APR-5501 廃盤 |
アレクサンダー・ブライロフスキー 〜1938年、ロンドンでのHMVへの録音集 |
アレクサンダー・ ブライロフスキー(P) |
APR-5502 廃盤 |
エトヴィン・フィッシャー Vol.1 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第8番「悲愴」(*) /第23番「熱情」(#) /第31番(*) 〕/ ヘンデル: シャコンヌ ト長調(+)/組曲第3番(抜粋)(**) |
エトヴィン・フィッシャー(P) |
APR-5503 廃盤 |
ソロモン Vol.1〜HMV初期録音集1942-43 ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調「大公」(*) ショパン:練習曲集[Op.10-9/Op.25-2/Op.25-3]/ 夜想曲第8番Op.27-2/子守歌Op.57/ ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24 |
ソロモン(P) ヘンリー・ホルスト(Vn;*) アントニー・ピーニ(Vc;*) |
フレデリック・ラモンド〜リスト全録音集 1919-36 魔王(シューベルト/2種)/小人の踊りS.145 No.2(3種)/ため息S.144 No.3(4種)/ Cujus animam(ロッシーニ:スターバト・マーテルより)/ ペトラルカのソネット第104番/「ヴェネツィアとナポリ」S.162〜タランテラ/ 即興的ワルツS.213/「ボルティチの唖娘」による華麗なタランテラS.386/ 鬼火S.139 No.5/森のささやきS.145 No.1/愛の夢第3番 S.541 No.3 フレデリック・ラモンド(P) | ||
録音:1919年-1936年。 リスト最後の弟子の一人であったラモンド(1868-1948|リストが死去した時は17歳) による貴重な録音。全てSP録音で、同一曲異演も含め録音年順に並べてあって非常にマニアック。 | ||
APR-5505 廃盤 |
ベンノ・モイセイヴィチ Vol.1 〜ラフマニノフ録音全集 1937-43 |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) ワルター・ゲール指揮(*) ベイジル・キャメロン指揮(#) LPO(*/#) |
APR-5506 廃盤 |
ブロニスワフ・フーベルマン&ジョージ・セル ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61 ラロ:スペイン交響曲Op.21 |
ブロニスワフ・ フーベルマン(Vn) ジョージ・セル指揮 VPO |
APR-5507 廃盤 |
シリル・スミス 〜ドホナーニ&ラフマニノフ全曲録音集 1944-45 ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25(*) ドリーブ/ドホナーニ編:ナイラ・ワルツ ラフマニノフ: 前奏曲第6番 ト短調 Op.23-5(+)/ 前奏曲第16番 ト長調Op.32-5(+) ピアノ協奏曲第3番 ニ短調Op.30(#) |
シリル・スミス(P) マルコム・サージェント指揮 リヴァプールpo.(*) ジョージ・ウェルドン指揮 バーミンガム市o.(#) |
APR-5508 廃盤 |
イグナーツィ・フリードマン名演集 1925-36 | イグナーツィ・フリードマン(P) |
APR-5509 廃盤 |
ディヌ・リパッティ 1947年英コロムビア録音全集 | ディヌ・リパッティ(P) |
APR-5511、APR-5512、APR-5513(ヴァルター・ギーゼキング〜初期協奏曲録音集 Vol.1 - Vol.3 → 3CDセット (APR-7308) で再発。 | ||
ルイス・ケントナー〜リスト録音全集 1937-41 ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調S.244 No.2 (*)/バラード第2番S.171 No.2 (#)/ 詩的で宗教的な調べS.173〜第3曲「孤独の中の神の祝福」(#)/ 子守歌S.174 (#)/ポロネーズ第1番 ハ短調S.223 No.1 (+)/ スケルツォと行進曲 ニ短調S.177 (+)/ ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調「ペシュトの謝肉祭」S.244 No.9 (+) ルイス・ケントナー(P) | ||
録音:1937年(*)/1938年(#)/1940年(+)/他。 | ||
APR-5515 廃盤 |
エトヴィン・フィッシャー Vol.2 〜戦前のシューベルト録音全集 シューベルト: 即興曲全集D.899 & D.935 (*)/ さすらい人幻想曲 ハ長調D.760(#) |
エトヴィン・フィッシャー(P) |
→ 3CDセット (APR-7314)〔エトヴィン・フィッシャー〜ブラームス、シューベルト、シューマンのスタジオ録音全集 1934-50 〕に組み込まれて再発。 | ||
APR-5516 廃盤 |
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ヨーロッパにおける独奏録音全集 1930-1936 Vol.1 | |
録音:1935年(*)/1932年(#)/1934年(+)/1933年(**)/1936年(##/++)。原盤:EMI。 ショパンのソナタ第2番第1楽章は SP、LP とも未発売で、CDでもAPRから発売されたもの〔APR-7014、当盤、APR-6004 〕にしか収録されていないレア音源。 # 下記 APR-5517 と共に APR-6004 でセット化再売されたが、そちらも廃盤となってしまった。 | ||
APR-5517 廃盤 |
ヴラディーミル・ホロヴィッツ〜ヨーロッパにおける独奏録音全集 1930-1936 Vol.2 | |
録音:1935年(*)/1934年(#)/1932年(+)/1931年(**)/1930年(##)。原盤:EMI。 # 上記 APR-5516 と共に APR-6004 でセット化再売されたが、そちらも廃盤となってしまった。 | ||
APR-5518 廃盤 |
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調Op.23(*)/ ピアノ協奏曲第2番 ト長調Op.44(+) 中級程度の12の小品〜第2番「悲しい歌」(#) |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) ジョージ・ウェルドン指揮(*/+) フィルハーモニアo.(*)、 リヴァプールpo.(+) |
ホロヴィッツ・イン・コンサート チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 (*) |
ヴラディーミル・ ホロヴィッツ(P) ジョン・バルビローリ指揮 NYP | |
録音:1940年3月31日/1941年5月4日(*)。ライヴ|2曲とも当CDが初出。確か2022年現在も他では出ていない音源。バルビローリ指揮という点もポイント。 | ||
カール・ムック、ワーグナー録音集 1927-29 〜ワーグナー: 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲(*) / 「神々の黄昏」〜ジーグフリートのラインへの旅と葬送行進曲(*) / 「パルジファル」〜第1幕への前奏曲(*) /「トリスタンとイゾルデ」〜第1幕への前奏曲(#) / 「さまよえるオランダ人」序曲(#) /「タンホイザー」序曲(#) /「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲(+) カール・ムック指揮ベルリン国立歌劇場o. | ||
録音:1927年(*)/1928年(#)/1929年(+)。 | ||
APR-5523、APR-5524、APR-5525(エトヴィン・フィッシャー Vol.3 -Vol.5(モーツァルト・ピアノ協奏曲録音集 Vol.1 -Vol.3)→ 2010年春、3CDセット (APR-7303) で再発。 | ||
APR-5526 廃盤 |
アルトゥール・シュナーベル〜 1946-47 HMV ソロ録音集 |
アルトゥール・シュナーベル(P) |
APR-5527 廃盤 |
リヒャルト・シュトラウス〜自作自演集 R.シュトラウス: 交響詩「ドン・キホーテ」Op.35(*)/ 交響詩「ティル=オイレンシュピーゲルの 愉快な悪戯」Op.28(抜粋)(#)/ 交響詩「マクベス」Op.23(+) |
カール・ヘッセ(Vc;*) ゲオルク・ザイフェルト(Va;*) リヒャルト・シュトラウス指揮 ドレスデン・ シュターツカペレ(*)、 ドイツ帝国放送o.(+) |
APR-5528 廃盤 |
ブッシュ&ゼルキン・デュオ〜未発表録音集 J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調BWV.1018(*) ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」(#)/ ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40(+) |
アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P) オーブリー・ブレイン(Hr;+) |
APR-5529 廃盤 |
ベンノ・モイセイヴィチ Vol.3 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調Op.16(*)/ リスト:ハンガリー幻想曲S.123(#) サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調Op.22(+) |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) レスリー・ヒュアード指揮 ハレo.(*) コンスタント・ランバート指揮 LPO(#) ベイジル・キャメロン指揮 フィルハーモニアo.(+) |
APR-5530 廃盤 |
ベンノ・モイセイヴィチ Vol.4 〜プレイズ・ベートーヴェン アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57 (*) / ピアノ・ソナタ〔第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」(#) /第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2 「月光」(+) / 第21番 ハ長調 Op.53 「ヴァルトシュタイン」(**) 〕/ ロンド ハ長調 Op.51 No.1 (**) ベンノ・モイセイヴィチ(P) | |
ピアノ G&Ts Vol.1 ショパン: 練習曲第21番 変ト長調Op.25-9「蝶々」(*)/ ワルツ第6番 変ニ長調Op.64-1「子犬」(*)/ ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2(*)/ ヨアヒム・ラフ:紡ぎ歌Op.157-2(*)/ ショパン: 舟歌 嬰へ長調Op.60(*)/ 夜想曲第12番 ト長調Op.37-2(*)/ 前奏曲第22番 ト短調Op.28-22(*)/ 前奏曲第23番 ヘ長調Op.28-23(*)/ マズルカ 変イ長調Op.50-2(*)/ 練習曲第12番 ハ短調Op.10-12「革命」(#)/ ヨアヒム・ラフ:紡ぎ歌Op.157-2(#)/ メンデルスゾーン: ロンド・カプリツィオーソ ホ長調Op.14(#) リスト:リゴレット・パラフレーズS.434(#) ショパン: 練習曲第5番 変ト長調Op.10-5「黒鍵」(+)/ ワルツ第6番 変ニ長調Op.64-1 「子犬」(2種の録音)(+)/ ポロネーズ第3番 イ長調Op.40-1「軍隊」(+)/ リスト:私のいとしい人S.480-5(+) ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2(+) メンデルスゾーン: 無言歌第3番 イ長調Op.19b-3「狩りの歌」(+) リスト:ウィーンの夜会第6番 イ短調S.427-6(+) ショパン:前奏曲第7番 イ長調Op.28-7(+)/ 前奏曲第20番 ハ短調Op-28-20(+)/ ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2(**)/ 練習曲第11番 変ホ長調Op.11-10(**) ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 〜第1幕前奏曲(##) グリーグ:4つのアルバムの綴りOp.28〜第3番 イ長調(##) リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調S.244-2(##) メンデルスゾーン:紡ぎ歌 ハ長調Op.67-4(##) ショパン:ポロネーズ第3番 イ長調Op.40-1「軍隊」(##) |
ヴラディーミル・ ド・パハマン(P;*/#) アレクサンドル・ ミハウウォスキ(P;+/**) ランドン・ロナルド(P;##) | |
録音:1907年(*)/1909年(#)/1905年(+)/1912年(**)/1900年(##)。 今のEMIの前身の一つである、「HMV」として有名な英Gramphoneが、20世紀のごく初期に「G&T」(Gramphone & Typewriter)と名乗っていた時期の、稀少なピアノ録音を復刻するシリーズ。 言うまでもなく高名なパハマン、ショパンの孫弟子にあたりランドフスカらの先生としても知られるが、祖国ポーランド以外では忘れられているミハウウォスキ、どちらかと言えば指揮者として知られるロナルドと、ピアノ・ファンなら見逃せない音源が揃う。 | ||
APR-5532 廃盤 |
ピアノ G&Ts Vol.2 | アルフレート・ グリュンフェルト(P;*) ラウル・プーニョ(P;#) ナタリア・ヤノータ(P;+) |
ピアノ G&Ts Vol.3〜自作自演集 セシル・シャミナード(1857-1944): エール・ド・バレ(*)/壷の踊り(*)/ クーラントOp.95-3(*)/森の精Op.60(*)/ クレオール人の踊り(*)/ へつらう女(*)/ピエレット(*) カミーユ・サン=サーンス: アフリカ幻想曲Op.89〜即興のカデンツァ(#)/ かわいいワルツOp.104(#)/ のんきなワルツOp.110(#)/ ピアノ協奏曲第2番Op.22〜抜粋(#)/ 「アスカニオ」〜スコッツォーネのアリア(+)/ 夢想(+)/「サムソンとデリラ」より(+)/ 孤独な女Op.26-3(+)/ オーヴェルニュ狂詩曲Op.73(#)/ 「ノアの洪水」Op.45 前奏曲(**)/ エレジーOp.143(**)/ 「アルジェリア組曲」Op.60より(##) [夕暮れの瞑想/フランス軍隊行進曲]/ マズルカ第1番Op.21(##)/ かわいいワルツOp.104(##)/ハバネラOp.83(**) |
セシル・シャミナード(P;*) カミーユ・サン=サーンス (P;#/+/**/##) メイリアーヌ・ エグロン(Ms;+) ガブリエル・ ウィローム(Vn;**) | |
録音:1901年、ロンドン(*)/1904年、パリ(#/+)/1919年、パリ(**/##)。 第3巻は、20世紀初頭のフランスで最も著名だった2人のコンポーザー/ピアニスト、シャミナードとサン=サーンスの全録音を収録。サン=サーンスの伴奏による声楽曲とヴァイオリン曲も収められており、この面でも見逃せない。 | ||
ピアノ G&Ts Vol.4〜ディエメ、アイベンシュッツ、ホフマン、バックハウス ルイ・ディエメ〜パリ、1904年(*) ルイ・ディエメ(1843-1918):演奏会用大ワルツ ニ長調Op.37/Chant du nautonier ゴダール:半音階的ワルツOp.88 メンデルスゾーン:無言歌集第6巻〜「紡ぎ歌」 ショパン:夜想曲Op.27-2 ルイ・ディエメ〜パリ、1906年(#) ルイ・ディエメ(1843-1918):演奏会用大ワルツ ニ長調Op.37/Chant du nautonier イロナ・アイベンシュッツ〜ロンドン、1903年12月16日(+) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.20/ソナタ ト長調K.14 ブラームス:バラード ト短調Op.118 No.3 イロナ・アイベンシュッツ〜ロンドン、1903年12月22日(+) ブラームス:ワルツ集Op.39 より[第2番 ホ長調/第15番 変イ長調] ヨーゼフ・ホフマン〜ベルリン、1903年11月 メンデルスゾーン:「無言歌集」より[Op.19 No.3「狩の歌」/Op.62 No.6「紡ぎ歌」] ショパン:ポロネーズ イ長調Op.40 No.1 シューベルト/タウジヒ:軍隊行進曲 シューベルト/リスト:魔王 ヴィルヘルム・バックハウス〜ロンドン、1908年9月29日&10月19日 ヘンデル:組曲第5番 ホ長調〜第4番 エアと変奏「調子の良い鍛冶屋」 ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調〜プレスト(常動曲) ショパン:前奏曲第1番Op.28 No.1/練習曲第1番Op.10 No.1/幻想即興曲Op.66 リスト:愛の夢第3番/ラ・カンパネッラ グリーグ:通り行く婚礼の行事Op.19 No.2 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調Op.3 No.2 | ||
実に数年ぶりの発売だった、同シリーズの完結編。特に注目は前半の2名。ディエメの1904年録音(*)は先にSYMPOSIUMからSYMPCD-1305として復刻されていたが、同じくディエメの1906年録音(#)は、おそらく今回がCD初復刻。自作2曲のみだが大変貴重。(+)のアイベンシュッツ(1873-1967)の復刻も大変珍しく、CDはPEARLから出ていた「クララ・シューマンの弟子たち」BOX位だろうか(録音が重なるかどうかは未確認)。ホフマンとバックハウスの録音は、おそらく1度は他社からCD復刻が成されていると思われる。 | ||
APR-5538 廃盤 |
トスカニーニ、1946年未発表ライヴ録音集 ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調Op.21(*)/ レオノーレ序曲第2番Op.72(+) ワーグナー:「ローエングリン」より [第1幕前奏曲(+)/第3幕前奏曲(**)] R.シュトラウス:交響詩「死と変容」Op.24(#) |
アルトゥーロ・ トスカニーニ指揮 ミラノ・スカラ座o. |
ヨハン・シュトラウス作品のピアノ・ソロ編曲&パラフレーズ集 アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編:「ジプシー男爵」より アルフレート・グリュンフェルト(P)(録音:1912年) アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924):ウィーンの夜会 カロル・シュレーター(P)(録音:1926年&1927年) タウジヒ編:人生は一度だけ セルゲイ・ラフマニノフ(P)(録音:1927年) ゴドウスキー:「こうもり」による交響的変容 ベンノ・モイセイヴィチ(P)(録音:1928年) ローゼンタール:「美しく青きドナウ」パラフレーズ モーリッツ・ローゼンタール(P)(録音:1928年) シュルツ=エヴレル:「美しく青きドナウ」の主題によるアラベスク ジョゼフ・レヴィーン(P)(録音:1928年) オットー・シュルホフ編:ピツィカート・ポルカと音楽時計ポルカ オットー・シュルホフ(P)(録音:1928年) スタニスワス・ニェジェルスキ編:千夜一夜 スタニスワス・ニェジェルスキ(P)(録音:1930年) エルネー・ドホナーニ:恋人のワルツ/親しい仲 エルネー・ドホナーニ(P)(録音:1931年) アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編:春の声 アニア・ドルフマン(P)(録音:1931年) シュルツ=エヴレル:「美しく青きドナウ」の主題によるアラベスク ルイス・ケントナー(P)(録音:1944年&1945年) | ||
APR-5541 廃盤 |
ブッシュ(Vn)&ゼルキン(P)デュオ Vol.1 ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調Op.12-3(*) ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調Op.24「春」(#)/ ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調Op.30-2(#) |
アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P) |
ブッシュ(Vn)&ゼルキン(P)デュオ Vol.2 ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調Op.78(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100(#) シューマン: ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調Op.105(+) レーガー:ヴァイオリン・ソナタ第5番〜第2楽章(*) |
アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P) | |
録音:1931年(*)/1932年(#)/1937年(+)。 | ||
ブッシュ(Vn)&ゼルキン(P)デュオ Vol.3 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調RV.31(*) J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV.1021(#)/ ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ長調BWV.1016 より(+)/ ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調BWV.1017 より(+)/ 無伴奏ヴァイオリン・ パルティータ第2番 ニ短調BWV.1004(**) ジェミニアーニ:シチリアーノ(*) モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ第25番 ヘ長調K.377(##) シューベルト:幻想曲 ハ長調D.934(*) |
アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P) | |
録音:1931年(*)/1929年(#)/1933年(+)/1928年(**)/1937年(##)。 バッハの曲には初出の音源を含んでいる。 | ||
キャスリーン・フェリアー(A)&イゾベル・ベイリー(S) パーセル: メアリー女王の誕生日のためのオード 「来たれ、汝ら芸術の子」(*)/ 木立ちは緑を奪われて(#)/君は気位が高くなって(#)/ 「インドの女王」より(*)/「アーサー王」より(*) ヘンデル:「オットーネ」より(+) トマス・アーン:「パリスの神官」より(#)/ 「テンペスト」より(**) モーリス・グリーン:God of my righteousness(##)/ Praise the Lord, O my soul(##)/ グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より(##) エルガー:「ゲロンティアスの夢」より(##) シューベルト:楽に寄すD.547(++) グリーグ:早咲きの桜草もてOp.26-4(**) ブラームス:「ドイツ民謡集」〜お姉さん(**)/ 愛のまことOp.3-1(##)/ 「ドイツ民謡集」〜かわいい人(##) スコットランド民謡:O can ye sew cushions(#) 民謡:O whistle an' I'll come to you(**)/ Comin' thro' the Rye(#) レディ・ジョン・ダグラス・スコット:Think on me(#) メンデルスゾーン: 恋人よ打ち明けておくれOp.63-1(*)/挨拶Op.63-3(*) |
キャスリーン・ フェリアー(A;*/+/##) イゾベル・ベイリー (S;*/#/**/++) ジェラルド・ムーア(P) | |
録音:1945年(*/+)/1942年(#)/1943年(**)/1944年(##)/1941年(++)。 | ||
APR-5546 廃盤 |
ニコライ・メトネル、独奏録音全集 Vol.1 | ニコライ・メトネル(P) |
ニコライ・メトネル、独奏録音全集 Vol.2 ニコライ・メトネル(1880-1951): 3つのお話Op.17〜第1番 ト長調/ お伽話 ホ短調Op.14-2「騎士の行進」/ お伽話 変ロ長調Op.20-1/ お伽話 ロ短調Op.20-2「鐘」/ お伽話 変ホ長調Op.26-2/ お伽話 ヘ短調Op.26-3/お伽話 ホ短調Op.34-2/ お伽話 イ短調Op.51-2/お伽話 イ長調Op.51-3/ 祭の踊りOp.38-3/アラベスクOp.7-3/ 即興曲Op.31-1/ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.21(*) |
ニコライ・メトネル(P) セシリア・ハンセン(Vn;*) | |
録音:1936年&1946年。原盤:EMI。 (*)はこの盤が初発売となった音源。 | ||
ニコライ・メトネル、独奏録音全集 Vol.3 〜1947年HMVレコーディング ニコライ・メトネル(1880-1951): 忘れられた調べ 第2集〜 [カンツォーナ・マティナータ/ソナタ・トラジカ]/ アラベスク イ短調 Op.7 No.2/ ソナタ=バラッド 嬰ヘ長調 Op.27/ 労働の前の賛歌 Op.49 No.1/お話 ハ長調 Op.17 No.5/ おとぎ話 ニ短調 Op51 No.1/おとぎ話 Op.26 No.3/ 春 Op.39 No.3 |
ニコライ・メトネル(P) | |
ロシア・ロマン派の大家メトネルの貴重な自作自演音源の復刻。 | ||
APR-5550 廃盤 |
トーマス・マンズハート〜コルトー最後の弟子 トーマス・マンズハート(1927-2009): ドビュッシー賛/メンデルスゾーン賛/リヤプノフ賛 リスト:2つの伝説S.175/コンソレーションS.172-3 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 |
トーマス・マンズハート(P) |
録音:1992年3月&4月、カナダ。ライヴ。 コルトーが死去する1週間前まで彼の個人レッスンを受けていたと言うマンズハートの録音。 | ||
APR-5552 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.1 プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調Op.84 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.36 スクリャービン: ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調Op.19 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5553 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.2 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5554 廃盤 |
シフラ、サンリス・ライヴ | ジョルジ・シフラ(P) |
録音:1978年11月(*)/1981年4月(#)、共にシフラの自宅、サンリス。ライヴ。 | ||
オリジナル・ショパン Vol.2 ショパン: スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/ ボレロ ハ長調Op.19/ 夜想曲第18番 ホ長調Op.62 No.2/ バラード第1番 ト短調Op.23/ バラード第3番 変イ長調Op.47/ マズルカ第13番 イ短調Op.17 No.4/ マズルカ第25番 ロ短調Op.33 No.4/ ポロネーズ第7番 変イ長調Op.61「幻想」 |
アンジェラ・リア(P) | |
録音:1995年。Vol.1(APR-5551)は廃盤。 リアはコルトーとラフマニノフの孫弟子にあたるイギリスのピアニストで、ナディア・ブーランジェとルイス・ケントナーにも師事している。ショパンの作品研究をライフ・ワークとしており、2008年に私家盤として5枚のCDを発売しているが、一般の流通ルートに乗っておらず、日本では入手困難(当盤とはカップリング等が異なっており、同一の録音が含まれるかどうかは不明)。 廃盤となっているため、流通在庫限りで入手不能となります。入手出来無い場合は御了承下さい。 | ||
APR-5556 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.3 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調Op.28 スクリャービン: ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調Op.6/ ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調Op.30 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5557 廃盤 |
ロナルド・スミス(P)プレイズ・リスト | ロナルド・スミス(P) |
APR-5558 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.4〜バッハ Vol.1 J.S.バッハ: パルティータ第1番 変ロ長調BWV.825/ パルティータ第4番 ニ長調BWV.828 J.S.バッハ(フィオレンティーノ編): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調BWV.1001 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5559 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.5〜バッハ Vol.2 J.S.バッハ: フランス組曲第5番 ト長調BWV.816(*)/ 前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532 (ブゾーニ&フィオレンティーノ編)(*)/ 前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552(ブゾーニ編)/ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006 〜前奏曲、ガヴォットとジーグ(ラフマニノフ編)/ 「主よ、人の望みの喜びよ」(フィオレンティーノ編) |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5560 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.6 シューマン: 幻想曲 ハ長調Op.17(*)/ ピアノ・ソナタ第2番 ト短調Op.22(#)/ アラベスク ハ長調Op.18(*)/ ノヴェレッテ第1番 ヘ長調Op.21-1(*)/ ロマンス第2番 嬰へ喋々Op.28-2(*)/ 君に捧ぐOp.25-1(フィオレンティーノ編)(#)/ はすの花Op.25-7(フィオレンティーノ編)(#) |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5561 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.7 シューベルト: ピアノ・ソナタ第4番 イ短調D.537(*)/ ピアノ・ソナタ第13番 イ長調D.664(*)/ 4つの即興曲集 D.899(#) |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5562 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.8〜リスト リスト:ピアノ・ソナタ/バラード第1番/バラード第2番/ 詩的で宗教的な調べ〜第7曲「葬送」/ 3つの演奏会用練習曲〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」/ 2つの演奏会用練習曲〜第1番 変ニ長調「森のささやき」 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5563 廃盤 |
フィオレンティーノ・エディション Vol.9 フランク: 前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調Op.18(バウアー編)/ 前奏曲、コラールとフーガ ロ短調/ ゆるやかな舞曲/前奏曲、アリアと終曲 ホ長調 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
ロナルド・スミス(P)プレイズ・ショパン Vol.1 ショパン: 幻想曲 ヘ短調Op.49/夜想曲第13番 ハ短調Op.15-1/ スケルツォ第4番 ホ長調Op.54/舟歌 嬰へ長調Op.60/ 夜想曲第4番 ヘ長調Op.15-1/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/ マズルカ第13番 イ短調Op.17-4/ ポロネーズ第7番 変イ長調Op.61「幻想」/ タランテラ 変イ長調Op.43/ バラード第4番 ヘ短調Op.52 |
ロナルド・スミス(P) | |
録音:1998年10月。確かなメカニックとヴェテランらしい抒情で聴かせる正統派のショパン。 | ||
ロナルド・スミス(P)プレイズ・ベートーヴェン ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第21番「ヴァルトシュタイン」/ ピアノ・ソナタ第23番「熱情」/ ピアノ・ソナタ第32番 |
ロナルド・スミス(P) | |
ロナルド・スミス(P)プレイズ・ショパン Vol.2 12の練習曲集Op.10/12の練習曲集Op.25/ 3つの新しい練習曲/夜想曲第8番 |
ロナルド・スミス(P) | |
録音:2001年1月22日-24日、ブリストル。 スミス生誕80歳を記念して録音されたエチュード全曲。心と知性の完全なる調和から響く彼の名演。 | ||
ロナルド・スミス・プレイズ・シューベルト シューベルト: さすらい人幻想曲 ハ長調D.760(*)/ ピアノ・ソナタ第4番 イ短調D.537(#)/ ピアノ・ソナタ第14番 イ短調D.784(#) |
ロナルド・スミス(P) | |
録音:2002年3月25日、ブリストル(*)/1986年6月2日、ニンバス・スタジオ(#)。全て初発売の音源。(#)はNIMBUS原盤だが未発売だったもの。 80才を越えてからの録音である(*)のテクニックに舌をまく。(#)も含め調和の取れた素晴らしい演奏。 | ||
APR-5571 廃盤 |
アルフレッド・コルトー(P)後期録音集 Vol.1〜1947年 シューマン:子供の情景 ショパン:夜想曲〔第15番Op.55 No.1/第16番Op.55 No.2/第16番Op.55 No.3 (*) 〕/ 3つの新練習曲(*)/前奏曲第25番Op.45(*)/ポロネーズ第7番「幻想」Op.61(*) ドビュッシー:子供の領分/「前奏曲集第1巻」〜沈める寺 アルフレッド・コルトー(P) | |
録音:1947年10月9日-15日、アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン| (*):初出音源|原盤:EMI。 | ||
おそらく全曲初発売か海外初CD化、 アルフレッド・コルトー〜後期録音集 Vol.2 【1948年録音「アンコール」】(*?) J.S.バッハ/コルトー編曲: アリオーソ(BWV.1056〜アダージョ) パーセル/コルトー編曲:メヌエット シューベルト/コルトー編曲:リタニー シューマン:予言の鳥(+) ブラームス/コルトー編曲:子守歌 【1947年録音】 フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ(*) 【1949年録音】 ドビュッシー:前奏曲集第1巻 【1948年録音「アンコール」 (LPヴァージョン)】 J.S.バッハ/コルトー編曲: アリア(BWV.1056〜アダージョ) パーセル/コルトー編曲:メヌエット シューマン:予言の鳥 |
アルフレッド・コルトー(P) | |
前回のVol.1(1947年録音集;ドビュッシー、ショパン、シューマン;APR-5571)の発売から4年近く経過し、2006年になってようやく待望の第2巻が発売。 (*)は初発売音源。また、1948年録音の曲目は、「LPヴァージョン」が他に収録されていることから、初発売のテイクでは無いかと推測される。その他も全ての曲が、少なくとも今回海外では初CD化となる極めて貴重な音源。さらに同時に(+)は、今回のテイク違いを除けばコルトー唯一の録音。これはコルトーのファンなら必ず手に入れて置きたい。 | ||
アルフレッド・コルトー〜 後期録音集 Vol.3 ショパン: 夜想曲集 [第2番 変ホ長調 Op.9-2/第4番 ヘ長調 Op.15-1/ 第7番 嬰ハ短調 Op.27-1] 練習曲集 [第3番 ホ長調 Op.10-3「別れの曲」/ 第4番 嬰ハ短調 Op.10-4/ 第14番 ヘ短調 Op.25-2]/ 3つの新しい練習曲/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/ 前奏曲集 [第15番 変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」 第25番 嬰ハ短調 Op.45]/ 子守歌 変ニ長調 Op.57 ワルツ [第2番 変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」(*)/ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「小犬」/ 第9番 変イ長調Op.69-1「告別」(2種)(#)/ 第11番 変ト長調 Op.70-1/ 第12番 ヘ短調 Op.70-2] メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54 |
アルフレッド・コルトー(P) | |
録音:1949年-1951年。Vol.1:APR-5571、Vol.2:APR-5572。 初CD化や初発売音源でファンの渇望を癒しているAPRのコルトー・シリーズ第3弾、残念ながら詳細なインフォメーションが届いていないが、JOHN HUNTのディスコグラフィを参考にすると、たとえば (*)には1934年と1943年の録音しか記載されておらず、「2種収録」という(#)もこの年代にあてはまるのは1949年と1951年、そして1951年分は未発売録音なので、国内代理店の表記が正しければ今回も初登場音源ありと言う事になる。なお、うち6曲は78回転&45回転の LP としてイギリスで、5曲は RCAビクター のLPとしてアメリカで短期間リリースされていたものだとのこと。ピアノ愛好家なら迷わず聞いて頂きたい逸品。 | ||
アルフレッド・コルトー〜 後期録音集 Vol.4 シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調D.780 No.3[1954年6月30日 or 7月1日]/ 12のドイツ舞曲 D.790[1951年10月17日]/連祷(コルトー編曲)[1953年5月9日] リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 イ短調 S.244 No.11[1953年5月9日] シューマン:謝肉祭 Op.9[1953年5月7日-8日] ショパン: 夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2[1954年6月30日 or 7月1日]/ 練習曲〔第5番 変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」/第14番 ヘ短調 Op.25 No.2/ 第21番 変ト長調 Op.25 No.9「蝶々」〕[1954年6月29日]/ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」〜葬送行進曲[1953年5月8日]/ タランテラ 変イ長調 Op.43[1954年6月30日 or 7月1日]/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58〜ラルゴ[1954年6月28日]/ ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2[1954年6月30日 or 7月1日] アルフレッド・コルトー(P) | ||
発売:2010年。フランスの大ピアニスト、コルトーの第4集。残念ながら当シリーズは当盤で完結との事だが、今回も初CD化と思われる音源に加え、ブックレットには充実のディスコグラフィも収録。JOHN HUNTのものとはかなりの違いが見られるだけに、この部分だけでもコルトーのファンは必携と言えそうだ。 | ||
APR-5575 廃盤 |
モイセイヴィチ・プレイズ・ショパン Vol.1 ショパン: 24の前奏曲集Op.28/バラード(全曲)/ ポロネーズ第9番/夜想曲第2番 |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) |
原盤:EMI。バラード第4番は初出。 | ||
APR-5576 廃盤 |
モイセイヴィチ・プレイズ・ショパン Vol.2 ショパン: 4つのスケルツォ/夜想曲第19番/ ポロネーズ第9番/4つの練習曲/バラード第3番/ 舟歌/ワルツ第14番/即興曲第1番/幻想即興曲 |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) |
なんとフェリアーとバルビローリの「大地の歌」登場! マーラー:大地の歌(*) ブラームス:アルト・ラプソディ(#) |
キャスリーン・フェリアー(A) リチャード・ルイス(T;*) ジョン・バルビローリ指揮 ハレo.(*) エーリク・トゥクセン指揮 オスロpo、同男声cho.(#) | |
録音:1952年(おそらく4月)、マンチェスター(*)/1949年、オスロ(#)。もちろん両曲とも初登場音源。ライナー・ノート執筆:マイケル・ケネディ。 ファン垂涎のライヴが登場。フェリアーとバルビローリの「大地の歌」!、バルビローリにとっては初レパートリーとなる曲であり、マーラー・ファンも要注目だ。残念ながら最初の7小節が欠けているが、これだけの面子の演奏と来ては些細な傷である。フェリアーは、一月後ワルターと行なったDECCAへのスタジオ録音より、一層表情豊かにかつ奔放に歌っているそうで、これまた楽しみ。TAHRAから出たワルターとのライヴ(TAH-482)との比較も面白そうだ。また、(#)ではフェリアーの天使のような歌声と、トゥクセンの厳格で劇的な伴奏が聞き物だとのこと。 | ||
アンドール・フォルデス(P)トノ録音集 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番/ピアノ・ソナタ第24番/ ピアノ・ソナタ第25番 シューマン: アベッグ変奏曲Op.1/ 蝶々Op.2/「幻想小曲集」〜飛翔Op.12-2 ブラームス:ラプソディOp.79-2/間奏曲Op.117-1 ショパン:ワルツ第2番/ポロネーズ第3番 |
アンドール・フォルデス(P) | |
録音:1950年〜1951年、コペンハーゲン。原盤:デンマークTONO。 非常に珍しいフォルデスのスタジオ録音が甦った! 彼がまだ30代のころに、デンマークのTONOというレーベルへ録音していたもので、CDとしてはもちろん初登場。彼の録音はCD化が遅れており、今回も全曲彼のCD初レパートリー。そしてベートーヴェン以外は、作曲家のレベルで見た場合でも、彼の演奏はこれまで出ていなかった。1913年ハンガリーのブダペスト生まれで、7才でデビュー、故国でドホナーニに学び、1933年にはフランツ・リスト国際コンクールで優賞したこの素晴らしいピアニストの、新たな一面を見せてくれるCDとして、見逃せない一枚である。 | ||
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集 Vol.1 リスト: 泣き、嘆き、悲しみ、おののきによる前奏曲S.179(*)/ 6つのコンソレーションS.172(*)/暗い雲S.199/ 悲しみのゴンドラS.200(第1版)/ 悲しみのゴンドラS.200(第2版)(#)/ ヴェネチアのリヒャルト・ワーグナーS.201/ 4つの小品S.192/エレジー第2番 S.197/ ペテーフィの追悼にS.195/ 眠れぬ夜、問いと答えS.203/不運S.208 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) | |
録音:1962年/1967年(*)。原盤:Concert Artist。(#)は今回が初出。 1980年代後半以降、ようやく一般にも注目され始めた感のあるリストの宗教的精神的側面が多く表れた作品を多く収録しており、 1960年代からフィオレンティーノがこのような作品に注目していたことは非常に面白い。演奏面でも良く練り上げられており、このピアニストの独自性を良く表したものとなっている。 | ||
APR-5582 廃盤 |
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集 Vol.2 リスト: パガニーニによる大練習曲第2番/小人の踊り/ ハンガリー狂詩曲集 [第2番/第6番/第7番/第10番/第11番/第13番] 半音階的大ギャロップ(*)/ パガニーニの「鐘」による華麗な大幻想曲S.420(*) |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5583 廃盤 |
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集 Vol.3 リスト: 巡礼の年第1年「スイス」/ 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5584 廃盤 |
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集 Vol.4 リスト: メフィスト・ワルツ第1番/ 怒りをこめて(仕上げの練習曲)/ 巡礼の年第2年「イタリア」〜第1曲「婚礼」/ 5つのハンガリー民謡/ピアノ協奏曲第2番(*)/ ウェーバー(リスト編):華麗なるポロネーズ(*) ショパン:ポーランド民謡による大幻想曲 イ長調Op.13(*) |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) ヴァーノン・ハンドリー指揮 ギルドフォードpo.(*) |
APR-5585 廃盤 |
セルジオ・フィオレンティーノ〜初期録音集 Vol.5 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2/ 10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5586 廃盤 |
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集 Vol.6 シューマン: 謝肉祭Op.9/子供の情景Op.15/ アラベスクOp.18/交響的練習曲Op.13 |
セルジオ・ フィオレンティーノ(P) |
APR-5591 廃盤 |
D.スカルラッティ:ソナタ集 | ヴァレリー・トライオン(P) |
APR-5592 廃盤 |
イグナーツィ・フリードマン:ピアノ作・編曲集 Vol.1 | ヴァレリー・トライオン(P) |
ラヴェル:ピアノ作品集 Vol.1 ラヴェル: 水の戯れ/ハイドンの名によるメヌエット/ 鏡/亡き王女のためのパヴァーヌ/ 前奏曲/夜のギャスパール |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
ラヴェル:ピアノ作品集 Vol.2 ラヴェル: 高雅で感傷的なワルツ/クープランの墓/ ボロディン風に/シャブリエ風に/古風なメヌエット/ グロテスクなセレナード/ラ・ヴァルス |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
トライオンはパリでフェヴリエに教えを受けており、師譲りの伝統と、イギリス人らしい真面目さの融合した聴き応えのあるラヴェルを聴かせる。 | ||
メンデルスゾーン:ピアノ作品集 アンダンテとロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14/ 無言歌第1番 ホ長調 Op.19 No.1「甘い思い出」/ 同第2番 イ短調 Op.19 No.2「後悔」/ 同第3番 イ長調 Op.19 No.3「狩りの歌」/ 変奏曲 変ホ長調 Op.82/ 無言歌第18番 変イ長調 Op.38 No.6「デュエット」/ 同第25番 ト長調 Op.62 No.1「五月のそよ風」/ 同第30番 イ長調 Op.62 No.6「春の歌」/ 3つの幻想曲、またはカプリス Op.16/変奏曲 変ロ長調 Op.83/ 無言歌第34番 ハ長調 Op.67 No.4「蜂の結婚」/ 同第37番 ヘ長調 Op.85 No.1「夢」/厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54 |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
幼少時代からBBC放送やコンサートなどで活躍してきたイギリスのヴェテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。無言歌を軸として構成されたアルバムになっており、トライオンのテクニックとエレガンスなアプローチを堪能できる。 | ||
ヴァレリー・トライオン モーツァルト: ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333 シューベルト: ピアノ・ソナタ第13番 イ長調D.664 Op.120 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
ヴァレリー・トライオンは、幼少時代からBBC放送やコンサートなどで活躍してきたイギリスのヴェテラン女流ピアニスト。 | ||
APR-5600 廃盤 |
マルク・ラティマー(P)ライヴ アルカン:ピアノ独奏のための「協奏曲」 (短調のための練習曲Op.39 第8曲〜第10曲) バラキレフ:イスラメイ |
マルク・ラティマー(P) |
録音:1999年11月、王立音楽院コンサート・ホール、マンチェスター。ライヴ。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488 ウェーバー:ピアノ小協奏曲 ヘ短調(*) フランク:交響的変奏曲(*) |
ロベール・カサドシュ(P) ジョン・バルビローリ指揮 NYP | |
録音:1938年3月20日/1936年11月29日(*)。ライヴ。初発売だった音源で、現在も他からは出ていない。 カサドシュとバルビローリと言う注目の組み合わせが実現したライヴで、発売当初話題となった。APRのバルビローリ指揮ライヴは、他にホロヴィッツとの共演(APR-5519)が出ている。 | ||
APR-5610 廃盤 |
モイセイヴィチ・プレイズ・ベートーヴェン Vol.2 ベートーヴェン: アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57/ ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」(*)/ ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37(+) |
ベンノ・モイセイヴィチ(P) ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn;*) マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニアo.(+) |
APR-5611 廃盤 |
コル・デ・フロート Vol.1 ラヴェル:ピアノ協奏曲(*)/ラ・ヴァルス(#)/ 夜のギャスパール(+)/鏡(+) |
コル・デ・フロート(P) ジェラルド・ ヴァン・ブレーク(P;#) エドゥアルド・ ヴァン・ベイヌム指揮 アムステルダム・ コンセルトヘボウo.(*) |
APR-5612 廃盤 |
コル・デ・フロート Vol.2 シューマン:蝶々Op.2 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」(#)/ ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(*) |
コル・デ・フロート(P) ウィレム・メンゲルベルク指揮 アムステルダム・ コンセルトヘボウo.(*) |
ルイス・ケントナー〜リスト録音集 Vol.2 シューベルト/リスト編: ウィーンの夜会第6番 S.427(+) リスト: パガニーニによる大練習曲S.141 より [第2番「オクターヴ」(##)/ 第3番「ラ・カンパネッラ(++)」/ 第5番「狩り」(++)]/ 3つの演奏会用練習曲S.144 〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」(+)/ 2つの演奏会用練習曲S.145 〜第2番 嬰ヘ短調「小人の踊り」(**)/ 愛の夢第3番 S.541 No.3(**)/ 超絶技巧練習曲集S.139〜第5番「鬼火」(*)/ 巡礼の年第2年補遺 「ヴェネチアとナポリ」S.162 より(#) [第2曲「ゴンドラを漕ぐ女」/ 第3曲「タランテラ」]/ リヒャルト・ワーグナー=ヴェネツィア S.201(**) 夢の中に(夜想曲)S.207(**)/ 死のチャルダーシュ S.224(**)/ マイアベーアの「予言者」による挿絵S.414 〜第2曲「スケートをする人々」(+) |
ルイス・ケントナー(P) | |
録音:1937年(*)/1938年(#)/1939年(+)/1941年(**)/1942年(##)/1946年9月(++)/1951年11月10日(**)。おそらく(**)を除き初CD化。ブックレットには詳細な録音データ付きと思われる。 ハンガリーに生まれたショパンとリストのスペシャリスト、ルイス・ケントナー(本名:ラヨシュ・ケントネル)のリスト録音集第2弾(Vol.1:APR-5514)。。センセーショナルなロンドン・デビューを飾った1936年10月のエオリアン・ホール公演後となる1937年から1951年にかけてのリスト録音を収録。 | ||
APR-5620 廃盤 |
リャプノフ:12の超絶技巧練習曲 | ルイス・ケントナー(P) |
シモン・バーレル(P)〜 カーネギー・ホール・ライヴ Vol.1; 1946年 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124(*)/ バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903(#) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調Op.110(+) ショパン:幻想曲 ヘ短調Op.49(始めの4分のみ)(#) グラズノフ:練習曲 ハ長調Op.31-1(#) リスト:小人の踊りS.145-2(#)/ 「ファウスト」からのワルツS.407(**) ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番〜プレスト(#) ショパン:バラード第4番 ヘ長調Op.52 (初めの14小節欠落)(##) |
シモン・バーレル(P) デイヴィッド・ブロックマン指揮 ニューヨーク・ フィルハーモニックso.(*) | |
録音:1946年5月17日(*)/1949年11月18日(#/+/**)/1946年(月日不明)(##)。(+/##)はこのCDが初発売の音源。(**)は一部を1949年の演奏で補っている。 ウクライナのオデーサ(当時はロシア帝国のオデッサ)に生まれ、カーネギー・ホールで、オーマンディ指揮のグリーグのピアノ協奏曲演奏中に脳出血で倒れると言う壮絶な最後を遂げた伝説のヴィルトゥオーソ・ピアニスト、シモン・バーレル(1896-1951)のライヴ。 裕福ではない家庭に生まれ、若くして両親を亡くすなど苦労しながらも、サンクト・ペテルブルグ音楽院に入学、そこで作曲家のグラズノフに認められ、名ピアニストのアネッテ・エシポワに(彼女の死後にはフェリックス・ブルーメンフェルドにも)学んだ彼は、1930年代に入ってロシア国外で活動を始めるやいなや、北欧やドイツなど各地で大絶賛され、1934年にはイギリスでも評判となり、HMVへ録音を残す(APR-6002で全録音がCD化されている)。ユダヤ人だった彼は活動の場をアメリカに移すが、アメリカでも第2次大戦が始まったため、最後まで商業録音は残せなかった。 彼のライヴは以前、APRから作曲家別に別れた2枚組の3セット( CDAPR-7005, CDAPR-7007, CDAPR-7009: 計6CDs )が出ていたが、当シリーズはそれに未発売音源を加え、カップリング等を変更し5枚に切り直したものだが、残念ながら廃盤が進んでいる。 この第1集では、おそらく2つしかない彼のオーケストラとの共演曲の一つである、リストの第1番の協奏曲がまず聞き物。少なくともこれまで世界中で録音されたあらゆる同曲中、もっとも技巧的に優れた物であろう。他の曲も、その技巧芸術に酔いしれること請けあいの壮絶演奏ばかり。それでいて叙情性も欠かさないのがこの人を名ピアニストたらしめている。 #レーベル廃盤、流通在庫限り。 | ||
APR-5622 廃盤 |
シモン・バーレル(P)〜 カーネギー・ホール・ライヴ Vol.2; 1947年3月 |
シモン・バーレル(P) |
APR-5623 廃盤 |
シモン・バーレル(P)〜 カーネギー・ホール・ライヴ Vol.3; 1947年11月 |
シモン・バーレル(P) |
シモン・バーレル 〜カーネギー・ホール・ライヴ Vol.4: 1949年 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番 シューマン:謝肉祭Op.9 リスト:小人の踊り ショパン: アンダンテ・スピアナートと 華麗なる大ポロネーズ/ スケルツォ第3番/ワルツ第5番/ 練習曲第8番/練習曲第4番/練習曲第5番 |
シモン・バーレル(P) | |
録音:1949年。 | ||
多くが初、シモン・バーレル、 カーネギー・ホール・ライヴ Vol.5 〜日付不明の演奏/他 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18(*) D.スカルラッティ:ソナタ イ長調K.113(#) ショパン: スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39(#)/ 即興曲第1番 変ロ長調Op.29(#)/ ワルツ第5番 変ロ長調Op.42(#)/ リスト: 3つの演奏会用練習曲S.144 〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」(#)/ 2つの演奏会用練習曲S.145 〜第2番「小人の踊り」(#)/ スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調Op.8-12(#) *1929年オデオン録音集* ショパン: 練習曲第8番 ヘ長調Op.10-8(+)/ ワルツ第5番 変ロ長調Op.42(+) リスト:2つの演奏会用練習曲S.145 〜第2番「小人の踊り」(+) ラフマニノフ:V.R.のポルカ(+) *シモン・バーレルのインタビュー*(**) |
シモン・バーレル(P) アントニア・ブリコ指揮管弦楽団(*) | |
録音:不祥〔シモン・バーレルの息子ボリス・バーレルの推定によると1944年〕、カーネギー・ホール、ライヴ(*) /不祥、スウェーデン 他(#) /1929年(+) /1947年9月、ニュージーランド放送(**) |原盤: ODEON (+) | (#/**):おそらく当盤が初登場| (+):当盤が初CD化。 前回発売の第4集(APR-5624)から3年近くも経ってからのリリースとなった第5週は、長らく待たされた甲斐はある、聴き応えあるリリースとなった。独奏曲は全部初出か初CD化と来れば、ヴィルトゥオジティ・マニアは見過ごすわけにはいかない。また(*)は旧 2CDのシリーズに含まれていた指揮者&録音日不明の音源で、今回アントニア・ブリコ指揮と判明したが、女性指揮者のパイオニアとして、一世を風靡したブリコ(「ある女性の肖像」という伝記映画が作製されている [DVD: PIONEER PA-11892 ])が、バーレルと録音を残していたというのも、これまた貴重な記録といっていいだろう。ピアノ・ファンは迷わず必携の1枚。 | ||
ブリス・プレミア 〜アーサー・ブリス作品「初」演奏集 Vol.1 アーサー・ブリス(1891-1975): ピアノ協奏曲 変ロ長調(*)/ バレエ音楽「アダム・ゼロ」(#) |
ソロモン(P;*) エイドリアン・ボールト指揮 NYP(*) コンスタント・ランバート指揮 コヴェント・ ガーデン王立歌劇場o.(#) | |
録音:1939年6月10日、ニューヨーク(*)/1946年5月9日、ロンドン(#)。(*)は世界初演時のライヴ。(#)はバレエの初演が行われた1週間後に行われた世界初放送時の演奏。全て初発売の音源。 ブリスの作品の「初」演奏を発売して行く注目シリーズの第1弾。まずはソロモン独奏によるピアノ協奏曲。同じくボールトとのコンビでEMI(現在はTESTAMENTやNAXOSから発売)にもスタジオ録音を残しているが、今回はその4年前に行われた、それも初演時の演奏が登場となった。また(#)はブリス自身が彼の「最も多彩で面白いバレエ作品」だと言っている興味深い作品。 | ||
超絶技巧の伝統 シューベルト(リスト編):君こそは憩い S558-3 ショパン(ゴドフスキー編曲): 練習曲第18a番 Op.10-9(左手のための) グルック(アルカン編曲):オルフェオのガヴォット R.シュトラウス(グレインジャー編曲): ランブル・オン・ラヴ(「薔薇の騎士」より) ガーシュウィン(グレインジャー編曲): ラブ・ウォークド・イン/The Man I Love J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ ロナルド・スティーヴンソン(1928-2015): ピーター・グライムズ幻想曲/ ブゾーニ「ファウスト博士」の主題による 「前奏曲、フーガと幻想曲」 |
ロナルド・スティーヴンソン(P) | |
録音:1976年4月21日、ブリティッシュ・コロンビア大学リサイタル・ホール。ライヴ。 ブラックバーン出身のコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソン(1928-2015)が演奏する編曲作品集。バッハ=ブゾーニ編のシャコンヌを始め、ブリテンやブゾーニの作品を題材とした自作まで収録。 | ||
APR-5631 廃盤 |
クラウディオ・アラウ・イン・コンサート Vol.1 ショパン:24の前奏曲集Op.28 シューマン:交響的練習曲(遺作変奏付)(*) |
クラウディオ・アラウ(P) |
録音:1960年/1976年(*)、共にプラハの春音楽祭。 | ||
APR-5632 廃盤 |
クラウディオ・アラウ・イン・コンサート Vol.2 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番(*) ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番(#) |
クラウディオ・アラウ(P) |
録音:1976年、プラハの春音楽祭(*)/1978年、ニューヨーク(#)。ともにライヴ。 | ||
APR-5633 廃盤 |
クラウディオ・アラウ・イン・コンサート Vol.3 〜ベートーヴェン:後期3大ソナタ集 [第30番/第31番/第32番(*)] |
クラウディオ・アラウ(P) |
録音:1975年12月20日、ライヴ。 | ||
APR-5636 廃盤 |
パデレフスキ〜ヒズ・ファイナル・レコーディングズ | |
録音:1937年-1938年、HMVスタジオ、ロンドン。 | ||
ヴィルヘルム・バックハウス〜1940年代スタジオ録音全集 *エレクトローラ録音(ベルリン) モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」(*) [フリッツ・ツァウン指揮ベルリン国立歌劇場o./1941年11月頃] * HMV 録音(ヴォルフバッハ・スタジオ、チューリヒ) J.S.バッハ: イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 [録音:1948年3月17日]/ 平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ第21番 変ロ長調 BWV.890 [1948年3月17日] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」[1948年3月16日](#) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31 No.3 [1948年3月15日-16日](+) シューベルト:即興曲 変ホ長調 D.899 No.2, Op.90 No.2 [1948年3月16日](++) ヴィルヘルム・バックハウス(P) | ||
録音:[内]| (#/+以外):バックハウス唯一の録音| (#/+):バックハウスによる各曲の第1回録音|トランスファー・エンジニア:アンドルー・ハリファックス(+/++)、ブライアン・クランプ(無印/#)、、ウォード・マーストン(*) 。 2020年現在においては Warner [旧・EMI]が権利を持つ音源だが、本家からCD発売されたのは1998年に新星堂がエンジェル・ロゴを含めライセンスを受けたシリーズに含まれていた物のみと思われる。特にチューリヒ録音は珍しく、まとめられたCDは新星堂盤程度。 (*)は Dante, Piano Library, TIM (Membran), Archipel 等からCDが出ていたがほぼ廃盤の上、まともな復刻はほとんどなかった。2曲を除いて彼唯一の録音ということもあり、総じてピアノ・マニアならば是非盤と言えるだろう。 | ||
ヴィルヘルム・ケンプ〜ポリドール録音集 1927-36 J.S.バッハ: フランス組曲第5番 ト長調 BWV.816 [1935年7月]/ 「平均律クラヴィーア曲集第1巻」〜前奏曲とフーガ 〔第3番 嬰ハ長調 BWV.848 [1928年]/第5番 ニ長調 BWV.850 (2種)[1928年/1931年]〕/ イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 〜第1楽章[1931年] J.S.バッハ/ケンプ編曲: 鍵盤楽器のための協奏曲第5番 BWV.1056 〜ラルゴ[1927年]/ コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」 BWV.645 [1936年1月13日]/ フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031 〜シチリアーノ[1931年]/ カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」 BWV.29 〜シンフォニア[1931年] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」[1935年7月] シューベルト/リスト&ケンプ編曲:セレナード「聞け、聞け、ひばり」 S.558 No.9 [1935年6月26日] シューベルト:楽興の時 D.780 より〔第3番 ヘ短調/第4番 嬰ハ短調〕[1935年6月26日]/ 即興曲 変ロ長調 D.935 No.3 [1935年6月26日] シューマン:幻想小曲集 Op.12 〜飛翔 Op.12 No.2 [1935年6月26日]/ 子供の情景 Op.15 〜トロイメライ Op.15 No.7 [1936年7月27日] ヴィルヘルム・ケンプ(P) | ||
録音:[内]〔1927年-1936年〕|復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン|原盤: Polydor 。レーベル・インフォメーションの機械翻訳&当店簡易修正:『ヴィルヘルム・ケンプの78回転録音は、既発の APR 盤7枚(訳注:4点。 APR-6018, APR-6019, APR-7403 )で聴けるようにベートーヴェンが中心だったが、本盤は電気録音開始から世界大戦期に彼が録音した他の作曲家のすべてを収録している。バッハのトランスクリプション4曲や、シューベルトとリストの「ひばり」のトランスクリプションを彼自身がヴィルトゥオーゾ風にアレンジした曲など、ピアニストの意外な一面を垣間見ることができるのも特徴だ。』 | ||
ゴドフスキーのカデンツァは初録音 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K.491 (第2楽章カデンツァ:ゴドフスキー;*)/ ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調K.386 (タイソン&マッケラス版)(#)/ ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503/ ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K.491 〜第2楽章カデンツァ(フンメル版) |
ヴァレリー・トライオン(P) ロバート・トロリー指揮 LSO | |
(*)は世界初録音。プロデューサー;アンドルー・キーナー/エンジニア:サイモン・イードン。 パリでジャック・フェヴリエに師事したイギリスのヴェテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオンの75歳記念盤は、同レーベルの新録音としてはおそらく始めてとなる、ロンドン響を起用した協奏曲集となった。 (#)については、2007年に出版された「もっともアップデートされた版」が使用されているという。1970年代まで、この作品のモーツァルト自身による最終部は失われたもの考えられており、21世紀に入っても、一般には1950年代までの研究を元にしたマッケラスとバドゥラ=スコダによる1963年版が使用されているようだ。しかし1980年に大英図書館内で欠けていた最終ページが発見されており、今回はそれを元にした版なのだろう。どれほどの違いが音に表れるのかは不明だが、マニアならば聴いて見たい所。 | ||
ジーナ・バッカウアー(P)HMV録音集 1949-1951 J.S.バッハ(ブゾーニ編): トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 リスト:葬送曲/ハンガリー狂詩曲第12番 リスト(ブゾーニ編):スペイン狂詩曲 モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」(*) |
ジーナ・バッカウアー(P) アレック・シャーマン指揮 ニュー・ロンドンo. | |
録音:1949年-1951年。原盤:HMV。おそらくすべて初CD化。 バッカウアー(1910-1976)は後年MERCURYにステレオ録音を残したため、HMVへモノ期〜ステレオ初期に録音された一連の遺産はこれまでほとんど復刻されてこなかった(1999年に山野楽器がCD1枚分を復刻したことがあるが、今回の曲目とは全く重複していない)。MERCURY音源も廃盤が進んでいる中、ピアノ・ファンにとっては待望のリリース。 | ||
APR-5644 廃盤 |
ジャック・ティボー・イン・コンサート ラロ:スペイン交響曲 Op.21 (*) サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.20 (#) / 序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28 (#) ショーソン:詩曲(+) |
ジャック・ティボー(Vn) ジャン・マルティノン指揮 放送so.(*) アルチェオ・ガリエラ指揮 ヘッセン放送o.(#) エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンドo.(+) |
APR-5646 廃盤 |
マイラ・ヘス、歴史的放送録音集 シューマン:謝肉祭Op.9(*) ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34(#) |
マイラ・ヘス(P) グリラーSQ |
ロナルド・スティーヴンソン(1928-): DSCHによるパッサカリア (1962) 〜ドミトリー・ショスタコーヴィチのために |
ロナルド・スティーヴンソン(P) | |
録音:1964年。おそらく初CD化。 2008年3月に80歳を迎えたブラックバーン生まれのコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソンの自作自演&生誕80年記念リリース。約75分を要する「 DSCHによるパッサカリア 」は、1963年に南アフリカのケープ・タウンでスティーヴンソン自身によって世界初演された彼の代表作。今回復刻された音源は、当時2枚組 LP としてリリースされたが、何と100セット限定発売だったという稀少盤。 | ||
ソロモン〜演奏会録音集 Vol.1〜1952年 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(*) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(#) |
ソロモン(P) エドゥアルド・ ヴァン・ベイヌム指揮 コンセルトヘボウo.(*) ハンス・シュヴェイガー指揮 カンサス・シティpo.(#) | |
録音:1952年12月18日(*)/1952年1月29日&30日(#)。 ソロモンのライヴはこれまで非常に少なかったから、これは嬉しいシリーズの始動。第1弾は十八番の2曲。(*)のベイヌム&コンセルトヘボウにはもちろん期待大だが、(#)でのカンサス・シティ・フィルとはまたマイナーなオケと共演した物だ。APRのソロモンのCD:APR-5503、7030。 | ||
APR-5660 廃盤 |
20世紀中期のロシア・ピアニズム ネイガウス・スクール〜ゲンリフ・ネイガウス |
ゲンリフ・ネイガウス(P) |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜 アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル チャイコフスキー:子供のためのアルバムOp.39(*) グリーグ: 抒情小曲集第7集Op.62(#) 抒情小曲集第8集Op.65より(#) [青春の日々からOp.65-1/農民の歌Op.65-2/ バラード風にOp.65-5/ トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6]/ 抒情小曲集第9集Op.68(+) |
アレクサンドル・ ゴリデンヴェイゼル(P) | |
録音:1952年頃(*)/1953年頃(#)/1954年頃(+)、以上モスクワ。 ラフマニノフやスクリャービン、メトネルの同世代で1875年生まれのゴリデンヴェイゼルは、1961年に他界するまでの55年という長期間にわたって母校モスクワ音楽院で教鞭を執り(内、1922年から24年と1939年から42年にかけて院長を2度務め)200人以上のピアニストを育てたロシアン・スクールの重鎮。フェインベルク、タマルキナ、ニコラーエワ、ギンズブルク、ベルマン、バシュキーロフなど歴史に名を残す名手たちを輩出したゴリデンヴェイゼル自らの録音は、キャリアの後期に放送用録音などが多くあったが、商業録音は決して多くないだけに今回の復刻は歓迎されることだろう。 | ||
APR-5662 廃盤 |
20世紀中期のロシア・ピアニズム イグムノフ・スクール〜 コンスタンチン・イグムノフ |
コンスタンチン・イグムノフ(P) |
20世紀中期のロシア・ピアニズム ネイガウス・スクール〜 エミール・ギレリス、初期録音集 D.スカルラッティ:ソナタ(*) [ハ長調L.104/ト長調L.487] ジャン=バティスト・ルイエ/ ゴドフスキー編曲:ジーグ(#) シューマン/タウジヒ編曲:密輸入者(#) シューマン: トッカータ ハ長調Op.7(#)/ 夢のもつれOp.12 No.7(+) リスト: パガニーニによる大練習曲〜第6番「狩り」(**)/ ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調S.244 No.2(**)/ ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調S.244 No.9(##) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調Op.2 No.3(++) プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調Op.14(***) |
エミール・ギレリス(P) | |
録音:1955年(*)/1935年(#)/1937年(+)/1940年(**)/1951年(##)/1952年(++)/1950年(***)。 社会主義国だったソ連で初めて、自由に西側諸国での自由な活動を許された音楽家で、ロシアのみならず20世紀を代表する世界的ピアニストのギレリスも、ネイガウス門下。得意としていたレパートリーが網羅されており、その驚異的な実力を改めて実感できる。 | ||
20世紀中期のロシア・ピアニズム ネイガウス・スクール〜 2台のピアノのための音楽、 エミール・ギレリス&ヤコフ・ザーク、1曲を除き初CD化! モーツァルト/ブゾーニ編曲: 歌劇「魔笛」序曲(*)/幻想曲 ヘ短調(K.608による)(*)/ ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459のフィナーレ によるデュエッティーノ・コンチェルタンテ(*) モーツァルト: フーガ ハ短調K.426(*)/ 2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365(#) サン=サーンス: ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35(*) |
エミール・ギレリス、 ヤコフ・ザーク(P) キリル・コンドラシン指揮(#) ソヴィエト国立o.(#) | |
録音:1950年(*)/1949年1月17日(#)。(*)は初CD化、(#)はYEDANG(廃盤)からCD化されていた演奏だが、現在他盤は入手出来ない。 1937年に行われた第3回ショパン国際コンクール第1位のヤコフ・ザークも、ギレリスらと同じくネイガウス・スクール出身。ギレリスとのコンビによるこれらの作品は、(#)を除き MELODIYA の LP のみでしか発売が無く、ロシア・ピアノ・ファン垂涎の演奏といえる。 | ||
APR-5665 廃盤 |
20世紀中期のロシア・ピアニズム イグムノフ・スクール〜 ヤコフ・フリエール |
ヤコフ・フリエール(P) |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜 タチアナ・ニコラーエワ チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第2番 ト長調Op.44(*)/ 協奏的幻想曲 ト長調Op.56(#) |
タチアナ・ニコラーエワ(P) ニコライ・アノーソフ指揮(*) キリル・コンドラシン指揮(#) ソヴィエト国立so.(*/#) | |
録音:1951年頃(*)/1950年頃(#)、以上モスクワ。おそらく以前フランス(INA系?)でCDが出ていた録音だと思われるが、10年以上入手不可能だった物。 ロシアが生んだ名女流ピアニストで、巨匠ゴリデンヴェイゼル門下のニコラーエワ。1950年に開催されたライプツィヒ・バッハ・コンクールで彼女の演奏を聴いたショスタコーヴィチが、「24の前奏曲とフーガ」を作曲し献呈したという逸話は有名。この2曲は「協奏的幻想曲」が世界初録音、「ピアノ協奏曲第2番」は原典版世界初録音であり、前述のライプツィヒ・バッハ・コンクール前後のニコラーエワのパフォーマンスを聞ける貴重な音源。 | ||
APR-5667 廃盤 |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜 グリゴリー・ギンズブルク |
グリゴリー・ギンズブルク(P) |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜レフ・オボーリン ベートーヴェン: 6つのエコセーズ 変ホ長調WoO.83 (*)/ ピアノ・ソナタ第2番 イ長調Op.2 No.2 (#) ショパン: 12の練習曲集Op.25より (+) [第14番 ヘ短調Op.25 No.2/第15番 ヘ長調Op.25 No.3/ 第17番 ホ短調Op.25 No.5]/ マズルカ第30番 ト長調Op.50 No.1 (**)/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 (##) リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調S.244-2(++) チャイコフスキー:四季Op.37bis より (***) [6月「舟歌」/11月「トロイカ」/12月「クリスマス」] |
レフ・オボーリン(P) | |
録音:1930年頃(*)/1957年頃(#)/1943年頃(+)/1951年頃(**)/1951年(##)/1942年頃(++)/1952年頃(***)、以上全てモスクワ。 第1回ショパン国際コンクールの優勝者で、アシュケナージらを輩出した名教師でもあったオボーリン。単独では当シリーズ初登場。 | ||
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜 スヴャトスラフ・リヒテル シューベルト: ピアノ・ソナタ第16番 イ短調D.845 (*)/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調D.850 (#)/ 即興曲 変ホ長調D.899 No.2 (+) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1957年3月2日(*)/1956年8月11日(#)/1950年(+)、以上全てモスクワ。原盤: MELODIYA(*/#)。(+)のみ MONITOR から発売されていた程度と思われる、リヒテルによる同曲の初録音だった物で、これは珍しいかも知れない。 | ||
APR-5670 廃盤 |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜マリア・ユーディナ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 |
マリア・ユーディナ(P) |
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜 ヴィクトル・メルジャーノフ ショパン:24の前奏曲 Op.28(*) リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141(#) スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53(+) |
ヴィクトル・メルジャーノフ(P) | |
録音:1955年頃(*)/1951年、1955年(#)/1956年頃(+)、以上モスクワ。(*)と(+)はおそらく初CD化。(#)はおそらくRCDからも復刻されている演奏。 ゴリデンヴェイゼル・スクール最新刊は、彼の高弟フェインベルクに師事、1945年第3回全ソ連ピアノ・コンクールではリヒテルと第1位を分け合い、1947年からはモスクワ音楽院の教授として多くの門下生を輩出、そして2009年で90歳を迎えたロシア楽壇の最長老、名匠ヴィクトル・メルジャーノフ(1919-2012)が1950年代にモスクワで収録したショパン、リスト、スクリャービン。彼は(*)を1975年にも録音しており、VISTA VERA から発売されている (VVCD-00005 [UL-95107] )。 | ||
20世紀中期のロシア・ピアニズム〜グリゴリー・ギンズブルク:初期録音集 Vol.2 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565[1953年頃] ウェーバー:華麗なるロンド 変ホ長調「戯れごど」[1951年] シューマン: パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 より 〔第2番 ホ長調/第4番 変ロ長調〕[1948年頃]/ アベッグ変奏曲 Op.1[1952年] ショパン:即興曲〔第1番−第4番「幻想即興曲」〕[1948年-1949年頃]/ ポロネーズ第9番 変ロ長調 Op.71-2[1950年頃]/ ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」[1950年] J.シュトラウス II世/シュルツ=エヴラー編曲: [美しく青きドナウ]によるアラベスク[1950年] J.シュトラウス II/グリュンフェルト編:春の声 Op.410[1948年頃] グリゴリー・ギンズブルク(P) | ||
録音:[内]、全てモスクワ。「ゴリデンヴェイゼル・スクール」シリーズ。 | ||
APR-6001 (2CD) 廃盤 |
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15(*)/ ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83(+)/ ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83(#) |
ウラディーミル・ ホロヴィッツ(P) アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NYP(*)、ルツェルン祝祭o.(+)、 NBCso.(#) |
録音:1935年3月17日(*)/1939年8月29日(+)/1948年(#)。(+)は初出音源、(*)は協会盤で出ていたのみで初CD化。 | ||
シモン・バーレル(P)HMV録音全集 1934-1936 リスト: 3つの演奏会用練習曲S.144〜第2番「軽やかさ」/ 巡礼の年第2年「イタリア」S.161 〜第5曲「ペトラルカのソネット第104番」/ 2つの演奏会用練習曲S.145〜第2番「小人の踊り」/ ドン・ファンの回想S.418(*)/ 忘れられたワルツ第1番S.215-1/スペイン奇想曲S.254 ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/ マズルカ第38番 嬰へ短調Op.59-3(*)/ ワルツ第5番 変イ長調Op.42 バラキレフ:イスラメイ(*) ブルーメンフェルド:左手のための練習曲 グラズノフ:練習曲 ハ長調Op.31-1 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調Op.2-1/ 練習曲 嬰ニ短調Op.8-12(*) ゴドフスキー:「ルネサンス組曲」より [第12番「ジーグ」 ホ長調(原曲:ルイエ)/ 第6番「タンブーラン」 ホ短調(原曲:ラモー)] シューマン:トッカータ ハ長調Op.7(#) |
シモン・バーレル(P) | |
録音:1934年-1936年、ロンドン。原盤:EMI。(*/#)には別テイク(#は2種)も収録。旧品番:APR-7001。旧盤には詳細なディスコグラフィ(スタジオ録音分のみ)が付いていたが、この新盤に付属しているかどうかは不明。ブダペスト・リスト協会グランプリ受賞盤。 シモン・バーレルが残したスタジオ録音を全て収録。もともと演奏会ライヴでもミスの少ない人だが、スタジオ収録だけあってさらに磨きがかけられており、ピアノ・ファンは必聴と断言できる。中でも爆演と名高いリストのスペイン奇想曲は聴き物。(*)での別テイク収録も嬉しい。 #レーベルで廃盤となったため、流通在庫のみのお取扱いです。入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
ジャック・ティボー(Vn) 1929-36 ソロ録音全集 &スペイン奇想曲のライヴ サン=サーンス:「ノアの洪水」Op.45 前奏曲(*) ファリャ(クライスラー編): 「はかなき人生」〜スペインの踊り第1番(*) グラナドス:アンダルーサ(#) ファリャ(コツァルスキ編):ホタ(#) パラディス(ドゥシュキン編):シシリエンヌ 変ホ長調(#) J.S.バッハ(ポション編): オルガン協奏曲第5番 ニ短調BWV.596(#) モーツァルト(サン=サーンス編): ピアノ協奏曲第21番〜第2楽章「アンダンテ」(#) ラロ:ノルウェー幻想曲(#)(2種の演奏) ヘンリー・エックルズ(サルモン編):ソナタ ト短調(#) マルタン・マルシック:スケルツァンドOp.6-2(+) アルベニス(クライスラー編): 「スペイン」より(+)[タンゴ/マラゲニャ] ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形(+) シマノフスキ:アルトゥーサの泉(+) サン=サーンス:ハバネラOp.83(+) デプラーヌ(ナシェ編):イントラーダ(+) ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌ ト短調(**) J.S.バッハ(シューマン編): 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 より [ガヴォット/前奏曲](**) モーツァルト(クライスラー編): ハフナー・セレナードK.250〜ロンド(**) ヴェラチーニ(サルモン編): ソナタ第8番 ホ短調Op.2-8(**) ドビュッシー(ハルトマン編):ミンストレル(##) フォーレ:子守歌Op.16(++) ラロ:スペイン奇想曲Op.21(***) |
ジャック・ティボー(Vn) ジョルジュ・ド・ロネー(P;*) タッソ・ヤノプーロ(P;#/+) アルフレッド・コルトー(P;##/++) エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンドo.(***) | |
録音:1929年(*/##)/1930年(#)/1933年(+)/1936年(**)/1931年(++)/1941年11月17日、ライヴ(***)。旧 APR-7028 の再発売。(***)はAPR-7028が初発売となった音源で、良質な復刻は現在でも当レーベルからの発売盤だけ。 言わずと知れた20世紀フランスの世界的ヴァイオリニスト、ティボーの録音集。やはり聴き物は初出だった「スペイン奇想曲」だろう。 | ||
APR-6004 (2CD) 廃盤 |
ホロヴィッツ〜コンプリート・ ヨーロピアン・ソロ・レコーディングス 1930-1936 |
ヴラディーミル・ ホロヴィッツ(P) |
旧品番:APR-5516 と APR-5517 〔廃盤〕をセット化したもの。 | ||
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集〜 ロシアでの初録音集 ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調Op.1(*)/ ピアノ協奏曲第4番 ト短調Op.40(+)/ パガニーニの主題による狂詩曲Op.43(#)/ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18(**)/ ピアノ協奏曲第3番 ニ短調Op.30(++) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P;*) ヤコフ・ザーク(P;+) レフ・オボーリン(P;**/++) クルト・ザンデルリング指揮(*) ソヴィエト放送so.(*) キリル・コンドラシン指揮(+/#) コンスタンティン・ イワーノフ指揮(++) モスクワso.(+)、 ソヴィエト国立so.(#/++) アレクサンドル・ガウク指揮(**) 放送o.(**) | |
録音:1955年(*)/1954年(+)/1952年(#)/1947年(**)/1949年(++)、以上、すべてモスクワ。 ネイガウス門下のリヒテルとザーク、イグムノフ門下のオボーリンという、20世紀半ばを代表するピアニストたちによるラフマニノフ。これらは全てロシアでの初録音(おそらく放送音源やライヴは除いて)となる音源。リヒテルが弾く第1番は彼唯一の有名な演奏だが、ザークとオボーリンの音源は貴重で、APRからのCD化は話題を呼ぶだろう。ロシア(ソ連)初録音にこだわったコンセプトも非常に面白く、レーベルの意気込みが伝わってくる。 | ||
イグナーツィ・ヤン・パデレフスキ〜初期録音集 ショパン: ワルツ第2番 変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」/ 夜想曲第5番嬰 ヘ長調Op.15-2/ ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2 ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3 シューベルト/リスト編:きけ、きけ、ひばり シューマン:夜想曲第4番 ヘ長調Op.23-4 ショパン: ポロネーズ第3番 イ長調Op.40-1「軍隊」/ 夜想曲第18番 ホ長調Op.62-2/ 練習曲第21番 変ト長調Op.25-9「蝶々」/ 練習曲第15番 ヘ長調Op.25-3 パデレフスキ:メヌエット ト長調Op.14-1/ 夜想曲 変ロ長調Op.16-4 メンデルスゾーン: 無言歌第22番 ヘ長調Op.53-4「心の悲しみ」/ 無言歌第3番 イ長調Op.19b-3「狩りの歌」 ドビュッシー:水に映る影 リスト:ラ・カンパネッラ パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6 ショパン: 夜想曲第5番 嬰ヘ長調Op.15-2/ 練習曲集 [第12番 ハ短調Op.10-12「革命」/ 第7番 ハ長調Op.10-7/ 第13番 変イ長調Op.25-1 「エオリアン・ハープ」/ 第14番 ヘ短調Op.25-2/ 第3番 ホ長調Op.10-3「別れの曲」] パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6 シューベルト/リスト編:きけ、きけ、ひばり シューマン:「幻想小曲集」Op.12 より [夕べにOp.12-1/飛翔Op.12-2/なぜにOp.12-3] ショパン: ワルツ第2番 変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」/ マズルカ第13番 イ短調Op.17-4 ショパン/リスト編:乙女の願い ショパン:練習曲第19番 嬰ハ短調Op.25-7 リスト:ラ・カンパネッラ ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3 リスト:演奏会用練習曲第2番 ヘ短調 ショパン/リスト編:乙女の願い ショパン:子守歌 変ニ長調Op.57 メンデルスゾーン: 無言歌第3番 イ長調Op.19b-3「狩りの歌」 ルビンシュテイン:ワルツ・カプリース 変ホ長調 |
イグナーツィ・ヤン・ パデレフスキ(P) | |
録音:1911年-1912年。 ピアニスト、作曲家としての名声に加え、第1次世界大戦後のポーランドで首相を務めた事でも知られるパデレフスキ(1860-1941)の録音はその多くが、政治から引退しピアニストとしてのキャリアを再開した後にあたる1922年以降になされた物だが、ここには1913年にアメリカへ渡る前、ヨーロッパで残された初期録音が収められている。 またこのリリースは、メリーランド大学のインターナショナル・ピアノ・アーカイヴ (IPA) に保管されていた未発表のテスト・プレス盤からの復刻によるもので初出音源(国内代理店は「全曲」としているが、おそらく誤り。レーベルの欧文インフォには「IPAに保管されている、パデレフスキ自身による幾つかの未発表テスト・プレスを含み、これらは初発売」とある)。 初出を含む上、PEARL から発売されていたパデレフスキ・シリーズが廃盤となっている現在、ヒストリカル・コレクター必見のセットであることは疑いが無い。 続編:パデレフスキ〜ヒズ・ファイナル・レコーディングズ(APR-5636) 〔廃盤〕。 | ||
ヨーク・ボウエン〜78回転盤録音全集 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58(*)(1925年) J.S.バッハ: パルティータ第2番 ハ短調BWV.826〜カプリッチョ(1923年頃) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調Op.27-1〜アンダンテ(1923年頃)/ ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調Op.78(1927年) シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26〜アレグロ(1926年) リスト:巡礼の年第1年「スイス」〜牧歌(1925年) モシュレス:練習曲Op.70-5(1925年) コックラン:小川(1925年) ブラームス:カプリッチョ ロ短調Op.76-2(1925年) メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調Op.16-2(1915年1月発売) シュット:かわいい練習曲 ニ長調Op.16-1(1915年1月発売) ショパン: バラード第3番 変イ長調Op.47(1925年)/ スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31(1926年)/ ワルツ第2番 変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」(1926年)/ ポロネーズ第1番 嬰ハ短調Op.26-1(1926年)/ 練習曲第17番 ホ短調Op.25-5(1927年)/ 24の前奏曲Op.28より(1927年) ラフマニノフ:前奏曲 ト短調Op.23-5(1926年)/ 道化師 嬰ヘ短調Op.3-4(1925年) ドビュッシー:雨の庭(1925年)/アラベスク第2番 ト長調(1926年) ガーディナー:5つの小品より ロンドン橋/ガヴォット(1926年) ボウエン:組曲第2番Op.30〜終曲(1925年)/ The Way to Polden Op.76(1925年)/ アラベスクOp.20-1(1925年)/ アンデルセン童話からの断章Op.58(1926年) |
ヨーク・ボウエン(P) スタンリー・チャップル指揮(*) エオリアンo.(*) | |
録音:(内)。続々と登場するCDにより再評価が進む「イギリスのラフマニノフ」ことヨーク・ボウエンが、1910年代から1920年代にかけて SP録音したピアノ演奏を全て復刻。自作自演やラフマニノフ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番でのボウエン作のカデンツァなど、聴き所盛り沢山。 | ||
マイケル・ザドラ、録音全集
・アコースティック録音[録音:1920年代前半頃] ショパン:ワルツ[変イ長調Op.69 No.1 /ロ短調Op.69 No.2 /嬰ハ短調Op.64 No.2]/ 夜想曲 ロ長調Op.32 No.1 / 練習曲[ヘ短調Op.25 No.2 /変ト長調Op.25 No.9/変イ長調Op.25 No.1]/ ワルツ 変ニ長調Op.64 No. リスト:コンソレーション[第1番−第3番/第5番] ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157 No.2/スガンバーティ:前奏曲 変ホ短調Op.6 スカルラッティ/タウジヒ編:牧歌(ソナタK.478) ペルゴレージ/ザドラ編:あなたが私を愛してくれるのなら ベートーヴェン/ブゾーニ編:エコセーズ ショパン:前奏曲集 Op.28 より Nos.6, 7, 13, 23/マズルカ イ短調Op.67 No.4 ルビンシテイン:ロマンス 変ホ長調Op.44 No.1 ブラームス:間奏曲 変ロ短調Op.117 No.2/フィールド:夜想曲第5番 変ロ長調 アマディス(マイケル・ザドラの変名):プリマ・バレリーナ/ウィーンのワルツ ・電気録音集[録音:1929年-1938年] ショパン:2つのワルツOp.64[変ニ長調/嬰ハ短調] プロコフィエフ:前奏曲 ハ長調Op.12 No.7 / LAMARE : La Passion ドリーブ/ザドラ編:「シルヴィア」〜ゆっくりとしたワルツ イェンゼン/ザドラ編:そよぐ西風 Op.21 No.4 J.S.バッハ:サラバンドとパルティータ BWV.990(抜粋版) ドビュッシー:「ピアノのために」より[前奏曲/トッカータ] ブゾーニ:ソナチネ第6番(ビゼー「カルメン」による) オッフェンバック/ザドラ編:「ホフマン物語」〜舟歌 アマディス:私の人形の踊り [Meine Puppe Tanzt] ヘンゼルト/ザドラ編:協奏曲 ヘ短調Op.16 〜ラルゲット フンメル:ロンド 変ホ長調Op.11 ドリーブ/ザドラ編:「コッペリア」〜ゆっくりとしたワルツ/ 「シルヴィア」〜ピツィカート ブゾーニ:ソナチネ[第3番「子供のために」/第4番「キリスト生誕1917年の日に」] 以上、マイケル・ザドラ(P) | ||
今日でも謎が多く残る往年のピアニストは多いが、このザドラ(1882-1946)は、その中でも白眉の一人。彼はSP期にこれだけの録音(これ以外に、ピアノ・ロールとして15曲?)を残していながら、LP期、CD期にはこれまでほとんど無視されてきた(PEARL や NAXOS から発売された「ブゾーニとその弟子たち」の中で各数曲が復刻されている)。それなのにこれらの録音からは、彼が大変重要な演奏家である事がはっきりと聞き取れる。 彼は貴族の末裔にあたるポーランド系の両親の元ニューヨークで生まれたが、ピアノを学ぶためヨーロッパへ戻り、レシェティツキとカール・ハインリヒ・バルト(ルービンシュタインを教えた事でも知られる/ミドルネームが無いと、綴りまで同名のスイスの神学者を指すので注意)に学んだ。そして第1次大戦後には晩年のブゾーニから教えを受けている。彼は幾つかの音楽学校で教師としては活動したものの(「OK牧場の決闘」など映画音楽で知られる、ディミトリー・ティオムキンを教えたことがある模様)、生前、コンサートすらあまり行わなかったらしい。その理由は、彼が控えめな性格であった事に加え、貴族階級であった事から金銭的な不自由がなく、キャリアを追及する必要も無かったからではないか、とレーベルは推測しており、だからこそ、ショパンからブゾーニまで分け隔てなく演奏・記録することができたスタジオ録音こそ、彼には合っていたのだろうと言う。またその意味でも、筆名として使った「アマディス」名義の3曲は、20世紀に残された貴族趣味の発露としてピアノ・マニアは聞き逃せないところだろう。なお、彼は生前アルカンの演奏でも知られていたという。ピアノ・ロールには「歌曲集第5集」から「楽器の声」を録音したようなので、一度聞いて見たいものである。 なお代理店のインフォメーションでは、一部曲に「第3弾」と言った表記が見られたが「第3番」などの誤り。 | ||
ホルヘ・ボレット、最初期録音集 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳のため、無断転載は堅くお断り致します ・Boston Records, LP, B 301 [録音:1952年] サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲Op.52 No.6 モシュコフスキ:秋に Op.36 No.4 メンデルスゾーン:無言歌集Op.19〜第3曲「狩の歌」 Op.19 No.3/ ロンド・カプリツィオーソOp.14 リスト:「詩的で宗教的な調べ」〜第7曲「葬送曲」 ベートーヴェン::アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO 57 ・Boston Records, LP, B 300 [録音:1952年] レクオーナ:「アフロ=キューバ舞曲集」より 〔黒人の踊り子/ダンサ・デ・ロス・ニャニゴス〕 グラナドス:「スペイン舞曲」〜第5番 ホ短調「アンダルーサ」 ファリャ:4つのスペイン風小品 より〔アンダルーサ/クバーナ〕 アルベニス:組曲「スペイン」より〔前奏曲/マラゲニャ/コルドバ〕 ・Remington, LP 199-182 [録音:1953年] プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調Op 16 [ソーア・ジョンソン指揮シンシナティso.] ・Remington, LP 199-191 [録音:1953年] ショパン(1810-1849):スケルツォ 全曲 〔第1番 ロ短調Op 20 /第2番 変ロ短調Op.31 /第3番 嬰ハ短調Op.39 /第4番 ホ長調Op.54〕 以上、ホルヘ・ボレット(P) | ||
おそらく殆どが初CD化。1970年代中頃以降亡くなるまで、チェルカスキーやホロヴィッツと同様ロマン派に連なる最後の大ピアニストとして脚光を浴びた、キューバ出身のホルヘ・ボレット(1914-1990)。彼は米カーティス音楽院でレオポルド・ゴドフスキーとその弟子デイヴィッド・サパートンに師事、1937年にナウムブルク・コンクールで優賞しキャリアを築こうとした矢先に第2次世界大戦が勃発、1942年には米軍に入隊、その後GHQの一員として日本に派遣され、1946年には指揮者としてサリヴァン「ミカド」の日本初演を指揮している。彼の活躍はRCAが1974年に録音した「カーネギー・ホール・コンサート」とそれに続くDECCAへの一連の録音まではアメリカにほぼ限定されてしまうが、今回登場するのは1950年代前半の、いわば空白期となっている初期録音。特に珍しいのは Boston Records へ録音されたラテン・アメリカ物で、彼はこれらを一切再録音していない。ボレットによるこの年代の録音は基本的に入手困難なので、ピアノ・ファンは必携のアイテム。 #レーベルで廃盤となったため、流通在庫のみのお取扱いです。入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.3〜 アイリーン〔イレーネ〕・シャーラー、電気録音全集&アコースティック録音選集 ・ HMV 、電気録音 1925-1929 パーセル/ヘンダーソン編曲:トッカータ=前奏曲/サラバンド&メヌエット / パラディージ:トッカータ イ長調 スカルラッティ:ソナタ集〔K.1, K.11, K.159 〕 / J.S.バッハ/ヘス編曲:主よ、人の望みの喜びよ ボイス/クラクストン編曲:ガヴォット / モーツァルト:ピアノ・ソナタ ト長調K.283 メンデルスゾーン:紡ぎ歌Op.67 No.4 / ショパン:練習曲Op.10 No.5 / ワルツ ホ短調Op.posth /即興曲第1番 Op.29 /幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66 シンディング:春のささやきOp.32 / ドビュッシー:アラベスク第2番 ・ Columbia 、電気録音 1929-1933 メンデルスゾーン:アンダンテとロンド・カプリツィオーソ ホ長調Op.14 / リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 ヴェルディ/リスト編曲:リゴレット・パラフレーズ / リトルフ:スケルツォ(*) ショパン:幻想即興曲Op.66 /練習曲集〔Op.10 Nos.11, 12, Op.25 Nos.1, 9, 6, 11「木枯らし」, 12 〕/ 3つの新練習曲集より〔第1番/第2番〕/スケルツォ第2番Op.31 ・ HMV 、アコースティック録音 1912-1924 スカルラッティ:ソナタ ト長調K.14 / J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調BWV.848 ショパン:夜想曲Op.48 No.1 /前奏曲Op.28 No.8 /練習曲Op.25 No.2 / ピアノ・ソナタ第2番 Op.35〜葬送行進曲/ワルツOp.64 No.1 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26〜間奏曲 / リスト:小人の踊り リスト:ハンガリー幻想曲S.123(抜粋)(#) / サン=サーンス:アレグロ・スケルツァンド(抜粋)(#) ドビュッシー:水に映る影/金色の魚 / スコット:黒人の踊り / グッドハート:ティペラリー アイリーン・シャーラー(P) ヘンリー・ウッド指揮 LSO (*) ランドン・ロナルド指揮新so. (#) | ||
シャーラーの既出CDは ほぼ1枚分しかないので、少なくとも半数以上は初CD化。(#)は共に代理店資料に『抜粋』とあるが、おそらく「短縮版」が正しい。 英国の名ピアノ教師トバイアス・マテイ〔トビアス・マッセイ〕(1858-1945) の弟子たちによる歴史的録音を復刻するAPRのシリーズ、アイリーン・ジョイス (APR-7502)、ハリエット・コーエン (APR-7304) に続く第3弾。 現在のウィグモア・ホールにおいて、16歳でソロ・デビューしたシャーラー(1888-1971)は、当シリーズ第2弾で発売があったハリエット・コーエンのいとこにあたる。特に日本語の資料に、マイラ・ヘスのいとこだという記載が多く見つかるが、誤り。1976年の書籍で初めて訂正されたようなので、元々はそれ以前の資料を当たった場合が多いのだと思われる。なお、シャーラーとヘスはデュオ・ピアノ作品において度々共演した親友で、シャーラーの1958年引退公演もヘスとのデュオ演奏だったとの事(残念ながら両者の共演録音は一切残っていないようだ)。またリトルフの「スケルツォ」を世に広めたピアニストとされる。 初録音が1909年と、録音を残したピアニストとしても いわばパイオニア的存在にあたり、第二次世界大戦後まで活躍した彼女だが、録音はなぜか1933年?が最後の上、さらに LP 期には殆ど再発売が成されなかった(1915年の結婚後は家庭を重視したと言うが、1930年代後半以降の録音が皆無である理由は、少なくともインターネット上の文献では不明)。これだけ悪条件が重なっているにもかかわらず、今日英国以外においても意外といってよいほどの知名度があるのは、1990年代に PEARL レーベルが彼女のアイテムを1枚CD発売した(GEMMCD-9978; 入手不能)事しか要因が見当たらない。 マニアからは非常に好まれるピアニストながら、入手出来る音源が少なかった筆頭ともいえる人だけに、今回の復刻は歓迎される事だろう。まさに愛好家必携のセット。 | ||
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.5 〜 モーラ・リンパニー、コンプリート HMV 録音集 1947-1952 ショパン:幻想即興曲 Op.66[1952年11月3日] シューマン:交響的練習曲 Op.13[1950年3月21日]/予言の鳥 Op.82 No.7[1950年11月28日] ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35〜第2巻[1947年12月19日]/ 間奏曲 変ロ短調 Op.117 No.2[1952年11月3日] リスト:鬼火 S.139 No.5 [1949年4月26日]/エステ荘の噴水 S.163 No.4[1947年12月22日]/ ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223 No.2[1949年4月26日]/メフィスト・ワルツ第1番 S.514[1952年6月16日] ドビュッシー:月の光[1952年11月3日] / ラヴェル:「クープランの墓」〜トッカータ[1949年4月26日] グラナドス:嘆き、又はマハと夜泣きうぐいす アルベニス/ゴドフスキー編曲:タンゴ ニ長調 Op.165 No.2[1952年11月3日] プロコフィエフ:トッカータ Op.11 / ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲 Op.5[1950年12月12日] メンデルスゾーン: ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25[ラファエル・クーベリック指揮フィルハーモニアo./1948年10月3日]/ 華麗なるロンド 変ホ長調 Op.29[ハーバート・メンゲス指揮LSO /1952年6月3日] フランク:交響的変奏曲 / トゥーリナ:交響的狂詩曲 / リトルフ: スケルツォ(*) [ワルター・ジュスキント指揮フィルハーモニアo./1949年6月20日、1948年4月20日(*)] モーラ・リンパニー(P) | ||
解説:ブライス・モリソン。リマスタリング:セス・B.ウィナー・サウンド・スタジオ [Seth B. Winner Sound Studios, Inc] 、ニューヨーク。メンデルスゾーン、フランク、リトルフ(前出CD: EMI Classics for Pleasure, CDCFP-4650/当店未案内、廃盤)、ショパン、グラナドス、アルベニス、トゥーリナ(前出CD: DUTTON, CDCLP-4000/当店未案内、廃盤)を除き初CD化。なお、国内代理店は『HMV録音全集』としているが、1953年以降も録音がある(マルコ指揮によるラフマニノフの協奏曲第2番、メンゲス&ジュスキント指揮のモーツァルトの協奏曲など)ので、レーベル側の題名意図はあくまで1947-1952年の範囲においてという意味。今回のリマスタリング担当は、ザルツブルク音楽祭の1937年トスカニーニ「魔笛」「マイスタージンガー」のセレノフォン録音を復刻したり(レコード芸術誌の記事に、セレノフォンの機械脇に立つウィナー氏の写真が掲載されていた)、1990年代の PEARL レーベルにおいてピアノ系を中心にマスタリングを担当した人。原音を損なうようなノイズ除去は行わない人で、サンプルを聞く限りではその意味において良好な復刻が成されているので、期待出来そうだ。リンパニー(1916-2005)は先にクララ・シューマンの弟子でソロモンも教えたマティルド・ヴェルヌ、パウル・ヴァインガルテン、エドゥアルト・シュトイアーマン、イローナ・カボシュに学んでいたが、1937年から79歳だったマテイ門下となり、翌1938年にはイザイ国際コンクール(現在のエリザベート王妃国際音楽コンクール)でギレリスに次ぐ第2位となった。1940年代にはハチャトゥリアンのピアノ協奏曲をイギリス初演し、DECCA へラフマニノフの前奏曲全集を録音、EMI 系列へは1940年代後半から1950年代中頃までの録音があるが、以降はまた DECCA へ復帰してしまった。そのためかこの時期の録音はCD化されてもすぐに廃盤となってしまう状態だっただけに、今回の復刻はその意味でも歓迎。 | ||
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.6 〜 エセル・バートレット&レイ・ロバートソン、録音選集 1927-1947 エセル・バートレット(1896-1978)編曲:エリザベス朝組曲 [1945年1月2日、12日] J.S.バッハ(1685-1750): 小フーガ ト短調 BWV.578(ニコライ・メドニコフ(1890-1942)編曲)[1947年5月12日] / カンタータ BWV.147 〜主よ、人の望みの喜びよ(エルジー・ホーン(1870-1947)編曲)[1947年5月12日] / カンタータ BWV.208 〜羊は安らかに草をはみ(メアリー・ハウ(1882-1964)編曲)[1940年1月3日] / 2台のピアノのための協奏曲 ハ長調 BWV.1061 (*) [1933年12月20日] / シューマン(1810-1856):練習曲 Op.56 No.4(ドビュッシー(1862-1918)編曲)[1941年1月29日] / アンダンテと変奏曲 Op.46 [1941年1月29日] サン=サーンス(1835-1921):ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35 [1932年7月22日] リスト(1811-1886):パガニーニによる大練習曲 S.141 〜第3番「ラ・カンパネッラ」 (コリン・テイラー(1881-1973)編曲) [1942年2月3日] / 愛の夢第3番 S.541 No.3 (レイ・ロバートソン(1893-1956)編曲) [1942年2月3日] アレンスキー(1861-1906):2台のピアノのための組曲第1番 Op.15 〜第2楽章「ワルツ」 [1930年6月27日] ヨハン・シュトラウス II (1825-1899)/イジドール・レオ・パヴィア(1875-1945)編曲: 「こうもり」からの主題による演奏会用幻想曲 [1933年7月20日] グラナドス(1867-1916)/エセル・バートレット&レイ・ロバートソン編曲: 「ゴイェスカス」第1巻〜第4番「マハと夜鳴きうぐいす」 [1947年8月12日] マヌエル・インファンテ(1883-1958): 3つのアンダルシア舞曲集〜第3番「エル・ビト [Gracia 'El vito'] 」 [1929年] マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)/ スティーヴン・コヴァックス〔コヴァーチ〕(1907-1964)編曲:スペイン舞曲第1番 [1942年3月13日] エルネスト・レクオナ(1895-1963)/グレース・ヘレン・ナッシュ(1882-1969)編曲:マラゲニャ [1942年3月13日] ドビュッシー(1862-1918):白と黒で [1941年4月29日] アーノルド・バックス(1883-1953):心地良い平原 [1927年頃] /2台ピアノのためのソナタ [1930年4月15日] / ハルダンゲル [1930年4月15日] エセル・バートレット、レイ・ロバートソン(P) ジョン・バルビローリ指揮o.(*) | ||
録音:[内]。原盤: NGS, Homocord, HMV, English / American Columbia 。オーディオ修復: Seth B. Winner Sound Studios, Inc. /復刻プロデューサー: Michael Spring 。 ここ10年ほどは、ある程度現代でも知られている人々を復刻して来た当レーベルから、久々に忘れられたピアニストたちの登場。イギリスのデュオ・ピアニストと言えば、20世紀後半から21世紀初頭にかけてはゴールドストーン&クレモウ、20世紀中頃にはシリル・スミス&フィリス・セリックといった人々が思い浮かぶ(もちろん臨時編成や片方がイギリス人という所まで範囲を広げてしまえば、ブリテン&リヒテル等々枚挙に暇が無い)が、それ以前、1920年代後半から夫が死去した1956年まで活躍したのが今回登場する夫婦デュオ、バートレット&ロバートソン。彼らは1910年代、共にマテイに学び1921年に結婚、数年後にデュオを結成するとまたたく間に名声を確立、この編成の演奏家としては初の国際的知名度を得た。さらに1930年代からはアメリカを拠点として多くの2台ピアノ作品を世界初録音、さらにはここに聞かれるバックス作品のように、彼らのために書かれた作品も数多く残す事となった。二人の演奏はルーズベルト米大統領夫人エリナー〔エレノア〕やトスカニーニのお気に入りで、さらに彼らはベンジャミン・ブリテンとも親しく、3曲が二人のために書かれている。また、エセルはジョン・バルビローリとも親交があり、学生時代からチェロ奏者時代にかけてのバルビローリの伴奏ピアニストを務めたと言い、ここでのバッハ協奏曲録音はその縁によるものだろう。なお、エセルの妹イーディスもマテイに学んだピアニストで、その息子に名クラリネット奏者のジェルヴァース・ド・ペイエがおり、音楽家一族であった事も伺える。活動期にはこれだけ知られていた彼らの現在の忘却に関しては、ブックレットの著者 Stephen Siek (ピアニスト・音楽学者/著書に「イギリスのピアニストの賢人:トバイアス・マテイの生涯と教育」[2012] ) も「彼らによる芸術の大部分がこれほど完全に忘れられたのは意外と言う他はない」と述べているほど。イギリスのピアニスト愛好家のみならず、2台ピアノ&連弾曲愛好家ならば、歴史的観点からも一度は聞いておかなければならないデュオであることは疑う余地がない。 | ||
ヴァルター・ギーゼキング、HOMOCORD 録音全集と他の稀少録音集 ・ HOMOCORD 録音全集 J.S.バッハ:パルティータ第1番 BWV.825 (#) [1923] シューベルト:即興曲 Op.142 No.3 [1924] ショパン(*) :夜想曲 Op.9 No.3 [1925] /夜想曲 Op.15 No.2 [1924] / 練習曲 Op.25 より Nos.1-2 [1925] /ポロネーズ第6番 Op.53「英雄」 [1925] リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 (*) [1924] ブラームス:ラプソディ ト短調 Op.79 No.2 (*) [1924] グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6 (#?) [1925] / 春に寄す Op.43 No.6 (#?) [1925] /蝶々 Op.43 No.1 [1925] ドビュッシー:2つのアラベスク [1923] /水に映る影 [1923] / ゴリウォーグのケークウォーク [1925] /吟遊詩人 [1925] ラヴェル:水の戯れ (*) [1923] / プーランク:無窮動 (*) [1925] ドビュッシー:2つのアラベスク (+) [1927] グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6 (#?) [1927] / 春に寄す Op.43 No.6 (#?) [1927] /蝶々 Op.43 No.1 [1927] R.シュトラウス/ギーゼキング編曲:セレナード Op.17 No.2 (#) [1927] /したしき幻影 Op.48 No.1 [1927] J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調 BWV.848 (**) [1925/ SP 未発売] D.スカルラッティ(**):ソナタ [1925/ SP 未発売]〔ニ短調 Kk.9 /ホ長調 Kk.380 〕 ヴァルター・ニーマン(1876-1953):「魔法の本」Op.92 〜第6曲「銀の小さな滝」 [1928] ・ BRUNSWICK 録音 ドビュッシー:レントよりおそく (+) [1928] ・ 米 COLUMBIA テスト録音(初出?) ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956):グリーグの主題によるフルートとピアノのための変奏曲 [ランブローズ・カリマホス(Fl)] [1939] ・ 独 COLUMBIA 録音集 ヴァルター・ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナチネ [1937] ルーセル:フルートとピアノのためのアリア [1937] / フルートとピアノのための「ド・ラ・ペジョディ氏」Op.27 No.4 [1937] [グスタフ・シェック(Fl)] ・ ELECTROLA テスト録音 モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576 (**) [1940-1942頃] ・ 英 COLUMBIA テスト録音(初出?) タンスマン:ブルース[1956] ヴァルター・ギーゼキング(P) | ||
録音: [内] 。オーディオ修復: Seth B. Winner Sound Studios, Inc. /復刻プロデューサー: Michael Spring 。無印はおそらく世界初CD化(初出音源あり?)、(#)はおそらく海外初CD化(国内 〔東芝〕EMI から CD化)、(*) は PEARL から、(+) は VAI から、(**) は ARBITER 〔この分は前出盤が初出〕 から それぞれCD化されてたが、既出CDは基本的に入手困難となっている。また、グリーグ作品とドビュッシー「2つのアラベスク」など2種収録されているものは、この時期に2度録音があることは一般に知られていなかったはずで、既出CDがあるのはどの曲もどちらか1種のみと思われる。ブックレットには詳細なマトリクス番号や、判明している場合は録音日まで記載。
ギーゼキングの娘 Jutta Hajmássy (-Gieseking) の提供による貴重な写真も収録。ギーゼキングによる録音は、1950年代以降の物こそある程度の復刻が成されているが、それ以前の物は、スタジオ収録であっても未だに全貌が判らない状態が続いているだけに、今回の復刻は嬉しい。特に技巧的作品のニーマン「銀の小さな滝〔銀の滝〕」は、同年代のギーゼキングによる最高の名演だとマニアから評される割に、CDが一切無かった(当録音の復刻は、1967年発売と思われる米 VERITAS 盤 LP 以来ではないだろうか)だけに大歓迎。当曲の録音自体、当録音と彼によるピアノ・ロール録音があるのみかもしれない。他に、なぜか自作のフルート・ソナタ的作品2曲や、これまで作曲家レベルで録音が無かったタンスマン、ルーセル等、聴きどころ多数。 #レーベルで廃盤となったため、流通在庫のみのお取扱いです。入荷しない場合はご容赦下さい。 | ||
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.7(完結編)〜 マテイ雑録、マテイとその弟子たちによる希少&未発売録音集 ・トバイアス・マテイ トバイアス・マテイ(1858-1945): 組曲形式による練習曲 Op.16 より Nos.1, 8 /サリー州の丘にて Op.30 より Nos.1, 4[1932年11月16日] ・アイリーン・シャーラー シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22 〔第2楽章以外〕[1924年3月4日](*) ショパン:前奏曲第23番 ヘ長調 Op.28 No.23[1925年10月28日](*) シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.90 No.4[1930年5月12日](*) ・ライエ・ダ・コスタ リスト:ヴェルディ「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434[1930年6月13日] グリュンフェルト:ウィーンの夜会 Op.56[1930年6月13日] ・エセル・バートレット J.S.バッハ/ルンメル編曲:愛しきイエスよ、われらはここに BWV.731[1929年12月23日] ・デニス・ラッシモンヌ J.S.バッハ:2声のインヴェンション BWV.772-786[1941年9月23日](*) モーツァルト:幻想曲とフーガ ハ長調 K.394[1941年6月13日] ・アーネスト・ラッシュ グリーグ:ハリング[1955年10月25日] ・アドルフ・ハリス ドビュッシー:12の練習曲集 より Nos.9-10[1938年2月3日-5日] ・ハリエット・コーエン トゥリナ:魅惑の踊り[1945年7月16日] ・ユーニス・ノートン オネゲル:コンチェルティーノ [ユージン・オーマンディ指揮ミネアポリスo./1935年1月15日] ・ニーナ・ミルキーナ D.スカルラッティ:4つのソナタ 〔ト長調 K.125 /イ長調 K.208 /ニ短調 K.396 /ニ長調 KK.29〕[発売:1958年6月] ・ブルース・シモンズ シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3[1950年代](*) ・レイ・レフ シューマン:ノヴェレッテ 嬰ヘ短調 Op.21 No.8[1952年] ・エガートン・ティドマーシュ J.S.バッハ:パルティータ第5番 BWV.829 〜前奏曲 モシェレス:練習曲 ホ長調 Op.70 No.4[1923年7月-8月] ・デジレ・マキューアン ブラームス:ワルツ 変イ長調 Op.39 No.15 J.S.バッハ:イギリス組曲第3番 BWV.808 〜ジーグ ト短調[1923年3月] ・レイ・ロバートソン パーセル:組曲 V.Z666 〜前奏曲 ハ長調 / イェンセン:あこがれ Op.8 No.5 ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI: 37 〜第1楽章[1925年] ・ドロシー・ハウエル ヘンデル:組曲第4番 HWV.429 〜クーラント バック:前奏曲 ハ短調「 Marnic 」 / ヘラー:前奏曲 嬰ハ短調 Op.81 No.10[1925年] ・マーガレット・ポーチ ヘラー:練習曲 ハ短調 Op.46 No.5 / ブルワー:孤独なよそ者[1923年7月-8月] ・ヒルダ・デダリック モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397 / スウィンステッド:優雅なワルツ シューマン:満足[1925年] / ボロディン:尼僧院にて[1923年7月-8月] ・トバイアス・マテイ トバイアス・マテイ:前奏曲/ Six Monothemes より Nos.5-6[1923年4月] | ||
録音:[内]。原盤: Columbia, HMV, NGS, Decca, HMS, British Forces Broadcasting Service, Victor, Westminster, Carillon Records (Private), Concert Hall, AFMC 。オーディオ修復:マーク・オバート=ソーン/復刻プロデューサー: Michael Spring 。 (*)は初出音源、残りは多くが初CD化と思われる。マテイ楽派シリーズ完結編。今回の注目は、日本でもピアノ・マニアに人気のアイリーン・シャーラーによる新発見初出音源が含まれていること。惜しくも第2楽章は発見されなかったが、彼女初音盤曲と思われるシューマンのソナタ第2番が含まれる。HMV への録音だが、これらの原盤はすべて破棄されており、今回の復刻には彼女の孫娘が保管していたテスト・プレス盤を使用しているという。そしてレーベル一押しなのが、これも初出となるデニス〔ドゥニーズ〕・ラッシモンヌ(1903-1994)によるバッハの2声のインヴェンション。 DECCA 原盤で第2次大戦による物資不足のため未発売となったものだが、レーベルが「今日においてさえ、ディスクに記録された最高のバッハ解釈の一つ」と断言するほど、精練された演奏を聞くことができる。この録音も脆いテスト・プレス盤しか残されていなかったが、1984年、ラッシモンヌのアメリカでの弟子たち3人が高品質のコピーを作製し、メリーランド大学の国際ピアノ・アーカイヴへ収蔵したため、当盤の復刻が可能になったのだという。 オーマンディ伴奏で録音されたノートンによるオネゲル、夫とのデュオ録音しかほぼ存在しないバートレットの独奏録音、晩年の ASV 録音で知られるミルキーナのスカルラッティ等も魅力だが、さらにティドマーシュによる演奏以降は、すべてマテイと門下のジョン・マキューエンが設立した AFMC というレーベルから発売された物だと言うのも興味を引く。このレーベルは学習者に模範演奏を示す目的があったようで、奏者は一人を除きマテイの若い門下生で占められ、4年間で79点を発売したが商業的には成功せず、今日では忘れられている。 総じて、ピアノ・マニアならば必携といわざるをえない、貴重なアイテム。 | ||
ギオマール・ノヴァエス〜市販された SP [78-rpm] 録音全集 ・ビクター・トーキングマシン 1919-1927 ゴッツチョーク:ブラジル国歌による勝利の大幻想曲 Op.69 / グルック/フリードマン:精霊の踊り[1923年6月12日] グルック/ブラームス:ガヴォット イ長調 / ベートーヴェン/ルビンシテイン:トルコ行進曲[1920年4月9日] ルビンシテイン:夜想曲 ト長調 Op.75 No.8[1923年6月12日] モシュコフスキ:ギター Op.45 No.2[1920年4月9日]/女道化師 Op.52 No.4[1923年6月12日] パデレフスキ:夜想曲 変ロ長調 Op.16 No.4 / ショパン:マズルカ ニ長調 Op.33 No.2 メンデルスゾーン:無言歌 Op.62 No.6[1920年4月9日] リスト:小人の踊り S.145 No.2 /森のささやき S.145 No.1[1923年6月11日] マクダウェル:魔女の踊り Op.17 No.2[1923年6月12日] イシドール・フィリップ:鬼火 Op.24 No.3[1919年6月27日] / レヴィ:タンゴ・ブラジレイロ[1920年4月1日] アルベニス/ゴドフスキー:タンゴ ニ長調 Op.165 No.2 / シュトラウス/ゴドフスキー:セレナード Op.17 No.2 ヴィラ=ロボス:オ・ポリシネロ / イベール:小さな白いロバ ゴッツチョーク:ブラジル国歌による勝利の大幻想曲 Op.69[1927年4月8日] ・コロムビア・レコーディング・コーポレーション 1940-1947 イシドール・フィリップ:鬼火 Op.24 No.3[1947年1月3日] / モンポウ:庭のおとめたち[1947年2月20日] スカルラッティ:ソナタ〔ト短調 K.450 /ト長調 K.125 〕 / クープラン:優しいナネット ダカン:つばめ[1940年3月29日] / J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912[1946年11月21日] モーツァルト:ロンド イ短調 K.511[1941年7月2日] ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47[1946年11月22日] グルック/サン=サーンス:「アルチェステ」のバレエ音楽による奇想曲[1947年1月3日] ヴィラ=ロボス/ノヴァエス:「ギア・プラチコ」〜ブラジルの子供たちのための歌[1946年11月22日] ヴィラ=ロボス:3つの星[1946年11月22日]/「赤ちゃんの一族第1集」より[1940年3月29日] ピント:子供の情景[1946年11月22日] / グアルニエリ:トッカータ[1947年2月20日] アルベニス:エボカシオン/トリアナ[1941年2月6日] ギオマール・ノヴァエス(P) | ||
録音:1919年-1947年[内]。リマスタリング:セス・B.ウィナー。 ギオマール・ノヴァエス(1895-1979)は、彼女にとっての代表盤となった1950年代-1960年代中頃の録音が、最終的に廉価レーベルとなってしまった VOX へ残された(さらに最晩年には VANGUARD へ録音した)ため軽く見られがちだが、20世紀ブラジルが生んだ名ピアニストのひとり。パリ音楽院でイシドール・フィリップに学んでいるが、その際約400人から2人という苛酷な選考で第1位となり、さらにそれを見聞きしていたドビュッシーが、感嘆した旨の書簡を残しているのは特筆物。彼女の1940年代以前の録音は殆ど CD 復刻されておらず、かろうじて MUSIC AND ARTS から1枚出ていたのみ(廃盤)で、21世紀に入っても「廉価盤における名手」といった感を拭い切れていない彼女の、名誉挽回となるべき意義ある復刻と言える。 | ||
サペルニコフ&シャルヴェンカ〜録音全集 *ヴァシーリー・サペルニコフ、ヴォカリオン録音集(*) 〔録音:1923年頃23、1924年頃24、1925年頃25、1927年頃27/初発売:1926年5月2605 〕 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23[スタンリー・チャップル指揮エオリアンo.]2605 / ユモレスク Op.10 No.2 24 グリンカ/バラキレフ編曲:ひばり(短縮版)25 / バラキレフ:マズルカ第4番 変ト長調25 ルビンシテイン:スタッカート・エチュード Op.23 No.2 (短縮版)27 リャードフ:音楽の玉手箱 Op.32 24 / ウェーバー/タウジヒ:舞踏への勧誘 Op.65 25 メンデルスゾーン:スケルツォ Op.16 No.2 24 / シューマン:夢のもつれ Op.12 No.7 27 シューマン/リスト編曲:春の夜 Op.39 No.12 25 ワーグナー/リスト編曲:紡ぎ歌 S.440 25 /入場行進曲 S.445 No.1 27 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調24 ショパン:ワルツ 変ホ長調 Op.18 25 /子守歌 変ニ長調 Op.57 27 / 練習曲 変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」27 /練習曲 変ト長調 Op.25 No.9「蝶々」27 アリャビエフ/リスト編曲:夜鳴きうぐいす S.250 No.1 23 リスト:即興ワルツ 変イ長調 S.213 25 /森のささやき S.145 No.125 /小人の踊り S.145 No.2 25 / ハンガリー狂詩曲集 S.244 より〔第12番 嬰ハ短調27 /第13番 イ短調25 〕 サペルニコフ:ワルツ 変ホ長調 Op.1 25 /ガヴォット ホ長調 Op.4 No.2 23 /ポルカ=メヌエット Op.6 No.2 25 *フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ、コロムビア録音集(#) 〔録音:1913年1月30日13、1910年12月27日(無印) 〕 ウェーバー:舞踏への勧誘 Op.65 13 / メンデルスゾーン:ロンド・カプリツィオーソ ホ長調 Op.14 13 ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.34 No.1 /幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 / リスト:愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 F.X.シャルヴェンカ(1850-1924):スペインのセレナード/ポーランドの踊り 変ホ短調 Op.3 No.1 ヴァシーリー・サペルニコフ(P;*) フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(P;#) | ||
原盤: Vocalion, London, UK (*) / Columbia, New York, USA (#) 。復刻エンジニア:マーク・オーバート=ソーン。(*)の半数程度と(#)? は初CDフォーマット化。協奏曲第1番などは PEARL から CD 化されていた〔 GEMMCD-9163; 1CD/廃盤)。 ウクライナのオデーサに生まれたピアニスト、ヴァシーリー・サペルニコフ(1867-1941)はルイ・ブラッサンとゾフィー・メンターの弟子で、1888年、ハンブルク・デビュー・コンサートにおいてチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を作曲者指揮の下演奏、これが作曲者から絶賛され、センセーショナルを巻き起こした。チャイコフスキーはサペルニコフに好感を抱き、一見過剰とも思える日記を残しているので、彼らは恋愛関係にあったとも言われるが、公開されている資料に確たる証拠はない。なお、サペルニコフはチャイコフスキーの同曲をロンドン初演したと言う資料があるが、これは協奏曲第2番の誤りと思われる。彼の弟子にはニコライ・メトネルがいるが、教育は不得意であったと言う。1912年頃にドイツへ移住、以降一時オデーサへ戻るものの、1930年まではドイツを本拠にイギリスへ頻繁へ演奏旅行に訪れたが、最後の10年ほどの活動は定かではなく、1941年にイタリアのサン・レモで亡くなった。録音は、1910年に半数が自作だと言うヴェルテ・ミニョンのピアノ・ロール12本を除くと、今回のヴォカリオン録音がすべて。1929年に DECCA へラフマニノフのピアノ協奏曲2番を録音した記録があるが、未発売となり失われたと考えられている。ヴォカリオンの録音技術は当時としても優れたものではなく、当盤の音質にも限りはあるが、チャイコフスキー自身が絶賛したピアニストの演奏がこれだけ聞けると言うのは貴重極まりない。 片や近年、作曲家として再注目されているシャルヴェンカの演奏録音は、多くがピアノ・ロールへの収録で、ディスクへの記録は上記がすべて。珍しい録音のはずで、CD化されるのは全曲初ではないだろうか。 | ||
アナトール〔アナトーリー〕・キタイン〜コロムビア録音全集 1936-1639 ショパン:ロンド 変ホ長調 Op.16 2/18 /マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 2/18 / バラード〔第2番 ヘ長調 Op.38 6/27 /第3番 変イ長調 Op.47 7/6 〕/ スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 6/27 / 練習曲〔第5番 変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」 7/6 /第6番 変ホ短調 Op.10 No.6 7/6 / 第7番 ハ長調 Op.10 No.7 7/6 /第8番 ヘ長調 Op.10 No.8 7/6 / 第12番 ハ短調 Op.10 No.12「革命」 2/22 リスト:森のささやき S.145 No.1 6/20 /オーベルマンの谷 S.160 No.6 4/17, 4/18 / ペトラルカのソネット第47番 S.161 No.4 4/18 / ペトラルカのソネット第123番 S.161 No.6 7/21 /鬼火 S.139 No.5 7/21 シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7 6/27 ブラームス:バラード ニ短調 Op.10 No.1「エドワード」 2/25 /ワルツ集 Op.39 2/18, 6/18 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2 No.1 6/27 /前奏曲 イ短調 Op.11 No.2 6/27 / マズルカ ホ短調 Op.25 No.3 2/22 ラフマニノフ:エレジー 変ホ短調 Op.3 No.1 2/22 /絵画的練習曲集 Op.33 〜第1番 ヘ短調 6/20 前奏曲 嬰ト短調 Op.32 No.12 6/20 シュトラウス/ゴドフスキー編曲:こうもりの主題による交響的変容4/17 リムスキー=コルサコフ/ストリマー編曲:熊蜂の飛行 2/22 アナトール〔アナトーリー〕・キタイン(P) | ||
録音:1936年7月21日 7/21、ロンドン/1937年7月6日 7/6, 1938年2月18日2/18, 1938年2月22日 2/22, 1938年2月25日 2/25, 1938年6月18日 6/18, 1938年6月20日 6/20, 1938年6月27日 6/27, 1939年4月17日 4/17, 1939年4月18日 4/18、以上パリ。
旧品番・前出:APR-7029〔廃盤、入手不能/前出盤が初CD化〕。
キタインによるヨーロッパ録音は、以上が全て。リマスタリング:ブライアン・クランプ。(P) 1995 / (C) 2015 。 アナトーリー・キタイン〔 Anatole Kitain / Анатолий Китаин /キリル文字からのローマ字翻字例: Anatoly Kitain 〕(1903-1980)はロシア、サンクトペテルブルクの音楽一家に生まれ、ホロヴィッツと同門だったピアニスト。1940年代以降アメリカへ移住、結果的にホロヴィッツの影に隠れるような形で(両者の関係は良好だったとも言うが)全く忘れられてしまった、知る人ぞ知る名手。意外な事に1927年に兄のヴァイオリニスト、ロベルトと来日公演を行っており、共演の日本録音をニッポノフォンへ7曲残している模様だが、おそらくLP期以降一切復刻されたことはない。 彼は6歳の時に自作の夜想曲をグラズノフの前で演奏したと言う記録が残る早熟振りで、キーウ〔キエフ〕音楽院でセルゲイ・タルノフスキー門下(ホロヴィッツ、ユニンスキー〔ウニンスキー〕、ブライロフスキーと同窓、当時の評価はホロヴィッツより上だったとも)となり、フェリックス・ブルメンフェリトからも個人的に指導を受けた〔バーレルと同窓〕。1923年に一家でフランスへ移住、1933年には第1回ブダペスト・フェレンツ・リスト・コンクールで第1等を獲得(優勝はアニー・フィッシャーで、彼の名はコンクール関係で検索をかけてもなぜか出てこない)、以降パリを中心にヨーロッパで10年ほど活躍、1930年代後半に録音されたこれらのディスクは、プロデューサーを務めたフレッド・ガイスバーグも良い演奏だと考えていたようだ。 しかし室内楽等の続編も構想されていたという これらコロムビア録音の続編は、第2次世界大戦勃発により実現せず、彼はアメリカへ移住することとなる。上記日本公演でも共演した兄ロベルトとも1960年代初頭?に MGM へレコード録音を行っっているが、最後のリサイタルは1963年で、以降没するまでは教師活動を行っていたとも言うが定かではなく、それが「ホロヴィッツの影に隠れた」という評価にも繋がっているのだろう。 アメリカ移住後の情報が大変少なく(まともに読めるのは当アイテムのライナー・ノート程度)、まだまだ謎の多い人だが、残された録音からは再評価されるべきであると断言出来る。20年ぶりの再リリースとなるこの機会に、ぜひ話題となって欲しいピアニスト。 | ||
ヴィルヘルム・ケンプ SP 録音集 Vol.1 1925-1936 〜 ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集 〔第24番 嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」[1932年/90193] /第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」 [1928年/66687-88] / 第27番 ホ短調 Op.90 [1928年/62639, 66712] (#) /第28番 イ長調 Op.101 [1925年/66178-9] (*/#) / 第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」[1936年1月7日、25日/67077-81] / 第30番 ホ長調 Op.109 [1936年7月29日/67091-92] /第31番 変イ長調 Op.110 [1936年7月29日/67088-90] / 第32番 ハ短調 Op.111 [1936年7月31日/67093-95] 〕 ヴィルヘルム・ケンプ(P) | ||
録音/ソース:[内]、電気(*以外)、アコースティック(*)。原盤: Polydor 。復刻:マーク・オバート=ソーン。(#)は LP でも復刻されたことがなく、 SP 期以来の発売、さらに(*)はマニアでも知る人が少ない稀少録音。他曲も含め2016年現在、現役盤の他復刻 CD は無し。 ケンプによるベートーヴェンのソナタは、第二次大戦後 DG へのモノラルとステレオ計2回の全集がよく知られているが、戦前に録音した24曲にはほとんど光が当てられていない(以前 DANTE が複数枚 CD 復刻したが、おそらく全曲を発売する前に活動停止)。今回復刻されたのは、当時録音されなかった第25番を除く第24番以降だが、中でも第26番から第28番の3曲はシュナーベルの全集よりも時期が早く、さらに当セットには含まれないが、第26番と第27番にはこれ以前の録音(あるいは別テイク)も存在するようなので、この点でも先駆者的存在だったことがわかる。「これらの録音は、編集が可能になった後年の物よりも、より自然にケンプの芸術性を捕らえている」とレーベル。 | ||
ヴィルヘルム・ケンプ SP 録音集 Vol.2 1925-1942 〜 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集、小品集 ピアノ協奏曲〔第1番 ハ長調 Op.15 [不明指揮者 ベルリン国立歌劇場o. 1925年9月/69815-18] / 第3番 ハ短調 Op.37 [パウル・ファン・ケンペン指揮ドレスデンpo./1942年6月11日/6246-50] / 第4番 ト長調 Op.58 [パウル・ファン・ケンペン指揮ドイツ・オペラo./1940年3月19日/62674-78] / 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」 [ペーター・ラーベ指揮 BPO /1936年1月6日/67082-86 ] 〕/ バガテル ハ長調 Op.33 No.5 (*) /6つのエコセーズ 変ホ長調 WoO.83 (*) [1920年頃/62400] / ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129「失くした小銭への怒り」 [1937年9月24日/62802] ヴィルヘルム・ケンプ(P) | ||
録音/ソース:[内]。原盤: Polydor 。復刻:マーク・オバート=ソーン。(*)は、ケンプによる初録音セッションだった物。おそらく初CDフォーマット化等の稀少音源を含む。 ケンプの SP 復刻集第2弾。これらも以前 一部は DANTE が複数枚 CD 復刻したが、それらを含めても珍しい。なお協奏曲第2番は、この時期には録音されなかった。 | ||
ケントナー・プレイズ・バラキレフ、リャプノフ&リスト バラキレフ:ピアノ・ソナタ 変ロ短調[1949年6月2日](*) /夢想[1944年6月15日]/ マズルカ第6番 変イ長調[1944年4月14日]/東洋風幻想曲「イスラメイ」[1944年6月14日] リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178[1948年5月28日、6月4日] リャプノフ:12の超絶技巧練習曲 Op.11 〜第1番[1939年3月7日](+) / 12の超絶技巧練習曲 Op.11〔全曲〕[1949年12月13日-15日、20日、29日](+) ルイス・ケントナー(P) | ||
録音:[内]、アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン。原盤: Columbia UK 。 (*)と(+) を除き、おそらく初 CD フォーマット化。復刻:2016年、アンドルー・ハリファクス。 レーベルによると、リストのソナタは SP 収録でこの曲の開拓的録音にあたり、LP でも発売されなかった物だとの事。 既出CD: APR, APR-5620 (+) / NAXOS HISTORICAL, 8.111223 (*) 。 生前は主にリストとリャプノフの権威として知られたケントナー(1905-1987)によるコロムビア稀少録音集。(+)は1972年に Turnabout へ全曲を再録音し、 Carlton がCD化していたが、入手困難。 | ||
エーリク・テン=ベルク〜エレクトローラ&ドイツ・グラモフォン録音全集 1938-1958 ヘンデル:組曲第4番 ホ短調[1940年11月] J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:シャコンヌ[1938年8月24日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101[1939年2月] シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22[1939年9月] ショパン:夜想曲第17番 ロ長調 Op.62 No.1[1940年秋] レーガー:シルエット Op.53 より Nos.2, 6 [1939年2月] ベートーヴェン:7つのバガテル Op.33 より〔第1番 変ホ長調/第4番 イ長調〕[1942年6月27日] レーガー:テレマンの主題による変奏曲とフーガ Op.134[1951年12月5日、6日、8日]/ ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.114 (*)[1958年4月29日-30日、ステレオ] エーリク・テン=ベルク(P) ハンス・ロスバウト指揮南西ドイツ放送so.(*) | ||
