MYTHOS "CD" | ||
フルトヴェングラー&BPO、 1949年 の「ブラ3」 ブラームス:交響曲第3番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1949年12月18日、ベルリン、ライヴ。ソースLPは案内に記載されていないが、LVDSM FALP 543 だと思われる。 これ程までに雄弁に自らの感情を詠い上げた演奏はフルトヴェングラーの中でも珍しいのではないだろうか。弦の響きはまるで人の声のような艶をもってうねり、管楽器は自然の雄大さを、打楽器は大地の響きをそれぞれ備えており、これらが一体となってブラームスの交響曲という表現方法を得て、フルトヴェングラ-の心を伝えてくる。既存のCDでは捕らえ切れていなかった、音の深さ、その深みに潜む聞こえなかった響き、その全てが見事に復刻された改めて聴くべき1枚。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
フルトヴェングラー&BPO、 1948年 の「ブラ4」 (EMI系) ブラームス:交響曲第4番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1948年10月24日、ベルリン。モノラル。LVDSM FALP-544 (PATHE) から復刻。このフランス盤 LPは、市場では10万円弱で取り引きされているようだ。 既出盤ではデッドな響きしか再現できなかった物が多く、今ひとつ評価されてこなかったフルトヴェングラー&BPOの当曲が、圧倒的な音質で蘇る。いままでは失われ、想像で補うしかなかった音楽の背景がはっきりと聴こえてくる。なぜ彼がこのように音楽を作り上げたのか、彼が遺したかった本当の音で今ようやくその真意が明らかとなる。 世界屈指のクオリティの盤を厳選し、時間と資本を惜しみなく投じてその盤にあったシステムを組み上げ、ようやく実現したMYTHOSの復刻でしか再現できない本当の音をぜひお楽しみ頂きたい。 | ||
ティッサン=ヴァランタンのフランク フランク: 前奏曲、コラールとフーガ/ 前奏曲、アリアと終曲 |
ジェルメーヌ・ ティッサン= ヴァランタン(P) | |
録音:1954年(推定)。Ducretet-Thomson LPG 8716 (SELMER) 盤からの復刻。 本当に美しいものを目のあたりにした時、人は言葉を失うと言うが、この演奏は、それが音楽にもあてはまると言う事を証明する希有な例と言える。深夜の薄暗い部屋で、一人窓際の月明かりの下、物思いにふける少女の揺れる心の動きそのもののような淡く透明な響きが、ティッサン=ヴァランタンの指の動きにつれて広がっていくのが克明に記録されている。時に静かに、時に激しく、刻々と変わる音楽=心の動きを、当時のデュクレテ・トムソン盤がこれほどまで正確に記録していたのには驚嘆するしかない。MYTHOS の復刻により、またひとつ人類共通の財産とも言える最高の芸術が、現代に甦ることができた。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
フルトヴェングラー&VPOのワーグナーとリスト ワーグナー: 「ローエングリン」前奏曲(*)/ 「タンホイザー」序曲(#) リスト:交響詩「前奏曲」(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1954年(*)/1952年(#)/1951年(+)。ソース:HMV ALP 1220 フラット重量盤。 既存のCDではモゴモゴとした不明瞭な音質でしか楽しめなかったフルトヴェングラーのワーグナーが艶やかな音を得て蘇った。肉声のようにうなる金管の響き、柔らかく美しい弦と木管、まるでつい最近の演奏を聴いているかのような錯覚が起こる。前半部でわずかに生じるレコードノイズが無ければ、既に50年を超える時を経た演奏とは信じ難い生々しさ。(+)に至っては、美しさとか優雅さとかを超越して凄まじい命を賭した演奏が鳴り響き、聴く者を感動の渦の真ん中に引きずり込む。一音一音を明確に描き出すこの復刻によって、ようやくフルトヴェングラーが求めていた本当の音楽を知ることができる。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
ヨゼフ・シゲティ〜ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 |
ヨゼフ・シゲティ(Vn) ハーバート・メンゲス指揮 LSO | |
録音:1959年。ソース: Mercury SR90225 プロモーション盤。CD-R仕様盤では当店未案内のもの。 シゲティが遺したブラームスの協奏曲の録音は何種類か存在しているが、演奏の充実と音質のバランスが一番整っているのは、この録音だろう。彼の演奏があまりに直截的で音に艶がないなどと思われている方は、その間違いを正すためにこの演奏を聴いて頂きたい。録音当時の音を最も正確に伝えるプロモーション盤のレコードには、なんとも艶やかで色気に満ちたシゲティの音色が詰まっていた。楽器の隅々まで鳴らしているその響きの豊かさと、磨き込んだシルバーのようなツヤツヤとした輝きが、MYTHOS復刻によって、ここにようやく再生された。 | ||
