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マイナー・レーベル
2022年9月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




輸入マイナー・レーベル




1700 CLASSICS (西) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 国内へ初案内されるスペインのレーベル。
CONCERTO-170001
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[注目盤]
愛する主よ〜ホセ・デ・トレス(1670頃-1738):聖体の秘跡のためのカンタータ集
 幸福の時を告げる時計 [Reloj que señala] /
 あなたの苦しみを和らげなさい [Sosiega tu quebranto] /
 愛する主よ [Amoroso Señor] /罪によって死んだ [Murió por el pecado]
 アウロラ・ペニャ(S) ダニエル・ピンテーニョ(Vn)指揮コンチェルト1700
  [ハコボ・ディアス(Ob) ビクトル・マルティネス(Vn) イサベル・フアレス(Va)
   エステル・ドミンゴ(Vc) イスマエル・カンパネロ(ヴィオローネ)
   パブロ・サピコ(テオルボ、アーチリュート) アルフォンソ・セバスティアン(Cemb/Org)]
 録音:2018年6月、セルセディーリャ、スペイン。
 ホセ・デ・トレスはスペインのマドリッド生まれの作曲家。王宮礼拝堂楽団の指導主任および少年歌手学校長を務め、数多くの礼拝用声楽作品を書いた。1702年、イベリア半島で最初の音楽出版所 Imprenta de Musicaを創立、自ら著した音楽理論書も出版した。
 「コンチェルト1700」は2015年、ジル・コリャール、ヒロ・クロサキに師事したスペインのヴァイオリニスト、ダニエル・ピンテーニョ〔ピンテニョ〕が創立したピリオド楽器アンサンブル。アウロラ・ペニャは近年バロック・オペラや教会音楽のソリストとしての活躍ぶりが著しいスペインの若手ソプラノ。
CONCERTO-170002
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[注目盤]
スペインの中のイタリア〜 18世紀後半のマドリッドにおけるヴァイオリン・ソナタ
 エマヌエーレ・バルベッラ(1718-1777):
  ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ・・・ Arch. Menzies of Culdares に献呈(1765頃) 〜第6番
 ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ Op.5 (1769頃) 〜第4番
 エリジオ・チェレスティーノ(1739-1812):
  ヴァイオリンとチェンバロまたはチェロによる通奏低音のための6つのソナタ Op.2 (1774) 〜第4番
 ルイージ・ボルギ(1745頃-1806頃):ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ Op.1 (1772) 〜第4番
 フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ Op.19 (1777) 〜第2番

 アウロラ・ペーニャ(S) ダニエル・ピンテーニョ(Vn|リーダー)コンチェルト1700
  [エステル・ドミンゴ(Vc) アルフォンソ・セバスティアン(Cemb) ラミロ・モラレス(バロックG)]
 録音:2019年6月、セルセディーリャ、スペイン。
 スペイン国立図書館が所蔵する、1760〜70年代にロンドン、アムステルダム、ベルリンで出版されたイタリアの作曲家のヴァイオリン・ソナタの楽譜コレクションから選曲されたプログラム。
CONCERTO-170003
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[注目盤]
アントニオ・リテレス(1673-1747):アルトのための教会カンタータ集(聖体の秘跡のための)
 〔地平線の彼方に [Ya por el horizonte] (1728) /もしも風が [Si el viento] (1725頃) /
  船が沈む時 [Cuando a pique, Señor] (1733) /この致命的な一口で [De aquel fatal bocado] (1730) 〕

 カルロス・メナ(CT) ダニエル・ピンテーニョ(Vn)指揮コンチェルト1700
  [リカルド・カサン(Tp) ハコボ・ディアス(Ob) パブロ・プリエト(Vn)
   エステル・ドミンゴ(Vc) イスマエル・カンパネロ(ヴィオローネ)
   パブロ・サピコ(テオルボ) イグナシオ・プレゴ(Cemb/Org)]
 録音:2020年7月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル、スペイン。
 アントニオ・リテレスはマヨルカ島に生まれたスペインの作曲家。王宮礼拝堂楽団の低音弦楽器奏者を経て楽長に就任、ホセ・デ・トレス(1670頃-1738)と共に数多くの礼拝用音楽を書いた他、サルスエラの作曲家としても活躍した。
CONCERTO-170004
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[注目盤]
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集
 ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント
  〔ニ短調 L 136 /変ホ長調 L 130 /変ロ長調 L 140 /ニ短調 L 142 /変ホ長調 L 133 /ト長調 L 127 〕

 コンチェルト1700
  [ダニエル・ピンテーニョ(Vn|リーダー) イサベル・フアレス(Va) エステル・ドミンゴ(Vc)]
 録音:2020年8月、セルセディーリャ、スペイン。
 ガエターノ・ブルネッティはスペインで活躍したイタリアの作曲家。ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793)に師事。マドリッドに移住しスペイン王宮楽団員となり、最終的に王宮室内o. の初代指揮者に就任。楽団の発展に合わせて数多くの室内合奏曲や交響曲を書いた。

LIGIA DIGITAL (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 ご案内済旧譜はこちらから(一部の旧譜は価格が異なります。また御注文可能なものでも廃盤&入手不能の場合がございます)。
LIDI-0101359
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[注目盤]
若きベートーヴェン〜クラヴィコードで聴く初期鍵盤作品集
 ベートーヴェン(1770-1827):
  鍵盤楽器のための3つの「選帝侯ソナタ」 WoO.47 (1782-83) より
   〔ヘ短調 WoO.47 No.2 /ニ長調 WoO.47 No.3 〕/
  ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49 No.2 (1796) /
  ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲 ハ短調 WoO.63 (1782)
 ジョスリーヌ・キュイエ(クラヴィコード)
 録音:2020年9月25日-28日、シャトー・デュ・ペ、サン-ジャン=ド=ボワゾー、フランス|使用楽器: Jean Tournay, 2005 〔モデル: Christian Gottfried friederici 、パリ音楽博物館 所蔵〕。
 クラヴィコードは14世紀に作られ16〜18世紀頃に盛んに使われた、鍵盤を押すとタンジェントと呼ばれる真鍮片が下から上に弦を叩いて音を出す楽器。音量はチェンバロに劣るが、打鍵によって発音の強弱が付けられ繊細な表現が可能な楽器として愛された。ベートーヴェンが初めてフォルテピアノを所有する1792年より前に書いた鍵盤楽曲は、クラヴィコードのためのものであった可能性がある。
 ジョスリーヌ・キュイエ(1944年生まれ)はサンソン・フランソワ(1924-1970)にピアノを、ユゲット・ドレイフュス(1928-2016)にチェンバロを師事したフランスの鍵盤楽器奏者。1990年代後半からはクラヴィコードのスペシャリストとして活躍している。
LIDI-0103363
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[注目盤]
フランスの女性作曲家たちによるピアノ作品集
 エレーヌ・ド・モンジュルー(1764-1836):エチュード集 より
  〔第114番 (両手のための、第60番)/第7番 (両手のための、第4番)/第8番 (両手のための、第5番)/
   第19番 (両手のための、第7番)/第60番 (両手のための、第22番)/第111番 (両手のための、第55番)〕

 セシル・シャミナード(1857-1944):
  旋律的エチュード Op.118 (演奏会用エチュード第2集 第3曲)/
  荒地で [Au pays dévasté] Op.155 /アラベスク Op.61 /
  拡張 [Expansion] Op.106 /アルルカン [Arlequin] Op.53 /交響的エチュード Op.28
 メル・ボニ(1858-1937):
  ワルツ形式の組曲「バッラビーレ [Ballabile] 」/
  傷付けられた大聖堂 [La cathédrale blessée] Op.107 /デズデーモナ [Desdémona]
 アルマンド・ド・ポリニャック(1876-1962):きらめき [Miroitement]
 ブランシュ・セルヴァ(1884-1942):
  最初の寒さ [Primers Freds (Premiers Froids)] /秋の朝 [Mati de Tardor (Matin d 'Automne)]
 ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):ロマンス
  ローラン・マルタン(P)
 録音:データ記載なし| (P) (C) 2022 。

OLYMPIA RUSSIA  [Mezhdunarodnaya Kniga/MK]  1CDあたり¥2530(税抜¥2300)

 旧譜はこちらから
MKM-350
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[注目盤]
チャイコフスキー(1840-1893):
 バレエ「くるみ割り人形」 Op.71
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮
ボリショイ劇場o.
 録音:1960年|原盤: Melodiya |編集: ADD | LP 時代からの名盤。
 #ご注意:当盤は過去既出盤と比べ収録時間が4分近く短くなっており、再生速度を早めて1枚に収めている可能性があります。当盤 (1CD) トラック数&収録時間(外装記載):24トラック、79分50秒/ 2011年リリース Melodiya 盤 (2CDs) トラック数&収録時間(外装記載):24トラック、44分29秒 + 39分9秒。
 国内代理店のインフォメーション・コメントも一部掲載します:『Melodiya 盤では2枚組でしたが、当商品では1枚に収められています。Melodiya 盤の各トラックの演奏時間と比較すると当盤の方が短くなっており、テンポも速く感じられます。音源の再生速度を上げた可能性がありますので、あらかじめご了承ください。』
MKM-351
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[注目盤]
パガニーニ(1782-1840):
 無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリス Op.1
マイケル・レビン(Vn)
 録音:1958年4月5日-9日、キャピトル・スタジオ、ニューヨーク、 US |原盤: Capitol |編集: ADD 。
 35歳の若さで亡くなったアメリカ合衆国のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、マイケル・レビンの代表的録音のひとつ。
MKM-354
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(2CD)
イヴァン・コズロフスキー
 J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ BWV.143 〜アリア/カンタータ BWV.114 〜アリア
 ルイージ・リッツィ(1828-1876):アヴェ・マリア
 ワーグナー(1813-1883):「ローエングリン」から〔ローエングリンの名乗り/ローエングリンの別れとフィナーレ〕
 シューベルト(1797-1828):セレナード / ベッリーニ(1801-1835):光さす窓(*)
 トマ/ウシンスキー:夕べの歌
 セミョーン・グラーク=アルテモフスキー(1813-1873):「ドナウを越えたザポロージェ人」〜アンドレイのアリア
 ウクライナ民謡:山は高くそびえ / アナトリー・コス=アナトリスキー(1909-1983):ああ、少女よ
 リュドミラ・アレクサンドロワ:空を見上げて思う / デニス・ボンコフスキー(1816-1881):黒い眉、茶色の瞳
 パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):光耀歌 / ニコライ・ソコロフ(1859-1922):聖抱神者シメオンの祝文
 ラフマニノフ(1873-1943):徹夜祷 から(4曲)/ピーメンのモノローグ
 ムソルグスキー(1839-1881):「ボリス・ゴドゥノフ」〜聖なる愚者の場面
 ボロディン(1833-1887):「イーゴリ公」〜ヴラディーミルのカヴァティーナ
 ダルゴムイシスキー(1813-1869):「ルサルカ」〜王子のカヴァティーナ
 チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」〜レンスキーのアリア
 エリザヴェータ・シャーシナ(1805-1903):私はひとり道に出る / ミハイル・ヤコヴレフ(1798-1868):冬の夜
 レインゴリト・グリエール(1875-1956):人間の涙 / アレクサンドル・ヴァルラーモフ(1801-1848):山の峰々
 ロシア民謡:夕べの鐘 / イリヤ・シャトロフ(1879-1952):満洲の丘に

 イヴァン・コズロフスキー(T) 様々な伴奏者、共演者[記載無し]
 録音:データ記載なし|編集: ADD |歌唱:伊語(*) /ロシア、あるいはウクライナ語? (*以外) 。ウクライナに生まれたソヴィエトのテノール、イヴァン・コズロフスキーが残した様々な音源から。

SEULETOIRE (仏) 1CDあたり¥3300(税抜¥3000)

 2020年に国内へ初案内されたフランスのレーベル。
SE-04
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[注目盤]
ジャン・ル・フレルの足跡をたどって〜パリとロンドンをつないだハープ奏者の旅程
 ルネ・メザンジョー〔メッサンジョー〕(15..-1638?):組曲 ハ長調
 ジョン・ダウランド(1563?-1626):サー・ジョン・ラングトンのパヴァーヌ
 ジョン・バニスター(1624?-1679):
  バニスター・チューン/サラバンド(原作曲者不詳)/クーラント(原作曲者不詳)
 ジャン・メルキュール(160.?-165.):組曲 イ短調
 トマス・トムキンズ(1572-1656):ファンシー/おもちゃ、カーチ氏のために/
                 ヴォランタリー、大執事ソーンバーグ氏のために
 (伝・)ジャン・メルキュール:アルマーニュ/無題
 フランソワ・デュフォー(160.-1680?):組曲 ニ短調
 エヌモン・ゴーティエ(1575?-1651):組曲 イ短調
 ベンジャミン・コシン(1580?-1653):
  What if a day or a month or a year(原作曲者不詳)/パヴァーヌ(原作曲者不詳)
 (伝・)ベンジャミン・コシン:サラバンド
 ピエール・デュビュ(父) (161.?-167.?)
  ピエール・デュビュ(子) 164.?-1700?):組曲 ハ長調
 アンジェリーク・モイヨン〔モヨン〕(バロックHp)
 録音:2021年9月28日-10月1日、La Grange de Mels 、フランス|使用楽器: Simon Capp (Brighton, 2014)、トリプル・ハープ。#作曲者の生没年表示は商品記載ママ。
 ジャン・ル・フレルはフランスのハープ奏者。フランス王ルイ13世(1601-1643、在位1610-1643)の妹アンリエット・マリー〔ヘンリエッタ・マリア〕(1609-1669)が嫁いだイングランド王チャールズ1世(1600-1649、在位1625-1649)の宮廷で1629年から1641年まで演奏していたこと以外、彼の生涯について明らかになっていることはない。
 アンジェリーク・モイヨンはマーラ・ガラッシ他に師事し、アラ・フランチェスカ、ル・ポエム・アルモニーク、ピグマリオン等のメンバーとして活躍してきたフランスのピリオド・ハープ奏者。ジャン・ル・フレルの足跡に興味を抱き、当時のフランス音楽とイギリス音楽からハープに適した楽曲を選び、魅力的なアルバムを作り上げた。