録音:[内]。復刻プロデューサー&エンジニア:マーク・オバート=ソーン。(*)を除き、おそらく初CDフォーマット化。既出CD-R: FORGOTTEN RECORDS, fr-1000 (*) 。 テン=ベルク(1916-1982) はハノーヴァー出身。1930年代後半から頭角を表し、1940年代-1950年代にかけてカラヤン、カイルベルト、アンチェル、アーベントロート、ヨッフム、そしてフルトヴェングラーらと共演する人気ピアニストとなった。特にフルトヴェングラーとは1954年に初共演した際に大変気に入られて、彼の「ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調」改訂版をベルリン・フィルとのツアーで演奏するよう依頼された。リハーサルまでは行われたたものの、残念ながら同年11月にフルトヴェングラーが急死したため、演奏会は実現しなかったと言う。CD フォーマットに復刻された彼の録音は少なく、セッション録音は上記 Forgotten Records のレーガー、アンチェル&チェコ・フィルとのブラームス「協奏曲第1番」(SUPRAPHON, SU-3675)のみ、ライヴや放送録音は TAHRA がアーベントロートやクーベリックとの共演盤数点を発売していたが、ほぼ廃盤状態となっている。 | ||
レフ・プイシュノフ〜 78回転録音全集 & SAGA LP 録音選集 *コロムビア・アコースティック録音全集 1922-1923 J.S.バッハ/サン=サーンス編曲:カンタータ第29番 BWV.29 〜序曲[1922年10月] ベートーヴェン/サン=サーンス編曲:「アテネの廃墟」〜回教僧の合唱[1923年12月] シューベルト/プイシュノフ編曲:「ロザムンデ」D.797 〜バレエ音楽第2番[1923年3月] ショパン:練習曲〔第21番 変ト長調 Op.25 No.9「蝶々」/第4番 嬰ハ短調 Op.10 No.4 〕[1922年10月] リスト:小人の踊り S.145 No.2[1922年10月] / ドビュッシー:アラベスク第2番 ト長調[1923年4月] グラズノフ:ポルカ Op.42 No.2[1923年4月] / ラフマニノフ:ユモレスク ト長調 Op.10 No.5[1923年12月] プイシュノフ:雨が降る時[1922年10月]/小さなワルツ[1923年12月]/オルゴール[1923年12月] *コロムビア・電気録音全集 1926-1929 シューベルト/プイシュノフ編曲:「ロザムンデ」D.797 〜バレエ音楽第2番[1926年5月] シューベルト/ゴドフスキー編曲:楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3, Op.94 No.3[1927年5月20日] シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894, Op.78「幻想」[1928年3月]/ 即興曲 変イ長調 D.935-2, Op.142 No.2 [1928年3月] リスト:2つの演奏会用練習曲 S.145 〔森のささやき/小人の踊り〕[1929年2月] アルベニス/グノー編曲:タンゴ Op.165 No.2[1927年5月20日] / グラズノフ:ポルカ Op.42 No.2[1926年5月] サン=サーンス/ゴドフスキー編曲:白鳥[1929年3月] / パデレフスキ:奇想曲 Op.14 No.3[1927年5月20日] ラフマニノフ:前奏曲 変ロ長調 Op.23 No.2[1927年5月20日]/道化師 嬰ヘ短調 Op.3 No.4[1927年5月20日] グレインジャー:シェパーズ・ヘイ[1927年5月20日] * HMV 録音全集 1948 〜ショパン: 練習曲〔第13番 変イ長調 Op.25 No.1「エオリアン・ハープ」/第14番 ヘ短調 Op.25 No.2 〕[1948年9月10日]/ マズルカ第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4[1948年9月10日]/夜想曲第9番 ロ長調 Op.32 No.1[1948年6月25日] ワルツ第2番 変イ長調 Op.34 No.1「華麗なる円舞曲」[1948年7月1日] * SAGA 録音選集 1958 ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57[1958年]/夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2[1958年]/ 舟歌 Op.60[1958年]/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66[1958年] グラズノフ:主題と変奏 Op.72[1958年] レフ・プイシュノフ(P) | ||
録音:[内]。復刻プロデューサー&復刻エンジニア:マーク・オーバート=ソーン/エグゼクティヴ・プロデューサー&ライナー・ノート「 The mystery of Pouishnoff's Saga recordings 」:マイケル・スプリング。半数は初CDフォーマット化。 レフ・プイシュノフ(1891-1959)はウクライナ生まれで、1920年以降イギリスを拠点として活躍したピアニスト。9歳の時に父が亡くなったため音楽を諦めかけたが、14歳の時に演奏を聞いたシャリアピンから激励され、サンクトペテルブルク音楽院へ進んだ。ピアノをアンナ〔アネッテ〕・エシポワ〔エシポフ〕に、作曲をリムスキー=コルサコフ、リャードフ、グラズノフに、指揮をニコライ・チェレプニンに、それぞれ学び、イギリスではショパン演奏家として名を成している。 彼はシューベルトのソナタを最初期に録音したピアニストとしても知られ、当盤にもその第18番のソナタが収録されているが、録音自体は多くなく、まとまったCDは Pearl から出ていた1920年代録音集〔GEMMCD-9029|廃盤、入手不能〕のみ。1948年の HMV 録音集、1958年の SAGA 録音集は共に初CDフォーマット化。忘れられたピアニストの筆頭的存在だけに、ピアノ・マニアは必携アイテム。 | ||
マーク・ハンブルク〜アンコール&レアリティーズ〜 HMV 録音選集 1910-1935 バード:パヴァーン「ソールズベリー伯爵」 / ブル:王の狩りのジーグ / ブロウ:フーガ ハ長調/組曲 イ長調 アーン:ソナタ第5番 変ホ長調 / F.クープラン:シテール島の鐘/神秘の障壁 / ヘンデル:調子のよい鍛冶屋 D.スカルラッティ:ソナタ〔ト短調「猫のフーガ」/イ短調 K.54 /ト長調 K.146 〕/ 牧歌と奇想曲〔2種〕(タウジヒ編曲) J.S.バッハ:イタリア協奏曲〜第1楽章/前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 (ダルベール編曲)/ トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565(タウジヒ編曲)/私の信仰厚い心(スコット編曲) シューマン:飛翔/眠りの歌/ロマンス 嬰へ長調/ノヴェレッテ ヘ長調 シューベルト/リスト編曲:きけ、きけ、ひばり / メンデルスゾーン/リスト編曲:歌の翼に ドビュッシー:舞曲/レントよりおそく/牧神の午後への前奏曲(ボーウィック編曲)/沈める寺/月の光/雨の庭 ラヴェル:オンディーヌ/古風なメヌエット / プーランク:ノヴェレッテ第1番 ハ長調 セヴラック:古いオルゴールが聞こえるとき / ポルディーニ:演奏会用練習曲 イ長調 Op.19 No.2 ラフマニノフ:前奏曲 変ト長調 Op.23 No.10 / スクリャービン:練習曲 嬰ハ長調 Op.8 No.1 ドヴォルジャーク:ユモレスク 変ト長調(2種) / リムスキー=コルサコフ:軽業師の踊り グルック/ズガンバーティ編曲:歌劇「オルフェオ」〜メロディ / ズガンバーティ:古風なメヌエット モシュコフスキ:演奏会用練習曲 変ト長調 Op.24 No.1 / ヴォルフ=フェラーリ:間奏曲第2番 デランジェ:演奏会用練習曲第2番 / グレインジャー:カントリー・ガーデンズ ハンブルク:民謡 / ルビンシテイン:練習曲 ヘ長調 Op.23 No.1 マーク〔マルク〕・ハンブルク(P) | ||
録音:1910年-1935年。原盤: HMV 。復刻エンジニア:アンドルー・ハリファックス。 レシェティツキの弟子で、史上初めてリストのハンガリー狂詩曲を全曲録音 (CD復刻: APR-7040) したマーク・ハンブルク(1879-1960)〔ロシア生まれだが1889年に一家でイギリスへ移住、彼のデビューは翌1890年であるため、一般的にイギリスのピアニストとして扱われる〕。生前は高い人気を誇ったが没後は急速に忘れられ、CD期になってようやく復権が徐々に進むようになった。APRからの2点目となる復刻は小品集で、絢爛豪華な曲目からは その厖大なレパートリーの一部が垣間見える。 Podium から出ている同種の復刻シリーズと併せ、ピアノ・マニア必携盤。 | ||
カルロ・ゼッキ〜チェトラ録音全集 1937-1942 と、他の78回転盤録音集 ◆ Cetra 録音集 ガリレイ/レスピーギ:ガリアルダ5/4 / 作曲者不詳/レスピーギ:シチリアーナ5/4 スカルラッティ:ソナタ〔ト長調 K.259 5/2 /ハ長調 K.159 5/4 /ニ長調 K.96 5/2 /ト長調 K.523 5/2 〕 ヴィヴァルディ/J.S.バッハ:協奏曲 ト長調 BWV.973 5/2 リスト:パガニーニによる大練習曲集 より5/2 〔第5番 ホ長調「狩り」S.141 No.5 /第4番 ホ長調「アルペッジョ」S.141 No.4 〕/ 3つの演奏会用練習曲第2番 ヘ短調「軽やかさ」S.144 No.2 5/2 ショパン:ワルツ第5番 変イ長調「大円舞曲」 Op.42 5/2 /マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 10/25 / マズルカ第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 7/4 /マズルカ第25番 ロ短調 Op.33 No.4 10/25 / 子守歌 変ニ長調 Op.57 10/25 /舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 5/4 ドビュッシー:金色の魚10/25 / フランチェスコ・ティチアーティ:トッカータ 5/2 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第13番 嬰ヘ長調 BWV.858 10/25 / コラール「われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639 10/25 / ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050 (*) 1938 シューベルト:楽興の時第6番 変イ長調 D.780 No.6, Op.94 No.6 7/4 / シューマン:子供の情景 Op.15 7/4 ◆ Ultraphon 録音集 (#) スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.113 / ラヴェル:道化師の朝の歌 ショパン:練習曲〔第5番 変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」/第8番 ヘ長調 Op.10 No.8 〕/ 華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 ◆ MusTrust 録音集 (+) リスト:3つの演奏会用練習曲第2番 ヘ短調「軽やかさ」S.144 No.2 / ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23 カルロ・ゼッキ(P) アリーゴ・タッシナーリ(Fl;*) ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn;*) フェルナンド・プレヴィターリ指揮トリノ E. I. A. R. so. (*) | ||
録音:1937年5月2日5/2、1937年5月4日5/4、1938年1938、1942年7月4日7/4、1942年10月25日10/25、以上 トリノ/1934年-1935年頃、パリ(#) /1930年、モスクワ(+) 。復刻プロデューサー&エンジニア:マーク・オバート=ソーン。(#/+)はおそらく初CDフォーマット化。 1942年以降は指揮者・室内楽ピアニストとして活躍し、日本においても晩年に指揮者として群馬響、日本フィル、読響に客演したカルロ・ゼッキ(1903-1984)は、元々ブゾーニやシュナーベル等に師事したピアニストだった。後年のピアノ独奏録音が殆ど残っていない(以前、 Ermitage から出ていた1968年のシューマン:子供のためのアルバム Op.68 や、ルーマニア・エレクト・レコードへ1970年に残したモーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番が知られる程度か)ため、独奏者としては省みられることが少ないが、その面での彼を再評価することができるディスクの登場。 | ||
フレンチ・ピアノ・スクール (Vol.1) ◆マリウス=フランソワ・ガイヤール、ドビュッシー録音全集 1928-1930 (*) 「版画」より〔雨の庭/グラナダの夕べ/塔〕/夢/2つのアラベスク/「映像第1集」〜水に映る影/ バラード/ピアノのために/マズルカ/レントより遅く/仮面/ロマンティックなワルツ/ 「前奏曲集第1巻」より〔沈める寺/デルフィの舞姫たち/亜麻色の髪の乙女/とだえたセレナード/ミンストレル〕/ 「前奏曲集第2巻」より〔ビーニョの門/風変わりなラヴィーヌ将軍/オンディーヌ/ピクウィック氏をたたえて〕/ 「ベルガマスク組曲」より〔前奏曲/メヌエット/月の光〕 ◆カルメン・ギルベール、(クラシック作品録音全集) 1930-1938 (#) ドビュッシー:「前奏曲集第1巻」〜ミンストレル/「前奏曲集第2巻」〜ヒースの茂る荒れ地/ 「ピアノのために」より〔サラバンド/トッカータ〕 フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 /舟歌第6番 変ホ長調 Op.70 / 夜想曲〔第3番 変イ長調 Op.33 No.3 /第6番 変ニ長調 Op.63 〕/主題と変奏 Op.73 ラヴェル:「鏡」〜道化師の朝の歌 マリウス=フランソワ・ガイヤール(P;*) カルメン・ギルベール(P;#) | ||
録音:1928年-1930年(*) /1930年-1938年(#) |原盤: Odeon (*) / Pathe (#) 。復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン。イギリスのAPRより、新たな重要シリーズ「フレンチ・ピアノ・スクール」がスタート。約150年間にわたり、パリ音楽院の教師たちによって育まれた独特のスタイルのピアニストたち。第1弾は、ドビュッシーのピアノ作品すべてをコンサートで演奏した最初のピアニストとしても知られる、マリウス=フランソワ・ガイヤール(1900-1973)のドビュッシー録音全集。そして、マルグリット・ロンの弟子であり、短い活動期間の中で重要なフォーレ弾きとして名を残した女流ピアニスト、カルメン・ギルベール(1906-1964)のドビュッシー、フォーレ、ラヴェルの録音(3枚のビリー・メイヤール録音を除いた、ギルベールのコンプリート・クラシカル・レコーディング)をカップリング。 | ||
ヴィルヘルム・バックハウス・プレイズ・ ショパン、リスト、シューマン&アンコール小品集〜 HMV 録音集 1925-1937 ショパン:練習曲集 全24曲〔 12の練習曲 Op.10 /12の練習曲 Op.25 〕[1928年]/ 前奏曲第1番 ハ長調 Op.28 No.1 [1933年]/子守歌 変ニ長調 Op.57 [1928年]/ ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」[1928年]/ ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64 No.1「小犬」[1925年]/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 [1933年] メンデルスゾーン/ハッチソン編曲:「真夏の夜の夢」〜スケルツォ[1927年] スメタナ:ポルカ第3番 ヘ長調[1928年] / ドリーブ/ドホナーニ編曲:ナイラ・ワルツ[1925年] モーツァルト/バックハウス編曲:ドン・ジョヴァンニのセレナード[1928年] シューベルト/バックハウス編曲:軍隊行進曲 変ホ長調 D.733 No.3 [1928年] シューベルト/リスト編曲:ウィーンの夜会第6番 イ長調 S.427 No.6 [1936年] リスト:小人の踊り S.145 No.2 [1925年]/愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 [1925年]/ ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S.244 No.2 [1927年〔2月、あるいは1928年1月4日] シューマン/リスト編曲:愛の歌 S.566[1928年] シューマン:飛翔 Op.12 No.2 [1928年]/夢のもつれ Op.12 No.7 [1928年]/ 夜想曲第4番 ヘ長調 Op.23 No.4 [1937年]/幻想曲 ハ長調 Op.17 [1937年] アルベニス:トゥリアーナ[1928年] / アルベニス/ゴドフスキー編曲:タンゴ Op.165 No.2 [1928年] モシュコフスキ:スペイン奇想曲 Op.37 [1928年] ヴィルヘルム・バックハウス(P) | ||
録音:[内]。復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン|原盤: HMV (EMI/Warner) |既出CD: Pearl, 新星堂、Andante 〔すべて廃盤、入手不能〕。 | ||
ヴィルヘルム・バックハウス〜戦前のベートーヴェン録音全集 + バッハ ベートーヴェン: ピアノ協奏曲〔第4番 ト長調 Op.58 (*)[1929年9月25日、1930年3月12日-13日]/ 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(#) [1927年1月27日]/ ピアノ・ソナタ〔第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」[1927年1月28日]/ 第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」[1934年11月6日、8日]/ 第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」[1934年11月6日、8日]/ 第32番 ハ短調 Op.111 [1937年5月13日]〕 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 より 前奏曲とフーガ 〔第1番 ハ長調 BWV.846 [1937年5月14日]/第22番 変ロ短調 BWV.867[1934年11月8日]〕 J.S.バッハ/ルーカス編曲:クリスマス・オラトリオ BWV.248 〜パストラーレ[1934年11月6日] ヴィルヘルム・バックハウス(P) ランドン・ロナルド指揮(*/#) LSO (*)、ロイヤル・アルバート・ホールo.(#) | ||
録音:[内]。復刻エンジニア:アンドルー・ハリファックス|原盤: HMV (EMI/Warner) |前出CD: Biddulph, LHW-037〔発売:1997年〕、ビダルフ・レーベルから許可を得てのリリース〔となっているが、 Biddulph 盤での復刻エンジニアはマーク・オバート=ソーンだったはず。詳細不明〕(*/#) |既出CD: Pearl, 新星堂、Andante 〔すべて廃盤、入手不能〕/他。 以上2点、バックハウスによる第二次大戦前のセッション録音(≒ DECCA 以外)は、なぜかブラームスのみ多くCD復刻されているが、シューマンの幻想曲やショパンはもちろん、スペイン物、モシュコフスキ、スメタナやドリーブ、さらに自らの編曲物までと、 DECCA へは残さなかった物が多い。新星堂が1990年代後半?に1枚物CDのシリーズとしてまとめて発売した際に多くが含まれていたが、2018年現在 Pearl 盤等を含めても、少なくとも10年以上入手困難となっている物ばかりで、マニア必携盤。 なおネット上のディスコグラフィにおいて、1930年代とされるベートーヴェン:第15番&第18番のソナタが掲載されているが、これはヴィルヘルム・ケンプの録音をデータ誤謬したもの。 | ||
フレンチ・ピアノ・スクール (Vol.2) 〜 ヴィクトル・スタウ&ラザール・レヴィ、スタジオ録音全集 ◆ヴィクトル・スタウ ODEON 録音 1927-29 (*) ダカン:かっこう / メンデルスゾーン:無言歌 Op.67 No.4 ショパン:ワルツ〔第4番 ヘ長調 Op.34 No.3「華麗なる大円舞曲」/第11番 変ト長調 Op.70 No.1 〕 シューマン:幻想小曲集 Op.12 より〔夕べに Op.12 No.1 /飛翔 Op.12 No.2 /気まぐれ Op.12 No.4 〕 シューマン/リスト編曲:春の夜 S.568 / モシュコフスキ:愛のワルツ Op.57 No.5 シンディング:春のささやき / ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク/ミンストレル ラヴェル:リゴードン / ルネ・バトン:カランテク付近の糸紡ぎ女たち / スタウ:木陰で ◆ラザール・レヴィ HMV France 録音 1929-37 (#) モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475-17 / シャブリエ:木陰で/牧歌 / ドビュッシー:マスク デュカ:牧神のはるかな嘆き / ルーセル:シシリエンヌ ラザール・レヴィ:前奏曲〔第1番/第2番/第5番〕 ◆ラザール・レヴィ 日本ビクター録音 1950 (#) ラザール・レヴィ:ワルツ / クープラン:花開く百合/葦 シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.142 No.2 / シューマン:夕べに/夢のもつれ ショパン:マズルカ〔第2番 嬰ハ短調 Op.6 No.2 /第31番 変イ長調 Op.50 No.2 〕 ◆ラザール・レヴィ クラウン録音 1951 、 テル・アヴィヴ、イスラエル、「シエナ・ピアノ・フォルテ」使用(#) クープラン:葦 / ダカン:かっこう / ドビュッシー:沈める寺 ◆ラザール・レヴィ Ducretet Thomson 録音 1952 (#) モーツァルト:ピアノ・ソナタ〔第10番 ハ長調 K.330 /第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」〕 ◆ラザール・レヴィ Pathe 録音 1955 (#) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310 ヴィクトル・スタウ(P;*) ラザール・レヴィ(P;#) | ||
録音:1927年-1929年(*) /1929年-1955年(#) |原盤: Odeon (*) / HMV France, Victor Japan, Crown Israel?, Ducretet Thomson, Pathe (#) 。復刻エンジニア:外装に記載無し。 共にルイ・ディエメ(1843-1919)の高弟ラザール・レヴィ(1882-1964)とヴィクトル・スタウ(1872-1953)の録音、後者のものはおそらくすべてCD初復刻。また、レヴィの「1951年クラウン録音」というのは大変珍しい物。使用された「シエナ・ピアノフォルテ」は、19世紀初頭にイタリア、トリノの家族的ピアノ・メーカーによって一台だけ?作られた、豪華な装飾が施されたアップライト・ピアノ。音はたいへん軽く、録音や曲によってはチェンバロやチェレスタのようにも聞こえる。真贋不明の様々な伝説があるが、1867年にはパリの万国博覧会でサン=サーンスが、翌年にはリストも演奏している。第二次大戦中にナチスによって強奪されたが奇跡的に修理され、1950年中頃から1960年代にかけて合衆国に持ち込まれてその際に何枚かの LP が制作された。1990年代後半には百五十万ドル以上の価値があると評価されたという。 スタウはペルーのリマ生まれだが、両親はスイス系フランス人。パリ音楽院においてディエメのみならずその師のアントワーヌ・マルモンテル〔パリ音楽院ピアノ科教授の座を同窓のアルカンと競い、結局1848年、マルモンテルがこの地位を得た逸話で知られる。弟子にビゼー、マクダウェル、プランテ、ピエルネ、ドビュッシーら〕(1816-1898)にも学び、1895年のアントン・ルビンシテイン国際音楽コンクール(ルビンシテイン自らが主宰していた物で、2003年からドイツで行われているピアノ・コンクールとは別)でジョセフ・レヴィーンと一位を争い、一度は同率になったが再表決で破れてしまった。1909年に母校のピアノ科教授となり、 ジャクリーヌ・パニエ(ジャクリーヌ・ロバン=ボノー)、ジョセ・イトゥルビ、レイモン・トルアール等を輩出し、1941年に同職から引退した。 総じてピアノ・マニアならば必携といえる、当レーベルいつもながらの貴重なリリース。 | ||
ウィリアム・マードック〜コロムビア独奏電気録音全集 1925-31 メンデルスゾーン:無言歌集 より[1927年4月14日] 〔第18番 変イ長調 Op.38 No.6「デュエット」/第30番 イ長調 Op.62 No.6「春の歌」〕 ショパン:練習曲第13番 変イ長調 Op.25 No.1「エオリアン・ハープ」[1926年2月9日]/ ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34 No.3「華麗なる円舞曲」[1926年2月9日]/ 子守歌 変ニ長調 Op.57 [1926年4月13日]/バラード第3番 変イ長調 Op.47 [1927年4月20日] シューマン:ロマンス 嬰ハ長調 Op.28 No.2 [1927年4月19日] リスト:愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 [1927年4月14日]/ラ・カンパネッラ S.141 No.3 [1930年5月5日]/ ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 [1927年4月14日] シューベルト/リスト編曲:きけ、きけ、ひばり S.558 No.9 [1926年2月9日] シューベルト/タウジヒ編曲:軍隊行進曲第1番 ニ長調 D.733 No.1, Op.51 No.1 [1927年4月14日] ブラームス:ワルツ 変イ長調 Op.39 No.15 [1927年4月14日] パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14 No.1 [1927年4月14日] グリーグ:ノルウェーの花嫁の行列 Op.19 No.2 [1931年10月8日] シベリウス:悲しいワルツ Op.44 No.1 [1931年9月30日] ラフマニノフ:前奏曲集より〔嬰ハ短調 Op.3 No.2 [1926年4月13日]/ト短調 Op.23 No.5 [1931年5月5日]/ 嬰ト短調 Op.32 No.12 [1927年4月20日] /嬰ハ短調 Op.3 No.2 [1931年5月5日]〕 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ〔第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」[1926年10月12日]/ 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」[1927年19日-20日]〕 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:目覚めよと呼ぶ声あり BWV.645 [1925年11月23日] ドビュッシー:アナカプリの丘[1925年11月23日]/ヒースの茂る荒地[1925年11月23日]/吟遊詩人[1927年4月20日] アルベニス:エル・プエルト[1925年11月23日] / ファリャ:クバナ/アンダルシア[1925年11月23日] *デイリー・エクスプレス・ナショナル・ピアノ・プレイング・コンペティション課題曲集 アダム・カース:小さなスケルツォ[1928年6月12日] / リチャード・ウォルシュー:太陽と陰[1928年6月11日] トーマス・ダンヒル:しずくの妖精[1928年6月12日] / アーネスト・マーカム・リー:伝説[1928年6月11日] オーランド・モーガン:美しい粉[1928年6月11日] / アレック・ローリー:ぶらつく水兵[1928年6月29日頃] フェリックス・スウィンステッド:セレナータ[1928年6月11日] / アイアランド:ロンド[1928年6月12日] ジョージ・ダイソン:プリムローズ・マウント[1928年6月12日] / ボウエン:夢 Op.86 [1928年6月11日-12日] ウィリアム・マードック(P) | ||
録音:[内]|リマスタリング:アンドルー・ハリファックス。 オーストラリア出身のピアニスト、マードック(1888-1942)は、アルバート・サモンズ(Vn)、アーサー・カテラル(Vn)、ライオネル・ターティス(Va)やウィリアム・ヘンリー・スクワイヤー(Vc)らとの室内楽録音で知られるが、独奏録音の復刻は進んでいなかった。当セットには英デイリー・エクスプレス紙が企画したと思われる国際ピアノ・コンクール(なんとキャスリーン・フェリアーが応募していたという。6人の入賞者の中にはシリル・スミスやフィリス・セリックもいたとのこと)の課題曲模範演奏という、大変珍しい録音も含まれている。 | ||
ジャン・ドワイヤン〜ショパン、リスト&フランスからの音楽 ショパン:モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2 [ジャン・クレトリ指揮管弦楽団/1936年1月]/ バラード〔第1番 ト短調 Op.23 (*) /第2番 ヘ長調 Op.38 (#) / 第3番 変イ長調 Op.47 (#) /第4番 ヘ短調 Op.52 (*) 〕/ ワルツ〔第6番 変ニ長調 Op.64 No.1「小犬」(#) /第11番 変ト長調 Op.70 No.1 (#) 〕 [1941年2月27日(*)、1941年2月28日(#) ] リスト:3つの演奏会用練習曲 S.144 [1943年3月3日]/2つの演奏会用練習曲S.145 [1935年6月-7月頃] シャブリエ/シュヴィヤール:スペイン(ピアノ独奏版)[1930年頃] シャブリエ:気まぐれなブーレ[1935年前半] サン=サーンス:ピアノと弦楽のためのヴァルス・カプリス「ウェディングケーキ」 Op.76 [カントレル五重奏団/1935年8月] フォーレ:バラード第2番 ト長調 Op.41[1935年前半]/夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63[1937年2月23日] ドビュッシー:映像第1集 L 105[1943年3月15日]/映像第2集 L 120 〜第3曲「金色の魚」[1935年前半] ラヴェル:夜のガスパール[1937年5月19日] ジャン・ドワイヤン(P) | ||
録音:[/内](1930年-1943年)|初CDフォーマット化。シリーズ「フレンチ・ピアノ・スクール」第3集。 APR の解説翻訳:約150年の間、フランスはパリ音楽院の教えを中心とした独特のピアノ演奏スタイルをはぐくんできた。学校の全盛期はおそらく20世紀の最初の50年間であり、この一連の録音は、この時期に行われ忘れられがちだった録音を深く掘り下げることを目的としている。ジャン・ドワイヤン(1907-1982)は、おそらくフランスの典型的なピアニストである。ルイ・ディエメとマルグリット・ロンに学んだ彼は、その後パリ音楽院の歴史の中で2番目に長くピアノの教授を務めたが、その経歴は主に母国に限られていた。また、彼のレパートリーはフランスの古典に集中しており、ショパンもその最上のものとみなされた。彼の初期録音は、潤沢な詩情と眼を見張るようなテクニックを明示している − 彼がラヴェル「夜のガスパール」の世界初録音者に選ばれたのも不思議ではない。驚くべきことに、これらの驚くべき録音は、これまで再発行されていない。 | ||
フレンチ・ピアノ・スクール〜アリーヌ・ヴァン・バレンツェン 初期録音&ショパン、リスト、ヴィラ=ロボス録音集 ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」(+) [ピエロ・コッポラ指揮グラモフォンso./1928年6月7日]/ アンダルサ[1928年6月11日] ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 (++)[1941年7月15日]/ 間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 / カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2 [1947年6月4日] ピエール・ヴェローヌ:トッカータ Op.74 [1941年7月15日] リスト:メフィスト・ワルツ第1番 S.514 [1941年7月15日]/ 3つの演奏会用練習曲 〜第3番 変ニ長調「ため息」 S.144 No.3 (*)/ 水の上を歩くパウラの聖フランチェスコ S.175 No.2 (*) ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 (*) /夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No.2 (#) / 練習曲(*) 〔第5番 変ト長調 Op.10 No.5「黒鍵」/ 第13番 変イ長調 Op.25 No.1「エオリアン・ハープ」/ 第23番 イ短調 Op.25 No.11「木枯らし」〕 ヴィラ=ロボス:「赤ちゃんの一族」〔第1組曲/第2組曲〕[1956年1月24日、2月14日]/ ショーロ第5番「ブラジルの魂」(**) アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(P) | ||
録音:1957年初頭(*/#)、他は[内]|マスタリング:ロバート・カウリン(大英図書館)| (無印):おそらく初CDフォーマット化|既出CD, CD-R: Goodies "Direct Transfer", 78CDR-3193 (+), 78CDR-3185 (++) / Sakuraphon (*/#) / EMI/Warner (**) 。なお(#)は、既出 LP や CD において「夜想曲第7番 変ニ長調 Op.27 No.1 」になっている。当盤誤記の可能性が高いように思われる(バレンツェンはベートーヴェンの「月光」ソナタも録音したことがあり、これの作品番号が Op.27 No.2 になる)が、詳細不明。 ドラボルド、ロン、バルト、ドホナーニ、そしてレシェティツキに学び、コラールやカツァリスを輩出、今日でも初期 LP マニアから高い評価を受けているヴァン・バレンツェン(フランスで学び活躍したが、実はアメリカ合衆国生まれ)。近年初出ライヴが何点か発掘されたが、ある程度の数が残されているセッション録音に関しては2020年2月現在、日本の Goodies "Direct Transfer" 、 DIW 、 Sakuraphon 〔当店未案内〕から計6枚が発売されただけ。世界的に復刻がほとんど進んでいない中、今回のリリースは朗報といえる。なお、ヴィラ=ロボスの「赤ちゃんの一族」第2組曲はヴァン・バレンツェンに献呈されている。 | ||
ディヌ・リパッティ〜コロムビア録音 1947-48 全集 + 含・初商業音盤リリース、ヤニグロとの SP 未発売チューリヒ・テスト録音集 D.スカルラッティ:ソナタ 〔ニ短調 K.9, L.413 [1947年2月20日]/ホ長調 K.380, L.23 [1947年9月27日]〕 J.S.バッハ/ヘス編曲:主よ、人の望みの喜びよ[1947年9月24日](+) ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No.2 [1947年2月20日]/ ワルツ第2番 変イ長調 Op.34 No.1 [1947年9月24日]/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 [1947年3月1日、4日] リスト:ペトラルカのソネット第104番[1947年9月24日] グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 [アルチェオ・ガリエラ指揮フィルハーモニアo./1947年9月18日-19日] シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (++) [ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニアo./1948年4月9日-10日] ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 (++) / ラヴェル:道化師の朝の歌(++) [1948年4月17日] *チューリヒ・テスト録音集 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69 〜第1楽章(##) J.S.バッハ/ジロティ編曲: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV.1003 〜アンダンテ ニ長調(##) フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに Op.7 No.1 (#) ラヴェル/バズレール編曲:ハバネラ形式の小品(#) リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(#) [アントニオ・ヤニグロ(Vc)/1947年5月24日、チューリヒ] ディヌ・リパッティ(P) | ||
