LEBHAFT 〔 CD-R 製版〕 | ||
シューリヒト&オペラ座管〜モーツァルト:交響曲集 〔第38番「プラハ」/第41番「ジュピター」〕 |
カール・シューリヒト指揮 パリ・オペラ座o. | |
録音:1963年6月、モノラル、セッション|ソース:英 Concert Hall Society, AM 2326 。『カール・シューリヒトは様々なレーベルに多数の録音を残しているが、LP時代に通信販売でクラシック音楽を家庭に配布していたレーベル「コンサート・ホール・ソサエティ」でも多くのレコーディングを行っており、ここに収録のモーツァルトの2曲もそれに含まれる。速いテンポ、鋭く冴えたリズム、生命力に満ちた透明度の高い響きは他の追随を許さないこの指揮者ならではのものである。』 | ||
ボルサムスキー〜マーラー: 交響曲第1番「巨人」 |
エルネスト・ボルサムスキー指揮 ベルリン放送so. | |
録音:1949年3月|ソース:米 Urania, URLP 7080 |他出 CD-R : FORGOTTEN RECORDS, fr-402 。『「幻の指揮者」と言われるエルネスト・ボルサムスキーだが、ここでその全貌が明らかになる。ドイツを中心に活躍したこの指揮者のマーラー「第1番」は1949年に録音されたが、これはセッション録音としては1940年のディミトリ・ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団に次ぐ史上2番目の同曲録音となる。ボルサムスキーの録音は極めて僅かしか残されておらず、当盤は実に貴重な音源。』 | ||
ハイドン:チェロ協奏曲集〔第1番/第2番〕 |
オトマール・ ボルヴィツキー(Vc) ペーター・ロンネフェルト指揮 ウィーンso. | |
録音:1961年|ソース:独 Telefunken, SLT 43092 。『ドイツのチェロ奏者オトマール・ボルヴィツキーは1956年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者を務め、1993年までの長きに亘りその地位にあった。また指揮者のペーター・ロンネフェルトは23歳でウィーン国立立歌劇場のヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントに抜擢された逸材だ。カラヤンから厚い信頼を受けた2人の芸術家による魅惑のハイドン。』 #おそらくレーベル在庫切れ。入手できない場合はご容赦下さい。 | ||
オーマンディ〜シベリウス:交響曲集 〔第4番/第5番〕 |
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィアo. | |
録音:1954年11月-12月、モノラル、セッション|ソース:英 Philips, ABL 3084 。 ユージン・オーマンディ(1899-1985)は、1938年にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任、1980年に勇退するまで42年もの実に長い在任であった。長きに亘りフィンランド国外で最も多くシベリウスを演奏してきたこのコンビだけに、膨大な録音の中でもやはりシベリウスは特別な存在と言える。それだけにこの2曲の演奏からは作曲者への畏敬の念が強く感じられる。 | ||
LBCDR-1010 [CD-R] 廃盤 |
デ・ヴィート + クーベリック J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(*) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(#) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ラファエル・クーベリック指揮 LSO (*)、ロイヤルpo.(#) |
アルトゥール・ローター〜 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
アルトゥール・ローター指揮 ベルリンso. | |
録音:1960年代初頭|ソース:独 Opera, 1140 。アルトゥール・ローター(1885-1972)は、1906年にヴィースバーデンで指揮者としてのキャリアを開始し、その後はバイロイト音楽祭で名だたる巨匠たちの下でアシスタントを務めた。また1935年から長きにわたりベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督を務め、1946年からはセルジュ・チェリビダッケの後任としてベルリン放送交響楽団(東ベルリン)の主席指揮者となっている。ベルリン・フィルにも度々客演、当時のベルリンの楽壇では非常に重要な存在であった。決して知名度が高い指揮者とは言えないが、このベルリン交響楽団との「エロイカ」は根強いファンから高い評価を得ており、隠れた名盤であるのは事実である。 | ||