GOODIES ”DIRECT TRANSFER”
 CD/CD−R/DSD DISC (DVD−R)
 価格帯記載無し:1枚でのご注文:¥1650(税抜¥1500)
         2枚以上でのご注文:1枚あたり¥1210(税抜¥1100)
  (当シリーズ以外のアイテムは数に含みません/ DSD DISC [DVD-R] も同一価格)/
 価格帯B〔CD〕:1枚あたり¥1650(税抜¥1500)(枚数に関係なく当価格)

 東京の東村山市に本拠を構えるクラシックCDの小売り店、グッディーズさんが企画した盤起こしの復刻シリーズ(編集作業を全く行っていないため、レコード盤の切れ目で曲が途切れます)。78〜 はSP復刻、33〜 はLP復刻で、 CD-R と DSD DISC は品番部分の重複無し〔33CDR-3307 という品番がある場合、78CDR-3307というアイテムは存在しません〕。
 # 復刻マスター・データをそのまま収録している DSD DISC [DVD-R] は高音質ですが、DVD-Rで供給されるためCDプレイヤーでの再生は出来ません。ご注意下さい(DSDファイル再生に対応したオーディオ機器、あるいはパソコン&ソフトウェア等の再生環境が必要です)。
 2015年4月からCDプレス盤がリリース開始(今回はプレス盤新譜無し)。ただし、CD の品番は3000から振り直されており、CDR, DSD 盤とは異なっているため、ご注意の程お願い致します。
 旧譜はこちらから(今回ご案内の盤はすべて掲載済)。
78CDR-3880
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[CD-R]
おそらく初 CD 、辻吉之助&辻久子 父・娘 〜 SP 録音集
 ゴダール:「ジョスラン」の子守歌(*)
 スコットランド民謡?:スコットランドの釣鐘草〔 SP 盤記載:スコットランドの青い鐘〕(*)
 ドヴォルジャーク:ユモレスク(#) / ビショップ:ホーム・スイート・ホーム(#)
 シューマン:トロイメライ(+) / アイルランド民謡:夏の名残りのバラ〔庭の千草〕変奏曲(+)
 シューベルト:アヴェ・マリア(**) / サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 (**) / アルベニス:マラゲニャ(##)

