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マイナー・レーベル
2022年2月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月~翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。



輸入マイナー・レーベル




POLSKIE RADIO [ポーランド放送] 1枚あたり¥4950(税抜¥4500)

 #当レーベルは2000年代の後半から、発売が古いアイテムや、発売から少しでも時間が経過したアイテムの入荷率が極めて低い状態が続いています。ご案内時点から1ヶ月以内にご注文ください。旧譜はこちらから(ご注文可能なものでも、おそらく多くが入荷しません)。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヤクブ・クシリック、ブラームス&ショパン
 ブラームス:7つの幻想曲 Op.116 /
       4つの小品 Op.119
 ショパン:4つのマズルカ Op.30 /
      ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ヤクブ・クシリック
 〔クシュリク〕(P)
 録音:2021年| (P) (C) 2022 。
 クシリック(1996-)は2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第4位(小林愛実と同位)&マズルカ賞を受賞、ポーランド人としては最上位となった。その彼のデビュー・アルバム。『ブラームスとショパンは、音楽に対する多面的なアプローチという点で共通している。彼らはその時代以前の古典的な伝統を重視しながらも、同時に個性的で革新的な音楽表現をもって作品を豊かにしている。一方、両作曲家の音楽には非常に強い感情が込められている。私はこのような作品に常に興味があり、より深く読み解き理解しようと努めてきた。』(ヤクブ・クシリック)。 2022年1月末-2月上旬に東京、富山、愛知で計5回開催される予定だった「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール 入賞者ガラ・コンサート」へも出演予定だったが、新型コロナウィルスの再拡大に伴い公演中止になってしまった。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ・ソナタ集
  〔第1番 Op.5 (1953) /第2番 Op.8 (1942) /第3番 Op.31 (1946) 〕

 ピオトル・サワイチク(P)
 録音:2021年| (P) (C) 2022 。ヴァインベルクのピアノ・ソナタは全6曲。サワイチクは2019年から全曲(7曲とあるが、ピアノ・ソナタ以外も含むのか)をレパートリーにしているという。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ロン・ロン(T)~オペラ・アリア集
 スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
  「幽霊屋敷」より〔イントラーダ/ Recytatyw i aria Stefana (z kurantem) 〕/
  「ハルカ」~樅の木は山の峰でざわめく [Szumig jodły na gór szczycie]
 モーツァルト:「魔笛」~なんと美しい絵姿
 ヴェルディ:「椿姫」~彼女が離れていては/「リゴレット」~女心の歌
 ドニゼッティ:「愛の妙薬」~人知れぬ涙 / プッチーニ:「ボエーム」~冷たい手を
 グノー:「ファウスト」~この清らかな住まい/「ロメオとジュリエット」~ああ、太陽よ、昇れ
 レハール:「ほほ笑みの国」~君は我が心のすべて

 ロン・ロン(T) ミハウ・クラウザ指揮ワルシャワ・ポーランド放送o.
 録音:2021年6月11日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ライヴ| (P) (C) 2021 。ロン・ロン(1991-)は中国出身のテノール。2019年、第10回スタニスワフ・モニュシュコ国際声楽コンクールにてポーランド放送賞受賞。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
含・初出、ポーランドのレオポルド・ストコフスキー~ポーランド放送アーカイヴから
   [FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES - Polskie Radio Chopin]
Vol.5

 レオポルド・ストコフスキー、ポーランドにおける歓迎の模様[1959年5月、ワルシャワ]
 スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):演奏会用序曲「お伽話」(*)
   [ポモージェ〔ポメラニアン〕・フィルハーモニックso./1960年5月19日-21日、ビドゴシュチ]
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):スターバト・マーテル Op.53 (#)
   [アリーナ・ボレホフスカ(S) クリスティナ・シュチェパニスカ(A) アンジェイ・ヒオルスキ(Br)
    ワルシャワ国立po. ロマン・ククレヴィチ合唱指揮ワルシャワ国立フィルハーモニーcho./
    1959年5月22日、24日、ワルシャワ]
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):交響曲第1番(+) [ワルシャワ国立po./1959年5月22日、24日、ワルシャワ]
 ヴィトルト・スタンコフスキとレオポルド・ストコフスキーとの対話[1959年5月、ブリストル・ホテル、ワルシャワ]

 レオポルド・ストコフスキー指揮
 録音:[/内]| (*/#):初出音源| (*):おそらく作曲家レヴェルでストコフスキーによる初音盤|既出CD: Preludio, PRL 2156 (+) 〔廃盤、入手不能〕| (P) (C) 2021 。2017年に始動したポーランド放送傘下のラジオ局 "Polskie Radio Chopin" の名義で、ポーランド放送アーカイヴの音源をリリースするプロジェクト第5弾。ジャケット等のシリーズ・デザインはポーランドの高名な映画監督で、グラフィック・アーティスト&ポスター・デザイナーでもあるレフ・マイェフスキが担当している。 レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『 Agencję Muzyczną Polskiego Radia (訳注:2022年現在の「ポーランド放送 [Polskie Radio S.A.] 」レーベル発売元名称)が発行するこのシリーズは、ポーランド放送ショパンのディレクターであるマルシン・グミス氏と、このプログラムのメインヴォイスの一人であるヤクブ・プチャルスキ氏が企画し、歴代のエントリーが編集されている。2人はポーランド放送へ入社する何年も前から、いつか同局の音楽アーカイヴをから忘れ去られた優れた録音を探し出すことを約束していたのだ。この3年間、彼らは若さあふれるアイデアを実践してきた。1959年、20世紀を代表する革新的な指揮者であり、不屈の新音楽推進者として知られ、世界各国の作曲家の初演を数多く手がけてきた77歳のレオポルド・ストコフスキー(訳注:ポーランド移民の父とアイルランド移民の母の元、ロンドンで生誕)が、祖先の国で初めてポーランドのオーケストラを指揮した(それ以前には、彼は1920年代に個人的にポーランドを訪れたことがあるだけだった)。またストコフスキーは音楽の大衆化においても比類ない存在であった。そのため彼はハリウッドに進出し、ついにはディズニーが制作した映画「ファンタジア」の音楽で1941年に(アカデミー賞)特別賞を受賞することになったのである。1959年と1960年のポーランド訪問はまさに芸術的な出来事であり、暗い時代にもかかわらず、ポーランド文化が世界地図から消えないことを明確に証明するものであった。ストコフスキーがポーランドの作曲家の作品を演奏会に選んだのはその普遍的な意義と価値を強調するためであった。当時ポーランドで表わされたストコフスキーの演奏評は賞賛と熱狂に満ちていた。このアルバム「レオポルド・ストコフスキー・イン・ポーランド」では、スタニスワフ・モニュシュコの「お伽話」、カロル・シマノフスキの「スターバト・マーテル」、ヴィトルト・ルトスワフスキの「交響曲第1番」など、これまでに(ストコフスキーが)録音したことのない、唯一の作品を聴くことができる。ルトスワフスキはストコフスキーによるこの曲の解釈に満足していなかったのは確かだが、この作曲家の消極的な態度は、ルトスワフスキによる初期作品のひとつである当作品の最終版が構想・実現されてから時間が経過しているためだと考えるべきかもしれない。このディスクをプレーヤーに入れる人にとっては、オープニングのレオポルド・ストコフスキーが1959年5月にポーランドを歓迎したときの音源、ディスクの最後に収録された同じく1959年5月にポーランド放送のヴィトルト・スタンコフスキがワルシャワのブリストル・ホテルで行ったストコフスキーの短いインタビューが、それぞれ興味深く感じられることだろう。』
PRCD-2335/37
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(3CD)
2CD価格
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呪われた作曲家、エウゲニウシュ・モラフスキ(1876-1948)~ポーランド放送アーカイヴから
   [FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES - Polskie Radio Chopin]
Vol.4