グイド・カンテッリ ベートーヴェン:交響曲第7番 |
グイド・カンテッリ指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1956年、ロンドン。HMV ASD 254からの復刻。マニアなら知らぬ者のいない EMI / HMV への録音だが、何と EMI 盤は国内外とも廃盤で、質の良い復刻は現在他に全く出ていない状況のようだ。 「突然終わりを迎えてしまったカンテルリの短い人生の最高の一瞬をとらえた第7番が復刻されました。青い夏空に湧き上がる白い雲のような力強さと、透明なガラス細工のような美しい脆さが混在する強烈な魅力を放つ演奏です。トスカニーニの感性とクライバーの色気を併せ持ったこの奇跡の録音が、MYTHOSの復刻によって、当時から最高の音質と評価され続けたHMVの最初期盤から蘇ります。最近いろいろ話題になることの多い第7番ですが、これがこの曲の本質を表現した唯一至上の演奏で、ここに再現されたもの以上の音質は望み得ないということが十分納得して頂けるクオリティのCDとなりました。」#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
MPCD-5002 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
松脂が飛ぶ! 〜 ヤーノシュ・シュタルケルのコダーイ、PERIOD 録音 コダーイ: 無伴奏チェロ・ソナタ/ ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(*) |
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc) アーノルド・エイダス(Vn;*) |
MPCD-5003 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
フルトヴェングラー&BPO、 1947年 DGの「運命」 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/ 「エグモント」序曲 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
フルトヴェングラー&BPO、 1942年の「グレイト」、 メロディアLP盤起こし シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1942年、ベルリン。ソビエト MELODIYA VSG 盤(おそらく "VSG 10033" )からの復刻。 モスクワ放送協会関係者が、自らのコレクションとして地方都市の別荘に秘蔵していた VSG 盤からの復刻。「 VSG 」や「松明」など、いわゆるプレ・メロディア盤に特有の細かなサーフェイス・ノイズは残るが、この演奏をこれほど明確に生々しく捉えた盤は、おそらくこの地上には存在せず、さらにそれを、これほど忠実に復刻出来ているのは、今のところ当MYTHOSレーベルのみと言えるだろう。ダイナミックな音の動き、迫り来る地響きのような低音、そしてつややかな現の響き。そのそれもが、今そこで演奏されているかのように蘇ってくる。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
MPCD-5008 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
クナの「ロマンティック」、DECCA録音 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 |
ハンス・ クナッパーツブッシュ指揮 VPO |
フルトヴェングラー&VPO、 1944年「ウラニアのエロイカ」 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1944年12月16日、モノラル。米URANIA "URLP 7095" [ マトリックス E3KP-4554-1A / E3KP-4555-1 ;初回スタンパー盤と言われる物]からの復刻(「スタンダード」シリーズ CD-R の復刻使用盤については、代理店資料に記載がありませんが、当CDと同マトリックスの盤から復刻されていると思われます)。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
フルトヴェングラー、 北ドイツ放響との1951年 の「ブラ1」、 BPOとの1942年シューマン「チェロ協」 ブラームス:交響曲第1番(*) シューマン:チェロ協奏曲(#) |
ティボル・ デ・マヒュラ(Vc;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 北ドイツ放送so.(*)、BPO(#) | |
