年、ポール・ロブソン主演の短期ブロードウェイ・ミュージカル「ジョン・ヘンリー」のコーラスに参加、同じく参加していたブルール歌手のジョシュ・ホワイト(1914-1969)からホワイトのゴスペル・ヴォーカル・グループに誘われ、何枚か録音にも参加した。これを機にラスティンはニューヨークのダウンタウンにあるナイトクラブでレギュラー・パフォーマーとなり、社交的で知的な人脈を広げたという。また、1950年代から1970年代にかけて Fellowship Records から彼の歌をフィーチャーしたアルバムを何枚かリリースした。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ブラック・スワンズ〜約100年前にリリースされて以来 ほとんど再発されていない、黒人のクラシック音楽演奏家による最初期録音集 1918-22 黒人霊歌/バーリー編曲: Go Down Moses [ハリー・バーリー(1866-1949) (Vo) 不明ピアノ伴奏(弾き歌い?)|1919年秋| Broome Special, 51-A ] 黒人霊歌/おそらくバーリー編曲: I Don't Feel Noways Tired / Sometimes I Feel Like a Motherless Child [エドワード・H.S.ボートナー(1898-1981) (B−Br)|1919年秋| Broome Special, 54-A, 51-B] ナサニエル・デット: In the Bottoms – Barcarolle / Magnolia Suite – Mammy [R.ナサニエル・デット(P) (1882-1943) |1919年秋| Broome Special, 54-B, 55-B] ドリーブ:「ラクメ」〜鐘の歌(仏語)[1921年後半-1922年初頭| National Music Lovers, 1028-A ]/ 作曲者不詳/ムーア詞:夏の名残のばら[1921年後半-1922年初頭| Black Swan, 7104-B ]/ エヴァ・デラクア(1856-1930):牧歌[ウィリアム・レナード・キング(P)|1919年秋| Broome Special, 52-A ]/ ルイージ・アルディーティ(1822-1903):口づけ[1921年後半-1922年初頭| Black Swan, 7104-A ]/ 黒人霊歌/C.C.ホワイト編曲: Nobody Knows the Trouble I’ve Seen Anon. [1919年秋| Broome Special, 55-A ] [以上5曲、フローレンス・コール=タルバート(S) (1890-1961) ] 作曲者不詳:子守歌 [Cradle Song] /悲歌 [Lament] [クラレンス・キャメロン・ホワイト(Vn) (1880-1960) ウィリアム・レナード・キング(P)|1919年秋| Broome Special, 53-B, 52-B ] 黒人霊歌/デット編曲: Make More Room (*) グノー:緑の丘がある [There Is a Green Hill/Sur la montagne] (*) [ハティ・キング・リーヴィス(A) (1890-1970)|1921年後半-1922年初頭| Black Swan, 7106-B, 7106-A ] レオンカヴァッロ:「道化師」〜衣装をつけろ(伊語|レコード・ラベルには「アリオーソ」と記載) [1918年5月4日|Columbia Personal, 62281 ]/ ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜人知れぬ涙(伊語)[1918年5月25日|Columbia Personal, 91503 ]/ ヴェルディ:「運命の力」〜二重唱 最後の頼みだ [G.サムナー・ワームリー(Br)|1918年5月26日、または1918年6月14日|Columbia Personal, 91508-1 ]/ キャスリーン・A,グレン(1905頃-1920年代活動):たそがれ [Twilight] [1918年5月4日|Columbia Personal, 62282 ]/ 黒人霊歌: Bye and Bye [1918年6月15日|Columbia Personal, 91512 ]/ Steal Away to Jesus [おそらくローレンス・ブラウン(P)|1918年6月25日|Columbia Personal, 91502 ]/ Swing Low, Sweet Chariot [1917年12月21日頃|Columbia Personal, 62050 ] [以上7曲、ロランド・ヘイズ(T) (1887-1977) ] ヴェルディ:「リゴレット」〜慕わしい人の名は[1921年後半-1922年初頭| Black Swan, 7101 ]/ 「椿姫」〜ああ、そは彼の人か(抜粋)[1921年後半-1922年初頭| Black Swan, 7102 ]/ ハイドン:6つのカンツォネッタ第1集〜 My Mother Bids Me Bind My Hair Hob.XXVIa: 27 [1921年頃| Broome Special, 53-B ] [以上3曲、アントワネット・ガーンズ(S) (1887頃-1938) ] ◆補遺 ジャン=バティスト・フォール(1830-1914):シュロの葉 [Les Rameaux] [ハリー・バーリー(1866-1949) (Vo)|1944年4月2日、 WNYC 放送「ラガーディア市長、市民と語る」] #CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します | ||
演奏者|録音|原盤:[内]|ほぼすべて初CD化と思われる| (P) (C) 2019 。# (*)の2曲は、上記本体記載と逆順に収録されているようですが、現状ママで供給されます。 1曲目と最後の歌手ハリー・バーリーはドヴォルジャークに黒人霊歌の旋律を教え、それが「新世界より」の旋律に生かされた。20世紀なかば時点でもまだ敷居が高いものだったアフリカ系アメリカ人による「クラシック音楽の録音」。そこから遡ること約30年、録音の泰明期に残された非常に貴重な録音を目一杯詰め込んだディスク。 |