タネーエフ(1856-1915):室内楽作品全集
弦楽四重奏全集 〔第1番 変ホ短調 Op.4 (1890) /第4番 イ短調 Op.11 (1900) /第5番 イ長調 Op.13 (1903) / 第7番 変ホ長調 (1880) /第3番 ニ短調 Op.7 (1896) /第8番 ハ長調 (1883) / 第6番 変ロ長調 Op.19 (1905) /第9番 イ長調 (1883) /第2番 ハ長調 Op.5 (1895) 〕 [タネーエフSQ 〔ヴラディーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(Va) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)〕| 録音:1977年-1979年、レニングラード(現・サンクトペテルブルク)、ソヴィエト] 弦楽五重奏曲(2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのための) ト長調 Op.14 (1901) (*) / 弦楽五重奏曲(2つのヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための) ハ長調 Op.16 (1904) (+) / ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 ト短調 Op.30 (1911) (#) [タネーエフSQ 〔ヴラディーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(Va) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)〕| ベイヌス〔ベニアミン〕・モロゾフ(Vc;*) ユーリー・クラマロフ(Va;+) タマーラ・フィドレル(P;#)|録音:1980年-1981年(*/+)、1968年(#) ] ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 ニ長調/ 2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲 ニ長調 Op.21 / ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 ニ長調 Op.22 (*) / ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 変ホ長調 Op.31 [タネーエフSQ団員 タマーラ・フィドレル(P;*)|録音:1969年、1978年] ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ホ長調 Op.20 (*) ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 (+) [エリソ・ヴィルサラーゼ(P;*) タネーエフSQ団員〔ヴラディーミル・オフチャレク(Vn) ヴラディーミル・ストピチェフ(Va;*) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc;*)〕 タマーラ・フィドレル(P;*)|録音:1987年(*)、1980年(+) ] | ||
既発売盤のボックス・セット化。#当盤は廃盤になった可能性があります。入手できない場合はご容赦ください。 | ||
ミャスコフスキー(1881-1950):弦楽四重奏曲全集 〔第1番 イ短調 Op.33 No.1 (1929-30) /第2番 ハ短調 Op.33 No.2 (1930) /第3番 ニ短調 Op.33 No.3 (1911-26) / 第4番 ヘ短調 Op.33 No.4 (1909-37) /第5番 ホ短調 Op.47 (1938-39) /第6番 ト短調 Op.49 (1939-40) / 第7番 ヘ長調 Op.55 (1941) /第8番 嬰ヘ短調 Op.59 (1942) /第9番 ニ短調 Op.62 (1943) / 第10番 ヘ長調 Op.67 No.1 (1907-45) /第11番 変ホ長調 Op.67 No.2 (1945) / 第12番 ト長調 Op.77 (1947) /第13番 イ短調 Op.86 (1949) 〕 タネーエフSQ [ヴラディーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(Va) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1981年-1984年、 ADD |既出単売: NF/PMA-9950〜9954 のセット化。 | ||
ヴァディム・サルマノフ (1912-1977):合唱作品集 ロシアの詩人たちの詩による抒情的女声合唱曲集(1968) (*) 〔ルーシ(母なるロシア)/つばめの歌/夜/春の井戸/日の出/秋に/新築祝い〕/ チェコの詩人たちの詩による5つの混声合唱曲(1976) (+) 〔再溶解する銃剣とヘルメット/秋/詩/彼女の涙のブルース/ギター〕/ ニコライ・ルプツォフの詩による3つの男声合唱曲(1977) (+) 〔古い道/初雪/私の魂は大切に思う〕/ 伝承的歌詞による3つのロシアの歌(混声合唱のための) (1968) (#) 〔白色とばら色の/私は抜け出そう、悲しみから/シドール・ポリカロヴィチ〕/ ラスール・ガムザートフの八行詩集(混声合唱のための) (1962) (**) 〔生命の書/あなたは知りたがる/わが旧友/調子はいかが?/どこへ?/山頂〕/ Swan Ladylove (伝承的歌詞による混声合唱のためのコンチェルト) (1966) (*) 〔高いか、やあ、高いか/荒々しい風/おお、わが曇りよ/彼らは私の妹を連れ去った/雌白鳥は海辺で水を飲んだ〕 グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho. | ||
録音:1968年(**)、1974年(#)、1981年(+)、1985年(*)、レニングラード放送スタジオ、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 | ||
レニングラードの弦楽四重奏曲集 (Vol.2) ゲンナジー・バンシチコフ(1943-):弦楽四重奏曲(1982) (*) リュツィアン・プリゴージン(1926-1994):弦楽四重奏曲第2番 (1983) (+) ベニアミン・バスネル(1925-1996):弦楽四重奏曲 〔第4番 (1969) (#) /第5番 (1975) (**) 〕 レニングラード・フィルハーモニーSQ (*/+) タネーエフSQ (#/**) | ||
録音:1970年(#)、1983年(*)、1984年(+/**)、すべてカペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 ゲンナジー・バンシチコフはカザン〔現・タタールスタン共和国首都〕に生まれたロシアの作曲家。数多くのオペラ・声楽作品を書いているが、弦楽四重奏曲は収録の1曲のみ。リュツィアン・プリゴージンはタシュケント〔現・ウズベキスタン首都〕に生まれたロシアの作曲家。ベニアミン・バスネルはショスタコーヴィチに師事したロシアの作曲家。 | ||
レニングラードの合唱音楽 ユーリー・ファリク(1936-2009): 見知らぬ女(アレクサンドル・ブロークの詩による、混声合唱のための) (1976) (*) / 混声合唱のための2つのソルフェージュ(1973) (*) /秋の歌(混声合唱のための|全4曲) (1970) (+) / エストニアの水彩画 (女声合唱のための|全5曲) (1976) (#) / 混声合唱のための三部作(ヴラディーミル・ソロウヒンの詩による) (1969) (**) セルゲイ・スロニムスキー(1932-2020): ソロモンの歌(ソプラノ、テノール、室内合唱、オーボエ、ホルンとハープのための) (1975) (++) / 伝統的な歌詞による混声合唱のための2つの歌(1967) (##) /最後にもう一度率直に言おう(1974) (*) ルジアン・プリゴジン(1926-1994): 混声合唱のための連作(アレクサンドル・ブロークの詩による|全4曲) (1973) (+) タチアナ・ノヴィトコワ(S;++) コンスタンチン・プルジニコフ(T;++) ヴラディーミル・クルリン(Ob;++) ヴィタリー・ブヤノフスキー(Hr;++) タチアナ・トウェル(Hp;++) ヴァレンチン・ネストロフ指揮レニングラード室内cho.(*/+/++/##) グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho.(#/**) | ||
録音:1974年(##)、1975年(*)、1976年(+)、1977年(++)、1979年(#)、1983年(**)、すべてカペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 | ||
ヴェルナー・トーマス=ミフネ、 Koch 録音〜ルビンシテイン&グレチャニノフ アントン・ルビンシテイン(1829-1894): チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.65 (*) / チェロ協奏曲第2番 ニ短調 Op.96 (*) アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1936): チェロと管弦楽のための組曲 Op.86 (+) |
ヴェルナー・ トーマス=ミフネ(Vc) ユーリー・アーロノヴィチ指揮(*) アレクサンダー・ シメオニデス指揮(+) バンベルクso. | |
録音:1989年3月(*)、1986年2月(+)、バイエルン放送、ミュンヘン、ドイツ|初出: Koch Schwann |ライセンサー: Koch International 。 バイエルン放送響の首席奏者を務め、1980年代から1990年代にかけて、 Calig, Largo, Orfeo, Koch 等ドイツのレーベルへ多くの録音を残し、特にいくつかの小品集などは国内盤も発売、2001年に日本で著書も出版されるなど一世を風靡したチェリスト&編曲者、ヴェルナー・トーマス=ミフネ(1941-2016)。録音の多くは1990年代なかばまでのもので、2000年代以降演奏家としての名をほぼ聞かなくなっていたが、当盤リリースにあたって調べた所、すでに70代半ばで亡くなっていた。欧文のものも含め死亡記事もネット上には一切見当たらず、そのため2023年現在でも存命扱いになっている資料多数。しかも「ミフネ」とあるので日系かと思いきや、これは同姓同名のソングライター〔おそらくスイスの作曲家(1929-) 〕との混同を避けるため、なんと「行きつけの日本料理レストランの名前を拝借し」たとかで全くのドイツ人。さらに驚くべきことに、彼はライプツィヒ聖トーマス教会のカントルも務め、バッハのカンタータ録音などで著名なドイツの指揮者クルト・トーマス(1904-1973)の実子なのだという。これらの情報は、少なくとも彼のCDが大量に出回っていた時期に大きく喧伝されたことはなかったはずで〔ミフネがレストランの名であることは CD 解説書に書いてあったらしい〕、いろいろな意味で興味をそそられる。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010): バレエ「十二」(アレクサンドル・ブロークの詩による) Op.25 (1963) 〔 I / II / III / IV (*) / VI / VII / VIII (*) / IX -X -XI / XII (*) 〕/ ショスタコーヴィチの3つの主題による管弦楽のための変奏曲 Op.143 (2005) (+) パーヴェル・ブベリニコフ指揮レニングラードpo.(無印) ペーテル・リリェ指揮エストニア国立so.(*) アレクサントル・ティトフ指揮サンクトペテルブルクpo.(+) | ||
録音:1976年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕(無印) /1982年5月22日、ライヴ(*) /2006年5月11日、ライヴ(+) 。 「十二」はロシアの詩人アレクサンドル・ブローク(1880-1921)が十二人のロシア革命戦士を十二使徒に見立て、「黙示録」として革命を描いた同名の長編詩に基づく全4幕のバレエ。 | ||
ショスタコーヴィチ、コヴァル、スヴィリドフ:無伴奏混声合唱合唱作品集 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):革命詩人による10の詩曲 Op.88 (*) 〔 Courage Friends, March On! / One of Many / Out to the Streets! / An Encounter During a Transit / To the Executed / January the Ninth / Belated Salvos Over Now / They Won / The May Song / Song 〕 マリアン・コヴァル〔コヴァリ〕(1907-1971): Lake Ilmen / Hey You Land, Lovely Land / The Leaves / Human Tears / Why Are You Bending O'er the Waves ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998): Sing Me a Song Like You Used to / On My Lost Youth / My Soul Is Yearning for Heaven / Blue Is the Night / When the Son Met His Father / How the Song Was Born / The Herd グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho. | ||
録音:1973年(*)、1979年(*以外)、国立カペラ・コンサートホール、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD |歌詞:ロシア語。#上掲の曲目は英訳されたものです。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):無伴奏合唱作品集 ヤーコフ・ポロンスキーの詩による12の無伴奏合唱曲 Op.27 (1909) (+) 〔墓の上/廃墟の塔/雲の後ろに断崖は見たのだ/星たち/山の上を二つの暗い雲が/ この日々、眠たげな海の上で/祈り/ご覧、何という霧が/永遠より音楽が/プロメテウス/夕べ/舟の上で〕/ 2つの混声四部合唱曲 Op.15 (1900) (#) 〔星たち(アレクセイ・ホミャコフ作詩)/アルプス(フョードル・チュッチェフ作詩)〕/ 3つの初期の合唱曲(作品番号なし) (1877-80) (*) 〔松(ミハイル・レールモントフ作詩)/セレナード(アファナシー・フェート作詩)/ ヴェネツィアの夜(アファナシー・フェート作詩)〕 日の出 Op.8 (1888)(アレクセイ・ホミャコフ作詩)(*) アデーリへ Op.24 (1907)(アレクサンドル・プーシュキン作詩)(*) グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho. | ||
録音:1970年(*) /1982年(#) /1986年10月25日、ライヴ(+)、すべて 国立カペラ・コンサートホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 | ||
初CD化〜ボリス・ティシチェンコ(1939-2010): ヴァイオリン協奏曲第2番(ヴァイオリン交響曲) Op.84 (1981) (*) / オルガン・インヴェンション集 Op.27 (1964) から(#) 〔第3番 固執する装飾 /第6番 下降する変形/第7番 主題と展開〕/ 楽府 [Yuefu] (中国の民俗詩による3つの無伴奏合唱曲) Op.14 (1959) (+) 〔森の春/太陽は地上に明るく輝いていた/庭の春〕 セルゲイ・スタドレル(Vn;*) ワシーリー・シナイスキー指揮レニングラードpo.(*) ニーナ・オクセンティアン(Org;#) ヴァレンチン・ネストロフ指揮レニングラード室内cho.(+) | ||
録音:1987年(*)、1981年(#)、1975年(+)、レニンラード・カペラ・コンサートホール、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕|初CD化。当レーベルが力を入れているティシチェンコ・シリーズ。 | ||
宇田川杰子、郷愁のロシア〜 ロシア・ロマン派作曲家によるヴァイオリンとピアノのための音楽 チャイコフスキー(1840-1893): ロマンス Op.5(ミハイロフスキー編曲)(*) /感傷的なワルツ Op.51 No.6 ナープラヴニーク(1839-1916):4つの小品 Op.64 〔夜想曲/ワルツ=カプリス/ロシアのメロディー/スペインのスケルツォ〕 ラフマニノフ(1873-1943)/ミハイロフスキー編曲:エレジー Op.3 No.1 (*) ストラヴィンスキー(1882-1971):ロシアの歌 リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/クライスラー編曲:太陽への賛歌 アレンスキー(1861-1906): ワルツのテンポで(ハイフェッツ編曲)/セレナード Op.30 No.2 スクリャービン(1872-1915)/モギレフスキー編曲:夜想曲 Op.5 No.1 ショスタコーヴィチ(1906-1975)/ツィガーノフ編曲: 3つの幻想的舞曲 Op.5 /24の前奏曲 Op.34 より Nos.2, 18, 11, 17, 5 カバレフスキー(1904-1987):即興曲 Op.21 No.1 /ロンド Op.69 宇田川杰子(Vn) ペトル・リモノフ(P) | ||