LBCDR-1008 [CD-R] 廃盤 |
ズザーネ・ラウテンバッハー〜 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第5番「春」/第9番「クロイツェル」〕 |
ズザーネ・ ラウテンバッハー(Vn) ロルフ・ラインハルト(P) |
エルリ&ボド〜ハチャトゥリアン: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(*) / バレエ「ガヤネー」〜剣の舞 |
ドヴィ・エルリ(Vn;*) セルジュ・ボド指揮 チェント・ソリo. | |
録音:1956年3月|ソース: Le Club Français du Disque, CFD 64 |他出 CD-R : FORGOTTEN RECORDS, fr-449 (*) 。『フランスのヴァイオリニスト、ドヴィ・エルリー(1928-2012)はパリ音楽院でジュール・ブシューリに学び、1955年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝、1982年にはパリ音楽院の教授に就任するが、そのキャリアについてはほとんど知られていない。マイナーレーベルでの録音がほとんどで、プレス数も少なく入手も難しい事から市場価格は高騰を極めており、ファンは血眼になって探し求めるほど聴く機会が滅多とない真の「幻のヴァイオリニスト」である。』 | ||
LBCDR-1006 [CD-R] 廃盤 |
カーロイ&シュヒター:ショパン:ピアノ協奏曲全集 〔第1番 ホ短調 Op.11 /第2番 ヘ短調 Op.21 (#) 〕 |
ユリアン・フォン・カーロイ(P) ヴィルヘルム・シュヒター指揮 BPO |
LBCDR-1005 [CD-R] 廃盤 |
アンチェル&ドレスデン〜モーツァルト: 交響曲集〔第36番「リンツ」/第38番「プラハ」〕 |
カレル・アンチェル指揮 シュターツカペレ・ドレスデン |
クレツキ〜メンデルスゾーン: 交響曲第3番「スコットランド」/ 序曲「静かな海と楽しい航海」 |
パウル・クレツキ指揮 イスラエルpo. | |
録音:1954年5月|ソース:仏 Columbia, FCX381(ジャケット写真は英国盤)。パウル・クレツキとイスラエル・フィルはマーラーの「巨人」や第9番、シューマン:交響曲全集、そしてシェーンベルク「浄夜」などを1954年に集中的に録音した。同時期の当メンデルスゾーンは、設立当時から定評のあった弦楽器の美しさが栄える極上の演奏。 #おそらくレーベル在庫限りで廃盤。入手できない場合はご容赦下さい。 | ||
LBCDR-1003 [CD-R] 廃盤 |
ド・フロマン&P.ピエルロ〜モーツァルト: クラリネット協奏曲 K.622 /管楽器のための協奏交響曲 K.297b ルイ・ド・フロマン指揮オワゾリール・アンサンブル ピエール・ピエルロ(Ob) ジャック・ランスロ(Cl) ジルベール・クールシェ(Hr) ポール・オンニュ(Fg) | |
シルルニク&オーリアコンブ〜 J.S.バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲〔イ短調 BWV 1041 (*) / ホ長調 BWV 1042 (*) 〕/ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043 (*/#) シャルル・シルルニク(Vn;*) ジョルジュ・アルマン(Vn;#) ルイ・オーリアコンブ指揮トゥールーズ室内o. | ||
録音:1960年11月、スコラ・カントールム、パリ〔当盤表記は1950年代〕|ソース: Le Club Français du Disque (FRANCE), CFD 255 |既出CD-R : FORGOTTEN RECORDS, fr-615 。 | ||
モーツァルト:初期ピアノ協奏曲集 〔第1番−第4番〕 |
イヴォンヌ・ロリオ(P) ピエール・ブーレーズ指揮 ドメーヌ・ミュジカル | |
