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名演奏家貴重盤
2024年3月新譜情報

特記以外 1CDーR ¥3300(税抜¥3000)


ATS(通常CD|初回プレス限定盤) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

  UHQCD はすべてのCDプレーヤーで再生可能。旧譜はこちらから〔今月ご案内のアイテムも記載済み〕
ATS-964/965-2
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1枚価格
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
含・稀少録音、ホロヴィッツ〜協奏曲集 + アンコール
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 L.23, K.380 (#)
 モシュコフスキ:練習曲 変イ長調 Op.72 No.11 (#)
 シューマン:トロイメライ Op.15 No.7 (#)
 スーザ/ホロヴィッツ編曲:星条旗よ永遠なれ(#)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(+)
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ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)
ウィリアム・スタインバーグ指揮(*)
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮(+)
ハリウッド・ボウルo.(*/+)
 録音:1949年8月2日(*/#) 、1950年8月31日(+)、すべてハリウッド・ボウル、ロサンゼルス、カリフォルニア州、 US | (#):アンコール|既出CD: Stradivarius, STR-10037/38 (*/#) / AS Disc, AS 550 (+) / Radio Years, RY 92 (*/#) 〔1945年と誤記〕/ Piano Library, PL 332 (*/#) 〔1945年と誤記〕 / Music and Arts, MUA-(4)963 (*/+) 〔1949年8月(*)、1950年8月(+) のみの記載〕/ Archipel, ARPCD-0057 (*/#) 〔1945年と誤記〕/ Memories, MR-2211/14 (*/+) 〔以上、Music and Arts 盤を除き廃盤、入手不能〕。
 #当初1枚物 "ATS-964-2" としてアナウンスされましたが、2枚組&1枚価格へ変更されました。『収録分数が増えたため』と代理店はアナウンスしているが、内容は当初の1枚での際のものと同様。
 (#)のアンコール4曲は、2002年の Archipel 盤を最後に十数年間入手できなかったもの。録音年誤記の同盤でさえ、新品ならば8000円といった価格で販売されていることすらある。『ホロヴィッツの協奏曲ライヴの第二弾。いずれもハリウッド・ボウルにおけるライヴ。オケの実体はロサンジェルスフィルです。スタインバーグとのチャイコフスキーはかつて1945年の演奏と誤記されておりましたが、正しくは1949年8月2日のライヴ。音質は悪くない物ですが、既出盤は冒頭のホルンが何とも頼りなかったのですがこれは音源の欠陥で当盤では修正され堂々たる咆哮。しかしホロヴィッツのピアノが入るとそのオーケストラすら後ずさりするかのような凄絶さ!17000人の聴衆が熱狂したと当時の新聞は伝えています。有難いことにアンコールを全て収録。これまた得意曲ばかりで、圧倒的。クーセヴィツキー最晩年の濃厚なロマン主義と融合したラフマニノフ。粘りのある伴奏を得てホロヴィッツの自由奔放な飛翔はとてもこの世のものとは思えません。』

EN LARMES [CD−R]

