DCCA-0001 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜ほぼ世界初発売、 1941年の「ロマンティック」 ブルックナー: 交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版/抜粋) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
録音:1941年12月、ベルリン。ライヴ。以前、一部でプライヴェートLPとCD-Rが出まわったようだが、それを除けば世界初発売となる物。 | ||
フルトヴェングラー〜 ザ・コンプリート・ヴォックス フランク:交響曲(*) ベートーヴェン:交響曲第4番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、BPO(*) | |
録音:1945年1月29日、ウィーン(*)/1943年6月27日-30日、ベルリン(#)。 同レーベルのフルトヴェングラー没後50周年第2弾。オリジナルレコードなら合計して約40万もする逸品。 フランクはフルトヴェングラーがスイスに亡命する直前の演奏。ジャケットもオリジナルを使用! 「☆最近にわかにフルトヴェングラーの演奏でも劇的なものが多いせいか戦中録音が注目を集めてきており、今回のCDもフルトヴェングラーの全盛期ともいえる時期に2つの名オーケストラと作りだされた名演です。 ☆フランクは、フルトヴェングラーに忍び寄る暗い影を感じながらのウィーン・フィルとの演奏で、全楽章を通しての緊張感とその反面の情熱的な演奏は、聴くものを圧倒します。 ☆この演奏の翌日、フルトヴェングラーは無事スイスへ亡命し戦後再び楽壇に復帰を果たすのです。 ☆ベートーヴェンもまさしく戦争真っ只中であり、戦後のベートーヴェンとは全く解釈も演奏も違うもので、フルトヴェングラーのベートーヴェンの中でも外せない演奏でしょう! ☆さて、見出しに「オリジナルレコードなら合計して約40万」と書きましたが、何が?と思われる方もいらっしゃると思いますので、少し説明をさせていただきます。 ☆フルトヴェングラーのレコードで有名なのは「ウラニアのエロイカ」でしょうが、この2つもそれに勝るとも劣らないファンにとってお宝ともいえるレコードなのです。 ☆ウラニア盤は有名曲ということもあり、結構多くのレコードが当時輸入販売され現在でも高値ではありますが、市場にでることは多々あります。しかし、今回復刻した2種類のヴォックスのフランクとベートーヴェンは極めて数が少なく、例え市場にでても状態が決して良いものが出る確率は少なく今現在、世界中のフルトヴェングラー・ファンが一番購入したいレア・アイテムなのです。 ☆そのような理由により、市場に状態の良い物が出ればフランクが約30万、ベートーヴェンが10万という値段がつくといわれています。 ☆今回幸いにして状態の良いレコードから復刻いたしましたので、もちろんレコード特有のノイズはありますが、まるで自宅でレコードを聴いている感じになるとおもわれます。 ☆勿論復刻なのでできるだけオリジナルを尊重しているが、オリジナル・レコードとの差はありますし、どうしてもアナログでなければとい方は気長に出るのをお待ち頂くしかありません。 ☆安くてオリジナルに近いCDとなれば、ファンとしては見過ごすことのできない一品でしょう。 ☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りてようやく実現できました ☆ちょっとした遊び心ですが、上のジャケットとは別にもう一つジャケットがあり、ひっくり返せばジャケットを入れ替えて気分を変えることもできます。 ☆レコードからの復刻のためそれに伴うノイズが発生します。また、フランクの第2楽章はオリジナルテープの編集ミスによる欠落があります。(これは弊社のミスではありません。念のため)また、イコライジングやノイズリダクションなどの音質補正は一切行っておりません。」(以上レーベルの紹介文をそのまま掲載) | ||
第3楽章に世界初演、初録音稿を使用 ブルックナー:交響曲第8番 (第3楽章に世界初演のアダージョ2を、 他はノヴァーク第2稿を使用) |
内藤彰指揮 東京ニューシティo. | |
録音:2004年9月4日、東京芸術劇場。ライヴ。第3楽章は当版による世界初演&世界初録音。 「世紀をまたいだ大発見!ついにCD化なる!!」 「ブルックナー自身による改作稿「アダージョ2」の世界初演。ブルックナーの最高傑作「第8交響曲」のアダージョ別稿の演奏が聞けるのは、この貴重な世界初演盤のみ。発見者から演奏者まで全て日本人による、渾身のブルックナー。『朝比奈、ヴァント以来、最美なブルックナー演奏』と大評判。ブルックナー180回目の誕生日に起きた、奇跡がついにCDに!」 「世紀の大発見!ウィーン国立図書館に所蔵されていたブルックナーの資料から、ナントブルックナー自身による『第8交響曲』のアダージョ楽章の別稿が、日本人ブルックナー研究家の川崎高伸氏により1999年に発見され、当時新聞各紙でその貴重性の大発見に大きく取り上げれました。」 「その後、英国の音楽研究家のD.ゴールト氏と、ハース版とノヴァーク第1稿、第2稿とを詳しく調べ、今回の世界初演となり日本経済新聞でもとりあげられました。」 「何故『アダージョ2』という呼び名かというと、同じケースで第3交響曲でノヴァークがとった、やりかたを踏襲し第1稿(1887年)のアダージョをアダージョ1、第2稿(1890〜1892年)のアダージョをアダージョ3とし、その中間(1888年?)のこのアダージョがアダージョ2という事になります。」 「現在CDで聞ける第1稿や、第2稿の中間稿であるため、ブルックナーがいかに第2稿へ改定をしていったのが良くわかる内容であり、この演奏でしか聴けない箇所も多く、ブルックナーファンでなくても興味深い内容です。」 「初演当日はおりしも、ブルックナー180回目の誕生日当日。まるでブルックナーの魂が降臨してきたように、演奏は荘厳さと重厚さ、響きの素晴らしさが会場をつつみ終演後もしばらく拍手がないまれに見る演奏となりました。」 「しかし、面白いことに日本人であろうとなかろうと、ブルックナーの交響曲は珍しい『版(稿)』の演奏のCDは売れるというジンクスがあるのも事実です。もちろん、ステレオ・デジタル録音ですので、この素晴らしい演奏を余すことなく忠実に録音・再現しております。」 「最後に当日会場に聴き来られていた評論家でもあり、ブルックナー研究をライフワークにされている金子建志氏は演奏もよく、大変興味深い内容だったと関係者にコメントされていたそうです。」 「ブルックナーの第8交響曲は金管セクション大活躍ですが、この演奏での金管セクションは完璧です。どこに出しても恥ずかしくない演奏で第8交響曲を大いに盛り上げます。」(以上、レーベルのインフォメーションより抜粋) | ||
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」(*)/序曲「コリオラン」(#) シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(+) |
ティラ・ブリーム(S;*) エリーザベト・ヘンゲン(A;*) ペーター・アンダース(T;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO、 ブルーノ・キッテルcho.(*) | |
録音:1942年3月22日-24日(*)/1943年6月27日&30日(#)/1942年12月6日&8日(+)。
フルトヴェングラー第3弾。今回は平林氏復刻SACD(DLCA-7005、7010/他)、MYTHOS(「グレイト」のみ。NR-5006)など最近ブームとなっているメロディアLP復刻盤の登場。 「没後50年最後を飾るのは、名演として名高い「合唱」、「グレイト」、「コリオラン序曲」のカップリング。しかも、究極の手法を用いて、殆どノイズが気にならない見事な復刻を実現!(テープ音源と聞き間違うかも・・・)復刻には最も雰囲気が豊かであると言われているとされる旧ソ連盤の初期LPでも高価なVSG盤と青色大聖火盤ガスト56を使用!」 「☆没後50年を迎えた今年を締めくくるのは、名演として名高い42年の合唱を含む2枚組みです。」 「☆初出音源として話題になったヒトラー生誕前夜祭のライヴ録音の約1ヶ月前の演奏は、フルトヴェングラーの合唱でもバイロイトに並び最高峰に位置すると言われているほどです。」 「☆カップリングには、やはり劇的な演奏の「コリオラン」とベルリン・フィルとの最高の演奏の一つシューベルトの「グレイト」でいわば「二つの第9」というキャッチコピーでしょうか!?」 「☆今回の復刻には最も雰囲気が豊かであると評論家の方も認めている、旧ソ連盤の初期LPを使用しました。(合唱はVSG盤、他2曲は青色大聖火盤ガスト56を使用)」 「☆両盤ともLPでありながら情報量が多く、以前より音質についてはどの盤よりも「良い」とされているものの、LPそのものの価格が高く一ファンには迂闊に手が出せない品物でした。」 「☆その最高の素材を使用し、今回アナログ盤からの復刻第2世代というべき商品がこれになります。第2世代とうたうのには第1世代と何が違うかというと、イコライザー、ノイズリダクションシステムノイズ編集ソフトなど装置を使用せず、究極の手段を用いて可能な限りノイズをなくしました。」 「☆ですので、完全ではありませんが一聴するだけではほぼテープ音源と間違うくらいの音質です。しかも音質も同様にいじくっておりませんので、低音が「ドスドス」するような不自然な音質ではなく、アナログ本来の重厚で聴き応えある音質です。」 「☆CDフォーマットで気軽に高音質のフルヴェンを楽しめるようにしたのが、今回の第2世代復刻です。この第2世代復刻CDシリーズは、最高の材料が揃えば不定期ですが継続して行く予定です。」 「☆録音日については諸説あるものもあり、今回は一般的な録音日を明記いたしました。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、やはりレコードからの復刻のためそれに伴うノイズは発生します。予めご了承ください。(ノイズが完全に無くなったわけではありません。)」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
DCCA-0006 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第4番/交響曲第5番「運命」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
録音:1943年6月。メロディア復刻第2弾。 | ||
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第6番「田園」(*)/「レオノーレ」序曲第3番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、VPO(#) | |
録音:1944年3月20-22日(*)/1944年6月2日(#)。フルトヴェングラーのメロディアLP復刻第3弾。 「前作、前々作で高音質の復刻として話題となった『究極の手法』を用いた第3弾!! 復刻には旧ソ連盤のLPを使用!」 「☆前作のベートーヴェン:交響曲第4番、第5番のカップリングで本来の演奏の姿を見せた第2世代の技術を今回も注入し第5の対極をなす「田園」でも思う存分発揮されたフルトヴェングラーの真の「田園」登場!」 「☆旧ソ連盤LPを使用した「田園」は細かいニュアンスまでが伝わり、一部評論家からはフルトヴェングラーの「田園」はドラマティック過ぎるという評が昔出ていたほどだが、それも頷ける。しかし、戦中という時代背景ながらここまでドラマティックに演奏できるのはフルトヴェングラー以外にいるはずもなく近年主流の「アッサリ型」で満足されていない方にはどっぷりと浸っていただきたい演奏です。」 「☆レオノーレ序曲もフルヴェン節炸裂で短い演奏時間の中にも聞かせどころが満載でこれでもかと思わせるほどアグレッシブです。また、天下のウィーンフィルの一糸乱れぬアンサンブルも聴き所でしょう。」 「☆第2世代は自然な音質を求めて復刻されておりますので、妙に低音が強いとか逆に高音がキンキンするような不自然な音には極力していません。(人によって感じ方が違うので断定はできませんが)」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 「☆録音日については諸説あるものもあり、今回は一般的な録音日を明記いたしました。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、やはりレコードからの復刻のためそれに伴うノイズは発生します。予めご了承ください。(ノイズが完全に無くなったわけではありません。)」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー〜ブラ−ムス ブラームス:交響曲第4番/ハイドンの主題による変奏曲 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1944年12月12日-15日。フルトヴェングラーのメロディアLP復刻第4弾。 「ますます大好評! 今までのLP復刻の常識を覆した高音質、『究極の手法』を用いた第4弾!! 復刻には旧ソ連盤の初期LPを使用!」 「☆第2世代としての復刻も第4弾になりました。出すたびに期待が集まる当シリーズにいよいよブラームスが登場。」 「☆旧ソ連盤初期LPを使用した第2世代復刻は細かいニュアンスまでが伝わり、フルトヴェングラーの真の演奏スタイルを忠実に音に再現し、今までのマスキングされた音質では解らなかった空気感までを再現。特に今回のブラームスでは弦のほの暗さをはじめ今まで聞こえていなかった音場でこれぞ「フルトヴェングラーのブラームス」と言える名演です。ハイドン変奏曲では小曲ながらも実にスケールの大きい味わい深い演奏で、現代の指揮者では表現できない素晴らしい演奏です。」 「☆当日はオール・ブラームス・プログラムで、この2曲の他にエッシュバッハ−をピアノに迎え、ピアノ協奏曲の第2番が演奏されました。緊張感ある演奏が今回のブラームスではっきりとうかがえます。」 「☆第2世代は自然な音質を求めて復刻されておりますので、妙に低音が強いとか逆に高音がキンキンするような不自然な音には極力していません。(人によって感じ方が違うので断定はできませんが)」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 「☆録音日については諸説あり、今回は一般的な録音日を明記いたしました。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、やはりレコードからの復刻のためそれに伴うノイズは発生します。予めご了承ください。(ノイズが完全に無くなったわけではありません。)」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
エンリケ・バティス、唯一の来日時ライヴ登場 ドヴォルザーク: 序曲「謝肉祭」/交響曲第9番「新世界より」/ スラヴ舞曲第8番 |
エンリケ・バティス指揮 東京ニューシティo. | |