録音:[内]、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン、 UK (#/##以外) | (##):初商業ディスク・リリース|原盤: Columbia UK (#/##以外) |既出CD (除・EMI/Warner): APR, APR-5509 〔オリジナルのマスターからビニールにプレスし、そこから復刻したという凝ったCD。シェラック盤特有の雑音が少なく、彼の演奏の細かいディティールが聞き取れる良好な復刻・・・だったが、当 APR-6032 では特記されていない〕(無印/+) / Tahra, TAH-366/367 (+), TAH-4022/4023 (+) / Archiphon, ARC-112/113 (#), ARC-182 [ARC-WU182] 〔一般販売はダウンロード品のみ〕(#/##) / Profil (##以外) /他|
所蔵:マドレーヌ・リパッティ(リパッティ夫人)(#) /ウルリヒ・ブラッハー(ヤニグロの弟子)(##) |マスタリング、トランスファー(++):アンドルー・ハリファックス/トランスファー:ブライアン・クランプ(無印/+)、ヴェルナー・ウンガー [Archiphon] (#/##) 。『シューマンの協奏曲がこれほどまでに良い音で鳴ったことはないと強く信じています! (APR) 』。 リパッティが英 Columbia へ残した録音群から1947年-48年にかけてのものを集成。「主よ、人の望みの喜びよ」とショパンのワルツは有名な1950年7月のジュネーヴ録音ではなく、「主よ〜」の1947年録音は 旧 APR 盤が 初CDフォーマット化だった。 そして聞きものなのが2枚目の最後に入っているチューリヒで行われたヤニグロとの Columbia テスト録音5曲。フォーレ以下の3曲は何度かリリースされたことがあるが、ベートーヴェンとバッハは Archiphon の私家盤(CD-R製版盤の商業発売はなく、ダウンロード品のみ)で2014年にリリースされたのみだったので、商業盤&プレス盤としては当盤が初出(他にショパンの夜想曲 嬰ハ短調が録音され、マトリックス番号 CZX 224 も判明しているが、リリースされたことはなく、テスト・ディスクも作成されていない可能性があるとのこと)。未発売に関わる詳細な経緯(ウォルター・レッグが個人的、あるいは趣味的な可能性のある何からの意図を持って差し止めたことが示唆されている)はマーク・エインリーの解説に記載されている。初出の2曲はリパッティにとって初音盤作品に当たるものなので、言うまでもなくマニア必携。 | ||
フレンチ・ピアノ・スクール〜 エンマ・ボワネ、78回転ソロ録音全集&フォーレ LP 録音集 1933-52 ◆パテ録音(パリ) シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899 No.3, Op.90 No.3 [1934年1月22日] ウェーバー:華麗なるロンド Op.62 [1934年1月22日] フォーレ:夜想曲第4番 変ホ長調 Op.36 /即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 [1933年11月13日] ファリャ:「4つのスペイン風小品」〜第4曲 アンダルーサ[1933年11月13日] ◆ビクター録音(ニューヨーク) J.S.バッハ/ルイジ・ペッラキオ編曲: コラール「いと高きところにいる神にのみ栄光あれ」 BWV.711 [1934年10月26日] ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI: 48 〜ロンド[1934年10月26日] シャブリエ:「絵画的な10の小品」〜第6曲 牧歌[1938年1月19日]/気まぐれなブーレ[1938年1月31日] フォーレ:舟歌第5番 嬰ヘ短調 Op.66 [1938年1月19日] ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜音と香りは夕暮れの大気に漂う[1938年1月26日] ピエルネ:ワルツ形式の夜想曲 Op.40 No.2 [1938年1月19日] イシドール・フィリップ:夜想曲 Op.90 /パステル集 Op.24 〜第3番 鬼火[1934年10月26日] セヴラック:ひなたで水浴びする女たち[1938年1月31日] イベール:「物語」より〔第9番 水売り女/第2番 小さな白いろば〕[1934年10月26日] ◆フランス・ポリドール録音(パリ)[1939年] イシドール・フィリップ編曲:4つの古いアリアと舞曲 〔ヴィンチ:ラルゴ/ルティーニ:メヌエット・ヴィヴァーチェ/ パスクィーニ:アリア/カストルッチ:シシリエンヌとガヴォット〕 ◆ヴォックス(VOX)録音[1950年、パリ/1952年、ニューヨーク] フォーレ:舟歌[1950年6月12日、パリ] 〔第1番 イ短調 Op.26 /第2番 ト長調 Op.41 /第3番 変ト長調 Op.42 / 第4番 変イ長調 Op.44 /第5番 嬰ヘ短調 Op.66 /第6番 変ホ長調 Op.70 〕/ 3つの無言歌 Op.17 [1950年6月12日、パリ]/ 即興曲 嬰ハ短調 Op.84 No.5 [1950年6月12日、パリ]/ 月の光 Op.40 No.2 (アルベルト・ペルリー編曲)[1950年6月12日、パリ]/ 夜想曲[1952年4月23日、ニューヨーク] 〔第1番 変ホ短調 Op.33 No.1 /第2番 ロ長調 Op.33 No.2 /第3番 変イ長調 Op.33 No.3 / 第4番 変ホ長調 Op.36 /第6番 変ニ長調 Op.63 /第7番 嬰ハ短調 Op.74 〕 エンマ・ボワネ(P) | ||
録音:[内]|リマスタリング:マーク・オバート=ソーン。エンマ・ボワネ(1891-1974)はフランスのピアニスト。パリ音楽院でイシドール・フィリップ(1863-1958)に師事し、彼が亡くなるまで親交を深めた。フランスのみならずアメリカ合衆国でも活躍、特に当時ボストン交響楽団を率いていたセルゲイ・クーセヴィツキーのお気に入りピアニストで、1935年から1941年にかけてのボストン響での共演記録が残っているが、おそらくこれまで共演録音はリリースされたことがない。特に1950年代に Vox へ入れたフォーレの録音が高い評価を受けている彼女だが、この頃に自らの衰えを自覚し演奏活動からは引退してしまったと言われており、おそらく1952年の録音が最晩年のものと思われる。彼女のCDはこれまで、日本の Greendoor と Sakuraphon から数枚づつが出ていたが、国際的には女性ピアニストやヴィオラ(伴奏)のアンソロジー物に数曲が入っている程度とほぼ忘れられており、当盤がLP初期以降における初のまとまった復刻となる。フレンチ・ピアニズム愛好家ならば必携盤と言えるだろう。 | ||
セルジオ・フィオレンティーノ〜ドイツにおけるライヴ録音週 1993 J.S.バッハ/ブゾーニ、フィオレンティーノ編曲: 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 [1993年1月14日、ミュンスター] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 [1993年12月13日、ドルトムント] ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 [1993年12月11日、ヴァールシュタイン] スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30 [1993年12月13日、ドルトムント] シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 [1993年12月12日、パーダーボルン] グノー/リスト編曲:グノー「ファウスト」からのワルツ S.407 [1993年12月12日、パーダーボルン] シュトラウス II /タウジヒ編曲:ワルツ「人はただ一度生きる」[1993年12月10日、ミュンスター] シュトラウス II /ゴドフスキー編曲:喜歌劇「こうもり」による交響的変容[1993年12月10日、ミュンスター] ショパン:ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」[1993年12月13日、ドルトムント] チャイコフスキー/フィオレンティーノ編曲:ワルツ 変イ長調 Op.40 No.8 [1993年12月13日、ドルトムント] ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 [1993年12月13日、ドルトムント] ブラームス/フィオレンティーノ編曲:ワルツ集「愛の歌」 Op.52 より Nos.1, 6 [1993年12月13日、ドルトムント] セルジオ・フィオレンティーノ(P) | ||
録音:[内]、すべてドイツ|録音エンジニア:エルンスト・ルンペ|リマスタリング:ブライアン・クランプ|初出・旧品番: APR-7036 [(C) (P) 1995] 〔廃盤〕。 『彼は私以外の唯一のピアニストだ』(アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ) 『最近、ラジオで聴いたピアニストがとても印象に残っているんだ。セルジオ・フィオレンティーノという名を知ってるかい?』(ヴラディーミル・ホロヴィッツ、1963年) それまで約30年弱忘れられたピアニストとなっていたフィオレンティーノ(1927-1998)を一躍ピアノ・マニアに認知させ、急死までの短い間ではあったがスター・ピアニストの一人に復権させた一助となった、いわば伝説のディスク。1950年代以降 Saga レーベルへ膨大な録音を残し、ミケランジェリやホロヴィッツからも称賛されたフィオレンティーノだが、1965年頃に国際的な録音や演奏活動から一旦身を引き、母国イタリアのミラノ音楽院等における教職活動に専念、リサイタルなどはその近郊でしか行わなくなった。実際2020年現在、1974年から1986年の彼による録音というのは、少なくとも既知のものは皆無と思われる〔1987年、1989年、1991年にナポリで行われた放送用収録中心と思われるラフマニノフのピアノ独奏作品全集などが台湾の RHINE CLASSICS から (RH-006, 6CDs) 、1987年のラヴェルがかつて Fabula Classica からそれぞれ出ている(いた)が、1992年まで含めてもこの2点くらいしか無いはず〕。1992年?に音楽院を退職した彼は、その前後にあたる1992年ごろから演奏活動を再開、翌1993年12月にドイツ各地で演奏会を行った際に録音されたのがこのアルバム。 評論家やリスナーから大絶賛を受け、のちの APR レーベルからの大量のCDリリースにも繋がった。1997年に2月にはドイツ・ツアーの際ラフマニノフの協奏曲第3番を週5回演奏すると言った健啖ぶりも見せており、まだ70歳だった彼にはまだまだ時間が残されているはずだったが1998年8月、次のヨーロッパ・ツアーの準備中に自宅で急死、ファンを大いに落胆させた。しかしながら彼の死去後20年以上が経過してもも複数レーベルから初出を含む音盤リリースが続いており、いわばピアノ・マニア御用達の伝説的ピアニストとなった感がある。 一度はバック・ステージに姿を消した一人の優れたピアニストに再び光を当て、再評価のきっかけを作ったディスク。ピアノ愛好家ならずとも必聴と断言したい。 | ||
含・初出|2人の忘れられたイギリスのピアニストたち〜 イヴリン・ハワード=ジョーンズ&エドワード・アイザックス ◆イヴリン・ハワード=ジョーンズ(1877-1951)、ソロ録音全集〔 Columbia 録音、1926-30 〕 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 より(#)〔第10番−第17番〕[1930年2月18日-19日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2 「月光」[1926年5月20日]/ ロンド ト長調 Op.51 No.2 (*) [1927年] ベートーヴェン/ダルベール編曲:エコセーズ WoO.83 [1927年] リスト:森のささやき S.145 No.1 [1927年6月3日]/愛の夢第3番 S.541 No.3 [1927年6月3日] ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2 [1927年] ディーリアス:ハープシコードのための舞曲 [1929年4月]/ 5つの小品 より Nos.1-3, 5 [1929年4月]/3つの前奏曲(+) [1929年4月] ◆エドワード・アイザックス(1881-1953)、ソロ録音全集〔 Regal 録音、1926, 1928 〕 J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV.816 [1926年10月25日] ヘンデル:幻想曲 ハ長調 HWV.490 [1926年10月25日]/ 組曲第5番 ホ長調 HWV.430 〜第4曲 エアと5つの変奏「調子のよい鍛冶屋」[1926年10月25日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」[1928年11月20日] シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3, Op.94 No.3 [1926年10月27日] ショパン: ボレロ イ短調 Op.19 [1928年11月20日]/ ワルツ〔第3番 イ短調 Op.34 No.2 [1926年12月17日]/第6番 変ホ長調 Op.64 No.1 [1926年10月25日]/ 第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 [1926年12月30日]/ 第13番 変ニ長調 Op.70 No.3 [1926年10月25日]/第14番 ホ短調 Op.posth [1926年10月25日]〕 ショパン/リスト編曲: 6つのポーランド歌曲 S.480 〜私のいとしい人 Op.74 No.12, S.480 No.5 [1926年12月17日] リスト:愛の夢第3番 S.541 No.3 [1926年10月27日] チャイコフスキー:ユモレスク Op.10 No.2 [1926年10月27日] イヴリン・ハワード=ジョーンズ、エドワード・アイザックス(P) | ||
録音:[内]| (*):初出音源(ソース:未発売テスト・プレス盤)| (*/#/+以外):おそらく初CDフォーマット化|リマスタリング:マーク・オバート=ソーン|既出CD, CD-R: Biddulph, LHW-023 (#) 〔廃盤、入手不能〕/ Danacord [CD-R], DACOCD-717 (+) 。 ロンドンに生まれたハワード=ジョーンズ(1877-1951|男性)は、王立音楽大学で学んだ後ベルリンでダルベールに師事、他の教師にはモシェレス、クララ・シューマン、ブルックナー、ルビンシテイン兄弟らの弟子に当たる人々がいるので、必然的にその孫弟子にも当たるピアニスト、教師。元々のファースト&ラスト・ネームは「ハワード・ジョーンズ」だったが、19世紀の終わり頃、同じくロンドンに同性同名のピアニストが現れたため、洗礼名であっった父のミドルネームを頭につけたのだという。またヴォーン・ウィリアムズやアイアランドらとも交流があり、特に親しかったディーリアスからは当盤収録曲でもある「5つの小品」(第4曲「現代の赤ん坊のための子守歌」が欠落しているが、この曲には「鼻歌または弱音器付ヴァイオリン」で演奏される追加パートが含まれている〔要するにヴァイオリンとピアノのための作品である〕ため、録音されなかった)や他の作品も献呈を受けている。彼は協奏曲デビュー・コンサートで弾いたブラームスの第2協奏曲で名を成し、この作曲家(独奏作品全曲演奏会も行っているが、録音は約3分の上記1曲しかない)とバッハ作品の演奏に定評があった。バッハの平均律は Columbia が企画し、何人かのピアニストを起用して世界初の同曲全集録音になるはずのものだったが、第1巻の第1番から第9番をハリエット・コーエンが、同10番から17番までをハワード・ジョーンズが録音した所で、1930年世界恐慌などの影響により企画が頓挫してしまった。 マンチェスターに生まれたアイザックス(1881-1953)は、ハレ管を創設したピアニスト&指揮者のチャールズ・ハレ(1819-1895)に見いだされて彼の弟子となり、またクララ・シューマンの弟子からも学んだピアニスト、作曲家&教師。 UK のみならずパリのサル・プレイエルなどでも演奏会を行っているが、元々片目の視力が良くなかった(病名は不明だとのこと)ところ1923年末に良い方の目が事故で網膜剥離になってしまい、1927年には完全に失明してしまった。以降公開演奏は激減したものの放送用の演奏は生涯続け、残された Regal への録音も、ラジオで度々放送されるにも関わらず露出が減った彼の知名度から実現に至ったのでは、という。 レーベル・アナウンスの機械翻訳 + 当店簡易修正『ここで紹介する2人のピアニストは同時代のイギリス人である。2人とも1926年から1930年にかけてコロムビア〔カデンツァ注:Regal は Columbia が擁していた廉価レーベル〕へ少数の録音をしただけで、今ではほとんど忘れられている。ハワード=ジョーンズはアカデミックな性格で、その解釈は「学問的で潔癖な深み」があると評された。彼はバッハやブラームスを得意とし、特に「平均律クラヴィーア曲集」の録音では、類まれな精神性と美しさを持った演奏を聴かせてくれる。ディーリアスの友人であり、5つのピアノ曲の被献呈者でもある彼の録音は、この作曲家がピアノ独奏のために出版したわずかな作品のすべてを網羅しており、独自の権威を持っている。エドワード・アイザックスは、ショパンやリストのレパートリーを好んで演奏し、「親切な仲間であり、ウィットに富んだ魅力的な語り手である」と評された。彼の録音は輝きと生きる喜びに満ちている。これらのディスクのほとんどが、オリジナルの78回転 SP 盤以降の初復刻となる。また、ハワード=ジョーンズによる未発売のベートーヴェンのロンド ト長調が収録されているのも見逃せない。』 | ||
含・初出?|ハロルド・サミュエル〜ソロ録音全集 J.S.バッハ: 半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903 (*) [1923年10月10日]/ 「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より 前奏曲とフーガ(抜粋) 〔第1番 ハ長調 BWV.846 /第2番 ハ短調 BWV.847 [以上 1926年9月30日]/ 第21番 変ロ長調 BWV.866 (*) [1923年10月10日]〕/ 「平均律クラヴィーア曲集第2巻」〜前奏曲とフーガ第15番 ト長調 BWV.884 (*) [1927年6月28日]/ イギリス組曲第2番 イ短調 BWV.807 (*) 〔プレリュード/アルマンド/クーラント[以上 1926年11月10日]/サラバンド[1926年12月8日]/ ブーレ I & II [1923年10月10日]/ジーグ[1927年6月28日]〕/ パルティータ(*) 〔第1番 変ロ長調 BWV.825 [1926年1月20日、9月30日/第2番 ハ短調 BWV.826 [1931年11月6日]〕/ 幻想曲 ハ短調 BWV.906 (*) [1923年10月10日] C.P.E.バッハ:ソナタ ヘ短調 H.173, Wq.57/6 〜 I. アレグロ・アッサイ[1932年1月1日]/ ソナタ ロ短調 H.245, Wq.55/3 〜 IIb. カンタービレ[1932年1月1日] J.C.バッハ:ソナタ ホ長調 Op.5 No.5 より 〜 III. ロンド・プレスティッシモ[1932年1月1日] クレメンティ:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12 No.4 〜 I. アレグロ[1932年1月1日] シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3, Op.94 No.3 [1928年6月20日]/ 感傷的なワルツ第13番 イ長調 D.779 No.13, Op.50 No.13 [1928年6月20日]/ ワルツ ヘ長調 D.365 No.33, Op.9 No.33 [1928年6月20日] グルック/ブラームス編曲:歌劇「オーリードのイフィジェニー」〜ガヴォット[1928年6月20日] ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 [1928年12月13日] J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016 [イゾルデ・メンゲス(Vn)/1928年11月20日]/ ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050 (+) [ジョセフ・ストパック(Vn) アーサー・ローラ(Fl) フランク・ブラック指揮 NBC so./1935年12月11日、ライヴ]/ パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825 より(全曲とは別録音&全曲の別テイク)(#) 〔前奏曲/アルマンド[以上、1925年11月6日]/メヌエット I & II /ジーグ[以上、1926年9月30日]〕 ハロルド・サミュエル(P) | ||
録音:[/内]| (#):初出音源か|リマスタリング:セス・ウィナー、2021年|原盤: Columbia, HMV (+以外) |既出CD: KOCH LEGACY (KOCH International), 3-7137-2 (#以外) 〔 (C) 1992 |リマスタリング:セス・ウィナー・サウンド・スタジオ〕/ Symphosium, 1309 [SYMPCD-1309] (*) 〔以上、ともに廃盤、入手不能〕。 Koch Legacy シリーズで1992年に発売された「ハロルド・バウアーの芸術」に、(#)を足した形のアイテム。 (+)は彼唯一のライヴ録音と思われ、おそらく Koch 盤が初出、以降は当盤まで他の発売はなかったもの。 ハロルド・サミュエル(1879.5.23-1937.1.15)は20世紀前半、J.S.バッハの演奏で一世を風靡したイギリスのピアニスト、教師。ロンドンに生まれ、王立音楽大学でピアノをエドワード・ダンロイター〔モシェレスの弟子でワーグナーの擁護者〕に、作曲をスタンフォードに学んだ(後に母校のピアノ科教授となる)。彼が1898年のロンドン・デビューに選んだのが、彼の地では無名だったJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲で、ヴァルター・ギーゼキングとともに20世紀にバッハを本格的に演奏した最初のピアニストの一人として名を馳せることとなった。しかしそれから約20年間は生活が苦しく、作曲家のベンジャミン・ブリテン(1913-1976)やエリザベス・ポストン(1905-1987)らへのピアノ教師、のみならず声楽指導、伴奏者等を兼業して糊口をしのいでいたという。1919年ロンドンで全曲バッハ作品によるリサイタルを開催してからは演奏家としても軌道に乗り、合衆国やオーストラリアでのツアーも行い作曲も手掛けていたが、1937年末に南アフリカ公演から帰国途中の船上で病に倒れ、約二ヶ月後の1938年1月にロンドンの自宅で57歳の生涯を閉じた。 その録音は半数以上がバッハで占められるが、当アイテム以外にはデュオ・アートへのピアノ・ロール録音( Nimbus が他の演奏家と合わせバッハを復刻)、イゾルデ・メンゲスとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番&第3番がある程度だろうか。バッハ愛好家なら必携のセット。 レーベル・アナウンスの機械翻訳 + 当店簡易修正『ハロルド・サミュエル(1879-1937)は、バッハのオリジナル鍵盤作品をコンサート・ホールで演奏することに特化した最初のピアニストであり、そのことで世界的に高い評価を得た。ここに収録されているバッハの作品は、「平均律クラヴィーア曲集」の前奏曲とフーガ第1番を除き、すべて世界初録音にあたる。この画期的なリリースには、バッハの他にも、コロムビアの教育プロジェクト「ヒストリー・オブ・ミュージック」のために録音された、クレメンティとバッハの息子2人の貴重なレパートリーを含む、残りのソロ・ディスクも含まれている。セス・ウィナーによる最新の2021年版トランスファーは、この歴史的なドキュメントを可能な限り最高の音で再現し、サミュエルの演奏のディテールをこれまで以上に明らかにする。』 | ||
フレンチ・ピアノ・スクール、マルグリット・ロン Vol.1 〜フォーレ&ダンディ フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 Op.19(管弦楽伴奏版)[フィリップ・ゴベール指揮パリ音楽院o./1930年4月1日]/ 舟歌第6番 変ホ長調 Op.70 [1937年5月19日]/即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 [1933年3月6日]/ 即興曲第5番 嬰ヘ短調 Op.102 [1933年7月13日]/夜想曲第4番 変ホ長調 Op.36 [1937年5月19日]/ 夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63 [1936年7月21日、23日]/舟歌第2番 ト長調 Op.41 [1957年3月15日]/ 舟歌第6番 変ホ長調 Op.70 [1957年3月15日]/即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 [1957年3月15日]/ ゆりかご Op.23 No.1 [ニノン・ヴァラン(S)/1933年6月12日] ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 Op.25 [ポール・パレー指揮コンセール・コロンヌo./1934年5月24日-25日] フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15 [パスキエ・トリオ 〔ジャン・パスキエ(Vn) ピエール・パスキエ(Va) エティエンヌ・パスキエ(Vc)〕/1956年2月13日]/ ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 Op.45 [ジャック・ティボー(Vn) モーリス・ヴュー(Va) ピエール・フルニエ(Vc)/1940年5月10日]/ バラード 嬰ヘ長調 Op.19 (管弦楽伴奏版)[アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o./1950年10月30日] マルグリット・ロン(P) | ||
録音:[/内]〔1930年-1957年〕|リマスタリング:マーク・オバート=ソーン|原盤: Columbia /他。 今日においてもロン=ティボー(=クレスパン)国際コンクールにその名を残すマルグリット・ロン(1874-1966)はパリ音楽院で学び、伝説的な名教師アントワーヌ・マルモンテル(1816-1898)の養子アントナン・マルモンテル(1850-1907)へ私的に師事した。ラヴェルやフォーレとの交友が知られその解釈も名高いが、セッション録音は1957年頃が最後のはずでライヴも知られておらず、長命した割に意外と録音・復刻ともに多くはない。1940年代までのものをまとめた復刻が Cascavelle から4CDで、フォーレはCD1枚分が Biddulph (同レーベルからは他にモーツァルトが2曲)からそれぞれ出ていたが廃盤、それ以外ではショパンの協奏曲第2番や初演者でもあるラヴェルのピアノ協奏曲などが散発的に復刻されている程度。長年入手困難となっているショパンの独奏作品とおそらくドビュッシーなどのフランスものが予定されているという全2巻(とアナウンスされている)シリーズ、復刻もオバート=ソーンの担当なので期待大。 | ||
ヴァルター・ギーゼキング〜コロムビアへのドビュッシー初録音集 前奏曲集第1巻[1938年8月10日-11日、1936年2月9日]/前奏曲集第2巻[1939年2月21日]/ 2つのアラベスク[1939年4月5日]/夢[1939年4月4日]/ベルガマスク組曲[1931年3月13日(、20日)]/ バラード(*) [1949年5月28日]/舞曲(スティリー風タランテラ)(*) [1948年10月16日]/ 夜想曲(*) [1949年5月28日]/版画[1938年8月11日、1936年2月9日]/喜びの島[1938年8月11日]/ 映像第1集 より〔水の反映[1936年2月9日]/動き[1938年8月11日]〕/ 映像第2集 より〔葉ずえを渡る鐘[1938年8月11日]/金色の魚[1937年1月31日]〕/ 子供の領分[1937年1月31日]/レントより遅く(*) [1948年10月16日] ヴァルター・ギーゼキング(P) | ||
録音:[内]|原盤: Columbia |リマスタリング:アンドルー・ハリファックス、マーク・オーバート=ソーン|既出CD: Vai, VAIA-1117 (*以外) 〔トランスファー:デイヴィッド・レニック〕/他。 ギーゼキング十八番のドビュッシー。CD4枚分でリリースされた1951年から1954年にかけての物が有名だが多くの別録音があり、1930年代を中心としたコロムビアへのセッション収録は、(1951年以降の録音しかない作品を除き)基本的に彼による同レーベルへの各曲第1回録音に当たっており、後年のそれより支持する人も多い。それらをまとめたのがこのセット。ほとんどは Vai Audio 盤に含まれていたが、 (*)は東芝 EMI と Dante からCD復刻されていただけのはず(映像第2集は1948年の全曲もあって同様に珍しいが、当盤には含まれていない)。ちなみに前奏曲集全曲、2つのアラベスクのコロムビア録音には、上記1936年-1939年と EMI/Warner からCD化されている1953年の EP/LP 用録音の他に、CDフォーマットになったことのない1951年の SP 用録音があるとされる(同様のベルガマスク組曲は東芝からCD既出、同じく子供の領分はなぜか1951年のほうが多くLP&CD化されている)。ピアノのために も同様にLPのみ発売された1951年録音があるらしい。 | ||
APR-7002 (2CD) 廃盤 |
モーリツ・ローゼンタール〜HMV録音全集 1934-36 | モーリツ・ ローゼンタール(P) |
APR-7010 (2CD) 廃盤 |
ゴドフスキー〜英 Columbia 全録音集 1928-30 | レオポルド・ゴドフスキー(P) |
APR-7011 (2CD) 廃盤 |
ゴドフスキー〜アメリカ録音アンソロジー 1913-26 | レオポルド・ゴドフスキー(P) |
APR-7012 (2CD) 廃盤 |
マイラ・ヘス〜ア・ヴィネット | マイラ・ヘス(P) レスリー・ヒュアード指揮 ハレo.(*) イェリー・ダラーニ(Vn;**/##) フェリックス・サモンド(Vc;**) ガスパール・カサド(Vc;##) |
APR-7015 (2CD) 廃盤 |
アウアー・レガシー Vol.1 | レオポルド・アウアー(Vn)他 |
APR-7016 (2CD) 廃盤 |
アウアー・レガシー Vol.2 | エフレム・ジンバリスト(Vn)他 |
APR-7017 (2CD) 廃盤 |
アウアー・レガシー Vol.3 |
アレクサンドル・ペチュニコフ、 メイ・ハリソン(Vn)他 |
# APR-7020 「ミッシャ・レヴィツキ〜HMV録音全集 1927-33 」→ 2024年リリースの APR-6043 へ移行 | ||
APR-7023 (2CD) 廃盤 |
エゴン・ペトリ 1929-42 全録音集 Vol.1 〜協奏曲録音、ELECTROLA録音、リスト録音集 |
エゴン・ペトリ(P) |
APR-7024 (2CD) 廃盤 |
エゴン・ペトリ 1929-42 全録音集 Vol.2 | エゴン・ペトリ(P) |
APR-7025 (2CD) 廃盤 |
レオ・ナーデルマン〜 WQXR 録音集 1956&57 Vol.1 | レオ・ナーデルマン(P) |
APR-7026 (2CD) 廃盤 |
レオ・ナーデルマン〜 WQXR 録音集 1956&57 Vol.2 | レオ・ナーデルマン(P) |
APR-7027 (2CD) 廃盤 |
エゴン・ペトリ 1929-42 全録音集 Vol.3 〜ブゾーニ録音全集、他 |
エゴン・ペトリ(P) |
APR-7030 (2CD) 廃盤 |
ソロモン・イン・ベルリン〜1956年の2リサイタル | ソロモン(P) |
APR-7031 (2CD) 廃盤 |
アルカン: アレグロ・バルバロOp.35-5/海辺の狂女の歌Op.31-8/ 3つの小幻想曲Op.41/短調による12の練習曲Op.39 |
ロナルド・スミス(P) |
録音:1977年1月。原盤:EMI。 | ||
アルカン:室内楽作品集&ピアノ独奏作品集 グラン・デュオ・コンチェルタンテ(*)/ ピアノ三重奏曲(#)/演奏会用ソナタ(+)/ 葬送行進曲/「歌曲集第1巻」から/ 12の練習曲集Op.35 より[第10番−第12番]/ 軍隊風奇想曲 |
ロナルド・スミス(P) ジェイムス・クラーク(Vn;*/#) モレイ・ウェルシュ(Vc;#/+) | |
録音:1992、1994年。原盤:Nimbus。 アルカン協会の協力により製作されたアルバム。 | ||
エドワード・キレニー、PATHE録音集 1937-39 リスト:死の舞踏(*)/ハンガリー幻想曲(*)/ シューベルトの「さすらい人幻想曲」(*) 「ヴェネツィアとナポリ」より/ ハンガリー狂詩曲第8番/ ハンガリー狂詩曲第15番 ショパン: 12の練習曲集Op.10/ピアノ・ソナタ第2番/ マズルカ第13番 |
エドワード・キレニー(P) セルマー・マイロヴィツ指揮(*) 管弦楽団(*) | |
録音:1937年-1939年。原盤:PATHE(EMI)。 キレニー(1910-2000)はアメリカ生まれ。同姓同名の父親(1884-1968)はハンガリー出身で、1920年代始めにガーシュウィンに音楽理論とオーケストレーションを教授した事で知られる。キレニー(息子)は、11才でエルネ・フォン・ドホナーニに学ぶため父の故郷であるハンガリーへ留学、始めはヨーロッパ全土で、 その後1940年代 からはアメリカに戻ってビーチャム、ミュンシュ、セル、クレンペラー、オーマンディ、バルビローリ、ミトロプーロス等大物指揮者とも共演するなど大活躍するが、 1950年代以降はフロリダ州立音大で教鞭を取ったため、次第に録音から遠ざかり、その末期に録音したレミントン・レーベルが消滅してし まったためもあって、最近まで幻のピアニストの一人というような状態であった。その後、PEARLからも復刻盤が発売され(GEM-0126)、CONCERT ARTISTレーベルからも戦後録音の発売が予告される(ジョイス・ハットの偽物事件で幻となった。キレニー没後の話だったため、録音が本当に存在したのかも不明)など、その業績は見直されつつある。 | ||
APR-7038 (2CD) 廃盤 |
ドホナーニ自作自演 〜 HMV ピアノ・ソロ録音全集 1929-56 |
エルンスト・ フォン・ドホナーニ(P) |
リスト・オデッセイ〜リスト:ピアノ作品集 2つの演奏会用練習曲 S.145/ 巡礼の年〜泉のほとりで S.160 No.4/ エステ荘の噴水/ ワーグナー・オペラ・パラフレーズ〜 [冬の静かな炉端で S.448/イゾルデの愛の死 S.447]/ ハンガリー狂詩曲第11番 S.244 No.11/ シューマン歌曲編曲〜春の夜 S.568 No.12/ リスト歌曲編曲〜 [夢にきませ S.536/忘れられたロマンス S.527/ 美しい芝生が広がるところ S.538/墓とばら S.539/ ガスティベルザ S.540]/ 詩的で宗教的な調べ〜葬送、1849年10月 オペラ・パラフレーズ〜 グノーの「ファウスト」からのワルツ S.407 巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」S.162〜 [ゴンドラを漕ぐ女/カンツォーネ/タランテラ]/ リスト歌曲編曲〜ローレライ(第2稿)S.532/ アルバムの綴り〜小さなお気に入りのワルツ S.212/ リスト歌曲編曲〜[ローレライ(第1稿)S.273-1/ ラインの美しい流れの S.272 No.2/ ミニョンの歌「君よ知るや、南の国」S.275 No.1/ トゥーレの王 S.278/ 天から下りて来るお前は(第1稿)S.279 No.1/ 髪の天使ちゃん S.269]/ ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
録音:2000-2001年、トロント、グレン・グールド・スタジオ。 ヴァレリー・トライオンはロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージックで学んだのち、パリでジャック・フェヴリエに師事。いわゆる「天才肌」の女性ピアニストで、少女時代からBBCの放送やコンサートなどで活躍しており、バッハから現代作品まで、レパートリーも広い。ピアノ協奏曲だけで60曲もあるという。この2枚組はリストのピアノ編曲が軸。2稿ある「ローレライ」を両方とも演奏するなど、こだわりの感じられる選曲がマニア心をくすぐる。 | ||
マーク・ハンブルク 〜リスト:ハンガリー狂詩曲集 [第1番−第11番(*)/第12番−第14番(#)/ 第15番「ラコッツィ行進曲」(+)/ 第2番(**)/第14番(##)]/ 2台ピアノのための悲愴協奏曲 ホ短調(++) |
マーク・ハンブルク(P) ミハル・ハンブルク(P;++) | |
録音:1927年&1934年(*)/1930年、1933年&1934年(#)/1927年(+)/1926年(**)/1929年(##)/1934年(++)。おそらく殆どが初CD化となるもの。 ロシア出身のピアニスト、マーク・ハンブルク(1879-1960)によるリストのハンガリー狂詩曲を中心とした復刻。ウィーンでレシェテツキーに師事し、移住したロンドンを中心に活躍した。悲愴協奏曲で共演のミハル・ハンブルク(1919-2004)は娘。親子共演は先に Arbiter から出た「ハンブルク・レガシー」 (ARB-109) 〔廃盤〕でも聞くことができたが、曲は重複していない。 | ||
ヴァレリー・トライオン〜 ショパン:ピアノ作品集 初期(1827-1835) アンダンテ・スピアナートと 華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22/ 夜想曲 [第1番 変ロ短調 Op.9-1/ 第4番 ヘ長調 Op.15-1/ 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2/ 第6番 ト短調 Op.15-3]/ ボレロ Op.19/ マズルカ [第5番 変ロ長調 Op.7-1/ 第9番 ハ長調 Op.7-5/ 第8番 変イ長調 Op.7-4/ バラード第1番 ト短調 Op.23/ 葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2/ ワルツ [ホ短調 Op.posth/ 第9番 変イ長調 Op.69-1「告別」 中期(1835-1841) スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31/ 夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2/ 演奏会用アレグロ イ長調 Op.46/ ワルツ [第4番 ヘ長調 Op.34-3/ 第5番 変イ長調 Op.42/ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/ マズルカ第23番 ニ長調 Op.33-2 スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39/ 練習曲 [第13番 変イ長調Op.25-1/ 第14番 ヘ短調 Op.25-2/ 第23番 イ短調 Op.25-11/ 第24番 ハ短調 Op.25-12]/ 後期(1841-1849) 子守歌 変ニ長調 Op.57/ 幻想曲 ヘ短調 Op.49/ 夜想曲 [第15番 ヘ短調 Op.55-1/ 第16番 変ホ長調 Op.55-2]/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/ 舟歌嬰 ヘ長調 Op.60/ マズルカ [第40番 ヘ短調Op.63-2/ 第51番 ヘ短調 Op.68-4]/ ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」 |
ヴァレリー・トライオン(P) | |
録音:セント・ジョージ教会、ブランドン・ヒル。 幼少時代からBBC放送やコンサートなどで活躍してきたイギリスのヴェテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。前作、メンデルスゾーン作品集(APR-5595)は、「これまでで最も素晴らしいメンデルスゾーン」と評価された。新録音となるこのショパンは、その生涯を3つに区切り、その作風の移り変わりを捉えることが出来るように構成されている。 | ||
APR-7302 (3CD) 廃盤 |
ハロルド・バウアー〜録音全集 | ハロルド・バウアー(P) |
エトヴィン・フィッシャー〜モーツァルト:ピアノ協奏曲スタジオ録音集 Vol.1-3 ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466[エトヴィン・フィッシャー指揮LPO/1933年11月24日]/ ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調K.482[ジョン・バルビローリ指揮管弦楽団/1935年6月6日]/ ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382 [エトヴィン・フィッシャー指揮E.フィッシャー室内o./1936年10月13日、11月30日]/ メヌエット ト長調K.1[1933年11月25日]/ ピアノ協奏曲第17番 ト長調K.453[エトヴィン・フィッシャー指揮室内o./1937年5月7日]/ ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K.491[ローレンス・コリングウッド指揮LPO/1937年3月3日]/ 幻想曲 ハ短調K.396[1934年8月28日]/ピアノ・ソナタ第11番 イ長調K.331[1933年4月28日]/ ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503 [ヨーゼフ・クリップス指揮フィルハーモニアo./1947年10月10日]/ ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調K.330[1937年3月6日]/ 幻想曲 ハ短調K.475/ロマンス 変イ長調K.Anh.205[1941年5月29日] ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ短調Hob.XVIII-11 [エトヴィン・フィッシャー指揮VPO/1942年10月19日-22日] 以上、エトヴィン・フィッシャー(P) | ||
原盤:HMV / EMI。旧・APR-5523、APR-5524、APR-5525(エトヴィン・フィッシャー Vol.3 -Vol.5 [モーツァルト・ピアノ協奏曲録音集 Vol.1 -Vol.3])で単売発売されていた3枚分をセット化したもので、これまでの3分の1強という価格での特価再発。多くの廉価レーベルと異なり当レーベルの復刻は、元社主のブライアン・クランプが中心となって行なった定評あるものなので、その意味でもお薦め。 バッハ「平均率」の録音で名を残したE.フィッシャーが HMV へ残したモーツァルトの中から、ソロ録音を含む代表的名録音を網羅した物。最後にひっそりと収められているので気づきにくいが、ハイドンの協奏曲は旧盤が初CD化だったもので、彼によるハイドンのピアノ演奏は意外にもこれが唯一(他に交響曲第104番を指揮録音している)。 | ||
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.2〜ハリエット・コーエン、ソロ・スタジオ録音全集 J.S.バッハ:協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052[ヘンリー・ウッド指揮管弦楽団/1924年]/ 平均律クラヴィーア曲集第1巻より〔第1番−第9番 BWV.846-854〕[1928年] カンタータ第22番〜汝の慈愛によりてわれを死なしめたまえ(ルンメル編曲)[1928年]/ 最愛のイエスよ、われらここに集いて BWV.731(コーエン編曲)[1928年]/ 協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052[ワルター・ジュスキント指揮フィルハーモニアo./1946年]/ 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第4番 嬰ハ短調 BWV.849[1947年]/ J.S.バッハ/コーエン編曲: 汝の慈愛によりてわれを死なしめたまえ/最愛のイエスよ、われらここに集いて/Up! Arouse thee![1935年] J.S.バッハ/ペトリ編曲:幻想曲 ハ短調 BWV.921[1935年] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330[1932年] ショパン:夜想曲第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 /3つの新練習曲 より〔第1番/第2番〕[1943年]/ 練習曲第19番 嬰ハ短調 Op.25 No.7[1928年] ブラームス:バラード ニ短調 Op.10 No.1/間奏曲 変ロ長調 Op.76 No.4[1930年] ドビュッシー:月の光/沈める寺[1948年] / ファリャ:アンダルーサ/漁師の物語/粉屋の踊り[1943年] カバレフスキー:ソナチネ ハ長調 Op.13 No.1[1943年] ショスタコーヴィチ:前奏曲 変ホ短調 Op.34 No.14[1943年] ギボンズ: Ayre – Alman – Toy – Coranto – Mr Sanders His Delight [1947年] ギボンズ/ヴォ―ン=ウィリアムズ編曲:歌曲第13番による讃美歌前奏曲[1947年] バックス:勝利の歌/丘の調べ/山の雰囲気[1942年]/朝の歌[マルコム・サージェント指揮管弦楽団/1947年]/ オリヴァのテーマ[ミュア・マシソン指揮フィルハーモニアo./1948年] ヒューバート・バス:コーンウォール狂詩曲(映画「愛の物語」(1944)より)[ヒューバート・バス指揮LSO/1944年] ハリエット・コーエン(P) | ||
英国の名ピアノ教師トバイアス・マテイ〔トビアス・マッセイ〕(1858-1945)の弟子たちによる歴史的録音を復刻するAPRの新シリーズ、アイリーン・ジョイス(APR-7502)に続くシリーズ第2巻。ハリエット・コーエン(1895-1967)は、彼女のために書かれたヴォーン・ウィリアムズのピアノ協奏曲を世界初演したことで名高く、他にもアイアランド、バルトーク、ブロッホ、モーランらが同様に献呈作を書いているが、中でも彼女と40年以上不倫関係にあったバックスのピアノ作品は、ほとんどが彼女に捧げられた。またバッハの演奏でも知られ、当セットにも収められている協奏曲第1番の1924年録音は同曲の世界初録音にあたるという。彼女は社交界でも有名人で、上記の作曲家たちのみならず、ジョージ・バーナード・ショー、H.G.ウェルズ、D.H.ローレンスらの小説家や貴族たちとも親交があった。
1938年には大英帝国勲章を受け順風満帆な活動を行っていたが、1948年に手に持っていたコップが偶然割れて右手の静脈を傷つけ、1951年まで右手が使えなくなり以降も完全には回復しなかったため、1960年には演奏活動から引退することとなってしまった。 そのためもあってか、彼女はCD期以降はほぼ忘れられた存在となっており、まとまった復刻は BIDDULPH から出ていたバッハ「平均率」の抜粋(廃盤)と、DUTTONから出ているバックスの室内楽を含む作品集だけと思われる。それだけにピアノ・マニアならば一聴をお勧めしたいセット。 | ||
ヴァンダ・ランドフスカ〜ピアノによるスタジオ録音全集 モーツァルト&ハイドン モーツァルト: ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」(第1楽章カデンツァ:ランドフスカ)(*) / 幻想曲 ニ短調 K.397[録音:1937年3月25日 AS ]/ ピアノ・ソナタ〔第12番 ヘ長調 K.332[録音:1938年1月10日-11日 SA ](#) / 第17番 ニ長調 K.576[録音:1938年1月12日、14日 SA ](#) / 第9番 ニ長調 K.311(3楽章とも抜粋)[録音:1938年1月14日 SA ]/ 第4番 変ホ長調 K.282 /第5番 ト長調 K.283 /第9番 ニ長調 K.311 / 第13番 変ロ長調 K.333[録音:1956年5月 LV ]〕/ ロンド イ短調 K.511 /田園舞曲 K.606(ランドフスカ編曲)[録音:1956年5月 LV ] ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII: 6[録音:1957年11月11日 LV ](+) / ピアノ・ソナタ〔第34番 ホ短調 Hob.XVI: 34[録音:1958年2月14日 LV ](+) / 第49番 変ホ長調 Hob.XVI: 49[録音:1957年12月 LV ](+) 〕 ヴァンダ・ランドフスカ(P) ヴァルター・ゲーア〔ゲール〕指揮室内o.(*) | ||
録音:[内]、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン、UK AS / ステュディオ・アルベール、パリ、フランスSA /ランドフスカ私邸、レイクヴィル、コネチカット州、US LV 、全てモノラル。
使用ピアノ:スタインウェイ(ロンドン&レイクヴィル録音分)/プレイエル(パリ録音分)。
原盤: HMV (La voix de son maître) AS/SA / RCA Victor LV 。復刻プロデューサー&エンジニア:マーク・オバート=ソーン。
(+)のハイドンはおそらく全て初CD化(ソナタ第34番の末尾にノイズがあるが、オバート=ソーンによると これはマスター由来のもので、全ての既出 LP に存在するとの事)。(#)は SP 、LP は未発売だったもので、BIDDULPH や PEARL あたりの CD が初出だが、これまで原盤が破棄されたと言われていた日付で(再録音が1938年4月13日-14日に行われており、既出CDはこちらの日付となっている)、初出テイクの可能性がある。レイクヴィル録音のモーツァルトは基本的に国内 BMG/RCA から CD 化されていたのみで、多くが海外初CD化。彼女のピアノ録音は、他にロジンスキによるNYPとのモーツァルト協奏曲第22番ライヴや、ベートーヴェン等(含バッハ)のピアノ・ロール収録もあるが、含まれていない。
『好きじゃないけど、素晴らしいわね』(ヴァンダ・ランドフスカ/学生が持ちこんだグールドの1955年「ゴルトベルク」を聞いて)。 ピアノ・マニア要注目のアイテム。ランドフスカ(1879-1959)といえば近代チェンバロ復興の立役者だが、録音においてはモダーン・チェンバロの音色がどうしても馴染めないリスナーもおられよう。そのような方々にうってつけの、彼女によるピアノ演奏のみを集めたのが当 BOX 。(+)は同時にチェンバロで弾かれた3曲も収録されたハイドン・アルバムからのもの(チェンバロ演奏分は未CD化)。彼女の私邸で収録された晩年の各曲はテープ録音で音質も良く、さすがに70歳代後半のハイドンにはテクニック的な衰えが見られるものの、それを差し置いても一聴の価値あり。チェンバロのみならずピアノ演奏でも一流以上だった彼女だけに、ピアノ・マニア必聴のセット。 | ||
マイラ・ヘス〜 1949 イリノイ大学ライヴ全集 ( + 1937 放送録音) Vol.1-3 BOX ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 17 /ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」17/18 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 17 / ドイツ舞曲集 D.783, 790, 779, 145, 969, 365より(全22曲)17/18 ブラームス:間奏曲 ハ長調 Op.119 No.3 17/18 / D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.14, L.387 17/18 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467〔全曲/第3楽章(アンコール)〕 17 (*) / ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」 18 (*) J.S.バッハ:パルティータ第4番 ニ長調 BWV.828 18 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」 18 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 〜第1楽章(#) 7 ショパン:練習曲集 Op.25 より7〔第1番 変イ長調 Op.25 No.1 /第3番 ヘ長調 Op.25 No.3 〕 J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV.816 〜ジーグ7 マイラ・ヘス(P) ジョン・M.カイパース指揮イリノイ大学シンフォニエッタ(*) ヴィクター・コラー指揮デトロイトso.(#) | ||
録音:1949年3月17日 17、1949年3月18日 18、以上 イリノイ大学講堂、ライヴ/1937年3月7日(放送日)、「フォード・サンデー・イヴニング・アワー」、放送用7 、すべてアメリカ。
旧品番・前出:APR-5520(D.スカルラッティまで), APR-5539(*) , APR-5549(J.S.バッハ以降)〔以上全て廃盤、入手不能/すべて前出盤が初出〕のセット化。(P) 1998, 1999, 2001 / (C) 2015 。リマスタリング:ブライアン・クランプ。なお、ベートーヴェン「テンペスト」のアダージョとフィナーレに、それぞれ数楽章の欠落がありますが、マスター起因に拠るものです。 イギリス・ピアノ界の大姉御、デイム・マイラによる珍しいアメリカでの演奏集、イリノイ大学のライヴは2日間に演奏された全曲を含むという、まとまったライヴが少ない彼女としては前例が無かった物。全体に音質はあまり良く無いが、彼女の温かみある名演はそれでも感動を与えてくれる。シューベルトのドイツ舞曲集は彼女自身の説明付で、肉声が聴けるという点でも非常に貴重。モーツァルトのピアノ協奏曲第21番ではデニス・マシューズ作のカデンツァを使用。余白に収録されたアメリカでの戦前ライヴも、どれもヘスとしては珍しいレパートリー。 | ||
ホセ・イトゥルビ〜ビクター & HMV ソロ録音集 D.スカルラッティ:ソナタ〔ロ短調 K.27 /ハ長調 K.159 〕 J.S.バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV 906 / パラディース:トッカータ モーツァルト:ピアノ・ソナタ〔第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」/第12番 ヘ長調 K.332 〕 ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調/エリーゼのために シューマン:アラベスク Op.18 /ロマンス第2番 Op.28 No.2 / リスト:愛の夢第3番/エステ荘の噴水 ショパン: ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 / ワルツ〔第6番 変ニ長調 Op.64 No.1「小犬」/第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 〕/ マズルカ第5番 変ロ長調 Op.7 No.1 /夜想曲第9番 ロ長調 Op.32 No.1 / 前奏曲〔第9番 ホ長調 Op.28 No.9 /第10番 嬰ハ短調 Op.28 No.10 〕/練習曲第12番 ハ短調 Op.10 No.12「革命」 チャイコフスキー:「四季」より〔6月/11月〕 / ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2「鐘」 パデレフスキ:メヌエット ト長調 / フィリップ・ラザル(1894-1936):葬送行進曲 サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.70 ドビュッシー:月の光/夢/2つのアラベスク(2種)/雨の庭 / アルベニス:セビリャ/コルドバ/マラゲニャ グラナドス:マハと夜うぐいす/スペイン舞曲 〔第2番 ハ短調「オリエンタル」/第5番 ホ短調「アンダルーサ」/第10番 ト長調「ダンサ・トリステ」〕 エドゥアルド・ロペス=チャバリ(1871-1970):モーロ城の伝説 / ファリャ:恐怖の踊り/火祭りの踊り マヌエル・インファンテ(1883-1958):セビジャナ / ホセ・イトゥルビ(1895-1980):ゆりかごの歌/小スペイン舞曲 モートン・グールド(1913-1996):ブルース、ブギウギ練習曲 ホセ・イトゥルビ(P) | ||
録音:1933年-1952年。復刻プロデューサー&エンジニア:マーク・オバート=ソーン。 20世紀中頃のスペインを代表するピアニストのひとりで、 パリでワンダ・ランドフスカとヴィクトル・スタウに学び、 1930年代後半から南北アメリカで活躍、1940年代にはニューヨークのロチェスター・フィルで音楽監督も務め、さらにハリウッドのミュージカル映画へも出演、アメリカでもスター音楽家だったホセ・イトゥルビ(1896-1980)。 その名声に比べ まとまった復刻は少ないが、遂に APR から待望のセットが登場。ピアノ・マニア必携であることは疑いない。 | ||
ヴァルター・ギーゼキング〜初期協奏曲録音集 1932-1939 (Vol.1-3) モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」(*)[1936年9月29日、ベルリン]/ ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570[1936年9月30日、ベルリン] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 〔第1番 ハ長調 Op.15 (*)[1937年4月28日、ベルリン]/第4番 ト長調 Op.58 (#)[1939年1月3日、ベルリン]/ 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(+) [1934年9月10日-11日、ウィーン]〕 J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825 より 〔メヌエットI、II /ジーグ〕[1934年9月10日、ウィーン] リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 (**) / フランク:交響的変奏曲 M.46 (**) [1932年10月31日、ロンドン] グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (*)[1937年4月28日、10月13日、ベルリン]/ 抒情小曲集 より 〔ゆりかごの歌 Op.68 No.5 /フランス風セレナード Op.62 No.3 〕 [1937年4月29日、ベルリン] ヴァルター・ギーゼキング(P) ハンス・ロスバウト指揮ベルリン国立歌劇場o.(*) カール・ベーム指揮ザクセン国立o.(#) ブルーノ・ワルター指揮 VPO (+) ヘンリー・ウッド指揮 LPO (**) | ||
録音:[内]。覆刻:ブライアン・クランプ、1994年-1995年。初出・前出: APR-5511, APR-5512, APR-5513 (各1CD分売)。 普通でもザッハリッヒなギーゼキングだが、特に「あの」ロスバウトが伴奏した(*)の3曲が只で済むはずがない。非常に乾いていながら妙に音楽的という、高度に研ぎ澄まされた名演が展開する。他の曲も悪いはずがなく直球勝負。 旧盤をお持ちでなければ必携のセット。 | ||
ヴァルター・レーベルク〜ポリドール・レコーディングズ 1925-1937 ハイドン:ピアノ・ソナタ第40番 ト長調 Hob.XVI: 40 1925年3月頃 シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760「さすらい人」1928年3月頃 / ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894 〜メヌエット1928年3月頃 / 即興曲〔変ト長調 D.899 No.3(ト長調版)/変イ長調 D.899 No.4 〕1937年7月10日 / 楽興の時第6番 変イ長調 D.780 No.6 1928年5月頃 ショパン:幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61 1933年4月頃 / シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 1928年3月頃 リスト/ブゾーニ編曲:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋の踊り」S.514 1925年2月頃 リスト:葬送曲 S.173 No.7 1925年2月頃 /コンソレーション第3番 変ニ長調 S.172 No.3 1928年3月頃 / スペイン狂詩曲 S.254 1928年3月頃 /牧歌 S.160 No.7 1933年4月頃 / ペトラルカのソネット第104番 S.161 No.5 1928年3月頃 /エステ荘の噴水 S.163 No.4 1937年7月6日 / アヴェ・マリア S.182 1928年3月頃 /ウィーンの夜会第6番 イ長調 S.427 No.61931年8月頃 グノー/リスト編曲:「ファウスト」のワルツ S.4071928年3月頃 ヴェルディ/リスト編曲:「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434 1937年7月6日 ウェーバー:舞踏への勧誘 Op.65 1937年7月5日 ブラームス:ワルツ集 Op.39 より Nos.1-2, 4-6, 11, 14-15 1933年4月頃 /2つのラプソディ Op.79 1928年5月頃 グリーグ:トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6 1931年8月頃 /春に寄す Op.43 No.6 1931年1月頃 メンデルスゾーン:春の歌 Op.62 No.6 1931年1月頃 / シンディング:春のささやき Op.32 No.3 1931年8月頃 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2 1931年1月頃 ヨハン・シュトラウス II /ローデリッヒ・バス編曲:「春の声」による演奏会用パラフレーズ1931年1月頃 ヨハン・シュトラウス II /アルフレート・グリュンフェルト編曲:ウィーンの夜会 Op.56 1931年1月頃 ヨハン・シュトラウス II /シュルツ=エヴレル編曲: 「美しく青きドナウ」の主題による演奏会用アラベスク1931年1月頃 レーベルク:2つの「舞踏の練習」〔ロ短調/ト長調〕1931年8月頃 / ヴェルディの主題による5つの幻想曲 Op.2 1931年8月頃 ヴァルター・レーベルク(P) | ||
録音:内|原盤: Polydor |復刻エンジニア:ウォード・マーストン。1〜2曲を除き初CDフォーマット化で、おそらく SP 以来の初復刻。 ヴァルター・レーベルク(1900-1957)は、ピアニストの一族に生まれたスイスの奏者、作曲家、評論家。父とダルベールに学び、1920年代から1950年代にかけて活躍した。また彼は、85鍵の2列を3組配置し(日本では「白黒の麻雀牌が並んだ」と表現する人もいる)移調や運指が容易な「ヤンコー鍵盤 [Jankó keyboard] 」 〔ハンガリーの数学者で、ブルックナーらに学んだピアニストでもあったパウル・フォン・ヤンコー [Paul von Jankó] (1856-1919)が開発。日本では、この鍵盤を持つピアノを「ヤンコ・ピアノ」と通称するが、鍵盤以外の機構は一般のピアノと同一であるため、欧米では「 Jankó keyboard 」と呼ぶ。武蔵野音楽大学のサイトに解説あり:http://www.musashino-music.ac.jp/guide/facilities/museum/web_museum/0072/〕の擁護者でもあった。 1920年代と1930年には Polydor/Brunswick へ、1940年代には Decca へ、それぞれ録音を残しているが、壮年期に亡くなり、録音も没後殆ど再発されなかったため、今日においては完全に忘れられたピアニストとなっている。 ピアノ・マニア全般にお勧めしたいアイテム。 | ||
フレデリック・ラモンド〜 リスト録音全集 1919-1941 & HMV/エレクトローラ電気録音集 1926-1936 【CD1: 旧・ APR-5505 】 シューベルト/リスト編曲:魔王 S.558 No.4 〔2種〕[1919年9月5日/1927年3月8日] リスト:小人の踊り S.145 No.2 〔3種〕[1921年11月7日/1927年3月29日/1935年12月6日]/ ため息 S.144 No.3 〔4種〕[1921年11月7日/1925年11月23日/1927年3月29日/1936年5月6日]/ ペトラルカのソネット第104番 S.161 No.5 [1929年2月4日]/ 「ヴェネツィアとナポリ」〜タランテラ S.162 No.3 [1929年2月4日]/ 即興的ワルツ S.213 [1929年2月4日]/超絶技巧練習曲第5番 変ロ長調「鬼火」[1929年2月5日]/ 森のささやき S.145 No.1 [1936年5月6日]/愛の夢第3番 変イ長調 S.541 No.3 [1936年5月6日] ロッシーニ/リスト編曲:嘆き悲しみ S.553 No.1 [1929年2月4日] オベール/リスト編曲:「ポルティチの唖娘」からの華麗なるタランテラ [1929年2月5日、&6月12日] 【CD2-3】 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 〔第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」[1926年10月20日](*) /第12番 変イ長調 Op.26「葬送」[1928年3月8日](*) / 第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」[1926年10月20日](*) / 第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」[1927年12月14日 & 1928年3月8日](#) / 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」 [1927年3月29日](#) / 第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」[1930年3月5日](#) / 第31番 変イ長調 Op.110 [1927年12月14日 & 1928年3月8日](#) / 第6番 ヘ長調 Op.10 No.2 〜第2楽章[1927年3月29日]/ 第18番 変ホ長調 Op.31 No.3 〜第2楽章[1930年3月5日]/ 第18番 変ホ長調 Op.31 No.3 〜第3楽章[1927年3月29日]〕/ ロンド ト長調 Op.51 No.2 [1936年5月6日] ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2 [1925年3月8日] ショパン:夜想曲第10番 変イ長調 Op.32 No.2 [1929年6月12日] ルビンシテイン:舟歌第3番 ト短調 Op.50 No.3 bis [1929年2月4日] グリンカ/バラキレフ編曲:ひばり[1927年3月29日] リスト:ため息 S.144 No.3 /リスト:小人の踊りS.145 No.2 [1941年5月16日/原盤: Decca ] フレデリック・ラモンド(P) | ||
録音:[内](1919年-1941年)|既出CD: APR, APR-5505 / Biddulph, LHW 043 (*), LHW 044 (#) 〔レーベルと代理店は2枚組であるかのような表記をしているが、分売が正しい〕 (*/#) |復刻音源のライセンサー: Biddulph Recordings (*) |復刻エンジニア:アンドルー・ハリファックス&ブライアン・クランプ( Biddulph 盤の復刻エンジニアはリック・トーレスだが、当盤の外装には記載されていない)。 リスト最後の高弟として名高いフレデリック・ラモンド(1868-1948)の生誕150周年記念盤。録音はCDにして5〜6枚程度はあるはずだが、 LP 期以降網羅的復刻は一度も発売されたことがないはず。当盤では APR から出ていたリスト録音集と、 Biddulph から出ていた2枚のベートーヴェンの内、「皇帝」を除いたソナタ7曲、そして新復刻(Marston Records から復刻されている2枚組と一部曲目が重なるが、録音データが異なる)を収録。 | ||
含・初復刻、エリー・ナイ〜ブランスウィック&エレクトローラ・ソロ78回転録音全集 *エレクトローラ録音集 1934-1938〔第二次大戦以前のエレクトローラ録音全集〕 モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調[ヴィレム・ファン・ホーフストラーテン指揮管弦楽団/ 録音:1935年10月1日、11月21日]/ ロンド イ短調 K.511[録音:1938年2月16日] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19 [フリッツ・ツァウン指揮ベルリン市立o./録音:1937年11月23日-24日] R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 [ヴィレム・ファン・ホーフストラーテン指揮ベルリン国立歌劇場o./録音:1934年5月29日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7 [録音:1938年6月7日/末尾部分に、原盤に起因する音の劣化あり]/ アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57 [録音:1938年2月16日]/ ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 〜第2楽章[録音:1936年10月28日]/ パイジェッロの歌劇「水車小屋の娘」の二重唱「心の喜びは失せ」 による6つの変奏曲 ト長調 WoO.70 [録音:1937年6月23日]/ ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 [録音:1936年5月6日、1937年6月23日] シューベルト:即興曲 ヘ短調 D.935 No.4 /楽興の時第4番 嬰ハ短調 D.780 No.4[録音:1934年2月26日] シューマン:子供の情景 Op.15 [録音:1937年3月12日] ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 /ラプソディ 変ホ長調 Op.119 No.4 [録音:1934年2月26日]/ ロマンス ヘ長調 Op.118 No.5 /間奏曲 変イ長調 Op.76 No.3 / ワルツ第15番 変イ長調 Op.39 No.15 [録音:1937年9月20日] *ブランスウィック録音集 1922-1924[録音:1922年1月(**)、2月(+)、11月(*)、 1923年3月21日(#)、1924年10月22日(##)、ニューヨーク?] ベートーヴェン/ダルベール編曲:エコセーズ 変ホ長調 WoO.83 (*) シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3 (*) メンデルスゾーン:無言歌第34番 ハ長調 Op.67 No.4「紡ぎ歌」(*) ショパン:練習曲第3番 ホ長調 Op.10 No.3「別れの曲」(#) /夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 (+) リスト:ハンガリー狂詩曲第8番 S.244 No.8 (#) シューベルト/リスト編曲:きけ、きけ、ひばり S.558 No.9 (+) /ウィーンの夜会第7番 イ長調 S.427 No.7 (+) ブラームス:ハンガリー舞曲第2番 ニ短調 WoO.1 No.2 (**) テレサ・カレーニョ:小さなワルツ(##) / ドビュッシー:花火(##) エリー・ナイ(P) | ||
マスタリング・エンジニア:アンドルー・ハリファックス|ブランスウィック録音は、おそらく全曲( LP以降の)初復刻。 ベートーヴェン弾きとして今日まで名を残すエリー・ナイだが、その初期録音にあたる Brunswick への録音はこれまで一切復刻されたことがなかった。 この時期における彼女の録音曲目は、後年のそれとはほとんど被らないのが特徴で、例えばベートーヴェンは上記のエコセーズ1曲のみ( John Hunt のディスコグラフィにはテイクや年違いの複数録音が掲載されている。以下の曲も同例あり)、ショパンも後年の Colosseum 録音とはまったく違う曲目、女傑カレーニョの作品もこの時期の録音が唯一で、さらにドビュッシーは彼女が唯一録音した曲(この曲の世界初録音にあたるという)&後年の録音も一切無い。第二次大戦中ナチスと親密で、戦後もその姿勢を崩さなかったためネオナチなどから神格化された彼女、ナチス誕生以前の演奏が聴ける貴重なセット。 エレクトローラ録音は Biddulph からCD復刻されていたが、久々の入手可能盤。前出CDでは補正されていなかったピッチが修正されているとのこと。 なお John Hunt のディスコグラフィや、 Brunswick レーベルのディスコグラフィには、他にバッハの平均律から BWV.890 、マクダウェル、さらにはゴッツチョーク等も記されているが、これは「録音全集」とする当盤表記と矛盾する。もしかすると「エレクトローラ・ソロ78回転録音全集&ブランスウィックソロ78回転録音集」ということなのか? | ||
フレンチ・ピアノ・スクール〜マグダ・タリアフェロ、 78回転盤における独奏&協奏曲録音全集 + 室内楽録音選集 * HMV フランス録音[1928年-1930年、パリ] フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 Op.19 [ピエロ・コッポラ指揮グラモフォンo./1928年11月13日]/ 即興曲第3番 変イ長調 Op.34[1928年11月13日] ドビュッシー:「ピアノのために」より〔第1曲 前奏曲/第2曲 サラバンド〕[1930年3月26日] モンポウ:「郊外」〜第1番 道、ギタリストと老いぼれ馬/ 「子供の情景」〜第5番 庭のおとめたち[1930年3月26日] * Decca 録音 モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」 [レイナルド・アーン指揮パドルーo./1930年12月、サル・ガヴォー、パリ] * Ulrtaphon 録音[1932年-1933年、パリ] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 〜トルコ行進曲[1932年6月頃] ドビュッシー:「版画」〜雨の庭/「ピアノのために」〜第3曲 トッカータ[1932年6月頃] フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 [1932年6月頃] グラナドス:スペイン舞曲第6番 ニ長調「ロンダーリャ・アラゴネーサ」[1932年6月頃] アルベニス:組曲「スペインの歌」 Op.232 〜セギディーリャ[1932年6月頃) ショパン:即興曲第1番 変イ長調 Op.29 /ワルツ第5番 変イ長調 Op.42 [1933年10月頃] * Pathé 録音[1934年-1938年、パリ] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576 〜第3楽章:アレグレット[1938年9月14日] ウェーバー:華麗なるロンド 変ホ長調 Op.62[1936年5月14日] メンデルスゾーン:「子供のための小品集」 Op.72 〜第4番 アンダンテ・コン・モート/ 練習曲第2番 ヘ長調 Op.104b No.2[1936年5月14日] ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66[1934年7月19日] シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26[1934年7月19日]/ ロマンス第2番 嬰ヘ長調 Op.28 No.2[1934年9月20日] アルベニス:スペイン組曲 Op.47 〜第3曲 セビリャ[1934年9月20日] アーン:ピアノ協奏曲 ホ長調[レイナルド・アーン指揮名称なしの管弦楽団/1937年5月10日-11日]/ ソナチネ ハ長調[1936年7月8日]/ ロマンス イ長調[ドゥニーズ・ソリアノ(Vn)/1936年5月14日] フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13 (*) [ドゥニーズ・ソリアノ(Vn)] 〔全曲[1934年2月17日]/第1楽章 アレグロ・モルト[リテイク/1934年7月19日]〕/ アンダンテ Op.75 [1934年5月30日] * Philips 録音[1954年、パリ] サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「エジプト」 [ジャン・フルネ指揮ラムルーo./1954年4月23日-24日、サル・アポロ] | ||
リマスタリング:ウォード・マーストン| (*)の第1楽章初回テイクなど、おそらく初CDフォーマット化録音を含む。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易修正『フランスでのトレーニングとブラジル人気質が融合したマグダ・タリアフェロ(1893-1986)の華麗で情熱的な演奏は、師のひとりであったアルフレッド・コルトーから最も重要な影響を与えられたものである。レイナルド・アーンとの友情が彼女に捧げられたピアノ協奏曲の作曲に影響を与え、その初録音がここに含まれている。アーンの指揮は、あまり知られていないデッカ初期のモーツァルト「戴冠式」協奏曲の録音においても聞くことができる。もう一つの重要な世界初録音は、フォーレの「バラード」である。タリアフェロは作曲家の音楽に深い親近感を示しており、ドゥニーズ・ソリアノとのヴァイオリン・ソナタ第1番の録音は1936年にグランプリ・ディスクを受賞した(タリアフェロは1930年、すでにモンポウの録音でこの賞を受賞していた)。』 | ||
初CD化多数|シリル・スミス〜ソロ録音全集 ◆ HMV 録音 バラキレフ:東洋的幻想曲「イスラメイ」[1935年1月29日] エドゥアルト・ゲルトナー(1862-1918) /フリードマン編曲:ウィーン舞曲第2番[1935年1月27日] ルビンシテイン:6つの練習曲 Op.23 〜第2番 ハ長調「スタッカート」 Op.23 No.2 [1935年1月27日] ◆ Decca 録音 ブリス:ポロネーズ第2番 [1935年9月12日、シェニル・ギャラリー、ロンドン] ◆ Columbia 録音 シューベルト: 即興曲 変ト長調 D.899 No.3 [1950年5月22日]/即興曲 変ロ長調 D.935 No.3 [1950年9月24日-25日] ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60 [1950年5月22日]/夜想曲 嬰へ長調 Op.15 No.2 [1951年11月19日]/ 2つのワルツ〔変ニ長調 Op.64 No.1 /変ト長調 Op.70 No.1 〕[1951年11月19日]/ スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 [1946年8月22日] シューマン:ロマンス 嬰へ長調 Op.28 No.2 [1950年5月25日] アルベニス:セギディリャ Op.232 No.5 [1952年6月4日] アルベニス/ゴドフスキー編曲:タンゴ Op.165 No.2 [1951年11月19日] アルベニス:トゥリアーナ[1944年7月13日] ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 CDCLP4004/GH2420 [マルコム・サージェント指揮フィルハーモニアo./1948年10月1日] リスト:ラ・カンパネッラ S.141 No.3 [1944年7月13日] J.S.バッハ/サン=サーンス編曲:ブーレ [1950年5月22日] J.S.バッハ/ルンメル編曲:慈しみもてわれらを死なせ給え[1950年5月22日] ラフマニノフ:2つの前奏曲APR5507 〔ト短調 Op.23 No.5 /ト長調 Op.32 No.5 〕[1946年8月16日]/ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 CDCLP4004/GH2423 [マルコム・サージェント指揮リヴァプールpo./ 1947年6月12日-14日、16日、フィルハーモニック・ホール、リヴァプール] ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲 Op.25 APR5507 [マルコム・サージェント指揮リヴァプールpo./ 1944年2月8日、フィルハーモニック・ホール、リヴァプール]/ カプリッチョ ヘ短調 Op.28 No.6 [1929年1月、会場不明、ロンドン] ドリーブ/ドホナーニ編曲:ナイラ・ワルツ APR5507[1944年5月19日] ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 APR5507 [ジョージ・ウェルドン指揮バーミンガム市so./1946年1月22日-23日、ダドリー・タウン・ホール] シリル・スミス(P) | ||
録音:[/内]、特記以外アビー・ロード・スタジオ、ロンドン|独奏曲は後述 APR 既出盤に含まれる3曲を除き、おそらく初CDフォーマット化|リマスタリング:アンドルー・ハリファックス、カール・ジェンキンス|既出CD: APR, APR-5507 APR5507 / Dutton, CDCLP-4004 CDCLP4004 〔廃盤、入手不能〕/ Guild Historical, GHCD-2420 GH2420, GHCD-2423 GH2423 。当セットには協奏曲録音も含まれるが、それは彼の全録音ではない。 ノーブルな音楽性と鮮やかなピアニズムで聴衆を魅了したシリル・スミス(1909.8.11-1974.8.2)による独奏録音は、当セットが初の本格的復刻かつ多くが初CDフォーマット化。トバイアス・マテイ〔トビアス・マッセイ〕とブゾーニの孫弟子に当たり、彼らから直接教えを受けたこともあるという彼は、1930年代半ばまで BBC にピアニストとして務めていたが、その後母校の王立音楽大学でピアノ科教授となり、1937年に再婚した妻のピアニスト、フィリス・セリックと1941年からデュオを組むようになった。順調なキャリアを続けていたが、1956年に赴いたソヴィエト連邦でのコンサート・ツアー中、ウクライナのハルキウ〔ハリコフ〕市で血栓症と脳梗塞によって左腕が麻痺してしまった(病状は相当重く、一時は左半身不随にまでなって医師から演奏会復帰は無理だと宣告されたという。ツアー時の詳細情報などが当盤ブックレットに記載されている)。このソヴィエト楽旅からの帰国後には協奏曲の録音予定が目白押しで、彼の楽壇デビューとなったブラームスの第2番、ラフマニノフの第1番、そしてベートーヴェン「皇帝」もあったというが、全ては幻となった。彼は以降、夫人との3手デュオとして約17年間活躍したが、1974年に再び脳梗塞を起こし急逝してしまった。 1941年以降の夫婦デュオが大評判だったことも関係するのか、彼の協奏曲を含む独奏録音は1950年代初頭までのものが主で、それぞれの原盤保有レーベルからはCD期以降一切復刻されたことがない(デュオ録音も、原盤保有レーベルからリリースされたのは Nimbus への彼最後の1974年録音、 HMV/EMI へのアーノルド:3手協奏曲などわずかしかない)。 イギリスのピアニストとしてはカーゾン(1907-1982)や、同じく脳梗塞でキャリアを絶たれたソロモン(1902-1988|1956年引退)と同世代で、残されたこれらの録音からも彼らと同列の実力がはっきりと解るだけに、ピアノ愛好家必携のセットと言っても過言ではないだろう。 レーベル・アナウンスの機械翻訳 + 当店簡易修正『シリス・スミス(1909-1974)といえば、脳卒中による不幸を乗り越えて、妻であるピアニストのフィリス・セリックと三手のデュオを組んで大成功を収めたピアニストとして記憶されがちだ。ラフマニノフを芸術の中心に据え、一連の名曲を見事なスタイルで録音したのである。1929年のドホナーニのカプリッチョは、彼の初録音であり、コンクール優勝賞品の一部であったが、同年にリリースされたホロヴィッツの録音に匹敵するような難解な演奏で、挑戦を続けている。ラフマニノフの第2&第3協奏曲とパガニーニ狂詩曲の録音は、一時的にベストセラーとなった。しかし、彼が書き留めたアンコールのような様々なトランスクリプションには、詩的で魅力的なものがある。このセットは、彼が脳卒中になる前にソロ奏者として録音したものを初めてまとめたものである。』 | ||
エトヴィン・フィッシャー〜 ブラームス、シューベルト&シューマン:スタジオ録音全集 1934-50 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25[ヴィットリオ・ブレロ(Vn) ルドルフ・ネル(Va) テオ・シュルガーズ(Vc)/1939年9月9日]/ ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 (**) [1949年5月30日]/ 間奏曲 変ロ短調 Op.117 No.2 (*) /バラード ト短調 Op.118 No.3 (*) / 間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 (*) /ラプソディ第2番 ト短調 Op.79 No.2 (*) シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 [1949年5月30日-31日] シューベルト: 6つの楽興の時 D.780 [1950年5月18日]/4つの即興曲 D.899 (+)[1938年3月8日-9日]/ 4つの即興曲 D.935 (+)[1938年3月8日]/幻想曲 ハ長調 D.760 「さすらい人」(+)[1934年5月22日、24日] エトヴィン・フィッシャー(P) | ||
録音:1947年2月21日(*)、[/内](*以外) |リマスタリング:アンドルー・ハリファックス|当レーベル既出: APR-5515 (+) 〔トランスファー:ブライアン・クランプ〕| (**):おそらく海外初CDフォーマット化|既出CD: 新星堂〔廃盤〕/他。 当レーベルから既復刻の(+)に、残るシューベルトと珍しいブラームスとシューマンをカップリング(ただし「1950年までの全集」としては正しいが、以降にデ・ヴィートとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ2曲、シュヴァルツコップとのシューベルト歌曲集が録音されている)。ブラームスとシューマンも曲単位では Koch Historic 〔廃盤〕, Piano Time 〔廃盤〕, Andante 〔廃盤〕, Goodies Direct Transfer CD-R 等からリリースされていたが、まとまったリリースは新星堂のシリーズだけだった。レーベル・インフォメーションの機械翻訳 + 当店簡易修正:『エトヴィン・フィッシャーが戦前に残したシューベルト録音は、蓄音機 [Gramophone] 時代における名盤中の名盤である。1997年にAPRが発売したリリースのうち、即興曲は(訳注:「さすらい人」も?)78回転盤原盤をヴィニール・プレスしたディスクから復刻されていたが、今回の再発売ではさらに音質を向上させ、珠玉の作品を最高の音で聴くことができる。フィッシャーのブラームスとシューマンの録音はあまり知られておらず、1939年にドイツで録音されたブラームスのピアノ四重奏曲の名演も極めて稀といえる。また、1949年に録音された唯一のシューマン作品である幻想曲は、彼が「ピアノの魂の象徴」と表現した作品で、これもあまり知られていない。』 | ||
アルテュール・デ・グレーフ〜ソロ&コンチェルト・レコーディングス グレトリ/グレーフ編曲:村人の踊り〔第3番(*) /第5番(#) 〕 [1923年10月30日] シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18 /ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 〜終曲 [1917年12月27日] ショパン:夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 (*) リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 (+) [1922年9月26日] ルビンシテイン:メロディ ヘ長調 Op.3 No.1 (#) [1917年12月27日] グリーグ:アルバムの綴り イ長調 Op.28 No.3 (*) [1917年12月27日] /スケルツォ Op.54 No.5 (#) [1920年4月21日]/ メヌエットのテンポで Op.6 No.2 /小さな妖精 Op.71 No.3 [1922年9月26日] モシュコフスキ:セレナータ Op.15 No.1 (*) /練習曲 ト長調 Op.18 No.3 (*) [1922年9月26日] アルベニス:セギディリャ Op.232 No.5 (+) [1923年10月30日] ランドン・ロナルド:ポン・ムジカーレ (#) [1917年12月27日] フランク:交響的変奏曲 (#)[ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo./1922年5月15日、9月13日] リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124[ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo./ 1922年9月11日、11月7日&21日、1923年9月21日] / ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125[ランドン・ロナルド指揮 LSO /1930年12月9日-10日] / ハンガリー幻想曲 S.123[ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo./1927年1月18日、23日] / ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223 No.2 [1927年11月7日] / ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 [1926年3月24日、1925年11月17日] シューベルト/リスト編曲:ウィーンの夜会 イ短調 S.427 No.6 [1927年11月10日] ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 [1925年11月16日、27日、1926年3月24日] / 夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 [1925年11月27日] / ワルツ〔第1番 変ホ長調 Op.18 [1926年3月24日] /第5番 変イ長調 Op.42 / 第11番 変ト長調 Op.70 No.1 /第6番 変ニ長調 Op.64 No.1 [1927年11月10日] 〕 ラフ:糸を紡ぐ女 [1931年3月27日] モシュコフスキ:セレナータ Op.15 No.1 /練習曲 ト長調 Op.18 No.3 [1925年11月25日] / ワルツ Op.34 No.1 [1929年12月10日] サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22[ランドン・ロナルド指揮 新so./1928年6月26日] グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16[ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo./1927年1月18日] / アリエッタ Op.12 No.1 /春に寄す Op.43 No.6 /アルバムの綴り イ長調 Op.28 No.3 / 蝶々 Op.43 No.1 [1929年12月10日] /ノルウェーの婚礼の行列 Op.19 No.2 [1927年11月7日] / トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6 [1927年11月10日] プロコフィエフ:ガヴォット [1931年3月27日] / グレトリ/グレーフ編曲:村人の踊り第3番 [1931年3月27日] アルテュール・デ・グレーフ(P) | ||
録音:[/内](1917年-1931年)。原盤: HMV 。復刻:マーク・オーバート=ソーン。(*/#/+) はおそらく初CD化。特に(*/#)は、おそらく LP でも復刻が無かった貴重な録音で、中でも(#)は彼唯一の同曲録音と思われる。モシュレスの高弟ルイ・ブラッサンに師事し、ワイマールでフランツ・リストからも学んだベルギーを代表する名ピアニスト、アルテュール・デ・グレーフ(1862-1940)の録音が、久々にまとめてリリース。 彼はグリーグを得意とし、リスト等も含めアコースティック録音と電気録音の2種が残されている場合が多いが、当盤では、唯一の録音となるフランクの「交響的変奏曲」等、これまで一切復刻が無かった貴重な初期録音も相当数収録されている。他の曲も、 PEARL, SIMAX, DANTE から発売されていた既出 CD が軒並み廃盤となっているだけに、ピアノ・マニアには是非お勧めしたいセットの登場。 | ||
APR-7402 (4CD) 廃盤 |
ギーゼキングの〜ブラームス、シューベルト&シューマン〜 1950年代 スタジオ独奏録音全集 | |
APR-7403 (4CD) 廃盤 |
ヴィルヘルム・ケンプ SP 録音集 Vol.2 1940-1943 〜第二次大戦中の録音による ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2(戦中に録音されたものの全集) ヴィルヘルム・ケンプ(P) | |
オバート=ソーン復刻〜ロベール・カサドシュ、フランス・コロムビア録音全集 D.スカルラッティ:11のソナタ 〔ニ長調 K.430, L.463 /イ長調 K.533, L.395 /ニ長調 K.23, L.411 /ロ短調 K.377, L.263 /ニ長調 K.96, L.465 / ニ短調 K.9, L.413 /ト長調 K.125, L.487 /ロ短調 K.27, L.449 /ト長調 K.12, L.387 /ホ短調 K.198, L.22 / ト長調 K.13, L.486 〕[録音:1937年6月15日] モーツァルト:ピアノ協奏曲 〔第24番 ハ短調 K.491(第1楽章カデンツァ:サン=サーンス) [ウジェーヌ・ビゴ指揮パリso./録音:1937年12月20日-21日]/ 第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」(*)(第1楽章カデンツァ:モーツァルト 〔ピアノ協奏曲 ニ長調 K.451のために書かれたカデンツァに基づく〕) [ワルテル・ストララム指揮コンセール・ストララムo./録音:1931年3月25日-26日]〕 ロンド ニ長調 K.485[録音:1937年12月8日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」[録音:1932年1月4日] シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 Op.120, D.664[録音:1939年6月12日]/ 12のドイツ舞曲 Op.171, D.790より Nos.1, 3-8, 11 [録音:1939年6月12日] ウェーバー:コンツェルトシュトゥック ヘ短調 Op.79[ウジェーヌ・ビゴ指揮管弦楽団/録音:1935年6月6日] シューマン:交響的練習曲 Op.13[録音:1928年6月20日、28日]/予言の鳥 Op.82 No.7[録音:1928年6月28日] ショパン:バラード 全曲 〔第1番 ト短調 Op.23 [録音:1928年6月28日]/第2番 ヘ長調 Op.38 [録音:1929年10月14日]/ 第3番 変イ長調 Op.47 [録音:1930年11月10日]/第4番 ヘ短調 Op.52 [録音:1930年4月14日]〕/ マズルカ第13番 イ短調 Op.17 No.4 [録音:1930年4月14日] シャブリエ:即興曲 ハ長調[録音:1939年6月12日]/スケルツォ=ワルツ[録音:1939年6月12日] フォーレ:前奏曲 ニ短調 Op.103 No.5 [録音:1935年11月21日]/ 即興曲第5番 嬰ヘ短調 Op.102 [録音:1935年11月21日]/ ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15[ジョゼフ・カルヴェ(Vn) レオン・パスカル(Va) ポール・マ(Vc)/録音:1935年5月7日-8日] セヴラック:らば引きたちの帰還[録音:1935年11月21日] ドビュッシー:チェロ・ソナタ[モーリス・マレシャル(Vc)/1930年6月3日] カプレ:小さい黒人の踊り[モーリス・マレシャル(Vc)/録音:1930年6月3日] ラヴェル:水の戯れ[録音:1928年6月20日] ヴィトコフスキ:わたしの湖[ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ指揮パリso./録音:1928年6月18日] カサドシュ:フルート・ソナタ Op.18 [ルネ・ルロワ(Fl)/録音:1935年6月3日] ロベール・カサドシュ(P) | ||
共演者/録音:[内]| (*)はおそらく初出|復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン|既出CD: Pearl, EPM, Dante, Cascavelle, Biddulph, Andante, Sony 等(基本的に入手不能)|本家系列 (EMI/Warner) からのCD化がほぼ成されていないもの(スカルラッティのソナタは仏EMIが、ドビュッシーのチェロ・ソナタ等は、フランスSONYが一時CD化していた)。 1940年代以降、アメリカ合衆国時代の録音は SONY がまとめてCD化したほか、ステレオ期の録音は繰り返し再発されているカサドシュ(1899-1972)。しかし40歳までのフランス録音は、その多くが1度CDになっただけで埋もれていると言っても過言ではない。シューベルトなど後年の録音がないものも多く、 フレンチ・ピアニズムの愛好家は必携セットの登場。 | ||
APR-7501 (5CD) 廃盤 |
パーシー・グレインジャー(1882-1961)〜SP期(78回転盤)独奏録音全集 1908-45
パーシー・グレインジャー(P) | |
APR-7502 (5CD) 廃盤 |
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.1〜 アイリーン・ジョイス〜パーロフォン&コロムビアへの独奏録音全集 1933-1945 アイリーン・ジョイス(P) | |
APR-7504 (5CD) 廃盤 |
マテイ〔マッセイ〕・スクール Vol.4 〜マイラ・ヘス、独奏&協奏曲スタジオ録音全集 | |
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ (Vol.3) 〜 アメリカ録音集(ビクター録音全集 1914-1931 ) クープラン:おどけた女、シテールの鐘[1914年4月29日、キャムデン] シューマン:何故に Op.12 No.3[1914年4月30日、キャムデン] ショパン:夜想曲 嬰へ長調 Op.15 No.2[1917年5月14日、ニューヨーク] ショパン:ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1 / パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14 No.1 ショパン:夜想曲 ヘ長調 Op.15 No.1 /ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2[1917年5月23日、ニューヨーク] パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14 No.6[1917年6月6日、ニューヨーク] ショパン:練習曲 変ト長調 Op.25 No.9[1917年6月18日、ニューヨーク] ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57 パデレフスキ:夜想曲 変ロ長調 Op.16 No.4[1922年6月1日、ニューヨーク] ショパン/リスト編曲:私のいとしい人 Op.74 No.12 / ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42 リスト:ハンガリー狂詩曲〔第10番 S.244 No.10 /第2番 S.244 No.2 〕 パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14 No.6[1922年6月26日、キャムデン] ショパン/リスト編曲:乙女の願い Op.74 No.1 メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67 No.4[1922年6月27日、キャムデン] パデレフスキ:メロディ Op.8 No.3 /幻想的クラコヴィアク Op.14 No.6 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 〜第3楽章/ 練習曲集 Op.25 より〔嬰ト短調 Op.25 No.6 /嬰ハ短調 Op.25 No.7 〕 リスト:軽やかさ S.144 No.2 / ショパン:練習曲 イ短調 Op.25 No.11 メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67 No.4[1923年5月4日、キャムデン] ショパン:マズルカ イ短調 Op.17 No.4 パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14 No.1[1923年5月5日、キャムデン] シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3 / ドビュッシー:水の反映 シューベルト/リスト編曲:聞け, ひばりを ショパン:練習曲集 Op.25 より〔変ニ長調 Op.25 No.8 /変ト長調 Op.25 No.9 〕/ 3つのマズルカ Op.59 より〔変イ長調 Op.59 No.2 /嬰ヘ短調 Op.59 No.3 〕 ワーグナー/リスト編曲:紡ぎ歌 S.440[1924年5月12日、ニューヨーク] シェリング:ラグゼの夜想曲 パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14 No.1 (2種)[1926年5月20日、ニューヨーク] ストヨフスキ:愛の歌 Op.26 No.3 /小川のほとりにて Op.30 No.3 ドビュッシー:水に映る影[1926年12月11日、ニューヨーク] ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28 No.15 /練習曲 ホ長調 Op.10 No.3[1926年12月、ニューヨーク] シューマン:予言の鳥 Op.82 No.7 / リスト:ラ・カンパネッラ S.141 No.3[1926年12月14日、ニューヨーク] シューベルト:即興曲集 変イ長調 Op.142 No.2 (2種) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」 Op.27 No.2 〜アダージョ [1926年12月16日、ニューヨーク] ショパン:夜想曲 嬰へ長調 Op.15 No.2 / リスト:ラ・カンパネッラ S.141 No.3 ショパン:練習曲 ホ長調 Op.10 No.3[1927年8月18日、ニューヨーク] ショパン:24の前奏曲集 Op.28 より〔変ニ長調 Op.28 No.15 /変イ長調 Op.28 No.17 〕/ ワルツ 変ホ長調 Op.18 /練習曲 ハ短調 Op.10 No.12 ルビンシテイン:ワルツ・カプリス 変ホ長調[1928年5月22日、ニューヨーク] シューマン:夜想曲 ヘ長調 Op.23 No.4 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 より〔第3楽章/第4楽章〕/ 練習曲 変ト長調 Op.10 No.5[1928年5月24日、ニューヨーク] ドビュッシー:デルフィの舞姫/野を渡る風/吟遊詩人 ラフマニノフ:前奏曲〔嬰ハ短調 Op.3 No.2 /嬰ト短調 Op.32 No.12 〕 ショパン:マズルカ ニ短調 Op.33 No.2[1930年10月13日、ニューヨーク] ワーグナー/シェリング編曲:「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調 WoO.1 No.6 ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.63 No.3[1930年10月14日、ニューヨーク] J.シュトラウス/タウジヒ編曲:人生は一度だけ[1930年10月14日、16日、ニューヨーク] ショパン:ポロネーズ 変ホ短調 Op.26 No.2[1930年10月16日、ニューヨーク] ドビュッシー:帆/吟遊詩人 ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9 No.2 /マズルカ〔変ホ長調 Op.9 No.2 /変イ長調 Op.59 No.2 〕 ブラームス:ハンガリー舞曲第7番 イ長調 WoO.1 No.7 J.シュトラウス/タウジヒ編曲:人生は一度だけ[1930年12月23日、ニューヨーク] ワーグナー/リスト編曲:紡ぎ歌 S.440[1930年12月23日、1931年5月13日、ニューヨーク] シューベルト:楽興の時 変イ長調 Op.94 No.2[1931年5月13日、ニューヨーク] *ボーナス・トラック:パデレフスキによるアメリカ・デビュー50周年への挨拶[1941年1月31日、ニューヨーク] イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(P) | ||
録音:[内]、アコースティック(1914年-1924年)、電気(1926年-1931年) 。復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン。 初期録音集 1911-1912 (APR-6006)、ファイナル・レコーディングズ(APR-5636) に続くパデレフスキの録音集第3巻。シリーズ合わせてCD 8枚という、 SP 期以降では初の網羅的な復刻なので、ピアノ・マニアならば全て所有しておきたい。 | ||
エゴン・ペトリ〜コロムビア&エレクトローラへの独奏&協奏曲録音全集 1928-1951 独 エレクトローラ録音集 1929-1930 〔録音:1929年9月17日(無印)、1930年1月13日(*) 〕 ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42 リスト:パガニーニ練習曲第5番 ホ長調 S.141 No.5(ブゾーニ版)/小人の踊り S.145 No.2 ワーグナー/リスト編曲:「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌 S.440 シューベルト/リスト編曲:ます S.564(第2稿)/水の上で歌う S.558 No.2 /愛の便り S.560 No.10 (*) 英 コロムビア録音集 1935-1938 J.S.バッハ/ペトリ編曲: メヌエット( BWV.841-843 による)[録音:1935年12月12日] グルック/ズガンバーティ編曲:メロディ[録音:1936年1月3日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 〔第24番 嬰ヘ長調 Op.78[録音:1936年6月10日]/第27番 ホ短調 Op.90[録音:1936年6月9日]/ 第32番 ハ短調 Op.111[録音:1935年12月11日、1936年1月3日]/ 第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」[録音:1937年2月15日]〕 シューベルト/タウジヒ編曲:アンダンティーノと変奏曲 ロ短調[録音:1936年1月2日] シューベルト/リスト編曲:菩提樹 S.561 No.7[録音:1938年6月1日]/ 糸を紡ぐグレートヒェン S.558 No.8[録音:1938年9月27日]/ ウィーンの夜会第6番 イ長調 S.427 No.6[録音:1935年12月20日] ヴェルディ/リスト編曲:リゴレット・パラフレーズ S.434[録音:1937年2月18日] グノー/リスト編曲:ファウストのワルツS.407(ブゾーニによるカデンツァ付き)[録音:1936年6月11日] リスト:ため息 S.144 No.3 /回想 S.139 No.9[録音:1937年2月16日]/ マゼッパS.139 No.4[録音:1935年12月12日、1936年1月3日]/ ベートーヴェン「アテネの廃墟」の主題による幻想曲 S.122 /ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125 [レスリー・ヒュアード指揮 LPO /録音:1938年9月22日] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23[ヴァルター・ゲーア指揮 LPO /録音:1937年11月10日] ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24[録音:1938年3月3日(とあるが、1938年6月4日?)]/ パガニーニの主題による変奏曲 Op.35[録音:1937年3月4日] ブゾーニ:J.S.バッハによる幻想曲 BV.253[録音:1937年2月16日] ブゾーニ:セレナード/ジーグ、ボレロと変奏曲[録音:1938年9月27日]/ ソナチナ〔第3番 BV.268[録音:1938年6月1日、1938年9月27日]/ 第6番 BV.284[録音:1935年12月20日、1936年1月2日]〕/ インディアン日誌第1巻 BV.267[録音:1937年2月16日]/ 3つのアルバムの綴り〜第3番「ベルリン」 BV.289 No.3[録音:1938年9月27日]/ 7つのエレジー〜第2番「イタリア風」 BV.249 No.2[録音:1938年9月27日] 米 コロムビア録音集 1939-1951 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 〜シャコンヌ[録音:1945年6月15日]/ コラール前奏曲集より(4曲?)[録音:1942年6月26日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集〔第6番 ヘ長調 Op.10 No.2[録音:1945年6月15日]/ 第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」[録音:1951年3月14日]〕 ベートーヴェン/リスト編曲:アデライーデ S.466[録音:1945年6月19日] シューベルト/リスト編曲: ます S.564(第2稿)/水の上で歌う S.558 No.2 /糸を紡ぐグレートヒェン S.558 No.8 /菩提樹 S.561 No.7 / 魔王 S.558 No.4 /愛の便り S.560 No.10 /ウィーンの夜会第6番 イ長調 S.427 No.6[録音:1951年3月16日] シューベルト/タウジヒ編曲:アンダンティーノと変奏曲 ロ短調[録音:1951年3月17日] ショパン:24の前奏曲集 Op.28[録音:1942年6月24日]/ポロネーズ 変イ長調 Op.53[録音:1945年6月19日] フランク:前奏曲、コラールとフーガ[録音:1940年5月9日] ブラームス:2つのラプソディ Op.79 /ラプソディ 変ホ長調 Op.119 No.4[録音:1940年5月9日]/ 4つのバラード Op.10 (+) /6つの小品 Op.118 (+)[録音:1945年6月15日、19日] エゴン・ペトリ(P) | ||
(+)はおそらく初出音源。復刻エンジニア:マーク・オバート=ソーン。 ブゾーニの弟子ペトリ(1881-1862)による壮年期の録音を集めた物。ほとんどは APR-7023, 7024, 7027 (各2CDs)で出ていたが、最後に初出音源が含まれており、これはマニア必聴。 | ||
APR-2000 廃盤 |
Piano e forte | |
APRの2000年カタログがブックレットとして収められたサンプラー的なアルバム。 残念ながら当盤は廃盤となりました。今後の入荷はございません。 |