録音:1962年1月1日、パリ国立高等音楽・舞踊学校〔パリ国立高等音楽院〕講堂、パリ〔当盤表記は1950年代〕(録音データはマイケル・グレイのディスコグラフィに拠る)|ソース: Véga (FRANCE), C 30 A 353-4 。 | ||
EINSÄTZ RECORDS 〔プレス盤〕 #全点お取り寄せ扱いですが、アイテムによってはレーベル品切れとなっているものがあるようです。当店在庫はございません。 | ||
シェリング&ブール〜シベリウス&ポンセ シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 ポンセ:ヴァイオリン協奏曲 |
ヘンリク・シェリング(Vn) エルネスト・ブール指揮 コンセール・コロンヌ | |
録音:1951年。原盤:仏ODEON ODX 159 からの復刻。 シェリングはこのシベリウスとポンセの協奏曲を幾度か録音しているが、この録音はシェリング33歳時のもの。北欧とラテンという実にユニークなカップリングであるが、両曲とも後年の録音に比べ、スケール感よりは若さが前面に出たストレートな演奏といえる。その点で我々が知る真摯なシェリングとはひと味もふた味も違う、直情的ともいえるシェリングを聴く事ができる。 | ||
ランパル〜モーツァルト:セレナード集 [第10番 K.361「グラン・パルティータ」/ 第12番 K.388「ナハトムジーク」] |
ジャン=ピエール・ランパル指揮 フランス管楽アンサンブル | |
録音:1950年初頭。原盤:仏DISCOPHILES FRANCAIS DF181-182。 フランス管楽五重奏団のメンバー(ランパル、ピエルロ、ランスロ、クルシェ、オンニュ)を中心としたフランス管楽アンサンブルは、まさにフランスを代表するトップ奏者たちで組織されており、その自在なテクニックと完璧なアンサンブルは、ハルモニームジークの愉しさを存分に満喫させる。ここではランパルが指揮を受け持っており、彼の感性が演奏全体に色濃く出た、等身大のモーツァルトを堪能できる。 | ||
ドロルツ四重奏団 ハイドン:弦楽四重奏曲第82番 Op.77-2 モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番K.458「狩」 |
ドロルツSQ | |
録音:1950年初頭。原盤:独 COLUMBIA 33 WSX 503。 ドイツ屈指のカルテットであるドロルツ四重奏団は、主にカラヤン時代を支えたBPOの主要メンバーから成っており、この録音におけるチェリストのリーバウ以外の3人は同オケの初来日公演にも同行、その後もカラヤンと共に数回来日を果たしている。ドイツのカルテット特有の重厚さ、そして耽美的といえる深みを感じさせるこの演奏は、ドイツ古典派音楽の理想的な音楽造りとなっており、多くのマエストロたちを支えた彼らならではの世界を繰り広げている。 | ||
シェリングのバッハ J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲[第1番/第2番](*) 無伴奏パルティータ第2番〜「シャコンヌ」(#) |
ヘンリク・シェリング(Vn) ガブリエル・ブイヨン指揮(*) コンセール・パドルー(*) | |
録音:1951年(*)/1955年(#)。原盤:仏 ODEON ODX114 (*) / ODX123 (#)。 シェリングが30歳代に録音した、バッハの協奏曲の記念すべき最初の録音。真摯な演奏スタイルは後の2種の録音にも共通するが、やはり若い情熱はこの演奏から顕著に感じ取れる。伴奏指揮は、当時パリ音楽院で指導していたガブリエル・ブイヨンでヴラド・ペルルミュテルやピエール・フルニエとトリオを組んでいた経歴を持つ。「シャコンヌ」は1955年に録音した最初の「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」全曲盤からのもので、若きシェリングの伝説の名演。 | ||
クリュイタンスのハイドン、初CD化 ハイドン: 交響曲第45番 嬰へ短調「告別」(*)/ 交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」(#) |
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院o. | |