  辻吉之助(Vn;*)  K. Yoshida 〔吉田吉之助=辻吉之助〕(Vn;#/+)
  岩淵繁造(P;*) 不明ピアノ伴奏者(P;#/+)
  辻久子(Vn;**/##) 田中園子(P;**/##)
78DSD-3880
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[DVD-R]
 録音:1944年(**/##) /右記発売以前(*/#/+) |発売:大正12年(1923年) 8月(+)、9月(#)、大正13年(1924年) 1月(*) |日 NITTO RECORD 〔大日本 日東蓄音機株式會社→大日本蓄音器(タイヘイ・レコード)→大日本雄弁会講談社(キング・レコード)〕, 925 A/B (+), 945 A/B (#), 1064 A/B (*), /日 NITCHIKU 〔ニッチク=(旧・日本蓄音機商会)=日蓄工業=日本コロムビア〕, JW 723 A/B (**) /国際文化振興会〔 Kokusai Bunka Shinkokai (KBS) =国際交流基金〕, KBS-1003-B (##) | (*/#/+):機械式録音(ラッパ吹き込み)。# (#)の2曲は、おそらく盤の損傷があり「途中大きな雑音」とアナウンスされている。
 吉田吉之助〔よしだ・きちのすけ〕は辻吉之助〔つじ・きちのすけ〕が活動当初に使用していた名だという。当盤で該当する4曲の SP 盤面演奏家表記は "K. Yoshida" のみで、伴奏者名の記載はない。辻吉之助(1898-1985)は京都出身。初め福井富之助に師事し、吉田吉之助を名乗っていた。その後、大正末期に来日したヴァイオリニスト、ボリス・ラス(1894-不詳)に師事した。昭和期になり、宝塚o. のコンサート・マスターをつとめた。弟子に娘の辻久子、久保田良作、和波孝禧がいた。辻久子(1926-2021)は天才少女として1935年9歳でリサイタル・デビュー。1938年毎日新聞社主催の音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第1位。その後、第一線で活躍した。織田作之助の小説「道なき道」主人公の少女・寿子(ひさこ)のモデルとなった。1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ「弦鳴りやまず」が毎日放送によりTVシリーズ化され、自身も出演した。今回のSP復刻は初めてと思われる。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ、スピリッツ (4 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3879
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[CD-R]
ゼルキン + ブッシュSQ 〜ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
 ルドルフ・ゼルキン(P) ブッシュSQ 団員
  [アドルフ・ブッシュ(Vn) フーゴー・ゴッテスマン(Va) ヘルマン・ブッシュ(Vc)]
78DSD-3879
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[DVD-R]
 録音:1949年5月25日、 EMI アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン|英 COLUMBIA, LX 8685/89 。 ブッシュ弦楽四重奏団のリーダー、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)と、ブッシュの娘婿でピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)が第2次世界大戦後の1949年にロンドンのアビー・ロードで録音した一枚。ピアノ四重奏曲第2番作品26は1932年に開設間もない同スタジオでHMVに録音されていた(78CDR-3790)。この時のヴィオラ奏者はカール・ドクトルだった。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ、スピリッツ (4 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3878
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[CD-R]
ワルター 1925 〜チャイコフスキー
 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
ブルーノ・ワルター指揮
ベルリン国立歌劇場o.
78DSD-3878
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[DVD-R]
 録音:1925年3月、ベルリン|独 POLYDOR, 69771/5 。#機械式録音盤(電気録音以前)の復刻音源。 ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年ハンブルク歌劇場の指揮者だった時、音楽監督のグスタフ・マーラー(1860-1911)と出会い親交を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. の楽長、音楽監督を歴任、またVPOやベルリン・フィルも指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を逃れてフランス、イギリスを経てアメリカに移住した。この録音はラッパ吹き込み末期のもので、ワルターはこの曲をその後再録音をしなかったので貴重な一枚。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ、スピリッツ (4 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3877
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[CD-R]
アスラン + デカーヴ〜モーツァルト
 ヴァイオリン・ソナタ第33番 変ホ長調 K.481
アンドレ・アスラン(Vn)
リュセット・デカーヴ(P)
78DSD-3877
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[DVD-R]
 録音:1941年3月17日、ペルーズ・スタジオ、パリ|仏 DISQUE GRAMOPHONE, W 1573/74 |おそらく初CDフォーマット化。アンドレ・アスラン(1895-1993)はフランスのヴァイオリン奏者。パリ音楽院出身。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3876
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[CD-R]
デカーヴ + ブイヨンSQ 〜シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
 リュセット・デカーヴ(P) ブイヨンSQ
  [ガブリエル・ブイヨン(Vn1) アルベール・ロカテッリ(Vn2)
   アンリ・ブノワ(Va) カミーユ・ドゥローベル(Vc)]
78DSD-3876
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[DVD-R]
 録音:1941年3月18日、ペルーズ・スタジオ、パリ|仏 DISQUES GRAMOPHONE, DB 5138/41 。下記のフランクとともに、2000年に新星堂から SGR-8553 〔廃盤〕でリリースされた以外にCDフォーマット化されていなかったと思われる希少音源。ピアノのリュセット・デカーヴ(1906-1993)は幼少時からマルグリット・ロン(1874-1966)に師事し、パリ音楽院では1923年にイヴ・ナット(1890-1956)のクラスで一等賞を得た。その後音楽院でロンやナットの助手になり1947年に教授に選任され1976年に引退するまでその地位にあった。門下生にはラベック姉妹、ブルーノ・リグット、パスカル・ロジェ等がいる。ブイヨン四重奏団はガブリエル・ブイヨン(1896-1984)によって結成された。ヴィオラのアンリ・ブノワとチェロのカミーユ・ドゥローベルはカペー四重奏団のメンバーだった。デカーヴとブイヨン四重奏団はこのシリーズでフランクのピアノ五重奏曲(78CDR-3713)が出ている。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3875
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[CD-R]
フルトヴェングラー 1926 〜ベートーヴェン
 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
78DSD-3875
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[DVD-R]
 録音:1926年10月16日、10月30日、1927年1月30日、ベルリン|日 POLYDOR, 60024/28 (独 POLYDOR, 69855/9 と同一録音)。#古いコードのため雑音があります。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)はベルリン生まれの大指揮者。1922年アルトゥール・ニキシュ(1855-1922)の後任としてBPOの常任指揮者に就任した。この「運命」はフルトヴェングラーの初のレコード録音で、1925年に始まったマイクロフォンを使用した電気録音だが、ドイツ・ポリドール社は米ブランズウィック社が考案したライト・レイ方式の電気録音を採用した。若き日の大指揮者の姿が浮き彫りにされているような素朴で力強い音である。全曲を3回のセッションに分けての録音。フルトヴェングラーは10年後の1937年にこの曲を同じBPOと再録音している。本シリーズ78CDR-3521で出ている。比較試聴は興味深い。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3874
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[CD-R]
ピアティゴルスキー + ストック〜サン=サーンス
 チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33 (単一楽章)
グレゴール・
 ピアティゴルスキー(Vc)
フレデリック・ストック指揮
シカゴso.
78DSD-3874
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[DVD-R]
 録音:1940年3月6日、シンフォニー・ホール、シカゴ|米 COLUMBIA, 11440/41 。グレゴール・ピアティゴルスキー(1903-1976)はウクライナのドニプロペトロウシク生まれのチェロ奏者。モスクワ音楽院に学び、15歳でボリショイ劇場の首席チェリスト。18歳の時、短期間BPOの首席チェリストをつとめた。1929年に渡米、1942年アメリカの市民権を得た。1941年から1949年までフィラデルフィアのカーティス音楽院チェロ科の主任教授をつとめた後、晩年はカリフォルニアで暮らした。指揮者のフレデリック・ストック(1872-1942)はドイツ生まれ。1895年アメリカのシカゴso. 入った。1911年にシカゴso. の終身音楽監督。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3873
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クーセヴィツキー〜メンデルスゾーン
 交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮
ボストンso.
78DSD-3873
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 録音:1935年1月23日、シンフォニー・ホール、ボストン|仏 DISQUES GRAMOPHONE, DB 2605/07 (米Victor, 8889/91 と同一録音)。セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)はロシア帝国トヴェリ生まれ。モスクワ・フィルハーモニー協会音楽演劇学校(現ロシア舞台芸術大学)卒業後コントラバス奏者として活動を始めた。1908年にベルリンで指揮者デビューし、ロシア革命後の1920年にパリに移住。1924年にピエール・モントゥーの後任としてアメリカのボストンso. の常任指揮者となり1949年までつとめた。後任はシャルル・ミュンシュ。クーセヴィツキーはボストンso. を世界的に有名にした。またフランスの作曲家モーリス・ラヴェルにムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」のオーケストラ編曲を依頼したことも知られている。レコード録音はすべて米VICTOR 。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3872
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アラウ + シャーマン〜ショパン
 アンダンテ・スピアナートと
  華麗なる大ポロネーズ Op.22 (*) /
 華麗なる大ワルツ 変ホ長調 Op.18
クラウディオ・アラウ(P)
トマス・シャーマン指揮(*)
小管弦楽協会(*)
78DSD-3872
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 録音:1947年11月8日、11月14日、ニューヨーク|英 COLUMBIA, LX 1267/8 (米 COLUMBIA, 72728/29D と同一録音)。クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ生まれ。1911年7歳の時チリ政府の援助でドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で大作曲家でピアニストのフェレンツ・リスト(1811-1886)の最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1911)に師事した。1914年ベルリン・デビュー。1925年母校シュテルン音楽院の教授に就任した。1941年にカーネギー・ホールにデビュー、本拠をアメリカに移しレコード録音も始めた。これは巨匠アラウの初期のもので、あまり知られていない演奏。指揮者のトマス・シャーマン(1917-1979)はニューヨーク生まれ。指揮法をオットー・クレンペラーに師事した。1939年から41年アメリカ軍に入隊、軍楽隊の指揮者をつとめた。1947年自らリトル・オーケストラ・ソサイエティを創設した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3871
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ライオネル・ターティス〜J.S.バッハ/
 ターティス編曲:シャコンヌ(ヴィオラ版)
ライオネル・ターティス(Va)
78DSD-3871
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 録音:1925年11月25日|米 COLUMBIA, 67071D/72D (英 COLUMBIA, L-1644/5 と同一録音)。#機械式録音(電機録音以前)の復刻音源。ライオネル・ターティス(1876-1975)はイギリス北部のウェストハートルプール生まれ。ライプツィヒ音楽院とロンドン王立音楽院でヴァイオリンを学ぶ。王立音楽院在学中に弦楽四重奏でヴィオラを弾いたことがきっかけでヴィオラに転向、その後ソリストや室内楽で活躍した。20世紀初頭までヴィオラは独奏楽器ではなかったが、ターティスらの登場で、ヴィオラの独奏曲が多く作られるようになった。ターティスは1975年にロンドンで死去。ターティスを記念して1980年にライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールが設立された。この「シャコンヌ」はヴァイオリンの原曲を5度低く移調している。機械式録音の最末期の録音。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3870
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レナーSQ 〜モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590
 レナーSQ [イェネー・レナー(Vn1) ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)
       シャーンドル・ロート(Va) イムレ・ハルトマン(Vc)]
78DSD-3870
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 録音:1939年2月8日、ロンドン|英 COLUMBIA, LX 808/10 。レナー弦楽四重奏団はハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人によって1918年に結成された。4人は1884年生まれと1885年生まれの同年代。1920年のウィーンでデビューした。デビュー前の2年間は田舎の村で共同生活をして1日、12時間の練習を重ねたと伝えられる。1922年にロンドン・デビュー、同時にイギリスColumbiaの専属アーティストになった。この録音は結成後20年が経った頃の物。熟成した演奏を披露している。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3869
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ニコライ・マルコ〜ドヴォルジャーク
 交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
ニコライ・マルコ指揮
デンマーク国立放送so.
78DSD-3869
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 録音:1949年、デンマーク| HMV, Z.7008/12 。ニコライ・マルコ(1883-1961)はウクライナ生まれ。父親がウクライナ人、母親がロシア人。1906年ペテルブルク大学を卒業後、1909年にペテルブルク音楽院を修了、マリインスキー劇場の指揮者にに就任、6年後に首席指揮者に昇格した。1909年よりミュンヘンでフェリックス・モットルに指揮法を師事した。1918年にヴィテプスク音楽院の楽院長に就任し、1921年からモスクワ音楽院で教鞭を執った。さらにキエフ、ハリコフでも指揮法の指導にあたった。1925年からレニングラード音楽院教授に就任、翌1926年にはレニングラード・po. に常任指揮者になったが、1928年その座をアクサンドル・ガウクに譲り、1929年に西側からの出演要請を受けたのを機に、妻と一緒にソビエト連邦を去り、ウィーン、プラハに移住、さらにコペンハーゲンでデンマーク国立放送so. の創設に携わり永久客演指揮者の称号を与えられた。1940年にアメリカに渡り指揮法の教師をつとめた。コペンハーゲン時代からEMIに多くの録音を残している。さらに1956年オーストラリアのシドニーso. の首席指揮者に就任し、1961年シドニーで没するまで音楽監督の地位にあった。1959年には東京so. の招きで来日している。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3868
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フレデリック・ストック〜モーツァルト
 交響曲第40番 ト短調 K.550
フレデリック・ストック指揮
シカゴso.
78DSD-3868
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 録音:1930年12月22日、オーケストラ・ホール、 220, サウス・ミシガン・アヴェニュー、シカゴ|米 VICTROLA, 7394/96 。フレデリック・ストック(1872-1942)はドイツ出身のアメリカの指揮者。軍楽隊長だった父親から初期の音楽教育を受け、13歳でケルン音楽院のヴァイオリン科に入る。1890年に卒業しケルン市立o. のヴァイオリン奏者になった。1895年アメリカのシカゴso. 員候補者を見つけるためにドイツ訪問中のドイツ人指揮者セオドア・トマス(1835-1905)に出会い、オーディションの結果シカゴso. のヴィオラ奏者に選ばれた。渡米後指揮者としての才能を認められ、1899年に准指揮に昇格。1905年にトマスが急逝するとシカゴso. の音楽監督の地位を引き継いだ。1911年シカゴso. の終身音楽監督になった。録音は1916年にColumbiaに、その後Victorにも録音をした。シカゴso. におけるストックの任期(37年間)はユージン・オーマンディのフィラデルフィアo. と並んでアメリカ人指揮者の最長記録。今や忘れられた名指揮者フレデリック・ストックの演奏を是非楽しんでいただきたい。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3867
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クラウディオ・アラウ〜モーツァルト
 ピアノ・ソナタ集
  〔第5番 ト長調 K.283 /第18番 ニ長調 K.576 〕
クラウディオ・アラウ(P)
78DSD-3867
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 録音:1941年2月20-27日、ビクター第2スタジオ、ニューヨーク|加 VICTOR, 18279/81 。クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ出身のピアニスト。1911年チリ政府の援助でドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で大作曲家でピアニストのフェレンツ・リスト(1811-1886)の最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1911)に師事した。1914年ベルリン・デビュー。1925年母校シュテルン音楽院の教授に就任した。1935年からベルリンでバッハとモーツァルトのクラヴィーア曲全曲演奏会を開いた。1941年にカーネギー・ホールにデビュー。本拠をアメリカに移し、VICTORに録音を始めた。これはその最初期の物。その後アメリカCOLUMBIA (1940-1950)、英EMI (1950年代)、オランダ PHILIPS CLASSICS (1960年代-1980年代)に多くの録音を残した。Track (5)で終結部が音の途中で切れているのは原盤通り。演奏時間が規定より長かったため録音エンジニアが最終音の途中でリードアウトを作成したため。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3866
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コハニスキ + ルービンシュタイン〜
 ブラームス
:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
  パウル・コハニスキ(Vn) アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
78DSD-3866
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 録音:1932年6月15日、小クイーンズ・ホール、ロンドン|日 VICTOR, JD-41/3 (英 HMV, DB 17828/30 と同一録音)。パウル・コハニスキ(1887-1934)は7歳の時ウクライナのオデッサで、レオポルド・アウアー門下のエミル・ムウィナルスキに師事。1898年ムウィナルスキはワルシャワに行き、1901年ワルシャワ・フィルハーモニーを創設すると、14歳のコハンスキをコンサートマスターに任命した。その後コハニスキはワルシャワの上流階級の支援をうけブリュッセルの王立音楽院に留学、4年後に首席で卒業した。ほどなくポーランド出身の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)と出会い、ロンドン、ニューヨークにデビュー、1924年から没年までジュリアード音楽院で教鞭をとりながら演奏活動を続け、1934年に癌のため死去した。享年47歳。原盤番号の末尾の卍印はEMIのアラン・ブラムレイン(1903-1942)が開発した新型カッターを採用した録音の印で、程なく□印に変わった。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3865
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百万弗トリオ〜ベートーヴェン
 ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」
アルトゥール・
 ルービンシュタイン(P)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
エマヌエル・フォイアマン(Vc)
78DSD-3865
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 録音:1941年9月12日-13日、ニューヨーク|米 RCA VICTOR, 11-8482/86 。 「百万ドル・トリオ」と呼ばれたこのトリオの代表作。日米開戦の3カ月前にニューヨークで録音された。ピアノのアルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)はポーランド出身。20世紀を代表するピアニストの一人。前半生をヨーロッパで、後半生はアメリカで活躍した。演奏家キャリアは80年以上。ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)は旧ロシア帝国のヴィリナ生まれ。3歳でヴァイオリンをはじめ、1910年にサンクトペテルブルク音楽院に入学し、名ヴァイオリン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事した。第1次世界大戦(1914-1918)中に一家でアメリカに渡り、1925年にアメリカの市民権を得た。その後大ヴァイオリニストとして君臨した。チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライプツィヒの音楽院で名教授ユリウス・クリンゲル(1859-1933)に師事した。ナチスを逃れて一時スイスに居を構えたが1938年アメリカに移住した。フィラデルフィアのカーティス音楽院で教える一方、上記の二人とのトリオで活躍したが、1942年に40歳の若さでニューヨークで死去した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3864
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メンゲルベルグ〜チャイコフスキー
 弦楽セレナーデド ハ長調 Op.48
ウィレム・メンゲルベルグ指揮
アムステルダム・コンセトヘボウo.
 弦楽セクション
78DSD-3864
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 録音:1938年11月7日、アムステルダム|チェコ ULTRAPHON, G 14219/21 (独 TELEFUNKEN, SK 2901/3 と同一録音)。ウィレム・メンゲルベルグ(1871-1951)はオランダの大指揮者。1895年24歳でアムステルダム・コンセルトヘボウo. の首席指揮者に就任した。さらに1921年-30年には合併前のNYPの首席指揮者を兼任。レコード録音は機械式録音と電気録音のニューヨーク録音は米VICTOR 、電気録音初期のコンセルトヘボウとの録音は英COLUMBIAと独ODEONに、電気録音完成期には独TELEFUNKENに行った。またコンセルトヘボウとのライヴ放送録音はLP時代になって蘭PHILIPSから発売された。この録音はTELEFUNKEN時代のもので、チェコのULTRAPHON盤から復刻した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3863
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ポール・ホワイトマン
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(*)
 グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」(#)
ポール・ホワイトマンo.
78DSD-3863
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 録音:1938年10月23日(*) /1932年4月26日(#) |英ブランズウィック, A 5133 (米 DECCA, 29052 と同一録音)(*) /加 VICTOR, 36301/4 (米 RCA VICTOR, 36052/5 と同一録音)(#) | (#):同曲の世界初録音。初演から5ヶ月ほどで録音された(#)は、1990年代に Preamble と Pearl からCD化されたが共に廃盤で、稀少な復刻。ポール・ホワイトマン(1890-1967)はアメリカのバンドリーダー、作曲家で両曲の初演指揮者。ホワイトマンがジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)に作曲を依頼した「ラプソディ・イン・ブルー」は1924年の機械式(ラッパ)録音(VICTOR)、1927年の電気録音(VICTOR)とこの1938年のDECCA録音と3回録音している。「グランド・キャニオン」の作曲者、ファーディ・グローフェ(1892-1972)はニューヨーク生まれ。1920年にポール・ホワイトマン楽団にピアニスト、アレンジャーとして入り、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」の編曲で名声を博した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3862
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リリー・クラウス〜モーツァルト
 幻想曲 ハ短調 K.475 /
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
リリー・クラウス(P)
78DSD-3862
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 録音:1939年2月28日、4月19日、ロンドン|英 PARLOPHONE, R 20438/41 。
リリー・クラウス(1905-1986)はハンガリー生まれの女流ピアニスト。17歳でブダペト音楽院に入り、ベラ・バルトーク(1881-1945)とゾルターン・コダーイ(1882-1967)に師事した。1922年ウィーンに赴きウィーン音楽アカデミーでアルトゥール・シュナーベル(1882-1951)とエドゥアルト・シュトイアマン(1892-1964)についてさらに研鑽を積んだ。1930年代からモーツァルトやベートーヴェンの演奏家として名声をあげ、ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルグ(1909-1993)と共演して世界各国で評判をとった。第2次世界大戦後はイギリス国籍を取得し、その後アメリカで活躍した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3861
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エトヴィン・フィッシャー〜
 シューマン
:幻想曲 ハ長調 Op.17
エトヴィン・フィッシャー(P)
78DSD-3861
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 録音:1949年5月30日-31日、ロンドン|英 HMV, DB 6959/61 。エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイス生まれ。主にドイツで活躍したピアニストで指揮者、教育者でもあった。ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1918)に師事した。1933年にEMIのアーティストとなり、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」全曲(78CDR-1142/46)の世界初録音を行った。1942年にスイスに戻った。フィッシャーはこのシリーズで多数出ている。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-7860
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モギレフスキー + クロイツァー〜ベートーヴェン
 ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
アレクサンドル・
 モギレフスキー(Vn)
レオニード・クロイツアー(P)
78DSD-7860
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 録音:1931年、東京|日 POLYDOR, 5027/29 。アレクサンドル・モギレフスキー(1885-1953)はウクライナのオデッサ生まれ。7歳でヴァイオリンを始めロストフの音楽学校で学んだ後モスクワに出てヤン・グルジマリに師事した。モスクワでは弦楽四重奏団を組織したり教員生活を送った後1922年にパリに移住し、ヴァイオリン奏者で弦楽四重奏団のリーダーのリュシアン・カペー(1873-1928)とも親交をもった。ロシア系の豊麗な音色に加えてフランス風の洗練された独自の音色を身につけた。1926年11月初来日、1930年に再度来日してから1953年に亡くなるまで、演奏家として、また優れた教師として日本の音楽界に多大な貢献をした。ピアノのレオニード・クロイツァー(1884-1953)はロシア生まれの名ピアニスト。1931年初来日。1933年に再来日。近衛秀麿の要請で帰国せず1937年から亡くなるまで東京音楽学校(現東京藝術大学)教授をつとめた。これは第1回の来日時の録音。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3859
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ラースロ・セントジェルジ〜
 パガニーニ
/ヴィルヘルミ編曲:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 (単一楽章)
ラースロ・セントジェルジ(Vn)
クレメンス・
 シュマルシュティヒ指揮
ベルリン国立歌劇場o.
78DSD-3859
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 録音:1929年10月|独 HMV, EH 418/19 。#第1楽章のみの録音とされるもの。ラースロ・セントジェルジ(1910-?)はハンガリーのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でオスカル・ステューデルとイエノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1927年フランクフルトで開催された世界博覧会でブダペストso. のソリストとして登場した。1930年にはイエノ・フバイによって開かれたパリでの演奏会で輝かしい技巧を披露し大喝采を浴びた。SPレコードには十数枚の録音があるが、その後の消息は不明。クレメンス・シュマルシュティヒ(1880-1960)はドイツの指揮者、作曲家。1927年ドイツのELECTROLA 社の音楽監督を務めたことがあり、この録音はその時期の物。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3858
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オーブリー・ブレイン
 モーツァルト:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417 (*)
 グラズノフ:夢 Op.24 (#)
オーブリー・ブレイン(Hr)
ジョゼフ・バッテン指揮(*)
ロイヤルso.(*)
マリオン・ブレイン(P;#)
78DSD-3858
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 録音:1926年頃〔とあるが、おそらく1927年頃〕|英 EDISON BELL, X 508/9 。オーブリーによるモーツァルトの協奏曲は1940年の第3番が比較的知られているが、グラズノフを含む Edison Bell へのこれらの録音は大変にレアで、マイケル・グレイのディスコグラフィにおいても指揮者の記載がないほど。この第2番はモーツァルトによるホルン協奏曲の世界初録音、ロイヤルso.は Edison Bell レーベルのハウス・オーケストラ。過去に2002年から2000年代後半まで?活動した合衆国のホルン専門復刻レーベル、 Sotone Historic Recordings から復刻されたことがあるが、廃盤&おそらく国内未案内。 オーブリー・ブレイン(1893-1955)は20世紀前半に活躍したイギリスの名ホルン奏者、デニス・ブレイン(1921-1957)の父親。1911年王立アカデミーで奨学金を受け、同年新so. の首席奏者に就任。翌1912年には大指揮者アルトゥール・ニキシュ指揮LSOの北米楽旅に参加した。1923年から母校の王立アカデミーでホルンを教えはじめた。その生徒の一人が息子のデニス・ブレインだった。指揮者のジョゼフ・バッテン(1885-1955)は初期の英国レコード界で活躍した人物。音楽はほぼ独学。蝋管レコード時代から活躍し、1914年EDISON BELL社に入り、後に英国COLUMBIAに移った。レコード会社専属のハウス・コンダクターの一人だった。ピアノのマリオン・ブレインはオーブリー・ブレイン夫人。デニス・ブレインの演奏するモーツァルト:ホルン協奏曲第2番&第4番はこのシリーズで78CDR-3291、オーブリー・ブレインの演奏するホルン協奏曲第3番は78CDR-3272が出ている。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。
78CDR-3857
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ブライロフスキー〜ショパン
 ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 (*) /
 マズルカ第5番 変ロ長調 Op.7 No.1 (#) /
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 (#) /
 練習曲(+) 〔ヘ短調 Op.25 No.2 /
       変ト長調 Op.10 No.5 「黒鍵」〕/
 ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 (+)
アレクサンダー・
 ブライロフスキー(P)
78DSD-3857
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 録音:1928年(+)、1929年(#)、1938年(*) |米 RCA VICTOR, 1650/3 (set: DM 548 [auto] (英 HMV, DB 3700/2 と同一録音)(*) /独 POLYDOR, 95324 (#), 95140 (+) 。アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)はウクライナのキエフ生まれ。1911年にキエフ音楽院をゴールドメダルを得て卒業し、1914年までウィーンでテオドール・レシェティツキ(1830-1915)に師事してさらに研鑽を積んだ。その後チューリヒでフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)に、最後にフランシス・プランテ(1839-1934)についた。1926年にはフランスの市民権を得た。ブライロフスキーはショパンの全160曲のピアノ作品を6回のコンサートで演奏する史上初の快挙をうちたて、その一部ではショパンの所有したピアノを演奏した。ブライラフスキーはこのシリーズで1928年録音のショパン:ピアノ協奏曲第1番(78CDR-3542)が出ている。一味違うヨーロッパ時代のブライロフスキーの演奏に是非耳を傾けて頂きたい。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SP レコード専用 MC 型カートリッジ (3 mil 針) とコルグ の Nu1 DSD 録音機を使用した。