録音:2020年11月25日、27日、セント・サイラス教会、ロンドン、 UK | (*):世界初録音。 長らくロンドンを本拠に活躍している日本のヴァイオリニスト、宇田川杰子(うががわ・ひでこ) 渾身のロシア・レパートリー。ペトル・リモノフはモスクワに生まれ、マリア・ジョアン・ピリス、ドミトリー・アレクセーエフに師事したイギリスのピアニスト。 | ||
アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977): チェロとピアノのためのソナタ〔第1番 Op.29 /第2番 Op.30 No.1 /第3番 Op.30 No.2 〕/ チェロとピアノのための12の前奏曲 Op.38 /無伴奏チェロ組曲 Op.76 (*) マリーナ・タラソワ(Vc) イヴァン・ソコロフ(P;*以外) | ||
録音:2020-2021年、モスクワ、ロシア。 | ||
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996): チェロとピアノのためのソナタ〔第1番 ハ長調 Op.21 (*) /第2番 ト短調 Op.63 (+) 〕/ 無伴奏コントラバス・ソナタ Op.108(チェロによる演奏)(#) / ヴィンニ・プーフ〔くまのプーさんラプソディー〕(**) マリーナ・タラソワ(Vc) イヴァン・ソコロフ(P;#以外) | ||
録音:2019年11月30日(*) /2019年12月13日(+) /2020年7月9日(#) /2020年7月21日(**)、ヴィクトル・ポポフ・スタジオ、モスクワ合唱アカデミー、モスクワ、ロシア。 | ||
カルル・ダヴィドフ(1838-1889):チェロのための音楽 チェロと管弦楽のための演奏会用アレグロ Op.11 (*) /夜想曲 Op.6 No.1 /メロディ/ 無言歌 Op.23 /さようなら Op.17 No.1 /舟歌 Op.17 No.2 /孤独 Op.9 No.1 / アルバムの綴り Op.37 No.1 /小マズルカ Op.37 No.2 /朝に Op.41 No.1 / 夜想曲 Op.41 No.3 /ルガーノ湖にて Op.41 No.4 / 10のチェロ、2つのコントラバスとティンパニのための賛歌(+) / チェロのためのシャコンヌ(J.S.バッハのシャコンヌによる)(#) マリーナ・タラソワ(Vc) アレクサンドル・ポレシャエフ(P;無印) ミハイル・ホフロフ指揮グネーシン・ヴィルトゥオージ室内o.(*) ダヴィドフso. チェリスト・アンサンブル(+) | ||
プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアン:チェロ・ソナタ集 プロコフィエフ(1891-1953):チェロとピアノのためのソナタ ハ長調 Op.119 (*) ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.40 (*) ハチャトゥリアン(1903-1978):無伴奏チェロのための幻想ソナタ マリーナ・タラソワ(Vc) イヴァン・ソコロフ(P;*) | ||
録音:2019年、モスクワ、ロシア。 | ||
レニングラードのハープと協奏曲 ヴァレリー・キクタ(1941-): キエフのソフィア大聖堂のフレスコ画(ハープ協奏曲) Op.50 (1972) (*) / チャイコフスキーの歌劇「スペードの女王」の主題による幻想曲(1982) / アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ハープ協奏曲 Op.25 (1956) (+) ドビュッシー(1862-1918):神聖な舞曲と世俗的な舞曲(1904) (#) エカテリーナ・ヴァルター=キューネ(1870-1930): チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題によるハープのための協奏曲 チャイコフスキー(1840-1893)/クセニア・エルデリー(1878-1971)編曲: 「四季」〜トロイカ(ハープのための版) タチアナ・トヴェル(Hp) タネーエフSQ (#) エドヴァルト・セーロフ指揮(*/+) レニングラード室内o.(*)、レニングラードpo.(+) | ||
録音:1978年(*/#)、1984年(+/無印)、レニングラード・カペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD 。 | ||
レニングラードの協奏曲集 ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):ピアノ、弦楽とティンパニのための協奏曲(1946) (+) オレスト・イェヴラーホフ(1912-1976):ヴァイオリンと管弦楽のための協奏詩曲(1971) (#) ヴラジスラフ・ウスペンスキー(1937-2004): ヴァイオリンと小管弦楽のための音楽(1973) (*) / 弦楽合奏、打楽器、声、ハープとピアノのための音楽(1981) (**) グリゴリー・コルチマル(1947-):ヴィオラ、打楽器、チェレスタとハープのための協奏二部作(1982) (++) 〔ノクターン/無窮動〕 パーヴェル・セレブリャコフ(P)指揮(+) ミハイル・ヴァイマン(Vn;#) ボリス・グートニコフ(Vn;*) ニーナ・ロマノワ(Ms;**) グリゴリー・コルチマル(P;**) ヴェーラ・ボチャロワ(Hp;**) ヴラジーミル・ペスキン(Perc ;**) アレクセイ・レデヴゥク(Va;++) アルヴィド・ヤンソンス指揮レニングラードpo.(#) エドヴァルト・セロフ指揮(**/*) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮(++) レニングラード室内o.(+/*/**/++) | ||
録音:1970年(+)、1973年(#)、1975年(*)、1982年(**)、1983年(++)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕|原盤: Melodiya 。 ウストヴォーリスカヤ、イェヴラーホフ、ウスペンスキーはショスタコーヴィチ門下の作曲家。コルチマルはサンクトペテルブルクで活躍している作曲家・ピアニスト。 | ||
レニングラードの交響曲集 Vol.2 ヴラジーミル・ツウィトヴィチ(1931-2012): 交響曲第2番 (室内管弦楽のための)(1974) (*) セルゲイ・スロニムスキー(1932-2020): 交響曲第8番(弦楽、 トランペットと鐘のための)(1985) (#) / 交響曲第9番(管弦楽のための) (1987) (+) |
アルカジー・ シテインルフト指揮(*) チムール・ムインバーエフ指揮(+) レニングラードpo(*/+) サウリウス・ソンデツキス指揮(#) リトアニア室内o.(#) | |
録音:1980年(+)、1986年(#)、1989年(+)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD 。 ヴラジーミル・ツウィトヴィチはレニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に作曲を、イサイ・ブラウド(1896-1970)にピアノを師事したベラルーシ系ロシア・ソヴィエトの作曲家・ピアニスト・音楽学者。 | ||
レニングラードのバレエ音楽集 ボリス・アルヒマンドリトフ(1932-2009): 舞踏詩「トゥールーズ=ロートレック」(1970) セルゲイ・スロニムスキー(1932-2020):バレエ音楽「イカルス」(1971) 〔イカルスの夢 /翼を造る/孤独/飛行〕 ゲルマン・オークネフ(1931-1973)/ ヴラジーミル・サポジュニコフ(1945-)補筆完成:バレエ音楽「外套」(1973) エドヴァルト・チヴジェリ指揮レニングラードpo. ユーリー・ガマレイ指揮キーロフ劇場o.〔現・ マリインスキー劇場o.〕 | ||
録音:1984年、レニングラード・カペラ・ホール /1976年、1977年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ、すべてレニングラード、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD 。 ボリス・アルヒマンドリトフはレニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に師事したソヴィエト・ロシアの作曲家。ゲルマン・オークネフはレニングラード音楽院でショスタコーヴィチに師事したソヴィエト・ロシアの作曲家。 | ||
レニングラードの室内協奏曲集 セルゲイ・スロニムスキー(1932-2020):室内管弦楽のためのコンチェルト・ブッフォ(1964) (*) ヴラディーミル・ツィトーヴィチ(1931-2012):ヴィオラと室内管弦楽のための協奏曲(1965) (+) ロムアルズ・グリンブラーツ(1930-1995):フルートと弦楽のための協奏曲(1970) (#) イーゴリ・ロガレフ(1948-): マンドリン(ドムラ)と室内管弦楽のための協奏曲「ドメニコ・スカルラッティ」(1980) (**) ユーリー・クラマロフ(Va;;+) アルベルト・ラーツバウム(Fl;#) アレクサンドル・マカロフ(ドムラ;**) エドヴァルト・セーロフ指揮レニングラード室内o. | ||
録音:1967年(*)、1977年(+)、1982年(#/**)、レニングラード・カペラ・コンサート・ホール・スタジオ、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 | ||
レニングラードのチェロ協奏曲集 ボリス・ティシチェンコ(1939-2010): チェロ、17の管楽器、打楽器とハルモニウムのための協奏曲 Op.23 (1963) (*) ヴラディーミル・ツィトヴィチ(1931-2012):チェロ協奏曲(1981) (+) ユーリー・ファリク(1936-2009):チェロと管弦楽のための受難協奏曲(1988) (#) ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc;*) ゲオルギー・ギノフケル(Vc;+) ナタリア・グートマン(Vc;#) イーゴリ・ブラジコフ指揮(*) パーヴェル・ブベリニコフ指揮(+) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮(#) レニングラードpo.(*/+/#) | ||
録音:1966年(*)、1984年、ライヴ(+)、1990年(#)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト。 | ||
レニングラードの合唱コンチェルト集 ヴァディム・サルマノフ(1912-1978): 白鳥の乙女(ロシア民謡による合唱のためのコンチェルト)(1967) (*) セルゲイ・スロニムスキー(1932-): 静かなドン(コサック古謡による混声合唱のためのコンチェルト)(1977) (+) リュツィアン・プリゴージン(1926-1994): 儀式のシンフォニー(無伴奏合唱とオーボエのための)(1978) (#) ユーリー・ファリク(1936-2009): イーゴリ・セヴェリャーニンの詩集(混声合唱のための)(1979) (+) グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho.(*) ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ指揮レニングラード国立カペラcho.(+) ハニャフィ・チナカエフ(Ob;#) ヴァレンティーナ・コピロワ指揮声楽アンサンブル(#) | ||
録音:1985年(*)、1982年(+)、1981年(#)、レニングラード国立カペラ、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト。 | ||
レニングラードの交響曲集 オレスト・イェヴラーホフ〔エヴラーホフ〕(1912-1973):交響曲第3番 Op.35 (1967) (*) ユーリー・ファリク(1936-2009):軽快な交響曲(1971) (+) セルゲイ・スロニムスキー(1932-):交響曲第4番(1982) (#) アルヴィド・ヤンソンス指揮(*) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮(+) イスラエル・グスマン指揮(#) レニングラードpo.(*/#/+) | ||
録音:1973年、ライヴ(*)、1986年(+)、1987年(#)、すべてレニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD 。 | ||
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996):無伴奏チェロ・ソナタ全集 〔第1番 Op.72 /第2番 Op.86 /第3番 Op.106 /第4番 Op.140bis 〕 マリーナ・タラソワ(Vc) | ||
録音:2017年-2019年。 | ||
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ワインベルク(1919-1996): チェロと弦楽のためのコンチェルティーノ (Op.43初稿) (1948/2016発見) (*) / 無伴奏チェロのための24の前奏曲 Op.100 (1960) マリーナ・タラソワ(Vc) アレクサンドル・ルーディン指揮ムジカ・ヴィーヴァ室内o.(*) | ||
録音:2018年、国立放送&録音スタジオ1、モスクワ、ロシア。(*)は世界初録音。 ミェチスワフ(モイセイ)・ワインベルクはポーランド生まれのユダヤ系作曲家。1939年にソヴィエトに亡命し、ショスタコーヴィチと親交を結び影響を与え合った。スターリン政権により批判され1953年2月には逮捕までされたが、翌月スターリンが死んだことで釈放・名誉回復された。20の交響曲をはじめ数多くの作品を残している。「チェロと弦楽のためのコンチェルティーノ」(1948)は彼の「チェロ協奏曲 Op.43」(1948)の下敷きとなった作品で、作曲から68年後、作曲者逝去から20年後の2016年に発見された。もちろん当録音が世界初。「無伴奏チェロのための24の前奏曲」はムスティスタフ・ロストロポーヴィチのために書かれたが、彼が演奏することは無かった。1979年、ワインベルクはこの作品の自筆譜をマリーナ・タラソワに寄贈した。 | ||
ロシアン・ロマンティクス〜 ロシア・ロマン派作曲家によるヴァイオリンとピアノのための音楽 グリンカ(1804-1857): ヴィオラとピアノのためのソナタ ニ短調(ヴァイオリンとピアノのための版)(*) グリンカ/ヴァシリー・サフォノフ(1852-1918)編曲 ピアノのためのマズルカ ホ短調(ヴァイオリンとピアノのための版) グリエール(1875-1956):ヴァイオリンとピアノのためのロマンス ロ短調 Op.3 キュイ(1835-1918): ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲 Op.24 〜第1番「スペイン風に」(+) グラズノフ(1865-1936):瞑想(ヴァイオリンとピアノのための) Op.32 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲 Op.4 (#) ルビンシテイン(1829-1894): ヴィオラとピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.49 〜第2楽章 アンダンテ(ヴァイオリンとピアノのための版)(*) / サンクトペテルブルクの夜会(ピアノのための6つの楽曲) Op.44 〜第1番「ロマンス」(ヴァイオリンとピアノのための版) ルビンシテイン/レオポルト・アウアー(1845-1930)編曲: ピアノのための2つのメロディー Op.3 〜第1番「へ調のメロディー」 (ヴァイオリンとピアノのための編曲版) グラズノフ(1865-1936)/コンスタンチン・ロディオノフ編曲: ピアノのためのソナティナ(ヴァイオリンとピアノのための版)(+) / バレエ「ライモンダ」からグランデ・アダージョ(ヴァイオリンとピアノのための版) 宇田川杰子(Vn) アレクサンドル・パンフィロフ(P) | ||
録音:2017年9月25日-26日、セント・サイラス教会、ロンドン、イギリス。(*)作曲者自身の編曲版による世界初録音| (+)世界初録音| (#)世界初CD録音。 長らくロンドンを本拠に活躍している日本のヴァイオリニスト、宇田川杰子(うががわひでこ)とロシアのピアニスト、アレクサンドル・パンフィロフが歌い上げる濃密なロシアン・ロマンティシズム。 | ||
レニングラードの弦楽四重奏曲集 ベニアミン・バスネル(1925-1996):弦楽四重奏曲第1番(1948) (*) ゲルマン・オークネフ(1931-1973):弦楽四重奏曲第2番(1962) (+) セルゲイ・スロニムスキー(1932-):弦楽四重奏のためのアンティフォナ(1968) (#) アレクサンドル・チェルノフ(1917-1971):弦楽四重奏曲第1番(1949) (**) リュツィアン・プリゴジン(1926-1994):弦楽四重奏曲第1番(1970) (++) タネーエフSQ [ヴラディーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(Va) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1966年(*)、1969年(+)、1970年(#)、1972年(**)、1973年(++)、カペラ・コンサートホール、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕。 | ||