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ELS-1331/2
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[2CD-R]
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ヤノフスキ&SRO + マイアー〜マーラー:交響曲第3番
 ヴァルトラウト・マイアー(Ms) マレク・ヤノフスキ指揮
 スイス・ロマンドo.、スイス室内cho.、ジュネーヴ音楽院cho.
 録音:2011年1月12日、ジュネーヴ、ライヴ|既出CD-R: Diigent、DIR-0870 〔廃盤、入手不能〕#『合唱団は不明』と誤アナウンスされており、この記載ママで供給されます。
ELS-1333/4
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初出、プレートル&オペラ座管 2011.4.19
 プーランク:「牝鹿」組曲
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
 アンコール〔曲目不明〕
 ブラームス:交響曲第2番
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ジョルジュ・プレートル指揮
パリ国立歌劇場o.
 録音:2011年4月19日、サル・プレイエル、パリ|おそらく初出音源。#2011年5月5日、パリ管との演奏とされるプーランクとラヴェルの音源がネット上にあるが、同一演奏の可能性有。2011年4月19日の演奏はパリ国立歌劇場の公式サイトに演奏会記録あり。
 #当日の演奏順はブラームス(、休憩)、プーランク、ラヴェルの順で、アンコールは最後に演奏されたものと思われますが、現状曲順ママで供給されます。
ELS-1335
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サロネン& PO 2016.8.8 注:オーケストラ誤記
 マーラー
:交響曲第1番「巨人」
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エサ=ペッカ・サロネン指揮
フィルハーモニアo.
〔フィラデルフィア管と誤記〕
 録音:2016年8月8日、ロンドン、プロムス2016「プロム32」、ライヴ|既出CD-R: Diigent、DIR-1880 〔廃盤、入手不能〕#オーケストラが誤アナウンスされていますが、現状ママで供給されます。
ELS-1336
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初出、ラトル& BPO 2012.11.17 ヘルシンキ
 シューマン:交響曲第3番「ライン」
 ドビュッシー:舞踏詩「遊戯」
 リゲティ:アトモスフェール
 ワーグナー:「ローエングリン」〜第一幕への前奏曲
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サイモン・ラトル指揮
BPO
 録音:2012年11月17日、ヘルシンキ|おそらく初出音源。
ELS-1337/8
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ブロムシュテット&パリ管 2023.4 〜シューベルト:
 交響曲集
〔第1番/第9番「グレイト」〕
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ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
パリo.
 録音:2023年〔おそらく2023年4月6日、あるいは2023年4月7日、ピエール・ブーレーズ大ホール(グランド・サル・ピエール・ブーレーズ)〕|おそらく初出音源。
ELS-1339
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テンシュテット& BPO 1981.11 〜
 ブルックナー
:交響曲第8番
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クラウス・テンシュテット指揮
BPO
 録音:1981年11月〔おそらく1981年11月21日、あるいは1981年11月22日〕|既出CD, CD-R: Sardana [CD-R]: SACD-156/7 〔廃盤、入手不能〕/ Testament, SBT2-1447 〔既出盤2点もともに「1981年11月」のみのアナウンス〕。
ELS-1340
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初出、ネルソンス&コンセルトヘボウ 2014 〜
 ショスタコーヴィチ
:交響曲第5番「革命」
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アンドリス・ネルソンス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウo.
 録音:2014年12月10日〔とあるが2014年10月9日、あるいは2014年10月8日の可能性あり〕|おそらく初出音源。#演奏月日誤記の可能性がありますが、現状ママで供給されます。
ELS-1341
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オラモ& BBC 〜シベリウス:交響曲集
 注:時期の誤記あり
〔第5番(*) /第3番(#) 〕
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サカリ・オラモ指揮
BBC so.
 録音:2017年10月27日〔とあるが、これは(#)のみで、(*)はおそらく2017年9月27日〕、ロンドン| (*):おそらく初出音源|既出CD-R: Diigent、DIR-2135 (#) 〔廃盤、入手不能〕。2017年10月27日に演奏されたのは、(#)の前にフロラン・シュミット:交響曲第2番、フランク:交響的変奏曲、ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲〔バヴゼ(P)〕で、(*)は含まれていない。 なお、オラモ& BBC 響は翌年来日した際にも(*)を振っており、2018年3月2日の録音が残っている。# (*)の月日誤記ママで供給されます。
ELS-1342
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含・初出、デュトワ + アルゲリッチ + ゲルシュタイン
  注:時期の誤記あり

 ショパン:ピアノ協奏曲第2番(*)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(#)
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マルタ・アルゲリッチ(P;*)
キリル・ゲルシュタイン(P;#)
シャルル・デュトワ指揮(*/#)
ハンブルク NDR so.(*)、
シカゴso.(#)
 録音:1982年1月11日(*) /2005年3月〔とあるが2010年3月4日、あるいはそれ以降の同月内〕(#) | (*):おそらく初出音源|既出CD-R: Diigent、DIR-0617 (#) 〔2010年3月の記載|廃盤、入手不能〕
  (*)はアルゲリッチが同曲を一旦レパートリーから外す前の最後期に当たるもの。ただ、1985年12月とされるブール& SWR との演奏 [Rtardando, RIT-5011]があり、その意味での「最後」ではない。デュトワとの同曲は1998年10月モントリオール響との EMI/Warner 盤があって、2024年時点ではこれが彼女の演奏で聞ける当曲の最後年に当たる演奏。また NDR とは、ノイマン指揮で1969年3月3日(彼女の演奏で聞ける当曲の最若時)に、そしてテンシュテット指揮で1979年1月18日と1981年3月6日の2回、計3回の録音が残されている。
 方やゲルシュタインの方は、ネット上の演奏会英文批評に「(前略)ゲルシュタイン、ラフマニノフで衝撃のCSOデビュー」「木曜日の夜、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏した(後略)」というのがあって、記事の日付が「2010年3月5日(金)」なので、演奏会が2010年3月4日に行われ、これが彼のシカゴ響デビュー演奏であったことが伺える。シカゴ響公式サイトの演奏会記録は長くメンテナンス状態で詳細を見ることができないが、少なくともこの日以降の演奏だろう。# (#)の年誤記ママで供給されます。
ELS-1343
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初出、父ヤルヴィ& SRO 2014.9.18
 ハイドン:交響曲第82番「熊」
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ネーメ・ヤルヴィ指揮
スイス・ロマンドo.
 録音:2014年9月18日、ジュネーヴ|おそらく初出音源。
ELS-1344
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初出、クラウス・マケラ& RCO
 シベリウス:交響曲第1番(*)
 ラヴェル:ボレロ(#)
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クラウス・マケラ指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウo.
 録音:2020年9月25日(*)、2023年4月6日(#) |おそらく初出音源。マケラは2027年より同団の首席指揮者に就任することが決定している。