録音:1951年10月27日、ハンブルク(*)/1942年10月25日-28日(#)、共にライヴ。ソース: SWF 8201 / 8202 。 フルトヴェングラーの振ったブラームスの中では最も密度が濃い演奏とされていた北ドイツ放送so.との1番が、今までにない鮮明な響きで蘇った。MYTHOSレーベルの精緻な復刻により、以前から評価の高かった第2、3楽章の濃密な歌はさらにその艶を増し、第1楽章や終楽章にあった入神のティンパニや管楽器の炸裂が本来の力を取り戻している。ブラームスの楽想を超えた深遠で凄まじいフルトヴェングラ-の音楽が、このCDから溢れだして来る。 マヒュラとのシューマンは一転してチェロの音に寄り添うような優しさを見せている。楽章が進むにつれて、マヒュラの音がフルトヴェングラーの音楽と溶け合い、暖かく柔らかい光を放つようなハーモニーを浮かび上がらせる。 #2021年11月追記:当盤は当初プレス版CDで供給されていましたが、現在の流通分はCD-R製版になっています。代理店によると『プレス原盤損傷の為CDRで代行。以後もプレスの意志は無し』とのことです(ガラスマスターが損傷したのではないかと推測されますが、詳細不明です)。 | ||
マイケル・レビン チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリツィオーソ |
マイケル・レビン(Vn) アルチェオ・ガリエラ指揮 フィルハーモニアo. | |
COLUMBIA 33CX 1422 からの復刻。 自らも結局コントロールすることができなかったレビンの溢れる才能が、甘美な音となって響く。不幸な人生ではあったが、それでも音楽を喜んで讃え、陶酔するレビンの眼差しが見えるような生々しい音質での復刻が、このCDに実現されている。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
フルトヴェングラー&メニューイン ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 Op.61 |
イェフディ・メニューイン(Vn) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1953年4月。ソース:英 HMV ALP 1100 。 なぜ海外では評価の高いメニューインが日本ではあまり評価されていないのか、その理由が良く理解できた。いままで発売されてきた貧弱な音のCDは、彼の美点をまったく伝えきれていなかったのだ。軟弱で線が細いといわれていた彼の音は、実は歌に満ちた伸びやかで艶やかな十分な厚みを備えたものだった。MYTHOS の精緻な復刻によって新しい命を得た彼の真実の音が、フルトヴェングラーの指揮する豊かな響きに乗って感動を運んでくる。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
MPCD-6002 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
ヨハンナ・マルツィ シューベルト: ソナチネ(ヴァイオリン・ソナタ) ニ長調Op.137 No.1 (*)/ ソナチネ(ヴァイオリン・ソナタ) ト短調Op.137 No.3 (*) ラヴェル:フォーレの名による子守歌/ ハバネラ形式の小品 ミヨー:イパネマ ファリャ:「はかなき人生」〜スペイン舞曲 シマノフスキ: 夜想曲Op.28 No.1/タランテラ Op.28 No.2 |
ヨハンナ・マルツィ(Vn) ジャン・アントニエッティ(P) |
MPCD-6004 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
シゲティ&ホルショフスキ〜 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 [第1番 ト長調Op.78「雨の歌」/ 第3番 ニ短調Op.108] |
ヨゼフ・シゲティ(Vn) ミェチスワフ・ ホルショフスキ(P) |
マレシャル&ダルレ〜 ブラームス:チェロ・ソナタ集 [第1番/第2番] |
モーリス・マレシャル(Vc) ジャンヌ=マリー・ダルレ(P) | |
ソース: PATHE 33DTX 127 。 これほど豊穣な音を響かせるブラームスのソナタがあったとは! 本当の音を知るマニアの間では、かなり以前からこの曲の究極の演奏と高い評価と得ていた貴重なPATHE盤が、MYTHOSの手によってようやくここに復刻された。森の奥から響いてくるような深い静けさをたたえたマレシャルのチェロにダルレのピアノが溶合って、上質なビロードのようなしなやかなハーモニーを作り出している。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
グールドの「ゴルトベルク」1955年、 ついにMYTHOSも復刻! バッハ:ゴルトベルク変奏曲 |
グレン・グールド(P) | |