レニングラードのヴァイオリン協奏曲集 ヴャチェスラフ・ナゴヴィツィン(1939-):ヴァイオリン協奏曲(1969) (*) セルゲイ・スロニムスキー(1932-): 春の協奏曲(ヴァイオリンと弦楽合奏のための)(1983) (+) ヴラディスラフ・ウスペンスキー(1937-2004): ファンタズゴリア(2つのヴァイオリンと管弦楽のための)(1988) (#) マリーナ・ヤシヴィリ(Vn;*) セルゲイ・スタドレル(Vn;+) マキシム・ヴェンゲーロフ、アルカディー・グートニコフ(Vn;#) ギンタラス・リンケヴィチウス指揮(*) ヴラディーミル・ポンキン指揮(+) アレクサンドル・ドミトリウス指揮(#) レニングラードpo. | ||
録音:1983年9月6日、ライヴ(*) / 1986年(+) / 1989年4月15日、ライヴ(#)、すべて レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード〔現・サンクトペテルブルク〕、ソヴィエト〔現・ロシア〕、 ADD |いずれもCD初登場。 レニングラード(現・サンクトペテルブルク)音楽院教授を務めた三人のロシア人作曲家のヴァイオリン協奏曲を収録。 ヴャチェスラフ・ナゴヴィツィンはマグニトゴルスクに生まれショスタコーヴィチに師事。ムソルグスキーの未完の歌劇「結婚」および「サランボー」のオーケストレーションを行ったことでも知られている。 セルゲイ・スロニムスキーはロシアのレニングラードに生まれ、ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。ピアニストや音楽学者としても活躍した。 ヴラディスラフ・ウスペンスキーはロシアのオムスクに生まれ、カバレフスキーに見出され、ショスタコーヴィチに師事し彼の後継者と称された。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.5 ピアノ・ソナタ〔第4番 Op.53 (1972) (*) /第5番 Op.56 (1973) 〕/ 侵略 Op.131 (2002) /混乱 Op.133 (2003) ヴラディーミル・ポリャコフ(P;*) ディナーラ・マジトワ(P;*以外) | ||
録音:2005年/2012年。 | ||
ヴァレーリー・ガヴリーリン(1939-1999): 独唱、児童合唱、混声合唱と管弦楽のための声楽交響詩「戦地からの手紙」(1975) (*) / 劇場ディヴェルティメント(管弦楽のための組曲)(1969) (+) 自由な構成の合唱、独唱と器楽アンサンブルのための交響的連作声楽曲「大地」(1975) (#) タイシヤ・カリンチェンコ(S;*) エドゥアルト・ヒル(Br;*) レニングラード放送児童cho.(*) スタニスラフ・ゴルコヴェンコ指揮レニングラード放送so.(*/+) コーリャ・ヴィノグラードフ(ボーイS;#) キーラ・イゾトワ(S;#) レニングラード・グリンカ合唱学校少年cho.(#) フョードル・コズロフ指揮レニングラード放送器楽アンサンブル(#) | ||
録音;1980年(+/#)、1983年(*)、カペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ソヴィエト、 ADD |原盤: Melodiya 。収録全曲が世界初録音にして、2018年現在唯一入手可能な音源。 ガヴリーリンは10歳で孤児院に送られ、音楽の才能を見出されてレニングラード音楽院で学んだソヴィエト・ロシアの作曲家。心臓発作により59歳で亡くなるまで、主にバレエ、オペラ、映画音楽、声楽曲の分野で多数の作品を書いた。連作歌曲「ロシアの手帳」(当レーベル、NF/PMA-9955に収録)が比較的知られている。 | ||
ロシア帝国行進曲集 フランツ・フォン・ブロン(1861-1945):兵士の血(1895) カール・ブラートフィッシュ(1829-1901):シュタインメッツ行進曲(1866) ヨハン・ハインリヒ・ヴァルヒ(1776-1855):パリ入城行進曲(1814) フィリップ・ファールバッハ・Jr (1843-1894):旗手行進曲 Op.192 ヨハン・ネポムク・クラール(1839-1896):ハプスブルク万歳 Op.86 ユリウス・レーンハルト(1827-1913):勇敢なる部隊 Op.17 ハンス・クリスティアン・ロンビ(1810-1874):国王フレゼリク7世栄誉礼行進曲(1861) ルートヴィヒ・ミンクス(1826-1917): バレエ「モンテネグロの美女ロクサンヌ」(1878) 〜モンテネグロ行進曲 ユリウス・フチーク(1872-1916):勇敢に進め Op.79 伝承:古い猟騎兵行進曲(1813-1815) ロベール・プランケット(1848-1903)/ジョゼフ・フランソワ・ラウスキ(1837-1910): サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲(1879) チェーザレ・プーニ(1802-1870):バレエ「せむしの仔馬」(1864) 〜行進曲 F.ロマン:ラッパを吹き鳴らせ(1893) カール・ウンラート(1828-1908):カール王行進曲(1868) フィリップ・ファールバッハ・ JR : 博覧会行進曲(コペンハーゲンへのあいさつ) Op.263 (1888) ヴィルヘルム・レグラント(1769-1845):バイエルン王近衛歩兵連隊閲兵行進曲 カール・ハウシルト:快活(閲兵行進曲)(1869) アレクセイ・F.リヴォフ(1799-1870):第68ボロディンスキー近衛歩兵連隊行進曲(1839) イヴァン・チャピエフスキー(1798-1861):ボロディンスキー連隊行進曲 不詳:神よ皇帝を護りたまえ(1832以前) ドミトリー・ボルトニャンスキー(1752-1825):シオンにおいて主は統べたもう 不詳:ペテルブルクより(1830以前) ヴァシリー・アガプキン(1884-1944):スラヴの娘への別れ(1912) ヴァレンチン・リャシチェンコ指揮レニングラード海軍本部軍楽隊 〔ロシア海軍サンクトペテルブルク本部軍楽隊〕 | ||
録音:2016年9月28日-30日、2018年3月5日-7日、サンクトペテルブルク海軍アカデミー・トレーニング・センター、サンクトペテルブルク、ロシア。 | ||
ユーリー・ファリク(1936-2009):弦楽四重奏曲集 〔第3番(1974) (*) /第4番(1976) (+) /第5番(1978) (#) /第6番(1984) 〕 タネーエフSQ [ヴラディーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(Va) ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1978年(*)、1981年(+)、1985年(#)、1986年(無印)、 レニングラード・レコーディング・スタジオ、レニングラード、ロシア、ソヴィエト|原盤: Melodiya |「西側」で流通したことのない音源の初CD化。 ユーリー・ファリクはオデッサ(ウクライナ)に生まれたロシアの作曲家・指揮者。レニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に作曲を師事。サンクトペテルブルク音楽院教授を務めた。 | ||
セルゲイ・スロニムスキー(1932-): 交響曲第2番(1978) (*) / 独唱、合唱、オルガンと管弦楽のためのアレクサンドル・ブロークの詩による カンタータ「 A Voice from the Chorus 〔Голос из хора〕」 (1963) (+) エフゲニア・ゴロホフスカヤ(Ms;+) セルゲイ・レイフェルクス(Br;+) ユーリー・セミョーノフ(Org;+) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮(*/+) レニングラードpo.(*)、 レニングラード・フィルハーモニー室内o.(+)、レニングラード国立カペラcho.(+) | ||
録音:1977年(+) /1979年(*)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、ADD | 原盤: Melodiya 。両音源とも初のCD化。 セルゲイ・スロニムスキーはレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれたロシアの作曲家。ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。レニングラード(サンクトペテルブルク)音楽院教授を務める他、ピアニストや音楽学者としても活躍。(+)は作品名の日本語の定訳が見つからないため英語訳を表記したが、ロシア語で歌われている。 | ||
ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):室内楽作品集 ピアノ・ソナタ第1番(1947) (*) / 2つのオーボエ、4つのヴァイオリン、ティンパニとピアノのための 八重奏曲(1949-50) (+) / ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1952) (#) / ピアノとチェロのための大二重奏曲(1959) (**) オレク・マーロフ(P;*/**) アレクサンドル・コソヤン、 ハニャフィ・チナカーエフ(Ob;+) アレクサンドル・スタンク、 アルカディー・リスコヴィチ、アブラモ・ドゥコール、フョードル・サーコフ(Vn;+) ヴァレリー・ズナメンスキー(ティンパニ;+) マリア・カランダショワ(P;+/#) ミハイル・ヴァイマン(Vn;#) オレク・ストルプネル(Vc;**) | ||
録音:1961年(#)、1976年(+)、1985年8月(*/**)、カペラ・コンサートホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、 ADD 。 ショスタコーヴィチ門下のウストヴォーリスカヤ(ウストヴォリスカヤ)が未だ「知られざる作曲家」だった時代の録音。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.4 〜ピアノ・ソナタ集 〔第3番 Op.32 (1965) /第8番 Op.99 (1986) /第9番 Op.114 (1992) 〕 ヴラディーミル・ポリャコフ(P) | ||
録音:2005年。 | ||
ボリス・アラポフ(1905-1992): ヴァイオリン協奏曲(1964) (*) / ヴァイオリン、ピアノと打楽器のための協奏曲(1973) (+) ミハイル・ヴァイマン(Vn) アルヴィド・ヤンソンス指揮レニングラードpo.(*) グリゴリー・ソコロフ(P;+) ニコライ・モスカレンコ(Perc;+) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮レニングラード室内o.(+) | ||
録音:1967年、カペラ・コンサートホール(*) /1975年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(+)、共にレニングラード、ソヴィエト、 ADD 。 ボリス・アラポフはロシアのサンクトペテルブルクに生まれた作曲家。ピアニストを志望しマリア・ユーディナ(1899-1970)に師事したが手の故障で断念。作曲に転向しレニングラード音楽院でヴラディーミル・シチェルバコフ(1889-1952)に師事した。レニングラード音楽院教授を務め上記のユーリー・ファリクらを輩出した。当盤はミハイル・ヴァイマン(1926-1977)、アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)、グリゴリー・ソコロフ(1950-)の録音としても貴重と言えるだろう。 | ||
ユーリー・ファリク(1936-2009): シンフォニエッタ(管弦楽のための)(1984) (*) /ヴァイオリン協奏曲(1971) (+) / 管弦楽のためのイーゴリ・ストラヴィンスキーのための葬送曲「悲歌風音楽」(1975) (#) / 管弦楽のための協奏曲第1番(1971) (#) サウリス・ソンデツキス指揮サンクトペテルブルク・カメラータ室内o.(*) ヴィクトル・リーベルマン(Vn;+) エドヴァルト・セーロフ指揮レニングラード室内o.(+) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮レニングラードpo.(#) | ||
録音:1991年(*)、1977年(+)、カペラ・コンサートホール(*/+) /1978年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(#) 、すべて、レニングラード、ロシア&ソヴィエト、 ADD 。 ユーリー・ファリクはオデッサ(ウクライナ)に生まれたロシアの作曲家・指揮者。レニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に作曲を師事。サンクトペテルブルク音楽院教授を務めた。 | ||
ロジェストヴェンスキー〜ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第4番 Op.61 (1974) 〔力の交響曲 [Sinfonia di forza] /怒りの交響曲 [Sinfonia di rabbia] / 悲しみの交響曲 [Sinfonia di tristezza] /残酷の交響曲 [Sinfonia di crudeltà] / 復活と優しさの交響曲 [Sinfonia di risorgimento e tenerezza] 〕 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(朗読)指揮レニングラードpo. | ||
録音:1978年11月17日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、ライヴ。初CD化。 イタリア語のタイトルを持つ5つの小交響曲からなる、収録時間約95分という長大な交響曲。 | ||
ヴァディム・サルマノフ(1912-1978): オラトリオ詩曲「十二使徒」 (アレクサンドル・ブロークの詩による、合唱とオーケストラのための)(1957) (*) / ヴァイオリンと室内オーケストラのための組曲「大都市の夜」(1969) (+) ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ指揮(*) レニングラードpo.(*)、レニングラート国立カペラcho.(*) ラーザリ・ゴズマン(Vn;+)指揮(+) レニングラード室内o.(+) | ||
録音:1988年(*) / 1970年(+) 。原盤: Melodiya 。 ヴァディム・サルマノフはレニングラードに生まれた20世紀ソヴィエトを代表する作曲家の一人。ソヴィエト連邦作曲家同盟議長を務めた。交響曲以外が注目される機会はきわめて少なく、当盤に収録の2曲はともに初CD化。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.3 ピアノ・ソナタ第6番 Op.64 /ピアノ・ソナタ第7番(ピアノと鐘のための) Op.85 (*) ボリス・ティシチェンコ(P) アレクサンドル・ミハイロフ(鐘;*) | ||
録音:データ未詳。 没後に人気が急上昇し、特にピアノ作品に注目が集まっているティシチェンコ〔チーシチェンコ〕。当盤では2曲とも彼自身の演奏であるところがポイント。 | ||
アナトリー・リャードフ(1855-1914):ピアノ作品全集 Vol.3 & 4 [CD 1: Vol.3] グリンカの主題による変奏曲 Op.35 /3つの前奏曲 Op.36 /練習曲 ヘ長調 Op.37 / マズルカ ヘ長調 Op.38 /4つの前奏曲 Op.39 /練習曲と3つの前奏曲 Op.40 / 2つのフーガ Op.41 /2つの前奏曲とマズルカ Op.42 / 舟歌 嬰ヘ長調 Op.44 /4つの前奏曲 Op.46 /練習曲とカンツォネッタ Op.48 [CD 2: Vol.4] ポーランド民謡の主題による変奏曲 変イ長調 Op.51 /3つのバレエ用小品 Op.52 / 3つのバガテル Op.53 /3つの小品 Op.57 /4つの小品 Op.64 / A.K.リャードフによるカノン/ロシア民謡の主題による変奏曲/ ヤリーロの日/ムソルグスキー的・ダルゴムイシスキー的・キュイ的音階/ By Lord Boredomston /牧夫/炎の詩人ヴラディーミル・ベルスキーに/ B-la-f の主題によるフゲッタ/ヴラディーミル・スターソフに/ カントゥス・フィルムス(定旋律)による12のカノン/ La-Do-Fa の主題によるフゲッタ/サラバンド/コーラスまたはスケルツォ/行列/ 前奏曲-牧歌/蚊の踊り(ロシアの歌)/前奏曲 ヘ長調/リストのオラトリオへの序奏 オリガ・ソロヴィヨーワ〔オルガ・ソロヴィエヴァ〕(P) | ||