録音:2002年9月13日、東京芸術劇場。ライヴ。 爆演指揮者、エンリケ・バティス初来日時(2005年3月現在、以降の来日は無し)の貴重な演奏。彼がこの来日で指揮台へ上がったのはこの1日だけで、当日は他にチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」が演奏された(時間の関係で今回未収録)。「謝肉祭」と「新世界より」はバティスの再録音にあたるが、以前の録音からは既に25年が経過しており、最新演奏という点でも魅力。 会場は当日満員御礼で、CDでしか聞けなかったメキシコの巨匠に対する期待から会場の熱気も海外の一流オケ来日時に負けないほどであり、演奏後の評判も高かったという。当時約2000人程しか体験できなかったその感動をこのCDで多くの人が味わえるとはまことに喜ばしい発売。 | ||
フルトヴェングラー〜 超貴重音源、フルトヴェングラー世界初CD化集! バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番(*) シューベルト:「ロザムンデ」序曲(#) R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」(+) ラヴェル:スペイン狂詩曲(**) |
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn;*) ヨゼフ・ニーダーマイヤー(Fl;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー(P;*)指揮 VPO(*)、トリノRAIo.(#/**)、BPO(+) | |
録音:1940年12月21日-22日(*)/1952年3月11日(#)/1951年5月1日(+)/1952年3月3日(**)。1941年のブルックナー「ロマンティック」(DCCA-0001)に続くフルトヴェングラーの世界初CD化第2弾。なお、「ロザムンデ」のみSERENADEからCD-Rで発売されていた(SEDR-2024)が、残りは全て世界初CD化。 「☆超貴重音源を集めた世界初CD化集です。」 「☆CDが発売されほぼ四半世紀が経とうとしているが、フルトヴェングラーに関しては様々な音源、様々なレーベルから発売されているが、それでもいかなる理由なのかは不明ですがCD化されていかったものがあり、今まではその演奏を文献などで読むことしかできず聞くということは不可能だっただけにファンにとっては意義のあるCDになること間違いなしです。」 「☆バッハのブランデンブルクが一番古い録音で1940年であり、ウィーンではまだマグネトフォンによる録音が始まっていない為、この録音もアセテート盤に録音・保存されていました。音質はこの4曲の中で一番劣っており、しかも第2楽章の途中で録音盤を変えたのか、録音が欠落している欠点があります。しかし、戦後ザルツブルクでの同曲の録音と同じように、ここでもフルトヴェングラー自身による人間味豊かなピアノ・ソロの妙味をうかがい知ることが出来るだけでも貴重な記録と言えます。」 「☆シューベルトとラヴェルは1952年にトリノのRAI所属のオーケストラに客演した際の記録です。このシューベルトとラヴェルは、曲の性格とオケの明るい音色が適合しているためもあって、同じ曲の巨匠の他の録音よりも優れている。「ロザムンデ」は翌年のベルリン・フィルとの演奏と基本的には同じスタイルだが、トリノではベルリンのような必要以上の巨大さや重々しさは緩和されているし、「スペイン狂詩曲」は曲の持つ色香を感じさせるという面では、いささか生真面目すぎるウィーンフィルよりは、トリノの奏者の方が適合性がありなかなかの味わいを醸し出しているのが興味深い(注意:ロザムンデはCD-R盤で発売されたことがあるそうです。)」 「☆R.シュトラウスは1951年ローマでのベルリン・フィルとの演奏会の録音です。この年は夏のバイロイトの第9に代表されるように、戦後の巨匠が心身共にもっとも充実した演奏活動を行った年でありこのドン・ファンもベルリン・フィルのアンサンブル美と巨匠の巧みな棒さばきがマッチして聞き応え十分です。」 「☆イコライジングや音質補正は行っておりませんので妙に低音が強いとか逆に高音がキンキンするような不自然な音には極力していません。(人によって感じ方が違うので断定はできませんが)」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、やはりレコードからの復刻のためそれに伴うノイズは発生します。予めご了承ください。(再度お断りしておきますが、ブランデンブルクの第2楽章には原盤による欠落があります)」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
DCCA-0011 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜 〜SP復刻シリーズ第1弾! ケルビーニ:アナクレオン序曲(*) シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#) ベートーヴェン:交響曲第7番(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
初録音? 新ブライトコップ版「運命」&「田園」 ベートーヴェン: 交響曲第5番「運命」(*)/交響曲第6番「田園」(#) |
内藤 彰指揮 東京ニューシティo. | |
録音:2004年4月24日(*)/2003年11月26日(#)、以上 東京芸術劇場、ライヴ。 遂に登場、新ブライトコップ版によるベートーヴェン「運命」と「田園」。録音物としてはおそらく初登場となるもので、ベーレンライター版との違いも興味深い。 「☆本家の意地をみせるか!?」 「☆最近ベートーヴェンもブルックナー同様各出版社から新たに校正・修正・補筆をされた『新版』ともいえる楽譜が出版され始めました。その『新版』の中でも一番ポピュラーなのがジンマンが録音しその後も様々な指揮者によって録音されてきている『ベーレンライター』版でしょう。」 「☆そこで『新版』に遅れを取っていた本家『ブライトコップ』社も、今までの版を捨て本家の意地で『新版』を校訂し出版し始めました(第9は未出版です)(現在ベートーヴェンの楽譜はブライトコップ社はこの「新版」になり今までの版ではありません。)。」 「☆ベーレンラーターとの相違点は細かな部分を含め多数あるみたいで、今後のベートーヴェンの交響曲を演奏する上で、どちらの版を採用するかによって、曲の印象も違ってくると思います。」 「☆多分(間違っていたらすいません)、全曲通して『ブライトコップ』社の新版を使用した演奏・録音はこのCDしか現在ないと思われ、現時点では貴重な音資料となるでしょう(注意:ブライトコップ社の新版を一部採用した演奏はあるみたいですが?)。」 「☆一早くこの『新版』に着目し、日本で初のブライトコップ新版によるベートーヴェン交響曲チクルスを行っている内藤/東京ニューシティ管によるライヴがこのCDになります。」 「☆演奏方法も古典奏法(弦楽器などでは極力ヴィブラートをしないなど)を用いた演奏であり、現在主流の演奏とは違う点があまり馴染みのない方には違和感があるかもしれませんが、その当時の奏法と今回の新版の組み合わせにより、当時演奏されたであろうと思うものに近くなっていると思います。」(以上レーベルのインフォメーションを、ほぼそのまま転載) | ||
フルトヴェングラー〜 超貴重音源、フルトヴェングラー世界初CD化集 Vol.3! フルトヴェングラー:交響曲第2番(*) ブルックナー:交響曲第7番 (第1楽章−第3楽章の断片)(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ヘッセン放送so.(*)、BPO(#) | |
録音:1952年12月15日(*)/1941年2月2日-4日(#)。2曲ともLPのみで発売されていた物で、世界初CD化。 「☆いよいよ世界初CD化も第3集になりました。」 「☆今回は指揮者フルトヴェングラーと作曲家フルトヴェングラーの二面性に注目し巨匠の作品の中でも一番ポピュラーな交響曲第2番を収録。この曲は一般的にはブルックナーなみの演奏時間を要するわりには評価は高くなく、どちらかというとこの曲だけで作曲家フルトヴェングラーは1.5流とみられている傾向は否めない。」 「☆しかし、この曲は聴けば聞くほど面白さをましてくる。指揮者フルトヴェングラーとして培った大作曲家の技法が自然と身についているらしく、全曲通して聴けば、ラフマニノフだったり、シベリウスだったり、マーラーやブルックナーなどなどいつも親しんでいる曲に聞こえてきてしまうから不思議なものだ(単なる真似じゃないか!と思われるかも知れませんが決してそうではありません)」 「☆この第2交響曲は全部で5種類録音がありこのヘッセン放送響との演奏を除けば、他は有名なDGへ録音した51年のベルリン・フィルもあり、また最晩年の54年にはシュトゥットガルト放送との録音もある。」 「☆ここまで耳にする機会がありながら、今日この曲の評価が低いのは長いという理由だけではなく一つは音質があまり良くなく曲のダイナミックスを感じ取れる物が少なかったのではと思う。是非、騙されたと思って聞いてみてください。この曲の違う側面が見えてくるはずです。」 「☆ベルリン・フィルやウィーン・フィルといったコンビではないから、演奏の出来に不安を感じるか もしれませんが、この曲ではヘッセン放送響頑張っています。熱演です。」 「☆さて、今回自作の2番のほかに収録したブルックナーの第7番は今まで録音があることはわかっていましたし、プライベートLPで極めて狭い範囲で販売された経緯はありますが、市販はもちろん始めてです。この第7番は真っ赤な宇野本で宇野功芳氏自ら「別格の演奏」と言わしめた、弊社のDCCA-0001のブルックナー第4番と同年の録音であり、第4同様録音は音楽ファンか放送局か定かでありませんがディスクに記録されていました。そのため、欠落や音とびなどもあり鑑賞には厳しい状態です。また第4楽章は元から録音がなされていなかったか、紛失したのか不明でありこの録音にも収録されておりません。ですから、欠落ありの抜粋という形ですのでこの曲は「ボーナス・トラック」扱いとさせて頂いております。しかし、レア音源には変わりありません。逆に言えば、他のメーカーはいくらフルトヴェングラーの復刻を発売してきても、この様な録音は発売しないでしょう。ですが、デルタは違います。ただ復刻するのではなく、他のメーカーでは復刻しないようなものまで精力的に復刻していきます。どうぞ今後も期待してください!」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー〜 入手困難、ハイドン交響曲集! ハイドン: 交響曲第88番「V字」(*)/ 交響曲第94番「驚愕」(#)/ 交響曲第104番「ロンドン」(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノRAIso.(*)、 VPO(#)、コロン劇場o.(+) | |
録音:1952年3月3日(*)/1950年9月25日(#)/1950年4月14日(+)。 「☆フルトヴェングラーはベートーヴェン、ブラームスだけではありません。」 「☆ハイドンはフルトヴェングラーにとって重要なレパートリーの一部で、1913年のリューベック時代から取り上げはじめています。しかも、フルトヴェングラーのハイドンといえば、1951年のスタジオ録音である88番(BPO、DGG)と94番(VPO、HMV)という代表的録音もあるのはご存知だと思います。」 「☆フルトヴェングラーは多くの残された文献などから、ハイドンについての肯定的な発言をしている事で明らかで、『明るい優美さと緊迫した力との模倣しがたい混合』とはハイドンを評した巨匠の言葉からもわかります。」 「☆ハイドンも中心的なレパートリーではありますが、演奏の多くは86番以降の後期の作品に集中しており、88番、94番、101番、104番はゆうに30回以上も演奏されていた得意レパートリーと申せましょう。しかし、戦中から戦後にかけてはハイドンそのものを取り上げる回数は激減し、戦中では合計8回、戦後は、38回と少なく戦後の104番などは今回収録されたものだけになります。」 「☆今回の収録曲は輸入盤などで発売もされましたが、入手が現在難しい状況です。特に104番は、プライベート的CD、CD-Rでの発売でしたので、流通も極わずかで現在でもそのCD、CD-Rを探されている方も多いと聞きます。第88番は1951年10月VPOとのライヴ、1951年12月BPOとのスタジオ1952年3月トリノ同年初めて客演して指揮した一番最初の曲であったこのトリノでの演奏はオケも健闘しており、手兵にひけをとらない名演である。驚愕は翌年の1月にVPOとのスタジオ録音も美しい演奏だが、このストックホルム盤は基調はスタジオ盤と同じながらも実演ならではの感興に溢れているのが特徴である。ロンドンは戦後1948年と50年の2回訪れた南米アルゼンチン・ブエノスアイレスのコロン劇場での公演の録音である。オルセンによれば紙ベースのテープに録音されたという。音質はあまり良くなく曲の冒頭約3小節が欠落しているなどの不備もあるが、演奏の持つ生命力は充分伝わってきて終楽章の高揚感には思わず引き込まれてしまう。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 ☆ノイズを極力排除したというものの、やはりレコードからの復刻のためそれに伴うノイズは発生します。予めご了承ください。」 ☆再度お断りしておきますが、104番1楽章冒頭のマスターによる欠落やドロップアウト、ノイズ等お聞き苦しい箇所ががあります。予めご了承ください。」(以上レーベルのインフォメーションをそのまま掲載) | ||
フルトヴェングラー〜 入手困難、シューベルト交響曲集! シューベルト: 交響曲第8番「未完成」(*)/ 交響曲第9番「グレイト」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノRAIo.(*)、BPO(#) | |
録音:1952年3月11日(*)/1950年6月17日-19日(#)。共にCDはDISQUE REFRAINからのみ発売されたことがあるもので、現在では入手出来ないレアな演奏。 「☆この音源はフルトヴェングラーの中でもかなりレアな音源であり、今まではプライベートLPや特典 盤位でしか入手できず特に「グレート」は他のメーカーからも発売された事はありません。フルトヴェングラーのシューベルト演奏には定評があり、未完成は50年にHMVへ録音した演奏をはじめ、合計9種類残されており、グレートも同様に51年のDG盤を含め6種類と一人の指揮者としては録音数は多い方です。」 「☆未完成は1952年3月にイタリアのトリノ・RAIオーケストラに客演した一連の録音の1つであり、どのオーケストラを振ってもやはり充実した響きを引き出そうとする巨匠の様子がよく分かるものである。」 「☆グレートはドイツ・グラモフォンに残した名高いスタジオ録音と比較すると、前年のこのライブ演奏は、基本的的には同じ音楽作りであるが、やはり実況演奏の即興性、すなわち次に何が起こるかというハッとする感動をもたらすものである。」 「☆レア音源故にですがプライベートCDや特典盤などを除けは2曲とも国内初CD化という物になります。」 「☆それ故に、某オークションでもこの録音物は出品されることは珍しく、未だに探している人が多いと聞いており有名録音の復刻が乱発される事が多い今、ファンの渇きを癒してくる音源です。」 「☆今回制作にあたり、フルトヴェングラー録音についてのご意見番ともいえるフルトヴェングラー完全ディスコグラフィー編纂者、清水宏氏に全面協力頂、ライナーも清水氏による熱のこもった文章を掲載。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承くださ い。」 「再度お断りしておきますが、マスターによるドロップアウト、混信等お聞き苦しい箇所ががあります。予めご了承ください。尚、弊社商品は製作時においてコンプレッサーなどの類は一切使用しておりません。」(以上レーベルのインフォメーションをそのまま掲載) | ||