録音:1955年6月27日-30日。ソース:COLUMBIA ML5060 。 いままで聴いていたのはいったい何だったのか? そんな疑問が頭を駆け巡るであろうほど、衝撃的な生々しさが再現できた。グールドの指先の柔らかさ、ペダルを踏む足首の動き、ピアノの金属フレームの質感や、録音スタジオの床の材質まで目に浮かぶ驚きのディティールがこのCDには詰まっている。青年の持つ狂信的な信仰にも似たグールドのバッハへの思いが、驚くほどの素直さで表現されている演奏であったことを、今、ようやく知ることができる。ミソスが本当のグールドファンのために蘇らせた、本当のグールドの姿を、ぜひ確認してみて頂きたい。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
グレン・グールド〜 J.S.バッハ:パルティータ[第5番/第6番] |
グレン・グールド(P) | |
録音:1957年12月。ソース: Columbia ML 5186 [6 EYES ホワイト・レーベル&ファクトリー・サンプル]。 2007年リリースされて大反響を弾き起こしたゴルドベルグ変奏曲(MPCD-6015)に続くグールド復刻シリーズ第2弾。艶やかな若さをたたえたグールドのバッハは、以後の彼の演奏には見られない、素直に音楽を楽しんでいるかのような嬉々とした明るい表情に満ちあふれている。元々の録音状態もこちらの方が優れていたのだろう、MYTHOSの復刻も冴え渡り、非常にリアル感の高い新鮮な音を引き出している。踊りだすようなバッハが楽しめる、必聴の一枚に仕上がった。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
ヘンリク・シェリングのバッハ「無伴奏」 J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ 全曲 |
ヘンリク・シェリング(Vn) | |
録音:1955年、パリ。仏 ODEON ODX 122-124 からの復刻。現在は SONY が音源を引き継いでいる有名な彼の第1回録音だが、国内外共 SONY 盤は廃盤で、入手出来なくなっている。 「演奏のエネルギーを完全に伝えているとされるODEON盤を経験した者しか知り得なかった若きシェリングのバッハへの挑戦が、ここに完全な形で復活します。当時の録音スタッフが息を殺して演奏に見入っている緊迫した空気感さえ伝わってくるMYTHOSの精緻な復刻によって、ようやくこの演奏の真の姿が現在に伝わってくるのです。明瞭な知性としなやかな筋肉を持ってその高き頂きを征服しようとする彼の試みは、ときに握った拳に血を滲ませるかのような圧倒的な力と、獲物を捕らえる禽獣の目のような透明な美しさが混在する緊張感に溢れた稀代の演奏であることがわかります。この演奏に比較すると、彼の晩年の演奏でさえ、遠景としてこの壮大な無伴奏の稜線を描いたに過ぎないただの美しい抜け殻でしかないと思えてきます。今後はバッハの無伴奏を愛する人は2つのグループに分かれるでしょう。このシェリングを知っている者とそうでない者と。」#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
フルトヴェングラー 戦中ベルリンの「第9」 ベートーヴェン: 交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」(*)/ 交響曲第4番(#) |
ティラ・ブリーム(S;*) エリーザベト・ヘンゲン(A;*) ペーター・アンダース(T;*) ルドルフ・ヴァツケ(B;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO、 ブルーノ・キッテルcho.(*) | |
録音:1942年3月(*)/1943年(#)。ソース:33D-10851/4 VSG ラベル(*)、33D-09083/4 青聖火(ラージ)(#)。当レーベルのCD-Rでは、以前限定盤「メロディアBOX」(NR-9000/4; 廃盤)で発売された事がある演奏。(*)は先にLPから盤起こしで「LP化」した MPLP-001/2 (LPのカップリング曲は交響曲第4番ではなく、ブラームスのハイドン変奏曲)が話題となったが、使用した盤は異なっているとの事。 2008年秋、LPとして復刻されて大きな話題となったVSGレーベルの「第9」がCDとして発売される。彼の演奏の中で最も激情的なベートーヴェンが、幻のVSGレーベルから復刻された。今までの録音では完全に再現出来なかったティンパニーの雷鳴のような響き、まるで人の声のような艶やかなヴァイオリンの歌、天に届かんとする金管の咆哮、そして人類全ての歌声のような壮大な合唱、その全てが現在考えうる最高の音で蘇ってくる。なおこのCDの音源はLPの復刻に使用した原盤とは異なったレコードを使用し、特にCD向けにリマスターされている。 カップリングの4番は、旧ソヴィエトから発表されたフルトヴェングラーの演奏でもっとも音質が優れた録音といわれるもの。今回復刻に使用した盤は製作者のアーカイブに存在する数点の同盤から特にCDへの復刻に適したクオリティを持つとして選定されたもので、噂に違わぬ素晴らしい響きが楽しめる。フルトヴェングラーの演奏はもとより、当時の録音技術の高さに驚かれることだろう。 | ||