録音:2012年-2015年。 ロシア五人組の強い影響を受け、プロコフィエフ、ミャスコフスキーらを輩出した作曲家リャードフはたいへん優れたピアニストでもあり、ピアノ曲は彼の主要な作曲分野のひとつだった。オリガ・ソロヴィヨーワはモスクワに生まれグネーシン音楽アカデミーで学んだロシアのピアニスト。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲集 (Vol.6?) 交響曲第5番 Op.67 (1976) (*)[マキシム・ショスタコーヴィチ指揮モスクワ放送o.]/ フルート、ピアノと弦楽のための協奏曲 Op.54 (1972) (#) [ヴァレンティン・ズヴェーレフ(Fl) アレクセイ・ナセトキン(P) エドワルド・セーロフ指揮ソヴィエト国立o.ソロイスツ] | ||
録音:1978年3月18日、モスクワ(*) /1978年6月、レニングラード(#) 。NORTHERN FLOWERS レーベルのティシチェンコ交響曲シリーズ。既出:第3番(NF/PMA-9931-32)、第1番(NF/PMA-9942)、第6番(NF/PMA-9947)、第7番(NF/PMA-99100)、第2番(NF/PMA-99105)、他にダンテ交響曲全5曲。ショスタコーヴィチとウストヴォリスカヤに学んだティシチェンコ、元々師ショスタコーヴィチの影響が濃厚な楽曲が多いが、この第5交響曲、そのショスタコーヴィチの交響曲第8番や第10番のあからさまな引用に満ちており、何とも不思議で魅力的な作品。ショスタコ好きは見逃せない。ちなみに第5交響曲で作品番号が67、ベートーヴェンと同じ。カップリングの協奏曲は気の利いた佳品。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.2 変奏曲 Op.1 (1956) /ピアノ・ソナタ〔第10番「エウレカ」 Op.124 (1997) /第11番 Op.151 (2008) 〕 ディナラ・マジトワ(P) | ||
録音:2012年10月、サンクトペテルブルク。Vol.1:NF/PMA-99104 。ティシチェンコはピアノ・ソナタを全部で10曲作曲しているが、当ディスクは最後の2曲。屈託のないメロディが出てきたかと思うと無調になったりジャズ的なイディオムが出てきたり、と全く一筋縄では行かない。変奏曲は主題がベートーヴェンのソナタ第32番に似ている部分があり、ムソルグスキー、ショスタコーヴィチの影響も濃厚。 | ||
ワディム・サルマノフ(1912-1978):弦楽四重奏曲全集 Vol.2 〔第4番(1963) (*) /第5番(1968) (#) /第6番(1971) (+) 〕 タネーエフSQ | ||
録音:1966年(*)、1969年(#)、1980年(+)。Vol.1: NF/PMA-99102 。マニアには好評のサルマノフ:弦楽四重奏曲全集の第2弾。彼はショスタコーヴィチの次の世代に属する作曲家で調性と無調、12音技法のほか、不協和音を折衷し独自の境地を開拓、シュニトケが登場するまでソ連ではポスト・ショスタコーヴィチの作曲家としての地位を不動にした。当時のソ連にあってショスタコーヴィチ以上に革新的、前衛的な表現を怖れず試み、その作品は近年高く評価されている。ここに収められた弦楽四重奏曲も挑みかかるような前衛的、攻撃的な表現から深く沈静した内省的な表現まで音楽の幅が広く、バルトーク、ショスタコーヴィチの偉大な弦楽四重奏曲に勝るとも劣らない内容。 | ||
戦時の音楽 1941-1945 Vol.18 〜プロコフィエフ(1891-1953): 交響組曲「1941年」Op.90 (1941)〔戦闘/夜に/祖国の兄弟〕/交響曲第5番 Op.100 (1944) アレクサンドル・ティトフ指揮サンクトペテルブルクso. | ||
録音:2012年9月4日-7日、福音ルーテル聖カタリナ教会、サンクトペテルブルク。プロコフィエフの交響曲中、最も人気のある第5番は戦時下、祖国愛に燃える作曲者が2ヶ月ほどで一気呵成に書き上げた傑作。交響組曲「1941年」はいかにも戦時プロバガンダ色の濃い作品だが、急・緩・急からなる三つの楽章を小交響曲なみの構成力、緊張力を持って聴き手をひきつけるのはさすが。因みに1941年はドイツが独ソ不可侵条約を破ってソ連に侵攻した年であり、プロコフィエフはこの事に怒り、祖国愛に目覚めてこの曲を書いたと伝えられる。ティトフ指揮サンクトペテルブルクso.は持てる力をフル稼働しての迫真の熱演を聴かせる。 | ||
リャードフ(1855-1914):ピアノ作品全集 Vol.1 & Vol.2 スピリーキン Op.2 (*) /6つの小品 Op.3 (*) /アラベスク Op.4 (*) /エチュード Op.5 (*) /即興曲 Op.6 (*) / 2つの間奏曲 Op.7 (*) /2つの間奏曲 Op.8 (*) /3つの小品 Op.10 (*) /3つの小品 Op.11 (*) / エチュード Op.12 /4つの前奏曲 Op.13 /2つのマズルカ Op.15 /2つのバガテル Op.17 /ノヴェレッテ Op.20 / 古き時代より Op.21 /芝生にて Op.23 /2つの小品 Op.24 /牧歌 Op.25 /小さなワルツ Op.26 /3つの前奏曲 Op.27 / マリオネット Op.29 /バガテル Op.30 /2つの小品 Op.31 /音楽玉手箱 Op.32 /3つの小品 Op.33/3つのカノン Op.34 オルガ・ソロヴィエワ(P) | ||
録音:2005年-2008年 (*) 、2010年 (*以外) 、すべてモスクワ。交響詩「バーバ・ヤガー」や「魔法にかけられた湖」など、幻想的な作品で知られるアナトリー・リャードフはプロコフィエフやミャスコフスキーの師匠としても知られている。またピアニストとしても相当な腕前を持っていたらしく多くの魅力的なピアノ小品を残している。今回の全集録音シリーズでは Vol.1と Vol.2を2枚組でまとめて一挙リリース。ボロディン、ムソルグスキー、チャイコフスキーからシューマン、ショパンまで多くの先人の影響を受けつつも自由で軽やかな幻想はリャードフ独自の世界。ロシア音楽ファンは必聴。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第2番「マリーナ」 (マリーナ・ツヴェターエワの詩による混声合唱と大管弦楽のための) Op.28 (1964) エドヴァルド・チフゼル指揮カレリア国立po.、ペトロザヴォーツク音楽院cho. | ||
録音:1973年12月16日、ペトロザヴォーツク。# 当CDの音源保存状態は芳しくなく、若干の歪み、高音部の音ワレがあります。ご了承下さい。Northern Flowersが紹介に特に力を入れているボリス・ティシチェンコはウストヴォリスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特に後者からの影響が大きい。交響曲第2番は全5楽章からなり、冒頭から混声合唱が入る事実上のカンタータ作品。合唱はロシア・ソヴィエトの詩人マリーナ・ツヴェターエワ(1892-1941)の詩からいくつかを選び出しテキストとしている。ツヴェターエワは象徴主義や実験的な詩を発表し、ロシア革命時はベルリン、プラハ、パリと亡命生活を送ったが、後にソヴィエトに帰国している。ティシチェンコの音楽はオルフの「カルミナ・ブラーナ」ばりの異常なテンションで始まり、やがてショスタコーヴィチの「バビ・ヤール」を思わせる合唱とオーケストラによるダイナミックな展開が続く、ティシチェンコの創作史におけるマイルストーンとなった大作。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.1 ピアノ・ソナタ第1番 Ops.3, 121 (1957/1995) (*) / エゴ・スウィート Op.6 (1957) (#) /ピアノ・ソナタ第2番 Op.17 (1960) (+) / 3つの謎 Op.19 No.1 (1960) (**) /3つのポリフォーヌデス Op.19 No.2 (1960) (**) ディナラ・マジトワ(P;+以外) ボリス・イヴァノヴィチ・ティシチェンコ(P;+) | ||
録音:2005年5月(*)、2008年11月(#)、1963年(+)、2012年4月(**)。ピアノの名手であったティシチェンコは多くのピアノ作品を残しており、ピアノ・ソナタは全部で10曲ある。シリーズは今後およそ作曲年代順に選曲・構成される見通しで、このディスクでも初期の2つのソナタと周辺のピアノ作品が収められ、創作の変遷を辿ることができる。独自の無調様式や時にジャズを思わせるイディオムの登場は師匠ショスタコーヴィチゆずりであろうか。ピアノのマジトワは1984年生まれの若手ピアニストで作曲者に師事した。2001年イタリア国際ピアノ・コンクール、2008年ショスタコーヴィチ・全ロシア作曲家コンクール他、数々のコンクールに優勝の才媛。 | ||
ローマのソネット〜ヴィアチェスラフ・イヴァノフの詩に付けられた歌曲集 ミヤスコフスキー:V.イヴァノフによる3つの素描 Op.8 (1908) A.ルリエ:V.イヴァノフ訳による「サッフォー」からのギリシャ歌曲集(1914) シェバーリン:V.イヴァノフ訳による「サッフォー」からの5つの断章 Op.5 グレチャニノフ:トリプティク「井戸で」Op.73 /ローマのソネットOp.160 ミラ・シュキルティル(Ms) ユーリー・セロフ(P) | ||
録音:2011年-2012年。ヴィアチェスラフ・イヴァノフ(1866-1949)はロシア・ソビエトの象徴派の詩人で哲学者。近代ロシアの文芸運動に多大な影響を与えた文学者で、当盤は彼の詩に曲を付けた作品集。ミヤスコフスキー、シェバーリン作品はロシア・ソビエト的というより、フォーレ、プーランクを思わせるフランス近代の歌曲の雰囲気を湛えた繊細な作品。 | ||
ワディム・サルマノフ(1912-1978):弦楽四重奏曲全集 Vol.1 〔第1番(1945) (*) /第2番(1958) (#) /第3番(1961) (+) 〕 タネーエフSQ | ||
録音:1980年(*) /1963年、モノラル(#) /1966年(+)。サルマノフはショスタコーヴィチの次の世代に属する作曲家で、地質学者としても活動する傍ら交響曲、室内楽その他、多くの作品を残した。伝統的な調性と無調、12音技法のほか、不協和音を折衷し独自の境地を開拓、ポスト・ショスタコーヴィチのソ連の作曲家としての地位を不動にし、ムラヴィンスキーからも高く評価されていた。がっぷりと四つに組んだ書法の中、時おり現れる内省的で美しいメロディ、先輩ショスタコーヴィチもやっていないような実験的な音響上の試みを行うなど、弦楽四重奏の聴き所満載。20世紀の弦楽四重奏の作曲史に残る秀作。 | ||
1941-1945 戦時の音楽 Vol.17〜戦時の歌曲集(全14曲) ブランテル:カチューシャ/最前線の森にて / ソロヴョフ=セドイ:夜鳴きうぐいす フレンニコフ:砲兵の行進曲 / ブランテル:スモール・ライト / モクロウソフ:モスクワ警護の歌 ブランテル:わが愛 / ノヴィコフ:おお、これらの道 / フラドキン:チャンスのワルツ リストフ:防空壕にて / モクロウソフ:聖なる石 / ソロヴョフ=セドイ:ちいさなアコーディオン ボゴスロフスキー:暗い夜 / フラドキン:ベルリンへの道 ボリス・ピンハソヴィチ、ミハイル・ルコニン、ヴィタリ・プサリョフ(Br) ボリス・ステパノフ、セルゲイ・ムラヴョフ(T) オリガ・コンディナ(S) アレクサンドル・ティトフ指揮サンクトペテルブルクso.、スモーリヌイ聖堂cho. | ||
録音:2008年-2010年。戦時中にソヴィエト国内で盛んに流行した歌曲をオーケストラ伴奏で聴くアルバム。大衆歌曲作曲家の第一人者ソロヴョフ=セドイから作曲家同盟議長フレンニコフまで興味深いラインナップ。有名な「カチューシャ」から戦意高揚のための勇ましい歌、銃後を守る母や妻が戦地の息子、夫を思う切ない歌など様々。日本の戦時の歌と言えば軍歌だが、ソヴィエト・ロシアの戦時の歌がいかに音楽的、詩的素養にあふれ、豊かであったかということを思い知らされる。敵ながらあっぱれな一枚。独唱陣もオペラ的で聴き応え充分。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第7番 (1994)〔ソナタ/フォックストロット/変奏曲/ワルツ/ロンド〕 |
エドヴァルト・セーロフ指揮 サンクトペテルブルクpo. | |
録音:1997年3月、ライヴ。2011年他界したボリス・イワノヴィッチ・ティシチェンコは、レニングラード音楽院でウストヴォリスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特にショスタコーヴィチの影響を色濃く受けている。交響曲第7番は後期ショスタコーヴィチの哲学的、内省的、沈思黙考の楽章があるかと思えば、シュニトケも真っ青のポリスタイリズム(ぐちゃぐちゃに歪んだ狂気のジャズ等)ありとハジケきった怪作。これほどの名曲がなぜもっと日本で演奏されないのか不思議なほど。 #『このCDは1997年録音ながら、ヒス・ノイズやワウ・フラッターが激しく録音状態がよくありません。』とのこと。商品の仕様となりますので、あらかじめご了承下さい。 | ||
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911): 管弦楽曲全集 交響詩「森の中で」(1901) /交響詩「海」(1907) / カンタータ「デ・プロフンディス〔深淵より〕」(*) |
ユオザス・ドマルカス指揮 リトアニア国立so.、 カウナス国立cho.(*) | |
録音:200年3月〔代理店記載ママ〕、リトアニア国立フィルハーモニー・ホール。2011年はリトアニアの国民的画家・作曲家チュルリョーニスの没後百年だったにも関わらず、日本ではマーラー没後百年にかき消されて全くと言っていいほど騒がれなかったが、遅ればせながら今ここに管弦楽曲全集をお届け。晩年は精神の病のため不遇であったと伝えられるチュルリョーニスは、絵画・作曲の両方で一流の仕事を残した史上稀な芸術家だが、その絵画の神話的、幻想的、超現実的な世界は強烈な個性を持ち、カンディンスキーに大きな影響を与えたと言われる。また、かのオリヴィエ・メシアンもその宗教的な崇高さ、エクスタシーに霊感を受けたと語っている。作曲家としてのチュルリョーニスはショパンの影響を感じさせるおびただしいピアノ曲を残しており(全集録音あり; CELESTIAL HARMONIES, 19923-2)、また弦楽四重奏曲のための作品全集も当レーベルから発売された(NF/PMA-9987)。 彼が残した管弦楽曲は少ないが、ワーグナー、R.シュトラウスの影響を感じさせる華麗なオーケストレーションとハーモニー、壮大さは作品数の多寡など忘れさせてしまう。このアルバムも全集といいながらたったの3曲。かつてマルコ・ポーロ・レーベルでやはりチュルリョーニス作品集を録音したリトアニアの巨匠ユオザス・ドマルカスが手兵リトアニア国立so.を率いて満を持しての再録音。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.15 レオニード・アレクセーヴィチ・ ポロヴィンキン(1894-1946): 交響曲第7番(1942)/英雄的序曲(1942)/ 映画「陽気な種族」(1944) より 〔自然への賛歌/霧と太陽/雷雨/蜂の踊り/霧/宮殿/蜂の戦い〕 |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. | |
録音:2010年11月。第14集に続くポロヴィンキンの作品集。戦時中に書かれた交響曲第7番というと、ショスタコーヴィチの作品が思い起こされるが、予想に反してポロヴィンキンの曲は初期チャイコフスキーの交響曲を思わせる歌謡性に富んだ素朴な旋律と、師匠グリエールの影響を感じさせる華麗な管弦楽法が融合したチャーミングな交響曲。英雄的序曲は疎開先のタシケントで書かれたロシア民謡に基づく骨太な作品。映画「陽気な種族」からの音楽は蜂の生態を描いた自然科学ドキュメンタリー映画のためのサウンド・トラック。 | ||
チャイコフスキー(1840-1893)/A.ゲディケ編曲: 四季(ピアノ三重奏曲版) アレンスキー(1861-1906): ピアノ三重奏曲(第1番) ニ短調 Op.32 |
アレンスキー三重奏団 [イリヤ・イオフ(Vn) アレクセイ・マサルスキー(Vc) イーゴリ・ウリヤシュ(P)] | |
録音:2010年12月。チャイコフスキーのピアノ小品集「四季」はガウクの管弦楽版を始め、室内楽版など様々な版があるようだが、これはトランペット協奏曲などでお馴染のロシアの作曲家ゲディケの編曲によるピアノ三重奏版。しっとりとした味わいは秋から冬にかけての夕暮れに聴くのにぴったり。ダヴィドフ追悼のために書かれたアレンスキーの代表作「ピアノ三重奏曲第1番」はロシアの哀愁あふれる傑作。 | ||
ガヴリール・ポポフ(1904-1972): 室内交響曲(七重奏曲) Op.2(1926-1927)/ 交響曲第1番 Op.7(1928-1935) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. | |
録音:2009年10月。体制のなかにあってショスタコーヴィチとともに先鋭的な表現を貫いたポポフ初期の傑作2曲。ポポフは全6曲の交響曲を書いているが、「戦時の音楽シリーズ」として第2番(NF/PMA-9977)、第3番(NF/PMA-9972)が発売済み(ティトフ指揮)。レニングラード音楽院でニコラーエフ、シテインベルク、ウラディーミル・シチェルバチョフらに師事したポポフは初期より無調、12音技法の作品を発表しセンセーショナルを巻き起こした。やがてショスタコーヴィチ同様、当局に睨まれることとなり、作風の転向を余儀なくされたが、ここに収められた2曲は作曲者20代のもっとも先鋭的な時代の作品。室内交響曲は新古典主義期のストラヴィンスキーを思わせ、交響曲第1番は無調を含む同時代の様々な技法が詰め込まれた才気あふれるアグレッシヴな大作。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.16〜 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971): 3楽章の交響曲(1945)/ロシア風スケルツォ(1944)/ ダンス・コンチェルタント(1942) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. | |