 交響詩集〔セルバンテスによる「ドン・キショット」(1910) (*)
      エドガー・アラン・ポーの「大鴉」による「二度と [Nevermore] 」(1911) (#) /
      エドガー・アラン・ポーによる「ユーラリューム] 」(+) 〕/
 アダム・ミツキェヴィチによるバレエ「 Świtezianka 〔シヴィテジ湖の水の精〕」(1933) (2幕) (**) /
 合唱と管弦楽のための舞踏詩「愛 [Miłość] 」(1920) (全4幕)(##)

 アンジュジェイ・ストラシンスキ指揮(*/#/**) シモン・カワラ指揮(##)
 ポーランド放送カトヴィツェso.(*/**)、ポーランド放送クラクフso.(#/##) & cho.(##)
 ミハウ・クラウザ指揮ポーランド放送カトヴィツェ国立so.(+)
 録音:1983年1月12日(#)、1983年3月26日(##)、29日(##)、31日(##)、4月6日(##)、8日(##)、11日-14日(##)、フィルハーモニー〔国立カロル・シマノフスキ・フィルハーモニック・ホール〕、クラクフ(#/##) /1996年1月4日(**)、1996年1月6日(*)、放送スタジオ(*)、カトヴィツェ(*/**) /2009年10月21日(+)、グジェゴシュ・フィテルベルク・ホール、上シレジア文化センター [Górnośląskie Centrum Kultury] 、カトヴィツェ(+) 、すべてポーランド、おそらく放送用収録|おそらくすべて初出音源、一部世界初録音| (P) (C) 2020 。レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『3枚のCDからなるこのアルバムは、これまでの録音史においてエウゲニウシュ・モラフスキ(=ドンブローヴァ)(1876-1948)の作曲活動における最も代表的な回顧展である(彼の作品が商業リリースされるようになったのは2010年代以降なので、ここ10年のみと非常に短いものではあるが)。モラフスキはミェチスワフ・カルウォヴィチやフェリクス・ノヴォヴィエイスキと同世代で、カロル・シマノフスキ(1882年生)より少し年上であるが、現代のポーランドやドイツの音楽学者たちは、カルウォヴィチやシマノフスキと並ぶ最も優れた作曲家だと判断している。残念ながらモラフスキの作曲作品の75パーセントは、1944年のワルシャワ蜂起の際に失われてしまった。このアルバムでは、戦争を生き抜いた3つの交響詩(「ドン・キショット」「二度と [Nevermore] 」「ユーラリューム」)と2つの優れたバレエ音楽(「 Świtezianka 」「 Miłość(愛)」)を紹介し、そのうち2曲はモラフスキの大作で初公開となる予定。これらの作品が聴衆の意識中にほとんど存在しなかったのは、1930年代にモラフスキと対立していたカロル・シマノフスキの関係する音楽学者や作曲家たちがモラフスキに異端だと宣告したためである。エウゲニウシュ・モラフスキは、音楽生活の創造者、組織者(ワルシャワ音楽院院長として活躍、ショパン・コンクール構想の熱心な支持者の一人)であるだけでなく、ユゼフ・ピウスツキ周辺(ポーランド社会党革命派)の政治活動家であったことも特筆すべき点であろう。1908年、ロシア帝国の政治秘密警察幹部の暗殺を準備した罪で捕らえられ、ワルシャワ城塞に投獄され流刑の判決を受けたが、結局はロシア帝国から追放されただけでその後20年以上パリに亡命して活動している。共産主義時代、(1918年、クーデター「五月革命」によってポーランド共和国第二共和政初代大統領となったユゼフ・ピウスツキによる統治陣)サナツィア(清浄化)体制の一員とみなされたモラフスキはポーランド音楽史教科書において20世紀前半の項目からプログラム的に削除されたほどで、特にイェジ・ワルドルフとジグムント・ミェチエルスキはモラフスキに対する根拠のない中傷に暗澹たる気持ちになったものである。』
 カトヴィツェ・ポーランド放響の正式名称は、1947年から1999年までは「ポーランド放送カトヴィツェ大交響楽団 [Wielka Orkiestra Symfoniczna Polskiego Radia w Katowicach] 」で、1999年に「ポーランド放送カトヴィツェ国立交響楽団 [Narodowa Orkiestra Symfoniczna Polskiego Radia w Katowicach] 」となるまで「国立 [Narodowa] 」は付いていなかった。上記では慣例に従い1999年までの名称にある「大 [Wielka] 」は省いている。
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初出、バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ~ポーランド放送アーカイヴから
   [FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES - Polskie Radio Chopin]
Vol.3

 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(*) / シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
 ショパン(1810-1849):ポロネーズ第2番 変ホ短調 Op.26 No.2 /
            ワルツ〔第5番 変イ長調 Op.42 「大円舞曲」/第14番 ホ短調 Op.posth. 〕/
            4つのマズルカ Op.6 /5つのマズルカ Op.7 /
            夜想曲〔第1番 変ロ短調 Op.9 No.1 /第6番 ト短調 Op.15 No.3 〕
 カロル・クルピンスキ(1785-1857):幻想曲「恐ろしい夢 [Chwila snu okropnego] 」(1820)
 スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872)/
  ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキ(1869-1928)編曲:紡ぎ歌(原曲:歌曲)

 バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(P)
 ステファン・マルチク指揮ポーランド国立放送カトヴィツェso.(*)
 録音:1959年、カトヴィツェ(*) /他|おそらく初出音源多数| (P) (C) 2020 。レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『ポーランド音楽創作の最大の普及者である優れたポーランド人ピアニストがショパン、シューマン、ラヴェル、クルピニスキ、モニュシュコの楽曲を演奏した、ユニークなリリース。バルバラ・ヘッセ=ブコフスカといえば、ショパンの音楽を演奏し、数々の賞を受賞していることでよく知られている。1949年、ワルシャワで開催された第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞。コンクール終了後は、ほぼ世界各地で定期的にコンサートを行うなど、息の長いステージ活動を展開した。1953年、パリのロン&ティボー国際ピアノ・コンクールで第5位とショパンの最優秀演奏賞の副賞を獲得し、2度目の大きな成功を収めた。特にショパン賞はワルシャワでの以前の成功を裏付けるもので、ピアニストは非常に誇りに思っていると繰り返し強調している。しかしこのアルバムは、ヘッセ=ブコフスカが他の作曲家の作品にもしばしば意欲的に手を伸ばしていたことを証明している。コンサートやスタジオでの演奏が収録されているため、アーカイヴ音源の愛好家だけでなく、バルバラ・ヘッセ=ブコフスカの芸術的技巧や、アルバムに付属する32ページのポーランド語と英語で書かれた彼女のバイオグラフィーについて知りたい音楽ファンにとっても、非常に魅力的なリリースとなっている。』
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初出、ポーランドのミェチスワフ・ホルショフスキ~ポーランド放送アーカイヴから
   [FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES - Polskie Radio Chopin]
Vol.2