フルトヴェングラーの「田園」、 伊 HMV のLP復刻、当レーベルでは初 ベートーヴェン交響曲第6番「田園」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1955年。モノラル。伊 HMV QALP 10034 からの復刻。これまで当レーベルのCD-R仕様盤では発売されたことがない復刻。音の良さはレーベルのお墨付き。 ミソスでは初となる QALP 盤 田園の復刻。QALP盤独特のクリアでしなやかな艶のある音質が見事にCDの中に再現されている。フルトヴェングラーが作り上げた美しくも巨大な「田園」交響曲の全てを堪能できる、決定盤ともいえるCDとなった。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
「バイロイトの第9」をついにMYTHOSがCD化 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(*) シューマン:交響曲第4番(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 バイロイト祝祭o.(*)、 BPO(#) | |
MPCD-9017/18SPP (2CD + 特典) 廃盤/入手不能 | ||
録音:1951年7月29日、ライヴ(*)/1953年5月14日(#)。モノラル。英HMV "QALP" 盤(*)/独DG "16063LP"(#;今回の案内に番号記載は無く、推定) からの復刻。CD-Rでは NR-5009/10GOLD という GOLD盤のみで発売がある(ノーマル版[ NR-5009 ]には収録分数の関係でシューマンが含まれていなかった)ものだが、「第9」の復刻元LPは変更されており(CD-R盤では、「 英HMV "ALP 1286/7" 」を使用)更なる高音質が期待出来る。 MYTHOSがCDをリリースしはじめたときから誰もが待ちこがれていた、フルトヴェングラーによるベートーヴェン交響曲第9番「合唱」がいよいよ発売されることとなった。この1951年「バイロイトの第9」の演奏には、もう多くを語る必要はないだろう。半世紀を超えて愛され続け、多くの喜びや哀しみが刻み込まれたあの名演が、ようやくここにその真の姿を現す。 過去にもいろいろなレーベルがこの演奏を取り上げ話題作りを重ねてきた。中には多少なりとも観賞に耐えるものもあったかもしれない。しかし、このMYTHOSによる復刻は、それらを遥かに凌駕するクオリティを備えている。強烈な光の前では全ての色が消え去ってしまうように、過去の記録はこのCDの前にその色を完全に失って行くだろう。 今回、MYTHOSが復刻に使用した原盤は QALP 盤。この演奏では一般的には英国 ALP 盤が有名ではあるが、耳の肥えた愛好家の間では、古くからこの QALP 盤の方が音質が優れているという認識がなかば常識のように広がっていたのはご存知のとおり。自宅のシステムにこのCDをセットしてプレイボタンを押した瞬間、フルトヴェングラーがあなたのリスニングルームに現れる。大空へ突き抜けるような第1楽章、大地を踏みしめる第2楽章、夕映えの雲の行方を見るような優しい豊かさに満ちた第3楽章、そして、あの第4楽章の恍惚的なコーダが過ぎ去った時、その静寂の中でフルトヴェングラーはあなたに振り返ってこう話しかけるだろう。 「Was ein Klang ! ---- この音だよ、諸君」と。 # MPCD-9017/18:2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 #パンフレット等を特典で付属した限定盤は、完売&廃盤のため入手不能となっています。 | ||
フルトヴェングラー&BPO、1943年の運命 これまで存在しないとされていた MELODIYA VSG レーベルからの復刻! ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1943年6月27日-30日。ソース:旧 ソヴィエト VSG盤。VSG盤 LP を使用した同演奏の初復刻。この演奏の MELODIYA 盤 LP は、これまで松明&灯台レーベル以降の物しか無いと考えられていただけに、マニアなら見逃すわけにはいかない。MYTHOS でも、CD-R盤では復刻に MELODIYA 灯台レーベルのLPを使用していた。 旧ソヴィエト時代の謎に包まれた音源リストにあって、その最高峰とされているVSGレーベル。そして従来、この5番には青松明や灯台レーベルしか存在しないと信じられていたが、これまでの常識がついに打ち崩される。ミソスのライブラリーにはあるはずのないVSGレーベルが存在していたのだ。旧ソヴィエトの放送関係者から入手したというこの盤は、もちろん世界で初めてここにCD復刻される物。いままで最高と言われていた青松明や灯台レーベルの音をさらにクリアーにし奥行きと凄みを増した、間違いなく最高峰の音楽がここに刻まれている。極々限られた一部の人間しか聴くことのかなわなかった幻の音源に、ついに光が当てられることとなった。音楽史に刻まれるべき1枚。#2021年11月現在、当店&代理店在庫なし、入荷時期未定。 | ||