コースヴェッド版による世界初演ライヴ&初録音 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 (国際ブルックナー協会発行第3稿、 コースヴェット版使用) |
内藤彰指揮 東京ニューシティo. | |
録音:2005年7月5日、当版の世界初演時ライヴで、もちろん当版による初音盤。 「☆ブルックナーの自身の改作稿「アダージョ2」を世界初演し、そのライヴCD(DCCA-0003)もレコ芸などをはじめ、無名アーティストながら絶賛を浴びた内藤/東京ニューシティ管。」 「☆今回はブルックナーの中でもとりわけポピュラーで広く聴かれている「ロマンティック」の新版に 挑戦。」 「☆アメリカ在住のブルックナー研究家としても活躍している、音楽学者コースヴェット氏が校訂し、国際ブルックナー協会が発行した「第3稿」として、今にわかに注目されている「コースヴェット版」をいち早く内藤/東京ニューシティ管によって今年7月5日に世界初演が行われた際のライヴ録音です。」 「☆このライヴの音を聴いて校訂者のコースヴェット氏より初演の感謝と演奏の評価について賛辞が寄せられると同時に、普段ならコンサート評そのものを取り上げることなどしない、音楽専門誌各誌がこぞって、その演奏についてのコンサート評はどれも異例とも言える絶賛のコメントを掲載し、その内容の素晴らしさがいち早く評価されました。(下記コメントを参照ください)」 <校訂者コースヴェット氏からのコメント> 「私たちは皆、マエストロ内藤の、音楽的に熱心で洞察に満ちた演奏に感謝しなければならない。彼はスコアの精神に没入し、この音楽が持つ特別なムードと活力の論理を完全なまでに表現しきっている。また、彼の指揮の下でオーケストラは、この版の音楽の豊かさを充分正当に表現するに足る、傑出した明快さと活力の漲った演奏を披露している。」 <音楽の友 9月号コンサート評より抜粋> 「強弱やテンポ設定など細部に渡り修正が施されているところも丹念に演奏に反映させており、従来の曲の解釈とニュアンスや感触の違いも興味深いところであった。しかし、何よりも感心したのは同オケのレヴェルの高さにある。冒頭のホルンの素晴らしさはもとより、弦パートのクオリティの高さ(第2楽章のヴィオラは絶品)最強奏でのバランスの取れた音響、そしてよく整えられたアンサンブルなど、新興のオケとは思えぬ最上質の演奏が繰り広げられていた点に、この世界初演の意義を確実なものにする一翼を担ったと実感。」 <ショパン 9月号コンサート評より抜粋> 「(前略)ステージ上の全楽器が大活躍で圧倒的な盛り上げの中にブルックナー音楽の真髄を表出することに成功。内藤の熱のこもった音楽作りはまったく見事であったし、オケも充分にそれに応えた演奏をしていた。」 <音楽現代 9月号コンサート評より抜粋> 「レガートな響きは夢のように美しく実に新鮮で可憐だった。流れの良さや繋ぎの上手さがしなやかさや瑞々しさの極致のような活きたブルックナーを生み改定版臭を見事に払拭、正しく改定版を現代に蘇らせた。」(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
DCCA-0018 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜 名手デ・ヴィートとの共演録音を全て収録 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(*) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(#) |
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノRAIo. |
フルトヴェングラー〜 1951年1月7日、VPOとの「合唱」 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 |
イルムガルト・ゼーフリート(S) ロゼッテ・アンダイ(A) ユリウス・パツァーク(T) オットー・エーデルマン(B) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO、ウィーン・ジングアカデミー | |
録音:1951年1月7日。BELLAPHON、CETRA、国内キングでCD化された音源だが、現在ではすべて廃盤で入手出来ない。約10年ぶりの再発売となる。「音質良好! 当時の録音としては極めて良くソロ・合唱もOKです」「靴音入り。注:これはバイロイトの足音入りの遊びですが、実際所々に、指揮台を踏みならす靴音と思われる音が収録されています」とのこと。 「☆日本では恒例になっている12月の『第9』。それは、コンサートだけでなくCDにもいえる事です」 「☆フルトヴェングラーの第9といえば51年の歴史的背景が深い『バイロイトの第9』を殆どの方は思い浮かべると思います。それだけ強烈な演奏であり、今なお支持され続けている理由もわかりますがフルトヴェングラーの第9は『バイロイト』だけではありません。」 「☆録音として一番古いのは37年のものがあり、戦時下の緊張を強いられているさなかでの42年盤、ヒットラー誕生日祝賀前夜祭でのライヴ、最晩年の54年のフィルハーモニア管とのものなど、何故か節目節目の録音として第9の録音が記録されています。」 「☆中でもウィーン・フィルとの録音は、今回の物を入れて(断片も含む)5種類存在します。」 「☆とりわけ51年は今回の録音と8月にウィーン・フィルとの録音が残っており、しかも7月には「バイロイト」の演奏がありますから、一年で3種類の録音がある第9の当たり年といえるでしょう。」 「☆51年は『バイロイト』が有名になりすぎていますが、この1月に行われたウィーン・フィルとの第9は隠れた名演ともいえ、オケ、ソリスト、合唱団ともに出来栄えが素晴らしく、演奏の出来だけでいえば『バイロイト』を凌ぐものだと思います。(特に4楽章の最後コーダ以降の速度は尋常ではありませんが、それを一糸乱れぬアンサンブルをいとも簡単にやってのける所がVPOです。)」 「☆ウィーン・フィルの底力をみせつけらる演奏であり、解釈的には7月、8月とあまり差はありませんが、アンサンブルの力量では一枚上かもしれません。特に要所要所のテンポ変化などにも自在に対応できるところや、素早い反応は圧巻です。」 「☆演奏そのものを考えれば、この演奏は『バイロイト』の約半年前なので、『バイロイト』の原型と もいえるスタイルで、かつ、一枚上ともなればこの演奏を聞いてみたくなることだと思います。」 「☆何回かCD化された演奏ではありますが、現在入手できるのは輸入盤位しかなく、音質面で若干人工音的であると噂されていますので、そういう音質面を考慮して敢えて購入していない方も多く、今回のCD化は正にその様なお客様の渇きを癒すCDといえるでしょう。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続して行っていきたいとは思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的な日にちを明記しております。」 「☆マスターによるドロップアウト、ノイズ等お聞き苦しい箇所ががあります。予めご了承ください。」 「☆マスターによる音飛び(1/4拍)が1トラックに1箇所御座います。予めご了承ください。」 (以上レーベルのインフォメーションをそのまま掲載) | ||
フルトヴェングラー〜 戦後唯一のコンセルトヘボウ管との共演 ベートーヴェン:交響曲第1番 ブラームス:交響曲第1番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウo. | |
録音:1950年7月13日。TAHRAなどからCD化された音源だが、現在ではすべて廃盤で5年以上入手出来なかったもの。 「☆オランダ音楽祭に招かれた際の演奏を録音したもので、元々ディスクに録音されたのか、テープに録音された後にディスクへ移されたのかは不明だが、ブラ1ではディスクと思われる周期ノイズが数箇所あるものの、さほど長く収録されていないのが救いである。」 「☆フルトヴェングラーはブラームスを好んで取り上げており、交響曲、協奏曲、序曲、レクイエムなど演奏会での主プログラムなのはご存知の通りである。」 「☆中でもブラ1は、録音が多く今まで発売された音源は13種類にも及び、とりわけ51年のNDRとのものと翌52年のHMV録音(VPO)をフルトヴェングラーのブラ1の決定盤に推す人も多い。」 「☆今回のACOとのものは隠れた名演として知られ、手兵のVPOやBPOと違いACOとの演奏に不安を感じる人もいると聞くが、それは全くもって心配なく、当時から一流と言われていたACOだけに巨匠の意図を完全に汲んでおり、自由自在に作り上げる音楽は流石としか言いようがない。」 「☆ベト1は録音からも編成が小さいのが伺えるが、スピード感ある動きや明るい弦の音色、木管の歌うような動きが印象的であり、ブラ1は全く逆の意図で全体的には重い雰囲気で進められながらも野暮ったい感じではなく、要所要所で聞かせどころ、締めどころを心得ておりやはり十八番というしかないできである。上記NDR、VPO盤と比較しても決して劣ることはない演奏です。」 「☆ベト1、ブラ1共に何回がCD化されてますが、現在は入手が困難な状態であり意外にもACOとの演奏をお持ちでない方もまだいるのではないでしょうか?(今回あえて当時の名称アムステルダム・コンセルトヘボウ管と明記しています)」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラー の復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的知られている日を明記しております。」 「☆マスターによるドロップアウト、ノイズ等お聞き苦しい箇所があります。予めご了承ください。」 「☆マスターによる音飛びが御座います。予めご了承ください。」(以上、レーベルのインフォメーションから転載」 | ||
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲(*)/レオノーレ序曲第3番(#) |
エーリヒ・レーン(Vn;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、ACO(#) | |
録音:1944年1月9日-12日(*)/1950年7月13日(#)。 「☆同曲異盤が数多く存在するレーンとのヴァイオリン協奏曲ですが、戦中の演奏では外す事ができない物です。フルヴェン・ファンであれば一度は耳にした事がある定番演奏だと思います。」 「☆フルトヴェングラーはこの協奏曲の録音を5種類残しており、うち3種類はメニューイン(他は、シュナイダーハン)でレーン盤を除けば全て戦後録音であり、一番「らしさ」が出ている演奏は、やはりこの演奏でしょう。」 「☆レーンはご存知の通り、ベルリン・フィルのソロ・コンサートマスターであり、フルトヴェングラーとの共演回数では他のソリストより桁違いであり、両者が織り成す「阿吽の呼吸」は絶品です。」 「☆この曲の持つほの暗さや、高音でのヴァイオリンの煌きなどはこの演奏でしか味わう事ができないかもしれません。また、レーンの演奏はテクニック重視されがちな現代のものとは一線画し、お手本ともいえる見事な演奏です。」 「☆前回コンセルトヘボウ管とのベト1&ブラ1(DCCA-0020)を発売した直後から同日に演奏されたレオノーレ第3番の発売について、思いのほか多くの問い合わせがあり急遽カップリングを変え、このCDに収録する事となりました。巨匠のレオノーレ第3番の中でも、この演奏は一番ダイナミックで切れがありベストな演奏と申せましょう。」 「☆ヴァイオリン協奏曲は何回もCD化され入手は容易ですが、コンセルトヘボウとのレオノーレは、現在は入手が困難な状態であり意外にもACOとの演奏をお持ちでない方もまだいるのではないでしょうか?(今回あえて当時の名称アムステルダム・コンセルトヘボウ管と明記しています)」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。」 「☆マスターによるノイズ等お聞き苦しい箇所があります。予めご了承ください。」(以上、レーベルのインフォメーションから転載) | ||
DCCA-0022 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第6番「田園」/交響曲第5番「運命」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
録音:1947年5月25日。 奇跡の復活を遂げたフルトヴェングラーの歴史的復帰演奏会、手兵ベルリン・フィルとのベートーヴェン。 | ||
DCCA-0023 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜 大戦中の劇的なベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第4番(*)/交響曲第7番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
録音:1943年6月27日-30日(*)/1943年10月30日&31日、11月3日(#)。 | ||
指揮者曽我大介、本格CDデビュー チャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」/ 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 (1869年オリジナル版)(*) |
曽我大介指揮 東京ニューシティo. | |