録音:1950年代(LP初出:1957年3月; マイケル・グレイのディスコグラフィによると、1955年9月21日&10月4日、シャイヨー宮(シャイヨ宮)&メゾン・ド・ラ・ミュテュアリテ(#)/1955年6月9日-10日、ピガル劇場(*)、以上全てパリ)。ソース:仏COLUMBIA FCX-462 (LP)。2曲とも初CD化で、1996年に出た JOHN HUNT のディスコグラフィでも掲載漏れとなっているほど珍しい録音。クリュイタンスのハイドンは少なく、貴重。 ベルギーに生まれた名匠クリュイタンスは1955年にフランス人系指揮者として初めてバイロイト音楽祭に登場、またベルリン・フィルとベートーヴェンの交響曲全集を完成させるなど、フランス音楽のみならずドイツ音楽にも手腕を発揮した。しかし遺した録音は、やはりフランス系作品が多く、独墺系レパートリーは決して多いとは言えない。その中で、古典派交響曲の傑作であるこのハイドンの2曲はまさに貴重な音源であり、ドイツ的な重厚さとフランス的な優美さを併せ持った、クリュイタンスのみが成し得る類稀なハイドン演奏である。 | ||
EZCD-015 廃盤 |
シェリング(ティボー指揮)とオークレールの ベートーヴェン ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(#) |
ヘンリク・シェリング(Vn;*) ジャック・ティボー指揮(*) パリ音楽院o.(*) ミシェル・ オークレール(Vn;#) ジェネヴィーヴ・ジョワ(P;#) |
ワイセンベルク、最初期リスト録音集 リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調/葬送曲/ ペトラルカのソネット[第104番/第123番]/ 即興的ワルツ |
ジギ・ワイセンベルク (アレクシス・ワイセンベルク) (P) | |
録音:1950年代。原盤:仏 LUMEN LD-3-404 。録音:1950年代。 ブルガリア生まれの鬼才ワイセンベルクは、1947年に華々しくデビューを飾るものの、自らの音楽を鍛えなおすべく1956年より約10年間の隠遁生活に入る。そして1966年に奇跡的な復活を遂げ、その才能を認めたカラヤンとの度重なる共演や幾多のレコーディングを行い、目覚しい活躍を展開する。このディスクに収められた「リスト作品集」は隠遁前の貴重な録音で、復帰後に再録音するステレオ盤とは明らかに異なる、若きワイセンベルクの熱きピアニズムを体感できる。 | ||
パレナンSQ LP 初期のラヴェル&ドビュッシー ラヴェル:弦楽四重奏曲 へ長調 ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 |
パレナンSQ | |
録音:1950年代初頭。原盤: 仏 PACIFIC LDP F-48。 往年のフランスの名カルテット、パレナン四重奏団のメイン・レパートリーであるラヴェルとドビュッシーの名作。1969年のステレオ録音が名盤として語り次がれているが、この音源はそれより約20年近くも前の貴重なモノラル録音。最高の顔ぶれであった当時のメンバーによる流麗かつ精緻なアンサンブルは実にパワフルで、後のステレオ録音では感じ取れない一音一音の生々しさがダイレクトに迫りくる名演。 | ||
ヘンリク・シェリング、最初期録音集 ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ(*) チャイコフスキー:感傷的なワルツ(*) ドヴォルザーク/クライスラー編: スラヴ舞曲第1番(*) リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(*) ノヴァチェク:常動曲(*) ヴァーレ/ハイフェッツ編:焚火のそばで(*) モンポウ:子供の情景(*) ロカテッリ:ラビリンス(*) ガーシュイン:前奏曲(*) ロロン:メキシコ舞曲(*) ファリャ/コハニスキ編:スペイン民謡組曲 より(*) [ムーア人の織物/ホタ] ヴィターリ:シャコンヌ(#) タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲(#) クライスラー:グラーヴェ(#) ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ(#) パガニーニ:カプリース第24番(#) |
ヘンリク・シェリング(Vn) マドレーヌ・ベルトリエ(P;*) タッソ・ヤノプーロ(P;#) | |
録音:1950年代初頭。原盤: 仏 PACIFIC LDP M-50 (*) / 仏 ODEON OD 1008 (#)。なお、当盤では(*)の奏者はマデレーヌ・ベルセリエと表記されている。また、PACIFIC 盤には LDP-C50 という表記の物もあるようだが、違いは不明。 シェリングが30代初めに仏 PACIFIC と仏 ODEON に残した貴重な最初期録音集。両盤ともほぼ同時期の録音のようで、ODEON 盤は1950年録音といわれるが、 PACIFIC 盤についてはそれ以前の可能性もある。収録曲についてはのちに再録音する作品が多いが、この録音でしか聴けないレパートリーも数曲あり、また2種のヴィエニャフスキの「スケルツォ・タランテラ」の聴き比べも興味深い。後年の「折目正しい」シェリングとはひと味もふた味も違う若き日のシェリングの貴重な記録である。 | ||
バルビゼ&ランパル〜 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 [第21番K.467/第22番K.482] |
ピエール・バルビゼ(P) ジャン=ピエール・ランパル指揮 室内o. | |
録音:1950年代。原盤:仏 BAM LD-078 から復刻。 フランスの名ピアニスト、ピエール・バルビゼ(1922-1990)はソリストとしてより室内楽においての活動が目立ち、特にかの天才ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラスの伴奏者として有名。このディスクは唯一のモーツァルトの協奏曲録音で、ソリストとしてのバルビゼが聴ける貴重な音源。また、伴奏指揮はあの偉大なるフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパルで、堅実な指揮をもってバルビゼの煌びやかで典雅なピアノを盛り立てている。 | ||
シュタルケルのバッハ「無伴奏」 ピリオド録音、 Vol.2 J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲」より [第3番/第6番] |
ヤーノシュ・ シュタルケル(Vc) | |
録音:1950年代前半。原盤:米 PERIOD。復刻元LP:英 NIXA PLP 543。先に第1番&第4番が EZCD-006 で発売されているシリーズの完結編。LP番号(Vol.1 は PLP 582 からの復刻)からすると、こちらの方が録音が先なのだろうか。 シュタルケルがバルトークの息子であるピーター・バルトーク設立の PERIOD レーベルへ録音した、彼の最初の無伴奏録音2曲。残念ながら全集にはならなかったが、後のいずれの全集録音をも凌駕する、若き日のシュタルケルの凄まじい演奏である。 | ||
パレナンSQのモーツァルト モーツァルト: セレナード第13番 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/ 3つのディヴェルティメント [K.136/K.137/K.138] |
パレナンSQ [ジャック・パレナン、 マルセル・ シャルパンティエ(Vn) セルジュ・コロ(Va) ピエール・ペナスー(Vc)] | |
録音:1950年代初頭。原盤&復刻元LP:仏 PACIFIC LDC-F103 / LDP-C77 。 EMIに多くの名演を残したパレナン四重奏団(日本では「パレナン」の名称が定着しているが、「e」にアクサンが付かないこの綴り Parrenin は「パルナン」と発音すべきではないのだろうか?)が、仏 PACIFIC レーベルに録音したモーツァルトの名曲集。あまりにも有名なこの4曲の弦楽四重奏による録音は極めて少なく、弦楽合奏版とは違った軽やかな響き、サロン風な趣きが実に心地良い。 | ||
アバド親子の共演 ヴィヴァルディ: 4つのヴァイオリンのための協奏曲 RV.553 カンビーニ:ピアノと弦楽のための協奏曲 タルティーニ/レスピーギ編: ヴァイオリンと弦楽のためのパストラーレ ボンポルティ:合奏協奏曲 ニ長調Op.11-8 |
クラウディオ・アバド(P) ミケランジェロ・ アバド(Vn)指揮 ミラノ弦楽合奏団 | |
録音:1950年前半。ソース:仏 COLUMBIA FCX 369。 現代を代表する名指揮者クラウディオ・アバドの父で、名ヴァイオリニスト&教師でもあったミケランジェロ・アバドと、彼の率いるミラノ弦楽合奏団の貴重な録音。イタリア・バロックの名作を集めた魅力的な内容で、ふくよかな弦楽合奏にミケランジェロ・アバドの味わい深いソロが見事に溶け込んだ実に心温まる演奏。またカンビーニの作品では20代前半の若きクラウディオ・アバドがピアノを弾いており、父子共演が聴ける。クラウディオがカルロ・ゼッキやハンス・スワロフスキーに指揮法を学ぶ以前の録音で、指揮者アバドが誕生する直前の実に貴重な演奏に接することができる。 | ||