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 (*)
 J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番(第17番) 変ロ長調 K.570
 カロル・シマノフスキ:20のマズルカ Op.50 より Nos.13-16
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
 シューマン:子供の情景 Op.15 ~トロイメライ
 メンデルスゾーン:「無言歌集」~紡ぎ歌 Op.67 No.4
 アンナ・スクルスカによるミェチスワフ・ホルショフスキへのインタヴュー(#)
  ミェチスワフ・ホルショフスキ(P;#以外|語り;#)
  ヤン・クレンツ指揮ポーランド放送カトヴィツェso.(*)
 録音:1963年10月18日、カトヴィツェ(*) /1984年5月6日、コンサート・ホール、国立フィルハーモニー、ワルシャワ(無印) /1984年5月7日、ワルシャワ(#) |おそらくすべて初出音源| (P) (C) 2019 。レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『「ブラボー・マエストロ! いつ、またあなたの声が聞けるのですか?」1984年、ヤン・ヴェベルはミェチスワフ・ホルショフスキのリサイタルを熱狂的に賞賛し、その批評を締めくくった。このCDのおかげで、35年の時を経てこの疑問は暴言ではなくなった。ミェチスワフ・ホルショフスキは、20世紀末の世界と19世紀末の芸術をつなぐ存在であった。レンベルク(リヴィウ)出身で、ウィーンではパデレフスキやフリードマンなど、世紀を代表するピアニストの半数を教授した伝説のテオドール・レシェティツキに師事した。少年時代にはマーラーの指揮する演奏会に参加し、後にラヴェル、シマノフスキ、トスカニーニの演奏に加わって友人となり、ついには半世紀以上にわたりパブロ・カザルスやその他の時代の優れた音楽家と忘れがたいデュオを作り上げるにいたった。当初からヴィルトゥオーゾとしてではなく、成熟した音楽的完成度の高い作品を発表し、人々を驚かせた。ナチュラルでスタイリッシュ、しかし歌心と自由な演奏が持ち味で母国ポーランドに何度も帰国した。うち2回の訪問中に彼は録音を残した。そして今日、ピアニストが国を離れてから約90年、彼の美しいポーランド語を聴くことができるインタビューとともに、初めてCDでそのすべてがリリースされた。』
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初出、ヴィトルト・マウツジンスキ、伝説のクラクフ・ヴァヴェル城
 ショパン・リサイタル 1959 2.16 ~ポーランド放送アーカイヴから
   [FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES - Polskie Radio Chopin]
Vol.1

 ポロネーズ第4番 ハ短調 Op.40 No.2 /夜想曲第13番 ハ短調 Op.48 No.1 /
 バラード第2番 ヘ長調 Op.38 /ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 /
 マズルカ集 より〔第22番 嬰ト短調 Op.33 No.1 /第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 /第47番 イ短調 Op.68 No.2 /
           第45番 イ短調 Op.67 No.4 /第15番 ハ長調 Op.24 No.2 /第17番 変ロ短調 Op.24 No.4 〕/

 ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」/
 スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 /ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
  ヴィトルト・マウツジンスキ(P)
 録音:1959年2月16日、ヴァヴェル城、クラクフ、ポーランド、ライヴ|おそらく初出音源|収録時間:79分51秒| (P) (C) 2019 。#収録時間の関係で当盤に収録できなかったと思われるワルツ Op.64 No.2 が、「心はポーランド人、才能は世界市民」(PRCD-2343/44) でリリースされています。レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『一つのコンサートが音楽史と国の歴史に残る。そんなイヴェントはめったにないが、ヴィトルト・マウツジンスキの伝説的なリサイタルはそのひとつであった。この演奏会から60年、そのショパン録音がポーランド放送からのCDとして初めて発売されることになった。1959年2月16日、クラクフの人々は、ただ一つのことのために生きていた。その日は、ヴァヴェル城博物館の最も貴重な記念品である国宝の展覧会が開かれる日だった(訳注:1939年、ドイツ軍の進軍を危惧して264の宝物がカナダへ避難され、20年後のこの時に返還された)。中にはシュチェルビェツ(訳注:1320年から1764年までポーランド王の戴冠式に使われていた儀礼剣)、ショパンの手紙、グーテンベルクが印刷した聖書の複製などがあった。いわば国民の祝日のような日だった。式典は、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの弟子で世界的な演奏家であるヴィトルト・マウツジンスキのリサイタルで幕を開けた。そして同時に、国宝の返還という仕事に完全に没頭している人物でもある。ヴァヴェル・ホールには、ヴィトルト・ルトスワフスキ夫妻をはじめ、科学者、政治家、芸術家など、当時のエリートが集まっていた。このコンサートの録音は、当日の雰囲気を完全に反映している。アメリカ、アジア、オーストラリアを制覇し名声に包まれたヴィトルト・マウツジンスキは、まさに王道の歓迎を受け、期待通りの演奏を披露してくれた。リサイタルは感動と名人芸に満ち溢れている。感情に流され、時には物議を醸すこともあった。しかしこのことは、疑う余地のないテクニックと偉大な才能と相まって、このコンサートを伝説として語り継ぐことになったのである。それからちょうど60年後の今日、ポーランド・ラジオ・ショパンはこの歴史的、伝説的なコンサートを新しくリリースされたCDでお届けする。このアルバムのブックレットには、すべての資料を集め、プログラムを再現するために、制作者たちがかなりの調査をしたことが詳しく書かれている。』
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初出、ダイヤモンドの指揮棒 Vol.2 ~アグニェシュカ・ドゥチマル
 リスト:メフィスト・ワルツ HS 110 〔管弦楽版〕(*)
 チャイコフスキー:交響曲第1番 ト短調 Op.13 「冬の日の幻想」(*)
 ヘンデル:歌劇「ソザルメ、メディアの王」 HWV.30 (抜粋|約72分)(#)
  アグニェシュカ・ドゥチマル指揮(*/#)
  ワルシャワ国立po.(*)、ポーランド放送室内o.「アマデウス」(#)
  マルシン・ボルヌス=シュチンチンスキ、ピョトル・クシエヴィツ(CT;#)
  マウルゴルザタ・アルマノフスカ(S;#) ヤドヴィガ・ラッペ、エヴァ・ヴェルカ(A;#)
  マレク・M.ガシュテツキ(B;#) グジェゴシュ・バナシュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ〔通奏低音〕;#)
  マルタ・チャルニー=カシマルスカ(Cemb;#)
 録音:1978年2月24日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、第4回若手音楽家たちの祭典、ライヴ(*) /1980年11月25日-30日、アダム・ミツキェヴィチ講堂、ポーランド放送、ポズナン、放送用収録(#) |おそらくすべて初出音源| (P) (C) 2021 。「ダイヤモンド・バトン〔ダイヤモンドの指揮棒〕 [Diamentowe Batuty] 」賞は「ポーランド音楽をポーランド国内および海外で有名にし、ポーランド放送の何百万人ものリスナーに近づけた、優れた芸術的創造物に対して」ポーランド放送管理委員会から指揮者へ与えられる個人賞で、ヤン・クレンツ、ステファン・ラション、スタニスワフ・ヴィスウォツキ、アントニ・ヴィト、クシシュトフ・ペンデレツキ、カジミエシュ・コルド、 Stefan Stuligrosz 、イェジ・マクシミウク、イェジ・セムコフ、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ、タデウシュ・ストルガワ、ヤツェク・カスプシクの12人が2021年までに受賞、各指揮者ごとと思われる12点のアルバムが製作予定だという。当初はポーランド放送創設100周年となる2026年完結を目指して年2回、受賞順?にリリース予定とされていたが、計画は遅れているようで2022年1月現在の最新盤は当ドゥチマルの Vol.2 (当初 Vol.2 はステファン・ラションの予定だったがこの指揮者のアイテムはコメント執筆時点では未発売)。
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含・初出、ダイヤモンドの指揮棒 Vol.1 ~
  ヤン・クレンツ + ルービンシュタイン&マウツジンスキ

 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (*)
 ルトスワフスキ(1913-1994):管弦楽のための書(#)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (+)
 ハイドン:交響曲第45番 嬰ヘ短調 Hob.I: 45 「告別」
  アルトゥール・ルービンシュタイン(P;*) ヴィトルト・マウツジンスキ(P;+)
  ヤン・クレンツ指揮(*/#/+/無印) ポーランド放送カトヴィツェso.(*/+)、
  ワルシャワ国立po.(#)、ポーランド放送クラクフo.(無印)
 録音:1960年2月24日(*)、1968年6月14日(+)、ラジオ音楽会館 [Radiowym Domu Muzyki] 、カトヴィツェ(*/+) /1969年9月20日、コンサート・ホール、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、第13回ワルシャワ国際現代音楽祭(#) /データ未判明(無印) | (+/無印):おそらく初出音源|既出CD: Preludio, PRE-2165 (*) / Polskie Nagrania (Muza), PNCD-042 (#) 〔ともに廃盤、入手不能〕| (C) (P) 2020 。ヤン・クレンツ(1926-2020)の死去直前にリリースされたアルバム。クレンツとマウツジンスキの共演録音は、曲を問わず初登場ではないかと思われる。ハイドン作品はレーベルの資料からデータがまるごと抜けており、現時点では詳細不明。
PRCD-2343/44
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(2CD)
3CD価格
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含・初出 「心はポーランド人、才能は世界市民 [Sercem Polak, a talentem świata obywatel]
 ポーランド共和国大統領レフ・カチンスキによる「第3回世界ポーランド共同体会議
    [Stowarzyszenie "Wspólnota Polska"] 」での演説より[2007年9月22日| License: TVP S.A.]
 ショパン:ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1
   [アルトゥール・ルービンシュタイン(P)/1964年3月4日、カーネギー・ホール| RCA Victor (LP), LSC-7037 ]
 ブロニスワフ・カペル〔ブロニスラウ・ケイパー〕:Ninon, ach uśmiechnij się! 〔ポーランド語歌唱?〕
   [ヤン・キープラ(T) オデオン管弦楽団/1932年/ Odeon (matrix: 137012) ]
 ロマン・マチェイフスキ:管弦楽のためのオべレク
   [ステファン・ラション指揮ワルシャワ・ポーランド放送o./1951年、ポーランド放送]
 ショパン:乙女の願い Op.74 No.1
   [マルセラ・ゼンブリヒ(S) ピアノ伴奏/1904年11月19日| Victor (SP), 81050 |音源提供:ウォード・マーストン]
 ビゼー:「カルメン」第1組曲~闘牛士[アルトゥール・ロジンスキ指揮ロイヤルpo./1954年| DGG (Westminster) (P) 1997 ]
 パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14 No.1
  [イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(P)/1924年| Victor (SP), 74533 |音源提供: APR ]
 ヴィクター・ヤング:映画「80日間世界一周」~テーマ
  [イェジ・ゲルト指揮クラクフ・ポーランド放送o./1962年、ポーランド放送]
 ハンス=オットー・ボルクマン:映画「夜のタンゴ」~夜のタンゴ[ハンス・フリッツ・ベックマン、ポーラ・ネグリ(Vo)
   ハンス=オットー・ボルクマン指揮パルロフォン芸術o./1937年/ Odeon (matrix: Be 11891) ]
 ショパン:練習曲 ハ短調 Op.10 No.12 「革命」[イグナツィ・フリードマン(P)/
   1926年2月8日、ニューヨーク| Columbia US (SP), 7119-M |音源提供:ウォード・マーストン]
 アンジュジェイ・パヌフニク:ワルシャワの子供たち(ワルシャワ蜂起時代の歌)
  [カタルジナ・ザフヴァトヴィチ(P)指揮
   ヴワディスワフ・スクラチェフスキ記念 ZAP cho./1994年、ポーランド放送]
 ヴィクトル・ブドジンスキ編曲:別れの時(リヴィウ地方の伝統歌より)
  [ヴワダ・マジェフスカと亡命中の「陽気なリヴィウの波」野外劇団アンサンブル/
   1940年、パリ、ポーランド放送(所蔵)]
 ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42 [ヨゼフ・ホフマン(P)/1935年5月2日、ニューヨーク|
    RCA Victor USA, CS 88937-2 〔テスト録音〕|音源提供:グレゴール・ベンコ (IPA) ]
 アルフレート・シュッツ:モンテ・カッシーノの赤い芥子[アダム・アストン(Vo) ヘンリク・ヴァルズ指揮
   東方ポーランド軍レヴュー劇場o./1946年、ミラノ|
   収録:第2ポーランド軍団| La Voce del Padrone (HMV Italy| matrix: OBA.5829) ]
 プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25 「古典」~ガヴォット
  [スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ワルシャワ国立po./
   1959年2月20日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ライヴ、ポーランド放送]
 ジェイ・リヴィングストン:ケ・セラ・セラ[レナタ・ボグダニスカ〔イレーナ・アンデルス〕(Vo)
   イェジ・クロピウニツキ(P)/1956年、ロンドン| License: Radio Free Europe |ポーランド放送所蔵]
 クライスラー:無伴奏ヴァイオリンのためのスケルツォ・カプリス
  [ヘンリク・シェリング(Vn)/1977年9月17日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ライヴ、ポーランド放送]
 ヘンリク・ヴァルズ:映画「仮面のスパイ [Szpieg w masce] 」~最初の合図で [Na pierwszy znak]
  [ハンカ・オルドノヴナ(Vo) ヘンリク・ヴァルズ指揮シレナ・レコードo./1934年| Syrena-Electro (matryx: 23810) ]
 ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2 [ヴィトルト・マウツジンスキ(P)/1959年2月16日、ヴァヴェル城、
   クラクフ、ポーランド、ライヴ| #収録時間の関係で PRCD-2228 へ収録できなかったと思しき曲]
 ロマン・パレステル: Baby, ach te baby
  [エウゲニウシュ・ボド(Vo) シレナ・レコードo./1933年| Syrena-Electro (matryx: 24179) ]
 ショパン:マズルカ ホ短調 Op.68 No.2 [リシャルト・バクスト(P)/1973年、ポーランド放送]
 アルベルト・ハリス:わがワルシャワについての歌 [Piosenka o mojej Warszawie] [アルベルト・ハリス(Vo)
   アドルフ・ロスネル指揮管弦楽団/1944年| Melodiya アプレレフカ工場 (matrix: GRK 570/12045) ]
 ミハウ・クレオファス・オギンスキ:ポロネーズ イ短調「故郷に別れを告げて」(断片)
  [ヴァンダ・ランドフスカ(Cemb)/1951年| RCA |パデレフスキのための演奏]
 ヴワディスワフ・ダン・ダニウォフスキ: Co nam zostało z tych lat - piosenka z rewii Czysta Wyborowa
  [ダンcho. &器楽アンサンブル/1930年| Odeon (matrix: Wo 846) ]
 シューマン:子供の情景 Op.15 ~トロイメライ[ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)/1984年5月6日、
   コンサート・ホール、国立フィルハーモニー、ワルシャワ|#PRCD-2234/35 で既出]
 アダム・スワヴィンスキ:テレビ番組「 Listy śpiewające – Byle nie o miłości 」~ Spójrz jaka jestem ładna
  [エルズビェタ・チジェフスカ(Vo) 器楽アンサンブル/1964年、ポーランド放送]
 ショパン:ワルツ ロ短調 Op.69 No.2 [アンジュジェイ・ヴァソフスキ(P)/1959年、ポーランド放送]
 フェリクス・ヤニエヴィチ(1762-1848)/アンジュジェイ・パヌフニク編曲:
   弦楽オーケストラのためのディヴェルティメント(抜粋)
  [カロル・テウチュ指揮国立フィルハーモニー室内アンサンブル/
   1971年12月30日、コンサート・ホール、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド放送]
 ヘンリク・ヴァルズ: Piosenka o zagubionym sercu
  [ヴィエラ・グラン(Vo) イェジ・アブラトフスキ指揮器楽アンサンブル/1965年| Polskie Nagrania (Muza) ]
 シマノフスキ:マズルカ Op.50 No.15
  [アンドレ〔アンジュジェイ〕・チャイコフスキー(P)/1955年、ポーランド放送]
 エドヴァルド・チェルニー:ポーランド放送ダンス・オーケストラの信号
  [エドヴァルド・チェルニー指揮ポーランド放送ダンスo./1959年、ポーランド放送]
 グラジナ・バチェヴィチ:ヴァイオリンとピアノのためのオべレク第1番
  [ピオトル・ヤノフスキ(Vn) マチェイ・パレデフスキ(P)/1970年、ポーランド放送]
 ブロニスワフ・ホロヴィチ: Kiedy będziesz zakochany
  [ゾフィア・テルネ(Vo) マリアン・ラジク指揮器楽アンサンブル/1967年、ポーランド放送]
 マリア・シマノフスカ:マズルカ ハ長調 Op.42 No.1
  [リディア・グリフトウォヴナ(P)/1961年、ポーランド放送]
 イヴォ・ウェスビー:映画「 Wiatr od morza 」~ Piosenka marynarska
  [ヴワディスワフ・ダン・ダニウォフスキ(アコーディオン)指揮ダンcho./1930年頃| Odeon (matrix: Wo 836) ]
 ショパン/ブロニスワフ・フーベルマン編曲:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2
  [ブロニスワフ・フーベルマン(Vn) ジークフリート・シュルツェ(P)/
   1931年1月27日、ロンドン| Columbia UK (SP), LB 8 |音源提供:ウォード・マーストン]
 ヤヌシュ・コンドラトヴィチ: Będziesz tylko w tej piosence
  [カリン・スタネク(Vo)  Czerwono-Czarni 〔声楽&器楽バンド〕/1967年、ポーランド放送]
 ショパン:練習曲 変ト長調 Op.10 No.5 [マウリツィ・ロセンタル〔モーリッツ・ローゼンタール〕(P)/
   1931年3月、ベルリン| Parlophone (SP), P 9570 |音源提供:ウォード・マーストン]
 ヴワディスワフ・ダン・ダニウォフスキ:映画「 Sto metrów miłości 」~ Co mam, to mam
  [アダム・ヴィソツキ(Vo) ヴワディスワフ・エイゲル指揮オデオン・ダンスo./1933年頃| Odeon (matrix: Wo 1125) ]
 ヴィエニャフスキ:演奏会用ポロネーズ ニ長調 Op.4 (ヴァイオリンと管弦楽のための編曲版)
  [イダ・ヘンデル(Vn) スタニスワフ・ガウォンスキ指揮カペラ・クラコヴィエンシス/
   2006年5月20日、ヘウム(イダ・ヘンデルの故郷)、ルブリン県、ライヴ、ポーランド放送]
 クシシュトフ・クレンクゾン: Port [ Trzy Korony 〔ロック・バンド〕/1970年、ポーランド放送]
 アレクサンドル・タンスマン:4つのポーランド舞曲~オベレク
  [ヘンリク・チシ指揮ポーランド放送o./1955年、ポーランド放送]
 ジグムント・カラジンスキー:「 Cała Warszawa 」~ Cała Warszawa zobaczyć
  [タデウシュ・ファリシェフスキ(Vo) シレナ=エレクトロo./1930年| Syrena-Electro (matryx: 20666) ]