(*)は日本初演、国内初録音。 「『劇的なドラマを生み出し、形式の異なった音楽に個性を与える能力を持っている』〜コンドラシンコンクール優勝時の審査員のコメント」 「というように、曽我の指揮には人々を魅了する何かがある。それは、技術的なものだけではなく心に訴えかける音楽を作り出す才能が本質的にあるという事でもある。」 「チャイコフスキー「悲愴」終演後、東京ニューシティ管事務局には電話やメールなどで「悲愴」の演奏についての賛辞が多く寄せられたというから、会場のお客さんの感動は最高潮だったのであろうそれを証明するのは、「悲愴」3楽章である。「悲愴」の中でも一番の盛り上がりを見せるこの楽章極稀に3楽章終了後にぱらぱらと拍手が入る事はあるが、会場全体で大拍手が巻き起こるのはあまりなく、この大拍手こそ会場全体が曽我の演奏に酔いしれた証拠といえよう。」 「曽我は様々なコンクールに優勝・入賞をする実力者であり、ヨーロッパ(主にルーマニアなど)で活躍しているが、国内では2001年から2003年末まで大阪シンフォニカーの音楽監督を勤め、その就任は日本で一番若い音楽監督として注目を浴び、プログラムも曽我らしい内容でシンフォニカーとのコンビで関西楽壇を席巻した。今年4月に東京ニューシティ管の首席指揮者に就任、東京圏でも彼の演奏を聞く機会が増えた事は喜ばしい事でもあり、意外にも純クラシック作品のアルバムは、今回が初であり大変意欲的な内容である。」 「『悲愴』のカップリングに選ばれたのが『ロメオとジュリエット』であるが、今回収録したのは普段私たちが慣れ親しんでる『ロメジュリ』ではなく、チャイコフスキー若書きの1869年の初版(オリジナル版)である。このオリジナル版はコンサートでの演奏も珍しいが、録音も珍しく僅か一種類しか録音がなくこの曽我盤が一番入手しやすい盤かもしれない。曲を比較すると、違いが多い事にまず驚かされる。出だしからすでに違う。中間部で現行版にも使われているメロディーが顔を出すが、その後の展開も大きく違い、終わり近くにティンパニーのソロが入っているなど、かなりチャイコフスキーとしては試行錯誤したようであり曲の完成度では現行版に譲るとしても、チャイコフスキー独特の管弦楽法が味わえる曲であることは確かである。」 「曽我大介と聞いてあまり『ピン』とこない方には『題名のない音楽会21』であの青島広志氏とたびたび共演しているのでTVなどで見たこともある方も多いのでは?青島氏と、のりつっこみができる、唯一の指揮者かもしれない・・・(?)」(以上、代理店のインフォメーションより)。 | ||
フルトヴェングラー〜 モーツァルト:超有名曲集 モーツァルト: セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(*)/ ピアノ協奏曲第20番(#)/交響曲第40番(+) |
イヴォンヌ・ルフェビュール(P;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1936年&1937年(*)/1954年5月15日(#)/1949年6月10日(+)。原盤:Polydor 67156-8( 781 1/2 GE1、679 1/2 GS1、680 1/2 GS1、681 1/2 GS1、785 1/2 GE1)(*)。 「☆フルトヴェングラーはモーツァルトをあまり得意にはしていなかった(?)と言われているが、そ れは本当の事なのだろうか?」 「☆第4番は、フルトヴェングラー節というのか、計算されていなさそうで緻密な計算をしていると思わせる、テンポの揺らしは独特であり、本来こじんまりとして聞こえてしまう曲を見事なまでに「大曲」に変貌させている。」 「☆今回収録した3曲はモーツァルトの超有名曲でしかも各ジャンルに於ける代表的な名曲であることは周知の事実であり、いろんな演奏家の録音と容易に比較できる。」 「☆録音年代も違い、フルトヴェングラーのモーツァルト演奏のスタイルの変遷を知る上でも面白いかもしれないが、これらの演奏を聞く限りとても『得意ではなかった』というのは感じられらないが、あえて言うなら、全てフルトヴェングラー節になってしまっているところであろうか?しかし、そのスタイルで判断するのは無謀であり、『アイネ・クライネ』はやや重たさを感じるものの、強弱などがこの上なく美しい名演である。 」 「☆ピアノ協奏曲は、54年にルガノでルフェビュールをソリストに迎えたものであり、出だしから感情豊かに始まる。この曲は出だしで全てが決まると言われてるだけあり、テンポ設定などは抜群である。ルフェビュールのピアノも一楽章から素晴らしい演奏を展開し、この曲で一番有名な二楽章の出だしは極めて美しくはじまる。三楽章では、フルトヴェングラーとルフェビュールはぶつかりあいながらピアノを引き立てドラマティックに終わる。正に究極の20番といえる。」 「☆40盤は49年の物で他に2種類(44年、48年)の録音が残されているが、この40番は重々しい演奏ではなくどちらかといえばきびきびした演奏である。この演奏と44年は一楽章の提示部の反復はない。ライヴ故の傷は仕方がないが、ベルリン・フィルの合奏力が伺える名演でもある。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。」 「☆尚、ピアノ協奏曲二楽章(トラック6)において欠落がありますが、これは使用音源によるものです。」(以上、レーベルのインフォメーションから転載) | ||
DCCA-0026 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー〜 奇跡的に収録されたブラ1の終楽章と1947年、 ルツェルン祝祭管との怒涛のブラ1全曲 ブラームス: 交響曲第1番〜第4楽章(*)/ 交響曲第1番(全曲)(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、ルツェルン祝祭o.(#) |
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン ベートーヴェン: 「エグモント」序曲(*)/交響曲第1番(#)/ 交響曲第5番「運命」(*) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、 シュトゥットガルト放送so.(#) | |
録音:1947年5月27日(*)/1954年3月30日(#) (*)はDGから出ているもので、GRAND SLAM、MYTHOS、OTAKEN等からLP盤起こし復刻が発売されている。(#)はMEDIAPHONから一時期マスターからのCD化がなされたが廃盤、現在はARCHIPEL等でしか入手出来ない。 「デルタ・フルトヴェングラーシリーズ第20弾のメモリアル盤」 「☆フルトヴェングラーが得意にしていた作曲家はベートーヴェン、ブラームスなどのドイツ・ロマン派が多く、とりわけベートーヴェンを演奏会で取り上げる頻度が高かった事は、記録を見れば一目瞭然である。その中でも音として確認できるものでは、英雄、運命、合唱という名曲が郡を抜いて録音が多く、それらを好んでいた事が伺える。」 「☆今回収録したベルリン・フィルとのベートーヴェンは流石手兵という事もあり、変幻自在の演奏で最も『らしさ』がでている。」 「☆しかし、シュトゥットガルト放送響とのベト1もなかなかどうして、捨てたものではない! 放送響という特性からか、どんな指揮者、どんな曲目でもこなさなければいけない事もあり、このフルトヴェングラーとのベト1も単に演奏していますという感じではなく、ベルリン・フィル程ではないが随所に『らしさ』があり、ベートーヴェンの1番というよりは、フルトヴェングラーが指揮したベト1という印象を持つほどの出来で、この演奏は是非一回は聞いておくべき録音であろう。」 「☆運命は、ここではほとんど解説する必要はないが、戦後活動を規制されていた中でようやく復帰を果たした47年5月25日の演奏会の3日目にあたる名演である。」 「☆フルトヴェングラーの数ある運命の録音の中でもその出来は一、二を争うものであり、1楽章冒頭からすさまじいほどのエネルギーが放出され、弦楽器のスピード感、金管の強奏、ティンパニーの強打、木管の伸びやかで明るい音色、どれをとっても秀逸である。」 「☆しかも全体を通して、強弱の差が大きく、テンポの揺れもあり、アンサンブルが崩壊するのではないかと思わせる演奏であるが、そのぎりぎりの所で調和するあたりは、長年一緒にやってきたフルトヴェングラーとベルリン・フィルならではで、この運命にならぶ演奏は今後も出てこないかもしれない。」 「☆全曲ともに過去に発売された事がありますが、ベト1は現在入手が困難かもしれません。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因する音飛びやノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。」(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー〜「ロマンティック」 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1951年10月29日、ライヴ。TAHRAやORFEOなどから発売がある演奏。 「☆フルトヴェングラーのブルックナー?というと、日本での評価は同指揮者のベートーヴェンやブラームスなどの演奏に比べると格段に評価が低い。あまりにも、フルトヴェングラーがブルックナーをベートーヴェンやブラームスぽく人間くさく演奏しているからであろうか? しかし例外もある。弊社から発売したベルリン・フィルとの『ロマンティック(DCCA-0001)』は意外な程今までの評価を覆す批評を目にした。」 「☆オケがベルリン・フィルとウィーン・フィルという違いと、演奏年月日が戦時中の41年と戦後の51年という違いから評価に差がでているのかは疑問である。」 「☆41年盤とも共通しているのは、腰が据わった演奏であるということ。稀代のブルックナー指揮者として有名なクナッパーツブッシュやシューリヒト、ヨッフムなどとも違う据わり方である。この3人も味わい深い名演が多く、フルトヴェングラーは方向性が違うかもしれないが、自身の音楽観を見事に音にしている演奏は甲乙付けがたく、この演奏で良い悪いという判断はきっと出来ない事であろう。フルトヴェングラーのブルックナーというのは、全てに於いて同じ事が言えるのかもしれない。」 「『ロマンティック』という表題から遠い感じで濃厚な演奏であるが、そこには間違いなくフルトヴェングラーが作り出した『ロマンティック』というドラマが緩急自在に存在している。」 「☆この演奏で今までのフルトヴェングラーのブルックナー演奏について少しは見直され、より多くのフルトヴェングラー・ファンが耳にする機会が増えれば後世での評価も今よりは高くなるであろう。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。」(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
DCCA-0029 廃盤 |
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」 | |
録音:1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場。 | ||
世界初出! フルトヴェングラー、 1950年の「魔笛」がついに登場! モーツァルト:歌劇「魔笛」〜第2幕(抜粋) |
ヨーゼフ・グラインドル(ザラストロ) ヴァルター・ルートヴィヒ(タミーノ) ヴィルマ・リップ(夜の女王) イルムガルト・ゼーフリート(パミーナ) エーリヒ・クンツ(パパゲーノ) ヘッダ・ホイサー(パパゲーナ) ぺーター・クライン(モノスタトス) パウル・シェフラー(弁者) フレッド・リーヴェール(第1の僧) フランツ・へブリンク(第2の僧)他 ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO、ウィーン国立歌劇場cho. | |
録音:1950年8月16日、ライヴ。世界初発売。 今回が世界初出となる1950年の「魔笛」が登場。全曲は残されていないとされる録音で、当盤も2幕からの抜粋のみだが、これはマニアなら聞いて見たい。 「☆モーツァルト生誕250年の今年は、フルトヴェングラーの生誕120年にあたるダブル・メモリアル・イヤーだが、まさにそれを締めくくるにふさわしい内容となった。」 「☆この50年の魔笛は存在は古くから知られていたが、著名なディスコグラフィーをはじめほとんどの資料ではプライベート保管と明記されていた。しかも、今回が世界初出であるとは少々驚いたが、それはテープを聴いて納得した。魔笛が全曲収録されていない、いわゆる欠落などが存在し、序曲や第1幕の音源は今のところ無いとされている不完全な状態なのである。」 「☆フルトヴェングラーは49、50、51年とザルツブルクで魔笛を指揮しているが、49年、51年の演奏は既に、いくつものメーカーにより発売されている。50年は上記のような理由により、今まで発売されてこなかったのではと推測できる。しかし、このほど1950年8月16日のフルトヴェングラー指揮と表記された「魔笛」の第2幕だけほぼ全曲の私的保管録音が、全く同一内容の複数のオープン・テープの形で存在することが判明した。」 「☆今回、その内の一つから復刻を試みたが、8月16日の公演は生放送されており、個人と思われるエア・チェック収録にて保管されていたようで、曲の頭や終わりにテープを一時停止(ポーズ)させたと思われる音もあり、それに伴って欠落も発生しているという難点がある。とは言え、フルトヴェングラーが残した貴重な演奏がまた一つ新たに聞く事ができる喜びは大きい。」 「☆世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。」 「☆マスターに起因するノイズや収録時における欠落があります。予めご了承ください」(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
ウラニアのエロイカがついに当レーベルから ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」(ピッチ修正版) *ボーナス・トラック 第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」 (オリジナルLP、URLP7095を33・1/3rpmで再生したもの) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1944年12月19日、ムジークフェラインザール、ウィーン。ライヴ。 有名な「ウラニアのエロイカ」が当レーベルからついに登場。これまでも盤起こしに夜数々の復刻が成されていたものであり、後発と言う事から音質にも期待したい。また、当録音のCDとしては初となる紙ジャケット仕様での発売となる。既に定評ある平林直哉氏復刻盤2種(GRAND SLAM盤 GS-2005、SERENADE盤 SEDR-2002;GRAND SLAM盤には当DELTA盤と同様に、ピッチ修正版と未修正第1楽章を収録)、OTAKEN盤 (TKC-313; 廃盤)、MYTHOS盤(MPCD-5011)、GREENDOOR盤(GDCL-0001; 廃盤)などとの音質比較ももちろん楽しみ。 当盤は長期に渡りレーベル品切でしたが、ようやく再プレスされました。ただ、紙ジャケ仕様特殊装丁のため、御早めの入手をお勧めします。 | ||
DCCA-0032 レーベル品切 再生産時期未定 |
内藤彰〜ブルックナー:交響曲集 Vol.3 最新の2006年キャラガン版使用「ブル9」 ブルックナー:交響曲第9番(4楽章版) (第4楽章:ウィリアム・キャラガン 1983年 - 2006年9月補完・初演版[第3稿]/ 第2楽章トリオ: ウィリアム・キャラガン版第2稿/ 上記以外:2000年、コールズ版) |
内藤彰指揮 東京ニューシティo. |