MPCD-9020 (CD) レーベル品切 再生産未定 |
フルトヴェングラー、1950年の「ベト7」 ベートーヴェン:交響曲第7番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
録音:1950年1月。ソース:仏 HMV (VSM) FALP 115 。 「フルトヴェングラーの演奏スタイルに最も適した交響曲はベートーヴェンの第7番である」とある評論家は評していたが、その最善の例がこの演奏。今回 MYTHOS はこの7番で最良の音質を備えるといわれるフランス盤の復刻を実行した。その結果、重い爆発を繰り返す第1楽章から、嵐のような狂気の凄みを感じさせる終楽章まで、フルトヴェングラーの心臓がドクドクと波打ちその熱い血をオーケストラの隅々に送り出している様が手に取るように再現されることになった。もはや音質などという言葉では十分ではない、魂のある芸術そのものがここに復刻されている。 # 2011年現在レーベル&代理店で品切れしており、再生産は未定です(当レーベルは新譜の発売が止まっており、このまま廃盤となる確率が高いようにも思われます)。 | ||
MYTHOS "LP" 初期 LP 復刻で知られる MYTHOS が遂に「LP」を発売、もちろん復刻物。「LP再生音」を「LPで聴く」ことになるとノイズが倍になってしまいそうだが、「復刻時のノイズ自体極小であり、商品の製盤も良いためデメリットは全く無い」とのこと。 | ||
MPLP-001/2 (2LP) 完売/入手不能 |
フルトヴェングラー 戦中ベルリンの「第9」、 何と LP 盤起こしによる「LP」! ベートーヴェン: 交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」(*) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(#) |
ティラ・ブリーム(S;*) エリーザベト・ヘンゲン(A;*) ペーター・アンダース(T;*) ルドルフ・ヴァツケ(B;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO、 ブルーノ・キッテルcho.(*) |
録音:1942年3月(*)/1943年(#)。旧ソ連 VSG レーベル2枚組レコードの、レコードでの復刻。第9の方は2008年末にCDプレス盤(MPCD-9001/2)も発売されたが、それぞれのフォーマットに適した盤を用いたため、使用した 初期LP は異なっている。 | ||
MPLP-003 (LP) 完売 入荷予定無し |
フルトヴェングラー「ウラニアのエロイカ」、 LP 盤起こしによる「LP」! ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
録音:1944年12月16日、モノラル。米URANIA "URLP 7095" 盤レコードの、200g ヴィニール使用重量盤 LP レコードでの復刻。ジャケット&レーベルも、オリジナルに極めて忠実に複製されているという。同レーベルのプレス盤CD (MPCD-5011)では「 マトリックス E3KP-4554-1A / E3KP-4555-1 ;初回スタンパー盤と言われる物」からの復刻とされていたが、今回はマトリックス番号等については記載が無い。 | ||
フルトヴェングラー戦中の「運命」、「青灯台盤」から復刻 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1943年6月27日、30日、ソース:D5800/5801(青灯台レーベル)。仕様:200グラム重量盤、オリジナルジャケット仕様、オリジナルレーベル仕様。東洋化成による最新の技術で開発された新素材の塩化ビニールを採用、当時のキリル語ライナーノートの全文翻訳付属。 先に発売されたプレス盤CD(MPCD-9019)では、新発見と言われる VSG 盤 LPが使用されていたが、今LPでは青灯台レーベルが採用されている。 『ミソス規格のLPも今回で第3弾となりました。第1弾のフルトヴェングラーの1942年ブルーノキッテルの第9、そして第2弾のフルトヴェングラー指揮URANIAのEROICAに続き、第3弾はやはり戦中ライヴの1943年6月のベートーヴェン交響曲第5番“運命”がリリースされることとなりました。 最初の主題となる第一音から壮絶な運命を思わせる響きが見事に再現されています。従来のヒストリカルな印象は全く感じさせないリジッドでクリアーなサウンドはまさに圧倒的ともいえるでしょう。私たちが望んでいたサウンドが現実のものとして身近なものとなります。 