#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
 録音:[/内]|青色文字斜体太字:初出音源の可能性あり| (C) (P) 2021 。# 19.5cm x 19.5cm x 2.5cm 厚紙スリップ・ケース入りブック形特装品のため高額。輸送の関係から外装に軽い角打ち等が存在する場合がありますが、ディスク再生不可あるいは内部紙製品の大きな損傷がない限り商品の仕様とさせていただきます。
 レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『ポーランド放送がポーランド移民アーティストに捧げる。当盤題名はショパンの死後、同じくパリへ亡命中だったポーランドの高名な詩人、ツィプリアン・カミル・ノルヴィト(1821-1883)が記したもの。その言葉はショパンのみならず、運命的に国を離れ祖国以外で創作することを余儀なくされたポーランドのアーティスト約五十人に捧げる、ユニークな当リリースの収録その一つひとつに当てはまる。ポーランド放送アーカイヴ編集チームの努力により、このような大規模かつ断面的な、亡命中のポーランド人の業績と世界の文化遺産への貢献を示す、例外的なセレクションが市販されるのはおそらく初。アルトゥール・ルービンシュタインによるショパン、ヤン・キープラによるブロニスワフ・カペル〔ブロニスラウ・ケイパー〕、ハンカ・オルドノヴナによるヘンリク・ヴァルズ、そしてクシシュトフ・クレンクゾンとカリン・スタネク。一見相容れないこれらの曲は、2枚のCDに合計40曲以上が収録されている。CDに収録されたアーカイヴ音源のセレクションは、ポーランド放送協会会長アグニェスカ・カミンスカの紹介文にあるように象徴的な側面を持っている。「このアルバム制作を決定づけた多くの理由の中で、心のニーズは重要な位置を占めています。」 特にCDに付属する126ページのブックレットは、このリリースのユニークな形態を強調している。第1部は18世紀末の分割統治から2004年のEU加盟まで、ポーランド移民の歴史とそれを強いた出来事をグラフィックで紹介。よく知られたものから未発表の逸品まで、グラフィックと写真で紹介されている。第2部ではCDに出演している作家や演奏家の略歴を、写真とともに紹介している。当リリースの冒頭に、2007年の第3回世界ポーランド共同体会議でのレフ・カチンスキ大統領のスピーチが掲載されているのは、決して偶然ではない。「心はポーランド人、才能は世界市民」は、海外で生活し活躍する作曲家や演奏家が、常にポーランド出身であることを強調する物語である。これはポーランドの歴史に関するマルチメディアの授業のようなもので、愛する祖国の外で何年も、時には人生のほとんどを過ごしたポーランド人を思い出すために用意されたものである。偉大な才能を実現しながら、ポーランドのことを決して忘れず、その名を世界に広めたポーランド人について。』
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
グラジナ・バチェヴィチ(1909-1969):ヴァイオリン・ソナタ全集〔第1番-第5番〕
 ヤクブ・ヤコヴィチュ(Vn) バルトシュ・ベドナルチク(P)
 録音:2019年| (C) (P) 2020 。
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
イェジ・セムコフ~ブラームス:交響曲全集
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
イェジ・セムコフ指揮
ポーランド放送カトヴィツェso.
 録音:2009年| (C) (P) 2020 。

SYRIUS (仏) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 既案内分はこちらから
ピアノ休暇~大変珍しいモンゴルの作曲家ゴンチグソムラーによる作品を含む
 ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):運命の力
 マスカーニ(1863-1945):交響的間奏曲(歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)
 エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):ドリーブ「コッペリア」~ワルツ
 グリンカ(1804-1857) /バラキレフ(1837-1910)編曲:ひばり
 リスト(1811-1886):タランテラ
 フランツ・フォン・ヴェチェイ(1893-1935) /ジャン・デュベ編曲:悲しいワルツ
 スティーヴン・ハフ(1961-):ロンドンデリー・エア
 アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):アイルランドの愛の歌
 アーノルド・バックス(1883-1953):丘の調べ
 センビーン・ゴンチグソムラー(1915-1991) (*):思い
 ビャンバスレン・シャラフ(1952-2019) (*) /オドゲレル・サンピルノロフ編曲:
  霧の時 /ブライト・ホライズンに行きたい/草原の目覚め
 ジャン・デュベ(1981-):五木の子守歌 (日本民謡による)
 日本民謡 /奥村一(1925-1994)編曲:音戸の舟歌
 ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013) /ジャン・デュベ編曲:タンゴ
 ミキス・テオドラキス(1925-2021) /ジャン・デュベ編曲:ゾルバの踊り
 ウラジミール・コスマ(1940-) /ジャン・デュベ改訂 :ラビ・ヤコブ(協奏的幻想曲)
  ジャン・デュベ(P)
 録音:2020年10月、ストゥディオ・アクースティク・パッサヴァン、ドゥー、フランス。
 ジャン・デュベ(1981年生まれ)はカナダのピアニスト。2002年フェレンツ・リスト国際ピアノ・コンクール優勝。レパートリーはたいへん広く、当アルバムではモンゴルの作曲家(*)の作品や日本民謡を基にした作品も弾いている。
 特に20世紀モンゴルを代表するクラシック作曲家(というより、同年代のロブサンジャムツィーン・ムルドルジ(1919-1996)、ビレギーン・ダムディンスレン(1919-1992)とともに同国におけるこの分野の開拓者)の一人ゴンチグソムラーは、モスクワ音楽院に初めて留学(1943-1950)したモンゴル人だと言われる人だが、当初は1933年、イルクーツク獣医技術学校へ留学して獣医をしていたという経歴が珍しい(併せて音楽も学び、イルクーツク放送局で楽団員も務めたらしい)。交響曲を全5(番号なしのものがあるので全6?)曲、ピアノ作品を約200曲、他に歌劇、バレエ作品、映画音楽なども残したが、録音は LP 時代に Melodiya から交響曲第1番&第2番やピアノ作品集など計7~8枚程度?が出ていたものの、CDはほぼ皆無。かろうじてモンゴル国内でリリースされたピアノ作品集があったようだが、もちろん国外では入手不能(他にドイツで、彼の歌曲をジャズ・アレンジしたアルバムが1枚出た模様)。1曲のみではあるが曲目を問わず、当盤がモンゴル以外では彼による無編曲作品の初CDフォーマット盤になると思われる。

LE CHANT DE LINOS (白) 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)

  2015年に国内へ初案内されたベルギーのレーベル。カナ表記は「ル・シャン・ド・リノス」
 #品番上2桁がおそらく現地発売年、下2桁~3桁が発売順連番。
 #CD-R製版盤が出始めました。当店と代理店で確認できたものものはその旨記載しますが、海外においては区別が成されず、予告なく切り替わる可能性があるため、プレス盤を指定してのご注文はお受けできません。
 既案内分はこちらから(価格が異なり、入荷しないものがあるかもしれません)。
CL-19150
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[CD-R]
[注目盤]
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
 12のポロネーズ F.12 (1765)
  〔ハ長調/ハ短調/ニ長調/ニ短調/変ホ長調/変ホ短調/ホ長調/ホ短調/ヘ長調/ヘ短調/ト長調/ト短調〕/

 8つのフーガ F.31 (1778) 〔ハ長調/ハ短調/ニ長調/ニ短調/変ホ長調/ホ短調/変ロ長調/ハ短調〕
  シャルル・ラヴォー(P)
 録音:データ記載なし|使用楽器: Yamaha CF 111 |調律: Valotti, A = 440 Hz 。
 父ヨハン・ゼバスティアンや弟たちと同様に鍵盤楽器演奏の大家であったヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの名作「12のポロネーズ」と晩年の作「8つのフーガ」をモダーン・ピアノで演奏。シャルル・ラヴォーはパリ地方音楽院でビリー・エイディに師事したフランスのピアニスト。2022年現在クールブヴォア音楽院教員。
CL-20155
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[注目盤]
おとぎ話~ヴィオラとピアノのための作品集
 シューベルト(1797-1828):
  アルペジオーネ・ソナタ D.821
 シューマン(1810-1856):おとぎの絵本 Op.113
 ライネッケ(1824-1910):幻想小曲集 Op.43
 ブルッフ(1838-1920):ロマンス Op.85
ダニエル・
 ルーベンシュタイン(Va)
ダリア・ウージール(P)
 録音:時期記載なし、ラーナナ音楽センターのーディトリアム、ラーナナ、イスラエル。
 ダニエル・ルーベンシュタインは1971年ベルギーのブリュッセルに生まれ、ブリュッセル王立音楽院、インディアナ大学(アメリカ合衆国)で学んだヴァイオリンおよびヴィオラ奏者。アンサンブル / メンデルスゾーン(2002-) 創立メンバー。2009年以来2020年現在ワーテルロー・モーツァルト・フェスティヴァル芸術監督。ダリア・ウージール〔ウジェル〕はイスラエルのピアニスト。
CL-21159
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[注目盤]
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):歌曲集
 「エルミオーヌ」の場面(1887) /湯浴みするサラ(1904) /海で(1850) /靴直しと金貸し(1846-1904) /
 かわいそうな私 (1878-1889) /パルマ(1893) /マドリッド(1887) /カディスの娘 (1887) /王女の歌(1886) /
 スペインの杖 (1844-50) /星 (1867) (*) /真夜中の影 (1866) /コサックの子守歌(1866) /喚起 (1866) /
 水の精ビセンフス(1870) /魅力(1893) /オークと葦 (1841-43) /「フェードル」の場面(1887)