DCCA-0033 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー、 最後の夏のベートーヴェン ベートーヴェン: 交響曲第7番/交響曲第8番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
録音:1954年8月30日、ライヴ。ORFEO D'OR(ORFEOR-293921)などで発売されている演奏。 | ||
DCCA-0034 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラーのシューマン シューマン: 交響曲第1番「春」/交響曲第4番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、BPO(#) |
シュタルケルの代名詞 「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ」、 超貴重な1回目の録音と松脂が飛び散ると 言われた2回目を併せて収録! クリストファ・N.野澤氏選曲、監修、音源提供 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8(*) ファリャ:スペイン民謡組曲(#) コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8(+) |
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc) ジョルジュ・ソルシャニー(P;#) | |
録音:1948年、パリ(*)/不明(#)/1950年、アメリカ(+)。ソース: 仏 Pacific 6160-63, 78rpm (*) / 仏 Pacific 6170-71, 78rpm (#) / 米 Period SPLP-510 (+)。(*)と(#)は、おそらく世界初CD化。クリストファ・N.野澤氏選曲、監修、音源提供。 シュタルケルの代名詞、コダーイ「無伴奏チェロ・ソナタ」は、「松脂が飛び散る演奏」と言われた 米 Period 盤があまりにも素晴らしく、この録音で彼が一躍有名となったのは皆様ご存知の通り。 しかし、この Period 盤が彼2回目の同曲録音であることはご存じの方でも、1回目の録音に付いて詳しい方はあまりおられないのでは無いだろうか。この1回目の録音は、シュタルケルがアメリカに渡る前、パリで SP 録音した物で、熱心なファンの間では知られていたが、録音したのがフランスの Pacific(パシフィック)というマイナー・レーベルだったため、生産された枚数も少なく、今でも幻のアイテムとしてSP盤の中でも貴重なアイテム。その現物を日本でも屈指のコレクター、クリストファ・N.野澤氏が所有されており、今回、氏の全面協力を得てCD化。そして、コダーイの無伴奏のSPも貴重だが、今回一緒に収録されたファリャの方がもっと貴重。おそらく現存枚数ではコダーイより少ないであろうと言う。 コダーイの2種の録音は、演奏自体に本質的な変化はないが、流石は作曲者の目の前で弾いただけあり、完成された解釈が十二分に堪能でき、その超絶技巧は明らかに他の奏者のコダーイとは異なる。録音に差があるのはしかたないが、2回目の Period 原盤の方は「松脂が飛び散る演奏」といわれただけはあり、かなり生々しく、圧倒される事だろう。(*)と(#)は SP 盤から、(+)は LP からの復刻のため、それに伴うノイズがある。また、コダーイには元の録音時における演奏省略箇所が2楽章、3楽章に存在する。 なお当盤発表直後、MYTHOSからも無伴奏第2回などのCD(MPCD-5002)が発表されており、オーディオファイルならば併せて愉しみたい。 | ||
エリー・ナイ&リリー・クラウス ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(*)/ ピアノ・ソナタ第30番(#) |
エリー・ナイ(P;*) カール・ベーム指揮(*) VPO(*) リリー・クラウス(P;#) | |
録音:1944年(*)/1955年(当盤記載は「不明」)(#)。ソース: Urania URLP-7150 (*) / Ducretet Thomson 320 C 008 (#)。先に TAHRA (*) と 仏 EMI (#) からCD化されていた物だが、共に既出CDは入手困難となっている。 2女流によるベートーヴェン、女帝エリー・ナイと若きベームによる「皇帝」、日本でも絶大な人気を誇るモーツァルト&シューベルト弾き、リリー・クラウスによるピアノ・ソナタ30番。 晩年の COLOSSEUM 録音の輸入盤CD復活で、近年注目を浴びている名女流エリー・ナイ。(*)はとにかく出だしから豪快、自由奔放、勝手気まま、ペダルは踏みっぱなし、多少のミスもお構いなし。ここでもウィーン・フィルを振り、既に若手の実力派だったベームがついていくのがやっとで、皇帝ならぬ女帝ぶりが聞いていて大変面白い。ここでの完全に主導権はナイが握っている。 もう一人は日本でも人気が高く、評論家宇野功芳氏も愛してやまないリリー・クラウス。(#)は、仏EMI盤 ( CZS 5 62831 2 ;廃盤 ) が発売されるまでは正にコレクターズ・アイテムだった物。彼女の紡ぎ出す一音一音はここでも非常に清楚でチャーミング、力強さの中に見せるベートーヴェン後期の柔らかい楽想が良くわかる。 | ||
フルトヴェングラー、 1952年 イタリアでのベートーヴェン ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番(*)/ 交響曲第5番「運命」(#) |
ピエトロ・スカルピーニ(P;*) フルトヴェングラー指揮 ローマ RAI o. | |
録音:1952年1月19日(*)/1952年1月10日(#)。 「弊社から発売しているフルトヴェングラーのCDだけでも既に3種類の『運命』があります。しかし、元々レパートリーが多く残っていたわけでなく、どうしても曲目にも偏りが生じてしまうのが残念ではありますが、このローマRAIとの『運命』もなかなかどうしてやはりフルトヴェングラーなのです。ベルリン・フィルやウィーン・フィルの名演と言われる『運命』を残していますから、この演奏では物足りないと感じる方もいるかもしれません。四六時中一緒に演奏してきたベルリン、ウィーンと比べるのは酷な事ですが、それでも精一杯巨匠に喰らいついていこうという姿勢が伺える演奏です。 演奏の運び、解釈などは後年の54年のものに近いかもしれません。が、しかし演奏上の不備な点も耳につきやすく、ローマRAIとの演奏を貶す方もいるかもしれませんが、やはりそれでも良い点があり、ついつい引き込まれてしまうスケールの大きな演奏は一聴の価値はあります。スカルピーニをソリストに迎えてのベートーヴェンのピアノ協奏曲4番も相手に合わせた伴奏が渋くピアノが演奏している時は黒子に徹しますが、オケだけの箇所ではいつものフルヴェン節だが顔を出すものの、そこまでは大袈裟にせず気持ち抑えて伴奏しているところも心憎い解釈かもしれません。しかし、残念な事にピアノ協奏曲の方は元の録音時なのか、マスター制作時なのかは不明ですがドロップアウトする箇所があり、今回のこのCDにもドロップアウトする箇所があります。ご了承下さい。一般的には評価が高くないローマRAIとの演奏を、もう一度聴き直した事で新しい何かを、もしかしたら発見できるかもしれません。」(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
歌の輪、心の和 春の唄/早春賦/若葉/花嫁人形/夏は来ぬ/荒城の月 椰子の実/赤とんぼ/故郷/鈴懸の径/月の砂漠/砂山 冬景色/雪の降る街を/千の風になって/赤い花白い花 夜明けのうた/蘇州夜曲/ここに幸あり |
山口なをみ(S) 金井信(P) | |
山口なをみは二期会会員として多くのステージに立つ一方、後進の指導やアマチュア合唱団での指導にも力を入れており、「三鷹」地域で少なくとも4つの合唱団の指導にあたっている。山口はプライベート盤として既に3タイトルCDを発売しているが、そのいずれもコンセプトがあり、今回も「日本の抒情歌」で作り上げた一枚。学校の教科書に載っている、有名な抒情歌もあれば、最近話題のあの「千の・・・」も収録している。山口の素晴らしい所は、曲一つ一つに合わせた歌い方もさることながら、感情移入というか「心」の存在場所が歌一つ一つに込められている事だろう。上手い下手でいえば、この広い世界、彼女より上手い歌手は沢山いる事だろう。しかし、彼女と同じように歌に「心」を入れられる歌手はどれほどいるだろうか? 一本調子になりがちな、日本語による日本の抒情歌。彼女の歌声は全てを歌いきる! | ||
フルトヴェングラー in Italy Vol.2 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(*) ワーグナー: 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ローマ RAI o.(*)、 トリノ RAI o.(#) | |
録音:1952年1月19日(*)/1952年3月11日(#)。 フルトヴェングラー・イン・イタリーの第2弾。イタリアのオケとフルトヴェングラーの相性はそう悪くなく、この「英雄」は同曲異演と重なる箇所も多く、44年や52年のウィーン・フィル盤に近い演奏にも聞こえる。ワーグナー「前奏曲と愛の死」は名演と言って過言ではない。元々ワーグナー演奏にも定評があるフルトヴェングラー、このトリノとの演奏ではテンポといい間といい、泣かせ、聞かせる。抑えきれない感情を内に秘め、「トリスタン」の最後を飾る名曲を青白きオーラを発しながらオケに魔法をかけこの名演を生み出した。英雄、トリスタン両曲とも大爆発的な大袈裟な演奏ではないが、フルトヴェングラーにしかできない演奏は、ファンにとってまさに一つのお宝に違いない。 | ||
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー in Italy Vol.3 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(*) ワーグナー: 「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲(#)/ ジークフリート牧歌(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ローマ RAI o.、 トリノ RAI o.(+) | |
録音:1952年1月10日(*)/1952年5月31日(#)1952年6月6日(+)。 実に不思議な「田園」。個々の楽器はお世辞にも上手とは言えない所があるが、これが一つの流れで全曲を聴くと、意外にも立派な演奏に聞こえるから不思議。 フルトヴェングラーは気心しれたBPOやVPOでは多少のデフォルメをしてかなりきついアッチェレランドなどをかけるが、この演奏は至って自然な流れを作っておりこれが見事なほど成功している。田園という曲のイメージに近い演奏かもしれない。劇的なフルトヴェングラー節に聴き慣れていると少し物足りないと感じるかもしれないが、フレーズをしっかり弾かせ、歌う様に作り上げた演奏は、決してお粗末ではなく別の一面を見る事ができるしっかりとした演奏。 | ||
DCCA-0041 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー・シリーズ ブラームス: ¡ 交響曲第1番(*)/ ハンガリー舞曲集 [第1番(#)/第3番(#)/第10番(#)] |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 NDR so.(*)、VPO(#) |
録音:1951年10月27日(*)/1952年4月4日。 | ||
日本人指揮者&プロ・オケ初? カリンニコフ:交響曲集 交響曲[第1番/第2番] |
曽我大介指揮 東京ニューシティo. | |
録音:2007年9月21日、東京芸術劇場、ライヴ。 カリンニコフは、1990年代半ばまでは知る人ぞ知る存在だったが、NAXOSがクチャル指揮で録音した交響曲で大ブレイクした。ただ、20世紀前半にもトスカニーニ、シェルヘン、ゴロヴァノフあたりが録音も残し、近衛秀麿がBPOにデビューしたときも1番をプログラムに入れている。 クチャル盤をはじめ、スヴェトラーノフ、ヤルヴィ等のCDもあるが、数ある日本のオケが演奏会で取り上げる回数は未だ極端に少ない。1番はアマオケ等が積極的に取り上げているものの、2番に関してはプロ・アマ限らず演奏会そのものが皆無と言って良いだろう。その中、曽我&東京ニューシティ管が果敢に2曲同時演奏会というプログラムを敢行。ライヴ故細かな傷はあるが、曽我の演奏はスヴェトラーノフの様な爆演系ではなく、つぼを押さえ、素朴に叙情的でありながら見事な構成を実演に反映させている。トスカニーニに近いテンポ設定で、スピード感と切れがありその上で聞かせどころ(両曲の2楽章)はコールアングレなどたっぷりと歌わせ、変幻自在にその魅力を余すことなく引き出している。交響曲2曲は、若くして世を去ったカリンニコフの想いが形になった集大成であり、ロシアの作曲に共通する素朴なメロディは一度聴いたら心を奪われる事だろう。 | ||
DCCA-0043 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラー、1943年ストックホルムの「第9」 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 |
イェルディス・シンベリ(S) リーザ・タネル(A) イェスタ・ベッケリン(T) シーグル・ビョルリング(Br) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ストックホルムpo. |
録音:1943年12月8日。 | ||
DCCA-0044 レーベル品切 再生産時期未定 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー シューベルト: 交響曲第9番「ザ・グレイト」(*)/ ロザムンデ序曲(#) |
フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、BPO(#) |
録音:1953年8月30日(*)/1953年9月15日(#)。 | ||
ジョルシュ・エネスコ、レミントン録音全集 バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002 (*) シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 |
ジョルジュ・エネスコ(Vn) セリエ・シャイエ=リシェ(P) | |