ペルルミュテル壮年期のシューマン、初復刻 シューマン:クライスレリアーナ/幻想曲 ハ長調 |
ヴラド・ペルルミュテル(P) | |
復刻元LP:仏 VOX PL 9190 。 ペルルミュテルのVOXにおける唯一のシューマン作品を収めた一枚。収録された2曲は1980年代に英 NIMBUS レーベルにて再録音されているが、この録音では1950年代の壮年期の溌剌とした演奏が聴ける。当CDは仏盤を原盤に使用しており、繊細で奥行きの深い音色を堪能できる。 | ||
シュタルケルのバッハ「無伴奏」 ピリオド録音、 Vol.1 J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲」より [第1番/第4番] |
ヤーノシュ・ シュタルケル(Vc) | |
録音:1950年代前半。原盤:米 PERIOD。復刻元LP:英 NIXA PLP 582。 米 PERIOD へ録音した4曲の抜粋(他の2曲は第3番&第6番)からの物だが、英 NIXA 盤からの盤起こし。これまた非常に稀少な復刻で、初CD化と思われる。 | ||
ミュンシュの「オルガン付き」第1回/他 サン=サーンス: 交響曲第3番「オルガン付」(*)/ 交響詩「ヘラクレスの青年時代」(#) |
エドゥアルド・ ニース=ベルガー (Org;*) シャルル・ミュンシュ指揮(*) ディミトリ・ ミトロプーロス指揮(#) NYP (*/#) | |
録音:1947年11月10日、ニューヨーク(*)/1956年1月6日、ニューヨーク(#)。原盤:仏(?) Columbia (*) / 米 Columbia (#)。共に初CD化と思われる。 (*)は非常に珍しいミュンシュの同曲第1回スタジオ録音。第2回目、RCAへのステレオ録音が有名だけに、言及されにくい当録音をCDで聴けるとは、マニア垂涎。(#)も珍しい録音で、LPですら2回発売されただけのようだ。 | ||
ヴラド・ペルルミュテル〜 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 全集 Vol.2 [第9番 ニ長調 K.311/第5番 ト長調 K.283/ 第18番 ヘ長調 K.533 + K.494] |
ヴラド・ペルルミュテル(P) | |
録音:1956年。Vol.1:EZCD-002。復刻元LP:仏 VOX, IB 120。 全集を初期盤LPで一気に揃えると、80万円かかる事もあるというお宝盤からの復刻。プレイエル製ピアノの愛らしく心地よい響きが魅力で、当レーベルが初CD復刻となるペルルミュテルのモーツァルト第2弾は、「第5番」「第9番」「第18番」の3曲を収録。ラヴェルの薫陶を受けた彼ならではの珠玉のモーツァルト。 #本家から全集の復刻 (MC-141) が成されたためか、残念ながらこのシリーズは当第2巻で中断しています。 | ||
シェルヘンの「ブランデンブルク」、第1回録音 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集 Vol.1 [第1番−第3番] |
ヘルマン・シェルヘン指揮 セント・ソリo. | |
録音:1954年。復刻元LP:仏 Le Club Francois du Disque, CFD-034 。 WESTMINSTER盤以前のシェルヘン最初のブランデンブルク協奏曲全集で、LPでは全6曲を3枚組のバインダー・アルバムとして発売。フランスの名手たちとの共演は優雅で心地よく、全体的にゆったりとしたテンポをとり、各ソロ・パートが実に見事。 | ||
EZCD-002 廃盤 |
ヴラド・ペルルミュテル〜 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 全集 Vol.1 幻想曲 K.475/ ピアノ・ソナタ ハ長調K.457/ ピアノ・ソナタ ハ長調K.309 |
ヴラド・ペルルミュテル(P) |
アタウルフォ・アルヘンタ〜 ラヴェル:管弦楽作品集 道化師の朝の歌(*)/スペイン狂詩曲/ マ・メール・ロワ/ 亡き王女のためのパヴァーヌ |
アタウルフォ・アルヘンタ指揮 セント・ソリo. (チェント・ソリo.) | |
アルヘンタ&同オケによる珍しいラヴェル。おそらく(*)のみはEMIの「20世紀の不滅の大指揮者たち」シリーズに含まれていた物(録音:1956年)と同一演奏だが、残りはおそらく今回が初CD化。DECCA音源と思われるが、2006年に本家から発売された「アタウルフォ・アルヘンタ〜コンプリート・デッカ・レコーディングス 1953-1957」(475 774-7)には含まれていなかった。 |