FKM [FACHMANN FÜR KLASSISCHER MUSIK] [CD−R]


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FKM-CDR783
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ジュリーニ& BPO 〜
 ブルックナー
:交響曲第7番
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カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
BPO
 録音:1991年〔とあるが、1985年3月5日、あるいは1985年3月6日〕|既出CD, CD-R: Drum Can, DM-60003 〔1980年代とのアナウンス|外装にデータ記載無し〕/ Sardana [CD-R], SACD-194/5 / Re! Discover [CD-R]: RED-161 〔以上ともに廃盤、入手不能〕/ Testament, SBT-1437 〔以上 Drum Can 盤を除き1985年3月5日と記載、あるいはアナウンス〕。演奏会記録によると、ジュリーニが BPO に登壇してこの曲を指揮したのは上記2日間のみとされ、録音は5日のものだとされている。ジュリーニは確かに1991年もベルリン・フィルへ登壇しているが、2月と5月に計4回行われた演奏会はすべてモーツァルト・プログラム、9月の演奏会3日間はチャイコフスキー、ラヴェル&ストラヴィンスキーだった。#演奏年誤記ママで供給されます。
FKM-CDR784
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初出、カラヤン& BPO 1971.4.5 ザルツブルク
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(*)
 ストラヴィンスキー:春の祭典(#)
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ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
BPO
 録音:1971年4月5日、ザルツブルク|おそらく初出音源| (*):カラヤンが1971年に指揮した同曲の初音盤。
  (*)は前年の1970年9月に EMI/Warner へ、(#)は1975年末、1976年末&1977年初頭の計4日を使って DG へ、それぞれセッション録音を残している。(#)の1971年ライヴは、1971年9月25日 BPO とのベルリン芸術週間ライヴが Vibrato から既出 (VLL-94) 〔同曲は同じく BPO との、1971年5月31日ミラノ・ライヴが残っているというが、2024年現在未発売〕。
  (*)は1970年6月から1973年11月にかけて各地で指揮したものの、1964年3月から1970年5月にかけてと1974年&1975年には一切演奏会では指揮してらず、(#)も1971年2月から1972年9月にかけて各地で指揮したものの、1964年10月から1971年1月にかけてと、1973年-1976年にかけてはこちらも同様に取り上げなかった。特に(*)に関しては、プログラムを録音に合わせて構築した感があるのはいかにもカラヤンらしい。
FKM-CDR785/7
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[3CD-R]
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初出、カール・リヒター、ブエノス・アイレスでの「マタイ」 1963.11.14
  〜J.S.バッハ
:マタイ受難曲 BWV.244 (合唱のみスペイン語歌唱)
 ヴァルデマール・クメント(T;福音史家) ミルタ・ガルバリーニ [Myrtha Garbarini] (S)
 グレース・ホフマン(A) フランツ・クラス(B;イエス)
 アンヘル〔アンヘロ〕・マティエロ [Ángel (Angelo) Mattiello] 、あるいは
 ギ・ガジャルド [Gui Gallardo] (B;ユダ、ペテロ、カイアファ、ピラト)
 ソフィア・シュルツ(S;女中、ピラトの妻)
 ヘスス・ガブリエル・セガデ神父 [Pbro. Jesús Gabriel Segade] (Org)
 カール・リヒター(Cemb)指揮ブエノスアイレス・コロン劇場o.
 ルイス・デ・マジュア神父 [R. P. Luis de Mallea] 合唱指揮コロン劇場児童cho.
 録音:1963年11月14日、コロン劇場、ブエノス・アイレス、ライヴ、放送用収録|おそらく初出音源。
 #なお、バス(当盤ではバリトン記載)歌手については情報が錯綜しており、「アンヘル〔アンヘロ〕・マティエロとギ・ガジャルドのアルゼンチン勢2人が参加」とするもの、「フランツ・クラスとガジャルドが参加」とするもの、という2説がネット上資料に存在し、ややこしいことに当盤の記載は「クラスとマティエロ」との記載で、少なくとも3説が存在することになります。試聴音源を聞く限り、フランツ・クラスの特徴的な声が明らかに聞こえるので、アルゼンチン勢2人のみの参加説は誤りと思われますが、クラス以外のもう一人がどちらなのか不明のため、上記では2名を併記してあります。アルゼンチン勢がなぜ2人資料に登場するのかは全く不明ですが、急遽どちらかが代役になったのか、また通常ありえないことですが、歌い分けて二人とも参加しているのかもしれません。