録音:2010年11月。1914年の第1次世界大戦以降、ストラヴィンスキーはパリに居を構え、1939年にはナチスを嫌ってアメリカへ亡命した。故国ロシアとは縁遠くなってしまったストラヴィンスキーがアメリカで戦時中に書いた作品集。3楽章の交響曲は戦時中のニュース映画を見て霊感を受けて作曲されたとされる、新古典主義期最後の作品。複調、ジャズの影響が聴き取れる傑作でニューヨークで初演。ロシア風スケルツォはロシアの祭りを描いたゴキゲンで精妙な小品でティトフ指揮サンクトペテルブルクso.は文字通りゴキゲンな演奏を繰り広げている。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.14〜 レオニード・アレクセーヴィチ・ポロヴィンキン (1894-1946):交響曲第9番(1944) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. | |
録音:2010年9月。ポロヴィンキンは西シベリアのタボルスクの鉄道員の家に生まれ、10才の時一家でモスクワに移住、20才でモスクワ音楽院に入学しグリエールらに作曲を学んだ。世代的にはショスタコーヴィチより一回り年上になる。交響曲第9番は1929年から1944年にかけて実に15年という長きに渡って作曲された大作。全曲時間およそ50分のうち第1楽章だけで20分もかかることからも作曲家の「第9」にかける意気込みが感じられる。悲しげで静かな序奏に続きロシアの大地を彷彿とさせる逞しい民謡風の第1主題が提示され、やがてショスタコーヴィチばりのスネア・ドラムの「たか・たん・たん・たん」も入って盛り上がる。機知にとんだスケルツォ、ロシアの荒野の夕暮れを思わせるアンダンテ、そして力強いフィナーレといった、ソヴィエト交響楽の典型的な作品でロシア・ソヴィエト音楽ファンの期待を裏切らない。 | ||
ミハイル・クズミン(1872-1936):歌曲集 アレクサンドリアの歌 II (1905) /アレクサンドリアの歌I (1905) /神聖な詩(1901-1903) ミラ・シュキルティル(Ms) ユーリー・セロフ(P) | ||
録音:2010年-2011年。世界初録音。ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミンは20世紀のロシア文化を代表する詩人でロシア・ソビエト文学に多大な足跡を残したと言われるが作曲にも並々ならぬ意欲を燃やし、多くの交響楽、室内楽、歌曲を作曲した。ここに収められた歌曲は自ら手がけた詩に作曲したもので19世紀ロマン派の様式による美しい旋律が印象的。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):弦楽四重奏曲全集 〔第1番 Op.8 (1957) (*) /第2番 Op.13 (1959) (#) / 第6番 Op.148 (2008) (#) /第3番 Op.47 (1970) (*) / 第5番 Op.90 (1984) (#) /第4番 Op.77 (1980) (+) 〕 |
タネーエフSQ(*) イリヤ・イオフ、 エレーナ・ラスコワ(Vn;#) リディア・コヴァレンコ(Va;#) アレクセイ・マサルスキ(Vc;#) トヴェリ・フィルハーモニーSQ(+) | |
録音:1976年(*)/2010年(#)/1982年(+)。2010年に亡くなったボリス・イヴァノーヴィチ・ティシチェンコは、レニングラード音楽院でショスタコーヴィチとウストヴォリスカヤに学び、重厚な作品を数多く生み出した。Northern Flowersではティシチェンコの作品を交響曲、協奏曲、管弦楽曲、器楽曲と次々にリリースしてきたが、今回は最晩年の第6番を含む弦楽四重奏曲全集。国民学派を思わせる民謡的な要素から後期ロマン派、無調までを縦横無尽自由自在に折衷する手法は、シュニトケのポリスタイリズムを先取りしているとも言える。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.13〜 レインゴリト・グリエール(1875-1956): チェロ協奏曲 ニ短調 Op.87 (1945-1946) (*) / コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための 協奏曲 ヘ短調 Op.82 (1943) (#) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. ディミトリ・フリチョフ(Vc;*) オルガ・トリフォノワ(S;#) | |
録音:2009年。スクリャービンとラフマニノフと同世代でありながら、19世紀型のロマンティシズムを貫いたグリエールの大作チェロ協奏曲と、もうひとつ変り種のコロラトゥーラ協奏曲の組み合わせ。チェロ協奏曲はロシア民謡に基づく悠々としたチェロの旋律のうねり、華麗な管弦楽に思わずうっとりさせられてしまう。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.12〜 オレスト・イェヴラホフ(1912-1973): 交響曲第1番 Op.14 (1944-1946) / 劇的バラード「夜警」Op.12 (1942-1944) (*) / 交響楽のための協奏組曲 Op.8 (1941-1942) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクト・ペテルブルクso. オレシア・ペトロワ(Ms;*) | |
録音:2009年。オレスト・アレクサンドロヴィチ・イェヴラホフ(1912-1973)はワルシャワ出身で、レニングラード音楽院でリャザノフに師事、この時の同級生にスヴィリドフがいた。ショスタコーヴィチには師事こそしなかったが親しく付き合い、その親交はイェブラコフの音楽に大きく影響を与えている。聴き応え充分の交響曲第1番、メゾ・ソプラノ独唱のための「夜警」の悠然とした威厳、プロコフィエフを思わせるユーモラスな交響楽のための演奏会用組曲と聴き所満載。 | ||
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911):弦楽四重奏のための作品全集 弦楽四重奏曲 ハ短調(1902) /主題と変奏 ロ短調(1896) /2つのカノン(1902) /2つのフーガ(1902) ヴィリニュスSQ | ||
録音:2008年、ヴィリニュス。チュルリョーニス(1875-1911)はリトアニアの国民的英雄と目される作曲家で、画家としても他に類を見ないほど独創的な作品を多く残し、カンディンスキーにも影響を与えた。作曲ではリトアニア民謡に材を採りながら、ほの暗く幻想的な作品を残している。これまで主にピアノ作品がよく知られていたが、ここに数少ない弦楽四重奏曲がリリースされた。どの作品も祈りのような憂いを帯びた旋律にあふれている。 | ||
プロコフィエフ: バレエ「シンデレラ」より4つの小品 Op.97(1943)/ ピアノ・ソナタ第6番 Op.82(1940) ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36(1913-1931) ゴドフスキー:J.シュトラウス「こうもり」の 主題による交響的変容 |
ヴィヴィアン・チェ(P) | |
録音:2009年2月、サンクトペテルブルク。チェは1992年シドニーで行われたモーストリー・モーツァルト・フェスティヴァルでデビュー以来、世界で活躍する韓国人若手。ユーディナ国際コンクール優勝を始め数多くのコンクールに上位入賞を果たしている。透明な音色と強靭なタッチ、うねるような音楽性など注目の才能。特にロシア音楽を得意とし、超絶技巧の作品も一点の音色のにごりもなく軽々と弾ききる。 | ||
アンドレイ・ペトロフ(1930-2006)/G.コルチマー編曲:弦楽オーケストラのための編曲集 バレエ音楽「天地創造」組曲(1971)/弦楽四重奏曲弟2番「記憶の深みより」(2002)/ 忘れられた曲(1987)/ユモレスク(1964)/ コントラバスと弦楽のためのフォックストロット 「私はブロードウェイを歩いている」(1998)/ ヴァイオリンと弦楽のための「ジプシー奇想曲」(1958)/ ヴァイオリンと弦楽のための無窮動「オーケストラの新人ヴァイオリニスト」(1961) イリヤ・イオフ(Vn)指揮ディヴェルティスマン弦楽o. | ||
録音:2010年5月、サンクトペテルブルク。ペトロフによるバレエ、室内楽などの弦楽オーケストラ用編曲作品集。ソビエト崩壊後に書かれた作品は現代性と厳しさを増しており、一聴に値する。弦楽四重奏曲弟2番はペルト、ヴァスクスらバルト諸国の作曲家に通じる抒情性を持っている。 | ||
アンドレイ・ペトロフ(1930-2006):管弦楽作品集 バレエ「天地創造」組曲第1番[ユーリー・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルクpo.](*) / バレエ「天地創造」組曲第3番(1968-1975)[エドワルド・セーロフ指揮サンクトペテルブルク室内o.](#)/ 交響的幻想曲「マスターとマルガリータ」(1985)[アレクサンドル・ドミトリエフ指揮サンクトペテルブルクpo.](+)/ 交響的幻想曲「...への告別」(2005)(**)[マリア・リュドコ(S) A.チェルヌシェンコ指揮国立カペラso.](**) | ||
録音:1971年(*)/1979年(#)/1989年(+)/2008年(**)。ペトロフはレニングラード生まれの作曲家。ソビエトでは最も早い時期にジャズを取り入れ、多くのソ連製の映画、バレエ、交響楽を作曲、レーニン賞、ソビエト連邦人民芸術家の称号など多くの賞を受けている。作風は典型的な社会主義リアリズムといえるが、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、カバレフスキーらの様式にジャズが盛んに取り入れられ、極めて変化に富んでいる。最晩年の(**)はショスタコーヴィチ、マーラーを思わせるユニークな大作。作曲家はもはや体制に気を使う必要もなく、大管弦楽にオルガンが加わり、後半はソプラノが入るなど、自由奔放な表現を行っている。「・・・の告別」とは何に対しての告別なのか、人生の終わりに書いた作品にしてはエネルギーがあふれている。 | ||
サンクトペテルブルク・ミュージカル・アーカイヴ ウラディーミル・ニルセンの芸術 シューマン:森の情景 メンデルスゾーン:4つの無言歌 メトネル:2つのおとぎ話 ラヴェル:夜のガスパール |
ウラディーミル・ニルセン(P) | |
録音:1955年-1960年、レニングラード放送、キエフ放送、モノラル。 生誕百年を迎えたロシアン・ピアニズムの巨匠ニルセン(ニールセン; 1910-1998)の秘蔵音源。ニルセンはノルウェー人の血をひいてサンクトペテルブルクに生まれた。サンクトペテルブルク音楽院の名教師として多くの生徒を輩出したことでも知られる。ソ連国外ではほとんど活動しなかった。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.11 ユーリー・ウラディミロヴィチ・ コチュロフ(1907-1951): マクベス交響曲(1940-48)/スヴォロフ序曲(1944)/ 荘厳な行進曲(1945)/英雄的アリア(1942)(*) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. オレシャ・ペトロワ(Ms;*) | |
録音:2009年9月。 コチュロフはオペラ座専属の俳優の家に生まれ、レニングラード音楽院でシチェルバチョフやシテインベルグに作曲を学んだ。彼の作風は当時のソビエトにあっては非常に西ヨーロッパ的で、30分近くかかる大作「マクベス」交響曲は驚くほどリヒャルト・シュトラウスの諸交響詩、特に英雄の生涯などを思わせ、時にブルックナーも耳元をかすめる。戦時中に敵国の作曲家、しかもシュトラウスの影響をもろに受けているとは、当局に批判されなかったのは幸いだろう。とは云え、スネア・ドラムの "たかたん! "にショスタコを感じ、ぐわんぐわんと鳴る銅鑼にはやはり作曲者のロシアの血を感じずにはいられない。大カタストロフの後の虚脱状態における弦楽パートの恍惚とした響きには、後期ロマン派特有の官能的なカタルシスがあふれている。 | ||
戦時の音楽 1941-1945 Vol.10 プロコフィエフ: 「セミョーン・コトコ」組曲Op.81bis(1941)〜 [導入/セミョーンと彼の母親/婚約/南国の夜/ 処刑/燃える村/葬儀/仲間は来た]/ ワルツ組曲 Op.110(1940-1946)〜 [あなたに会って以来/城の中のシンデレラ/ メフィスト・ワルツ/おとぎばなしの終わり/ ニューイヤー・イブの晩餐会、幸せに向かって] |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. | |
録音:2009年9月。 ますます好調の戦時の音楽シリーズ、ついにプロコフィエフの登場!この「セミョーン・コトコ」組曲は同名の歌劇からの演奏会用交響組曲。話は1918年ウクライナ内戦中、前線から村へ戻った若者セミョーン・コトコが恋人のソフィアと結婚式を挙げようとしているところへドイツ兵が侵入し、一家を捕らえるが、セミョーンは既に逃れてパルチザンとなり、やがてソフィアが父親によって地主に嫁がせられようとしていることを知ったセミョーンは、教会を焼き打ちしてソフィアを助け出すが、セミョーンは敵に捕らえられ、死刑執行の寸前に同志たちに救われる、という内容。ハリウッド映画を彷彿とさせる甘い導入からやがてドイツ軍の魔の手が忍び寄り戦火の嵐となるが、仲間の助けもあって、やがて勝利へと導かれる、という物語自体は絵に描いたような社会主義リアリズムだが、プロコフィエフの音楽の天才性はストーリー以上の域に達している。冒頭の甘く半音階的な音楽は後期ロマン派の香りがし、戦闘シーンは「アレクサンドル・ネフスキー」を思わせて、ぞくぞくする。ワルツ組曲は過去の作品から作曲者自身が新たに編曲構成したもので、2、4、6曲は「シンデレラ」、1、5曲は「戦争と平和」、3曲は映画音楽「レールモントフ」から取られており、いわばプロコ版「優雅で感傷的なワルツ」。その華麗で退廃的な雰囲気にソビエト当局が演奏禁止にしなかったのが不思議な位、美しい組曲。 | ||
アレクセイ・スタドレル〜チェロ・リサイタル グラズノフ:リストへの追憶へのエレジー チャイコフスキー: 感傷的なワルツ/眠れる森の美女からのソロ ラフマニノフ:ヴォカリーズ デシャトニコフ:「家を手に入れた」による変奏曲 ヴェルディ:「群盗」前奏曲 シベリウス:メランコリー サン=サーンス:祈り/白鳥 フォーレ:エレジー ポッパー:ハンガリー狂詩曲 メシアン:イエスの永遠性への賛歌 (世の終わりのための四重奏曲より) |
アレクセイ・スタドレル(Vc) カリーナ・スポソビナ(P) | |
録音:2008年。 A.スタドレルは1991年サンクトペテルブルク生まれの若手(ヴァイオリニストのセルゲイ・スタドレルと同じ名字だが、関係は不明)。F.ヘルメルソンやD.ゲリンガスらに師事、既に数多くの国際コンクールに入賞。ソリストとしてもサンクトペテルブルク・フィルやマリインスキー劇場o.との共演のほかヨーロッパ各地の音楽祭にも参加している。チェロの小品としては珍しい曲も多く含まれ、グラズノフの「リストへの追憶のエレジー」、シベリウスの「メランコニア」など思わぬ宝物がある。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.9 アレクサンドル・モソロフ(1900-1973): チェロ協奏曲第2番(1937-1945)(*)/ 交響曲 ホ長調(1944) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. ドミトリー・ イェレミン(Vc;*) | |
録音:2009年。 好評の「ロシア戦時の音楽シリーズ」追撃の一枚は交響的エピソード「鉄工場」で知られるロシア・アヴァンギャルドのモソロフ。彼は初期に前衛的な作風で一世を風靡したものの、ほどなくしてソビエト当局に睨まれ転向を余儀なくされる。それでもなお反抗を続けついに運河建設の強制労働に送り込まれるが、師匠のグリエール、ミヤスコフスキーの尽力により作曲活動に辛うじて復帰。これらの作品はその復帰後の作品だが、ロシア民謡を素材とした骨太でドラマティックな音楽は、強制労働で著しく健康を害したとはとても思えないほどエネルギッシュ。チェロ協奏曲第2番のエレジーと題された第一楽章の冒頭から悲劇的なオーケストラの前奏に導かれてチェロのすすり泣くソロはモソロフの人生への恨み辛みか絶望か? 第二楽章は「森の歌」にも似た平易で楽しげな旋律があふれ、終楽章では華やかな勝利への大行進。交響曲の重々しく荘厳な出だしは鳥肌物。全四楽章あるうちの最初の三つの楽章がラルゴというのも変わっているが、悲劇の大波がこれでもか、これでもかとばかりに寄せては返し、聴き手の忍耐ももはや限界かというときになって終楽章のパワー全開の大爆発がやってくる。戦時中の戦意高揚、愛国心発露の創作を、という当局の思惑があったとしても、これは傑作といえよう。終盤はブラスがバリバリ、打楽器がドンジャカ、アドレナリン大放出の大団円。クライマックスではショスタコーヴィチの第7番を思わせるところもあって楽しめる。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.8 ガヴリール・ポポフ(1904-1972): 交響曲第2番「母国」Op.39(1943)/ 映画「転機」への音楽Op.44(1945)/ 交響的ポスター「赤軍運動」(1941)(*) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. スモーリヌイ聖堂室内男声cho.(*) | |