録音:1952年? 原盤:Remington。エネスコの自作自演は初CDフォーマット化だろうか。シューマンはOPUS蔵が先にCD化していた(OPK-7009)。また、バッハは CONTINENTAL 盤(「無伴奏」ソナタ&パルティータ全曲; CCD-104/5)と同一の録音だとの事。 当レーベル初となるヴァイオリニスト復刻は、エネスコの米レミントン盤復刻全集。バッハの無伴奏パルティータは、同じくアメリカで発売されたコンチネンタル盤と同一演奏(なお、レミントン・オリジナルの LP ジャケットでは、このバッハの曲目が何故か「ソナタ第2番」と誤記されている)。当CDのジャケットは100%オリジナルではないもののオリジナル・デザインを使用、表ジャケットはバッハで中側にシューマンとエネスコも収録している。伴奏を受け持つ女流シャイエ=リシェは、主張すべき点は主張し、引っ込むところは引っ込むというバランスが絶妙。音質については良い順にシューマン、エネスコ、バッハで、バッハは残念ながら時折強音部でびりつくとのこと。 | ||
フルトヴェングラー、ローマでのブル「7」 ブルックナー:交響曲第7番 ホ短調 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1951年5月1日、フォロ・イタリコ、ローマ。ライヴ。TAHRA (FURT-1098)、M&A 等から発売があるもの。 「フルトヴェングラーのブル7は、録音して残されているのは5種類ある。演奏は全てベルリンフィルとのものだが、その内2種類は51年に演奏・録音されたものである。一つはエジプトカイロでの演奏旅行で行われたライヴ。もう一つがその演奏旅行から戻って数日後のローマでのライヴ。ライヴと言う点では共通しているのだが、意外にもその演奏スタイルは違う。カイロではライヴならではの燃焼度の高いいかにもフルトヴェングラーといえる演奏だが、このローマでの演奏は、同じようなスタイルではあるものの、内に秘め静かに燃える演奏はいつものフルトヴェングラーとは違う。落ち着いているというのか、見事なまでにベルリン・フィルをいつも以上に完璧にまでコントロールし、細部まで練り上げた演奏はともすれば彼らしかぬ演奏に聞こえてくる。フルトヴェングラーは自身のデビュー・コンサートのプログラムで第9を取り上げるなど、ブルックナーの演奏には中期・後期の作品に限定されるが、ブームになる以前から積極的に演奏した。演奏の出来不出来はともかく、フルトヴェングラーのブルックナーは駄目と一括りにしてしまうのは如何なものか?この演奏もそう捨てたものではない。音が良いものであればデジタル録音で良いし、名演と呼ばれるものも数多い。しかし、フルトヴェングラーでしか聞けない何かが、今でも多くの人に愛されている証拠だろう。ディスクを再生した際に起因するノイズがあります。予めご了承ください。」(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
DCCA-0047 レーベル品切 再生産時期未定 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 1952年6月6日、トリノ・ライヴ チャイコフスキー:交響曲第5番 ワーグナー: 「さまよえるオランダ人」序曲/ 「神々の黄昏」〜 夜明けとジークフリートのラインへの旅 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノ RAI o. |
フルトヴェングラー・シリーズ〜 HMV 録音集 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*) シューベルト:交響曲第8番「未完成」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1954年2月28日-3月1日(*)/1950年1月19日-21日(#)。ソース:ALP 1195 (*) / LHMV 1020 (#)。原盤: HMV / EMI。 『フルトヴェングラー死の年の1954年に残された「運命」は3種類あるが、ムージクフェラインで録音されたこの「運命」は他のものと一味違う。ライヴで劇的な演奏になった戦中のものと比べると終始ややインテンポで曲を進めながら、バランスを大切に個々の楽器の役割を明瞭に聞かせ非常に音楽的に作り上げている。元々の録音も良かったのだろう。しっかりとした音が刻まれており、良質な音で楽しむ事ができるのは幸いである。この様な元々録音が良いものに第2世代復刻だからと言って劇的に音質が向上する事は難しいと思い、復刻自体非常に抵抗があった。個人的には第2世代復刻で行って正解だと思っているが、人それぞれ感じ方が違うので一概に良いとは言えないのが残念ではある。だが、音の厚み感が自然というか、出音に密度があり中域がスカスカする感じはなく、濃厚に凝縮され一音一音が爆発し凄まじいエネルギーを発している事が聞いて良くわかる。カップリングの「未完成」は既に DCCA-0011 でSP原盤から復刻したものと同一演奏であるが、LPからの復刻の希望も多少あり、昔からの定番の組み合わせとして今回収録に踏み切った。演奏は既に多くの方が巨匠の「未完成」の中でも一、二を争う好演奏として評価されているので今更言う事はないと思う。しかし元がSPに録音された為、こちらの音質は「運命」よりも若干落ちてしまうのが残念である。』(以上、レーベルのインフォメーションより)。 | ||
フルトヴェングラー〜シューマン:協奏曲集 ピアノ協奏曲(*)/チェロ協奏曲(#)/ チェロ協奏曲(抜粋)(+) |
ヴァルター・ギーゼキング(P;*) ティボル・デ・マヒュラ(Vc;#) ピエール・フルニエ(Vc;+) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1942年3月1日-3日(*)/1942年10月25日、28日、29日(#)/1943年11月13日-16日(+)。 フルトヴェングラーが残したシューマンの作品は極めて少なく、交響曲第1番「春」、第4番、マンフレッド序曲、ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲と5タイトルしかない。ピアノ協奏曲はギーゼキングとの演奏しかなく、しかも1942年という戦時中の共演であり、一日一日戦争の恐怖が迫り来る時代背景からみてもこの残された演奏は唯一の録音でも貴重なものだろう。冒頭から全力をぶつけてくるギーゼキングだが、曲が進むにつれて非常にロマンティックに繊細に奏でる様はこの協奏曲で重要な要素かもしれない。チェロ協奏曲は2種類収録したが、残念な事にフルニエとの協奏曲は、第2楽章コーダから第3楽章までという中途半端な録音しか残っていない。マヒューラは戦前のBPOのチェロの首席で、お互いを知り尽くした非常に暖かな演奏。これこそ阿吽の呼吸と言えるだろう。フルニエはスケールも大きく、その演奏は甘美で他と比べ様がない。 | ||
ワルター、1946年の「ブル9」 ブルックナー:交響曲第9番 (自筆原稿に基づくオーレル版) |
ブルーノ・ワルター指揮 NYP | |
録音:1946年3月17日、カーネギー・ホール。レーベルは「もしかしたら、国内盤初CD化???」としているが、WING DISC(ケン・レコード)がWCD-55 というCDで初発売した演奏なので、誤り。あと、MUSIC AND ARTS からも MUA-1110 という番号で発売されている。 『弊社初のワルターのCDです。ワルターはフルトヴェングラーやトスカニーニなどと並びCDも多く発売するのを躊躇しておりました。しかし、今回あるコレクターの方からArmed Forces Radio 16" Transcription Disk という貴重な音源を提供頂いたのをきっかけに取り組みを開始しました。この音源の元になったのはどうやらラジオ放送で使用する盤らしく、収録時間もきっちり60分という放送を意識した仕様です。その為曲の前にはアナウンサーによる曲目や演奏家紹介などが入り、第9交響曲終了後はワルター指揮のブラームスの第4交響曲から第3楽章の抜粋など明らかに時間調整の為行った構成でした。盤起こしの為どうしても針音や特有のノイズ、レベル変動などが所々ありますが視聴するうえでは全く問題にならない範囲です。1946年アメリカではブルックナーも度々演奏されていたと思いますが、日本では終戦直後そんな余裕すらなく1970年代後半に入ってから本格的に聞かれ始めた作曲家ですが、ワルター/NYPの演奏を聴いていると、とても戦争直後とは思えない実に深いそして既にブルックナーを自分たちの物にしており演奏終了後の拍手からもお客様の感動が伝わってきます。ワルターと言えば、モーツァルト?マーラー?ブルックナーもなかなかです。どうしても、先入観で聞いてしまいがちですが、このブルックナーは他の指揮者には真似の出来ないワルターならではの仕上がりです。一度は聞いてみても損は無いと思わせるそういう演奏です。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー、1952年12月7日の「英雄」他 ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」(*) 大フーガ Op.133(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、VPO(#) | |
録音:1952年12月7日(*)/1954年8月30日(#)。 『弊社のフルトヴェングラー復刻はだいぶ数が増えてきましたが、エロイカはウラニア(DCCA-0031)とローマ(DCCA-0039)の2種類しかなく、フルトヴェングラーのエロイカでも録音が多い1952年のものは一つも手がけていませんでした。今回、エアチェックと思われるテープを聞いたところ、多少のヒスノイズはあるものの十分演奏がわかるものに出会えたので復刻となりました。演奏については既に昔から、著名な先生方をはじめ良いの悪いのと人それぞれれぞれ感じ方が違ってとれるものです。個人的に聞いた感想では、せわしい感じはなく肺炎で倒れた後の演奏だけに一音、一音、確かめる様に進めた結果、スケールも大きなエロイカに仕上がったという感じです。聞き所は第ニ楽章の葬送行進曲でしょう。葬送なので早すぎると表現が浅く、かといって、遅すぎれば単に重いだけのさじ加減の難しい部分を極限まで求め、その効果かむせび泣く様な雰囲気が十分伝わる名演といえるでしょう。フルトヴェングラーで音が良い、悪いというよりも、どれだけ当時の演奏をCDという媒体で疑似体験しその演奏を触れられるかという方が重要に思え、このエロイカは十分その価値がある演奏だと思います。フルトヴェングラーはこの12月7日の翌日8日にもベルリン・フィルとのエロイカがあり、11月末にもウィーン・フィルと2種類録音があります。これらをいろいろ聞いて、自分の好きな演奏を探すのも面白いかもしれません。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー〜チャイコフスキー チャイコフスキー: 交響曲第4番(*)/ 弦楽セレナーデ より[ワルツ(#)/終曲(+)] |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1951年1月、2月、英EMI ALP-1025(*)、1950年2月2日、伊EMI QALP-10250(#)、1950年2月2日、伊EMI QALP-10250(+)。 『フルトヴェングラーが残したチャイコフスキーの録音は少なく、交響曲第4番と第5番(DCCA-0047)が1種類、交響曲第6番「悲愴」が2種類、そして今回カップリングに用いた弦楽セレナーデよりワルツと終曲が1種類と極めて少ないのが残念です。今回収録した交響曲第4番は、EMIがスタジオ録音(録音場所はムジークフェライン)として取り組んだもので、収録日が複数日採られている事から、この録音に対する完璧な姿勢がうかがえます。それだけに演奏には無駄がなく、演奏そのものにもフルトヴェングラーの意思が大きく反映されていると思われ、テンポを自由に動かしセッションと言えどもライヴに近い感覚の非常にスケールが大きく仕上がっています。また、当時のウィーン・フィルの力量は素晴らしくやはりフルトヴェングラーとの相性が良かった事が演奏から伝わってきます。交響曲4番も素晴らしい出来ですが、弦楽セレナーデも素晴らしいで出来です。弦楽器のみという、非常に制限された編成の中でチャコフスキー特有のリズム、旋律を活かすのは演奏者からしてみれば、非常に難しく指揮者のスコアリーディングもさることながら、演奏者一人一人が同じイメージを共有しなければ真の名演は生まれる事はないでしょう。それらの制限がある中でも、ウィーン・フィルが聞かせる弦の美しさは、正に名演を生み出す為の音色と言えるでしょう。それはウィーン・フィルにしか出せない音色です。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
シュタルケルのバッハ「無伴奏」ピリオド録音 J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲」より [第1番/第4番/第3番/第6番] |
ヤーノシュ・ シュタルケル(Vc) | |
録音:1950年代前半。原盤:米 PERIOD SPL 582 / SPL 543。同レーベルからのシュタルケル第2弾(第1弾は同じく PERIOD 録音のコダーイ「無伴奏ソナタ」[DCCA-0035])。先に EINSÄTZ RECORDS から EZCD-006 とEZCD-010 の分売で復刻されているもので、EINSÄTZ 盤はLP2枚をそのままCD2枚とし、英 NIXA盤から復刻していた。今回は『(Period盤使用)』と記載され、さらに1CDとなっておりお得。ここは是非聴き比べと生きたい所。 『チェロの名手シュタルケルは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」を全曲では4回録音しています。しかし、1950年代に松脂が飛ぶと言われたコダーイの無伴奏チェロ・ソナタを録音した米Period(ピリオド)社に、全曲には至りませんでしたが1、3、4、6番を録音しています。何故全曲録音にならなかったのか分かりませんが、一説によればレコード会社の資金不足やシュタルケルのスケジュールが合わなかったなど諸説言われています。全曲になれば、この演奏も彼の代表録音の一つになった事でしょう。残念です。90年代に録音した「無伴奏チェロ組曲」全曲は、実に大家らしい威厳と風格を持った演奏でゆったりとし大きなスケールが魅力ですが、このPeriod録音は技巧的には完成されているものの、若き情熱がスピード感を伴って颯爽と演奏している、また彼らしい演奏です。録音もあのピーター・バルトークが絡んでおり、コダーイと同じく生々しい感じがリアルに聞けて演奏・録音共に聞く人を唸らせることでしょう。弊社のPeriod復刻は前記コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ(DCCA-0035)に続いて第2弾となり、極力元レコードが持っている力を再現する様に心がけています。それ故に、レコードの状態によって若干、ノイズや歪みが生じる事もありますが、それ以上にこの演奏に深く引き込まれる事になると思います。是非一度、その生々しさを体験してみてください。』(以上『内』、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラーの「第9」、1952年2月3日 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
ギューデン(S) アンダイ(A) パツァーク(T) ペル(B) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO、 ウィーン・ジングアカデミー | |
録音:1952年2月3日。 『フルトヴェングラーが残した「合唱つき」で一番に思い出されるのは、「バイロイトの第9」でしょう。それほどインパンクトがあり歴史的背景も重なり今や日本では「金字塔」ともいえる名演です。その他にもイギリス国王ジョージ6世戴冠祝典演奏会ライブや戦時中の42年4月のヒトラー生誕前夜祭など大きなイベントにフルトヴェングラーは「合唱つき」を取り上げています。今回の「合唱つき」は、ウィーン・フィルの第1回演奏会を指揮したオットー・ニコライの業績を讃え毎年この時期に開かれる演奏会の「オットー・ニコライ記念コンサート」でのライヴです。フルトヴェングラーが大病を患う前で聴覚もしっかりしているときの演奏という他にも、良い点がいくつもあります。それは気心知れたウィーン・フィルとの共演、そしてウィーン・フィルの拠点ムージクフェラインでの演奏、ソリストもオペラなどで度々共演していたメンバーであること、が上げられます。それ故に、ウィーン・フィル独特な弦楽器の音色の美しさは、この曲をより一層高みへと誘う最高の武器です。そしてバイロイトの時の臨時編成オケとは違うというのも強みでいかにフルトヴェングラーが統率しオケが完璧にそれに応えていたのかがわかります。ソロも綺麗に録音されており、バイロイトと双璧をなす演奏を堪能する事ができます。尚、古いテープをマスターとした為、音揺れ、レベル変動や4楽章には一箇所マスターに起因する音とびなど御座います。予めご了承下さい。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ベートーヴェン:交響曲第1番(*)/ 交響曲第5番「運命」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、BPO(#) | |
録音:1952年11月29日(*)/1954年5月23日(#)。 『フルトヴェングラーが残した録音を聞くと、年代、オーケストラ、場所、ホール、ライヴかセッションかなどの様々な要因でどれも一つとして同じなものがない。(但し、一日違いなどは除きますが)今回のベートーヴェンの第1番は録音として残されているのは6種類あり、EMIへの録音を除けばどれも戦後のライヴであり、ライヴならではの出来はどれも面白い。特に今回の52年のウィーン・フィルとの演奏は切れも良く、交響曲としては小曲な第1番を単なる「小曲」で終わらせない気持ちの良い演奏に仕上がっている。特筆すべきは、録音が良く当時の状況や環境を考えれば奇跡的な音質かもしれない。ベルリン・フィルとの「運命」はフルトヴェングラー最晩年の演奏である。そして12種類残されている「運命」の一番最後のものであり、こちらは堂々とした「運命」を聞くことが出来る。まさかこの演奏の数ヶ月後にこの世を去るなど、この演奏を聴いていた人は誰一人として思わなかったであろう。最晩年の演奏であるが解釈としては1947年の演奏に近いかもしれないが、スケールの大きな演奏でテンポもはまっている。この演奏をフルトヴェングラーの「運命」のベストに推す方がいても全く不思議ではない。それどころか、この演奏を聞けば聞くほど聞かなければ損をする演奏だと感じるから不思議である。温故知新といえる名演を聞きまったりと過ごす休日。そんな休みがあっても良いのでは?古いテープをマスターとした為ノイズや第3楽章で軽い音飛びがあります。予めご了承下さい。』(以上レーベルのインフォメーションより) | ||
サバタ&NYP + ミルシテイン ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*) |
ナタン・ミルシテイン(Vn;*) ヴィクトル・デ・サバタ指揮 NYP | |
録音:1950年3月16日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ。 『フルトヴェングラーも良いのですが、20世紀は大指揮者が大勢いた黄金の世紀と言って良いと思うほど名指揮者による名演奏が数々残されています。先に挙げたフルトヴェングラーだけではなくトスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュ、メンゲルベルク等は色々と録音が復刻されていますが、今回取り上げたデ・サバタは残念ながら多いとは言えない部類かもしれません。しかし、交響曲や管弦楽の分野ではそうかもしれませんが、オペラでは逆に頭一つ抜けた存在としてその名は記憶されています。特にマリア・カラスと録音したプッチーニのトスカはこの曲の代表盤と言っても良いでしょう。デ・サバタの活動は主に母国のイタリアを中心としたヨーロッパでしたが、戦後はアメリカにも度々訪れ今回演奏のニューヨーク・フィルやシカゴ響の指揮台にも上がっており、トスカニーニの後にスカラ座の指揮を任され、後年退くまでその重責を担ったデ・サバタは実力はトスカニーニとならぶものであったと容易に想像がつきます。この「運命」にしても通り一辺倒の堅苦しい演奏ではなく、重く暗いこの曲の中にもロマンティックな響きがあり美しささえ感じる程です。ミルシテインをソロに迎えたブラームスの協奏曲に至ってはミルシテインの歌う様なソロは最高であり、そのバックのデ・サバタ&ニューヨーク・フィルは見事なまでのサポートを行っています。これらを名演と呼ばずにはいられない程でず。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります。予めご了承下さい。録音日は一般的に知られている日です。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
クレンペラー&BPOの「ブル7」 ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版) |
オットー・クレンペラー指揮 BPO | |
録音:1958年9月3日、ルツェルン、ライヴ。以前 FREQUENZ と MUSIC AND ARTS から既出の演奏だが、他盤は入手出来なくなっている模様。 『クレンペラーは大器晩成型と良く例えられますが、決してそうではなく若い時期から歌劇場の指揮者としてデビューし多くの歌劇場で指揮をした注目の人物でした。晩年自身のオーケストラと呼べるフィルハーモニア管(及びニュー・フィルハーモニア管)とEMIへ多くの録音を残した印象から大器晩成と思われるのでしょう。しかし、フィルハーモニア管以外にも多くの有名オーケストラに客演し、今回のベルリン・フィルとの演奏も運良く残されていました。ここで聞ける演奏はまさにクレンペラーが脂が乗っている円熟期ともいえる時代の物で最晩年ほどテンポは遅くありませんが、その堂々たる音の運び、各楽器のバランス、全体の構成、強弱、空気感などどれをとっても一流の風格がにじみ出てくる演奏です。ライヴ故に細かなミスなどありますが、クレンペラーは何事も無かったかの様に実に淡々と処理し、ブルックナーの精神世界に一心不乱に埋没していく様にも思える、重厚でダイナミックな響きに一度聞けば引き込まれるはずです。クレンペラーは同曲をフィルハーモニア管(1960年EMI録音)しているものがあり、演奏年代も近いのでこれらと聞き比べをしてみるのも面白いかもしれません。一応カタログなどで調べましたが、過去には発売された可能性はございますが、現在は入手困難な演奏だと思います。これを機にクレンペラーにどっぷり浸ってみるのも良いかもしれませんね。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります予めご了承下さい。』(以上、レーベルの案内文をそのまま掲載) | ||
フルトヴェングラーの「ブル8」 1949.3.15 ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1949年3月15日、ティタニア・パラスト、ベルリン、ライヴ。以前、音の良い SERENADE 盤(SEDR-2022; 廃盤)が出ていた物だが、良音のものは軒並み廃盤となっているだけに、嬉しい発売(TESTAMENT盤 SBT-1143 は1949年3月14日のスタジオ録音、EMIから LP 期に発売された物や、そのマスターを使用したCDは、14日と15日を併せた物といわれている)。 『やはりフルトヴェングラーと言えば、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、ワーグナーといった作曲家に定評があり、聞く側もそれらに大きな期待をし事実定番と呼べる物が数多くあります。しかし、ブルックナーに関しては別で、何故かフルトヴェングラーのブルックナーは良くない!という固定観念の様な物がついてしまっている感じがあります。フルトヴェングラーが存命中は、ブルックナーの版もハース版が最新版であり、使用楽譜も原典版(初版)かハース版というハンディもありその上、日本ではまだブルックナーは良く聴かれる作曲家とは言い難い時代背景もあったのでしょう。そこで昔の批評で一刀両断されこの評価が今に至っても続いている気がします。勿論、全てが良いとは言いませんが、少なくともこの八番は名演の類に入れてもなんら差し支えない見事な演奏です。ここでもフルトヴェングラーが作り出すスケールの大きな演奏と、ライブならではの緊張感、細部まで読みつくされた構成力、そして力強く覇気のあるベルリン・フィルの演奏、どこをとっても素晴らしい演奏です。締りの無い演奏になりがちですが、ここでは緩急を自在に操り崩壊ぎりぎりまでに惹きつけ、最大限に開放そして再び緊張、最後は見事な昇華。これは聞いて損はしません。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります。予めご了承下さい。』(以上『』内、レーベルのインフォメーションより)。 | ||
フルトヴェングラー、1952年11月30日 ベートーヴェン: 交響曲第1番/交響曲第3番「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1952年11月30日。 『エロイカの復刻はウラニア(DCCA-0031)とローマ(DCCA-0039)、そして今回の演奏と同じ1952年12月7日にベルリン・フィルとのDCCA-0051の3種類を既に発売しました。圧倒的に「ウラニアのエロイカ」の人気が高いのですが、52年12月のベルリン・フィルとのエロイカも予想以上に支持されており、フルトヴェングラー・ファンの探究心の凄さを思いしりました。そこで今回のウィーン・フィルとの物もファンの方々から聞き比べをしたいので機会があれば是非発売して欲しいという要望がありました。幸い復刻に耐えられる程度のマスターがあり、それを余計な色を付けず自然な感じで好感の持てるものができました。フルトヴェングラーのエロイカはどれを聞いても同じという方もいらっしゃいますが、やはり時期やオケ、ライヴかスタジオかでどれ一つとして同じ顔のものは無い様に思えます。ウィーン・フィルはウィーン・フィルのベルリン・フィルにはベルリン・フィルの同じ手兵と呼ばれたオケでも違いが感じ取る事ができるでしょう。またカップリングの交響曲第1番は小編成でありながら厚みもあり、そして切れ味抜群のスピード感などに好感が持て、ただ重い、遅い様なゲテモノ的な仕上がりにはなっておらず、う〜ん!と唸らせる何かを秘めた見事な演奏というしか他はありません。エロイカよりも音質は上かもしれません。当日はマーラーのさすらう若人の歌も演奏されました。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります。予めご了承下さい。録音日は一般的に知られている日です。』(以上、レーベルの案内文をそのまま掲載)。 | ||
DCCA-0060 レーベル品切 再生産時期未定 |
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 (オリジナル・コンセプト版) [オーストリア国立図書館音楽部門所蔵による 唯一の完全な自筆稿に基づいた オリジナル・コンセプト復元版] |
内藤彰 指揮 東京ニューシティo. |
録音:2008年11月17日、東京オペラシティ・コンサート・ホール、ライヴ。 | ||
DCCA-0061 レーベル品切 再生産時期未定 |
フルトヴェングラーの「英雄」、1952年スタジオ録音 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
録音:1952年11月26日-28日。原盤:HMV / EMI 。 | ||
クレンペラー&ケルン放響の「マーラー第4」 マーラー:交響曲第4番 |
エルフリーデ・トレチェル(S) オットー・クレンペラー指揮 ケルン放送so. | |
録音:1954年3月、ケルン、ライヴ。以前 ORIGINALS と ARCHIPEL から既出の演奏だが、前者は完全に廃盤、後者も製造中止の模様。これまでの実績を考慮すると、当盤の音質は ARCHIPEL 盤より優れている可能性が高い。 『弊社クレンペラーの第2弾になります。お蔭様で、第1弾のベルリン・フィルとのブルックナー:交響曲第7番(DCCA-0057)も好評を頂いております。さて、今回はクレンペラーにとって切っても切れないマーラーの交響曲のご紹介です。ご存知の通りクレンペラーは22歳という若さでマーラーの推挙もあってプラハのドイツ歌劇場の指揮者としてキャリアをスタートさせます。マーラーの弟子という点でワルターと良く比較されますが、確かに頻繁に取り上げていたワルターに比べ、クレンペラーのマーラー演奏評はその出来に比べ低く評価されている気もします。しかし、残された演奏を聞く限り安定感があり、しっかりとした地に足が着いた演奏は、さすが巨匠の芸術というべきものでしょう。第4交響曲に関して言えば、今回のケルンを筆頭に、コンセルトヘボウ、ベルリンRIAS響、ウィーン響、バイエルン放送響、フィルハーモニア管などとの録音も残されていますので、それぞれ聞き比べしてみるのも面白いでしょう。他の演奏に比べて若干早めのテンポで進めますが、決して雑ではなく逆に力強い推進力を感じるほどです。とても70歳に近い人物が指揮をしているなど音だけでは絶対にわからないでしょう。それだけ、この演奏にかけるクレンペラーの集中力は凄まじく、第3楽章にはクレンペラーと思える唸り声が聞こえる箇所があります。ソプラノのトレチェルの声は明るく、雰囲気がとても合っている歌声も魅力の一つです。古いテープをマスターとした為、ノイズ音ゆれ音とび等があります。予めご了承下さい。』(以上、レーベルの案内文をそのまま掲載、商品番号と人名等を当店で一部追加&更新) | ||
フルトヴェングラー 最後の「田園」と1947年の「レオノーレ第2」 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(*)/ 「レオノーレ」序曲第2番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO (*)、ハンブルク州立po.(#) | |