DOREMI (加) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)

 旧譜はこちらから
レオン・フライシャー・ライヴ Vol.4
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*)
  [ピエール・モントゥー指揮 NYP /1944年11月4日、カーネギー・ホール]
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 (#)
  [エルネスト・ブール指揮南西ドイツ放送so./1960年3月19日]
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
  [ヘンリー・ソプキン指揮アトランタso./1963年頃]
 フランク:ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲(+)
  [エンリケ・ホルダ指揮サンフランシスコso./1955年2月6日]
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19 〜第1楽章(+)
  [フェレンツ・フリッチャイ指揮サンフランシスコso./1953年11月29日]

 レオン・フライシャー(P)
 録音:[/内]、ライヴ(#/+以外)、放送用ライヴ(#)、詳細記載なし(+) | (*以外):おそらく初出音源| 既出CD-R: St-Laurent Studio, YSL78-551 / Everseen, EVS-1058-M 〔ともに1944年11月5日の記載〕。
含・初出、ルドルフ・ゼルキン・ライヴ Vol.4 〜ベートーヴェン&モーツァルト
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
  〔第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」(*) [ギュンター・ヴィヒ指揮 NHKso./1979年10月4日、東京]/
   第3番 ハ短調 Op.37 (#)
    [ジェイムズ・レヴァイン指揮セントルークスo./1986年4月20日、メトロポリタン美術館]〕
 モーツァルト:ピアノ協奏曲(+) 〔第16番 ニ長調 K.451 /第25番 ハ長調 K.503 〕
  [ディミトリ・ミトロプーロス指揮 NYP /1955年10月23日、カーネギー・ホール]
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2 No.1 [1977年6月6日、トロント大学]

 ルドルフ・ゼルキン(P)
 録音:[/内]、すべてライヴ| (*/+以外):おそらく初出音源| (#):既知中ゼルキンによる同曲最後年の録音 | (+):既知中ゼルキンによる同曲唯一のライヴ、かつミトロプーロス唯一の同曲録音|既出CD, CD-R: WME,[CD-R], WME-S/M-1333/4 (*) 〔1979年のみ&オーケストラ名未記載〕/ HUNT (Arkadia), AS Disc, Legends, Archipel 等 (+) 〔廃盤、入手不能〕。
含・初出、ルドルフ・ゼルキン・ライヴ Vol.3 〜モーツァルト
 ピアノ協奏曲集
  〔第21番 ハ長調 K.467 (*) [ユージン・オーマンディ指揮 VPO /1963年6月9日、ウィーン]/
   第24番 ハ短調 K.491 (+)
    [ミシェル・シンゲル〔サンゲル〕指揮オーバリン室内o./1985年10月17日、オーバリン]/
   第20番 ニ短調 K.466 (#) [グイード・カンテッリ指揮 NYP /1953年3月26日、カーネギー・ホール]/
   第12番 イ長調 K.414 [アレグザンダー・シュナイダー指揮カザルス祝祭o./1963年、カザルス音楽祭]〕/
 ヴァイオリンまたはフルート、ピアノと任意チェロのためのソナタ K.12-13 (**)
  [ピーナ・カルミレッリ(Vn) ダヴィド・コール(Vc)/1974年頃、マールボロ]/
 前奏曲とフーガ ハ長調 K.394 (##) [1968年5月13日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン]

 ルドルフ・ゼルキン(P)
 録音:[/内]、すべてライヴ| (+/無印):おそらく初出音源| (**/##):既知中ゼルキン唯一の録音| (+):ゼルキンによる同曲初のライヴ録音| (*/**):初CDフォーマット化|既出LP, CD, DVD: Dreamlife [DVD], DLVC-1212 (*) 〔廃盤、入手不能〕/ Music and Arts [CD], MUA-1170 (#) 〔1953年3月27日の記載。どちらが正しいのかは不明〕/ Marlboro Recording Society [LP], MRS-1 (**) 〔時期記載無し〕/ BBC Legends [CD], BBCL-4227 (##) 〔廃盤〕。

ARS PRODUKTION (独)
 価格帯記載無し[CD]:1CDあたり¥3300(税抜¥3000)
 価格帯C[ハイブリッドSACD]:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

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価格帯:C
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
 イグナーツ・ホルツバウアー(1711-1783):
  交響曲 変ホ長調 Op.4 No.3
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
マテア・レコ(P)
ヨハネス・シュレーフリ指揮
プファルツ選帝候室内o.
 録音:2014年3月3日-5日。クロアチアのピアニスト、マテア・レコのモーツァルト協奏曲集。マテア・レコの高音の美しい透明感のある音色はまさにモーツァルトにぴったり!特に23番は聴きどころ満載。軽やかなタッチで奏されながらも音楽の深化を失わない彼女のバランス感覚の溢れた演奏をご堪能頂きたい。各協奏曲の合間にはウィーンで活躍したホルツバウアーの代表作のひとつである、 変ホ長調の交響曲も収録されている。
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価格帯:C
チェロと管弦楽のための作品集
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
 カプレ:悟り Op.22
ナデージュ・ロシャ(Vc)
バンジャマン・レヴィ指揮
ロイヤル・スコティッシュ・
 ナショナルo.
 録音:2019年11月14日-16日。1991年生まれのチェリスト、ナデージュ・ロシャは学生時代にはハインリヒ・シフやアンナー・ビルスマのマスタークラスで学ぶ傍ら、フラメンコやベリーダンスなどほかのジャンルの文化にも幅広い興味を示してきた。そんな彼女が今回はいよいよドヴォルジャークのチェロ協奏曲を録音した。繊細で美しい高音の響きを存分に活かしたその演奏は、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo. の音とも相まってドヴォルジャーク独特の哀愁をたっぷりと漂わせるものとなっている。また、カプレではクラシックのみならず他ジャンルにも取り組んできた彼女の実力がいかんなく発揮されたものとなっておりこちらもおすすめ。
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価格帯:C
オーボエ、ファゴットとピアノのための室内楽曲集
 フランセ:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲(1994)
 ダニエル・シュナイダー(1961-):オーボエとファゴットのための組曲「シンフォニーク」(2019)
 プーランク:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 Op.43 (1926)
 ヴィラ=ロボス:オーボエとファゴットのための二重奏曲 W 535 (1957)

  クリストフ・ハルトマン(Ob) マティアス・ラーチ(Fg) アンナ・キリチェンコ(P)
 録音:2019年11月。20世紀から21世紀にかけて作曲されたオーボエ、ファゴットとピアノのための作品集。それぞれの作曲家の特徴を名手たちが見事に表現。まるで語り合っているかのような多彩な音楽が聴きどころ。オーボエは、1992年からBPOの首席奏者であるクリストフ・ハルトマン。ソリストとしてだけでなく、アンサンブルでも活躍する彼は、このアルバムでも世界的に評価されている圧巻のパフォーマンスをみせている。ファゴットのマティアス・ラーチは、2001年には「プラハの春」国際コンクールで1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門でも2位を獲得。チューリヒ・トーンハレo. およびルツェルン祝祭o. の首席奏者を務めている名手が変幻自在の表現力で聴かせる。
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価格帯:C
ロシアン・ムード〜ロシアのチェロ作品集
 チャイコフスキー:奇想的小品 ロ短調 Op.62 /ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 Op.33 /
          夜想曲 Op.19 No.4 /アンダンテ・カンタービレ Op.11
 グラズノフ:吟遊詩人の歌 Op.71 / カルル・ダヴィドフ:日曜日の朝 Op.20 No.1
 ポッパー:小ロシアの歌による幻想曲 Op.43 / ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.14

 ベンヤミン・クルイトフ(Vc) コンラート・ファン・アルフェン指揮北西ドイツpo.
 録音:2020年2月、ドイツ。1999年ドイツ出身のベンヤミン・クルイトフのデビュー・アルバム。ヴァイオリン奏者の両親のもとで育ったクルイトフは、4歳でヴァイオリンを、5歳からはチェロを学び始め、12歳の時にオーケストラをバックにソロを奏でている。その時の経験をきっかけに、チェリストとしてのキャリアを重ねる決心をしたクルイトフは、ケルン音楽大学でカタリーナ・デセルノとマリア・クリーゲルに、ベルリン芸術大学でイェンス・ペーター・マインツに師事。これまでに、レオポルド・ベラン国際コンクール(第1位および審査員特別賞)や、ルクセンブルクで開催された若いソリストのためのコンクール(第1位、サセム賞)など、数々のコンクールで上位に輝いている。本アルバムでは、「ロシアン・ムード」と題され、チャイコフスキー、ラフマニノフといったロシアを代表する作曲家や、チャイコフスキーから「チェロ界の帝王」とも称されたダヴィドフまで、技巧的な作品から、歌心に溢れた作品まで幅広く取り上げている。
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価格帯:C
A New Path 〔ア・ニュー・パス〕
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調 Hob.XVI: 52
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26「葬送」
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第5番 ハ長調 Op.135
ガビス・ライヒェルト(P)
 1994年スイス生まれのピアニスト、ガビス・ライヒェルトのデビュー・アルバム。ハイドン、ベートーヴェン、プロコフィエフがそれぞれ実験的な試みを行い、革新的な道を切り開いてきた時期のピアノ・ソナタを組み合わせたプログラム。ライヒェルトはスイス国内外の様々なコンクールで受賞し、2019年に行われた仙台国際音楽コンクールではスイス人ピアニストとして始めて招待され、その後日本でのコンサートツアーも行われている。今回のアルバムは、ヴッパータールのインマヌエル教会で録音され、ベーゼンドルファーのピアノが選ばれている。
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価格帯:C
ウィーンの変奏曲集
 ベートーヴェン:
  パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱「わが心もはやうつろになりて」による6つの変奏曲 WoO.70
 ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII: 6 / チェルニー:ロードの主題による変奏曲「思い出」 Op.33
 フンメル:グルックの歌劇「アルミード」の主題による変奏曲 ヘ長調 Op.57
 シューベルト:即興曲 変ロ長調 D.935 No.3 / モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573