 ステファニー・ドゥストラック(Ms)
 フランソワーズ・ティラール(P) ソワジック・シェヴラン(Vc;*)
 録音:データ記載なし。
 ポーリーヌ・ヴィアルドは19世紀中盤のフランスで大活躍したオペラ歌手。声楽曲の作曲も行い、ショパンのマズルカを歌曲に編曲したものもよく知られている。ステファニー・ドゥストラック(1974年生まれ)はフランスのメゾ・ソプラノ。

AD VITAM (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 #2022年2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから
電圧
 ハチャトゥリヤン/シフラ編曲:剣の舞 / リャプノフ:超絶技巧練習曲第10番 レズギンカ
 チャイコフスキー/プレトニョフ編曲:くるみ割り人形~アンダンテ・マエストーソ
 ラフマニノフ/グリャズノフ(1982-)編曲:イタリアのポルカ
 サン=サーンス/リスト&ホロヴィッツ編曲:死の舞踏 / ジャン・マティティア:ロシア・ワルツ
 サン=サーンス:マスネ「タイス」による演奏会用パラフレーズ / ヴェチェイ/シフラ編曲:悲しきワルツ
 リスト:メフィスト・ワルツ / コミタス/アンドリャシヤン編曲:春

 トリスタン・プァッフ(P)
 録音:2021年3月4日-6日、ステファン・ボレロ・スタジオ、ヴィルティエリー、フランス。1985年生まれのフランスのピアニスト、トリスタン・プァッフはミシェル・ベロフ門下だが、非常にマニアックな演目に積極的な個性派。Aparteレーベルから数枚のディスクをリリースしていて、2015年の「アンコール」と題された1枚ではユニークな選曲が注目された。今回のアルバムもユニークさは同様だが、いずれも極端な難曲でプァッフのギラギラした超絶技巧を味わえる。注目なのがサン=サーンスのマスネの「タイス」による演奏会用パラフレーズ。有名な「タイスの瞑想曲」も現れたっぷり歌われるが、全体にサン=サーンスならではの華麗なピアニズムでボルテージの高い世界が作られる。

APARTE (仏) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 音のよさ、クオリティの高さで定評のある AMBROISIE レーベルのプロデューサーとして名高いニコラス・バルトロメーが立ち上げたレーベル。
 #2022年1月下旬~2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから
AP-256
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(2CD)
1CD価格
ルセ~テオボン夫人の写本
 ニ短調の小品 作曲者不詳:前奏曲(*) / シャンボニエール:重々しさ(アルマンド)
        ゴルチエ/ダングルベール編曲:古き不滅のゴルチエのクーラント / 作曲者不詳:乞食のブラーンル(*)
        ゴルチエ/ダングルベール編曲?:ジグ / 作曲者不詳:美しき羊飼いティルシス
 ハ長調の小品 ダングルベール?:前奏曲(*) / リュリ:「テセウス」~マルスの降臨とメヌエット
        作曲者不詳:ブドウの収穫があるのでさようなら/「アシスとガラテ」~リゴドン I & II
        ダングルベール:ダングルベール氏のシャコンヌ / 作曲者不詳:メヌエットとドゥーブル(*)
 ト短調の小品 リュリ:「ヴェルサイユの洞窟」序曲/「アティス」~エコー/リュリ氏のクーラント/
            「ヴェルサイユの洞窟」~楽しみを享受しよう/「ヴィーナスの誕生」~冥界の神(*)
        ジャン・ルソー:ロンドーによるジグ /  リュリ:エール第2番/アルミードの眠り/
         アルミードのパサカイユ/アティスの楽しい夢 / 作曲者不詳:サラバンド(*)
 変ロ長調の小品 ガスパール・ルルー?:前奏曲(*) / リュリ:アティスの終わりの夢/アティスの終わりの夢のエア第2番
 イ短調の小品 ダングルベール?:前奏曲(*) / リュリ:リュリ氏のアルマンド
        作曲者不詳:あなたに会わず2日も過ごした / アルデル:ガヴォット&ルイ・クープラン:ドゥーブル
        リュリ:ジョコンドのエール(アルマンド)
 ニ短調の小品 作曲者不詳:前奏曲(*) / ダングルベール:スペインのフォリア/
        作曲者不詳:「私たちの船で」リゴドン第1番&第2番/クリスマス
 ヘ長調の小品 シャンボニエール:おお美しい庭(サラバンド) / 作曲者不詳:ジグ / シャンボニエール?:サラバンド(*)
 ハ長調の小品 作曲者不詳:前奏曲(*) / ダングルベール:アルマンド / シャンボニエール:クーラント「イリス」&ドゥーブル
        モンナール:サラバンド / リュリ:ガラテのシャコンヌ/カドモスの行進
        ルベーグ:ガヴォット / 作曲者不詳:カナリア(*) /メヌエット(*)
 ト短調の小品 リュリ:「アモルの勝利」より〔アポロンの入場/アントレの組曲〕 / ゴーチエ:喜び
        作曲者不詳:リゴドン I & II (*)
        リュリ:「イシス」~ミューズたちの前奏曲/ロンドーによるエール(*) /
            「ミューズたち」~ムーア人のエール I & II /「町人貴族」~アルルカンのシャコンヌ
 ハ長調の小品 作曲者不詳:前奏曲(*) /ヴォードヴィユ(*) /フローラのメヌエット / ゴルチエ/ダングルベール編曲?:ジグ
 ト長調の小品 リュリ:「フェアトン」前奏曲/「村の婚礼」より〔ロランの花嫁/ロランの花嫁のエール第2番
        作曲者不詳:若きイリス / リュリ:「ロラン」~ロジスティユ/フェアトンのシャコンヌ/アマディスのメヌエット
        シャンボニエール:若きゼフィールのサラバンド / リュリ:「四季」~フォンテーヌブローのリトルネッロ
        作曲者不詳:メヌエット(*) /サラバンド(*)