録音:1954年5月23日(*)/1947年6月9日(#)。 『フルトヴェングラーの「田園」は弊社からも、戦中、復帰、ローマRAIなど3種類発売しておりますが、今回の「田園」はフルトヴェングラーが残した最後の録音となります。死の半年前、5月23日にベルリン・ティタニア・パラストで行われたライヴ録音で、当日はベートーヴェン「運命」(弊社からDCCA-0055として発売済み)と一緒に演奏され、プログラムはまさしく戦後の復帰演奏会と合致し場所も同じくティタニア・パラストです。今回の「田園」は、戦後復帰演奏会を思わせるような自在なテンポ、起伏が激しいながらも流麗な運び、見事なまでの表現づけに、晩年の渋い演奏スタイルの一つともいえる、落ち着いた造形美にさらに大きくなったスケール感などがプラスされ、これぞと思わせる名演に仕上がっています。レオノーレの第2番は、フルトヴェングラーには4種類あります。今回収録した演奏は、残された録音で一番若いもので47年です。しかし、戦後演奏活動を再開したフルトヴェングラーは、既にベルリン・フィルだけではなく復帰わずか二ヶ月も経たずハンブルクの指揮台に立ち、レオノーレ2番以外にR.シュトラウスの「死と変容」などを振っています。レオノーレ第2番の聞きどころはなんといっても序奏部最後の大きな休止です。これでもか!といわんばかりの沈黙に似た静寂が会場を一瞬に飲み込みます。実際に演奏会場で聞きに来られた観客の多くはその瞬間だけ息を止めていたに違いありません。古いテープをマスターとした為、ノイズ音ゆれ音とび等があります。予めご了承下さい。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
クレンペラー&RIAS響のモーツァルト モーツァルト: 交響曲集[第25番/第29番/第38番「プラハ」]/ セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」 |
オットー・クレンペラー指揮 ベルリン RIAS so. | |
録音:1950年12月。 『クレンペラーが得意としている作曲家は多いですが、モーツァルトもその一人といえるでしょう。演奏内容こそ、年代やオーケストラによって違いはありますが、どれもクレンペラーならではの演奏で、テンポが速くてもクレンペラーらしく、逆に遅くてもやっぱりクレンペラーらしく仕上がるのは不思議なとろこです。今回の演奏はまさしくテンポが速いモーツァルトですが、アンサンブルもその速さにきちんとついき、モーツァルトが青年時代に書き上げた曲の情緒を匂わせる雰囲気作りは抜群です。交響曲第25番は映画「アマデウス」の冒頭シーンで使用されたこともあり聞き覚えのある方も多いと思います。その名曲をクレンペラーは、何のためらいもないく一気に練り上げていきます。よほど曲の解釈に自身がないとできない芸当でしょう。そして交響曲第29番も青年モーツァルトが書き上げた珠玉の名品ですが他の有名交響曲に隠れて知名度は低いですが、曲の構成にはモーツァルトの奇抜なアイディアが取り入れられ後年の後期交響曲郡への片鱗が垣間見られます。そして、「プラハ」は、第40番や「ジュピター」などとならび演奏回数も人気もモーツァルトの交響曲の中では圧倒的な存在です。クレンペラーが残した後期交響曲は主兵フィルハーモニア管などをはじめ、かなり前から評価が高いので、このベルリンRIASとのものを期待しても間違いありません。尚今回、オーケストラ名は当時の名称にて表記しています。古いマスターを使用した為、ノイズ音ゆれ音とび等があります。予めご了承下さい。録音日は一般的に知られている日です。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー〜ルツェルンの第9 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) エルザ・カヴェルティ(A) エルンスト・ヘフリガー(T) オットー・エーデルマン(Br) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニアo.、ルツェルン祝祭cho. | ||
録音:1954年8月22日、クンストハウス、ルツェルン、ライヴ。TAHRAから既出の音源で、OTAKEN等からも独自のリマスタリング盤が出ている。 『フルトヴェングラーはスタジオ録音ではベートーヴェンの「第9」を一切残していません。(録音の計画はあったようです)しかし、幸いなことに区切り区切りでのライブ演奏が多く残されておりフルトヴェングラーが残した「第9」の中で、一番有名なものが「バイロイトの第9」でしょう。その「バイロイトの第9」に匹敵する知名度と演奏を誇るのが、この「ルツェルンの第9」なのは間違いないはずです。この演奏は、ルツェルン音楽祭にフィルハーモニア管が客演した際、フルトヴェングラーが指揮台に上がった記念碑的演奏です。演奏は晩年フルトヴェングラーが難聴を患っていたため、どこまでが彼がイメージして作りあげれたのかはわかりませんが、出だしの一音からその緊張感が支配するスタイルについては全く変わりがありません。当時としては録音も精一杯頑張った方で、やや木管、金管に焦点が置かれていますが、弦楽器が弱いわけでもなく、ソリストの声も十分に拾っています。名演を聞ける喜びがやがて大いなる感動へと生まれ変わります。是非お聞き下さい。古いマスターを使用した為、ノイズ音ゆれ音とび等があります。予めご了承下さい。』(以上『内』、レーベルのインフォメーションより) | ||
フルトヴェングラー、1938年の「悲愴」他 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(*) ベートーヴェン: 「エグモント」序曲(#)/「コリオラン」序曲(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*/#)、VPO(+) | |
録音:1938年10月(*)/1933年11月(#)/1947年11月(+)。 『第2世代技術のSP盤復刻は今までの復刻と一味違う!!巨匠の名演「悲愴」はまさしく聞き応え十分!必聴です!!』『弊社から既にチャイコフスキーの交響曲は第4番(DCCA-0052)、第5番(DCCA-0047)と発売しておりますが、チャイコフスキーが残した名曲「悲愴」がようやく満を持して発売となります。しかも、今まで数多くのアイテムで好評を得てきた第2世代技術を用いての復刻となります。既に第2世代技術というのも定着しはじめ、手作業ににより可能な限りノイズを除去するという、とてつもなく根気がいる作業を今回SP盤に使用しました。LPレコードからの復刻除去作業でもかなり時間を要しますが、SP盤はご存知の通り針で再生すると必要以上にパチパチといった耳に付くノイズが纏わりつき作業はとても困難なものでした。しかし、ノイズフィルターなどで除去した時とは全く違い、音そのもののダメージを最小限に抑える事ができ、本来の音色、演奏の強弱、立体感、モノラルでありながらの音場の広がりなど、断然プラスの作用が大きい為弊社では可能な限りこの方法を行っております。元々がSPからの復刻故、どうしても盤に起因するノイズ、再生時のノイズなどが残ってしまいますが、それらを引いても十分に鑑賞に耐える範囲だと思います。巨匠はベートーヴェンやワーグナー程チャイコフスキーの録音を多くは残してくれていません。ファンや愛好家にとって少しでも手元に置いておける商品となれば作り手としても非常に喜ばしい限りです。是非一度聞いて頂ければ巨匠のチャイコフスキーに対する愛情が伝わる事でしょう。SP盤をマスターとした為、盤面ノイズ等があります。予めご了承下さい。』(以上、レーベルのインフォメーションより) | ||
カンテッリ〜ブラームス: 交響曲第1番(*)/アルト・ラプソディ(#)/悲劇的序曲(+) |
マーサ・リプトン(A;#) グイド・カンテッリ指揮 NBCso.(*/+)、NYP(#) | |
録音:1952年12月(*)/1956年4月(#)/1951年1月(+)。 将来を期待されながら若くしてこの世をさった大演奏家は意外と多いです。ヌヴー、レビン、リパッティ、デュ・プレ、シッパース、ケルテスなどなどがいます。今回紹介するカンテッリなどもまさしくその代表ともいえるでしょう。大指揮者トスカニーニも一目をおいた若きイタリア人指揮者はイタリア全土のみならず、ヨーロッパ、アメリカにまで活動を広げ、これから華々しく活動していくはずでした。アメリカへはトスカニーニの招きによりNBC響やニューヨーク・フィルなどに客演、その為彼が正規にHMVに録音したもの意外でも、放送録音という形で彼の演奏が多少残されているのは幸運かもしれません。今回収録された曲の中でもブラームスの交響曲第1番は何かと彼にとって縁がある曲目で、正規録音にも第1番は残されており、また、彼が最後の演奏会で振っった曲も第1番でした。トスカニーニが「私の若い頃の演奏スタイルに似ている」と例えられたとおり、まさしくトスカニーニを彷彿とさせるエネルギッシュで、テンポ感も鋭く、細部に至るまで神経を通わせているあたりはダブってしいます。年代を考えればいたしかたないが、収録曲は放送録音故、音質にばらつきがあり、また演奏年代、場所、マスターの保管状態などで差があることはご了承願います。モノラルでありながら音そのものは十分鑑賞に耐える範囲です。カンテッリの魅力を一枚に凝縮した濃い中身ですが、これはヒストリカルファン以外の一般の方にも聞いてもらいたいです。』(以上、レーベルのインフォメーションより。 | ||
ミトロプーロス&NYP〜 マーラー:交響曲第5番 |
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP | |
録音:1960年1月2日。 『マーラーの記念年は各社マーラー全集、選集など選りすぐりの名演、名録音または、新録音などを続々発売。にわかにマーラーも活気付いてきています。勿論上記のの様なCDも色々聞いてみたいものですが、マーラーが主に録音されてはじめた60年代後半からの演奏が多くそれ以前の演奏は数から言えば多くはありません。では、戦後の復興に尽力していた日本は昭和30年代、海の向こうの諸外国では実に多くのマーラー演奏の記録が残されております。とりわけ、マーラーの演奏に力を入れていたみミトロプーロスは数は多くないものの、それなりに良い状態で残されています。今回の交響曲第5番は、以前紹介した第6番「悲劇的」と時期が近くマーラー自身幸福な時期で、作曲家としても力が漲り、指揮者としても精力的に活動していました。その頃書かれたこの曲は、実にマーラーらしい独特な発想と巧みな管弦楽法で豊かに響き、名曲として親しまれている第4楽章のアダージェットなどは弦楽器とハープのみによるロマンティックなつくりから「愛の楽章」とも呼ばれ、映画「ベニスに死す」で使われ一躍有名になりました。そのマーラー渾身の第5番を、ミトロプーロスが手兵ともいえるニューヨーク・フィルと熱い演奏を繰り広げます。その風貌から、クール、機械的と思われがちですが、この演奏では爆演というよりは、内面から蒼白い炎の様な内に秘めた力強さで曲を作り上げていきます。近・現代ものも得意だった手腕はここでも発揮されてます。ファン以外の一般の方にも聞いてもらいたいです。録音日は一般的に知られている日です。』(以上、レーベルのインフォメーションをそのまま掲載) | ||
フルトヴェングラー・シリーズ ベートーヴェン:交響曲第7番(*) メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲(#) ・ボーナストラック ベートーヴェン:交響曲第7番〜第1楽章(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1950年1月18日-19日(#/+)/1949年2月15日(#)。原盤:HMV /EMI 。ソース: 米 VICTOR (RCA) LHMV 1008 (*) / 英 HMV DB 6941 (#) /独 ELECTROLA WALP 527 (+)。 『フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるHMVへの録音を代表する一連のベートーヴェン・シリーズも「英雄」「運命」などを弊社が呼称している「第2世代復刻」でリリースし、今回第7交響曲を同手法を用いて復刻いたしました。ベートーヴェンの第7交響曲については戦時中のベルリン・フィルの演奏をベストに挙げる方もいますが、こちらの録音をベストに挙げる方もいるぐらい充実した内容になっています。弊社では、先にSP盤からの復刻(DCCA-0011)で同録音を復刻いたしましたが、お客様から「第2世代」でLPからの復刻を希望される声も多く今回の復刻にいたりました。SPとはまた違う音質、雰囲気などが楽しめ、特にSPから復刻した際どうしても発生してしまう、細かな針音ノイズが演奏の音色は壊さないものの、耳につき演奏に集中できないという欠点がありました。LPは比較的聞かれた方が多くノイズそのものは気になるものの、まだ鑑賞しやすい方で今回「第2世代」で大きなノイズは元より可能な限り小さなノイズも取り除きました。また、カップリングのフィンガル序曲もSPからの復刻ですが同様に「第2世代」での復刻を試み、盤から発生するノイズを可能な限り少なくしました。更にボーナストラックとして、メインで使用したLPとは別のLPを使用し、同じ演奏でも盤による違いがわかる様、第1楽章のみですが収録しました。ヴィンテージLPは高価なものですので、もし購入される場合は聴き比べれば目安となる事でしょう。ファン以外の一般の方にも聞いてもらいたいです。』(以上『』内、レーベルのインフォメーションより) | ||
バルビローリ&トリノRAI〜マーラー: 交響曲第9番 |
ジョン・バルビローリ指揮 トリノ RAI o. | |
録音:1960年11月25日。第1楽章−第3楽章:ステレオ/第4楽章:モノラル。同月、伊 IDIS からも再発売(IDIS-6599)されるが、そちらには「モノラル」としか記載されていない。 『1963年ベルリン・フィルの指揮台でマーラーの交響曲第9番を演奏、その素晴らしい演奏に聴衆はもとより楽団員達からも賞賛を浴びたバルビローリ。この演奏会がきっかけで、バルビローリとベルリン・フィルによるマーラー交響曲第9番をEMIに録音、決定盤と評される程でありそれは現在でも同じ評価である。バルビローリは意外と早い時期からマーラーを取り挙げており、スタジオ、ライヴ問わず結構様々な曲目、様々なオケとの演奏が聞くことができる。今回収録したマーラーの交響曲第9番は、ベルリン・フィルでの名演を行う前の1960年、トリノでのライヴです。はっきり申上げれば、ベルリン・フィルと比べてしまうとその力の差は一目瞭然、贔屓目に聞いてもやはりベルリン盤に様々な点で軍配があがるでしょう。しかし、バルビローリのストレートな音楽作りが感じられるのはトリノ盤の方かもしれません。録音環境が違いますが、トリノのライヴは一発勝負、限られた時間、手兵とはいえないオケという条件下でもバルビローリはマーラーがテーマにした「死」を正面から表現しようと正直にオケと作り上げます。オケは技量がやや不足する面も乗り越え聴衆に訴えたのでしょう。ファン以外の一般の方にも聞いてもらいたいです。この録音は第1楽章から第3楽章がステレオ、第4楽章がモノラルという変則的な録音です。録音日は一般的に知られている日です。』(以上『』内、レーベルのインフォメーションより) |