 ロベルテ・マムー(P)
 チュニジア出身のフランスの女性ピアニスト、ロベルテ・マムーによる、18世紀ウィーンの音楽的つながりをテーマにした変奏曲集!音楽家にとって魅力的な中心地であり、音楽創造の出会いの場となっていた18世紀〜19世紀初頭のウィーンでは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、フンメル、チェルニー、シューベルトらが師弟や友人の関係を築き、お互いに影響を与え合っていた。彼らが書いた膨大な数の変奏曲に魅了されたマムーは、フンメルの変奏曲を中心として「ウィーンの変奏曲」による宇宙を作り上げた。「小品から他の作品に移るのはいつだって難しいが、このプログラムはあなたを喜ばせ、魅了することだろう... そして、それぞれの作曲家の異なる側面を発見することだろう。」(ロベルテ・マムー)
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価格帯:C
バラード 〔 (*):ホイル編曲ハープ版〕
 カゼッラ:ハープ・ソナタ Op.68 / D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.135 (*)
 J.S.バッハ:トッカータ ハ短調 BWV.911 (*) / ドビュッシー:バラード L.70 (*)
 アルベルト・ツァベル(1834-1910):グノーの歌劇「ファウスト」の主題による幻想曲(*)

 エミリー・ホイル(Hp)
 録音:2020年8月、ヴッパータール、ドイツ。 BBC 放送によって「息をのむようなスキル」と称賛されるハープ奏者エミリー・ホイル。ソロ・アルバムとしては今作が最初の一枚となる。彼女は現在ケルンWDRso. の首席奏者であり、BPOやロイヤル・コンセルトヘボウ管、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ管などにも定期的に出演を果たすなどヨーロッパ各地で活躍中。今回はカゼッラとツァベルのオリジナル曲の合間に鍵盤楽器の曲を織り交ぜて、美しい世界観のもつソロ・アルバムを完成させた。英国ハープ協会も「大胆で、きらきらと輝いている。強くお勧めする。」とお墨付き。
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価格帯:C
フルートとピアノのための作品集
 プーランク:フルート・ソナタ / デュティユー:ソナタ
 チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26 / フランク:ソナタ / パガニーニ:ラ・カンパネッラ

 マトヴェイ・デミン(Fl) グレプ・コルレフ(P)
 録音:2020年9月21日-23日、ヴッパータール、ドイツ。1993年シベリア生まれのフルート奏者のマトヴェイ・デミンは、第16回チャイコフスキー国際コンクール(この時初めて管楽器部門が設置された)「木管楽器部門」で史上初の「第1位」を獲得した。その後の活躍も目覚ましいものがあり、現在はチューリヒ・トーンハレo. の副首席奏者でありながら、ソリストとしてもヨーロッパ各地で活動している。今回のCDでは編曲物も含めて時代も国も違う作品を見事に吹き分け、その表現力の高さを見せている。特に「ラ・カンパネッラ」などの難曲も、自然体で吹きこなす姿は圧巻。
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価格帯:C
トマシュ・サヴィエルハ・プレイズ・タンスマン
 マズルカ(1925) /ポーランド風組曲(1962) /ショパンを讃えて(1953) /パッサカイユ形式の小品(1953) /
 スクリャービンの主題による変奏曲(1971) /カヴァティーナ組曲(1951) /華麗なる舞曲(1951)

 トマシュ・サヴィエルハ(G)
 録音:2020年9月28日-30日、ヴッパータール、ドイツ。20世紀のポーランドを代表する作曲家の一人、アレクサンデル・タンスマンのギター作品集。タンスマン自身は作曲家としてだけでなく、指揮者やピアニストとしても活躍した。また今回収録されている曲は、そのほとんどがいわずと知れたクラシック・ギターの巨匠セゴビアより委嘱された物。東京国際ギターコンクールにて優勝経験を持つトマシュ・サヴィエルハ(トーマス・ツァヴィエルハ)がタンスマンの世界をたっぷりと聴かせてくれる。
ARS-38322
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価格帯:C
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
アレッサンドロ・
 デリャヴァン(P)
アドリヤ・チェパイテ指揮
北西ドイツpo.
 ショパンやアルカンの録音で知られる1987年生まれのイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンによるモーツァルトのピアノ協奏曲。デリャヴァンは辻井伸行が優勝した2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞を受賞しており、その個性的な演奏が専門家、音楽愛好家の双方から高く評価されている。オーケストラはドイツ、オストヴェストファーレン=リッペ地域のコンサート・ライフに欠かせない存在であり、この地域の魅力的な文化大使となっている北西ドイツpo. 。指揮は声楽にも精通したリトアニア出身の女性指揮者アドリヤ・チェパイテ。
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価格帯:C
ラヴェル
 ピアノ協奏曲 ト長調/亡き王女のパヴァーヌ
ビゼー:交響曲 ハ長調
ウタ・ヴェヤント(P)
イヴ・アベル指揮
北西ドイツpo.
 録音:2020年、ドイツ。ドイツの音楽一家に生まれ、ベルリンのスタインウェイ国際ピアノ・コンクールやスペインのバレンシア・ホセ・イトゥルビ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得してきたウタ・ヴェヤント。今回のラヴェルのピアノ協奏曲では、イヴ・アベル指揮北西ドイツ・フィルの伴奏の中を縦横無尽に動き回り、この難曲を美しくエレガントに弾き切る。テクニカルなものではなく、あくまで音楽として聴かせる技量は見事。同時収録の「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ビゼーの交響曲もイヴ・アベルと北西ドイツ・フィルはスタイリッシュで端正な演奏を聴かせる。
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価格帯:C
おとぎ話の絵
 シューマン:おとぎ話の絵 Op.113 /幻想小曲集 Op.73 / パウル・ユオン(1872-1940):おとぎ話 Op.8
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ ハ短調 D.821 / グリーグ:ソルヴェイグの歌

 タチアナ・ウーデ(Vc) リサ・ヴェリッシュ(P)
 録音:2021年1月4日-7日、ドイツ。ロマン派の時代に理想とされたという人の声の領域で作られた曲を集めた、チェロ作品集。パリ国立歌劇場o. のソロ首席奏者であるタチアナ・ウーデは、室内楽にも力を入れており、これまでにマルタ・アルゲリッチ、イヴリー・ギトリス、アントニオ・メネセスなどの巨匠たちと共演を果たしている。そのことからも彼女の実力は明白。今回選曲された曲を彼女のチェロの音は、まさに人の声のように自然と耳に入ってくるような心地よい響きを持って聴かせる。
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価格帯:C
リフレクションズ
 J.S.バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV.830
 ラヴェル:鏡 / ケージ:ある風景の中で
ロマン・ロスバウム(P)
 録音:2021年4月。このアルバムのタイトル「リフレクションズ(Reflections)」は、音楽を聴くことで私たちに起きる様々な「反射」を表している。バッハは聴くものに内面の反省を促し、深く考えさせ感情を呼び起こす。ラヴェルは流れる水、風に揺れる木などの自然の出来事を思い起こさせ、ビジョンを反映する。聴くものにこういった違ったタイプのを「反射」を呼び起こす作曲家の作品を集めたアルバムとなっている。スイス生まれでルクセンブルクとフランスでピアノを学んだロマン・ロスバウム。アレクサンダー・ミュレンバッハやペーター・エフラーなどにピアノを師事し、1998年から2008年までルクセンブルク音楽院で教鞭を執った経歴を持つピアニスト。
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価格帯:C
ラインベルガー:ベツレヘムの星 Op.164 /9つの降誕節のモテット Op.176
 ディレク・ジェチェル(S) ミヒャエル・ユンゲ(Br)
 シュテファン・フラース指揮フォークトラントpo.、ドレスデン大学cho
 録音:1998年12月20日-21日、1999年2月7日、ルカ教会、ドレスデン|旧CD品番: FCD-368374 [(P) 1999] 〔廃盤〕。多数の宗教曲を残したラインベルガー作曲による、クリスマス合唱曲集。特に「ベツレヘムの星」はラインベルガーの作詞をした妻フランチスカとの最後の合作でこの作品が初演された直後にフランチスカが亡くなったことでも知られている。ドレスデン大学合唱団の神秘的な歌声で再生可能。
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価格帯:C
メタモルフォーゼ
  〔クリストフ・ケーニヒ編曲(*)、パスカル・シュヴェレン編曲(#)、アネッテ・マイブルク編曲(+) 〕
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲(*) / ラフマニノフ:ヴォカリーズ(*)
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調〜アダージェット(*) / メンデルスゾーン:真夏の夜の夢〜スケルツォ(*)
 ラヴェル:2つのヘブライの歌〜永遠の謎(#) /カディッシュ(+) / ドビュッシー:シランクス・リローデッド(#)
 ショパン:フレデリックのダンス(原曲:ワルツ第7番 Op.64 No.2 )(#) / アルメニア民謡:農民の訴え(#)

 マイブルク・アンサンブル
  [アネッテ・マイブルク(Fl) パスカル・シュヴェレン(P)
   マティアス・ハッカー(Cb) フェティ・アク(パーカッション)]
 録音:2021年3月19日-22日。ハーゲンpo. やケルン放送so.、デュッセルドルフso. のフルート奏者を務めたアネッテ・マイブルクと、彼女が率いるマイブルク・アンサンブルによるアレンジ・アルバム。マイブルクは、これまでに様々な国のポピュラー演奏者と共演しており、本アルバムでは、お馴染みのクラシックの名曲にポピュラー音楽のエッセンスを加え、古典的なフルートのレパートリーに新たな一面を見出している。
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価格帯:C
モザイク〜ギィ=クロード・ルイパルツ
 フルートとハープのための二重協奏曲第4番(*) /ほおずき(ナサニエル・キャレ編曲)(#) /
 ピアノと管弦楽のための古典協奏曲(+) /ピアノのための「ゴレ」(**) /弦楽オーケストラのためのアダージョ

 アンヌ=ソフィー・ベルトラン(Hp;*) ジャン・デュベ(P;+/**)
 ギィ=クロード・ルイパルツ(Fl;*/#)指揮(#/**以外)
 パスカル・ジャンドロ指揮(*) ナサニエル・キャレ指揮(#) フォークトラントpo.(**以外)
 録音:2021年7月5日-8日。フルート奏者であり作曲家でもあるギィ=クロード・ルイパルツは、作曲家兼指揮者であるギィ・ルイパルツを父に持つ。彼はフランスの名フルート奏者ジャン=ピエール・ランパルに師事し、フランス放送でフルート奏者として6年間働き、その後は教育者としても活躍している。東京でも公演を行っており、東京po. とピッコロの作品で共演している。
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価格帯:C
第2幕〜九重奏のためのオペラ組曲集〔シュテファン・ポツマン編曲〕
 プッチーニ:組曲「ラ・ボエーム」 / R.シュトラウス:組曲「エレクトラ」
 チャイコフスキー:組曲「エフゲニー・オネーギン」