 また、アナウンスには女中&ピラトの妻、オルガニスト、合唱指揮者等の記載がなく、当店で別資料から補完しました。本体には記載が無いものと思われます。
 当店が試聴できた音源(一応ステレオ)は、放送音源か劇場の記録用なのかは不明ながらプロの手によるものと推定され、(カラスなどの録音で悪名高い時期より10年ほど後とはいえ)コロン劇場収録とは思えないほどの高音質で記録されている。周期的なもの〔注: CD-R 劣化時に聞かれる短い間隔ものとは異なる〕を含む、 LP のようなプチ・ノイズが聞こえる箇所がある一方、 LP 内周によく聞かれる音の歪みはまったく感じられない。ただし微妙ではあるが、ノイズ・リダクション系のような背景音変化が感じられる箇所がある。ソースは(放送用収録ならば放送局間輸送用、劇場側の収録ならば記録用、あるいは支援者向け私家盤)LPのように思われるが よほど状態が良かったのだろうか。基本的に音質が楽音を阻害することは一切なく、下手をすると同年代の欧米二流レーベルによるセッション収録よりも、聞きやすくかつエッジの立った音で聞ける(最初に記録された媒体は磁気テープである可能性あり)。演奏もすばらしく、これは聞き物。#当盤の音質については、当店が試聴できた音源と同等の品質であることを保証できません。ご了承下さい。
  Archiv への1958年録音に続くリヒター2番目の「マタイ」。ただ、以前からネット上を含め存在は確認されていたこの録音は、いくつかの資料で「 3CDs /レーベル不明」とされ、元々どのような形で出回ったのかがよくわからない。マニア間で CD-R が出回っていた程度のものかもしれないが、そのような場合多くは「未発売音源〔録音〕」と記載されるし、直販サイトなどがあるオペラ・声楽系 CD-R レーベルの場合、通常サイト名程度は明記される。さらに(前述の放送局輸送用、劇場記録用や支援者向けのようなものを含む)私家盤 LP のようなものがあってもおかしくない時期の録音であるが、そのような話もない。謎だらけではあるが、ともかく入手しやすくなったことは朗報。上記でも書いたが大変上質な録音&演奏なので(弱点は合唱がスペイン語である点程度だろう)、バッハのマニアのみならずリヒター等演奏者のマニアも必携と断言したい。
 以下、コロン劇場の歌手やアルゼンチン勢の参加者と思われる人のみ略歴を紹介。
 ガルバリーニ(1926-2015)はアルゼンチン出身で、コロン劇場など同国の主要な歌劇場のみならず国外でも活躍したソプラノ歌手。ブエノス・アイレスで死去。リヒターがコロン劇場へ客演した際に、他にもヨハネ受難曲、ロ短調ミサ曲、ハイドン:天地創造、ヘンデル:メサイア、ブラームス:ドイツ・レクイエム、フォーレ:レクイエム、モーツァルト:レクイエム、ペルゴレージ:スターバト・マーテル、そしてベートーヴェン:ミサ・ソレムニス&第9を歌ったとされるが、少なくともバッハで残っているのは当曲のみの模様で、他曲に関しても録音が残っているとは聞いたことがない。
 マティエロ〔マッティエロ〕(1913-1992)はイタリア生まれだが、幼少期にアルゼンチンへ移住した。本名はおそらく Angelo Mattiello だが、アルゼンチン・スペイン語では Angelo は通常 Ángel と書かれるので、 アルゼンチン国内公演では Ángel Mattiello 、イタリアなどで公演する際は Angelo Mattiello と名前を使い分けていたようだ。1939年にコロン劇場へデビュー、以降1980年に引退するまで同劇場を中心に活躍、海外公演も行った。レパートリーはオペラだけで160作(あるいは役)、それ以外も80曲あったといい、有名な録音としては、1950年フルトヴェングラー指揮スカラ座の「ラインの黄金」へドンナー役で参加している。ブエノス・アイレスで死去。
 ガジャルト(1930-2018)は、1956年にコロン劇場へデビュー、1959年から1962年、1971年から1986年にかけてはヨーロッパ各地の劇場へも出演、2006年にコロン劇場で引退するまで、多くの作品に出演し続けるとともに、北米ツアーなども行った。
 ガブリエル・セガデ(1923-2007)はブエノス・アイレス生まれで、ブエノス・アイレスの教会 Basílica Nuestra Señora del Socorro のオルガニストを長年(50年以上?)務め、また同聖堂所属で2024年現在も存続する合唱団 Cantoría De La Basílica Del Socorro を1959年に結成した。また彼は、アリエル・ラミレス「ミサ・クリオージャ」の合唱編曲と和声をすべて担当したことで知られ、さらにその1964年初出と思われる初録音 (Philips Argentina) には前述の合唱団 Cantoría De La Basílica Del Socorro が加わっている(ただしこの曲にはいくつかのヴァージョンがあり、日本でも有名になったカレーラス独唱の1987年録音にはこの合唱団は不参加。この後年の録音とガブリエル・セガデの編曲にどの程度関係があるのかは不明)。世界初録音盤は LP を含む再発歴が少なくとも数十回確認でき、細かな差異を含めると100種近くがある模様だが、基本的には南米での発売がほとんど。南米以外では1965-67年頃に北米、ヨーロッパ、ニュージーランドとイスラエルで LP が出たが、あまり売れなかったようだ。1991年の初CD化以降、1994年に1度だけ合衆国で出た物を除き、 CD についてもアルゼンチンでのみ、少なくとも4回以上再発されている。
 デ・マジュア(?-?)に関しては、合唱指揮者としての活躍した情報があるのみで、詳細なバイオは不明。