録音:2008年、2009年。 第4集(交響曲第3番、他)に続いて再びポポフ。ポポフは全部で6曲の交響曲を書いている。モダニズム全快の第1番から一転した社会主義リアリズム的な交響曲第2番「母国」を収録。第1楽章の弦楽による悠々とした音楽に続き、第2楽章はペトルーシュカを思わせる軽快で楽しい音楽。第3楽章は再び悠々とした音楽となり終楽章は勝利の大クライマックスへと続く。映画「転機」は戦争映画。「赤軍運動」はいかにも戦時中の勇ましい行進曲。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.7 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975): 交響曲第9番 Op.70(1945)/ 劇場用音楽「ロシアの川」Op.66(1944)(*)/ 声楽交響組曲「レニングラード生まれ」(*) (劇場用音楽「祖国」Op.63より) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. スモーリヌイ聖堂室内cho.(*) | |
録音:2008年6月。 真打ちショスタコーヴィチの登場。戦争交響曲シリーズの最後となる交響曲第9番に、カップリングとして非常に珍しい劇場用の2作品を収録。戦勝を記念して書かれた軽妙な交響曲第9番は当局の批判の的となった作品。そして、これだけではすまないのがこのシリーズ。ふたつの劇場用作品は一般受けを意識した作品だが、さすがショスタコーヴィチは職人中の職人だけあって、どんなスタイルの音楽でも書けた。それがまたショスタコーヴィチ以外の誰のでもない音楽になっている。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.6 レフ・クニッペル(1898-1974): ヴァイオリン協奏曲第1番(1943)(*)/ 交響曲第8番(1942) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. ミハイル・クルティク(Vn;*) | |
録音:2009年4月。なお、(*)の独奏を旧・代理店翻訳者は「ミハイル・フリチョフ(Vc)」としているが、上記の誤り。 クニッペルはチフリス(現グルジアの首都トビリシ)出身。元々は交響曲第4番「コムソモール戦士の詩」の一部で、今やほとんどロシア民謡と化している「ポーリシュカ・ポーレ」の作者として知られている。父親は工事技師で、チャイコフスキーの交響曲第6番を聴いて衝撃を受け、作曲を志したという。ヴァイオリン協奏曲第1番はワーグナーや後期ロマン派とプロコフィエフらのロシアの民族性を折衷したような美しい作品。交響曲第8番はハリウッド映画のオープニングを思わせるような派手な始まりで思わず赤面してしまうほどロマンティックな音楽。他のソビエトの作曲家と明らかに違うところは、同時代のショスタコーヴィチの影響は全くなく、むしろ後期ロマン派、特にコルンゴルトを思わせる。コルンゴルトとラフマニノフを足して2で割ったような曲、と言ったら聴かずにはいられなくなるのではないだろうか。実に美しい音楽。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): ダンテ交響曲集 Vol.3(完結編) [第3番「地獄」(2001)/第5番「楽園」(2005)] |
ニコライ・アレクセーエフ指揮 サンクトペテルブルク・po. | |
録音:2009年2月21日、ライヴ。Vol.1:第1番「生きているなかで」&第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(NF/PMA-9961)、Vol.2:第4番「煉獄」(NF/PMA-9969)に続く完結編。これらは21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽はロシアそのもの。ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが長生きしたら、こんな作品を書いたのではなかろうか?というほどショスタコ・ファン必聴の傑作。大オーケストラの機能を存分に使い、天国と地獄の間を縦横無尽に往き来するティシチェンコはシュニトケ亡き後、最も注目されるロシアの作曲家だろう。弦楽の悠々とした響き、ブラス・セクションの大時代的なバリバリとした派手なオーケストレーションなどたまらない。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.5 ミェチスワフ(モイセイ)・ ヴァインベルグ(1919-1996): 交響曲第1番 Op.10(1942)/ チェロ協奏曲 Op.43(1945-1948)(*) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. ドミトリー・フリチョフ(Vc;*) | |
録音:2008年12月。 ポーランド系ロシア人ヴァインベルグはCPOやCHANDOS、BISなどから作品がまとまった形で紹介され日本でも徐々にファンが増えている作曲家。ショスタコーヴィチと親交が深く、またショスタコーヴィチからの影響が非常に強い。この交響曲第1番はショスタコの第5番の影響が明らかに感じられて面白い。スネア・ドラムのたんたか・たんたん、というリズムはショスタコのトレード・マークのはずだが、随所にそれが聴こえて笑える。ショスタコ・マニアは必聴。4楽章からなる大作チェロ協奏曲もショスタコの同名作品を思わせるが、独奏チェロによって奏されるロシア民謡に起源を持つと思われる野太い旋律は、この人独自のものであろう、暗い河の流れのように幾様にもうねり、くねり、うめくメロディに、思わず涙せずにはいられない。 | ||
戦時の音楽1941-1945 Vol.4 ガヴリール・ポポフ(1904-1972): 交響曲第3番「英雄的」(1939-1946) (大編成弦楽オーケストラのための)/ チェロと弦楽のための交響的アリア(1945)(*) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. ドミトリー・フリチョフ(Vc;*) | |
録音:2008年12月。 大胆な交響曲第1番が一部ファンに人気のポポフ。交響曲第3番はCD初登場。ポポフは初期にはシェーンベルクなど新ウィーン楽派の影響を受けていたものの、ショスタコーヴィチと同じようにソビエト当局の批判の対象となったため、その後、方向を転向、明朗な形式と民族性を持った音楽を手がけるようになる。交響曲第3番は「英雄的」という、ベートーヴェンを意識させるような大胆な標題がつけられているが、ロシア民謡を思わせる歌謡性とロマン的で濃厚な和声を持った骨太な音楽。ショスタコーヴィチの斬新なハーモニーと攻撃性を持つ一方でグラズノフやチャイコフスキーを思わせるまでの甘くとろけるような抒情を見せるなど、近代ロシア音楽のさまざまなエッセンスを全て含んでいる。独走チェロと弦楽のための交響的アリアは、ロシアの冬を思わせる沈鬱な弦楽合奏にのせられて歌われるチェロの朗々とした旋律が鳥肌もの。これぞロシアの浪花節、嘆き節。 | ||
戦時の音楽 1941-1945 Vol.3〜 ミャスコフスキー:交響曲集2 [第24番「交響的バラード」(1943)/ 第25番 (1945-1946)] |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. | |
録音:2008年6月、DDD。ミャスコフスキーの交響曲集1:NF/PMA-9966。 ミャスコフスキーによる脂の乗り切った後期交響曲が2つ。いずれも3楽章からなるが、こぶりなフォルムのなかに多くの要素が詰め込まれ、ドラマティックな興奮に包まれている。 | ||
戦時の音楽 1941-1945 Vol.2〜 ヴラジーミル・ シチェルバチョフ(1889-1952):作品集 交響曲第5番(1940-1950)/ 「たばこ船長」組曲(1942) |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. | |
録音:2008年9月、DDD。 シチェルバチョフはワルシャワに生まれ、レニングラードに没した作曲家。レニングラード音楽院で指導もしており、ムラヴィンスキーの作曲の師としても知られる。第5番は「ロシア人」という副題がつくこともあり、ショスタコーヴィチの第5交響曲を思わせる「勧善懲悪」「必ず最後に愛は勝つ」的なソビエト交響楽の王道を行く。が、前半からシンバルやタムタムがやたら派手でやかましい。終楽章は戦争に勝利し社会主義の永遠の正当性を確信したのか、とことん能天気な楽想が続く。「たばこ船長」はミュージカル・ショーための音楽で、ロシア情緒たっぷりの旋律が朗々と歌われ、なかなか楽しい。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): ダンテ交響曲第4番「煉獄」(2003) |
ヴラジーミル・ヴェルビツキー指揮 サンクトペテルブルクpo.、 サンクトペテルブルク・ ユース室内cho. | |
録音:2004年3月27日、初演時ライヴ、DDD ティシチェンコのダンテ交響曲シリーズ第2弾。ダンテの神曲に関わりのある2003年に書かれた。1980年代までの作品と比べると著しい作風の変化が見られる。調性的な美しい作品で後期ロマン派からショスタコーヴィチの後期交響曲の雰囲気を持つ傑作。唸り喚くブラス、波のように押し寄せる弦楽の響き、打ち鳴らされる打楽器群。いまどき演奏時間50分からなる合唱つきの大作交響曲を書く作曲家がいたとは! シュニトケ亡き後、もっとも重要なシンフォニスト。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): 無伴奏チェロ・ソナタ第2番Op.76 (1979)[セルゲイ・ロルドゥギン(Vc)](*) ピアノ・ソナタ第7番(チューブラ・ベルを伴う)Op.85 (1982) (#) [ボリス・ティシチェンコ(P) アレクサンドル・ミハイロフ(チューブラ・ベル)] | ||
録音:1985年/1983年、ADD。 (*)はヴァレンティン・フェイギンによって初演された。極めて劇的な緊張力に富んだ作品で、粘りのある旋律がこれでもかというくらい引っ張りまくる。(#)は前者とは打って変わって、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフを思わせる新古典主義的な作品。ピアノと鐘のためと銘打たれているが基本的にはピアノ・ソナタに補足的に鐘の音が入るといった風。クラスターに近いピアノの和音はプロコフィエフばりに疾走し、鐘は現代社会への警鐘のごとく炸裂する。 | ||
ボリス・イヴァノビッチ・ティシチェンコ(1939-): ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.9(1959)(*) [ヴィクトル・リベルマン(Vn) エドワルド・セーロフ指揮レニングラード室内o.] チェロ、17管楽器、打楽器とハルモニウムのための協奏曲 Op.23(1963)(#)/ 映画「スズダル」への映画音楽(1964)(+) [ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc;#) アナスタシヤ・ティシチェンコ(ハルモニウム;#) A.マンホフ(T;+) V.コジレワ(S;+) イーゴリ・ブラジコフ指揮(#/+) レニングラードpo.団員(#)、キーロフ歌劇場室内o.(+) | ||
録音:1977年(*)/1966年(#)/1967年(+)。 ショスタコーヴィチの次の世代の作曲家ティシチェンコはすでに当レーベルから何枚もCDがリリースされ、そのどれもが好評だが、ついに真打ち登場。ロストロポーヴィチは生涯に同時代の作品を多数初演しているが、小編成ながら無駄なく作りこまれた(#)は基本的に無伴奏チェロのモノローグに様々な楽器が絡むといったユニークな構成をとっている。他に(*)、映画音楽といってもオペラのような壮大なスケールを持つ(+)も聴きもの。 | ||
戦時の音楽 1941-1945 Vol.1〜 ミャスコフスキー:交響曲集1 [第22番「交響的バラード」(1941)/ 第23番 (1941)] |
アレクサンドル・ティトフ指揮 サンクトペテルブルクso. | |
録音:2008年6月、DDD。ミャスコフスキーの交響曲集2:NF/PMA-9971。 文字通り、第2次大戦中に書かれたソビエトの管弦楽曲を集めたシリーズ。交響曲第22番は40分に及ぶ単一楽章の大作でロシア国民楽派風の素朴な旋律がワーグナー、後期ロマン派風にドラマティックに展開する。第23番は直接、戦時を思わせる音楽ではないが、親しみやすい旋律が随所に溢れており、悠々としたロシアの大地を感じさせる大作。 | ||
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): 弦楽四重奏曲全集 [第1番(1954)/第2番(1961)/第3番(1967)/ 第4番(1972)/第5番(1974)/第6番(1976)] |
イリヤ・イオフ、 エレナ・ラスコヴァー(Vn) リディア・コヴァレンコ(Va) アレクセイ・マサルスキー(Vc) | |
録音:2008年4月。 ボリス・チャイコフスキーの、ほぼ20年に渡って書かれた弦楽四重奏で創作の変遷をたどる。第1番ではまだ叙情的小品といった趣きだったものが、7年後に書かれた第2番ではバルトークを思わせる激しい不協和音の音楽となり、第4番で他で類を見ない独自の様式を確立、以後、ショスタコーヴィチからシュニトケにつながる多様式音楽を築いた。第6番では再びロマン的要素が復活している。 | ||
自作自演を含む〜ボリス・イヴァノヴィッチ・ ティシチェンコ(1939-):協奏曲集 ピアノ協奏曲(1962)(*)/ハープ協奏曲(1977)(#) |
ボリス・ティシチェンコ(P;*) イーゴリ・ブラシコフ指揮(*) レニングラードpo.(*) イリーナ・ドンスカヤ(Hp;#) エドヴァルト・セーロフ指揮(#) レニングラード室内o.(#) | |
録音:1966年(*)/1979年(#)。 ショスタコーヴィチの愛弟子ティシチェンコの珍しい協奏曲集。作曲者がソロを務める2楽章からなるピアノ協奏曲は、録音状態こそ良くないものの貴重なもの。2楽章の中間部が緩徐的なため、事実上急緩急の3楽章形式ともとれる。無調ではないが調性のあいまいな音楽で諧謔的、ねじれた新古典主義的要素が師匠ショスタコーヴィチを思わせる。それから15年後に書かれたハープ協奏曲は5楽章からなる、さらに個性的な音楽でクラリネットの素朴な童謡風のメロディが独奏ハープに受け継がれ、やがてマーラー風のカタストロフへと向かうという、5歳年上の同僚シュニトケを思わせる独創的な傑作。 | ||
セルゲイ・イヴァノヴィチ・ タネーエフ(1856-1915):室内楽作品集 ピアノ四重奏曲Op.20(1906)(*)/ ヴァイオリン・ソナタ(1911)(#) |
エリソ・ヴィルサラーゼ(P;*) ウラディーミル・ オフチャレク(Vn;*/#) ウラディーミル・ ストピチェフ(Va;*) ヨシフ・レヴィンソン(Vc;*) タマラ・フィードラー(P;*) | |
録音:1987年(*)/1980年(#)。 チャイコフスキーの愛弟子タネーエフの室内楽は、ブラームスと見紛うばかりの憂いに溢れた重厚な音楽。実際「ロシアのブラームス」と呼ばれることもあったらしいが、本人はブラームスのことを嫌っていたという。師匠チャイコフスキーよりはるかにドイツ的だが、弟子のラフマニノフを思わせる歌謡性もあり、ラフマニノフがタネーエフの影響を受けたと言った方が正しいだろう。演奏は当レーベル、タネーエフ室内楽シリーズのアーティスト、タネーエフ四重奏団のヴァイオリン奏者オフチャレクによるもの。(*)では名手ヴィルサラーゼも参加している。 | ||
ボリス・イヴァノヴィッチ・ ティシチェンコ(1939-):ダンテ交響曲集 Vol.1 [第1番「生きているなかで」(*)/ 第2番 「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(#)] |
ユーリ・コチネフ指揮(*) ニコライ・アレクセーエフ指揮(#) サンクトペテルブルクpo. | |
録音:1998年(*)、2001年(#)。 ショスタコーヴィチ、ウストヴォルスカヤの弟子ティシチェンコは多数の管弦楽曲、室内楽を作曲している。2008年ダンテ交響曲第3番(FUGA LIBERAレーベル)が発売になった。師のショスタコーヴィチに映画音楽的な派手さを加えたようなこの作品は、哲学的な構想を持つものの、オーケストラの効果を存分に発揮した極上のエンターテイメントとなっている。 | ||
アントン・ルビンシュテイン:歌曲選集 Vol.1 プーシキンの詩による6つの歌曲/ レールモントフの詩による5つの歌曲/ カラヂッチの詩による 「セルビアの旋律」より5つの歌曲/他 |
ミラ・シュキルティル(Ms) ミハイル・ルコニン(Br) ユーリ・セロフ(P) | |
録音:2007年2月。 ルービンシテインの珍しい歌曲集。ロシア特有の野太い旋律が堪能出来る。 | ||
セルゲイ・タネーエフ:三重奏曲全集 ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための 三重奏曲 ニ長調(1880)/ 2つのヴァイオリンとヴィオラのための 三重奏曲 ニ長調Op.21(1907)/ ピアノ三重奏曲 ニ長調Op.22(1908)/ ピアノ三重奏曲 変ホ長調Op.31(1910-1911) |