 アンサンブル・ミヌイ
  [アンナ・マルゴウレツ、ヘルムート・ロッソン(Vn) ネイツ・ミコリッチ(Va)
   ヴィルヘルム・プフレガール(Vc) アンナ・グルヒマン(Cb) ジークリンデ・グレシンガー(Fl)
   シュテファン・ポツマン(Cl) マーカス・ヘラー(Hr) クレメンス・ベーム(Fg)]
 録音:2021年1月、インマヌエル文化センター、ヴッパータール、ドイツ。主にオーストリアのクラーゲンフルト市立劇場のケルンテンso. で活躍する「5人の弦楽器奏者+4人の管楽器奏者」の「九重奏」、アンサンブル・ミヌイがクリアなサウンドと絶妙の一体感で楽しませてくれる小編成によるオペラの世界!2016年にケルンテンso. の団員を中心として結成された九重奏団であるアンサンブル・ミヌイは、ベートーヴェンの「九重奏曲 Op.20」やシューベルトの「八重奏曲 D.803」の定番レパートリーだけでなく、大編成によるオペラの小編成化とその演奏に積極的に取り組んでおり、オペラ愛好家には新たな視点をもたらし、そして新たな聴衆をオペラの世界に招くという重要な役割を担っている。クラリネット奏者のシュテファン・ポツマンによって編曲された、「ラ・ボエーム」、「エレクトラ」、「エフゲニー・オネーギン」の3曲は、小編成化されたことにより、これまでになく音が細分化された状態で聴衆の耳に届来る。第1幕と題された前作(ARS-38290)では「ばらの騎士」、「トスカ」、「ルサルカ」を取り上げており、こちらも併せてお楽しみ頂きたい。
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価格帯:C
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 〔ニ長調 D.850 /ハ短調 D.958 〕
エレーナ・マルゴリーナ(P
使用楽器:スタインウェイ
 録音:2021年1月、インマヌエル文化センター、ヴッパータール、ドイツ。サンクトペテルブルク音楽院とデトモルト音楽院でピアノを学んだエレーナ・マルゴリーナは、1995年にドルトムントで行われた第5回国際シューベルト・ピアノ・コンクールで第1位に輝くなどシューベルトのスペシャリストとして広く知られており、ARS Produktionからもシューベルト・アルバムを数多くリリースしている。教育者としても名高くデルモント音楽大学で教鞭を執っており、彼女の学生の多くがコンクールで受賞している。また曲目によってピアノを弾き分ける彼女は、このアルバムではスタインウェイを使用している。
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価格帯:C
恐れ〜ヌーノ・コルテ・リアル(1971-):
 恐れと震え/最大の恐怖/分単位で/地球は震える/ Actus tragicus /炎/ Ajuda /
 世界の栄光/怒り/エレメントス/最後/雷のような夕日/涙/ Aus liebe / Viver dos vivos
  バルバラ・バラダス(S) ヌーノ・コルテ・リアル指揮アンサンブル・ダルコス
 録音:2021年9月。「Tremor」は1755年に起き、ポルトガルの首都を壊滅状態に陥らせたリスボン地震をテーマにした作品。その際の恐怖や、リスボンの様子を描いている。1971年生まれのヌーノ・コルテ・リアルは、ポルトガルの現代作曲家の中でも重要人物の一人として注目されている。彼の作品は、現代音楽をその閉鎖性から解放し、他の音の世界に近づけることによってそれを活性化することを目指している。そのためジャズやポップスなどの他の音楽の要素も積極的に取り入れており、今作でも独自な世界観をいきいきと描いている。
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価格帯:C
カンタボ・ドミノ〜バリトンとオルガンのための作品集
 アレッサンドロ・グランディ(1570-1630):カンタボ・ドミノ / シュッツ(1585-1672):神の子らよ、主に帰せよ
 J.S.バッハ:ああ神よ主よ/ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV.691& BWV.647 /トリオ ト短調 BWV.584
 ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749):あなたがそばにいるのなら
 ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):われらの父よ Op.157 No.4 /カンティレーヌ Op.148 No.22
 メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 Op.70 〜いまや足れり / /レーガー:2つの宗教的歌曲 Op.105
 ドヴォルジャーク:「聖書の歌」 Op.99 より〔第1曲 雲と暗闇とは主のまわりにあり/第4曲 主はわが牧者〕
 ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122 より Nos.5, 10, 8 /4つの厳粛な歌 Op.121

 クラウス・メルテンス(Br) ディミトリ・グリゴリエフ(Org)
 録音:2021年5月26日-28日。1949年ドイツ生まれのバリトン歌手クラウス・メルテンスによるバリトンとオルガンのための作品集。メルテンスは、バッハの録音で知られ、特にトン・コープマンとのカンタータ全集の低音パートを担当したことが有名。他にもアーノンクールやヘレヴェッヘ、そしてフランス・ブリュッヘンなどの古楽に精通した指揮者との共演も多く、彼自身も得意としている。今作でもその洞察力で分析され深化された解釈でを用いた歌唱が聴きどころ。
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価格帯:C
インセパラブル
 ギエドリウス・クプレヴィチウス(1944-): Ramu tusciuose griuvesiuose / ガーシュウィン:サマータイム
 レハール:私は自分自身が分からない - 私の唇は熱いキスをする(喜歌劇「ジュリエッタ」より)
 イエヴァ・デュダイテ(1990-):マリー / ドヴォルジャーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
 アンダルシア民謡:エル・ビート / ユルギス・クビリュス(1998-):ピアノ・ソナタ
 プッチーニ:あなたの愛の呼ぶ声に(歌劇「ラ・ボエーム」より)
 リチャード・ロジャース(1902-1979)/デュダイテ・デュエット編曲:
  マイ・ファニー・ヴァレンタイン(ミュージカル「青春一座」より)
 ピアソラ:リベルタンゴ(*)
 アーヴィング・バーリン(1888-1989) /デュダイテ・デュエット編曲:アイ・ラヴ・ア・ピアノ
 アンドルー・ロイド・ウェバー:ピエ・イエズ(「レクイエム」より)(#)

 デュダイテ・デュエット[マリヤ・デュダイテ(S/P;*) イエヴァ・デュダイテ(P/S;#)]
 録音:2021年9月。リトアニアのソプラノとピアノによるデュダイテ・デュエットのアルバム。10年以上に渡って演奏してきた作品で構成されたプログラムとなっており、民謡、喜歌劇、歌劇、ミュージカルやスタンダード・ナンバーそして現代作品まで幅広いレパートリーが収録されている。特に、イエヴァ・デュダイテに献呈されたリトアニアの作曲家ユルギス・クビリュスのピアノ・ソナタや、イエヴァ・デュダイテ自身の作品は注目。
ARS-38337
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価格帯:C
伝説と神話
 クーラウ:ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」の主題による変奏曲 Op.63
 フランソワ・ボルヌ(1840-1920):エルフのダンスとバラード
 ブレット・ディーン(1961-):無伴奏フルートのための「悪魔」
 ライネッケ:フルート・ソナタ Op.17「ウンディーネ」
 ポール・タファネル(1844-1908):歌劇「魔弾の射手」による幻想曲

 リリア・シュタイニンガー(Fl) エリカ・ル・ルー(P)
 録音:2021年2月3日-5日、テルデックス・スタジオ。1994年ベルリンで音楽家の両親の間に生まれたリリア・シュタイニンガーは、若くしてその才能を開花させる。14歳の時にはベルリン・ドイツso. のソリストとしてデビュー、ベルリン芸術大学のシュテルン音楽院に入学しロスヴィタ・シュテーゲに師事した。その後ウィーン国立音楽大学ハンスゲオルク・シュマイザーに師事、20歳の時にはBPOのカラヤン・アカデミーの会員になり多くのリハーサルやコンサートに参加した。その後も数々のコンクールで高い評価を得て、ソリストとして活躍している。
ARS-38339
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
音楽の真珠〜フルートとハープのための20世紀のオリジナル作品集
 デジレ=エミール・アンゲルブレシュト:フルートとハープのためのソナタ Op.56 (1919)
 ロウウェル・リーバーマン:ソナタ Op.56 (1996)
 アミ・マアヤニ:フルートとハープのためのアラベスク第2番(1973)
 ネッド・ローレム:ブック・オヴ・アワーズ(1975)
 ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つのフラグメント(1953)
  レ・コニヴァンス・ソノール[オディル・ルノー(Fl) エロディ・レボー(Hp)]
 録音:2021年1月。2014年にオディル・ルノーとエロディ・レボーによって創設されたフルートとハープという珍しい組み合わせで生まれたデュオ、レ・コニヴァンス・ソノール。彼女たちは18世紀から現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、このアルバムでは20世紀のオリジナル作品を、彼女たちならではの息の合った演奏で披露している。
ARS-38342
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ブエノスアイレス・レゾナンス
 オマール・マッサ:タンゴ・メディテーション第1番〔イントロスペクション/ブエノスアイレス・リチュアル/
   ブエノスアイレス・レゾナンス/ KAGELIANA / CANTO DEL PAYUN MATRU /タンゴ・レガシー〕
 ピアソラ:タンガータ/ソレダード/エスクアロ/天使のミロンガ/ミケランジェロ70 /オブリビオン/天使の死
 ヒナステラ:優雅な乙女の踊り(編曲:オマール・マッサ)

 マッサ・トリオ[オマール・マッサ(バンドネオン)、マルクス・ダウアート(Vn) キム・バルビエ(P)]
 録音:2021年10月。アルゼンチン生まれのバンドネオン奏者兼作曲家であるオマール・マッサは、「ピアソラの非公式な後継者」と絶賛されアルゼンチンで最も優秀なバンドネオン奏者の一人と言われている。ピアソラ没後25年の際には、ピアソラ家よりアストル・ピアソラのバンドネオンを演奏することを許可され、その栄誉は未だに彼一人しか受けていない。ヴァイオリンのマルクス・ダウアートはマーラー室内o. の共同創設者の一人で、コンサートマスターとしても知られている。ピアノのキム・バルビエは、ソリストとして活躍する他、室内楽奏者としてベルリン・ピアノ・クァルテットのメンバーでもある。三人の息の合った演奏でエレガントでありながらどこか哀愁の漂うタンゴの世界を作っていく。
ARS-38345
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価格帯:C
ウィーンからハリウッドへ
 クライスラー:弦楽四重奏曲 イ短調
 コルンゴルト:弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.34 /
        「から騒ぎ」からの3つの小品
ヘーゲルSQ
 録音:2021年10月26日-29日。ヘーゲル四重奏団のメンバーは、オーストラリア、アメリカ、カナダなどのヨーロッパ以外の出身者で構成されている。彼らは互いに自分たちが学ぶ音楽のルーツを求めてヨーロッパで出会い四重奏団を結成した。このアルバムでは、彼らとは逆にヨーロッパから新世界アメリカへと旅立った二人の作曲家の作品を取り上げている。彼らは戦乱のため荒廃したヨーロッパから抜け出し、最終的にアメリカ国民となっている。ただコルンゴルトは映画音楽作曲家として大成功していた時でさえウィーンを恋しく思い、晩年新作を携えウィーンに戻るが、受け入れられず失意のまま亡くなった。しかし、ここで取り上げられている彼の作品は、美しい旋律に溢れていて、戦前ウィーンでの成功、その後のハリウッドでの成功を確かに感じさせる物。
ARS-38346
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価格帯:C
マンドリンのハンブルク・ガイド
 石橋敬三(1983-):サザナミガゼル/朝日ハノボル / 堀雅貴: Remembrances〔 (1) Op.12 / 2, Op.25 / 3, Op.26 〕
 カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787) /フロリアン・クラウス・ルンプ編曲:アレグロ WKO198
 マーク・サマー(1951-)/ルンプ編曲: Julie-O / ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):前奏曲第16番 Op.152
 クリス・アクアヴェッラ(1975-):ジャーニー・トゥ・パザルジク / ルンプ:子守歌
 ヴィクター・キオラフィデス(1961-): Diferencias / フロリアン・クラウス・ルンプ(1986-): Irish Stew
 アルバート・ジョン・ウェイト(1866-1945)/ルンプ編曲:マイ・レディ・ジャズ

 フロリアン・クラウス・ルンプ
  (マンドリン/バロック・マンドリン/オクターヴ・マンドリン/リュート・カンタービレ)
 録音:2021年5月22日-26日、ハンブルク。フロリアン・クラウス・ルンプは、7歳からマンドリンを始め、ケルンの音楽舞踊大学で学んだ。このアルバムでは、様々な種類のマンドリンを駆使して、石橋敬三などの現代活躍しているアーティストの作品を中心に収録。マンドリンの素朴で明るい音色を活かした温かい音楽に溢れたアルバムとなっている。
ARS-38349
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価格帯:C
女性の回想録〜メル・ボニ(1858-1937):ピアノ作品集
 エティオール Op.2 (1884) /前奏曲 Op.10 (1889) /うららかな春 Op.11 (1889) /小川の側で Op.9 (1894) /
 秋の思い Op.19 (1894) /子守歌 Op.23 No.1 (1895) /牧歌 Op.12 (1897) /無言歌(ロマンス) Op.29 (1897) /
 瞑想曲 Op.33 No.1 (1898) /神秘的な鐘 Op.31 (1898) /バラード Op.27 (1897) /無言歌(ロマンス) Op.56 (1905) /
 舟歌 Op.71 (1906) /傷つけられた大聖堂 Op.107 (1915) /夕暮れに Op.111 (1922) /
 嘆きの笛 Op.117 (1928) /悲しい子守歌 Op.118 (1929) /遠くの鐘 Op.121 (1929)

 ミリアム・バルボー=コーエン(P|使用楽器:ベヒシュタイン D 282 )
 録音:2022年1月18日-20日、インマヌエル文化センター、ヴッパータール、ドイツ。セザール・フランクの強い推薦で入学したパリ音楽院でドビュッシーやピエルネと同時期に学んだフランスの女流作曲家、メル・ボニ(本名メラニー・ボニ)。当時の男性中心社会における不当な扱いを避けるため女性であることを公表せずに中性的な偽名で活動して実力が認められ、後年女性であることを公表してからも当時としては異例の高い評価を受けた。ポスト・ロマン派風〜印象主義的な作風でピアノ曲を中心に約300もの作品を遺しており、近年再評価が進む作曲家の一人。20代の頃に書かれこれが世界初録音となる「エティオール」から、病におかされながら書かれた晩年の作品までが時系列に並べられている。2019年にもベヒシュタインのピアノでARS Produktionレーベルにグラナドスの作品集(ARS-38288)を録音したフランス出身のピアニスト、ミリアム・バルボー=コーエン。現在はフランクフルトを拠点にソリストとしての活動を行いながら、自閉症や学習障害の子どもたちにも音楽を教えている。
ARS-38354
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価格帯:C
おとぎ話
 ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):二匹の蝶 Op.9 No.2
 グリーグ:蝶々 Op.43 No.1 /ドヴレ山の王の宮殿にて Op.46 No.4 /仔山羊のダンス Op.67 No.6
 シベリウス:6つの歌 Op.88 /トウヒ(もみの木) Op.75 No.5 /
       迷い Op.17 No.4 /三月の雪の上のダイアモンド Op.36 No.6  シューベルト:野ばら D.257 /漁夫の歌 D.881 /ます D.550 /ミニョン「君よ知るや南の国」 D.321
 モーツァルト:すみれ K.476 / ペーター・エラスムス・ランゲ=ミュラー(1850-1926):睡蓮 Op.4 No.2
 エミール・シェーグレーン(1853-1918):森は眠る、牧場は夢を見る Op.67
 ステーンハンマル:ブロンド嬢とブルネット嬢 Op.26 No.4 / シューマン:牛飼いの別れ Op.79 No.22
 ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):待つ時ほどいいことは/ボリエビューワルツ/夏の歌 Op.16 No.2
 ファニー・メンデルスゾーン:イタリア Op.8 No.3

 ノルディック・ライト・デュオ[ユセフィーネ・アンデション(Ms) ダニエル・ベスコフ(P)]
 録音:2022年5月、インマヌエル文化センター、ヴッパータール、ドイツ。 「ノルディック・ライト・デュオ(北極光デュオ)」は、スウェーデンの二人の音楽家が2014年から始めたアンサンブル。メゾ・ソプラノ歌手ユセフィーネ・アンデション(1983-)は、ストックホルムの王立オペラ・アカデミーで学び、2009年にコペンハーゲンのデンマーク王立歌劇場でR.シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」のドリアード役でオペラ歌手としてデビュー。コンサート歌手としても活動している。ピアニストのダニエル・ベスコフは、ストックホルム国立音楽大学とエツベリ音楽学校で学び、イジー・フリンカとペーター・フォイヒトヴァンガーに師事。ニクラス・シヴェレーヴとアイナル・ステーン=ノクレベルグの下でソリスト・ディプロマを取得した。アンデションとベスコフは、デュオとしても人気のあるアンネ・ソフィ・フォン・オッターとベンクト・フォシュベリのレッスンも受けたという。今回の作品「おとぎ話」は、ノルディック・ライト・デュオのコンサート・プログラムによるアルバム。スウェーデンのアルヴェーン、シェーグレーン、ステーンハンマル、ペッテション=ベリエル、ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウス、デンマークのランゲ=ミュラーの歌曲とピアノ独奏曲が、シューベルトたちの作品を交えながら演奏される。スウェーデンで人気の絵本作家、エルサ・ベスコフの素晴らしい童話の世界がインスピレーションとなって組まれ、彼女の絵とテキストをたくさんあしらったディジパック仕様の美しい装丁に仕上げられており、まるで一冊の絵本を手に取ったかのような、「サロン気分」を漂わせる素敵なアルバム。
ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):ヴァイオリン・ソナタ集
  〔第1番 イ長調 Op.6 /第2番 ニ短調 Op.21 /第3番 変ロ長調 Op.59 〕/

 北欧的性格の民俗舞曲 Op.62 〜第2曲 アレグロ・スケルツァンド ヘ長調
  マリア=エリザベート・ロット(Vn) ゾントラウト・シュパイデル(P)
 録音:2017年11月14日、カールスルーエ、ドイツ。コペンハーゲンの楽器職人の家に生まれたゲーゼは、メンデルスゾーンやシューマンなどに認められた作曲家だった。また、メンデルスゾーンが没すると後を継ぐように、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ管の首席指揮者に就任、晩年は教育者として活躍し、グリーグやニルセンなどに影響を与え、北欧音楽の中心的人物の一人だった。今回のアルバムではゲーゼの初期、中期、後期の作品を収録することにより、作曲変遷を辿ることができるような構成になっている。演奏はこれまでにも何度か録音で共演してきた1987年生まれのドイツのヴァイオリニスト、ロットと1944年生まれのドイツのピアニスト、シュパイデル。今回も息の合ったところを見せてくれている。
2台ピアノのための3つの組曲
 ユーハオ・グォ(1992-):
  2台ピアノのための組曲 Op.30 (2020)
 アレンスキー:組曲第1番 Op.15 (1888)
 ラフマニノフ:組曲第2番 Op.17 (1901)
アンケ・パン、
ユーハオ・グォ(P)
 録音:2020年11月、エッセン、ドイツ。今回収録された3曲は、それぞれの作曲家が27歳の時に作曲した物。それぞれが19世紀後半、20世紀初頭、そして21世紀に作られた時代背景の違いはあるものの、3曲ともにバロックの形式を踏襲しながらもオリジナリティを持った作品となっている。特に自作自演となるユーハオ・グォの生命力あふれる楽曲では一部ベートーヴェンの第九の引用があったりと随所に工夫が見え非常に興味深い作品となっており注目。演奏も数々の受賞歴のある二人なだけに、確かなものがありピアノ好きなら必聴の1枚。
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):作品集
 ヴァイオリン協奏曲 Op.26 /組曲「マドンナの宝石」/
 ディヴェルティメント Op.20
アルバン・バイキルヒャー(Vn)
岩崎宙平指揮
ピルゼンpo.
 録音:2020年12月14日-20日、ピルゼン、チェコ。イタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリは歌劇「マドンナの宝石」はよく知られているが、それ以外の曲はなかなか知られていない。1930年代までは頻繁に演奏される作曲家の一人だったが大戦時ファシズムの影響を受けて演奏機会が減ってしまったことが要因の一つとなっている。しかし、その作品は素晴らしいものが多く今回収録されているヴァイオリン協奏曲もその一つ。1968年南チロル生まれのバイキルヒャーは、非常にロマンティックな冒頭から見事な表現で美しく仕上げている。カップリングの管弦楽曲もチェコで活躍中で、常任指揮者(2021年シーズンに首席指揮者に就任予定)である岩崎宙平が手兵ピルゼン・フィルを細部までコントロールし、非常に丁寧な演奏を聴かせてくれる。
ロシアン・ソウル
 アレクサンドル・ラザレヴィチ・ロクシーン(1920-1987):
  変奏曲(1953) /子供のための小品(*) /前奏曲, 主題と変奏(1982)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
  エレナ・クシュネロワ(P)
 録音:1995年-2014年| (*):世界初録音。ロシアの作曲家、アレクサンドル・ラザレヴィチ・ロクシーンはミヤスコフスキーに師事し、11の交響曲や弦楽四重奏、映画音楽、そして歌曲に至るまで作品を残しているが、ソビエト連邦時代はほとんど演奏されることがなく、作曲家の死後作品が取り上げるられることが多くなってきた。ロシア生まれのピアニスト、エレナ・クシュネロワは学生時代よりロクシーンの作品に影響を受けており、作品によっては作曲家本人から献呈されており、初演も務めている。それだけにこれらの作品に対しても、並々ならぬ思いを持っていることが伝わってくるような演奏。
ARS-38592
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(2CD)
ハープとピアノによる〜ピアソラ:作品集
 ル・グラン・タンゴ/レビラード/天使の導入部/天使の死/天使のミロンガ/ビオレンタンゴ/ウンデルタンゴ/
 ミケランジェロ '70 /タンガータ/ソレダード/デカリシモ/アディオス・ノニーノ/リベルタンゴ/
 バレエのためのブエノスアイレス組曲/ブエノスアイレス零時/ブエノスアイレスの夏/フーガと神秘/オブリビオン

 デュオ・プラセディス
 ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。本アルバムでは、2021年に生誕100年を迎えたアストル・ピアソラによるタンゴの名作を、珍しいハープとピアノのための編曲版で収録している。ピアソラは、アルゼンチン・タンゴとクラシック音楽、ジャズが融合した、情熱と哀愁のエキサイティングな「ヌエボ・タンゴ」の最も有名な作曲家。デュオ・プラセディスも、ハープとピアノという非常にエキサイティングな音色の組み合わせが特徴のアンサンブル。グランド・ピアノの筋肉質なオーラと、ハープの官能的なサウンドが織りなすデュオ・プラセディスのユニークなサウンドで、今までに聴いたことのないようなタンゴの世界をお楽しみ頂きたい。
ARS-38593
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(4CD)
3CD価格
巡礼の年/他〜リスト:ピアノ作品集
 巡礼の年〔第1年 スイス/第2年 イタリア/
       第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ/第3年〕/

 孤独の中の神の祝福/慰め/
 バラード第2番/イゾルデの愛の死
アキレス・
 デッレ=ヴィーニュ(P)
 録音:2011年6月5日、2019年2月3日、8日、2020年1月20日-22日、2021年1月11日-13日、2021年2月9日。「私はアキレス・デッレ=ヴィーニュを、同世代の中で最も優秀で注目すべきピアニストの一人だと考えている。彼のコンサートやレコードは、彼の偉大なピアニストとしての能力、芸術的能力、教育的能力を証明している。彼は今日最も重要な教師の一人と考えることができる」(クラウディオ・アラウ) イタリア人両親の元アルゼンチンで生まれ、17歳でクラウディオ・アラウに、後にエドゥアルド・デル・プエヨ、そしてジェルジ・シフラに師事したアキレス・デッレ=ヴィーニュ〔デレ=ヴィーネ/デッレ=ヴィーニェ〕(1946-2022.1.23)。世界中でマスター・クラスを行い、 Pavane, Arcobaleno (Masters of Art/EMS), Discover 等への録音も多いため知名度は高かった彼だが晩年はがんに侵されていたという。当セットは死去1年前のものが含まれるため その最後の録音である可能性が高い。
ムーヴメンツ〜 ヴァイオリン作品集
 ラヴェル:ツィガーヌ / フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13 / イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27 No.3

 アンナ・シュルツ(Vn) ジェラール・ヴィス(P)
 録音:2021年6月19日-22日、 SRS 放送スタジオ、チューリヒ、スイス。2004年スイスのバーゼルに生まれたアンナ・シュルツは、2016年ブリュッセルで開かれた「若いヴァイオリニストのためのアルテュール・グリュミオー・コンクール」において第2位になるなど、スイスの優れた若手ヴァイオリン奏者のひとりに数えられている。彼女は2歳の時に初めてヴァイオリンを手に取り、最初は母親からレッスンを受けた。現在はミュンヘンでユリア・フィッシャーに師事しており、2019年からはグシュタード・フェスティヴァル・ユースo. のコンサートマスターを務めるなど今後の活躍が期待される。
ZEIT 〜コントラバスとピアノのための作品集
 ジョヴァンニ・ボッテジーニ:アレグロ・ディ・コンチェルト「メンデルスゾーン風に」/夢想
 J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番 ニ長調 BWV.1028
 アドルフ・ミシェク:コントラバスとピアノのためのソナタ第2番 ホ短調 Op.6
 ローベルト・フックス:コントラバスとピアノのための3つの小品 Op.96

 コンスタンティン・クラーマー(Cb) 世古隆蔵(P)
 録音:2020年-2021年。1989年フランクフルト出身のコントラバス奏者、コンスタンティン・クラーマーが奏でるコントラバスのためのソロ・アルバム。コントラバスのソロ楽器としての音色の多様性と技術的進歩を表したボッテジーニから、ロマンティックなアドルフ・ミシェクの作品など、ZEIT(時間)と題された本アルバムでは、コロナ禍という閉ざされた時間を通して、クラーマーのコントラバスに対する愛と情熱を訴えた充実のプログラムとなっている。
ラヴ・ストーリーズ
 ピアソラ:ル・グラン・タンゴ / ヨハンナ・ドーデラー(1969-):ブレイク・オン・スルー(2015) (*)
 ゴードン・ハミルトン(1982-):ロメオとジュリエット・イン・サラエボ(2017) (*)
 カプースチン:ブルレスク Op.97 /エレジー Op.96 /ニアリー・ワルツ Op.98
 ピアソラ/コンスタンチン・マナーエフ、ダナエ・デルケン編曲:アヴェ・マリア(チェロとピアノ版)

 コンスタンチン・マナーエフ(Vc) ダナエ・デルケン(P)
 録音:2020年10月19日-21日、ベルリン| (*):世界初録音。ピアソラの2曲を中心として愛の物語をコンセプトにした作品集。チェロのコンスタンチン・マナーエフは1983年にロシアに生まれ、モスクワ音楽院の特別音楽学校で、その後バーゼル音楽院で学び数々の音楽コンクールで受賞した。2014年には、ベルリン・カメラータの演奏会でベルリン・フィルハーモニーにデビューしている。1991年生まれのダナエ・デルケンは、7歳でイェフディ・メニューインに認められ、スイスの音楽誌クレッシェンドやドイツのコンチェルティ・マガジンなどで国際的な評価を積み重ねているドイツの実力派ピアニスト。
ARS-38600
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(2CD)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲) BWV.1001-1006
 〔ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001 /パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002 /
  ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003 /パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004 /
  ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005 /パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 〕

 ダニエル・アウナー(Vn) ダクマー・グリュクサム(音楽史家)
 録音:2019年2月25日、7月12日、8月29日。オーストリアのヴァイオリニスト、ダニエル・アウナーによるJ.S.バッハの"聖典"、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲。これまでにも多数の録音がある中、今なぜこの録音が生まれたのか。その答えは2020年にウィーンで出版された「 Aus der Seele muss man spielen... (あなたは魂で弾かなくてはならない・・・)」にある。チェコ出身で、1987年以降はウィーンで活動する音楽学者ダクマー・グリュクサム(スコルダトゥーラの歴史についての論文で博士号を取得)の研究に基づいて出版されたこの本では、バロック時代の感情理論とその解釈に関して述べている。それらの研究成果を基に奏される最初の録音がこの演奏となる。最新の研究成果から生まれる新解釈のバッハをお楽しみ頂きたい。ダクマー・グリュクサムによる作品解説を中心とした80ページ超のブックレット(英語、独語)付き。
ラインベルガー&ハンゼルマン:ヴァイオリン・ソナタ集
 ラインベルガー:ヴァイオリン・ソナタ
  〔第2番 ホ短調 Op.105 /第1番 変ホ長調 Op.77 〕
 ユルク・ハンゼルマン(1960-):ヴァイオリン・ソナタ(2018)
ライナー・ヴォルターズ(Vn)
ユルク・ハンゼルマン(P)
 録音:2020年8月4日-8日、2021年1月25日-27日。ラインベルガーと同じリヒテンシュタインに生まれたピアニストのユルク・ハンゼルマンは、すでにラインベルガーのピアノ作品全集を録音し、2曲のピアノ協奏曲も録音している。その彼がヴァイオリニストのライナー・ヴォルターズと組んで2曲のヴァイオリン・ソナタを録音した。存命中後期ロマン派の作曲家として大変人気のあったラインベルガーらしい美しいメロディに富んだ作品となっている。
リトル・クリスマス
  Veni, redemptor gentium / God rest you, merry Gentlemen (*) / Amid the cold of winter /
  Im Wald is so stad / Ach mein Seel, fang an zu singen / Auf, auf ihr Hirten / Kommet ihr Hirten /
  Ein grose Freud verkund ich euch / Die Engel und die Hirten / Unser lieben Frauen Traum /
  Es ist ein Ros entsprungen (*) / Morgen, Kinder, wird 's was geben / O Tannenbaum / Jingle Bells (*) /
  Morgen kommt der Weihnachtsmann / Frohliche Weihnacht uberall / Zu Bethlehem geboren /
  Jesus Christ geboren ward (A la minuit de Nool)/ Es bluhen die Maien / Schlaf, mein Kindelein /
  O Jesulein sus / Zwischen Ochs und Eselein (*) / Gaudete, Christus est natus (*) / Born on a New Day /
  Have yourself a merry little Christmas / Aiblinger Weihnachtsweis &神の御子は今宵しも(*)

  フランツ・ファーンベルガー(P)指揮 マルクス・スタンプナー指揮(*) 聖フロリアン少年cho.
 録音:1998年-2021年。1071年に創設された歴史ある少年合唱団によるクリスマス・アルバム。約950年の歴史を誇る「聖フロリアン少年合唱団」は、かつてはブルックナーが在籍していたことでも知られている。何世紀にもわたって、ヨーロッパの伝統的合唱団の1つとして人気を誇る聖なる歌声がクリスマスの名曲を彩る。
イタリアからペルシャへ
 アントニオ・パスクッリ(1842-1924):ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲/みつばち
 レザ・ヴァリ(1952-):9つのペルシャ民謡 / モジタバ・アスカーリ(1985-): Palinderome
 ケイヴァン・ヤーヤ(1983-):対話 / メヘラーン・ロウハーニ(1946-):アンダンテ・アンド・アレグロ

 アリアン・ゲイターシ(Ob) ソロウシュ・サーデギー(P)
 録音:2021年1月10日。アリアン・ゲイターシは、11歳からオーボエを始め、テヘランの音楽学校を優秀な成績で卒業した。また、テヘラン現代音楽フェスティヴァルで第1位を獲得し、テヘランso. などの首席オーボエ奏者として活躍している。今作では、通常は伝統楽器などで録音されるペルシャの珍しい音楽を、オーボエとピアノで録音している。あまり耳にすることのない楽曲だが、魅力ある作品が収録されている。
ファンタジア・チレーナ〜ハイツ、グズマン、ダイヒェルト:ピアノ作品集
 サンティアゴ・ハイツ(1819-1879):ラス・アルパス・チレナス〜 二人の悪魔の変奏曲によるファンタジア
 フェデリコ・グズマン(1827-1885):スーベニア〜ノクターン Op.44
 ヴィルヘルム・ダイヒェルト(1828-1871):チリの音楽アルバムより
  〔第1番 エル・チローテ、バルカローレ Op.8 /第4番 ラ・グラシオサ、ヴァルス・ブリランテ Op.11 /
   第6番 ラ・チレーナ、カンシオン・ポプラル Op.13 /第3番:チリの民族的主題による協奏的幻想曲 Op.10 〕

 ウーゴ・ジャノス・カンポス(P)
 録音:2020年8月、ウィーン。チリのピアニストによるチリの作品集。チリの民族音楽の保護と継承に力を注いだ作曲家、サンティアゴ・ハイツ、パリでも活動し「チリのショパン」とも呼ばれるフェデリコ・グズマン、そしてドイツの作曲家ながら少年時代の1830年代に訪れたチリに魅了され、チリの民族音楽などを取り入れた作品を残したヴィルヘルム・ダイヒェルト。それぞれの作曲家によってヨーロッパの音楽スタイルとチリの伝統的な要素が融合した独自の魅力的な音楽が完成されている。ウーゴ・ジャノス・カンポスは1994年にチリ・ランカグアで生まれ、7歳でピアノを始めた。首都サンティアゴのマヨール大学音楽院でヴィクトリア・フォウストに師事した後、ベートーヴェンの音楽に対する情熱と、ヨーロッパの音楽文化に浸りたいという強い思いからウィーンへ渡って学んでいる。母国のクラウディオ・アラウ国際ピアノコンクールをはじめデリア・スタインバーグ国際ピアノコンクール(マドリッド、スペイン)、ベヒシュタイン・ブルックナー・ピアノコンクール(リンツ、オーストリア)など既に数々の国際コンクールで入賞しているほか、ベルギーの「ムジカ・ムンディ」国際室内楽フェスティヴァルに出演して広く注目を集めており、クラウディオ・アラウ以来となるチリの巨匠への階段を着実に登っている。
太陽
 伝承曲: Mandakh Nar / Morin Tuvurguun / Sevger is not my son(ブードックトイ・セヴガー編曲)/
      Zulayashe / Elstein gangan nutag / Otoriin Aduuchin / Bagiin zan / Durvun uul / Altargana
 ナツァグ・ジャンツァンノロフ: Direction Gobi, metro Gotham / デュオ・ゴビ・ラプソディ: Adieu mon desert

 デュオ・ゴビ・ラプソディ
  [マンダフジャルガル・ダーンスレン(モリンホール/ツア/G/ホーミー/歌)
   スザンナ・ティールタント(P/アコーディオン/歌)]
 録音:2019年9月。「NAR」とは砂漠の草原を照らすモンゴルの太陽を意味する。モンゴルの音楽は自然からインスピレーションを得て作られることからこのアルバムのタイトルとなった。デュオ・ゴビ・ラプソディは、2つの音楽の世界(伝統的な民謡とクラシック音楽)、2つの国(モンゴルとフランス)が融合した独自の世界観を持っている。モリンホール(馬頭琴)などモンゴル独自の楽器や歌唱と、クラシック音楽が出会った唯一無二の響きをお楽しみ頂きたい。
間奏
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
 シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調 D.784
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
イヨルゴス・カラギアニス(P)
 録音:2021年12月2日-3日、ハノーヴァー。イヨルゴス・カラギアニスは、ギリシャのグレベナに生まれ、11歳の時に最初のレッスンを受けた。その後、イオニア音楽大学コルフ校、トロッシンゲン州立音楽大学、ハノーヴァー音楽演劇大学でピアノや室内楽を学んだ。彼は様々なコンクールで受賞しており、ソリストまたは室内楽奏者として、ギリシャだけでなく、ドイツ、イタリア、ポルトガル、タイなど様々な都市で演奏している。
イギリス歌曲集
 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):生命の家
 ジョージ・バターワース(1885-1916):シュロプシャーの若者の6つの歌
 アイヴァー・ベルティエ・ガー二ー(1890-1937):5つのエリザベス朝の
  ベンジャミン・ヒューワット=クルー(Br) ユーハオ・グォ(P)
 録音:2021年6月。ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年の節目に彼と関わりの深いジョージ・バターワースとアイヴァー・ベルティエ・ガー二ーの作品を同時収録している。三人とも第一次世界大戦を経験しその悲劇を目の当たりにした経験が作品に影響を与えており、この録音からは当時の様子を垣間見ることが出来る。イギリスのバリトン歌手ベンジャミン・ヒューワット=クルーは、22歳でドイツに渡り、ケルンの音楽院で2015年から2018年までクリストフ・プレガルディエンに師事し、現在ではリオバ・ブラウンに師事、近年ドイツ国内で評価を高めている。
カバレフスキー:前奏曲集
 3つの前奏曲(1924), ex-opus.19 /
 3つの前奏曲 Op.1 /24の前奏曲 Op.38
ラファエル・エプステイン(P)
 録音:2021年4月。ラファエル・エプステインによるカバレフスキ―の前奏曲集。彼はパリ国立高等音楽院に学び、その後1998年にピアニストのジェイ・ゴットリーブに出会い師事した。そして2000年にパリで開催されたバッハ国際ピアノコンクールで1位、2009年にパリで開催されたミウォシュ・マギン国際コンクールで3位になった。彼は、ソリストのほか室内楽奏者、教育者としても活躍している。
Oliver Twist Now 〜ウーヴェ・ウンゲラー(1969-):
  大管弦楽団のための交響的絵画「オリヴァー・ツイスト・ナウ」
 シュテファン・カメラー(エレクトロニクス) サンプリング音源による演奏
 録音:2021年11月-2022年1月。 チャールズ・ディケンズの小説「オリヴァー・ツイスト」(1837-39) を21世紀化した筋で2016年にミュージカル化された作品を、2020年のコロナによる音楽の停滞に伴い、大オーケストラ(ピアノ、電子オルガン、広範囲な打楽器で補強)用&11曲に再解釈、再編成化したもの。『この録音は、従来の意味での生オーケストラで行われたものではない。とはいえ、この録音の一音一音はミュージシャンによって演奏された。レコーディング・スタジオで、生のオーケストラに何ら遜色のないサウンド体験を実現することが課題だった。この作業を依頼した音楽家でプロデューサーのシュテファン・カメラーは、何週間もの時間を費やして200ページにも及ぶ私の楽譜を研究し、最新鋭のソフトウェアと膨大なサウンド・ライブラリーを駆使し、臨場感あふれるオーケストラ作品に仕上げてくれた。』(ウーヴェ・ウンゲラー)
Mazeltov Rachel'e 〜クリスティアン・フォン・ゲッツ
 オペレッタ「 Mazeltov Rachel'e 」からのイディッシュ・ソング集
  様々なアーティスト[S/Ms/T/B−Br/女優/Vn/Va/Vc/Cb/2P/ジャズVn/G/Cl/アコーディオン]
 録音:2022年3月。ベルリン・コーミッシェ・オーパーやライプツィヒ歌劇場、エディンバラ国際音楽祭などでプロダクションを担当してきたドイツのオペラ演出家、クリスティアン・フォン・ゲッツによるイディッシュ語のオペレッタ「Mazeltov Rachel'e」。2021年6月にケルン・オペラにて世界初演が大成功を収め、このアルバムではそのオペレッタで歌われたイディッシュ語のアリアが収められている。20世紀初頭に流行したニューヨークのイディッシュ劇場の様々なナンバーがイディッシュ語の歌詞に書き換えられコラージュされており、ドイツの演劇誌「Die deutsche Buhne」によって「壮大で涙を誘う」と言われたクライマックスでは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」からの名アリア「愛の死」がイディッシュ語で歌われる。
死、弔い、慰め
 J.S.バッハ、マルチェッロ、モーツァルト、シューベルト、ショパン、グルック、
 ネポムセーノ、グリンカ、リセンコ、スコリク、ボルトキエヴィチのピアノ作品、
 ゲーテ、リンゲルナッツ、カレコ、リルケ、ボンヘッファーの詩

 エレーナ・マルゴリーナ(P|使用楽器:スタインウェイ D 274 )
 ボリス・ハイト(朗読)
 録音:2022年5月、インマヌエル文化センター、ヴッパータール、ドイツ。2022年2月24日に始まった残酷で無慈悲な侵攻をきっかけに、「死、弔い、慰め」をテーマとして立ち上げられたプロジェクト。共にウクライナ・リヴィウ生まれであるピアニストのエレーナ・マルゴリーナと麻酔科医・緩和ケア専門医であるボリス・ハイトが、現在の世界で起こっている現実に直面した人々が深い悲しみと折り合いをつけるためのサポートができることを願って演奏、朗読している。


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