 #演奏者記載、独唱者声域の一部誤記の可能性があり、一部独唱&独奏者や合唱指揮者&合唱団名など未記載の項目がありますが、現状ママで供給されます。
FKM-1103/4
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含・初出|リヒテル、合衆国最後の演奏会〜
  カーネギー・ホール(他)・リサイタル 1970.4
   注:1曲の演奏日&7日の演奏会場誤記あり

 ベートーヴェン:
  創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34 /
  トルコ行進曲の主題による6つの変奏曲 ニ長調 Op.76 /
  「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35
 シューマン:
  交響的練習曲 Op.13 (交響的練習曲のための変奏曲〔遺作変奏曲〕 WoO.6 付き)(FR) /
  色とりどりの小品 Op.99 (#)
 ラフマニノフ:前奏曲集 より(#) 〔 Op.23 No.1, Op.32 Nos.9-10, 12, Op.23 No.8, /
                  Op.32 Nos.1-2, 6-7, Op.23 Nos.2, 4-5, 7 (*) 〕
 スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1970年4月5日、カーネギー・ホール(無印/FR) 〔(FR)を1970年4月7日と誤記〕/1970年4月7日、ハンター・カレッジ(#) 〔録音会場をカーネギー・ホールと誤記〕、ともにニューヨーク、ライヴ| (FR):初出音源| (*):アンコール|既出CD, CD-R: Intaglio, INCD-7161 (無印)〔当店未案内、廃盤〕/ St-Laurent Studio [CD-R], YSLSR-19700405 (無印), YSLSR-19700407 (#) |『ベートーヴェンのみ音域が狭い。シューマン&ラフマニノフは良好』とアナウンスされているが、別資料によると1970年4月5日の演奏は「前半と後半〔注:おそらくベートーヴェン3曲が前半、シューマン:交響的練習曲と、2024年3月現在音盤未発のアンコール3曲が後半〕でソースが異なり、前半の方が音が良い」とされている。#ラフマニノフの前奏曲集は本来、上記曲順で弾かれたはずですが、アナウンスでは作品番号順に記載されており、本体表記もそのままである可能性があります。
 リヒテルによるカーネギー・ホールにおける最後の演奏会&合衆国最後の演奏会。彼は同年1月中旬から合衆国ツアーを行っていたが、以降彼が同国で演奏することはなかった。ちなみに1970年4月6日は、演奏会がもともとなかった模様。ちなみにこの合衆国ツアーの録音は、 St-Laurent Studio から 1970年1月20日、ニューヘイヴン [YSLSR-19700120], 1970年1月29日、フィラデルフィア [YSLSR-19700129], 1970年2月2日、フィラデルフィア [YSLSR-19700202], 1970年3月18日、ニューヨーク [YSLSR-19700318], 1970年3月22日、ニューアーク [YSLSR-19700322], 1970年3月31日、アナーバー〔アン・ナーバー〕 [YSLSR-19700331] の6点( + 当盤に含まれる2点)がリリースされている他、 1970年3月16日の演奏会〔2024年3月現在未発売〕、 複数日&4時間にも及ぶニューヨークでのリハーサルの模様〔詳細な日付は不明|2024年3月現在未発売〕、さらには リヒテル55歳を記念し1970年3月20日に行われた誕生日パーティーの模様〔ミッシャ・ディヒター(P)&ダヴィド・オイストラフ(Vn)の祝辞?|4分程度|2024年3月現在未発売〕 も録音が残っているそうで、このツアー中に開催した演奏会中、三分の一程度は録音が存在するようだ。
 リヒテルによる交響的練習曲は1956年12月15日、プラハでの録音が最も若いときのものだが、おそらくこの際のものを除き、すべて WoO.6 の遺作変奏5曲を併せて弾いている。他の録音はすべて1968年-1972年にかけてのもの。さらにこの曲と Op.99 をあわせて弾いた録音が残るのは1969年6月7日、ブレシアでのもの〔2024年3月現在当日の全曲が未発売〕のみで、これも Op.99 → Op.13 の順で弾かれており、カーネギー・ホールの演奏会記録でも5日に交響的練習曲が弾かれているのが確認できる。
 #演奏会場と1曲の演奏日に誤記があり、ラフマニノフの本体作品記載誤記(たとえば、収録は上記演奏どおりなのに、表記が作品番号順になってしまっているなど)の可能性がありますが、現状ママで供給されます。

WME [WORLD MUSIC EXPRESS]

 #当レーベルに関しては、当初から音質面での問題が多く、レーベル側が記載している瑕疵以外の個所にも、原盤等に起因する「音飛び」「ノイズ混入」「音場感の変化やステレオ・モノラル等の記載違い・混入」「演奏家・作曲家等の記載ミス」「その他の不具合」が存在する場合があり、マスターに起因する音質不良部分の改善や、マスターに記載されていた表記不良個所の修正等は望めません(製盤時の不良〔いわゆる「プレスミス」〕を除き、レーベル側の仕様となります)。
 また、記載の日付、音質の評価やコメントに関しては基本的にレーベルと代理店の記載ママとさせて頂いており、当店ではチェックを行っておりません。以上、基本的には「音質は良くなく、場合によっては鑑賞に相当の支障があるアイテムも存在するレーベル」とお考え頂けますよう、あらかじめご了承下さい。
 旧譜はこちらから
WME-M-1695
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ケンペ& BBC 1965.5.23 ( + 29? )
 ワーグナー:「パルジファル」前奏曲(*)
 ブラームス:交響曲第3番(#)
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ルドルフ・ケンペ指揮
BBC so.
 録音:1965年5月23日〔 (*): 1965年5月29日の可能性あり〕、ロンドン、モノラル|既出CD-R: Everlast, EVE-380-M (#) 。 (*)は日付が正しければ初出だが、ICA Classics, ICAC-5117 で1965年5月29日〔国内代理店が1965年5月26日と誤アナウンス〕の演奏が出ており、同一の可能性がある。
WME-M-1696
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[CD-R]
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
おそらく最後年〜バルビローリ&ヒューストン響
  1968.3.11 〜マーラー
:交響曲「巨人」
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します
ジョン・バルビローリ指揮
ヒューストンso.
 録音:1968年3月11日、モノラル|おそらく初出音源。バルビローリの「巨人」は 1957年6月11日-12日 ハレ管〔セッション| Pye → EMI/Warner 〕、1959年1月10日 NYP 〔ライヴ|オケ自主制作/他〕、1960年5月 チェコ・フィル〔ライヴ|バルビローリ協会〕の3種が知られているが、さらに約8年後のライヴが登場。死去の約1年4ヶ月前に当たる最晩年ということになり、マニア注目。


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