 クリストフ・ルセ(Cemb|使用楽器:ニコラ・デュモン、1704年製
 録音:2020年11月29日-30日、パリ| (*):世界初録音。近年指揮者として高く評価されるルセだが、やはりチェンバロ演奏が聴きたくなる。待望の新録音、それも彼が特別な愛着を示すリュリ作品を中心としているのが興味津々。これらはリディ・ド・ロシュフォール=テオボン夫人(1638-1708) 所蔵の写本で、何とルセ自身が2004年にオークション・サイトebayで見つけて落札した唯一無二の楽譜による。Ebayの出品者コメントには「18世紀のチェンバロ曲集」とあったが、ルセは一瞥して17世紀の、それも超お宝であることを見抜き入手することができたとのこと。楽譜集に収録された約80曲のうち34篇はリュリ作品のチェンバロ用編曲で、あまり鍵盤作品を残していないリュリだけにルセの喜びぶりが想像出来る。最高の落札者を得た手書きの楽譜が3世紀以上を経て、ふさわしい奏者により蘇った。ルセは曲順に弾くのではなく、調性別の組曲のようにまとめて統一感を図っている。幸運なことに1704年ニコラ・デュモン製の修復済のチェンバロも入手することができ、それを用いてのレコーディングとなった。多くはリュリのオペラからの編曲だが、原曲を誰よりも研究しているルセゆえ神業的な出来となっている。古楽研究者、古楽ファンは見逃すことのできない新譜。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
 〔第3番 ヘ長調 Op.73 /第8番 ハ短調 Op.110 〕
ノーヴスSQ
 録音:2021年5月、 SWR スタジオ、カイザースラウテルン。若手韓流弦楽四重奏団、ノーヴス四重奏団によるショスタコーヴィチ。1946年作の第3番と1960年作の8番はおよそ四半世紀の開きがあり、人を小馬鹿にしたような前者と深刻な後者いずれもショスタコーヴィチの個性満点。両者ともルドルフ・バルシャイが室内交響曲に編曲していることでも知られるが、ノーヴス四重奏団の真摯なアプローチに心打たれる。

HANSSLER 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 #2022年2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから
HC-18043
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(12CD)
3CD価格
メンデルスゾーン:ピアノ独奏作品全集
 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(要・閲覧ソフト)をご覧ください

 アナ=マリヤ・マルコヴィナ(P|使用楽器:ベーゼンドルファー
 録音:2018年3月-2021年4月、デュルメン・ゴットシュリング・スタジオ。鬼才ピアニスト、アナ=マリヤ・マルコヴィナ。師のバドゥラ=スコダも絶賛していた名手。録音では独ヘンスラー・レーベルよりC.P.E.バッハ(98-003)、ブルックナー(HC-17054)、アントン・ウルシュプルフ(HC-16015)のピアノ独奏曲全集などをリリース。作曲家へ焦点を当てた充実の内容のアルバムで非常に高い評価を得ている。その名手が次に挑んだのは2022年に歿後175年を迎えるメンデルスゾーン。メンデルスゾーンは数多くのピアノ曲を残しており、当全集では11歳のときに作曲したアレグロ ハ長調 MWV U1から、亡くなる7か月前、ピアノ曲としては最後の作品「幸せな再会」 イ長調 MWV U197まで、基本的には作曲年月日の順番で収録している。付属のブックレット(独英)には曲ごとに作曲の経緯や作品の特徴なども記載されており、各言語約50ページ分、計100ページほどの資料的価値の高い内容となっている。さらに注目が断片、草稿、異稿を網羅していること。異稿としては無言歌集の初稿、第2稿などを収録。さらに有名な「厳格な変奏曲」 ニ短調 Op.54MWV U156は草稿も録音している。この草稿では5つの破棄された変奏と第16、17変奏の異稿を聴くことができ、現稿と比較すると第17変奏は明らかに短くなり、主題もより充実したものとなっているのがよくわかる。この他興味の尽きない内容の12枚組。マルコヴィナが愛奏するベーゼンドルファーで聴く、メンデルスゾーン・イヤーふさわしい真の決定盤が登場する。

MIRARE (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 #2022年2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから
親密な言葉
 ローベルト・シューマン:3つの幻想的小曲 Op.111 /暁の歌 Op.133 No.5
 クララ・シューマン:3つのロマンス Op.21 / ローベルト・シューマン/クララ・シューマン編曲:献呈
 ブラームス:アルブムブラット(遺作)/ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 /間奏曲 変ホ短調 Op.118 No.6

 プラメナ・マンゴーヴァ(P)
 録音:2020年11月28日-29日、12月11日-12日、フラジェ・スタジオ4、ブリュッセル。2008年以来フォルジュルネ音楽祭等の来日公演でおなじみのプラメナ・マンゴーヴァ。1980年生まれのブルガリアのピアニストで、ブラームスに定評があります。このアルバムはシューマン夫妻とブラームスの関係を紐解く内容で、クララがブラームスに捧げた「3つのロマンス」とブラームスがクララに捧げた「6つの小品 Op.118」の最後の間奏曲、ブラームスがシューマンに意見を求めて送った最後の作品であるピアノ・ソナタ第3番など聴き応え満点。シューマンがクララとの結婚式の前日に捧げた歌曲「献呈」を、リストではなくクララのピアノ用編曲で弾いているのもこだわりを感じさせる。

PARATY (仏) 価格帯記載無し:1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 #2022年2月上旬以降発売予定。旧譜はこちらから(ただし旧譜に関しては、一部価格が高額で、供給ルートの問題から アイテムによって入荷までにお時間がかかる可能性があります)。
シューベルト
 ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 /
 4つの即興曲 Op.142
フェレンツ・ヴィジ(P)
 録音:2020年5月6日-7日、サル・コロンヌ。1974年ルーマニアのトランシルヴァニア出身のフェレンツ・ヴィジはパリ音楽院でジェラール・フレミーに、エコール・ノルマルでジャック・ルヴィエらに学んだ実力派。2000年の浜松国際コンクールで4位入賞している。18歳になるまでシューベルトのピアノ曲を弾いたことも聴いたこともなかったとのことだが、今や中心レパートリーとなり、ここでも説得力あふれる演奏を展開している。
おお星よ
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1694):シビラの預言(全13曲)
 リラ・ハヨシ編曲:コンスタンチノープルの典礼(4曲)
  リラ・ハヨシ指揮アンサンブル・イリーニ
 録音:2021年2月、ノワールラック修道院。自身メゾ・ソプラノ歌手でもあるリラ・ハヨシが2014年に結成したアンサンブル・イリーニ。5名からなる声楽アンサンブルで、ヨーロッパからビザンツまでの中世・ルネサンス音楽を若々しい感性で再現している。オルダンド・ディ・ラッソの「シビラの預言」はプロローグと12のモテットから成り、1557-1560年頃の作とされるが、大胆な半音階使用はまるで現代音楽かのようだ。とは言え、アカペラの静かな歌声に心癒される。
テレマン
 ヴァイオリンのための12のファンタジア TWV40: 14-25
エレーヌ・ウゼル(Vn)
 録音:2019年10月28日-31日、グラン・ドルム劇場、フランス。バロック・ヴァイオリンのベテラン、エレーヌ・ウゼルによるテレマンの「12のファンタジア」。フルート(リコーダー)の方の同名作と比べて録音が少ないが、バロック・ヴァイオリンによる決定盤の登場となる。安定した技巧と余裕の語り口でじっくり聴かせてくれる。


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