タネーエフSQ タマラ・フィードラー(P) | |
録音:1969年、1978年。 タネーエフ四重奏団による、弦楽四重奏曲全集、五重奏曲全集に続くタネーエフの全集物は、メンバーが入れ替わり立ち替わりパートを担当したトリオ全集。チャイコフスキー的な抒情が横溢する名品ぞろい。 | ||
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): 歴史的録音集 ロシア民謡の主題による幻想曲(*)/ 弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ(#)/ イギリスの主題による奇想曲(+)/スラヴ狂詩曲(**) |
アレクサンドル・ ガウク指揮(*/#/+) モスクワ放送so.(*/#/+) サムイル・サモスード指揮(**) モスクワpo.(**) | |
録音:1952年(*)/1955年(#)/1954年(+)/1957年(**)。 最近さかんに録音が行われるようになったボリス・チャイコフスキーをロシアの大物ガウクの演奏で聴ける歴史的録音。ボリス・チャイコフスキーはショスタコーヴィチに師事していたこともあり、その影響が随所に見受けられる。現代音楽とは全く無縁とも言える作風。 | ||
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン〜 19世紀の超絶技巧作品集 ヴィエニャフスキ: 演奏会ポロネーズ/伝説曲/創作主題による変奏曲 エルンスト: ロッシーニの「オテロ」のアリアによる幻想曲 パガニーニ:変奏曲「魔女たちの踊り」/ カンタービレ/ラ・カンパネッラ サラサーテ:バスク奇想曲 |
リディア・コヴァレンコ(Vn) イーゴリ・ウリアシュ(P) | |
録音:2007年9月1日-4日。 有名なものからそうでない曲まで、いずれも難易度が高い作品ばかり収録されたアルバム。コヴァレンコはこれらの超絶技巧作品を難なく弾きこなしている。 | ||
ヴァレリー・ガヴリーリン(1939-1999):歌曲集 ロシアのノート/オフィーリアの2つの歌/ 都市の眠り/許して/四季 |
ミラ・シュキルティル(Ms) ユーリ・セロフ(P) | |
録音:2007年7月28日-29日。 ヴァレリー・アレクサンドロヴィチ・ガヴリーリンは1999年、60才で亡くなった作曲家。トラック1では古風な作風と思いきや、トラック2には驚き。「歌」というより「声」を発している。 | ||
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 弦楽四重奏曲全集 Vol.5 [弦楽四重奏曲第12番 ト長調 Op.77/ 弦楽四重奏曲第13番 イ短調 Op.86] |
タネーエフSQ | |
録音:1981年-1982年。 今回が完結編となるミャスコフスキー弦楽四重奏曲の第5集。この全集は以前RUSSIAN DISCから発売されていた名盤。2曲ともミャスコフスキー晩年の作品で、この頃に作曲された他の作品同様、比較的分かりやすいのが特徴。特に第13番第4楽章はエネルギッシュでリズム、テンポのバランスが良く演奏されている。 | ||
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 弦楽四重奏曲全集 Vol.4 [第9番 ニ短調 Op.62 / 第10番 ヘ短調 Op.67-1 / 第11番 変ホ長調 Op.67-2「思い出」] |
タネーエフSQ | |
録音:1981年-1984年。 第9番はベートーヴェン四重奏団創立20周年のために書かれ、趣を変えて力強く荘厳なフィナーレで締められる3楽章の作品。第10番は1907年の書かれた弦楽四重奏曲を元に作られた作品で、「古いノートから」とも呼ばれている。第11番も1906〜1907年に書かれたピアノ作品を元に作曲された。 | ||
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 弦楽四重奏曲全集 Vol.3 [第7番 ヘ長調 Op.55 / 第8番 嬰ヘ短調 Op.59] |
タネーエフSQ | |
録音:1982年-1984年。 第7番はコーカサスの雄大な自然に触発された作品で、交響曲第23番と平行して作曲され、1941年に完成した。第7番はミャスコフスキーの弦楽四重奏曲では初めてとなった長調作品。第8番は1942年にトビリシで完成、悲劇的な1楽章、瞑想的な2楽章、フィナーレのアレグロ・ドラマティコという3楽章形式。 | ||
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 弦楽四重奏曲全集 Vol.2 [第4番 ヘ短調 Op.33-4/ 第5番 ホ短調 Op.47/ 第6番 ト短調 Op.49] |
タネーエフSQ | |
録音:1982年-1983年。 第4番は1909年に完成、1937年にベートーヴェン弦楽四重奏団から演奏の申し出がありリハーサルまで行われたものの、その後改訂されたもの(カデンツァ注:意味不明瞭で代理店翻訳ミスの可能性あり)。第5番は4番の改訂後1938年から39年に久しぶりに作られた作品で、シェバーリンに捧げられた。第6番は翌年の1940年に完成し、作曲を始めて30年目に交響曲第21番とともに新しい境地を開いた作品。第5・第6ともやはりベートーヴェン四重奏団によって初演されている。 | ||
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): 弦楽四重奏曲全集 Vol.1 [第1番 イ短調 Op.33-1/第2番 ハ短調 Op.33-2/ 第3番 ニ短調 Op.33-3] |
タネーエフSQ | |
録音:1983年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 タネーエフの弦楽四重奏曲&五重奏曲全集[NF/PMA-9933-37、9944/45]を完成したタネーエフ四重奏団による、今度はミャスコフスキーの全集第1弾。13曲作曲された弦楽四重奏曲は、27曲の交響曲と並んでミャスコフスキーにとって重要なジャンルで、その様式の変化を反映している。第3・4番はモスクワ音楽院の卒業作品として提出され、後に改訂されたもの。 | ||
セルゲイ・シェプキン、バッハを弾く Vol.1 〜J.S.バッハ: カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」 BWV.992 / パルティータ ホ短調 BWV.830 /イタリア協奏曲 BWV.971 セルゲイ・シェプキン(P) | ||
録音:2007年1月3日、ジョーダン・ホール、ニューイングランド音楽院、ボストン、 US 。 セルゲイ・シェプキンは、生地のサンクトペテルブルク音楽院であのグリゴリー・ソコロフと、アレクサンドラ・ジューコフスキーに師事、1985年に卒業後1990年ボストンに移り、ニューイングランド音楽院でラッセル・シャーマンに師事した。現在もアメリカを本拠に活動し、2007年からはピッツバーグのカーネギー・メロン大学の准教授を務めている。1996年には米 ONGAKU RECORDS へ録音したバッハ「ゴルドベルク変奏曲」が日本国内でもヒットした。当盤は彼久々のバッハ新録音として注目される。当レーベルよりの既出盤:展覧会の絵&ラフマニノフ (NF/PMA-9939)。 | ||
19世紀前半ロシアの作曲家による歌曲集 ヴェルストフスキー(1799-1862):ジブシーの歌/黒い肩掛け アリャビエフ(1787-1851):乞食女/ナイチンゲール / グリエフ(1803-1858):小さい鐘/少女の悲しみ/別れ ヴァルラーモフ(1801-1848):天使/赤いサラファン/夜明けに彼女を起こさないで/私を見捨てないで/他 ミラ・シキルティル(Ms) ユーリ・セロフ(P) | ||
録音:2005年、2006年。 ロシア国民楽派の先駆的作曲家たちの歌曲集。シキルティルはリムスキー=コルサコフ音楽大学&音楽院で学び、1997年からサンクトペテルブルク音楽院の歌劇場と契約し、日本でも歌っている。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): 交響曲第6番 Op.105 (1988) (ソプラノ、アルトと交響楽団のための|ムラヴィンスキーの思い出に) ヴァレンティナ・ユズヴェンコ(S) エレーナ・ルービン(A) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立文化省so. | ||
録音:1989年4月27日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ。 | ||
ピカイゼンの弾くB.チャイコフスキー ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 (1969) |
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn) エドゥアルト・セーロフ指揮 オーデンセso. | |
録音:1994年9月22日、カール・ニルセン・ホール、オーデンセ、デンマーク、ライヴ。 初演者&被献呈者でもあるピカイゼンは、同曲を1970年にコンドラシン&モスクワ・フィルとMELODIYAへ録音していた。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):五重奏曲全集 2つのヴァイオリン、ヴィオラと2つのチェロのための 弦楽五重奏曲 ト長調 Op.14 (1901) (*) / 2つのヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための 弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.16 (1904) (*) / ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.30 (1911) (#) タネーエフSQ[ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] タマラ・フィードラー(P) ユーリ・クラマロフ(Va) ベニャミン・モロゾフ(Vc) | ||
録音:1980年-1981年/1968年(#) 。 | ||
セルゲイ・スロニムスキー(1932-): オペラからのオラトリオ組曲「ヴィリネヤ」(1974) /シンフォニエッタ(1966) ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ指揮サンクトペテルブルク国立カペラo.&cho. | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): 交響曲第1番 Op.20(1961)(*) 封鎖の記録交響曲 Op.92 (1984) (The Blockade Chronicle Symphony)(#) |
エドゥアルド・セロフ指揮(*) アンドレイ・チスチャコフ指揮(#) レニングラードpo. | |
録音:1970年4月4日(*)/1985年4月8日(#)、以上、レニングラード・フィルハーモニック大ホール、ライヴ。 | ||
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのための作品全集 コンチェルティーノ Op.94 (1953) (*) /タランテラ(1953) (*) / メリー・マーチ(1949) (*) /2台のピアノのための組曲 Op.6 (1922) (*) / ピアノ・ソナタ第2番 Op.61 (#) /幻想舞曲集 Op.5 (#) /「黄金時代」のポルカ(#) ピョートル・ラウル(P;*/#) アレクサンドル・サンドレル(P;*) | ||
録音:2005年11月30日&12月2日(#) /2006年4月13日-15日(*)。 | ||
アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):オルガン作品全集 前奏曲とフーガ〔ニ長調 Op.93 (1906) /ニ短調 Op.98 (1914) /ニ短調 Op.62 (1889) 〕/ 幻想曲とフーガ ト短調 Op.110 (1934) ヴェラ・ズヴェギンツェワ(Org) | ||
録音:2005年9月29日-30日、永遠の救いの聖母教会、パリ。 | ||
セルゲイ・シェプキン ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 ラフマニノフ:7つの前奏曲 〔嬰ハ短調 Op.3 No.2 (1892) /ハ短調 Op.23 No.7 (1903) /ト長調 Op.32 No.5 (1910) / ニ短調 Op.23 No.3 (1903) /ト短調 Op.23 No.5 (1901) / 変ホ長調 Op.23 No.6 (1903) /変ロ長調 Op.23 No.2 (1903) 〕 セルゲイ・シェプキン(P) | ||
録音:2005年7月30日(*)、2003年1月12日(+)、ジョーダン・ホール、ニューイングランド音楽院、ボストン、 US 。 サンクトペテルブルクに生まれたセルゲイ・シェプキンはサンクトペテルブルク音楽院であのグリゴリー・ソコロフと、アレクサンドラ・ジューコフスキーに師事、1985年に卒業後1990年ボストンに移り、ニューイングランド音楽院でラッセル・シャーマンに師事した。1996年には米 ONGAKU RECORDS へ録音したバッハ「ゴルドベルク変奏曲」が日本国内でもヒット、現在もボストンを本拠に活動している。 | ||
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948): 祖国に捧げる交響曲(1895) / 序曲「ドナ・イネス・デ・カストロ」(1886) |
マリオ・マテウス指揮 サンクトペテルブルクpo. | |
録音:2005年6月26日-28日、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 ロシアのレーベルから意外にもポルトガルの作曲家が登場。ヴィアンナ・ダ・モッタはリスボン音楽院で学んだ後ドイツに渡り、シャルヴェンカ、リスト、ビューロに師事、傑出したピアニストとして名を成し、帰国後は母校リスボン音楽院の院長を務め、ポルトガル音楽界に強い影響力を発揮した。彼はクラシック音楽にポルトガルの民謡を採り入れた最初の作曲家とされている。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):弦楽四重奏曲全集 Vol.5 〔第2番 ハ長調Op.5 (1895) 〕 タネーエフSQ [ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1979年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 作曲家の姓を戴くタネーエフ弦楽四重奏曲によるタネーエフ全集の完結編。第2番は1曲で40分以上を要する大作。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):弦楽四重奏曲全集 Vol.4 〔第6番 変ロ長調 Op.19 (1905) /第9番 イ長調 (1883) 〕 タネーエフSQ [ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1977年、1979年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):弦楽四重奏曲全集 Vol.3 〔第3番 ニ短調 Op.7 (1896) /第8番 ハ長調 (1883) 〕 タネーエフSQ [ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1978年、1979年。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):弦楽四重奏曲全集 Vol.2 〔第5番 イ長調 Op.5 (1903) /第7番 変ホ長調 (1880) 〕 タネーエフSQ [ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1977年、1978年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 | ||
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):弦楽四重奏曲全集 Vol.1 〔第1番 変ロ短調 Op.4 (1890) /第4番 イ短調 Op.11 (1900) 〕 タネーエフSQ [ウラジーミル・オフチャレク、グリゴリー・ルツキー(Vn) ヴィサリオン・ソロヴィエフ(Va) ヨセフ・レヴィンゾン(Vc)] | ||
録音:1977年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 | ||
ボリス・ティシチェンコ(1939-): バレエ「ヤロスラヴナ」Op.58 (1974) /交響曲第3番 Op.36 (1967) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮(*) レニングラード・マールイ(ムソルグスキー)劇場so.&cho.(*) イーゴリ・ブラシコフ指揮キーロフ(マリーンスキー)劇場室内o.(+) | ||
録音:1976年(*)、1972年(+)、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ。 | ||