復刻に使用した元になるLPは、ほぼ新品状態に近い旧ソヴィエトのガストナンバー5289−56のD5800/5801、青灯台レーベル最初期盤からとなります。この盤を最も最良と思われる機材、例えばプリアンプはMARANTZ MODEL−1、アナログプレーヤーはガラード301マルコーニ局用仕様、カートリッジはFONOFILM A−25ティヤーズドロップ型などを使用いたしました。そこから再生される音は濃厚な音色と妖艶なまでの艶やかさです。現代の再生装置とは全く異なる音の方向性ですが、忘れてはならないのは、そこに宿る生命力が我々を勇気づけてくれることです。決して癒し系のサウンドではありませんが、計り知れない何かを私たちに与えてくれるだけでなく、CDの時代になり忘れ去られた何かをきっと思い出させてくれるはずです。 フルトヴェングラーがこの演奏を通して私達に言いたかったことは何だったのか、単に記録としてしか聞いてこなかったときには分からなかったメッセージが、いままさにこのLPを聞くことにより紐解かれようとしています。』(以上『内』、代理店のインフォメーションをそのまま掲載) | ||
MPLP-005 完売 入荷予定無し |
シルヴェストリ&フランス国立放送管の「新世界」 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 |
コンスタンティン・ シルヴェストリ指揮 フランス国立放送o. |
録音:1957年(となっているが、使用ソースからすると実際には1959年10月20日 [1959年10月20日-23日] の第2回録音と思われる)。ソース:仏 ASDF 151 最初期盤。製盤使用素材:新素材塩化ビニール 200g 重量盤/ジャケット:高級合成皮革糸縫い/レーベル:MYTHOSオリジナル/日本語訳解説付属。 | ||
フルトヴェングラー&BPO、メロディアの「ベト7」 ベートーヴェン:交響曲第7番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1943年。ソース: MELODIYA ダブルレター 33D-027779/80。新素材塩化ビニール、200g重量盤。レーベル プリメロディア スモールピンク松明、ジャケットはプリメロディア仕様。日本語解説付き。オリジナル録音時に第4楽章の冒頭2小節が欠落している。 このレコードは東洋化成のノイマンVMS-70で製作されたものであり、オリジナルのメロディア盤と比べ再生しやすくなっている。モノラル録音ではあるが、ステレオカートリッジでも容易に再生可能。 | ||
MPLP-007 (LP) 完売 入荷予定無し |
ヨハンナ・マルツィ(Vn)〜 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲) Vol.1 | |
MPLP-008 (LP) 完売 入荷予定無し |
ヨハンナ・マルツィ(Vn)〜 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲) Vol.2 | |
ヨハンナ・マルツィ(Vn)〜 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲) Vol.3 | ||
録音:1954年-1955年。ソース:COLUMBIA 33CX 1286-88(プロモーション盤)。200g重量盤 LP。1枚毎の分売だが、各盤ごとの収録曲は、案内に記載されていない。 『今回リリースされるこのレコードによって、現代のマルツィ・ファンはようやく彼女の演奏の真価を知ることになるだろう。 この3枚には、オリジナル最初期盤でしか聴くことのかなわなかった、美しい旋律の底に横たわる深い響き、艶やかな表現を生む繊細な音のゆらめき、そして彼女の弓を握るその手の力具合までもが、録音スタジオの空気をも伝えんとする精緻な復刻により生々しく再生されている。 製作にあたり、MYTHOSは新たに発見された未使用と思われるプロモーション盤を使用した。 静かに再生の時を待っていたこのプロモーション盤には、驚く程の情報が刻まれていた。ソロヴァイオリンの録音の復刻は、その音源のクオリティに厳しい条件を突きつけるが、今回発見された盤はその要求に完璧に答えるものだった。 蘇るマルツィ。その演奏は本当はこのような音がしていた。』 | ||
MPLP-010 (25cm LP) 完売 入荷予定無し |
ヨハンナ・マルツィ〜ヴァイオリン小品集 ラヴェル:フォーレの名による子守歌/ハバネラ ミヨー:イパネマ ファリャ:「はかなき人生」〜スペイン舞曲 シマノフスキ:夜想曲とタランテラ |
ヨハンナ・マルツィ(Vn) ジャン・アントニエッティ(P) |
ソース: DG 16017 ブルーテープ 最初期盤。10インチ(25センチ)・レコードへの復刻。ジャケット仕様:見開き&糸縫い。300セット限定盤。 | ||
MPLP-011 (25cm LP) 発売中止 |
フルトヴェングラー〜シューマン: 交響曲第4番 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |