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輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
コジマ録音 | ||
シャコンヌ モーツァルト:幻想曲とソナタ ハ短調 K.475, 457 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」 J.S.バッハ/W.ケンプ編曲:コラール前奏曲「来たれ異教徒の救い主よ」BWV659 J.S.バッハ/F.ブゾーニ編曲:シャコンヌ ニ短調 BWV1004 小林丸人(P) | ||
録音:2011年11月28日-30日、彩の国さいたま芸術劇場。オルガニストとしてフランスで活動する小林丸人の10年ぶり&2枚目のアルバムは、なんとオルガンではなくピアノを使用した1枚。オルガン演奏に取り組む過程で、音による「語り」であるレシタティーフ(レチタティーヴォ)が担う役割を重要視した小林が、オルガンでは引き出せない劇的な音楽表現をピアノに託している。作品との内なる交感によって紡ぎ出されたフレーズの綾と時間のゆらぎによって生まれるのは、技巧を超えた、音楽の自然な佇まい。オルガニストの感性によるあたらしいピアノの表現が、今ここに誕生した。 小林丸人(P):5才よりピアノを始める。中央大学法学部卒業後パリに渡り、スコラ・カントルム音楽院オルガン科を卒業。コンサーティストディプロム取得。2001年日本で自らの編曲を含むCD「『ORGUE』バッハ、ブラームス、モーツァルト」(ALM RECORDS)を発表し、レコード芸術誌で特選盤として高く評価された。 | ||
疾風怒濤〔シュトゥルム・ウント・ドランク〕〜吉岡次郎、フルート・リサイタル C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 イ短調 Wq166, H431 W.F.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BR WFB B17 D.シュニーダー:フルート、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲(2000/2001) (*) A.ジョリヴェ:フルート協奏曲(1949) C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq22, H426〜第3楽章 吉岡次郎(Fl) 竹島悟史(マリンバ/Perc) 野口詩歩梨(Cemb) 弦楽アンサンブル JACK 〔N響楽員を中心とする有志アンサンブル〕 | ||
録音:2011年11月25日、津田ホール、ライヴ。(*)は日本初演作。人気・実力を兼ね備えたフルーティスト吉岡次郎の多面的な表現力を味わえる一枚。シュトゥルム・ウント・ドランク(嵐と衝動)様式の作曲家であるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作品を軸として、1961年生まれの作曲家ダニエル・シュニーダー(シュナイダー)の「フルート、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲」、ジョリヴェの「フルート協奏曲」まで多彩な作品を選び出した吉岡が、室内楽奏者としての緻密さ、独奏者としての発散力、そして時に指揮者としての求心力までを自在に操っている。立場も時代も超えた音楽家達の渦巻く独創性と衝動が、音楽に新たな生命を吹き込んだ。 吉岡次郎(Fl):東京都出身。武蔵野音楽大学卒業後、1999年スイスに留学。2002年バーゼル音楽院コンツェルトクラスにて、国家演奏家資格を最優秀の成績で取得し卒業。2002-03年バーゼルso.研修団員。その後ドイツ・カールスルーエ音楽大学にて室内楽を学ぶ。帰国後は、第12回日本フルートコンヴェンションコンクール・ピッコロ部門第2位、第3回東京音楽コンクール木管部門 最高位入賞(1位なし2位)などの賞を受賞する他、2004年(東京文化会館)、2005年(津田ホール)、2009年(東京文化会館、パリ・サンマルセル教会)を中心として、国内外で定期的にソロ・リサイタルなどの演奏活動を行う。オーケストラのプレイヤーとしては、神奈川po.の契約首席奏者など、様々なオーケストラの客演奏者として演奏会に参加。ソリストとしては名古屋po.、東京po.、日本po.等と共演。2010-11年度 財団法人地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。2011年津田ホールにて、第4回目となるリサイタル「協奏曲の夕べ〜Sturm und Drang」を開催し、D.シュニーダー作曲「フルートと打楽器のための協奏曲」を日本初演。 これまでに2枚のCDアルバム「シュナイダー・フルートの世界〜マンハッタンの風」(WWCC-7621 LIVE NOTES)、「ドビュッシー×ラヴェル双璧の風」(VCCM-8116 VISION CLASSIC)をリリース。白尾 隆、フェリックス・レングリ、笠井 潔、レナーテ・グライス=アルミンの諸氏に師事。現在はソリスト、室内楽奏者、オーケストラの客演奏者として演奏活動する他、後進の指導を行っている。ムラマツ・フルートレッスンセンター講師。洗足学園音楽大学非常勤講師。 | ||
浜松市楽器博物館コレクションシリーズ 40 〜 シューベルティアーデ II 「即興曲とヴァイオリン・ソナタ」 伝シュトライヒャー・ピアノによる〜シューベルト(1797-1828): 4つの即興曲 D 899 Op.90 /4つの即興曲 D 935 Op.posth.142 〜第3番 変ロ長調/ ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384 七條恵子(Fp;*) 山口幸恵(Vn) | ||
録音:2011年9月24日-26日、アクトシティ浜松音楽工房ホール。使用楽器(*):伝アンドレアス・シュトライヒャー、1815年頃、ウィーンはね上げ式 73鍵 F1-f4、全長228.0cm、A=441Hz(浜松市楽器博物館所蔵)。フォルテピアノで聴くシューベルトの即興曲とヴァイオリン・ソナタ。シュトライヒャーの作と伝えられるピアノから七條恵子が引き出す音色は、シューベルトの慟哭を、悩みを、そして夢見るような美しさを体現し、聴き手の心へ直接訴えかける。山口幸恵とのアンサンブルが生み出すのは、音楽を通じた限りなく親密な対話の喜び。19世紀ウィーンに花開いた市民音楽文化の感触を鮮明に伝える、貴重な新盤が登場した。 七條恵子(しちじょうけいこ):徳島県出身。3歳よりピアノを始める。2000年桐朋学園大学演奏学科ピアノ科卒業。2002年、東京芸術大学大学院古楽科をフォルテピアノ専攻で修了。2004年ブルージュ国際古楽コンクール、フォルテピアノ部門で最高位、あわせてミンコフ賞を受賞。2006年にはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭にモーツァルトのピアノ協奏曲のソリストとして出演。同年ブルージュ国際古楽コンクール、モーツァルトアンサンブル部門で山口幸恵(Vn)とのデュオが第1位。2009年ドイツ、トロッシンゲンの国際古楽コンクール「A Tré」で山口幸恵(Vn) ヒデオン・デン・ヘルダー(Vc) とのピアノトリオ「 Trio Otono 」が第1位受賞。2002年より、アムステルダム音楽院にてスタンリー・ホッホランドのもとで研鑽を積む。2005年からは文化庁海外派遣研修員として、2007年にはよんでん文化財団の奨学金を受け同音楽院において研修を続ける。2008年同音楽院修士課程修了。2008年9月よりベルギー王立ゲント音楽院にてダーン・ファンデヴァレの下で現代音楽のスペシャライズを行なう。2010年同音楽院、ポストマスタープログラムをピアノソリストコース専攻で修了、最高栄誉賞受賞。これまでにピアノを上野久子、村上弦一郎、ダーン・ファンデヴァレの各氏に、フォルテピアノを渡邊順生、故小島芳子、スタンリー・ホッホランドの各氏に、チェンバロを有田千代子氏に、室内楽を江藤俊哉、有田正広、野本由紀夫の各氏に 師事。2009年よりアムステルダム音楽院の嘱託伴奏員として勤務している。フォルテピアノスペシャリストとして、また、現代ピアノ奏者としてソロ、アンサンブル共にヨーロッパ各地でリサイタル、ラジオ録音等の活発な活動を行っている。 山口幸恵(やまぐちゆきえ):鈴木愛子氏に幼少の頃から手ほどきを受けた後、桐朋学園にて江藤俊哉氏に師事。在学中から古楽奏法に興味を持ち始め、バロック・ヴァイオリンを若松夏美氏に師事。2004年にバロック・アンサンブル、「リクレアツィオン・ダルカディア」のメンバーとしてイタリアのボンポルティ古楽コンクール優勝。2006年にはフォルテピアノとのデュオ「音の恵」にてベルギーのブルージュ国際古楽コンクール優勝。2006年より文化庁海外派遣研修生としてアムステルダム音楽院に留学。バロック・ヴァイオリンをルーシー・ファン・ダール女史に師事し栄誉賞付き最高点を獲得して修了。修士論文はヴィオリ-ノ・ピッコロの奏法、レパートリに言及。それまであまりなされていなかった分野の研究に対し高い評価を受けた。積極的かつ柔軟なアンサンブルの姿勢は多くの音楽仲間からの信頼を得ており、これまでに有田正広、鈴木雅明、寺神戸亮と室内楽を共演している。現在はヨーロッパに拠点を置き、創設に関わった室内楽グループでオーストリア、イタリア、ベルギー、フランス、オランダの音楽祭に招かれているほか、バッハ・コレギウム・ジャパン、B 'Rock、Il Complesso baroccoなどの団体と世界各地で演奏、CD録音、ラジオ録音、TV収録を行っている。 | ||
カメラータ・トウキョウ | ||
クラヴィオルガン・ワンダーランド F.クープラン:目覚まし時計(クラヴサン曲集第1巻第4組曲より) 作者不詳:フェアファクス卿行進曲 / W.バード:笛と太鼓(組曲「戦争」より) A.v.デン・ケルクホーヴェン:ファンタジア / 作者不詳:貴婦人ケアリーのドンプ J.S.バッハ:いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ BWV734 /われらの主キリスト、ヨルダンの川に来られり BWV684 / トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 /いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV659 D.スカルラッティ:ヘ長調の3つのソナタ〔K85/K82/K78]/ソナタ K89 / A.ソレル:ファンダンゴ F.C.デ・アラウホ:第7旋法によるティエント/聖母マリアの無原罪の御宿り/ 「聖母マリアの無原罪の御宿り」による3つのグロサ J.ブル:ブル博士のおやすみなさい クラウディオ・ブリツィ(クラヴィOrg) | ||
録音:2004年、2009年-2011年、イタリア。『奇才オルガニスト、クラウディオ・ブリツィのクラヴィオルガンの最新デモストレーション盤となる当盤は、クープランの「目覚まし時計」、即ち“Good Morning!”から始まって、ジョン・ブルの「おやすみなさい!」までの1日を音楽でドキュメントした構成。その中でのハイライトは、ウィリアム・バードの「笛と太鼓」やソレルの「ファンダンゴ」、それにバッハの「トッカータとフーガニ短調」。ハイビット/ハイサンプリングの、ダイナミックレンジの広い迫力ある録音がなされており、CDではそれをHRカッティングによる高音質盤でお聴きいただける。この1枚のアルバムで、クラヴィオルガンの楽器としての可能性をより多くの人に知っていただきたい──それが作り手みんなの願いである。』(プロデューサー:井阪 紘) クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン):ペルージャとボローニャの音楽学校で学ぶ。これまで2000回以上のコンサートを行ってきており、また世界各国の著名な演奏家たちやオーケストラとも数多く共演している。これまでに60タイトル以上のアルバムをリリース。そのほとんどがカメラータより発売されている。得意とするレパートリーはルネサンスから現代作品までと幅広い。ブリツィ自身がデザインしたクラヴィオルガンは、世界的に有名な研究者たちから数多くの賞賛を受けている。ブリツィは現在、コゼンツァの音楽学校にて後進の指導にあたっており、また、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルにも毎年招聘されている。 | ||
ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク〔ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク〕: ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.56 /ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.41 / グランド・ソナタ(フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲) ヘ長調 Op.65 フォゥグ・浦田陽子(P) ワルター・アウアー(Fl) アルベナ・ダナイローヴァ(Vn) ロベルト・バウアーシュタッター(Va) ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc) イェジ・デュバール(Cb) | ||
録音:2012年1月、2月、ウィーン。ドゥセク没後200年にあたり、ドゥセクのピアノを中心とした室内楽作品を収録。ピアノ四重奏曲は、ウィーン楽友協会から出版譜を提供していただき、録音が実現。これまでにフンメルやリースのピアノ五重奏曲を収録してきたフォゥグ・浦田陽子を中心に、ウィーン・フィルの女性コンサートマスター、ダナイローヴァ、ソロ・フルーティストのアウアー、ヴィオラには、オクセンホファーの愛弟子バウアーシュタッター、そしてコントラバスのデュバールが集まり、ウィーン・フィル伝統の室内楽の醍醐味をたっぷりと聴かせる。 ワルター・アウアー(Fl): VPO首席フルート奏者。2000年〜2003年までは、ハノーファーNDR放送オーケストラ首席フルート奏者、2003年以前は、ドレスデンpo.首席フルート奏者。クラゲンフルト・ケルントナー音楽院のヨハネス・カルクレウスの元で学び、その後、ザルツブルクのモーツァルテウムにてコフラーのもので研鑽を積む。また、アンドレアス・ブラウ、エマヌエル・パユのもと、BPOアカデミー生になり、この頃に受講したオーレル・ニコレのマスター・クラスからも大きな影響を受けている。 アルベナ・ダナイローヴァ(Vn):ブルガリア出身。ネリー・ジェレヴァ、ドラ・イワノワ両教授に師事。1995年にドイツへ移り、ロストック音楽大学とハンブルク音楽大学でペトル・ムンテアヌ教授に師事。2001年バイエルン州立歌劇場o.の第2ヴァイオリン奏者として活動中にディプロマを取得。2003年から2004年はロンドンpo.のコンサートマスターを務める。2011年にVPOのコンサートマスターに就任。 ロベルト・バウアーシュタッター(Va):ヴィオラをフューリンガー、オクセンホファー各教授に師事。1998年〜2001年までトーンキュンストラーo.団員。2001年よりVPO団員。2002年より同団ヴィオラのグループリーダーを務めている。 ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc):1979年ザルツブルク生まれ。12歳でザルツブルク・モーツァルテウムo.とソリスト・デビュー。1993年若い音楽家のための国際コンクール第1位(伊・ゴリツィア)、95年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールチェロ部門銀メダル(仙台)、98年国際コンクール“若きヨーロッパの音楽家 "第1位(オスロ)等、数々の国際コンクールでの受賞歴を持つ。2011年よりVPO団員。 イェジ・デュバール(Cb):ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーで研鑽を積む。アロイス・ポッシュに師事。2001年から2003年までミュンヘンpo.に所属。2003年からVPO団員となり、2006年より同団コントラバスのグループリーダーを務める。指揮者、コントラバスのソリストとしても活躍中。 フォゥグ・浦田陽子(P):東京生まれ。小林仁、石川洋子各教授に師事。洗足学園短期大学音楽科を卒業後、ウィーン音楽大学でJ.ディヒラーの元で研鑽を積む。1963年日本国際音楽コンクール、1970年エレナ・ロンブロ・ステパノフ・コンクール(ウィーン)など、数々のコンクールで優勝。ウィーン在住。 | ||
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803, Op.166 / 軍隊行進曲 ニ長調 D.733, Op.54 No.1(編曲:トーマス・フェオドロフ) アンサンブル・プリズマ・ウィーン [トーマス・フェオドロフ、ヴェロニカ・シュルツ(Vn) アニタ・ミッテラー(Va) ドロテア・シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー(Vc) アレクサンドラ・ディエンツ(Cb) ゲオルク・リードル(Cl) ヨハネス・ヒンターホルツァー(Hr) ファイト・ショルツ(Fg)] | ||
録音:2012年1月、オーストリア。ピリオド楽器使用。ウィーン・コンチェントゥス・ムジクスのメンバーであるフェオドロフ(Vn)、VPOの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツの娘ヴェロニカ、モザイク・カルテットのミッテラー等が弦楽器パートをしっかりと固め、さらにホルン、クラリネット、ファゴットパートも見事な演奏家たち。ピリオド楽器によるシューベルトの八重奏曲は、ふくよかで柔らかく、優雅な雰囲気をたたえた魅力的な名演。有名な軍隊行進曲もピリオド楽器により味わい深い音色で再生可能。 アンサンブル・プリズマ・ウィーンは、ウィーン・コンチェントゥス・ムジクスのメンバーであるトーマス・フェオドロフ(Vn)を中心に結成されたピリオド楽器の小編成アンサンブル。VPOの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツの娘ヴェロニカ・シュルツ(Vn)、モザイク・カルテットのアニタ・ミッテラー(Va)、コンツェントゥス・ムジクスとも共演するドロテア・シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー(Vc)、ピリオド楽器のみならず民族楽器においてもスペシャリストのアレクサンドラ・ディエンツ(Cb)、さらにヨハネス・ヒンターホルツァー(Hr) ゲオルク・リードル(Cl) ファイト・ショルツ(Fg) の8人がメンバーのまさにピリオド楽器のスーパー・アンサンブル。 | ||
ふらんすplus 〜岡田博美ライヴ・セレクション2003-2011 プーランク:フランス組曲〔ブルゴーニュのブランル/パヴァーヌ/小軍隊行進曲/嘆き(コンプラント)/ シャンパーニュのブランル/シシリエンヌ/カリヨン(鐘)〕 ベートーヴェン:ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」 ドビュッシー:「前奏曲集第2巻」より〔霧/花火〕 / ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲 Op.52 No.6 / ショパン:夜想曲第20番 嬰ハ短調 遺作 シュミット:幻影 Op.70 / フォーレ:シシリエンヌOp.78 ルーセル:組曲 Op.14 〔前奏曲/シシリエンヌ/ブレー/ロンド〕 サティ:ジムノペディ第1番 / リャプノフ:超絶技巧練習曲〜第10番 Op.11 No.10「レズギンカ」 ミヨー:家庭のミューズOp.245〜猫 Op.245 No.10 / ブラジルの思い出(郷愁)第1集 Op.67 〔ソロカバ/ボタフォゴ/レメ/コパカバナ/イパネマ/ガヴェア〕 プーランク:村人たち〔チロル風ワルツ/スタッカート/田舎風に/ポルカ/小さいロンド/コーダ〕 シャブリエ/シュヴィヤール編曲:狂詩曲「スペイン」(演奏会用ピアノ編曲版) アルベニス/セヴラック完成版:ナバラ 岡田博美(P) | ||
録音:2003年-2011年、東京、ライヴ。フランスの作品と、それ以外の国の作品とを組み合わせることで、フランス音楽の個性をより際立たせ、深く味わうことができるようにと、岡田博美自らの選曲により全10回のシリーズではじまった『ふらんすplus』。その最終回を開催する2012年、過去9回のリサイタルから自身で選曲したライヴ・ベスト盤をリリースする。岡田博美の完璧なピアニズムでフランス音楽を存分に堪能できる必聴盤。 岡田博美(P):富山県出身。安藤仁一郎、森安芳樹、マリア・クルチオの各氏に師事。桐朋学園大学在学中、第48回日本音楽コンクールで第1位優勝。桐朋学園大学を首席で卒業後、1982年第28回マリア・カナルス国際コンクールで第1位、1983年第2回日本国際音楽コンクールピアノ部門第1位、1984年第2回プレトリア国際コンクールにて第1位と次々に優勝を果たし注目を集める。1984年よりロンドン在住。1985年にロンドンでデビューリサイタルを行い絶賛された。日本においても意欲的なプログラムによるリサイタルを開催。1993年のショパン・エチュード全曲演奏では第20回日本ショパン協会賞を受賞している。国内外の著名なオーケストラとの協演も多く、2011年は5月にイギリスにてフィルハーモニア管定期演奏会でベートーヴェンの『皇帝』を演奏し好評を博した。室内楽にも積極的に取り組んでおり、ウィーン・フィルのメンバーやヴァイオリンの天満敦子、川畠成道らと共演し、話題を呼んでいる。各地の音楽祭へもたびたび出演しており、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァル、グレイト・ロマンティクス・フェスティヴァル、イスタンブール国際ピアノ・フェスティヴァル、シュタインバッハ音楽祭、東京の夏音楽祭、草津音楽祭などに出演。近年は、カナダ、日本でマスタークラスを開催し後進の指導もおこなっている。カメラータ・トウキョウからは継続的にソロ、室内楽の分野でCDが発売され、いずれも高い評価をもって迎えられている。 | ||
奇蹟の歌〜栗本尊子
・書籍(書籍インタビュアー:東端哲也) はじめに〜歌うことの意味/一 東京から福岡ヘ〜いたずらっ子「たあ坊」 二 東京音楽学校時代〜個性的な先生、音楽仲間との出会い/ 三 太平洋戦争から終戦まで〜木下保のレッスン、栗本正との結婚 四 戦後〜流行歌歌手、映画出演……そしてオペラヘ 五 長門美保歌劇団〜「蝶々夫人」日本初演でオペラ・デビュー、「日本一のスズキ」 六 二期会時代〜多数の役を歌いこなした「二期会の奇跡」 七 日本歌曲の世界ヘ〜山田耕筰との出会い 八 日本音楽界の奇蹟〜八十四歳の挑戦、そして歌い続けること みなさまヘ〜あとがきとして ・CD 山田耕筰:ばらの花に心をこめて(大木惇夫)/愛と祈り(大木惇夫)/ 歌曲集「AIYANの歌」(北原白秋)/この道(北原白秋) 畑中良輔:花林(まるめろ)(杉浦伊作)/小さな家(秋谷豊)/「五つの歌」〜秋の空(八木重吉) [栗本尊子(Ms) 塚田佳男、皆川純一(P)] | ||
録音:2010年10月、他、東京、ライヴ。栗本尊子は1920(大正9)年生れ、現在92歳。1946年にオペラ「蝶々夫人」スズキ役でデビューし、日本オペラ界を牽引してきた歌手(Ms)。2012年現在92歳。現役の歌手として、今もステージでその奇跡的な歌声を披露し続けている。栗本尊子の歌手人生は、まさに戦後日本の歩みと重なり合い、激動の時代を生き抜いてきた。92歳を迎えた栗本尊子が、みずからの歌手人生を、今は亡き日本を代表する作曲家たち、往左の名歌手や映画スター、歌舞伎俳優等の出会いやエピソードを含めながら語る。、さらに栗本尊子の美しい奇蹟の歌声がCDに収められている。 栗本尊子(Ms):東京音楽学校(現東京芸術大学)卒業。リア・フォン・ヘッサートに師事。1946年「蝶々夫人」のスズキ役でデビュー以来、「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」をはじめ、「ばらの騎士」「カルメン」「こうもり」など、数多くのオペラ公演で主要な役を務め、その大半が日本初演だった。NHKso.の「第九」のソリストをはじめとするコンサートでも活躍、1977年以来、日本歌曲によるリサイタルもしばしば開催している。2002年に開催され話題を呼んだ(グレート・マスターズ〜日本音楽界をささえつづけるアーチストたち〜)公演(紀尾井ホール)において、その入魂の絶唱が会場を沸かせた。「栗本尊子の声は、日本音楽界の奇蹟」(畑中良輔氏)との言にあるように、その歌唱には何人にも及びもつかない未踏の高みが示されている。2006年8月、長年の演奏活動で初のCDとなる「愛と祈り〜歌いつがれる日本のうた」を発表。年齢という概念すら超越したその瑞々しい歌声は、聴き手に大きな驚嘆と感動をあたえ、各方面で話題となった。2010年5月、母校である福岡女学院の創立125周年記念式典に招かれ見事な歌声を披露し話題となった。二期会名誉会員。 | ||
キング・オブ・クラリネット〜カール・ライスターの軌跡 S.メルカダンテ:クラリネット協奏曲 変ロ長調 Op.101 〜 Allegro maestoso ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115〜アダージョ ベリオ:リート / ヴィドール:クラリネットとピアノのための序奏とロンドOp.72 シューベルト/カール・ベールマン編曲:6つの歌曲 より 〔「美しき水車小屋の娘」D.795〜知りたがる男/アヴェ・マリアD.839 /セレナード「聞け、ひばり」D.889〕 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622〜アダージョ シューマン:幻想小曲集 Op.73 〜 Zart und mit Ausdruck / ニルセン:幻想小曲集 ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 〜 Rondo(アレグロ) パガニーニ:24のカプリースOp.1〜第12番 変イ長調 Op.1 No.12 / フランセ:主題と変奏 ルトスワフスキ:舞踏前奏曲 より / J.ホロヴィッツ:クラリネットとピアノのためのソナチネ〜Con brio シュポア:ロマンツェ 変ロ長調 / ストラヴィンスキー:3つの小品 / ゲーゼ:幻想曲集 Op.43 より 西村朗:独奏クラリネットのための「ウトパラ〔睡蓮〕」 / モーツァルト:クラリネット五重奏曲断章K.Anh.9 ブゾーニ:エレジア / レーガー:アルバムのページ/タランテラ B.H.クルーゼル:クラリネット四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.2 より / プーランク:クラリネット・ソナタ より J=X.ルフェーヴル:ソナタ第9番〜アダージョ / ロッシーニ:序奏と主題と変奏曲 変ホ長調 カール・ライスター(Cl) 豊田耕児指揮群馬so. ウィーンSQ フィルハーモニア・クァルテット・ベルリン フェレンツ・ボーグナー、アントニー・シピリ(P) | ||
録音:1980年-2010年。2012年75歳を迎えた名クラリネット奏者カール・ライスター。その記念盤として、30年以上にわたりカメラータ・レーベルから発売したアルバムの中から、自ら選曲したベスト盤をリリース。収録曲は、ロマン派の名曲から現代作品まで多岐に及び、タイトルどおり“キング・オブ・クラリネット "の活動の変遷を辿ることが出来る。往年の名演から円熟味を増した近年の録音まで、クラリネット奏者の教本ともいうべき必聴盤。 カール・ライスター(Cl):ライスターはドイツのウィルヘルムスハーフェンに生まれ、最初の音楽のレッスンを、RIASso.のクラリネット奏者だった父から受けた。1953年から56年にかけてベルリン音楽大学で学び、1957年に19歳でベルリン・コーミッシェ・オーパーのソロ・クラリネット奏者となり、ヴァーツラフ・ノイマンやウォルター・フェルゼンシュタインの指揮のもとで演奏した。1959年にヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮するBPOのソロ・クラリネット奏者に就任。その後、カラヤンと共に国内外で演奏した30年は、彼の人生にとって、最も意味と意義のある期間であった。同時に、ソリストや室内楽奏者としての活動も始める。室内楽で共演した演奏家には、アマデウス弦楽四重奏団、フェルメール弦楽四重奏団、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ヴィルヘルム・ケンプ、ピエール・フルニエ、ギドン・クレーメル、リタ・シュトライヒ、キャスリーン・バトルの他に、ジェイムズ・レヴァイン、リッカルド・ムーティ、ゲルハルト・オピッツ、クリストフ・エッシェンバッハ、ブルーノ・カニーノ、エレーナ・バシュキローヴァ、エリーザベト・レオンスカヤ、パウル・グルダ、シュテファン・ヴラダー、フェレンツ・ボーグナーなどがいる。さらに、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベーム、小澤征爾、オイゲン・ヨッフム、ラファエル・クーベリック、アーロン・コープランド、ネヴィル・マリナー、パーヴォ・ベルグルンド、フリューベック・デ・ブルゴス、ケント・ナガノの指揮のもとでソリストとして演奏している。カール・ライスターはベルリン・フィルハーモニー木管アンサンブル、ベルリン・ソロイスツ、アンサンブル・ウィーン=ベルリンの創立者の一人でもある。ライスターは、ベルリン・フィルハーモニー・ヘルベルト・フォン・カラヤン・アカデミーの創設以来、将来の音楽家たちの教育に当たり、彼から教えを受けた生徒たちの多くが、現在、ドイツ国内や国際的オーケストラで重要な地位を得て活躍している。またライスターは、国内外のコンクールで数多くの賞を受けており、さらにドイツ・グラモフォン、EMI、フィリップス、テルデック/ワーナー、オルフェオ、MDG、BIS、Nimbus、ソニー、カメラータ・トウキョウなどのレーベルにクラリネットのレパートリーのほぼ全てにわたる録音を残している。 1987年にはロンドン王立アカデミーの名誉会員および客員教授に任命され、また1993年から2002年にかけてベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学の教授を務めた。 | ||
FONTEC | ||
オペラ・アリア名曲集 プッチーニ:トスカ〜星は光りぬ/ラ・ボエーム〜冷たい手を/ 蝶々夫人〜愛の家よ、さようなら/トゥーランドット〜誰も寝てはならぬ ヴェルディ:リゴレット〜女心の歌 / チレア:アルルの女〜フェデリーコの嘆き ビゼー:カルメン〜花の歌 / グノー:ファウスト〜この清らかな住まい ドニゼッティ:愛の妙薬〜人知れぬ涙 / モーツァルト:魔笛〜何と美しい絵姿 カルマン:マリーツァ伯爵夫人〜私のウィーンよ、挨拶して レハール:メリウィドウ〜薔薇の蕾が咲くように/ほほえみの国〜君はわが心のすべて 林千尋(わたなべもも・作詞):希望の瞳よ シー・イージェ(T) 林千尋指揮スロヴァキア国立放送ブラチスラヴァso. | ||
録音:時期記載無し、ブラチスラヴァ。原盤: SLOVART, SR-0069。輸入盤日本語帯付仕様。シー・イージェは2006年に東邦音楽大学を首席で卒業。その後特別研究生としてオーストリアに留学、第13回フェルッチョ・タリアヴィーニ国際声楽コンクール優勝、第37回トティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール優勝など、輝かしい成績を収めている。ウィーンを本拠に活躍する林千尋の指揮名門スロヴァキア国立放送so.ブラチスラヴァとの共演による、美しいオペラ・アリアの世界をご堪能頂きたい。 | ||
モシュコフスキー:20の小練習曲 | 藤原亜美(P/監修) | |
好評の全音楽譜出版準拠ピアノ教則CDシリーズ。解説書には、わかりやすい監修者のワンポイントレッスンを掲載している。 | ||
ジェイズ・ミュージック10101は代理店未案内の旧譜。 | ||
ナポリ・太陽の国(歌唱言語:全曲、イタリア語と日本語訳詞の混合) 太陽の国/嘆きのセレナータ/五月の夜/望郷/マレキアーレ/どうしよう/ 舟へ帰ろう/遙かなるサンタルチア/とても君を愛している 池主保(Vo) 宇津木貴子(P) | ||
録音:2012年3月、門仲天井ホール。ディレクター・編曲:内山有希夫。エンジニア:昼田純一。名実共に日本を代表するカンツォーネ歌手、池主保の第二弾アルバム。カンツォーネの定番曲ばかりを集め、その実力を問う。自身による訳詞を始め、師でもある荒井基裕氏の訳詞などを交え、原語と日本語の両方による、分かり易いカンツォーネを紹介。迫力ある歌唱に圧倒される内容。日本における真のカンツォーネがここにある。 池主保:1984年より荒井基裕氏に師事、カンツォーネを学ぶ。'94年第2回太陽カンツォーネ・コンコルソ第3位。首都圏を中心にホール、シャンソニエなどでコンサート多数。カンツォーネ・ナポリターナ夏の祭典('94〜'07年)。'00年、RCCテレビ「ナポリ民謡をあなたに」に出演、好評を得る。特にリサイタルは'88年より'06年まで20回に及ぶ。またボランティア活動として障害者・高齢者を対象に「歌の宅配」コンサートなども行っている。2008年、待望のファーストアルバム発売。 | ||
ナポリ・愛と夢 カタリ(冷たい心)/夜の声/帰れソレントへ/低い窓/静けさに歌う/悪い女/カルーソー 池主保(Vo) 宇津木貴子(P) | ||
録音:2008年2月-3月、門仲天井ホール。実力派歌手・池主 保がナポリへの熱き思いを伝える、魂のカンツォーネ。音楽生活25年の集大成、第1弾! | ||
FLORESTAN | ||
心の故郷を歌う〜風のララバイ この街で(新井満作詞/新井満、三宮麻由子)/芭蕉布(吉川安一作詞/普久原恒勇作曲) 坊がつる讃歌(神尾明正作詞/松本マサ夫補詩/竹山仙史作曲) ねむの木の子守歌(皇后陛下〔高校時代のお作詞〕作詞/山本正美作曲) いい日旅立ち(谷村新司作詞/作曲)/埴生の宿(里見義日本語詞/ビショップ作曲) 野に咲く花のように(杉山政美作詞/小林亜星作曲)/ばあやたずねて(斎藤信夫作詞/海沼実作曲) 見上げてごらん夜の星を(永六輔作詞/いずみたく作曲) 七里ヶ浜の哀歌「眞白き富士の根」(三角鍚子作詞/インガルス作曲) 故郷(ふるさと)(高野辰之作詞/岡野貞一作曲/岩河智子編作) 風に抱かれた子守唄(山形雄子作詞/作曲)/ Amazing Grace(山形雄子日本語詞/ P.D.) 山形ゆう子(歌) 金益研二(P/編曲) | ||
山形ゆう子(歌):本名:山形雄子。神奈川県茅ケ崎市出身・在住の歌手・司会のマルチタレント。子供の頃より女優・タレントとしてTV.CM.映画・舞台と幅広く活動。出演作はNHK大河ドラマや映画「男はつらいよ」、アロンアルファCM他。現在は歌手活動に力を入れ、H21年1月に自身初となるCDアルバム「Lovin‘You」をリリース。ジャズシンガーとして全国デビューを果たし、関東を中心にライヴや歌謡ショーなどに出演している。共演者はジョージ川口Jr.市川秀男・水橋孝・川嶋哲郎・原とも也・中村誠一他。ジャズ以外にも歌謡曲・フォークソングなどノンジャンルで歌う。曲により七変化するところも魅力の一つ。また、「心の輪を広げたい」と自身が企画した「歌声ゆう子の会♪」が爆発的に人気を得て、現在定期開催されている会場は茅ヶ崎・平塚・大磯・横浜・相模湖・東京都などで10会場。他にも施設やホテル他多方面から出演依頼が殺到している。人気の秘密は何と言っても彼女の人柄の良さ。明るく優しくて元気で面白い。彼女のイベントに行くと、とにかく楽しくて元気になれる。とファンも急増中。このアルバムを制作することになったきっかけも、歌声ゆう子の会♪を愛する参加者から強い要望が寄せられたから。常に「お客様に喜んで頂きたい。」その一心で活動している彼女は、リクエストを募り、ご要望の多い曲を収録することにし、今回の選曲になった。ファンと共に作ったファン待望のアルバム。芸能活動をするかたわら、地元のボランティア活動にも参加。施設入所者の身の回りのお世話などを行っている。愛称はゆう子ちゃん♪子供の頃から「人の心に灯りを灯す仕事を一生涯続けたい」という想いで活動している、湘南のさわやかな歌姫。 | ||
MA RECORDINGS | ||
19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集 Vol.1 シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」D.667 フンメル:ピアノ五重奏曲 変ホ短調 Op.87 |
デンハーグピアノ五重奏団 [小川加恵(Fp) 高橋未希(Vn) アダム・レーマー(Va) 山本徹(Vc) 角谷朋紀(Cb)] | |
録音:2011年8月31日-9月2日、デルフト・カトリック教会、デンハーグ〔ハーグ〕。録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル (Ma recordings)。第16回ファン・ワセナール国際アンサンブルコンクールで優勝し、ヨーロッパ・デビューを果たしたアンサンブルがCDデビュー。非常に高い演奏技術と豊かな表現力をもった当団が傑作「ます」に挑んだ。今後ますますの活躍が期待される彼らの瑞々しい音楽をご堪能頂きたい。録音にはMAレコーディングズの特別改造されているコルク社のMR-2000SのDSDレコーダーを、マイクロフォンはMAレコーディングズ専用のラインレベル出力の世界で2本しかない特別もの使用。またマイクロフォンケーブルはUSAのSTEREOLAB社のカスタムメイドの採用し、非常にリアルな音声をとらえている。 デンハーグピアノ五重奏団:オランダ王立デンハーグ音楽院古楽科で学んだメンバーを中心に、2008年発足。2009年オランダ、ユトレヒト古楽音楽祭でデビューし、その後も2010年バルセロナ古楽音楽祭(スペイン)、サント古楽音楽祭(フランス)、アントワープ古楽音楽祭(ベルギー)などヨーロッパの主要な古楽音楽祭に招聘される。2011年度TYリミテッドサポートプログラムによるレコード支援対象団体に選ばれ、当盤が発売される。2011年11月、オランダ、アムステルダムで行われた第16回ファン・ワセナール国際古楽アンサンブルコンクールにて第1位を受賞。2012-2013年にかけてオランダ、ベルギーにて優勝記念ツアーが予定されている。 | ||
ミューズエンターテインメイト 〔ソニー・ミュージックダイレクト〕 | ||
Voyage 〜柏木俊夫(1912-1994): 組曲「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」(1950) 〔草の戸も住み替はる代ぞ雛の家(江東区深川)/行く春や鳥啼き魚の目は涙(足立区千住)/ 入りかかる日も絲遊の名残かな(埼玉県室の八嶋)/あらたふと青葉若葉の日の光(栃木県日光山)/ 野を横に馬ひきむけよほととぎす(栃木県那須)/落ち来るや高久の宿のほととぎす(栃木県那須)/ 卯の花をかざしに関の晴着かな(曾良/福島県白河)/風流のはじめや奥の田植えうた(福島県須賀川)/ 笈も太刀も五月にかざれ紙幟(福島県飯塚)/夏草やつはものどもが夢の跡(岩手県平泉)/ 五月雨の降りのこしてや光堂(岩手県平泉)/閑さや岩に泌み入る蝉の声(山形県立石寺)/ 五月雨をあつめて早し最上川(山形県最上川)/暑き日を海に入れたり最上川(山形県酒田)/ 終宵秋風聞くや裏の山(曾良/石川県全昌寺)/散る柳あるじも我も鐘を聞く(石川県金沢)/ 荒海や佐渡に横たふ天の河(新潟県越後路)〕 浦山 純子(P) | ||
本作品は、東京藝術大学講師、東京学芸大学名誉教授などを歴任し作曲家・音楽研究家・教育者として活躍した柏木俊夫氏の代表作で、第二次世界大戦中に防空壕の中で着想を得て作曲された。それぞれ「奥の細道」の俳句からインスピレーションを受けた各2−3分ほど全17曲から成っており、日本と西洋を見事に融合させたこの作品は、1951年毎日コンクール入選、1952年イタリア・ジェノヴァ国際作曲コンクール2位入賞を果たしている。 長くロンドンに拠点を置いて活躍し帰国したスタインウェイ・アーティスト、浦山純子がこの曲と出会ったのは、浦山の後援会会長を務める鈴木達也氏(現・スタインウェイ会最高顧問)が、福島県郡山市に生まれ宮城県仙台市に育った浦山に、「東北出身だから興味があるかな?」とこの曲を紹介したことがきっかけだった。この曲集の中の数曲を世界初演したのが、浦山の恩師である故・安川加壽子氏であったという不思議な縁ものちに分かった。鈴木氏が本作品を知ることになったのは、更にそれより以前、ミューザ川崎シンフォニーホール開館時のスタインウェイ・ピアノ選定に際して、会館担当者とやりとりをしていた当時のこと。「実は私の父の作品にこのような曲があるのです」と、楽譜を手渡したその担当者が作曲者・柏木氏のご子息だったのである。 彼女が自らライフワークに掲げる本作を、作曲者・柏木俊夫氏生誕生100年の年に満を持してリリース。 | ||
SONARE | ||
祈り エルガー:愛の挨拶 Op.12 / ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」 ヴィターリ:シャコンヌ / マスネ:タイスの瞑想曲 / ショスタコーヴィチ:3つの前奏曲 Op.34 Nos.10, 16, 20 ドビュッシー:美しき夕暮れ / サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20 / ビーチ:祈り Op.55 城代さや香(Vn) 林絵里(P) | ||
録音:2012年1月-2月。フィリアホール。桐朋学園、英国王立音楽院で学び、第7回ジュリオ・カルドナ・コンクール(ポルトガル)優勝、フランス&モナコでTV出演、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト\コンミスなどの活躍を続ける城代〔きのしろ〕さや香のデビュー・アルバム。品格と情熱の美しき結晶。 | ||
Romanze senza parole 〔無言歌〕 トスティ:最後の歌 / プッチーニ:「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ フォーレ:夢のあとに / ロッシーニ:ダンツァ/ナポリのタランテラ カルディッロ:カタリ、カタリ/つれない心 / サン=サーンス:「サムソンとデリラ」〜あなたの声に心は開く カタルニャ民謡/前田恭子 編曲:鳥の歌 / レオンカヴァッロ:マッティナータ / マルティーニ:愛の喜びは トスティ:セレナータ / ラフマニノフ:ヴォカリーズ / ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜人知れぬ涙 トスティ:魅惑 / プッチーニ:「トスカ」〜星は光りぬ / リスト:愛の夢第3番 前田昌利(Vc) 前田恭子(P) | ||
録音:2011年12月、2012年1月-2月、CREOホール。オペラ・アリアから歌曲まで、人の声にもっとも近い楽器チェロが歌う愛の物語。『Romanza senza Parole(無言歌)の名にふさわしいひとときの憩いを聞く人にあたえてくれることでしょう。』(奥田恵二/ライナーノーツより) |
オランダ音楽学会 (蘭) 特記以外
オランダの音楽的遺産の保護のために創設されたオランダ音楽学会〔 NETHERLANDS MUSIC INSTITUTE [NEDERLANDS MUZIEK INSTITUUT] 〕の自主レーベル。旧譜、および関連商品はこちらから | ||
オランダの歌曲集 ベルタ・フレンセル・ウェーヘネル=コープマン(1874-1953): Ein Stündchen lang / Frauenhände / Und hab' so grosse Sehnsucht doch / Ich will den Sturm アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921): De klare dag / Meinacht / L'Invivation au voyage / Es war ein alter König / Berceuse (*) ベルナルト・ワーヘナール(1894-1971): At Dusk / May Night / I stood in dreams of darkness ルイス・ヴィクトル・サール(1868-1937): Sell me a dream Op.112 No.5 / To One I Love / Liebes-Ode Op.54 No.3 / Four Seasons (A Canadian Song Cycle) Op.119 〔 Winter, Spring / Summer / Fall 〕 アニー・メスリッツ・ファン・フェルトハイセン(1887-1965): Trois Chansons 〔 Adieu / Le Bonheur / Baroque d'Or 〕 エリーザベト・フォン・マグヌス(S) ヤコプ・ボガールト(P) クウィリーネ・フィエルセン(Vc;*) | ||
録音:2004年11月26日、フリッツ・フィリップ・ホール、エイントホーフェン、オランダ/2007年10月27日、MCO 1、ヒルフェルスム、オランダ。 まとめて聴ける機会が少ないオランダの歌曲。オランダ語のテキストによる曲が「 De klare dag 」だけというところがこの国際的な国民性を表していると言えるかもしれない。オランダ語・英語・ドイツ語の解説文と原語の歌詞がブックレットに記載されている。 | ||
THE SPOT RECORDS (独) 1CDあたり¥2640(税抜¥2400)ドイツを中心に活躍するヴァイオリニスト、スザンナ・ヨーコ〔ズザンナ・ヨウコ?〕・ヘンケル(1975-)の個人レーベル。今回のアルバムは、レーベル第1弾として発売され、長年品切となっていた当店&国内未案内旧譜の再発売。旧譜はこちらから。 | ||
Violine Solo J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27 No.2 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / イサン・ユン:無伴奏ヴァイオリンのための「王の主題」 スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(Vn) | ||
録音:2000年9月19日-23日、教会、ベルゲ、ドイツ(ドイツにはベルゲと言う街が複数あり、この表記での特定は困難と思われる)。旧品番:SPOT-288693(当店&国内代理店未案内)。レーベル第1弾として発売され、長年品切となっていた録音。国内代理店は『新作』としているが、正確には誤り。 | ||
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団自主制作国内代理店によると『イタリアの国内の定期会員、スポンサー向けの配布、販売商品ということで、弊社も当初断られましたが、「輸出に関する唯一の例外」として許されました。在庫も少なく輸入は初回のみです(ボックスに内容の記載がないため、弊社オリジナル日本語帯にて収録曲詳細をお付け致します)。』とのこと。どうぞお早めに。 | ||
ローマ聖チェチーリア音楽院o.(SCO) アーカイヴより 1937-2010
・ベルナルディーノ・モリナーリ指揮 パガニーニ/モリナーリ編曲:無窮動[1937年、シュトゥットガルト、ライヴ] ヴィヴァルディ/モリナーリ編曲:四季 / ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/夜想曲〜雲[1942年、ローマ] ・ヴィクトル・デ・サバタ指揮 ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 / ワーグナー:「パルジファル」第1幕前奏曲 ストラヴィンスキー:花火 / ラヴェル:マ・メール・ロワ(抜粋)[1945年6月15日、ヴァチカン、ライヴ] ドビュッシー:交響詩「海」[1948年2月-3月、ローマ] ・フランコ・フェラーラ指揮 ベートーヴェン:交響曲第8番[1951年、ローマ] ・グイド・カンテッリ指揮 ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」序曲[1949年5月9日、ローマ] ・ジョン・バルビローリ指揮 ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲[1947年2月8日、ローマ] ・ウィリー・フェレッロ指揮 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー[アルマンド・トロヴァヨーリ(P)/1953年8月30日、ローマ] ・フェルナンド・プレヴィターリ指揮 カセッラ:バレエ音楽「甕」(*) / ペトラッシ:管弦楽のための協奏曲第1番 レスピーギ:交響詩「ローマの松」[フェリーチェ・ルーツィ(T;*)/1956年7月18日、ローマ、ステレオ] ・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ケルビーニ:レクイエム ハ短調[1952年、ローマ] ・イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 ダッラピッコラ:とらわれ人の歌[1954年、ローマ] ・ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」序曲[1993年12月18日、ローマ、ディジタル、ライヴ] ・ダニエーレ・ガッティ指揮 ブラームス:交響曲第1番[1997年9月3日、ローマ、ディジタル、ライヴ] ・ジュゼッペ・シノーポリ指揮 ベートーヴェン:「エグモント」序曲[1998年5月25日、ローマ、ディジタル、ライヴ] チャイコフスキー:交響曲第5番[1996年2月15日、ローマ、ディジタル、ライヴ] ・ジョルジュ・プレートル指揮 ブラームス:交響曲第3番[2010年5月31日、ローマ、ディジタル、ライヴ] ・チョン・ミュンフン指揮 ブラームス:交響曲第4番[1996年4月29日、ローマ、ディジタル、ライヴ] ・アントニオ・パッパーノ指揮 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」[2005年1月5日] / ブレーズ:ノタシオン[2008年1月16日] レハール:ワルツ「金と銀」 / ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」〜時の踊り [2008年12月22日、ローマ、ディジタル、ライヴ] | ||
イタリアでシンフォニーo.としては最古の存在として知られるローマ聖チェチーリア管(SCO)のアーカイヴより蔵出しの名演集が登場。高い技術と明るい音色に定評があるが、ディスクには恵まれているとは言い難いのが実情。渇を癒す今回は、圧巻の豪華アーティスト、細切れや抜粋でない内容のセンスの良さ。つくづく有難いボックス(化粧箱、豪華ブックレット=英文あり)。さらに調査の結果「ラプソディ・イン・ブルー」はソリストがアルマンド・トロヴァヨーリ!イタリアを代表する映画音楽の作曲家で、「黄金の七人」のダバダバスキャットは余りにも有名。日本にも 11PM の音楽を書いた三保敬太郎、小西康陽などに多大な影響を与えた。ピアニストとしての録音は少なく希少。聖チェチリア音楽院の OB でもあった! | ||
OXFORD PHILOMUSICA RECORDS (英) 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)国内に新規案内されるイギリスのレーベル。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 〜3つのソナタ Op.2 〔第1番 ヘ短調 Op.2 No.1 /第2番 イ長調 Op.2 No.2 /第3番 ハ長調 Op.2 No.3〕 マリオス・パパドプーロス(P) | ||
録音:1995年5月30日-31日。原盤・前出: IMP / CARLTON 。キプロス島のリマソール出身で、1974年にロンドン・デビュー、以降ピアニスト、指揮者としてキャリアを積んで来たパパドプーロスによるベートーヴェン・ソナタ・シリーズ。1998年にはオックスフォード大学のオーケストラ・イン・レジデンス、オックスフォード・フィロムジカを創設しているためか、この自主制作と思われるレーベルからのリリース。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 〜3つのソナタ Op.10 〔第5番 ハ短調 Op.10 No.1 /第6番 ヘ長調 Op.10 No.2 /第7番 ニ長調 Op.10 No.3 〕 マリオス・パパドプーロス(P) | ||
録音:1995年10月16日-17日。原盤・前出: IMP / CARLTON 。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3 〔第9番 ホ長調 Op.14 No.1 /第10番 ト長調 Op.14 No.2 /第11番 変ロ長調 Op.22 〕 マリオス・パパドプーロス(P) | ||
録音:1996年12月。原盤・前出: IMP / CARLTON 。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.4 〜後期三大ソナタ集 〔第30番 ホ長調 Op.109 /第31番 変イ長調 Op.110 /第32番 ハ短調 Op.111 〕 マリオス・パパドプーロス(P) | ||
録音:1991年5月18日-19日。原盤・前出: IMP / CARLTON 。 | ||
ARTE VERUM 特記以外 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)「ソプラノの名花」ヘンドリックス自らがプロデュースするレーベル。旧譜はこちらから。 | ||
2012年エリザベート王妃国際コンクール・ヴァイオリン部門 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77 (*) / ヴィクトル・キーシン:カプリス(#) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (*) / パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 (*) イザイ:ソナタ ニ短調 Op.27 No.3 / パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 (*) 酒井健治:ヴァイオリン協奏曲(*) [成田達輝] / ラヴェル:ソナタ ト長調(+)[チェン・ユーチェン] ブロッホ:ニーグン(**) / ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(*)[エステル・ユー] アンドレイ・バラーノフ【ロシア(第1位、クイーン・ファヴィオラ賞)】 成田達輝【日本(第2位、ウジェーヌ・イザイ賞)】 シン・ヒョンス【韓国(第3位)】 エステル・ユー【韓国(第4位)】 チェン・ユーチェン【台湾(第5位)】 アルティオム・シシュコフ【ベラルーシ(第6位)】 ジルベール・ヴァルガ指揮ベルギー国立o.(*) ダナ・プロトポペスク(P;#) ダニエル・ブルメンタール(P;+) ダシャ・モロズ(P;**) 佐藤卓史(P;##) | ||
録音:2012年5月7日-12日、(セミ・ファイナル)、2012年5月21日-26日、(ファイナル)、ライヴ。旧品番:QEC-2012ENC 〔 4CDs (ボーナス・ディスク付)/廃盤〕。2012年5月に行われた世界三大コンクールのひとつ、エリザベート王妃国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門の、セミ・ファイナルおよびファイナルの実況ライヴ録音が早くも登場!第2位に入賞し大きな話題となった、20歳の成田達輝(1992年生まれ)の演奏が聴けるとあって、注目。さらに、2011年に作曲家部門で日本人として35年ぶりにグランプリに輝いた酒井健治の「ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲」も成田の演奏で収録されており、話題性満点のセットとなっている。第1位になったバラーノフのショスタコーヴィチの協奏曲は、研ぎ澄まされた音色と極限までの集中で、圧巻の出来栄え。成田のパガニーニの協奏曲の演奏は、「優雅な演奏」と地元メディアでも絶賛されたとおり、実にノーブルな音色で、美しいヴィブラートを活かしながら、ふくよかに歌う。そしてピントが見事に絞られた美しい音程の高音部、超絶技巧的なパッセージでの精緻で自在な技巧は完璧。曲の最後まで途切れることのない集中で聴かせる。イザイのソロでも、よく通る音色でダイナミックな作品を美しく響かせている。酒井健治の作品は、演奏時間9分弱の単一楽章からなる作品で、冒頭、ヴァイオリンが執拗に繰り返すGの音色の上に、様々な要素が襲いかかる場面から始まり、最後はまたヴァイオリンの奏でるGの音色が響く中曲が閉じる。演奏後の客席の盛り上がりからも、作品の力、そして、成田の演奏がいかに素晴しいものだったがよくわかる録音となっている。エリザベート王妃国際コンクールは、世界の三大コンクールのひとつと言われている。ベルギーが生んだ偉大なヴァイオリニスト、イザイの名を冠したウジェーヌ・イザイコンクール(1937年に第1回が開催) の後身として、1951年に記念すべき第1回(ヴァイオリン部門)が開催された。これを皮切りに、ピアノ(1952年〜)、作曲(1953年〜)部門が設立、1988年からは声楽部門も設立された。1年につき1部門、各部門は4年毎に開催されている。2011年に開催された作曲部門で、酒井健治がグランプリに輝き、2012年に開催されたヴァイオリン部門で、日本人の成田達輝が第2位に輝いた。 | ||
FIRST HAND RECORDS 特記以外 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)旧譜はこちらから。 | ||
シッパーズ&グーセンス チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 (*) スクリャービン:交響的楽章「夢」Op.24 (#) プロコフィエフ: 交響曲第1番 ニ長調 Op.25「古典」(+) |
トマス・シッパーズ指揮(*) ユージン・グーセンス指揮(#/+) フィルハーモニアo.(*/#) プロ・アルテo.(+) | |
録音:1957年5月27日-28日、ステレオ(*)、1956年2月15日、モノラル(#)、以上 キングズウェイ・ホール、ロンドン(*/#) /1958年4月25日、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン、ステレオ(+)。(*)と(+)はステレオ・テイク初出&全曲初CD化。ソース:セッション時ステレオ素材テープ(*) /オリジナル・モノラル・マスター、matrix: 2XEA 938 (#) /オリジナル・ステレオ・マスター、 matrix: MST 0006 (+)。プロデューサー:ワルター・イェリネク(*)/デイヴィッド・ビックネル(#)/記載無し(+)。オリジナル・エンジニア:ロバート・グーチ(*)/ダグラス・ラーター(#)/記載無し(+)。リマスタリング:2011年-2012年、アビー・ロード・スタジオ。リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ。EMIのアーカイヴから純正マスターテープを使用しリマスタリング、詳細データ掲載の高資料価値ブックレットで好評の「FIRST HANDS・リマスター・シリーズ」。当盤はシンシナティ響ゆかりの指揮者ふたり、1970年の就任より肺癌で早世するまでのあいだ、音楽監督を務めたトマス・シッパーズ(1930-1977)と、作曲家としても知られ、1931年から1946年まで楽団の国際的な発展に尽力したユージン・グーセンス(1893-1962)が振ったロシア・プログラム。1930年米国ミシガン州カラマズーに生まれたトマス・シッパーズは、フィラデルフィアのカーティス音楽院で学んだのち、1948年にフィラデルフィア管主催の指揮者コンクールで第2位を獲得して、同じ年にニューヨークのレモネード・オペラ・カンパニーで本格的な指揮者デビューを飾っている。1950年に初演直後のメノッティ作のオペラ「領事」を指揮して成功を収めたことをきっかけに、同じカーティス音楽院出身の作曲家メノッティとの交流が始まり、メノッティと共同で創設したイタリアのスポレート音楽祭の音楽監督に任命されることになる。1951年にニューヨーク・シティ・オペラにデビューしたシッパーズは、1953年にMET、1955年にミラノ・スカラ座に相次いでデビュー。1968年にはロイヤル・コヴェント・ガーデンにもデビューを果たし、この間1963年にバイロイト音楽祭で新演出の「マイスタージンガー」を指揮してもいる。このようにシッパーズはオペラでの手腕に定評があったが、同時にまた幅広いオーケストラ・レパートリーを持っていたことでも知られている。なかでもロシアものは得意にしていたようで、NYPを指揮したムソルグスキーの「展覧会の絵」、プロコフィエフの「アレクサンドル・ネフスキー」のほか、フランチェスカッティ独奏のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲など、現状のディスコグラフィからも辿ることが可能。このたびFIRST HANDSより復刻されるチャイコフスキーの第4交響曲は、LSOとのコンサートのためにシッパーズがロンドンを訪れた際、EMIのウォルター・レッグが準備したフィルハーモニア管とキングズウェイ・ホールでセッションを組んで行ったレコーディングのひとつで、同時にプロコフィエフの交響曲第5番、ソプラノのアイリーン・ファレルを迎えたオペラ・アリア&歌曲集も収録され、それぞれレーベルは異なるがすでにCD化されている。そのプロコフィエフの交響曲第5番が、当時のフィルハーモニア管の機能美全開、スタイリッシュな仕上がりで、演奏・録音ともにすぐれた内容だったので、チャイコフスキーの復刻にもおおいに期待が高まるところ。ちなみに、このチャイコフスキーと、続くグーセンス指揮のスクリャービンとでは、ホルンの首席として名手ブレインが参加している。グーセンスがプロ・アルテ管を指揮したプロコフィエフの「古典」は、オリジナルのアナログ初出時にGramophone誌のレビューで“演奏・録音両面で特薦に値する "とされていたもので、いま聴いても目の覚めるような鮮明な音質に驚かされる。プロ・アルテo.は、LSOのコントラバス、BBC響の首席コントラバスを歴任したユージン・クラフト(1887-1976)が運営し、自らも団員として参加する有限会社として1955年に設立された英国のオーケストラ。EMIに買収される以前のパイ=ニクサ(Pye-Nixa)レーベルにオーケストラ作品の録音を数多くおこなっている。初期メンバーには、ヴィオラのセシル・アロノヴィッツ、フルートのリチャード・アドニー、オーボエのピーター・グレーム、クラリネットのジェルヴァーズ・ド・ペイエ、ヴァイオリンのレイモンド・コーエン、ホルンのアラン・シヴィルら名手が在籍していた。なお、プロ・アルテo.は、1970年にロンドンでの公演を最後に活動を終了している。 | ||
LIMEN (伊) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500) | ||
グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調(未完) シューベルト: アルペジオーネ・ソナタ(ヴィオラ版) シューマン:おとぎ話の挿絵 Op.113(全曲) |
ダニロ・ロッシ(Va) ステファノ・ベッツィケリ(P) | |
録音:2010年、ミラノ。DVD内容: CDと同内容の演奏風景(NTSC/4:3)。LIMENレーベルよりヴィオラ・ソナタを続けてリリースしてきたコンビ、ヒンデミットとショスタコーヴィチのアルバム(CDE10-C011)から一転、今回はロマン派時代に焦点を当てたプログラム。ヴィオラはアンサンブルに欠かせない存在でありながら、独奏楽器として脚光を浴びたのは近現代以降と比較的遅く、独奏曲のレパートリーを見ても、ロマン派時代の楽曲は多くない。シューベルトのアルペジオーネ・ソナタは、バシュメットや今井信子といった名手達が演奏し、今やヴィオラ奏者にとっても重要なレパートリー。グリンカのソナタは2楽章までの未完作品ではあるが、哀愁漂う民族的な旋律が親しみ深い。「おとぎ話の挿絵」も、シューマンの歌曲を思わせるロマンティックな小品集。アルバムを通して、技巧的な近現代の作品で見られるのとはまた一味違う、ヴィオラの奥深い魅力を存分に堪能できる。ダニロ・ロッシは20歳の若さでリッカルド・ムーティからミラノ・スカラ座o.のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命され、同オケの歴史上最も若い第1奏者となった。1988年よりステファノ・ベッツィケリとコンビを組み、間もなく結成25年を迎えようとする二人はヨーロッパ各地でコンサートを開いている。 | ||
NIGHTINGALE (スイス) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)名歌手エディタ・グルベローヴァ自らのレーベル。旧譜はこちらから。 | ||
シューベルト:歌曲集(全21曲) デルフィーネの歌/クレールヒェンの歌/エルラフ湖/糸を紡ぐグレートヒェン/憩いなき愛/ 流れ/4つのカンツォーネ/草原の羊飼いの乙女/どんなに慕っていることか/ズライカI/ ズライカII /ミニョンの歌「ただ憧れを知るものだけが」/蝶々/野ばら/ 流れのほとりで/ます/ミニョンの歌「どうかこのままの姿でいさせて下さい」 エディタ・グルベローヴァ(S) アレクサンダー・シュマルツ(P) | ||
録音:2011年7月7日-10日、ウィーン。「ベルカントの女王」グルベローヴァ久々の録音はシューベルトのリート集。を歌っている。代名詞のドニゼッティ、ベッリーニのベルカント・オペラをはじめ、モーツァルトなどのオペラでは豊富なディスコグラフィを誇るグルベローヴァだが、リートの分野ではシュトラウスが比較的充実しているものの、シューベルトについてはこれまでまとまったものがなかった。収録曲のうち、ズライカI、クレールヒェンの歌、憩いなき愛、エルラフ湖、流れのほとりにて、蝶々、デルフィーネの歌の7曲は、グルベローヴァが1980年のザルツブルク音楽祭に出演した際、モーツァルテウムでのリート・リサイタル(ORFEOR-635041)でも取り上げていたので、とりわけお気に入りのナンバーとおもわれる。ほかにも「野ばら」「ます」といった人気曲も収められているのもうれしいところで、女王が満を持して取り組んだアルバムだけに期待が高まる。 | ||
PREISER 特記以外
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RIEDERREISE シューベルト:さすらい D795 No.1 /菩提樹 D911 No.5 /鱒 D550 /糸を紡ぐグレートヒェンD118 / 至福 D433 /子守歌 D498 /魔王D328 /セレナードD957 No.4 /野ばら D257 シューマン:献呈 Op.25 No.1 / リスト:それは素晴らしいことに違いない S314 ブラームス:子守歌 Op.49 No.4 /甲斐なきセレナードOp.84 No.4 /砂の精 WoO 31 No.4 / 夜の歌 WoO 32 No.14 /ねえお母さん、欲しいものがあるの WoO 33 No.33 / 下の谷底では WoO 33 No.6 /僕の彼女は薔薇色の唇をしている WoO 33 No.25 ヴォルフ:祈り / R.シュトラウス:献呈 Op.10 No.1 / マーラー:自惚れ/ラインの小伝説/外へ!外へ! アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms) ローベルト・レールバウマー(P) | ||
録音:2011年10月、ウィーン。人気メゾ・ソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーが、シューベルト、シューマン、リスト、ブラームス、ヴォルフ、R.シュトラウス、マーラーと有名作曲家のドイツリートをたっぷり23曲歌っている。ことにシューベルトは人気の高い曲が並んでいるのが嬉しい。キルヒシュラーガーの情感のある声と知性豊かな歌い口は絶品。 | ||
時点 [Zeitpunkte] クリスティアン・ムートシュピール(1962-): ヴァイオリン、打楽器とオーケストラのための協奏曲「協奏パ・ド・ドゥ」(2009) (*) ゲラルト・レシュ(1975-):カントゥス・フィルムス(#) イヴァーン・エレート(1936-):クラリネット協奏曲 Op.88 (+) ベンヤミン・シュミト(Vn) 内山 詠美子(Perc) シネ・ノミネcho. シャロン・カム(Cl) アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮 ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラーo. | ||
録音:2009年10月(*) /2010年10月(#) /2011年10月(+)。新音楽監督アンドレス・オロスコ=エストラーダ率いるニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラーo.のSACDによる現代音楽集。ムートシュピールはオーストリアの作曲家、トロンボーン奏者。(*)は2009年10月3日-4日のオロスコ=エストラーダ就任披露演奏会で初演されたもの(この時のメインのマーラーの交響曲第1番は既にPRCD-90784で発売されている)。マリンバの名手として知られる内山詠美子が打楽器を担当しているのも注目。レシュはリンツ生まれ。カントゥス・フィルムスは、オーケストラとアドリブの合唱による交響曲。これも世界初演。エレートはブダペストに生まれ、1956年以降ウィーンを拠点に活動している作曲家。独奏のシャロン・カムは、1971年、イスラエル生まれの名クラリネット奏者。クラリネット好きにはもはや説明の必要もないハイテクニックを披露してくれる。 | ||
アロイス君と仲間たち [Alois & Christoph, Florian und Karsten] 〜ボーイソプラノによる二重唱曲集 シューマン:子供のための歌のアルバムOp.79 より〔五月の歌/幸福/春の歌/燕〕/ 3つの二声部の歌 Op.43〔もし私が小鳥ならば/秋の歌/美しい花〕/月の夜 Op.39 No.5 メンデルスゾーン:6つの二声の歌 Op.63 より〔恋人よ打ち明けてくれ/渡り鳥の別れの歌/挨拶/秋の歌/鈴蘭と花〕/ 3つの二声の歌 Op.77〔日曜の朝/実りの畑/「ルイ・ブラス」からの歌〕/ 詩篇第95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」Op.46〜あなたの手の中にあって/ 交響曲第2番 変ロ長調 Op.52「讃歌」〜私は主を待ち焦がれ ブラームス:3つの二重唱曲 Op.20〔愛の道1/愛の道2/海〕/14のドイツ民謡集〜静かな夜に/ 14の子供のための民謡〜砂の精/子守歌 Op.49 No.4 アロイス・ミュールバッハー、クリストフ・シュレーグル、フロリアン・エシェルミュラー、 カーステン・ケーネ(ボーイS) フランツ・ファーレンベルガー(P) | ||
難曲てんこ盛りのオペラ・アリア集(PRCD-91185)が話題になった驚異のボーイソプラノ、アロイス・ミュールバッハーによる、聖フローリアン少年合唱団の仲間たちとの二重唱曲集。シューマン、メンデルスゾーン、ブラームスの様々な曲が集められている。大人が歌った時の旨みとはまた違った、天使のように美しい声の絡み合いは、少年合唱ファンならずともウットリとしてしまうだろう。あと数年で変声してしまう少年たち、その束の間の至芸をお楽しみ頂きたい。 | ||
SIMAX (諾)
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北緯69度42分東経19度からの展望 ヴェーベルン:弦楽オーケストラのための5楽章 Op.5 ペルト:ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス クルターグ:遠方よりIII(弦楽四重奏のための) フレードリク・ホーグベリ:コントラバス協奏曲 「ヒッティング・ザ・ファーストベース」(2008) ルトスワフスキ:葬送音楽 |
コールビョルン・ホルテ指揮 トロムソ室内o. ダーン・ステュッフェ(Cb) | |
録音:2011年10月17日-19日、2012年1月17日-19日、モールセルヴ教会、ノルウェー。北緯69度42分東経19度に位置するトロムソは、人口約6万7千、北極圏ノルウェー最大の町。この町のトロムソ室内o.は、ノルウェー唯一の常設のプロの室内o.としてコンサート活動を行っている。芸術監督は、2006年8月に指名された、ヴァイオリニストのコールビョルン・ホルテ(1973-)。スウェーデンの作曲家フレードリク・ホーグベリ(1971-)のコントラバス協奏曲「ヒッティング・ザ・ファーストベース」の曲名の「ヒット」にはベースボールの「ヒット」とポストモダーンの爆発が聞き手の感覚を「打つ」の二つが重ねられた。「トッピングをありったけ載っけたピザのように」「ブルース」「アニメ・レーシングカーのビデオゲームにつける音楽のように」「ワン・ノート・カデンツァ」「熟し切っていないカデンツァ」「ホームラン」の6部分が続けて演奏される。独奏のダーン・ステュッフェは、今日のノルウェー音楽を支え彩る音楽家のひとり。ゲイリー・カーのアシスタントとノルウェー・オペラo.の首席を経てオスロpo.の副首席奏者を務めながら、ソロと室内楽の活動を行っている。 | ||
TYXart (独) 特記以外
国内代理店は『TXA』という謎のレーベル名を表示しているが、実際には2012年5月からリリースを開始したというドイツの新レーベル第2弾。公式サイト:http://www.tyxart.de/。
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ヨヨ15歳・デビュー [Yojo (15) piano] ハイドン:ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI: 23 モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調 K331「トルコ行進曲付」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」 ヨヨ:ピアノ・ソナタ第1番「ツィッター・マシーン」 ヨヨ(P) | ||
録音:2012年。you tubeで話題になったというドイツの天才少年ヨヨ [Yojo Christen]、ついにCDデビューとなった。まだ15歳ながら驚くべき深みと熟達ぶりを示す演奏。自作のソナタまで披露する才能に脱帽せざるを得ない凄さ。 | ||
アウト・オブ・ブルー ガラパゴス/小さな歌/ジャングルの声/アウト・オブ・ブルー/子守歌/幽霊トリオ/サブマリン/ 恋の痛み/ネットの中で/トンボの羽/イエンナ/ペトルーシュカの綱渡り/陳列/零下の墓碑/ラクリモサ トリオ・ゼロ[フランツ・フンメル(P) コリンヌ・シャペユ(Vn) アレクサンドル・シュライマン(Vc)] | ||
録音:2012年。ヴァイオリン交響曲「福島」の作者にしてピアニストのフランツ・フンメル率いるトリオ・ゼロ。すべて彼らの創作でありながら、事前の打ち合わせも一切ないまま「あんたから始める?」「いや、今回はあなたからお願いしたい」という風に進んだというから凄い。まさに天才による即興の貴重な記録。 | ||
CRAMPS (伊) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)元々はイタリアのレーベルだが、途中でドイツの EDEL 系列となったり、さらに2012年の再プレス分で番号形態が変更されたりと、現在の資本体系がどうなっているのかは不明。ただ、バーコード等から判断する限り、イタリア主導で製作されていることは間違い無いようだ。 | ||
デイヴィッド・テューダー(1926-1996):マイクロフォン(1973)〔ミックスA/ミックスB〕
デイヴィッド・テューダー(ライヴ・エレクトロニクス) | ||
録音:1973年5月?、現代音楽センター、ミルズ大学、オークランド、カリフォルニア州 / LP初発売:1978年。旧CD品番:CRSCD-116, 。2007年に国内盤(POCE-1227)も発売されたが、廃盤となっている。1970年大阪万博「ペプシ館」の音響デザインを担当したテューダーが、そこから着想した作品。 | ||
ジョン・ケージ マルセル・デュシャンのための音楽(1947) [フアン・イダルゴ(P)]/ 増幅されたトイ・ピアノのための音楽(1960) [ジャンニ=エミーリオ・シモネッティ、 フアン・イダルゴ、ワルテル・マルケッティ(トイP)]/ ラジオ・ミュージック(1956) [ジャンニ=エミーリオ・シモネッティ、 フアン・イダルゴ、ワルテル・マルケッティ(エレクトロニクス〔ラジオ〕)/ 4分33秒(1952) 〔ジャンニ=エミーリオ・シモネッティ(P)]/ マース・カニンガムにまつわる62のメゾスティックス(1971) [デメトリオ・スタートス(Vo)] | ||
録音: Fono-Roma, ミラノ / LP初発売:1974年。旧CD品番:CRSCD-101, CRA-0136582 [0136582CRA]。2007年に国内盤(POCE-1205)も発売されたが、廃盤となっている。LP期の名盤として知られていたもので、特に「4分33秒」は1990年代以降、FLOATING EARTH盤(FCD-004)やHUNGAROTON盤(HCD-12991)が出るまで唯一の演奏であった。 CRAMPSのLPは AMPRESAND から復刻が出ている物が多いが、当盤は本家による当CDだけ。しばらくメーカー品切れが続いていたが、この度EDEL(ドイツ資本で、旧東独のBERLIN CLASSICSを傘下に持つ)のイタリア支社からディジパックで復活。さらに2012年から CRSJB 記号に変更されたが、品切れとなっているとのことで、入荷までには御時間がかかります。また、旧・CRA-0136582 の流通在庫があるようなので、こちらでお届けする可能性もあります(ジャケットは有名なキノコのイラストで統一されています)。 | ||
BERLIN CLASSICS
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テレマン: 無伴奏ヴィオラのための12の幻想曲 TWV 40: 14-25 |
オリ・カム(Va) | |
おそらく新録音。奏者はイェルサレムSQの団員。 | ||
カフェ〜東洋と西洋の出会い リュリ: Marche pour la ceremonie Turcs / ポルポラ: Alto giove / サンス: Canarios Ebu Bekir Aga:Geldi cevher tigi atess barına ayineden / ストロッツィ: Che si puo fare リュリ&作曲者不詳: Air des Espagnols & Semai / ヴィヴァルディ: Ho nel petto コレッリ&ヴィヴァルディ: La Follia / ヘンデル: Un pensiero voli in ciel A nonym: Rast Murassa / フックス: Janitschara / ポルポラ: In braccio a mille furie Murad Han IV: Uzzal Pesrev / ヘンデル: No, no, ch'io non / ヴィヴァルディ Largo RV540 ヴァラル・バルナ=サバドゥス(CT)指揮ペーラ・アンサンブル、Mehmet Cemal Yesilcay | ||
DSO LIVE 1CDあたり¥2640(税抜¥2400)1900年に創設されたアメリカの名門オーケストラ、ダラスso.による自主制作レーベル。1945年にアンタル・ドラティを音楽監督に迎えて飛躍的向上を遂げ、その後パウル・クレツキ、ゲオルグ・ショルティ、エドゥアルド・マータらの薫陶を受け、1994年から2006年まではアンドルー・リットンが音楽監督を務めていた。2008年にオランダ生まれのヤープ・ファン・ズヴェーデンが音楽監督となり、更なる飛躍が期待されている。本拠地であるモートン・マイヤーソン・シンフォニー・センターのホールは音響の良さでも定評があり、天井近くに設けられた可動式の74のドアを自由自在に開閉することで残響が変えられるという。 | ||
ベートーヴェン:交響曲集 〔第5番 ハ短調 Op.67 (*) /第7番 イ長調 Op.92 (#)〕 |
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮 ダラスso. | |
録音:2007年11月1日-4日(*)、2007年11月8日-11日(#)、マクダーモット・コンサート・ホール、マイヤーソン・シンフォニー・センター、ダラス。史上最年少でコンセルトへボウo.のコンサートマスターを務めたヤープ・ファン・ズヴェーデンは、1990年代からは指揮者へと転向。2008年にダラスso.の音楽監督に就任したが、これはその直前の記録。 | ||
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 (*) / イタリア奇想曲 Op.45 (#) |
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮 ダラスso. | |
録音:2009年1月15日-17日(*)、2009年5月21日-23日(#)、マクダーモット・コンサート・ホール、マイヤーソン・シンフォニー・センター、ダラス。ズヴェーデンがダラスso.音楽監督となって初のシーズンにライヴ収録された演奏。 | ||
チャイコフスキー: 交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 (*) / 組曲第4番 ト長調「モーツァルティアーナ」Op.61 |
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮 ダラスso. | |
録音:2009年9月17日-20日(*)、2010年9月15日-16日(無印)、マクダーモット・コンサート・ホール、マイヤーソン・シンフォニー・センター、ダラス。 | ||
スティーヴン・スタッキー(1949-):世俗オラトリオ「1964年8月4日」(2008)
インディラ・マハジャン(S) ロドニー・ギルフリー(B-Br) クリスティーン・ジェプソン(Ms) ヴェイル・ライドアウト(T) ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮ダラスso.&cho. | ||
録音:2011年5月6日、マクダーモット・コンサート・ホール、マイヤーソン・シンフォニー・センター、ダラス。アメリカの第37代副大統領&第36代大統領であった、リンドン・ベインズ・ジョンソン(1908-1973)の生誕100年作として、2008年9月18日に初演された。内容はアメリカがベトナム戦争に参入するきっかけとなったトンキン湾事件(題名の1964年8月4日に起った物はアメリカ側の捏造だった事が後に暴露されている)などを扱っており、大統領を賛美した作品ではない。 |
ARTHAUS MUSIK DVD/Blu−ray Disc
旧譜はこちらから | ||
ネーデルランド・ダンス・シアター「輝夜姫」 [KAGUYAHIME - The Moon Princess]
石井眞木 指揮 芝祐靖(龍笛) 近藤克次(太鼓) 宮田まゆみ(笙) 八百谷啓(篳篥) サークル・パーカッション/他 イリ・キリアン(コレオグラフィ) マイケル・サイモン(舞台デザイン&照明) フェリアル・サイモン(衣装) | ||
リージョン・オール|16:9|PCM ステレオ|70分|字幕:なし。 DVD仕様: NTSC|dts 5.1。 ブルーレイ仕様: 1080i HD|dts-HD MA 5.1。石井眞木(1936-2003)による代表作の一つ「輝夜姫」は1984年、日本太鼓とパーカッションのための交響的組曲として作曲されたが、翌年にイリ・キリアンの委嘱により「幻想的バレエ」として再編することになった。石井は様々なストーリーが混在する「かぐや姫」の物語を自ら編纂し、台本を書き上げ、その際、竜笛、笙、篳篥の雅楽合奏を付け加えることで、一層神秘的な雰囲気を醸し出すことに成功している。 | ||
チェリビダッケ&ミュンヘンpo. 映像初出〜ブルックナー:交響曲第4番 ・ボーナス 同曲についてのチェリビダッケへのインタビュー セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo. | ||
収録:1983年(おそらく1983年9月15日)、ヘラクレスザール、ミュンヘン。CD-R製版のVIBRATOから VLL-127 で出ている(1983年9月29日と記載された VLL-208ともおそらく同一)演奏と思われるが、初の映像発売&マスターからは初出。 リージョン・オール|4:3|PCM ステレオ|本編82分+特典40分|字幕(ボーナスのみ):仏英独。 | ||
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 ・ボーナス映像:舞台裏より イルディコ・コムロージ(S;サントゥッツァ) パク・サンギュ(T;トゥリッドゥ) チンツィア・デ・モーラ(A;ルチア) マルコ・ディ・フェリーチェ(Br;アルフィオ) バルバラ・ディ・カストリ(Ms;ローラ) 張潔敏指揮サン・カルロ劇場o.&cho. マウリツィオ・スカパッロ(舞台演出) ニコラ・ルベルテッリ(装置デザイン) ザイラ・デ・ビンチェンティス(衣装) ジュセッペ・ペッレッラ(照明) | ||
収録:2007年、古代ローマ浴場、バイア、ライヴ。 リージョン・オール|16:9|NTSC|dts 5.1|PCM ステレオ|本編78分+特典31分|字幕(ボーナスのみ):伊英独仏西。 | ||
新書館 | ||
ジョン・ノイマイヤー:バレエ「ヴェニスに死す」/[原作]トーマス・マン/ [音使用楽]〔注:代理店記載ママ〕ヨハン・セバスティアン・バッハ/リヒャルト・ワーグナー ロイド・リギンズ(グスタフ・フォン・アッシェンバッハ〔巨匠振付家〕) エレーヌ・ブシェ(ラ・バルバリーナ) ラウラ・カッツァニガ(アシスタント/母/タッジオの母) イヴァン・ウルバン(フリードリヒ大王) シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ(アッシェンバッハのコンセプト) エドヴィン・レヴァゾフ(タッジオ) アンナ・ハウレット、カロリナ・マンクーソ、リサ・トッド(タッジオ三姉妹) イリ・ブベニチェク/オットー・ブベニチェク(旅人/ゴンドラの船頭/踊るカップル/デュオニュソス/理髪師/ギタリスト) アルセン・メグラビアン(ヤシュー、タッジオの友人) コンスタンティン・シェリコフ(幼い日のアッシェンバッハ)/他 ハンブルク・バレエ ジョン・ノイマイヤー(振付・演出・照明) ペーター・シュミット(舞台装置) ジョン・ノイマイヤー/ペーター・シュミット(衣裳) | ||
収録:2004年、バーデンバーデン祝祭劇場。『トーマス・マンによる同名小説「ヴェニスに死す」を原作に、今世紀を代表する振付家ジョン・ノイマイヤーが演出・振付したバレエ作品。芸術的創造に苦悩する巨匠の “振付家” アッシェンバッハ。逃避の旅先ヴェニスで出会う少年タッジオに魅了され、想像力を強くかきたてられた彼は、愛に満ちたパ・ド・ドゥを振付ける。やがてヴェニスを襲う悲劇に振付家が選択する道とは ? 芸術的創造の苦悩をテーマにした小説を、バッハ、ワーグナーの音楽にのせて見事にバレエ化した本作は、バレエ・ファンはもちろん、ルキノ・ヴィスコンティの映画ファンも、トーマス・マンの小説ファンも、必見のバレエです。ある意味、このバレエは生命とのラブ・ストーリーである。私はトーマス・マンの小説の絶対的な愛の表現に心を打たれた。バレエでは、アッシェンバッハは振付家の巨匠となる。だが、タッジオ少年と出会うことによって、芸術家はずっと目をそむけてきた自己の内奥と否応なく向き合わされる。最初は少年への想いにあらがい、彼は自分の思慕を純粋な芸術に昇華させようとする。しかし、ついに彼は屈服し、芸術を捨て生命を求め―やがてヴェニスに死す。』(ジョン・ノイマイヤー/翻訳:堤理華) ジョン・ノイマイヤー(演出・振付・照明・衣装):1942年アメリカン・ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。マルケット大学で英文学と演劇を専攻し、同時にバレエも学ぶ。1962年ロイヤル・バレエ・スクール入学。1963年マルシア・ハイデに見いだされ、ジョン・クランコ率いるシュトゥットガルト・バレエに入団。ソリストとして活躍するとともに、振付活動を開始。フランクフルト・バレエの芸術監督を経て、1973年にハンブルク・バレエの芸術監督に就任。ハンブルク・バレエをドイツのバレエ界における屈指のカンパニーに育て上げた。これまでに「椿姫」「幻想〜「白鳥の湖」のように」「人魚姫」「ヨンダーリング」など100以上の振付作品を発表、世界的振付家としての名声を確固たるものにしている。 |