知られざるロシアの4手連弾ピアノ音楽 グリンカ(1804-1857): ポルカ/ドニゼッティの「愛の妙薬」の主題によるギャロップ風即興曲/ 騎馬隊の速歩〔ト長調/ハ長調〕/ロシアの主題による奇想曲 アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869):スラヴ風タランテラ ムソルグスキー(1839-1881):4手連弾ピアノ・ソナタ ボロディン(1833-1887):エレーヌ・ポルカ/アレグレット/タランテラ グリンカ/セルゲイ・リャプノフ(1859-1924)編曲:幻想的ワルツ グリンカ/リスト編曲:「ルスランとリュドミラ」〜チェルノモール行進曲 アレクサンドル・サンドレル、ピョートル・ラウル(P) | ||
録音:2005年2月24日、26日、エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 | ||
シューベルト: 歌曲集「美しい水車屋の娘」D.795 (1823) |
ゼーハー・ ヴァンデルステーネ(T) レヴェンテ・ケンデ(P) | |
録音:1986年、ストゥールバウト・サウンド・レコーディング・センター、ゲント、ベルギー。 「冬の旅」(NF/PMA-9919)に続くヴァンデルステーネの当レーベル第2弾(ただし録音はこちらの方が古い)。 | ||
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1988): セルゲイ・エセーニンのテキストによる声楽詩曲「飛んで行くロシア」(1977) ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): ニコライ・ザボロツキーのテキストによる連作歌曲「最後の春」(1980) (*) リュドミラ・シキルティル(Ms) ユーリー・セーロフ(P) ナターリャ・セフカリョーワ(Fl;*) アジル・フョードロフ(Cl;*) | ||
録音:2004年6月11日(+)、2005年1月25日(*)、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク、ライヴ。 | ||
中世ロシアの合唱音楽選集〜聖母マリアのための歌(全23曲) 作曲者不詳:偉大にして驚異なる不思議/すべての創造物は御身において歓喜する/他 ボリス・アバリアン指揮レジェ・アルティス室内cho. | ||
録音:2001年11月16日-18日、ズナメニ教会、ヴェリキ・ロヴゴロド。 | ||
ドミトリー・スミルノフ(1952-): 女声独唱、サクソフォンと混声合唱のための「悲しみの中の聖母の歓喜」(*) 作曲者不詳:中世ロシアの声楽曲集 〔御身における喜び(ギリシャ聖歌|女声合唱)/ 見よ、汝に点火する三重に輝く光を(ズナメニ聖歌|混声合唱編曲版)/ それはふさわしい(ビザンチン聖歌|男声合唱)/天使は嘆く(ブルガリア聖歌|男声合唱)/ 偉大で最も栄光に満ちた奇跡(混声16部合唱のためのコンチェルト)〕 リュドミラ・シキルティル(Ms;*) アンドレイ・ボリシヤコフ(Sax;*) ボリス・アバリアン指揮レジェ・アルティス室内cho. | ||
録音:2004年10月20日、聖ペテロ&パウロ教会、サンクトペテルブルク、第5回ノーザン・フラワーズ国際室内音楽祭、ライヴ。 | ||
アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):歌曲全集 ハーフィズより(+) /美人(#) /プーシキンの詩による2つの歌 Op.27 (+)〔東洋のロマンス/歌〕/ 6つの歌 Op.59 (#)〔ミューズ/ペトラルカより(私たちはかつて丘の麓に住んでいた)/ ペトラルカより(あなたの瞳は私の瞳に出会うとき)/愛したければ/デリヤ/空はすべて銀色〕/ 6つの歌 Op.60 (*)〔恵みの杯/願い/海の精/夢/わが人生はわが前に留まり/黄金のヴェネツィアの支配する近くに〕/ おい君、私の自由な歌よ(*/+) /マーシャは川を渡らないように言われた(*) / 平安なる死よりわれは叫ぶ(シェイクスピアのソネット LVXI )(#) /ニーナの歌(*) /息苦しい!(#) / スペインのロマンス(#) /あなたの声を聞くといつも(*) /私の歌には毒がある(#) / 5つの歌 Op.4 (+)〔白い雪のようなあなたの胸に/ナイチンゲール/アラブの旋律/スペインの歌〕 ヴィクトリア・エフトディエワ(S;*) リュドミラ・シキルティル(Ms;+) ミハイル・ルコニン(Br;#) ユーリー・セーロフ(P) | ||
録音:2003年12月、2004年2月、5月、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 | ||
ユーリー・アレクサンドロヴィチ・ファリク(1936-): チェロと管弦楽のためのコンチェルト・デラ・パッシオーネ(1988) (*) / 管弦楽のための協奏曲第2番「交響的練習曲」(1977) (+) ナターリャ・グートマン(Vc;*) アレクサンドル・ドミトリエフ指揮サンクトペテルブルクpo. | ||
録音:1990年(*)、1985年(+)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール。 | ||
ロシア民謡合唱編曲集(全28曲) ムソルグスキー、リャードフ、パーヴェル・チェスノコフ、ウラジーミル・ソコロフ、ストラヴィンスキー、 アレクサンドル・アレクサンドロフ、スヴェシニコフ、フョドシー・ルプツォフ、ショスタコーヴィチ、 アヴェニール・ミハイロフ、オレグ・コロフスキー、セルゲイ・スロニムスキー、ワレーリー・カリストラトフ編曲 ボリス・アバリヤン指揮レジェ・アルティス室内cho. | ||
録音:1999年5月、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 | ||
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン・ソナタ Op.134 (1968) (*) / 24の前奏曲(ピアノのための)Op.34 (1932-33) / 24の前奏曲 Op.34(ドミトリー・ツィガノフ、チムール・セルゲーエニャ編曲| ヴァイオリンとピアノのための版)/ ヴィオラ・ソナタ Op.147 (1975) (+) ミハイル・ベズヴェルフニー(Vn;*|Va;+) チムール・セルゲーエニャ(P) | ||
録音:2003年11月3日-6日、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 | ||
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89, D.911 | ゼーハー・ ヴァンデルステーネ(T) レヴェンテ・ケンデ(P) | |
録音:1987年、ベルギー。 | ||
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): 室内交響曲(1967) (*) / ソプラノ、チェンバロと弦楽合奏のためのカンタータ「黄道十二宮」(1974) (+) / 室内管弦楽のための4つの前奏曲(1984) (#) / クラリネットと室内管弦楽のための協奏曲(1957) (**) マルガリータ・ミロシニコワ(S;*) グリゴリー・コルチマル(Cemb;*) アジル・フェドロフ(Cl;**) エドヴァルト・セーロフ指揮サンクトペテルブルクco. | ||
録音:1985年(*/#/**)、1986年(+)、合唱アカデミー・ホール。 | ||
NF/PMA-9917 廃盤 |
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト短調「騎手」Op.73 No.3, Hob.III: 74 (*) プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番 ロ短調 Op.50 (+) ショスタコーヴィチ: 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op.110「戦争とファシズムの犠牲者に捧ぐ」(*) ネフスキーSQ | |
ショスタコーヴィチ:バスのための歌曲集 Vol.2 自作全集への序文とそれについての短い考察 Op.123 (1966) (+) / バス、混声合唱とピアノのための「反形式主義的見世物」(1948-68) (*) / 春よ、春よ Op.128 (1967) (+) / ミケランジェロ・ブオナッローティの詩による組曲 Op.145 (1974) (+) フョードル・クズネツォフ(B) ユーリー・セーロフ(P) ユリア・フトレトスカヤ指揮サンクトペテルブルク青年室内cho.(*) | ||
録音:2002年2月(*)、2003年2月(+)、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク。 | ||
シューマン: 歌曲集「詩人の恋」Op.48 歌曲集「リーダークライス」Op.39 |
ゼーハー・ ヴァンデルステーネ(T) レヴェンテ・ケンデ(P) | |
録音:1986年、サウンド・レコーディング・センター・ストゥールバウト、ゲント、ベルギー。 ベルギー生まれのテノール、ヴァンデルステーネがベルギーで録音したシューマンが、なぜか当レーベル(サンクトペテルブルク音楽アーカイヴ・シリーズ)から発売されている。たびたび来日している彼の一流のドイツ・リート解釈を聴くことができる。 | ||
エリーゼのために〜子守歌集 ベートーヴェン、ボロディン、ショパン、グリーグ、 ドビュッシー、ショスタコーヴィチ、リスト、 チャイコフスキー メンデルスゾーン、 ムソルグスキー、シューマン、他の作品 |
ユーリ・セロフ(P) | |
録音:2003年1月7日&24日、聖カテリーネ・ルター派協会、サンクトペテルブルグ。 | ||
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34 ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57 サンクトペテルブルク・室内ソロイスツ [イゴール・ウリャシュ(P) イリヤ・ロフ、リディア・コワレンコ(Vn) アレクセイ・ルデヴィグ(Va) アレクセイ・マサルスキー(Vc)] | ||
録音:2002年11月12日-14日、聖カテリーネ・ルター派協会、サンクトペテルブルグ。 | ||
NF/PMA-9912 廃盤 |
ショスタコーヴィチ:知られざる歌曲集 「リア王」〜馬鹿の歌/ プーシキンの詩による4つの歌曲/ ギリシアの歌/スペインの歌曲 |
ミハイル・ルコニン(Br) ユーリ・セロフ(P) |
チャイコフスキー: 弦楽六重奏曲 Op.70「フィレンツェの思い出」(弦楽オーケストラ版?) シェーンベルク:弦楽六重奏曲 Op.4「浄夜」(弦楽オーケストラ版) イリヤ・ロフ指揮ディヴェルティスマン(弦楽アンサンブル) | ||
録音:2002年4月1日-2日、5月7日-8日、聖カテリーネ・ルター派協会、サンクトペテルブルグ。 ディヴェルティスマンは1990年創立で20人編成。 | ||
ショスタコーヴィチ:バスのための歌曲集 Vol.1 ローリ、バーンズ、 シェークスピアの詩による6つの歌 Op.62 |
フョードル・クズネツォフ(B) ユーリ・セロフ(P) | |
フランソワーズ・ショヴォー(1953-): 弦楽合奏のための「インディゴの交響曲」 Op.2 (*) / チェロとピアノのための悲歌 Op.68 (+) / ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.72 (#) / 弦楽合奏とティンパニのための「白の交響曲」 Op.100 (**) / ピアノと弦楽のための五重奏曲 Op.108 (++) フランソワーズ・ショヴォー(P;++/音楽監督;*/**) サンクトペテルブルク室内o.(*/**) イリーナ・モロキナ(Vc;+) ユーリー・セーロフ(P;+) イリーナ・カルプス(Hp;#) リムスキー=コルサコフSQ (#/++) | ||
録音:2001年5月18日、2002年5月22日、聖エカテリーナ・ルター派教会、サンクトペテルブルク、ロシア|初発売:2005年以前|新装再プレス:2019年|他出: De Rode Pomp (BELGIUM), RP/GMA-022〔廃盤〕。詳細初案内。長らく入手不能となっていた商品で、当レーベルのアイテムとしては、2005年の初アナウンス以降当店未入荷だったもの。 詳細初案内。フランソワーズ・ショヴォーはフランスの作曲家。ミヨーのピアノ作品全集を録音したピアニストとしても知られている。 | ||
シュニトケ: ヴァイオリン・ソナタ第2番/ 祝賀ロンド(1973) / ピアノ五重奏曲(1972-76) (*) |
リディア・コワレンコ(Vn) ユーリ・セロフ(P) アレクセイ・バエフ(Vn;*) アレクセイ・ポポフ(Va;*) キリル・ティモフェエフ(Vc;*) | |
録音:2001年4月24日&6月18日、聖カテリーネ・ルター派協会、サンクトペテルブルグ。 | ||
バネヴィチ、スミルノフ:合唱作品集 セルゲイ・バネヴィチ(1941-):児童合唱とピアノのためのコンチェルト(*) 〔ホームシック/ドワーフのためのピツィカート/ぼくの彼女に/旅人の歌/動物と子供たちに祝福あれ〕 ドミトリー・スミルノフ(1948-): お告げ(女声合唱のためのコンチェルト)(*)〔先に.../夢/お告げ/私はあなたを愛する〕/ 御身に向かいわれらは歌う(混声五部合唱のためのコンチェルト) 〔御身に向かいわれらは歌う/おお、わが魂よ、主を称えよ/ 今こそわれを行かせたまえ/おお、静かなる光・・・主の御名を称えよ〕/ ガルシア・ロルカの詩による児童合唱のための3つの歌 〔セビリャの小唄/ひょうきんな小唄/とかげが立って泣く〕 セルゲイ・バネヴィチ/スタニスラフ・グリプコフ編曲: ジョゼフィーヌのための歌(児童合唱のための版) セルゲイ・バネヴィチ/スタニスラフ・バジョフ編曲:星座(児童合唱のための版)(#) セルゲイ・バネヴィチ:それを持って行きなさい(児童合唱のための) (**) スタニスラフ・グリプコフ指揮(+以外) イーゴリ・グリプコフ指揮(+) サンクトペテルブルク放送児童cho. アルベルト・アサドゥリン(独唱;#) リュドミラ・ラルコ(P;*) ドミトリー・キジャーエフ(G;**) | ||
録音:データ記載なし|初発売:2005年以前|新装再プレス:2019年。詳細初案内。長らく入手不能となっていた商品。 | ||
ムソルグスキー:管弦楽曲集 交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編曲)/ 歌劇「ホヴァンシチナ」より 〔モスクワの川の夜明け/ペルシャの娘たちの踊り(リムスキー=コルサコフ編曲)/ ゴリツィン公の行列(ショスタコーヴィチ編曲)〕/ 歌劇「ソロツィンツィの市」より(リャードフ編曲)〔序奏/ゴパーク〕/ 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲) エドヴァルト・セーロフ指揮ヴォルゴグラードso. | ||
録音:1994年、ヴォルゴグラード中央コンサート・ホール。 | ||
ショスタコーヴィチ: 劇付随音楽「ハムレット」Op.32 〜抜粋/ 劇付随音楽「人間喜劇」Op.37a 〜抜粋/ 劇付随音楽「リア王」Op.58a 〜抜粋 |
ニーナ・ロマノワ(Ms) エドゥアルド・セロフ指揮 サンクトペテルブルグ室内o. | |
録音:1984年、カペラ・コンサート・ホール|リマスタリング:2000年。 | ||
NF/PMA-9904 廃盤 |
モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための 協奏交響曲 変ホ長調 K.364 / ヴァイオリンとヴィオラのための 二重奏曲 変ロ長調 K.424 |
ヴィクトル・リベルマン(Vn) ユーリ・クラマロフ(Va) エドゥアルド・セロフ指揮 サンクトペテルブルグ室内o. |
NF/PMA-9903 廃盤 |
金曜日(弦楽四重奏曲のための16の小品) | リムスキー=コルサコフSQ |
録音:サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会。 リムスキー=コルサコフSQの自主制作 CD [RKQ-001]〔入手困難〕と同一録音、装丁違い。 | ||
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン・ソナタ Op.134 (1968) / 4つの前奏曲(ヴァイオリンとピアノのための版; 24の前奏曲集 Op.34 よりD.ツィガーノフ編曲) シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 |
リディア・コワレンコ(Vn) ユーリ・セロフ(P) | |
録音:2000年4月18日&5月2日、聖カテリーネ・ルター派協会、サンクトペテルブルグ。 | ||
NF/PMA-9901 廃盤 |
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集 | エドゥアルド・セロフ指揮 サンクトペテルブルグ室内o. |
STYLIN'ART | ||
STYLINART-09018 廃盤 |
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 Vol.1 | エリアーネ・ロドリゲス(P) エドワルト・セーロフ指揮 サンクトペテルブルクpo. |
STYLINART-09019 廃盤 |
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 Vol.2 | エリアーネ・ロドリゲス(P) エドワルト・セーロフ指揮 サンクトペテルブルクpo. |